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2014年8月

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選総合結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
1'32.9841'32.792R1'32.321
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'32.8291'32.730R1'32.485
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'32.9791'33.2571'32.706
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'33.0831'32.8691'32.772
537中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'33.3941'33.1021'32.792
636アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'33.4471'33.1291'33.164
741武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'33.7311'33.341
87平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'33.7821'33.346
939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'33.3081'33.425
1011ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
1'33.7031'33.436
1131中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'33.9411'33.611
1220クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
1'33.3341'40.283
1332小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'33.996
1410塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
1'34.093
1518中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
1'34.453
1662嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
1'34.660
---- 以上予選通過 ----
-*3ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
---
-*1山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
---
-*2中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
-
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.700)を更新しました。
  • CarNo.1,2,3は、2014年JAF国内競技車両規則第13章第4条4.3.1)および4.4.1)違反により、予選タイム抹消とする。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q3結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4AR1'32.321--187.227
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414ER1'32.485 0.164 0.164186.895
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'32.706 0.385 0.221186.449
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.772 0.451 0.066186.317
537中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'32.792 0.471 0.020186.276
63ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'32.820 0.499 0.028186.220
736アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.164 0.843 0.344185.533
81山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'33.450 1.129 0.286184.965
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.700)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q2結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.730--186.401
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.792 0.062 0.062186.276
31山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'32.851 0.121 0.059186.158
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.869 0.139 0.018186.122
537中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.102 0.372 0.233185.656
636アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.129 0.399 0.027185.602
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.257 0.527 0.128185.348
83ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'33.318 0.588 0.061185.226
---- 以上Q3進出 ----
941武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'33.341 0.611 0.023185.181
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.346 0.616 0.005185.171
1139国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'33.425 0.695 0.079185.014
1211ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'33.436 0.706 0.011184.993
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.611 0.881 0.175184.647
1420クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'40.283 7.553 6.672172.362

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q1結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
11山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414ER1'32.688--186.485
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.829 0.141 0.141186.202
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'32.979 0.291 0.150185.902
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.984 0.296 0.005185.892
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'33.083 0.395 0.099185.694
63ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'33.289 0.601 0.206185.284
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'33.308 0.620 0.019185.246
820クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.334 0.646 0.026185.195
937中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.394 0.706 0.060185.076
1036アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.447 0.759 0.053184.971
1111ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'33.703 1.015 0.256184.465
1241武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'33.731 1.043 0.028184.410
137平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.782 1.094 0.051184.310
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.941 1.253 0.159183.998
---- 以上Q2進出 ----
1532小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.996 1.308 0.055183.890
1610塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'34.093 1.405 0.097183.701
1718中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'34.453 1.765 0.360183.001
1862嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'34.660 1.972 0.207182.601
192中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'34.996 2.308 0.336181.955
---- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.700)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:スーパーフォーミュラオフィシャルファンクラブ"F"が発足。会場内で受付を開始

日本レースプロモーション(JRP)は8月23日、スーパーフォーミュラ第4戦の行われているツインリンクもてぎでオフィシャルファンクラブ”F”の発足とプロモーションパートナーとして三井住友フィナンシャルグループの株式会社セディナが協賛することを発表した。
”F”の会員証はプリペイド機能をもち、「ラウンジパス」「ゲストパス」などの購入が可能になるなど、数々の特典があるという。

当日はセディナから常務執行役員の千松健太郎氏が出席。 自らもレースファンであることを明かしながら、「カードの発行を通じてスーパーフォーミュラの発展に少しでもお役に立てればと思う」と抱負を語った。

オフィシャルファンクラブ”F”はツインリンクもてぎ会場内の専用ブースにおいて、入会申込受付を開始している。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:JRPがスマイルキッズイベントを茂木町で開催 嵯峨宏紀がサタデーミーティングで実施報告

とちぎル・ボーセからスーパーフォーミュラに参戦している嵯峨宏紀は8月23日、第4戦の行われているツインリンクもてぎで日本レースプロモーション(JRP)主催のサタデーミーティングに出席、今月19日に茂木町立茂木小学校で行われた「スマイル・キッズ at もてぎ」の実施報告を行った。

これまでJRPが進めて来たスマイル・キッズイベントも今年で3年目を迎えた。
昨年、一昨年は東日本大震災の復興支援という意味合いも含めて宮城県仙台市内の小学校で開催されて来たが、今回はツインリンクもてぎの地元での開催となった。 その目的は実際にレースの現場ではどのような仕事が行われているかを深く知ってもらうとともに、夢を追いかけることの大切さを伝えること、そしてモータースポーツに興味を持ってもらい、実際にサーキットへ足を運んでもらうことだ。

嵯峨によると、サーキットの地元とはいえ実際にレースを見たことのない子供が大半で、座学では退屈そうにしているが、講義の最後にエンジンを始動するとその迫力に驚き、興味を持つという。
実際、過去2年間の講義の後で行われたスポーツランドSUGOのレースでは、イベントに参加した子供からピットウォーク中に声をかけられることがたびたびあったという。

今回のイベントがどれだけの効果をもたらしたかは現時点では不明だが、嵯峨は「チームの地元のレースですから、Q2、Q3に残ってポイントを獲得したい。子供の頃からレーシングドライバーを夢見続けてそれを実現した一人として、子供達に夢を追いかけることの大切さを伝えたい」と抱負を語った。

JRPでは今後もこうしたイベントを要請に応じて全国各地で展開していく考えだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第11戦もてぎ公式予選 総合は高星明誠、Nクラスは久保凛太郎がポールポジション

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 全日本F3選手権は23日、ツインリンクもてぎで第11戦の公式予選を行い、高星明誠(B-MAX NDDP F312)が1分46秒085で総合の、久保凛太郎(CG ROBOT ル・ボーセ F308)が1分49秒242でNクラスのポールポジションを獲得した。

 第10戦公式予選から10分のインターバルを置いて、午前10時30分から第11戦の公式予選が10分間で行われた。

 やはり各ドライバー、2周のウォームアップを行い、3周目からタイムアタックに入る。10戦予選よりタイムが伸び悩む中、ここでも高星明誠(B-MAX NDDP F312)が1分46秒255でトップに立つ。

 高星は4周目にタイムを1分46秒085まで縮めると、今度はこのタイムを上回るドライバーは現れず、今季4回目のポールポジションを獲得した。2位には松下信治(HFDP RACING F312)が、3位には勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)が入った。

 Nクラスは3周目に久保凛太郎(CG ROBOT ル・ボーセ F308)が1分49秒242でトップに立つも、久保は4周目にこのタイムを更新できず。しかし他のドライバーも伸び悩んだためこのタイムで久保が今季5回目のポールポジションを決めた。クラス2位には小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)、同3位には湯澤翔平(KCMG F308)が入った。

 第11戦決勝は明日24日、午前11時より20周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第10戦もてぎ公式予選 清原章太が初のポールポジション、Nクラスは小泉洋史

 全日本F3選手権は23日、ツインリンクもてぎで第10戦の公式予選を行い、清原章太(TODA FIGHTEX)が1分45秒537で総合の、小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が1分49秒179でNクラスのポールポジションを獲得した。

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 ツインリンクもてぎは朝から厚い雲に覆われていたが、徐々に晴れ間が広がり午前10時10分にはほぼ快晴の下、10分間の公式予選が行われた。

 各ドライバー、ウォームアップ2周を入念に行い、3周目からタイムアタックに入る。まずは高星明誠(B-MAX NDDP F312)が1分45秒785でトップに立ち、勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)、松下信治(HFDP RACING F312)と続く。

 計測4周目に高星は1分45秒785までタイムを伸ばすが、このタイムを上回ってきたのは、3周目に4位につけていた清原章太(TODA FIGHTEX)。1分45秒537をたたき出し、堂々のポールポジションを決めた。2位、3位には勝田、松下が上がり、高星は4位に落ちた。

 清原はF3で初のポールポジション。戸田エンジンにも今シーズン初のポールポジションをプレゼントした。

 Nクラスは小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が1分49秒179で今季4度目のポールポジションの座に着いた。クラス2位には湯澤翔平(KCMG F308)が、同3位には久保凛太郎(CG ROBOT ル・ボーセ F308)が入ったが、前戦のペナルティーにより3グリッド降格の裁定がとなっている。

 第10戦決勝は本日23日、午後3時15分より14周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum>

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行1回目 セルモインギングが1-2!トップタイムは#39国本

全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦のフリー走行1回目が8月23日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#38国本雄資(P.MU CERUMO INGING)がトップタイム。2番手には#38石浦宏明(P.MU CERUMO INGING)がつけ、セルモインギングが1-2と金曜日のフリー走行に続いて好調ぶりをみせた。

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SF14シャシーにNREエンジン搭載とパッケージを一新して行われているスーパーフォーミュラの2014シーズンもいよいよ後半戦に入った。
この第4戦からはエンジン交換に制限がかかり、最終戦の第7戦鈴鹿まで1基のエンジンを使い続けなければならない。 また、第4戦もてぎから第6戦SUGOまでは、エンジン出力を制限するため燃料リストリクターがこれまでの100kg/hから90kg/hに絞り込まれることになっている。

更に今週に入って、驚くべきニュースが飛び込んで来た。
これまで36号車をドライブしていたアンドレ・ロッテラーが小林可夢偉に変わってケーターハムからF1ベルギーGPにスポット参戦するというのだ。 これによりロッテラーは第4戦を欠場することになり、代役には第3戦でロイック・デュバルに代わって8号車をドライブしたアンドレア・カルダレッリが起用された。

こうした様々な新しい要素を抱えて第4戦は23日に開幕。フリー走行1回目は午前8時30分より60分間で行われた。
公式予選日を迎えたツインリンクもてぎは早朝こそ分厚い雲に覆われていたが、スーパーフォーミュラの走行が始まる頃には晴れ間が広がり、終始ドライでの走行となった。

これまでトヨタ勢に一歩先行されていた感のあるホンダエンジン勢だったが、新エンジンの投入された今回は金曜日の専有走行で#41武藤英紀が2番手、#1山本尚貴が3番手、#41野尻智紀が4番手と上位に食い込んでおり、1発の速さに関してはトヨタエンジン、ホンダエンジンほぼ互角の状況になってきた。
このフリー走行でも開始早々から#41武藤、#40野尻のダンデライアン勢が上位タイムを記録、野尻は開始30分で1’33.072を記録してトップに立つなど、依然として好調だ。

対するトヨタエンジン勢はロッテラーに代わって36号車をドライブするカルダレッリが開始10分で1’33.312を記録してトップに立つと、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが2番手。金曜の走行でトップタイムを記録した#38石浦が4番手で続き、こちらも一歩も引かない状況。

結局、ニュータイヤを投入しての残り7分間のタイムアタック合戦では1’32.782を記録した#39国本がトップ、1’32.822の石浦が2位とセルモインギングの1-2に終わったが、#40野尻4位、#41武藤5番手とダンデライアン勢も上位に踏みとどまり、そのタイム差もトップからコンマ1秒以内という非常に接近したもので、午後の予選も全く予想のつかない状況になってきた。

第4戦の公式予選はこのあと午後1時15分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第11戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2014/08/23) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Official Testing SUZUKA ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
1221高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.085--162.935
272松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'46.211 0.126 0.126162.742
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.221 0.136 0.010162.726
4234佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.303 0.218 0.082162.601
525清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'46.314 0.229 0.011162.584
6366山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.498 0.413 0.184162.303
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.580 0.495 0.082162.178
8*218サム・マックラウドTDC with SJM F314
Dallara F314
TODA TR-F3011'46.642 0.557 0.062162.084
989高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'46.774 0.689 0.132161.884
101310吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'49.006 2.921 2.232158.569
1162N1久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.242 3.157 0.236158.226
126N2小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.425 3.340 0.183157.962
1319N3湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.599 3.514 0.174157.711
1428N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.706 3.621 0.107157.557
153N5三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.962 3.877 0.256157.190
1630N6ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'50.488 4.403 0.526156.442
1777N7三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'51.031 4.946 0.543155.677
  • CarNo.21は、公式通知No.8に基づき、選手権得点の対象外とする。

Japanese F3

JF3:第10戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2014/08/23) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 10 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
121清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'45.537--163.781
212勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.615 0.078 0.078163.660
373松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'45.712 0.175 0.097163.510
4224高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.785 0.248 0.073163.397
5365山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.800 0.263 0.015163.374
6236佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.141 0.604 0.341162.849
7*217サム・マックラウドTDC with SJM F314
Dallara F314
TODA TR-F3011'46.163 0.626 0.022162.815
8388ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.248 0.711 0.085162.685
989高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'46.442 0.905 0.194162.389
101310吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'49.070 3.533 2.628158.476
116N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.179 3.642 0.109158.318
1219N2湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.306 3.769 0.127158.134
13*62N3久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.419 3.882 0.113157.970
143N4三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'50.041 4.504 0.622157.077
1528N5山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'50.162 4.625 0.121156.905
1677N6三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'50.447 4.910 0.285156.500
1730N7ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'50.520 4.983 0.073156.397
  • CarNo.62は、第9戦のペナルティー裁定(全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条13.1)衝突行為 2)コースアウトにより、次の参加レースの決勝グリッドを3グリッド降格とする)により、グリッド表にて3グリッド降格とする。
  • CarNo.21は、公式通知No.8に基づき、選手権得点の対象外とする。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行1回目結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Free Practice 1 Weather:Cloudy-Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/hLap
139国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.782--186.29720/20
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.822 0.040 0.040186.21617/17
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.843 0.061 0.021186.17422/22
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.856 0.074 0.013186.14817/17
541武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.964 0.182 0.108185.93221/21
68ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.125 0.343 0.161185.61019/19
737中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.239 0.457 0.114185.38317/17
81山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'33.253 0.471 0.014185.35617/17
936アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.260 0.478 0.007185.34223/24
103ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'33.298 0.516 0.038185.26624/24
1132小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.412 0.630 0.114185.04022/22
1220クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.491 0.709 0.079184.88426/26
137平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.718 0.936 0.227184.43622/22
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.754 0.972 0.036184.36518/19
1510塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'33.961 1.179 0.207183.95922/22
1611ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'34.085 1.303 0.124183.71623/23
1718中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'34.179 1.397 0.094183.53317/20
182中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'34.305 1.523 0.126183.28821/21
1962嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'35.518 2.736 1.213180.9605/19

SUPER GT

SGT:第5戦富士 WAKO’S EXE ASTON MARTIN、予測不可能な天候の変化に堪えて、今季5度目の完走、ポジションアップとともに、多くのものを得た夏の富士ラウンド (Arnage)

gt_r05_arnage-11.jpg

 7月末の菅生ラウンドから3週間、真夏の三連戦の2戦目は富士スピードウェイで開催される300kmレース。オートポリス、菅生と、得意なサーキットで、天気を味方に好成績を収めることができたArnage Racingであったが、迎える第5戦は、マシンにとって苦手なロングストレートが特徴の富士スピードウェイ。加えて強力な台風11 号が接近しており、荒れ模様の週末となることが予想されていたため、レースの行方を案じながら、チームは御殿場入りすることとなった。

 前戦からのメンテナンス期間は2週間少々と短かったが、ガレージでは第5戦以降続く高荷重サーキットでのレースに備えて、トランスミッションを中心に入念な点検を実施し、傷みのある部位を修復した。また、前戦までの戦果に応じて22㎏のウェイトが課せられていたが、7月末のBoPによる車両重量の変更でAston Martin Vantage GT3が20kg軽減となったため、22 ㎏のハンディウエイトは実質大きく軽減されることとなった。

