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SUZUKA Sound of ENGNE:F1デモレースはベネトン189がトップチェッカー

鈴鹿サーキットで行われている「SUZUKA Sound of ENGINE2016」第1日目のF1デモレースは参加16台中11台が出走して午後3時30分より20分間で行われた。
朝から降っていた雨はF1の走行が始まる頃にはすっかり上がって、上空には青空が広がり始めていた。

この日は葉巻型のクーパー・マセラティT86のほかロータス72C、ティレル006、ウルフWR1といったフォードコスワースDFVの全盛期である1970年代を支えた名車たちと、そのライバルであるフェラーリ312T、そして1980年代〜1990年代に活躍したアルファロメオ179C、ロータス97T、ベネトン189、そして中嶋悟、大祐親子がドライブする2台のティレル019が出走した。ロータス97Tも当初石浦宏明選手が登録されていたが、この日はオーナーの久保田克昭「選手」がドライブすることになった。

トップでチェッカーを受けたのはベネトン189をドライブした吉田広樹選手。
現在はスーパーGTで活躍する吉田選手、このベネトンはギアレシオが鈴鹿に合っておらず、ストレートの途中でアクセルを戻していたと語ったが、久々のフォーミュラカーのドライブを大いに楽しんだようだ。

またデモレースに先立って行われたグリッドウォークではヴェンチュリラルースLC92に当時のままのスーツ、ヘルメットに身を包んだ片山右京「選手」が乗り込み、ファンを大いに喜ばせた。
残念ながらLC92はこの日の走行には加わらなかったが、好天の予想される2日目には参加が大いに期待される1台だ。
このほか鈴鹿サーキットにはF187、F310後期型、2003GAらの3台のフェラーリやミナルディM190が持ち込まれている。

2日目のデモレースは20日午後1時15分より10周(20分間)で行われる。

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Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

JSPC | SUZUKA 1000km | その他 | 全日本GT選手権 | 富士ロングディスタンスシリーズ

SUZUKA Sound of ENGN:グループCデモレースはカルソニック日産R92CPがトップチェッカー!!

グループCカーによる20分間のデモレースは19日午後1時15分より20分間で行われた。

この日参加したのはエントリー11台中の9台。
1991年のルマン24時間を制したマツダ787BとシルビアターボCニチラ(マーチ83G/日産)はウェットタイヤの用意がないということで残念ながら走らなかったが、ニスモフェスティバルなどでもおなじみのカルソニック日産R92CPや日産NP35のほか、シルクカットジャガーXJR-8が2台、レイトンハウスポルシェ962C(クレマーレーシング)、ロスマンズカラーのポルシェ962LM(バーン・シュパンが1993年に販売した公道仕様)、タイサンスターカードポルシェ962(1994年全日本GT選手権優勝車)、グッピーMCS、さらに1980年代に人気を博したスーパーシルエットレースで活躍したスカイラインスーパーシルエットらが走行した。

トップでチェッカーを受けたのは日産R92CP。
ドライブしたのは当時ステアリングを握った星野一義さんご本人だ。
デモンストレーションということでペースを抑えて走ったことが災いし、ブレーキが充分に暖まらなかったことから1周目のシケインで飛び出すハプニングはあったが、その後も柳田真孝選手の駆るNP35とデッドヒート(?)を繰り返し、スタンドのファンを大いに喜ばせた。
またスカイラインスーパーシルエットも当時ドライブしていた長谷見昌弘さんがドライブ。
スパークプラグの不調から充分なパワーが出ていなかったと語りながらも快音を響かせてコースを周回していた。

グループCのデモレースは明日20日も午後3時35分より10周(20分間)で行われる。
2日目は晴れの予報であり、マツダ787Bの走行が大いに期待される。
ドライブするのはあの「ミスター・ルマン」寺田陽次朗さんだ。

星野一義さん(カルソニック日産R92CP)のコメント
パワーの半分も使えない。怖くて。4速でもういいかなと踏んだらウワン!!て(ホイールスピンしちゃう)。ペースが遅いからタイヤもブレーキもなかなかあったまらなかった。でも飛び出たときはヤバイと思ったね、年甲斐もなく(笑)
これだけの数のポルシェや日産、モーターサイクルはホンダ、スズキ、ヤマハ、カワサキが集まってて、これがセオリーになって毎年続けたらすごいものになると思う。今まで日本にはこういうイギリスみたいなイベントがなかったから。今できるのはホンダさんだけだと思う。こうやって自費でもでていいみたいなムードになるのはいいと思うね。そういうのがステイタスになる。
これにサイドカーやモトクロスやトライアルがあって、何々があって、と四日間くらい楽しめるものになるといいね。レースとは違うビッグイベントの楽しみ方、盛り上げ方を、イギリスなんかを参考にしていけばいいんじゃないかな。
柳田真孝選手(日産NP35)のコメント
実際ぼくはテレビでCカーのレースを見ていたので。まさかそのクルマをイベントとはいえ実際にコース上で、憧れの先輩二人と走れるのはすごく幸せなことでした。
クルマもよくできてるし、レースやってた頃とは違いますけど、いいクルマに仕上げてくれて、しっかりお客さんに見せられることはいいことですね。
このクルマには4、5年前にちょろっと乗ったことはありますが、ほぼ初めてです。とにかく音が素晴らしい。エンジンのレスポンスも申し分ないです。フルコースで走ると全開区間も多いので、ダウンフォースもよく効いて。特にヘアピン立ち上がってスプーンカーブに行くところとか、「こんなに吸い付くんだ?!」って。タイヤもグリップするし、よくできてます。乗ってても音がいいんで、多分外で見ているお客さんにはもっといい音が届いてるんじゃないでしょうか。
長谷見昌弘さん(トミカスカイラインスーパーシルエット)のコメント
1周目はエンジンがばらついちゃってどうしようもなかったね。フォーメーションでついていけなかった。1周回ったらばらつきも無くなったけど。(電子制御のフューエル)インジェクション使ってないから仕方ないよね。プラグもレース用の特別仕様で今のものに変えられないんだって。NGKの10番じゃどうもねえ。昔はよく使ってたんだよ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

JSPC | その他 | 全日本GT選手権 | 富士ロングディスタンスシリーズ

SUZUKA Sound of ENGNE:注目のヒストリックイベントがついに開幕!!往年のF1が、Cカーが、ヒストリックバイクが鈴鹿を駆け抜ける

鈴鹿サーキットは11月19-20日の二日間「SUZUKA Sound of ENGNE 2016」と題し、国内外から多数のヒストリックカー、レーシングカーやオートバイを集めたイベントを開催する。
パドックやグランプリスクエアには多くのクルマやバイクが展示されたほか、コース上でもありとあらゆるレーシングカー、オートバイ、新旧のスポーツカーのデモレースが行われる。

最大の目玉は世界スポーツプロトタイプ選手権(WSPC)や全日本スポーツプロトタイプ選手権(JSPC)で活躍したクルマたちによるグループCカーのデモレースと1960年代から2000年代まで、幅広い年式のF1のデモレースだ。
グループCは11台、F1は15台がエントリーしたが、第1日目は路面がハーフウェットだったことから走行を見合わせるクルマもあり、グループC9台、F1は12台が走行した。

またクラシックバイクのデモレースには1960年代〜1972年までに製造されたレーシングバイクが参加。
その中にはかつてマッハ3と呼ばれて人気を博したカワサキ500SSや750SSと同型のエンジンを積むH1R、H2Rの姿もあり、2ストローク3気筒の独特のエンジンサウンドと、当時を思わせるおびただしい白煙でスタンドのファンを魅了した。
このほかトライトンやノートン、マチレスといった海外のオールドバイクやかつて日本で製造されていたトーハツやブリヂストンといった昭和の名車たちも多数参加して東コースを元気に走り回った。

1960年代のプロトタイプレーシングマシンのデモレースには9台が参加。
北野元さんのドライブするプリンスR380や砂子義一さんのドライブするスカイラインGT(S54B)、鮒子田寛さんのドライブするトヨタ7をはじめ、タキレーシングのステッカーが懐かしいローラT70やポルシェ906”カレラ6”、ロータス23や、日本オリジナルのマクランサやコニリオといった希少なレーシングカーが元気に東コースを走り回った。

そして今回最も多くの参加台数をを集めたのが、1960年代のいわゆる「葉巻型」のフォーミュラカーたち。
「ヒストリックフォーミュラ・レジスター」と銘打たれたカテゴリーにロータスやシェブロン、ブラバムといった往年のコンストラクターが製造したF2やF3、フォーミュラフォードがなんと34台も参加してストレートマフラーが奏でる迫力のサウンドと軽快な走りを披露した。

第1日目は朝からあいにくの雨となったが、それでも多くの観客が朝からスタンドやパドックに詰めかけ、ヒストリックカーたちの走行や展示を大いに楽しんでいた。

「SUZUKA Sound of ENGNE 2016」は11月20日も同様のデモレース、展示が行われる。
第2日目は晴れの予報。
より多くの車両の走りが楽しめそうだ。

Text:Kazuhgisa SUEHIRO

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスグループ1予選は悪天候のためキャンセル

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 スーパー耐久シリーズ第6戦は19日、大分県のオートポリスでグループ1(ST-X,ST-1,ST-2,ST-3クラス)の公式予選が予定されていたが、悪天候とタイムスケジュールのディレイが重なり残念ながら中止となってしまった。

 朝から雷雨と濃霧で進行が心配されていた中、昼のピットウォークでファンサービスが盛んに行われ天候の回復を祈るものの各セッションのタイムスケジュールのディレイも重なり、残念ながらグループ1の公式予選は中止となってしまった。

 明日は13時20分スタートで3時間の決勝が行われる予定だ。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
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スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスグループ2予選 ST-4クラスでPPを獲得した元嶋佑弥/小河諒/村田信博組がチャンピオンを決める

 10月の岡山ラウンドから4週間のインターバルで、その舞台を最終戦となる大分県日田市のオートポリスに移した。昨年は8月の夏のレースとして開催されたレースが、今季は再び晩秋の3時間レースとして行われることとなった。

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 公式予選の行われる土曜日は早朝から雷雨に見舞われ、その後雨はやんだものの濃霧に覆われたため、午前10時過ぎから行われる予定だったフリー走行はキャンセルとなった。

 サポートレースのVitzの予選がなんとか午後におこなわれ、13時予定だったST4とST5クラスのGr-2の予選は、開始前に降った激しい雷雨のためセッションが10分延期されることとなった。

 WET宣言の出されたAドライバーのセッションは、開始10分ほどでコース上に停止車両があり赤旗中断。そのままセッションは終了となった。ここでは#55SunOasisAUTOFACTORY86のたしろじゅんが2分13秒300のトップタイムをマーク。2番手にシリーズランキングトップの#13ENDLESS・ADVAN・86の元嶋佑弥が13秒788、3番手に#86 TOYOTA Team TOM’S SPIRIT 86の松井孝允が14秒343、4番手に#77 CUSCO with Key’s 86の山田英二の14秒409、5番手に#52埼玉トヨペットGreenBrave86の脇坂寿一となっていた。

 13時55分から20分間の予定で行われたBドライバーのセッションは、#86の井口卓人がまずは13秒709を出し、直後に#77の大嶋和也が13秒329で逆転。開始7分後には#86井口が12秒846で再びが逆転!しかしその3分後に#77の大嶋が12秒579のベストタイムをたたき出しセッションのトップタイムとした。残り5分でコース上に停止車両があり、このセッションも赤旗で中止となった。

 ST4クラスは#13がポールポジションを獲得し、1ポイントを加えシリーズで111ポイントとなり#86の89ポイントに22ポイントの差をつけて決勝レースを前にシリーズタイトルを決めることとなった。

 ST5クラスは#19 BRP★J’S RACINGホンダカーズ三重北FITがABドライバーともにトップタイムをマークしてポールポジションとした。

 ST5クラスは#69 BRP★J’S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFITが85ポイント、#19が74ポイント、#17DXLアラゴスタ・NOPROが70.5ポイントとし明日の決勝レースをむかえる。

 Gr2の決勝レースは明日の午前8時30分から3時間の予定で行われる。

Text: Keiichiro TAKESHITA
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Hiroshi ICHIMURA
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スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスグループ2公式予選結果

TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/19) A&B Total Qualify Weather:Rainy Course:Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Adriver
Bdriver
Total
Time
Behind
113ST-41元嶋 佑弥
小河 諒
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
2'13.788
2'12.794
4'26.582-
255ST-42たしろ じゅん
小野田 貴俊
SunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
2'13.300
2'13.433
4'26.733 0.151
377ST-43山田 英二
大嶋 和也
CUSCO with Key's 86
TOYOTA 86
2'14.409
2'12.579
4'26.988 0.406
486ST-44松井 孝允
井口 卓人
TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
2'14.343
2'12.846
4'27.189 0.607
552ST-45脇阪 寿一
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
2'14.932
2'13.071
4'28.003 1.421
641ST-46植松 忠雄
石川 京侍
TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
2'14.995
2'14.330
4'29.325 2.743
795ST-47松井 猛敏
中島 保典
SPOONリジカラS2000
Honda S2000
2'16.122
2'14.427
4'30.549 3.967
8117ST-48太田 重蔵
鶴田 和弥
W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
2'15.265
2'15.683
4'30.948 4.366
993ST-49小泉 和寛
遠藤 浩二
SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
2'16.599
2'15.156
4'31.755 5.173
1054ST-410加藤 彰彬
近藤 翼
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
2'16.097
2'15.782
4'31.879 5.297
1140ST-411藤田 竜樹
浜野 彰彦
ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
2'17.620
2'15.268
4'32.888 6.306
1260ST-412渋谷 崇
松本 和之
AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
2'16.902
2'16.116
4'33.018 6.436
1327ST-413伊橋 勲
ユウキ
D'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
2'18.625
2'14.916
4'33.541 6.959
1412ST-414リク
松井 隆幸
シビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
2'20.889
2'14.196
4'35.085 8.503
1518ST-415浅野 武夫
佐野 新世
Y`s distraction 86
TOYOTA 86
2'20.315
2'15.573
4'35.888 9.306
16216ST-416玉江 浩明
山谷 直樹
ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
2'19.274
2'16.910
4'36.184 9.602
1736ST-417川中子 和彦
大谷 飛雄
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
2'19.330
2'16.888
4'36.218 9.636
1819ST-51古宮 正信
松田 智也
BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
2'20.248
2'18.927
4'39.17512.593
19116ST-418長谷川 伸司
小串 康博
W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
2'20.962
2'18.731
4'39.69313.111
2017ST-52谷川 達也
井尻 薫
DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
2'21.094
2'20.468
4'41.56214.980
2166ST-53武地 孝幸
大塚 隆一郎
odula MAZDAデミオ15MB
MAZDA DEMIO
2'23.491
2'19.624
4'43.11516.533
2269ST-54大野 尊久
梅本 淳一
BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
2'22.783
2'20.410
4'43.19316.611
2388ST-55村上 博幸
脇谷 猛
村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
2'22.335
2'21.009
4'43.34416.762
2411ST-56三木 孝浩
大西 隆生
BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'23.360
2'20.466
4'43.82617.244
2537ST-57関 豊
岩岡 万梨恵
ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'24.011
2'27.908
4'51.91925.337
26213ST-58東 貴史
横尾 優一
Wako's GenesisPURE WM Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'25.153
2'29.649
4'54.80228.220
---- 以上予選通過 ----
-58ST-4-小林 康一
塩谷 烈州
ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
2'29.634
2'13.940
4'43.57416.992
-4ST-5-芝谷 純三
見並 秀文
THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
2'21.142
no time
--
Tags:

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスグループ2 Bドライバー公式予選結果

TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/19) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
177ST-41大嶋 和也CUSCO with Key's 86
TOYOTA 86
2'12.579--126.916
213ST-42小河 諒ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
2'12.794 0.215 0.215126.711
386ST-43井口 卓人TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
2'12.846 0.267 0.052126.661
452ST-44脇阪 薫一埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
2'13.071 0.492 0.225126.447
555ST-45小野田 貴俊SunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
2'13.433 0.854 0.362126.104
658ST-46塩谷 烈州ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
2'13.940 1.361 0.507125.626
712ST-47松井 隆幸シビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
2'14.196 1.617 0.256125.387
841ST-48石川 京侍TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
2'14.330 1.751 0.134125.262
995ST-49中島 保典SPOONリジカラS2000
Honda S2000
2'14.427 1.848 0.097125.171
1027ST-410ユウキD'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
2'14.916 2.337 0.489124.718
1193ST-411遠藤 浩二SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
2'15.156 2.577 0.240124.496
1240ST-412浜野 彰彦ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
2'15.268 2.689 0.112124.393
1318ST-413佐野 新世Y`s distraction 86
TOYOTA 86
2'15.573 2.994 0.305124.113
14117ST-414鶴田 和弥W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
2'15.683 3.104 0.110124.013
1554ST-415近藤 翼TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
2'15.782 3.203 0.099123.922
1660ST-416松本 和之AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
2'16.116 3.537 0.334123.618
1736ST-417大谷 飛雄エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
2'16.888 4.309 0.772122.921
18216ST-418山谷 直樹ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
2'16.910 4.331 0.022122.901
19116ST-419小串 康博W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
2'18.731 6.152 1.821121.288
2019ST-51松田 智也BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
2'18.927 6.348 0.196121.117
2166ST-52大塚 隆一郎odula MAZDAデミオ15MB
MAZDA DEMIO
2'19.624 7.045 0.697120.512
2269ST-53梅本 淳一BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
2'20.410 7.831 0.786119.838
2311ST-54大西 隆生BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'20.466 7.887 0.056119.790
2417ST-55井尻 薫DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
2'20.468 7.889 0.002119.788
2588ST-56脇谷 猛村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
2'21.009 8.430 0.541119.329
2637ST-57岩岡 万梨恵ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'27.90815.329 6.899113.763
27213ST-58横尾 優一Wako's GenesisPURE WM Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'29.64917.070 1.741112.439
---- 以上基準タイム(110% - ST-4:2'26.013 / ST-5:2'33.619)予選通過 ----
-4ST-5-見並 秀文THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
no time---
Tags:

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスグループ2 Aドライバー公式予選結果

2016-super-taikyu-rd6-autopolis-group-2-a-driver-qualifying-result

TKUスーパー耐久レース -RIJ- (2016/11/19) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
155ST-41たしろ じゅんSunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
2'13.300--126.230
213ST-42元嶋 佑弥ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
2'13.788 0.488 0.488125.769
386ST-43松井 孝允TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
2'14.343 1.043 0.555125.250
477ST-44山田 英二CUSCO with Key's 86
TOYOTA 86
2'14.409 1.109 0.066125.188
552ST-45脇阪 寿一埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
2'14.932 1.632 0.523124.703
641ST-46植松 忠雄TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
2'14.995 1.695 0.063124.645
7117ST-47太田 重蔵W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
2'15.265 1.965 0.270124.396
854ST-48加藤 彰彬TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
2'16.097 2.797 0.832123.635
995ST-49松井 猛敏SPOONリジカラS2000
Honda S2000
2'16.122 2.822 0.025123.613
1093ST-410小泉 和寛SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
2'16.599 3.299 0.477123.181
1160ST-411渋谷 崇AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
2'16.902 3.602 0.303122.908
1240ST-412藤田 竜樹ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
2'17.620 4.320 0.718122.267
1327ST-413伊橋 勲D'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
2'18.625 5.325 1.005121.381
14216ST-414玉江 浩明ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
2'19.274 5.974 0.649120.815
1536ST-415川中子 和彦エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
2'19.330 6.030 0.056120.767
1619ST-51古宮 正信BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
2'20.248 6.948 0.918119.976
1718ST-416浅野 武夫Y`s distraction 86
TOYOTA 86
2'20.315 7.015 0.067119.919
1812ST-417リクシビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
2'20.889 7.589 0.574119.430
19116ST-418長谷川 伸司W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
2'20.962 7.662 0.073119.368
2017ST-52谷川 達也DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
2'21.094 7.794 0.132119.257
214ST-53芝谷 純三THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
2'21.142 7.842 0.048119.216
2288ST-54村上 博幸村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
2'22.335 9.035 1.193118.217
2369ST-55大野 尊久BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
2'22.783 9.483 0.448117.846
2411ST-56三木 孝浩BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'23.36010.060 0.577117.372
2566ST-57武地 孝幸odula MAZDAデミオ15MB
MAZDA DEMIO
2'23.49110.191 0.131117.264
2637ST-58関 豊ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'24.01110.711 0.520116.841
27213ST-59東 貴史Wako's GenesisPURE WM Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'25.15311.853 1.142115.922
---- 以上基準タイム(110% - ST-4:2'27.191 / ST-5:2'34.910)予選通過 ----
-58ST-4-小林 康一ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
2'29.63416.334 4.481112.450
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スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスフリー走行 濃霧のためキャンセル

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 スーパー耐久シリーズ第6戦は19日、オートポリスでフリー走行が予定されていたが、天候不良のためセッションはキャンセルされた。

