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2016年10月

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿公式予選 前年王者の#1石浦が連続ポールを達成。ポイントリーダー#20関口は中団に沈む

#1石浦宏明会心のダブルポール!!
2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
2レース制で行われる今大会は予選Q1の結果でレース1のスターティンググリッドを決め、レース2は他のレースと同様にQ1、Q2、Q3の結果でグリッドを決める方式が今回も取られたが、レース1、レース2ともに#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がポールポジションを獲得、ポイントランキングを4位に上げて明日の決勝に臨むことになった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:13,000人)

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公式予選は当初予定より5分遅れて午後2時20分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
Q1は20分間の走行でレース1のグリッドを決めるとともに、上位14名が次のQ2進出の権利を得て、15位以下はそのままレース2のグリッドとなる。
今週末使用できるタイヤは前戦SUGOから持ち越しのユーズドが2セットとニュータイヤ4セットの計6セットだが、大半のチームがこのQ1での2回のアタックでニュータイヤ2セットを使ったようだ。
最初のアタックでは石浦が1’38.438でトップ。以下、#65ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING SF14)、#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)の順。
このあと各車一般ピットに戻り、残り7分を切ったあたりから2回目のアタックが始まったが、ここでも石浦の速さが際立っており、1’37.453でレース1のポールを獲得。シリーズポイントを20としてランキング5位の#37中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)に並んだ。
2位にはチームメイトの#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がつけ、野尻が3番手という結果に。
ところがチェッカー提示後に#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がデグナー二つ目で飛び出してタイヤバリアにヒット。小林はこの時点で10位につけていたが、これにより予選Q2に参加できなくなってしまった。
この影響でデグナーが黄旗区間となってしまい、2周目のアタックに入っていたポイントリーダーの関口はペースを落とさざるを得なかったが、13位ギリギリでQ2進出を果たすことになった。

予選Q2
Q2は7分間の走行で上位8名がQ3進出の権利を得る。
大半のドライバーが3セット目のニュータイヤを投入する中、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)と関口のインパル勢だけがユーズドタイヤでコースイン。
第4戦もてぎでも独自のタイヤ戦略を用いて好結果を得たチームインパルだったが、今回のこの目論見は不発に終わり、オリベイラが10位、関口は走行した中で最下位の13位という結果に終わった。
関口はこれで明日の決勝をいずれも7列目からスタートすることになり、チャンピオン獲得に木信号が灯った格好だ。
一方好調ぶりを見せたのがセルモインギング勢。国本が1’37.364でトップ。石浦が1’37.589で2位につけた。
以下、バンドーン、野尻、バゲット、#64中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)、中嶋一貴、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)とダンデライアン、ナカジマレーシング、トムスがチーム順に並ぶ結果となった。

予選Q3
Q3も7分間の走行。ここで各チーム4セット目のニュータイヤを投入した。
最初にアタックした国本は1’37.168と大幅なタイムアップを果たしたが、Q1、Q2とトップの石浦はここでも速さを見せ、最初のアタックで1’37.055で国本を上回ると、次の周でも1’37.026までまでタイムを縮めてみせた。
さらにチェッカー直前にバンドーンが1’37.031と石浦にわずか0.005秒差まで迫った。
野尻も1’37.438で4位と、ダンデライアンも好調だ。
これで連続ポールを達成した石浦はシリーズポイントを21とし、中嶋一貴を抜いてランキング4位に浮上、関口との差を7とした。

第7戦決勝は午前9時45分よりレース1が19周で、レース2は午後2時45分より35周で行われる。
果たしてチャンピオンの座を射止めるのは誰なのか、全く予測がつかない状況になってきた。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿公式予選結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
11石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'37.4531'37.5891'37.026
241ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'38.1531'37.6731'37.031
32国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
1'37.8011'37.3641'37.224
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'37.8331'37.8771'37.438
536アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'37.8841'38.0231'37.537
637中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
1'38.0481'38.0201'37.626
765ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'37.9411'37.8951'37.898
864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'38.4911'37.9381'37.961
910塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
1'38.7611'38.175
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'38.5251'38.208
1116山本 尚貴TEAM無限SF14
TEAM無限
1'38.2881'38.212
1234小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
1'38.2391'38.546
1320関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
1'38.5921'38.795
148小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'38.484absence
1518中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
1'38.788
167ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
1'38.916
174ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
1'39.006
183ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
1'39.076
1911伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
1'39.469

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
11石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.026--215.460
241ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'37.031 0.005 0.005215.449
32国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.224 0.198 0.193215.021
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'37.438 0.412 0.214214.549
536アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'37.537 0.511 0.099214.331
637中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'37.626 0.600 0.089214.136
765ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.898 0.872 0.272213.541
864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.961 0.935 0.063213.403

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
12国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.364--214.712
21石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.589 0.225 0.225214.217
341ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'37.673 0.309 0.084214.033
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'37.877 0.513 0.204213.586
565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.895 0.531 0.018213.547
664中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.938 0.574 0.043213.453
737中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'38.020 0.656 0.082213.275
836アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'38.023 0.659 0.003213.268
---- 以上Q3進出 ----
910塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1'38.175 0.811 0.152212.938
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'38.208 0.844 0.033212.867
1116山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E1'38.212 0.848 0.004212.858
1234小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1'38.546 1.182 0.334212.136
1320関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'38.795 1.431 0.249211.602
148小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4Aabsence---

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCarEngine TimeBehindGapkm/h
11石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.453--214.516
22国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A1'37.801 0.348 0.348213.752
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E1'37.833 0.380 0.032213.682
436アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'37.884 0.431 0.051213.571
565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'37.941 0.488 0.057213.447
637中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A1'38.048 0.595 0.107213.214
741ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E1'38.153 0.700 0.105212.986
834小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E1'38.239 0.786 0.086212.799
916山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E1'38.288 0.835 0.049212.693
108小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'38.484 1.031 0.196212.270
1164中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E1'38.491 1.038 0.007212.255
1219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'38.525 1.072 0.034212.182
1320関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A1'38.592 1.139 0.067212.037
1410塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E1'38.761 1.308 0.169211.675
---- 以上Q2進出 ----
1518中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A1'38.788 1.335 0.027211.617
167ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A1'38.916 1.463 0.128211.343
174ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'39.006 1.553 0.090211.151
183ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A1'39.076 1.623 0.070211.002
1911伊沢 拓也REAL SF14Honda HR-414E1'39.469 2.016 0.393210.168
---- 以上基準タイム予選通過 ----

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SF:第7戦鈴鹿フリー走行1回目 前年王者の#1石浦がトップタイム。ポイントリーダー#20関口は4番手

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」のフリー走行が10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が1’38.082でトップタイムを記録した。

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2016年のスーパーフォーミュラもいよいよ最終ラウンド。
第7戦は今年もJAF鈴鹿グランプリのタイトルのもと、毎年恒例の2レース制で行われる。

現在のランキングトップはルーキーながら今季2勝を挙げた#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)で28ポイント。
以下、#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が23.5ポイント、3位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)が22ポイント、#37中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)20ポイント、#1石浦19ポイント、#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)19ポイントと続き、上位12人までにチャンピオンの可能性が残っている。

そうした混戦模様の中、公式予選日朝のフリー走行は爽やかな秋晴れのもと、午前9時10分より60分間で行われた。

序盤トップに立ったのはポイントリーダーの関口で1’39.850。それをバンドーンが開始12分で上回って1’39.354を記録、続いて国本も開始後17分で1’38.972を記録してトップに立った。
バンドーンのチームメイト、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)も1’39.359で3位に食い込んできた。
しかしここまでは各チームとも前戦で使用したユーズドタイヤでの走行だ。

残り7分過ぎから始まったニュータイヤでの予選シミュレーションでは様相が一変。
いち早く1’38.309を記録した関口をロッテラーが上回って1’38.294、続いて石浦が1’38.082を記録してトップに躍り出る。
さらに#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)もチェッカー直前に1’38.164を記録して2位に食い込んできた。
ロッテラーはさらにもう1周アタックを行ったが、1’38.189とわずかに及ばず3位に終り、4位に関口、5位には最後の最後に1’38.360を記録した#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がつけた。
しかし今回もトップから1秒以内に14人がひしめく接戦となっており、午後の公式予選も全く予測がつかない状況だ。

公式予選は午後2時15分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo:Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿フリー走行結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

Pos No Driver Car Engine Time Behind Gap km/h
1 1 石浦 宏明 P.MU/CERUMO・INGING SF14 TOYOTA RI4A 1'38.082 - - 213.140
2 34 小暮 卓史 DRAGO CORSE SF14 Honda HR-414E 1'38.164 0.082 0.082 212.962
3 36 アンドレ・ロッテラー VANTELIN KOWA TOM’S SF14 TOYOTA RI4A 1'38.189 0.107 0.025 212.908
4 20 関口 雄飛 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 TOYOTA RI4A 1'38.309 0.227 0.120 212.648
5 8 小林 可夢偉 SUNOCO TEAM LEMANS SF14 TOYOTA RI4A 1'38.360 0.278 0.051 212.538
6 16 山本 尚貴 TEAM無限SF14 Honda HR-414E 1'38.486 0.404 0.126 212.266
7 2 国本 雄資 P.MU/CERUMO・INGING SF14 TOYOTA RI4A 1'38.537 0.455 0.051 212.156
8 7 ナレイン・カーティケヤン SUNOCO TEAM LEMANS SF14 TOYOTA RI4A 1'38.579 0.497 0.042 212.065
9 19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 TOYOTA RI4A 1'38.619 0.537 0.040 211.979
10 41 ストフェル・バンドーン DOCOMO DANDELION M41S SF14 Honda HR-414E 1'38.681 0.599 0.062 211.846
11 40 野尻 智紀 DOCOMO DANDELION M40Y SF14 Honda HR-414E 1'38.738 0.656 0.057 211.724
12 18 中山 雄一 KCMG Elyse SF14 TOYOTA RI4A 1'38.916 0.834 0.178 211.343
13 65 ベルトラン・バゲット NAKAJIMA RACING SF14 Honda HR-414E 1'39.013 0.931 0.097 211.136
14 37 中嶋 一貴 VANTELIN KOWA TOM’S SF14 TOYOTA RI4A 1'39.024 0.942 0.011 211.112
15 10 塚越 広大 REAL SF14 Honda HR-414E 1'39.116 1.034 0.092 210.917
16 3 ジェームス・ロシター フジ・コーポレーションKONDO SF14 TOYOTA RI4A 1'39.191 1.109 0.075 210.757
17 64 中嶋 大祐 NAKAJIMA RACING SF14 Honda HR-414E 1'39.466 1.384 0.275 210.174
18 11 伊沢 拓也 REAL SF14 Honda HR-414E 1'39.517 1.435 0.051 210.067
19 4 ウィリアム・ブラー フジ・コーポレーションKONDO SF14 TOYOTA RI4A 1'40.291 2.209 0.774 208.445

SUPER GT

SGT:第7戦チャンフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

FUJI 1000km | SUPER FORMULA | その他

FIA WEC:第7戦富士6時間 接戦を制しトヨタが念願の今季初勝利!!

ラスト3分に泣いたルマン24時間の敗戦から4ヶ月、トヨタTS050がついに勝った!!

2016 FIA 世界耐久選手権(WEC)第7戦「富士 6 時間耐久レース」が10月14〜16日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#6TOYOTA GAZOO Racing(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組)が僅か1.439秒差で#8AUDI SPORT TEAM JOEST(ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組)を退け、今季初勝利を飾った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:金曜6,000人/土曜14,500人/日曜32,700人/大会総入場者数53,200人)

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WECが復活して今年で5回目を迎える富士6時間は大会三日間を通じて好天に恵まれ、絶好のレース日和のもとで14日にフリープラクティス、15日に公式予選、16日に決勝レースが行われた。

15日の予選はドライバー2名のベストラップの平均でスターティンググリッドを決めるというWEC独特の方式で行われ、1’23.570を記録した#8アウディがポールポジション、1’23.595の#1PO CHE TEAM(ティモ・ベルンハルト/マ=ク・ウェバー/ブレンダン・ハートレー組)が2番手につけ、トヨタ勢は#5(アンソニー・デビットソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)が3位、#6(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組)が4位という結果になったが、いずれもトップからはコンマ2秒差につけており、決勝での巻き返しが大いに期待できる状況だ。

そして16日午前11時にスタートした6時間の決勝レースでは、ポールポジションの#8アウディ8が序盤からトップに立ち、それを#1ポルシェ、#6トヨタが2位争いを展開しながら追う展開に。#5トヨタは4位につける。
スタートドライバーは#8ジャービス、#1ウェバー、#6小林、#5中嶋だ。
一方#7アウディは16周目の13コーナーでコースアウトした後に突如スローダウン、フロントのハイブリッドシステムのトラブルで惜しくも戦列を去る結果に。

#8アウディは33周目に最初のピットイン。#5トヨタは35周目、#6トヨタは36周目、ポルシェは2台とも37周目にピットへ。
その後もアウディ、トヨタ、ポルシェの順でピット作業が行われながらレースは進行していく。
残り1時間を切ってもトップの#8アウディと2位の#6トヨタの差は6〜8秒を推移する接戦だ。

そして迎えた最終スティント。
#8アウディは210周目に最後のピット作業を行い、給油とニュータイヤへの交換を行ってデュバルが連続で2スティントを走る作戦に出た。
一方#6トヨタは214周目にピットイン。こちらは給油のみで小林がそのままドライブを続行。この作戦が功を奏し#8アウディの前でコースインすることに成功した。
#1ポルシェは220周目にピットイン。今シーズンで引退を表明しているウェバーに交代して左側2本のタイヤを交換して出て行った。
この時点での順位は1位#6トヨタ、2位#8アウディ、3位#1ポルシェ。
221周終えた段階での#6トヨタのリードは8.920秒だった。

ここから#8アウディが猛追撃を開始。
デュバルは1周あたり0.3〜0.7秒のペースで#6小林との差を削り取りながら周回を重ねていく。
しかし#6小林もタンクが軽くなるにつれて次第にペースを上げ、懸命にトップをひた走る。
そして両者が244周目に入ったところで6時間が経過、これがファイナルラップとなった。
この時点で両者の差は1.7秒。
1コーナーで、ヘアピンで、ダンロップで、着実に小林の背後に迫るデュバルだったが、そこに周回遅れが立ちはだかり、デュバルはついに小林攻略の糸口を見つけられないままチェッカーを受けることになってしまった。
逃げ切った#6トヨタと2位#8アウディの差は僅か1.439秒。
まさに死闘と呼ぶにふさわしい6時間だった。
トヨタの勝利は2014年のバーレーン以来2年ぶり。ホームコースである富士で雪辱を果たした格好だ。
中嶋一貴の乗る#5トヨタも4位で完走した。

この他日本勢では中野信治がドライブした#45マノー(オレカ05/日産)が29位(LMP2クラス11位)、山岸大のドライブした#50ラルブルコンペティション(シボレーコルベット)が30位(LMGTE Amクラス6位)だった。

FIA世界耐久選手権はこのあと舞台を上海サーキットに移して第8戦を行う。
11月6日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第7戦チャン 関口/国本組LEXUS RC Fが圧巻のポール・トゥ・ウィンで初優勝! 大嶋/カルダレッリ組が6番手スタートから3位表彰台獲得 (TOYOTA)

 10月9日(日)タイのチャン・インターナショナル・サーキットでSUPER GT第7戦が行われ、ポールポジションからスタートした関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車が後続を大きく引き離しての独走でレースを支配し、初勝利を挙げた。また、大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR RC F 6号車が6番手スタートから追い上げ、3位表彰台を獲得した。

コンビとして初、チームにも初優勝をもたらした関口雄飛/国本雄資と、3位表彰台を獲得した大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ

コンビとして初、チームにも初優勝をもたらした関口雄飛/国本雄資と、3位表彰台を獲得した大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ

 10月8日(土)、9日(日)の両日、タイの東北部ブリーラムに位置するチャン・インターナショナル・サーキットで、SUPER GT第7戦「BURIRAM SUPER GT RACE」が開催された。

 前戦鈴鹿1000kmから1ヶ月半ほどのインターバルを経て迎える第7戦は、今年で3回目を迎えるSUPER GTタイラウンド。昨年は6月の第3戦として実施されたが、今年は初年度と同じ10月の第7戦としての開催。

 全8戦で行われる2016年のSUPER GT。本来であれば今大会は最終戦のひとつ前ということで、ウェイトハンデは半減して戦われるはずであったが、春の第3戦オートポリスが熊本地震の影響でキャンセルとなり、最終大会もてぎの土曜日に代替戦が開催されることとなったため、タイラウンドは、フルウェイトハンデを搭載しての最後のレースとなる。

 LEXUS勢は前戦鈴鹿1000kmで待望の今季初勝利を収め、ドライバーズランキングでも2位から6位までを占めている。今大会を含め残り3戦。ポールポジションも含めれば最大63ポイントを獲得出来るため、まだまだどのチームにも逆転タイトルの可能性が残されている。ウェイトハンデ半減、ノーハンデで戦われる最後の2連戦へ向け、LEXUS勢は少しでも多くのポイントを稼ぐべく臨んだ。

 日本の国内は秋の風で涼しさを感じるようになってきたものの、タイは10月でも暑さは厳しい。タイトル争いに向け、文字通りの「熱い」戦いが繰り広げられた。

◆予選◆

 8日(土)は前夜の激しい雷雨で、朝の公式練習走行時はまだ濡れているところも残っていたが、その後、天候は回復し、路面は完全にドライに。

 予選が始まる午後3時前には、空を再び雲が覆い、気温、路面温度とも午前中に比べるとやや下がってきたものの、それでも気温30度、路面温度38度で蒸し暑いコンディションの下で午後3時からノックアウト方式の予選が開始された。

