真夏の長距離2連戦、第二幕は奇跡の逆転劇で幕を閉じた!
2022オートバックス スーパーGT第5戦「FUJIMAKI GROUP 鈴鹿GT450kmレース」の決勝が8月28日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選最後尾からスタートしたNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が終盤トップに立ち、今季初優勝を掴み取った。GT300クラスもNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が5年ぶりの優勝をものにし、リタイヤに終わった第4戦富士の雪辱を果たした。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第5戦決勝は、午後2時30分に三重県警によるパレードランに続いて77周で行われた。スタート時の気温は28℃、路面温度は39℃だ。
スタートでトップに立ったのはポールポジションのロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)。松下信治(Astemo NSX-GT)が2位、笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が3位、そして国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が4位と、ここまでは予選順位ままコントロールラインに戻ってきた。後方では山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)がS字でスピンしたことにより、15番手のベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)が順位を一つ上げて戻ってきた。
その後、12位を走っていた福住仁嶺(ARTA NSX-GT)が7周目に早めのピット作業を行ったことでバゲットは13位に繰り上がる。最後尾に落ちた山下も8周目に最初の給油を行い、挽回を図る。
一方、トップのクインタレッリは2位松下との差を着実に広げていき、16周目に3秒495のリードを築き上げると、17周目に最初の給油を行った。この時点ではドライバー交代は行わず、そのままクインタレッリが第2スティントを担当する。
これで松下はトップに繰り上がり、笹原が2位となる。その笹原は27周目、松下は29周目にピットイン、それぞれ大湯都史樹と塚越広大に残りの2スティントを託した。
大湯はアウトラップでクインタレッリにかわされるが、31周目にこれを捉え、3位に浮上する。この時点でトップにいた関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)と2位のバゲットは最初のピット作業を終えていなかったので、実質的には大湯がトップだ。
4位にはクインタレッリ、5位は福住、そして6位には石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)がつける。決勝前のウォームアップ走行では電気系のトラブルに見舞われて1周もできなかったZENT CERUMO GR Supraだが、スタートには修復が間に合い、ここまで順調に周回を重ねてきていた。
塚越はこの時点で7位。アウトラップから数周はタイヤのウォームアップに気を使うあまり、クインタレッリと石浦の先行を許すが、ブリヂストンタイヤが作動レンジに入った34周目からは一気にペースを上げて追撃を開始した。
関口とバゲットは33周目に揃ってピットイン。これで大湯がトップに立つ。石浦は36周目にクインタレッリを捉えて2位に浮上、大湯との差を詰めにかかる。塚越もこの2台に追いつき、トップ争いは3台による接近戦の様相を呈してきた。
一方、クインタレッリと福住は41周目に2回目のピット作業を行い、ここで松田次生と野尻智紀に交代した。
数周にわたって接戦を繰り広げていたトップ3台だったが、3位の塚越は48周目に2回目のピットイン、給油とタイヤ交換を済ませ、そのまま塚越が第3スティントを担当した。
そしてその直後、このレースの勝敗を左右するアクシデントが発生した。
GT300クラスでトップ争いを展開していた佐藤公哉(HACHI-ICHI GR Supra GT)が130Rでコースを飛び出し、激しい勢いでバリアに突っ込んだのだ。
これによりトップが50周目に入ったところでセーフティーカー(SC)が導入されたが、その直前となる49周目にNo. 12 カルソニックIMPUL ZとNo. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが揃って2回目のピット作業に取り掛かっており、この2台は幸運にもピットレーンが封鎖となる直前にコースに戻ることに成功したのだ。
これにより、50周目の順位はトップがNo. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT、2位はNo. 38 ZENT CERUMO GR Supra、3位にNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra、4位にNo. 37 KeePer TOM'S GR Supraが続いたが、この4台は2回目のピット作業を終えておらず、ピット作業を済ませた中ではNo. 17 Astemo NSX-GTがトップ、39号車が2位、No. 23 MOTUL AUTECH Zが3位、そしてNo. 12 カルソニックIMPUL Zが4位という状況となった。
車両回収ののちSCは54周目にピットイン、55周目からレースは再開となる。
ここで38号車と37号車は直ちにピット作業を行うが、16号車はそのままトップでリードを広げる作戦に出る。この時点で38号車には勝負権がなくなった。
その55周目には平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)が松田と中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)を捉えて3位に浮上するが、松田は56周目のヘアピンで中山を抜き去ると、57周目には130Rで平峰がオーバーランしたのに乗じて3位を奪い取る。
59周目に大湯がピットイン。これにより塚越がトップに立ち、16号車はトップに対して1分以上のビハインドを背負うことになった。塚越の背後には松田と平峰のニッサン勢が迫ってくる。
しかし松田は65周目の立体交差下で周回遅れのGT300車両をかわそうとした際に、後ろから追いついてきた平峰を押し出す格好になってしまったため、ドライビングスルーペナルティを課せられてしまう。やむなく69周目にピット向かう松田。これで23号車は6位まで後退してしまった。
これで優勝争いは塚越の駆る17号車と、平峰の駆る12号車の2台に絞られた。
塚越のテールに食らいつき、その隙を窺っていた平峰は75周目のヘアピンでインに飛び込み、アウト側で粘る塚越を立ち上がりでねじ伏せてついにトップに躍り出ると、そのまま一気に後続を突き放してフィニッシュラインに飛び込み、No. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が今季初優勝をモノにした。
これはチームインパルと平峰にとっては昨年の第5戦SUGO以来の勝利だ。2位にはNo. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)がつけ、No. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が3位と、表彰台を3メーカーが分け合う形となった。
一方、GT300クラスは、ポールポジションからトップを快走する大草りき(TANAX GAINER GT-R)を9周目のダンロップ立ち上がりで予選2番手の三宅淳詞(HACHI-ICHI GR Supra GT)がかわしてトップを奪う。
しかしNo. 244 HACHI-ICHI GR Supra GTが23周目に最初のピット作業を行い、三宅から佐藤公哉に交代したところ、すでに16周目にタイヤ無交換で最初のピット作業を終えていたNo. 55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)、No. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)らが244号車に先行する形となり、この時点で55号車が実質トップ、4号車が2位となっていた。
さらに片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)は35周目に木村偉織(ARTA NSX GT3)を捉えてトップに浮上する。
後方から追い上げを図った佐藤は44周目に130Rで痛恨のコースオフを喫し、レースから脱落することに。
その後は42周目に片岡からバトンを受け取った谷口信輝が後続を寄せ付けない走りで最後までトップを守り切り、チームに5年ぶりの勝利をもたらした。
2位には53周目に武藤英紀(ARTA NSX GT3)を捉えたNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が入り、No. 30 apr GR86 GT (織戸学/平良響/上村優太)が3位で今季初の表彰台を獲得した。
次戦の舞台は宮城県のスポーツランドSUGO。9月18日決勝だ。なお、SUGO大会では通常フォーマットの300kmレースが行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
2022オートバックス スーパーGT第5戦「FUJIMAKI GROUP 鈴鹿GT450kmレース」の公式予選が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはNo. 23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3年ぶりのポールポジションを獲得。GT300クラスはNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)がポールポジションを獲得し、最低地上高不足で失格となった第3戦鈴鹿の雪辱を果たした。
公式予選は当初の予定より20分遅れの午後3時20分よりノックアウト方式で行われた。天候は曇り。コースはドライ。開始時の気温は31℃、路面温度は39℃だった。
予選Q1 公式練習に続いてRed Bull MOTUL MUGEN NSX GTがトップタイム
GT500クラスは、まずアウトラップに続いてウォームアップランを2周行ってアタックに入った塚越広大(Astemo NSX-GT)が1分45秒735をマーク。これを石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分45秒365で上回るが、ウォームアップを3周行ってアタックに入った大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1分45秒219でトップに立った。
続いて阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分45秒244、松田次生(MOTUL AUTECH Z)は1分45秒282を記録し、それぞれ2番手、3番手となり、石浦は4番手、塚越は5番手に。
最後に関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分45秒824で8番手に滑り込んだところでチェッカー。6番手は佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)、山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が7番手でQ2に駒を進めた。
GT300クラスのAグループは、まずウォームアップ1周からアタックに入ったケイ・コッツォリーノ(PACIFIC hololive NAC Ferrari)が1分57秒919でトップに立つが、これをウォームアップ3周からアタックした木村偉織(ARTA NSX GT3)が1分57秒707で上回り、そのままトップでQ2進出を果たした。
続いて少し遅れてコースに入ったロベルト・メルヒ・ムンタン(Team LeMans Audi R8 LMS)がウォームアップ3周で1分57秒798で2番手に。
この結果、コッツォリーノは3番手、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)は4番手となり、以下堤優威(muta Racing GR86 GT)、太田格之進(UPGARAGE NSX GT3)、吉本大樹(Syntium LMcorsa GR Supra GT)、冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)がQ2へ。
一方、テスト中のクラッシュにより第4戦を欠場した松井孝允(HOPPY Schatz GR Supra)は9番手で惜しくも予選を終えることになった。8番手の冨林との差は僅か0.009秒だった。
Bグループは、最初にウォームアップ1周でアタックに入った佐藤公哉(HACHI-ICHI GR Supra GT)が1分57秒851を記録、そのままトップでQ2に進出した。続いてアタックした坂口夏月(Bamboo AirwaysランボルギーニGT3)は1分58秒234。これを高木真一(K-tunes RC F GT3)が1分58秒072で上回って2番手につける。
そこにウォームアップ3周でアタックした阪口良平(Arnage MC86)が1分58秒532で割って入り、3番手。最後に平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)が1分58秒346で6番手に滑り込んだところでチェッカー。
このほか元嶋佑弥(Weibo Primezランボルギーニ GT3)が5番手、富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が7番手、谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が8番手でQ2に進出。
その一方で、開幕2戦でポールポジションを獲得し、前戦富士で優勝した井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)は10番手、2位入賞を果たした石川京侍(GAINER TANAX GT-R)は9番手で、共にQ1敗退となっている。
予選Q2 ロニー・クインタレッリが3年ぶりのポール獲得!!
GT500クラスは午後4時31分にコースオープン。まずは中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)と松下信治(Astemo NSX-GT)が残り9分でコースイン。
その30秒後に笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が。続いてロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)、立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)が走行を開始した。
第2戦富士から3戦連続ポールの国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)は残り時間6分で走り始め、最後に平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が残り時間5分30秒でピットアウトしていった。
まずはウォームアップ2周でアタックに入った松下が1分45秒349を記録。同じくウォームアップ2周の笹原は1分45秒442で一歩及ばず、ウォームアップ1周でアタックした国本も1分45秒582に留まる。
しかしその直後、クインタレッリが1分45秒169を叩き出し、松下を上回ってトップに。結局誰もこのタイムを上回ることができず、No. 23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は新型Zが実戦投入されて以来初のポールポジションを獲得。ニッサン勢としてもこれは2019年8月の第5戦富士以来、実に3年ぶりのPP獲得となった。
No. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)が2番手、No. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京/大湯都史樹)が3番手となり、連続ポールポジション記録が3で止まったNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)は4番手で決勝に臨むこととなった。
GT300クラスはウォームアップ1周でアタックに入った三宅淳詞(HACHI-ICHI GR Supra GT)が1分56秒995を最初に叩き出し、これを大草りき(TANAX GAINER GT-R)が1分56秒941で上回る展開となった。
結局1分56秒台のタイムを記録できたのはこの二人だけで、3番手の小暮卓史(Weibo Primezランボルギーニ GT3)はトップからコンマ442秒落ちの1分57秒437。ポイントリーダーの藤波清斗(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)も1分57秒488の4番手に留まったため、No. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が今季初のポールポジションを獲得。トップタイムを記録しながら車検落ちとなった第3戦鈴鹿の雪辱を果たすことに成功した。
昨年の鈴鹿大会で優勝したNo. 244 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)も予選2番手につけ、フロントローから決勝をスタートすることになった。
第5戦決勝は28日の午後2時30分より77周(450km)で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
■GT500クラス
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car
Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 23 | ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 30 | 1'45.169 | - | - | 198.777 |
| 2 | 17 | 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 38 | 1'45.349 | 0.180 | 0.180 | 198.438 |
| 3 | 16 | 笹原 右京 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | 1 | 1'45.442 | 0.273 | 0.093 | 198.263 |
| 4 | 19 | 国本 雄資 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 27 | 1'45.582 | 0.413 | 0.140 | 198.000 |
| 5 | 38 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 16 | 1'45.674 | 0.505 | 0.092 | 197.827 |
| 6 | 24 | 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 35 | 1'45.811 | 0.642 | 0.137 | 197.571 |
| 7 | 39 | 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 32 | 1'45.893 | 0.724 | 0.082 | 197.418 |
| 8 | 100 | 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 46 | 1'46.118 | 0.949 | 0.225 | 197.000 |
■GT300クラス
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car
Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 10 | 大草 りき | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 45 | 1'56.941 | - | - | 178.767 |
| 2 | 244 | 三宅 淳詞 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | | 1'56.995 | 0.054 | 0.054 | 178.685 |
| 3 | 88 | 小暮 卓史 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 33 | 1'57.437 | 0.496 | 0.442 | 178.012 |
| 4 | 56 | 藤波 清斗 | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 100 | 1'57.488 | 0.547 | 0.051 | 177.935 |
| 5 | 4 | 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 12 | 1'57.664 | 0.723 | 0.176 | 177.669 |
| 6 | 20 | 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | | 1'57.880 | 0.939 | 0.216 | 177.343 |
| 7 | 18 | 小林 崇志 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 78 | 1'57.924 | 0.983 | 0.044 | 177.277 |
| 8 | 55 | 武藤 英紀 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | 3 | 1'58.066 | 1.125 | 0.142 | 177.064 |
| 9 | 87 | 松浦 孝亮 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 18 | 1'58.370 | 1.429 | 0.304 | 176.609 |
| 10 | 6 | 片山 義章 | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 18 | 1'58.393 | 1.452 | 0.023 | 176.575 |
| 11 | 50 | 末廣 武士 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | 12 | 1'58.550 | 1.609 | 0.157 | 176.341 |
| 12 | 96 | 新田 守男 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 38 | 1'58.593 | 1.652 | 0.043 | 176.277 |
| 13 | 60 | 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 30 | 1'58.768 | 1.827 | 0.175 | 176.017 |
| 14 | 2 | 加藤 寛規 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 5 | 1'58.843 | 1.902 | 0.075 | 175.906 |
| 15 | 9 | 横溝 直輝 | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 24 | 1'58.852 | 1.911 | 0.009 | 175.893 |
| 16 | 5 | 平木 玲次 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 45 | 2'00.272 | 3.331 | 1.420 | 173.816 |
■GT500クラス
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car
Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 大湯 都史樹 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | 1 | 1'45.219 | - | - | 198.683 |
| 2 | 19 | 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 27 | 1'45.244 | 0.025 | 0.025 | 198.636 |
| 3 | 23 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 30 | 1'45.282 | 0.063 | 0.038 | 198.564 |
| 4 | 38 | 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 16 | 1'45.365 | 0.146 | 0.083 | 198.407 |
| 5 | 17 | 塚越 広大 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 38 | 1'45.735 | 0.516 | 0.370 | 197.713 |
| 6 | 24 | 佐々木 大樹 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 35 | 1'45.753 | 0.534 | 0.018 | 197.679 |
| 7 | 100 | 山本 尚貴 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 46 | 1'45.775 | 0.556 | 0.022 | 197.638 |
| 8 | 39 | 関口 雄飛 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 32 | 1'45.824 | 0.605 | 0.049 | 197.547 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 3 | 千代 勝正 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 52 | 1'46.008 | 0.789 | 0.184 | 197.204 |
| 10 | 8 | 福住 仁嶺 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 42 | 1'46.025 | 0.806 | 0.017 | 197.172 |
| 11 | 37 | 宮田 莉朋 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | 62 | 1'46.055 | 0.836 | 0.030 | 197.117 |
| 12 | 36 | 坪井 翔 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 43 | 1'46.103 | 0.884 | 0.048 | 197.027 |
| 13 | 64 | 伊沢 拓也 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | | 1'46.154 | 0.935 | 0.051 | 196.933 |
| 14 | 14 | 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 60 | 1'46.211 | 0.992 | 0.057 | 196.827 |
| 15 | 12 | 平峰 一貴 | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 49 | 1'46.260 | 1.041 | 0.049 | 196.736 |
■GT300クラス(Aグループ)
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car
Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 55 | 木村 偉織 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | 3 | 1'57.707 | - | - | 177.604 |
| 2 | 6 | ロベルト・メルヒ・ムンタン | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 18 | 1'57.798 | 0.091 | 0.091 | 177.467 |
| 3 | 9 | ケイ・コッツォリーノ | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 24 | 1'57.919 | 0.212 | 0.121 | 177.284 |
| 4 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 100 | 1'57.985 | 0.278 | 0.066 | 177.185 |
| 5 | 2 | 堤 優威 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 5 | 1'58.057 | 0.350 | 0.072 | 177.077 |
| 6 | 18 | 太田 格之進 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 78 | 1'58.134 | 0.427 | 0.077 | 176.962 |
| 7 | 60 | 吉本 大樹 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 30 | 1'58.768 | 1.061 | 0.634 | 176.017 |
| 8 | 5 | 冨林 勇佑 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 45 | 1'58.935 | 1.228 | 0.167 | 175.770 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 25 | 松井 孝允 | HOPPY Schatz GR Supra TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 1'58.944 | 1.237 | 0.009 | 175.757 |
| 10 | 65 | 蒲生 尚弥 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 36 | 1'58.984 | 1.277 | 0.040 | 175.698 |
| 11 | 30 | 織戸 学 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 9 | 1'59.445 | 1.738 | 0.461 | 175.019 |
| 12 | 7 | 荒 聖治 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 63 | 1'59.508 | 1.801 | 0.063 | 174.927 |
| 13 | 48 | 田中 優暉 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 2'01.809 | 4.102 | 2.301 | 171.623 |
| 14 | 22 | 和田 久 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 2'02.208 | 4.501 | 0.399 | 171.062 |
■GT300クラス(Bグループ)
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car
Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 244 | 佐藤 公哉 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | | 1'57.851 | - | - | 177.387 |
| 2 | 96 | 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 38 | 1'58.072 | 0.221 | 0.221 | 177.055 |
| 3 | 87 | 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 18 | 1'58.234 | 0.383 | 0.162 | 176.812 |
| 4 | 88 | 元嶋 佑弥 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 33 | 1'58.304 | 0.453 | 0.070 | 176.707 |
| 5 | 20 | 平中 克幸 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | | 1'58.346 | 0.495 | 0.042 | 176.645 |
| 6 | 10 | 富田 竜一郎 | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 45 | 1'58.388 | 0.537 | 0.042 | 176.582 |
| 7 | 50 | 阪口 良平 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | 12 | 1'58.532 | 0.681 | 0.144 | 176.368 |
| 8 | 4 | 谷口 信輝 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 12 | 1'58.646 | 0.795 | 0.114 | 176.198 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 11 | 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 60 | 1'58.900 | 1.049 | 0.254 | 175.822 |
| 10 | 52 | 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 27 | 1'59.031 | 1.180 | 0.131 | 175.628 |
| 11 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 89 | 1'59.138 | 1.287 | 0.107 | 175.470 |
| 12 | 360 | 青木 孝行 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 5 | 1'59.723 | 1.872 | 0.585 | 174.613 |
| 13 | 31 | 中山 友貴 | apr GR SPORT PRIUS GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | | 1'59.927 | 2.076 | 0.204 | 174.316 |
2022オートバックス スーパーGT第5戦「FUJIMAKI GROUP鈴鹿GT450kmレース」の公式練習が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはNo. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京/大湯都史樹)が、GT300クラスはNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がそれぞれトップタイムを記録した。
今シーズン3度目の450kmレースとなる第5戦鈴鹿大会には、タイヤテストでクラッシュを喫したために前回の富士大会を欠場したNo. 25 HOPPY Schatz GR Supra(松井孝允/野中誠太)がクルマの修復を間に合わせて合流したほか、富士大会には真っ黒な車体色で参加したNo. 22 アールキューズAMG GT3(和田久/城内政樹)も本来の赤いカラーリングが施されて鈴鹿入りしてきた。
またNo. 30 apr GR86 GTは開幕から第1ドライバーを務めてきた永井宏明が急遽欠場することになり、織戸学、平良響そして上村優太の3人で参戦することになった。
その最初の走行となる公式練習は午前9時25分より、2クラス混走85分、専有走行各20分の予定で始まった。開始時点の気温は29℃とやや涼しさの感じられるコンディションでの走行となった。
混走では走り始めて4周目に福住仁嶺(ARTA NSX-GT)が1分47秒509でトップに立ち、これを塚越広大(Astemo NSX-GT)が5周目に1分47秒436で上回る。
2台はそのまま一旦ピットに戻ったが、この間に平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が1分47秒374をマークして17号車のタイムを上回ると、その直後にロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)が1分46秒915を叩き出して一気にトップに浮上する。
続いて平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)も1分47秒314を記録して二人の間に割って入り、一時はニッサンZが1-2-3を形成する。
その後は各車ロングランに移行したか、上位タイムはなかなか更新されなかったが、残り時間が1時間を切ったところで石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分47秒333で3番手に。野尻智紀(ARTA NSX-GT)も1分47秒348で4番手に浮上し、24号車は5番手まで後退。この順位のまま混走は終了した。
GT500クラスの専有走行は当初午前11時より10分間で行われる予定だったが、500クラスのコースインが始まった直後にGT300クラスの上村優太(apr GR86 GT )がガス欠症状に見舞われて立体交差下でストップしたため、一旦赤旗中断となり、改めて11時8分より10分間で行われた。
ここで真っ先にコースインしたのは大津弘樹(Modulo NSX-GT)。大津は1分47秒226をマークしてこの時点で2番手に浮上したが、国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分47秒006で大津を上回って2番手に。
その直後には第3戦鈴鹿大会で勝利した千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分46秒843で23号車のタイムを上回ってトップに浮上するが、すぐさま大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)1分46秒321を叩き出してトップに躍り出た。
続いて松田次生(MOTUL AUTECH Z)も1分46秒475までタイムを縮めて2番手に食い込み、塚越広大(Astemo NSX-GT)が1分46秒652で3番手に浮上したところでチェッカー。No. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京/大湯都史樹)がトップで午後の予選に臨むことになった。
GT300クラスは混走の10周目に1分58秒022を記録したNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がそのままトップに。同じく混走で2番手につけていたNo. 88 Weibo Primezランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がそのまま2番手という結果に。3番手にはポイントリーダーのNo. 56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が続いた。
結局専有走行に入っても上位陣はタイム更新がなかったため、GT300クラスはこのままの順位で走行を終了、午後の予選に臨むこととなった。
公式予選はこのあと午後3時よりノックアウト方式で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
■GT500クラス
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car
Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 笹原 右京 大湯 都史樹 | Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT Honda NSX-GT TEAM Red Bull MUGEN | DL | 1 | 1'46.321 | - | - | 196.623 |
| 2 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 30 | 1'46.475 | 0.154 | 0.154 | 196.339 |
| 3 | 17 | 塚越 広大 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 38 | 1'46.652 | 0.331 | 0.177 | 196.013 |
| 4 | 3 | 千代 勝正 高星 明誠 | CRAFTSPORTS MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 52 | 1'46.843 | 0.522 | 0.191 | 195.663 |
| 5 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 27 | 1'47.006 | 0.685 | 0.163 | 195.365 |
| 6 | 24 | 佐々木 大樹 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 35 | 1'47.011 | 0.690 | 0.005 | 195.356 |
| 7 | 64 | 伊沢 拓也 大津 弘樹 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | | 1'47.225 | 0.904 | 0.214 | 194.966 |
| 8 | 12 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | カルソニックIMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 49 | 1'47.314 | 0.993 | 0.089 | 194.804 |
| 9 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 16 | 1'47.333 | 1.012 | 0.019 | 194.770 |
| 10 | 8 | 野尻 智紀 福住 仁嶺 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 42 | 1'47.348 | 1.027 | 0.015 | 194.742 |
| 11 | 37 | サッシャ・フェネストラズ 宮田 莉朋 | KeePer TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM KeePer TOM'S | BS | 62 | 1'47.411 | 1.090 | 0.063 | 194.628 |
| 12 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 46 | 1'47.630 | 1.309 | 0.219 | 194.232 |
| 13 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 60 | 1'47.647 | 1.326 | 0.017 | 194.201 |
| 14 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 32 | 1'47.700 | 1.379 | 0.053 | 194.106 |
| 15 | 36 | 坪井 翔 ジュリアーノ・アレジ | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 43 | 1'47.854 | 1.533 | 0.154 | 193.829 |
■GT300クラス
FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car
Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 12 | 1'58.022 | - | - | 177.130 |
| 2 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | Weibo Primezランボルギーニ GT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 33 | 1'58.461 | 0.439 | 0.439 | 176.473 |
| 3 | 55 | 武藤 英紀 木村 偉織 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 ARTA | BS | 3 | 1'58.593 | 0.571 | 0.132 | 176.277 |
| 4 | 56 | 藤波 清斗 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 100 | 1'58.630 | 0.608 | 0.037 | 176.222 |
| 5 | 2 | 加藤 寛規 堤 優威 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 5 | 1'58.683 | 0.661 | 0.053 | 176.143 |
| 6 | 9 | ケイ・コッツォリーノ 横溝 直輝 | PACIFIC hololive NAC Ferrari Ferrari 488 GT3 PACIFIC CARGUY Racing | YH | 24 | 1'59.072 | 1.050 | 0.389 | 175.568 |
| 7 | 244 | 佐藤 公哉 三宅 淳詞 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | | 1'59.191 | 1.169 | 0.119 | 175.392 |
| 8 | 30 | 織戸 学 平良 響 上村 優太 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 9 | 1'59.289 | 1.267 | 0.098 | 175.248 |
| 9 | 10 | 富田 竜一郎 大草 りき 塩津 佑介 | TANAX GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 45 | 1'59.290 | 1.268 | 0.001 | 175.247 |
| 10 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 36 | 1'59.359 | 1.337 | 0.069 | 175.146 |
| 11 | 52 | 吉田 広樹 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 27 | 1'59.363 | 1.341 | 0.004 | 175.140 |
| 12 | 18 | 小林 崇志 太田 格之進 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 78 | 1'59.422 | 1.400 | 0.059 | 175.053 |
| 13 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 89 | 1'59.488 | 1.466 | 0.066 | 174.956 |
| 14 | 7 | 荒 聖治 アウグスト・ファルフス 近藤 翼 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 63 | 1'59.656 | 1.634 | 0.168 | 174.711 |
| 15 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 38 | 1'59.748 | 1.726 | 0.092 | 174.577 |
| 16 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 18 | 1'59.752 | 1.730 | 0.004 | 174.571 |
| 17 | 50 | 加納 政樹 阪口 良平 末廣 武士 | Arnage MC86 TOYOTA 86 MC Arnage Racing | YH | 12 | 1'59.937 | 1.915 | 0.185 | 174.302 |
| 18 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 30 | 1'59.977 | 1.955 | 0.040 | 174.243 |
| 19 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 山田 真之亮 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | | 2'00.211 | 2.189 | 0.234 | 173.904 |
| 20 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン | Team LeMans Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 18 | 2'00.235 | 2.213 | 0.024 | 173.870 |
| 21 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 柴田 優作 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | 5 | 2'00.362 | 2.340 | 0.127 | 173.686 |
| 22 | 11 | 安田 裕信 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 60 | 2'00.727 | 2.705 | 0.365 | 173.161 |
| 23 | 25 | 松井 孝允 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | | 2'00.986 | 2.964 | 0.259 | 172.790 |
| 24 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 小高 一斗 | apr GR SPORT PRIUS GT TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr | BS | | 2'01.294 | 3.272 | 0.308 | 172.351 |
| 25 | 5 | 冨林 勇佑 平木 玲次 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | 45 | 2'01.555 | 3.533 | 0.261 | 171.981 |
| 26 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 2'03.989 | 5.967 | 2.434 | 168.605 |
| 27 | 48 | 井田 太陽 田中 優暉 甲野 将哉 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 2'04.013 | 5.991 | 0.024 | 168.573 |