 朝から激しい雷雨に見舞われたオートポリス。雨はあがったものの、阿蘇の外輪山に位置する標高の高いサーキットゆえの名物「霧」のため、視界不良で午前中に予定されていたスーパー耐久のフリー走行はキャンセルとなった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA
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SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第6,13,14戦もてぎ 第6戦で川合孝汰が初優勝、平木湧也も3位で揃って表彰台へ! 第14戦では平木湧也が2勝目を上げてランキング6位、玲次も入賞果たす (Le Beausset)

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 ル・ボーセ モータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、FIA-F4選手権シリーズの最終大会が11月11日(金)、12日(土)、13日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された。ドライバー育成を最大の主旨として、大いに盛り上がりを見せたシリーズに、川合孝汰、平木玲次、平木湧也の3人で挑んでいた。

 前回の鈴鹿大会から、インターバルは実に2か月半。8月の富士大会と同様に、オートポリス大会の代替レースとなる第6戦が組み込まれ、今季2度目の3レース開催となった。それはすなわち大量得点も可能ということでもあり、3人のドライバーたちに期待されたのはシリーズランキングの大躍進。特に湧也にはチャンピオン獲得の権利も残されていた。

予選 11月11日(金)天候/雨 コース状況/ウエット

 今大会はメインレースのスーパーGTも、オートポリス大会の代替レースを土曜日に開催することもあり、予選は土曜日ではなく、金曜日の午後に行われることになった。特別専有走行も水曜日から実施され、もちろん、川合と湧也、玲次もこの日から走行を開始。

 川合は昨年のスーパーFJチャンピオンとして、また湧也は昨年のFIA-F4で、もてぎでのレース経験を持つものの、玲次は鈴鹿でのスーパーFJしかレース経験がないため、実は今大会がもてぎでの初レースとなる。木曜日までは肌寒くはあったが、終始ドライコンディションが保たれたため、それぞれしっかり周回を重ね、確かな手応えを感じていた。

 しかし、金曜日になると天候は一転。早朝の専有走行1回目は、強い雨に見舞われてしまう。しかも2回の赤旗中断があって、3人ともチェック走行しかできずに終わる。2回目は雨もやんでいたが、まだ路面は濡れたまま。それも赤旗中断がなかったこともあり、しっかりウェットコンディションでのマイレージを稼ぎ、予選に備えることとなった。

 その予選を前にして、また雨が降り始めてしまう。3人の中で、最初にタイムを出してきたのが湧也ながら、次の周の1コーナーでオーバーラン。その間に川合と玲次のタイムが上回る。そのままタイムを縮めていくことが期待されたが、8分間経過後のヘアピンでコースアウト車両があり、赤旗が出されてしまう。最も不運だったのは川合で、その直前までセクター自己ベストを刻み続けていたからだ。

 残り15分間で計測は開始されるが、ベストタイムは変わらず、川合は第6戦で11番手、第13戦で8番手、玲次は16番手と13番手、湧也は19番手と14番手となり、それぞれのポジションから土曜日の2レースに挑むこととなった。

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決勝第6戦 11月12日(土)天候/曇り コース状況/セミウエット

 土曜日のもてぎは予報通り天気には恵まれた一方で、第6戦決勝は早朝に行われたこともあり、路面はまだ濡れたまま。それぞれタイヤ選択に悩む中、フロントローに並んだ上位陣はウェットタイヤを装着して不動のまま。これに対して、川合と玲次、湧也はコースインの段階からドライタイヤを選択する。

 ウェットタイヤを装着した車両がオープニングラップのうちに逃げるも、3周もするとドライタイヤを装着した車両のラップタイムが上回るようになり、その時の最上位は誰あろう川合。その時点で7秒ほどあった差はあっという間に詰まり、5周目のヘアピンで2番手に上がり、6周目の4コーナーで川合は難なくトップに浮上。そのままリードを広げた川合は終盤になると、後続にペースを合わせる余裕さえ見せて独走で初優勝を飾る。

 そして、湧也も順位を上げ続け、8周目には5番手に浮上。その後も3台で激しいバトルを繰り広げ、10周目には相次いで2台の前に出て3番手に躍り出る。この結果、初優勝を飾った第10戦以来の表彰台に、川合とともに立つこととなった。

 一方、玲次は対照的な展開に。オープニングラップのビクトリーコーナー前で接触があり、31番手にまで後退。マシンにはダメージがなかったことから、その後は激しく追い上げて9位でゴールしたものの、接触にペナルティの判定がされてしまい30秒加算で21位となった。

第13戦決勝 11月12日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 午後から行われた第13戦決勝は、路面は完全に乾いて、初めてドライタイヤを全車が装着する戦いとなった。3人はそれぞれ無難にスタートを切るも、オープニングラップのヘアピンで前方にアクシデントが発生。コース中央で止まった車両を、川合と玲次はギリギリでかわすが、湧也は行き場をなくしてダートから回避せざるを得ず、22番手まで後退する。

 川合は玲次を引き連れる格好で、しばらくは周回を重ねて入賞圏内に徐々に近づいていき、7周目には10番手に。そして、最終ラップにもひとつ順位を上げて、9位でフィニッシュ。

 川合と離れてからの玲次は、そのままの順位を保って12位。追い上げた湧也ではあったものの18位でフィニッシュとなった。

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第14戦決勝 11月13日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ

 今季最後の戦いは、湧也が2番手、川合が4番手、そして玲次も9番手と全員シングルからのスタートとなった。

 スタートを決めて湧也が1コーナーでトップに立つが、3コーナーでポールシッターの逆転を許す。だが、5コーナーでの相手のミスを見逃さなかった、湧也は再逆転に成功。その直後にまたもアクシデントがあり、1周だけだがセーフティカー(SC)がコースに入る。リスタートも完璧に決めた湧也は、2台を背後に連ねて、激しくトップを競い合う。もはやワンミスも許されぬ厳しい状況を、最後まで耐え抜いた湧也が2勝目をマーク。

 一方、スタート直後の混乱もうまくかいくぐった玲次は、1周目のうちに2ポジションアップ。SCが入って後続との差を詰められてしまうも、しっかりと順位を守り続けていたが、9位でのフィニッシュ。

 そして川合は3コーナーでの接触を回避しようとダートに出たところで、コースアウトした車両に撃墜され、無念のリタイアを喫することとなった。

 これでシリーズは14戦すべてのスケジュールを終了。湧也がランキング6位、孝汰が11位、そして玲次が19位を獲得した。

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チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 最終戦の茂木はホームコースと言うこともあり、十分に走り込んでレースウィークに入った。コースの特性上、戦えるクルマにはブレーキング区間での安定性が求められるが、ベストと言うセッティングが決まらず、3レースを通しながら問題を改善していった。このコースで育った孝汰は、難しいコンディションでも落ち着いて周回を重ね、この一年間での成長を優勝と言う結果で証明した。玲次は、結果こそ残せなかったが、随所に速さをみせてくれたことが収穫であり、本人の自信に繋がったと思う。湧也は、自身の持つマインドと勝負所を的確に捉えたレース運びでクルマのポテンシャルを最大限に引き出すことが出来た。最終戦での2勝はドライバーとチームにとって素晴らしいものになった。
Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
 まず予選ですが、ウェットでは上り調子で本番に合わせられたはずなので、ちょっと残念でした。レース1に関してはタイヤ選択が正解で、スリック勢の中で単独で走っていたというのもあるんですが、タイムもそんなに悪くなくて、いつも以上に落ち着いてレースできたから、勝てたんじゃないかと思います。レース3ではスタート直後に接触を避けようと、僕の翼端板と向こうのホールが当たっているんですが、スピンをせずにダートに出て戻ってきたところに、後ろの車に突っ込まれて、リタイアという形でした。最終戦なのでちょっと後味は悪いですが、今年ひとつ優勝できたというのは大きいですし、嬉しいです。これを来年につなげられるようにしたいです。
Driver 平木玲次(Reiji Hiraki)COMMENT
 予選は雨でうまく攻めきれず、シングルにも入れなかったんですけど、まずレース1では僕ら3人ともクルマがすごく決まっていて、スタートからペースも良かったのに、1周目の最終コーナーで接触してしまって。そこからもいいペースで追い上げられたんですが、その接触がペナルティと判定されたのは残念です。レース3は、スタートで混乱があって、そこはうまく切り抜けられたんですが、SCが入ったことで後ろとの間隔も縮まり、後半に抜かれてしまって9位で終わってしまいました。週末通して、速さは足りませんでした。レースになれば上がっていけるんですが、まだトップ争いができるほどのスピードはないというのが現状なので、しっかり反省点を見つめていきたいと思います。
Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
 雨の予選で僕は今ひとつアジャストしきれず、1周目がベストという悔しい結果になってしまい、最初のレースは後方スタートになったんです。しかも難しいコンディションではあったんですが、僕らはチームの戦略として最初からスリック で出て行ったのが大きかったと思います。クルマのバランスも良かったので3位まで上げられました。唯一悔しかったのは2レース目で、ヘアピンで接触が前にあって避けきれず、もうグラベルに出るしかないという状況で…。最後のレースは2番手スタートという、ものすごくいい状況でしたから、序盤に仕掛けようと思っていました。去年、なかなか優勝できないシーズンを送っていて、今年はチャンピオンを獲るぞ、って強い気持ちで新たに始めましたが、なかなか結果につなげられなかったのを、最後に優勝で締めくくれたのは、僕だけじゃないチームの力だと思います。
Le Beausset Motorsports
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ コバライネン/平手組LEXUS RC Fが悲願の初タイトル獲得! LEXUS RC Fは最後のレースで戴冠と共にトップ5独占で有終の美 (TOYOTA)

 11月11日(金)から13日(日)にかけてツインリンクもてぎでSUPER GTのシーズン最終大会となる第3戦(オートポリスの代替戦)と第8戦が行われ、ヘイキ・コバライネン/平手晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が第3戦で2位、第8戦はポールポジションからトップを独走し今季初勝利を飾り、チーム、そしてこのコンビにとって初となるシリーズチャンピオンを獲得した。SUPER GTのGT500クラス参戦最後のレースとなったLEXUS RC Fは最終戦でトップ5を独占する速さで有終の美を飾った。GT300クラスでは、第3戦でトラブルに見舞われノーポイントに終わるも最終戦にタイトルの可能性を残した嵯峨 宏紀/中山 雄一組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が、第8戦でポールポジションから前半首位を快走したが惜しくも後半かわされ、2位表彰台を獲得。タイトル争いでは惜しくも逆転ならず、シリーズランキング2位でシーズンを終えることとなった。

シリーズタイトルを獲得したDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車のヘイキ・コバライネンと平手 晃平

シリーズタイトルを獲得したDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車のヘイキ・コバライネンと平手 晃平

 11月12日(土)~13日(日)の両日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎでSUPER GTの第3戦/第8戦「MOTEGI GT GRAND FINAL」が開催された。

 5月にオートポリスで予定されていた第3戦が震災の影響で中止となったため、その代替戦が最終大会のもてぎに組み込まれ、「熊本地震復興支援大会」として1大会2レースとして開催。これにより、今大会は12日(土)に第3戦の予選と決勝、13日(日)にシーズン最終戦となる第8戦の予選と決勝が行われるという、忙しいスケジュールに。  SUPER GT史上でも初めてとなる、この変則的な開催となったことで、タイトル争いは全く分からないまま最終戦の週末を迎えることとなった。

◆第3戦予選◆

 12日(土)は朝から好天に恵まれたが、前夜の雨により、予選が行われる朝方はまだ路面はウェット。車両が走行を重ねることで路面は乾いていくと思われたが、ウェットタイヤか、スリックか、悩ましいコンディションで予選を迎えた。  午前9時から15分間一発勝負となる、GT500クラスの予選が気温11度、路面温度12度と朝方ならではの寒いコンディションで開始された。

 LEXUS勢では平川亮が駆るKeePer TOM'S RC F 37号車以外はウェットタイヤでコースイン。日差しは強くなるものの、ほぼ無風ということもあって予想以上に路面は乾かず、最後までウェットタイヤ勢が優位の展開となった。

 LEXUS勢で気を吐いたのはコバライネンが駆る39号車。残り4分半というところで3番手タイムをマークすると、その翌々周、残り1分を切ったところでついにトップタイムをマーク。コバライネンにとって自身初となるポールポジションを獲得した。39号車はこのポールポジションによる1ポイントを加えたことでランキング2位タイに浮上。その他のランキング上位勢が予選で下位に沈んだこともあり、逆転に絶好の状況で第3戦の決勝を迎えることとなった。

 チェッカーが振られた後、最後の最後にタイムを刻んで3番手に飛びこんだのがニック・キャシディのau TOM'S RC F 36号車。関口雄飛がアタックしたWedsSport ADVAN RC F 19号車が8番手につけたが、ランキング上位を争うWAKO'S 4CR RC F 6号車は10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車は14番手、スリックタイヤでギャンブルに出た37号車は最後尾15番手グリッドとなった。

 GT300クラスでは、嵯峨がアタックを担当した31号車は、タイヤを温めるのに苦戦したが、残り5分を切ったところでその時点での3番手タイムをマーク。このタイムはその後タイムを更新してきたライバルに上回られたが、最後に嵯峨がタイムを更新。最終的に2列目4番手グリッドを獲得した。

 飯田 章/吉本 大樹組 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車が20番手、永井 宏明/佐々木 孝太組 TOYOTA PRIUS apr GT 30号車は30番手グリッドから決勝に臨むこととなった。

◆第3戦決勝◆

 午後1時10分からの決勝レーススタート時には路面は完全に乾き、気温18度、路面温度24度と、前日までとはうって変わって暖かく、過ごしやすい気候の下でスタートが切られた。

 ポールポジションの39号車 平手は絶好のスタートを切り後続を引き離すと、その後方では3番手スタートの36号車 伊藤大輔がサイド・バイ・サイドバトルの末に2位へ浮上。2周目には8番手グリッドからこちらも好スタートで2つポジションを上げた19号車 関口雄飛が更に前を攻め5位へ。

 3周目にクラッシュ車両によりセーフティカーが導入され、8周目に再スタートが切られると、10番手スタートから7位へと順位を上げていた大嶋和也の6号車が10周目に6位へポジションアップを果たすなど、LEXUS勢が序盤から着実に上位へと躍進していった。

 レースが中盤に入り、各車ピットへ向かい、給油とドライバー交代、タイヤ交換を実施。ここで、最後尾15番手スタートで、序盤接触によるスピンを喫しながらも10位まで順位を上げていたジェームス・ロシターから平川へとドライバー交代した37号車が、コースへ復帰した直後にトラブルに見舞われ、無念の戦線離脱。タイトル争いからも脱落してしまった。

 レースが折り返しを過ぎ、ほとんどの車両がピット作業を終えても、GT-Rの24号車と関口の駆る19号車がややピットを遅らせる作戦に。

 29周終了でピットインした19号車はタイヤ無交換作戦を採り、4位でコースへ復帰。一方、規定周回ぎりぎりの33周を走ってピットへ向かったGT-R 24号車もタイヤ無交換で、首位のままコースへと復帰した。

 その後方では、キャシディの36号車とコバライネンの39号車が激しい2位争い。抜きつ抜かれつのバトルが数周にわたって繰り広げられたが、39周目にこのバトルを制し2位に浮上した39号車コバライネンが、首位への猛追を開始した。

 その時点で6秒程あった首位との差を、みるみるうちに詰めて行った39号車コバライネンは、50周を終えた時点でその差を1秒フラットに。残り3周の時点でテール・トゥ・ノーズ状態に詰め、逆転を狙った。

 わずか0.26秒差で迎えたファイナルラップ、39号車のコバライネンは最後まで首位を追い詰めたが、惜しくも逆転には至らず、2位でチェッカー。しかし、ランキングを争うGT-R 1号車が9位に終わったこともあり、39号車のコバライネン/平手組が3点上回ってのランキング首位に浮上した。

 36号車が3位、6号車が4位、19号車が5位、38号車が6位と、予選で苦しんだLEXUS勢も着実に上位へと進出してフィニッシュ。6号車も首位と7ポイント、38号車が11ポイント、19号車、36号車も14,15ポイント差と逆転タイトルの可能性を残して13日(日)の最終戦に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、4番手グリッドの31号車は嵯峨がスタートを担当、好スタートでポジションをひとつ上げ、3位に浮上すると、更に上位を狙った。

 中盤、31号車は中山へとドライバーを交代した後、ランキング首位につける車両とサイド・バイ・サイドでのバトルを繰り広げたが、残りが6周ほどとなったところで突然駆動系に不調を感じピットへ。ピットロードで回復したかと思いそのままコースへと戻ったが、再びトラブルが発生し、レースを終えることとなった(24位完走扱い)。

 30号車は16位、60号車が20位で完走を果たした。

◆第8戦予選◆

 13日(日)、好天ながら気温14度、路面温度17度とまだ肌寒いコンディションの下、午前9時5分よりGT500クラスの予選(15分間)が開始された。ほとんどの車両がセッション序盤はコースに出ず待機。まず開始から4分ほど経ったところで19号車の国本がコースへ向かい、他の車両も残り8分ほどになって次々とコースイン。

 充分にタイヤを暖め、アタックに入ると、まず4周目に39号車の平手がトップタイムをマーク。これをカルダレッリの6号車が上回ったが、翌周に平手が更にタイムを縮め、前日の第3戦に続き、2戦連続となるポールポジションを獲得した。

 ロシターの37号車が2番手、6号車が3番手、そして最後にタイムをマークした19号車が4番手とLEXUS RC F勢が予選トップ4,2列目までを独占する結果に。

 伊藤がアタックした36号車が6番手、石浦の38号車が7番手につけ、逆転タイトルを争う決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、中山雄一がアタックを担当した31号車が7周目にコースレコードを大きく上回るタイムをマーク。今季初めてのポールポジションを獲得した。31号車はポールポジションのボーナスポイントを加え、ドライバーズタイトル争いでは、首位との差を13ポイントに縮めた。

 30号車は佐々木孝太のアタックで12番手。60号車は26番手グリッドとなった。

◆第8戦決勝◆

 今シーズンの最終戦となる第8戦は快晴、気温20度、路面温度27度と11月としては暖かいコンディションの下、午後1時半に栃木県警の白バイ、パトカー先導によるパレードラン、フォーメーションラップを経て、決勝レース(53周)のスタートが切られた。

 スタートは順当に切られ、1周目にカルダレッリの駆る6号車が平川の37号車をパスし2位に浮上。しかし、首位を行く平手の39号車は好ペースで首位を快走。

 2位の6号車は大きく離されることなく追走。その後方でRC F勢とGT-R勢のバトルが繰り広げられる中、上位2台が後続を引き離していく展開となった。

 20周目を終えたところで、首位を行く39号車がピットイン。給油、タイヤ交換と共に平手からコバライネンへとドライバーチェンジ。翌周以降、次々にLEXUS勢がピットインをしていく一方、タイトルを争う1号車を含むGT-R勢はピットを遅らせる作戦に。

 規定周回近くなってピットへ向かった2台のGT-Rはどちらもタイヤ無交換作戦を採り、ピット時間を短縮。上位を占めるLEXUS勢の間に割って入るコース復帰となり、レース後半戦は新しいタイヤと速さで勝るRC F勢がGT-R勢を攻め立てるバトルが中団グループで繰り広げられた。

 全車がピットを終えると、39号車は盤石の首位復帰を果たしたが、2位の6号車大嶋が猛追を開始。35周目の時点で5秒以上あった差をじりじりと詰めていき、残り10周を切る頃には、2台はテール・トゥ・ノーズ状態となった。

 6号車の大嶋は再三にわたって前を行く39号車コバライネンを攻めるが、コバライネンもミスすることなく冷静な走りで首位を堅守。2台の息をもつかせぬバトルは最後まで続き、観客はシーズン最後の首位争いに酔いしれた。

 ファイナルラップまで2台の接近戦は続いたが、逆転はならず、コバライネンの39号車がトップでチェッカー。39号車にとっては今季初、コバライネンにとってはSUPER GTに参戦を開始して2年目にして初めてとなる優勝を飾ると共に、念願のシリーズチャンピオンを獲得することとなった。

 コンビを組む平手晃平にとっては2013年(セルモ)以来3年ぶりのタイトル。チーム・サードにとっては国内のGT選手権では初のタイトルを、ドライバーズ、チーム共に獲得。

 最後まで39号車を追った6号車は2位に入り、ランキングでも2位でシーズンを終えることに。今季初勝利を挙げるなど躍進著しかった19号車が3位表彰台。36号車が4位、37号車が5位でチェッカーを受け、SUPER GTのGT500クラス参戦3年目で来季からはLC500へと車両の替わるLEXUS RC Fにとって念願のタイトル獲得を、最終戦トップ5独占という最高の形で締めくくった。

 GT300クラスでは、嵯峨がスタートを担当したポールポジションの31号車が後続の追撃を凌ぎながら、トップを維持して周回を重ねた。

 タイトルを争う直接のライバルであるVivaC 86 MC 25号車が早めのピットをタイヤ無交換で終え、追い上げてきたため、31号車も初の試みながらタイヤ無交換作戦を決行。何とか25号車の前でコース復帰を果たしたが、ペースで勝る25号車の猛追を受け、34周目にかわされて2位に後退。ハイブリッドのパワーを活かして何とか離されることなく中山雄一が粘り強い走りを見せたが、逆転の機会は訪れず、2位でフィニッシュ。ドライバーズランキングも2位でシーズンを終えることとなった。

