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2014年7月

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選総合結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2014/07/12) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverTeamQ1Q2Q3
18アンドレア・カルダレッリKYGNUS SUNOCO Team LeMans1'24.3821'24.0881'23.667
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL1'24.1771'23.7511'23.729
33ジェームス・ロシターKONDO RACING1'24.4371'24.0741'23.730
437中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'S1'24.0921'24.0171'23.751
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING1'24.5791'23.7741'23.858
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'S1'24.2301'24.0561'23.943
71山本 尚貴TEAM 無限1'24.6241'24.2591'23.965
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING1'24.8711'24.2431'27.161
97平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMans1'24.8971'24.350
1040野尻 智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING1'24.7281'24.366
1120クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL1'24.9671'24.380
122中山 友貴TEAM 無限1'25.2321'24.936
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACING1'24.9881'24.955
1410塚越 広大HP REAL RACING1'25.0541'25.070
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset Motorsports1'25.237
1632小暮 卓史NAKAJIMA RACING1'25.393
1711ヴィンタントニオ・リウッツィHP REAL RACING1'25.430
18*41武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING1'25.550
1918中山 雄一KCMG1'27.048
  • CarNo.41は、大会特別委即書第28条(ピットレーン入り口のホワイトラインカット)違反により、予選結果より3グリッド降格のペナルティーを科す。

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q3結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2014/07/12) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
18アンドレア・カルダレッリTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'23.667--196.335
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'23.729 0.062 0.062196.190
33ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'23.730 0.063 0.001196.188
437中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'23.751 0.084 0.021196.139
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'23.858 0.191 0.107195.888
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'23.943 0.276 0.085195.690
71山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'23.965 0.298 0.022195.639
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'27.161 3.494 3.196188.465

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q2結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2014/07/12) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'23.751--196.139
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'23.774 0.023 0.023196.085
337中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'24.017 0.266 0.243195.518
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'24.056 0.305 0.039195.427
53ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'24.074 0.323 0.018195.385
68アンドレア・カルダレッリTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'24.088 0.337 0.014195.352
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'24.243 0.492 0.155194.993
81山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'24.259 0.508 0.016194.956
---- 以上Q3進出 ----
97平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'24.350 0.599 0.091194.746
1040野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'24.366 0.615 0.016194.709
1120クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'24.380 0.629 0.014194.676
122中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'24.936 1.185 0.556193.402
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'24.955 1.204 0.019193.359
1410塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'25.070 1.319 0.115193.097

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士ノックアウト予選Q1結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2014/07/12) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
137中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'24.092--195.343
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'24.177 0.085 0.085195.146
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'24.230 0.138 0.053195.023
48アンドレア・カルダレッリTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'24.382 0.290 0.152194.672
53ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'24.437 0.345 0.055194.545
638石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'24.579 0.487 0.142194.218
71山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'24.624 0.532 0.045194.115
840野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'24.728 0.636 0.104193.877
939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'24.871 0.779 0.143193.550
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'24.897 0.805 0.026193.491
1120クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'24.967 0.875 0.070193.332
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'24.988 0.896 0.021193.284
1310塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'25.054 0.962 0.066193.134
142中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'25.232 1.140 0.178192.730
---- 以上Q2進出 ----
1562嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'25.237 1.145 0.005192.719
1632小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'25.393 1.301 0.156192.367
1711ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'25.430 1.338 0.037192.284
1841武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'25.550 1.458 0.120192.014
1918中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'27.048 2.956 1.498188.710
---- 以上予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士JRPサタデーミーティング オフィシャルファンクラブが発足。正式発表は第4戦もてぎで

sf_r03_sm-view

スーパーフォーミュラを運営する日本レースプロモーション(JRP)主催のサタデーミーティングが7月12日、第3戦の開催されている富士スピードウェイで行われた。 今回の出席者はジェームス・ロシター(KONDO RACING)、ヴィタントニオ・リウッツィ(HP REAL RACING)、国本雄資(CERUMO INGING)、野尻智紀(DOCOMO DANDELION)の4人のドライバーと白井裕JRP社長。 今シーズンの第1戦、第2戦の総括と、今大会への抱負をそれぞれに語った。

ジェームス・ロシター
sf_r03_sm-rositer 第2戦の富士は学習の機会だったと捉えています。
予選は6位につけ、レース1も6位とノーマルな結果に終わりましたが、レース2ではピットストップに問題があって順位を落としてしまいました。
一方第1戦の鈴鹿はいいレースが出来たと思います。
第1スティントではロイックといいバトルが出来たし、第2スティントもセーフティーカー明けからアンドレやロイックといいレースが出来て、2位でフィニッシュできましたから。
ヴィタントニオ・リウッツィ
sf_r03_sm-liuzzi ここまでの2戦は面白かったです。 セッティングについては頑張って取り組んでいるのですがまだまだ満足の行くものではなく、特にタイヤの使い方が難しいです。
そのため予選結果は良くないのですが、レースペースは悪くなく、2戦ともポイントが獲得できたのは良かったです。
タイヤの特性がヨーロッパとは全く違うので、それにセッティングを合わせるのが難しいです。
スーパーGTならメーカーどうしの競争があるのでハイグリップになるのは理解できますが、スーパーフォーミュラはスタンダードタイヤなのに信じられないくらいグリップしますから。
国本雄資
sf_r03_sm-kunimoto 開幕戦の鈴鹿は持ち込みのセットが良くなくて、そのままずるずると予選までいってしまってQ2で落ちてしまいました。
決勝レースのペースは良かったのですが、セーフティカーが入った時に石浦選手と一緒にピットに入ってしまって順位を落としてしまいました。
その後は順調に追い上げていたんですが、最後は接触で終わってしまいました。
それでもトータルではいいレースだったと思います。
ただ接触の影響で第2戦の富士はトラブルが出て、ブレーキが変な感じになっていたため、その修正に金曜日の走行時間をだいぶ使ってしまいました。
土曜日のフリー走行でもエンジンにトラブルが出て、テストメニューをこなすことが出来ませんでしたが、予選までには解消できました。
決勝はレース1、レース2ともスタートが全然だめで、その後のペースも上がらず、開幕戦のようには行きませんでした。
クルマとしてはオーバーテイクがしやすいので、お客さんは観ていて面白いでしょうし、僕らもチャンスが広がると思います。
野尻智紀
sf_r03_sm-nojiri 開幕戦から僕らは調子が良くて、予選でもいきなりQ3に進むことが出来ました。
レースではタイヤの使い方でミスをしてしまい、その点では課題が残りましたが、他のドライバーと戦うことが出来たことで自信に繋がりました。
第2戦は予選でトラブルが出たためQ3に進むことは出来ませんでしたが、レースではトヨタエンジンのトップグループと変わらないペースで走ることが出来たし、ほんの少しですがラップリードも出来たので良かったです。
僕の中では一歩一歩前に進めている実感があります。エンストもしましたが、そういうのも含めて経験だと思いますし、今後は同じミスをしないように心がけています。
今週末もここまで多少トラブルは出ていますが大事には至っていないので、このあとの予選が楽しみです。
白井裕JRP社長
sf_r03_sm-shirai SF14の元々のコンセプトである「クイック・アンド・ライト」ということと「オーバーテイクしやすいクルマ」という点については初期のターゲットを達成できたと思っています。
ただ、個々のパーツについてはまだまだ良くしていってレースをスポイルしないようにしないとと思っています。
また、今年はシリーズのオフィシャルファンクラブも立ち上げることになり、現在会員を募集しています。
正式な発表に着いては次のもてぎで行います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フリー走行1回目 #37中嶋一貴がトップタイム!デュバルの代役カルダレッリも2位に付ける

全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第3戦のフリー走行1回目は#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が1’24.325でトップ。2番手には今回スポット参戦の#8アンドレア・カルダレッリ(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)がつけた。

sf_f03_f1-37 sf_f03_f1-8 sf_f03_f1-19

当初は台風8号の影響も懸念された第3戦だったが、それも11日午前には関東地方を抜けて温帯低気圧に変わり、レースウィークは金曜日の専有走行から好天に恵まれることになった。 公式予選日も雲は多いものの早朝から気温、湿度ともに高く、蒸し暑いコンディションに。 直前に行われたGTアジアの公式予選で赤旗中断があった影響でスーパーフォーミュラのフリー走行は当初予定より15分遅れて午前9時30分より60分間で行われた。

金曜日の専有走行から好調ぶりを見せていた#37中嶋はコースオープンから10分が経過してから漸くコースインすると、いきなり1’25.555を叩き出してトップに立つ。

するとその5分後に中嶋のタイムを上回って来たのが#8アンドレア・カルダレッリだった。 カルダレッリは先月開催されたルマン24時間レースの公式予選でクラッシュしたロイック・デュバルが今大会への参加を見合わせたため、急遽チームルマンの8号車をドライブすることになったのだが、昨年の富士スプリントカップ以来のスーパーフォーミュラ参戦というブランクを感じさせない走りで終始タイミングモニターの上位に最後まで居続けた。

しかしセッションが進むに連れてトムス勢が好タイムを連発、開始27分で#37中嶋が1’25.215、1’25.160と立て続けにトップタイムを更新すると、開始42分で#36ロッテラーが1’24.981といち早く1分24秒台に入れて来た。 しかし終了3分前に#37中嶋は1’24.325を叩き出して再びトップに。 すると他のドライバーも立て続けに1分24秒台を記録し始め、チェッカー直後に#8カルダレッリが1’24.564で2番手に滑り込んで来た。 3位には#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが付けた。

なお、開幕戦から苦戦の続いているホンダ勢は、#1山本尚貴の8位が最高位と順位だけみれば今回もトヨタ勢に上位を独占された格好だが、セッション中盤では#1山本、#40野尻らが時折2位、4位に浮上する場面もあり、その差は着実に縮まっているようにも見受けられる。

第3戦の公式予選はこのあと午後2時45分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士フリー走行結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2014/07/12) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
137中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'24.325--194.803
28アンドレア・カルダレッリTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'24.564 0.239 0.239194.253
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'24.577 0.252 0.013194.223
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'24.583 0.258 0.006194.209
53ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'24.725 0.400 0.142193.884
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'24.800 0.475 0.075193.712
77平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'24.931 0.606 0.131193.413
81山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'24.950 0.625 0.019193.370
940野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'25.136 0.811 0.186192.948
1020クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'25.144 0.819 0.008192.930
1162嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'25.225 0.900 0.081192.746
1241武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'25.288 0.963 0.063192.604
1339国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'25.402 1.077 0.114192.347
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'25.407 1.082 0.005192.336
1532小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'25.662 1.337 0.255191.763
1611ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'25.667 1.342 0.005191.752
1710塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'25.670 1.345 0.003191.745
182中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'26.042 1.717 0.372190.916
1918中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'26.405 2.080 0.363190.114

SUPER FORMULA

SF:第3戦富士占有走行結果

スーパーフォーミュラ第3戦 -RIJ- (2014/07/11) 占有走行 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
137中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'24.475--194.458
23ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'24.911 0.436 0.436193.459
38アンドレア・カルダレッリTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'24.932 0.457 0.021193.411
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'25.009 0.534 0.077193.236
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'25.239 0.764 0.230192.715
640野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'25.302 0.827 0.063192.572
741武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'25.592 1.117 0.290191.920
862嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'26.008 1.533 0.416190.992
939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'26.043 1.568 0.035190.914
101山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'26.094 1.619 0.051190.801
1118中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'26.128 1.653 0.034190.725
1232小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'26.173 1.698 0.045190.626
1310塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'26.180 1.705 0.007190.610
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'26.191 1.716 0.011190.586
1511ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'26.192 1.717 0.001190.584
162中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'26.275 1.800 0.083190.400
1720クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'26.359 1.884 0.084190.215
187平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'26.781 2.306 0.422189.290
1919ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'31.674 7.199 4.893179.187

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿決勝 各クラス上位3ドライバーのコメント

優勝 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)
f4w_r03_r-hiraki  「昨日の予選は2位と0.6秒差でしたが、自分はちょっと納得していません。今日は独走で勝てましたが、欲を言えばもう少しタイム差を離して勝ちたかったです」
2位 加藤智(FEEL! RK01・TODA)
f4w_r03_r-kato  「予選である程度タイム差があるのは分かっていたので、スタートの1コーナーまでに前には出たかったんですけど、前に出ることができなかったのが敗因です。レースペースは予選と変わらなかったので自分の実力は出せたかな。後は年齢的に若くないので練習量を増やさないと、ここからのタイムアップは難しいかなと思っています」
3位 植田正幸(Rn-S☆制動屋☆ZS)
f4w_r03_r-ueda  「スタートはうまくいったのですけど、2コーナーにオイルがあってミスしてしまいました。平木選手と加藤選手に差をつけられました。終盤タイヤがきつくなり、浅原選手にせめられ3位を守るので必死でした」
FCJクラス優勝 福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)
f4w_r03_r-fukuzumi  「スタートでミスし出遅れたけど、車のペースもよくてトップの石川選手に徐々に追いついたのですが、パスするのが大変で強引過ぎた仕掛けで接触しそうになり、申し訳ないことをしたなと思い反省しています」
FCJクラス2位 坂口夏月(HFDP/SRS-F/コチラR)
f4w_r03_r-sakaguchi  「1コーナーでFCJクラスを抜けるかなと思いましたが、後方からきたF4クラスの車にリアタイヤを当てられ失速してしまいました。あとのレースは、ただ前の車を追うだけの展開になってしまいました」
FCJクラス3位 大津弘樹(SRS-F/コチラレーシング)
f4w_r03_r-otsu  「スタートは良かったけど、根本選手と坪井選手には届くまでの勢いはありませんでした。レース全体のペースが悪く、根本的に見直さないとタイムが上がらないなと思っています。今回は悪いところしかなかったです」
FCJクラス6位 石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)
f4w_r03_r-ishikawa  「いいスタートだったので、何台か抜くことができました。中盤のシケインで福住選手に強引に抜かれ、最終ラップのシケインでやり返そう思いましたがインをあけてもらえず、イエローフラッグ区間でスピンをしてしまいペナルティを受けてしまいました」
Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Nobumitsu OHTAKE
Yoshinori OHNISHI

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿決勝 総合で平木湧也が、FCクラスで福住仁嶺が優勝

 F4西日本シリーズは6日、鈴鹿サーキットフルコース(1周・5.807km)で第3戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が、10周・20分47秒693で優勝した。FCクラスは福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)が優勝した。

f4_r03_r-start

f4_r03_r-60vs62

f4_r03_r-62vs60

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f4_r03_r-10

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f4_r03_r-62vs60

f4_r03_r-podium

f4_r03_r-podium_a

 スーパーFJではウェットだった路面もその後雨は落ちず、前イベントのVitzレースでペースカーが入ったため、予定より5分遅れた11時、ドライコンディションでF4のフォーメーションラップが始まった。

 スタートでは予選6位の朝日ターボ(ヴァンガード・S Road☆MC090)がストールしたものの上位グループはクリーンスタート。予選順位のまま、平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)、加藤智(FEEL! RK01・TODA)、植田正幸(Rn-S☆制動屋☆ZS)と1コーナーを通過。

 トップの平木は、序盤から後続を引き離しにかかり、周回毎にファステストラップを更新しながらゆうゆうとトップを独走。10周を走りきり2位以下を8秒以上離してポールトゥウイン。前戦に続き2連勝を飾った。

 2位の加藤はトップ平木には置いて行かれたものの、3位以下を離しながら単独走行。この順位でレースを終えた。

 対して3位の植田は安泰ではなかった。スタートで8位まで順位を落とした予選4位の浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)がFCクラスのクルマをパスしながら徐々に順位を回復。5周目には4位まで上がり植田に迫ってきた。

 浅原は9周目に植田と0秒7差まで詰め、最終ラップに突入。しかし、シケインで仕掛けるも勢い余ってスピン。植田が辛うじて逃げ切り、うれしい総合での初表彰台をものにした。

 FCクラスはポールシッターの石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)が好スタート。総合上位3台の背後でレースを始めた。2位には坂口夏月(同)、Cクラスのマシンを1台挟んで3位には福住仁嶺(同)が付ける。

 3周目には福住が坂口をパスして2位に上がるとトップの石川を追い始める。6周目にその差は1秒を切り、テールトゥノーズの攻防を続けていたが、ついに9周目のシケインで福住が石川をパス。トップに立った。

 2位に落ちた石川は、最終ラップのシケインで福住に仕掛けるもスピン。黄旗が出てきたため、黄旗中のコースアウトに40秒加算のペナルティーが科され大きく順位を落とすこととなった。

