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2005年9月

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGO SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

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スーパー耐久シリーズ2005 第7戦
「SUGOスーパー耐久レース」 事前情報
■開催月日:2005年10月1-2日
■開催場所:スポーツランドSUGO
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◇いよいよ終盤の2ラウンド、SUGOは非常に重要な戦いに

 スーパー耐久シリーズ(S耐)2005第7戦は、10月1~2日に宮城県のスポーツランドSUGOにおいて400kmレースとして開催される。

 インプレッサが区分されるST2クラス(4WD、2001~3500cc)は9台がエントリー(全クラス35台)。うち2台が#2FUJITSUBO hpi IMPREZA(吉田寿博/小泉和寛)、#63 WING PERMAGARD IMPREZA(樋口統也/池田昌弘)と、プローバレーシングディビジョンがエントリーするインプレッサとなる。

 SUGOはアップダウンに富んだサーキットで、特に最終コーナーから1コーナー、さらにはヘアピンからハイポイントコーナーまでの急な上り坂、さらにはレインボーコーナーから馬の背コーナーまでのバックストレートの急激な下り坂は最大の特徴。これらをつなぐ1~3コーナーはほぼ直角のターンで、馬の背から最終コーナーまではチャレンジングなSPコーナーとなり、エンジンパワーとコーナリング特性の両方が重要なサーキットだ。

 今回のレース距離は400kmのために、岡山同様、ST2クラスはほぼ1ピットで済む。従ってガチンコ勝負のレースとなりそうだ。#2インプレッサは前回岡山で2位でフィニッシュしてポイントリーダーに立った。ランキング2位の#11ランサーとの点差はわずかに5点。今回#2インプレッサが優勝して#11ランサーが7位以下であれば、#2インプレッサのチャンピオンが決まるが、おそらく最終戦まで決着は持ち越されると予想される。従って#2インプレッサは最低でも2位という結果を残して、最終戦に臨みたい。

 また#63インプレッサもシリーズ3位の確保が目標。こちらも最低でも表彰台を目指したいが、清水が欠場する中、どのようなレース展開を見せるか興味深い。

 タイムスケジュールは1日のドライバー予選が11時25分~11時55分グリッド予選が14時20分~15時20分。2日のフリー走行が8時~8時30分、400km、108周の決勝レースは13時40分にスタートが切られる予定。

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

スーパー耐久

SUPER GT第6戦富士 SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

SUPER GT 第6戦
「FUJI GT 300KM RACE」
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■開催月日:2005年9月24-25日
■開催場所:富士スピードウェイ
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  15台抜きの9位でポイント獲得

 SUPER GT第6戦は、9月24~25日富士スピードウェイにおいて開催された。GT300出走25台中24位とほぼ最後尾からスタートした小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、アクシデントを避けながら粘り強い走りを見せて9位でフィニッシュ。
 連続完走記録を13に伸ばしてセパン以来のポイントを獲得。第7戦オートポリスに向け、収穫の多いレースとなった。

 24日の公式予選日、予選1回目は10時20分からの20分間がGT300の専有走行枠。チームはまず小林をコースインさせて基準タイムをクリアした。ところが小林の走行中にギヤが4速に入らないというトラブルが発生。谷川もコースインするが小林のタイムを上回れない。急きょガレージではミッション交換が行われることになった。
 11時からGT300/GT500の混走枠、#77インプレッサがコースインしたのは残り5分の段階だった。谷川は残りわずかの時間で落ち着いてアタックを開始。そして渾身のアタックで1周して1分44秒353のタイムで17位につけたところでタイムアップとなった。
 しかし予選2回目のセッションで小林が他車両と接触。相手がスピンをしてしまったために、危険走行として予選のベストタイム抹消というペナルティが取られた。ドライバーの事情聴取もなく、さらにスピンした相手のドライバーも首をかしげるような判定だったが、結局判定は覆らず予選順位は24位に落ちることになった。

 25日決勝日、レースは14時9分にスタートした。スターターは小林で1周目は19位で通過。さらに7周終了時点では15位までポジションを上げて、この時点で10台抜き。さらに22周目には13位に上がった。
小林は10位までポジションを上げて30周でピットイン。谷川をコースへ送り出した。
 谷川は12位でコース復帰。40周でほとんどの車両がルーティーンピットを済ませると、谷川は10位にまでポジションを上げていた。さらに前を行く#87ランボルギーニとの距離をジワジワと詰めていった。
 しかし、速いベストラップを刻むと、次のオートポリス戦のときに性能調整が行われてリストリクター径が1ランク狭められてしまう。
 谷川はその指示をしっかり守ってステディにドライブを続けた。終盤の55周目に7位を走行していた#7 RX-7がマシントラブルでストップ。これで9位に上がった谷川は、13戦連続完走を遂げてゴール。決勝レースをほぼ予定どおりに進めることができ、次のオートポリス戦を少しでも有利に戦うにために収穫の多いレースとなった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

SUPER GT

SUPER GT第6戦トヨタモータースポーツニュース


平成17年9月26日
トヨタ自動車(株)広報部

SUPER GT
第6戦 FUJI GT300km RACE

SUPER GT第6戦 スープラ38号車が“富士”2連勝!
スープラ36号車は選手権首位を堅守。
GT300クラスもMR‐S30号車が選手権同点首位躍進

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リニューアル後の富士で2連勝を飾ったスープラ38号車

 「SUPER GT」第6戦「FUJI GT 300km RACE」が9月24日(土)、25日(日)の両日、「富士スピードウェイ」で行われた。
 今年4月にリニューアルオープンを果たした「富士スピードウェイ」の、こけら落としとなった第2戦では500kmレースで開催されたが、今回は通常の300km。全8戦のシリーズもいよいよ残り3戦となり、チャンピオン争いへ向けた重要な一戦として注目を集めた。
 今大会にはGT500クラス19台、GT300クラス26台の総勢45台が参加。このうちトヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリーした。

◆予選◆
 24日(土)は台風17号の接近により断続的な降雨が続く不順な天候。しかし、朝方の雨は一旦あがり、午前10時20分からの公式予選1回目はウエット宣言がなされたものの路面はハーフウエット。最初のGT300クラス専有走行が始まるとレコードラインから乾きはじめ、続くGT500クラス専有時間までにはほぼドライとなった。
 スープラ勢は大健闘を見せ、第2戦優勝のZENTセルモスープラ38号車がトップタイム、イエローハットYMSスープラ35号車が2番手、オープンインタフェイストムススープラ36号車が3番手と上位3台を独占、スープラ8台中7台が上位10台の決勝グリッドを決定するスーパーラップ進出を果たした。
 午後2時35分から行われた予選2回目セッションはドライで開始されたが、15分後には雨が降り始めてウエットコンディションとなった。この雨もセッション終了までには上がったものの、続くスーパーラップは完全なウエットコンディションで始められ、徐々に路面が乾いて行くという、タイヤ選択の極めて難しい状況の中、スープラ勢は36号車が2番手、37号車が3番手、38号車が4番手、エッソウルトラフロースープラ6号車が6番手グリッドを獲得した。
 また、GT300クラスではMR‐S30号車が6番手、31号車が14番手からの決勝スタートとなった。

◆決勝◆
 25日(日)は台風の影響が懸念されたが、未明までに雨は止み、時折り少量の降雨が落ちるという不安定な天候ながらドライコンディションの下で午後2時に66周の決勝レースがスタートした。
 4番手スタートのスープラ38号車は、スタート直後の1コーナーでスープラ37号車、2周目にはスープラ36号車をパスし、2位へ浮上。ポールポジションから逃げる首位のNSXを猛追し、一時は背後まで迫った。
 しかし、周回遅れにも阻まれ、中盤のピット作業を終えた時点でその差は約7秒まで広がったものの、その後、激しい追い上げを見せたたスープラ38号車は、再びテール・トゥ・ノーズでの首位攻防戦を展開。1コーナー進入で並びかけ、接触寸前で一歩引く冷静な走りを繰り返し、4万4千人余りの観客は約20周に渡って繰り広げられる白熱のバトルに釘付けとなった。
 残り2周となった65周目、1コーナーで並んだ2台はそのまま両車一歩も引かず並走を続け、2コーナーでスープラ38号車がついに首位逆転。その後はペースを上げて引き離し、見事第2戦に続く富士大会での2連勝を飾った。  一方、6番手スタートのスープラ6号車は序盤の混戦の中で猛プッシュを見せ3位に浮上。後半もポジションを守り切って3位表彰台を獲得した。
 2番手スタートのスープラ36号車は中盤、黄旗追い越しによるドライブスルーペナルティを課されて一時11位まで後退したが、終盤戦に果敢な追い上げを見せ、5位入賞。この結果によりスープラ36号車はシリーズランキング首位の座を堅持。優勝したスープラ38号車はランキング2位に浮上した。
 GT300クラスではクラス6番手グリッドからスタートしたMR‐S30号車がポジションを上げ、第4戦に続く今季3度目の3位表彰台を獲得し、シリーズランキングの同点首位に躍進した。


ZENTセルモスープラ38号車 ドライバー高木虎之介のコメント:
 “富士”での連勝を果たすことが出来てとても嬉しい。ドライバー交代した後、後半戦のバトルはモニターで見守っていたが、接戦で、なかなか逆転できずにひやひやした。今回の結果で、ドライバーズタイトル争いでも上位に浮上することが出来た。残り2戦も気を抜かずに頑張る。

ZENTセルモスープラ38号車 ドライバー立川祐路のコメント:
 NSXとのバトルは接触で台無しにしたくなかったので、大事に攻めた。相手もミスを犯さずなかなかパス出来なかったが、最後にチャンスが訪れた。これでウエイトも重くなるが、次戦オートポリスでは2年連続ポールポジションを獲得しているので、シリーズチャンピオンを目指してベストを尽くす。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
 “富士”大会で第2戦に続いて優勝することが出来て良かった。ただ、ライバル勢も予想以上の速さを見せており、終盤戦へ向け、まだまだ頑張らなければと、勝って兜の緒を締める気持ちで臨みたい。また、GT300クラスでもMR‐S30号車がよく頑張ってくれた。残り2戦のサーキットでは、すでに事前テストも済ませており、万全の体制だが、各チームとも最後まで気を抜かずに戦ってほしい。

Text & Photo: © トヨタ自動車

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士決勝 NISOMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第6戦
「FUJI GT 300KM RACE」  決勝
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■開催月日:2005年9月25日
■開催場所:富士スピードウェイ
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■G’ZOX・HASEMI・Zが14台抜きで4位入賞
#1ザナヴィ ニスモZ、#22モチュールピットワークZも
チャンピオン争いに留まる

 9月25日(日)、SUPER GT第6戦が富士スピードウェイ(1周:4.563km)で開催され、予選8位からスタートした#3 G’ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス)が一時18位までポジションを落とすものの、猛烈な追い上げによって4位でレースをフィニッシュした。また、チャンピオンシップポイントは#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン)が3位、#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝)が5位となり、ともにシリーズ優勝戦線に留まった。

 台風17号の影響による悪天候の予報ながら、44,800名の観客が来場した。14時5分にフォーメーションラップが開始され、1周後に66周の決勝レースがスタート。
 8番グリッドからスタートした金石の#3 Zは、第1コーナーを立ち上がる際に軽く接触。隊列に戻ったところを別の車両と再びタッチし、グリーンにはじき出されてしまった。この間に18位にまでポジションを落としてしまう。金石は猛然と追い上げを開始し4周目に17位、16周目に12位へとジャンプアップ、31周目に暫定4位でピットインしコマスに交代すると、さらに上位車をパスして行った。39周目に#35スープラを抜くと4位の位置を確保。コマスはさらに上位を狙ってラップタイムを詰めて行った。レース終盤58周目にはベストラップタイムを更新するなどプッシュし、一時15秒以上あった3位#6スープラとの差を約3秒にまで詰めたところでチェッカーフラッグが振られた。

 3年連続チャンピオンを目指す#1 Zは本山哲が11番グリッドからレースをスタート。1周目のホームストレートは9位で戻ってきたが重いハンディウェイトが足かせとなり、なかなかペースアップが出来ない。8周目、21周目、24周目にポジションをひとつずつ下げてしまった。レース後半は一時7位を走行したが、48周目に#36スープラ、50周目にはチームメイトの#22 Zに順位を譲ってしまう。結果10位でレースを終え、ポイントを1点加えてチャンピオンシップ3位にとどまった。

 また、予選10位からスタートした#22 Zの柳田真孝はオープニングラップで8位につけると、クリーンかつ力強い走りで上位車グループに追従して行った。11周目に#35スープラに先行されるがタイム差をつけられずにこれを追い、28周目に暫定10位でミハエル・クルムにバトンタッチした。クルムは、9位でレース中盤を走り、48周目には#36スープラに抜かれたのちも50周目には僚友の#1 Zをパスして9位を守りきった。これによって、ポイントが2点加算され、クルム/柳田組はチャンピオンシップポイントが5位となった。
 予選12位からスタートした#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治組)は、13位でフィニッシュした。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 ホンダリリース

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白熱したバトルの末、EPSON NSX(松田/ロッテラー組)が2位表彰台を獲得
決勝日:2005年9月25日(日) サーキット:富士スピードウェイ 天候:予選/曇りのち雨 決勝/曇り時々雨 気温:24℃/路面温度:28℃(14:00現在) 決勝レース:66周(301.158km) コースコンディション:ドライ 観客数:44,800人(主催者発表)

 9月25日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)においてSUPER GT第6戦「FUJI GT 300KM RACE」の決勝レースが開催された。このサーキットでのSUPER-GTレースは今シーズン2回目となる。

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 24日(土)に開催された公式予選は朝から荒れた天候となり、午前中の予選1回目はドライコンディションとなったが、その後に雨が降り始めたために午後はウェットコンディションでの予選となった。Honda NSX-GTは予選2回目のスーパーラップに#8伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)と#32松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)の2台が出場。GT500クラス4番目にスタートした#32 EPSON NSXのA.ロッテラー選手は見事な走りでトップタイムとなる1分43秒924を記録。その後にタイム更新を果たしたドライバーは現れず、今シーズン初となるポールポジションを獲得した(第4戦SUGOではトップタイムを記録したが、ペナルティで2番手スタートに降格)。

 40kgのハンディウェイトを積みながらも好調な走りを見せていた#8 ARTA NSXは、伊藤大輔選手が1分45秒180のタイムを記録。5番手のポジションからスタートをすることとなった。

 前戦もてぎで2位となった#18 TAKATA童夢NSXは60kgのハンディウェイトを積み14番手、同じく前戦もてぎで6年振りの優勝を果たした#100 RAYBRIG NSXは80kgのハンディウェイトを積み15番手から決勝を迎えることとなった。

 25日(日)の決勝日は、未明に伊豆半島沖を通過した台風17号の影響で雲の合間に青空が見えるものの、強風が吹き荒れる天候となった。スタート時点で気温24℃、路面温度28℃のコンディションのもと、総参加台数45台(GT500クラス19台)のマシンがローリングスタートを切った。

 スタート直後の第1コーナーは#32 EPSON NSXのA.ロッテラー選手がトップを死守。オープニングラップをハイペースで周回し、早くも2秒127の差をつけた。#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手は5位、#100 RAYBRIG NSXのセバスチャン・フィリップ選手が12位、#18 TAKATA童夢NSXの道上龍選手が13位を走行した。

 序盤で快走をみせたトップのA.ロッテラー選手はバックマーカーが発生した9周目あたりで2位の#38 ZENT セルモ スープラに1秒以内にまで差を縮められるが、1分37秒台の安定したペースを崩すことなく、再び独走態勢を築いていった。

 27周目終了時に#8 ARTA NSXと#18 TAKATA童夢NSXの2台が同時にピットイン。タイヤ交換、燃料補給を行い、伊藤大輔選手と小暮卓史選手にそれぞれドライバーを交代した。トップを快走する#32 EPSON NSXは31周終了時にピットインを敢行。36秒のピット作業で松田次生選手がコースに復帰した。GT500クラスの全車がピット作業を終えた時点で#32 EPSON NSXは2位に6秒以上の大差をつけた。#8 ARTA NSXの伊藤選手は5位、#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手は11位、#100 RAYBRIG NSXのジェレミー・デュフォア選手は13位を走行した。

 雲の切れ間から日差しが垣間見えながらも、所々で小雨が降るなど不安定な天候となった決勝レースは、各チーム・ドライバーにとっても厳しい闘いを強いられた。その中でも、トップを走る松田選手は2位を走行する#38 ZENT セルモ スープラとの差を保ちながら粘りの走行を続けた。48周目には2位との差は再び1秒以内となり、その後はテール・トゥ・ノーズの争いが繰り広げられた。特に53周目の1コーナーではイン側を差し込まれるが、2・3コーナーまで併走して抑え込むなど、2台の息の詰まるバトルは多くのファンを熱狂させた。

 残り10周となってもトップ2台の神経戦は続き、タイヤの消耗具合や勝負のタイミングに注目が集まった。各コーナーでトップを攻める相手に対し、絶妙なライン取りで2位を抑え込む松田選手だったが、残り2周となった第1コーナーで再び並ばれて、ギリギリまで抑え込むが第3コーナーでついにトップの座を譲ってしまい、粘り及ばず無念の2位でチェッカーフラッグを受けた。しかし、松田選手の走りに多くのファンが賞賛の拍手を贈った。優勝は立川祐路/高木虎之介組(#38 ZENT セルモ スープラ)。

 続くHonda NSX-GT勢は#8 ARTA NSXが8位、#18 TAKATA童夢NSXが11位、#100 RAYBRIG NSXが14位でレースを終えた。

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■コメント

■白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「前戦もてぎラウンドに続いての2連勝を目指したのですが残念です。富士はNSX-GTにとっては決して有利なサーキットではないのですが、残り2周までトップを走行し、2位表彰台を獲得できたのはなによりです。特に終盤の白熱したトップ争いで松田選手がみせた走りは素晴らしいものでした。次戦オートポリスに向けて、手応えを感じていますので期待して下さい。ご声援をよろしくお願いいたします」

2位 #32 EPSON NSX
■松田 次生(Tsugio Matsuda)選手
 「ずっと粘ったのですが、最後に抜かれてしまいました。後半は相手の方が速かったので抑え込むのに必死でした。でも、立川選手とのバトルはとてもクリーンなバトルができて楽しかったです。優勝を逃して残念でしたが、良いレースができました。残りは2戦となりましたが、全力を尽くして優勝を目指します」

■アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)選手
 「スタート直後の1コーナーは激しかったけど、何とかトップを守ることができました。その後はハイペースで走ることができ、トップで松田選手にバトンタッチすることができました。優勝できなかったことは悔しいですが、松田選手の走りは素晴らしく、この結果には充分満足しています。残り2戦もこの調子で頑張りたいと思います」

Text & Photo: © HONDA

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 12周のドッグファイトをセルモスープラが制す!!