 30号車は首位と同一周回の17位でフィニッシュ。60号車はトラブルでリタイアに終わった。

最終戦をポール・トゥ・ウィンで飾り、悲願のシリーズタイトルを獲得したヘイキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車

最終戦をポール・トゥ・ウィンで飾り、悲願のシリーズタイトルを獲得したヘイキ・コバライネン/平手 晃平組 DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車

第8戦はLEXUS RC F勢が表彰台を含むトップ5を独占し、GT500クラス参戦最終戦の有終の美を飾った

第8戦はLEXUS RC F勢が表彰台を含むトップ5を独占し、GT500クラス参戦最終戦の有終の美を飾った

DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車 ドライバー ヘイキ・コバライネン :
初優勝を飾り、タイトルを獲得出来たという意味で、最高の一日、最高の週末となった。昨年までと比較しても、チーム全体で本当に大きな進歩を遂げた一年だった。チームを誇りに思う。最高のLEXUS RC Fを用意してくれたTRDとLEXUSにも感謝したい。今日のレースは(平手)晃平がポールポジションを獲得してくれたことが大きかった。最後は追撃も激しかったが、上手くタイヤをマネージメントし、逃げ切ることが出来た。初優勝を挙げてタイトルを獲得出来、最高の気分だ。
DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車 ドライバー 平手晃平:
やっとここ(表彰台の頂点)に上ることが出来た。最後は絶対に勝って終わりたかったというのもあるし、サードチーム始まって以来のタイトルを、優勝で勝ち取れて良かった。サポートしてくれたTRDやLEXUS、ブリヂストンのおかげだ。このチームに来て3年目で、色々と体制の変更などもあったが、エンジニアやメカニックの人たちが頑張ってくれたことがようやく実を結んだ。彼らのおかげで、シーズンが進んでハンデウェイトが重くなっても、ずっと良いパフォーマンスを発揮出来た。今日は初めて自身でのポールポジションも獲得出来たし、最高の形でシーズンを締めくくれて本当に嬉しい。
WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー 大嶋和也:
今年はチーム体制が大きく変わった年だったが、皆で相談しながら色々試し、少しずつ良いチームにすべく努力を続けてきた。今思えば、ちょっとしたミスで逃したポイントもあり、悔しい気持ちもあるが、チームがチャンピオンを争えるまでになったということは一番の収穫だと思っている。来年に向けてやりたいことはまだたくさんあるが、これからどんどん強くなるチームだと思っているし、ランキング2位で終われたという意味で良いシーズンだった。
WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
タイトルを争っての最終戦ということでもちろんとてもエキサイティングなレースだった。とはいえレースは着実に、安定したペースで走ることを心掛けて、最後までサードを追い続けた。最終的には2位だったが、良い結果だ。シーズンを振り返ると、ほとんどのコースで速さを示すことが出来、我々は常に最速の一台だったと思う。チーム・ル・マンに加入して最初の年だったが、車両、チームメイト、チーム環境と、全てが新しい環境で、多くの発見もあったが、もちろん簡単ではなかった。しかし、ランキング2位で終えることが出来たことは励みになるし、来年が楽しみだ。
WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 関口雄飛:
昨日は難しいレースで5位だったが、今日は3位表彰台ということでまずまずの結果かなと思う。2014年にこのチームに加わって、その年の終盤から今大会まで18戦連続ポイント獲得の記録を更新出来たのも良かったが、今日を含め、多くのレースで予選よりも決勝で強さを見せられたことが嬉しい。僕自身GT500クラスに上がって4年目だが、今年は初優勝も挙げられたし、シリーズランキング4位というのはキャリアベストの結果なので、良い1年だったと思う。しかし、来年はやはりもっと上を目指して頑張るつもりだ。
WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 国本雄資:
今日は予選4番手、決勝でも3位表彰台を獲得することが出来たが、ウェイトゼロということを考えると、1年間チームとクルマの開発を頑張ってきたことが少し報われたようで嬉しい。今年このチームに移籍してきて色々と不安もあったが、本当にチームが支えてくれたしチャンスをくれて、少しずつ自分もパフォーマンスを発揮することが出来るようになったと思う。シリーズランキング4位は悪い結果ではないが、タイトルに近いところで争えるようになるとやはり悔しさもあるので、今年上手く行かなかった部分などを見直し、来年こそはシリーズタイトルを取れるように努力したいと思う。すごく手応えのあるシーズンだった。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
昨日のレースでノーポイントだったというのが非常に痛かった。今日のレースに関して言えば、初めての無交換作戦だったが、我々に出来る中で最高のレースが出来たと思う。シリーズを通して考えると、ノーポイントのレースがあまりに多すぎたので、逆によく2位になれたなというところもある。新型1年目ということである程度トラブルも覚悟していた部分はあるが、それにしても多すぎたので、今後はその辺りをトライ&エラーで克服して行けばタイトルが見えてくるはずだ。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 中山雄一:
今日は優勝するにはタイヤ無交換作戦しかないと考えて挑戦した。データも何も無く、全く初めての試みだったが、2位を守れたという意味では良いレースが出来た。ただ、シーズンを通して振り返ってみると、ポイントを取れたレースが少なかった。それがチャンピオンに届かなかった原因だと思うが、最後までタイトルを争えたという意味では良いシーズンだった。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ優勝会見 「スポンサーとかクライアントとか関係なく、みんな仲間としてスーパーGTを戦って、チャンピオンを獲れたというのがこのストーリーの結末」(土屋武士)

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GT500クラス優勝・シリーズチャンピオン

へイッキ・コバライネン
gt-rd8-r-pc-heikki 最高の気分です。チームのみんなの事を誇りに思います。素晴らしいシーズンでした。各レースで確実にポイントを取れたし、去年より大きく進歩しました。それを象徴するような今週末であり今日だったと思います。こうやってチャンピオンを獲れて満足しています。
強さだけでなく全ての要素が揃わないと勝つことはできません。そういう意味でもTRDはどんなサーキットでもパフォーマンスを発揮できる、本当に素晴らしい車を用意してくれました。
平手晃平
gt-rd8-r-pc-hirate セルモからサードに移籍して2年。1年目は新体制で臨んで、力はあるのにそれを発揮できない苦しいシーズンを送りました。
チームをはじめTRD、ブリヂストンさんと今年は素晴らしい車とタイヤを用意してくれて。僕は今年セカンドという新しい立ち位置で、へイッキのサポートに徹する事によってチーム全体のパフォーマンスがすごく上がりました。それをサードの首脳陣がシーズン初めに決めて、毎レースいい戦いができて、ポイントを毎戦スコアできました。毎戦どこへ行っても自信の持てる状況をエンジニアの(田中)耕太郎さんがが作ってくれたので、本当にすごく感謝していますし、応援してくださったたくさんの方々に恩返しとしていい結果を残すことができたので、本当にハッピーです。

GT300クラス優勝・シリーズチャンピオン

土屋武士
gt-rd8-r-pc-takeshi 何を喋っていいかわからないくらい、この結果をまだ受け止めきれていません。まずはここまで支えてくれた仲間の皆さんにありがとうという気持ちしかありません。
(松井)孝允と二人でいつか親父のやってた最強プライベーターを復活させたいな、それをやらなきゃこのレースは盛り上がらないんじゃないかなと思ってて。うちのチームには仲間しかいないんです。自分のやりたい事を応援してくれる仲間しかいない中で発進して。スポンサーとかクライアントとか関係なく全員が仲間でスーパーGTを戦ってチャンピオンを獲れた、というのがこのストーリーの結末、という意味でも感慨深いです。
今まで親父の生きてるうちにレースの職人を育てる、というテーマでやってきました。これでチャンピオン獲れてドライバー辞められたら最高だななんて勝手なストーリーを描いていましたが、実際に起きてみると何をどう表現していいかわからないので、あとはみなさんのご想像にお任せします(笑)
松井孝允
gt-rd8-r-pc-matsui まさかチャンピオンを獲れるとは思っていませんでした。このサーキットは正直厳しいな、というところがあって、まあできるだけのことをやろう、と思っていたので、やはり武士さんがエンジニアとして正しい作戦をとってくれたからだろうと思います。
今年1年、職人の皆さんがエンジニア力でこのクルマを作ってくれてのこの結果だと思います。僕はただ速く走るだけに集中できたのがこの結果につながったと思います。まだまだ強くならないといけないけど、今日はこのチームで勝てて本当に光栄です。
土屋春雄(チーム監督)
gt-rd8-r-pc-haruo 去年ハチロクでデビューして、しばらくは本当に車が壊れまくって、とにかく壊れないように、と思ってやってきました。今年になって中盤くらいに何度かテストがあったんですけど、そこで車が見違えるように速くなったんです。
ここまでこれたのは(土屋)武士のバランスのクルマ作りと、あとは松井の成長。本当にすごい成長したと思うんです。あとうちは好きなことしかやってこなかった会社なので、それに賛同してくれたスポンサーの皆さんとか、サポートのみなさん。そして最大のスポンサーはファンの人たちですよね。本当に感謝しています。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 今季初勝利と初のGT500タイトルを#39デンソーサードRC Fが獲得!!GT300も#25Vivac 86が勝ってタイトルを決める

チームサード会心の初勝利!!
2016スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」の決勝が11月13日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#39DENSO KOBELCO SARD RC F(へイッキ・コバライネン/平手晃平組)が見事ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げるとともに、GT参戦以来初のGT500シリーズチャンピオンを獲得した。
GT300クラスは#25Vivac 86 MC(土屋武士/松井孝允組)が今季2勝目を挙げ、マザーシャシーに初めてのタイトルをもたらした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:36,000人)

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第8戦決勝は午後1時30分より53周で行われた。
当日の天候は晴れ。スタート時の気温20℃、路面温度は27℃とこの時期には珍しい暖かさだった。

ポールポジションの#39デンソーRC F(平手)が昨日に続いて抜群のスタートを決め、一気に後続を突き放しにかかると、その後方では予選3位の#6WAKO'S 4CR RC F(アンドレア・カルダレッリ)が#37KeePer TOM'S RC F(平川亮)を3コーナーでパスして2位に浮上、平手に離されずについて行った。

予選で好位置を得るためにソフト側のタイヤを選択した平手は20周を消化したところでピットイン。タイヤ交換と給油を行なってコバライネンに後半を託す。ピット作業時間は37.3秒だった。
続いて21周目にカルダレッリがピットへ。しかし6号車は給油に手間取って40秒以上の作業時間を要したため、後半を担当した大嶋和也は再びサードの後ろでコースに復帰せざるを得なかった。

トップのコバライネンは大嶋に対して一時5秒以上のリードを築き上げたが、大嶋はコバライネンを上回るペースで追い上げを開始、43周目には1.2秒差、44周目には完全にテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込んだ。
しかしコバライネンも大嶋に全く付け入る隙を与えずに残り周回を走りきり、スーパーGT参戦2年目にしてついに初勝利を挙げるとともにシリーズポイントも82に伸ばして見事年間王者の座を手にした。これはチームサードに取っても初の快挙。平手にとってはセルモ在籍時代の2013年以来の3年ぶりの栄冠だ。

一方、ポイントリーダーとしてもてぎ入りしながら土曜の第3戦で9位という結果に終わり、ランキング2位に後退した#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)は予選9位ながらタイヤ無交換という大胆な作戦で挽回を図ったが、結局7位に終わっている。

GT300クラスは、ポールポジションの#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀)が序盤からトップを快走する一方で、ポイントリーダーの#6Vivac 86(土屋)は予選6位から徐々に順位を落としてしまい、一時は10位あたりまで後退してしまう。
しかしこれには理由があった。

当初タイヤ交換を予定していたつちやエンジニアリングは、グリッド上位陣が皆タイヤ無交換でいくという情報をグリッド上で得て急遽作戦を変更。タイヤ無交換で走りきるために内圧を極端に落としてスタートしており、10周目あたりまではタイヤのグリップが充分ではなかったのだ。
そんな苦しい状況の中、土屋は17周をしのぎ切ってピットに飛び込み、松井にステアリングを託すと、松井はそれに応えるようにアウトラップの3コーナーで#65LEON CVSTOS AMG-GT(蒲生尚弥)を抜き去ると、25周目の90度コーナーで#18UPGARAGE BANDOH 86(山田真之亮)を、そして34周目のV字コーナーで遂にクラストップの#31プリウス(中山雄一)のインに飛び込んでトップに浮上、そのまま中山を従えてチェッカーを受け、今季2勝目を挙げるとともに見事初のシリーズチャンピオンを手にした。
チームオーナーにして松井のパートナーの土屋に取ってもこれは初のタイトルだ。

一方ランキング2位で25号車を追っていた#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ヤン・マーデンボロー組)は予選14位という苦しい位置から一時3位まで浮上するが、#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝)との接触などもあって結局6位に終わった。

スーパーGTの2017シーズンは来年4月8-9日に岡山国際サーキットで開幕。
GT500は車両規則が一新されることが既に決まっている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第14戦もてぎ決勝 レースを制したのは#62平木湧也!!チャンピオンは#36宮田のものに。

待ちに待った表彰台のてっぺん!!
2016FIA-F4選手権最後のレース、第14戦決勝が11月13日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#62平木湧也(DENSO ル・ボーセ FTRS)が#16篠原拓朗(Media Do Kageyama F110)との接戦を制し、今季2勝目を挙げた。シリーズチャンピオンはこのレースを11位で終えた#36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が獲得することとなった。

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第14戦決勝は午前9時55分より12周で行われた。
このレースのスターティンググリッドは前日の第6戦決勝でのベストラップ順というルールが採用され、ファステストラップを記録した篠原がポールポジション。2番グリッドは#62平木、#4河野駿#佑(グッドスマイル初音ミクF110)が3番手という位置につけた。
スタートで1コーナーにトップで入ったのは#62平木。しかし2コーナーの立ち上がりから篠原が並びかけて3コーナーでトップに立つ。
するとすかさず#62平木は続く5コーナーでアウトから篠原に並びかけていき、再びトップを奪い返した。
その後方からは7番手スタートの#50澤田真治(B-MAX RACING F110)が追い上げてきて、レース中盤にはこの3台による接近戦が繰り広げられたが、抜きにくいもてぎのコースレイアウトと、近づけばダウンフォースが抜けるフォーミュラカーの特性から、篠原、澤田とも今ひとつ決め手を欠き、そのまま#62平木がトップで12周を走りきって、今季2勝目。第10戦での初勝利がトップでチェッカーを受けたドライバーにペナルティが課せられたことによる繰り上げ優勝だったことを考えれば、初めて実力でもぎ取った勝利と言えるだろう。
2位は篠原、3位は澤田がそのまま入った。

一方この時点でシリーズチャンピオンの権利を残していたのは宮田と#11大湯都史樹(エヴァRT弐号機 tanzen Rn-s)、#9阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)の3名のみ。
しかしウェットタイヤでスタートした大湯と宮田は第6戦決勝でラップタイムが伸び悩み、それぞれ20番手と25番手というスタート位置。リタイヤした阪口に至っては33番手という厳しい状況に陥っていた。
それでもスタートから猛烈な勢いで追い上げを開始した3台だったが、1周目のヘアピンで2台の車両が絡むアクシデントが発生、これを排除するために3周目までセーフティーカーが導入されてしまい、彼らの目論見を挫く展開になってしまう。
結局大湯は10位で1ポイントを獲得するにとどまり、宮田は11位、9阪口も15位といずれもノーポイントに終わったため、第13戦終了時点で142ポイントを獲得していた宮田が2016シーズンのチャンピオンを獲得することになった。

昨年のスタートから毎戦激しい戦いを繰り広げ、全日本F3選手権やスーパーGTにも優秀な若手を送り出してきたFIA-F4選手権。
2017シーズンは来年4月8-9日に岡山国際サーキットで開幕する。

優勝 #62平木湧也(DENSO ル・ボーセ FTRS)
なんかもう「やっとか〜?!」みたいな感じですっごく嬉しいです。初優勝の時とは全然違いますね。グリッドもこないだの富士と同じようなシチュエーションで。なんとか今度は自分の力で勝ちたいという意思もありましたし、最初にトップに立って、最後の周までトップを走ってた時は「また(去年の)鈴鹿みたいなことが起きるんじゃないか」と思ってドキドキしました。あれすっごいトラウマになってるんですよ。
2位 #16篠原拓朗(Media Do Kageyama F110)
めちゃめちゃ悔しいです。(1周目の3コーナーで平木をパスしたことについて)あそこで行かないともうどうしようもないなと思って行ったんですけど、そのあとの5コーナーでブレーキ踏んだ時に「このままだと止まれないかな?」という感覚があって。もっと勝負強くならないとな、と思います。去年は表彰台にも乗れなかったけど、今年は乗れたんで、成長してるとは思いますけど、自分の目指してるところは違うんで。もっともっと強くなって、早く勝ちたいです。
3位 #50澤田真治(B-MAX RACING F110)
本当に悔しいですね。表彰台に乗れたことはよかったんですけど、今シーズン通して優勝がなかったので。抜きたいけど、なかなか抜ける距離に行けない。他のコースより抜きにくいレイアウトで、近づくとダウンフォースが抜けて、追いつけない。お互い本当に同じペースだったと思うんですよ。ストレートで少し追いつくけど、コーナーで離されての繰り返しで、抜けなかったですね。
シリーズチャンピオン #36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)
fiaf4-rd14-champion 目標としてはポイント圏内だったんですけど、阪口選手も後ろにいて、大湯選手が僕の前にいたので、大湯選手の真後ろぐらいにいられればいいかなと。ただファステストラップだけは取りたいと思って、とにかく全力で攻めたつもりだったんで、一番いい走りができたかなと思います。
セーフティーカーがなければもうちょっと前に行けたかなと思いましたが、結局チャンピオンは取れたんで。
(シーズンを振り返って)やっぱり富士で最年少優勝したのが大きいですね。それまで5、6番手にいたのに、あそこでランキングトップに上がれたのが大きかったです。
来シーズンステップアップはしたいですね、どんな形でも。最終的には世界で通用するドライバーになりたいと思っているので。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2016/11/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
139ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS531:31'57.828
26大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS530.472
319関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH537.471
436伊藤 大輔
ニック・キャシディ
au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS5314.666
537ジェームス・ロシター
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS5316.160
646本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI5319.132
71松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI5320.461
812安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS5325.829
938立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS5329.152
1024佐々木 大樹
柳田 真孝
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH5336.738
1117塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS5342.167
12100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS5354.279
138松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS531'20.430
1464中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL521Lap
1515武藤 英紀
牧野 任祐
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS458Laps
---- 以上規定周回数(70% - 37Laps)完走 ----

■GT300クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2016/11/13) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
125土屋 武士
松井 孝允
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH491:32'12.578
231嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS490.929
34谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH4910.612
421リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL4916.271
533山野 直也
ヨルグ・ベルグマイスター
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH4918.823
63星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH4920.654
726元嶋 佑弥
近藤 翼
TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH44929.229
89阪口 良平
吉田 広樹
GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH4944.131
918中山 友貴
山田 真之亮
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH4948.666
1011平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL4950.259
1187細川 慎弥
佐藤 公哉
triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH4953.168
127ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH4956.218
1361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL4957.782
1448高星 明誠
青木 孝行
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1491'00.062
150アンドレ・クート
富田 竜一郎
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL491'01.141
1663エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH491'11.554
1730永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH491'36.314
18108峰尾 恭輔
竹内 浩典
DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH481Lap
1950安岡 秀徒
久保 凜太郎
ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH481Lap
20111植田 正幸
鶴田 和弥
エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH481Lap
2122和田 久
城内 政樹
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH481Lap
22360柴田 優作
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH481Lap
235玉中 哲二
影山 正美
マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YH436Laps
2465黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH3712Laps
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ----
-88織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH2524Laps
-51都筑 晶裕
新田 守男
JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH1237Laps
-60飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH346Laps
-2高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH346Laps
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選 レコード続出の中、#39デンソーRC Fが連続ポール!!

