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2016年9月

Japanese F3

JF3:第15,16,17戦SUGO 山下健太が3連勝で大逆転! F3参戦3年目にして悲願のシリーズチャンピオン獲得 (TOYOTA)

 全日本F3選手権の今季最終大会(第15、16、17戦)が行われ、8ポイント差のビハインドで臨んだTDPドライバー山下健太(TEAM TOM'S)が3連勝で大逆転。F3参戦3年目にして悲願のシリーズチャンピオンを獲得した。坪井 翔(TEAM TOM'S)は3戦連続で3位表彰台となった。

最終戦の大逆転で念願のシリーズチャンピオンに輝いた山下健太(右)とルーキーイヤーでランキング3位となった坪井翔(左)

最終戦の大逆転で念願のシリーズチャンピオンに輝いた山下健太(右)とルーキーイヤーでランキング3位となった坪井翔(左)

 全日本F3選手権の今季最終大会となる第8大会(第15戦、第16戦、第17戦)が9月24日(土)と25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 全8大会で戦われている2016年シーズンの全日本F3も最終大会を迎えた。今大会は、3レース制での実施。

 注目のチャンピオン争いは、今季4勝を挙げているTDPドライバーの山下がトップから8ポイント差のランキング2位、同じくTDPドライバーの坪井も勝利こそないものの着実に表彰台フィニッシュを続け、17ポイント差の3位につけている。最終戦は3レース、最大35ポイントが獲得出来るため、両ドライバー共に逆転タイトルを目指し臨んだ。

予選

 24日(土)の午前中は太陽も顔を出し、ドライコンディションで午前10時20分より第15戦、第16戦の予選が10分間ずつ実施。第17戦の決勝スターティンググリッドは第16戦の決勝結果で決定される。

 1周の短いSUGOで、山下は充分にタイヤを温め、5周目にアタックするとトップタイムをマーク。前日の専有走行でトップタイムを連発し、好調ぶりを見せていた坪井はアタックラップで攻めすぎてコースオフを喫し、無念の5番手グリッドとなった。

 第16戦の予選では、4周目にマークした坪井のトップタイムを山下が5周目に更新。2戦連続のポールポジションを獲得。貴重な2点を追加すると共に、逆転タイトルへ向け有望なトップグリッドを確保して見せた。坪井は2番手で続き、山下の逆転タイトルへ向けた援護、加えて自身の初優勝へ向け好位置から決勝に臨むこととなった。

第15戦決勝

 予選の後、やや空には雲がかかったが、気温24度、路面温度29度のドライコンディションで午後2時40分からの第15戦決勝(25周)レースが開始された。

 ポールポジションの山下は順調にスタートを決め、首位をキープ。一方、5番手スタートの坪井は出遅れ、2周目にもかわされて7位に後退。

 首位の山下はハイペースで周回毎に後続を引き離していき、その差は15周目には6.4秒まで広がった。

 山下の独走かと思われたが、16周目に2位を走行していた車両が最終コーナーでクラッシュ。この車両排除のためにセーフティカーが導入され、山下の築いたマージンは帳消しとなってしまった。

 残り5周でセーフティカーが退き、レースが再開されると、山下は上手く後続を引き離しトップのポジションを堅守。上位車両のクラッシュにより6位にポジションを上げていた坪井も好スタートを見せ、1コーナー進入で5位へとポジションを上げた。

 坪井は24周目にも更に1台をパスすると、激しい3位争いを展開。

 山下は逃げ切り、トップチェッカー。ファステストラップも獲得しこのレースはフルマークの12点を追加。ライバルが2位でフィニッシュしたが、翌日のポールポジションポイントも加えると、2点差まで詰め寄ることとなった。

 3位を争った坪井は、最終コーナーからの上手い立ち上がりで前車のスリップストリームに入ると、フィニッシュライン直前でパス。今季13度目となる表彰台を獲得した。

第16戦決勝

 25日(日)は朝から好天に恵まれたものの、前夜の雨で路面にはまだ若干濡れたところが残るという微妙なコンディション。ライン上は乾き始めており、全車スリックタイヤを装着して、午前8時半に第16戦決勝(18周)のスタートが切られた。

 ポールポジションの山下は、後方のライバルにやや詰め寄られたものの首位をキープ。一方で、2番手グリッドの坪井は、濡れているイン側のラインということもあり、4位へと順位を落としてしまった。

 山下が順調に首位をキープし逃げる後方で、ポジションを落とした坪井が猛追。3周目に1台パスすると、ファステストタイムを更新しながら更に前との差を詰め、2位争いを展開した。

 首位の山下は2位との差を2秒以上に広げたが、終盤、周回遅れに阻まれる形となりその差は一気に1秒程に。しかし、何とか逃げ切り、前戦に続く2連勝。1ポイント差ながらライバルを逆転し、ランキング首位で最終戦に臨むこととなった。また、この第16戦の結果で第17戦のスターティンググリッドが決定されるため、第17戦もポールポジションからスタートを切ることとなった。

 坪井は再三前車を攻めるも追い抜くまでには到らず3位フィニッシュ。しかし、ファイナルラップには自身初のファステストタイムをマークし、14度目の表彰台獲得となった。

第17戦決勝

 山下が2連勝でランキング首位には立ったものの、その差は1ポイントでタイトルを争う2台が最前列グリッドに並んでのスタートとなり、このレースで勝ったものがチャンピオン獲得という状況で最終戦(第17戦)のスタートを迎えた。

 第16戦決勝の後、路面は完全に乾き、強い日差しで暑さも感じるほどの気候の下、午後1時半に第17戦決勝(18周)のスタートが切られた。

 ポールポジションの山下は、2番手のライバルにやや迫られたものの抑えきり、首位をキープ。3周目にコースアウト車両の排除のためにセーフティカーが導入されたが、6周目の再スタートも危なげなく決め、中盤までは追いすがるライバルとほぼ同タイムで周回。

 残り7周になるとライバルのペースが鈍り、山下は後続との差を広げていくことに。最後は3秒近い差を付けてトップチェッカー。最終大会の3戦を制した山下が、F3参戦3年目にして悲願のシリーズチャンピオンを獲得することとなった。

 坪井はスタートから2位の車両を追い続け、最終ラップの最終コーナーでも仕掛けたが、0.3秒及ばず3位フィニッシュ。今大会の3レース全てで3位となり、今季、全17戦中15戦での表彰台獲得となった。

デビュー戦で3戦連続3位表彰台を獲得した宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)

デビュー戦で3戦連続3位表彰台を獲得した宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S #36)

3位表彰台に登った宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

3位表彰台に登った宮田 莉朋(カローラ中京 Kuo TEAM TOM'S)

トヨタ自動車(株)
モータースポーツマーケティング部

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝記者会見 優勝・山下健太「SCが入ったときはめんどくさいなと思いました」

優勝 山下健太(TEAM TOM'S)
f3-rd15-r-pc-yamashita  「序盤から飛ばして後ろとの差を作れました。その後はB-MAXの方が速いのかと思ったらそうでもなくて6秒くらい離せたんですが、SCが入って再スタートも落ち着いてうまくいきました。あしたも今日のペースは悪くなかったのでスタートを決めれば勝てると思います。SCが入ったときはめんどくさいなと思いました」
2位 ヤン・マーデンボロー(B-Max Racing team with NDDP)
f3-rd15-r-pc-mardenborough  「スタートで前に出られなくて難しいレースになると思いました。千代選手とは近づいてもストレートで差が出たりの繰り返しでした。山下選手にも近づけなくて思った通りのレースができませんでした。千代選手のアクシデントでSCが出ましたが、リスタートでも山下選手が素晴らしかったです。こんながっかりした2位は初めてです。あしたはスタートが全てなのでスタートに賭けたいと思います」
3位 坪井翔(TEAM TOM'S)
f3-rd15-r-pc-tsuboi  「予選で5位だったので追い上げなければいけないと思ってたらスタートで失敗して後ろに下がり、SUGOは抜けないので厳しいレースになりました。SC再開後にストレートで合わせて1台抜き、そのあともバトルをして最終的に表彰台まで戻ってきたので結果的には良かったです。あしたは2番手なのでチャンスはあると思うし、ちゃんと勝ちたいです」
Nクラス優勝 片山義章(Petit Lemans Racing)
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Nクラス2位 DRAGON(B-Max Racing team)
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Nクラス3位 植田正幸(B-Max RACING TEAM)
f3-rd15-r-pc-ueda  「今回で3戦目ですが、B-MAXのみなさんに良くしていただいて、ようやくレースができるようになったので、がんばって親(DRAGON)を押さえようと思ったんですが、ミスって抜かれてしまいました。隙は逃してくれませんでした。勉強になるカテゴリーでスーパーGTも出ていますが、今乗ったら速くなるのと違うのかと思うぐらいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝 優勝した山下健太がヤン・マーデンボローに対し2ポイント差に迫る。Nクラスはチャンピオン片山義章が貫禄の優勝

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 全日本F3選手権第15戦は24日、スポーツランドSUGOで25周の決勝を行い総合で山下健太(ZENT TOM'S F312)が、Nクラスで片山義章(Petit LM Racing)がそれぞれポールトゥウインを飾った。

 第15戦は午後2時40分に決勝スタート。上空には曇り空が広がり過ごしやすい中でフォーメーションラップが始まった。

 スタートを制したのはポールシッターの山下健太(ZENT TOM'S F312)でトップで1コーナーに飛び込む。2位・千代勝正(B-MAX NDDP F3)、3位・ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)、4位・牧野任祐(TODA FIGHTEX)とここまで予選順どおり。予選5位の坪井翔(ZENT TOM'S F314)はスタートをミスして、石川京侍(TODA FIGHTEX)、大津弘樹(HFDP RACING F312)の後ろ、7位まで順位を落とした。

 トップに立った山下は後続を突き放しにかかる。1周目に1秒7差とすると徐々に後続を離し、15周目には6秒以上のギャップを築いた。

 2位の千代と3位のマーデンボローは、1秒前後の差でレースは進行。決め手が無くマーデンボローは千代を攻略することができない。

 その後方では大津と坪井が接近戦を演じ、一時はストレートで並びかけるも大津にインを押さえられて坪井は前に出ることができない。

 レースが膠着状態となりこのままゴールを迎えると思われた16周目、2位を走る千代が最終コーナーでクラッシュ。このためここでセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCが退きレースは20周目から再開。上位陣は順位通りに1コーナーを通過するが、6位の坪井は大津に並びかけ5位に浮上。さらに坪井は24周目の1コーナーで前を走る石川のインにねじ込んでこれをパスして4位。最終ラップの最終コーナーでは前を走る牧野の失速を見逃さずストレートで並びかけゴール直前で3位に浮上しチェッカーを受けた。

 優勝は山下、2位・マーデンボロー、3位・坪井、4位・牧野、5位・石川、6位・大津となった。

 優勝とファステストラップで山下は選手権ポイントを93と伸ばし、2位に入ったマーデンボローの95に対し2ポイント差と迫った。

 Nクラスはポールシッターの片山義章(Petit LM Racing)がスタートからリード。2位には予選3位の植田正幸(Rn-sports F308)が浮上し、予選2位のDRAGON(B-Max Racing F306)は3位でレースを始める。

 片山は徐々に後続を引き離し独走。植田とDRAGONはドッグファイトを演じていたが10周目に植田のミスを見逃さずDRAGONが2位に上がった。SC後もこの順位は変わらず、優勝・片山、2位・DRAGON、3位植田となった。

 明日25日は第16戦決勝が午前8時30分より、第17戦決勝が午後1時30分より、それぞれ18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2016/09/24) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1361山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312534'29.508
2222ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A41251.594
3373坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31255.667
4124牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F301255.765
525石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F301257.127
686大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D258.723
777阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D259.487
8218イェ・ホンリーKRC with B-MAX F315
Dallara F315
Volkswagen A412510.239
978N1片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2532.727
1030N2DRAGONB-Max Racing F306
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE2533.986
1111N3植田 正幸Rn-sports F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE2537.134
129N4廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2537.782
135N5アレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE241Lap
1446N6久保田 克昭Planex Hanashima F3
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE241Lap
---- 以上規定周回数(90% - 22Laps)完走 ----
-28-山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A41205Laps
-3-三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31205Laps
-23-千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A411510Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 山下健太(ZENT TOM'S F312) 1'14.242 (6.25) 179.620km/h

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選 山下健太がポールポジション。Nクラスは片山義章がチャンピオンを決める

 全日本F3選手権第15戦は24日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い総合で山下健太(ZENT TOM'S F312)が、Nクラスで片山義章(Petit LM Racing)がポールポジションを獲得した。