FIA-F4第2世代車両のイメージ(画像提供:GTアソシエイション)
FIA-F4選手権シリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)は8月7日、第5戦、第6戦の開催されている静岡県小山町の富士スピードウェイで会見を開き、同シリーズにて2024年から使用する第2世代車両の概要を発表した。
これはFIAのレギュレーション変更に伴うもので、モノコックの強度向上(側壁強度10倍、対貫通性能1.7倍)やHALOの採用など、FIAの求める最新の安全要件に準拠したものだ。また燃料タンクはハイブリッド対応(FIA規定エナジーストア搭載可能)のものとなり、フロントウィングはCFRP製に、前後のブレーキキャリパーは共に4PODとなる。
シャシーの供給は従来の童夢に代わって東レ・カーボンマジックが行うことになった。これはGT500マシンのモノコックを始めとする共通部品の製造及び供給実績を評価して選定されたもの。
エンジン供給は第1世代に引き続いてトムスが担当するが、最高出力は従来の160馬力から180馬力へとアップする。
タイヤ供給も従来通り住友ゴム(ダンロップ)が行い、燃料は一括してペトロナスが供給する。
実車は今季最終戦のモビリティリゾートもてぎにおいて公開される予定となっており、2023年1月より受注を開始、初期ロットは35台を予定している。販売価格はFIAのキャッププライスをベースに設定され、2023年10月より順次納車される予定だ。
会見にはGTAの坂東正明代表取締役をはじめ、東レ・カーボンマジックの奥明栄社長、トムスの谷本勲社長らが出席。FIA-F4シリーズのより一層の発展と若手の育成、日本のモータースポーツ産業への抱負をそれぞれに述べた。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
- 第5戦優勝 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「全然満足していません。もう少し(荒川選手を)引き離したかった。リザルトとしては1位が取れたのでいいんですけど、内容は自分としてはちょっとダメかな?と思っています」
「ランキングはトップに立ちましたけど、僕はそこを意識するというより、目の前のレースを一つ一つしっかり取っていこうと思っているので、そういう意味では満足いきません」
「スタートは上手くいきましたが、すぐにSCが入ってしまいました。あのまま走っていればもう少し引き離せたのかなと思います。それでもポジションを守り切れたということはポジティブに捉えるべきかなと」
「全力は出し切りましたが、それでも自分の求めている内容にはならなかった。本来なら第2戦のように後続を引き離してファステストラップを狙いにいきたかったです。なぜそうならなかったのかをしっかり調査して、明日に向けて頑張りたいです」
「明日は3番手スタートなので、しっかりと追い上げて5連勝したいです。専有走行の結果も良かったので、クルマに不安感はありません。明日もやることは変わらず、今日の課題を見つけて以下に反映できるか、ですね」
- 第5戦決勝2位 荒川麟(TGR-DC Racing School)
-
「勝つためにはペース的な部分であと少し改善しないとと思います。そこが足りなかった。最初は行けると思っていたんですが、レース中盤からキツくなってしまって、最後は(小出選手と)同じくらいのペースになってしまいました。スタートがうまくいかなかったのが全てですね」
「レース後半はタイヤのグリップが落ちてくるに従ってクルマのバランスが変わってしまい、そこに僕自身が合わせこむのに手こずってしまいました」
「明日はもう行くしかないので。最初からどんどん攻めて、勝てるように。多分周りはゴチャゴチャすると思うのでそこで隙をついて、頑張ります」
- 第5戦決勝3位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
- 「開幕戦から全部のレースで表彰台に上がっていますが、1位2位2位2位3位とずっと落ちてきているので」
「今日のレースはスタートで前に出られなくて、そこからセーフティーカーが入りました。後ろからもどんどん追い上げてきていたので、早く3位の選手を抜いて、後続に飲み込まれないようにして、明日に向けてのタイムアタックをしようかなと思っていました。自分のペースも良かったので、もっとロスなく前の選手を抜いていれば、トップ2台にもついていけて、順位も上げられたと思うので、そこは反省点です」
「スタートの発進をミスした時点で頭を切り替えて、バトルで変に滑らせてタイヤを痛めないように注意ながら、タイムアタックに備えました」
「リスタートでは出遅れましたが、伊東選手も出遅れたので、うまい具合にスリップを使って抜けました」
「今までスタートポジションから必ず上げてきているので。明日は2位からもスタートなのでもう1位しかありません。キッチリ優勝していいレースをしたいです。小出選手の連勝を止めます」
- 第5戦決勝7位、第6戦ポールポジション 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
- 「昨日の練習の段階で、走り方やセッティングを今日のレースに合わせてきていたので、いい感じに走れていました。それがタイムにも反映されていたのですごく良かったです。いいペースで走れているという感触があっただけに、スタートでミスして後ろに下がってしまったのが残念です。それを無くせば、明日十分に勝てるクルマだと思うので、明日は優勝を狙いにいきます」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO


2022年FIA-F4選手権シリーズ第5戦の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP RACING TEAM)がそのまま逃げ切り、第2戦富士から続く連勝記録を4に伸ばした。
(天候:曇り コース:ドライ)

第5戦決勝は午後1時50分より14周で行われた。今にも降り出しそうな空模様ではあったが、レースは終始ドライコンディションで行われた。
ポールポジションの小出は予選2番手の荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)を牽制しながらトップで1コーナーに飛び込み、そのままトップで2コーナーを立ち上がっていった。2位は荒川、3位には伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が続く。

しかしその後方で、藤原優汰(BJ Racing F110)、佐藤巧望(HELM MOTORSPORTS F110)らが絡むアクシデントが発生。この2台がコース上にストップしてしまったため、2周目から早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