コースレコード続出の激戦を制したのは又してもチームサード!!
2016スーパーGT第8戦「もてぎGTグランドファイナル」の公式予選が11月13日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポイントリーダーの#39DENSO KOBELCO SARD RC F(へイッキ・コバライネン/平手晃平組)が昨日に続いて連続ポールを達成。上位4台がレクサス勢という結果になった。
GT300クラスは中山雄一が終盤に1’46.760を叩き出した#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/中山雄一組)がポールポジションを獲得した。

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第8戦の公式予選は朝8時40分より各クラス15分間で行われた。
13日の天候は快晴。場内には朝から多くの観客が詰めかけ、周辺道路も大渋滞になる程だ。

2014規定車両での走行はこれが最後となるGT500クラスは全車が昨年のコースレコードを上回るという激しいものとなった。従来のレコードは1’38.258だった。
最初にレコードタイムを更新したのは#39サードの平手で1’38.111。平手は次の集会で1’37.115と順調にタイムを上げていき、最後は1’36.491まで縮めてみせた。
2番手につけたのは#37KeePer TOM’S RC F(平川亮/ジェームス・ロシター組)。昨日は惜しくもリタイヤとなった37号車だが、ロシターが1’36.774を叩き出した。
このほか3番手には#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)、4番手に#19WedsSport RC F(関口雄飛/国本雄資組)がつけるなど、上位4台をレクサスが占め、GT-R最上位は#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)の5位、NSX勢は#17KEHIN NSX CONCEPT-GT(小暮卓史/塚越広大組)の10位が最高という結果となった。
ランキング2位の#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)は9位に終わっている。

GT300クラスはポールの#31中山をはじめ上位12台が従来のレコード(1’47.717)を更新。
2番手に#65LEON CVSTOS AMG-GT(黒澤治樹/蒲生尚弥組)がつけ、昨日3位の#88マネパランボルギーニGT3(織戸学/平峰一貴組)が3番手と好調を維持している。
ポイントリーダーの#25Vivac 86 MC(土屋武士/松井孝允組)も6位とまずまずの位置につけた。
上位7台にチャンピオンの可能性を残す大激戦だ。
しかし一方で、昨日の決勝でのクラッシュでフロントを大破した#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/小林崇志組)は残念ながら修復が間に合わずにリタイヤとなっている。

第8戦決勝は午後1時30分より53周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第14戦もてぎ決勝結果

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GRAND FINAL -RIJ- (2016/11/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCarTireLapTotal_Time
Behind
162平木 湧也DENSOルボーセFTRSDL1226'43.479
216篠原 拓朗Media Do Kageyama F110DL120.547
350澤田 真治B-MAX RACING F110DL120.976
47石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシングDL124.956
54河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL127.311
610大滝 拓也SRS/コチラレーシングDL128.433
725高橋 知己点天&イーストアップwith FieldDL129.147
888川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL129.354
961平木 玲次DENSOルボーセF4DL1210.215
1011大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-sDL1210.596
1136宮田 莉朋FTRSスカラシップF4DL1210.963
1283武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRSDL1211.517
1314根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMGDL1211.929
1419金澤 力也VSR Lamborghini SCDL1212.261
159阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングDL1212.973
1637小高 一斗FTRSスカラシップF4DL1213.837
1717加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F110DL1214.813
188上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシングDL1217.391
1921神 晴也RSS F110DL1219.624
2029朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF110DL1220.022
2163ファン ドユンVSR Lamborghini SCDL1223.381
2251徳升 広平Silver Star RacingDL1223.407
2373牛井渕 琴夏カローラ新茨城レオンレーシングDL1225.060
2452小山 美姫埼玉トヨペットGreen Brave DLDL1227.394
2547伴 貴広SRPC RIGHT WAY F110DL1228.057
2666橋本 陸Skill SpeedDL1229.048
2770平 優弥Leprix Sport F110DL1230.511
282佐々木 祐一仙台Day Dream RacingDL1244.022
2986鉢呂 敏彦COLLET F110DL1259.256
3023YUGOS2R RacingDL121'00.853
3113吉田 基良BMG F110DL121'05.925
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-*18浦田 裕喜SAccess Racing F110DL48Laps
-60川合 孝汰DENSOルボーセF4DL012Laps
-30中根 邦憲カーペットなかね家具/GULFDL012Laps
-3池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F4DL012Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(FTRSスカラシップF4) 1'57.379 (8/12) 147.26km/h
  • CarNo.18は、FIA-F4 SpR第15条1.1)により、ドライビングスルーペナルティーを科すも、リタイアのため執行を留保した。
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SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ公式予選結果

■GT500クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2016/11/13) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
139平手 晃平DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BSR1'36.491--179.136
237ジェームス・ロシターKeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BSR1'36.774 0.283 0.283178.612
36アンドレア・カルダレッリWAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BSR1'36.776 0.285 0.002178.608
419国本 雄資WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YHR1'37.141 0.650 0.365177.937
512安田 裕信カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BSR1'37.144 0.653 0.003177.931
636伊藤 大輔au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BSR1'37.226 0.735 0.082177.781
738石浦 宏明ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BSR1'37.270 0.779 0.044177.701
846本山 哲S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MIR1'37.483 0.992 0.213177.313
91ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MIR1'37.635 1.144 0.152177.037
1017塚越 広大KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BSR1'37.741 1.250 0.106176.845
118野尻 智紀ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BSR1'37.786 1.295 0.045176.763
1224柳田 真孝フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YHR1'37.812 1.321 0.026176.716
1315牧野 任祐ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BSR1'37.977 1.486 0.165176.419
14100伊沢 拓也RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BSR1'38.114 1.623 0.137176.172
1564中嶋 大祐Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL1'39.424 2.933 1.310173.851
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'38.258)を更新しました。

■GT300クラス

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2016/11/13) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
131中山 雄一TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BSR1'46.760--161.905
265蒲生 尚弥LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YHR1'46.830 0.070 0.070161.799
388平峰 一貴マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YHR1'46.857 0.097 0.027161.758
49吉田 広樹GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YHR1'46.942 0.182 0.085161.629
54谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YHR1'46.961 0.201 0.019161.601
625松井 孝允VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YHR1'47.070 0.310 0.109161.436
761山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DLR1'47.135 0.375 0.065161.338
821藤井 誠暢Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DLR1'47.172 0.412 0.037161.282
918山田 真之亮UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YHR1'47.381 0.621 0.209160.969
1011平中 克幸GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DLR1'47.392 0.632 0.011160.952
1126近藤 翼TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH4R1'47.509 0.749 0.117160.777
1230佐々木 孝太TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YHR1'47.512 0.752 0.003160.772
1387細川 慎弥triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'47.720 0.960 0.208160.462
143ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'47.753 0.993 0.033160.413
157ヨルグ・ミューラーStudie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'47.800 1.040 0.047160.343
1633ヨルグ・ベルグマイスターExcellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'47.896 1.136 0.096160.200
1748青木 孝行DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH11'47.916 1.156 0.020160.171
1851都筑 晶裕JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH1'47.967 1.207 0.051160.095
190富田 竜一郎GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL1'48.043 1.283 0.076159.982
205影山 正美マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YH1'48.121 1.361 0.078159.867
2150久保 凜太郎ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'48.588 1.828 0.467159.179
2222城内 政樹アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'48.826 2.066 0.238158.831
23108峰尾 恭輔DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'48.904 2.144 0.078158.717
24111鶴田 和弥エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'48.928 2.168 0.024158.682
252高橋 一穂シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'49.063 2.303 0.135158.486
2660吉本 大樹SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'49.140 2.380 0.077158.374
2763エイドリアン・ザウグDIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'49.539 2.779 0.399157.797
28360田中 篤RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'52.646 5.886 3.107153.445
2955高木 真一ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BSabsence---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'47.717)を更新しました。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13戦決勝 待望の初勝利を挙げた#9阪口!しかしタイトル争いは#36宮田が王手

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宿命のライバル対決を制したのは阪口!!
FIA-F4選手権第13戦の決勝が11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、予選3位からスタートした#9阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)が接戦を制して待望の今季初勝利を挙げた。

二日間で3レースを戦う最終大会もてぎ。
その2レース目となる第13戦決勝はスーパーGTの決勝終了後、午後3時44分より12周で行われた。

先陣争いを制したのは予選2位の#36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)。並びかけてくる阪口を抑えて1-2コーナーを立ち上がったが、阪口は続く3コーナーで宮田を抜いてトップに立った。
宮田はこの周で#11大湯都史樹(エヴァRT弐号機 tanze Rn-s)にも抜かれて3位に後退するが、5周目の1コーナーで大湯のインをつき、2位を奪い返して阪口を追い上げ、6周目の5コーナーでアウトから仕掛けていった。
しかし阪口を抜くには至らずに両者は接触、宮田はフロントウィングの翼端板を失って再び3位に後退した。

その後8周目の90度コーナーで大湯がアウトに膨らんだ隙をついて再び2位に浮上した宮田は阪口を上回るペースで差を縮めていったが、阪口は最後までトップを守りきり、ついに待望の勝利を手にし、ポイントリーダーの宮田に4ポイント差にまで迫った。

しかし第6戦のベストラップ順でスタートする第14戦において、リタイヤした阪口は35番手、タイヤ選択に失敗して後方に沈んだ宮田は27番手からスタートすることになっており、いずれも上位入賞は非常に難しい状況だ。
このレースで3位に入賞した大湯も最終戦は22番手スタートであり、宮田との17ポイント差をひっくり返すのは阪口以上に難しい状況になってしまった。

第14戦決勝は13日朝9時55分より12周で行われる。

優勝#9 阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)
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「2位3位が多くなかなか優勝できない中、しっかり練習して来たのが良かったかなと思います。1レース目の結果はショックでしたが、とりあえず第2レースはシリーズチャンピオンとか関係なく、一つのレースで優勝するんだ、という強い気持ちで走りました。(5コーナーで宮田選手が並びかけて来た時について)宮田選手が思いのほか粘って来ましたが、絶対引かないぞと思って抑えました。明日のレースで勝つのは正直難しいと思いますが、(宮田選手と)4ポイント差というのはすごい近いし、宮田選手も大湯選手もグリッドが後ろからなので、そこは諦めずにしっかり頑張っていきます。」
2位 #36宮田莉朋(FTRSスカラシップ F4)
「スタートは今までで一番じゃないかというくらいに良くてトップに出られました。そのあとの3コーナーの勝負の仕掛け方がまずくて失敗してしまいました。それと5コーナーでアウトから勝負していったのが失敗したなというのが今回勝てなかった要因かなと思います。クルマがすごく速いのはわかっていたので、その中で僕のバトルの仕方がまずくて勝てなかったのが悔しいし、チームにも申し訳ないと思います。明日は27番手からのスタートだと思いますが、焦らずに一つ一つ順位を上げていってポイント圏内で終わってチャンピオンを取りたいと思います。ランキング上位3人が得点圏内にいなければチャンピオンなので、そんなに守りに入る必要はないし、焦らずに行けたらいいなと思います。」
3位 #11 大湯都史樹(エヴァRT弐号機 tanzen Rn-s)
「シグナル消灯からの反応は悪くなかったんですが、ホイールスピンをさせてしまいました。そこが全てでしたね。その後の展開もいろんなミスがありました。クルマの面でも厳しくて後ろを気にしなきゃいけない状況でした。練習走行の時点からセッティングの方向性に悩み続けていて、その中でセッティングを大きく変えて臨んだ決勝でした。トレーニングの時より良くなった感触はありますが、ポイントランキング的には厳しくなったし、明日は22番手からのスタートなので、チャンピオンは厳しくなりました。いま早急に改善すべきなのはスタートだと思うので、明日はスタートをうまく決めて、少しでも多くポイントを取れるように頑張ります。」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER GT

SGT:第3戦もてぎ決勝 決め手はまたもタイヤ無交換!!#24フォーラムエンジニアリングGT-Rが今季2勝目を挙げる

もうギャンブルとは言わせない!!
2016スーパーGT第3戦「もてぎGTグランドファイナル」の決勝が11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、予選2位からスタートした#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹/柳田真孝組)が第4戦SUGOで見せたタイヤ無交換作戦を今回も的中させ、今季2勝目を挙げた。
GT300クラスは#21Hitotsuyama Audi R8 LMS(リチャード・ライアン/藤井誠暢組)が今季初勝利を達成した。

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「熊本地震復興支援大会」と名付けられた2016シーズン最終戦は、5月に大分県のオートポリスで予定されていた第3戦の代替戦を土曜日に、本来の最終戦である第8戦を日曜日に行うという未だかつてないスケジュールが組まれた。
しかも第3戦は獲得ポイントx1kgのウェイトハンデ、第8戦は従来通りウェイトハンデとこちらも異例の運用だ。
その第3戦決勝は12日午後1時10分より53周で行われた。

ポールポジションの#39DENSO KOBELCO SARD RC F(平手晃平)はスタートから一気に後続を引き離しにかったが、2周目にGT300クラスの#5マッハ車検MC 86(玉中哲二)がファーストアンダーブリッジでスピン、コースを塞ぐ形で止まってしまったために3周目からセーフティーカーが入ってしまう。さらにその直後、セカンドアンダーブリッジでも#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一)もフロント部分を大破するクラッシュを演じてしまったため、セーフティーカーランは7周目まで続いて8周目にようやくリスタートとなった。

39号車ははここでもトップを守ったが、1周目に#24佐々木大樹を抜いて2位に浮上していた#36au TOM’S RC F(伊藤大輔)も今度はトップに離されずについてきた。
その後方では#24フォーラムエンジニアリングGT-R(佐々木大樹)を挟んで#100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT(山本尚貴)と#19WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛)が激しい4位争いを展開、ペースの上がらない山本を関口が抜きあぐねている間に#6WAKO’S 4CR RC F(大嶋和也)もこの2台に追いついて、レース中盤には3台の団子状態に突入した。

トップの39号車は21周目にピットイン、給油とタイヤ交換を行なって平手からへイッキ・コバライネンに交代したが、ここで1周早くピット作業を済ませていた#36au RC Fの先行を許してしまった。
さらに#24フォーラムエンジニアリングGT-R、#19ウェッズスポーツRC Fのヨコハマ勢がレース後半まで第1スティントを引っ張り、19号車が29周目、24号車は34周目にようやくピットイン。この2台はいずれもタイヤ無交換作戦をとった。
その結果24号車がトップに浮上したばかりか、2位以下に5秒のマージンを築き上げてしまった。

しかしここで引き下がってはF1ウィナーの名が廃る。
コバライネンは38周目に#36ニック・キャシディを抜き去ると、#24柳田真孝を上回るハイペースで追い上げにかかった。
36号車とのバトルの間に6秒以上に広がっていたトップとのリードは43周目には3.9秒に、その1周後には2.1秒差にまで縮めてきた。
これをみて柳田もペースを上げ、45周目にリードを2.6秒に広げてきたが、コバライネンはその後も47周目に1.6秒、48周目に1.1秒とじわじわ詰め寄り、ファイナルラップに入った時点ではわずか0.2秒差にまで迫った。

だが柳田は周回遅れを巧みに使ってコバライネンの追撃を封じ、そのままトップでフィニッシュラインへ。チェッカーを受けた時の両者の差はわずか0.239秒だった。
コンドーレーシングは近藤真彦監督のギャンブルと言われた第4戦SUGOに続いてここでもタイヤ無交換作戦で勝利をもぎ取り、今季2勝目を獲得。
2位に入ったチームサードもポールポジションの1ポイントに続いて2位15ポイントを積み上げ、シリーズポイントを61として9位2ポイント獲得にとどまった#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)を逆転、ランキングトップに浮上して日曜の最終戦を迎えることとなった。

GT300クラスもポールポジションの#11GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)をピット作業で逆転した#21一ツ山アウディが今季初勝利。
2位には予選10位から追い上げてきた#33Excellence PORSCHE(山野直也/ヨルグ・ベルグマイスター)が入り、一時はトップにも立った#88マネパランボルギーニGT3(織戸学/平峰一貴組)が3位で待望の表彰台を獲得。11号車は4位に終わった。
またランキングトップの#25Vivac 86 MC(土屋武士/松井孝允組)も7位でフィニッシュしてシリーズポイントをトータル58とし、最終戦で2位以上なら無条件で初タイトル獲得というところまでこぎつけた。

この結果GT500クラスは上位8台、GT300クラスは上位7台がチャンピオン獲得の可能性を残したまま、最終戦を迎えることになった。
第8戦決勝は13日朝8時40分より公式予選、午後1時30分より決勝レースを行う。
予選は各クラス15分間の一発勝負、決勝は53周だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13戦もてぎ決勝結果

SUPER GT Rd.3 MOTEGI -RIJ- (2016/11/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCarTireLapTotal_Time
Behind
19阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングDL1223'46.263
236宮田 莉朋FTRSスカラシップF4DL120.334
311大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-sDL121.880
437小高 一斗FTRSスカラシップF4DL122.431
510大滝 拓也SRS/コチラレーシングDL122.654
616篠原 拓朗Media Do Kageyama F110DL124.023
714根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMGDL128.028
87石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシングDL129.784
960川合 孝汰DENSOルボーセF4DL1210.290
108上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシングDL1210.406
114河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL1211.570
1261平木 玲次DENSOルボーセF4DL1212.347
1350澤田 真治B-MAX RACING F110DL1212.930
1425高橋 知己点天&イーストアップwith FieldDL1213.272
1583武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRSDL1215.128
1629朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF110DL121.634
1751徳升 広平Silver Star RacingDL1215.881
1862平木 湧也DENSOルボーセFTRSDL1220.326
1919金澤 力也VSR Lamborghini SCDL1224.959
2017加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F110DL1226.224
2152小山 美姫埼玉トヨペットGreen Brave DLDL1227.638
2273牛井渕 琴夏カローラ新茨城レオンレーシングDL1231.113
2347伴 貴広SRPC RIGHT WAY F110DL1233.201
2421神 晴也RSS F110DL1233.798
253池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F4DL1238.289
26*88川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL1238.546
272佐々木 祐一仙台Day Dream RacingDL1251.312
2830中根 邦憲カーペットなかね家具/GULFDL121'05.975
2913吉田 基良BMG F110DL121'13.311
3086鉢呂 敏彦COLLET F110DL121'30.050
3123YUGOS2R RacingDL121'30.460
32*18浦田 裕喜SAccess Racing F110DL111Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-63ファン ドユンVSR Lamborghini SCDL84Laps
-70平 優弥Leprix Sport F110DL210Laps
-66橋本 陸Skill SpeedDL012Laps
-*58阿部 拓馬AEONガレージC F110DL失格
  • Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(FTRSスカラシップF4) 1'57.305 (9/12) 147.35km/h
  • CarNo.88は、SpR第15条1.1)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.18は、SpR第15条1.1)により、競技結果に対して30秒を加算した。
  • CarNo.58は、SpR第2条5.違反により、本大会第13戦を失格とした。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第6戦もてぎ決勝 タイヤチョイスが分けた明暗!!#60川合がF4初優勝を獲得!!

タイヤチョイスが分けた明暗!!
FIA-F4選手権第6戦の決勝レースが11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#60川合孝汰(DENSO ル・ボーセF4)が予選11番手から大きくジャンプアップを果たし、F4初勝利をものにした。#62平木湧也(DENSO ル・ボーセFTRS)も3位につけ、ル・ボーセ勢がホームレースで1-3を達成した。

第3戦決勝は午前9時45分より12周で行われた。
この日のもてぎは朝から快晴だったが、前日の雨により路面はまだハーフウェットの状態。先に行われたスーパーGTの公式予選はウェットタイヤが正解という状態。
このためポールポジションの#11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT F110)、予選2位の#36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)らはウェットタイヤを選択下が、予選3位の#9阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)以下、後続のドライバーの何人かはスリックタイヤを選択。
これがレース展開を大いに左右する結果となった。

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スタートでトップに立ったのは大湯。予選4位の#10大滝拓也(SRS/コチラレーシング)とドッグファイトを展開しながら序盤リードを広げていった。3位に阪口、4位には#16篠原拓朗(Media Do Kageyama F110)が続く。
一方宮田はスタートで出遅れて5位に後退、阪口に仕掛けようとした篠原がヘアピンでコースオフしたことで一つ順位を戻してホームストレートに戻ってくると、続く1コーナーで阪口のインをついて3位に浮上する。
一方阪口は後方にいた#8上村優太(HFDP/SRS/コチラレーシング)のスピンに巻き込まれてコースアウト、序盤でレースを終えることになった。
ここまではウェットタイヤ勢が上位を独占した格好だ。

しかし路面コンディションは急速に回復しており、2周目に入ると予選11位の川合、予選9位の#4河野駿佑(グッドスマイル初音ミクF110)、予選14位の#88川端伸太朗(SUCCEED SPORTS F110)らが次々に宮田をパスしていった。
彼らはいずれもスリックタイヤ装着組だ。

川合はその後も大湯、大滝のトップ争いとの差をぐんぐん詰めていき、5周目のバックストレートで大滝を抜き去って2位に浮上すると、6周目の4コーナーでは早くも大湯を捉えてトップに浮上する。
続いて河野も6周目の90度コーナーで大湯を捉えて2位に上がってきた。

その後方では#70平優弥(Leprix Sport F110)、#50澤田真治(B-MAX RACING F110)、平木湧也らが激しい3位争いを展開、平木がこのバトルを制して3位に浮上した。

結局川合は河野に4.21秒の差をつけて12周を走りきり、デビュー1年目にして見事初優勝をものにした。2位は河野、平木湧也が3位でフィニッシュ。
一方、ウェットタイヤでスタートした大湯は13位、宮田はなんと22位に終わってしまい、ランキング上位5人がノーポイントというまさかの結果となった。

なお、第14戦の決勝グリッドはこのレースで述べストラップ順となるが、序盤にコースアウトした篠原がコース復帰後の6周目に1’58.620を記録してポールポジションを獲得。
2位に平木湧也、3位が河野という結果になり、ウェットタイヤ勢大湯は22位、宮田は27位とここでも大きなハンデを背負う格好となった。

