全日本選手権クラス

- 優勝 カルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TOM'S)
-
「路面が濡れていてスリップしやすく、そこから徐々に乾いていくという状況で、ドライのところとウェットのところがあってそれを見極めるのが難しかったですね。今日、優勝してさらにチャンピオンも決められて、すごく嬉しいですし、チームのためにも良かったと思います」
- 決勝2位 井口卓人(TDP TOM'S)
-
「スタートのとき自分のライン上が乾いていたのでスタートしかチャンスがないだろうと思っていました。もっといいスタートを切ってトップに立ちたかったんですけど、カルロ選手もスタートが良かったので2位で1コーナーを通過しました。乾いてゆく路面が難しくて毎周プッシュしていましたが、ミスが多くてカルロ選手に離されたので、自分自身反省すべき点だと思っています」
- 決勝3位 ケイ・コッツォリーノ(NOW MOTORSPROT)
-
「スタートがイン側で心配していました。予想通り2台くらいに抜かれましたが、1コーナーで一つポジションを取り戻して、その次の周にホンダの中山選手のスリップについて、1コーナーのブレーキング勝負で前に出ました。井口選手もけっこうミスをしていたので2位を狙えると思いましたが、路面が乾いてくることも考えてミスしないようにと慎重になりすぎているところもありました。クルマが良かったので少しもったいなかったですね」
ナショナルクラス

- 優勝 山内英輝(SPILIT TOM'S)
-
「今日は、いいスタートが切れました。路面のコンディションが悪かったですが、練習から自信があって、予選でも1秒くらい差をつていたので自身をもって1周1周プッシュしました。鈴鹿から左足ブレーキを使っているんですが、練習を重ねてきて、コーナー中のコントロール性が上がって余裕ができ、攻めても怖くなくなりました」
- 決勝2位 松下昌揮(AIM SPORTS)
-
「スタートがポイントでした。山内選手と嵯峨選手がいて、横を中嶋選手がロケットのように1コーナーに突っ込んで安田選手と当たったので、それを回避するのに山内選手との差が広がってしまいました。その後は慎重になりすぎて前と離れてしまいました。もったいなかったです」
- 決勝3位 アレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)
-
「いろんなことがあった1日で天候に左右されましたね。2本目のタイヤを投入したときに雨になってしまって予選は満足する結果になりませんでした。スタートはイン側がウェット状態で、それでも3位で1コーナーに入りましたが、そこもイン側で濡れていてポジションを落としてしまいました。前半クルマ自体は速かったですね。中盤はいろいろありましたがなんとか3位に入ることができました」
シリーズチャンピョン
- ドライバーズ部門チャンピオン カルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TOM'S)
-
「シーズン当初からの目標でしたので達成できて嬉しいです。シーズンを通して強い状態を維持することができたのが重要でした。本当に素晴らしいチームに呼んでもらえたと思っています。外人ドライバーとして勝つことによってアピールする必要があったんですが、シーズン前のテストからシーズン序盤は、クルマとかタイヤとかに慣れるのに時間がかかりました。チームが助けてくれて、鈴鹿あたりからはクルマともかみ合ってきて、自信をもって走ることができるようになりました。周りも自分の速さを認めてくれて、さらに自分らしいドライブができるようになったと思います」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第15戦は30日、富士スピードウェイで15周の決勝を行い、ポールポジションからスタートしたカルロ・ヴァン・ダム(トムス)が、スタートでトップに立つと2位以下を引き離してそのまま優勝した。また、ヴァン・ダムは今シーズンのドライバーズタイトルも併せてこの勝利で手に入れることとなった。
フォーミュラ・ニッポン、ノックアウト予選終了後から路面は徐々に乾いてきた。16時からのフォーメーションラップでは、全車ドライタイヤを履いてスターティンググリッドに向かう。しかし、コースにはまだレコードラインを外すと濡れている箇所もあり、リスキーなレースになりそうだ。
トップで1コーナーに入ったのはポールスタートのカルロ・ヴァン・ダム(トムス)。2位に上がってきたのは予選3位の井口卓人(トムス)。3位には中山友貴(リアル)、4位にケイ・コッツォリーノ(ナウ)。予選2位の国本京佑(トムス)は、5位に落ちた。
予選6位の中嶋大祐(戸田)と予選8位の安田裕信(スリーボンド)は1コーナーで絡み中嶋はリタイア。安田はコースに復帰しレースを続行する。
1周終わったストレートから2周目の1コーナーにかけて、3位の中山は、4位コッツォリーノ、続く5位の国本に立て続けにかわされ5位に落ちた。
トップのヴァン・ダムは磐石。後続との差を徐々に築き、15周を走り切って、最終的には2位以下との差を4秒近く離し、独走優勝を飾った。これで今シーズンの全日本F3選手権ドライバーズ部門も残り3戦を残して手にすることとなった。
2位にはスタートで2位に着けた井口がそのまま入賞。3位には4位国本の追撃を僅差で振り切ったコッツォリーノが入った。
ナショナルクラスは、山内英輝(トムス)がスタートでトップに立つとそのまま優勝。2位は10周目のネッツコーナーでスピンした前を走るザヒール・アリ(PTRS)をかわした松下昌輝(AIM)が、3位にはアレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)が入った。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2008/08/30) Race Results Weather:Cloudy Course:Half-Wet
All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 25'24.867 |
| 2 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 3.992 |
| 3 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 6.668 |
| 4 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 6.686 |
| 5 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 15 | 13.724 |
| 6 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 15 | 16.912 |
| 7 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 27.826 |
| 8 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | 15 | 28.028 |
| 9 | 18 | N | 松下 昌揮 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 15 | 44.318 |
| 10 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 49.317 |
| 11 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 1'11.819 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 1'15.530 |
| 13 | 5 | N | 久保田 克昭 | プラネックスF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 14 | 1 Lap |
| 14 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 14 | 1 Lap |
| 15 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 14 | 1 Lap |
| -------- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 -------- |
| - | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 1 | 14 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.12 安田裕信(ThreeBond)1'39.310 (15/15) 165.767km/h
- CarNo.62は、2008年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第27条4.1(グリッド上作業違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
全日本F3選手権第15戦、第16戦は30日、富士スピードウェイで公式予選を行い、両戦ともトムスのカルロ・ヴァン・ダムがポールポジションを獲得した。ナショナルクラスも両戦とも同チームの山内英輝がクラスポールポジションを獲得した。
F3公式予選はフォーミュラ・ニッポンフリー走行終了後の10時45分よりスタート。一時薄日が差した上空も徐々に雲量が増し、薄暗くなってきた。
各ドライバー、降雨を予想してか予選開始早々からタイムアタックが始まる。まずは、カルロ・ヴァン・ダム(トムス)が、1分38秒993を出しトップに立つと、国本京佑(トムス)が1分39秒081でこれを逆転。
さらに、井口卓人(トムス)が1分38秒824でトップに立つも、今度は国本が1分30秒299で再びトップに返り咲く。しかし、ヴァン・ダムも1分38秒028でこれを逆転、指定席に収まったと思われたが、今度は国本が1分37秒923で再度トップに立った。
セカンドベストタイムも睨み各ドライバーが精力的にアタックを行いトップが目まぐるしく変わるなか、ついにヴァン・ダムが1分37秒763で国本を突き放し、三度トップに躍り出た。
そして、予選開始15分過ぎ、ついに上空から小雨が落ちてきた。タイムアタックもここまで。予選終了10分以上を残して事実上ヴァン・ダムのポールポジションがこの時点で決定した。
雨は止むことなく予選は終了。結局、第15戦、第16戦ともトップはヴァン・ダム、2位国本、3位井口といつもの見慣れた結果となった。
ナショナルクラスは山内英輝(トムス)が開始直後から予選をリード。1分39秒222とクラス2位以下を1秒近く離し、第16戦のクラスポールポジションを獲得。セカンドベストで決まる第15戦に至っては、全日本選手権クラス最下位の嵯峨宏紀(ルボーセ)を上回るタイムでのクラスポールポジションとなった。
第15戦は本日16時より15周で、第16戦は明日31日10時20分より21周での決勝が行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2008/08/30) Qualifying-Session: Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-SemiWet
2008 All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'37.845 | - | - | 167.89 |
| 2 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'38.038 | 0.193 | 0.193 | 167.56 |
| 3 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'38.237 | 0.392 | 0.199 | 167.22 |
| 4 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'38.422 | 0.577 | 0.185 | 166.90 |
| 5 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 1'38.500 | 0.655 | 0.078 | 166.77 |
| 6 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 1'38.889 | 1.044 | 0.389 | 166.11 |
| 7 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 1'39.006 | 1.161 | 0.117 | 165.92 |
| 8 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | 1'39.120 | 1.275 | 0.114 | 165.73 |
| 9 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPILIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'39.291 | 1.446 | 0.171 | 165.44 |
| 10 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'39.413 | 1.568 | 0.122 | 165.24 |
| 11 | 18 | N | 松下 昌揮 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 1'40.305 | 2.460 | 0.892 | 163.77 |
| 12 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'40.468 | 2.623 | 0.163 | 163.50 |
| 13 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'40.481 | 2.636 | 0.013 | 163.48 |
| 14 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'41.108 | 3.263 | 0.627 | 162.47 |
| 15 | 5 | N | 久保田 克昭 | プラネックスF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'42.996 | 5.151 | 1.888 | 159.49 |
| 16 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'43.449 | 5.604 | 0.453 | 158.79 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'47.844 | 9.999 | 4.395 | 152.32 |
- 2008年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第26条6.(上位から2番目のタイム)により順位を決定した。
大島和也 F3チャンピオンへの逆襲

残り3大会7戦となった今シーズンのF3。13戦終了時点でトップにつけているのは#3ロベルト・ストレイト選手。それを#1オリバー・ジャービス選手、#36大嶋和也選手がそれぞれ12ポイント差、19ポイント差で追う展開となっている。
TOM'Sから参戦して2年目となる#36大嶋選手。今シーズンの目標はもちろん「チャンピオン」。この目標を達成するために、まずは「得意の富士」で「とにかく2つ取ることしか考えてない」と言う。チャンピオン獲得に向けて絶対に落とせない富士ラウンド。大嶋選手の戦いが、今、始まる。
金曜日の練習走行1回目。「しっかりアタックできなかった」ということもあり、4位に甘んじた大嶋選手。しかし、「感じ的には全然悪くないのでしっかりタイムアタックすれば全然問題ない」と自信をのぞかせる。その言葉通り、2回目の練習走行では1′37.077のトップタイムをはじき出した。
第14戦公式予選が25日土曜日に行われた。開始から3分を経過したころ、一斉にコースイン。前車との間隔を十分にあけて戻ってきた大嶋選手はアタックを開始する。3周目に1′37.582のタイムを出しこの時点でトップとなる。5周目に再度アタックを試みるがタイム更新はならず。しかし、このタイムを誰も破ることができず、ポールポジションを獲得した。
同日に行われた第14戦決勝。速さは見せていたもののスタートミスにより優勝を逃したレースが多かった今シーズン。課題であるスタートについては、「落ち着いてやれば全然問題ないので大丈夫」と言う。第14戦のスタートは、ブラックアウトの瞬間、大嶋選手は抜群のタイミングでスタートを決め1コーナーへ飛び込む。大嶋選手を追うのは3番グリッドから好スタートを決めた塚越選手。しかし、唯一37秒台で走る大嶋選手と2番手の塚越選手との差は周回を重ねるごとに開き、大嶋選手の独走となった。2位の塚越選手に約10秒の差つけ、全ての周回を37秒出走り切った大嶋選手が今期4勝目、2連続ポール トゥ ウィンを飾った。「富士に入ってからスタートの練習はいっぱいして1回も失敗していない」と課題のスタートを克服したように思える大嶋選手。明日行われる第15戦については「スタートが決まれば抜かれる気はしないので、リラックスして挑みたい」と富士ラウンド連覇への自信を見せる。
第14戦公式予選と続けて行われた第15戦公式予選。こちらも3分が経過したころからコースインし、3周目に1′37.659のトップタイムをマークした大嶋選手。その後、#10塚越選手が同タイムをマークするものの、このタイムを破る選手は現れなかった。全日本フォーミュラ3選手権統一規則にあるように「2台以上の車両が同タイムの場合、最初に記録した車両が優先される」ため、大嶋選手が2戦連続ポールポジションを獲得した。
26日日曜日、第15戦決勝が行われた。昨日に続きポールポジションからスタートの大嶋選手。スタートはやや出遅れてしまい、「今期1番くらいのスタート」を決めた塚越選手に先行を許してしまう。しかし、2周目、塚越選手の後ろにぴたりとつけた大嶋選手はストレートから1コーナーにかけて塚越選手をオーバーテイクし、トップを取り戻す。ここからは昨日行われた第14戦と同様の展開が待っていた。2周目にトップに立った大嶋選手は、その後、38秒台の安定したタイムを刻み、後続をみるみる引き離し独走。一つのミスもなくそのままトップでチェッカーを受けた。初めて同じ大会で2連勝を飾った大嶋選手。今シーズンの開幕戦の雪辱を果たし、「とにかく嬉しい」と喜びを表した。
今回の富士ラウンドで2連続ポール トゥ ウィンを成し遂げた大嶋選手。第13戦とは違い、表彰台に現れた大嶋選手に涙はなかった。2戦とも笑顔で現れた大嶋選手はトロフィーを手にすると高く掲げた。終始笑顔で喜びを表していた大嶋選手。ポイントランキングでは、ここ富士で表彰台に立てなかったストレイト選手と2戦とも3位を獲得したジャービス選手を上回り、大嶋選手がランキングトップに返り咲いた。
次戦は10月の仙台ハイランド。「F3では走ったことがないコース」ではあるがFTのとき早いコースだったので3勝を狙っていきたい。」と自信を見せている。