050925_04 スーパーGT第6戦FUJI GT 300KM RACEの決勝が9月25日、富士スピードウェイで行われた。
 #32EPSON NSXと息をもつかせぬ接戦を繰り広げた末、GT500クラスを制したのは、#38ZENTセルモスープラ。GT300クラスは#0EBBRO M-TEC NSXが2位以下を全車周回遅れにする圧勝劇を見せ、500、300とも富士で前回行われた第2戦と同じメンバーが勝利を挙げることとなった。
(観客動員数 44,800人)

 心配された天候は回復に向かい、決勝はドライコンディションでスタートした。
 ポールシッターのEPSON NSXを駆るアンドレ・ロッテラーが序盤から快調にトップをひた走るその後方では、4番手スタートのZENTスープラがトムス勢2台を攻略して2位にジャンプアップしてきた。ZENTを駆る高木虎之介は一時ロッテラーの背後にまで迫ったものの、ロッテラーも10周を過ぎたあたりからペースを上げ、逆にその差をじりじりと広げていく。29周目には両者の差は7秒2差にまで開いてしまう。高木は30周目にピットイン、立川祐路にステアリングを委ねた。EPSONはその翌周に松田次生に交代。

 ここから立川の追走劇が始まる。

050925_06 立川は着実に松田との差を削っていき、37周目には4秒台、40周目には3秒台にまで詰めてくる。松田も必死で逃げに掛かるが、周回遅れに行く手を阻まれ、次第にタイヤを消耗させていく。そして47周目、遂にその差は1秒を下回った。
 テール・トゥ・ノーズの状態で松田の様子をうかがっていた立川は、52周目の最終コーナーをややインベタ気味に立ち上がると、鋭い加速で松田のインに並びかけていく。一旦は前に出かけた立川であったが、1コーナーのブレーキングで松田が力づくで立川を押さえ込み、両者並走のまま100Rへ。軽い接触を伴いつつ、ここでは松田が辛くもトップを死守。
 ここから10周以上にわたって#32EPSONと#38ZENTのドッグファイトが延々と繰り広げられることとなった。インから、アウトから、さかんに揺さぶりをかけてくる立川を、巧みなライン取りと周回遅れを利用して懸命に押さえ込む松田。しかしEPSONのタイヤは傍目にも判るほど消耗が激しく、次第に松田は追い詰められていく。

 そして65周目、遂にレースが動いた。
 最終コーナーでテールに張り付いた立川がアウトから松田に並びかけていく。1コーナー進入のハードブレーキングで立川を阻止した松田であったが、続くコカコーラコーナーで立川にインを突かれ、遂にトップの座を明け渡してしまった。こうなるともう、EPSON NSXに追う力は残っておらず、立川祐路が第2戦の富士に続く今季2勝目をセルモにもたらすこととなった。 3位には、序盤に飯田章の巧みなドライビングで順位を稼いだ#6エッソウルトラフロースープラが入った。4位は#3G'ZOX HASEMI Z。オープニングラップで痛恨のコースアウトを喫し、一時はクラス最後尾まで後退したが、そこから金石とコマスが猛然と追い上げて順位を上げてきた。

050925_08 一方のGT300は、ポールシッターのM-TECが順調に後続を突き放して快走する中、後方では予選2番手の#10フェラーリがゼロ周リタイヤ、更にはポイントランキングトップの#43ARTA Garaiyaが、ダンロップコーナーでスピンから復帰しようとしていた#62ヴィーマックに激突してフロントを大破、僅か21周でレースを終えるなどの波乱があり、全くトップの座を脅かされることなくチェッカーを受け、こちらも第2戦富士に続いての2勝目を挙げた。
 #0EBBRO M-TEC NSXはこれで再びポイントトップに返り咲き、菅生から続いてきた悪い流れを断ち切ることに成功した。
 2位には#11JIM GAINERフェラーリ。3位には#30レクリスMR-Sが入った。

 次の第7戦の舞台はオートポリス。10月16日決勝だ。
 GT500もGT300も、終盤を迎えてもなおチャンピオン争いは混沌としている。

(Text:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 決勝結果

天候:曇り  コース:ドライ

P No Cls Cls.P Machine Driver Tyre Wh Lap Total/Delay
1 38 500 1 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 66 1”49'02.070
2 32 500 2 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 66 1.689
3 6 500 3 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 66 15.181
4 3 500 4 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 66 18.210
5 36 500 5 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 66 43.017
6 35 500 6 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 66 44.986
7 37 500 7 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
山本 左近
BS 30 66 45.158
8 8 500 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 66 45.687
9 22 500 9 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 66 50.196
10 1 500 10 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 60 66 51.328
11 18 500 11 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 60 66 1'27.146
12 39 500 12 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 66 1'29.303
13 12 500 13 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 40 66 1'37.721
14 100 500 14 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 80 65 1Lap
15 21 500 15 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 64 2Laps
16 34 500 16 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 62 4Laps
17 0 300 1 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 80 62 1”50'10.727
18 20 500 17 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
DL - 62 4Laps
19 11 300 2 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 61 1Lap
20 30 300 3 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 61 1Lap
21 46 300 4 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 50 61 1Lap
22 13 300 5 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 40 61 1Lap
23 19 300 6 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 30 61 1Lap
24 31 300 7 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 60 61 1Lap
25 87 300 8 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
YH - 61 1Lap
26 77 300 9 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 61 1Lap
27 27 300 10 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 60 2Laps
28 9 300 11 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH - 60 2Laps
29 5 300 12 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 59 3Laps
30 70 300 13 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 59 3Laps
31 111 300 14 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 58 4Laps
32 110 300 15 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 58 4Laps
33 72 300 16 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
YH - 57 5Laps
34 7 300 17 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 10 54 8Laps
35 - - - 以上完走 - - - - -
36 25 500 - ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
野田 英樹
YH - 42 24Laps
37 88 500 - JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
YH - 38 28Laps
38 913 300 - フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
周防 彰悟
YH - 36 26Laps
39 52 300 - プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 30 32Laps
40 47 300 - CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 26 36Laps
41 43 300 - ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 85 21 41Laps
42 2 300 - プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +1 17 45Laps
43 777 300 - 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 10 52Laps
44 10 300 - MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
番場 琢
DL - 0 -
45 62 300 - WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH - - 失格

規定周回数
GT500:46Laps   GT300:43Laps  

Fastest Lap
GT500:  No.25  1'35.999(36/42Lap) 171.114km/h
GT300:  No.0         1'43.336(37/62Lap)    158.965km/h

* No.36は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗追い越し)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.100は、公式通知No.6-2.(ピットロードでの追い越し)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.34、110は、GTAブルテンNo.2005-028(接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.20は、本大会特別規則書第26条3.違反(ピットロード速度超過)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.20は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4.e)違反(ピット出口のホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.111は、ピットエンド信号無視により、罰金5万円とした。
*No.62は、危険行為のため、失格および罰金50万円とした。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 スタートドライバー

P No Cls Cls.P Machine Driver Tyre Wh
1 32 500 1 EPSON NSX アンドレ・ロッテラー (D) DL -
2 36 500 2 OPEN INTERFACE TOM'S SUPURA 土屋 武士 BS 30
3 37 500 3 OPEN INTERFACE TOM'S SUPURA 片岡 龍也 BS 30
4 38 500 4 ZENT セルモ スープラ 高木 虎之介 BS 10
5 8 500 5 ARTA NSX ラルフ・ファーマン (GB) BS 40
6 6 500 6 エッソウルトラフロースープラ 飯田 章 BS 20
7 39 500 7 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR) BS 10
8 3 500 8 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘 BS -
9 25 500 9 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学 YH -
10 22 500 10 モチュール ピットワーク Z 柳田 真孝 BS 40
11 1 500 11 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲 BS 60
12 12 500 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F) BS 40
13 34 500 13 BANDAI スープラ 横溝直輝 DL +1
14 18 500 14 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍 BS 60
15 100 500 15 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F) BS 80
16 21 500 16 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥 DL -
17 20 500 17 Tajimax McLAREN F-1 GTR 一ツ山 幹雄 DL -
18 88 500 18 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司 YH -
19 35 500 19 イエローハットYMSスープラ ピーター・ダンブレック(GB) DL -
20 0 300 1 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹 DL 80
21 10 300 2 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛 DL -
22 13 300 3 エンドレス アドバン Z 影山 正美 YH 40
23 11 300 4 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也 DL -
24 46 300 5 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹 YH 50
25 30 300 6 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太 MI 35
26 62 300 7 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介 YH -
27 5 300 8 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二 YH +2
28 2 300 9 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 渡辺 明 YH +1
29 7 300 10 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一 YH 10
30 27 300 11 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお YH 10
31 43 300 12 ARTA Garaiya 新田 守男 MI 85
32 9 300 13 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山田 英二 YH -
33 31 300 14 吉兆宝山 MR-S 中嶋 一貴 MI 60
34 19 300 15 ウェッズスポーツセリカ 谷口 信輝 YH 30
35 47 300 16 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛 YH +2
36 52 300 17 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典 KH -
37 87 300 18 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ YH -
38 777 300 19 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 砂子 塾長 YH -
39 111 300 20 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也 YH -
40 72 300 21 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博 YH -
41 70 300 22 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三 YH -
42 110 300 23 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 大井 貴之 YH -
43 77 300 24 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄 YH +2
44 913 300 25 フィールズADVAN CORVETTE C6 周防 彰悟 YH -

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル □タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ ※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。 ※T.B.N: To Be Nominated(未定)

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士フリー走行 ARTA NSXがトップタイム

050925_02 スーパーGT第6戦の決勝前フリー走行が9月25日朝、富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#8 ARTA NSX、GT300クラスでは#0 EBBRO M-TEC NSXがそれぞれトップタイムを記録した。

 台風接近に伴い、公式予選日は雨に翻弄される格好となったが、決勝日を迎えた富士スピードウェイは風こそ強いものの、天候は回復に向かっており、決勝での雨の心配はなさそうだ。 フリー走行開始時点での気温は22度、路面温度は25度。コースは所々に濡れた部分が残っているものの、ほぼドライ。全車スリックタイヤでの走行だ。

 GT500でトップに立ったのは#8ARTA NSX。NAエンジン投入以来抜群の速さを見せ続けながら不運に泣かされているARTAだが、決勝に向けての仕上がりは上々のようだ。ベストタイムは伊藤大輔の出した1分36秒266。
 2番手は#6エッソウルトラフロースープラ。スープラと相性のいい富士で勝利をつかめるか。タイムは脇阪寿一の出した1分36秒385がベスト。そして前回第2戦優勝の#38ZENTセルモスープラが3番手で続く。
 予選では重量規定違反に問われてタイム抹消の裁定を下され、今回は最後尾スタートとなった#35イエローハットYMSスープラも7番手につけ、決勝での巻き返しを狙っている。
 ポールシッターの#32EPSON NSXは8番手。
 Z勢は#12カルソニックの9番手が最上位と、ここでは分が悪いようだ。

 GT300ではポールシッターの#0EBBRO NSXがここでもトップ。タイムは1分43秒720だが、#11JIM GAINERフェラーリと#46Dream Cube's Z、#43ARTA Garaiyaも僅差で続いており、第2戦のような独走劇にはなりそうもない。

 スーパーGT第6戦決勝は、午後2時10分から、66周で行われる。

(Text:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 フリー走行結果

天候:曇り  コース:ドライ

P No Cls P Machine Driver Tyre Wh 0 Time Delay Gap
1 8 500 1 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 36.266 - -
2 6 500 2 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 1' 36.385 0.119 0.119
3 38 500 3 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 1' 36.841 0.575 0.456
4 36 500 4 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 1' 36.850 0.584 0.009
5 18 500 5 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 60 1' 36.899 0.633 0.049
6 39 500 6 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 1' 37.030 0.764 0.131
7 35 500 7 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 1' 37.131 0.865 0.101
8 32 500 8 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 37.168 0.902 0.037
9 12 500 9 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 40 1' 37.199 0.933 0.031
10 34 500 10 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 37.222 0.956 0.023
11 1 500 11 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 60 1' 37.324 1.058 0.102
12 3 500 12 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 37.337 1.071 0.013
13 22 500 13 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 1' 37.405 1.139 0.068
14 25 500 14 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
野田 英樹
YH - 1' 37.454 1.188 0.049
15 100 500 15 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 80 1' 37.908 1.642 0.454
16 21 500 16 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 37.953 1.687 0.045
17 37 500 17 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
山本 左近
BS 30 1' 38.039 1.773 0.086
18 20 500 18 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
DL - 1' 40.738 4.472 2.699
19 88 500 19 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
YH - 1' 41.772 5.506 1.034
20 0 300 1 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 80 1' 43.720 - -
21 11 300 2 JIM GAINER FERRARI
DUNLOP
田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 43.992 0.272 0.272
22 46 300 3 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 50 1' 44.106 0.386 0.114
23 43 300 4 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 85 1' 44.156 0.436 0.050
24 7 300 5 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 10 1' 44.238 0.518 0.082
25 10 300 6 MACH-GO FERRARI
DUNLOP
三船 剛
番場 琢
DL - 1' 44.357 0.637 0.119
26 30 300 7 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 1' 44.529 0.809 0.172
27 77 300 8 クスコ スバル ADVAN
インプレッサ
小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 44.601 0.881 0.072
28 27 300 9 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 1' 44.660 0.940 0.059
29 2 300 10 プリヴェチューリッヒ・
アップルRD320R
高橋 一穂
渡辺 明
YH +1 1' 44.667 0.947 0.007
30 62 300 11 WILLCOM ADVAN
VEMAC 350R
柴原 眞介
植松 忠雄
YH - 1' 44.692 0.972 0.025
31 47 300 12 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 45.036 1.316 0.344
32 31 300 13 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 60 1' 45.039 1.319 0.003
33 19 300 14 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 30 1' 45.057 1.337 0.018
34 13 300 15 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 40 1' 45.075 1.355 0.018
35 87 300 16 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
YH - 1' 45.271 1.551 0.196
36 5 300 17 プロμMACH5 B-1 320R
TEAM KYUSHU
玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 45.450 1.730 0.179
37 9 300 18 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH - 1' 45.494 1.774 0.044
38 70 300 19 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 45.543 1.823 60.049
39 777 300 20 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 46.371 2.651 0.828
40 52 300 21 プロμ太陽石油KUMHO
セリカ
竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 46.558 2.838 0.187
41 111 300 22 ARKTECH with
TeamLeyJun 968GT4
飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 1' 47.133 3.413 0.575
42 72 300 23 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
YH - 1' 47.750 4.030 0.617
43 110 300 24 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 1' 48.290 4.570 0.540
44 913 300 25 フィールズADVAN
CORVETTE C6
福山 英朗
周防 彰悟
YH - 2' 12.784 29.064 24.494

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 公式予選正式総合結果

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 32 EPSON NSX 松田 次生
*アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 43.924
☆ 2 36 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
*ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 1' 44.254
☆ 3 37 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
* 山本 左近
BS 30 1' 44.429
☆ 4 38 ZENT セルモ スープラ *立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 1' 44.633
☆ 5 8 ARTA NSX *伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 45.180
☆ 6 6 エッソウルトラフロースープラ *脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 1' 46.057
☆ 7 39 デンソー サード スープラGT *アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 1' 46.328
☆ 8 3 G'ZOX・HASEMI・Z *金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 46.724
☆ 9 25 ECLIPSE ADVAN スープラ *織戸 学
野田 英樹
YH - 1' 48.401
☆ 10 22 モチュール ピットワーク Z *ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 1' 53.902
11 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 60 1' 35.916
12 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 40 1' 35.960
13 34 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 35.961
14 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 60 1' 36.512
15 100 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 80 1' 36.528
16 21 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 36.615
17 20 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
DL - 1' 37.405
18 *88 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
YH - 1' 40.390
19 *35 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 1' 47.653
- - 以上 予選通過 - - - - -

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
*細川 慎弥
DL 80 1' 51.579
☆ 2 10 MACH-GO FERRARI DUNLOP *三船 剛
番場 琢
DL - 1' 51.685
☆ 3 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
*影山 正美
YH 40 1' 52.245
☆ 4 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP *田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 52.258
☆ 5 46 Dream Cube's ADVAN Z *星野 一樹
青木 孝行
YH 50 1' 52.613
☆ 6 30 RECKLESS MR-S *佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 1' 52.857
☆ 7 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R *柴原 眞介
植松 忠雄
YH - 1' 53.370
☆ 8 5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU *玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 53.645
☆ 9 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
*渡辺 明
YH +1 1' 53.737
☆ 10 7 雨宮アスパラドリンクRX7 *山路 慎一
井入 宏之
YH 10 1' 54.674
11 27 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 1' 43.944
12 43 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 85 1' 43.963
13 9 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH - 1' 44.093
14 31 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 60 1' 44.113
15 *19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 30 1' 44.198
16 *47 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 44.292
17 52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 44.405
18 87 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
YH - 1' 44.597
19 777 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 45.242
20 111 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 1' 45.750
21 72 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
YH - 1' 46.451
22 70 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 46.544
23 110 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 1' 46.685
24 77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 48.082
25 913 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
周防 彰悟
YH - 1' 49.702
- - 以上 予選通過 - - - - -
- 112 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - - 出走せず

予選通過基準タイム(107%) GT500クラス 1回目:1'47.773 2回目:1'53.344
GT300クラス 1回目:1'50.089 2回目:1'50.499
( )つきドライバーは予選不通過
☆印は、スーパーラップ選抜車両

*No.35(1回目)は、2005年JAF国内競技車両規則第1編部門I第7章別表2違反(車両重量)により、全予選タイム抹消のペナルティを課した。
*No.88(2回目)、No.19(2回目)、No.47(2回目)は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4.d)違反(ピット入り口のホワイトラインカット)により、1回目予選のベストタイム削除のペナルティを課す。
*No.77(2回目)は、GTAブルテンNo.2005-028違反(他者との接触)により、1回目予選ベストタイム削除のペナルティを課す。

※大会審査委員会はGT500-CarNo.35、GT300-CarNo.913の決勝レース出走を各クラス最後尾グリッドを条件に認める。

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

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SUPER GT第6戦富士予選 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

■雨のスーパーラップは意外な展開に
G’ZOX・HASEMI・Zが予選8位、
モチュールピットワークZは同10位を確定

 台風17号の影響による雨があがり、SUPER GT第6戦の公式予選1回目が行われた9月24日(土)午前10時20分時点では富士スピードウェイのコースは徐々に乾きつつあった。
 20分間のGT300の専有走行を経て、GT500マシンのタイムアタックショーが始まった。#1 Zは、1分35秒916のベストラップを早々に記録したが12番手タイム。#22 Zは、専有時間にクルムが出した1分35秒890が11番目のタイムとなった。#12 Zは、前日の練習走行からセットアップが定まらず、このタイムアタックでもベストラップが1分 35秒961の13番手であった。ハンディウェイトなしの#3 Zは、金石年弘がタイムアタックを担当。Z勢トップ、総合5位の1分35秒222を記録し、スーパーラップ進出権を獲得した。

 GT500の公式予選2回目は午後2時50分から行われ、その後続いてスーパーラップとなった。
 1回目の公式予選で11位、12位となったニスモの2台は、この時間を決勝のセットアップに使う予定だったが、ニスモピットは突然の知らせで慌ただしく動いた。1回目予選で2位となった#35スープラが走行後の計量で規定重量不足と判定されたためタイム抹消となり、同11位だった#22モチュールピットワークZにスーパーラップ出場権が回ってきたからだ。
 #22 Zは、15分間の走行時間を使ってスーパーラップの準備を進めたが、その間にさらに降雨は激しくなり、浅溝タイヤから深溝に交換するなど、状況に合わせるのが精一杯であった。GT500スーパーラップの第一走者となったミハエル・クルムはアタックラップに繰り出して行ったが、ウェットとは言え1分53秒902という不本意なタイムで走行を終えた。順位は10位であった。

 1回目予選で5番手タイムを出した#3 G’ZOX・HASEMI・Zは、GT500スーパーラップの6枠目にアタックランをスタートした。15分間の走行時間帯に、低ドラッグ・低ダウンフォース仕様からハイダウンフォース仕様へとセッティング変更を行い、スーパーラップに臨む予定であったが予想外の降雨で計画が崩れ、仕様変更のチェックが不完全なままアタック走行の順番を待つこととなった。雨は弱まったものの急造の空力バランスがマッチせず、金石はハンドリングをコントロールするのに悪戦苦闘してタイムロス。1分46秒724のタイムで8番グリッドを確定した。

 突然の雨によってハプニングが続出したスーパーラップは、1回目の予選で7位であった#32 NSXがスープラ勢を抑えて一躍トップに踊り出て終了した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

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SUPER GT第6戦富士 ポールシッターのコメント

050924_10

GT500クラス #32EPSON NSX
アンドレ・ロッテラー
 ポールが獲れて最高の気分だよ。僕はGTでの雨の経験が少ないので、このタイムにはびっくりしてるんだ。
 予選2回目の15分間でスーパーラップ用のセッティングをしていったんだけど、これでクルマはすごく良くなったんだ。
 実は、僕らのタイヤはもっと雨の多い状態のほうがベストなんだけど、とにかく与えられた情況で出来る限りプッシュしたよ。それでも、自分が走り終えた後でコースはどんどん乾いていったので、後続のドライバーに抜かれるんじゃないかと不安だったんだ。
 タイヤもクルマもドライでもウェットでもいい状態だから、明日はいい結果が出せると思うよ。

松田次生
 今までなかなか歯車が噛み合わなくて結果が出ませんでしたが、チーム全員がそれにめげずに頑張った結果、今回いい流れに乗れたのだと思います。
 ダンロップタイヤは前回の富士でも良かったですし、もともと決勝に強いタイヤなので、明日はドライでもウェットでもいけると思います。あとはストレートにシケインでもつけてくれればスープラをぶっちぎれるんですけどね(笑) 実際、セクター3だけでスープラ勢にはコンマ2秒も差をつけられてますから。
 予選1回目で走れなかったのは、エンジンを暖機しているときに燃料ポンプのトラブルが見つかって、それの交換をしていたからです。全部交換してしまったので今はもう問題ありません。


GT300クラス #0 EBBRO M-TEC NSX
細川慎弥

 スーパーラップの前に雨が降ってきて、ちょっとどたばたしましたけど、テストでタイヤの状態がいいことは判っていたので、僕自身はそんなに慌てずに自分の走りに集中できました。 そこそこにまとめて2位だと悔しいので、思い切って行くだけ行きましたよ。
 明日は黒澤さんに頑張ってぶっちぎってもらって、僕はその差を守って勝ちたいですね(笑) 前回の菅生であんなことがあって、18ポイントも失ってランキングも5位に落ちてしまいましたから、今は特にどこがライバルとかはありません。全員がライバルです。

黒澤治樹
 クルマはウェットでもドライでも両方良くて、すごくバランスが取れています。重いのにうまくバランスが取れていますし、タイヤもそれにあわせて作りこんできているので、問題はありませんね。
 明日はドライでもウェットでもいけると思います。それでも、第2戦みたいな圧勝は不可能だとは思いますが。
 これからは菅生で失ったポイントを取り返すつもりで上位とのポイント差を詰めていって、最終戦までに追いつけるようなレースをしたいです。そういう意味では、ライバルはポイントトップのガライヤですね。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士公式予選2回目&スーパーラップ ダンロップ勢が他を圧倒!