 GT500クラスは午後3時20分から15分間のQ1が開始。国本がQ1を担当した19号車を先頭に、やや遅れて各車コースイン。国本がまず1分24秒台に入れてトップに立つと、6号車の大嶋がこれを塗り替え、コースレコードを更新するタイムでトップへ。KeePer TOM'S RC F 37号車の平川亮も24秒台と好タイムをマーク。

 このQ1では、大嶋の6号車がトップ。平川の37号車が3番手、国本の19号車が4番手につけ、Q2進出を決めた。

 その一方で、重いウェイトハンデに苦しんだDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が11番手、au TOM'S RC F 36号車が15番手とタイムを伸ばせず、Q2進出ならず。明日の決勝での追い上げを目指すこととなった。

 午後4時5分からのQ2(12分)は、気温28度、路面温度は33度まで下がる中でセッション開始。ここでも19号車の関口が先頭でコースイン。じっくりと周回を重ねながらタイヤを温めていった。

 その後、他の車両も全車コースインし、アタック開始。セッション終盤に目まぐるしくタイムが塗り替えられていく中、関口が6周目のアタックでトップ浮上。終了直前にライバルの追い上げを受けるも19号車のタイムを上回ることはなく、関口/国本組の19号車がこのコンビとしては初めて、チームとしてもドライコンディションでは初となるポールポジションを獲得した。

 アンドレア・カルダレッリがアタックした6号車が6番手、ジェームス・ロシターの37号車が7番手につけ、明日の決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、Q1を担当したTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の中山雄一が、残り3分を切ったあたりでこれまでのコースレコードを更新するトップタイムをマーク。ライバルはこれを上回ることはなく、31号車はトップでQ2進出を決めた。  TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が19番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は24番手でQ1敗退となった。

 Q2(12分間)は嵯峨が31号車のアタックを担当。8番手のタイムをマークし、4列目のグリッドを獲得した。

◆決勝◆

 9日(日)は朝から好天に恵まれ、気温35度、路面温度44度というタイらしい暑い気候の下で午後3時に66周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

 ポールポジションの19号車関口は、序盤から順調に後続との差を広げていった。その後方では、7番手スタートの37号車ロシターが次々に前車をパスしていき、9周目終了時には4位までポジションアップ。6番手グリッドからスタートで順位を落とした6号車の大嶋もポジションを取り戻し、テール・トゥ・ノーズでの5位争いを展開した。

 首位を行く関口の19号車は、ファステストタイムを更新しながら後続との差を広げていき、28周目終了の時点でその差は約10秒まで広がった。

 レースが半分に近づき、給油とドライバー交代、タイヤ交換のために続々ピットへと入っていく中、首位独走中の19号車は最終セクターで突然左リアタイヤが損傷。幸運にもすぐにピットインできたため、車体へのダメージはなく、タイムロスも最小限でコースへと復帰した。

 その後、残りの全車がピットインした時点で、首位を行く国本の19号車と2位との差は11秒に。加えて、2位につけていた車両がピット作業時に違反があったとしてペナルティを受けることとなり、更に後方との差は大きくなった。

 このペナルティにより、平手からタイヤ無交換作戦でヘイッキ・コバライネンに交代した39号車が表彰台圏内の3位に浮上。これを大嶋からカルダレッリへと交代した6号車が追う形となり、2台が僅差で表彰台を争うことに。

 タイヤが厳しくなってきた39号車に対し、やや速さで勝る6号車は再三にわたって39号車を攻め、50周目についに6号車が先行。4位に落ちた39号車は、更にペースが落ち、ポジションを落とすこととなってしまった。

 首位を行く19号車の国本は、最大で25秒ほどあった2位との差を活かし、タイヤをセーブしながらポジションを堅持。終盤には数秒差まで2位の車両に詰め寄られたものの、首位の座を守りきってトップチェッカー。6年目のチーム、そして関口にとってもGT500クラスで初めてとなる優勝を飾った。

 レースを通して速さを見せた6号車は3位でチェッカーを受け、今季初となる表彰台を獲得。終盤ポジションを落とすも39号車が7位、前半見事な追い上げで4位まで浮上もペナルティで順位を落とした37号車が、その後再び追い上げ9位フィニッシュ。ポイント獲得を果たした。

 この結果、残り2戦が2日間で行われるもてぎへ向け、ドライバーズランキングでは首位と10ポイント差の2位に浮上した6号車、そこから1ポイント差で38号車と39号車、そして今大会の優勝でランキング5位に浮上した19号車と続き、LEXUS RC F勢はランキング2位から5位を占め、首位との差を縮めて残りの2戦での逆転タイトルに挑むこととなった。

 GT300クラスでは、嵯峨がスタートを担当した31号車が序盤、パワーを活かしたFIA-GT勢の先行を許し、一時は10位まで後退。しかし、燃料が軽くなるとポジションを取り戻していき、スタートとほぼ同じポジションで中山雄一へとドライバー交代を行った。

 31号車の後半を担当した中山雄一も、燃料が軽くなる終盤を待ち着実に周回を重ねていき、残り20周を切ったあたりからペースアップ。残り10周あまりになったところで、前車に追いつき、その前の車両も含めた、3台での5位争いを展開した。  数周に渡るバトルの末に、これを制した31号車は5位でフィニッシュ。ドライバーズランキングでは5位へと後退したが、首位との差は10ポイントと充分に逆転可能な位置で、もてぎでの最後の2戦に臨む。

 30号車は着実に走りきり14位でフィニッシュ。60号車は終盤、他車のアクシデントに巻き込まれレースを終えることとなった(23位完走扱い)。

圧勝のポール・トゥ・ウィンで初勝利を挙げた関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車

圧勝のポール・トゥ・ウィンで初勝利を挙げた関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車

6番手グリッドから追い上げ3位表彰台を獲得した大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR RC F 6号車

6番手グリッドから追い上げ3位表彰台を獲得した大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR RC F 6号車

WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 関口雄飛:
 決勝直前のウォームアップ走行でも国本選手と話し合ってセッティングを変えた結果トップタイムを出せて、自信を持ってスタートした。序盤は思っていたより後続がついてきたが、5周くらいしたら離れ始め、こちらの方がペースが良いのが分かったので、出来るだけギャップを広げようとプッシュした。スティントの後半、燃料が軽くなってきたのでペースを上げて、タイヤを使い切って戻ろうと思っていた矢先にタイヤが損傷してしまった。まだ幾つかコーナーが残っていたが、幸運にも最終セクターだったので、無線でピットに戻ることを伝え、何とか上手くピットへ戻り、タイムロスを最小限に抑えられたのは良かった。国本選手も同じタイヤで、走る周回数も同じくらいだったので心配だったが、後続のトラブルで差が25秒ほどに広がったので、ギャップを見ながら、国本選手が上手くタイヤをマネージメントしてくれた。勝てて良かった。僕にとってはGT500での初表彰台で初優勝となるが、ここまで本当に長かった。支えてくれたチームや関係者、ファンの方々に感謝している。
WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 国本雄資:
 良いクルマとタイヤを作ってきてくれたチーム、TRD、横浜タイヤのおかげで勝つことが出来、本当に感謝している。今週末は走り始めから調子が良く、順調にレースを戦うことが出来た。最初のスティントではピットインの予定よりもやや早めにタイヤのトラブルに見舞われてしまったが、関口選手が10秒近いギャップを作ってくれていたし、大きなタイムロス無くコースに復帰することが出来た。12号車のトラブルで後続との差が25秒になったので、タイヤのことだけを考え、1周あたり1秒から2秒くらいペースを落として、タイヤを極力滑らさないように心掛けて走った。最終的にギャップを全て使い切ることになったが、本当に勝ちを意識して戦ったレースだったので、色々不安もあったが、自分を見失わないように集中して最後まで走り切った。チームにとっての初優勝に貢献できたのはとても嬉しい。
WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー 大嶋和也:
 今回は車の調子が本当に良く、ウェイトハンデを全く感じさせないよう走りが出来たが、スタートでちょっと混乱を避けるのにポジションを落としてしまった。それを取り戻すのに少し時間がかかってしまったのが悔しいが、そこから落ち着いてしっかりポジションを上げて行けたのは良かったと思っている。シリーズの面でも、ランキング2位に上がることが出来た。首位との差はまだ10点あるとは言え、まだまだチャンスのある位置だし、残っている2戦は得意とするもてぎなので、前向きに考えている。
WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
 このタイラウンドを戦う前の目標は出来る限り上位でフィニッシュすることだったが、3位というのは充分な結果だ。最後は後続に大きなギャップを付けてフィニッシュ出来たが、簡単なレースではなかった。昨日からクルマの調子は良かったが、ウェイトハンデを考えても、今回は可能な限り最良のリザルトだと思う。次のもてぎは2レースあるので、ハードな週末になると思うが、もちろん目標は逆転タイトル獲得であり、そのために全力を尽くす。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

SUPER GT

SGT:第7戦チャン WedsSport ADVAN RC Fが歓喜の初優勝!! GT300はVivaC 86 MCが今季初勝利

 2016 AUTOBACS SUPER GT第7戦『BURIRAM SUPER GT RACE』決勝レースが、10月9日、チャン・インターナショナル・サーキット(1周4,554km×66周)で行われた。ポールポジションからスタートしたNo.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資組)が、歓喜のチーム初優勝を果たした。(観客:2万7,948人)

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 SUPER GTシリーズの唯一の海外戦であるタイでの第7戦は、日本の夏のような気温30度の好天の下、日本と同様にメインスタンドに多くの応援団の応援合戦があるなかでスタートした。

 決勝スタートではポールポジションのNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が好スタートを切り、後続のNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀)とNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が追いすがる。だが、No.19 WedsSport ADVAN RC Fはわずか4周で4秒弱という差を付けるハイペースで周回を刻み、後続をぐんぐんと引き離していく。

 そしてレース折り返しの33周目。No.19 WedsSport ADVAN RC Fも間もなくピットインのタイミングで左リアタイヤがバースト。だが、関口はRC Fを巧みにコントロールして、そのままピットイン。幸いにもマシンに大きな破損はなくタイヤ交換だけで、トップのままコースに戻った。この後、No.19 WedsSport ADVAN RC Fの国本雄資は、関口が稼いだマージンを活かし、タイヤをいたわって走行。見事にポール・トゥ・ウインを達成してみせた。

 この優勝はチームにとっても関口雄飛にとっても、GT500クラスでの初勝利。また、国本雄資にとっては2勝目となった。レクサスRC Fは前戦鈴鹿に続いて連勝で、今季2勝目。

 2位にはNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rのピット作業違反もあって、No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTが入った。このレースでGT500クラスにデビューした19歳の牧野任祐がきっちり2位をキープしてゴール。周囲の褒め言葉にも「やはり悔しい」とコメントしていた。

 GT300クラスもポールポジションのNo.25 VivaC 86 MC(土屋武士)が、一時No.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹)にトップを譲るも、ピットのタイミングで逆転。終盤にNo.3 B-MAX NDDP GT-R(ヤン・マーデンボロー)に迫られるも、No.25 VivaC 86 MC(松井孝允)がそのまま逃げ切って、今季初優勝となった。

■優勝選手コメント

No.19 WedsSport ADVAN RC F [GT500]

関口雄飛
 「朝のフリー走行では昨日とフィーリングが違っていてちょっと不安がありました。でもチームと相談してセットを変えてもらったら、8分間のウォームアップではトップタイムをマークでき、自信を持ってレースに臨むことができました。スタートしてから5周くらいしたら、2位のクルマが離れていったので、自分のペースが一番速いと確信しました。自分の走行の最後でバーストしてしまいましたが、コースの後半だったのでロスを抑えることができました。国本(雄資)選手とのコンビで初表彰台が初優勝となりましたが本当に良かったです」
国本雄資
 「今週は走り始めからクルマの調子も良くて、セッティングを変えたら変えたなりの反応をしてくれました。今日は関口(雄飛)選手が10秒くらいギャップを築いてくれて、ピットアウトした時にはそれが15秒になっていて、さらに2位がペナルティで遅れて、後続との差がさらに大きくなっていました。それでもタイヤマネージメントだけは怠らず、結果的にはギャップをすべて使い切ることになりましたが、チームの初優勝に立ちあうことができて嬉しいです」

No.25 VivaC 86 MC [GT300]

土屋武士
 「昨日の予選では(松井)孝允との(自分のタイム)差が大きくて、ドライバーとして複雑な気持ちもありましたが、データを分析して自分自身もインプルーブすることができました。今日のレースは、最後は孝允とマーデンボロー(3号車)の勝負になると思っていましたが、本当にその通りになりました。最後で燃料ポンプにトラブルがあって、ガス欠の心配もありましたが、そのまま勝負と思って走らせ続けました。孝允の走りがここ(優勝会見)に導いてくれ、本当に嬉しいです」
松井孝允
 「やっと勝てました。勝ちたかったレースで勝つことができて、本当に嬉しいです。昨日、予選が終わってからもチームスタッフが、夜遅くまで掛かってクルマを仕上げてくれました。今朝のフリー走行では僕のミスからスピンして、また余計な作業を強いることになりましたが、決勝までにはキッチリと直してくれました。本当にチームのスタッフに感謝したいです。あと、日本から駆け付けてくれた多くのファンの皆さんにも感謝したいですね。このチームで勝つことができて、本当に嬉しいです」
Text: GTアソシエイション
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第7戦チャン公式予選 GT500は関口雄飛/国本雄資組が、GT300は土屋武士/松井孝允組がポールポジション

 AUTOBACS SUPER GT第7戦『BURIRAM SUPER GT RACE』の予選が、10月8日、タイのチャン・インターナショナル・サーキット(1周4554m)で行われた。No.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛/国本雄資組がコースレコードでポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスではNo.25 VivaC 86 MCの土屋武士/松井孝允組が、こちらもコースレコード、さらにチャンで2年連続のクラス・ポールポジションとなった。両車は、10月9日の決勝レースをそれぞれスターティンググリッドのクラス最前列からスタートする。

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 SUPER GTの予選はノックアウト方式で、Q1、Q2という2回の走行で行われる。ただ、Q1で所定の順位以下の場合は、Q2を走れない(ノックアウト)という厳しい予選方式だ。GT500クラスでは15台のうち、Q2に進出できるのは8台となる。

 南国タイではあるが、この日のサーキット上空は雲が多く気温も30度程度。こちらとしては過ごしやすい気候となった。

 GT500クラスのQ1は、予定通り15時20分より15分間の走行がスタート。ここではNo.6 WAKO'S 4CR RC Fの大嶋和也がすばらしい走りを見せ、2014年に記録されたコースレコード(1分24秒704)を更新する1分24秒462で、このセッションの1位となった。2番手にはNo.8 ARTA NSX CONCEPT-GTの野尻智紀が入った。一方、日産GT-R勢では昨年のこの大会で優勝したNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正)の6位が最高位と厳しいQ1だった。

 Q2は16時05分から12分とQ1より厳しい条件となる。先手はQ1を8番手とギリギリ通過のNo.12 カルソニックIMPUL GT-R。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのアタックタイムは1分24秒466でQ1のトップタイムをさらに更新し、ライバルのアタックを待つ。これを上回るスーパーラップを叩き出したのがNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛。終了間際に1分24秒307をマークして、見事に自身GT500で初となるポールポジションを決めて見せた。

 また、このレースでGT500クラスにデビューした19歳の牧野任祐(No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT)は果敢な走りを披露し、2位となる1分24秒340を記録。これにはライバルの各チームのピットからも大きなどよめきが起こった。

 関口のポールポジションはGT300時代に1回、そして今回はGT500クラスで初のポールポジションとなった。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHにとっては2012年以来の2回目、レクサスRC Fとっては今季3回目のポールポジションだ。

 GT300クラスは、Q1でNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一がレコードタイムを更新する1分32秒884でトップとなる。だが、Q2ではNo.25 VivaC 86 MCの松井孝允がそれをさらに書き換える1分32秒102を叩き出し、逆転でクラス・ポールポジションとなった。チームとしては、昨年に続くチャン・インターナショナル・サーキットでのポールポジションとなった。

■ポールポジション選手コメント

No.19 WedsSport ADVAN RC F [GT500]

関口雄飛
 「朝の公式練習からクルマの調子は良かったのですが、Q1を走った国本(雄資)選手から『ちょっと(パフォーマンスが)足りない』と報告があったので、路面温度も下がっていたことからQ2にはセッティングを変更して臨みました。そして国本選手からのインフォメーション通りに走ったら、トップタイムをマークすることができました。でも重要なのは、明日のレース。今日午前の練習走行でロング(長距離走行)の確認できているので、あとは自分たちの走りをして優勝したいです」

No.25 VivaC 86 MC [GT300]

松井孝允
 「公式練習からクルマの調子は良くて、それも状況を訊かれたら『調子いいです!』とした言いようがないくらいに調子が良かった。ただQ2に向けては、少しだけタイヤの内圧を調整して行ったら、クルマは完璧でもうバッチリ決まっていました。ドライバーとしてはポールを獲ることができて嬉しいのですが、これが(チームで今季)3回目で、ここまで結果(優勝)が残せていないので、とにかく明日のレースでは絶対に勝ちたい。勝てるように最善の策をとってがんばります」
Text: GTアソシエイション
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

KF

KF:第7,8戦SUGO 佐々木大樹が2連勝

2016年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第7・8戦が9月18日、スポーツランドSUGO(宮城県)で行われ、第7・8戦ともに佐々木大樹(TONYKART R.T.J.)が優勝した。

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前戦の茂原大会より約2ヶ月の長いインターバルを経て、オートバックス全日本カート選手権KF部門の第7戦・第8戦がスポーツランド菅生で開催された。

真夏の茂原大会とは打って変わり、スポーツランド菅生には秋の気配が漂いだしていた。前戦から大きく変わる気温・路面温度に、タイヤメーカー3社がどのようなタイヤを持ち込むのか、2ヶ月のインターバルの成果が試されることとなった。