Text: Mami Okuda / Photo: Motorsports Forum

大嶋 和也(優勝)
昨日に比べてかなり気温が高かったので、大きくセッティングを変更しました。
スタートは悪くなかったんですけど、塚越に前に行かれてしまいました。でもオープニングラップでチャンスを見つけて前に出ました。
早いうちに抜いておかないと抜くのが難しくなりますからね。
(ランキングトップになったことについて)嬉しいことは嬉しいですけど、まだ5戦残ってますし、
僕はこれまでにも3戦レースを落としていますから気は抜けません。とにかく次の仙台は気合を入れて臨みます。
塚越 広大(2位)
気温が高くなったのでセッティングを変更して、ウォームアップでチェックしたんですが、そのセットがよくて思ったとおりに走れました。
スタートはここまでで一番の出来で、前をかわすことができました。ですが、ダンロップでミスしてしまって、
そのせいでストレートが伸びなくて相手にチャンスを与えてしまったのかなと思います。でも全般的にはいいレースでした。
後半は追いつきこそしませんでしたが同じくらいのペースで走れましたし、昨日よりはよくなってきていると思います。
それでも終わってみればあれだけの大差をつけられましたし、やはり勝たないうちは課題が残っていると思います。
オリバー・ジャービス(3位)
スタートは良くも悪くもないできでした。前の二人には追いつけませんでしたが、ミスなく走りきれましたので、
自分としてはいいレースだったと思います。
(仙台に向けて)初めて走るコースですが、台風などでテストがキャンセルにでもならない限りチャンスはあると思います。
これからはとにかく勝たないとチャンピオンの権利はないと思うので、勝てるよう頑張ります。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第15戦決勝は、
ポールシッターの#36大嶋和也(TDPトムス)が第14戦と同様に磐石の走りで後続を圧倒して連勝。
今季5勝目を挙げて見事ポイントランキングトップに浮上した。
第15戦決勝は12時55分スタート。
ポールの大嶋と同タイムながら惜しくも2番手スタートとなった塚越広大が見事ホールショットを決めてトップに立った。
しかし抜かれた大嶋はオープニングラップを終えて戻ってきた塚越の背後にぴったりと張り付き、
1コーナー手前でインからトップの座を奪い返すと、そのまま一気に後続を突き放しにかかった。
懸命に大嶋を追う塚越だったが、両者の差は周回を重ねるごとに開いていく。
結局大嶋は2位に6.615秒差をつけて今季5勝目を挙げ、今週末の富士ラウンドを連覇。オートポリスでの第13戦からの3連勝を達成した。
ポイントランキングでも、ポール、優勝、ファステストラップのフルポイントを2戦連続で獲得し、
今週末だけで44ポイントを荒稼ぎしてトップに浮上した。
昨日に続いて2位に終わった塚越は、一時はオリバー・ジャービスに背後を脅かされる場面もあったが、
レース中盤からペースを挙げてこれを退けた。
遂にポイントランキングトップの座を大嶋に明け渡したストレイトは、後方スタートながら着実に順位を稼ぎ、
最後は4位に浮上してレースを終えた。
次回は仙台ハイランドの3連戦。10月6、7日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2007/08/26) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/Behind |
| 1 | 36 | 大嶋 和也 | TDP TOM'S F307 | DALLARA F306 | TOYOTA/1AZ-FE | 21 | 34'33.494 |
| 2 | 10 | 塚越 広大 | Honda Real F307 | DALLARA F307 | MF204C | 21 | 6.615 |
| 3 | 1 | オリバー・ジャービス | DHG TOM'S F307 | DALLARA F306 | TOYOTA/1AZ-FE | 21 | 10.330 |
| 4 | 3 | ロベルト・ストレイト | INGING F306 | DALLARA F306 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 21 | 14.343 |
| 5 | 37 | 石浦 宏明 | TDP TOM'S F307 | DALLARA F307 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 21 | 17.992 |
| 5 | 11 | 伊沢 拓也 | Honda Real F307 | DALLARA F307 | MF204C | 21 | 21.757 |
| 7 | 14 | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F306 | THREEBOND NISSAN SR20VE | 21 | 27.112 |
| 8 | 12 | 番場 琢 | ThreeBond | DALLARA F307 | THREEBOND NISSAN SR20VE | 21 | 40.631 |
| 9 | 2 | 中山 友貴 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F307 | MF204C | 21 | 50.424 |
| 10 | *62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF306 | DALLARA F306 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 21 | 1'45.447 |
| 11 | 16 | 石川 資章 | Mainte・ShiOnFmu | DALLARA F306 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 20 | 1 Lap |
| 12 | 33 | 関口 雄飛 | 広島トヨタ・ダラーラF305 | DALLARA F305 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 19 | 2 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 大嶋和也(TDP TOM'S) 1'38.198 (16/21) 167.282km/h
- CarNo.62は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章(走行中の危険行為)により、競技結果に40秒加算およびペナルティポイント1点とした。
全日本F3選手権第15戦の公式予選は、#36大嶋和也(TDPトムス)と#10塚越広大(ホンダレーシング・チームリアル)
が同タイムで並ぶ接戦となった。
規定により、先にタイムを出した大嶋がここではポールとなり、大嶋はオートポリスでの第12戦、
13戦以来4戦連続でポールポジションを獲得することとなった。
第14戦の予選終了から10分のインターバルをおき、第15戦の公式予選は午前11時30分に開始された。
ここでも大嶋の速さは変わらず、始まってすぐに1分37秒659と、
前戦のポールタイムには僅かに及ばないながらもいきなり37秒台を出してきた。
しかし今回は塚越も37秒台に入ってみせ、なんと大嶋と同じ37秒659を出してきた。
二人はその後もアタックを繰り返したが、最後までベストを更新できず、同タイムのまま予選は終了した。
この場合、先にタイムを出したほうを上位にする規定となっており、かつ、3位以下のドライバーがいずれも二人のタイムを上回れなかったため、
大嶋のポールが確定。
大嶋はオートポリス戦以来4戦連続でポールからスタートすることとなった。
3番手には#37石浦宏明、4番手には#1オリバー・ジャービスがつけ、#3ロベルト・ストレイトは5番手に終わった。
第15戦決勝は明日12時55分より、21周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2007/08/25) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2007 All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | *36 | 大嶋 和也 | TDP TOM'S F307 | DALLARA F306 | TOYOTA/1AZ-FE | 1'37.659 | - | - | 168.21 |
| 2 | *10 | 塚越 広大 | Honda Real F307 | DALLARA F307 | MF204C | 1'37.659 | 0.000 | 0.000 | 168.21 |
| 3 | 37 | 石浦 宏明 | TDP TOM'S F307 | DALLARA F307 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 1'37.699 | 0.040 | 0.040 | 168.14 |
| 4 | 1 | オリバー・ジャービス | DHG TOM'S F307 | DALLARA F306 | TOYOTA/1AZ-FE | 1'37.732 | 0.073 | 0.033 | 168.08 |
| 5 | 3 | ロベルト・ストレイト | INGING F306 | DALLARA F306 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 1'37.794 | 0.135 | 0.062 | 167.97 |
| 6 | 11 | 伊沢 拓也 | Honda Real F307 | DALLARA F307 | MF204C | 1'38.260 | 0.601 | 0.466 | 167.18 |
| 7 | *33 | 関口 雄飛 | 広島トヨタ・ダラーラF305 | DALLARA F305 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 1'38.416 | 0.757 | 0.156 | 166.91 |
| 8 | 14 | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F306 | THREEBOND NISSAN SR20VE | 1'38.826 | 1.167 | 0.410 | 166.22 |
| 9 | 12 | 番場 琢 | ThreeBond | DALLARA F307 | THREEBOND NISSAN SR20VE | 1'39.141 | 1.482 | 0.315 | 165.69 |
| 10 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF306 | DALLARA F306 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 1'39.175 | 1.516 | 0.034 | 165.63 |
| 11 | 2 | 中山 友貴 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F307 | MF204C | 1'39.603 | 1.944 | 0.428 | 164.92 |
| 12 | 16 | 石川 資章 | Mainte・ShiOnFmu | DALLARA F306 | TOM'S TOYOTA 3S-GE | 1'42.202 | 4.543 | 2.599 | 160.73 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'47.439 | 9.780 | 5.237 | 152.89 |
- CarNo.36,10は、2007年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第24条6.により、順位を決定した。
- CarNo.33は、2007年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金5万円を課す。

優勝 ファビオ・カルボーン(ThreeBond)
「前半戦は苦戦していてなかなか勝てないレースが続いていたので、ほんとに嬉しいです。パーフェクトなレースでしたが、ファステストラップをスーティル選手に獲られたのは残念でした。でも、クルマも良くてミスもなかったので、満足しています。明日もポールスタートなので今日と同じ結果が出せるように頑張ります」
2位 大嶋和也(TOM'S)
「スタートは悪くなかったんですが1コーナーで追い抜くことは出来ませんでした。そのあとプッシュしたんですが前半ペースが上がらなくて、後半バランスがよくなってペースアップできたんですが、もうすでに離されていたので追いつけませんでした。ただ、明日に関してのヒントは掴めたので、明日は優勝目指して頑張ります」
3位 エイドリアン・スーティル
「いいスタートが切れて予選4位から3位に入ったので、まぁまぁの結果ですね。前半はストレイトより速かったのになかなか抜けませんでした。後半クルマが良くなり、ストレイトもミスしたので抜くことができました。ファステストラップの1ポイントも加えられたので良かったですね」
まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権は16日、スポーツランド菅生で13台が参加して決勝を行いポールポジションからスタートしたファビオ・カルボーン(ThreeBond)が優勝した。2位には大嶋和也(TOM'S)が、3位にはエイドリアン・スーティル(TOM'S)が入った。
午後になりピットウォークが始まる頃になると菅生上空を覆う雲は厚くなり、ぱらぱらと雨も落ちてきた。しかし、F3のコースイン時点の午後2時40分、雨は止み現在のところコースはドライである。
午後2時、フォーメーションラップがスタートした。午前中、第15戦予選でコースアウトしノータイム、第16戦予選にも参加できなかったジョニー・リード(INGING)も最後尾を条件に決勝への出走を許され、全13台が1周を回りスターティンググリッドに整列した。
レッドシグナルが消え、レースがスタート。トップで1コーナーに入ったのは、ポールポジションのファビオ・カルボーン(ThreddBond)。2位に大嶋和也(TOM'S)、3位にロベルト・ストレイト(INGING)と予選順位のまま。4位に塚越広大(無限)をかわした予選5位のエイドリアン・スーティル(TOM'S)が上がってきた。塚越は5位。6位に伊沢拓也(戸田)が続く。
カルボーンが速い。3周を終わって2位以下に3秒の差を付けてしまった。6周目には1'16.896とここまでのファステストラップを出し、8周を終わって2位大島との差は5秒弱。2位大嶋は単独走行で、3位ストレイトにスーティルが迫ってきた。そして、10周目SPコーナーでスーティルがストレイトをかわし3位に上がる。
レースはこのまま2位以下との差をコントロールしたファビオ・カルボーンが18周を走り切って優勝。2位には2.5秒差で大嶋が、3位にはスーティル、4位には塚越に迫られたものの逃げ切ったストレイトが、5位には塚越、6位には伊沢が入った。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR
全日本F3 -RIJ- (2006/09/16) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/Behind |
| 1 | 12 | ファビオ・カルボーン | ThreeBond | DALLARA F305 | SR20VE | 18 | 23'16.058 |
| 2 | 36 | 大嶋 和也 | TDP TOM'S F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 18 | 2.533 |
| 3 | 1 | エイドリアン・スーティル | DHG TOM'S F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 18 | 6.587 |
| 4 | 4 | ロベルト・ストレイト | INGING F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 18 | 11.571 |
| 5 | 10 | 塚越 広大 | Honda 無限 F107 | DOME F107 | MF204C | 18 | 13.605 |
| 6 | 2 | 伊沢 拓也 | Honda・戸田FIGHTEX | DOME F107 | MF204C | 18 | 19.566 |
| 7 | 75 | 池田 大祐 | EMS F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 18 | 25.826 |
| 8 | 14 | マルコ・アスマー | ThreeBond | DALLARA F305 | SR20VE | 18 | 26.948 |
| 9 | 3 | ジョニー・リード | INGING F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 18 | 30.367 |
| 10 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 18 | 32.237 |
| 11 | 74 | 岡田 暁 | EMS F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 18 | 41.177 |
| 12 | 37 | 松村 浩之 | TDP TOM'S F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 18 | 50.514 |
| -------- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 -------- |
| - | 33 | 石浦 宏明 | 広島トヨタDALLARA F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 8 | 10 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 エイドリアン・スーティル(TOM'S) 1'16.594 15/18 174.104km/h
全日本F3選手権は16日、スポーツランドSUGOで第8大会(第15戦、第16戦)の予選を行い、第15戦、第16戦ともファビオ・カルボーン(ThreeBond)がポールポジションを獲得した。
いよいよ全日本F3選手権も第8大会、このイベントを含めて残すところ2大会(4戦)となってきた。菅生は、朝から曇り空だが時折太陽が雲間から顔を覗かせる。午前10時10分より15分にわたって第15戦の予選が13台の参加で始まった。
予選序盤でトップに立ったのは1'16.812でファビオ・カルボーン(ThreeBond)。ロベルト・ストレイト(INGING)、大島和也(TOM'S)が後に続く。その後、カルボーンが16.687とさらにタイムを縮め、大嶋が16.920を出し2位に上がってきた。ストレイトは3位に落ちる。ポイントリーダーのエイドリアン・スーティル(TOM'S)は5位あたりにつけている。ジョニー・リード(INGING)はコースアウトした模様でタイムが出ていない。
