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2025年7月

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2025/27) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
122酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
1817'51.378--
252津田 充輝ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1817'52.790 1.412 1.412
351切替 悠喜ファーストガレージRSDS2
MYST KK-S2
1818'00.122 8.744 7.332
415相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'08.02416.646 7.902
538M1畠山 泰三Hobby Base & ZAP
MYST KK-S2
1818'14.31922.941 6.295
639池田 悠亮TOP RANKスーパーウィンズ
MYST KK-S2
1818'21.08229.704 6.763
78Makoto MizutaniHC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1818'25.20133.823 4.119
872小笠原 優人ELEVレーシングS2制動屋
MYST KK-S2
1818'25.85334.475 0.652
92内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1818'28.19836.820 2.345
10*3M2秋山 健也スーパーウインズKKS2
MYST KK-S2
1818'58.7761'07.39830.578
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 52 津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)59.164 (18/18) 124.434 km/h
  • CarNo. 3は、筑波サーキット一般競技規則第20条6.a(衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション・酒井翔太「序盤の3、4周でタイムを決めようと思っていた」

ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)58秒513

ポールポジションを獲得した酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「練習の時に比べて思っていたタイムが出なくて。練習からセットの変更もして、もうちょっといい方向に行くかなと思っていたのが、自分が思っていた方向に行かなかったので。それでもこの暑い中なんとかまとめられたのかな、とは思っています。序盤の3、4周でタイムを決めようと思っていたのですが、思ったより引きずってしまって、練習の時も4周目がベストとかだったので、序盤にタイヤのいいところを持っていきたかったのですが、そこはうまくできなかったのが反省ですね。(途中ピットインしていたが?)タイヤの圧があがってしまったのと、ちょっとセットが合っていない感じでそこの修正をしました」

2位 津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)58秒660(+0.147秒)

予選2位の津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)

 「かなり気温も高くなってきて、途中からはタイムが出ないなと予想はしていました。自分があまり得意ではないコンディションではありますが、やれることはやったかなと思います。決勝は 前回の富士の時も自分がスタートを失敗して前に行かれてしまったということがあるので、今回はちゃんと(スタートを)決めて酒井選手の前に出て、というレース運びにしたいです」

3位 切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)58秒940(+0.427秒)

予選3位の切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

 「前日からシフトのトラブルがあったのが直り切っていなくて、その状態で昨日はみんなと同じようなタイムで走れていたのですが。予選になって、ポールポジションへの欲が出てしまって、セクター1で(シフト)ロックしてタイムロスした分を他の箇所で巻き返そうとして、それで全体的に、行き過ぎというか、それでタイヤも削ってしまいました。反省が多い予選でした」

4位 内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)59秒238(+0.725秒)

予選4位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「暑さでタイヤも人間もへたってきて、後半タイムを伸ばすのが厳しかったです。チャンスは何回かあったのですが、まとめきれずという感じでした。決勝に向けてマシンの調子はいいので、後は人間がどこまで詰められるかだと思います。前とちょっと(タイムの)開きがあると思うので、そこをもうちょっと。バトルもあると思うので負けニないようにがんばります」

6位→5位 相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)59秒378(+0.865秒)※予選終了直後のコメント

予選6位の相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

 「自分としてはもうちょっと上を目指したかったですが、セクター2がうまく行けなくて、そこが課題ですね。決勝は2ポジションぐらい上げて、4番手を目指して頑張りたいです」

7位→6位 畠山退三(Hobby base&zap)59秒624(+1.111秒)

 「秋山さんが後ろですか? それはヤバいな(笑)。調子がいまひとつなので、何とか抑えるようにがんばります。暑すぎますね、おじさんには堪えますよ」

5位→7位 秋山健也(スーパーウィンズKKS2)マスタークラストップ ※予選終了直後のコメント

予選5位、マスタークラスポールポジションの秋山健也(スーパーウインズKKS2)

 「けっこう暑くて、練習よりも暑い感じだったです。もうちょっと行けると思ったのですが、いまひとつ決まらなかったです。タイヤも後半グリップしなくなったので、前半のタイムを上回れなかったです。何とかスタートで(前に)行きたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波公式予選 酒井翔太がポールポジションを獲得

ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 2025年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦公式予選が7月27日(日)に筑波サーキットで行われ、酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)がチームメイトの津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)を0.147秒差に退けてポールポジションを獲得した。

 ここまで津田2勝、酒井1勝でシリーズ前半のランキングは津田がトップ、追う酒井としては後半初戦となるこのレースでは津田の前でのフィニッシュがマストだ。筑波サーキットのある茨城県は梅雨明け以降いきなり真夏の猛暑となっており、午前8時20分の予選開始時刻で早くも気温31.8度。路面温度40.5度となっており、早めのタイムアタック合戦になることが予想された。津田を先頭に10台のスーパーFJがコースイン。20分間の予選が開始された。

 各車ウオームアップもそこそこに計測1周目から津田が59秒117を出してトップ。2番手酒井59秒489、3番手切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)59秒519とファーストガレージ勢の1-2-3。4番手相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)はまだ1分を切れない。津田は計測2周目に58秒894と早くも58秒台に入れてくる。切替が59秒361で2番手に上がるが、直後に酒井が59秒210で逆転、4番手にマスターズクラスの秋山健也(スーパーウィンズKKS2)の59秒587、5番手今回はゼッケン2をつける内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が59秒855、6番手マスターズクラスの畠山退三(Hobby base&zap)1分0秒162と続いている。

 残り時間16分、酒井が58秒685でトップに立ち、津田も自己ベストを58秒849まで削るが2番手にダウン。切替59秒175と自己ベストを更新するも3番手変わらずで、内藤が59秒465で4番手に浮上する。

 酒井と津田は周回を重ねるごとにベストタイムを更新、津田が残り15分に58秒680のトップタイムを出すと残り13分に酒井が58秒591で再逆転。酒井は時折ラップタイムを2秒近く落とす周回があり、タイヤを休ませる戦術か。3番手切替は59秒036と58秒台が目前。それに続いて相田が59秒379で4番手に進出するが、直後に秋山が59秒316でひっくり返す。

 残り時間10分を切って予選も後半戦。酒井が58秒513までトップタイムを短縮。津田58秒660と0秒147の差。切替も58秒台に入れて58秒940。4番手秋山59秒222でマスターズクラスのトップ。5番手内藤59秒238、6番相田59秒379と続く。このあたりで各車タイヤのおいしいところが終わったかラップタイムは頭打ち。そんな中残り時間5分で自己ベストを短縮したのは小笠原優人(ELEVレーシングS2制動屋)で、1分0秒508から0秒288へとタイムを削り取る。さらに9番手までポジションを落としていた畠山が59秒624をマークして7番手へ、マスターズクラスの2番手だ。

 その後ポジションの入れ替わりは無く予選は終了。ポールポジションは酒井、2番手津田とは0.147秒の差。3番手切替はトップから0.427秒の差。以下4番手秋山、5番手内藤、6番手相田というトップ6となったが、秋山は走路外走行でベストタイムが抹消され、さらに2グリッド降格の裁定が下り、スターティンググリッドは7番手へ。これによって内藤がセカンドロウに上がり4番手、相田5番手となり、畠山がマスターズクラスのトップで6番手と3列目に並ぶことになった。

 決勝は午前10時55分コースイン予定。気温路面温度ともにさらに上昇が予定され、ドライバーもマシンも熱との戦いになる。

予選2位は津田充輝(ファーストガレージ制動屋S2)

予選3位は切替悠喜(ファーストガレージRSDS2)

予選4位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

予選5位、マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウインズKKS2)

予選6位は相田有羽音(ZAP SPEED 10V ED)

予選7位、マスタークラス予選2位は畠山泰三(Hobby Base & ZAP)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2025/07/27) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
122酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
58.513--125.818
252津田 充輝ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
58.660 0.147 0.147125.503
351切替 悠喜ファーストガレージRSDS2
MYST KK-S2
58.940 0.427 0.280124.907
42内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
59.238 0.725 0.298124.278
53M1秋山 健也スーパーウインズKKS2
MYST KK-S2
59.316 0.803 0.078124.115
615相田 有羽音ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
59.378 0.865 0.062123.985
738M2畠山 泰三Hobby Base & ZAP
MYST KK-S2
59.624 1.111 0.246123.474
88Makoto MizutaniHC桶川MRPYTT ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
59.722 1.209 0.098123.271
939池田 悠亮TOP RANKスーパーウィンズ
MYST KK-S2
59.758 1.245 0.036123.197
1072小笠原 優人ELEVレーシングS2制動屋
MYST KK-S2
1'00.288 1.775 0.530122.114
---- 以上基準タイム(130% - 1'16.315)予選通過 ----

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝ドライバーコメント 優勝・吉田馨「何も心配はなかった」

優勝 吉田馨(TAKE first kks-2)

優勝した吉田馨(TAKE first kks-2)

 「最初ちょっと(酒井に)近づかれたので、びっくりしたのですが。その後落ち着いて走れて、しっかりギャップを築けたのでよかったかなと思います。そこからは安定したラップを刻めるように集中していたので、何も心配はなかったです」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「スタートは普通で、昨日みたいに前に出られる形ではなかったのですが。その後吉田選手と僕のペースが変わらなくて、近づきもしなければ離れもしない、みたいな展開で、乗っている側も楽しくなかったです。もうちょっと自分のペースがよければ抜けたレースだったなと思うのですが、そこは次の課題として、直していけたらなと思います」

3位 石井大雅選手(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝3位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「表彰台といっても上位との差があるので、そこは悔しいところです。ペースというより最初の立ち上げのところが遅くて、それで離されてしまって、そこからつかず離れずという感じで仕掛けようがない距離まで行ってしまったので、そこが反省点です。次はもてぎになりますが、去年も表彰台に乗ったし、小田選手、酒井選手とも争えたので、今年もトップ争いができると思います」

4位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)

決勝4位の中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

 「昨日とはセットを大幅に変えて、乗りやすくなったのですが、まだコンマ2、3秒ペースが足りなくて、そこは自分がアジャストできていなかったと思います。石井君に対しては一時追いついて、また離されてという感じで、差が縮まらなくてレースが終わった感じなので、いろいろ反省点や課題が見つかったので、次のレースに活かしていきたいと思います」

5位 KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS 2)

決勝5位のKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

 「またスタートでミスしてしまって、後ろに下がってから巻き返すという展開になってしまいました。5位で昨日よりひとつ順位は下がってしまったのですが、昨日は繰り上がりの4位、今日は実力で5位を取ることができたので、そこはいいレースだったかなと思います。(11周目のオーバーテイクは?)馬の背で、結構距離があったのですが、ここで行くしかない、という感じで飛び込んだ時は狙い通りに行けて気持ちよかったです」

6位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

決勝6位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「(最後のオーバーテイクは?)馬の背で、ちょっと相手のミスも多かったので抜けた感じです。(最後尾から抜きまくった?)タイム的にはもっと速く走れるはずですが、前との間合いとか、抜くのに1周かかってしまったりして、それで時間が無くなってしまったですね。もうちょっとスムーズに抜けていればよかったです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Junichi SEKINE

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝 魔物も手なずけたか吉田馨がSUGOを完全制圧、2戦連続のポール・ツー・ウイン

優勝は吉田馨(TAKE first kks-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦決勝が7月20日(日)にスポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションからスタートの吉田馨(TAKE first kks-2)がホールショットを奪うと酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)からのプレッシャーに動ぜず12周のレースを走り切り優勝、第3戦に続いて連勝した。

 第4戦決勝は午前10時15分にフォーメーションラップ開始。前日の第3戦での各選手のベストラップでスターティンググリッドは以下のように決定された。なお第3戦失格の五十嵐文太郎(Drago CORSE)は嘆願により最後尾からの出走が許可された。

  • ポールポジション 吉田馨 1分27秒504
  • 2番手 酒井翔太 1分27秒595(+0.091秒)
  • 3番手 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)1分27秒996(+0.492秒)
  • 4番手 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)1分28秒092(+0.588秒)
  • 5番手 KODAI YOSHIDA(T’s TECHNO RF KKS 2)1分28秒186(+0.682秒)
  • 6番手 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)1分28秒304(+0.800秒)
  • 7番手 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)1分28秒447(+0.943秒)
  • 8番手 小野大地(RiNoA Racing project)1分28秒706(+1.202秒)
  • 9番手 三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)1分28秒975(+1.471秒)
  • 10番手 畠山退三(Hobbybace&zap-ED)1分29秒559(+2.055秒)ジェントルマンクラス
  • 11番手 松下彰臣(Abel HOSHO&PARM zap 10v ED)1分29秒669(+2.165秒)
  • 12番手 今瀬統哉(ALBIREX-RT GIAED)1分30秒270(+2.766秒)
  • 13番手 新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED)1分31秒504(+4.000秒)
  • 14番手 五十嵐 NO TIME

決勝がスタートした

 本日も朝から晴れたスポーツランドSUGOの気温は30.9度、路面温度早くも50.4度と容赦ない暑さの中、全車がグリッドにつきレッドライト消灯でレースがスタート。

 フロントロウの吉田と酒井が無難なスタートを切った後方で蹴り出しがよかったのが石井で、酒井の左サイドに並びかけるようにストレートを加速するが、第1コーナーでは酒井が前。4番手の中村の後方で、YOSHIDA、松原、小林の3台が5位を争って3ワイドで走る。第1コーナーに向けてインから松原、真ん中にYOSHIDA、アウトに小林と並んでターンすると競り勝ったのは小林で5位にポジションアップ。松原とYOSHIDAは引き続きサイド・バイ・サイドで第2コーナーへ飛び込むと続く第3コーナーで松原がアウト側にコースオフしかけて勝負あり。YOSHIDA6位で、松原は続く第4コーナーで三ツ井と小野のTeam RiNoA勢にも差されて9位までダウンするが、S字からの加速で小野からポジションを奪い返す。後方では最後尾スタートの五十嵐が早くも3台をかわして11位まで上がってバックストレートを通過。馬の背で畠山を仕留めて10位へ。

 前戦と同じくスタート直後の混戦を利して順位を上げた小林だが、レースペースにはやや厳しいものがあるのか、松原とのバトルを制したYOSHIDAが背後に迫って最終コーナーを立ち上がると、10%の急坂の加速でYOSHIDAが右サイドに並びかけて、コントロールラインでは0.038秒と僅かに前に出て、そのまま2周目の第1コーナーで小林のインからオーバーテイク、5位に返り咲く。6位に落ちた小林には三ツ井が張り付いていて、3台が連なって走行する。

 オープニングラップを終えてトップ吉田は酒井に0.334秒の差。3位石井はそこから0.575秒、4位中村0.585秒と第3戦より間合いが詰まった状態だ。5位グループでは6位に落ちた小林がそこから粘りをみせて、前の周のYOSHIDAと同じように最終コーナーからの立ち上がりで詰め寄るとコントロールラインまでに前に出て0.236秒の差で5位を取り戻す。YOSHIDAは加速が鈍かったのか三ツ井にも0.024秒差まで迫られて2周目を終了。

