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1997年7月

スーパーN1耐久

GT&N1:十勝24時間/8時間途中経過

十勝24時間レース -RIJ- (1997-07-26) 8/24hours
For Tokachi 24hours Race 十勝モーターパーク(J) : 5.100km

 P No. Driver(s)--------------------- Car--------- Lap -- Time--- -km/h--
 1   3 田中哲也/鈴木亜久里/影山正彦   Skyline GT-R 209 8:00'54.766 132.985
 2  30 茂木和男/山田洋二/岡田秀樹/佐藤浩 Porsche   203    -  6Laps        
 3  32 横島久/竹内浩典/中川隆正       Skyline GT-R 200    -  9Laps        
 4  23 砂子智彦/福山栄郎/山田英二     Skyline GT-R 198    - 11Laps       
 5  19 川崎哲哉/木下隆之/福蔦稔大雨宮 Skyline GT-R 197    - 12Laps       
 6   9 大西太一郎/羽根幸浩/河野尚裕        Porsche 197    - 12Laps       
 7  27 長嶋正興/牧口規雄/松田秀士/志村久 BMW M3    190    - 19Laps       
 8  51 池谷勝則/野地廣行/石原将光/須賀   Porsche   189    - 20Laps       
 9  52 西垣内正義/渡辺明/田嶋栄一     Honda Civic  189    - 20Laps       
10  36 村尾真吾/舘信吾/藤田隆之/高木真Toyot.Cerica 188    - 21Laps       
11  56 太田雄介/山本泰吉/岩佐実/小原健一    Civic  187    - 22Laps       
12   7 元谷宏大/黒木健次/檜井保孝/荒川雅彦 Prelude 187    - 22Laps       
13  29 中谷誠志/大橋正澄/高木雅宏/松浦 Honda Intg. 187    - 22Laps       
14  20 小川日出生/細野智行/小林且雄/大橋昌  Lancer 185    - 24Laps       
15  28 佐藤清治/関谷輝明/佐藤淳/藤島誠Honda Integ. 182    - 27Laps       
16  53 原貴彦/小林敬一/光貞秀俊       Honda Civic  182    - 27Laps       
17  17 小島康/辻利彦/石井裕司/藤村照行Honda Integ. 179    - 30Laps       
18  33 村松康生/三好正己/瀬在仁志/桂伸 Mits.Lancer 178    - 31Laps       
19  89 茂古沼哲司/上見優/平林暁仁/斎藤学    Civic  176    - 33Laps       
20 910 袖山誠一/山中智博/塩見勝治/小宮延雄 Porsche 175    - 34Laps       
                                 ・			  
                                 ・
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           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/十勝
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スーパーN1耐久

GT&N1:十勝24時間/4時間途中経過

十勝24時間レース -RIJ- (1997-07-26) 4/24hours
For Tokachi 24hours Race 十勝モーターパーク(J) : 5.100km

 P No. Driver(s)--------------------- Car--------- Lap -- Time--- -km/h--
 1   3 田中哲也/鈴木亜久里/影山正彦   Skyline GT-R 108 4:01'35.637 136.792
 2  30 茂木和男/山田洋二/岡田秀樹/佐藤浩 Porsche   107    -  1Lap         
 3  10 飯田薫/高橋廣行/高橋秀行/高橋浩   Porsche   103    -  5Laps        
 4  32 横島久/竹内浩典/中川隆正       Skyline GT-R 102    -  6Laps        
 5  19 川崎哲哉/木下隆之/福蔦稔大雨宮 Skyline GT-R 101    -  7Laps        
 6  23 砂子智彦/福山栄郎/山田英二     Skyline GT-R 100    -  8Laps        
 7  13 木下みつひろ/菊地靖/藤村満男   Skyline GT-R 100    -  8Laps        
 8 910 袖山誠一/山中智博/塩見勝治/小宮延雄 Porsche  99    -  9Laps        
 9   9 大西太一郎/羽根幸浩/河野尚裕        Porsche  98    - 10Laps       
10  51 池谷勝則/野地廣行/石原将光/須賀   Porsche    98    - 10Laps       
11  27 長嶋正興/牧口規雄/松田秀士/志村久 BMW M3     97    - 11Laps       
12  33 村松康生/三好正己/瀬在仁志/桂伸 Mits.Lancer  96    - 12Laps       
13  52 西垣内正義/渡辺明/田嶋栄一     Honda Civic   96    - 12Laps       
14  56 太田雄介/山本泰吉/岩佐実/小原健一    Civic   95    - 13Laps       
15  29 中谷誠志/大橋正澄/高木雅宏/松浦 Honda Intg.  95    - 13Laps       
16   7 元谷宏大/黒木健次/檜井保孝/荒川雅彦 Prelude  95    - 13Laps       
17  28 佐藤清治/関谷輝明/佐藤淳/藤島誠Honda Integ.  94    - 14Laps       
18  95 市嶋樹/小幡栄/織戸学/玉本秀幸  Honda Civic   94    - 14Laps       
19  20 小川日出生/細野智行/小林且雄/大橋昌  Lancer  94    - 14Laps       
20  36 村尾真吾/舘信吾/藤田隆之/高木真Toyot.Cerica  93    - 15Laps       
                                 ・
                                 ・
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           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/十勝
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スーパーN1耐久

GT&N1:十勝24時間レース予選結果

十勝24時間レース -RIJ- (1997-07-25) Qualify-Session
For Tokachi 24hours Race 十勝モーターパーク(J) : 5.100km

 P No. Driver(s)--------------------- Car--------- Best-LapT ---Behind -km/h--
 1   3 田中哲也/鈴木亜久里/影山正彦   Skyline GT-R  2'05.069         146.799
 2  30 茂木和男/山田洋二/岡田秀樹/佐藤浩 Porsche    2'05.581   0.512 146.200
 3  10 飯田薫/高橋廣行/高橋秀行/高橋浩   Porsche    2'09.787   4.718 141.463
 4  51 池谷勝則/野地廣行/石原将光/須賀   Porsche    2'12.482   7.413 138.585
 5  32 横島久/竹内浩典/中川隆正       Skyline GT-R  2'12.962   7.893 138.085
 6  23 砂子智彦/福山栄郎/山田英二     Skyline GT-R  2'14.898   9.829 136.103
 7  19 川崎哲哉/木下隆之/福蔦稔大雨宮 Skyline GT-R  2'15.085  10.016 135.914
 8  13 木下みつひろ/菊地靖/藤村満男   Skyline GT-R  2'16.220  11.151 134.782
 9  33 村松康生/三好正己/瀬在仁志/桂伸 Mits.Lancer  2'22.216  17.147 129.099
10  36 村尾真吾/舘信吾/藤田隆之/高木真Toyot.Cerica  2'22.576  17.507 128.773
11  20 小川日出生/細野智行/小林且雄/大橋昌  Lancer  2'23.028  17.959 128.366
12  27 長嶋正興/牧口規雄/松田秀士/志村久 BMW M3     2'24.672  19.603 126.908
13  29 中谷誠志/大橋正澄/高木雅宏/松浦 Honda Intg.  2'25.097  20.028 126.536
14  52 西垣内正義/渡辺明/田嶋栄一     Honda Civic   2'26.814  21.745 125.056
15  35 青砥浩史/中村啓/大野尊久/中川清 Toyota MR2   2'26.976  21.907 124.918
16   7 元谷宏大/黒木健次/檜井保孝/荒川雅彦 Prelude  2'27.326  22.257 124.622
17  54 山内伸弥/浅見武/小林正吾       Honda Civic   2'27.385  22.316 124.572
18  28 佐藤清治/関谷輝明/佐藤淳/藤島誠Honda Integ.  2'27.874  22.805 124.160
19  22 古橋譲/日下部保雄/大久保健治   Honda Integ.  2'28.227  23.158 123.864
20  53 原貴彦/小林敬一/光貞秀俊       Honda Civic   2'28.355  23.286 123.757
21  39 井田雅彦/磯田尚孝/山本弘幸     Honda Integ.  2'28.441  23.372 123.686
22  17 小島康/辻利彦/石井裕司/藤村照行Honda Integ.  2'28.579  23.510 123.571
23  72 佐藤悦久/西海文一/植松洋二/石橋卓弥  Civic   2'28.891  23.822 123.312
24  89 茂古沼哲司/上見優/平林暁仁/斎藤学    Civic   2'29.021  23.952 123.204
25  95 市嶋樹/小幡栄/織戸学/玉本秀幸  Honda Civic   2'29.800  24.731 122.563
26   8 高橋昌志/佐藤誠/宮本善之/大谷恭嗣    Integ.  2'33.075  28.006 119.941
------------------------------- DNQ ----------------------------------------
     1 粕谷俊二/河合博之/見崎清志     Skyline GT-R  2'14.169   9.100 136.842
    56 太田雄介/山本泰吉/岩佐実/小原健一    Civic   2'26.272  21.203 125.520
   910 袖山誠一/山中智博/塩見勝治/小宮延雄 Porsche  2'36.531  31.462 117.293
     9 大西太一郎/羽根幸浩/河野尚裕        Porsche  -------
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Formula Nippon

NAKAJIMA RACING FN SUZUKA REPORT

シリーズ名:全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
大会名:    第4戦・鈴鹿
距離:      5.86403km×35周
予選:     7月5日 晴・観衆:1万4000人(主催者発表)
決勝:     7月6日 晴・観衆:4万0000人(  同  )


高木虎之介選手、念願の今季初優勝をポール・トゥ・ウインで達成!
予選で大活躍した山西選手は残念にもリタイヤ!


 梅雨期開催となったフォーミュラ・ニッポン(略称:FN)第4戦の舞台は、PIAA 
NAKAJIMA RACINGの高木/山西両選手が得意としている鈴鹿サーキット。しかしレー
スウイークは週前半から太平洋高気圧が梅雨前線を朝鮮半島側に押し上げたままとな
り、予選/決勝ともが早朝から気温がグングン上がる厳しいコンディションで行なわ
れることとなった。
 午前中の公式練習を経ての予選開始時刻は午後1時30分。強い陽射しによって気温
37℃/路面49℃となったコースに各マシンが登場し、公式練習時に定めたセッティン
グが適切であるかどうかなどを確認しながらタイムアタックを始める。PIAA 
NAKAJIMA RACINGの高木選手そして山西選手もマシンの仕上がり具合をチェックした
上で、ニュータイヤを装着しての本格的タイムアタックに備える。
 午後2時10分を過ぎた頃からは、ニュータイヤを履いた各マシンが次々とコースイ
ン。今回も公式練習で好調な走りを示した高木選手のPIAAレイナード97Dは、予選終
了数分前の時点でトップタイムをマーク。さらにはFNデビュー後4戦目のルーキー、
もう1台のPIAAレイナード97Dに乗る山西選手が見事4番手までに急進。しかしその
直後に影山正彦選手が高木選手のタイムを覆して首位に立ち、デ・ラ・ロサ選手が山
西選手を押し退けて4番手に浮上。高木選手はわずかに残された時間内に予選首位奪
回を図るべく再度アタックするが、コースアウトしたマシンによる一部区間の追い越
し禁止措置によってクリアラップが取れずに予選を終了。これによってPIAA 
NAKAJIMA RACINGの2台は、高木選手が2位、山西選手が5位という結果になった。
 しかし今回の公式予選においては、上位陣の順位に変化をもたらす裁定が競技委員
より走行終了後に下された。まずは予選3位となった黒澤選手が後方から追い付いて
きたマシンの行く手を遮り、追い付いてきた当該マシンをコースアウトさせる要因を
作ったとして予選タイム抹消となり、決勝スタート位置を最後尾とするペナルティが
課せられた。また、黒澤選手の僚友である予選1位の影山正彦選手が追い越し禁止区
間内でその指示を遵守しなかったとして、その周でマークした自己ベストタイムがや
はり抹消された。したがって公式予選順位は、PIAA NAKAJIMA RACINGの高木選手が1
位となり、影山正彦選手/デ・ラ・ロサ選手が2/3位、そしてそれに続いて山西選
手が4位というオーダーになる。
 スターティンググリッドを確定するためのスペシャルステージは、この順位変動に
よって予選6位に繰り上がった本山選手から開始。初のスペシャルステージ出走とな
った山西選手は公式予選5位の光貞選手がマークしたベストラップタイムを更新する
ことができなかったため2列目スタート位置の座を奪われたものの、4番目にタイム
アタックするはずだった公式予選3位のデ・ラ・ロサ選手がマシントラブルでコース
インできないというハプニングが発生。不出走となったデ・ラ・ロサ選手は、規則に
従って予選6位位置までグリッド後退したため、一旦は順位後退した山西選手は2列
目グリッドのまま決勝進出を果たせることとなった。スペシャルステージ最後のアタ
ッカーとなった高木選手はまったく危なげなくタイムを詰め、ポールポジションを難
なく守って走行を終了。外的作用によるものとはいえ、PIAA NAKAJIMA RACINGは1/
4位という現段階で考えられる理想的グリッドを手中に収め、多くのポイントを獲得
できる好機を得て決勝に臨むこととなった。
 決勝当日も早朝から晴れ渡り、フリー走行が行なわれる午前8時50分の時点で気温
は早くも32℃。PIAA NAKAJIMA RACINGではマシンセッティングはもとより、酷暑での
レースを念頭に置いた入念なチェックをこのセッションで行なって決勝に向けての準
備を万全のものとした。
 その第4戦決勝は午後2時過ぎ、路面温度55℃という暑い中で定刻通りに開始。パ
ッシングポイントが少ない鈴鹿ではスタートが極めて重要な意味あいを持つが、ポー
ルポジションの高木選手はそのスタートでやや出遅れてしまい、予選2位の影山選手
がこの隙をついてイン側を抑えて先行を試みる。しかし高木選手は第2コーナーまで
のアプローチでアウトから果敢にこれを阻止して首位奪還に成功。一方の山西選手は、
スタートの混戦で7番手まで順位を後退させる。
 高木選手はトップに立つとともにスピーディなペースでレースをリードし、4周目
には早くも2番手の影山選手との差を3秒として、以降もその差を着実に広げて快走。
4番手にいた本山選手がトラブルによってリタイヤしたことで6番手となった山西選
手も上位グループに食い込んだまま好走して入賞が期待されたが、11周目にシケイン
手前直線部分で痛恨のスピンを喫してリタイヤを余儀なくされてしまう。
 中盤となったレースは依然として高木選手が圧倒的な速さで制したまま。タイヤと
マシンに過剰な負担をかけないよう、常に2番手との差をコントロールしながらの巧
妙な走法で周回を重ねる。これによってレースの見所は、予選でのペナルティによっ
て最後尾スタートとなった黒澤選手の追い上げシーンに移り、黒澤選手もそうした期
待に応えるように周回毎に順位を上げて13周目にはついに6番手にまで進出。が、黒
澤選手のマシンは15周目にトラブルを発生させてしまい、コース脇でエンジンは息を
止めてしまう。
 3番手のデ・ラ・ロサ選手が2番手の影山選手に接近する場面が時折見られたもの
の、中盤以降も順位膠着したままでレースは最終周を迎え、終始安定したペースで走
り切ったPIAAレイナード97Dの高木選手は、チームの念願であった今季初優勝を見事
達成してフィニッシュ。すでにシーズン中盤に入った97年フォーミュラ・ニッポンの
タイトル獲得のための貴重な足掛かりとなるポイントをゲットして表彰台の中央に立
った。

■PIAA NAKAJIMA RACING総監督:中嶋 悟のコメント
『今季初の優勝であり、1年ぶりの優勝ということで、本当にうれしい勝利となりま
した。山西選手は結果こそリタイヤとなりましたが、走り込んでいる鈴鹿では第3戦
までに得たものを実践できるまでに確実に成長しているので、次戦で良い結果を期待
したいと思います。チームとしてはこの勢いを以降にもつなげて、タイトル獲得に向
けて頑張ります』

Formula Nippon

FN_Rd4:鈴鹿決勝レポート

                                          フォーミュラ・ニッポンNEWS
                                                      1997年7月6日

                  '97フォーミュラ・ニッポン第4戦
                高木虎之介(PlAA  NAKAJIMA)
                  ポール・トゥ・ウィンで今季初優勝

7月6日(日)、鈴鹿サーキットにおいて、フォーミュラ・二ッボン第4戦の決
勝が行われ、15チーム計26台が出走、17台が完走した。

ボールスタートの高木は、スタートでやや出遅れたが1コーナーでアウト側から
先頭に立ち、2位スタートの影山正彦(IMPUL)との差を6周目には5秒近
くまで広げた。影山は12周目にその差を1秒9まで戻したが、中盤以降は4~
5秒差で周回が重ねられ、高木が2位に3秒7差で35周のレースを制した。高
木はポールトゥウィンで今季初優勝。ポイントランキングも3位に浮上した。フォ
ーミュラ・二ッポン3勝目で、F3000時代からのトップフォーミュラ通算は
6勝目。

10周目から3位に上がったP.デ・ラ・ロサ(SHl0N0Gl  N0VA)
が後ろに迫り、一時は0秒3まで迫い上げられながらも絡始2位を走行した影山
は、フォーミュラ・二ツポンでは自己最高の2位表彰台。25周目には、1分48
秒347のファステストラップを記録した。6位スタートのデ・ラ・ロサは確実
な走りで3位を獲得し、ポイント争いで一段抜け出した。

4位は光貞秀俊(CERUMO)。グリッド3番手をキープして3位走行中10
周目にへアピンでスピンし、順位を1つ落としたものの再スタートして今季3回
目の入賞。グリッド10位から1周目に6位まで順位を上げた影山正美(NAVl
C0NNECTlON)が、2周目の本山哲のスビンリタイアで5位に浮上し、
今季初入賞。6位にはグリッド8位からスタートのR.ファーマン(TMS)が
入り、今季2度目のポイントゲツトを果たした。

予選最後尾からの追い上げが期待された黒澤琢弥は、2周目に15位、14周目
には入賞圏内の6位にまで順位を上げたが、マシントラブルにより立体交差下で
マシンを止めた。


優勝記者会見コメント

高木虎之介「やっと勝てました。相変わらずスタートでちよっと出遅れてしまっ
たけれど、1コーナーでうまく前に出られたので、これは自分のぺ一スかな、と
思いました。前半の調子がいいので、うまく貯金をつくることができました。体
力的に結構きつかったので、F1はもっと長いレースなわけだし、もっと体づく
りのトレ一二ングをしないと、と実感しています。次のSUGOでも勝ちたいて
す。」

(2位影山正産代理)金子監督(IMPUL)
「高木君は強すぎますね。影山はF3000時代にも2位、3位と表彰台はあっ
たけれど、今日の内容は一番よかったと思う。今日みたいに後ろから詰めてこら
れるとズルズルと後退、ということが多かったけれど、それがなかった。実は脱
水状態で倒れちやったんですが、そこまで戦ったということで、これから期待が
できると恩います。」

P.デ・ラ・ロサ「暑さのせいもあって非常に大変なレースだった。影山に追い
つきかけたけれど、彼の方がヘアピンが速く、どうしても抜くところまでいけな
かった。6位スタートからの表彰合なので結果には満足しています。」

中嶋監督(PlAA  NAKAJlMA)
「チームにとってもl年ぷりの優勝なので、とてもうれしい。高木もポルシェカッ
プの出場とか、スケジュール的にも大変だと思うけれどよくがんばっていると思
う。」

(観客数:土/14,000人、日/40,000人)


  情報:日本レースプロモーション(JRP)

                              << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

Formula Nippon

97F・NIPPON ドライバーズポイント( 4/10戦)

                                                    (第4戦まで)

  1997                   4   5   6   7   8   8   9   9  10  11
   Japan                 /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula Nippon      27  18   1   6   3  31  14  28  19   9
     Championship       鈴  美  富  鈴  菅  富  美  茂  富  鈴
      Drivers-point     鹿  祢  士  鹿  生  士  祢  木  士  鹿
Po -No -Driver ----Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
 1  9  P.デ・ラ・ロサ  10 10  6  0  4                               30
 2 19  黒澤 琢弥         6  6 10  0  0                               22
 3 64  高木 虎之介       0 DNS 4  0 10                               14
 4 11  光貞 秀俊         4  0  3  0  3                               10
 5 20  影山 正彦         0  0  2  0  6                                8
 6 10  飯田 章           1  4  0  0  0                                5
 7 18  R.ファーマン     0  3  0  0  1                                4
 8 56  本山 哲           3 DNS 0  0  0                                3
 9 33  鈴木 利男         0  2  0  0  0                                2
 9 65  山西 康司         2  0  0  0  0                                2
 9 27  影山 正美         0  0  0  0  2                                2
12  1  N.フォンタナ     0  0  1  0  0                                1
12  8  脇阪 寿一         0  1  0  0  0                                1
    2  E.トゥエロ       0  0  0  0  0                                0
   55  金石 勝智         0  0  0  0  0                                0
   35  M.クルム         0  0  0  0  -                                0
   28  山本 勝巳         0  0  0  0  0                                0
    5  M.グーセン       0  0  0  0  0                                0
    6  R.ヴィルタネン   0  0  0  0  -                                0
    3  川本 篤           0  0  0  0  0                                0
   36  玉中 哲二         0  0  0  0  0                                0
   37  山田 政夫         0  0  0  0  0                                0
   63  D.マラガムワ     0  0  0  0  0                                0
   17  近藤 真彦         0 DNS 0  0  0                                0
   12  S.カヴァナ       0  0  -  -  -                                0
   21  田中 哲也         0  -  -  0  -                                0
   34  M.マルティニ     -  -  0  0  -                                0
   35  M.アピチェラ     -  -  -  -  0                                0
   34  A.G.スコット    -  -  -  -  0                                0
    6  田嶋 栄一         -  -  -  -  0                                0
   62  戸田 哲士         -  -  -  -  0                                0
***********************************************************************
  * 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦総ポイント制
 
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

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FN Rd.4 SUZUKA:FN 決勝

'97フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                                         97-07-06
  1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                    WEATHER FINE
    フォーミュラ・ニッポン                   結果表                          COURSE  DRY
PosNo Driver        TYPE           LAP   TOTAL     DELAY   BEST-TIME TEAM/CAR  
-------------------------------------------------------------------------------
 1 64 高木  虎之介  レイナード97D MF308 35 1:03'54.672 192.68Km 1'48.586 PIAA NAKAJ
 2 20 影山  正彦    ローラ T95-50MF308 35 1:03'58.379    3.707 1'48.347 IMPUL     
 3  9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラ T97-51MF308 35 1:04'00.269    5.597 1'48.411 SHIONOGI N
 4 11 光貞  秀俊    ローラ T96-52MF308 35 1:04'16.219   21.547 1'48.862 CERUMO    
 5 27 影山  正美    レイナード97D MF308 35 1:04'18.602   23.930 1'48.985 NAVI CONNE
 6 18 ラルフ・ファーマン     レイナード97D MF308 35 1:04'40.549   45.877 1'49.630 TMS       
 7 10 飯田    章    ローラ T97-51MF308 35 1:04'41.950   47.278 1'49.615 SHIONOGI N
 8 35 マルコ・アピチェラ    レイナード96D MF308 35 1:05'05.148 1'10.476 1'49.931 オートテックSTEL
 9 28 山本  勝巳    レイナード96D MF308 35 1:05'05.878 1'11.206 1'49.742 NAVI CONNE
10 55 金石  勝智    レイナード96D MF308 35 1:05'18.451 1'23.779 1'49.155 FUNAISUPER
11  2 エスティバン・トゥエロ  レイナード97D MF308 35 1:05'28.759 1'34.087 1'50.158 Le  Mans  
12 34 A.Gースコット      ローラ T96-51MF308 35 1:05'42.728 1'48.056 1'50.821 オートテックSTEL

13  6 田嶋  栄一    レイナード96D KV-Ⅱ 34 1:04'15.780   1 Lap  1'51.644 5ZIGEN    
14 17 近藤  真彦    レイナード97D MF308 34 1:05'13.453   1 Lap  1'52.015 TMS       

15  3 川本    篤    レイナード96D MF308 33 1:04'14.183   2 Laps 1'51.679 ASAHI KIKO
16 36 玉中  哲二    ローラ T95-50MF308 33 1:05'41.049   2 Laps 1'55.536 タカギ  Bー1 
17 62 戸田  哲史    レイナード94改MF308 33 1:05'48.622   2 Laps 1'55.905 SRILANKA L
以上  規定周回  完走:
18 33 鈴木  利男    レイナード97D MF308 17   32'31.757  18 Laps 1'50.491 かもめサービ
19 19 黒澤  琢弥    ローラ T96-52MF308 14   26'04.469  21 Laps 1'48.996 IMPUL     
20  1 ノルベルト・フォンタナ  レイナード97D MF308 11   20'34.992  24 Laps 1'50.633 Le  Mans  
21 65 山西  康司    レイナード97D MF308 10   18'36.401  25 Laps 1'50.179 PIAA NAKAJ
22  5 マーク・グーセン     レイナード96D KV-Ⅱ  9   16'54.682  26 Laps 1'50.535 5ZIGEN    
23 37 山田  政夫    ローラ T94-50MF308  9   22'28.909  26 Laps 2'02.575 タカギ  Bー1 
24 63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D MF308  2    4'13.965  33 Laps 1'58.455 SRILANKA L
25 56 本山    哲    レイナード97D MF308  2    4'26.336  33 Laps 1'57.493 FUNAISUPER
26  8 脇阪  寿一    童夢 F104RMF308  1    2'04.397  34 Laps 2'04.397 ANABUKI童
FASTEST  LAP:  20  影山  正彦    1'48.347  25/35  194.84Km/h
スタート時刻  14:04:40      フィニッシュ時刻  15:08:34
-------------------------------------------------------------------------------
                                                     提供:鈴鹿サーキットランド

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FN Rd.4 SUZUKA:FN ラップチャート

'97フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                                         97-07-06
  1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                   WEATHER: FINE
    フォーミュラ・ニッポン                                                  COURSE : DRY

LAPS St |  1    2    3    4    5    6    7    8    9   10   11   12   13   14  
-------------------------------------------------------------------------------
  1  64 | 64   64   64   64   64   64   64   64   64   64   64   64   64   64  
  2  20 | 20   20   20   20   20   20   20   20   20   20   20   20   20   20  
  3  11 | 11   11   11   11   11   11   11   11   11    9    9    9    9    9  
  4  65 | 56    9    9    9    9    9    9    9    9   11   11   11   11   11  
  5  56 |  9   27   27   27   27   27   27   27   27   27   27   27   27   27  
  6   9 | 27   65   65   65   65   65   65   65   65   65.  18   18   18   19. 
  7  10 | 65   18   18   18   18   18   18   18   18   18   33   19   19   18  
  8  18 | 18   10   33   33   33   33   33   33   33   33   19   10   10   10  
  9  33 | 10   33    1    1    1    1    1    1    1    1    1.  35   35   35  
 10  27 | 33    1   10   10   10   10   10   10   10   19   10   33   55   55  
 11  55 |  1    5    5    5    5    5   19   19   19   10   35   55   28   28  
 12   8 | 35   35   35   35   19   19    5    5    5.  35   55   28   33    2  
 13   1 |  5   34   34   19   35   35   35   35   35   55   28   34   34   34  
 14  35 | 55   55   19   34   34   34   34   34   34   28   34    2    2   33  
 15  34 | 34   19   55   55   55   55   55   55   55   34    2    6    6    6  
 16   6 | 28   28   28   28   28   28   28   28   28    2    6   17   17   17  
 17   5 |  8.   2    2    2    2    2    2    2    2    6   17    3    3    3  
 18   2 | 19    6    6    6    6    6    6    6    6   17    3   36   36   36  
 19   3 |  3    3   17   17   17   17   17   17   17    3   36   62   62   62  
 20  28 |  2   17    3    3    3    3    3    3    3   36   62                 
 21  17 | 17   36   36   36   36   36   36   36   36   62                      
 22  63 |  6   62   62   62   62   62   62   62   62                           
 23  62 | 36   63.  37   37   37   37   37   37   37.                          
 24  36 | 62   56p.                                                            
 25  37 | 63   37p                                                             
 26  19 | 37                                                                   

LAPS| 15  16  17  18  19  20  21  22  23  24  25  26  27  28  29  30  31  32 
-----------------------------------------------------------------------------
  1 | 64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64  64 
  2 | 20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20  20 
  3 |  9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9   9 
  4 | 11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11  11 
  5 | 27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27  27 
  6 | 18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18  18 
  7 | 10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10  10 
  8 | 35  35  35  35  35  35  35  35  55  55  55  55  55  55  55  55  55  55 
  9 | 55  55  55  55  55  55  55  55  35  35  35  35  35  35  35  35  35  35 
 10 | 28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28  28 
 11 |  2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2   2 
 12 | 34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34  34 
 13 | 33  33   6   6   6   6   6   6   6   6   6   6   6   6   6   6   6   6 
 14 |  6   6  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17  17 
 15 | 17  17   3   3   3   3   3   3   3   3   3   3   3   3   3   3   3   3 
 16 |  3   3  33p.36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36  36 
 17 | 36  36  36  62  62  62  62  62  62  62  62  62  62  62  62  62  62  62 
 18 | 62  62  62                                                             

LAPS| 33  34  35 
-----------------
  1 | 64  64  64.
  2 | 20  20  20.
  3 |  9   9   9.
  4 | 11  11  11.
  5 | 27  27  27.
  6 | 18  18  18.
  7 | 10  10  10.
  8 | 55  55  35.
  9 | 35  35  28.
 10 | 28  28  55.
 11 |  2   2   2.
 12 | 34  34  34.
 13 |  6   6.    
 14 | 17  17.    
 15 |  3.        
 16 | 36.        
 17 | 62.        
 18 |            
-------------------------------------------------------------------------------
                                                     提供:鈴鹿サーキットランド

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速報 鈴鹿FN決勝


高木虎之介がポールtoフィニッシュ!