予選上位はこのままの順位で終了、結局カルボーンが第15戦のポールシッターとなった。2位には大嶋が、3位にはストレイトが入った。
20分のインターバルの後、10時40分より第16戦の予選が15分にわたり引き続き行われた。リードが不参加で12台での争いだ。
ここでもカルボーンが1'16.392と第15戦予選での自身のタイムを縮めて16戦の予選もリード。2位にはストレイト、3位には塚越広大(無限)が上がってきた。その後、スーティル、大嶋がタイムアップして3位が次々と変わり、塚越は5位に落ちた。トップ、カルボーンと2位ストレイトは変わらず。
結局、トップ、カルボーンは1'16.257とさらにタイムを縮め2戦連続でのポールポジションを確定。2位にはストレイト、3位には大嶋和也が入った。
第15戦は本日午後2時より18周で、第16戦は明日17日午後12時55分より25周で決勝が争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: FMOTOR
全日本F3 -RIJ- (2006/09/16) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2006 All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 12 | ファビオ・カルボーン | ThreeBond | DALLARA F305 | SR20VE | R1'16.687 | - | - | 173.89 |
| 2 | 36 | 大嶋 和也 | TDP TOM'S F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | R1'16.920 | 0.233 | 0.233 | 173.37 |
| 3 | 4 | ロベルト・ストレイト | INGING F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'17.067 | 0.380 | 0.147 | 173.04 |
| 4 | 10 | 塚越 広大 | Honda 無限 F107 | DOME F107 | MF204C | 1'17.120 | 0.433 | 0.053 | 172.92 |
| 5 | 1 | エイドリアン・スーティル | DHG TOM'S F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'17.330 | 0.643 | 0.210 | 172.45 |
| 6 | 2 | 伊沢 拓也 | Honda・戸田FIGHTEX | DOME F107 | MF204C | 1'17.539 | 0.852 | 0.209 | 171.98 |
| 7 | 33 | 石浦 宏明 | 広島トヨタDALLARA F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'17.652 | 0.965 | 0.113 | 171.73 |
| 8 | 75 | 池田 大祐 | EMS F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'17.813 | 1.126 | 0.161 | 171.38 |
| 9 | 37 | 松村 浩之 | TDP TOM'S F305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'18.000 | 1.313 | 0.187 | 170.97 |
| 10 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'18.050 | 1.363 | 0.050 | 170.86 |
| 11 | 74 | 岡田 暁 | EMS F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'18.651 | 1.964 | 0.601 | 169.55 |
| 12 | 14 | マルコ・アスマー | ThreeBond | DALLARA F305 | SR20VE | 1'19.111 | 2.424 | 0.460 | 168.56 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'24.581 | 7.893 | 5.469 | 157.67 |
| - | 3 | ジョニー・リード | INGING F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | no time | - | - | - |

パオロ・モンティン(優勝)
勝ててすごくうれしいよ。確かにラッキーな面があったと思うけど、今までがあまりにアンラッキーだったんだから、それを考えればこのくらいはいいんじゃないかな。ずっといいペースで走れていたんだしね。
エンジンは前回も悪くなかったんだけど、それが最後まで持たない状態だったんだ。でもMINEの後でエンジンを改良してくれて、ロングストレートにも対応できる仕様になったんだ。
ヨコミゾも3位に入って、チームにとってはいいレースだったね。明日はヨコミゾが勝つ番だといいね。
中嶋一貴(2位)
(コカコーラコーナーでの件について)JPに並びかけていったら、彼が被さってきたので、インに逃げるしかありませんでした。レース後にあの件でJPに文句を言われましたが、自分はラインを残さなかったくせに何を言ってんだ、って感じでカチンときましたね。でも、チームには申し訳ないことをしたと思います。
パオロは思った以上にペースが速かったです。でももう失うものは何もありませんから、やるしかないと思って最後の1コーナーは思いっきりブレーキを遅らせて勝負したんですが、ホイールをロックさせてしまってアウトにはらんだところをクロスラインで抜き返されてしまいました。
今回優勝できなかったのは残念ですけど、パオロとのポイント差は縮まったので、前向きに考えることにします。
横溝直輝(3位)
オープニングラップでパオロに前に行かれたのが今日のレースの大事な部分でしたね。ただ、チームメイト同士で当たっても仕方がないし、あそこで変に閉めに行くと後ろの池田が来ちゃうと思ったんで、あとで抜き返すつもりであの場は譲ったんです。
3位で終わったのは悔しいですし、上位2台に離され気味でフィニッシュしたのは反省すべき点ですね。
今回に向けて東名さんが新しいエンジンを用意してくださり、トムスと対等に遣り合えるレベルになっていたので、今回はどうしても勝ちたかったです。
全日本F3選手権第15戦の決勝が8月27日、富士スピードウェイで行われ、#14パオロ・モンティン(スリーボンド)が今季2勝目を挙げた。
2位はポールシッターの#37中嶋一貴(トムス)。3位にはモンティンのチームメイト#12横溝直輝が入った。
午後4時30分、15周の決勝がスタートした。
ホールショットを奪ったのは2番手スタートの#36ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ。
ポールの中嶋が2位につけ、オリベイラを激しく攻め立てる。その後方では、オープニングラップの100Rでモンティンが横溝を抜いて3位に上がり、上位2台を追う。
中嶋は2周目の1コーナーでオリベイラをアウトから抜きに掛かるが、オリベイラも一歩も引かない。中嶋は次のコカコーラコーナー(旧Aコーナー)でインに飛び込むが、行き場をなくして縁石に乗り上げ、アウト側のグラベルへ。アウト側で粘ったオリベイラも次の100Rにオーバースピードで突っ込む格好になり大きく後退。中嶋は4位、オリベイラは6位でコースに復帰した。これにより3番手を走っていたモンティンがトップに立った。
中嶋はこの周のホームストレートで前を走る横溝にインから並びかけ、1コーナーでこれを抜き去ると、トップのモンティンを猛然と追い詰めていく。
ストレートスピードに勝る中嶋ではあったが、対するモンティンはコーナー立ち上がりの加速に優れており、中嶋は何度もモンティンのテールに張り付くが、今ひとつ決め手を欠いたまま周回を重ねていく。一方のオリベイラは5周目の1コーナーで5位の#38池田大祐(トムス)を抜き去るが、4位横溝をなかなか抜くことが出来ないでいる。
モンティンと中嶋の攻防はファイナルラップまで続いていた。
15周目の1コーナー。「もうここしかない」とばかりにブレーキを遅らせてインに飛び込んだ中嶋ではあったが、モンティンは冷静にラインをクロスさせて抜き返す。中嶋は諦めずにモンティンのテールに食らいつき、ダンロップコーナーで最後のアタックを試みるも、ブレーキをロックさせてしまい、万事休す。どうにかコースには踏みとどまりモンティンを追うが、惜しくも0.6秒差で逃げ切られてしまった。
パオロ・モンティンの勝利は第9戦岡山に次ぐ今季2勝目だ。
次の第16戦は明日午後1時より、20周で戦われる。
天候:曇り コース:ドライ
| Pos. | No. | Driver | Team | Car | Engine | Lap | Total/Delay | Gap |
| 1 |
14 |
パオロ・モンティン |
スリーボンドレーシング |
DALLARA F305 |
N SR20VE |
15 |
24'46.013 |
- |
| 2 |
37 |
中嶋 一貴 |
トムス |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
15 |
0.663 |
0.663 |
| 3 |
12 |
横溝 直輝 |
スリーボンドレーシング |
DALLARA F305 |
N SR20VE |
15 |
5.005 |
4.342 |
| 4 |
36 |
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ |
トムス |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
15 |
5.530 |
0.525 |
| 5 |
1 |
ロベルト・ストレイト |
INGINGモータースポーツ |
DOME F107 |
T 3S-GE |
15 |
11.548 |
6.018 |
| 6 |
38 |
池田 大祐 |
トムス |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
15 |
12.455 |
0.907 |
| 7 |
5 |
ジョニー・レイド |
INGINGモータースポーツ |
DALLARA F303/4 |
T 3S-GE |
15 |
13.479 |
1.024 |
| 8 |
10 |
武藤 英紀 |
M-TEC |
DOME F107 |
H MF204C |
15 |
14.998 |
1.519 |
| 9 |
33 |
番場 琢 |
ナウモータースポーツ |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
15 |
16.756 |
1.758 |
| 10 |
62 |
嵯峨 宏紀 |
ルボーセモータースポーツ |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
15 |
22.944 |
6.188 |
| 11 |
16 |
塚越広大 |
M-TEC |
LOLA DOME F106 |
H MF204C |
15 |
23.193 |
0.249 |
| 12 |
19 |
折目 遼 |
DTM |
DALLARA F304 |
T 3S-GE |
15 |
30.158 |
6.965 |
| 13 |
11 |
河内浩成 |
ドリームファクトリー |
LOLA DOME F106 |
H MF204C |
15 |
41.260 |
11.102 |
| 14 |
50 |
磯崎 元彦 |
ザップスピード |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
15 |
43.410 |
2.150 |
| 15 |
*2 |
高崎 保浩 |
戸田レーシング |
DOME F107 |
H MF204C |
14 |
1Lap |
- |
| - |
- |
以上完走 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
| - |
3 |
安岡 秀徒 |
INGINGモータースポーツ |
DOME F107 |
T 3S-GE |
8 |
7Laps |
- |
ファステストラップ #37中嶋一貴 1'38.442(13/15Lap)
ペナルティ
* No.2は、2005年全日本フォーミュラ3統一規則第3章第28条12.1)(衝突)により、
競技結果より1周減算およびペナルティポイント1点とする。
全日本F3選手権第15戦&16戦の公式予選が8月27日、富士スピードウェイで行われ、前回のMINEラウンドで連勝を飾った#37中嶋一貴が15戦、16戦ともポールポジションを獲得した。
午前11時15分、第15戦の15分間の公式予選が開始された。
前回の富士ラウンドでも好調だった中嶋と#36ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのトムス勢は今回も他を圧倒する速さを見せつけた。特に中嶋はセッション序盤からトップタイムをたたき出すと、その後も順調にタイムを更新、最終的には1分38秒373まで短縮してみせ、チームメイトのオリベイラをコンマ5秒突き放し、見事ポールポジションを獲得した。
2番手にはオリベイラ、3番手には#12横溝直輝、4番手には#14パオロ・モンティンらのスリーボンド勢が入ったが、トムスの2台には大きく水を開けられた格好だ。
10分のインターバルの後、第16戦の予選が行われた。
殆どのドライバーがタイムアップに成功し、第15戦では二人だけだった38秒台を7人が記録するが、それでも中嶋とオリベイラの速さは飛びぬけており、この予選に関しては完全にこの二人の一騎打ちの様相を呈した。
前のセッションで中嶋にポールポジションを奪われたオリベイラは懸命のタイムアタックを繰り返し、一時はトップに躍り出るが、中嶋も一歩も引かず、最後には1分37秒070までタイムを縮めてオリベイラを上回り、連続ポールポジションを決めて見せた。
また、ここでも3位、4位はスリーボンド勢が占め、3位モンティン、4位横溝で予選を終えた。
なお、今回から急遽参戦が決まった#16塚越広大は第15戦10番手、16戦は9番手とまずまずの出来。走るたびにタイムを縮める飲み込みの良さで、同じFD出身の#10武藤英紀や#2高崎保浩と互角に渡り合って見せた。
F3第15戦の決勝は今日午後4時30分から15周で、第16戦は明日午後1時より21周で戦われる。
天候:晴れ コース:ドライ
| Pos. | No. | ドライバー | エントラント | シャシー | エンジン | Time | Delay | Gap |
| 1 |
37 |
中嶋 一貴 |
トムス |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
1' 38.373 |
- |
- |
| 2 |
36 |
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ |
トムス |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
1' 38.909 |
0.536 |
0.536 |
| 3 |
12 |
横溝 直輝 |
スリーボンドレーシング |
DALLARA F305 |
N SR20VE |
1' 39.240 |
0.867 |
0.331 |
| 4 |
14 |
パオロ・モンティン |
スリーボンドレーシング |
DALLARA F305 |
N SR20VE |
1' 39.258 |
0.885 |
0.018 |
| 5 |
38 |
池田 大祐 |
トムス |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
1' 39.382 |
1.009 |
0.124 |
| 6 |
33 |
番場 琢 |
ナウモータースポーツ |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
1' 39.450 |
1.077 |
0.068 |
| 7 |
1 |
ロベルト・ストレイト |
INGINGモータースポーツ |
DOME F107 |
T 3S-GE |
1' 39.503 |
1.130 |
0.053 |
| 8 |
10 |
武藤 英紀 |
M-TEC |
DOME F107 |
H MF204C |
1' 39.617 |
1.244 |
0.114 |
| 9 |
2 |
高崎 保浩 |
戸田レーシング |
DOME F107 |
H MF204C |
1' 39.832 |
1.459 |
0.215 |
| 10 |
16 |
塚越広大 |
M-TEC |
LOLA DOME F106 |
H MF204C |
1' 40.006 |
1.633 |
0.174 |
| 11 |
5 |
ジョニー・レイド |
INGINGモータースポーツ |
DALLARA F303/4 |
T 3S-GE |
1' 40.211 |
1.838 |
0.205 |
| 12 |
19 |
折目 遼 |
DTM |
DALLARA F304 |
T 3S-GE |
1' 40.282 |
1.909 |
0.071 |
| 13 |
62 |
嵯峨 宏紀 |
ルボーセモータースポーツ |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
1' 40.348 |
1.975 |
0.066 |
| 14 |
3 |
安岡 秀徒 |
INGINGモータースポーツ |
DOME F107 |
T 3S-GE |
1' 40.356 |
1.983 |
0.008 |
| 15 |
50 |
磯崎 元彦 |
ザップスピード |
DALLARA F305 |
T 3S-GE |
1' 41.243 |
2.870 |
0.887 |
| 16 |
11 |
河内浩成 |
ドリームファクトリー |
LOLA DOME F106 |
H MF204C |
0 41.607 |
3.234 |
0.364 |
------------------------以上予選通過-------------------------------------
予選通過基準タイム(110%):1'48.724

2戦連続の表彰台を獲得したR.アンティヌッチ (C)Toyota
全日本F3選手権
第15/16戦 仙台
全日本F3第16戦で R.アンティヌッチが2位入賞
微妙な天候での予選と決勝。ルーキー池田大祐が3位表彰台を獲得
全日本F3選手権第8大会(第15戦、第16戦)「ハイランドF3チャンピオンシッ
プレース」が9月11日(土)、12日(日)の両日、宮城県の仙台ハイランドレー
スウェイで行われた。同大会にはシリーズ参戦中の14台が参加。このうちトヨタ
・トムス3S‐GE型エンジン搭載車は10台を占めた。
2年ぶりのF3開催となる同サーキットは仙台市郊外の山間地にあり、地形を活
かした激しいアップダウンが特徴で、テクニカルな設定に加え、舗装は荒れて滑り
やすい。
9日、10日に行われた練習走行ではR.アンティヌッチ(トムス/トヨタ・トム
