SUZUKA CLUBMAN Final Round -RIJ- (2016/12/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 F4西日本シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 11 | S | 1 | 大湯 都史樹 | TANZEN Rn-s MYST JSS MYST KK-ZS | DL | 9 | 18'30.660 |
| 2 | 27 | H | 1 | 八巻 渉 | モレキュールアキランドイーグル WEST 006 | DL | 9 | 24.589 |
| 3 | 77 | S | 2 | 久保 宣夫 | セレクトジャパン・MYST・制動屋 MYST KK-ZS | DL | 9 | 30.552 |
| 4 | 99 | H | 2 | 早坂 公希 | CMS99☆WEST006 WEST 006 | DL | 9 | 40.579 |
| 5 | 6 | S | 3 | 鶴田 和弥 | MYST★F108 ZAP F108 | DL | 9 | 41.816 |
| 6 | 5 | S | 4 | 佐藤 敦 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | DL | 9 | 44.126 |
| 7 | 35 | S | 5 | 髙橋 忠克 | 高宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | DL | 9 | 49.160 |
| 8 | 7 | H | 3 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツ☆MTN☆056 WEST 056 | DL | 9 | 1'08.507 |
| 9 | 29 | H | 4 | 細川 義成 | NY006ES WEST 006 | DL | 9 | 1'16.430 |
| 10 | 95 | H | 5 | 佐藤 健介 | KRS赤レンジャー・ANDARE・976 WEST 976 | DL | 9 | 1'44.524 |
| 11 | 70 | S | 6 | 岡本 武之 | ビズキューブ☆セノーテキャピタルMC MOONCRAFT MC090 | DL | 9 | 1'53.332 |
| 12 | 12 | S | 7 | 山下 亮生 | 山下製作所KOTA-R MARマルサン MYST KK-ZS | DL | 8 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 8Laps)完走 ---- |
| - | 51 | H | 6 | 藤井 敬士 | フジタ薬局☆モーターテクニカ☆FRD WEST FRD 956 | DL | DNS | - |
| - | 46 | H | 7 | 入榮 秀謙 | フジタ薬局☆アポロ電工☆モーターテクニカ/TMSC WEST 056 | DL | DNS | - |
- Fastest Lap: CarNo.11 大湯都史樹(TANZEN Rn-s MYST JSS) 2'02.921 (9/9) 170.07km/h
F4地方選手権西日本シリーズ最終第7戦は10日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、大湯都史樹(TANZEN Rn-s MYST JSS)が2分2秒653でポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時30分よりシーケンシャルクラス(S)7台、Hパターンクラス(H)7台の計14台が参加して20分間で行われた。
やはりこのシリーズですでにチャンピオンを決め、鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を主席で卒業した大湯都史樹(TANZEN Rn-s MYST JSS)が予選を圧倒。今回はFIA-F4勢からの参加もなくライバル不在。「狙っていました」というコースレコードの2分01秒888には及ばなかったものの6周目に2分2秒653をたたき出し、2位以下を2秒以上ちぎってポールポジションを獲得した。
2位には最終アタックの9周目で2分4秒699を出した久保宣夫(セレクトジャパン・MYST・制動屋)が、3位にはHクラスながら健闘した八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)が入った。
決勝レースは明日11日、午後12時55分より10周で争われる。大湯が有終の美を飾るのか、一矢報いるドライバーが現れるのか注目される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
SUZUKA CLUBMAN Final Round -RIJ- (2016/12/10) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 F4西日本シリーズ Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 11 | S | 1 | 大湯 都史樹 | TANZEN Rn-s MYST JSS MYST KK-ZS | 2'02.653 | - | - | 170.442 |
| 2 | 77 | S | 2 | 久保 宣夫 | セレクトジャパン・MYST・制動屋 MYST KK-ZS | 2'04.699 | 2.046 | 2.046 | 167.645 |
| 3 | 27 | H | 1 | 八巻 渉 | モレキュールアキランドイーグル WEST 006 | 2'04.846 | 2.193 | 0.147 | 167.448 |
| 4 | 99 | H | 2 | 早坂 公希 | CMS99☆WEST006 WEST 006 | 2'05.386 | 2.733 | 0.540 | 166.727 |
| 5 | 5 | S | 3 | 佐藤 敦 | 佐藤製作所★KK-ZS MYST KK-ZS | 2'05.528 | 2.875 | 0.142 | 166.538 |
| 6 | 6 | S | 4 | 鶴田 和弥 | MYST★F108 ZAP F108 | 2'06.523 | 3.870 | 0.995 | 165.228 |
| 7 | 12 | S | 5 | 山下 亮生 | 山下製作所KOTA-R MARマルサン MYST KK-ZS | 2'08.131 | 5.478 | 1.608 | 163.155 |
| 8 | 35 | S | 6 | 髙橋 忠克 | 高宮商事ミストKK-ZS MYST KK-ZS | 2'09.342 | 6.689 | 1.211 | 161.627 |
| 9 | 51 | H | 3 | 藤井 敬士 | フジタ薬局☆モーターテクニカ☆FRD WEST FRD 956 | 2'09.556 | 6.903 | 0.214 | 161.360 |
| 10 | 7 | H | 4 | 山岸 洋之 | イーグルスポーツ☆MTN☆056 WEST 056 | 2'09.580 | 6.927 | 0.024 | 161.330 |
| 11 | 95 | H | 5 | 佐藤 健介 | KRS赤レンジャー・ANDARE・976 WEST 976 | 2'10.135 | 7.482 | 0.555 | 160.644 |
| 12 | 29 | H | 6 | 細川 義成 | NY006ES WEST 006 | 2'11.136 | 8.483 | 1.001 | 159.416 |
| 13 | 46 | H | 7 | 入榮 秀謙 | フジタ薬局☆アポロ電工☆モーターテクニカ/TMSC WEST 056 | 2'12.304 | 9.651 | 1.168 | 158.009 |
| 14 | 70 | S | 7 | 岡本 武之 | ビズキューブ☆セノーテキャピタルMC MOONCRAFT MC090 | 2'14.442 | 11.789 | 2.138 | 155.496 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'42.000)予選通過 ---- |
悲願の完走を果たした8月末の鈴鹿1000kmレースから約1ヶ月半のインターバルを経て、第7戦となるのはタイラウンド。チャーン・インターナショナル・サーキットで行われるシリーズ唯一の海外戦である。Arnage Racingはこの海外戦も、安岡選手、凜太郎選手のコンビで臨むことになっていた。チームとしては3年目のタイラウンドだが、安岡選手は、これまでアドバイザーとしてのみ参戦しており、実際にドライバーとしてコースを走るのは初めて。そして、凜太郎選手はサーキット自体が初めてとなる。チームは、鈴鹿後2週間のメンテナンス期間の間に、長丁場のレースを終えて細かい部分に傷みのあったODYSSEY SLSを念入りに補修し、タイでのレースに備えて給油口を逆側に移設(*チャーン・インターナショナル・サーキットは給油方向が鈴鹿とは逆になる)、エアコンの整備も行った。さらに、エンジニア腐心のタイ仕様のセットアップも投入した。平野の中に作られ、アップダウンのほとんどないことが特徴のチャーン・インターナショナル・サーキットはまた、直線の長さも特徴であり、ストレートを得意とするMercedes Benz SLS GT3にはチャンスとも言える。鈴鹿から続く良い流れをタイへ持ち越すことができるのか。
秋の気配漂う日本から、常夏の国タイへと戦いの舞台は移された。
October 8th Qualifying Day 晴れ/ドライ 気温:30℃→28℃ / 路面温度:38℃→33℃ 入場者;24249人
木曜日に現地入りした安岡、凜太郎両選手は、金曜日に設定されていたコースウォークの時間にたっぷり時間をとってサーキットを歩き、コースの様子をチェック、レースに備えた。予選日の朝、サーキットのあるブリラム周辺は激しいスコールに見舞われた。雨はほどなく止んだが、10時から行われた公式練習は、コースの一部に雨が残っていたため、ウェット宣言の出る中でのスタートとなった。
ODYSSEY SLSはまず安岡選手がコースに出て、凜太郎選手と交代しながらマシンの感触を確かめた。少しでも初めてのサーキットに慣れておきたい両選手は、ピットイン、ピットアウトを繰り返しながら、時間いっぱいを使って38周を走行した。ラバーの乗っていない路面のコンディションに、走りだしこそ攻めあぐねる感のあった両選手だったが、日本でのシミュレータートレーニングも功を奏し、次第に1分35秒から36秒台のタイムが出るようになった。マシンも終始順調で、ウィング調整やサスペンションの調整をしながらセットアップを固め、走行時間の終盤、路面のできる頃には、こなれたセットになっていった。公式練習の結果は30Lap目に安岡選手が出した01'35.840(24位)がベストとなった。
予選の始まる直前、サーキットは一時雨雲に覆われて雨粒が落ちてきた。あわや雨の予選かと思われたが、結局雨雲はあっという間に遠のき、15時、Q1がスタートした。Arnage Racingは安岡選手がQ2進出をかけてコースに出た。しかし、初めてのサーキットでの予選に力みが出たか、思うようなアタックができず、ODYSSEY SLSは、またしても決勝を最後尾から追い上げることになった。
予選終了後、サポートレースが始まるまでのわずかな時間を使って、チームはピットストップの練習を行った。経費の関係から、タイ大会ではメカニック間の無線使用を見合わせていたチームは、決勝のピットワークを無線なしで行うことになっていた。メカニックたちは、給油やドライバーチェンジをミスなく行うために、アイコンタクトやサインでコミュニケーションをとりながら、真剣に練習を行い、明日の決勝に備えた。
なお予選の結果は次の通り。
- P1 #25 VivaC 86 MC 土屋武士 / 松井孝允 (1’32.102)
- P2 #3 B-MAX NDDP GT-R 星野一樹 / ヤン・マーデンボロー (1’32.797)
- P3 #0 GAINER TANAX GT-RAR アンドレ・クート / 冨田竜一郎 (1’32.949)
- P25 #50 ODYSSEY SLS 安岡秀徒 / 久保凜太郎 (1’35.638)
October 9th Race Day 晴れ→ドライ 気温:33℃→32℃ / 路面温度:44℃→39℃ 入場者:27948人
決勝日となる日曜日は、前日とは打って変わって朝から厳しい日差しが照りつける南国タイらしい天候となった。昨年同様、チャーン・インターナショナルサーキットには多くの地元モータースポーツファンやスポンサー一行が、アジア最高峰のハコ車レースを一目見ようと押し寄せた。
9時50分、気温が早くも30度を超える中、この日の走行がスタートした。30分間のフリー走行、続く20分間のサーキットサファリの時間を有効に使って、凜太郎選手と安岡選手がそれぞれ走行し、コースとタイヤの変化への理解を深めていった。また、決勝に向けて、マシンのセットアップも確認できた。
午後になり、ウォームアップ走行を終えたマシンがグリッドに並ぶ頃には、日差しはますます厳しさを増した。気温は30度前半でも、灼けつくような常夏の国の日差しは日本のそれと比べ物にならない。路面温度もぐんぐん上昇、決勝でのタイヤの使い方が命運を分けることは間違いなさそうだ。
15時、スタンドを埋め尽くした観衆の熱気のなか、フォーメーションラップに続いていよいよレースが始まった。スタートドライバーを務めるのはもちろん凜太郎選手。最後尾からの追い上げを任された凜太郎選手は、非常に落ち着いた良いスタートを切り、ここ数戦同様、レース直後の混戦を巧みに切り抜けて、前方マシンを5台ごぼう抜き。早くも1Lap目で20位に浮上した。さらに前方マシンのトラブルなどに乗じて18位、17位とポジションアップして、7Lap目からは安定した走行で周回を続けた。凜太郎選手は1分37秒台を中心とした落ち着いたタイムで22周を走行し、タイヤを良い状態で安岡選手に引き継ぐため、他の多くのマシンに先んじてピットに戻ってきた。タイヤ温存作戦が有効と判断したチームは、このタイの地でもタイヤ無交換作戦を敢行。息のあったピットワークで給油とドライバー交代だけを済ませて、早々とマシンをコースに復帰させた。
凜太郎選手から見かけ上13番手でステアリングを渡された安岡選手は、22番手から第2スティントの走行をスタートした。気温はレース中盤になっても30度を超え、路面温度も下がる気配を見せない。荒れる路面に、タイヤが悲鳴をあげるマシンも多かったが、安岡選手の走りは、周回を重ねるごとに輝きを見せた。凛太朗選手から引き継いだタイヤながら、レースが後半にさしかかってからも1分35秒台を何度も記録する好調ぶりで、徐々にポジションを上げていく。全車ルーティンのピットインを完了する頃には、ODYSSEY SLSは再び17位に浮上していた。ゴールまで残り10周となった時、5コーナー付近で500、300両クラスのマシンが入り乱れての大きなアクシデントが発生、また、チェッカー間近に前方車両のマシントラブルなども発生したが、幸いSC導入とはならず、異国タイでのレースは無事に終了。順調に走行を続けたODYSSEY SLSも60周目、トップの車両から1lap遅れで無事チェッカーを受けた。
Arnage Racingは、序盤でレースの流れを作った凜太郎選手の好走と、タイヤを守り抜いて全てを出し切った安岡両選手の激走、そしてチームワークの賜物のタイヤ無交換作戦の成功で、最後尾から15位へとポジションアップして無事にレースを終えることができた。またチームが来季に向けての足がかりとして狙っていた、チームポイント3点も獲得することができた。
- P1 #25 VivaC 86 MC 土屋 武士 / 松井 孝允
- P2 #3 B-MAX NDDP GT-R 星野一樹 / ヤン・マーデンボロー
- P3 #55 ARTA BMW M6 GT3 高木真一 / 小林崇志
- P15 #50 ODYSSEY SLS 安岡秀徒 / 久保凜太郎
- ドライバー 安岡秀徒
-
初めてチャーン・インターナショナルサーキットを走るのに、今まで走ってない中で、先入観というか、見てきた(他人の)走りとシミュレーターとのイメージのすり合わせがちょっと違っていて、正直ちょっと僕は準備が足りてなかったように感じました。それを必死に修正して、レースを迎える前までに、方向性は今朝のフリー走行で正しいということが見えていたので、レースはその方向でうまく精度を上げて行けました。何よりも、鈴鹿を経験したことで、凜ちゃんがすごくしっかり走れるようになっていて、セッティングを進めるとか週末の流れを作っていく上で、成長を感じさせてくれました。レースはとにかくずっとプッシュをしていて、来年に向けて少しでも経験を積むことを目標に、毎周毎周ちょっとずつトライして、プッシュして、最終的にはタイムも、AMGとかと比べても遜色ないくらいのタイムで走れるようになってるし、想像以上に順位も良かったし、しかもチームポイント3点も取れたっていうので、本当に、想像以上の出来だったと思います。で、あともてぎ2レース、去年もずっとドライバーズポイント取れてないですし、なんとかドライバーズポイント取りたい、っていう気持ちが僕にはあります。レースが荒れてくれるのを期待しつつも、もてぎはどちらかというとSLSが得意なサーキットなので、実力でドライバーズポイントか、その付近で終われたら、なんとか来年につながるんじゃないかと思うので、そんな流れに持ち込めるよう頑張ります。応援ありがとうございました。
- ドライバー 久保凜太郎
-
僕も安岡さんも初めてのコースで、シミュレーターも練習したし、コースウォークもして、コースに対する不安はそんなになかったです。でも、実際走ってみて、タイム見たりタイヤの状態を見たりした感じで、僕がスタートのスティントをするにあたって、タイヤ温存が難しいのではという不安が、この週末はずっとありました。で、実際スタートして、結構順位を追い上げていくなかでも、タイヤがヤバイなっていう気持ちがどうしても消えなかったんですけど、無交換で安岡さんも繋げてくれたので、すごい良かったです。タイヤ無交換の良さがしっかりと順位キープっていう結果につながったんで。二人とも知らない初めてのコースで、チームポイントも3点取れたっていうのは、最終戦のもてぎに向けては大きい部分だと思うので、次のもてぎ2連戦、いい流れなんじゃないかなと思ってます。ありがとうございました。

Arnage Racing: 2016 SUPER GT Race Report
スーパーフォーミュラの最終戦が鈴鹿サーキットで2レース制として行われた。ランキング2位として今大会に臨んだ国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がレース1で今季2勝目を挙げてランキング首位に浮上。国本は波乱のレース2で冷静に6位入賞を果たしてその座を守り、トップフォーミュラ参戦6年目にして悲願のシリーズチャンピオンを獲得した。

レース1で勝利、レース2は6位に入り悲願のドライバーズチャンピオンを獲得した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)
10月29日(土)と30日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」が開催された。
全7戦で戦われているスーパーフォーミュラもいよいよ最終戦。ここまで6大会7レースを終えた時点で、複数回勝利を挙げているのは現在ランキングトップに付ける関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)のみ。前戦までレース毎に異なる勝者が誕生し、ランキング上位6名が9ポイント差にひしめいての最終戦を迎えた。
シーズン最終戦となる今大会は2レース制で行われ、各レース毎に与えられるポイントは通常の半分となるが、特別ボーナスとして、各レースの勝者には通常ポイントに加え3ポイントが与えられる。ポールポジションの1ポイントを加えれば、今大会は最大18ポイントを獲得可能。計算上、最大の18ポイントを獲得することでタイトルの可能性を残すのは12名となっているが、事実上は自力でのタイトル獲得が可能な上位6名の争いとなった。
ルーキーイヤーながらそれを感じさせない存在感を示し、前戦SUGOで圧倒的な強さを見せて今季2勝目、ランキング首位で最終戦に臨む関口。これを4.5ポイント差で追うのが、第5戦第2レースで悲願のシリーズ戦初勝利を挙げた国本。そして、今季序盤苦しみ、未だ勝利がないものの着実にポイントを稼ぎ、ランキング3,4位につけるのがアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)と中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)のトムス元チャンピオンコンビ。そしてディフェンディングチャンピオンの石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)もタイトル獲得の可能性を残し僅差で追う最終戦となった。
予選
29日(土)予定より5分遅れとなる午後2時20分より予選が行われた。今大会は2レース制で実施されるため、Q1の結果でレース1のスターティンググリッド、通常通りノックアウト方式のQ2、Q3でレース2のグリッドが決定された。
レース1のグリッドを決定するため、通常よりも重要度の高いQ1は、予選開始時間のかなり前から多くの車両がピットロードで待機。セッション前半に全車1度アタックを終えたところでピットへと戻り、残り7分ほどで再アタックに入った。
ここで石浦がコンマ3秒以上ライバルを引き離すトップタイムをマーク。チームメイトの国本が2番手で続き、タイトルを争うP.MU/CERUMO・INGINGの2台がレース1のフロントローを占めることとなった。
ロッテラーが最後にマークしたタイムで4番手。中嶋一貴が6番手と、タイトルを争うドライバーが着実に好位置につける一方で、関口はタイムが伸びず苦戦。13番手と後方グリッドに沈んでしまった。
10分間のインターバルの後に開始されたQ2(7分間)は、石浦がマークしたタイムを国本が上回ってトップに。Q1に続き好調なP.MU/CERUMO・INGING勢が1-2につけた。中嶋一貴が7番手、再び最後にアタックタイムを刻んだロッテラーが8番手でQ3へと進出。関口はここでも13番手に終わり、レース2も13番手と後方からの追い上げを余儀なくされることとなった。
Q3(7分間)も国本と石浦がセクター毎のトップタイムを塗り替え合う接戦となったが、ここにストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が割って入る僅差の争いに。しかし、石浦が0.005秒差でこの争いを制し、レース1に続きレース2でもポールポジションを獲得。貴重なボーナスポイント2点を獲得することとなった。
ロッテラーはこのQ3で5番手、中嶋一貴が6番手となり、レース2ではVANTELIN TEAM TOM'Sの2台が3列目に並ぶこととなった。
レース1決勝
30日(日)、好天に恵まれるも気温17度、路面温度19度とやや肌寒いコンディションの中、午前9時45分にレース1(19周:ピット義務無し)のスタートが切られた。
最前列2番手の国本が抜群のスタートを切りトップに浮上。4番手グリッドのロッテラーも見事なダッシュで2位へジャンプアップを果たす一方、ポールポジションの石浦はこの2台に続く3位へと後退してしまった。
首位に立った国本は好ペースで逃げるが、2位のロッテラーもファステストラップをマークしながら追走。序盤から首位を争う2台が3位以下を大きく引き離して行く展開となった。
後方では、6番手グリッドからひとつポジションを上げた中嶋一貴が前車をプッシュ。また、ランキング首位で13番手からスタートを切った関口は、1周目で10位までポジションアップ。更にチームメイトのオリベイラをかわすと、ポイント獲得を目指し、前を行く8位のバンドーンに激しくアタック。
巧妙なブロックに阻まれながら、再三に渡ってテール・トゥ・ノーズで攻め続けた関口だったが、15周目のシケイン2つめで追突。バンドーンはスピンを喫し、関口は8位へとポジションを上げた。
首位を逃げる国本は、レースを通して2位ロッテラーに1秒以上の差を保ったまま走行を続け、トップでチェッカー。今季2勝目を挙げ、ランキング首位に躍り出た。ロッテラーが2位、石浦が3位、中嶋一貴は5位フィニッシュ。関口は8位でチェッカーを受けたが、レース後、接触による30秒加算のペナルティを科され、ポイント圏外の18位という最終結果に。
