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2023年3月

SUPER FORMULA

第1回公式合同テスト鈴鹿2回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2023/03/06) Official Testing 2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'35.955--217.865
264山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.027 0.072 0.072217.701
365佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.083 0.128 0.056217.574
47小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'36.266 0.311 0.183217.161
520平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'36.462 0.507 0.196216.720
65牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.636 0.681 0.174216.329
738坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'36.640 0.685 0.004216.320
853大湯 都史樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'36.699 0.744 0.059216.188
915リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'36.770 0.815 0.071216.030
103笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.789 0.834 0.019215.987
114小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'36.824 0.869 0.035215.909
1219関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'36.974 1.019 0.150215.575
1312福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.092 1.137 0.118215.313
1437宮田 莉朋VANTELIN TEAM TOM'S
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.273 1.318 0.181214.913
1518国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.363 1.408 0.090214.714
1614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'37.555 1.600 0.192214.291
1755ジェム・ブリュックバシェTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'37.972 2.017 0.417213.379
1836ジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'38.030 2.075 0.058213.253
1951ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'38.214 2.259 0.184212.854
206大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'38.392 2.437 0.178212.468
2150松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'38.653 2.698 0.261211.906
2239阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'38.743 2.788 0.090211.713

SUPER FORMULA

第1回公式合同テスト鈴鹿1回目結果

第1回公式合同テスト -RIJ- (2023/03/06) Official Testing 1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Official Testing 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.030--215.451
237宮田 莉朋VANTELIN TEAM TOM'S
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'37.116 0.086 0.086215.260
36大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.217 0.187 0.101215.036
450松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'37.379 0.349 0.162214.679
51野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.424 0.394 0.045214.580
67小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.462 0.432 0.038214.496
75牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.485 0.455 0.023214.445
820平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'37.507 0.477 0.022214.397
938坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.535 0.505 0.028214.335
1018国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'37.576 0.546 0.041214.245
1165佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'37.593 0.563 0.017214.208
1239阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'37.912 0.882 0.319213.510
1315リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.923 0.893 0.011213.486
1453大湯 都史樹TGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'37.932 0.902 0.009213.466
1512福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'37.939 0.909 0.007213.451
1614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'38.223 1.193 0.284212.834
1719関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'38.290 1.260 0.067212.689
1855ジェム・ブリュックバシェTGM Grand Prix SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'38.416 1.386 0.126212.417
194小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'38.770 1.740 0.354211.655
2051ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'39.083 2.053 0.313210.987
2136ジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'39.504 2.474 0.421210.094
223笹原 右京REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'39.830 2.800 0.326209.408

SUPER GT | その他

鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー GT500プレシーズンマッチはMARELLI IMPUL Zが連勝 シーズン二連覇に向けて好発進

 鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーで行われる「SUPER GT GT500プレシーズンマッチ」。二日目は午後4時05分からの平峰一貴、山本尚貴、大嶋和也によるドライバートークショーに続いて、6周のデモレースを行った。

 今日のスタート順は昨日のレース結果順。ポールシッターは平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)。2番手は山本尚貴(STANLEY NSX-GT)、3番手は塚越広大(Astemo NSX-GT)だ。

 1周のフォーメーションラップに続いてレースはスタート。ここでポールの平峰はトップで1コーナーに飛び込むと、そのまま一気に後続を突き放しにかかる。

 その後ろは山本、塚越が接戦を展開。バックストレードでアウトから塚越が山本を抜いて2位に浮上する。3位に後退した山本の後ろには平手晃平(リアライズコーポレーション ADVAN Z)が迫ってきた。

 トップの平峰はそのまま一度も順位を脅かされずに6周を走りきり、昨日に続いてTEAM IMPULが連勝を飾った。2位は塚越、3位には山本をかわした平手が入った。

 スーパーGTの2023シーズンはこのあと3月11-12日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで、3月25-26日に静岡県小山町の富士スピードウェイで公式テストを行い、4月15-16日に岡山国際サーキットで開幕する。

 植物由来のカーボンニュートラル燃料を全車が使用し、全8戦中5戦が450kmレースとなる新時代のスーパーGT。ここ鈴鹿サーキットでは6月3-4日に第3戦が、8月26-27日に第5戦が予定されている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon | SUPER GT | その他 | 全日本GT選手権

鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー 「新・永遠のライバル対決」は脇阪寿一の二連覇で幕を閉じる

 鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーの名物企画、「新・永遠のライバル対決」は二日目を迎え、3位決定戦と決勝戦をそれぞれ3周でおこなった。今回使用されるのはシビックType Rだ。

 まずは昨日のレース結果を踏まえ、敗れた道上龍と高木虎之介による「3位決定戦(脇阪寿一に言わせると『前座レース』)」が3周で行われた。JTCCやWTCCで活躍し、FF車での戦いを知り尽くした道上に対し、不安を隠せない高木。しかもそのクルマはホンダ車とまさにアウェイ状態だ。

 その大きすぎるハンディキャップを立証するかの如く、スタートで先行したのは道上。その後ろで高木はあろうことか1コーナー立ち上がりで痛恨のスピンを喫してしまう。

 「FF無理だよ!」と叫びながらコースに復帰する高木だったが、懸命の追い上げで道上のテールに食らいつき、2周目の1コーナーで果敢にインを窺う。

 ここでは順位を守った道上だったが、高木は逆バンクで並びかけ、東ショートカットでインをついてトップに立った。

 これに対し道上はファイナルラップの1コーナーで大外から高木を交わして再びトップに立つと、そのままチェッカーに飛び込んだ。

 悔しさのあまり、コース外の芝生をタイヤにつけて帰ってきた高木。次のレースで同じクルマを使用する本山哲はコース上でタイヤを擦って芝生を落とし、ちゃっかりタイヤに熱を入れてグリッドに戻ってきた。

 これには対戦相手の脇阪も納得しない様子だ。

 遺恨を孕んだまま決勝戦はスタート。ここで脇阪はバックギヤにいれるボケをかまし、昨日に続いてスタートやり直しを目論むが、本山は素知らぬ顔でレースを続行した。

 無慈悲な本山に忿懣やるかたない脇阪は2周目の1コーナーでインに鼻をねじ込む。一歩も引かない本山。2台は並走のままファイナルラップへ。1コーナーで先行した脇阪は笑いが止まらない状態でそのまま本山を従えたまま最終コーナーを立ち上がり、トップでチェッカーを受けた。

 人差し指を立ててアピールしながらウィニングランを走ってきた脇阪は、高木に対しチャンピオンベルトを巻くように要求。

 かくして「新・永遠のライバル対決」は脇阪のベルト防衛で幕を閉じた。

 来年のファン感謝デーではいかなる戦いが待っているのか。そこには誰が加わるのか。高木の再参戦は実現するのか。そもそも「新・永遠のライバル対決」は行われるのか。今は何もわからないが、今から来年が待ち遠しくてならない。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー「2023SUPER FORMULA Presentation」 全ドライバーがブリュックバシェを囲んでトルコを応援

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は3月5日、2023鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーにおいて「2023SUPER FORMULA Presentation」と題したイベントを開催した。

 午後2時25分に始まったこのイベントは、まず各ドライバーがチームごとに順番に最新マシンSF23でコースを1周。そのホームストレート上に整列し、JRP会長の交代をファンに報告したほか、選手を代表して野尻智紀(TEAM MUGEN)がスピーチをおこなった。

 また、イベントの最後に先日トルコで発生した大地震に関連し、今も大変な思いをしているトルコの国民に向けて、応援の意思を表明するべく、同国出身のジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix)を全選手が囲んで記念撮影を行った。

中嶋悟現会長のコメント

 「会長に就任してから18年間、常にみんなと一緒に頑張ってきた。昨年から始めたNEXT GOも軌道に乗り、これからは新しい世代にバトンタッチするべきだと考え、会長を交代することにした。会長を辞めるが、レースをやめるわけではないので、これからはチーム監督としてスーパーフォーミュラを盛り上げていきたい」

近藤真彦新会長のコメント

 「チームの皆さんといい距離を保ちたい。メディアの皆さんともいい距離を保っていきたい。そしてファンの皆さんとの距離をますます縮めていきたい。皆さんの力でぜひスーパーフォーミュラを盛り上げていただきたい。スタートダッシュを決めようとは思わない、皆さんと一緒にじわじわと盛り上げていきたい。今年から頑張ります」

前年チャンピオン野尻智紀のコメント

 「今年のスーパーフォーミュラは絶対楽しいと思います。22台のバトルを現地で楽しんでいただきたい。絶対後悔はさせないので、ぜひサーキットに足を運んでください」

ジェム・ブリュックバシェのコメント

 「トルコでは大変な状況になっている中、日本でレースをできることを光栄に思っている。トルコの皆さんが元気になれるよう、一緒に応援していただければ大変嬉しいです」

 全日本スーパーフォーミュラ選手権はこのあと3月6-7日の二日間鈴鹿サーキットで公式テストを行い、4月8-9日に富士スピードウェイで開幕する。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | その他

JRP会長が交代 新会長は近藤真彦(KONDO RACINGチーム監督)に

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を開催する日本レースプロモーション(JRP)は3月5日、鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーが開催されている三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで会見を開き、同社の取締役会長が中嶋悟氏から近藤真彦氏に交代することを発表。午後2時25分から行われた「2023 SUPER FORMULA Presentation」の中で交代式典を行い、詰めかけたレースファンに報告した。4月に予定されている定時株主総会と取締役会を経て正式決定されるという。

 JRPは国内トップフォーミュラ50周年という節目を迎えるにあたり、モータースポーツの魅力やレーシングドライバーの活躍を、より幅広い層に知ってもらうべく、新たな体制で推進していくことを決定。今回の会長交代もその一環だという。

 近藤真彦氏は1979年のドラマデビュー以来、歌手としても数多くのヒット曲をリリースし、広く国民に知られているほか、1984年の富士フレッシュマンレース参戦を皮切りに、全日本F3選手権や全日本F3000選手権、フォーミュラ・ニッポンや全日本GT選手権などにドライバーとして参加してきた。1995年にはル・マン24時間にも日産GT-R LMで参戦し、総合10位を獲得している。

 また近年はKONDO RACINGの代表取締役兼チーム監督としてスーパーフォーミュラやスーパーGTに参戦しており、昨年はGT300クラスのドライバーズおよびチームチャンピオンを獲得している。

 今後はスーパーフォーミュラの強化に努め、特にプロモーション活動について、多くの課題を解決し、より一層発展させるよう、全力で取り組んでいくとのことだ。

 なお、中嶋悟氏は引き続きTCS NAKAJIMA RACINGのチームオーナー兼監督としてスーパーフォーミュラの盛り上げに尽力していくという。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

その他 | 富士ロングディスタンスシリーズ

鈴鹿サーキットファン感謝デー 100周年記念ル・マン24時間レースLegends 二日目は寺田陽次郎氏、鮒子田寛氏も走行に参加

 鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーで行われている「100周年記念ルマン24時間レースLegends」。午後0時50分より行われた二日目の走行には、1991年に日本車として初めての総合優勝を成し遂げたマツダ787Bが加わり、ミスタールマンこと寺田陽次郎氏のドライブにより独特のロータリーサウンドを響かせた。

 また今日は鮒子田寛氏も走行に加わり、ポルシェ906をドライブした。

 このポルシェは1967年に富士スピードウェイで開催された日本グランプリで、生沢徹氏のドライブにより優勝した車両のカラーリングとステッカーを忠実に再現したもの。オーナーの鈴木幸典氏によると、生沢氏本人からの依頼で、撮影用に当時の姿を再現したのだという。ステッカー類は生沢氏本人が大切に保管していたものが使われたのだとか。

 この車両は今年のクラシックルマンにも参加する予定になっており、この走行の三日後には船便でフランスに送り出すことになっているのだとか。クラシックルマンには鈴木氏のほか、今日デモンストレーション走行を行った鮒子田氏もドライバーとして参加するとのこと。今年は生沢氏と鮒子田氏が日本人として初めてル・マン24時間に参戦してから50年目、鮒子田氏が役員を務めたチームが開発したベントレー・スピード8が総合優勝してから20年目の節目の年にあたることも参戦理由の一つだという。

 ル・マン クラシック2023は6月29日から7月02日にかけてフランスのサルテサーキットで開催される予定だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | その他

鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー SFフリー走行トップはリアム・ローソン!!

 2023鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーは3月5日に二日目を迎えた。

 この日もゲートオープン前から多くの観客が詰めかける中、この日最初のプログラムとしてスーパーフォーミュラのフリー走行が行われ、今シーズンからTEAM MUGENに加入したリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)がいきなりトップタイムを叩き出し、そのポテンシャルの高さを大いにアピールした。

 フリー走行は午前9時より30分間で行われた。天候は曇り。路面はドライだ。

 各ドライバー一斉にコースを飛び出し、積極的に周回を重ねていく。まずは山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が3周目に1分37秒785を記録してトップに。小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)が1分38秒018で2番手だ。

 続いて牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が4周目に1分37秒432を出して山本を上回る。大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)も1分37秒495で2番手に浮上してきた。

 昨日のシェイクダウンでトップタイムを叩き出した大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)も1分37秒543で3番手につける。4番手は関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)で1分37秒640。多くのドライバーが5周を終えたところで一旦ピットイン。残り時間が10分を切ったあたりから走行を再開した。

 セッション後半に入ると、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が7周目に1分37秒688で5番手、9周目には1分37秒511で3番手に上がってきた。この時点で残り時間は3分を切っている。

 つづいて大津が7周目に1分37秒098を叩き出してトップに躍り出た。残り時間は2分を切ったところだ。

 しかし最後の最後にルーキーのローソンが区間ベストを連発しながらアタックを敢行、1分36秒721を叩き出して一気にトップに躍り出た。

 ここでチェッカーフラッグが提示され、フリー走行は終了。トップタイムはリアム・ローソンで1分36秒721。大津弘樹が2番手で1分37秒098。牧野任祐が1分37秒432で3番手と、ホンダ勢がトップ3を独占する結果となった。

 トヨタ勢では大嶋和也が1分37秒495で4番手につけ、坪井翔が1分37秒511で5番手、関口雄飛が1分37秒640で6番手だった。

 モータースポーツファン感謝デーでは、このあと午後2時25分より「SUPER FOMULA Presentation」と銘打ち、ドライバートークショーとデモ走行が予定されている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF23 The Shakedown 代役出走の大津弘樹がトップタイム

 全日本スーパーフォーミュラ選手権は今シーズンから車両を一新。前後のウィング形状を変更し、エンジンカウルとタイヤの一部に天然素材を使用した「SF23」を開幕戦から使用する。そのシェイクダウンを目的とした1時間の走行セッションを2023鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーのプログラムに組み入れてレースファンの前で披露した。

 午後4時のコースオープンと同時に一斉に飛び出す22台のSF23。多くのドライバーが1周を終えて一旦ピットに戻るが、TGM Grand Prixの2台と平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)の3台はそのまま2周目に入る。

 ジェム・ブリュックバシェ(TGM Grand Prix SF23)は2周終わりでピットに入ったが、平川と大湯都史樹(TGM Grand Prix SF23)はそのまま走行。3周目に平川は1分37秒993を叩き出してようやくピットへ。

 続いて野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が再びコースイン。他のドライバーも続々と走行を再開する。

 開始から17分が経過したところで大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が5周目に1分37秒391を記録してトップに。今季のレギュラーシートを失っていた大津だったが、昨日のGT500テストで64号車をドライブしていた太田格之進がクラッシュ、大事をとって今回の走行を見合わせたため、急遽代役として走行に加わっていた。

 続いて国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF23)が1分37秒421で2番手、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が1分37秒466で3番手につける。4番手はジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TOM'S SF23)で1分37秒566、5番手には1分37秒688で笹原右京(REALIZE Corporation KONDO SF23)が続いた。

 笹原も昨年2勝を挙げながら今季のレギュラーシートを喪失していたが、今季はトヨタの開発ドライバーとしてサーキットに帯同することになっており、今回は1月のスーパーGT鈴鹿テストでクラッシュした山下健太の代役として3号車をドライブしている。

 開始28分で宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)が1分37秒078でトップに浮上。トムス勢はコースインを遅らせていたため、宮田はこれが4周目だ。続いて小林可夢偉(Kids com KCMG Elyse SF23)も1分37秒099で2番手に上がってきた。残り時間は30分を切っている。

 セッションは開始から36分が経過したところでラウル・ハイマン(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が電気系のトラブルによりヘアピンでストップしたため、赤旗中断に。チームメイトの松下信治も同様のトラブルに見舞われ、1周のインスタレーションラップの後は走行できないままだ。

 午後4時45分に残り15分で走行が再開されると、序盤トップだった大津が1分37秒003までタイムを縮めて再びトップに立つ。

 その後は各ドライバー目立ったタイムアップもなく走行は終了。大津弘樹がトップタイム。宮田莉朋が2番手、3番手は小林可夢偉という結果となった。

 スーパーフォーミュラの走行は明日も予定されており、午前9時から60分のフリー走行が、午後2時25分からはチームごとのデモ走行とドライバーのトークショーを組み合わせた「2023 SUPER FORMULA Presentation」が行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA | SUPER GT | その他

鈴鹿ファン感の人気企画「新・永遠のライバル対決」 初日は本山哲、脇阪寿一が一勝を挙げる

 鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーの人気企画、星野一義vs中嶋悟の「永遠のライバル対決」の後を引き継ぐ形で2019年に始まった、「新・永遠のライバル対決」。

 日産、トヨタ、ホンダを代表するトップドライバーである本山哲、脇阪寿一そして道上龍の3人がコース上やトークショーで接戦と舌戦を繰り広げるものだが、2023年は更にF1やインディカーでも活躍した高木虎之介が加わり、4人での戦いにスケールアップして開催された。高木はこの日のためにインディカー参戦当時と同じデザインのレーシングスーツを新調するという気合の入れようだ。

 第一日目はトヨタGR86を用いての1対1のスプリントレースが行われた。組み合わせは本山vs道上と脇阪vs高木で、スタンディングスタートで東コースを4周する。

 最初の戦いに勝利したのは本山。見事なスタートで道上の前に出ると、その後も巧みに道上の追撃をかわして4周を走り切った。最後は二人揃ってスピンターンを披露するおまけ付き。これには同じクルマで戦う脇阪と高木は気が気でない様子。

 その脇阪vs高木は、脇阪がまさかのエンジンストールでスタートやり直しと始まりから波乱含み。戦いが始まってからもコース上やコース外でやりたい放題の脇阪に翻弄されっぱなしの高木だったが、それでも何度かトップに立ってみせる。

 ファイナルラップの最終コーナーで脇阪が大きくコースをはみ出したところでトップを奪い返さんとした高木だったが、ここで痛恨のシフトミスを喫し、この勝負は脇阪に軍配が上がった。

 新・永遠のライバル対決は明日もシビックTypeRに車両を変えて午後3時20分より行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUZUKA 1000km | その他 | 全日本GT選手権 | 富士ロングディスタンスシリーズ

2023鈴鹿ファン感の目玉イベント 100周年記念ル・マン24時間レースLegends 国内外の名車が集結!

 2023年の鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デーは、ルマン24時間レースの100周年を記念したレジェンドマシンのデモ走行を企画、これに1951年のジャガーXKから昨年の総合優勝車であるトヨタGR-010まで国内外のスポーツカー18台が集結した。

 第一日目の今日はこのうちマツダ787Bを除く17台が走行に参加した。

 この中には前述の2台のほか、1995年にマクラーレンF1 GT-Rを駆り日本人として初の総合優勝を成し遂げた関谷正徳氏のドライブするトムス85C-Lや日産R86V、アドバンポルシェ962Cなど、全日本スポーツプロトタイプ選手権(JSPC)で活躍したクルマたちや、全日本GT選手権(JGTC)にも出走したホンダNSX GT2仕様なども含まれており、NSXをドライブした土屋圭市氏は共にルマンを戦った高橋国光さんのジェット型ヘルメットと当時のレーシングスーツを身につけて走行を行った。

 このデモ走行は明日も午後0時50分より予定されており、これには1991年総合優勝車のマツダ787Bも加わる。ドライブするのはミスタールマンこと寺田陽二郎氏だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

GT500プレシーズンマッチ 初日はMARELLI IMPUL Zが勝利

 「SUPER GT GT500プレシーズンマッチ」と題したデモレースが3月4日、2023鈴鹿サーキット モータースポーツファン感謝デー内のイベントとして三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで行われた。

 予定されていた午前11時10分よりやや遅れ、午前11時15分ごろから行われたトークショーに続き、デモレースは午前11時30分より行われた。

 当初は13台の走行が予定されていたが、No. 64 Modulo NSX-GTが前日に行われたテストでクラッシュした影響で参加を見合わせたため、残る12台が前年のポイントランキング順にグリッドに整列。本番さながらのローリングスタートでバトルを繰り広げた。

 スタートでは牧野任祐(STANLEY NSX-GT)がポールポジションのベルトラン・バゲット(MARELLI IMPUL Z)をかわしてトップに立つ。2位はバゲット、松下信治(Astemo NSX-GT)が3位だ。

 バゲットはシケイン立ち上がりでトップ奪還を試みるが、ホームストレートではそのインに松下が飛び込んできて2位に浮上、牧野を追い上げにかかり、130Rでアウトからかわしてトップに躍り出た。

 続いてバゲットもシケインで牧野のインをついて2位に。続いて2周目の1コーナーで松下をも抜き去ってトップを奪い返すが、松下はこの周のシケインでバゲットを抜き返して再びトップに。

 その後も2台は抜きつ抜かれつを繰り返しながら4周を走行、最後はバゲットがトップでチェッカーを受けてレースは終了した。

 「SUPER GT GT500プレシーズンマッチ」は明日5日も午後4時5分より行われる予定だ。

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Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

その他

鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デーが開幕! しかしWECチャンピオンカーはシステムトラブルで走行できず

 鈴鹿サーキット恒例、モータースポーツファン感謝デーが今年も開幕。

 コース上では午前9時30分からのドライバー&ライダー紹介に続いて、午前9時45分からは「凱旋!WEC&EWC 2022耐久チャンピオン」と題し、FIA世界耐久選手権(WEC)とFIM世界耐久選手権(EWC)のチャンピオンマシンと選手が登場した。

 WECからはルマン24時間優勝と年間王者を獲得した平川亮(TOYOTA GAZOO RACING)、EWCはジョシュ・フック(F.C.C. TSR)が登場し、2022シーズンを振り返ったが、続いて予定されていたデモンストレーションランでTOYOTA GR-010がシステムトラブルからエンジンが始動せず、この日は残念ながらHONDA CBR1000RRRのみがコースを走行する結果となった。WECとEWCのチャンピオンマシンによるデモランは明日5日午前11時05分からも予定されている。

 モータースポーツファン感謝デーはこのあと午前10時10分からの「ファン感スペシャルバトル2023」に続いて、午前11時10分よりSUPER GT GT500プレシーズンマッチが行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

JRPが第1回公式テスト鈴鹿のエントリーを発表

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する株式会社日本レースプロモーションは3月2日、6日、7日の両日に鈴鹿サーキットで行われる第1回公式合同テストに参加するドライバーを発表した。

 ホンダ、トヨタエンジンユーザーの両陣営ともほぼ事前の発表どおりだが、コンドーレーシングから参戦予定の山下健太はスーパーGTでのテストで負傷、療養中のため、代役として笹原右京が参加する。

 またホンダから未発表だったTGM Grand Prixがこのテストから2名体制で参加する。一人はトルコ人ドライバーでルーキーのジェム・ブリュックバシェだが、もう一人は未発表となっている。

 ※JRPは3月3日に追記を行い、TGM Grand Prixの53号車は大湯都史樹がドライブすると発表した。

■スケジュール

  • 3月6日(月)
    • 1回目: 11:00-13:00
    • 2回目: 15:15-17:15
  • 3月7日(火)
    • 3回目: 09:45-11:45
    • 4回目: 15:00-17:00

■エントリーリスト

Car No.ドライバー名生年月日国籍出身地エントラント名チーム名
カナ表記
車名エンジン
1野尻 智紀
Tomoki Nojiri
1989.9.15茨城県MUGENTEAM MUGEN
チーム ムゲン
Red Bull MOTUL MUGEN SF23HONDA/M-TEC HR-417E
15リアム ロ-ソン
Liam Lawson
2002.2.11ニュージーランドRed Bull MOTUL MUGEN SF23
3笹原 右京 *1
Ukyo Sasahara
1996.4.24群馬県KONDO RACINGKONDO RACING
コンドー レーシング
REALIZE Corporation KONDO SF23TOYOTA/TRD TRD01F
4小高 一斗
Kazuto Kotaka
1999.4.17神奈 県REALIZE Corporation KONDO SF23
5牧野 任祐
Tadasuke Makino
1997.6.28大阪府DANDELION RACINGDOCOMO TEAM DANDELION RACING
ドコモチームダンディライアンレーシング
DOCOMO DANDELION M5S SF23HONDA/M-TEC HR-417E
6太田 格之進
Kakunoshin Ota
1999.6.16京都府DOCOMO DANDELION M6Y SF23
7小林 可夢偉
Kamui Kobayashi
1986.9.13兵庫県Kids com Team KCMGKids com Team KCMG
キッズコム チーム ケーシーエムジー
Kids com KCMG Cayman SF23TOYOTA/TRD TRD01F
18国本 雄資
Yuji Kunimoto
1990.9.12神奈 県Kids com KCMG Elyse SF23
12福住 仁嶺
Nirei Fukuzumi
1997.1.24徳島県ThreeBond RacingThreeBond Racingスリーボンド レーシングThreeBond Drago CORSE SF23HONDA/M-TEC HR-417E
14大嶋 和也
Kazuya Oshima
1987.4.30群馬県ROOKIE Racingdocomo business ROOKIEドコモ ビジネス ルーキーdocomo business ROOKIE SF23TOYOTA/TRD TRD01F
19関口 雄飛
Yuhi Sekiguchi
1987.12.29東京都TEAM IMPULITOCHU ENEX TEAM IMPUL
イトウチュウエネクス チーム インパル
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23TOYOTA/TRD TRD01F
20平川 亮
Ryo Hirakawa
1994.3.7広島県ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
36ジュリアーノ・アレジ
Giuliano Alesi
1999.9.20フランスVANTELIN TEAM TOM'SVANTELIN TEAM TOM'S
バンテリン チーム トムス
VANTELIN TOM'S SF23TOYOTA/TRD TRD01F
37宮田 莉朋
Ritomo Miyata
1999.8.10神奈 県VANTELIN TOM'S SF23
38坪井 翔
Sho Tsuboi
1995.5.21埼玉県INGING MOTORSPORTP. MU/CERUMO・INGING
ピーエムユー/セルモ・インギング
P. MU/CERUMO・INGING SF23TOYOTA/TRD TRD01F
39阪口 晴南
Sena Sakaguchi
1999.7.9大阪府P. MU/CERUMO・INGING SF23
50松下 信治
Nobuharu Matsushita
1993.10.13埼玉県B-MAX RACING TEAMB-Max Racing Team
ビーマックス レーシング チーム
BYOUBUGAURA B-MAX SF23HONDA/M-TEC HR-417E
51ラウル・ハイマン
Raoul Hyman
1996.5.12イギリスBYOUBUGAURA B-MAX SF23
53大湯都史樹1998.8.4北海道TGM Grand PrixTGM Grand Prix
ティージーエム グランプリ
TGM Grand Prix SF23HONDA/M-TEC HR-417E
55ジェム・ブリュックバシェ
Cem Bolukbasi
1998.2.9トルコTGM Grand Prix SF23
64山本 尚貴
Naoki Yamamoto
1988.7.11栃木県TCS NAKAJIMA RACINGTCS NAKAJIMA RACING
ティーシーエス・ナカジマレーシング
TCS NAKAJIMA RACING SF23HONDA/M-TEC HR-417E
65佐藤 蓮
Ren Sato
2001.8.5神奈 県TCS NAKAJIMA RACING SF23

SUPER GT

GT300クラスに参戦するANEST IWATA Racing with Arnageが「BLUE LINK Amb. S-GT RQ」を発表

 新体制となった、GT300クラスに参戦するANEST IWATA Racing with Arnageは3月2日、チームの世界観を発進するレースクイーンユニットとして「BLUE LINK Amb. S-GT RQ」を発表した。

 「BULE」はアネスト岩田のコーポレートカラー、Amb.(アンバサダー)は、レースクイーンを意識させない名称だが、あえて性別を問わない誰でも所属しやすいユニット名にしたとのことだ。ただし、スーパーGT規定により、全員女性のユニットとなる。

 2023シーズンのアンバサダーには4人の女性がレースクイーンとして採用されている。

沙倉しずか

 「喜びも悔しさもずっと近くで感じてきたArnage RacingがANEST IWATA Racing with Arnageへと進化する転機の年に、レースクイーンとして応援できることを大変光栄に思います。『夢ある無謀を。』というテーマは心に深く刺さりました。より一層気を引き締めて頑張ります!」

鈴付みけ

 「体制が発表された時から全てにワクワクしています。ANEST IWATA Racing with Arnage の一員として活動できるのが嬉しいです。モータースポーツを通して、新たな繋がりと挑戦を盛り上げていきます。応援よろしくお願いいたします!」

広瀬咲

 「この度、SUPER GT300クラス50号車 ANEST IWATA Racing with Arnageを応援する『BLUE LINK Amb. S-GT RQ』として活動させていただく事になりました! 今シーズンはアネスト岩田株式会社様を中心にSUPER GTへ参戦し、チーム名の変更や車種もLEXUS RC F GT3に変わりファンの皆様に注目される中、チームの一員として応援させていただくことが出来てとても嬉しく思います。RQ2年目もモータースポーツやチームの良さをより多くの方へ知っていただけるよう精進いたします!」

藤田香澄

 「ANEST IWATA Racing with Arnageのレースクイーンとして活動させていただくことになりました、藤田香澄です。『No Theory. 夢ある無謀を。』を掲げる新チームと共に、私もSUPER GTレースクイーン歴7年目で新たな挑戦ができることを大変嬉しく思っています。皆様熱い応援をよろしくお願いいたします!」

Photo: ANEST IWATA Racing with Arnage

スーパー耐久

DAISHINとMPがコラボ JOE SHINDOをAドライバーとして、DAISHIN MP Racing GT-R GT3が始動


昨年の富士24時間レースでのDAISHIN GT3 GT-R

 3月1日、TEAM DAISHINとMP Racingは共同でリリースを発表し、今シーズンのスーパー耐久シリーズに、2チームでのコラボレーションでST-Xクラスに臨むことを発表した。

 従来からST-Xクラスでは、ジェントルマンドライバーが、Aドライバーとして搭乗が義務づけられていたが、その最低乗車時間が今シーズンから延長された。

 これによりDAISHINでAドライバーを務めていた代表の大八木信行は、高齢で体力面の不安があり、参戦体制を見直せざるを得ない状況となっていた。

 そこで、昨年途中まで同じGT-Rで参戦していた、MP RacingのJOE SHINDOとのコラボが実現した。SHINDOが体一つで、AドライバーとしてDAISHINに合流する形となるようだ。

 車名はDAISHIN MP Racing GT-R GT3でゼッケンは従来の両チームの81と9を合わした819。AドライバーはSHINDOが務め、Bは藤波清斗、Cは青木孝行、大八木はDとして登録され500キロ以上レースでの出場の可能性を残した。Eは坂口夏月が務める。

エントラントGTNET MotorSports
チーム代表大八木信行/JOE SHINDO
チーム監督尾本直史
AドライバーJOE SHINDO
Bドライバー藤波清斗
Cドライバー青木孝行
Dドライバー大八木信行
Eドライバー坂口夏月
車名DAISHIN MP Racing GT-R GT3
ゼッケン819
使用車両NISSAN GT-R NISMO GT3
タイヤHankook
車両メンテナンスGTNET MotorSports
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

RiNoA Racing project、2023年の体制を発表 2台体制に

 スーパーFJ茂木・菅生シリーズに参戦する、里見乃亜代表率いるRiNoA Racing project「群馬トヨペットTeam RiNoA」が今シーズンの参戦体制を発表した。

 2020年に参戦を開始した同チームはこの年シリーズ3位、2021年にはチャンピオン、昨年2022年も2位と毎年トップを争えるルーキードライバーを輩出してきているが、今年は81号車に池内比悠選手、82号車に内田涼風選手と、経験者を起用し2台体制に拡大し、今シーズンもシリーズチャンピオン、そして年末の日本一決定戦での優勝を目指す。

 池内選手は2020年にスーパーFJにデビュー。昨年は前半の4レースのみ出場だが全戦で入賞を果たしてシリーズ6位に食い込んだ。内田選手は2021年に同チームからレースデビュー、昨年フル参戦で優勝1回、第2戦以降全てのレースで表彰台に上がりシリーズ2位となっている。

 すでにトップチームの風格が出てきた同チームに実績あるドライバーという体制で、今年も「群馬トヨペットTeam RiNoA」の戦いぶりに注目が集まる。

81号車ドライバー 池内比悠

 「2023年はRiNoA Racing projectよりスーパーFJ茂木・菅生シリーズに参戦します。今回チャンスを与えてくださった里見監督には感謝しかないです。この機会を無駄にしないようチャンピオンを獲りにいきます」

82号車ドライバー 内田涼風

 「昨年と同様RiNoA Racing projectよりS-FJ茂木・菅生シリーズに参戦いたします。2年目のスーパーFJとなりました。昨年取り損ねてしまったチャンピオンの奪還を目指して頑張ります」

チーム監督 里見乃亜

 「今年はチーム初の2台体制でシーズンを戦える事を嬉しく思います。昨年取りこぼしたチャンピオンを奪還すべく、本気でシリーズ制覇をする為にこの2名を起用しました。最低限でもチャンピオンを獲得し、日本一決定戦で優勝を取る事を目標に1年間戦って参ります」

Text: Junichi SEKINE
Photo: RiNoA Racing Project

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝上位ドライバーのコメント 優勝・岡本大地「今日のヒーローは板倉さん」