 優勝は福住、2位には坂口が上がり、3位には大津弘樹(SRS-F/コチラレーシング)とホンダ勢が上位3台を独占することとなった。

 4位にはトヨタ勢の最上位小河諒(TEAM TOM’S)が入った。

 第4戦は8月17日、再びここ鈴鹿サーキットの東コースで決勝が行われる。

Text: Yosinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

F4東日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA CLUBMAN RACE Rd.4 -RIJ- (2014/07/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 F4西日本シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
118C1平木 湧也SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
1020'47.693
210C2加藤 智FEEL! RK01・TODA
B-MAX RK01
108.784
311A1植田 正幸Rn-S☆制動屋☆ ZS
MYST KK-ZS
1022.413
462FC1福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1033.210
561FC2坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1034.592
634C3早坂 公希CMS☆MC090
MOONCRAFT MC090
1036.054
750C4浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
1037.417
835A2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
1046.283
963FC3大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
1047.398
1044A3塚田 光彦東海電装WESTスプリント関口056
WEST 056
1050.886
1193FC4小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
1052.298
1270C5朝日 ターボヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
1056.988
1392FC5坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
1057.874
1437C6長 優子B-MAX RK01 TODA
B-MAX RK01
101'03.965
1560FC6石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
101'25.161
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ----
-90FC-根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
64Laps
  • Fastest Lap: CarNo.18 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108) 2'04.184 (6/10) 168.34km/h
  • CarNo.60は、2014鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則書第54条~1)(黄旗中のコースアウト)により、競技結果に40秒を加算した。

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿公式予選 総合で平木湧也が、FCクラスで石川京侍がポールポジション

 F4地方選手権西日本シリーズは5日、鈴鹿サーキット(1周・5.807km)で公式予選を行い、総合で 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)がFCクラスで石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)がポールポジションを獲得した。

f4w_r03_q-18 f4w_r03_q-10 f4w_r03_q-11 f4w_r03_q-60 f4w_r03_q-62 f4w_r03_q-61

 心配された雨も落ちず、午後3時25分から20分間で公式予選が行われた。

 序盤から平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が予選を圧倒、早々に2分5秒304でトップに立つと周回毎にタイムを更新し自身最終9周目には2分4秒410を出し、2位以下を0秒6ちぎるタイムでポールポジションを決めた。

 2位には浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)が付けていたが、加藤智(FEEL! RK01・TODA)が逆転し2位。3位にはアルミクラスの植田正幸(Rn-S☆制動屋☆ZS)が上がり、浅原は4位で予選を終えた。

 FCクラスは序盤から根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)が予選をリード。自身5周目に1分7秒630を出すもここからタイムが伸びず、代ってトップに立ったのが 石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)。石川は最終9周目には2分7秒192までタイムを伸ばしポールポジションを決めた。

 2位には福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)、3位には坂口夏月(HFDP/SRS-F/コチラR)が入りホンダ勢が1-2-3を独占した。根本は4位で予選を終えた。

 第3戦決勝は明日6日、午前10時55分より10周で争われる。

総合のポールポジション 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)
f4w_r03_q-hiraki  「納得いきません。FCクラスとのタイム差を見てももっといけたと思います。コースは滑りやすかったです。タイムは最終ラップで出しました。あしたはチームの方針でスタート練習ができないので心配しています」
FCクラスのポールポジション 石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)
f4w_r03_q-ishikawa  「マシンのアジャストが難しかったです。みんな同じだと思いますが、グリップしなくて、いけいけだとコースアウトするし抑え気味で走りました。スタートは普通にできると思いますが、F4クラスとの兼ね合いがどうなるかですね」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

F4西日本シリーズ

F4:西日本第3戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA CLUBMAN RACE Rd.4 -RIJ- (2014/07/05) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 F4西日本シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/hLap
118C1平木 湧也SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
2'04.410--168.0359/9
210C2加藤 智FEEL! RK01・TODA
B-MAX RK01
2'05.093 0.683 0.683167.1179/10
311A1植田 正幸Rn-S☆制動屋☆ ZS
MYST KK-ZS
2'05.458 1.048 0.365166.6318/9
450C3浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
2'05.688 1.278 0.230166.32610/10
534C4早坂 公希CMS☆MC090
MOONCRAFT MC090
2'06.277 1.867 0.589165.55010/10
670C5朝日 ターボヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
2'06.618 2.208 0.341165.1048/10
760FC1石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
2'07.192 2.782 0.574164.3599/9
862FC2福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
2'07.200 2.790 0.008164.34910/10
961FC3坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
2'07.604 3.194 0.404163.8299/10
1090FC4根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
2'07.630 3.220 0.026163.7955/10
1192FC5坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
2'07.679 3.269 0.049163.7329/10
1263FC6大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
2'07.908 3.498 0.229163.4398/10
1335A2髙橋 忠克髙宮商事ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
2'08.510 4.100 0.602162.6755/8
1444A3塚田 光彦東海電装WESTスプリント関口056
WEST 056
2'08.673 4.263 0.163162.4685/9
1593FC7小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
2'08.677 4.267 0.004162.4646/10
1637C6長 優子B-MAX RK01 TODA
B-MAX RK01
2'10.035 5.625 1.358160.7669/9

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス WAKO'S Exe ASTON MARTIN、作戦的中! 3戦連続完走で初ポイントゲット! (Anage)

gt_r03_anage-04.jpg

 第三戦は大分県オートポリスサーキットで開催される九州ラウンド。加納・安岡両選手ともに得意とするサーキットであり、マシンにもチームにもよい思い出の多い九州ラウンドは、例年シーズン終盤の10月に開催され、雨や霧に悩まされることが多い。経験したことのないこの時期の開催が吉凶何れに出るのだろうか。

May 3th Qualifying
  • 天候:晴れ 路面状況:ドライ
  • 気温:Q1開始時28℃→終了時28℃ 路面温度:開始時38℃→終了時43℃
  • 入場者;13,800人

gt_r03_anage-05.jpg  この日サーキットのある大分県日田市では日本で最も気温が高く、35.6℃を記録した。標高の高いオートポリスサーキットでも搬入日から、初夏の日差しというにはあまりに厳しい太陽が照りつけ、日本一暑いスポットにふさわしい白熱した戦いが待っていた。

 オートポリスはピットロードがコースの外側にあるため、ピットから見たマシンの走行方向が他のサーキットと逆となっている。そのためレース前メンテナンスでは給油口やジャッキアップポイントが車両の左側に移され、オートポリス仕様に変更された。また前戦でエンジンに出た不調を調べるため、エンジン内部の内視を行い問題がないことも確認した。こうして車両は万全を期してオートポリスサーキットに持ち込まれた。

 この日9時からの公式練習でも車両は好調で、加納・安岡両選手ともに順調にメニューをこなし、タイヤに対してのセットアップが決まっていく。しかしこれまでの2戦同様各車のタイム差は競り合っており、1秒の中に15台がひしめき合う状態。ここオートポリスでも厳しい予選でのせめぎ合いが予想された。ベストラップは安岡選手が10Lap目に出した1’48.314(17位)。

gt_r03_anage-06.jpg  午後になってやや薄雲がでてきたもののコンディションに大きな変化はなく、ますます気温が上昇するなか、14時から予選Q1が行われた。満を持してチームは安岡選手にQ1を委ねたが、上位2台が1分45秒台、さらに46秒台前半から47秒台前半の間には12台の強豪がずらりとタイムを並べて、オートポリスが得意のはずの安岡選手操るWAKO’S ASTON MARTINもなかなか上位に食い込むことはできない。なんとかして加納選手へとQ2のバトンを渡すべく安岡選手が最後の最後まで粘ったが、レコードは1’47.873、19位にとどまり、今回もQ2進出はならなかった。(*その後予選タイム抹消となった車両が出たため、WAKO’S ASTON MARTINは決勝を18位からスタートすることとなった)

gt_r03_anage-14.jpg  予選終了後には、英国AMRのエンジニア(今回の九州ラウンドの共催レースGT Asiaに出走する数台のASTON MARTIN Vantage GT3をサポートするため来日中)がピットを訪れ、エンジンの燃料のバランス調整をしてくれた。また、陽が落ちて気温が落ち着いてくる中、レースクイーンたちの手によって調理されたチーム名物の豚汁も振舞われ、メンテナンスに余念のないメカニックたちは明日への士気を高めた。加納・安岡両ドライバーも、夜遅くまでフリー走行のデータをもとに決勝に向けての入念なミーティングを行った。

 なお300クラス予選の結果は下記のとおり。

  • P 1 #61  SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木 孝太 / 井口 卓人 (1'45.335)
  • P 2 #55  ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志 (1'45.503)
  • P 3#3   B-MAX NDDP GT-RNISSAN GT-R NISMO GT3 星野 一樹 / ルーカス・オルドネス (1'46.551)
  • 18#50 WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒 (1'47.873)
監督のコメント
 いやーみんな速いね。どうやったらあんなタイムがでるんだろう、45秒台とかうちには全く見えないよ。チーム員はみんな意気消沈してますよ(笑) ただまあ、レースになれば別物だからね。1分47秒台が出れば自ずと結果が出ますから、明日は頑張ります。
May 4th Race Day
  • 天候:晴れ 路面状況:ドライ
  • 気温:28℃→28℃ / 路面温度:43℃→42℃
  • 入場者:24,400人

gt_r03_anage-12.jpg  予選日に続き雲一つなく晴れあがった大分地方は、この日も最高気温の予想が35度、朝早くからまぶしい太陽にからりと晴れあがった青空が広がっている。

 9時から開始されたフリー走行は安岡選手からスタートしたが、走行途中でエンジンのもたつき感があったためピットイン。ピットを訪れたAMRのエンジニアが更なる燃料バランスの調整を施し、その後のサーキットサファリの時間を使ってドライバー二人が走行に問題がないことを確認した。

 いよいよ定刻の14時。フォーメーションラップ1周ののち九州ラウンド300kmのレースが開始となった。18番手からスタートした安岡選手は非常にいいスタートを切り、すぐにポジションを三つ上げる。そして、じわじわと前方を行く車両に狙いを定め、13Lapで12位、26Lapで10位と、徐々に前方の集団に迫っていく。当初からタイヤ無交換作戦を念頭にチームと入念なシミュレーションを行なっていた安岡選手は、路面温度の上がっている中タイヤを労わる得意の安定したドライビングをしながらも果敢にプッシュを続けていく。

gt_r03_anage-22.jpg  次々と他チームがルーティンピットインをするなか、チームは安岡選手にギリギリまで走行を託す。安岡選手は、ピット作業を終えて次々に出てくる他車両に阻まれてペースを掴むのに苦しみながらも、ドライバーチェンジ直前の37Lap目にして本レースベストの1’49.002を出し、38Lapでピットイン、加納選手に交代した。

 このときWAKO’S ASTON MARTINは3位、ピット作業如何では後半を好ポジションで戦うことができる。チームは当初の計画通りタイヤ交換をせず給油のみで最短のピット作業を終え、6位で加納選手をコースに送り出した。並み居る強豪車両のなかをコースインした加納選手は、コースに出てすぐにポジションを一つ落としたものの、ピット作業で稼いだマージンを守りながら順調に走行を続けていた。ところが44Lap目、1コーナー付近、加納選手の目の前で30号車がタイヤバリアを乗り越えて作業用道路にまで飛び出してしまうアクシデントが発生。幸いドライバーには大事はなかったが、その直後GT500車両が煙を上げストレートエンドに止まる事態も重なり、緊急対応のためセーフティーカー導入となった。

gt_r03_anage-24.jpg  そして、この7周にわたるセーフティカーランにより全車両がクラスごとに一団となり、ピットで築いたマージンがなくなってしまった状態のまま、残り9周のタイミングでレース再開となる。加納選手はレース再開直後にポジションをもう一つ落としたが、その後安岡選手から引き継いだタイヤでペースを落とすことなく、また次々に迫る百戦錬磨のドライバーたちからのプレッシャーをものともせず、1分51秒台前半の好タイムをキープ。しかも残り4Lapで1’50.359のベストタイムを叩き出し、最後まで忍耐の走りを続けた結果、見事8位でチェッカーを受けることができた。

 Arnage Racingは今年も得意のオートポリスの戦いをものにし、今シーズン初ポイントを獲得することができた。

  • P 1#55  ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
  • P 2 #61   SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木 孝太 / 井口 卓人
  • P 3#11    GAINER DIXCEL SLS  平中 克幸 / ビヨン・ビルドハイム
  • P 8 #50  WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒
チーム代表 伊藤宗治
 シーズンも3戦目、本年度仕様のタイヤの素性もだいぶわかってきて、しかもサーキットは少なからず得意なオートポリス。チームの集中力も非常に高い次元にあった。おかげさまでレースは作戦も功をなし、すごくうまくいった。このチームを支えてくれるスポンサーやファン、そしてスタッフ、ドライバーに感謝したい。なによりも、このタイヤにシビアなオートポリスで1レースを無交換でいける最高のタイヤを供給して、作戦の礎をつくってくださったヨコハマタイヤ様に感謝します。次戦は菅生戦。うちはここもまずまず得意とするサーキットなので、高い集中力を維持したまま臨みたいと思う。
加納選手のコメント
gt_r03_anage-19.jpg  とりあえずまず、今シーズン初ポイント。安岡くんがタイヤを保たせてくれて、出だしからタイヤのグリップもあったし、後ろのギャップも5~6秒あったんで、まあじわじわ来られながらも(ポジションを)守りたいなと思ってたんですけど、目の前でああいうクラッシュがあって、SCも入って、どうなることかと思いました。でもリスタートも上手く決まって、前の10号車とのギャップもそんなに広がらず、ただ後ろのドライバーの処置が百戦錬磨のドライバーなんで、どこまでやれるのかなと思いながら…(笑)まあなんとかね、車もすごい安定してたし、最後の最後までグリップもあったし、前半安岡くんがタイヤ保たせてくれたおかげで、(SCも入ってタイヤ使うこともなかったし)最後までそのタイヤを使って、レースができました。チームみんなの底力がついて獲れたポイントやね。また次の菅生もクルマ的にけっこう合ってるサーキットやと思うんで、そこでも連続ポイントを獲れるように、まずは完走で、そういうなかで結果を出せるように頑張りたいと思います。
安岡選手のコメント
gt_r03_anage-09.jpg  いいスタートで1周目に二つ三つポジションが上がったと思うんですけど、ペースが上がらない車が何台かいて、後ろから上がってきてる車もいて、ストレートが伸びるGTRも後ろにいて、ややこしかったです。タイヤも使いたくなかったので、我慢して走ってやっとこさペースが遅い車の前に出て、その前の集団も見えてきたから、そこまで行ければきっとポイントをとれるだろうなと思って、もう、プッシュプッシュっていう状態でした。ただ絶対タイヤ無交換でいけるようにと思って最後まで走りました。(ピット作業後)6番手で復帰できて、加納さんの仕事というか頑張りにすべてを託して…まさかSCになると思わなかったんですが、よく耐えてくれました。SCが入らなくてもタイヤを最後まで残せた自信はあったのですが、逆にSC入ったおかげでドキドキのフィニッシュになってしまって…でもほんとにすごい頑張りでした。8位は…すごいですねえ。次もまた同じような種類のサーキットなので、次こそQ2に行きたい。今年はQ2進出の争いがすごく僅差なので、ちょっとタイヤのことを考えすぎてコンサバな気持ちになってしまっているのが結果に影響しちゃってるのかもしれないので、次は一番好きな菅生ですし、なんとしてもQ2に行きたい。で、加納さんの走りが観たい!そんな感じです。
TEAM RELEASE by Arnage Racing

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス フォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Super Car Race Series

SCR:第3,4戦富士 炙りや秀苑997GT3は4位&5位入賞! (SHIFT)

 5月17、18日、2014スーパーカーレースシリーズ第3戦・第4戦が静岡県富士スピードウェイで開催されました。#77 炙りや秀苑・シフト997GT3山脇大輔・野間一組はカテゴリーⅡで第1戦4位、第2戦5位となり2連続の入賞となりました。

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■レース概要■
  • 大会名 2014スーパーカーレースシリーズ Rd.3/4富士スピードウェイ
  • 日程 2014年5月17日(土)~18日(日)
  • クラス カテゴリーⅡ
  • 場所 富士スピードウェイ(静岡県)
  • 入場者数 23,500人(日曜14,500人・土曜9,000人)
■レース結果概要■
  • チーム エキスパートインターナショナルwith SHIFT
  • 車名 炙りや秀苑・シフト997GT3
  • マシン Porsche 911 GT3 Cup (Type 997) MY2006
  • ドライバー A:山脇大輔(ヤマワキダイスケ)B:野間一(ノマハジメ)
  • 第3戦 カテゴリーⅡ 4位(11台中)
  • 第4戦 カテゴリーⅡ 5位(11台中)
■シフトレースカーレンタルシステムとは■

 株式会社シフトでは2014年から始まったスーパーカーレース(SCR)に挑戦するドライバーのためにレースカーレンタルシステムを実施しています。

 スーパーカーレースはトッププロからジェントルマンドライバーまで幅広く参戦し、ポルシェ・フェラーリなどのGT3マシンやカップカーが使用されます。タイヤはヨコハマワンメイクであることから、ドライバー育成にも絶好の舞台となっています。

 シフトレースカーレンタルシステムでは、ポルシェ911 GT3 Cup (Type 997) 2006YMを使用することで、コストを抑えながら走行距離を稼ぎ、ドライビングとセッティング能力の育成を行います。

 さらに、メンテナンスとエンジニアリングは、スーパーGTやS耐で輝かしい実績を残している株式会社シフトが担当。スーパー耐久やミドルフォーミュラ、ワンメイクレースからステップアップを目指すドライバーの為に、さらなるスピード・確実性・開発力が身に着けられる環境を提供いたします。

 開幕戦となるRd.1/2もてぎ、Rd.3/4富士は山脇・野間組で参戦となりますが、以降のドライバーについては引き続き募集いたします。

シフトレースカーレンタルシステムのお問合せ先
株式会社シフト 住所:神奈川県厚木市岡田3133
E-MAIL:info@shift-racing.co.jp TEL:046-220-5752 FAX:046-220-5753
■今回のレースに向けて■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