第14戦決勝は明日午前9時55分より12周で行われる。

優勝 #60 川合孝汰(DENSO ル・ボーセ F4)
「コースインする前はウェットにしようと思っていましたが、1周回ってみてドライで行こうと決心しました。SUGOの時にタイヤ選択でミスっちゃったので、今回は自分の意思で決めました。乾くか乾かないかという難しい路面で、最初の数周はポジションキープを心がけて慎重に走りましたが、路面の回復が結構早く、前の方にもウェット勢がいたのでそこから攻めていきました。ハーフウェットの状態に対してクルマのセットも決まっていたので安心して攻めていくことができました。次も7番手スタートですが、路面は完全に乾くと思うし、もともとここはホームコースなので、しっかりとみんなに勝てるように準備したいです。」

2位 #4 河野駿佑(グッドスマイル 初音ミク F110)
「ドライかウェットか悩むとこだったんですけど、気温などを考えたら絶対ドライだと思い、自信を持ってチームに言いました。スタートはよくなかったんですけど、前が潰れてってくれたのはラッキーだったなと思います。その中でドライ勢がトップに立ちましたが、その時に自分が勝てなかったのが残念というか、悔しいです。宮田選手を抜くのに1周半もかかったのがよくなかったかなと思います。今年一度も表彰台がなくて辛いシーズンだったんですけど、チームやグッスマのファンの人たち、応援してくださっている方々が喜んでくれたのが嬉しかったです。でも優勝したかったですね。次は9番手スタートですが、落ち着いて一つずつ順位を上げていければいいなと思います。」

3位 #62 平木湧也(DENSO ル・ボーセ FTRS)
「レコードラインは乾いていたので普通に走る分にはスリックタイヤでよかったんですが、僕は18番手スタートで、抜く時には濡れたところを走らなきゃいけないということでタイヤ選択の難しい状況でした。そこで順位を上げるというより最後の方でいいタイムを出すつもりでスリックを選びました。ただ思ったよりペースがよく、混乱もあったのでうまく順位を上げられました。残り2戦は3レース目でニュータイヤを履いていい状態でレースができるように。また2レース目もしっかり順位を上げて、3レース目に繋げられたらと思います。」

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SUPER GT

SGT:第3戦もてぎ決勝記者会見 佐々木大樹「あしたもタイヤ無交換です。たぶん」

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GT500クラス優勝 佐々木大樹(KONDO RACING)
gt-rd3-r-pc-sasaki  「予選では2回タイヤを替えると決めていました。ドライタイヤは無理だと思って同じウェットタイヤで2回アタックしました。ポールは取れませんでしたが作戦としてははまりました。決勝はタイヤ無交換と決めていたので、前の2台が逃げても付いていけば大丈夫と思っていました。はらはらして見ていましたが、柳田さんには苦しい思いをさせてしまいました。あしたもタイヤ無交換でいくと思います」
GT500クラス優勝 柳田真孝(KONDO RACING)
gt-rd3-r-pc-yanagida  「ピットでは冷や冷やしてして見ていたようですが、ぼくも冷や冷やしていました。優勝しましたが、あしたの作戦を考えて喜べなかったので、あしたレースが終わってから喜びたいと思います。明日はドライなのでクルマも駆るなるしタイヤ無交換作戦がしやすいですね」
GT300クラス優勝 リチャード・ライアン(Audi Team Hitotsuyama)
gt-rd3-r-pc-rynos  「アウディジャパンにサポートしていただいて少しずつ良くなってきました。この週末はじめてドライタイを履いて、タイヤ交換しないと決めていたいので集中してタイヤをいたわって走りました。良いタイヤを用意してくれたダンロップに感謝しています」
LGT300クラス優勝 藤井誠暢(Audi Team Hitotsuyama)
gt-rd3-r-pc-fujii  「アウディジャパンのプログラムとして3年がたちました。毎年表彰台には乗れていて富士では優勝まで0.1秒までという悔しい思いをして最終戦を迎えました。アウディで優勝したいと考えていたので実現できてうれしいです。シリーズでも3位になったので、リセットしてあしたに向かいたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第3戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT Rd.3 -RIJ- (2016/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
124フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
佐々木 大樹
柳田 真孝
YH22531:40'10.155
239DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
BS45530.239
336au TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
伊藤 大輔
ニック・キャシディ
BS35536.003
46WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
BS46536.327
519WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
関口 雄飛
国本 雄資
YH415310.156
638ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
立川 祐路
石浦 宏明
BS455325.940
712カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS365334.239
846S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
本山 哲
千代 勝正
MI285334.548
91MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MI565343.835
10100RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
山本 尚貴
伊沢 拓也
BS195357.450
118ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
松浦 孝亮
野尻 智紀
BS165357.685
1215ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
武藤 英紀
牧野 任祐
BS20531'02.146
1364Epson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
DL7521Lap
---- 以上規定周回数(70% - 37Laps)完走 ----
-37KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
ジェームス・ロシター
平川 亮
BS602132Laps
-17KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
塚越 広大
小暮 卓史
BS271835Laps
  • Fastest Lap: CarNo.39 平手晃平(DENSO KOBELCO SARD RC F)1'39.954 (8/20) 172.929km/h

■GT300クラス

SUPER GT Rd.3 -RIJ- (2016/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Maker Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
121Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
リチャード・ライアン
藤井 誠暢
DL29501:40:43'929
233Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
山野 直也
ヨルグ・ベルグマイスター
YH9502.294
388マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
織戸 学
平峰 一貴
YH19504.288
411GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL225021.170
526TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
元嶋 佑弥
近藤 翼
YH65035.452
60GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
アンドレ・クート
富田 竜一郎
DL325035.463
725VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
土屋 武士
松井 孝允
YH665044.840
887triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
細川 慎弥
佐藤 公哉
YH35051.842
965LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
黒澤 治樹
蒲生 尚弥
YH245052.078
10*48DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高星 明誠
青木 孝行
YH25058.167
1151JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
都筑 晶裕
新田 守男
YH13501'09.567
1218UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
中山 友貴
山田 真之亮
YH23501'09.941
133B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
ヤン・マーデンボロー
YH49491Lap
1463DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
エイドリアン・ザウグ
横溝 直輝
YH491Lap
157Studie BMW M6
BMW M6 GT3
ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
YH17491Lap
1630TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
永井 宏明
佐々木 孝太
YH2491Lap
17111エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
植田 正幸
鶴田 和弥
YH491Lap
184グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH36491Lap
192シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
高橋 一穂
加藤 寛規
YH491Lap
2060SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
飯田 章
吉本 大樹
YH491Lap
2122アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH491Lap
23*61SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
井口 卓人
山内 英輝
DL47473Laps
2431TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
嵯峨 宏紀
中山 雄一
BS40446Laps
25360RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
柴田 優作
田中 篤
YH446Laps
2650ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
安岡 秀徒
久保 凜太郎
YH428Laps
27108DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
峰尾 恭輔
竹内 浩典
YH419Laps
---- 以上規定周回数(70% - 37Laps)完走 ----
-55ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
高木 真一
小林 崇志
BS48149Laps
-5マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
玉中 哲二
影山 正美
YH149Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG) 1'49.378 (16/33) 158.030km/h
  • CarNo.61は、Spr.27-12(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.48(青木孝行)は、Spr.31-1a(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第6戦もてぎ決勝ベストラップ順(第14戦スターティンググリッド)

SUPER GT Rd.8 MOTEGI GRAND FINAL -RIJ- (2016/11/12) Rd.6 Best Lap Weather:Fine Course:Half-Wet
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCarTimeBehindGapkm/h
116篠原 拓朗Media Do Kageyama F1101'58.620--145.717
262平木 湧也DENSOルボーセFTRS1'58.747 0.127 0.127145.561
34河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF1101'58.782 0.162 0.035145.518
460川合 孝汰DENSOルボーセF41'58.794 0.174 0.012145.504
57石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシング1'58.926 0.306 0.132145.342
625高橋 知己点天&イーストアップwith Field1'59.104 0.484 0.178145.125
750澤田 真治B-MAX RACING F1101'59.189 0.569 0.085145.021
870平 優弥Leprix Sport F1101'59.470 0.850 0.281144.680
961平木 玲次DENSOルボーセF41'59.615 0.995 0.145144.505
1083武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRS1'59.639 1.019 0.024144.476
1118浦田 裕喜SAccess Racing F1101'59.722 1.102 0.083144.376
1214根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMG1'59.768 1.148 0.046144.320
1321神 晴也RSS F1101'59.942 1.322 0.174144.111
1458阿部 拓馬AEONガレージC F1102'00.151 1.531 0.209143.860
1519金澤 力也VSR Lamborghini SC2'00.338 1.718 0.187143.637
1617加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F1102'00.373 1.753 0.035143.595
1747伴 貴広SRPC RIGHT WAY F1102'00.726 2.106 0.353143.175
1873牛井渕 琴夏カローラ新茨城レオンレーシング2'02.566 3.946 1.840141.026
1910大滝 拓也SRS/コチラレーシング2'02.858 4.238 0.292140.691
2015勝亦 勇雅ノムメカルーカストF1102'02.951 4.331 0.093140.584
2130中根 邦憲カーペットなかね家具/GULF2'03.415 4.795 0.464140.056
2211大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-s2'03.507 4.887 0.092139.951
2388川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F1102'03.845 5.225 0.338139.569
2451徳升 広平Silver Star Racing2'04.107 5.487 0.262139.275
2563ファン ドユンVSR Lamborghini SC2'04.157 5.537 0.050139.219
2666橋本 陸Skill Speed2'05.021 6.401 0.864138.256
2736宮田 莉朋FTRSスカラシップF42'05.039 6.419 0.018138.237
283池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F42'05.170 6.550 0.131138.092
2937小高 一斗FTRSスカラシップF42'05.341 6.721 0.171137.904
3086鉢呂 敏彦COLLET F1102'05.969 7.349 0.628137.216
3113吉田 基良BMG F1102'06.511 7.891 0.542136.628
3252小山 美姫埼玉トヨペットGreen Brave DL2'06.867 8.247 0.356136.245
3323YUGOS2R Racing2'13.80815.188 6.941129.177
3429朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF1103'16.2511'17.6311'02.44388.076
-9阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングno time---
-8上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシングno time---
-2佐々木 祐一仙台Day Dream Racingabsence---
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SUPER GT

SGT:第3戦もてぎ公式予選 晴天ドライのコンディションを制したのはコバライネン!#39DENSO RC Fが今季初ポール。GT300はダンロップユーザーが1-2-3!

F1ウィナーがついにその実力を見せつけた!!

2016スーパーGT第3戦の公式予選が11月12日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
GT500クラスはへイッキ・コバライネンのドライブする#39DENSO KEBELCO SARD RC F(へイッキコバライネン/平手晃平組)が1’45.885で今季初ポール。
GT300クラスはビヨン・ビルドハイムがドライブした#11GAINER TANAX AMG GT3(平中克幸/ビヨン・ビルドハイム組)がポールポジションを獲得した。

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本来であれば5月に大分県のオートポリスで行われたはずのスーパーGT第3戦。
しかしご承知のように4月に発生した熊本大地震のためにその開催はキャンセルされ、もてぎでの最終ラウンドで代替レースを行なうこととなった。
これにより今年のもてぎ大会は土曜日に第3戦の予選と決勝、日曜日に第8戦の予選と決勝を行うという未だ嘗てないスケジュールが組まれることになり、その予選方式も各々15分間、1人のドライバーが走行するという変則的なスタイルとなった。

第3戦の公式予選は午前8時35分にGT300の走行から行われた。
当日の天候は晴れ。しかし前日の雨により路面はまだ濡れており、タイヤ選択の難しい状況だったが、走行時間が短いこともあり、ここではウェットタイヤが正解だったようだ。

GT500クラスはポイントリーダーの#1モチュールGT-R(松田次生)が1’48.727で序盤トップに立ったが、セッション中盤に#64エプソンNSX(ベルトラン・バゲット)が1’46.442、#24フォーラムエンジニアリングGT-R(佐々木大樹)が1’46.441とダンロップ勢、ヨコハマ勢もペースを上げ、残り時間1分を切ったところで1’45.885を記録したコバライネンがトップに。
佐々木も最後の周回で区間ベストを叩き出すなど懸命にタイムアップを図ったが、1’45.950とわずかに及ばず2位で予選を終えた。
一方松田は1’47.816までしかタイムを上げられずに12位に後退。苦しい位置から午後の結晶をスタートすることになった。
ポールを獲得した#39デンソーRC Fは1ポイントを得て#6ワコーズRC F(大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ組)と並ぶランキング2位に浮上。逆転チャンピオンに向けて大きな一歩を踏み出した。

GT300クラスは#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹)、#7Studie BMW(荒聖治)らがスリックタイヤを選択したが、この試みは惜しくも外れ、最初からウェットタイヤで走行したチームが上位を独占。
残り5分を切ったところで1’54.932を記録した#11ビルドハイムのほか、リチャード・ライアンのドライブする#21一ツ山アウディR8が2位、井口卓人のドライブする#61スバルBRZが3位とダンロップユーザーが上位を独占する結果となった。

第3戦決勝は今日の午後1時10分より53周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第6戦もてぎ決勝結果

SUPER GT Rd.3 MOTEGI -RIJ- (2016/11/12) Final Race Weather:Fine Course:Half-Wet
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCarTireLapTotal_Time
Behind
160川合 孝汰DENSOルボーセF4DL1224'19.500
24河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL124.210
362平木 湧也DENSOルボーセFTRSDL1212.730
470平 優弥Leprix Sport F110DL1213.331
550澤田 真治B-MAX RACING F110DL1213.704
618浦田 裕喜SAccess Racing F110DL1225.901
717加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F110DL1227.700
810大滝 拓也SRS/コチラレーシングDL1231.876
921神 晴也RSS F110DL1232.130
1083武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRSDL1236.934
1119金澤 力也VSR Lamborghini SCDL1239.334
1258阿部 拓馬AEONガレージC F110DL1239.856
1311大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-sDL1240.998
1425高橋 知己点天&イーストアップwith FieldDL1244.391
1588川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL1245.606
1647伴 貴広SRPC RIGHT WAY F110DL1245.652
1773牛井渕 琴夏カローラ新茨城レオンレーシングDL1251.887
1863ファン ドユンVSR Lamborghini SCDL1257.896
1951徳升 広平Silver Star RacingDL1259.364
20*14根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMGDL1259.380
21*61平木 玲次DENSOルボーセF4DL121'01.947
2236宮田 莉朋FTRSスカラシップF4DL121'03.256
2366橋本 陸Skill SpeedDL121'05.800
2437小高 一斗FTRSスカラシップF4DL121'14.342
2530中根 邦憲カーペットなかね家具/GULFDL121'16.929
267石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシングDL121'23.046
273池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F4DL121'24.048
2852小山 美姫埼玉トヨペットGreen Brave DLDL121'42.029
2913吉田 基良BMG F110DL121'42.865
3086鉢呂 敏彦COLLET F110DL121'42.976
3123YUGOS2R RacingDL111Lap
3215勝亦 勇雅ノムメカルーカストF110DL102Laps
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-16篠原 拓朗Media Do Kageyama F110DL93Laps
-29朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF110DL210Laps
-9阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングDL111Laps
-*8上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシングDL111Laps
-2佐々木 祐一仙台Day Dream RacingDLDNS
  • Fastest Lap: CarNo.16 篠原拓朗(Media Do Kageyama F110) 1'58.620 (6/9) 145.72km.h
  • CarNo.14は、FIA-F4 SpR第15条1.1)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.8は、FIA-F4 SpR第15条1.1)により、ドライビングスルーペナルティーを科すもリタイアのため執行を留保した。
  • CarNo.61は、FIA-F4 SpR第15条1.1)により、最終結果に対し30秒を加算した。
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SUPER GT

SGT:第3戦もてぎ予選記者会見 ヘイキ・コバライネン「目標はチャンピオンシップ」

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GT500クラスポールポジション ヘイッキ・コバライネン(LEXUS TEAM SARD)
gt-rd3-q-pc-kovalainen  「最高のの週末です。レースは午後もあしたもあって目標はチャンピオンを獲得することなのでいいスタートを切れたと思います。ポールからのスタートなのでこのチャンスを逃さないようにしたいです。昨年は苦労しましたが、ぼくも経験を積んでサードにとってもいい年になっています。このレースは勝ちたいです」
GT300クラスポールポジション ビヨン・ビルドハイム(GAINER)
gt-rd3-q-pc-wirdheim  「ダンロップタイヤもマシンも素晴らしいです。エンジニアと相談して予選中にタイヤ交換をすることにしました。トラフィックに引っかかってしまうことを心配していましたが、2回ともいいタイミングでピットアウトできました。ダンロップタイヤはこのコース、この気候にあっているのでレースは自信があります」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER GT

SGT:第3戦もてぎ公式予選結果

■GT500クラス

SUPER GT Rd.3 -RIJ- (2016/11/12) Qualifying Weather:Fine Course:Wet
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
139ヘイッキ・コバライネンDENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS451'45.885--163.243
224佐々木 大樹フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH221'45.950 0.065 0.065163.143
336ニック・キャシディau TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS351'45.994 0.109 0.044163.075
4100山本 尚貴RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS191'46.126 0.241 0.132162.872
564ベルトラン・バゲットEpson NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
DL71'46.442 0.557 0.316162.389
646千代 勝正S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI281'46.498 0.613 0.056162.303
715武藤 英紀ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS201'46.697 0.812 0.199162.000
819関口 雄飛WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH411'46.757 0.872 0.060161.909
98松浦 孝亮ARTA NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS161'46.886 1.001 0.129161.714
106大嶋 和也WAKO'S 4CR RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS461'47.064 1.179 0.178161.445
1112ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラカルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS361'47.103 1.218 0.039161.386
121松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI561'47.816 1.931 0.713160.319
1317小暮 卓史KEIHIN NSX CONCEPT-GT
Honda NSX CONCEPT-GT
BS271'47.860 1.975 0.044160.254
1438立川 祐路ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS451'48.450 2.565 0.590159.382
1537平川 亮KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS601'51.146 5.261 2.696155.516

■GT300クラス

SUPER GT Rd.3 -RIJ- (2016/11/12) Qualifying Weather:Fine Course:Wet
2016 AUTOBACS SUPER GT Round 3 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
111ビヨン・ビルドハイムGAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL221'54.932--150.393
221リチャード・ライアンHitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL291'55.522 0.590 0.590149.625
361井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL471'56.137 1.205 0.615148.833
431嵯峨 宏紀TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS401'56.197 1.265 0.060148.756
50アンドレ・クートGAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL321'57.059 2.127 0.862147.660
687佐藤 公哉triple aランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH31'57.270 2.338 0.211147.395
725土屋 武士VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH661'57.337 2.405 0.067147.310
851新田 守男JMS LMcorsa 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH131'57.349 2.417 0.012147.295
955小林 崇志ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS481'57.417 2.485 0.068147.210
1033山野 直也Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3 R
YH91'57.795 2.863 0.378146.738
1188織戸 学マネパランボルギーニGT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH191'57.859 2.927 0.064146.658
122加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'58.034 3.102 0.175146.441
1365黒澤 治樹LEON CVSTOS AMG-GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH241'58.199 3.267 0.165146.236
1448高星 明誠DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH21'58.216 3.284 0.017146.215
159阪口 良平GULF NAC PORSCHE 911
PORSCHE 911 GT3 R
YH1'58.308 3.376 0.092146.101
1626元嶋 佑弥TAISAN SARD FJ AUDI R8
Audi R8 LMS ultra
YH61'58.430 3.498 0.122145.951
1750安岡 秀徒ODYSSEY SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'58.433 3.501 0.003145.947
1863横溝 直輝DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'58.550 3.618 0.117145.803
194片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH361'58.885 3.953 0.335145.392
2060飯田 章SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'59.266 4.334 0.381144.928
213星野 一樹B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH491'59.629 4.697 0.363144.488
22360柴田 優作RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'59.699 4.767 0.070144.404
235玉中 哲二マッハ車検MC86
TOYOTA 86 MC
YH1'59.889 4.957 0.190144.175
24111植田 正幸エヴァRT初号機Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH2'00.210 5.278 0.321143.790
2530永井 宏明TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH22'00.317 5.385 0.107143.662
267荒 聖治Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH172'01.013 6.081 0.696142.836
27108竹内 浩典DIRECTION 108 HURACAN
Lamborghini HURACAN GT3
YH2'01.063 6.131 0.050142.777
2818中山 友貴UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH232'24.21829.28623.155119.853
2922和田 久アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH2'38.68843.75614.470108.924
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第13戦もてぎ公式予選結果