この結果、タイトル争いは国本、関口、ロッテラー、石浦の4名のみに絞られ、レース2を迎えることとなった。
レース2決勝
午後2時45分、気温22度、路面温度28度というコンディションの中、35周(タイヤ交換義務あり)の決勝レースがスタート。
スタートではポールポジションの石浦がかわされ、2位に後退、3列目5番手、6番手のロッテラーと中嶋一貴が3位、4位に浮上、3番手グリッドだった国本はスタートを失敗。6位に順位を落としてしまった。
1周目終了時点で中嶋一貴ら数台、翌周には関口や小林、3周目終了時にオリベイラと序盤から次々に後方勢はピットへ。
一方で、タイトル獲得には優勝しかない石浦は首位バンドーンを1秒ほどの差で追走。12周を終えたところで、3位のロッテラー、16周目を終えたところで、首位のバンドーンと石浦が同時にピットへ。この3台は順位を変えることなく、先にピットインしていた中では先頭のオリベイラの前に復帰した。
これで、ピットに入らず残ったのは国本と18番手スタートのロシターの2台。国本は徐々にペースを上げ、いつピットに入るかと思われた24周目、スプーンコーナー立ち上がりでクラッシュが発生し、セーフティカーが導入。このタイミングで国本とロシターがピットへ向かった。
最後に作業を終えた国本とロシターは、7位、8位でコースへ復帰。このままの順位で終われば国本のチャンピオンが決まるが、逆転タイトルのための優勝を目指し、マージンの詰まった2位石浦と3位ロッテラーが猛追を開始した。
27周目、残り9周で再スタートが切られたが、最終コーナー付近でまたもクラッシュが発生し、再度セーフティカーが導入。レースは残り4周の超スプリントで再開されることとなった。
再スタートで好ダッシュを見せたロッテラーはストレートで前を行く石浦に並び、1コーナーでパス。首位バンドーンとの差をじりじりと詰めていった。
一方、7位につけていた国本は、再スタートでロシターにかわされたが、そのロシターがS字コーナー付近で他車とのバトルの末に接触。直後にいた国本はこれを間一髪でかわし、6位へとポジションを上げた。
ロッテラーはファイナルラップには首位との差を1秒以内まで詰めたが、逆転には至らず2位フィニッシュ。石浦が3位。そして国本は6位でチェッカーを受け、トップフォーミュラ参戦6年目にして、悲願のドライバーズタイトル獲得を決めた。国本はこの日最多ポイント獲得ドライバーに与えられるJAFグランプリも獲得。
また、今大会の結果、国本と石浦の所属するチーム、P.MU/CERUMO・INGINGが初のチームタイトルも獲得することとなった。

P.MU/CERUMO・INGINGが初のチームタイトルを獲得した

シリーズタイトルを獲得した国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING #2)
- P.MU/CERUMO・INGING 2号車 ドライバー 国本雄資:
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本当に長くて辛いシーズンだったが、こうしてチャンピオンを獲得することが出来てすごく嬉しいし、ほっとしている。昨シーズン、チームメイトの石浦さんがチャンピオンを取ったのに自分は及ばず苦しいシーズンだったので、今年こそはと思ってシーズンオフから色々なことにトライして、全てを変える意識で挑んだ。開幕戦で2位、岡山の2レース目で初優勝を果たせるなど、やってきたことが少しずつ結果に表れているという実感もあったし、自分の中でも少しずつ自信が付いて、最後のレースも絶対にチャンピオンを取ってやると言う強い気持ちで鈴鹿に入った。レース1では、最高のスタートを切ることが出来、キャリアベストと思えるほどのレースだった。レース2はちょっと上手く行かないところもあったが、周りの状況を冷静に見ながら、最後まで自分のレースをすることが出来た。去年悔しい思いをした分、このシリーズタイトルには重みがあるし、本当に嬉しい。この結果は応援し、支えてくれたチームやファンの皆様のおかげだと感謝している。
- VANTELIN TEAM TOM’S 36号車 ドライバー アンドレ・ロッテラー:
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今日は良いレースが出来たと思うが、あとひとつ上でフィニッシュ出来ればタイトルに手が届いたと思うと、複雑な気分だ。とはいえ、シーズンを通して振り返ると、やはり速さが足りなかったところもあり、最後まで諦めずに戦ったが僅かに及ばなかった。今年は最終戦まで多くのドライバーが僅差でタイトルを争う厳しいシーズンだった。私自身はこれまでにも何度も最終戦でタイトルを獲得し損ねてランキング2位になっており、このシリーズのポイントシステムでは往々にしてこういうことはある。今日はシーズン最後のレースで可能な限りハードにプッシュ出来たし満足している。
- P.MU/CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦宏明:
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レース2ではレース1よりも良いスタートが切れて、自分的には納得のいくものだったのでこれなら抜かれないかと思ったのだが、ストフェル(バンドーン)選手のスタートがそれ以上に、驚くほど速かった。スタート、そしてセーフティカーからのリスタートでもポジションを失うなど、あまり良いレースが出来たとは言えないが、かなり差のある状況で今大会に臨み、両レースでポールを取って、2戦とも表彰台に乗れたというのは悪くなかったと思うし、チーム全体で最後まで諦めずに戦い、僕も表彰台に乗ったことでチームチャンピオンにも貢献出来たのは良かった。去年僕がドライバーチャンピオンを取れたので、今年はチームチャンピオンも目指してチーム一丸でやってきた。本当はドライバーズタイトルも僕が取りたかったので悔しい気持ちもあるが、チームが目指していたものを全部取れたという意味では嬉しく思っている。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
- ドライバーズチャンピオン #2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)
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長いシーズンが終わってホッとしています。昨シーズン石浦さんがチャンピオンを取って、自分は不甲斐ない結果で苦しいシーズンを過ごして、今年こそはと思ってシーズンオフからいろんなことにトライして、全てを変えないといけないと思って挑んだ今シーズンでした。
開幕戦から2位を取ることができて、岡山の2レースめで優勝することができ、今年やってきたことが少しずつ形になってるという実感があったし、自分の中でも自信がついて、最後のレースも絶対にチャンピオン取ってやる、という強い気持ちで鈴鹿に入ったし、そのためにたくさんのことを準備してやってきました。
第1レースで今までで一番いいレースができました。最高のスタートができて、勝つことができました。第2レースはうまく行かないレースだったんですけど、周りの状況を冷静に見ながら自分のレースをすることができたので、去年悔しい思いをした分、今年のシリーズタイトルがすごく重みがある感じがしますし、すごく嬉しいです。
多分昨シーズンが終わった時点で僕がチャンピオンだと予想した人は誰もいなかったと思います。でも自分は絶対にとってやるんだという強い気持ちがあったから、こうやって取ることができたし、たくさんの方が常に支えてくれたのでこの結果になったのかなと思います。
本当に長くて辛いシーズンでしたが、最後に勝つことができて嬉しいですし、ホッとしています。
- チームチャンピオン 立川祐路監督(P.MU/CERUMO INGING SF14)
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昨シーズンは石浦がドライバーズチャンピオンを取ってくれましたが、チームタイトルは逃してしまいました。
今年はもちろんドライバーズタイトルは取るし、それプラスチームタイトルも取るというのを目標にやってきました。
今年は二人とも勝ってるし、タイトルを取ってくれた国本だけでなく、石浦も最後までチャンピオン争いをしてましたし、二人が揃って速いということで、チームとしては一番いい状態になりました。
去年石浦がチャンピオンを取ったことで一番悔しい思いをしたのは国本だと思うし、今年にかける意気込みをものすごく感じたので、チームとしてこれをきちんとサポートしていこうと。去年に関しては国本のクルマに問題があったので、その辺もきちんと解決して、二人でいい戦いをしてもらおうという思いが、こうしていい結果につながったと思います。スタッフ一人一人が頑張ってくれました。今日の結果はすごくうれしく思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース2が10月30日午後、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2位からスタートした#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)が今季2勝めを挙げた。
またこれによりシリーズチャンピオンはこのレースを6位でフィニッシュした#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が獲得することとなった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:21,000人)
第7戦決勝レース2は午後2時45分より35周で行われた。
見事なスタートを決めてトップに立ったのはバンドーン。ポールポジションの#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)は2位に後退し、予選5位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)が3位にジャンプアップ。逆に予選3位の国本はスタートで出遅れて後続に飲み込まれ、6位に後退してコントロールラインに戻ってきた。
なおこのレースでは最低1回のタイヤ交換が義務付けられており、後方グリッドのドライバーたちが早めにピット作業を済ませて順位を挽回する作戦に出た。
ポイントリーダーながら予選13位に終わった#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)もその一人で、2周めにピットに飛び込んでタイヤ交換を行なったが、同じ周にピットインした#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)にピット出口で前を塞がれる格好になってしまい、その目論見は外れてしまった。
トップのバンドーンと2位の石浦はスタートから1秒強の間隔を保って周回を重ね、16周めに2台同時にピットイン、揃って給油とタイヤ交換を行い、そのままバンドーンが前でコースに復帰する。
3位のロッテラーは12周めにタイヤ交換を済ませており、ピットアウトした石浦の背後に一気に迫ってきたが、石浦もスプーンカーブでオーバーテイクボタンを作動させるなどして押さえ込んだ。
するとトップが24周めに入ったところで最後尾スタートの#11伊沢拓也(REAL SF14)がスプーンでクラッシュ、これにより2周にわたってセーフティーカーが導入されることになった。
するとここまでピット作業を引き延ばしていた国本がすかさずピットイン、#10塚越広大(REAL SF14)の後ろ、7位でコースに復帰した。
レースは27周めにリスタート。
うまく加速のタイミングをずらしたバンドーンが石浦を大きく引き離して1コーナーに飛び込む。
石浦の背後には再びロッテラーが迫ってきたが、ここでも石浦はロッテラーの先行を許さなかった。
ところが28周めの最終コーナーで今度は#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)がスピン、外側のタイヤバリアに後ろから突っ込んでしまい、2度めのセーフティーカーランの原因を作ってしまった。
2度めのリスタートは32周め。
ここでもバンドーンは危なげなくトップをキープするが、石浦はシケインの立ち上がりでオーバーステアを出してしまい、1コーナーでアウトからロッテラーにかわされて3位に後退してしまった。
2位に浮上したロッテラーはバンドーンを上回るペースで追い上げていく。この時点で国本の順位は6位。ここで優勝すれば逆転チャンピオンも可能な状況となったのだ。
33周を終えた時点でその差は1.1秒に、さらにファイナルラップを迎えた34周終了時点では0.95秒までロッテラーはその差を削り取ったが、あと一歩及ばず、最後はわずか0.726秒差でバンドーンが逃げ切り、第5戦岡山のレース2以来の今季2勝めを獲得した。
2位はロッテラー、3位は石浦という結果になった。
これによりシリーズチャンピオンは6位1.5ポイントを獲得し、トータル33ポイントとした国本のものとなった。
ランキング2位は30ポイントのロッテラー、このレースを8位で終えた関口が28.5ポイントで
3位となった。
スーパーフォーミュラの2017シーズンは現時点では4月15-16に開幕予定だが、この日程が世界耐久選手権(WEC)とバッティングしているため、今後変更になる可能性もある。
またスーパーGTや全日本F3選手権で活躍しているB-MAXが来年から参戦することを明らかにしており、そちらの動向も今後注目していきたいところだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/30) Final Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 35 | 1:08'32.427 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 0.726 |
| 3 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 3.988 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 6.471 |
| 5 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 35 | 8.500 |
| 6 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 13.012 |
| 7 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 14.096 |
| 8 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 15.356 |
| 9 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 35 | 18.353 |
| 10 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 35 | 19.180 |
| 11 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 20.644 |
| 12 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 35 | 24.422 |
| 13 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 25.317 |
| 14 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 1'07.306 |
| 15 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 1'19.114 |
| 16 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 35 | 1'28.424 |
| ---- 以上規定周回数(31Laps)完走 ---- |
| - | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 27 | 8Laps |
| - | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 22 | 13Laps |
| - | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 15 | 20Laps |
- Fastest Lap: CarNo.7 ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS SF14) 1'39.712 (35/35) 209.66km/h
王手をかけたのは#2国本!!
全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース1が10月30日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2番手からスタートした#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が抜群のスタートでトップに立ち、そのまま逃げ切って今季2勝めを挙げ、シリーズポイントでもトップに浮上した。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。
絶好のレース日和のもとで決勝レース1は午前9時45分より19周で行われた。
ホールショットを奪ったのは予選2位の国本。
レース後の会見でスタートへの不安を昨夜解消したと語った国本は動き出しからポールポジションの#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)を抜き去り、そのままトップで1コーナーに飛び込んだ。
続いて予選4位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)もインに寄せてきた石浦を1コーナーでアウトからかわして2位に浮上、石浦は3位でコントロールラインに戻ってきた。
1周めから一気に後続を突き放しにかかった国本だったが、ロッテラーも4周めにファステストラップを記録して国本に離されずについていく。
しかし近づけばダウンフォースが抜けてしまう現代のフォーミュラカーの特性から、ロッテラーはいまひとつ国本を捉える決め手を見つけられず、1秒後方で国本のミスを待つしかなかった。
結局レースは最後までノーミスでまとめあげた国本がそのまま逃げ切り、第5戦岡山の決勝レース2以来2度めの勝利をものにした。
2位はロッテラー、3位には石浦がつけた。
一方、ポイントリーダーとして鈴鹿入りしながら今日の決勝をいずれも13番手からスタートすることになった#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)はスタートで10位に浮上すると、2周めに#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)を抜いて9位、そのまま8位の#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)のテールに食らいついて熾烈なドッグファイトを展開したが、14周めのシケインでアウトから並びかけた際、立ち上がりでバンドーンのテールをヒットしてしまった。
これによりバンドーンはスピン、関口は8位に浮上する。17周めに一旦はオリベイラに1コーナーでパスされたものの、18周めにはオリベイラが進路を譲ったため、関口は8位でチェッカーを受けた。
しかしレース後にバンドーンとの接触の件で30秒のタイム加算を受けることになり、結局関口は18位に後退、ノーポイントに終わってしまった。
これによりシリーズポイントは優勝した国本が31.5、2位のロッテラーが30、3位の石浦が24となり、国本がトップに浮上。
チャンピオン争いはこれに28ポイントの関口を加えた4名に絞られることになった。
ロッテラーはレース2で最低5位以上、関口は最低2位以上、石浦は優勝が逆転の条件だ。
しかし関口はレース2も13位から、ロッテラーも8位からスタートすることになったため、実質的には国本と石浦、セルモインギングの二人によるマッチレースになる可能性が濃厚。
決勝レース2はこのあと午後2時45分より35周で行われる。
なおこのレース2は例年通り最低1回のタイヤ交換が義務付けられている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/30) Final Race 1 Weather:Fine Course:
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 31'58.809 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 1.772 |
| 3 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 13.087 |
| 4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 19 | 22.140 |
| 5 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 24.143 |
| 6 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 19 | 24.951 |
| 7 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 19 | 27.087 |
| 8 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 36.271 |
| 9 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 36.539 |
| 10 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 19 | 36.811 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 19 | 37.446 |
| 12 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 37.904 |
| 13 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 42.761 |
| 14 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 43.071 |
| 15 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 43.301 |
| 16 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 19 | 47.440 |
| 17 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 19 | 48.282 |
| 18 | *20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 19 | 1'05.359 |
| 19 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 18 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(17Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM'S SF14) 1'40.221 (4/19) 208.59km/h
- CarNo.20は、全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第15条1.(危険なドライブ行為)により、競技結果に30秒を加算した。
#1石浦宏明会心のダブルポール!!