車両回収ののちSCは3周終わりでピットイン、レースは4周目から再開となるが、ここで4位につけていた三井優介(HFDP RACING TEAM)が伊東のインに飛び込んで3位に浮上した。
三井に続いて大滝拓也(Media Do影山Racing F110)、岩澤優吾(BJ Racing F110)の二人も伊東を攻め立て、5周目の1コーナーではアウトから岩澤が、続く2コーナー立ち上がりではインから大滝が伊東に並びかけるが、伊東は二人を押さえ込んで100Rを立ち上がっていく。
それでも岩澤は7周目に伊東を捉えて4位に浮上する。しかし大滝は岩澤と順位を争っていた6周目に後ろから来た中村仁(TGR-DC RSフィールドF4)にコカコーラコーナーで抜かれて7位に後退してしまった。
一方、トップの小出は序盤から後続を引き離そうと考えていたが、荒川との差はなかなか広がっていかない。その後方からは三井が徐々に差を縮めてきていた。しかし小出は最後まで荒川に付け入る隙を与えずに14周を走り切り、第2戦富士以来4戦連続の勝利をものにし、シリーズポイントを100に伸ばした。これによりドライバーズランキングでもこのレースを3位で終えた三井の94ポイントを抜いてトップに浮上した。
3位を走行する三井はレース後半に入るとファステストラップを記録して第6戦のポールポジションを獲得する作戦に切り替え、9周目には1分46秒418を記録するが、そのさらに後方を走っていた小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が10周目に1分46秒380を叩き出す。
すかさず三井は11周目に1分46秒341で小林を上回るが、小林は12周目に1分46秒330を叩き出した。結局これがこのレースでのファステストラップとなった。
この結果、第6戦決勝は小林が自身初のポールポジションを獲得。第5戦を3位で終えた三井が2番手。第5戦を制した小出が3番手。そして2位でフィニッシュし荒川が4番手からスタートすることになった。
第6戦決勝は明日の朝8時より14周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 5 | | | 小出 峻 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'27.132 | - | - |
| 2 | 35 | | | 荒川 麟 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'28.167 | 1.035 | 1.035 |
| 3 | 7 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'29.949 | 2.817 | 1.782 |
| 4 | 97 | | | 岩澤 優吾 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 27'34.258 | 7.126 | 4.309 |
| 5 | 80 | | | 伊東 黎明 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 14 | 27'36.404 | 9.272 | 2.146 |
| 6 | 37 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'36.406 | 9.274 | 0.002 |
| 7 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'37.199 | 10.067 | 0.793 |
| 8 | 16 | | | 大滝 拓也 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 27'38.418 | 11.286 | 1.219 |
| 9 | 6 | | | 西村 和真 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'40.293 | 13.161 | 1.875 |
| 10 | 77 | | | 宮下 源都 | WARMTECH Skill Speed SKILL SPEED | 14 | 27'41.314 | 14.182 | 1.021 |
| 11 | 62 | | | 堀尾 風允 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'42.089 | 14.957 | 0.775 |
| 12 | 41 | | | 奥本 隼士 | Racing TEAM HERO'S TEAM HERO'S | 14 | 27'43.658 | 16.526 | 1.569 |
| 13 | 38 | | | 平安山 良馬 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'47.027 | 19.895 | 3.369 |
| 14 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 27'47.328 | 20.196 | 0.301 |
| 15 | 14 | | | 新原 光太郎 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 14 | 27'47.430 | 20.298 | 0.102 |
| 16 | 31 | | | 奥住 慈英 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 27'50.040 | 22.908 | 2.610 |
| 17 | 15 | | | 吉村 渉 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 27'50.838 | 23.706 | 0.798 |
| 18 | 19 | | | 伊藤 慎之典 | KRacマックスインターナショナル KRac Motorsports | 14 | 27'50.840 | 23.708 | 0.002 |
| 19 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'52.901 | 25.769 | 2.061 |
| 20 | 18 | | | 洞地 遼⼤ | アキランドレーシングF110 AKILAND RACING | 14 | 27'52.928 | 25.796 | 0.027 |
| 21 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 27'54.564 | 27.432 | 1.636 |
| 22 | 32 | | | 髙口 大将 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 28'12.708 | 45.576 | 18.144 |
| 23 | 96 | IC | 2 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングアキランドF110 AKILAND RACING | 14 | 28'16.319 | 49.187 | 3.611 |
| 24 | 86 | IC | 3 | 大阪 八郎 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 28'17.005 | 49.873 | 0.686 |
| 25 | 29 | IC | 4 | 小嶋 禎一 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 14 | 28'17.574 | 50.442 | 0.569 |
| 26 | 99 | IC | 5 | 近藤 善嗣 | AdvaNceD IoTくじらRn Rn-sports | 14 | 28'19.272 | 52.140 | 1.698 |
| 27 | 71 | IC | 6 | 大山 正芳 | ダイワN通商アキランドF110 AKILAND RACING | 14 | 28'19.498 | 52.366 | 0.226 |
| 28 | *13 | | | 藤原 大輝 | Hitotsuyama MDF Hitotsuyama Racing | 14 | 28'21.054 | 53.922 | 1.556 |
| 29 | 27 | IC | 7 | SYUJI | RSS F110 RSS | 14 | 28'26.352 | 59.220 | 5.298 |
| 30 | 55 | IC | 8 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 14 | 28'26.609 | 59.477 | 0.257 |
| 31 | *39 | | | 地頭所 光 | SACCESS RACING SACCESS RACING | 14 | 28'32.941 | 1'05.809 | 6.332 |
| 32 | 23 | IC | 9 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 28'37.329 | 1'10.197 | 4.388 |
| 33 | *30 | IC | 10 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | 14 | 28'46.214 | 1'19.082 | 8.885 |
| 34 | 33 | IC | 11 | 慶原 克律 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 28'49.386 | 1'22.254 | 3.172 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
| - | 61 | | | 佐藤 巧望 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 0 | - | 14Laps | 14Laps |
| - | 47 | | | 藤原 優汰 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 0 | - | 14Laps | - |
- Fastest Lap: CarNo. 36 小林利徠斗(TGR-DC Racing School) 1'46.330 (12/14) 154.489 km/h
- CarNo. 13は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科す。
- CarNo. 39は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 30は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されている、2022年FIA-F4選手権シリーズ第5戦、第6戦の公式予選は、濃霧の影響で残念ながらキャンセルとなった。
公式予選は当初の予定では8月6日の午前8時10分より30分間で行われる予定だったが、朝からコース上を覆い尽くす霧のために開始時刻を遅らせ、午前8時20分の時点で競技団がこのあとの進行を判断することになったが、その後も充分な視界を確保できる状況にはならなかったため、結局キャンセルの決定がなされた。
これを受けて競技会事務局は午前9時6分に公式通知を発行、第5戦、第6戦決勝のスターティンググリッドの決定方法を明らかにした。
それによると第5戦決勝は前日の5日に行われた専有走行の結果に基づいてグリッドを決定する。第6戦についてはこのあと行われる第5戦決勝中の各自のベストタイムに基づいて決定するとのことだ。
これにより第5戦決勝は、5日の専有走行は1分46秒739のトップタイムを記録した小出峻(HFDP RACING TEAM)がポールポジションを獲得。荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2番手からスタートすることになった。
第5戦決勝は6日の午後1時50分より14周または30分間で、第6戦決勝は7日の午前8時より同じく14周または30分間で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/05) Total Testing Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Session1 Session2 | Time | Behind |
| 1 | 5 | | | 小出 峻 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | *1'46.739 1'47.036 | 1'46.739 | - |
| 2 | 35 | | | 荒川 麟 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | *1'47.015 1'47.150 | 1'47.015 | 0.276 |
| 3 | 80 | | | 伊東 黎明 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | *1'47.109 1'47.563 | 1'47.109 | 0.370 |
| 4 | 7 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | *1'47.139 1'47.933 | 1'47.139 | 0.400 |
| 5 | 6 | | | 西村 和真 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | *1'47.145 1'47.981 | 1'47.145 | 0.406 |
| 6 | 97 | | | 岩澤 優吾 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | *1'47.162 1'47.373 | 1'47.162 | 0.423 |
| 7 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | *1'47.183 1'47.353 | 1'47.183 | 0.444 |
| 8 | 77 | | | 宮下 源都 | WARMTECH Skill Speed SKILL SPEED | *1'47.239 1'47.445 | 1'47.239 | 0.500 |
| 9 | 37 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'47.276 *1'47.259 | 1'47.259 | 0.520 |
| 10 | 16 | | | 大滝 拓也 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | 1'47.620 *1'47.286 | 1'47.286 | 0.547 |
| 11 | 13 | | | 藤原 大輝 | Hitotsuyama MDF Hitotsuyama Racing | *1'47.348 1'47.809 | 1'47.348 | 0.609 |
| 12 | 62 | | | 堀尾 風允 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | *1'47.485 1'47.532 | 1'47.485 | 0.746 |
| 13 | 14 | | | 新原 光太郎 | ZAP SPEED F110 ZAP SPEED | 1'47.990 *1'47.509 | 1'47.509 | 0.770 |
| 14 | 41 | | | 奥本 隼士 | Racing TEAM HERO'S TEAM HERO'S | *1'47.656 1'48.216 | 1'47.656 | 0.917 |
| 15 | 38 | | | 平安山 良馬 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'47.680 *1'47.678 | 1'47.678 | 0.939 |
| 16 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | *1'47.686 1'48.011 | 1'47.686 | 0.947 |
| 17 | 31 | | | 奥住 慈英 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'48.217 *1'47.732 | 1'47.732 | 0.993 |
| 18 | 61 | | | 佐藤 巧望 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'48.076 *1'47.775 | 1'47.775 | 1.036 |
| 19 | 39 | | | 地頭所 光 | SACCESS RACING SACCESS RACING | *1'47.803 1'47.973 | 1'47.803 | 1.064 |
| 20 | 19 | | | 伊藤 慎之典 | KRacマックスインターナショナル KRac Motorsports | *1'47.916 1'48.527 | 1'47.916 | 1.177 |
| 21 | 47 | | | 藤原 優汰 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | *1'48.012 1'48.370 | 1'48.012 | 1.273 |
| 22 | 18 | | | 洞地 遼⼤ | アキランドレーシングF110 AKILAND RACING | 1'48.509 *1'48.101 | 1'48.101 | 1.362 |
| 23 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 1'48.408 *1'48.167 | 1'48.167 | 1.428 |
| 24 | 30 | IC | 1 | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | *1'48.169 1'48.432 | 1'48.169 | 1.430 |
| 25 | 63 | IC | 2 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | *1'48.270 1'48.985 | 1'48.270 | 1.531 |
| 26 | 96 | IC | 3 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングアキランドF110 AKILAND RACING | *1'48.350 1'48.495 | 1'48.350 | 1.611 |
| 27 | 15 | | | 吉村 渉 | Media Do影山Racing F110 Media Do Kageyama Racing | *1'48.486 1'49.456 | 1'48.486 | 1.747 |
| 28 | 99 | IC | 4 | 近藤 善嗣 | AdvaNceD IoTくじらRn Rn-sports | 1'49.079 *1'48.985 | 1'48.985 | 2.246 |
| 29 | 32 | | | 髙口 大将 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'49.477 *1'49.170 | 1'49.170 | 2.431 |
| 30 | 29 | IC | 5 | 小嶋 禎一 | SACCESS RACING SACCESS RACING | *1'49.221 1'49.285 | 1'49.221 | 2.482 |
| 31 | 86 | IC | 6 | 大阪 八郎 | Dr.Dry F110 ZAP SPEED | 1'49.485 *1'49.338 | 1'49.338 | 2.599 |
| 32 | 71 | IC | 7 | 大山 正芳 | ダイワN通商アキランドF110 AKILAND RACING | *1'49.538 1'49.598 | 1'49.538 | 2.799 |
| 33 | 55 | IC | 8 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | *1'49.688 1'49.777 | 1'49.688 | 2.949 |
| 34 | 27 | IC | 9 | SYUJI | RSS F110 RSS | 1'50.262 *1'50.081 | 1'50.081 | 3.342 |
| 35 | 23 | IC | 10 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'51.801 *1'50.823 | 1'50.823 | 4.084 |
| 36 | 33 | IC | 11 | 慶原 克律 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'51.970 *1'51.841 | 1'51.841 | 5.102 |
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦が6月25日(土)に富士スピードウェイで開催され、12周のレースを岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)がスタートからトップの座を守り独走で優勝した。
本日2レース目のシリーズ第5戦決勝は午後1時30分コースイン。午前中の第4戦のフィニッシュからわずか2時間のインターバルしかない中で各チームはセッティングの見直しやドライビングの反省点の洗い出しなど慌ただしく準備を進めた。
その中でも第4戦で接触があった田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)と卜部和久(MYST KK-SII)のマシンはダメージのあった箇所のリペアや狂ったアライメントの取り直しなどの作業に追われていたが時間内に完了、エントリーした26台すべてが揃った。
また今大会の特徴として、予選は1回、決勝は2レースという事で予選と1レース目でタイヤ1セットを使用し、2レース目にはニュータイヤの投入が許される。これが経験がなく難しいと話すドライバーが散見された。タイヤのデクラデーション(性能劣化)を考えればニュータイヤの方が有利に思えるが、スタート時点ですぐにグリップが発揮されないのでユーズドの方が扱いやすいのでは? という声もあった。
朝から薄曇りながら、富士スピードウェイの気温は昼前から30度を優に超えて真夏のようなコンデションとなった。

全車クリーンスタート、2列目3番グリッドから発進の稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)の出足がよく、ポールポジションの岡本とフロントロウに並んだ森山冬星(DIXCEL/ROYAL)の間に割って入るが、そこからの加速がのびず、ホールショットは岡本が奪い森山が続いてTGRコーナーに進入。稲葉は一歩引いて元の3位のポジションに戻るが、森山の背後に張り付き隙を伺う。これに対して森山もディフェンシブなラインを取って稲葉を抑えるが、その間に岡本がギャップを拡げて行く。
後方では3列目スタートの田上と卜部が、4番グリッドから出た小松響(Okabe Rn-sports KKS2)を相次いで攻略、小松は6位にポジションダウンする。
1周目の順位は岡本、0.896秒差で森山、0.801秒差で稲葉と続き、4位に上がった田上は稲葉から0.532秒と迫るが5位卜部、6位小松が直後につけている。
2周目には岡本と森山が稲葉をじわりと引き離し1.246秒差。4位田上は後方の卜部と小松がバトルで順位を入れ替えたためにこちらも1.285秒のマージンを得た。5位小松、6位卜部で卜部のテールには0.046秒差で安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)が張り付いている。
3周目、4周目と岡本は連続でファステストラップを更新して森山を突き放しにかかり1.752秒差とし、3位稲葉は二人のペースについて行けないのか2秒以上の差をつけられる。4位田上の背後には卜部をかわした小松が0.8秒差とギャップを削り取る一方、小松とのバトルに敗れて6位に後退した卜部はペースが上がらないようで、一度は1秒以上引き離した安田が、宇高希(TAKEFIRST 10VED)を引き連れて再接近、5周目0.53秒、6周目0.121秒と詰め寄っていき、安田の後方には宇高をかわして白崎稜(ZAPスタッフリソースED)が続いている。
6周目、岡本はこのレースの最速となる1分51秒734を叩き出し、森山との間に2.5秒以上のギャップを築く。
7周目、TGRコーナーで安田が卜部をかわして6位にポジションアップ。しかしこの時接触があり、卜部はスローダウン。状況は、まずストレートエンドで安田が卜部をパス、続いた白崎が安田を差しにいったが、それを抑えるために安田が右に進路変更し、そこで卜部と接触してしまった模様で、結局卜部はコースサイドにマシンを止めてしまう。
また、ここまで3位を走っていた稲葉が13コーナーでアウト側にマシンを出してストップ。ミッショントラブルとの事で、デビュー戦以来の連続表彰台獲得は5で途切れた。
これで安田5位、白崎6位に進出、ただし安田に関しては卜部との接触について審議中と通達される。
後方でのアクシデントをよそに岡本は着実に森山を引き離し8周目に2.766秒差。稲葉が脱落した3位は7周目に小松が田上の攻略に成功し田上は4位。しかしその差は8周目で0.566秒と僅か。安田と白崎も0.407秒差とテール・ツー・ノーズ状態。
結局岡本はポールスタートから一度もトップを譲る事なく独走でチェッカードフラッグを受け、森山は3.911秒の差をつけられて2位に終わった。
小松対田上の3位争いは最終ラップまでもつれ、2台が並んだ状態でフィニッシュラインを通過、小松は3位を確信した模様だったが、0.013秒差で田上が先着、表彰台をゲットした。小松は2レース連続僅差で表彰台を逃した。
安田は5位でチェッカーを受けたが卜部との接触に関してペナルティが課せられフィニッシュタイムに30秒が加算され、リザルト上は22位扱いとなった。これで白崎が5位、そして松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)が6位に繰り上がった。