August 9th Qualifying
  • 天候:曇り 路面状況:ドライ
  • 気温:開始時25℃→終了時24℃ / 路面温度:開始時31℃→終了時26℃
  • 入場者:26,500人

gt_r05_arnage-01.jpg  この日、予想されていた台風の影響による降雨はまだなく、朝から曇り空ながらもドライのコンディション。9時から行われた公式練習ではマシンの調子も上々で、加納選手と安岡選手が交互にスリックタイヤでドライブして、時間いっぱい49Lapを存分に走ることができた。ベストタイム1’41.089(7Lap目に安岡選手がレコード)は23位となったが、両ドライバーの走りは非常に好調で、特に加納選手は継続的に1分41秒台で走行。セットアップの確認とタイヤのチェックも充分にできて、多くの収穫を得られた公式練習となった。

gt_r05_arnage-05.jpg  午後になっても天候に大きな変化はなく、ドライコンディションのまま、予定通り14時から予選が行われた。Arnage Racingは安岡選手をQ1に送り出したが、ストレートにもう一歩伸びの足りないWAKO’S Exe ASTON MARTINは今回も苦戦を強いられた。安岡選手は4Lap目に1’39.898の好タイムを出したが、Q2に進出することは叶わず、翌日の決勝は18番手からスタートすることとなった。しかし、公式練習も含めて充分に周回数を走ることができた両ドライバーは、苦手意識の強かった富士の初日を満足のいく状態で終え、翌日の天候の変化に備えて夜遅くまで雨対策について話し合った。

  • P1 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木 孝太 / 井口 卓人 (1'38.256)
  • P2 #31 OGT Panasonic PRIUS 新田 守男 / 嵯峨 宏紀 (1'38.414)
  • P3 # 0 MUGEN CR-Z GT 中山 友貴 / 野尻 智紀 (1'38.641)
  • P19#50 WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒 (1'39.898)
監督のコメント
 悪くなかったんですけどね~ あとコンマ5秒ストレートが出ればQ2に残れるところまで行っただろうけど、うちはそのコンマ5秒が難しいよ。明日は台風のこともあるし、まあレースはどうなるか全く読めないね。
August 10th Race
  • 天候:雨 路面状況:ウェット
  • 気温:開始時24℃→終了時23℃ / 路面温度:開始時
  • 26℃→終了時24℃ 入場者:18,500 人

gt_r05_arnage-07.jpg  決勝の朝。東海地方には600㎜の降雨が予想されていたが、まださほどの台風の影響は感じられない。しかし、時折強い雨が降ったりやんだりする不安定な空模様で、9 時からのフリー走行が始まったとたんに激しい雨が降り始めた。チームはソフトウエットタイヤを選んで安岡選手をコースに送り出していたが、思わしいタイムが出ない。7Lap走ったところでミディアムウェットタイヤに変えて加納選手を出したが、今度はシフトポンプのトラブルが発生してピットイン。トラブルはまもなく解決したが、激しさを増す雨の中、走行時間終了となってしまった。

gt_r05_arnage-10.jpg  チームはサーキットサファリの時間に再度の走行を期すも、結局雨脚は弱まらず、午前中の走行は叶わなかった。その後、スタート前のフリー走行の時間が拡大されて20 分間の走行時間が与えられたため、加納・安岡両選手が午前中に確認することのできなかったウェット路面でのミディアムウエットタイヤの感覚を確認、そのまま車両はグリッドに進んだ。ところがその頃、雨はまた小康状態に。路面の状況から、マシンがインターミディエイトタイヤでの走行に耐えうると踏んだエンジニアは、タイヤチョイスを変更して、スタートタイヤは浅溝インターミディエイトが選択された。

gt_r05_arnage-26.jpg  15時定刻に決勝がスタート。18位から追い上げる安岡選手は、路面の水が捌けるまでの間に一時順位を落とすも順調な走行を始めて、8Lapで16位まで浮上した。ところが、すぐにまた強い雨が降り始め、9Lap目セーフティーカーインとなる。インターミディエイトタイヤの安岡選手は、プリウスコーナー付近で堪えきれずにスピンして、ポジションを最下位まで落としてしまった。幸いセーフティーカーランでギャップは広がらず、11Lap目、ピットオープンとなったタイミングで、チームは安岡選手をピットに呼び戻してウェットタイヤに交換した。雨はますます激しさを増し、16Lap目にはついに赤旗が提示されて全車グリッド上に整列、ドライバーは一旦マシンを降りる措置が取られ、レースは30分近く中断される事態となった。

gt_r05_arnage-25.jpg  16時15分、ようやくレース再開がコールされ、セーフティーカー先導のもと20Lapからレースは再び動き始めた。ウェットタイヤを履いた安岡選手操るWAKO’S Exe ASTON MARTINは、まさに水を得た魚のように最後尾から追撃を開始できるはずだった。ところが、雨脚が弱まるとすぐにコースの水が捌けてしまい、見かけ上の順位は上がっていくものの、1 分55秒から56秒台と思うようなタイムを出せず、苦しみながら周回を刻むことになる。チームは状況を見かねて予定よりも6Lap早く、38Lap目に安岡選手をピットインさせた。

gt_r05_arnage-22.jpg  給油を終え、再びインターミディエイトタイヤに履き替えたマシンが、加納選手にドライバー交代してコースに戻ったときには、ポジションは20位。しかし、路面とタイヤのマッチングがまさにピタリと決まったWAKO’S Exe ASTON MARTINは、加納選手の冷静なドライビングで猛追を始める。加納選手は上位チームのタイムよりも2秒近く早い1分49秒から50秒台の素晴らしい走りで、47Lap目には18位、50Lap目には17位とステップアップしていく。52Lap目には1’49.685というベストラップを出して、このまま更なる上昇が期待された。ところが、またしても激しい雨が叩きつけるように降り始め、54Lapで二度目のセーフティーカーイン。結局レースは、セーフティーカー先導で既定の周回数をクリアしてフィニッシュとなった。

 更なる追い上げを期待された加納選手だったが、残り周回は慎重かつ安全にドライブし、16位でチェッカーを受けた。苦手意識の大きいサーキットで予測不可能な天候の変化に耐える厳しいレースだったが、無事に完走し、さらに後半の追撃によりポジションアップまで果たせた夏の富士ラウンド。チームにとっても、ドライバーにとっても、得るものの多い価値あるレースとなった。

  • P1 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木 孝太 / 井口 卓人
  • P2 #11 GAINER DIXCEL SLS 平中 克幸 / ビヨン・ビルドハイム
  • P3 #86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 細川 慎弥 / 山西 康司
  • P16 #50 WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒
チーム代表 伊藤宗治
gt_r05_arnage-19.jpg  台風の影響で、来場して頂いたお客様には大変申し訳ない天候となりました。また、ピット裏のテントを早めに片づけてしまいご迷惑をおかけしました。しかし、レースをしている側には、結果は報告書にて示した通りですが、今回のレースは非常に面白いレースでした。監督の立場から今回のレースを振り返ると、まず、安岡選手の非常に冷静且つ高度なレース感により、アストンマーチンにとって有効なタイヤ選択を見い出せた事、そして、加納選手の普段からの努力が少しずつ形になってきている事。この、得難い二つの成果が見られたことがなによりでした。レースとしては、周回数の何割を路面に適合したタイヤで走るかといったゲームだったと思いますが、前半、安岡のスピンごときで動転してしまって、インターからウエットにタイヤを交換したことが悔やまれます。アストンは多少のウェット路面でもインターで十分いけるはずだったんですが… また、そういう観点から、アストンにとっては十分インターでいける路面を、苦しみながらウエットタイヤ走っていた安岡を、もっと早めにピットインさせるべきところの判断遅れも痛かったですね。その後、加納さんが、素晴らしい走行で追い上げてくれたのが何よりでした。こういうレースでは、もっと自らのレース感を磨かなければ、結果は得られそうにないと反省している次第です。次戦は鈴鹿1000km長丁場で、加納・安岡に加えナニンも走行します。変わらぬ応援をよろしくお願いします。
加納選手のコメント
 先ずはお疲れさんでした。ごちゃごちゃのレースでした。インターでスタートして、賭けに出たのはアルナージュらしくてよかったと思います。レインに変えて、安岡くんがそこから上がってくれて、そこからバトンを渡してもらったわけなんですけど、(タイヤがインターやったんで)自分が本当にどれくらい走れるんか不安やったんです。でも、初めのほうで、伊藤さんが無線で「いいタイムだよ」って教えてくれたんで、このまま、一つ一つプッシュして、ちょっとずつ行けば、一つずつでも上がっていけるんかなと思いながら、とにかくプッシュ!プッシュ!で行きました。このまま雨よ降るな!と思ってたんですけど(笑)、また雨が降ったんでね、セーフティーカーのままで終わってしまった。ただ、オーポリ、菅生と、いろんな経験はしたと思うんで、次の1000km に関しては、こういう経験をした中、自信を持っていけるかなと。アストンも鈴鹿とは相性がいいし、ナニンくんも帰ってくるんでね、三人で力を合わせてまたポイント圏内で走れるようなレースができるように、気合入れて頑張りたいと思います。
安岡選手のコメント
gt_r05_arnage-20.jpg  念願のウェットレースだったんですけど、上手くいきそうなところで上手くいかず、その分を加納さんに取り返してもらったというレース展開になってしまいました。最初インターで出て行って、スピンしないというのがお約束だったはずなのですが、車が浮いてしまってどうしようもなかったし、ウエットタイヤでレースを再開してもなかなかペースが上がんなくて… ほんとに、アタックはしていたのですが、ずっとどうにもならないままでした。タイヤはどんどんズルズルになっていくし、そろそろ入れないのかなあと思ってたら、やっとピットに入れてもらえたような状態でした。個人的には結構悔しいことばかりで、予選もいいアタックをしたつもりだったのに19 番だったし、ミスなくやっていかなければならないところでスピンしたり。次の鈴鹿はミスなく攻めていくレースだと思いますので、また、菅生みたいに上の方走れるよう、三人で、加納さんとナニンくんと、頑張りたいと思います。

 応援してくださったみなさまには深く感謝しますとともに、来る8月30日~8月31日に鈴鹿サーキットで開催される次戦鈴鹿ラウンドにおきましても、応援のほど宜しくお願いいたします。

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ここからはArnage Racingをもっと知っていただくためのおまけです。

助っ人登場!
WAKO’S さんからヘルプに来てくださった助っ人さんをご紹介します。

 制作して頂いた(株)和光ケミカル モータースポーツ事業部 秋澤氏(2014 のカラーリングご担当)にお話を聞きました。

ラジコンアストンくん
gt_r05_arnage-13.jpg  「実物のアストンくんの雄姿を見てもらうことが1 番なのですが、もっと身近で、子供や女性が興味を持つモノで、かつピットウォーク等でチームが気軽に活用できるモノとして何か作れないかなと思い、ラジコンアストンくんを作りました。ピットウォーク時などに、本物のアストンマーチンと一緒に皆様に見ていただけたらなぁと、思っております。10分の1とちっちゃくてかわいいですが、本物と同じように迫力がありますよ!!」

gt_r05_arnage-24.jpg  WAKO’S カラーのアストンくんは、油滴をイメージしたものなので曲線が多く、カラーリングとステッカー作りにはたいへん苦労されたそうです。1/10のラジコンボディをスプレーで塗装、ステッカーも既存のものが殆ど無いために、チームから提供されたデータを基に、全てイラストレーターで自作して写真を見ながらサイズ合わせをして貼り付けて仕上げて頂いたのだとか。次戦鈴鹿1000km にも登場してくれますので、是非見に来てくださいね!

みんなの目線
いろいろな方に今回のレースについて、チームについて語っていただきます
Jr.アストンくんの生みの親 たかおかさま
gt_r05_arnage-09.jpg Q : Arnage Racingってどんなチームですか?
 2013年の夏、キッズ向けのキャラクターを、とご相談頂き、「みんなに愛される子に育ちますように」との願いを込めて、Jr.アストンくんを世に送り出したのですが、今季、WAKO’Sカラーにお色直しをさせて頂いてからも、色んなシーンで登場するJr.アストンくんを見るたび、母ちゃんとしては、アルナージュさんが大切に育てて下さってるんだなあと、感謝と嬉しさでニヤニヤしています。
Q :今日のレースはどんなレースでしたか?
 台風11号が通過した直後の徳島でのテレビ観戦となりました。テレビの中の富士も、しばしば画面が水煙で真っ白になってヘッドライトしか見えへんようになって… TVでは300クラスの実況がほとんどなく、順位が変動しても何が起こっているのかは全く分からず、画面上部に定期的に表示される順位とタイムをひたすら眺めておりました。最後尾から50号車がじわじわ順位を上げていくのを楽しみにしていただけに、「もっと観たい!」と思いましたし、チームのみなさんもこんなカタチでレースを終えるのは悔しいのではと思ってました…が、FBのタイムラインで伊藤監督のそれはそれは爽やかな笑顔を拝見して、わたくし、ゴメン、 惚れてまいました!
Arnage Racing 2014 SUPER: GT Race report
Arnage Racing: All rights reserved

SUPER GT

SGT:第5戦富士 GAINER DIXCEL SLS、2位表彰台を獲得! ポイントリーダーに! (GAINER)

  • #11 GAINER DIXCEL SLS
  • Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
  • 予選:19位 決勝:2位
  • 入場者数/予選日18,500人・決勝日26,500人

gt_r05_gainer_11-1.jpg

8月9日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:29度
  • ノックアウト予選1回目 14:00~14:15 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:31度
  • ノックアウト予選2回目 14:40~14:52 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:28度

 台風11号がゆっくりと北上し、富士スピードウェイにもかなりの影響が出ると思われた予選日。意外にも雨は降らず、厚い雲が被われる中公式練習はスタートした。

 まず平中克幸からマシンセットに入る。セクター3のアンダーステアがきつく、フロントサスペンションを調整する。その後少し症状は改善され、ビョンビルドハイムと交代。ハイスピードコーナーでのアンダーを訴える。足回り、リアウイングを再び調整する。その後アクセルペダルに不具合がでて、このセッションの走行は終わった。

gt_r05_gainer_11-2.jpg  その後メカニックがトラブル修理に当たるが、予選ギリギリまで時間を費やすことになった。少し雨がぱらつき始めるが、路面を濡らすことはなく、なんとかドライでの予選が出来そうだ。Q1を担当するビヨンが乗り込み6分遅れでコースへ。ビヨンの無線機から、朝の練習走行終わりに出ていた同じ症状があると悲痛な叫びが。

 明日の決勝は天候が読めず、チャンピオンシップを考えた上でも上位からのスタートが望ましかったが、結局アタックは満足できるものではなく、20番手で予選は終わった。その後、タイム抹消になったマシンがあり、明日の決勝は19番手からのグリッドが確定した。

平中克幸ドライバーコメント
 結果からいうと19番手で最悪な予選となりました。朝の段階で出たトラブルを直し切ることが出来ず、予選をスタートすることになってしまい、トラブルが出たままで走行しなければならなかった事は非常に残念でした。ただただ残念ですが、それを責めることも出来ないので、とりあえず明日はレースが出来るコンディションであれば、追い上げることは可能なので、そっちの方に集中して気持ちを切り替えていきたいと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 朝からアンダーが強く、足回りのセットを変えてからトラブルが出た。長い修理時間を費やし、予選になんとか走れる状態までになった。しかし、スロットルにトラブルが出て、シフトダウンがきちんと出来なくなっていた。ファイナルセクターでは2速のチェンジアップも全く出来なくなってしまった。トラブルがなければ予選はトップ10に残っていたはずだし、チャンピオンシップを考えても非常に残念な予選になった。明日はきちんとマシントラブルを解消し、必ず上位でチェッカーを受けます。

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8月10日(日曜日)
  • フリー走行 9:00~9:30 雨/ウエット/気温:22度/路面温度:22度
  • 決勝 15:00~ 雨/ウェット/気温:24度/路面温度:26度

 前回の菅生戦から雨のレースウィークの為か、真夏の3連戦が思わぬ低気温と低路面温度のスタートとなっている。日曜日のフリー走行は台風11号の影響で、雨と風の走行開始となる。

 初めにビヨンがコースへ。走行開始後雨が酷くなり、赤旗中断となる。午後のレースを占うような雨となる。雨が小康状態となり7分ほどの中断のあと、走行は再開した。

 雨のDUNLOPと言われているように、昨日の予選の鬱憤を晴らすかのようなビヨンの走りにチームもホッと胸をなで下ろす。昨日のトラブルは完全に解消され、周回毎にタイムを上げて走行している。一旦平中と交代し、平中も雨の状況を確認。このセッションは3番手のタイムで終了した。

gt_r05_gainer_11-4.jpg  今回の決勝レースは、普段より1時間スタートが遅い。それが11号車にとって、吉と出るか凶と出るかは終わってみなければわからない。ただ決勝がセーフティーカー(SC)のみで成立しないことを祈るのみ。3時30分頃から激しい雨になると予報では伝えられていた。