2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」の公式予選が10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
2レース制で行われる今大会は予選Q1の結果でレース1のスターティンググリッドを決め、レース2は他のレースと同様にQ1、Q2、Q3の結果でグリッドを決める方式が今回も取られたが、レース1、レース2ともに#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がポールポジションを獲得、ポイントランキングを4位に上げて明日の決勝に臨むことになった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:13,000人)
公式予選は当初予定より5分遅れて午後2時20分よりノックアウト方式で行われた。
予選Q1
Q1は20分間の走行でレース1のグリッドを決めるとともに、上位14名が次のQ2進出の権利を得て、15位以下はそのままレース2のグリッドとなる。
今週末使用できるタイヤは前戦SUGOから持ち越しのユーズドが2セットとニュータイヤ4セットの計6セットだが、大半のチームがこのQ1での2回のアタックでニュータイヤ2セットを使ったようだ。
最初のアタックでは石浦が1’38.438でトップ。以下、#65ベルトラン・バゲット(NAKAJIMA RACING SF14)、#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)の順。
このあと各車一般ピットに戻り、残り7分を切ったあたりから2回目のアタックが始まったが、ここでも石浦の速さが際立っており、1’37.453でレース1のポールを獲得。シリーズポイントを20としてランキング5位の#37中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)に並んだ。
2位にはチームメイトの#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)がつけ、野尻が3番手という結果に。
ところがチェッカー提示後に#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がデグナー二つ目で飛び出してタイヤバリアにヒット。小林はこの時点で10位につけていたが、これにより予選Q2に参加できなくなってしまった。
この影響でデグナーが黄旗区間となってしまい、2周目のアタックに入っていたポイントリーダーの関口はペースを落とさざるを得なかったが、13位ギリギリでQ2進出を果たすことになった。
予選Q2
Q2は7分間の走行で上位8名がQ3進出の権利を得る。
大半のドライバーが3セット目のニュータイヤを投入する中、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)と関口のインパル勢だけがユーズドタイヤでコースイン。
第4戦もてぎでも独自のタイヤ戦略を用いて好結果を得たチームインパルだったが、今回のこの目論見は不発に終わり、オリベイラが10位、関口は走行した中で最下位の13位という結果に終わった。
関口はこれで明日の決勝をいずれも7列目からスタートすることになり、チャンピオン獲得に木信号が灯った格好だ。
一方好調ぶりを見せたのがセルモインギング勢。国本が1’37.364でトップ。石浦が1’37.589で2位につけた。
以下、バンドーン、野尻、バゲット、#64中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)、中嶋一貴、アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)とダンデライアン、ナカジマレーシング、トムスがチーム順に並ぶ結果となった。
予選Q3
Q3も7分間の走行。ここで各チーム4セット目のニュータイヤを投入した。
最初にアタックした国本は1’37.168と大幅なタイムアップを果たしたが、Q1、Q2とトップの石浦はここでも速さを見せ、最初のアタックで1’37.055で国本を上回ると、次の周でも1’37.026までまでタイムを縮めてみせた。
さらにチェッカー直前にバンドーンが1’37.031と石浦にわずか0.005秒差まで迫った。
野尻も1’37.438で4位と、ダンデライアンも好調だ。
これで連続ポールを達成した石浦はシリーズポイントを21とし、中嶋一貴を抜いてランキング4位に浮上、関口との差を7とした。
第7戦決勝は午前9時45分よりレース1が19周で、レース2は午後2時45分より35周で行われる。
果たしてチャンピオンの座を射止めるのは誰なのか、全く予測がつかない状況になってきた。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'37.453 | 1'37.589 | 1'37.026 |
| 2 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'38.153 | 1'37.673 | 1'37.031 |
| 3 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO · INGING | 1'37.801 | 1'37.364 | 1'37.224 |
| 4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | 1'37.833 | 1'37.877 | 1'37.438 |
| 5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'37.884 | 1'38.023 | 1'37.537 |
| 6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 VANTELIN TEAM TOM’S | 1'38.048 | 1'38.020 | 1'37.626 |
| 7 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'37.941 | 1'37.895 | 1'37.898 |
| 8 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | 1'38.491 | 1'37.938 | 1'37.961 |
| 9 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 REAL RACING | 1'38.761 | 1'38.175 | |
| 10 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'38.525 | 1'38.208 | |
| 11 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 TEAM無限 | 1'38.288 | 1'38.212 | |
| 12 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 DRAGO CORSE | 1'38.239 | 1'38.546 | |
| 13 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | 1'38.592 | 1'38.795 | |
| 14 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'38.484 | absence | |
| 15 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | 1'38.788 | | |
| 16 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 SUNOCO TEAM LEMANS | 1'38.916 | | |
| 17 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'39.006 | | |
| 18 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 KONDO RACING | 1'39.076 | | |
| 19 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 REAL RACING | 1'39.469 | | |
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.026 | - | - | 215.460 |
| 2 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'37.031 | 0.005 | 0.005 | 215.449 |
| 3 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.224 | 0.198 | 0.193 | 215.021 |
| 4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'37.438 | 0.412 | 0.214 | 214.549 |
| 5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.537 | 0.511 | 0.099 | 214.331 |
| 6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.626 | 0.600 | 0.089 | 214.136 |
| 7 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.898 | 0.872 | 0.272 | 213.541 |
| 8 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.961 | 0.935 | 0.063 | 213.403 |
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.364 | - | - | 214.712 |
| 2 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.589 | 0.225 | 0.225 | 214.217 |
| 3 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'37.673 | 0.309 | 0.084 | 214.033 |
| 4 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'37.877 | 0.513 | 0.204 | 213.586 |
| 5 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.895 | 0.531 | 0.018 | 213.547 |
| 6 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.938 | 0.574 | 0.043 | 213.453 |
| 7 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.020 | 0.656 | 0.082 | 213.275 |
| 8 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.023 | 0.659 | 0.003 | 213.268 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'38.175 | 0.811 | 0.152 | 212.938 |
| 10 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.208 | 0.844 | 0.033 | 212.867 |
| 11 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'38.212 | 0.848 | 0.004 | 212.858 |
| 12 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'38.546 | 1.182 | 0.334 | 212.136 |
| 13 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.795 | 1.431 | 0.249 | 211.602 |
| 14 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | absence | - | - | - |
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.453 | - | - | 214.516 |
| 2 | 2 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.801 | 0.348 | 0.348 | 213.752 |
| 3 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40Y SF14 | Honda HR-414E | 1'37.833 | 0.380 | 0.032 | 213.682 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'37.884 | 0.431 | 0.051 | 213.571 |
| 5 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'37.941 | 0.488 | 0.057 | 213.447 |
| 6 | 37 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.048 | 0.595 | 0.107 | 213.214 |
| 7 | 41 | ストフェル・バンドーン | DOCOMO DANDELION M41S SF14 | Honda HR-414E | 1'38.153 | 0.700 | 0.105 | 212.986 |
| 8 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 | Honda HR-414E | 1'38.239 | 0.786 | 0.086 | 212.799 |
| 9 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM無限SF14 | Honda HR-414E | 1'38.288 | 0.835 | 0.049 | 212.693 |
| 10 | 8 | 小林 可夢偉 | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.484 | 1.031 | 0.196 | 212.270 |
| 11 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 | Honda HR-414E | 1'38.491 | 1.038 | 0.007 | 212.255 |
| 12 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.525 | 1.072 | 0.034 | 212.182 |
| 13 | 20 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.592 | 1.139 | 0.067 | 212.037 |
| 14 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'38.761 | 1.308 | 0.169 | 211.675 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 15 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.788 | 1.335 | 0.027 | 211.617 |
| 16 | 7 | ナレイン・カーティケヤン | SUNOCO TEAM LEMANS SF14 | TOYOTA RI4A | 1'38.916 | 1.463 | 0.128 | 211.343 |
| 17 | 4 | ウィリアム・ブラー | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'39.006 | 1.553 | 0.090 | 211.151 |
| 18 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーションKONDO SF14 | TOYOTA RI4A | 1'39.076 | 1.623 | 0.070 | 211.002 |
| 19 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 | Honda HR-414E | 1'39.469 | 2.016 | 0.393 | 210.168 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦「第15回JAF鈴鹿グランプリ」のフリー走行が10月29日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#1石浦宏明(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が1’38.082でトップタイムを記録した。
2016年のスーパーフォーミュラもいよいよ最終ラウンド。
第7戦は今年もJAF鈴鹿グランプリのタイトルのもと、毎年恒例の2レース制で行われる。
現在のランキングトップはルーキーながら今季2勝を挙げた#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)で28ポイント。
以下、#2国本雄資(P.MU/CERUMO-INGING SF14)が23.5ポイント、3位の#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)が22ポイント、#37中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S SF14)20ポイント、#1石浦19ポイント、#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)19ポイントと続き、上位12人までにチャンピオンの可能性が残っている。
そうした混戦模様の中、公式予選日朝のフリー走行は爽やかな秋晴れのもと、午前9時10分より60分間で行われた。
序盤トップに立ったのはポイントリーダーの関口で1’39.850。それをバンドーンが開始12分で上回って1’39.354を記録、続いて国本も開始後17分で1’38.972を記録してトップに立った。
バンドーンのチームメイト、#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)も1’39.359で3位に食い込んできた。
しかしここまでは各チームとも前戦で使用したユーズドタイヤでの走行だ。
残り7分過ぎから始まったニュータイヤでの予選シミュレーションでは様相が一変。
いち早く1’38.309を記録した関口をロッテラーが上回って1’38.294、続いて石浦が1’38.082を記録してトップに躍り出る。
さらに#34小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)もチェッカー直前に1’38.164を記録して2位に食い込んできた。
ロッテラーはさらにもう1周アタックを行ったが、1’38.189とわずかに及ばず3位に終り、4位に関口、5位には最後の最後に1’38.360を記録した#8小林可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がつけた。
しかし今回もトップから1秒以内に14人がひしめく接戦となっており、午後の公式予選も全く予測がつかない状況だ。
公式予選は午後2時15分よりノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo:Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2016/10/29) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos |
No |
Driver |
Car |
Engine |
Time |
Behind |
Gap |
km/h |
| 1 |
1 |
石浦 宏明 |
P.MU/CERUMO・INGING SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.082 |
- |
- |
213.140 |
| 2 |
34 |
小暮 卓史 |
DRAGO CORSE SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.164 |
0.082 |
0.082 |
212.962 |
| 3 |
36 |
アンドレ・ロッテラー |
VANTELIN KOWA TOM’S SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.189 |
0.107 |
0.025 |
212.908 |
| 4 |
20 |
関口 雄飛 |
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.309 |
0.227 |
0.120 |
212.648 |
| 5 |
8 |
小林 可夢偉 |
SUNOCO TEAM LEMANS SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.360 |
0.278 |
0.051 |
212.538 |
| 6 |
16 |
山本 尚貴 |
TEAM無限SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.486 |
0.404 |
0.126 |
212.266 |
| 7 |
2 |
国本 雄資 |
P.MU/CERUMO・INGING SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.537 |
0.455 |
0.051 |
212.156 |
| 8 |
7 |
ナレイン・カーティケヤン |
SUNOCO TEAM LEMANS SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.579 |
0.497 |
0.042 |
212.065 |
| 9 |
19 |
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ |
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.619 |
0.537 |
0.040 |
211.979 |
| 10 |
41 |
ストフェル・バンドーン |
DOCOMO DANDELION M41S SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.681 |
0.599 |
0.062 |
211.846 |
| 11 |
40 |
野尻 智紀 |
DOCOMO DANDELION M40Y SF14 |
Honda HR-414E |
1'38.738 |
0.656 |
0.057 |
211.724 |
| 12 |
18 |
中山 雄一 |
KCMG Elyse SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'38.916 |
0.834 |
0.178 |
211.343 |
| 13 |
65 |
ベルトラン・バゲット |
NAKAJIMA RACING SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.013 |
0.931 |
0.097 |
211.136 |
| 14 |
37 |
中嶋 一貴 |
VANTELIN KOWA TOM’S SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'39.024 |
0.942 |
0.011 |
211.112 |
| 15 |
10 |
塚越 広大 |
REAL SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.116 |
1.034 |
0.092 |
210.917 |
| 16 |
3 |
ジェームス・ロシター |
フジ・コーポレーションKONDO SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'39.191 |
1.109 |
0.075 |
210.757 |
| 17 |
64 |
中嶋 大祐 |
NAKAJIMA RACING SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.466 |
1.384 |
0.275 |
210.174 |
| 18 |
11 |
伊沢 拓也 |
REAL SF14 |
Honda HR-414E |
1'39.517 |
1.435 |
0.051 |
210.067 |
| 19 |
4 |
ウィリアム・ブラー |
フジ・コーポレーションKONDO SF14 |
TOYOTA RI4A |
1'40.291 |
2.209 |
0.774 |
208.445 |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
ラスト3分に泣いたルマン24時間の敗戦から4ヶ月、トヨタTS050がついに勝った!!
