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2014年5月

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2014/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
171松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
1425'02.458
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
142.018
3223高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
146.145
414勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
1411.248
525清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
1420.157
6236佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
1420.525
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
1421.471
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
1440.740
962N1久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
1449.022
106N2小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
1449.616
113N3三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
1455.538
1228N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
1456.419
1330N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
141'06.937
1419N6湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
141'09.936
15139吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
141'24.475
---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.22 高星明誠(B-MAX NDDP F312) 1'46.283 (6/14) 162.63km/h

F4東日本シリーズ

F4:東日本第3戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2014/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
12C1三笠 雄一美人&LTVRacingDRP
B-MAX RK01
1222'52.535
210C2加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
125.514
325C3松井 孝允サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
1214.239
414C4山田 真之亮ZAP・JSS・BLOOM
ZAP F108
1214.727
515C5阿部 拓馬ZAP F108
ZAP F108
1217.730
611A1植田 正幸Rn-S☆制動屋☆ ZS
MYST KK-ZS
1218.035
750C6浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
1223.318
872C7金井 亮忠チームNATS・正義 001
NATS 001
1228.013
970C8嶋田 誠TeamNaoki☆MC090
MOONCRAFT MC090
1232.348
1073A2松本 武士チームNATS・エクシズ 006
WEST 006
1234.939
1190FC1根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
1239.869
1262FC2福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1241.716
1392FC3坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
1242.737
1461FC4坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1243.462
1593FC5小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
1244.382
1660FC6石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1246.066
1763FC7大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
1246.562
1834C9三浦 勝CMS090
MOONCRAFT MC090
1246.972
1917C10小倉 可光チームNATS・OAC 090
MOONCRAFT MC090
121'03.515
2091FC8長渕 蓮FTRS スピリット F4
TATUUS FC106
121'04.647
214C11佐々木 祐一仙台☆DayDream108
ZAP F108
111Lap
---- 以上規定周回数(10Laps)完走 ----
-3C-中山 雅佳HITACHI BR RK01
B-MAX RK01
84Laps
-35A-髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
66Laps
  • Fastest Lap: CarNo.2 三笠雄一(美人&LTVRacingDRP) 1'53.785 (3/12) 151.91km/h

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ公式予選 総合で松下信治、Nクラスで小泉洋史がともに初ポールポジションを獲得

 全日本F3選手権はツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で10日、第3戦の公式予選を行い松下信治(HFDP RACING F312)が1分45秒348で総合の、小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が1分48秒767でNクラスのポールポジションを獲得した。

f3_r03_q-7 f3_r03_q-36 f3_r03_q-22 f3_r04_q-6 f3_r04_q-62 f3_r04_q-28

 F4予選後からツインリンクもてぎ上空には薄雲が広がってきたが午前10時40分、気温19度、路面温度35度というコンディションの中、10分間の公式予選が行われた。

 予選中盤過ぎに1分45秒628でトップに立ったのは佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)。しかし、松下信治(HFDP RACING F312)が45秒348でこれを逆転すると誰もこのタイムを上回るものは現れず、松下が自身初のF3でのポールポジションを決めた。

 2位にはわずかに届かず1分45秒463で山下健太(PETRONAS TOM'S F314)が、3位には高星明誠(B-MAX NDDP F312)が、4位には佐々木が、5位には勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)が入ったが、1~5位が0.3秒余りに収まるという僅差の争いとなった。

 Nクラスは中盤、久保凛太郎(CG ROBOル・ボーセF308)、山口大陸(TAIROKU EXCEED)の順で推移するが、最終的に小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)が1分48秒767でF3初のポールポジションを獲得した。クラス2位には久保が、同3位には山口が入った。

 決勝レースは本日10日、午後2時45分より14周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

F4東日本シリーズ

F4:東日本第3戦もてぎ公式予選 三笠雄一が今季2度目のPP、FCクラスは根本悠生がトップに

 JAF地方選手権F4東日本シリーズ第3戦は10日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、三笠雄一(美人&LTVRacingDRP)が1分52秒985で総合の、根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)が1分55秒723でFCクラスのポールポジションを獲得した。

f4_r03_q-2 f4_r03_q-90

 ツインリンクもてぎは早朝より快晴。初夏を思わせる陽気の中、午前10時より第3戦の公式予選が20分間で行われた。

 序盤から予選をリードしたのは三笠雄一(美人&LTVRacingDRP)。1分53秒946、53秒375とタイムを伸ばすと、4周目には52秒985とただ一人53秒を切るタイムで2位以下を大きく離し、ポールポジションを決めた。

 2位には山田真之亮(ZAP・JSS・BLOOM)、松井孝允(サムライサポーターズ)らが顔を出すが、終盤に加藤智(FEEL・RK01・TODA)がスパートし、1分53秒402で予選2位をさらった。同3位には松井が入った。

 FCクラスは序盤、坪井翔(美人<VフィールドFTRS)が1分55秒937でトップに顔を出すが、中盤には福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)が1分55秒937から55秒741とタイムを伸ばし逆転。このままトップでポールを決めると思われたが、チェッカーとほぼ同時に根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)が1分55秒723をたたき出し、ポールを決めた。同2位には福住が、同3位には坪井が入った。

 決勝レースは本日10日、午後1時40分より12周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2014/05/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/hLap
171松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'45.348--164.0753/4
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.463 0.115 0.115163.8964/6
3223高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.540 0.192 0.077163.7764/5
4234佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.628 0.280 0.088163.6403/5
515勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.677 0.329 0.049163.5644/6
686高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'45.990 0.642 0.313163.0814/4
727清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'46.067 0.719 0.077162.9633/4
8388ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.205 0.857 0.138162.7513/6
96N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'48.767 3.419 2.562158.9174/5
1062N2久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'48.842 3.494 0.075158.8084/4
1128N3山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.013 3.665 0.171158.5595/5
123N4三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.202 3.854 0.189158.2844/5
1330N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.581 4.233 0.379157.7374/5
1419N6湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.724 4.376 0.143157.5314/5
15139吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'49.756 4.408 0.032157.4856/6

F4東日本シリーズ

F4:東日本第3戦もてぎ公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2014/05/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/hLap
12C1三笠 雄一美人&LTVRacingDRP
B-MAX RK01
1'52.985--152.9854/8
210C2加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
1'53.402 0.417 0.417152.42211/11
325C3松井 孝允サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
1'53.450 0.465 0.048152.35810/10
414C4山田 真之亮ZAP・JSS・BLOOM
ZAP F108
1'53.455 0.470 0.005152.3518/10
515C5阿部 拓馬ZAP F108
ZAP F108
1'53.623 0.638 0.168152.1268/10
611A1植田 正幸Rn-S☆制動屋☆ ZS
MYST KK-ZS
1'54.097 1.112 0.474151.4945/10
750C6浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
1'54.179 1.194 0.082151.3858/11
872C7金井 亮忠チームNATS・正義 001
NATS 001
1'54.581 1.596 0.402150.8549/9
935A2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
1'55.002 2.017 0.421150.30111/11
103C8中山 雅佳HITACHI BR RK01
B-MAX RK01
1'55.110 2.125 0.108150.1609/10
1170C9嶋田 誠TeamNaoki☆MC090
MOONCRAFT MC090
1'55.325 2.340 0.215149.8805/10
1234C10三浦 勝CMS090
MOONCRAFT MC090
1'55.344 2.359 0.019149.85610/10
1373A3松本 武士チームNATS・エクシズ 006
WEST 006
1'55.466 2.481 0.122149.6975/8
1490FC1根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
1'55.723 2.738 0.257149.36510/10
1562FC2福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'55.741 2.756 0.018149.3428/11
1692FC3坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
1'55.886 2.901 0.145149.1558/10
1761FC4坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'55.889 2.904 0.003149.1519/10
1863FC5大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
1'55.924 2.939 0.035149.10610/10
194C11佐々木 祐一仙台☆DayDream108
ZAP F108
1'56.009 3.024 0.085148.9979/10
2060FC6石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'56.140 3.155 0.131148.82911/11
2193FC7小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
1'56.480 3.495 0.340148.3949/10
2291FC8長渕 蓮FTRS スピリット F4
TATUUS FC106
1'56.512 3.527 0.032148.3548/11
2317C12小倉 可光チームNATS・OAC 090
MOONCRAFT MC090
1'57.350 4.365 0.838147.2945/5

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 - 第3戦 モービル1チャレンジ 決勝レース レポート

MJ14_0093_fine[1]プレスインフォメーション 2014年5月04日
 
富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014第3戦 モービル1チャレンジ 決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)にて2014年5月4(日)に開催いたしました。

PCCJ2014-Rd.3 Mobil 1 Challenge(Fuji)Race, Race report
PCCJ2014-第3戦 モービル1チャレンジ(富士)決勝
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:18℃ 路面温度:24℃(スタート時)

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)第3戦 モービル1チャレンジは、富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に5月4日(日)決勝レースが開催された。ゴールデンウィークの真っ最中ということもあって、早朝から5万7千人あまりのレースファンが集い、スタンドは超満員。大観衆の声援がPCCJパイロットたちのボルテージを嫌が応にも高めることとなっていた。

予選は、アクシデントにより10分あまりで終了となってしまったが、金曜日に行われた2回の占有走行によって、セッティングには不安なく決勝に臨めるだろう。また、サポートレースに出場していた#18大久保仁がアクシデントにより、大事をとって欠場。そのため、グリッドには15台のマシンが並ぶことになった。そして、11時55分、レッドシグナルがすべて消えて、15周で競われる決勝レースが始まった。

誰より鋭いスタートを切ったのは、2番手の#14元嶋。#78近藤がなすすべもなく、真っすぐ進路を取った#14元嶋は1コーナーにトップで飛び込んでいく。しかしながら、その後方ではアクシデントが発生。ストレート上で#7星野と#24剛が接触。#24剛は何とか姿勢を立て直したものの、#7星野はガードレールにまで弾かれ、コース上に戻ってきてしまったところで#73鈴木篤と絡んでしまい、2台はその場でリタイア。セーフティーカー(SC)が導入された。

SCランは3周に渡って行われ、4周目からいよいよバトル再開。トップの#14元嶋とそれを追う#78近藤はきれいにリスタートするが、#19永井と#32飯田はやや出遅れ、#12小河、#11山野がストレートでスリップストリームに入り、1コーナーで#32飯田を揃って抜いた。さらに#19永井との差も徐々に詰め、8周目の1コーナーでは#12小河が、9周目のストレートでは山野がオーバーテイクを果たす。

一方、その間にも#14元嶋と#78近藤による激しいトップ争いは続いたが、#78近藤が11周目に入ると突然ペースが鈍る。「何か踏んでしまったようで、リヤタイヤがスローパンクチャーのような感じになり、無理ができなくなってしまった」。その結果、#14元嶋がそのままトップでフィニッシュし、#78近藤が2位に。一方、激しさを増したのが#12小河と#11山野による3番手争いだ。しかしながら、13周目の1コーナーではアウトに並んだ#11山野だったが、なんとか#12小河が抑え切って3位でフィニッシュ。

トップでチェッカーを受けた#14元嶋は、「やっと勝てた、という感じですね。まだ3戦目ですけど(笑)。今回はスタートが決まったのが、最大の勝因だったと思います。後ろからのプレッシャーは激しかったですが、いつでもペースを上げられるよう構えていました。今週は金曜日のロングランテストで悪い部分は修正できていたのと、メカニックさんがいいクルマに仕上げてくれたのも大きいですね」と語った。PCCJスカラシップドライバーは初優勝に、表彰台で満面の笑みを見せていた。

総合7位でジェントルマンクラスの優勝は#33 TETSUO OGINO。#7星野の脱落もあってトップに浮上した後は、一度もポジションを譲らず。後半は#9武井真司のチャージを受けるも、辛くも逃げ切りを果たす。「岡山では、練習中にクラッシュして、チームの皆さんに迷惑をかけたので、この優勝で恩返しができたかな、と思います。最後はミラーを見ながらかなりヒヤヒヤしました」と、#33 OGINOは今季初優勝の喜びを語った。クラス2位には#9武井真司、3位は#21高田匠が獲得した。

次回も、戦いの舞台は富士スピードウェイ。6月7日(土)〜8日(日)“ザ・ワンメイク祭り”にて、PCCJ2014-第4-5戦が開催され、さらに日本初開催となるポルシェ カレラカップ アジア(PCCA)が同時に行われる特別なレースウィークとなるだろう。ワンメイクレース最速と評価されるポルシェ カレラカップのエキサイティングなバトルを堪能して欲しい。

Pos. Car# Driver Class Car Name Lap Time
1 14 元嶋 佑弥 GARMIN PORSCHE 15 31’29.866
2 78 近藤 翼 スカイレーシング 15 31’34.041
3 12 小河 諒 ブライトインターナショナル 15 31’35.140
4 11 山野 直也 エクセレンスインターナショナル 15 31’36.053
5 19 永井 宏明 ナインレーシング 15 31’42.845
6 32 飯田 太陽 KRM ケーズフロンティア 991 15 31’46.097
7 33 TETSUO OGINO G PCJ ケーズフロンティア 991 15 31’56.763
8 9 武井 真司 G BINGO SPORTS 15 31’57.551
9 21 高田 匠 G PCJ Takumi Racing 15 32’07.790
10 3 江本 玄 G アキラレーシング with サムライ 15 32’11.109
11 24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 15 32’11.200
12 51 Paul IP G KCMG 15 33’01.865
13 52 Tsugio HARUYAMA G はるやまbaby GT3cup 14 32’03.327
ー 以上完走(規定周回 13Laps) ー
7 星野 敏 G D’station HAI GT3 0
73 鈴木 篤 G SR レーサリンク GT3 0
18 大久保 仁 G Force Racing 未出走

ベストラップ

78 近藤 翼 スカイレーシング 1’42.905 (7 / 15)
24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 1’44.500 (9 / 15)

G=ジェントルマンクラス

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 - 第3戦 モービル1チャレンジ 予選結果 レポート

MJ14_0080_fineプレスインフォメーション 2014年5月03日

富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014第3戦 モービル1チャレンジ 公式予選を、富士スピードウェイ(静岡県)にて2014年5月3(土)に開催いたしました。

PCCJ2014-Rd.3 Mobil 1 Challenge (Fuji) Qualify
PCCJ2014-第3戦 モービル1チャレンジ(富士)公式予選
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:25℃ 路面温度:36℃(スタート時)

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2014年シリーズ第3戦 モービル1チャレンジは、富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に、5月3日(土)予選が行われた。

金曜日の専有走行で総合トップタイムをマークしたのは、#78近藤翼。午前中のセッションでは#14元嶋佑弥が1分43秒345でトップだったが、午後のセッションで#78近藤が43秒327と僅差ながらも上回ったが、42秒台に入ると語っていた。このふたりに加え、#12小河諒、#11山野直也までが43秒台を記録し、5番手には#19永井宏明が。続く6番手の#7星野敏がジェントルマンクラスのトップで、#33 TETSUO OGINO、#9武井真司までが44秒台で並ぶことになった。

今回も予選は30分1セッションの計測で行われ、コンディションに恵まれる中でのスタートとなった。真っ先にコースへと飛び出していったのは、専有走行でトップだった#78近藤。高まるテンションが抑え切れないかのような激走を見せ、2周目には43秒404をマークするが、直後に#12小河が43秒367を出してトップに。しかし、#78近藤も負けてはおらず、次の周には42秒716にまで短縮を果たして再びトップに立つ。この周、#78近藤に続いたのは#14元嶋で、やはり43秒を切る42秒925を記録。#12小河もまた短縮は果たすが、43秒145と壁は越せずにいた。ここで、100Rでのスピンの後、ガードレールにヒットした#7 星野のマシンがコース上にストップ。そのため、赤旗が提示された。#7星野は自力で脱出し、からだにダメージがなかったのは何よりだった。また、わずか10分しか計測されていなかったため、再開されると思われていたが、間もなく「終了」のアナウンスが入った。これにより、#78近藤がポールポジションを獲得することとなった。

「他の人は不完全燃焼だったかもしれませんが、僕はまずまず納得の走りができました。まぁ予選が続いていれば、もう一度アタックするつもりでしたが(笑)。言っていたとおり42秒台に入って良かったです」と#78近藤。#14元嶋、#12小河に続いたのは#19永井で、前回2連勝した#11山野は「不完全燃焼というより、これが今の僕のベスト」と語り、5番手に甘んじていた。ジェントルマンクラスのトップは#7星野で、2番手には#33 TETSUO OGINOが、そして3番手は#24剛覇矢人が獲得している。

決勝レースは4日(日)の11時55分からのスタートで、15周に渡って争われる予定。今シーズンからニューマシンに改められ、レコードの更新で明らかなようにコーナー、ストレートともにパフォーマンスも上がって、よりハイレベルなドライビングが求められることになった、PCCJパイロットたちの活躍に期待がかかる。

Pos. Car# Driver Class Car Name Time
1 78 近藤 翼 スカイレーシング 1'42.716
2 14 元嶋 佑弥 GARMIN PORSCHE 1'42.925
3 12 小河 諒 ブライトインターナショナル 1'43.145
4 19 永井 宏明 ナインレーシング 1'43.429
5 11 山野 直也 エクセレンスインターナショナル 1'43.573
6 32 飯田 太陽 KRM ケーズフロンティア 991 1'43.897
7 7 星野 敏 G D'station HAI GT3 1'44.166
8 33 TETSUO OGINO G PCJ ケーズフロンティア 991 1'44.281
9 24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 1'44.684
10 9 武井 真司 G BINGO SPORTS 1'44.852
11 18 大久保 仁 G Force Racing 1'45.089
12 3 江本 玄 G アキラレーシング with サムライ 1'45.561
13 21 高田 匠 G PCJ Takumi Racing 1'45.787
14 51 Paul IP G KCMG 1'47.262
15 52 Tsugio HARUYAMA G はるやまbaby GT3cup 1'49.297
16 73 鈴木 篤  G SR レーサリンク GT3 1'51.316

※Car#52は、ピットレーン速度違反により、予選結果に対し4グリッド降格のペナルティを科す。

G=ジェントルマンクラス

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

Inter Proto Series

IPS:第3戦富士大会一日目 ジェントルマン決勝レース1は#3永井が独走優勝!プロクラスPPは#37中山

インタープロトシリーズ第2戦が9月21日、富士スピードウェイで開幕。
大会第一日目はジェントルマンクラス、プロフェッショナルクラスの公式予選と、ジェントルマンクラスの決勝レース1が行われた。

ジェントルマンクラス決勝レース1優勝は#3永井宏明(INGING)

ジェントルマンクラス決勝レース1の2位は#50DRAGON(B-MAX)

ジェントルマンクラス決勝レース1の3位は#4AKIRA(RSS)

ジェントルマンクラスの暫定表彰式

午前8時10分から行われた公式予選では、ジェントルマンクラスは今回から卜部治久に代わってINGINGの3号車に乗ることになった永井宏明が1'46.416のコースレコードでポールポジションを獲得。以下#50DRAGON(B-MAX)、#4AKIRA(RSS)の上位3名が従来のレコードタイムである1'48.182を大きく上回った。
プロクラスでは#37中山雄一が第2戦に続いてポール。1'44.784と前回の1'46.131を大きく上回った。
以下、#4平川亮(RSS)、#50関口雄飛(B-MAX)、#3横溝直輝(INGING)の4人がレコードを更新した。

午後1時10分より12周で行われたジェントルマンクラスの決勝レース1では、ポールポジションからスタートした#3永井宏明がそのまま着実に後続との差を広げ、終始独走状態のまま逃げ切ってデビューウィンを達成。
ゴール時のリードは18.289秒だった。
予選2位の#50DRAGONはスタートで#4AKIRAの先行を許したが、3周目の1コーナーでAKIRAをアウトからかわし、2位でフィニッシュした。

インタープロトシリーズ最終戦は明日午前8時10分よりジェントルマンクラス決勝レース2を12周で、プロフェッショナルクラス決勝は午前11時55分より22周で行われる。

Text & Photo: Kazuhisa SUEHIRO

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎ BRP☆HYPER ECU C72 制動屋J’Sフィット、予選ポールポジションをゲットするが、決勝は惜しくも2位に終わる (BRP)

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 Birth Racing Project【BRP】は2013年7月20日~21日にツインリンクもてぎで開催された「スーパー耐久シリーズ第3戦 もてぎ」において、予選はコースレコード&ポールポジション獲得という好スタートだったが、決勝レースはライバルNo.36号車に競り負けクラス2位で、5時間のレースを終える。

【7月19日(金)公式フリー】天候:晴れ 路面:DRY

 ブレーキに厳しいツインリンクもてぎで更に今年は5時間レースという事で、チームにとっても未知の領域のレースの為、金曜日からしっかりと、ブレーキとタイヤのマネジメントに重点的にテストを行い、4名のドライバーでしっかり確認作業を行い公式フリーを走り込みました。

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【7月20日(土)公式予選】天候:晴れ 路面:DRY

 公式予選前のフリー走行で、エンジンにトラブルが発生して緊急のエンジン交換を行いました。

 Aドライバー奥村選手の予選前までにはエンジン交換も完了して、予選に臨みました。

 コースイン直後にピットに戻り、エンジンチェックを行い、再びコースインして15分の予選に向かいます。時間的に最大3周のアタック時間しか残されていませんでしたが、アンダーステアに苦しみながらも2周目に2’22.822のタイムを出すが、1000分の1の激戦の中クラス3位でAドライバー予選を終えました。続く、古宮選手のBドライバー予選の前にセッティングを変更して予選に臨みました。そのセッティングが的中し、見事2’21.697をマークして、コースレコードとAドライバーとの合算で予選クラス1位も獲得しました。続く、Cドライバー駒木選手及びDドライバー松田選手も好タイムで予選を終え、明日の決勝に期待が持てる予選結果となりました。

【第3戦もてぎST5クラス予選結果】
  • Aドライバー予選:奥村 浩一 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’22.822 クラス3位
  • Bドライバー予選:古宮 正信 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’21.697 クラス1位
  • Cドライバー予選:駒木 孝有 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’22.611 クラス1位
  • Dドライバー予選:松田 智也 コース:ドライ タイヤ:スリック 2’23.368 クラス1位
【7月21日(日)決勝】天候:晴れ 路面:DRY

 昨日の予選に引き続き、猛暑の暑い5時間レースの幕開けとなりました。

 スタートドライバーはBDTPドライバーの松田選手が担当しました。長丁場のレースですので燃費・タイヤとブレーキのライフを考えて2時間のロングスティントを無事にこなし、古宮選手につなぎます。古宮選手も車を労わりながら設定タイムで安定して周回して、奥村選手に交代しますが、この頃から突如原因不明のオーバーステアが発生して、暴れる車を抑えながら走行せざるおえなくなりました。思うようにラップタイムを上げられない状態となりました。チェッカードライバーの駒木選手に交代後もオーバーステアは回復せず、トップを追い詰める事ができずにクラス2位でチェッカーを受けました。

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【コメント】
チーム代表兼ドライバー:奥村浩一
 前戦、韓国戦につづきポールトゥーウインを目指し、チーム一丸となって戦いましたが、車両のセットアップにも課題を残して、クラス2位と大変厳しいレースとなりました。次戦は高速サーキットである富士での7時間の超ロングランレースとなります。しっかりと準備を進めて富士戦に望みたいと思います。この場を借りまして、日頃ご支援・ご声援を頂いておりますパートナー企業ならびにファンの皆様、そして日頃献身的にチームを支えてくれるスタッフに、レースをさせて頂けている事に対し心よりお礼を申し上げます。シーズンも早くも折り返しを迎えました。最後の最後までしっかりと走り抜き悲願のシリーズチャンピンを目指し全力で戦います。今後ともご支援・ご声援何卒よろしくお願いいたします。

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Birth Racing Project Press Release

D1 GRAND PRIX

D1:第3戦は川畑真人が第4戦は斎藤太吾が単走・追走ともを制し総合優勝! (D1 Corp.)