 スタートを担当するのはビヨン。雨のため2周に渡ってSCの先導が行われ決勝レースはスタートした。シングルで必ず戻ってくると言っていたビヨンはその通りに、1周で3台をパスして16番手でまで浮上しビヨン劇場が始まった。周を重ねる毎にポジションをあげ、9周目には10番手のポイント圏内まで驚異の追い上げを披露。この辺りから急激に雨が激しくなり、スタートして8周目にSCが入り、その後14周目に赤旗中断となり、ストレートに全車整列。

 30分ほどの中断の後、SC先導でレース再開された。再びビヨンの激走が始まる。17周目には9番手、18周目には7番手、19周目には6番手と、各コーナーで気持ちよく前車を抜いていく。

 21周目には12番手からスタートしてここまでポジションを上げていた10号車山内もパスし4番手に。55号車CR-Z、3号車GT-Rを抜き去り24周目には2番手までポジションを上げる。

 トップを走るミシュランタイヤを装着する61号車BR-Zは、異次元の走りで周回を重ねていたため、この時点で20秒の差。ビヨンをもってしても1周ラップの差が約1秒もあり、この時点でのこれ以上のポジションアップは見込めなかった。

 この頃から徐々に雨が止み初め、ウエットタイヤではだんだんと路面状況と合わなくなり、ルーティーンのピット作業と合わせてタイヤを早めに交換してくるマシンも現れる。11号車は予定通り38周目にルーティーンのピット作業を行い、平中をコースへ送り出す。

 早めにピット作業を行っていた86号車ランボルギーニと、交代してから4番手まで順位を上げていた4号車が平中がコースに入ると約2秒前方を走行。平中は次周の1コーナーで4号車をパス。続いて44周目に86号車も抜き、ピットに入るポジションの2番手まで難なく復帰。

 トップの61号車との差も46周目に23秒あった差が、54周目までには10秒差まで詰めてきていた。しかし、ここへ来て無情の雨が降り始め、再び55周目にSCが導入される。残り2周でも1周でも再開されることを祈っていたが、SCのまま2番手でチェッカーフラッグが振られた。これにより11号車はポイントランキングもトップになり、次戦鈴鹿では100kgのウエイトハンディを載せて戦うこととなる。

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平中克幸ドライバーコメント
 予選19番手から難しいコンディションの中のレースでしたが、最初のスティントのビヨンがものすごく良い走りをしてくれて・・・本当に完璧なスティントをこなしてくれました。僕のスティントではそれを生かして、走ることが出来たのです。ピットでは少しZ4の4号車が早くて、86号車も早めのピットタイミングで前に出られていたのですが、それでも車のパフォーマンスとダンロップタイヤさんのパフォーマンスを生かして、すぐに巻き返すことが出来ましたし、そのあともしっかりと走ることが出来ました。路面が乾いてからも、凄く安定して速く走れることが出来たので本当に良かった。予選のトラブル以外は全て完璧だったと思うし、ランキングもトップになりましたしから、次の鈴鹿では重くはなりますが、今回の決勝の様なしっかりとしたレースをすれば、展開次第では大量ポイントも取れるので、この先もしっかりと気を引き締めて戦っていきたいと思っています。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 ファンタスティックな決勝だった。昨日はトラブルだったのでパーフェクトなカムバックだった。チャンピオンシップもリーダーになったし、ダンロップタイヤのパフォーマンスも良く、レインのコンディションとマッチしていた。KATSUのファイナルスティントもピットで逆転されたポジションもすぐに2位まで戻って来てくれた。ピット作業もパーフェクトでKATSUを送り出してくれた。昨日の悪いポジションから本当にパーフェクトだった。61号車のミシュランタイヤは本当に強かった。本当に今日はHAPPYだった。次の鈴鹿も期待していて!
田中哲也監督コメント
 11号車は予選でトラブルが発生してしまい、後方グリッドからの苦しい展開になりましたが、ドライバー、チームスタッフ、ダンロップタイヤすべてが最高のパフォーマンスを発揮してくれて2位という素晴らしい結果を掴みとってくれました。今回のようなつらい状況をなんとか乗り越えたことは、チーム全体として非常に自信になり今後のレースにつながる内容だといえます。次回以降のレース対する教訓も含めてとても素晴らしいレースでした。

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GAINER

SUPER GT

SGT:第5戦富士 GAINER Rn-SPORTS SLS、一時は3位を走行するも厳しいコンディションの中14位完走 (GAINER)

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  • #10 GAINER Rn-SPORTS SLS
  • Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
  • 予選:12位 決勝:14位
  • 入場者数/予選日18,500人・決勝日26,500人
8月9日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:29度
  • ノックアウト予選1回目 14:00~14:15 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:31度
  • ノックアウト予選2回目 14:40~14:52 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:28度

 台風11号がゆっくりと北上し、富士スピードウェイにもかなりの影響が出ると思われた予選日。意外にも雨は降らず、厚い雲が被われる中スタートした。

 まず山内英輝からマシンセットに入る。高速域でのアンダーステア傾向のようだ。リアウイングを調整して再びコースへ。2種類のタイヤを試し、セットを確認していく。タイムも悪くなく、1分39秒662とこの時点での3番手。

gt_r05_gainer_10-2.jpg  ある程度セットを進めてから10時前に植田正幸と交代。植田はセクター3のアンダーステアが気になるようだ。GT300専有走行時間になる前に、ミッションが入らなくなったと植田から無線が入る。500クラスの走行が全て終わってからの回収となったため、この時点で走行は終了した。結局ドライブシャフトの破損によるものとわかり、予選までには無事に直りそうだ。

gt_r05_gainer_10-3.jpg  予選は開始前に少し雨粒が落ちてきた。雨が降る前にアタックを行うため、コースオープンと共にピットを離れる。Q1を担当するのは山内。心配された雨は本降りになることはなく、ドライのままで走行は出来そうだ。計測3周目に2番手にポジションを上げる。計測5周目に1分38秒862のタイムでベストを更新。しかし最後の最後でタイムを更新され、Q1は4番手のポジションでQ2に進むことになった。

 Q2は植田。計測3周目までは、シングルポジションをキープし、上位からのポジションを獲得できるかと思われたが、思った以上に他車がタイムを上げていき、植田自身もベストタイムを更新するが、明日の決勝は12番手からのスタートが確定した。

植田正幸ドライバーコメント
gt_r05_gainer_10-5.jpg  今日は練習走行でドライブシャフトが折れるトラブルに見舞われてしまい、思うように走れませんでした。山内がQ1で凄く良い走りをして尚かつ、良いタイムでQ1を突破してくれたので、もっと僕自身前にいきたかったのですが、上手くタイミングが合わせられませんでした。決勝は頑張ります。
山内英輝ドライバーコメント
gt_r05_gainer_10-4.jpg  練習走行から車のフィーリングは凄く良くて、タイヤも2パターンあったのですが、両方のタイヤとも、フィーリングもパフォーマンスも凄く良かったです。予選もFIA-GT3勢の中でトップを獲りたかったのですが、2号車に前にいかれてしまったのは残念でした。明日は雨の中でのスタートになると思いますが、良いポジションで植田さんにバトンを渡せるように頑張ります。
8月10日(日曜日)
  • フリー走行 9:00~9:30 雨/ウエット/気温:22度/路面温度:22度
  • 決勝 15:00~ 雨/ウェット/気温:24度/路面温度:26度

 前回の菅生戦から雨のレースウィークの為か、真夏の3連戦が思わぬ低気温と低路面温度のスタートとなっている。日曜日のフリー走行は台風11号の影響で、雨と風の走行開始となる。初めに山内がコースへ。走行開始後雨が酷くなり、赤旗中断となる。午後のレースを占うような雨となった。

 雨が小康状態となり7分ほどの中断のあと、走行は再開した。11号車に続いて山内がタイムを出し、雨に強いダンロップタイヤの証明をするように2台が表示画面の上位に位置する。その後植田と交代しこのセッションは5番手で走行を終えた。

gt_r05_gainer_10-6.jpg  今回の決勝レースは、普段より1時間スタートが遅い。そして、台風の影響でウォーアップの時間が8分から20分に延ばされた。この時にはまずスタートを担当する山内から。そして植田にもコース上の川の状況などの確認のために交代し、ウォーアップは終了した。

 決勝レースは、2周のセーフティーカー(SC)先導でスタートした。1周目こそ、そのままのポジションで戻ってきたが、2周目には既に9番手までポジションをあげ、3周目には8番手、4周目には7番手と確実にポジションアップ。

 6周目に4号車Z4をパスし、前をいく7号車Z4を射程圏内に納める。しかし、この頃から急激に雨が激しくなり、スタートして8周目にSCが入り、その後14周目に赤旗中断となり、ストレートに全車整列。

 30分ほどの中断の後、SC先導でレース再開。再び山内の激走が始まる。再開した1コーナーで7号車を抜きに掛かるが、オーバーランしてしまい、4号車にパスされてしまう。しかし、山内は落ち着いて次周には抜き返し、5番手に。続けて31号車PRIUSも交わし着実にポジションを上げていく。

 その真後ろからハイスピードで追いかけてきたマシンが31号車をパスして後方に迫ってきた。11号車のビヨンだ。ヘアピン直前、55号車CRZに詰まったタイミングでビヨンがインを突き前へ出るが、無理をせず11号車先行の2台で前を追う。山内も負けじとビヨンの後ろに食らいつく。2台が繋がって走っている様は、まるでワークスのようだ。

 11号車が3号車GTRを抜くと、次周山内もダンロップコーナーで3号車をパス。トップを走行していたミシュランタイヤを履く61号車は圧倒的なタイムでの周回を刻んでいたので、これ以上のポジションアップは望めず3番手を快調に走行する山内。

 この頃から徐々に雨が止み初め、ウエットタイヤではだんだんと路面状況と合わなくなり、ルーティーンのピット作業と合わせてタイヤを早めに交換してくるマシンも現れる。10号車はインターミディエイトを履く他車のタイムの上がり方を見て、予定より少し早めではあったが、35周目にルーティーンのピット作業を行い、植田をコースへ送り出す。

 ピット作業を終了している車の中ではこの時点で3番手を走行。1周目、2周目と植田のタイムは良く、快調に思えた。しかし、13コーナーでまさかのスピン。コースオフしてしまい、一気にポジションを下げてしまう。

 全車ピット作業を終了した48周目の時点で14番手。前をいく2号車McLarenをパスするチャンスをうかがっていたが、なかなか差を詰める事が出来ず、55周目に急に雨が強く降り始め、再びSCが導入される。そのままSCランが続き、結局再開することなく62周目もSC先導でのチェッカーとなった。

 2戦連続の雨で、10号車にとっても恵の雨に見えたが、後半で足をすくわれてしまった。次戦鈴鹿は上位陣がヘビー級になるので、このチャンスを必ずものにして、大量ポイントを獲得したいと思う。

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植田正幸ドライバーコメント
 今回は車もタイヤも山内もみんな完璧で、完璧じゃなかったのは僕だけでした。みんなの努力を結果で残せなかったので申し訳なかったです。今のGTは細かいミスとか、大きいミスを無くさないとポイントが取れないので、次戦までに特訓をして無くせるようにしておきます。
山内英輝ドライバーコメント
 今回はダンロップさんが用意してくれたレインタイヤが調子良くて、周りを抜いて3位まで上がっていったのですが、交代後植田さんのラップタイムも良かったのですが、ミスしてしまって今回もポイントが取れなかった事がちょっと悔しいですね。植田さんも速さはあっただけに、ミス無く走れれば次は期待できるかなとは思います。11号車が2位表彰台に上がったことは、素直におめでとうと言いたいし、僕たちももうちょっと頑張らないと駄目だなとは思いました。僕自身もドライビングをもっと磨いて、もっともっと速さを追求出来るように頑張っていきたいと思います。
田中哲也監督コメント
 10号車に関しても非常にもったいない結果に終わりましたが、速さという点では十分にアピール出来たと思います。次回はその速さを結果に結びつけられるように頑張っていきたいと思います。今回も応援ありがとうございました。

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GAINER

SUPER GT

SGT:第5戦富士フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第5戦鈴鹿決勝 河野駿佑がポールトゥウイン、年間王者に王手

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第5戦「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は17日、鈴鹿サーキット東コース(1周・2.243km)で決勝を行い、河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)が22周・20分0秒937で優勝を飾った。

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 雨が上がったもののF4ではレインコンディションだった路面も、スーパーFJが始まる頃にはほぼ乾き、全車ドライタイヤを履いて午後3時15分、13台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 上位陣は無難にスタートを決め1~5位が予選順位どおりで1コーナーに向かった。トップは河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)、2位に橋本陸(スキルスピード/制動屋)が付け、3位の佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)がアウトから橋本の隙を伺うが抜けず、4位・平優弥(Team Naoki☆Leprix 10V)、5位・吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト)と続く。

 2位の橋本は序盤、その時点でのファステストラップを更新しながらトップ河野の背後からプレッシャーを掛けるが、河野はミスをせず、その差は8周目あたりから徐々に開くこととなる。

 河野は14周目にはこのレースのファステストラップとなる54秒306をたたき出すなど、盤石の走りで22周を走り切り、初のポールトゥウインで今シーズン3勝目を飾った。

 3位でレースを始めた佐藤も序盤、橋本に1秒前後差で走行していたが、中盤からはついて行けなくなり、4位の吉田がさらに遅れていたため単独走行での3位フィニッシュとなった。4位には吉田が入った。

 スタートで予選順位から一つ落とし7位を走行していた道野高志(丸和書店&中部水産10Vスキルスピード)は、前を走る平が3周目にコースアウト、脇村佑貴(ライトウェイ☆レプリ10V)が16周目にスピンと相次いで後退したため繰り上がり、5位でフィニッシュした。6位には平が入った。

 優勝した河野は選手権ポイントを69と伸ばし、2位に入った橋本との差を15ポイントと広げた。次戦ポイントを獲得し、橋本の前でゴールすれば今シーズンのチャンピオンが確定する。

 第6戦は10月19日、鈴鹿サーキット西コースで開催されるが、その2週間前、10月5日にF1の前座レースとして特別戦が開催される。

優勝 河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)
sfj_r05_r-kohno  「ポールポジション側は路面が乾いてスタート決めることができました。序盤は橋本選手をミラーで見ながら走っていました。今回はミスなく決勝レースを走ることができましたが、練習走行の時は最悪の状態だったので、勝てて良かったです。次戦チャンピオンを取れる可能性があるので、勝ってチャンピオンを決めたいです。その前にあるF1の前座レースでも勝ちたいです」
決勝2位 橋本陸(スキルスピード/制動屋)
sfj_r05_r-hashimoto  「今回は完全に河野選手に完敗でした。予選終わってからセッティングを変えて挑みましたが、何をしても河野選手に追いつきませんでした。チャンピオン争いはもう後がないですが、頑張って次は勝ちたいと思います」
決勝3位 佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)
sfj_r05_r-sato  「雨のレースを期待していたのですが、段々とコースが乾いてきてしまい自分のレースが出来ませんでした。今年は3位ゴールのレースが多いので悔しいです。今までレーススタートが良くなかったですが、今回は自分でもいいスタートを切ることができたのが自分の中で唯一救いでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum
Yoshionri OHNISHI

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿決勝 FCクラスの福住仁嶺が総合優勝、Cクラスは浅原悠貴が初優勝

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第4戦「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は17日、鈴鹿サーキット東コース(1周・2.243km)で決勝を行い、FCクラスの福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)が、23周・22分3秒209で総合優勝を飾った。Cクラスは浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)が優勝した。

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 正午過ぎに降った通り雨は上がったものの路面はウェット。根本悠生(WILLDOZTEスピリット)が電気系トラブルでピットスタートになったため午後1時50分、11台がウェットタイヤを履いてフォーメーションラップがスタート。1周を回って各車グリッドに着いた。

