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2011年9月

D1 GRAND PRIX

D1:セントレア ナイトレースは川畑真人、単走は上野高広、最強王者は佐久間達也 (D1 Corp.)

 ドリフト競技の最高峰、D1グランプリシリーズの主催団体である株式会社D1コーポレーションは、9月24日(土)~25日(日)の2日間「D1チャンピオンズ イン セントレア」を愛知県中部国際空港セントレア臨時駐車場内D1特設会場にて初開催した。

 審査コーナーのまわりを、ほぼ360度ぐるりと取り囲む観客席からはトップドライバーたちの豪快な走りに拍手や歓声があがり盛り上がりをみせた。

 尚、来場者数は、24日(土)が4,393人、25日(日)は4,802人だった。

 今大会は、2011D1GPシリーズ第7戦終了時点での総合ランキング16位までの選手、並びに16位以下で過去に優勝経験があるドライバー上位2名の、全18名で行われた。また初の試みとして単走の審査にGPS機能を応用した車載計測器「D1 Original Scoring System(通称"DOSS")」が採用され、この審査方法も採点の重要なポイントとな った。

 24(土)、国内では6年ぶりとなるナイトレースとなった、追走トーナメント16を勝ち上がった4名で行われる「Battle4」対決では、鋭い走りをみせた川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が優勝。

 また、25日(日)の単走チャンピオン決定戦では、ミスのない安定した走りを披露した上野高広(TEAM VERTEX)が優勝した。

 そして最強王者決定戦「チャンピオン・オブ・チャンピオンズ」では、川畑真人と佐久間達也の同チームの対戦となったが、最後まで集中力を切らさない気合いの走りで佐久間達也が優勝した。

【9月24日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走

 今大会は単走で、「車速の最大値」、「平均車速」、「平均角度」、「角度の変化」、「車両の振りの鋭さ」などを機械計測して採点を行う「DOSS」が導入された。車速が高く、振り返しが鋭いと高得点に繋がるが、角度変化が大きいと減点される傾向にあり、1コーナーから2コーナーへの車速や振り返しが得点に大きく影響した。

 シリーズ戦ではランキング2位の斎藤(プレミアムジャパン with ダイゴ)ら、大型セダンマシン勢が高得点に結びつかず苦戦し敗退。一方、スムーズでキレのある走りで高橋(GOODYEAR Racing with Kunny's)は100点を獲得。また大きな角度と見事な進入スピードをみせた古口(KOGUCHI POWER)、持ち前のスピードと正確なマシンコントロールで今村(SGC.BOSS.with DUNLOP)も100点を出し、あわせて6人が100点を出す結果となった。「同ポイントの選手はゼッケン順の順位」というルールにより、優勝は今村陽一となった。

■追走トーナメント

 追走トーナメントは、まず16名が4ブロックに分かれ各ブロックを勝ち残った4名が、Battle4に進出する方法で行われた。Battle4に進出したのは今村( SGC.BOSS.with DUNLOP )、手塚(GOODYEAR Racing B324R)、古口(KOGUCHI POWER)、川畑(Team TOYO TIRESDRIFT with GP SPORTS)の4人。前日の練習走行ではクラッシュし、追走に入ってからもスピンをするなど今ひとつ走りがさえなかった川畑が、ここでキレをとりもどし、対戦カード決めの単走で100点を出した。

 決勝は川畑vs今村の対戦。加速区間が短い特設コースで、マシンのトラクション性能を生かし今村のマシンにドリフトを合わせることができた川畑が優勝した。

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Battle4決勝(左:今村陽一vs右:川畑真人)

9/24(土)Battle4を制した川畑真人選手コメント
d1_centreair_02.jpg  「今回は前日の練習走行から車をぶつけてしまったり、全くうまく乗れていなかったですが、みなさんの前でいい走りをすることができ、結果、この最高の舞台で優勝することができて、嬉しいです。」
【9月25日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走チャンピオン決定戦

 この日の単走は、18名→8名→4名→2名→1名と絞られていくノックアウト方式で行われた。前日の単走とは異なり、同点だった場合は「DOSS」の得点で順位が決まる。

 1本勝負の決勝では、上野はコーナーで角度をつけ、コース壁際ギリギリまでマシンを寄せる積極的な走りをみせた。対する日比野は、進入スピードの速さと角度をつけた走りをみせるも、審査席前へ振り込むところでわずかにミスをしてしまう。審査員の結果は、両者とも100点。そこでDOSSの得点での勝負となったが、上野が僅差でポイントを上回り、優勝を飾った。

9/25(日)単走チャンピオン決定戦を制した上野高広選手コメント
d1_centreair_03.jpg  「今のマシン(BMW)に乗り換えてから、3年間苦労してやっとここまで来ることが出来ました。スポッターのアドバイスがよくて、いい走りをみせることができました。観客のみんな、スタッフ、そして選手のみんなまで応援してくれて、本当に嬉しかったです。」
■追走トーナメント14

 追走は、まずチャンピオン経験者以外によるWinners Battle追走トーナメント14が行われた。決勝に残ったのは、この日好調だった佐久間(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)と高いスピードを武器に勝ちあがってきた日比野(TEAM UPGARAGE with DROO-P)だった。

 佐久間vs日比野の決勝1本目、振り返しは鋭かった佐久間だったが、先行を走る日比野のマシンに寄せることができず、五分の判定。2本目は、後追いの日比野が2コーナーでマシンを流してしまい失敗。これにより佐久間の勝利となった。

 そしてチャンピオン経験者4人によるChampions BATTLE 4。今村(SGC.BOSS.with DUNLOP)vs熊久保(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)の対戦は、熊久保が今村をプッシュしてしまい今村の勝利。また斎藤(プレミアムジャパン with ダイゴ)vs川畑(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)の対戦では、斎藤が2コーナーでマシンを流してしまうミスをし、川畑が勝った。

 前日の決勝と同じカードとなった今村vs川畑の決勝では、1本目、川畑が積極的な走りをみせアドバンテージを獲得。2本目は、今村が川畑に食らいつくも、4コーナーでミスをしてしまう。これにより川畑が優勝した。

 続いてWinners BattleとChampions BATTLE 4の優勝者が対戦するChampion of Champions。対戦カードは川畑vs佐久間の、チームメイト同士のバトルとなった。

 1本目は後追いの佐久間が川畑に審査席前で距離を詰めアドバンテージを取ったが、2本目は川畑が2コーナー手前の振り返しから佐久間のインに入る見事な走りを見せ、勝負は再戦にもつれた。再戦の1本目、佐久間がまたしても接近ドリフトを見せアドバンテージを獲得。2本目、川畑は加速区間で出おくれ、失敗。これにより佐久間の優勝が決まった。

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Champion of Champions(左:佐久間達也vs右:川畑真人)

9/25(日)Champion of Championsを制した佐久間達也選手コメント
d1_centreair_05.jpg  「本当にいいチームにお世話になって、「勝つ」と言われてからだいぶ長い日々を送ってきました。やっと仲間と練習した成果が出たと思います。今日はベスト14で徐々にペースが上がってきて、そのまま決勝戦まで行ったという感じです。決勝戦では集中力を切らさずに走ろうと心がけました。その後の歴代チャンピオンとの戦いも、滅多にない機会だと思い、気合いを入れ直し、最後まで集中して走ることができたのが勝因だと思います。」
株式会社D1コーポレーション PRESS INFORMATION

GT Asia | その他

Audi R8 LMS、GT ASIA第9、10戦オートポリスに参戦

 Hitotsuyama Racingは今週末オートポリスにて開催されるGT ASIA 第9、10戦にAudi R8 LMS、そしてPorsche 997 cupの2台体制で参戦致します。

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 7月の富士では小林賢二選手が、そして8月の鈴鹿では濱口弘選手がそれぞれAudi R8 LMSのステアリングを握りましたが、今回オートポリスでは新たに香港出身のジェントルマンドライバー、Frank Yu選手がHitotsuyama Racing のAudi R8 LMSのステアリングを握り、GT3クラスに参戦致します。

 Frank Yu選手は、アジアを代表するジェントルマンドライバーの一人であり、精力的にレース活動を行っています。先日行われたマレーシアMerdeka Millennium Endurance RaceでもファクトリーチームのMercedes SLS AMGやAudi R8 LMSとバトルを展開、見事6位入賞を飾るなど、輝かしい成績を収めています。Frank Yu選手はこれまでGT ASIA GT3クラスに自チーム「Craft Eurasia Racing」からFord GTで参戦していたライバルでもありますが、富士、鈴鹿でのHitotsuyama Racingのパフォーマンスに魅了され、急遽チームとマシンをスイッチしての参戦となりました。

 また、富士ではAudi R8 LMS、鈴鹿ではPorsche 997 cupをドライブした小林賢二選手も引き続きPorsche 997 cup でGTMクラスに参戦致します。

 Frank Yu選手、小林賢二選手とともに、GT3/GTM両クラス優勝を目標にオートポリスに臨みます。皆様のご声援、宜しくお願い申し上げます。

#30 Craft Hitotsuyama Racing
  • マシン: Audi R8 LMS 
  • クラス:GT3
  • ドライバー:Frank Yu
  • 主なレース戦績 :
    • Aston Martin Asia CUP
    • Asian GT Masters
    • Dubai 24hours Endurance Race
    • Merdeka Millennium Endurance Race
    • Ferrari Challenge Europian Series
#9 Hitotsuyama Racing
  • マシン:Porsche 997 cup 
  • クラス:GTM
  • ドライバー:小林賢二
  • 主なレース戦績 :
    • 1998年 筑波9時間ナイター耐久にてレースデビュー
    • 1999年 ポルシェチャレンジ参戦
    • 2000年 ポルシェチャレンジクラスBチャンピオン
    • 2001年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ9位
    • 2002年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ4位
    • 2003年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスBシリーズチャンピオン
    • 2004年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ3位
    • 2005年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 シリーズ3位
    • 2008年 ポルシェカレラカップジャパン第4戦より参戦 クラスBシリーズ6位
           スーパー耐久ST1 ポルシェ997 岡山スポット参戦 ST1 4位
    • 2009年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスA シリーズ4位
    • 2010年 ポルシェカレラカップジャパン参戦 クラスA シリーズ3位
           ニュルブルクリンク24hr耐久レース参戦
    • 2011年 ニュルブルクリンク24hr耐久レース参戦 クラス優勝
           GT ASIA参戦
           Porsche Carrera Cup Japan参戦
Hitotsuyama Racing Press release

Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO Rd14で"capeta"カラーの山内英輝優勝! 今季は3勝を挙げ、ランキング3位で終了 (Hanashima)

f3_r14-16_phr.jpg  9月24日、25日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催された全日本F3選手権に、PLANEX ハナシマ・レーシングの山内英輝選手(ダラーラF308/1AZ-FE)は、月刊少年マガジン(講談社 刊)で連載中の曽田正人氏のレース漫画『capeta』を再現したスペシャルカラーで出場。24日に行われた第14戦では、ポールポジションから独走劇を演じ、見事優勝を飾りました。

 また25日に開催された第15戦では4位、第16戦では3位入賞を果たし、2011年の年間ランキング3位でシーズン終了。残念ながら逆転タイトルには届きませんでしたが、開幕戦鈴鹿、第11戦岡山、第14戦菅生と3勝を挙げる活躍をみせました。

 皆様、応援ありがとうございました。

山内英輝選手のコメント
 第14戦はスタートを上手く決めて、優勝することができました。ただ、このレースでのファステストラップが第16戦のグリッドを決める重要な要素だったにも関わらず、関口選手に獲られてしまったのは失敗でした。
 また25日の第15戦では、スタート直後の混乱でペナルティを受け順位を落としたうえに、第16戦でもスタートで蒲生選手に抜かれ、3位でフィニッシュすることとなりました。ただ、自分としては蒲生選手を押さえて2位を"守る"よりも、関口選手からトップを奪う"攻め"のレースをしたいと思っていました。実際、関口選手に並びかけるところまで行けただけに残念です。
 今シーズンは開幕で優勝し、チャンピオン獲得を目指して頑張ってきましたが、シーズン途中で苦戦したこともあって結果的に3位でシーズンを終える事になりました。
 しかしながら、レーシングドライバーとして沢山の経験をこの1年で積む事ができたのも事実です。これもスポンサーであるプラネックスホールディングの久保田社長、ハナシマ・レーシングのスタッフの皆さん、そして応援してくださったファンの皆さんのお陰だと感謝しています。また、震災後にも関わらず、菅生に多くの皆さんが応援に駆けつけてくださったことも嬉しかったです。
 皆さん、応援本当にありがとうございました。
PLANEX ハナシマ レーシング プレスリリース

Japanese F3

JF3:第14,15,16戦SUGO 関口雄飛が最終戦で大逆転シリーズタイトル獲得! (TOYOTA)

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最終戦の大逆転で念願のタイトルを獲得した関口雄飛とチームクルー

 全日本F3選手権の今季最終大会となる第7大会(第14戦、第15戦、第16戦)が9月24日(土)と25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 前大会が悪天候により中止となったため、全日本F3は今大会の3レースをもってタイトルが決定されることとなった。とはいえ、Cクラス、Nクラス共にタイトル争いは混沌としており、最後の最後まで全く気の抜けないレースが繰り広げられた。

 23日(金)の占有走行を経て、24日(土)の午前11時45分より10分間の予選が開始。

 第14戦の予選では、最初のアタックに入ったTDPドライバーの蒲生尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)がS時でコースオフを喫してストップしたため、セッションは赤旗中断。残り3分でセッションが再開されると、逆転でのタイトル獲得を狙う山内英輝(HANASHIMA RACING)がトップタイムをマークしポールポジションを獲得。リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が3番手。1周しかタイム計測のできなかった蒲生は総合12番手。やはり逆転タイトルを狙う関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)も、赤旗中断によりアタックのタイミングを逃し、総合11番手に沈んだ。

 赤旗中断の影響もあり、予定よりも若干遅れて開始された第15戦の予選では、関口と山内によるトップ争いとなったが、関口がポールポジションを獲得。山内も最前列2番手を確保した。第14戦の予選でコースオフを喫した蒲生は出走できず、最後列スタート。

 Nクラスでは、第14戦が千代勝正(NDDP RACING)、第15戦は野尻智紀(HFDP RACING)がそれぞれポールポジションを獲得。ランキング首位の野尻と5ポイント差でこの最終大会に臨み、逆転でのタイトル獲得を狙うTDPドライバーの中山雄一(TOM'S SPIRIT)は、第14戦は千代、野尻に続く3番手、第15戦は千代を後ろに従えた2番手スタートとなった。

 なお、第16戦のスターティンググリッドは第14戦決勝でのベストラップによって決定される。

 午後3時37分、好天の下で第14戦の決勝レース(18周)がスタート。ポールポジションの山内はスタートを決めると、3番手スタートのブラッドレーがランキング首位で2番手スタートの安田裕信(ThreeBond Racing)をかわし、2位に浮上。山内は後続との差を広げていき、独走態勢となった。

 一方、後方スタートの蒲生は、第16戦のグリッドを決定するベストラップを狙って序盤ピットインしタイヤを交換したが、タイムアップは果たせず。

 2位につけていたブラッドレーは、14周目にコースアウト。これで安田が2位に浮上し、後方スタートから追い上げた関口が3位に浮上。そのままの順位でフィニッシュとなり、今大会人気モータースポーツ漫画のスペシャルカラーリングをまとった車両で出場した山内が、ポール・トゥ・フィニッシュ。安田、関口の順でのチェッカーを受けた。今季2勝目を挙げた山内だったが、安田が2位に入ったため、残り2戦でのタイトル争いは関口と安田の2台に絞られることとなった。

 Nクラスでは千代がポール・トゥ・ウィン。中山が2位で続き、ランキング首位の野尻が4位に終わったため、野尻と中山の差がわずか1点、千代が8点差と更にポイント差は小さくなった。

 第15戦の決勝レース(25周)は明けて25日(日)の午前8時半にスタート。ポールポジションの関口が好スタートを切る一方で、スタートで3位に落ちた山内が、2コーナーで前を行く安田と接触、安田はスピンを喫し、最後尾へと後退。

 山内はこの接触でドライブスルーペナルティを受けることとなりポジションダウン。後続に大差をつけた関口が逃げ切り、ポール・トゥ・ウィン。2位にブラッドレー、3位に蒲生が続いた。安田はクラス5位に終わり、タイトル争いは、その差を大きく縮めて最終戦で決されることとなった。

 Nクラスでは、好スタートでクラストップに立った中山が、直前で発生したCクラスの混乱を避けきれず接触。フロントウィングを破損した中山はピットイン。野尻もこの混乱に巻き込まれるという大波乱となった。

 この混乱を上手くかわした佐々木大樹(NDDP RACING)が首位に立つと、そのまま逃げ切り、F3での初優勝。2位に千代が入り、野尻は3位。中山はピットでの修復後コースに戻ったが、コースアウトを喫し、無念のリタイア。最終戦はランキング首位の野尻を、中山と千代が8点差で追うという状況で迎えることとなった。

 第15戦に続き、午後0時35分から第16戦(25周)がスタート。ポールポジションの関口は若干出遅れたものの首位をキープ。その後方には、3番手スタートの蒲生が1コーナーで山内をアウトからかわして2位浮上。

 その後は逃げる関口を蒲生が追う展開。ファステストラップをマークし、離されずについて行った蒲生は、最後にはテール・トゥ・ノーズまで迫ったが、逆転には至らず、2位でフィニッシュ。関口は今季6勝目を挙げ、安田が4位に終わったため、見事最終戦での逆転チャンピオン獲得を果たした。