 2013 年8 月3 日(土)~4 日(日)の2 日間、エビスサーキット南コース(福島県二本松市)で「2013 グランツーリスモ D1 グランプリ 第3・4 戦エビスサーキット」が開催された。

 3 日(土)のD1GP シリーズ第3 戦には、3,664 人、翌4(日)の第4 戦には4,041 人の観衆で会場は賑わった。

 3 日(土)午前中に行われた第3 戦単走決勝。迫力のある飛び出しとピットウォールぎりぎりまで攻めるダイナミックな走りを見せた斎藤太吾(PHAT FIVE ・SUNOCO・SIS-WORKS)が、98.99 の高得点で一時トップに立つも、その後、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)がスピードのある飛び出しと強烈な角度をつけたドリフトをみせ、斎藤の得点を上回る100.80 点をマークし、優勝した。

 また午後に行われた追走トーナメントでは、シリーズランキング首位の上野高広(TEAM VERTEX)が早々に敗退し、序盤から波乱を予感させる展開となった。この日、単走優勝した川畑は、すべての追走の対戦で先行からスタートするため、相手との距離をはかりながら、余裕のある戦いを繰り広げ、レベルの高い走りを披露し、総合優勝を決めた。

 翌4 日(日)午前中の第4 戦単走決勝。前日総合優勝した川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)は、この日も好調で、1 本目から高いスピードとキレのある動きで、100.09 という高得点をマークしトップに立った。しかし、斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS)がパワードリフトを披露し、川畑の得点を上回る100.59 をマークし、優勝した。

 午後の追走トーナメントでは、決勝で斎藤太吾と織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)が対戦。ひときわ高いコーナリングスピードで相手を寄せつけず、勝ち上がってきた織戸に対し、斎藤は迫力とマシンコントロール、そしてスピードを兼ねそなえた走りを披露。1 本目、先行の斎藤が素晴らしい走りを見せ、織戸は最終コーナーから距離を空け られていたが、ミスなく走り、五分の判定。続く2 本目、後追いの斎藤がストレートからマシンを寄せ、織戸のドリフトに合わせきり斎藤が優勝を決めた。

~D1GP シリーズ第3 戦~
【8 月2 日(金)天候:曇り時々雨 路面: ウエット→ハーフウェット】
■予選

 第3 戦・第4 戦は、東北のドリフトの聖地エビスサーキットでデュアルファイナルズにより開催された。

 予選前の2 回の練習走行のうち、1 回目はドライ路面だったが、その後雨が降り、2 回目からはウエット路面での走行となった。そしてA、B、C と3 グループに分けて行われる予選もウエット路面で開始された。

 最初に走行したA グループは完全にウエットの状態だった。その中で、松井有紀夫(EXEDY R Magic D1 Racing)がスピードのある走りを見せて高得点をマークする。続くB グループでは、熊久保信重(BEAST EYE チームオレンジ with YUKE'S)、村上満(team MMM)、田中裕司(nichiei with 11 aside)、アーツー(nichiei エコバーン with FALKEN)、藤尾勉(GLIDEAUTO with Line up APP RACING)、らが高得点を獲得した。しかしこの時点ですでに雨は上がり、路面はドライ部分とウエット部分が混在する状態となった。さらにC グループは、路面の変化に合わせきれず、マシンのフラつきやドリフトのもどりが出るミスなどでなかなか得点を伸ばせない選手が続出し、予選通過を果たした選手は出な かった。

 走行したグループによって運不運が大きく分かれる結果となった予選であったが、勢いのある飛び出しと1 コーナーでの伸びを見せたA グループの松井が予選トップ通過を果たした。

【8 月3 日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝

 前日の予選とは打って変わり、完全ドライ路面で行われた単走決勝。配点が多いのは最終コーナーから1 コーナーにかけての区間だが、今年から導入された機械審査システムDOSS においては、コーナーの多いエビスサーキットのレイアウトでは、スピードや角度の不足、不要な挙動変化があれば確実に減点されるため、3 コーナー以降の走りもこれまで以上に完成度の高い走りが求められた。

 単走決勝も3 グループに分かれて行われるが、まず最初のグループでは、1 コーナーで大きな角度をつけ、全体的にも走りをまとめた熊久保信重(BEAST EYE チームオレンジwith YUKE'S)、が最高得点をマークしたが、その得点自体は96 点台と、あまり高くはなかった。次のグループでは、シャルマンに乗る岩井照宣(H.D.O QS 信玄&RS Watanabe) が高いアベレージスピードと1 コーナーの大きい角度で98 点台の高得点を出すも、スピードのある飛び出しとメリハリのある角度を見せた佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)がその得点を上回る。そして最終グループ。後半で多少ラインのミスがあったものの、迫力のある飛び出しとピットウォールぎりぎりまで攻めダイナミックな走りを見せた斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS)が1 本目に98.99の得点を出し、トップに立つ。しかし、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)は2 本目に、スピードのある飛び出しから強烈な角度をつけて1 コーナーに飛び込み、その先もスピードをキープして走りをまとめ、100 点を超える得点で、斎藤を逆転して優勝した。

川畑真人選手コメント
d1_r3-4_01.jpg  走行前に、チームメイトの佐久間選手がいい走りをしたので、何を変えたのかチームに確認したところ、何も変えていなかったので自分にもチャンスがあると思いました。地元の間瀬サーキットで練習して、いいイメージを持ってレースに臨めたので、それが上手くハマったと思います。1 本目はかなり抑えて、ミスしないようにアウト・イン・アウトのライン重視という感じで行きました。2 本目は、1 本目にギクシャクしていた部分を修正して、メリハリをつけて走行できたので手応えがありました。やっぱり優勝すると気分がいいです。
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 ベスト16 ではシリーズランキング首位の上野高広(TEAM VERTEX)が熊久保信重(BEAST EYE チームオレンジ with YUKE'S)に敗北。序盤からシリーズランキングの大変動を予感させる展開となった。

 ベスト8 では横井昌志(D-MAX)が今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)を破る金星。また末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)と対戦した斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS)は先行時にオーバーランにより敗退した。

 ベスト4 に勝ち上がったのは川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)、横井、末永(直)、日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)の4 人。川畑は単走優勝しているため、すべての対戦で先行からスタートする。そこで先行では相手との距離をはかり、入れ替えた後追いでの攻めどころを決める戦い方をしていた。

 準決勝の川畑vs 横井は、川畑が1 本目にハーフスピンをしたが、2 本目は横井のマシンギリギリに寄せる追走で挽回。再戦ではお互いにインを差す好勝負を見せたが、川畑の食い込みが上回って勝った。準決勝もう一つのカード、末永(直)vs 日比野は、1 本目に日比野が綺麗に末永(直)についていき日比野にアドバンテージ。2 本目は接触があり。日比野がスピンをしたが、両者にミスがあったということで判定は五分。これで日比野の勝ちとなった。

 横井vs 末永(直)の3 位決定戦は見事な接近ドリフトの応酬で再々戦までもつれたが、それでも判定では決着がつかず、ルールにより先行時のDOSS の点差で末永(直)の勝ちとなった。

 決勝は川畑vs 日比野。1 本目は両者いい走りで五分。2 本目は川畑が近い距離で日比野のマシンに合わせアドバンテージを獲得し、優勝を飾った。これによって川畑がシリーズランキング首位に浮上し、末永(直)が同2 位となった。

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川畑真人選手コメント
d1_r3-4_03.jpg  追走はすべて先行スタートだったので、後追いでどこまで攻めるかという余裕ができるのでやりやすかったです。 シリーズはぶっちぎって勝ちます。最後にひっくり返して勝ち獲るとかではなくて、勝てるときに勝っていこうという気持ちなので、これからも攻めて行きたいです。勝ち方にもこだわって、審査員の解説を聞かないとわからないような勝ち方ではなく、誰が見ても「勝ち」という明確な勝ち方を見せたいので、これからもキレのある走りを目指して行きたいです。
~D1GP シリーズ第4 戦~
【8 月3 日(土)天候:曇り 路面:ドライ】
■予選

 エビス大会は2 日連続で決勝を行うデュアルファイナルズのため、第4 戦の予選は土曜日の第3 戦決勝終了後に行われた。前日とは異なり完全にドライ路面で行われたこの予選では、本来の高いレベルでの争いが繰り広げられた。最終コーナーの脱出速度は高まり、1コーナーに飛び込んで来るマシンの勢いも増し、前日予選敗退だった廣田友和 (GOODYEAR Racing with ST.GARAGE)、高山健司(TEAM MORI with GOODYEAR)、谷口信輝(HKS)らが次々と97 点を超える高得点を獲得した。

 一方、前日のクラッシュを修復して臨んだ野村謙(URAS BRIDE FALKEN DRIFT with BLITZ nichiei)は十分な練習ができなかったことから走りをまとめきれずに敗退。また前日マシントラブルで出走できなかった三木竜二(Guild AMW with LFW)は、この日も走行1本目にマシントラブルが発生し、まともに走れないままリタイヤとなった。さらに、手塚 強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)も得点が伸びず、前日に続き2 戦連続で予選敗退となった。

 また前日の第3 戦予選を突破した選手たちは、この日ことごとく苦戦していた。熊久保信重(BEAST EYE チームオレンジ with YUKE'S)は得点が伸びず、松井有紀夫(EXEDYR Magic D1 Racing)もエンジン不調のため本来の走りができなかった。第3 戦の予選を通過した8 名のうち、第4 戦予選を突破できたのはエマニエル アマンディオ(WEDRIFTEAM)だけとなった。

 そうした中で、スピードもあり、姿勢の安定化も高い走りで、唯一の98 点台を獲得した廣田が予選トップ通過を果たした。

【8 月4 日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝

 3 グループに分かれて行われる単走決勝だが、この日、小橋正典(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)は、スピードと安定感のあるきれいな走りで97 点台の高得点をマークし、最初のグループの中でトップに立った。次のグループでは、末永正雄(RE 雨宮SUNOCO with YOKOHAMA)が、高いスピードの飛び出しから、一気に大きな角度をつけて1 コーナーに飛び込む走りで99.12 という得点を出し、トップを奪取。一方、前日準優勝した日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)は、最終コーナーの飛び出しの得点こそよかったものの、その後の得点が伸びずに敗退となってしまった。そして最後のグループでは、本来のリズムで走れなかった古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)、ラインのズレなどが出てしまった高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny'z)の得点が伸び悩み、追走トーナメント進出を逃してしまう。

 前日単走優勝の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)は、この日も好調で、1 本目から高いスピードとキレのある動きで、いきなり100.09 という高得点をマークしトップに立った。

 続く2 本目、1 本目で2 位につけていた斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS)はものすごい勢いで最終コーナーを飛び出し、ストレートに飛び出てきたところで角度がつきすぎてしまうも、パワーにものをいわせてそのまま1 コーナーまで飛ばし、その後はラインやスピードも文句なしの走りにまとめて100.59 をマークし、川畑の得点を上回った。その後だれも斎藤の得点を超えることができないまま、2 本目最後の走者である川畑が登場。1 本目を上回る走りを目指した川畑だったが、最終コーナーを飛び出たところで角度がつきすぎてしまう。川畑のマシンのパワーやギヤ比ではそこからドリフトを伸ばすことが難しく、無理やり審査席前まで飛ばすリズムの悪い走りとなってしまい得 点が伸びなかった。これにより斎藤の単走優勝が決まった。

斎藤太吾選手コメント
d1_r3-4_04.jpg  昨日は、本番直前にデフが壊れて使うギヤが変わり、結果もイマイチでしたが、今日は練習して合わせられたので、単走優勝を狙っていました。1 本目はあまり狙わないで行ったのですが、壁に寄りすぎてフラついたので、得点は伸びませんでした。2 本目は修正できたので、バッチリ決まりました。予定より角度がつきすぎましたが、そのままパワーで強引に押し切った感じです。
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 ベスト16 では、シリーズランキング4 位の横井昌志(D-MAX)が後追いでスピンをし、エマニエル アマンディオ(WEDRIFTEAM)に敗北。また今村陽一(nichiei エコバーン with FALKEN)がピットウォールにクラッシュして松川和也(Team UP GARAGE with DRoo-P)に敗れるという波乱があった。

 続くベスト8、アマンディオは末永正雄(RE 雨宮 SUNOCO with YOKOHAMA)にもスピードで上回ってベスト4 に進出。また総合優勝の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)は、エンジンが吹けなくなる症状が出て大きくラインを乱し、織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)に敗れた。

 ベスト4 に進出したのは、斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS)、アマンディオ、織戸、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)の4 人。まずは斎藤とアマンディオが対戦。アマンディオのマシンはもともと斎藤が製作したもので、似たような迫力系スタイルの対決となった。アマンディオはノーミスのいい走りであったが、斎藤の方がよりマシンへ接近した走りを見せたため、斎藤が決勝へコマを進めた。また織戸vs 末永(直)の対戦は、お互いに相手との距離を詰める走りで再戦にもつれこむ。その1 本目、後追いの末永(直)が最終コーナーで織戸に接近しすぎ、行き場を失ってウォールに接触、織戸が決勝へ勝ち上がった。

 決勝は斎藤vs 織戸。ここまで織戸はひときわ高いコーナリングスピードで相手を寄せつけず、勝ち上がってきた。一方、斎藤はいつも通りの迫力とマシンコントロール、そしてスピードを兼ねそなえた走りを披露していた。1 本目、先行の斎藤が素晴らしい走りをみせ、織戸は最終コーナーから距離を空けられていたが、ミスなく走り、五分の判定。続く2 本目では、後追いの斎藤がストレートからマシンを寄せ、織戸のドリフトに合わせきり、斎藤が優勝を決めた。

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斎藤太吾選手コメント
d1_r3-4_06.jpg  今日はクルマの調子もよくて自分自身もミスなく走れました。決勝の織戸選手との対戦は、勝ち負け抜きで、とても楽しめたのでいい大会となりました。やっぱり2 日目に勝つと気持ちよく帰れるので、いいですね。
株式会社D1 コーポレーション
PRESS INFORMATION

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎ オートバックス.GLORY-R.FN2、速さを見せ善戦するもスロットルトラブルで10位に終わる (ARTA A-ONE)

 7月20~21日、2013スーパー耐久シリーズ第3戦「もてぎスーパー耐久」が栃木県ツインリンクもてぎで開催されました。#333 オートバックス.GLORY-R.FN2は予選ST4クラス4位、決勝ST4クラス10位となりました。

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■レース概要■
  • 大会名 スーパー耐久シリーズ第3戦 スーパー耐久もてぎ
  • 日時 2013年 7月 20日(土),21日(日)
  • 場所 ツインリンクもてぎロードコース(栃木県)
  • 入場者数 7月20日(土)5000人/7月21日(日)6000人
■レース結果概要■
  • 車名 333号車 オートバックス.GLORY-R.FN2
  • ドライバー A:北川剛 B:野間一 C:藤田弘幸 D:下山和寿
  • 予選 ST4クラス4位(14台中)
  • 決勝 ST4クラス10位(14台中)
■レースに向けて■

 第3戦の舞台となるのは栃木県にあるツインリンクもてぎロードコースです。このサーキットはシリーズで最もブレーキや駆動系に負担の大きいサーキットとしても知られています。さらに真夏の5時間という長丁場でありマシンとドライバーの耐久性や信頼性が試される過酷な耐久レースが予想されていました。

 今回はいつもより長い5時間レースであることからDドライバーの登録が認められており、ARTA with TEAM A-ONEは下山和寿選手を起用することとしました。下山選手は昨シーズン73号車A-ONEインテグラのドライバーを務めており、2010年S耐富士では北川選手、藤田選手とともにA-ONEインテグラでST4クラス2位表彰台を獲得しておりチームとの意思疎通も万全です。

 また、今回のレースに向けて7月9日(火)10日(水)にはツインリンクもてぎでブレーキ開発テストを実施し、「mountain」西岡可鍛工業様のご協力で大きな進化が得られました。

■7月20日 ウォームアップ走行・ピットウォーク■

 予選の行われる土曜日は1時間のウォームアップ走行から始まりました。#333オートバックス.GLORY-R.FN2は北川選手がコースインし数ラップの確認走行を行った後、下山選手がマシンとコースになれることを中心に周回を重ねました。

  • P1 #93 SKR ENGINEERING S2000 浜野彰彦/伊橋勲/鈴木優/中村嘉宏
  • P2 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 小林康一/関豊/ピストン西澤
  • P3 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/筒井克彦/井入宏之
  • P11 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2北川剛/野間一/藤田弘幸/下山和寿

 予選を前にピットウォークとキッズウォークが行われ多くのファンがピットを訪れました。ARTA wit TEAM A-ONEは「mountainレーシングブレーキディスク」、「KWサスペンション」、「エンドレスブレーキパッド」、「Q STARZ LT-Q6000 GPS Lap Timer」のPRを実施し多くのファンの注目を集めました。

■7月20日 予選■

 7月20日(土)13:55から15分間のAドライバー予選2グループがスタート。#333オートバックスFN2は北川選手がアタック。2周目に#41 TRACY S2000の後方でアタックを開始しますが、前車が5コーナーでコースオフした影響でアタックを中止。3周目に#58 KRPインテグラ、#93 SKR S2000の後方で再度アタックし2’11.943を記録し4番手につけました。クラストップは2'10.660を記録した#95 リジカラS2000 松井選手となりました。

  • P1 #95 リジカラ S2000 松井猛敏
  • P2 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
  • P3 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 小林康一
  • P4 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛

 続いて14:40からBドライバー予選2グループがスタート。野間選手は#48 DIJONインテグラ 太田選手の後方でアタックを開始。2周目には2’11.532を記録し4番手につけました。クラストップは2’10.372を記録した#95 リジカラS2000 中島選手となりました。

  • P1 #95 リジカラ S2000 中島保典
  • P2 #58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 関豊
  • P3 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 太田侑弥
  • P4 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 野間一
■7月21日 ウォームアップ走行・ピットウォーク■

 7月21日(日)は8:00から30分間のフリー走行が行われました。#333オートバックス.GLORY-R.FN2は下山選手が走行しマシンとコースの習熟を重ねながら2’14.483を記録し5番手につけました。

  • P1 #86 GAZOO Racing TOYOTA 86 影山正彦/蒲生尚弥
  • P2 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 鶴田和弥/太田侑弥/井上恵一
  • P3 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/筒井克彦/井入宏之
  • P5 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2北川剛/野間一/藤田弘幸/下山和寿

 10:35からのピットウォークは、夏休み最初の休日ということもあり多くのファンがピットを訪れました。ARTA wit TEAM A-ONEは、「mountainレーシングブレーキディスク」、「KWサスペンション」、「エンドレスブレーキパッド」、「Q STARZ LT-Q6000 GPS Lap Timer」のPRを実施するとともに、キャンギャルオンステージでは3名のレースクィーンが各社の商品のPRを行いました。