土曜日のスケジュールが終了したころ、なんとかもちこたえていた天候は崩れ雨が降り出した。その雨は止むことはなく日曜日になっても降り続け、今季瑞浪以来2度目となるウエットコンディションでのレースとなった。

【第7戦】 佐々木大樹今季初優勝

 土曜日に行われたタイムトライアルでは、今にも雨が降りだしそうな天候のため、全ドライバーが早めにコースインをしてタイムアタックを行った。茂原大会に引き続き、菅波冬悟(SUCCED SPORTS Jr)がトップタイムをマーク、2番手には今季ルーキーで唯一優勝を飾っている名取鉄平(Team Birel ART)が、3番手には角田裕毅(Drago Corse)が続いた。

 一夜明けた日曜日、朝から降りしきる雨のもとで予選ヒートが行われ、7番グリッドからスタートした佐々木がファイナルラップにトップに浮上し決勝ヒートのポールポジションを獲得した。

 予選ヒートの順位によって決定される決勝のスターティンググリッドは、1番から8番グリッドまでをブリヂストンユーザーが独占した。予選ヒート同様のウエットコンディションのため、引き続きブリヂストン優勢の展開になるかと思われたが、予選ヒートよりも雨量が増したことで状況は異なった。オープニングラップより後続を引き離すポールスタートの佐々木だったが、その佐々木を猛烈な勢いで追い上げるのがヨコハマタイヤを履く小高一斗(ADVAN HIROTEX)だ。11番手スターとからみるみると順位を上げ、8周目にはトップ佐々木の後ろにぴたりと付くと、11周目には佐々木のインをついてトップ浮上。その後は佐々木より0.3秒程速いペースで周回し、みるみると佐々木との差を築いていく。このまま小高の独走かと思われた21周目、7コーナーで単独コースアウト。コースに復帰を果たしたものの4番手まで順位を下げてしまう。小高同様に勢いを見せるのが、同じヨコハマタイヤユーザーの三村壮太郎(Croc promotion)で、14番グリッドから2番手まで大きく順位を上げていた。コース復帰後、3位に順位を上げた小高と三村でトップ佐々木を追い上げるが、そのまま佐々木が逃げ切り優勝。今季初レースにして優勝を飾った佐々木は、過去2年SUGO大会で2連勝をしており、これでSUGO大会5連勝となった。2位には三村、3位には小高が入った。

佐々木大樹のコメント
 「予選からペースが良かったので、序盤から逃げる作戦をとっていました。スタートも決まってこれでいけるかと思っていたのですが、想定していたよりも雨量が多く、ヨコハマタイヤの2台のペースに圧倒されてしまい、途中抜かれてしまいました。後半さらに雨量が多くなってからは、自分の持っているもののベストを尽くすしかないと自身の走りに集中していたところ、前が飛び出したことでそのチャンスをものにして勝つことができました。最後まで諦めることなく、着実にプッシュし続けた結果が勝因だと思います」

【第8戦】佐々木大樹貫禄の2連勝

 午後に入って少し雨脚は弱まり、コース上の水量も減った中で第8戦の予選ヒートは行われた。2番グリッドの名取はスタートでトップにでると後続を突き放す激走を見せ、そのままトップでチェッカーを受け決勝ヒートのポールポジションを獲得した。2番手には太田格之進(TOYOTA YAMAHA RT)が、3番手には高橋悠之(TONYKART R.T.J.)が入った。

第7戦と同じくブリヂストンユーザーが上位グリッドを占めた決勝ヒート、名取と太田が好スタートを決めた。太田、名取の2台がレースをリードしていくかと思えたが、8番手スタートの佐々木がすぐ後ろに迫っていた。4周目には名取を7周目には太田を攻略してトップに浮上した佐々木は後続を引き離していく。太田、名取に代わって佐々木を追い上げるのは、小高、三村のヨコハマタイヤを履く2台。第7戦でその手から零れ落ちた勝利を取り返すべく佐々木を追いかける小高だったが、同じようなペースで走行する2台の差は縮まることなく、貫禄の走りを見せた佐々木がそのままトップでチェッカー。SUGO大会6連勝目を飾った。2位には小高が、3位には12番グリッドから追い上げを見せた大草りき(スクーデリアLCT)が入った。

 3月に開幕したオートバックス全日本カート選手権KF部門も、もてぎ、瑞浪、茂原、SUGOと4大会を終え、残すところは最終鈴鹿大会のみとなった。チャンピオン獲得の権利を持つのは、名取、宮田莉朋(EXPRIT TAKAGI RACING)、朝日ターボ(MASUDA RACING PROJECT)、角田裕毅(Drago Corse)、高橋悠之(TONYKART R.T.J.)、菅波の僅か6名に絞られた。国内カートレース最高峰カテゴリーであるKFだが、来年からは新カテゴリーへOKの移行が予定されており、KFチャンピオンの称号を手に入れられるのは今年が最後だ。最終戦は鈴鹿サーキット国際南コース(三重県)で10月23日に開催される。国内最速のカートドライバーが決する瞬間をぜひともその目で見届けて欲しい。

佐々木大樹のコメント

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 「予選では思うように走ることができず、8番手スタートとなってしまいました。スタートでしっかりとポジションを上げないと勝てないなと思っていたので、序盤からプッシュしました。スタートでは位置取りも決まり、序盤に3番手に上がることができたので、これならいけるかなと思いました。後半、ヨコハマタイヤ勢が上がってきましたが、距離もあったのでしっかりとペースをコントロールして勝つことができました」
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

ポルシェカレラカップ ジャパン第7戦 決勝レポート

MJ16_0120_fine[1]プレスインフォメーション 2016年8月06日

小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016第7戦 決勝レースを、富士スピードウェイ(静岡県)にて2016年8月6日(土)に開催いたしました。

PCCJ2016-第7戦(富士)決勝レース
天候:晴れ 路面:ドライ

午前中に行われた予選の興奮も冷めやらぬ16時20分、気温もさることながらストレートの路面温度は46度に達する厳しいコンディションの中でスタートしたPCCJ第7戦は、随所でオーバーテイクが頻発するPCCJ史上でも有数の激しいレースとなった。

ポールポジションを獲得した#78近藤翼は予選で使用したユーズド、2番グリッドの#14三笠雄一はあえて温存したニュータイヤと言う対照的な戦略を取った2台は無難にスタートを切ったかに見えた。しかし2列目からスタートした#7星野敏はすぐさまフロントローの両車と並びかけるほどの鋭い出足を見せる。4番グリッドスタートの#9武井真司も#7星野に食らい付きトップの4台は団子状態で1コーナーに入るが勢い余った#7星野は5位にポジションダウンを喫した。#78近藤はトップで2周目に突入するも、わずかに加速で勝る#14三笠がストレートエンドでアウトから#78近藤に並ぶ。そのまま2台は接触し、#14三笠は1コーナーでオーバーラン、そしてタイヤバーストを起こして早々とリタイヤとなる。この接触で左フロントタイヤにダメージを負った#78近藤はトップをキープするもペースが上がらず、後方からは徐々に#9武井が迫っていく。

ここで#78近藤をさらなる悲劇が襲う。4ラップに突入する頃、ジャンプスタートをしたとのジャッジが降り、ドライブスルーペナルティを課せられる事になったのだ。6周目、ついに#9武井はヘアピンの進入で#78近藤を捉えトップに立つ。この周の最後に#78近藤がペナルティ消化のためピットレーンに入り#9武井の一人旅になるかと思われたが、予選から絶好調の#7星野が2秒弱のギャップで後ろからチャンスを伺う展開となる。レース中盤には1秒差に、そして残り3周となる頃には0.5秒にまで差を縮めた#7星野は14周目のダンロップコーナーでは#9武井とテール・トゥー・ノーズ状態に持ち込む。ファイナルラップの15周目にはコーナー進入で並びかけるがヘアピンのブレーキングで#7星野のミスを見逃さなかった#9武井は一気にマージンを築きゴール。オーバーオールクラスにエントリーして1年目にして、嬉しい初めての総合優勝を獲得した。

そして#7星野から少し距離を置いたオーバーオール3位、そしてジェントルマンクラス2位争いは、チェッカーフラッグの瞬間まで一瞬たりとも目を離すことができないほどの戦いが繰り広げられた。
序盤に#32永井秀貴、#25内山清士、そして中位グリッドからスタートした#98 IKARI GOTOの3台で展開されていたバトルに後方から順位を上げて行った#99佐野新世が加わり、ストレートだけでなくあらゆるコーナーで順位を入れ替えながら周回を重ねていく。#32永井はついに13周目に集団のトップに立つとリードを見事にマネージメントし、そのままゴール。続いては#99佐野、#98 GOTOの順でチェッカーを受け、レースをフィニッシュした。

ポルシェ カレラカップ ジャパン第8戦は同じく富士スピードウェイを舞台に8月7日(日)の午後11時10分にスタート予定です。

PCCJ第7戦 結果

Pos. Car# Driver (Class) Car Name Time

1 #9 武井 真司 O BINGO RACING 26’28.197
2 #7 星野 敏 G D’station 991 + 0.939秒
3 #32 永井 秀貴 G ナインレーシング +19.127
4 #99 佐野新世 G SKAD PORSCHE +22.236
5 #98 IKARI GOTO G チームトーエイスピリット +24.374
6 #2 田島 剛 G タジマレーシング +24.444
7 #51 ポール イップ G PACE +25.908
8 #66 ブライアン リー G GTO Racing +27.244
9 #47 TAD JUN JUN G muta racing + 27.917
10 #10 齋藤 真紀雄 G BINGO RACING +32.985
11 #78 近藤 翼 O スカイレーシング   +34.651
12 #19 Yuri Hayashi Gナインレーシング +35.920
13 #77 浜崎 大 G GRacingVentiler +48.510
14 #23 滝沢 智幸 G イエローコーンGT3 +52.721
15 #36 宇佐美 貴章 G ミツワオートGT3カップ +56.364
16 #24 剛 覇矢人 G みきゃん スペンダー GT3 +1’06.234
17 #25 内山 清士 G エヌケーレーシング +1’29.626
18 #6 米倉 正憲 G GRacing +1’49.437
19 #52 春山 次男 G はるやまRacing TEAM +1’53.216
------ 以上完走-------
 #14 三笠 雄一 O ガーミンポルシェ + 13周

* O=オーバーオールクラス G=ジェントルマンクラス

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

ポルシェ カレラカップ ジャパン2016 第7-8戦 予選 レポート

MJ16_0101_fine[1]プレスインフォメーション 2016年8月06日
小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第7-8戦 予選を富士スピードウェイ (静岡県)にて、2016年8月6日(土)に開催いたしました。

PCCJ2016 第7-8戦(富士)公式予選
天候:晴れ 路面:ドライ

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2016年シーズン第7-8戦はゴールデンウィーク、そして6月の「ザ・ワンメイクレース祭り2016富士」に続いて3大会連続となる富士スピードウェイでの開催となる。日曜日に行われる第8戦はポルシェのグローバルパートナーであるミシュランタイヤの名を冠とした「ミシュランチャレンジ」として行われ、注目が集まる一戦だ。

8月の厳しい日差しが降り注ぐ中、11時10分にPCCJの予選は始まった。前日に行われたフリー走行でトップタイムを記録した#78近藤翼は最初からニュータイヤを投入し、ファーストアタックからトップに立つ。開幕戦から6戦連続でポールポジションを獲得している#78近藤の前に立ちはだかったのは、PCCJスカラーシップドライバーである#14三笠雄一。決勝レースに向けてニュータイアのセットを温存すべくライバルたちのアタック合戦を尻目にピットに留まり、予選開始から約15分後にコースインした#14三笠は、すぐさま1分44秒969のタイムで#78近藤を上回り、適応力の高さを周囲に見せつけた。

しかし#14三笠がコースインした直後に2セット目のニュータイヤを履きコースに出た#78近藤は、2番手に落ちた翌周には1分44秒815を記録してタイミングモニター最上部に自身の名前を押し上げた。翌周には1分44秒649でさらにタイムを縮めて7戦続けてのポールポジションを獲得した。

一方の#14三笠も負けじとアタックを続け第2セクターまでのタイムでは幾度か#78近藤を上回るが、惜しくも届かず。セカンドベストタイムでも#78近藤に対して1/1,000秒及ばず、土曜午後そして日曜日の2レースともに2番手グリッドから第3戦以来の優勝を狙う事となった。

ジェントルマンクラスのトップ、そして全体でもオーバーオールクラスのクルマを退けて3番手のタイムを記録したのは、クラスランキングで首位を走る#7星野敏。「ドライビングのレベルアップだけでなくセットアップ能力も身につけた」とチームから評される#7星野は、#14三笠と同様にセクター2まではダブルポールを獲得した#78近藤をも凌ぐタイムを叩き出すほどの好調さを見せつける。「横方向、そしてリアの荷重をコントロールして曲がれている」と言う#7星野は、セカンドベストにおいても総合3番手となり、決勝ではさらなるアップセットを狙うと力強く語った。

ジェントルマンクラスのグリッドは第7戦が#星野以下、#47 TAD JUN JUN、#32永井秀貴、#25内山清士、第8戦では#47 TAD JUN JUN、#25内山清士、#32永井秀貴と続き、激しいポディウム争いを予感させる30分間を締めくくった。

PCCJ第7戦の決勝レースは8月6日(土)16時10分にスタートし、15周で争われます。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7,8戦SUGO 平木湧也が表彰台まであと一歩、4位、5位で連続入賞、第8戦では平木玲次も初入賞、川合孝汰も含め全員がTOP10入り (Le Beausset)

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 ル・ボーセ モータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、FIA-F4選手権シリーズの第4大会が7月23日(土)、24日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。ドライバー育成を最大の主旨とし、さらなる盛り上がりが期待されるシリーズに、川合孝汰、平木玲次、平木湧也の3人を走らせる。

 本来ならば、第3大会が5月下旬にオートポリスで行われるはずだったが、熊本地震で施設が損傷したため、代替レースが次大会の富士、そして最終大会のもてぎに併せて行われることに。そのため、2か月強のインターバルが空いてしまったが、その間にもテストを実施。3人ドライバーはマイレージを稼ぐとともに、スキル向上に力を大いに注いでいた。

 今大会の舞台、SUGOはアクセルを踏んで回るコーナーの多い、典型的なテクニカルレイアウトである上に、アップダウンに富んで、なおかつコース幅が狭い。そのため、走りにリズムを欠いてしまうとコースアウトや接触、果ては大クラッシュに陥ることも少なくはない。その意味ではドライバーの技量を問う、サーキットでもある。

予選 7月23日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 前大会の富士もそうだったが、FIA-F4が2年目の平木湧也を除けばスーパーFJ以外にレース経験のない川合孝汰と平木玲次にとっては、SUGOでは初めてレースを戦うこととなる。そのため、事前にテストを行い、なおかつ専有走行が行われる木曜日から、さっそくの走り出しとなった。2日目の金曜日もコンディションに恵まれたこともあり、ドライバー3人はセッションごとタイムを縮めていったが、練習の締めとなる最終セッションでは、湧也、川合、玲次の順で、ほぼコンマ1秒差で揃うまでとなっていた。

 土曜日の予選は、いつもどおり30分間の計測と十分過ぎるほど長いが、このコースではアクシデントはつきもの。いつ赤旗が出ても困らぬよう、開始と同時に3人のドライバーはアタックを行うこととなった。案の定、3分経たぬうちに赤旗が出されることに。再開後、いちばん早く1分24秒台に入れたのは湧也だったが、最初のアタックから最も伸び代が大きかったのが川合。逆に中盤の伸びをやや欠いていたのが玲次ではあったものの、ようやく温まってきた終盤にもクラッシュがあり、二度目の赤旗が。5分間を残していたものの終了とのアナウンスが。

 その結果、川合が第7戦を9番手、第8戦を8番手から、そして湧也は10番手と11番手、玲次は15番手と17番手から決勝に挑むことになった。

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決勝 第7戦 7月23日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 午後になると天候は崩れ始め、やがて小雨が舞うようになる。それも降ったり、やんだりを繰り返し、第7戦のスタート進行が始まる頃には路面が濡れるまでにはいたらなかったものの、ウェット宣言が出されることに。しかし、全車が迷うことなくドライタイヤを装着した。そんな中、予選3番手のドライバーがクラッチにトラブルを抱えたことから、スタートディレイに。1周減算の14周で争われることになる。そんな混乱にも集中力を途切れさせることのなかった湧也が好スタートを切って、まず目の前の川合をパス。湧也と川合はオープニングラップのうちに7、8番手にポジションを上げた一方で、玲次はヘアピンで突然失速した車両を避け切れずに接触。大きく順位を落としたばかりか、まともに走れない状況に陥ったため、9周目にはピットに戻ってリタイアとなり、ここまで4戦続けてきた完走を途絶えさせてしまう。

 湧也と川合は、中盤まで6番手の車両に行く手を阻まれる形で、一列縦隊でのバトルを繰り返していたが、その車両が11周目のSPコーナーインで姿勢を乱してクラッシュ。これにより、湧也が6番手に、川合が7番手に浮上する。その後、ふたりは後続を振り切る格好でゴール。

 しかし、再車検でトップと3位の車両に規定違反が発覚し、失格となったことで、それぞれ順位はふたつくり上がることに。湧也が今季最上位となる4位、川合が自己最上位となる5位を獲得することとなった。

決勝 第8戦 7月24日(日)天候/小雨 コース状況/ウエット

 夏休みに入って初めての週末ということもあって、土曜日にも8,200人の観客を集めていたが、日曜日には29,500人が。心なしか、子供連れの家族も多いように感じられた。しかし、皮肉なことにコンディションは悪化。未明の雨がしっかり路面を濡らしたばかりか、小雨が第7戦同様、降ったりやんだりを繰り返す。それでも、今度は全車がウェットタイヤを装着しての戦いとなった。