 2014年から始まったスーパーカーレースシリーズは、ポルシェやフェラーリといったスーパーカーだけで行われる新たなスタイルのレースです。

 このレースにポルシェ911 GT3 Cup (Type997) MY2006を駆って挑むのは、山脇大輔選手と野間一選手。メインスポンサーとしてバックアップするのは、宮崎牛ブランド焼肉専門店「炙りや秀苑」を展開する「エキスパートインターナショナル株式会社」、メンテナンスは「株式会社シフト」が担当します。参戦するクラスはポルシェ、フェラーリなどのカップカーを対象とした、「カテゴリーⅡ」という最も台数の集まるクラスとなります。

 第3,4戦の舞台は、静岡県富士スピードウェイです。このサーキットは国内最長の1.5kmのホームストレートを誇るハイスピードな前半区間と、アップダウンが大きくテクニカルな後半区間で構成され、標高585mと国内ではオートポリスに次いで標高の高い全長4.6kmのサーキットです。

 5月16日(金)に行われたスポーツ走行は好天に恵まれ、参加マシンが顔を揃える中、#77炙りや秀苑997もテスト走行を実施しました。

 開幕戦もてぎのデータをベースに、GT500で活躍するエンジニアとメカニックがセットアップを進めていきます。セットアップは大きく変更されましたが、ドライバーの山脇選手と野間選手の適応もスムーズで、順調にタイムを伸ばしていきました。

■5月17日 公式予選■
【Aドライバー 野間一】

 5月17日(土)9:05から15分間のAドライバー予選がスタート。#77炙りや秀苑・シフト997GT3野間選手は路面状況の改善を待ち、#5 Liberty Walk 108 DIRECTION 997GT3白坂選手の後ろでコースインします。計測1周目のアタック中にクラッチが滑る症状が発生しながらも1’47.458を記録します。

 さらに2周目に続けてアタックを行いますが、ヘアピン立上りで再びクラッチが滑ったため、徐行でピットへ戻りました。ヘアピンまでの区間タイムを合計すると1’46.3が出ており、クラッチトラブルによる駆動ロス分を考慮すると1’45秒台が出ている状況であり、マシンのハンドリングは良い状態となっていました。

  • P1 #7 KRM AZEST F458 片岡龍也 1’43.131
  • P2 #23 Kremer GT3 RSR 山野直也 1‘45.341
  • P3 #38 TEAM KRM FS RSR Aki Miyazaki 1’46.063
  • P7 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 野間一  1’47.458
【Bドライバー 山脇大輔】

 9:25からBドライバー予選が開始、#77炙りや秀苑・シフト997GT3山脇選手は、クラッチトラブルのため出走できず残念ながらノータイムとなりました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458   NAORYU 1’45.922
  • P2 #7 KRM AZEST F458   濱田孝典 1’47.486
  • P3 #14 石松PORSCHE R.S.R  三澤伸輔 1’48.051
  • DNQ #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 未出走
【予選総合結果】

 A/Bドライバーのベストタイム合算で決定される決勝第1レースグリッドは、14番手スタートとなりました。

 メカニックの迅速な対応で、クラッチ交換佐合は午前中のうちに完了。ハンドリングバランスは良好でデータ上ではタイムも伸びていることから、決勝の追い上げが期待される予選となりました。

  • P1 #7 KRM AZEST F458  片岡龍也 / 濱田孝典
  • P2 #70 AGE-AGE-458   NAORYU
  • P3 #14 石松PORSCHE R.S.R  池田大祐 / 三澤伸輔
  • P14 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 野間一 / 山脇大輔
■5月17,18日 ピットウォーク・キッズウォーク・キャンギャルステージ■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

scr_r3-4-rq.jpg  今回のレースは日本最高峰のフォーミュラレース「スーパーフォーミュラ」と併催のため、グランドスタンド裏のイベント広場では、土日で計4回のキャンギャルオンステージが開催されました。

 秀苑レディの小林未来さんをはじめ、各チームのレースクイーンが集いスポンサー紹介やドライバー紹介などを行いました。この華やかな舞台にも、多くの観客やファンが集まってくれました

 また、土曜にはピットウォークとキッズウォーク、日曜にはピットウォークが開催されました。こちらはドライバーやレースクイーンと直接会えるため、さらに多くのファンが参加してくれました。

 ドライバーの山脇選手と野間選手、秀苑レディの小林未来さんは、新橋、土浦、つくば、柏の宮崎牛ブランド焼肉専門店「炙りや秀苑」のPRを行いました。今回は都心に近い富士スピードウェイということもあり、多くのお客様が興味を持ってパンフレットを手にしていました。

■5月17日 第3戦 決勝■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

scr_r3-4-track-1.jpg  5月17日(土)、第3戦決勝レースは、9,000人の観客の見守る中、5分遅れの15:45からスタートです。#77炙りや秀苑・シフト997GT3は、野間選手がスタートを担当します。

 10番グリッドの#72 AGE-AGE-430がトラブルで不在のまま、ローリングラップが開始されレースがスタートします。

 14番グリッドスタートの#77炙りや秀苑997野間選手は1コーナーのブレーキングで#5 DIRECTION 997白坂選手、#3 WAKAMIYA F430C 小島選手を抜いてクラス8番手にあがります。続いてコカコーラコーナーで#69 AGE AGE 430chを抜いてクラス7番手、さらに#38 KRM FS RSRを最終コーナーで抜きますが、エンジンパワーの差が響きストレートで抜き返されます。続く2周目の1コーナーで#38 KRM FS RSRのラインがワイドになったところを抜き返し、クラス6番手に上がります。

 さらに、#77炙りや秀苑997野間選手は、#9 BINGO SPORTS 997武井選手を追撃しますが、一進一退の攻防が続きます。レースはこう着状態となったまま、ルーティンのピットストップに入ります。

 今回は通常のピットストップ60秒に加えて、ハンデとして22秒が加算され、82秒のストップを行い、山脇選手に交代しコースイン。コースに戻ると、ピットストップハンデのため#9 BINGO SPORTS 997に対して大きな差が開き、後方からは#38 KRM FS RSRが迫ってくる展開となります。

 #77炙りや秀苑997山脇選手は、タイヤの状況に配慮しながらもハイペースで走り、後方から迫る#38 KRM FS RSRとの差をキープし続けます。しかし、タイヤの摩耗が進むにつれてマシンバランスも不安定になってきます。じわじわと迫りくる#38 KRM FS RSRに対して、山脇選手は集中力を発揮し、0.7秒差を残して5番手でフィニッシュすることに成功します。

 その後、レース後車検で1台が失格となり、#77炙りや秀苑997は繰り上がりで4位となりました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458   NAORYU
  • P2 #9 BINGO SPORTS 997  武井真司 / 堀田誠
  • P3 #23 Kremer GT3 RSR  山野直也 / 滝澤智幸
  • P4 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3  山脇大輔 / 野間一
■5月18日 第4戦 決勝■
#77 炙りや秀苑・シフト997GT3 山脇大輔 / 野間一

scr_r3-4-track-2.jpg  5月18日(日)第4戦決勝レースは14,500人の入場者が入ったサーキットで16:20からスタートします。クラス5番手グリッドの#77炙りや秀苑997GT3は、山脇選手がスタートを担当します。1周のローリングから第4戦決勝がスタート。カテゴリーⅡでは、今回も#70 AGE-AGE-458 NAORYU選手がトップを守り、#77炙りや秀苑997GT3山脇選手は、#23 Kremer GT3 RSR 山野選手、#14石松RSR池田選手の2台に抜かれ、クラス6番手で1周目を終えます。

 #77山脇選手は、後続のフェラーリ勢を数秒リードして走り続けていましたが、5周目のダンロップコーナーで痛恨のブレーキングミス。#69 AGE AGE 430chにパスされてしまいます。続いて、同じ集団でバトルをしていた#72 AGE-AGE-430がプリウスコーナー立上りで単独スピン。#77山脇選手はこれを避ける為、大きくコース外に回避せざるを得ず、前車とは大きく引き離されてしまいました。その後は、野間選手に交代するまで無理せずタイヤを温存しながらポジションをキープに徹します。

 30分が経過したころ、#77炙りや秀苑997GT3は、野間選手にドライバーチェンジを行います。

 ピットアウトすると、前方の#69 AGE AGE 430chまでは25秒以上の差がありますが、#77野間選手は全力で追撃を開始します。じわじわと差は縮まっていき、ラスト6周の時点で差は10秒ほど。#77野間選手は、前方の#69 AGE AGE 430chより1~2秒速いペースで追い上げていきます。ついにファイナルラップで#69 AGE AGE 430chの背後を捉え、ダンロップコーナーのブレーキングでアウトから並びかけます。続く13コーナー、プリウスコーナー、最終コーナーと再三ラインをクロスさせて並びかけますが、相手も必死のブロックラインで防ぎます。ホームストレートでの逆転に望みをかけますが、最後までパスするには至らず0.3秒差の5位でフィニッシュしました。

  • P1 #70 AGE-AGE-458   NAORYU
  • P2 #9 BINGO SPORTS 997  武井真司 / 堀田誠
  • P3 #38 TEAM KRM-FS CUP  Aky Miyazaki / Sky Chen
  • P5 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3  山脇大輔 / 野間一
Aドライバー 山脇大輔
scr_r3-4-drivers.jpg  「まず初めに炙りや秀苑グループをはじめとするスポンサーの皆様に多大なるサポートを頂いた事に感謝したいと思います。また、日々サポートしてもらっているチームスタッフ、チームメイトにも同じく感謝申し上げます。今回は富士ということ、参加車両中もっともエンジンパワーが低いという事でハンデはありましたが、車のセットアップなどはもちろん、クラッチトラブルへのリカバリー対応など、シフトというチームの人材面での優位性によって完璧なマシンでレースを進める事ができました。4位及び5位という結果で、表彰台獲得が出来なかったのは自分自身の責任だと思っており、個人的には不甲斐ない結果に終わった事を大変悔しく思っていますが、自分自身に足りない事も良く解ったので更なるレベルアップを目指していきたいと強く決意しました。SCRは関係者全員が同じ目線で発展するという思いを強く感じる、素晴らしいシリーズだと思います。」
■Bドライバー 野間一■
 「日本最高峰のスーパーフォーミュラと併催ということで、土日を通して23,500人の観客も入ったSCRに炙りや秀苑シフト997GT3のドライバーとして参戦できたことに、とても感謝しています。今回はエンジンパワーが影響する富士ということで戦闘力にハンデを抱えましたが、シフトのエンジニアリングとメンテナンスにより、セッションごとにマシンバランスも仕上がっていきました。ピットストップハンデもあり、4位、5位と表彰台を逃す結果となってしまいましたが、さらにドライバーとマシンセットに磨きをかければ、再び表彰台を獲得できるはずです。SCRはプロ・アマ問わずドライバー同志が尊重し合う雰囲気があり、素晴らしいレースだと思います。この雰囲気を大切に、さらに発展してほしいと思います。今後もSCRで活躍できるよう腕を磨いていきます。」
EXPERT INT’L with SHIFT

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス フォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス GAINER DIXCEL SLS、3戦連続表彰台獲得! (GAINER)

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GAINER DIXCEL SLS
Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
予選:5位 決勝:3位
入場者数 予選日:13,800人・決勝日:24,600人

5月31日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 晴/ドライ/気温:24度/路面温度:31度
  • ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:28度/路面温度:38度
  • ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 晴/ドライ/気温:28度/路面温度:43度

 例年10月に開催されていたオートポリス戦。毎年雨や霧に悩まされる週末を迎えていたが、今年は5月末に開催日が移動し、真夏の様な太陽の日差しが照りつける快晴の中での予選日となった。

 まずセットを進めるのは平中克幸。コースオープンと共にピットを離れていく。今回もアンダーステアに悩まされているようで、フロントの足回りを調整しながらセットを進めていく。その後ウイングの調整も行い、Bjorn WIRDHEIMと交代し、セット確認を行う。思うようにタイムは伸びず、このセッションは20番手と少し不安が残る公式練習となった。

gt_r03_g11-2.jpg  午後からも暑さは変わらず、気温よりも体感温度は30度を超えているように感じる。

 まずQ1を担当するのはBjorn。開始直後からアタックはせず、他車の計測が始まった頃にピットを離れていく。周回毎にタイムを上げていき、計測3周目に1分46秒912をマークし、この時点で8番手。Q1は突破できると判断しタイヤのことを考えアタックをやめてピットへ。10番手でQ2に駒を進めた。

 500クラスでコースオフ車両があり、約8分の遅れでQ2は開始された。Q2を担当するのは平中。Bjorn同様に、少し時間を空けてタイムアタックを開始する。徐々にタイムを上げ、計測3周目に1分46秒672のタイムで暫定2番手。しかし、この後タイム更新するマシンもあり、明日の決勝は5番手からのスタートとなった。

平中克幸ドライバーコメント
 朝の走り出しからアンダーステアが強くて、グリップ感もあまりないところからスタートしたのですが、セット変更とかトライしたことが上手くいって、予選では5番手を獲得することが出来ました。僕たちがしっかりと良い仕事をして、チームが最善を尽くした結果だと思っています。明日に向けては、良い流れを作ることが出来たと思います。この調子で表彰台の一番高いところを目指して頑張りたい。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 予選は本当に良かった。朝のフリー走行の状態から考えると、自分の予選もベストだったと思うし、Q2の克幸のタイムもベストだった。明日は良いポジションからのスタートなので、優勝して表彰台に乗れるチャンスはあると思う。

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6月1日(日曜日)
  • フリー走行 9:00~9:30 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:31度
  • 決勝 14:00~ 晴/ドライ/気温:20度/路面温度:33度

 昨日とは変わり薄い雲が広がる。しかし暑さは昨日とほぼ変わらない。朝のフリー走行はオンタイムで開始された。まずBjornがコースインしていく。ブレーキの焼き入れなどをこなし、半分で平中と交代。マシンバランスもそう悪くなく、このセッションは4番手で走行を終了した。

gt_r03_g11-4.jpg  今回は気温も路面温度も高くなってるということで、ウォームアップランが無く、フォーメーションラップの1周でスタートが行われた。

 Bjornのスタートは良く、1コーナーまでに#60BMWをかわし4番手に浮上。前を行く#3GT-Rを追いかける。1秒以内の攻防が20周近く繰り返されたが、500クラスを巧みに使い#3をパス。その後は徐々に離し始めるが、この時既にトップと2番手の車両は24秒も差が広がっていた。トップ2台は、他の車両とは違う異次元のラップタイムを刻みレースを引っ張っていた。

 ちょうど半分の周回で平中にバトンを渡す。実質2番手の#61BR-Zとは、すでに33秒もの差が開いていた。この時点でこれ以上のポジションアップは望めないと判断。確実に表彰台に登るべく平中は淡々と周回を重ねる。後ろからはやはり#3が、4秒差を詰められることなく走行。

 44周目の1コーナーで、#30GT-Rがコースから飛び出し、SC(セイフティーカー)が入る。52周目にSCランが解除され、残り9周のスプリントレースになる。

 2番手との間に3台ほどのマシンが挟まれ、真後ろには#3がいるという状態。バックマーカーのマシンが、フェアーに譲ってくれなければ、1つ間違えばポジションダウンも考えられた。しかし、平中はそんな中ベストタイムを更新し、辛くも#3の追撃をかわし3戦連続の表彰台を獲得した。

 ランキングトップの#4BMWは、500クラスとの接触でノーポイントに終わり、これにより14ポイントの差が3ポイントまで縮まった。

平中克幸ドライバーコメント
gt_r03_g11-5.jpg  優勝できると思って臨んだ決勝レースだったのですが、前を行く2台が思った以上に速くて、レーススタートして早々に3位狙いに気持ちを切り替えました。チームも良い作戦を取ったと思いますし、Bjornも前半で#3のルーカスをパスしてくれたので、作戦の幅も広がりました。後半はある程度ギャップを築いて走っていたのですが、SCが出てそのギャップが無くなり、周回遅れにも引っかかってしまい、抜かれないように走るのに苦労しました。なんとか3位をキープして、ポイントランキングのトップとの差もかなり縮めることが出来ました。次戦は逆転してランキングトップになろうと思っています。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 ダンロップタイヤのパフォーマンスが素晴らしかった。自分もスタートしてから#3GT-Rをパスするのに、ウエイトが効いてなかなか抜くのが難しかった。GT500を使って抜いてからは差を広げることが出来たので良いポジションで周回できました。3位でチェッカーを受けられたのは、今回のベストリザルトだと思っています。SUGOでも表彰台に登ります。
福田洋介チーム代表コメント
 ポイント争いはトップに追い付いて来ましたが、シーズン中盤以降、これまでも問題になっていた周回遅れ車両のモラルの欠如(ブルーフラッグ無視やチームが譲る指示を出さない)が、ポイント争いの鍵にならないよう願うばかりです。次戦はウェイトも増えて厳しい展開になりそうですが、チームの総合力で、表彰台を狙って行きます。
GAINER

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス GAINER Rn-SPORTS SLS、5位を走行するも12位でチェッカー (GAINER)