SUPER GT Rd.3 MOTEGI -RIJ- (2016/11/11) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCarTimeBehindGapkm/h
111大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-sR2'09.612--133.359
236宮田 莉朋FTRSスカラシップF4R2'09.730 0.118 0.118133.239
39阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングR2'10.176 0.564 0.446132.783
410大滝 拓也SRS/コチラレーシング2'10.419 0.807 0.243132.534
516篠原 拓朗Media Do Kageyama F1102'10.611 0.999 0.192132.340
67石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシング2'10.880 1.268 0.269132.067
760川合 孝汰DENSOルボーセF42'10.900 1.288 0.020132.047
814根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMG2'10.915 1.303 0.015132.033
94河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF1102'10.927 1.315 0.012132.021
108上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシング2'10.928 1.316 0.001132.019
1137小高 一斗FTRSスカラシップF42'10.958 1.346 0.030131.989
1270平 優弥Leprix Sport F1102'11.042 1.430 0.084131.904
1361平木 玲次DENSOルボーセF42'11.243 1.631 0.201131.702
1462平木 湧也DENSOルボーセFTRS2'11.504 1.892 0.261131.441
1588川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F1102'11.530 1.918 0.026131.415
1650澤田 真治B-MAX RACING F1102'11.588 1.976 0.058131.357
1766橋本 陸Skill Speed2'11.716 2.104 0.128131.229
1863ファン ドユンVSR Lamborghini SC2'11.763 2.151 0.047131.182
1925高橋 知己点天&イーストアップwith Field2'11.780 2.168 0.017131.165
2017加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F1102'12.138 2.526 0.358130.810
2183武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRS2'12.323 2.711 0.185130.627
2218浦田 裕喜SAccess Racing F1102'12.554 2.942 0.231130.399
2351徳升 広平Silver Star Racing2'12.797 3.185 0.243130.161
2421神 晴也RSS F1102'12.886 3.274 0.089130.074
2552小山 美姫埼玉トヨペットGreen Brave DL2'13.092 3.480 0.206129.872
2658阿部 拓馬AEONガレージC F1102'13.692 4.080 0.600129.289
2747伴 貴広SRPC RIGHT WAY F1102'14.140 4.528 0.448128.858
2829朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF1102'14.616 5.004 0.476128.402
2915勝亦 勇雅ノムメカルーカストF1102'14.976 5.364 0.360128.060
3073牛井渕 琴夏カローラ新茨城レオンレーシング2'15.687 6.075 0.711127.389
313池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F42'15.849 6.237 0.162127.237
---- 以上基準タイム(110% - 2'22.823)予選通過 ----
-30中根 邦憲カーペットなかね家具/GULF2'23.28213.670 7.433120.636
-86鉢呂 敏彦COLLET F1102'24.94915.337 1.667119.249
-13吉田 基良BMG F1102'28.43618.824 3.487116.447
-23YUGOS2R Racing2'29.92820.316 1.492115.288
-19金澤 力也VSR Lamborghini SCno time---
-2佐々木 祐一仙台Day Dream Racingabsence---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(2'10.218)を更新しました。
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F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第6戦もてぎ公式予選結果

SUPER GT Rd.3 MOTEGI -RIJ- (2016/11/11) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCarTimeBehindGapkm/h
111大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-sR2'09.264--133.718
236宮田 莉朋FTRSスカラシップF4R2'09.611 0.347 0.347133.361
39阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングR2'09.996 0.732 0.385132.965
410大滝 拓也SRS/コチラレーシングR2'10.175 0.911 0.179132.783
58上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシング2'10.264 1.000 0.089132.692
614根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMG2'10.392 1.128 0.128132.562
716篠原 拓朗Media Do Kageyama F1102'10.472 1.208 0.080132.480
87石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシング2'10.521 1.257 0.049132.432
94河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF1102'10.782 1.518 0.261132.166
1070平 優弥Leprix Sport F1102'10.804 1.540 0.022132.144
1160川合 孝汰DENSOルボーセF42'10.890 1.626 0.086132.058
1237小高 一斗FTRSスカラシップF42'10.920 1.656 0.030132.028
1318浦田 裕喜SAccess Racing F1102'11.070 1.806 0.150131.876
1463ファン ドユンVSR Lamborghini SC2'11.074 1.810 0.004131.872
1588川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F1102'11.107 1.843 0.033131.839
1661平木 玲次DENSOルボーセF42'11.136 1.872 0.029131.809
1717加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F1102'11.146 1.882 0.010131.799
1866橋本 陸Skill Speed2'11.304 2.040 0.158131.641
1962平木 湧也DENSOルボーセFTRS2'11.429 2.165 0.125131.516
2050澤田 真治B-MAX RACING F1102'11.496 2.232 0.067131.449
2125高橋 知己点天&イーストアップwith Field2'11.595 2.331 0.099131.350
2283武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRS2'12.192 2.928 0.597130.757
2351徳升 広平Silver Star Racing2'12.684 3.420 0.492130.272
2421神 晴也RSS F1102'12.768 3.504 0.084130.189
2519金澤 力也VSR Lamborghini SC2'12.964 3.700 0.196129.997
2652小山 美姫埼玉トヨペットGreen Brave DL2'13.045 3.781 0.081129.918
2758阿部 拓馬AEONガレージC F1102'13.231 3.967 0.186129.737
2829朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF1102'13.709 4.445 0.478129.273
2947伴 貴広SRPC RIGHT WAY F1102'14.111 4.847 0.402128.886
3073牛井渕 琴夏カローラ新茨城レオンレーシング2'14.284 5.020 0.173128.719
3115勝亦 勇雅ノムメカルーカストF1102'14.713 5.449 0.429128.310
323池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F42'15.226 5.962 0.513127.823
3386鉢呂 敏彦COLLET F1102'21.58412.320 6.358122.083
3430中根 邦憲カーペットなかね家具/GULF2'22.26212.998 0.678121.501
---- 以上基準タイム(110% - 2'22.586)予選通過 ----
-13吉田 基良BMG F1102'23.44414.180 1.182120.500
-23YUGOS2R Racing2'27.86718.603 4.423116.895
-2佐々木 祐一仙台Day Dream Racingabsence---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(2'10.218)を更新しました。
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KF

KF:第9,10戦鈴鹿 第9戦は角田裕毅が、第10戦は朝日ターボが優勝。チャンピオンは宮田莉朋

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2016年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第9・10戦が10月23日、鈴鹿サーキット国際南コース(三重県)で行われ、第9戦を角田裕毅(Drago Corse)が、第10戦を朝日ターボが(MASUDA RACING RROJECT)優勝した。

 3月に開幕した2016年オートバックス全日本カート選手権戦は、ツインリンクもてぎ(栃木県)、フェスティカサーキット瑞浪(岐阜県)、茂原ツインサーキット(千葉県)、スポーツランドSUGO(宮城県)と、日本各地を転戦しながら最終ラウンドを迎えた。半年に及ぶ日本最速カートドライバーの称号を懸けた争いは、いよいよ最終決戦の地、鈴鹿で決することとなる。タイトルの可能性を残しているのは、名取鉄平(Team Birel ART)、宮田莉朋(EXPRIT TAKAGI RACING)、朝日ターボ(MASUDA RACING PROJECT)、角田裕毅(Drago Corse)、高橋悠之(TONYKART R.T.J.)、菅波冬悟(SUCCED SPORTS Jr)の6名だ。

【第9戦】 角田裕毅、念願の今季初優勝

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 土曜日に行われたタイムトライアルでは、ランキング2位の宮田がトップタイムをマークした。タイムトライアルが自身の課題だと常々口にする宮田が、佳境を迎えたタイトル争いに向けて勢いづく形となった。2番手にはランキング3位の朝日が続いた。

 予選ヒートでは、タイトル争いをする角田がエンジントラブルでスタートできずにレースを終えてしまう。フロントローの2台、宮田と朝日の順位が入れ替わる形でチェッカーを受け、決勝ヒートのポールポジションを朝日が獲得した。2番手には宮田、3番手には佐々木大樹(TONYKART R.T.J.)、4番手には澤田真治(EXPRIT TAKAGI RACING)と続いた。

 迎えた決勝ヒート、ポールスタートの朝日が好スタートを決め、2番手には佐々木が上がる。宮田は5番手まで順位を落としてしまう。朝日、佐々木が後続を引き離すかと思われたが、最後尾から猛烈な勢いで角田が順位を上げてくる。レース中盤、角田は佐々木の後ろについたかと思うと一瞬にして抜き去り、次の周には朝日を抜き去った。そのまま角田は残りの周回数をトップで走り切り、念願の初優勝を飾った。2位には朝日が、3位には宮田が続いた。

角田裕毅のコメント
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【第10戦】朝日ターボ逆転優勝、宮田莉朋2度目のチャンピオン獲得

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 午後に入って少し気温は下がった中、第10戦の予選ヒートは行われた。1番手宮田が好スタートを決める一方、2番手スタートの朝日がスタート直後の1コーナーでスピンをしてしまう。最後尾まで順位を落とした朝日は、15位で予選ヒートを終えることとなる。一方の宮田は、1位でチェッカーを受け決勝ヒートのポールポジションを獲得した。

 第10戦の予選ヒートまで消化したところで、チャンピオン獲得の権利は宮田と朝日の2名に絞られた。朝日は後方からのスタートに加え予選ヒートでの獲得ポイントがなく、ポールポジションスタートの宮田が圧倒的に有利な状況で、2016年オートバックス全日本カート選手権KF部門の最終レースはスタートの時を迎えた。

 ホールショットを決めたのは2番手スタートの澤田だったが、すぐに宮田がトップを奪い返す。宮田、澤田の2台に佐々木を加えた3台で周回数は消化されていく。3台が三つ巴のバトルを繰り広げる中、後方から朝日が怒涛の追い上げを見せ、4番手まで順位を上げてきた。周回数残り2周のヘアピンにて、澤田が宮田のインを突く。さらにそのインを佐々木が突きトップに浮上する。しかしその直後のクランクコーナーにて佐々木と澤田が接触してしまう。その一瞬の間隙を縫って前に出たのは朝日だった。トップでファイナルラップに突入した朝日は、そのまま宮田を従えトップでチェッカー。名誉挽回の逆転優勝を飾って見せた。2位には宮田が、3位には小高一斗(ADVAN HIROTEX)が入った。

 チャンピオン争いを制したのは2位でチェッカーを受けた宮田で、2014年に続く2度目のタイトル獲得となった。

朝日ターボのコメント
kf-rd10-8  「予選を自分の失敗でダメにしてしまったので、絶対にチームの努力を無駄にしないようにと、15番手スタートではありましたが諦めずに優勝を狙ってプッシュしました。菅生では散々な結果ではありましたが、その反省を踏まえ今大会には本当にいいタイヤを持ち込むことができました」
宮田莉朋のコメント
kf-champion-1  「昨年は1勝もできずに終わってしまい、今年は最低でも1勝は上げるという意気込みで臨みましたが、茂原で2連勝をしてからチャンピオンを意識していました。2014年にチャンピオンを獲得した時よりは有利な状況での最終戦でしたので、結果を残せばチャンピオンを獲れると思っていました。ここでは勝つことができなかったので残念ではありますが、チャンピオンを獲得することができて本当に良かったです」
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA
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FS125東地域 | FS125西地域

FS125:東西統一戦鈴鹿 小川颯太が今季初優勝

 2016年全日本カート選手権FS125部門東西統一戦が10月23日、鈴鹿サーキット国際南コース(三重県)で行われ、小川颯太(FLAX motor sports)が優勝した。

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 東西2つの地域に分かれて競われる全日本カート選手権FS125部門だが、前人未到の5戦連続ポールトゥウィンによって、最終戦の東西統一戦を待たずにチャンピオンは東地域の佐藤蓮(FLAX motor sports)に決定した。チャンピオン佐藤が連戦連勝記録をさらに伸ばして全戦ポールトゥウィンを達成するのかが注目のレースとなった。

 東西統一戦とあって、エントリー台数は52台にも及んだ。そのうち決勝ヒートに進出できるのは34台で、18台は決勝のグリッドに並ぶことすらできない。台数が多いため、予選ヒートまでは2つのグループに分かれて進行していくが、タイムトライアルの結果を基にA・Bグループに分けられ、Aグループには決勝ヒートの奇数グリッドが、Bグループは偶数グリッドが与えられる。

 タイムトライアルで総合トップのタイムを記録したのは、西地域第5戦 中山サーキットで優勝を飾った小出峻(HRS JAPAN)。2番手には東地域の小川が入った。タイムトライアルの結果が奇数順位であればAグループ、偶数順位であればBグループとなるが、注目の佐藤は6番手タイムとBグループに属してしまい、予選ヒートの順位に関わらず全戦ポールトゥウィンの記録はここで途絶えてしまった。

Aグループの予選ヒートを制したのは小出、Bグループを制したのは小川と、タイムトライアルの1番手2番手が決勝ヒートのフロントローを獲得した。

 決勝ヒートのホールショットを決めたのは2番手小川。ポールスタートの小出は大きく順位を落としてしまう。レース序盤は度々トップが入れ替わる順位変動の激しいレースとなったが、後半からは小川、佐藤、皆木駿介(Croc Promotion)の順で落ち着き、膠着状態のまま周回数を重ねていく。レース終盤、小川は佐藤とのギャップを少しずつ広げていきそのままトップでチェッカー。今季初優勝を飾った。2位には佐藤が、3位には皆木が入り表彰台を東地域のドライバーが独占する結果となった。

小川颯太のコメント
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Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA

SUPER GT

SGT:第7戦チャン チームワークが成功させたタイヤ無交換作戦で、タイラウンドも大きくポジションアップ! 最終戦に向けての弾みをつける (Arnage)

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 悲願の完走を果たした8月末の鈴鹿1000kmレースから約1ヶ月半のインターバルを経て、第7戦となるのはタイラウンド。チャーン・インターナショナル・サーキットで行われるシリーズ唯一の海外戦である。Arnage Racingはこの海外戦も、安岡選手、凜太郎選手のコンビで臨むことになっていた。チームとしては3年目のタイラウンドだが、安岡選手は、これまでアドバイザーとしてのみ参戦しており、実際にドライバーとしてコースを走るのは初めて。そして、凜太郎選手はサーキット自体が初めてとなる。チームは、鈴鹿後2週間のメンテナンス期間の間に、長丁場のレースを終えて細かい部分に傷みのあったODYSSEY SLSを念入りに補修し、タイでのレースに備えて給油口を逆側に移設(*チャーン・インターナショナル・サーキットは給油方向が鈴鹿とは逆になる)、エアコンの整備も行った。さらに、エンジニア腐心のタイ仕様のセットアップも投入した。平野の中に作られ、アップダウンのほとんどないことが特徴のチャーン・インターナショナル・サーキットはまた、直線の長さも特徴であり、ストレートを得意とするMercedes Benz SLS GT3にはチャンスとも言える。鈴鹿から続く良い流れをタイへ持ち越すことができるのか。

 秋の気配漂う日本から、常夏の国タイへと戦いの舞台は移された。

October 8th Qualifying Day 晴れ/ドライ  気温:30℃→28℃ / 路面温度:38℃→33℃ 入場者;24249人

 木曜日に現地入りした安岡、凜太郎両選手は、金曜日に設定されていたコースウォークの時間にたっぷり時間をとってサーキットを歩き、コースの様子をチェック、レースに備えた。予選日の朝、サーキットのあるブリラム周辺は激しいスコールに見舞われた。雨はほどなく止んだが、10時から行われた公式練習は、コースの一部に雨が残っていたため、ウェット宣言の出る中でのスタートとなった。

gt-rd7-arnage-02  ODYSSEY SLSはまず安岡選手がコースに出て、凜太郎選手と交代しながらマシンの感触を確かめた。少しでも初めてのサーキットに慣れておきたい両選手は、ピットイン、ピットアウトを繰り返しながら、時間いっぱいを使って38周を走行した。ラバーの乗っていない路面のコンディションに、走りだしこそ攻めあぐねる感のあった両選手だったが、日本でのシミュレータートレーニングも功を奏し、次第に1分35秒から36秒台のタイムが出るようになった。マシンも終始順調で、ウィング調整やサスペンションの調整をしながらセットアップを固め、走行時間の終盤、路面のできる頃には、こなれたセットになっていった。公式練習の結果は30Lap目に安岡選手が出した01'35.840(24位)がベストとなった。

gt-rd7-arnage-04  予選の始まる直前、サーキットは一時雨雲に覆われて雨粒が落ちてきた。あわや雨の予選かと思われたが、結局雨雲はあっという間に遠のき、15時、Q1がスタートした。Arnage Racingは安岡選手がQ2進出をかけてコースに出た。しかし、初めてのサーキットでの予選に力みが出たか、思うようなアタックができず、ODYSSEY SLSは、またしても決勝を最後尾から追い上げることになった。

 予選終了後、サポートレースが始まるまでのわずかな時間を使って、チームはピットストップの練習を行った。経費の関係から、タイ大会ではメカニック間の無線使用を見合わせていたチームは、決勝のピットワークを無線なしで行うことになっていた。メカニックたちは、給油やドライバーチェンジをミスなく行うために、アイコンタクトやサインでコミュニケーションをとりながら、真剣に練習を行い、明日の決勝に備えた。

 なお予選の結果は次の通り。

  • P1 #25 VivaC 86 MC 土屋武士 / 松井孝允 (1’32.102)
  • P2 #3 B-MAX NDDP GT-R 星野一樹 / ヤン・マーデンボロー (1’32.797)
  • P3 #0 GAINER TANAX GT-RAR アンドレ・クート / 冨田竜一郎  (1’32.949)
  • P25 #50 ODYSSEY SLS 安岡秀徒 / 久保凜太郎 (1’35.638)

October 9th Race Day 晴れ→ドライ 気温:33℃→32℃ / 路面温度:44℃→39℃ 入場者:27948人

 決勝日となる日曜日は、前日とは打って変わって朝から厳しい日差しが照りつける南国タイらしい天候となった。昨年同様、チャーン・インターナショナルサーキットには多くの地元モータースポーツファンやスポンサー一行が、アジア最高峰のハコ車レースを一目見ようと押し寄せた。

gt-rd7-arnage-06  9時50分、気温が早くも30度を超える中、この日の走行がスタートした。30分間のフリー走行、続く20分間のサーキットサファリの時間を有効に使って、凜太郎選手と安岡選手がそれぞれ走行し、コースとタイヤの変化への理解を深めていった。また、決勝に向けて、マシンのセットアップも確認できた。

 午後になり、ウォームアップ走行を終えたマシンがグリッドに並ぶ頃には、日差しはますます厳しさを増した。気温は30度前半でも、灼けつくような常夏の国の日差しは日本のそれと比べ物にならない。路面温度もぐんぐん上昇、決勝でのタイヤの使い方が命運を分けることは間違いなさそうだ。

gt-rd7-arnage-11  15時、スタンドを埋め尽くした観衆の熱気のなか、フォーメーションラップに続いていよいよレースが始まった。スタートドライバーを務めるのはもちろん凜太郎選手。最後尾からの追い上げを任された凜太郎選手は、非常に落ち着いた良いスタートを切り、ここ数戦同様、レース直後の混戦を巧みに切り抜けて、前方マシンを5台ごぼう抜き。早くも1Lap目で20位に浮上した。さらに前方マシンのトラブルなどに乗じて18位、17位とポジションアップして、7Lap目からは安定した走行で周回を続けた。凜太郎選手は1分37秒台を中心とした落ち着いたタイムで22周を走行し、タイヤを良い状態で安岡選手に引き継ぐため、他の多くのマシンに先んじてピットに戻ってきた。タイヤ温存作戦が有効と判断したチームは、このタイの地でもタイヤ無交換作戦を敢行。息のあったピットワークで給油とドライバー交代だけを済ませて、早々とマシンをコースに復帰させた。

gt-rd7-arnage-15  凜太郎選手から見かけ上13番手でステアリングを渡された安岡選手は、22番手から第2スティントの走行をスタートした。気温はレース中盤になっても30度を超え、路面温度も下がる気配を見せない。荒れる路面に、タイヤが悲鳴をあげるマシンも多かったが、安岡選手の走りは、周回を重ねるごとに輝きを見せた。凛太朗選手から引き継いだタイヤながら、レースが後半にさしかかってからも1分35秒台を何度も記録する好調ぶりで、徐々にポジションを上げていく。全車ルーティンのピットインを完了する頃には、ODYSSEY SLSは再び17位に浮上していた。ゴールまで残り10周となった時、5コーナー付近で500、300両クラスのマシンが入り乱れての大きなアクシデントが発生、また、チェッカー間近に前方車両のマシントラブルなども発生したが、幸いSC導入とはならず、異国タイでのレースは無事に終了。順調に走行を続けたODYSSEY SLSも60周目、トップの車両から1lap遅れで無事チェッカーを受けた。

 Arnage Racingは、序盤でレースの流れを作った凜太郎選手の好走と、タイヤを守り抜いて全てを出し切った安岡両選手の激走、そしてチームワークの賜物のタイヤ無交換作戦の成功で、最後尾から15位へとポジションアップして無事にレースを終えることができた。またチームが来季に向けての足がかりとして狙っていた、チームポイント3点も獲得することができた。