2016 FIA 世界耐久選手権(WEC)第7戦「富士 6 時間耐久レース」が10月14〜16日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#6TOYOTA GAZOO Racing(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組)が僅か1.439秒差で#8AUDI SPORT TEAM JOEST(ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組)を退け、今季初勝利を飾った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:金曜6,000人/土曜14,500人/日曜32,700人/大会総入場者数53,200人)
WECが復活して今年で5回目を迎える富士6時間は大会三日間を通じて好天に恵まれ、絶好のレース日和のもとで14日にフリープラクティス、15日に公式予選、16日に決勝レースが行われた。
15日の予選はドライバー2名のベストラップの平均でスターティンググリッドを決めるというWEC独特の方式で行われ、1’23.570を記録した#8アウディがポールポジション、1’23.595の#1PO CHE TEAM(ティモ・ベルンハルト/マ=ク・ウェバー/ブレンダン・ハートレー組)が2番手につけ、トヨタ勢は#5(アンソニー・デビットソン/セバスチャン・ブエミ/中嶋一貴)が3位、#6(ステファン・サラザン/マイク・コンウェイ/小林可夢偉組)が4位という結果になったが、いずれもトップからはコンマ2秒差につけており、決勝での巻き返しが大いに期待できる状況だ。
そして16日午前11時にスタートした6時間の決勝レースでは、ポールポジションの#8アウディ8が序盤からトップに立ち、それを#1ポルシェ、#6トヨタが2位争いを展開しながら追う展開に。#5トヨタは4位につける。
スタートドライバーは#8ジャービス、#1ウェバー、#6小林、#5中嶋だ。
一方#7アウディは16周目の13コーナーでコースアウトした後に突如スローダウン、フロントのハイブリッドシステムのトラブルで惜しくも戦列を去る結果に。
#8アウディは33周目に最初のピットイン。#5トヨタは35周目、#6トヨタは36周目、ポルシェは2台とも37周目にピットへ。
その後もアウディ、トヨタ、ポルシェの順でピット作業が行われながらレースは進行していく。
残り1時間を切ってもトップの#8アウディと2位の#6トヨタの差は6〜8秒を推移する接戦だ。
そして迎えた最終スティント。
#8アウディは210周目に最後のピット作業を行い、給油とニュータイヤへの交換を行ってデュバルが連続で2スティントを走る作戦に出た。
一方#6トヨタは214周目にピットイン。こちらは給油のみで小林がそのままドライブを続行。この作戦が功を奏し#8アウディの前でコースインすることに成功した。
#1ポルシェは220周目にピットイン。今シーズンで引退を表明しているウェバーに交代して左側2本のタイヤを交換して出て行った。
この時点での順位は1位#6トヨタ、2位#8アウディ、3位#1ポルシェ。
221周終えた段階での#6トヨタのリードは8.920秒だった。
ここから#8アウディが猛追撃を開始。
デュバルは1周あたり0.3〜0.7秒のペースで#6小林との差を削り取りながら周回を重ねていく。
しかし#6小林もタンクが軽くなるにつれて次第にペースを上げ、懸命にトップをひた走る。
そして両者が244周目に入ったところで6時間が経過、これがファイナルラップとなった。
この時点で両者の差は1.7秒。
1コーナーで、ヘアピンで、ダンロップで、着実に小林の背後に迫るデュバルだったが、そこに周回遅れが立ちはだかり、デュバルはついに小林攻略の糸口を見つけられないままチェッカーを受けることになってしまった。
逃げ切った#6トヨタと2位#8アウディの差は僅か1.439秒。
まさに死闘と呼ぶにふさわしい6時間だった。
トヨタの勝利は2014年のバーレーン以来2年ぶり。ホームコースである富士で雪辱を果たした格好だ。
中嶋一貴の乗る#5トヨタも4位で完走した。
この他日本勢では中野信治がドライブした#45マノー(オレカ05/日産)が29位(LMP2クラス11位)、山岸大のドライブした#50ラルブルコンペティション(シボレーコルベット)が30位(LMGTE Amクラス6位)だった。
FIA世界耐久選手権はこのあと舞台を上海サーキットに移して第8戦を行う。
11月6日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Katsuhiko KOBAYASHI
10月9日(日)タイのチャン・インターナショナル・サーキットでSUPER GT第7戦が行われ、ポールポジションからスタートした関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車が後続を大きく引き離しての独走でレースを支配し、初勝利を挙げた。また、大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR RC F 6号車が6番手スタートから追い上げ、3位表彰台を獲得した。

コンビとして初、チームにも初優勝をもたらした関口雄飛/国本雄資と、3位表彰台を獲得した大嶋和也/アンドレア・カルダレッリ
10月8日(土)、9日(日)の両日、タイの東北部ブリーラムに位置するチャン・インターナショナル・サーキットで、SUPER GT第7戦「BURIRAM SUPER GT RACE」が開催された。
前戦鈴鹿1000kmから1ヶ月半ほどのインターバルを経て迎える第7戦は、今年で3回目を迎えるSUPER GTタイラウンド。昨年は6月の第3戦として実施されたが、今年は初年度と同じ10月の第7戦としての開催。
全8戦で行われる2016年のSUPER GT。本来であれば今大会は最終戦のひとつ前ということで、ウェイトハンデは半減して戦われるはずであったが、春の第3戦オートポリスが熊本地震の影響でキャンセルとなり、最終大会もてぎの土曜日に代替戦が開催されることとなったため、タイラウンドは、フルウェイトハンデを搭載しての最後のレースとなる。
LEXUS勢は前戦鈴鹿1000kmで待望の今季初勝利を収め、ドライバーズランキングでも2位から6位までを占めている。今大会を含め残り3戦。ポールポジションも含めれば最大63ポイントを獲得出来るため、まだまだどのチームにも逆転タイトルの可能性が残されている。ウェイトハンデ半減、ノーハンデで戦われる最後の2連戦へ向け、LEXUS勢は少しでも多くのポイントを稼ぐべく臨んだ。
日本の国内は秋の風で涼しさを感じるようになってきたものの、タイは10月でも暑さは厳しい。タイトル争いに向け、文字通りの「熱い」戦いが繰り広げられた。
◆予選◆
8日(土)は前夜の激しい雷雨で、朝の公式練習走行時はまだ濡れているところも残っていたが、その後、天候は回復し、路面は完全にドライに。
予選が始まる午後3時前には、空を再び雲が覆い、気温、路面温度とも午前中に比べるとやや下がってきたものの、それでも気温30度、路面温度38度で蒸し暑いコンディションの下で午後3時からノックアウト方式の予選が開始された。
GT500クラスは午後3時20分から15分間のQ1が開始。国本がQ1を担当した19号車を先頭に、やや遅れて各車コースイン。国本がまず1分24秒台に入れてトップに立つと、6号車の大嶋がこれを塗り替え、コースレコードを更新するタイムでトップへ。KeePer TOM'S RC F 37号車の平川亮も24秒台と好タイムをマーク。
このQ1では、大嶋の6号車がトップ。平川の37号車が3番手、国本の19号車が4番手につけ、Q2進出を決めた。
その一方で、重いウェイトハンデに苦しんだDENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が10番手、ZENT CERUMO RC F 38号車が11番手、au TOM'S RC F 36号車が15番手とタイムを伸ばせず、Q2進出ならず。明日の決勝での追い上げを目指すこととなった。
午後4時5分からのQ2(12分)は、気温28度、路面温度は33度まで下がる中でセッション開始。ここでも19号車の関口が先頭でコースイン。じっくりと周回を重ねながらタイヤを温めていった。
その後、他の車両も全車コースインし、アタック開始。セッション終盤に目まぐるしくタイムが塗り替えられていく中、関口が6周目のアタックでトップ浮上。終了直前にライバルの追い上げを受けるも19号車のタイムを上回ることはなく、関口/国本組の19号車がこのコンビとしては初めて、チームとしてもドライコンディションでは初となるポールポジションを獲得した。
アンドレア・カルダレッリがアタックした6号車が6番手、ジェームス・ロシターの37号車が7番手につけ、明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスでは、Q1を担当したTOYOTA PRIUS apr GT 31号車の中山雄一が、残り3分を切ったあたりでこれまでのコースレコードを更新するトップタイムをマーク。ライバルはこれを上回ることはなく、31号車はトップでQ2進出を決めた。
TOYOTA PRIUS apr GT 30号車が19番手、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 60号車は24番手でQ1敗退となった。
Q2(12分間)は嵯峨が31号車のアタックを担当。8番手のタイムをマークし、4列目のグリッドを獲得した。
◆決勝◆
9日(日)は朝から好天に恵まれ、気温35度、路面温度44度というタイらしい暑い気候の下で午後3時に66周で争われる決勝レースのスタートが切られた。
ポールポジションの19号車関口は、序盤から順調に後続との差を広げていった。その後方では、7番手スタートの37号車ロシターが次々に前車をパスしていき、9周目終了時には4位までポジションアップ。6番手グリッドからスタートで順位を落とした6号車の大嶋もポジションを取り戻し、テール・トゥ・ノーズでの5位争いを展開した。
首位を行く関口の19号車は、ファステストタイムを更新しながら後続との差を広げていき、28周目終了の時点でその差は約10秒まで広がった。
レースが半分に近づき、給油とドライバー交代、タイヤ交換のために続々ピットへと入っていく中、首位独走中の19号車は最終セクターで突然左リアタイヤが損傷。幸運にもすぐにピットインできたため、車体へのダメージはなく、タイムロスも最小限でコースへと復帰した。
その後、残りの全車がピットインした時点で、首位を行く国本の19号車と2位との差は11秒に。加えて、2位につけていた車両がピット作業時に違反があったとしてペナルティを受けることとなり、更に後方との差は大きくなった。
このペナルティにより、平手からタイヤ無交換作戦でヘイッキ・コバライネンに交代した39号車が表彰台圏内の3位に浮上。これを大嶋からカルダレッリへと交代した6号車が追う形となり、2台が僅差で表彰台を争うことに。
タイヤが厳しくなってきた39号車に対し、やや速さで勝る6号車は再三にわたって39号車を攻め、50周目についに6号車が先行。4位に落ちた39号車は、更にペースが落ち、ポジションを落とすこととなってしまった。
首位を行く19号車の国本は、最大で25秒ほどあった2位との差を活かし、タイヤをセーブしながらポジションを堅持。終盤には数秒差まで2位の車両に詰め寄られたものの、首位の座を守りきってトップチェッカー。6年目のチーム、そして関口にとってもGT500クラスで初めてとなる優勝を飾った。
レースを通して速さを見せた6号車は3位でチェッカーを受け、今季初となる表彰台を獲得。終盤ポジションを落とすも39号車が7位、前半見事な追い上げで4位まで浮上もペナルティで順位を落とした37号車が、その後再び追い上げ9位フィニッシュ。ポイント獲得を果たした。
この結果、残り2戦が2日間で行われるもてぎへ向け、ドライバーズランキングでは首位と10ポイント差の2位に浮上した6号車、そこから1ポイント差で38号車と39号車、そして今大会の優勝でランキング5位に浮上した19号車と続き、LEXUS RC F勢はランキング2位から5位を占め、首位との差を縮めて残りの2戦での逆転タイトルに挑むこととなった。
GT300クラスでは、嵯峨がスタートを担当した31号車が序盤、パワーを活かしたFIA-GT勢の先行を許し、一時は10位まで後退。しかし、燃料が軽くなるとポジションを取り戻していき、スタートとほぼ同じポジションで中山雄一へとドライバー交代を行った。
31号車の後半を担当した中山雄一も、燃料が軽くなる終盤を待ち着実に周回を重ねていき、残り20周を切ったあたりからペースアップ。残り10周あまりになったところで、前車に追いつき、その前の車両も含めた、3台での5位争いを展開した。
数周に渡るバトルの末に、これを制した31号車は5位でフィニッシュ。ドライバーズランキングでは5位へと後退したが、首位との差は10ポイントと充分に逆転可能な位置で、もてぎでの最後の2戦に臨む。
30号車は着実に走りきり14位でフィニッシュ。60号車は終盤、他車のアクシデントに巻き込まれレースを終えることとなった(23位完走扱い)。

圧勝のポール・トゥ・ウィンで初勝利を挙げた関口 雄飛/国本 雄資組 WedsSport ADVAN RC F 19号車

6番手グリッドから追い上げ3位表彰台を獲得した大嶋 和也/アンドレア・カルダレッリ組 WAKO'S 4CR RC F 6号車
- WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 関口雄飛:
-
決勝直前のウォームアップ走行でも国本選手と話し合ってセッティングを変えた結果トップタイムを出せて、自信を持ってスタートした。序盤は思っていたより後続がついてきたが、5周くらいしたら離れ始め、こちらの方がペースが良いのが分かったので、出来るだけギャップを広げようとプッシュした。スティントの後半、燃料が軽くなってきたのでペースを上げて、タイヤを使い切って戻ろうと思っていた矢先にタイヤが損傷してしまった。まだ幾つかコーナーが残っていたが、幸運にも最終セクターだったので、無線でピットに戻ることを伝え、何とか上手くピットへ戻り、タイムロスを最小限に抑えられたのは良かった。国本選手も同じタイヤで、走る周回数も同じくらいだったので心配だったが、後続のトラブルで差が25秒ほどに広がったので、ギャップを見ながら、国本選手が上手くタイヤをマネージメントしてくれた。勝てて良かった。僕にとってはGT500での初表彰台で初優勝となるが、ここまで本当に長かった。支えてくれたチームや関係者、ファンの方々に感謝している。
- WedsSport ADVAN RC F 19号車 ドライバー 国本雄資:
-
良いクルマとタイヤを作ってきてくれたチーム、TRD、横浜タイヤのおかげで勝つことが出来、本当に感謝している。今週末は走り始めから調子が良く、順調にレースを戦うことが出来た。最初のスティントではピットインの予定よりもやや早めにタイヤのトラブルに見舞われてしまったが、関口選手が10秒近いギャップを作ってくれていたし、大きなタイムロス無くコースに復帰することが出来た。12号車のトラブルで後続との差が25秒になったので、タイヤのことだけを考え、1周あたり1秒から2秒くらいペースを落として、タイヤを極力滑らさないように心掛けて走った。最終的にギャップを全て使い切ることになったが、本当に勝ちを意識して戦ったレースだったので、色々不安もあったが、自分を見失わないように集中して最後まで走り切った。チームにとっての初優勝に貢献できたのはとても嬉しい。
- WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー 大嶋和也:
-
今回は車の調子が本当に良く、ウェイトハンデを全く感じさせないよう走りが出来たが、スタートでちょっと混乱を避けるのにポジションを落としてしまった。それを取り戻すのに少し時間がかかってしまったのが悔しいが、そこから落ち着いてしっかりポジションを上げて行けたのは良かったと思っている。シリーズの面でも、ランキング2位に上がることが出来た。首位との差はまだ10点あるとは言え、まだまだチャンスのある位置だし、残っている2戦は得意とするもてぎなので、前向きに考えている。
- WAKO'S 4CR RC F 6号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
-
このタイラウンドを戦う前の目標は出来る限り上位でフィニッシュすることだったが、3位というのは充分な結果だ。最後は後続に大きなギャップを付けてフィニッシュ出来たが、簡単なレースではなかった。昨日からクルマの調子は良かったが、ウェイトハンデを考えても、今回は可能な限り最良のリザルトだと思う。次のもてぎは2レースあるので、ハードな週末になると思うが、もちろん目標は逆転タイトル獲得であり、そのために全力を尽くす。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
2016 AUTOBACS SUPER GT第7戦『BURIRAM SUPER GT RACE』決勝レースが、10月9日、チャン・インターナショナル・サーキット(1周4,554km×66周)で行われた。ポールポジションからスタートしたNo.19 WedsSport ADVAN RC F(関口雄飛/国本雄資組)が、歓喜のチーム初優勝を果たした。(観客:2万7,948人)
SUPER GTシリーズの唯一の海外戦であるタイでの第7戦は、日本の夏のような気温30度の好天の下、日本と同様にメインスタンドに多くの応援団の応援合戦があるなかでスタートした。
決勝スタートではポールポジションのNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛が好スタートを切り、後続のNo.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT(武藤英紀)とNo.12 カルソニックIMPUL GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が追いすがる。だが、No.19 WedsSport ADVAN RC Fはわずか4周で4秒弱という差を付けるハイペースで周回を刻み、後続をぐんぐんと引き離していく。
そしてレース折り返しの33周目。No.19 WedsSport ADVAN RC Fも間もなくピットインのタイミングで左リアタイヤがバースト。だが、関口はRC Fを巧みにコントロールして、そのままピットイン。幸いにもマシンに大きな破損はなくタイヤ交換だけで、トップのままコースに戻った。この後、No.19 WedsSport ADVAN RC Fの国本雄資は、関口が稼いだマージンを活かし、タイヤをいたわって走行。見事にポール・トゥ・ウインを達成してみせた。
この優勝はチームにとっても関口雄飛にとっても、GT500クラスでの初勝利。また、国本雄資にとっては2勝目となった。レクサスRC Fは前戦鈴鹿に続いて連勝で、今季2勝目。
2位にはNo.12 カルソニックIMPUL GT-Rのピット作業違反もあって、No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GTが入った。このレースでGT500クラスにデビューした19歳の牧野任祐がきっちり2位をキープしてゴール。周囲の褒め言葉にも「やはり悔しい」とコメントしていた。
GT300クラスもポールポジションのNo.25 VivaC 86 MC(土屋武士)が、一時No.3 B-MAX NDDP GT-R(星野一樹)にトップを譲るも、ピットのタイミングで逆転。終盤にNo.3 B-MAX NDDP GT-R(ヤン・マーデンボロー)に迫られるも、No.25 VivaC 86 MC(松井孝允)がそのまま逃げ切って、今季初優勝となった。
■優勝選手コメント
No.19 WedsSport ADVAN RC F [GT500]
- 関口雄飛
-
「朝のフリー走行では昨日とフィーリングが違っていてちょっと不安がありました。でもチームと相談してセットを変えてもらったら、8分間のウォームアップではトップタイムをマークでき、自信を持ってレースに臨むことができました。スタートしてから5周くらいしたら、2位のクルマが離れていったので、自分のペースが一番速いと確信しました。自分の走行の最後でバーストしてしまいましたが、コースの後半だったのでロスを抑えることができました。国本(雄資)選手とのコンビで初表彰台が初優勝となりましたが本当に良かったです」
- 国本雄資
-
「今週は走り始めからクルマの調子も良くて、セッティングを変えたら変えたなりの反応をしてくれました。今日は関口(雄飛)選手が10秒くらいギャップを築いてくれて、ピットアウトした時にはそれが15秒になっていて、さらに2位がペナルティで遅れて、後続との差がさらに大きくなっていました。それでもタイヤマネージメントだけは怠らず、結果的にはギャップをすべて使い切ることになりましたが、チームの初優勝に立ちあうことができて嬉しいです」
No.25 VivaC 86 MC [GT300]
- 土屋武士
-
「昨日の予選では(松井)孝允との(自分のタイム)差が大きくて、ドライバーとして複雑な気持ちもありましたが、データを分析して自分自身もインプルーブすることができました。今日のレースは、最後は孝允とマーデンボロー(3号車)の勝負になると思っていましたが、本当にその通りになりました。最後で燃料ポンプにトラブルがあって、ガス欠の心配もありましたが、そのまま勝負と思って走らせ続けました。孝允の走りがここ(優勝会見)に導いてくれ、本当に嬉しいです」
- 松井孝允
-
「やっと勝てました。勝ちたかったレースで勝つことができて、本当に嬉しいです。昨日、予選が終わってからもチームスタッフが、夜遅くまで掛かってクルマを仕上げてくれました。今朝のフリー走行では僕のミスからスピンして、また余計な作業を強いることになりましたが、決勝までにはキッチリと直してくれました。本当にチームのスタッフに感謝したいです。あと、日本から駆け付けてくれた多くのファンの皆さんにも感謝したいですね。このチームで勝つことができて、本当に嬉しいです」
Text: GTアソシエイション
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
AUTOBACS SUPER GT第7戦『BURIRAM SUPER GT RACE』の予選が、10月8日、タイのチャン・インターナショナル・サーキット(1周4554m)で行われた。No.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛/国本雄資組がコースレコードでポールポジション(予選1位)を獲得。GT300クラスではNo.25 VivaC 86 MCの土屋武士/松井孝允組が、こちらもコースレコード、さらにチャンで2年連続のクラス・ポールポジションとなった。両車は、10月9日の決勝レースをそれぞれスターティンググリッドのクラス最前列からスタートする。