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 第15戦公式予選は午前10時20分より10分間。SUGO上空には青空が広がり気温も上がってきた。トラックはほぼドライとなった。参加台数はCクラス11台、Nクラス6台の計17台。今回からけがで2大会休場していた千代勝正(B-MAX NDDP F3)が復帰。また、6年ぶりにF3-Nクラスに戻ってきた久保田克明(Planex Hanashima F3)が加わった。

 各ドライバー4周目からタイムアタックを開始。まずは牧野任祐(TODA FIGHTEX)が1分13秒757でトップに立つ。

 5周目に牧野が1分13秒654までタイムを縮めるも、これを上回ってきたのが1分13秒253とコースレコードを更新した山下健太(ZENT TOM'S F312)。2位には1分13秒322で復帰戦の千代勝正(B-MAX NDDP F3)が付ける。山下とチャンピオン争いをしているヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)は3位と出遅れた。

 5周目、各ドライバーがタイムを更新できない中、マーデンボローはポールポジションを狙ってアタックを続行するも1分13秒605。順位アップはならなかった。

 Nクラスは、片山義章(Petit LM Racing)が1分17秒262でポールポジション(PP)。片山はPPポイント1を追加し選手権ポイントを119と伸ばした。ランキング2位のDRAGON(B-Max Racing F306)が残りレースすべてPP、優勝を飾っても119ポイントと同ポイントに終わり、優勝回数の多い片山が今シーズンのNクラスのチャンピオンを決定した。

 Nクラス2位は前大会から参加の植田正幸(Rn-sports F308)、3位にはDRAGONと続いた。

 第15戦決勝は本日24日、午後2時40分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選結果

SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2016/09/24) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
136山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31R1'13.253--182.045
223千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A41R1'13.322 0.069 0.069181.873
322ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A411'13.605 0.352 0.283181.174
412牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'13.654 0.401 0.049181.054
537坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'13.659 0.406 0.005181.041
62石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'13.808 0.555 0.149180.676
78大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'14.026 0.773 0.218180.144
87阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'14.612 1.359 0.586178.729
93三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'14.758 1.505 0.146178.380
1021イェ・ホンリーKRC with B-MAX F315
Dallara F315
Volkswagen A411'14.770 1.517 0.012178.351
1128山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A411'14.812 1.559 0.042178.251
1278N片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.262 4.009 2.450172.599
1311N植田 正幸Rn-sports F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.341 4.088 0.079172.422
1430NDRAGONB-Max Racing F306
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'17.494 4.241 0.153172.082
159N廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'18.017 4.764 0.523170.928
165Nアレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'19.090 5.837 1.073168.609
1746N久保田 克昭Planex Hanashima F3
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'20.125 6.872 1.035166.431
---- 以上基準タイム予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'13.515)を更新しました。

Japanese F3

JF3:第15戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

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優勝 #7福住仁嶺(HFDP)
f3-rd15-r-pc-fukuzumi 昨日と同じようにスタートを無難に決めてトップを取れば勝てると思いましたが、そのとおりにスタートが決まって、途中後ろが離れないかなあ?と思いながら走っていましたが、徐々に離れていって。後半になると雨がぱらついてきて、トップにいるとコース状況がよくわからないのでヒヤヒヤしながら走っていました。プッシュしきれなかった部分もあったし、引き離しきれなかったので、車のポテンシャルを生かせなかったなあと思います。
SUGOは去年F4のFCクラスでも勝っていますから、このまま流れに乗って勝ちたいと思います。
2位 #36山下健太(トムス)
f3-rd15-r-pc-yamashita 2番手スタートだったので、スタートを決めて勝ちたかったんですが、スタートがイマイチ良くなくてポジションキープするしかなかったです。序盤は福住選手についていけたんですが、少しずつ離されて終わりました。
残り2レース勝ってチャンピオンを決めたいですね。
そのためにはスタートを速くしないと。
3位 #23高星明誠(B-MAX)
f3-rd15-r-pc-takaboshi 今週末は練習から決勝まで調子が良く、クルマのバランスも悪くなかったんですけど、予選で沈んでしまって、それが最後まで響いた格好です。あらためて予選の大事さを痛感しました。
昨日のレースはワンチャンスをものにできなかったんですが、今日はワンチャンスすらなく、淡々とついていくことになりました。クルマのポテンシャルは悪くないことがわかったんで、どうやったら勝てるかを考えてSUGOに臨みます。
SUGOは去年もCクラスで走ってるし、チームの得意とするコースなので、連勝のチャンスはあるので、相手次第にはなりますが、自分たちのできることをやりたいと思います。
Nクラス優勝 #38小河諒(トムス)
f3-rd15-r-pc-ogawa 今日はスタートで抜かれなかったので、1周目から前のクラスに続いてレースできたんですが、3周目以降離されてしまって、最後はストレートでやっと見えるぐらいの差になってしまいました。SUGOはチャンスがあるとずっと思ってきたのでSUGOでは1台でも上のクラスを抜けるように頑張ります。
Nクラス2位 #3三浦愛(EXEDY)
f3-rd15-r-pc-ai 今日はスタートで抜けませんでした。悪いスタートじゃなかったんですけど、小河くんのスタートが良かったんだと思います。その後もずっと追いかけて、昨日自分のダメだったところを改善しようと心がけながら走っていましたけど、最終的にはかなりギャップが離れてしまって。後半雨がかなり降ってきて、そこでまた自分のビビリリミッターが効いてしまって攻めきれませんでした。
順位も悔しいんですけど、自分の走りができなかったのも悔しかったです。
SUGOも正直得意ではありません。去年のF3で初めて走りました。でもシーズンの終わりまでに小河くんの連勝を止めたいので、テストができればきっちりやって最後のレースに臨みます。
Nクラス3位 #30DRAGON(B-MAX)
f3-rd15-r-pc-kumita 10周くらいまでは前になんとかついていけたんですけど、その先は体力的な問題もあって。雨も降ってきたので、前も後ろも離れてたので、順位キープの走りをして「こんなもんかな」という結果に終わりました。
14回の3位を全部返してもいいので、1個でもいいから勝ちたいです。SUGOは得意なので頑張ります。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第15戦もてぎ決勝 ルーキー#7福住2連勝!!ポイントランキングは#37キャシディと#36山下が同点で並ぶ

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ルーキー福住2連勝!!
全日本F3選手権第15戦の決勝が8月23日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#7福住仁嶺(HFDP RACING F312)がスタートからトップに立ち、昨日の初優勝に続いて通算2勝目を挙げた。
Nクラスも昨日同様に#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が独走で今季12勝目を挙げた。

第15戦決勝は午前11時から20周で行われた。
昨日の第14戦でF3初優勝を果たした福住は今回もポールポジション。スタートをきれいに決めてトップで1コーナーへ飛び込む。
2位は#36山下健太(トムス)、3位#23高星明誠(B-MAX)、4位は#2石川京侍(戸田)とここまでは予選順位どおり。
しかしその後方ではスタートで出遅れた#50関口雄飛(B-MAX)をチームメイトの#22ルーカス・オルドネスがパス。関口は1周目のヘアピンでアウトからオルドネスを抜き去るが、つづく90度コーナーで2台が接触、関口はフロントサスを壊してそのままリタイヤ、オルドネスも10周目にピットに戻ってレースを終えてしまった。

一方、トップ集団は序盤福住を2位の山下が1~1.5秒の差で追っていたが、中盤に差し掛かったあたりで高星が山下に急接近、テール・トゥ・ノーズのバトルを展開し始める。
その後ろからは石川もじわじわと接近してきた。

この間にギャップを広げたい福住だったが、今回は前日のような独走状態に持ち込むことができず、また終盤インフィールド区間で雨が降り始めたこともあって、なかなかペースを上げられないまま20周を終了。それでも2位山下に1.1秒差をつけて今週末を2連勝で締めくくった。

山下も最後まで高星に付け入る隙を与えずにそのまま2位でフィニッシュ、ポイントリーダーの#37ニック・キャシディ(トムス)が5位に終わったため、シリーズポイントはともに105で並ぶことになった。
このレースを3位で終えた高星のポイント合計は90、2連勝の福住は65となり、チャンピオン争いは同点の二人のほか、かろうじて高星に可能性が残される結果となった。

Nクラスはスタートからトップに立った小河が2位の#3三浦愛(EXEDY)を序盤から一気に突き放し、33.457秒もの大差をつけて今季12勝目を挙げた。
2位#3三浦愛、3位には#30DRAGONと、表彰台は今年すっかりおなじみになった顔ぶれ。
DRAGON選手にとっては今季14回目の3位だ。

全日本F3選手権の2015シーズンは残り1大会を残すのみとなった。
決戦の舞台はスポーツランドSUGO。10月17~18日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦もてぎ決勝結果

MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2015/08/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 15 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
171福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D2035'46'771
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31201.166
3233高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31202.789
424石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301203.353
5375ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ312011.631
686高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D2012.647
7197ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312013.045
8288山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ312038.899
938N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2049.457
103N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE201'22.914
1130N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE191Lap
125N4アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE191Lap
1377N5三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE191Lap
---- 以上規定周回数(90% - 18Laps)完走 ----
-18N-ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE137Laps
-22-ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31911Laps
-50-関口 雄飛B-Max Racing F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31020Laps
  • CarNo.7 福住仁嶺(HFDP RACING) 1'46.587 (3/20) 162.17km/h

Japanese F3

JF3:第15戦もてぎ公式予選 今週好調な#7福住が連続ポールを達成!

全日本F3選手権第15戦もてぎの公式予選は今週末好調な#7福住仁嶺(HFDP RACING F312)が第14戦に続いて他を圧倒する速さをみせ、2戦連続、今季通算3度目のポールポジションを獲得した。
Nクラスも終了間際にタイムアップを果たした#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が連続でポールを獲得した。

f3-rd15-q-7 f3-rd15-q-36 f3-rd15-q-23 f3-rd15-q-38 f3-rd15-q-3 f3-rd15-q-30

第14戦の予選終了から10分間のインターバルを置いて第15戦の公式予選が開始された。
上空を覆い尽くしていた分厚い雲は次第に姿を消し、コース上には薄日が差し込む状態となっていた。

各車2周のウォームアップを終え、残り4分あたりから本格的なアタックを開始する。
最初にトップに立ったのは#23高星明誠(B-MAX)。しかしタイムは1’46.038とわずかに45秒台には届かない。2位に#22ルーカス・オルドネス、3位に#50関口雄飛と一時はB-MAXが1-2-3を形成するが、その直後に最終コーナーを立ち上がってきた福住のタイムは1’45.557。
第14戦のタイムには及ばないものの、一気にトップに躍り出た。福住はそのまま早々とアタックを切り上げてピットへ。
その後トムス勢もタイムを上げてきたが、#36山下健太1’45.814、#37キャシディは1’45.957といずれも第14戦のタイムを上回れず、それぞれ予選2位、5位に終わった。
これにより福住が2戦連続でポールから決勝をスタートすることになった。
予選3番手にはランキング3位の高星がつけている。

Nクラスは当初#3三浦愛がクラストップに立っていたものの、そのタイムは1’49.739と満足できるレバルにはなく、最後のアタックで1748.821を記録した小河がここでもトップで明日の決勝に臨むことになった。

第15戦決勝は明日午前11時から20周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI 2 & 4 RACE -RIJ- (2015/08/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 15 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
171福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'45.557--163.750
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.814 0.257 0.257163.352
3233高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.906 0.349 0.092163.210
424石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'45.912 0.355 0.006163.201
5375ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'45.957 0.400 0.045163.132
6506関口 雄飛B-Max Racing F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.178 0.621 0.221162.792
7227ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.211 0.654 0.033162.742
8198ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'46.470 0.913 0.259162.346
989高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'46.499 0.942 0.029162.302
102810山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'47.540 1.983 1.041160.731
1138N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'48.821 3.264 1.281158.838
123N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'49.739 4.182 0.918157.510
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'50.381 4.824 0.642156.594
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'51.361 5.804 0.980155.216
155N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'51.625 6.068 0.264154.849
1618N6ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'52.884 7.327 1.259153.121
---- 以上基準タイム(110% - 1'56.334)予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 上位3人のコメント