 3周目、吉田は1分27秒545と最速タイムで酒井との差を0.801秒にひろげる。3位石井、4位中村と続き、5位小林はYOSHIDAとのバトルの間に中村から3.338秒後方とやや離され、0.402秒差でYOSHIDA、0.192秒差で三ツ井と接近戦が続き、さらに三ツ井の0.413秒後方の8位には五十嵐が上がってきている。この集団から5周目になると小林が少し抜け出し、6位グループが形成されYOSHIDA~三ツ井~五十嵐~松原の4台が0.668秒差にひしめくワンパック状態に。

 7周目、トップ吉田と酒井の差は0.977秒、8周目には1.101秒と、吉田がジリジリと酒井を引き離していく。石井、中村は単独走行で5位小林は中村から6秒以上離されている。6位グループは8周目の第2コーナーで三ツ井がスピン大きく遅れてしまう。三ツ井は金曜日の練習走行、土曜日の第3戦予選/決勝とSPコーナーでコースアウトしてオイルパンをたびたび損傷、それでも今日の決勝は攻めていけと里見乃亜代表からハッパをかけられての6位グループでの走行であったが、YOSHIDAに仕掛けようとしてミスが出てしまったようで10位までドロップ。

 6位グループがバラけたことでYOSHIDAは前を行く小林の攻略に集中できるようになったか、8周目に0.529秒あった差を9周目に0.120秒とテール・ツー・ノーズ状態に持ち込み、10周目のストレートエンドで小林に勝負を挑むが第1コーナーでオーバーラン。すぐにコースに復帰したが小林に逃げられてしまい、五十嵐が0.379秒差と迫る。それでも諦めないYOSHIDAは11周目に入ると再度アタックを開始、バックストレートで小林に追いつくと馬の背で攻略に成功、5位に上がる。6位に落ちた小林に今度は0.162秒差で五十嵐が襲い掛かってファイナルラップに突入する。

 ファイナルラップ、トップを走る吉田は今回もダメ押しとばかりに最後にファステストラップを叩き出して締めくくるとトップチェッカー、前日に続く2連勝をポール・ツー・ウインで飾った。2位酒井とは1.141秒差、酒井も最後に自己ベストを出したが、吉田との差はスタートから縮まらないままで終わった。3位石井~4位中村とファーストガレージ勢が2位から4位を占めて5位にバトルを制したYOSHIDA、そして6位にはファイナルラップの馬の背でインから小林をかわした五十嵐が最後尾から這い上がってきた。

 1台出走のジェントルマンクラス、畠山退三(Hobbybace&zap-ED)は11位でフィニッシュした。

 もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第5戦は舞台をモビリティリゾートもてぎに戻して8月30日に行われる。シリーズはこれで4戦を終えて、酒井と吉田が2勝ずつ。シリーズポイント的には吉田が1戦欠場しているためまだ差があるが、有効ポイント制でもあり、シーズン当初に予想した酒井のワンサイドという構図は完全に崩れた。

1列縦隊

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝3位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝4位は中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

決勝5位はKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

決勝6位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

ジェントルマンクラス優勝は畠山泰三(Hobbybase&zap-ED)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第4戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 4 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE first kks-2
MYST KK-S2
1217'38.059--
222酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
1217'39.200 1.141 1.141
353石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1217'41.627 3.568 2.427
457中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
1217'44.544 6.485 2.917
52KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKS2
MYST KK-S2
1217'54.24316.184 9.699
643五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
1217'54.78516.726 0.542
733小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1217'55.96217.903 1.177
814松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1217'56.46018.401 0.498
981小野 大地RiNoA Racing project
MYST KK-S2
1217'59.00320.944 2.543
1082三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
1218'02.18724.128 3.184
1138G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1218'06.53828.479 4.351
1215松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'15.73137.672 9.193
1336今瀬 統哉ALBIREX-RT GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1218'34.99556.93619.264
1418新渡戸 歩ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'41.5811'03.522 6.586
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE first kks-2) 1'27.490 (12/12) 147.576 km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO決勝ドライバーコメント 4位・KODAI YOSHIDA「結果オーライということで」

(※松原以外はフィニッシュ直後の談話)

優勝 吉田馨(TAKE first kks-2)

優勝した吉田馨(TAKE first kks-2)

 「勝ててよかったです。途中ミスしたところもあるので、タイムを安定させて、もうちょっとぶっちぎりたかったです。もっとミスを減らして明日も頑張ります」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝2位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「スタートで一度吉田君を抜けていけたのですが、その後の位置取りが悪くて、自分がコースアウトする形になってしまって。判断ミスといえば判断ミスですね。後半五十嵐選手を抜いた後も、ペースが変わらなくて。追いつきもせず離されもしない、みたいな展開だったので、自分の走りも含めて明日はクルマのセットも見直して、改善できるところを探してみたいと思います」

3位 石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝3位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「いいスタートが決まって5番手に上がったのですが、ヘアピンで少し突っ込みすぎてリヤが浮いてしまって、それで小林選手に抜かれてしまいました。それがなかったら五十嵐君にはついて行けたのかなと思います。そこからすぐ挽回できたし、中村選手を抜けたのもいいペースがあったので、よかったです」

6位→4位 KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS 2)

決勝4位のKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

 「ちょっと予選を失敗してしまって、8番手スタートという厳しいことになったのですが。それでも2台抜いて入賞圏内まで来られたというのはよかったと思います。スタートはいつも決められなくて、最初のクラッチミートはよかったのですが、そのあと4速に入れてしまって、回転が落ちてしまったのですが。ちゃんと挽回していいレースになったので結果オーライということで(笑)。明日こそ優勝とか表彰台とか目指して頑張りたいです」

7位→5位 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)

決勝5位の小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

 「(スタートは?)あれは自分としても決まって、前も詰まっていたので、うまいこと抜け出して4コーナーで抜いていけたのですが。そこからペースがあまりよくなくて(順位が)落ちていったのですが、6位以内で留まれてよかったです。スタートが得意というわけではないのですが、今日はいい感じでしたね」

8位→6位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)

決勝6位の松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

 「まずはスタートで3台抜かれてしまって。スタートダッシュというよりはスタートした後が問題で、だいたいオープニングラップで順位を落として帰ってくるので、そこが一番の課題かもしれません。その後はタイヤの熱もあってなかなかペースが上がらなかったですが、それでも前のクルマよりはペースはよかったのですが、仕掛けられる場所が限られているのに、そこにうまく合わせられないで、違う場所で追いついてしまったり、とタイミングが悪く結局抜けなかったです」

4位→7位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)

 「スタートで少しミスしてしまって、前の翔太君についていこうと思っていたのが離されてしまって。そこはいったん順位を守れたのですが、その後のペースがすごく悪くて、どんどん離されていったので、もっと改善しないといけないレースでした。決勝前にセットを大幅に変えたのですが、それが裏目に出たこともあって、クルマへのアジャストができた頃にはレースが終わってしまって、もうちょっと自分が(セットに)慣れていれば、上に行けた可能性のあるレースでした」

3位→失格 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「スタートはよくて2番手に上がったのですが、ペースが上がらなくて(前に)離されてしまった感じです。(ペースが上がらなかった原因は?)僕は新品タイヤだったから、ペースには自信があったのですが、なぜ(ペースが)上がらなかったか、今はわからないです。今日これから(原因を)見つけます」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO決勝 吉田馨が2位以下につけいる隙を見せずにポール・ツー・ウイン

優勝は吉田馨(TAKE first kks-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦決勝が7月19日(土)にスポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションから発進の吉田馨(TAKE first kks-2)がスタートでトップに立つと、12周のレースでそのまま首位を守って優勝した。

 午前中の予選に続いて行われる第3戦決勝は午後1時40分にフォーメーションラップ開始。土用の丑の日らしく気温はうなぎ上りで32度。路面温度58度という真夏のドライコンディション。第1コーナー側からスターティンググリッドに並ぶ14台のS-FJを眺めると、陽炎が立ってゆらいで見えるという。

決勝がスタートした

 14台すべてのマシンがグリッドに並び、12周もしくは30分間の決勝がスタート。ポールポジションの吉田に対して2番グリッドの酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)の蹴り出しがよく、吉田と並走で加速していく。吉田は酒井をけん制するように進路をやや右に寄せてから、一転ラインを左に変えて第1コーナーに向けてアウト側に位置取りする。そのままインに酒井、アウトに吉田で第1コーナーへ飛び込むとサイド・バイ・サイドで第2コーナーへ入り、酒井のノーズが僅かに前に出るが、吉田がアウトから抑え込んで、サイドが入れ替わる第3コーナーで一気に先行。ここで酒井がアウト側にラインを取ると3番手スタートの五十嵐文太郎(Drago CORSE)がインからノーズをねじ込んで第4コーナーへ飛び込む。酒井は姿勢を乱してアウト側の縁石を飛び出しそうになり、五十嵐の先行を許して3位にドロップ。

 後方では4位争いが激しく、スタート直後に4番グリッドの中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)、5番グリッドの松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)、6番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)、7番手三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)の4台が並んで加速。ここから三ツ井がアウト側に押しやられて遅れ、残る3台が3ワイドで第1コーナーへアプローチ。イン側の中村が前に出て石井~松原~三ツ井の順でターンイン。ここで松原がラインを乱してアウト側縁石まではらんで失速、三ツ井と小林留魁(るいさ)(アルビ新潟第一ホテルGIAED)に差される。9番手スタートだった小林は前を行く4位グループのバトルに割って入り、第4コーナーでは三ツ井のインからオーバーテイク、さらにS字手前で石井も仕留めて5位までポジションを上げる。S字を抜けてトップ吉田、2位五十嵐、3位酒井、4位中村、5位小林、6位石井の順でハイポイントコーナーへ。

 2位のバトルに乗じてトップ吉田はリードを拡げ5車長ほどの差をつけてダウンヒルストレートを通過。五十嵐と酒井はテール・ツー・ノーズ状態で、そこから1車長離れて中村。5位小林はストレートの伸びを欠いているようで中村から離され石井にプレッシャーをかけられている。

 オープニングラップを終えてトップ吉田と2位五十嵐の差は0.727秒。酒井は五十嵐のテールに張り付いて0.063秒差でコントロールラインを通過するとスリップストリームから抜け出しストレートエンドまでにオーバーテイクを完了。2位のポジションを奪い返す。4位中村は単独走行で、5位小林に石井が襲いかかり、コントロールラインまでに0.097秒差と並びかけると第1コーナーでインから仕留めて5位に浮上する。

 2位を奪回した酒井だが吉田のペースにはついて行けないようで、2周目1.130秒、3周目1.825秒、4周目1.992秒とじわじわギャップが拡がっていく。3位五十嵐も酒井に0.361秒→0.506秒→0.816秒と少しずつ離されていく。トップ3が膠着状態なのに対し緊張が高まっているのが4位中村と5位石井のファーストガレージ勢同士で、2周目に0.903秒だった差が3周目0.300秒と接近。中村に焦りが出たかレインボーコーナーでの走路外走行が警告される。5周目には石井が0.042秒差とロックオン。テール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過するとストレートエンドまでにオーナーテイクを終えて石井4位、中村5位と入れ替わる。

 オープニングラップに大立ち回りを演じた小林だがその後はやや苦しい戦いで、6位を守っているものの、7位KODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS 2)とは5周目で0.586秒の差、さらに序盤に順位を落とした松原もYOSHIDAと0.356秒差とすぐ背後につけている。6周目に小林とYOSHIDAの差は0.072秒となり7周目のセクター1で順位が入れ替わりYOSHIDAが6位に。

 トップ吉田のリードは7周目に2.249秒まで拡がり、酒井と五十嵐も1.938秒、そこから石井2.417秒、中村1.054秒、YOSHIDA1.600秒と上位はややバラけた展開に。それでも吉田はペースを緩めることなく1分27秒台で周回。酒井も27秒台で追うがその差は縮まらない。

 吉田は11周目に1分27秒504のファステストラップを出して、2位酒井に2.898秒の差をつけてファイナルラップに突入。ここでようやく吉田は僅かにペースを緩め、最後は28秒台でフィニッシュ。酒井はファイナルラップに自己ベストの27秒595を出し吉田との差を2秒以下に留めて2着でゴール。以下五十嵐3着、石井4着、中村5着、YOSHIDA6着という順にチェカードフラッグの下を通過した。

 しかしその後判定で順位が入れ替わり、まず中村が走路外走行複数回でレースタイムに10秒加算で5位→8位へ降着。そしてレース後の車検で五十嵐のマシンの最低地上高規則違反があり失格に。これにより石井が4位→3位、YOSHIDA6位→4位、小林7位→5位、松原8位→6位、中村8位→7位へとそれぞれ繰り上がりになった。1台出走のジェントルマンクラスの畠山退三(Hobbybace&zap-ED)は10位から9位に繰り上がった。

 なお第3戦の各選手の最速ラップで明日の第4戦のスターティンググリッドが決定され、吉田~酒井~石井~中村~YOSHIDA~松原というトップ6でスタートする。レーススタートは10時15分予定。吉田が再び逃げるか、酒井がそれを許さないか。いずれにしても厳しいレースが予想される。

決勝2位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

決勝3位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

決勝4位はKODAI YOSHIDA(T's TECHNO RF KKS2)

決勝5位は小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIA ED)

決勝6位は松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

ジェントルマンクラス優勝は畠山泰三(Hobbybase&zap-ED)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE first kks-2
MYST KK-S2
1217'40.644--
222酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
1217'42.551 1.907 1.907
353石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1217'48.254 7.610 5.703
42KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKS2
MYST KK-S2
1217'52.99312.349 4.739
533小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1217'54.13613.492 1.143
614松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1217'55.88415.240 1.748
7*57中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
1218'01.10220.458 5.218
881小野 大地RiNoA Racing project
MYST KK-S2
1218'04.88424.240 3.782
938G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1218'12.81032.166 7.926
1015松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'15.84035.196 3.030
1136今瀬 統哉ALBIREX-RT GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1218'34.02753.38318.187
1218新渡戸 歩ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1218'49.5571'08.91315.530
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-82三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
913'37.5263Laps3Laps
-*43五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE first kks-2) 1'27.504 (11/12) 147.552 km/h
  • CarNo. 57は、国際モータースポーツ競技規則付則L項4.6.c(ピット出口のホワイトラインカット)により、訓戒とした。
  • CarNo. 57は、SUGO-SpR 23.4.2(走路外走行複数回)により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 43は、JAF国内競技車両規則8.2.2.7(最低地上高)違反により、失格とした。

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO予選ドライバーコメント 3位・五十嵐文太郎「流れをつかんで、ここらへんで勝ちたい」

ポールポジション 吉田馨(TAKE first kks-2)1分26秒906 コースレコード

ポールポジションの吉田馨(TAKE first kks-2)

 「もうちょっとタイム伸ばして、後ろとタイム差をつけたかったのですが、想定よりタイムが伸び悩んだかな、という感じです。もっとダイム出る予定でした。決勝にむけて伸びしろもありますが、このタイムからもっと上げられればいいと思います」

2位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)1分27秒012(+0.106秒)

予選2位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

 「昨日の練習のタイムを超すことが出来なかったです。昨日の最後のセットから変えたのですが、自分のミスでタイムが出なかったという印象です。今日の予選は涼しくてもうちょっと行けるかなと思ったのですが、ミスが多くて、1周をうまくまとめられなかったという感じです。決勝は(スタートで)前に出た者勝ちだと思うので、そこはしっかりチャンスを逃がさないようにがんばります」