■7月21日 決勝レース■

 今回のレースはいつもより長い5時間という長丁場の決勝レースとなります。これに伴い義務ピットストップ回数も通常の2回から3回となっています。また今回からレギュレーションが変更され、GT3,ST1/2/3クラスが1グループ、ST4/5クラスが2グループという形でローリング隊列を二つに分割し、より安全なスタートができるよう配慮され、さらにスタート前のローリングも2周以上となりました。

 #333オートバックスFN2は北川選手がスタートを担当します。1周目は5番手#93 SKR S2000が好スタートを決めて前に行かれて5番手となります。2周目には8番手スタートから追い上げてきたチームメイトの#73 mountain DC5が後ろに迫ってきます。#333オートバックスFN2はタイヤの摩耗に不安を抱えていたため、無駄にバトルをすることを避けて#73 mountain DC5を前に出して6番手となります。そして4周目の5コーナーでGT3クラスとST4クラスの接触がありGT3クラスがコース上にストップしてしまい、5周目からセーフティーカー(SC)が導入されます。

 このSC導入時に#41 TRACY S2000、#13 ENDLESS 86、#18 浅野レーシング86などがピットインしドライバー交代を済ませます。ここで義務ピットインを消化したか否かがのちのレース展開を大きく分ける一つの要素となりました。

 2周にわたって導入されたSCが解除され、レースがリスタートします。ここから北川選手はタイヤをかばいながらのロングドライブを強いられます。スタートから1時間10分を経過したころからフロントタイヤから振動が出はじめてきたため、31周目にピットインして野間選手へとバトンを渡します。

 もてぎインテグラレースのコースレコードを持ち、もてぎを得意とする野間選手はタイヤとマシンをケアしながらもハイペースで走行を続け、スタートから2時間30分経過後にはピットタイミングの都合もあり3番手まで順位を上げます。野間選手は暑い中もクールスーツなしで41周を走破して下山選手へ5番手でマシンを渡します。

久々にシビックRユーロを駆る下山選手もフリー走行での経験を活かして安定したペースを刻み26周を走り切り、ラストスティントを再び野間選手に託します。

 野間選手はチェッカーまでの1時間15分を全力で追い上げるべく再びコースイン。2'13秒台のハイペースで序盤を走り、さらにペースアップかと思われた矢先、2コーナーでエンジンの回転が上がらないトラブルに襲われます。アクセルに対してエンジンが反応しなくなったためやむを得ず3コーナー付近のショートカットからピットロードに戻り、ピットボックスへ入ります。

 トラブルの症状を聞いた監督とメカニックは、原因が電子スロットルであることを即座に判断。迅速な作業で交換し12分ほどのタイムロスで再びコースへとマシンを戻します。

 すでに4周以上の遅れとなっており上位進出は望めませんが、あきらめることなく2'12秒台のベストラップを更新しながら追い上げます。同じST4クラスのマシンを次々とオーバーテイクするものの周回の遅れを戻すには至らず10位でチェッカーを受けました。その後、マシントラブルの際にやむを得ずショートカットを経由したため4周減算のペナルティを受けましたが、順位に変動はありませんでした。

■まとめ■
チーム代表 大河原一裕
 「今回のもてぎはシビックタイプRユーロ(FN2型)にとって最もハンデの少ないコースなのですが、コース特性と5時間耐久であることからブレーキがとても重要なコースとなります。そのためmountain様のご協力でブレーキローターの新規開発を行い、ENDLESS様もそれに合わせたブレーキパッドを製作してくださり、スピードと耐久性を大きく向上させることができました。実際、予選ではFN2としてはいままでで最上位となる4位を獲得し、決勝においてもブレーキの繊細なコントロール性と大きなストッピングパワーを最後までキープするという無類のタフネスを確認することができました。決勝では最終的に電子スロットルを制御するモーターが故障するという、極めてまれなトラブルに見舞われてしまいました。このトラブルは決勝全体のペースにも影響していた可能性がありとても残念です。第4戦富士は7時間とさらに過酷なレースとなります。FR勢に対してタイヤの面などでビハインドもありますが、さらにスピードと信頼性、レース戦略に磨きをかけてトップ争いをお見せしたいと思います。」

 今回もご支援いただき大変ありがとうございました。次戦以降もご期待に応えられるようチーム一同全力を尽くします。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。

ARTA with TEAM A-ONE S耐第3戦もてぎレポート

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎ mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5、5時間の激戦を戦い抜き、7 位でフィニッシュ (TEAM A-ONE)

 7月20~21日、2013スーパー耐久第3戦「もてぎスーパー耐久」が栃木県ツインリンクもてぎにて開催されました。#73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 は、予選ST4 クラス8位、決勝ST4 クラス7位となりました。

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■レース概要
  • 大会名 スーパー耐久シリーズ第3 戦 スーパー耐久もてぎ
  • 日時 2013 年 7 月 20 日(土),21 日(日)
  • 場所 ツインリンクもてぎロードコース(栃木県)
  • 入場者数 7 月20 日(土)5000 人/7 月21 日(日)6000 人
■レース結果概要
  • 車名 #73 号車 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
  • ドライバー A:鈴木 陽 B:山崎 学 C:森 国形 D:中村 旬
  • 予選 ST4 クラス8 位(14 台中)
  • 決勝 ST4 クラス7 位(14 台中)
レースに向けて

 今回の第3戦を迎えるにあたって、6月30日、7月10~11日と、ツインリンクもてぎでのテストを実施してきました。7 月のテストでは、最高気温が35℃近くまで上昇し、過酷過ぎる程の条件でのテストとなりましたが、mountain のブレーキローターのテストと、マシンのセットアップ確認ができ、このレースウィークに向けてポジティブな気持ちで 臨むことができました。

7月19日公式練習 第1回

 7月19日(金)9:45から開始された公式予選1回目。まずはセットアップを確認する為、経験豊富な山崎選手がコースイン。直前になって変更を受けたフロントのダンパーによる、マシンバランスの変化を確認。アンダーステアな傾向と、ピッチング、マシンの跳ねなどが指摘され、ダンパーセッティングや車高調整の為に、ピットイン、アウトを繰り返します。セッション後半は、今大会でS 耐デビューとなる森選手が、コース慣熟の為に乗り込み、周回を重ねました。

  • P1 #93 SKR ENGINEERING S2000 浜野彰彦/伊藤勲/鈴木優/中村嘉宏
  • P2 #58 ウィンマックスTEIN ワコーズKRP☆DC5 小林康一/関豊/ピストン西澤
  • P3 #95 リジカラS2000 松井猛敏/中島保典/光貞秀俊
  • P8 #73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 鈴木陽/山崎学/森国形/中村旬

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7月19日 公式練習 第2回

 このセッションも山崎選手が最初に乗り込み、セットの確認。1回目のセッションとは、リヤタイヤが異なることもあり、バランスのチェックを行い、14 秒台後半を記録した所でピットイン、鈴木選手 ⇒ 中村選手の順で交代しました。鈴木選手、中村選手ともに、この時点でマシンバランスはアンダーステアが強く、フロントタイヤへの負荷が大きく、決勝でのタイヤ摩耗を懸念。もっとリヤを動かしたいとの意見が出ていました。

  • P1 #58 ウィンマックスTEIN ワコーズKRP☆DC5 小林康一/関豊/ピストン西澤
  • P2 #93 SKR ENGINEERING S2000 浜野彰彦/伊藤勲/鈴木優/中村嘉宏
  • P3 #95 リジカラS2000 松井猛敏/中島保典/光貞秀俊
  • P8 #73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 鈴木陽/山崎学/森国形/中村旬
7月19日 公式練習 第3回

 2回目のセッションの印象から、リヤを動かす為にリヤタイヤを変更。鈴木選手が前後バランスを確認し、こちらの方がフロントの回頭性が良く、リヤの接地感や粘り感の面でも有利な傾向にあり、コントロール性は良好でした。 一方で森選手は、リヤタイヤ違いでのバランスを確認しましたが、リヤ安定方向を好み、ベストタイムもアンダー傾向のセッティングで記録しました。

  • P1 #58 ウィンマックスTEIN ワコーズKRP☆DC5 小林康一/関豊/ピストン西澤
  • P2 #48 DIJON IS WAKO'S ED DC5 鶴?和弥/太?侑弥/井上恵一
  • P3 #95 リジカラS2000 松井猛敏/中島保典/光貞秀俊
  • P11 #73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 鈴木陽/山崎学/森国形/中村旬
4月20日 ウォームアップ走行・ピットウォーク

 鈴木選手、山崎選手は走行を行なわず、昨日の専有走行で、予定していた走行ができなかった中村選手と、今回S 耐デビューとなる森選手が走行を行ないました。また予選本番に向けた、ブレーキの慣らしも実施しました。

  • P1 #93 SKR ENGINEERING S2000 浜野彰彦/伊藤勲/鈴木優/中村嘉宏
  • P2 #58 ウィンマックスTEIN ワコーズKRP☆DC5 小林康一/関豊/ピストン西澤
  • P3 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄/筒井克彦/井入宏之
  • P8 #73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 鈴木陽/山崎学/森国形/中村旬

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4月20日 公式予選
A ドライバー予選(2 グループ:13:55~14:10)

 13:55 より開始されたST4、5クラスによるA ドライバー予選B グループ。A ドライバーの鈴木選手は、他車とのタイミングを図り、2 周目にアタックラップに入ります。前方には、#41 TRACY S2000 の植松選手と、#333 オートバックスFN2 の北川選手がアタックを開始しており、良いタイミングでしたが、5コーナーの立ち上がりで#41 号車が失速。これにより#333 号車と共にアタックを中止することとなりました。結局4~5 周目にクリアラップは取れましたが、単独走行でもあり、クラス8番手で予選を終えました。

  • P1 #95 リジカラS2000 松井猛敏
  • P2 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
  • P3 #58 ウィンマックスTEIN ワコーズKRP☆DC5 小林康一
  • P8 #73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 鈴木陽
B ドライバー予選(2 グループ:14:40~14:55)

 Bドライバー予選は、山崎選手は、#48 DIJON インテグラ 太田選手、#333 オートバックスFN2 野間選手に追走する形で2周目にアタックを開始、アンダーステアが強いマシンバランスにも関わらず、果敢にアタックしましたが、ビクトリーコーナーでギアが入らず、タイムロス。3 周目もアタックを継続しますが、前方2車との間隔が離れてしまっており、ベストラップ更新するも、鈴木選手同様、クラス8 位で予選を終えました。

  • P1 #95 リジカラS2000 中島保典
  • P2 #58 ウィンマックスTEIN ワコーズKRP☆DC5 関豊
  • P3 #48 DIJON IS WAKO?S ED DC5 太田侑弥
  • P8 #73 mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5 山崎学
予選終了後のコメント
鈴木選手コメント
 事前のテスト、前日の専有走行のおかげで、セットアップを煮詰めることができ、ポジティブな印象で予選に臨みました。#41 号車、#333 号車を追走してのアタックラップは、5コーナーで#41 が失速してフイにしてしまった為、単独での走行となった5 周目がベストラップとなりました。結果は8 番手でしたが、12 秒台には確実に入れることも分かり、またmountain ブレーキローターの高いポテンシャルを確認できたことは収穫でした。
山崎選手コメント
 開幕戦からアンダーステアの解決が課題でしたが、事前のテストや専有走行を経て、予選時には解決の方向性が見えてきました。しかし、私のBドライバー予選では、欲しいタイヤのセットが間に合わず、以前と同じ苦しい状況でのアタックに。なんとか#333 号車のスリップをもらいながらアタックするも、目標タイムには及ばず、悔しい予選となりました。
森選手コメント
 今回のもてぎラウンドからスーパー耐久初参加ということもあり、マシン・コースの習熟が充分ではありませんでしたが、慎重にアタックしてまずまずのタイムを記録することができました。
中村選手コメント
 練習日より、色々とマシンセッティングを行いながらの予選となりました。予選順位を意識した一発の速さよりも、決勝を見据え、安定したマシンに仕上げていった中で、鈴木選手、山崎選手が頑張ってくれて、まずまずのポジションでのスタートとなりました。
4月21日 ウォームアップ走行・ピットウォーク

 5時間という長丁場を加味し、マシン・ドライバー温存する為に、出走しませんでした。

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4月21日 決勝レース

 例年より長い5 時間という長丁場となる今回のレースは、ピットストップ回数の義務も通常の2回から3回となります。インテグラやシビックのFF勢は、フロントタイヤのライフを1時間半程度と見込んでおり、1~1 時間半で区切ったスティントがスタンダードとなります。#73 号車は、各々のドライビングスタイルに違いがある為、最終スティント前 のピットストップではリヤタイヤも含め4本交換する戦略としていました。

 12:15、給油口トラブルにより、ピットスタートとなったGT3クラス#24 スリーボンドGTRを除く44台がローリングを開始。なお、今回よりスタート方法が変更となり、GT3,ST1/2/3 クラスが1 グループ、ST4/5 クラスが2 グループとなり、ローリング隊列を二つに分割し、より安全なスタートができるように配慮され、さらにスタート前のロー リングも2周以上となりました。

 #73 mountain インテグラのスタートドライバーは、ベテランの山崎選手が担当。スタートラインまでに、後方9番手スタートの#86 GAZOO 86 が、明らかなジャンプスタートで先行されましたが、ペナルティでピットに戻ることから、無理をせず、9番手でオープニングラップを終了。その後3 周目の4 コーナーで#333 オートバックスFN2をパス。先頭集団についていきながら、様子を伺っていた5 週目の5 コーナー手前で、GT3クラス#16 Z4 と、ST4 クラス#93 SKR S2000 が接触。セーフティカー導入されます。

 タイヤのライフがネックとなるFF勢としては、このタイミングでのピットストップはメリットがなく、そのままステイアウトを選択。リスタートでは4 番手にまで浮上します。

 一方で、タイヤの磨耗で有利なFR 勢は、#41 TRACY S2000、#13 ENDLESS 86、#18 浅野自動車86などが1 回目のピットストップ義務を果たし、有利な展開となります。

 #73 mountain インテグラの山崎選手は、スピード面ではトップに及ばないものの、周回遅れでのロスを最小限にとどめ、先頭集団に食らいついていき、#58 KRP インテグラ、#95 リジカラS2000、#48 DIJON インテグラに続き4番手をキープします。

 42周目終了後、クラス2 番手のタイミングで山崎選手から鈴木選手へとバトンタッチ。コース復帰後、ストレートが速い#49 ADFS アバルトをパスするのに2周を要してしまいます。その後、フルタンク状態では、16 秒台で走行も、燃料が減りマシンバランス良くなるにつれて15 秒台近辺で周回を重ねます。燃料給油の関係上、このスティントはギリギリまで伸ばし、給油を一回減らす作戦としたい為、鈴木選手も40 周を越えるスティントをこなし、82 周目終了後、中村選手に交代します。

 バトンを受け取った中村選手は、クラス7位でコースに復帰。周回遅れも上手に処理し、15~16秒台の安定したペースで周回を重ねます。中村選手は予定通り24 周のスティントを終え、アンカーとなる森選手にバトンを託します。最後のピットインでは、予定通り4本のタイヤ交換のみ、給油無しでコースに復帰。5時間レースのゴールを目指します。

 レースは終盤、コース上は非常にダスティとなり、マシンにとってもブレーキが厳しく難しいスティントになります。しかも、これだけの台数が混走するスーパー耐久デビュー戦となる森選手にとっては、非常にタフなスティントといえます。そんな心配をよそに、森選手は冷静に周回を重ね、約1分前方を走行する6位の#13 ENDLESSS 86 との差を時 には縮める程の好走を見せ、最終的に7位でフィニッシュしました。

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レース後のコメント
鈴木選手コメント
 山崎選手の好走で、クラス2番手でバトンを受けましたが、フルタンクの状態でマシンバランスはアンダーステアが強めだったので、タイヤを酷使しないよう心がけました。タンクが軽くなってからはバランスも良くなりましたが、ブレーキが厳しく、周回遅れでのロスを最小限にしつつ、ミスをしないよう周回を重ねました。ラスト20分は、クールスーツもドリンクも無い状態だったので、かなり意識朦朧としていましたが、なんとか予定のスティントを走りきれて良かったです。今回は上位入賞が期待できただけに、結果は残念ですが、調子は上向きです。次戦富士では、今回5 時間の耐久性を実証できたmountain ブレーキローターをさらに熟成させ、これを武器に、応援してくださっている皆様に良い結果を報告したいと思います。
山崎選手コメント
 気温も高く、苦しい展開が予想されたものの、予想に反して車のバランスは今までで一番良い状態でした。スタート直後から、トップにはスピードで及ばないものの、周回遅れの処理や、抜かれ方のタイミングを上手く図り、なんとかついて行ける展開でした。その後想定していたよりタイヤを使ってしまい、予定より早めのピットインを行いまし たが、ポジティブな印象だったので、残りの展開に期待を持ってのドライバー交代でした。今回は悔しい結果に終わりましたが、マシン、ドライバー共に昇り調子なので、次戦の富士では表彰台を狙いたいと思います。
森選手コメント
 ラスト1時間、クラス7 位というポジションで中村選手と交代しましたが、気温30℃近い猛暑の中、クールスーツのトラブルがあり、厳しいスティントでしたが、無事7位完走を果たせて良かったと思います。次回は富士での7時間レースとなりますが、頑張りますので応援宜しくお願い致します。
中村選手コメント
 私自身、久々のスーパー耐久参戦となり、無理をするより確実なドライブで、最終の森選手にバトンを渡すことを最優先に臨みました。今回のもてぎのレースで、インテグラのマシンの動きも把握できましたので、次戦富士では、攻める走りで表彰台を目標に、チーム力を発揮して必ず結果を残せるように頑張りたいと思います。
大河原監督のコメント
 第1戦のSUGOが降雪の為中止、第2戦の韓国インジェは不参加だった為に、事実上の今シーズン初戦となりました。ドライバー構成もAドライバーは昨年に引き続き鈴木選手が担当しますが、Bドライバーに山崎選手、Cドライバーに森選手を新しく迎えレースに臨む事となりました。サスペンション関係(ダンパー前後)をフルオーバーホールし万全の体制と思いましたが、サスペンションセッテングが思い通りにならず、専有走行では、急遽部品等の交換、セッティングの変更を強いられ、ドライバーの練習走行を重ねながらセットアップを進めました。その結果、セッティングの方向性も見え、予選までにはある程度煮詰めることができましたが、今回起用した4名のドライバーのスタイルも各々違う為に、その妥協点を見出すのは非常に難しい作業でした。次回富士のレースも同じ4名のドライバーで走りますので、次回富士のレースまでに新たなセッティング変更の考えを取り入れ、レースに臨みたいと、思います。 今回のレースは7位という結果でしたが、トラブルもなく完走ができ、各ドライバーが持ち味を出して、優秀な仕事をしたと思います。又、今回よりメインスポンサーである西岡可鍛工業様からご提供頂いた、mountain の新作ブレーキローターを装着してのレースとなりましたが、最後まで問題なく走り切り、レース後、分解して部品を確認しましたが、摩耗状態は良好で、製品の品質の高さを感じました。
TEAM A-ONE

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎ決勝 GT3クラスはPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(メルビン・モー/ドミニク・アン/谷口信輝組)が逆転でV!