優勝 #23佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)
昨日スタートで遅れてしまったので、今日は絶対にぶっちぎってやろうと思っていました。スタートでトップに立ってからはそのまま逃げることが出来ました。序盤はストレートでちょっと危ないところがあったんですが、途中からはスリップ圏外から離れていったので、集中していいレースが出来ました。
セクター2、セクター3は自分のほうが速いとわかっていたので、最後までプッシュし続ければ勝てると思っていました。
シーズン序盤はエンジニアさんと苦労して来て、データを蓄積していきました。B-MAXとしては3年目ですが、僕は1年目で、頑張って来た成果を最後に見せることが出来たので、凄く一年で成長できたかなと思います。
F3は凄く勉強になるカテゴリーで、ここで速ければGT500でも通用するとわかりました。F3はセッティングもシビアだし、繊細なドライビングをしないと後半タイムが落ちたりするので、F3をしっかり走ることでGT500も成績に繋がっていると思います。
来年のことはわかりませんが、チャンスがあればF3でチャンピオンをとりたいと思いますし、スーパーフォーミュラも乗るチャンスがあれば乗りたいです。
富士は凄く得意で、セクター3での自分の走り方が合ってて、富士は自分に合ってるコースだと思います。
いまカートではブリヂストンの開発をやっているので、どういうタイヤがたれない、とかテストして凄く勉強になっているので、それはF3でもGTでも凄く生きています。今後もカートタイヤの開発は続けて行きたいです。
2位 #36山下健太(PETRONAS TOM'S F314)
4番手からのスタートだと、スタートで上に上がらないと厳しいと思ってレースに臨みました。前の2台は抜けましたが、松下選手もスタートが良かったんですけど、なんとか2位で戻ってこれました。佐々木選手より僕のほうがストレートは速かったので序盤はチャンスがあると思ったんですが、徐々にタイヤの性能が落ちて来て、チャンスのないままはなされて終わってしまいました。
開幕の鈴鹿での速さをどこでも見せられなかったのがいけなかったと思います。来年もし出られるならチャンピオンを狙っていきたいです。
3位 #7松下信治(HFDP RACING F312)
昨日と同じ5番スタートだったので、後半の上がり代もなかったし、スタートでいくしかないと思っていました。この2年間で一番いいスタートを切れて、僕のノーズが山下選手の前に出たと思ったんですが、インをとられてしまったので、ぶつかっても良くないと思い、3位で周回を重ねていきました。
後半のペースの落ちが大きかったので、勝田選手を押さえながらポジションキープに努めたのが今回のレースでした。
今思えば、もうちょっと行ってれば、と思います。判断の未熟さが今回の反省点です。
昨日はタイトルを意識して守りに入ってしまいましたが、今日はリラックスして勝負するぞという強い気持ちで臨んだのが良かったと思います。
Nクラス優勝 #6小泉洋史(Net Move Hanashima Racing)
最終戦ということで、悔いの残らない思い切ったレースをしたいと思って走りました。
昨日はみっともないエンストをして追い上げるレースになりましたが、今日はいつも通り集中してスタート仕様と思って臨みました。自分の中では抜群とはいかないまでも、まあまあいいスタートをして1コーナーに向かいましたが、予選で一つ番手が後ろのCクラスの吉田さんが非常にいいスタートをされて、1コーナーで前に出られて塞がれるような形になっちゃったんですね。路面温度も低いし、ぶつからないように安全パイのブレーキングで入って行ったら、そこを久保君にアウトから抜かれてしまい、そこから追い上げのレースになりました。久保君も湯澤君も速かったので「まずいなあ」と思っていました。セクター2で久保君と湯澤君は速くて、僕はセクター1と3には自信があったので、きちっと抜きどころと何周目に抜くかのターゲットを決めて、久保君のことは理想通りに抜けたと思います。
Nクラス2位 #28山口大陸(TAIROKU EXCEED)
今までにないような早朝のレースで、路面温度も低く、タイヤの内圧やセットアップなど、相談しながら立ってたんですが、序盤はペースが上がらず、前に離されてしまって単独走行になってしまいました。
(以前参戦していた1997年当時と比べて)自分が当時やっていたときとはクルマが違うので戸惑いましたが、レースをやっているうちに慣れてきました。モータースポーツってチームみんなが戦っている集合体なので、これからも一つ一つのレースを納得しながら戦っていきたいと思います。
Nクラス3位 #3三浦愛(EXEDY RACING F307)
今回はWECとの併催で、スーパーフォーミュラとの併催のときとは路面が違ったり、予選からあまりタイムが良くなくて、昨日のレースは自分のレースでリタイヤしてしまって、でもこの最終戦は悔いのないようにと思ってスタートしました。でもスタートでエンストしそうになり、反省ばかりのレースでしたがどんな形であれ表彰台に立ってシーズンを終われたのは良かったと思います。
鈴鹿のときは何もかもが初めてで、表彰台に上がれるとは正直思っていなかったんですけど、鈴鹿で優勝することが出来て、そこからプレッシャーも感じましたが、チームが支えてくれたので、最後も表彰台に立てました。本当に反省ばかりで勉強の一年になりました。来年以降にこの勉強をつなげていきたいと思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 #23佐々木がポール・トゥ・フィニッシュでシーズンを締めくくる。Nクラスは#6小泉が2連勝

2014年全日本F3選手権の最後のレース、第15戦決勝が10月12日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#23佐々木大樹(B-MAX NDDP F312)が最後まで後続につけいる隙を与えずに逃げ切り、今季2勝目を挙げてシーズンを締めくくった。
Nクラスは昨日チャンピオンを決めた#6小泉洋史((Net Move Hanashima Racing)が2連勝を達成した。

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今大会は世界耐久選手権(WEC)との併催ということもあり、第15戦決勝は午前8時より15周で行われた。
台風19号接近の影響もあってか、富士スピードウェイ上空には分厚い雲が覆い被さり、昨日以上に気温も下がって、各ドライバーともタイヤのウォームアップや内圧の設定に頭を悩まされるレースとなった。

ホールショットを奪ったのはポールシッターの#23佐々木。
昨日の失敗から学んでか見事な加速で後続を押え込んでトップでコントロールラインに戻って来た。
2番手には予選4番手の#36山下健太、3番手には昨日チャンピオンを決めた予選5番手の#7松下信治が続く。
ストレートスピードでは後続の2台に一歩及ばない佐々木は序盤こそ懸命にストレートでラインをずらして山下と松下を牽制していたが、セクター2での飛び抜けた速さを武器に、徐々に山下とのギャップを広げて行く。
タイヤの摩耗が進んだレース中盤には完全に主導権を握った格好で、山下との差を2秒以上に広げてそのままゴールへ。
シーズン序盤の、特に予選での苦戦が影響してシリーズランキングは5位に留まった佐々木だが、最後はポール・トゥ・ウィンという申し分のない形でシーズンを締めくくった。
2位は山下、3位には松下がそのまま入り、昨日優勝した#1勝田貴元はファステストラップを記録するなど速さを見せたもののスタートでの出遅れもあり4位に終わった。

一方のNクラスは#6小泉が動き出しこそ良かったものの、1コーナーではCクラスの吉田基良に前を押さえられる格好になってしまい、#62久保凛太郎の先行を許してしまう。
しかし小泉は8周目終わりのホームストレートでスリップを使って久保に並びかけ、続く1コーナーでインをついてトップに立った。
2位に後退した久保はその後、#19湯澤翔平に追い上げられる展開になってしまい、両者は13周目のコカコーラコーナー手前で接触、揃ってリタイヤとなってしまった。
こうした後続の争いを他所に小泉はリードを広げ、昨日に続いての2連勝。シーズン通算で8勝目をものにした。
久保と湯澤のリタイヤにより、2位には16年ぶりのF3参戦となった#28山口大陸が、3位には今季通算7度目の表彰台となる#3三浦愛が入った。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝結果

FIA WEC Rd.5 6 Hours of FUJI -RIJ- (2014/10/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1231佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311524'02.538
2362山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31152.322
373松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D154.220
414勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31155.102
5225高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31157.159
626清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011512.654
7387ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311517.858
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1519.574
9219ダン・ウェルズTDC F314 with DWI
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311520.623
106N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1541.349
1128N2山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1550.022
123N3三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1553.908
131310吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311554.230
1430N4ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1555.622
1577N5三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE151'04.084
---- 以上規定周回数(13Laps)完走 ----
-62N-久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE123Laps
-19N-湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE123Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S F312) 1'34.799 (3/15) 171.9km/h

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選 #23佐々木が2戦連続ポール。B-MAX NDDPがフロントロー独占

富士スピードウェイにて行われている全日本F3選手権第15戦の公式予選は、第14戦に続いて#23佐々木大樹(B-MAX NDDP)がポールポジションを獲得。改めて好調ぶりをアピールした。

f3_r15_q-23 f3_r15_q-22 f3_r15_q-1 f3_r15_q-6 f3_r15_q-19 f3_r15_q-62

第14戦の公式予選終了から10分間のインターバルをおいて第15戦の公式予選がはじまった。 走行は同じく10分間。
最初の予選でポールを獲得した#23佐々木はここでも速さをみせ、1’34.799とタイムを更に縮めて2戦連続ポール獲得。更にはチームメイトの#22高星明誠も1’34.945を記録、B-MAX NDDPがフロントローを独占する結果となった。
一方チャンピオンを争う#7松下信治、#36山下健太の結果は、松下が予選5位、山下は4位という結果に。 とはいえタイム差は松下がトップから0.32秒差、山下も0.29秒差と僅かであり、松下自身もロガーデータなどから修正ポイントは見いだせていると語っており、決勝での巻き返しが大いに期待できそうだ。

Nクラスは#6小泉洋史(ハナシマ)がこちらも2戦連続でトップタイムを記録。タイトル獲得へ向けて確かな手応えを得たようだ。

第15戦決勝は明日朝8時より15周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選結果

FIA WEC Rd.5 6 Hours of FUJI -RIJ- (2014/10/11) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
1231佐々木 大樹B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.799--173.280
2222高星 明誠B-MAX NDDP F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.945 0.146 0.146173.014
313勝田 貴元PETRONAS TEAM TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'34.955 0.156 0.010172.996
4364山下 健太PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'35.093 0.294 0.138172.745
575松下 信治 HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'35.122 0.323 0.029172.692
626清原 章太TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F3011'35.347 0.548 0.225172.284
7217ダン・ウェルズTDC F314 with DWI
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'35.580 0.781 0.233171.864
888高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204D1'35.608 0.809 0.028171.814
9389ナニン・インドラ・パユーングCERUMO・INGING Jr. F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'36.057 1.258 0.449171.011
106N1小泉 洋史 Net Move Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.175 2.376 1.118169.043
111310吉田 基良B-MAX RACING F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'37.260 2.461 0.085168.896
1219N2湯澤 翔平KCMG F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.495 2.696 0.235168.489
1362N3久保 凛太郎CG ROBOT ル・ボーセ F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.943 3.144 0.448167.718
1428N4山口 大陸TAIROKU EXCEED
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.019 3.220 0.076167.588
1530N5ドラゴンB-MAX with RSS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.155 3.356 0.136167.356
163N6三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.318 3.519 0.163167.078
1777N7三浦 勝アルボルアルデアCMS306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'39.050 4.251 0.732165.844

Japanese F3

JF3:第14,15戦富士 全日本F3第7大会富士 勝田貴元が3位/2位でシリーズランキング2位、F3-Nクラスのナニン・インドラ・パユーングは第14戦で今季4勝目(TOYOTA)

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今季最終大会で3位/2位に入り、ランキング2位でシーズンを終えた
勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S #37)

 全日本F3選手権の今季最終戦となる第7大会(第14戦、第15戦)が10月19日(土)と20日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 FIA世界耐久選手権(WEC)第6戦富士6時間レースのサポートレースとして開催される今大会。既に年間のタイトルは中山 雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が決めているが、2位以下のランキングは確定しておらず、最終大会はランキング争いが注目のポイントとなった。

 19日(土)午前11時30分より10分ずつ、10分間のインターバルを空けて14戦、15戦の予選が行われた。中山は体調不良のため、今大会への出場をキャンセルすることとなった。

 雨の予報もあったが、結局降ることはなく、ドライコンディションで予選は行われた。前日の占有走行の後にWECなどの走行があったこともあり、路面コンディションが変化。短い予選セッションの中でこれにあわせられるかがポイントとなった。

 14戦予選では、勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S #37)が千代 勝正(B-MAX ENGINEERING)とトップタイムを争ったが、セッション終盤に逆転を許し、2番手タイム。

 15戦予選も勝田と千代の争いとなり、一旦は千代がトップに立つも、ファイナルラップで勝田が逆転。最終戦のポールポジションを獲得。

 F3-Nクラスのナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)は両レース共にクラス2番手グリッドとなった。

 予選の後、午後2時50分から第14戦の決勝が行われた。WECのサポートレースとしてのスケジュールのため、土曜日の第14戦が、日曜日の第15戦よりも長い21周での開催。また、グリッドへのコースインからフォーメーションラップスタートまでの時間も通常の20分間に対し10分間と短く、作業時間もほとんど無いため、コースインしたままのセットでスタートすることとなった。

 レーススタート直前に雨粒が落ちてきたが、タイヤを交換するまでには至らず、全車スリックタイヤでスタートを切った。

 勝田は2位を守り、首位の千代を追ったが、8周目にコースオフを喫し3位に後退。そのまま3位でチェッカーを受けた。この結果により、勝田は今シーズンのランキング2位が確定した。