3位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)1分27秒245(+0.339秒)

予選3位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「練習から調子が悪くて、吉田選手が練習から速くて。もっとタイム差があったのですが、ニュータイヤ履いてちょっとタイム差を詰められたのでよかったとは思います。決勝はちゃんと前について行って、最後に抜いて勝ちたいと思います。(このところ好調?)レースが続いていて、表彰台も乗れたりしているので、流れをつかんで、ここらへんで勝ちたいです」

4位 中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)1分27秒513(+0.607秒)

予選4位の中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

 「途中でペースを上げられそうだったのですが、自分のミスが目立ってしまって、そこでクルマを安定させられずに立ち上がりとかロスしてしまって、それでも何とか絞り出したタイムだと思います。まだペースが足りないなと思う予選でした。自分もクルマももうちょっと改善しないといけないところなので、その両方をメカニックさん、エンジニアさんと話して決勝に向けてペースを上向きに、優勝に近づけるようにがんばります」

5位 松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)1分27秒538(+0.632秒)

予選5位の松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

 「昨日の練習走行の時にニュータイヤをはいて、その時にセットを合わせきれなくて。今日もニュータイヤならこれだ、というセットじゃなくてあくまで予想のセットで走って、ちょっとアンダーや強かったな、という感じがして、最後伸びきれずに終わりました。決勝ではニュータイヤをおろして、さっきの予選で出たアンダーを消すように。明日の第4戦のグリッドもかかっているので、そのへんの対策もして、という感じです」

6位 石井大雅選手(ファーストガレージ制動屋SII)1分27秒566(+0.650秒)

予選6位の石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

 「昨日までまったく速いタイムを出すことができなかったのですが。ボチボチ、という感じですね。ヘアピンの後の立ち上がりでホイールスピンしてしまったので、そこが無ければコンマ1、2秒は上がったのかなと思います。五十嵐君までコンマ2秒くらいですがそれと近いタイムは出せると思うので、決勝はスタートを決めて(前に)ついて行ってチャンスがあれば狙っていきます」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO公式予選 3連勝を目指す酒井翔太に強敵! 吉田馨がレコードタイムでポールポジションを獲得

ポールポジションは吉田馨(TAKE first kks-2)

 2025年もてぎ・菅生士スーパーFJ選手権シリーズ第3戦公式予選が7月19日(土)にスポーツランドSUGOで開催され、吉田馨(TAKE first kks-2)が1分26秒906というコースレコードを叩き出してポールポジションを獲得した。

 前日に梅雨明けが宣言された宮城県に位置するスポーツランドSUGO。午前9時40分の予選開始時刻の気温は24.5度とまだ控えめだが日差しはすでに夏の強さで路面温度38度、これからさらに上昇が予想される。スーパーFJのエントリーは14台で、ジェントルマンクラスは畠山退三(Hobbybace&zap-ED)の1台のみ。ほとんどは今年のシリーズ開幕から出場している面々だが、加えて昨年の終盤2戦のみ出場した今瀬統哉(ALBIREX-RT GIAED)と今回初のS-FJ参戦の新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED)が名を連ねている。開幕戦で2位獲得の松原将也(ZAP MARUTOKU 10VED)を先頭にコースイン開始。20分間の予選が始まった。

 温度が高いためタイヤの発動も早いようで、計測1周目から早くも酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)が1分27秒676と、今年5月の第2戦決勝で酒井自身が出した27秒712というレコードタイムを破ってみせる、さらに残り時間15分15秒に吉田馨(TAKE first kks-2)が27秒223と酒井を上回るトップタイムをマーク。スポーツランドSUGOは昨年オフの路面改修でコンディションがよくなったということだが、ここからトップ争いはコースレコードをめぐる戦いに突入する。3番手は中村ブンスーム(ファーストガレージKKSⅡ)の27秒948。中村は第2戦でポールポジションを獲得して以来SUGOに自信を持っているようだ。以下4番手石井大雅(ファーストガレージ制動屋SⅡ)、5番手KODAI YOSHIDA(T’s TECHNO RF KKS 2)、6番手五十嵐文太郎(Drago CORSE)が28秒前半のタイムで続く。

 吉田は続く周回もセクター2、3でトップタイムを出して1分27秒082までレコードタイムを削り取る。残り時間13分35秒、三ツ井光輝(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)が28秒260で5番手へ浮上。今シーズンここまでやや精彩を欠いているTeam RiNoAだが、そろそろ復調か。 残り12分、酒井が27秒470と2番手タイムを更新、さらに27秒194まで自己ベストを上げて吉田に0.112秒の差と迫る。3番手に五十嵐が27秒778、以下中村27秒819、YOSHIDA27秒873、石井27秒912と続く。

 予選の折り返し直前の残り10分50秒。吉田はさらにタイムを詰めて1分26秒906とついに1分26秒台に突入。中村27秒660で五十嵐を上回り3番手へ浮上。石井も27秒797でYOSHIDAを追い落として5番手。そして残り時間9分20秒、そこまで7番手以下で鳴りを潜めていた松原が27秒587を出して3番手に躍り出る。中村4番手、五十嵐5番手、石井6番手。唯一のジェントルマンクラス畠山は28秒698で10番手。

 残り時間8分、五十嵐が1分27秒620で4番手へ。序盤からタイムを出していいただけに各車ペースダウンしたかに見えたが、残り6分40秒、酒井が27秒084と2番手タイムを更新。吉田とは0.178秒差だ。さらに中村も27秒513を出して3番手へ再浮上するが、残り4分を切って五十嵐が27秒399で中村を再逆転、石井も27秒556で5番手に上がり松原6番手までドロップ。

 残り1分20秒、三ツ井1分27秒589で7番手、小野大地(RiNoA Racing project)28秒542で10番手とTeam RiNoAが揃ってトップ10入りしてジェントルマンクラスの畠山は11番手へ。松下彰臣(Abel HOSHO&PARM zap 10v ED)12番手、今瀬13番手でルーキー新渡戸は30秒872で14番手。残り30秒、五十嵐27秒245も3番手変わらず、松原は27秒538とタイムを刻んで石井を逆転の5番手。

 チェカードフラッグが振られる直前に吉田はピットイン。一方酒井はこの周もタイムアタックを続け1分27秒012まで自己ベストを削ったが、0.106秒及ばず吉田のポールポジションが確定、酒井2番手。以下3番手五十嵐、4番手中村、5番手松原、6番手石井というトップ6で予選は終了した。

 第3戦決勝は本日午後1時40分スタート予定。開幕戦もてぎではポール・ツー・ウイン、第2戦SUGOでは吉田に4秒以上の差で2連勝してきた酒井に対してポールポジションの吉田がどんなレースを見せるか注目だ。

予選2位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋)

予選3位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

予選4位は中村ブンスーム(ファーストガレージKKSII)

予選5位は松原将也(ZAP MARUTOKU 10V ED)

予選6位は石井大雅(ファーストガレージ制動屋SII)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3、4戦SUGO注目選手インタビュー 新渡戸歩「満を持してのデビューです」

ルーキーの新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED )

 2025年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第3戦は、スポーツランドにて14台で争われるが、その中に1名、今回がレースデビューという選手がいた。

 18号車「ZAP SPEED 10V ED」をドライブする新渡戸(にとべ)歩は20歳の社会人ドライバーだ。初めのレースで予選を控えた新渡戸にショートインタビューを行った。

 ――これまでのモータースポーツ経験は?

 「公式レースの経験はないのですが、神奈川の『ガレージ茶畑』がやっている富士のカートレースに何戦か出て、優勝の経験があります」

 ――デビューに向けて練習はいっぱい積んだ?

 「2年ぐらいトレーニングを積んできましたので、満を持してのデビューです」

 ――SUGOでの事前練習はどうだった?

 「昨日と一昨日走って、初日はSUGOを走るのが初めてだったのでコースを覚えることと、自分でいけると思うところまで攻めた感じでした。タイムは1分37秒だったのですが、昨日の練習で31秒2まで詰めることができたので、今日のレースの中で、30秒とか29秒まで行けるように頑張りたいと思います」

 ――今後の予定は?

 「今年はこの後出場の予定はないのですが、来年はシーズン通してやる可能性があります。筑波富士シリーズを考えています」

 迎えた初の予選では公約通り1分30秒651をマーク。2レースともに猛暑の中きちんと完走した。本格参戦するという来年からの活躍を期待したい。

ルーキーの新渡戸歩(ZAP SPEED 10V ED )

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

第3戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 3 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16吉田 馨TAKE first kks-2
MYST KK-S2
R1'26.906--148.567
222酒井 翔太ファーストガレージ制動屋
MYST KK-S2
R1'27.012 0.106 0.106148.386
343五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
R1'27.245 0.339 0.233147.990
457中村 ブンスームファーストガレージKKSII
MYST KK-S2
R1'27.513 0.607 0.268147.537
514松原 将也ZAP MARUTOKU 10V ED
TOKYO R&D RD10V
R1'27.538 0.632 0.025147.495
653石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
R1'27.556 0.650 0.018147.464
782三ツ井 光輝群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
R1'27.598 0.692 0.042147.394
82KODAI YOSHIDAT's TECHNO RF KKS2
MYST KK-S2
1'27.791 0.885 0.193147.070
933小林 留魁アルビ新潟第一ホテルGIA ED
TOKYO R&D RD10V
1'27.903 0.997 0.112146.882
1081小野 大地RiNoA Racing project
MYST KK-S2
1'28.455 1.549 0.552145.966
1138G1畠山 泰三Hobbybase&zap-ED
MYST KK-S2
1'28.460 1.554 0.005145.957
1215松下 彰臣Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'28.901 1.995 0.441145.233
1336今瀬 統哉ALBIREX-RT GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1'29.667 2.761 0.766143.993
1418新渡戸 歩ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'30.651 3.745 0.984142.430
---- 以上基準タイム(130% - 1'53.171)予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'27.712)を更新した。

Forumula Beat

第9戦SUGO決勝ドライバーコメント 3位・KAMIKAZE「ブレーキを温存して走って、少し余裕があった」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「昨日と同様で、普通にスタートが決まって、そのあと自分のペースで走れたので優勝できたのだという感じです。金井さんが速いかなと思っていたのですが、ちょっとだけ僕の方がペースよかったので、後はミスなく走れたのがよかったと思います」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「中盤から少しペースが上がって、さぁ追いつけ、と思ったのですが、前半のペースが上がらないですね。ペースが上がるまでに(トップから)離されてしまったので、そのあたりは課題かなと思います。序盤に離されてしまうので、僕らの1年を通しての課題として、そこを克服できるように、いろいろ改良していきたいと思います」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)ジェントルマンクラス1位

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「スタートで植田さんに(前に)行かれて、僕のタイヤがユーズドで条件よくなかったので(挽回は)無理かなと思ったのですが、腐らずに。チャンスが何回かあったので、1コーナーのアウトから(オーバーテイクに)行けました。ブレーキを温存して走って、少し余裕があったので、一発勝負で行けました」

4位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)ジェントルマンクラス2位

決勝4位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「スタートがうまくいったので、前に出たのですが、もうちょっと(後ろを)引き離せればよかったのですが、できずでした。一緒(のグループ)になってからはちょっと届かなかったですね。でもちゃんと争えているので、よかったです」

5位  長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)ジェントルマンクラス3位

決勝6位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「(待望の表彰台?)スタートはまたよくて、舩井さんに並んで、ちょっとだけ接触して舩井さんスピンしてしまって、申し訳ないと思ったのですが、レーシングアクシデントだと言ってもらえたので、喜んで表彰台にのぼります」

6位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)ジェントルマンクラス4位

決勝5位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「長嶋さんのタイヤが当たって、それで回ってしまって。そこから追い上げたのですが、長嶋さんまでは届かなかったですね。ちょっと残念です。(スピンからの挽回のペースはよかった?)必死で走りました(笑)」

Text & Photo: Junichi SEKINE

Forumula Beat

第9戦SUGO決勝 酒井翔太がみちのくひとり旅 シリーズ7勝目をポール・ツー・ウインで飾る

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第9戦決勝は7月20日(日)にスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がフロントロウの金井亮忠(チームNATS 正義 001)に付け入る隙を与えず15周を走り切って優勝した。

 土曜日の第8戦に続いて開催の第9戦のスターティンググリッドは第8戦決勝の各車の最速タイムで以下のように決定された。

  • ポールポジション 酒井 1分21秒322
  • 2番手 金井 1分21秒650(+0.328秒)
  • 3番手 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)1分23秒404(+2.082秒)
  • 4番手 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)1分23秒971(+2.649秒)
  • 5番手 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)1分24秒230(+2.908秒)
  • 6番手 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)1分24秒637(+3.315秒)
  • 7番手 渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)1分24秒936(+3.614秒)
  • 8番手 杉山寛(ミスト☆菱洋商事株式会社)1分24秒974(+3.652秒)
  • 9番手 みきてぃ(LP・Shop kts24)1分25秒247(+3.925秒)
  • 10番手 松本隆行(SHOUEI☆ミスト)1分28秒531(+7.209秒)

 土曜日に続いて朝から晴れ渡ったスポーツランドSUGO。第9戦は午前9時15分フォーメーションラップ開始。昼過ぎにスタートだった第8戦より早い時間帯とはいえ気温はすでに30度、路面温度46.5度と夏の日差しにコースが焼かれている。本大会は2レースの為規定で2セットのタイヤが使用可能。フロントロウの酒井や金井はじめほとんどの選手が新品のスリックタイヤを履いている。

決勝がスタートした

 10台がグリッドに整列してレーススタート。ポールシッターの酒井を先頭に全車がきれいに発進。金井が酒井の背後で左右にチャンスをうかがうが、酒井は動ぜずポジションを守る。2列目で出足がよかったのが4番グリッドの植田で、第1コーナーに向けての加速でKAMIKAZEの右サイドに並びかける。植田は第1コーナーへの進入でKAMIKAZEのインから仕掛けてオーバーテイクに成功。3列目スタートの舩井と長嶋もサイド・バイ・サイドでターンインするが、イン側の長嶋が舩井の右リヤタイヤと接触。舩井が姿勢を乱してスピン。幸い後続車がうまく回避して、舩井は最下位から再スタート、レースに復帰した。長嶋もポジションを落として、5位渡邊、6位長嶋の順に。

 後方のバトルをよそにトップ酒井は2位金井に0.531秒の差でオープニングラップを終了。3位植田はそこから3.249秒離され4位KAMIKAZEとは0.627秒の差。以下渡邊~長嶋~杉山~みきてぃと続き、舩井は早くも松本を抜いて9位で、0.552秒差のみきてぃを追い上げる。

 2周目に早くも酒井はラップタイムを1分21秒台に入れて金井の差を1.249秒に開く。この2台のペースが突出しており、3位植田、4位KAMIKAZEは1分24秒台で走っていて、ギャップは早くも6秒以上に。オープニングラップの接触で最下位まで落ちた舩井はみきてぃも仕留めて8位。 3周目も酒井は1分21秒744で周回し金井と1.516秒差。金井も自己ベストの22秒011で走っているが、じわじわと酒井がリードを拡げていく。後方では5位の渡邊に長嶋が接近、並走でコントロールラインを通過すると0.006秒の差で、4周目の第1コーナーでオーバーテイクを完了。これで5位長嶋、6位渡邊。