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GAINER Rn-SPORTS SLS
Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
予選:11位 決勝:12位
入場者数 予選日:13,800人・決勝日:24,600人

5月31日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 晴/ドライ/気温:24度/路面温度:31度
  • ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:28度/路面温度:38度
  • ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 晴/ドライ/気温:28度/路面温度:43度

 例年10月に開催されていたオートポリス戦。毎年雨や霧に悩まされる週末を迎えていたが、今年は5月末に開催日が移動し、真夏の様な太陽の日差しが照りつける快晴の中での予選日となった。

 まずセットを進めるのは山内英輝。コースオープンと共にピットを離れていく。マシンバランスは悪くないようだが、若干のアンダーステアがあるようで、リアの足回り、リアウイングの調整を行いセットを進める。残り時間40分ほどで植田正幸に交代。セットも確認と決勝を想定した走行でこのセッションを終えた。

gt_r03_g10-2.jpg  午後からも暑さは変わらず、気温よりも体感温度は30度を超えているように感じる。

 まずQ1を担当するのは山内。今年初のQ1突破を目指し、シートに収まる。タイヤのことを考え、アタック1発で決めるために予選時間残り5分でピットを離れていく。計測2周目には1分46秒767のタイムで7番手に浮上。山内より後にアタックをしているマシンは無く、無事Q2に駒を進めた。

 Q2を担当するのは植田。#11の平中と同時にピットを離れるが、間に違うマシンが挟まり、2台が揃ってアタックすることが出来なくなった。しかし、植田は自分のペースでアタックを開始。計測3周目に1分48秒334のタイムで暫定9位。しかし、この後アタックをするマシンがタイムを更新し、明日は 11番手のグリッドからのスタートとなった。

植田正幸ドライバーコメント
 朝の走り出しはアンダーで苦しんでましたが、山内が頑張ってマシンを仕上げてくれました。予選でも山内が良いタイムを出してくれたので、初めてのQ1突破を果たしました。僕も今年初のQ2進出だったので、出来ればポジションを落とさないようにしたかったのですが、4つポジションを落としてしまいました。決勝はなんとか挽回したいと思います。
山内英輝ドライバーコメント
 公式練習は余り良くないポジションだったのですが、チームのみんなが予選に向けて車を仕上げてくれて、フィーリングも良くなりました。朝はアタックも出来てなかったので、確実にタイムは上がるとは思っていたので、自信はありました。でも、ここまでタイムアップするとは思っていなかったので、Q1を7位で突破できたことは素直にうれしいです。2台とも苦しい状況からQ1突破出来たので良かったと思います。植田さんも頑張ってくれて11番手の決勝スタートになりますが、ダンロップタイヤさんの決勝ラップはこの2戦凄く良いので、その力生かして良いレースが出来たらと思います。

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6月1日(日曜日)
  • フリー走行 9:00~9:30 曇/ドライ/気温:25度/路面温度:31度
  • 決勝 14:00~ 晴/ドライ/気温:20度/路面温度:33度

 昨日とは変わり薄い雲が広がる。しかし暑さは昨日とほぼ変わらない。朝のフリー走行はオンタイムで開始された。

 まず山内がコースインしていく。かなり周回を重ねたタイヤでの走行だったため、マシンバランスが昨日と変わっていたが、ブレーキの焼き入れなどを行い、開始後10分ほどで植田と交代。山内とはコメントのずれが若干あったものの、フリー走行後のサファリで山内がもう一度セットの確認を行い走行は終了した。

gt_r03_g10-4.jpg  今回は気温も路面温度も高くなってるということで、ウォームアップランが無く、フォーメーションラップの1周でスタートが行われた。

 スタートを担当するのは山内。山内のスタートは悪くなく、1周目には9番手までポジションを上げていた。前を行く#30GT-Rはストレートが速く、その差は0.5秒以内の攻防が8周に渡って繰り返されたが、500クラスを使って上手くパスし、8番手に浮上。

 続けて#86ランボルギーニ、#88ランボルギーニを順にかわし、14周目には6番手までポジションを上げる。この時前を行く#60BMWと8秒あった差も徐々に詰めていき、27周目には0.7秒まで詰め寄ったところで、車に振動を感じ予定より少し早い周回で植田と交代。

 全車ピットが終わった時点でドライバー交代したときのポジションの6番手に。しかし、44周目に前を走行する#30が1コーナーでコースオフして大破。SCが入ることになる。せっかく築いた後ろとの差も8周のSC後にはほぼ無くなり、残り9周はスプリントレースの様相を呈した。

 植田は他車に劣ることなく周回するが、55周目にタイヤカスに乗ってしまいコースオフ。一気に6つポジションを下げてしまう。残念ながらそのままのポジションでチェッカーを受けることとなった。

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植田正幸ドライバーコメント
 山内が頑張ってポジションを上げてくれたので、それをキープ、もしくは少しでも上をと狙っていたのですが・・・SCが入るまでは自分なりに良いペースで走れていたとは思うのですが、SCが入ってからはタイヤが冷えて、タイヤカスを拾ってしまいリスタートしてから順位を落としてしまいました。そのあと抜きに来た車に押し出される格好で再びタイヤカスを拾ってしまい、コースオフしてしまいました。ポジションもかなり落としてしまいました。まだまだ勉強不足なので、もう少し上に行けるようにもっと頑張ります。
山内英輝ドライバーコメント
 スタートでポジションを上げて、その後GT-Rに詰まってしまい、抜くのにかなり時間が掛かってしまいました。それがもったいなかったと思います。抜いた後のペースは凄く良かったし、その後も2台続けてパスしてBMWに追いついて、このマシンを抜いて植田さんにバトンを渡せれば良かったのですが、タイヤのマネージメントをすることになってしまいました。自分のなかでもこの辺りをしっかりとマネージメントして、もっと速く走らなければいけないと思いました。植田さんは5番手まであがりましたが、トラブルで順位を下げてしまいました。これも僕の中での経験だと思うし、今週通して2人とも良いペースで決勝は走れていたので、次に繋げるレースが出来たと思います。次は表彰台目指して頑張ります。
福田洋介エンジニアコメント
 タイヤに厳しいオートポリス戦。先日の菅生テストの11号車の結果を考えると苦戦必至と事前予想し、土曜朝のセッションは、タイヤ表面温度を見ながらタイヤに優しいセットに振り、バランスが取れた所で実験的なセットを試し、半分弱の時間を植田さんにタイヤの耐久性を確かめて貰う方向で進めました。Q1には、山内君からのフィードバックで予選向けのバランス変更を行い、これが路面と上手く合い、7番手のタイムとなりました。Q2は植田さんもベストの走りで、並居るプロドライバーに次ぐ11位を獲得でした。決勝は今季ベストリザルトを刻めそうでしたが、セーフティーカー後の冷えたタイヤとタイヤカスに脚をすくわれ、12位と残念な結果に終わりました。次戦は、上位がウェイトハンデをかなり背負っているので、10号車はその間隙を縫って、表彰台を目指します。
GAINER

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス 初夏の九州熱戦 LEXUS RC Fは惜しくも表彰台に届かず4,5位 (TOYOTA)

 5月31日(土)6月1日(日)の両日、大分県のオートポリスでSUPER GT第3戦が行われた。30度近い暑さの中で、LEXUS RC Fは最後まで表彰台をかけてバトルを繰り広げたが惜しくも及ばず、伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組のKeePer TOM'S RC F 37号車が4位、ジェームス・ロシター/平川亮組のPETRONAS TOM'S RC F 36号車が5位でフィニッシュした。

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4位フィニッシュを果たしたKeePer TOM'S RC F 37号車

 SUPER GT第3戦「SUPER GT in KYUSHU 300km」が5月31日(土)、6月1日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催された。

 シーズン全8戦で争われるSUPER GTは3戦目を迎えた。舞台となるオートポリスでのSUPER GTは、昨年まで秋に、最終戦の前のレースとして開催されてきたが、今季はシーズン前半戦、初夏の開催となった。

 今季より新たにSUPER GTに投入されたLEXUS RC Fは、開幕戦岡山でデビューウィン。前戦富士では惜しくも勝利は逃したものの、2-3位を獲得し、ランキングでは2位から5位を占めて第3戦へと臨んだ。

 今大会は、WECル・マン24時間レースのテストデーが重なるため、中嶋一貴が欠場、第2戦同様にPETRONAS TOM'S RC F 36号車は平川亮がジェームス・ロシターとのコンビでドライブする。

 GT500クラスのウェイトハンデ(前戦までの獲得ポイント×2kg)については今季より規則が変更され、50kgを超える場合は最大燃料流量を絞り、搭載ウェイトは50kgを超えた分のみ搭載となる。LEXUS勢ではランキング2位、3位のKeePer TOM'S RC F 37号車(伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ)とENEOS SUSTINA RC F 6号車(大嶋和也/国本雄資)の2台がこれに該当。この新規定がどのように影響するのかにも注目が集まった。

◆予選◆

 予選日の31日(土)は好天。サーキット近郊の大分県日田市の市街地はこの日、今年国内最高となる35.1度を記録する暑さとなり、山間部に位置するオートポリスも、気温28度、路面温度38度というコンディションで熱い予選アタックが繰り広げられた。

 午後2時からノックアウト方式で行われた予選、GT500クラスのQ1は、セッション後半に入って各車コースイン。全車が本格的なアタックを開始した終盤、残り1分10秒ほどのところで、国本のドライブする6号車が第14コーナーでコースアウトしタイヤバリアにクラッシュ。赤旗中断となった。

 セッションは残り3分で再開となり、全車一発アタック。めまぐるしくタイムが塗り替えられていく展開の中、関口雄飛のアタックするWedsSport ADVAN RC F 19号車がわずかにコースオフ。すぐにコースには復帰したが、この19号車に、同じくアタック中だった平川の36号車が引っかかる形となり、共に痛恨のQ1敗退。36号車は11番手、最適なバランスを見出しきれずタイムを伸ばせなかったDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が12番手、19号車が14番手。赤旗中団の原因を作った6号車はタイム抹消により最後尾グリッドが確定した。

 一方で伊藤の37号車が3番手、平手晃平がドライブしたZENT CERUMO RC F 1号車が7番手につけ、2台のRC FがQ2進出を果たした。

 このQ1では上位13台がこれまでのコースレコードを更新。新生SUPER GT車両の速さを改めて証明することとなった。

 Q2も残り6分半を切って全車コースイン。30kgのウェイトハンデを積みながらも懸命な走りを見せた立川祐路の1号車が3番手タイムをマーク。カルダレッリの37号車はその後方5番手グリッドから決勝へ臨むこととなった。

 GT300クラスでは、OGT Panasonic PRIUS 31号車の新田守男がQ1を7番手で突破。Q2でも嵯峨宏紀が健闘を見せ、6番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

 1日(日)も好天に恵まれ、午後2時の時点で気温28度、路面温度43度という暑さの中で決勝レース(65周)のスタートが切られた。

 予選でコースオフを喫し最後尾グリッドとなった6号車は、スタート直前に燃料系の不具合が発生し、修復は間に合ったもののピットスタートとなった。

 序盤、上位勢はグリッドの順位をキープ。後方では11番手グリッドの36号車を駆るロシターが目覚ましい追い上げを見せ、6周目には6位に浮上。

 3位を走る平手の1号車、4位の12号車GT-R、5位につけるカルダレッリの37号車のバトルに36号車が追いつき、4台による3位争いが展開された。

 猛追を受けながらも何とか3位をキープしていた平手の1号車だったが、16周目過ぎあたりからタイヤの摩耗が激しくなり、一気にペースダウン。ペースの落ちた1号車を、17周目に37号車、36号車が揃ってパス。翌周には36号車のロシターが37号車をかわし4位へとポジションアップを果たした。

 1号車の平手は、なんとかドライバー一人の最低周回義務となる22周を消化し、ピットインしたが、10位以下へ順位を落としてしまった。

 レース中盤に入ると他の車両も次々にピットイン。36号車をロシターから受け継いだ平川は、37号車の前でコースに復帰したが、34周目の最終コーナーでコースアウト。すぐにコースに戻ったものの、37号車伊藤の先行を許してしまった。

 その後は上位勢の差が広がり、順位は拮抗状態となっていたが、47周目にGT300クラスの車両が1コーナーでクラッシュ。ガードレールを乗り越えるほどの大クラッシュとなり、その処理のためにセーフティカーが導入された。

 セーフティカー導入により上位勢のマージンは小さくなり、残り9周のスプリントレースとして再スタート。4位の37号車伊藤、5位の36号車平川が、前を行く12号車のGT-Rを激しく追い、3位表彰台を賭けた手に汗握るバトルがチェッカーまで繰り広げられた。

 テール・トゥ・ノーズ状態までライバルを追い詰めた2台のLEXUS RC Fだったが、惜しくも逆転は叶わず、37号車が4位、36号車が5位でフィニッシュ。

 19号車が8位。スタート前のトラブルでピットスタートを強いられながらも着実な走りで順位を上げた6号車が9位でチェッカーを受け、ポイントを獲得した。

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11番手スタートから追い上げ5位でフィニッシュした
PETRONAS TOM'S RC F 36号車

 今大会の結果、ドライバーズランキングでは37号車の伊藤/カルダレッリが2位、6号車の大嶋/国本が3位をキープしている。

 GT300クラスでは、6番手グリッドを獲得したプリウス31号車が、フォーメーションラップのスタート時にシフトトラブルに見舞われ発進が出来ず、最後尾へと後退してレースを開始。前半新田が少しずつ順位を上げ、18位まで順位を上げたところで嵯峨へとドライバー交代しコースに戻ったが、再度シフトのトラブルが発生し、レースを終えることとなった。

KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー 伊藤大輔:
 (ウェイトハンデによる燃料流量制限など)ハンデがあったにもかかわらず、予選・決勝と良いクルマに仕上げてくれたおかげで、良いレースを戦えた。とはいえ、ライバルをパスする為に、細かなところをもっと詰めていく必要性は感じた。結果的には残念な部分もあるが、こういう厳しい展開の中で、きっちり上位でポイントを獲得していくことが大事だと思う。ライバルが、3戦連続表彰台という結果を残しているので、自分たちも安定した力を発揮して戦っていきたい。
KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
 決勝レースは、まず自分たちの前にいた12号車をターゲットにした。12号車をオーバーテイクした後は1号車とのバトルになったが、向こうはタイヤにダメージを負っていたようだ。彼らとのバトルが長引いたこと、またGT300クラスの処理などもあり、かなりタイムをロスしてしまった。シーズンはまだ3戦を終えたばかりだ。戦い方もクルマも、チームと共に更に詰めていき、タイトルを狙いたい。
トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス #23MOTUL AUTECH GT-R
松田次生
移籍してこの2戦本当に悔しい思いをして。ミーティングを重ねてきました。
今回も空力がロードラッグになって「どうだろうな?」って本当に不安でしたが、今回は予選からすごく流れがよくて、セッティングに関しても僕とロニーの要望した通りのクルマになっていて、それがタイヤともすごくマッチしていました。
終わってみればこんなに完勝できるとは思いませんでした。
ただ今年は移籍して、先に12号車に勝たれてしまって、自分の中では本当にフラストレーションがたまっていました。
セーフティーカーが入った時には「なんで簡単に勝たせてくれないんだろう」と思ったりもして、なんか勝てないジンクスでもあるのかな?という気がしたんです。
リスタートではとにかくフルプッシュしました。ロニーも頑張ってくれてるし、クルマもタイヤもいい状態で「ここで勝たなきゃいつ勝つんだ?」って自分に言い聞かせて猛プッシュしたんですが、まさか36秒台が出るとは思いませんでした。
そういった気持ちが勝利に繋がったし、僕はレースで勝って泣くことはあまり無いんですが、今回は感動していました。
今日勝ったことは嬉しいんですが、まあ通過点として、12号車に早く追いついてチャンピオン争い出来るように、気を引き締めてクルマを開発していきたいと思います。
今回本当にいいベースセットを見つけたので、ここをベースにクルマを上手く作っていければ、菅生では結果を出せると思います。 ブリヂストンもいいタイヤを作ってくると思いますが、ミシュランも負けないように作っていきたいと思います。
ロニー・クインタレッリ
ニッサンとニスモファンにはお待たせしました。やっと勝つことが出来ました。去年も何回も優勝のチャンスがありましたが勝てませんでした。
今年も第3戦でやっとまともなレースが出来て優勝することもできました。
レースは序盤から思ったより調子が良くて、気持ちよくプッシュできました。僕のスティントの中で46号車に追いつかれたときは、周回遅れが中々譲ってもらえなくて、あり得ないようなブロックをされました。その時に接触があったんですけど、スピンしなくて、クルマにも問題はありませんでした。
後半のスティントでセーフティーマージンを得られたんですが、残り15周でセーフティーカーが入って「簡単に勝たせてくれないな」と思いました。
クルマのベースはいいものを見つけたので、このベースでいいレースが出来ると思います。 菅生ではリストリクターが小さくなることでウェイトは積まないし、暑い夏のレースも菅生ももともとミシュランと相性がいいので、いいタイヤを選んで12号車との差を詰められるようなレースをしたいです。
GT300クラス #55ARTA CR-Z GT
高木真一
昨日の予選は2位。事前にテストが出来なかった割にチームが頑張っていいクルマを作ってくれました。
2回目のアタックで引っかかったというのはありましたが、これは運というか、僕の日頃の行いが悪かったというか、レースアクシデントみたいなものだと思っています。
最初のアタックの後、2回目はやめてタイヤを温存しようと思っていたら、スバルとの差がコンマ何秒ってことで、チームがどうしてもポールポジションをとりたいということだったので、アタックの指令が出た矢先のことだったので。ただ僕はこう言うこともあると思ってレースをやってるので、納得した上での2位でした。
練習走行からブリヂストンタイヤのもちがいいということを感じてました。クルマのセットアップを考えつつ攻めていった結果、決勝ではいいパフォーマンスのクルマに仕上がりました。 クールスーツが壊れたり、セーフティーカーが入ったりで小林は疲れていますが、僕はクルマの調子が良かったのですごく楽させてもらったような印象です。
この流れで言うと、去年のことを思い出してしまって、流れ的に優勝しか無いのかなと。事前テストでも菅生は路面改修されていい感じになって、500の気持ちでコーナリングできるて、いいデータも取れたので、ウェイトは載りますがCR-Zとしては菅生は相性もいいですし、狙えると思います。
小林崇志
昨日の予選は他のクルマに引っかかったというのはありましたが、2番手スタートというのは悪くない位置だったので、「明日勝てばいいだろう」と気持ちを切り替えることが出来ました。
クルマは持ち込みから調子がよく、タイヤのフィーリングもよく、予選、決勝といい状態でした。
高木さんがスタートで後ろのGT-Rに抜かれなければ勝てると思いましたが、高木さんはしっかり押さえて、2番手のまま僕に渡してくれたので。
満タンスタートということでペースは悪くなると思いましたが、給油時間を短くするためにあえてそういう作戦にしました。
アウトラップでBRZの前に出ることが出来て、向こうのペースは速かったんですけど、何とか押さえることが出来、その後は突き放すことが出来ました。
その後はタイヤを労りながら走っていましたが、SCが入ってペースが落ち、走行風が入らなくなって暑くてしんどかったです。 リスタートでは間に1台ポルシェが入っていたこともあり、突き放すことが出来ました。 このままいけるかなと思ったんですが、終盤61号車がすごく追い上げて来たので、精神的にはしんどいレースでしたが、こうやってトップで戻って来れて良かったです。 これだけいいクルマを作ってくれたチームに感謝していますし、ブリヂストンさんにも感謝しています。
こうやって優勝することが出来たので、シリーズ争いも出来るようになりました。次からまた優勝争いをして、今年こそはチャンピオンを獲りたいと思います。
テストでいい手応えがあって、うまくいってると思うので、ウェイトが載ってもチャンスはあると思います。 去年のように優勝争いが出来ると思うので、自分の出来ることをやっていきます。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス決勝 #23モチュールGT-Rが2年8ヶ月ぶりの優勝。GT-Rが18年10ヶ月ぶりに表彰台を独占!!