 シグナルがブラックアウトし、トップで1コーナーに飛び込んだのはポールポジションの平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)。予選2位の浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)は出遅れ、2位に上がってきたのは同3位の朝日ターボ(ヴァンガード・S Road☆MC090)。浅原は3位に落ちた。

 この後、3位浅原が2コーナーでコースアウトしさらに5位まで落ちると、2位の朝日も代って3位に上がってきたFCクラストップの福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)に4周目の最終コーナーでパスされ3位にダウン。

 2位以下の混乱を尻目にトップ安泰かと思われた平木だったが6周目にドライビングスルーペナルティーが出される。グリッドに付いたときエンジンストールし、再始動の際、クルマが動いたためスタート違反と判定されたのだ。

 平木が9周目にペナルティーを消化するとトップに立ったのはなんとFCクラスの福住。2位には8周目に朝日を捉えた、こちらもFCクラスの坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)が上がってきた。

 2位の坪井は4秒近くあったトップ福住との差を徐々に詰め始めるが、1秒を切ったところでゴール。福住が逃げ切り、今シーズンFCクラス初、下克上の総合優勝を飾った。2位には坪井が入った。

 一方、平木のペナルティーで3位に上がった朝日は10周目にコースアウト。4位の浅原に先行されると、終盤21周目には11位から5位まで順位を回復してきた平木にもパスされ総合5位でレースを終えることとなった。

 結局Cクラスの優勝は総合3位の浅原で初。2位には総合4位の平木が入り、3位に総合5位の朝日と続いた。

 FCクラスの優勝は総合でもトップの福住、2位に総合2位の坪井、3位には総合6位の石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)が入った。

 F4西日本シリーズ第5戦は9月21日、富士スピードウェイで開催される。

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総合3位、Cクラス優勝 浅原悠貴(CMインダストリー・RK011)
 「スタートで失敗して、朝日ターボ選手に抜かれてしまいましたが、レースペースは自分の方が速かったので途中で抜くことが出来ました。終盤はFCクラスの車に追いつきましたが、最後まで抜くまでには至りませんでした。クラス優勝はできましたが課題が多く残ってしまいました」
総合4位、Cクラス2位 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)
 「シグナルが消える直前にエンジンストールして少し動いてしまったので、ドライビングスルーペナルティーを受けてしまいました。ある程度は挽回できましたが、やはりスタートのミスが大きく、勝ちを狙っていたので非常に悔やまれます」
総合5位、Cクラス3位 朝日ターボ(ヴァンガード☆S・R♡ad☆MC090)
 「予選は新品タイヤを使ったのですが、まだどこまで攻めた走りができるかなどか分かっていなくて、限界を超えていけないラインを超えてしまいクラッシュしてしまいました。スタートは初めて雨ですごく緊張しました。前回スタートでミスをしたので、今回はちゃんとスタートを決めようと思っていたので良かったです」
総合&FCクラス優勝 福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)
 「決勝レースのベストタイムでは他の選手に負けました。ファステストを取って勝ちたかったです。スタートでなんとか坪井選手の前に行けたので良かったのですが、後半のペースは坪井選手の方が速かったので、コースから飛び出さない様に気を付けて走りました」
総合&FCクラス2位 坪井翔(美人&LTV フィールド FTRS)
 「スタートではストール気味になって福住選手に抜かれてしまいました。予選でポールポジションを取った時に、スタートさえ決めれば勝てると思っていたレースだっただけに2位の結果は悔しいです」
総合6位、FCクラス3位 石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)
 「最後、大津選手に引っかかって前に出るのに時間がかかり過ぎました。決勝のラップタイムもトップと離れていて全然良くなく、天候と運が良かっただけでクラス3位にはなれましたけど消化不良のレースでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第5戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第5戦 -RIJ- (2014/08/17) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
13河野 駿佑グッドスマイルレーシング 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2220'00.937
266橋本 陸スキルスピード/制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH221.687
370佐藤 駿介Team Naoki☆LEPRIX☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH226.640
457吉田 宣弘DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト
MYST KK-S2
YH2212.757
517道野 高志丸和書店&中部水産10Vスキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH2214.621
671平 優弥Team Naoki☆Leprix 10V
TOKYO R&D RD10V
YH2216.807
758大川 純平関西オート Rn-sports KKS2
MYST KK-S2
YH2218.059
855板倉 慎哉AMORE☆JFA☆RBA☆RD10VF
TOKYO R&D RD10V
YH2221.878
931上村 優太IDEAL F 07J
WEST 07J
YH2224.368
1072脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH2226.016
1134鈴木 海南斗ART GP JAPAN
TOKYO R&D RD10V
YH2232.804
1225濱野 隆一ロコリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH2234.089
1339中根 邦憲カーペット・ラグ通販 なかね家具
MYST KK-S2
YH2245.117
  • Fastest Lap: CarNo.3 河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V) 54.306 (14/22) 148.69km/h

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA CLUBMAN RACE Rd.5 -RIJ- (2014/08/17) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2014 F4西日本シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
162FC1福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL2322'03.209
292FC2坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
DL230.985
350C1浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
DL231.692
4*18C2平木 湧也SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
DL2315.691
570C3朝日 ターボヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
DL2321.153
660FC3石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL2321.284
763FC4大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
DL2324.750
844A1塚田 光彦東海電装WESTスプリント関口056
WEST 056
DL2325.394
990FC5根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
DL2325.954
1093FC6小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
DL2327.254
1161FC7坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL2328.441
1211A2植田 正幸Rn-Sports制動屋ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
DL2337.384
  • Fastest Lap: CarNo.18 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108) 55.565 (23/23) 145.32km/h
  • CarNo.18は、2014鈴鹿クラブマンレース規則書第53条~1)(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第5戦鈴鹿公式予選 河野駿佑がポールポジション

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第5戦「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は17日、鈴鹿サーキット東コースで公式予選を行い、河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)が50秒522でポールポジションを獲得した。

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 公式予選は午前10時25分から15分間。まずは自身4周目に橋本陸(スキルスピード/制動屋)が54秒773でトップに立つ。しかしこれを逆転したのが河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)。自身4周目に54秒522でトップに立つと、以後誰もこのタイムを更新できず、河野が今シーズン2度目のポールポジションの座に着いた。

 予選2位は橋本。予選3位は佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)、平優弥(Team Naoki☆Leprix 10V)の争いとなったが、最終的に予選終了4分前に54秒805を出した佐藤が平を逆転。3位で予選を終えた。

 決勝レースは本日午後3時15分より22周で争われる。午後からは雨が降り出しており、雨中での決勝になるかも知れない。

ポールポジション 河野駿佑(グッドスマイルレーシング10V)
 「昨日と一昨日の練習走行よりコンマ2秒程タイムが悪く、タイム自体に納得はしていませんがポールポジションを取れたのは良かったです。まだ一度もポールポジションからの優勝はしたことがないので決勝レースは勝ちたいです」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿公式予選 総合は平木湧也、FCクラスは坪井翔がポールポジション

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第4戦「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は17日、鈴鹿サーキット東コースで公式予選を行い、平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が50秒050で総合のポールポジションを獲得した。FCクラスは総合4位に付けた坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)が50秒905でクラスポールポジションを獲得した。

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 公式予選は午前9時40分より15分間。浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)が5周目に50秒255でトップに立つも、さらにタイムアップを狙ってアタックした6周目の最終コーナーでコースアウト。

 代ってトップに立ったのは自身5周目に50秒050をたたき出した平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)。しかし平木も9周目の最終コーナーでコースアウト。路面はかなりスリッピーなようだ。

 3位には朝日ターボ(ヴァンガード・S Road☆MC090)が50秒563で付けたが、朝日も逆バンクコーナーでクラッシュ。上位3台がコースアウト、クラッシュするという予選は、平木がポールポジション。2位浅原、3位朝日の順となった。

 FCクラスは、坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)が5周目に出した50秒905で今シーズン2度目のポールポジションを決めた。2位には福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)、3位には根本悠生(WILLDOZTEスピリット)と続いたが、タイムは接近しており、僅差の予選結果となった。

 決勝は本日、午後1時50分より23周で行われる。午後は雨の予報が出ており波乱含みの展開になるかも知れない。

総合ポールポジション 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)
 「ポールポジションは取れましたが、最終コーナーでミスをしてしまい思うようにタイムが出せませんでした。練習走行が良かっただけに悔いが残ります。午後からの決勝レースの天候がわかりませんが雨での走行経験がないので不安なので晴れて欲しいです」
FCクラスポールポジション 坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)
 「今回東コースなので簡単には他の車が抜けないので、このポールポジションを取れたのは嬉しいです。FCクラス全車のタイムが接戦なので、決勝のスタートを決めてこのまま優勝できるように頑張ります」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第5戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第5戦 -RIJ- (2014/08/17) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
13河野 駿佑グッドスマイルレーシング 10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.522--148.1024/16
266橋本 陸スキルスピード/制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.723 0.201 0.201147.5586/17
370佐藤 駿介Team Naoki☆LEPRIX☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.805 0.283 0.082147.33710/14
471平 優弥Team Naoki☆Leprix 10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.857 0.335 0.052147.19710/15
557吉田 宣弘DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト
MYST KK-S2
YH0'54.912 0.390 0.055147.0507/16
617道野 高志丸和書店&中部水産10Vスキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH0'55.060 0.538 0.148146.65513/17
758大川 純平関西オート Rn-sports KKS2
MYST KK-S2
YH0'55.067 0.545 0.007146.6367/15
872脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'55.089 0.567 0.022146.5776/15
955板倉 慎哉AMORE☆JFA☆RBA☆RD10VF
TOKYO R&D RD10V
YH0'55.260 0.738 0.171146.1244/13
1031上村 優太IDEAL F 07J
WEST 07J
YH0'55.326 0.804 0.066145.94911/13
1134鈴木 海南斗ART GP JAPAN
TOKYO R&D RD10V
YH0'55.340 0.818 0.014145.9139/17
1225濱野 隆一ロコリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'56.072 1.550 0.732144.0086/16
1339中根 邦憲カーペット・ラグ通販 なかね家具
MYST KK-S2
YH0'56.108 1.586 0.036143.9158/16

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA CLUBMAN RACE Rd.5 -RIJ- (2014/08/17) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 F4西日本シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
118C1平木 湧也SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
DL0'50.050--161.3355/8
250C2浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
DL0'50.255 0.205 0.205160.6775/6
370C3朝日 ターボヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
DL0'50.563 0.513 0.308159.6985/7
492FC1坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
DL0'50.905 0.855 0.342158.6255/15
562FC2福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL0'50.938 0.888 0.033158.5229/18
690FC3根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
DL0'50.991 0.941 0.053158.3576/13
761FC4坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL0'51.038 0.988 0.047158.2127/18
863FC5大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
DL0'51.045 0.995 0.007158.1905/17
960FC6石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL0'51.100 1.050 0.055158.0207/18
1011A1植田 正幸Rn-Sports制動屋ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
DL0'51.116 1.066 0.016157.97014/18
1193FC7小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
DL0'51.406 1.356 0.290157.0795/17
1244A2塚田 光彦東海電装WESTスプリント関口056
WEST 056
DL0'52.075 2.025 0.669155.06110/17

SUPER GT

SGT:第5戦富士 中嶋一貴/ジェームス・ロシター組LEXUS RC Fが追い上げ5位 (TOYOTA)

 8月9日(土)、10日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT 第5戦「FUJI GT 300km RACE」が開催された。台風接近に伴い、めまぐるしく変わる天候の中で2度にわたってセーフティーカーが導入。ハンデに苦しんだLEXUS RC F勢は終盤スリックタイヤを導入するなどのギャンブルに出たが天候は味方せず、中嶋一貴/ジェームス・ロシター組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が最上位の5位という結果に終わった。

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5位でフィニッシュしたPETRONAS TOM'S RC F 36号車

 SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」が8月9日(土)、10日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 ゴールデンウィーク開催の第2戦に続き、今季2度目の富士でのSUPER GT戦。例年では9月の第6戦として行われてきたが、今年は鈴鹿と入れ替わる形で夏休みまっただ中の開催となった。第2戦は500kmレースとして行われたが、今大会は300kmレース。

 全8戦で行われる今季のSUPER GTも後半戦に入った。前半の4戦を終え、シリーズランキングでは伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組のKeePer TOM'S RC F 37号車が首位、前戦SUGOで見事勝利を挙げたディフェンディングチャンピオンの立川祐路/平手晃平組ZENT CERUMO RC F 1号車が3位、大嶋和也/国本雄資の若手コンビ ENEOS SUSTINA RC F 6号車が僅差の4位につけている。

 ランキング上位の3台は、ウェイトハンデが50kgを超え、燃料リストリクター制限が適用されるため、長いストレートでのスピードが重要な富士での影響、加えて、首位の37号車はほぼ最高値となる48kgのウェイトを搭載することとなり、厳しい戦いが予想された。

 GT300クラスのOGT Panasonic PRIUS 31号車は、今季4戦中3回リタイアと苦しい戦いを強いられているが、唯一の完走及び入賞が第2戦の富士。ホームである富士では、昨年春の大会で優勝、夏の大会でも2位と得意にしており、好成績が期待された。

◆予選◆

 台風接近による天候の悪化が心配されるレースウィークとなったが、9日(土)は午後2時の予選開始の時点では所々小雨はぱらつくもののまだスリックタイヤで走れる状態。気温25度、路面温度31度とこの季節としては予想外に低いコンディションでノックアウト方式予選のQ1が開始された。

 GT500クラスは全車セッション開始から7分ほど待機。残り8分ほどでコースインしたが、直前のGT300セッション時にトラブルに見舞われた車両がピットに戻れずコース上に止まってしまったため赤旗中断に。

 残り10分でセッションが再開されると、再びアタックが開始され、次々に各車タイムアップを図っていった。そんな中、重いウェイトハンデと燃料リストリクター制限を受けた、ランキング上位勢はタイムを縮めることが出来ず苦戦。1号車が12番手、6号車が13番手、 37号車が14番手と厳しい結果に。WedsSport ADVAN RC F 19号車はわずか100分の1秒及ばず惜しくもトップ8入りならず9番手。LEXUS RC Fは4台がQ1敗退となってしまった。

 一方で、午前中の公式練習でも2番手と好調なDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車はオリバー・ジャービスがドライブしトップタイムをマーク。ジェームス・ロシターのPETRONAS TOM'S RC F 36号車も6位につけ、2台がQ2へと進出した。

 Q2は今にも雨が降りそうな状況となり、各車セッション開始と共にコースイン。しかし、走り始めと共に降り始めた雨は強さを増し、コースアウトやスピンが続出。36号車の中嶋一貴は、先陣を切ってピットインし、レインタイヤへと交換した。

 翌周には39号車の石浦を含め、ほとんどの車両がタイヤを交換。先に交換した36号車の中嶋からタイムを縮めていったが、その後路面は回復方向へ。終盤にかけてめまぐるしくタイムが塗り替えられていった。

 最後はスリックタイヤのまま走り続けた車両がトップタイムをマークするほど路面は乾いていき、早めにタイヤを交換した36号車にとっては厳しい展開に。最終的に39号車が5番手、36号車は7番手グリッドとなり、明日の決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、プリウス31号車は嵯峨が担当したQ1で11番手につけ、上位13台が残るQ2への進出を決めた。

 Q2では、ベテランの新田が残り2分ほどでその時点でのトップタイムをマーク。更にアタックを続けたが、他の車両に引っかかりタイムアップならず。終盤ライバルがこのタイムを上回ったため、惜しくもポールポジション獲得は成らなかったものの、31号車は得意とする「ホーム」富士で見事最前列2番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

 10日(日)は朝方四国に上陸した台風11号の影響もあり、富士スピードウェイも朝から降ったり止んだりの天候。そんな中でも、2万6千人以上のレースファンが熱いバトルを満喫すべく、サーキットへと足を運んだ。

 午後3時の決勝レーススタート時には、雨は止んでいたものの、路面はヘビーウェット、気温25度と夏らしくないコンディションで、セーフティカーの先導の下でスタートが切られた。