SUPER GTの予選はノックアウト方式で、Q1、Q2という2回の走行で行われる。ただ、Q1で所定の順位以下の場合は、Q2を走れない(ノックアウト)という厳しい予選方式だ。GT500クラスでは15台のうち、Q2に進出できるのは8台となる。
南国タイではあるが、この日のサーキット上空は雲が多く気温も30度程度。こちらとしては過ごしやすい気候となった。
GT500クラスのQ1は、予定通り15時20分より15分間の走行がスタート。ここではNo.6 WAKO'S 4CR RC Fの大嶋和也がすばらしい走りを見せ、2014年に記録されたコースレコード(1分24秒704)を更新する1分24秒462で、このセッションの1位となった。2番手にはNo.8 ARTA NSX CONCEPT-GTの野尻智紀が入った。一方、日産GT-R勢では昨年のこの大会で優勝したNo.46 S Road CRAFTSPORTS GT-R(千代勝正)の6位が最高位と厳しいQ1だった。
Q2は16時05分から12分とQ1より厳しい条件となる。先手はQ1を8番手とギリギリ通過のNo.12 カルソニックIMPUL GT-R。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラのアタックタイムは1分24秒466でQ1のトップタイムをさらに更新し、ライバルのアタックを待つ。これを上回るスーパーラップを叩き出したのがNo.19 WedsSport ADVAN RC Fの関口雄飛。終了間際に1分24秒307をマークして、見事に自身GT500で初となるポールポジションを決めて見せた。
また、このレースでGT500クラスにデビューした19歳の牧野任祐(No.15 ドラゴ モデューロ NSX CONCEPT-GT)は果敢な走りを披露し、2位となる1分24秒340を記録。これにはライバルの各チームのピットからも大きなどよめきが起こった。
関口のポールポジションはGT300時代に1回、そして今回はGT500クラスで初のポールポジションとなった。LEXUS TEAM WedsSport BANDOHにとっては2012年以来の2回目、レクサスRC Fとっては今季3回目のポールポジションだ。
GT300クラスは、Q1でNo.31 TOYOTA PRIUS apr GTの中山雄一がレコードタイムを更新する1分32秒884でトップとなる。だが、Q2ではNo.25 VivaC 86 MCの松井孝允がそれをさらに書き換える1分32秒102を叩き出し、逆転でクラス・ポールポジションとなった。チームとしては、昨年に続くチャン・インターナショナル・サーキットでのポールポジションとなった。
■ポールポジション選手コメント
No.19 WedsSport ADVAN RC F [GT500]
- 関口雄飛
-
「朝の公式練習からクルマの調子は良かったのですが、Q1を走った国本(雄資)選手から『ちょっと(パフォーマンスが)足りない』と報告があったので、路面温度も下がっていたことからQ2にはセッティングを変更して臨みました。そして国本選手からのインフォメーション通りに走ったら、トップタイムをマークすることができました。でも重要なのは、明日のレース。今日午前の練習走行でロング(長距離走行)の確認できているので、あとは自分たちの走りをして優勝したいです」
No.25 VivaC 86 MC [GT300]
- 松井孝允
-
「公式練習からクルマの調子は良くて、それも状況を訊かれたら『調子いいです!』とした言いようがないくらいに調子が良かった。ただQ2に向けては、少しだけタイヤの内圧を調整して行ったら、クルマは完璧でもうバッチリ決まっていました。ドライバーとしてはポールを獲ることができて嬉しいのですが、これが(チームで今季)3回目で、ここまで結果(優勝)が残せていないので、とにかく明日のレースでは絶対に勝ちたい。勝てるように最善の策をとってがんばります」
Text: GTアソシエイション
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2016年オートバックス全日本カート選手権KF部門の第7・8戦が9月18日、スポーツランドSUGO(宮城県)で行われ、第7・8戦ともに佐々木大樹(TONYKART R.T.J.)が優勝した。
前戦の茂原大会より約2ヶ月の長いインターバルを経て、オートバックス全日本カート選手権KF部門の第7戦・第8戦がスポーツランド菅生で開催された。
真夏の茂原大会とは打って変わり、スポーツランド菅生には秋の気配が漂いだしていた。前戦から大きく変わる気温・路面温度に、タイヤメーカー3社がどのようなタイヤを持ち込むのか、2ヶ月のインターバルの成果が試されることとなった。
土曜日のスケジュールが終了したころ、なんとかもちこたえていた天候は崩れ雨が降り出した。その雨は止むことはなく日曜日になっても降り続け、今季瑞浪以来2度目となるウエットコンディションでのレースとなった。
【第7戦】 佐々木大樹今季初優勝
土曜日に行われたタイムトライアルでは、今にも雨が降りだしそうな天候のため、全ドライバーが早めにコースインをしてタイムアタックを行った。茂原大会に引き続き、菅波冬悟(SUCCED SPORTS Jr)がトップタイムをマーク、2番手には今季ルーキーで唯一優勝を飾っている名取鉄平(Team Birel ART)が、3番手には角田裕毅(Drago Corse)が続いた。
一夜明けた日曜日、朝から降りしきる雨のもとで予選ヒートが行われ、7番グリッドからスタートした佐々木がファイナルラップにトップに浮上し決勝ヒートのポールポジションを獲得した。
予選ヒートの順位によって決定される決勝のスターティンググリッドは、1番から8番グリッドまでをブリヂストンユーザーが独占した。予選ヒート同様のウエットコンディションのため、引き続きブリヂストン優勢の展開になるかと思われたが、予選ヒートよりも雨量が増したことで状況は異なった。オープニングラップより後続を引き離すポールスタートの佐々木だったが、その佐々木を猛烈な勢いで追い上げるのがヨコハマタイヤを履く小高一斗(ADVAN HIROTEX)だ。11番手スターとからみるみると順位を上げ、8周目にはトップ佐々木の後ろにぴたりと付くと、11周目には佐々木のインをついてトップ浮上。その後は佐々木より0.3秒程速いペースで周回し、みるみると佐々木との差を築いていく。このまま小高の独走かと思われた21周目、7コーナーで単独コースアウト。コースに復帰を果たしたものの4番手まで順位を下げてしまう。小高同様に勢いを見せるのが、同じヨコハマタイヤユーザーの三村壮太郎(Croc promotion)で、14番グリッドから2番手まで大きく順位を上げていた。コース復帰後、3位に順位を上げた小高と三村でトップ佐々木を追い上げるが、そのまま佐々木が逃げ切り優勝。今季初レースにして優勝を飾った佐々木は、過去2年SUGO大会で2連勝をしており、これでSUGO大会5連勝となった。2位には三村、3位には小高が入った。
- 佐々木大樹のコメント
-
「予選からペースが良かったので、序盤から逃げる作戦をとっていました。スタートも決まってこれでいけるかと思っていたのですが、想定していたよりも雨量が多く、ヨコハマタイヤの2台のペースに圧倒されてしまい、途中抜かれてしまいました。後半さらに雨量が多くなってからは、自分の持っているもののベストを尽くすしかないと自身の走りに集中していたところ、前が飛び出したことでそのチャンスをものにして勝つことができました。最後まで諦めることなく、着実にプッシュし続けた結果が勝因だと思います」
【第8戦】佐々木大樹貫禄の2連勝
午後に入って少し雨脚は弱まり、コース上の水量も減った中で第8戦の予選ヒートは行われた。2番グリッドの名取はスタートでトップにでると後続を突き放す激走を見せ、そのままトップでチェッカーを受け決勝ヒートのポールポジションを獲得した。2番手には太田格之進(TOYOTA YAMAHA RT)が、3番手には高橋悠之(TONYKART R.T.J.)が入った。
第7戦と同じくブリヂストンユーザーが上位グリッドを占めた決勝ヒート、名取と太田が好スタートを決めた。太田、名取の2台がレースをリードしていくかと思えたが、8番手スタートの佐々木がすぐ後ろに迫っていた。4周目には名取を7周目には太田を攻略してトップに浮上した佐々木は後続を引き離していく。太田、名取に代わって佐々木を追い上げるのは、小高、三村のヨコハマタイヤを履く2台。第7戦でその手から零れ落ちた勝利を取り返すべく佐々木を追いかける小高だったが、同じようなペースで走行する2台の差は縮まることなく、貫禄の走りを見せた佐々木がそのままトップでチェッカー。SUGO大会6連勝目を飾った。2位には小高が、3位には12番グリッドから追い上げを見せた大草りき(スクーデリアLCT)が入った。
3月に開幕したオートバックス全日本カート選手権KF部門も、もてぎ、瑞浪、茂原、SUGOと4大会を終え、残すところは最終鈴鹿大会のみとなった。チャンピオン獲得の権利を持つのは、名取、宮田莉朋(EXPRIT TAKAGI RACING)、朝日ターボ(MASUDA RACING PROJECT)、角田裕毅(Drago Corse)、高橋悠之(TONYKART R.T.J.)、菅波の僅か6名に絞られた。国内カートレース最高峰カテゴリーであるKFだが、来年からは新カテゴリーへOKの移行が予定されており、KFチャンピオンの称号を手に入れられるのは今年が最後だ。最終戦は鈴鹿サーキット国際南コース(三重県)で10月23日に開催される。国内最速のカートドライバーが決する瞬間をぜひともその目で見届けて欲しい。
- 佐々木大樹のコメント
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「予選では思うように走ることができず、8番手スタートとなってしまいました。スタートでしっかりとポジションを上げないと勝てないなと思っていたので、序盤からプッシュしました。スタートでは位置取りも決まり、序盤に3番手に上がることができたので、これならいけるかなと思いました。後半、ヨコハマタイヤ勢が上がってきましたが、距離もあったのでしっかりとペースをコントロールして勝つことができました」
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA
プレスインフォメーション 2016年8月06日
小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016第7戦 決勝レースを、富士スピードウェイ(静岡県)にて2016年8月6日(土)に開催いたしました。
PCCJ2016-第7戦(富士)決勝レース
天候:晴れ 路面:ドライ
午前中に行われた予選の興奮も冷めやらぬ16時20分、気温もさることながらストレートの路面温度は46度に達する厳しいコンディションの中でスタートしたPCCJ第7戦は、随所でオーバーテイクが頻発するPCCJ史上でも有数の激しいレースとなった。
ポールポジションを獲得した#78近藤翼は予選で使用したユーズド、2番グリッドの#14三笠雄一はあえて温存したニュータイヤと言う対照的な戦略を取った2台は無難にスタートを切ったかに見えた。しかし2列目からスタートした#7星野敏はすぐさまフロントローの両車と並びかけるほどの鋭い出足を見せる。4番グリッドスタートの#9武井真司も#7星野に食らい付きトップの4台は団子状態で1コーナーに入るが勢い余った#7星野は5位にポジションダウンを喫した。#78近藤はトップで2周目に突入するも、わずかに加速で勝る#14三笠がストレートエンドでアウトから#78近藤に並ぶ。そのまま2台は接触し、#14三笠は1コーナーでオーバーラン、そしてタイヤバーストを起こして早々とリタイヤとなる。この接触で左フロントタイヤにダメージを負った#78近藤はトップをキープするもペースが上がらず、後方からは徐々に#9武井が迫っていく。
ここで#78近藤をさらなる悲劇が襲う。4ラップに突入する頃、ジャンプスタートをしたとのジャッジが降り、ドライブスルーペナルティを課せられる事になったのだ。6周目、ついに#9武井はヘアピンの進入で#78近藤を捉えトップに立つ。この周の最後に#78近藤がペナルティ消化のためピットレーンに入り#9武井の一人旅になるかと思われたが、予選から絶好調の#7星野が2秒弱のギャップで後ろからチャンスを伺う展開となる。レース中盤には1秒差に、そして残り3周となる頃には0.5秒にまで差を縮めた#7星野は14周目のダンロップコーナーでは#9武井とテール・トゥー・ノーズ状態に持ち込む。ファイナルラップの15周目にはコーナー進入で並びかけるがヘアピンのブレーキングで#7星野のミスを見逃さなかった#9武井は一気にマージンを築きゴール。オーバーオールクラスにエントリーして1年目にして、嬉しい初めての総合優勝を獲得した。
そして#7星野から少し距離を置いたオーバーオール3位、そしてジェントルマンクラス2位争いは、チェッカーフラッグの瞬間まで一瞬たりとも目を離すことができないほどの戦いが繰り広げられた。
序盤に#32永井秀貴、#25内山清士、そして中位グリッドからスタートした#98 IKARI GOTOの3台で展開されていたバトルに後方から順位を上げて行った#99佐野新世が加わり、ストレートだけでなくあらゆるコーナーで順位を入れ替えながら周回を重ねていく。#32永井はついに13周目に集団のトップに立つとリードを見事にマネージメントし、そのままゴール。続いては#99佐野、#98 GOTOの順でチェッカーを受け、レースをフィニッシュした。
ポルシェ カレラカップ ジャパン第8戦は同じく富士スピードウェイを舞台に8月7日(日)の午後11時10分にスタート予定です。
PCCJ第7戦 結果
Pos. Car# Driver (Class) Car Name Time
1 #9 武井 真司 O BINGO RACING 26’28.197
2 #7 星野 敏 G D’station 991 + 0.939秒
3 #32 永井 秀貴 G ナインレーシング +19.127
4 #99 佐野新世 G SKAD PORSCHE +22.236
5 #98 IKARI GOTO G チームトーエイスピリット +24.374
6 #2 田島 剛 G タジマレーシング +24.444
7 #51 ポール イップ G PACE +25.908
8 #66 ブライアン リー G GTO Racing +27.244
9 #47 TAD JUN JUN G muta racing + 27.917
10 #10 齋藤 真紀雄 G BINGO RACING +32.985
11 #78 近藤 翼 O スカイレーシング +34.651
12 #19 Yuri Hayashi Gナインレーシング +35.920
13 #77 浜崎 大 G GRacingVentiler +48.510
14 #23 滝沢 智幸 G イエローコーンGT3 +52.721
15 #36 宇佐美 貴章 G ミツワオートGT3カップ +56.364
16 #24 剛 覇矢人 G みきゃん スペンダー GT3 +1’06.234
17 #25 内山 清士 G エヌケーレーシング +1’29.626
18 #6 米倉 正憲 G GRacing +1’49.437
19 #52 春山 次男 G はるやまRacing TEAM +1’53.216
------ 以上完走-------
#14 三笠 雄一 O ガーミンポルシェ + 13周
* O=オーバーオールクラス G=ジェントルマンクラス
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
プレスインフォメーション 2016年8月06日
小山町. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2016 第7-8戦 予選を富士スピードウェイ (静岡県)にて、2016年8月6日(土)に開催いたしました。
PCCJ2016 第7-8戦(富士)公式予選
天候:晴れ 路面:ドライ
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2016年シーズン第7-8戦はゴールデンウィーク、そして6月の「ザ・ワンメイクレース祭り2016富士」に続いて3大会連続となる富士スピードウェイでの開催となる。日曜日に行われる第8戦はポルシェのグローバルパートナーであるミシュランタイヤの名を冠とした「ミシュランチャレンジ」として行われ、注目が集まる一戦だ。
8月の厳しい日差しが降り注ぐ中、11時10分にPCCJの予選は始まった。前日に行われたフリー走行でトップタイムを記録した#78近藤翼は最初からニュータイヤを投入し、ファーストアタックからトップに立つ。開幕戦から6戦連続でポールポジションを獲得している#78近藤の前に立ちはだかったのは、PCCJスカラーシップドライバーである#14三笠雄一。決勝レースに向けてニュータイアのセットを温存すべくライバルたちのアタック合戦を尻目にピットに留まり、予選開始から約15分後にコースインした#14三笠は、すぐさま1分44秒969のタイムで#78近藤を上回り、適応力の高さを周囲に見せつけた。
しかし#14三笠がコースインした直後に2セット目のニュータイヤを履きコースに出た#78近藤は、2番手に落ちた翌周には1分44秒815を記録してタイミングモニター最上部に自身の名前を押し上げた。翌周には1分44秒649でさらにタイムを縮めて7戦続けてのポールポジションを獲得した。
一方の#14三笠も負けじとアタックを続け第2セクターまでのタイムでは幾度か#78近藤を上回るが、惜しくも届かず。セカンドベストタイムでも#78近藤に対して1/1,000秒及ばず、土曜午後そして日曜日の2レースともに2番手グリッドから第3戦以来の優勝を狙う事となった。
ジェントルマンクラスのトップ、そして全体でもオーバーオールクラスのクルマを退けて3番手のタイムを記録したのは、クラスランキングで首位を走る#7星野敏。「ドライビングのレベルアップだけでなくセットアップ能力も身につけた」とチームから評される#7星野は、#14三笠と同様にセクター2まではダブルポールを獲得した#78近藤をも凌ぐタイムを叩き出すほどの好調さを見せつける。「横方向、そしてリアの荷重をコントロールして曲がれている」と言う#7星野は、セカンドベストにおいても総合3番手となり、決勝ではさらなるアップセットを狙うと力強く語った。
ジェントルマンクラスのグリッドは第7戦が#星野以下、#47 TAD JUN JUN、#32永井秀貴、#25内山清士、第8戦では#47 TAD JUN JUN、#25内山清士、#32永井秀貴と続き、激しいポディウム争いを予感させる30分間を締めくくった。
PCCJ第7戦の決勝レースは8月6日(土)16時10分にスタートし、15周で争われます。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
ル・ボーセ モータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、FIA-F4選手権シリーズの第4大会が7月23日(土)、24日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。ドライバー育成を最大の主旨とし、さらなる盛り上がりが期待されるシリーズに、川合孝汰、平木玲次、平木湧也の3人を走らせる。
本来ならば、第3大会が5月下旬にオートポリスで行われるはずだったが、熊本地震で施設が損傷したため、代替レースが次大会の富士、そして最終大会のもてぎに併せて行われることに。そのため、2か月強のインターバルが空いてしまったが、その間にもテストを実施。3人ドライバーはマイレージを稼ぐとともに、スキル向上に力を大いに注いでいた。
今大会の舞台、SUGOはアクセルを踏んで回るコーナーの多い、典型的なテクニカルレイアウトである上に、アップダウンに富んで、なおかつコース幅が狭い。そのため、走りにリズムを欠いてしまうとコースアウトや接触、果ては大クラッシュに陥ることも少なくはない。その意味ではドライバーの技量を問う、サーキットでもある。
予選 7月23日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
前大会の富士もそうだったが、FIA-F4が2年目の平木湧也を除けばスーパーFJ以外にレース経験のない川合孝汰と平木玲次にとっては、SUGOでは初めてレースを戦うこととなる。そのため、事前にテストを行い、なおかつ専有走行が行われる木曜日から、さっそくの走り出しとなった。2日目の金曜日もコンディションに恵まれたこともあり、ドライバー3人はセッションごとタイムを縮めていったが、練習の締めとなる最終セッションでは、湧也、川合、玲次の順で、ほぼコンマ1秒差で揃うまでとなっていた。
土曜日の予選は、いつもどおり30分間の計測と十分過ぎるほど長いが、このコースではアクシデントはつきもの。いつ赤旗が出ても困らぬよう、開始と同時に3人のドライバーはアタックを行うこととなった。案の定、3分経たぬうちに赤旗が出されることに。再開後、いちばん早く1分24秒台に入れたのは湧也だったが、最初のアタックから最も伸び代が大きかったのが川合。逆に中盤の伸びをやや欠いていたのが玲次ではあったものの、ようやく温まってきた終盤にもクラッシュがあり、二度目の赤旗が。5分間を残していたものの終了とのアナウンスが。
その結果、川合が第7戦を9番手、第8戦を8番手から、そして湧也は10番手と11番手、玲次は15番手と17番手から決勝に挑むことになった。
決勝 第7戦 7月23日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
午後になると天候は崩れ始め、やがて小雨が舞うようになる。それも降ったり、やんだりを繰り返し、第7戦のスタート進行が始まる頃には路面が濡れるまでにはいたらなかったものの、ウェット宣言が出されることに。しかし、全車が迷うことなくドライタイヤを装着した。そんな中、予選3番手のドライバーがクラッチにトラブルを抱えたことから、スタートディレイに。1周減算の14周で争われることになる。そんな混乱にも集中力を途切れさせることのなかった湧也が好スタートを切って、まず目の前の川合をパス。湧也と川合はオープニングラップのうちに7、8番手にポジションを上げた一方で、玲次はヘアピンで突然失速した車両を避け切れずに接触。大きく順位を落としたばかりか、まともに走れない状況に陥ったため、9周目にはピットに戻ってリタイアとなり、ここまで4戦続けてきた完走を途絶えさせてしまう。
湧也と川合は、中盤まで6番手の車両に行く手を阻まれる形で、一列縦隊でのバトルを繰り返していたが、その車両が11周目のSPコーナーインで姿勢を乱してクラッシュ。これにより、湧也が6番手に、川合が7番手に浮上する。その後、ふたりは後続を振り切る格好でゴール。
しかし、再車検でトップと3位の車両に規定違反が発覚し、失格となったことで、それぞれ順位はふたつくり上がることに。湧也が今季最上位となる4位、川合が自己最上位となる5位を獲得することとなった。
決勝 第8戦 7月24日(日)天候/小雨 コース状況/ウエット