 3人はそれぞれスタートをそつなくこなし、またヘアピンで生じたアクシデントも回避。それでも1周目を終えた段階で川合が9番手とポジションをキープしたものの、湧也が12番手後退。逆に玲次は14番手に浮上する。2周目には川合をリーダーに後続が連なるようになり、その中には湧也と玲次も含まれるように。むしろ逃げたい川合ながら、FIA-F4でウェットコンディションを走るのは、これが限りなく初めて。コースに留まるのがやっとの状態がしばらく続き、4周目にはポジションダウン。集団の先頭には湧也がつけて、一台を挟んで川合、玲次の順となる。ここから2周の間は経験の差が出て、3人はいったん離れてしまうが、クラッシュ車両の回収のため、7周目から2周に渡ってセーフティカーがコースイン。

 リスタート後は、3台が揃って元気のいい走りを見せた。特に湧也は前のクルマをロックオンすると、すかさずオーバーテイク。13周目には5番手に浮上する。これに玲次も続いて、最終ラップには7番手に。ゴール間際には6番手の車両に並びかけたが、あと一歩のところで逆転はかなわなかった。一方、川合はその流れには乗ることこそできなかったものの、しっかり10位でフィニッシュ。今季6戦目にして、初めて3人が揃って入賞を果たすこととなった。

 次大会は富士を舞台に2週間後の、8月6〜7日に開催される。特に第8戦で得られた勢いは、間違いなく保たれているはずだ。今度はそれぞれ表彰台を狙うこととなる。

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チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 欲を言えばクルマのポテンシャルを予選までにもうひとレベル上げたかった。ふたつのレースを通じて言える事は、前戦からの長いインターバルの間にドライバーの意識と取り組み方に変化があり、良い兆候が見られたことだ。特に玲次にとっては1戦目のレースを接触で終わったものの、2戦目では難しいコンディションのなか上位まで追い上げられたことは今後の戦いに自信を持って臨めるのではないだろうか。
Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
 第7戦は、SUGOでの初レースになりましたが、コース幅の狭さを感じつつ、うまく位置取りもできて、ポイントを獲得できたのですが、第8戦はFIA-F4で初めてのウェットコンディションということもあり、ちょっと苦戦してしまいました。1周目はうまくクリアできたものの、しばらくの間はラインやギヤをうまく合わせ切れず、バタバタのしどおしで……。それでも途中でSCが入ったことで気持ちの切り替えもでき、その頃になるとタイヤを壊していたドライバーも多かったことから、順位を上げることができ、何とかポイントを獲ることができました。これからもこういう状況があると思うので、今後は冷静に対処できるようにしたいです。
Driver 平木玲次(Reiji Hiraki)COMMENT
 第7戦は1周目に、突然減速したクルマを避け切れずに接触し、まともにレースできずに終わってしまいました。第8戦は天候が荒れていて、序盤からクラッシュなど、前で混乱はあったんですが、そのあたりはうまくかわせたとは思います。後半ペースも上がってきて、前にも追いついていったんですが、2周かかったところを1周で抜いてこられたら、もっと順位を上げることができたように思います。まわりより速く走れていたのに、抜きどころに迷ったり、慎重になり過ぎたのは、今回いちばんの課題です。そのあたりも踏まえて、次回も頑張ります。
Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
第7戦はスタートで普通に一台を抜いて、その後はうまくレースは組み立てられたと思っています。予選後のセット変更でかなりいい方向になっていて、まだトップとの差はありましたが、その中で追いついている感じもありましたから、収穫も少なくなかったですね。雨の中での第8戦はペースも良く、しっかり抜き続けながらのレースになりました。欲を言えば、タイヤの熱の入りが最初の2周、ちょっとつらかったので、そのあたりでもう少し我慢できれば表彰台にも行けたのかな、そんな思いはあります。少しずつトップとの差は詰まってきました。順位もレースごと上がってきたので、次は表彰台を目指して頑張りたいと思います。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7戦SUGO決勝 優勝と思われた小高一斗がまさかの失格。大湯都史樹が初優勝を飾る

FIA-F4選手権第9戦の決勝が7月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#37小高一斗(FTRSスカラシップF4)が#11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)との接戦を制し、今季3勝目を挙げたと思われたが、車検で失格となり、大湯が初優勝を飾った。

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スーパーGTの公式予選が赤旗中断などで遅延したこともあり、第9戦決勝は当初予定より5分遅い午後4時25分にフォーメーションラップを開始した。

空からは僅かではあるが雨粒が落ちてきたためウェット宣言が出されていたが、全車スリックタイヤでレースに臨む。

ところがここで#9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)がクラッチトラブルに見舞われてグリッド上でストップしたため、このスタートもまたディレイとされてしまう。阪口のクルマはピットレーンに下げられて再始動を試みたが、結局そのままリタイヤとなった。

1周減算の14周とされたレースのスタートを制したのは小高。大湯と際どいサイドバイサイドを展開したのちトップでコントロールラインに戻ってきた。

しかし大湯も小高に離されずに周回を重ねていき、2台は0.5秒~0.8秒の差を保ちながら徐々にペースアップ、中盤以降は予選タイムにも迫る1分23秒台後半のタイムをコンスタントに叩き出す、一瞬たりとも気の抜けない攻防となった。

それに引きずられるように3番手の#36宮田莉朋も9周めに1’23.899と自身の予選ベストタイムをも上回るタイムを記録している。

しかし結局大湯は小高を攻略する糸口をつかめないまま14周を消化することになり、小高がトップでゴールした。しかしトップ小高と3位に入った宮田はレース後の車検で失格。大湯が初優勝を飾り、2位には石坂瑞基(HFDP/SRS/コチラレーシング)、3位には高橋知己(点天&イーストアップwith Field)が入った。

今季からFIA-F4参戦を開始した大湯はこの時点では2位で初表彰台となったが、その表情からは嬉しさよりも勝てなかった悔しさの方が強く感じられる表彰式となった。

次戦第10戦は明日午前10時15分より15周で行われる。

優勝 #37小高一斗(FTRSスカラシップF4)のコメント(この後、車検で失格)
コース的にも抜かれないのはわかっていたので、スタートをちゃんと決められたら勝てると思うっていました。ペースは遅くなかったと思うんですが、大湯くんが速いペースでついてきたので、気の抜けないレースでした。ずっと集中してプッシュしたのでもう左手がパンパンです。今年は2年目ということでF3に向けてもチャンピオンを取らないといけないんですが、先が見えてきたかなという思いです。ずっと勝っていれば問題ないことなので、ずっと勝ち続ける予定です。明日も楽なレースはできそうもありませんが、頑張ります。
2位 #11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)のコメント(この後、小高が失格となったため優勝)
表彰台を目標としているわけじゃなくて、チャンピオンを目指しているので、悔しいです。抜くところまでいけませんでした。イン側のスタートで、ゴミを拾ってしまったので序盤ついていけなくて、そこからずっと同じペースで走り続けることになったのは、ドライバーとしてまだまだだなと思いました。チャンピオンを取るドライバーはあの予選ポジションでもなんとかできると思います。クルマの動き的には差はないと思うので、負けたっていうのはドライバーとしてまだ足りないことがあるんだと思います。どうしたらああいう中で勝てるか、ということを考えて明日のレースを戦って、成長していきたいです。
3位 #36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)のコメント(この後、車検で失格)
自分の中では掴んでいるものは感じてなかったんですけど、ドライビングスタイルについてエンジニアさんやアドバイスしてくださってる関谷さんや片岡さんから言われてることを意識しながら走っています。そういう中で23秒台が出せたので成長してってるのかなと感じました。でも勝てるペースまでは行ってないので、クルマのセッティングを含めて見直していかないとなと思います。明日も4番手スタートです。今回は阪口選手がいない中でのスタートで3位でしたが、明日は晴南選手がいるので、その中で3番手に上がれるのか上がれないのか考えて、今回の課題もしっかり解決していきたいと思います。もちろん優勝を狙っていますが、焦らずに次の富士を見据えてやっていきたいと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7戦SUGO決勝結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2016/07/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCarTireLapTotal_Time
Behind
111大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-sDL1419'44.582
27石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシングDL144.463
325高橋 知己点天&イーストアップwith FieldDL148.205
462平木 湧也DENSOルボーセFTRSDL1412.679
560川合 孝汰DENSOルボーセF4DL1413.665
64河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL1415.486
78上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシングDL1416.111
810大滝 拓也SRS/コチラレーシングDL1420.714
989清原 亮太SUCCEED SPORTS F110DL1422.159
1016篠原 拓朗Media Do Kageyama F110DL1422.700
1121DRAGONRSS F110DL1425.816
1258阿部 拓馬AEONガレージC F110DL1427.250
1383武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRSDL1429.076
1417加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F110DL1433.121
1550澤田 真治B-MAX RACING F110DL1433.183
1652石澤 浩紀埼玉トヨペットGreen BraveDL1434.362
1718霜野 誠友SAccess Racing F110DL1438.143
1866橋本 陸Skill SpeedDL1438.392
1970平 優弥Leprix Sport F110DL1438.871
2015勝亦 勇雅ノムメカルーカストF110DL1439.495
213池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F4DL1445.823
2229朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF110DL1446.660
232佐々木 祐一仙台Day Dream RacingDL1453.129
2430中根 邦憲カーペットなかね家具/GULFDL1457.265
2513シュウジBMG F110DL141'04.537
2651牛井渕 琴夏Silver Star RacingDL141'07.349
2723YUGOS2R RacingDL141'33.172
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-88川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL104Laps
-63ファン ドユンVSR Lamborghini SCDL95Laps
-61平木 玲次DENSOルボーセF4DL95Laps
-14根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMGDL014Laps
-9阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングDL014Laps
-*37小高 一斗FTRSスカラシップF4DL失格-
-*36宮田 莉朋FTRSスカラシップF4DL失格-
  • Fastest Lap: CarNo.11 大湯都史樹(エヴァRT弐号機tanzen Rn-s) 1'23.822 (7/14) 159.091km/h
  • CarNo.36,37は、国際モータースポーツ競技規則付則J項274条-2. 7-2.7.1(フロントウイングステー加工)違反により、失格とした。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7-8戦公式予選 好調#37小高が連続ポール!!

FIA-F4選手権第7-8戦の公式予選が7月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポイントリーダーの#37小高一斗(FTRSスカラシップF4)が1’23.758、1’23.802を記録して2戦連続ポールを獲得した。

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第5-6戦オートポリスが中止となったため、スーパーGT同様に約2か月半ぶりの開催となるFIA-F4。

公式予選はスーパーGTの赤旗中断の影響で当初予定より7分遅れの午前11時22分より30分間で行われた。

ところが始まってすぐに#51牛井渕琴夏(Silver Star Racing)が最終コーナーでクラッシュしたため赤旗中断。

各ドライバーともウォームアップを終えてこれからアタックというタイミングで出鼻をくじかれた格好だ。

前回第4戦でポールポジションを獲得し、決勝でも2戦連続で表彰台に上がった#50澤田真治(B-MAX RACING)もギヤボックストラブルのためノータイムでこの予選を終えることになった。

51号車の回収ののち再開された予選で最初にトップに立ったのは#88川端伸太朗(SUCCEED SPORTS)で1’24.366。

しかしすぐに小高が1’23.802を叩き出してトップに。小高としては23秒台が出ればもう誰も追いつけないだろう、と予測していたようだが、その予想に反して#11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)が1’23.801とわずか1000分の1秒上回ってトップに立つ。

これをみてとった小高は再アタックを敢行。すでにタイヤ性能のピークは過ぎていたとのことだったが、それでも1’23.758までタイムを縮めてトップを奪い返し、セカンドベストタイムでも大湯を上回って第7戦、第8戦ともにポールポジションを獲得した。

大湯は一旦タイヤをクールダウンして最後にもう1回アタックするつもりだったが、終了5分前に#88川端がSPコーナーでクラッシュ、この予選は赤旗終了となってしまったため、その目論見はかなわなかった。

それでも2戦連続のフロントロースタートはこれまでで最高の結果だ。

小高、大湯に続いて3番手につけたのは#9阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)。明日の第8戦でも坂口は3番手からスタートすることになった。

第7戦決勝はこのあと午後4時20分から、第8戦決勝は明日午前10時15分から、いずれも15周で行われる。

第7戦、第8戦PP #37小高一斗(FTRSスカラシップ)のコメント
走り始めからずっと調子が良くて、今回はいけるんじゃないかなと思っていました。予選は23秒台に入れておけば大丈夫だと思ったんですが、大湯選手についてこられちゃったんで、ヤバイと思って最後ギリギリまで攻めてタイムを出しました。ロングランも練習から速いタイムで走れてるんで、決勝は問題ないと思います。富士みたいにバトルが出来るコースじゃないんで、スタートちゃんと決めて。自分がミスしない限り抜かれないと思うんで、集中して走ります。
第7戦、第8戦2位 #11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)のコメント
ポールとりたかったんですけど、あと少し足りなかったなと。自分の判断で一旦ピットに入ってタイヤを冷やそうと思ったんですけど、それが結果的に良くなかったです。結果的にはドライバーとして甘かったなと。練習の時からちょっとした温度の変化でだいぶタイムが変わったりしていたので、それを踏まえた上でも選択がまずかったです。決勝はスタートで2番以上、できればトップを取りたいです。なかなか抜けないんで。タイムが僅差だと自分の得意なところで詰まってしまい、徐々に離されちゃうので。
第7戦、第8戦3位 #9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)のコメント
練習走行から厳しい状況が続いていて、5、6番あたりが取れればな、という感じでした。昨日チームと考えて、予選はいい方向に持って行けたと思います。もうちょっとという状態の割に順位は悪くなかったなという感じです。赤旗の影響はありませんでした。もう結構走ってて、ピットに入っちゃいましたから。23秒は速いと思いますけど、決勝はあのタイムは出ないと思います。グリップの下がった中でどうなるか、というのが決勝のポイントだと思います。とりあえず落ち着いてスタートを決めて、相当抜けないコースなんで序盤で前に出て、という感じにしたいです。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiryoyuki MINAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第7戦SUGO公式予選結果

SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2016/07/23) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoDriverCarTimeBehindGapkm/h
137小高 一斗FTRSスカラシップF4R1'23.758--159.213
211大湯 都史樹エヴァRT弐号機tanzen Rn-sR1'23.801 0.043 0.043159.131
39阪口 晴南HFDP/SRS/コチラレーシングR1'24.018 0.260 0.217158.720
436宮田 莉朋FTRSスカラシップF4R1'24.064 0.306 0.046158.633
57石坂 瑞基HFDP/SRS/コチラレーシングR1'24.069 0.311 0.005158.624
625高橋 知己点天&イーストアップwith FieldR1'24.081 0.323 0.012158.601
788川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F1101'24.131 0.373 0.050158.507
814根本 悠生東京トヨペットGUNZE KCMG1'24.219 0.461 0.088158.341
960川合 孝汰DENSOルボーセF41'24.295 0.537 0.076158.198
1062平木 湧也DENSOルボーセFTRS1'24.337 0.579 0.042158.119
114河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF1101'24.357 0.599 0.020158.082
128上村 優太HFDP/SRS/コチラレーシング1'24.474 0.716 0.117157.863
1310大滝 拓也SRS/コチラレーシング1'24.509 0.751 0.035157.798
1463ファン ドユンVSR Lamborghini SC1'24.634 0.876 0.125157.565
1561平木 玲次DENSOルボーセF41'24.746 0.988 0.112157.356
1689清原 亮太SUCCEED SPORTS F1101'24.753 0.995 0.007157.343
1716篠原 拓朗Media Do Kageyama F1101'24.755 0.997 0.002157.340
1866橋本 陸Skill Speed1'24.837 1.079 0.082157.188
1983武平 良介オートモデラーズカフェ+10・NRS1'24.902 1.144 0.065157.067
2021DRAGONRSS F1101'24.943 1.185 0.041156.991
2158阿部 拓馬AEONガレージC F1101'24.944 1.186 0.001156.990
2229朝日 ターボヴァンガードGULFまるはF1101'25.002 1.244 0.058156.882
2352石澤 浩紀埼玉トヨペットGreen Brave1'25.102 1.344 0.100156.698
2418霜野 誠友SAccess Racing F1101'25.148 1.390 0.046156.613
2515勝亦 勇雅ノムメカルーカストF1101'25.196 1.438 0.048156.525
2617加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F1101'25.376 1.618 0.180156.195
273池島 実紅AUTOBACS SUTEKINA F41'25.439 1.681 0.063156.080
2870平 優弥Leprix Sport F1101'25.553 1.795 0.114155.872
292佐々木 祐一仙台Day Dream Racing1'26.017 2.259 0.464155.031
3030中根 邦憲カーペットなかね家具/GULF1'27.213 3.455 1.196152.905
3113シュウジBMG F1101'27.392 3.634 0.179152.592
3223YUGOS2R Racing1'28.675 4.917 1.283150.384
---- 以上基準タイム(110% - 1'32.245)予選通過 ----
-51牛井渕 琴夏Silver Star Racingno time---
-50澤田 真治B-MAX RACING F110absebce---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'24.085)を更新しました。

Japanese F3

JF3:第7,8戦鈴鹿 第7戦で坪井翔、第8戦で山下健太が2位表彰台、山下はランキング首位を死守 (TOYOTA)

 全日本F3選手権第7戦、第8戦が鈴鹿サーキットで行われ、第7戦はポールポジションの山下健太(TEAM TOM'S)が接触でリタイアも、坪井 翔(TEAM TOM'S)が2位表彰台。第8戦では山下が懸命の攻防で2位フィニッシュを果たし、ランキング首位の座を守った。

第7戦は山下健太(TEAM TOM'S #36)と坪井翔(TEAM TOM'S #37)が最前列グリッドからスタートを切ったが山下は接触リタイア、坪井が2位表彰台を獲得

第7戦は山下健太(TEAM TOM'S #36)と坪井翔(TEAM TOM'S #37)が最前列グリッドからスタートを切ったが山下は接触リタイア、坪井が2位表彰台を獲得

