- 86/BRZ Race CLUBMAN Series EXPERT 第8戦
- エントリー名:ダイシンAVANTECH86
- エントラント:ネッツトヨタ兵庫レーシングチーム
- ディレクター:高崎 保浩
- テクニカルディレクター:長屋 宏和
- チーフメカニック:永原 達也
- ドライバー:#186 勝木 崇文

■86/BRZエキスパートクラスの勝木選手が復帰レース
第2戦富士スピードウェイの1コーナーでクラッシュに巻き込まれマシンを大破させてからの復帰戦。
まずは決勝レースで1コーナーを曲がったときが本当の復帰と伝え、何がなんでも決勝レースでゴールをすることが今大会の目標であると挑ませました。
練習からトップタイムを叩き出し、好調をアピール。予選は雨上がりの濡れた路面だったことから経験の差がでてしまいました。予選26位。
決勝第1ヒートでは、スタートしてから1コーナーを立ち上がる勝木選手を見て、走れなかった半年間の本人の頑張りと応援してくだった皆さんの思いを感じ、感無量でした。
序盤はクラッシュを恐れて慎重なレース運びでしたが、周回数を重ねるうちに自分のペースに戻し、追い上げモードになりました。
1ヒート目は19位、2ヒート目は11位でゴール。ラップタイムもトップと遜色ないタイムで追い上げました。
予選の失敗が悔やまれますが、勝木選手にとって良い再スタートが切れ、この勢いを来年開幕戦に活かして欲しいです。
復帰出来たことはよく頑張ったと思います。経験を積んで、来年も期待しています。
86/BRZエキスパートクラスリザルト
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AVANTECH racing team

- Netz Cup Vitz Race 関西シリーズ 第4戦
- エントリー名:AVANTECH artoNC Vitz
- チーム代表:高崎保浩
- チーム監督:長屋宏和
- チーフメカニック:永原達也
- ドライバー:#456大井偉史 #242三澤拓真
■2年目の大井選手が表彰台獲得もペナルティー
大井選手にとって、2年間の若手育成プログラムの最終レース。
前戦から調子を上げていた大井選手は決勝レースでトップグループを走行。ファステストラップを更新しながらの走行もアウトから並ばれたときに接触。3位でゴールをしましたが、レース後、30秒のペナルティーを受け結果は19位となりました。
ペナルティーとなった接触の前に、2台と軽く接触しており、減速したことで後ろのマシンが追い付き、ペナルティーの要因になった接触を引き起こしました。
車載を見てもインへの飛び込みが浅く、前車が避けなければ接触する状況でした。箱車で多少当たってもなんとかなるという甘さが今回のペナルティーの要因だと思います。
これを繰り返したら必ず大きなクラッシュをひきおこすと思いますので、車間とオーバーテイクの感覚を修正して欲しいです。3位表彰台を逃したことは本当に悔しいです。
でも、大井選手の成長を感じられたことは、本当に嬉しかったです。
11/23富士スピードウェイで開催されるヴィッツ特別戦に参戦することが決まりました。
■1年目の三澤選手は追い上げの展開に
練習までは大井選手よりも速さがありましたが、レースウィークに入ると差が開き、予選は19位でした。
決勝レースは追い上げを見せ11位でゴール。これまで、追い上げたレースは無く、今回初めてバトルをして抜いてポジションを上げ、三澤選手なりの自信になったとおもいます。
しかし、バトルの最中に前車のインに飛び込んだ勢いのまま、相手のラインをなくし相手はコースアウト。
こちらも30秒加算のペナルティーを受け28位となりました。バトルは良いのですが、当たるのは良くありません。
大井選手同様、ペナルティーを重く受け止め、反省し、二度と同じ誤ちを繰り返さないで欲しいです。
若さの勢いは維持していただきたいですが、ルールを守ることも教えていかなければと強く思います。
ご迷惑をおかけしてしまったドライバーには本当に申し訳なく思っています。今後このようなことの内容、きつく伝えます。
大井選手には11/23のヴィッツ特別戦で良い走りに期待しています。今後とも応援宜しくお願い致します。
ヴィッツリザルト
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AVANTECH racing team
- 2019ドライバーズチャンピオン #37ニック・キャシディ(VANTELIN TEAM TOM’S)
-
今の気持ちを表す言葉が見つかりません。レースをフィニッシュしてから1周の間ずっと泣いてました。この前いつ泣いたかわからないぐらい久々のことです。無線でも訳のわからないことを言っていたようです。レース中はチャンピオンシップのことを考えないようにして、目の前のことに集中していました。ノジリサンがいいペースで走っていて、僕は周回遅れのビップス選手に1周半の間引っかかってしまったので、少し焦りましたが、僕はずっとペースをキープすることにしました。
- 2019チームチャンピオン 村岡潔チーム代表(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
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一年間戦ってチームタイトルを取れるっていうことですから、これ以上のことはありませんし、本当に皆さん、応援してくださる皆さんや、ずっと変わらずに協賛してくださっている企業様のおかげです。自動車メーカーの直系のチームでないインディペンデントのチームでこれまでやってこれているということに意義とやりがいを感じています。最後のレースで(山本)尚貴がタイトルを取れなかったのもチームの責任ですが、やり切ったと思っています。今回は週末を通じてうちのクルマに速さがなかったなというのが感想です。その意味ではドライバーに申し訳なかったなと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「JAF鈴鹿グランプリ」の決勝が10月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2位からスタートした#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)が今季初勝利を挙げた。2位には#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)が入り、3位は#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)。第6戦終了時点でポイントリーダーだった#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)は5位に終わったため、2019年のドライバーズチャンピオンはキャシディが獲得することになった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日13,500人/決勝日22,500人/大会総入場者数36,000人)
第7戦決勝は午後2時より43周で行われた。天候は晴れ。コースはドライ。
スタート時のタイヤチョイスはポールポジションの#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)、予選4位の福住、予選5位の山本がミディアム。予選2位の野尻、予選3位の#50ルーカス・アウアー(Red Bull SF19)、そして予選6位のキャシディはソフトと、上位陣でも大きく判断が分かれた。
そして予選16位からスタートした#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)はなんとウェットタイヤ を装着。これにより特別規則書の「決勝レース中にウェットタイヤを使用した場合は、これらのタイヤ交換義務規定は適用されない」という条文を逆手にとり、ミディアムタイヤの使用を回避して一気に挽回を図ろうという目論見だ。
スタートでトップに立ったのはポールのパロウ。2位に野尻が続いて山本が3位。予選3位のアウアーは痛恨のエンジンストールで一気に最後尾に後退してしまった。
序盤は順調に後続を引き離して8周目にピットに飛び込んだパロウだったが、ソフトタイヤに交換した途端にペースが上がらなくなり、代わってトップに立った野尻との差は広がる一方に。さらに17周目には福住、19周目には山本の先行を許し、その後もずるずると順位を落として28周目に再びピットへ。ここで完全にレースから脱落してしまった。
野尻は2位以下との差を広げながら周回を重ね、33周目にミディアムタイヤに交換、その後も2位のキャシディに全く付け入る隙を与えずに43周を走り切り、スーパーフォーミュラにデビューした2014年の第6戦SUGO以来、じつに5年ぶりの勝利をものにした。
3位はスーパーフォーミュラ 2年目の福住。チームメイトの山本はソフトタイヤでスタートして28周目にピットインした#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)の後塵を拝して5位に終わったため、シリーズポイントはキャシディ36ポイント、山本は33ポイントに留まり、キャシディが山本を逆転して2019年のドライバーズタイトルを獲得した。
レース後は悔し涙を隠さない山本だったが、チームタイトルはDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが50ポイント、VANTELIN TEAM TOM’Sが48ポイントとなり、こちらはダンデライアンが獲得することになった。
2020年の全日本スーパーフォーミュラ選手権は4月4-5日に同じく鈴鹿サーキットで開幕する。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2019/10/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Lap | Total_Time Behind |
1 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 1:14'24.627 |
2 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 2.534 |
3 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 3.883 |
4 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 6.254 |
5 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 18.744 |
6 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 22.129 |
7 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 31.628 |
8 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 32.101 |