 2周のセーフティカーランを経て、3周目に水煙を上げて本格戦が開始された。5番手スタートの39号車がひとつポジションを落とし、これに7番手スタートの36号車が続く展開。

 レースが8周目を過ぎたあたりで降り始めた雨は、あっという間に強さを増し、土砂降り状態に。そんな中、果敢に先行車を攻めた39号車のジャービスは、競り合う2台の中に割って入り、3ワイドの中で5位へとポジションアップ。翌周には36号車のロシターもひとつポジションを上げた。

 しかし、更に雨が強くなり、レース続行は危険という判断からセーフティカーが導入。その直後にはGT300の車両が数台スピンを喫するような状態となった。

 隊列を整え、セーフティカー先導での周回を続けたが、状況はなかなか回復せず、17周終了事典でレースは一旦赤旗中断となった。

 30分ほどの中断を経て、セーフティカー先導で走行が再開され、20周目に再スタート。6位につけていた36号車は好ダッシュを見せひとつ順位を上げたが、これがスタート違反と見なされ、ドライブスルーペナルティを受けることとなってしまった。  中盤戦に入ると徐々にドライバー後退のためのピットが始まったが、上位勢はピット作業を引っ張り、40周目過ぎから各車ピットへ。

 全車がピットを終えた時点で石浦に代わった39号車は7位、ペナルティを受け後退していた36号車は、固めのレインタイヤを選択していたこともあり、タイヤ無交換という作戦に出た。これが功を奏し、中嶋一貴が39号車よりも前でコースに復帰。アウトラップでかわされたものの、39号車と共に、僅差の4位争いグループに加わった。

 残りが20周ほどになると、路面の一部には乾いた場所が出来始めた。このため、この時点で立川が14位を走行していた1号車は急遽ピットインしスリックタイヤに交換。立川はファステストラップをマークしながら追い上げを開始した。

 36号車の中嶋一貴は未交換のタイヤながら、見事な追い上げを続け、残り10周で5位に浮上。

 激しいバトルで一時は6位に上がった石浦の39号車だったが、後半装着したソフトのレインタイヤの摩耗が激しく、乾いていく路面でペースが落ち、残り10周でスリックタイヤに交換するためにピットイン。同様にソフトのレインタイヤで12位を走行していた6号車国本もスリックへと交換した。

 しかし、その直後に再び雨が降り始め、LEXUS RC F勢のスリックへの交換作戦は裏目に。雨は一気に強さを増し、残り8周で再びセーフティカーが導入されることとなった。

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ランキング首位のKeePer TOM'S RC F 37号車は9位で2ポイント獲得

 そのまま周回が重ねられたが、天候の回復はならず、30分ほどの赤旗中断を含んで、トータル3時間にも及んだレースは、最後はセーフティカー先導でチェッカーフラッグ。LEXUS RC Fは中嶋/ロシター組の36号車が最上位の5位フィニッシュ。36号車同様に、堅めのタイヤで無交換作戦を採り、14番手スタートから追い上げた伊藤/カルダレッリ組37号車は9位に入り、2ポイントを追加。ドライバーとチームのランキングでは首位を守っている。

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GT300クラス6位に入ったOGT Panasonic PRIUS 31号車

 GT300クラスでは、最前列2番手からスタートしたプリウス31号車が、1コーナーで首位に並びかけるもパスするまでには至らず。序盤は2位を守っていたが、雨が強くなり始めると後続の追撃を受け、ポジションダウン。

 ライバルよりもやや早めにドライバー交代を行った31号車は、一時20位まで順位を落としたが、その後ライバルもピット作業を行うことでポジションを戻していった。途中、スピンを喫するシーンもあったが、難コンディションでのレースを最後まで走り抜き、6位でチェッカー。今季2度目の完走、ポイント獲得を果たした。

PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー 中嶋一貴:
 「ウェットの中、ペースも悪くなかったし、タイヤ選択も正解だったと思う。ペナルティを受けたのは残念だったが、結果として次のレースで燃料リストリクターを着けずに済むため、大きなポイントを狙えればとポジティブに捉えている。ホームの富士で勝てなかったことで、ドライバー、チーム、LEXUS Racing全体で頑張らなくてはならないと強く感じた」
PETRONAS TOM'S RC F 36号車 ドライバー ジェームス・ロシター:
 「クルマの仕上がりもとても良く、常に速かったが、期待に応えることが出来なかった。再スタートでミスし、チャンスを逃してしまった。その分、(中嶋)一貴が挽回してくれた。良い戦いが出来ていただけに、申し訳なく思っている。次の鈴鹿では、絶対表彰台に上がりたい」
トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT

SGT:第5戦富士 優勝会見(GT500&300クラス)

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GT500クラス #18山本尚貴(ウィダーモデューロNSX CONCEPT-GT)
 「クルマが上手く仕上がっていたので良い結果が得られると期待していました。予選は少し歯車がかみ合わずに6位でしたが、ホンダもミシュランも最高のモノを用意してくれましたので、走りに集中することができました。特にホンダがレギュレーション変更に関して注いでくれた労力には感謝しています。パートナーのチェッカーを待つという経験はこれまでなかったので、信頼はしていましたが少しドキドキしました」
GT500クラス #18フレデリック・マコヴィッキィ(ウィダーモデューロNSX CONCEPT-GT)
 「気分は最高です。ホンダ、チーム、ミシュラン、そしてナオキ(山本選手)に感謝しています。菅生では良い結果が得られませんでしたが、今回はナオキが十分なマージンを築いてくれたので、チェッカーまでスムーズに運びました。ドライブ中は再び雨が降る可能性があったので、タイヤに負担をかけないようマネージメントしながら走りました。最後はリスタートになったとしても、勝てる自信はありました」
GT300クラス #61佐々木孝太(SUBARU BRZ R&D SPORT)
 「苦手な富士で勝つことができて嬉しいです。悪コンディションのなか最後まで応援してくれたスバルファンに感謝しています。途中SCカーは出るだろうと予想しながら走っていましたが、コンディションはBRZ向きでしたので速さはきっちりアピールしようと思っていました。天候が崩れる可能性もあったので、なるべく引っ張って井口選手に引き継ごうと思っていました。交替する時点では路面は回復傾向でしたので、ハードタイヤへの交換を指示しました。これも結果的には良かったと思っています。ミシュランタイヤによるマ-ジンは正直大きかったですね」
GT300クラス #61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)
 「孝太さんから引き継いでからは路面の状態が良くなっていったので、タイヤのコントロールに気を配りました。でも今回の勝利は何と言っても予選から最高の走りをしてくれた孝太さんのおかげです。BRZは去年の鈴鹿1000kmでドライブして優勝していますが、今年はレギュラードライバーに選ばれプレッシャーを感じていました。今回の優勝で解き放たれた感じです。チームとしては前回のミスが良い糧になっていると思います。次の鈴鹿も優勝しか考えていません」
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第5戦富士決勝 ホンダNSX勢最初のウィナーは#18ウイダーモデューロ! GT300も#61BRZが盤石の走りで今季初優勝

2014オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」の決勝レースが8月10日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
台風11号上陸の影響による激しい雨のため、レースは赤旗中断やセーフティーカー導入などのある荒れた展開となったが、予選6番手からスタートした#18ウイダーモデューロNSX CONCEPT GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が序盤でトップに立ち、ホンダNSXに今季初の勝利をもたらした。
GT300クラスはポールポジションからスタートした#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)が終始安定した速さで後続を突き放し、こちらも今季初勝利をものにした。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選18,500人/決勝26,500人/大会総入場者数45,000人)

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決勝日を迎えた富士スピードウェイは台風11号の上陸により朝から激しい雨が降ったりやんだりを繰り返す状態。
それでもスタンドには朝から多数の観客が詰めかけ、じっと決勝スタートを待っていた。

難しいコンディションを考慮し、本来なら8分間で行われる決勝前のウォームアップランは20分に延長されたものの、決勝レースは午後3時定刻にセーフティーカーの先導でスタートした。

SCは2周を終えたところへピットイン。3周目からコース上はオールグリーンに。
ホールショットを決めたのはポールシッターの#17ケーヒンNSX(金石年弘)だったが、2番手スタートの#23モチュールGT-Rが背後にぴたりと張り付き、4周目の最終コーナーでインに割って入った。23号車のドライバーはロニー・クインタレッリだ。 しかしハンデウェイト54kgの23号車は50kg分のウェイトと引き換えに燃料リストリクターを一段階絞っていたこともあり、ホームストレートでは#17金石が悠々とトップを奪い返す。
しかし#23クインタレッリはその後も執拗にしかけていき、5周目の第13コーナーで再びインに飛び込んでトップに立った。

続いて17号車に襲いかかったのが#18ウイダーNSXだった。
スタートドライバーの山本は3周目の1コーナーで4位に浮上すると、5周目には#8ARTA NSXをも攻略し、一気に金石の背後に迫ってきた。 そして6周目の最終コーナーで山本は金石のインに飛び込み、2位に浮上する。
トップの#23モチュールGT-Rとの差は僅か1.2秒。 山本はそのままの勢いで23号車を追い上げ、7周終わりでその差を0.89秒に縮めると、8周目にはクインタレッリを抜き去ってトップに立つ。

ところがその辺りから雨が激しくなって来たため、レースが10周目に入ったところでセーフティーカーが導入され、17周を完了したところで赤旗中断となってしまった。

レースは午後4時15分にセーフティーカーの先導で再開され、20周目からオールグリーンに。
18号車はそのままトップで1コーナーに飛び込み、そのまま着実に後続との差を広げにかかる。 26周を消化した時点で2位#23モチュールGT-Rとの差は7.5秒に広がった。

山本はそのままレースをリードしつつ36周を走ってピットイン、マコヴィッキィに後を託す。 マコヴィッキィもまた安定したペースで#23松田次生との差を広げていくが、レースが終盤に差し掛かったところで再び雨脚が強まり、58周目に入ったところでまたもやセーフティーカーが導入されることになった。
その後天候は回復しなかったため、レースはSC先導のまま66周を消化。 #18ウイダーNSXがこれまで苦戦の続いたホンダ勢に最初の勝利をもたらすことになった。
2位は#23モチュールGT-R、3位には予選11番手からスタートした#32エプソンNSXがレース中盤に目覚ましい追い上げを見せて今季初の表彰台を獲得した。
ポールシッターの#17ケーヒンNSXは、レース後半塚越広大が激しい追い上げを見せたが、表彰台まであと一歩の4位でレースを終えている。

GT300クラスは#61スバルBRZが序盤から他を圧倒。
これまで予選では速さを見せながら、中々結果に結びつけられずにいた61号車だが、今回はスタートから佐々木が一度もトップを譲ることなく規定一杯の44周を走り切って井口に交代、井口も51周目にファステストラップを叩き出す熱い走りで応え、SC導入まで終始トップで走り切り、今季初勝利を挙げた。
2位に入ったのは#11ゲイナーDIXCEL SLS。路面状況の好転したレース中盤にダンロップの持ち込んだタイヤが見事にマッチし、スタートドライバーのビヨン・ビルドハイムが見事なオーバーテイクを連発して予選19番手から一気に2位までジャンプアップしてみせると、平中克幸も後続に全くつけいる隙を与えず、難しい路面状況の変化にも対応してシリーズタイトル獲得に向けて大きく前進した。
3位には#86クリスタルクロコ ランボルギーニGT3が入った。

次の舞台は鈴鹿サーキットでの伝統の1000km耐久レースだ。 8月31日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/10) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWhLapTotal_Time
Behind
118山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
ウイダー モデューロ 童夢 レーシング
MI28662:56'20.543
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
NISMO
MI54662.129
332中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
NAKAJIMA RACING
DL2663.570
417塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
KEIHIN REAL RACING
BS32665.106
5*36中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
LEXUS TEAM PETRONAS TOM’S
BS32665.775
646本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MOLA
MI40666.804
7100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
TEAM KUNIMITSU
BS14668.081
812安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
TEAM IMPUL
BS886611.510
937伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
LEXUS TEAM KeePer TOM'S
BS986613.663
108ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
BS66616.878
1119脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
YH14651Lap
1239石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
LEXUS TEAM SARD
BS36651Lap
136大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
LEXUS TEAM LeMans ENEOS
BS68651Lap
141立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
LEXUS TEAM ZENT CERUMO
BS70651Lap
1524ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
KONDO RACING
YH18651Lap
---- 以上規定周回数完走(46Laps)----
  • Fastest Lap: CarNo.1 立川祐路(ZENT CERUMO RC F) 1'39.125 (54/65) 165.718km/h
  • CarNo.36(ジェームス・ロシター)は、反則スタートにより、ドライビングスルーペナルティを科した。

■GT300クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/10) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWhLapTotal_Time
Behind
161佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
MI30622:56'39.765
211平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
GAINER
DL74623.320
386細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
JLOC
YH28625.362
44谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH80628.457
560飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
LM corsa
YH106212.466
631新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
apr
YH106214.514
77ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
BMW Sports Trophy Team Studie
YH526216.619
865黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
LEON RACING
YH506217.844
933都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
Porsche Team KTR
YH126219.462
103星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NDDP RACING
YH486221.039
1122和田 久
城内 政樹
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH6223.659
122高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
Cars Tokai Dream28
YH86225.647
1330岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
apr
YH106228.714
1410植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
GAINER
DL26231.722
159白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
PACIFIC DIRECTION RACING
YH6235.472
1650加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
Arnage Racing
YH226240.963
1767横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
Team TAISAN
YH206244.561
180中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
TEAM 無限
BS386248.315
195玉中 哲二
山下 潤一郎
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH611Lap
2048高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DIJON Racing
YH611Lap
2188織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
JLOC
YH40611Lap
2255高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
AUTOBACS RACING TEAM AGURI
BS50611Lap
2321リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
Audi Sport Team Hitotsuyama
YH28611Lap
24360田中 篤
吉田 広樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORT
YH602Laps
---- 以上規定周回数完走(43Laps)----
  • Fastest Lap: CarNo.55 小林崇志(ARTA CR-Z GT) 1'44.681 (51/61) 156.922km/h

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4) | SUPER GT

SGT: FIA-F4開催で若手人材育成を。GT300やF3へステップアップの可能性も

スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)でかねてから準備を進めて来たFIA-F4の日本開催。
8月10日の定例会見で2015年よりスーパーGTのサポートイベントとして開催することが明らかになったが、GTAがフォーミュラカーのレースをプロモートする狙いは何か、坂東正明代表に話を聞いた。

会見では若手育成と紹介されたが、坂東氏によると現実にここで結果を残すことでGT300クラス参戦への道が用意される。
或いはF3へのステップアップも可能になるだろうとのこと。
月末に開催される鈴鹿1000kmでFIA-F4とGT300クラスに導入予定のマザーシャシーを並べて発表するのはそうした意味合いもあるという。
使用される車両はシャシーを童夢、エンジンをトムス、ギヤボックスを戸田レーシングがそれぞれ製造するとのこと。
開催格式については、規定上は全日本選手権も可能とのことだが、当面は地方選としてやっていくという。

これを実現するため、GTAでは現在FJ1600やスーパーFJの関係者、カート関係者とも連携にも呼びかけて若手ドライバーやカーターの参加を募る予定だ。
現在フォーミュラカーで活動しているドライバーはもちろん、限定Aライセンスの発給対象となる15,6歳のカーターも視野に入れている。

将来的にはここから巣立ったドライバーがスーパーGTやスーパーフォーミュラ、そして海外で活躍する日も遠くはないだろう。

※DOME F110 JMIA FIA - FORMULA 4 PROJECTパンフレット
(日本自動車レース工業会)

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第5戦富士GTA定例会見/市街地レース実現か

gt_r05_gta-bandoh.jpg

決勝日朝、恒例のGTアソシエイション主催の定例会見が行われ、坂東正明代表が質疑応答を行った。

坂東代表 生憎の天候となったが、サーキットで一晩過ごした車両も1,600台あった。今も続々と来場いただいている。この悪天候のなか集まってくれるファンこそ本当のファンと言えると思う。この状況下ではあるが、精一杯良いレースを見せるため努力をしたい。

■GT300クラスのBOP(性能調整)見直すとのことだが、この経緯、見通しは?