 全日本F3選手権の第4大会(第7戦、第8戦)が6月11日(土)と12日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 通常スーパーフォーミュラと併催される全日本F3であるが、今大会はスーパー耐久との併催。

 今季のF3でトヨタは、山下健太と坪井 翔の2名をTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)ドライバーとして支援する。20歳の山下は、過去2年連続でランキング2位となっており、F3参戦3年目となる今季は悲願のチャンピオンを目指す。山下は開幕からの2戦を連続勝利。第5戦で今季3勝目を挙げ、目下ランキング首位に付けている。

 昨年FIA-F4の初代王者に輝き、今季よりF3にステップアップした21歳の坪井は、デビューイヤーでまだ勝利こそないものの、開幕からの6戦全てで表彰台(2位2回)フィニッシュを続けている。

 11日(土)午前8時30分から第7戦の予選(10分間)が開始。TDPドライバーの2名は先陣を切ってコースインし、2周のウォームアップ周回の後、3周目にアタック。先にコースインした坪井がトップタイムをマークすると、それを山下が上回り、ポールポジションを獲得。坪井が続き、ライバル勢をやや引き離す形でTDPドライバーの2名が最前列グリッドを独占することとなった。

 10分間のインターバルの後に行われた第8戦の予選も第7戦と同様の展開となり、ライバル勢が4周目までアタックしたのに対し、TDPの2名は3周目のアタックで1-2のタイムをマーク。山下が連続ポールポジション、坪井が2番手から決勝に臨むこととなった。

 朝の予選に続き、午後1時20分に第7戦の決勝が開始された。気温28度と、午前中よりも気温が上がる中でスタートが切られ、ポールポジションの山下に、2番手の坪井が迫るも、山下は何とかこれを抑えて首位をキープ。これに続いた坪井だったが、ストレートスピードで上回るライバル勢に2周目の1コーナーと130Rで続いてかわされ4位に後退。

 首位を行く山下は、一時は2位に2秒近い差をつけていたが、ライバルにじりじりと詰められ、首位争いの攻防が展開された。何とか首位を守り続けた山下だったが、9周目のシケイン進入でライバルが山下のインを突くも止まりきれず、アウト側の山下に接触。山下は車体後部にダメージを負い、レースを終えることとなってしまった。

 坪井は山下のリタイアにより3位でチェッカーを受けたが、その後、山下に接触した車両がペナルティを受けることとなり、坪井は繰り上がって2位に。ランキング上位の山下らが決勝ノーポイントに終わったことで、坪井はランキング2位に浮上した。

 12日(日)は朝から断続的な雨模様となったが、F3の決勝レース開始までに雨は止み、路面は乾いていったため、全車スリックタイヤでレースに臨んだ。

 2番手グリッドを獲得していた坪井は、スタート前のインストレーションラップ中にトラブルが発生。スタートまでに修復することが出来ず、無念のリタイアとなった。これで坪井の開幕からの連続表彰台記録は7で途切れることとなった。

 午後1時40分からのフォーメーションラップに続き、第8戦決勝(17周)がスタート。ポールポジションの山下は好スタートで首位を守るも、第7戦同様、後半の高速セクターで上回るライバル勢の追い上げを受けることに。

 懸命に後続を抑えた山下だったが、12周目のストレートから1コーナー進入でかわされ、2位に後退。更にライバルの追撃を受け、ファイナルラップの最終シケインまで、テール・トゥ・ノーズでの2位争いが続いたが、山下はこれを凌ぎ切り、2位でフィニッシュ。ランキングを争うライバルよりも前でフィニッシュしたことで、ランキング首位の座を守った。

第7戦で2位表彰台を獲得した坪井翔

第7戦で2位表彰台を獲得した坪井翔

両レースポールポジション、第8戦で2位に入り、ランキング首位を守った山下健太

両レースポールポジション、第8戦で2位に入り、ランキング首位を守った山下健太

トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

Japanese F3

JF3:第7戦鈴鹿決勝会見 「最初の1~2周で抜けるように、オーバー目のセッティングで挑みました」(#21高星明誠)

優勝 #21高星明誠(B-MAX NDDP F3)
f3-rd7-r-pc-takaboshi 昨日から調子が良くなくて、トムスの2台に遅れている部分があったので、予選ではセッティングを変更したんですが、昨日以上に離されてしまいました。
でもレースはまた別の話で、スタートで抜ければポジションキープできると思ったので、1〜2周めに抜けるようにオーバー目のセットにして挑みました。
その甲斐あって2周めに坪井選手を抜いて3位に上がることができ、ラッキーもあって2位にも上がれて嬉しく思います。
今回2大会乗せていただくということで、フォーミュラに乗れるチャンスが嬉しかったので、それを生かしたかったんですけど、岡山はああいう結果に終わってしまいました。今回それを踏まえてここにきて、今日はスタートポジションより上に上がることができました。明日も同じようにいけると思うので、今日以上にポジションを上げていきたいと思います。
2位 #37坪井翔(ZENT TOM’S F314)
f3-rd7-r-pc-tsuboi 今までずっとスタートを失敗していたので、そこを克服したいと思っていました。予選結果が2番手だったので、スタートで前に出られれば勝てると思い、集中して臨みました。
スタートが決まって1コーナーでトップに並んだんですけど、アウトからかぶせられてしまって抜ききることができず、そこから追いついていこうと思いましたが追いつけず、逆に後ろから抜かれてしまって4位に落ちてしまい、その後もペースを上げられませんでした。
決勝に関してはラッキーがあって3位でしたけど、実質4位だったのかなと思います。
昨日の午後はB-MAX勢の方が速かったので、予選は(僕らの方が)速かったけど午後は絶対(B-MAX勢が)くるな、と思っていました。その予想通りきたんですけど、結構あっけなく行かれてしまったのが残念でした。
明日も気温、路温が高いと思うので、そこにアジャストして挑戦していきたいと思います。
(このレース後にトップでフィニッシュした#22ヤン・マーデンボローに40秒加算の裁定が下ったため、正式結果では#21高星明誠が優勝、#37坪井翔は2位、マーデンボローは10位となった)
Nクラス優勝 #9廣田築(アルビレックスF306 TLM)
f3-rd7-r-pc-hirota 今日はスタートもまずまずで、ポジションをキープできて、落ち着いて走れていたので、周りの混乱にも巻き込まれず、しっかりと自分の走りができました。
まずチームの皆さんに感謝したいと思います。クルマも第4大会を迎えてようやく自分の思うような状態に仕上がってきたので、これからも優勝争いができるよう頑張っていきたいです。
Nクラス2位 #30DRAGON(B-MAX)
f3-rd7-r-pc-dragon スタートで行き場所がなくなっちゃってアウト側に逃げたんですけど、それがまずくてかなりポジションを落としてしまいました。それが全てだったなと思います。
前が凄く競っていて、間隔も凄く近かったので、やりあってるうちはペースも上がらないし、序盤くっついていけばチャンスはあるだろうと思っていました。2コーナーで片山選手が飛び出したので、ポジションを上げられましたが、そこから先はなかなかチャンスがなくて、10号車を抜くのに時間がかかってしまい、トップに迫れませんでした。
(クルマを変更してきたが)今回の決勝中にだいぶフィーリングを掴めたので、スピードでは負けてないと思いますし、明日は目一杯プッシュします。
Nクラス3位 #5アレックス・ヤン(Hanashima Racing F306)
f3-rd7-r-pc-yan 今日はスタートがうまくいかず、同じクラスの2台と接触してタイムを大きくロスしてしまいましたが、前の選手がやりあっていたので距離を縮めることができました。
鈴鹿はとても好きなサーキットなので、ここで表彰台に上がれて嬉しいです。
明日はスタートを失敗しないように頑張ります
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第7戦鈴鹿決勝 トップ争いがまさかの接触!!#21高星明誠が今季初勝利!!

全日本F3選手権第7戦の決勝レースが6月11日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
レースは中盤にトップ争いを展開していた#36山下健太(ZENT TOM'S F312)と#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)がシケインで激しく接触。
山下はそのままリタイヤし、マーデンボローにはレース後にペナルティが課せられる結果となった。
これにより2番手でチェッカーを受けた#21高星明誠(B-MAX NDDP F3)が1位に繰り上がり、今季初勝利を獲得した。
Nクラスは#9廣田築(アルビレックスF306 TLM)が初優勝を獲得した。

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第7戦決勝は午後1時20分より12周で行われた。
天候は晴れ。梅雨の合間の強い日差しの中での戦いとなった。

ホールショットを奪ったのはポールポジションの#36山下健太(トムス)。
1コーナーで並びかけてきたチームメイトの#37坪井翔を抑え、そのままトップで後続を突き放しにかかる。
一方坪井はマーデンボローの激しいアタックに遭い、2周めの1コーナーでインを奪われて3位に、続いて#21高星明誠(B-MAX NDDP)にも抜かれて4位に後退してしまう。

山下は最初の2周で1.9秒のマージンを築き上げたが、坪井を抜いて単独走行となったマーデンボローが徐々に差を詰めてきて、5周めにはテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込まれる。
その後は4周にわたって一進一退の攻防が続いたが、9周めのシケインでやや強引にインに飛び込んできたマーデンボローと山下が激しく接触、この際に山下は右リヤのサスアームを壊してホームストレート上にストップしてしまった。
マーデンボローはそのまま後続に約1秒のリードを保って12周を走りきり、トップでチェッカーを受けたが、レース後にこの接触に対し全日本F3選手権統一規則 第15条1.1(危険なドライブ行為)違反との裁定が下され、40秒のタイム加算が課せられた。

その結果、マーデンボローは10位に降着、2位でフィニッシュした高星が繰り上がりで今季初優勝をものにすることとなった。
2位には開幕以来唯一全レースで表彰台に上がっている#37坪井が入り、ポイントランキングでマーデンボローを抜いて2位に浮上。#23千代勝正が3位に入った。

Nクラスは予選トップの#78片山義章(プチルマン)がスタートで出遅れた挙句、3周めのデグナー1つめで飛び出して早々とレースを終える一方で、アルビレックスRTの2台と#30DRAGON(B-MAX)が接戦を展開。
その結果7周めに#10岡崎善衛をかわしてトップに立った#9廣田が自身初のF3優勝を達成。
岡崎はDRAGONとの激しいバトルの末に9周めの1コーナーで痛恨のスピンアウト。
この結果DRAGONが今季5度めの2位フィニッシュ、#5アレックス・ヤン(ハナシマ)が3位に入った。

次戦第8戦決勝は明日午後1時40分より17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第7戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA ”S耐”サバイバル -RIJ- (2016/06/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineLapTotal_Time
Behind
1211高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A411223'08.378
2372坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31122.162
3233千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F315
Volkswagen A41125.002
4124牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F314
TODA TR-F301127.025
525石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011210.639
686大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1213.767
777阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1215.195
838三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311221.350
9289山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
TOYOTA TOM'S TAZ311233.315
10*2210ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A411238.875
119N1廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1256.663
1230N2DRAGONB-Max Racing team F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1257.031
135N3アレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE121'10.689
1410N4岡崎 善衛GlocalアルビTLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE102Laps
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-36-山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ3193Laps
-78N-片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE210Laps
  • Fastest Lap: CarNo.22 ヤン・マーデンボロー(B-MAX DNNP F3) 1'54.526 (5/12) 182,54km/h
  • CarNo.22は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第15条1.1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に40秒加算およびペナルティーポイント1点を追加した。

Japanese F3

JF3:第7戦鈴鹿公式予選 トムスが久々のフロントロー独占!ポールは#36山下

全日本F3選手権第7戦の公式予選が6月11日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
ポールポジションを獲得したのはポイントリーダーの#36山下健太(ZENT TOM’S F312)。
Nクラスは#78片山義章(Petit LM Racing)がトップだった。

f3-rd7-q-36 f3-rd7-q-37 f3-rd7-q-22 f3-rd7-q-78 f3-rd7-q-30 f3-rd7-q-9

第7戦、第8戦はスーパー耐久第3戦との併催。
S耐が午前中予選、午後に100分間の敗者復活戦を予定位している関係もあってか、今回の公式予選は朝8時30分と普段より早めの走行となった。
予選当日の天候は晴れ。朝から蒸し暑い気候の中、午後の決勝に向けての戦いが始まった。

ポイントリーダーの山下はアウトラップと2周めをウォームアップに充てて3周めにアタックを開始、1’52.521を記録してそのままピットへ。
チームメイトの#37坪井翔は3周め、4周めと連続して2周のアタックを行ったが、1’52.715、1’53.169とタイムアップを果たせず、予選2番手にとどまる。

一方、富士、岡山とフロントローを独占して好調ぶりを見せていたB-MAX勢は#22ヤン・マーデンボローが3位、#21高星明誠が4位、#23千代勝正が5位という結果に。
これまで苦戦の続いていたHFDPの#7阪口晴南が6番手と、戸田レーシングの2台を上回ってきた。

Nクラスは今季5勝を挙げている片山が2位以下をコンマ4秒引き離してトップ。#30DRAGON(B-MAX)が2番手につけた。

第7戦決勝は今日の午後1時20分より12周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

Japanese F3

JF3:第7戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA ”S耐”サバイバル -RIJ- (2016/06/11) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsDriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindGapkm/h
136山下 健太ZENT TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'52.521--185.789
237坪井 翔ZENT TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ311'52.715 0.194 0.194185.470
322ヤン・マーデンボローB-MAX NDDP F3
Dallara F314
Volkswagen A411'53.004 0.483 0.289184.995
421高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A411'53.037 0.516 0.033184.941
523千代 勝正B-MAX NDDP F3
Dallara F315
Volkswagen A411'53.425 0.904 0.388184.309
67阪口 晴南HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'53.594 1.073 0.169184.034
712牧野 任祐TODA FIGHTEX
Dallara F314
TODA TR-F3011'53.606 1.085 0.012184.015
82石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F3011'53.691 1.170 0.085183.877
98大津 弘樹HFDP RACING F312
Dallara F312
Honda MF204D1'54.009 1.488 0.318183.364
103三浦 愛EXEDY B-Max F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ311'55.099 2.578 1.090181.628
1128山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
TOYOTA TOM'S TAZ311'56.431 3.910 1.332179.550
1278N片山 義章Petit LM Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'57.999 5.478 1.568177.164
1330NDRAGONB-Max Racing team F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'58.436 5.915 0.437176.511
149N廣田 築アルビレックスF306TLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'58.639 6.118 0.203176.208
1510N岡崎 善衛GlocalアルビTLM
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'59.083 6.562 0.444175.552
165Nアレックス・ヤンALEX YANG Hanashima F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'00.533 8.012 1.450173.440
---- 以上基準タイム(110% - 2'04.021)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿決勝 可夢偉「レースはエンターテイメントプラス結果」チームルマン、レース後のドライバーコメント

#7平川亮

(第1レース)

12番グリッドからのスタートは怖かったです。セーフティーカーが先導しても視界は悪いままなので安全かどうかはわかんないです。レースも後ろについていくだけで、近づくと何も見えないので。フレッシュエアで走れなかったので空力もいいのかどうかわかりませんでした。

(第2レース)

スタート前の8分間の走行の感触は悪くなかったです。スタートで2台ぐらいパスして、中山選手とのバトルになりました。僕の方はリヤタイヤを使ってしまって立ち上がりが良くなかったので、コーナーの進入で抜いてやろうと。中山選手はスプーンのブレーキングが甘くて、目の前でミスをしていたのでチャンスと思って抜きました。
結果だけ見れば5位で元を取れた感じです。予選をもっと頑張って前の方からスタートしないとなと思います。GTでは予選がうまくいっているので、何か勘違いしている部分があるのかもしれません。

(今シーズンを振り返って)

僕もですがファンの皆さんも望んだ結果が出せなくて悔しいです。また来年もチャンスがあれば、予選をうまくやってきっちり結果を残したいです。表彰台を争って、優勝もしたいです。来年のことはまだ決まっていません。

(海外への興味は)

あります。WECとかも。僕もトヨタのドライバーなんで、機会があれば乗りたいです。アメリカは今は考えていません。危ないですよあれ。

#8小林可夢偉

(グリッド上でフロントブレーキ周りから炎が上がった件につて)

あのままスタートしてもクルマには何の問題もありませんでした。最後尾に下げられることになって帰ってしまおうかと思いました。あの位置から上位に上がるのは無理だし、危ないでしょう?
クルマは全然問題ありませんでした。混んでる中で走っていてもトップ集団と同じペースで走れていたので。

(今シーズンを振り返って)

ポールも優勝もなかったので寂しいなと。いけそうでなかなか行けない。いつも「あとちょっと」しか言ってない、毎回。それしかない。あとちょっとあれば世界が変わったんですけどね。ある意味安定はしていたんですが。

(スーパーフォーミュラの印象)

まず練習時間が短いし、タイヤセットも少ないので、完璧な状態で予選に行くことが少なかったです。まあみんな同じなんですけど。そういうことがあるので、予選は開けてびっくり、みたいなことがあるんですよ、良くも悪くも。予測しにくい状態で走るのは難しいなと思ったのと、やっぱりレベルが高いんで誰が勝ってもおかしくない。だから誰かが予選うまくいくといきなりバーンと前に来たりする。「ま、こんなもんだろう」くらいのペースじゃポールは取れない。だからレースも難しい。レースペース良かったから勝てるというわけでもない。練習時間が短いし、僕の場合初めて走るサーキットも多かったので、タイヤがどうたれていくのかも予測できない。日本のレースというものを色んな意味で勉強できました。あと一歩だったなと。

(ファンへのメッセージ)

優勝できなかったのはすごい悔しいですけど、目の前で戦える姿を見せられてるのは僕としては良かったなと。雨の中、寒い中来ていただいて感謝します。
レースって印象に残るだけじゃなくて結果も残さないとね。なかなか難しいんですよね、トップでぶっちぎってても「つまらない」って言われるし。レースってエンターテイメント、プラス結果、というのがあるから、それを同時にやるのは難しくて。ストーリー性がすごく大事なんで、そこをどうやって作るか、というのがあればファンの皆さんもさらに興味を持っていただけるのかなと。AKB戦法っていうんですか(笑)ストーリー性があるから応援のしがいがあるという。