9 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 32.830 |
10 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 45.204 |
11 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 45.357 |
12 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 45.584 |
13 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 49.398 |
14 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 50.091 |
15 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 54.610 |
16 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 57.247 |
17 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 43 | 1'03.055 |
18 | 15 | ユーリ・ビップス | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 1'09.868 |
19 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 43 | 1'11.817 |
20 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 42 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 38Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.37 ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19<) 1'41.473 (4/43) 206.02km/h
全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「JAF鈴鹿グランプリ」の2回目のフリー走行が10月27日朝、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、昨日の予選でポールポジションを獲得した#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がトップタイムを記録した。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットの天候は曇り。気温、路面温度ともに19℃というやや肌寒さの感じられるなか、フリー走行は午前8時10分より30分間で行われた。
ポールシッターのパロウはミディアムタイヤで走り始めて9周を消化してソフトタイヤに交換してトータル17周を走行、13周目に1分39秒602を記録。これがこのセッションでのベストタイムとなった。
予選2番手の#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)もミディアムで走り始めて7周したのち、ソフトタイヤに履き替えて10周目に1分39秒799の2番手タイムを記録。トータルで16周を消化している。
このフロントローの二人とは対照的に、ポイントリーダーの#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)はソフトタイヤで走り始めて10周目にミディアムに交換、トータル18周を消化して4周目に自己ベストである1分40秒511を記録した。
前戦岡山の結果を受けて、今大会の特別規則では「決勝レース中に先頭車両が7周回目を完了した時点から先頭車両が最終周回に入る前までに異なる種別のドライタイヤを使用しなければならない」とされている。
このことから、序盤にミディアムタイヤを使ってしまう作戦であればパロウや野尻がここで見せたような走り方になる可能性は大いにあるが、グリップの低いミディアムで序盤を凌ぎ切るのはかなり難しいと思われる。パロウのミディアムタイヤでのベストタイムは1分40秒956。野尻は1分41秒455がベストだった。両チームがこの結果をどう評価したかが大いに気になるところだ。
また今回スポット参戦することになった#15ユーリ・ビップス(TEAM MUGEN SF19)はこのセッションの序盤に1分40秒150を記録して4番手につけ、その後も安定したペースで17周を消化とまずまずの結果を残している。
果たしてタイトルを獲得するのは山本かパロウか。あるいはキャシディなのか。注目の第7戦決勝は午後2時より43周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2019/10/27) Free Practice 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.602 | - | - | 209.887 |
2 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.799 | 0.197 | 0.197 | 209.473 |
3 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.118 | 0.516 | 0.319 | 208.806 |
4 | 15 | ユーリ・ビップス | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'40.150 | 0.548 | 0.032 | 208.739 |
5 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.154 | 0.552 | 0.004 | 208.731 |
6 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.359 | 0.757 | 0.205 | 208.304 |
7 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'40.511 | 0.909 | 0.152 | 207.989 |
8 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.525 | 0.923 | 0.014 | 207.960 |
9 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'40.540 | 0.938 | 0.015 | 207.929 |
10 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.601 | 0.999 | 0.061 | 207.803 |
11 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.624 | 1.022 | 0.023 | 207.756 |
12 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.736 | 1.134 | 0.112 | 207.525 |
13 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'40.751 | 1.149 | 0.015 | 207.494 |
14 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.795 | 1.193 | 0.044 | 207.403 |
15 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.884 | 1.282 | 0.089 | 207.220 |
16 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'40.897 | 1.295 | 0.013 | 207.193 |
17 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'41.160 | 1.558 | 0.263 | 206.655 |
18 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'41.228 | 1.626 | 0.068 | 206.516 |
19 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'41.251 | 1.649 | 0.023 | 206.469 |
20 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'41.393 | 1.791 | 0.142 | 206.180 |
2019TCRジャパンサンデーシリーズの決勝が10月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。レースは序盤からアクシデントが相次ぎ、2度のセーフティーカーが入る荒れた展開となり、予選5位からスタートした#33前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)がトップでフィニッシュしたものの、危険なドライブ行為により40秒加算のペナルティを受けることに。これにより#18マシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)が繰り上げで今季初勝利を達成。シリーズチャンピオンはこのレースで2位に入った#25松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)のものとなった。
第5戦決勝は当初予定より5分遅れの午後4時20分より23分+1周で行われた。
予選3位の#5金丸悠(Honda CIVIC TCR)が見事なスタートでトップに立ち、ホーソンが2位につけ、ポールの松本は3位に後退したが、1周目のスプーンカーブで#52密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)のスピンに#72ユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)、#23YOSHIKI(Audi RS 3 LMS)が巻き込まれるアクシデントが発生、すぐさまセーフティーカー(SC)が導入されることに。
SCは4周終わりでピットインし、5周目から追い越し可能となったが、リスタート直前の130Rで#10佐藤潤(Volkswagen Golf GTI TCR)がコースオフし、グラベルに捕まって出られなくなったため、再びSCが導入されることになった。
2度目のSCは6周を終えたところでピットイン。最初のSC明けに3位に浮上していた前嶋が7周目の1コーナーでホーソンをアウトから抜き去り、一気にトップの金丸に迫った。