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 スーパーGT第6戦、FUJI GT 300KM RACEの公式予選2回目とスーパーラップが9月24日、富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#32EPSON NSX、GT300クラスは#0EBBRO M-TEC NSXがそれぞれポールポジションを獲得した。

 予選1回目の終了後、ピットウォークの時間に再び小雨が降ってきたが、これはすぐに止み、公式予選2回目は曇り空の下、ドライコンディションで開始された。
 現在のGT統一規則では午前中の予選タイムで既に各クラス11位以下のグリッドは決定してしまっているため、このセッションでは決勝に向けての最終調整と、次のスーパーラップに向けてのウォームアップが主な目的になる。ただし、午前中出走できなかった#112ARKTECH WAKO'S GT3にとっては、これは予選通過基準タイムをクリアする大事なセッションだ。

 GT300の専有走行では、午前中2番手だった#0EBBRO M-TEC NSXの細川慎弥が開始早々に1分43秒053のトップタイムを叩き出して早めに走行を切り上げた。2位には#2プリベチューリッヒRD320Rの渡辺明、3位には#11JIM GAINERフェラーリの田中哲也がつけ、午前中ポールの#46Dream Cube's ADVAN Zの星野一樹は6番手。上位7台はスーパーラップ出場組が占めた。
 
 GT300の専有終了間際に再び小雨が降り出し、ウェット宣言が出された。雨脚は更に強まり、 GT500の専有走行は横殴りの雨の中、ウェットコンディションで行われることになった。
 ここでトップに立ったのは、アンドレ・ロッテラーのドライブで1分45秒905を記録した#32EPSON NSX。午前中の予選を席巻したスープラ勢を退け、ダンロップタイヤのウェット路面での優秀性を証明して見せた。2位には#39デンソーサードスープラ、3位には#8ARTA NSXがつけた。

 予選2回目が終了してから5分後にスーパーラップが開始された。
 まずはGT300。この週末初めて経験するフルウェットコンディションに、午前中トップの#46Dream Cube's Zの星野一樹や#2プリベ・チューリッヒRD320の渡辺明らが大きく順位を落とす中、予選2回目から好調の#0 EPSON NSXを駆る細川慎弥が1分51秒579でポールポジションを獲得してみせた。2番手には#10MACH-GO フェラーリを駆る三船剛がつけ、午前中の7位から見事なジャンプアップを果たした。3位には#13エンドレスZを駆る影山正美がつけて貫禄を見せ付けた。

 続いてのGT500では、セッション途中から雨が止み、徐々にコースコンディションが回復する中、午後の15分間のセッションでうまくセッティングをあわせこんだ#32EPSON NSXを駆るアンドレ・ロッテラーが見事ポールを獲得。5番手出走(午前中6位)ながら1分43秒924と、2位の#36OPEN INTERFACEスープラのジェームズ・コートニーをコンマ3秒突き放して見せた。同じトムスの#37山本左近もアグレッシブな走りで3位につけた。午前中暫定ポールの#38ZENTセルモスープラの立川祐路はいまひとつスピードに乗り切れず4位に終わった。

 スーパーGT第6戦の決勝は9月25日午後2時10分より、66周で行われる。

(Text:末廣和久 Photo:Keiichiro TAKESHITA)

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 予選総合結果(暫定)

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 32 EPSON NSX 松田 次生
*アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 43.924
☆ 2 36 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
*ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 1' 44.254
☆ 3 37 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
* 山本 左近
BS 30 1' 44.429
☆ 4 38 ZENT セルモ スープラ *立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 1' 44.633
☆ 5 8 ARTA NSX *伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 45.180
☆ 6 6 エッソウルトラフロースープラ *脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 1' 46.057
☆ 7 39 デンソー サード スープラGT *アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 1' 46.328
☆ 8 3 G'ZOX・HASEMI・Z *金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 46.724
☆ 9 25 ECLIPSE ADVAN スープラ *織戸 学
野田 英樹
YH - 1' 48.401
☆ 10 22 モチュール ピットワーク Z *ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 1' 53.902
11 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 60 1' 35.916
12 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 40 1' 35.960
13 34 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 35.961
14 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 60 1' 36.512
15 100 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 80 1' 36.528
16 21 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 36.615
17 20 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
DL - 1' 37.405
18 *88 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
YH - 1' 40.390
- - 以上 予選通過 - - - - -
- 35 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - - -

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time
☆ 1 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
*細川 慎弥
DL 80 1' 51.579
☆ 2 10 MACH-GO FERRARI DUNLOP *三船 剛
番場 琢
DL - 1' 51.685
☆ 3 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
*影山 正美
YH 40 1' 52.245
☆ 4 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP *田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 52.258
☆ 5 46 Dream Cube's ADVAN Z *星野 一樹
青木 孝行
YH 50 1' 52.613
☆ 6 30 RECKLESS MR-S *佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 1' 52.857
☆ 7 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R *柴原 眞介
植松 忠雄
YH - 1' 53.370
☆ 8 5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU *玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 53.645
☆ 9 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
*渡辺 明
YH +1 1' 53.737
☆ 10 7 雨宮アスパラドリンクRX7 *山路 慎一
井入 宏之
YH 10 1' 54.674
11 27 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 1' 43.944
12 43 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 85 1' 43.963
13 9 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH - 1' 44.093
14 31 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 60 1' 44.113
15 *19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 30 1' 44.198
16 *47 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 44.292
17 52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 44.405
18 87 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
YH - 1' 44.597
19 777 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 45.242
20 111 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 1' 45.750
21 72 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
YH - 1' 46.451
22 70 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 46.544
23 110 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 1' 46.685
24 77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 48.082
- - 以上 予選通過 - - - - -
- 913 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
周防 彰悟
YH - 1' 49.702
- 112 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - - 出走せず

予選通過基準タイム(107%)
GT500クラス 1回目:1'47.773 2回目:1'53.344
GT300クラス 1回目:1'50.089 2回目:1'50.499
( )つきドライバーは予選不通過
☆印は、スーパーラップ選抜車両

*No.35(1回目)は、2005年JAF国内競技車両規則第1編部門I第7章別表2違反(車両重量)により、全予選タイム抹消のペナルティを課した。
*No.88(2回目)、No.19(2回目)、No.47(2回目)は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4.d)違反(ピット入り口のホワイトラインカット)により、1回目予選のベストタイム削除のペナルティを課す。
*No.77(2回目)は、GTAブルテンNo.2005-028違反(他者との接触)により、1回目予選ベストタイム削除のペナルティを課す。

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 スーパーラップ結果

天候:雨 コース:ウェット

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 32 EPSON NSX 松田 次生
*アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 43.924 - -
2 36 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
*ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 1' 44.254 0.330 0.330
3 37 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
* 山本 左近
BS 30 1' 44.429 0.505 0.175
4 38 ZENT セルモ スープラ *立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 1' 44.633 0.709 0.204
5 8 ARTA NSX *伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 45.180 1.256 0.547
6 6 エッソウルトラフロースープラ *脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 1' 46.057 2.133 0.877
7 39 デンソー サード スープラGT *アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 1' 46.328 2.404 0.271
8 3 G'ZOX・HASEMI・Z *金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 46.724 2.800 0.396
9 25 ECLIPSE ADVAN スープラ *織戸 学
野田 英樹
YH - 1' 48.401 4.477 1.677
10 22 モチュール ピットワーク Z *ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 1' 53.902 9.978 5.501

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
*細川 慎弥
DL 80 1' 51.579 - -
2 10 MACH-GO FERRARI DUNLOP *三船 剛
番場 琢
DL - 1' 51.685 0.106 0.106
3 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
*影山 正美
YH 40 1' 52.245 0.666 0.560
4 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP *田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 52.258 0.679 0.013
5 46 Dream Cube's ADVAN Z *星野 一樹
青木 孝行
YH 50 1' 52.613 1.034 0.355
6 30 RECKLESS MR-S *佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 1' 52.857 1.278 0.244
7 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R *柴原 眞介
植松 忠雄
YH - 1' 53.370 1.791 0.513
8 5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU *玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 53.645 2.066 0.275
9 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
*渡辺 明
YH +1 1' 53.737 2.158 0.092
10 7 雨宮アスパラドリンクRX7 *山路 慎一
井入 宏之
YH 10 1' 54.674 3.095 0.937

*印のドライバーがタイムアタックを担当した

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 公式予選2回目結果

天候:雨 コース:ウェット

GT500クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
  1 32 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 45.905 - -
2 39 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 1' 45.912 0.007 0.007
3 8 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 45.971 0.066 0.059
4 38 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 1' 46.054 0.149 0.083
5 6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 1' 46.390 0.485 0.336
6 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 40 1' 46.449 0.544 0.059
7 1 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 60 1' 46.681 0.776 0.232
8 100 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 80 1' 46.696 0.791 0.015
9 22 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 1' 46.935 1.030 0.239
10 25 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
野田 英樹
YH - 1' 47.250 1.345 0.315
11 18 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 60 1' 47.319 1.414 0.069
12 34 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 47.339 1.434 0.020
13 21 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 49.977 4.072 2.638
14 36 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 1' 50.823 4.918 0.846
15 88 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
YH - 1' 52.210 6.305 1.387
16 37 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
山本 左近
BS 30 1' 57.542 11.637 5.332
17 3 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 57.607 11.702 0.065
- 20 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
DL - -- - -
- - 以上 予選通過 - - - - - - -
- 35 イエローハットYMSスープラ (服部 尚貴)
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 1' 47.653 1.748 -

GT300クラス

P No. Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
1 0 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 80 1' 43.053 - -
2 2 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +1 1' 43.277 0.224 0.224
  3 11 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 43.483 0.430 0.206
4 10 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
番場 琢
DL - 1' 43.509 0.456 0.026
5 27 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 1' 43.686 0.633 0.177
6 46 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 50 1' 43.784 0.731 0.098
7 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 10 1' 44.151 1.098 0.367
8 87 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
YH - 1' 44.160 1.107 0.009
9 13 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 40 1' 44.412 1.359 0.252
10 77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 44.798 1.745 0.386
11 30 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 1' 44.799 1.746 0.001
12 5 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 44.872 1.819 0.073
13 47 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 45.058 2.005 0.186
14 19 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 30 1' 45.381 2.328 0.323
15 31 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 60 1' 45.497 2.444 0.116
16 52 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 46.325 3.272 0.828
17 72 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
YH - 1' 47.383 4.330 1.058
18 777 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 48.603 5.550 1.220
19 70 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 49.716 6.663 1.113
- 62 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH - - - - -
- 9 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH -   -- - -
- 43 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 85 -- - -
- 110 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - -- - -
- 111 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - -- - -
- - 以上 予選通過 - - - - - - -
- 112 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 (余郷 敦)
(壺林 貴也)
YH - 出走せず - -
- 913 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
(周防 彰悟)
YH - 1' 51.747 8.694 -

予選通過基準タイム(107%)
GT500クラス 1'53.344
GT300クラス 1'50.499
( )つきドライバーは予選不通過
□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 公式予選1回目結果(訂正版)

天候:曇り コース:ウェット&ドライ

予選1回目

Pos. No. Cls P Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
☆ 1 38 500 1 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 1' 35.012 - -
☆ 2 36 500 2 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 1' 35.159 0.147 0.147
☆ 3 8 500 3 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 35.175 0.163 0.016
☆ 4 3 500 4 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 35.222 0.210 0.047
☆ 5 6 500 5 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 1' 35.230 0.218 0.008
☆ 6 32 500 6 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 35.363 0.351 0.133
☆ 7 37 500 7 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
山本 左近
BS 30 1' 35.592 0.580 0.229
☆ 8 39 500 8 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 1' 35.631 0.619 0.039
☆ 9 25 500 9 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
野田 英樹
YH - 1' 35.658 0.646 0.027
☆ 10 22 500 10 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 1' 35.890 0.878 0.232
11 1 500 11 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 60 1' 35.916 0.904 0.026
12 12 500 12 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 40 1' 35.960 0.948 0.044
13 34 500 13 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 35.961 0.949 0.001
14 18 500 14 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 60 1' 36.512 1.500 0.551
15 100 500 15 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 80 1' 36.528 1.516 0.016
16 21 500 16 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 36.615 1.603 0.087
17 20 500 17 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
DL - 1' 37.405 2.393 0.790
18 88 500 18 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
YH - 1' 40.366 5.354 2.961
☆19 46 300 1 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 50 1' 42.830 - -
☆ 20 0 300 2 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 80 1' 42.861 0.031 0.031
☆ 21 62 300 3 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH - 1' 42.972 0.142 0.111
☆ 22 5 300 4 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 43.215 0.385 0.243
☆ 23 13 300 5 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 40 1' 43.300 0.470 0.085
☆ 24 2 300 6 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +1 1' 43.395 0.565 0.095
☆ 25 10 300 7 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
番場 琢
DL - 1' 43.446 0.616 0.051
☆ 26 7 300 8 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 10 1' 43.451 0.621 0.005
☆ 27 11 300 9 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 43.488 0.658 0.037
☆ 28 30 300 10 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 1' 43.865 1.035 0.377
  29 27 300 11 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 1' 43.944 1.114 0.079
30 43 300 12 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 85 1' 43.963 1.133 0.019
31 19 300 13 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 30 1' 44.041 1.211 0.078
32 47 300 14 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 44.060 1.230 0.019
33 9 300 15 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH - 1' 44.093 1.263 0.033
34 31 300 16 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 60 1' 44.113 1.283 0.020
35 77 300 17 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 44.393 1.563 0.280
36 52 300 18 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 44.405 1.575 0.012
37 87 300 19 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
YH - 1' 44.597 1.767 0.192
38 777 300 20 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 45.242 2.412 0.645
39 111 300 21 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 1' 45.750 2.920 0.508
40 72 300 22 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
YH - 1' 46.451 3.621 0.701
41 70 300 23 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 46.544 3.714 0.093
42 110 300 24 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 1' 46.685 3.855 0.141
43 913 300 25 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
(周防 彰悟)
YH - 1' 49.702 6.872 3.017
- - - - 以上 予選通過 - - - - - - -
- 35 500 - イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - - - - -
- 112 300 26 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - - 出走せず - -

予選通過基準タイム
GT500:1'41.750 107%   GT300:1'50.089 107%
( )つきドライバーは予選不通過

☆印の車両がスーパーラップ進出

*No.35は、2005年JAF国内競技車両規則第1編部門I第7章別表2違反(車両重量)により、
全予選タイム抹消のペナルティを課す。

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 公式予選1回目結果

天候:曇り コース:ウェット&ドライ

Pos. No. Cls P Car Driver Tyre Wh Time Delay Gap
☆ 1 38 500 1 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 10 1' 35.012 - -
☆ 2 35 500 2 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 1' 35.110 0.098 0.098
☆ 3 36 500 3 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 30 1' 35.159 0.147 0.049
☆ 4 8 500 4 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 1' 35.175 0.163 0.016
☆ 5 3 500 5 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 1' 35.222 0.210 0.047
☆ 6 6 500 6 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 20 1' 35.230 0.218 0.008
☆ 7 32 500 7 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL - 1' 35.363 0.351 0.133
☆ 8 37 500 8 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
山本 左近
BS 30 1' 35.592 0.580 0.229
☆ 9 39 500 9 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 10 1' 35.631 0.619 0.039
☆ 10 25 500 10 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
野田 英樹
YH - 1' 35.658 0.646 0.027
11 22 500 11 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 40 1' 35.890 0.878 0.232
12 1 500 12 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 60 1' 35.916 0.904 0.026
13 12 500 13 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 40 1' 35.960 0.948 0.044
14 34 500 14 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 1' 35.961 0.949 0.001
15 18 500 15 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 60 1' 36.512 1.500 0.551
16 100 500 16 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 80 1' 36.528 1.516 0.016
17 21 500 17 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 1' 36.615 1.603 0.087
18 20 500 18 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
DL - 1' 37.405 2.393 0.790
19 88 500 19 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
YH - 1' 40.365 5.353 2.960
☆ 20 46 300 1 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH 50 1' 42.830 - -
☆ 21 0 300 2 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 80 1' 42.861 0.031 0.031
☆ 22 62 300 3 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH - 1' 42.972 0.142 0.111
☆ 23 5 300 4 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 1' 43.215 0.385 0.243
☆ 24 13 300 5 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 40 1' 43.300 0.470 0.085
☆ 25 2 300 6 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +1 1' 43.395 0.565 0.095
☆ 26 10 300 7 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
番場 琢
DL - 1' 43.446 0.616 0.051
☆ 27 7 300 8 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 10 1' 43.451 0.621 0.005
☆ 28 11 300 9 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 1' 43.488 0.658 0.037
☆ 29 30 300 10 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 35 1' 43.865 1.035 0.377
30 27 300 11 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 10 1' 43.944 1.114 0.079
31 43 300 12 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 85 1' 43.963 1.133 0.019
32 19 300 13 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH 30 1' 44.041 1.211 0.078
33 47 300 14 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 1' 44.060 1.230 0.019
34 9 300 15 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
YH - 1' 44.093 1.263 0.033
35 31 300 16 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 60 1' 44.113 1.283 0.020
36 77 300 17 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 1' 44.393 1.563 0.280
37 52 300 18 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 1' 44.405 1.575 0.012
38 87 300 19 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
YH - 1' 44.597 1.767 0.192
39 777 300 20 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 1' 45.242 2.412 0.645
40 111 300 21 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - 1' 45.750 2.920 0.508
41 72 300 22 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
YH - 1' 46.451 3.621 0.701
42 70 300 23 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 1' 46.544 3.714 0.093
43 110 300 24 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 1' 46.685 3.855 0.141
44 913 300 25 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
(周防 彰悟)
YH - 1' 49.702 6.872 3.017
- - - - 以上 予選通過 - - - - - - -
- 112 300 26 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH -   出走せず - -

予選通過基準タイム
GT500:1'41.750 107%   GT300:1'50.089 107%
( )つきドライバーは予選不通過

☆印の車両がスーパーラップ進出

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、  カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士予選1回目 スープラ勢が上位独占!