(来年に向けて)

今年の経験が自信をさらに強くすると思います。常に行けると思ってます。行けないと思ったのは今日の第2レースぐらいですね。来年のことはまだ決まっていません、農作業してるかもしれないし(笑) 今のところはこれで無職。スーパーフォーミュラも有力な選択肢です。GTは以前フェラーリで経験してるし、日本で2つやるっていうのは今の所考えられないです。スーパーフォーミュラに乗ってるか、トラクターに乗ってるか(笑)

(海外から問い合わせがあったらどう答えるか)

いや僕一人誘ったんですけどね。約1名誘って、「よし行くぞ」ってなってたんですけど、某社が契約してしまって。本人くる気満々だったんですけどね。ただ、ここで日本がダサいのは、ここできっちりお金出さないといけないんですよ。それは向こうのほうが全然高いんで。それがあるまでは真剣にやる気でしたよ。
そうやって盛り上げていかないと。F1だって今のスター選手がいなくなったら誰が見るの? って話ですよ。逆に今のF1のスター選手がスーパーフォーミュラに乗るってなったらみんな見に来るでしょ? そのぐらいの発想があってもいいし、モータースポーツが大切というなら、そのぐらいしないとね。別にF1ほどの金額じゃなくていい。今のGTのトップクラスと同じくらいの額で「え、そんな貰えるの」てなります。F1降りるとそんなに貰えるわけじゃないんですよ、次はDTMくらいかな、まあアメリカは置いといて。でもDTMはドライバーにはあんまり評判良くないんですよ。メーカー戦争あるし、タイヤがへぼいし。うまくやれば日本も。ドライバーはすごく興味あるんです。もし向こうから来たいってなったら迎え入れられるようにメーカーさんも準備しておいて欲しいなと思いますね。それぐらい面白い事が欲しいなと思いますね。
誰かが契約切れる頃に僕が近づいてって「どう?」って声かけてみようかなって。
レースをどうやって面白く見せるか、ってもっと考えて欲しいんですよ。僕らドライバーもやれることはやるし。あとはこれをいかにしてグローバルに展開していくかだと思うんですよ。
アジアとかでも映像タダであげて「とりあえずこれ流してくれ」ってやってもいいと思うんですよ。それで興味持ってくれたら日本に見に来てくれたり、走りに来てくれたりするかもしれないじゃないですか。やっぱりそういう風にグローバルに考えて欲しいなっていうのが、スーパーフォーミュラを1年やって感じました。僕らもモチベーション上がると思うんですよ、そうなれば。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:2015シリーズチャンピオンのコメント

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ドライバーズチャンピオン #38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-2015-ishiura とりあえずホッとしています。プレッシャーがあるにはあって、眠れないほどじゃないけど緊張もしていたんですが、チームの雰囲気が明るくて、予選前もふざけてたりとか、笑ったまま行かせてくれたんで、そういうのに助けられて自分の実力を出し切れました。そこはよかったです。
無事に終われてホッとしています。
今回はきっちりできた、という安心したという気持ちが大きくて、そんなに感情的にならなかったんですけど、ウィニングランから戻ってきて、体重測って、メカさんたちの顔を見たときにこみ上げてきました。チーフメカさんが開幕前に緊急入院したり、僕のためにチームを移籍してくれたメカさんがいたりしたので、彼らの顔を見ていて思わず涙が出てしまいました。
19歳でレースを始めてからずっと一貴や可夢偉とレースしてきてて、なかなか自分が目立つ番が来なかった。今年可夢偉選手が参戦してきて、また一緒にレースできたことが嬉しかったし、今まで助けてくれた人がいっぱいいて、人に恵まれてここまできたので、ここでいい結果を残せばその人たちに恩返しできるかなと思っていました。
今シーズンはあっという間でした。岡山で勝った時はずっと赤いランプをつけていられると思っていなかったんですが、2勝目を挙げたところでチームの雰囲気が変わりました。
でも、僕らはGTも同じスタッフでやっているので、毎週同じリズム、同じ流れでやってこられて、すごくやりやすかったです。
チームチャンピオン 舘信秀(PETRONAS TEAM TOM’S)
sf-rd7-2015-tachi 隣が中嶋一貴だったらもっとよかった、というのが正直な気持ちです。3年連続でチームタイトルを取れてよかったと思っています。今週末は中嶋が出だしから調子が悪くて心配していたんですが、最後2位に入ってよかったなと。
一貴は1回休んでの2位ですからね、よく頑張ってくれたなあと思います。
新チャンピオンが出るというのは大事なことだと思うので、おめでとうございます。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿決勝レース2 上位3人のコメント

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優勝 #16山本尚貴(TEAM無限 SF14)
sf-rd7-r2-pc-yamamoto 優勝することができて素直に嬉しいです。レース1ではクルマの調子があんまり良くなくて、レース2に不安を持っていましたが、エンジニアが素晴らしいクルマを作ってくれたおかげで本当に気持ちよく走ることができました。スタートも不安があって、練習でも何ひとつ成功がなくて本番でも何が正解かわからない中でスタートを切ったんですが、みんなも同じだったようで、何とか無難に決められて。そんな中で中嶋選手がいいスタートを切っていて結構強引な部分もあったんですが、ここを押さえないと勝てないと思って引くに引けなかったですし、フェアに戦ってくれた中嶋選手には感謝しています。
走っている最中はとにかく攻めること。攻めることでしか集中できないと思って走っていました。
それが勝因だと思います。ようやくというか、シーズンの最後に優勝することができてホンダに1勝をもたらすことができましたし、ブリヂストンタイヤで最後に優勝できたことを光栄に思います。
2位 #1中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-r2-pc-kazuki 今朝のレースがセーフティーカースタートに決まった時点で「終わったかな?」と思いました。ただ第2レースのスタートは狙っていて、いいスタートが切れたかなと思ったんですけども思いのほか山本選手も伸びてきて。思いのほか狭くて、完全にチキンレースだったんですけど、このままいったらぶつかるなと。どうやって切り抜けたか覚えていないくらいギリギリでしたが、山本選手の気持ちが伝わってきましたね「こりゃやばいな」と。引くしかなかった。
そのあとはそれなりにいいペースで走ることができました。今週はずっとダメで、いい流れではなかったんですけど、最後は表彰台で終われたので来年につながったかなと思います。
3位 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)
sf-rd7-r2-pc-oliveira 朝のレースはいいペースだったんですけど、残念なことにセーフティーカースタートになってしまいました。あの程度の雨ならスタンディングスタートでできたと思います。
そのあとはオーバーテイクがすごく難しくて、途中でナオキと接触して終わってしまいました。
午後のレースはスタートが決め手でした。大外から2、3台抜いていったんですけど、コーナーに入ったところでイン側にクルマがいっぱい飛び込んできて、行く場所がなくて4位に落ち、野尻選手を追い越して中嶋選手を追いかけるレースになりました。
優勝チーム監督 手塚長孝(TEAM無限)
sf-rd7-r2-pc-tezuka 最後の最後に優勝することができて、本当に嬉しいです。第1戦から最終戦まで、勝利を目指して常に戦っていたんですが、中盤戦は悩む部分もあって非常に苦しい思いもした中で、チームワーク、ピット作業とかドライバー、スタッフ、すべてが向上心を持って仕事に取り組んでくれたことで、優勝という形で終わることができたと思います。
最後のレースで強いクルマ、強いドライバーが見れたなと。気持ちよくぶっちぎって勝てたことが嬉しいし、ホンダエンジン搭載車として1勝できて、来年につながるデータ取りができました。本当にありがとうございました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿決勝レース2 ポールの#16山本が2年ぶりの勝利!ドライバーズタイトルは#38石浦のものに

山本尚貴待望の今季初優勝!そして石浦宏明涙の初タイトル!!
2015全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース2が11月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)が終始独走、2013年の最終戦以来2年ぶりの国内トップフォーミュラ優勝を達成。#1中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)は2位に終わった。
また、これによりシリーズチャンピオンは#38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)が2015年のドライバーズチャンピオンを獲得。石浦にとっては国内トップフォーミュラでの初タイトルとなった。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日13,500人/決勝日16,000人/大会総入場者数29,500人)

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決勝レース2は午後3時にフォーメーションラップを開始。雨は依然として降り続いていたものの、予定通りスタンディングスタートで始まった。
ところがスターティンググリッド上で#8小林可夢偉(チームルマン)のフロントブレーキ周りから炎が上がったためにスタートはディレイとなってしまう。
出火したのはディスクローターを覆っているCFRP製の「インナーディフレクター」と呼ばれるパーツ。これがカーボンディスクの熱に耐えられずに溶けてしまったのだ。
8号車の消火作業の後、レースは当初予定から1周減算され27周で行われることになり、この原因を作った小林は最後尾にグリッドを下げられる措置がとられた。

仕切り直しとなったスタートでは予選4番手の#1中嶋がイン側から凄まじい勢いで加速してきて1コーナーでポールの#16山本に並びかけてきた。
さらには予選6番手の#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラも大外からぐんぐん二人に迫ってくる。
しかし山本はギリギリの間合いで中嶋を押さえ込み、オリベイラはイン側に殺到する車群に行く手を阻まれてランオフエリアに逃れざるをえず、#40野尻智紀(ダンデライアン)にかわされて4位に後退してしまった。

トップに立った山本はそこから一気に逃げにかかり、2周目には2秒、6周目には4.4秒、20周を消化する頃には7.4秒の差を2位中嶋との間に築き上げていった。

その後方ではオリベイラが6周めのバックストレートで野尻を捉えて3位浮上、後退した野尻はその後エンジントラブルにより10周で戦列を去ることに。
続いてレース1優勝の#2アンドレ・ロッテラーも12周めのスプーン手前で突如スローダウン、そのままグリーンゾーンにクルマを止めてしまった。

これにより、7番手スタートだった石浦は労せずして4位に浮上する事になる。
石浦の後方には#34小暮卓史(ドラゴコルセ)、#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)が続いていたが、2台は13周目のシケインで接触。
小暮はスピンアウトを喫して#18中山雄一(KCMG)、#7平川亮(チームルマン)らの先行を許し、ロシターはフロントウィングにダメージを負ってそのままピットに戻ってレースを終えた。

トップの山本はその後も中嶋に付け入る隙を与えず、最後は中嶋に5.7秒の差をつけてチェッカーを受け、2013年11月の最終戦鈴鹿の第1レース以来2年ぶりの勝利をものにした。
ホンダエンジンにとってもこの勝利は今季初。昨年9月の第6戦SUGOで野尻智紀以来1年2か月ぶりの勝利となった。
このレースでの優勝が逆転の条件だった中嶋は惜しくも2位に終わり、石浦がこのレースを4位でフィニッシュしたために、シリーズポイントは石浦51.5pt、中嶋45.5ptとなり、2008年にフォーミュラニッポンにデビューし、途中2年のブランクを経て昨年カムバックしてきた石浦宏明が悲願の初タイトルを6シーズン目にしてついに手にすることになった。

なお、思わぬトラブルから最後尾スタートとなった小林はトップの山本をも上回るハイペースで激しい追い上げを展開、コースの至る所でオーバーテイクを披露して場内を大いに湧かせたが、わずかにポイント圏内には届かず9位で2015シーズンを終えることになった。

なお、このレースを持って1973年以来続いてきたブリヂストンの国内トップフォーミュラへのタイヤ供給はひとまず終了。来季からは横浜ゴムが新たにワンメイク供給を開始する。

2016シーズンの開幕は現時点で4月16-17日に鈴鹿サーキットで予定されているが、この日は世界耐久選手権(WEC)第1戦シルバーストンと日程が重なっているため、FIAのカレンダー調整の結果に応じて変更になる可能性が大きい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿レース2決勝結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/08) Final Race 2 Weather:Rainy Course:Wet
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
EngineTireLapTotal_Time
Behind
116山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414EBS2752'32.553
21中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS275.712
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS2711.324
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS2730.889
57平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS2735.407
618中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4ABS2745.852
734小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414EBS2746.989
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS2751.118
98小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS2751.659
1064中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS2756.658
1110塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS2757.212
1220アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS2757.677
134ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS271'08.228
1441ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS271'08.591
1511伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS271'14.369
---- 以上規定周回数(90% - 24Laps)完走 ----
-65ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS216Laps
-3ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS1314Laps
-2アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS1017Laps
-40野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS1017Laps
  • Fastest Lap: CarNo.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION M41Y SF14) 1'55.809 (4/27) 180.51km/h

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿決勝レース1 上位3人のコメント

sf-rd7-r1-ps-top3


優勝 #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-r1-pc-lotterer 複雑な心境です。優勝はできましたが、チャンピオンシップの可能性がなくなってしまいましたから。まあレース2でも勝つために頑張ろうとは思っていますけども。
セーフティカースタートになったのはちょっとつまらないなと思いました。リードをキープしてそのままフィニッシュしましたが、もうちょっとエキサイティングな要素があっても良かったと思うし、セーフティカースタートにしなくても良かったんじゃないかと思っています。
まあ勝てたことは嬉しいと思ってるし、レース2も僕らのチームがチャンピオンシップを獲得できるように頑張ろうと思います。
2位 #38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-r1-pc-ishiura セーフティカースタートになった時は「いいのかな?悪いのかな?」って迷ったんですが、コースを見るとイン側がすごく水が多かったので、それを見た瞬間にこれはラッキーだなと思いました。おかげでポジションを落とすことはなかったんですが、アンドレには追いつけそうもなかったので、後ろの速い2台はなんとしても抑えなきゃなと思っていました。途中までコントロールはできてたし、問題ないかなと思って自分なりにプッシュしてたんですが、残り5、6周で突然水が多くなってハイドロプレーニングがひどくなり、ダンロップを走ってる時にハーフスピンしてしまい「これは終わったな」と思って後ろを見たら誰もいませんでした。多分その周にジェームスが飛んでったんだと思います。
タイヤが新品じゃなかったのでハイドロがひどくて、スプーン行くまでにも何回も横向いてたし、残り5周ぐらいからすごくリスキーな感じになってたので、そこだけ集中して走りました。
ジェームスが残ってたら決まってたみたいなんですけど、それを無線で聞いた時はガッカリしました(笑)
まあでも気を抜いてたら何があるかわからないので、レース2も気を引き締めて、可能な限りポイントを取りたいと思います。
3位 #8小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)
sf-rd7-r1-pc-kamui 個人的にはセーフティカースタートが一番残念でした。8分間の走行でクルマが速い気がして、充分いけると思ってたし、そこでスタート練習もうまく決まってたので、セーフティカーと聞いた時に「帰ろうかな」ぐらいに思いました(笑)
まあでもなんとかチームの人達が「とりあえず行こうか」って言ってくれてスタートしたんですけども。非常に厳しいレースになりました。5m先がやっと見えるぐらいの視界の中で表彰台に上がれたのは良かったので、もう1レースもポジティブに、セーフティカースタートじゃないことを願って、レースできたらなと思います。
優勝チーム監督 舘信秀(Team TOM’S)
sf-rd7-r1-pc-tachi 一貴のチャンピオンが相当難しくなりましたよね。次のレースで石浦くんが1点も取れないってことは考えにくいんで。そうあって欲しいんですけど(笑)
レース中は本当に石浦くんには申し訳ないけど、ジェームス・ロシターと可夢偉を応援してました。でも石浦はよくやりましたよね、この2位は大きいと思います。
最後のレースも諦めないで、中嶋を優勝に導いていきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿決勝第1レース #2ロッテラー独走で今季3勝目。しかし#38石浦2位入賞でタイトル争いは#1中嶋一貴との一騎打ちに

2015全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の決勝第1レースが11月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションの#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)がそのままリードを広げて逃げ切り、今季3勝目を挙げた。
2位にはポイントリーダーの#38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)がつけたが、ランキング2位の#2中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)が4位に入ったため、選手権の行方は第2レースの結果に持ち越された。

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決勝日の天候はあいにくの雨。
このため午前10時から予定されていた20周の決勝第1レースは、セーフティーカーの先導でスタート、3周目より追い越しが解禁となった。

ポールシッターの#2ロッテラーは後続に全く付け入る隙を与えず、序盤から独走状態に持ち込み、6周を消化する頃には2位の#38石浦に6秒弱のリードを築き上げる。
3位は#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)、4位には#8小林可夢偉(チームルマン)がつけ、#1中嶋は5位につけた。
もしこのままの順位でレースが終了すれば、石浦の得点は49pt、中嶋は41ptとなり、第2レースの結果を待たずして石浦のチャンピオンが決定する。

ところが石浦の後方からは#3ロシターが激しく追い上げてきた。
ロシターは5周目のバックストレートでオーバーテイクボタンを使って石浦との間隔を詰め、続くシケインでインを伺う。
接触を伴いながらもかろうじて抑え込んだ石浦だったが、16周めにロシターがコースを飛び出してレースを終えてしまったため、後方の中嶋が4位に繰り上がってしまった。
この状況では中嶋の獲得ポイントが41.5ptと成ってしまうため、第2レースで中嶋が優勝し、石浦がノーポイントに終わると逆転で中嶋がチャンピオンということになってしまう。

更にはロシターの脱落で3位に浮上した#8小林も石浦の背後に迫り、18周目のシケインでインに飛び込んできた。しかし小林は勢い余ってオーバーラン、その後は石浦も小林に付け入る隙を与えなかったため、レースはロッテラー、石浦、小林、中嶋の順で終了。
これにより獲得ポイントは石浦49pt、中嶋41.5pt、ロッテラー40ptとなり、また#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)は9周目のヘアピンで飛び出してリタイヤに終わったため、この時点でロッテラーとオリベイラがチャンピオン争いから脱落、かろうじて中嶋の可能性が首の皮一枚残るという状況になった。