2014オートバックス スーパーGT第3戦「スーパーGTイン九州300km」の決勝レースが6月1日、大分県のオートポリスで行われ、ポールポジションからスタートした#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がそのまま逃げ切り、NISMOに2年8ヶ月ぶりの優勝をもたらした。
また、2位には#46S Road GT-R(本山哲/柳田真孝組)、3位に#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)とニッサンGT-Rが18年10ヶ月ぶりに表彰台を独占した。 GT300クラスは#55ARTA CR-Z GT(新田守男/小林崇志組)が今季初優勝。ポールポジションの#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)は2位に終わり、ピット作戦の違いが明暗を分けた格好だ。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日/13,800人 決勝日/24,400人 二日間合計/38,200人)

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決勝レースは午後2時より65周で行われた。
ポールポジションからスタートした#23クインタレッリがホールショットを決め、そのまま快調に後続を引き離しにかかり、序盤に早くも2位#46本山に5秒以上の差をつけるが、GT300の周回遅れが出て来た辺りからその処理に手こずり、徐々にその差は詰まっていった。
25周を終えた時点でその差は2.3秒。その2周後には僅かコンマ3秒、完全にテール・トゥ・ノーズの状態となった。
しかし28周目の第2ヘアピンで周回遅れに詰まったクインタレッリに本山が追突。 46号車は左のヘッドライト付近にダメージを負って30周終わりでピットへ。ガムテープでフロント周りを修復し、柳田が乗り込んでコースへ戻っていった。
一方、トップの23号車も右側のリヤバンパー周りを破損していたものの、そのままコース上に留まり、37周目まで引っ張って漸くピットへ。
この作戦が功を奏し、23号車はそのままトップでコースに復帰しただけでなく、2位の46号車に14秒もの大差をつけることに成功。 そのまま独走で逃げ切るかに思われたが、47周目に入ったところでGT300クラスの#30IWASAKI apr GT-Rがブレーキトラブルにより1コーナーで飛び出し、そのままタイヤバリアとガードレールを突き破るという大クラッシュが発生。
ドライバーの岩崎祐貴は命に別状なかったものの、この車両回収のためにセーフティーカーが導入され、23号車のマージンは一気に帳消しになってしまった。

SCは55周終わりでピットイン。56周目からレースが再開されると、#23松田は猛然とダッシュ。 立て続けに1分37秒台を叩き出すハイペースで、58周目には1’36.895とこのレースのファステストラップを叩き出し、再び#46柳田との差を広げていった。
結局#23松田は#46柳田とのギャップを5.7秒に広げて65周を走りきり、今季初勝利を達成した。 これはNISMOにとっては2011年10月の第8戦もてぎ以来、実に2年8ヶ月ぶりの勝利だ。

2位には#46S Road GT-R、3位には2台のトムスRC Fとのドッグファイトを制した#12カルソニックGT-Rがつけ、終わってみればニッサンGT-Rが表彰台を独占する結果に。 これは1995年8月の第4戦富士以来。実に18年10ヶ月ぶりの快挙となった。

23号車が終始圧倒的な速さを見せつけたGT500クラスとはうって変わり、GT300クラスは序盤から上位陣による接戦が展開された。
それでもポールシッターの#61BRZは佐々木孝太の懸命な走りでトップをキープし続けていたが、61号車が29周目でピットに入ったのに対し、55号車は給油時間を短く撮るために32周まで引っ張ってピットイン。
このわずか3周分の給油量の差が功を奏し、#55CR-Zは#61BRZの前でピットアウトすることに成功した。
後半のスティントを担当した#55小林はじわじわと#61井口との差を広げにかかり、39周を終えた時点では8.6秒もの大差をつけることに成功したが、こちらもセーフティーカーの影響で一気にアドバンテージを失ってしまった。
クールスーツの不調に苦しみながら走行を重ねていた小林だったが、リスタート後も井口につけいる隙を与えず、2秒の差をキープして残り周回数を消化、昨年7月の第4戦SUGO以来の優勝をものにした。
2位に#61BRZ、ビヨン・ビルドハイムが20周目に#3B MAX NDDP GT-Rのルーカス・オルドネスをオーバーテイクし、終盤は星野一樹の猛追を平中克幸が退けた#11GAINER DICXELL SLSが3位に入った。

次戦はスポーツランドSUGO、7月20日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/06/01) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
123松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI14651:58'46.067
246本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI2655.788
312安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS626523.285
437伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS526523.649
536ジェームス・ロシター
平川 亮
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS46524.036
6100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS46544.576
718山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI14641Lap
8*19脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH8641Lap
96大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS52641Lap
1032中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL641Lap
1139石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS26641Lap
12*1立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS30641Lap
1324ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH164619Laps
---- 以上規定周回数(45Laps)完走 ----
-8ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS63827Laps
-17塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS102936Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 松田次生(MOTUL AUTECH GT-R) 1'36.895 (58/65) 173.696km/h
  • CarNo.19(関口雄飛)は、2014 SUPER GT Sproting Regulations 第27条1 a.(接触行為)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.1(立川祐路)は、2014 SUPER GT Sproting Regulations 付則3 10. 違反により決勝結果に30秒を加算する。

■GT300クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/06/01) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
155高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS10602:00'20.424
261佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI602.257
311平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL52591Lap
43星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH28591Lap
50中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS26591Lap
686細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH8591Lap
760飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH591Lap
850加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH591Lap
967横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH4591Lap
1065黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH18591Lap
1188織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH591Lap
1210植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL2591Lap
132高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8582Laps
1433都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH12582Laps
15*7ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH46582Laps
164谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH80582Laps
1722和田 久
土屋 武士
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH582Laps
18*21リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH6582Laps
199白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH582Laps
205玉中 哲二
山野 直也
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH573Laps
21360田中 篤
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH573Laps
2248高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH555Laps
2330岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH24218Laps
---- 以上規定周回数(42Laps)完走 ----
-31新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH3327Laps
  • Fastest Lap: CarNo.55 小林崇志(ARTA CR-Z GT) 1'46.497 (60/60) 157.999km/h
  • CarNo.7(ヨルグ・ミューラー)は、2014 SUPER GT Sproting Regulations 第27条1 a. (接触行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.21は、2014 SUPER GT Sproting Regulations 第30条2違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス 坂東代表のコメント(3)GT500クラスの空力パッケージについて

我々としては現在のモノコックを2016年まで続けて使いたいと思っているが、現在のコーナリングスピードでそこまでもつのか、またこのモノコックとダウンフォースの中での定期交換部品のサイクルが短くなってくるかどうか、そこの確認がまだ出来ていない。結果的に耐久性の部分でコストアップになるのではないかと危惧している。

また、コーナリングスピードの上昇により、スピンしたクルマがバリアまで言ってやっと止まる状態になっている。 この状況下でドライバーに対する安全性の問題はどうなのか。

この2点に着目してローダウンフォース、ハイダウンフォースのテストをして来た。 安全性を最優先で考えて、そのうえで今後も規則を考えていこうという方向性だ。 タイヤ屋さんの開発なども考えて、ここと菅生は今の仕様でやることにした。富士は富士仕様があるし、その後の鈴鹿、タイ、もてぎについては、開催までに安全の確認がとれるのであれば、今迄通り規則を変えずに今季はやりぬこうと思っている。 鈴鹿、タイ、もてぎについては空力を触れる部分が出てくると思うが、あまり規則をばたたばた変えたくはない。 鈴鹿までにはきちんと回答を出して、安全性に配慮した、なおかつ最速のクルマでレースをやっていきたい。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス 坂東代表のコメント(2)ルマンシリーズとの関係について

ルマンシリーズはカテゴリー的には歴史と文化のあるものと承知しているが、そこの中にわれわれ島国のものが入ってやれればいいなと思って交渉して来た。 しかし向こうには向こうのルールがあり、その規定に従ったものをもってくれば走らせるとは言っていただいている。 ただ自分としてはGT500をそのまま持っていきたかった。無理難題を言っているのは承知の上での交渉だったが、バーターとしてアジアンルマンへの協力などをやって来た。 しかし正直去年までのクルマならともかく、今季からはITRの規則によるものになり、これはスーパーGTとDTMには参加できるが、それ以外には参加できないという約束事がある。それをACOにこれを持ち込むというのは難しい問題になるので、そこは断念します。 ただ日本のチームやドライバーがヨーロッパに行けるような道は今後も模索していきたい。

アジアンルマンやGTアジアとの交流も続ける。 富士でやる今季のアジアンルマンも本当は混走を考えていたが、台数的にもピットの設備などを同一条件では用意できないので併催という形にした。 GTアジアも台数が増えて来て、パドックにテントを張るだけでは満足してもらえない状況が出ている。 向こうの意向も尊重するということに今はなって来た。 今後はお互いの存在を尊重し合いながら共存していこうと考えている。ACOとも同じスタンスで考えており、現時点では規則を統一しよう、などの具体的な話にはなっていないが、WECやアジアンルマン、それから国内と、お互いを尊重し合えるような関係を築いていきたい。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス 坂東代表のコメント(1) GT300クラスのBOPについて

FIA-GT3のBOPについては、ブランパンシリーズを運営するSROと話をし、同じ規則でレースをしていくという方針でやっており、7月のオランダでアポを取って、ステファン(ラテル)と話をしてくることになっている。 GTアジアもそうだが、同じSROのレギュレーションを使うということを徹底しようとしている。 SROのBOPはサーキットによってABCと三つのパターンを使い分けるようになっており、それに対して日本のGT300、GT3も含めた形で規則を決めて欲しいと要望することにしている。 そうやって定めたGT3という枠に対してJAF GTの性能調整をしっかりやり、コンペティションの状態を保てるようにしていく。

クルマによっては向こうで遅くてこっちで速いとか、向こうで速くてこっちで遅い、などの状況はあるが、そこに手を入れていくとまた個別の性能調整という話になってしまうので、現時点ではFIAのGT3に関してはSROの規則に合わせる。 コースによってABCと三段階のダウンフォースのメニューがあるので、それを日本のコースに置き換えてやっていく。

JAF GTに関してはBRZのターボやプリウス、CR-Zのハイブリッドなど、様々な条件があるが、ターボ係数は1.7とし、ハイブリッドの調整もデータを取りながら、それを元にやっていく。

これまでビーエムが2回続けて勝っているが、前回は戦略的にCR-Zが失敗したという側面もあった。 4号車は河野エンジニアの立てた戦略を始めとしたチームワークの部分と、ドライバーが考えながらレースをやっているという部分で速かったと考えている。 それに加えてBMWの人間が来ているという点も大きい。 飯田章がポンともって来てあれだけ速いということは、クルマのベースの部分が相当レベルが高いということだと思う。 あまりワークス同士の戦いにしたくはないが、そこは今コントロールできていない部分だ。 もうちょっと均衡して欲しいとは思っているが、現状で「おかしい」と感じる部分では無い。

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリスGTA定例会見 鈴鹿1000km以降はハイダウンフォース仕様復活か?

スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)の定例会見が第3戦オートポリスの決勝日にも開催され、坂東正明代表が出席して今後の課題について語った。

今回のテーマはGT300クラスのBOP(性能調整)について、ルマンシリーズを統括するACOとの交渉について、今回GT500クラスでローダウンフォース仕様の空力パッケージを採用するに至った経緯の3点。

BOPについては今後もSROのラテル代表と話し合いの場を設けて調整を進めるが、基本的にはSROの規則に沿って実施すること。
また現在SROがコースレイアウトに合わせてABCと三段階のメニューを使用していることに対応し、日本のコースレイアウトに合わせてこれを採用していくとした。

ルマンシリーズについては、従来からGT500車両の混走を働きかけて来たが、ITRとの規則統一により断念したこと。
しかし今後も日本のドライバーやチームがヨーロッパで活躍できるような道は模索していくことなどを明らかにした。

GT500についてはドライバーの安全性やモノコックを始めとする各パーツ類の耐久性に考慮したものであることを説明。
ドライバーの安全性やパーツの交換サイクルなどのデータを収集し、第6戦鈴鹿までには回答を出したいとのこと。
その上で鈴鹿、タイ、もてぎについてはハイダウンフォース仕様の空力パッケージを使用することもあり得るとコメントした。

(詳細については別途掲載します)

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリスフリー走行 今度はレクサス勢が1-2。トップは#19ウェッズスポーツRC F

スーパーGT第3戦オートポリスのフリー走行は#19Wed’sSport ADVAN RC F(脇阪寿一/関口雄飛組)がトップタイム。
GT300は#31OGT Pnanasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀組)がトップだった。

gt_r03_f-19 gt_r03_f-31

決勝日を迎えたオートポリスは昨日に続いて好天に恵まれ、朝から汗ばむ陽気の中で午前9時より30分間のフリー走行が行われた。
走り出しから好タイムを記録したのは#19ウェッズスポーツRC Fで、関口雄飛が1’36.851を記録。これがそのままこのセッションのトップタイムとなった。
昨日の予選ではアタック中に姿勢を乱して#36ペトロナスRC Fの平川亮に接触、14番手に終わった関口だったが、決勝での巻き返しに期待できそうな状況だ。
その36号車はジェームス・ロシターが1’37.370を記録して2番手につける。 ここまでGT-R勢の速さばかりが目立っていた今週末、決勝セッティングではその勢力図がどう変わっていくかに注目だ。
予選でフロントローを独占した#23モチュール、#46S RoadのGT-R勢も3、4番手につけた。

一方、今季不振にあえぐNSX勢は、#18ウイダーモデューロNSXが9番手と今回も厳しいレースになりそう。
高低差のあるコースレイアウトに70kgの性能調整が重くのしかかるが、18号車はフロントローの2台と同じミシュランタイヤを装着しており、これを生かしてどこまで順位を揚げられるかがポイントになりそうだ。

一方、GT300クラスは走り出しでルーカス・オルドネスの駆る#3B MAX NDDP GT-Rが1’47.597でトップに立ったが、セッション中盤に#31嵯峨宏紀が1’47.429を記録してトップに立った。
2番手は#3GT-R、3番手に#60TWS LM corsa BMW Z4がつけ、ポールシッターの#61SUBARU BRZ R&D SPORTは7番手で朝の走行を終えている。

第3戦決勝はこのあと午後2時より65周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス フリー走行結果