 F3-Nクラスでは、ポールポジションの高星 明誠(NDDP RACING)がスタートで大きく出遅れ後退し、パユーングがクラストップに浮上した。パユーングは後半、高星の追い上げを受けたが逃げ切り、今季4勝目を挙げた。

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第14戦でF3-Nクラストップのチェッカーを受け、今季4勝目を挙げた
ナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)

 20日(日)は前夜からの雨が降り続き、完全なウェットコンディションとなった。WECのサポートレースということで、今レースもセットアップ変更の時間はないまま、今大会、初めてとなるウェットコンディションの下で、午前8時から第15戦(15周)がスタートした。

 ポールポジションの勝田はトップをキープしたが、ウェットの難コンディションに足をすくわれ、3周目のダンロップコーナーでコースオフ。2位へと順位を落としてしまった。

 その後、追い上げてきた後続との2位争いを凌いだ勝田だったが、首位を逃げる千代との差は大きく、2位でチェッカー。

 F3-Nクラスのパユーングはスタートから2位のポジションを守り、2位でフィニッシュした。

 第15戦の終了をもって、今年の全日本F3シリーズは全日程を終了した。11月14日(木)から17日(日)に渡って開催されるマカオGPに、今季の全日本F3チャンピオンである中山がTOM'Sから参戦する。

トヨタモータースポーツニュース

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 上位3人のコメント

総合優勝 #50千代勝正
f3_r15_r_pc-chiyo 悪天候のレースになりましたが、今シーズンはウェットでのテストが充分に出来てなくて、セッティングも詰め切れていませんでした。でも条件はみんな一緒なので、僕らは一番いいだろうと思われるセットでレースに臨みました。序盤はタイヤが暖まらず、最初の1コーナーでリヤをロックさせてしまい、スピンしてしまいました。多分5位くらいまで落ちたと思いますが、Bコーナーで関口選手の前に出たら、次の1コーナーでホンダの二人がぶつかったので2位に上がりました。そこからトップの勝田選手を1周1秒詰めるくらいのペースで追い上げていたら、彼がコースオフしてくれたのでラッキーでした。
昨日勝ったことで安心したりとかはありませんでした。開幕当初からこの位置を走る予定でしたから。今週末勝って終われたのは良かったと思います。チームの皆さんや戸田レーシングさんに感謝したいと思います。
実は昨日勝った後でアドバイザーの(土屋)武士さんと賭けをしていて、今日勝てなかったら忘年会の費用を全額僕が持つことになっていたんですよ。そういう意味でも勝てて良かったですが、次は「マカオで勝てなかったら」とか言われそうな気がします
総合2位 #37勝田貴元(トムス)
f3_r15_r_pc-katsuta 今日はポールからのスタートで、雨にも得意意識がありました。
スタートが無難に決まり、ポジションをキープすることが出来ました。後ろが2ワイド、3ワイドでバトルをしていたので、その間にリードを広げようと思いましたが、雨と低温のためにずっとグリップ感が無くて、ダンロップコーナーでも慎重にブレーキングしたつもりでしたがロックさせてしまってコースアウトしてしまいました。
それでも千代選手に抜かれてからは頭を切り替えて、焦らずについていこうと思いましたが、千代選手に離されてしまいました。
開幕戦から1位か、最低でも2位を目指して毎レース戦ってきました。岡山ラウンドで気付いたことがあって中山選手と僅差の戦いが出来るようになりましたが、8月のもてぎから少しずつリズムが掴めなくなり、予選でも区間ベストをつなげることが難しくなり、いいリザルトを残せませんでした。
今週末中山選手が欠場したことでトムスを背負って走りましたが、僕の力不足でした。くやしいです。
総合3位 #45関口雄飛(B-MAX)
f3_r15_r_pc-sekiguchi 今回の参戦は、マカオで千代選手が使うクルマなので最後まで壊さないこと、最後まで走り切って走行距離を稼ぐこと、それから久々のスタンディングスタートで間隔を掴むことが目的でしたが、そのどれも達成することが出来て満足しています。
昨年のWEC併催の時の予選タイムと比較して1秒以上速いタイムが出せたことで、自分の調子がいいことも確認できました。マカオまで1ヶ月ないことを考えると、ここでレースできたことは良かったです。
Nクラス優勝 #23高星明誠(NDDP)
f3_r15_r_pc-takaboshi 昨日はスタートでミスをしてしまいましたが、雨のもてぎでスタートを成功させているので、あのイメージを持って今回のレースに臨みました。レース前半まではCクラスの野尻選手についてけましたし、ナニン選手に差を付けては知ることが出来ましたので、いいレースだったと思います。
今シーズンは序盤から連勝できましたが、中盤にペースを落とし、終盤にそれを克服できました。いいシーズンだったと思います。
来年はもう一年F3を、できればCクラスで戦いたいです。結果を残すことが出来たので、期待しています。
Nクラス2位 #38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
f3_r15_r_pc-nanin ウェットよりドライの方が得意なんですが、コンディションを選ぶことは出来ませんから仕方ありません。
もっと練習しないと行けないと判りましたので、来年また練習します。
高星選手とはカートの頃から6年間一緒にレースをしてきました。フォーミュラでは彼の方が先輩なので、ずっと目標にしてきました。
今シーズンは小泉選手の後ろで走ることが多かったので、彼からバトルの仕方などを学べました。これは僕のレースキャリアに今後大いに役立つと思います。
#6小泉洋史(ハナシマ)
f3_r15_r_pc-koizumi スタートが上手く決まりました。今までウェットレースは苦手でしたが、もてぎで掴めたことがあって、今回は雨だからといって不安を感じることはなく、自身を持って走れました。後半雨がやんでからはペースが上がり、ナニン選手が見えるところまで追い上げることが出来ました。今シーズンは高星選手とナニン選手がずっと速かったんですが、最後に見えるところまで追い上げられたのは収穫でした。
この後乗るWECに向けても、朝一でウェットコンディションを体験できたのは収穫だったと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 #50千代勝正&戸田エンジンが2連勝で2013シーズンを締めくくる!

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全日本F3選手権第15戦の決勝が10月20日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした#50千代勝正(B-MAX)が昨日に続いて二連勝を飾った。

2013シーズンのF3もいよいよ最終戦。
第15戦決勝は朝8時より15周で行われた。
この日の富士は朝から小雨が降り続き、コース上は完全なウェットコンディション。
そのため、スタート直後からコースのあちこちで激しいバトルとアクシデントが相次ぐ大変荒れた展開となった。

ホールショットを奪ったのはポールシッターの#37勝田貴元(トムス)。
予選2番手の千代は最初の1コーナー進入でリヤをロックさせてしまってハーフスピン状態に陥り、一気に5位あたりまで後退してしまう。
しかし千代はその周のダンロップコーナーでスポット参戦のチームメイト#45関口雄飛をパスすると、続く2周目の1コーナーで#7松下信治と#8清原章太のHFDP勢が接触、コースアウトしたことにより2位に復帰した。

この間に着々とリードを広げつつあったトップの勝田だったが、滑りやすい路面と中々熱の入らないタイヤに苦しみ、3周目のダンロップ進入でホイールをロックさせてしまって痛恨のコースアウトを喫してしまった。
これでトップに立った千代は次第にペースを上げて後続を突き放しにかかり、最後は2位以下に17秒の大差を付けてフィニッシュ。第14戦に続く連勝で今シーズンを締めくくった。
2位には勝田、3位には来月のマカオ参戦を睨んでスポット参戦してきた#45関口雄飛が入った。

Nクラスは予選トップの#23高星明誠(NDDP)が終始トップを快走、一時は上位クラスをも脅かす走りで今季11勝目をものにした。
2位には#38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)、3位は#6小泉洋史(ハナシマ)といういつもの顔ぶれとなった。

全日本F3選手権はこのレースで終幕。
しかし中山雄一、千代勝正、関口雄飛らは来月開催されるマカオグランプリへの出場を予定している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝結果

FIA WEC 6 Hours of FUJI -RIJ- (2013/10/20) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011527'24.891
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311517.126
345関口 雄飛B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA TOM'S 1AZ-FE1520.520
42野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F3011534.448
523N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1545.217
68清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1545.473
738Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE151'21.465
86N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE151'24.722
930NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE151'52.743
1011N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE141 Lap 
1113吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301141 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
-*7松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D123 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.50 千代勝正(B-MAX・F312) 1'48.719 (7/15) 151.1km/h
  • CarNo.7は、全日本選手権統一規則第3章第28条12.1).2)(他車への接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選 #37勝田が今季2度目のポールポジション

富士スピードウェイで行われている全日本F3選手権第15戦の公式予選は#37勝田貴元(トムス)が今季2度目のポールポジションを獲得した。

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第14戦の予選終了から10分間のインターバルを置いて第15戦の公式予選が始まった。
当初雨が懸念されていた富士スピードウェイだが、結局この日は曇天のまま終始ドライコンディションで予選が行われることになった。

既に今季のタイトルを決めている#36中山雄一を欠いた状態で行われることになった最終大会だが、第14戦に続いて#37勝田と#50千代勝正(B-MAX)による接戦が展開されることになり、チェッカーフラッグ提示直後に1'34.373を記録した勝田が第6戦岡山以来、今季通算2度目のポールポジションを獲得することになった。
2位は千代。昨年仕様のエンジンで臨んだ#45関口雄飛はクラス最後尾の6位に終わった。

Nクラスは#23高星明誠(NDDP)が第14戦に続いてトップ。#38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
が2位につけた。

第15戦決勝は明日朝8時より15周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsprts Forum

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選結果

FIA WEC 6 Hours of FUJI -RIJ- (2013/10/19) Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2013 All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
137勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'34.373--174.06
250千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'34.4670.0940.094173.89
38清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'34.7010.3280.234173.46
42野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F3011'34.7010.3280.000173.46
57松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'34.8360.4630.135173.21
645関口 雄飛B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA TOM'S 1AZ-FE1'35.3190.9460.483172.34
723N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'36.0721.6990.753170.98
838Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1'36.4942.1210.422170.24
913吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'37.1092.7360.615169.16
106N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.2752.9020.166168.87
1111N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'37.8243.4510.549167.92
1230NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'38.1873.8140.363167.30
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'43.9659.5925.778158.00
-36中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S 1AZ-FEno time---

Japanese F3

JF3第14,15戦富士 :中山雄一が富士の2レースも制し5連勝でシーズンを締めくくる (TOYOTA)

  • コース:富士スピードウェイ(4.563km)
  • 予選:10月13日(土)晴れ:ドライ
  • 第14戦決勝:10月13日(土)晴れ:ドライ
  • 第15戦決勝:10月14日(日)曇り:ドライ
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第14戦では中山雄一、リチャード・ブラッドレー、
平川亮と続き、トヨタ勢が表彰台を独占

 2012年シーズンの全日本F3選手権最終戦となる、第8大会(第14戦、第15戦)が10月13日(土)と14日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今大会は、中国ズーハイで予定されていたが中止となった第3大会の代替戦として、「2012 FIA 世界耐久選手権 第7戦 富士6時間耐久レース」のサポートレースとして開催された。

 今季の全日本F3は、F3ルーキーの平川亮(RSS)が開幕2連勝を飾った後、5連勝を含む10戦連続での表彰台獲得により、最終大会を待たずしてシリーズチャンピオンを決めている。

 シーズン後半に調子を上げ、前大会SUGOで3レース完全制覇を果たした中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)と新チャンピオン平川とのバトルに注目の集まるレースとなった。

 今大会には、TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、F3-Nクラスは参戦車両9台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。

 13日(土)午前11時25分から10分ずつ、10分のインターバルを挟んで第14戦、第15戦の予選が行われた。

 第14戦は3連勝中の中山がポールポジションを獲得。F3-Nクラスでランキング首位に付ける佐々木大樹(NDDP RACING)がF3-Nクラス車両ながら総合での最前列2番手、クラスでのポールポジションを獲得。

 平川は3番手。リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)、山内英輝(B-MAX ENGINNERING)が4,5番手で続いた。F3-Nクラスで前大会初優勝を飾った勝田貴元(TOM'S SPIRIT)はクラス3番手。

 第15戦の予選では、F3-Nクラスの佐々木がクラスだけでなく総合でもトップとなるタイムを叩きだし、ポールポジションを獲得。中山が2番手、平川が3番手。勝田はクラス4番手につけた。