 4周目も酒井がセクター1、3、4とベストタイムを出して1分21秒431と最速タイムを更新。金井との差は2.114秒に拡がる。そしていったんは1.4秒以上に拡大していた3位植田とKAMIKAZEのギャップが一気に詰まり0.919秒の差。さらに6周目には0.612秒差と、KAMIKAZEがヒタヒタと迫っている。この2台のバトルはジェントルマンクラスの優勝争いだけでなく、オーバーオールでの表彰台を賭けた戦いだ。7周目に両者の間合いはさらに詰まって0.210秒差。KAMIKAZEのラップタイムは植田より0.4秒ちかく速く、逆転は時間の問題か。

 酒井その後も最速ラップを更新し続けて、6周目に1分21秒360 9周目に21秒353をマークして金井との差を2.994秒まで拡大。金井は10周目に21秒344と酒井を0.009秒上回る最速タイムを出して気を吐くが、その差はわずかしか縮まらない。その25秒後方では0.2秒差で3位を争う植田とKAMIKAZEのバトルが続いており、9周目の第1コーナーでKAMIKAZEが植田のインを伺うそぶりを見せるが植田が抑える。さらに10周目のメインストレートでは0.081秒差とサイド・バイ・サイドで駆け抜けると第1コーナーではKAMIKAZEがアウト側から前に出てターン、大外刈りで3位の座を植田からもぎ取る。ジェントルマン同士のクリーンで見ごたえのあるバトルだった。最下位から挽回中の舩井は6周目に杉山を捕らえて7位、8周目に渡邊も料理して6位までポジションを戻す。前を走るのはオープニングラップで接触した長嶋だ。

 酒井の独走はその後も続き、12周目には1分21秒060と再度最速ラップを更新。さらにファイナルラップには20秒948という予選並みのファステストラップを叩き出して最後まで勢いが衰えていないことを見せつけて15周のレースをポール・ツー・ウインの完全制覇。2位金井はスタートから懸命に酒井を追ったがその影を踏むところまで近づくことはかなわず5.571秒の差でフィニッシュした。3位はベテラン同士のバトルを制したKAMIKAZEが入って表彰台を獲得、合わせてジェントルマンクラスの優勝も飾った。4位植田はクラス2位、舩井との接触がレーシングアクシデントと判定された長嶋が総合5位クラス3位、その接触から順位を挽回した舩井が総合6位クラス4位というトップ6となった。

 猛暑のレースで優勝した酒井も2位の金井も汗だくだったが、一番大変そうだったのは総合とジェントルマンクラスの両方で表彰台を獲得したKAMIKAZEで、フォトセッションではトロフィーを頭上に掲げるのも苦労するほどに疲弊していた。そしてノンアルコールのスパークリングファイトでは、金井が表彰台に登壇した時の恒例となりつつある、ピットクルーを務めたNATSの生徒たちがシャワーを浴びに先生に駆け寄る姿も見られた。

 F-Be第10戦は約一カ月のインターバルを置いた8月17日(日)にオートポリスで行われる。ここまで9戦で7勝を挙げた酒井がランキングを大きくリードしているがシリーズはまだ6戦ある。12戦の有効ポイントで競われるJAFシリーズ戦の行方はまだ予断を許さない。

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

決勝4位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝5位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

決勝6位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

Forumula Beat

第9戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/20) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 9 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1520'27.799--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1520'33.370 5.571 5.571
39G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1521'08.04740.24834.677
411G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1521'16.05548.256 8.008
563G3長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1521'25.32357.524 9.268
63G4舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1521'29.1721'01.373 3.849
70G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1521'33.5051'05.706 4.333
833G6杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1521'34.0301'06.231 0.525
922G7みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1521'48.2061'20.40714.176
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
-76G-松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
34'55.75812Laps12Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'20.948 (15/15) 159.502 km/h

Forumula Beat

第8戦SUGO決勝ドライバーコメント 6位・長嶋重登「金井先生と植田さんのプレッシャーに負けた」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージFG108)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「スタートの時にスーパーFJの感覚でシフトノブを探しにいってから『これパドルシフトだった』と初心者みたいなミスをしてしまいましたが、その後のペースは悪くなかったので、よかったっです。明日は新品タイヤが残っているので、それを考えたら期待できるのかな、というふうには思っています」

2位 金井亮忠(チームNATS 正義 001)

決勝2位の金井亮忠(チームNATS正義001)

 「スタートはいつもどおりうまく決まって。(序盤は)ごちゃごちゃしているので落ち着いて、少しずつ確実に抜いて行こう、ということで。まわりと接触したりとかそういう迷惑かけることをしないように、確実な走りで追い上げました。トラブルは完全に解消されていると思うので、明日は2番グリッドだと思うので、トップに仕掛けられるようにがんばります」

3位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)ジェントルマンクラス1位

決勝3位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「目標にしていたこと(クラス1位)が達成できたので、よかったです。コンディションはクルマにはいいですが、人間が暑くてタレちゃって(苦笑)。チェッカー目指して走っていましたが、クルマのポテンシャルはもっと高いと思います」

4位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)ジェントルマンクラス2位

決勝4位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「(スタートは?)僕は普通に出たと思うのですが、周りが、長嶋さんと舩井さんがうまくて。差されるとちょっと苦しかったです。それでもクラス2位で、よかったと思います。また明日(第9戦)あるので、がんばります」

5位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)ジェントルマンクラス3位

決勝5位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「植田さんまではちょっと無理でしたね。植田会長のプレッシャーでミスしてしまいました。残念です」

6位 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)ジェントルマンクラス4位

決勝6位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「4着ですか(苦笑)。スタートがよくて前を抜かしたのですけどね。ミスが多くてやられてしまいました。金井先生と植田さんのプレッシャーに負けて(ブレーキを)ロックしてしまいました」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

Forumula Beat

第8戦SUGO決勝 酒井翔太がポール・ツー・ウイン、最後尾スタートの金井亮忠が序盤にオーバーテイクショーを演じるも届かず2位

優勝は酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第8戦決勝は7月19日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートの酒井翔太(ファーストガレージ FG108)がオープニングラップから後続をちぎって15周を走り切り優勝した。

 梅雨明け翌日のスポーツランドSUGOは朝から気温がどんどん上昇し、12時15分のフォーメーションラップ開始時点で気温31度、路面温度56.5度という厳しいコンディション。走る前からスリックタイヤが溶け出すのではないかというくらい熱いグリッド上では少しでもドライバーに涼をとらせようと小型扇風機やハンディファンが活躍している。決勝は15周もしくは30分で争われるが、朝の予選で赤旗の原因となり予選タイムが抹消された金井亮忠(チームNATS 正義 001)は最後尾から出走が認められ、10台(うちジェントルマンクラス8台)がレースをスタートした。

レースがスタートした

 スタートでジャンプアップしたのはその金井で、レッドライト消灯と同時に鋭い蹴り出しで前方のマシンに襲い掛かり、ピットウォールぎりぎりに寄せて加速。第1コーナーまでに3台を仕留めて7位に上がる。ポールシッターの酒井は無難なスタートでフロントロウに並んだKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)を抑えてホールショットを奪う。3番手スタートの植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)に対して4番グリッドの舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)と5番グリッドの長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)が並びかけてストレートを加速。3ワイドで第1コーナーに飛び込むとイン側の舩井が3位に浮上、真ん中の長嶋が4位を確保し、アウト側の植田は競り負ける格好で5位に後退する。

 金井の勢いはとどまることがなく、第2コーナーで渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)をオーバーテイクして6位。予選後のコメントで「後ろから金井先生が来るので少しでも絡みたい」と言っていた渡邊だったが邂逅は僅かな時間だった。さらに第3コーナー出口で植田のインを差して5位、上り勾配のS字で長嶋の背後につけるとハイポイントコーナー進入でインから仕留めて4位までポジションを上げる。

 トップ酒井はKAMIKAZEに対して早くも2.151秒のリードでオープニングラップを終了。KAMIKAZEと3位舩井は0.939秒の差。さらに金井が舩井に0.334秒差まで迫り2周目に入るとストレートエンドで舩井をロックオン。第2セクターで前に出て3位まで進出する。6位まで落ちた植田だが長嶋とは0.536秒差で追走しており挽回のチャンスを伺う。

 2周目の酒井は1分22秒654と早くも後続の予選タイムより速いペースでぐいぐいと引き離しにかかり、2位KAMIKAZEとは4.495秒の差。3位に上がった金井は0.426秒差とKAMIKAZEを射程に捕らえると、3周目のハイポイントコーナーでインから攻略。ついに2位まで順位を上げる。

 4周目、酒井はこの周1分21秒871まで最速ラップを更新。追う金井もセクター2、3と最速タイムを出し1分22秒103でこの周を終えるが、セクター4でも最速を出した酒井は21秒871とこれを上回り金井との差を6.222秒までひろげる。3位KAMIKAZEは2台のペースについて行けず酒井から10秒以上離される。5周目も酒井がセクター1で最速タイムを出すと金井がセクター2、3でタイムを出して応酬するが、コントロールラインに戻ってくると6.308秒差と僅かだがギャップが拡大する。この周のセクタータイムを比較すると、セクター1で酒井が0.233秒のゲイン。セクター2と3で金井が0.318秒、0.080秒を挽回しているが、最終コーナーからメインストレートにかけての10%の急こう配があるセクター4で酒井の方が0.426秒速く、金井はここで差をつけられている。

 酒井は6周目1分21秒768、さらに8周目21秒724とハイペースで金井との差を7.084秒まで拡大する。3位KAMIKAZEは19秒以上の差があるがジェントルマンクラスのトップ。以下4位舩井と5位植田の0.672秒差、6位長嶋と7位渡邊0.768秒差とジェントルマンクラスの戦いが厳しい。9周目に植田がセクター3で舩井を攻略、総合4位、ジェントルマンクラスの2位に上がる。

 トップを走る酒井は手綱を緩めることなく9周目1分21秒500、10周目には21秒322とこの日のファステストラップをマークするとようやく僅かにペースダウン。金井は7秒以上に開いた差を12周目6.562秒、14周目6.141秒と削り取るがすでに勝負あったという状態で、酒井は一度もその座を脅かされることなく15周を走り切ってフィニッシュ。優勝を飾った。2位金井は酒井にこそ手が届かなかったが最後尾スタートからここまで挽回して、予選後の短いインターバルでマシンを修復した生徒たちに報いた。3位KAMIKAZEは酒井からは37秒差と大差をつけられたがジェントルマンクラス優勝、以下4位植田がクラス2位、5位舩井がクラス3位、6位長嶋がクラス4位という結果になった。

 なお第8戦決勝の各選手のベストタイムが明日第9戦のスターティンググリッドを決めることとなっており、ポールポジションが酒井、2番手金井、以下KAMIKAZE~植田~舩井~長嶋~渡辺~杉山~みきてぃ~松本隆行(SHOUEI☆ミスト)という順になった。

 F-Be第9戦は明日7月20日(日)にスポーツランドSUGOで開催。第8戦をぶっちぎった酒井に死角はあるのか。今度はフロントロウからスタートする金井がどう挑むか注目だ。

金井亮忠とKAMIKAZEの争い

決勝2位は金井亮忠(チームNATS正義001)

決勝3位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

決勝4位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

決勝5位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

決勝6位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

表彰式

ジェントルマンクラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro SEKINE

Forumula Beat

第8戦SUGO決勝結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
1520'37.423--
272金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
1520'43.673 6.250 6.250
39G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1521'14.75837.33531.085
411G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1521'18.29940.876 3.541
53G3舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1521'23.15745.734 4.858
663G4長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1521'33.59356.17010.436
70G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1521'35.92458.501 2.331
822G6みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1521'41.4241'04.001 5.500
9*33G7杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1521'43.8221'06.399 2.398
1076G8松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1421'08.1921Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 6 酒井翔太(ファーストガレージFG108) 1'21.322 (10/15) 158.769 km/h
  • CarNo. 33は、SUGO SpR 33.1(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。

Forumula Beat

第8戦SUGO公式予選ドライバーコメント 2位・KAMIKAZE「この暑さに負けないように走るのが大事」

ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージFG108)1分20秒729(コースレコード)

ポールポジションを獲得した酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 「それなりな感じで走っていたので、最後、ちょっとずつベストな部分が出た(結果のレコードタイム)かな、という感じです。『ミスしたな』という部分もなかったのでよかったのかなと思います」

2位 KAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)1分22秒968(+2.239秒)ジェントルマンクラス1位

予選2位のKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

 「繰り上がりで2番手、ジェントルマンではトップになれました。クルマもだいぶよくなってきて、後はこの暑さに負けないように走るのが大事ですかね、それに尽きると思います」

3位 植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)1分23秒209(+2.480秒)ジェントルマンクラス2位

予選3位の植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

 「(コースインが遅かったが?)。前(のセッション)にラジアルタイヤのクルマが走っていたので、皆さんにコースを奇麗にしてもらってから出ようかと思って(笑)。調子は悪くないですね。最後一番いいタイムアタックの時に前に詰まってしまって、そこでもやめましたが。あれがなければ、トップはちょっと無理かもしれないですが、ジェントルマンクラスのトップとはいい戦いになったかな、と思いながら走っていました。決勝は明日の第9戦のグリッドも決まるので、タイヤを何でいくかをちょっと悩んでいます(笑)」

4位 舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)1分23秒564(+2.835秒)ジェントルマンクラス3位

予選4位の舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

 「ちょっとペースが掴めなかったですね。昨日の占有走行ではちょっとクルマが故障して走れなかったので、その分慣れるのに時間がかかって、いまいちなタイムでした。決勝は植田選手に負けないように(笑)がんばります」

5位 長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)1分23秒926(+3.197秒)ジェントルマンクラス4位

予選5位の長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

 「途中赤旗が出たので、ちょっとリズムが狂っちゃいました。でも1分23秒台に入って自己ベストなので、決勝は頑張りますよ。スタートで頑張ります。(上位も近い?)植田さん23秒2で0.7秒の差は大きいので、とりあえず舩井さんです。クラスで表彰台に上がるには1台抜かないといけないので」

6位 渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)1分25秒070(+4.341秒)ジェントルマンクラス5位

予選6位の渡辺義人(チームNATSエクシズWXR)

 「クルマがどんどんよくなっていますね。今年パドルシフトにしたのですが、前戦までシフトがうまく入らなくて、まともに走れなかったのですが、今週になってパドルも改良されてきました。あとフロントウイングを新たに3枚ウイングにして、それですごくバランスがよくなった。SUGOにマッチしている感じで、どんどん速くなっているので、決勝に向けて楽しみです。(後ろから金井先生が来るが?)そこは少し遊んでいってもらおうかなと思っています(笑)」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

Forumula Beat

第8戦SUGO公式予選、酒井翔太がコースレコードでポールポジション

ポールポジションは酒井翔太(ファーストガレージFG108)