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 スーパーGT第6戦FUJI GT 300KM RACEの公式予選1回目が9月24日午前に行われ、GT500クラスは#38ZENTセルモスープラ、GT300クラスは#46Dream Cube's ADVAN Zがそれぞれトップタイムを記録した。

 公式予選1回目は午前10時20分にGT300の専有走行から開始された。
 前夜半から早朝にかけて降っていた雨は止んだものの、コース上は大部分が濡れているため、予選開始に先立ってウェット宣言が出された。
 しかし既に行われたカートやインテグラの予選のお陰もあって、レコードライン上は乾き始めている。タイヤ選択に悩む難しいコンディションだが、今回ももてぎ同様このセッションのみでスーパーラップ進出が決まるため、各車一斉にコースに飛び出し、徐々にペースを上げていく。
 最初にトップに立ったのは#62ヴィーマックの柴原真介。タイムは1分44秒282だ。
 しかしすぐに#27ヴィーマック蜜山祥吾、#11フェラーリ田中哲也、#46Z星野一樹らが次々にタイムを更新して柴原を上回ってきた。更には#2ヴィーマック渡辺明、#30MR-S佐々木孝太、#7RX-7山路慎一らもタイムを上げ、専有走行時間が終わったときには62号車は8番手まで後退してしまった。
 この時点でのトップは前回優勝の46号車、星野一樹の出したタイムは1分43秒341だ。2位に#7雨宮RX-7、3位に#11ジム・ゲイナー フェラーリがつけた。

 GT500クラスで最初にトップに立ったのは、久々に登場の#20マクラーレン。ドライバーは田嶋栄一、タイムは1分37秒405だ。
 一方、上位常連組は開始当初は慎重な走行を重ねていたが、コースが乾いていくにつれて次々にペースアップ、#6スープラ脇阪寿一、#12Zブノワ・トレルイエ、#1Z本山哲、#39スープラのアンドレ・クートらがマクラーレンのタイムを上回ってきた。
 タイムアタック合戦は残り5分を切ったところから更に激しくなり、トップから11番手までが1分35秒台にひしめく接戦となった。
 #6脇阪、#36ジェームズ・コートニー、#38立川祐路と、めまぐるしくトップが入れ替わり、その後方で#3金石、#35服部、#8伊藤らも上位に上がってきた。
 第2戦と同様、スープラ勢が優勢なようだ。
 結局、GT500の専有走行は立川が1分35秒012を叩き出した#38ZENTセルモをトップに、2位#35イエローハット、3位#36OPEN INTERFACEと、スープラ勢が上位を独占し、最後の混走セッションへと移っていった。

 GT500、GT300ともにスーパーラップ進出を賭けた最後のタイムアタックに出て行く中、残り11分を切ったところで#37スープラがヘアピンでスピン、そこへ#43ガライヤが避けきれずに突っ込むアクシデントが発生した。コースを塞ぐ格好でガライヤがストップしたため赤旗が提示された。競技団からはこの赤旗を持ってセッション終了というアナウンスがされたが、すぐに残り時間10分で再開、と訂正された。

 数分のインターバルを経てセッション再開。
 ここで#10フェラーリの番場琢がGT300クラス2位にポジションアップ。更に#0NSXの細川慎弥が1分43秒053、更に#62ヴィーマックの柴原真介が1分42秒972と#46Z星野のタイムを上回った。更に#5ヴィーマック玉中哲二、#13Z影山正美らも上位に上がってきたが、セッション終了間際に#46星野一樹が1分42秒830を叩き出して再びトップに躍り出た。
 GT500は上位陣に変動はなく、#38ZENTを筆頭に上位10台中7台をスープラが占める結果となった。NSX勢では#8ARTAが4位、#32EPSONが7位でSL進出。Z勢は#3G'ZOXが5位に入ったものの、#22モチュールは11位、#1ザナヴィは12位、#12カルソニックは13位に終わった。

 公式予選2回目は今日午後2時35分から、スーパーラップは午後3時10分から行われる。

(Text:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 エントリーリスト

スーパーGT第6戦 FUJI GT 300KM RACE エントリーリスト

No Cls Machine Driver Entrant Tyre Wh
1 500 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
NISMO BS 60
3 500 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
HASEMI MOTOR SPORT BS -
6 500 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
ESSO TOYOTA Team LeMans BS 20
8 500 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
Team Honda Racing BS 40
12 500 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
TEAM IMPUL BS 40
18 500 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
Team Honda Racing BS 60
20 500 Tajimax McLAREN F-1 GTR 田嶋 栄一
一ツ山 幹雄
HITOTSUYAMA RACING DL -
21 500 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
HITOTSUYAMA RACING DL -
22 500 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
NISMO BS 40
25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
野田 英樹
TEAM ADVAN ツチヤ YH -
32 500 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
NAKAJIMA RACING DL -
34 500 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
KRAFT DL +1
35 500 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
KRAFT DL -
36 500 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
TOYOTA TEAM TOM'S BS 30
37 500 OPEN INTERFACE
TOM'S SUPURA
片岡 龍也
山本 左近
TOYOTA TEAM TOM'S BS 30
38 500 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
TOYOTA TEAM CERUMO BS 10
39 500 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
TOYOTA TEAM SARD BS 10
88 500 JLOC ムルシェ RG-1 山西 康司
古谷 直広
JLOC YH -
100 500 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
TEAM KUNIMITSU BS 80
0 300 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
M-TEC CO.,LTD. DL 80
2 300 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
VERNO TOKAI DREAM 28 YH +1
5 300 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
TEAM MACH YH +2
7 300 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
RE 雨宮レーシング YH 10
9 300 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
山田 英二
A & S RACING YH -
10 300 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
番場 琢
JIM GAINER DL -
11 300 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
JIM GAINER DL -
13 300 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
ENDLESS SPORTS YH 40
19 300 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
RACING PROJECT BANDOH YH 30
27 300 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
DIREXIV MOTORSPORTS YH 10
30 300 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
TEAM RECKLESS MI 35
31 300 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
APEXERA with apr MI 60
43 300 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
AUTOBACS RACING TEAM AGURI MI 85
46 300 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
MOLA YH 50
47 300 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
MOLA YH +2
52 300 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
TOYOTA TEAM CERUMO KH -
62 300 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
R & D SPORT YH -
70 300 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
TEAM GAIKOKUYA YH -
72 300 T.T.O ADVAN ポルシェ 和田 博
平川 晃
テラモトテクニカルオフィス YH -
77 300 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
CUSCO RACING YH +2
87 300 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ
WADA-Q
JLOC YH -
110 300 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
ARKTECH MOTORSPORTS YH -
111 300 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
TEAM LEYJUN YH -
112 300 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
ARKTECH MOTORSPORTS YH -
777 300 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
910RACING YH -
913 300 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
周防 彰悟
A & S RACING YH -

□国籍=AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ
※前年度のドライバーズ・チャンピオンが所属していたエントラント(チーム)が、
 カーナンバー1(GT500)とカーナンバー0(GT300)を使用します。

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 インプレッサ、富士でポイント獲得を狙う

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SUPER GT 第6戦
「FUJI GT 300KM RACE」 事前情報
■開催月日:2005年9月24-25日
■開催場所:富士スピードウェイ
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◇インプレッサ、富士でポイント獲得を狙う

 SUPER GT第6戦は9月24~25日、初秋の富士スピードウェイにおいて今年2度目のイベントとして開催される。唯一のSUBARU車であるクスコスバルADVANインプレッサは、小林且雄と谷川達也のコンビで参戦。完走記録を更新するのはもちろん、第3戦セパン以来のポイント獲得を目指す。

 富士スピードウェイでのSUPER GT開催は5月の第2戦以来だが、その時が500kmレースとして行われたのに対し、今回は300kmレースとして行われるため、ルーティーンピットは1回のみ。車両の性能、ドライバーの技量だけではなく、ピット作業でのチームワークも勝負の鍵を握ることになりそうだ。

 リニューアルなった富士は1.5kmにもおよぶメインストレートを残して以前のレイアウトを模しながらも全く別のサーキットに生まれ変わった。特に前半はハイスピード区間で、第5戦SUGOから変更されたフロントマスク(WRカーのデザインを手掛ける富士重工業のデザインチームがデザインに関与)で、どれだけトップスピードが向上するか興味深い。また、後半のテクニカル区間では低重心パワーユニット・水平対向エンジンを搭載するインプレッサは、その特徴である優れた回頭性を生かした走りを見せてくれるだろう。

 今回のエントリーは44台で、うちGT300クラスは26台。まずは予選で第3戦セパンからの4戦連続となるスーパーラップ(SL)への進出を目指す。性能調整により今回もリストリクター径は2ランクアップとなり、特に後半のテクニカルセクションでタイムを稼ぎ、また粘り強い走りで13戦連続完走記録の更新とポイント獲得を期待したい。

 なお、23日の練習走行(9時~10時30分、13時40分~15時25分)は、富士スピードウェイの入場券だけで入場可。24日の予選日は、7時30分~9時がピットロードにおいて公開車検、10時20分~11時20分がSL進出を決める公式予選1回目、14時35分~16時35分がSLを含む公式予選2回目となる。25日決勝日は8時~8時30分がフリー走行、14時10分に66周の決勝レースがスタートを切る。

■谷川達也選手
 「インプレッサにとってはやや苦手の富士で4戦連続のSL進出、そして必ず完走してより多くのポイント獲得を目指します。前回のもてぎでは自分のミスでポイントを逃しただけに、挽回したいですね。僕たちは与えられた仕事でベストを尽くすだけです。(小林)且雄さんとのチームワークもばっちりなので、チーム全体の力でいいレースをお見せしたいです」

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 FUJITSUBO hpi IMPREZAが2位表彰台でシリーズランキングトップに!!

スーパー耐久シリーズ2005 第6戦
「スーパー耐久岡山400kmレース」
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■開催月日:2005年9月10-11日
■開催場所:岡山国際サーキット
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◇ FUJITSUBO hpi IMPREZAが2位表彰台で
  シリーズランキングトップに!!

 スーパー耐久シリーズ2005第6戦は、9月10~7日に岡山国際サーキットにおいて400kmレースとして開催され、吉田寿博/小泉和寛組の#2FUJITSUBO hpi IMPREZAはクラス2位(総合5位でゴールして、シリーズポイントで逆転首位に躍り出た。また、樋口統也/池田昌弘組の#63WING PERMAGARD IMPREZAは、表彰台は逃したがクラス4位(総合8位)で、シリーズポイント3位を守った。

 インプレッサが区分されるST2(4WD、換算排気量2001~3500cc)には、2台のインプレッサ、9台のランサーの計11台(全クラス36台)がエントリー。
 10日の予選は、#2インプレッサの吉田が1分39秒398のタイムで2位(総合6位)、。#63インプレッサの樋口は4位(総合8位)を確保した。

 11日12時44分、400kmの決勝レースがスタートした。#2インプレッサは吉田、#63インプレッサは樋口がスターター。スタートからしばらくは#11ランサー、#2インプレッサ、#6ランサーが一定の間隔を置いて周回。#63インプレッサはペースが上がらず12周目に#20ランサーに先行を許した。やがて#11ランサーがスローダウン、これで#2インプレッサが難なくクラストップに躍り出た。しかし40周を過ぎたあたりから2位の#6ランサーが接近。しばらくはテールtoノーズのバトルを繰り広げたが、50周目に逆転を許してしまった。

 中盤の56周目でクラストップの#6ランサーがピットイン。59周でクラス3位までポジションアップしていた#13ランサー、4位の#63インプレッサがピットイン。ペースが落ちていた#2インプレッサは、予定よりやや早めの63周でピットイン。給油、タイヤ4本交換と完璧なピットワークを済ませ、交代した小泉がコースへ。しかし#13ランサーはピットロードの小泉よりも1秒2早くコントロールラインを通過していた。
 コース上の2台の差は5秒1。ここからフレッシュタイヤを得た小泉は#13ランサーに迫り、72周目には1秒9までその差を詰めたが、逆転するまでにはいたらず2位でチェッカー。
 しかし、ポイントリーダーだった#11ランサーが9位で2点のみの加算となったこともあり、#2インプレッサは15点を加えて堂々ポイントリーダーに立つことになった。

 いっぽう#63インプレッサは、前後の車両と間隔があったこともあり、池田がステディに周回を重ね表彰台はならなかったものの、4位でゴールしてポイントを加算。こちらもシリーズランキング3位を守った。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

Japanese F3

F3第17戦,18戦MINE トヨタモータースポーツニュース


平成17年9月12日
トヨタ自動車(株)広報部

全日本F3選手権
第17/18戦 MINE

全日本F3第9大会 J.P.デ・オリベイラがチャンピオン獲得!
第17戦では、波乱のレースでJ.リードが初優勝。
第18戦は3冠確定のトムスが1-2フィニッシュ

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第17戦、チームの地元MINEでJ.リード(左)が初優勝。
3位に入ったJ.P.デ・オリベイラ(右)はチャンピオンを確定した

 2005年の全日本F3選手権の第9大会(第17戦、第18戦)「MINE F3レース」が9月10日(土)~11日(日)に山口県のMINEサーキットで開催された。今季2度目となるMINE大会には、シリーズエントリーの14台に2台を加えた16台が出場、トヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車はこのうち10台を占めた。
 シリーズも終盤を迎えてチャンピオン争いはJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)と中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)の2人に絞られ、9日(金)に行われた練習走行ではJ.P.デ・オリベイラがトップ、中嶋一貴が2番手タイムにつけた。

◆予選◆

 30日(土)は朝から断続的に小雨が落ちる不順な天候。午前10時15分から15分間づつ行われた公式予選は序盤にごく少量の雨が落ちたもののその後は曇天となり、実質ドライ路面で行われた。
 第17戦のセッションでは、激しいタイムアタック合戦が展開され、終了間際にただ一人1分22秒台に入ったJ.P.デ・オリベイラがポールポジション、中嶋一貴が2番手、R.ストレイト(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が3番手で続き、トヨタ・トムス3S‐GEエンジンが上位3番手までを独占した。
 10分間のインターバルをおいて実施された第18戦のセッションは、路面状況の向上により序盤からめまぐるしく順位の入れ替わる展開。その中でJ.リード(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が6周目にトップに立つと、その後はコースアウト車両による黄旗提示状態が続きタイム短縮は果たせず、J.リードがポールポジション。J.P.デ・オリベイラが3番手、中嶋一貴が4番手、R.ストレイトが5番手グリッドをそれぞれ獲得した。

◆第17戦決勝◆

 第17戦の決勝レースは午後2時50分より今にも雨の降り出しそうな曇天の下、20周で行われた。
 スタートでは、ポールポジションのJ.P.デ・オリベイラがホイールスピンで遅れ、2番手の中嶋一貴がトップで1コーナーへ。3番手に後退したJ.P.デ・オリベイラまでを含む上位3台は、じわじわと後続を引き離しながら周回を重ねるが、間もなく雨が降り出し、路面はハーフウエット状態へ。そんな状況で迎えた6周目、1コーナーで中嶋一貴は痛恨のスピンを喫し、コースオフ。2番手の武藤英紀(M-TEC MF204C)、J.P.デ・オリベイラも続いてコースアウトしたが、自力でコースに復帰し、この間隙にJ.リードが首位に立った。
 周回遅れとなった中嶋一貴は雨が強くなるとのチームの判断からピットに戻り、レインタイヤに履き替えて追撃を開始したが、グラベルで拾ったと思われる石が原因でエンジンがストップ。11周で無念のリタイアとなり、この瞬間にJ.P.デ・オリベイラのチャンピオンが確定した。
 一方5番手までポジションを下げたJ.P.デ・オリベイラは小雨の降り続く中、スリックタイヤのままで渾身の猛追を続け、8周目に4位、11]周目には3位まで浮上してチェッカー。
 その一方で、逃げ切ったJ.リードがチームの地元となるMINEで初優勝を果たした。

◆第18戦決勝◆

 11日(日)も朝から曇天。第18戦の決勝レースは午後3時より30周で行われた。ポールポジションのJ.リードを先頭にスタートが切られると、3番手グリッドのJ.P.デ・オリベイラは2番手の横溝直輝(ニッサンSR20VE)を1コーナー進入までにパス。さらに4番手スタートの中嶋一貴も、3コーナーの進入で前に出て、トヨタ勢が上位3台を占める。
 ところが首位を行くJ.リードは、フライングスタートによるピットドライブスルーペナルティを受けて後退を余儀なくされてしまう。
 これで首位に立ったJ.P.デ・オリベイラはファステストタイムを記録しながら快走。2位の中嶋一貴はこれを追うが届かず、そのままチェッカー。J.P.デ・オリベイラは見事今季7勝目を挙げ、2位で続いた中嶋一貴とともにトムスチームのワン・ツー・フィニッシュとなった。
 今大会の結果により、J.P.デ・オリベイラは最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを確定。トムスチームはチーム部門とエンジンチューナー部門のタイトルと合わせて3冠を確定した。トヨタ・トムス3S‐GEエンジンによるチャンピオン獲得は2003年以来3年連続となる。


トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:

 念願のチャンピオンを獲得することが出来て本当に嬉しい。自分を支えてくれたチームスタッフや関係者には感謝の気持ちで一杯だ。チャンピオンは確定したが、最終戦も全力で戦い、第18戦をノーミスで勝ち取ったように、勝利を目指し、その勢いを保ってマカオGPでも勝ちを狙って行く。

トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:

 第17戦は残念な結果に終わり、シリーズチャンピオンも確定してしまったが、残る最終戦では、シリーズランキング2位獲得を目標とするのではなく、あくまでも勝ちを狙って、全力で攻めて行きたい。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:

 第17戦での中嶋一貴君は、降りだした雨の中、トップを走るという厳しい状況で、よく頑張ったと思う。トムスチームとしては3冠を達成することが出来、池田大祐君も第18戦の後半は集中力の高い走りを披露するなど、それぞれ良いところを見せてくれた。最終戦では今季の総決算としてさらなる健闘を期待したい。

Text: © トヨタ自動車

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 NISIMOモータースポーツニュースフラッシュ

スーパー耐久シリーズ2005 第6戦
「スーパー耐久岡山400kmレース」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年9月10-11日
■開催場所:岡山国際サーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◇C-WEST ORCアドバンZが5連勝で
  ST3クラスチャンピオンを獲得!!

 スーパー耐久シリーズ2005第6戦は、岡山国際サーキットにおいて400kmレースとして開催され、尾本直史/山田英二組の#23 C-WESTORCアドバンZがST3クラスで5連勝を遂げ、2戦を残してシリーズチャンピオンを決めた。
 輿水敏明/黒澤翼/菊地靖組の#19 EBBRO☆Z☆TC-KOBEも2戦連続の3位を得た。また、ST1クラスでは、木下みつひろ/影山正美組の#3エンドレス アドバンZが3位表彰台を獲得した。

 公式予選は10日に行われ、ST3/4クラスの専有走行枠で、#48 Zが5位、#23 Zが6位、#19 Zが7位という結果となった。また#3 Zの木下が1分37秒702でST1クラス3位につけた。

 11日の決勝日、2万5200人のファンがスタンドを埋めた12時44分、109周の決勝レースがスタートした。ST1クラス3位の#3 Zの木下は#24ポルシェを従えてポジションキープの走行。ST3クラスでは、#23 Zの山田と#19 Zの黒澤が、2周目に#48 Zのヒロミをかわしてそれぞれポジションをアップ。一方ヒロミは4周目のWヘアピン1個目で他車両と接触。大きくポジションを落としただけでなく、サスペンションにダメージを負ってピットインした。
 19周目に#83 NSXが2コーナーでスピンを喫し、これで#23 Zは3位に浮上。さらに#27 M3は右フロントのサスペンションにトラブルを抱えてペースダウン。#23 Zは34周目に2位に、また、#19 Zも5位にポジションを上げた。さらに#19 Zの黒澤は48周目に4位に上がった。

 53周目、#23 Zの山田は水温と油温が上昇して思うようにペースが上げられない状態となり#83 NSXに2位を譲るが、#83 NSXが62周でピットインし、コースに戻ったときには#23 Zの後ろだった。そして73周目、#23 Zの尾本は#29NSXをついに逆転してクラストップに。そしてその差をじわじわと引き離していった。

 終盤、#23 Zの尾本は落ち着いたドライビングで2位の#83 NSXを寄せ付けず歓喜のゴール。逆転優勝、しかも5連勝で早くも今年のシリーズチャンピオンを獲得した。一方、4位でゴールした#19Zだったが、レース後の再車検で3位チェッカーの#29 NSXがシートベルトの有効期限違反で失格となり、3位に繰り上がる結果となった。#48 Zは星野がガマンの走りを見せて6位入賞となった。

 ST1クラスは#3 Zの木下が10周目に#24ポルシェにかわされて4位にドロップしたが、2位の#1ポルシェが早めのピットインを行ったこともあり、24周目に再び3位へ。さらに49周目には#24ポルシェを抜き返し2位まで浮上した。木下は#1ポルシェにかわされた直後の53周でルーティーンピットを済ませると影山に交代。後半は影山が安定した走りを見せてポジションを守り3位でチェッカー。第3戦MINE以来の3位表彰台を得た。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

Japanese F3

F3第18戦MINE決勝記者会見

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優勝 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)

 「勝つのは嬉しいです。チャンピオンになったからといってモチベーションの下がるようなレースはしたくありませんでした。マシンも良かったので自信をもって、出来るだけプッシュをしました。ミスもせずに24~25秒台で毎ラップ走れたし、リラックスして楽しみながらレースができました。もてぎでもいいレースをして出来るだけ多くの勝利をチームに捧げたいと思います」

2位 中嶋一貴(TPDトムスF305)

 「スタート自体は普通でした。1コーナーでJP(オリベイラ)と競ってたので加速が良くなくて横溝選手に前に行かれましたが、2コーナーで横溝選手のインに寄ってブレーキを我慢してかわせました。あそこで順位をひとつ上げられたことが大きかったです。ベストタイムを出したあたりからマシンバランスが良くなくて、そこをうまく乗りこなせなくてタイムが安定せず、厳しいレースになりました。最終戦は、開幕戦と同じもてぎで、開幕戦は調子も悪くなかったし、自分もあのときより速くなっているという自信もあります。シリーズ2位もかかっているので、2つ勝って決めたいです」

3位 横溝直輝(ThreeBond)

 「1コーナーでJPと並んで入っていって、2コーナーのアプローチで後ろも近づいているのがわかってたので、前と同じようなラインでイン側に寄ってたんですけど、トップ2台が思いのほかブレーキングが早くて詰まってしまいました。そのときに中嶋選手にアウト側から行かれてしまいました。3コーナーまでは併走したんですけど、無理は出来なかったです。予選のドライコンディションに比べると、前のレースの影響で路面状況が変わっていたので、そのへんをアジャストしました。マシンのバランスはそんなに悪くなかったし、ぼくもベストを尽くしたんですけど、今日は前に離されてしまいました。何が悪いってこれといったものはないんです。最終戦のもてぎでは、シリーズ2位もまだ残っていますし、最後まであきらめずに優勝を目指したいです。最終戦のレースというのは印象に残るレースになるので、最後のレースをF3の卒業レースとなれるように頑張りたいと思います」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 ADVAN DNAG GT3が今季5連勝!