 この予選結果により、佐々木は決勝レースを待たずして今季のF3-Nクラスチャンピオンを決めることとなった。

 好天の下、WEC富士6時間レースの予選に引き続き、午後2時40分から第14戦の決勝レース(21周)がスタート。ポールポジションの中山は好スタートを切ったが、2番手の佐々木が遅れ、4番手スタートのブラッドレーが2位に浮上。3番手グリッドの平川が佐々木をかわして3位で序盤戦へ突入した。

 その後は首位の中山が順調に逃げ、トップ3台の差が広がっていく一方で、4位に上がった山内と佐々木との4位争いが加熱。何度か佐々木が前に出る場面もあったが、山内は4位をキープ。

 中山は2位に7秒以上の差をつけ、ポール・トゥ・ウィンで今季5勝目。ブラッドレーが2位、平川が3位に入り、トヨタ勢が表彰台を独占した。

 F3-Nクラスでは総合5位に入った佐々木が今季8勝目。勝田がクラス2位に入った。

 14日(日)はあいにくの曇り空となり、まだ肌寒い午前8時半から、シーズン最終戦となる第15戦決勝レース(15周)のスタートが切られた。

 初のポールポジションを獲得していた佐々木は、予選時に走路外走行があったということで3グリッド降格。繰り上がってトップグリッドとなった中山が好スタートを切り首位をキープ。4番手、5番手グリッドの佐々木とブラッドレーはエンジンストールを喫し、ほぼ最後尾へと後退してしまった。

 スタートでは3番手グリッドのラファエル・スズキ(TODA RACING)が平川をパス。抜かれた平川はスズキを抜き返そうとダンロップコーナー進入で並びかけたが、立ち上がりで行き場を失いオーバーラン。山内の先行も許し、4位へと後退。

 2周目には山内がスズキを攻めるがパスするには至らず、逆に3周目の1コーナー進入では、平川がサイド・バイ・サイドのバトルの末に山内をパスし、3位に復帰した。

 その後トップ3台の順位に変動は無く、中山が首位を独走。後方ではブラッドレーと佐々木が追い上げを図る一方で、バトルを繰り広げた勝田はブレーキングで体勢を崩し、野尻智紀(HFDP RACING)と接触。ピットでの10秒ストップのペナルティを受けることとなってしまった。

 最後は中山が再び2位に7秒の差をつける独走でトップチェッカーを受け、シーズン終盤5連勝で今季6勝目を挙げた。平川は2戦連続の3位、山内が4位、追い上げたブラッドレーが5位で続いた。

 F3-Nクラスでは佐々木が今季9勝目でタイトル獲得に花を添える結果となった。

 これで今季の全日本F3は全日程を終了したが、11月15日(木)から18日(金)にかけて開催される、F3の世界一決定戦ともいえるマカオグランプリに、全日本F3の代表として、平川と中山、山内が参戦する。

Text & Photos: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 各クラス上位3人のコメント

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総合優勝 #36中山雄一(トムス)
f3_r15_r_pc_nakayama 佐々木選手のペナルティで、繰り上がりでポールスタートになりました。朝は寒いコンディションで、WECのクルマも走って、路面状態が変わるかなと思ったんですけど、グリッドまでの試走でクルマのバランスが悪くなかったので、そのままのセッティングで行こうと思いました。レース中もマシンのバランスが良かったので、最後まで思い通りに走ることが出来ました。
今年は最初の鈴鹿でトラブルがあってイライラしたり、その後も新しいマシンのセッティングとドライビングのバランス取りに手こずって、苦しい序盤、中盤戦でしたが、後半になって自分のドライビングを対応させ、それに伴ってマシンのセッティングも良くなり、菅生と富士で結果を出すことが出来、シーズンを有終の美で飾れて嬉しいです。
マカオはフォーミュラBMWで一度走っていますが、F3で走るとなるといろいろと違ってくると思うので、一年目というつもりで臨みます。チームメイトになるドライバーはマカオの経験があるので、彼から学んで、最終的には優勝できるようになりたいと思います。
2位 #2ラファエル・スズキ(戸田レーシング)
f3_r15_r_pc_suzuki 昨日よりはスタートが良かったです。昨日のレースの経験が今日のレースにいい影響を及ぼしました。それでも序盤は上位にいるのが大変で、最初の5、6周は出来る限りハードにプッシュしました。
その後は安定してタイムが出せるようになりましたが、最後まで中山選手を捉えることは出来ませんでした。
F3は予選が全てだと思います。今シーズンはそこでのニュータイヤの扱いで苦労しましたが、シーズンが進むにつれてクルマも仕上がってきました。優勝はありませんでしたがいいシーズンでした。
3位 #4平川亮(RSセリザワ)
f3_r15_r_pc_hirakawa 今日はスタートが良くなくて、順位を落としてしまい、それを挽回しようとしてオーバーランして4位になってしまいました。山内選手がミスをしたお陰で3位に上がれ、2位を追いましたがペースが上がりませんでした。
でも昨日よりはクルマの状態は良くなっているので、マカオに向けていいレースだったと思います。
マカオは走ってみないと分かりませんが、日本のF3のレベルの高さを示せれば、と思います。
一度フォーミュラBMWで走っていて、面白いサーキットだと思いましたが、周回数を重ねることが出来ず、よくわかりませんでした。F3とはスピード差もあるので、その違いを感じられれば、と思います。
自分のためにも、芹沢さんのためにも頑張って結果を出したいです。
Nクラス優勝 #23佐々木大樹(NDDP)
f3_r15_r_pc_sasaki 今日はCクラスと序盤で争うためにも、スタートにかけていました。攻めてスタートして出だしは上手くいったんですけど、クラッチミートでミスをしてしまいました。そこからはもうプッシュプッシュで、8台くらい抜いたと思うんですけど、早く抜かないと平峰選手が前に行ってしまうと思って、隙があればすぐ抜きにいきました。
最終的にクラス1位で帰って来れたのは良かったと思います。
今年一年チームの皆さんや監督と話し合って、一丸となって戦うことが出来ました。それによって速さや強さが身に付いたと思いますし、最高のシーズンになりました。
2位 #7平峰一貴(HFDP)
f3_r15_r_pc_hiramine スタートが上手く行って、佐々木選手のストールが見えたのでしっかりプッシュしないとと思いました。追いつかれたのは僕のミスで何度かタイムを落としてしまった影響があるのかなと思います。
真っすぐスタートしたかったんですが、前でストールしていたのでよけなければなりませんでした。最後まで走りきれたのは良かったと思います。
今年一年HFDPというチームで走ることが出来、チーム代表や監督に感謝しています。
自分の中ではまだまだ課題が残っていますが、悔いはありません。「やりきれた」と思っています。
3位 #19蒲生尚弥(KCMG)
f3_r15_r_pc_gamo 予選が上手く行きませんでしたが、今日のスタートは決まって、1周目でかなり順位を上げることが出来ました。
昨日のレースで終盤オーバーステアがでたので対策をしましたが、それがいきすぎてしまって前半はペースが上げられませんでした。後半はペースを落とすこと無く走ることが出来たので、いいレースだったと思います。
F307はNクラスで何年も走っていて、セッティングも決まっていますが、F308は今年が初めてでした。今は差がありますが、テストをしていけば308の良さがでてくると思うので、チャンスがあればまた出させていただきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshiniro OHNISHI

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝 #36中山5連勝! Nクラスは#23佐々木が今季9勝目

全日本F3選手権第15戦の決勝は10月14日、富士スピードウェイで行われ、1番グリッドからスタートした#36中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)が昨日に続いて独走優勝、今シーズンを見事5連勝で締めくくった。
Nクラスはスタートでのストールから見事に順位を挽回した#23佐々木大樹(S Road NDDP F3)が昨日に続いて連勝を飾った。

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第15戦決勝は午前8時30分スタート。
富士6時間対九レースの決勝日を迎えた富士スピードウェイは薄曇りながら、レースは終始ドライコンディションで行われた。

昨日の予選では#23佐々木がNクラスの車両ながら総合トップタイムを叩き出したが、13コーナーでの走路外走行という裁定により、この日は4番グリッドからのスタートとなり、#36中山が先頭に繰り上がった。
その中山は上手くスタートを決めてトップで1コーナーに飛び込んだが、その後方で#23佐々木と#37リチャード・ブラッドレーが揃ってストール、大きく順位を落とすことに。
2番グリッドからスタートの#4平川亮も1コーナーで#2ラファエル・スズキの先行を許したばかりか、順位を挽回しようと飛び込んだダンロップコーナーでオーバーラン、逆に#1山内英輝にかわされて4位でオープニングラップを終えた。

#1山内は2周目の1コーナーで#2スズキのインをつくが、#2スズキはラインをクロスさせて抜き返す。#1山内はつづくコカコーラコーナーでもオーバーテイクを試みたが、ここでミスをして突き放され、逆に4位の#4平川に追いつかれてしまい、3周目の1コーナーで4位に後退してしまった。

その後ろでは1周目に11位まで後退した#23佐々木が凄まじい勢いで追い上げを開始、4周目には#35勝田貴元を抜いてNクラス3位まで挽回すると、次の周終わりのホームストレートでは同2位の#19蒲生尚弥をも抜去った。
一方#35勝田は5周目のダンロップコーナーで#8野尻智紀と接触。野尻はそのままリタイヤとなり、勝田に対しては10秒のペナルティストップが課せられた。

このように2位以下のドライバー達がバトルを展開している間に、トップの#36中山は着々とリードを広げ、最後は2位#2スズキに7.2秒の差を付けて15周を走りきり、今季通算6勝目を挙げた。

Nクラスはスタートで大きく順位を落とした#23佐々木が見事な追い上げを見せ、12周目の1コーナーで#7平峰一貴を抜き去って今季通算9勝目をものにした。
また3番手には、今回久々にF3に参戦した#19蒲生が入った。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Japanese F3

JF3:第15戦富士決勝結果

FIA WEC 6 Hours of FUJI -RIJ- (2012/10/14) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1524'14.392
22ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
157.202
34平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
159.372
41山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1512..885
537リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1516.741
623N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1517.256
77N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1522.900
819N蒲生 尚弥KCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1524.270
920Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
1533.859
106N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1540.951
1177N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1552.360
1213N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
151'08.876
1335N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
151'20.487
145N歌川 拓UFPコンサルティングF3Dallara F305TOYOTA
3S-GE
151'41.269
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
-8野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
411 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'36.535 (4/15) 170.2km/h
  • CarNo.35は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.1)2)(他車への接触行為)により、ペナルティストップ10秒を課した。

Japanese F3

JF3:第15戦公式予選 Nクラスの#23佐々木が総合トップもペナルティの裁定

全日本F3選手権第15戦の公式予選は、Nクラスの#23佐々木大樹(S Road NDDP F3)が総合でもトップタイムを記録をしたが、予選終了後に3グリッド降格のペナルティを科せられることになった。
これにより明日の決勝は#36中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)がポールポジションからスタートする。

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第14戦の公式予選から10分間のインターバルを置いて、第15戦の公式予選が開始された。こちらも走行は10分間。わずか数周のタイムアタック合戦だ。

ここでも1周目のトップは#37リチャード・ブラッドレーで1分37秒台、2周目に#36中山雄一が1分36秒台に上げてトップに立つが、すぐにこのタイムを上回ってきたのが#23佐々木だった。佐々木は5周目に1'36.138までタイムを縮め、堂々の総合トップに躍り出る。
6年落ちのシャシー、旧型のエンジン、更にはCクラスより小さなリストリクターの装着というハンデを考えれば、1.4kmもの長大なホームストレートを抱える富士で総合トップのタイムを記録することは容易ではないはずだが、佐々木はこの悪条件の中でも金曜の走りはじめから最速タイムを記録、この予選でも最終的にCクラストップの#36中山に0.273秒の差をつけてチェッカーを受けた。
総合3番手には、前回のSUGO大会で総合チャンピオンを決めている#4平川亮(広島トヨペットF312)がつけた。
Nクラス2番手には#7平峰一貴(HFDP RACING F307)がつけたが、トップの佐々木とは1.142秒差をつけられた。

しかし予選終了後に佐々木の第13コーナーでの縁石の使い方に対して走路外走行の裁定がくだされた。
これにより佐々木は3グリッド降格となり、明日の決勝を4番手からスタートすることに。
代わって#36中山が1番グリッドからスタートすることになった。

第15戦決勝は明日14日の朝8時30分より15周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Japanese F3

JF3:第15戦富士公式予選結果

FIA WEC 6 Hours of FUJI -RIJ- (2012/10/13) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
1*23N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'36.138--170.87
236中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'36.4110.2730.273170.38
34平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'36.4530.3150.042170.31
42ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'36.6360.4980.183169.99
537リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'36.6690.5310.033169.93
61山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'36.8700.7320.201169.58
77N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.2801.1420.410168.86
820Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.3821.2440.102168.68
935N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.4101.2720.028168.64
1019N蒲生 尚弥KCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'37.5651.4270.155168.37
118野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'37.5661.4280.001168.37
126N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'37.9911.8530.425167.64
1377N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'38.4372.2990.446166.88
145N歌川 拓UFPコンサルティングF3Dallara F305TOYOTA
3S-GE
1'39.7543.6161.317164.67
1513N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'40.4454.3070.691163.54
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'45.9679.8295.522155.02
  • CarNo.23は、全日本フォーミュラ3統一規則第3章28条1.(走路外走行)により決勝のグリッド位置を3グリッド降格および訓戒とする。

Japanese F3

JF3:第14,15戦富士占有走行2回目 チャンピオンの平川亮がトップタイム!