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 スーパー耐久第3戦もてぎスーパー耐久5時間レースは21日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎ(4.801379km)で5時間の決勝レースが行われた。もてぎでの4時間を超えるスーパー耐久レースはこれが初のイベントとなる。予選4番手からスタートしたGT3クラスのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(メルビン・モー/ドミニク・アン/谷口信輝組) が149周を走りきり総合優勝を遂げた。

 この日のもてぎは好天に恵まれ、12:22分に5時間レースは2周のフォーメーションラップからローリングスタートが切られた。

 スタート直後の5コーナーで#16が他車との接触からクラッシュし、コーナーに止まってしまったため5周終了時点から2周にわたってSCカーランとなる。

 マシントラブルからピットスタートとなってしまったPPの#24GTR、さらには予選セッションでトラブルに見舞われた#51BMWに加えて#50アバルトと3台がピットスタートとなる。

 序盤は#3ポルシェ、#28 SLS、#81GT-Rらがレースをリードする。69周目の5コーナーでトップ#28を追う#81GT-Rが#3ポルシェをとらえて2位に浮上する。折り返し地点の2時間30分では74周を周回した#28SLSがトップに立ち、#81GT-Rが2番手、#1SLSが3番手、#3ポルシェが4番手となっていた。3時間18分経過の15時40分では#28がトップ、2位に#1、3位は#81、4位に#3、そして5位に#8AUDIという展開に。

 終盤、#3がピットインしガレージにマシンを入れての作業で後退。さらに大詰めとなった残りわずかの時間でトップを走行していた#28が90度コーナーで痛恨のコースアウト!これで#1が労せずしてトップにたち149周を走りきって優勝を遂げた。

 2位には#28、そして終盤スローダウンしながらも3位を死守したのは#81GT-R、#3ポルシェが4位という結果になった。

 ST1クラスは総合7位に#9が入り、ST2クラスは総合9位で#59インプレッサが長い参戦期間を経ての初優勝!総合11位にST3クラスの#80GS350。総合14位にST4クラスの#58DC5が入り、総合27位にST5クラスの#36ヴイッツが入った。

 次戦は8月10~11日、富士スピードウェイでさらに長丁場となる7時間レースが開催される。

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Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎ決勝結果

もてぎスーパー耐久 -RIJ- (2013/07/21) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClassCls
Pos
Car
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
11GT31PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
メルビン・モー
ドミニク・アン
谷口 信輝
1495:00'21.393
228GT32PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ファリーク・ハイルマン
ジョノ・レスター
片岡 龍也
1495.620
381GT33GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
青木 孝行
星野 一樹
尾本 直史
吉田 広樹
1472Laps
43GT34ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
谷口 行規
峰尾 恭輔
新井 敏弘
1454Laps
532GT35KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
飯田 太陽
タカシ
高木 真一
ナオ
1454Laps
6*8GT36もり山 R8 LMS ultra からあげ
Audi R8-LMS ultra
湯澤 翔平
渋谷 彰良
荒 聖治
1436Laps
79ST-11Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
堀 主知ロバート
佐藤 茂
山野 直也
1409Laps
824GT37スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
藤井 誠暢
千代 勝正
池上 慎二
13811Laps
959ST-21STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
13712Laps
10*51ST-12DIAMANGO BMW Z4
BMW Z4M Coupe
余郷 敦
坂本 祐也
石原 将光
13712Laps
1180ST-31PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
佐藤 晋也
脇阪 薫一
13613Laps
1215ST-32岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
長島 正明
田中 徹
田中 哲也
13613Laps
13*5ST-33岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
今村 大輔
安宅 徳光
白井 剛
入口 秀輝
13316Laps
1458ST-41ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
小林 康一
関 豊
ピストン西沢
13118Laps
1541ST-42TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
植松 忠雄
筒井 克彦
井入 宏之
13118Laps
1695ST-43リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
松井 猛敏
中島 保典
光貞 秀俊
13118Laps
1748ST-44DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
鶴田 和弥
太田 侑弥
井上 恵一
13019Laps
1835ST-34asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小泉 和寛
下垣 和也
長谷川 伸司
13019Laps
19*86ST-45GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
影山 正彦
蒲生 尚弥
13019Laps
2020ST-22RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
大橋 正澄
阪口 良平
窪田 俊浩
12920Laps
2113ST-46ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
高森 博士
村田 信博
下田 亮次
12920Laps
2273ST-47mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
鈴木 陽
山崎 学
森 国形
中村 旬
12821Laps
2330ST-23RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
成澤 正人
青木 拓磨
古山 節夫
岸 純一郎
12722Laps
24116ST-48W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
吉田 靖之
濵田 基彦
清水 康友
今村 透
12623Laps
25*14ST-35岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小松 一臣
杉林 健一
増田 芳信
相良 栄作
12524Laps
2649ST-49ADFS アバルト 695 アセットコルセ
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
福山 英朗
檜井 保孝
大文字 賢浩
寺西 玲央
12524Laps
2736ST-51エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
後藤 比東至
井尻 薫
木村 正治
12128Laps
2819ST-52BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
奥村 浩一
古宮 正信
駒木 孝有
松田 智也
12029Laps
29*333ST-410オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
下山 和寿
11930Laps
3026ST-53エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
江原 弘美
咲川 めり
福田 秀明
川中子 和彦
11930Laps
316ST-24新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
冨桝 朋広
菊地 靖
11831Laps
32*602ST-54PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
岩月 邦博
小松 高人
山本 浩朗
岡本 利道
11831Laps
3399ST-55RS☆R・DIXCEL・NUTEC デミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
平井 隆一
濱口 亮
野村 浩史
菅原 啓年
11831Laps
34213ST-56WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
根岸 泰弘
東 貴史
市石 浩章
11633Laps
3552ST-411埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
大井 貴之
服部 尚貴
脇阪 寿一
11633Laps
3617ST-57DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
谷川 達也
小原 健一
野上 達也
野上 敏彦
11237Laps
37*7ST-25新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
神子島 みか
藤井 芳樹
遠藤 浩二
10742Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-38ST-3-TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
藤田 竜樹
植田 正幸
川口 正敬
10346Laps
-50ST-4-アバルト 500 アセットコルセ
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
鈴木 隆司
齋藤 多聞
大島 正行
波多野 希
9653Laps
-4ST-5-アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
伊藤 俊哉
河野 利尚
7277Laps
-18ST-4-コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
浅野 武夫
中島 佑弥
笠原 智行
6089Laps
-*39ST-3-TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
兵藤 信一
佐々木 孝太
東 徹次郎
41108Laps
-*34ST-3-asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
41108Laps
-16GT3-muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
西田 裕正
堀田 誠
横溝 直輝
5144Laps
-*93ST-4-SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
浜野 彰彦
伊橋 勲
中村 嘉宏
2147Laps
  • Fastest Lap(GT3): CarNo.24 スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R 1'53.969 (113/138) 151.66km/h
  • Fastest Lap(ST-1): CarNo.51 DIAMANGO BMW Z4 2'00.961 (4/137) 142.90km/h
  • Fastest Lap(ST-2): CarNo.20 RSオガワADVANランサー 2'05.665 (107/129) 137.55km/h
  • Fastest Lap(ST-3): CarNo.39 TRACY SPORTS IS 350 2'07.811 (2/41) 135.24km/h
  • Fastest Lap(ST-4): CarNo.58 ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5 2'11.726 (119/131) 131.22km/h
  • Fastest Lap(ST-5): CarNo.36 エンドレスアドバントラストヴィッツ 2'22.215 (2/121) 121.54km/h
  • 5周終了から2周回、5コーナー付近の車両回収のためセーフティーカーを導入した。
  • CarNo.8は、STOブルテンNo.11 スポーツ規則第14条(2)(ドライバー交代を伴うピットストップ義務回数)違反により、競技結果より3周減算とする。
  • CarNo.51は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間での追い越し)によりペナルティストップ10秒を課した。
  • CarNo.7は、スーパー耐久シリーズ2013 スポーツ規則第15条(10)違反(燃料補給中のタイヤ作業)により、競技結果より1周減算とした。
  • CarNo.34,39は、2013ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則付則-1 13違反(再スタート時の追い越し)のため、ドライビングスルーペナルティーを課した。
  • CarNo.5は、スーパー耐久シリーズ2013 スポーツ規則第15条(2)(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
  • CarNo.14は、スーパー耐久シリーズ2013 スポーツ規則第15条(10)違反(燃料補給中のタイヤ作業)により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
  • CarNo.86は、スーパー耐久シリーズ2013 スポーツ規則第13条(10)違反(反則スタート)のため、ドライビングスルーペナルティーを課した。
  • CarNo.93は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(コースインシグナル、レッド点灯中のコースイン)のため、訓戒およびペナルティストップ60秒を課したがリタイアのため未消化。2013ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則第30条~4)(2)違反のため、競技結果より3周減算とした。
  • CarNo.333は、2013ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則第29条~4)違反(短絡路の使用)により競技結果より4周減算とした。
  • CarNo.602は、2013ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則第30条~4)(2)違反のため、大会審査委員会より訓戒とした。

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎウォームアップ 1号車のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3がトップタイム

 7月21日、栃木県のツインリンクもてぎで、スーパー耐久第3戦の決勝日のウォームアップ走行が行われた。

 曇り空のドライコンディションで、8時から20分間でセッションが行われた。

 一時期の猛暑は嘘のように、今週末のもてぎはしのぎやすい気候で今朝も気温は21度ほどだ。

st_r03_wu2-1 st_r03_wu2-9 st_r03_wu2-6 st_r03_wu2-34 st_r03_wu2-86 st_r03_wu2-26

 注目のGT3クラスは、#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が1分53秒485でトップタイムをマーク。ST1クラスは、#51 DIAMANGO BMW Z4がこのセッションもマシントラブルから走行できず唯一の#9 Faust Racing Teamが2分01秒578とした。ST2クラスは#6新菱オート☆DIXCELエボIXが2分05秒664で、ST3クラスは#34 assetテクノ Z34が07秒510で、ST4クラスは#86 Gazoo Racing TOYOTA 86が12秒614、ST5クラスは#26エンドレスアドバン日光ヴィッツが24秒147とそれぞれトップタイムをマークした。

 決勝レースは12時15分から5時間で行われる予定となっている。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎウォームアップ2回目結果

もてぎスーパー耐久 -RIJ- (2013/07/21) Warm Up 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
11GT31PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'53.485--152.311
224GT32スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
1'54.118 0.633 0.633151.466
328GT33PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'54.429 0.944 0.311151.054
43GT34ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
1'54.727 1.242 0.298150.662
58GT35もり山 R8 LMS ultra からあげ
Audi R8-LMS ultra
1'54.753 1.268 0.026150.628
616GT36muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
1'55.651 2.166 0.898149.458
781GT37GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
1'56.680 3.195 1.029148.140
832GT38KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
1'57.382 3.897 0.702147.254
99ST-11Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
2'01.578 8.093 4.196142.172
106ST-21新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'05.66412.179 4.086137.549
1159ST-22STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
2'05.77612.291 0.112137.427
1220ST-23RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'06.05412.569 0.278137.123
1334ST-31asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'07.51014.025 1.456135.558
1480ST-32PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
2'08.01114.526 0.501135.027
1515ST-33岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'08.45714.972 0.446134.558
167ST-24新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'08.47214.987 0.015134.543
1714ST-34岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'08.83415.349 0.362134.165
1839ST-35TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
2'09.08315.598 0.249133.906
1938ST-36TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
2'09.26415.779 0.181133.718
205ST-37岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'09.93916.454 0.675133.024
2135ST-38asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'11.46817.983 1.529131.477
2230ST-25RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'11.80718.322 0.339131.138
2386ST-41GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
2'12.61419.129 0.807130.340
2448ST-42DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
2'13.59820.113 0.984129.380
2541ST-43TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
2'13.95220.467 0.354129.038
2693ST-44SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
2'14.18220.697 0.230128.817
27333ST-45オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
2'14.48320.998 0.301128.529
2849ST-46ADFS アバルト 695 アセットコルセ
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
2'15.15121.666 0.668127.894
2913ST-47ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
2'15.66722.182 0.516127.407
3058ST-48ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
2'15.94222.457 0.275127.150
3118ST-49コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
2'16.90323.418 0.961126.257
32116ST-410W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
2'23.95030.465 7.047120.076
3326ST-51エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
2'24.14730.662 0.197119.912
3419ST-52BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
2'24.99531.510 0.848119.211
3595ST-411リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
2'25.72232.237 0.727118.616
3636ST-53エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
2'26.21332.728 0.491118.218
3799ST-54RS☆R・DIXCEL・NUTEC デミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
2'26.82033.335 0.607117.729
38602ST-55PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
2'28.83535.350 2.015116.135
39213ST-56WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
2'28.93935.454 0.104116.054
4050ST-412アバルト 500 アセットコルセ
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
2'28.97835.493 0.039116.024
4117ST-57DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
3'29.5741'36.0891'00.59682.477
424ST-58アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
3'44.7371'51.25215.16376.912
-52ST-4-埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
no time---
-51ST-1-DIAMANGO BMW Z4
BMW Z4M Coupe
absence---
-73ST-4-mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
absence---

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎ公式予選 スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが総合のPPを獲得!

 7月20日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎで、午前中のウォームアップ走行から約3時間のインターバルで午後1時40分から公式予選が行われた。

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 晴天のドライコンディションで、13時から1グループ(GT3、1,2,3クラス)と2グループ(ST4,5クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。

 注目のGT3クラスには、GT-R、BMWに加えてポルシェと計8台が参加。

 Aドライバーの予選では#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-Rが青木孝行のアタックで1分52秒603のコースレコードでトップタイムをマーク!2番手に#24スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢が52秒613とこちらも僅差のレコードラップで2番手につける。

 ST1クラスは、朝の走行で好調だった#51 DIAMANGO BMW Z4の余郷敦が2分00秒095で、ST2クラスは#59 STURM-MOTUL.EDインプレッサの大澤学が04秒007、ST3クラスは#34 assetテクノZ34の佐々木雅弘が06秒182、ST4クラスは#95リジカラS2000の松井猛敏が10秒660、ST5クラスは#17 DIXCELアラゴスタNOPROデミオの谷川達也が22秒722とそれぞれ各クラスのトップタイムをマークした。

 14時25分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられており、結果はここで1分51秒976のレコードラップをマークした#81千代勝正がトータルで2分41秒770でPP!

 総合2位には#81 GTRが入り、#28 BMWZ4は3位となった。

 総合9位にはST1クラスの#9 Faust Racing TeamのBMW Z4が入り、総合10位にST2クラスのトップ#59 STURM-MOTUL.EDインプレッサが、総合13位にST3クラスのトップ#34 assetテクノZ34が入った。

、総合23位にST4クラスのトップ#95 リジカラS2000が入った。

 そして総合37位にはST5クラスの#19 BRP☆HYPER ECU 制動屋J’sフィットが入りクラスPPとなった。

 決勝レースは明日12時15分から5時間レースとして開催される。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎA,Bドライバー公式予選総合結果

■第1グループ(GT3, ST-1, ST-2, ST-3)

もてぎスーパー耐久 -RIJ- (2013/07/20) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
124GT31スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
藤井 誠暢
千代 勝正
1'52.613
1'51.976
3'44.589-
281GT32GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
青木 孝行
星野 一樹
1'52.603
1'52.665
3'45.268 0.679
328GT33PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ファリーク・ハイルマン
ジョノ・レスター
1'53.808
1'53.069
3'46.877 2.288
41GT34PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
メルビン・モー
ドミニク・アン
1'53.645
1'53.519
3'47.164 2.575
53GT35ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
谷口 行規
峰尾 恭輔
1'54.671
1'52.677
3'47.348 2.759
632GT36KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
飯田 太陽
タカシ
1'54.730
1'57.410
3'52.140 7.551
78GT37もり山 R8 LMS ultra からあげ
Audi R8-LMS ultra
湯澤 翔平
渋谷 彰良
1'56.310
1'56.945
3'53.255 8.666
816GT38muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
西田 裕正
堀田 誠
1'57.542
1'59.282
3'56.82412.235
99ST-11Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
堀 主知ロバート
佐藤 茂
2'03.322
2'03.119
4'06.44121.852
1059ST-21STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
大澤 学
吉田 寿博
2'04.077
2'03.119
4'07.19622.607
1120ST-22RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
大橋 正澄
阪口 良平
2'04.157
2'03.475
4'07.63223.043
126ST-23新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
冨桝 朋広
菊地 靖
2'06.205
2'04.094
4'10.29925.710
1334ST-31asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
2'06.182
2'06.329
4'12.51127.922
1480ST-32PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
佐藤 晋也
脇阪 薫一
2'06.404
2'06.239
4'12.64328.054
1539ST-33TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
兵藤 信一
佐々木 孝太
2'07.101
2'05.782
4'12.88328.294
1638ST-34TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
藤田 竜樹
植田 正幸
2'06.484
2'06.419
4'12.90328.314
177ST-24新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
神子島 みか
藤井 芳樹
2'06.580
2'06.542
4'13.12228.533
1814ST-35岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小松 一臣
杉林 健一
2'06.626
2'07.166
4'13.79229.203
1915ST-36岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
長島 正明
田中 徹
2'07.557
2'07.221
4'14.77830.189
205ST-37岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
今村 大輔
安宅 徳光
2'07.002
2'08.289
4'15.29130.702
2135ST-38asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小泉 和寛
下垣 和也
2'08.592
2'09.746
4'18.33833.749
2230ST-25RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
成澤 正人
青木 拓磨
2'08.653
2'09.750
4'18.40333.814
---- 以上予選通過 ----
-51ST-1-DIAMANGO BMW Z4
BMW Z4M Coupe
余郷 敦
坂本 祐也
2'00.095
absence
--
■第2グループ(ST-4, ST-5)

もてぎスーパー耐久 -RIJ- (2013/07/20) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
195ST-41リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
松井 猛敏
中島 保典
2'10.660
2'10.372
4'21.03236.443
258ST-42ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
小林 康一
関 豊
2'11.577
2'10.637
4'22.21437.625
348ST-43DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
鶴田 和弥
太田 侑弥
2'12.186
2'11.007
4'23.19338.604
4333ST-44オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
北川 剛
野間 一
2'11.943
2'11.532
4'23.47538.886
593ST-45SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
浜野 彰彦
伊橋 勲
2'11.948
2'11.815
4'23.76339.174
641ST-46TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
植松 忠雄
筒井 克彦
2'11.517
2'13.403
4'24.92040.331
752ST-47埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
大井 貴之
服部 尚貴
2'12.750
2'12.614
4'25.36440.775
873ST-48mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
鈴木 陽
山崎 学
2'13.645
2'12.787
4'26.43241.843
986ST-49GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
影山 正彦
蒲生 尚弥
2'15.474
2'11.685
4'27.15942.570
1013ST-410ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
高森 博士
村田 信博
2'14.281
2'13.053
4'27.33442.745
11116ST-411W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
吉田 靖之
濵田 基彦
2'15.003
2'13.211
4'28.21443.625
1249ST-412ADFS アバルト 695 アセットコルセ
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
福山 英朗
檜井 保孝
2'14.466
2'14.075
4'28.54143.952
1318ST-413コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
浅野 武夫
中島 佑弥
2'14.612
2'14.413
4'29.02544.436
1450ST-414アバルト 500 アセットコルセ
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
鈴木 隆司
齋藤 多聞
2'21.607
2'19.313
4'40.92056.331
1519ST-51BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
奥村 浩一
古宮 正信
2'22.822
2'21.697
4'44.51959.930
1636ST-52エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
後藤 比東至
井尻 薫
2'22.814
2'22.083
4'44.8971'00.308
1717ST-53DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
谷川 達也
小原 健一
2'22.722
2'22.739
4'45.4611'00.872
18602ST-54PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
岩月 邦博
小松 高人
2'22.979
2'22.849
4'45.8281'01.239
194ST-55アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
伊藤 俊哉
河野 利尚
2'24.205
2'24.074
4'48.2791'03.690
2099ST-56RS☆R・DIXCEL・NUTEC デミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
平井 隆一
濱口 亮
2'24.118
2'25.877
4'49.9951'05.406
2126ST-57エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
江原 弘美
咲川 めり
2'25.245
2'25.053
4'50.2981'05.709
22213ST-58WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
根岸 泰弘
東 貴史
2'28.131
2'25.398
4'53.5291'08.940

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎBドライバー公式予選結果

もてぎスーパー耐久 -RIJ- (2013/07/20) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
124GT31スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
千代 勝正R1'51.976-154.363
281GT32GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
星野 一樹R1'52.665 0.689153.419
33GT33ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
峰尾 恭輔R1'52.677 0.701153.403
428GT34PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ジョノ・レスターR1'53.069 1.093152.871
51GT35PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ドミニク・アン1'53.519 1.543152.265
68GT36もり山 R8 LMS ultra からあげ
Audi R8-LMS ultra
渋谷 彰良1'56.945 4.969147.804
732GT37KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
タカシ1'57.410 5.434147.219
816GT38muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
堀田 誠1'59.282 7.306144.908
99ST-11Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
佐藤 茂2'03.11911.143140.392
1059ST-21STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
吉田 寿博2'03.11911.143140.392
1120ST-22RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
阪口 良平2'03.47511.499139.988
126ST-23新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
菊地 靖2'04.09412.118139.289
1339ST-31TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
佐々木 孝太2'05.78213.806137.420
1480ST-32PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
脇阪 薫一2'06.23914.263136.923
1534ST-33asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
前嶋 秀司2'06.32914.353136.825
1638ST-34TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
植田 正幸2'06.41914.443136.728
177ST-24新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
藤井 芳樹2'06.54214.566136.595
1814ST-35岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
杉林 健一2'07.16615.190135.924
1915ST-36岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
田中 徹2'07.22115.245135.866
205ST-37岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
安宅 徳光2'08.28916.313134.736
2135ST-38asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
下垣 和也2'09.74617.770133.222
2230ST-25RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
青木 拓磨2'09.75017.774133.217
2395ST-41リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
中島 保典2'10.37218.396132.582
2458ST-42ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
関 豊2'10.63718.661132.313
2548ST-43DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
太田 侑弥2'11.00719.031131.939
26333ST-44オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
野間 一2'11.53219.556131.413
2786ST-45GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
蒲生 尚弥2'11.68519.709131.260
2893ST-46SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
伊橋 勲2'11.81519.839131.130
2952ST-47埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
服部 尚貴2'12.61420.638130.340
3073ST-48mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
山崎 学2'12.78720.811130.171
3113ST-49ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
村田 信博2'13.05321.077129.910
32116ST-410W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
濵田 基彦2'13.21121.235129.756
3341ST-411TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
筒井 克彦2'13.40321.427129.570
3449ST-412ADFS アバルト 695 アセットコルセ
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
檜井 保孝2'14.07522.099128.920
3518ST-413コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
中島 佑弥2'14.41322.437128.596
3650ST-414アバルト 500 アセットコルセ
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
齋藤 多聞2'19.31327.337124.073
3719ST-51BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
古宮 正信R2'21.69729.721121.985
3836ST-52エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
井尻 薫R2'22.08330.107121.654
3917ST-53DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
小原 健一2'22.73930.763121.095
40602ST-54PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
小松 高人2'22.84930.873121.002
414ST-55アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
河野 利尚2'24.07432.098119.973
4226ST-56エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
咲川 めり2'25.05333.077119.163
43213ST-57WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
東 貴史2'25.39833.422118.880
4499ST-58RS☆R・DIXCEL・NUTEC デミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
濱口 亮2'25.87733.901118.490
---- 以上予選通過 ----
-51ST-1-DIAMANGO BMW Z4
BMW Z4M Coupe
坂本 祐也 absence--
  • 'R'マークの車両はコースレコード(GT3: 1'53.318 / ST-5: 2'22.168)を更新しました。