しかし前嶋はS字で金丸を押し出してしまい、金丸はバリアに接触して大きく順位を落とすことになる。そのままトップでチェッカーを受けた前嶋だったが、この行為に対して競技団は直ちに40秒加算の裁定を下した。これにより2位でフィニッシュしたホーソンが今季初勝利を達成。2位でフィニッシュした松本がサンデーシリーズのチャンピオンを獲得することになった。
ジェントルマンクラスは総合でも3位に入った#19ヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)が優勝している。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
SUPER FORMULA Rd.7 -RIJ- (2019/10/26) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
1 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 9 | 26'51.349 |
2 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 9 | 0.719 |
3 | 19 | G | 1 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 9 | 1.378 |
4 | 62 | G | 2 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 9 | 6.021 |
5 | 30 | G | 3 | フィリップ・デベサ | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 9 | 8.476 |
6 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreen Brave | 9 | 8.988 |
7 | 190 | G | 4 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 9 | 10.261 |
8 | 24 | G | 5 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 9 | 12.535 |
9 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 9 | 27.254 |
10 | 55 | G | 6 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 9 | 27.909 |
11 | *33 | G | 7 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 9 | 38.751 |
12 | 7 | G | 8 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 9 | 48.594 |
13 | *22 | G | 9 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 7 | 2Laps |
14 | 10 | G | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 5 | 4Laps |
15 | 72 | G | 11 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 0 | 9Laps |
16 | 23 | G | 12 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 0 | 9Laps |
- Fastest Lap: CarNo.33 前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR) 2'14.931 (8/9)
- CarNo.22は、スタート違反により、競技結果に40秒を加算した。
- CarN.33は、危険なドライブ行為により、競技結果に40秒を加算した。
2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の公式予選が10月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が予Q3で1分35秒972を記録して今季3度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後0時25分よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。路面コンディションはドライだった。
予選Q1
今大会も第6戦岡山に続いてQ1はA、B二つのグループに分かれ、各組10分間で実施されることになった。
Aグループは#64パロウが1分37秒871を記録してトップに。フリー走行1位の#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)が2位で続いた。またフリー走行でクラッシュし、リヤ周りに大きなダメージを負った#51ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)も何とか修復を間に合わせ、終了間際に6位に滑り込んでQ2進出を果たしている。一方、#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)、#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)らの有力ドライバーがこのセッションで脱落。#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)もデグナーで痛恨のコースオフを喫してここで予選を終えた。
Bグループは#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)が1分37秒296でトップ通過を果たし、第1戦鈴鹿でポールポジションを獲得した#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が2位。ドライバーズランキング2位の#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)も3位でQ2進出を果たした。その一方で19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)、#39坪井翔(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)らがここで脱落。今回初参戦の#15ユーリ・ビップス(TEAM MUGEN SF19)もトップから1秒落ちの10位に終わっている。
予選Q3
12台で争われたQ2は7分間のQ2は、Bグループトップの福住が1'36.124と2位以下をコンマ2秒以上引き離してトップに。終了間際に1分36秒392を出した#50ルーカス・アウアー(Red Bull SF19)が2位、山本が1分36byou486で3位につけ、上位8台中7台がホンダエンジンユーザーという結果になった。またソフトタイヤでの走行が許されるこのセッションではトップ3がいずれもウォームアップを1周行ったのみでアタックに入っており、2周を費やしたパロウは5位に終わっている。
予選Q3
ポールポジションを決める最後の7分間で速さを見せつけたのはQ2で5位に終わったパロウだった。Q2でのライバルたちがとった作戦に合わせてセッティングを変更し、2周目にアタックを行って1分35秒124とこの日唯一の1分35秒台のタイムを記録。第5戦もてぎに続いて今季3度目のポールポジションを獲得して1ポイントを加算、ランキングトップの山本との差を3ポイントに縮めた。
2位には終了間際に1分36秒084を叩き出した#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)が続きアウアーが1分36秒236で3位。ポイントリーダーの山本は5位に終わり、山本を1ポイント差で追うキャシディは6位だった。
第7戦決勝は明日午後2時より43周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
TCRジャパンサタデーシリーズ第5戦の決勝が10月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#5金丸悠(Honda CIVIC TCR)が今季2勝目を挙げ、2位に入った#18マシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)がシリーズチャンピオンを獲得した。

第5戦決勝は午前11時30分より23分+1周で行われた。天候は晴れ。ドライコンディションでの戦いとなった。
スタートでは予選2位のホーソーンが1コーナー手前で金丸のインを差し、二人は並走状態のまま2コーナーを立ち上がったが、3コーナーで金丸がねじ伏せてトップを死守した。
その後レースは3周目の130Rで#190植田正幸(Audi RS 3 LMS)がコースアウトしたことによりセーフティーカーが入り、5周目から追い越し可能となった。
無難にリスタートを決めて後続を引き離しにかかる金丸の背後では、2位のホーソーンに#25松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)、#52密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)、#33前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)、#19ヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)らが急接近し、激しいバトルを展開したが、デグナーカーブでホーソーン、松本、蜜山の3台が接触してしまった。
これにより松本と蜜山は上位争いから脱落することになり、1位金丸、2位ホーソーン、3位前嶋の順でチェッカー。金丸が第3戦
富士に続いて今季2勝目を獲得した。
また、第4戦終了時点で82ポイントを獲得してランキングトップだった#21篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)はチームの事情により今大会を欠場したため、2位に入ったホーソーンが通算獲得ポイントを88として篠原を上回り、サタデーシリーズのチャンピオンを獲得している。
TCRジャパンシリーズはこのあと午後4時15分よりサンデーシリーズの最終戦決勝を23分+1周で行って2019シーズンを締めくくる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2019/10/26) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'35.972 | - | - | 217.826 |