 Nクラスではクラス4番手グリッドの千代が、1周目に首位を奪うと、そのまま逃げ切って今季5勝目。第15戦で初勝利を挙げた佐々木が2位、中山は3位。野尻が4位で続き、シリーズタイトルは野尻と千代が同点で並ぶこととなったが、年間勝利数で勝った千代が逆転でのタイトルを獲得した。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO アンドレ・ロッテラーが今季3勝目! TDPドライバー石浦宏明が自己最高の2位 (TOYOTA)

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今季3勝目を挙げたアンドレ・ロッテラー(右)と
チームタイトルを決めたPETRONAS TEAM TOM\'S監督の舘信秀(左)

 フォーミュラ・ニッポンの第6戦が9月24日(土)、25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 全7戦で戦われている今季のフォーミュラ・ニッポン、前戦鈴鹿大会が悪天候により中止となったことで、残り2戦でのタイトル争いは更に厳しさを増すこととなった。

 今大会は250km、4本のタイヤ交換を2回というピット作業義務が課される。

 24日(土)午前中1時間のフリー走行を経て、午後1時40分からノックアウト方式の予選が開始。予選Q1では、ディフェンディングチャンピオンのJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が、タイムを出した直後に1コーナーでコースオフ。タイムアタックはそこで終えることとなったが、先に叩きだしていたタイムでQ1は通過。アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が13番手、アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)が14番手、嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)が16番手と、ルーキーの3名がQ1で敗退となった。

 Q2では、Q1でコースオフしたオリベイラは出走できず、3戦連続のポールポジション獲得はならなかった。また、このQ2ではTDPドライバーの平手晃平(TEAM IMPUL)がタイムをのばせず10番手。IMPUL勢が2台揃ってまさかのQ2敗退となった。TDPドライバーの国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)が11番手、オリベイラが12番手となった。

 最終Q3では、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)とTDPドライバーの石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が途中まで1-2位につけていたが、昨年のSUGO大会で初優勝を飾り、今年も予選Q1、Q2共にトップタイムという速さを見せたTDPドライバーの大嶋和也(Team LeMans)がこれをかわしてトップに浮上。セッションは終盤赤旗中断となり、2分間の延長で最後のアタックセッションが再開されたが、大嶋のタイムは塗り替えられず。大嶋はキャリア2度目となるポールポジションを獲得。2番手は僅か0.006秒差でロッテラー。石浦は4番手。フォーミュラ・ニッポン初シーズンながら、ここまで全戦で表彰台を獲得し、ランキングでも首位と同ポイントの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が8番手となった。尚、7番手のドライバーが赤旗中の追い越しにより7グリッド降格となったため、中嶋から14番手のカルダレッリまでが一つずつ順位を上げてのスターティンググリッドとなった。

 25日(日)午前中のフリー走行を経て、午後2時半に68周で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションの大嶋はスタートダッシュをミス。ロッテラーが好スタートを切りトップ浮上。大嶋は4位、石浦が5位での序盤戦となった。

 一方後方からの追い上げを余儀なくされた中嶋一貴は1周目終了時に早くもピットインし、義務づけられたタイヤ交換の1回目を消化。翌周にはオリベイラもピットへ向かい、早めのピットで追い上げる作戦を採った。

 首位を走行するロッテラーは、ほぼレース距離の3分の1となった22周目終了時にピットイン。その後続々とピットへ向かう中、石浦はなかなかピットへ向かわず、首位を走行。ほぼレースが折り返しになる33周目にようやく1回目のピット作業を行った。

 一方でスタート直後に1回目のピット作業を終えた中嶋一貴とオリベイラは、このレース中盤に2回目のピットイン。ここで、オリベイラの前を走行し、オリベイラよりも一周後にピットインした中嶋一貴は、燃料給油装置が外れる前に走り出そうとする痛恨のアクシデントで、ピットでタイムをロス。ピットアウトの時点では、オリベイラの前に出たが、まだタイヤが暖まっていない状況で、オリベイラの先行を許してしまった。

 その翌周には、中嶋らと順位を争っていた塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING )がピットへ向かい、中嶋一貴の前でコースに復帰したが、中嶋一貴は翌周のストレートでスリップストリームに入ると、1コーナーの進入で塚越をパス。

 47周目に首位を独走していたロッテラーが2度目のピットイン。その後は、1回目のピットを遅らせた石浦が好ペースで首位を走行し、54周目にピットイン。ロッテラーの後ろを走行していたオリベイラのすぐ後ろ、中嶋一貴の前でコースに復帰した。

 冷えたタイヤによりオリベイラと若干差の開いた石浦だったが、新しいタイヤの優位性も活かし、終盤はファステストラップを連発、1周1秒近く詰めながらの素晴らしい走りでオリベイラを追撃したが、オリベイラを逆転するまでには至らず。

 ロッテラーは盤石の大差でトップチェッカー。今季3勝目、キャリア12勝目となる、SUGOでの初勝利を飾った。これにオリベイラ、石浦が続いたが、オリベイラはレース後の車検で、車両規則違反が発見され無念の失格に。これで石浦は2位となり、昨年の第6戦以来1年ぶりの表彰台獲得。2位は自身最高位フィニッシュとなった。中嶋一貴は3位に繰り上がり、開幕からの連続表彰台獲得記録を継続。

 国本が5位に入り、今季フォーミュラ・ニッポンにデビューして初めてのポイントを獲得。大嶋が6位、平手が8位に入りポイント獲得となった。

 この結果、ランキングではロッテラーが38ポイントで単独首位に立ち、中嶋一貴が4ポイント差の34ポイントで2位。不運なオリベイラは25ポイントのままとなり、23ポイントで追う塚越を加えた4名が最終戦でのタイトルを争うこととなる。

 また、チームタイトルではPETRONAS TEAM TOM'Sが最終戦を待たずしてチャンピオンを確定した。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO 塚越広大選手が全戦ポイント獲得となる4位、逆転タイトル獲得へ望みをつなぐ (HONDA)

  • 2011年9月25日(日)決勝/会場:スポーツランドSUGO (3.704km)/天候:予選/晴れ 決勝/曇り/気温:20℃(14:30時点)/路面温度:25℃(14:30時点)/決勝レース:68周(251.872km)/コースコンディション:決勝/ドライ/観客:1万2700人(主催者発表)

fn110925001L.jpg  9月25日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝レースが開催されました。

 今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、このSUGOラウンドを含めて残り2戦となりました。前戦の鈴鹿ラウンドが台風12号の影響により中止となったため、シリーズタイトルの行方はランキング4位の#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が獲得の可能性を残す状況となっています。

 塚越選手は、開幕戦で予選3番手、第2戦ではポールポジションと3位表彰台を獲得し、全レースでポイントを獲得するなど急成長をみせており、タイトル争いに食い込むためにも、悲願のフォーミュラ・ニッポン初優勝に期待が集まっています。

 スポーツランドSUGOのコースは、高低差が69.83mもあり、コース幅が狭く中高速系のコーナーが多く配置されています。よって、接戦のレース展開になりやすく、アクシデントも起こりやすいため、ドライバーにとって最後まで気の抜けないコースとなっています。

 今回のレース形式は、第3戦富士、第4戦もてぎに続き、決勝レース中に2回のピットストップとタイヤ交換が義務づけられました。また、昨年のSUGOラウンドよりレース距離が20kmほど長いため、確実に給油が必要な状況となっています。そのため、どのタイミングでピットインを行うのか、各チームの戦略もレースの展開を左右する重要な要素となっています。

 9月24日(土)は、爽やかな秋晴れに恵まれ、公式予選が行われる13時40分の時点で気温21℃、路面温度34℃という絶好のコースコンディションになりました。

 F1と同じノックダウン方式で行われる公式予選では、第1セッションの序盤で赤旗が掲示される展開となるものの、Hondaドライバーは塚越選手が2番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が4番手と好調なスタートを切りました。一方、第1、第2セッションで#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)と#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)の2名は予選を終えることとなりました。

 第3セッションに進んだHondaドライバーの4名は、1分7秒246のタイムを記録した塚越選手が3番手、1分7秒330の伊沢選手が5番手、1分7秒927の小暮選手が6番手の決勝グリッドを獲得しました。#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)も7番手となる1分7秒999のタイムを記録しましたが、第3セッションで赤旗が掲示された時にほかのマシンを追い越してしまったためにペナルティを受け、決勝は7グリッド降格の14番手から決勝を迎えることとなりました。そのため、9番手タイムを記録していた小林選手が8番グリッドに繰り上がっています。

 決勝レースが行われた25日(日)も、東北地方は曇り空となりましたが、時折晴れ間ものぞく過ごしやすいコンディションとなりました。9時40分から行われた2回目のフリー走行では、伊沢選手がトップタイムをマークし、小暮選手が5番手、塚越選手が6番手、中嶋選手が8番手、山本選手が13番手、小林選手が16番手のタイムを記録しました。

 午後1時45分から8分間のウオームアップ走行が行われたあと、午後2時30分から決勝レース直前のフォーメーションラップが行われました。この時点で、路面はドライ、気温20℃、路面温度25℃、ホームストレートで少し強い向かい風が吹くコンディションとなっています。16台のマシンはスターティンググリッドに整列し、レッドシグナル消灯の合図により一斉に飛び出して68周のレースがスタートしました。

 スタートでは、小林選手のマシンがエンジンストールを起こし、そのままピットロードに運ばれることとなりました。オープニングラップは、好スタートを切った塚越選手と伊沢選手が2位と3位に浮上し、小暮選手が6位、山本選手が11位、中嶋選手が13位で通過しました。小林選手は、ピットでエンジンを再起動させてコースに復帰しましたが、大きく遅れる結果となりました。

 2位の塚越選手は、トップのマシンと0.764秒差で4周を終えました。背後にいる伊沢選手も塚越選手から1秒以内の差で続いていきます。塚越選手は6周目でファステストラップを更新しながらトップに迫ります。山本選手と中嶋選手は早めに1回目のピットインを敢行し、タイヤ交換を済ませてコースに復帰します。最下位を走行する小林選手は7周終了時にタイヤ交換に加え、給油をする作戦を採りました。

 10周目を終えて、塚越選手はトップと0.761秒差の2位を走行。伊沢選手はさらに2秒少し遅れた3位グループ3台の先頭を走行しています。また、小暮選手は6位で変わらず、中嶋選手が14位、山本選手が15位、小林選手は16位となっています。16周終了時に、6位を走行していた小暮選手が1回目のピットインを敢行。タイヤ交換を10秒5で終えてコースに復帰します。これにより、小暮選手は暫定13位のポジションとなりました。

 トップグループが20周目に入った3コーナーで、小林選手がコースアウトを喫してタイヤバリアに接触。無念のリタイアとなってしまいます。

 22周を終えて、トップのマシンが1回目のピットインを敢行したため、塚越選手が暫定トップに立ちました。次周には3位の伊沢選手がピットイン。タイヤ交換を終えて暫定8位でコースに復帰しました。塚越選手も24周終了時に1回目のピットインを行い、タイヤ交換に加えて給油をしたために少し作業時間が掛かり、レース序盤で1回目のピット作業をした2台のマシンに前を抜かれたために実質4位のポジションとなりました。

 塚越選手は36周終了時に2回目のピットインを敢行し、実質4位(暫定10位)のポジションを守り続けます。暫定7位を走行する小暮選手は40周を終えて2回目のピットインを敢行しました。2回目のピットインを遅らせて暫定3位まで浮上した伊沢選手は50周終了時にピットイン。18秒5のピット作業を終えて実質6位でコースに復帰しました。

 全車が2回目のピット作業を終えた55周目時点で、最後までピット作業を遅らせたマシンが3位に浮上したため、塚越選手は5位に後退しました。伊沢選手は6位、小暮選手は9位、中嶋選手は12位、山本選手は13位となっています。

 塚越選手は最後までポジションを上げるべく、前を走る4位のマシンに迫ります。しかし、Hondaドライバー5名は、このままの順位で68周のチェッカーフラッグを受けることとなりました。

 ところが、決勝レース後の車両検査で、2位のマシンと伊沢選手のマシンに車両規則違反による失格の裁定が下されたため、塚越選手が4位、小暮選手が7位、中嶋選手が10位、山本選手が11位という最終結果となりました。

 この結果、全戦ポイント獲得となる4位フィニッシュによりシリーズポイントを計23点とした塚越選手は、シリーズポイントランキング4位に変動は無かったものの、トップとの差は15点となり、最終戦での逆転シリーズタイトル獲得にわずかな望みをつなげました。

 フォーミュラ・ニッポン最終戦は11月5~6日に栃木県・ツインリンクもてぎで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「とても悔しい結果が続いています。第3戦の富士ラウンドあたりから、低速コーナー区間でライバルに後れをとっています。今回もセクター1の区間で0.5秒程ビハインドがありました。対策としてギアレシオの変更や、トラクションのセッティング調整などをしていますが、今1つ原因をつかみきれていません。ドライバーたちには本当に申し訳なく感じています。最終戦に向けて一から勉強をやり直してばん回できるように開発を続けたいと思います。最終戦はもてぎラウンドですので、全力を尽くして対策を考えます。最後まで応援をよろしくお願いいたします」
塚越広大選手(4位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「スタートはうまくいって、トップと2台でのマッチレースになると思っていました。序盤は燃料を軽めにして勝負をしましたが、結果的に燃料を多く積んでいた相手が速かったということです。また、1回目のピットイン前にイエローフラッグが掲示された時に、運悪く周回遅れのマシンが前に入ってしまい、タイムをロスしてしまったことも差がついてしまった原因となりました。最終戦のもてぎは僕の地元ですし、スプリントレースで給油もないのでチャンスがあると思っています。まだフォーミュラ・ニッポンで優勝することができていないので、最後に勝ってシーズンをしめくくりたいと思います」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO決勝 アンドレ・ロッテラーが今季3勝目、シリーズチャンピオンに大きく前進

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は25日、スポーツランドSUGOで68周の決勝レースを行いアンドレ・ロッテラー(トムス)が優勝した。2位には石浦宏明(キグナス)が、3位には中嶋一貴(トムス)が入った。

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 レースは14時30分にフォーメーションラップがスタート。雲は多いものの雨の心配はなさそうだ。

 スタートはポールシッターの大嶋和也(ルマン)が出遅れる。1コーナーにトップに入りホールショットを奪ったのは予選2位のアンドレ・ロッテラー(トムス)。2位に予選3位の塚越広大(ダンディライアン)が続き、3位に予選5位の伊沢拓也(同)。大嶋は4位まで落ちた。5位に石浦宏明(キグナス)、6位に小暮卓史(ナカジマ)の順。

 トップに立ったロッテラーは第1スティントでは2位の塚越を1秒強の差で従えてレースを消化して行くが、22周終わりで1度目の、47周終わりで2度目のピットインすると後続を引き離し、最終的には2位以下を12秒6離して独走優勝を果たした。

 2位はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)。スタート早々に1度目のピットインを33周終わって2度目のピットインすると、その後、53周を終えて2度目のピットアウトをしてきた実質2位の石浦をピット出口で捉えて逆転。3位に落ちた石浦は60周目にこの時点でのファステストラップとなる1分9秒020を、さらに62周目には1分8秒740までペースアップ、ファステストラップを更新してオリベイラを追い上げるが結局、2秒7届かず3位でレースを終えた。

 しかし、決勝後の車検でオリベイラと伊沢の車輌に規則違反が見つかりこの2名が失格。これにより、石浦が2位に繰り上がった。

 3位に入ったのは中嶋一貴(トムス)。予選7位でスタートした中嶋一貴は1周目にピットインする得意のアンダーカット作戦を敢行。34周終わりで2度目のピットインをし、全車2度目のピットインを終えると徐々に順位を上げた。レースは4位でゴールしたが前述の理由で繰り上がり3位に。開幕戦からすべて3位以上の記録を5と伸ばした。

 これで参加したレース4戦中3勝のロッテラーはドライバーズ選手権ポイントを38点と伸ばし、2位には34ポイントで中嶋一貴がつづくこととなった。

 また、ペトロナスチームトムスはチームポイントを72点とし、最終戦を待たずしてこのレースでチームチャンピオンを決めた。

 次戦第7戦最終戦は、ツインリンクもてぎに舞台を移し11月6日に決勝レースが行われる。ドライバーズチャンピオンの可能性はトップの38点のロッテラー、2位34点の中嶋一貴、3位25点のオリベイラ、4位23点の塚越の4名に絞られた。しかし、事実上ロッテラーと中嶋のチーム内対決になりそうだ。果たしてチャンピオンシップは誰の手に渡るのであろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO決勝結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/25) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K681:20'52.035
28石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K6815.460
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K6831.952
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E6835.498
533国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K6841.910
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K6843.789
732小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E6848.057
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K681'01.866
93アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K681'06.406
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E671Lap 
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E671Lap 
1218アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K671Lap 
1362嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K662Laps
---- 以上規定周回(61 Laps)完走 ----
-10小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1751Laps
-1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K-失格
-40伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E-失格
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO) 1'08.740 (62/68) 193.997km/h
  • CarNo.1,40は公式通知No.28(車両検査不合格)により失格とされた。

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝記者会見 両クラス上位3名のコメント

■Cクラス
優勝 関口雄飛(B-MAX)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_sekiguchi  「ポールからスタートして、1レース目に比べたら加速は悪かったんですが、なんとか凌ぎきれました。ファステストは取れなかったので、安田選手が3位になると1ポイント足りなかったので、なんとか4位でゴールしてくれと祈るように走っていました。事前に、自分が勝ってファステストを取った場合は、何位以下だったらいいという計算はあったので、4位だったら大丈夫というのは分かっていました。タイヤの状態は分からないんですが、そんなに悪くなくて、中盤、蒲生選手が追いついてきたんですけど、ここは抜けないコースなので、ペースは向こうの方が良かったんですけど、ダウンフォースが抜ける位置の圏内に入ってもらって、タイヤ使ってもらって、最後プッシュする計画でした。途中で16秒後半でちょっと離せたので、あとはNクラスが絡んで、タイムロスがあったんですけど、蒲生選手もロスしてたみたいでした。チェッカーのときはチャンピオンだと思っていましたが、安田選手が3位か4位か分からないので無線で聞くんですが、盛り上がってて全然分からなくて、何回も聞いてたんです。ピットに帰ってきたらピット前でみんなが『うぉー』とやってて、『取ったの?』と聞いても返答はなくて、でも、テンションを見れば何があったんだか分かるじゃないですか。その時に確信に変わりました。昨日の予選の11位は自分のミスじゃなくてタイミングが合わなかっただけで、クルマも良かったですし、15ポイント差を覆せたのはドライバーの精神力とか、気持ちで負けないところです。自分は今回、1回目の予選だけ不運がありましたが、あとはパーフェクトでできる限りのことをやったので、当然の結果かなと思っています。B-MAXさんがチャンスをくれなかったらこの場にいることはないし、本当に感謝しています」
決勝2位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r16_r_pc_gamo  「スタートがすごく良くて1コーナーで2番手に上がることができて、その後は抜くことだけ考えて必死に走ったんですけど、このコース抜くのが難しくて。金曜日から走って、積み重ねで最後のレースでクルマも良くなって、自分のドライビングも多少は良くなったと思うので、最後にいいレースができて良かったです」
決勝3位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r16_r_pc_yamauchi  「スタートで関口選手になんとか並びかけようと思ってがんばったんですが、届かなくて、いきなり蒲生選手が来たのが見えてたんですけど、トップに上がりたいという気持ちで、あそこで引いて左側にアウトサイドに寄ってたら多分2位は守れたんだと思うんですけど、1位に上がりたいという気持ちが強かったのでイン側にずっといたんですが、届きませんでした。あとは、前の2人に付いて行くこともできなくて苦しい展開になりましたけど、毎周毎周プッシュできたのでクルマは良かったと思います。安田選手に迫られてたときは、ペースが上げられなかったんですが、抜けないコースというのは分かっていたので自信を持って走っていました」
■Nクラス
優勝 千代勝正(NDDP)【2011年度ドライバーズチャンピオン】
f3_r16_r_pc_chiyo  「今日は4位スタートで、ギャリー選手がピットスタートになって、3位に上がりました。抜けないコースなので、スタートに集中してたんですけど、そのとおりに決まって野尻選手のアウトから1コーナーに並んでいきました。佐々木選手とマシュー選手が2台併走してたんですが、アウト側の方が車速が乗ったので、佐々木選手のアウトから2コーナーで並んでいって、加速が良かったので3コーナーでインを取れて、トップに立てました。トップに立ってからは自分が1位で、相手(野尻智紀選手)が4位に入ってしまうと1点差で負けてしまうというのを知っていたので、ファステストを取らないとタイトルがないというのは分かっていました。マシュー選手に近づきすぎてペースが上げられなかったので、これはやばいなと思って後ろが離れたときに、マシュー選手と距離をわざと取って、ファステスト狙いでアタックしたんですけどそれもうまくいって、本当にベストなレースができました。いまだに信じられないというか、16点差があったので、自分が全部勝っても相手が2位とかに入られると自力では無理だったんです。でも、自分のベストを尽くすしか方法はないので、とにかく自分の走りに集中していました。いままでもいろんなレースでプレッシャーは常にあるので、追う立場としてはプレッシャーを感じずに、自分のレースに集中できたかなと思います。金曜日にミスで飛び出してクルマを壊してしまって、全然走れなかったんですが、ぼく自身もこのコースを好きですし、チームとしても3年間の集大成のクルマを作ってきてくれたので、走る前から自信がありました。金曜日の午後も、スターターのトラブルで最後20分くらいアタックできませんでした。それでも予選はプッシュして、グリッドも予選1回目は良かったんです。2、3レース目のグリッドは良くなかったので、自分がこのレース勝てるとはあまり思っていませんでした。何か起きれば自分にチャンスがあるなと思ってたんでが、今でも信じられないです」
決勝2位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r16_r_pc_sasaki  「トップスタートで、ギャリー選手もいなくなかったこともあって、普通にちゃんとスタート決めればいけるなと思っていました。スタートは比較的いいスタートが切れたんですけど、19号車が最初のペースが遅くて、午前中のレースも見てるのでアウトから行きたくないなというのもあって、後ろもそこまで来ていなかったので、そこをべたべたでくっついていったら、車速が乗らなくて、その間に千代選手にアウトから行かれてしまい、そこでレースが決まってしまったみたいな感じです。最初の方はプッシュして、なんとか抜こうと思ったんですけど、ダウンフォースが抜けてしまって。離れてからは後半、同じくらいのペースでいられたんですけど、やっぱりスタート直後の位置でいられなかったのが、今回勝てなかった原因だと思います。千代さんがチャンピオンを取るとか考えずに、ぼくが勝つことを考えていたので、最低でもファステストは取りたいなというのもあったし、プッシュし続けました。今年で一番のレースができたと思うんですが、最後は2連勝で終わりたかったです」
決勝3位 中山雄一(トムス)
f3_r16_r_pc_nakayama  「6番スタートで、1台いないことで5番スタートになったんですが、昨日のレースから流れは良くなくて、昨日タイムを出せなかったことが今日のグリッドです。午前中は勝てるレースだったんですが、前のクラッシュがあって、まぁ、しょうがないことです。そこで勝てれば第2レースの流れも変わったと思うんですけど、流れが良くない週でした。1周目、2周目でホンダの2台をかわすことができましたが、マシンのペースは良くなかったです。午前中のレースをしっかり走れていれば、修正もできたんじゃないかと思います。それ以上順位を上げることができず、3番手でレースを終えました。クルマはチームの方が一生懸命直してくださって、レースに間に合って走れたことだけでもうれしかったんですけど、流れは良くなかったです。練習中からセッティングを変えていくとしっかりタイムにも現れて、練習はいままでで一番いいフリー走行ができたんじゃないかと思います。予選もマシンはかなり良かったですし、そこで赤旗だったりで、予選から流れがよくない週末でした」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝 Cクラスは関口雄飛が、Nクラスは千代勝正が優勝! 両ドライバーが劇的な逆転クラスチャンピンを獲得!

 全日本F3選手権第16戦(最終戦)は25日、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースを行いCクラスは関口雄飛(B-MAX)がNクラスは千代勝正(NDDP)が優勝した。この結果、Cクラスの2011年度ドライバーズチャンピンは関口が、Nクラスは千代が獲得することとなった。

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 第16戦決勝は12時35分にフォーメーションラップがスタート。雲間から太陽も顔を出すようになり気温も上昇気味。

 スタートは3位グリッドから蒲生尚弥(トムス)が好スタート。1位グリッドの関口雄飛(B-MAX)と2位グリッドの山内英輝(ハナシマ)の間に割って入り、2位にポジションアップ。関口がトップ、2位蒲生、3位山内と続く。4位は安田裕信(スリーボンド)がグリッド順のままレースが始まった。

 トップ関口と2位蒲生は接近戦。1秒を切る攻防をレースを通して繰り広げる。蒲生は5周目にこのレースのファステストラップとなる1分16秒048を出して追いすがるものの、決めてはなくこの順位でレースを終えた。

 3位山内の背後には4位安田が迫る。ポイントリーダーの安田は山内を捉えて3位に上がらないとチャンピオンを関口に明け渡すことになり、必死に追いすがる。10周目にはその差は0秒5、12周目には0秒3まで迫るが、その後はペースが上がらず徐々に山内に離される展開になり、山内が3位、安田は4位でレースを終えることとなった。

 Nクラスはクラスグリッド4位の千代勝正(NDDP)が好スタート、クラストップに立つ。2位にはクラスグリッド1位の佐々木大樹(NDDP)が付け、3位にはポイントリーダーの野尻智紀(HFDP)が付ける。4位は中山雄一(トムス)。

 中山は2周目の1コーナーでクラス3位を走る野尻を捉え3位に上がる。

 これで野尻が4位に落ちたため、トップを走る千代は優勝とファステストラップがチャンピオンの条件となった。千代はファステストを取るため前を走るマシュー・ハウソン(KCMG)との間合いを計り、見事6周目に1分17秒527とこのレースのファステストラップを取って見せた。

 Cクラス、Nクラスともレースはこのままの順位で終了。両クラスともドライバーズチャンピオンは優勝した関口と千代が劇的な逆転でものにすることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第16戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/25) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2532'14.033
21C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE250.183
35C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE252.931
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE254.854
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2517.802
619Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE2523.614
723N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2525.786
822N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2530.358
937N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE2532.129
108N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2537.742
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2539.400
1220Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE2540.655
136N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
1477N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap(C): CarNo.1 蒲生尚弥(トムス) 1'16.048 (5/25) 175.354km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.23 千代勝正(NDDP) 1'17.527 (6/25)

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行2回目 伊沢拓也(ダンデライアン)がトップタイム

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は25日、決勝をにらんだ30分間のフリー走行を行った。トップタイムは伊沢拓也(ダンディライアン)。2位には石浦宏明(キグナス)、3位には大嶋和也(ルマン)が着けている。

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 フリー走行2回目は9時40分より30分間で行われれた。

 トップタイムは予選5位の伊沢拓也(ダンディライアン)で1分8秒974。2位には同4位の石浦宏明(キグナス)が、3位にはポールシッターの大嶋和也(ルマン)が着け、トップ3台は僅差。

 ポイントリーダーのアンドレ・ロッテラー(トムス)は7位。ロッテラーとチャンピオンシップを争う、中嶋一貴(トムス)とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)はそれぞれ9位、14位と下位に沈んだ。

 しかし、決勝レースはドライで行われる公算が高く、2回のピットインが義務づけされている。チームの戦略によって燃料搭載量も異なり、このフリー走行の結果がただちにドライバーの状態に反映されていることはなさそうだ。

 また、このレースがどのような結果になろうともここSUGOでチャンピンシップが決定することはなく、最終戦のもてぎがチャンピオン決定の舞台となる。

 しかし、このレースの結果いかんでチャンピンシップ争いの趨勢が決まる。最終戦もてぎをにらんで熾烈な決勝が行われることになるだろう。

 決勝レースは本日、14時30分にフォーメーションラップがスタート。目の離せない68周のレースになりそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝 Cクラスは関口雄飛が優勝、Nクラスは佐々木大樹が初優勝!

 全日本F3選手権第15戦は25日、スポーツランドSUGOで25周の決勝を行いCクラスは関口雄飛(B-MAX)が、Nクラスは佐々木大樹(NDDP)が優勝した。

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 スポーツランドSUGOの上空はは朝から雲に覆われ肌寒い。しかし雨の心配はなさそうだ。8時30分、決勝レースのフォーメーションラップが始まる。

 スタートは予選3位の安田裕信(スリーボンド)が好ダッシュ。予選2位の山内英輝(ハナシマの)前に出、ホールショットを奪ったポールシッターの関口雄飛(B-MAX)に続いて1コーナーに侵入。しかし、3位に落ちた山内が1コーナー立ち上がりで安田をプッシュ。安田はコースアウトを喫する。

 この接触で後方集団は大混乱。中山雄一(トムス)は前車に乗り上げウイングを失いコースアウト。ポールシッターの野尻も混乱を避け後方に沈んでしまった。

 この混乱を尻目に関口はトップに立ち、安田を押し出した山内が2位。3位にはリチャード・ブラッドレー(トムス)が上がり、直後に蒲生尚弥(同)が続く。

 トップを走る関口はこの後も2位以下を3秒前後離し、トップを快走。2位の山内が1コーナーのアクシデントでペナルティを受けドライビングスルーペナルティを消化すると2位に上がってきたブラッドレーとの差は10秒と広がり、このまま余裕で独走優勝を果たした。2位にはブラッドレーが入り自身最高位。3位には蒲生が入った。

 スタートでスピンしたポイントリーダーの安田は追い上げるもクラス5位でレースを終えた。

 Nクラスはスタートの混乱に乗じて佐々木大樹(NDDP)がトップに立つ。2には僚友の千代勝正(NDDP)が付け、3位はギャリー・トンプソン(KCMG)のオーダーでレースが始まる。

 クラストップの佐々木と同2位千代のチームメイト同士の争いは1秒差前後で推移するが、パスするには至らずこのままレースは終了。佐々木が初優勝を果たした。2位には千代。3位を走っていたトンプソンが14周目にコースアウトを喫してリタイアしたため、3位には野尻智紀が入り、ポイントリーダーを守った。

 この結果、Cクラスは関口のチャンピオンの可能性が高まった。Nクラスは野尻のチャンピオンが濃厚。最終第16戦は、この後12時35分より25周で争われる。チャンピオンの栄冠は誰の手に?

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行2回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/25) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.974--193.34
28石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'09.0890.1150.115193.02
37大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'09.1980.2240.109192.71
43アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'09.3860.4120.188192.19
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.4390.4650.053192.04
641塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'09.7050.7310.266191.31
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'09.7380.7640.033191.22
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.7560.7820.018191.17
937中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'09.7590.7850.003191.16
1033国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'09.8640.8900.105190.88
1118アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'09.9961.0220.132190.52
122平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'10.0051.0310.009190.49
1316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'10.0401.0660.035190.40
141ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'10.2821.3080.242189.74
1562嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'10.3571.3830.075189.54
1610小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'10.7541.7800.397188.47
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/25) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE2531'58.646
236Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE2510.420
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE2511.059
45C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE2523.013
522N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2534.028
623N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE2534.566
712C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE2537.175
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2541.657
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE2548.472
1077N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
116N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE241 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ----
-20Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1213 Laps
-37N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE322 Laps
-19Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE124 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.5 関口雄飛(B-MAX) 1'15.376 (3/25) 176.917km.h
  • Fastest Lap(N): CarNo.8 野尻智紀(HFDP) 1'16.771 (10/25)
  • CarNo.5は、2011年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第28条12.1)違反(衝突・プッシング)により、ドライビングスルーペナルティを課し、ペナルティポイント1点とする。

Japanese F3

JF3:第14戦SUGO決勝ベストラップ(第16戦スタート順)

全日本F3 -RIJ- (2011/9/24) Best Lap Order Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 16 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.225--177.27
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.2880.0630.063177.12
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'15.3570.1320.069176.96
412C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'15.6610.4360.304176.25
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.9880.7630.327175.49
622N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'16.6991.4740.711173.87
719Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'16.7671.5420.068173.71
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'16.8701.6450.103173.48
920Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.8911.6660.021173.43
1023N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'17.0811.8560.190173.00
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'17.4242.1990.343172.24
1237N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1'17.5002.2750.076172.07
136N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE1'18.3323.1070.832170.24
1477N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'19.3324.1071.000168.10

Japanese F3

JF3:第14戦決勝記者会見 各クラス上位3名のコメント

■Cクラス
優勝 山内英輝(ハナシマ)
f3_r14_r_pc_yamauchi  「今日はスタートで上手くトップを守ることが出来て、その後は、明日の第16戦決勝のスタート順位が決まるレースでもあったので、特に最初の3~4周は本気でプッシュしたのですが、それでもファステストを(関口雄飛選手に)獲られてしまったのが、凄く悔しいです。レースは、今回は後ろとの間合いを見ながら走っていたんですが、後半は後ろが全然ついて来れなかったようなので、最後はそれに合わせて走っていました。そのあたりのコントロールは今回出来ていたと思います。今週末、僕が3勝した上で安田選手、関口選手がポイントを落とさないと厳しい状況だったことは分かっていたのですが、それは今までのレースで自分がポイントを落としていたせいなので、それは仕方ないと思っています。今回2連勝できたので、3連勝、4連勝できるように集中したいと思います」
決勝2位 安田裕信(スリーボンド)
f3_r14_r_pc_yasuda  「昨日から予選まで不調で速さはなかったんですが、レースはうまくまとめられて最低2位という自分たちのチームの目標は達成できました。ベストラップが4番手でした。今日はスタートをミスったんですが、スタートですごく順位が変わるので、あしたはスタートに集中して最後2戦は精いっぱいがんばりたいと思います。このレースは最終戦のグリッドということで、ぼくの場合はピットインとかできないので、ニュータイヤで行って前半タイヤのおいしいときに付いてタイムを出せないので、1周目、2周目でわざと引き離して、3周目にベストを狙ったんですが、トップとはコンマ3くらい遅くて、ポールは取れませんでした。その後はリチャード選手のペースが遅かったので、余裕はあったんですが、抜きにいって当たるのも恐いし、様子をうかがいながら走りました。あしたはスタートしてみないと分からないですが、スリーボンドが10年間やってきてチャンピオン争いができているということで、チーム状態も良くなってきているので、チャンピオンシップを考えながら走りたいと思います」
決勝3位 関口雄飛(B-MAX)
f3_r14_r_pc_sekiguchi  「予選が11位だったのでファステストを取って、2レース目にかけ、今日のレースは捨てようと思っていました。新品タイヤでみんないくとは予想していなかったので、ラスト5周でピットインして新品に替えて、レースを捨ててポール取ろうと思ったんですが、中古でスタートして序盤けっこういいペースで、追い上げて、4、5周目あたりにクリアになったので、プッシュして、その周、例ボーコーナーでニュートラルに入ってしまったのにベストラップが取れて、ええ? これで取れたのと思って次の周もう1周いったら、もうタイヤが終わっていてタイムが出ませんでした。トムスの外国人も消えてしまって、ピットに帰る理由も亡くなりました。もう2レースしかなく、ここから挽回するのは厳しくて、最初の予選時点でもう厳しいのは分かっていたので、あしたは2レースともポールスタートだし、2連勝を決めて気持ちよく終われればいいかなと思います」
■Nクラス
優勝 千代勝正(NDDP)
f3_r14_r_pc_chiyo  「ポールからスタートがうまく決まって1コーナーに入ったんですが、Cクラスのマシュー選手がアウトから並ぶ感じで、無理してもしかたがないので抜かれてしまいました。ペースは自分の方が速かったので、前半飛ばして第16戦のポールを取りたかったのですが、10周くらい引っかかっていて、マシュー選手がペナルティでピットインしたので、その後は、プッシュしてタイムを縮め、グリッドをいい位置に着けたかったんですが、タイヤのおいしいところでアタックできなかったので、17秒0しか出せなくて、日曜日は4番手ですし、あしたのことを考えるとまだまだ安心できないなという気持ちです。もう2レースしかないのであしたも野尻選手が前の方にいっているので、レースで勝つしかないですね。決勝のクルマは良かったので、この調子であしたもがんばりたいと思います」
決勝2位 中山雄一(トムス)
f3_r14_r_pc_nakayama  「スタートはCクラスをはさんで3番手で、野尻選手をパスすることができて、1周目はペースが良かったので、千代選手に絡めるかなと思ったんですけど、そこまではいけませんでした。予選から路面が変わってタイムが全然出なくなって、タイヤがいいところで全然タイムが出なくて、後半は千代選手に置いて行かれてしまったんですが、そこまで悪くなかったので、あしたもいい結果を残したいと思います。あしたは野尻選手の前でゴールしないことにはポイントも縮まらないし抜くこともできないので、あしたのレースは2つともいい結果を残せるようにそれだけ考えて行こうと思っています」
決勝3位 ギャリー・トンプソン(KCMG)
f3_r14_r_pc_thompson  「いいレースでした。スタートも5位から始まって3位というのは、満足しています。今日の段階でチャンピオンの可能性はなくなりましたが、岡山の段階で、また前回の鈴鹿のキャンセルもあって、チャンピオンシップを取るということはないだろうと思っていました。自分のできることをするだけです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選記者会見 上位3名のコメント

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ポールポジション 大嶋和也(ルマン)
fn_r06_q_pc_oshima  「もてぎで速く走れず、なんとかしようとチームと相談して、かなりセッティングを変更して鈴鹿に行ったんですが、走ることができませんでした。SUGOに向けてルマンは去年の実績もあるし、去年の状態で行くかという話しもあったんですが、新しいセットで行こうということになりました。ちょっと不安もあったんですが、走り始めから調子が良くて、セッティングを変更しないまま予選まで行ってポールを取れたので、いいクルマを作ってくれたチームに感謝しています」
予選2位 アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r06_q_pc_lotterer  「フリー走行ではニュータイヤを使いませんでした。Q1で始めて使ったんですが、思ったより良くなくて、少しずつ調整してQ2はなんとかOKでしたが、完ぺきではありませんでした。Q3でも調整をしていい感じになりました。富士でも、もてぎでもそうなんですが、ポールポジションを逃したのできっとぼくは呪われているんだと思います。明日はいいポジションで、ライバルたちは後ろの方だし、その点ではいいアドバンテージを取れたと思います。でも、一番の的はいま隣にいる彼(大嶋)です」
予選3位 塚越広大(ダンディライアン)
fn_r06_q_pc_tsukakoshi  「午前中のセッションはクルマが良かったので、それを基に予選に臨みました。特に大きな問題はなく、自分がうまく乗れれば上位には行けると思ってたんですが、最終的にはもうちょっといい方法があったのかなと思います。最後は自分のアタックラップが終わった後にクルマの方から煙が出てきたので、走れれば帰ろうかなと思ったんですが、パワーもなくなったので、止めるしかありませんでした。3番手なのであしたは挽回できるようにがんばりたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第14戦SUGO決勝 Cクラスは山内英輝が独走優勝、Nクラスは千代勝正がポールトゥウイン!

 全日本F3選手権第14戦は24日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、18周を回ってCクラスは山内英輝(ハナシマ)が、Nクラスは千代勝正(NDDP)が優勝した。

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 決勝レースは15時35分にフォーメーションラップが始まる。スタートは、予選2位のリチャード・ブラッドレー(トムス)の出だしが良く、ポールシッターの山内英輝(ハナシマ)に並びかけるが、山内がこれを退けホールショットを奪って1コーナーを抜ける。

 今日の山内は絶好調。1周目には2位以下を1秒5離してコントロールラインを通過すると、その後も手綱を緩めることなく後続を引き離しにかかる。レース中盤の9周目には2位ブラッドレーとの差を5秒あまりと広げると、最終的には2位以下を10秒以上ちぎって独走優勝を飾った。

 安田裕信(スリーボンド)は3位でレースを始めたが、抜きあぐねていた2位のブラッドレーが14周目のハイポイントコーナーでコースアウトしたため2位に繰り上がり、この順位でレースを終えた。

 予選で総合11位と後方に沈んだ関口雄飛(B-MAX)は、怒濤の追い上げをみせる。1周目に総合の9位でコントロールラインに戻ってくると、2周目には同7位、4周目には同5位、5周目には同4位とジャンプアップ。7周目にはこのレースのファステストラップとなる1分15秒255を叩き出し、3位を走る安田を追うが、その差は5秒と大きい。結局、安田を捉えることはかなわず、ブラッドレーのコースアウトで3位に繰り上がりレースを終えることとなった。

 Nクラスはポールシッターの千代勝正(NDDP)がホールショットを奪う。2位に中山雄一(トムス)、3位にギャリー・トンプソン(KCMG)と続く。予選クラス2位でポイントリーダーの野尻智紀(HFDP)は4位と苦しい位置でレースをスタートすることとなった。

 クラストップの千代は前を走るCクラスのマシュー・ハウソン(KCMG)に詰まり、一時中山、トンプソン以下に迫られるが、ハウソンがジャンプスタートでドライビングスルーペナルティを受けピットインし、前が開けるとペースアップ。最終的にクラス2位の中山を4秒以上離して優勝を果たした。2位には中山が、3位にはトンプソンが入った。

 第15戦決勝は明日25日8時30分より25周で、つづいて第16戦最終戦は12時35分より同じく25周で争われる。

 Cクラス、Nクラスとも明日、ドライバーズチャンピオンが決定する。今シーズンの栄冠はどのドライバーの頭上に輝くことになるのだろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選 大嶋和也が自身2度目のポールポジションを獲得!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は24日、スポーツランドSUGOでノックアウト方式の公式予選を行い大嶋和也(ルマン)がポールポジションを獲得した。2位にはアンドレ・ロッテラー(トムス)が、3位には塚越広大(ダンディライアン)が入った。

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 午後になってもスポーツランドSUGOは秋晴れの快晴。最終コーナーから1コーナーに向けて心地よいフォローの風が吹いている。

 Q1は予定どおり1時20分より20分間で始まった。序盤、大嶋和也(ルマン)が1分8秒267でトップに着け、2位にはアンドレ・ロッテラー。しかし、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が3位に上がった直後の1コーナーでコースアウト。マシン回収のため赤旗が提示された。

 14時2分、残り12分5秒で予選は再開された。

 予選残り5分を切ったあたりで各マシンがニュータイヤを投入してアタックのためコースイン。まずは、石浦宏明(キグナス)が1分8秒213でトップ立つ。これを逆転したのは1分8秒140で伊沢拓也(ダンディライアン)。そして僚友の塚越広大(同)がこれを上回り、7秒台に入る1分7秒721でトップに。さらに最後に来たのが大嶋で1分7秒591。トップでQ1通過を果たした。2位には塚越が、3位には伊沢とダンディライアン勢が続いた。

 Q1でノックアウトされたのは、アレキサンドレ・インペラトーリ(KCMG)、アンドレア・カルダレッリ(コンドー)、嵯峨宏紀(ルボーセ)の3台で、予選順位13位以降が決定した。

 Q2はQ1から10分のインターバルをおいて7分間。まず、トップに立ったのアンドレ・ロッテラー(トムス)で1分7秒978といきなり7秒台に入れてきた。これを上回ったのが今回好調のダンディライアン勢の一角、伊沢。1分7秒634でトップに立つ。

 さらに石浦が1分7秒573でトップを奪うと、今回もこれを上回ってきたのが大嶋。1分7秒247を叩き出し、Q1に続きこのセッションもトップで締めくくった。2位には塚越が上がり、3位には石浦と続いた。

 このセッションでノックアウトされたのは、小林崇志(リアル)、平手晃平(インパル)、国本雄資(セルモ)、Q1でコースアウトし、オフィシャルの手を借りたためQ2に出走できなかったオリベイラがノータイムとなり、この4台。予選順位9位から12位が決定した。

 Q3がQ2から10分のインターバルをおいて始まる。ここでもロッテラーが最初にアタック。1分7秒247でトップに立つ。これを上回ったのがこの予選好調の大嶋で1分7秒125。ロッテラーもさらにタイムを伸ばすが1分7秒131と大嶋に1000分の6秒及ばず2位。

 ここで1分7秒346と3位のタイムを出した塚越がスローダウンして3コーナーアウトでマシンを止めたためこの予選2回目の赤旗が提示された。

 Q3は14時57分から残り2分で再開された。トップ勢は出走せず、コー水したのは中嶋一貴(トムス)、山本尚貴(無限)、小暮卓史(ナカジマ)の3台。赤旗時点で8位に着けていた山本が7位の中嶋一貴の前に出、逆転に成功した。

 この結果、ポールポジションは大嶋で自身2度目。2位にはポイントリーダーのロッテラーが入り、3位には塚越が続いた。

 ロッテラーとチャンピオンシップを争う中嶋一貴は8位、オリベイラは12位となり、この2人には厳しい予選となってしまった。

 決勝レースは明日25日、14時30分より68周で争われる。

 ※なお、予選終了後、山本が赤旗提示中に追い越しをしたため、7グリッド降格のペナルティ課されることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第14戦SUGO決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/24) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 14 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
15C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1822'54.448
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1810.096
350C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1812.386
423N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1831.561
537N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1835.896
620Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1836.907
78N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1838.250
822N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1840.841
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1845.952
106N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE181'08.501
1177N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE171 Lap 
1236Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE171 Lap 
131C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE171 Lap 
1419Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE162 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.50 関口雄飛(B-MAX) 1'15.225 (7/18) 177.272km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.22 佐々木大樹(NDDP)1'16.699 (4/18)
  • CarNo.19は、2011年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選総合結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.5911'07.2471'07.125
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.3461'07.7371'07.131
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.7211'07.5151'07.246
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'08.2131'07.5731'07.313
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.1401'07.6341'07.330
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'08.1941'07.7171'07.927
7*16山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.4751'08.1701'07.999
837中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.6491'08.1061'08.120
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.2351'08.238
102平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.4431'08.265
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6441'08.402
121ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.411Absence
1318アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'08.711
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.750
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.010
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.547
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.16は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗提示後の追越し)により、予選結果より7グリッド降格のペナルティを課す。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.125--198.66
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.1310.0060.006198.65
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.2460.1210.115198.31
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.3130.1880.067198.11
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.3300.2050.017198.06
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'07.9270.8020.597196.32
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'07.9990.8740.072196.11
837中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.1200.9950.121195.76
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.247--198.30
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.5150.2680.268197.52
38石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.5730.3260.058197.35
440伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.6340.3870.061197.17
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'07.7170.4700.083196.93
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.7370.4900.020196.87
737中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.1060.8590.369195.80
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.1700.9230.064195.62
---- 以上Q3進出 ----
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.2380.9910.068195.42
102平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.2651.0180.027195.35
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.4021.1550.137194.96
121ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8KAbsence---
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.591--197.29
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.7210.1300.130196.92
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.1400.5490.419195.70
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'08.1940.6030.054195.55
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'08.2130.6220.019195.50
610小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.2350.6440.022195.43
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.3460.7550.111195.11
81ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.4110.8200.065194.93
92平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.4430.8520.032194.84
1016山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.4750.8840.032194.75
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6441.0530.169194.27
1237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.6491.0580.005194.25
---- 以上Q2進出 ----
1318アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'08.7111.1200.062194.08
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.7501.1590.039193.97
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.0101.4190.260193.24
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.5471.9560.537191.75
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'12.3224.7312.775184.39
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選 Cクラスは関口雄飛が、Nクラスは野尻智紀がポールポジション!

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 全日本F3選手権第15戦は24日、スポーツランドSUGOで公式予選を行いCクラスは関口雄飛(B-MAX)が、Nクラスは野尻智紀(HFDP)がポールポジションを獲得した。

 第15戦公式予選は、第14戦が赤旗で中断されたため、12時16分から10分間で争われた。前の予選でコースアウトした蒲生尚弥(トムス)とフロントウィングが脱落するというトラブルに見舞われた三浦和樹(HFDP)は出走できず12台での争いとなった。

 ここでは関口雄飛(B-MAX)が逆襲。1分14秒954とただ1人14秒台に入りポールポジションを獲得。2位には山内英輝(ハナシマ)が入り、関口とチャンピオンシップを争っている安田裕信(スリーボンド)は3位とやや出遅れた。

 Nクラスは、野尻智紀(HDFP)が1分16秒448でクラスポールポジション。クラス2位にはCクラスのマシュー・ハウソン(KCMG)をはさんで、野尻とチャンピンシップを争っている中山雄一(トムス)、クラス3位は千代勝正(NDDP)となった。

 第14戦決勝は明日24日、8時30分より25周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第14戦公式予選 Cクラスは山内英輝が、Nクラスは千代勝正がポールポジション!

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 全日本F3選手権第14戦は24日、スポーツランドSUGOで公式予選を行いCクラスは山内英輝(ハナシマ)が、Nクラスはが千代勝正(NDDP)ポールポジションを獲得した。

 第14戦公式予選は11時45分から10分間。SUGO上空には雲が増えてきたが、日差しも強くなりさわやかな気候となってきた。

 予選は大混乱。各マシンまだ本格アタックを始めていなかった開始6分あたり、蒲生尚弥(トムス)がS字でコースアウト。このためマシン回収のため赤旗が提示され予選は中断されることとなった。

予選は12時3分から残り3分間で再開され、各マシン1ラップでのタイムアタックとなる。

 ここでトップタイムを記録したのは今大会からレースアニメのカピタがスポンサーに付いたCクラスの山内英輝(ハナシマ)。1分15秒300を叩き出しポールポジションを決めた。2位には安田裕信(スリーボンド)が、3位はリチャード・ブラッドレー(トムス)が入った。

 安田とチャンピオンシップを争っている関口雄飛(B-MAX)は、なんと総合11位、Cクラス5位と下位に沈んでしまった。

 Nクラスは再開後、野尻智紀(HFDP)がトップに立ったが、これを千代勝正(NDDP)が1分16秒600で逆転しクラスポールポジションを決めた。クラス2位には野尻が、同3位には中山雄一(トムス)が入った。

 第14戦決勝は本日24日、15時25分より14周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第15戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/24) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 15 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'14.954--177.91
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.0750.1210.121177.63
312C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'15.5800.6260.505176.44
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.6430.6890.063176.29
58N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'16.4481.4940.805174.44
619Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'16.5241.5700.076174.26
737N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1'16.5441.5900.020174.22
823N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'16.5491.5950.005174.21
922N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'16.5771.6230.028174.14
1020Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'16.6801.7260.103173.91
116N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE1'17.9382.9841.258171.10
1277N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'18.8203.8660.882169.19
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'22.7237.7693.903161.20
-1C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FEAbsence---
-7N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GEAbsence---

Japanese F3

JF3:第14戦SUGO公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2011/9/24) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 14 スポーツランドSUGO 3.704256 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
15C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'15.300--177.10
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1'15.7560.4560.456176.03
336Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'16.0360.7360.280175.38
423N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'16.6001.3000.564174.09
519Cマシュー・ハウソンSGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'16.9491.6490.349173.30
68N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'16.9911.6910.042173.21
737N中山 雄一TDP SPIRIT F306DALLARA F3063S-GE1'17.0141.7140.023173.15
822N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'17.0771.7770.063173.01
920Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'17.1071.8070.030172.95
106N小泉 洋史ハッピーチョコレートF306DALLARA F3063S-GE1'17.8742.5740.767171.24
1150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'18.5083.2080.634169.86
121C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'19.2543.9540.746168.26
1377N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'20.6825.3821.428165.28
147N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'22.4527.1521.770161.73
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'23.2677.9670.815160.15

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行1回目 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)がトップタイム!

 全日本フォーミュラ・ニッポン第6戦が24日、スポーツランドSUGOで開幕。9時から1時間にわたって行われたフリー走行では、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)がトップタイムを記録した。

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 仙台地方は朝から快晴、雲もほとんどない好天の秋晴れのなか9時より1時間のフリー走行が行われた。気温は17度。

 開始15分過ぎ、まずはポイントリーダーのアンドレ・ロッテラー(トムス)が1分8秒779でトップタイムを出し、フリー走行をリード。2位には塚越広大(ダンディライアン)、3位に石浦宏明(キグナス)、4位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)と続きここまでが1分8秒台。

 開始25分過ぎ、オリベイラが1分8秒250でトップに上がってきた。ロッテラーもタイムを1分8秒291まで詰めたが2位に落ちる。3位に塚越で、4位に小暮卓史(ナカジマ)が上がる。

 フリー走行も余すところ20分あまり。ここで塚越が1分8秒116を出しトップに躍り出る。2位オリベイラ、3位にロッテラー。

 予選終了まで残り4分あまり。ここでピットインしていたマシンが続々とコースイン。予選に向けたシミュレーションが始まる。まずは、ロッテラーが1分8秒071でトップに立つと、石浦が1分7秒404がトップを逆転。さらに、大嶋和也(ルマン)が来た。1分7秒389。しかし、塚越が1分7秒188で再びトップに浮上。ここでチェッカー。トップ争いはまだまだ終わらない。最終的にはオリベイラが1分7秒143と僅差で塚越を逆転して、トップに立ちフリー走行を締めくくった。

 ポイントリーダーのロッテラーは6位、同ポイントでチャンピオンを争う中嶋一貴(トムス)は10位と振るわなかった。

 公式予選は本日24日、13時40分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行1回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.143--198.61
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.1880.0450.045198.48
37大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.3990.2560.211197.86
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.4040.2610.005197.84
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'07.7630.6200.359196.79
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0710.9280.308195.90
72平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.1501.0070.079195.68
840伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.3541.2110.204195.09
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.3791.2360.025195.02
1037中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.5881.4450.209194.43
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6061.4630.018194.38
1210小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.6231.4800.017194.33
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.2122.0690.589192.67
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'09.3122.1690.100192.40
1518アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'09.6462.5030.334191.47
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.7012.5580.055191.32
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.8434.7002.142185.62
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

Japanese F3

JF3:第14-16戦SUGO 山内英輝がcapetaカラーで走行! (PLANEX Hanashima Racing)

全日本F3 Rd14 & Rd15 & Rd.16菅生ラウンドで山内英輝が"capeta(カペタ)"カラーで走行!

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社では、月刊少年マガジン(講談社 刊)で連載中の曽田正人氏のレース漫画『capeta』で、主人公カペタがドライブするダラーラF308の1/43スケールミニチュアカーを2011年12月末に発売いたします。それを記念して9月24日から25日にかけてスポーツランドSUGOで開催される全日本F3選手権Rd14 & Rd15 & Rd.16でPLANEXハナシマ・レーシング山内英輝選手のマシーンを『capeta』カラーにスペシャルペイントして出場する事になりました。応援よろしくお願いします。

山内英輝選手のコメント
 今回、曽田先生の『capeta』の熱烈なファンとして、最終戦を『capeta』カラーで走る事ができて嬉しく思います。これをきっかけに全日本F3選手権が盛り上がり、多くの子供たちがレースに興味を持ってくれれば良いと思っています。菅生では、逆転タイトル奪取に向けチーム一丸となって頑張ります。どうぞ応援よろしくお願いします!

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©2011/曽田正人・講談社

PLANEX ハナシマ レーシング プレスリリース

SUPER GT

SGT:第6戦富士 今季初登場のRn-sports JIMGAINER F430は22位 (JIMGAINER)

  • FUJI GT 250km RACE
  • Rn-sports JIMGAINER F430
  • 観客動員数:予選日15,800人・決勝日:27,800人
  • 予選:16位・決勝:22位
  • Dr:Masayuki UEDA / Masataka KAWAGUCHI

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  • 2011年9月10日(Sat)
  • 9:15~11:00 FREE PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:26℃ 路面温度:32℃
  • 13:00~13:35 FIRST QUALIFYING PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:34℃ 路面温度:43℃
  • 14:45~ SUPER LAP QUALIFYING 天気:FINE 路面状況:Dry 気温:31℃ 路面温度:41℃

 2011年シリーズもこの富士戦を入れて残り3戦となりました。今回から10号車も参戦が決まり、2台体制でJIMGAINERは戦って参ります。マシンは昨年11号車で1年間使用し、JAFグランプリでも優勝を果たしたFIA-GT2のF430になります。

 10号車に乗車するのは、2009年度JIMGAINERから参戦しておりました植田正幸、川口正敬が再度ペアを組み、S耐同様プロに挑戦して参ります。11号車とともに最終戦まで応援宜しくお願いいたします。

 天候に恵まれた予選日。気温もぐんぐんとあがり、練習走行開始から終了までに30℃を超えていた。まず植田正幸から久しぶりのGT車両に慣れることとを基本に周回をこなす。

 先月末に岡山で初めてF430で練習走行を行っていたので、すぐに感覚を取り戻し、1分46秒台で走行。ある程度セットアップを行ってから、川口正敬と交代。

 再び予選シミュレーションを行うため植田と交代。しかしベストを計測した次の周に他車と接触。右後ろを破損。予選までにメカニックが懸命の修復を行い、予選に間に合うことが出来た。

 まず混走は川口から予選を開始した。川口は基準タイムをクリアするのがまず目的。しかし計測1周目に1分47秒台、2周目には1分46秒198と楽々とクリア。続いて植田もマシンチェックしながら、基準タイムをクリアしていく。計測2周目には今回初の1分45秒台で混走時間を消化。

 続いて300クラスの専有予選が10分間で行われ、植田がアタックしていく。計測1周目、2周目と徐々にタイムアップしていく。

 計測3周目のセクター1もベスト、セクター2もベストを計測していたが、痛恨のスピン。10分間の予選はあっという間に終わり、混走時間に出したタイムが予選タイムとなり、明日は20番手のポジションからの決勝スタートとになった。

Masayuki UEDA Comment
 予選1回目はセットがハマって、フレッシュのタイヤではベスト10に残る予定でしたが、アタック中にスピンをしてしまいました。マシン自体はベスト10に入れるくらいのポテンシャルはあったので、決勝は淡々と前を狙っていきます。
Masataka KAWAGUCHI Comment
 取り敢えず気をつけてるのは500です。今日は500クラスのマシンとは当たらない事を1番に考えて走りました。500クラスに当たらないことばかり気にしすぎて、スピンしてしまい、エンジンも掛かりにくかったので一瞬ヒヤッとしました。岡山で練習走行したときより、シフトが入りづらくアンダーも強くて戸惑いましたが、予選では劇的に変わってくれたので安心しました。ただやっぱり細かい部分で気になるところはまだあるけど、わかってきたことも何点かあるのでそれが出来れば、明日の決勝は10番手以内にはいける感じはします。
  • 2011年9月11日(sun)
  • 8:20~8:50 FREE PRACTICE / 9:00~9:15 CIRCUIT SAFARI 天気:RAIN 路面状況:WET 気温:23℃ 路面温度:25℃
  • 14:00~: FINAL 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:29℃ 路面温度:39℃

gt_r06_jg_10_02.jpg  朝のフリー走行は突然の雨から始まった。植田がマシンに乗り込み、フリー走行の開始を待っていると、突然に雨がコースを濡らし始める。路面が一気にウエットとなり、ウエット宣言も出されたが、ドライタイヤのまま走行を開始。しかし、雨も強くなり、2周し植田はピットへ。決勝の予報は晴れだったためと、あちこちでコースアウトする車両があったため、走行はこれで終了とした。

 決勝は予想通り晴れて、雨上がりのためかなり蒸し暑い。スタートを担当するのは植田。渋滞の中1周目は18番手で通過。しかしNo.74カローラにパスされ19番手に。しかしまた抜き返し18番手に。No.74とはこのあと何周かにわったってバトルを展開。16周目に17番手に上がってからは順位を上げていく。他車のルーティーンピットもあり、26周目には9番手のポジションで川口と交代した。

 川口のペースも悪くなく、1分47秒台をコンスタントに刻む。しかし、植田がピットインの際にピットロードの速度違反を犯し、川口がドライブスルーペナルティーを受けることに。この時点で19位に後退。

 しかし前を行くNo.5とは1周2~3秒以上川口の方が速いラップタイムを刻み、22秒あった差もみるみるうちに縮まり、48周目には1.5秒差まで追い詰めてきた。最終ラップには必ず抜けると確信し、川口も最終コーナーに焦点を合わせていた時だった。最終ラップの第3セクターで、500クラスの1位、2位が後方に追いつく。13コーナーまででこの2台をパスさせたが、プリウスコーナーで#5号車に詰まった500のマシンがスローダウンし急にイン側に進路変更してきた。イン側を走行していた川口はこれを避けきれず、500クラスのマシンと接触してしまう。その為#5号車を最終コーナーで抜くことも叶わず、18番手でチェッカーを受けた。

 最後の最後で500クラスと接触したことにより、後味の悪い初戦となってしまったが次戦はより一層の注意を払いレースに臨まなければならない。

Masayuki UEDA Comment
 予選を失敗したので、何とか1台でも多くパスすることを考え、前半からプッシュしていました。フレッシュタイヤとのマッチングが良くなくて、アンダーステアが出てましたが、もう少しペースを安定させて走らないと、10番手というには見えませんね。ただ10番手以内を走るポテンシャルがある車なので、残り2戦で何とか沢山のポイントをゲット出来るようにします。
Masataka KAWAGUCHI Comment
 結構自分では良いペースで走れていたと思います。前を行くマッハ号も絶対抜けると信じて最終ラップに入りました。最後の接触でペナルティを受けましたが、僕自身避けることが出来ませんでした。500クラスと当たっては元も子もないので、次戦はもっと500クラスに気を付けて、良いポジションでチェッカーを受けたいですね。
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT:第6戦富士 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC、200kgのウェイトハンディで大苦戦 (JIMGAINER)

  • FUJI GT 250km RACE
  • JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC
  • 観客動員数:予選日15,800人・決勝日:27,800人
  • 予選:16位・決勝:22位
  • Dr:Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA

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  • 2011年9月10日(Sat)
  • 9:15~11:00 FREE PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:26℃ 路面温度:32℃
  • 13:00~13:35 FIRST QUALIFYING PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:34℃ 路面温度:43℃
  • 14:45~ SUPER LAP QUALIFYING 天気:FINE 路面状況:Dry 気温:31℃ 路面温度:41℃

 2011年シリーズもこの富士戦を入れて残り3戦となりました。ポイントX2のハンディウエイトが最後となる第6戦富士。ハンディウエイトの上限100kgを積み、性能調整の100kgを合わせると200kgのウエイトを積むため、苦しい戦いが強いられることは必死。しかし毎戦全力で戦うことに変わりはない。

 今回からは昨年11号車として使用していた、FIA-GT2車両のF430が10号車として参戦。2009年にF360で参戦していた、植田正幸、川口正敬組で残り3戦を2台体制で戦って参ります。

 天候に恵まれた予選日。気温もぐんぐんとあがり、練習走行開始から終了までに30℃を超えていた。

 まず田中哲也からコースへ。やはり重量の為かストレートは全く伸びず、参加車両中一番ストレートが遅い車両になっていた。第2戦富士とはマシンの動きも全く異なり、458も各部品から悲鳴があがる。アンダーもかなりきつく、セットアップにも時間をかける。残り40分を残して平中克幸へ。やはりアンダーはなかなか消えないようで、あっという間に1時間45分の走行は終了した。

 午後からの予選も34℃となり、9月の富士としては非常に珍しく、蒸し暑い中での予選開始となった。まず平中が予選基準タイムをクリアし3周計測でピットへ。田中が今回はスーパーラップを担当する。混走時間にやはり同じように基準タイムをクリアし、300クラスの専有に臨んだ。

 300クラスのボードが出されると同時のコースへ。周回毎にタイムを縮めていくが、暫定トップのNo.4 BMW Z4が出した1分43秒659のタイムには到底及ばず、スーパーラップ予選が行われているサーキットで初めてスーパーラップに進むことが出来ず、1分45秒168のタイムで予選16番手が確定した。

Tetsuya TANAKA Comment
 言葉がありません。これ以上のタイムで走ることは不可能です。性能調整がこれほどまでに厳しいと、レースになりませんね。明日も全力で臨みますが、かなり厳しいですね。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 今回は100kg積んでますし、辛い予選になるだろうと思っていましたが、その通りの結果になってしまいました。僕らは今僕らが出来ることをやるだけなので、明日に向けて頑張りたいです。
  • 2011年9月11日(sun)
  • 8:20~8:50 FREE PRACTICE / 9:00~9:15 CIRCUIT SAFARI 天気:RAIN 路面状況:WET 気温:23℃ 路面温度:25℃
  • 14:00~: FINAL 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:29℃ 路面温度:39℃

gt_r06_jg_11_02.jpg  朝のフリー走行は突然の雨から始まった。田中がマシンに乗り込み、フリー走行の開始を待っていると、突然に雨がコースを濡らし始める。路面が一気にウエットとなり、ウエット宣言も出されたため、インターのタイヤを履いてコースへ。昨日と同じようにアンダーが気になるようだ。4周計測後ピットシュミレーションを兼ねて平中と交代。やりコメントは同じで、アンダーステアが気になるようだ。サーキットサファリで車高調整を行い、決勝に向けての走行は終了した。

 今年最高重量1445kgの決勝レースが始まった。スタートを担当するのは田中。スタート直後は13番手までポジションを上げるが、ストレートの速いマシンに抜かれ2周目には15番手に、3周目には16番手とスタートのポジションまで後退。さすがにこの重量でのレースは、マシンにとってもドライバーにとっても過酷なものとなっている。

 前を行くNo.15ポルシェと一進一退の攻防を繰り返していたが、それ以上に順位を上げることが出来ず15番手、16番手を走行。予定通りの16周目に田中から平中に変わり、ベストなピット作業で458をコースへ送り出す。

 平中は1分46秒台から47秒台前半のペースで安定して走行を続けるが、トップを快走するNo.4は1分45秒~46秒台で周回を重ねており、この順位から追い上げる事は非常に難しい状況になっていた。

 全車がルーティーンのピットが終わった時点で13番手を走行。後方からくる車両との差は1秒以内で、バトルを繰り返していた矢先の42周目の最終コーナーで接触され、左後ろのタイヤがバースト。43周目のストレートエンドでマシンを止めることになってしまった。

 チェッカーを受けることは出来なかったが、周回数が完走扱いとなり、22番手でレースを終えた。

Tetsuya TANAKA Comment
 今日に関しては性能調整が利きすぎるほど効いたと思います。順位もダメだったし、良いところもなかったので、今回で悪いところが全部出て、気持ちを切り替えて次のレースは頑張れるようにしたいですね。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 自分たちの出来ることは出来たと思います。運悪く接触され、タイヤがバーストしてしまいノーポイントで終わってしまいましたが、ただどこの車と比べても4号車が速すぎるので、それが何とかならない限りどうにも出来ないですね。後2戦自分たちの出来ることを100%の力でやるだけです。
Yosuke FUKUDA Engineer Comment
 僕らの出来ることはチームも、ドライバーもタイヤメーカーさんも120%果たしたと思っています。ただ、現在の性能調整下ではこれが限界です。ポイントウエイトだけでも半減する次戦オートポリスでは、何とか上位争いに加わり、全員全力一丸となって120%で駄目なら200%の力を出し、チャンピオンに向けて頑張るだけです。
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT:第6戦富士 立川/平手組のLEXUS SC430が念願の初勝利! (TOYOTA)

GT300クラスでは折目/インペラトーリ組LEXUS IS350が2位
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今季初勝利を喜ぶZENT CERUMO SC430 38号車の
立川祐路(左)とTDPドライバーの平手晃平(右)

 SUPER GT第6戦「FUJI GT 250km RACE」が9月10日(土)、11日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 富士でのSUPER GTは、実質的な開幕戦となった第2戦以来今季2度目の開催。全8戦で戦われるシーズンも後半戦へ突入したが、今季未勝利のレクサス勢は、ホームサーキットである富士での逆襲を誓っての参戦となった。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 今大会の予選は、予選1回目の上位10台が、1台ずつアタックするスーパーラップ方式。10日(土)午前中に行われた公式練習から上位を占めたレクサス勢は、予選一回目でも速さを見せ、WedsSport ADVAN SC430 19号車が惜しくも14番手となったものの、残り5台がスーパーラップへ進出。

 午後3時20分から行われたスーパーラップでは、レクサス勢の先陣を切ってアンドレ・ロッテラーがアタックしたPETRONAS TOM'S SC430 36号車がトップタイムをマークすると、その後TDPドライバーの大嶋和也がアタックを担当したENEOS SUSTINA SC430 6号車がこれを上回るタイムをマーク。

 続いてアタックした脇阪寿一のD'STATION KeePer SC430 35号車は大嶋のタイムを上回ることはできなかったが、その後、TDPドライバー平手晃平のZENT CERUMO SC430 38号車、そして最後のアタックとなったTDPドライバー石浦宏明が駆るDENSO SARD SC430 39号車と次々とタイムを更新。石浦は第2戦富士に続く、今季2度目のポールポジションを獲得。レクサス勢は予選でトップ5を占め、決勝での活躍に期待が高まった。

 GT300クラスでは、ストレートの長い富士で、大排気量の海外車両を相手に、レクサス/トヨタ勢は苦戦。唯一スーパーラップに進出したSG CHANGI IS350 14号車が8番手。ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車が19番手、COROLLA Axio apr GT 74号車は22番手と後方からの追い上げを強いられることとなった。

◆決勝◆

 11日(日)朝のフリー走行は降雨に見舞われウェットコンディションとなったが、まもなく太陽が顔を覗かせ、決勝レースは完全なドライコンディションで争われることとなった。

 東日本大震災よりちょうど半年となるこの日、レース前のセレモニーで黙祷が捧げられた後、午後2時に55周で競われる決勝レースのスタートが切られた。

 スタート直後から序盤戦は、上位勢に大きな順位の変動は無し。ポールポジションの39号車石浦を、2番手スタートの38号車平手が追い、TDPドライバー同士の首位争いとなったが、逆転には至らず。序盤はLEXUS勢がトップ5を維持してレースが進行した。

 20周を過ぎたあたりから、ドライバー交代を含めたピット作業がスタート。31周目に全車がピットを終えた時点で、石浦からTDPドライバーのチームメイト、井口卓人へと交代した39号車が首位をキープ。これを、ベテラン立川祐路がステアリングを受けた38号車が2位で追った。

 スタートドライバーのロッテラーからドライバー交代し、TDPドライバーの中嶋一貴が後半を担当した36号車は3位につけていたが、タイヤの摩耗が厳しい中で後続からの猛追をしのぎきれず5位に後退。その後もタイヤに苦しみながらのの走行を続けたが、49周目に突然のタイヤバーストに見舞われ、ピット入り口でクラッシュ。惜しくもレースを終えることとなってしまった。

 一方、逃げる井口の39号車と、追う立川の38号車によるバトルは白熱。残り5周を切って、それまで2秒近くあった差を一気に詰めた38号車は、残り3周の1コーナーで並びかけると、見事なパッシングを見せて39号車をかわし、首位に浮上。

 39号車の井口も諦めることなく、最後まで38号車を追ったが、ファイナルラップにGT300クラス車両との接触に見舞われ、痛恨のスピン。エンジン再始動に手間取り、大きく順位を落としてしまった。

 結局、逃げ切った38号車がトップでチェッカー。平手にとってGT500クラス参戦3年目にして初の勝利であり、立川にとっても2年半ぶりとなる勝利を飾った。LEXUS SC430は念願の今季初勝利。スピンで後退した39号車が8位。35号車が9位。6号車が10位に入った。

 GT300クラスでは、8番手スタートの14号車が健闘を見せ、見事2位でフィニッシュ。表彰台を獲得した。

ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 立川祐路:
 今回チームとTRDが勝つことのできるクルマを用意してくれ、勝てる感触があった。ホームコースの富士であり、前回のレースからエンジンも速くなっているなど、条件的に揃っており、ここで勝たなければ!という心境だった。39号車も速かったので、どうなるかわからなかったが、ワンチャンスをものにして優勝に導くことができた。平手選手が予選を担当して、完璧にレース前半をこなしてくれていたので、最後は自分が行かなければと思っていたし、結果を出すことができ、とても満足だ。
ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 平手晃平:
 タイヤについては安全策を取りミディアムでスタートしたので、ミシュランタイヤの出方を見ながらペースを考えていた。(ミシュランタイヤの)石浦選手も同じペース配分で、限界で走っていたので、僕の仕事はとにかくトップから離されずに、立川選手に繋ぐことだった。彼に繋げばトップに立ってくれると思っていたので、自分としてもいい仕事ができたと思う。GT500クラスに参戦して2年半。長かったがやっと優勝を果たすことができ、とても嬉しい。
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー 折目遼:
 (ストレートの速い)外車勢に囲まれ、とても厳しいレースになることを予想していたが、自分のスティントで4番手までポジションを上げることができた。ピットストップで順位を上げられることは想定できていたので、表彰台圏内に入るのは可能だと考えていた。二人共に狙い通りに走ることができたベストレースだったと思う。次戦オートポリスでは、更に上の優勝を目指し、シリーズタイトル争いに絡めるよう頑張りたい。
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー アレキサンドレ・インペラトーリ:
 今日のレースは、後半のスティントを担当し、当初早めのピットインを予定していたが、レースの流れ的に、ちょうど半分のところで折目選手から受け継ぐことになった。前を行く紫電(2号車)と10秒ほどギャップがあったが、我々の方が速く、逆転できた。その後もハードにプッシュした甲斐があって、2位フィニッシュを果たせたのはとても嬉しい。
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が今シーズン3度目の3位表彰台を獲得 (HONDA)

ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は逆転タイトル獲得に望みをつなぐ4位入賞
  • 2011年9月11日(日)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  周回数:55周  天候:曇りのち晴れ   気温:29℃(14:00現在)  路面温度:39℃(14:00現在)  コースコンディション:ドライ  観客:2万7800人(主催者発表)

 9月11日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT 250km RACE」の決勝レースが行われました。

gt110911002L.jpg  今年のSUPER GTは全戦が東日本大震災復興支援大会と位置づけられていますが、震災からちょうど半年を迎えたこの日は、決勝レースのスタート前に犠牲者の方々に黙とうが捧げられ、観客のみなさんや関係者は悲しみを噛みしめるとともに復興への決意を新たにしました。

 10日(土)に行われた予選の結果、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が6番手、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は8番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は9番手、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は10番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は15番手からのスタートとなります。

 好天に恵まれた昨日とはうって変わって、決勝日は朝からあいにくの雨模様となり、午前中に行われたフリー走行はウエットコンディションとなりました。そのフリー走行では、#32 EPSON HSV-010が好調な走りを見せてトップタイムをマーク。#100 RAYBRIG HSV-010は6番手タイム、#1 ウイダー HSV-010は11番手タイム、#17 KEIHIN HSV-010は14番手タイム、#8 ARTA HSV-010は15番手タイムをそれぞれ記録しました。

 心配された雨は昼前に上がり、時折り薄日が差し込むほどまで天候は回復。コースはドライコンディションとなって決勝レースが行われました。

 Honda勢のスタートドライバーは#8 ARTA HSV-010は武藤選手、#1 ウイダー HSV-010がデュバル選手、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手、#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手が務めます。

 午後2時、GT500クラスにエントリーする15台のマシンはセーフティカーに先導されてフォーメーションラップを開始。そして1周を走り終えたところでグリーンランプが点灯し、55周で競われる決勝レースが幕を開けました。

 5台のHSV-010 GTは予選順位を守ったままオープニングラップを終えます。#1 ウイダー HSV-010は、タイトル争いを繰り広げるライバルの直後につけ、攻略のチャンスをうかがいますが、GT500クラスの集団の中に呑み込まれて身動きがとれず、2台の戦いはしばらくこう着状態となります。ところが、14周目の1コーナーで前述のライバルが他のマシンと接触して失速したため、#1 ウイダー HSV-010は6番手に浮上。同様に#8 ARTA HSV-010は5番手、#17 KEIHIN HSV-010も9番手となりました。しかし、#8 ARTA HSV-010は5番手へと順位を上げた同じ14周目にコカコーラ・コーナーでコースアウトを喫したため、最下位となります。これはステアリング系のトラブルが原因で、コースに復帰してスロー走行をしながらピットに戻り、問題を起こした部品の交換を行います。この影響で#8 ARTA HSV-010は周回遅れとなりました。

 また、最後尾グリッドからスタートした#100 RAYBRIG HSV-010はレース序盤から好調で、16周目には10番手まで浮上します。これとは対照的に、#32 EPSON HSV-010は装着したタイヤがコースコンディションとマッチしなかったためにペースが伸び悩み、同じ16周目には14番手へと後退しました。

 20周目に入ると給油とタイヤ交換のためにピットストップを行うマシンが出てきます。Honda勢では21周目終了の時点でピットストップを行った#17 KEIHIN HSV-010がいちばん早く、給油、タイヤ交換に加えて金石選手から塚越選手へのドライバー交代をしました。続いてピットストップを行ったのは24周目の#1 ウイダー HSV-010。さらに#100 RAYBRIG HSV-010は25周目、#32 EPSON HSV-010は29周目、#8 ARTA HSV-010は33周目にピットストップを行い、いずれも給油、タイヤ交換、ドライバー交代を実施しました。GT500クラスの全車がピットストップを終えた34周目の段階で、デュバル選手の乗る#1 ウイダー HSV-010は5位、塚越選手の乗る#17 KEIHIN HSV-010は6位、山本選手の乗る#100 RAYBRIG HSV-010は10位、中山選手の乗る#32 EPSON HSV-010は14位、小林選手の乗る#8 ARTA HSV-010は15位となっていました。

 レース後半に入ると、5台のHSV-010 GTは巻き返しを期して追い上げを図ります。まず、#17 KEIHIN HSV-010は37周目に#1 ウイダー HSV-010をパスして5位、40周目にはライバルの1台を追い抜いて4位へと駒を進めます。一方、いったんは6位となった#1 ウイダー HSV-010も41周目にはライバルを攻略して5位に返り咲きました。#100 RAYBRIG HSV-010も37周目に1つ順位を上げて9位となります。

 勢いに乗る#17 KEIHIN HSV-010は3番手を走るライバルに激しいアタックを仕掛けます。#17 KEIHIN HSV-010を駆る塚越選手は何度もライバルに並びかけ、ときにはわずかに先行することもありましたが、ライバルの厳しい防戦に阻まれて順位を上げることができません。2台の戦いは最終ラップまで続きましたが、2位を走行していた1台がフィニッシュ直前にスピンを喫して遅れたため、#17 KEIHIN HSV-010は3位に浮上。第1戦岡山、第3戦セパンに続く今シーズン3度目の表彰台を手に入れました。

 #17 KEIHIN HSV-010に続く5位を走行していた#1 ウイダー HSV-010もシリーズタイトル争いにとって貴重な4位フィニッシュを果たしました。

 47周目まで9位につけていた#100 RAYBRIG HSV-010はレース終盤に向けて尻上がりに調子を上げていき、48周目から50周目までの間に3台のライバルを立て続けに攻略、6位へと躍進し、最後は5位でチェッカーフラッグを受けました。#32 EPSON HSV-010も48周目に1台を追い抜くなど、レース後半は復調して12位完走を果たしました。なお、ステアリング系のトラブルが最後まで解消できなかった#8 ARTA HSV-010はトップから4周遅れの14位でフィニッシュしました。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門では#1 ウイダー HSV-010に乗る小暮選手とデュバル選手が8ポイントを上乗せして52点とし、ポイントリーダーとのギャップを4点詰めて8点差としました。#17 KEIHIN HSV-010の金石選手と塚越選手は41点で4位、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手と山本選手は29点で8位、#32 EPSON HSV-010の道上選手と中山選手は12点で13位、#8 ARTA HSV-010の武藤選手と小林選手は7点で15位となっています。一方のチーム部門では、#1 ウイダー HSV-010を走らせるウイダー ホンダ レーシングがトップと12ポイント差の65点で2位につけており、2年連続のダブルタイトル獲得に向けて着実にポイント差を縮め、残り2戦を迎えます。

 SUPER GT第7戦は10月1~2日に大分県のオートポリスで開催されます。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「昨日の予選結果を考えれば、まずまず満足できる成績だと思います。#1 ウイダー HSV-010に乗るデュバル選手がいいペースで前半を走りきったのに続き、ピットクルーががんばってくれたおかげでほかのチームよりも3秒近く早い23秒でピット作業を終えることができました。さらに、そのあとを受け持った小暮選手が追い上げて4位入賞を果たしました。決してベストなリザルトとはいえませんが、全員が最大限の努力を尽くした結果だと受け止めています。また、ポイントリーダーとのギャップを詰め、タイトル防衛に望みをつなげられたこともよかったと思います。#17 KEIHIN HSV-010では後半を担当した塚越選手の奮闘が印象的でした。ライバルを攻略できなかったのは残念でしたが、激しいバトルを繰り広げながらも落ち着いてレースを走りきり、11点を獲得してくれました。ドライバーとしての成長ぶりを感じさせるレースでした。残る2戦は、いずれもHSV-010 GTに有利なコースでの開催です。チームとドライバーが一体となって取り組み、総合力を発揮して逆転タイトルの獲得を目指します。引き続きご声援をよろしくお願い申し上げます」
金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「予選の順位(10番手)から考えると、3位入賞は結果的によかったのではないかと思います。レース序盤から攻めていこうと思ったのですが、ほかのマシンも状態がよかったので、ピットと相談して早めに塚越選手と交代する作戦にしました。終盤に塚越選手がライバルマシンとデッドヒートをしたものの、抜くことができなかったのは悔しかったですが、気持ちを切り替えて、また次戦でがんばりたいと思います」
塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「金石選手のペースはよかったのですが、前が混雑していたので予定よりも早くピットインして、空いているコースで自分が勝負する作戦に切り替えました。その作戦が奏功したと思いますし、ペースもよかったので順位も上げることができました。終盤のライバルマシンとのバトルは、5月の岡山ラウンドのリベンジを果たしたい気持ちもあったのですが、今回も抜くことができずに残念でした。ただ、自分としてはやるだけのことをやって抜けなかったので、もっと勉強して速くなれるようにがんばります。残り2戦で勝たないとチャンピオンは難しいと思います。次戦ではウエイトハンデが軽くなりますし、搭載ウエイトが軽いときはマシンも速いことはテストで実証できているので、残り2戦はどんどん攻めて、最後までチャンピオンシップ争いを楽しめるシーズンになるようにがんばります」
小暮卓史選手(4位 #1 ウイダー HSV-010)
 「表彰台に上がりたかったのですが、4位という結果は悪くないと思います。ドライバーポイントも8ポイント差に縮まりましたし、マシンの状態も悪くないので、次のレースも積極的に攻めてポイントリーダーに追いつきたいです」
ロイック・デュバル選手(4位 #1 ウイダー HSV-010)
 「いい結果が得られました。今日のレースではポイントリーダーの前でフィニッシュすることが目標でしたが、これを成し遂げることができました。フィニッシュまで残り10周の段階で僕たちは5位、ライバルは10位を走っていたので、ポイント差を大きく詰められると期待していましたが、その後、ライバルは7位まで追い上げてフィニッシュしました。このことは残念といえば残念ですが、まだ2戦残っているので、何が起こるか分かりません。幸い、残る2戦はHSV-010 GTにとって有利なコースなので、逆転チャンピオンを目指して全力を尽くします」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:スーパーGT:ポルシェ 911 GT3 Rがポイントを獲得

プレスインフォメーション 2011年9月11日 レースレポート: スーパーGT 第6戦、富士スピードウェイ PJ11_0276.JPG ポルシェ AG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)がカスタマーレーシングチーム向けに製造、販売するFIA GT3規格に準拠したレーシングマシン、ポルシェ911 GT3RでスーパーGTに参戦するTEAM ART TASTE(チーム アートテイスト、#15、清水康弘/ティム・ベルグマイスター)は、9月10日(土)から11日(日)に富士スピードウェイにて行われた第6戦において10位に入賞いたしました。 前戦、鈴鹿での第5戦よりスーパーGT GT300クラスへの参戦を果たしたチームアートテイストは、これまでもポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)やスーパー耐久シリーズで素晴らしい戦績をおさめてきましたが、スーパーGTにおける記念すべき初ポイントをわずか2レース目で獲得したのです。 チームアートテイストは、土曜日に行われた第1回目の予選でスーパーラップに進出しました。2009年、2010年のPCCJチャンピオンである清水は自身初のスーパーラップで10番グリッドを獲得し、日曜の決勝を迎えることになりました。 決勝でスタートドライバーをつとめた清水は、慣れないスーパーGTのローリングスタートでポジションを落としましたが、粘りを見せてポイントを狙える位置まで順位を戻し、ポルシェ モータースポーツよりチームアートテイストに派遣されているベルグマイスターにドライバーチェンジしました。 ADAC GTマスターズやFIA GT3ヨーロッパで911 GT3Rをドライブし、優勝も経験しているベルグマイスターは、ステアリングを譲り受けたあと、着実にポジションを上げていきレース終盤には9位で走行を続けました。チェッカーまで残りわずかというところで、1つ順位を落としましたが見事10位でゴールし、チームと両ドライバーにとってスーパーGTでの記念すべき初めての1ポイントを獲得いたしました。 清水は、「スーパーGTでの2レース目ということで苦労もありましたが、初ポイントを取れたことでチームとしてもドライバーとしても経験を積み進歩することができました」とコメントしています。ベルグマイスターは「クルマのセットアップには向上の余地があるので、GT3 Rのポテンシャルを発揮できれば、さらに上位を狙うことも可能です」と今シーズン残りのレースに向けて決意を語りました。 PJ11_0274.JPG 一方シリーズランキング3位につけるHANKOOK KTR(ハンコックKTR #33、影山正美/藤井誠暢) は予選でのセットアップに苦しみ、13番グリッドから決勝レースのスタートを迎えました。見事なスタートを決めた影山は、序盤5番手まで順位をあげましたが86kgのウェイトハンデは重くのしかかり、徐々に後退。残念ながらポイント圏外の11位でレースをフィニッシュいたしました。 次戦、スーパーGT第7戦は、大分県のオートポリスにて10月1日(土)、2日(日)に開催される予定です。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

Porsche Cup:今シーズン3度目の富士大会を制したのは#14 GARMIN PORSCHE 安岡秀徒!

プレスインフォメーション 2011年9月11日 ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011
第8戦 (富士) 決勝
MJ11_0188.jpg 富士. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2011年シリーズ 第8戦 "Mobil 1 Challenge" 決勝レースを、2011年9月11日(日) 富士スピードウェイ(静岡県)にて開催いたしました。

気温30℃ 路面温度38℃

Porsche Carrera Cup Japan(PCCJ)第8戦Mobil 1 Challengeは、今季3度目となる富士スピードウェイでの開催を迎えた。チャンピオン争いにおいて重要なシリーズ終盤の1戦となるだけに、ドライバーたちの緊張感も金曜、土曜、日曜と進む中で高まっていき、この決勝でピークに達する。早朝は小雨が降ったが、PCCJ決勝前までに青空が見え路面はドライコンディションへと回復していた。

Mobil 1レースクイーンが立つポールポジションにマシンを止めたのは#14 安岡秀徒。その後ろに#16 横幕ゆぅ、#5 高見澤一吉、#9 小林賢二、#22 Michael Green、#47 藤田明が並ぶ。12時にフォーメーションラップがスタートしていく中、グリッドには2番手の#16 横幕のマシンだけが残った。原因は「バッテリーのトラブル」だと説明する#16 横幕は「予選での安岡選手とのタイム差を考えると、今日はチャンスがあったはずだから......」と消沈。。#16 横幕のグリッドが空いたままスタート進行は進み、13台のマシンはシグナル消灯で一斉にスタートした。

#14 安岡が好スタートをする後方では、熾烈なポジション争いが繰り広げられた。1コーナーでポジションを守った#5 高見澤が、コカコーラコーナーでコースオフ。すぐ背後にいた#9 小林が2番手を奪った。#18 大久保、#47 藤田、#Michael、#15 神取らも僅差で続く。#9 小林を先頭としたこの2番手争いは周回ごとに激しさを増し、序盤は先の6台が3秒以内に収まる中で周回し、4周目以降からはこの6台に#17 飯田太陽、#3 江本玄、#8 櫻井澄夫の3台も加わり、9台が数珠つなぎ状態となった。その混戦を真っ先に抜け出したのが#5 高見澤。「あのタイミングで抜けなかったらタイヤがタレて、もう抜けなかったかも」。5周目に入る最終コーナーで#9 小林のミスを見逃さず、ストレートでパス。そこから単独で逃げた。一方、「ペースが上がらない」と苦しむ#9 小林には#18 大久保、が襲い掛かった。しかし、#9 小林も意地を見せた。「オープニング4番手で、マシンのフィーリングもすごく良い。今日は絶対に表彰台に立てると思っていた」と言う#18 大久保は「ここで抜くしかない」と#9 小林に勝負を挑んだダンロップコーナーでコースオフ。ポジションを落とした#18 大久保に代わって攻め立てた#22 Michaelも、#9 小林の巧みなライン取りに翻弄され順位を上げることは許されなかった。そして13周目には、#47 藤田と#15 神取が1コーナーで接触し、ともにマシンに大きなダメージを受けたのだ。完走扱いになりポイントは獲得したが、シリーズ上位争いをする2台にとっては大きな痛手だった。

MJ11_0190.jpg トップを快走した#14 安岡は最後までリードを広げる速さをキープして勝利。「予選から僅差で、今日は絶対に負けないよう自分に言い聞かせてスタートしました」。2位は前回のSUGOラウンドに続いて#5 高見澤が入り、3位は#9 小林が守った。4位には「小林選手はポジショニングがうまく抜けなかった。でも良いレースができた」と語る#22 Michaelが、5位には9周目のコースオフから再び順位を挽回してきた#18 大久保が入った。6位#17 飯田、7位#8 櫻井、8位#3 江本はジェントルマンクラスの1位、2位、3位(#9 小林はスポット参戦につき賞典外)。上位陣に波乱があったこともあり、いつもと違うクラストップ3のメンバーとなった。最も喜んでいたのは#8 櫻井で「昨日から調子が良くて、今日もバトルを楽しむ中でクラス2位。今シーズン初めてのことだから嬉しいよ」と笑顔を咲かせた。

次戦はF1日本GPのサポートレースとして、10月7〜9日に鈴鹿サーキットで開催される第9戦。ラウンドを重ねて全体的なレベルが接近してきたPCCJは、いよいよシリーズのクライマックスへと向かう。

■第8戦 "Mobil1 Challenge" 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 14 安岡 秀徒 C GARMIN PORSCHE 26'42.792
2 5 高見沢 一吉 C 高見沢整骨院OSSOポルシェ +20.553
3 9 小林 賢二 G KDCこばやし歯科GT3Cup +20.553
4 22 Michael Green C MIKE DIRECTION +29.314
5 18 大久保 仁 C ケーズフロンティア GT3 +30.921
6 17 飯田 太陽 G ケーズフロンティア GT3 +34.575
7 8 櫻井 澄夫 G ロードサービス GT3 +36.921
8 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +38.488
9 7 海宝 善昭 G タカラ樹脂 GT3 +56.880
10 44 Tokuichi G インクス with RS セリザワ +1'05.954
11 15 神取 彦一郎 G パワーステーションサムライ 1Lap
12 47 藤田 明 C RIRE RACING 3Laps
以上完走
      6 Arterossi G ARTE-DIRECTION 6Laps
  16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION DNS
ベストラップ : Chanmpion Class #14 安岡 秀徒 1'46.321 (5/15)
Gentleman Class #17 飯田 太陽 1'47.515 (3/15)

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SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝記者会見 各クラスウィナーのコメント

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■GT500クラス優勝
立川祐路(ZENT CERUMO SC430)
gt_r06_r_pc_tachikawa  「富士は強いんですがここ最近勝ててなくて、それと前半戦ここまで厳しい戦いだったので、優勝できてうれしいです。ぼくに代わってからは井口のペースも速かったので、正直大変だなと思ったんですが、タイヤを温存していました。スタートから平手が石浦についていけて、あとは勝負つけてくださいといわれたので、プレッシャーもありました。序盤、井口もがんばっていい走りをしてたのでなかなか、バトルに持ち込めなかったんですけど、後半うちのタイヤが最後まで持ってくれたので、その差が最後に出たのかなという感じです。チームにも2年連続して勝ってない年はないから今年は勝ってくれといわれていました。去年勝てなくて、ここまも厳しい戦いだったのですが、今回は勝てるクルマをTRDさんが準備してくれて、出だしから勝てる状態だったので、そのワンチャンスがものにできたのかなと思います。予選を任せた平手ががんばってくれて、決勝へ向けたタイヤ選択もしてたので、クルマも良かったです」
平手晃平(ZENT CERUMO SC430)
gt_r06_r_pc_hirate  「GT500に上がってきて、ようやく優勝できてうれしいです。昨日の予選結果からミシュランがどういうタイヤを着けてスタートするのか見えなかったので、序盤は相手の出方を見て、付いて行ければ付いて行って、抜ければ抜いて離していこうと考えていたんですが、同じくらいにタイヤがたれ始めて自分も厳しくなってきたので、思った以上に向こうの方がペースが勝っているということがなかったですね、後半につなげれば必ず立川さんが井口をやっつけてくれると思っていたので、クラッシュとか大きなミスなくつなぐことを意識してレースをしました。あと、オートポリスともてぎがあるんですけど、次は立川さんが得意なオートポリスなので、予選をがんばってもらって、ここ2戦はぼくが乗ってるときにトラブルに巻き込まれて結果が残らないレースが続いていたし、今回、富士で勝つことができ、少し流れがいいほうに向いてるので残り2戦しっかりがんばって、レクサスのトップで終われればと思っています」
■GT300クラス優勝
谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r06_r_pc_taniguchi  「ほっとして最高に嬉しい気持ちです。富士はぼくらのクルマと相性が合うサーキットなので必ず上位で、表彰台の一角で10点近くは取って458のフェラーリにポイント差を詰めておきたいというつもりでした。性能調整も入ったこともありますし、90kgのウエートもありますし、全然分からなかったんですが、458に関しては雨が降らなければ苦しいだろうというのもあったので、天気頼みでした。ぼくらのポテンシャルも走ってみないと分からないのもありまして、昨日走ったときにかなり手応えを感じて、もともとエンジンパワーがあるので富士にはベストマッチだと思っていました。今回ヨコハマさんが用意してくれたタイヤがぼくらのクルマにばっちり合いまして、ただの直線番長じゃなくて、コーナーも今回いけてて、ぼくが走ってるスティントも始めから終わりまで、燃料が減ってくるのとタイヤのたれ具合で、ずっといいラップで走ることができて、本当に最高の決勝となりました。26号車は速いクルマなので、序盤松田さんが勢いよく来ていましたが、ぼくと軽く接触してあちらはタイヤがバーストしたんですが、ぼくの方は運良く持ちました。終わって外してみたら横がすぱっと切れていたので、あわやバーストという状態で、そこらへんは運が今週はあったのかなと思います。松田選手との接触で右のミラーが割れて、右が全く見えない状態になって、バックモニターもないですから、あまり見えないルームミラーと左のミラーだけで走らないといけなかったので、当初30周くらいの予定だったんですが、500をパスさせるのに危ない状態だったので、ガソリンが持つ限りぼくが一杯行きますと言って、リスクの少ない方向をチームが選択しました。残り2戦ですが、オートポリスとZ4は相性はよくなくて、もてぎのほうがいいと思っているので、もてぎでチャンピオンシップを競ってるチームと、決着を付けたいなと思っています」
番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r06_r_pc_banba  「非常にうれしいです。マレーシアで初優勝して、国内でも優勝をしたかったのでほっとしながらもすごくうれしいですね。当初30周前後で入ってくる予定だったんですが、谷口さんのほうがタイヤもしっかり落ちずにペースをずっと維持できるので、いけるところまで引っ張ろうと35周目ぐらいまで引っ張って、残りの周回を後ろとのペースを浪費せずにちょっと貯金してレースを戦えました。次のオートポリスと最終戦のもてぎは、これからは追われる立場になるし、最終戦のもてぎをポイントリーダーで迎えて、優勝を目指して戦いたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 ZENT CERUMO SC430が逆転優勝! GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMWがポールトゥウイン!

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmレースは11日、富士スピードウェイで決勝を行い、55周を回ってGT500クラスはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がそれぞれ優勝を果たした。

観客: 10日(土)15,800人/11日(日)27,800人

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 フリー走行時に一時降った雨はあがったものの午後になると富士スピードウェイ上空には雲が広がってきた。ローリングラップが14時に始まり、55周での争いとなったが、雨はコースに落ちず、終始ドライコンディションでレースは展開された。

 ローリングスタートからトップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)の石浦。2位にはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)の平手が付ける。この2台は後続を引き離しながら2秒前後の間隔で周回を消化してゆく。

 24周を終わって2位を走る平手がピットインすると、石浦も25周終わりでピットイン。SARDチームのピット作業が迅速だったため、平手から立川に、石浦から井口にドライバーチェンジするとその差は4秒ほどに広がる。

 しかし、レース終盤にかけて徐々に2位立川がトップ井口に迫る。47周終わりにはその差は2秒。51周を終わってついに差が0秒7と井口の背後に立川が忍び寄ってきた。

 そして53周目のコカコーラコーナー。2位立川はトップ平手とサイドバイサイドの争いに持ち込み、ついにコーナー立ち上がりでトップに立った。

 そしてファイナルラップ。立川はチームクルー歓喜のなか、トップでゴール。しかし、2位を走る井口はなんと300クラスのマシンと絡んでスピン。再スタートを切ったものの8位でのチェッカーとなった。

 3位でレースを始めたのはENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)の大嶋。しかし、タイヤが厳しいのか17周目のコカコーラコーナーでPETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー/中嶋一貴組)のロッテラーにパスされるとずるずると後退、ドライバーを伊藤にチェンジしてもペースが上がらず、結局10位でレースを終えた。

 代わって3位に立ったロッテラーは22周終わりでドライバーを中嶋にチェンジ。しかし、こちらもタイヤが厳しかったのか、40周目にカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)の松田、KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)の塚越にあいついでパスされ、一気に5位まで落ちてしまった。さらにレース終盤、49周目のストレートに入ったところでタイヤがバースト。ピットロード入口のガードレールにクラッシュしてレースを終えることとなった。

 3位に上がった松田と4位塚越の争いは熾烈を極めた。46周目から47周目のストレートから1コーナー、コカコーラコーナーにかけて併走、53周目の1コーナーでは接触するほどのバトルを演じたが、松田が最後まで塚越を押さえきり3位に入った。塚越は4位。

 GT300クラスは、ポールシッター初音ミクグッドスマイル BMW(谷口信輝/番場琢組)の谷口がホールショット。しかし、2周目に2位のVerity TAISAN Porsche(松田秀士/峰尾恭輔組)の松田がコカコーラコーナー立ち上がりで前に出て一時トップに立つが、松田は谷口とのバトルで左リアのホイールが割れピットイン。早々に戦列を去った。

 これで2位に立ったのが、エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規組)の加藤。加藤はリードを築いて2位のまま高橋にバトンを渡すが、PACIFIC NACイカ娘フェラーリ(山岸大/山内英輝組)をパスして3位に上がってきたSG CHANGI IS350(折目遼/アレキサンドレ・インペラトーリ組)のインペラトーリに46周目のコカコーラコーナーでかわされ3位に落ちた。

 結局、優勝はぶっちぎりで初音ミクBMW、2位にはIS350が入り、3位には最終ラップで背後まで迫られたJLOCランボルギーニRG-3(井入宏之/関口雄飛組)の関口をかろうじて押さえきった紫電が入った。

 この戦いの前までポイントリーダーだったJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)は終盤、他車との接触によるリアホイール、エアバルブ破損でストップ。22位でノーポイントに終わったため、優勝した初音ミクが逆転でポイントリーダーに立った。

 次戦第7戦は昨年開催されなかった大分県のオートポリス。再びGTサーカスは関門海峡を渡り10月2日に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA, Yoshinori OHNISHI, Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS30551:30'47.525
212カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS625525.468
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS605525.573
41ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS885531.496
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS465550.303
623MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS685554.022
746S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI100551'01.088
839DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI52551'05.593
935D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS10551'11.131
106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS54551'12.640
1124ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH46551'12.696
1232EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL24551'14.997
1319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH28551'34.041
148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS14514Laps
1536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS56487Laps
---- 以上規定周回数(38Laps)完走 ----
■GT500クラス

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/11) After 250km Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH90511:31'53.180
214SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH465119.764
32エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH205125.689
488JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH245125.990
525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH425127.926
662R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH525128.230
727PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH345130.400
886JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH4501Lap
966triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH46501Lap
1015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH501Lap
1133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK86501Lap
1243ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS44501Lap
1331ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH16501Lap
1474COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH66501Lap
1526Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH501Lap
167エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH501Lap
175マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH4492Laps
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH492Laps
1987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH52492Laps
2069サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH492Laps
2141NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH8447Laps
2211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL100429Laps
---- 以上規定周回数(35Laps)完走 ----
-34ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK22031Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.39 DENSO SARD SC430 (石浦宏明) 1'36.513 (6/55) 170.203km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.4 初音ミクグッドスマイルBMW (谷口信輝) 1'44.986 (4/51) 156.467km/h
  • CarNo.5は、2011 SUPER GT Sporting Regulation第3章第30条1.a.およびb.違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.87は、フリー走行時の国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗中のコースアウト)違反により、ペナルティストップ20秒を科した。
  • CarNo.10は、ピットレーン速度違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.10は、2011 SUPER GT Sporting Regulation第3章第30条1.a.(他車への接触)違反により、競技結果にドライビングスルーペナルティ相当の35秒を加算、及び訓戒とした。

SUPER GT

SGT:第6戦富士フリー走行 ウェット路面が勢力図を一変、トップタイムはEPSON HSV-010

 SUPRT GT第6戦FUJI GT 250kmレースは11日、富士スピードウェイでフリー走行を行い、GT500クラスはEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が、GT300クラスはHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がトップタイムを記録した。

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 決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から曇り。昨日と打って変わって肌寒い1日の始まりとなった。決勝をにらんだフリー走行は8時20分から30分間。しかし、セッション直前にコースに雨が落ち始め、雨脚は徐々に強まっていく。

 ウェット宣言が出される中、ドライタイヤ、インターミディエイトタイヤを履いたマシンが混在する中でフリー走行が始まったが、セッション進行とともに全車ウエットタイヤでの走行となる。

 GT500クラスはダンロップタイヤを履くEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が好調。1分44秒652を出し、このセッションをトップで締めくくった。2位にはミシュランタイヤを履くポールシッターのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が入り、3位には同じミシュランユーザーでウェイトハンディ100kgを課されたポイントリーダーのS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が続く。

 GT300クラスはハンコックタイヤを履くHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がトップタイム。2位には昨日の予選で不振だったダンロップユーザーで100kgのウェイトを搭載するJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)が入り、3位には参戦2戦目のART TASTE GT3R(清水隆広/ティム・ベルクマイスター組)が続いた。

 降り出した雨が、使用タイヤメーカーによって明暗を分けたフリー走行となったが、しかし、サーキットサファリが始まる頃には雨も止み、富士スピードウェイ上空には太陽が顔を出して来た。果たして決勝はドライになるか、ウェットになるのか。天候に左右される戦いになりそうだ。

 決勝レースは14時より55周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士フリー走行結果

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/11) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'44.627-157.003
2500239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI521'44.725 0.098156.857
3500346S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1001'45.069 0.442156.343
4500423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS681'46.154 1.527154.745
5500536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS561'46.235 1.608154.627
65006100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'46.279 1.652154.563
750076ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS541'46.299 1.672154.534
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'46.578 1.951154.129
9500924ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH461'46.581 1.954154.125
105001012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS621'46.621 1.994154.067
11500111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS881'46.689 2.062153.969
125001219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'46.713 2.086153.934
135001335D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS101'46.756 2.129153.872
145001417KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'46.859 2.232153.724
15500158ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS141'46.939 2.312153.609
16300133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK861'54.208 9.581143.832
17300211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL1001'54.91510.288142.947
18300315ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH1'55.04610.419142.785
19300425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH421'55.38210.755142.369
2030054初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH901'55.53910.912142.175
21300626Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'55.84911.222141.795
22300786JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH41'56.14311.516141.436
23300843ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS441'56.24011.613141.318
24300962R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH521'56.25711.630141.297
253001031ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'56.26311.636141.290
263001169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'56.31811.691141.223
273001214SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'56.32011.693141.221
283001374COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH661'56.43411.807141.083
293001488JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH241'56.59811.971140.884
303001527PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'56.86712.240140.560
313001687リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH521'57.13512.508140.238
323001741NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'57.59112.964139.694
333001834ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'57.79713.170139.450
34300195マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'57.85813.231139.378
35300202エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH202'00.55315.926136.262
36300217エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH2'00.78916.162135.996
373002210Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH2'44.49259.86599.864