ス3S‐GE)がただ一人コースレコードとなる1分39秒869でトップタイム。
これにチームメイトの山本左近(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)、前戦14戦
で念願の初優勝を果たした横溝直輝(インギング/トヨタ・トムス3S‐GE)が
続き、トヨタ勢は好調を維持して予選へと臨んだ。
◆予選◆
11日(土)は朝から曇天で気温16度と肌寒い中、午前10時頃から霧雨が降
り出し、午前11時から15分づつ行われたF3公式予選開始時にはコースはタイ
ヤ選択の微妙なハーフウエット状態となった。このため、途中でスリックタイヤか
らレインタイヤに履きかえる選手が続出、ピットレーンはあわただしい雰囲気に包
まれた。
結果的に第15戦の予選は早めにレインタイヤを装着してタイヤを暖めた選手が
上位に並ぶこととなり、柴田裕吉(DTM/トヨタ・トムス3S‐GE)が初ポー
ルポジションを獲得。池田大祐(ナウモータースポーツ/トヨタ・トムス3S‐GE)
が3番手、横溝直輝が4番手グリッドを獲得した。
続く第16戦のセッションには全車そろってレインタイヤを装着。R.アンティ
ヌッチが序盤いきなり52秒台のトップタイムを記録してリード。その後終盤に向
けて次々とベストタイムが塗り替えられる激戦となり、6周目にトップタイムを出
した池田大祐(ナウモータースポーツ/トヨタ・トムス3S‐GE)が初ポールポ
ジションを獲得。コースアウト車両に阻まれた横溝直輝が2番手、中嶋一貴(トム
ス/トヨタ・トムス3S‐GE)が3番手で続いた。
◆第15戦決勝◆
予選後も天候は回復せず、第15戦の決勝レースは霧雨の中、午後3時18分に
スタートを切った。ポールポジションの柴田裕吉はスタートを失敗。横に並びかけ
た2位の池田大祐と絡んで1コーナーでコースアウト、リタイア。
この間隙にJ.P.デ・オリベイラ(M-TEC MF204C)が首位に立ち、7番手
グリッドから好スタートを切ったR.クインタレッリ(インギング/トヨタ・トム
ス3S‐GE)が2位で首位攻防戦を展開。同じくスタートの混乱の中、R.アン
ティヌッチが4位、中嶋一貴が5位、番場琢(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)
が6位までポジションを上げて序盤戦を開始した。
その後もR.クインタレッリはJ.P.デ・オリベイラを追うがじわじわと離さ
れて首位逆転はならず。一方、タイヤの摩耗で後半ペースの苦しくなった中嶋一貴
を番場琢が果敢に追い詰め、16周目に4位に躍進。
17周のレースはR.クインタレッリが2位、R.アンティヌッチが3位で表彰
台を獲得。番場琢は12番手スタートからの見事な追い上げで4位と気を吐き、中
嶋一貴も5位でフィニッシュを果たし、続く第16戦へと期待を繋いだ。
◆第16戦決勝◆
12日(日)も朝から霧雨が降る不順な天候。気温19度、路面は完全に乾かな
い不安定なコンディションの下でスタートを迎えた。初のポールポジションから池
田大祐は好スタートを決め、トップで1コーナーへ。
しかし、2位の横溝直輝は濡れた路面でホイールスピンを喫した上、1コーナー
進入時に姿勢を乱してポジションを落とし、予選5番手のR.アンティヌッチが僅
差の3位で周回を開始した。
トップを逃げる池田大祐は8周目の1コーナーでJ.P.デ・オリベイラの先行
を許し2位へとポジションダウン。さらに、13周目にはR.アンティヌッチが池
田大祐を捉えて2位に浮上し首位を逃げるJ.P.デ・オリベイラを追うが、すで
に間隙は開いており逆転かなわずフィニッシュ。R.アンティヌッチは2戦連続入
賞を果たした。また、池田大祐は3位でルーキーイヤーながら2度目の表彰台を獲
得した。
---------------------------------------------------------------------------
トヨタ・チームトムス R.アンティヌッチのコメント:
第15戦3位、第16戦2位と連続表彰台に上がることが出来たが、本来なら優
勝出来るだけのポテンシャルを持って臨んでいただけに、残念だ。だが、今回の結
果でシリーズポイント争いは僅少差の戦いになった。今シーズン、残された4戦も
これまで通りベストを尽くしてチャンピオン獲得へと全力で戦う。
インギング R.クインタレッリのコメント:
今回は不安定なコンディションの中、自分のミスで予選を失敗したのが全て。第
16戦はノーポイントに終わり、ポイントのリードも詰まってしまった。しかし、
タイトルへ向け残り4戦を全力で頑張る。
ナウモータースポーツ 池田大祐のコメント:
第16戦の予選では競い合いの中でF3では初めてのポールポジションが獲得出来、
自信につながった。第16戦の決勝序盤はペースが伸び悩み、ライバルの先行を許
したことは悔しいが、シーズンの中盤戦から調子が落ち込んでいたことを考えれば
良い結果だと思う。これを糧に今後のレースを戦いたい。
トヨタ・チーム・トムス監督 関谷正徳のコメント:
霧雨に翻弄された予選だった。第15戦の決勝レースはタイヤの選択が明暗を分
けたが、難しいコンディションの中で中嶋君、番場君がポジションを上げるなど、
それぞれがちゃんとレースをこなしたのは評価に値する。山本君もコースアウトし
てしまったが、彼らにとっては良い勉強になったと思う。一方、第16戦の決勝は
スタートが全て。池田君のポールポジション獲得や、3位フィニッシュという結果
も良い自信に繋がるだろう。シリーズも終盤戦に向かうが、これまで以上に気を引
き締めて戦いに臨んでもらいたい。
---------------------------------------------------------------------------
第15戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム/差 周回 予選
1 10 J.P.デ・オリベイラ(ブラジル) ホンダ(M-TEC MF204C) M-TEC 32'57.031 17 2
2 4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING 12.647 17 7
3 1 R.アンティヌッチ(アメリカ) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 14.602 17 10
4 36 番場 琢 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 45.709 17 13
5 8 中嶋一貴 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 48.291 17 8
6 32 小早川済瑠 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 50.714 17 6
7 14 柳田真孝 ニッサン(ニッサンSR20VE) Three Bond Racing 51.312 17 11
8 12 F.カルボーン(ブラジル) ニッサン(ニッサンSR20VE) Three Bond Racing 51.696 17 14
9 2 武藤英紀 ホンダ(M-TEC MF204C) TODA RACING 52.362 17 5
10 3 横溝直輝 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING 1'27.119 17 4
第16戦 リザルト 順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム/差 周回 予選
1 10 J.P.デ・オリベイラ(ブラジル) ホンダ(M-TEC MF204C) M-TEC 41'03.042 24 4
2 1 R.アンティヌッチ(アメリカ) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 11.648 24 5
3 33 池田大祐 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 21.585 24 1
4 3 横溝直輝 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING 22.529 24 2
5 8 中嶋一貴 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 23.080 24 3
6 36 番場 琢 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 24.136 24 7
7 2 武藤英紀 ホンダ(M-TEC MF204C) TODA RACING 24.760 24 6
8 7 山本左近 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 25.243 24 8
9 12 F.カルボーン(ブラジル) ニッサン(ニッサンSR20VE) Three Bond Racing 35.215 24 12
10 32 小早川済瑠 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 48.233 24 10
ドライバーズポイント
(第16戦終了時での有効得点:暫定) 順位 ドライバー名 エンジン ポイント
1 R.クインタレッリ トヨタ・トムス 201
2 J.P.デ・オリベイラ M-TEC 191
3 R.アンティヌッチ トヨタ・トムス 159
4 横溝直輝 トヨタ・トムス 149
5 中嶋一貴 トヨタ・トムス 104
6 番場 琢 トヨタ・トムス 104
8 山本左近 トヨタ・トムス 76
※ポイントはシリーズ全戦の80%が有効
2004年9月11日 仙台ハイランド(宮城県) 決勝 天候:雨/コース:ウェット
-P-No-Driver-------------------------Car------------Engine-Lap---GoalTime-
1 10 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ Lola-Dome F106 MF204C 17 32'57.031
2 4 ロニ・クインタレッリ Dallara F302 3S-GE 17 - 12.647
3 1 リチャード・アンティヌッチ Dallara F304 3S-GE 17 - 14.602
4 36 番場琢 Dallara F304 3S-GE 17 - 51.626
5 8 中嶋一貴 Dallara F304 3S-GE 17 - 45.709
6 32 小早川済瑠 Lola-Dome F106 3S-GE 17 - 48.291
7 14 柳田真孝 Dallara F302 SR20VE 17 - 50.714
8 12 ファビオ・カルボーン Dallara F303 SR20VE 17 - 51.312
9 2 武藤英紀 Lola-Dome F106 MF204C 17 - 52.362
10 3 横溝直輝 Dallara F303 3S-GE 17 - 1'27.119
11 50 磯崎元彦 Dallara F304 3S-GE 17 - 1'56.719
-----------------------------以上完走-------------------------------------
7 山本左近 Dallara F304 3S-GE 1 - 16Laps
19 柴田裕吉 Dallara F302 3S-GE 0 - 17Laps
33 池田大祐 Lola-Dome F106 3S-GE 0 - 17Laps
--------------------------------------------------------------------------
Fastest Lap #10 オリベイラ 1'55.259 15/17 126.904km/h
2004年9月11日 仙台ハイランド(宮城県) 予選 天候:雨/コース:セミウェット
-P-No-Driver-------------------------Car------------Engine--Time----
1 19 柴田裕吉 Dallara F302 3S-GE 1'56.350
2 10 ファオ・パオロ・デ・オリベイラ Lola-Dome F106 MF204C 1'56.535
3 33 池田大祐 Lola-Dome F106 3S-GE 1'56.705
4 3 横溝直輝 Dallara F303 3S-GE 1'57.156
5 2 武藤英紀 Lola-Dome F106 MF204C 1'57.332
6 32 小早川済瑠 Lola-Dome F106 3S-GE 1'57.659
7 4 ロニ・クインタレッリ Dallara F302 3S-GE 1'58.149
8 8 中嶋一貴 Dallara F304 3S-GE 1'59.294
9 50 磯崎元彦 Dallara F304 3S-GE 1'59.323
10 1 リチャード・アンティヌッチ Dallara F304 3S-GE 1'59.329
11 14 柳田真孝 Dallara F302 SR20VE 1'59.927
12 7 山本左近 Dallara F304 3S-GE 2'00.872
13 36 番場琢 Dallara F304 3S-GE 2'00.917
14 12 ファビオ・カルボーン Dallara F303 SR20VE 2'01.003
--------------------------------------------------------------------

(C)Toyota
全日本F3選手権
第15/16戦 SUGO
“トヨタ”が今季残り4戦を待たずに全日本F3選手権完全制覇!!
トヨタ・チームトムスとJ.コートニーが2連勝で4部門のチャンピオンを確定
今季もいよいよチャンピオン争いの山場に突入。4部門それぞれのタイトル確定
をかけて全日本F3選手権第8大会(第15戦・第16戦)「SUGO F3チャ
ンピオンシップレース」が9月6日、7日の両日、宮城県のスポーツランドSUGO
で行われた。
昨年まで開催されていた仙台ハイランドのイベントが振り替えられた格好で、7
月26日~27日の第11戦・第12戦に続きSUGOでは今季2回目のレース。
サポートレースとして若手育成中間フォーミュラのエッソ・フォーミュラトヨタシ
リーズ第6戦・第7戦、人気のワンメイクシリーズ、ネッツカップ・ヴィッツ東北
シリーズ第5戦も開催された。
全10大会20戦で戦われる今季の全日本F3だが、ドライバーズポイントラン
キングでは、ここまで6勝を挙げているJ.コートニー(トムス/トヨタ・トムス
3S-GE)が216ポイントでトップ。前大会筑波で今季初優勝を果たした片岡
龍也(トムス/トヨタ・トムス3S-GE)が159ポイントで2番手に続いてい
る。選手権は成立レースの80%(=ベスト16戦)の有効ポイント制を採るが、
J.コートニーは今回連勝すれば残り4戦の結果を待たずしてチャンピオンが決定
する。
◆予選◆
6日午前中に行われた公式予選で、第15戦のセッションは、直前まで降ってい
た小雨により、セミウエットから乾きかける微妙な路面状況のもとで行われた。し
かし、前日の練習走行から好調にトップタイムを記録してきたJ.コートニーは、
コースが乾いてきた終盤に2番手R.クインタレッリ(インギング/トヨタ・トム
ス3S-GE)に0.294秒の大差をつける1分18秒702のコースレコード
タイムで見事ポールポジションを獲得。
続く第16戦セッションは、ほぼ完全にドライとなり、各車セッション序盤にベ
ストタイムを記録。J.コートニーは第15戦のタイムをさらに縮める18秒564
のレコードタイムを叩き出して連続ポールポジションを決定した。2番手はやはり
R.クインタレッリ。インギングチームの僚友、横溝直輝(インギング/トヨタ
・トムス3S-GE)も2戦連続で3番手グリッドを決めて、好調をアピールした。
◆第15戦決勝◆
6日午後にはすっかり天候も回復し、清々しい青空のもと午後3時過ぎから第15
戦決勝が18周で行われた。
スタートではJ.コートニーがクリーンなダッシュを決める一方、R.クインタ
レッリと横溝直輝は、絶妙なスタートを見せた予選4番手のP.モンティン(ニッ
サンSR20VE)に先行を許してしまった。しかし、J.コートニーは序盤から
ハードプッシュで後続との差を拡大。5周目にはファステストラップも記録し、完
全な独走体制を確立。
後方ではP.モンティンに横溝直輝、R.クインタレッリが続くが、結局逆転に
は至らずチェッカーフラッグ。J.コートニーがP.モンティンに12秒024の
差をつけて7勝目をポール・トゥ・フィニッシュの完全試合で飾った。
この結果により2003年全日本F3選手権で、トヨタ自動車がエンジンメーカー
部門、トヨタ・チームトムスがチーム部門、そして、トムスがエンジンチューナー
部門のチャンピオンを各々最終戦を待たずに確定。99年以来の“トヨタ”完全制
覇となった。
◆第16戦決勝◆
7日は朝から霧雨が降り、午後のF3第16戦決勝もウエットレースが宣言され
て状況確認のフリー走行を追加した後に決勝レースがスタート。
午後3時15分過ぎに25周のスタートが切られるとポールのJ.コートニーが
再びきれいなスタートを切ったが、続くP.モンティンと横溝直輝は、2コーナー
出口で接触。この隙に片岡龍也(トムス/トヨタ・トムス3S-GE)が3位に浮
上。
この上位陣のつばぜり合いを前に、スタート直後のストレートで接触した車両の
排除のためセーフティカーが導入されたのに続き、10周目からもコースアウト車
両排除のために2度目のセーフティカーが導入されるなど波乱のレースとなった。
しかし、J.コートニーは、雨が上がって路面状況が序々に好転する中、ファス
テストラップを記録しながら快走。再びトップでチェッカーを受け、2戦連続ポー
ル・トゥ・ウィンを果たし、文句なしの結果でドライバーズチャンピオンを確定し
た。
また、2位には成長ぶり著しい片岡龍也が続き、トムスチームがワン・ツーフィ
ニッシュ。3位はR.クインタレッリが獲得し、トヨタエンジン搭載車が表彰台を
独占した。
--------------------------------------------------------------------------------
トムスチームのJ.コートニーのコメント:
予選は難しいコンディションだったが2戦ともポールポジションを獲得し、決勝で
もスタートに成功したあと逃げ切ることが出来た。とくに第16戦は2度のセーフ
ティカー導入でそのたびにリードが帳消しになる苦しいレースだったが、得意なウ
ェット路面ということもあり、落ち着いて戦えた。チャンピオンのプレッシャーも
あったが、早く決着することが出来、本当に嬉しいし、これでほっとした。残り4
戦も勝ち続けたい。
トヨタ・チーム・トムス監督 関谷正徳のコメント:
これ以上ない結果で大変嬉しい。こんなに早くタイトルが決まったのはJ.コート
ニーの実力の高さだと思う。 また、今回は小早川済瑠君も光るところを見せてく
れ、成長ぶりが確認できたのも収穫だ。贅沢と言われるかも知れないが、片岡龍也
君を含めてワン・ツー・スリー ・フィニッシュを決められたら最高だ。
トムス会長 舘信秀のコメント:
4年ぶりに「強いトムス」が復活出来、こんな嬉しいことはありません。これはチ
ームのみんなが頑張ってくれた結果に他ならず、残された4戦も、そして、来シー
ズンも、さらに気を引き締めて戦って行きたい。