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 午前に引き続き、14時15分から1時間の占有走行が行われた。

 ここでは午前トップに立った佐々木大樹(NDDP)のタイムを0秒5上回り、すでにタイトルを決めている平川亮(RSセリザワ)がトップに立った。

 2位は占有走行1回目に総合でもトップだったNクラスの佐々木。佐々木は明日午前中に2戦分行われる公式予選のうちどちらかでクラスポールポジションを獲得すれば、午後の決勝を待たずにその時点で今シーズンNクラスのドライバーズタイトルを手中にすることとなる。ライバルの平峰一貴(HFDP)が10位と出遅れているためその可能性は高そうだ。

 3位には山内英輝(B-MAX)が入り、午前中2位だった中山雄一(トムス)は4位へと後退した。

 公式予選は明日13日、11時25分より第14戦が10分間、11時50分より第15戦が10分間で行われる。

Text: Yoshinori OHNSIHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Japanese F3

JF3:第14,15戦富士占有走行2回目結果

FIA WEC 6 Hours of FUJI -RIJ- (2012/10/12) Free Practice 2 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 14/15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
14平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'36.539--170.16
223N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'36.7020.1630.163169.87
31山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'36.8800.3410.178169.56
436中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'36.9630.4240.083169.41
52ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'37.2230.6840.260168.96
637リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'37.3670.8280.144168.71
78野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'37.6271.0880.260168.26
819N蒲生 尚弥KCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'37.7041.1650.077168.13
935N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.8591.3200.155167.86
107N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.9021.3630.043167.79
1120Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.9901.4510.088167.64
126N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'38.2641.7250.274167.17
1377N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'39.2032.6640.939165.59
145N歌川 拓UFPコンサルティングF3Dallara F305TOYOTA
3S-GE
1'41.5795.0402.376161.71
1513N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'41.5965.0570.017161.69

Japanese F3

JF3:第14,15戦富士占有走行1回目 Nクラスの佐々木大樹がトップスタート!

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 FIA世界耐久選手権第7戦が開幕した富士で12日、サポートレースとして組み込まれた全日本F3選手権第14、15戦の本戦に向けての占有走行1回目が9時45分から1時間にわたり行われた。

 このセッションでトップタイムを記録したのはNクラスポイントリーダーでクラス5連勝中の佐々木大樹(NDDP)。2位には前回のSUGO大会3連戦を完全制覇した中山雄一(トムス)が入り、3位はラファエル・スズキ(戸田)が付けている。

 すでに総合のチャンピオンを決めている平川亮(RSセリザワ)は4位と出遅れ、今シーズン初参戦の蒲生尚弥(KCMG)は10位で最初のセッションをスタートした。

 占有走行2回目は本日12日14時15分より同じく1時間で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Japanese F3

JF3:第14,15戦富士占有走行1日目結果

FIA WEC 6 Hours of FUJI -RIJ- (2012/10/12) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 14/15 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
123N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'37.066--169.23
236中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'37.3640.2980.298168.72
32ラファエル・スズキTODA FIGHTEX F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'37.5000.4340.136168.48
44平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'37.5880.5220.088168.33
58野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'37.8130.7470.225167.94
61山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'37.8160.7500.003167.94
737リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'37.8260.7600.010167.92
835N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.9610.8950.135167.69
97N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'37.9620.8960.001167.69
1019N蒲生 尚弥KCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'38.9271.8610.965166.05
1120Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F307TOYOTA
3S-GE
1'39.1012.0350.174165.76
126N小泉 洋史Net Move F306 Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'39.2082.1420.107165.58
1377N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'39.6892.6230.481164.78
145N歌川 拓UFPコンサルティングF3Dallara F305TOYOTA
3S-GE
1'41.2684.2021.579162.21
1513N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'41.7524.6860.484161.44

Japanese F3

JF3:第14戦、第15戦はWEC富士6時間のサポートレースとして開催に

日本フォーミュラスリー協会は8月4日付けのプレスリリースで、「2012アチーブメント全日本F3選手権シリーズ」 第14戦、第15戦の日程を発表した。

第14戦、15戦は10月12-13-14日に富士スピードウェイで開催される「WEC富士6時間耐久レース」のサポートイベントとして開催される。 これは当初予定されていた中国戦のキャンセルにより、「後日発表」とされていた代替戦に相当するものだ。

レーススケジュールは10月13日(土)に公式予選と第14戦決勝、同14日(日)に第15戦決勝が行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO Rd14で"capeta"カラーの山内英輝優勝! 今季は3勝を挙げ、ランキング3位で終了 (Hanashima)

f3_r14-16_phr.jpg  9月24日、25日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本F3選手権に、PLANEX ハナシマ・レーシングの山内英輝選手(ダラーラF308/1AZ-FE)は、月刊少年マガジン(講談社 刊)で連載中の曽田正人氏のレース漫画『capeta』を再現したスペシャルカラーで出場。24日に行われた第14戦では、ポールポジションから独走劇を演じ、見事優勝を飾りました。

 また25日に開催された第15戦では4位、第16戦では3位入賞を果たし、2011年の年間ランキング3位でシーズン終了。残念ながら逆転タイトルには届きませんでしたが、開幕戦鈴鹿、第11戦岡山、第14戦菅生と3勝を挙げる活躍をみせました。

 皆様、応援ありがとうございました。

山内英輝選手のコメント
 第14戦はスタートを上手く決めて、優勝することができました。ただ、このレースでのファステストラップが第16戦のグリッドを決める重要な要素だったにも関わらず、関口選手に獲られてしまったのは失敗でした。
 また25日の第15戦では、スタート直後の混乱でペナルティを受け順位を落としたうえに、第16戦でもスタートで蒲生選手に抜かれ、3位でフィニッシュすることとなりました。ただ、自分としては蒲生選手を押さえて2位を"守る"よりも、関口選手からトップを奪う"攻め"のレースをしたいと思っていました。実際、関口選手に並びかけるところまで行けただけに残念です。
 今シーズンは開幕で優勝し、チャンピオン獲得を目指して頑張ってきましたが、シーズン途中で苦戦したこともあって結果的に3位でシーズンを終える事になりました。
 しかしながら、レーシングドライバーとして沢山の経験をこの1年で積む事ができたのも事実です。これもスポンサーであるプラネックスホールディングの久保田社長、ハナシマ・レーシングのスタッフの皆さん、そして応援してくださったファンの皆さんのお陰だと感謝しています。また、震災後にも関わらず、菅生に多くの皆さんが応援に駆けつけてくださったことも嬉しかったです。
 皆さん、応援本当にありがとうございました。
PLANEX ハナシマ レーシング プレスリリース

Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO 関口雄飛が最終戦で大逆転シリーズタイトル獲得! (TOYOTA)

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最終戦の大逆転で念願のタイトルを獲得した関口雄飛とチームクルー

 全日本F3選手権の今季最終大会となる第7大会(第14戦、第15戦、第16戦)が9月24日(土)と25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 前大会が悪天候により中止となったため、全日本F3は今大会の3レースをもってタイトルが決定されることとなった。とはいえ、Cクラス、Nクラス共にタイトル争いは混沌としており、最後の最後まで全く気の抜けないレースが繰り広げられた。

 23日(金)の占有走行を経て、24日(土)の午前11時45分より10分間の予選が開始。

 第14戦の予選では、最初のアタックに入ったTDPドライバーの蒲生尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)がS時でコースオフを喫してストップしたため、セッションは赤旗中断。残り3分でセッションが再開されると、逆転でのタイトル獲得を狙う山内英輝(HANASHIMA RACING)がトップタイムをマークしポールポジションを獲得。リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が3番手。1周しかタイム計測のできなかった蒲生は総合12番手。やはり逆転タイトルを狙う関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)も、赤旗中断によりアタックのタイミングを逃し、総合11番手に沈んだ。

 赤旗中断の影響もあり、予定よりも若干遅れて開始された第15戦の予選では、関口と山内によるトップ争いとなったが、関口がポールポジションを獲得。山内も最前列2番手を確保した。第14戦の予選でコースオフを喫した蒲生は出走できず、最後列スタート。

 Nクラスでは、第14戦が千代勝正(NDDP RACING)、第15戦は野尻智紀(HFDP RACING)がそれぞれポールポジションを獲得。ランキング首位の野尻と5ポイント差でこの最終大会に臨み、逆転でのタイトル獲得を狙うTDPドライバーの中山雄一(TOM'S SPIRIT)は、第14戦は千代、野尻に続く3番手、第15戦は千代を後ろに従えた2番手スタートとなった。

 なお、第16戦のスターティンググリッドは第14戦決勝でのベストラップによって決定される。

 午後3時37分、好天の下で第14戦の決勝レース(18周)がスタート。ポールポジションの山内はスタートを決めると、3番手スタートのブラッドレーがランキング首位で2番手スタートの安田裕信(ThreeBond Racing)をかわし、2位に浮上。山内は後続との差を広げていき、独走態勢となった。

 一方、後方スタートの蒲生は、第16戦のグリッドを決定するベストラップを狙って序盤ピットインしタイヤを交換したが、タイムアップは果たせず。

 2位につけていたブラッドレーは、14周目にコースアウト。これで安田が2位に浮上し、後方スタートから追い上げた関口が3位に浮上。そのままの順位でフィニッシュとなり、今大会人気モータースポーツ漫画のスペシャルカラーリングをまとった車両で出場した山内が、ポール・トゥ・フィニッシュ。安田、関口の順でのチェッカーを受けた。今季2勝目を挙げた山内だったが、安田が2位に入ったため、残り2戦でのタイトル争いは関口と安田の2台に絞られることとなった。

 Nクラスでは千代がポール・トゥ・ウィン。中山が2位で続き、ランキング首位の野尻が4位に終わったため、野尻と中山の差がわずか1点、千代が8点差と更にポイント差は小さくなった。

 第15戦の決勝レース(25周)は明けて25日(日)の午前8時半にスタート。ポールポジションの関口が好スタートを切る一方で、スタートで3位に落ちた山内が、2コーナーで前を行く安田と接触、安田はスピンを喫し、最後尾へと後退。

 山内はこの接触でドライブスルーペナルティを受けることとなりポジションダウン。後続に大差をつけた関口が逃げ切り、ポール・トゥ・ウィン。2位にブラッドレー、3位に蒲生が続いた。安田はクラス5位に終わり、タイトル争いは、その差を大きく縮めて最終戦で決されることとなった。

 Nクラスでは、好スタートでクラストップに立った中山が、直前で発生したCクラスの混乱を避けきれず接触。フロントウィングを破損した中山はピットイン。野尻もこの混乱に巻き込まれるという大波乱となった。

 この混乱を上手くかわした佐々木大樹(NDDP RACING)が首位に立つと、そのまま逃げ切り、F3での初優勝。2位に千代が入り、野尻は3位。中山はピットでの修復後コースに戻ったが、コースアウトを喫し、無念のリタイア。最終戦はランキング首位の野尻を、中山と千代が8点差で追うという状況で迎えることとなった。

 第15戦に続き、午後0時35分から第16戦(25周)がスタート。ポールポジションの関口は若干出遅れたものの首位をキープ。その後方には、3番手スタートの蒲生が1コーナーで山内をアウトからかわして2位浮上。

 その後は逃げる関口を蒲生が追う展開。ファステストラップをマークし、離されずについて行った蒲生は、最後にはテール・トゥ・ノーズまで迫ったが、逆転には至らず、2位でフィニッシュ。関口は今季6勝目を挙げ、安田が4位に終わったため、見事最終戦での逆転チャンピオン獲得を果たした。

 Nクラスではクラス4番手グリッドの千代が、1周目に首位を奪うと、そのまま逃げ切って今季5勝目。第15戦で初勝利を挙げた佐々木が2位、中山は3位。野尻が4位で続き、シリーズタイトルは野尻と千代が同点で並ぶこととなったが、年間勝利数で勝った千代が逆転でのタイトルを獲得した。

Text & Photo: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝 Cクラスは関口雄飛が優勝、Nクラスは佐々木大樹が初優勝!