夏休みに入って初めての週末ということもあって、土曜日にも8,200人の観客を集めていたが、日曜日には29,500人が。心なしか、子供連れの家族も多いように感じられた。しかし、皮肉なことにコンディションは悪化。未明の雨がしっかり路面を濡らしたばかりか、小雨が第7戦同様、降ったりやんだりを繰り返す。それでも、今度は全車がウェットタイヤを装着しての戦いとなった。
3人はそれぞれスタートをそつなくこなし、またヘアピンで生じたアクシデントも回避。それでも1周目を終えた段階で川合が9番手とポジションをキープしたものの、湧也が12番手後退。逆に玲次は14番手に浮上する。2周目には川合をリーダーに後続が連なるようになり、その中には湧也と玲次も含まれるように。むしろ逃げたい川合ながら、FIA-F4でウェットコンディションを走るのは、これが限りなく初めて。コースに留まるのがやっとの状態がしばらく続き、4周目にはポジションダウン。集団の先頭には湧也がつけて、一台を挟んで川合、玲次の順となる。ここから2周の間は経験の差が出て、3人はいったん離れてしまうが、クラッシュ車両の回収のため、7周目から2周に渡ってセーフティカーがコースイン。
リスタート後は、3台が揃って元気のいい走りを見せた。特に湧也は前のクルマをロックオンすると、すかさずオーバーテイク。13周目には5番手に浮上する。これに玲次も続いて、最終ラップには7番手に。ゴール間際には6番手の車両に並びかけたが、あと一歩のところで逆転はかなわなかった。一方、川合はその流れには乗ることこそできなかったものの、しっかり10位でフィニッシュ。今季6戦目にして、初めて3人が揃って入賞を果たすこととなった。
次大会は富士を舞台に2週間後の、8月6〜7日に開催される。特に第8戦で得られた勢いは、間違いなく保たれているはずだ。今度はそれぞれ表彰台を狙うこととなる。
- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
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欲を言えばクルマのポテンシャルを予選までにもうひとレベル上げたかった。ふたつのレースを通じて言える事は、前戦からの長いインターバルの間にドライバーの意識と取り組み方に変化があり、良い兆候が見られたことだ。特に玲次にとっては1戦目のレースを接触で終わったものの、2戦目では難しいコンディションのなか上位まで追い上げられたことは今後の戦いに自信を持って臨めるのではないだろうか。
- Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
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第7戦は、SUGOでの初レースになりましたが、コース幅の狭さを感じつつ、うまく位置取りもできて、ポイントを獲得できたのですが、第8戦はFIA-F4で初めてのウェットコンディションということもあり、ちょっと苦戦してしまいました。1周目はうまくクリアできたものの、しばらくの間はラインやギヤをうまく合わせ切れず、バタバタのしどおしで……。それでも途中でSCが入ったことで気持ちの切り替えもでき、その頃になるとタイヤを壊していたドライバーも多かったことから、順位を上げることができ、何とかポイントを獲ることができました。これからもこういう状況があると思うので、今後は冷静に対処できるようにしたいです。
- Driver 平木玲次(Reiji Hiraki)COMMENT
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第7戦は1周目に、突然減速したクルマを避け切れずに接触し、まともにレースできずに終わってしまいました。第8戦は天候が荒れていて、序盤からクラッシュなど、前で混乱はあったんですが、そのあたりはうまくかわせたとは思います。後半ペースも上がってきて、前にも追いついていったんですが、2周かかったところを1周で抜いてこられたら、もっと順位を上げることができたように思います。まわりより速く走れていたのに、抜きどころに迷ったり、慎重になり過ぎたのは、今回いちばんの課題です。そのあたりも踏まえて、次回も頑張ります。
- Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
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第7戦はスタートで普通に一台を抜いて、その後はうまくレースは組み立てられたと思っています。予選後のセット変更でかなりいい方向になっていて、まだトップとの差はありましたが、その中で追いついている感じもありましたから、収穫も少なくなかったですね。雨の中での第8戦はペースも良く、しっかり抜き続けながらのレースになりました。欲を言えば、タイヤの熱の入りが最初の2周、ちょっとつらかったので、そのあたりでもう少し我慢できれば表彰台にも行けたのかな、そんな思いはあります。少しずつトップとの差は詰まってきました。順位もレースごと上がってきたので、次は表彰台を目指して頑張りたいと思います。
Le Beausset Motorsports
FIA-F4選手権第9戦の決勝が7月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションからスタートした#37小高一斗(FTRSスカラシップF4)が#11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)との接戦を制し、今季3勝目を挙げたと思われたが、車検で失格となり、大湯が初優勝を飾った。
スーパーGTの公式予選が赤旗中断などで遅延したこともあり、第9戦決勝は当初予定より5分遅い午後4時25分にフォーメーションラップを開始した。
空からは僅かではあるが雨粒が落ちてきたためウェット宣言が出されていたが、全車スリックタイヤでレースに臨む。
ところがここで#9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)がクラッチトラブルに見舞われてグリッド上でストップしたため、このスタートもまたディレイとされてしまう。阪口のクルマはピットレーンに下げられて再始動を試みたが、結局そのままリタイヤとなった。
1周減算の14周とされたレースのスタートを制したのは小高。大湯と際どいサイドバイサイドを展開したのちトップでコントロールラインに戻ってきた。
しかし大湯も小高に離されずに周回を重ねていき、2台は0.5秒~0.8秒の差を保ちながら徐々にペースアップ、中盤以降は予選タイムにも迫る1分23秒台後半のタイムをコンスタントに叩き出す、一瞬たりとも気の抜けない攻防となった。
それに引きずられるように3番手の#36宮田莉朋も9周めに1’23.899と自身の予選ベストタイムをも上回るタイムを記録している。
しかし結局大湯は小高を攻略する糸口をつかめないまま14周を消化することになり、小高がトップでゴールした。しかしトップ小高と3位に入った宮田はレース後の車検で失格。大湯が初優勝を飾り、2位には石坂瑞基(HFDP/SRS/コチラレーシング)、3位には高橋知己(点天&イーストアップwith Field)が入った。
今季からFIA-F4参戦を開始した大湯はこの時点では2位で初表彰台となったが、その表情からは嬉しさよりも勝てなかった悔しさの方が強く感じられる表彰式となった。
次戦第10戦は明日午前10時15分より15周で行われる。
- 優勝 #37小高一斗(FTRSスカラシップF4)のコメント(この後、車検で失格)
-
コース的にも抜かれないのはわかっていたので、スタートをちゃんと決められたら勝てると思うっていました。ペースは遅くなかったと思うんですが、大湯くんが速いペースでついてきたので、気の抜けないレースでした。ずっと集中してプッシュしたのでもう左手がパンパンです。今年は2年目ということでF3に向けてもチャンピオンを取らないといけないんですが、先が見えてきたかなという思いです。ずっと勝っていれば問題ないことなので、ずっと勝ち続ける予定です。明日も楽なレースはできそうもありませんが、頑張ります。
- 2位 #11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)のコメント(この後、小高が失格となったため優勝)
-
表彰台を目標としているわけじゃなくて、チャンピオンを目指しているので、悔しいです。抜くところまでいけませんでした。イン側のスタートで、ゴミを拾ってしまったので序盤ついていけなくて、そこからずっと同じペースで走り続けることになったのは、ドライバーとしてまだまだだなと思いました。チャンピオンを取るドライバーはあの予選ポジションでもなんとかできると思います。クルマの動き的には差はないと思うので、負けたっていうのはドライバーとしてまだ足りないことがあるんだと思います。どうしたらああいう中で勝てるか、ということを考えて明日のレースを戦って、成長していきたいです。
- 3位 #36宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)のコメント(この後、車検で失格)
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自分の中では掴んでいるものは感じてなかったんですけど、ドライビングスタイルについてエンジニアさんやアドバイスしてくださってる関谷さんや片岡さんから言われてることを意識しながら走っています。そういう中で23秒台が出せたので成長してってるのかなと感じました。でも勝てるペースまでは行ってないので、クルマのセッティングを含めて見直していかないとなと思います。明日も4番手スタートです。今回は阪口選手がいない中でのスタートで3位でしたが、明日は晴南選手がいるので、その中で3番手に上がれるのか上がれないのか考えて、今回の課題もしっかり解決していきたいと思います。もちろん優勝を狙っていますが、焦らずに次の富士を見据えてやっていきたいと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2016/07/23) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 11 | 大湯 都史樹 | エヴァRT弐号機tanzen Rn-s | DL | 14 | 19'44.582 |
| 2 | 7 | 石坂 瑞基 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 14 | 4.463 |
| 3 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field | DL | 14 | 8.205 |
| 4 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセFTRS | DL | 14 | 12.679 |
| 5 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 | DL | 14 | 13.665 |
| 6 | 4 | 河野 駿佑 | グッドスマイル初音ミクF110 | DL | 14 | 15.486 |
| 7 | 8 | 上村 優太 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 14 | 16.111 |
| 8 | 10 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング | DL | 14 | 20.714 |
| 9 | 89 | 清原 亮太 | SUCCEED SPORTS F110 | DL | 14 | 22.159 |
| 10 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do Kageyama F110 | DL | 14 | 22.700 |
| 11 | 21 | DRAGON | RSS F110 | DL | 14 | 25.816 |
| 12 | 58 | 阿部 拓馬 | AEONガレージC F110 | DL | 14 | 27.250 |
| 13 | 83 | 武平 良介 | オートモデラーズカフェ+10・NRS | DL | 14 | 29.076 |
| 14 | 17 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 | DL | 14 | 33.121 |
| 15 | 50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 | DL | 14 | 33.183 |
| 16 | 52 | 石澤 浩紀 | 埼玉トヨペットGreen Brave | DL | 14 | 34.362 |
| 17 | 18 | 霜野 誠友 | SAccess Racing F110 | DL | 14 | 38.143 |
| 18 | 66 | 橋本 陸 | Skill Speed | DL | 14 | 38.392 |
| 19 | 70 | 平 優弥 | Leprix Sport F110 | DL | 14 | 38.871 |
| 20 | 15 | 勝亦 勇雅 | ノムメカルーカストF110 | DL | 14 | 39.495 |
| 21 | 3 | 池島 実紅 | AUTOBACS SUTEKINA F4 | DL | 14 | 45.823 |
| 22 | 29 | 朝日 ターボ | ヴァンガードGULFまるはF110 | DL | 14 | 46.660 |
| 23 | 2 | 佐々木 祐一 | 仙台Day Dream Racing | DL | 14 | 53.129 |
| 24 | 30 | 中根 邦憲 | カーペットなかね家具/GULF | DL | 14 | 57.265 |
| 25 | 13 | シュウジ | BMG F110 | DL | 14 | 1'04.537 |
| 26 | 51 | 牛井渕 琴夏 | Silver Star Racing | DL | 14 | 1'07.349 |
| 27 | 23 | YUGO | S2R Racing | DL | 14 | 1'33.172 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
| - | 88 | 川端 伸太朗 | SUCCEED SPORTS F110 | DL | 10 | 4Laps |
| - | 63 | ファン ドユン | VSR Lamborghini SC | DL | 9 | 5Laps |
| - | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 | DL | 9 | 5Laps |
| - | 14 | 根本 悠生 | 東京トヨペットGUNZE KCMG | DL | 0 | 14Laps |
| - | 9 | 阪口 晴南 | HFDP/SRS/コチラレーシング | DL | 0 | 14Laps |
| - | *37 | 小高 一斗 | FTRSスカラシップF4 | DL | 失格 | - |
| - | *36 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 | DL | 失格 | - |
- Fastest Lap: CarNo.11 大湯都史樹(エヴァRT弐号機tanzen Rn-s) 1'23.822 (7/14) 159.091km/h
- CarNo.36,37は、国際モータースポーツ競技規則付則J項274条-2. 7-2.7.1(フロントウイングステー加工)違反により、失格とした。
FIA-F4選手権第7-8戦の公式予選が7月23日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、ポイントリーダーの#37小高一斗(FTRSスカラシップF4)が1’23.758、1’23.802を記録して2戦連続ポールを獲得した。
第5-6戦オートポリスが中止となったため、スーパーGT同様に約2か月半ぶりの開催となるFIA-F4。
公式予選はスーパーGTの赤旗中断の影響で当初予定より7分遅れの午前11時22分より30分間で行われた。
ところが始まってすぐに#51牛井渕琴夏(Silver Star Racing)が最終コーナーでクラッシュしたため赤旗中断。
各ドライバーともウォームアップを終えてこれからアタックというタイミングで出鼻をくじかれた格好だ。
前回第4戦でポールポジションを獲得し、決勝でも2戦連続で表彰台に上がった#50澤田真治(B-MAX RACING)もギヤボックストラブルのためノータイムでこの予選を終えることになった。
51号車の回収ののち再開された予選で最初にトップに立ったのは#88川端伸太朗(SUCCEED SPORTS)で1’24.366。
しかしすぐに小高が1’23.802を叩き出してトップに。小高としては23秒台が出ればもう誰も追いつけないだろう、と予測していたようだが、その予想に反して#11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)が1’23.801とわずか1000分の1秒上回ってトップに立つ。
これをみてとった小高は再アタックを敢行。すでにタイヤ性能のピークは過ぎていたとのことだったが、それでも1’23.758までタイムを縮めてトップを奪い返し、セカンドベストタイムでも大湯を上回って第7戦、第8戦ともにポールポジションを獲得した。
大湯は一旦タイヤをクールダウンして最後にもう1回アタックするつもりだったが、終了5分前に#88川端がSPコーナーでクラッシュ、この予選は赤旗終了となってしまったため、その目論見はかなわなかった。
それでも2戦連続のフロントロースタートはこれまでで最高の結果だ。
小高、大湯に続いて3番手につけたのは#9阪口晴南(HFDP/SRS/コチラレーシング)。明日の第8戦でも坂口は3番手からスタートすることになった。
第7戦決勝はこのあと午後4時20分から、第8戦決勝は明日午前10時15分から、いずれも15周で行われる。
- 第7戦、第8戦PP #37小高一斗(FTRSスカラシップ)のコメント
-
走り始めからずっと調子が良くて、今回はいけるんじゃないかなと思っていました。予選は23秒台に入れておけば大丈夫だと思ったんですが、大湯選手についてこられちゃったんで、ヤバイと思って最後ギリギリまで攻めてタイムを出しました。ロングランも練習から速いタイムで走れてるんで、決勝は問題ないと思います。富士みたいにバトルが出来るコースじゃないんで、スタートちゃんと決めて。自分がミスしない限り抜かれないと思うんで、集中して走ります。
- 第7戦、第8戦2位 #11大湯都史樹(エヴァ弐号機RT)のコメント
-
-
ポールとりたかったんですけど、あと少し足りなかったなと。自分の判断で一旦ピットに入ってタイヤを冷やそうと思ったんですけど、それが結果的に良くなかったです。結果的にはドライバーとして甘かったなと。練習の時からちょっとした温度の変化でだいぶタイムが変わったりしていたので、それを踏まえた上でも選択がまずかったです。決勝はスタートで2番以上、できればトップを取りたいです。なかなか抜けないんで。タイムが僅差だと自分の得意なところで詰まってしまい、徐々に離されちゃうので。
- 第7戦、第8戦3位 #9阪口晴南(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)のコメント
-
練習走行から厳しい状況が続いていて、5、6番あたりが取れればな、という感じでした。昨日チームと考えて、予選はいい方向に持って行けたと思います。もうちょっとという状態の割に順位は悪くなかったなという感じです。赤旗の影響はありませんでした。もう結構走ってて、ピットに入っちゃいましたから。23秒は速いと思いますけど、決勝はあのタイムは出ないと思います。グリップの下がった中でどうなるか、というのが決勝のポイントだと思います。とりあえず落ち着いてスタートを決めて、相当抜けないコースなんで序盤で前に出て、という感じにしたいです。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiryoyuki MINAMI
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2016/07/23) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Driver | Car | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | 小高 一斗 | FTRSスカラシップF4 | R1'23.758 | - | - | 159.213 |
| 2 | 11 | 大湯 都史樹 | エヴァRT弐号機tanzen Rn-s | R1'23.801 | 0.043 | 0.043 | 159.131 |
| 3 | 9 | 阪口 晴南 | HFDP/SRS/コチラレーシング | R1'24.018 | 0.260 | 0.217 | 158.720 |
| 4 | 36 | 宮田 莉朋 | FTRSスカラシップF4 | R1'24.064 | 0.306 | 0.046 | 158.633 |
| 5 | 7 | 石坂 瑞基 | HFDP/SRS/コチラレーシング | R1'24.069 | 0.311 | 0.005 | 158.624 |
| 6 | 25 | 高橋 知己 | 点天&イーストアップwith Field | R1'24.081 | 0.323 | 0.012 | 158.601 |
| 7 | 88 | 川端 伸太朗 | SUCCEED SPORTS F110 | 1'24.131 | 0.373 | 0.050 | 158.507 |
| 8 | 14 | 根本 悠生 | 東京トヨペットGUNZE KCMG | 1'24.219 | 0.461 | 0.088 | 158.341 |
| 9 | 60 | 川合 孝汰 | DENSOルボーセF4 | 1'24.295 | 0.537 | 0.076 | 158.198 |
| 10 | 62 | 平木 湧也 | DENSOルボーセFTRS | 1'24.337 | 0.579 | 0.042 | 158.119 |
| 11 | 4 | 河野 駿佑 | グッドスマイル初音ミクF110 | 1'24.357 | 0.599 | 0.020 | 158.082 |
| 12 | 8 | 上村 優太 | HFDP/SRS/コチラレーシング | 1'24.474 | 0.716 | 0.117 | 157.863 |
| 13 | 10 | 大滝 拓也 | SRS/コチラレーシング | 1'24.509 | 0.751 | 0.035 | 157.798 |
| 14 | 63 | ファン ドユン | VSR Lamborghini SC | 1'24.634 | 0.876 | 0.125 | 157.565 |