 2025年Formula Beat(F-Be)地方選手権第8戦公式予選は7月19日(土)にスポーツランドSUGOで行われ、酒井翔太(ファーストガレージFG108)がただ一人1分20秒台にタイムを入れてポールポジション獲得した。

 前日に梅雨明けが宣言された東北南部にあるスポーツランドSUGO。朝からすっきりと晴れ渡り、F-Be第8戦の予選開始時刻の午前9時時点で気温24度。路面温度34.8度と絶好のドライコンディション。今回のSUGOラウンドでは第8戦、第9戦の2レースが行われるが、まずは予選で第8戦のスターティンググリッドを確定。第9戦のグリッドは第8戦決勝の各車のベストラップによって決定される。メタリックオレンジの長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)を先頭にコースイン開始。25分間の予選がスタートした。

 各車ウオームアップを終えて残り時間20分を切ったあたりからタイムアタックを開始。まずは残り19分に酒井が1分23秒716のタイムでトップに出る。2番手は金井亮忠(チームNATS 正義 001)の23秒826。金井のチームは日本自動車大学校(NATS)の生徒が授業の一環としてメカニックやエンジニアを務めており、今年度の生徒にとってはもてぎでの第5戦以来の2レース目となり、動きにも落ち着きが出てきた感がある。この2台の他は全員ジェントルマンクラスでの参戦で、クラストップの総合3番手にKAMIIAZE(ファーストガレージ&Rd04W)の25秒146。さらに4番手みきてぃ(LP・Shop kts24)、5番手舩井俊仁(ファーストガレージ FG108)、6番手長嶋と続く。

 酒井はトップタイムを1分21秒571、21秒422と更新し続け、2番手金井とは0.273秒の差。3番手KAMIKAZEはこの二人から大きく水をあけられて24秒598。このタイミングでピットに待機していた植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)がコースイン。10台すべてがコース上で走行する。

 残り14分を切って酒井はセクター1、セクター3、4と最速タイムを刻んでコントロールラインを通過すると1分20秒908のコースレコードを叩き出す。金井も21秒361まで自己ベストを短縮するが酒井とは0.453秒の差がある。3番手KAMIKAZEはこの二人から2秒以上離され23秒417。残り12分30秒、一人遅れてコースインした植田が24秒196で4番手へ浮上。そして第2セクターで最速タイムを出していた金井がピットインする。金井によるとトラブルではなく微調整だったとのこと。

 残り時間10分を切って予選は後半戦。酒井はベストタイムを更新して1分20秒849、さらに残り時間5分に20秒729までレコードタイムを削り取る。ここで金井が最終コーナー出口でストップ。コースのイン側にマシンを停めてしまう。これによってコースは赤旗が提示。予選は中断となる。金井によると電気系統のトラブルでシステムがシャットダウンしてしまい、再始動できなかったとのことだ。

 金井の車両はすみやかに移動されて午前9時27分から残り時間3分58秒で予選が再開。長嶋とみきてぃの2台のみがコースイン。その他の選手はタイムアップが無理とみたかピットにとどまり予選はそのまま25分が経過して終了となった。

 ポールポジションはレコードタイムを0.543秒も削り取った酒井。赤旗の原因となった金井はそれまでのタイムが抹消されたためタイムなし。2番手にはKAMIKAZEがつくことになり酒井とフロントロウに並びジェントルマンクラスのトップ。3番手植田、4番手舩井がセカンドロウ。3列目は5番手長嶋、6番手渡邊義人(チームNATS エクシズWXR)と、それぞれジェントルマンクラスの2位~5位に該当、というトップ6となった。

 F-Be第8戦決勝は本日12時15分スタート予定。ライバル不在となってしまった酒井が今回も無双状態になるのか。それとも夏のSUGOの魔物に足元をすくわれるような事態があるのか。カギを握るのは最後尾スタートの金井かもしれない。

予選2位はKAMIKAZE(ファーストガレージ&Rd04W)

予選3位は植田正幸(Rnsports制動屋KKZS)

予選4位は舩井俊仁(ファーストガレージFG108)

予選5位は長嶋重登(ミスト☆T.U.C.GROUP)

予選6位は渡辺義人(チームNATSエクシズWXR)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

Forumula Beat

第8戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレースシリーズ第5戦 -RIJ- (2025/07/19) Qualifying Weather:Sunny Course:Dry
2025 Formula Beat Round 8 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
16酒井 翔太ファーストガレージFG108
FG108
R1'20.729--159.935
29G1KAMIKAZEファーストガレージ&Rd04W
SYNERGY RD04W
1'22.968 2.239 2.239155.619
311G2植田 正幸Rnsports制動屋KKZS
MYST KK-ZS
1'23.209 2.480 0.241155.168
43G3舩井 俊仁ファーストガレージFG108
FG108
1'23.564 2.835 0.355154.509
563G4長嶋 重登ミスト☆T.U.C.GROUP
Dallara F301
1'23.926 3.197 0.362153.843
60G5渡辺 義人チームNATSエクシズWXR
WXR MK-III
1'25.070 4.341 1.144151.774
733G6杉山 寛ミスト☆菱洋商事株式会社
Dallara F307
1'25.394 4.665 0.324151.198
8*22G7みきてぃLP・Shop kts24
kts24
1'25.469 4.740 0.075151.065
976G8松本 隆行SHOUEI☆ミスト
Dallara F307
1'27.324 6.595 1.855147.856
---- 以上基準タイム(130% - 1'46.993)予選通過 ----
-*72金井 亮忠チームNATS正義001
NATS 001
deleted---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.272)を更新した。
  • CarNo. 72は、SUGO-SpR 28.4(赤旗原因車両)により、タイムを無効とした。
  • CarNo. 22は、ブリーフィング指示違反(赤旗再開後青旗提示前のファストレーン進入)により、訓戒とした。

SUPER FORMULA

第7戦富士決勝 太田格之進、逆転で今季3勝目を飾る

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の決勝が、7月20日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、2番グリッドからスタートした太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が、終盤トップに立ち、そのまま逃げ切って優勝を飾った。

 2位は岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、3位には第6戦優勝の坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が入った。

 スタートからポールポジションの坪井が先行し、太田が1秒以内の差で追い、その後方には、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、少し離れて牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が続き、トップ2車も両者の攻防だけに集中するわけにはいかない緊迫した展開が、レース中盤まで続いた。

 レースが大きく動いたのは17周目。13コーナーで、13位を走っていた野中誠太(KDDI TGMGP TGR-DC SF23)の左フロントタイヤが外れ、野中がコースサイドに車両を停めたことで、セーフティカー(SC)が導入された。

 これにより、上位のほとんどのクルマが、義務となっているタイヤ交換のためにピットに次々に滑り込んだ。

 この思いがけない展開になったことで、トップに立ったのは、7周目にすでにタイヤ交換を済ませていた岩佐。ギリギリながら、ピットからコースに戻った坪井の前に出ることに成功し、坪井、太田、佐藤らを従えて、SCランを続ける。

 25周目にリスタートとなると、岩佐は摩耗したタイヤで坪井らを抑えてトップを死守。そして、岩佐と坪井がバトルを繰り広げる間に太田も迫り、さらに佐藤もトップグループに加わるという大混戦の見ごたえあるレースとなった。

 31周目、太田が1〜2コーナーで坪井を捕らえて2位に浮上すると、勢いそのままに33周目には同じ1コーナーで岩佐も攻略し、ついにトップに躍り出た。

 トップグループの中では太田の速さは際立っており、その後は2位岩佐との差を開いて、41周のレースを走りきって、今季3勝目のチェッカーを受けた。

 2位には、不利なタイヤで坪井を抑えきった岩佐が入った。4位は31周目に佐藤をかわしたベテラン小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)。以下、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)、SCランのピットアウト時にコースを外れてしまった佐藤はプラス5秒のペナルティで6位だった。

 なお、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)は、中団に埋もれたまま、12位でレースを終えた。

 第8戦は、8月9〜10日、スポーツランドSUGOで行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第7戦富士決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:06'12.813--
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
411:06'19.940 7.127 7.127
31坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
411:06'20.760 7.947 0.820
47小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
411:06'20.971 8.158 0.211
537サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
411:06'23.09610.283 2.125
6*64佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:06'27.25814.445 4.162
739大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
411:06'31.71518.902 4.457
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:06'32.52619.713 0.811
95牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
411:06'33.24620.433 0.720
1014大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
411:06'33.99421.181 0.748
1138阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
411:06'34.53721.724 0.543
1216野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
411:06'35.49022.677 0.953
1319オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
411:06'37.10024.287 1.610
1420高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
411:06'37.51524.702 0.415
1528小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
411:06'39.44426.631 1.929
164ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
411:06'41.23628.423 1.792
1750小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
411:06'46.10633.293 4.870
18*65イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
401:06'49.6661Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 36 Laps)完走 ----
-12三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
331:06'56.7038Laps7Laps
-10ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
311:06'50.02710Laps2Laps
-29野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1623'15.85125Laps15Laps
-8福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1116:27'32.00030Laps5Laps
  • Fastest Lap: 小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23) 1'24.673 (18/41) 194.003 km/h
  • CarNo. 64は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC中のオーバーラン)により、タイムペナルティー5秒を科した。
  • CarNo. 65は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC中の追突行為)により、タイムペナルティー10秒を科した。

SUPER FORMULA

第7戦富士公式予選 王者・坪井翔がポールポジション獲得

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の予選が、7月20日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、昨日の第6戦で優勝を飾った坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)がポールポジションを獲得した。

 昨日の第6戦では、ディフェンディングチャンピオンの坪井が、完璧なレースで野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)の無限コンビを抑えて完勝。明けた日曜日の第7戦は、再び坪井対無限コンビの構図となるのか、もしくはダンディライアン勢の巻き返しはなるのか。注目の予選を迎えた。

■Q1グループA

 午前10時10分から行われたグループAは、岩佐のアタックから始まった。路面温度が上がり、タイムは1分23秒412と昨日より上がらない。岩佐は2周連続してアタックし、2周目は1分23秒285に上げてきた。

 この岩佐を上回ったのが、昨日の第6戦予選で10位だった佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)。昨日からの修正が良い方向に出ているようだ。

 3位に食い込んできたのが、サッシャ・フェネストラズ(VANTELIN TOM'S SF23)。昨日はQ2進出はならなかったが、坪井の優勝に刺激を受け巻き返してきた。

 4位以下は、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)がQ2進出。

 第6戦で6位入賞し、今季限りで引退を発表した大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)は8位で通過はならなかった。

 順位:佐藤-岩佐-フェネストラズ-小林-牧野-阪口/山下-大嶋-三宅-高星-小高

■Q1 Bグループ

 Bグループは、坪井と野尻の勝負が注目されたが、坪井は1分23秒359と意外に伸びずに5位、野尻は1分23秒117で2位と、やや明暗が分かれた。

 巻き返してきた太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)が1分22秒036でトップ。野尻、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)、坪井、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)までがQ2進出となった。

 予選でも速さを示しつつあるJuju(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)は、2周続けてアタックを行い1分24秒306。昨日に続いて9位と奮闘した。

 順位:太田-野尻-大湯-フラガ-坪井-福住/小出-ラスムッセン-Juju-オサリバン-野中

■Q2

 Q2進出のチームの内訳は、ダンディライアン、KCMG、無限、トムス、セルモ、ナカジマが各2台ずつとなり、1台体制のチームの進出はならなかった。

 Q2で明暗が分かれたのが坪井と野尻。野尻のタイムは1分23秒194と7位。この順位でも野尻としては不本意だが、さらに最終コーナーで走路外走行の判定が下され、12位にドロップ。厳しい位置からのスタートとなった。

 一方、坪井は最後から二番目にアタックを行い、そこまでトップだった佐藤の1分23秒095を破り、唯一22秒台に入る1分22秒940をマークして、昨日逃したポールポジションを獲得。最後にアタックした太田も1分23秒021で2位に食い込んだ。

 順位:坪井-太田-佐藤-大湯-岩佐-小林-フラガ-フェネストラズ-牧野-阪口-福住-野尻

 チーム無限の二人がグリッド3列目以下になり、太田がフロントローに並ぶなど、昨日とはかなり異なるグリッドとなった。決勝ペースの良い坪井に誰が挑むのか、決勝の展開が楽しみだ。

 決勝は、本日、午後3時15分から41周で争われる。

Text&Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第7戦富士公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Weather: Fine Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
11B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'23.3591'22.940
26B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.0361'23.021
364A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.2731'23.095
439B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.2201'23.145
515A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.2851'23.155
67A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.5251'23.164
765Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.3271'23.218
837Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.3541'23.251
95A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.6401'23.301
1038A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.6501'23.395
118B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.4111'23.464
1216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.1171'37.948
---- 以上Q2で決定 ----
1350B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.515
143A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.661
1519Bオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.066
1614A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.670
1710BジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.306
1812A三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.029
194Bザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.437
2020A高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'24.159
2128A小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'24.286
---- 以上予選通過 ----
-29B野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'29.602

SUPER FORMULA

第7戦富士ノックアウトQ2結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'22.940--198.056
26B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.021 0.081 0.081197.863
364A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.095 0.155 0.074197.687
439B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.145 0.205 0.050197.568
515A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.155 0.215 0.010197.544
67A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.164 0.224 0.009197.523
765Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.218 0.278 0.054197.395
837Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.251 0.311 0.033197.317
95A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.301 0.361 0.050197.198
1038A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.395 0.455 0.094196.976
118B福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.464 0.524 0.069196.813
1216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'37.94815.00814.484167.709

SUPER FORMULA

第7戦富士ノックアウトQ1結果

Aグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.273--197.264
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.285 0.012 0.012197.236
337サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.354 0.081 0.069197.073
47小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.525 0.252 0.171196.669
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.640 0.367 0.115196.399
638阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.650 0.377 0.010196.375
---- 以上Q2進出 ----
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.661 0.388 0.011196.350
814大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.670 0.397 0.009196.328
912三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.029 0.756 0.359195.490
1020高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'24.159 0.886 0.130195.188
1128小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'24.286 1.013 0.127194.894
---- 以上基準タイム(107% - 1'29.102)予選通過 ----

Bグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/20) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 7 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
16太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.036--197.827
216野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.117 0.081 0.081197.635
339大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.220 0.184 0.103197.390
465イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.327 0.291 0.107197.137
51坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'23.359 0.323 0.032197.061
68福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.411 0.375 0.052196.938
---- 以上Q2進出 ----
750小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.515 0.479 0.104196.693
819オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.066 1.030 0.551195.404
910ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.306 1.270 0.240194.847
104ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.437 1.401 0.131194.545
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.848)予選通過 ----
-29野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'29.602 6.566 5.165183.331

SUPER FORMULA

第6戦富士決勝 富士マイスター坪井翔が今季2勝目を飾る

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の決勝が、7月19日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、2番グリッドの坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)が、序盤にトップに出ると、完璧なレースを見せて優勝を飾った。

 スタートこそポールスタートの野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)が制したものの、2周目の1コーナーでトップに立った坪井は、序盤で野尻を引き離し、8周目には約3秒のギャップを築いた。

 野尻も決してペースは悪くなく、3位の福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)を少しずつ引き離すが、坪井はそれを上回るペースで逃げ続けた。4位以下は、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)、大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、イゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)が僅差で続く。