2 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.084 | 0.112 | 0.112 | 217.572 |
3 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.236 | 0.264 | 0.152 | 217.228 |
4 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.314 | 0.342 | 0.078 | 217.053 |
5 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.348 | 0.376 | 0.034 | 216.976 |
6 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'36.496 | 0.524 | 0.148 | 216.643 |
7 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.595 | 0.623 | 0.099 | 216.421 |
8 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.621 | 0.649 | 0.026 | 216.363 |
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2019/10/26) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.124 | - | - | 217.482 |
2 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.392 | 0.268 | 0.268 | 216.877 |
3 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.486 | 0.362 | 0.094 | 216.666 |
4 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.576 | 0.452 | 0.090 | 216.464 |
5 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.606 | 0.482 | 0.030 | 216.396 |
6 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.713 | 0.589 | 0.107 | 216.157 |
7 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.772 | 0.648 | 0.059 | 216.025 |
8 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'36.802 | 0.678 | 0.030 | 215.958 |
---- 以上Q3進出 ---- |
9 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.860 | 0.736 | 0.058 | 215.829 |
10 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'36.914 | 0.790 | 0.054 | 215.709 |
11 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'36.982 | 0.858 | 0.068 | 215.558 |
12 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.073 | 0.949 | 0.091 | 215.355 |
Aグループ
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2019/10/26) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.871 | - | - | 213.600 |
2 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.934 | 0.063 | 0.063 | 213.462 |
3 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.041 | 0.170 | 0.107 | 213.229 |
4 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.073 | 0.202 | 0.032 | 213.160 |
5 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.264 | 0.393 | 0.191 | 212.745 |
6 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.394 | 0.523 | 0.130 | 212.464 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.622 | 0.751 | 0.228 | 211.973 |
8 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.934 | 1.063 | 0.312 | 211.305 |
9 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'39.330 | 1.459 | 0.396 | 210.462 |
10 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'42.892 | 5.021 | 3.562 | 203.176 |
Bグループ
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2019/10/26) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.296 | - | - | 214.862 |
2 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.419 | 0.123 | 0.123 | 214.591 |
3 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.501 | 0.205 | 0.082 | 214.410 |
4 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.737 | 0.441 | 0.236 | 213.892 |
5 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.783 | 0.487 | 0.046 | 213.792 |
6 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.821 | 0.525 | 0.038 | 213.709 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.839 | 0.543 | 0.018 | 213.669 |
8 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.944 | 0.648 | 0.105 | 213.440 |
9 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.098 | 0.802 | 0.154 | 213.105 |
10 | 15 | ユーリ・ビップス | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.390 | 1.094 | 0.292 | 212.473 |
SUPER FORMULA Rd.7 -RIJ- (2019/10/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
1 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 10 | 2'30'830 |
2 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 10 | 1.869 |
3 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 10 | 2.896 |
4 | 19 | G | 2 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 10 | 4.467 |
5 | 62 | G | 3 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 10 | 5.470 |
6 | 72 | G | 4 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 10 | 7.320 |
7 | 23 | G | 5 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 10 | 8.512 |
8 | 30 | G | 6 | フィリップ・デベサ | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 10 | 10.203 |
9 | 10 | G | 7 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 10 | 15.305 |
10 | 22 | G | 8 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 10 | 17.915 |
11 | 55 | G | 9 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 10 | 23.444 |
12 | 7 | G | 10 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 10 | 55.145 |
13 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 8 | 2Laps |
14 | 52 | G | 11 | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreen Brave | 8 | 2Laps |
15 | 190 | G | 12 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 8 | 2Laps |