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 ARTA HSV-010が6番グリッドを獲得、HSV-010 GTは5台中4台がスーパーラップ進出を果たす (HONDA)

gt110910001L.jpg  9月10日(土)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT250km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

 今年、富士スピードウェイでSUPER GTが開催されるのは、4月30日(土)~5月1日(日)に行われた第2戦に続いて2回目。シリーズとしてはこれまでに計5戦が行われ、全8戦で競われるチャンピオン争いは早くも大詰めを迎えています。現在、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)はドライバー部門で2位、#1 ウイダー HSV-010を走らせるウイダー ホンダ レーシングもチーム部門で2位につけており、ここでライバルをしのぐ成績を残し、シリーズ終盤の戦いを有利に進めることが期待されています。

 8月終盤からはっきりしない天気が続いた御殿場周辺は、今週に入ると好天に恵まれるようになり、予選が行われた9月10日(土)も最高気温が30℃を超す真夏日となりました。また、関東圏でSUPER GTが開催されるのはおよそ4カ月ぶりとあって、折り鶴をモチーフにデザインされた富士スピードウェイのグランドスタンドには、午前中から多くのファンが詰めかけました。

 この日のスケジュールは、午前中に公式練習を実施したあと、午後に公式予選1回目と公式予選2回目を行うというもの。今回の予選はスーパーラップ方式で、予選1回目でトップ10に入ったマシンが予選2回目に進出し、ここで記録されたタイムに応じて決勝レースのスターティンググリッドを決定します。なお、予選1回目で11番手から15番手となったマシンは、ここでの順位がそのまま決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 午前9時15分から1時間45分にわたって行われた公式練習では、1分35秒909で6番手となった#1 ウイダー HSV-010がHonda勢の最上位。以下、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は1分36秒035で9番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は1分36秒070で11番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は1分36秒071で12番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は1分36秒205で14番手となりました。

 予選2回目進出をかけて15台が挑んだ予選1回目では、金石選手の操る#17 KEIHIN HSV-010が1分35秒274でHonda勢トップの7番手となり、予選2回目進出を決めました。さらに、#1 ウイダー HSV-010(デュバル選手/1分35秒341)が8番手、#8 ARTA HSV-010(小林選手/1分35秒507)が9番手、#32 EPSON HSV-010(道上選手/1分35秒514)が10番手となり、HSV-010 GTは5台中4台が予選2回目に駒を進める活躍を見せました。なお、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢選手/1分35秒868)はここで15番手となったため、残念ながら予選2回目への進出は果たせませんでした。

 スーパーラップ方式による予選2回目は午後3時25分のスタート。ここでHonda勢のトップに立ったのは、ルーキーながらタイムアタッカーの大役を任された#8 ARTA HSV-010の小林選手。タイムは1分35秒315で6番グリッドを手に入れました。続いて#1 ウイダー HSV-010のデュバル選手が1分35秒431で8番手、#32 EPSON HSV-010の道上選手が1分35秒568で9番手、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手が1分35秒616で10番手から、それぞれ明日の決勝レースに挑みます。

 55周、250kmで競われる明日の決勝レースは午後2時にスタートが切られる予定です。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「個人的にはもう少し上のポジションを狙っていたので残念です。#100 RAYBRIG HSV-010は、ドライバーのイメージと現実のスピードがかみ合っていなかったようで、GT500クラスの最下位に甘んじることになりました。#17 KEIHIN HSV-010は、マシンの仕上がりは良好でしたが、タイヤが目標とする温度域に届かなかったために、実力を発揮しきれなかったようです。#32 EPSON HSV-010は路面コンディションとタイヤの性格がうまくマッチせず、残念ながら9番手となりました。#1 ウイダー HSV-010が8番手と苦戦したのは、午前中から軽いオーバーステア傾向が出ていて、これが尾を引いてセッティングを煮詰めきれなかったためです。こうした中、#8 ARTA HSV-010はタイムアタックを務めた小林選手が、本当にがんばってくれたと思います。小林選手にアタックを任せることはあらかじめ決めていたので、先日、ツインリンクもてぎで行われたテストでも、彼にニュータイヤの感触を確認してもらいました。決勝レースでもリズムに乗って走れれば、いい成績を収めてくれるでしょう。天気予報によると、明日は時折り小雨が降るはっきりしない空模様になりそうなので、コンディションの変化に柔軟に対応できる態勢や戦略を整え、ライバルより前でフィニッシュすることを目指します」
小林崇志選手(6番手、#8 ARTA HSV-010)
 「前回の鈴鹿ラウンドからフロントタイヤの種類を変えたのですが、なかなか慣れずに今日の午前中の公式練習まで手こずっていました。そのため、公式予選に向けて別のタイヤに替え、チームのみんなが最適なバランスに調整してくれたおかげで、公式予選、スーパーラップと徐々にタイムを上げることができました。ただ、上位陣と比べてタイムに差が出ており、特にセクター3で引き離されているので、その対策をしっかりして明日の決勝に臨みたいと思います。公式予選ではHonda勢の中でトップなので、決勝ではそのトップをキープすることはもちろん、表彰台に上がれるように積極的に攻めていきます」 HSV-010 GTは5台中4台がスーパーラップ進出を果たす
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 SC勢が地元で1-5! PPはDENSO SARD SC430、GT300クラスのPPは90kgのWHをものともせず初音ミクグッドスマイルBMWが奪取!

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmは10日、富士スピードウェイで予選1回目の各クラス上位10台でスーパーラップ方式の公式予選を行い、GT500クラスはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がのポールポジションを獲得した。

■GT300クラス

gt_r06_sl_4 gt_r06_sl_26 gt_r06_sl_2

 スーパーラップは14:45分から開始。#15清水康弘のポルシェが先頭をきってコースイン。初のSLだったためかタイムは伸びず。1分46秒772。

 続いて久々のSL登場はベテランドライバーの#41山路慎一。1分45秒539として、この時点では逆転の暫定トップとする。

 3番目はSUGOで今季初優勝の#14折目遼。スムーズなドライビングで1分45秒120とここも逆転でトップに浮上。

 4番手は#43高木真一。BSタイヤ装着の今季はここまでランキング10位。コースいっぱいを使ったアグレッシブな走りで1分44秒945としてこちらも逆転!

 5番手は#25土屋武士のポルシェ。修正舵は少ないスムーズなドライビングで1分44秒450! とこちらも暫定のトップをマークする。

 6番手、#5黒澤治樹。セクター3でのわずかなドライビングミスから45秒013と3番手。

 7番手に#2加藤寛規。セクター2まで攻める走りでかなりの速さをみせ、1分44秒180とトップを奪取!

 8番手は#88関口雄飛。大胆な攻める走りをみせるが、1分44秒504とこの時点で3番手。

 9番手#26峰尾恭輔のポルシェ。セクター3で速さを見せ、1分43秒858でトップタイムを叩き出す。

 10番手最後は#4谷口信輝。90kgのウエイトハンデで予選1回目のトップタイムをマークしているが、1分43秒416! とSLでもトップタイムを叩き出した。

 これでPPは#4の43秒416、#26の858、#2 44.180、#25の450、#88の504、#43の946、 #5の45秒013、#14の120、#41の539、#15の772までがトップ10ということとなった

■GT500クラス

gt_r06_sl_39 gt_r06_sl_38 gt_r06_sl_6

 500クラスのスーパーラップは15時20分から開始。

 #32道上龍のHSV010が先頭をきってコースイン。まずは1分35秒568としてこれがターゲットタイムとなる。

 続いてのSL登場は若手#8小林崇志が1分35秒315として、この時点では逆転の暫定トップとする。

 3番目は#1ロイックデユバル。80kgを超えるウエイトハンデをコントロールして1分35秒431とここはわずかに届かず2番手に浮上。

 4番手は#17金石年弘。HONDA勢の最後を飾るが、1分35秒616と4番手。

 5番手は#36アンドレロッテラーのSC430。56kgのウエイトハンデでセクター3で抜群の速さを見せて1分34秒745! と暫定のトップをマークする。

 6番手、#6大嶋和也。1分34秒688と逆転でトップタイムをマークする。

 7番手に#35ベテラン脇阪寿一。1分34秒708とわずかに及ばず2番手に。

 8番手は#38平手晃平。1分34秒525とさらに逆転で暫定トップに。

 9番手はウエイトハンデ100kgの#46ロニークインタレッリのGTR。1分35秒430で6番手。

 10番手最後のアタックは#39石浦宏明。ウエイトハンデ52kgながら予選1回目のトップタイムをマークしている。そして見事なアタックで1分34秒411と僅差ながら逆転で見事なPPを獲得した。

 SC430勢が地元富士でトップ5を独占する結果となった

 これでPPは#39の34秒411、#38の525、以下#6の688、#35の708、#36の745、#8の35秒315、#46の430、#1の431、#32の568、#17の616までがトップ10ということとなった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI521'34.1221'34.411173.992
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'34.7881'34.525173.783
36ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS541'35.0041'34.688173.483
435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS101'34.8741'34.705173.452
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS561'35.2301'34.745173.379
68ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS141'35.5071'35.315172.342
746S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1001'34.3501'35.430172.135
81ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS881'35.3411'35.431172.133
932EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'35.5141'35.568171.886
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'35.2741'35.616171.800
1123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS681'35.561171.899
1224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH461'35.637171.762
1312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS621'35.647171.744
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'35.847171.386
15100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'35.868171.348
---- 以上予選通過(予選1回目通過基準タイム[107%]: 1'39.141)----
■GT300 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH901'43.6591'43.416158.842
226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'43.7961'43.858158.166
32エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH201'44.1351'44.180157.677
425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH421'44.4441'44.450157.270
588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH241'43.8201'44.504157.188
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS441'44.5121'44.946156.526
75マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'44.3301'45.013156.426
814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'44.5671'45.120156.267
941NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'44.6101'45.539155.647
1015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH1'44.6461'46.772153.849
1186JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH41'44.678156.927
1227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'44.724156.858
1333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK861'44.758156.807
1487リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH521'45.064156.350
1562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH521'45.085156.319
1611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL1001'45.168156.196
1766triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH461'45.392155.864
1869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'45.415155.830
1931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'45.647155.488
2010Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'45.655155.476
217エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'45.716155.386
2274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH661'45.816155.239
2334ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'48.334151.631
---- 以上予選通過(予選1回目通過基準タイム[107%]: 1'48.946)----
  • CarNo.62は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条.1(走路外走行)により、当該ラップタイム(11週目)削除のペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦富士スーパーラップ結果

■GT500 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明*
井口 卓人
MI521'34.411--173.992
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平*
BS301'34.525 0.114 0.114173.783
36ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也*
BS541'34.688 0.277 0.163173.483
435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一*
アンドレ・クート
BS101'34.705 0.294 0.017173.452
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー*
中嶋 一貴
BS561'34.745 0.334 0.040173.379
68ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志*
BS141'35.315 0.904 0.570172.342
746S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ*
MI1001'35.430 1.019 0.115172.135
81ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル*
BS881'35.431 1.020 0.001172.133
932EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍*
中山 友貴
DL241'35.568 1.157 0.137171.886
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘*
塚越 広大
BS601'35.616 1.205 0.048171.800
■GT300 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝*
番場 琢
YH901'43.416--158.842
226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔*
YH1'43.858 0.442 0.442158.166
32エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規*
YH201'44.180 0.764 0.322157.677
425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士*
YH421'44.450 1.034 0.270157.270
588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛*
YH241'44.504 1.088 0.054157.188
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一*
松浦 孝亮
BS441'44.946 1.530 0.442156.526
75マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹*
YH41'45.013 1.597 0.067156.426
814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼*
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'45.120 1.704 0.107156.267
941NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一*
小泉 洋史
YH81'45.539 2.123 0.419155.647
1015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘*
ティム・ベルグマイスター
KH1'46.772 3.356 1.233153.849

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選1回目 ミシュランタイヤが1-2。暫定PPはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmは10日、富士スピードウェイで1回目の公式予選を行い、GT500クラスはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)が暫定のポールポジションを獲得した。

gt_r06_q1_39 gt_r06_q1_4

 13時から開始された公式予選1回目。まずは25分間の混走セッションとなる。17分過ぎには#36 PETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー/中嶋一貴組)の中嶋が1分35秒430でこの時点でのトップタイムとしていて、2番手が#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)平手の1分35秒498、3番手が#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)クインタレッリの1分35秒530の順。

 GT300クラスは#88 JLOC ランボルギーニ RG-3(井入宏之/関口雄飛組)の関口が1分44秒199、#26 Verity TAISAN Porsche(松田秀士/峰尾恭輔組)松田が1分44秒368、#4 初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)番場の44秒453となっている。

 13時25分、300クラスの占有走行となる。#15 ART TASTE GT3R(清水隆広/ティム・ベルグマイスター組)のベルクマイスターが開始5分の1分44秒646で4位に浮上。31分には#2 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規組)の加藤が1分44秒135で逆転の暫定トップ。しかし、その1分後に#88関口が1分43秒996で逆転! 2番手に#2加藤、3位は#4谷口の1分44秒305。その後、#4谷口が1分43秒659をマークしてセッショントップタイムとした。#4は90kgのウエイトハンデをかかえながらのトップタイムだ。

 暫定のスーパーラップ進出トップ10は、#4、#26、#88、#2、#62、#5、#25、#43、#14、#41、#15。しかし、#62 R&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)佐々木の走路外走行のため、ラップタイムは削除され15番手に降格。#15が10番手に繰り上がり初のスーパーラップ進出となった。

 続いて500クラスは#39 DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)の石浦が34秒122を叩き出しセッショントップをマーク。2番手に100kgのウエイトハンデの#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)クインタレッリが1分34秒350、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)の平手が1分34秒788、#35 D'STATION KeePer SC430(脇阪寿一/アンドレ・クート組)の脇阪が1分34秒874、#6 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)の大嶋が1分35秒004、#36ロッテラー、#17金石、#1デユバル、#8小林、#32道上までがトップ10でスーパーラップ進出を決めた。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選1回目結果

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI521'34.122-174.527
2500246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1001'34.350 0.228174.105
3500338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'34.788 0.666173.300
4500435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS101'34.874 0.752173.143
550056ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS541'35.004 0.882172.906
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS561'35.230 1.108172.496
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'35.274 1.152172.416
850081ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS881'35.341 1.219172.295
950098ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS141'35.507 1.385171.996
105001032EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'35.514 1.392171.983
115001123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS681'35.561 1.439171.899
125001224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH461'35.637 1.515171.762
135001312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS621'35.647 1.525171.744
145001419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'35.847 1.725171.386
1550015100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'35.868 1.746171.348
1630014初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH901'43.659 9.537158.470
17300226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'43.796 9.674158.260
18300388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH241'43.820 9.698158.224
1930042エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH201'44.13510.013157.745
2030055マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'44.33010.208157.450
21300625ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH421'44.44410.322157.279
22300743ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS441'44.51210.390157.176
23300814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'44.56710.445157.094
24300941NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'44.61010.488157.029
253001015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH1'44.64610.524156.975
263001186JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH41'44.67810.556156.927
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'44.72410.602156.858
283001333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK861'44.75810.636156.807
293001487リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH521'45.06410.942156.350
303001562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH521'45.08510.963156.319
313001611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL1001'45.16811.046156.196
323001766triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH461'45.39211.270155.864
333001869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'45.41511.293155.830
343001931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'45.64711.525155.488
353002010Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'45.65511.533155.476
36300217エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'45.71611.594155.386
373002274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH661'45.81611.694155.239
383002334ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'48.33414.212151.631
  • CarNo.62は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条.1(走路外走行)により、当該ラップタイム(11週目)削除のペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦富士 復調SC勢が1-5、トップタイムはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmの公式練習が10日、富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がトップタイムを記録した。

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 SUPER GTもここ富士スピードウェイを含め残すところあと3戦。この大会がフルにウェイトハンディ搭載を課される最後となる。チャンピオン争いもいよいよ佳境へと入ってきた。

 富士スピードウェイは9月に入った高地とは思えないほど朝から蒸し暑い。9時15分より1時間45分の公式練習が行われた。

 GT500クラスは、今シーズン全般的に不振でまだ1勝も上げていないレクサスSC勢がここホームコースに戻って速さを取り戻してきた。1位から5位までをSC勢が占め、トップタイムを記録したのは1分35秒337でZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)。2位にはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、3位にはENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)が入った。

 ポイントリーダーでウェイトハンディ100kgを課されているS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)は7位。トップから0秒586差とハンディを考えればまずまずの滑り出しといったところか。

 GT300クラスはポイントランキングで2位に付け、ウェイトハンディ90kgを課されている初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がなんと1分43秒994でトップタイムを記録。逆転チャンピオンに向けて虎視眈々といったところか。

 ランキングトップのJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸)はクラス16位と下位に沈んだ、

 この後、13時より1回目の公式予選が行われ、各クラス11位以下のグリッドが決定。14時45分からは各クラス10位までがポールポジションをかけ、スーパーラップ予選が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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