■GT500クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/06/01) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
119脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH81'36.851--173.735
236ジェームス・ロシター
平川 亮
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS41'37.370 0.519 0.519172.809
323松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI141'37.539 0.688 0.169172.509
446本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI21'38.261 1.410 0.722171.242
512安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS621'38.446 1.595 0.185170.920
61立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS301'38.490 1.639 0.044170.844
724ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH161'38.622 1.771 0.132170.615
86大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS521'38.792 1.941 0.170170.321
918山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI141'38.931 2.080 0.139170.082
1032中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'39.075 2.224 0.144169.835
1137伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS521'39.123 2.272 0.048169.753
1239石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS261'39.179 2.328 0.056169.657
138ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'39.367 2.516 0.188169.336
14100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS41'39.749 2.898 0.382168.687
1517塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'39.816 2.965 0.067168.574

■GT300クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/06/01) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
131新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH1'47.429--156.628
23星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'47.597 0.168 0.168156.384
360飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'47.608 0.179 0.011156.368
411平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL521'48.358 0.929 0.750155.285
52高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'48.370 0.941 0.012155.268
65玉中 哲二
山野 直也
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.408 0.979 0.038155.214
761佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI1'48.414 0.985 0.006155.205
84谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'48.446 1.017 0.032155.159
97ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH461'48.551 1.122 0.105155.009
109白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'48.575 1.146 0.024154.975
1133都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'48.682 1.253 0.107154.822
1221リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH61'48.904 1.475 0.222154.507
1355高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS101'48.938 1.509 0.034154.458
1410植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'48.961 1.532 0.023154.426
1567横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH41'49.037 1.608 0.076154.318
1688織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'49.047 1.618 0.010154.304
170中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS261'49.058 1.629 0.011154.289
1850加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH1'49.082 1.653 0.024154.255
1965黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH181'49.203 1.774 0.121154.084
2086細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH81'49.242 1.813 0.039154.029
2122和田 久
土屋 武士
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'49.254 1.825 0.012154.012
2230岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH21'49.442 2.013 0.188153.747
2348高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'50.664 3.235 1.222152.049
24360田中 篤
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'03.05315.62412.389136.741

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス公式予選 ポールシッターのコメント

GT500クラス #23MOTUL AUTECH GT-R

gt_r03_q-pp

松田次生
朝のフリー走行からクルマの調子がすごく良くて、タイヤのフィーリングも良かったので、予選も結構自信を持っていっていました。 少しタイヤの暖まりの問題とアンダーステア現象が出ていましたが、Q2でそこを直せれば速いタイムが出せるとエンジニアとロニー選手に伝えたら、ロニー選手が素晴らしい、文句の付けどころの無いタイムを出してくれました。 予選は良かったんですけど、明日のレースは長いですし、明日が一番大事だと思うので、気を引き締めてレースに臨みたいと思います。 この2戦つまづいて、表彰台が見えていても難しい結果に終わりましたので、このオートポリスはそのためにチーム全員機を引き締めて臨みました。予選では結果は出ていますが、明日も気を引き締めて、レースでも結果が残るように。オートポリスは天気がいいと気が抜けないレースになるので、また記者会見に来れるように頑張りたいと思います。
ロニー・クインタレッリ
ツギオが言ってた通り、朝のフリー走行で調子が良くて、ダウンフォースを減らしましたが、それに対してのセッティングとタイヤの選択がとても良く、この前に比べて乗りづらさは感じませんでした。 予選に関してはQ1でツギオがすごく頑張って、もう1台のミシュランタイヤのGT-Rもいいタイムが出ていたので、相当頑張らないとポールポジションはとれないと思い、もう少しクルマが曲がるように微調整を行いました。完璧じゃなかったけど、プッシュできる状態になっていました。 予選はうまくいきましたが、このクルマでの1スティントの距離のデータは皆ありません。僕らは朝のフリー走行で10周のロングランをやって、そのアベレージは悪くなかったし、前からのスタートでマネジメントはしやすいので、まともなレースをして、トラブルなしでフィニッシュしたいと思います。

GT300クラス #61SUBARU BRZ R&D SPORT

gt_r03_q_ps

井口卓人
フリー走行以前の、テストのときからクルマは調子が良くて、ミシュランタイヤも路面にマッチしていました。その結果500も300もポールということで、非常にほっとしたし、嬉しいんですけど、明日の決勝に向けてもしっかりチームとコミュニケーションとって、作戦についても判断したいと思います。 僕は九州出身ということで、地元ということもありますし、スバルさんにも応援スタンドも作っていただいて、沢山の方にきていただいているので、かなり厳しいレースになると予想していますが、孝太さんと力を合わせて、青くてカッコいいBRZがトップでチェッカーを受けられるように頑張りたいです。
佐々木孝太
去年は年間最多ポール記録を作れたんですけど、今回やっと自分の300の中でのポール記録を作れたということで素直に嬉しいです。 でも去年もそうでしたが、僕らはポールを獲ることが目的じゃなく、レースを勝つことを優先してセットアップを進めて来たので、ポールポジションは僕らにとってのおまけみたいなものだと思っています。 今日の天気は本当にミシュランデーでしたね。ミシュランタイヤが非常にいい仕事をしてくれました。 このいいタイヤを決勝でもしっかりもたせて、トップでチェッカーを受けたいと思います。 このサーキットでは僕はすごくアウェー感を感じるというか、全てが井口よりなので(笑)ここは仕方ないという感じで。その代わり鈴鹿ではきっちり協力してもらいます(笑) いい天気でレースできるのは嬉しいですが、タイヤはしっかりマネジメントしないといけないので、簡単なレースじゃないと思います。油断せず、最後の1周まできっちりコントロールしたいと思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス公式予選 ミシュラン勢が両クラスを制す。GT500は#23モチュールGT-R

2014オートバックス スーパーGT第3戦「スーパーGTイン九州300km」は1’34.523のコースレコードを記録した#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がポールポジションを獲得、2番手に#46S Road MOLA GT-R(本山哲/柳田真孝組)がつけ、ニッサンGT-R&ミシュランタイヤのコンビネーションがフロントローを独占した。 GT300クラスも同じくミシュランタイヤを履く#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)が今季初めてのポールを獲得した。

gt_r03_q-23 gt_r03_q-61

照りつける初夏の日差しのもと、公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。 ここ数年悪天候に祟られたオートポリスだったが、今回は終始ドライコンディションのもと、真夏を思わせる高い気温の中での走行となった。

予選Q1
15分間の走行で上位8台のQ2進出枠を競う予選Q1は、今回も残り時間が8分を切ってから漸く各車がコースインするという展開に。 しかし今回はこれが明暗を分ける結果になってしまった。
最初にアタックを行ったのは#23モチュールGT-Rの松田。1’35.662と早くも公式練習のタイムを上回って来た。 続いて#46S Road GT-Rの柳田が1’34.999を叩き出してトップに立つ。
ところがその直後、#6エネオスRC Fを駆る国本雄資がターン14でコースオフ。前からバリアに突っ込んで止まってしまった。
これにより赤旗が提示されてしまい、約半数のチームがタイムアタックの機会を失ってピットに戻ることになってしまった。
6号車はその後自力でピットへ。 セッションは規定により残り時間3分で再開されることになった。
この時点でタイムを出せていないチームに撮ってはまさに一発勝負となった訳だが、ここで前年王者の#1ZENT RC F(平手晃平)、#12カルソニックGT-Rの安田裕信、#17ケーヒンNSXの塚越広大らがタイムアップに成功、それぞれ6位、7位、8位でQ2に歩を進めた。
一方、中嶋一貴の欠場で全戦富士に続いて起用された平川亮の駆る#36ペトロナスRC Fはアタック中に姿勢を乱した#19ウェッズスポーツRC F(関口雄飛)に巻き込まれる格好でアタックの機会を逃してしまった。

一方GT300クラスは順調に15分間を消化。 地元九州出身の井口卓人(#61BRZ)がいきなり1’45.717のコースレコードを叩き出してトップに立つと、終盤には#55ARTA CR-Zの小林崇志が1’45.969で2位に上がって来た。 一方、ここまで常にトップ争いを展開していたBMW Z4の2台はウェイトハンデの影響もあってか今回は苦戦を強いられることになった。 その結果、開幕2連勝中の#4初音ミクZ4(片岡龍也)は16番手、#7Studie Z4に至っては電気系のトラブルでコースインすることすら出来ず、ノータイムに終わってしまった。

予選Q2
Q1の赤旗の影響もあり、予選Q2は当初予定より8分遅れて開始された。
ここでもタイヤの消耗を嫌ってか、残り時間6分で漸く各車一斉にコースイン。 ほぼ一発勝負のタイムアタックとなったが、ここで速さを見せつけたのがミシュラン勢だ。
#23クインタレッリ、#46本山哲がそろって1分34秒台のタイムを叩き出し、1’34.523のクインタレッリがポールポジション。本山は1’34.792と一歩及ばなかったが、今季初のフロントロースタートをものにした。
3番手にはレクサス勢最上位として#1ZENT RC F(立川祐路)がつけ、ホンダ勢最上位は#100レイブリックNSX(武藤英紀)の6位だった。

GT300クラスは、最初に#3星野一樹(B MAX NDDP GT-R)が1’46.551でトップに立ったが、#55高木真一(ARTA CR-Z)がこれを1秒以上上回る1’45.503を叩き出し、続いて#61佐々木が1’45.335とタイムを更に縮めて来た。
#55高木は1周のクールダウンののち、再びアタックを開始、セクター1、セクター2と佐々木を上回るペースで走行していたが、最終セクションでスロー走行していた#2高橋一穂(シンチウムMP4-12C)に頭を押さえられてしまい、タイム更新はならなかった。
これにより佐々木孝太が今季初、自身通算11回目(GT300クラス最多)のポールポジションを獲得することになった。

第3戦決勝は明日午後2時より65周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス公式予選総合結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/05/31) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
123松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI141'35.2101'34.523
246本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI21'34.9991'34.792
31立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS301'36.2711'35.683
412安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS621'36.4081'35.711
537伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS521'35.7261'35.892
6100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS41'36.1471'36.292
717塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'36.2691'36.606
824ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH161'36.0891'36.840
98ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'36.631
1018山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI141'36.942
1136ジェームス・ロシター
平川 亮
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS41'36.961
1239石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS261'37.424
1332中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'37.617
1419脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH81'41.401
---- 以上予選通過 ----
-6大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS52no time
  • CarNo.6(国本雄資)は、2014 SUPER GT Sporting Regulations 第20条5.により、当該セッションのタイムを抹消した。

■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/05/31) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
161佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI1'45.7171'45.335
255高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS101'45.9691'45.503
33星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'46.8361'46.551
460飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'46.1581'46.578
511平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL521'46.9121'46.672
631新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH1'46.8341'46.788
788織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'46.5411'46.842
886細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH81'47.0291'47.090
90中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS261'46.4051'47.178
1030岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH21'46.9171'47.477
1110植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'46.7671'48.334
129白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'47.2281'48.388
1321リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH1'47.305
1465黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH181'47.555
154谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'47.582
1667横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH41'47.793
1722和田 久
土屋 武士
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'47.794
1850加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH1'47.938
1933都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'48.084
20360田中 篤
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.191
215玉中 哲二
山野 直也
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.488
2248高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'50.319
---- 以上予選通過 ----
-2高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8no timeno time
-7ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH46absence
  • CarNo.2(高橋一穂)は、2014 SUPER GT Sporting Regulations 第27条3)(走路妨害)違反にて予選Q1/Q2のタイムを抹消とする。

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2104/05/31) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
123ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI141'34.523--178.014
246本山 哲S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI21'34.792 0.269 0.269177.509
31立川 祐路ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS301'35.683 1.160 0.891175.856
412ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS621'35.711 1.188 0.028175.804
537アンドレア・カルダレッリKeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS521'35.892 1.369 0.181175.472
6100武藤 英紀RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS41'36.292 1.769 0.400174.743
717金石 年弘KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'36.606 2.083 0.314174.176
824佐々木 大樹D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH161'36.840 2.317 0.234173.755

■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/05/31) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
161佐々木 孝太SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI1'45.335--159.742
255高木 真一ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS101'45.503 0.168 0.168159.487
33星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'46.551 1.216 1.048157.919
460飯田 章TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'46.578 1.243 0.027157.879
511平中 克幸GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL521'46.672 1.337 0.094157.740
631嵯峨 宏紀OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH1'46.788 1.453 0.116157.568
788織戸 学マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'46.842 1.507 0.054157.489
886山西 康司クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH81'47.090 1.755 0.248157.124
90野尻 智紀MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS261'47.178 1.843 0.088156.995
1030影山 正美IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH21'47.477 2.142 0.299156.558
1110植田 正幸GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'48.334 2.999 0.857155.320
129白坂 卓也国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'48.388 3.053 0.054155.242
-2高橋 一穂シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8no time---
  • CarNo.2(高橋一穂)は、2014 SUPER GT Sporting Regulations 第27条3)(走路妨害)違反にて予選Q1/Q2のタイムを抹消とする。

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/05/31) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
146柳田 真孝S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI21'34.999--177.122
223松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI141'35.210 0.211 0.211176.729
337伊藤 大輔KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS521'35.726 0.727 0.516175.777
424ミハエル・クルムD'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH161'36.089 1.090 0.363175.113
5100小暮 卓史RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS41'36.147 1.148 0.058175.007
617塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'36.269 1.270 0.122174.785
71平手 晃平ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS301'36.271 1.272 0.002174.782
812安田 裕信カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS621'36.408 1.409 0.137174.533
---- 以上Q2進出 ----
98松浦 孝亮ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'36.631 1.632 0.223174.130
1018山本 尚貴ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI141'36.942 1.943 0.311173.572
1136平川 亮PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS41'36.961 1.962 0.019173.538
1239石浦 宏明DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS261'37.424 2.425 0.463172.713
1332中嶋 大祐Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'37.617 2.618 0.193172.372
1419脇阪 寿一WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH81'41.401 6.402 3.784165.939
---- 以上予選通過 ----
-6大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS52no time---
  • CarNo.6(国本雄資)は、2014 SUPER GT Sporting Regulations 第20条5.により、当該セッションのタイムを抹消した。

■GT300 Class

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/05/31) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Model
TireWHTimeDelayGapkm/h
161井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI1'45.717--159.165
255小林 崇志ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS101'45.969 0.252 0.252158.786
360吉本 大樹TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'46.158 0.441 0.189158.503
40中山 友貴MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS261'46.405 0.688 0.247158.135
588青木 孝行マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'46.541 0.824 0.136157.934
610山内 英輝GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'46.767 1.050 0.226157.599
731新田 守男OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH1'46.834 1.117 0.067157.500
83ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'46.836 1.119 0.002157.497
911ビヨン・ビルドハイムGAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL521'46.912 1.195 0.076157.386
1030岩崎 祐貴IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH21'46.917 1.200 0.005157.378
1186山西 康司クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH81'47.029 1.312 0.112157.213
129アンドレ・クート国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'47.228 1.511 0.199156.922
---- 以上Q2進出 ----
1321リチャード・ライアンAudi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH61'47.305 1.588 0.077156.809
1465黒澤 治樹LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH181'47.555 1.838 0.250156.445
154片岡 龍也グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'47.582 1.865 0.027156.405
1667横溝 直輝STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH41'47.793 2.076 0.211156.099
1722土屋 武士グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'47.794 2.077 0.001156.098
1850安岡 秀徒WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH1'47.938 2.221 0.144155.889
1933峰尾 恭輔PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'48.084 2.367 0.146155.679
20360藤田 竜樹OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.191 2.474 0.107155.525
215山野 直也マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.488 2.771 0.297155.099
2248田中 勝輝Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'50.319 4.602 1.831152.525
---- 以上予選通過 ----
232加藤 寛規シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH8no time---
247荒 聖治Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH46absence---
  • CarNo.2(高橋一穂)は、2014 SUPER GT Sporting Regulations 第27条3)(走路妨害)違反にて予選Q1/Q2のタイムを抹消とする。

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス公式練習 空力制限をものともせず、各車コースレコードを更新。トップタイムは#23モチュールGT-R

スーパーGT第3戦の公式練習が5月31日、大分県のオートポリスで行われ、GT500クラスは#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)、GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(佐々木孝太/井口卓人組)がトップだった。

gt_r03_p-23 gt_r03_p-61

例年はシーズン終盤に組み込まれているオートポリス戦だが、今年は初夏の開催となった。
公式予選日は快晴。夏を思わせる強い日差しのもと、午前9時より2時間の公式練習がスタートした。

シャシー、エンジンともに一新されたことにより、開幕以来コースレコードの更新が相次いでいるGT500クラスだが、GTAから発行された5月19日付けのブルテンにより、今回と第4戦SUGOにおいては、第2戦富士で使用した空力パッケージを装着しての走行が義務づけられた。
ランオフエリアの狭い両サーキットでの安全性を確保することが目的であり、先日のSUGOテストでも、この空力パッケージは試験的に使用されている。
これによりコーナリングスピードの削減が期待されたが、いざ走り出してみると#23モチュールGT-Rが1’35.708と昨年のポールタイム(そしてコースレコード)の1’38.174を2秒半も上回る驚異的なタイムを記録したのを始め、上位13台がレコードを更新する結果となった。
これは従来の自然吸気エンジンのように標高差の影響を受けにくい今季の直噴ターボエンジンの特性によるものかもしれない。
GT500クラス2番手には、専有走行終了間際に平川亮が1’36.098を記録した#36ペトロナスRC Fがつけた。
第2戦に続いての平川の起用は、ほぼ同日程で開催されているル・マン24時間レースのテストデーに中嶋一貴が参加するため第3戦を欠席したことによるものだ。