決勝第2レースはこのあと午後3時より28周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿レース1決勝結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/08) Final Race 1 Weather:Rainy Course:Wet
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
EngineTireLapTotal_Time
Behind
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS2042'03.785
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS205.895
38小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS206.632
41中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS2036.779
540野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS2047.378
634小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414EBS2051.243
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS2053.744
811伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS2054.903
910塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414EBS2055.939
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS2059.661
1165ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS201'00.699
1241ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS201'01.638
134ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS201'05.712
1416山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414EBS191Lap
---- 以上規定周回数(90% - 18Laps)完走 ----
-18中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4ABS173Laps
-3ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS155Laps
-20アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS1010Laps
-64中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS1010Laps
-19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS812Laps
  • Fastest Lap: CarNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14) 1'55.401 (14/20) 181.51km/h
  • セーフティーカー(SC)スタートとした。

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿 チームルマン公式予選後のコメント「チャンピオンシップ勝ちたかったら、スタート前に僕のところに来てください」(小林可夢偉)

#7平川亮
(予選結果について)Q1はニュータイヤの時に間合いが取れずに、タイヤを暖めきれないうちに残り時間がなくなって、止むを得ずタイヤが暖まりきらない状況でアタックをしました。Q2はエンジンが不調でストレート区間で伸び悩んで、悔しい予選でした。
(クルマの状態について)方向は見えていたので、特に迷うことなくセットアップを進めていく上でタイムも上がっていったので、予選のクルマのバランスは悪くなくて、感触は良かったです。
(決勝に向けては)ドライなら予選のセットアップで良いと思いますし、雨だとチームがデータを持っているので、それに変えてタイヤを替えて走るだけかなあと思います。
スタート次第ですね。スタートがうまくいけば入賞県内もいけると思いますし、失敗しないように完走します。スタートして一気に前に出たいですね、フライングギリギリで。
(エンジンの不調とは?)まだ分かっていなくて、今調べています。
#8小林可夢偉
(予選について)Q1は一発目走り出したタイヤとニュータイヤで2秒も上がってしまいました。最初はもう戦えないペースだったんで、諦め半分でニュータイヤで出て行ったらびっくりするぐらいのグリップでした。あれぐらいのグリップで練習からQ1を走り出せてたら多分トップとか取れたんだろうなと。あまりにもフィーリングが違いすぎたんで、平凡に行くしかありませんでした。あのグリップで最初からバーンといけてたら、コンマ15ぐらいは稼げたと思うんで。
Q2は通ればいいな、くらいの気持ちで行ったら2番で。「もしかしたらこれはいけるかも?」と思ってQ3行ったんですけど、思ったより攻めきれなかった。攻めたんですけど、足りなかった。あとホンダ勢が突然バーンと前に来ちゃったのが予想外でした。一応タイムは上がっているんで、何か失敗したとかそういうんじゃないんです。
正直僕Q1で落ちると思っていたんで、Q1が余裕のない状態なんですよ。だからそこまで上がり幅がなかった。
(朝のフリー走行について)この寒い路面に対して、一回使ったタイヤって硬くなるんですよね。タイヤの熱入れに入らない温度帯にいたから、ズルズルで。グリップがなくてダメだったんですけど、ニュータイヤを入れてたらちょうど(作動レンジに)入るところに行くから、タイム差がすごいある。今まで2秒も違ったことがなかったので、感覚的にも明らかに違うかったんで、グリップが上がってよかった反面、僕は今までスタンダードにQ3来てるんで、中古タイヤでしか走れない、タイヤに関して貯金のない状態で来てるのでこうなったというところです。
セッティングが詰め切れなかったのもあるんですけど、何より感覚の違いが大きかったです。
(決勝について)どちらのレースも僕はチャンピオンシップに一番影響するスターティングポジションにいるので、もしチャンピオンシップ勝ちたかったら、スタートまでの僕のところに来ていただければ、ちょっと考慮したレース展開にしようかなと、思っているということだけ書いといてください(笑)
朝の段階で一回目、で「やばいな」と思ったらお昼の段階で二回目、受け付けてるんで。
二回とも僕はいいところにいるんで、お陰さんで。
明らかに威嚇してきたら、僕も威嚇するスタートをするしかないなと。もしかしたら、1位走ってても、イラっとしてたらダーンていくかもしれない。それは交渉次第です。
雨なんで、あんまり優勝しても嬉しくない。「雨のお陰で勝てた」みたいに言われてもしょうがないし。ラッキーで勝ててもしょうがないし、ドライで勝てないとチャンピオンシップなんか戦えないのはわかってるんで。そういう意味でもポールは取りたかったです。ポールを取れなくて悔しいし、シーズン的にも悔しいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿公式予選 レース2上位3人のコメント

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ポールポジション #16山本尚貴(TEAM無限SF14)
sf-rd7-q-r2-pc-yamamoto 自分でもここにいるのが不思議な感じです。今までのポールポジションて「あ、狙えるな」とかそういう手応えがあったんですけど、今回はポールを取れる手応えがなかったし、朝のフリー走行ではトップ3に入る手応えもありませんでした。そこから今回はインターバルがすごく短く感じて、セットの変更も大変だったと思いますけど、阿部さんはじめチームのメカニックのが一生懸命車を仕立ててくれて(ギヤレシオの変更をしたとのこと)、予選に臨んだんですけど、Q1も特別手応えを感じなかった。でもQ2はクルマに変更を加えたのもあるんですけど、コンディションがすごくあってきて、Q3ではダウンフォースを削る賭けが当たりました。グリップもすごく良くて。1日の流れとしてはすごく良かったのかなと思います。
大事なのは明日なので、気を引き締めて明日は頑張りたいなと思います。
予選2位 #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-q-r2-pc-lotterer いい1日だったし、ベストを尽くしたんですが、Q3は山本だけパワーアップしたんじゃないか?ってくらいに速かったです。
でも全て出し尽くしたと思ってるし、クルマはすごくいいので、明日に向けて頑張ります。
予選3位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION SF14)
sf-rd7-q-r2-pc-nojiri 朝の走り出しはあまりグリップを得られなくて苦労したんですが、徐々に路面コンディションが良くなってきたのか、フリーの最後の方ではなんとなく予選の見通しが立つようなレベルまでグリップしてきました。Q1ではまだトップが見えなかったので、ほんの少しアジャストしてQ2を走ったら、「あ、これ意外と踏めるな」という感触を得ました。Q1、Q2、Q3と路面コンディションが良くなって行ったように感じました。Q3は今週の中で一番一生懸命踏んで行った部分があって、現状のベストを出せたと思います。ただ負けてるのは事実だし、負けてる部分がどこなのかもわかっているんで、もう少し思い切ったことができていればポールが取れていたのかなと思います。明日はレース1から一生懸命走ってポイントを獲得して、レース2は二人の前でゴールするように一生懸命やります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿公式予選 レース1上位3人のコメント

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ポールポジション #2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)
sf-rd7-q-r1-pc-lotterer ほぼパーフェクトな1日でした。あと少しで両方ともポールが取れたはずだったんですが、Q3は残念な結果に終わりました。でも第1レースでポールポジションを取れたことは重要だと思うし、クルマの調子はいいので、気分はハッピーです。ただ、みんなすごくタイムが接近していて、Q3でポイントを獲得できなかったのは残念です。明日の決勝には期待しています。
予選2位 #38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd7-q-r1-pc-ishiura 朝のフリー走行の感じでアンドレにちょっとずつ負けてる感じがしていましたが、いつも通りというか、予選で初めてニュータイヤを履くとそんなに悪い感じじゃないのかな、という感触はありました。予選に挑んでみて、Q1のフィニッシュラインに戻ってきたフィーリングとしては「もしかしたら(ポールを)取れたかは?」という手応絵がありましたし、グリップも感じられました。でも帰ってきたら100分の4秒くらいかな?負けてしまってて。そこで1点欲しくてポールを狙ってたんですけど。そこまでは順調に来ていたんですが、Q2、Q3といつもだったら他より上がり幅が大きいんですけど、今回はそんなに変わらなかった。今回Q1で上位につけようと意識していたので、ちょっとどこかで間違えたのかな、という感じです。そんなに大きなミスはしていないはずなんですがタイムが伸びなかったので、ちょっとそこはこれから考え直さないといけないなと思います。
予選3位 #3ジェームス・ロシター(FUJIxD’station KONDO SF14)
sf-rd7-q-r1-pc-rositer 朝のフリー走行の結果から考えても、今週末はいいセッティングが見つけられたと感じました。なので、クルマに少しだけ変更を加えて予選を走りました。フィーリングは良かったんですがみんなすごくタイムが接近していて正直アンドレのタイムは見えませんでした。
そのまま何もセッティングを変えず、タイヤの内圧もそのままでQ2を走ったんですが、なぜかグリップ感がありませんでした。今の所理由は全くわかりません。チーム全員で首を傾げている状態です。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿公式予選 第1レースは#2ロッテラー、第2レースは#16山本がそれぞれ今季2度目のポール獲得!!

全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が11月7日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
シーズン唯一の2レース制で行われる今大会では予選Q1の結果で第1レース、Q2、Q3の結果で第2レースのスターティンググリッドが決定するという独特の予選方式が採用されたが、その結果第1レースは#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)が、第2レースは#16山本尚貴(TEAM無限SF14)がそれぞれポールポジションを獲得して明日の決勝に臨むこととなった。

公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。
この日の鈴鹿サーキットは朝から分厚い雲が上空を覆い尽くしていたが、幸い終始ドライコンディションでの走行となった。

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予選Q1

20分間の走行で第1レースの全グリッドと第2レースの15位以下が決まるこのセッション。いずれのドライバーも朝のフリー走行で使用したタイヤを装着して走り出し、残り時間6分前後でニュータイヤに履き替えて本格的なアタックに取り掛かった。
ここでポイントリーダーの#38石浦宏明(セルモインギング)が1’38.392を叩き出してトップに躍り出ると、その直後に#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)も1’38.392と全くのどうタイムを出してきた。
しかしチェッカーフラッグが提示された直後に朝のフリー走行でトップタイムを記録していた#2ロッテラーが1’38.354と二人のタイムをわずかに上回ってトップに。
結局このタイムがQ1のベストとなり、ロッテラーは第6戦SUGOに続いて今季2度目のポールポジションを獲得した。
また、ここではトップから1秒以内に16人ものドライバーが名を連ねる結果となり、#65ベルトラン・バゲット(ナカジマレーシング)はロッテラーからわずか0.796秒差だったにも関わらず15位に終わり、Q1で姿を消すこととなった。この他#10塚越広大(リアルレーシング)、#20アンドレア・カルダレッリ(インパル)、#64中嶋大祐(ナカジマレーシング)、#4ウィリアム・ブラー(コンドーレーシング)がここで予選を終えた。

予選Q2

7分間の走行でレース2の9位~14位のグリッドを決めるQ2では開始直後から2周をウォームアップに使って各車1周ずつのタイムアタックを行った。
ここでもロッテラーが他を圧倒する速さをみせ、1’38.158とさらにタイムを縮めてトップに。
以下#8小林可夢偉(チームルマン)、#16山本、#40野尻智紀(ダンデライアン)、#38石浦と続き、#34小暮卓史(ドラゴコルセ)、#18中山雄一(KCMG)、#7平川亮(チームルマン)、#11伊沢拓也(リアルレーシング)、そしてなんと#3ロシターと#41ナレイン・カーティケヤン(ダンデライアン)がノックアウトされる結果となった。
第1レース3位につけたロシターはQ2に向けてセットアップやタイヤの内圧は一切行わなかったとのことだが、Q2が始まると原因不明のグリップ不足に直面してタイムを伸ばすことができなかった。

予選Q3

第2レースの上位8グリッドを決める予選Q3。ここでもまた2周のウォームアップののちにたった1周のタイムアタックという流れで進行して行った。朝のフリー走行から好調ぶりをみせつけている#2ロッテラーはここでも1’38.023とさらなるタイムアップを果たしたが、これを上回ったのが開幕戦ポールの#16山本だった。
Q3に向けてダウンフォースを削る賭けに出た山本が出したタイムは1’37.963。この日の全セッションを通じて唯一の37秒台のタイムだ。これにより山本は今季2度目のポールポジションを同じ鈴鹿で獲得、2位に#2ロッテラー、3位に#40野尻とトップ3のうちの2台をホンダエンジン勢が占めるという結果になった。
一方、ポイントリーダーの#38石浦はQ1でこそ2番手タイムを記録したものの、Q2、Q3と進むにつれていつものようなフィーリングの向上が感じられなかったといい、なんと7番手からのスタートになってしまった。一方シリーズポイント2位につける#2中嶋一貴(トムス)はQ3で4位につけており、石浦は何としても第1レースで中嶋を突き放さなければならなくなった。

スーパーフォーミュラ最終戦決勝は明日午前10時より第1レースが20周で、第2レースは午後3時より28周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:最終戦鈴鹿 ヨコハマタイヤ供給発表会「国内トップフォーミュラは開発のネタの宝庫」

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全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズを運営する日本レースプロモーション(JRP)は11月7日、最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の開催されている鈴鹿サーキットで、2016年からタイヤ供給を再開するヨコハマタイヤについての発表会を行った。

sf-rd7-yokohama-tire ブリヂストンからのワンメイク供給が2015シーズンを持って終了し、来年からヨコハマがその後を引き継ぐことは先月の東京モーターショー会場で既に明らかになっているが、今回はその意義やこれまでの経緯などが改めてJRP、横浜ゴム双方のトップから発表された形。

会場にはJRPの中嶋悟取締役会長、白井裕代表取締役社長と、横浜ゴムからは野地彦旬代表取締役社長、ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナルの阿部義朗代表取締役副社長兼企画本部長、秋山一郎開発本部長らが出席。
これまでの経緯と今後の取り組みについてそれぞれにコメントを発表した。
なお白井社長によれば今回の供給は複数年契約とのことだが、具体的な年数については明らかになっていない。

JRP代表取締役社長 白井裕氏のコメント
sf-rd7-yokohama-shirai 横浜ゴムさんとは数年前から話をしていて、今年の初めから交渉が具体化しました。そこから開発を始めて5月にはもうテスト走行に漕ぎつけましたが、充分な性能と開発能力をお持ちであることがわかっています。今後どのようなスペックを揃えていくか、双方で話し合っているところです。
契約年数については具体的には申し上げられませんが、単年度契約ではなく、それなりの年数だとだけ申し上げておきます。
横浜ゴム代表取締役社長 野地彦旬氏のコメント
sf-rd7-yokohama-noji このたび帰ってくることになりました。
国内トップフォーミュラは20年ぶりですが、この間に半分以上の人間が入れ替わっており、私や秋山が最後の開発に携わった世代です。トップフォーミュラは開発のネタの宝庫。入力の大きさ、空力にも敏感でハコと大きく違う。しかも市販車の開発だと5年でやることを1年でやらなければならないスピード感があり、エンジニアの成長に大きく役立ちます。
これから大きな発見をし、大きな壁にぶち当たりながら、技術の引き出しを増やしていってほしいと思います。
個人的には「今さらもういいだろ」という思いもありましたが、うちの野呂(政樹氏。横浜タイヤ執行役員兼ヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル代表取締役社長)や秋山が「やりたい」と言ってきましたし、技術の継承という意味でもやるべきだと判断しました。お伊勢さんの式年遷宮みたいなものですよ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選総合結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
116山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
1'38.6451'38.3751'37.963
22アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'38.3541'38.1581'38.023
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'38.8741'38.4471'38.192
41中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'38.5921'38.6751'38.262
58小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'38.4821'38.3551'38.305
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
1'38.7481'38.5211'38.459
738石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'38.3921'38.5031'38.462
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'38.8781'38.6571'38.566
934小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
1'38.8001'38.681
1018中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
1'39.1261'38.783
117平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'39.0321'38.820
1211伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
1'38.9321'38.827
133ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
1'38.3921'38.863
1441ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'38.8341'39.120
1565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'39.150
1610塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
1'39.229
1720アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
1'39.450
1864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'39.569
194ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
1'39.971
---- 以上基準タイム(107% - 1'45.238)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
116山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'37.963--213.399
22アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.023 0.060 0.060213.268
340野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.192 0.229 0.169212.901
41中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.262 0.299 0.070212.750
58小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.305 0.342 0.043212.657
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'38.459 0.496 0.154212.324
738石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.462 0.499 0.003212.317
839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.566 0.603 0.104212.093

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.158--212.975
28小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.355 0.197 0.197212.548
316山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'38.375 0.217 0.020212.505
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.447 0.289 0.072212.350
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.503 0.345 0.056212.229
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'38.521 0.363 0.018212.190
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.657 0.499 0.136211.898
81中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.675 0.517 0.018211.859
---- 以上Q2進出 ----
934小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E1'38.681 0.523 0.006211.846
1018中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'38.783 0.625 0.102211.628
117平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.820 0.662 0.037211.548
1211伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'38.827 0.669 0.007211.533
133ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'38.863 0.705 0.036211.456
1441ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'39.120 0.962 0.257210.908

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.354--212.551
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.392 0.038 0.038212.468
33ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'38.392 0.038 0.000212.468
48小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'38.482 0.128 0.090212.274
51中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.592 0.238 0.110212.037
616山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'38.645 0.291 0.053211.924
719ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'38.748 0.394 0.103211.703
834小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E1'38.800 0.446 0.052211.591
941ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.834 0.480 0.034211.518
1040野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'38.874 0.520 0.040211.433
1139国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'38.878 0.524 0.004211.424
1211伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'38.932 0.578 0.054211.309
137平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'39.032 0.678 0.100211.095
1418中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'39.126 0.772 0.094210.895
---- 以上Q2進出 ----
1565ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'39.150 0.796 0.024210.844
1610塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'39.229 0.875 0.079210.676
1720アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'39.450 1.096 0.221210.208
1864中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'39.569 1.215 0.119209.957
194ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'39.971 1.617 0.402209.113
---- 以上基準タイム(107% - 1'45.238)予選通過 ----