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎAドライバー公式予選結果

もてぎスーパー耐久 -RIJ- (2013/07/20) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
181GT31GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
青木 孝行R1'52.603-153.504
224GT32スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
藤井 誠暢R1'52.613 0.010153.490
31GT33PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
メルビン・モー1'53.645 1.042152.096
428GT34PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ファリーク・ハイルマン1'53.808 1.205151.878
53GT35ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
谷口 行規1'54.671 2.068150.735
632GT36KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
飯田 太陽1'54.730 2.127150.658
78GT37もり山 R8 LMS ultra からあげ
Audi R8-LMS ultra
湯澤 翔平1'56.310 3.707148.611
816GT38muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
西田 裕正1'57.542 4.939147.054
951ST-11DIAMANGO BMW Z4
BMW Z4M Coupe
余郷 敦2'00.095 7.492143.927
109ST-12Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
堀 主知ロバート2'03.32210.719140.161
1159ST-21STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
大澤 学2'04.07711.474139.308
1220ST-22RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
大橋 正澄2'04.15711.554139.219
1334ST-31asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
佐々木 雅弘2'06.18213.579136.984
146ST-23新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
冨桝 朋広2'06.20513.602136.959
1580ST-32PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
佐藤 晋也2'06.40413.801136.744
1638ST-33TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
藤田 竜樹2'06.48413.881136.657
177ST-24新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
神子島 みか2'06.58013.977136.554
1814ST-34岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小松 一臣2'06.62614.023136.504
195ST-35岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
今村 大輔2'07.00214.399136.100
2039ST-36TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
兵藤 信一2'07.10114.498135.994
2115ST-37岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
長島 正明2'07.55714.954135.508
2235ST-38asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
小泉 和寛2'08.59215.989134.417
2330ST-25RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
成澤 正人2'08.65316.050134.354
2495ST-41リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
松井 猛敏2'10.66018.057132.290
2541ST-42TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
植松 忠雄2'11.51718.914131.428
2658ST-43ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
小林 康一2'11.57718.974131.368
27333ST-44オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
北川 剛2'11.94319.340131.003
2893ST-45SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
浜野 彰彦2'11.94819.345130.998
2948ST-46DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
鶴田 和弥2'12.18619.583130.762
3052ST-47埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
大井 貴之2'12.75020.147130.207
3173ST-48mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
鈴木 陽2'13.64521.042129.335
3213ST-49ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
高森 博士2'14.28121.678128.722
3349ST-410ADFS アバルト 695 アセットコルセ
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
福山 英朗2'14.46621.863128.545
3418ST-411コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
浅野 武夫2'14.61222.009128.406
35116ST-412W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
吉田 靖之2'15.00322.400128.034
3686ST-413GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
影山 正彦2'15.47422.871127.589
3750ST-414アバルト 500 アセットコルセ
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
鈴木 隆司2'21.60729.004122.063
3817ST-51DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
谷川 達也2'22.72230.119121.109
3936ST-52エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
後藤 比東至2'22.81430.211121.031
4019ST-53BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
奥村 浩一2'22.82230.219121.025
41602ST-54PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
岩月 邦博2'22.97930.376120.892
4299ST-55RS☆R・DIXCEL・NUTEC デミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
平井 隆一2'24.11831.515119.936
434ST-56アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
伊藤 俊哉2'24.20531.602119.864
4426ST-57エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
江原 弘美2'25.24532.642119.006
45213ST-58WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
根岸 泰弘2'28.13135.528116.687
  • 'R'マークの車両はコースレコード(GT3: 1'53.318)を更新しました。

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎウォームアップ GT3クラスのGTNET ADVAN NISSAN GT-Rが総合のトップタイム

st_r03_w-81 st_r03_w-51 st_r03_w-59 st_r03_w-34 st_r03_w-93 st_r03_w-17

 7月20日、栃木県のツインリンクもてぎ、スーパー耐久第3戦のウォームアップ走行が行われた。

 曇り空のドライコンディションで、9時30分からセッションが行われた。

 注目のGT3クラスには、GT-R、BMWに加えてポルシェ、AUDIと計8台が参加。

 幻の開幕戦のPPを獲得した#81 GTNET ADVAN NISSAN GT-Rが1分52秒937のトップタイムをマーク。2台となったST1クラスは、#51 DIAMANGO BMW Z4が53秒247で、ST2クラスは#59 STURM・MOTUL.EDインプレッサが2分04秒262で、ST3クラスは#34 assetテクノ Z34が06秒552で、ST4クラスは#93 SKR ENGINEERING S2000が11秒026、ST5クラスは#17 DIXCEL アラゴスタNOPROデミオが23秒092とそれぞれトップタイムをマークした。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第3戦もてぎウォームアップ走行結果

もてぎスーパー耐久 -RIJ- (2013/07/20) Warm Up Weather:Cloudy Course:Dry
2013 Super Taikyu Series Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
181GT31GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R R35
1'52.937--153.050
23GT32ENDLESS・ADVAN・PORSCHE
PORSCHE 911GT-3R 997
1'53.247 0.310 0.310152.631
324GT33スリーボンド 日産自動車大学校 GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3 R3
1'53.660 0.723 0.413152.076
428GT34PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'53.963 1.026 0.303151.672
51GT35PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'54.834 1.897 0.871150.521
632GT36KRMケーズフロンティアGT3R
PORSCHE 911GT-3R 997
1'55.537 2.600 0.703149.605
78GT37もり山 R8 LMS ultra からあげ
Audi R8-LMS ultra
1'58.097 5.160 2.560146.362
816GT38muta TRIGGERS BMW
BMW Z4 GT3 E89
1'59.452 6.515 1.355144.702
951ST-11DIAMANGO BMW Z4
BMW Z4M Coupe
2'00.674 7.737 1.222143.237
109ST-12Faust Racing Team
BMW Z4M Coupe
2'01.971 9.034 1.297141.714
1159ST-21STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU STRUM・MOTUL・ED GVB
2'04.26211.325 2.291139.101
126ST-22新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'05.20512.268 0.943138.053
1320ST-23RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'05.23412.297 0.029138.021
1434ST-31asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'06.55213.615 1.318136.584
1535ST-32asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'06.70313.766 0.151136.421
1680ST-33PETRONAS TWS GS350
TOYOTA GS350 DBA-GRS191
2'07.54114.604 0.838135.525
1738ST-34TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
2'08.03315.096 0.492135.005
1815ST-35岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'08.04915.112 0.016134.987
1939ST-36TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS350 DBA-GSE21
2'08.09015.153 0.041134.944
207ST-24新菱オート☆J-ROCKエボIX
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'08.11715.180 0.027134.917
2114ST-37岡部自動車KYOSHIN計測Z33
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'08.29815.361 0.181134.725
225ST-38岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z RC Z34
2'08.38915.452 0.091134.630
2330ST-25RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI ランサーエボリューション9 CT9A
2'10.75017.813 2.361132.199
2493ST-41SKR ENGINEERING S2000
HONDA S2000 AP-1
2'11.02618.089 0.276131.920
2558ST-42ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE R DC5
2'12.05819.121 1.032130.889
2641ST-43TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000 AP-1
2'12.34919.412 0.291130.601
2795ST-44リジカラS2000
HONDA S2000 AP-1
2'13.00420.067 0.655129.958
2886ST-45GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86 ZN6
2'13.25020.313 0.246129.718
2948ST-46DIJON IS WAKO'S ED DC5
HONDA INTEGRA DC5
2'13.28320.346 0.033129.686
3013ST-47ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA
TOYOTA 86 DBA-ZN6
2'14.19421.257 0.911128.806
31116ST-48W.S.ENGINEERING + CF亜衣
HONDA S2000 AP-1
2'14.22421.287 0.030128.777
3252ST-49埼玉トヨペットGB with Revo
TOYOTA 86 ZN6
2'14.31421.377 0.090128.691
3318ST-410コスモソニック・FK・ings・FT86
TOYOTA 86 ZN6
2'15.23822.301 0.924127.811
34333ST-411オートバックス.GLORY-R.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO ABA-FN2
2'15.30522.368 0.067127.748
3573ST-412mountain.VBOXJAPAN.YH.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R ABA-DC5
2'17.06824.131 1.763126.105
3649ST-413ADFS アバルト 695 アセットコルセ
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
2'17.09624.159 0.028126.079
3750ST-414アバルト 500 アセットコルセ
ABARTH 500 ASSETTO CORSE
2'19.29426.357 2.198124.090
3817ST-51DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
2'23.09230.155 3.798120.796
3936ST-52エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
2'23.28930.352 0.197120.630
4019ST-53BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT RS GE8
2'24.22931.292 0.940119.844
41602ST-54PTGランドリー602明京産業ヴィッツ
TOYOTA VitzRS NCP91
2'25.58132.644 1.352118.731
424ST-55アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSK Vitz
TOYOTA VitzRS G's NCP131
2'25.86132.924 0.280118.503
4399ST-56RS☆R・DIXCEL・NUTEC デミオ
MAZDA DEMIO DE5FS
2'26.00133.064 0.140118.389
4426ST-57エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA VitzRS TRD レーシング NCP91
2'26.45233.515 0.451118.025
45213ST-58WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz DBA-NCP91
2'27.68934.752 1.237117.036

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士決勝 山本尚貴が2戦連続の3位表彰台を獲得、伊沢拓也は5位入賞を果たす (HONDA)

  • 2013年7月14日(日)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  天候:曇り、ときどき晴れ 気温:31℃(14:00時点)  路面温度:40℃(14:00時点)  決勝レース:55周(250.965km) コースコンディション:ドライ  観客:1万5700人(主催者発表)

 7月14日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第3戦の決勝レースが開催されました。

sf130714003L.jpg  今日の富士スピードウェイは13日(土)と同様、空を覆う雲の合間から時折り日差しがある空模様で、朝のうちは小雨がぱらつくこともありました。また、標高が高いこともあって、平野部に比べて気温は低めでしたが、それでも最高気温は30℃を上回り、高い湿度とあいまって、蒸し暑い一日となりました。

 13日(土)に行われた公式予選では、ポイントランキングでトップと1点差で4番手につけていた#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)が、Honda勢のトップとなる7番グリッドを獲得。そして#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)が8番グリッドを手に入れました。続いて、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は10番手、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は11番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は14番手、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は15番手、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は16番手、#15 小林崇志選手(TEAM 無限)は19番手という結果を残しました。

 決勝が行われた14日(日)は、午前9時5分から30分間にわたってフリー走行を実施。ここでは#31 中嶋選手が全体で3番手にあたる1分26秒604のタイムを記録し、決勝での追い上げに期待がかかりました。そのほか、#32 小暮選手は8番手、#10 塚越選手は9番手、#41 武藤選手は11番手、#16 山本選手は14番手、#11 中山選手は17番手、#40 伊沢選手は18番手、#15 小林選手は19番手となりました。

 午後2時15分、1周のフォーメーションラップに続いて55周のレースのスタートが切られました。

 スタート直後に激しいポジション争いが繰り広げられ、#16 山本選手、#40 伊沢選手、#31 中嶋選手、#10 塚越選手の4名は、それぞれ8番手、9番手、10番手、12番手となりました。ところが、その後方で#32 小暮選手を含む3名のドライバーが関係するアクシデントが発生。幸い、#32 小暮選手はすぐに再スタートを切りましたが、残る2台はコース上で停止したため、セーフティカーが出動することとなりました。この混乱の影響で、#41 武藤選手は14番手、#15 小林選手は15番手、#11 中山選手は16番手、#32 小暮選手は17番手となりました。

 セーフティカーは4周を終えたところで退去し、5周目にレースが再開。セーフティカーラン中に7番手を走行していたドライバーがピットインし、給油とタイヤ交換を行う戦略を選択したため、この選手は17番手へと後退し、Hondaドライバーはそれぞれ1つ番手を上げて再スタートしました。

 ここで2番手を走行していたドライバーに反則スタートを行ったとの裁定が下され、ドライブスルー・ペナルティーが科せられます。このドライバーは6周目を終えたところでペナルティーを消化。これに伴い、7周目には#16 山本選手が5番手、#40 伊沢選手は7番手、#31 中嶋選手は8番手、#10 塚越選手は10番手、#41 武藤選手は11番手、#15 小林選手は13番手、6周目に#11 中山選手をパスした#32 小暮選手は14番手、そして#11 中山選手は16番手となりました。

 8周目、#10 塚越選手は前を走るライバルをオーバーテイク、9番手に浮上します。そして9周目には#41 武藤選手も同じドライバーの攻略に成功し、10番手となります。

 10周目、スタート直後のアクシデントに巻き込まれた#32 小暮選手がピットストップ。給油とタイヤ交換を11.1秒の速さで済ませると、再びコースに戻っていきました。14周目には#10 塚越選手もピットストップ。同様に給油とタイヤ交換を行い、コースに復帰しました。

 15周目、#16 山本選手は順調に5番手を走行。4番手を走るドライバーとの差は3秒ほどで、#16 山本選手はなんとかこのライバルに追いつこうとしますが、2人の戦いは一進一退で、順位はなかなか入れ替わりません。この段階で#40 伊沢選手は7番手、#31 中嶋選手は8番手、#41 武藤選手は9番手、#15 小林選手は13番手、#11 中山選手は15番手、#32 小暮選手は16番手につけており、それぞれ力走を続けます。

 レースの折り返し地点である25周目を過ぎると、多くのドライバーがピットストップを行うようになります。Honda勢では#16 山本選手、#41 武藤選手、#11 中山選手の3名が29周目、#40 伊沢選手は31周目、#31 中嶋選手と#15 小林選手は33周目にそれぞれピットイン。いずれも給油とタイヤ交換を終えてコースに復帰していきました。

 全ドライバーがピットストップを終えた35周目の段階で、#16 山本選手は6番手、#40 伊沢選手は7番手、#31 中嶋選手は9番手、#10 塚越選手は10番手、#41 武藤選手は14番手、#32 小暮選手は15番手、#15 小林選手は16番手、#11 中山選手は17番手につけました。この時点でトップの3選手は4番手のドライバーを30秒近く引き離していましたが、4番手以下はほとんどが2~3秒ほどの差で前を走るライバルを追走しており、レース終盤に向けて目の離せない展開が続きます。

 42周目、#16 山本選手は前を走るライバルの攻略に成功し、5番手に浮上します。一方、同じ42周目、#11 中山選手にギアボックスのトラブルが発生。#11 中山選手はピットに戻ったところでリタイアしました。

 43周目、2番手を走るドライバーにドライブスルー・ペナルティーを科す裁定が下ります。これは、ピット作業時にルール違反があったと判断されたためで、このドライバーは44周目にペナルティーを消化し、大きく順位を落としました。

 レース終盤の53周目、2番手を走行していたドライバーにトラブルが発生し、コース上にマシンを止めました。これで#16 山本選手は3番手に浮上し、そのまま残り周回数を走りきり、第2戦オートポリスに引き続き、2戦連続で3位表彰台を獲得しました。

 #40 伊沢選手はフィニッシュまで粘り強く攻め続け、4番手のドライバーを2秒差まで追い詰めましたが、残念ながらオーバーテイクするには至らず、5番手でチェッカーフラッグを受けました。#10 塚越選手はポイント獲得にあと一歩と迫る9位でフィニッシュ。#31 中嶋選手は10位、#41 武藤選手は13位、#32 小暮選手は14位、#15 小林選手は15位で完走を果たしました。

 優勝は#2 アンドレ・ロッテラー選手(トヨタ)でした。

 この結果、ドライバーのシリーズポイント争いでは、17点となった#16 山本選手が単独2位に浮上。15点の#40 伊沢選手が単独の3位となり、続いて#32 小暮選手は6点で8位、#10 塚越選手は3点で10位、#11 中山選手は1点で14位となっています。

 スーパーフォーミュラ シリーズ第4戦は8月3、4日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)│「HR12E」開発責任者
 「昨日の非常に悔しい予選結果から考えれば、満足のいく成績が得られたと思います。ここ富士スピードウェイでは、良好なトップスピードとトラクションの両方が必要になりますが、2つを両立させるセッティングを山本選手はTEAM 無限と一緒になって考えだし、これが有効であることを今日のレースで証明してくれました。この成果は、他のHondaドライバーにも適用できるので、今後は一層力強い戦いができると期待しています。山本選手はこれでシリーズポイント争いの単独2番手に浮上しましたが、今後のチャンピオン争いを考えると、今回の表彰台獲得は非常に大きな意味を持っていると思います。次のもてぎ大会でも優勝を目指して全力で戦っていきます」
山本尚貴選手(3位 #16 TEAM 無限)
 「2戦連続で3位表彰台を獲得できたことは、結果だけをみると満足できるものですが、内容的には上位2名に引き離されてしまっているので、ドライビングやマシンをもっとよくしていかなければならないと感じさせられた一戦でした。ただ、この順位が定位置になりつつあって、確実に強くなっているのを肌で感じています。この位置をベースにして、さらに高いポジションを目指せるのではないかと自信を持っています。次戦は地元のもてぎなので、このいい流れを維持して戦いたいと思います。また、今日は坂井プロジェクトリーダーの誕生日、そして還暦ということもあり、本当は優勝して華を添えたかったのですが、表彰台を獲得できたということで、いいプレゼントができたかなと思います。自身も25歳になって初めてのレースで表彰台に上がることができたので、これに満足することなく、もっと上を目指してがんばりたいと思います」
伊沢拓也選手(5位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「スタート順位から考えると、レースの内容的にも結果的にも、5位フィニッシュはよかったと思います。マシン自体は昨日の予選からバランスがよく、戦えそうな感じではあったのですが、さまざまな要素が絡み合ってタイムが出ませんでした。今日のレースでは、第1スティントはあまりよくなかったのですが、第2スティントでアジャストしてくれました。終盤は燃料がギリギリの状態でペースを落とさざるを得ませんでしたが、ライバルがミスをして脱落していく中、ピットも完ぺきにこなしてくれて、いいレースができました。ただ、前戦のオートポリスもそうでしたが、予選から強く戦えていない中でのレースになっているので、まずは予選のポジションをしっかりと上げることを最優先に考えて、次戦に臨みたいと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士 アンドレ・ロッテラーが2連勝! 平手晃平が2位表彰台獲得 (TOYOTA)

  • コース:富士スピードウェイ (4.563km)
  • 予選:7月13日(土)曇:ドライ
  • 決勝:7月14日(日)晴:ドライ
13sf_rd3_1.jpg
今季2勝目を挙げたアンドレ・ロッテラー(中央)と
2年ぶりの2位表彰台を獲得した平手晃平(左)

 スーパーフォーミュラの第3戦が7月13日(土)、14日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。

 第2戦オートポリスから1ヶ月あまり。オートポリスで1-2フィニッシュを飾り、開幕戦の雪辱を果たしたトヨタ勢だが、ホームである富士スピードウェイで、更に勢いに乗るべく邁進する。

 昨年の富士大会は、天候がめまぐるしく変わる難レースとなったが、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が逆転勝利。最後までロッテラーと首位を争った中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が2位に入り、トヨタエンジンがトップ8を独占。トヨタエンジンは過去3年間表彰台を独占している。

 今大会を前に、10日(水)11日(木)には来年よりスーパーフォーミュラで使用される新型車両「SF14」が初のテスト走行を実施。トヨタエンジン搭載車は中嶋一貴がテストドライブを担当した。

 13日(土)、薄曇りに覆われたもののドライコンディションの下、Q1からQ3までのノックアウト方式で午後1時50分に予選が開始された。

 Q1は20分間で行われ、上位14台がQ2へ進出、5台が敗退となる。序盤、国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がトップタイムをマーク。セッション終盤、各車最後のアタックでタイムを詰めていき、デュバルがトップに浮上。中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、平手晃平(P.MU/INGING・CERUMO)、国本がこれに続いた。このセッションでは嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が17番手、リチャード・ブラッドレー(KCMG)18番手で脱落。  Q2は7分間と短期決戦で、8台がQ3へと進出。ここでもデュバル、中嶋一貴、平手、J.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、国本らが好タイムをマークする一方で、開幕戦3位の松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が100分の3秒及ばず9番手でQ3進出ならず。2戦連続入賞のスーパールーキー、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は12番手、安田裕信(KONDO RACING)が13番手で敗退となった。  同じく7分間で争われたQ3は、各車ぎりぎりのタイミングまでコースインを待ち、一発アタック。僅差の争いとなったが、デュバルがトップタイムをマークし、今季初、自身7度目となるポールポジションを獲得。好調な国本が100分の3秒及ばず2番手。それでも参戦3年目にして自身最高となる、最前列グリッドから決勝レースのスタートを切ることとなった。

 2列目にはオリベイラと平手、3列目に中嶋一貴とアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)のトムス勢が並び、トヨタエンジンは予選トップ6を独占。この6台のみが1分24秒台に入れ、特に上位4台が0.1秒以内というハイレベルの戦いは、決勝レースでの更なるバトルを期待させるものとなった。

 14日(日)薄曇りの空から時折日差しが覗く、夏らしい天候の下、午後2時18分に決勝レース(55周)がスタート。ポールポジションのデュバルは首位をキープ。2番手の国本が若干出遅れ、3番手のオリベイラが2位浮上。これに3列目5番手から抜群のスタートを切った中嶋一貴と6番手スタートのロッテラーが続いた。