■決勝後のコメント
- 優勝 5号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
-

「1周目森山選手がスタートがあまり良くないのが見えて、予定としては1レース目と同じ(ような展開)になるかなと思ったのですが、意外と詰めて来る感じがなくて、作戦変えてフルプッシュで逃げ切る方向にシフトしました。(今年も日本一決定戦目指している?)まだ出るか出ないかもわからないです。ただ今回は今回でいい勉強になって、セッティングも細かい事をし始めたので、すごくいい収穫がありました」
- 2位 56号車・森山冬星(DIXCEL/ROYAL)
-

「今回全然速さがなかった。めっちゃ悔しいし、さっきの優勝も今の表彰台も(頭から)消して、また一からやり直して、次のレースからぶっちぎって勝てるように頑張ります」
- 3位 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)
-

「(狙いすました表彰台?)ペース的には足りなかったですが、最後の周でたまたまヘアピンでミスしてくれて、そこで(後ろに)つけたので、そこはイエロー出ていたので抜けはしなかったけど、プレッシャーかけて、最終コーナーで突っ込んでいって、一度はクロス(ライン)差されたのですが、その後スリップ使って勝てました。(富士ならでは?)ホントそうだと思います、スリップが効きまくりで、途中も稲葉選手と離れたり近寄ったりしていましたけど、ストレートスピード(の伸びが)全然違うので、凄いなと思いました。(シリーズポイント的には有利になった?)筑波富士シリーズは逃げ切りたいなと思いますが、日本一決定戦に向けて、稲葉選手と比べてもまだかなり差があるので、そこをしっかり今日の経験生かしていきたいなと思います」
- 4位 15号車・小松響(Okabe Rn-sports KKS2)
-

「自分が3位だと思い込んでいたので、ポディウムにクルマ並べてしまって怒られました(笑)。(後ろから田上選手が来ていたのは分かっていた?)自分がシフトミスしてしまって、それで迫られてしまった。そのミスがなかったら離せていたのが仕掛けられる距離まで来てしまった。連続4位で表彰台を逃していて、飛躍できそうでできていない。次はまだ未定だが日本一決定戦には出るので、そこでリベンジしたいです」
- 5位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)
-

「ニュータイヤで挑んで暖め切れなくて、全然抜けなくて、前に行けなかったのが敗因ですね。ニュータイヤでいきなりレースというのは初めてで、暖めきろうと思ったのが全然暖まらなかった。力不足ですね。ダンゴの集団を抜けた後は安田選手が前にいたが、直線で追いつけなくて、厳しかったですね。イエローフラッグもあって抜きどころで全然いけなかったのが痛かったです」
- 6位 19号車・松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)
-

「正直自分の今の実力では精一杯の順位かなと思います。自己ベストをずっと出し続けて、やっと前の2台の4位、5位の子について行けるかなぐらいのレベルなので、トップはまだ遠いけれど、スポンサー様もいてくださってレースができているので、これから結果残せるように、また頑張りたいと思います」
2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦は7月31日に筑波サーキットで開催される。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 5 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 22'26.667 | - | - |
| 2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL MYST KK-S2 | 12 | 22'30.578 | 3.911 | 3.911 |
| 3 | 13 | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'40.816 | 14.149 | 10.238 |
| 4 | 15 | 小松 響 | Okabe Rn-sports KKS2 MYST KK-S2 | 12 | 22'40.829 | 14.162 | 0.013 |
| 5 | 26 | 白崎 稜 | ZAPスタッフリソースED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'47.512 | 20.845 | 6.683 |
| 6 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 12 | 22'49.069 | 22.402 | 1.557 |
| 7 | 52 | 岩本 瞬 | ファーストガレージ小倉学園SII MYST KK-S2 | 12 | 22'51.018 | 24.351 | 1.949 |
| 8 | 31 | 宇高 希 | TAKE FIRST 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'52.583 | 25.916 | 1.565 |
| 9 | 74 | 板野 貴毅 | TAKEムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 22'53.049 | 26.382 | 0.466 |
| 10 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 12 | 22'54.046 | 27.379 | 0.997 |
| 11 | 73 | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 12 | 22'57.236 | 30.569 | 3.190 |
| 12 | 0 | 夕田 大助 | LAPS KKS MYST KK-S2 | 12 | 22'57.552 | 30.885 | 0.316 |
| 13 | 22 | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP MT MYST KK-S2 | 12 | 23'00.001 | 33.334 | 2.449 |
| 14 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 12 | 23'00.640 | 33.973 | 0.639 |
| 15 | 7 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 12 | 23'05.416 | 38.749 | 4.776 |
| 16 | 66 | 戸谷 友規 | Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'06.941 | 40.274 | 1.525 |
| 17 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SII MYST KK-S2 | 12 | 23'06.943 | 40.276 | 0.002 |
| 18 | 1 | 澤井 良太朗 | オートルックカワモト電工10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'07.770 | 41.103 | 0.827 |
| 19 | 3 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 12 | 23'10.224 | 43.557 | 2.454 |
| 20 | 8 | 野村 大樹 | WRS NOMURA 10V TOKYO R&D RD10V | 12 | 23'13.202 | 46.535 | 2.978 |
| 21 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 23'14.113 | 47.446 | 0.911 |
| 22 | *53 | 安田 航 | ファーストガレージ&Sウィンズ MYST KK-S2 | 12 | 23'16.623 | 49.956 | 2.510 |
| 23 | 16 | 大貫 直実 | スーパーウィンズ☆KKS☆ED MYST KK-S | 12 | 23'44.112 | 1'17.445 | 27.489 |
| 24 | 51 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-2 MYST KK-S2 | 11 | 22'38.152 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10Laos)完走 ---- |
| - | 14 | 稲葉 摩人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 6 | 11'19.828 | 6Laps | 5Laps |
| - | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 6 | 11'26.766 | 6Laps | 6.938 |
- Fastest Lap: CarNo. 5 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ) 1'51.734 (6/12) 147.017 km/h
- CarNo. 53は、一般競技規則第4章第16条5.(1)①②(他車への衝突行為、コースアウト)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦/第5戦公式予選が6月25日(土)に富士スピードウェイで開催され、岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)がベストタイム、セカンドベストタイムともに最速で2レースのポールポジションを獲得した。
今回の富士スピードウェイのラウンドは2レース開催。予選は1度に行われ、各ドライバーのベストタイムで第4戦、セカンドベストタイムで第5戦のスターティンググリッドを確定させる。今回エントリーは26台。筑波/富士シリーズ戦だが今年は年末の日本一決定戦がここ富士で行われ、その前の唯一のシリーズ戦のため、日本一決定戦を目指し他のエリアのシリーズで走る選手もエントリーして来ている。
予選は朝午前8時50分開始、天候は曇りで時折小雨が落ちるが路面はドライコンディション。全車スリックタイヤを装着し、戸谷友規(DEEP-R・10V・ED)を先頭にコースインして20分間の予選が開始。
前日の練習走行は雨でラバーが乗っていないコースに各車は慎重にウォームアップを行い、序盤は1分54秒台がトップタイム。そして残り13分となった辺りから本格的にタイムを出す選手が現われはじめる。
まずは残り13分、鈴鹿から遠征の森山冬星(DIXCEL/ROYAL)が1分52秒755でトップに立つ。森山は前週の鈴鹿シリーズ戦で優勝しシリーズトップに立ち、好調をキープして富士にやって来た。2番手は稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)の53秒556。稲葉は昨年11月に地元である富士でレースデビュー。予選では2番手に0.5秒以上の大差をつけ、ペナルティで7番グリッドまで降格したものの、そこからトップに這い上がってデビューウイン、と驚速ルーキーぶりを見せつけている。3番手には岡本が53秒567と0.011秒の差で続く。
残り11分、森山は52秒328と自己ベストを縮め、岡本が52秒560で2番手へ浮上。岡本も鈴鹿シリーズが主戦場だが鈴鹿以外の各シリーズ戦からピックアップされる「スーパーFJジャパンチャレンジ」も意識しており、第1戦/第2戦のスポーツランドSUGO戦で連勝して3年連続王者の目がある。3番手には卜部和久(MYST KK-SII)の52秒991で、53秒が切れない稲葉は4番手へドロップ。
残り9分30秒、小松響(Okabe Rn-sports KKS2)が52秒759で3番手へ、トップ4台は鈴鹿からの遠征組で占められている。小松はさらにタイムを刻み52秒438で2番手へ浮上する。森山は残り7分で51秒814とひとり1分51秒台に入れてトップをキープ、さらにセカンドベストタイムでもトップの位置にいる。
残り5分30秒、岡本が1分51秒577を叩き出してトップに立つが、セカンドベストでは森山が上にいる。また田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)が52秒628で4番手に上がってくる。筑波富士シリーズともてぎSUGOシリーズの両方で現在首位に立っている田上は直近の筑波で連勝しておりこちらも好調さをキープしている。
岡本はさらに51秒467までタイムを削り、森山が51秒639、小松が51秒865と続く。ここまでが1分51秒台で、稲葉が52秒322と田上を逆転、4番手に浮上する。
残り1分、岡本はさらにタイムを詰めて1分51秒248としてポールポジションを確定。セカンドベストでも森山を上回りこちらもトップに立つ。森山~小松のタイムは変わらず、稲葉も52秒309まで縮めたが4番手で変わらず。ただし、セカンドベストでは52秒438の小松より52秒322の稲葉の方が速く、第5戦のスターティンググリッドは稲葉3番手、小松4番手となる。
そして最後にタイムを上げたのがは卜部で52秒423と田上を追い落とし5番手へ。ただしセカンドベストでは田上の方が上で第5戦は田上5番手、卜部6番手でスタートする。





■予選後のコメント
- 5号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
第4戦 ポールポジション 1分51秒248
第5戦 ポールポジション 1分51秒467
-

「(目標通りのタイム?)ポールが取れるとは全然思っていなかった。練習走行から遅いし、鈴鹿のレースからずっとストレートが悩まされていたので、このレースは4番手5番手からスリップ使って前に出ていくレースかなと思っていたのですけど。たまたま予選で、全周にわたっていいスリップ(ストリーム)が使えて、それでタイムが出せたのでトップになれたのですけど絶対、逃げ切りはないと思うので、レースしながらということになると思います。レースの展開と組み立て(が重要)になると思うので、ミスなくレースするしかないと思います。(富士でスーパーFJは初めて?)初めてです。ストレートも長いし、コーナーはいかにロスなく走るかということになってくるので、鈴鹿とセッティングも違うし、他のSUGOとかオートポリスとかとも違うあまりないタイプのサーキットだと思います。(決勝は前にいるのが有利とは限らない?)レースはぐちゃぐちゃになると思うので、何とかレースを組み立てて、レース勝ちしたいと思います」
- 56号車・森山冬星(DIXCEL/ROYAL)
第4戦 2位 1分51秒639 トップとの差0.391秒
第5戦 2位 1分51秒664 トップとの差0.197秒
-

「(岡本選手と一騎討という感じの予選だった?)スリップが使えるのでこのタイムは狙えていたものだし、このベストタイムと他車にちょっとジャマされてちょっとしくじった部分もある。このまま決勝を勝てればいいと思っています。(先週の鈴鹿も勝って、調子いい?)今週も今年もずっと調子いいです(笑)。久々に富士に来たので去年(4位)のリベンジで、2レースとも優勝します」
- 15号車・小松響(Okabe Rn-sports KKS2)
第4戦 3位 1分51秒865 トップとの差0.617秒
第5戦 4位 1分52秒438 トップとの差0.971秒
-

「(タイム的にはどうでした?)自分としては(良いのか良くないのか)よく分からなかったです(笑)。走りが決まったわけでもなく、ミスしたわけでもないので、ボチボチ走ったらこのタイムだった、という感じで、あまり手ごたえがなかったです。(その印象の割にはタイムが出ている感じ?)その通りです。タイム出ているなとは思っていましたが、51秒台に入るとまでは思っていなかったので、そう考えるとうまく行ったな、という感想です。年末の日本一決定戦に向けて練習の意味での参戦で、コースは昨日が初めてだった。中々時間のない中で、その中では筑波組にうまく割って入れたかな、と思います。鈴鹿ではダンゴになるレースはあまりないので、(スリップつかった)バトルの面ではまだちょっと自信ないので、そこはちょっと落ち着いて行きたいなと思います」
- 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)
第4戦 4位 1分52秒309 トップとの差1.061秒
第5戦 3位 1分52秒322 トップとの差0.855秒
-

「ベストタイムが出た周も場所取りがあまりよくなくて(前に)詰まってしまった所があった。セクターベストが出ている時もあったけど、その後のセクションで詰まってしまった、というのがあって、その点やっぱり今ポールとセカンドにいる彼らは場所取りが巧かったので、そこで1本取られたな、と思います。スリップが効いてもその後詰まってしまったので、そこはちょっと改善の余地があったかな、と思います。(決勝は?)そういう事を考えればまだ1秒ぐらいは詰められると思うので、レースはついて行けると思います」
- 87号車・卜部和久(MYST KK-SII)
第4戦 5位 1分52秒423 トップとの差1.175秒
第5戦 6位 1分52秒791 トップとの差1.324秒
-

「(走りは)うまくまとめられたのですけど、もうちょい、いい感じにスリップ使えたらもっとタイム出たと思います。(富士のスリップは効く?)もうめちゃくちゃ効いて1秒前後変わる時もある。僕はRD10Vの選手の後に付いたのですが、クルマの特性の違いで、ココは速いけどココは遅い、みたいな一長一短があって、そのせいで意外とうまくスリップにつけなくて、やっぱりKKS-2同士の同じ特性のクルマ同士の方が、うまく合わせられてスリップ使えたと思うので、そこはひとつ発見になりました。決勝に向けてはうまく集団についていきたいと思っています。レースは荒れると思うので、しっかり表彰台ねらって頑張ります」
- 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)
第4戦 6位 1分52秒447 トップとの差1.189秒
第5戦 5位 1分52秒628 トップとの差1.161秒
-
「序盤が前に詰まりすぎて、ちょっと出る場所を失敗したな、と。そこでタイヤの美味しいところが終わってしまったので、もったいなかったな、と反省していました。スリップが1回も使えなくて、それでタイムが稼げなかったです。データ見ても最終コーナーからコントロールラインまででコンマ5秒くらい違っていて、そこで稲葉選手に逆転されてしまったので、場所取りが悪かったな、というのが課題です。ペース的には悪くないし、ここ(富士)はスリップ使えて、たぶん大バトルもするでしょうし、前から離れなければ絶対チャンスあると思うので、そこを活かしてまとめて行きたいです。去年も走っているがタイヤも季節も違うしあまり覚えていないです(笑)。昨日、一昨日とコンデションが悪くて雨だし風がすごくて、例えば100Rが昨日は向かい風で全開で曲がっていけたのに、今日は全然いけないとか、そういう部分をしっかりアジャストしながらいかないと。前にクルマがいるともっと(ダウンフォースが)効かなくなるので、そういうところもちゃんと合わせながら、頑張りたいと思います」
第4戦決勝は11時5分スタート予定。6月としては猛暑の富士スピードウェイ。練習走行では雨が多く、高温のドライコンディションでのテストが不十分と各選手が言う状況でどんなレースが展開するか。上位を占める鈴鹿組にレギュラーが一矢報いることができるか、注目だ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'51.467 | - | - | 147.369 |
| 2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL MYST KK-S2 | 1'51.664 | 0.197 | 0.197 | 147.109 |
| 3 | 14 | 稲葉 摩人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'52.322 | 0.855 | 0.658 | 146.247 |
| 4 | 15 | 小松 響 | Okabe Rn-sports KKS2 MYST KK-S2 | 1'52.438 | 0.971 | 0.116 | 146.097 |
| 5 | 13 | 田上 蒼竜 | AsカンパニーZAP ED TOKYO R&D RD10V | 1'52.628 | 1.161 | 0.190 | 145.850 |
| 6 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'52.791 | 1.324 | 0.163 | 145.639 |
| 7 | 53 | 安田 航 | ファーストガレージ&Sウィンズ MYST KK-S2 | 1'52.852 | 1.385 | 0.061 | 145.561 |
| 8 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 1'53.013 | 1.546 | 0.161 | 145.353 |
| 9 | 52 | 岩本 瞬 | ファーストガレージ小倉学園SII MYST KK-S2 | 1'53.141 | 1.674 | 0.128 | 145.189 |
| 10 | 26 | 白崎 稜 | ZAPスタッフリソースED TOKYO R&D RD10V | 1'53.153 | 1.686 | 0.012 | 145.173 |
| 11 | 31 | 宇高 希 | TAKE FIRST 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'53.520 | 2.053 | 0.367 | 144.704 |
| 12 | 22 | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP MT MYST KK-S2 | 1'53.565 | 2.098 | 0.045 | 144.647 |
| 13 | 7 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 1'53.925 | 2.458 | 0.360 | 144.190 |
| 14 | 0 | 夕田 大助 | LAPS KKS MYST KK-S2 | 1'54.006 | 2.539 | 0.081 | 144.087 |
| 15 | 74 | 板野 貴毅 | TAKEムトウ・サービス10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.159 | 2.692 | 0.153 | 143.894 |
| 16 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 1'54.215 | 2.748 | 0.056 | 143.823 |
| 17 | 1 | 澤井 良太朗 | オートルックカワモト電工10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.236 | 2.769 | 0.021 | 143.797 |
| 18 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 1'54.307 | 2.840 | 0.071 | 143.708 |
| 19 | 66 | 戸谷 友規 | Deep-R・10V・ED TOKYO R&D RD10V | 1'54.555 | 3.088 | 0.248 | 143.397 |
| 20 | 23 | 宮本 健一 | KMTS-RTミストKK-SII MYST KK-S2 | 1'54.601 | 3.134 | 0.046 | 143.339 |
| 21 | 8 | 野村 大樹 | WRS NOMURA 10V TOKYO R&D RD10V | 1'54.712 | 3.245 | 0.111 | 143.200 |
| 22 | 73 | 下村 剛司 | SウィンズKENS2 ED MYST KK-S2 | 1'54.856 | 3.389 | 0.144 | 143.021 |
| 23 | 3 | 秋山 健也 | スーパーウインズKKS・ED MYST KK-S | 1'55.439 | 3.972 | 0.583 | 142.299 |
| 24 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'55.590 | 4.123 | 0.151 | 142.113 |
| 25 | 16 | 大貫 直実 | スーパーウィンズ☆KKS☆ED MYST KK-S | 1'57.932 | 6.465 | 2.342 | 139.290 |
| 26 | 51 | フェリペ昌 | WRS MASA KKS-2 MYST KK-S2 | 1'59.395 | 7.928 | 1.463 | 137.584 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'25.362)予選通過 ---- |
- 優勝 小山美姫(Super License)
-