一方、GT300クラスは地元九州出身の井口卓人のドライブする#61スバルBRZが1’46.140を記録してトップに。
2番手には#2シンティアム・アップル・MP4-12がつけ、こちらもターボエンジン勢が好調ぶりをアピールした格好だ。

公式練習は二度の赤旗中断を挟み、当初予定より12分遅れて終了したが、午後からの公式予選は当初予定通り2時よりノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第3戦オートポリス公式練習結果

■GT500クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/05/31) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
123松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI141'35.708--175.810
236ジェームス・ロシター
平川 亮
PETRONAS TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS41'36.098 0.390 0.390175.096
36大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
LEXUS RC F
BS521'36.291 0.583 0.193174.745
412安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS621'36.489 0.781 0.198174.387
537伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
KeePer TOM'S RC F
LEXUS RC F
BS521'36.515 0.807 0.026174.340
646本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI21'36.774 1.066 0.259173.873
7100小暮 卓史
武藤 英紀
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS41'37.029 1.321 0.255173.416
81立川 祐路
平手 晃平
ZENT CERUMO RC F
LEXUS RC F
BS301'37.138 1.430 0.109173.222
924ミハエル・クルム
佐々木 大樹
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH161'37.264 1.556 0.126172.997
1018山本 尚貴
ジャン・カール・ベルネ
ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
MI141'37.882 2.174 0.618171.905
1139石浦 宏明
オリバー・ジャービス
DENSO KOBELCO SARD RC F
LEXUS RC F
BS261'37.914 2.206 0.032171.849
1219脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
LEXUS RC F
YH81'37.915 2.207 0.001171.847
138ヴィンタントニオ・リウッツィ
松浦 孝亮
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS61'37.953 2.245 0.038171.780
1417塚越 広大
金石 年弘
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS101'38.217 2.509 0.264171.319
1532中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL1'39.211 3.503 0.994169.602

■GT300クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2014/05/31) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
161佐々木 孝太
井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
MI1'46.146--158.521
22高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・MP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
YH81'46.941 0.795 0.795157.343
39白坂 卓也
アンドレ・クート
国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'46.944 0.798 0.003157.338
43星野 一樹
ルーカス・オルドネス
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'47.301 1.155 0.357156.815
560飯田 章
吉本 大樹
TWS LM corsa BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH1'47.381 1.235 0.080156.698
67ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH461'47.438 1.292 0.057156.615
765黒澤 治樹
黒澤 翼
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH181'47.443 1.297 0.005156.608
821リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
YH61'47.446 1.300 0.003156.603
988織戸 学
青木 孝行
マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH1'47.475 1.329 0.029156.561
1086細川 慎弥
山西 康司
クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH81'47.519 1.373 0.044156.497
1131新田 守男
嵯峨 宏紀
OGT Panasonic PRIUS
TOYOTA PRIUS
YH1'47.549 1.403 0.030156.453
124谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル 初音ミク Z4
BMW Z4 GT3
YH801'47.660 1.514 0.111156.292
1330岩崎 祐貴
影山 正美
IWASAKI apr GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH21'47.841 1.695 0.181156.030
1467横溝 直輝
密山 祥吾
STP タイサン GAIA POWER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH41'47.851 1.705 0.010156.015
1533都筑 晶裕
峰尾 恭輔
PUMA KRH PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
YH121'48.006 1.860 0.155155.791
1655高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS101'48.159 2.013 0.153155.571
1750加納 政樹
安岡 秀徒
WOKO'S Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
YH1'48.314 2.168 0.155155.348
1810植田 正幸
山内 英輝
GAINER Rn-SPORTS SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL21'48.324 2.178 0.010155.334
19360田中 篤
藤田 竜樹
OKINAWA IMP・RUN UP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'48.476 2.330 0.152155.116
2011平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL521'48.487 2.341 0.011155.101
2122和田 久
土屋 武士
グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'48.510 2.364 0.023155.068
225玉中 哲二
山野 直也
マッハ車検 with トランスフォーマー30th
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'49.709 3.563 1.199153.373
2348高森 博士
田中 勝輝
Snap-on DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'50.368 4.222 0.659152.457
240中山 友貴
野尻 智紀
MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
BS261'51.270 5.124 0.902151.221

Super Car Race Series

SCR:第3戦富士決勝 C1は飯田/水谷組、C2はナオリュウがともに開幕3連勝

 スーパーカーレースシリーズは17日、富士スピードウェイ(4.563km)で第3戦の決勝レースを行い、28周・51分33秒635でカテゴリー1の飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier DIRECTION 458GT3)が優勝した。カテゴリー2は、ナオリュウ(AGE-AGE-458)が優勝した。

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 第3戦決勝は午後3時45分にフォーメーションラップが始まったが予選2位、飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier DIRECTION 458GT3)の飯田がスタートできず、全車が通り過ぎた後にようやく動き出したものの最後尾に回ることとなった。

 ローリングスタートが切られ、トップで1コーナーに飛び込んだのはポールスタート、高木真一/タカシ組(TEAM KRM GT3R)のタカシ。2位にカテゴリー2ポールシッター、片岡龍也/濱田孝典組(KRM AZEST F458)の片岡が続くが、最後尾から猛然と追い上げてきたのが飯田。飯田はオープニングラップで5位に上がると、2周目には3位、3周目に2位とトップの背後に迫ってきた。

 数周にわたるトップ争いも6周目に決着。ついに飯田がタカシを捉えトップに立つと、タカシは7周目には、片岡をかわして3位に上がってきた伊藤良男/竹内浩典組(優伸・SHIFT SLS)の竹内にもパスされ3位に落ちる。

 2位に上がった竹内が僅差でトップの飯田を追い、やや離されてタカシが続く。しかし、この決着はドライバー交替であっけなくついた。TEAM KRM GT3Rが14周目にタカシから高木に、優伸・SHIFT SLS14周目に竹内から伊藤に、K's Frontier DIRECTION 458GT3が15周目に飯田から水谷にドライバーチェンジすると、前大会トラブルで走れずノーポイントでピットストップ時間の短い、高木が後続を40秒前後離し、大きくリードすることとなった。

 高木はこの後もゆうゆうとトップを快走。最終28ラップ目をファステストラップを更新するタイムで回り、2位以下を1分11秒離してぶっちぎりの初優勝を飾ったかに見えた。暫定2位には水谷が、暫定3位には竹内と続いた。

 しかし、レース後の車検で高木/タカシ組の車両が最低重量違反で失格。優勝が飯田/水谷組、2位が伊藤/竹内組となった。

 カテゴリー2はスーパーGT、2連勝中で波に乗る片岡が、序盤から2以下を大きく離しトップに立つ。しかし片岡で引っ張る作戦が裏目に出て、ドライバー交替時間違反でドライビングスルーペナルティを取られ大きく後退。

 片岡の後ろで、スタートドライバーがドライブ中に2位争いをしていたのがナオリュウ(AGE-AGE-458)、山野直也/滝澤智幸組(KremerGT3RSR)、池田大祐/三沢伸輔組(石松 PORSCHE R.S.R.)の3台。しかし池田/三沢組がドライバー交代後の24周目にトラブルでピットイン。山野/滝澤組も後退し、一人で走りきったナオリュウが2位以下を33秒引き離し、開幕から無傷の3連勝を飾った。

 2位には武井真司/堀田誠組(BINGO SPORTS997)が、3位には山野/滝澤が入った。

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 第4戦は明日18日、16時20分より60分間で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

Super Car Race Series

SCR:第3戦富士決勝結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
127CⅠ1飯田 太陽
水谷 晃
K's Frontier DIRECTION 458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
2851'33.635
252CⅠ2伊藤 良男
竹内 浩典
優伸・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
2818.962
370CⅡ1ナオリュウAGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
271Lap
49CⅡ2武井 真司
堀田 誠
BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
271Lap
523CⅡ3山野 直也
滝澤 智幸
KremerGT3RSR
PORSCHE 996RSR
271Lap
677CⅡ4野間 一
山脇 大輔
炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
271Lap
738CⅡ5アキ・ミヤザキ
スカイ・チェン
TEAM KRM・FSRSR
PORSCHE 997RSR
271Lap
8*7CⅡ6片岡 龍也
濱田 孝典
KRM AZEST F458
Ferrari 458 challenge
271Lap
93CⅡ7小島 英気
藤森 博
WAKAMIYA F430C
Ferrari F430 challenge
262Laps
1014CⅡ8池田 大祐
三沢 伸輔
石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 996RSR
244Laps
---- 以上規定周回数(C1:19Laps / C2:18Laps)完走 ----
-5CⅡ-白坂 卓也
林 学
Liberty 108 DIRECTION 997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
325Laps
-72CⅡ-須崎 弘一郎
江原 謙輔
AGE-AGE-430
Ferrari F430 challenge
DNS
-*32CⅠ-高木 真一
タカシ
TEAM KRM GT3R
PORSCHE Porsche 911 GT3R MY2012
失格
-*69CⅡ-草野 健
船井 俊仁
AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
失格
  • Fastest Lap(C1): CarNo.52 竹内浩典(優伸・SHIFT SLS) 1'42.520
  • Fastest Lap(C2): CarNo.7 片岡龍也(KRM AZEST F458) 1'44.311 (2/27) 157.479km/h
  • CarNo.7は、シリーズSpR第2章第30条(ドライバーの交替)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.32,69は、SCRJブルテンNo.2014-004-T(車両最低重量)違反により失格とした。

Super Car Race Series

SCR:第3戦富士公式予選 高木真一/タカシ組(TEAM KRM GT3R)がPP

 スーパーカーレースシリーズ第2大会は17日、富士スピードウェイで第3戦のスターティンググリッドを決める公式予選を行い、A,Bドライバー総合タイムでカテゴリー1は高木真一/タカシ組(TEAM KRM GT3R)が、カテゴリー2は片岡龍也/濱田孝典組(KRM AZEST F458)がポールポジションを獲得した。

scr_r03_q-32

scr_r03_q-27

scr_r03_q-52

scr_r03_q-7

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 富士スピードウェイは早朝より快晴。富士山もくっきり顔を出し、カテゴリー1・3台、カテゴリー211台、合計14台が参加し、午前9時5分より公式予選が行われた。Aドライバーが15分間、5分のインターバルで、Bドライバーが15分の予選を行い、総合タイムでグリッドが決定する。

 カテゴリー1のポールポジションを獲得したのは高木真一/タカシ組(TEAM KRM GT3R)。高木がAドライバー予選でトップ、タカシがBドライバー予選で3位のタイムを記録し、総合タイム3分23分970dで2位を1秒近く上回った。

 同クラス2位には飯田太陽/水谷晃組(K's Frontier DIRECTION 458GT3)伊藤良男/竹内浩典組(優伸・SHIFT SLS)が付けている。

 カテゴリー2のポールポジションは片岡龍也/濱田孝典組(KRM AZEST F458)。Aドライバー予選でクラス2位を2秒余り上回るタイムをたたき出した、このシリーズ初参加、片岡の走りが光った。同2位には唯一、一人で参戦しているナオリュウ(AGE-AGE-458)が、同3位には池田大祐/三沢伸輔組(石松 PORSCHE R.S.R.)が付けた。

 第3戦の決勝レースは本日17日、午後3時40分より50分間で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

Super Car Race Series

SCR:第3戦富士A,Bドライバー総合公式予選結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
132CⅠ1TEAM KRM GT3R
PORSCHE Porsche 911 GT3R MY2012
高木 真一
タカシ
1'40.955
1'43.015
3'23.970-
227CⅠ2K's Frontier DIRECTION 458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
飯田 太陽
水谷 晃
1'41.953
1'42.947
3'24.900 0.930
352CⅠ3優伸・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
伊藤 良男
竹内 浩典
1'47.549
1'42.465
3'30.014 6.044
47CⅡ1KRM AZEST F458
Ferrari 458 challenge
片岡 龍也
濱田 孝典
1'43.131
1'47.786
3'30.917 6.947
570CⅡ2AGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
ナオリュウ-
1'45.922
3'31.844 7.874
614CⅡ3石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 996RSR
池田 大祐
三沢 伸輔
1'46.162
1'48.051
3'34.21310.243
738CⅡ4TEAM KRM・FSRSR
PORSCHE 997RSR
アキ・ミヤザキ
スカイ・チェン
1'46.063
1'48.694
3'34.75710.787
89CⅡ5BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
武井 真司
堀田 誠
1'46.900
1'48.381
3'35.28111.311
923CⅡ6KremerGT3RSR
PORSCHE 996RSR
山野 直也
滝澤 智幸
1'45.341
1'50.395
3'35.73611.766
1069CⅡ7AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
草野 健
船井 俊仁
1'49.708
1'48.607
3'38.31514.345
113CⅡ8WAKAMIYA F430C
Ferrari F430 challenge
小島 英気
藤森 博
1'49.224
1'54.073
3'43.29719.327
1272CⅡ9AGE-AGE-430
Ferrari F430 challenge
須崎 弘一郎
江原 謙輔
1'52.334
1'51.973
3'44.30720.337
---- 以上予選通過 ----
-5CⅡ-Liberty 108 DIRECTION 997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
白坂 卓也
林 学
1'46.862
2'01.466
3'48.32824.358
-77CⅡ-炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
野間 一
山脇 大輔
1'47.458
absence
--

Super Car Race Series

SCR:第3戦富士Bドライバー公式予選結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152CⅠ1竹内 浩典優伸・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
1'42.465--160.316
227CⅠ2水谷 晃K's Frontier DIRECTION 458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'42.947 0.482 0.482159.566
332CⅠ3タカシTEAM KRM GT3R
PORSCHE Porsche 911 GT3R MY2012
1'43.015 0.550 0.068159.460
470CⅡ1ナオリュウAGE-AGE-458
Ferrari 458 challenge
1'45.922 3.457 2.907155.084
57CⅡ2濱田 孝典KRM AZEST F458
Ferrari 458 challenge
1'47.786 5.321 1.864152.402
614CⅡ3三沢 伸輔石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 996RSR
1'48.051 5.586 0.265152.028
79CⅡ4堀田 誠BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
1'48.381 5.916 0.330151.565
869CⅡ5船井 俊仁AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
1'48.607 6.142 0.226151.250
938CⅡ6スカイ・チェンTEAM KRM・FSRSR
PORSCHE 997RSR
1'48.694 6.229 0.087151.129
1023CⅡ7滝澤 智幸KremerGT3RSR
PORSCHE 996RSR
1'50.395 7.930 1.701148.800
1172CⅡ8江原 謙輔AGE-AGE-430
Ferrari F430 challenge
1'51.973 9.508 1.578146.703
123CⅡ9藤森 博WAKAMIYA F430C
Ferrari F430 challenge
1'54.07311.608 2.100144.003
135CⅡ10林 学Liberty 108 DIRECTION 997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
2'01.46619.001 7.393135.238

Super Car Race Series

SCR:第3戦富士Aドライバー公式予選結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/16) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
132CⅠ1高木 真一TEAM KRM GT3R
PORSCHE Porsche 911 GT3R MY2012
1'40.955--162.714
227CⅠ2飯田 太陽K's Frontier DIRECTION 458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'41.953 0.998 0.998161.121
37CⅡ1片岡 龍也KRM AZEST F458
Ferrari 458 challenge
1'43.131 2.176 1.178159.281
423CⅡ2山野 直也KremerGT3RSR
PORSCHE 996RSR
1'45.341 4.386 2.210155.939
538CⅡ3アキ・ミヤザキTEAM KRM・FSRSR
PORSCHE 997RSR
1'46.063 5.108 0.722154.878
614CⅡ4池田 大祐石松 PORSCHE R.S.R.
PORSCHE 996RSR
1'46.162 5.207 0.099154.733
75CⅡ5白坂 卓也Liberty 108 DIRECTION 997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
1'46.862 5.907 0.700153.720
89CⅡ6武井 真司BINGO SPORTS997
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008
1'46.900 5.945 0.038153.665
977CⅡ7野間 一炙りや秀苑・シフト997GT3
PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2006
1'47.458 6.503 0.558152.867
1052CⅠ3伊藤 良男優伸・SHIFT SLS
Mercedes-Benz AMG SLS GT3
1'47.549 6.594 0.091152.738
113CⅡ8小島 英気WAKAMIYA F430C
Ferrari F430 challenge
1'49.224 8.269 1.675150.396
1269CⅡ9草野 健AGE AGE 430ch
Ferrari F430 challenge
1'49.708 8.753 0.484149.732
1372CⅡ10須崎 弘一郎AGE-AGE-430
Ferrari F430 challenge
1'52.33411.379 2.626146.232

Japanese F3

JF3:第3,4,5戦もてぎ 山下健太が3戦連続2位で開幕から連続表彰台記録継続 (TOYOTA)

  • コース:ツインリンクもてぎ (4.801379km)
  • 予選:5月10日(土)晴:ドライ
  • 第3戦決勝:5月10日(土)晴:ドライ
  • 第4戦決勝:5月11日(日)晴:ドライ
  • 第5戦決勝:5月11日(日)晴:ドライ

 全日本F3選手権の第3戦、第4戦、第5戦が5月10日(土)と11日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催。山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が3レース全てで2位フィニッシュを果たし、開幕からの5戦連続での表彰台獲得となった。勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は第3戦で4位、第4戦、第5戦は山下に続く3位で表彰台に上った。