 その後方では、1コーナー進入で嵯峨が他車と接触し、これを避けきれなかったブラッドレーと嵯峨の2台がコース上にストップ。車両排除のためレースはセーフティカーが導入された。

 このセーフティカーラン中に、9番手スタートの松田がピットイン。給油とタイヤ交換を行い、最後尾へと後退することとなったが、最低一度の給油が必要とされる今レース、そのまま最後まで走りきる作戦に出た。

 5周目にセーフティカーが退出し、レース再開。ここで、2位につけていたオリベイラに反則スタートの裁定が下され、オリベイラはドライブスルーペナルティで最後尾へと順位を落としてしまった。

 これで2位に浮上した中嶋一貴を、ロッテラーが激しく攻めるが、パスするまでには至らず。2台がテール・トゥ・ノーズでの2位争いを繰り広げている間に、首位のデュバルは逃げ、10周過ぎには2位に4秒以上の差をつけての独走状態に入った。

 19周目、ストレートでスリップストリームに入ったロッテラーがついに中嶋一貴をパス。ペースの上がらない中嶋一貴は、23周目、平手にもかわされてしまった。

 レースは折り返しを過ぎて、各車給油とタイヤ交換のためにピットイン。ここで中嶋一貴はフロントタイヤのみ交換するという作戦に出て、ピットタイムを短縮。翌周ピットインし、作業で若干タイムをロスした平手の前に出ることに成功した。

 32周目には首位のデュバル、33周目にロッテラーがピットへ。デュバルもピットでタイムをロス。対照的に素晴らしいピット作業を見せたロッテラーは、デュバルのすぐ後でコースに復帰した。

 序盤ピットを終えるという作戦に出た松田はこれが見事にあたり、全車がピット作業を終えた時点で首位に浮上。2位のデュバルとは15秒以上の差が付いていたが、デュバルとロッテラーはバトルを繰り広げながらも、猛烈な勢いで松田との差を詰めていった。

 その後方では、中嶋一貴と平手が激しく4位を争っていたが、42周目の1コーナー進入から並んだ2台は、そのままサイド・バイ・サイドで走行を続け、ヘアピンの進入で平手が中嶋一貴をパス。中嶋一貴は、この隙を突かれ、更に1台にも先行を許してしまった。

 ロッテラーの猛追を凌ぎながら、首位松田との差を縮めていたデュバルだったが、43周目、先のピット時に作業違反があり、痛恨のドライブスルーペナルティ。ペナルティを消化したデュバルは、国本の前7位でコースへと復帰した。

 これで2位に上がったロッテラーは、ファステストラップを更新しながら松田を激しく追い上げ、50周目にはタイヤの厳しくなった松田が1コーナー進入でブレーキングミス。2台の差はほとんど無くなり、翌周にはストレートでロッテラーが前に。松田も1コーナーで抜きかえすなど意地を見せたが、抑えきることはできず、残り5周でロッテラーが首位に浮上した。

 首位の座こそ譲ったものの、2戦終了の時点でランキング首位につける松田は、3位以下との大差もありそのまま2位キープかと思われたが、残り3周を切った53周目、まさかの燃料切れに見舞われコース上にストップ。無念の戦線離脱となってしまった(16位完走扱い)。

 ロッテラーはそのままトップでチェッカーを受け、前戦オートポリスに続き2連勝。開幕戦を欠場したため、今季2戦出場で2勝という圧倒的な強さでランキングでも首位に立った。

 2位は好走を見せた平手。平手にとっては2年前の富士大会以来、チームにとっては2008年以来となる2位表彰台に上った。痛恨のペナルティから追い上げたデュバルが4位、オリベイラが6位でフィニッシュ。国本は7位で今季初ポイント獲得。苦しんだ中嶋は8位でレースを終えた。

PETRONAS TEAM TOM'S 2号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
 ウォームアップ走行でクルマのセットアップを変更し、決勝レースに向け良い感触をつかめた。スタートは決して良くはなく、2台をパスし4位に上がったが、中嶋一貴選手とのバトルの間に、デュバル選手に離されてしまった。後半、追っていたデュバル選手が不運に見舞われたこともあってトップに立てたが、その後は気持ち良くクルージング出来た。素晴らしいピットストップで助けてくれたチームにはとても感謝している。いつも情熱を持ってレースを戦っているが、やはり勝利は格別だ。
P.MU/INGING・CERUMO 38号車 ドライバー 平手晃平:
 今朝の走行は調子が良すぎるくらいで、決勝に向けて自信を持って行ける良い流れになった。一方で、天候が回復して気温が上がったことによる心配もあった。決勝では、スタートで出遅れてしまい、トムスの2台に先行されてしまったので、厳しいレースを覚悟していたが、結果的に、チームを移籍して初めての表彰台を獲得出来て良かった。とはいえ、ピットでタイムロスするなど、チーム力はまだ足りない部分もある。今後も力を合わせ、より良いチームへと成長しながらシリーズを戦って行きたい。
トヨタモータースポーツニュース

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SF:第3戦富士決勝記者会見 トップ3ドライバーと優勝チーム監督のコメント

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優勝 #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
sf_r03_r_pc-lotterer 昨日の予選が終わった後でセッティングを変更したらそれがうまくいきました。 スタートで4位に上がりましたが、カズキを抜くのは難しくて、何周も掛かってしまいました。その後はロイックを全力で追いましたが、中々抜くことが出来ませんでした。彼にペナルティが出てくれて少しラッキーでしたね。 松田とはストラテジーが違ったようで、タイヤが最後までもたなかったように見えました。 今日のクルマの仕上がりは素晴らしかったので、ハードにプッシュできました。予選では最終セクターが難しかったですが、一日は短いので中々修正できませんでした。予選が終わってから気付いたことがあったので、それを取り入れたのがうまくいきました。 シーズン序盤のタイヤテストに参加できなかったので、ニュータイヤの使い方がわからず苦戦しました。 この先どうなるかを予想するのは難しいですが、最終戦に出られないのでタイトルは難しいかも知れません。 WECではロイックのチームに30ポイント差を付けられているので、もし最終戦で逆転できないことがわかったら、アウディに欠場を申し入れようかと思ってるほどです(笑)契約があるので、そうはいかないと思いますけど。
2位 #38平手晃平(P.MU CERUMO INGING)
sf_r03_r_pc-hirate 今朝のウォームアップでは調子が良すぎる位の仕上がりだったので、決勝では行けると思いましたが、天気がどんどんよくなって朝の状態と変わってきたのでセッティングをどうしようか迷いました。 スタートでは失敗してしまってトムスの2台に前に行かれてしまいました。 その後、一貴選手を2度もオーバーテイクすることになり、移籍後初の表彰台に上がれました。一旦抜いたのに、ピットストップで遅れてもう一度抜くことになった点について、チームにはまだまだ改善すべきところがあると感じました。これからチームと話し合ってトムスに続く良いチームにしていきたいです。 チームにとっては2008年以来の表彰台です。いままで国本と一緒にチーム作りをやってきて、やっと戦える状態になってきました。チームやエンジニアさんには感謝しています。
3位 #16山本尚貴(TEAM 無限)
sf_r03_r_pc-yamamoto 前戦に続いて3位を獲得できました。結果的には良かったんですが、内容は平手選手にもアンドレ選手にも離されてしまったので、ドライビングの面でもクルマの面でもまだまだです。それでも以前の無限の状態を考えたら良くなってきているとは思います。 今回、プロジェクトリーダーの坂井さんが誕生日と定年を迎えることになったので、今日のレースはどうしても勝ちたかったですが、表彰台に上がれたことで少しはお返しが出来たかなと思います。 これからももっと上を目指して頑張っていきます。 過去はずっとポイントを穫れない状態でもてぎを迎えていましたが、今回は表彰台を2回とってレースに臨みます。この結果がチケットの売れ行きにも影響すると思うし、地元のファンや友人、それから一度もレースを見たことの無い地元の皆さんにも大勢観に来て欲しいと思います。
優勝チーム監督 舘信秀
sf_r03_r_pc-tachi 今回は色んな作戦の選択肢がありましたが、一番オーソドックスな作戦を選びました。セーフティーカーの時にも入れるか入れないか迷いました。星野さんのところは不運でしたね。申し訳なく思います。 今日はアンドレの強さが目立ったレースでした。 アンドレと一貴選手のバトルは見ていてハラハラしました。二人とも上手い選手ですが、もしもということがありますからね。 一貴はアンドレよりも多めのガソリンを積む作戦でした。セッティングもうまくいってなくて、最後までアンダーステアが消せませんでした。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第3戦富士決勝 #2ロッテラーが2連勝でポイントリーダーに。PPのデュバルはペナルティで後退

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦の決勝レースが7月14日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が第2戦オートポリスに続いて2連勝を達成した。
ポールポジションの#8ロイック・デュバルはピット作業違反によりペナルティが課せられて後退、懸命に追い上げたが4位に終わった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選/8,900人 決勝/15,700人 のべ24,600人)

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決勝レースは午後2時15分より55周で行われた。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#8デュバル。予選3番手の#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが2位につけ、予選2番手の#39国本雄資はスタートで出遅れて#1中嶋一貴、#2ロッテラーにも先行されて5位に後退した。
しかしこの時のオリベイラのスタートはフライングと判定され、彼には後にドライビングスルーペナルティが課せられることになる。

一方、後方集団では#32小暮卓史が1コーナーでスピン、これにより行き場を失った#62嵯峨宏紀、#18リチャード・ブラッドレーらがコース上にストップしてしまったため、車両回収のために早くもセーフティーカーが導入されてしまう。
このSCラン中に動いたのがチームインパル。3周目に#20松田次生を呼び戻し、タイヤ交換と給油を行った。
結局この作戦がレース終盤を大いに盛り上げることになる。

セーフティーカーは4周終わりでピットへ。5周目からリスタートとなった。
ここでいきなりオーバーテイクボタンを使って#38平手晃平がチームメイトの#39国本を抜き去って5位に浮上、この周終わりでオリベイラがピットインして順位は#8デュバル、#1中嶋一貴、#2ロッテラー、#38平手の順に。
最終コーナーで一旦は一貴のインを刺したロッテラーだったが、一貴もすかさずオーバーテイクボタンを使って応酬、ホームストレートで抜き返す。
このトムス勢2台のバトルはその後も続き、18周目のホームストレートでオーバーテイクボタンを使ってロッテラーが一貴を抜き去ることで漸く決着した。
一貴は23周目には平手にも捉えられ、4位に後退。
しかしこの間にトップのデュバルは2位以下に7.766秒もの大量リードを築き上げることに成功していた。

上位陣のピット作業が始まったのは規定周回数の半分が経過した辺りから。
29周目に一貴、30周目に平手、32周目にはトップのデュバルが入り、ロッテラーは33周目。
そして国本が34周目にピットに飛び込んだ時点でトップに立ったのは、SC中にピット作業を行った松田だった。
2位デュバルとの差は14.8秒。残り周回数は21周だ。

燃費とタイヤの消耗を気遣いながら1分28秒台後半で周回を重ねる松田に対して、デュバルは1分27秒台前半のハイペース。
両者の差はみるみる縮まっていったが、40周目に入ったところで松田も1分27秒台にペースアップ。
それでもペースに勝るデュバルは42周終わりで松田の6.5秒後方にまで迫った。

しかしここでデュバルに無情のペナルティが。
ピットでのタイヤ交換の際に外した右フロントタイヤを平置きしなかったため、ドライビングスルーが課せられることになったのだ。
このためデュバルは44周終わりでピットへ向かうことに。
これで2位に浮上したのがロッテラー。デュバルを上回る1分26秒台のハイペースで追い上げ、50周目にはテール・トゥ・ノーズに持ち込むと、51周目の1コーナーで松田に並びかけていった。
イン側で粘る松田だったが、ロッテラーはコカコーラコーナーで前に出ると、一気に逃げ切って第2戦オートポリスに続いて2連勝を飾った。

2位に後退した松田は54周目のプリウスコーナー手前でガス欠によりストップ、クルマを降りてしまった。
これで23秒後方を走行していた平手が2位に繰り上がり、セルモインギングに2008年以来の表彰台をもたらすことになった。
また、#16山本尚貴も上位陣の相次ぐ脱駄句にも助けられて3位に入り、2戦連続で表彰台をものにして地元ツインリンクもてぎでの第4戦に臨むことになった。

なお、ロッテラーが連勝し、松田がリタイヤしたため、開幕戦欠場のロッテラーがこの時点でポイントリーダーに浮上。最終戦の欠場が決まっているだけにタイトルの行方は益々わからなくなってきた。

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次回第4戦の舞台はツインリンクもてぎ。
8月4日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第3戦富士決勝結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/14) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K551:27'08.817
238平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K5529.449
316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E5532.546
4*8ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K5534.148
540伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E5541.341
6*19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K5542.761
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K5544.925
81中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5549.052
910塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E5552.457
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E5554.186
117平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K5554.657
123安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K551'02.388
1341武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E551'03.065
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E551'11.949
1515小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E551'12.421
1620松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K523Laps
---- 以上規定周回数(49 Laps)完走 ----
-11中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E4213Laps
-62嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K055Laps
-18リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K055Laps
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'26.478 (46/55) 189.954km/h
  • CarNo.8は、2013年シリーズ規則第3章第32条11.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.19は、反則スタートにより、ドライビングスルーペナルティを科した。

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SF:第3戦富士フリー走行2回目 #2ロッテラーがトップタイム。PPの#8デュバルも2番手につける

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全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦富士のフリー走行2回目は、#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1'26.207でトップ。ポールシッターの#8ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は2番手につけた。

フリー走行は午前9時5分より30分間で行われた。
コースは朝から曇天で時折小雨が落ちてくる状況だったが、このセッションは終始ドライ路面での走行となった。
各ドライバーとも走り始めから2分26秒台のハイペースで、このあとの決勝に対する意気込みが伝わってくる。
15分が経過した時点でのトップは#38平手晃平で1'26.652。これをポールシッターの#8デュバルが残り7分を切ったところで上回って1'26.536を記録。更に#2ロッテラーが残り4分で1'26.303を叩き出した。その後もロッテラーは1'26.207までタイムを縮めてトップのまま走行を終えた。

一方、ホンダエンジン勢では終了間際に1'26.604を記録して3番手につけた#31中嶋大祐が最上位に。
ルーキーの#7平川亮はトップから0.6秒差の7位につけている。

第3戦決勝は午後2時15分より55周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第3戦富士フリー走行2回目結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/14) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.207--190.55
28ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'26.5360.3290.329189.83
331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'26.6040.3970.068189.68
438平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'26.6190.4120.015189.64
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.7850.5780.166189.28
662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.8080.6010.023189.23
77平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'26.8450.6380.037189.15
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'26.8560.6490.011189.13
910塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'26.8760.6690.020189.08
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.9030.6960.027189.02
1141武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'26.9140.7070.011189.00
1218リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'26.9800.7730.066188.86
1320松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.9990.7920.019188.82
1416山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'27.0280.8210.029188.75
153安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'27.0350.8280.007188.74
1639国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'27.0410.8340.006188.72
1711中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'27.3151.1080.274188.13
1840伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'27.3551.1480.040188.05
1915小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'27.7141.5070.359187.28
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

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SF:第3戦富士公式予選 山本尚貴が予選7位から、中嶋大祐が予選8位から明日の決勝に挑む (HONDA)

  • 2013年7月13日(土)・予選  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  天候:曇り  気温:28℃(14:00時点) 路面温度:37℃(14:00時点)  コースコンディション:ドライ

 7月13日(土)、静岡県・富士スピードウェイにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ第3戦の公式予選が開催されました。

sf130713001L.jpg  今年の東海地方は平年より2週間ほど早く梅雨明けしたものの、標高約600mの富士スピードウェイでは、晴れたと思えば雲がかり、時折り小雨もパラつくような不安定な天候となりましたが、フリー走行と公式予選時には汗ばむような暑さとなり、ドライコンディションでの開催となりました。

 スーパーフォーミュラ・シリーズに参戦する8名のHondaドライバーのなかでは、第1戦鈴鹿大会でポール・トゥ・ウインを飾った#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、そして第2戦オートポリス大会で初の表彰台を得た#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)の2人が特に好調で、チャンピオンを賭けたポイント争いではともにトップと1点差という好位置につけています。

 午前8時50分に始まったフリー走行では、残り10分少々となったところで全ドライバーが予選アタックを見据えたシミュレーション走行を開始。ここでいち早くコースインした#16 山本選手は1分25秒549をマークし、この時点での暫定トップに躍り出ました。さらにセッションの終了間際には#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が、続いて#40 伊沢選手がそれぞれ暫定トップに立ち、ライバル勢も含めてトップタイムが塗り替わり続ける展開となりました。最終的には1分25秒361をマークした#32 小暮選手の6番手がHonda勢でトップタイムに立ち、#40 伊沢選手は7番手、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は11番手、#16 山本選手は12番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は13番手、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は14番手、#15 小林崇志選手(TEAM 無限)は16番手、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は18番手となりました。

 公式予選は今回も3段階のノックアウト方式で行われました。予選2回目のセッション(Q2)に進出できるのは最初のセッション(Q1)で上位14番手までに入ったドライバーで、予選3回目のセッション(Q3)にはQ2で上位8番手までに入ったドライバーが進出できます。そしてポールポジションから8番グリッドまではQ3、9番手から14番手までのグリッドはQ2、15番手以下のグリッドはQ1の結果に従って決定します。

 午後1時50分に始まったQ1では、#16 山本選手が開始6分で1分26秒406を記録して暫定の5番手に立ちました。これに続いて全ドライバーが1回目のタイムアタックを実施。さらにセッションが残り6分となったところで2回目のタイムアタックが行われました。この結果、Hondaドライバーではトップと0.517秒差の1分25秒510を記録した#31 中嶋選手が8番手となったほか、#10 塚越選手は11番手、#16 山本選手は12番手、#40 伊沢選手は13番手、#32 小暮選手は14番手となってQ2進出を決めました。なお、#41 武藤選手は15番手、#11 中山選手は16番手、#15 小林選手は19番手となり、この段階で決勝レースでのスターティンググリッドが決まりました。

 続くQ2では#31 中嶋選手は6番手、#16 山本選手は8番手となってQ3進出を決めます。一方、#40 伊沢選手は10番手、#10 塚越選手は11番手、#32 小暮選手は14番手でQ3進出はならず、それぞれ決勝のスターティンググリッドが確定しました。

 公式予選の最終セッションとなるQ3では8台がし烈なトップ争いを繰り広げ、#16 山本選手が1分25秒007を記録して7番手、#31 中嶋選手は1分25秒039で8番手となりました。ただし、ポールポジションを獲得したドライバーのタイムは1分24秒708で、#16 山本選手とはわずか0.299秒差、#31 中嶋選手とも0.331秒の差しかありませんでした。およそ1.5kmと長いストレートを有する富士スピードウェイではレース中にポジションを上げていくことも不可能ではないので、決勝ではHondaドライバーの上位入賞に期待がかかります。

 55周で競われる決勝レースは明日、7月14日(日)の午後2時15分にスタートが切られます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「今回は予選でトップを獲るつもりだったので、この結果は残念です。コースのどこかが速くて、どこかが速くないというよりも、全体のバランスを取りきれなかったという印象を持っています。その中で、山本選手はギアレシオを含めて、いままで試したことのないセッティングにトライし、いい感触を得ましたが、最終的に煮詰める段階までは持ち込めませんでした。明日は、とにかくしっかりポイントを獲得することを目標にしたいと思います。特に、ポイントランキングで上位につけている山本選手については取りこぼしのないよう、着実にレースを戦って欲しいと期待しています」
山本尚貴選手(7番手 #16 TEAM無限)
 「7番手という結果は悔やまれますし、トップと約0.3秒差という少しの差でここまで順位が大きく変わったことも悔しく思っています。ただ、結果には満足していませんが、フリー走行からしっかりマシンを煮詰めてQ3にベストの状態に仕上げていく、というマシンセットアップの流れもよく、内容に関しては満足いくものがありました。自身もチームも大きなミスはなく、全体でレベルアップしている実感があります。決勝に関しては自信があります。予選の一発勝負よりも決勝レースのほうが我々は強いですし、その強みを生かせる順位にいるので、明日の決勝ではしっかりとスタートを決められればいい結果がついてくると思います」
中嶋大祐選手(8番手 #31 NAKAJIMA RACING)
 「前戦のオートポリスまで、なかなかテストでの調子をレースで再現できず、何が悪いのか分からない状態でしたが、チームががんばってくれて原因をつきとめられたので、マシンの調子が戻ってきました。フリー走行時にはマシンをまとめきれない部分があって順位にはつながりませんでしたが、予選ではコンディションが変化していく中でもしっかりとアジャストできていたので、予選を勝ち抜く自信はありました。Q2までは出せる実力をしっかり出せていましたが、Q3ではタイムロスがあり、悔しい結果となりました。ただ、テストでよかった部分を実戦で投入し、それがしっかりと結果につながったので、明日の決勝も楽しみです」
Text & Photo: HONDA