「今日もクラッチが調子悪くて、抜かれないように気をつけていました。でも、なんか気がついたらトップでした。ユーズドタイヤの落ち幅が大きくて、新品タイヤの小川選手が来てたのでやばいと思いましたが、なんかどんどん離れていって、よく分からないですが速かったみたいです。SCは、一番を走ってるときに限って入るので萎えていました。女性ドライバーは速さはあるが強さはないと言われているので、タイヤの暖めも入念に行いました。気温が上がってタイヤがずるずるになりましたが、コントロールすることができました。山下(健太)選手や松浦(孝亮)選手に乗ってもらってセットアップしてるのでどのコンディションでもマシンが強かったのだと思います」
- 2位 小川颯太(Bionic Jack Racing)
-

「作戦として新品タイヤで行ったんですが、なかなかペースが良くなくて厳しかったです。新品タイヤということでスタートで攻めて2位に上がれました。最初2~3周はペースは良かったんですが、そこから離されました。セクター3が課題です。結果も大事ですが、しっかり自分の走りを考えながらタイムアップできるようにしたいです。SC後に片山選手に迫られましたが、ふらふらの時にどう対処するかも課題です。問題の多いレースでした」
- 3位 片山義章(Team LeMans with OIRC)
-

「スタートが重要で、気合いが入っていましたが、思っているよりタイヤが食いついて、それで焦って早めにシフトアップして失速しました。それがなければ1位か、2位キープはできたと思います。1周目のヘアピンはブレーキ勝負で勝てると思いクロスラインを取りましたが、小川選手がニュータイヤの分、抜かれてしまいました。フロントウイングが振動とかで壊れてしまったのが影響しているのかも知れません。SC後も小川選手のタイヤが暖まってないので抜こうとしたんですが、後ろだとブレーキングのダウンフォースが抜けてしまうのでタイヤがロックしてしまいました。反省点が多いレースでしたが、今日もう1レース、リベンジするチャンスがあるのでしっかり決めたいと思います」
- マスタークラス優勝 田中輝揮(イーグルスポーツ)
-
「ぶっつけ本番でしたが、木金でしっかり練習できたのでクルマもドライバーも調子よくて練習どおりに走れました。ニュータイヤでしたのでその点も有利で、丁寧に走りました。スタートで2台抜いて、HIROBONさんは苦労しましたが、クリーンにバトルできました。後1レースありますがもうなくてもいいくらいです」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は26日、岡山国際サーキットでレース5の決勝を行い、予選2位からスタートした小山美姫(TGR-DC F111/3)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り初優勝を飾った。
レース5決勝は午前10時35分にフォーメーションラップが始まった。上空の雲もはけ太陽が顔を出し気温もぐんぐんと上昇。昨日所用でレースを欠席した田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)も最後尾での出走を認められ、全8人がグリッドを離れた。
スタートではポールシッターの片山義章(Team LeMans F111/3)が蹴り出しよく1コーナーに向かうが、そこから伸びず、好スタートを切った予選2位の小山美姫(TGR-DC F111/3)にインからかわされて2位に落ちる。片山は続くヘアピンでニュータイヤを履いた小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)にもパスされ3位までドロップダウン。
2位に上がった小川は、トップを走る小山に狙いを定め、その差を詰め始まる。3周目にはその差を0秒7とするが、追い上げもここまで。その後は、小山がペースアップし小川を引き離し始めた。
6周目にはヘアピン立ち上がりで最後尾を走る辻子依旦(PONOS Racing)がマシンを止めたためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。
SCは10周を回ってピットイン。11周目からレースは再開された。ここでも小山は無難にリスタートを決め、1コーナーでトップを守る。2位の小川は、3位の片山にヘアピンで並びかけられるが、ここでは小川が片山を退け2位を堅守した。
その後も小山は2位以下を徐々に引き離し、終わってみれば18周を回り2位を3秒近くまで離し、初優勝を飾った。
2位には小川が、3位には片山が入った。
マスタークラスはポールポジションのHIROBON(Rn-sports F111/3)をスタートでかわした畑亨志(A-NeKT F111/3)のリードで始まるが、2周目の1コーナーで畑がオーバラン。HIOBONがトップに立つ。
一方、最後尾スタートの田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)はスタートで2台をかわして3位に上がると、畑の後退で2位。トップHIROBONに狙いを定める。
5周目にはヘアピンでHIROBONを攻略しトップに立つとそのまま逃げ切り、最後尾からの優勝を果たした。2位にはHIROBONが、3位にはコースアウトから追い上げた畑が入った。
レース6はこの後、午後2時30分より10周で行われる。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 18 | 29'44.368 | - | - |
| 2 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 18 | 29'47.343 | 2.975 | 2.975 |
| 3 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 18 | 29'49.871 | 5.503 | 2.528 |
| 4 | 14 | M | 1 | 田中 輝揮 | アスクレイ☆イーグルスポーツ イーグルスポーツ | 18 | 29'57.472 | 13.104 | 7.601 |
| 5 | 11 | M | 2 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 18 | 30'02.384 | 18.016 | 4.912 |
| 6 | 7 | M | 3 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 18 | 30'02.812 | 18.444 | 0.428 |
| 7 | 34 | M | 4 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 18 | 30'15.384 | 31.016 | 12.572 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 13Laps)完走 ---- |
| - | 45 | M | - | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 5 | 7'54.316 | 13Laps | 13Laps |
- 第2戦レース4, 5, 6ポールポジション 片山義章(Team LeMans with OIRC)
-

「今週も先週も練習する時間があって、17時間も走る機会がありました。どこのチームもセッティングが煮詰まっていて、ドライバーとしてのアドバンテージも少ないです。セッティングもみんないいところを見つけて、僅差の戦いになっています。練習中でも、小山選手に負けることもあって、予選も僅差の戦いになるのはわかっていました。Q1は合わせて行ったんですが、Q1からQ2は、今週末セッティングを迷っていたので大きな事もできませんでした。Q1はバランスが良かったのでQ2の路面次第でセッティングをどうするかどうか迷って結局、何もしませんでした。その分、途中まで小山選手に負けていて、もっと路面ができたときにドライビングを合わせることができ、最後ぎりぎりでポールポジションを取ることができました。今回は富士戦の雪辱で臨んでいます。決勝は抜きづらく、押させるところと抜くところは知っているので、あとはスタートに集中して、ポールトゥウィンを決めたいと思います。ここでは負けられないので、プレッシャーもあって胃が痛いです」
- 第2戦レース4, 5, 6予選2位 小山美姫(Super License)
-

「この週末はテストから0.050秒差で片山選手に負けることが多かったですが、ユーズドタイヤではトップでした。どんどん良くなってる感じで、予選はその集大成の走りができたらと思っていました。1セッション目は行ききれない部分もありましたが、2セッション目はクルマも変えずに合わせて行ったんですが、コンディションも変わって、ちょっと対応が遅れてた感じです。まとめられなかったのは自分のミスです。7秒0が出たときは自分の方が速いは分かってたんですが、まぁ、悔しいです。ちゃんと戦った中なので負けは負けです。このクルマはWシリーズと同じですが、タイヤが違うのでシンプルに難しいですね。決勝ですが、スタートはうまくなくて期待してないんですが、ここは抜くのが難しいので、ミスしないように行けるとこは行ってトップで帰ってきたいです」
- 第2戦レース4, 5, 6予選3位 小川颯太(Bionic Jack Racing)
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「昨日の公式テストがタイムが出せなくてアジャストし、予選のバランスはよかったんですが、アタックラップ中にフロントのフラップが取れて、ドアンダーになりました。最初はパンクかなと思って2~3周走ってピットに入りました。2回目の予選では直す時間もあって、すばやく修復をしてもらったおかげで残り7分間走れました。クルマももう一段階アジャストしました。肝心な最後のアタック2周目でで1コーナーを飛び出してしまいましたが、意外にタイムが出ました。しっかりスタートを決めて、このタイム差だったら引き離したり守れたりできるので、ポジティブに考えて優勝を狙いたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は25日、岡山国際サーキットでレース5の公式予選を行い、片山義章(Team LeMans F111/3)がポールポジションを獲得した。
レース5の公式予選は、レース4, レース6の公式予選から10分間のインターバルを置いて午前10時20分より15分間で行われた。
ここでもまずは片山義章(Team LeMans F111/3)が1分27秒924でトップに立つ。2位には小山美姫(TGR-DC F111/3)が28秒103と僅差で続き、このセッションはこの2人の一騎打ちとなった。
路面コディションは前セッションより改善し、片山は翌周にはレース4のポールポジションタイムを上回る1分27秒350でトップを堅守。小山もタイムを27秒565まで縮めるも片山に届かず。
片山はさらに1分27秒136とタイムを更新。ところが小山はここで28秒082をたたきだしトップに浮上した。
このまま小山がポールポジションを獲得するかと思われたが、最後のアタックで片山がペースアップ。ただ一人26秒台に入る1分26秒980をたたきだし、小山をうっちゃって土壇場でポールポジションを奪い返した。
結局、ポールポジションを獲得したのは片山。惜しくも2位は小山となった。
前セッションでトラブルの出た小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)は、マシンの修復に時間を要し、セッション中盤からコースイン。最後のアタックで小山のタイムに迫る1分27秒117をたたきだし3位に滑り込んだ。
マスタークラスは前セッションでポールポジションを獲得した畑亨志(A-NeKT F111/3)のタイムを終始リードしたHIROBON(Rn-sports F111/3)がポールポジションを獲得した。
レース5決勝は明日26日、午前10時35分より18周で行われる。



Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 6 | | | 片山 義章 | Team LeMans F111/3 Team LeMans with OIRC | 1'26.980 | - | - | 153.263 |
| 2 | 8 | | | 小山 美姫 | TGR-DC F111/3 Super License | 1'27.082 | 0.102 | 0.102 | 153.083 |
| 3 | 97 | | | 小川 颯太 | Bionic Jack Racing Scholarship FRJ Bionic Jack Racing | 1'27.117 | 0.137 | 0.035 | 153.022 |
| 4 | 11 | M | 1 | HIROBON | Rn-sports F111/3 Rn-sports | 1'28.333 | 1.353 | 1.216 | 150.915 |
| 5 | 7 | M | 2 | 畑 亨志 | A-NeKT F111/3 Super License | 1'28.510 | 1.530 | 0.177 | 150.613 |
| 6 | 34 | M | 3 | 三浦 勝 | F111/3 CMS MOTOR SPORTS PROJECT | 1'29.499 | 2.519 | 0.989 | 148.949 |
| 7 | 45 | M | 4 | 辻子 依旦 | PONOS Racing TOM'S FORMULA | 1'30.745 | 3.765 | 1.246 | 146.904 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |

――ステイアウトを選んだきっかけは?
「練習走行からタイヤのデグラデーションを感じやすくて、前回のオートポリスもピットインしてから第2スティントのペースがみんな遅かったので、ステイアウトしてクリーンエアで走れる方がいいと思いました。前があんなに入ると思わなかったので、そういう意味ではビッグチャンスだと思いました。実際ステイアウト組の中では一番速かったし、一度ピットインしたクルマよりも速かったので、作戦面では良かったと思ってます」
――しかし制限時間で水を差されてしまった
「それが結構大きいですね。ピット入ってから、タイヤもフレッシュで走れたので。ピットでの作業ミスがあってタイムロスしましたが、あれがなければ2番手くらいに入れたと思うし、そのあとのペースも絶対良かったはずなので、そのこととか時間制限など、流れがちょっと良くなかったです」
――サッシャとの差が何秒くらいになったら入ろうと思っていた?
「もともと時間レースになったら残り何分とか何周とかが分からなくて、サッシャとのラップタイム差が大きかったので、ギリギリまで引っ張って行けるところまで行きたいってチームには伝えてありました。入る周の前から遅い車両が前に現れてきたので、だったら入ろうということになりました。僕の中では残り6、7周はあると思っていたので、タイヤ交換してそこから追い上げようと思ったんですが、残りが2周しかなかった。そこは予想外でした」
「でもこうやって悔しいって思えるってことは、いい内容もあるし、課題や反省点も得られたということなので、まだまだ僕とこのチームには成長する証なので、これからも努力を続けて、優勝できるように頑張りたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

――ステイアウトの判断はセーフティーカー中にチームと相談した?
「そうですね。自分たちはポジションが後ろなので、どうしてもステイアウトする方に傾いちゃうんで。あとはどこのポジションで戻るかは運なので、そこはSUGOだとドライバーからは見えないので、チームがトラフィックを見ながら判断しました」
――終盤追い上げられたのは、クルマが軽くなって、タイヤも新しいから行けた?
「そうですね。タイヤがいいから、だけです」
――ここまで追い上げられた、というのは自分ではどう評価する?
「昨日の予選があまりにも悪かったので、今日はポイントを獲得するのが目標でした。傷を最小限にできて良かったです」
――ピットインのタイミングは誰が判断した?
「チームの判断です。ピットが準備できてるかどうかも関係してるし、先に入ってるグループとのタイム差も判断しなければならないので、そこはもうチームに任せて、自分は入るまでプッシュし続けるだけでした」
――制限時間のことは考慮していた?
「そうですね。早めに入らないと、と。そこは考慮した上での判断です。あそこで入ったのは成功ですね。緻密に判断するのは難しいんですけど、SUGOでは先に入った人たちが思っていた以上に前に引っかかっていたので、結果的に牧野とかは前に行っちゃったんですけど、ピットから出ていった時のタイミングが重要でした。なかなか難しかったと思うんですけど、僕らの入ったタイミングは良かったと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第5戦優勝 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
-

「参戦3年目でやっと勝つことができて最高です。昨年はほとんど走ることができなかったし、2020年はDNFが多くて結果を出せていませんでした。コンドウレーシングとしても苦しいレースが続いていましたが、今日こうやって勝つことができて非常に嬉しいです。ケンタは残念な結果に終わりましたが、チームは今上昇気流に乗っていると思います」
「今回のレースで重要だったのはいいスタートを切ることと、タイヤのマネジメントでした。特に隊列の後ろで走っている時にデグラデーションを抑えながら走るのは大変でした」
- 第5戦決勝2位 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)
-

「久しぶりに上位で争うことができて本当に良かったです。チームも作業を完璧にやってくれたので、こういう結果があるのだと思います。かなり苦しんだ前半戦でしたが、こうやってチーム全体で徐々に良くなってきているので、この結果によって、次に向かって士気も上がって頑張れるのではと思います」
- 第5戦決勝3位 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-

「またしても、という感じがすごいんですけども。まあでもチャンピオンシップを考えると3位という結果は悪くないなと。勝てなかったのは当然悔しいんですけど、シーズンの折り返し点まできてポイントランキングのトップにいますから。次まで1ヶ月くらい空くので、ここでゆっくり休息をとりたいです。勝てないレースが続いていますが、何度でも挑戦して悪い流れを打ち破った時に、スポーツ選手として皆さんに何かを感じ取ってもらうことができるのかなと思いますので、必死に頑張っていこうと思います」
- 優勝チーム監督 近藤真彦(KONDO RACING)
-