トヨタ自動車モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
トヨタエンジンを搭載するチームがそれぞれのパートで頑張ってくれた結果として
タイトルを確定することが出来たと感謝している。トヨタの若手ドライバー育成カ
テゴリーの一環として、成長著しい可能性を秘めたドライバーを含めて、全体のチ
ーム力が結実したものだと思う。残り4戦も楽しみだ。
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第15戦 リザルト
順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム 周回 予選
1 7 J.コートニー(オーストラリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 24'13.044 18 1
2 12 P.モンティン(イタリア) ニッサン(ニッサンSR20VE) Three Bond Racing 12.024 18 4
3 3 横溝直輝 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING 16.712 18 3
4 4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING 17.789 18 2
5 36 片岡龍也 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 20.248 18 5
6 8 小早川済瑠 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 20.650 18 6
7 1 山西康司 ホンダ(無限MF204C) 童夢レーシングチーム 27.644 18 8
8 2 佐藤晋也 ホンダ(無限MF204B) TODA RACING 31.304 18 7
9 32 番場 琢 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 39.912 18 10
10 19 柴田裕吉 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) DTM 43.404 18 11
第16戦 リザルト
順位 No. ドライバー エンジン チーム タイム 周回 予選
1 7 J.コートニー(オーストラリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 46'30.080 25 1
2 36 片岡龍也 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 1.737 25 4
3 4 R.クインタレッリ(イタリア) トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) INGING 13.903 25 2
4 19 柴田裕吉 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) DTM 28.419 25 8
5 32 番場 琢 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 31.722 25 11
6 8 小早川済瑠 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) TOM'S 40.017 25 6
7 18 勝間田敦 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) エイムスポーツ 44.268 25 -
8 33 吉本大樹 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) Now Motorsports 53.457 25 10
ドライバーズポイント(第16戦までの有効得点:暫定)
順位 ドライバー名 エンジン ポイント
1 J.コートニー トヨタ・トムス 256
2 片岡達也 トヨタ・トムス 182
3 P.モンティン ニッサン 173
4 R.クインタレッリ トヨタ・トムス 171
6 横溝直輝 トヨタ・トムス 84
9 柴田裕吉 トヨタ・トムス 47
10 小早川済瑠 トヨタ・トムス 44
11 吉本大樹 トヨタ・トムス 39
12 番場琢 トヨタ・トムス 32
マニュファクチャラーポイント(第16戦までの有効得点:暫定)
順位 メーカー(エンジン名) ポイント
1 トヨタ(トヨタ・トムス3S-GE) 282
2 ニッサン(ニッサンSR20VE) 178
3 ホンダ(無限MF204B/C) 162
※ポイントはシリーズ全戦の80%が有効
午前中の第15、16戦の予選に引き続き午後から全日本F3選手権第15戦の決勝が行われた。ここでもポールスタートのジェームス・コートニーが他選手と次元の違う早さを見せつけスタートから終始レースをリード、貫禄の優勝を果たし今シーズン8勝目を上げた。
この優勝により、コートニーは今シーズンのF3選手権ドライバーズチャンピオンに王手をかけた。明日の第16戦の結果如何では最終戦を待たずにここ菅生でチャンピオン決定となる。残り4戦は前戦富士から参戦を始めたフォーミュラ・ニッポンとF3とのダブルエントリーとなるコートニー。なんとか明日F3チャンピオンを決めて残りレースはフォーミュラ・ニッポンに専念したいところだ。明日、第16戦はポールポジションからスタートするコートニーのチャンピオンを掛けた走りに注目だ。
2003年9月6日 スポーツランドSUGO(宮城県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
F3選手権 -RIJ- (2003/09/06) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km
|
| P | No | Driver | Car | Engine | Lap | Time/Diff. |
| 1 | 7 | ジェームス・コートニー | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| 2 | 12 | パオロ・モンティン | DALLARA F303 | NISSAN SR20VE | 18 | |
| 3 | 3 | 横溝 直輝 | DALLARA F303 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| 4 | 4 | ロニー・クインタレッリ | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| 5 | 36 | 片岡 龍也 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| 6 | 8 | 小早川 済瑠 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| 7 | 1 | 山西 康司 | LOLA-DOME F106 | 無限MF204C | 18 | |
| 8 | 2 | 佐藤 晋也 | DALLARA F302 | 無限MF204B | 18 | |
| 9 | 32 | 番場 琢 | LOLA-DOME F106 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| 10 | 19 | 柴田 裕吉 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| 11 | 18 | 勝間田 敦 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 18 | |
| -------- 《以上完走》 -------- |
| - | 33 | 吉本 大樹 | LOLA-DOME F106 | TOYOTA 3S-GE | 6 | 12 Laps |
全日本F3選手権は6日、スポーツランド菅生において第11戦の予選を行い、ポイントリーダーのジェームス・コートニーがポールポジションを獲得した。
舞台を杜の都に移したF3第11戦、第12戦がスポーツランド菅生で開幕した。ここで連勝すれば早くもチャンピオン決定の可能性もある現在ポイントリーダーのジェームス・コートニーがコースレコードを叩き出し、まずはポールポジションをゲット。この菅生ラウンド2戦での主導権を握った。
なお、童夢チームはここ菅生から無免許運転により参加資格が剥奪された柴田裕紀のエントリーを取り消し、クラッシュからの回復が思わしくない細川慎弥に代わり前戦から代役を務めている山西康司が今シーズン終わりまで1号車をドライブすることとなった。柴田裕紀はこのままレース界から引退する模様だ。
2003年9月6日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選 天候:曇り/コース:セミウェット
F3 -RIJ- (2003/09/06) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2003 All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km
|
| P | No | Driver | Car | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 7 | ジェームス・コートニー | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | R1'18.702 | - | - | 169.44 |
| 2 | 4 | ロニー・クインタレッリ | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 1'18.996 | 0.294 | 0.294 | 168.81 |
| 3 | 3 | 横溝 直輝 | DALLARA F303 | TOYOTA 3S-GE | 1'19.228 | 0.526 | 0.232 | 168.32 |
| 4 | 12 | パオロ・モンティン | DALLARA F303 | NISSAN SR20VE | 1'19.541 | 0.839 | 0.313 | 167.65 |
| 5 | 36 | 片岡 龍也 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 1'19.663 | 0.961 | 0.122 | 167.40 |
| 6 | 8 | 小早川 済瑠 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 1'19.832 | 1.130 | 0.169 | 167.04 |
| 7 | 2 | 佐藤 晋也 | DALLARA F302 | 無限MF204B | 1'20.045 | 1.343 | 0.213 | 166.60 |
| 8 | 1 | 山西 康司 | LOLA-DOME F106 | 無限MF204C | 1'20.213 | 1.511 | 0.168 | 166.25 |
| 9 | 33 | 吉本 大樹 | LOLA-DOME F106 | TOYOTA 3S-GE | 1'20.498 | 1.796 | 0.285 | 165.66 |
| 10 | 32 | 番場 琢 | LOLA-DOME F106 | TOYOTA 3S-GE | 1'20.620 | 1.918 | 0.122 | 165.41 |
| 11 | 19 | 柴田 裕吉 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 1'20.635 | 1.933 | 0.015 | 165.38 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'26.873 | 8.171 | 6.238 | 153.50 |
| - | 18 | 勝間田 敦 | DALLARA F302 | TOYOTA 3S-GE | 1'33.404 | 14.702 | 6.531 | 142.77 |
2002年8月24日 仙台ハイランド(宮城県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car-----------------Lap-GoalTime(Behind)-
1 1 小暮卓史 ダラーラF302/MF204B 17 29'54.850
2 64 佐藤晋也 ダラーラF302/MF204B 17 - 17.693
3 33 吉本大樹 ダラーラF302/3S-GE 17 - 19.677
4 36 片岡龍也 ダラーラF302/3S-GE 17 - 20.237
5 2 長屋宏和 ダラーラF302/MF204B 17 - 20.961
6 8 横溝直輝 ダラーラF302/3S-GE 17 - 27.022
7 3 M.ザンガレリ ダラーラF302/3S-GE 17 - 27.812
8 7 P.モンティン ダラーラF302/3S-GE 17 - 33.230
9 5 西村秀樹 ダラーラF302/3S-GE 17 - 35.138
10 18 下山征人 ダラーラF302/3S-GE 17 - 39.237
11 11 星野一樹 ダラーラF302/MF204B 17 - 39.967
-----------------------以上完走---------------------------------
3*37 平中克幸 ダラーラF302/3S-GE 10 - 7 Laps
9 12 富澤 勝 ダラーラF302/SR20VE 0 - 17 Laps
----------------------------------------------------------------
Fastest Lap #1 小暮卓史 1'43.885 2/17 140.798km/h
*#37 L項違反により、訓戒およびペナルティポイント0.5とした。
2002年8月24日 仙台ハイランド(宮城県) 予選 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.Driver-----------Car------------------Time----
1 1 小暮卓史 ダラーラF302/MF204B 1'42.553
2 7 P.モンティン ダラーラF302/3S-GE 1'42.765
3 64 佐藤晋也 ダラーラF302/MF204B 1'42.919
4 37 平中克幸 ダラーラF302/3S-GE 1'43.015
5 8 横溝直輝 ダラーラF302/3S-GE 1'43.293
6 3 M.ザンガレリ ダラーラF302/3S-GE 1'43.376
7 36 片岡龍也 ダラーラF302/3S-GE 1'43.440
8 11 星野一樹 ダラーラF302/MF204B 1'43.600
9 33 吉本大樹 ダラーラF302/3S-GE 1'43.673
10 12 富澤 勝 ダラーラF302/SR20VE 1'43.876
11 2 長屋宏和 ダラーラF302/MF204B 1'43.946
12 5 西村秀樹 ダラーラF302/3S-GE 1'44.916
13 18 下山征人 ダラーラF302/3S-GE 1'45.344
----------------------------------------------------
(第15戦まで)
2001 3 3 4 4 5 5 5 5 6 6 7 7 7 8 8 9 9 1010
Japan / / / / / / / / / / / / / / / / / / /
Formula 3 2525 8 8 4 4 2020 1010 1 2929 2626 9 9 2121
Championship 鈴鈴 筑筑 富富 美美 もも 鈴 菅菅 仙仙 TT もも
Drivers-point てて 鹿 てて
鹿鹿 波波 士士 祢祢 ぎぎ 東 生生 台台 II ぎぎ
Po-NoDriver-----------Rd.-1-2 -3-4 -5-6 -7-8 -910-11-1213-1415-1617-1819-有
01 01ブノワ-トレルイエ 2015 2020 15 0 2020 2020 15 20202020 250
02 00パオロ-モンティン 1220 610 1220 1215 1515 20 151515 3 196
03 03ジェレミー-デュフォア1512 1515 20 0 15 6 1212 10 12101015 173
04 12井出 有治 DQ10 4 4 8 0 1012 0 8 8 8 8 6 6 92
05 17ピーター-サンドバーグ10 0 12 6 1015 4 0 0 3 1 0 0 012 73
06 07山本 左近 DNS2 0 1 1 0 0 2 810 12 0121210 70
07 64佐藤 晋也 2 4 312 0 0 1 3 0 4 6 10 3 8 4 60
08 02柳田 真孝 0 3 0 8 0 0 610 10 6 4 3 2 4 2 58
09 18密山 祥吾 3DNS10 0 412 0 0 6 2 3 1 6 0 0 47
10 33小暮 卓史 6DNSDQ 0 2 0 8 8 4 0 0 6 0 2 8 44
11 19澤 圭太 8 6 8 3 6 8 - - - - - 0 0 - - 39
12 08田崎 紀彦 0 8 0 0 310 2 4 0 0 0 4 4 0 0 35
13 06小川 貴裕 1 0 1 0 0 6 0 0 0 1 0 - - - - 9
14 09松永 章嗣 4 1 0 0 0 0 0DQ 2 0 - - - - - 7
15 05西村 秀樹 0 0 2 0 0 0 3 0 0 0 - 0 0 - - 5
15 21海老原 茂樹 0 0 0 0 - - - - 0 0 2 0 0 3 0 5
17 77中村 裕史 - - 0 0 0 0 0 0 1 0 0 2 1 0 1 5
18 24西澤 和之 0 0 0 0 - - 0 0 3 0 - - - - - 3
19 32後藤 聡 0DNS 0 2 - - - - - - - - - - - 2
37樋口 統也 - - 0 0 - - - - 0 0 - - - - - 0
04西宮 圭一 - - - - 0 0 - - 0 0 - - - - - 0
20ウラジミール・チェカ - - - - - - - - - - 0 - - - - 0
ーニン
******************************************************************************
* 1位から10位までに 20-15-12-10-8-6-4-3-2-1のポイント
* 全19戦中ベスト13戦(70%)有効ポイント
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
■シリーズ名:全日本ツーリングカー選手権
■大会名: 第15/第16戦・第13回インターTEC
■サーキット:富士スピードウェイ
■レース距離:4.470km×21周×2レース
■予選: 11月1日 晴・観衆: 8300人(主催者発表)
■決勝: 11月2日 晴・観衆:4万3000人(主催者発表)
シリーズ優勝を賭けた最終戦
PIAA NAKAJIMA ACCORDはチームタイトルを見事獲得!
黒澤琢弥選手もドライバーズポイント2位に輝く!!