16 | 24 | G | 13 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 7 | 3Laps |
- Fastest Lap: CarNo.19 ヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR) 2'15.616 (7/10) 154.15km/h
2019全日本スーパーフォーミュラ選手権最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」のフリー走行1回目が10月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。トップタイムを記録したのは#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)で1分36秒907だった。
昨日の専有走行が雨に見舞われたこともあり、1回目のフリー走行は開始時刻を当初予定より20分前倒しし、午前9時より80分間で行われた。天候は晴れだが、路面にはまだ昨日の雨によるウェットパッチが各所に見られる難しいコンディションでの走り出しとなり、途中にどの赤旗中断が入る荒れた展開となった。
最初の赤旗は開始25分で#7中山雄一(UOMO SUNOCO SF19)の空力パーツ脱落によるもの。二度目の赤旗は走行再開直後に#51ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)が右リヤタイヤのパンクのため130Rでスピン状態に陥り、激しくクラッシュバリアに突っ込んだことによるものだ。ニューウェイは自力でクルマを降り、大きなダメージはない模様だが、クルマの損傷は激しく、午後の予選への出走が危ぶまれる状況だ。
そうしたなか、ドライバーズランキングトップで鈴鹿入りした山本はソフトタイヤで走り始め、3周目に1分38秒758でトップに立つと、その後も順調にタイムを縮めて13周目に1分36秒907を記録、15周目以降はミディアムタイヤに履き替え、18周目に1分37秒734を叩き出すなど、終始順調にメニューをこなして行ったようだ。
2番手につけたのは#50ルーカス・アウアー(Red Bull SF19)で1分37秒215、チェッカー提示後に1分37秒319を記録した#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)が3位につけ、序盤から好タイムを連発していた#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が4位とホンダエンジンユーザーが上位を独占。トヨタ勢の最上位は#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)の5位だった。
なお今回からパトリシオ・オワードに代わってユーリ・ビップスが無限の15号車をドライブしている。ビップスは今季FIA-F3に参戦して3勝を挙げ、ドライバーズランキングでも4位に入った新進気鋭のドライバーだ。このセッションでは27周を走行して1分39秒100を記録。17位につけた。
スーパーフォーミュラ最終戦の公式予選はこのあと12時25分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Motorpsorts Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2019/10/26) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'36.907 | - | - | 215.724 |
2 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.215 | 0.308 | 0.308 | 215.041 |
3 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.319 | 0.412 | 0.104 | 214.811 |
4 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'37.440 | 0.533 | 0.121 | 214.544 |
5 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.568 | 0.661 | 0.128 | 214.263 |
6 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.670 | 0.763 | 0.102 | 214.039 |
7 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.729 | 0.822 | 0.059 | 213.910 |
8 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'37.873 | 0.966 | 0.144 | 213.595 |
9 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.096 | 1.189 | 0.223 | 213.110 |
10 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.131 | 1.224 | 0.035 | 213.034 |
11 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.237 | 1.330 | 0.106 | 212.804 |
12 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.266 | 1.359 | 0.029 | 212.741 |
13 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.393 | 1.486 | 0.127 | 212.466 |
14 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.441 | 1.534 | 0.048 | 212.363 |
15 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'38.448 | 1.541 | 0.007 | 212.348 |
16 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'38.596 | 1.689 | 0.148 | 212.029 |
17 | 15 | ユーリ・ビップス | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.100 | 2.193 | 0.504 | 210.951 |
18 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'39.375 | 2.468 | 0.275 | 210.367 |
19 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'39.703 | 2.796 | 0.328 | 209.675 |
20 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'39.801 | 2.894 | 0.098 | 209.469 |
SUPER FORMULA Rd.7 -RIJ- (2019/10/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 2'29.296 | - | - | 140.025 |
2 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'29.885 | 0.589 | 0.589 | 139.475 |
3 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 2'30.203 | 0.907 | 0.318 | 139.180 |
4 | 19 | G | 1 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 2'30.329 | 1.033 | 0.126 | 139.063 |
5 | 33 | G | 2 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 2'31.228 | 1.932 | 0.899 | 138.236 |
6 | 72 | G | 3 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'31.421 | 2.125 | 0.193 | 138.060 |
7 | 190 | G | 4 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 2'31.556 | 2.260 | 0.135 | 137.937 |
8 | 22 | G | 5 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'32.639 | 3.343 | 1.083 | 136.958 |
9 | 62 | G | 6 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 2'33.090 | 3.794 | 0.451 | 136.555 |
10 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreen Brave | 2'33.650 | 4.354 | 0.560 | 136.057 |
11 | 23 | G | 7 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 2'33.895 | 4.599 | 0.245 | 135.841 |
12 | 30 | G | 8 | フィリップ・デベサ | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 2'33.968 | 4.672 | 0.073 | 135.776 |
13 | 10 | G | 9 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 2'34.327 | 5.031 | 0.359 | 135.460 |
14 | 24 | G | 10 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 2'34.369 | 5.073 | 0.042 | 135.424 |