 世界的にGT3レースを浸透させるため、ヨーロッパで「ブランパンGTレース」を運営しているSRO(ステファン・ラテル・オーガニゼーション)にGTAから申し入れをして話し合いを進めている。ブランパンではサーキット特性に合わせ異なるABCランクのBOPを採用しているので、こちらのサーキットデータやレギュレーションを示して、BOPに関して統一した考えの下、運営をしたいと考えている。ただ、スーパーGTはタイヤがワンメイクでないことなど特殊性があるので、双方で不具合がないような規定にはなると思う。今年中には話をまとめたいと思っている。

■国際化に向け、タイ大会以外の海外での開催予定は?

 マレーシアのジョホールに2017年の完成を目指して新たにサーキット建設(準備)が進んでいる。このプロジェクトはマレーシアとシンガポールから資本が投入されていて、このエリアのハブ(中心的な)サーキットになる予定である。ここでの開催について話を進めている。  もう一つは、フィリピン・マニラのカジノやショッピングモールのある海岸沿いで市街地レースを開催する話がある。市街地レースに関して経験のあるプロモーターが関わっていて、2016年の2~3月の開催を目指している。日本でもいずれ公道レースを開催したいと思っているので、それを見据えた上で、話し合いを進めている。

■来季カレンダーのオートポリス戦がルマン24時間レースのテストデーとバッティングしている。テストデー参加が本戦出場の条件となっているが、日程変更の可能性は?

 オートポリスサーキットと話をしているが、現在のところ日程変更はしないつもりである。逆に、ルマン主催者であるACOとはスーパーGTなどの実績により、ドライバーのテストデー参加を免除できないかという方向で交渉を進めている。この交渉にはマシンを走らせる(ドライバーを乗せる)マニュファクチャー(メーカーやチーム)も関わってくるので、多方面と調整を進めている状況である。

今回GTRの空力パーツが変更されたようだが?

 今年から共通のモノコックを採用したことにより、空力パーツもローダウンフォース、ハイダウンフォース仕様の2種類を用意して、サーキットにより使い分けるようにしている。ただ、初年度ということで、シーズン中に一度だけ変更を認めている。今シーズン中には仕様を決めて、来シーズンは固定した形とする。

■FIA-F4の開催について

 来季のスーパーGTシリーズのサポートレースとして、FIA-F4を組み込む予定である。これは若手育成が大きな目的であり、サポートレースを含めてイベントを充実させていきたい。今月末第6戦が行われる鈴鹿で、展示とデモ走行を行う予定である。あわせてGT300に導入予定の共通モノコックを使用したマシンの展示も行う。

まとめ & Photo:Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第5戦富士フリー走行 ヘビーウェット路面を制したのは#18ウイダーNSX。GT300は#61BRZが速さで他を圧倒

スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」のフリー走行が8月10日、富士スピードウェイで行われ、#18ウイダーモデューロNSX GT CONCEPT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)がトップタイムを記録。
GT300クラスはポールシッターの#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)がここでもトップだった。

gt_r05_f-18 gt_r05_f-61 gt_r05_f-red_flag

台風11号の接近により開催スケジュールへの影響が懸念される中、決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から時折激しい雨が路面を叩く悪天候に見舞われた。
それでも場内ではクルマの台数にして1600もの熱心なファンが車内やテントで夜を明かし、夜が開けてからも続々と観戦に訪れ、スタンドを埋めていく。

そうした熱心なレースファン、スーパーGTファンが見守る中、フリー走行は午前9時から予定通り開始された。
降雨量の増大により、開始直後に赤旗中断が1度あったものの、すぐに雨が小降りになったため、走行は9:09に再開され、その後は一度も中断されることなく9時30分定刻に終了した。

今週末一貫して速さを見せているNSX勢がここでも好調で、#18ウイダーNSXは山本が1’44.464でセッション中盤にトップに立つと、マコヴィッキィに交代してからも1’41.757とタイムを更に縮め、前日の公式練習に続いてこのセッションをトップで終えた。 2番手にはロニー・クインタレッリが1’42.315を記録した#23モチュールGT-Rがつけ、予選日は苦戦の続いた#46S Road MOLA GT-Rが3番手。 ポールシッターの#17ケーヒンNSXは4番手で走行を終えた。

GT300クラスはポールシッターの#61BRZがここでも好調。佐々木孝太が1’49.029と2位以下を1.6秒引き離すダントツの速さでトップに立った。 2番手には#33PUMA KRH ポルシェ、3番手に#11ゲイナーDIXCRL SLSとFIA-GT3勢が続いた。

走行中も雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しており、依然として決勝レースへの影響が懸念される。 第5戦決勝は午後3時より66周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士フリー走行結果

■GT500クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/10) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
118山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI281'41.757--161.432
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI541'42.315 0.558 0.558160.551
346本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI401'42.704 0.947 0.389159.943
417塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS321'42.910 1.153 0.206159.623
5100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'42.923 1.166 0.013159.603
637伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS981'43.974 2.217 1.051157.989
78ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'44.258 2.501 0.284157.559
86大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'44.330 2.573 0.072157.450
932中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL21'44.386 2.629 0.056157.366
1039石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'44.399 2.642 0.013157.346
1136中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS321'44.419 2.662 0.020157.316
1212安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS881'44.443 2.686 0.024157.280
131立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701'44.476 2.719 0.033157.230
1419脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'45.552 3.795 1.076155.628
1524ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'46.621 4.864 1.069154.067

■GT300クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/10) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
161佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI301'49.029--150.665
233都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'50.638 1.609 1.609148.473
311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL741'50.639 1.610 0.001148.472
49白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'50.674 1.645 0.035148.425
510植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'50.726 1.697 0.052148.355
63星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481'50.735 1.706 0.009148.343
72高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'50.918 1.889 0.183148.099
87ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH521'51.185 2.156 0.267147.743
960飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH101'51.196 2.167 0.011147.728
1088織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH401'51.449 2.420 0.253147.393
114谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'51.693 2.664 0.244147.071
1267横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH201'51.811 2.782 0.118146.916
1331新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH101'51.836 2.807 0.025146.883
1455高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS501'52.244 3.215 0.408146.349
1586細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH281'52.280 3.251 0.036146.302
1621リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH281'52.433 3.404 0.153146.103
1722和田 久
城内 政樹
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'52.550 3.521 0.117145.951
1830岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH101'53.182 4.153 0.632145.136
19360田中 篤
吉田 広樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'53.597 4.568 0.415144.606
205玉中 哲二
山下 潤一郎
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'53.744 4.715 0.147144.419
2165黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH501'53.825 4.796 0.081144.316
2250加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH221'54.610 5.581 0.785143.328
2348高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'55.898 6.869 1.288141.735
240中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS381'58.712 9.683 2.814138.375

SUPER GT

SGT:第5戦富士ポールポジション会見(GT500&300クラス)

gt_r05_q_ps-pps

gt_r05_q_ps-pp500 gt_r05_q_ps-pp300


GT500クラス #17塚越広大(KEIHIN NSX CONCEPT-GT)
gt_r05_q_pc-tsukakoshi  「このコンディションでのポールポジションは素直に嬉しいです。午前中から少しトラブルはありましたが、クルマの感触は悪くなかったです。雨が降り出して他のクルマがレインタイヤに交換するなか正直迷いはありました。でも、監督がステイ(タイヤ交換なし)という判断をしてくれて吹っ切れました。リズムを崩さないように集中して走っていたら、最後の1周になって少しだけ路面が乾いてきたので思い切りいきました。明日はNSX(コンセプトGT)初のウィナーになりたいと思います」
GT500クラス #17金石年弘(KEIHIN NSX CONCEPT-GT)
gt_r05_q_pc-kaneishi  「広大の頑張りと監督の判断のおかげです。Q1のときクルマに少し問題を抱えていて……具体的には言えませんがエンジンがちょっと(笑)……それを広大に伝えて。本当にいい仕事をしてくれました。決勝は天候が心配ですが、前戦もいい形で終わっているので、この流れのままいきたいですね。悪天候ではポールポジション有利ですので、いけると思います」
GT300クラス #61佐々木孝太(SUBARU BRZ R&D SPORT)
gt_r05_q_pc-sasaki  「難しいコンディションのなかクルマを仕上げてくれたチームに感謝ですね。Q1の結果を見る限りポールポジションがとれるとは思いませんでした。雨が降ってきたときは、またか……と思いましたが、結果的にはよかったですね。明日の天候が崩れることを考えるとポールポジションスタートは圧倒的有利と思いますが、それ以前に決勝レースが無事に開催されることを祈っています」
GT300クラス #61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)
gt_r05_q_pc-iguchi

 「朝から調子は良かったのですが、まさかポールポジションがとれるとは思っていませんでした。孝太さんのアタックが素晴らしかったのと、タイヤの内圧調整などマネージメントがうまくいった結果だと思います。前戦の菅生がドタバタで終わってしまってファンの皆さんの期待に応えられなかったので、今回は是が非でもトップでチェッカーを受けたいと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式予選 ホンダ勢最初のポールシッターは#17ケーヒン! GT300は佐々木孝太が通算最多記録を更新

ホンダ勢最初のポールシッターは#17ケーヒン!
2014オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」の公式予選が8月9日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(塚越広大/金石年弘組)が難しい路面コンディションを制し、今季初ポールを獲得した。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)がPPを獲得。佐々木はこれが通算12回目のポールポジションだ。

公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。
時折り落ちてくる雨粒が難しい路面コンディションを生み出し、両クラスともいつも以上にめまぐるしく順位の入れ替わる、激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。

gt_r05_q-17

gt_r05_q-23

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予選Q1
GT300の走行が始まる直前に僅かに雨が落ちて来たため、競技団からはウェット宣言が出されたものの、雨はすぐに止み、路面コンディションはほぼドライのまま各20分間の走行が始まった。

ここで速さを見せたのが2台のCR-Zだ。
#55ARTA CR-Zを駆る小林崇志が開始10分で1’38.344と最初に1分38秒台に飛び込むと、終盤には#0無限CR-Zを駆るルーキーの野尻智紀が1’38.278で一時トップに。 すかさず小林も1738.176で応じ、CR-Zの1-2でQ1は終了する。
一方、予選Q2進出をかけての13位争いは#30IWASAKI GT-Rの影山正美と、#33PUMA KRHポルシェを駆る峰尾恭輔によって行われた。奇しくも影山は昨年までドライブしていたポルシェの33号車に追われることとなったが、最後まで逃げ切ってQ2進出を果たした。

続いてGT500ボードが提示され、GT500クラスの予選Q1が始まったが、各車がコースインしてアタックに入ろうとした丁度その時、100RにストップしていたGT300クラスの#22グリーンテックSLSが自走でピットに戻ろうとしてピット入り口手前で再び止まってしまったため、赤旗中断となってしまった。
車両回収はすぐに完了し、残り時間10分から予選は再開されたが、ここで最初にタイムを出して来たのが第4戦からスーパーGTに復帰したフレデリック・マコヴィッキィの乗る#18ウイダーNSX。1’30.061で一躍トップに躍り出るが、すぐに#23モチュールGT-Rの松田次生、#24D’Station GT-Rの佐々木大樹らが追従し、終了間際には#39デンソーサードRC Fのオリバー・ジャービスが1’29.986と唯一の29秒台を記録してトップで走行を終えた。
Q2を巡っては#100レイブリックNSX(武藤英紀)が終始8位の座を守り抜いてQ2進出を果たしている。

予選Q2
上位グリッドを決める予選Q2は2台にCR-Zの争いに#31プリウス、#61BRZも加わって、JAF-GT同士の接戦が展開された。 特にセッション中盤には#61BRZの佐々木と#31プリウスの新田守男が同じ1’38.414を記録する激しさ。 しかし最終的には佐々木が1’38.256までタイムを縮めて決着。 佐々木は通算最多ポールポジション獲得記録を12に伸ばした。

8分間のインターバルの後に行われたGT500クラスの走行は、序盤に降り始めた雨に各ドライバーとも苦しめられることになった。 ここでウェットタイヤへの交換を決断したのが#36ペトロナスRC Fの中嶋一貴、#18ウイダーNSXの山本尚貴、#100レイブリックNSXの小暮卓史、#39デンソーRC Fの石浦宏明ら。 反対に#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリ、#17ケーヒンNSXの塚越広大らはスリックタイヤのままコースに留まった。 しかし1分51秒台の苦しい走りを強いられるスリック勢に対し、#36中嶋は1’40.572、#18山本は1’38.723を叩き出してみせる。 これにはたまらず#23クインタレッリはピットに飛び込んでウェットタイヤを装着、1’37.636を叩き出して一躍トップに躍り出る。

しかし。 チェッカー寸前に1’37.306を記録してクインタレッリを上回ったのは#17塚越だった。 塚越は金石勝智監督の指示のもと、スリックタイヤで我慢の走行を続けていたが、予選終了が近づくに連れて雨が止み、路面が次第に乾いていったため、最後の最後にタイムアップに成功し、自身通算2度目のポールポジションを獲得してみせた。 クインタレッリも懸命にアタックを続けたが、僅かに及ばなかった。 予選3番手にはヴィタントニオ・リウッツィの駆る#8ARTA NSXがつけ、#100レイブリックNSXの小暮が4番手と、これまで苦戦の続いていたNSX勢が上位グリッドに連なる結果となった。

第5戦決勝は明日午後3時より66周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
117塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS321'30.4301'37.306
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI541'30.0101'37.636
38ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'30.1761'37.822
4100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'30.4531'37.857
539石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'29.9861'38.151
618山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI281'30.0611'38.723
736中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS321'30.3361'39.382
824ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'30.1031'42.515
919脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'30.463
1012安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS881'30.501
1132中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL21'30.581
121立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701'30.673
136大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'30.804
1437伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS981'31.171
1546本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI401'31.232
■GT300 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
161佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI301'39.0601'38.256
231新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH101'39.3671'38.414
30中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS381'38.2781'38.641
455高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS501'38.1761'38.733
53星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481'38.9831'38.971
630岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH101'39.4481'39.136
74谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'39.3261'39.293
87ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH521'39.2511'39.334
986細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH281'39.0371'39.392
102高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'38.7481'39.538
1165黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH501'39.3841'39.656
1210植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'38.8621'40.088
13360田中 篤
吉田 広樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'38.9491'40.667
1433都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'39.536
1560飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH101'39.560
1667横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH201'39.599
175玉中 哲二
山下 潤一郎
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.809
1850加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH221'39.898
1911平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL741'39.960
209白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'40.210
2188織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH401'40.376
2248高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.925
2321リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH281'42.066
---- 以上予選通過 ----
-*22和田 久
城内 政樹
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH-
  • Q1:CarNo.22(和田久)は、SUPER GT Sporting Regulations第2章第23条5.により当該セッションのタイムを抹消した。

SUPER GT

SGT:第5戦富士ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Knock Out Q2 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
117塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS321'37.306--168.816
223ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI541'37.636 0.330 0.330168.245
38ヴィンタントニオ・リウッツィARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'37.822 0.516 0.186167.925
4100小暮 卓史RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'37.857 0.551 0.035167.865
539石浦 宏明DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'38.151 0.845 0.294167.363
618山本 尚貴ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI281'38.723 1.417 0.572166.393
736中嶋 一貴PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS321'39.382 2.076 0.659165.289
824ミハエル・クルムD'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'42.515 5.209 3.133160.238
■GT300 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Knock Out Q2 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
161佐々木 孝太SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI301'38.256--167.184
231新田 守男OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH101'38.414 0.158 0.158166.915
30中山 友貴MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS381'38.641 0.385 0.227166.531
455高木 真一ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS501'38.733 0.477 0.092166.376
53ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481'38.971 0.715 0.238165.976
630岩崎 祐貴IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH101'39.136 0.880 0.165165.700
74谷口 信輝グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'39.293 1.037 0.157165.438
87ヨルグ・ミューラーStudie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH521'39.334 1.078 0.041165.369
986山西 康司クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH281'39.392 1.136 0.058165.273
102高橋 一穂シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'39.538 1.282 0.146165.030
1165黒澤 翼LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH501'39.656 1.400 0.118164.835
1210植田 正幸GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'40.088 1.832 0.432164.124
13360田中 篤OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.667 2.411 0.579163.180