――2019年岡山以来の優勝ですが、今のお気持ちを
「やっぱり長かったな、という印象です。今年に入って、シーズンオフのテストからよくなっているのが実感として湧いていました。1レース、2レース、3レースと進んでいくごとにチームの安定した速さが分かってきたので、いつでもこういうチャンスが来るなという気持ちはありましたが、前のレースも、その前のレースも、何か一つ噛み合わないものがあって優勝を逃していました。予選をこの位置で終わっていれば、いつか必ず勝てると信じていました。前回の優勝からは長かったですけど、今シーズンだけ見れば早く勝てたなと思います」
――作戦面では難しいレースだったのではと思いますが
「ピットに入れてからは宮田選手との戦いになりました。もっとグングン来るんだったら困っちゃったんですけど、そのまま逃げ切れるように感じていました。サッシャは最後タイヤがきつかったんですけど、タイムは見えていたし、とにかく今回はスタートに尽きたなと」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、予選2番手からスタートしたサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が待望のスーパーフォーミュラ初優勝を遂げた。
第5戦決勝は午後2時30分にスタート。規定周回数は53。制限時間は70分だ。ウォームアップ走行の終わりごろから雨が降った影響からか、スタート前の気温は30℃、路面温度は43℃と予想よりは低めだ。雨はスタート進行の間に止み、路面もすぐに乾いたため、全車スリックタイヤでスタートに臨んだ。

スタートでトップに立ったのは予選2番手のフェネストラズ。ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は動き出しが遅れて2位に後退してしまう。後方では山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)と牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)に挟まれる格好になった山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)が山本と接触して1-2コーナーでスピン。そのままイン側でストップしてしまったため、早くもセーフティーカーが導入された。

1周終了時点の順位は1位フェネストラズ、2位野尻、3位に大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が上がり、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が4位、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が5位で続く。
予選Q1で進路妨害があったとして2グリッド降格の12番手スタートとなった松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)は牧野に続く9位。山下と接触した山本は10位で走行を続けていた。

7周終わりでセーフティーカーはピットイン。レースは8周目から再開となるが、リスタート直後の1コーナーでアウトから牧野を抜こうとした松下が痛恨のスピン。凄まじい速度で1コーナーを飛び出し、激しくバリアに突っ込むクラッシュが発生。再びセーフティーカーが導入されることになった。
隊列が10周目に入ると、すかさずタイヤ交換義務を消化するために大半のドライバーが一斉にピットに飛び込んだ。これに対し宮田、牧野、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)、そして三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19の7台はステイアウトを選択。
この結果、12周終了時点の順位は、1位宮田、2位牧野、3位平川、4位アレジの順となり、タイヤ交換を行ったフェネストラズは8位、ピット作業で野尻の前に出ることに成功した大湯が9位、そして野尻は10位となった。
セーフティーカーは14周終わりでピットイン。15周目からリスタートとなる。直後の1コーナーでは笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)を捉えて16位に浮上した。
17周目の1コーナーでは野尻がオーバーテイクシステムを使って大湯を捉えようとするが、大湯はタイヤスモークを上げながら懸命に野尻を押さえ込んだ。
20周目にはトップの宮田が1分8秒169のファステストラップを記録、フェネストラズとの差は13秒231に広がった。その後も21周目に13秒966、25周目は16秒975、31周目には21秒569と、宮田は着実にリードを広げていく。
32周目にはフェネストラズも自己ベストタイムを更新するが、そのタイムは1分9秒076にとどまり、宮田との差は21秒848と逆に広がる。35周終わってその差は23秒174となった。
しかしここで最大70分間という規定が宮田の前に立ちはだかる。宮田が37周を終えた時点で残り時間は13分だ。
これを見て平川が39周終わりでピットイン。7秒2の作業時間で笹原と坪井の間でコースに戻ると、軽くなった車体とフレッシュタイヤの組み合わせで猛然と追い上げを開始。42周目の馬の背で笹原を捉えて12位に浮上すると、その後も国本や福住を次々に抜いてポイント圏内の7位まで浮上してきた。
一方、宮田とフェネストラズの差は43周終わって27秒565とさらに広がった。
牧野は44周目にピットイン。7秒4の作業時間で大津の後ろでコースへ。そしてついに46周目、宮田がピットに飛び込んだが、右リヤの交換に手間取り、戻った位置は牧野の後ろ、5位だった。
これでフェネストラズがトップに返り咲いた。2位は大湯。しかしその差は5秒082だ。
そしてフェネストラズが48周に入ったところで遂に残り時間が0となったため、レースは49周目で終了となる。この結果、サッシャ・フェネストラズが今季初優勝を達成。牧野任祐が2位に入り、野尻智紀が3位でフィニッシュした。 宮田は結局大津の後ろ、6位でレースを終えている。
次戦の舞台は今季2回目の富士スピードウェイ。7月17日決勝だ。



Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | No | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'32.529 | - | - |
| 2 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'37.833 | 5.304 | 5.304 |
| 3 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'39.550 | 7.021 | 1.717 |
| 4 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'39.675 | 7.146 | 0.125 |
| 5 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'43.416 | 10.887 | 3.741 |
| 6 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'44.183 | 11.654 | 0.767 |
| 7 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 49 | 1:10'47.494 | 14.965 | 3.311 |
| 8 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'50.600 | 18.071 | 3.106 |
| 9 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'51.691 | 19.162 | 1.091 |
| 10 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'52.003 | 19.474 | 0.312 |
| 11 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'53.864 | 21.335 | 1.861 |
| 12 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:10'54.935 | 22.406 | 1.071 |
| 13 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'55.220 | 22.691 | 0.285 |
| 14 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:10'57.712 | 25.183 | 2.492 |
| 15 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:11'00.747 | 28.218 | 3.035 |
| 16 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:11'05.483 | 32.954 | 4.736 |
| 17 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:11'05.717 | 33.188 | 0.234 |
| 18 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 49 | 1:11'07.557 | 35.028 | 1.840 |
| 19 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 49 | 1:11'13.073 | 40.544 | 5.516 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 44Laps)完走 ---- |
| - | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 7 | 15'36.760 | 42Laps | 42Laps |
| - | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 0 | - | 49Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)1'07.125 (44/49) 192.349 km/h

- 優勝 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
-
「やっとこういうレースができました。序盤はきつかったですが、途中から何が変わったのかわからないんですが、マシンが乗りやすくなって、後半はこちらの方が優勢になると思いました。あきらめず追いかけていたらああいう展開になって良かったです。ラインキングトップになりましたが、最終戦も気を抜かずに、チャンピオンを考えず優勝を狙います」
- 2位 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
-
「スタートは4位をキープするのが一番の目標でした。スタートと1周目には自信があったのでそこだけはアグレッシブにいきました。スタートで1台抜いて森山選手に何度か仕掛けたんですが、抜ききれず3位にとどまりました。2周目以降はダンロップタイヤのマネジメントをしていました。5周目あたりから後ろが近づいて来ましたが、タイヤを温存してた分で余力がありました。今日はこれが精一杯の走りでした」
- 3位 渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)
-
「表彰台にやっと乗れたのでめちゃうれしいです。心配だったスタートも無難でポジションを守れました。そこからペースが上がらなかったんですが、前がごちゃごちゃしたおかげでついて行けて、前に出られました。そこからもペースが上がらなくて後ろとのバトルになりましたが、バトルで勝てたので良かったです」
- リタイア 居附明利(SAccess Racing Es)
-
「マシンの状態は良かったんですが急にペースが上がらなくなりました。抜かれた周のヘアピンでシフトが3から4に入りづらくなって、そのときは入ったんですが、シケインの立ち上がりも4が入りづらくなって、1コーナーで5から4に入れたときに完全に逝ってしまいました。3に入ったままになりました。有効4戦ですが、次優勝しないとやばくなりました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第5戦は19日、鈴鹿サーキットで行われているクラブマンレース第4戦で決勝を行い、予選2位からスタートした森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)が優勝した。ポールポジションからスタートした居附明利(SAccess Racing Es)はトラブルでリタイアした。

決勝は午後1時20分にフォーメーションラップが始まった。鈴鹿は快晴で夏の装い。ストレートで強いアゲンストの風が吹き、体感温度はそれほど高くない。23台が1周を回りグリッドに着いた。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの居附。予選2位の森山はホイールスピンが多かったが2位を守って1コーナーに進入。予選3位の山本聖渚(MYST KK-SII . Team Sena)は、予選4位の岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)にかわされ4位に後退。岡本は3位に浮上。山本は続くヘアピンでも予選5位の高木悠帆(MYST KKSII)にかわされ5位、さらに渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)にもかわされ、オープニングラップで3ポジションダウンの6位まで落ちた。
3位の岡本は1周目のシケインで2位森山に並びかけ、ストレートで鼻先分先行し2位に浮上するが、2周目に入った1コーナーで森山に抜き返され3位のまま。以下4位高木、5位渡会、6位山本と続く。
2周を終わってトップに居附と2位森山の差は0秒6。3位の岡本はトップ争いに着いていけずに遅れ始める。


トップ居附と2位森山との差は0秒4~0秒5あたりで一進一退。しかしこの差は6周目に一気に縮まり0秒1。森山は7周目の1コーナーでインから居附を差しトップに浮上した。
抜かれた居附は8周目にミッショントラブルが発生しスローダウン。悔しいリタイアとなった。
これでトップの森山は安泰。10周を走り、今季2勝目を飾った。
岡本は後続に迫られる場面もあったが、余力もあり終盤はペースアップして居附のトラブルにより2位でゴールした。
岡本の後ろ、高木と渡会、後方から追い上げてきた大木一輝(M2 KK-SII)の3台の争いは白熱した。5周目には渡会が130Rで高木をパス。9周目には2コーナーで高木が渡会を抜き返すが、シケインでは渡会が前。
最終ラップにはこの3台がストレートで3ワイド。インにいた渡会が1コーナーで3位を守りそのままゴール。4位大木、5位高木でこの争いに決着が付いた。6位には清水啓伸(Drago CORSE)が入った。
優勝した森山は20ポイントを加え85ポイントでリーダーに立った。居附はノーポイントで67ポイントのまま。6戦中5戦の有効ポイント制で、シリーズチャンピオンはこの2人に絞られた。森山は圧倒的に有利、居附は最終戦での優勝が絶対条件で窮地に立たされた。
最終第6戦は9月4日決勝が行われる。森山が逃げ切るか。居附の逆襲があるかに注目だ。







Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL/MYST MYST KK-S2 | 10 | 22'52.984 | - | - |
| 2 | 8 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 10 | 22'55.413 | 2.429 | 2.429 |
| 3 | 7 | 渡会 太一 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 10 | 22'57.415 | 4.431 | 2.002 |
| 4 | 20 | 大木 一輝 | M2 KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 22'57.759 | 4.775 | 0.344 |
| 5 | 61 | 高木 悠帆 | MYST KKSII MYST KK-S2 | 10 | 22'57.926 | 4.942 | 0.167 |
| 6 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 10 | 23'04.210 | 11.226 | 6.284 |
| 7 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 23'04.789 | 11.805 | 0.579 |
| 8 | 68 | 山本 聖渚 | MYST KK-SII . Team Sena MYST KK-S2 | 10 | 23'11.055 | 18.071 | 6.266 |
| 9 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 10 | 23'17.641 | 24.657 | 6.586 |
| 10 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 23'18.379 | 25.395 | 0.738 |
| 11 | 60 | 前田 樹 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | 10 | 23'21.193 | 28.209 | 2.814 |
| 12 | 12 | 小川 涼介 | M2 KK-SII MYST KK-S2 | 10 | 23'21.403 | 28.419 | 0.210 |
| 13 | 1 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 10 | 23'21.984 | 29.000 | 0.581 |
| 14 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 10 | 23'23.585 | 30.601 | 1.601 |
| 15 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 10 | 23'23.844 | 30.860 | 0.259 |
| 16 | 53 | 鈴木 七瀬 | TQS・A-ONE KKS-II MYST KK-S2 | 10 | 23'30.243 | 37.259 | 6.399 |
| 17 | 51 | 岸本 尚将 | Tamayura athle ABBEY KKSII MYST KK-S2 | 10 | 23'33.188 | 40.204 | 2.945 |
| 18 | 78 | 三瓶 旭 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 10 | 23'33.245 | 40.261 | 0.057 |
| 19 | 79 | 山下 亮生 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 10 | 23'41.651 | 48.667 | 8.406 |
| 20 | 10 | 小合 将司 | LOVCA TeamNoel F.T.works MYST KK-S2 | 10 | 23'47.472 | 54.488 | 5.821 |
| 21 | 6 | 谷川 文啓 | LOVCA F.Tworks Noel Racing MYST KK-S2 | 10 | 24'02.799 | 1'09.815 | 15.327 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ---- |
| - | 39 | 居附 明利 | SAccess Racing Es MYST KK-S2 | 8 | 20'09.274 | 2Laps | 2Laps |
| - | 5 | 中平 凌央 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 3 | 7'07.530 | 7Laps | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 56 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST) 2'16.576 (4/10) 153.066 km/h

2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦のフリー走行2回目が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイムを記録した。
フリー走行は午前10時10分より30分間で行われた。気温28℃、路面温度は47℃だ。
昨日の予選で圧倒的な速さを見せてポールポジションを獲得した野尻はここでも速さを見せ、5周目に1分7秒635のトップタイムを記録すると、その後は1分8秒台前半のペースで周回を重ねていった。
坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が3周目に1分7秒715を出して2番手。大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)が5周目に1分7秒884を出して3番手だ。
またこのセッションは、トップから19番手のジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)までが1秒以内にひしめく接戦となった。ほとんどのドライバーが走り出してから5周目までにベストタイムを出し、その後1分8秒台で周回に入っているが、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)は16周目に1分7秒969を出して5番手に上がってきている。
一方、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)はピットイン、アウトを繰り返してなかなかタイム計測に入れず、13分が経過したところでようやく周回に入った。これは走り出しでブレーキのローターから振動が出ていたために、チェックを行っていたため。福住は計測2周目に1分8秒455のベストタイムを記録すると、その後は1分8秒後半から1分9秒台のタイムで周回を重ねていった。
フリー走行2回目はその後も大きなアクシデントなどもなく順調に進行、予定通り午前10時40分に終了した。
第5戦決勝は午後2時30分より53周で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/19) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'07.635 | - | - | 190.898 |
| 2 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'07.715 | 0.080 | 0.080 | 190.673 |
| 3 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'07.884 | 0.249 | 0.169 | 190.198 |
| 4 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'07.938 | 0.303 | 0.054 | 190.047 |
| 5 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'07.969 | 0.334 | 0.031 | 189.960 |
| 6 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'08.005 | 0.370 | 0.036 | 189.860 |
| 7 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'08.089 | 0.454 | 0.084 | 189.625 |
| 8 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'08.211 | 0.576 | 0.122 | 189.286 |
| 9 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'08.257 | 0.622 | 0.046 | 189.159 |
| 10 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'08.258 | 0.623 | 0.001 | 189.156 |
| 11 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'08.313 | 0.678 | 0.055 | 189.004 |
| 12 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'08.320 | 0.685 | 0.007 | 188.984 |
| 13 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'08.329 | 0.694 | 0.009 | 188.959 |
| 14 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'08.340 | 0.705 | 0.011 | 188.929 |
| 15 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'08.434 | 0.799 | 0.094 | 188.669 |
| 16 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'08.440 | 0.805 | 0.006 | 188.653 |
| 17 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'08.455 | 0.820 | 0.015 | 188.611 |
| 18 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'08.493 | 0.858 | 0.038 | 188.507 |
| 19 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'08.615 | 0.980 | 0.122 | 188.172 |
| 20 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'08.662 | 1.027 | 0.047 | 188.043 |
| 21 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'08.687 | 1.052 | 0.025 | 187.974 |