 全日本F3選手権第15戦は25日、スポーツランドSUGOで25周の決勝を行いCクラスは関口雄飛(B-MAX)が、Nクラスは佐々木大樹(NDDP)が優勝した。

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 スポーツランドSUGOの上空はは朝から雲に覆われ肌寒い。しかし雨の心配はなさそうだ。8時30分、決勝レースのフォーメーションラップが始まる。

 スタートは予選3位の安田裕信(スリーボンド)が好ダッシュ。予選2位の山内英輝(ハナシマの)前に出、ホールショットを奪ったポールシッターの関口雄飛(B-MAX)に続いて1コーナーに侵入。しかし、3位に落ちた山内が1コーナー立ち上がりで安田をプッシュ。安田はコースアウトを喫する。

 この接触で後方集団は大混乱。中山雄一(トムス)は前車に乗り上げウイングを失いコースアウト。ポールシッターの野尻も混乱を避け後方に沈んでしまった。

 この混乱を尻目に関口はトップに立ち、安田を押し出した山内が2位。3位にはリチャード・ブラッドレー(トムス)が上がり、直後に蒲生尚弥(同)が続く。

 トップを走る関口はこの後も2位以下を3秒前後離し、トップを快走。2位の山内が1コーナーのアクシデントでペナルティを受けドライビングスルーペナルティを消化すると2位に上がってきたブラッドレーとの差は10秒と広がり、このまま余裕で独走優勝を果たした。2位にはブラッドレーが入り自身最高位。3位には蒲生が入った。

 スタートでスピンしたポイントリーダーの安田は追い上げるもクラス5位でレースを終えた。

 Nクラスはスタートの混乱に乗じて佐々木大樹(NDDP)がトップに立つ。2には僚友の千代勝正(NDDP)が付け、3位はギャリー・トンプソン(KCMG)のオーダーでレースが始まる。

 クラストップの佐々木と同2位千代のチームメイト同士の争いは1秒差前後で推移するが、パスするには至らずこのままレースは終了。佐々木が初優勝を果たした。2位には千代。3位を走っていたトンプソンが14周目にコースアウトを喫してリタイアしたため、3位には野尻智紀が入り、ポイントリーダーを守った。

 この結果、Cクラスは関口のチャンピオンの可能性が高まった。Nクラスは野尻のチャンピオンが濃厚。最終第16戦は、この後12時35分より25周で争われる。チャンピオンの栄冠は誰の手に?

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/25) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2531'58.646
236Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2510.420
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE2511.059
45C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE2523.013
522N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2534.028
623N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2534.566
712C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE2537.175
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2541.657
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2548.472
1077N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
116N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
-20Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1213 Laps
-37N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE322 Laps
-19Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE124 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.5 関口雄飛(B-MAX) 1'15.376 (3/25) 176.917km.h
  • Fastest Lap(N): CarNo.8 野尻智紀(HFDP) 1'16.771 (10/25)
  • CarNo.5は、2011年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条12.1)違反(衝突・プッシング)により、ドライビングスルーペナルティを課し、ペナルティポイント1点とする。

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選 Cクラスは関口雄飛が、Nクラスは野尻智紀がポールポジション!

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 全日本F3選手権第15戦は24日、スポーツランドSUGOで公式予選を行いCクラスは関口雄飛(B-MAX)が、Nクラスは野尻智紀(HFDP)がポールポジションを獲得した。

 第15戦公式予選は、第14戦が赤旗で中断されたため、12時16分から10分間で争われた。前の予選でコースアウトした蒲生尚弥(トムス)とフロントウィングが脱落するというトラブルに見舞われた三浦和樹(HFDP)は出走できず12台での争いとなった。

 ここでは関口雄飛(B-MAX)が逆襲。1分14秒954とただ1人14秒台に入りポールポジションを獲得。2位には山内英輝(ハナシマ)が入り、関口とチャンピオンシップを争っている安田裕信(スリーボンド)は3位とやや出遅れた。

 Nクラスは、野尻智紀(HDFP)が1分16秒448でクラスポールポジション。クラス2位にはCクラスのマシュー・ハウソン(KCMG)をはさんで、野尻とチャンピンシップを争っている中山雄一(トムス)、クラス3位は千代勝正(NDDP)となった。

 第14戦決勝は明日24日、8時30分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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JF3:第15戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/24) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.954--177.91
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.0750.1210.121177.63
312C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'15.5800.6260.505176.44
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.6430.6890.063176.29
58N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'16.4481.4940.805174.44
619Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'16.5241.5700.076174.26
737N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1'16.5441.5900.020174.22
823N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'16.5491.5950.005174.21
922N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'16.5771.6230.028174.14
1020Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.6801.7260.103173.91
116N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE1'17.9382.9841.258171.10
1277N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'18.8203.8660.882169.19
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'22.7237.7693.903161.20
-1C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FEAbsence---
-7N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GEAbsence---

Japanese F3

JF3:第14-16戦SUGO 山内英輝がcapetaカラーで走行! (PLANEX Hanashima Racing)

全日本F3 Rd14 & Rd15 & Rd.16菅生ラウンドで山内英輝が"capeta(カペタ)"カラーで走行!

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社では、月刊少年マガジン(講談社 刊)で連載中の曽田正人氏のレース漫画『capeta』で、主人公カペタがドライブするダラーラF308の1/43スケールミニチュアカーを2011年12月末に発売いたします。それを記念して9月24日から25日にかけてスポーツランドSUGOで開催される全日本F3選手権Rd14 & Rd15 & Rd.16でPLANEXハナシマ・レーシング山内英輝選手のマシーンを『capeta』カラーにスペシャルペイントして出場する事になりました。応援よろしくお願いします。

山内英輝選手のコメント
 今回、曽田先生の『capeta』の熱烈なファンとして、最終戦を『capeta』カラーで走る事ができて嬉しく思います。これをきっかけに全日本F3選手権が盛り上がり、多くの子供たちがレースに興味を持ってくれれば良いと思っています。菅生では、逆転タイトル奪取に向けチーム一丸となって頑張ります。どうぞ応援よろしくお願いします!

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©2011/曽田正人・講談社

PLANEX ハナシマ レーシング プレスリリース

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JF3:第15,16戦オートポリス 嵯峨宏紀が第15戦で悲願のF3初優勝! 嵯峨は最終第16戦も制し2連勝でシーズンを締め括る (TOYOTA)

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第15戦で悲願のF3初優勝を飾った嵯峨宏紀(中央)。
2位には山内英輝(左)が入った

 全日本F3選手権の2010年最終大会となる第8大会(第15戦、第16 戦)が10月16日(土)と17日(日)の両日、大分県のオートポリスで開催された。

 Cクラスでは既にタイトルは決定しているが、Nクラスでのタイトルは最終大会で決されることとなり、また、11月18日(木)から21日(日)にかけて中国・マカオの市街地特設コースで行われる、F3世界一決定戦とも言えるマカオGPへ向けて勢いをつけるべく、各ドライバーはオートポリスでの最終大会へと臨んだ。

 今大会は、Cクラスランキング2位につけるラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)が欠場となったため、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が3台出場、Nクラスは参戦車両9台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。

 16日(土)午前8時50分より予選が行われ、Cクラスは全車がコースレコードを更新するハイペースな予選アタックが繰り広げられた。

 前戦初優勝を飾った山内英輝(ハナシマレーシング)が第15戦、第16戦共にポールポジションを獲得。TDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)が第15戦3番手、第16戦2番手。嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)が第15戦2番手、第16戦3番手と分け合う形となった。

 Nクラスでは、第15戦は千代勝正(DENSO Team Le Beausset)がポールポジション。第16戦は、5ポイント差の2位で逆転タイトル獲得を狙うTDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)がポールポジションを獲得した。

 秋晴れの空の下、午後3時23分に第15戦決勝レース(14周)がスタート。ポールポジションの山内を嵯峨が1コーナーでパス。2コーナーでは国本も山内をかわし、2位へ浮上した。後方では、Nクラスの蒲生に後続車が接触し、ウォールにクラッシュ。2コーナーでも接触があり、3周目にセーフティカーが導入された。

 8周目に再スタートが切られると、2番手の国本が首位を行く嵯峨を1コーナーでかわそうとアウトからしかけるも、コースアウト。国本は5位へと後退してしまった。

 その後は嵯峨に追いついた山内がプッシュを続けるが、嵯峨はこれを押さえきり、ファステストラップもマークする速さを見せて見事トップチェッカー。F3参戦6年目にして、悲願の初優勝を飾った。

 山内が2位。国本は5位に終わった。Nクラスではポールポジションの千代がトップでチェッカーを受けたが、レース後、再スタート時のペースコントロールでペナルティを受けることとなり、2位チェッカーの小林崇志(HFDP RACING)が繰り上がって優勝。タイトルを争っていた蒲生がリタイア、ノーポイントに終わったため、最終戦を待たずして、小林のNクラスタイトルが確定した。

 17日(日)10月としては暖かい天候の下、午前10時38分に第16戦の決勝レース(20周)のスタートが切られた。

 最前列2番手グリッドの国本が好スタートを決め、ポールポジションの山内よりも若干前で2台並んだまま1コーナーへと進入したが、接触の末に共にコースアウトし、リタイアとなってしまった。

 これで3番手スタートの嵯峨が首位に立つと、今度は後続を引き離し、第15戦に続き2連勝。最高の形でシーズンを締め括ることとなった。

 Nクラスでは、前日のクラッシュから、メカニックの懸命の作業で車両を修復した蒲生がポールポジションから好スタート。後続がクラッシュやスピンで脱落していく展開ながら、ファステストラップもマークし、今季のNクラス最多となる8勝目を挙げ、ランキングでは僅か3ポイント差の2位でシーズンを終えることとなった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Japanese F3

JF3:第15戦オートポリス決勝 嵯峨宏紀が初優勝。Nクラスは小林崇志が優勝し、ドライバーズクラスチャンピオンが決定した

 全日本F3選手権は16日、オートポリスで14周の決勝を行い予選2位からスタートした嵯峨宏紀(ルボーセ)が初優勝。Nクラスは千代勝正(同)がポールトゥウインで今季2勝目を飾った。

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 F3の決勝レースは15時20分にフォーメーションラップが始まった。スタートは、ポールシッターの山内英輝(ハナシマ)が出遅れ、トップには予選2位の嵯峨宏紀(ルボーセ)、2位には予選3位の国本雄資(トムス)が上がり、山内は3位に落ちた。

 その後方では、Nクラスの蒲生尚弥(トムス)と佐藤公哉(ノバ)が接触。マシン2台がコース脇に止まったためこの2台の車輌を排除するため早々にセーフティーカーが導入されることとなった。

 車輌の排除に手間取り、セーフティーカーは7周終わりでピットイン。9周目からリスタートが切られた。ここで2位の国本がアウトから嵯峨の前に出るが1コーナーでグラベルに飛び出しコースアウト。3位の山内も嵯峨に迫るが、抜くに至らず。嵯峨、山内、関口雄飛(スリーボンド)の順でレースは再開された。

 その後も山内は嵯峨の隙を伺うが、並びかけるには至らず、14周を走ってレースは終了。嵯峨がF3初優勝を果たした。2位には山内が、3位には関口が入った。

 Nクラスは、クラス予選2、3位の蒲生と小林がオープニングラップで接触、リタイアしたためポールの千代勝正(ルボーセ)は安泰。リスタートも無難にトップを守り、2位の小林崇志(HFDP)との差もあったため、そのままポールトゥウインを決めた。3位には黒田吉隆(アチーブメント)が入った。

 2位には小林が入り、蒲生がリタイアしたたがまだNクラスチャンピオンを決めるには至らなかった。

 第16戦は明日17日、10時35分より20周で争われる。

【※後記】

 レース終了後、Nクラス優勝の千代勝正に対してSC中の車間距離を取りすぎたため、競技結果に対して30秒が加算された。このためNクラス優勝は小林崇志となり、Nクラスドライバーズチャンピオンは最終戦を待たずに小林に決定した。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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JF3:第15戦オートポリス決勝記者会見