  • P1 #25 VivaC 86 MC 土屋 武士 / 松井 孝允
  • P2 #3 B-MAX NDDP GT-R 星野一樹 / ヤン・マーデンボロー
  • P3 #55 ARTA BMW M6 GT3 高木真一 / 小林崇志
  • P15 #50 ODYSSEY SLS 安岡秀徒 / 久保凜太郎
ドライバー 安岡秀徒
gt-rd7-arnage-08  初めてチャーン・インターナショナルサーキットを走るのに、今まで走ってない中で、先入観というか、見てきた(他人の)走りとシミュレーターとのイメージのすり合わせがちょっと違っていて、正直ちょっと僕は準備が足りてなかったように感じました。それを必死に修正して、レースを迎える前までに、方向性は今朝のフリー走行で正しいということが見えていたので、レースはその方向でうまく精度を上げて行けました。何よりも、鈴鹿を経験したことで、凜ちゃんがすごくしっかり走れるようになっていて、セッティングを進めるとか週末の流れを作っていく上で、成長を感じさせてくれました。レースはとにかくずっとプッシュをしていて、来年に向けて少しでも経験を積むことを目標に、毎周毎周ちょっとずつトライして、プッシュして、最終的にはタイムも、AMGとかと比べても遜色ないくらいのタイムで走れるようになってるし、想像以上に順位も良かったし、しかもチームポイント3点も取れたっていうので、本当に、想像以上の出来だったと思います。で、あともてぎ2レース、去年もずっとドライバーズポイント取れてないですし、なんとかドライバーズポイント取りたい、っていう気持ちが僕にはあります。レースが荒れてくれるのを期待しつつも、もてぎはどちらかというとSLSが得意なサーキットなので、実力でドライバーズポイントか、その付近で終われたら、なんとか来年につながるんじゃないかと思うので、そんな流れに持ち込めるよう頑張ります。応援ありがとうございました。
ドライバー 久保凜太郎
gt-rd7-arnage-09  僕も安岡さんも初めてのコースで、シミュレーターも練習したし、コースウォークもして、コースに対する不安はそんなになかったです。でも、実際走ってみて、タイム見たりタイヤの状態を見たりした感じで、僕がスタートのスティントをするにあたって、タイヤ温存が難しいのではという不安が、この週末はずっとありました。で、実際スタートして、結構順位を追い上げていくなかでも、タイヤがヤバイなっていう気持ちがどうしても消えなかったんですけど、無交換で安岡さんも繋げてくれたので、すごい良かったです。タイヤ無交換の良さがしっかりと順位キープっていう結果につながったんで。二人とも知らない初めてのコースで、チームポイントも3点取れたっていうのは、最終戦のもてぎに向けては大きい部分だと思うので、次のもてぎ2連戦、いい流れなんじゃないかなと思ってます。ありがとうございました。

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Arnage Racing: 2016 SUPER GT Race Report
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SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿 国本雄資が逆転で悲願のドライバーズチャンピオン! 国本/石浦のP.MU/CERUMO・INGINGが初のチームタイトル獲得

 スーパーフォーミュラの最終戦が鈴鹿サーキットで2レース制として行われた。ランキング2位として今大会に臨んだ国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がレース1で今季2勝目を挙げてランキング首位に浮上。国本は波乱のレース2で冷静に6位入賞を果たしてその座を守り、トップフォーミュラ参戦6年目にして悲願のシリーズチャンピオンを獲得した。

レース1で勝利、レース2は6位に入り悲願のドライバーズチャンピオンを獲得した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)

レース1で勝利、レース2は6位に入り悲願のドライバーズチャンピオンを獲得した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)

 10月29日(土)と30日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」が開催された。

 全7戦で戦われているスーパーフォーミュラもいよいよ最終戦。ここまで6大会7レースを終えた時点で、複数回勝利を挙げているのは現在ランキングトップに付ける関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)のみ。前戦までレース毎に異なる勝者が誕生し、ランキング上位6名が9ポイント差にひしめいての最終戦を迎えた。

 シーズン最終戦となる今大会は2レース制で行われ、各レース毎に与えられるポイントは通常の半分となるが、特別ボーナスとして、各レースの勝者には通常ポイントに加え3ポイントが与えられる。ポールポジションの1ポイントを加えれば、今大会は最大18ポイントを獲得可能。計算上、最大の18ポイントを獲得することでタイトルの可能性を残すのは12名となっているが、事実上は自力でのタイトル獲得が可能な上位6名の争いとなった。

 ルーキーイヤーながらそれを感じさせない存在感を示し、前戦SUGOで圧倒的な強さを見せて今季2勝目、ランキング首位で最終戦に臨む関口。これを4.5ポイント差で追うのが、第5戦第2レースで悲願のシリーズ戦初勝利を挙げた国本。そして、今季序盤苦しみ、未だ勝利がないものの着実にポイントを稼ぎ、ランキング3,4位につけるのがアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)と中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)のトムス元チャンピオンコンビ。そしてディフェンディングチャンピオンの石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)もタイトル獲得の可能性を残し僅差で追う最終戦となった。

予選

 29日(土)予定より5分遅れとなる午後2時20分より予選が行われた。今大会は2レース制で実施されるため、Q1の結果でレース1のスターティンググリッド、通常通りノックアウト方式のQ2、Q3でレース2のグリッドが決定された。

 レース1のグリッドを決定するため、通常よりも重要度の高いQ1は、予選開始時間のかなり前から多くの車両がピットロードで待機。セッション前半に全車1度アタックを終えたところでピットへと戻り、残り7分ほどで再アタックに入った。

 ここで石浦がコンマ3秒以上ライバルを引き離すトップタイムをマーク。チームメイトの国本が2番手で続き、タイトルを争うP.MU/CERUMO・INGINGの2台がレース1のフロントローを占めることとなった。

 ロッテラーが最後にマークしたタイムで4番手。中嶋一貴が6番手と、タイトルを争うドライバーが着実に好位置につける一方で、関口はタイムが伸びず苦戦。13番手と後方グリッドに沈んでしまった。

 10分間のインターバルの後に開始されたQ2(7分間)は、石浦がマークしたタイムを国本が上回ってトップに。Q1に続き好調なP.MU/CERUMO・INGING勢が1-2につけた。中嶋一貴が7番手、再び最後にアタックタイムを刻んだロッテラーが8番手でQ3へと進出。関口はここでも13番手に終わり、レース2も13番手と後方からの追い上げを余儀なくされることとなった。

 Q3(7分間)も国本と石浦がセクター毎のトップタイムを塗り替え合う接戦となったが、ここにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が割って入る僅差の争いに。しかし、石浦が0.005秒差でこの争いを制し、レース1に続きレース2でもポールポジションを獲得。貴重なボーナスポイント2点を獲得することとなった。

 ロッテラーはこのQ3で5番手、中嶋一貴が6番手となり、レース2ではVANTELIN TEAM TOM'Sの2台が3列目に並ぶこととなった。

レース1決勝

 30日(日)、好天に恵まれるも気温17度、路面温度19度とやや肌寒いコンディションの中、午前9時45分にレース1(19周:ピット義務無し)のスタートが切られた。

 最前列2番手の国本が抜群のスタートを切りトップに浮上。4番手グリッドのロッテラーも見事なダッシュで2位へジャンプアップを果たす一方、ポールポジションの石浦はこの2台に続く3位へと後退してしまった。

 首位に立った国本は好ペースで逃げるが、2位のロッテラーもファステストラップをマークしながら追走。序盤から首位を争う2台が3位以下を大きく引き離して行く展開となった。

 後方では、6番手グリッドからひとつポジションを上げた中嶋一貴が前車をプッシュ。また、ランキング首位で13番手からスタートを切った関口は、1周目で10位までポジションアップ。更にチームメイトのオリベイラをかわすと、ポイント獲得を目指し、前を行く8位のバンドーンに激しくアタック。

 巧妙なブロックに阻まれながら、再三に渡ってテール・トゥ・ノーズで攻め続けた関口だったが、15周目のシケイン2つめで追突。バンドーンはスピンを喫し、関口は8位へとポジションを上げた。

 首位を逃げる国本は、レースを通して2位ロッテラーに1秒以上の差を保ったまま走行を続け、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げ、ランキング首位に躍り出た。ロッテラーが2位、石浦が3位、中嶋一貴は5位フィニッシュ。関口は8位でチェッカーを受けたが、レース後、接触による30秒加算のペナルティを科され、ポイント圏外の18位という最終結果に。

 この結果、タイトル争いは国本、関口、ロッテラー、石浦の4名のみに絞られ、レース2を迎えることとなった。

レース2決勝

 午後2時45分、気温22度、路面温度28度というコンディションの中、35周(タイヤ交換義務あり)の決勝レースがスタート。

 スタートではポールポジションの石浦がかわされ、2位に後退、3列目5番手、6番手のロッテラーと中嶋一貴が3位、4位に浮上、3番手グリッドだった国本はスタートを失敗。6位に順位を落としてしまった。

 1周目終了時点で中嶋一貴ら数台、翌周には関口や小林、3周目終了時にオリベイラと序盤から次々に後方勢はピットへ。

 一方で、タイトル獲得には優勝しかない石浦は首位バンドーンを1秒ほどの差で追走。12周を終えたところで、3位のロッテラー、16周目を終えたところで、首位のバンドーンと石浦が同時にピットへ。この3台は順位を変えることなく、先にピットインしていた中では先頭のオリベイラの前に復帰した。

 これで、ピットに入らず残ったのは国本と18番手スタートのロシターの2台。国本は徐々にペースを上げ、いつピットに入るかと思われた24周目、スプーンコーナー立ち上がりでクラッシュが発生し、セーフティカーが導入。このタイミングで国本とロシターがピットへ向かった。

 最後に作業を終えた国本とロシターは、7位、8位でコースへ復帰。このままの順位で終われば国本のチャンピオンが決まるが、逆転タイトルのための優勝を目指し、マージンの詰まった2位石浦と3位ロッテラーが猛追を開始した。

 27周目、残り9周で再スタートが切られたが、最終コーナー付近でまたもクラッシュが発生し、再度セーフティカーが導入。レースは残り4周の超スプリントで再開されることとなった。

 再スタートで好ダッシュを見せたロッテラーはストレートで前を行く石浦に並び、1コーナーでパス。首位バンドーンとの差をじりじりと詰めていった。

 一方、7位につけていた国本は、再スタートでロシターにかわされたが、そのロシターがS字コーナー付近で他車とのバトルの末に接触。直後にいた国本はこれを間一髪でかわし、6位へとポジションを上げた。

 ロッテラーはファイナルラップには首位との差を1秒以内まで詰めたが、逆転には至らず2位フィニッシュ。石浦が3位。そして国本は6位でチェッカーを受け、トップフォーミュラ参戦6年目にして、悲願のドライバーズタイトル獲得を決めた。国本はこの日最多ポイント獲得ドライバーに与えられるJAFグランプリも獲得。

 また、今大会の結果、国本と石浦の所属するチーム、P.MU/CERUMO・INGINGが初のチームタイトルも獲得することとなった。

P.MU/CERUMO・INGINGが初のチームタイトルを獲得した

P.MU/CERUMO・INGINGが初のチームタイトルを獲得した

シリーズタイトルを獲得した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING #2)

シリーズタイトルを獲得した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING #2)

P.MU/CERUMO・INGING 2号車 ドライバー 国本雄資:
 本当に長くて辛いシーズンだったが、こうしてチャンピオンを獲得することが出来てすごく嬉しいし、ほっとしている。昨シーズン、チームメイトの石浦さんがチャンピオンを取ったのに自分は及ばず苦しいシーズンだったので、今年こそはと思ってシーズンオフから色々なことにトライして、全てを変える意識で挑んだ。開幕戦で2位、岡山の2レース目で初優勝を果たせるなど、やってきたことが少しずつ結果に表れているという実感もあったし、自分の中でも少しずつ自信が付いて、最後のレースも絶対にチャンピオンを取ってやると言う強い気持ちで鈴鹿に入った。レース1では、最高のスタートを切ることが出来、キャリアベストと思えるほどのレースだった。レース2はちょっと上手く行かないところもあったが、周りの状況を冷静に見ながら、最後まで自分のレースをすることが出来た。去年悔しい思いをした分、このシリーズタイトルには重みがあるし、本当に嬉しい。この結果は応援し、支えてくれたチームやファンの皆様のおかげだと感謝している。
VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
 今日は良いレースが出来たと思うが、あとひとつ上でフィニッシュ出来ればタイトルに手が届いたと思うと、複雑な気分だ。とはいえ、シーズンを通して振り返ると、やはり速さが足りなかったところもあり、最後まで諦めずに戦ったが僅かに及ばなかった。今年は最終戦まで多くのドライバーが僅差でタイトルを争う厳しいシーズンだった。私自身はこれまでにも何度も最終戦でタイトルを獲得し損ねてランキング2位になっており、このシリーズのポイントシステムでは往々にしてこういうことはある。今日はシーズン最後のレースで可能な限りハードにプッシュ出来たし満足している。
P.MU/CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦宏明:
 レース2ではレース1よりも良いスタートが切れて、自分的には納得のいくものだったのでこれなら抜かれないかと思ったのだが、ストフェル(バンドーン)選手のスタートがそれ以上に、驚くほど速かった。スタート、そしてセーフティカーからのリスタートでもポジションを失うなど、あまり良いレースが出来たとは言えないが、かなり差のある状況で今大会に臨み、両レースでポールを取って、2戦とも表彰台に乗れたというのは悪くなかったと思うし、チーム全体で最後まで諦めずに戦い、僕も表彰台に乗ったことでチームチャンピオンにも貢献出来たのは良かった。去年僕がドライバーチャンピオンを取れたので、今年はチームチャンピオンも目指してチーム一丸でやってきた。本当はドライバーズタイトルも僕が取りたかったので悔しい気持ちもあるが、チームが目指していたものを全部取れたという意味では嬉しく思っている。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
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SF:2016年シリーズチャンピオン獲得会見 「長いシーズンが終わってホッとしています」#2国本雄資

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ドライバーズチャンピオン #2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-r2-pc-kunimoto 長いシーズンが終わってホッとしています。昨シーズン石浦さんがチャンピオンを取って、自分は不甲斐ない結果で苦しいシーズンを過ごして、今年こそはと思ってシーズンオフからいろんなことにトライして、全てを変えないといけないと思って挑んだ今シーズンでした。
開幕戦から2位を取ることができて、岡山の2レースめで優勝することができ、今年やってきたことが少しずつ形になってるという実感があったし、自分の中でも自信がついて、最後のレースも絶対にチャンピオン取ってやる、という強い気持ちで鈴鹿に入ったし、そのためにたくさんのことを準備してやってきました。
第1レースで今までで一番いいレースができました。最高のスタートができて、勝つことができました。第2レースはうまく行かないレースだったんですけど、周りの状況を冷静に見ながら自分のレースをすることができたので、去年悔しい思いをした分、今年のシリーズタイトルがすごく重みがある感じがしますし、すごく嬉しいです。
多分昨シーズンが終わった時点で僕がチャンピオンだと予想した人は誰もいなかったと思います。でも自分は絶対にとってやるんだという強い気持ちがあったから、こうやって取ることができたし、たくさんの方が常に支えてくれたのでこの結果になったのかなと思います。
本当に長くて辛いシーズンでしたが、最後に勝つことができて嬉しいですし、ホッとしています。
チームチャンピオン 立川祐路監督(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-r2-pc-tachikawa 昨シーズンは石浦がドライバーズチャンピオンを取ってくれましたが、チームタイトルは逃してしまいました。
今年はもちろんドライバーズタイトルは取るし、それプラスチームタイトルも取るというのを目標にやってきました。
今年は二人とも勝ってるし、タイトルを取ってくれた国本だけでなく、石浦も最後までチャンピオン争いをしてましたし、二人が揃って速いということで、チームとしては一番いい状態になりました。
去年石浦がチャンピオンを取ったことで一番悔しい思いをしたのは国本だと思うし、今年にかける意気込みをものすごく感じたので、チームとしてこれをきちんとサポートしていこうと。去年に関しては国本のクルマに問題があったので、その辺もきちんと解決して、二人でいい戦いをしてもらおうという思いが、こうしていい結果につながったと思います。スタッフ一人一人が頑張ってくれました。今日の結果はすごくうれしく思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SF:第7戦鈴鹿レース2決勝会見 「これがスーパーフォーミュラでの最後のシーズンになるかもしれません」#36アンドレ・ロッテラー

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優勝 #41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)
sf-rd7-r2-pc-vandoorneレースではセーフティーカーが入ってしまうのは仕方のないことだと思います。その度に全車が接近して緊張もします。
ただ僕は先頭だったのでとにかくミスをしないように、後続とのギャップを広げられるようにと気をつけてリスタートしましたし、ターン1までのギャップを作ることに成功したと思います。
2位 #36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)
sf-rd7-r2-pc-lotterer 今は複雑な心境です。このレースで勝っていればチャンピオンが取れたんですけど、シーズンを通じてずっとうまくいっていなかったことを考えれば、そう都合よくも行かないのかなとも思います。今週末の結果には満足しています。
今年のポイントシステムは、大勢の選手にチャンピオンの可能性があり、不安もあったし、個人的にはクレイジーなシステムだと思います。僕も最後の最後にチャンピオンを取り逃がすことがなんどもありましたしね。
もしかしたらこれがスーパーフォーミュラでの最後のシーズンになるかもしれません。アウディがWECを撤退して、今後どうするか決まっていないので。それを考えれば今日の結果を嬉しく思っています。
3位 #1石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-r2-pc-ishiura スタートは1レースめより全然よくて納得のいくスタートだったんですけど、ストフェル選手のはそれ以上でびっくりしました。リスタートでももう一つポジションを失って良いレースにできなかったんですけど、2戦とも諦めずに表彰台に上がれたのはポジティブな結果だと思います。チームチャンピオンにも貢献できたので。去年ドライバーズタイトルを取ってから、次はチームタイトルも取れるように、国本も速く走れるようにとみんなで目指してやってきました。本当は僕が撮りたかったし、悔しい気持ちもあるんですけど、チームが目指していたものが全部取れたことは嬉しく思っています。
優勝チーム監督 村岡潔(DOCOMO DANDELION)
sf-rd7-r2-pc-muraoka 最後に勝てるというのは気持ちのいいものですね。来年に繋がってよかったなと思ってます。
ストフェルはすごく苦労したと思います。日本のチームで、日本のカルチャーの中で色々苦労しながらやってきました。チームはワンステップもツーステップもストフェルから勉強してヨーロッパのチームに近づけたかなと思います。そうしてストフェルをF1に送り出せるのはよかったです。
今アンドレのニュースを聞きましたが、こうやってどんどんとスターのいなくなっていくスーパーフォーミュラはやっぱり日本人のスターを育てて行かないと。来年急にお客さんが減ったりしないように頑張らないとと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿決勝レース2 #41バンドーンが今季2勝めを挙げて有終の美を飾る。シリーズチャンピオンは#2国本が獲得

2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース2が10月30日午後、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2位からスタートした#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)が今季2勝めを挙げた。
またこれによりシリーズチャンピオンはこのレースを6位でフィニッシュした#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が獲得することとなった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:21,000人)

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第7戦決勝レース2は午後2時45分より35周で行われた。
見事なスタートを決めてトップに立ったのはバンドーン。ポールポジションの#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)は2位に後退し、予選5位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が3位にジャンプアップ。逆に予選3位の国本はスタートで出遅れて後続に飲み込まれ、6位に後退してコントロールラインに戻ってきた。

なおこのレースでは最低1回のタイヤ交換が義務付けられており、後方グリッドのドライバーたちが早めにピット作業を済ませて順位を挽回する作戦に出た。
ポイントリーダーながら予選13位に終わった#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)もその一人で、2周めにピットに飛び込んでタイヤ交換を行なったが、同じ周にピットインした#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)にピット出口で前を塞がれる格好になってしまい、その目論見は外れてしまった。

トップのバンドーンと2位の石浦はスタートから1秒強の間隔を保って周回を重ね、16周めに2台同時にピットイン、揃って給油とタイヤ交換を行い、そのままバンドーンが前でコースに復帰する。
3位のロッテラーは12周めにタイヤ交換を済ませており、ピットアウトした石浦の背後に一気に迫ってきたが、石浦もスプーンカーブでオーバーテイクボタンを作動させるなどして押さえ込んだ。

するとトップが24周めに入ったところで最後尾スタートの#11伊沢拓也(REAL SF14)がスプーンでクラッシュ、これにより2周にわたってセーフティーカーが導入されることになった。
するとここまでピット作業を引き延ばしていた国本がすかさずピットイン、#10塚越広大(REAL SF14)の後ろ、7位でコースに復帰した。

レースは27周めにリスタート。
うまく加速のタイミングをずらしたバンドーンが石浦を大きく引き離して1コーナーに飛び込む。
石浦の背後には再びロッテラーが迫ってきたが、ここでも石浦はロッテラーの先行を許さなかった。
ところが28周めの最終コーナーで今度は#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)がスピン、外側のタイヤバリアに後ろから突っ込んでしまい、2度めのセーフティーカーランの原因を作ってしまった。

2度めのリスタートは32周め。
ここでもバンドーンは危なげなくトップをキープするが、石浦はシケインの立ち上がりでオーバーステアを出してしまい、1コーナーでアウトからロッテラーにかわされて3位に後退してしまった。