SUPER GT

SGT:第5戦富士ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Knock Out Q1 GT500 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
139オリバー・ジャービスDENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'29.986--182.548
223松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI541'30.010 0.024 0.024182.500
318フデレリック・マコヴィッキィウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI281'30.061 0.075 0.051182.396
424佐々木 大樹D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'30.103 0.117 0.042182.311
58松浦 孝亮ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'30.176 0.190 0.073182.164
636ジェームス・ロシターPETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS321'30.336 0.350 0.160181.841
717金石 年弘KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS321'30.430 0.444 0.094181.652
---- 以上Q1通過 ----
8100武藤 英紀RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'30.453 0.467 0.023181.606
919関口 雄飛WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'30.463 0.477 0.010181.586
1012ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS881'30.501 0.515 0.038181.510
1132中嶋 大祐Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL21'30.581 0.595 0.080181.349
121平手 晃平ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701'30.673 0.687 0.092181.165
136大嶋 和也ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'30.804 0.818 0.131180.904
1437伊藤 大輔KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS981'31.171 1.185 0.367180.176
1546柳田 真孝S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI401'31.232 1.246 0.061180.055
■GT300 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Knock Out Q1 GT300 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
155小林 崇志ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS501'38.176--167.320
20野尻 智紀MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS381'38.278 0.102 0.102167.146
32加藤 寛規シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'38.748 0.572 0.470166.351
410山内 英輝GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'38.862 0.686 0.114166.159
5360吉田 広樹OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'38.949 0.773 0.087166.013
63星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481'38.983 0.807 0.034165.956
786細川 慎弥クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH281'39.037 0.861 0.054165.865
861井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI301'39.060 0.884 0.023165.827
97荒 聖治Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH521'39.251 1.075 0.191165.508
104片岡 龍也グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'39.326 1.150 0.075165.383
1131嵯峨 宏紀OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH101'39.367 1.191 0.041165.314
1265黒澤 治樹LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH501'39.384 1.208 0.017165.286
1330影山 正美IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH101'39.448 1.272 0.064165.180
---- 以上Q1通過 ----
1433峰尾 恭輔PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'39.536 1.360 0.088165.034
1560飯田 章TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH101'39.560 1.384 0.024164.994
1667密山 祥吾STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH201'39.599 1.423 0.039164.929
175玉中 哲二マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.809 1.633 0.210164.582
1850安岡 秀徒WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH221'39.898 1.722 0.089164.436
1911ビヨン・ビルドハイムGAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL741'39.960 1.784 0.062164.334
209白坂 卓也国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'40.210 2.034 0.250163.924
2188青木 孝行マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH401'40.376 2.200 0.166163.653
2248田中 勝輝Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.925 2.749 0.549162.762
2321リチャード・ライアンAudi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH281'42.066 3.890 1.141160.943
---- 以上予選通過 ----
-*22和田 久グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YHdeleted---
  • CarNo.22(和田久)は、SUPER GT Sporting Regulations第2章第23条5.により当該セッションのタイムを抹消した。

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式練習 ゲイナー10号車のストップ原因はプロペラシャフトの破損

スーパーGT第5戦の公式練習中、クラス7番手まで順位を上げながら、混走終了まで残り時間4分というところでプリウスコーナー手前にストップしてしまった#10GAINER Rn-SPORT SLS。

その原因はプロペラシャフトの折損によるものだったとのことだ。
同チームの福田エンジニアによると、このパーツは通常距離で交換時期を判断しているが、今回はライフの3分の2しか行ってない中でのトラブルだったという。

新規定導入により全国各地のサーキットで次々とコースレコードを塗り替えている今年のGT500と歩調を合わせるかのように目覚ましい進化を続けているGT300クラスだが、各タイヤメーカーが技術の粋を結集して作り上げたハイブリップタイヤと、摩擦係数の高い日本のサーキットは、FIA-GT3カーの想定を遥かに超えるストレスをもたらしているようだ。

公式練習では残念な結果に終わった10号車だが、修復作業は既に終わっており、午後からの予選には支障なく参加できるとのこと。
予選での巻き返しに大いに期待したいところだ。

第5戦の公式予選は午後2時より、ノックアウト方式で行われる。

Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式練習 NSXの逆襲が始まる!!#18ウイダーが今季初のトップタイム

2014オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT 300kmレース」の公式練習が8月9日、富士スピードウェイで行われ、#18ウイダーモデューロNSX CONCEPT GT(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が1’30.401でトップタイム。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)が1’39.096でトップだった。

gt_r05_p-18 gt_r05_p-61

台風11号の接近で開催が危ぶまれた今大会だが、公式予選日は厚い雲に上空を覆われながらも雨に見舞われることはなく、午前9時からの公式練習は終始ドライコンディションで行われた。

シリーズポイント上位のチームが燃料リストリクターの調整を受け、長いストレートをもつ富士のレイアウトに苦戦する中、第4戦SUGOを前に最低重量の軽減や冷却用のボディ加工を許されたNSX勢が相次いで好タイムを記録し、後半戦に向けて巻き返しが大いに期待できそうな展開となった。
中でも#18ウイダーNSXは開始30分でマコヴィッキィが1’30.752を記録して2番手に食い込むと、最後の10分間で行われた専有走行で山本が1’30.401までタイムを縮め、今季初めてトップで走行セッションを終えることになった。また#32エプソンNSXも中嶋大祐が1’30.698で一時2番手につけ、ホンダNSXが1-2を形成する。
しかしチェッカー直後に#39デンソーRC Fのオリバー・ジャービスが1’30.471、#36ペトロナスRC Fのジェームス・ロシターが1’30.585、#23モチュールGT-Rの松田次生が1’30.565と、それぞれタイムを上げ、終わってみれば3メーカーがほぼ互角で入り乱れる結果となった。 一方、前回のSUGOで優勝しランキングトップに立った#37KeePer RC Fは最下位、同2位の#12カルソニックGT-Rは10位と厳しい結果に終わった。

GT300クラスはセッション前半に#61スバルBRZの佐々木孝太が1’39.494でトップに立つと、終盤の専有走行では1’39.096とタイムを更に縮めて好調ぶりを見せつけた。
2番手には走行終了間際に1’39.203を記録した、アンドレ・クートの駆る#9国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DRがつけ、同じく最後の最後のギリギリのタイミングでルーキーの野尻智紀が1’39.370を叩き出した#0無限CR-Zが3番手につけた。
ランキングトップの#4グッドスマイル初音ミクZ4は11番手、同2位の#11ゲイナーDIXCELSLSはアクセルペダルの不具合などもあり14位とこちらも苦しい滑り出しとなっている。

第5戦の公式予選はこのあと午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式練習結果

■GT500クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
118山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI281'30.401--181.710
239石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS361'30.471 0.070 0.070181.570
323松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI541'30.565 0.164 0.094181.381
436中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS321'30.585 0.184 0.020181.341
532中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL21'30.698 0.297 0.113181.115
617塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS321'30.746 0.345 0.048181.020
724ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH181'30.768 0.367 0.022180.976
88ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'30.803 0.402 0.035180.906
9100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS141'30.990 0.589 0.187180.534
1012安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS881'31.123 0.722 0.133180.271
111立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS701'31.190 0.789 0.067180.138
1219脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH141'31.402 1.001 0.212179.720
136大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS681'31.406 1.005 0.004179.712
1446本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI401'31.522 1.121 0.116179.485
1537伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS981'31.659 1.258 0.137179.216

■GT300クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2014/08/09) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
161佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI301'39.096--165.767
29白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'39.203 0.107 0.107165.588
30中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS381'39.370 0.274 0.167165.309
42高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'39.547 0.451 0.177165.016
53星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481'39.578 0.482 0.031164.964
6360田中 篤
吉田 広樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.606 0.510 0.028164.918
710植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'39.662 0.566 0.056164.825
865黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH501'39.785 0.689 0.123164.622
986細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH281'39.786 0.690 0.001164.620
1060飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH101'40.067 0.971 0.281164.158
114谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'40.190 1.094 0.123163.956
1231新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH101'40.287 1.191 0.097163.798
1367横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH201'40.312 1.216 0.025163.757
1411平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL741'40.454 1.358 0.142163.526
1555高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS501'40.530 1.434 0.076163.402
167ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH521'40.534 1.438 0.004163.395
1788織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH401'40.563 1.467 0.029163.348
1830岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH101'40.571 1.475 0.008163.335
195玉中 哲二
山下 潤一郎
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.589 1.493 0.018163.306
2022和田 久
城内 政樹
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'40.665 1.569 0.076163.183
2133都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'40.708 1.612 0.043163.113
2248高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.924 1.828 0.216162.764
2350加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH221'41.089 1.993 0.165162.498
2421リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH281'41.455 2.359 0.366161.912

SUPER GT

トヨタ自動車、童夢が所有する風洞の購入についての交渉開始を発表

2014lgda_summer_festival2014年8月8日 

 トヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、株式会社 童夢が所有する風洞の購入に関して、今後、両社が交渉を開始することで合意に至ったと発表した。

 トヨタは、トヨタテクノクラフト(株)を通じてSUPER GT GT500クラスに参戦するレース車両の開発や、来年発売を予定しているLexus RC F GT3レース車両の開発を行っている。
 今後、風洞の購入が実現すれば、レース車両の空力開発をより効果的に進めることが可能となり、その開発を通じての人材育成や得られたノウハウの量産車へのフィードバックなど、「もっといいクルマづくり」のために活用していく予定である。

トヨタモータースポーツニュース
 

Formula Challenge Japan | SUPER FORMULA

陣川雄大、フォーミュラルノー参戦へ。ユーロF3、マカオGPも視野に

 一昨年、フォーミュラ・チャレンジ・ジャパンに参戦、昨年末はスーパーフォーミュラのテストも受けた陣川雄大だが、今シーズンはフォーミュラ・ルノーにシリーズ途中より参戦することが8日、所属するScorpio with Gold Wolf Racingより発表された。

 また、ユーロF3へのスポット参戦、マカオGPの参戦も視野に入れているという。以下、プレスリリース。


Scorpio with Gold Wolf Racing 新体制のお知らせ

 今シーズンより英国へ活動の拠点を移していましたが、このたび新しい体制が確定いたしましたのでお知らせいたします。

 弊社(Gold wolf Racing Limited)は英国のレーシングチーム “スコーピオ”とテクニカルパートナーシップを組み、新たに”Scorpio with Gold Wolf Racing”として英国で開催されるフォーミュラルノー選手権に参戦する事となりました。

 当初の予定ではシーズン初頭から参戦すべく4月から英国でテスト走行をしてきましたが、その当時に契約していたテクニカルサイドとの問題が数多く発生。双方で時間を掛けて協議した結果、テクニカルサイドとの契約を一旦白紙に戻す事で合意し、現地のマネージャー以下、技術部門を全て入れ替える事となりました。

 Scorpioはこれまでも英国BARCフォーミュラルノー選手権【シリーズ名称:Protyre Formula Renault Championship】において好成績を収めてきたチームです。今シーズンはシリーズトップを行くMGRに次いで多くの表彰台を獲得しており現在、同チームのドライバーであるピアース・ヒッキンは現在シリーズ第4位につけております。

 Scorpio with Gold Wolf Racing は8月30-31日にスネッタートンサーキットで行われるシリーズ第9~11戦より最終戦まで参加いたします。

◇ドライバー:陣川雄大について◇

gwr_jinkawa.jpg  今シーズンも一昨年から当チームに在籍している陣川雄大が引き続き参戦する事が決定いたしました。今シーズンは資金的に苦しい思いをし、シーズン前半はテストに留まっておりましたがようやくその問題も解決しこの後半戦からレースに参加いたします。

 また同時にユーロF3へスポット参加した後にマカオGPへの参戦を進めるべく現在、ふたつのヨーロッパのチームと交渉を続けており、現在の所ほぼ纏まってきました。現在の予定では10月にイモラで開催されるユーロF3でデビューを果たした後、マカオGPへの参戦へと続く予定です。すでにチームとも合流しシュミレーターを通じエンジニアとのディスカッションも済ませており、参戦への準備を着々と進めております。

Scorpio with Gold Wolf Racing

F4東日本シリーズ

F4:東日本第5戦筑波 三笠雄一がポールトゥウィンでチャンピオンを決める (DRP)

☆参戦ドライバー
  • ゼッケン:2
  • ドライバー:三笠雄一
  • マシン:美人&LTV Racing DRP RK01
  • エントラント:ガレージ茶畑
  • クラス:F4東日本シリーズ

 F4東日本シリーズ第5戦は筑波サーキットで開催。今回はFCクラスが不参加のため、エントリー8台と少し寂しいが、三笠選手のチャンピオンが決まる可能性がありメインレースと注目が集まる。三笠選手は、筑波初走行ながら、金曜日、土曜日の練習走行でトップタイムをマークし、チャンピオン決定の期待がかかるとともに、本人には大きなプレッシャーとなる。

 決勝レースの日曜日は35度を超える酷暑となり、フィジカルとタイヤ選択に悩まされることとなる。というのも、練習走行でのベストタイム55.0秒はユーズドタイヤで記録したのので、ニュータイヤが暑さにマッチしていなかった。すんなりとユーズドタイヤを選択したいところだが、予選と決勝の周回数にライフが持つかという心配もある。ライバル達は問答無用ニュータイヤを選択する中、三笠選手の判断で、ユーズドタイヤで挑むことに決めた。

 10:55予選アタック開始と同時に一番でコースイン。ユーズドタイヤのため、1周目からライバルを大きく引き離す55.8秒をマーク。55.5秒、55.3秒、55.2秒、55.18秒とタイムを更新しトップタイムをキープするが、松井選手が55.144でトップタイムを更新。その翌周に山田選手が55.135を記録し、三笠選手は3番手に後退する。一度ピットインし、再度アタック開始。コンスタントに55.2秒台を記録するがなかなかベストを更新できない。そんな中、渾身のアタックで14周目に55.109を記録しトップ浮上!さらにラストアタックを試み最終コーナーで前車の背後についた瞬間に挙動を乱しコースアウトしてしまう。なんとかクラッシュを回避でき、ポールポジションを獲得することができたが、タイヤ左前後輪にフラットスポットを作ってしまい、決勝に不安要素を残してしまった。

 スタートが得意な三笠選手は、難なくホールショットを奪う。しかし、直後の第1ヘアピンで、3番手4番手のマシンが接触し、コース上にストップしてしまいセーフティーカー先導となる。2台のマシンを回収するまでに6周を費やし、8周目目からレース再開となる。ここでもローリングスタートを綺麗に決めてトップをキープするが、直後に山田選手と松井選手が迫る。10周目を過ぎると3番手松井選手が徐々に遅れをとり、三笠選手と山田選手の一騎打ちになる。その後常に山田選手のプレッシャーを受けるが、集中力を切らさずミスすることなく25周のチャンピオンを決めるチェッカーフラッグを受けた。

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三笠選手コメント
 「今年は、開幕戦のフォーミュラー初優勝から好調を維持して、念願の初チャンピオンを決めることができました。これも偏に継続して応援してくださった皆さんのおかげです。シーズンはまだ途中で日本一決定戦も残っていますし、レーシングドライバーの第一歩に過ぎませんので、プロに向かって今後も努力していきたいと思います。でも本当に、タイヤのこともありスタートは緊張しました。。。プレッシャーから解放されたので、今晩だけは余韻に浸りたいと思います!」

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ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース http://xyz-one.jp/drp/

F4東日本シリーズ

F4:東日本第5戦筑波決勝結果

F4東日本シリーズ第5戦 -RIJ- (2014/08/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
12C1三笠 雄一美人&LTVRacingDRP
B-MAX RK01
2526'53.362
214C2山田 真之亮ZAP・JSS・BLOOM
ZAP F108
250.489
325C3松井 孝允サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
254.084
410C4加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
2511.834
54C5佐々木 祐一仙台☆DayDream108
ZAP F108
2537.785
680A1倉富 秀索NRS006
WEST 006
2542.611
--- 以上規定周回数(22Laps)完走 ----
-72C-金井 亮忠チームNATS・正義 001
NATS 001
025Laps
-*15C-阿部 拓馬ZAP F108
ZAP F108
失格
  • Fastest Lap: CarNo.14 山田真之亮(ZAP・JSS・BLOOM) 55.340 (15/25) 133.032km/h
  • CarNo.15は、筑波サーキット一般協議規則第20条6.a.b.違反(衝突・コースアウトを強いるもの)により、訓戒および失格とした。

F4東日本シリーズ

F4:東日本第5戦筑波公式予選結果

F4東日本シリーズ第5戦 -RIJ- (2014/08/04) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/hLap
12C1三笠 雄一美人&LTVRacingDRP
B-MAX RK01
0'55.109--133.59014/18
214C2山田 真之亮ZAP・JSS・BLOOM
ZAP F108
0'55.135 0.026 0.026133.5277/15
325C3松井 孝允サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
0'55.144 0.035 0.009133.5056/18
472C4金井 亮忠チームNATS・正義 001
NATS 001
0'55.409 0.300 0.265132.8674/11
515C5阿部 拓馬ZAP F108
ZAP F108
0'55.549 0.440 0.140132.5329/16
610C6加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
0'55.743 0.634 0.194132.07016/19
74C7佐々木 祐一仙台☆DayDream108
ZAP F108
0'56.918 1.809 1.175129.34413/19
880A1倉富 秀索NRS006
WEST 006
0'57.033 1.924 0.115129.0835/11

Super Car Race Series

SCR:第10戦岡山決勝 C2の佐々木孝太/ナオリュウ組がリベンジの総合優勝で有終の美。C1は奥村浩一/竹内浩典組が初優勝

 スーパーカーレースシリーズ最終第10戦は3日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で50分間の決勝を行い、カテゴリーⅡの佐々木孝太/ナオリュウ組(AGE-AGE-458)が25周・51分14秒066で総合優勝した。カテゴリーⅠは奥村浩一/竹内浩典組(BRP★SHIFT SLS AMG GT3)が、カテゴリーⅢは森田將/赤根宏幸組(LCT VANTAGE GT4)がそれぞれ優勝した。

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 今年からシリーズがスタートしたスーパーカーレースもはや最終戦。3日も岡山国際サーキットは朝から小雨が降り続き、決勝前にはやや雨脚が強くなってきた。午後1時15分、カテゴリーⅠ・3台、カテゴリーⅡ・6台、カテゴリーⅢ・1台の計10台が参加して、ローリングラップが始まった。

 スタートを制したのはポールシッター、カテゴリーⅠ、飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier Direction 458GT3)の水谷。1周を回って2位には予選4位のカテゴリーⅡ、山脇大輔/中島保典組(炙りや秀苑・シフト997 GT3)の山脇が上がってきた。3位には密山祥吾/フィリップ・デベサ組(GAIA POWER Adenau SLS)のデベサが続くが、水谷は2周目に、デベサは4周目にコースアウトなどで後退。

 その間、最後尾スタートのカテゴリーⅡ、佐々木孝太/ナオリュウ組(AGE-AGE-458)の佐々木が追い上げ、1周目に7位、2周目に4位、3周目には前を走る3台をすべてパスしてトップに躍り出た。

 トップに立った佐々木は2位に上がってきたカテゴリーⅡ、白坂卓也/林学組(Liberty Walk 108 DIRECTION 997 GT3)の白坂を徐々に引き離しながら独走。14周を回ってナオリュウに交代した。

 カテゴリーⅠのドライバーがコースアウトやペナルティーで後退する中、終盤トップ4はカテゴリーⅡのドライバーが占める。トップはナオリュウが独走。山脇から交代した中島と田畑勇/長島正明組(石松 PORSCHE R.S.R.)の後半を担当した長島が激しい2位争いを演じるが、その後方では阪口良平/齋藤真紀雄組(BINGO SPORTS 997)の後半を担当した阪口が猛然と追い上げを始めた。

 阪口は交代時に1分以上あった差を、ファステストラップをたたき出しながら徐々に2位争いとの差を詰め始める。18周目に30秒を切ると、23周目には6秒差。ファイナルラップとなった25周目にはついに追いつき、ウイリアムズコーナーで中島を、バックストレッチ終わりで長島をパスし、一気に2位に躍り出た。

 優勝は佐々木/ナオリュウ組で今季9勝目。2位には阪口/齋藤組、3位には山脇/中島組が入った。

 カテゴリーⅡ勢に主役を奪われた感となったカテゴリーⅠ勢だが、奥村浩一/竹内浩典組(BRP★SHIFT SLS AMG GT3)の奥村が中盤2位まで浮上。15周目にドライバーを竹内に交代するが、交代可能時間を過ぎておりペナルティーストップ30秒を科されることとなる。しかし、奥村がレッドマンでスピンするも最小限のタイムロスでコースに復帰。大きな破綻も無く走りきり、他のカテゴリーⅠのマシンがラップダウンを喫する中、ペナルティーを受けてもなおトップと同一周回でチェッカーを受けた奥村/竹内組がクラス初優勝を果たした。クラス2位には飯田/水谷組が、同3位には密山/デベサ組が入った。

 カテゴリーⅢはただ1台参加で完走した森田將/赤根宏幸組(LCT VANTAGE GT4)が優勝した。

 スーパーカーレースはこれで全日程を終了した。来シーズンはさらに多くのマシンが参加し、シリーズが盛り上がることを期待したい。

カテゴリーⅠ優勝 奥村浩一(BRP★SHIFT SLS AMG GT3)
scr_r10_r-brp  「GT3に初めて乗りました。今回竹内さんの紹介で出られることになって、昨日は自分のミスで3位になったので、今日は昨日のリベンジができて最高の気分です。みんな飛び出すんじゃないかと、スタートから様子を見ていました。その通りになったんですが、自分も他車のスピンを避けるときにスピンしましたが、体勢を整えて再スタートできトップで竹内さんにバトンを渡すことができました」
カテゴリーⅠ優勝 竹内浩典(BRP★SHIFT SLS AMG GT3)
 「奥村さんがマージンを築いてくれたのでよかったです。自分の作ったレースで初めて勝ててうれしいです。パートナーに恵まれましたね。(主催者として一年を振り返って)自分が目指していたレースができています。いろんな方が参加して、楽しんでいただけるのがレースだと思っているので、これからもレースの一番いいところを引き出して行きたいと思います」
カテゴリーⅡ優勝 佐々木孝太(AGE-AGE-458)
scr_r10_r-age_age  「ナオリュウさんがギャップを引き継いでくれてそのまま変わらずに優勝できました。昨日チームに迷惑をかけたのに誰もそのことを責めなくて、今日のレースを勝とうという雰囲気にさせてくれました。いいチームで1年間走ることができました。来年も一緒に走りたいですね」
カテゴリーⅡ優勝 ナオリュウ(AGE-AGE-458)
 「昨日初めてのリタイアで残念な結果でしたが、有終の美を飾ろうと孝太くんにスタートしてもらい、ぶっちぎってもらって、そのおかげで総合優勝できました」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

Super Car Race Series

SCR:第10戦岡山決勝結果

CHALLENGE CUP RACE Rd.3 -RIJ- (2014/08/03) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2014 SUPER CAR RACE Round 10 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
170CⅡ1佐々木 孝太
ナオリュウ
AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
2551'14.066
299CⅡ2阪口 良平
齋藤 真紀雄
BINGO SPORTS 997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
2549.093
377CⅡ3山脇 大輔
中島 保典
炙りや秀苑・シフト997 GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
2551.608
414CⅡ4田畑 勇
長島 正明
石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 996 RSR
2551.973
5*19CⅠ1奥村 浩一
竹内 浩典
BRP★SHIFT SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
251'27.055
627CⅠ2飯田 太陽
水谷 晃
K's Frontier Direction 458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
241Lap
79CⅡ5武井 真司
堀田 誠
BINGO SPORTS 997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2010
241Lap
85CⅡ6白坂 卓也
林 学
Liberty Walk 108 DIRECTION 997 GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2012
241Lap
918CⅠ3密山 祥吾
フィリップ・デベサ
GAIA POWER Adenau SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
232Laps
10007CⅢ1森田 將
赤根 宏幸
LCT VANTAGE GT4
ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24
232Laps
  • Fastest Lap(C1): 奥村浩一(BRP★SHIFT SLS AMG GT3) 1'55.454 (24/25) 115.464km/h
  • Fastest Lap(C2): 阪口良平(BINGO SPORTS 997)1'53.720 (22/25) 117.255km/h
  • Fastest Lap(C3): 森田將(LCT VANTAGE GT4)2'08.645 (8/23) 103.625km/h
  • CarNo.19は、SCRJブルテンNo.2014-008-S(規定時間内ドライバー交代)違反により、ペナルティーストップ30秒を科した。

Super Car Race Series

SCR:第9戦岡山決勝 C1の飯田太陽/水谷晃組が総合優勝、C2ではナオリュウの連勝がストップ

 スーパーカーレースシリーズ第9戦は2日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で50分間の決勝を行い、カテゴリーⅠで飯田太陽/水谷晃組のK's Frontier Direction 458GT3が、カテゴリーⅡで武井真司/堀口誠組のBINGO SPORTS 997が、カテゴリーⅢで森田將/赤根宏幸組のLCT VANTAGE GT4がそれぞれ優勝した。

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 午後になっても断続的に降り続く雨の中、カテゴリーⅠ・3台、カテゴリーⅡ・6台、カテゴリーⅢ・1台の計10台が参加して午後2時20分、ローリングラップが始まった。

 スタートではカテゴリーⅡながらポールを取った、ナオリュウ/佐々木孝太組(AGE-AGE-458)のナオリュウが先頭で1コーナーへ。しかしナオリュウは勢い余ってコースアウト。順位を大きく落とし波乱の幕開けとなった。

 代ってトップに立ったのはカテゴリーⅠ、飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier Direction 458GT3)飯田。2位に同、奥村浩一/竹内浩典組(BRP★SHIFT SLS AMG GT3)の竹内、3位に同、密山祥吾/フィリップ・デベサ組(GAIA POWER Adenau SLS)の密山、4位にカテゴリーⅡ、阪口良平/齋藤真紀雄組(BINGO SPORTS 997)の阪口と続く。

 レース序盤、雨の中驚異的なスピードを見せたのはクラス格下の阪口。4周目に密山をパスして3位に上がると、5周目に竹内をパスして2位。6周目には1コーナーでトップを走る飯田をもパスして、先頭に立った。

 阪口は引っ張って15周目にドライバーを齋藤に交代。飯田から交代した2位水谷の34秒前でピットアウトするが、齋藤のペースが上がらない。1周5秒以上の差で水谷に追われた齋藤は、18周目の1コーナーでコースアウト。順位を大きく落とすこととなった。

 これでトップに立った水谷は安泰。密山から交代し2位に上がってきたデベサとの差を広げ、50分を走って51秒差でゆうゆうと優勝した。飯田/水谷組は第3戦の富士スピードウェイ以来4勝目。この優勝で今シーズンのシリーズチャンピオンを決めた。2位には密山/デベサ組が、3位には竹内/奥村組が入った。

 カテゴリーⅡはスタートで後方に沈んだ、ナオリュウが追い上げを開始。11周目にナオリュウから佐々木に交代すると、16周目には総合の3位まで浮上。クラストップは時間の問題と思われたが、その周のバイパー立ち上がりで密山から交代したデベサと接触。フロント左側を損傷し、ピットに入りリタイアとなった。

 相次ぐカテゴリーⅡの脱落でクラストップに立ったのは武井真司/堀口誠組(BINGO SPORTS 997)。スタートドライバーの武井から交代した堀田が2位以下を大きく引き離し、独走優勝を飾った。クラス2位には山脇大輔/中島保典組(炙りや秀苑・シフト997 GT3)が、同3位には白坂卓也/林学組(Liberty Walk 108 DIRECTION 997 GT3)が入った。

 これで開幕から不敗の8連勝中で、すでにシリーズチャンピオンを決めているナオリュウの連勝記録が途絶えた。

 カテゴリーⅢはただ1台参加で完走した森田將/赤根宏幸組(LCT VANTAGE GT4)が優勝した。

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 最終第10戦決勝は明日3日、午後1時15分より第9戦決勝順のグリッドにより50分間で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

Super Car Race Series

SCR:第9戦岡山決勝結果

CHALLENGE CUP RACE Rd.3 -RIJ- (2014/08/02) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2014 SUPER CAR RACE Round 9 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
127CⅠ1飯田 太陽
水谷 晃
K's Frontier Direction 458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
2550'38.715
218CⅠ2密山 祥吾
フィリップ・デベサ
GAIA POWER Adenau SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
2551.435
39CⅡ1武井 真司
堀田 誠
BINGO SPORTS 997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2010
2556.145
477CⅡ2山脇 大輔
中島 保典
炙りや秀苑・シフト997 GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
251'44.865
519CⅠ3奥村 浩一
竹内 浩典
BRP★SHIFT SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
241Lap
65CⅡ3白坂 卓也
林 学
Liberty Walk 108 DIRECTION 997 GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2012
241Lap
799CⅡ4阪口 良平
齋藤 真紀雄
BINGO SPORTS 997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
232Laps
8007CⅢ1森田 將
赤根 宏幸
LCT VANTAGE GT4
ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24
232Laps
---- 以上チェッカー ----
914CⅡ5田畑 勇
長島 正明
石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 996 RSR
241Lap
---- 以上完走 ----
-70CⅡ-佐々木 孝太
ナオリュウ
AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
169Laps
  • Fastest Lap: CarNo.99 阪口良平(BINGO SPORTS 997) 1'51.672 (8/23) 119.375km/h

Super Car Race Series

SCR:第9戦岡山公式予選 カテゴリーⅡの佐々木孝太/ナオリュウ組がPP

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 スーパーカーレースシリーズ第9戦は2日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で公式予選を行い、A・Bドライバー合算タイムで、カテゴリーⅡのナオリュウ/佐々木孝太組(AGE-AGE-458)が総合とカテゴリーⅡのポールポジションを、飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier Direction 458GT3)が、カテゴリーⅠのポールポジションを獲得した。

 梅雨が明けたとはいえ、岡山国際サーキットは早朝から小雨が降ったりやんだり。路面はちょい濡れ。直前プログラムのN-ONE予選で赤旗が2度提示されたため、予選は12分遅れて午前10時47分より開始された。Aドライバー15分間、5分のインターバルでBドライバー15分間のアタックとなる。

 Aドライバー予選は全車ドライタイヤを履いてコースイン。小雨で始まった予選だったが、徐々に雨脚が強くなり、序盤のタイムでグリッドが決まることとなった。Bドライバー予選は全車ウエットタイヤを履いてコースイン。雨脚はさらに強くなり中盤からは本降り。コースアウトするマシンも続出した。

 そんな中、総合のポールポジションを奪ったのはなんとカテゴリーⅡの佐々木孝太/ナオリュウ組(AGE-AGE-458)。Aドライバー佐々木が千分の1秒差で2位に付けると、Bドライバーのナオリュウも2位。トータル3分35秒369で2位以下を0秒6差ちぎった。

 予選2位はカテゴリー1の飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier Direction 458GT3)が、予選3位にもカテゴリーⅠの奥村浩一/竹内浩典組(BRP★SHIFT SLS AMG GT3)と続いた。

 第9戦決勝は本日2日、午後14時20分より50分で争われる。

総合&カテゴリーⅡのポールシッター佐々木孝太/ナオリュウ組(AGE-AGE-458)のコメント
佐々木孝太
scr_r09_q-pp  「雨が降り始めていたので早い目に出てスリックでタイムを出そうと思いましたが、思いの外ぬれていてちょっとやばかったです。雨はどんどん強くなると思っていたので狙い通りです」
ナオリュウ
 「最初のほうでタイムを出しましたが、後半もタイムはあまり変わりませんでした。コースアウトしないように心がけて踏めるところは全開で踏んでいました」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA
Yoshinori OHNISHI

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