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SF:第3戦富士公式予選 上位3人のコメント

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ポールポジション #8ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)
sf_r03_q_pc-duval 「全体的に良かったと思います。クルマはコンペティティブでしたし。スーパーフォーミュラはどこのレースでも力が均衡していて、特に富士は毎回接戦になるので細かいところまで大切にしていこうと思っていました。
今朝と予選では路面の状態が変化していたので、Q1それに合わせて少しずつ調整を加えましたが、Q2、Q3は大きくいじるところはありませんでした。Q3では自分のベストを出し切ろうと思い切っていったんですが、やりすぎてしまってAコーナーで少しワイドになってしまい、ポールは無理かなと思ったんですが、他のドライバーも同じような状況だったのかも知れませんね。
予選2位 #39国本雄資(P.MU/CERUMO INGING)
sf_r03_q_pc-kunimoto フリー走行ではあまりクルマの調子が良くなかったので、予選に向けてかなりセッティングを変えていきました。予選走り始めからすごく良い方向に行っていて、Q1、Q2は殆どセッティングを変えずに、Q3に残るために走った様な感じでした。Q2でトップとの差が凄く近かったので、ポールが穫れるんじゃないかと思ってクルマをアジャストして狙っていったんですが僅差で穫れませんでした。でも自身最高位だったので満足しています。
予選3位 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)
sf_r03_q_pc-oliveira 今朝のフリー走行では出て行くたびにクルマをアジャストしてるような状態で、クルマは少しずつ良くなっていきました。チームメイトも同じような状況でした。
でもQ1、Q2とクルマは良くなっていって、Q3ではポールポジションを獲る自信がありましたが、ヘアピンでミスをしてしまいました。そこがタイムを出すには重要な箇所だったので、それが悔やまれます。何年か前のレースでトップ5がコンマ1秒差だったときがありましたが、明日のレースもそうなってくれればと思います。富士はみんな走り込んでいて熟知しているので明日は良いレースが出来ると思い、楽しみにしています。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第3戦富士公式予選 #8デュバルが全セッショントップでPP獲得。#39国本も初のフロントローに

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦の公式予選が7月13日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、先月のルマン24時間レースで優勝したアウディR18をドライブした#8ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が接戦を制し、ポールポジションを獲得した。
(天候:曇り コース:ドライ)

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公式予選は午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
いつもは開始から暫くコースインせずに互いに様子をうかがう事の多いQ1だが、今回は開始早々から各車積極的にアタックを繰り返す展開となった。
前半の10分が終了した時点でのトップは#39国本雄資。
しかし各車一旦ピットに戻った後、残り6分で再びコースインして行われたタイムアタック合戦を制したのは#8デュバルだった。タイムは1'24.993。2番手は#38平手晃平、ディフェンディングチャンピオンの#1中嶋一貴を挟んで4番手に#39国本とセルモインギング勢の好調ぶりが目立った。
またこのセッションもフリー走行に続いてトップから1秒以内に15人のドライバーが集中する接戦となり、#41武藤英紀が14位の#32小暮卓史にわずか0.002秒及ばずQ1敗退となったほか、#11中山友貴、#62嵯峨宏紀、#18リチャード・ブラッドレー、#15小林崇志がここで予選を終えた。

予選Q2
7分間の走行となる予選Q2では、各ドライバー大幅にタイムを更新し、上位6人が1分24秒台に突入。
ここでも2周目から全開アタックを敢行したデュバルが1'24.557を叩き出してトップに立った。
そこから1秒以内に全車が入る接戦の中、8位#16山本尚貴に僅か0.08秒及ばなかった#20松田次生がまさかの脱落。開幕戦でポールトゥウィンを達成した#40伊沢拓也、#10塚越広大、#32小暮卓史とホンダ勢の有力ドライバーやルーキーの#7平川亮のほか、#3安田裕信がここで予選を終える事になった。

予選Q3
Q2同様7分間の走行となるQ3でもデュバルとインギング勢の好調ぶりは変わらず。
デュバルは2周目からの全開アタックをここでも披露。Aコーナーで僅かにラインがワイドに膨らんだとはいえ、1'24.708を記録。これに対し#39国本は1'24.734、#19オリベイラ1'24.748と僅かに及ばず、デュバルのポールポジションが確定した。
なお、このセッションで最後尾の8番手に終わった#31中嶋大祐とデュバルの差も僅か0.331秒に過ぎず、決勝レースも激しい戦いになる事が予想される。

第3戦決勝は明日午後2時15分より55周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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SF:第3戦富士ノックアウト予選総合結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.9931'24.5571'24.708
239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.1711'24.7061'24.734
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4551'24.7721'24.748
438平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.0511'24.9531'24.794
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.0761'24.6701'24.839
62アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.3441'25.0341'24.936
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.6951'25.2251'25.007
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.5101'24.9921'25.039
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.5291'25.233
1040伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.8611'25.234
1110塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.6801'25.241
127平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.5801'25.246
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'25.2661'25.328
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.8681'25.555
1541武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.870
1611中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'26.057
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.268
1818リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'26.295
1915小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'26.362
---- 以上予選通過 基準タイム ( 107%: 1'30.943 )----
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

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SF:第3戦富士ノックアウト予選Q3結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.708--193.92
239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.7340.0260.026193.86
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'24.7480.0400.014193.83
438平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.7940.0860.046193.73
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.8390.1310.045193.62
62アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.9360.2280.097193.40
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.0070.2990.071193.24
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.0390.3310.032193.17
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

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SF:第3戦富士ノックアウト予選Q2結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.557--194.27
21中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.6700.1130.113194.01
339国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.7060.1490.036193.93
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'24.7720.2150.066193.78
538平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'24.9530.3960.181193.36
631中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'24.9920.4350.039193.27
72アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.0340.4770.042193.18
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.2250.6680.191192.75
---- 以上Q3進出 ----
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.2330.6760.008192.73
1040伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.2340.6770.001192.73
1110塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.2410.6840.007192.71
127平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.2460.6890.005192.70
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'25.3280.7710.082192.51
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.5550.9980.227192.00
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q1結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'24.993--193.27
238平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.0510.0580.058193.14
31中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.0760.0830.025193.08
439国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.1710.1780.095192.87
53安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'25.2660.2730.095192.65
62アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.3440.3510.078192.48
719ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4550.4620.111192.23
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.5100.5170.055192.10
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.5290.5360.019192.06
107平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.5800.5870.051191.95
1110塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.6800.6870.100191.72
1216山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.6950.7020.015191.69
1340伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.8610.8680.166191.32
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.8680.8750.007191.30
---- 以上Q2進出 ----
1541武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.8700.8770.002191.30
1611中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'26.0571.0640.187190.88
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.2681.2750.211190.42
1818リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'26.2951.3020.027190.36
1915小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'26.3621.3690.067190.21
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'30.9435.9504.581180.63
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

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SF:第3戦富士サタデーミーティング SF14は鈴鹿で1分34秒台を目指す

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦の公式予選日である7月13日、日本レースプロモーション(JRP)主催による恒例のサタデーミーティングが行われた。
今回の話題は勿論先日シェイクダウテストが実施されたニューマシン、SF14について。
出席者は白井裕JRP社長とテストを担当した中嶋一貴(トムス)、伊沢拓也(ダンデライアン)の両選手のほか、トヨタからは永井洋治プロジェクトリーダー、ホンダからは坂井典次プロジェクトリーダー、佐伯昌浩LPLが出席。
今回のテストの感想と今後の予定について語った。

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永井プロジェクトリーダー(トヨタ)
シェイクダウンテストにしては順調でした。ペンチテストでは判らない実車テストならではのこと、例えば振動であり、ターボがついた事によるスロットルレスポンスや熱の問題など、色んな事問題の洗い出しをやったんですが、大きな問題はありませんでした。
良いシェイクダウンでした。

中嶋一貴(トムス)
初日はシェイクダウンテストらしく、色々ありましたが、二日目は非常に順調でした。
エンジンは色々やるたんびに速くなるし、クルマの方はまだしっくり来ない部分があるんですけど、タイムは出せてましたし、出だしとしては良かったんじゃないかなと。この先に期待の持てるテストだったと思います。
フロントウィングが大きくて、低いところについているので、ダウンフォースの抜けが少ないのかなあ、という気がしています。
今までのクルマよりレースがしやすいかなあと思っています。

坂井プロジェクトリーダー(ホンダ)
エンジンやギヤボックス、パワステ、車体のロガー、ディスプレイなど、全部のコントロール系が新しくなっています。それぞれの協調制御や、我々に取っての新しいECUの確認をメインに進めていって、初日はその制御の部分にいろいろ不具合が出て充分に走れませんでした。二日目になって漸くタイムが出せるようになりましたが、ここで頑張っていると色々いわれるので(笑)ほどほどに、と。そんな状況でした。
ここで、これから担当していく新しいエンジニアを紹介します。
LPLの斉木です。

佐伯昌浩LPL(ホンダ)
やはり走ってみないと判らない事が出ていまして、今回は9割弱ぐらいのパワーで走っていました。早急に帰って対策をして、次のもてぎではフルパワーで走れるようにしたいです。
引き継ぐ。という形になっていますが、おそらくこれからも坂井と二人三脚でやっていく事になると思いますので、よろしくお願いします。

伊沢拓也(ダンデライアン)
エンジンについては坂井さんのいった通りですが、車体は走り始めからすごく調子が良くて、動きはクイックだし、ブレーキはよく止まるし、非常にフォーミュラらしい乗り物だなと思いました。
今週末改めてSF13に乗ってみたら特性の違いを改めて感じました。
今乗ってるクルマとは全く違う乗り物になっています。
基本的にフォーミュラカーは空気を使って走っていますし、レースは速いもの順で並んでスタートするので、追い抜きは簡単じゃ無いという前提がありますが、ダラーラの方が空力の感度はダルに作られてると思うし、ダウンフォースが抜けたところの作りもしっかりしているので、意外と踏ん張れるように感じています。

白井裕社長(JRP)
今回はシェイクダウンですから問題点の顕在化、というところがメインでしたが、そんな中でタイム的には良いところまでいっていました。
これからも国内3レースの前後にテストを実施していきますが、鈴鹿の最終戦前のテストで1分34~35秒台に入れれば嬉しいなと思います。
ドライバーのレースだから、極限状態でどこまでのタイムが出るか、という点が楽しみですね。そこに向けてドライバーの皆さんもトレーニングしていって欲しいし、車体が軽い分タイヤもソフトにできると思うので、より面白いレースになれば、と思います。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第3戦富士フリー走行1回目 トムス1-2ながら上位16台が1秒以内の大接戦。トップは#2ロッテラー

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第3戦のフリー走行1回目は、トップから1秒以内に16台がひしめく接戦のなか、 #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1'24.996のトップタイムを記録、#1中嶋一貴も2番手につけ、F3に続いてトムスが1-2という結果となった。

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公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から薄曇り。
下界の猛暑よりは幾分過ごしやすい気候の中で60分間のフリー走行が開始された。

前半のトップは#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラで1'25.674。#8ロイック・デュバルが2番手につけ、#32小暮卓史が3番手と、ベテラン勢が上位を占める。
一方、今シーズンも世界耐久選手権との掛け持ちで第2戦からの参戦となったロッテラーは残り時間が30分を切ったところで漸くコースイン、順調にタイムを削っていき、残り10分の時点でトップに立った。

終盤の予選シミュレーションでも#41武藤英紀、#40伊沢拓也、#32小暮卓史らのホンダエンジン勢が相次いでトップタイムを記録する中、ロッテラーは1'24.986のタイムを記録して再びトップにつけると、チームメイトの中嶋一貴も1'24.994を叩き出す。結局1分24秒台に入ったのはこの二人だけで、トムスが1-2という結果で予選に臨む事になったが、他のドライバーも25秒台ながら僅差で続き、1'25.963を記録した#15小林崇志までの実に16人がトップから1秒以内につけており、午後の予選も大いに接戦が期待できそうだ。

第3戦の公式予選は午後1時50分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsprots Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フリー走行1回目結果

SUPER FORMULA Round 3 -RIJ- (2013/07/13) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2013 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.986--193.29
21中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'24.9940.0080.008193.27
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.0610.0750.067193.12
48ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.0910.1050.030193.05
538平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.1340.1480.043192.95
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.3610.3750.227192.44
740伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.3980.4120.037192.36
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'25.4090.4230.011192.33
920松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'25.4760.4900.067192.18
107平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.5350.5490.059192.05
1141武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.5450.5590.010192.03
1216山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'25.5490.5630.004192.02
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.6240.6380.075191.85
1410塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.7450.7590.121191.58
1518リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'25.9240.9380.179191.18
1615小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'25.9630.9770.039191.09
173安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'26.2611.2750.298190.43
1811中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'26.3501.3640.089190.24
1962嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.3881.4020.038190.15
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿クラブマン決勝 川端伸太郎が2戦連続ポールトゥウイン!

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 今回のF4は、FCJが今年で終了してしまうこともあり、FCJに参戦しているドライバーが参戦した。

 7月7日(日)晴れ、参加台数12台で10周のF4決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。

 スタートでは予選5位の三浦愛がミスをし、ポジションを一つ下げた。石川京侍は1周目から予選2位の山下健太と激しいバトルを行うが、これからというとき、2周目のスプーンカーブでスピンしていた栗原正之に接触。両者リタイアとなってしまった。

 このアクシデントでSCが入った。ここまでの順位は川端伸太郎、山下、加藤智、三浦、山口大陸。コース清掃に時間がかかり、残り4周からリスタートが切られたが、三浦のリスタートが遅れ3位から2秒の差がついてしまった。一方、1位の川端は冷静にリスタートを決め後方との差を広げてゆく。最終ラップにはファステストラップを記録し、2位に5秒の差をつけて完全優勝を飾った。

 三浦は3位の加藤を追いかけたが、後方の山口に最終ラップの1コーナーで抜かれ、結局スタートと同じポジションの5位でチェッカーを受けた。2位には山下が入り、3位には加藤が逃げ切って表彰台を獲得した。

優勝した川端伸太郎のコメント
 「優勝しましたが、少しミスがあったのが残念です。今度の岡山ですが、開幕戦は思うような結果を出ませんでした。でも、得意なコースなので勝ってシリーズポイントを広げたいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿クラブマン決勝結果

SUZUKA CLUBMAN Round 4 -RIJ- (2013/07/06) Final Wether:Fine Course:Dry
2013 F4 Local Championship Series West Round 3 鈴鹿サーキット 5.807 km
Po No C Driver----- Pref-- Car--------------------------- Type-- Lp -Time/Gap
 1 18 C 川端 伸太朗 大阪   SUCCEED F108                   F108   10 26'02.622
 2 14 C 山下 健太   千葉   ZAP・J・S・S・PFC・F108        F108   10     5.779
 3 10 C 加藤 智     東京   FEEL・RK01・TODA               RK01   10     8.657
 4  7 C 山口 大陸   東京   TAIROKU F108                   F108   10     8.972
 5 15 C 三浦 愛     奈良   EXEDY テイクファースト         RD10W  10     9.652
 6 99 A 早坂 公希   千葉   エクシズレーシング☆CMS006     W-006  10    18.883
 7 70 C 伴 貴広     三重   DUNLOP☆TeamNaoki☆MC          MC090  10    20.363
 8 77 A 久保 宣夫   奈良   Team.Marusan☆AS・制動屋       KK-ZS  10    23.427
 9 44 A 塚田 光彦   静岡   東海電装ウエストsprint東名関口 W-056  10    27.734
-------------------------- 以上規定周回数(9 Laps)完走 ---------------------
 - 37 C 長 優子     神奈川 B-MAX・RK01・TODA              RK01    5    5 Laps
 - 82 C 栗原 正之   栃木   テクノクラフト はやぶさ F4     RD10W   2    8 Laps
 - 12 A 石川 京侍   大阪   佐藤製作所☆Rn-sportsミストZS  KK-ZS   2    8 Laps
-----------------------------------------------------------------------------
Fastest Lap: CarNo.18 川端伸太朗(SUCCEED F108) 2'05.205 (10/10) 166.97km/h

F4西日本シリーズ

F4西日本:第3戦鈴鹿クラブマン 川端伸太郎が2戦連続のポールポジションを獲得!

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 7月6日(土)参加台数12台のF4公式予選が鈴鹿サーキットで行われた。

 今回のF4は、FCJシリーズを戦っているドライバーが3人も参戦してきた。

 午後に行われた公式予選では序盤にトップが頻繁に入れ替わる激しい争いとなった。その中で第2戦で優勝を飾った川端伸太郎がペースアップし2位のドライバーからコンマ7秒速いタイムを記録しPPを獲得した。

 2位にはFCJでランキング5位の山下健太が入り、3位には栗原正之が入り、4位にはFCJ 3位の石川京侍が入り、5位には三浦愛が入った。

川端伸太郎のコメント
 「PP獲得はしましたが、想定のタイムより遅かったので残念です。明日のレースは序盤で後方との差を広げて勝ちたいです」
石川京侍のコメント
 「予選結果は非常に残念ですが、明日の決勝ではスタートを決めて前の車にプレッシャーをかけていきたいです」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

F4西日本シリーズ

F4西日本:第3戦鈴鹿クラブマン公式予選結果

SUZUKA CLUBMAN Round 4 -RIJ- (2013/07/06) Qualifying Wether:Cloudy Course:Dry
2013 F4 Local Championship Series West Round 3 鈴鹿サーキット 5.807 km
Po No C Driver----- Pref-- Car------------------------------- Type-- ----Time
 1 18 C 川端 伸太朗 大阪   SUCCEED F108                       F108   2'05.340
 2 14 C 山下 健太   千葉   ZAP・J・S・S・PFC・F108            F108   2'06.103
 3 82 C 栗原 正之   栃木   テクノクラフト はやぶさ F4         RD10W  2'06.104
 4 12 A 石川 京侍   大阪   佐藤製作所☆Rn-sportsミストZS      KK-ZS  2'06.468
 5 15 C 三浦 愛     奈良   EXEDY テイクファースト             RD10W  2'06.731
 6 10 C 加藤 智     東京   FEEL・RK01・TODA                   RK01   2'06.773
 7  7 C 山口 大陸   東京   TAIROKU F108                       F108   2'07.079
 8 70 C 伴 貴広     三重   DUNLOP☆TeamNaoki☆MC              MC090  2'07.767
 9 99 A 早坂 公希   千葉   エクシズレーシング☆CMS006         W-006  2'07.963
10 77 A 久保 宣夫   奈良   Team.Marusan☆AS・制動屋           KK-ZS  2'08.112
11 44 A 塚田 光彦   静岡   東海電装ウエストsprint東名関口     W-056  2'09.570
12 37 C 長 優子     神奈川 B-MAX・RK01・TODA                  RK01   2'11.278
------ 以上予選通過 ------ 基準タイム(130%)                        2'44.000

SUPER GT

SGT:第3戦セパン ZENT Audi R8 LMS ultra、相次ぐトラブルを乗り切り14位完走 (Hitotsuyama)

 Hitotsuyama Racingは6月15~16日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されたSuper GT 第3戦SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」に参戦致しました。公式練習からトラブルが続発し、決勝レーススタートも危ぶまれましたが、14位完走を果たすことができました。

 第2戦富士では苦手なサーキットながらもシングルポジションを好走するシーンも魅せた#21 ZENT Audi R8 LMS ultra。マシン特性としてはセパンの方が富士より相性が良いことも確かであり、ポイント獲得を最低限の目標として今大会へと臨んだ。その一方で、カスタマーサポートなしでのレースはチームにとって不安要素であったが、その不安が公式練習早々から的中してしまい、終始慌ただしい雰囲気でのレースウィークとなった。

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6月15日 公式練習 / 公式予選

 例年通り強い日差しが照りつける中開始された公式練習。第1~2戦はリチャードがセットアップを決定し、その後都筑が決勝レースを意識してロングランを担当していたが、このセパンは都筑の経験が少ないことも有り、都筑主体でセッションが進められていった。だが、その都筑は昨年旧型マシンで自分自身が記録したタイムすら上回ることが出来ず、エンジンのパワー不足を訴える。Audi R8 LMSは熱によるパワーダウンが顕著であり、この症状が早くも発生してしまった。このパワーダウンに全く太刀打ちできない都筑は10周ほど走行した時点でピットインし、一旦リチャードに交代。マシンを暫くクールダウン、そしてタイヤを交換したこともあり、リチャードは何とかタイムアップを果たし2分7秒866を記録。さらにタイムアップを果たすかに見えた翌周、クラッチの異変を感じたリチャードは緊急ピットイン。クラッチの破損が判明し、交換を余儀なくされたため、2時間後の公式予選開始までにマシン修復を間に合わせることを最優先に、その場で公式練習を断念することを決めた。午後4時30分から開始される公式予選。開始5分前、Q1担当リチャードがマシンに乗り込み準備するものの、マシンのリヤセクションは未だに組み上がらず。「予選終了5分前にコースインできれば、1周はアタックできるから」と決して諦めようとしないリチャードだが、メカニックの奮闘空しく、マシンがジャッキダウンされたのと同じタイミングでピット出口はクローズされてしまった。嘆願書の提出により決勝レースへの参加は認められ、24台中23番手グリッドが与えられたが、クラッチへの不安、熱によるパワーダウン、セットアップ不足と、多くのネガティブな要素を背負ったまま決勝日を迎えることになった。

  • P1 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
  • P3 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山野哲也 / 佐々木孝太
  • DNQ #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン (Grid P23)