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 第3戦、第4戦、第5戦と連続で2位表彰台を獲得した
山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S #36)

 全日本F3選手権の第2大会(第3戦、第4戦、第5戦)が5月10日(土)と11日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 今大会は、今季唯一となる1大会3レース制で行われた。10日(土)に第3戦、第4戦の予選を行った後に第3戦決勝、11日(日)は第4戦と第5戦の決勝が実施。第5戦のスターティンググリッドは第3戦の決勝結果により決定された。

 もてぎは週末を通して好天に恵まれ、過ごしやすい気候の下で若きドライバーによる熱戦が繰り広げられた。

 10日(土)午前10時40分より10分間のインターバルを挟んで10分ずつ、第3戦、第4戦の予選が行われ、共に山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が首位と僅差のタイムで最前列2番手を確保。勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は第3戦予選時にトラブルに見舞われ5番手。第4戦予選でもこのトラブル解消のためコースインが遅れ、ひとつポジションを上げたものの4番手グリッドとなった。

 予選終了から4時間程のインターバルを経た午後2時45分より、第3戦決勝(14周)がスタート。開幕戦鈴鹿では2レース共にスタートをミスし出遅れた山下だったが、今レースはしっかりとスタートを決め、2位をキープ。山下は1周目の前半、3番手スタートの高星 明誠 (B-MAX Racing Team with NDDP)の追撃を受けるも、これを制し2位のポジションを堅守した。

 その直後には、5番手スタートからひとつ順位を上げた勝田が高星を一旦パスしたものの抜き返され、4位へ。

 山下は1周目の2位争いのバトルの間に広げられてしまった首位との差を縮めるべくアタックを続けたが、逆転には至らず2位でフィニッシュ。勝田は4位でチェッカーを受けた。

 11日(日)午前10時55分より第4戦決勝(14周)が行われた。スタートでは2番手グリッドの山下に、4番手グリッドから抜群のスタートダッシュを見せ3位に上がった勝田が迫ったが、山下はこれを抑え、2位をキープ。

 山下と勝田が2位を争っている間に、首位との差は1秒以上に広がってしまった。山下は5周目にこのレースでのファステストラップをマークするなど速さを見せ、じりじりとその差を詰めていったが首位には届かず、2位フィニッシュ。勝田は3位で表彰台に上った。

 第5戦決勝は前の2戦よりも長い20周で、第3戦の決勝結果によるスターティンググリッドから、午後3時15分にスタートが切られた。

 第5戦も第4戦同様、4番手グリッドの勝田がスタートで3位に上がり、2位山下に迫ったが順位は変わらず。この2台は1秒ほどの差を保って周回を重ねていったが、首位との差は徐々に広がっていくことに。

 終盤には3位の勝田がプッシュをかけたが前を行く山下には届かず、山下が2位、勝田が3位でフィニッシュ。山下はシリーズでただ一人、今季開幕から5戦連続の表彰台獲得を続けている。ランキングでは今大会3連勝の松下に首位の座を奪われることとなったが、2位山下との差はわずか1ポイントとなっている。

 次戦は6月14日(土)、15日(日)に第6戦、第7戦が岡山国際サーキットで開催される。

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開幕から5戦連続の表彰台獲得を続けている
山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)
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第3戦で4位も第4戦、第5戦で3位表彰台に上った
勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S #1)
トヨタモータースポーツニュース

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:鈴鹿クラブマン第3戦決勝 橋本陸が今季2勝目

 鈴鹿クラブマンシリーズ第3戦、参加台数13台で行われたスーパーFJレースは11日、鈴鹿サーキット東コース(1周・2.243km)で決勝を行い、予選2位の橋本陸(スキルスピード)が22周・20分03秒519で優勝した。

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 決勝スタートでは、河野駿佑(グッドスマイルレーシング 10V)と橋本陸の順位は変わらず1コーナーに入っていき、予選4位の吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト)が3位スタートだった、佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)を抜いてポジションを上げた。後方集団もトラブルなくスタートを切ることができた。

 2周目のコントロールラインで、コンマ4秒差だった河野と橋本だったが、スリップに入り1コーナーでイン側つき橋本がトップに浮上した。順位を落としてしまった河野だったが、トップとのタイム差を約1秒としプレッシャーを与えたかったが、レース中盤で焦ってミスをしてしまい。最終的に橋本から遅れること4.6秒の差をつけられ2位でゴールした。

 3位表彰台争いは、レース中長い間バトルしていた吉田と佐藤だったが、ようやく20周目の1コーナーで佐藤が吉田をパスし、3位表彰台を獲得した。

優勝した橋本陸のコメント
 「予選では車自体は悪くなくて、いいタイミングでクリアラップが取れませんでした。レースでは2周目で前の車を抜くことができ、あとはミスなく走りきるだけでした。次回のレースでも勝って、今負けているポイント差を縮めたいです」
2位表彰台を獲得した河野駿佑のコメント
 「まさか2周目に抜かれるとは思っていなかったです。その後は、焦りでミスをして差を広げてしまいました。金曜日からの調子の悪さからしたら、この結果は良かったです。でも予選でポールを取ったので、本当は勝ちたかったです」
3位表彰台を獲得した佐藤駿介のコメント
 「スタートで吉田選手に抜かれてしまいました。今回は東コースなので吉田選手を簡単には抜けませんでしたが、最後の2周でパスでき表彰台に上がれて良かったです」
Text & Phot: Nobumitsu OHTAKE

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:鈴鹿クラブマン第3戦決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2014/05/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
166橋本 陸スキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH2220'03.519
23河野 駿佑グッドスマイルレーシング 10V
TOKYO R&D RD10V
YH224.650
370佐藤 駿介Team Naoki☆LEPRIX☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH229.037
457吉田 宣弘DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト
MYST KK-S2
YH229.369
572脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH2210.362
671平 優弥Team Naoki☆Leprix Sports
TOKYO R&D RD10V
YH2218.502
717道野 高志丸和所店&中部水産10Vスキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH2221.937
81吉田 雄作VW車を買うならVW三重北でワコーズ号
TOKYO R&D RD10V
YH2222.364
955板倉 慎哉AMORE☆JFA☆RBA☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH2224.354
1031上村 優太IDEAL Racing F 07J
WEST 07J
YH2224.689
1125濱野 隆一ココリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH2226.873
1239中根 邦憲nakanekaguなかね家具イーグル
MYST KK-S2
YH2238.376
1328藤井 守半地下ガレージ07J
WEST 07J
YH211Lap
---- 以上規定周回数(19Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.66 橋本陸(スキルスピード) 0'54.459 (5/22) 148.27km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:鈴鹿クラブマン第3戦公式予選 河野駿佑がポールポジション

 鈴鹿クラブマンレース第3戦は11日、晴天の中スーパーFJの公式予選を行い、河野駿佑(グッドスマイルレーシング 10V)が53秒858でポールポジションを獲得した。

 開始早々から河野駿佑、橋本陸(スキルスピード)が次々とベストタイムを更新しトップが入れ替わる。

 河野が53秒858をたたき出し、このまま予選が終了し鈴鹿でのポールを決めた。予選2位には橋本が、同3位には佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)が滑り込み、同4位には吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト)と続いた。

 決勝レースはこの後、午後2時30分より22周で争われる。

ポールポジション河野駿佑(グッドスマイルレーシング 10V)
sfj_r03_q-kohno  「練習走行では全然いいタイムが出なかったので、セッティングを変更して予選に挑みPPを獲得できました。スタートが苦手なので、ミスしないように決勝では勝ちたいです」
Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:鈴鹿クラブマン第3戦公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第3戦 -RIJ- (2014/05/12) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
13河野 駿佑グッドスマイルレーシング 10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'53.858--149.928
266橋本 陸スキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH0'53.886 0.028 0.028149.850
370佐藤 駿介Team Naoki☆LEPRIX☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.133 0.275 0.247149.166
457吉田 宣弘DAYTONA☆KKSⅡ☆ED☆ミスト
MYST KK-S2
YH0'54.205 0.347 0.072148.968
571平 優弥Team Naoki☆Leprix Sports
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.206 0.348 0.001148.965
672脇村 佑貴ライトウェイ☆レプリ10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.260 0.402 0.054148.817
717道野 高志丸和所店&中部水産10Vスキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.433 0.575 0.173148.344
81吉田 雄作VW車を買うならVW三重北でワコーズ号
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.462 0.604 0.029148.265
931上村 優太IDEAL Racing F 07J
WEST 07J
YH0'54.558 0.700 0.096148.004
1055板倉 慎哉AMORE☆JFA☆RBA☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.751 0.893 0.193147.482
1125濱野 隆一ココリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH0'54.919 1.061 0.168147.031
1239中根 邦憲nakanekaguなかね家具イーグル
MYST KK-S2
YH0'55.171 1.313 0.252146.360
1328藤井 守半地下ガレージ07J
WEST 07J
YH0'55.550 1.692 0.379145.361

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝記者会見 総合&Nクラストップ3のコメント

優勝 松下信治(HFDP RACING F312)
f3_r03_r_pc-matsushita  「2年目のF3でようやく優勝できました。チームと支えてくれた家族、友人、ホンダさんに感謝したいです。予選でペースがあるのはわかっていたので、スタートで順位をキープできれば14周走りきれると思っていました。1年走って経験も増え、クルマやエンジンの特性も理解して、もてぎに合ったセッティングにして、ぼくも走れたのが結果です。敵も手強いですが3連勝を狙います」
決勝2位 山下健太(PETRONAS TOM\'S F314)
f3_r03_r_pc-yamaken  「金曜日の走行からトップの松下選手とのタイム差があって、それを詰めるためにセットを変えて予選は詰まったんですが、0.1秒負けてしまいました。1周をまとめる自分の力が足りなかったと思います。決勝は2番手で、前回の鈴鹿でスタートがだめで下がってしまったので、悪くてもポジションキープをと思っていました。1コーナーで高星選手に並ばれて、なんとか防ぎきったんですが、その間に松下選手が遠くに行ってしまって、厳しいかなと思いました。14周のペースを考えて走ったんですが、ペースが同じで追いつけずに終わってしまいました。明日もスタートを決めて付いていき、チャンスがあればというところです」
決勝3位 高星明誠(B-MAX NDDP F312)
f3_r03_r_pc-takaboshi  「木曜日からクルマがイマイチでした。金曜日に路面が出来てきても思うようにならなくて、今日になってしまいました。自分ががんばらなくてはならなかったのに予選は0.2秒差の3番手でした。ポテンシャルがなくてもスタートで前に出れば押さえられると思って決勝に挑みました。1コーナーで並べたんですがアウト側だったのでイン側の山下選手に押さえられてしまいました。バトルのときに勝田選手に入られてしまって、前との差が開いたのは自分のミスです。その後は、勝田選手も抜け、ファステストも取れたので、抜かれることがなければもっといいレースだったのかと思います。明日は2戦あるので自分の力を出し切れるようにがんばります」
Nクラス優勝 久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)
f3_r03_r_pc-kubo 「金曜日の走行でぎりぎりトップタイムを出せたので自信がついて、そのフィーリングで予選に行ったら、クルマが思っていたのと違って、2,3位という結果でした。予選から決勝に向けてチームがクルマを必死に作ってくれて、フィーリングは良くなりました。スタートで前にも出られたので、チームで取った勝利だと思います。去年1年、走り込んだこのコースで勝ていい流れを作れたので、スタートを決めクルマももう少し作れれば、ラップも0.2秒あがると思うので、あしたは自分の力を信じて走りたいと思います」
Nクラス2位 小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)
f3_r03_r_pc-koizumi  「スタートは得意な方で、ポールポジションも取れたのでいつもの通りスタートしたつもりでしたが、去年も1回もなかったエンストをしてしまいました。完全に止まりきったところで息を吹き返してそこからだらだらスタートしました。今日のすべてはスタートに尽きますね。抜きにくい、抜かれにくいもてぎは得意なコースではないんですが、今回いいペースで走れていたので、順当に走ればトップで帰れたのに……。オープニングラップで4位まで落ち、久保くんの後ろまでは行ったんですが、抜くまでには至りませんでした」
Nクラス3位 三浦愛(EXEDY RACING F307)
f3_r03_r_pc-ai  「木曜日からの走り出しは悪くなかったんですが、金曜日のテストで自分のミスでクラッシュしてしまったり、クルマのセッティングもかみ合わなくて、いい流れでレースを向かえることが出来ませんでしたが、精一杯走るしかないと思っていました。チームも夜遅くまでマシンを修理してくれ、今日は3位表彰台を取れ、今回の3レース、いいスタートが切れたと思います。体力的には鈴鹿に比べるともてぎは体に優しいコースなんですが、気温も上がって後ろからのプレッシャーもあり、まだまだ足りないなと感じました。技術的にもトップの2人には足りてないのでもっと腕を磨かなければと痛感しました。明日は第2レースが5位からで、今日よりひとつ後ろになってしまうので、スタートでできるだけ前に行きたいと思います。チームともクルマの方向性を考えてあしたに備えます」
Text & Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第3戦もてぎ決勝 松下信治が初優勝、Nクラスは久保凛太郎が今季2勝目

 全日本F3選手権は10日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第3戦の決勝レースを行い、松下信治(HFDP RACING F312)が14周・24分2秒458で初優勝を飾った。Nクラスは久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)が開幕戦に続き今季2勝目を上げた。

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 決勝レースは午後2時45分、フォーメーションラップを開始。気温24度、路面温度34度。

 スタートはポールシッターの松下信治(HFDP RACING F312)が飛び出し、苦手のスタートを決めた予選2位の山下健太(PETRONAS TOM'S F314)がこれに続く。予選3位の高星明誠(B-MAX NDDP F312)は1コーナーでアウトから山下に並びかけるがパスするに至らず、続く各コーナーでも仕掛けるが、逆に山下に詰まった隙に予選4位の勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312)にパスされ4位に落ちる。

 トップに立った松下は1周目に後続を2秒2離し、7周目にはその差を3秒1広げて独走態勢。終始後続との差をコントロールしF3参戦2年目で初優勝を飾った。

 4位に落ちた高星は、ペースの上がらない勝田を3周目にパスし山下を追うも、その間に開いた山下との差3秒半は大きく、3位でレースを終えることとなった。2位には山下が入った。

 Nクラスはポールシッターの小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)がスタートでエンジンストール。予選2位の久保凛太郎(CG ROBOTル・ボーセF308)がトップに立つ。2位にはスタートが得意な三浦愛(EXEDY RACING F307)が予選4位から上がり、小泉は3位に落ちた。

 小泉は3周目に三浦をパスして2位に上がると、トップの久保を追うが、終盤に背後に迫ったものの抜くには至らず、久保が優勝、小泉は2位でレースを終えた。

 3位に落ちた三浦も終盤、迫ってきた山口大陸(TAIROKU EXCEED)を凌ぎきり、開幕からの連続表彰台をものにした。

 第4戦決勝は明日11日午前1時55分より14周で、第5戦決勝はこのレース結果のグリッド順で午後3時15分より20周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

F4東日本シリーズ

F4:東日本第3戦もてぎ決勝 三笠雄一が今季2勝目、FCクラスは根本悠生が2連勝

 JAF地方選手権F4東日本シリーズは10日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第3戦の決勝レースを行い、三笠雄一(美人&LTVRacingDRP)が22分52秒535で総合の、根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)がFCクラスの優勝を飾った。

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 第4戦の決勝レースは午後1時40分フォーメーションラップを開始。気温は21度と午前中と変わらないものの路面温度は39度まで上がった。

 抜群のスタートを決めたのはポールシッターの三笠雄一(美人&LTVRacingDRP)。1コーナーでホールショットを取ると、1周目には2位以下を1秒5離してメーンストレートに帰ってきた。その後もぐんぐんと後続を離し、中間点の6周を終わってその差は3秒7。最終的には2位以下を5秒5離して一人旅の独走優勝を飾った。

 2位でレースを始めたのは加藤智(FEEL・RK01・TODA)。トップの三笠には届かなかったものの、3位以下の混戦から抜けだし単独走行。そのままの2位でゴールした。

 スタートで3位につけたのは山田真之亮(ZAP・JSS・BLOOM)だったが、2周目に4位上がってきたチームメートの阿部拓馬(ZAP F108)に押し出されコースアウト。3位に阿部、4位に松井孝允(サムライサポーターズF4)、5位に植田正幸(Rn-S☆制動屋☆ZS)、山田はレースに復帰したものの6位まで落ちた。

 3位に上がった阿部だったが、7周目の90度コーナーで松井に差されて4位に落ちると、8周目の同コーナーで山田にもパスされ5位。3位松井、4位山田、5位阿部の順でレースを終えた。

 FCクラスはポールシッターの根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)が好スタート。1秒5前後の差で後続を抑えてレースは進行するものの6周目の90度コーナーでミス。しかしマージンがあったため大事には至らず、この順位のままレースを終え、前戦に続いて2連勝を飾った。

 2位につけていた福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)は、終始3位の坪井翔(美人<VフィールドFTRS)に迫られるがこれを押さえきりこの順位でゴール。3位には坪井が入った。

 第4戦は明日11日、午前10時から公式予選が、午後2時10分から12周で決勝レースが行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA
Motorsports Forum

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