15 | 7 | G | 11 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 2'38.375 | 9.079 | 4.006 | 131.998 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- | 55 | G | - | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | no time | - | - | - |
SUPER FORMULA Rd.7 -RIJ- (2019/10/25) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 2'28.418 | - | - | 140.854 |
2 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'29.142 | 0.724 | 0.724 | 140.170 |
3 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 2'30.318 | 1.900 | 1.176 | 139.073 |
4 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 2'31.371 | 2.953 | 1.053 | 138.106 |
5 | 22 | G | 2 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'31.581 | 3.163 | 0.210 | 137.914 |
6 | 72 | G | 3 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 2'31.608 | 3.190 | 0.027 | 137.890 |
7 | 19 | G | 4 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 2'31.838 | 3.420 | 0.230 | 137.681 |
8 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreen Brave | 2'33.200 | 4.782 | 1.362 | 136.457 |
9 | 62 | G | 5 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 2'33.463 | 5.045 | 0.263 | 136.223 |
10 | 23 | G | 6 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 2'33.504 | 5.086 | 0.041 | 136.187 |
11 | 190 | G | 7 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 2'34.083 | 5.665 | 0.579 | 135.675 |
12 | 24 | G | 8 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 2'34.149 | 5.731 | 0.066 | 135.617 |
13 | 30 | G | 9 | フィリップ・デベサ | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 2'35.784 | 7.366 | 1.635 | 134.193 |
14 | 10 | G | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 2'36.146 | 7.728 | 0.362 | 133.882 |
15 | 55 | G | 11 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 2'37.518 | 9.100 | 1.372 | 132.716 |
16 | 7 | G | 12 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 2'38.300 | 9.882 | 0.782 | 132.061 |
スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ最終第6戦は20日、「鈴鹿クラブマンレース第6戦」で決勝を行い、ポールポジションからスタートした岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)が後続を大きく引き離して優勝した。
決勝は日も傾き肌寒く感じるなか午後3時55分、16人が参加してフォーメーションラップが始まった。
好スタートを切ったのは予選2位の荒川麟(Drago CORSE 10V)で蹴り出しよくポールポジションの岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)に並びかける。「行かれたと思った」という岩佐だったが、荒川は2速にシフトアップしたときになんとシフトノブが折損、加速できずに後続に飲み込まれてしまう。前に出れば予選タイムも岩佐と僅差、抜き所のない東コースだけに、荒川にとっては絶好の勝機を逃すことになってしまった。
トップに立った岩佐は序盤からプッシュ。2位に上がってきた中村賢明(M2 inoki KK-SⅡ)との差を広げ始める。8周目には2秒差までギャップを築くと中盤からはタイヤをいたわってペースコントロール。終盤には再びペースを上げると、2位以下を6秒強ちぎって今シーズン2勝目を飾った。
2位でレースを始めた中村は、スタートで3位に上がってきた入山翔(giddy up KKSⅡ yamasyo)よりペースは良く、終始単独走行で鈴鹿では自己最高位の2位に入った。入山も4位争いが接戦だったため後ろを脅かされること無く3位でゴール。いままで何戦も4位に甘んじてきたが、ようやく鈴鹿での初表彰台をものにした。
スタートで4位に付けていた元嶋成弥(MYST KKS-2)は、中盤からは藤原大輝(ACELINES137レヴ)に迫られ防戦一方だったが、なんとか順位を守り切りゴール。5位には藤原が入った。6位にはスポット参戦の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KKS-Ⅱ)が続いた。
鈴鹿シリーズのレギュラーシーズンはこの第6戦で終了。すでにシリーズチャンピオンを決めている澤龍之介に続いて、シリーズ2位にはこのレースで優勝した岩佐が、同3位にはこのレース3位だった入山が入った。
12月8日には、スーパーFJ日本一決定戦が、ここ鈴鹿サーキットフルコースで開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Photo: Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2019/10/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 11 | 岩佐 歩夢 | Rn-sports制動屋DプロKK-S MYST KK-S2 | 22 | 19'54.396 |
2 | 12 | 中村 賢明 | M2 inoki KK-SⅡ MYST KK-S2 | 22 | 6.327 |
3 | 22 | 入山 翔 | giddy up KKSⅡ yamasyo MYST KK-S2 | 22 | 9.018 |
4 | 59 | 元嶋 成弥 | MYST KKS-2 MYST KK-S2 | 22 | 12.868 |
5 | 8 | 藤原 大輝 | ACELINES137レヴ MYST KK-S2 | 22 | 13.300 |
6 | 79 | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MSE学科KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | 22 | 21.852 |
7 | 34 | 下野 璃央 | Dorago Corse 10V TOKYO R&D RD10V | 22 | 24.710 |
8 | 18 | 西村 和真 | Bitcoin悟19J WEST 19J | 22 | 31.516 |
9 | 70 | 宇高 希 | NOAVICレプリKK-SⅡ MYST KK-S2 | 22 | 38.626 |
10 | 17 | 道野 高志 | 丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 22 | 39.327 |
11 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシング MYST KK-S2 | 22 | 48.933 |
12 | *50 | 梅田 剛 | Ume Racing&スキルスピード10V ED TOKYO R&D RD10V | 22 | 50.431 |
13 | 5 | 早川 和樹 | ABBEY Racing MYST KK-S2 | 21 | 1Lap |
---- 以上規定周回数完走 ---- |
- | 77 | 荒川 麟 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | 18 | 4Laps |
- | 43 | 髙口 大将 | DragoCORSEスカラシップ TOKYO R&D RD10V | 10 | 12Laps |
- | 78 | 里見 乃亜 | 中日本自動車短期大学MSE学科KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | 9 | 13Laps |
- Fastest Lap: CarNo.11 岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S) 54.073 (6/22) 149.33km/h
- CarNo.50は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則書第10章第54条~5(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ最終第6戦は20日、鈴鹿サーキット東コースでの「鈴鹿クラブマンレース第6戦」で公式予選を行い、岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)がポールポジションを獲得した。
鈴鹿サーキットは早朝よりさわやかな秋晴れに恵まれた。予選は、前プログラムで赤旗中断が2回あったため、18分遅れの午前11時13分より15分間で行われた。
すでにチャンピオンを決めている澤龍之介は参加を取りやめ、予選には16人が出走した。
自身4周目に54秒台を切ってトップに立ったのは53秒992で荒川麟(Drago CORSE 10V)。しかし10周目には岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)が55秒937を出し僅差で荒川を逆転、トップに立った。
終わってみれば54秒台を切ったのはこの2人だけで、岩佐が今シーズン初ポールポジションを獲得した。2位には荒川が付けた。