 予選日に続き、晴天の鈴鹿で行われたフォーミュラニッポン第4戦は路面温
度55度の猛暑の中で開催された。

 スタートは、予選2番手の#20影山正彦がインから一瞬、ポールシッターの
#64高木虎之介の前に出たが、1コーナー出口では#64高木が前に。
 15周目、最後尾スタートから6番手まで浮上してきていた#19黒澤琢弥がス
ローダウン、立体交差下でマシンを止めた。
 
 35周のレースは、安定した走りの#64高木が、#20影山の追撃を抑え3.7秒差
を守ってチェッカーを受けた。

 優勝 #64 高木虎之介 
  2位  #20  影山正彦
  3位  # 9  ペデロ・デ・ラ・ロサ
  4位  #11  光貞秀俊
 5位  #27  影山正美
 6位  #18  ラルフ・ファーマン

***JCG00146  竹下 恵一郎//KEIICHIRO TAKESHITA***

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FN Rd.4 SUZUKA:FN 公式予選

'97フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                                         97-07-05
  1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                    WEATHER FINE
    フォーミュラ・ニッポン                      公式予選結果表               COURSE  DRY
PosNo Driver        TYPE             TIME     DELAY     LAP  TEAM/CAR  
-------------------------------------------------------------------------------
 1 64 高木  虎之介  レイナード97D  MF308 1'45.602 199.90km 19/21 PIAA  NAKAJIMA
 2 20 影山  正彦    ローラ T95-50 MF308 1'45.781    0.179 17/18 IMPUL         

 3  9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラ T97-51 MF308 1'46.499    0.897 21/21 SHIONOGI  NOVA
 4 65 山西  康司    レイナード97D  MF308 1'46.550    0.948 20/23 PIAA  NAKAJIMA
 5 11 光貞  秀俊    ローラ T96-52 MF308 1'46.560    0.958 21/22 CERUMO        
 6 56 本山    哲    レイナード97D  MF308 1'46.638    1.036 20/20 FUNAISUPERAGURI

 7 10 飯田    章    ローラ T97-51 MF308 1'47.192    1.590 13/13 SHIONOGI  NOVA
 8 18 ラルフ・ファーマン     レイナード97D  MF308 1'47.464    1.862 23/23 TMS           
 9 33 鈴木  利男    レイナード97D  MF308 1'47.470    1.868 18/19 かもめサービス MIRAI
10 27 影山  正美    レイナード97D  MF308 1'47.567    1.965 11/13 NAVI  CONNECTION
11 55 金石  勝智    レイナード96D  MF308 1'47.791    2.189 11/12 FUNAISUPERAGURI
12  8 脇阪  寿一    童夢 F104R MF308 1'47.879    2.277 17/17 ANABUKI  童夢無限
13  1 ノルベルト・フォンタナ  レイナード97D  MF308 1'47.948    2.346  9/ 9 Le  Mans         

14 35 マルコ・アピチュラ    レイナード96D  MF308 1'48.240    2.638 15/18 オートテック  STELLAR  
15 34 A.Gースコット      ローラ T96-51 MF308 1'48.431    2.829 18/19 オートテック  STELLAR  
16  6 田嶋  栄一    レイナード96D  KV-Ⅱ 1'48.737    3.135 17/20 5ZIGEN           
17  5 マーク・グーセン     レイナード96D  KV-Ⅱ 1'48.746    3.144  5/ 5 5ZIGEN           
18  2 エスティバン・トゥエロ  レイナード97D  MF308 1'48.766    3.164 21/21 Le  Mans         

19  3 川本    篤    レイナード96D  MF308 1'49.657    4.055 17/17 ASAHI  KIKO      
20 28 山本  勝巳    レイナード96D  MF308 1'49.760    4.158  8/11 NAVI  CONNECTION

21 17 近藤  真彦    レイナード97D  MF308 1'50.193    4.591 17/19 TMS              

22 63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D  MF308 1'53.952    8.350 11/20 SRILANKA  LEYJUN

23 62 戸田  哲史    レイナード94改 MF308 1'54.096    8.494 12/16 SRILANKA  LEYJUN
24 36 玉中  哲二    ローラ T95-50 MF308 1'54.501    8.899  9/ 9 タカギ  Bー1        

25 37 山田  政夫    ローラ T94-50 MF308 1'56.200   10.598  7/22 タカギ  Bー1        

26 19 黒澤  琢弥    ローラ T96-52 MF308                         IMPUL            
予選通過基準タイム(110%)    1'56.556
No.19  国際スポーツ法典付則L項(第4章)違反により、予選タイムを抹消する。決勝レースへ
       は最後尾グリッドを許可する。
No.37  国際スポーツ法典付則L項(第4章)違反により、罰金10万円を課す。
No.20  国際スポーツ法典付則H項違反により、ベストタイムを削除する。
上位6台は、スペシャルステージの結果により順位を決定する。
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                                                     提供:鈴鹿サーキットランド

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FN Rd.4 SUZUKA:FN スペシャル・ステージ

'97フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                                         97-07-05
  1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                    WEATHER FINE
    フォーミュラ・ニッポン                        スペシャルステージ                COURSE  DRY
PosNo Driver        TYPE             TIME      DELAY     LAP TEAM/CAR  
-------------------------------------------------------------------------------
 1 64 高木  虎之介  レイナード97D  MF308 1'45.269 200.53km  3/ 3 PIAA  NAKAJIMA
 2 20 影山  正彦    ローラ T95-50 MF308 1'45.742    0.473  4/ 4 IMPUL         
 3 11 光貞  秀俊    ローラ T96-52 MF308 1'46.582    1.313  4/ 4 CERUMO        
 4 65 山西  康司    レイナード97D  MF308 1'47.225    1.956  4/ 4 PIAA  NAKAJIMA
 5 56 本山    哲    レイナード97D  MF308 1'47.489    2.220  3/ 3 FUNAISUPERAGURI
 6  9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラ T97-51 MF308   D.N.S               0 SHIONOGI  NOVA
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                                                     提供:鈴鹿サーキットランド

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FN Rd.4 SUZUKA:FN 総合予選

'97フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                                         97-07-05
  1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                    WEATHER FINE
    フォーミュラ・ニッポン                        総合予選結果表             COURSE  DRY
PosNo Driver        TYPE             Qualifying PRC Special Stage 
-------------------------------------------------------------------------------
 1 64 高木  虎之介  レイナード97D  MF308 1'45.602 19/21 1'45.269  3/ 3
 2 20 影山  正彦    ローラ T95-50 MF308 1'45.781 17/18 1'45.742  4/ 4
 3 11 光貞  秀俊    ローラ T96-52 MF308 1'46.560 21/22 1'46.582  4/ 4
 4 65 山西  康司    レイナード97D  MF308 1'46.550 20/23 1'47.225  4/ 4
 5 56 本山    哲    レイナード97D  MF308 1'46.638 20/20 1'47.489  3/ 3
 6  9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラ T97-51 MF308 1'46.499 21/21   D.N.S      0

 7 10 飯田    章    ローラ T97-51 MF308 1'47.192 13/13               
 8 18 ラルフ・ファーマン     レイナード97D  MF308 1'47.464 23/23               
 9 33 鈴木  利男    レイナード97D  MF308 1'47.470 18/19               
10 27 影山  正美    レイナード97D  MF308 1'47.567 11/13               
11 55 金石  勝智    レイナード96D  MF308 1'47.791 11/12               
12  8 脇阪  寿一    童夢 F104R MF308 1'47.879 17/17               
13  1 ノルベルト・フォンタナ  レイナード97D  MF308 1'47.948  9/ 9               

14 35 マルコ・アピチュラ    レイナード96D  MF308 1'48.240 15/18               
15 34 A.Gースコット      ローラ T96-51 MF308 1'48.431 18/19               
16  6 田嶋  栄一    レイナード96D  KV-Ⅱ 1'48.737 17/20               
17  5 マーク・グーセン     レイナード96D  KV-Ⅱ 1'48.746  5/ 5               
18  2 エスティバン・トゥエロ  レイナード97D  MF308 1'48.766 21/21               

19  3 川本    篤    レイナード96D  MF308 1'49.657 17/17               
20 28 山本  勝巳    レイナード96D  MF308 1'49.760  8/11               

21 17 近藤  真彦    レイナード97D  MF308 1'50.193 17/19               

22 63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D  MF308 1'53.952 11/20               

23 62 戸田  哲史    レイナード94改 MF308 1'54.096 12/16               
24 36 玉中  哲二    ローラ T95-50 MF308 1'54.501  9/ 9               

25 37 山田  政夫    ローラ T94-50 MF308 1'56.200  7/22               

26 19 黒澤  琢弥    ローラ T96-52 MF308                              
予選通過基準タイム(110%)    1'56.556
No.19  国際スポーツ法典付則L項(第4章)違反により、予選タイムを抹消した。決勝
       レースへは最後尾グリッドを許可した。
No.37  国際スポーツ法典付則L項(第4章)違反により、罰金10万円を課した。
No.20  国際スポーツ法典付則H項違反により、ベストタイムを削除した。
1位~6位は、スペシャルステージにより順位を決定した。
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                                                     提供:鈴鹿サーキットランド

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FN Rd.4 SUZUKA:FN 公式練習

'97フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                                         97-07-05
  1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第4戦 鈴鹿サーキット                    WEATHER FINE
    フォーミュラ・ニッポン                   公式練習結果表                  COURSE  DRY
PosNo Driver        TYPE             TIME     DELAY    LAP   TEAM/CAR  
-------------------------------------------------------------------------------
 1 64 高木  虎之介  レイナード97D  MF308 1'47.272 196.79km 14/16 PIAA  NAKAJIMA
 2 11 光貞  秀俊    ローラ T96-52 MF308 1'47.323    0.051 11/14 CERUMO        
 3 20 影山  正彦    ローラ T95-50 MF308 1'47.394    0.122 12/14 IMPUL         
 4  9 ペドロ・デ・ラ・ロサ ローラ T97-51 MF308 1'47.458    0.186 19/19 SHIONOGI  NOVA
 5 19 黒澤  琢弥    ローラ T96-52 MF308 1'47.725    0.453 16/19 IMPUL         
 6 65 山西  康司    レイナード97D  MF308 1'47.888    0.616 19/21 PIAA  NAKAJIMA
 7 56 本山    哲    レイナード97D  MF308 1'47.900    0.628 15/18 FUNAISUPERAGURI
 8 27 影山  正美    レイナード97D  MF308 1'47.967    0.695  6/12 NAVI  CONNECTION

 9 55 金石  勝智    レイナード96D  MF308 1'48.072    0.800 15/19 FUNAISUPERAGURI
10 33 鈴木  利男    レイナード97D  MF308 1'48.354    1.082 16/16 かもめサービス MIRAI

11 35 マルコ・アピチュラ    レイナード96D  MF308 1'49.105    1.833 18/20 オートテック  STELLAR
12 10 飯田    章    ローラ T97-51 MF308 1'49.303    2.031 11/18 SHIONOGI  NOVA 
13  5 マーク・グーセン     レイナード96D  KV-Ⅱ 1'49.648    2.376  8/18 5ZIGEN         
14 18 ラルフ・ファーマン     レイナード97D  MF308 1'49.688    2.416 16/21 TMS            
15  8 脇阪  寿一    童夢 F104R MF308 1'49.755    2.483 13/17 ANABUKI 童夢無限

16  6 田嶋  栄一    レイナード96D  KV-Ⅱ 1'50.107    2.835 16/21 5ZIGEN          
17 28 山本  勝巳    レイナード96D  MF308 1'50.176    2.904 12/15 NAVI  CONNECTION
18  3 川本    篤    レイナード96D  MF308 1'50.414    3.142 19/19 ASAHI  KIKO     
19 34 A.Gースコット      ローラ T96-51 MF308 1'50.965    3.693 14/19 オートテック  STELLAR 

20  1 ノルベルト・フォンタナ  レイナード97D  MF308 1'51.225    3.953  5/ 5 Le  Mans        

21  2 エスティバン・トゥエロ  レイナード97D  MF308 1'52.245    4.973  8/ 9 Le  Mans        
22 17 近藤  真彦    レイナード97D  MF308 1'52.713    5.441 11/18 TMS             

23 36 玉中  哲二    ローラ T95-50 MF308 1'53.389    6.117 14/20 タカギ  Bー1       

24 62 戸田  哲史    レイナード94改 MF308 1'56.521    9.249  8/12 SRILANKA  LEYJUN

25 63 ディランタ・マラガムワ レイナード96D  MF308 1'57.709   10.437  6/22 SRILANKA  LEYJUN
26 37 山田  政夫    ローラ T94-50 MF308 1'57.760   10.488 11/12 タカギ  Bー1       
-------------------------------------------------------------------------------
                                                     提供:鈴鹿サーキットランド

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FN_Rd4:鈴鹿予選レポート

                                          フォーミュラ・ニッポンNEWS
                                                      1997年7月5日

                  '97フォーミュラ・ニッポン第4戦
        高木虎之介(PlAA  NAKAJIMA)がポールポジション

7月5日(土)鈴鹿サーキットにおいて、’97フォーミュラ・ニッポン第4戦
の公式予選と予選上位6台によるスペシャルステージ(SS)が行われ、15チ
ーム26台が出場。全て予選通過基準タイムをクリアし、決勝に進出した。

午後1時30分からから行われた公式予選では、高木虎之介が予選タイム1位で
SSに進出。影山正彦(IMPUL)は黄旗追い越し違反でペストタイムを削除
されたものの、セカンドペストが予選タイム2位。黒澤琢弥は予遺タイム3位に
該当するタイムを出したが、国際スポーツ法典付則L項違反(妨害的行為)のた
め、予選タイムを抹消され、決勝では最後尾スタートとなった。これによりP.
デ・ラ・ロサ(SHlONOGI  NOVA)が予選タイム3位でSSに進出。
4位で山西康司(PlAA  NAKAJIMA)が初のSS進出。5位は光貞秀
俊(CERUMO)。6位で、繰り上げとなった本山哲(FUNAI  SUPER
AGURI)。デ・ラ・ロサ、高木の2人は4戦連続SS進出となった。

牛後3時40分から行われたスペシャルステージでは高木、影山が予選タイムを
上回るタイムでフロントロー。続いて3位光貞、4位山西、5位本山。デ・ラ・
ロサはギアトラブルのため出走できす、グリッド6位からの決勝スタートとなっ
た。決勝は、明日7月6日(日)午後2時にスタートする。

◆トップ6記者会見

高木虎之介『前の人がいろいろとトラブルがあったので少しは楽になりました。
車は予選のときよりSSの方がよくなりました。明日は自滅しないようにがんば
ります。』

影山正彦『目一杯走れたので、タイムには満足しています。(ランキングの)点
数がちょっと足りないので明日はとりにいきます。』

光貞秀俊『ラッキーもございましたし、予選でちよっとてこずったサスペンショ
ンのセッテイングを直して少しよくなったので明日はがんぱります。』

山西康司『4戦中で一番いい順位でよかったです。朝から調子はよかったのでトッ
プ6に残れればいいな、とは思っていました。』

本山  哲『急にトップ6に呼ばれてびっくりして、最後はスピンして終わっちゃ
いました。スピンは自分のミスだけれど、車の調子が上がっていて、チームの雰
囲気もよくなっているので、流れはついているのかなって感じです。』

P.デ・ラ・ロサ『明目のために体カも気力も温存しました。6位スタートなの
で厳しいとは思いますが、1周目にできるだけ上に行きたい。』


  情報:日本レースプロモーション(JRP)

                              << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

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F_Nippon:第4戦(鈴鹿)迫る!

          フォーミュラ・ニッポン第4戦(鈴鹿)開催は今週末!

  7月5~6日、鈴鹿サーキットで開催される第4戦のエントリーが発表になっ
た。
  変更されたドライバーの顔触れだが、オートテックSTELLARの#34に
返り咲きのA.G-スコット、#35には94年童夢でF3000チャンピオン
を獲得したM.アピチェラが乗る。
  また、5ZIGENの#6にはヴィルタネンに代わってすでにテスト参加して
いる田嶋栄一が起用された。SRILANKA  LEYJUNには新たに全日本
F3で活躍していた#62戸田哲史が加わる。

第4戦エントリー

チーム              車番  ドライバー      車両
------------------------------------------------------------------------------
Le Mans                1  N.フォンタナ    レイナード97D/無限MF308
                       2  E.トゥエロ      レイナード97D/無限MF308
-----------------------------------------------------------------------------
ASAHI KIKO             3  川本  篤        レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
5ZIGEN                 5  M.グーセン      レイナード96D/JUDD KV-II
                       6  田嶋栄一        レイナード96D/JUDD KV-II
------------------------------------------------------------------------------
ANABUKI 童夢無限       8  脇阪寿一        童夢F104R    /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
SHIONOGI NOVA          9  P.デ・ラ・ロサ  ローラT97-51 /無限MF308
                      10  飯田  章        ローラT97-51 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
CERUMO                11  光貞秀俊        ローラT96-52 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
TMS                   17  近藤真彦        レイナード97D/無限MF308
                      18  R.ファーマン    レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
IMPUL                 19  黒澤琢弥        ローラT96-52 /無限MF308
                      20  影山正彦        ローラT95-50 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
NAVI CONNECTION       27  影山正美        レイナード97D/無限MF308
                      28  山本勝巳        レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
かもめサービスMIRAI   33  鈴木利男        レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
オートテックSTELLAR   34  A.G-スコット    ローラT96-51 /無限MF308
                      35  M.アピチェラ    レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
タカギB-1             36  玉中哲二        ローラT95-50 /無限MF308
                      37  山田政夫        ローラT94-50 /無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
FUNAI SUPER AGURI     55  金石勝智        レイナード96D/無限MF308
                      56  本山  哲        レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
SRILANKA LEYJUN       62  戸田哲史        レイナード94改/無限MF308
                      63  D.マラガムワ    レイナード96D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------
PIAA NAKAJIMA         64  高木虎之介      レイナード97D/無限MF308
                      65  山西康司        レイナード97D/無限MF308
------------------------------------------------------------------------------


    情報:日本レースプロモーション(JRP)

                              << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

Japanese F3

NAKAJIMA HONDA F3 FUJI RACE REPORT

●レース名 :1997年全日本F3選手権第4戦富士
●サーキット:富士スピードウェイ/4.470×21Laps
●開催日  :5月31日~6月1日
●天候   :31日(予選日)/曇      観衆  7600人
        1日(決勝日)/晴時々曇  観衆4万3000人

#64西翼選手、富士の1コーナーで、1度に2台をパスするパフォーマンスを見せ
るもあえなくスピン。しかし、各セッションにおいて成長を見せる!
#65山口大陸選手F3初参戦。つらいデビュー戦となるが、今後の成長に期待!