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 スーパー耐久シリーズ2005第6戦の決勝が9月11日、岡山国際サーキットで行われ、#25アドバンドナーゲGT3(織戸学/谷口信輝組)が2位以下を全て周回遅れにするぶっちぎりの速さで5連勝を飾った。
 ST-2クラスは#13シーケンシャル エンドレス アドバン座間(WADA-Q/村田信博/HINOKI組)が、ST-3クラスは#23C-WEST ORC アドバンZ(尾本直史/山田英二組)が、ST-4クラスは#10ADVANTAGEベルノ東海YH(渡辺明/小林敬一組)が、ST-5クラスは#37ARTA F.O.Sアルテッツァ(峰尾恭輔/長島正興/影山正彦組)がそれぞれ優勝した。
(観客動員数:25,200人)

 レースは午後12時40分にフォーメーションラップを開始した。この時点での気温は29度、路面温度は36度と、フリー走行とほぼ同様のコンディション。心配された雨の可能性は低くなったようだ。
 スタートでトップに立ったのはポールシッターの25号車を駆る織戸学。2番手に#1ファルケンポルシェの田中哲也が続く。田中は2周目にこのレースのファステストラップとなる、1分37秒552を出すなどしてトップを猛追したものの、5周を消化したあたりから徐々に遅れ始め、22周を終えた時点でその差は10秒以上になってしまう。田中はたまらず24周目にピットへ。タイヤを交換して戦列に復帰するも、クラス最後尾の4位に落ちてしまった。そこから追い上げて51周目に漸く2位まで回復した1号車であったが、その頃には既にトップとは1分以上の差をつけられてしまっていた。更には2度目のピット作業時に取り外したタイヤを平置きしなかったとして、67周目にドライビングスルーを命じられ、この間に周回遅れとなってしまった。
 織戸/谷口組は終始ハイペースで後続をぶっちぎり、第2戦鈴鹿から勝ちっぱなしの5連勝でレースを終えた。

050911_06 ST-2クラスは、予選でコースレコードを樹立した#11オーリンズランサーがスタートからトップを快走していたが、22周を走り終えたところで突如スローダウン。エンジントラブルによる緊急ピットインで大きく順位を落とし、優勝戦線から脱落してしまった。ここでトップに立ったのが#2フジツボインプレッサであったが、後続の#6ファルケン梁山泊EVOや#13エンドレスアドバン座間の追い上げも凄まじく、遂に50周目に6号車の先行を許してしまう。
 更には65周目、ルーティンストップを終えて6号車の前でコースに復帰すると、今度は13号車が前に立ちはだかる。2号車小泉は懸命に13号車村田に食い下がるが、遂にトップへ返り咲くことはかなわず、エンドレスアドバン座間が待望の今季初優勝を達成することとなった。

050911_08 ST-3クラスは、スタートで#15岡部自動車RX-7がトップに立つも、11周目の最終コーナーで痛恨のコースアウト。グラベルにつかまって万事休す。これで予選トップの#29パーソンズNSXがトップに返り咲くが、後方で激しい2位争いを展開していた#27FINA M3、#83BP NSX、#23C-WEST Zらが徐々に近づいてくる。この集団からまず27号車が脱落。接触により右フロントを傷めたようだ。そして各車ルーティンストップを終えた73周目、遂にC-WEST ZがパーソンズNSXの攻略に成功する。更には給油時にジャッキアップしたとして10秒のペナルティストップが課され、29号車の望みはここで完全に断たれてしまった。
 これによりC-WEST Zは、ST-1の25号車と同様、鈴鹿からここまで5連勝を達成することとなり、最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンを獲得した。

 ST-4クラスは、予選トップの#10ベルノ東海インテグラが危なげなくトップをひた走り、前戦富士からの2連勝、今季3勝目を挙げた。

 ST-5クラスは、序盤#48フィールズZとの接触などもあったが、#37ARTAアルテッツァが終始アグレッシブな走りで先行する17号車を攻め落とし、更には追いすがる80号車のオレンジボール提示による後退などにも助けられて今季3勝目を上げ、ポイントランキングトップに躍り出た。

 次回第7戦は10月2日、スポーツランド菅生で行われる。

(Text:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

Japanese F3

F3第18戦MINE決勝 オリベイラが今季7勝目、2位に中嶋、3位横溝!

 全日本F3選手権第18戦は11日、山口県のMINEサーキットで決勝を行い、予選3位からスタートしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)が、スタートで2位に立ち、トップを走るジョニー・リード(INGING F107)のペナルティでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝。今季7勝目を上げ、シリーズチャンピオンに花を添えた。

観客: 3,900人(主催者発表)

 山口県内は終日雨の予報だったが、朝方雨は上がり、MINEサーキットは午後から曇は多いものの蒸し暑い気候となってきた。決勝前に行われたランボルギーニ走行会でクラッシュしたクルマが破損させたガードレール修復のため、フォーメーションラップ開始時間が予定の午後3時から午後3時20分に変更された。

0911_r18_oliveira-s 各車、フォーメーションラップで1周を回りグリッドに整列、レッドシグナルのブラックアウトでスタート。トップで1コーナーに飛び込んだのは、ポールシッターのジョニー・リード(INGING F107)。スタートで横溝直輝(ThreeBond)をかわしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)と中嶋一貴(TPDトムスF305)が争いながら2位と3位に上がる。横溝は中嶋に並びかけるが抜けず。4位に落ちた。5位に武藤英紀(Honda・M-TEC F107)、6位ロベルト・ストレイト(INGING F107)と続く。

 しかし、3周目にトップを走るリードにジャンプスタートによるドライビングスルーのペナルティが課せられた。リードは6周を終わったところでピットイン。トップ争いから脱落した。

 トップを走るオリベイラは磐石。2位中嶋との差を徐々に開き、10周目を終わって1.7秒、20周で5.6秒、ゴール時には7.7秒の差をつけ、余裕の7勝目を上げた。

 中嶋、横溝、武藤の3台はスタート直後から僅差の争いを演じていたが、このグループから中嶋が徐々に抜け出す。横溝と武藤は終始1秒前後の差。しかし、この狭いMINEでは抜きどころがなくこのままの順位でゴールを迎えた。

 最終第10大会(第19戦、第20戦)は、10月22から23日にかけてツインリンクもてぎで開催される。チャンピオンは決まってしまったが、中嶋と横溝の選手権2位をかけた争いはまだ決着がついていない。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 決勝結果

天候:曇り コース:ドライ

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Time/Delay
1 25 ST1 1 ADVAN DENAG GT3
/JGN
織戸 学
谷口 信輝
YH 109 3”07'40.016
2 *1 ST1 2 FALKEN☆PORCSHE
/JGN
田中 哲也
荒 聖治
FK 108 1 Lap
3 3 ST1 3 エンドレスアドバンZ
/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH 108 1 Lap
4 13 ST2 1 シーケンシャルエンドレス アドバン座間
/CT9A
WADA-Q
村田 信博
HINOKI
YH 106 3 Laps
5 2 ST2 2 FUJITSUBO hpi IMPREZA
/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL 106 3 Laps
6 24 ST1 4 PCJ ADVAN PORSCHE
/JGN
井上 貴志
堤 明彦
YH 105 4 Laps
7 6 ST2 3 FALKEN☆梁山泊☆EVO
/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL 105 4 Laps
8 63 ST2 4 WING PERMAGARD IMPREZA
/GDB
樋口 統也
池田 晶弘
DL 105 4 Laps
9 23 ST3 1 C-WEST ORC アドバンZ
/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH 105 4 Laps
10 83 ST3 2 BP ADVAN NSX
/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH 104 5 Laps
11 19 ST3 4 EBBRO☆ Z☆TC-KOBE
/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH 104 5 Laps
12 30 ST2 5 ディクセル★eeiA★オガワランサー
/CT9A
赤鮫オヤジ
阪口 良平
吉本 晶哉
YH 104 5 Laps
13 20 ST2 6 RsオガワADVANランサー
/CT9A
小川 日出夫
砂子 塾長
福山 英朗
YH 104 5 Laps
14 56 ST2 7 ダンロップランサー
/CT9A
松本 達哉
伊藤 保文
DL 103 6 Laps
15 37 ST5 1 ARTA F.O.S アルテッツア
/SXE10
峰尾 恭輔
長嶋 正興
影山 正彦
YH 103 6 Laps
16 15 ST3 5 岡部自動車ハーツRX-7
/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH 103 6 Laps
17 80 ST5 3 ネストwithアペルYH
/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH 102 7 Laps
18 46 ST3 6 realstyle.jp S2000
AP-1
周防 彰悟
安田 裕信
YH 102 7 Laps
19 10 ST4 1 ADVANTAGE ベルノ東海YH
/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH 101 8 Laps
20 48 ST3 7 フィールズT&GアドバンZ
/Z33
ヒロミ小園
星野 一樹
YH 101 8 Laps
21 7 ST3 8 メーカーズ ゼナドリン RX-7
/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH 101 8 Laps
22 *57 ST2 8 アクレ GT-Cマジック ランサー
/CT9A
中村 啓
中川 良
久乗 俊二
DL 101 8 Laps
23 81 ST4 2 EXTOLLwithFAB YH
/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH 100 9 Laps
24 73 ST4 3 ロイヤルハウスYHランナップ DC5
/DC5
前嶋 秀司
守内 庸介
YH 100 9 Laps
25 87 ST4 4 RISO☆Bee☆Bp DC5
/DC5
金森 敏一
佐藤 英而
星野 薫
YH 100 9 Laps
26 18 ST4 5 コスモソニック21 Fkインテグラ
/DC5
浅野 武夫
森 正行
能見 奈美
YH 100 9 Laps
27 96 ST5 4 ネッツ大分アクレアルアルテッツァ
SXE10
三沢 伸輔
石川 朗
松田 徹磨
YH 100 9 Laps
28 78 ST3 9 WW2ダンロップRX-7
FD3S
新宅 史亮
伊藤 弘史
DL 99 10 Laps
29 11 ST2 9 オーリンズランサーEVO IX
/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH 95 14 Laps
30 16 ST3 10 バウフェリス.速人7
FD3S
金山得郎
植尾勝浩
YH 92 17 Laps
31 12 ST2 10 ちーむ時間割Qsランサー
CT9A
島田 和樹
井田 雅彦
立花 和幸
YH 87 22 Laps
-- -- --- -- 以上規定周回数完走 --------- ---- -- ------
- 17 ST5 5 INGS&RUNUP☆キーパーDLインテグラ
DC5
ATUSHI
松永まさひろ
DL 99 10 Laps
- 27 ST3 11 FINAエムスクエアーADVAN M3
/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YH 49 60 Laps
- 26 ST2 11 エンドレスアドバンTMCランサー
/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH 43 66 Laps
- *29 ST3 3 PERSON'S elf YH NSX FAB
/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
小山 佳延
YH - 失格
- *54 ST5 2 ADVANアンクルインテグラ
/DC5
山内 伸弥
浅見 武
YH - 失格

規定周回数: 77
ファステストラップ #1田中哲也 1'37.552 2/55Lap 136.653km/h

PENALTY
*No.1は、スーパー耐久シリーズ・シリーズ規則 第13条(7) a)(ピット作業遵守事項)
 違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.12は、2005岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則 第8章第41条1.
 (ピットレーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.16は、スーパー耐久岡山400㎞レース 特別規則第16条(ドライバーズブリーフィング)
 欠席により、罰金3万円を課した。
*No.29は、スーパー耐久シリーズ・シリーズ規則 第13条(11)(給油中のジャッキアップ)
 違反により、ペナルティストップ10秒を課した。
*No.57は、JAF国内競技車両規則 第5編付則 レース競技における安全ベルトに関する
 指導要綱3.1)(シートベルト装着義務)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.57は、2005岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則 第8章第41条1. (ピット
 レーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.54は、スーパー耐久シリーズ技術規則第2章第7条7-7)1(エアフィルターボックス規定)
違反により、失格とした。
*No.29は、JAF国内競技車両規則 第5編付則 レース競技における安全ベルトに関する
指導要綱5.6)(有効期限)違反により、失格とした。

Japanese F3

F3第18戦MINE決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/11) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 18 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムス F305DALLARA F3053S-GE30
237中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE307.750
312横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE3010.447
410武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C3011.263
51ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE3014.788
614パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE3019.832
738池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE3021.991
816塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C3025.881
933番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE3028.323
102高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C3032.276
1119折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE3049.315
125ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE3049.425
1362嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE3058.505
1411河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C301'00.195
1550磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE301'08.594
-------- 以上規定周回数 ( 27 Laps ) 完走 --------
-3安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE1515 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムス F305) 1'24.368

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 フリー走行もアドバンポルシェがトップ

050911_02 スーパー耐久シリーズ2005第6戦の決勝前フリー走行が9月11日午前9時より岡山国際サーキットで行われた。
 総合トップタイムを記録したのは、ポールシッターの#25アドバンドナーゲGT3(織戸/谷口組)。ST-2、ST-4も予選トップの#11オーリンズランサー、#10ベルノ東海インテグラがつけ、仕上がりの良さを改めて見せ付ける結果となった。
 一方ST-3、ST-5はそれぞれ#46realstyle.jp S2000、#37ARTA F.O.Sアルテッツァがトップタイムを記録して、決勝での逆転を狙う。

 前夜から早朝にかけて降った雨は既に止み、上空にはところどころ青空すら覗いている決勝朝の岡山国際サーキットだが、コースは未だウェットコンディション。そのため、走り始めは各車慎重な走行に終始し、ラップタイムも48秒前後に留まっていた。
 それでもセッションが進むにつれて徐々にラップタイムは向上していく。
 最初にトップに立ったのは#1ファルケンポルシェであったが、すぐにポールシッターの25号車がそれを上回る。25号車は周回を重ねるたびに1秒単位でタイムを短縮していき、最終的に1分39秒113でこのセッションを切り上げた。
 2番手には#1ファルケンポルシェ。トップの25号車とは0.7秒近い差をつけられてしまった。3番手には#3エンドレスアドバンZがつけ、4番手にはST-2クラスの#11オーリンズランサーが入った。ここから8番手まではST-2の車が続き、四輪駆動車の優位性を見せ付ける結果となったが、総合9番手にはなんとST-3の#46realstyleS2000がつけた。今年からST-3に組み込まれたS2000は今シーズン苦戦が続いていただけに、この結果は見事だ。
 また、総合21、22番手にはそれぞれ#37号車、#10号車がクラストップのタイムでつけた。

 スーパー耐久第6戦の決勝は、今日午後12時40分より109周で行われる。

(Text:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 フリー走行結果

天候:曇り  コース:ウェット

P No Cls P Car/Type Driver Tyre 0 Time Delay
1 25 ST1 1 ADVAN DENAG GT3
/JGN
織戸 学
谷口 信輝
YH 1' 39.113 -
2 1 ST1 2 FALKEN☆PORCSHE
/JGN
田中 哲也
荒 聖治
FK 1' 39.804 -0.691
3 3 ST1 3 エンドレスアドバンZ
/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH 1' 40.022 -0.909
4 11 ST2 1 オーリンズランサーEVO IX
/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH 1' 40.846 -1.733
5 2 ST2 2 FUJITSUBO hpi IMPREZA
/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL 1' 41.387 -2.274
6 20 ST2 3 RsオガワADVANランサー
/CT9A
小川 日出夫
砂子 塾長
福山 英朗
YH 1' 42.812 -3.699
7 6 ST2 4 FALKEN☆梁山泊☆EVO
/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL 1' 43.415 -4.302
8 13 ST2 5 シーケンシャルエンドレス アドバン座間
/CT9A
WADA-Q
村田 信博
HINOKI
YH 1' 44.711 -5.598
9 46 ST3 1 realstyle.jp S2000
AP-1
周防 彰悟
安田 裕信
YH 1' 44.992 -5.879
10 19 ST3 2 EBBRO☆ Z☆TC-KOBE
/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH 1' 45.103 -5.990
11 16 ST3 3 バウフェリス.速人7
FD3S
金山得郎
植尾勝浩
YH 1' 45.418 -6.305
12 24 ST1 4 PCJ ADVAN PORSCHE
/JGN
井上 貴志
堤 明彦
YH 1' 45.533 -6.420
13 15 ST3 4 岡部自動車ハーツRX-7
/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH 1' 45.651 -6.538
14 23 ST3 5 C-WEST ORC アドバンZ
/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH 1' 46.192 -7.079
15 57 ST2 6 アクレ GT-Cマジック ランサー
/CT9A
中村 啓
中川 良
久乗 俊二
DL 1' 46.553 -7.440
16 7 ST3 6 メーカーズ ゼナドリン RX-7
/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH 1' 46.649 -7.536
17 48 ST3 7 フィールズT&GアドバンZ
/Z33
ヒロミ小園
星野 一樹
YH 1' 46.732 -7.619
18 78 ST3 8 WW2ダンロップRX-7
FD3S
新宅 史亮
伊藤 弘史
DL 1' 46.940 -7.827
19 29 ST3 9 PERSON'S elf YH NSX FAB
/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
小山 佳延
YH 1' 47.024 -7.911
20 63 ST2 7 WING PERMAGARD IMPREZA
/GDB
樋口 統也
池田 晶弘
DL 1' 47.221 -8.108
21 37 ST5 1 ARTA F.O.S アルテッツア
/SXE10
峰尾 恭輔
長嶋 正興
影山 正彦
YH 1' 47.344 -8.231
22 10 ST4 1 ADVANTAGE ベルノ東海YH
/DC5
渡辺 明
小林  敬一
YH 1' 47.865 -8.752
23 81 ST4 2 EXTOLLwithFAB YH
/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH 1' 48.049 -8.936
24 83 ST3 10 BP ADVAN NSX
/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH 1' 48.332 -9.219
25 56 ST2 8 ダンロップランサー
/CT9A
松本 達哉
伊藤 保文
DL 1' 48.428 -9.315
26 80 ST5 2 ネストwithアペルYH
/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH 1' 48.889 -9.776
27 18 ST4 3 コスモソニック21 Fkインテグラ
/DC5
浅野 武夫
森 正行
能見 奈美
YH 1' 48.921 -9.808
28 27 ST3 11 FINAエムスクエアーADVAN M3
/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YH 1' 49.500 -10.387
29 26 ST2 9 エンドレスアドバンTMCランサー
/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH 1' 49.602 -10.489
30 73 ST4 4 ロイヤルハウスYHランナップ DC5
/DC5
前嶋 秀司
守内 庸介
YH 1' 50.131 -11.018
31 30 ST2 10 ディクセル★eeiA★オガワランサー
/CT9A
赤鮫オヤジ
阪口 良平
吉本 晶哉
YH 1' 50.157 -11.044
32 87 ST4 5 RISO☆Bee☆Bp DC5
/DC5
金森 敏一
佐藤 英而
星野 薫
YH 1' 50.970 -11.857
33 17 ST5 3 INGS&RUNUP☆キーパーDLインテグラ
DC5
ATUSHI
松永まさひろ
DL 1' 51.107 -11.994
34 96 ST5 4 ネッツ大分アクレアルアルテッツァ
SXE10
三沢 伸輔
石川 朗
松田 徹磨
YH 1' 51.379 -12.266
35 54 ST5 5 ADVANアンクルインテグラ
/DC5
山内 伸弥
浅見 武
YH 1' 55.901 -16.788
36 12 ST2 11 ちーむ時間割Qsランサー
CT9A
島田 和樹
井田 雅彦
立花 和幸
YH 2'0 3.271 -24.158