「一旦はドライバーズランキングが3位へと後退したものの前大会で2レース連勝と
いう快挙を成し遂げてポイントリーダーへ返り咲いたPIAA NAKAJIMA ACCORDの黒澤琢
弥選手と、カストロール無限アコードの中子修を擁するTEAM無限HONDAは、前大会終
了時点で186点のチームポイントを獲得。対するチームポイント2位のNISMO(ニッサ
ン・モータースポーツインターナショナル)は165点だが、ドライバーズポイント2位
の本山選手と同5位の星野選手の最終戦における戦績如何によってはそれが逆転する
可能性も充分にある・・」。
1997年全日本ツーリングカー選手権シリーズは、そんな"ホンダ 対 日産"と
いう文字通りメーカー対決の様相を呈したまま、いよいよその最終決戦を第15/第16
戦において繰り広げることとなった。
前日の公開練習日と同様に晴れ渡った土曜の午前10時50分、予定通り第15戦のス
ターティンググリッドを決めるための予選が開始。無用なタイヤ消耗を防ぐため今回
もトップチームの多くが後半にタイムアタックする展開となり、黒澤琢弥選手をコッ
クピットに収めたPIAA NAKAJIMA ACCORDもピットでコースインのタイミングを推し量
る。この前半で最も速いラップタイムをマークしたのは、TEAM無限HONDAの3台目マシ
ンとして今大会用に投入されたKOOL ACCORDを駆る服部選手。前年ドライバーズチャ
ンピオンの意地をかけてか、1回目アタックでコースレコードを更新する速さを見せ
つける。
そしてライバルの多くがコースインし、また僚友の中子選手もピットアウトしたし
ばらく後、PIAA NAKAJIMA ACCORDが満を持してコースへ向かう。しかしその直後の11
時12分、光貞選手のマシンがコースアウトして激しくクラッシュするというアクシデ
ントが発生。選手の救助と大破したマシンを回収するため、予選は一時中断されてし
まう。これによって黒澤選手はタイムアタックできないままピットに戻らざるを得な
いこととなる。
コースクリアが確認された後の11時46分、7分間の残り時間とともに予選再開が告げ
られる。
わずかな時間しかない各マシンは、一時中断解除の合図とともに一斉にコースイン。
PIAA NAKAJIMA ACCORDもアタックを開始するが、前大会での活躍によって課せられた
70kgウエイト搭載義務がたたってか、前日の公開練習時と同じくラップタイムが上が
らず苦戦。4周した時点で予選終了となり、シリーズタイトル獲得のための貴重な予
選を13位という不本意な結果で終わることとなってしまう。しかしチームメイトの中
子選手は、60kgウエイトハンディを負いながらも終了間際にトップの服部選手に次ぐ
タイムをマークして2位へ浮上。タイトルの行方に最も影響力を持つはずの本山選手
(ウエイトハンディ60kg)も奮わず、7位でマシンを降りることとなった。
午後2時30分からは、第16戦用の予選が行なわれた。ここでもその速さを誇示したの
は服部選手で、予選終了を告げるチェッカーフラッグを受けたその周回でトップタイ
ムを叩き出す。
2位にはアコードドライバー最年少の道上龍選手(JACCS MC ACCORD)。 PIAA
NAKAJIMA ACCORDはここでもタイムが伸び悩んだままとなるが、黒澤選手の懸命なア
タックによって第15戦用予選より多少良い9位。中子選手も今ひとつ冴えない5位と
なった。
秋晴れの下、日曜午後1時25分過ぎに第15戦決勝が開催。そのスタートはやはりウ
エイトハンディのない服部選手が手堅く制する。オープニングラップこそ予選3位の
道上選手が2番手に進出するが、3番手の中子選手が2周目には2番手位置を取り返
す。そして6周目には先行していた服部選手と順位を入れ替え、その後は服部選手を
従えたままフィニッシュ。マシンセッティングが煮詰まらないままの後列スタートと
なったPIAA NAKAJIMA ACCORDは決勝においても苦戦を強いられたが、辛うじて予選順
位を守る13位となった。HONDA ACCORDのシリーズ優勝を阻む存在である本山選手も、
全般にわたってペースが上がらず7位でレースを終了。
チームポイントはTEAM無限HONDAがNISMOに対して大きなアドバンテージを持つ結果
となり、この時点でTEAM無限HONDAがチームタイトルに王手をかける展開となった。一
方のドライバーズポイントは、それまで3位だった中子選手が有効ポイントを累計107
点として一気にトップに立った。同100点に止まる結果となったPIAA NAKAJIMA ACCORD
の黒澤選手が再びランキングトップになるためには、続く第16戦での優勝が絶対条件
となった。
第15戦暫定表彰式と10分間のマシン整備時間を経て、今季シリーズ最後の決勝レー
スがスタート。ここで巧みに首位の座を奪ったのは、予選2位の道上選手。ポールシ
ッターの服部選手は前戦入賞による20kgのウエイトハンディが影響したのかやや出遅
れ2番手となるが、その直後には星野/本山の両NISMO選手が続くというステディな
オーダーが形成される。TEAM無限HONDAの中子選手は6番手、黒澤選手はスタート直後
の混乱に翻弄され13番手に後退。
これ以降のレースの流れは、服部選手が常にキーマンとなって展開された。5周目、
シフトミスしたのか服部選手が一瞬ペースダウン。これを機に星野/本山両選手とも
が前に出て、服部選手は4番手へと後退。しかしすぐにペースを取り戻した服部選手
は、まず直前にいる本山選手に猛チャージを仕掛け続ける。この2台のバトルはコー
ス各所で展開されたが、この間にトップの道上選手と2番手の星野選手はそれぞれが
単独で先行する一方、ジリジリと差を詰めてきた中子選手がついに服部選手対本山選
手のバトルの直後に到達するという局面に突入。ここからは、誰もが一瞬たりとも
レースから目が離せない攻防が続くことになる。
好調にトップを快走する道上選手に、不運な局面が発生したのは12周目だった。前
輪左タイヤがパンクするという事態に陥り、優勝はおろか完走すら実現できないまま
戦線から離脱しなければならくなったのである。トップには道上選手の脱落に乗じて
星野選手が立ち、依然後方の3台で続けられているバトルを尻目にしてレースをリー
ドする。
本山選手に執拗に絡らむ服部選手の援護を受けて周回を続けていた中子選手は、
サーキットにいる誰もが固唾を飲んで注視するバトルに決着を付けるかのように、15
周目のヘアピンに進入するタイミングで本山選手のイン側を攻略。が、ここで中子選
手と本山選手は接触してしまい、本山選手のマシンは車体に損傷が発生、そして中子
選手も5番手にポジションダウンする。
プロフェッショナルスポーツとの視点から見て今回のレースが後味の悪いものとな
ったアクシデントは、この接触の翌周に起きてしまった。星野選手に続く2位入賞に
も手が届く位置にいながら、また黒澤選手と同様に優勝すればドライバーズタイトル
の獲得が可能でありながらマシンにダメージを負ってしまった本山選手はピットイン
せずにペースダウンしたまま周回して、本山選手との接触後もコースに復帰してレー
シングラップを続行した中子選手のマシンに自車をぶつけるという蛮行に及んだので
ある。中子選手のマシンは大きく姿勢を乱してコースアウト、そしてスポンジバリア
に車体側面から衝突してクラッシュ。本山選手はピットへ戻りそのままリタイヤした。
レースは星野選手が後方で発生したアクシデントを後目にトップをキープして優勝。
自らが予選首位となりながらも、レースでは速いディフェンダーとして巧妙にレース
の流れをコントロールした服部選手が2位に入賞。スタートで順位後退しながらも16
周目には自力で6番手にまで駒を進めたPIAA NAKAJIMA ACCORDの黒澤選手は、後半の
上位マシン脱落によって4位入賞を達成した。
波乱に満ちた最終戦によって1997年全日本ツーリングカー選手権は、ドライ
バーズチャンピオンに中子修選手が決定し、黒澤選手がそれに次ぐ2位と1-2体制
での完全勝利を達成、そして両選手が属するTEAM無限HONDAが見事チームタイトルを
獲得してシリーズを終えた。
■PIAA NAKAJIMA ACCORD担当ディレクター:藤井一三のコメント
『70kgのウエイトハンディをどう克服するかが最終戦に向けた大きな課題となり、実
現可能な策はすべて講じたつもりでした。しかし最良のセットアップ手法が見つけ出
せないままでのレース出場となり、予選/決勝とも不本意な結果になってしまいまし
た。速いマシンを作るプロとしては有終の美を飾れなかったのはもちろん残念ですが、
それ以上に黒澤選手がシリーズチャンピオンの栄誉を勝ち取れなかったことを残念に
思います。しかし今季参戦の最大目標であったチームタイトル獲得に多少でもお役に
立て、黒澤選手も同チームの先輩格である中子選手に次ぐ2位のドライバーズポイン
トを取れました。現場でご指導いただいた本田技術研究所の方々や本田技研工業のご
関係者はもとより、ご支援くださったすべての皆様に、そしてファンの皆様にこのよ
うな形でシリーズを終えることができましたことを厚く御礼申し上げます。本当にあ
りがとうございました。』
HONDA MOTORSPORTS
PRESS INFORMATION
1997年11月3日
1997 JAPAN TOURING CAR CHAMPIONSHIP SERIES ROUND 15/16
ホンダ・アコード、ダブル・チャンピオン決定!!
中子選手、念願のドライバーズ・チャンピオン!
チーム・チャンピオンは「TEAM 無限 HONDA」!
●開催日 : 1997年10月1~2日
●会 場 : 静岡県 富士スピードウェイ
●コース全長:4.470km ●周回数 : 21周(第15/16戦共)
●天 候 : 予選日/晴れ 決勝日/晴れ
●気 温 : 予選日/16・3℃(14:30)
決勝日/15℃(14時/共にピット計測)
●観客数 : 8,300人(予選日) 43,000人(決勝日/共に主催者発表)
'97JTCCの最終ラウンド、1997年全日本ツーリング力ー選手権第15戦・第16戦
「第13回インターTEC」決勝レースが、11月2日、静岡県富士スピードウェイに
おいて開催された。
この最終ラウンドにホンダ・アコード勢は、昨年のドライバーズ・チヤンピ
オン服部尚貴選手を加えて、2チーム5台がエントリー。策15戦において、中
子選手、服部選手が1~2フィニッシュを飾り、第16戦においても服部遺手が
2戦連続の第2位入賞。この結果中子選手がドライバー・ランキングのチャン
ピオンに決定。チーム・ランキングも「TEAM 無限 HONDA」が決定し、アコード
勢はダブル・チヤンピオンの栄冠に輝いた。
○本大会に出場したアコード勢
選手名 車 名 エントラント
服部尚貴選手 KOOL ACCORD TEAM 無限 HONDA
中子 修選手 Castfol 無限 ACCORD TEAM 無限 HONDA
黒澤琢弥選手 PlAA SN ACCORD TEAM 無限 HONDA
道上 龍選手 ジヤックスMCアコード TEAM MOON CRAFT with 無限 HONDA
岡田秀樹選手 Gathers 童夢 ACCORD TEAM MOONCRAFT with 無限 HONDA
○本大会の戦績
第13戦 第14戦
予選 決勝 予選 決勝
服部尚貴選手 P.P. 2位 P.P. 2位
中子 修選手 2位 優勝 5位 R
黒澤琢弥選手 13位 10位 9位 4位
道上 龍選手 3位 5位 2位 12位
岡田秀樹選手 5位 7位 6位 5位
○11月1日(土) 公式予選:第1回/10:50~11:20
第2回/14:30~15:00 出走22台
いよいよ最終ラウンドを迎えた'97 JTCC第15・16戦。本年は悪天侯に見舞わ
れることが多かったが、金曜日のフリー走行、土曜日の公式予選とも快晴の下
行われた。
また、今大会は5台目のアコードとして、米国のインディライツに参戦して
いた服部尚貴選手が、TEAM無限HONDAより出場する。
この5台のアコード勢の内、道上選手が50kg、黒澤選手が70kg、中子選手が6
0kgのハンディキャップウェイトを搭載して予選に臨んだ。
予選開始早々からコースインした各チームは、カットスリック(レインタイ
ヤ)を装着。コースやセッティングの確認を行う。アコード勢も岡田選手、中
子選手、道上選手がコースイン、タイムは1分37秒台となかなか本格的なタイ
ムアタックが始まらない。
その中、予選開始14分過ぎ服部選手がコースイン、1ラップしてマシン、タ
イヤを暖めタイムアタックを開始。1分33秒856、1分33秒035と好タイムをマ
ークしピットイン、一躍トップに躍り出た。この服部選手のタイムを見て他チ
ームも次々にコースインし、本格的にこタイムアタックが開始されるかと思わ
れた23分過ぎ、サントリーコーナーでクラッシュがあり、赤旗が振られ予選は
一時中断となった。
30数分の中断の後、公式予選第1回は残り時間7分で再開、各チームとも一
斉にコースインし混み合う中、中子選手は残り時間1分で1分33秒279をマー
ク、服部選手に次ぐ2位を獲得した。
道上選手は、中子選手がタイムを出す直前に1分33秒420をマーク、この時点
の2番手であったが、中子選手に抜かれ予選3位のポジションとなった。
前日のフリー走行から好調だった岡田選手は、予選再開後早々に1分33秒825
をマーク、その時点の2番手に浮上したが、その後他チームに先行され5位で
予選第1回を終了した。
黒澤選手は、予選中断までピットで待機していたが、再開後コースイン。懸
命のアタックを見せたが、1分34秒685のタイムに留まり、13位で予選第1回を
終了した。
結局、服部選手のタイムを上回るものはなく、今シーズン初出場の服部選手
が、第15戦のポールポジションを獲得した。
午後の公式予選第2回、各チームともやはりカットスリックでスタート、本
格的なタイムアタックは予選開始15分過ぎ頃から始まった。
他チームがアタックを始めてもピットで待機していた服部選手は、残り時間7
分ほどでコースイン。計測1周目に3番手、2周目に2番手、そのままアタッ
クを続けた服部選手は、チェッカーフラッグが振られた最終ラップに1分33秒5
93をマークしトップに躍り出て、2戦連続のポールポジションを獲得した。
道上選手は予選開始後22分過ぎ頃にコースイン、25分過ぎ頃に1分03秒752を
マークし、この時点のトップに躍り出た。その後1分33秒700までタイムをつめ
るが、服部選手に逆転され予選2位、フロントローのポジションを獲得した。
中子選手は、開始8分過ぎに一度コースインしピットに戻っていたが、18分
過ぎ、スリックタイヤに履き替えタイムアタックを開始。一時3番手に位置し
ていたが、結局1分34秒029の5位で予選を終了した。
岡田選手は、予選開始5分頃にコースインしタイムアタック、1分34秒205を
マークしトップに位置したが、その後他チームに先行され、20分過ぎ再びタイ
ムアタックにコースインしたがタイムアップはならず、結局6位で予選を終了
した。
黒澤選手は、予選第1回終了後セッティングを変更し、予選第2回に臨みタ
イムアップは果たしたものの、9位で予選第2回を終了した。
この結果、第15/16戦のポールポジションは、KOOL ACCORDを駆る服部尚貴選
手が獲得、今シーズン初出場を連続ポールポジションで飾った。
○第15戦 21周 出走20台 完走18台
昨日に引き続き秋晴れの下、朝8時30分よりフリー走行が開始された。
このフリー走行でも服部選手は快調でトップタイムをマーク、2番手lこ道上
選手がつけ、決勝レースでの活躍が期待された。
13時10分、定刻通りスタート進行は進められ各車スターティンググリッドに
整列、1周のフォーメーションラップの後、各車一斉にスタート。第13回イン
ターTECの幕が切って落とされた。
予選2番手、フロントローからスタートした中子選手は、スタートで僚友道
上選手に先行され3番手で第1コーナーをクリアしていった。しかし中子選手
は、2周目のサントリーコーナーで道上選手をパス、レースベストラップ1分
34秒587(4周目)をマークしながらトップの服部選手を追い、6周目に一気に
パス。その後は服部選手を引き連れるかのようiこトッブをキープし、チェッカ
ーフラッグを受け、今季4勝目を飾り念願のチャンピオンlこ大きく近づいた。
ポールポジションからスタートした服部選手は、見事なスタートを切りトッ
プで第1コーナーをクリア。2周目、3周目とトッブをキープするが、6周目、
サントリーコーナーで中手選手にパスされ2番手。そのままチャンピオン候補
の中子選手を援護するかのように2番手をキープし、チェッカーフラッグを受け
2位となった。
予選3番手スタートの道上選手は、スタート良く2番手で第1コーナーをク
リアしていったが、2周目に中子選手にパスされ3番手。その後も3番手のポ
ジションをキープしていたが、16周目、後続2車に次々lこ先行され5番手。そ
のままチェッカーフラッグを受け5位入賞となった。
予選5番手スタートの岡田選手は終始6番手を走行していたが、最終ラップ
に本山選手にパスされ7位でレースを終えた。
予選13番手スタートの黒澤選手は、14番手でレースを開始し後方から苦しい
追い上げを展開。10位まで浮上したところでチェッカーフラッグを受け、レー
スを終了した。
この結果「TEAM 無限 HONDA」は1-2フィニッシュを飾り、チーム・ランキン
グのトップを確定し、中子選手もドライバーズ・ランキングのトップに進出。
チャンピオンに大きく近づいた。
○第16戦 21周 出走21台 完走13台
続く第16戦のスタート進行も、ほぽ定刻通り進められ、14時57分、第16戦の
グリーンフラッグが振られレースがスタート。
ポールポジション・スタートの服部選手は、スタートで道上選手に先行さ
れ、2番手で第1コーナーをクリア。2番手でレースを進行していたが、6周
目、後続の2車に先行され4番手、8周目、本山選手を抜き返し3番手。しか
し10周目、再び本山選手に先行され4番手。13周目にトップの道上選手がスロ
ー走行で後退し、3番手となったそのラップに一気に先行車をパスし2番手と
なったが、15周目中子選手にパスされ再び4番手。しかし16周目、中子選手と
本山選手が接触し、その間に一気に2番手となった。以後服部選手は危なげな
い走行を続け、2戦連続の2位でチェッカーフラッグを受けた。
予選9番手スタートの黒澤選手はスタートを失敗、15番手でレースを開始し
た。後方から着実に追い上げる黒澤選手は、徐々に順位を上げ4周目には10番