 10周目、3位福住、7位の牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)らがピットイン。11周目には2位野尻も状況を打開しようとピットインを敢行。

 一方、坪井はトップを快走。2位に上がった岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)と6.5秒の差を保ったまま、周回を重ねレースは後半へ。

 1分25秒台半ばのタイムを刻みながら安定した走行を続ける坪井は、23周目にピットイン。一時的に順位を落とすが、すぐに野尻をかわしてトップに返り咲くと、1分24秒台にペースを上げて、最後は7秒近いマージンを築き、独走でチェッカーを受けた。

 この勝利で、坪井は昨年から富士のレースは負け知らずの4連勝。まさに富士マイスターというべきレースを見せている。

 終盤、熾烈な戦いを見せたのが、チームメイトの野尻と岩佐の2位争い。最終ラップで先にオーバーテイクシステム(OTS)を使い切った野尻を、岩佐が残しておいたOTSを駆使して追い詰めるが、僅かに届かず。0.5秒差で野尻に軍配が上がった。

 4位は福住、5位は牧野、そして6位には予選13位の大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)が入った。

 明日の第7戦は、予選が午前10時10分から、決勝が午後3時15分から41周で行われる。

Text&Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第6戦富士決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/19) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
11坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
3651'49.941--
216野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
3651'56.704 6.763 6.763
315岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
3651'57.239 7.298 0.535
48福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3652'03.64913.708 6.410
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3652'05.54515.604 1.896
614大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
3652'08.79818.857 3.253
738阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3652'10.55020.609 1.752
839大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
3652'11.33721.396 0.787
965イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3652'12.98023.039 1.643
106太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
3652'13.90323.962 0.923
1164佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
3652'14.75624.815 0.853
123山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
3652'23.57133.630 8.815
1337サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
3652'25.01535.074 1.444
144ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
3652'28.90538.964 3.890
1550小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
3652'32.86542.924 3.960
1619オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
3652'35.39245.451 2.527
1720高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
3652'38.00448.063 2.612
1828小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
3652'41.03251.091 3.028
1929野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
3652'48.19758.256 7.165
2010ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
3652'49.67659.735 1.479
2112三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
3652'49.80059.859 0.124
227小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
3653'08.3261'18.38518.526
---- 以上規定周回数(90% - 32 Laps)完走 ----
  • Festest Lap: CarNo. 1 坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23) 1'24.396 (28/36) 194.640 km/h

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第6戦富士公式予選 野尻智紀速し! 自身23回目のポールポジション獲得

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の予選が、7月19日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)がポールポジションを獲得した。

 シーズンも今大会で折り返しを迎える。ここまでドコモ・ダンディライアンの牧野任祐と太田格之進が2勝ずつ。VANTELIN TOM'Sの坪井翔が1勝と、5戦中4戦をダンディライアンが制するという圧倒的な強さを見せている。

 この富士大会で、その勢力図に変化があるのか、注目される。

■Q1グループA

 午前9時10分のQ1グループAから戦いの幕は切って落とされた。

 ユーズドタイヤでコースインし、1周した後にニュータイヤに替えてアタック。ポールを争うと目された野尻智紀(AUTOBACS MUGEN SF23)と坪井翔(VANTELIN TOM'S SF23)は、やや位置取りの難しい集団のなかに入ってしまった。

 それでも、野尻は1分22秒697とまとめてきた。坪井も野尻を僅かに上回る1分22秒570を直後に叩き出し、このグループのトップに躍り出た。

 3位以下は、阪口晴南(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、福住仁嶺(Kids com KCMG Elyse SF23)、佐藤蓮(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)と、ここまでがQ2進出。

 Q1敗退とはなかったが、Juju(HAZAMA ANDO Triple Tree SF23)はアタック2周目に1分23秒278と9位に入るタイムをマーク。結果的にこのラップは走路外走行で抹消にはなったが、今回のJujuは速くなっていることを印象付けた。

 ザック・オサリバン(REALIZE Corporation KONDO SF23)も走路外走行でベストタイム抹消。最下位に沈んだ。

 順位:坪井-野尻-阪口-太田-福住-佐藤/大嶋-ラスムッセン-小高-Juj--オサリバン

■Q1 Bグループ

 Bグループで速さを見せたのは、岩佐歩夢(AUTOBACS MUGEN SF23)。路面温度の上昇で各車のタイムが伸び悩むなか、1分22秒675と一人抜き出たタイムをマーク。2位のイゴール・オオムラ・フラガ(PONOS NAKAJIMA RACING SF23)にコンマ4秒近い差をつけ、このグループのトップを奪った。

 3位は大湯都史樹(SANKI VERTEX CERUMOINGING SF23)。今回はやや苦しんでいる感のあるダンディライアンの牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)が4位。以下、小出峻(San-Ei Gen with B-Max SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)までがQ2進出となった。

 高星明誠(ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23)は走路外走行でベストタイム抹消。チームIMPULは2台とも後方グリッドからのスタートとなった。

 順位:岩佐-フラガ-大湯-牧野-小出-小林/フェネストラズ-山下-三宅-野中-高星

■Q2

 Q2進出のチームの内訳は、ダンディライアン、無限、セルモ、KCMG、ナカジマが各2台ずつ。トムスとB-Maxが1台という布陣になった。

 Q2ははからずも野尻vs坪井の争いとなった。まず、野尻が1分22秒417をマーク。福住22秒773、大湯22秒784、小林23秒075、阪口22秒929と、次々にアタックするも野尻のタイムには届かず。

 その後、坪井が野尻を上回るペースで前半をクリア。逆転ポールかと思われたがコース後半が伸びずに1分22秒438と、100分の2秒届かず2位。

 ポール争いに絡むと思われた岩佐は意外に伸びず5位、フラガもセクター1でタイムロスしてしまい8位止まりだった。

 太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)に至っては、走路外走行でベストタイム抹消。12位からスタートすることになった。

 順位:野尻-坪井-福住-大湯-岩佐-牧野-阪口-フラガ-小林-佐藤-小出-太田

 決勝は、本日、午後3時15分から36周で争われる。

Text&Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第6戦富士公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/19) Weather: Fine Course: Dry
2025 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
116A野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.6971'22.417
21A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'22.5701'22.438
38A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.8841'22.773
439B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.0641'22.784
515B岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.6751'22.826
65B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.2501'22.892
738A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.7381'22.929
865Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.0491'23.009
97B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.3171'23.075
1064A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.9651'23.109
1150B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.3161'23.246
126A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.7451'36.689
---- 以上Q2で決定 ----
1314A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.045
1437Bサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.320
1519Aオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'23.284
163B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.448
1728A小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'23.315
1812B三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'23.498
1910AジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.426
2029B野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'23.856
---- 以上予選通過 ----
-4Aザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'35.441
-20B高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'30.165

SUPER FORMULA

第6戦富士ノックアウトQ2結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/19) Knock Out Q2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
116A野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.417--199.313
21A坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'22.438 0.021 0.021199.262
38A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.773 0.356 0.335198.456
439B大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.784 0.367 0.011198.430
515B岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.826 0.409 0.042198.329
65B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.892 0.475 0.066198.171
738A阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.929 0.512 0.037198.083
865Bイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.009 0.592 0.080197.892
97B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.075 0.658 0.066197.735
1064A佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.109 0.692 0.034197.654
1150B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.246 0.829 0.137197.328
126A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'36.68914.27213.443169.893

SUPER FORMULA

第6戦富士ノックアウトQ1結果

Aグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/19) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 6 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'22.570--198.944
216野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.697 0.127 0.127198.638
338阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'22.738 0.168 0.041198.540
46太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.745 0.175 0.007198.523
58福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'22.884 0.314 0.139198.190
664佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.965 0.395 0.081197.997
---- 以上Q2進出 ----
714大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.045 0.475 0.080197.806
819オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'23.284 0.714 0.239197.238
928小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'23.315 0.745 0.031197.165
1010ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.426 1.856 1.111194.570
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.349)予選通過 ----
-4ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'35.44112.87111.015172.115

Bグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/19) Knock Out Q1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 6 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.675--198.691
265イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.049 0.374 0.374197.796
339大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.064 0.389 0.015197.761
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.250 0.575 0.186197.319
550小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.316 0.641 0.066197.163
67小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.317 0.642 0.001197.160
---- 以上Q2進出 ----
737サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.320 0.645 0.003197.153
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.448 0.773 0.128196.851
912三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'23.498 0.823 0.050196.733
1029野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'23.856 1.181 0.358195.893
---- 以上基準タイム(107% - 1'28.462)予選通過 ----
-20高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'30.165 7.490 6.309182.186

SUPER FORMULA

第6戦、第7戦富士フリー走行2回目結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/18) Free Practice 2 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
165イゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'22.950--198.033
215岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'22.985 0.035 0.035197.949
36太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.082 0.132 0.097197.718
416野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.095 0.145 0.013197.687
539大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.110 0.160 0.015197.651
61坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'23.127 0.177 0.017197.611
764佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.327 0.377 0.200197.137
837サッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'23.354 0.404 0.027197.073
938阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.390 0.440 0.036196.988
105牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.523 0.573 0.133196.674
1114大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.530 0.580 0.007196.657
1250小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'23.613 0.663 0.083196.462
1320高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'23.614 0.664 0.001196.460
143山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.671 0.721 0.057196.326
157小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.807 0.857 0.136196.007
1612三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'23.863 0.913 0.056195.877
1728小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'23.916 0.966 0.053195.753
1829野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'23.945 0.995 0.029195.685
194ザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.027 1.077 0.082195.494
2019オリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.120 1.170 0.093195.278
2110ジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'24.405 1.455 0.285194.619
-8福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
d.n.s---

SUPER FORMULA

第6戦、第7戦富士フリー走行1回目結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦・第7戦 -RIJ- (2025/07/18) Free Practice 1 Weather:Sunny Course:Dry
2025 SUPER FORMULA Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
138B阪口 晴南SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.468--196.804
216B野尻 智紀AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.473 0.005 0.005196.792
315A岩佐 歩夢AUTOBACS MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'23.485 0.017 0.012196.763
41B坪井 翔VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOMʼS
TOYOTA TRD 01F
1'23.534 0.066 0.049196.648
565Aイゴール・オオムラ・フラガPONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.625 0.157 0.091196.434
664B佐藤 蓮PONOS NAKAJIMA RACING SF23
PONOS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.692 0.224 0.067196.277
714A大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'23.702 0.234 0.010196.253
88A福住 仁嶺Kids com KCMG Elyse SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'23.853 0.385 0.151195.900
96B太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.870 0.402 0.017195.860
1039A大湯 都史樹SANKI VERTEX CERUMO・INGING SF23
SANKI VERTEX PARTNERS CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'23.880 0.412 0.010195.837
1112B三宅 淳詞ThreeBond SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'23.890 0.422 0.010195.814
1220B高星 明誠ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'23.907 0.439 0.017195.774
133A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'23.920 0.452 0.013195.744
145A牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'23.990 0.522 0.070195.580
157B小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'24.048 0.580 0.058195.445
1650B小出 峻San-Ei Gen with B-Max SF23
San-Ei Gen with B-Max
Honda M-TEC HR-417E
1'24.108 0.640 0.060195.306
1728B小高 一斗KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'24.204 0.736 0.096195.083
1837Aサッシャ・フェネストラズVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'24.303 0.835 0.099194.854
1919Aオリバー・ラスムッセンITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX WECARS TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'24.455 0.987 0.152194.504
204Bザック・オサリバンREALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'24.575 1.107 0.120194.228
2129野中 誠太KDDI TGMGP TGR-DC SF23
KDDI TGMGP TGR-DC
TOYOTA TRD 01F
1'24.788 1.320 0.213193.740
2210AジュジュHAZAMA ANDO Triple Tree SF23
HAZAMA ANDOTriple Tree Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'25.262 1.794 0.474192.663

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第4戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・吉田馨「アドレナリンがいっぱい出た」

優勝 吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)

優勝した吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)

 「スタートでは順位を上げることができませんでした。アドレナリンがいっぱい出るレースでした。赤旗後、直後の1コーナーで一発で仕留めることができてよかったです。その後はペースがあるのは分かってたので、落ち着いて走ればいけると思っていました」

2位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

決勝2位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「スタートはミスして後ろのクルマに抜かれましたが、リバースグリッドなので前の人たちは抜けると思っていました。そこからトップに立ちましたが、吉田選手が来てるので、ミスも多くなった感じです。バトルで相手をブロックして押さえるの得意なんですが、そういう状況になる前の一人で走っているときにミスが多いです。赤旗が出てちょっと冷静になって、最後に酒井選手を抜くことができました」

3位 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝3位の酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

 「スタートでは1台も抜けなかったんですが、その後、徐々に抜いていくことができ、トップまで立ちました。その後の赤旗でピットに戻ったときにタイヤの内圧が下がりきって、ピットアウト後の1周でタイヤを暖めきれなかったのが、その後のペースに響いてしまいました。ミスも多かったのでメンタルの弱さが出た気がします。抜かれて3位チェッカーだったので悔しいです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第4戦鈴鹿決勝 白熱のトップ争いを制した吉田馨が今季2勝目

優勝した吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第4戦は13日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、5番グリッドからスタートした吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)が赤旗で一時中断する荒れたレースを制して、今季2勝目を飾った。

 12周の決勝は午後4時40分、この日の最終レースとしてフォーメーションラップが始まった。いくぶん暑さは和らいだが、まだまだ蒸し蒸しするなか、28台(内3台がジェントルマンクラス)がコースを1周してグリッドに着いた。

 ポールポジションの土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)はトップを守って1コーナーへ向かう。2番グリッドの永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)と3番グリッドの五十嵐文太郎(Drago CORSE)の間に割り込んできたのは、好スタートを切った4番グリッドの八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)で、1コーナーで永原にアウトからかぶせて2位に浮上した。4位に落ちた五十嵐は、2コーナーでアウトから永原をパスし、スタートポジションの3位まで回復した。

スタート直後、1周目のシケイン

 2位八巻のペースが上がらないためトップに立った土橋は逃げる。シケインでは五十嵐が、インから八巻をパスして2位に上がった。

 1周目の順位は、トップ土橋、0秒7差で2位に五十嵐、3位八巻。永原はペースが上がらずずるずると後退。4位には吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)が、5位には酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)が続き、永原は6位まで落ちた。

 2周目、3位の八巻は苦しい。S字で吉田にパスされ4位に落ちると、130Rでは酒井にも攻略され5位まで後退した。6位にはデビュー戦の伊藤聖七(eagle sprots)が10番グリッドから上がってきた。

 3周目、トップ土橋に後続が追いついてきた。1コーナーでは2位の五十嵐がアウトから土橋をパスしてトップに立つ。土橋は焦ったか、続く2コーナーでアウトの芝生にマシンを落とし失速。この間、吉田にもパスされ3位まで順位を落とした。ここで後方スタートから追い上げていた杉田悠真(LAPS with REV RACING GARAGE)がデグナーでクラッシュ。セーフティーカーが導入された。