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿フリー走行結果

JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/07) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'38.951--211.268
23ジェームス・ロシターFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'39.145 0.194 0.194210.855
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'39.289 0.338 0.144210.549
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'39.392 0.441 0.103210.331
534小暮 卓史DRAGO CORSE SF14
DRAGO CORSE
HONDA HR-414E1'39.450 0.499 0.058210.208
639国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'39.508 0.557 0.058210.086
740野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'39.588 0.637 0.080209.917
816山本 尚貴TEAM 無限SF14
TEAM無限
HONDA HR-414E1'39.642 0.691 0.054209.803
964中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'39.695 0.744 0.053209.692
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'39.709 0.758 0.014209.662
1111伊沢 拓也REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'39.739 0.788 0.030209.599
1218中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'39.866 0.915 0.127209.333
1310塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
HONDA HR-414E1'40.200 1.249 0.334208.635
141中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'40.348 1.397 0.148208.327
158小林 可夢偉Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'40.384 1.433 0.036208.252
1641ナレイン・カーティケヤンDOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'40.388 1.437 0.004208.244
1765ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'40.669 1.718 0.281207.663
184ウィリアム・ブラーFUJI×D'station KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'40.770 1.819 0.101207.455
1920アンドレア・カルダレッリLENOVO TEAM IMPUL SF14
LENOVO TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'40.947 1.996 0.177207.091

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリスフォトギャラリー

gt_rd07-001 gt_rd07-002 gt_rd07-003 gt_rd07-004
gt_rd07-005 gt_rd07-006 gt_rd07-007 gt_rd07-008
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gt_rd07-029 gt_rd07-030 gt_rd07-031 gt_rd07-032
gt_rd07-033 gt_rd07-034 gt_rd07-035 gt_rd07-036
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gt_rd07-049 gt_rd07-050 gt_rd07-051 gt_rd07-052
gt_rd07-053 gt_rd07-054 gt_rd07-055 gt_rd07-056
gt_rd07-057 gt_rd07-058 gt_rd07-059 gt_rd07-060
gt_rd07-061 gt_rd07-062 gt_rd07-063 gt_rd07-064
gt_rd07-065 gt_rd07-066 gt_rd07-067 gt_rd07-068
gt_rd07-069 gt_rd07-070 gt_rd07-071 gt_rd07-072
gt_rd07-073 gt_rd07-074 gt_rd07-075 gt_rd07-076
gt_rd07-077 gt_rd07-078 gt_rd07-079 gt_rd07-080
gt_rd07-081 gt_rd07-082 gt_rd07-083 gt_rd07-084
gt_rd07-085 gt_rd07-086 gt_rd07-087 gt_rd07-088
gt_rd07-089 gt_rd07-090 gt_rd07-091 gt_rd07-092
gt_rd07-093 gt_rd07-094 gt_rd07-095 gt_rd07-096
gt_rd07-097 gt_rd07-098 gt_rd07-099 gt_rd07-100
gt_rd07-101 gt_rd07-102 gt_rd07-103 gt_rd07-104
gt_rd07-105 gt_rd07-106 gt_rd07-107 gt_rd07-108
gt_rd07-109 gt_rd07-110 gt_rd07-111 gt_rd07-112
gt_rd07-113 gt_rd07-114 gt_rd07-115 gt_rd07-116
gt_rd07-117 gt_rd07-118 gt_rd07-119 gt_rd07-120
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gt_rd07-125 gt_rd07-126 gt_rd07-127 gt_rd07-128
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gt_rd07-137 gt_rd07-138 gt_rd07-139 gt_rd07-140
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gt_rd07-145 gt_rd07-146 gt_rd07-147 gt_rd07-148
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gt_rd07-157 gt_rd07-158 gt_rd07-159 gt_rd07-160
gt_rd07-161 gt_rd07-162 gt_rd07-163 gt_rd07-164
gt_rd07-165 gt_rd07-166 gt_rd07-167 gt_rd07-168
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gt_rd07-361 gt_rd07-362 gt_rd07-363 gt_rd07-364
gt_rd07-365 gt_rd07-366
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

SF:第7戦鈴鹿JRPフライデーミーティング 石浦宏明「シンプルに優勝を目指したい」

 スーパーフォーミュラを運営している日本レースプロモーションは予選日を翌日に控えた6日、ドライバーズチャンピオンの可能性が残されている、石浦宏明(45ポイント)、中嶋一貴(39ポイント)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(31ポイント)、アンドレ・ロッテラー(同)の4人を迎えて、フライデーミーティングを行った。

 各ドライバー、チャンピオンシップへの抱負を語ったが、ポイント的には石浦が一歩リード。これを中嶋一貴が追うが、オリベイラとロッテラーはポイント的には厳しい立場となっている。

石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)
sf-rd7-jrp-ishiura  「開幕の時はポイントリーダーで最終戦を迎えるとは思っていませんでした。前でゴールした方がチャンピオンを取れるのかなと思いますし、そういう意味ではシンプルに優勝を目指していきたいと思います。最終戦で決まると思っていたので勝負の時がきました。緊張していなことはないですが、いろんなメディアに緊張のことが書かれているので、自分で読んでいて笑っちゃいそうになりました。いつもどおりやれるかどうかですね」
中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
sf-rd7-jrp-kazuki  「いいシーズンを送れていると思いますが、最終戦でいい結果を出さないと1年が意味のないものになってしまいます。最後の鈴鹿を取ればチャンピオンに近づくことができるのでいつも通りがんばっていきたいと思います。前回のSUGOもいいレースではなかったので、その分も含めていいレースをしたいです」
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL)
sf-rd7-jrp-oliveira  「いいシーズンではありませんでしたが、クルマは安定しています。予選でのスピードが足りませんでした。チャンピオンシップは難しいと思っていますが、誰かがミスをすればぼくが取れるという考え方はしたくないですし、自分の力で取れればと思います」
アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
sf-rd7-jrp-lotterer  「シーズンを振り返ればここの開幕戦で勝つこともできうれしかったですが、その後予選が良くなかったです。チャンピオンシップに関してはベストを尽くしたいと思います。シーズンを通しての結果がチャンピオンだと思っているので、簡単には手に入るとは思わないし、チャンスを逃さずがんばりたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNSIHI

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス #1MOTUL AUTECH GT-R

松田次生
gt-rd7-r-pc-matsuda 走り始めからタイヤに関しては苦しいだろうなと思っていたんですが、ロニー選手がすごい頑張ってくれて、トップから4、5秒差でピットインしてくれました。
抜けるとこがあるとすれば相手のアウトラップしかないと思っていたので、雨が降っていたんですけどプッシュして、向こうのリヤが滑った瞬間にうまく合わせてストレートで前に出ました。
タイヤのピークが向こうとこっちで違ってて、安田選手がものすごい勢いで第2ヘアピンでインに入ってきたんで避けたら向こうが飛び出してしまって。
この良い流れを最終戦につなげていきたいです。
連覇を考えるとろくなことがないんで、一戦一戦を大事にしようと思います。
夏場の悪い流れでもちっちゃいポイントを積み重ねてきたから今があると思ってます。
ロニー・クインタレッリ
gt-rd7-r-pc-quintarerri この夏場のレースでずっと流れが悪くて、富士、鈴鹿1000kmといろいろあって。
今回もタイヤに不安があったんですけど、思ったよりタレが少なかったです。
むしろ後半は僕らの方が速いくらいだった。
でもいいピット作業だったし、ツギオのアウトラップも素晴らしかった。
チャンピオンの事は今は考えたくありません。とにかく目の前のレースを勝ちにいきたいです。

GT300クラス #3B-MAX NDDP GT-R

星野一樹
gt-rd7-r-pc-hoshino とにかく嬉しいです。タイの100倍くらい嬉しい。チャンピオンシップはここで決まっちゃったんですけど、意地を見せようと。ニスモ直系の車なんだし意地を見せようと思っていました。
完璧な作戦だったんでチームにも感謝しています。
ミツは長いステイントになったんですが、彼ならやってくれると思ってたんで。
作戦も、展開も、僕らもちゃんと仕事できたし、全てがちゃんと噛み合った結果がこの勝利なのかなと思います。
僕らにできることは残り2つを勝つことだと思ってやってきたんで、一つは勝てたし、もてぎも勝って終われるように、いい形でシーズンを締めくくりたいと思います。
高星明誠
gt-rd7-r-pc-takaboshi タイで勝ってからQ1も通らない状態で悔しい思いをしていて、それでも諦めないと思ってチームと一緒にやってきて、チャンピオンは決まってしまいましたけど2勝目を挙げられて嬉しいです。
長いスティントだなあと思ったんですけど横浜タイヤが用意してくれたタイヤ、チームが用意してくれたクルマが完璧でした。
シーズンの最初は一樹さんに頼りっぱなしだったんで、今日勝てて恩返しができたかなと思います。
次も一樹さんと力を合わせて勝ちにいきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス決勝 日産GT-Rが今季2度目の両クラス1-2を達成!!GT500は#1モチュール、GT300は#3B-MAXがともに今季2勝目を獲得

2015オートバックス スーパーGT第7戦「スーパーGTin九州300km」の決勝が11月1日、大分県のオートポリスで行われた。
ファイナルラップまで続いた接戦を制したのは予選3番手からスタートした#1MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)。わずか0.348秒の僅差でポールシッターの#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)を下し、今季2勝目を挙げた。
GT300クラスは#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/高星明誠組)がレース後半に見事な追い上げを見せてこちらも今季2勝目。#10GAINER TANAX GT-R(アンドレ・クート/千代勝正組)も2位につけ、終わってみればGT500、GT300両クラスで日産GT-Rが1-2フィニッシュという快挙を達成した。

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第7戦決勝は午後2時より65周で行われた。
スタートでトップに立ったのはポールシッターの#12カルソニックGT-R。
スタートドライバーのオリベイラは懸命に後続を引き離しにかかるが、燃料リストリクター1ランクダウンの影響は大きく、周回遅れに引っかかるたびに2位につける#38ZENT RC Fの接近を許してしまう。
38号車をドライブする立川祐路はホームストレートの速さを利用して11周めの1コーナーでアウトから並びかけたが、オリベイラも車重の軽さを利用してハードブレーキングでこれを退ける。

更に、この2台がバトルを繰り広げている間に3位の#1モチュールGT-Rも徐々に差を詰めてきて18周目からは3台が団子状態となった。
1号車のスタートを担当したのはクインタレッリ。スタート前はタイヤのライフに不安があったと語るクインタレッリだったが、この日のコンディションにミシュランの決勝セットは思いのほかマッチしたようで、むしろスティント終盤にペースアップを図れる状況となっていた。
そして21周め。クインタレッリは第2ヘアピンで#38立川のインに飛び込む。しかし立川は一歩も引かず、両者は並走状態でジェットコースターストレートへ。ここでは立川が押さえきった。
ところが24周めの第2ヘアピンで立川はまさかのコースアウト。これで労せずして#1モチュールGT-Rは2位に浮上する。
実はこの数周前あたりから小雨が徐々に路面に落ち始めており、その影響もあったのかもしれない。

そしてレースが動いたのは40周めだった。
39周終わりでピットストップを行った#12カルソニックGT-Rに、先にピット作業を済ませていた#1モチュールGT-Rが急接近、最終コーナーで12号車がリヤを滑らせたのを1号車の松田は見逃さず、その周終わりのホームストレートで一気に12号車を抜き去ったのだった。
雨の影響もあってかタイヤのウォームアップに苦慮し、トップを明け渡さざるをえなかった12号車だったが、安田は諦めずに松田を追い上げ、42周終わりでは0.8秒差まで詰めてきた。
そして47周目。第2ヘアピンで凄まじい勢いで松田のインに飛び込む安田。
しかし立ち上がりでアウトに膨らんでしまい、すかさず松田が立ち上がりでトップを奪い返す。しかしその後も安田は執拗に松田のテールに食らいつき、最後はわずか0.348秒差でフィニッシュ。
これにより#1モチュールGT-Rは第2戦富士に続いて今季2勝目をものにしたが、ポイントランキングでは2位につけた#12安田/オリベイラ組が66pt、#1松田/クインタレッリ組が64ptとかろうじてインパル勢がトップの座を守る結果となった。
3位には終盤の雨を味方につけて怒涛の追い上げを展開した#17ケーヒンNSXがつけた。

GT300クラスは、ポールポジションの#2シンティアム・アップル・ロータスがスタートから一気に後続を突き放し、一時は30秒以上のリードを築き上げる。
しかしその後方では20周終わりで早めのピット作業を済ませた#3B-MAX GT-Rが徐々に追い上げを図っており、2号車が42周めまで引っ張ってピット作業を終えた時にはすぐ後ろにまで迫っていた。
40周という長いスティントを任されることになった高星は一気に#2髙橋一穂の背後に迫り、43周終わりのストレートで一気にトップに躍り出る。
一方#2ロータスは49周めにまさかのタイヤバースト。左リヤタイヤを失ってコース脇に車を止めてしまった。
これで2位に繰り上がったのが現在ドライバーズランキングでアンドレ・クートが独走状態の#10ゲイナーGT-R。クートと先日ブランパン耐久シリーズのチャンピオンを獲得したばかりの千代勝正が着実に順位を上げていたのだった。

結局高星はその後も安定したペースで周回を重ね、第3戦タイに続いて今季2勝目を挙げる。
2位の千代も最後までハイペースで追い上げを図ったが、予選14番手というハンデもあり、あと3.6秒及ばなかった。
それでもこの2位入賞によりクートのドライバーズタイトルが確定することとなった。

またこの結果により、日産GT-Rは第2戦の富士500kmに続いて今季2度目の両クラス1-2フィニッシュという快挙を達成した。

次はいよいよ今シーズンの最終戦となるツインリンクもてぎ。
11月15日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第7戦オートポリス決勝結果

■GT500クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2015/11/01) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
11松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
MI44651:50'42.495
212安田 裕信
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
BS51650.348
317塚越 広大
武藤 英紀
KEIHIN NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS256514.056
438立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS456516.235
536伊藤 大輔
ジェームス・ロシター
PETRONAS TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS436531.049
646本山 哲
柳田 真孝
S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R
MI456541.666
715小暮 卓史
オリバー・ターベイ
ドラゴモデューロNSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS186549.280
86大嶋 和也
国本 雄資
ENEOS SUSTINA RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS276555.011
919脇阪 寿一
関口 雄飛
WedsSport ADVAN RC F
TOYOTA LEXUS RC F
YH24641Lap
1064中嶋 大祐
ベルトラン・バゲット
Epson NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
DL3641Lap
11100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS49641Lap
1237アンドレア・カルダレッリ
平川 亮
KeePer TOM'S RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS36641Lap
13*39平手 晃平
ヘイッキ・コバライネン
DENSO KOBELCO SARD RC F
TOYOTA LEXUS RC F
BS18641Lap
148松浦 孝亮
野尻 智紀
ARTA NSX CONCEPT-GT
HONDA NSX CONCEPT-GT
BS10623Laps
1524佐々木 大樹
ミハエル・クルム
D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
YH314619Laps
---- 以上規定周回数(70% - 45Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.12 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)1'35.246 (2/65) 178.663km/h
  • CarNo.39(平手晃平)は、2015 SUPER GT Sporting Regulations 第27条1.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

 

■GT300クラス

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2015/11/01) Final Race 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2015 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
13星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH41601:51'17.185
210アンドレ・クート
千代 勝正
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL74603.628
37ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW Z4
BMW Z4 GT3
YH346045.102
477横溝 直輝
峰尾 恭輔
ケーズフロンティアDirection 458
Ferrari 458 GT3
YH36055.281
521リチャード・ライアン
藤井 誠暢
Audi R8 LMS ultra
Audi R8 LMS ultra
YH196056.394
655高木 真一
小林 崇志
ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z GT
BS36601'05.335
70谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクSLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH16601'14.750
833坂本 祐也
山下 健太
Excellence Porsche
PORSCHE 911 GT3R
YH3591Lap
920中山 友貴
井出 有冶
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH 591Lap
1060飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1591Lap
1187青木 孝行
山西 康司
クリスタルクロコランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH 591Lap
1265黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH35591Lap
1331嵯峨 宏紀
中山 雄一
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS49591Lap
14360吉田 広樹
田中 篤
RUNUP Group&DOES GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH 591Lap
1548高森 博士
田中 勝輝
DIJON Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH 591Lap
16*50加納 政樹
安岡 秀徒
SKT EXE SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH 591Lap
1751新田 守男
脇阪 薫一
JMS LMcorsa Z4
BMW Z4 GT3
YH28591Lap
1830小泉 洋史
岩崎 祐貴
NetMove GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH 582Laps
19111植田 正幸
鶴田 和弥
Rn-SPORTS GAINER SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH 582Laps
209白坂 卓也
阪口 良平
PACIFICマクラーレンwith μ's
McLaren MP4-12C GT3
YH 573Laps
212高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH54911Laps
2222和田 久
城内 政樹
グリーンテックSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH44911Laps
---- 以上規定周回数(70% - 42Laps)完走 ----
-61井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL303129Laps
-5玉中 哲二
密山 祥吾
マッハ車検withいらこん86c-west
TOYOTA 86 MC
YH 3129Laps
-25土屋 武士
谷川 達也
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH351446Laps
-11平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
DL41357Laps
-88織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニGT3
Lamborghini Gallardo GT3
YH22060Laps
  • Fastest Lap: CarNo.31 嵯峨宏紀(TOYOTA PRIUS) 1'45.339 (4/59) 169.736km/h
  • CarNo.50(安岡秀徒)は、2015 SUPER GT Sporting Regulations 第27条1.(危険なドライブ行為)違反により、競技結果に対し36秒加算のペナルティを課した。

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