■Cクラス
優勝 嵯峨宏紀(ルボーセ)
f3_r15_r_pc_saga  「決して楽なレースではありませんでした。スタートがうまくいって、一度アウト側に行ったあとクロスラインでインに入りました。この作戦は、昨年、雄資(国本雄資:トムス)にもやって成功しているので、いいイメージの作戦でした。セーフティーカーが入って、マージンがなくなってしまいました。リスタートは、最終コーナーギリギリで加速をしないといけなくて、思っていた作戦が失敗し、後ろにつかれてしまいました。後ろとの距離を見ながらのレースになりましたが、おさえられてよかったです。(おそらく107戦目での初優勝について)フォーミュラトヨタの時も30戦くらいかかっているので、もし上のカテゴリーに行ったら300戦ぐらいかかるかもしれません。ヨボヨボになっていないといいのですが...(笑)ウイニングランはGTでは経験がありますが、前に誰もいないというのはいいですね。(来年の予定について)まだ決まっていませんが、F3は引退します。そのうちF3協会が引退会見を開くと思います(笑)」
2位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r15_r_pc_yamauchi  「ごく普通のスタートでした。嵯峨選手と国本選手との距離を見て、1コーナーに入ろうとしましたが、嵯峨選手にクロスラインでインに入られました。これ以上寄せるとぶつかると思って引きました。3番手に落ちたのですが、抜こうと思っていたらセーフティーカーが入ってラッキーでした。1コーナーで国本選手がコースオフした後に嵯峨選手を追いかけましたが、抜けませんでした。スタートの1コーナーでおさえられなかったのが敗因だと思います」
3位 関口雄飛(スリーボンド)
  f3_r15_r_pc_sekiguchi 「特に何もないレースでした。セーフティーカーあけに、国本選手がコースオフし3位に上がれました。しかし、バトルに参加できなかったので面白くないレースでした。今日の差は詰められるならとっくに詰めているので、明日急に差を詰めることは無理です」
■Nクラス
優勝 千代勝正(ルボーセ)
f3_r15_r_pc_chiyo  「ポール・ポジションからのスタートでした。スタートは自信があるので集中しました。後ろで混乱がありましたが、1位を守れてよかったです。1周目に小林選手にインをさされそうになりましたが、ブロックできました。リスタートもフェイントがうまくいきよかったです。今年からルボーセで走らせてもらって、昨日の午後は走れなかったのですが、いい車を作ってくれたチームに感謝しています。夏場に車がマッチしていなかったですが、前大会からよくなってきていて、結果が出せて、スポンサーやチームに恩返しができてよかったです」
2位 小林崇志(HFDP)
f3_r15_r_pc_kobayashi  「スタートはあまりよくありませんでした。前の2台(蒲生尚弥:トムスと佐藤公哉:ノバ)もよくなくてスリーワイドのようになりました。イン側だったので、無理せずに引きました。直後に、2台が接触したのでポジションを上げることができました。しかし、その後、思ったようなレースができませんでした。ファステストラップも取りにいっていましたが、前に追いつきたいという気持ちがあったからです。こういう内容のレースでチャンピオンを決めたくありませんでした。(明日のレースは)今日の蒲生選手のアクシデントのように、明日は我が身で僕にも起こりうることだと思っています。1点を取りにいくためのレースはしたくないので、明日はスタートをバッチリ決めてチャンピオンを決めたいと思います」
3位 黒田吉隆(アチーブメント)
f3_r15_r_pc_kuroda  「スタートは無難にいきました。1コーナーで2台がクラッシュしてくれてラッキーでした。その後、小林選手に近づいて、抜けるかなと思っていたらコースオフして、後ろまで下がってしまいました。しかし、セーフティーカーのおかげで3位まで上がれました。前大会は首を痛めていてまともに走れませんでした。それでも1秒内にいたので自信はありました。(第16戦の予選は)他の選手にひっかかって、しっかりアタックができなかったし、今日の車もよくない状態なので、明日はうまくまとめて、入賞したいです」
【※注記】

 記者会見終了後、Nクラス優勝の千代勝正に30秒加算のペナルティが課されたため、優勝は小林崇志となった。クラス2位には黒田吉隆が、同3位には吉田広樹が繰り上がった。

Text: Motorsports Forum / Photo: Yoshinori OHNISHI

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JF3:第15戦オートポリス決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2010/10/16) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
162C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1427'48.994
25C山内 英輝MJハナシマレーシングF308DALLARA F3081AZ-FE140.341
312C関口 雄飛ThreeBondDALLARA F308SR20VE142.658
42Cアレキサンドラ・インベラトーリTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C146.782
51C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1411.060
68N小林 崇志HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1417.533
719N黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1428.744
86N吉田 広樹Planex Cars ハナシマレーシング DALLARA F3063S-GE1430.183
963N千代 勝正BPダイシン ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1415.713
1022N佐々木 大樹NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE141'03.368
-------- 以上規定周回数 ( 12 Laps ) 完走 --------
-23N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE014 Laps
-37N蒲生 尚弥TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE014 Laps
-7N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE014 Laps
-20Nギャリー・トンプソンACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE014 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.62 嵯峨宏紀(ルボーセ) 1'41.148 (9/14) 166.354km/h
  • Fastest Lap(C): CarNo.22 佐々木大樹」(ノバ) 1'42.341 (11/14) 164.415km/h
  • CarNo.63は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.9.13(SC中の車間)違反により、競技結果に対し30秒加算のペナルティを課す。
  • CarNo.22は、2010年全日本F3選手権統一規則第27条7.(スタート違反)よりドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.20は、2010年全日本F3選手権統一規則第27条7.(スタート違反)よりドライビングスルーペナルティを課した。但し、リタイアのため履行できず。

Japanese F3

JF3:第15戦公式予選 山内英輝が3連続ポールポジション。Nクラスは千代勝正が初ポール!

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 全日本F3選手権は16日、第15戦の公式予選を行い、山内英輝(ハナシマ)が1分39秒326で3戦連続のポールポジションを獲得した。Nクラスは千代勝正(ルボーセ)が初ポールポジションを獲得。

 標高900メートルのオートポリスは気温は低めだが朝から快晴。8時50分より第15戦の公式予選が15分間にわたって行われた。

 ほとんどのマシンは予選中盤からアタックのためにコースイン。山内英輝が終了3分前に、1分39秒326を出すと、嵯峨宏紀(ルボーセ)がこれに続き、1分40秒497ときん差で続く。3位には国本雄資(トムス)。

 なお、関口雄飛(スリーボンド)とドライバーズランキング2位を争っているラファエル・スズキ(トムス)はこの大会マカオの準備のため出場していない。

 上位陣はこのまま代らず、チェッカーを迎えた。Nクラスは、千代勝正(ルボーセ)が、1分45秒945トップに立つと、タイムを45秒889まで縮め、うれしいクラス初ポールポジションを決めた。チャンピオンを争う蒲生尚弥(トムス)は3位、小林崇志(HFDP)は4位と振るわなかった。

 決勝レースは本日、15時20分より14周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦オートポリス公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2010/10/16) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2010 All Japan F3 Championship Round 15 オートポリス 4.674 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
15C山内 英輝MJハナシマレーシングF308DALLARA F3081AZ-FER1'39.326--169.41
262C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FER1'39.4970.1710.171169.11
31C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'39.7100.3840.213168.75
412C関口 雄飛ThreeBondDALLARA F308SR20VER1'39.9480.6220.238168.35
52Cアレキサンドラ・インベラトーリTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204CR1'40.0620.7360.114168.16
663N千代 勝正BPダイシン ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'40.8891.5630.827166.78
723N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'40.9531.6270.064166.68
837N蒲生 尚弥TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'41.0571.7310.104166.50
98N小林 崇志HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'41.0711.7450.014166.48
1019N黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'41.6282.3020.557165.57
1122N佐々木 大樹NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'41.7422.4160.114165.38
127N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'41.9972.6710.255164.97
1320Nギャリー・トンプソンACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE1'42.1932.8670.196164.65
146N吉田 広樹Planex Cars ハナシマレーシング DALLARA F3063S-GE1'43.5584.2321.365162.48
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'49.46210.1365.904153.72

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JF3:第15戦SUGO決勝 国本雄資が今シーズン3勝目を飾る

 全日本フォーミュラ3選手権第16戦は26日、スポーツランドSUGOで18周の決勝を行い、ポールポジションからスタートした国本雄資(トムス)がそのまま逃げ切り優勝した。Nクラスもポールポジションスタートの佐藤公哉(ノバ)が今季3勝目を飾った。

 フォーミュラ・ニッポンの公式予選が終了し、太陽が西に傾いた16時15分全日本F3のフォーメーションラップが始まった。

f3_r15_start  スタートは、予選2位のマーカス・エリクソン(トムス)が好スタート。ポールポジションの国本雄資(同)にインから並びかけるが、抜けず国本がホールショットを決めた。3位には井口卓人(同)が付け、トムス軍団がリードする形でレースが始まった。

 その後方では、4位ケイ・コッツォリーノ(戸田)がトムス勢に食らいつき、5位の嵯峨宏紀(ルボーセ)と安田裕信(スリーボンド)が接近戦。

 2位のエリクソンは5周目あたりからトップの国本に迫り、ストレートから1コーナーで再三、国本のインを伺うがオーバーテイクには至らず、終盤には逆に差を広げられ、国本が今季4勝目を飾ることとなった。

 3位には井口が入り、4位がコッツォリーノ。5位には中盤、嵯峨をかわした安田が入った。

 Nクラスは、ポールポジションの佐藤公哉(ノバ)が好スタート。2位にはアレキサンドラ・インペラトーリ(アチーブメント)が着け、3位はF3デビュー戦の山本龍司(AIM)。予選クラス2位の山本尚貴(HFDP)は1周目後方集団に埋もれて戻ってきた。

 佐藤とインペラトーリはこのままの順位でフィニッシュ。佐藤は今季3勝目を飾った。

 3位でレースを始めたルーキーの山本(龍)は7周目に黒田吉隆(アチーブメント)に、さらに山本(尚)にかわされ、結局5位でレースを終えた。

 3位に入ったのは終盤、山本(尚)の追撃をかわしきった黒田。うれしい初表彰台をゲットした。

 この結果、Cクラスのドライバーズチャンピオンシップは国本が脱落。明日27日の第16戦最終戦は、井口とエリクソンが本年度のドライバーズチャンピオンを巡って争うこととなった。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/26) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
137C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1822'48.044
21Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE180.381
336C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE182.306
42Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C188.166
512C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1816.565
662C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1816.518
733C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1825.731
823N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1834.122
920Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1836.144
1019N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1845.642
117N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1845.892
1218N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE1852.931
138N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1855.188
145N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE171 Lap 
1577N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE171 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 --------
  • Fastest Lap: CarNo.1 マーカス・エリクソン(トムス) 1'14.714 (5/18) 178.485km/h

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選 国本雄資がポールポジション!

f3_r15_q_37  全日本フォーミュラ3選手権第15戦公式予選はCクラスが国本雄資(トムス)、Nクラスは佐藤公哉(ノバ)がポールポジションを獲得した。

 フォーミュラ・ニッポンのフリー走行が終わり晴れ間が広がりつつあるなか、全日本F3第15戦の公式予選が11時20分より始まった。この大会から関口雄飛に代って山本龍司がAIMの18号車からF3デビューを果たしている。

 予選序盤、岩崎祐貴(イワサキ)や嵯峨宏紀(ルボーセ)がタイミングモニターのトップに顔を出したが、中盤に井口卓人(トムス)が1分14秒972でトップに立つと、いつものようにマーカス・エリクソン(同)、国本雄資(同)のトムス勢によるポールポジション争いが始まった。

 その後エリクソンが1分14秒571でトップに立つと、2位には国本が1分14秒580で上がってきた。さらに井口が1分14秒498でトップを奪い返すと、国本が1分14秒157のコースレコードを更新するタイムでで初めてトップに立つ。エリクソンもコースレコードを更新する1分14秒243で2位に着つけ、井口を3位に追いやった。

f3_r15_q_2  さらにトムス勢によるポール争いが白熱するかと思われた終了5分前、ケイ・コッツォリーノ(戸田)が最終コーナー入口でコースアウトしてタイヤバリアーにクラッシュ。赤旗が提示され、この時点で残り時間が少ないため予選が終了。国本のポールポジションが確定した。

 Nクラスは佐藤公哉(ノバ)が1分16秒282で今シーズン2度目のポールポジションを獲得した。

 第15戦の決勝レースは、本日16時15分より18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2009/09/26) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2009 All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
137C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'14.157--179.83
21Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'14.2430.0860.086179.62
336C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.4980.3410.255179.00
42Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C1'15.0350.8780.537177.72
512C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'15.2091.0520.174177.31
633C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.7051.5480.496176.15
762C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'15.8581.7010.153175.79
823N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'16.2822.1250.424174.82
97N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.5592.4020.277174.18
108N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1'16.6452.4880.086173.99
1120Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.8532.6960.208173.52
1222N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'17.0122.8550.159173.16
1319N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'17.2223.0650.210172.69
1418N山本 龍司EBBRO AIM F307 DALLARA F305/3073S-GE1'17.4783.3210.256172.12
155N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE1'18.7384.5811.260169.36
1677N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE1'20.6486.4911.910165.35
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'21.7297.5721.081163.17
  • 従来のコースレコード: 1'14.483
  • 赤旗中断により公式予選を終了した。

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