 SC中の順位は、トップ五十嵐、2位吉田、3位酒井、4位八巻、5位伊藤、6位土橋だ。SCは4周を回って退き、レースは5周目から再開される。

 トップ五十嵐はシケインからアクセルオン、しかし加速で伸びず後続は1列縦隊。それでも五十嵐は1~2コーナーで並びかける吉田を制し、S字ではトップを守った。

し烈なトップ争い

 6周目、トップ五十嵐と2位吉田のサイドバイサイドの争いが激しくなる。逆バンクからNIPPOコーナーで並走。デグナーコーナー出口で五十嵐が若干はらんだところを吉田がぴたりと後ろにつけ、ヘアピンでインからトップに浮上した。しかし、まだまだ争いは続く。130R手前では、トップ吉田、2位五十嵐、3位酒井、4位八巻がワンパック。シケインでは、五十嵐が吉田を攻略しトップを奪い返した。

 7周目に入ったストレートでは、インから五十嵐、吉田、酒井の3人がスリーワイド。1コーナーではアウトから飛び込んだ酒井が2人をまとめてパスし、ついにトップに躍り出た。2位に吉田、3位に五十嵐が続く。

 その後方、デビューレースで7位と健闘していた小野原悠(レヴレーシングガレージwith LAPS)と鈴木七瀬(ネッツトヨタ三重with FORM)が1コーナーから2コーナーにかけて接触し、コースアウト。小野原がコース復帰する際、後続のハンゼヒ(Eagle Sports KKS-2)と接触。ハンが横転したため、SCが導入された。その後、コースに散乱したハン車の破片回収とオイル処理のため赤旗に切り替えられ、各車ピットに戻ってきた。

 赤旗中の順位は、トップ酒井、2位吉田、3位五十嵐、4位八巻。5位に土橋と伊藤をパスしてきた藤井翔太(Drago CORSE)、6位伊藤、7位土橋、8位永原、そして9位には最後尾から19台をパスしてきた箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が上がってきた。

 レースは5時19分に再開。各車ピットアウトし、SCに先導され8周目を周回。レースは9周目から残り4周での戦いが始まった。

 9周目の1コーナーでは、トップ酒井の背後につけた吉田が、1コーナー手前でアウトに振り、2コーナ手前でオーバーテーク。ついに吉田がトップに浮上した。

 10周目、トップに立った吉田は後続を引き離しにかかる。2位の酒井はペースが上がらない。3位の五十嵐に徐々に接近を許すと、130Rでアウトから五十嵐に攻略され3位に落ちた。

 SCと赤旗で荒れたレースは12周を回って終了。トップの吉田は後続を2秒1離して開幕戦以来の2勝目を飾った。2位には五十嵐が、3位には酒井が入った。

 八巻はベテランの味を発揮し、ペースの上がらないクルマを4位に持ち込んだ。箕浦は驚異的なスピードで赤旗後、永原、土橋、伊藤を攻略し6位に上がると、最終ラップにはこのレースのファステストラップを記録。藤井をも抜き去り5位に入った。6位には藤井が入った。

 ジェントルマンクラスは総合17位に入った山根一人(光精工TK-Sport MYST)が優勝。2位には総合19位の上吹越哲也(FTK・レヴレーシングガレージ)が、3位には総合23位の古里拓(FLEETレブレーシングガレージ)が入った。

 この結果、選手権ポイントでは酒井が67ポイントでリーダー、吉田は55ポイントで2位、3位には五十嵐が31ポイント、4位には土橋が29ポイントでつけている。

 全6戦で行われるシリーズは残り2戦。6戦中5戦(レース数×80%の四捨五入)の有効ポイント制となるため、酒井と吉田は12ポイント差だが、2勝ずつでほぼ並んでいるとみていい。第5戦は10月5日にここ鈴鹿サーキットで決勝が行われる。

優勝は吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)

決勝2位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

決勝3位は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

決勝4位は八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)

決勝5位は箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)

決勝6位は藤井翔太(Drago CORSE)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinoir OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第4戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2025/07/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
16吉田 馨TAKE FIRST KKS-II
MYST KK-S2
1247'39.759--
243五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
1247'41.945 2.186 2.186
322酒井 翔太ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1247'41.972 2.213 0.027
488八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
1247'42.139 2.380 0.167
556箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SII
MYST KK-S2
1247'43.406 3.647 1.267
634藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
1247'43.465 3.706 0.059
750伊藤 聖七eagle sprots
MYST KK-S2
1247'46.218 6.459 2.753
811土橋 皇太Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1247'46.315 6.556 0.097
913武者 利仁KF MOTORSPORT KKS-2
MYST KK-S2
1247'47.168 7.409 0.853
1051永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
1247'47.342 7.583 0.174
1112宮本 颯斗JAYLOCK
MYST KK-S2
1247'47.994 8.235 0.652
1253石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1247'51.74211.983 3.748
1357東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
1247'53.48113.722 1.739
1455板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1247'53.49413.735 0.013
1561一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
1247'53.66013.901 0.166
1652中川 賢太イーグルスポーツ
MYST KK-S2
1247'53.77414.015 0.114
1747G1山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1247'58.78919.030 5.015
183堀 隼登レヴレーシングSuper-FJ #3
MYST KK-S2
1247'59.46319.704 0.674
199G2上吹越 哲也FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1248'06.06526.306 6.602
2070地崎 壱星デザインラボKKS2
MYST KK-S2
1248'10.50630.747 4.441
2179三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
1248'19.91740.158 9.411
22*8西田 光来FTK・REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
1248'23.50643.747 3.589
23*4G3古里 拓FLEETレブレーシングガレージ
MYST KK-S2
1248'25.49345.734 1.987
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ----
-18鈴木 七瀬ネッツトヨタ三重with FORM
MYST KK-S2
615'33.5956Laps6Laps
-39ハン ゼヒEagle Sports KKS-2
MYST KK-S2
615'38.3506Laps 4.755
-*7小野原 悠レヴレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
616'43.3186Laps1'04.968
-10杉田 悠真LAPS with REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
24'46.95810Laps4Laps
-72久保 直也AQUAだーはまレーシングNUTEC
WEST 07J
25'05.66710Laps18.709
  • Fastest Lap: CarNo. 56 箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII) 2'14.655 (12/12) 155.250 km/k
  • CarNo. 8は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.10(SC中の追い越し)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 4は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第54条5(反則スタート)により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 7は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第59条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 7は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第59条1.6,7(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦鈴鹿レース7決勝ドライバーコメント 優勝・梅垣清「いままでで一番いいスタートだった」

優勝 梅垣清(TOM'S FORMULA)

優勝した梅垣清(TOM\'S FORMULA)

 「いままでで一番いいスタートを決められましたし、優勝できなかったレースはスタートがだめだったので、そこを見つめ直して改善できたのが、大きかったと思います。昨日は後ろを走っていたのでダウンフォースが抜けたりもありましたが、今日は路面温度が高くて、リア滑ってバランスが変っていました。それを受け止めて、現状では最大限の走りができたと思います。中高速でリアがきつくて、走り方も変えたりして、タイヤをケアし、それができたのでよかったです。次につながると思います。メンタル的にも落ち着いていましたし、次大会もエンジニアさんとも話し合いながらポールトゥウインを飾れるように頑張ります」

2位 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)

決勝2位の鈴木斗輝哉(TOM\'S FORMULA)

 「いいスタートでしたが、ポールもいいスタートだったので抜くのは難しかったです。鈴鹿は後ろを走るとダウンフォースが抜けるので、予選の失敗が響きました。内容的にはマシンバランスもよくなって、冨士から抱えていた問題がなくなったので、2位でも悪くないと思います。昨日のクラッシュがもったいなかったですが、終わったことなので、次のレースウイークは、予選からまとめられるようにしたいと思います」

3位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

決勝3位の卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 「スタートはよかったんですが、トップ3もよかったので、そこでの順位変動はありませんでした。序盤からペースがなくてついて行こうとしたんですが、簡単にスリップ圏外になってしまいました。最大限プッシュしていましたが、ライバルは手ごわかったです」

マスタークラス優勝 鳥羽豊(AIWIN)

マスタークラス優勝の鳥羽豊(AIWIN)

 「ストールしそうになってスタートは大失敗でした。杏奈ちゃんは横から来てるし、後ろからも来てるしで、やばかったです。それで1周は神経を使いましたが、その後は離せました。そこからは、前の二人を同じペースで追いかけられたんですが、タイヤがどんどん無くなっていって、アンダーは出るわ、オーバーは出るわ、暑いわ、こんなときに限ってSCは出ないわで、おじいさんは大変でした。最後の2ラップくらいは無理したらいっちゃうなという状況だったので、押さえて走ってゴールしました。こんな暑い日に、このセットアップで走るとこれだけ来るんだというのがわかって、いい勉強になりました」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦レース7鈴鹿決勝 梅垣清がポールtoウィンで今季3勝目を飾る

ウイニングラップで手を挙げる優勝した梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race7の決勝が、7月13日、鈴鹿サーキットで行われ、ポールスタートの梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)が、スタートから一度もトップを譲ることなく今季3勝目を飾った。

 マスタークラスは、鳥羽豊 (AIWIN)が、順当にクラス優勝を飾った。

 夏日となった日曜日。風はあるものの気温は30度を超えるなか、午後2時35分にフォーメーションラップがスタート。予選4位の大宮賢人(PONOS RACING F111/3)は、予選でタイヤを傷め、規定の2セットを超えたタイヤを使用するため、ピットからのスタートとなった。

スタート直後のS字コーナー

 スタートを制したのは、ポールシッターの梅垣。鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)、卜部和久(B-MAX RACING F111)と続いてグリッド順で1周目のコントロールラインに戻ってくる。

 トップの梅垣、鈴木は、3位の卜部を引き離しながら周回を重ね、以下、リン・チェンファ(BALR.RAGNO SPORT with TLM F111/3)、小田優(Rn-sports F111/3)、マスタークラストップの鳥羽豊 (AIWIN)と、レースは縦に長い展開になっていく。

 膠着状態のなかで一人気を吐き、トップグループに遜色ないペースで追い上げてきたのがピットスタートの大宮。4周目に4位、6周目6位、8周目5位、10周目には4位までポジションアップ。

 レース後半になると、トップ梅垣が鈴木を少しずつ引き離していき、最後は3秒以上の差を開いて、今季3勝目のチェッカーを受けた。3位は単独走行となった卜部。

 この優勝で梅垣はポイントを120まで伸ばし、トップの鈴木と0.5点差と、シリーズ15レース中7レースを終えて二人がほぼ並ぶこととなった。

 マスタークラスは、コンスタントに走り総合7位でチェッカーを受けた鳥羽が、順当にクラス優勝を飾った。

 次戦(Race8-10)は、8月30、31日、夏のSUGO決戦だ。

優勝は梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)

決勝2位は鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)

決勝3位は卜部和久(B-MAX RACING F111)

決勝4位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝5位はリンチェンファ(BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3)

決勝6位は小田優(Rn-sports F111/3)

マスタークラス優勝は鳥羽豊(AIWIN)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦鈴鹿レース7決勝結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2025/07/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
137梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1325'51.885--
238鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1325'55.695 3.810 3.810
350卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1326'01.757 9.872 6.062
445大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1326'07.82515.940 6.068
548リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1326'15.64323.758 7.818
611小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1326'16.64024.755 0.997
713M1鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1326'23.99832.113 7.358
846入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
1326'30.63838.753 6.640
951ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1326'32.00340.118 1.365
1021猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1327'00.8301'08.94528.827
1118M2YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1226'11.3201Lap 1Lap
---- 以上規定周回周(75% - 9 Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 37 梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR) 1'58.869 (6/13) 175.868 km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・酒井翔太「決勝のペースはトップと変らなかった」

優勝 酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

優勝した酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

 「昨日の予選でミスがありタイムを出しきれませんでした。予選で箕浦君が引き離していたので、決勝は逃がさないようにと思っていました。決勝のペースはトップと変らなかったですが、追いつけもせず、離れもしない感じでした。前の2台を抜くのに手こずりました。SCが出てラスト1周で抜けるかなと思いましたが、吉田馨選手とバトルをしてたら逃げられてしまいまい、順位を守るので精いっぱいでした。次も追い上げて1位を取れるように頑張ります」

2位 吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)

決勝2位の吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)

 「スタートは普通でしたが、ダンロップでダウンフォースが抜けて、芝生に落ち順位を下げてしまいました。そこからは落ちついて一つ一つポジションを上げることができました。今回、荒れていたので後ろから見ていて怖い感じでした。次も追い上げのレースになりますが、頑張ります」

3位 八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)

決勝3位の八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)

 「7位スタートで、蹴り出しはよかったです、行き場がなくて2台くらい抜かれてしまいました。そこからはじっくり様子を見ながら隙ができたところでたんたんと抜いていました。最終的に4位まで上がれましたが、限界ギリギリで走ってたのできつかったです。次は走り出してみないとわかりませんが、上位陣に比べてペースが足りないので、スリップを使って補いたいと思います」

4位 五十嵐文太郎(Drago CORSE)

決勝4位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)

 「スタートで順位は守れましたが、そこから前のドライバーが速くて意識が後ろにいっていました。ミスも増えて抜かれて、ぶつかって、という感じでした。アクシデントは2台で並走して、居場所がなくてぶつかっていまいました。どちらも悪くないと思いますが、サイドが当たった感じです。次は反省を生かして、優勝を狙える位置なので、切り替えて頑張っていきたいと思います」

5位 永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)

決勝5位の永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)

 「スタートでは順位は変わりませんでしたが、落ち着いてひとつひとつ順位を上げていきました。3台を抜けたのでいいレース組立でした。次も引き締めて頑張りたいと思います」

6位 土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

決勝6位の土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

 「スタートは練習をしてたので自信を持ってポジションを上げることができました。ニュータイヤでいったので、コーナーは速かったですが、走り方なのか直線の伸びがありませんでした。第4戦はポールスタートなのできっちり決めて、緊張はしていますが、自分のレースをしっかりしたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿決勝 トップゴールの箕浦稜己が失格 酒井翔太が2連勝を飾る

優勝は酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズ第3戦は13日、鈴鹿サーキットで決勝を行い、箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)トップでゴールするも車検で失格。2位に入ったが酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)が第2戦岡山に続き連勝となった。

 決勝は午前9時50分にフォーメーションラップが始まった。鈴鹿は徐々に晴れ間が広がり、酷暑のなか28台(うち3台がジェントルマンクラス)が1周を回りグリッドに着いた。

10周の決勝がスタートした

 トップ4台は無難にスタートを切り、1コーナーを通過。予選5位の吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)はミスしたか、5位には予選6位から武者利仁(KF MOTORSPORT KKS-2)が、6位には予選8位から土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)が上がり、吉田は7位に落ちた。

 1周目、ポールシッターの箕浦稜己(MYST SEIDOYA KK-SII)が、予選2位の五十嵐文太郎(Drago CORSE)を0秒9離してコントロールラインを通過。3位西田光来(FTK・REV RACING GARAGE)、4位酒井翔太(ファーストガレージ制動屋S2)が僅差で続く。

 2周目に入った1コーナーでは、酒井がペースの上がらない西田をかわして3位に浮上した。7位の吉田も西田、武者をかわして一気に4位まで浮上した。

 3周目、ペースのいい酒井はさらに1コーナーで五十嵐をかわして2位まで上がり、1秒4前を走るトップ箕浦を追う。3位に五十嵐、4位に吉田が続き、西田をかわした武者が5位、西田は6位に落ちた。