--野尻選手とは対照的な結果になったが
「いつもはだいたい野尻選手と同じようなコメントになるんですが、今回は走り始めから全く自信が持てないというか、今までの良さはどこに行っちゃったんだろうというぐらいのクルマになっていました」
--今回何か野尻選手のセットとは大きく変えたことがあるのか
「いえ。基本的な方向性は野尻選手と似ていて、細かなアジャストを入れてる程度なんですが、走り始めからグリップ感がなくて、タイヤを全然機能させられていない感じです。自分としてはうまくアタックできたと思っていても、グリップを引き出せていないのでタイムが出ていない状態です。現状より1秒以上速くないとダメなんですが、そのためにはもっとタイヤをグリップさせないといけません。今週末を通じてタイヤをうまく使えていないというか、そこが不可解ですね。ピットインしたあとのタイヤを見ても全然摩耗していない感じです」
--いつ頃からそういう状態?
「今週SUGOに来てからですね。フリー走行の走り出しで『あれ?』っていう感じで。簡単にいうとタイヤが接地していないみたいなフィーリングです。ブレーキも全然止まらないし、曲がらないし、リヤも出ちゃうし、という感じで。グリップが足りなくて次元が低くなっちゃってます。あらゆる箇所を変えて探ってみたんですけど、まだ全然足りないというか、不可解な感じです」
--オートポリスから何かを大きく変えたのか
「大きくは変えていません。もちろんコースに合わせたセットアップはしてきましたけど、そこがずれているのか、その辺が全くわからなくて、全然タイヤを機能させられていません。セットを変えても反応が薄すぎて、すごく不安です」
--決勝に向けて何に取り組む?
「まだ24時間あると考えて、寝ないでやるしかないですね。普通の感覚にさえ戻せれば、間違いなく速いクルマだという認識はできてるし、手応えもあるので、タイヤを機能させられない原因がなんなのかを突き詰めて、決勝では追い上げたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- ポールポジション 居附明利(SAccess Racing Es)
-
「ダンロップのウエットタイヤは初めてで、どんな感じで走ればいいのかまったく分からなかったですが、ポールを取れて良かったです。雨が降ったりやんだりで難しいコンディションでした。タイヤがぜんぜん暖まらず、ドライタイヤよりがんばって暖めました。ダンロップのタイヤは雨が降った方がグリップする感じでした。あしたは、いいクルマを作ってくれたチームに感謝しながら走ります」
- 予選2位 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
-
「序盤に行けたら良かったんですが、タイヤも温め切れてなかったです。遅めに出たのは、水しぶきのないクリアなところに行きたかったからです。前の人と空けたつもりだったんですが、差が激しすぎてきつい状況になりました。最低限の位置にはいるので、あしたはスタートを決め、しっかりレースを組み立てて優勝し、ポイントリーダーになれるようにがんばります」
- 予選3位 山本聖渚(MYST KK-SII . Team Sena)
-
「今年2戦目です。前半の雨が少ないときにもうちょっと出しておけば良かったかなと思います。ちょこちょこミスしていたのがもったいなかったです。もうちょっといけたという感じはありますが、クルマの挙動が全般的にピーキーなところがあって、危ない感じでミスをしました。あしたも雨の方がいいです」
Text: Yoshinori OHNISHI
- 第5戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)
-
「(通算)11回と聞いて、そんなにポールが取れたんだなと、感慨深い気持ちがあります。僕一人の力でできることではなくて、たくさんの方々に支えられてここまできているし、またここから必死で頑張らないといけないなと思いました」
「今日の一日もみんなに助けられて結果が出ています。朝からセットアップのアジャストを非常に細かくやってもらいましたし、なかなかないぐらい、クルマを思い通りに操れる感覚になれた、予選Q2のフィーリングでした。とはいえ、ここ最近はポールからスタートして優勝できていませんので、そろそろその流れを払拭したいと思っております。明日が本当の戦いですから、気を引き締めつつ明日も思い切り頑張りたいです」>
「クルマのフィーリングは、これまでのSUGOと比べてもそうですし、今までのレース人生の中でもかなり上位に入るような出来だったと思います」
- 第5戦予選2位 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)
-
「いい予選でした。こんなにいい結果が出るとは思っていませんでした。フリープラクティスはトリッキーで難しかったです。昨年は参戦できませんでしたし、2年前の決勝は1周もせずに終わってしまったので、自信が持てなかったんです」
「でも予選ではチームが非常に安定していたので、とてもハッピーです。明日もこの安定感を決勝で発揮できればと思います。集中してベストを尽くしたいです。いいスタートをして、いいレースがしたいです。ポイントをたくさん獲得して、できれば優勝もしたいですね」
- 第5戦予選3位 大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
-
「開幕前のテストからマシンのフィーリングはすごく良くて、手応えを感じていましたが、開幕してからは予選で一発を出しきれなかったり、決勝で接触したりと、あまりいい成績を残せずにここまできました。前回のオートポリスでも予選でミスをしてしまい、3番手以内に入る手応えがあったのに逃してしまいました。そうしたことを反省して今回に望んだ結果、走り出しからフィーリングがよく、手応えも感じられたので、予選をしっかり走り切ろうと思って臨みました。トップの野尻選手には大きく離されてしまいましたが、自分の中では課題を一つ消化できたことは、今後につながる結果だったと思います」
「明日は3番グリッドからですが、オーバーテイクの難しいサーキットなのでなんとかスタートで前に出て、優勝を目指して頑張ります」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する、日本レースプロモーション(JRP)は6月18日、第5戦の行われている宮城県村田町のスポーツランドSUGOで定例のサタデーミーティングを開催した。
その中でJRPの上野禎久社長は、富士で前年比110%、鈴鹿で97%、オートポリスで180%と、これまでの3大会中2大会で前年を上回る観客動員数を記録したことや、チームインパルのトップパートナーでもある伊藤忠エネックスが提供するバイオ燃料「リニューアブルディーゼル」を、大会期間中に場内で使用される発電機でも使用すること、先日2次募集を開始した来年の本格運用開始に向けて開発を進めている専用アプリ「SFGo」の開発サポーターについて2次募集を開始したこと、スーパーフォーミュラのブロモーション番組「Go On! next」を7月10日よりBSフジで放送を開始することなどを発表した。
またこの会見には富士スピードウェイの原口英二郎社長も出席。次の第6戦富士大会では、第1戦、第2戦でも好評だった場内宿泊が再び可能となることや、コロナ禍以降販売されていなかったパドックパスを数量限定で売り出すことなどを明らかにしている。また富士大会ではサポートレースとしてGR86/BRZカップやヤリスカップが開催されることも併せて発表された。
第6戦富士大会は7月17日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO

スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第5戦は18日、鈴鹿サーキットで行われているクラブマンレース第4戦で公式予選を行い雨の中、居附明利(SAccess Racing Es)がポールポジションを獲得した。
予選日の鈴鹿サーキットは早朝より灰色の雲に覆われ雨模様となった。雨は午前中は持ちこたえていたが、午後過ぎに強い雨が降り、路面は一気にウエットとなった。雨は一時小雨になったが、スーパーFJ予選の始まる頃には再び強い雨がコースを叩いた。
このため午後2時50分から行われる予定だった予選はディレイ。雨がほぼやんだ午後3時20分よりようやく始まった。出走は23台、全車ウエットタイヤを履いてコースインした。
2周目には卜部和久(MYST KK-SII)が2分30秒782でトップに立つ。2位には森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
が、3位には居附明利(SAccess Racing Es)が、4位には大木一輝(M2 KK-SII)が、5位には高木悠帆(MYST KKSII)が、6位には岸本尚将(Tamayura athle ABBEY KKSII)が続く。
直後、コース上に落ちたデブリの回収のため赤旗が提示される。予選は3時34分より残り13分40秒で再開された。
ここでトップに立ったのは2分29秒723で居附。2位には今季2戦目の山本聖渚(MYST KK-SII.Team Sena)が上がってきた。3位にもデェフェンディングチャンピオンの岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が上がり、4位に森山、5位に渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)が続き、岸本は6位のまま。
ここで再びコース上に雨が落ち始める。これでタイムアップは望めないと思われたが、タイヤが暖まったトップ居附が2分29秒480とさらにタイムを更新。これでポールポジション(PP)を決定づけた。
さらにここでタイムを更新してきたのが森山。最後に2分29秒871をたたきだし、居附と山本の間に割って入った。
PPは、2位以下を0.4秒ほどちぎった居附。2位に森山が、3位には山本が付けた。4位には山本に遅れることわずか1000分の1秒で岡本が、5位には終盤タイムを更新した高木が続き、6位には渡会が入った。
決勝レースは明日19日、午後1時20分より10周で行われる。予報ではドライで行われそうだ。ポイントリーダーでPPからスタートする居附がさらにリードを広げるか、ランキング2位の森山が一矢報いるかに注目だ。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2022/06/18) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 39 | 居附 明利 | SAccess Racing Es MYST KK-S2 | 2'29.480 | - | - | 139.853 |
| 2 | 56 | 森山 冬星 | DIXCEL/ROYAL/MYST MYST KK-S2 | 2'29.871 | 0.391 | 0.391 | 139.488 |
| 3 | 68 | 山本 聖渚 | MYST KK-SII . Team Sena MYST KK-S2 | 2'29.925 | 0.445 | 0.054 | 139.438 |
| 4 | 8 | 岡本 大地 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 2'29.926 | 0.446 | 0.001 | 139.437 |
| 5 | 61 | 高木 悠帆 | MYST KKSII MYST KK-S2 | 2'30.261 | 0.781 | 0.335 | 139.126 |
| 6 | 7 | 渡会 太一 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 2'30.397 | 0.917 | 0.136 | 139.000 |
| 7 | 51 | 岸本 尚将 | Tamayura athle ABBEY KKSII MYST KK-S2 | 2'30.530 | 1.050 | 0.133 | 138.877 |
| 8 | 87 | 卜部 和久 | MYST KK-SII MYST KK-S2 | 2'30.659 | 1.179 | 0.129 | 138.758 |
| 9 | 60 | 前田 樹 | NAVY AUTO MYST KK-S2 | 2'31.125 | 1.645 | 0.466 | 138.331 |
| 10 | 20 | 大木 一輝 | M2 KK-SII MYST KK-S2 | 2'31.177 | 1.697 | 0.052 | 138.283 |
| 11 | 19 | 松田 大輝 | K-TACK MYST KK-SII MYST KK-S2 | 2'31.218 | 1.738 | 0.041 | 138.245 |
| 12 | 34 | 清水 啓伸 | Drago CORSE MYST KK-S2 | 2'31.454 | 1.974 | 0.236 | 138.030 |
| 13 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 2'31.723 | 2.243 | 0.269 | 137.785 |
| 14 | 1 | 元山 泰成 | Ecotech Racing MYST KK-S2 | 2'32.476 | 2.996 | 0.753 | 137.105 |
| 15 | 53 | 鈴木 七瀬 | TQS・A-ONE KKS-II MYST KK-S2 | 2'32.585 | 3.105 | 0.109 | 137.007 |
| 16 | 12 | 小川 涼介 | M2 KK-SII MYST KK-S2 | 2'33.710 | 4.230 | 1.125 | 136.004 |
| 17 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII MYST KK-S2 | 2'34.172 | 4.692 | 0.462 | 135.597 |
| 18 | 5 | 中平 凌央 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 2'34.582 | 5.102 | 0.410 | 135.237 |
| 19 | 78 | 三瓶 旭 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 2'34.737 | 5.257 | 0.155 | 135.101 |
| 20 | 79 | 山下 亮生 | 中日本自動車短期大学MSE学科07J WEST 07J | 2'35.405 | 5.925 | 0.668 | 134.521 |
| 21 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 2'38.527 | 9.047 | 3.122 | 131.872 |
| 22 | 10 | 小合 将司 | LOVCA TeamNoel F.T.works MYST KK-S2 | 2'41.056 | 11.576 | 2.529 | 129.801 |
| 23 | 6 | 谷川 文啓 | LOVCA F.Tworks Noel Racing MYST KK-S2 | 2'43.643 | 14.163 | 2.587 | 127.749 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 3'14.686)予選通過 ---- |

2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の公式予選が6月18日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が今季4度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
予選Q1
今回のAグループには山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)、佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)、そして山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が出走した。
ところが開始直後に最終コーナー付近に天然記念物のニホンカモシカが出現。コースを横断する事態となったため、予選は一旦中断となり、安全確認ののち午後2時5分に再開となった。
まずはルマン優勝の平川がウォームアップ1周に続いてアタックに入り、1分5秒751をマーク。次の周では1分5秒640までタイムを縮めたが、朝のフリー走行から好調な大津が1分5秒193で平川のタイムを大きく上回ってきた。
さらに山本がウォームアップ2周に続いて1分5秒148を叩き出してトップに浮上。残り時間は1分を切った。
山下は1分5秒433、宮田は1分5秒238、そして佐藤が1分5秒529で6番手に滑り込んだところで予選は終了。山本を筆頭に大津、宮田、山下、佐藤、松下がQ2へ。笹原、平川、阪口、小林がここで予選を終えた。
Bグループは午後2時20分からの10分間の走行。野尻、サッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)そして大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が出走した。
まずは三宅が1分5秒736を記録。続いてフリー走行トップの野尻がウォームアップ2周からアタックに移行、1分5秒015でトップに立つ。
大湯は1分5秒046と今一歩野尻に及ばなかったが、続いてアタックに入った国本が1分4秒954と、この日初めて1分4秒台のタイムを記録。さらに終了間際には牧野が1分4秒920と国本を上回るタイムでトップに立ったところでBグループのQ1は終了となった。牧野はウォームアップ3周に続いてのアタックだった。
この結果、牧野、国本、野尻、大湯、フェネストラズそして福住がQ2に進出。坪井、アレジ、関口、大嶋、三宅が脱落となった。
予選Q2
Q2は午後2時40分から7分間の走行だ。まずは佐藤がウォームアップ1周でアタックに入ったが、SPインでリヤが流れてしまい、1分7秒683に終わった。
一方、上位陣は7位までが1分4秒台という激戦となった。まずは福住が1分4秒913、続いて大津が1分4秒785、サッシャ・フェネストラズは1分4秒706と目まぐるしくトップが入れ替わる。
大湯は1分4秒858と一歩及ばなかったが、続いてアタックした野尻が1分349と、2番手以降を0秒3以上引き離す圧倒的な速さでトップに躍り出た。
宮田は1分4秒832、山下が1分4秒933を記録したところでチェッカー。
その結果、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が第2戦富士以来4戦連続、自身通算11回目のポールポジションを獲得した。2番手はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が3番手から明日の決勝に臨む。
第5戦決勝は明日19日の午後2時30分より、53周で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'04.349 | - | - | 200.646 |
| 2 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'04.706 | 0.357 | 0.357 | 199.539 |
| 3 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'04.785 | 0.436 | 0.079 | 199.296 |
| 4 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'04.832 | 0.483 | 0.047 | 199.155 |
| 5 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'04.858 | 0.509 | 0.026 | 199.072 |
| 6 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'04.913 | 0.564 | 0.055 | 198.903 |
| 7 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'04.933 | 0.584 | 0.020 | 198.842 |
| 8 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'05.118 | 0.769 | 0.185 | 198.280 |
| 9 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.160 | 0.811 | 0.042 | 198.149 |
| 10 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'05.248 | 0.899 | 0.088 | 197.882 |
| 11 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'05.535 | 1.186 | 0.287 | 197.015 |
| 12 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.835 | 1.486 | 0.300 | 196.118 |
■Aグループ
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Knock Out Q1 A Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.148 | - | - | 198.189 |
| 2 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.193 | 0.045 | 0.045 | 198.049 |
| 3 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'05.238 | 0.090 | 0.045 | 197.912 |
| 4 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'05.433 | 0.285 | 0.195 | 197.322 |
| 5 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'05.529 | 0.381 | 0.096 | 197.033 |
| 6 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'05.552 | 0.404 | 0.023 | 196.964 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'05.571 | 0.423 | 0.019 | 196.907 |
| 8 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'05.640 | 0.492 | 0.069 | 196.700 |
| 9 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'05.641 | 0.493 | 0.001 | 196.697 |
| 10 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'05.839 | 0.691 | 0.198 | 196.106 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
■Bグループ
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Knock Out Q1 B Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'04.920 | - | - | 198.882 |
| 2 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'04.954 | 0.034 | 0.034 | 198.781 |
| 3 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'05.015 | 0.095 | 0.061 | 198.591 |
| 4 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.046 | 0.126 | 0.031 | 198.496 |
| 5 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'05.057 | 0.137 | 0.011 | 198.463 |
| 6 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'05.075 | 0.155 | 0.018 | 198.408 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 7 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'05.176 | 0.256 | 0.101 | 198.101 |
| 8 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'05.437 | 0.517 | 0.261 | 197.310 |
| 9 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'05.508 | 0.588 | 0.071 | 197.100 |
| 10 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'05.603 | 0.683 | 0.095 | 196.811 |
| 11 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'05.736 | 0.816 | 0.133 | 196.413 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |

2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦のフリー走行1回目が6月18日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が1分5秒310のトップタイムを記録した。
フリー走行は午前9時10分より90分間の予定で始まった。天候は晴れ。コースはドライだ。気温25℃、路面温度は36℃だ。
多くのドライバーが持ち越しのユーズドタイヤで走り始める中、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)は最初からニュータイヤでコースイン。3周目に1分6秒649を記録してこの時点でのトップに立つ。大嶋はその後4周目に一旦ピットに戻った。
開始から15分が経過したところで坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分6秒507で大嶋を上回る。2番手は大嶋。3番手には笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分6秒716で続く。
続いて開始20分で関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が1分6秒500でトップに。先週行われたルマン24時間レースで初優勝を遂げた平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)も1分6秒770で5番手に上がってきた。
続いて牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が6周目に1分5秒939と、この日初めて5秒台のタイムをマークしてトップに浮上。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)も11周目に1分6秒700、12周目に1分6秒150と順調にタイムを縮めて2番手につけた。これにより開始30分経過した時点でDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが1-2の状態となった。
開始から35分が経過したところで野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がニュータイヤに履き替えてコースへ。4周のウォームアップののち、1分5秒878を叩き出し、トップに躍り出た。残り時間は45分だ。
残り35分を切ったところで小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が1分6秒459を出して4番手に。続いて大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が残り31分で1分6秒098、さらに松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)も残り30分を切ったところで1分5秒993をマークしてそれぞれ3番手、4番手につけた。
開幕から苦戦の続いている山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)も残り25分を切ったところで1分6秒094で大湯を上回り、4番手に浮上してきた。
一方、ここまでトップタイムの野尻は残り23分で1分5秒605までタイムを縮める。ここではウォームアップ2周に続いて1分5秒984、1分5秒605と2周続けてアタックを行なっている。午後の予選に向けて、異なるアプローチをしているようだ。使用したタイヤは最初のアタックで使用したものだ。
第2戦鈴鹿の決勝が雨となったことで、持ち越しタイヤとして新品をキープしているチームが複数存在するようで、それが今回早めのニュータイヤ投入につながっているようだ。
そして残り時間が10分となった時点で気温は28℃、路面温度は43℃まで上昇する中、午後の予選に向けて最後のアタックが始まるが、残り6分で計時システムのトラブルにより赤旗中断となった。
この間に平川が1分5秒595、サッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が1分5秒456をマーク。フェネストラズがトップに浮上、平川が2番手につける。フリー走行は午前10時43分より残り時間10分で再開となる。
再開後残り6分でのトップは宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)で1分6秒000。ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が1分6秒126、関口が1分6秒268で続く。
そして残り2分を切ったところで大津が1分5秒479、山本が1分5秒847、そして大湯が1分5秒681をマークするが、野尻はウォームアップ1周ののち、それらを上回る1分5秒310を叩き出して再びトップに躍り出た。
ここでチェッカーフラッグが提示され、フリー走行は終了。野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイム。2番手にサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)がつけ、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が3番手で午後の予選に臨むこととなった。
第5戦の公式予選は午後2時より、ノックアウト方式で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km
| Pos | № | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN MOTUL SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'05.310 | - | - | 197.694 |
| 2 | 4 | サッシャ・フェネストラズ | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'05.456 | 0.146 | 0.146 | 197.253 |
| 3 | 6 | 大津 弘樹 | DOCOMO DANDELION M6Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.479 | 0.169 | 0.023 | 197.184 |
| 4 | 20 | 平川 亮 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD01F | 1'05.595 | 0.285 | 0.116 | 196.835 |
| 5 | 65 | 大湯 都史樹 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.681 | 0.371 | 0.086 | 196.577 |
| 6 | 38 | 坪井 翔 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'05.834 | 0.524 | 0.153 | 196.121 |
| 7 | 64 | 山本 尚貴 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.847 | 0.537 | 0.013 | 196.082 |
| 8 | 5 | 牧野 任祐 | DOCOMO DANDELION M5S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING Honda M-TEC HR-417E | 1'05.939 | 0.629 | 0.092 | 195.808 |
| 9 | 50 | 松下 信治 | BYOUBUGAURA B-MAX SF19 B-MAX Racing Team Honda M-TEC HR-417E | 1'05.993 | 0.683 | 0.054 | 195.648 |
| 10 | 7 | 小林 可夢偉 | Kids com KCMG Cayman SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'05.994 | 0.684 | 0.001 | 195.645 |
| 11 | 37 | 宮田 莉朋 | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'06.000 | 0.690 | 0.006 | 195.627 |
| 12 | 15 | 笹原 右京 | TEAM MUGEN BINGO SF19 TEAM MUGEN Honda M-TEC HR-417E | 1'06.013 | 0.703 | 0.013 | 195.589 |
| 13 | 36 | ジュリアーノ・アレジ | Kuo VANTELIN TOM'S SF19 Kuo VANTELIN TEAM TOM’S TOYOTA TRD 01F | 1'06.126 | 0.816 | 0.113 | 195.255 |
| 14 | 12 | 福住 仁嶺 | ThreeBond Drago CORSE SF19 ThreeBond Drago CORSE Honda M-TEC HR-417E | 1'06.214 | 0.904 | 0.088 | 194.995 |
| 15 | 19 | 関口 雄飛 | carenex TEAM IMPUL SF19 carenex TEAM IMPUL TOYOTA TRD 01F | 1'06.268 | 0.958 | 0.054 | 194.836 |
| 16 | 53 | 佐藤 蓮 | Red Bull TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'06.271 | 0.961 | 0.003 | 194.827 |
| 17 | 55 | 三宅 淳詞 | TEAM GOH G01 SF19 TEAM GOH Honda M-TEC HR-417E | 1'06.405 | 1.095 | 0.134 | 194.434 |
| 18 | 18 | 国本 雄資 | Kids com KCMG Elyse SF19 KCMG TOYOTA TRD 01F | 1'06.579 | 1.269 | 0.174 | 193.926 |
| 19 | 14 | 大嶋 和也 | docomo business ROOKIE SF19 docomo business ROOKIE TOYOTA TRD 01F | 1'06.649 | 1.339 | 0.070 | 193.722 |
| 20 | 39 | 阪口 晴南 | P.MU/CERUMO・INGING SF19 P.MU/CERUMO・INGING TOYOTA TRD 01F | 1'06.651 | 1.341 | 0.002 | 193.717 |
| 21 | 3 | 山下 健太 | REALIZE Corporation KONDO SF19 KONDO RACING TOYOTA TRD 01F | 1'06.782 | 1.472 | 0.131 | 193.337 |

- 優勝 太田格之進(TODA RACING)
-

「雨のスタートをどうしたらいいか分かっていなくて、いままでのデータを見ながら、このへんかなという感覚でスタートしました。まずはストールしないように、できれば1コーナーを抜かれずに回りたいと思ったんですが、2年目の選手が去年経験があるだけあって、スタートをすごく決めてきました。野中選手には、1コーナーで横並びというか向こうの方が前にいるくらいで並ばれてしまって、だめかなと思ったんですが、雨というのもあってアウト側からもう1回まくって抜き返すことができました。野中選手もフェアに戦ってくれたので、その点はすごく感謝しています。彼が外に出てきたらぼくも飛んでたと思います」
「チームがいいマシンを用意してくれていたのでペースはすごく良かったです。雨でリスキーなのでミスせずに逃げるだけでした。途中ファステストも狙ってて取ることができました。フルポイント獲得できたし、初優勝もきて安心しています」
「途中3秒弱離れたときにSCが出たので『やめてくれよ』と思いました。小高選手がリスタートがうまいのを知っていたので、プレッシャーも感じていましたし、なんとかSCを切り抜けられて、そこからは普通に走れば抜かれないだろうと思っていました」
- 2位 小高一斗(TOM'S)
-

「スタートが良くなくて、古谷選手に並ばれてしまったんですが、1コーナーで前に出ることができ、3番手をキープしました。前で太田選手と野中選手がバトルをしていましたが、ウエットで抜くのが難しいので序盤に仕掛けることにしました。結果的に1周目のS字で仕掛けたのは良かったんですが、その後、太田選手にじりじりと離され、追いつくことができなかったので、今後ウエットで自分とマシンのレベルアップをしていかなといけないです」
「3番手スタートで、最低でもポジションキープ、一つでも上の順位で帰ってくると決めていたので、優勝はしたかったですが、最低限のことはできたと思います」
- 3位 古谷悠河(TOM'S)
-

「6番手からスタートが抜群に良くて、1コーナーまでに3番手の小高選手の少し前に出るぐらいまで行きました。でも、前のクルマの水しぶきがすごすぎて、どこを走ってる分からなくなって、小高選手に『譲ってくれたの?』」って言われるくらい手前でアクセルをオフしてしまいました。もったいなかったです。その後4番手を走行していましたが、野中選手がコースオフするラッキーもあって、3番手でのチェッカーでした」
「チームの皆さんが素晴らしいクルマを用意してくれたのでペースも良くて、前が開けた後も何度か区間ベストが出たのでいいレースでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第5戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が、スタートの攻防を制し、そのまま逃げ切りポールトゥウィン。SFL初優勝を飾った。
決勝は午前10時50分にフォーメーションラップが始まった。雨は早朝より降り続き、路面は完全なウェットとなった。
絶妙のスタートを切ったのは予選2位の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)。1コーナー手前でインからポールスタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)に先行。しかし太田もアウトからかぶせ、1~2コーナーで併走。太田がS字入り口でインから野中の前に出て、トップに立った。
野中は続くS字でも3位スタートの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)にかわされ3位に落ちる。4位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が、5位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、6位には木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が、7位には菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が続く。
太田は1周目に2位の小高を0.9秒離して戻ってくると、3周目にはその差を1.5秒、5周目には1.8秒まで広げた。
6周目には8位を走る元嶋成弥(Rn-sports 320)がデグナーでコースアウト。グラベルに捕まったため、このマシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。
SCは8周終わりで退き、レースは9周目からリスタートが切られた。ここでも太田は絶妙のリスタートを決め、小高を0.7秒離してコントロールラインを通過。この周にはこのレースのファステストラップをたたき出し、トップを盤石のものとした。
10周目には3位を走る野中がS字でコースアウト。強引にコースに復帰するも、7位までポジションを落とした。
太田は、後続の混乱を尻目に、2位小高との差を保ち12周を走って、SFL初優勝を飾った。
2位には小高が、3位には野中が後退したため古谷が繰り上がった。4位には平良が、5位には木村が、6位には菅波が入った。
マスタークラスは、クラスポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が、スタートでオーバーオールクラスの平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)を抜き去ると終始、平木湧也を押さえる大健闘でクラス優勝を飾った。
第6戦はこの後、午後4時30分よりこのレースより5周多い17周で行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 12 | 28'55.931 | - | - |
| 2 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 28'57.060 | 1.129 | 1.129 |
| 3 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 28'59.338 | 3.407 | 2.278 |
| 4 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 29'00.118 | 4.187 | 0.780 |
| 5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'02.105 | 6.174 | 1.987 |
| 6 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'04.696 | 8.765 | 2.591 |
| 7 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 29'11.809 | 15.878 | 7.113 |
| 8 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'18.131 | 22.200 | 6.322 |
| 9 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 12 | 29'18.877 | 22.946 | 0.746 |
| 10 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 12 | 29'21.269 | 25.338 | 2.392 |
| 11 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 12 | 29'36.653 | 40.722 | 15.384 |
| 12 | *35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 12 | 29'37.470 | 41.539 | 0.817 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ---- |
| - | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 5 | 11'14.402 | 7Laps | 7Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 2'09.996 (9/12) 160.814km/h
- CarNo. 35は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2.(危険な走路復帰)により、競技結果に30秒を加算し、ペナルティーポイント1点を科した。


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦、第5戦は23日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、第4戦は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、第5戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前11時35分より30分間で行われた。ベストタイムで第4戦のセカンドベストタイムで第5戦のグリッドが決定する。
各ドライバー予選開始と同時にコースイン。3周をウォームアップに費やし、4周目にアタックを行う。
ここでトップタイムを記録したのは1分52秒045で太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。2位に小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、3位に木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、4位に菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、5位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、6位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)と続く。
この後、各ドライバーピットインを行い、2セット目のタイヤに履き替え再度アタック。
ここでは自身1回目のタイムを大きく更新した1分51秒450で小高がトップに踊り出てポールポジションを獲得。太田は1回目のタイムを更新するも小高に0秒338差と離され2位。3位には1回目のタイムを1秒弱縮めた野中が滑り込んできた。4位には古谷が僅差で続き、52秒を切れなかった木村が5位、6位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が入り、これが第4戦のグリッド順となった。
セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドは、速いタイムをそろえた太田がポールポジション。2位には野中が、3位には小高が、4位には菅波が、5位には木村が、6位には古谷が続いた。
マスタークラスは、第4戦、第5戦ともクラストップタイムだった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がポールポジションを獲得した。
この後、午後4時30分より第4戦決勝が12周で行われる。


Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 2 | | | 太田 格之進 | HFDP WITH TODA RACING TODA RACING SPIESS A41 | 1'52.045 | - | - | 186.579 |
| 2 | 35 | | | 野中 誠太 | PONOS Racing TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.226 | 0.181 | 0.181 | 186.278 |
| 3 | 37 | | | 小高 一斗 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.267 | 0.222 | 0.041 | 186.210 |
| 4 | 50 | | | 菅波 冬悟 | Byoubugaura B-MAX Racing 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.357 | 0.312 | 0.090 | 186.061 |
| 5 | 1 | | | 木村 偉織 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'52.360 | 0.315 | 0.003 | 186.056 |
| 6 | 36 | | | 古谷 悠河 | Deloitte. HTP TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.415 | 0.370 | 0.055 | 185.965 |
| 7 | 38 | | | 平良 響 | Kuoモビリティ中京TOM'S 320 TOM'S TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.550 | 0.505 | 0.135 | 185.741 |
| 8 | 10 | | | 元嶋 成弥 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'53.358 | 1.313 | 0.808 | 184.418 |
| 9 | 63 | | | 平木 玲次 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'53.867 | 1.822 | 0.509 | 183.593 |
| 10 | 62 | | | 平木 湧也 | HELM MOTORSPORTS 320 HELM MOTORSPORTS TOMEI TB14F3 2020 | 1'54.512 | 2.467 | 0.645 | 182.559 |
| 11 | 4 | M | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'54.557 | 2.512 | 0.045 | 182.487 |
| 12 | 30 | M | 2 | DRAGON | TEAM DRAGON B-MAX 320 B-MAX RACING TEAM SPIESS A41 | 1'55.325 | 3.280 | 0.768 | 181.272 |
| 13 | 11 | M | 3 | 植田 正幸 | Rn-sports 320 ルーニースポーツ SPIESS A41 | 1'56.222 | 4.177 | 0.897 | 179.873 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'03.397)予選通過 ---- |
TCRジャパンサンデーシリーズ第5戦の決勝が17日、ツインリンクもてぎで行われ、ヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が雨中のレースを制し、今季2勝目を挙げた。
スタート前から雨が強くなり、セーフィティカー(SC)先導によるローリングスタートとなった。SCランが2周続いた後、スタートが切られた。
ヘビーウエットコンディションのなか、勢いがあったのは加藤正将(Audi Team Mars)とヒロボン。ペースの上がらないポールシッター大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)を4コーナーで相次いでかわす。
トップに立った加藤のラップタイムはヒロボンを2~3秒上回り、5周目からは独走状態に持ちこむ。6周目には2位ヒロボンとの差を9秒と開き、完全に安全圏へ逃げたように思われた。
しかし、あろうことか7周目のV字コーナーでトップ加藤がオーバーラン。大きくコースを外れ、復帰する間にヒロボンにトップを奪われてしまった。
加藤はミスを挽回しようと攻め立て、ヒロボンの背後に迫るが、最終ラップ9周目の3コーナーでまたしてもオーバーラン。ヒロボンと2秒差になってしまい万事休す。
これで楽になったヒロボンが逃げ切って、今季2勝目のチェッカーを受けた。
3位は、4周目に大蔵が姿勢を崩す隙を突いて前に出た塩谷烈州(全薬工業 with TEAM G/MOTION')が入った。塩屋は療養期間を経ての復帰戦で表彰台を射止めた。
4位以下は、大蔵、Mototino(55MOTO RACING)、猪爪杏奈(DOME RACING)の順でフィニッシュ。
この結果、サンデーシリーズのチャンピオン争いはヒロボン有利ではあるものの、最終鈴鹿戦で決着することになった。
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦 -RIJ- (2021/10/17) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 5 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 19 | ヒロボン | CUPRA TCR バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 9 | 23'39.163 | - | - |
| 2 | 65 | 加藤 正将 | Audi RS3 LMS Audi Team Mars | 9 | 23'40.676 | 1.513 | 1.513 |
| 3 | 62 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業 with TEAM G/MOTION' | 9 | 23'52.586 | 13.423 | 11.910 |
| 4 | 73 | 大蔵 峰樹 | Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR M-PROTOTYPING Team STILE CORSE | 9 | 24'08.283 | 29.120 | 15.697 |
| 5 | 55 | Mototino | Honda CIVIC TCR 55MOTO RACING | 9 | 24'10.285 | 31.122 | 2.002 |
| 6 | 98 | 猪爪 杏奈 | Honda CIVIC TCR DOME RACING | 9 | 24'22.051 | 42.888 | 11.766 |
| 7 | 71 | 大山 正芳 | Honda CIVIC TCR ダイワN通商アキランドCIVIC | 9 | 24'32.575 | 53.412 | 10.524 |
| 8 | 17 | 鈴木 建自 | Audi RS3 LMS バースレーシングプロジェクト【BRP】 | 9 | 24'33.945 | 54.782 | 1.370 |
| 9 | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau IDI GOLF TCR | 9 | 24'41.281 | 1'02.118 | 7.336 |
| 10 | 7 | 牧野 淳 | Audi RS3 LMS 麻布ワコーズEDニルズNGK | 9 | 25'36.330 | 1'57.167 | 55.049 |
| ---- 以上規定周回数(75% - 6Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.65 加藤正将(Audi RS3 LMS) 2'15.253 (5/9) 127.787km/h