Japanese F3

F3第17戦決勝記者会見&チャンピオン記者会見

優勝 ジョニー・リード(INGING F107)

0910_reid_conf-s 「トップ3のミスでしたが優勝できて嬉しいです。このコースはドライでのオーバーテイクは難しいので雨になればと思っていました。雨でのクルマのバランスが良かったのもラッキーでした。(リードはA1GPに参加するため全日本F3でのレースは明日が最後)A1のテストをフランスで行なって11月にニュージーランドのレースに参加します。このレースの勝利が自信になったのでいいレースができると思います」

2位 武藤英紀(Honda・M-TEC F107)

0910_muto_conf-s 「雨が降り始めていて、コースアウトする前の周から強くなったと感じていたんですが、あれほど濡れているとは思いませんでした。中嶋選手がコースアウトしたときには、ぼくも何もできない状況でした。路面に対して完全なオーバースピードで自分のミスです。コースオフして石を拾ってしまいまったのが原因かどうか解りませんが、エンジンからいやな音が聞こえたり、ミスファイヤーのようなのも途中出ていて、不安をかかえて走っていました。そのせいではないんですが、リード選手が磯崎選手に引っかかってるときにペースを上げていればよかったのに、慎重な走りをしてしまいました。今思えばもうちょっとプッシュすればリード選手をキャッチできて、そしてもしかしたら抜けたのかなと思います」

3位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)

0910_oliveira_conf-s 「スタートがうまく切れなかったのが、このレースの問題でしたね。雨が降り出してからはミスをしないようにリスクを背負わないようにしました。路面が濡れていたので1コーナーでみんなと一緒にコースオフしてしまいました。スタートをしてからは優勝でタイトルは取れないと思いました。雨が降ったのでこの順位になれたと思えばラッキーでしたね」

シリーズチャンピオン ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)

0910_oliveira_cham-s 「一言では言い表せないんですけど、チャンピオンは自分にとっての大きなターニングポイントだと思います。昨年はこのMINEでポイントをたくさん取らなければならない立場で、今年は逆に自分がポイントをリードしている立場でした。去年はブレーキトラブルでチャンピオンを取れなかったので、悔しい思いもしましたが、同じMINEでタイトルが取れたので嬉しいですね。自分の中での問題が克服できた感じがします。去年からの経験を生かして短い予選の走り方やタイヤの選択、大会自体のことについて学ぶことが多かったです。インをついてペナルティを取られたりなどのミスを犯さないようにした部分では、成長したと思います。トムスに来てそれが生かせたと思います。去年はブラジルに戻っていましたが、今年はイギリスに一度行ったのみで1月から日本にいますし、日本での生活もようやく慣れて楽しめるようになりましたし、チームとの関係もすごくいいです。御殿場での生活も楽しく過ごしています。
(チームメイトの中嶋について訊かれて)シーズ当初から一貴のポテンシャルや速さは感じていましたが、少し経験が足りないのかも知れません。もう少し学ばなければならないところもありますね。チームメイトなので自分とのデーターも共有でき、お互い勉強し合えるし、いいチームメイトだと思います。彼は今年大きく成長し、接戦できるチームメイトがいるということは自分にとってもモチベーションにつながるし、彼が速いほど自分も速く走れるのでためになりました。残りのレースも出来るだけ多く勝ちたいと思います」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 Cドライバーフリー走行結果

天候:曇り  コース:ドライ

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Time Delay
1 20 ST2 6 RsオガワADVANランサー
/CT9A
福山 英朗 YH 1' 42.559 -
2 83 ST3 11 BP ADVAN NSX
/NA2
小林 正吾 YH 1' 43.094 -0.535
3 19 ST3 4 EBBRO☆ Z☆TC-KOBE
/Z33
菊地 靖 YH 1' 43.168 -0.609
4 37 ST5 1 ARTA F.O.S アルテッツア
/SXE10
影山 正彦 YH 1' 43.532 -0.973
5 29 ST3 7 PERSON'S elf YH NSX FAB
/NA2
小山 佳延 YH 1' 43.593 -1.034
6 13 ST2 5 シーケンシャルエンドレス アドバン座間
/CT9A
HINOKI YH 1' 43.849 -1.290
7 15 ST3 2 岡部自動車ハーツRX-7
/FD3S
倉嶋 新一 YH 1' 44.147 -1.588
8 7 ST3 1 メーカーズ ゼナドリン RX-7
/FD3S
一楽 智也 YH 1' 44.330 -1.771
9 30 ST2 8 ディクセル★eeiA★オガワランサー
/CT9A
吉本 晶哉 YH 1' 45.167 -2.608
10 26 ST2 7 エンドレスアドバンTMCランサー
/CT9A
朝倉 宏志 YH 1' 45.510 -2.951
11 12 ST2 4 ちーむ時間割Qsランサー
CT9A
立花 和幸 YH 1' 45.814 -3.255
12 87 ST4 6 RISO☆Bee☆Bp DC5
/DC5
星野 薫 YH 1' 45.859 -3.300
13 81 ST4 5 EXTOLLwithFAB YH
/DC5
橋本 達也 YH 1' 47.986 -5.427
14 96 ST5 0 ネッツ大分アクレアルアルテッツァ
SXE10
松田 徹磨 YH 1' 48.755 -6.196
15 57 ST2 10 アクレ GT-Cマジック ランサー
/CT9A
久乗 俊二 DL 1' 48.973 -6.414
16 18 ST4 4 コスモソニック21 Fkインテグラ
/DC5
能見 奈美 YH 1' 49.500 -6.941

-- 以上、予選通過基準タイムをクリア --

予選通過基準タイム
(ST2 110%) 1'49.825    (ST3 110%) 1'51.432
(ST4  110%) 1'55.043    (ST5 110%) 1'53.152

Japanese F3

F3第17戦決勝 大波乱! 優勝はリード、オリベイラがチャンピオンを決める!

 全日本F3選手権第17戦は10日、山口県のMINEサーキットで決勝を行い、途中降り出した雨のため次々とコースアウトするマシンが出るなか、予選5位のジョニー・リード(INGING F107)が優勝した。また、このレース3位に入ったジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)が選手権ポイントで2位につける中嶋一貴(TPDトムスF305)のリタイヤにより2005年F3選手権のシリーズチャンピオンを決めた。

0910_podium-s

 MINEの天候は決勝開始前になっても曇りのまま、なんとかドライでのスタートを迎えた。フォーメーションラップを回って各車グリッドにつき、赤ランプのブラックアウトでスタート。ポールポジションのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)がホイールスピンで出遅れるなか、素晴らしいスタートを決めたのが予選2位の中嶋一貴(TPDトムスF305)でトップで1コーナーに。2位には予選4位の武藤英紀(Honda・M-TEC F107)が上がり、オリベイラは3位に落ちた。以下、4位ジョニー・リード(INGING F107)、5位ロベルト・ストレイト(INGING)、6位パオロ・モンティン(ThreeBond)と続く。

 このまま各車周回を続けるが、3周を過ぎたあたりから突然コースに雨が落ちてきた。そして5周目の1コーナー。雨に濡れたトラックに足元をすくわれ、なんとトップグループ全車がコースアウト。後続も次々とグラベルに飛び出していく。各コーナーでもコースアウトするマシンが続出。大変なレースになってきた。

 6周を終わっての順位は、リードがトップ、2位武藤、3位はなんと予選10位の番場琢(DeODEOダラーラF305)だ。4位に横溝直輝(ThreeBond)、5位オリベイラ、6位嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF305)。中嶋はグラベル脱出に手間取り、周回遅れになってしまった。中嶋ノーポイントでオリベイラのチャンピンが確定するためこの時点でほぼオリベイラのシリーズチャンピン獲得が濃厚となった。

 5位のオリベイラは10周目に横溝を11周目に番場をかわして3位に上がる。そしてピットインしてレースに復帰していた中嶋が自身12周目の2コーナー立ち上がりでストップ。マシンを降りたためこの時点でオリベイラのチャンピオンが確定した。

 2位を走る武藤は14周目に4秒あったトップを走るリードとの差を徐々に詰め始める。17周目には2秒を切り、ファイナルラップ突入時点でその差は1秒。しかし僅かに届かず20周を走りきってリードが優勝。2位には武藤。3位チャンピオンを決めたオリベイラ。4位横溝、5位安岡秀徒(INGING F107)、6位ストレイト。

 7位はルーキー塚越広大(Honda・M-TEC F106)。オープニングラップでスピンを喫して最後尾まで落ちたが、雨が降り出すと誰よりも速く走り次々と前車をパス。その実力の片鱗を見せ付けた。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山グリッド予選 織戸/谷口組がPP!

050910_04 スーパー耐久第6戦、OKAYAMA 400km RACEのグリッド予選は、現在4連勝中の#25アドバンドナーゲGT3(織戸学/谷口信輝組)が午前中のレコードタイムに迫る1分35秒614を叩き出して堂々のポールポジションを獲得した。

 ST-2クラスは、#11オーリンズランサーEVO IX(中谷明彦/木下隆之組)が、コースレコードを更新してクラストップを獲得した。
 ST-3クラスは#29パーソンズエルフYH NSX(古谷直広/山下潤一郎/小山佳延組)、ST-4クラスは#10アドバンベルノ東海YH(渡辺明/小林敬一組)、ST-5クラスは#80ネストwithアペルYH(佐々木孝太/植田正幸)がそれぞれクラストップで明日の決勝をスタートする。

 明日の決勝のスターティンググリッドを決める、グリッド予選が午後1時40分から始まった。心配された雨の気配はなくなり、気温は30度、路面温度は41度まで上昇してきた。
 最初の20分間はST-1、ST-2、ST-5の3クラスの走行だ。

 しかしこの時間帯にST-1クラスで走行したのは25号車のみ。あとの3台は5クラス混走となる最後の20分間に賭ける作戦を採った。唯一走行した25号車は、たった2周のタイムアタックで1分35秒614を叩き出した。このタイムは午前中に更新したコースレコードには僅かに及ばなかったものの、この後の混走セッションでこれを上回る者はなく、予選開始早々にしてポールポジションを決める格好となった。

 ST-2クラスは、11号車と6号車によるトップ争いが繰り広げられ、11号車が1分39秒792でトップに立った。優勝候補の一角である#2フジツボインプレッサはこの時間帯は走行せず。ST-1の3台と同様の作戦を採るようだ。
 ST-5は、#17INGS&RUNインテグラ(ATUSHI/松永まさひろ組)が暫定トップで、ST-3、ST-4クラスに交代した。

 ST-3クラスは、#7メーカーズゼナドリンRX-7(白井剛/杉林健一組)がまずはトップ。#15岡部自動車ハーツRX-7がそれに続く格好で始まったが、じわじわとタイムを上げてきた#29号車が5クラス混走に移る直前にトップに立った。
 ST-4クラスは#10ベルノ東海インテグラが堂々のトップタイム。

050910_06 最後の20分間は5クラス混走だ。
 ここまで走行を控え、様子をうかがっていた#1ファルケンポルシェ(田中哲也/荒聖二組)、#2フジツボインプレッサ(吉田寿博/小泉和寛組)らが猛然とタイムアタックにかかる。
しかし#1ファルケンは1分36秒274に留まり、#2フジツボも39秒481と11号車の背後に迫るが、逆に11号車は38秒629のコースレコードタイムをこの時間帯に記録して、後続を突き放して予選を終えた。
 ST-3、ST-4のトップはそれぞれ29号車、10号車で変わらず。ST-5は#80ネストwithアペルYHが17号車を上回ってクラストップを獲得してみせた。

 スーパー耐久第6戦決勝は、明日午後12時40分より、109周で行われる。

(TEXT:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

Japanese F3

F3第17戦MINE決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/10) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 17 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
15ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE2030'02.578
210武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C200.292
336ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムスF305DALLARA F3053S-GE2012.008
412横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE2030.517
53安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE2030.889
61ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE2042.494
716塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C2054.847
833番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE201'01.169
911河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C201'02.256
1050磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE191 Lap 
1138池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE191 Lap 
1219折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE191 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-14パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE164 Laps
-62嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE119 Laps
-37中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE119 Laps
-2高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C614 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.37 中嶋一貴(TPDトムスF305) 1'23.551 4/11 143.51km

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 グリッド予選結果

天候:曇り コース:ドライ

P No Cls P Car/Type Driver Tyre 0 Time Delay
1 25 ST1 1 ADVAN DENAG GT3
/JGN
*織戸 学
谷口 信輝
YH 1' 35.614 -
2 1 ST1 2 FALKEN☆PORCSHE
/JGN
*田中 哲也
荒 聖治
FK 1' 36.274 -0.660
3 3 ST1 3 エンドレスアドバンZ
/Z33
*木下 みつひろ
影山 正美
YH 1' 37.702 -2.088
4 24 ST1 4 PCJ ADVAN PORSCHE
/JGN
*井上 貴志
堤 明彦
YH 1' 38.028 -2.414
5 11 ST2 1 オーリンズランサーEVO IX
/CT9A
*中谷 明彦
木下 隆之
YH R1' 38.629 -3.015
6 2 ST2 2 FUJITSUBO hpi IMPREZA
/GDB
*吉田 寿博
小泉 和寛
DL 1' 39.398 -3.784
7 6 ST2 3 FALKEN☆梁山泊☆EVO
/CT9A
冨桝 朋広
*関 豊
DL 1' 39.792 -4.178
8 29 ST3 1 PERSON'S elf YH NSX FAB
/NA2
*古谷 直広
山下 潤一郎
YH 1' 39.939 -4.325
9 15 ST3 2 岡部自動車ハーツRX-7
/FD3S
長島 正明
*浅井 亮博
YH 1' 39.997 -4.383
10 63 ST2 4 WING PERMAGARD IMPREZA
/GDB
*樋口 統也
池田 晶弘
DL 1' 40.114 -4.500
11 56 ST2 5 ダンロップランサー
/CT9A
*松本 達哉
伊藤 保文
DL 1' 40.224 -4.610
12 20 ST2 6 RsオガワADVANランサー
/CT9A
小川 日出夫
*砂子 塾長
YH 1' 40.342 -4.728
13 7 ST3 3 メーカーズ ゼナドリン RX-7
/FD3S
白井 剛
*杉林 健一
YH 1' 40.496 -4.882
14 26 ST2 7 エンドレスアドバンTMCランサー
/CT9A
*細野 智行
朝倉 貴志
YH 1' 40.715 -5.101
15 27 ST3 4 FINAエムスクエアーADVAN M3
/E46
*小林 且雄
筒井 克彦
YH 1' 40.966 -5.352
16 30 ST2 8 ディクセル★eeiA★オガワランサー
/CT9A
赤鮫オヤジ
*阪口 良平
YH 1' 40.982 -5.368
17 48 ST3 5 フィールズT&GアドバンZ
/Z33
ヒロミ小園
*星野 一樹
YH 1' 41.078 -5.464
18 13 ST2 9 シーケンシャルエンドレス アドバン座間
/CT9A
*WADA-Q
村田 信博
YH 1' 41.229 -5.615
19 23 ST3 6 C-WEST ORC アドバンZ
/Z33
尾本 直史
*山田 英二
YH 1' 41.250 -5.636
20 19 ST3 7 EBBRO☆ Z☆TC-KOBE
/Z33
輿水 敏明
*黒澤 翼
YH 1' 41.270 -5.656
21 83 ST3 8 BP ADVAN NSX
/NA2
古橋 譲
*玉木 秀幸
YH 1' 41.305 -5.691
22 80 ST5 1 ネストwithアペルYH
/SXE10
*佐々木 孝太
植田 正幸
YH 1' 42.665 -7.051
23 17 ST5 2 INGS&RUNUP☆キーパーDLインテグラ
/DC5
ATUSHI
*松永まさひろ
DL 1' 42.959 -7.345
24 46 ST3 9 realstyle.jp S2000
/AP-1
周防 彰悟
*安田 裕信
YH 1' 43.079 -7.465
25 54 ST5 3 ADVANアンクルインテグラ
/DC5
山内 伸弥
*浅見 武
YH 1' 43.235 -7.621
26 57 ST2 10 アクレ GT-Cマジック ランサー
/CT9A
*中村 啓
中川 良
DL 1' 43.593 -7.979
27 37 ST5 4 ARTA F.O.S アルテッツア
/SXE10
*峰尾 恭輔
長嶋 正興
YH 1' 43.718 -8.104
28 10 ST4 1 ADVANTAGE ベルノ東海YH
/DC5
*渡辺 明
小林敬一
YH 1' 43.974 -8.360
29 78 ST3 10 WW2ダンロップRX-7
/FD3S
新宅 史亮
*伊藤 弘史
DL 1' 44.361 -8.947
30 81 ST4 2 EXTOLLwithFAB YH
/DC5
楳井 紳也
*幸内 秀憲
YH 1' 45.017 -9.403
31 87 ST4 3 RISO☆Bee☆Bp DC5
/DC5
*金森 敏一
佐藤 英而
YH 1' 45.107 -9.493
32 73 ST4 4 ロイヤルハウスYHランナップ DC5
/DC5
前嶋 秀司
*守内 庸介
YH 1' 45.670 -10.056
33 96 ST5 5 ネッツ大分アクレアルアルテッツァ
/SXE10
*三沢 伸輔
石川 朗
松田 徹磨
YH 1' 45.965 -10.351
34 18 ST4 5 コスモソニック21 Fkインテグラ
/DC5
*浅野 武夫
森 正行
YH 1' 46.444 -10.830

"R"の車両はコースレコードを更新した(従来のレコードは1'39.238)

*印はベストタイムを出したドライバー

Japanese F3

F3第17戦、第18戦予選 オリベイラとリードがそれぞれポール!

 全日本F3選手権は10日、山口県のMINEサーキットで第9大会(第17戦、第18戦)の公式予選を行い、第17戦はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)が、第18戦はジョニー・リード(INGING F107)がポールポジションを獲得した。

 春のもてぎで幕を開けた全日本F3選手権もはや山口県のMINEサーキットでの第9大会。選手権争いも佳境に差し掛かってきた。九州に上陸し、中国地方をかすめた大型台風14号の被害もなくレースは無事開幕を迎えた。しかし台風一過というには程遠い天候で、早朝からMINE上空には雲が低く垂れ込め、第17戦予選開始前には小雨もふってきた。だが、この雨も予選開始時には止み、レコードライン外には水溜りが残るものの、ほぼドライコンディションでの争いとなった。

0910_oliveira-s 午前9時15分より予定通り第17戦の公式予選が始まった。しかし、開始5分、折目遼がシケインでスピンしてコース上に止まりこのマシンを排除するため赤旗が提示された。
 残り10分、予選再開後まずトップに立ったのは1分22秒台の前半でホンダのエース武藤英紀(Honda・M-TEC F107)。しかしこのポジションも長くは続かず、ロベルト・ストレイト(INGING)、中嶋一貴(TPDトムスF305)がタイプアップして後退。そして、ついにポイントリーダーのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)がただ一人22秒台に入る1'22.903を叩き出してポールを決めた。2位に中嶋が入りトムス勢が1-2。3位がストレイト。武藤は4位。

0910_reid-s 10分のインターバルを置いて引き続き第18戦の予選が15分にわたって行われた。開始早々から各車、第17戦のポールタイムを上回る1分22秒台で走行。まずは、横溝直輝(ThreeBond)が22秒台前半でトップにつける。しかし、予選中盤ジョニー・リード(INGING F107)が1'21.967とただ一人21秒台に入るタイムを出すと、終盤にかけて誰もこのタイムを上回れず、リードのポールポジションが確定した。横溝は2位に落ち、3位にはオリベイラ、4位が中嶋となった。

 注目のルーキー塚越広大(Honda・M-TEC F106)は、第17戦、第18戦とも11位と振るわなかった。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 ドライバーズ予選結果

天候:曇り  コース:ドライ

P No Cls P Car/Type Driver Tyre 0 Time
1 25 ST1 1 ADVAN DENAG GT3
/JGN
織戸 学
谷口 信輝
YH R1' 35.575
2 1 ST1 2 FALKEN☆PORCSHE
/JGN
田中 哲也
荒 聖治
FK 1' 36.665
3 24 ST1 3 PCJ ADVAN PORSCHE
/JGN
井上 貴志
堤 明彦
YH 1' 37.481
4 3 ST1 4 エンドレスアドバンZ
/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH 1' 37.571
5 11 ST2 1 オーリンズランサーEVO IX
/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH 1' 39.776
6 6 ST2 2 FALKEN☆梁山泊☆EVO
/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL 1' 39.957
7 2 ST2 3 FUJITSUBO hpi IMPREZA
/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL 1' 40.150
8 29 ST3 1 PERSON'S elf YH NSX FAB
/NA2
古谷 直広
山下 潤一郎
小山 佳延
YH 1' 40.770
9 20 ST2 4 RsオガワADVANランサー
/CT9A
小川 日出夫
砂子 塾長
福山 英朗
YH 1' 41.023
10 48 ST3 2 フィールズT&GアドバンZ
/Z33
ヒロミ小園
星野 一樹
YH 1' 41.277
11 23 ST3 3 C-WEST ORC アドバンZ
/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH 1' 41.286
12 27 ST3 4 FINAエムスクエアーADVAN M3
/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YH 1' 41.343
13 26 ST2 5 エンドレスアドバンTMCランサー
/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH 1' 41.376
14 56 ST2 6 ダンロップランサー
/CT9A
松本 達哉
伊藤 保文
DL 1' 41.491
15 30 ST2 7 ディクセル★eeiA★オガワランサー
/CT9A
赤鮫オヤジ
阪口 良平
吉本 晶哉
YH 1' 41.691
16 83 ST3 5 BP ADVAN NSX
/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH 1' 41.881
17 13 ST2 8 シーケンシャルエンドレス アドバン座間
/CT9A
WADA-Q
村田 信博
HINOKI
YH 1' 41.891
18 63 ST2 9 WING PERMAGARD IMPREZA
/GDB
樋口 統也
池田 晶弘
DL 1' 42.041
19 15 ST3 6 岡部自動車ハーツRX-7
/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH 1' 42.114
20 19 ST3 7 EBBRO☆ Z☆TC-KOBE
/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH 1' 42.233
21 80 ST5 1 ネストwithアペルYH
/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH 1' 42.749
22 37 ST5 2 ARTA F.O.S アルテッツア
/SXE10
峰尾 恭輔
長嶋 正興
影山 正彦
YH 1' 42.890
23 17 ST5 3 INGS&RUNUP☆キーパーDLインテグラ
DC5
ATUSHI
松永まさひろ
DL 1' 42.957
24 46 ST3 8 realstyle.jp S2000
AP-1
周防 彰悟
安田 裕信
YH 1' 43.241
25 7 ST3 9 メーカーズ ゼナドリン RX-7
/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH 1' 43.692
26 54 ST5 4 ADVANアンクルインテグラ
/DC5
山内 伸弥
浅見 武
YH 1' 43.721
27 57 ST2 10 アクレ GT-Cマジック ランサー
/CT9A
中村 啓
中川 良
久乗 俊二
DL 1' 44.071
28 78 ST3 10 WW2ダンロップRX-7
FD3S
新宅 史亮
伊藤 弘史
DL 1' 44.403
29 10 ST4 1 ADVANTAGE ベルノ東海YH
/DC5
渡辺 明 YH 1' 44.777
30 81 ST4 2 EXTOLLwithFAB YH
/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH 1' 45.333
31 73 ST4 3 ロイヤルハウスYHランナップ DC5
/DC5
前嶋 秀司
守内 庸介
YH 1' 46.332
32 87 ST4 4 RISO☆Bee☆Bp DC5
/DC5
金森 敏一
佐藤 英而
星野 薫
YH 1' 46.707
33 18 ST4 5 コスモソニック21 Fkインテグラ
/DC5
浅野 武夫
森 正行
能見 奈美
YH 1' 47.072
34 96 ST5 5 ネッツ大分アクレアルアルテッツァ
SXE10
三沢 伸輔
石川 朗
松田 徹磨
YH 1' 46.710
- - - - 以上予選通過 ------ - - 計測できず
- 16 ST3 - バウフェリス.速人7
FD3S
金山得郎
植尾勝浩
YH 1' 46.710
- 12 ST2 - ちーむ時間割Qsランサー
CT9A
島田 和樹
井田 雅彦
立花 和幸
YH - 計測できず

R印はコースレコードを更新した(従来のレコード:1'36.463)

予選通過基準タイム(総合130%) 2'05.383
(ST1 110%) 1'46.094 (ST2 110%) 1'49.825 (ST3 110%) 1'51.432
(ST4 110%) 1'55.043 (GT5 110%) 1'53.152

参加台数:36台 出走台数:36台

Japanese F3

F3第18戦MINE予選結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/10) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2005 All Japan F3 Championship Round 18 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
15ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE1'21.967--146.29
212横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE1'22.0870.1200.120146.08
336ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムス F305DALLARA F3053S-GE1'22.0930.1260.006146.07
437中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'22.1070.1400.014146.04
51ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE1'22.1230.1560.016146.01
610武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C1'22.3890.4220.266145.54
738池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'22.4500.4830.061145.43
82高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C1'22.5050.5380.055145.34
914パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE1'22.5480.5810.043145.26
103安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE1'22.7340.7670.186144.93
1116塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C1'22.8060.8390.072144.81
1233番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'22.8220.8550.016144.78
1319折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE1'23.0661.0990.244144.36
1462嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'23.1831.2160.117144.15
1511河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C1'23.5891.6220.406143.45
1650磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE1'23.7951.8280.206143.10
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'30.2538.2866.458132.86

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 ドライバーズ予選リポート 織戸/谷口組がトップ

050910_02 スーパー耐久シリーズ2005第6戦のドライバーズ予選が9月10日、午前9時40分より岡山国際サーキットで行われた。

 ST-1クラストップは#25アドバンドナーゲGT3(織戸学/谷口信輝組)で1分35秒575、ST-2は#11オーリンズランサーEVO IX(中谷明彦/木下隆之組)が1分39秒776、ST-3クラスは#29パーソンズelf NSX(古谷直広/山下潤一郎/小山佳延組)が1分40秒150、ST-4は#10アドバン ベルノ東海YH(渡辺明/小林敬一組)が1分44秒403、ST-5は#80ネストwithアペルYH(佐々木孝太/植田正幸組)が1分42秒749でそれぞれクラストップとなった。
 なお、#16バウフェリス速人7(金山得郎/植尾勝浩組)は植尾が出走できず、#12ちーむ時間割Qsランサーは島田和樹、井田雅彦の二人とも出走できなかったため、午後のグリッド予選には進めなくなった。

 気温は26度、路面温度は28度。コースコンディションはドライだが、上空を厚い雲が覆っており、天候の悪化が心配される。

 第6戦のグリッド予選は午後1時40分より1時間で行われる。

(TEXT:末廣和久  Photo:Keiichiro TAKESHITA)

Japanese F3

F3第17戦MINE予選結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/10) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2005 All Japan F3 Championship Round 17 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムスF305DALLARA F3053S-GE1'22.903--144.64
237中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'23.1620.2590.259144.19
31ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE1'23.1630.2600.001144.19
410武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C1'23.1820.2790.019144.15
55ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE1'23.4690.5660.287143.66
612横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE1'23.4880.5850.019143.63
72高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C1'23.5140.6110.026143.58
814パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE1'23.6170.7140.103143.40
93安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE1'23.6240.7210.007143.39
1033番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'23.8260.9230.202143.05
1116塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C1'23.9501.0470.124142.84
1238池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'23.9651.0620.015142.81
1319折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE1'24.7001.7970.735141.57
1462嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'24.8351.9320.135141.35
1511河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C1'25.0982.1950.263140.91
1650磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE1'26.3613.4581.263138.85
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'31.3838.4805.022131.22
  • 赤旗提示時間: 10:20:27 / 赤旗解除時間: 10:23:05 / 予選再開時間: 10:28:00(10分間)

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」
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■開催月日:2005年9月3-4日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  まさかのスピン喫すも13位完走

 SUPER GT第5戦がツインリンクもてぎで開催され、予選6位と今季最高位からスタートした小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、1周目にスピンを喫し、最後尾近い23位までポジションを落としたものの、粘り強い走りで13位までリカバリーしてチェッカー。連続完走記録を12に伸ばした。

 3日の公式予選日、この第5戦から予選方式に若干の変更が加えられた。従来各クラス12台が進出できたスーパーラップ(SL)だが、今回から10台に減らされた。さらに予選1回目だけでその10台が決定することになったため、予選1回目の計40分間で、トップ10のタイムをマークして、ドライバー2名が基準タイムをクリアしなければならなくなった。
 公式予選1回目は、10時5分にスタート。アタックに入った谷川は開始12分で1分55秒783のタイムを出して2位につけた。しかし他の車両も次々にアタックを開始、結果、7位で3戦連続のSL進出を果たすことになった。
 14時50分からSLが始まった。4台目のアタックとなった谷川は1分55秒823というタイムで、その時点で2番目のタイム。その後谷川のタイムを上回る車両が4台あり、6位で予選を終了した。

 4日決勝日、14時4分、気温31℃。スタンドを埋めた5万2000人のファンが応援旗を振り、総立ちで見守る中、63周の決勝レースはスタートした。
 谷川は今回も見事にスタートを決めて直角ターンの連続する4コーナー先までに5位へポジションアップ。しかし、5コーナーでまさかの単独スピン。ここに後続が接触してリヤバンパーが外れてしまった。谷川は何とかマシンをコースに復帰させたが、1周終了時点で最後尾に近い23位までポジションダウンを余儀なくされた。

 ここから谷川は猛然と追い上げ7周目には16位、さらには21周目には13位までポジションを上げることに成功した。しかし12位のZを追い上げていたバックストレートでスピンを喫してコースアウト。これで15位となった谷川は28周で小林にバトンを渡した。
 小林は16位でコースへ復帰。34周目には14位までポジションを上げ、さらにはこの日の#77インプレッサのベストとなる1分58秒554のタイムをマークしながら走行を重ねた。しかし、前後の車両との間隔は開いており、ひとつポジションを上げて13位でチェッカーとなった。

 期待された上位入賞こそ果たせなかったが、連続完走はこれで12に伸ばすことはできた。次の富士ではリストリクター径が1ランク小さくなり苦戦が予想されるが、車両の細かい改良とドライバーの頑張りでセパン以来のポイント獲得を目指すことになる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: ©スバルテクニカインターナショナル

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス
#100 RAYBRIG NSX
セバスチャン・フィリップ

 簡単なレースじゃなかったけど、今は幸せな気分だよ。
 最初の3ラップは慎重にポジションキープでホンダ勢の1-2-3体制を築き上げる作戦だったんだ。そのうちミチガミがトラフィックに引っかかったところを抜いて2位に上がったよ。それからはフロントタイヤを大事に労わって走ったよ、2スティント使う予定だったからね。
 8号車に起きたことについては複雑な気持ちだね。僕らもトップを獲りたいと思ってレースをやってるんだけど、同じホンダのクルマがトラブルに見舞われるのは残念だった。でも、あのトラブルがなくても、僕らにはチャンスがあったと思う。向こうは4本交換の予定だったから、ピットストップの間に前に出られると思ってたから。でもやっぱり、ホンダで1-2-3フィニッシュをしたかったね。
 ジェレミーに交代してから30周以上もピットでじっと待ってる間は落ち着かなかったね。僕はいつも自分がフィニッシュする役立ったから、ものすごくストレスが溜まったよ。
 以前、チームで食事会をやったとき、タカハシさんが『今年こそはなんとしても勝ちたい』って言ってたので、今回優勝をプレゼントできたことは本当に良かったと思うよ。

ジェレミー・デュフォア
 ベリーハッピーさ。この優勝はスペシャルなものだよ。いいクルマに仕上がっていた。
 菅生でも勝てそうだったのに、ホンダ同士でああいうことになってしまって....。それでも、僕らにも勝てる力があるって事だけは証明できたと思うけど、今回は実際に勝つことが出来て本当に良かったよ。
 2本だけのタイヤ交換でも問題はなかったよ。テストも充分やってきたし、NSXはいいクルマだから、あとは無理をしないで大事にいこうと思って走ったんだ。ただ、だからって必ず勝てるって自信は正直なかった。童夢には4、5秒の差を保って走れば勝てると思っていたけど、その後ろから誰が来るか判らなく手心配だったんだ。それにひょっとしたら18号車もフロントタイヤを交換しないかもしれないと心配もしてたしね。でもブリヂストンはすばらしいタイヤを用意してくれたね。
 僕自身は4年間ずっとスープラに乗っていたので、NSXに乗り換えたことは大きな変化だった。慣れるまでに何ヶ月も掛かってしまったよ。

GT300クラス
#46 Dream Cube's ADVAN Z
星野一樹

 テストから調子も良かったし、コースとZの相性も良かったので、ここは絶対勝とうと思っていました。みんなの力が完璧に発揮されましたね。
 心配なのはピットインだけで、あとはミスなくいけば大丈夫、と思ったので最初の5ラップだけプッシュして、あとはタイヤを労わって走っていました。それでも無線で後ろとのギャップを聞いているとそれでもどんどん離れていったので、なんとか10秒以上のマージンを築いて青木さんに渡したいと思いました。ウチのクルマは燃費の関係でどうしてもピットインが長めになりますから。
 ピットで待ってる間は本当に長かったです。こんなに長いと思いませんでした。『落ち着け』って言われましたけど、どうしても落ち着いてらんなかったです。
 勝つまでに時間が掛かりすぎちゃったけど、親父の見てる前で勝ててうれしいです。

青木孝行
 最初に、チーム全員に感謝したいです。何のトラブルもありませんでしたし、ウチはピットが長くなるんですけど、その分一樹がマージンを築いてくれましたから。チームクルーみんなに『ありがとう』って言いたいです。
 ここ何戦か、何度もいけそうなレースを落としていたので、どこかネジが緩んでるな、って感じていたので、今度こそ何とかしなきゃ、と思って、自分のホームページに『今回こそは、いきます』と書き込んでからサーキットに入りました。『勝ちます』じゃなくて『いきます』ってあいまいな表現でしたけど(笑)でもこうやって勝てたことで、チームのネジも締まったと思います。これで満足しないで、これからも勝ち続けたいですけど。
 一樹からはタイヤが苦しいと聞いていたので、タイヤを労わりながらなんとか30秒のマージンを築いて、あとはできるだけセーブして走りました。
 表彰台のてっぺんに上がったり、ここ(記者会見)にこれるのはやっぱ気分がいいですよね。

(Photo&TEXT 末廣和久)

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 決勝リポート チーム国光6年4ヶ月ぶりの栄冠!

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 2005スーパーGTシリーズ第5戦、MOTEGI300KM RACEの決勝が9月4日、ツインリンクもてぎで行われ、GT500では#100RAYBRIG NSXが6年4ヶ月ぶりの勝利を挙げた。また、GT300は#46Dream cUBE'S ADVAN Zがポールポジションから圧倒的なペースで後続を振り切って優勝した。
(観客動員数52,000人)

050904_08 台風14号の接近により、天候の悪化が心配された今週末の茂木町だが、ピットウォーク時に多少空が暗くなったものの、GTの決勝はどうにか晴天のもので行われることとなった。
 スタートでトップに立ったのは、ポールシッターの#8ARTA NSXを駆るラルフ・ファーマン。予選2番手の#18TAKATA童夢NSX道上龍、3番手の#100RAYBRIG NSXセバスチャン・フィリップがそれに続き、予選から他を圧倒していたNSX勢がその速さを決勝でも見せつけ、1-2-3体制で序盤をリードする。更にはタイヤのマッチングに苦しんで予選は振るわなかった#32EPSON NSXも、ロッテラーの果敢な追い上げで#12カルソニック インパルZのブノワ・トレルイエを抜き去り、#3G'ZOX HASEMI Z金石年弘や#38ZENTセルモスープラ高木虎之介を追い上げ、4位集団は団子状態になっていく。
 フィリップは10周目、周回遅れのGT300の処理に手間取った道上をパス、2位に上がると更にファーマンの追い上げに掛かる。序盤ペースの上がらない道上は金石にも追いつかれるが、金石は12周目のV字コーナーで周回遅れの#43ARTAガライヤをアウトからパスする際、インからガライヤを抜いてきた高木に追突されてスピン、大きく順位を落とす羽目に陥った。一方の高木もこの接触でフロントを破損しており、オレンジボールを提示されて修理のためにピットイン。更にはこのアクシデントに対し、競技団は高木にドライブスルーペナルティを課したため、またしてもピットインを余儀なくされてしまう。

 第3戦のセパンラウンドからNAエンジン仕様を実践投入して以来、速さは見せながらも幾多の不運に見舞われてここまで勝利を手にすることが出来なかった#8ARTAだったが、ファーマンは2位以下を寄せ付けない快走でトップをひた走る。今度こそ優勝を手にするものと思われた27周目、なんとシフトリンケージのボルトが脱落してギヤチェンジが出来なくなってしまう。緊急ピットインしたARTA号はこの修理に手間取り、漸くコースに復帰したときには3周遅れとなってしまった。
 更にはTAKATA童夢も同じ周回にルーティーンのピット作業を予定していたため、ARTAと、更にはガライヤにまで進路を塞がれたTAKATA童夢は、メカニックの手を借りて車両をバックさせてピットレーンに出て行かざるを得ず、大きくタイムロスを喫してしまう。
 ホンダ勢を立て続けに不運が襲う中、RAYBRIGだけは快調に周回を重ね、28周終わりでピットイン、リヤタイヤのみを交換する作戦でピットストップ時間を短縮してトップに立った。
フィリップからバトンを受け取ったジェレミー・デュフォアは、道上から後退した小暮卓史の猛追をものともせず、着実にリードを築き上げていく。
 結局デュフォアは、未交換のフロントタイヤを労わりつつも小暮との間に5秒近いギャップを築き上げて63周を走りきり、チーム国光にとっては1999年の第2戦富士以来の、実に6年4ヶ月ぶりの勝利をもたらした。
 2位にはTAKATA童夢NSXが入り、今季初のNSX勢による1-2フィニッシュが達成された。
 3位には上位陣が次々とアクシデントに見舞われる中を着実に走ったカルソニックZが入った。

050904_10 GT300では、圧倒的な速さで予選を制した#46ドリームキューブZが、その速さを結晶でも遺憾なく発揮し、2位を20秒以上引き離すぶっちぎりの速さでフィニッシュ。今季初の、そしてスタートドライバーにとってはGT参戦以来初の勝利を挙げることとなった。
 2位には何度もライバルの先行を許しながらも粘り強く走り続けた#19ウェッズスポーツセリカ、3位には75キロものウェイトハンデに苦しみながらも最後まで勝負を諦めなかった#43ARTAガライヤが入った。

 次戦は今季2回目の富士スピードウェイ。
 9月25日決勝だ。

(Photo:Keiichiro TAKESHITA, TEXT:末廣和久)

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ トヨタモータースポーツニュース

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平成17年9月5日
トヨタ自動車(株)広報部

SUPER GT
第5戦 MOTEGI GT300km RACE

第5戦もてぎ 混戦でスープラ35号車が5位入賞
スープラ36号車がシリーズランキング首位を堅守
GT300クラスはセリカ19号車が2位表彰台

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混戦の“もてぎ”でスープラ勢最高位の5位に入ったスープラ35号車

 「SUPER GT」の第5戦「MOTEGI GT 300km RACE」が9月3日(土)、4日(日)の両日、栃木県の「ツインリンクもてぎ」ロードコースで行われた。
 全8戦のシリーズもいよいよ後半戦。目下GT500クラスでは、前戦SUGOで3位表彰台を獲得したトムススープラ36号車がランキング首位につけており、前戦で初優勝を果たしたトムススープラ37号車が4番手につけるなど、ここまで4戦中3勝を挙げているトヨタ・スープラのさらなる活躍に期待が集まった。
 今大会にはGT500クラス18台、GT300クラス26台の総勢44台が参加。このうちトヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリーし、勝利を目指した。

◆予選◆

 3日(土)の公式予選1回目は好天の下、午前10時5分から1時間に渡って行われた。気温は30度で非常に蒸し暑いコンディション。
 今大会から予選方式が変更となり、これまでは1回目セッションの各クラス上位10台と、その10台を除く、2回目セッションの上位2台が上位グリッドを決定するスーパーラップに出走していたが、新たに1回目の上位10台のみとなり、スーパーラップのアタックも2台づつから1台づつに変更された。
 スーパーラップ進出をかけた1回目セッションではエッソウルトラフロースープラ6号車が5番手、ZENTセルモスープラ38号車が7番手、BANDAI スープラ34号車が9番手を獲得。また、GT300クラスでもRECKLESS MR‐S30号車が6番手、ウエッズスポーツセリカ19号車が8番手でそれぞれスーパーラップ進出を決めた。
 2回目セッションのあと午後2時50分からスーパーラップが開始され、スープラ38号車が4番手グリッドを獲得。スープラ6号車は9番手、スープラ34 号車は10番手となった。GT300ではセリカ19号車が好調に2番手、MR‐S30号車が7番手から決勝へと臨むことになった。

◆決勝◆

 4日(日)の決勝日は、朝のフリー走行でスープラ6号車はトップタイム、38号車も5番手タイムを記録し、決勝レースに望みを繋いだ。
 当初午後から降雨の予報もあったが、ドライコンディションで決勝レースを迎えた。定刻の午後2時にローリングスタートのフォーメーションラップを開始。
 スタート直後に、4番手グリッドのスープラ38号車は、5位へとポジションを落とすが、首位グループから離されることなく逆転を狙い猛追。しかし、11周目にGT300車両を追い越した直後に他車と接触。さらにポジションダウンを余儀なくされた。
 一方、9番手スタートのスープラ6号車は、13周目に8位に躍進、まもなく順位を上げてきたスープラ39号車と激しくバトルを展開するが、その後単独スピンで後退。
 また、予選1回目にコースオフを喫し、15番手スタートとなったイエローハットスープラ35号車は、今大会から参加のP.ダンブレックが安定したペースで12位までポジションをアップ。
 ドライバー交代後も果敢にプッシュを続け、ピット作業の一巡した31周目には6位まで躍進。その後も後続を寄せ付けず、ファイナルラップでさらにポジションを上げ、5位でチェッカーを受けた。
 また、50kgのハンディウエイトを課されて苦しい戦いを強いられたシリーズポイントリーダーのトムススープラ36号車は7位に入り、前戦SUGOで初優勝を果たしたチームメイトのスープラ37号車が8位。2度のスピンを喫しながら最後まで懸命に戦い続けたスープラ6号車が9位に入賞し、各々貴重なポイントを獲得した。この結果、スープラ36号車はランキング首位の座を堅守。
 GT300クラスでは2番手グリッドからスタートしたセリカ19号車が序盤の接戦の中で一時8位まで後退しながら、後半見事な追い上げを見せ、見事今季初の2位表彰台を獲得した。

イエローハットスープラ35号車 ドライバー服部尚貴のコメント:
 セッティングを完全に煮詰めることが出来ないまま決勝レースを迎えることになり、苦しい戦いを強いられたが、その中で5位に入賞出来たことは良かった。ただし、決して満足の行く状況ではない。残り3戦も可能な限り攻めのレースを続け、ポイント獲得を狙っていきたい。

イエローハットスープラ35号車 ドライバーP.ダンブレックのコメント:
 今回からスープラ35号車のステアリングを握ることになった。98年に全日本F3選手権にトムスチームから参戦してチャンピオンを獲得し、また、日本の GT選手権にも、GT300クラスのMR‐2で参戦した経験があるが、初めて乗ったスープラのレベルの高さには正直驚いた。スープラでの初レースで5位入賞を果たせたことは嬉しいが、目標は、表彰台と勝利。次戦富士では表彰台を狙って全力を尽くす。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー加藤寛規のコメント:
 ラップタイムではライバル勢に及ばない状況ながら、2位表彰台に上がれたのはチームの総合力を活かしたベストな結果だ。今回は予選上位を狙い通りに獲得したあと、決勝レースは後続を抑え切る作戦を採ったが、完璧なレースが出来た。今後も頑張ってシリーズポイントを獲得したい。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー谷口信輝のコメント:
 スタートした直後にクールスーツのトラブルに見舞われ、苦しい展開となったが、後半、加藤選手が挽回してくれた。現状のパフォーマンスの中で最高のレースが出来たと思う。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
 今回は苦しい戦いとなったが、その中でスープラ勢は接近戦を展開、スープラ36号車がポイント首位を守るなど、各チームが上手くシリーズポイントを獲得してくれた。また、GT300クラスでセリカ19号車がドライバーとチームの頑張りで2位入賞を果たしたのも良かった。次の富士大会はもちろんだが、終盤戦に向けてスープラのポテンシャルにさらに磨きをかけ、シリーズチャンピオン獲得を目指す。

Text & Photo: ©トヨタ自動車

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」  決勝
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■開催月日:2005年9月4日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
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■#12カルソニックインパルZが3位で表彰台へ
#22モチュールピットワークZが4位、#1ザナヴィニスモZは6位

 9月4日(日)、栃木県のツインリンクもてぎ(1周4.8km) でSUPER GT2005 第5戦の決勝レースが開催され、予選6位からスタートした#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治)が3位に入り、今季初めて表彰台に上った。予選7位からスタートした#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝)が4位に続き、6位には #1ザナヴィニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン:予選16位)が入った。

 52,000名の観衆が見守る中、決勝レースは午後2時過ぎにスタートした。序盤、予選5位からスタートした#3 G’ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス)が4位を走行し、上位進出の機会をうかがった。しかし、12周目に#38スープラにリアをヒットされてスピンアウト、大きく順位を落とした。7位を走行していたトレルイエの#12 Zはこのアクシデントで5位に上がり、井出有治に交代したあとは4位から3位へとポジションを上げた。井出は危なげない安定した走りで3位をキープ。今季初の表彰台を獲得した。

 #22 Zは、柳田真孝がスタートドライバーをつとめ、序盤は8位を走行。他車のアクシデントに巻き込まれることなく、6位にポジションを上げて26周目にピットイン、ミハエル・クルムにドライバー交代した。定評となっているニスモのミスのない迅速なピットワークを経てコースに戻った#22 Zは、30周目には5位となり、その後4位に浮上した。 クルムは3位を走る#12 Zを捉えるべくプッシュを続け、3秒強あった間隔を約1秒にまで縮めるが、井出も隙を見せない走りを続けた。後半までタイヤグリップをもたせるため、クルムはオーバーテイクをあきらめキープポジションに方針を変更した。60周目には激しく追い上げてきた#32 NSXに先行を許してしまうが、追い上げで燃料を使い果たした#32 NSXが最終ラップの最終コーナー手前で突如ストップ。#22 Zは、4位に返り咲いてフィニッシュラインを越えた。

チャンピオンシップポイントで2位につけている#1 Zは、本山がスタートし先行車をパスしながら30周目に暫定3位でピットイン。ここでも無駄が一切ない完璧なピットワークをこなしたニスモは、ライアンを7位でコースに戻すことに成功した。ライアンは7位をキープして周回を重ね、冷静な走りで終盤に向かい最終ラップで6位に上がってチェッ カーフラッグを受けた。

なお、GT300クラスでは#46 Dream Cube’s ADVAN Z(星野一樹/青木孝行)が初優勝を飾った。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ ホンダリポート

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Honda NSX-GT勢が1-2フィニッシュ
RAYBRIG NSXが6年振りのGTシリーズ戦勝利を飾る

決勝日:9月4日(日)
サーキット:ツインリンクもてぎ 天候:予選/晴れ 決勝/曇り 気温:31℃/路面温度44℃(14:00現在) 決勝レース:63周(約302.463km) コースコンディション:ドライ 観客数:52,000人(主催者発表)

9月4日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)において、2005年SUPER GT第5戦「MOTEGI GT 300km RACE」の決勝レース(63周=約302.463km)が開催された。

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 前戦SUGOラウンドから全車NA(自然吸気)化されたHonda NSX-GT勢は今回もポテンシャルの高い走りを披露し、3日(土)の午後に行われたスーパーラップ(予選1回目の上位10台が決勝グリッドを争うタイムアタック・セクション)に全車4台が参加した。

 このタイムアタックにおいて40kgのハンディウェイトを積む#8 伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)がトップタイムをマーク。第3戦マレーシアラウンドに続く今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。さらに#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が予選2番手、#100 セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組(RAYBRIG NSX)が予選3番手と、NSX-GTが1-2-3グリッドを独占することとなった。#32 松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)は予選8番手からのスタートとなった。

 4日(日)は朝から曇が空を覆っていたが、スタートが近づくにつれて青空がのぞき、気温も31℃、路面温度は44℃まで上昇した。残暑のツインリンクもてぎに駆けつけた5万2千人の観衆が見守るなか、参加台数44台(GT500クラス18台)のマシンによって、63周のレースがスタートした。

 オープニングラップは、R.ファーマン選手(#8 ARTA NSX)がトップ、道上 龍選手(#18 TAKATA童夢NSX)が2位、S.フィリップ選手(#100 RAYBRIG NSX)が3位と1-2-3態勢を築き、序盤からNSX-GT勢がレースの主導権を握った。予選8番手からスタートしたA.ロッテラー選手(#32 EPSON NSX)もポジションを2つ上げて6位を走行し、上位進出を狙う。

 周回遅れが目立ってきた9周目に、S.フィリップ選手が2位に浮上。さらにトップを走るR.ファーマン選手に迫る。さらに3位の道上選手の背後に迫っていた#3 G'ZOX・HASEMI・Zが#38 ZENTセルモスープラに接触されたためにコースアウト。この間にA.ロッテラー選手が4位に浮上し、12周目に入る時にはNSX-GT勢が1-2-3-4態勢を築くこととなった。

 その後もNSX-GT勢は1分49秒台の安定したタイムをキープ。4位以下に6秒以上の大差をつける独走態勢となった。21周目には、A.ロッテラー選手が道上選手をパスして3位に浮上した。

 そして、26周終了時にトップを走行していた#8 ARTA NSXは、シフトリンケージのトラブルが発生したため急きょピットインを敢行。2位の#18 TAKATA童夢NSXも同時にドライバー交代のためピットイン。道上選手は順調にピットアウトしたものの、伊藤 大輔選手(#8 ARTA NSX)は修復に時間を要したため、コースに復帰したときにはトップと2周もの差がついてしまった。

 続く27周目終了時には、S.フィリップ選手がピットイン。#100 RAYBRIG NSXはリアタイヤのみの交換で36秒のピットタイムでコースに復帰し、実質上のトップに浮上した。

 ピットインのタイミングを遅らせて力走していた#32 EPSON NSXだったが、イエローフラッグ時の追い越しのためドライビングスルーペナルティーが課されたため、ペナルティーを実行した次周の32周目終了時にピットイン。40秒のピットストップで松田 次生選手(#32 EPSON NSX)がコースに復帰した。

 GT500クラスの全車がドライバー交代を敢行した35周目時点で、トップにJ.デュフォア選手(#100 RAYBRIG NSX)、2位に小暮 卓史選手(#18 TAKATA童夢NSX)。松田選手が5位、伊藤選手は18位からの追い上げとなった。

 レース後半戦で激しい追い上げをみせていた#32 EPSON NSXの松田選手は、61周目に#22 モチュール ピットワークZを抜いて4位に浮上。さらにハイペースを続け、3位の#12 カルソニック インパルZを追った。

 トップを走る#100 RAYBRIG NSXのデュフォア選手はタイヤの摩耗に苦しみながらも安定したペースで走りきり、NSX-GTにとって昨年のJGTC(全日本GT選手権)第5戦もてぎラウンド(#32 EPSON NSX 松田次生/A.ロッテラー組)以来の勝利となった。2位には、小暮選手が続き、NSX-GTが1-2フィニッシュを果たした。

 5位フィニッシュを目前としていた松田選手は最終ラップにガス欠のためコース脇にマシンを止めたため、チェッカーフラッグは受けられなかったものの結果的に10位となった。#8 ARTA NSXは4周遅れの16位でチェッカーフラッグを受けた。

 NSX-GTにとってGTシリーズ戦での1-2フィニッシュは、2002年のJGTC最終戦鈴鹿ラウンド(優勝:Mobil 1 NSX 松田次生/R.ファーマン組 2位:ARTA NSX 土屋圭市/金石勝智組)以来である。RAYBRIG NSXにとっては1999年のJGTC第2戦富士以来、6年振りのGTシリーズ3勝目(高橋国光/飯田章組)となった。

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■コメント

白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「ようやく勝つことができました。今回は予選から1-2-3番グリッドを獲得し、NSX-GTのパフォーマンスを見せてくれました。決勝でもデュフォア選手が最後まで粘りの走りをみせて見事な優勝を飾ってくれました。2位のTAKATA童夢NSXも素晴らしい走りで、もてぎラウンドを1-2フィニッシュで飾ることができました。ただ、我々がさらに努力して改善しなければならない部分もあり、残りの3戦はこの反省をふまえてチャンピオンシップに臨んでいきたいと思いますので応援をよろしくお願いいたします」

優勝 #100 RAYBRIG NSX
セバスチャン・フィリップ(Sebastien Philippe)選手
 「簡単なレースではありませんでした。スタートはNSX-GT勢のポジションを守ることに専念しました。我々は最初からタイヤ交換はリアのみで、ピット時間を短縮するという作戦だったので、フロントタイヤをいたわって走りました。この作戦でトップに立つ自信はありましたが、8号車のトラブルは複雑な気持ちになりましたね。本当は表彰台を独占したかったです。今までGTシリーズ戦で優勝したレースはチェッカーを受ける役だったので、見守っているときは本当に緊張しました。レース後の監督(高橋国光監督)はとても嬉しそうな顔をしてくれました。また、これからもこのチームで勝利を目指していきたいですね」

ジェレミー・デュフォア(Jeremie Dufour)選手
 「とても嬉しい優勝でした。前戦のSUGOでトップを走行しながらアクシデントで優勝を逃していただけに、今回でチーム、マシン、ドライバーの実力を示すことができて良かったです。NSX-GTは本当に素晴らしいクルマでした。今回はフロントタイヤを交換しないで走りきる作戦だったのですが、クルマのフィーリングはほとんど変わりませんでした。2位との差を4~5秒に保って走りましたが、クルマのポテンシャルはまだ余裕がありました。シーズン前はテストが十分にできず、ドライバー2人も初めてのチームだったこともあり、慣れるのに時間がかかりましたが、もう大丈夫です。残り3戦も優勝を狙えると思っています」

Text & Photo: ©HONDA

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ 決勝結果

天候:晴れ コース:ドライ

P No Cls P Machine Driver Tyre Wh Lap Total/Delay
1 100 500 1 RAYBRIG NSX セバスチャン・フィリップ (F)
ジェレミー・デュフォア (F)
BS 10 63 1:56’31.713
2 18 500 2 TAKATA 童夢 NSX 道上 龍
小暮 卓史
BS 10 63 4.389
3 12 500 3 カルソニック インパル Z ブノワ・トレルイエ (F)
井出 有治
BS 20 63 27.177
4 22 500 4 モチュール ピットワーク Z ミハエル・クルム (D)
柳田 真孝
BS 30 63 37.833
5 35 500 5 イエローハットYMSスープラ 服部 尚貴
ピーター・ダンブレック(GB)
DL - 63 1'01.798
6 1 500 6 ザナヴィ ニスモ Z 本山 哲
リチャード・ライアン (GB)
BS 70 63 1'06.736
7 36 500 7 TOM'S SUPURA 土屋 武士
ジェームズ・コートニー (AUS)
BS 50 63 1'16.933
8 37 500 8 TOM'S SUPURA 片岡 龍也
山本 左近
BS 50 63 1'17.967
9 *6 500 9 エッソウルトラフロースープラ 脇阪 寿一
飯田 章
BS 40 63 2'21.742
10 *32 500 10 EPSON NSX 松田 次生
アンドレ・ロッテラー (D)
DL 10 62 1Lap
11 34 500 11 BANDAI スープラ 荒  聖治
横溝直輝
DL +1 62 1Lap
12 *38 500 12 ZENT セルモ スープラ 立川 祐路
高木 虎之介
BS 30 62 1Lap
13 3 500 13 G'ZOX・HASEMI・Z 金石 年弘
エリック・コマス (F)
BS - 62 1Lap
14 39 500 14 デンソー サード スープラGT アンドレ・クート (POR)
ロニー・クインタレッリ (I)
BS 30 61 2Laps
15 *25 500 15 ECLIPSE ADVAN スープラ 織戸 学
ドミニク・シュワガー (D)
YH 10 59 4Laps
16 8 500 16 ARTA NSX 伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン (GB)
BS 40 59 4Laps
17 46 300 1 Dream Cube's ADVAN Z 星野 一樹
青木 孝行
YH - 59 4Laps
18 19 300 2 ウェッズスポーツセリカ 加藤 寛規
谷口 信輝
YH - 59 4Laps
19 43 300 3 ARTA Garaiya 新田 守男
高木 真一
MI 75 59 4Laps
20 13 300 4 エンドレス アドバン Z 木下 みつひろ
影山 正美
YH 35 59 4Laps
21 *10 300 5 MACH-GO FERRARI DUNLOP 三船 剛
松田 秀士
DL +1 59 4Laps
22 2 300 6 プリヴェチューリッヒ・アップルRD320R 高橋 一穂
渡辺 明
YH +2 58 5Laps
23 7 300 7 雨宮アスパラドリンクRX7 山路 慎一
井入 宏之
YH 15 58 5Laps
24 30 300 8 RECKLESS MR-S 佐々木 孝太
山野 哲也
MI 50 58 5Laps
25 11 300 9 JIM GAINER FERRARI DUNLOP 田中 哲也
パオロ・モンティン (I)
DL - 58 5Laps
26 62 300 10 WILLCOM ADVAN VEMAC 350R 柴原 眞介
植松 忠雄
YH 10 58 5Laps
27 87 300 11 JLOC ムルシェ RG-1 WADA-Q
古谷直広
YH - 58 5Laps
28 0 300 12 EBBRO M-TEC NSX 黒澤 治樹
細川 慎弥
DL 95 58 5Laps
29 77 300 13 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 小林 且雄
谷川 達也
YH +2 58 5Laps
30 52 300 14 プロμ太陽石油KUMHOセリカ 竹内 浩典
平中 克幸
KH - 58 5Laps
31 *47 300 15 CCI・リカルデント・ADVAN Z 清水 剛
藤井 誠暢
YH +2 58 5Laps
32 *5 300 16 プロμMACH5 B-1 320R TEAM KYUSHU 玉中 哲二
筒井 克彦
YH +2 57 6Laps
33 777 300 17 梁山泊・高見沢ADVAN GT3 高見沢 一吉
砂子 塾長
YH - 57 6Laps
34 *27 300 18 direxiv ADVAN 320R 宮川 やすお
密山 祥吾
YH 15 56 7Laps
35 72 300 19 T.T.O ADVAN ポルシェ 井上 貴史
平川 晃
YH - 55 8Laps
36 9 300 20 Gulf ADVAN FORTUNE MT 山下 潤一郎
周防 彰悟
YH - 55 8Laps
37 88 500 17 JLOC ムルシェ RG-1 マルコ・アピチェラ(I)
山西 康司
YH - 55 8Laps
38 70 300 21 外国屋アドバンポルシェ 石橋 義三
武井 寛史
YH - 54 9Laps
39 913 300 22 フィールズADVAN CORVETTE C6 福山 英朗
山田 英二
YH - 52 11Laps
- - - - 以上 規定周回数完走 - - - - -
- 31 300 23 吉兆宝山 MR-S 田中 実
中嶋 一貴
MI 65 40 23Laps
- 110 300 24 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 菅  一乗
大井 貴之
YH - 33 30Laps
- 112 300 25 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3 余郷 敦
壺林 貴也
YH - 16 47Laps
- 21 500 18 ノマド フェラーリ 550GTS 黒澤 琢弥
光貞 秀俊   
DL - 11 52Laps
- *111 300 26 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 飯島 寛也
ガッツ 城内
YH - - 失格

Fastest Lap
No.18  1'47.850 (2/63Lap) 160.27km/h

規定周回数 (GT500:44Laps) (GT300:41Laps)

PENALTY
* No.6 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間でのスピン)により、競技結果に30秒を加算する。
*No.32 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間での追越し)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.10,38,47 SuperGT2005 Sporting Regulations 第30条3. 適用により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.25 SuperGT2005 Sporting Regulations 第30条3. 適用により、ペナルティストップ10秒を課した。
*No.5 SuperGT2005 Sporting Regulations 第33条8.(燃料補給違反)により、罰金3万円を課す。
*No.27 SuperGT2005 Sporting Regulations 第30条3. 適用により、競技結果に30秒を加算する。
*No.111 SuperGT2005 Sporting Regulations 第29条(一般安全規定)違反により、失格とする。

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