3位には大きく遅れて54秒310で中村賢明(M2 inoki KK-SⅡ)が、4位には藤原大輝(ACELINES137レヴ)が、5位には入山翔(giddy up KKSⅡ yamasyo)が、6位には髙口大将(DragoCORSEスカラシップ)が続いている。
ワンデーレースのため決勝はこの後、午後3時55分より22周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
鈴鹿クラブマンレースFinal Round -RIJ- (2019/10/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 6 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 11 | 岩佐 歩夢 | Rn-sports制動屋DプロKK-S MYST KK-S2 | 0'53.937 | - | - | 149.708 |
2 | 77 | 荒川 麟 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | 0'53.992 | 0.055 | 0.055 | 149.555 |
3 | 12 | 中村 賢明 | M2 inoki KK-SⅡ MYST KK-S2 | 0'54.310 | 0.373 | 0.318 | 148.680 |
4 | 8 | 藤原 大輝 | ACELINES137レヴ MYST KK-S2 | 0'54.414 | 0.477 | 0.104 | 148.396 |
5 | 22 | 入山 翔 | giddy up KKSⅡ yamasyo MYST KK-S2 | 0'54.426 | 0.489 | 0.012 | 148.363 |
6 | 43 | 髙口 大将 | DragoCORSEスカラシップ TOKYO R&D RD10V | 0'54.436 | 0.499 | 0.010 | 148.336 |
7 | 59 | 元嶋 成弥 | MYST KKS-2 MYST KK-S2 | 0'54.478 | 0.541 | 0.042 | 148.221 |
8 | 50 | 梅田 剛 | Ume Racing&スキルスピード10V ED TOKYO R&D RD10V | 0'54.626 | 0.689 | 0.148 | 147.820 |
9 | 79 | 八巻 渉 | 中日本自動車短期大学MSE学科KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | 0'54.663 | 0.726 | 0.037 | 147.720 |
10 | 34 | 下野 璃央 | Dorago Corse 10V TOKYO R&D RD10V | 0'54.702 | 0.765 | 0.039 | 147.614 |
11 | 78 | 里見 乃亜 | 中日本自動車短期大学MSE学科KKS-Ⅱ MYST KK-S2 | 0'54.779 | 0.842 | 0.077 | 147.407 |
12 | 17 | 道野 高志 | 丸和書店&中部水産10V☆スキルスピード TOKYO R&D RD10V | 0'54.831 | 0.894 | 0.052 | 147.267 |
13 | 18 | 西村 和真 | Bitcoin悟19J WEST 19J | 0'54.887 | 0.950 | 0.056 | 147.117 |
14 | 70 | 宇高 希 | NOAVICレプリKK-SⅡ MYST KK-S2 | 0'55.219 | 1.282 | 0.332 | 146.232 |
15 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシング MYST KK-S2 | 0'55.489 | 1.552 | 0.270 | 145.521 |
16 | 5 | 早川 和樹 | ABBEY Racing MYST KK-S2 | 0'56.466 | 2.529 | 0.977 | 143.003 |
---- 以上基準タイム(130% - 1'11.000)予選通過 ---- |
今シーズンより始まったインタープロトのヴァーチャルレース「インタープロトeシリーズ」だが、14日に最終第5戦が終了。5戦中3勝を上げたepifire選手(ぽさけレーシング)が初代のチャンピオンに輝いた。チャンピオンは11月16日に行われる特別戦でプロドライバーとSIM上で対戦する。以下、プレスリリース。

【リアルとヴァーチャルの融合、新しいカタチのeスポーツ、インタープロトeシリーズ(IPeS)】
プロスポーツ選手がゲームでeスポーツ選手にほぼ勝てないのと同様に、eスポーツ選手がリアルでプロスポーツ選手に勝つことは不可能に近いと言えます。では限りなくリアルに近づけたレーシングシミュレーターで対決したらどちらが勝つのでしょうか!?
リアルレース「インタープロトシリーズ」のマシン設計データからマシンmod(拡張データ)を作成し、リアルマシンをドライブするプロレーサーが忠実に挙動を再現したシミュレーター(SIM)は、今までにないリアルでシビアな操作性を実現。このSIMによるレースは、幾人もの腕自慢ゲーマーのチャレンジを退けてきました。6月の開幕戦から非常にレベルの高いレースとなっており、YouTube観戦者も白熱するバトルを繰り広げています。参加人数も毎戦フルグリッドとなり予選落ちが出てしまうほどで、10月14日開催のIPeS第5戦は開催初年度の最終戦となります。
この日本一のSIMレーサーを決める大会と言えるIPeSのチャンピオンには、11月16日開催のIPeS特別戦でプロレーサーとSIM上で対戦していただきます。そしてこの特別戦では、来シーズンより採用する新しいサーキットmod(拡張データ)を使用します。この新サーキットmodは富士スピードウェイ様とDMM GAMES様の協力を得て、実際の測量データから寸分の狂いなくSIM上に富士スピードウェイを再現しました。これで、リアルデータのマシンmodとサーキットmodにより、リアルに限りなく近い唯一のヴァーチャルレースとなります。
- 【IPeS特別戦 プロレーサーvsシムレーサー開催概要】
- 日時:11月16日(土)15:30~
- 場所:富士スピードウェイ(ピットビル2F特設会場)
- レース形式:予選10分+決勝レース10周の三本勝負
- SIMソフト:アセットコルサアルティメットエディション日本語PC版
- マシンmod:IPS kuruma 2019
- サーキットmod:FUJI INTERNATIONAL SPEEDWAY 2020
- 入場料:16日(土)1000円(インタープロトeシリーズ特別戦)
- 17日(日)2000円(インタープロトシリーズ最終戦)
- 富士スピードウェイ案内:https://www.fsw.tv/freeinfo/034234.html
- 運営:ドリームレーシングプロジェクト
- 後援:株式会社インタープロトモータースポーツ
- 合同会社DMM GAMES
- 協賛:募集中
- 協力:富士スピードウェイ株式会社、AMD、BRIDE、YLT、Milestone、SENGOKU GAMING、LHG
- 【IPeSシリーズチャンピオンの表彰】
- 11月16・17日開催のインタープロトシリーズVIPエリアへご招待
- 宿泊、お食事を提供
- 17日開催のプロレーサーによるIPS同乗走行体験提供
- IPS kuruma 2019チャンピオンスキン授与
- 16日開催の特別戦でプロレーサーに勝利したら後日、富士スピードウェイで実車IPSkurumaを無償で体験ドライブしていただきます
- 【インタープロトシリーズ(IPS)とは?】
-
IPSは世界三大レースのひとつであるルマン24時間レースで、日本人初の総合優勝を成し遂げたレジェンドドライバーの関谷正徳氏がプロデュース。「同じマシンで同じ条件下で勝負したら誰が一番速いのか」を決めるリアルレースです。参戦するドライバーは、スーパーGTやスーパーフォーミュラー・F3の現役トッププロドライバーで、ドライビングアスリートとして賞金をかけて競います。使用するマシンは、IPSのために専用開発された、国産の純粋なレーシングマシン「kuruma」です。今年で7シーズン目を迎え、年間4大会開催されるシリーズは11月17日に富士スピードウェイで最終戦となります。
- 【IPeSに関する問い合わせ先】
- ドリームレーシングプロジェクト(IPeS事務局) Email:ipes@xyz-one.jp
- IPeSオフィシャルサイト:http://ipes.xyz-one.jp/
F1世界選手権第16戦「F1日本グランプリ」が10月11〜13日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
台風19号の接近に伴い、サポートレースとして予定されていたFIA-F4特別戦「鈴鹿ラウンドスペシャルステージ」とポルシェカレラカップ第11戦は残念ながら中止となり、メインレースのF1も12日土曜日の全日程が中止となったが、11日のフリー走行と13日の決勝は予定通り実施され、公式予選も日曜朝10時に予定を変更して行われた。
11日のフリー走行1回目では、2018年にスーパーフォーミュラとスーパーGT500クラスのダブルチャンピオンを獲得した山本尚貴がトロロッソ・ホンダの一員として参加。カーナンバー38をつけてこのセッション最多の30周を走り、ベストタイム1分32秒018を記録。チームメイトのダニール・クビアトとはわずか0.098秒差の17位につけた。山本は事前にシミュレータには載っていたものの、実車で走行したのはこの日が初めて。それでもチームに多くの貴重なセッティングデータをもたらしたようで、同じクルマで予選、決勝を走ったピエール・ガスリーは予選9位、決勝は8位に入る健闘を見せた。
台風の去った13日の鈴鹿は好天に恵まれ、昨年より多い8万9千人が来場。朝の予選ではセバスチャン・ベッテル(Ferrari)がポールポジションを獲得、決勝ではバルテリ・ボッタス(Mercedes AMG)が優勝した。ホンダ勢最上位はアレックス・アルボン(Red Bull Racig Honda)の4位だった。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズの第4戦が10月6日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催された。
前回の第3戦では、予選1-2-3を独占し速さをアピール。決勝でも開幕以来ル・ボーセが連勝を飾っているが、今回は鈴鹿シリーズに参戦している遠征組もエントリーがあり、いつもとは違うライバルたちとも戦う。その中で、これまで3戦戦ってきた3人がどのように対峙するかが注された。

予選 10月6日(日)天候/雨 コース状況/ウエット
前回から3ヶ月のインターバルを経て開催された今大会。金曜日からのトレーニングではドライ・ウエット両方のコンディションで走行を重ねていき、走り方の確認を行っていった。予選が行われる日曜日は予選前に雨が止んだものの、路面は濡れていたことからウエットタイヤで臨んだ。