 5周目、トップ箕浦と2位酒井は1秒5差だがほぼ同タイムで周回。3位にはヘアピンで五十嵐をかわした吉田が浮上。吉田はこの周ファステストラップをたたき出した。

武者利仁と五十嵐文太郎が2コーナーで接触した

 7周目、1コーナーから2コーナーにかけて、4位五十嵐と5位武者がサイドバイサイド。アウト側に武者、イン側に五十嵐がつけていたが、この2台は接触。武者はスピンし、これに巻き込まれた西田と接触した。五十嵐はレースを続行したが、武者と西田はこの場でリタイアとなる。五十嵐はこの接触の間に、後方から追い上げてきた八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)にパスされ5位に落ちる。このアクシデントでセーフティーカー(SC)が導入された。

 SC中の順位は、トップ箕浦、2位酒井、3位吉田、4位八巻、5位五十嵐、6位には永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)が上がってきた。7位には土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)がつける。

 SCは9周を回ってピットイン。レースは最終ラップの10周目、1周での争いとなった。トップの箕浦はアクセルオンをシケインまで引っ張り、立ち上がりから加速を始めるが若干ホイールスピン。このため上位3台はテールトゥノーズでストレートを通過。箕浦はかろうじてトップを守り1コーナへ。トップを追いたい2位酒井だったが、3位の吉田を押さえたため、この間、トップ箕浦は逃げる。

 結局、一度もトップを渡さなかった箕浦がポールトゥウイン。2位には酒井が3位には吉田が入った。4位には八巻が、5位には五十嵐が、6位には永原が、7位には土橋が入った。

 しかし、レース後の車検で、箕浦のマシンに最低重量違反が発覚。このため箕浦は失格となり、優勝が取り消された。

 このため2位以下が繰り上がり、優勝は酒井、2位吉田、3位八巻、4位五十嵐、5位永原、6位土橋となった。

 ジェントルマンクラスは、総合17位に入った古里拓(FLEETレブレーシングガレージ)が優勝、総合19位の山根一人(光精工TK-Sport MYST)が2位、総合21位の上吹越哲也(FTK・レヴレーシングガレージ)が3位に入った。

 第4戦決勝は本日午後4時40分より12周で行われる。グリッドはこのレースの順位で決定されるが、上位6台がリバースグリッドとなるため、ポールポジションは土橋、2番グリッドが永原、3番グリッドが五十嵐、4番グリッドが八巻、5番グリッドが吉田、6番グリッドが酒井となる。箕浦は最後尾からの追い上げとなる。リバースグリッドとなった上位争いに注目したい。

武者利仁を先頭とするバトル

決勝2位は吉田馨(TAKE FIRST KKS-II)

決勝3位は八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII)

決勝4位は五十嵐文太郎(Drago CORSE)

決勝5位は永原蒼翔(ピットワークながはら/MYST)

決勝6位は土橋皇太(Rn-sports制動屋KK-S2)

ジェントルマンクラス優勝は山根一人(光精工TK-Sport MYST)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第3戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2025/07/13) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
122酒井 翔太ファーストガレージ制動屋S2
MYST KK-S2
1026'04.020--
26吉田 馨TAKE FIRST KKS-II
MYST KK-S2
1026'04.350 0.330 0.330
388八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
1026'05.062 1.042 0.712
443五十嵐 文太郎Drago CORSE
MYST KK-S2
1026'06.378 2.358 1.316
551永原 蒼翔ピットワークながはら/MYST
MYST KK-S2
1026'06.678 2.658 0.300
611土橋 皇太Rn-sports制動屋KK-S2
MYST KK-S2
1026'06.787 2.767 0.109
734藤井 翔太Drago CORSE
MYST KK-S2
1026'08.798 4.778 2.011
812宮本 颯斗JAYLOCK
MYST KK-S2
1026'09.405 5.385 0.607
918鈴木 七瀬ネッツトヨタ三重with FORM
MYST KK-S2
1026'09.942 5.922 0.537
1050伊藤 聖七eagle sprots
MYST KK-S2
1026'10.494 6.474 0.552
1157東 慎之介サンセルモMYST/ORM
MYST KK-S2
1026'10.911 6.891 0.417
127小野原 悠レヴレーシングガレージwith LAPS
MYST KK-S2
1026'11.134 7.114 0.223
1355板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1026'12.708 8.688 1.574
1452中川 賢太イーグルスポーツ
MYST KK-S2
1026'12.724 8.704 0.016
153堀 隼登レヴレーシングSuper-FJ #3
MYST KK-S2
1026'14.12910.109 1.405
1679三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科KK-SII
MYST KK-S2
1026'14.51910.499 0.390
174G1古里 拓FLEETレブレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'15.77011.750 1.251
1861一宮 總太朗MYST KK-SII
MYST KK-S2
1026'15.84411.824 0.074
1947G2山根 一人光精工TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1026'16.43812.418 0.594
2070地崎 壱星デザインラボKKS2
MYST KK-S2
1026'17.50113.481 1.063
219G3上吹越 哲也FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1026'19.97715.957 2.476
2239ハン ゼヒEagle Sports KKS-2
MYST KK-S2
1026'20.04016.020 0.063
2372久保 直也AQUAだーはまレーシングNUTEC
WEST 07J
1026'21.63317.613 1.593
2453石井 大雅ファーストガレージ制動屋SII
MYST KK-S2
1026'22.07818.058 0.445
25*10杉田 悠真LAPS with REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
1026'49.08245.06227.004
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-8西田 光来FTK・REV RACING GARAGE
MYST KK-S2
613'38.3164Laps4Laps
-*13武者 利仁KF MOTORSPORT KKS-2
MYST KK-S2
613'42.9174Laps 4.601
-*56箕浦 稜己MYST SEIDOYA KK-SII
MYST KK-S2
-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 6 吉田馨(TAKE FIRST KKS-II) 2'14.978 (5/10) 154.879 km/h
  • CarNo. 10は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第54条(スタート手順)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 13は、鈴鹿チャンピオンカップレースシリーズ規則第54条5(スタート手順)違反により、競技結果に対して5秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 56は、国内競技車両規則第1編レース車両規則第8章第3条3.1(最低重量)違反により、失格とした。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦鈴鹿レース6決勝ドライバーコメント 優勝・卜部和久「相手の裏をかけたのも勝因」

優勝 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

優勝 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 「スタートは自信をもっていてうまくいきました。後ろを見ながらのレースになりましたが、自分のペースを守りながらコンスタントにミスをせず、レースができました。真っすぐのところで追いつかれるので、SCリスタートはシケインまで引っ張りました。相手の裏をかけたのも大きな勝因だと思います。あしたは3位スタートですが、自分にできることをやりきって、展開をみつつ優勝したいと思います」

2位 大宮賢人(PONOS RACING)

決勝2位 大宮賢人(PONOS RACING)

 「ラッキーなところはありましたが、内容的にはタイム的にも足りなく、満足のいくものではなく、悔しいです。スタートはよくて2位に上がりましたが、ミスもあって4位に戻ってしまいました。前の3台には離されましたが、ここ1週間で徐々に追いついてきているので、あしたに向けてはポジティブです。あしたはピットスタートになりますが、追い上げたいと思います」

3位 小田優(Rn-sports)

決勝3位 小田優(Rn-sports)

 「スタートでストールしたときは『終わったな』と思いました。クルマも大幅に変更してよくなり、SCもあったりで、内容的にはいいレースでした。繰り上がりでしたが、次につながるレースでした。この調子のままあしたも行きたいと思います」

マスタークラス優勝 YUKI(NILZZ Racing)

マスタークラス優勝 YUKI(NILZZ Racing)

 「鈴鹿が初めてで、フリー走行から前についていけなくて、今回は完走してみなさんの胸を借りようと思っていました。ちょっとずつ走り方が分かってきて、レースに臨みました。思いのほか前が荒れていて、後ろから見ていましたが、最後、鳥羽さんがああいうことになったので、勝ちは勝ちなのでありがたかったです。実力は、諸先輩方や若手にはとても追いつけないので、しっかり勉強するつもりで頑張りたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦鈴鹿レース6決勝 スタートを制した卜部和久が初優勝

優勝した卜部和久(B-MAX RACING F111)

 フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ選手権Race6の決勝が、7月12日、鈴鹿サーキットで行われ、フロントロー2番グリッドからスタートした卜部和久(B-MAX RACING F111)が、セーフティカーの二度出るレースでトップを守りきり、FRJ初優勝を飾った。

 マスタークラスは大本命・鳥羽豊 (AIWIN)の自滅で、ユキ(NILZZ Racing)がクラスウィン。

13周の決勝がスタートした

 午後になって、日差しが照りつけるなか、フロントローイン側スタートの卜部が、1コーナーでイン側からトップに躍り出る。2位には鈴木斗輝哉(マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR)がつけ、ポールスタートの梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR)は3位に後退。

 安定したペースで周回する卜部だが、後続の鈴木と梅垣がジワジワと迫る。5周終了時点で、トップグループを形成する3者の差はそれぞれ0.3〜0.4秒。攻防が激しさを増すと思われたが、6周目に後方を走行していた入榮秀謙(アポロ電工フジタ薬局ベローナ)がデグナーでクラッシュ。これでセーフティカー(SC)が入る。

 9周目に入るところでリスタートとなり、卜部はシケインまでアクセルオンを引っ張り、トップを死守。しかし、この周のヘアピン立ち上がりで、初の鈴鹿で7位と奮闘していたジャ・ジャンビン(B-MAX RACING F111)がスピン。動けなくなってしまい、10周目に再びSCが導入される。

 12周目、二度目のリスタートも上手く決めた卜部は、そのままトップを守って残る2周を走り切り、フォーミュラ・リージョナル初優勝を遂げた。

 なお、2位争いをしていた鈴木と梅垣は、最終ラップのスプーンで梅垣が前に出るものの、130Rでは再び鈴木が前に出るなど、最後まで超接近戦を演じた。しかし、最後のシケインで梅垣がやや無理をして抜きにかかり両者は接触。鈴木はそこでストップ。

梅垣は、大宮賢人(PONOS RACING F111/3)に続いて3位でフィニッシュしたものの、ペナルティで降格。3位には小田優(Rn-sports F111/3)が入った。

 マスタークラスは、総合7位を走っていた鳥羽の楽勝と思われたが、最終ラップの1コーナーでまさかのコースアウト。ユキがクラストップでフィニッシュを果たした。

 Race7は明日日曜の午後2時35分から、13周で行われる。

優勝は卜部和久(B-MAX RACING F111)

決勝2位は大宮賢人(PONOS RACING F111/3)

決勝3位は小田優(Rn-sports F111/3)

決勝4位はリンチェンファ(BALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3)

決勝5位、マスタークラス優勝はYUKI(NILZZ Racing)

決勝6位は猪爪杏奈(ユピテル羽衣6 F111/3)

表彰式

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Atsushi BESSHO
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦鈴鹿レース6決勝結果

鈴鹿チャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2025/07/12) Final Race Weather:Sunny Course:Dry
2025 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGapkm/h
150卜部 和久B-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
1331'22.380--11.106
245大宮 賢人PONOS RACING F111/3
PONOS RACING
1331'24.897 2.517 2.51711.091
311小田 優Rn-sports F111/3
Rn-sports
1331'29.383 7.003 4.48611.065
448リン チェンファBALR.RAGNO MOTOR SPORT with TLM F111/3
RAGNO MOTOR SPORT
1331'33.73711.357 4.35411.039
518M1YUKINILZZ Racing
NILZZ Racing
1331'41.86519.485 8.12810.992
621猪爪 杏奈ユピテル羽衣6 F111/3
Hitotsuyama Racing
1331'43.43021.050 1.56510.983
7*37梅垣 清PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1332'07.05144.67123.62110.848
838鈴木 斗輝哉マツモトキヨシTOM’S TGR-DC FR
TOM'S FORMULA
1229'22.9481Lap 1Lap 11.858
9*13M2鳥羽 豊AIWIN
AIWIN
1230'15.3411Lap 52.39311.516
---- 以上規定周回周(75% - 9 Laps)完走 ----
-51ジャ ジャンビンB-MAX RACING F111
B-MAX RACING TEAM
819'24.8075Laps4Laps17.947
-46入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局ベローナ
フジタ薬局レーシング
510'22.7338Laps3Laps33.570
  • Fastest Lap: CarNo. 37 梅垣清(PONOS RACING TOM’S TGR-DC FR) 1'58.551 (2/13) 176.339 km/h
  • CarNo. 37, 13は、FRJ選手権統一規則第16条1.1(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第3戦鈴鹿レース6、7公式予選ドライバーコメント PP・梅垣清「スタート練習をしっかりしてきた」

レース6、7ともポールポジション 梅垣清(TOM'S FORMULA)

レース6、7ともポールポジションの梅垣清(TOM\'S FORMULA)

 「4連続ポールで自分でも自信がつき、いい形で終われました。ランキング2位でトップと9.5ポイント差ですが、レースをいい内容で終えて、ダブル優勝をしポイントリーダーになりたいと思います。前回の冨士もポールでスタートミスをしたので、今回その反省でスタートを決めたいと思います。スタート練習もしっかりしてきたので大丈夫です」

レース6予選2位、レース7予選3位 卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

レース6予選2位、レース7予選3位の卜部和久(B-MAX RACING TEAM)

 「自分の持ってる力は出し切ったと思います。スリップも使えて位置取りも悪くなく、クリアでアタックできました。1回目でコースアウトし、ウイングを壊しましたが、迅速な作業をしてもらったので、午後に向けていいレースができたらと思います」

レース6予選3位、レース7予選4位 大宮賢人(PONOS RACING)

レース6予選3位、レース7予選4位の大宮賢人(PONOS RACING)

 「1回目は焦りもあり、いきすぎてスピンしてしまい、もったいなかったし、チームにも申し訳なかったです。S字一つ目でアクセルオフしたときスピンしました。トップとは差がありくやしいですが、決勝に向けて切り替え、追い上げるしかないです。チャンスはあると思います」

レース6予選4位、レース7予選2位 鈴木斗輝哉(TOM'S FORMULA)

レース6予選4位、レース7予選2位の鈴木斗輝哉(TOM\'S FORMULA)

 「1回目は自分的には出し切りましたが、トラックリミットで順位が落ちたのはもったいなかったです。もともと昨日のフリープラクティスから調子がよくなくて、改善しながら予選に臨みましたが、トップの選手と差があるのは分かっていました。限界でアタックしたのが裏目に出てしまいましたが、攻めた結果なのでしょうがないです」

レース6、7ともマスタークラスポールポジション 鳥羽豊(AIWIN)

レース6、7ともマスタークラスポールポジションの鳥羽豊(AIWIN)

 「鈴鹿は難しくてチャレンジングで若い子もいるので、赤旗も出せないし、引いているところがあり、1回目は置きに行きました。2回目はがんばりましたが、まだ全体をまとめることができませんでした。ベストをつなげれば軽く58秒台は入ると思います。すごくいいクルマでめちゃくちゃ楽しくてやりがいがあります」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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