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6月16日 決勝レース

 前日同様マレーシアらしい強い日差しの中、約67,000人の観客を迎えた決勝日。午後2時50分、決勝前のウォームアップが開始され、#21 ZENT Audi R8 LMS ultraもスタート担当の都筑とともにコースイン。しかし、都筑は「シフトアップが上手く出来ない」ことを無線で告げ、早々にピットイン。またしてもマシンはセッション中にピット内に押し戻されてしまった。ピット出口閉鎖までになんとかトラブルを解決したい、そんな思いでマシンのリヤセクションをチェックするメカニック、そしてデータを解析するエンジニア。だがトラブルの原因は特に見当たらず、過去の経験から「熱により電気的なエラーが発症してしまっている。」と断定。監督の鬼木は「このままではスタートできても、早々にストップしてしまう可能性が高い。症状が悪化するようであればそこでレースを諦めなければいけない。」ことを都筑に告げて、グリッドに送り出した。午後4時にスタートした決勝レース。幸いなことに、シフトトラブルはフォーメーションラップでは陰を潜め、#21 ZENT Audi R8 LMS ultraと都筑もクラス24台中23位から無事にスタート。前方を行くNissan GTR 2台、Audi、Ferrariとのバトルを展開するが、ストレートが遅いAudiではオーバーテイクするところまでは至らず、序盤から我慢のレースを強いられることに。だが、GT500を交えたバトルが始まると、都筑は経験を生かししっかりとポジションアップ。20周目にはクラス17位までポジションを上げて、リチャードに交代。コースインしたリチャードの前方には同じタイミングでピットインした#48Nissan GTRの千代選手が現れ、数周に渡りテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。自己ベストを更新しながら千代選手を追い詰めるリチャードだが、ストレートでは簡単にその差を引き離されてしまい、千代選手に軍配が上がった。その後、#2 McLarenの高橋選手を数周のバトルの末にオーバーテイクし、14位までポジションを上げたところでチェッカー。完走が難しいことを事前に知らされていただけに、決して満足の出来る順位ではないものの、相次ぐトラブルを乗り越えて完走したマシンを前に、チームスタッフからは笑みが零れた。

  • P1 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
  • P3 #11 GAINER DIXCEL SLS 平中克幸 / ビヨン・ビルドハイム
  • P14 #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン
チーム代表 一ツ山康
 「とても大変なレースでした。昨年もここセパンでは熱による原因不明のトラブルが発生していたので、考 え得る対策はしてきたのですが、同様のトラブルに翻弄されたレースになってしまいました。それからカス タマーサービスが不在だったことも痛手となりましたね。現場でアドバイスしていただきたいことは山ほど あったのですが。結果はとても満足できるものではありませんが、完走できたことが何よりもの救いです。 次戦はAudiが得意とする菅生ですから、頑張ります。」

 第4戦は7月27~28日に宮城県・スポーツランドSUGOにて開催されます。引き続き、皆様からの沢山のご支援・ご声援をお待ちしております。

Hitotsuyama Racing Press release

SUPER GT

SGT:第3戦セパン EXE ASTON MARTIN、トラブルに次ぐトラブルしかし、諦めず最後まで戦って奇跡の完走! (Arnage)

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 シリーズの中で天王山のひとつといわれるセパンラウンド。車両と機材を5月半ば過ぎに送り出し、気持ちを入れ替えて、このあたりで初戦から二戦続いたよくない流れを断ち切り、何とか流れを変えたい第三戦は、エントラントとしては初めての海外戦ということで、手探りで臨んだレースとなりました。

June 15th Qualifying
  • 天候:曇り 路面状況はドライ
  • 気温 33℃ 路面温度 40℃
  • 観客数:41,000 人(GTA 発表、夜間コンサート 入場者 11,000 人含む)

gt_r03_arnage-04.jpg  灼熱のマレーシアの名にふさわしく高温多湿のセパンサーキット。曇り空ながら、時折、焼けつくような日差しが照りつける予選日となりました。13時(現地時間)からの公式練習時にもすでに気温は最高気温に達しており、タイヤの様子を見ながら安岡選手からスタート。6Lap目で加納選手に交代しましたが、フロントアップライトのトラブルが発生。早々に公式練習の走行を中止しピットインすることとなりました。記録としては3Lap目に安岡選手が出した2’07.892がベストタイムとなって公開練習の順位は21位。

 このアップライトのトラブルのため、チームは予選出走中止を余儀なくされ、急きょ修復にかかることになりました。トラブルはアップライトのほかスターターにも発生しており、明日の決勝に間に合うかどうかまったく予断を許さない状況となっていました。

 なお300クラス予選の結果は下記のとおりとなりました。

  • P1 #55 ARTA CR-Z 高木真一/小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英樹/中山友貴
  • P3 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山野哲也 / 佐々木孝太
June 16th Race Day
  • 天候:晴れ 路面状況はドライ
  • 気温 33℃ 路面温度 39℃
  • 観客数:67,000 人(GTA 発表、夜間コンサート 入場者 11,000 人含む)

gt_r03_arnage-05.jpg  決勝日の朝になると、アップライトとスターターの修復は間に合ったものの、今度はメイン電源が入らないという致命的なトラブルが発生。メイン電源はブラックボックスの中にあってチームでは手の出しようがない部分であるだけに、エンジンを始動させることもできず、11時(現地時間)のフリー走行に車両を送り出すこともできないまま時間だけが過ぎていく状態でした。しかし、 偶然にも他チームで同じユニットを使用しているという情報を得て、伝手を頼ってユニットをお借りすることができることになり、状況が好転。

 ユニットの手直しなど紆余曲折を乗り越え、決勝3時間前にやっとエンジンがかかったため、急きょ大会競技委員長に嘆願書を出すという形で決勝に参加することを許されました。

gt_r03_arnage-06.jpg  決勝のスタートは定刻16時。スタート位置は、 もちろん最後尾となっていましたが、 電源ユニットにいささかの不安を残していたチームは、ウォームアップ走行後、 もう一度車両をピットに戻し、チェック後に1分ほど遅れてコースイン。

 セパン決勝のスターティングドライバーは、 ここまで二戦の流れをかえるべく作戦を変更して、安岡選手からのスタート。安岡選手はスタート直後から2分09秒台と安定かつ好調な走行を続け、13Lap目にはファステストタイムの2’09.265を記録し、順位を22位に上げました。さらに 21Lap目には20位に浮上、走行は常に安定していました。

 27Lapでピットインしてタイヤ交換とドライバー交代をし、加納選手のドライビングとなりました。 なんとしても車両を完走させたいチームは、 無用のアクシデントを避けるため500クラス車両をうまく通過させることに細心、加納選手は2~3度はタイムを落としました。

 しかし終盤、高温多湿という過酷な条件下でペースを落とす車両が続出する中、加納選手は最後までトラブルやアクシデントに見舞われることもなく、2分11秒台中心に走行するなど好調を維持し、じっくりと安定した走行を続けました。

 そして、最終的には3Lap後れの48周、20位でチェッカーを受けることができました。

 応援してくださったスポンサーの方々には、ようやく完走のご報告ができましたことを心からお礼申し上げますとともに、7月にスポーツランド菅生で開催される次戦菅生ラウンドにおきましても、変わらぬ応援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

  • P1 #55 ARTA CR-Z 高木真一/小林崇志
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英樹/中山友貴
  • P3 #11 GAINER DIXCEL SLS 平中 克幸/ビヨン・ビルドハイム
  • P20 #50 Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒
チーム代表 伊藤宗治
 セパンラウンドが終了し、一途にGT-Aおよび大会組織委員会、協力していただいた各チーム、サンダーアジアレーシング、その他関係部署、ドライバー、そしてメカニックに感謝しています。今回のレースを振り返ると、自分のレース史上で最も過酷な状況であったが故に、最もいいレースだったと思っています。エンジンを始動させるところまでもっていけただけでも奇跡としか言いようのない状況でした。そんな中で、車両が安定して走行でき、満足のいくタイムで走れたこと、そして完走までもって行けたことは、まことに奇跡であったと思います。Arnage Racing はチームの結成からずっと幾度かの「奇跡」に助けられてきましたが、今回ばかりは自分の生きてきた中でも最大の「奇跡」に救ってもらいました。感謝の言葉しかありません。本当にありがとうございました。このセパンラウンドの、非常に意味のある完走を次戦からのレースにつなげていきたいと思います。どうぞ今後とも、応援をよろしくお願いします。
ドライバー 加納政樹
 チームのために何としてもゴールまでもたせることだけをひたすら考えながら走りました。決勝でコースに出てみると車両は非常にいい状態で、とてもドライブし易く、自分がどこまで走れるか試したくなるほどだったので、1Lapのみチャレンジさせてもらって、 終盤44Lapのところで2’10.119のタイムが出ました。レースは、安岡君がいい感じで走ってくれたので自分はすごく助かりました。せっかくもらったステアリングだから絶対最後までもたせてやろうという気持ちで走りました。あのすごいトラブルからドライバー二人が最後までステアリングを握って走りきることができる状態にまで車を持っていった関係各位とチームに感謝します。今回のレースの感じから、普通にスタートが切れる状態であればそこそこうまく走れるのではないかと次の菅生からの展開に期待しています。
ドライバー 安岡秀徒
 今回のセパンですが、スタートから、非常に乗っていて楽しかったです。車はトラブルを抱えながらも、決勝になってみると速い Lap ができて面白いようにドライブできました。タイヤもたれなくてセットアップもよかったと思います。決勝になるまでほとんど走れていなくてドライバー交代の練習もできていなかったので、ぶっつけ本番になってしまい、いろいろ焦る場面はあったものの、今回は完走が目標だったので、とりあえず加納さんにステアリングを渡せてよかったです。次の菅生ラウンドでも、トラブルが出ないとは思っていませんし、むしろどんなトラブルが出てそれを乗り越えて走れるか楽しみです。

 第4戦菅生ラウンドは7月27日~28日にスポーツランド菅生(宮城県) にて開催されます。引き続きの応援、宜しくお願いします。

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Arnage Racing 2013 SUPER: GT Race report

SUPER GT

SGT:第3戦セパン GAINER Rn-Sports DIXCEL SLS、7番手でチェッカー、連続ポイントゲット! (GAINER)

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  • GAINER Rn-Sports DIXCEL SLS
  • Driver: Tetsuya Tanaka / Masayuki Ueda
  • 予選10位、決勝7位
  • 予選日入場者数: 41,000人 決勝日入場者数: 67,000人
2013年6月15日(土曜日)
  • 公式練習:13:00~14:50 気温:33度・路面温度:43度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:16:30~16:45 田中 哲也 気温:33度・路面温度:39度・天候:曇・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:17:10~17:22 植田 正幸 気温:33度・路面温度:38度・天候:曇・路面状況:ドライ

gt_r03_gainer-10_02.jpg  年に1度の海外戦が今年もマレーシアセパンサーキットで開催された。ここのところ日本の気温が低かったため、まず暑さに体を慣らしながらの走行となった。

 走り出しは田中哲也から。11号車と同じく、アンダーステアがあるようだ。毎年そうだが、セパンは走り出し路面状況があまり良くなく、グリップが低くさらさらした感覚で、予選時とはかなり変わってくる。

 11号車とは別セットにして比較し、そこから11号車と情報交換してマシンをアジャストしていく方向でセットを進めた。フロントのスプリングも交換し、バランスは良い方向に向かったようだ。

 途中植田正幸に変わり、タイヤ比較とセットアップ確認を行い練習走行は終了した。

gt_r03_gainer-10_03.jpg  Q1を担当するのは田中。時間を見計らい、1周のアタックに掛けてコースへ。走り出しからマシンのバランスは朝と違い、かなり良い感じに変化していた。2分4秒660のタイムで、暫定4番手でQ2に進出を果たした。

 500クラスのQ1が終わり、続いて植田のQ2のアタックが始まる。田中と同じように少ない周回でのアタックに渾身のドライブをする。計測1周目に2分6秒台を計測。2周目に若干ミス、そこでクールダウン。最後の周で1分5秒606を叩き出し、予選10番手のグリッドを獲得した。

田中 哲也コメント
 朝の公式練習が路面の関係であまり良くなかったのですが、予選になって車のバランスが凄く良くなって、そこそこのタイムも出せて植田さんにQ2を託しました。植田さんもがんばってくれたので、決勝に向けては良い状態になってきたかなって思います。
植田 正幸コメント
 Q1で哲也さんが良い走りをしてくれてタイムを出してくれたので、その車載を見てなんとか帳尻を合わせようとしました。アタックの中で、僕は失敗がいくつかあったので、それを決勝では修正していきたいと思います。

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2012年6月16日(日曜日)
  • フリー走行:11:00~11::30 気温:32度・路面温度:39度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • 決勝54周(50周):14:00~ 気温:33度・路面温度:42度・天候:曇・路面状況:ドライ

 昨日より気温はほとんど変化はないが、若干日差しが強く感じる中で、朝のフリー走行は開始された。

 セットは昨日の予選とほぼ変えず、植田からスタート。昨日の予選からも路面状況が変わり、リアウイングの調整などを行い田中へ。田中は昨日の予選でのバランスが一番良かったと訴える。ただし、昨日タイムを出していたマシンは軒並みタイムダウンをしているようで、それとくらべると、十分決勝では上位を狙える。

gt_r03_gainer_10-05.jpg  決勝スタートは植田が担当する。オンタイムでフォーメーションラップが開始され、綺麗なスタートが切られた。

 植田は久しぶりのスタート担当の為か、1周目にNo.2 マクラーレンにパスされ順位を落とす。続けてNo.62 Mercedesにもパスされ12番手に。やはりプロ集団の中でのジェントルマンドライバーは厳しいのか。

 13番手まで一旦はポジションを落とすが、周回を重ねる毎に植田の猛追は力をましていく。一旦はパスされたNo.2を15周目に抜き返し12番手に。続いてNo.52 Mercedes、No.0 Porscheも続けて交わし、9番手までポジションを上げていく。そのまま安定したラップを刻み続ける。

 ルーティーンのピットは25周目に行い、田中も植田に負けず激走を開始。前を走るNo.86 ランボルギーニとの差を徐々に詰めていき、37周目にパス。続いて同じMercedesのマシンを駆るNo.62を追いかけ始める。

 追いかけ始めてから6周目には差は1秒を切り、最終ラップまでバトルが続く。最後の最後でNo.62のインを刺し、7番手に浮上しチェッカーを受けた。

 そして、GAINERがMercedes-SLSの中での、1-2を飾ることができた。

田中 哲也コメント
 決勝のペースは良かったし、一歩一歩順位は上がっていっているので、良かったと思います。ただ今の順位で喜んでいても仕方がないので、少なくとも今回より次ぎ、次よりその次と順位は上げていきたいですね。
植田 正幸コメント
 久しぶりのスタートをさせて貰って、車的には凄く良いペースで走れてました。2、3回ドライビイングミスを犯してしまい、11号車のBJORNと離れてしまいました。そのミスが無ければ、BJORNについて行けてたと思うので、ミスをなくしていくようにしないとだめですね。今後努力しようと思っています。
福田洋介エンジニアコメント
 タイヤが路面とマッチして安定したラップを刻めたが、序盤のトラフィック時にポジションを落とし、そのリカバリーで時間を費やしたのが勿体無かった。ドライバー交代後の哲也さんのラップもハイペースで安定し、最周ラップには相手の隙を突き7位に上がり、昇り調子で終えた事でチームの士気が高い状態で次戦に挑めるので条件を揃えて、次戦は表彰台を狙います!!

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Text & Photo: GAINER

SUPER GT

SGT:第3戦セパン GAINER DIXCEL SLS、50kgのウエイトを積んでの3位はベストリザルト (GAINER)

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  • GAINER DIXCEL SLS
  • Driver: Katsuyuki Hiranaka / Bjorn Wirdheim
  • 予選7位、決勝3位
  • 予選日入場者数: 41,000人 決勝日入場者数: 67,000人
2013年6月15日(土曜日)
  • 公式練習:13:00~14:50 気温:33度・路面温度:43度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:16:30~16:45 平中 克幸 気温:33度・路面温度:39度・天候:曇・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:17:10~17:22 Bjorn Wirdheim 気温:33度・路面温度:38度・天候:曇・路面状況:ドライ

gt_r03_gainer-02.jpg  年に1度の海外戦が今年もマレーシアセパンサーキットで開催された。ここのところ日本の気温が低かったため、まず暑さに体を慣らしながらの走行となった。

 平中克幸からコースへ。走り始めから路面状況が悪く、グリップが低いために、なかなかマシンの挙動が安定せず、アンダーが強い。スプリングや車高の調整を行い、セットアップを進めていく。

 路面状況は最後まであまり変化はなかったが、BJORN WIRDHEIMに代わりマシンバランスをチェック。やはりアンダーはあまり消えず、このセッションでは15位のポジションで終了した。

gt_r03_gainer-03.jpg  セパンでの予選時間は、暑さを考えて普段より遅い時刻のスタートとなる。

 ノックアウト予選1回目は平中が担当。スタート時間と共にピットを離れていく。

 計測3周目にアタックをするが、他車がラインを塞ぎ思うように走行できない。次周もアタックを試みるが、タイムアップ出来なかったが、7番手でノックアウト予選2に進めることが出来た。

 17時10分からQ2がオンタイムでスタートした。Q2はBJORNが担当する。スタートと同時にコースへ。

 BJORNもなかなかクリアラップが取れず、3周目にアタックを行うが、やはり引っかかってしまう。1分34秒682のタイムを出すが、結局7番手でチェッカーを受けた。

平中 克幸コメント
 朝の公式練習ではかなり苦戦して、いろんなセッティングの変更を試して臨んだ予選だったのですが、それが凄く良い方向に行って、車も乗りやすくなって、結果的にそれが7位というポジションに繋がったと思うのです。チームと僕らドライバーで力を合わせて良い方向に進めることが出来たので、この流れをキープして表彰台目指して頑張ります。
Bjorn Wirdheimコメント
 朝の走行時はマシンバランスも悪かったが、セットを変えて臨んだ予選ではかなり変わっていた。平中選手がQ1で良い仕事をしてくれて、私はQ2を走ることができた。しかし予選ではクリアラップが取れなかった。7番手のグリッドになったが、ウエイトを考えれば良かったのではないか。チャンピオンシップを考えても良いポジションからのスタートが出来ると思う。

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2012年6月16日(日曜日)
  • フリー走行:11:00~11::30 気温:32度・路面温度:39度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • 決勝54周(51周):16:00~ 気温:33度・路面温度:42度・天候:曇・路面状況:ドライ

 昨日より気温はほとんど変化はないが、若干日差しが強く感じる中で、朝のフリー走行は開始された。

 まずBJORNがコースへ。昨日予選の時よりもマシンバランスがあまり良くなく、アンダーステアがあるようだ。

 その後ピットシミュレーションを行い平中と交代。平中はトラクションのかかりが悪く、オーバーステアになるところも有ると訴える。サーキットサファリでセット変更を行い、決勝に臨むこととなった。

gt_r03_gainer-05.jpg  決勝スタートはBJORNが担当する。オンタイムでフォーメーションラップが開始され、綺麗なスタートが切られた。1周目にNo.86 ランボルギーニにパスされ8番手でコントロールタワーを通過。

 虎視眈々と前を走るマシンをパスする時機をうかがうBJORN。前が同じNo.52 Mercedesに変わり9周目にパスして7番手にポジションアップ。

 続いてNo.86を11周目にパス。ペースの上がらないNo.0 Porscheも13周目に交わし、5番手に浮上。

 前車はNo.61 BR-Zで、差は14秒あったが、徐々に詰めていき、ルーティーンのピットの時は4.7秒差まで迫っていた。27周目にNo.61と同時にピットへ。燃費が良いNo.61とはどうしてもピット作業時間に差が出来てしまい、平中がコースへ戻ったときは10秒差まで開いてしまっていた。

 しかし、平中のペースは悪くなく、周を追う毎に差を縮めていっていたときに、No.61が周回遅れのマシンと接触、そのタイミングで難なく3番手のポジションを奪い取った。

 トップ2台のNo.16 CR-Z.No.55 CR-Zとの差はこの時25秒。2台でバトルをしていたが、ほぼ平中とのラップタイムはほぼ変わらず、異次元の速さの2台には追いつけそうにもなく、平中も淡々と周回を重ねる。

 4番手のNo.61との差も、徐々に開いていき、9秒差を持ってチェッカーを受けた。

 50kgのウエイトを積んでいたが、3位表彰台を獲得出来たことは、チャンピオンシリーズにおいて、大きなポイントとなった。シリーズランキングも2ポイント差ではあるが、次戦菅生でもランキングトップで迎えることが出来る。

平中 克幸コメント
 走り出しのフリー走行ではコンディションとタイヤのマッチングとかクルマのセッティングの部分で結構苦労してたんですけど、予選までにチームと話し合って、それがすごくいい方向にいきました。コンディションの変化も僕らのダンロップタイヤにとってすごくいい方向にいったと思います。決勝ではコンスタントなタイムを刻むことができました。今日は本当に路面コンディションとダンロップタイヤがすごくマッチして、それがこの結果につながったのかなと思います。今日の3位表彰台は今のベストな結果だったと思います。今年はなんとしてもチャンピオンを獲るために、この後のレースもチームとビヨンと力を合わせて、コンスタントにいい結果を出していきたいですね。
Bjorn Wirdheimコメント
 決勝はパーフェクトなレースだった。チームもダンロップタイヤもそして僕たちドライバーも良い仕事をしたと思う。僕のパートはとても大変でした。何度か抜こうと思ったのですが、かなりアグレッシブな走りをされて何度か当たってしまいました。トップを走る2台のホンダ車は異次元に速く、平中のペースも悪くなかったが、抜くことは無理でした。ポデュウムの一角に登れたことはとてもハッピーです。

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Text & Photo: GAINER

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SGT:第3戦セパンフォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

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