岸本は路面が良くなっていくと予想し、後半に狙いを定め周回を重ねていく。そして、7周目にセクター2~4まで自己ベストで繋げて2分17秒397を記録。さらにアタックを仕掛けていくが、8周目は前車がオーバーランし詰まっていまい、9周目には雨が強く降ってきたことでこれ以上の更新は叶わなかった。
伊東は、様々な走行ラインを試しながら4周目には16秒台に入れて、毎周タイムアップを狙いながら周回していく。すると6周目に16秒413を記録し、更に8周目に上手く周りと間隔を作ってアタックをしていくが、若干のミスがあり先のタイムには及ばない。それを踏まえて9周目にラストアタックをかけたが雨が降り出したことにより幕切れとなった。
岩澤は、序盤はブレーキングポイントを探りながら周回したものの、路面がどんどん乾いていきコンディションが毎周変わることから絶えずアタックし続ける方向でトライ。6周目に16秒389を記録、その後も攻めていくがタイムアップには至らず予選終了となった。

決勝 10月6日(土)天候/雨 コース状況/ウエット
午後に行われた決勝も小雨が降る中で迎えた。スタートでは岩澤が上手く2番手に上がり、伊東はスタート後の位置取りに苦戦し3コーナーまでで6番手となる。岸本は3コーナー手前で1台を攻略し、更に続いて行こうとしたところで前車が失速。
アウトからかわそうとした際に、縁石に足を取られてしまいスピン状態になったところで後続が接触しリタイアを喫してしまう。2周目には3コーナー手前で前車がスピンしたことで伊東が5番手に浮上し、3番手争いの集団についていく。岩澤はコンスタントに15秒台を刻んでいき3番手以降とも差を築き始めるが、トップはその上をいくハイペースで、単独で周回を重ねる展開となっていく。
伊東は、前車と2秒あった差を徐々に詰め8周目には追いつき、相手のミラーに自分を写しアピールしていく。すると9周目の最終コーナーで前車がミス。そのままストレートでスリップに入り4番手に浮上すると、1.4秒先に3番手を捉えファイナルラップを迎える。岩澤は最後までミスなく3番手以降には6.5秒差をつけてチェッカー。伊東は最後までフルプッシュしていくが、差を1秒に縮めたところで10周のレースはタイムアップとなった。
その結果、岩澤が2位、伊東が4位、岸本はリタイアで第4戦を終えた。今回の「負けた」という経験が彼らを強くし、1ヶ月後の最終戦で集大成となるレースを見られることが期待される。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
-
今回は鈴鹿からの遠征組もあり、いつもと違った空気感があった。予選から雨となり何時もと違うコンディションの下でのレースになったが、ドライバー各々の気持ちが弱くタイムと結果に出たように思う。今回の結果を踏まえ、まだ足りない部分を見つめなおして次戦に臨んで欲しい。
- Driver 岸本尚将(Naomasa Kishimoto)COMMENT
-
予選では後半にタイムを出すつもりで臨みましたが、タイミングなど上手くかみ合わず、もう少し出せたなという印象です。 決勝も走り方のイメージはできていて、スタートも悪くなく序盤でポジションを上げていくつもりでいたのですが、自分の判断ミスでリタイアとなってしまいました。もう次は最終戦となってしまいますが、改善できるところは研究して自分の力を100パーセント出して走れるようにしたいと思います。
- Driver 伊東黎明(Reimei Ito)COMMENT
-
予選では、トップに大きく差をつけられてしまい驚いたというのが正直な気持ちです。色々とラインを試しながらいきましたが、良いところが見つけられず満足のいくアタックはできませんでした。決勝は、スタート後の位置取りの悪さと自分のメンタルの弱さが一番の反省点です。前に近づいてもミスが出てしまい、それがなければ最低限の表彰台はいけたと思います。最終戦は今足りないところを補って、予選・決勝ともに1位を取れるように頑張りたいと思います。
- Driver 岩澤優吾(Yugo Iwasawa)COMMENT
-
今回3ヶ月インターバルが空いて臨みましたが、トレーニングからいまいち乗り切れず予選・決勝ともに苦戦しました。ですが、インターバルのせいにもしたくないですし、その間にもっとできることがあったのではと反省しています。また、今回鈴鹿から来た相手に差をつけられて負けてしまい現実を見せつけられました。この差を改善して、最終戦ではポールトゥウィンでチャンピオンを獲り、12月の日本一決定戦で返したいと思います。
Le Beausset Motorsports
株式会社日本レースプロモーション(JRP)が主催するJAF認定「スーパーフォーミュラ・ヴァーチャルシリーズ第3回三重大会」が6日、三重県津市のイオンモール津南で開催された。

ヴァーチャルシリーズはプレイステーション4用のレースゲーム「グランツーリスモSPORT」に搭載された、ダラーラSF19を使用して行われる。
この日は、午前中に予選を行い12人を選出。午後からはA,B組に分かれ、首都高速道路を使用して各クラス上位3名が決勝に進出した。
決勝敗退組とゲスト千代勝正選手のエキシビションレースが行われた後、午後4時より多くの観客が見守る中、鈴鹿サーキットを使用して6周での決勝が行われた。
決勝に残ったのは、予選順にZENOMさん、nicorosさん、ryoheiさん、JaNKeNさん、mitospaさん、Letoileさんの6名。
好スタートを切ったのは予選2位のnicorosさん。インからポールポジションZENOMさんの横をすり抜け1コーナーでトップに立った。2位ZENOMさんの後方にはなんと予選6位から3人を抜いてきたLetoileさんが付けた。
上位陣は各車1秒前後の差を保ちつつレースは推移。実車を忠実に再現されたSF19は、タービュランスの影響で前車に近づくことができない。
「前に立てば集中力には自信がある」というnicorosさんだったが、4周目のシケインで痛恨のミス。「思ったよりブレーキが効いた」とインに切り込むのが早く、シケインショートカットでのペナルティー1.4秒を科されてしまった。
しかしnicorosさんは、最終ラップではコースアウト覚悟での攻めの走りを披露し、ペナルティー差を上回るタイムでゴール。三重大会での優勝を飾った。2位には危なげない走りでZENOMさんが、3位にはLetoileさんが入った。
優勝したnicorosさんはここまで全戦参加。神奈川大会では決勝まで残ったものの振るわず、西東京大会では予選落ち。「悔しかったので三重まで遠征した」という執念が実を結んだ。
最終戦「鈴鹿グランド大会」は10月27日にスーパーフォーミュラ最終戦の行われる鈴鹿サーキットで開催される。この大会からは優勝したnicorosさんと2位のZENOMさんが出場する。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
前戦オートポリスから2週間のインターバルを経て、シリーズ第7戦「SUGO GT300km」が開催された。サーキットの狭さに加え、雨の予報の出ている菅生を攻略すべく、短期間だったがファクトリーではこまごまとしたメンテナンスが施された。
September 21st Qualifying Day
- 天候:曇り 路面状況:ドライ
- 気温:Q1時19℃ / 路面温度:25℃
- 入場者:12,000人
週間天気では週末の雨が予想されていた。搬入日は爽やかな秋空に恵まれたが、予選の行われる土曜日には青空が遠のき、台風の影響と思われる雲が立ち込める肌寒いコンディションとなった。
午前中の公式練習は、山下選手と加納選手が時間いっぱいを使ってマシンのフィーリングを確認した。また、決勝日の雨を見越して持ち込んだ雨用セットでのミディアムハードタイヤのチェックが行われ、セットが有効であることを確認することができた。
午後からの予選は、A、B二組のグループ分け方式により行われ、ARNAGE AMG GT3は強豪ぞろいのB組にあって苦しい戦いを強いられることになった。Q1担当の山下選手は、10分間の予選タイムを最後まで粘ってアタックしたが、1'20.452とQ1通過ラインには手が届かず、Arnage Racingは翌日の決勝を最後尾から追い上げることとなった。
September 22nd Race Day
- 天候:雨 路面状況:ウエット
- 気温:19℃→18℃ / 路面温度:22℃→20℃
- 入場者;25100人
決勝日も、スポーツランド菅生は厚い雲に覆われていたが、なかなか雨の気配が訪れず、ウォームアップ走行の時間もドライコンディションのままだった。グリッドウォークが始まる頃から細かい雨が降り始め、チームは前戦同様グリッドにレインタイヤを準備した。しかし、それでもなかなか本格的な雨にはならず、悩ましいコンディションに、メカニックがグリッド上でタイヤを外してギリギリまで様子を見ていた。そして、全作業が禁止となる「パレードラップ開始5分前」の直前、雨に賭けたチームはレインタイヤでスタートすることを決断、グリッド上でのタイヤ交換を敢行した。
霧雨から少しずつ雨の気配が強まる中、セーフティーカー先導でのスタートとなった第7戦菅生300kmレースを山下選手が最後尾から開始した。
スリックタイヤとレインタイヤが混在する中、雨量が少しずつ増して、スリックタイヤをチョイスしたマシンが脱落しはじめる。タイヤ交換のためにピットインを余儀なくされたマシンを尻目にARNAGE AMG GT3はどんどんポジションを上げ、スタート時に28番手だった山下選手は、10Lap目には19番手にまで浮上。「周りに惑わされず自分のタイムで走れよ」と監督に無線で励まされながら、次第に強くなる雨の中、山下選手は慎重な走行を続けた。35Lap目にセーフティーカーが導入され、全車隊列を組んで3Lapを周回。チームは山下選手にタイヤの状況を確認した上で、レース再開後にピットインすることを伝えた。ピット作業時間を短縮して少しでも早くマシンをコースに戻したいチームは、タイヤ無交換をも念頭に置いてタイヤエンジニアにタイヤチェックを委ね、40Lap目に山下選手がピットに戻ってきた。
すぐさまマシンに駆け寄ってタイヤをチェックしたタイヤエンジニアからOKのサイン、タイヤ無交換作戦でチームのピットワークがスタートする。迅速なドライバー交代と給油が完了。ところが、そのままマシンをコースに戻すはずが、サインを勘違いしたタイヤマンがリアタイヤのナットを緩めてしまうミスが発生。あわや、の瞬間、エアジャッキマンがとっさの機転でマシンをジャッキアップ、再度リアホイルのナットを締め直したARNAGE AMG GT3は、辛うじて、ほとんどタイムロス無しの19番手でコースに戻ることができた。
気温18℃、路面温度20℃、雨はさらに強く、マシンがあげる水煙で路面が見えないほどの難しいコンディションの中、山下選手からステアリングを引き継いだ加納選手の好走が始まる。「タイヤが温まっているのでそのまま行ってください」と監督の無線で背中を押された加納選手は、降りしきる雨の中でも時々1分34秒台前半のラップタイムを叩き出すなど堂々とした走りを続けた。特に残り4Lapで5号車をオーバーテイク、更にファイナルで2号車をオーバーテイクするなど、最後までファイト溢れる走りを見せて、16番手でチェッカーを受けることができた。
Arnage Racingは3ポイントこそ逃したものの、雨の中、集中力をキープしてプッシュし続けた二人のドライバーの頑張りと、メカニックのチームワークで、大きくポジションアップして菅生レースを完走することができた。
Arnage Racing Team Release