 フォーミュラニッポンとの同時開催により、富士スピードウェイにおいて、全日本
F3選手権第4戦が行われた。NAKAJIMA HONDAとしては今回から初参戦する、SRS
-F優秀卒業生の山口大陸(やまぐち たいろく)を迎え、#64西翼選手と2台体制
でのレースとなる。
 予選、決勝に先駆けて、29日(木)、30日(金)の両日、合計5時間におよぶ練習
走行が行われたが、#65山口大陸選手は、5月初旬に鈴鹿サーキットにおいてF3
初走行を済ませているものの、今回の富士が各ライバルたちとの本格的な走行はこれ
が始めてとなる。
 やや緊張の面もちで開始された29日午前中の練習走行において#65山口選手は
丁寧に周回をこなし、F3マシンになれることに終始。一方、#64西翼選手も富士
での走行はこれが初めて。日本屈指の高速サーキットである富士スピードウェイの特
性把握につとめ、午後に行われた走行では午前の走行でのベストラップを1秒以上上
回るタイムを出すなど、サーキット特性把握の早さにチームスタッフたちも一同、と
りあえずはほころんだ表情を見せた。 
 明けて30日の練習走行においても、西、山口両選手ともに積極的にラップ回を重
ね、翌日への予選に向け確かな手応をつかんで行く。その日の夜、チームスタッフ、
そして、チームのスーパーバイザーでSRS-Fの講師でもある佐藤浩二は、雨が降
るかもしれなということもあり、入念に雨のケースの打ち合わせを重ね、翌日の予選
に備える。が、何とか予選日の天気はもち、コンディションもドライで予定通り
AM10:30公式練習開始。
 このセッションにおいて、#64西翼選手は思ったようにタイムがのびず11番手。
山口大陸選手は23番手のタイムをマークし、PM2:40、いよいよ予選開始。
 西選手は、徐々にタイムを上げて行き、30秒台前半のタイムをマークしはじめる
が9ラップ目にコースアウトを喫し、すぐにピットイン。さらなるポジションアップ
を狙うため、左側のみニュータイヤを投入して再度コースインとなる。そして、17
ラップ目に1'30.265、18ラップ目に1'30.164、19ラップ目1'30.043と次々とラッ
プタイムを更新し、最終的に9番手につけた。しかし、予選序盤のコースアウトが、
黄旗区間でのコースアウトだったため、オフィシャルに自己の限界の範囲内での適切
なドライビングではないと判断されてしまい、ベストラップタイムを削除されてしま
うペナルティを課せられることが予選終了後に通告される。こうして、西選手の予選
ポジションは10番手となってしまうことが確定した。
 一方、#65山口選手はなかなかタイムを上げられず、12ラップ目のサントリー
コーナー付近でコースアウト。復帰できずそのまま予選を終えることとなり、22番
手が確定してしまう。
 ポールポジションはただ1人1分28秒台をマークした#7トム・コロネル選手
(ダラーラF397・トムス)が獲得。これに、SRS-F96年度受講生の#77伊藤大
輔選手(ダラーラF396・無限)が2位につづいた。
 明けて6月1日決勝日。気温26℃、路面36℃という条件の中、PM3:58、21ラ
ップの決勝レースがスタートする。スタートにおいて#64西選手はインを狙いに行
くも、アウト側が空いていたため素早くハンドルを切りポジションアップをトライ。
が、その時痛恨のスピンを喫する。そして、コースに復帰し、1ラップ目のコント
ロールラインを通過したときには22番手までポジションを落としてしまうことにな
る。
 一方、#65山口選手はスタートの混乱の中をかいくぐり、1ラップ目を15番手
で戻ってくるが、次の1コーナー進入において、山口選手の前方でコースアウトした
車両がコースに復帰行動に入り、その際、山口選手の進路をふさぐ形となってしまう。
山口選手はその車両をよけきれずコースアウト。そのままリタイヤとなってしまった。
 #64西選手はスタートこそ失敗してしまったものの、9ラップ目には1'30.187を
10ラップ目には1,30.134の予選並のスピードをマーク。トップで走る#7トム・コ
ロネル選手(ダラーラF397・トムス)らとさほどかわらぬタイムで周回を重ねる。
 そして、12ラップ目。1コーナーで先行する2台の車両をパスするパフォーマン
スを見せるも、その直後にスピン。その時点でエンジンストップとなり、西選手の第
4戦富士のレースは終わってしまう。
 なお、レースは、各セッションでトップタイムをマークしていた#7トム・コロネ
ル選手(ダラーラF397・トムス)が優勝。今期3勝目をマークした。

■チーム総監督中嶋悟のコメント
「初めてのコースとはいえ、両選手ともミスが多すぎました。次回、走り慣れた鈴鹿
での活躍に期待します。」

●次回レースは7月5日~6日、三重県鈴鹿サーキットにて開催されます。

Japanese F3

RE:97全日本選手権フォーミュラ3第4戦 予選結果

《訂正》

* #2733の全日本F3予選結果中、備考の「CarNo.65」に対するペナルティは
 「CarNo.64」の誤りです。 お詫びして訂正いたします。

            * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686) *

Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 6/1



 ☆☆ SKILL SPEED ☆☆
 ☆☆☆ F3 REPORT ☆☆☆

****全日本F3選手権第4戦****
      決勝レース
    場所:富士スピードウェイ
    日時:6月1日
    天候:晴れ(路面/ドライ)

    伊藤大輔
 スタート:2番手/決勝順位:4位

快晴に恵まれた決勝レースは、この日の最終レースとして行われた。フロント
ロウに並んだ伊藤大輔の周囲は、百戦錬磨の強豪ぞろい。ルーキーは伊藤だけ
だ。伊藤にとってはかなり厳しいレースとなることは間違いなかった。
「まずは自分がどれくらい戦えるか。どんな状況においても最後まであきらめ
ない。」と決意も固くスタートの瞬間を待った。前回のレースで、エンジンを
ストールさせた苦い経験から、チームではアクセル、クラッチの操作性を向上
させていたが、伊藤はまたしてもスタートをミス。1周目の1コーナーでは後
続グループに飲み込まれてしまった。
オープニングラップは9番手でピット前を通過。自分が犯したミスからあせり
が生じやしないかとピットクルーは心配したが、予選で見せたパフォーマンス
通りの力を、伊藤は見せた。清水選手をパスするのを皮切りに9番手から猛追
劇を展開。レースが折り返す頃には脇坂選手の真後ろとなる5番手まで浮上し
てきた。ラップタイムも、他の選手が1分30秒中盤で走っているのとは対照
的に、伊藤はすぐさま29秒台にタイムを乗せていた。この時点で29秒台を
出していたのはトップを独走していたコロネル選手のみだった。
脇坂選手に抑え込まれている間に、2・3番手の土屋・立川両選手に差を広げ
られてしまったのが痛かった。1コーナーでようやく脇坂選手の前に出ること
ができたとき、立川選手はすでに約3秒のマージンを取っており、残り周回数
は5周。追いつめるにはつらい状況だった。しかし、伊藤はジワジワと前との
差を詰め始めた。負け時と立川選手も逃げの体制をつくり、2台の無限パワー
が2番手の土屋選手との差をも詰め始めた。
結局、このままのポジションでチェッカーとなるが、2位の土屋選手との差は
約2秒。3位の立川選手に対しては1秒というタイトなレースだった。初めて
のF3フロントロウ、初めての入賞。収穫多き第4戦だった。


伊藤大輔のコメント:
「またスタートをミスしてしまった。もっと練習しないとダメですね。初めて
の入賞は素直にうれしいですが、それよりも反省すべき点も多かった。しか
し、マシンも完璧、僕もF3に少しずつ慣れてきたことが実感できています。
ひとつひとつ学んでいき、今度はもっといい結果を残したいと思います。」

百田義弘テクニカル・エンジニアのコメント:
「よくがんばったと思う。反省すべき点は本人が充分わかっているでしょうか
ら、特にあえてアドバイスすることはありません。F3にも慣れてきたようで
すので、次回からは次のステップに上がれるように、またいいマシンを彼とと
もにつくっていきたい。」

深尾栄一ディレクターのコメント:
「欲を言い出したらきりがないので、今回のところは初めてのポイントを素直
にほめたいです。予選ではしっかりと与えられた課題をこなしたし、決勝では
スタートはミスしましたが、その後の追い上げ、ラップタイムペースは今後に
期待をつなげるものでした。どん底を味わったこれまでの3戦は無駄ではなか
ったのではないかと思います。マシンの仕上がりがいいのも確認できました。
伊藤が今急速な勢いでいろいろなことを吸収しています。彼にはもっとラップ
数を稼げるようなテストをさせたいと思います。そのためにもこの約一ヶ月間
のインターバルを有意義にすごしたいですね。」


                        SKILL SPEED F3 TEAM
                                       深尾栄一

Japanese F3

97 JF3 ドライバーズポイント( 4/10戦)

                                                    (第4戦まで)

  1997                    3   4   5   6   7   8   9   9  10  11
   Japan                  /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula 3            30  20  18   1   6   3   7  28  19   9
     Championship        鈴  筑  美  富  鈴  菅  仙  茂  富  鈴
      Drivers-point      鹿  波  祢  士  鹿  生  台  木  士  鹿
Po-No-Driver-------- Rd. -1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 総合P
 1   7 T.コロネル        9   9   6   9                            33
 2  16 土屋 武士          2   6   9   6                            23
 3   2 立川 祐路          6   3   0   4                            13
 4   1 脇坂 薫一          4   4   3   2                            13
 5   8 館 信吾            1   0   4   0                             5
 6  14 S.マルティノ      3   1   0   0                             4
 7  77 伊藤 大輔          0   0   0   3                             3
 8  33 来嶋 真也          0   0   2   0                             2
 8  12 歌川 拓            0   2   -   -                             2
10  64 西 翼              0   -   1   0                             1
10  25 長嶋 正興          0   0   0   1                             1
    38 徳田 照幸          0   0   0   0                             0
    53 五味 康隆          0   0   0   0                             0
    18 平野 功            0   0   0   0                             0
     6 横山 崇            0   0   0   0                             0
     3 中嶋 修            0   0   0   0                             0
     5 内山 清史          0   0   0   0                             0
    15 増田 哲治          0   0   0   0                             0
    19 阪口 良平          0   0   0   -                             0
     9 清水 剛            0   0   -   0                             0
    32 密山 祥吾          0   0   -   0                             0
    10 井出 有治          0   0   -   0                             0
    17 河野 尚裕          0   -   -   0                             0
    22 山本 茂            -   0   -   0                             0
     4 M.サンタビルタ    -   0   -   0                             0
    39 中嶋 廣高          -   -   0   0                             0
    65 吉村 一誠          0   -   -   -                             0
     4 蔵本 信之          -   -   0   -                             0
    65 山口 大陸          -   -   -   0                             0
*********************************************************************
  * 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦全戦ポイント制
 
 
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

Japanese F3

97全日本選手権フォーミュラ・3第4戦 レース結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*             1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦 富士スピードウェイ              *
*                           F-3 レース正式結果表                           *
* 1997.06.01  Wether : 曇り    Course condition : ドライ      SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
 P No.Driver       Name  of  Car        Laps   Time    km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1  7 トム コロネル       (NE) TOM'S F397                     21   31'25.050 178.769
 2 16 土屋 武士      (J) 阪急交通社カリスマラリーアート 21   31'40.707 177.297
 3  2 立川 祐路      (J) ライアン TODA無限              21   31'41.898 177.186
 4 77 伊藤 大輔      (J) SEVモデューロ無限ホンダ        21   31'42.905 177.092
 5  1 脇阪 薫一      (J) ANABUKI 397無限                21   31'49.418 176.488
 6 25 長島 正興      (J) メガネスーパーナンシンF397     21   32'05.768 174.989
 7  4 ミカエル サンタビルタ  (SF) MONTANAダラーラ 三菱           21   32'11.948 174.430
 8 14 セバスチャン マルティノ (RA) TOMEI SPORT OPEL               21   32'12.541 174.376
 9 17 河野 尚裕      (J) ライアン TODA無限              21   32'15.715 174.090
10 53 五味 康隆      (J) 芙蓉実業 ダラーラF397          21   32'18.379 173.851
11 39 中嶋 廣高      (J) KDSダラーラ トリイトヨタ       21   32'19.930 173.712
12 32 密山 祥吾      (J) BP・オートスポーツ・F397       21   32'40.895 171.855
13  8 舘 信吾        (J) TOM'S F397                     21-1 32'48.047 163.053
14  9 清水 剛        (J) Three Bond GO                  20
15  6 横山 崇        (J) ANABUKI 396無限                20
---------------------------------- *** Not Classified *** ---------------------
   15 増田 哲治      (J) TOMEI SPORT OPEL               14
   64 西 翼          (J) SRS-FスカラシップF3            12
   18 平野 功        (J) イエローハット397ラム&トス     10
   22 山本 茂        (J) タクルタートル F395             6
    3 OSAMU          (J) 東洋印刷 with LEYJUN            6
   38 徳田 照幸      (J) KDSダラーラ トリイトヨタ        6
    5 内山 清史      (J) NIHONKIZAI F397                 2
   65 山口 大陸      (J) SRS-FスカラシップF3             1
   33 来嶋 真也      (J) 5ZIGEN・DALLARA                 0
-------------------------------------------------------------------------------
スタート  16:08'39     フィニッシュ  16:40'04.050
Entrants : 25     Classified : 15
ベストタイム  No. 7 ( トム コロネル )   1'29.171  13/21  180.462 km/h
No.8は、反則スタートによりピットストップ10sec H項違反(黄旗追越し)により1周減算
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

Japanese F3

97全日本選手権フォーミュラ3第4戦 予選結果

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*             1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦 富士スピードウェイ              *
*                          F-3 公式予選正式結果表                          *
* 1997.05.31    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1  7 トム コロネル (NE)       TOM'S F397                     1'28.785 14 181.247
 2 77 伊藤 大輔 (J)      SEVモデューロ無限ホンダ        1'29.260 15 180.282
 3  2 立川 祐路 (J)      ライアン TODA無限              1'29.478 18 179.843
 4 16 土屋 武士 (J)      阪急交通社カリスマラリーアート 1'29.577 15 179.644
 5  1 脇阪 薫一 (J)      ANABUKI 397無限                1'29.608 17 179.582
 6  8 舘 信吾 (J)        TOM'S F397                     1'29.689 14 179.420
 7  6 横山 崇 (J)        ANABUKI 396無限                1'29.779 17 179.240
 8*38 徳田 照幸 (J)      KDSダラーラ トリイトヨタ       1'29.794  6 179.210
 9  9 清水 剛 (J)        Three Bond GO                  1'30.050 13 178.701
10*64 西 翼 (J)          SRS-FスカラシップF3            1'30.164 17 178.475
11 14 セバスチャン マルティノ (RA) TOMEI SPORT OPEL               1'30.339 13 178.129
12 18 平野 功 (J)        イエローハット397ラム&トス     1'30.342 16 178.123
13 33 来嶋 真也 (J)      5ZIGEN・DALLARA                1'30.375 16 178.058
14 17 河野 尚裕 (J)      ライアン TODA無限              1'30.673 19 177.473
15  4 ミカエル サンタビルタ (SF)  MONTANAダラーラ 三菱           1'30.765 15 177.293
16 53 五味 康隆 (J)      芙蓉実業 ダラーラF397          1'30.861 14 177.106
17 25 長島 正興 (J)      メガネスーパーナンシンF397     1'30.871 15 177.086
18  5 内山 清史 (J)      NIHONKIZAI F397                1'30.893  9 177.043
19 15 増田 哲治 (J)      TOMEI SPORT OPEL               1'31.028  6 176.781
20 39 中嶋 廣高 (J)      KDSダラーラ トリイトヨタ       1'31.268 16 176.316
21 32 密山 祥吾 (J)      BP・オートスポーツ・F397       1'31.426  7 176.011
22 65 山口 大陸 (J)      SRS-FスカラシップF3            1'31.458 12 175.950
23  3 OSAMU (J)          東洋印刷 with LEYJUN           1'31.593  9 175.690
24 22 山本 茂 (J)        タクルタートル F395            1'32.372 15 174.209
-------------------------------------------------------------------------------
   10 井出 有治 (J)      M-digital F396                           0        
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 110% ) 1'38.092
* CarNo.65はH項違反によりベストラップタイム削除のペナルティを課した。
* CarNo.38はウエイングエリア車検不通過のため当該ラップ前のラップタイム削除のペナルティ
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

Japanese F3

97年全日本フォーミュラ3選手権第4戦 公式練習

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*             1997年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦 富士スピードウェイ              *
*                               F-3 公式練習                               *
* 1997.05.31    天候 : 曇り       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 77 伊藤 大輔 (J)      SEVモデューロ無限ホンダ        1'29.195 17 180.414
 2  7 トム コロネル (NE)       TOM'S F397                     1'29.234 18 180.335
 3  1 脇阪 薫一 (J)      ANABUKI 397無限                1'29.544 17 179.711
 4  2 立川 祐路 (J)      ライアン TODA無限              1'29.717  7 179.364
 5 16 土屋 武士 (J)      阪急交通社カリスマラリーアート 1'29.792 15 179.214
 6  8 舘 信吾 (J)        TOM'S F397                     1'29.989 18 178.822
 7  6 横山 崇 (J)        ANABUKI 396無限                1'30.061 17 178.679
 8  9 清水 剛 (J)        Three Bond GO                  1'30.151 15 178.501
 9 38 徳田 照幸 (J)      KDSダラーラ トリイトヨタ       1'30.290 15 178.226
10 18 平野 功 (J)        イエローハット397ラム&トス     1'30.341 17 178.125
11 64 西 翼 (J)          SRS-FスカラシップF3            1'30.417 14 177.975
12 33 来嶋 真也 (J)      5ZIGEN・DALLARA                1'30.427 18 177.956
13 14 セバスチャン マルティノ (RA) TOMEI SPORT OPEL               1'30.509 15 177.794
14  5 内山 清史 (J)      NIHONKIZAI F397                1'30.854 18 177.119
15 25 長島 正興 (J)      メガネスーパーナンシンF397     1'30.860 17 177.108
16 32 密山 祥吾 (J)      BP・オートスポーツ・F397       1'30.965 14 176.903
17  4 ミカエル サンタビルタ (SF)  MONTANAダラーラ 三菱           1'30.983 16 176.868
18 15 増田 哲治 (J)      TOMEI SPORT OPEL               1'31.007 12 176.822
19 39 中嶋 廣高 (J)      KDSダラーラ トリイトヨタ       1'31.034 17 176.769
20 17 河野 尚裕 (J)      ライアン TODA無限              1'31.071 18 176.697
21  3 OSAMU (J)          東洋印刷 with LEYJUN           1'31.317  5 176.221
22 53 五味 康隆 (J)      芙蓉実業 ダラーラF397          1'31.353 16 176.152
23 65 山口 大陸 (J)      SRS-FスカラシップF3            1'31.470 16 175.927
24 22 山本 茂 (J)        タクルタートル F395            1'33.435 17 172.227
-------------------------------------------------------------------------------
   10 井出 有治 (J)      M-digital F396                   出走せず
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                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

Japan Touring Car Championship

NAKAJIMA RACING JTCC RACE REPORT

シリーズ名:1997全日本ツーリングカー選手権
大 会 名:JTCC第3戦/4戦・TIサーキット
距   離:3.702km×25周×2戦
天   候:予選:5月10日/晴
      決勝:5月11日/晴時々曇のち曇
観   衆:予選:  4300人(主催者発表)
      決勝:3万2500人(  同  )

PIAA NAKAJIMA ACCORD、見事第3戦で優勝!
ウエイトハンディを負った第4戦も4位入賞!!
今季もアコードの圧倒的速さが第2大会を制する

 第1大会が雨と濃霧によって中止となった全日本ツーリングカー選手権は、岡山の
TIサーキット英田で開催される第2大会が実質的なシリーズ開幕戦となった。
 PIAA NAKAJIMA ACCORDを擁するNAKAJIMA RACINGでは、昨年マシンを今季仕様に変
更しての、すなわちオーバーフェンダー(拡大幅ボディ)とハイウイング(大型リヤ
スポイラー)を加えて若干モディファイしたマシンでこの大会に臨んだ。
 予選日の5月10日、気温24℃/路面31℃、やや東からの風が強いもののよく晴れ
た午前11時10分、第3戦のスターティンググリッドを決めるための予選1回目が開始。
前日の公開練習から好調さを示していたPIAA NAKAJIMA ACCORDを含めたトップチーム
は、タイヤを浪費しないようまずは様子見を兼ねてピットで待機。 
 しかしPIAA NAKAJIMA ACCORDと同チームであるカストロールアコードがその先陣を
切ってコースイン。そして初アタックで1分36秒673というコースレコードをマークし
てトップに躍り出る。”このタイムを破れる者はいない”とばかりにその1周をもっ
てピットインして、中子選手は早々にマシンから降りる。一方、黒澤琢弥選手をコッ
クピットに収めて虎視眈々とタイムアタック開始を待っていたPIAA NAKAJIMA ACCORD
がコースインしたのは、予選終了までわずか5分というタイミング。その時点で、道
上選手が乗るジャック・スアコードが2番手タイムを計測。ここで、ポールシッター
となるべく満を持してタックした黒澤選手だったがタイムが今一歩及ばず、中子選手、
道上選手に続く3番手となって第3戦予選が終了する。しかし、今季メーカータイト
ル獲得を目指すアコード勢の中にあっては、予選1~3位独占の一角を成す活躍とな
った。
 同日午後3時ジャスト、第4戦のための予選が始まった。コンディションは気温26
℃/路面31℃。今回もPIAA NAKAJIMA ACCORDは終了ぎりぎりにタイムアタックする作
戦を採る。一方、第3戦予選で首位となったカストロールアコードは午前同様、早い
段階でコースイン。最初のラップでトップタイムをマークしたのも同じで、さらには
ジャックスアコードがそれに続く2番手に立ったことまでもが第3戦用予選とまった
く同じパターンとなった。が、そのストーリー展開を変えたのが、PIAA NAKAJIMA 
ACCORDに乗る黒澤選手だった。やはり、終了5分前にピットアウトした黒澤選手が2
周目のアタックで予選2位へ進出したのだ。そして、チェッカーフラッグが振り下ろ
されて第4戦予選は終了。こうして、再びアコードは予選3位までの独占を実現し、
その速さを昨シリーズに引き続いて実証することに成功した。 
 日曜午後1時13分。フォーメーションラップを終えてグリッドに着いたマシン群は
気温23℃/路面36℃ドライコンディションの中、ブルーシグナル点灯とともに全日本
ツーリングカー選手権第4戦決勝を展開開始。ここで劇的な活躍を見せたのが、PIAA 
NAKAJIMA ACCORDの黒澤選手だった。予選3位位置から一気にトップへ踊り出てその
まま第1コーナー進入を果たしたのである。予選1位のカストロールアコード・中子
選手は、予選2位のジャックスアコード・道上選手にも追撃されて3番手へと後退。
しかしベテランの中子選手がこの位置に甘んじるわけ はなく、まず10周目に道上選
手をヘアピン進入のタイミングでパス。その勢いに乗ったまま翌週にはトップの黒澤
選手へのチャージも開始する。が、黒澤選手も巧みに応戦して中子選手に付入る隙を
一切与えない。黒沢選手は、その後もそのまま中子選手を抑えきって走り切り、見事
第4戦のウイナーとしてチェッカーフラッグを受けた。3位には後方からプリメーラ
のチャージを受けながらも懸命にポジションをキープした道上選手が入り、アコード
は予選と同じく決勝をも1~3位入賞を早くも実現することに成功する。
 第1レース終了後、1位の黒澤選手に30㎏、2位の中子選手に20㎏、そして3位の
道上選手に10㎏と、3台のアコードは規則通りウエイトハンディが課せられて続く第
4戦に出場。重量増となって形勢不利なはずの予選2位の黒澤選手は、このスタート
でもトップに立つ底力を発揮して、またしても予選首位の中子選手の前へ出る。その
中子選手はここでも道上選手の先行を許して一旦は3番手となるものの、2周目でま
ずは道上選手をかわして2番手に浮上。そしてトップの黒澤選手をも、すぐに射程距
離内に置く。 
 第1レースでは背後にピタリと付いた中子選手を最後まで抑えた黒澤選手だったが、
さすがに序盤終了あたりから30kgのウエイトハンディが加速と制動、そしてハンドリ
ングのすべてに影響しはじめる。こうして、マシン性能とドライビングテクニックの
両面で中子選手の行く手を封じ込めることができなくなった6周目、黒澤選手は潔く
2番手に後退。また、続いて、3番手にいた10kg重量増の道上選手も9周目にペース
の上がらない黒澤選手をかわして2番手となる。 
 車体重量の重さに苦しむ黒澤選手は以降も後方マシンの攻撃に遭い終了直前には5
番手となっていたが、ゴールまで1周を残す時点で4番手にいた星野選手(プリメー
ラ)がコースアウト。これによって黒澤選手が駆るPIAA NAKAJIMA ACCORDは4位で
ゴールして第4戦を終えることになる。

PIAA NAKAJIMA ACCORD 担当ディレクター:藤井一三のコメント
『昨年のマシンを使用しているため性能はほぼ満足できるレベルに達していたつもり
でしたが、金曜の公開練習でチームメイトのカストロール・アコードが予想を上回る
速さを備えていたので、正直言って今回は2レースとも苦戦すると思っていました。
しかしスタートダッシュに必要な1速のギア比選択が適確であったことと、なにより
も黒澤選手が見事なスタートを決めてくれ、さらに以降も一切ミスなく走り切ってく
れたことによって第3戦に勝つことができました。第4戦については、やはりウエイ
トハンディが微妙に影響しました。低速コーナーからの立ち上がりなどでどうしても
重量増が加速を鈍らせてしまい、またブレーキにもより大きな負荷をかけたからです。
幸運にも4位となれて次回の第5戦では重量面でカストロールアコードにアドバン
テージが持てるので、そうした勝機を逃さないよう、今回のように粘り強く闘うつも
りです』

■次戦JTCC第5戦/第6戦は、5月25日、宮城県スポーツランドSUGOにおいて
開催されます。
■NAKJAIMA RACINGのプレスリリースはhttp://www.justnet.or.jp/nakajima/におい
てチーム撮影オリジナル画像と共にご覧になれます。

Japan Touring Car Championship

PR:ホンダJTCC-Rd.3/4リリース

      HONDA MOTOR SPORTS
      PRESS INFORMATION
                           1997年5月12日

     1997 JAPAN TOURING CAR CHAMPIONSHIP SERIES ROUND 3/4
         ホンダ・アコード、連続優勝を飾る!
           予選 1-2-3 位も獲得!

  ●開催日 : 1997年5月10~11日
  ●会 場 : 岡山県TIサーキット英田  コース全長:3.702km
  ●周回数 : 25周(第3/4戦共)
  ●天 候 : 予選日/晴れ 決勝日/晴れ
  ●気 温 : 予選日/24℃(15時)  決勝日/25℃(12時30分)
         共にピット計測)
  ●観客数 : 32,500人(決勝日/主催者発表)

 雨で流れた第1回大会より約1ヶ月のインターバルをおいて、1997年全日本ツー
リングカー選手権第3戦・第4戦「TIスーパーツーリングカーレース」が、5月1
0~11日、岡山県TIサーキット英田において開催された。
 2チーム4台のホンダ・アコード勢は、本大会より1997レギュレーションに対応
した「2X改」を投入。より戦闘力を増して2年ぶりのTIサーキットに揃い踏み
した。
 10日(土)の予選においては、中子選手が2戦連続のポールポジションを獲得。
他のアコード勢も第3戦は道上選手、黒澤選手が2-3位、第4戦は黒澤選手、道上
選手の順で2-3位となり、2戦連続の予選1-2-3位を獲得し、翌日の決勝レースに
期待を持たせた。
 翌11日(日)の決勝レース第3戦では、黒澤選手が見事なスタートダッシュでト
ップに躍り出ると、1997JTCCの初レースをスタート・トゥ・フィニッシュで飾っ
た。2位は中子選手、3位は道上選手が入賞し、ホンダ・アコード勢は通算5度目
の1-2-3フィニッシュを飾った。
 統く第4戦もアコード勢の激しいトップ争いではじまったが、5周目にトップに
立った中子選手がそのまま独走、2位を17.978秒引き難してチェッカーフラッグ
を受け、ホンダ・アコードは2戦連続の優勝を飾ることとなった・

○本大会に出場したアコード勢

  選手名      車   名       エントラント
----------------------------------------------------------------------------
 中子 修 選手   Castrol 無限 ACCORD   TEAM 無限 HONDA
 黒澤 琢弥選手   PIAA SN ACCORD     TEAM 無限 HONDA
 道上 龍 選手   ジャックスMCアコード  TEAM MOONCRAFT with 無限 HONDA
 岡田 秀樹選手   Gathers 童夢 ACCORD     TEAM MOONCRAFT with 無限 HONDA
----------------------------------------------------------------------------

○本大会の戦績
             第3戦      第4戦
----------------------------------------------------
           予選  決勝   予選  決勝
----------------------------------------------------
   中子 修選手  P.P.  2位   P.P.  優勝
   黒澤琢弥選手  3位  優勝   2位  4位
   道上 龍選手  2位  3位   3位  3位
   岡田秀樹選手  9位  12位   11位  R
----------------------------------------------------

○5月10日(土) 公式予選 第1回/11:10~11:40
             第2回/15:00~15:30 出走17台

 本大会よりアコード勢は「2X改」となり、フロントにオーバーフェンダーを装
着、レギュレーションいっぱいの1800mmとし、それに合わせてサスペンションの
Aアームを伸ばしトレッドを拡大。また、前後のスポイラーを97タイプに変更
し、ダウンフォースの増加を図り、車重も新レギュレーションのワークスカー認
定に合わせ975kgから1000kgへと変更した。
 前戦の雨にたたられた第1回大会とはうって変わって晴れた空の下、11時10分
から定刻通り開始された公式予選第1回では、各チームが様子を伺っていた開始
早々の7分過ぎ、中子選手がコースイン。コースの状態をチェックに出たつもり
の中子選手であったが、予想以上にクリアなコースにそのままタイムアタック。
2周目にそれまでのコースレコードを2秒009上回る1分34秒673をマークしてピッ
トに戻った。その後、各チームとも中子選手のタイムを目標にアタックを行った
が、1分35秒を切るマシンはなく、あっさりポールポジションを手中に収めた。
道上選手は17分過ぎにコースイン、1回のアタックで1分35秒127をマークし予選2
位。道上選手と前後してタイムアタックにコースインした岡田選手は、6番手の
ポジションに付けていたが、その後逆転され予選9位。黒澤選手は、残り5分にコ
ースインし、最終ラップに1分35秒231をマークし第3位にくい込んだ。この結
果、アコード勢は第3戦において予選1-2-3位を独占することとなった。
 午後3時からの公式予選第2回でも、開始10分後にスタートした中子選手が、ま
たもやただ一人35秒台を切る1分34秒797をマークして、2戦連統のポールポジシ
ョンを獲得。第2位は今回も終了5分前にコースインした黒澤選手が、2周目のア
タックで1分35秒467をマーク。中盤にスタートした道上選手が1周のアタックで
第3位と、アコード勢は2戦連続の予選1-2-3位を獲得、明日の決勝2レースはアコ
ード勢同士の激しい争いが予想される。また、岡田選手はマシンとタイヤのマッ
チングlこ苦しみ、予選11位に終わった。

○第3戦 13:13スタート 25周 出走17台 完走16台

 本年度初の決勝レースとなった第3戦は、定刻よりやや遅れてスタート進行が
開始され、1周のフオーメーションラップの後、13時13分、'97JTCCの幕が切って
落とされた。
 ポールポジションの中子選手はやや出遅れ、道上選手と黒澤選手が1コーナー
の先陣争いを繰り広げ、2車は軽く接触したものの大事には至らず、黒澤選手、
道上選手の順でウィリアムズコーナーヘ消えていった。レースはこのアコード勢
3台に、プリメーラ2車が続く形で進行して行ったが、9周目、中子選手が道上選
手をかわして2位に上がった頃から、アコード3台の独走状態となっていった。ト
ップを走る黒澤選手は、終盤後続との間隔を広げ、2位の中子選手に5秒314の差
をつけゴール。見事なスタート・トゥ・フィニッシュを飾った。ゴール後黒澤選
手は、チーフメカニツクに飛びつき体中で喜びを表現していた。
 中子選手は9周目に道上選手をかわして2位に上がると、一時は黒澤選手に肉簿
したが、結局第2位でチェッカーフラッグを受けた。道上選手は終盤本山選手に
追走されたが、0.312秒差で逃げ切り第3位に入賞。岡田選手はセッティングiこ
苦しみ12位でレースを終えた。
 この結果、ホンダ・アコードは1997年の緒戦を通算5度目の1-2-3フィニッシュ
で飾った。
 尚、岡田選手はレース後、ガソリンタンクにクラックが入っていることが発見
され、その場での修復は出来ず、第4戦はリタイアすることとなった。

○第4戦 14:45スタート 25周 出走16台 完走14台

 続く第4戦、スタート進行はインターバルの間に早められ、14時45分、スター
トの幕は切って落とされた。
 アコード勢は黒澤選手、道上選手、中子選手の順で1コーナーをクリアしてい
った。中子選手は2周目、道上選手をパスし2番手に浮上。さらに6周目、黒澤選
手もパスしてトップに躍り出ると、後続を引き離し独走態勢を築きにかかった。
8周目その差約2.3秒、15周目には10.2秒と独走し25周目、17秒978の差でチェッ
カーフラッグを受け、見事な優勝を飾った。
 道上選手は、序盤トップグループの中で2位と健闘していたが、5周目中子選手
にかわされ3位、10周目黒澤選手をかわして2位に再浮上したが、18周目Iこ本山
選手にかわされ3位。その位置をキープし、チェッカーフラッグを受けた。黒澤
選手は序盤トップを決走したが、ウェイトハンディ30kgが影響し徐々に後退。第
4位でレースを終えた。
 この結果ホンダ・アコードは、事実上の'97年度JTCCの開幕戦を、2戦連続の優
勝で飾った。

◎庄司監督(TEAM無隠HONDA)のコメント

「事実上の開幕戦で、中子・黒澤両選手ともよく頑張ってくれて、大変うれしく
思います。SUGOの第5戦では、中子選手に50kg、黒澤選手に20kgのハンディキヤ
ップウェイトが積まれますが、上位を目指して頑張りたいと思います。ご声援い
ただいた皆様、及びご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。」

◎由良拓也題督(TEAM MOON CRAFT with 無限HONDA)のコメント

「マシンのセットアッブに苦労しましたが、与えられた環境の中で道上選手は最
高の走りを見せてくれました。これからのレースにも期待できる内容でした。」

○第3戦/2位 第4戦/優勝 中子 修選手(Castrol無限ACCORD)のコメント

「第3戦ではスタートで遅れ、追いつこうと無理をして何度かブレーキをロック
させてしまい、序盤の2~3ラップで、タイヤを痛めてしまった。その結果、終盤
黒澤選手に追いつくことが出来なかった。第4戦は、1レース目よりもう一つ硬め
のタイヤを選択したのが効力を発揮し、うまく勝つことが出来た。しかし、二つ
勝つためにレースにやって来て、それなりの道具をもらっていたにもかかわら
ず、二つ勝つことが出来なくて残念だった。」

○第3戦/優勝 第4戦/4位 黒澤琢弥選手(PlAA SN ACCORD)のコメント

「1レース目は、朝のウォームアップの調子では、まさか勝てるとは思っていな
かった。しかし、僕だけスタートギアのあるマシンなので、スタートで前に出る
ことができた。結果的には、終盤中子選手に攻められ苦労したが、勝つことがで
きた。2レース日は、思いの外30kgのウェイトハンディが効いてブレーキに負担
がかかり、他車にブレーキングで負けてしまい抜かれてしまった。今後はこうし
たウェイトハンディをも克服できるマシンに仕上げて行きたいと思っています。
」

○第3/4戦 3位 道上 龍選手(ジヤックスMCアコード)のコメント

「事実上の初レースという感じだったが、意外なほど緊張はなかった。レースは
タイヤが巌しくて、仲々ペースを上げることが出来なかったが、最後まで何とか
走りきることが出来たという感じだ。3位ながら2レースとも表彰台に上がれたこ
とが、とても嬉しい。今後はさらに上位を目指して頑張りたいと思います。」

    提供:本田技研工業株式会社 広報部

Japan Touring Car Championship

'97JTCCドライバーズポイント表( 4/16戦)

                                                               (第4戦まで)

                         4/ 6  5/11  5/25  6/ 8  7/13  9/ 7  9/21 11/ 2
                        富 富 T T 菅 菅 鈴 鈴 美 美 仙 仙 十 十 富 富  総  有
 
                        士 士 I I 生 生 鹿 鹿 祢 祢 台 台 勝 勝 士 士  合  効
Po--No.Driver------- Rd. 1- 2- 3- 4- 5- 6- 7- 8- 9-10-11-12-13-14-15-16- P- P
 1  16 中子 修          * * 12 15                                      27  27
 2  15 黒澤 琢弥        * * 15  7                                      22  22
 3  23 本山 哲          * *  7 12                                      19  19
 4  14 道上 龍          * *  9  9                                      18  18
 5  25 影山 正美        悪 悪  6  5                                      11  11
 6  38 竹内 浩典        天 天  2  6                                       8   8
 7  37 M.クルム        候 候  4  2                                       6   6
 8  12 星野 一義        の の  5  0                                       5   5
 9  36 関谷 正徳        た た  0  4                                       4   4
10  68 田中 哲也        め め  0  3                                       3   3
10  39 H.M.シルバ     レ レ  3  0                                       3   3
12  19 金石 勝智        | |  0  1                                       1   1
12  88 飯田 章          ス ス  1  0                                       1   1
    33 岡田 秀樹        中 中  0 DNS                                      0   0
    18 木下 みつひろ    止 止  -  -                                       0   0
    72 松永 雅博        * *  0  0                                       0   0
    21 一ツ山 康        * *  -  -                                       0   0
    11 原 貴彦          * *  0  0                                       0   0
    21 一ツ山 幹雄      * *  0  0                                       0   0
*******************************************************************************
* 1位から10位まに15-12-9-7-6-5-4-3-2-1のポイント
* ( )内は有効ポイト外
* 全16戦のうち11戦まで(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポ
  イント制
 
                                       ///// PDD01523 伊東  昭雄 /////

Japan Touring Car Championship

JTCC-Rd4:JTCC第4戦英田レース結果

JTCC第4戦 -RIJ- (1997-05-11) Official Race-Results
For All Japan Touring Car Championship Rd.4 TI英田サーキット :( 4.470km)

 P  No.Driver----------- Car----------------- Lap --GoalTime- -km/h---
 1  16 中子  修     (J)  Honda Accord          25   40'44.919 164.545
 2  23 本山  哲     (J)  Nissan Premera        25   41'02.897 163.344
 3  14 道上  龍     (J)  Honda Accord          25   41'09.094 162.934
 4  15 黒澤  琢弥   (J)  Honda Accord          25   41'21.219 162.138
 5  38 竹内 浩典    (J)  Toyota Chaser         25   41'29.773 161.581
 6  25 影山  正美   (J)  Toyota Exiv           25   41'31.356 161.478
 7  36 関谷  正徳   (J)  Toyota Chaser         25   41'33.132 161.363
 8  68 田中  哲也   (J)  Toyota Exiv           25   41'37.230 161.098
 9  37 M・クルム    (D)  Toyota Exiv           25   41'39.357 160.961
10  19 金石  勝智   (J)  Toyota Exiv           25   41'59.174 159.695
11  11 原  貴彦     (J)  Toyota Exiv           25   42'04.759 159.342
12  72 松永  雅博   (J)  Toyota Carolla        25   42'07.929 159.142
13  39 J-M.シルバ(RA)  Toyota Exiv           25   42'21.837 158.271
14  12 星野  一義   (J)  Nissan Premera        24       1Lap         
------------------------ DNC -----------------------------------------
    87 飯田 章     (J)  Opel Vectra           19       6Laps        
    21 一ツ山  幹雄 (J)  BMW 318i               0       25Laps       
------------------------ DNS -----------------------------------------
    33 岡田  秀樹   (J)  Honda Accord           0       25Laps       
**********************************************************************

* Fastest Lap Time : 1'36.807 (137.667km/h) 中子 修 

           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Japan Touring Car Championship

速報! TIのJTCCはアコードの連勝!

 TIサーキットで行われた97年全日本ツーリングカーレース(JTCC)は、
ドライコンディションのもと、第3戦は黒澤琢弥、第4戦を中子修のアコード勢
が制した模様。

 注目のトヨタ・チェイサーは、第4戦で竹内浩典が5位入賞。ニッサン・プリメ
ーラの本山哲はウォームアップと第3戦でのファステストラップを記録した。
 
 
                                       ///// PDD01523 伊東  昭雄 /////

Japan Touring Car Championship

JTCC-Rd3:JTCC第4戦英田予選結果

JTCC第4戦 -RIJ- (1997-05-10) Qualify-Session
For All Japan Touring Car Championship Rd.3 TI英田サーキット :( 4.470km)

 P  No.Driver----------- Car----------------- Best-LapT -Behind -km/h--
 1  16 中子  修     (J)  Honda Accord         R1'34.797         169.752
 2  15 黒澤  琢弥   (J)  Honda Accord         R1'35.467   0.670 168.561
 3  14 道上  龍     (J)  Honda Accord         R1'35.487   0.690 168.526
 4  23 本山  哲     (J)  Nissan Premera       R1'35.802   1.005 167.971
 5  12 星野  一義   (J)  Nissan Premera       R1'35.979   1.182 167.662
 6  87 飯田 章     (J)  Opel Vectra          R1'36.211   1.414 167.257
 7  19 金石  勝智   (J)  Toyota Exiv          R1'36.403   1.606 166.924
 8  37 M・クルム    (D)  Toyota Exiv          R1'36.437   1.640 166.865
 9  25 影山  正美   (J)  Toyota Exiv          R1'36.525   1.728 166.713
10  38 竹内 浩典    (J)  Toyota Chaser        R1'36.660   1.863 166.480
11  33 岡田  秀樹   (J)  Honda Accord          1'36.777   1.980 166.279
12  36 関谷  正徳   (J)  Toyota Chaser         1'37.208   2.411 165.542
13  39 J-M.シルバ(RA)  Toyota Exiv           1'37.361   2.564 165.282
14  68 田中  哲也   (J)  Toyota Exiv           1'37.426   2.629 165.172
15  11 原  貴彦     (J)  Toyota Exiv           1'37.481   2.684 165.078
16  72 松永  雅博   (J)  Toyota Carolla        1'37.926   3.129 164.328
17  21 一ツ山  幹雄 (J)  BMW 318i              1'40.667   5.870 159.854
***********************************************************************

* タイムの前のRマークはコースレコード
  これまでのレコードタイムは 1'36.775

             提供:TI英田サーキット
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/9

ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  17        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
---------------------------------------------------------------------------
99.#100 ノバ監督(チーム国光)猪瀬良一
「そろそろマシンチェンジと言われていますが、それは新しい993と比べるから
で、5月から考えると2秒以上速くなっているんです。このポルシェはシングル
ターボであることが辛いんです。ほとんどのターボカーがツインターボでレスポン
スを良くしていることと比べると辛いところです。次のSUGOは去年優勝した
レースですけれど、いくらトルクがあってもSUGOはレスポンスが重要視される
コースですから。足を煮詰めるしかありませんね。NSX? それはうちが決める
んじゃないんです。まだなにも聞いていませんよ」
100.#99 時枝チーフエンジニア
「道上には合格点を与えていいと思います。1分39秒台でコンスタントに走って
いますし、ベストは1分38秒8で安定しています。このマシンのポテンシャルでは
良い先だと思います。燃費が良いので、給油なしでも走り切れると思うんですけ
ど、レギュレーションで給油しなければならないので、少な目の燃料でスタートし
たんです。次はまだ決まっていません」
101.#99 道上龍
「ハコはシビックくらいしか知らないんです。重くてもパワーがあってステアリン
グも重いマシンはまったく初めてでした。ポルシェはミッションが弱いっていうん
で丁寧にチェンジしたり、良い勉強になりました。最後にはチームにも信用してく
れてコメントをよく聞いてくれるようになっています。F3は、新しいモノコック
が自分にあっているみたいで、良い感じになっています。次の富士ではけっこうい
けると思っています。タイトルがもう決まっているんですけど、少しでも上を狙っ
ていきます」
102.#10 飯田章(GT1クラス3位)
「最後には#35には追いつけると思ってました。だから彼がスピンしたのも見えて
いたし、『やっぱり、やったな』と思いましたよ。追いかけている最中に水野監督
から無線で『急げ! 速く行け!』と叫ばれて、もううるさくてうるさくて。今日
のレース展開は、序盤は抑えて後半勝負という監督の言う通りで走っただけですよ」
103.#3  長谷見昌弘(総合優勝)
「クルマは問題なかった。人間の方も、水一滴も飲まなかったよ。少しは疲れたけ
ど。うしろから(鈴木利男に)来られた時も、最初のタイヤ交換までのペースがウ
チの方が速かったから。それに最終コーナーがウチの方が速かった。跳ねないしね。
他のチームにペナルティが随分あったのでウチとしてはラッキーだった。作戦通り?
フェラーリやポルシェは速いからね。でもコマスは仙台でも後半タイヤがタレてい
たので抜けると思っていた。シリーズポイントでも首の皮一枚でつながっていれば、
先々楽しみもありますから。JTCCでついてないのでここで勝ちたかった」
104.#35 A.リード
「モータースポーツはとてもミスを犯しやすいスポーツなんだ。どんなプロドライ
バーでもミスはする。ボクもJTCCでミスをすることもあるし、マッチのプレッ
シャーは良くわかるよ。1回ぐらいミスをしても仕方ない。次の菅生はバッチリだ
よ」
105.#38  E.コマス
「最初パンクしたような症状が出てしまって、ピットに入った。するとエアジャッ
キが故障して作動しない。やっとタイヤを交換して出ようと思ったら今度はエンジ
ンがかからなかった。やっとかかって出て行ったけど症状は最初と同じ。ステアリ
ングだよ」
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  18        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
---------------------------------------------------------------------------
106.#8 長坂尚樹
「クルマは問題なかった。調子良かったよ。ただペースカーが入って調子狂っ
ちゃったね。遅いクルマに何度も引っ掛かってしまって、タイムを随分ロスして
しまった。でもトヨタの中で1位になれたからね。次またガンバリます」
107.#38 村山祐一マネージャー
「エンジンもよく回っているし、メカニカルな部分には問題はないんですが、ブ
レーキングの時やシフトアップしてトルクが変動した時にフロントが逃げてフラつ
くんです。朝のフリー走行の時からだったんですが、解決出来ませんでした。レー
ス序盤にピットに入ったのもこの問題です。テストで解決出来るはずですから、次
のSUGOは行けると思います」
108.有料入場者数
 8月12日(土) 13,800人    8月13日(日)52,500人
109.ドライバーズポイント(第4戦終了時点)
 GT1クラス                             GT2クラス
  ドライバー               ポイント      ドライバー           ポイント
-------------------------------------  --------------------------------
 1 鈴木利男                 46     1 石橋義三             67
 2 長谷見昌弘             45     1 星野薫               67
 3 影山正彦               40     3 竹内浩典           37
 4 関谷正徳                 32     3 松本晴彦             37
 4 M.クルム           32     5 牧口規雄             35
 5 松田秀士                31     6 黒須俊文             30
 6 飯田章                   28     6 山岸豪              30
110.#55  鈴木利男(GT1クラス2位)
「後半長谷見さんに迫ったが、抜きにかかるにはリスクが大きかった。ストレート
で抜ければ良いけどそういう状態ではなかったし、一か所ブレーキングで勝負出来
る“ここなら”という場所もあったけど、コーナーの立ち上がりでマシンが跳ねて
しまっていたし、それをやるにはあまりにもリスクが大きかった。マシンについて
はまだやるべきことがたくさんあるが、今日は2位に入って自分に与えられた仕事
を80~90点で全うした、というところだ」
111.決勝レースレポート          〈消耗戦をスカイライン軍団が制覇〉
 予想通りスタートからF40が飛び出して真夏のGTレースは始まった。E.コマ
スが果敢追い上げるが、ハンドリングが完全ではないマシンに悩まされて逆に#35
タイサン スターカードGT2にかわされてしまう。この2台が次第に集団を抜け
出す。その後方では激しい3位争いが展開されていたが、10周目の1コーナーで
*26タイサンBMWのコースアウトによってペースカーランとなり、その闘いもひ
と休みとなった。ペースカーランは5周にわたって行われ、その後も激しい闘いが
繰り広げられたが、ピットストップからスタートする時点でF40のエンジンが掛か
らずにトップから脱落してしまった。これによってレースは大混戦となった。ピッ
トストップの毎に首位が入れ替わる状況となり、続々とトラブルで脱落するマシン
も出てきた。仙台ハイランドで優勝した#36 トヨタ カストロール スープラはイ
ンタークーラーからのエア漏れでストップし、サードも首位を維持することは出来
なかった。この混乱が治まった時にトップに立ったのは長谷見昌弘の#3  ユニシ
アジェックススカイラインであった。しかもラスト10周は2~3秒差で鈴木利男の
#55 JOMO R33が追い上げ、スプリントレースさながらの激しい闘いとなっ
た。しかし、さすがの鈴木利男もとどかず、嬉しいR33スカイラインの初優勝は長
谷見昌弘が成し遂げることとなった。最終ラップで#35 近藤真彦が、100Rでコー
スアウトしたため3位に飯田章の#10 JohnsonSKYLINEが入り、表彰台
は完全にスカイライン軍団に占領されることとなった。GT2クラスは、序盤*18
ATSーBM ERC RX7と*7 RE雨宮SuperG RX7が争っていたが、
*18はバッテリートラブルで、*7はホイールが5穴であるため無交換作戦に出て
失敗し、こちらの混戦はDTM仕様M3の*72 WAKO'S M3が初優勝した。
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/8

ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  15        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
---------------------------------------------------------------------------
73.スタート直前情報
 気温:29゚C  路面温度:39゚C 湿度:57%
74.13時30分
全車ダミーグリッドからローリングスタート
75.13時34分
#41 サスペンショントラブルで1コーナー先でストップ(0周)
76.13時46分
*28 エンジンルームで火が出て、1コーナーでストップ
77.13時47分
1コーナーのオイルを処理するためにセーフティーカーが入る。5周にわたって
ペースカーランに
78.13時53分
#2 燃料ポンプにトラブルでピットイン。何度かコースに戻るが結局リタイア
79.14時03分
セーフティーカーがアウトし、再スタート
80.14時08分
#88 ピットイン
81.14時10分
#33 ピットイン
82.14時14分
#1 イエローフラッグ無視で10秒のペナルティピットストップ
83.14時20分
#34 イエローフラッグ無視で110秒のペナルティピットストップ
84.14時22分
#87 フロントスポイラー破損でオレンジ旗
#36 エンジントラブルでスロー走行し、ピットイン。リタイアに
85.14時28分
*11 ピット入り口でタイヤバーストでストップ
86.14時29分
#39 イエローフラッグ無視で10秒のペナルティピットストップ
87.14時31分
#40 燃料系のトラブルでピットイン
88.14時32分
#40 イエローフラッグ無視で10秒のペナルティピットストップ
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  16        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
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89.14時33分
#81 再スタート違反で10秒のペナルティピットストップ
90.14時37分
#87 再スタート違反で10秒のペナルティピットストップ
91.14時40分
100R先で#33と#30が接触し、#33がスピン。これに*13が追突。両車ともストップ
92.14時51分
#40 クラッチトラブルでピットインしリタイア。この直前に#40にはイエローフ
ラッグ無視で30秒のペナルティが課せられていた
93.15時01分
#100 イエローフラッグ無視とH項違反で30秒のペナルティピットストップ
94.15時09分(ラストラップ)
#35 100R入り口でスピンしてコースアウト。
95.*72 牧口規雄(GT2クラス優勝)
「ありがとうございます。今回、練習走行からいろいろトラブルが出ていたのです
が、それがレースで出なくて良かったです。早めにピットインして木下隆之選手と
交代し、マージンをとっておくという作戦が成功しました。この先、またどうなる
かわかりませんから、ここで勝てたのはたいへんうれしいですね」
96.*7RE雨宮 SuperG RX7(GT2クラス1位)
松本晴彦「スタートで、もたついていた前のクルマにひっかかって後ろのクルマに
囲まれてしまいました。早めに*72より前に出ていればよかったんですが、スト
レートでは向こうのほうが速いので抜くことができませんでした。残念ですが、と
りあえず2位にはなれましたから・・・」
竹内浩典「タイムは均衡してたし、前とは20秒差程度だったから、思い切ってタイ
ヤ交換をやめたんです。しょうがないとは思ってたけど、しんどかったぁ。とにか
くポイントは稼げたし、まあ善しです。残りはツイスティなコースだし、次こそ負
けませんよ」
97.*18 ATS-BM・ERC・RX-7
「ルーティンのピットインを終えて出て行こうとしたらエンジンがかからなくなっ
てしまいました。セルが熱でダメになってしまったのかと思って冷やしたりしたの
ですが、じつはバッテリー上がりでした。クールスーツなどでバッテリーに負担が
かかりすぎたようです。バッテリーを換えてエンジンはかかったのですが、その時
点ですでに5ラップほど遅れていたのでリタイアしました。トップ走行中だっただ
けに、残念です。次は勝ちます」
98.ニスモ監督 水野敏和
「今日はペースカーが入る荒れた展開になると思ってました。早めのピットインも
それを見越してのことでした。今日は練習日、予選より気温が高いから、序盤から
ハイペースで行ったら潰れるクルマが多く出るわけですし。案の定、そういうレー
スになったわけです。終盤に#10飯田が#35に追いつけそうだったし、若いヤツは
ガンガン行かせなきゃと思って無線で活を入れたんです。でもあんまりしつこく
やったからアキラから『うるさい!』って怒鳴り返されてしまいましたよ(笑)。
#3の方が速かった理由ですか? #55鈴木はテストやパーツの開発もやっても
らってますから、無理を言っちゃいけませんよ。ルマンの後でエンジンの改良が進
んでいるから、足も良くなっている。みんながよく仕事をしたのが良い結果に結び
ついていると思います」
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/7

ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  13        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
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62.*7 RE雨宮 SuperG RX7
 フリー走行でピットインするたびにタイヤ交換/ドライバー交代の練習をしてい
たRE雨宮レーシング。メカニックたちは昨晩も遅くまでピットに残ってタイヤ交
換の練習を繰り返していたそうだ。「この気候だとタイヤ交換をすることになるで
しょうし、GT2クラスの上位勢はタイム差がないから少しでも差を付けようとみ
んな必死なんですよ。まして、ウチのクルマは5穴のホイールだからね。ドライ
バーとしては2人で確実に走って、みんなの期待に応えたいですね」と松本晴彦。
63.#4 福山英朗
「今日になってから急に速くなるわけではないよ。でもうちのマシンはストレート
が速いからレースでは有利になると思います。でも周回遅れにたよって走るような
他力本願の走りは出来ないから。燃費も少し良いから後半マシンが軽くなって追い
上げることが出来ると思うよ」
64.#88レインXタムラ ディアブロ
 上位を狙える位置まで開発が進んできた寺井エンジニアリングのディアブロは、
昨日の午後の予選でデフのオイルブリーザーのオイルの出口のパーツが脱落してし
まい、徹夜でメカニックがパーツを製作した。「スーパーカーパレードに出ている
ディアブロはスペアパーツのつもりだったんですけど、どうしてもパレードに出
るっていうので、新しいのをつくったんです」と寺井監督代行。
65.#35 タイサン スターカードGT2
 マッチの走行中にA.リードがメカニックの持っていたトランシーバーを“貸し
てくれ”と取り上げ、「(ボクは)センセイだ」とテレビモニターを見ながらマッ
チにドライビングを指示。「そこはイン、アウト、そうだ。」という具合に“アン
ソニー・リード‘ライブ’レーシングスクール”を開校。その途端、マッチのタイ
ムはそれまでのラップは36~37秒台から一気に1分35秒台に跳ね上がった。近藤に
よれば、今朝までに走った距離は約30ラップだという。F3000を含めれば水曜日か
ら200ラップ近く走っているという。それでもポルシェのドライビングは「難しい
よ」とのこと。
66.#99 道上龍
「N1のシビックは昨年から走らせていますが、GTカーは初めてです。ポルシェ
だと聞いて、最初は上手く走らせることができるか少し不安がありました。けれど
乗ってみたら意外に乗りやすいんで驚きました。このクルマは昨年マルティニ選手
が乗っていたクルマで、足回りが結構堅めに仕上げられていて、僕には合ってるみ
たいですね。ただ、このクルマはNAエンジンなんでターボ勢にはちょっと差を付
けられてしまいます。けれど、上位陣を脅かす走りをしたいでんす。体力ですか?
大丈夫、自信ありますよ。いつ、どんな話が来てもいいようにいつも身体を鍛えて
ますから。それに僕にとってこのクルマのシートは、大きなチャンスですから絶対
活かしたい。目標は、めざせトップ10です。1コーナーの脱出とかすごく跳ねてい
ます。でもまだどうこう言えるレベルまで自分が行ってないですから、左ハンドル
のクルマも初めてだったんです。でも右側シフトはフォーミュラで慣れていますか
ら」
67.#40  タイサンスターカードF40 O.ララウリのFUJI攻略法
 コースレコードでGTC第4戦FUJIのポールポジションを獲得したオスカー
・ララウリに富士の攻略法をたずねてみた。「このサーキットをフェラーリF40で
速く走るために重要なのはブレーキングとコーナー脱出時の加速。このサーキット
はコーナーの数が少ないのでコーナリングスピード自体はそれほど重要ではない。
いかにブレーキングを遅らせて奥まで行くか、そして出口で一気に加速する。これ
が好タイムをマークするカギだ」
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  14        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
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68.#39 栗谷チーフエンジニア
「レースでは序盤の5周6周は1分33秒前半、もしかしたらもっと速いペースにな
るかもしれません。でもフェラーリは速いね。コーナーではそんな速くは見えない
けれど、どこでも速いようだから。今気温が上がってきているれど、暑さは大丈夫
だと思います。うちもそろそろ行かないとね」
69.トヨタ自動車 橋本主査
「予選では33秒台が10台以上もいて混戦に見えるけれど、フリー走行のタイムを見
ても、1、2位がタイサンのフェラーリとポルシェ、次がスープラ4台、その次に
やっとスカイラインでしょ。これではいけないよ。GTはいろんなクルマが互角に
闘っていることが最大の見所なんだから、こんな車種別のリザルトはあってはいけ
ません」
70.TRD 鳩谷和春エンジニア
「今来年のスープラをレギュレーションの動きを見ながら考えています。3SGは
生産タイプになりますが、ツインターボはやらないことになりそうです。他の方法
でトルクとレスポンスを稼ぐことを考えています。まだレギュレーションが流動的
なので、どんなマシンになるかはまだ発表することは出来ません」
71.#18 大矢マネージャー
「去年とはタイヤが替わったこともあって、ずいぶんジオメトリーを変えていま
す。今年のヨコハマタイヤは、やっぱり土屋さんが開発しているタイヤって感じで
すね。仙台までに90%はつかめたと言って良いでしょう。今回は100%と行きたい
ですね。RX7はミッションがないですから、IMSAで使っている汎用のレース
ミッションに、自分達で削って造ったベルハウジングを組み合わせているんです。
ですからベンツやフェラーリといったマシンでパーツが無いから出れないと言って
いる人達と条件は同じなんです。来年はニューマシンにする予定です。GT1クラ
スをやるとしてもターボはやりません。リスクが大きいです」
72.*12 EIMEI AUTOミラージュ
 GTCで初のFFマシンとして登場したミラージュは、かつてのJSSマシンを
ベースとして開発されている。月曜日にシェイクダウンを行ったばかりであるため
まだ悩みも多いようだ。オーナーの永井明は「タイヤもブリヂストンのバイアスし
か合うのがなくて難しいんです。来年はFTOかエクリプスになると思います。エ
ンジンは4気筒を使いたいのでFTOは難しいかもしれません。エクリプスはス
トックで4気筒ですから、そっちになると思います。SUGOかMINEのどちら
かには参加する予定です」
73. *22橋本車体INTECスカイライン
 今シーズンは今回が初登場となる。クルマが三日前にできあがったばかりで、予
選が実質的なシェイクダウン。クルマはR32スカイラインGTRを2WD化し、R
B26ターボ・エンジンにGT2クラス用のリストリクターを装着したもの。当初、
NISMOから取り寄せた大径のタービンをテストしたが、リストリクターとの相性が
悪く、結局ノーマルのタービンに戻したという。それでもパワー的には「とても言
えるようなレベルじゃない」程度しか出ていないとのことだ。予選でもセッティン
グに終始し、周回数をこなせなかった。足りないパワーを少しでも補うために、次
の菅生からはリストリクター径の大きいGT1クラスにスイッチすることを考えて
いるということだ。
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/6

ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  11        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
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48.#3 長谷見昌弘
「他のスカイラインよりなぜ速いかって? それを教えたら他も速くなっちゃうで
しょ?(笑)。決勝は天候しだいだね。ターボエンジンは温度が低ければパワーが
上がるし、タイヤももつからね。交換のタイミングとかは出たとこ勝負、やってみ
なけりゃわからないよ」
50.#36 伊藤チーフエンジニア
「予選はあんなものです。コースが混んでいてタイムが延びてないこともあります
が、トムスは昨日もその前もロングのテストを行っていましたから。 フロントの
サイドフラップがなくなったダウンフォースはフロントフェンダー後方のスリット
とノーズ下面の形状をウイング状にして稼いでいます。心配の熱も十分対策してい
ますから、1分34秒台の闘いであれば絶対に勝ちます。フェラーリは最後まで持た
ないでしょけど、コマスは恐いですね」
52.*7 RE雨宮SuperG RX7
牧口エンジニアリングのDTM仕様M3との激しい死闘を繰り広げているRE雨
宮のRX7は、夏に弱いロータリーを十分に考えて、ノーズのクーリングエアイン
テークを拡大した他ガソリンクーラーを取り付けて対策してきた。エンジンのイン
テークも高速の富士スピードウェイの性格を十分に考えて大きなラム圧を得るよう
にフィンを取り付けられ、約3%の出力アップを果たしている。ドアの軽量化等に
よって約10kg減量されていることも見逃せない。多くのファンを持つスーパース
ターの雨宮は、今年の結果次第では来年にはGT1クラスに挑戦することを考えて
いるようだ。その場合には3ローターのロータリーが使われることとなるようだ。
53.#87 川越賢二オーナー
「我々は手に入れた状態からほとんどそのままで参加しているんです。コンピュー
ターもそのまんまですし、サスペンションもピロボールに換えたくらいです。私は
レース以外に仕事を持っていますから、自由にレース活動を行うことが出来ないん
です。今日もこれからサーキットを離れなければなりませんし、予定していたBP
Rシリーズへの参戦も今年は難しい状態となっています」
54.*13 早川篤
「昨日はエンジンの慣らしを行っていたんです。室内は90度Cの暑さですよ。サウ
ナです。エンジン自体は十分対策していますから、夏バテすることはないでしょう
が、人間には辛いですね」
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  12        1995/ 8/ 13 FMOTOR4版
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55.#19 小山進
 順調な仕上がりを見せているJUNスカイラインを造り上げた“職人”は「リス
トリクターで規制するGTというものが解ってきました。SR20はロッカーアーム
がネックのエンジンです。リストリクターの影響でターボが壊れる? そんなこと
はないです。ロッカーアームの方がこわいです。でも対策を行って9,600回転まで
回しても壊れないようになりました。クランク角センサーも苦労させられた部分で
す。今回のエンジンは2,140ccですが次のSUGOではストロークを2mm延ばして
約2,200ccにアップしたニューエンジンが間に合います。トルクを上げることが出
来ると思います」
56.ニスモ監督 水野敏和
「サスペンションのストロークのさせ方に問題があるようです。#10 Johnson
はそれではまっているんです。少し柔らかくし過ぎたのかもしれません。今やって
いる最中なんです」
57.#15 プローバ ポルシェ ターボ
 昨日走っていないはずの#15 プローバ ポルシェ ターボのタイムが計測された
のはドライバーの古谷直広の力によるようだ。計測器はマシンに取り付けていなく
ても作動することが原因であったらしい。もっとも計測器を背負って古谷はコース
を走ったというわけではない。プローバでは昨夜までマシンの準備を行っていた
が、一部のパーツの破損により参戦を諦めることとなった。
58.#25  FEDEX 300ZXーLM
 昨日エンジンを壊したZは、不幸にももう1機のエンジンも壊してしまった。も
ちろんドライバーの影山正美やシャシーに問題があったわけではない。チーム ル
マンでは、今回のレースまでにヒューランド製のミッションを準備、リアサスペン
ションも完全に見直し、ドライバーズシートも可能な限り後方に移動してマシンの
デベロップを図ってきていた。エンジンもインタークーラーを大型化する等信頼性
の向上を考慮していたが、その実力は明日まで見ることは出来なくなってしまった
ようだ。エンジンの修理は明日朝までかかってしまうことであろう。
59.#1 影山正彦
「金曜日にはマシンのバランスが悪かったんですが、夜にバラして組み直したら良
くなりました。フェラーリ、ポルシェ、スープラにはエンジンパワーで遅れをとっ
ていますけど、このマシンの強味は信頼性です。エンジンの信頼性は高くて、トラ
ブルは少ないです。今年も何としても、是が非でもチェンピオンをとりたいので1
戦たりとも落とせないんですよ。作戦ですか? 前半の様子次第で後半の走りを考
えるつもりです。自分のチームのペースで行きます」
60.#1 星野一義
「何が何でも影山にチャンピオンとらせたいからね。大事に行く。マシンは高速
コーナーでは他に負けていないけど、低速コーナーがちょっと。ストレートは皆同
じでしょう。作戦? 作戦はない。レースはいつも行けるところまで行く」
61.#8 長坂尚樹
「スープラ勢は拮抗しているね。差が付かないから背の高い順に並んでるんだよ
(笑)。ウチのクルマは全く問題なし。問題ないけど、ここが良いってとこもない
んだよな。しかし、フェラーリは速いね。でも不安材料もあるようだから、決勝は
みんなダンゴ状態になるんじゃない。うちはコンスタントに走って、上位入賞を目
指すよ」
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT-CUP 正式結果

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT-CUP                   *
*                    GT-CUP250km レース正式結果表                     *
* 1995.08.13    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
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位  車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2
車      名                    周回    所要時間 トップ差    km/h   ベストタイム
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1    3 GT1 長谷見昌弘         (J)
ユニシアジェックススカイライン  56 1:36'34.894          155.508  1'34.123
2   55 GT1 鈴木  利男         (J)
JOMO R33                        56 1:36'39.231 0'04.337 155.392  1'34.487
3   10 GT1 飯田    章         (J)
ジョンソン スカイライン         56 1:37'01.588 0'26.694 154.795  1'34.487
4    8 GT1 長坂  尚樹         (J)
FET SPORTS SUPRA                56 1:37'35.524 1'00.630 153.898  1'34.597
5   34 GT1 松田  秀士         (J) 土屋  武士         (J)
STP タイサンポルシェGT-2        56 1:37'46.008 1'11.114 153.623  1'34.596
6    4 GT1 福山  英朗         (J) 水野  文則         (J)
中春 スカイライン GT-R          56 1:37'47.486 1'12.592 153.584  1'35.610
7    1 GT1 星野  一義         (J) 影山  正彦         (J)
カルソニック スカイライン       56 1:38'02.009 1'27.115 153.205  1'34.709
8  100 GT1 高橋  国光         (J) 土屋  圭市         (J)
BP オイル ポルシェターボ        56 1:38'08.414 1'33.520 153.038  1'34.821
9   35 GT1 ANTHONY REID      (GB) 近藤  真彦         (J)
タイサンスターカード GT-2       55               1 Lap           1'34.072
10   30 GT1 山田  洋二         (J) 田嶋  栄一         (J)
綜合警備 PORSCHE                55 1:36'48.686   1 Lap  152.368  1'34.975
11   19 GT1 小林  且雄         (J)
JUN スカイラインGT-R            55 1:36'55.695   1 Lap  152.185  1'36.372
12    5 GT1 柏原  浩一         (J) 田中    実         (J)
マツダコレクション出光ポルシェ  55 1:36'57.000   1 Lap  152.151  1'36.186
13   88 GT1 和田  孝夫         (J) 池沢さとし         (J)
レイン X タムラディアブロ       55 1:37'43.292   1 Lap  150.949  1'35.266
14   99 GT1 道上    龍         (J)
KANEKO PORSCHE                  55 1:38'04.012   1 Lap  150.418  1'38.864
15   87 GT1 山田  英二         (J)
TCRCコムテック Elf GT2          55 1:38'05.761   1 Lap  150.373  1'35.762
16   72 GT2 牧口  規雄         (J) 木下  隆之         (J)
WAKO'S BMW M3                   54 1:37'22.775   2 Laps 148.725  1'40.495
17    7 GT2 竹内  浩典         (J) 松本  晴彦         (J)
RE雨宮 SuperG RX7               54 1:37'40.403   2 Laps 148.278  1'41.011
18   39 GT1 JEFF KROSNOFF    (USA)
サード スープラ GT              54 1:38'03.453   2 Laps 147.697  1'34.460
19   81 GT1 木下みつひろ       (J) 菊池    靖         (J)
エンドレスアドバン GTR          53 1:37'56.200   3 Laps 145.141  1'41.632
20   70 GT2 石橋  義三         (J) 星野    薫         (J)
外車の外国屋アドバンHR31    53 1:37'57.213   3 Laps 145.116  1'41.362
21   71 GT2 山岸    豪         (J) 黒須  俊文         (J)
SOUND STREAM M3                 52 1:36'53.028   4 Laps 143.950  1'41.086
22   26 GT2 山梨  順一         (J) 長島  正興         (J)
タイサン BMW M3                 51 1:36'56.274   5 Laps 141.103  1'44.755
23   17 GT2 野上  敏彦         (J) 輿水  敏明         (J)
東京科学芸術専門学校:RX-7      49 1:36'41.712   7 Laps 135.910  1'48.933
24   23 GT2 鈴木  隆司         (J) 杉田  直人         (J)
TKC 鈴木会計 ポルシェ           48 1:36'36.010   8 Laps 133.267  1'47.528
25   12 GT2 永井    明         (J)
EIMEI AUTO ミラージュ           43              13 Laps          1'46.125
26※ 40 GT1 OSCAR LARRAURI    (RA) 太田  哲也         (J)
タイサンスターカード F40        39             ( 40 - 2L.)       1'34.081
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
33 GT1 鈴木  恵一         (J) 飯田    薫         (J)
タイサン ポルシェ GT-2          36              20 Laps          1'37.043
13 GT2 早川    篤         (J) 吉田  信宏         (J)
マイクロロンAPP RX-7            33              23 Laps          1'45.918
18 GT2 福嶌  稔大         (J)
ATS-BM・ERC・RX-7               32              24 Laps          1'40.568
38 GT1 ERIK COMAS         (F)
トヨタ スープラ                 31              25 Laps          1'34.185
27 GT2 鈴木    守         (J) 林    道明         (J)
ナックウエストスカイライン      30              26 Laps          1'43.303
31 GT2 池谷  勝則         (J) 石原  将光         (J)
ナインテンポルシェ              28              28 Laps          1'41.608
36 GT1 関谷  正徳         (J) MICHAEL KRUMM      (D)
トヨタ カストロール スープラ    27              29 Laps          1'34.551
11 GT2 石森  浩元         (J)
ムラウチ石森石油 GTS-R          27              29 Laps          1'42.960
2 GT1 都平  健二         (J) 河合  博之         (J)
ZEXEL ワイズ スカイライン       15              41 Laps          1'40.129
28 GT2 関根  基司         (J) 武藤  文雄         (J)
タイサン BMW M3                  7              49 Laps          1'45.728
25 GT1 影山  正美         (J)
FEDEX 300ZX-LM                   0              56 Laps
41 GT1 伊達  邦夫         (J) 石川    朗         (J)
京都近鉄ARPシルビア              0              56 Laps
-------------------------------------------------------------------------------
スタート  13:33'24     フィニッシュ  15:09'58.894
参加台数 : 41 台    出走台数 : 38 台    完走台数 : 26 台
ベストタイム  No. 35 ( ANTHONY REID )   1'34.072  2/55  171.060 km/h
※ No.40 は,黄旗追い越しの為2周減算のペナルティを課された。
No.1,34,40, は,黄旗追い越しの為ピットストップ10秒のペナルティを課された。
No.39,81,87 は,再スタート時の反則スタートの為ピットストップ10秒のペナルティを課された。
※ No.100 は,黄旗追い越しの為ピットストップ30秒のペナルティを課された。
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT-CUP フリー走行

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT-CUP                   *
*                       GT-CUP250km フリー走行                        *
* 1995.08.13    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2
形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 40 GT1 OSCAR LARRAURI    (RA) 太田  哲也         (J)
フェラーリF40         タイサンスターカード F40       1'33.403 12 172.286
2 35 GT1 ANTHONY REID      (GB) 近藤  真彦         (J)
911GT2           タイサンスターカード GT-2      1'33.559 18 171.998
3 39 GT1 JEFF KROSNOFF    (USA)
JZA80            サード スープラ GT             1'33.842 11 171.480
4 38 GT1 ERIK COMAS         (F)
JZA80            トヨタ スープラ                1'33.899 15 171.376
5  8 GT1 長坂  尚樹         (J)
JZA80            FET SPORTS SUPRA               1'33.903 12 171.368
6 36 GT1 関谷  正徳         (J) MICHAEL KRUMM      (D)
JZA80            トヨタ カストロール スープラ   1'33.906 13 171.363
7  3 GT1 長谷見昌弘         (J)
BCNR33           ユニシアジェックススカイライン 1'34.084 16 171.039
8 34 GT1 松田  秀士         (J) 土屋  武士         (J)
911GT2           STP タイサンポルシェGT-2       1'34.108 13 170.995
9 30 GT1 山田  洋二         (J) 田嶋  栄一         (J)
993              綜合警備 PORSCHE               1'34.320 15 170.611
10 55 GT1 鈴木  利男         (J)
BCNR33           JOMO R33                       1'34.341 14 170.573
11 10 GT1 飯田    章         (J)
BCNR33           ジョンソン スカイライン        1'34.601 13 170.104
12  1 GT1 星野  一義         (J) 影山  正彦         (J)
BCNR33           カルソニック スカイライン      1'35.274 15 168.902
13100 GT1 高橋  国光         (J) 土屋  圭市         (J)
RSRターボ          BP オイル ポルシェターボ       1'35.306 17 168.846
14  4 GT1 福山  英朗         (J) 水野  文則         (J)
BNR32            中春 スカイライン GT-R         1'35.330 15 168.803
15 87 GT1 山田  英二         (J)
911GT2           TCRCコムテック Elf GT2         1'35.527 14 168.455
16  5 GT1 柏原  浩一         (J) 田中    実         (J)
993GT2           マツダコレクション出光ポルシェ 1'36.034 16 167.566
17 19 GT1 小林  且雄         (J)
BNR32            JUN スカイラインGT-R           1'36.516 17 166.729
18 33 GT1 鈴木  恵一         (J) 飯田    薫         (J)
911GT2           タイサン ポルシェ GT-2         1'36.675 15 166.455
19 99 GT1 道上    龍         (J)
911              KANEKO PORSCHE                 1'38.401 17 163.535
20 72 GT2 牧口  規雄         (J) 木下  隆之         (J)
E36              WAKO'S BMW M3                  1'40.273 13 160.482
21  7 GT2 竹内  浩典         (J) 松本  晴彦         (J)
FD3S             RE雨宮 SuperG RX7              1'40.735 13 159.746
22 31 GT2 池谷  勝則         (J) 石原  将光         (J)
993              ナインテンポルシェ             1'41.430 15 158.651
23 70 GT2 石橋  義三         (J) 星野    薫         (J)
HR31             外車の外国屋アドバンHR31   1'41.483 11 158.568
24 18 GT2 福嶌  稔大         (J)
FC3S             ATS-BM・ERC・RX-7              1'41.617 12 158.359
25 81 GT1 木下みつひろ       (J) 菊池    靖         (J)
BCNR33           エンドレスアドバン GTR         1'41.953 14 157.837
26 71 GT2 山岸    豪         (J) 黒須  俊文         (J)
E30              SOUND STREAM M3                1'42.233 15 157.405
27 26 GT2 山梨  順一         (J) 長島  正興         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'43.596 10 155.334
28 28 GT2 関根  基司         (J) 武藤  文雄         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'43.625  9 155.291
29 11 GT2 石森  浩元         (J)
HR31             ムラウチ石森石油 GTS-R         1'44.488  7 154.008
30 27 GT2 鈴木    守         (J) 林    道明         (J)
DR30             ナックウエストスカイライン     1'44.629 13 153.801
31 23 GT2 鈴木  隆司         (J) 杉田  直人         (J)
964A             TKC 鈴木会計 ポルシェ          1'47.050 14 150.322
32 13 GT2 早川    篤         (J) 吉田  信宏         (J)
FC3S             マイクロロンAPP RX-7           1'48.076 11 148.895
33  2 GT1 都平  健二         (J) 河合  博之         (J)
BCNR33           ZEXEL ワイズ スカイライン      1'48.843  5 147.846
34 17 GT2 野上  敏彦         (J) 輿水  敏明         (J)
FC3S             東京科学芸術専門学校:RX-7     1'48.983  8 147.656
35 12 GT2 永井    明         (J)
C53A             EIMEI AUTO ミラージュ          2'05.326  2 128.401
36 41 GT1 伊達  邦夫         (J) 石川    朗         (J)
E-PS13           京都近鉄ARPシルビア            2'06.199  5 127.513
37 22 GT2 水沼  克夫         (J) 秋元  光男         (J)
BNR32            橋本車体インテックスカイライン 5'59.895  3  44.713
-------------------------------------------------------------------------------
25 GT1 影山  正美         (J)
Z32              FEDEX 300ZX-LM                          出走せず
88 GT1 和田  孝夫         (J) 池沢さとし         (J)
ディアブロ          レイン X タムラディアブロ               出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/5

ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  9        1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
---------------------------------------------------------------------------
36.#35 A.リード
「クルマのセッティングは最高。満足している。明日は始めの10ラップくらいを若
干注意深く行ってそれから全開で行く。でもオスカーがね....まあ、長いレースな
ので何が起こるかわからない。先ずポディウムを狙って行くよ。マッチもどんどん
速くなっているしね。ボクはジムラッセルのレーシングスクールで先生だよ。彼は
上達しているよ」
37.#35 近藤真彦
「このセッションでは午前中に使ったタイヤで3ラップしかして出来なかった。残
念ながら35秒台には入らなかったけど、何とかなるでしょ。明日ですよ、問題は明
日。36秒台キープで走るつもり」
38.#38 E.コマス
「いまのセッションではニュータイヤは使っていない。午前中に使ったタイヤで
走ったんだ。セッティングに関してはチームが良い仕事をしてくれたので満足して
いる。ボクのマシンは94年のマシンでいろいろモディファイしているから95年仕様
より重いんだけど、明日はスタートから飛びだしてトップに立って、そのまま逃げ
きりたい。フェラーリは速いけど信頼性ではトヨタが上だと思う。狙って行くよ」
39.#40 O.ララウリ
「メカニックが良い仕事をしてくれたお陰ですべて良い方向に行っている。チーム
がうまくセットアップしてくれた。ただパワーはいまひとつだ。70パーセントフル
タンクの状態でトライして33~34秒コンスタントで走れた。決勝もこのペースで行
く。50リッター入りで1分32秒600も出ているし。あと、フロントタイヤの磨耗具
合を考えてキャンバー角の調整を指示した。タイヤを持たせるためにね。明日はス
タートから飛びだして逃げ切る作戦で行くつもりだ」
40.#39  J.クロスノフ
「セッティングにはほぼ満足しているよ。タイム更新した人は少なかったけど、ボ
クは午後のセッションの方がタイムが良かったしね。Aコーナーの走りがスムーズ
だった? ドライバーのウデさ! いやジョーク。セッティングが決まって来たと
いうことさ」
41.#3 長谷見昌弘
「タイムは精一杯のタイムですね。31秒台はちょっとね... でも1戦1戦クルマは
良くなって来ています。コンスタントにタイムが出ていますし、ロングランのテス
トもやっています。決勝は34秒台コンスタントで行くつもりです。フェラーリが前
半は速くて先に行ってしまうでしょうけど、あとはね。コマス、関谷組も来るで
しょうね。1戦、2戦、3戦ともにトップ争いはしているので4戦、5戦、6戦は
おもしろくなると思いますよ」
42.#8 長坂尚樹
「明日は前半出来るだけ上位グループに着いていって、後半に勝負をかけるつも
り。これだけタイムが拮抗してると独走は難しいと思うよ。予選上位はみんなプラ
イドあるドライバーばかりだから追いかけて行っちゃうよ。でも見る人にはおも
しろいレースになるだろうね。タイヤ交換のタイミングももちろん明日の状況次
第だけど、今日ぐらい涼しいと良いんだけどね。まあ無理だろうけど」
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  10        1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
---------------------------------------------------------------------------
43.#1 カルソニックスカイライン
 思うようにマシンの仕上がらないホシノレーシングでは、チーム全体に重い空気
が漂っている。予選2回目はまず星野がタイムアタックに出たが、ブレーキバラン
スが崩れてしまい1コーナーで度々タイヤをロックさせていた。車内からの調整ス
イッチも上手く働かずタイムが午前のタイムを更新することができなかった。「今
日の結果? ノーコメントだよ。話すことはないなぁ」と星野はすげない対応。金
子監督も「マシンのバランスがいまいち。きびしいな」と浮かぬ顔。さらにはチー
ムのスクーターまでエンジンがかからなくなって、まさに泣きっ面に蜂の状態だっ
た。
44.#5 柏原浩一
「今日はタイミングを外しっぱなしだよ。午前は田中選手に先に走ってもらって、
その後に僕が出たんだけど途中でガス欠になってアタックできず。午後もマシンの
セットを決めてから、後半に勝負に出たらコースにオイルが出ていてこれもダメ。
うちも#33と同じように大きいサイズのリアタイヤに換えたんだけど、まだセッ
ティングが決まっていない。でも今日走ってだいぶ方向性は出たからね。新しくコ
ンビを組む田中選手はまだハコのレースの経験が少ないと言ってたけど、非常に建
設的でタイムもどんどん良くなってます。決勝は2人でコンスタントに行って、上
が潰れたらきっちりと上位入賞といきたいですね」
45.#39 山本マネージャー
「オーバーハング部分の軽量化が効いているみたいですね。熱対策も十分に行った
し、灼熱のSUGOのテストも良い経験になっています。うちはルマンまでは何に
も出来なかったですから、やっとGTCのための開発が始まったばかりなんです。
明日はこれくらいの温度だったら行けると思います」
46.予選レポート
 ハッキリしない天気の中で'95GTC第4戦の予選がスタートした。午後にはに
わか雨が降るという情報もあったため、ほとんどのチームが午前中の予選を全力で
アタックした。中でもライバル達を驚かせたのは、0.ララウリのドライブする#40
タイサンスターカードF40であった。かつてのスポーツカー世界チャンピオンは、
その時点でライバル達に2秒以上差を付ける1分31秒139という驚異的なタイムを
叩きだした。それを現在のGTC最速男であるE.コマスが果敢に追ったが、40台
以上というマシンが一斉にアタックしているために、コースが非常に混雑してお
り、渋滞をかき分けてのアタックとなり、コマスをもってしても31秒台入れるのが
やっとであった。午後の2回目の予選は雨こそ降らなかったが、混雑した状況は相
変わらずであり、午前中にタイヤを使いきってしまったチームが多かったことも
あって、午前中にタイムアップが出来なかったスカイライン勢がアップしたに留
まった。注目されたのは、1分33秒が見えるところまでタイムアップした#88レイ
ンXタムラ ディアブロと、33秒宣言まで行ってアタックし1分34秒台を記録して
いる#19JUNスカイラインであった。
47.#40 O.ララウリ(予選総合1位)
「メカニックが良い仕事をしてくれたお陰ですべて良い方向に行っている。チーム
がうまくセットアップしてくれた。ただパワーはいまひとつだ。70パーセントフル
タンクの状態でトライして33~34秒コンスタントで走れた。決勝もこのペースで行
く。50リッター入りで1分32秒600も出ているし。あと、フロントタイヤの磨耗具
合を考えてキャンバー角の調整を指示した。タイヤを持たせるためにね。明日はス
タートから飛びだして逃げ切る作戦で行くつもりだ」
.E43.#1 カルソニックスカイライン
 思うようにマシンの仕上がらないホシノレーシングでは、チーム全体に重い空気
が漂っている。予選2回目はまず星野がタイムアタックに出たが、ブレーキバラン
スが崩れてしまい1コーナーで度々タイヤをロックさせていた。車内からの調整ス
イッチも上手く働かずタイムが午前のタイムを更新することができなかった。「今
日の結果? ノーコメントだよ。話すことはないなぁ」と星野はすげない対応。金
子監督も「マシンのバランスがいまいち。きびしいな」と浮かぬ顔。さらにはチー
ムのスクーターまでエンジンがかからなくなって、まさに泣きっ面に蜂の状態だっ
た。
44.#5 柏原浩一
「今日はタイミングを外しっぱなしだよ。午前は田中選手に先に走ってもらって、
その後に僕が出たんだけど途中でガス欠になってアタックできず。午後もマシンの
セットを決めてから、後半に勝負に出たらコースにオイルが出ていてこれもダメ。
うちも#33と同じように大きいサイズのリアタイヤに換えたんだけど、まだセッ
ティングが決まっていない。でも今日走ってだいぶ方向性は出たからね。新しくコ
ンビを組む田中選手はまだハコのレースの経験が少ないと言ってたけど、非常に建
設的でタイムもどんどん良くなってます。決勝は2人でコンスタントに行って、上
が潰れたらきっちりと上位入賞といきたいですね」
45.#39 山本マネージャー
「オーバーハング部分の軽量化が効いているみたいですね。熱対策も十分に行った
し、灼熱のSUGOのテストも良い経験になっています。うちはルマンまでは何に
も出来なかったですから、やっとGTCのための開発が始まったばかりなんです。
明日はこれくらいの温度だったら行けると思います」
46.予選レポート
 ハッキリしない天気の中で'95GTC第4戦の予選がスタートした。午後にはに
わか雨が降るという情報もあったため、ほとんどのチームが午前中の予選を全力で
アタックした。中でもライバル達を驚かせたのは、0.ララウリのドライブする#40
タイサンスターカードF40であった。かつてのスポーツカー世界チャンピオンは、
その時点でライバル達に2秒以上差を付ける1分31秒139という驚異的なタイムを
叩きだした。それを現在のGTC最速男であるE.コマスが果敢に追ったが、40台
以上というマシンが一斉にアタックしているために、コースが非常に混雑してお
り、渋滞をかき分けてのアタックとなり、コマスをもってしても31秒台入れるのが
やっとであった。午後の2回目の予選は雨こそ降らなかったが、混雑した状況は相
変わらずであり、午前中にタイヤを使いきってしまったチームが多かったことも
あって、午前中にタイムアップが出来なかったスカイライン勢がアップしたに留
まった。注目されたのは、1分33秒が見えるところまでタイムアップした#88レイ
ンXタムラ ディアブロと、33秒宣言まで行ってアタックし1分34秒台を記録して
いる#19JUNスカイラインであった。
47.#40 O.ララウリ(予選総合1位)
「メカニックが良い仕事をしてくれたお陰ですべて良い方向に行っている。チーム
がうまくセットアップしてくれた。ただパワーはいまひとつだ。70パーセントフル
タンクの状態でトライして33~34秒コンスタントで走れた。決勝もこのペースで行
く。50リッター入りで1分32秒600も出ているし。あと、フロントタイヤの磨耗具
合を考えてキャンバー角の調整を指示した。タイヤを持たせるためにね。明日はス
タートから飛びだして逃げ切る作戦で行くつもりだ」
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.4/4

ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  7        1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
---------------------------------------------------------------------------
25.#38 E.コマス
「タイムはまだ伸びるよ。トラフィックに巻き込まれてクリアラップは1ラップも
無かったんだ。あのタイムはそういう状況の中で出したタイムだよ。でもタイムよ
りクルマのバランスが良くなった。それが確認出来たことが大きい。満足している
よ。午後はポールを狙ってみるけどね...」
26.#36 関谷正徳
「40台も一緒に走っているからコースが混んでいてアッチコッチでひっかかってい
るんです。でもひっかかってなくても31秒台なんて無理だよ。あとコンマ何秒と
いったところが精いっぱいだよ。決勝レースでは、今日みたいな条件だったら1分
34秒台の闘いとなるだろうね」
27.#34 松田秀士
「タイヤをブリヂストンに換えてからそんなに走ってないので、まだ完全には決
まってきていないんです。でもなかなか良いよ。ライバル? 33秒台が10台以上い
るからどれが勝ってもおかしくないよね。どれが速いかはまだ判らないよね。オス
カーはちょっと別格だけどね。ルマンGT2規定のアンダーボデイは最高速が少し
速くなっているとは思うけど、その分重くなっているしね。5月の富士スピード
ウェイで優勝した時には、タイヤが辛かったんです。今回は、1分34秒台で走れる
タイヤに優しいセッティングを目指しています。それが優勝への最短コースだと思
います」
28.ポルシェ911軍団の分類について
 今回からGT2クラスの*31カレラRSクラブスポーツが登場し、GTCに出場
するポルシェがバラエティに富んできた。その区別について混乱している向きもあ
るようなので、ここで整理してみた。
 まず、一般に市販されているロードカーとして、カレラ2、カレラ4、ターボの
3種類あることを抑えておいてほしい。各地のサーキットで活躍しているレーシン
グバージョンは基本的にこれらをベースにしたものである。
 GT1クラスに出場しているのがGT2。GT1クラスなのにGT2という車名
なのはル・マンでGT2クラスに分類されるためである。エンジンは普通の911ター
ボと基本的に同じだが、駆動方式は911ターボが4WDなのに対して2WDとなっ
ている。このGT2は、さらにADAC仕様、ル・マン(LM)仕様、LM触媒付
仕様、そして日本向けのJAF仕様の4種類に分類される。これらは基本的には
同一だが、それぞれのレギュレーションに合わせたモディファイが施されている。
このクルマの外観上の特徴は、ビス止めのオーバーフェンダーが備わることと、エ
アインテーク付きのリアウィングを装備していることである。また、小数ながらこ
のGT2のロードバージョンというのも市販されており、今回池沢さとしが乗って
きている。
 そして、ふつうのカレラ2のハイパフォーマンスバージョンというべきクルマが
カレラRSだ。エンジンはNAで、ノーマルとは異なるリアウィングが装備されて
いる。このカレラRSのライトウェイトバージョンがカレラRSクラブスポーツで
ある。インテリアを簡略化し、アンダーコートをはがすなどの軽量化が施されてい
る。またリアウィングもGT2のものに似た(正確にはインテークの形状などが異
なっている)に変更されている。外観上はオーバーフェンダーがないことでGT2
と区別できる。*31のクルマはこれで、*70も今回は間に合わなかったもののこの
クルマへの変更を表明しており、今後GT2クラスで台数を増やしていくものと思
われる。
 ここまでの各車は工場でライン生産されているが、ヴァイザッハのレース部門で
造られているのがカレラRSクラブスポーツをベースにしたスーパーカップ仕様の
クルマである。スーパーカップは従来964ボディのクルマで行われていたポルシェ・
カレラカップに替わるワンメイクレースで、基本的にはそのエントラント向けにし
か生産されないため台数はごく少ない。
ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  8        1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
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29.#30監督 坂田智和
「午後走らなかったのは、午前中にタイヤを使ってしまったからです。午前中にそ
こそこのタイムが出ていたので走らないつもりだったんですが、気温が下がってき
たので一応走っただけなんです。レースは、スタートは山田洋二で行き後半追い上
げます。チーム全体でポテンシャルが上がっているので、来年が勝負と考えていま
す」
30.#2 都平健二
「完成が遅れたので、サーキット入りが遅れてしまってすいません。やっと走った
という状態なので、何とも言えません。空燃比もめちゃくちゃですし、アライメン
トも取ってませんからハンドリングもダメです。夜きちんと整備して、明日の朝き
ちんとセッティングを行います。ボデイデザインはワイズスポーツ、ミッションは
グループA用を使っています。車重は1310kgくらいにおさまっています。明日走っ
てからいろいろ行いたいと思います」
31.*7 RE雨宮SuperG RX7
「1回目の予選では38秒台をねらったが、遅いクルマにひっかかってタイヤをロッ
クさせてしまった。2回目は38秒台の真ん中を目標にしたが、新品タイヤを使い
きってしまったのと、エンジン回転がトップエンドで300rpmほど違ったのでタイム
がもうひとつ伸びなかった。決勝は40秒台でコンスタントに走れると思う。ふたり
のドライバーにタイム差があまりないので、その点は他のチームより有利だと思
う」(松本晴彦)
「とりあえずトップがとれてよかった。M3は最後に止まってしまったから悔し
がってるだろうな。これからミッションを換える予定」(雨宮監督)
32.*72 木下隆之
「最後に一発をねらってフレッシュタイヤで出たんだけど、スロットルケーブルが
外れてしまった。惰性でコントロールラインを通過して40秒台が出ていたから、あ
れさえなければトップを逆転できたんだけど・・・。あとちょっともってくれれば
なぁ・・・。残念です」
33.#19 小林且雄
「走行中、なんだかケツが出るな、出るなと思っていたらオレンジボール旗を出さ
れて、後ろを見たらリアウィングが折れていた。どこかにぶつかったわけではな
く、たぶん金属疲労かなにかでしょう。国さんのスリップを使ってベストタイムが
出たところだったので、あれがなければもう少しいけたかもしれない。まあ目標の
34秒台は出せたからよかった。午前中、タイムを出せなかったのはサージタンクが
割れてしまったためです」
34.#88レインXタムラ ディアブロ
 フェラーリF40と共に今日の予選で回りの注目を最も集めていたのは、TERAI
Engineeringのディアブロであった。昨日のフリープラクティスでもRウイングに
ガーニーフラップを付けてリアを抑えたらいきなり1分34秒台をコンスタントに出
すようになり、今日も午前中の予選では和田孝夫が1分33秒台目前までタイムを詰
めた。
35.#88和田孝夫
「ストレートの速さはそんなではないんです。ストレートエンドはさすがに速いん
ですが、最終コーナーはそんなではないですし、ブレーキも辛いですから。午前中
の最後にタイヤを水で冷やしてアタックしたんですけど、コース中で引っかかっ
ちゃったんです。1分33秒台は行けたでしょう。ヘアピンでも1コーナーでも辛い
んです。午後はタイヤを使っちゃったんであまり走れなかったんです。エンジンは
トルクがあるのでアクセルを踏んでからは速いんです。ワーワーという感じの時も
ポルシェよりも速いんですよ。リアが重くても重心も高いのでコーナーで安心して
踏んでいけないのが最大の欠点だったんですけど、そこそこのレベルになってきて
います。今はむしろフロントが辛いんです。ストロークさせるとフェンダーにあっ
たっちゃうんです。フェンダーの形を変えないとここいらへんはどうしようもない
です。まだ正式に参戦するか決まっていませんが、鈴鹿1000キロもこのマシンなら
そこそこいけると思います」
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

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GTインサイド・レポート            No.  5        1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
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14.#35 A.リード
「このクルマはストレートが速く、スローコーナーも良い。ただ高速コーナーが少
し不安定なんだ。それとABSの効き方の関係で、ブレーキの使い方が少々難し
い。それでもドライギングがとても楽しいクルマだよ。午後の走行で、最高のバラ
ンスになった。バッチリだ」
15.#40  青木チーフメカ
「オスカーがコンピューター本体やチップをたくさん持ってきた。1分32秒台?
ええ。金曜日の明け方4時までかかってやっと組み上げたクルマとは思えない走
りですね。心配していたギアレシオも今のところ問題ないし。ストレートスピード
は計算上300km/hを超えているんですよ。実測で300km/hを超えたクルマは未だな
いでしょ。(ララウリがセッティングが決まっていると言っていましたが...)この
クルマのダンパーにはずいぶんお金と時間をかけてますからね。HKS製です」
16.#39 J.クロスノフ
「リアの不安定さ? 不思議なことに、フロントの日本ダンロップ、リヤにUKダ
ンロップのタイアを履いたらコーナリングがスムーズになってグリップもかなり良
くなった。午前中にブレーキトラブルがちょっと出たけど午後は問題なし。ライバ
ル? コマス、ララウリ、リード、ハセミ....ライバルは多いけどピットワークは
ウチのチームが一番だと思うから決勝は良いと思うよ」
17.#10  ジョンソン・スカイライン  飯田章
「速さが足りないね。伸びがない。エンジンのパワーが欲しい。今、いろいろセッ
ティングをトライしているところだけど、足はだいぶ良くなってきた」
18.#88レインXタムラディアブロ
 寺井チーム監督が病気で入院するというアクシデントに見舞われたが、金曜日の
練習走行で1分34秒599という好タイムを出し、チームの意気は高い。「スタビラ
イザーを太くしてのりやすくなった。最後、リアウィングを少し立てて34秒台ま
でいけた。燃料は最初に満タンにしているから、かなり入っていたはず。この暑
さだから、エンジンはオーバーヒートするかと思ったけど今のところは大丈夫。ク
ルマの改良点はフロントにブレーキダクトを増設したのと、ドアにダンパーをつ
けたこと」とはエンジニアの話。和田孝夫は「このクルマはステアリングがとにか
く重いから、一発のタイムは出せても決勝でコンスタントに維持するのはつらい
よ」と弱気なコメントを吐いたが、言葉とは裏腹に自信ありげな表情だった。
19.#100 BPオイルポルシェターボ
 今回からノバは、インタークーラーやチャンバーを独自に造り直し、大きなトル
クを発生するエンジンに出来る限り良好なレスポンスを与える工夫を行った。サス
ペンションもすべてを見直してモデファイしたことによって、見違えるような走り
を行うことが可能となった。昨日のフリー走行でもショックアブソーバーが抜けて
いたにも関わらず、土屋圭市1分34秒台をコンスタントに記録している。彼らの使
う964GTアメリカの場合、大きなトルクに耐えるミッションが無いことがネック
となっており、いつもと同じ5速で我慢しなければならない。
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20.*72 WAKO'S M3
 金曜日の練習走行ではあまり走り込めなかったが、予選1回目には1分39秒490
でクラス2番手のタイムを出してきた。クラストップを目指して意欲満々と思いき
や、木下隆之は「2回目には38秒台後半までいけると思うけど、雨宮さんのところ
もタイムを詰めてくるでしょうからね。昨日まともに走れなかった分、ちょっとつ
らいですね。もう一日走れていればね」とやや弱気なコメントに終始した。牧口
規雄は「ステアリングが重いのはギア比をスローにして対策したんですけど、ハン
ドルを大きく切らないと反応しなくなちゃって、細かなコントロールが出来ないん
です。やっぱりパワステにするのがベストかもしれません。マシンそのものは良く
仕上がってきています」
21.最高速
8月12日 10:10~11:00 1コーナー手前200m      路面:ドライ
単位: km/h
#1  #2  #3  #4  #5  *7  #8  #10  *11  *12
--------------------------------------------------------------
267    --   269   262   277   244   269   266   240   241
*13  #15  *17  *18  #19  *20  *22  *23  #25  *26
--------------------------------------------------------------
235    --   213   240   270    --     --  214   251   237
*27  *28  #30  *31  #33  #34  #35  #36  #38  #39
--------------------------------------------------------------
237   234   273   241   264   274   274   269   271   270
#40  #41  #55  *70  *71  *72  #81  #87  #88  #99  #100
-------------------------------------------------------------------
278   245   267   231   242   245   250   272   275   245   267
協力:NISMO
GTインサイドレポート班による非公式計測データ
22.#35 A.リード
「このタイム(1分32秒142)はパーフェクトラップで出したタイムだよ。満足して
いる。ウーン、31秒台は無理だね。でもポルシェはコンスタントに速く走れるか
ら、決勝は行けると思う。仙台の時も6位から追い上げてトップに立てたからね。
コマスより速く走れるよ。ただオスカーがね...」
23.#35 近藤真彦
「午後は1分34秒台には入れる。ポルシェはこのコースに合っていると思うよ。軽
いから立ち上がりとストレートが速い。ただ、コントロールが難しいけどね。F3000
の経験? コーナリングスピードが全く違うからコーナーが楽になった。表賞台の
真ん中? そうね。立ちたいねこの辺で」
24.#40  青木チーフメカ
「ワンツー狙っていたんですけどね。F40のミッションはLMのものなんですよ。
あれ確か700馬力で、それのミッションなんです。昔のCカーのミッションみたい
ですよ」
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

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'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  3        1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
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6.'95GTC第4戦フリープラクティス レポート
 いよいよ今年のGTCの天王山である 第4戦富士スピードウェイの公式スケ
ジュールがスタートした。今日はその最初のスケジュールであるフリープラクティ
スが3回にわたって行われ、午前中の最初のセッションは、ほとんどのチームが
セッティングに終始したため、昨日のテストでセッティングが進んでいた#38 ト
ヨタ スープラのE.コマスが唯一1分33秒台を出すに留まった。午後1時からの2
回目のセッションで初めて各チームは全開走行を行った。このセッションの開始直
前にそれまでの青空が急に曇り始めたため、路面温度が下がり好条件での走行が可
能となり、そのため#40 タイサンスターカードF40が、O.ララウリのドライブで
1分32秒台を記録する等、好タイムが出始めたが、開始15分を過ぎた頃から最終
コーナー付近のみではあるが激しい雨が降り、ピットエリアは晴れているのにス
リックタイヤでの走行が不可能となってしまった。夕方に行われた3回目のセッ
ションまでには完全に雨も上がり、絶好の条件での走行が可能となった。そのた
め、続々と各マシンは1分33秒台に突入することになったが、2回目のセッショ
ンでO.ララウリが出した1分32秒台にはとどかなかった。この3回目のセッショ
ンでは、カン高い快音で観客を魅了しながら1分34秒台でコンスタントに走行した
#88 ディアブロが注目の的となった。GT2クラスは、*7 RE雨宮RX7が1
分39秒台を出して宿敵である牧口エンジニアリングのDTM仕様のBMW M3に
打ち勝った。期待の993RSも1分42秒台まで詰めている。
7.#40 オスカー・ララウリ(GT1クラス トップ)
「この車の強味はセッティングが決まっていること。ストレートはポルシェの方が
速いけど、コーナーでのブレーキングターン、脱出の流れが良い。それでタイムを
稼いでいるんだ」
8.*7 RE雨宮SuperG RX7(GT2クラス トップ)
「前回の富士からマシンは大幅に変わっている。インテークの変更でパワーアップ
し、フロントスポイラーも大型化し、足も決まってきたのでタイムが良くなった。
38秒台まで行けると思う」
9.GTC第4戦 フリープラクティス総合タイム(非公式)
 マシン                ドライバー              タイム
-------------------------------------------------------------------------
1 #40 タイサンスターカードF40  O.ララウリ/太田哲也 1'32.988
2 #35 タイサンスターカードGT-2   A.リード/近藤真彦  1'33.618
3 #38 トヨタスープラ        E.コマス       1'33.637
4 #30 綜合警備PORSCHE        山田洋二/田嶋栄一   1'33.748
5 #36 トヨタカストロールスープラ  関谷正徳/M.クルム  1'33.880
6 #39 サードスープラGT      J.クロスノフ     1'33.941
GT2クラス
21 *7 RE雨宮SuperG RX7 竹内浩典/松本晴彦   1'39.977
23 *72 WAKO'S BMW M3   牧口規雄/木下隆之    1'40.970
24 *71 SOUND STREAM M3  山岸豪/黒須俊文    1'41.629
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10.#19 JUNスカイライン
 このレースでのダークホースは、“職人”小山の造り上げたJUNスカイライン
であることは間違いない。「これまで勉強させてもらっていろんなことが解って
きました。問題のある部分を次々と対策してきましたが、今回の改良ポイントはデ
フクーラーです。リストリクターが効いてしまうんですが、エンジンパワーは460
馬力くらいです。トルクも52kgmくらいです。このマシンは、ロールバーにスカイ
ラインGTRのグループA用を使っている以外は、全部自分達で開発しました。4
気筒エンジンなのになぜスカイラインをベースとするかというと、車幅の問題で
す。小型のS13シルビアも考えたんですが、レギュレーションでは片側5センチま
でしかボデイを拡げることが出来ないので、太いタイヤを入れようとすると大改造
する必要があるんです。同じ理由で、R32スカイラインの中でもGTSではだめ
なんです。オリジナルで幅の拡いGTRが必要だったんです。」と小山進は語る。
ドライバーの小林且雄も好調なマシンの仕上がりから「今35秒前後が出てるけど、
もうちょっと各ギアで回せることが出来ればいいんだ、ギア比をチョットだけ見直
せば確実にあと1秒は縮められる」と1分33秒台宣言をしている。
11.*70 外国屋アドバン
GT2クラスのポイントリーダーである外国屋は、今回のレースのためにポル
シェ993RSをプローバで製作していたが、エンジンのパーツの幾つかの入荷が遅
れており、完成することが出来なかった。そのため80kgのハンデウエイトを抱えた
歴戦のスカイラインGTSーRを再び投入することになった。デビュー戦は鈴鹿1000
キロになる予定である。
12.#4 中春スカイライン
 今年初登場のRS中春は、昨年鈴木利男が操っていたZEXELスカイラインを
組み直して参戦してきた。このマシンはR32 GTRをベースするFRのGTスカ
イラインの元祖と言えるモデルであり、数々の名勝負を見せてくれた傑作マシンで
ある。RS中春では、当初R32の4WDのGTスカイラインを今年のGTCのため
に準備していたが、ルマン参戦等のために開発する余裕がなくなってしまい、計画
を中断してFRスカイラインでの参戦となった。昨日のフリー走行では、新しい
R33スカイライン勢と互角の最高速を披露してその高いポテンシャルを早くも見
せている。ドライブする福山英朗には、6月20日に女の子が生まれており、紗帆
ちゃんと名付けられている。
13.#3 長谷見昌弘
「クルマは90パーセント仕上がっている。もうR32GTRを超えているよ。ただし
ボディが大きい分ストレートは苦しいけどね。仙台でもそうだったけど、コーナー
ではスープラより速い。ストレートが遅いんだ。フロント・タイヤのハイトが高い
ことがハンドリングに貢献していて、それがコーナーの速さにつながっていると思
う。仕上がりの残りの10パーセント? アンダーステアなんだ」
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

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GTインサイドレポート Rd.4/1

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GTインサイド・レポート            No.  1         1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
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1. 史上最大の作戦
'95GTCのターニングポイントでもある今回のGTC rd4富士スピードウェイ
に、何と42台ものGTマシンがエントリーすることが確実となった。
 期待のR33“スーパーGTR”は、初登場の4WDバージョンを都平健二が持ち
込むため5台に増強される。昨年のランキング3位のRS中春は、新たに製作した
4WDのR32で今年初参加することとなった。マシンの製作が間に合わない場合は、
昨年、鈴木利男がドライブした“完成された”FRのR32を持ち込むということで
あり、ダークホースとなることは間違いない。
 5月に富士スピードウェイで行われたGTC Rd2でその高速性能を見せつけて優
勝したポルシェ993GT2は、何と大量“6台”の大編隊を組んで富士スピードウェ
イに来襲する。
 ポルシェは993GT2の足回りの改良作業を全力で行っており、タイヤに優しいポ
ルシェが富士スピードウェイでは見られることだろう。注目はあのチーム タイサン
が3台目の993GT2を投入することであり、このマシンには、ドライバーの松田秀
士がインディ500に参戦した時のファイアストーンが縁でブリヂストンタイヤが組み
合わせられる。
 320km/h以上の最高速を持ちながらも、マシンの開発のために5月のGTC Rd2富
士スピードウェイをパスしなければならなかったランボルギーニ ディアブロも順調
な仕上がりを見せている他、5月の時は予選で2位のポジションを獲得しながら、些
細なトラブルでレースを失ったフェラーリF40も、いつものチーム タイサンのフェ
ラーリコンビによって参戦することが決定した。
2.GT2クラスは、RX7とBMW M3の一騎討ちにポルシェ993RSRが乱入!
 RX7とBMW M3の激しい闘いが続いているGT2クラスは、ポルシェの
ニューマシン993RSR3.8の登場で戦国時代を迎えることとなりそうだ。
 この993RSRは、F1の前座で行われているポルシェ スーパーカップ用のマシ
ンをベースとするもので、最低2台、間に合えば3台が富士スピードウェイにやっ
てくる。
 1台は、旧型のHR31スカイラインで闘いながらもGT2クラスのポイントリー
ダーの地位にある外国屋が走らせるため、彼らは80kgものウエイトハンデから解放
されることとなった。十勝24時間でクラス優勝を964RSで勝ち取った池谷勝則は、
いち早く993RSRのシェイクダウンを実施して“良い”感触をつかんでいるよう
だ。
 牧口エンジニアリングのDTM仕様M3は、ボディが小さいことから幅の狭
い(230)タイヤをこれまで使っていたが、今回からは一回り太い245mm幅のタイヤが
間に合うため、操縦性が大幅に向上することだろう。GTC仙台ハイランドで優勝
したRE雨宮のFD3S型RX7は、熱対策を重点的に行っている。チーム タイ
サンは(6台目のタイサンGTマシン!!)、新たに(シュニツァーによってチャンピ
オンに輝いた)E30型M3にオーバーフェンダーを取り付けて18インチタイヤの装
着を可能としたフルGTスペックのマシンを投入してくる。
 GT2クラスも戦国時代を迎えたようだ。
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'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  2        1995/ 8/ 12 FMOTOR4版
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3.“43台目”のGTCチャレンジャー登場
 かつてないほどの異常人気によって42台のエントラントを集めている今週末の'95
GTC第4戦『JAPAN SPECIAL GT CUP』に新たな挑戦者が現れ
た。43番目のチャレンジャーは、チーム国光から昨年M.マルティニが操っていたポ
ルシェ911RSR3.8と共にGTデビューを果たす道上龍である。
4.GTC第4戦 直前テスト情報
 6月25日の'95GTC第3戦仙台ハイランドが終了した直後から、今週末のGTC
富士スピードウェイのために各チームは綿密な準備を始め、7月の終わり頃から行
われたテストでは好タイムが続出している。7月26~27日にはスカイラインとスー
プラが、富士スピードウェイとSUGO(GTC第5戦をも睨んで)に分かれてテス
トを行い、富士スピードウェイではニスモが1分33秒9までタイムを詰めた。SU
GOに乗り込んだセルモとSARDの2台のスープラ勢は、気温36度C 路面温度
50゚C以上という過酷な状態の中でSARDが1分26秒フラットの好タイムを記録し
ている。7月31日には、トムス スープラ、タイサン ポルシェ、JUNスカイライ
ンが富士スピードウェイでテストを行い、トムスが1分34秒台を記録している。タ
イサンは日本に到着したばかりの3台目の993GT2のシェイクダウンを行い、1分
35秒台を記録している。JUNのオリジナル スカイラインも1分35秒台までタイム
をアップさせた。8月4日と7日にはマツダコレクション ポルシェがテストを行
い、彼らも1分35秒台に乗せてきた。
5.8月10日富士スピードウェイ テスト最新情報
 7月後半のテストの結果を踏まえて、GTC富士スピードウェイの最終テストが
今日行われた。今日はF3000のタイヤテストも間に行われていたため、GTCと
F3000の両方に参戦しているドライバー達にとっては、過酷な8時間耐久テストで
もあった。午前中に行われた1回目のセッションでは、エンジンやミッションの
セッティング、さらには新たに積み替えたエンジンの慣らし走行を行うマシンも
あったが、7月末にもテストを行って好タイムを記録している#36 トムスの出し
た1分34秒台前半のタイムがトップであった。午後に行われた2回目のセッション
では各チームとも積極的なテストが始まり、スカイライン勢では、午後から走り始
めた#3 長谷見昌弘のR33がコンスタントに1分34秒前後の安定したタイムを記
録して、好調ぶりをアピールした。ポルシェ993GT2は、#5マツダコレクショ
ンがタイヤも含めてロングランテストを行っていたため、1分34秒を切った田嶋
栄一の#30 綜合警備がトップであった。ベストタイムは、やはりE.コマスの
#38 セルモのスープラであった。「体調は良好。マシンはリア不安定。フロント
を決めるとリアが苦しくなる。そのセッティングに務めているところ」とE.コマ
スは言いながら1分33秒5を叩き出してしまった。注目されたのは、テストでも好
調であった#19 JUNスカイラインである。4気筒のエンジンも含めて、ロール
バー以外はすべて独自に開発したマシンでありながら1分34秒台に乗せてきた。昨
年のゼクセル スカイラインを走らせるRS中春と共にダークホースとなることは
間違いない。
GTアソシエイション事務局
                       インサイドレポート担当
                       古屋 知幸 = MGG01235=

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT-CUP 公式予選結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT-CUP                   *
*                   GT-CUP250km 公式予選正式結果表                    *
* 1995.08.12    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2
形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 40 GT1 OSCAR LARRAURI    (RA) 太田  哲也         (J)
フェラーリF40         タイサンスターカード F40       1'31.139 13 176.565
2 38 GT1 ERIK COMAS         (F)
JZA80            トヨタ スープラ                1'31.960 21 174.989
3 35 GT1 ANTHONY REID      (GB) 近藤  真彦         (J)
911GT2           タイサンスターカード GT-2      1'32.142 19 174.643
4  3 GT1 長谷見昌弘         (J)
BCNR33           ユニシアジェックススカイライン 1'32.937 28 173.150
5 39 GT1 JEFF KROSNOFF    (USA)
JZA80            サード スープラ GT             1'33.060 30 172.921
6 55 GT1 鈴木  利男         (J)
BCNR33           JOMO R33                       1'33.157 30 172.741
7 10 GT1 飯田    章         (J)
BCNR33           ジョンソン スカイライン        1'33.276 27 172.520
8  8 GT1 長坂  尚樹         (J)
JZA80            FET SPORTS SUPRA               1'33.305 19 172.467
9 36 GT1 関谷  正徳         (J) MICHAEL KRUMM      (D)
JZA80            トヨタ カストロール スープラ   1'33.357 36 172.371
10 30 GT1 山田  洋二         (J) 田嶋  栄一         (J)
993              綜合警備 PORSCHE               1'33.400 27 172.291
11  1 GT1 星野  一義         (J) 影山  正彦         (J)
BCNR33           カルソニック スカイライン      1'33.434 40 172.229
12 34 GT1 松田  秀士         (J) 土屋  武士         (J)
911GT2           STP タイサンポルシェGT-2       1'33.489 33 172.127
13100 GT1 高橋  国光         (J) 土屋  圭市         (J)
RSRターボ          BP オイル ポルシェターボ       1'33.933 39 171.314
14 88 GT1 和田  孝夫         (J) 池沢さとし         (J)
ディアブロ          レイン X タムラディアブロ      1'34.011 19 171.171
15 19 GT1 小林  且雄         (J)
BNR32            JUN スカイラインGT-R           1'34.696 22 169.933
16 87 GT1 山田  英二         (J)
911GT2           TCRCコムテック Elf GT2         1'34.714 25 169.901
17  4 GT1 福山  英朗         (J) 水野  文則         (J)
BNR32            中春 スカイライン GT-R         1'34.736 33 169.862
18  5 GT1 柏原  浩一         (J) 田中    実         (J)
993GT2           マツダコレクション出光ポルシェ 1'34.751 36 169.835
19 33 GT1 鈴木  恵一         (J) 飯田    薫         (J)
911GT2           タイサン ポルシェ GT-2         1'34.827 33 169.699
20 99 GT1 道上    龍         (J)
911              KANEKO PORSCHE                 1'37.545 42 164.970
21 25 GT1 影山  正美         (J)
Z32              FEDEX 300ZX-LM                 1'38.365 12 163.595
22  7 GT2 竹内  浩典         (J) 松本  晴彦         (J)
FD3S             RE雨宮 SuperG RX7              1'39.165 25 162.275
23 72 GT2 牧口  規雄         (J) 木下  隆之         (J)
E36              WAKO'S BMW M3                  1'39.490 22 161.745
24 81 GT1 木下みつひろ       (J) 菊池    靖         (J)
BCNR33           エンドレスアドバン GTR         1'40.594 17 159.970
25 18 GT2 福嶌  稔大         (J)
FC3S             ATS-BM・ERC・RX-7              1'40.896 26 159.491
26 70 GT2 石橋  義三         (J) 星野    薫         (J)
HR31             外車の外国屋アドバンHR31   1'40.901 19 159.483
27 31 GT2 池谷  勝則         (J) 石原  将光         (J)
993              ナインテンポルシェ             1'41.541 35 158.478
28 71 GT2 山岸    豪         (J) 黒須  俊文         (J)
E30              SOUND STREAM M3                1'41.544 31 158.473
29 41 GT1 伊達  邦夫         (J) 石川    朗         (J)
E-PS13           京都近鉄ARPシルビア            1'41.751 22 158.151
30 11 GT2 石森  浩元         (J)
HR31             ムラウチ石森石油 GTS-R         1'42.725 32 156.651
31 28 GT2 関根  基司         (J) 武藤  文雄         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'43.027 19 156.192
32 27 GT2 鈴木    守         (J) 林    道明         (J)
DR30             ナックウエストスカイライン     1'43.115 14 156.059
33 26 GT2 山梨  順一         (J) 長島  正興         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'43.298 34 155.782
34 12 GT2 永井    明         (J)
C53A             EIMEI AUTO ミラージュ          1'44.082 14 154.609
35 13 GT2 早川    篤         (J) 吉田  信宏         (J)
FC3S             マイクロロンAPP RX-7           1'46.085 25 151.690
36 17 GT2 野上  敏彦         (J) 輿水  敏明         (J)
FC3S             東京科学芸術専門学校:RX-7     1'48.581 24 148.203
37 23 GT2 鈴木  隆司         (J) 杉田  直人         (J)
964A             TKC 鈴木会計 ポルシェ          1'48.586 36 148.196
38  2 GT1 都平  健二         (J) 河合  博之         (J)
BCNR33           ZEXEL ワイズ スカイライン      1'48.272  6 148.626
39 22 GT2 水沼  克夫         (J) 秋元  光男         (J)
BNR32            橋本車体インテックスカイライン 2'19.377  9 115.457
-------------------------------------------------------------------------------
15 GT1 古谷  直広         (J) 玉本  秀幸         (J)
964T             プローバ ポルシェターボ                  0
20 GT1 藤川  元造         (J) DAN FUJISAWA       (J)
SW20             NGP東京工科世田谷校MR-2                  0
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 130% ) 1'59.271
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT-CUP 予選結果表 1回目

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT-CUP                   *
*                   GT-CUP250km 予選結果表 1回目                    *
* 1995.08.12    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2
形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 40 GT1 OSCAR LARRAURI    (RA) 太田  哲也         (J)
フェラーリF40         タイサンスターカード F40      R1'31.139  9 176.565
2 38 GT1 ERIK COMAS         (F)
JZA80            トヨタ スープラ               R1'31.960  7 174.989
3 35 GT1 ANTHONY REID      (GB) 近藤  真彦         (J)
911GT2           タイサンスターカード GT-2     R1'32.142 12 174.643
4  3 GT1 長谷見昌弘         (J)
BCNR33           ユニシアジェックススカイライン 1'32.937 13 173.150
5 39 GT1 JEFF KROSNOFF    (USA)
JZA80            サード スープラ GT             1'33.096 15 172.854
6 36 GT1 関谷  正徳         (J) MICHAEL KRUMM      (D)
JZA80            トヨタ カストロール スープラ   1'33.357 17 172.371
7 30 GT1 山田  洋二         (J) 田嶋  栄一         (J)
993              綜合警備 PORSCHE               1'33.400 17 172.291
8  8 GT1 長坂  尚樹         (J)
JZA80            FET SPORTS SUPRA               1'33.428  9 172.240
9  1 GT1 星野  一義         (J) 影山  正彦         (J)
BCNR33           カルソニック スカイライン      1'33.434 19 172.229
10 10 GT1 飯田    章         (J)
BCNR33           ジョンソン スカイライン        1'33.499 13 172.109
11 34 GT1 松田  秀士         (J) 土屋  武士         (J)
911GT2           STP タイサンポルシェGT-2       1'33.635 13 171.859
12 55 GT1 鈴木  利男         (J)
BCNR33           JOMO R33                       1'33.920 14 171.337
13100 GT1 高橋  国光         (J) 土屋  圭市         (J)
RSRターボ          BP オイル ポルシェターボ       1'33.933 17 171.314
14 88 GT1 和田  孝夫         (J) 池沢さとし         (J)
ディアブロ          レイン X タムラディアブロ      1'34.011  8 171.171
15  4 GT1 福山  英朗         (J) 水野  文則         (J)
BNR32            中春 スカイライン GT-R         1'34.856 15 169.647
16 87 GT1 山田  英二         (J)
911GT2           TCRCコムテック Elf GT2         1'34.865 10 169.631
17  5 GT1 柏原  浩一         (J) 田中    実         (J)
993GT2           マツダコレクション出光ポルシェ 1'35.320 16 168.821
18 33 GT1 鈴木  恵一         (J) 飯田    薫         (J)
911GT2           タイサン ポルシェ GT-2         1'35.874 16 167.845
19 99 GT1 道上    龍         (J)
911              KANEKO PORSCHE                 1'37.545 20 164.970
20 25 GT1 影山  正美         (J)
Z32              FEDEX 300ZX-LM                 1'38.365 12 163.595
21  7 GT2 竹内  浩典         (J) 松本  晴彦         (J)
FD3S             RE雨宮 SuperG RX7              1'39.165 19 162.275
22 72 GT2 牧口  規雄         (J) 木下  隆之         (J)
E36              WAKO'S BMW M3                  1'39.490 12 161.745
23 19 GT1 小林  且雄         (J)
BNR32            JUN スカイラインGT-R           1'40.138  7 160.698
24 81 GT1 木下みつひろ       (J) 菊池    靖         (J)
BCNR33           エンドレスアドバン GTR         1'40.594  8 159.970
25 18 GT2 福嶌  稔大         (J)
FC3S             ATS-BM・ERC・RX-7              1'40.896 13 159.491
26 70 GT2 石橋  義三         (J) 星野    薫         (J)
HR31             外車の外国屋アドバンHR31   1'40.901 15 159.483
27 31 GT2 池谷  勝則         (J) 石原  将光         (J)
993              ナインテンポルシェ             1'41.541 21 158.478
28 71 GT2 山岸    豪         (J) 黒須  俊文         (J)
E30              SOUND STREAM M3                1'41.847 13 158.002
29 41 GT1 伊達  邦夫         (J) 石川    朗         (J)
E-PS13           京都近鉄ARPシルビア            1'42.181 11 157.485
30 11 GT2 石森  浩元         (J)
HR31             ムラウチ石森石油 GTS-R         1'42.725 16 156.651
31 28 GT2 関根  基司         (J) 武藤  文雄         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'43.027  9 156.192
32 27 GT2 鈴木    守         (J) 林    道明         (J)
DR30             ナックウエストスカイライン     1'43.115 11 156.059
33 26 GT2 山梨  順一         (J) 長島  正興         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'44.020 18 154.701
34 12 GT2 永井    明         (J)
C53A             EIMEI AUTO ミラージュ          1'44.082  6 154.609
35 13 GT2 早川    篤         (J) 吉田  信宏         (J)
FC3S             マイクロロンAPP RX-7           1'46.085 16 151.690
36 17 GT2 野上  敏彦         (J) 輿水  敏明         (J)
FC3S             東京科学芸術専門学校:RX-7     1'48.581 14 148.203
37 23 GT2 鈴木  隆司         (J) 杉田  直人         (J)
964A             TKC 鈴木会計 ポルシェ          1'51.146 17 144.783
22 GT2 水沼  克夫         (J) 秋元  光男         (J)
BNR32            橋本車体インテックスカイライン           1
2 GT1 都平  健二         (J) 河合  博之         (J)
BCNR33           ZEXEL ワイズ スカイライン                0
15 GT1 古谷  直広         (J) 玉本  秀幸         (J)
964T             プローバ ポルシェターボ                  0
20 GT1 藤川  元造         (J) DAN FUJISAWA       (J)
SW20             NGP東京工科世田谷校MR-2                  0
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'R'マークは,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは  1'32.271
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

JAPAN SPECIAL GT-CUP 予選結果表 2回目

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                  JAPAN  SPECIAL  GT-CUP                   *
*                   GT-CUP250km 予選結果表 2回目                    *
* 1995.08.12    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2
形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 38 GT1 ERIK COMAS         (F)
JZA80            トヨタ スープラ                1'32.634 14 173.716
2 40 GT1 OSCAR LARRAURI    (RA) 太田  哲也         (J)
フェラーリF40         タイサンスターカード F40       1'32.651  4 173.684
3  3 GT1 長谷見昌弘         (J)
BCNR33           ユニシアジェックススカイライン 1'33.059 15 172.923
4 39 GT1 JEFF KROSNOFF    (USA)
JZA80            サード スープラ GT             1'33.060 15 172.921
5 35 GT1 ANTHONY REID      (GB) 近藤  真彦         (J)
911GT2           タイサンスターカード GT-2      1'33.119  7 172.811
6 55 GT1 鈴木  利男         (J)
BCNR33           JOMO R33                       1'33.157 16 172.741
7 10 GT1 飯田    章         (J)
BCNR33           ジョンソン スカイライン        1'33.276 14 172.520
8  8 GT1 長坂  尚樹         (J)
JZA80            FET SPORTS SUPRA               1'33.305 10 172.467
9 34 GT1 松田  秀士         (J) 土屋  武士         (J)
911GT2           STP タイサンポルシェGT-2       1'33.489 20 172.127
10 36 GT1 関谷  正徳         (J) MICHAEL KRUMM      (D)
JZA80            トヨタ カストロール スープラ   1'33.491 19 172.124
11 30 GT1 山田  洋二         (J) 田嶋  栄一         (J)
993              綜合警備 PORSCHE               1'33.729 10 171.686
12  1 GT1 星野  一義         (J) 影山  正彦         (J)
BCNR33           カルソニック スカイライン      1'33.841 21 171.482
13100 GT1 高橋  国光         (J) 土屋  圭市         (J)
RSRターボ          BP オイル ポルシェターボ       1'34.503 22 170.280
14 88 GT1 和田  孝夫         (J) 池沢さとし         (J)
ディアブロ          レイン X タムラディアブロ      1'34.577 11 170.147
15 19 GT1 小林  且雄         (J)
BNR32            JUN スカイラインGT-R           1'34.696 15 169.933
16 87 GT1 山田  英二         (J)
911GT2           TCRCコムテック Elf GT2         1'34.714 15 169.901
17  4 GT1 福山  英朗         (J) 水野  文則         (J)
BNR32            中春 スカイライン GT-R         1'34.736 18 169.862
18  5 GT1 柏原  浩一         (J) 田中    実         (J)
993GT2           マツダコレクション出光ポルシェ 1'34.751 20 169.835
19 33 GT1 鈴木  恵一         (J) 飯田    薫         (J)
911GT2           タイサン ポルシェ GT-2         1'34.827 17 169.699
20 99 GT1 道上    龍         (J)
911              KANEKO PORSCHE                 1'37.730 22 164.658
21  7 GT2 竹内  浩典         (J) 松本  晴彦         (J)
FD3S             RE雨宮 SuperG RX7              1'40.207  6 160.588
22 72 GT2 牧口  規雄         (J) 木下  隆之         (J)
E36              WAKO'S BMW M3                  1'40.347 10 160.364
23 81 GT1 木下みつひろ       (J) 菊池    靖         (J)
BCNR33           エンドレスアドバン GTR         1'40.790  9 159.659
24 18 GT2 福嶌  稔大         (J)
FC3S             ATS-BM・ERC・RX-7              1'41.370 13 158.745
25 71 GT2 山岸    豪         (J) 黒須  俊文         (J)
E30              SOUND STREAM M3                1'41.544 18 158.473
26 41 GT1 伊達  邦夫         (J) 石川    朗         (J)
E-PS13           京都近鉄ARPシルビア            1'41.751 11 158.151
27 31 GT2 池谷  勝則         (J) 石原  将光         (J)
993              ナインテンポルシェ             1'42.238 14 157.397
28 11 GT2 石森  浩元         (J)
HR31             ムラウチ石森石油 GTS-R         1'42.802 16 156.534
29 26 GT2 山梨  順一         (J) 長島  正興         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'43.298 16 155.782
30 12 GT2 永井    明         (J)
C53A             EIMEI AUTO ミラージュ          1'44.461  8 154.048
31 28 GT2 関根  基司         (J) 武藤  文雄         (J)
S14              タイサン BMW M3                1'45.691 10 152.255
32 70 GT2 石橋  義三         (J) 星野    薫         (J)
HR31             外車の外国屋アドバンHR31   1'45.788  4 152.116
33 13 GT2 早川    篤         (J) 吉田  信宏         (J)
FC3S             マイクロロンAPP RX-7           1'46.097  9 151.673
34  2 GT1 都平  健二         (J) 河合  博之         (J)
BCNR33           ZEXEL ワイズ スカイライン      1'48.272  6 148.626
35 23 GT2 鈴木  隆司         (J) 杉田  直人         (J)
964A             TKC 鈴木会計 ポルシェ          1'48.586 19 148.196
36 27 GT2 鈴木    守         (J) 林    道明         (J)
DR30             ナックウエストスカイライン     1'48.928  3 147.731
37 17 GT2 野上  敏彦         (J) 輿水  敏明         (J)
FC3S             東京科学芸術専門学校:RX-7     1'51.504 10 144.318
38 22 GT2 水沼  克夫         (J) 秋元  光男         (J)
BNR32            橋本車体インテックスカイライン 2'19.377  8 115.457
15 GT1 古谷  直広         (J) 玉本  秀幸         (J)
964T             プローバ ポルシェターボ                  0
20 GT1 藤川  元造         (J) DAN FUJISAWA       (J)
SW20             NGP東京工科世田谷校MR-2                  0
25 GT1 影山  正美         (J)
Z32              FEDEX 300ZX-LM                           0
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTC Rd.4エントリーリスト

ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
'95全日本GT選手権                                   Rd.4 FUJI SPEEDWAY
GTインサイド・レポート            No.  1         1995/ 8/  8 FMOTOR4版
----------------------------------------------------------------------------
1.全日本GT選手権 第4戦 JAPAN SPECIAL GT-CUP  8/12-13
予想エントリーリスト
GT1クラス(26台)
  No.  車名                           車種       ドライバー
-------------------------------------------------------------------------
 #1 カルソニックスカイライン     BNR33        影山正彦
 #2 ZEXEL ワイズ スカイライン    BNR33        都平健二/河合博之
 #3 ユニシアジェックススカイライン  BNR33         長谷見昌弘
 #4 中春スカイラインGTR          BNR32        福山英朗/水野文則
 #5 マツダコレクション出光ポルシェ 993GT2        柏原浩一/T.B.N.
 #8 FET SPORTS SUPRA            JZA80        長坂尚樹
 #10 ジョンソン スカイライン     BNR33         飯田章
 #15 プローバ ポルシェ ターボ     964T         古谷直広
 #19 JUNスカイラインGT-R          BNR32         小林且雄
 #20 E.S.R. with 東京工科専門学校    SW20         藤川元造/D.Fujisawa
 #25 FEDEX 300Z-X                    Z32          影山正美
 #30 綜合警備PORSCHE         993GT2       山田洋二/田嶋栄一
 #33 タイサンポルシェ GT-2           993GT2        鈴木恵一/飯田薫
 #34 STPタイサンポルシェ GT-2        993GT2        松田秀士/土屋武士
 #35 タイサン スターカードGT-2       993GT2        A.リード/近藤真彦
 #36 トヨタ カストロール スープラ    JZA80        関谷正徳/M.クルム
 #38 トヨタ スープラ               JZA80        E.コマス
 #39 サード スープラGT           JZA80        J.クロスノフ
 #40 タイサン スターカードF40      F40          O.ララウリ/太田哲也
 #41 アイワ ナガタ シルビア      PS13          伊達邦夫/石川朗
 #55 JOMO R33                    BNR33         鈴木利男
 #81 エンドレスアドバンGTR        BNR33        木下みつひろ/菊地靖
 #87 TCRC コムテックElf GT-2         993GT2        山田英二/川越賢二
 #88 レインX タムラ ディアブロ ランボルギーニ・ディアブロ 和田孝夫/池沢さとし
 #99  PORSCHE RSR                   964RSR       道上龍
 #100 BPオイル ポルシェ ターボ     964RSR       高橋国光/土屋圭市
GT2クラス(15台)
  No.  車名                           車種       ドライバー
-------------------------------------------------------------------------
 *7 RE雨宮SuperG RX-7               FD3S          竹内浩典/松本晴彦
 *11 ムラウチ石森石油GTS-R         HR31       石森浩元
 *12  EIMEI AUTO ミラージュ           CA4A          永井明
 *13 マイクロロンAPP RX7             FC3S          早川篤/T.B.N.
 *17 東京科学技術専門学校RX7         FC3S          野上敏彦/輿水敏明
 *18 ATS-BM ERC RX-7                 FC3S          福嶌稔大/川崎哲哉
 *22 橋本車体インテックスカイライン  HR31       水沼克夫/秋本光男
 *23 TKC 鈴木会計ポルシェ            964A          鈴木隆司/杉田直人
 *26 タイサン BMW M3          BMW M3       山梨順一/長嶋正興
 *27 ナックウエストスカイライン    HR31       鈴木守/林道明
 *28 タイサン BMW M3          BMW M3       関根基司/武藤文雄
 *31 ナインテンポルシェ              993RS         池谷勝則/石原将光
 *70 外国屋アドバンポルシェ       993RS        石橋義三/星野薫
 *71 SOUND STREAM M3            BMW M3       山岸豪/黒須俊文
 *72 WAKO'S  M3                BMW M3       牧口則雄/木下隆之
 No.の#はGT1クラス、*はGT2クラスを表す
                         GTアソシエイション事務局
                         インサイドレポート担当
                         古屋 知幸 = MGG01235 =
CCS(P)>
CCS(P)>

N1耐久シリーズ

N1:TI英田N1400kmレース結果

N1耐久シリーズ第4戦 -RIJ- (1995-06-18) Provisional Race-Results
For N1 Endurance Series Rd.4 TI英田サーキット :(3.702km)
P No. Drivers------------- Car------------------- Lap -GoalTime-- -km/h--
1  13 木下みつひろ/菊地靖 Nissan Skyline GT-R    109 3:28'45.215 115.979
2   3 中谷明彦/大井貴之   Mitsubishi GTO         109 3:29'45.699 115.422
3  11 原  貴彦/和田  久   Nissan Skyline GT-R    109 3:30'36.095 114.962
4  23 砂子智彦/藤島敏也  Nissan Skyline GT-R    106    -  3Laps
5  66 渡辺 明/田嶋栄一  Honda Civic Si-R       104    -  5Laps
6  33 三好正己/村松康生   Mitsubishi Lancer Evo. 104    -  5Laps
7  36 佐藤浩二/芥川泰正  Honda Prelude Si       104    -  5Laps
8  54 山内伸弥/瀬在仁志  Honda Civic Si-R       104    -  5Laps
9  73 土屋武士/長島正興   Honda Civic Si-R       103    -  6Laps
10  95 小幡  栄/市嶋  樹   Honds Civic Si-R       103    -  6Laps
11  60 赤尾文夫/鈴木恵一   Honda Civic Si-R       103    -  6Laps
12  63 兵頭信一/三浦 靖   Honda Civic Si-R       103    -  6Laps
13   5 榎本広行/真田睦明   BMW M3                 102    -  7Laps
14  34 趙 顕樹/中田雅久   Honda Prelude Si       101    -  8Laps
15  90 松永雅博/三原じゅん子 Toyota Levin         100    -  9Laps
16  85 佐藤清治/佐藤 淳   Honda Civic Si-R        99    - 10Laps
17  18 伊藤隆文/新宅文寛  Mazda RX-7              99    - 10Laps
18  84 中谷誠志/高木雅宏   Honda Civic Si-R        99    - 10Laps
19  30 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer Evo.  99    - 10Laps
20  56 浅井順久/谷口太英   Honda Civic Si-R        98    - 11Laps
21  91 河合隆仁/井入宏之   Honda Civic Si-R        98    - 11Laps
22  80 米田幸史/前嶋 晃   Honda Prelude Si        97    - 12Laps
23  93 山本弘幸/上田照憲  Honda Civic Si-R        96    - 13Laps
24  70 橋本道彦/大森重光   Honda Civic Si-R        96    - 13Laps
25  71 及川浩司/柴田徳光   Honda Civic Si-R        93    - 16Laps
26  65 木村 博/辻 孝寿   Honda Civic Si-R        89    - 20Laps
27  51 小嶋光明/西口一馬   Honda Civic Si-R        85    - 24Laps
28   1 桂 伸一/木下隆之   Nissan Skyline GT-R     75    - 34Laps
29  32 横島  久/竹内浩典   Nissan Skyline GT-R     13    - 96Laps
**************************************************************************
              情報提供:宮下  敦(PAF00313)/TI
             * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

N1耐久シリーズ

N1-Rd4:TI英田N1400km予選結果

N1耐久シリーズ第4戦 -RIJ- (1995-06-17) Qualify-Session
For N1 Endurance Series Rd.4 TI英田サーキット :(3.702km)
P No. Driver(s)----------- Car------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
1  13 木下みつひろ/菊地靖 Nissan Skyline GT-R    R1'39.286         134.230
2  23 砂子智彦/藤島敏也  Nissan Skyline GT-R    R1'39.294   0.008 134.220
3  32 横島  久/竹内浩典   Nissan Skyline GT-R    R1'39.556   0.270 133.866
4  11 原  貴彦/和田  久   Nissan Skyline GT-R    R1'39.917   0.631 133.383
5   3 中谷明彦/大井貴之   Mitsubishi GTO         R1'40.541   1.255 132.555
6   1 桂 伸一/木下隆之   Nissan Skyline GT-R     1'40.970   1.684 131.992
7  30 小川日出生/細野智行 Mitsubishi Lancer Evo.  1'45.159   5.873 126.734
8   5 榎本広行/真田睦明   BMW M3                  1'45.196   5.910 126.689
9  33 三好正己/村松康生   Mitsubishi Lancer Evo.  1'45.506   6.220 126.317
10  66 渡辺 明/田嶋栄一  Honda Civic Si-R       R1'46.181   6.895 125.514
11  36 佐藤浩二/芥川泰正  Honda Prelude Si        1'47.046   7.760 124.500
12  54 山内伸弥/瀬在仁志  Honda Civic Si-R        1'47.088   7.802 124.451
13  63 兵頭信一/三浦 靖   Honda Civic Si-R        1'47.326   8.040 124.175
14  91 河合隆仁/井入宏之   Honda Civic Si-R        1'47.472   8.186 124.006
15  73 土屋武士/長島正興   Honda Civic Si-R        1'47.706   8.420 123.737
16  95 小幡  栄/市嶋  樹   Honds Civic Si-R        1'47.755   8.469 123.681
17  18 伊藤隆文/新宅文寛  Mazda RX-7              1'47.904   8.618 123.510
18  60 赤尾文夫/鈴木恵一   Honda Civic Si-R        1'48.240   8.954 123.126
19  85 佐藤清治/佐藤 淳   Honda Civic Si-R        1'48.619   9.333 122.697
20  93 山本弘幸/上田照憲  Honda Civic Si-R        1'48.692   9.406 122.614
21  90 松永雅博/三原じゅん子 Toyota Levin          1'49.003   9.717 122.265
22  84 中谷誠志/高木雅宏   Honda Civic Si-R        1'49.297  10.011 121.936
23  56 浅井順久/谷口太英   Honda Civic Si-R        1'49.351  10.065 121.875
24  65 木村 博/辻 孝寿   Honda Civic Si-R        1'49.751  10.465 121.431
25  34 趙 顕樹/中田雅久   Honda Prelude Si        1'49.757  10.471 121.425
26  80 米田幸史/前嶋 晃   Honda Prelude Si        1'50.763  11.477 120.322
27  51 小嶋光明/西口一馬   Honda Civic Si-R        1'52.041  12.755 118.949
28  71 及川浩司/柴田徳光   Honda Civic Si-R        1'53.336  14.050 117.590
29  70 橋本道彦/大森重光   Honda Civic Si-R        1'53.527  14.241 117.392
****************************************************************************
* Rマークはコースレコード (#66はクラス4のコースレコード)
              情報提供:宮下  敦(PAF00313)/TI
             * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

全日本F3000

童夢インサイドレポート Rd.4-2

           エイベックス童夢レーシングチーム
   1995年 全日本F3000選手権シリーズ第4戦 レースレポート
<日曜日>
 自分のミスは自分で取り返すしかない。
 そんな決意を胸に、中野選手は日曜日の朝ピットへ戻ってきました。
 予報通り、土曜の夜半から降りだした雨で路面は完全なウェット・コンディション
となり、午前8時半から始まった二回目の予選は、どのチームも雨用のセッティング
変更に大わらわです。
 ヨコハマ・タイヤが準備してきたレイン用タイヤは、表面のミゾの形状を見る限り
は一種類のようでしたが、その中身はゴムの硬さや内部構造の違いで、幾つかの種類
に分かれているのでした。
 他のチームと同様、童夢チームでも何種類かのタイヤを試しながら、決勝レースで
使うタイヤを選ぶのに大忙しです。
 雨のレースでは絶対スピードが落ちるかわりに、コーナリング時のマシンの安定性
がより大切になりますから、前後ウイングを立ち気味にしてダウンフォース(マシン
を地面に押さえつける力)を増やしたり、なるべくマシンの底が水につかないように
車高を上げたりと、マシン・セッティングも大幅な変更が必要です。
 不安定な路面状況に対応するため、特に車体の上下運動を支えるスプリング(ばね)
の動きを柔らかくし、さらにダメ押しの意味で、ローリング(左右にねじれる感じ)
をなるべく抑えるため後輪部のスタビライザーという一種のバネを調整しました。
 1時間から40分間の短縮セッションでしたが、チームが蓄えてきた豊富なデータの
おかげで作業は手際よくはかどり、中野選手もまずまずの感触を得ることができまし
た。
 午後2時半。いよいよ決勝のスタート時刻となりました。
 雨は小降りになっていましたがレース中に激しくなることは十分に予想されます。
 雨が激しくなるとオーバーテイクは不可能です。コンディションが少しでもマシな
うちに、ひとつでも順位を上げておかなければなりません。
 一周のフォーメーション・ラップを終えて20台のマシンがグリッドに整列、グリー
ン・シグナルが点灯し、全車一斉にスタートを切りました。
 モニター画面で、イン側グリッドにいた中野選手が大きくアウト側に進路をとった
のがみえましたが、あとはもうもうたる水煙のなか。
 何がどうなったのかわからない緊張の数秒後、影山正彦選手とサイドバイサイドで
1コーナーに飛び込む中野選手のマシンが映し出されました。
 中野選手は、すぐ前でエンジン・ストールさせたA・G・スコット選手のマシンを
避けるために進路変更したのですが、結果的にはそれが大当たり。
 グングン加速した中野選手は6台抜きのジャンプアップに成功し、3番手の影山選
手まで抜こうという勢いを見せたのです。
 しかもその直後に2番手のJ・クロスノフ選手が失速したため、中野選手は3番手
で1周目のコントロール・ラインを通過。松本監督以下、ピットでモニターを見つめ
ていたチーム・スタッフはやんやの喝采です。
 しかし、喜びの時はあっけなく終わりました。
 スタートから3周を過ぎて、他の選手のタイムがどんどん速くなっているというの
に、中野選手のタイムは伸びるどころか落ちていくではありませんか。
 周回が進んででも中野選手のタイムはいっこうに回復せず、後ろからくるマシンに
どんどん抜かれていきます。
 もうこれは、マシンに何らかのトラブルを抱えているとしか思えません。
 ピットのスタッフが顔を曇らせている頃、中野選手は必死になってマシンと格闘し
ていました。
 マシンがどうにも不安定で、特にコーナーの立ち上がりで後ろがふらつくのです。
 周回とともに症状はますます酷くなる一方で、10周を過ぎるころには直線さえまと
もにまっすぐ走れなくなっていました。
 中野選手の奮闘をあざ笑うように、雨は激しさを増していきます。
 そして15周目。スプーン・カーブに出来た”池”で、中野選手はマシンを止めたの
でした。
 午前中、データに基づいたセッティングでまずまずの動きだったマシンが、なぜ本
番では狂ってしまったのか。レース後のチェックでもマシンにおかしなところはなか
ったのです。
 ただ、最後尾から3位に追い上げたM・マルティニ選手の「今日のヨコハマ勢の走
りは、揃いもそろって酷いもんだったなぁ」という言葉が気になりますが..。
「結果はスピンに終わったが、中野はよく頑張った。あたえらえた状況のなか最善を
尽くし、最後まで手を抜かず目一杯やっている。
 スタートでジャンプアップしたのも、本人の「勝ってやるんだ」という気持ちがあ
ればこそ。
 そういう気持ちを持ち続けていれば、きっといいこともある!」
 ドライバーとしての経験を持つ松本監督だからこそ、中野選手が雨の中でどれだけ
頑張ったかも、またスピンに終わった時の悔しさも理解できるのでしょう。
「いくら頑張っても、結果に残らなければ..」と沈んだ表情でピットに戻ってきた
中野選手でしたが、松本監督という最高の理解者の力強い言葉に元気づけられ、ふた
たび勇気を取り戻したようでした。
 次戦は7月30日、スポーツランド菅生で行われます。

全日本F3000

童夢インサイドレポート Rd.4-1

           エイベックス童夢レーシングチーム
   1995年 全日本F3000選手権シリーズ第4戦 レースレポート
       「中野信治、雨のスタートに真骨頂を見せつける」
 大会名:'95 ミリオンカードカップレース ラウンド2鈴鹿
 日時・場所:1995年5月21日(予選20日) 三重県・鈴鹿サーキット(5.864km)
 天候:雨(20日:晴れ)
 気温:17.1℃
 コースコンディション:ウェット
 観客数:38,000人(決勝日)
 5月20日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された全日本F3000選手権シリー
ズ第4戦「ミリオンカードカップレース ラウンド2鈴鹿」において、エイベックス
童夢レーシングチームの中野信治選手(童夢F104/無限MF308)は、予選10
番手から驚異のジャンピング・スタートを決め、3番手でオープニングラップを終え
ました。
 しかしながら、その後の天候の悪化やマシンの不調などの悪条件がかさなり、中野
選手の順位はドロップ・ダウン。
 14周目、スプーン・コーナーの深い水たまりに足元をすくわれた中野選手は、なん
とか再スタートしようと努力しましたが、エンジンがかからず、残念ながらそこでリ
タイアとなりました。
<土曜日>
 澄みきった空が眩しい午前10時。一回目の予選を20分後にひかえ、F3000の各
チームはそれぞれ、ある選択を迫られていました。
 気象業務法の改正でより詳しいデータを提供するようになった天気予報によると、
二回目の予選と決勝レースが行われる日曜日、鈴鹿地方の天気は「朝から雨」。
 それが本当ならば、路面がドライ・コンディションの今のうちに、予選用に許され
ているタイヤ2セットをフルに使って、積極的にタイムアタックするのが良策です。
 しかし、予報は予報。はずれることだってありえます。
 松本恵二監督はじめエイベックス童夢チームの首脳陣が下したのは、万が一の場合
に備えて「2セット目は、使い切らずに余力を残しておこう」という、いわば中間策
でした。
 他チームのほとんどが同じ考えで予選を始めましたが、中には「日曜のタイムアタ
ックはない」と思い決めて、セッションの早い段階でタイヤ2セットをフル活用し、
上位のタイムを出したチームもありました。
 晴れてはいましたが風が強く、路面は舞い上がる砂やホコリでかなり滑りやすくな
っています。他のマシンが路面を”掃除”してくれるのを待って、セッション残り30
分の表示を合図に、松本監督は中野選手に発進を命じました。
 中野選手は路面やマシン、タイヤの状況を確認しながら、序々にタイムアップして
いきます。今回のヨコハマ・タイヤは「予選を重視して作った」というだけあって、
僅かな周回数でグリップ感が得られる、どちらかというと柔らかめの構造のようです。
 一度ピットに戻ってセッティングを微調整し、再びコースへ。
 1セット目のタイヤで1分48秒253のタイムが出たのを潮時と見た松本監督は、
中野選手に二度目のピットインを指示。2セット目のタイヤに交換した中野選手が再
びタイム・アタックへ向かった時、セッションの残り時間は5分を切っていました。
 ぎりぎり2ラップ分の時間ですが、タイム・アタックには十分な時間です。ほぼ全
車がタイムアタックに出ており、コースは混雑していましたが、さいわい中野選手の
前を遮るマシンは一台もありません。
 中野選手は1~2コーナー、S字と、マシンの動きを掌握した、落ちついた走りで
コーナーを攻めます。ふたつのコーナーが連続するデグナー・カーブをリズミカルに
抜けて、いったん加速したあと、いっきにシフト・ダウンしながらヘアピン・カーブ
へ進入しました。
 ここはその名前からもご想像できるように、ヘアピンのような形をした急カーブで、
鈴鹿サーキットの中でもっとも車速の落ちる場所です。コースを取り囲むように設置
してある観客席から、ヘルメットの奥のドライバーの表情が見えるほどです。
 ところが、2速から1速にシフト・チェンジするつもりが、レバーを握った右手が
足にあたってしまい、2速のままヘアピンを立ち上がった中野選手は、コンマ6秒ほ
どタイムロスしてしまったのでした。
 実は前々から、ドライビング・ポジションを中野選手にとってベストな位置にする
と、シフト・レバーを左手前に引いて1速ギアにチェンジする際に、どうしても右足
とぶつかってしまう、はなはだ都合の悪い状態にあったのです。
 前回のレースで腰を痛めたのも、1速へシフト・チェンジしやすくするためにシー
トの位置を少しズラしたことと、無関係ではありませんでした。
 まだ痛めた腰が完治していなかったこともあって、今回はシート位置を元に戻す、
つまり中野選手にとってはシフトしづらい位置に戻していたのですが、それが裏目に
でる結果になってしまったのです。
 結局、1分46秒754の10番手タイムで予選は終了。
 ヘアピンでのタイムロスがなければベスト5も狙えたのに..。
 どんな理由であれ、ミスしてしまった自分が許せない中野選手でした。
                          その2へ続く

全日本F3000

95JF3000 ドライバーズポイント表

(全9戦中4戦終了)
1995                   3    4    5    5    7    9    9   10   11
Japan                 /    /    /    /    /    /    /    /    /
Formula 3000        19    9    7   21   30    3   17   15   19
Championship       鈴   富   美   鈴   菅   富   十   富   鈴
Drivers-point     鹿   士   祢   鹿   生   士   勝   士   鹿
有効 総合
Po-No-Driver--------- Rd.1--- 2--- 3--- 4--- 5--- 6--- 7--- 8--- 9--- Poi- Poi
1 11 T.クリステンセン  3   |    9    6    -    -    -    -    -     18   18
2 15 鈴木 利男          2   |    6    9    -    -    -    -    -     17   17
3 24 服部 尚貴          9   ●    0    0    -    -    -    -    -      9    9
4 65 黒澤 琢弥          6   雨    0    3    -    -    -    -    -      9    9
5  9 M.マルティニ      1         1    4    -    -    -    -    -      6    6
6 19 星野 一義          0   の    4    1    -    -    -    -    -      5    5
7 27 影山 正彦          4         0    0    -    -    -    -    -      4    4
8 25 山本 勝巳          0   た    3    0    -    -    -    -    -      3    3
9 64 高木 虎之介        0         2    0    -    -    -    -    -      2    2
9  3 金石 勝智          0   め    0    2    -    -    -    -    -      2    2
1 M.アピチェラ      0         0    0    -    -    -    -    -      0    0
20 A.G.スコット     0   レ    0    0    -    -    -    -    -      0    0
5 J.クロスノフ      0         0    0    -    -    -    -    -      0    0
8 中野 信治          0   |    0    0    -    -    -    -    -      0    0
7 影山 正美          0         0    0    -    -    -    -    -      0    0
10 飯田 章            0   ス    0    -    -    -    -    -    -      0    0
17 T.ダニエルソン    0         -    -    -    -    -    -    -      0    0
21 M.クルム          -   中    0    0    -    -    -    -    -      0    0
33 清水 正智          -         -    -    -    -    -    -    -      0    0
30 岡田 秀樹          -   止    0    0    -    -    -    -    -      0    0
6 光貞 秀俊         -   ●    -    0    -    -    -    -    -      0    0
28 近藤 真彦         -   |    -    0    -    -    -    -    -      0    0
10 羽根 幸浩         -   |    -    0    -    -    -    -    -      0    0
*******************************************************************************
* 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
* ( ) 内は有効ポイント外
* 全9戦のうち6戦(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポイント制
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

全日本F3000

ミリオンカードカップRd.2鈴鹿F3000正式結果

’95 全日本F3000選手権シリーズ第4戦                      95-05-21
ミリオンカードカップレース ラウンド2鈴鹿                         WEATHER RAIN
F3000                 正式結果表                             COURSE  WET
POSNo DRIVER     FMN TYPE            LAP TOTAL      DELAY    TIME     TEAM/CAR
------------------------------------------------------------------------------
1 15 鈴木 利男 JPN ローラT94/50 MF308 35 1:16'57.351   160.01 2'05.944 パーソン
2 11 トム・クリステンセン DEN ローラT94/50 MF308 35 1:17'26.947   29.596 2'06.161 コスモオ
3  9 マウロ・マルティニ  I   ローラT95/50 MF308 35 1:17'30.029   32.678 2'07.258 SHIO
4 65 黒澤 琢弥 JPN レイナード95D MF308 35 1:17'38.068   40.717 2'07.244 PIAA
5  3 金石 勝智 JPN ローラT94/50 KVⅡ  35 1:17'52.597   55.246 2'07.822 LOLA
6 19 星野 一義 JPN ローラT93/50 MF308 35 1:18'09.227 1'11.876 2'07.532 NISS
7 24 服部 尚貴 JPN レイナード95D MF308 34 1:17'06.926    1 Lap 2'07.977 LeMa
8  1 マルコ・アピチェラ I   レイナード95D JUDD  34 1:17'49.753    1 Lap 2'08.270 5ZIG
9 30 岡田 秀樹 JPN ローラT93/50       34 1:18'52.977    1 Lap 2'11.317 GULL
10 28 近藤 真彦 JPN レイナード94D MF308 33 1:17'28.636   2 Laps 2'10.634 ALEX
11 20 A・G・スコット  GB  ローラT93/50 MF308 33 1:17'33.897   2 Laps 2'08.039 神奈川ク
12  5 ジェフ・クロスノフ USA ローラT94/50 JUDD  33 1:18'04.252   2 Laps 2'09.405 5ZIG
以上 規定周回 完走:
25 山本 勝巳 JPN レイナード95D MF308 26   57'35.597   9 Laps 2'09.044 X-JA
10 羽根 幸浩 JPN ローラT95/50 MF308 25   55'16.409  10 Laps 2'08.809 SHIO
27 影山 正彦 JPN レイナード95D MF308 17   36'45.934  18 Laps 2'07.590 ALEX
64 高木 虎之 JPN レイナード94D MF308 14   30'15.650  21 Laps 2'07.357 PIAA
8 中野 信治 JPN 童夢F104  MF308 14   30'36.029  21 Laps 2'08.192 avex
7 影山 正美 JPN ローラT95/50 MF308 10   22'52.500  25 Laps 2'08.111 ADVA
6 光貞 秀俊 JPN ローラT93/50        1    2'25.251  34 Laps 2'25.251 5ZIG
21 ミハエル・クルム   D   ローラT93/50 MF308  1    2'26.032  34 Laps 2'26.032 STEL
FASTEST LAP:鈴木 利男 2’05.944 11/35 167.61Km/h
スタート時刻: 14:34.42
------------------------------------------------------------------------------
                          提供:鈴鹿サーキットランド

全日本F3000

ミリオンカードカップRd.2鈴鹿F3000決勝ラップチャート

’95 全日本F3000選手権シリーズ第4戦                   95-05-21     :
ミリオンカードカップレース ラウンド2鈴鹿                    WEATHER  RAIN
F3000      決勝  ラップ チャート            COURSE  WET
1  2  3  4  5  6  7  8  9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
65  3  5 11 27 15  1 20  9  8 25  6 64  7 19 24 30 21 28 10
------------------------------------------------------------------
1 65 27  8 11  5  3 25 15 64  7 24 19  6 28 21 10  1  9 30 20
2 65 27  8 11  5  3 15 64 25  7 24 19 28  9  1 10 30 20
3 65 27 11  8  3 15  5 64 25  7 24 19  9 28  1 10 30 20
4 65 27 11  8  3 15 64  5  7 24 25 19  9  1 28 10 30 20
5 65 27 11  8 15  3 64  7 24  5  9 25 19  1 28 10 20 30
6 65 27 11  8 15  3 64  7 24  9  5 19 25  1 28 10 20 30
7 65 11 27 15  8 64  3  7  9 24  5 19 25  1 28 10 20 30
8 65 11 27 15  8 64  7  3  9 24  5 19  1 25 28 10 20 30
9 65 11 27 15 64  8  7  9  3 24 19  1  5 25 28 10 20 30
10 65 11 27 15 64  8  9  3 19  1  5 24 25 28 10 20 30  7
11 65 11 27 15 64  8  9  3 19  1  5 25 24 28 10 20 30
12 65 11 15 27 64  9  8  3 19  1  5 25 28 10 20 24 30
13 65 11 15 27 64  9  3  8 19  1  5 25 10 28 20 30 24
14 15 65 11 27 64  9  3 19  8  1  5 25 10 20 28 30 24
15 15 65 11 27  9  3 19  1  5 25 10 20 28 30 24
16 15 65 11 27  9  3 19  1  5 25 10 20 30 28 24
17 15 65 11  9 27  3 19  1  5 25 10 20 30 28 24
18 15 65 11  9  3 19  1  5 25 10 20 30 28 24
19 15 65 11  9  3 19  1  5 25 10 20 30 28 24
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