2位に浮上したロッテラーはバンドーンを上回るペースで追い上げていく。この時点で国本の順位は6位。ここで優勝すれば逆転チャンピオンも可能な状況となったのだ。
33周を終えた時点でその差は1.1秒に、さらにファイナルラップを迎えた34周終了時点では0.95秒までロッテラーはその差を削り取ったが、あと一歩及ばず、最後はわずか0.726秒差でバンドーンが逃げ切り、第5戦岡山のレース2以来の今季2勝めを獲得した。
2位はロッテラー、3位は石浦という結果になった。
これによりシリーズチャンピオンは6位1.5ポイントを獲得し、トータル33ポイントとした国本のものとなった。
ランキング2位は30ポイントのロッテラー、このレースを8位で終えた関口が28.5ポイントで
3位となった。

スーパーフォーミュラの2017シーズンは現時点では4月15-16に開幕予定だが、この日程が世界耐久選手権(WEC)とバッティングしているため、今後変更になる可能性もある。
またスーパーGTや全日本F3選手権で活躍しているB-MAXが来年から参戦することを明らかにしており、そちらの動向も今後注目していきたいところだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:もてぎシリーズ第5戦決勝 9号車伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が逆転優勝

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦は10月30日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、9号車 伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が20分49秒839で4番グリッドから逆転優勝を飾った。

ポールポジションの名取鉄平

ポールポジションの名取鉄平

決勝のスタートシーン

決勝のスタートシーン

2周目1コーナーのトップ争い

2周目1コーナーのトップ争い

トップでゴールした名取鉄平だったが

トップでゴールした名取鉄平だったが

優勝した伊藤鷹志

優勝した伊藤鷹志

2位の兒島弘訓

2位の兒島弘訓

3位の津本匠

3位の津本匠

暫定表彰式

暫定表彰式

優勝した伊藤鷹志とチームクルー

優勝した伊藤鷹志とチームクルー

 ツインリンクもてぎは爽やかに晴れ渡り、11時45分よりフォーメーションラップを開始。

 シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの12号車 名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が抜群の飛び出し。更に9号車 伊藤鷹志も4番グリッドから絶妙な蹴り出しで1コーナーで3位に浮上する。

 2周目1コーナーでは上位4台が激しい争いを展開するが、トップの名取が落ち着いたレース展開で後続との距離を徐々に広げ始める。更に3位伊藤がレース中盤にやっと2位の2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)を捉え2位に浮上。その時1位名取は2〜3秒の差を絶妙にコントロールしてファイナルラップまでその差をキープし、ここまでは完璧なレース運びに思えた。

   そのままトップでチェッカーを受けた名取だったが、なんとその直後スタート違反による30秒加算のペナルティが課せられ、2位フィニッシュの伊藤が逆転優勝を飾った。

 2位は2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)、3位は58号車 津本匠(Rn-sports KKS-II)となった。

 ペナルティでフィニッシュタイムに30秒加算された名取は悔しい9位となったが、来月の日本一決定戦に向けて速さを存分に見せつけた。

伊藤鷹志選手のコメント
優勝した伊藤鷹志

優勝した伊藤鷹志

 スタートのトラクションが良く、いい蹴り出しで3位に浮上出来た。2番手兒島選手の攻略に時間を要してしまったのはタイヤに熱が入るのがやや遅かった為。後半重視のセッティングだったので終盤タイムを上げていけたのは良かったが、名取選手にレースをコントロールされてしまったかな……。名取選手をはじめ西日本の選手は速いしコースへの順応の早さも認めるところ。来月の日本一決定戦でも勝てる様にしっかり準備したい。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
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SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿レース2決勝結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/30) Final Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarEngineLapTotal_Time
Behind
141ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E351:08'32.427
236アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A350.726
31石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A353.988
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A356.471
565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E358.500
62国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A3513.012
78小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A3514.096
820関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A3515.356
934小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E3518.353
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E3519.180
1118中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A3520.644
1210塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E3524.422
134ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A3525.317
147ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A351'07.306
153ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A351'19.114
1637中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A351'28.424
---- 以上規定周回数(31Laps)完走 ----
-16山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E278Laps
-11伊沢 拓也REAL SF14Honda HR-414E2213Laps
-40野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1520Laps
  • Fastest Lap: CarNo.7 ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS SF14) 1'39.712 (35/35) 209.66km/h
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もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:もてぎシリーズ第5戦 公式予選 名取 鉄平(MZ KKS-II 制動屋)がポールポジション

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦は10月30日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、12号車名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が2分03秒484でポールポジションを獲得した。

ポールポジションの名取鉄平

ポールポジションの名取鉄平

予選2位の兒島弘訓

予選2位の兒島弘訓

予選3位は津本匠

予選3位は津本匠

予選4位は伊藤鷹志

予選4位は伊藤鷹志

 今回最終戦となる第5戦には来月27日にこのもてぎで行われる日本一決定戦を見据え東西の猛者が集結。今シーズン最多の19台がエントリーリストに名を連ね、大激戦が予想される。

 ツインリンクもてぎは爽やかな秋空の下、午前9時00分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 朝は気温がひと桁台まで冷え込んだコンディションの中、各車入念にウォームアップ。クリアラップを狙う者、隊列を組んでスリップを使おうと目論む者、それぞれのスタイルでセッション中盤あたりから各車タイムアップを重ねて行く。

 シリーズ全勝中でここもてぎでは「チン伊藤」で有名な9号車伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が3番手タイムを出したところで終盤5分あまりを残し一旦ピットイン。ピットアウト後ラストアタックに勝負を賭けセクター1・2をベストベストで駆け抜ける。

 しかしこの直後残り1分半を切った所で4コーナーコース上でマシンがストップし赤旗でセッション中断のまま予選が終了。4番グリッドに甘んじる事に。

 そして赤旗直前にタイムを刻んだ上位3台は全て西日本からの参戦組で関東勢をフロントローから追いやる結果となった。

 ポールポジションは12号車 名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が2分03秒484。カートのTeam BirelARTからKF部門に参戦し大活躍の16歳だ。2位は2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)で2分03秒862。3位は58号車 津本匠(Rn-sports KKS-II)で2分04秒032となった。

 4番グリッドにつけた伊藤は「16歳を大人のレースで攻略する」と笑顔でコメントし、レース本番に向け自信をのぞかせていた。

 決勝は本日10月30日、11時45分より10周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMUEA
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SF:第7戦鈴鹿決勝レース1優勝会見 「レース2もチャレンジャーの気持ちで戦います」#2国本雄資

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優勝 #2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-r1-pc-kunimoto なんとか1レースめで優勝することができて。今日のレースはスタートも完璧に決まったし、ペースも良かったので、すごく自信を持って走ることができました。
昨日からちょっとスタートに不安があったんですけど、夜のうちに全て解消して、気合を入れてスタートを狙ったのがうまくいき、非常に満足です。
第2レースは3番からスタートですけど、ポイントランキングトップだし、レース1と同じチャレンジャーの気持ちで強い気持ちを持って戦いたいと思います。
2位 #36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)
sf-rd7-r1-pc-lotterer すごくいいスタートができて2位に上がれたし、本当にいいクルマだったのでいいレースができました。ただ前に近づくとダウンフォースを失ってしまう状況で、オーバーテイクは非常に難しかったです。相手のクルマも非常に速く何一つミスをしなかったので2位は上出来だと思います。
でもまだチャンピオンシップは諦めていません。次のレースも頑張って走ります。
3位 #1石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-r1-pc-ishiura 昨日から今朝も入念にスタート練習していたんですけど、完璧ではないスタートで、自分の中では80点ぐらいのスタートになってしまったので、他の二人が100点満点のスタートだったのかなと思います。加速が一瞬遅れてるのがわかっていたので、その時点で気持ちを切り替えて全力でプッシュしましたが、毎ラップコンマ2、3秒負けてるところがありました。それがどこかはわかっているので、しっかり修正してレース2に取り組みます。レース1もそうでしたが、レース2も優勝を狙ってやっていきたいなと思います。
優勝チーム監督 立川祐路(P.MU/CERUMO INGING)
sf-rd7-r1-pc-tachikawa スタート前から、二人ともチャンピオン争いをしているということで複雑な気持ちでした。二人とも予選から調子が良くて、今日のレースに関してはスタートから1コーナーまでが鍵かなと思っていましたが、国本がそのチャンスをものにしたということで。ランキングもトップに上がって、2第共表彰台に上がったのは良かったです。
最近僕もここ(記者会見場)に来る機会が増えました。ドライバーたちとチームスタッフ全員が頑張ってる証拠なので嬉しく思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SF:第7戦鈴鹿決勝レース1 抜群のスタートを決めた#2国本が今季2勝めを挙げてランキングトップに浮上!!

王手をかけたのは#2国本!!
全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース1が10月30日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2番手からスタートした#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が抜群のスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って今季2勝めを挙げ、シリーズポイントでもトップに浮上した。

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決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。
絶好のレース日和のもとで決勝レース1は午前9時45分より19周で行われた。

ホールショットを奪ったのは予選2位の国本。
レース後の会見でスタートへの不安を昨夜解消したと語った国本は動き出しからポールポジションの#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)を抜き去り、そのままトップで1コーナーに飛び込んだ。
続いて予選4位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)もインに寄せてきた石浦を1コーナーでアウトからかわして2位に浮上、石浦は3位でコントロールラインに戻ってきた。

1周めから一気に後続を突き放しにかかった国本だったが、ロッテラーも4周めにファステストラップを記録して国本に離されずについていく。
しかし近づけばダウンフォースが抜けてしまう現代のフォーミュラカーの特性から、ロッテラーはいまひとつ国本を捉える決め手を見つけられず、1秒後方で国本のミスを待つしかなかった。
結局レースは最後までノーミスでまとめあげた国本がそのまま逃げ切り、第5戦岡山の決勝レース2以来2度めの勝利をものにした。
2位はロッテラー、3位には石浦がつけた。

一方、ポイントリーダーとして鈴鹿入りしながら今日の決勝をいずれも13番手からスタートすることになった#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)はスタートで10位に浮上すると、2周めに#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)を抜いて9位、そのまま8位の#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)のテールに食らいついて熾烈なドッグファイトを展開したが、14周めのシケインでアウトから並びかけた際、立ち上がりでバンドーンのテールをヒットしてしまった。
これによりバンドーンはスピン、関口は8位に浮上する。17周めに一旦はオリベイラに1コーナーでパスされたものの、18周めにはオリベイラが進路を譲ったため、関口は8位でチェッカーを受けた。
しかしレース後にバンドーンとの接触の件で30秒のタイム加算を受けることになり、結局関口は18位に後退、ノーポイントに終わってしまった。

これによりシリーズポイントは優勝した国本が31.5、2位のロッテラーが30、3位の石浦が24となり、国本がトップに浮上。
チャンピオン争いはこれに28ポイントの関口を加えた4名に絞られることになった。
ロッテラーはレース2で最低5位以上、関口は最低2位以上、石浦は優勝が逆転の条件だ。
しかし関口はレース2も13位から、ロッテラーも8位からスタートすることになったため、実質的には国本と石浦、セルモインギングの二人によるマッチレースになる可能性が濃厚。

決勝レース2はこのあと午後2時45分より35周で行われる。
なおこのレース2は例年通り最低1回のタイヤ交換が義務付けられている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SF:第7戦鈴鹿レース1決勝結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/30) Final Race 1 Weather:Fine Course:
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarEngineLapTotal_Time
Behind
12国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1931'58.809
236アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A191.772
31石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1913.087
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1922.140
537中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1924.143
665ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1924.951
734小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1927.087
819ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1936.271
98小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1936.539
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1936.811
1110塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1937.446
123ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1937.904
134ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1942.761
1418中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1943.071
157ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1943.301
1611伊沢 拓也REAL SF14Honda HR-414E1947.440
1741ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1948.282
18*20関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A191'05.359
1916山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E181Lap
---- 以上規定周回数(17Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM'S SF14) 1'40.221 (4/19) 208.59km/h
  • CarNo.20は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.(危険なドライブ行為)により、競技結果に30秒を加算した。
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SF:第7戦鈴鹿予選会見 「オンボード映像のDVDを死ぬほど見て研究しました」(#1石浦宏明)

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レース1,レース2ポールポジション #1石浦宏明(P.MU/CARUMO-INGING SF14)
sf-rd7-q-pc-ishiura 今回予選で2点を取るというのを目標にやってきたので、まずそこが取れてホッとしていますけど、正直そんなに順調に行くと思ってなかったし、チャンピオンシップも厳しいなと思っていたので、急にチャンスがきてびっくりしている状況でもあります。
前回の菅生がスーパーフォーミュラに復帰させてもらってから初めてというくらい悪いレースになってしまい、そこで一回落ち込んだことでチーム一丸となって、少しでも可能性のあるところは見直してきたし、しっかり準備をしてきて、国本ともクルマのこととかを話し合って2台で共有もできてるし、そういうチームの力で2台揃ってここまでいい勝負ができてると思うので、明日はどうなるかわからないけど、ここまではいい流れが作れてホッとしています。 今まで鈴鹿でポールを取ったことがなくて、鈴鹿で強い山本選手がどうやって走っているのかDVDで見て研究しました。僕らが見ると細かいラインどりやセットアップの方向性もわかるので、結構真剣に繰り返し見て、その成果が現れたのかなと思います。
去年は有利な状態で最終戦にきて、土砂降りの雨ですごくプレッシャーを感じましたが、今回は追うものの強みというか、思い切ってやるだけっていう気持ちできています。もちろん二連覇を狙っていますが、去年よりはだいぶ気楽です。
レース1予選2位,レース2予選3位 #2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-q-pc-kunimoto フリー走行の走り始めからすごく調子が良くて、今回はかなりいけるな、と自信がありましたが、フリー走行の最後でニュータイヤを履いた時に思ったようなタイムが出せなくて、予選に向けてセッティングを合わせこんでいきました。
Q1、Q3とも自分の中ではベストの走りができたと思います。クルマもすごく完璧でタイムも上がっていったんですけど、それ以上に石浦さんが速くて、「なんでかな?」という感じです。明日2レースあるので、しっかり集中して、石浦さんにいっぱいお酒を飲ませて準備したいです(笑)
絶対チャンピオンとりたいです。自分の力をフルに出さないと取れないと思うし、そのために一年準備してきたので。明日も強い気持ちで戦うだけです。
レース1予選3位,レース2予選4位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)
sf-rd7-q-pc-nojiri 走り始めからすごく調子が良くて、逆にちょとバランスが取れすぎていたこともあって変に触るに触れない状況になって、予選までになかなか正解というセットアップにたどり着けなかったんですけど、まあまあいいセットアップで走れたかなと思いますし、自分でも力を出し切れたかな、という感じで。チームとコミニュケーションをとりながらいいクルマに仕上げられたと思います。でもやっぱり石浦さんにはまだまだ届かないなというところがあるので、そこは今後見直していこう、ということで。
レース1、レース2ともに上位からのスタートですが、僕自身はタイトルは考えてないし、ただ前を抜こうとするだけ、レースを面白くしたいなと思っているので。チームにもレース1でオーバーテイクボタンを5回使ってやろう、と話していて、そのぐらいロケットぐらいにカッ飛んでいこうと思っているので、ぶつかったらすいません、と。
レース1予選7位,レース2予選2位 #41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)
sf-rd7-q-pc-vandoorne-1 予選全体を通じては良かったと思うんですけど、レース1で7位に終わったのにはがっかりしました。鈴鹿ではオーバーテイクが難しいので、正直厳しいなと思います。Q2、Q3に向けてクルマをアジャストしたらすごく良くなって、それなりの結果が出せたと思います。石浦選手ともタイムが近いので、いいレースができると思います。
レース2は距離が長く、戦略も大きく影響するので、しっかり考えていい結果を出したいと思います。
チャンスはそれほど大きくはないと思うけど、チャンピオンの可能性はまだあります。石浦さんが2回ポールですけど、僕のペースも悪くないと思います。レース1は7番手で残念ですが、できるだけの走りは見せたいと思います。
浮き沈みは大きかったけど、全体としては素晴らしいシーズンでした。素晴らしい経験もできて、日本に来て本当に良かったと思っています。冬のテストがあまり良くなかったのに、それでも最終戦までチャンピオン争いに残れたのは幸せなことです。
ここで学んだことを是非来年のF1で活かしたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
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SF:第7戦鈴鹿公式予選 前年王者の#1石浦が連続ポールを達成。ポイントリーダー#20関口は中団に沈む

#1石浦宏明会心のダブルポール!!
2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
2レース制で行われる今大会は予選Q1の結果でレース1のスターティンググリッドを決め、レース2は他のレースと同様にQ1、Q2、Q3の結果でグリッドを決める方式が今回も取られたが、レース1、レース2ともに#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がポールポジションを獲得、ポイントランキングを4位に上げて明日の決勝に臨むことになった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:13,000人)

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公式予選は当初予定より5分遅れて午後2時20分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
Q1は20分間の走行でレース1のグリッドを決めるとともに、上位14名が次のQ2進出の権利を得て、15位以下はそのままレース2のグリッドとなる。
今週末使用できるタイヤは前戦SUGOから持ち越しのユーズドが2セットとニュータイヤ4セットの計6セットだが、大半のチームがこのQ1での2回のアタックでニュータイヤ2セットを使ったようだ。
最初のアタックでは石浦が1’38.438でトップ。以下、#65ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING SF14)、#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)の順。
このあと各車一般ピットに戻り、残り7分を切ったあたりから2回目のアタックが始まったが、ここでも石浦の速さが際立っており、1’37.453でレース1のポールを獲得。シリーズポイントを20としてランキング5位の#37中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)に並んだ。
2位にはチームメイトの#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がつけ、野尻が3番手という結果に。
ところがチェッカー提示後に#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がデグナー二つ目で飛び出してタイヤバリアにヒット。小林はこの時点で10位につけていたが、これにより予選Q2に参加できなくなってしまった。
この影響でデグナーが黄旗区間となってしまい、2周目のアタックに入っていたポイントリーダーの関口はペースを落とさざるを得なかったが、13位ギリギリでQ2進出を果たすことになった。

予選Q2
Q2は7分間の走行で上位8名がQ3進出の権利を得る。
大半のドライバーが3セット目のニュータイヤを投入する中、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)と関口のインパル勢だけがユーズドタイヤでコースイン。
第4戦もてぎでも独自のタイヤ戦略を用いて好結果を得たチームインパルだったが、今回のこの目論見は不発に終わり、オリベイラが10位、関口は走行した中で最下位の13位という結果に終わった。
関口はこれで明日の決勝をいずれも7列目からスタートすることになり、チャンピオン獲得に木信号が灯った格好だ。
一方好調ぶりを見せたのがセルモインギング勢。国本が1’37.364でトップ。石浦が1’37.589で2位につけた。
以下、バンドーン、野尻、バゲット、#64中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)、中嶋一貴、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)とダンデライアン、ナカジマレーシング、トムスがチーム順に並ぶ結果となった。

予選Q3
Q3も7分間の走行。ここで各チーム4セット目のニュータイヤを投入した。
最初にアタックした国本は1’37.168と大幅なタイムアップを果たしたが、Q1、Q2とトップの石浦はここでも速さを見せ、最初のアタックで1’37.055で国本を上回ると、次の周でも1’37.026までまでタイムを縮めてみせた。
さらにチェッカー直前にバンドーンが1’37.031と石浦にわずか0.005秒差まで迫った。
野尻も1’37.438で4位と、ダンデライアンも好調だ。
これで連続ポールを達成した石浦はシリーズポイントを21とし、中嶋一貴を抜いてランキング4位に浮上、関口との差を7とした。

第7戦決勝は午前9時45分よりレース1が19周で、レース2は午後2時45分より35周で行われる。
果たしてチャンピオンの座を射止めるのは誰なのか、全く予測がつかない状況になってきた。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
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SF:第7戦鈴鹿公式予選結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
11石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'37.4531'37.5891'37.026
241ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'38.1531'37.6731'37.031
32国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'37.8011'37.3641'37.224
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'37.8331'37.8771'37.438
536アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'37.8841'38.0231'37.537
637中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'38.0481'38.0201'37.626
765ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'37.9411'37.8951'37.898
864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'38.4911'37.9381'37.961
910塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
1'38.7611'38.175
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'38.5251'38.208
1116山本 尚貴TEAM無限SF14
TEAM無限
1'38.2881'38.212
1234小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
1'38.2391'38.546
1320関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'38.5921'38.795
148小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'38.484absence
1518中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
1'38.788
167ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'38.916
174ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
1'39.006
183ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
1'39.076
1911伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
1'39.469
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SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
11石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.026--215.460
241ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'37.031 0.005 0.005215.449
32国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.224 0.198 0.193215.021
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'37.438 0.412 0.214214.549
536アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'37.537 0.511 0.099214.331
637中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'37.626 0.600 0.089214.136
765ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.898 0.872 0.272213.541
864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.961 0.935 0.063213.403
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SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
12国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.364--214.712
21石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.589 0.225 0.225214.217
341ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'37.673 0.309 0.084214.033
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'37.877 0.513 0.204213.586
565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.895 0.531 0.018213.547
664中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.938 0.574 0.043213.453
737中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'38.020 0.656 0.082213.275
836アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'38.023 0.659 0.003213.268
---- 以上Q3進出 ----
910塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1'38.175 0.811 0.152212.938
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'38.208 0.844 0.033212.867
1116山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E1'38.212 0.848 0.004212.858
1234小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1'38.546 1.182 0.334212.136
1320関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'38.795 1.431 0.249211.602
148小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4Aabsence---
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