| 15 | 61 | 平木 玲次 | DENSOルボーセF4 | 1'24.746 | 0.988 | 0.112 | 157.356 |
| 16 | 89 | 清原 亮太 | SUCCEED SPORTS F110 | 1'24.753 | 0.995 | 0.007 | 157.343 |
| 17 | 16 | 篠原 拓朗 | Media Do Kageyama F110 | 1'24.755 | 0.997 | 0.002 | 157.340 |
| 18 | 66 | 橋本 陸 | Skill Speed | 1'24.837 | 1.079 | 0.082 | 157.188 |
| 19 | 83 | 武平 良介 | オートモデラーズカフェ+10・NRS | 1'24.902 | 1.144 | 0.065 | 157.067 |
| 20 | 21 | DRAGON | RSS F110 | 1'24.943 | 1.185 | 0.041 | 156.991 |
| 21 | 58 | 阿部 拓馬 | AEONガレージC F110 | 1'24.944 | 1.186 | 0.001 | 156.990 |
| 22 | 29 | 朝日 ターボ | ヴァンガードGULFまるはF110 | 1'25.002 | 1.244 | 0.058 | 156.882 |
| 23 | 52 | 石澤 浩紀 | 埼玉トヨペットGreen Brave | 1'25.102 | 1.344 | 0.100 | 156.698 |
| 24 | 18 | 霜野 誠友 | SAccess Racing F110 | 1'25.148 | 1.390 | 0.046 | 156.613 |
| 25 | 15 | 勝亦 勇雅 | ノムメカルーカストF110 | 1'25.196 | 1.438 | 0.048 | 156.525 |
| 26 | 17 | 加藤 潤平 | ATEAM Buzz Racing F110 | 1'25.376 | 1.618 | 0.180 | 156.195 |
| 27 | 3 | 池島 実紅 | AUTOBACS SUTEKINA F4 | 1'25.439 | 1.681 | 0.063 | 156.080 |
| 28 | 70 | 平 優弥 | Leprix Sport F110 | 1'25.553 | 1.795 | 0.114 | 155.872 |
| 29 | 2 | 佐々木 祐一 | 仙台Day Dream Racing | 1'26.017 | 2.259 | 0.464 | 155.031 |
| 30 | 30 | 中根 邦憲 | カーペットなかね家具/GULF | 1'27.213 | 3.455 | 1.196 | 152.905 |
| 31 | 13 | シュウジ | BMG F110 | 1'27.392 | 3.634 | 0.179 | 152.592 |
| 32 | 23 | YUGO | S2R Racing | 1'28.675 | 4.917 | 1.283 | 150.384 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'32.245)予選通過 ---- |
| - | 51 | 牛井渕 琴夏 | Silver Star Racing | no time | - | - | - |
| - | 50 | 澤田 真治 | B-MAX RACING F110 | absebce | - | - | - |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'24.085)を更新しました。
全日本F3選手権第7戦、第8戦が鈴鹿サーキットで行われ、第7戦はポールポジションの山下健太(TEAM TOM'S)が接触でリタイアも、坪井 翔(TEAM TOM'S)が2位表彰台。第8戦では山下が懸命の攻防で2位フィニッシュを果たし、ランキング首位の座を守った。

第7戦は山下健太(TEAM TOM'S #36)と坪井翔(TEAM TOM'S #37)が最前列グリッドからスタートを切ったが山下は接触リタイア、坪井が2位表彰台を獲得
全日本F3選手権の第4大会(第7戦、第8戦)が6月11日(土)と12日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
通常スーパーフォーミュラと併催される全日本F3であるが、今大会はスーパー耐久との併催。
今季のF3でトヨタは、山下健太と坪井 翔の2名をTDP(トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム)ドライバーとして支援する。20歳の山下は、過去2年連続でランキング2位となっており、F3参戦3年目となる今季は悲願のチャンピオンを目指す。山下は開幕からの2戦を連続勝利。第5戦で今季3勝目を挙げ、目下ランキング首位に付けている。
昨年FIA-F4の初代王者に輝き、今季よりF3にステップアップした21歳の坪井は、デビューイヤーでまだ勝利こそないものの、開幕からの6戦全てで表彰台(2位2回)フィニッシュを続けている。
11日(土)午前8時30分から第7戦の予選(10分間)が開始。TDPドライバーの2名は先陣を切ってコースインし、2周のウォームアップ周回の後、3周目にアタック。先にコースインした坪井がトップタイムをマークすると、それを山下が上回り、ポールポジションを獲得。坪井が続き、ライバル勢をやや引き離す形でTDPドライバーの2名が最前列グリッドを独占することとなった。
10分間のインターバルの後に行われた第8戦の予選も第7戦と同様の展開となり、ライバル勢が4周目までアタックしたのに対し、TDPの2名は3周目のアタックで1-2のタイムをマーク。山下が連続ポールポジション、坪井が2番手から決勝に臨むこととなった。
朝の予選に続き、午後1時20分に第7戦の決勝が開始された。気温28度と、午前中よりも気温が上がる中でスタートが切られ、ポールポジションの山下に、2番手の坪井が迫るも、山下は何とかこれを抑えて首位をキープ。これに続いた坪井だったが、ストレートスピードで上回るライバル勢に2周目の1コーナーと130Rで続いてかわされ4位に後退。
首位を行く山下は、一時は2位に2秒近い差をつけていたが、ライバルにじりじりと詰められ、首位争いの攻防が展開された。何とか首位を守り続けた山下だったが、9周目のシケイン進入でライバルが山下のインを突くも止まりきれず、アウト側の山下に接触。山下は車体後部にダメージを負い、レースを終えることとなってしまった。
坪井は山下のリタイアにより3位でチェッカーを受けたが、その後、山下に接触した車両がペナルティを受けることとなり、坪井は繰り上がって2位に。ランキング上位の山下らが決勝ノーポイントに終わったことで、坪井はランキング2位に浮上した。
12日(日)は朝から断続的な雨模様となったが、F3の決勝レース開始までに雨は止み、路面は乾いていったため、全車スリックタイヤでレースに臨んだ。
2番手グリッドを獲得していた坪井は、スタート前のインストレーションラップ中にトラブルが発生。スタートまでに修復することが出来ず、無念のリタイアとなった。これで坪井の開幕からの連続表彰台記録は7で途切れることとなった。
午後1時40分からのフォーメーションラップに続き、第8戦決勝(17周)がスタート。ポールポジションの山下は好スタートで首位を守るも、第7戦同様、後半の高速セクターで上回るライバル勢の追い上げを受けることに。
懸命に後続を抑えた山下だったが、12周目のストレートから1コーナー進入でかわされ、2位に後退。更にライバルの追撃を受け、ファイナルラップの最終シケインまで、テール・トゥ・ノーズでの2位争いが続いたが、山下はこれを凌ぎ切り、2位でフィニッシュ。ランキングを争うライバルよりも前でフィニッシュしたことで、ランキング首位の座を守った。

第7戦で2位表彰台を獲得した坪井翔

両レースポールポジション、第8戦で2位に入り、ランキング首位を守った山下健太
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
全日本F3選手権第7戦の決勝レースが6月11日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
レースは中盤にトップ争いを展開していた#36山下健太(ZENT TOM'S F312)と#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)がシケインで激しく接触。
山下はそのままリタイヤし、マーデンボローにはレース後にペナルティが課せられる結果となった。
これにより2番手でチェッカーを受けた#21高星明誠(B-MAX NDDP F3)が1位に繰り上がり、今季初勝利を獲得した。
Nクラスは#9廣田築(アルビレックスF306 TLM)が初優勝を獲得した。
第7戦決勝は午後1時20分より12周で行われた。
天候は晴れ。梅雨の合間の強い日差しの中での戦いとなった。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#36山下健太(トムス)。
1コーナーで並びかけてきたチームメイトの#37坪井翔を抑え、そのままトップで後続を突き放しにかかる。
一方坪井はマーデンボローの激しいアタックに遭い、2周めの1コーナーでインを奪われて3位に、続いて#21高星明誠(B-MAX NDDP)にも抜かれて4位に後退してしまう。
山下は最初の2周で1.9秒のマージンを築き上げたが、坪井を抜いて単独走行となったマーデンボローが徐々に差を詰めてきて、5周めにはテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込まれる。
その後は4周にわたって一進一退の攻防が続いたが、9周めのシケインでやや強引にインに飛び込んできたマーデンボローと山下が激しく接触、この際に山下は右リヤのサスアームを壊してホームストレート上にストップしてしまった。
マーデンボローはそのまま後続に約1秒のリードを保って12周を走りきり、トップでチェッカーを受けたが、レース後にこの接触に対し全日本F3選手権統一規則 第15条1.1(危険なドライブ行為)違反との裁定が下され、40秒のタイム加算が課せられた。
その結果、マーデンボローは10位に降着、2位でフィニッシュした高星が繰り上がりで今季初優勝をものにすることとなった。
2位には開幕以来唯一全レースで表彰台に上がっている#37坪井が入り、ポイントランキングでマーデンボローを抜いて2位に浮上。#23千代勝正が3位に入った。
Nクラスは予選トップの#78片山義章(プチルマン)がスタートで出遅れた挙句、3周めのデグナー1つめで飛び出して早々とレースを終える一方で、アルビレックスRTの2台と#30DRAGON(B-MAX)が接戦を展開。
その結果7周めに#10岡崎善衛をかわしてトップに立った#9廣田が自身初のF3優勝を達成。
岡崎はDRAGONとの激しいバトルの末に9周めの1コーナーで痛恨のスピンアウト。
この結果DRAGONが今季5度めの2位フィニッシュ、#5アレックス・ヤン(ハナシマ)が3位に入った。
次戦第8戦決勝は明日午後1時40分より17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUZUKA ”S耐”サバイバル -RIJ- (2016/06/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 21 | | 1 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 12 | 23'08.378 |
| 2 | 37 | | 2 | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 2.162 |
| 3 | 23 | | 3 | 千代 勝正 | B-MAX NDDP F3 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 12 | 5.002 |
| 4 | 12 | | 4 | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F314 | TODA TR-F301 | 12 | 7.025 |
| 5 | 2 | | 5 | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 12 | 10.639 |
| 6 | 8 | | 6 | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 12 | 13.767 |
| 7 | 7 | | 7 | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 12 | 15.195 |
| 8 | 3 | | 8 | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 21.350 |
| 9 | 28 | | 9 | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 33.315 |
| 10 | *22 | | 10 | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 12 | 38.875 |
| 11 | 9 | N | 1 | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 56.663 |
| 12 | 30 | N | 2 | DRAGON | B-Max Racing team F308 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 57.031 |
| 13 | 5 | N | 3 | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 12 | 1'10.689 |
| 14 | 10 | N | 4 | 岡崎 善衛 | GlocalアルビTLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 10 | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
| - | 36 | | - | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 9 | 3Laps |
| - | 78 | N | - | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2 | 10Laps |
- Fastest Lap: CarNo.22 ヤン・マーデンボロー(B-MAX DNNP F3) 1'54.526 (5/12) 182,54km/h
- CarNo.22は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第15条1.1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に40秒加算およびペナルティーポイント1点を追加した。
全日本F3選手権第7戦の公式予選が6月11日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
ポールポジションを獲得したのはポイントリーダーの#36山下健太(ZENT TOM’S F312)。
Nクラスは#78片山義章(Petit LM Racing)がトップだった。
第7戦、第8戦はスーパー耐久第3戦との併催。
S耐が午前中予選、午後に100分間の敗者復活戦を予定位している関係もあってか、今回の公式予選は朝8時30分と普段より早めの走行となった。
予選当日の天候は晴れ。朝から蒸し暑い気候の中、午後の決勝に向けての戦いが始まった。
ポイントリーダーの山下はアウトラップと2周めをウォームアップに充てて3周めにアタックを開始、1’52.521を記録してそのままピットへ。
チームメイトの#37坪井翔は3周め、4周めと連続して2周のアタックを行ったが、1’52.715、1’53.169とタイムアップを果たせず、予選2番手にとどまる。
一方、富士、岡山とフロントローを独占して好調ぶりを見せていたB-MAX勢は#22ヤン・マーデンボローが3位、#21高星明誠が4位、#23千代勝正が5位という結果に。
これまで苦戦の続いていたHFDPの#7阪口晴南が6番手と、戸田レーシングの2台を上回ってきた。
Nクラスは今季5勝を挙げている片山が2位以下をコンマ4秒引き離してトップ。#30DRAGON(B-MAX)が2番手につけた。
第7戦決勝は今日の午後1時20分より12周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
SUZUKA ”S耐”サバイバル -RIJ- (2016/06/11) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 36 | | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.521 | - | - | 185.789 |
| 2 | 37 | | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.715 | 0.194 | 0.194 | 185.470 |
| 3 | 22 | | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 1'53.004 | 0.483 | 0.289 | 184.995 |
| 4 | 21 | | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 1'53.037 | 0.516 | 0.033 | 184.941 |
| 5 | 23 | | 千代 勝正 | B-MAX NDDP F3 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 1'53.425 | 0.904 | 0.388 | 184.309 |
| 6 | 7 | | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 1'53.594 | 1.073 | 0.169 | 184.034 |
| 7 | 12 | | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F314 | TODA TR-F301 | 1'53.606 | 1.085 | 0.012 | 184.015 |
| 8 | 2 | | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 1'53.691 | 1.170 | 0.085 | 183.877 |
| 9 | 8 | | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 1'54.009 | 1.488 | 0.318 | 183.364 |
| 10 | 3 | | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'55.099 | 2.578 | 1.090 | 181.628 |
| 11 | 28 | | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'56.431 | 3.910 | 1.332 | 179.550 |
| 12 | 78 | N | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'57.999 | 5.478 | 1.568 | 177.164 |
| 13 | 30 | N | DRAGON | B-Max Racing team F308 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'58.436 | 5.915 | 0.437 | 176.511 |
| 14 | 9 | N | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'58.639 | 6.118 | 0.203 | 176.208 |
| 15 | 10 | N | 岡崎 善衛 | GlocalアルビTLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'59.083 | 6.562 | 0.444 | 175.552 |
| 16 | 5 | N | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'00.533 | 8.012 | 1.450 | 173.440 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'04.021)予選通過 ---- |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
#7平川亮
(第1レース)
12番グリッドからのスタートは怖かったです。セーフティーカーが先導しても視界は悪いままなので安全かどうかはわかんないです。レースも後ろについていくだけで、近づくと何も見えないので。フレッシュエアで走れなかったので空力もいいのかどうかわかりませんでした。
(第2レース)
スタート前の8分間の走行の感触は悪くなかったです。スタートで2台ぐらいパスして、中山選手とのバトルになりました。僕の方はリヤタイヤを使ってしまって立ち上がりが良くなかったので、コーナーの進入で抜いてやろうと。中山選手はスプーンのブレーキングが甘くて、目の前でミスをしていたのでチャンスと思って抜きました。
結果だけ見れば5位で元を取れた感じです。予選をもっと頑張って前の方からスタートしないとなと思います。GTでは予選がうまくいっているので、何か勘違いしている部分があるのかもしれません。
(今シーズンを振り返って)
僕もですがファンの皆さんも望んだ結果が出せなくて悔しいです。また来年もチャンスがあれば、予選をうまくやってきっちり結果を残したいです。表彰台を争って、優勝もしたいです。来年のことはまだ決まっていません。
(海外への興味は)
あります。WECとかも。僕もトヨタのドライバーなんで、機会があれば乗りたいです。アメリカは今は考えていません。危ないですよあれ。
#8小林可夢偉
(グリッド上でフロントブレーキ周りから炎が上がった件につて)
あのままスタートしてもクルマには何の問題もありませんでした。最後尾に下げられることになって帰ってしまおうかと思いました。あの位置から上位に上がるのは無理だし、危ないでしょう?