手に復帰。13周目には7番手、16周目には6番手、最終ラップには4番手まで
浮上し、そのままチェッカーフラッグを受け4位に入賞した。
予選6番手スタートの岡田選手は、スタート良く5番手でレースをスター
ト。8周目に中子選手にパスされ6番手、さらに金石選手にも先行され7番手
となった。その後岡田選手は、先行車の混乱にも乗じて16周目には3番手に浮
上したが、最終ラップに金石選手と接蝕。スピンする間に他車に先行され5位
でチェッカーフラッグを受けた。
予選2番手フロントローからスタートした道上選手は、スタート良くトップ
で第1コーナーをクリア。そのままレースを進め、12周目にには2秒の差を2番
手につけトップを快走していた。しかし13周目、突然スロー走行。原因は左フ
ロントタイヤのスローパンクチャーであった。道上選手は直ちにピットイン、
タイヤを交換してレースに復帰したが、ピットインの遅れは取り戻せず12位で
レースを終了した。
予選5番手の中子選手は、第1コーナーを7番手でクリア。2周目には6番
手に復帰、8周目に5番手、13周目に4番手と上位に進出していった。しかし
3番手に浮上した15周目、ヘアピンコーナーで本山選手と接触。5番手に後退
してしまった。5番手から再度上位を狙った中子選手であったが、18周目、二
度目の接触でコースアウト。残念ながらリタイヤとなった。
この2戦の結果、中子選手はシリーズランキング・ドライバー部門チャンピ
オン、「TEAM 無限 HONDA」はチーム部門チャンピオンに決定し、アコード勢は
ダブルタイトルの栄冠に輝いた。
◎庄司守孝監督(TEAM 無限 HONDA)のコメント
「中子選手のドライバーズ・タイトル、「TEAM 無限 HONDA」のチームタイトル
と、両タイトルを獲得できて本当に嬉しく思っています。これは今シーズン、
アコード陣営が協力し合った成果で、ドライバー、チームスタッフを始め、陰
で支えていただいた多くの方々のおかげだと感じています。協力していただい
た全スタッフをはじめ、応援していただいたファンの皆様に感謝いたします。」
◎由良拓也監督(TEAM MOONCRAFT with 無限 HONDA)のコメント
「今年アコードで参戦した各車がそれぞれ活躍し、中子選手のドライバータイ
トル、「TEAM 無限 HONDA」のチームタイトルと成果を上げることができまし
た。我々もその一翼を担うことができて良かったと思っています。私たちのチ
ームとしては最後に1勝は上げたかったが、せいいっぱいやった結果ですから
悔いはありません。道上選手もシーズン当初の頃から比ベれば、大きく成長し
ましたし、アコードの速さは証明できましたので、良いシーズンだったと思い
ます。」
○1997 JTCCドライバーズ・チャンピオン
中子修選手(Castrol 無限 ACCORD)のコメント
「金曜日から調子が良く、予選も気持ちよく走ることができました。第15戦の
スタートは、フロントに並んだのが服部選手で、優勝することができたのも彼
にずいぶん助けられたと思います。今シーズンは出足からクルマの調子は良か
ったのですが、シーズン中盤で自分が多少もたつき、さらにシリーズ後半にな
ってからは黒澤選手が調子を上げてきて、チャンピオン争いは苦しくなりまし
たが、結果的には今日の1勝を加えて、昨年逃がしたドライバーズ・タイトル
を獲得するとともに、チームタイトル獲得にも貢献することができて、とても
嬉しく思います。
今シーズンご声援下さったファンの皆様にお礼申し上げるとともに、ご支援
いただいた多くの方々に心からお礼申し上げます。ありがとうございました。
」
○第15戦/第16戦2位 眼部尚貴選手(KOOL ACCORD)のコメント
「第15戦では100Rでミスし、中子さんに先行されたところで緊張の糸が切れ、
2位でゴールするのが精一杯でした。第16戦は、必ず勝つつもりでスタ一トし
ましたが、結果的には2位でレースを終えました。久しぶりに走った日本のレ
ースで、2戦連続表彰台に上がれて満足しています。ご声援ありがとうござい
ました。」
○本田技研工業(株)モータースポーツ部長 菅原 冠のコメント
「インターTECという日本のツーリングカーレースを代表するイベントで、ド
ライバー&チームタイトルを獲得することができて、とても嬉しく思います。
これも皆様のご声援のお陰と感謝しております。今後もホンダは、私共のバッ
クボーンとも言うべきモータースポーツ活動を積極的に展開してまいります。
また、ツインリンクもてぎを中心とした参加型モータースポーツ活動の普及、
拡大に努力してまいります。今後とも変わらぬご声援をお願いいたします。」
資料提供:本田技研工業株式会社 広報部
訂正です。
第16戦決勝結果(TOP6)
誤)1位 #12星野一義 Castrol無限ACCORD
↓
正)1位 #12星野一義 カルソニックプリメーラ
あまりに単純な間違い……申し訳ありませんでした。
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>
11月1日、JTCC最終戦インターTECの予選1回目において、オブジェ
クトTからエントリーの光貞秀俊選手(#22レッツオトランピオエクシヴ)が、
サントリーコーナーの進入でマシントラブル(足回り)から、土手に乗り上げる
大クラッシュを演じた。
光貞秀俊選手は、直ちに御殿場市内の病院へ運ばれ診断を受けた。その結果、
右足首上の骨折、腰部のひび、首に鞭打ちというダメージを負っており、直ちに
手術。現在は右足、腰部ともに固定している状態で、本格的な手術は11月10
日に行われる予定。
しかし、心配された頭部へのダメージはなく、事故当時も自ら的確な指示を行
っていたとのことで、骨折はしたものの元気な様子。
このアクシデントで1週間後に迫ったフォーミュラ・ニッポン最終戦(鈴鹿)
への出場は絶望的となったが、光貞選手の早い回復、復帰と来シーズンの活躍を
祈ろう。
情報提供:オブジェクトT
<< FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第13回 インタ-TEC *
* JTCC第15戦 レース正式結果表 *
* 1997.11.02 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 周回 所要時間 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 16 中子 修 (J) Castrol無限ACCORD 21 33'32.710 167.430
2 1 服部 尚貴 (J) KOOL ACCORD 21 33'32.823 167.421
3 19 金石 勝智 (J) ウェッズスポーツエクシヴ 21 33'33.294 167.382
4 25 影山 正美 (J) ADVANエクシヴ 21 33'33.910 167.331
5 14 道上 龍 (J) ジャックス MC アコード 21 33'38.536 166.947
6 23 本山 哲 (J) ザナヴィ・カミノ 21 33'41.056 166.739
7 33 岡田 秀樹 (J) Gathers 童夢 アコード 21 33'41.542 166.699
8 12 星野 一義 (J) カルソニック プリメーラ 21 33'45.699 166.357
9 68 田中 哲也 (J) DoCoMo Exiv DL 21 33'54.474 165.639
10 15 黒澤 琢弥 (J) PIAA SN ACCORD 21 33'54.668 165.623
11 38 竹内 浩典 (J) デンソーセルモチェイサー 21 33'59.186 165.257
12 37 ミハエル・クルム(D) エッソトーネントムスチェイサー 21 33'59.400 165.239
13 87 飯田 章 (J) HKSオペル ベクトラ 21 34'03.465 164.910
14 24 土屋 圭市 (J) ADVANチェイサー 21 34'14.687 164.010
15 11 原 貴彦 (J) レッツォ・トランピオ・エクシヴ 20 33'37.900 159.025
16 39 ホアン マニュエル シルバ (RA) デンソーセルモチェイサー 20 34'13.823 156.244
17 13 浅野 武夫 (J) ウェッズスポーツBMW 20 34'29.586 155.054
18 36 関谷 正徳 (J) ゼント・イクリプス・チェイサー 19
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
72 松永 雅博 (J) インギング カローラ 17 33'47.662 134.451
18 木下みつひろ (J) エンドレスアドバン BMW 15
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 13:28'51 フィニッシュ 14:02'23.710
参加台数 : 22 台 出走台数 : 20 台 完走台数 : 18 台
ベストタイム No. 16 ( 中子 修 (J)) 1'34.587 4/21 170.129 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
JTCC最終戦インターTEC、締めくくりは星野!
チャンピオンは逆転で中子の手に!
11月2日、全日本ツーリングカー選手権最終戦「インターTEC」が富士スピ
ードウェイで行なわれ、第15戦は中子アコード、第16戦は星野プリメーラが優勝。
5人が可能性を残していたチャンピオン争いは、逆転で中子が獲得した。
6つのサーキットを転戦し、ここまで7大会14戦を消化(内2戦は中止)し
てきたシリーズは、悪天候で中止となった開幕戦の舞台、富士へ再び戻ってきた。
決勝当日の天候は早朝から快晴。頂上付近に僅かに雪化粧を施した霊峰富士も
その姿を大きく現し、秋晴れという言葉がぴったりの天候となった。
前日行なわれた予選では、インディライツ帰りの#1服部尚貴が、ライツ同様
KOOLカラーにペイントされたアコードで両レースともポールポジションを獲
得。今年JTCCに参戦していない服部は、ウェイトハンデを負っていないとい
う有利さはあるものの、1年ぶりの参戦でこの結果はさすがだ。
注目のチャンピオン争いは、現在ポイントリーダーの#15黒澤琢弥(PIAA SN
ACCORD)を筆頭に、#23本山哲(ザナヴィ・カミノ)、#16中子修(Castrol無
限ACCORD)、#14道上龍(ジャックスMCアコード)、#12星野一義(カルソニッ
クプリメーラ)とシリーズ5位までがその可能性を残している。
しかし、有効ポイント制であることに加え、予選で黒澤が下位に沈んだこと、
さらに服部の参戦、TEAM無限HONDAとニスモのチームタイトル争いも絡
んで、その行方は予想し難いものとなった。
シリーズ上位陣の予選結果
第15戦 第16戦
#15黒澤琢弥(PIAA SN ACCORD) 13位 9位
#23本山 哲(ザナヴィ・カミノ) 7位 7位
#16中子 修(Castrol無限ACCORD) 2位 5位
#14道上 龍(ジャックスMCアコード) 3位 2位
#12星野一義(カルソニックプリメーラ) 9位 4位
●第15戦(21周)
空には雲が多くなり涼しくなってはきたが、雨の心配はなさそうだ。
スタート良く飛び出したのはPPの#1服部。以下#14道上、#16中子とアコ
ード勢が1-2-3態勢を敷く。こうなるとホンダ陣営は、逆転でドライバーズ
タイトル獲得を狙うエース#16中子をサポートするチームプレーを見せはじめる。
まず、2周目の1コーナーで#16中子は2位へ。さらに6周目のヘアピンでは
#1服部をかわしてトップに躍り出る。この後は速さの拮抗する各車が一列縦隊
となり、レースは膠着状態となる。
終盤に入った15周目、4位につけていた#19金石が#14道上の前に出て、アコ
ード勢の一角に食い込むが、それ以上のポジションアップは望めず、フィニッシ
ュとなった。
「服部のおかげ。2レース目も結果を残すようがんばります」という中子は、
今季4度目の優勝でシリーズでも逆転でトップに立ち俄然有利となった。最終戦
4位に入ればチャンピオン決定となる。
他にチャンピオンの可能性があるのは、このレース10位の黒澤と6位の本山だ
が、両者は優勝が絶対条件。かなり厳しい戦いを強いられることになった。
第15戦決勝結果(TOP6)
1位 #16中子 修 Castrol無限ACCORD
2位 #1服部尚貴 KOOL ACCORD
3位 #19金石勝智 ウェッズスポーツエクシヴ
4位 #25影山正美 ADVANエクシヴ
5位 #14道上 龍 ジャックスMCアコード
6位 #23本山 哲 ザナヴィ・カミノ
●第16戦(21周)
#14道上が好スタートからトップに出て首位をキープ。#1服部も2位を確保
してアコードが1-2態勢をとるが、6周目に#1服部がミスからか失速。イン
ターTECになると好結果を残す#12星野、そして崖っぷちながらチャンピオン
の芽を残す23本山のニッサン勢が前に出る。
快調に首位を走る#14道上だったが、突如魔の手が伸びる。左前輪タイヤのス
ローパンクチャーでスローダウン。手の届きかけた優勝を失ってしまった。
これでトップに立った#12星野は、この時点で後方の2位争いに大きなマージ
ンを築いており安泰。残り周回を走りきり第6戦以来の優勝を飾った。
熾烈だったのはチャンピオンを争う2台の直接対決。15周目に2位集団は#23
本山、#16中子、#1服部、#19金石、#33岡田という順で団子になったが、ま
ず#16中子がヘアピンで#23本山のインを刺すがややオーバースピードで#23に
接触。#23はスピンを喫し大きく遅れる。
両者の戦いはこれでは終わらず、周回遅れとなった#23本山が18周目の100
R進入で#16中子を待ち伏せするようにして逆襲。はじき出された#16中子はア
ウト側にクラッシュしてリタイア。#23本山もピットでレースを終え、遺恨を残
すやや後味の悪いものとなった。
この結果、ノーポントながら中子がチャンピオンを獲得。来年は撤退を発表し
ているホンダが有終の美を飾る形でシリーズは幕を閉じた。
第16戦決勝結果(TOP6)
1位 #12星野一義 Castrol無限ACCORD
2位 #1服部尚貴 KOOL ACCORD
3位 #19金石勝智 ウェッズスポーツエクシヴ
4位 #15黒澤琢弥 PIAA SN ACCORD
5位 #33岡田秀樹 Gathers童夢アコード
6位 #38竹内浩典 デンソーセルモチェイサー
(16戦の結果は暫定)
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.470km) *
* 第13回 インタ-TEC *
* JTCC第15戦 公式予選正式結果表 *
* 1997.11.01 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 1 服部 尚貴 (J) KOOL ACCORD R1'33.035 4 172.967
2 16 中子 修 (J) Castrol無限ACCORD R1'33.279 9 172.515
3 14 道上 龍 (J) ジャックス MC アコード 1'33.420 8 172.254
4 19 金石 勝智 (J) ウェッズスポーツエクシヴ 1'33.673 6 171.789
5 33 岡田 秀樹 (J) Gathers 童夢 アコード 1'33.825 8 171.511
6 25 影山 正美 (J) ADVANエクシヴ 1'33.837 6 171.489
7 23 本山 哲 (J) ザナヴィ・カミノ 1'33.873 7 171.423
8 68 田中 哲也 (J) DoCoMo Exiv DL 1'34.166 5 170.890
9 12 星野 一義 (J) カルソニック プリメーラ 1'34.262 6 170.716
10 37 ミハエル・クルム (D) エッソトーネントムスチェイサー 1'34.311 9 170.627
11 11 原 貴彦 (J) レッツォ・トランピオ・エクシヴ 1'34.335 4 170.584
12 87 飯田 章 (J) HKSオペル ベクトラ 1'34.548 6 170.199
13 15 黒澤 琢弥 (J) PIAA SN ACCORD 1'34.685 4 169.953
14 36 関谷 正徳 (J) ゼント・イクリプス・チェイサー 1'34.736 7 169.862
15 38 竹内 浩典 (J) デンソーセルモチェイサー 1'34.796 5 169.754
16 39 ホアン マニュエル シルバ (RA) デンソーセルモチェイサー 1'35.072 5 169.261
17 18 木下みつひろ (J) エンドレスアドバン BMW 1'35.344 7 168.778
18 24 土屋 圭市 (J) ADVANチェイサー 1'35.363 7 168.745
19 72 松永 雅博 (J) インギング カローラ 1'36.371 8 166.980
20 22 光貞 秀俊 (J) レッツオ・トランピオ・エクシヴ 1'38.981 4 162.577
21 13 浅野 武夫 (J) ウェッズスポーツBMW 1'39.794 9 161.252
-------------------------------------------------------------------------------
21 一ツ山 康 (J) ダンロップ-BP-BMW
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークの車は,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは 1'33.294
※ CarNo.21はH項違反(赤旗追越し)により失格のペナルティを課した。
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
KOOL ACCORD 参戦
ドライバーに服部 尚貴
全日本ツーリングカー選手権(JTCC) 「INTER-TEC」
1997.10.3
アメリカ製メンソール タバコの代表的銘柄 KOOLは、来る11月2日(日)富士スピー
ドウェイにて開催される'97全日本ツーリングカー選手権大会(JTCC)第15,16戦
「INTER-TEC」において、服部 尚貴がスポット参戦するTEAM 無限 HONDAへのス
ポンサーシップを決定。カーナンバー1のKOOL ACCORDがJTCC「INTER-TEC」に登
場します。
服部尚貴は昨年JTCCのチャンピオンを獲得。今年はTeam KOOL Greenのドライバー
としてアメリカのインディライツで活躍しました。
チーム名 :TEAM 無限 HONDA
車 名 :KOOL ACCORD/(カーナンバー1)
ドライバー:服部 尚貴
□服部 尚貴のコメント
「'97年はアメリカでのレースに専念するため日本のレースを離れていた。JTCC
は昨年チャンピオンを獲得したこともあり、気になっていたカテゴリーであった
が、ホンダのマシンでKOOLのスポンサーを受け、最終戦へ参戦できることとなり
うれしく思っている。
JTCCは各メーカーが力を入れているので激戦となり、おもしろい展開となってい
るようだ。自分としては1年間のブランクはあるが、'96年まで開発に携わり、今
回参戦するマシンも昨年チャンピオンを獲得したマシンの進化したものなので不
安はない。また、'97年はレギュレーションに若干の変更もあったが、基本は変
わっていないので問題ない。他に出場する4台のアコードのバックアップもして
いきたいが、目標はもちろん優勝だ!これまでどのカテゴリーにおいても、ゼッ
ケン1番をつけて走ったことがなかったので、初の1番車も楽しみだ。1年間会え
なかったファンの皆さんにも是非このレースを見に来てほしい。」
服部 尚貴プロフィール
生年月日 :1966年6月13日(31才)
Race Career Highlights
1986年 FJ1600でレースデビュー
1990年 全日本ツーリングカー選手権/シリーズ クラス 7位
全日本F3選手権/シリーズ チャンピオン
1991年 全日本ツーリングカー選手権/シリーズ クラス 9位
スパフランコルシャン24時間レース/総合優勝
1992年 全日本ツーリングカー選手権/クラス 3位
1993年 全日本ツーリングカー選手権/シリーズ チャンピオン
1994年 全日本ツーリングカー選手権/シリーズ 7位
1996年 全日本ツーリングカー選手権シリーズ/シリーズ チャンピオン
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン/シリーズ 2位
全日本GT(グランドツーリングカー)選手権/シリーズ 2位
1997年 Team KOOL GreenよりPPG-ファイアストン・インディライツ選手権にフ
ル参戦 /シリーズ16位
資料提供:Team KOOL Green Japan 事務局
HONDA MOTOR SPORTS
PRESS INFORMATION
1997年10月3日
アコード、INTER-TECへ5台目をエントリー
~黒澤・中子・道上・岡田選手に加え、服部選手がスポット参戦~
ホンダは、来る11月2~3日、静岡県富士スピードウェイで開催される'97
全日本ツーリングカー選手権大会第15・16戦「INTER-TEC」へ、5台
目のアコードをエントリーしたことを発表した。
この参戦は、レギュラーの2チーム4台、
ゼッケン15 黒澤琢弥選手 PIAA SN ACCORD TEAM 無限 HONDA
ゼッケン16 中子 修選手 Castrol 無限 ACCORD TEAM 無限 HONDA
ゼッケン14 道上 龍選手 ジャックスMCアコード TEAM MOONCRAFT with 無限HONDA
ゼッケン33 岡田秀樹選手 Gathers 童無 ACCORD TEAM MOONCRAFT with 無限HONDA
に加え、「TEAM 無限 HONDA」から、1年間インディ・ライツで活躍した服
部尚貴選手をドライバーとしてスポット参戦することを決定し、本日エントリ
ーを行ったものである。
ドライバーの服部選手は、昨年のINTER-TEC以来1年ぶりの国内ビ
ッグレース参戦となる。
《参戦体制》
チーム :TEAM 無限 HONDA
車 名 :KOOL ACCORD
監 督 :庄司 守孝
ドライバー :服部 尚貴
カーナンバー :1
車 両
車 体 :アコード[CD]
エンジン :H22A(DOHC VTEC)ベース 水冷直列4気筒横置き
総排気量 :1,995cc
最高出力 :300PS以上
最大トルク :27.0kgm以上
トランスミッション:ヒューランド社製6速シーケンシャル
資料提供:本田技研工業株式会社 広報部
全日本ツーリングカー選手権第15戦 -RIJ- (1994-09-25) Provisional Race Results
For All Japan Touring Car Championship Rd.15 仙台ハイランドRW : (3.758km)
P No. Driver-------------- Car------------------- Lap-- GoalTime- -km/h--
1 10 S.ソーパー (GB) BMW 318i 25 48'58.060 115.117
2 39 T.クリステンセン(DK)Toyota Corona 25 49'00.390 115.026
3 37 鈴木 亜久里 (J) Toyota Corona 25 49'14.430 114.479
4 14 服部 尚貴 (J) Honda Civic Ferio 25 49'34.553 113.704
5 16 中子 修 (J) Honda Civic Ferio 25 49'37.950 113.575
6 36 関谷 正徳 (J) Toyota Corona 25 49'47.248 113.221
7 73 L.V.バイエルン (D) BMW 318i 25 49'48.683 113.167
8 31 飯田 章 (J) Nissan Sunny 25 49'51.099 113.075
9 87 A.レイド (GB) Vauxhall Cavalier 25 49'52.278 113.031
10 30 中谷 明彦 (J) BMW 318i 25 49'59.635 112.754
11 15 田中 哲也 (J) Honda Civic Ferio 25 50'01.222 112.694
12 25 新田 守男 (J) Toyota Carolla Ceres 25 50'05.621 112.529
13 27 土屋 圭市 (J) Honda Civic Ferio 25 50'06.631 112.491
14 55 G.ブーシ (I) Alfa Romeo 155 Ts 25 50'12.124 112.286
15 11 原 貴彦 (J) Honda Civic 25 50'12.794 112.261
16 35 A.G.スコット (GB) BMW 318i 25 50'17.936 112.070
17 19 松永 雅博 (J) Toyota Sprinter Marino 25 50'39.080 111.290
18 77 清水 和夫 (J) Honda Civic Ferio 25 50'47.622 110.978
19 99 金石 勝智 (J) Mazda Lantis 25 50'47.817 110.971
20 8 見崎 清志 (J) Toyota Carolla 25 50'48.165 110.959
21 6 寺田 陽次朗 (J) Mazda Lantis 24 - 1Lap
22 21 一ツ山幹雄 (J) BMW 318i 24 - 1Lap
23 17 金海 辰彦 (J) BMW 318i 24 - 1Lap
--------------------------- DNC ------------------------------------------
7 長坂 尚樹 (J) Toyota Carolla 18 - 7Laps
18 木下みつひろ (J) BMW 318i 13 - 12Laps
32 影山 正彦 (J) Nissan Sunny 11 - 14Laps
33 M.クルム (J) Toyota Corona 6 - 19Laps
38 黒澤 琢弥 (J) Toyota Corona *(5-1) 4 - 21Laps
2 茂木 和男 (J) BMW 318i 1 - 24Laps
**************************************************************************
提供:仙台ハイランドレースウェイ
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
全日本ツーリングカー選手権第15戦 -RIJ- (1994-09-24) Qualify-Session
For All Japan Touring Car Championship Rd.15 仙台ハイランドRW : (3.758km)
P No. Driver-------------- Car ------------------ Best-LapT Behind -km/h-
1 39 T.クリステンセン(DK)Toyota Corona 1'53.315 119.391
2 87 A.レイド (GB) Vauxhall Cavalier 1'53.730 0.415 118.955
3 10 S.ソーパー (GB) BMW 318i 1'53.731 0.416 118.954
4 55 G.ブーシ (I) Alfa Romeo 155 Ts 1'54.369 1.054 118.291
5 37 鈴木 亜久里 (J) Toyota Corona 1'54.695 1.380 117.955
6 36 関谷 正徳 (J) Toyota Corona 1'54.893 1.578 117.751
7 32 影山 正彦 (J) Nissan Sunny 1'55.069 1.754 117.571
8 38 黒澤 琢弥 (J) Toyota Corona 1'55.239 1.924 117.398
9 14 服部 尚貴 (J) Honda Civic Ferio 1'55.360 2.045 117.275
10 35 A.G.スコット (GB) BMW 318i 1'55.450 2.135 117.183
11 25 新田 守男 (J) Toyota Carolla Ceres 1'55.559 2.244 117.073
12 27 土屋 圭市 (J) Honda Civic Ferio 1'55.595 2.280 117.036
13 31 飯田 章 (J) Nissan Sunny 1'55.705 2.390 116.925
14 16 中子 修 (J) Honda Civic Ferio 1'55.748 2.433 116.882
15 15 田中 哲也 (J) Honda Civic Ferio 1'55.776 2.461 116.853
16 73 L.V.バイエルン (D) BMW 318i 1'55.950 2.635 116.678
17 30 中谷 明彦 (J) BMW 318i 1'56.376 3.061 116.251
18 7 長坂 尚樹 (J) Toyota Carolla 1'56.414 3.099 116.213
19 33 M.クルム (J) Toyota Corona 1'56.456 3.141 116.171
20 11 原 貴彦 (J) Honda Civic 1'56.463 3.148 116.164
21 8 見崎 清志 (J) Toyota Carolla 1'56.789 3.474 115.840
22 19 松永 雅博 (J) Toyota Sprinter Marino 1'56.963 3.648 115.667
23 18 木下みつひろ (J) BMW 318i 1'57.867 4.552 114.780
24 2 茂木 和男 (J) BMW 318i 1'58.166 4.851 114.490
25 99 金石 勝智 (J) Mazda Lantis 1'58.280 4.965 114.379
26 77 清水 和夫 (J) Honda Civic Ferio 1'58.343 5.028 114.319
27 21 一ツ山 康 (J) BMW 318i 2'00.535 7.220 112.240
28 6 寺田 陽次朗 (J) Mazda Lantis 2'01.018 7.703 111.792
29 17 金海 辰彦 (J) BMW 318i 2'01.024 7.709 111.786
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提供:仙台ハイランドレースウェイ
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
西仙台ハイランド GAREA占有走行 11:10-12:10 1994-09-23 CLOUDY/WET
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Pos. No. Name Lap Time (Lap)
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1 39 クリステンセン コロナ/M 2'04.93 ( 12)/( 14)
2 37 亜久里 コロナ/B 2'06.11 ( 8)/( 11)
3 36 関谷 コロナ/B 2'06.68 ( 13)/( 13)
4 31 飯田 サニー/B 2'06.98 ( 9)/( 10)
5 16 中子 フェリオ/B 2'07.14 ( 11)/( 13)
6 32 影山 サニー/B 2'07.21 ( 5)/( 9)
7 38 黒澤 コロナ/M 2'07.22 ( 10)/( 10)
8 15 田中 フェリオ/B 2'07.59 ( 7)/( 8)
9 10 ソーパー 318/Y 2'08.69 ( 10)/( 10)
10 14 服部 フェリオ/B 2'08.70 ( 4)/( 4)
11 55 ブジ 155/M 2'08.95 ( 4)/( 6)
12 35 スコット 318/B 2'09.06 ( 3)/( 7)
13 30 中谷 318/D 2'09.25 ( 10)/( 12)
14 8 見崎 カローラ/M 2'10.17 ( 6)/( 8)
15 7 長坂 カローラ/B 2'10.31 ( 6)/( 6)
16 87 リード キャバリエ/Y 2'10.38 ( 9)/( 9)
17 33 クルム コロナ/T 2'12.09 ( 7)/( 8)
18 73 バイエルン 318/Y 2'12.22 ( 11)/( 12)
19 77 清水 フェリオ/D 2'12.48 ( 6)/( 10)
20 19 松永 マリノ/Y 2'12.96 ( 10)/( 10)
21 11 原 フェリオ/T 2'13.20 ( 7)/( 7)
22 2 茂木 318/Y 2'13.44 ( 6)/( 6)
23 17 金海 318/Y 2'14.54 ( 11)/( 11)
24 99 金石 ランティス/D 2'15.00 ( 6)/( 7)
25 18 木下 318/Y 2'15.21 ( 3)/( 3)
26 21 一ツ山 318/Y 2'15.62 ( 9)/( 12)
27 6 寺田 ランティス/D 2'16.02 ( 4)/( 4)
28 27 土屋 フェリオ/Y 2'16.37 ( 2)/( 4)
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西仙台ハイランド GAREA占有走行 14:20-15:20 1994-09-23 CLOUDY/WET-DRY
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Pos. No. Name Lap Time (Lap)
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1 10 ソーパー 318/Y 1'54.71 ( 6)/( 9)
2 55 ブジ 155/M 1'54.89 ( 11)/( 11)
3 36 関谷 コロナ/B 1'54.97 ( 16)/( 19)
4 39 クリステンセン コロナ/M 1'55.12 ( 11)/( 15)
5 37 亜久里 コロナ/B 1'55.58 ( 14)/( 15)
6 27 土屋 フェリオ/Y 1'55.79 ( 14)/( 16)
7 15 田中 フェリオ/B 1'56.04 ( 13)/( 15)
8 16 中子 フェリオ/B 1'56.14 ( 16)/( 16)
9 31 飯田 サニー/B 1'56.16 ( 10)/( 11)
10 33 クルム コロナ/T 1'56.25 ( 10)/( 14)
11 87 リード キャバリエ/Y 1'56.26 ( 9)/( 10)
12 38 黒澤 コロナ/M 1'56.73 ( 10)/( 11)
13 30 中谷 318/D 1'56.82 ( 12)/( 12)
14 14 服部 フェリオ/B 1'57.04 ( 9)/( 9)
15 25 新田 セレス/Y 1'57.31 ( 13)/( 13)
16 35 スコット 318/B 1'57.45 ( 8)/( 8)
17 32 影山 サニー/B 1'57.48 ( 11)/( 12)
18 73 バイエルン 318/Y 1'57.85 ( 9)/( 9)
19 7 長坂 カローラ/B 1'58.01 ( 14)/( 15)
20 19 松永 マリノ/Y 1'58.41 ( 12)/( 14)
21 2 茂木 318/Y 1'58.52 ( 13)/( 14)
22 11 原 フェリオ/T 1'58.81 ( 12)/( 12)
23 99 金石 ランティス/D 1'59.50 ( 11)/( 11)
24 8 見崎 カローラ/M 1'59.58 ( 9)/( 9)
25 6 寺田 ランティス/D 2'00.31 ( 9)/( 10)
26 21 一ツ山 318/Y 2'01.10 ( 13)/( 14)
27 17 金海 318/Y 2'03.01 ( 7)/( 9)
28 77 清水 フェリオ/D 2'05.00 ( 6)/( 10)
29 18 木下 318/Y 2'11.53 ( 2)/( 6)
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中嶋企画