表彰式

優勝 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
 「スタートが良くてそのまま逃げ切れました。風がすごくて、急に突風が吹くので、それが難しくて気をつけながら走っていました。タイヤは事前のテストどおり最後まで持ちました。すごくいいタイヤです。セーフティーカーの周がいちばん良くて、12秒台に入りそうだったんですが、これはお預けですね。でも今日のヒーローは間違えなく板倉さんだと思います」
2位 髙口大将(FTK・レヴレーシングガレージ)
 スタートは苦手意識があって失敗したんですが、1台抜かれただけで良かったです。その後はペースをさぐりさぐりだったんですが、板倉さんを抜いた後から、タイヤを使いすぎたみたいで、グリップがなくなって、最後は板倉さんとバトルになるかなと思ってたときにセーフティーカーが入いりました。後ろが付いてきたので、ファイナルラップはギリギリでした。なんとか2位を守り切れて良かったです」
3位 板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)
 「高口君がスタート失敗すると思っていて、予定どおりに上がれました。高口君にはスリップを使われて1コーナーで抜かれましたが、守る気はありませんでした。あとは、バトルせずに付いていって、最後の2ラップくらいで抜ければいいかなと思っていました。作戦どおりに行ってたんですが、セーフティーカー(SC)が入って、それでもチャンスがあったので行こうと思ったんですが、後ろもくっついてきたので、抜くよりも守る方に徹しました。ペースは良かったので、SCがなければ行けてたかも知れません」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第1戦鈴鹿決勝 岡本大地が完勝 2位はスポット参戦の髙口大将、3位はベテランの板倉慎哉

優勝は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 スーパーFJ地方選手権、鈴鹿・岡山シリーズは26日、鈴鹿サーキットで第1戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が一度もトップを譲ることなく完勝した。

 グリッドに向けてのフォーメーションラップは、22台が参加して午後2時5分に始まった。太陽も高く昇り、朝方に比べると幾分寒さは和らぐ。

10周の決勝がスタートした

 スタートを制したのはポールポジションの岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)。トップで1コーナーに飛び込むと、オープニングラップから異次元のスピードで2位以下を引き離しにかかる。予選2位の髙口大将(FTK・レヴレーシングガレージ)がスタートをミスしたため、2位には予選3位の板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)が上がってきた。

 4位には小川涼介(M2 KK-SII)、5位には鈴木七瀬(TQS☆A-ONE KKS-II)が予選順位どおりで続き、6位には予選順位を一つ上げた村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka n's)が付ける。

 トップに立った岡本は1周目に2位以下を2秒離すと、以後も毎ラップ、予選を上回る、他より1~2秒の速いタイムを刻み独走状態に持ち込む。

板倉慎哉と髙口大将の2位争い

 2位の板倉と3位の高口が、4位以下を徐々に引き離しながらバトルを演じる。5周目には1コーナーで高口が板倉をあっさり捉えて2位に浮上。しかし、これは板倉の終盤に高口を捉える作戦だった。

 ところがトップの岡本が8周目を走行中に、後方を走っていた碓井ツヨシ(C.O.B-KART)がシケインでストップ。このマシンの排除ためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。SCは、マシン排除の時間稼ぎをするためか、ゆっくりと周回。SCは9周終了時点でピットに入り、レースはファイナルラップ10周目の1周でのバトルとなった。

 リスタートでも岡本は後続を引き離しながら各コーナーを通過。焦点は2位以下の争いに絞られた。終盤に高口を捉える作戦はSCのため予定が狂ったが、それでも板倉は高口を攻める。しかし、4位以下も迫ってきたため、こちらに注力する間に高口が若干差を広げる。

決勝2位は髙口大将(FTK・レヴレーシングガレージ)

決勝3位は板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII)

 結局、最終ラップの1周だけで2秒5のリードを築いた岡本が余裕の優勝。2位にはチームメートの高口が滑り込んだ。3位のベテラン板倉は、一日の長か、後続の選手に並ばれ、押し出されそうになりながらもこれに耐え、順位を譲らすゴールした。

決勝4位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 4位に入ったのは予選8位から白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)。鈴鹿初参戦で予選は苦しんだが、筑波では優勝経験のある実力を発揮し、スタートで7位に上がると、2周目に6位、4周目に5位と徐々にジャンプアップ。SCの入る直前には4位まで上がり、SC解除後に3位の板倉に迫ったが、あと一歩及ばなかった。

決勝5位は小川涼介(M2 KK-SII)

決勝6位は元山泰成(Ecotech Racing)

 5位には白崎にパスされる周まで4位を守っていた小川が、6位には予選6位からスタートで後退したものの、徐々に順位を回復してきた元山泰成(Ecotech Racing)が入った。

優勝した岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 第2戦は岡山国際サーキットに舞台を移して4月2日に決勝が行われる。岡山で開催される鈴鹿シリーズは初。鈴鹿を本拠にしているドライバーが、小さなコーナーが連続する岡山でどんな走りを見せるか注目したい。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

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