クルマは全然問題ありませんでした。混んでる中で走っていてもトップ集団と同じペースで走れていたので。
(今シーズンを振り返って)
ポールも優勝もなかったので寂しいなと。いけそうでなかなか行けない。いつも「あとちょっと」しか言ってない、毎回。それしかない。あとちょっとあれば世界が変わったんですけどね。ある意味安定はしていたんですが。
(スーパーフォーミュラの印象)
まず練習時間が短いし、タイヤセットも少ないので、完璧な状態で予選に行くことが少なかったです。まあみんな同じなんですけど。そういうことがあるので、予選は開けてびっくり、みたいなことがあるんですよ、良くも悪くも。予測しにくい状態で走るのは難しいなと思ったのと、やっぱりレベルが高いんで誰が勝ってもおかしくない。だから誰かが予選うまくいくといきなりバーンと前に来たりする。「ま、こんなもんだろう」くらいのペースじゃポールは取れない。だからレースも難しい。レースペース良かったから勝てるというわけでもない。練習時間が短いし、僕の場合初めて走るサーキットも多かったので、タイヤがどうたれていくのかも予測できない。日本のレースというものを色んな意味で勉強できました。あと一歩だったなと。
(ファンへのメッセージ)
優勝できなかったのはすごい悔しいですけど、目の前で戦える姿を見せられてるのは僕としては良かったなと。雨の中、寒い中来ていただいて感謝します。
レースって印象に残るだけじゃなくて結果も残さないとね。なかなか難しいんですよね、トップでぶっちぎってても「つまらない」って言われるし。レースってエンターテイメント、プラス結果、というのがあるから、それを同時にやるのは難しくて。ストーリー性がすごく大事なんで、そこをどうやって作るか、というのがあればファンの皆さんもさらに興味を持っていただけるのかなと。AKB戦法っていうんですか(笑)ストーリー性があるから応援のしがいがあるという。
(来年に向けて)
今年の経験が自信をさらに強くすると思います。常に行けると思ってます。行けないと思ったのは今日の第2レースぐらいですね。来年のことはまだ決まっていません、農作業してるかもしれないし(笑) 今のところはこれで無職。スーパーフォーミュラも有力な選択肢です。GTは以前フェラーリで経験してるし、日本で2つやるっていうのは今の所考えられないです。スーパーフォーミュラに乗ってるか、トラクターに乗ってるか(笑)
(海外から問い合わせがあったらどう答えるか)
いや僕一人誘ったんですけどね。約1名誘って、「よし行くぞ」ってなってたんですけど、某社が契約してしまって。本人くる気満々だったんですけどね。ただ、ここで日本がダサいのは、ここできっちりお金出さないといけないんですよ。それは向こうのほうが全然高いんで。それがあるまでは真剣にやる気でしたよ。
そうやって盛り上げていかないと。F1だって今のスター選手がいなくなったら誰が見るの? って話ですよ。逆に今のF1のスター選手がスーパーフォーミュラに乗るってなったらみんな見に来るでしょ? そのぐらいの発想があってもいいし、モータースポーツが大切というなら、そのぐらいしないとね。別にF1ほどの金額じゃなくていい。今のGTのトップクラスと同じくらいの額で「え、そんな貰えるの」てなります。F1降りるとそんなに貰えるわけじゃないんですよ、次はDTMくらいかな、まあアメリカは置いといて。でもDTMはドライバーにはあんまり評判良くないんですよ。メーカー戦争あるし、タイヤがへぼいし。うまくやれば日本も。ドライバーはすごく興味あるんです。もし向こうから来たいってなったら迎え入れられるようにメーカーさんも準備しておいて欲しいなと思いますね。それぐらい面白い事が欲しいなと思いますね。
誰かが契約切れる頃に僕が近づいてって「どう?」って声かけてみようかなって。
レースをどうやって面白く見せるか、ってもっと考えて欲しいんですよ。僕らドライバーもやれることはやるし。あとはこれをいかにしてグローバルに展開していくかだと思うんですよ。
アジアとかでも映像タダであげて「とりあえずこれ流してくれ」ってやってもいいと思うんですよ。それで興味持ってくれたら日本に見に来てくれたり、走りに来てくれたりするかもしれないじゃないですか。やっぱりそういう風にグローバルに考えて欲しいなっていうのが、スーパーフォーミュラを1年やって感じました。僕らもモチベーション上がると思うんですよ、そうなれば。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
- ドライバーズチャンピオン #38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
-
とりあえずホッとしています。プレッシャーがあるにはあって、眠れないほどじゃないけど緊張もしていたんですが、チームの雰囲気が明るくて、予選前もふざけてたりとか、笑ったまま行かせてくれたんで、そういうのに助けられて自分の実力を出し切れました。そこはよかったです。
無事に終われてホッとしています。
今回はきっちりできた、という安心したという気持ちが大きくて、そんなに感情的にならなかったんですけど、ウィニングランから戻ってきて、体重測って、メカさんたちの顔を見たときにこみ上げてきました。チーフメカさんが開幕前に緊急入院したり、僕のためにチームを移籍してくれたメカさんがいたりしたので、彼らの顔を見ていて思わず涙が出てしまいました。
19歳でレースを始めてからずっと一貴や可夢偉とレースしてきてて、なかなか自分が目立つ番が来なかった。今年可夢偉選手が参戦してきて、また一緒にレースできたことが嬉しかったし、今まで助けてくれた人がいっぱいいて、人に恵まれてここまできたので、ここでいい結果を残せばその人たちに恩返しできるかなと思っていました。
今シーズンはあっという間でした。岡山で勝った時はずっと赤いランプをつけていられると思っていなかったんですが、2勝目を挙げたところでチームの雰囲気が変わりました。
でも、僕らはGTも同じスタッフでやっているので、毎週同じリズム、同じ流れでやってこられて、すごくやりやすかったです。
- チームチャンピオン 舘信秀(PETRONAS TEAM TOM’S)
-
隣が中嶋一貴だったらもっとよかった、というのが正直な気持ちです。3年連続でチームタイトルを取れてよかったと思っています。今週末は中嶋が出だしから調子が悪くて心配していたんですが、最後2位に入ってよかったなと。
一貴は1回休んでの2位ですからね、よく頑張ってくれたなあと思います。
新チャンピオンが出るというのは大事なことだと思うので、おめでとうございます。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
山本尚貴待望の今季初優勝!そして石浦宏明涙の初タイトル!!
2015全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の決勝レース2が11月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)が終始独走、2013年の最終戦以来2年ぶりの国内トップフォーミュラ優勝を達成。#1中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)は2位に終わった。
また、これによりシリーズチャンピオンは#38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)が2015年のドライバーズチャンピオンを獲得。石浦にとっては国内トップフォーミュラでの初タイトルとなった。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日13,500人/決勝日16,000人/大会総入場者数29,500人)
決勝レース2は午後3時にフォーメーションラップを開始。雨は依然として降り続いていたものの、予定通りスタンディングスタートで始まった。
ところがスターティンググリッド上で#8小林可夢偉(チームルマン)のフロントブレーキ周りから炎が上がったためにスタートはディレイとなってしまう。
出火したのはディスクローターを覆っているCFRP製の「インナーディフレクター」と呼ばれるパーツ。これがカーボンディスクの熱に耐えられずに溶けてしまったのだ。
8号車の消火作業の後、レースは当初予定から1周減算され27周で行われることになり、この原因を作った小林は最後尾にグリッドを下げられる措置がとられた。
仕切り直しとなったスタートでは予選4番手の#1中嶋がイン側から凄まじい勢いで加速してきて1コーナーでポールの#16山本に並びかけてきた。
さらには予選6番手の#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラも大外からぐんぐん二人に迫ってくる。
しかし山本はギリギリの間合いで中嶋を押さえ込み、オリベイラはイン側に殺到する車群に行く手を阻まれてランオフエリアに逃れざるをえず、#40野尻智紀(ダンデライアン)にかわされて4位に後退してしまった。
トップに立った山本はそこから一気に逃げにかかり、2周目には2秒、6周目には4.4秒、20周を消化する頃には7.4秒の差を2位中嶋との間に築き上げていった。
その後方ではオリベイラが6周めのバックストレートで野尻を捉えて3位浮上、後退した野尻はその後エンジントラブルにより10周で戦列を去ることに。
続いてレース1優勝の#2アンドレ・ロッテラーも12周めのスプーン手前で突如スローダウン、そのままグリーンゾーンにクルマを止めてしまった。
これにより、7番手スタートだった石浦は労せずして4位に浮上する事になる。
石浦の後方には#34小暮卓史(ドラゴコルセ)、#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)が続いていたが、2台は13周目のシケインで接触。
小暮はスピンアウトを喫して#18中山雄一(KCMG)、#7平川亮(チームルマン)らの先行を許し、ロシターはフロントウィングにダメージを負ってそのままピットに戻ってレースを終えた。
トップの山本はその後も中嶋に付け入る隙を与えず、最後は中嶋に5.7秒の差をつけてチェッカーを受け、2013年11月の最終戦鈴鹿の第1レース以来2年ぶりの勝利をものにした。
ホンダエンジンにとってもこの勝利は今季初。昨年9月の第6戦SUGOで野尻智紀以来1年2か月ぶりの勝利となった。
このレースでの優勝が逆転の条件だった中嶋は惜しくも2位に終わり、石浦がこのレースを4位でフィニッシュしたために、シリーズポイントは石浦51.5pt、中嶋45.5ptとなり、2008年にフォーミュラニッポンにデビューし、途中2年のブランクを経て昨年カムバックしてきた石浦宏明が悲願の初タイトルを6シーズン目にしてついに手にすることになった。
なお、思わぬトラブルから最後尾スタートとなった小林はトップの山本をも上回るハイペースで激しい追い上げを展開、コースの至る所でオーバーテイクを披露して場内を大いに湧かせたが、わずかにポイント圏内には届かず9位で2015シーズンを終えることになった。
なお、このレースを持って1973年以来続いてきたブリヂストンの国内トップフォーミュラへのタイヤ供給はひとまず終了。来季からは横浜ゴムが新たにワンメイク供給を開始する。
2016シーズンの開幕は現時点で4月16-17日に鈴鹿サーキットで予定されているが、この日は世界耐久選手権(WEC)第1戦シルバーストンと日程が重なっているため、FIAのカレンダー調整の結果に応じて変更になる可能性が大きい。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/08) Final Race 2 Weather:Rainy Course:Wet
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限SF14 TEAM無限 | HONDA HR-414E | BS | 27 | 52'32.553 |
| 2 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 5.712 |
| 3 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | LENOVO TEAM IMPUL SF14 LENOVO TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 11.324 |
| 4 | 38 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 30.889 |
| 5 | 7 | 平川 亮 | ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 35.407 |
| 6 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 45.852 |
| 7 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 DRAGO CORSE | HONDA HR-414E | BS | 27 | 46.989 |
| 8 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 51.118 |
| 9 | 8 | 小林 可夢偉 | Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 51.659 |
| 10 | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 27 | 56.658 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 27 | 57.212 |
| 12 | 20 | アンドレア・カルダレッリ | LENOVO TEAM IMPUL SF14 LENOVO TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 57.677 |
| 13 | 4 | ウィリアム・ブラー | FUJI×D'station KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | BS | 27 | 1'08.228 |
| 14 | 41 | ナレイン・カーティケヤン | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 27 | 1'08.591 |
| 15 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 27 | 1'14.369 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 24Laps)完走 ---- |
| - | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 21 | 6Laps |
| - | 3 | ジェームス・ロシター | FUJI×D'station KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | BS | 13 | 14Laps |
| - | 2 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 10 | 17Laps |
| - | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40S SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 10 | 17Laps |
- Fastest Lap: CarNo.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION M41Y SF14) 1'55.809 (4/27) 180.51km/h
2015全日本選手権スーパーフォーミュラ・シリーズ最終戦「JAF鈴鹿グランプリ」の決勝第1レースが11月8日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションの#2アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14)がそのままリードを広げて逃げ切り、今季3勝目を挙げた。
2位にはポイントリーダーの#38石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)がつけたが、ランキング2位の#2中嶋一貴(PETRONAS TOM’S SF14)が4位に入ったため、選手権の行方は第2レースの結果に持ち越された。
決勝日の天候はあいにくの雨。
このため午前10時から予定されていた20周の決勝第1レースは、セーフティーカーの先導でスタート、3周目より追い越しが解禁となった。
ポールシッターの#2ロッテラーは後続に全く付け入る隙を与えず、序盤から独走状態に持ち込み、6周を消化する頃には2位の#38石浦に6秒弱のリードを築き上げる。
3位は#3ジェームス・ロシター(コンドーレーシング)、4位には#8小林可夢偉(チームルマン)がつけ、#1中嶋は5位につけた。
もしこのままの順位でレースが終了すれば、石浦の得点は49pt、中嶋は41ptとなり、第2レースの結果を待たずして石浦のチャンピオンが決定する。
ところが石浦の後方からは#3ロシターが激しく追い上げてきた。
ロシターは5周目のバックストレートでオーバーテイクボタンを使って石浦との間隔を詰め、続くシケインでインを伺う。
接触を伴いながらもかろうじて抑え込んだ石浦だったが、16周めにロシターがコースを飛び出してレースを終えてしまったため、後方の中嶋が4位に繰り上がってしまった。
この状況では中嶋の獲得ポイントが41.5ptと成ってしまうため、第2レースで中嶋が優勝し、石浦がノーポイントに終わると逆転で中嶋がチャンピオンということになってしまう。
更にはロシターの脱落で3位に浮上した#8小林も石浦の背後に迫り、18周目のシケインでインに飛び込んできた。しかし小林は勢い余ってオーバーラン、その後は石浦も小林に付け入る隙を与えなかったため、レースはロッテラー、石浦、小林、中嶋の順で終了。
これにより獲得ポイントは石浦49pt、中嶋41.5pt、ロッテラー40ptとなり、また#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)は9周目のヘアピンで飛び出してリタイヤに終わったため、この時点でロッテラーとオリベイラがチャンピオン争いから脱落、かろうじて中嶋の可能性が首の皮一枚残るという状況になった。
決勝第2レースはこのあと午後3時より28周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
JAF GRAND PRIX SUZUKA -RIJ- (2015/11/08) Final Race 1 Weather:Rainy Course:Wet
2015 SUPER FORMULA Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 2 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 20 | 42'03.785 |
| 2 | 38 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 20 | 5.895 |
| 3 | 8 | 小林 可夢偉 | Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 20 | 6.632 |
| 4 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 20 | 36.779 |
| 5 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40S SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 20 | 47.378 |
| 6 | 34 | 小暮 卓史 | DRAGO CORSE SF14 DRAGO CORSE | HONDA HR-414E | BS | 20 | 51.243 |
| 7 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 20 | 53.744 |
| 8 | 11 | 伊沢 拓也 | REAL SF14 REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 20 | 54.903 |
| 9 | 10 | 塚越 広大 | REAL SF14 REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 20 | 55.939 |
| 10 | 7 | 平川 亮 | ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 20 | 59.661 |
| 11 | 65 | ベルトラン・バゲット | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 20 | 1'00.699 |
| 12 | 41 | ナレイン・カーティケヤン | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 20 | 1'01.638 |
| 13 | 4 | ウィリアム・ブラー | FUJI×D'station KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | BS | 20 | 1'05.712 |
| 14 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限SF14 TEAM無限 | HONDA HR-414E | BS | 19 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 18Laps)完走 ---- |
| - | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | TOYOTA RI4A | BS | 17 | 3Laps |
| - | 3 | ジェームス・ロシター | FUJI×D'station KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | BS | 15 | 5Laps |
| - | 20 | アンドレア・カルダレッリ | LENOVO TEAM IMPUL SF14 LENOVO TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 10 | 10Laps |
| - | 64 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 10 | 10Laps |
| - | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | LENOVO TEAM IMPUL SF14 LENOVO TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 8 | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S SF14) 1'55.401 (14/20) 181.51km/h
- セーフティーカー(SC)スタートとした。
- #7平川亮
-
(予選結果について)Q1はニュータイヤの時に間合いが取れずに、タイヤを暖めきれないうちに残り時間がなくなって、止むを得ずタイヤが暖まりきらない状況でアタックをしました。Q2はエンジンが不調でストレート区間で伸び悩んで、悔しい予選でした。
(クルマの状態について)方向は見えていたので、特に迷うことなくセットアップを進めていく上でタイムも上がっていったので、予選のクルマのバランスは悪くなくて、感触は良かったです。
(決勝に向けては)ドライなら予選のセットアップで良いと思いますし、雨だとチームがデータを持っているので、それに変えてタイヤを替えて走るだけかなあと思います。
スタート次第ですね。スタートがうまくいけば入賞県内もいけると思いますし、失敗しないように完走します。スタートして一気に前に出たいですね、フライングギリギリで。
(エンジンの不調とは?)まだ分かっていなくて、今調べています。
- #8小林可夢偉
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(予選について)Q1は一発目走り出したタイヤとニュータイヤで2秒も上がってしまいました。最初はもう戦えないペースだったんで、諦め半分でニュータイヤで出て行ったらびっくりするぐらいのグリップでした。あれぐらいのグリップで練習からQ1を走り出せてたら多分トップとか取れたんだろうなと。あまりにもフィーリングが違いすぎたんで、平凡に行くしかありませんでした。あのグリップで最初からバーンといけてたら、コンマ15ぐらいは稼げたと思うんで。
Q2は通ればいいな、くらいの気持ちで行ったら2番で。「もしかしたらこれはいけるかも?」と思ってQ3行ったんですけど、思ったより攻めきれなかった。攻めたんですけど、足りなかった。あとホンダ勢が突然バーンと前に来ちゃったのが予想外でした。一応タイムは上がっているんで、何か失敗したとかそういうんじゃないんです。
正直僕Q1で落ちると思っていたんで、Q1が余裕のない状態なんですよ。だからそこまで上がり幅がなかった。
(朝のフリー走行について)この寒い路面に対して、一回使ったタイヤって硬くなるんですよね。タイヤの熱入れに入らない温度帯にいたから、ズルズルで。グリップがなくてダメだったんですけど、ニュータイヤを入れてたらちょうど(作動レンジに)入るところに行くから、タイム差がすごいある。今まで2秒も違ったことがなかったので、感覚的にも明らかに違うかったんで、グリップが上がってよかった反面、僕は今までスタンダードにQ3来てるんで、中古タイヤでしか走れない、タイヤに関して貯金のない状態で来てるのでこうなったというところです。
セッティングが詰め切れなかったのもあるんですけど、何より感覚の違いが大きかったです。
(決勝について)どちらのレースも僕はチャンピオンシップに一番影響するスターティングポジションにいるので、もしチャンピオンシップ勝ちたかったら、スタートまでの僕のところに来ていただければ、ちょっと考慮したレース展開にしようかなと、思っているということだけ書いといてください(笑)
朝の段階で一回目、で「やばいな」と思ったらお昼の段階で二回目、受け付けてるんで。
二回とも僕はいいところにいるんで、お陰さんで。
明らかに威嚇してきたら、僕も威嚇するスタートをするしかないなと。もしかしたら、1位走ってても、イラっとしてたらダーンていくかもしれない。それは交渉次第です。
雨なんで、あんまり優勝しても嬉しくない。「雨のお陰で勝てた」みたいに言われてもしょうがないし。ラッキーで勝ててもしょうがないし、ドライで勝てないとチャンピオンシップなんか戦えないのはわかってるんで。そういう意味でもポールは取りたかったです。ポールを取れなくて悔しいし、シーズン的にも悔しいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO