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2022年8月

SUPER GT

第5戦鈴鹿決勝 最後尾からまさかの大逆転!! カルソニックIMPUL Zが今季初優勝 GT300はグッドスマイル初音ミクAMGが5年ぶりの勝利

 真夏の長距離2連戦、第二幕は奇跡の逆転劇で幕を閉じた!

 2022オートバックス スーパーGT第5戦「FUJIMAKI GROUP 鈴鹿GT450kmレース」の決勝が8月28日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選最後尾からスタートしたNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が終盤トップに立ち、今季初優勝を掴み取った。GT300クラスもNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が5年ぶりの優勝をものにし、リタイヤに終わった第4戦富士の雪辱を果たした。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 第5戦決勝は、午後2時30分に三重県警によるパレードランに続いて77周で行われた。スタート時の気温は28℃、路面温度は39℃だ。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションのロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)。松下信治(Astemo NSX-GT)が2位、笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が3位、そして国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が4位と、ここまでは予選順位ままコントロールラインに戻ってきた。後方では山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)がS字でスピンしたことにより、15番手のベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)が順位を一つ上げて戻ってきた。

 その後、12位を走っていた福住仁嶺(ARTA NSX-GT)が7周目に早めのピット作業を行ったことでバゲットは13位に繰り上がる。最後尾に落ちた山下も8周目に最初の給油を行い、挽回を図る。

 一方、トップのクインタレッリは2位松下との差を着実に広げていき、16周目に3秒495のリードを築き上げると、17周目に最初の給油を行った。この時点ではドライバー交代は行わず、そのままクインタレッリが第2スティントを担当する。

 これで松下はトップに繰り上がり、笹原が2位となる。その笹原は27周目、松下は29周目にピットイン、それぞれ大湯都史樹と塚越広大に残りの2スティントを託した。

 大湯はアウトラップでクインタレッリにかわされるが、31周目にこれを捉え、3位に浮上する。この時点でトップにいた関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)と2位のバゲットは最初のピット作業を終えていなかったので、実質的には大湯がトップだ。

 4位にはクインタレッリ、5位は福住、そして6位には石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)がつける。決勝前のウォームアップ走行では電気系のトラブルに見舞われて1周もできなかったZENT CERUMO GR Supraだが、スタートには修復が間に合い、ここまで順調に周回を重ねてきていた。 

 塚越はこの時点で7位。アウトラップから数周はタイヤのウォームアップに気を使うあまり、クインタレッリと石浦の先行を許すが、ブリヂストンタイヤが作動レンジに入った34周目からは一気にペースを上げて追撃を開始した。

 関口とバゲットは33周目に揃ってピットイン。これで大湯がトップに立つ。石浦は36周目にクインタレッリを捉えて2位に浮上、大湯との差を詰めにかかる。塚越もこの2台に追いつき、トップ争いは3台による接近戦の様相を呈してきた。

 一方、クインタレッリと福住は41周目に2回目のピット作業を行い、ここで松田次生と野尻智紀に交代した。

 数周にわたって接戦を繰り広げていたトップ3台だったが、3位の塚越は48周目に2回目のピットイン、給油とタイヤ交換を済ませ、そのまま塚越が第3スティントを担当した。

 そしてその直後、このレースの勝敗を左右するアクシデントが発生した。

 GT300クラスでトップ争いを展開していた佐藤公哉(HACHI-ICHI GR Supra GT)が130Rでコースを飛び出し、激しい勢いでバリアに突っ込んだのだ。

 これによりトップが50周目に入ったところでセーフティーカー(SC)が導入されたが、その直前となる49周目にNo. 12 カルソニックIMPUL ZとNo. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraが揃って2回目のピット作業に取り掛かっており、この2台は幸運にもピットレーンが封鎖となる直前にコースに戻ることに成功したのだ。

 これにより、50周目の順位はトップがNo. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT、2位はNo. 38 ZENT CERUMO GR Supra、3位にNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra、4位にNo. 37 KeePer TOM'S GR Supraが続いたが、この4台は2回目のピット作業を終えておらず、ピット作業を済ませた中ではNo. 17 Astemo NSX-GTがトップ、39号車が2位、No. 23 MOTUL AUTECH Zが3位、そしてNo. 12 カルソニックIMPUL Zが4位という状況となった。

 車両回収ののちSCは54周目にピットイン、55周目からレースは再開となる。 

 ここで38号車と37号車は直ちにピット作業を行うが、16号車はそのままトップでリードを広げる作戦に出る。この時点で38号車には勝負権がなくなった。

 その55周目には平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)が松田と中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)を捉えて3位に浮上するが、松田は56周目のヘアピンで中山を抜き去ると、57周目には130Rで平峰がオーバーランしたのに乗じて3位を奪い取る。

 59周目に大湯がピットイン。これにより塚越がトップに立ち、16号車はトップに対して1分以上のビハインドを背負うことになった。塚越の背後には松田と平峰のニッサン勢が迫ってくる。

 しかし松田は65周目の立体交差下で周回遅れのGT300車両をかわそうとした際に、後ろから追いついてきた平峰を押し出す格好になってしまったため、ドライビングスルーペナルティを課せられてしまう。やむなく69周目にピット向かう松田。これで23号車は6位まで後退してしまった。

 これで優勝争いは塚越の駆る17号車と、平峰の駆る12号車の2台に絞られた。

 塚越のテールに食らいつき、その隙を窺っていた平峰は75周目のヘアピンでインに飛び込み、アウト側で粘る塚越を立ち上がりでねじ伏せてついにトップに躍り出ると、そのまま一気に後続を突き放してフィニッシュラインに飛び込み、No. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)が今季初優勝をモノにした。

 これはチームインパルと平峰にとっては昨年の第5戦SUGO以来の勝利だ。2位にはNo. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)がつけ、No. 39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)が3位と、表彰台を3メーカーが分け合う形となった。

 一方、GT300クラスは、ポールポジションからトップを快走する大草りき(TANAX GAINER GT-R)を9周目のダンロップ立ち上がりで予選2番手の三宅淳詞(HACHI-ICHI GR Supra GT)がかわしてトップを奪う。

 しかしNo. 244 HACHI-ICHI GR Supra GTが23周目に最初のピット作業を行い、三宅から佐藤公哉に交代したところ、すでに16周目にタイヤ無交換で最初のピット作業を終えていたNo. 55 ARTA NSX GT3(武藤英紀/木村偉織)、No. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)らが244号車に先行する形となり、この時点で55号車が実質トップ、4号車が2位となっていた。

 さらに片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)は35周目に木村偉織(ARTA NSX GT3)を捉えてトップに浮上する。

 後方から追い上げを図った佐藤は44周目に130Rで痛恨のコースオフを喫し、レースから脱落することに。 

 その後は42周目に片岡からバトンを受け取った谷口信輝が後続を寄せ付けない走りで最後までトップを守り切り、チームに5年ぶりの勝利をもたらした。

 2位には53周目に武藤英紀(ARTA NSX GT3)を捉えたNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が入り、No. 30 apr GR86 GT (織戸学/平良響/上村優太)が3位で今季初の表彰台を獲得した。 

 次戦の舞台は宮城県のスポーツランドSUGO。9月18日決勝だ。なお、SUGO大会では通常フォーマットの300kmレースが行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式予選 WedsSport ADVAN GR Supraの連続ポールに待ったをかけたのは、MOTUL AUTECH Z!! ニスモが3年ぶりのPP獲得

 2022オートバックス スーパーGT第5戦「FUJIMAKI GROUP 鈴鹿GT450kmレース」の公式予選が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはNo. 23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3年ぶりのポールポジションを獲得。GT300クラスはNo. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)がポールポジションを獲得し、最低地上高不足で失格となった第3戦鈴鹿の雪辱を果たした。

 公式予選は当初の予定より20分遅れの午後3時20分よりノックアウト方式で行われた。天候は曇り。コースはドライ。開始時の気温は31℃、路面温度は39℃だった。

予選Q1 公式練習に続いてRed Bull MOTUL MUGEN NSX GTがトップタイム

 GT500クラスは、まずアウトラップに続いてウォームアップランを2周行ってアタックに入った塚越広大(Astemo NSX-GT)が1分45秒735をマーク。これを石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分45秒365で上回るが、ウォームアップを3周行ってアタックに入った大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が1分45秒219でトップに立った。

 続いて阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分45秒244、松田次生(MOTUL AUTECH Z)は1分45秒282を記録し、それぞれ2番手、3番手となり、石浦は4番手、塚越は5番手に。

 最後に関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1分45秒824で8番手に滑り込んだところでチェッカー。6番手は佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)、山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が7番手でQ2に駒を進めた。

 GT300クラスのAグループは、まずウォームアップ1周からアタックに入ったケイ・コッツォリーノ(PACIFIC hololive NAC Ferrari)が1分57秒919でトップに立つが、これをウォームアップ3周からアタックした木村偉織(ARTA NSX GT3)が1分57秒707で上回り、そのままトップでQ2進出を果たした。

 続いて少し遅れてコースに入ったロベルト・メルヒ・ムンタン(Team LeMans Audi R8 LMS)がウォームアップ3周で1分57秒798で2番手に。

 この結果、コッツォリーノは3番手、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)は4番手となり、以下堤優威(muta Racing GR86 GT)、太田格之進(UPGARAGE NSX GT3)、吉本大樹(Syntium LMcorsa GR Supra GT)、冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)がQ2へ。

 一方、テスト中のクラッシュにより第4戦を欠場した松井孝允(HOPPY Schatz GR Supra)は9番手で惜しくも予選を終えることになった。8番手の冨林との差は僅か0.009秒だった。

 Bグループは、最初にウォームアップ1周でアタックに入った佐藤公哉(HACHI-ICHI GR Supra GT)が1分57秒851を記録、そのままトップでQ2に進出した。続いてアタックした坂口夏月(Bamboo AirwaysランボルギーニGT3)は1分58秒234。これを高木真一(K-tunes RC F GT3)が1分58秒072で上回って2番手につける。

 そこにウォームアップ3周でアタックした阪口良平(Arnage MC86)が1分58秒532で割って入り、3番手。最後に平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)が1分58秒346で6番手に滑り込んだところでチェッカー。

 このほか元嶋佑弥(Weibo Primezランボルギーニ GT3)が5番手、富田竜一郎(TANAX GAINER GT-R)が7番手、谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が8番手でQ2に進出。

 その一方で、開幕2戦でポールポジションを獲得し、前戦富士で優勝した井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)は10番手、2位入賞を果たした石川京侍(GAINER TANAX GT-R)は9番手で、共にQ1敗退となっている。

予選Q2 ロニー・クインタレッリが3年ぶりのポール獲得!!

 GT500クラスは午後4時31分にコースオープン。まずは中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)と松下信治(Astemo NSX-GT)が残り9分でコースイン。

 その30秒後に笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)が。続いてロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)、立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)が走行を開始した。

 第2戦富士から3戦連続ポールの国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)は残り時間6分で走り始め、最後に平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が残り時間5分30秒でピットアウトしていった。

 まずはウォームアップ2周でアタックに入った松下が1分45秒349を記録。同じくウォームアップ2周の笹原は1分45秒442で一歩及ばず、ウォームアップ1周でアタックした国本も1分45秒582に留まる。

 しかしその直後、クインタレッリが1分45秒169を叩き出し、松下を上回ってトップに。結局誰もこのタイムを上回ることができず、No. 23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は新型Zが実戦投入されて以来初のポールポジションを獲得。ニッサン勢としてもこれは2019年8月の第5戦富士以来、実に3年ぶりのPP獲得となった。

 No. 17 Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)が2番手、No. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京/大湯都史樹)が3番手となり、連続ポールポジション記録が3で止まったNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)は4番手で決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスはウォームアップ1周でアタックに入った三宅淳詞(HACHI-ICHI GR Supra GT)が1分56秒995を最初に叩き出し、これを大草りき(TANAX GAINER GT-R)が1分56秒941で上回る展開となった。

 結局1分56秒台のタイムを記録できたのはこの二人だけで、3番手の小暮卓史(Weibo Primezランボルギーニ GT3)はトップからコンマ442秒落ちの1分57秒437。ポイントリーダーの藤波清斗(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)も1分57秒488の4番手に留まったため、No. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が今季初のポールポジションを獲得。トップタイムを記録しながら車検落ちとなった第3戦鈴鹿の雪辱を果たすことに成功した。

 昨年の鈴鹿大会で優勝したNo. 244 HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)も予選2番手につけ、フロントローから決勝をスタートすることになった。

 第5戦決勝は28日の午後2時30分より77周(450km)で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第5戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
123ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI301'45.169--198.777
217松下 信治Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS381'45.349 0.180 0.180198.438
316笹原 右京Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL11'45.442 0.273 0.093198.263
419国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH271'45.582 0.413 0.140198.000
538立川 祐路ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'45.674 0.505 0.092197.827
624平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH351'45.811 0.642 0.137197.571
739中山 雄一DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS321'45.893 0.724 0.082197.418
8100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS461'46.118 0.949 0.225197.000

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
110大草 りきTANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL451'56.941--178.767
2244三宅 淳詞HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'56.995 0.054 0.054178.685
388小暮 卓史Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH331'57.437 0.496 0.442178.012
456藤波 清斗リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1001'57.488 0.547 0.051177.935
54片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'57.664 0.723 0.176177.669
620清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'57.880 0.939 0.216177.343
718小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH781'57.924 0.983 0.044177.277
855武藤 英紀ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS31'58.066 1.125 0.142177.064
987松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH181'58.370 1.429 0.304176.609
106片山 義章Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH181'58.393 1.452 0.023176.575
1150末廣 武士Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH121'58.550 1.609 0.157176.341
1296新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL381'58.593 1.652 0.043176.277
1360河野 駿佑Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL301'58.768 1.827 0.175176.017
142加藤 寛規muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS51'58.843 1.902 0.075175.906
159横溝 直輝PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH241'58.852 1.911 0.009175.893
165平木 玲次マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH452'00.272 3.331 1.420173.816

SUPER GT

第5戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
116大湯 都史樹Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL11'45.219--198.683
219阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH271'45.244 0.025 0.025198.636
323松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI301'45.282 0.063 0.038198.564
438石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'45.365 0.146 0.083198.407
517塚越 広大Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS381'45.735 0.516 0.370197.713
624佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH351'45.753 0.534 0.018197.679
7100山本 尚貴STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS461'45.775 0.556 0.022197.638
839関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS321'45.824 0.605 0.049197.547
---- 以上Q2進出 ----
93千代 勝正CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI521'46.008 0.789 0.184197.204
108福住 仁嶺ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS421'46.025 0.806 0.017197.172
1137宮田 莉朋KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS621'46.055 0.836 0.030197.117
1236坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS431'46.103 0.884 0.048197.027
1364伊沢 拓也Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'46.154 0.935 0.051196.933
1414山下 健太ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS601'46.211 0.992 0.057196.827
1512平峰 一貴カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS491'46.260 1.041 0.049196.736

■GT300クラス(Aグループ)

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
155木村 偉織ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS31'57.707--177.604
26ロベルト・メルヒ・ムンタンTeam LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH181'57.798 0.091 0.091177.467
39ケイ・コッツォリーノPACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH241'57.919 0.212 0.121177.284
456ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1001'57.985 0.278 0.066177.185
52堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS51'58.057 0.350 0.072177.077
618太田 格之進UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH781'58.134 0.427 0.077176.962
760吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL301'58.768 1.061 0.634176.017
85冨林 勇佑マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH451'58.935 1.228 0.167175.770
---- 以上Q2進出 ----
925松井 孝允HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH1'58.944 1.237 0.009175.757
1065蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS361'58.984 1.277 0.040175.698
1130織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH91'59.445 1.738 0.461175.019
127荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI631'59.508 1.801 0.063174.927
1348田中 優暉植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2'01.809 4.102 2.301171.623
1422和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH2'02.208 4.501 0.399171.062

■GT300クラス(Bグループ)

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/28) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
1244佐藤 公哉HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'57.851--177.387
296高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL381'58.072 0.221 0.221177.055
387坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH181'58.234 0.383 0.162176.812
488元嶋 佑弥Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH331'58.304 0.453 0.070176.707
520平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'58.346 0.495 0.042176.645
610富田 竜一郎TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL451'58.388 0.537 0.042176.582
750阪口 良平Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH121'58.532 0.681 0.144176.368
84谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'58.646 0.795 0.114176.198
---- 以上Q2進出 ----
911石川 京侍GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL601'58.900 1.049 0.254175.822
1052吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS271'59.031 1.180 0.131175.628
1161井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL891'59.138 1.287 0.107175.470
12360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH51'59.723 1.872 0.585174.613
1331中山 友貴apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'59.927 2.076 0.204174.316

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式練習 GT500クラストップはNo. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT

 2022オートバックス スーパーGT第5戦「FUJIMAKI GROUP鈴鹿GT450kmレース」の公式練習が8月27日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスはNo. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京/大湯都史樹)が、GT300クラスはNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がそれぞれトップタイムを記録した。

 今シーズン3度目の450kmレースとなる第5戦鈴鹿大会には、タイヤテストでクラッシュを喫したために前回の富士大会を欠場したNo. 25 HOPPY Schatz GR Supra(松井孝允/野中誠太)がクルマの修復を間に合わせて合流したほか、富士大会には真っ黒な車体色で参加したNo. 22 アールキューズAMG GT3(和田久/城内政樹)も本来の赤いカラーリングが施されて鈴鹿入りしてきた。

 またNo. 30 apr GR86 GTは開幕から第1ドライバーを務めてきた永井宏明が急遽欠場することになり、織戸学、平良響そして上村優太の3人で参戦することになった。

 その最初の走行となる公式練習は午前9時25分より、2クラス混走85分、専有走行各20分の予定で始まった。開始時点の気温は29℃とやや涼しさの感じられるコンディションでの走行となった。

 混走では走り始めて4周目に福住仁嶺(ARTA NSX-GT)が1分47秒509でトップに立ち、これを塚越広大(Astemo NSX-GT)が5周目に1分47秒436で上回る。

 2台はそのまま一旦ピットに戻ったが、この間に平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が1分47秒374をマークして17号車のタイムを上回ると、その直後にロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)が1分46秒915を叩き出して一気にトップに浮上する。

 続いて平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)も1分47秒314を記録して二人の間に割って入り、一時はニッサンZが1-2-3を形成する。

 その後は各車ロングランに移行したか、上位タイムはなかなか更新されなかったが、残り時間が1時間を切ったところで石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分47秒333で3番手に。野尻智紀(ARTA NSX-GT)も1分47秒348で4番手に浮上し、24号車は5番手まで後退。この順位のまま混走は終了した。

 GT500クラスの専有走行は当初午前11時より10分間で行われる予定だったが、500クラスのコースインが始まった直後にGT300クラスの上村優太(apr GR86 GT )がガス欠症状に見舞われて立体交差下でストップしたため、一旦赤旗中断となり、改めて11時8分より10分間で行われた。

 ここで真っ先にコースインしたのは大津弘樹(Modulo NSX-GT)。大津は1分47秒226をマークしてこの時点で2番手に浮上したが、国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)が1分47秒006で大津を上回って2番手に。

 その直後には第3戦鈴鹿大会で勝利した千代勝正(CRAFTSPORTS MOTUL Z)が1分46秒843で23号車のタイムを上回ってトップに浮上するが、すぐさま大湯都史樹(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)1分46秒321を叩き出してトップに躍り出た。

 続いて松田次生(MOTUL AUTECH Z)も1分46秒475までタイムを縮めて2番手に食い込み、塚越広大(Astemo NSX-GT)が1分46秒652で3番手に浮上したところでチェッカー。No. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT(笹原右京/大湯都史樹)がトップで午後の予選に臨むことになった。

 GT300クラスは混走の10周目に1分58秒022を記録したNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がそのままトップに。同じく混走で2番手につけていたNo. 88 Weibo Primezランボルギーニ GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)がそのまま2番手という結果に。3番手にはポイントリーダーのNo. 56 リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)が続いた。

 結局専有走行に入っても上位陣はタイム更新がなかったため、GT300クラスはこのままの順位で走行を終了、午後の予選に臨むこととなった。

 公式予選はこのあと午後3時よりノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式練習結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
116笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL11'46.321--196.623
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI301'46.475 0.154 0.154196.339
317塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS381'46.652 0.331 0.177196.013
43千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI521'46.843 0.522 0.191195.663
519国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH271'47.006 0.685 0.163195.365
624佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH351'47.011 0.690 0.005195.356
764伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'47.225 0.904 0.214194.966
812平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS491'47.314 0.993 0.089194.804
938立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'47.333 1.012 0.019194.770
108野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS421'47.348 1.027 0.015194.742
1137サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS621'47.411 1.090 0.063194.628
12100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS461'47.630 1.309 0.219194.232
1314大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS601'47.647 1.326 0.017194.201
1439関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS321'47.700 1.379 0.053194.106
1536坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS431'47.854 1.533 0.154193.829

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2022/08/27) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
14谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'58.022--177.130
288小暮 卓史
元嶋 佑弥
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH331'58.461 0.439 0.439176.473
355武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS31'58.593 0.571 0.132176.277
456藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1001'58.630 0.608 0.037176.222
52加藤 寛規
堤 優威
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS51'58.683 0.661 0.053176.143
69ケイ・コッツォリーノ
横溝 直輝
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH241'59.072 1.050 0.389175.568
7244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'59.191 1.169 0.119175.392
830織戸 学
平良 響
上村 優太
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH91'59.289 1.267 0.098175.248
910富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL451'59.290 1.268 0.001175.247
1065蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS361'59.359 1.337 0.069175.146
1152吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS271'59.363 1.341 0.004175.140
1218小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH781'59.422 1.400 0.059175.053
1361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL891'59.488 1.466 0.066174.956
147荒 聖治
アウグスト・ファルフス
近藤 翼
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI631'59.656 1.634 0.168174.711
1596新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL381'59.748 1.726 0.092174.577
1687松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH181'59.752 1.730 0.004174.571
1750加納 政樹
阪口 良平
末廣 武士
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH121'59.937 1.915 0.185174.302
1860吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL301'59.977 1.955 0.040174.243
1920平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL2'00.211 2.189 0.234173.904
206片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH182'00.235 2.213 0.024173.870
21360青木 孝行
田中 篤
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH52'00.362 2.340 0.127173.686
2211安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL602'00.727 2.705 0.365173.161
2325松井 孝允
野中 誠太
HOPPY Schatz GR Supra
TOYOTA GR Supra
HOPPY team TSUCHIYA
YH2'00.986 2.964 0.259172.790
2431嵯峨 宏紀
中山 友貴
小高 一斗
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS2'01.294 3.272 0.308172.351
255冨林 勇佑
平木 玲次
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH452'01.555 3.533 0.261171.981
2622和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH2'03.989 5.967 2.434168.605
2748井田 太陽
田中 優暉
甲野 将哉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2'04.013 5.991 0.024168.573

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

2024シーズンから導入される第2世代のFIA-F4車両の概要が明らかに

FIA-F4第2世代車両のイメージ(画像提供:GTアソシエイション)

 FIA-F4選手権シリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)は8月7日、第5戦、第6戦の開催されている静岡県小山町の富士スピードウェイで会見を開き、同シリーズにて2024年から使用する第2世代車両の概要を発表した。

 これはFIAのレギュレーション変更に伴うもので、モノコックの強度向上(側壁強度10倍、対貫通性能1.7倍)やHALOの採用など、FIAの求める最新の安全要件に準拠したものだ。また燃料タンクはハイブリッド対応(FIA規定エナジーストア搭載可能)のものとなり、フロントウィングはCFRP製に、前後のブレーキキャリパーは共に4PODとなる。

 シャシーの供給は従来の童夢に代わって東レ・カーボンマジックが行うことになった。これはGT500マシンのモノコックを始めとする共通部品の製造及び供給実績を評価して選定されたもの。

 エンジン供給は第1世代に引き続いてトムスが担当するが、最高出力は従来の160馬力から180馬力へとアップする。

 タイヤ供給も従来通り住友ゴム(ダンロップ)が行い、燃料は一括してペトロナスが供給する。

 実車は今季最終戦のモビリティリゾートもてぎにおいて公開される予定となっており、2023年1月より受注を開始、初期ロットは35台を予定している。販売価格はFIAのキャッププライスをベースに設定され、2023年10月より順次納車される予定だ。

 会見にはGTAの坂東正明代表取締役をはじめ、東レ・カーボンマジックの奥明栄社長、トムスの谷本勲社長らが出席。FIA-F4シリーズのより一層の発展と若手の育成、日本のモータースポーツ産業への抱負をそれぞれに述べた。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝上位ドライバーのコメント 小出峻「1位が取れたのはいいが、内容には満足していない」

第5戦優勝 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「全然満足していません。もう少し(荒川選手を)引き離したかった。リザルトとしては1位が取れたのでいいんですけど、内容は自分としてはちょっとダメかな?と思っています」

 「ランキングはトップに立ちましたけど、僕はそこを意識するというより、目の前のレースを一つ一つしっかり取っていこうと思っているので、そういう意味では満足いきません」

 「スタートは上手くいきましたが、すぐにSCが入ってしまいました。あのまま走っていればもう少し引き離せたのかなと思います。それでもポジションを守り切れたということはポジティブに捉えるべきかなと」

 「全力は出し切りましたが、それでも自分の求めている内容にはならなかった。本来なら第2戦のように後続を引き離してファステストラップを狙いにいきたかったです。なぜそうならなかったのかをしっかり調査して、明日に向けて頑張りたいです」

 「明日は3番手スタートなので、しっかりと追い上げて5連勝したいです。専有走行の結果も良かったので、クルマに不安感はありません。明日もやることは変わらず、今日の課題を見つけて以下に反映できるか、ですね」

第5戦決勝2位 荒川麟(TGR-DC Racing School)

 「勝つためにはペース的な部分であと少し改善しないとと思います。そこが足りなかった。最初は行けると思っていたんですが、レース中盤からキツくなってしまって、最後は(小出選手と)同じくらいのペースになってしまいました。スタートがうまくいかなかったのが全てですね」

 「レース後半はタイヤのグリップが落ちてくるに従ってクルマのバランスが変わってしまい、そこに僕自身が合わせこむのに手こずってしまいました」

 「明日はもう行くしかないので。最初からどんどん攻めて、勝てるように。多分周りはゴチャゴチャすると思うのでそこで隙をついて、頑張ります」

第5戦決勝3位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
 「開幕戦から全部のレースで表彰台に上がっていますが、1位2位2位2位3位とずっと落ちてきているので」

 「今日のレースはスタートで前に出られなくて、そこからセーフティーカーが入りました。後ろからもどんどん追い上げてきていたので、早く3位の選手を抜いて、後続に飲み込まれないようにして、明日に向けてのタイムアタックをしようかなと思っていました。自分のペースも良かったので、もっとロスなく前の選手を抜いていれば、トップ2台にもついていけて、順位も上げられたと思うので、そこは反省点です」

 「スタートの発進をミスした時点で頭を切り替えて、バトルで変に滑らせてタイヤを痛めないように注意ながら、タイムアタックに備えました」

 「リスタートでは出遅れましたが、伊東選手も出遅れたので、うまい具合にスリップを使って抜けました」

 「今までスタートポジションから必ず上げてきているので。明日は2位からもスタートなのでもう1位しかありません。キッチリ優勝していいレースをしたいです。小出選手の連勝を止めます」

第5戦決勝7位、第6戦ポールポジション 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
 「昨日の練習の段階で、走り方やセッティングを今日のレースに合わせてきていたので、いい感じに走れていました。それがタイムにも反映されていたのですごく良かったです。いいペースで走れているという感触があっただけに、スタートでミスして後ろに下がってしまったのが残念です。それを無くせば、明日十分に勝てるクルマだと思うので、明日は優勝を狙いにいきます」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝 小出峻が4連勝を達成し、ドライバーズランキングトップに浮上

優勝は小出峻(HFDP RACING TEAM)

インディペンデントカップ優勝は鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)

 2022年FIA-F4選手権シリーズ第5戦の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP RACING TEAM)がそのまま逃げ切り、第2戦富士から続く連勝記録を4に伸ばした。

(天候:曇り コース:ドライ)

決勝のスタートシーン

 第5戦決勝は午後1時50分より14周で行われた。今にも降り出しそうな空模様ではあったが、レースは終始ドライコンディションで行われた。

 ポールポジションの小出は予選2番手の荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)を牽制しながらトップで1コーナーに飛び込み、そのままトップで2コーナーを立ち上がっていった。2位は荒川、3位には伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が続く。

スタート直後1コーナーのアクシデント

 しかしその後方で、藤原優汰(BJ Racing F110)、佐藤巧望(HELM MOTORSPORTS F110)らが絡むアクシデントが発生。この2台がコース上にストップしてしまったため、2周目から早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

レースは早々にセーフティーカーが導入された

 車両回収ののちSCは3周終わりでピットイン、レースは4周目から再開となるが、ここで4位につけていた三井優介(HFDP RACING TEAM)が伊東のインに飛び込んで3位に浮上した。

 三井に続いて大滝拓也(Media Do影山Racing F110)、岩澤優吾(BJ Racing F110)の二人も伊東を攻め立て、5周目の1コーナーではアウトから岩澤が、続く2コーナー立ち上がりではインから大滝が伊東に並びかけるが、伊東は二人を押さえ込んで100Rを立ち上がっていく。

 それでも岩澤は7周目に伊東を捉えて4位に浮上する。しかし大滝は岩澤と順位を争っていた6周目に後ろから来た中村仁(TGR-DC RSフィールドF4)にコカコーラコーナーで抜かれて7位に後退してしまった。

 一方、トップの小出は序盤から後続を引き離そうと考えていたが、荒川との差はなかなか広がっていかない。その後方からは三井が徐々に差を縮めてきていた。しかし小出は最後まで荒川に付け入る隙を与えずに14周を走り切り、第2戦富士以来4戦連続の勝利をものにし、シリーズポイントを100に伸ばした。これによりドライバーズランキングでもこのレースを3位で終えた三井の94ポイントを抜いてトップに浮上した。

 3位を走行する三井はレース後半に入るとファステストラップを記録して第6戦のポールポジションを獲得する作戦に切り替え、9周目には1分46秒418を記録するが、そのさらに後方を走っていた小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が10周目に1分46秒380を叩き出す。

 すかさず三井は11周目に1分46秒341で小林を上回るが、小林は12周目に1分46秒330を叩き出した。結局これがこのレースでのファステストラップとなった。

 この結果、第6戦決勝は小林が自身初のポールポジションを獲得。第5戦を3位で終えた三井が2番手。第5戦を制した小出が3番手。そして2位でフィニッシュし荒川が4番手からスタートすることになった。

 第6戦決勝は明日の朝8時より14周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'27.132--
235荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'28.167 1.035 1.035
37三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'29.949 2.817 1.782
497岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'34.258 7.126 4.309
580伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1427'36.404 9.272 2.146
637中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'36.406 9.274 0.002
736小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'37.19910.067 0.793
816大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1427'38.41811.286 1.219
96西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'40.29313.161 1.875
1077宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1427'41.31414.182 1.021
1162堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'42.08914.957 0.775
1241奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1427'43.65816.526 1.569
1338平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'47.02719.895 3.369
1481卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'47.32820.196 0.301
1514新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1427'47.43020.298 0.102
1631奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1427'50.04022.908 2.610
1715吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1427'50.83823.706 0.798
1819伊藤 慎之典KRacマックスインターナショナル
KRac Motorsports
1427'50.84023.708 0.002
1963IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'52.90125.769 2.061
2018洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1427'52.92825.796 0.027
2187下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1427'54.56427.432 1.636
2232髙口 大将ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1428'12.70845.57618.144
2396IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1428'16.31949.187 3.611
2486IC3大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1428'17.00549.873 0.686
2529IC4小嶋 禎一SACCESS RACING
SACCESS RACING
1428'17.57450.442 0.569
2699IC5近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1428'19.27252.140 1.698
2771IC6大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1428'19.49852.366 0.226
28*13藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1428'21.05453.922 1.556
2927IC7SYUJIRSS F110
RSS
1428'26.35259.220 5.298
3055IC8KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1428'26.60959.477 0.257
31*39地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1428'32.9411'05.809 6.332
3223IC9YUGOS2R Racing
N-SPEED
1428'37.3291'10.197 4.388
33*30IC10DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1428'46.2141'19.082 8.885
3433IC11慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1428'49.3861'22.254 3.172
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-61佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
0-14Laps14Laps
-47藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
0-14Laps -
  • Fastest Lap: CarNo. 36 小林利徠斗(TGR-DC Racing School) 1'46.330 (12/14) 154.489 km/h
  • CarNo. 13は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科す。
  • CarNo. 39は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 30は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦、第6戦富士公式予選は霧のためキャンセルに 第5戦のPPは専有走行トップの小出峻が獲得

公式予選は濃霧のためキャンセルされた

 静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されている、2022年FIA-F4選手権シリーズ第5戦、第6戦の公式予選は、濃霧の影響で残念ながらキャンセルとなった。

 公式予選は当初の予定では8月6日の午前8時10分より30分間で行われる予定だったが、朝からコース上を覆い尽くす霧のために開始時刻を遅らせ、午前8時20分の時点で競技団がこのあとの進行を判断することになったが、その後も充分な視界を確保できる状況にはならなかったため、結局キャンセルの決定がなされた。

 これを受けて競技会事務局は午前9時6分に公式通知を発行、第5戦、第6戦決勝のスターティンググリッドの決定方法を明らかにした。

 それによると第5戦決勝は前日の5日に行われた専有走行の結果に基づいてグリッドを決定する。第6戦についてはこのあと行われる第5戦決勝中の各自のベストタイムに基づいて決定するとのことだ。

 これにより第5戦決勝は、5日の専有走行は1分46秒739のトップタイムを記録した小出峻(HFDP RACING TEAM)がポールポジションを獲得。荒川麟(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2番手からスタートすることになった。

 第5戦決勝は6日の午後1時50分より14周または30分間で、第6戦決勝は7日の午前8時より同じく14周または30分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5, 6戦富士OTGトレーニング総合結果(第5戦決勝グリッド)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/05) Total Testing Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Session1
Session2
TimeBehind
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
*1'46.739
1'47.036
1'46.739-
235荒川 麟TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
*1'47.015
1'47.150
1'47.015 0.276
380伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
*1'47.109
1'47.563
1'47.109 0.370
47三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
*1'47.139
1'47.933
1'47.139 0.400
56西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
*1'47.145
1'47.981
1'47.145 0.406
697岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
*1'47.162
1'47.373
1'47.162 0.423
736小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
*1'47.183
1'47.353
1'47.183 0.444
877宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
*1'47.239
1'47.445
1'47.239 0.500
937中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.276
*1'47.259
1'47.259 0.520
1016大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.620
*1'47.286
1'47.286 0.547
1113藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
*1'47.348
1'47.809
1'47.348 0.609
1262堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
*1'47.485
1'47.532
1'47.485 0.746
1314新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'47.990
*1'47.509
1'47.509 0.770
1441奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
*1'47.656
1'48.216
1'47.656 0.917
1538平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.680
*1'47.678
1'47.678 0.939
1681卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
*1'47.686
1'48.011
1'47.686 0.947
1731奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'48.217
*1'47.732
1'47.732 0.993
1861佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'48.076
*1'47.775
1'47.775 1.036
1939地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
*1'47.803
1'47.973
1'47.803 1.064
2019伊藤 慎之典KRacマックスインターナショナル
KRac Motorsports
*1'47.916
1'48.527
1'47.916 1.177
2147藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
*1'48.012
1'48.370
1'48.012 1.273
2218洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1'48.509
*1'48.101
1'48.101 1.362
2387下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.408
*1'48.167
1'48.167 1.428
2430IC1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
*1'48.169
1'48.432
1'48.169 1.430
2563IC2鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
*1'48.270
1'48.985
1'48.270 1.531
2696IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
*1'48.350
1'48.495
1'48.350 1.611
2715吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
*1'48.486
1'49.456
1'48.486 1.747
2899IC4近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1'49.079
*1'48.985
1'48.985 2.246
2932髙口 大将ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'49.477
*1'49.170
1'49.170 2.431
3029IC5小嶋 禎一SACCESS RACING
SACCESS RACING
*1'49.221
1'49.285
1'49.221 2.482
3186IC6大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'49.485
*1'49.338
1'49.338 2.599
3271IC7大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
*1'49.538
1'49.598
1'49.538 2.799
3355IC8KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
*1'49.688
1'49.777
1'49.688 2.949
3427IC9SYUJIRSS F110
RSS
1'50.262
*1'50.081
1'50.081 3.342
3523IC10YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'51.801
*1'50.823
1'50.823 4.084
3633IC11慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'51.970
*1'51.841
1'51.841 5.102

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦富士決勝 岡本大地が貫禄の独走でポール・ツー・ウイン

優勝は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦が6月25日(土)に富士スピードウェイで開催され、12周のレースを岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)がスタートからトップの座を守り独走で優勝した。

 本日2レース目のシリーズ第5戦決勝は午後1時30分コースイン。午前中の第4戦のフィニッシュからわずか2時間のインターバルしかない中で各チームはセッティングの見直しやドライビングの反省点の洗い出しなど慌ただしく準備を進めた。

 その中でも第4戦で接触があった田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)と卜部和久(MYST KK-SII)のマシンはダメージのあった箇所のリペアや狂ったアライメントの取り直しなどの作業に追われていたが時間内に完了、エントリーした26台すべてが揃った。

 また今大会の特徴として、予選は1回、決勝は2レースという事で予選と1レース目でタイヤ1セットを使用し、2レース目にはニュータイヤの投入が許される。これが経験がなく難しいと話すドライバーが散見された。タイヤのデクラデーション(性能劣化)を考えればニュータイヤの方が有利に思えるが、スタート時点ですぐにグリップが発揮されないのでユーズドの方が扱いやすいのでは? という声もあった。

 朝から薄曇りながら、富士スピードウェイの気温は昼前から30度を優に超えて真夏のようなコンデションとなった。

12周の決勝がスタートした

 全車クリーンスタート、2列目3番グリッドから発進の稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)の出足がよく、ポールポジションの岡本とフロントロウに並んだ森山冬星(DIXCEL/ROYAL)の間に割って入るが、そこからの加速がのびず、ホールショットは岡本が奪い森山が続いてTGRコーナーに進入。稲葉は一歩引いて元の3位のポジションに戻るが、森山の背後に張り付き隙を伺う。これに対して森山もディフェンシブなラインを取って稲葉を抑えるが、その間に岡本がギャップを拡げて行く。

 後方では3列目スタートの田上と卜部が、4番グリッドから出た小松響(Okabe Rn-sports KKS2)を相次いで攻略、小松は6位にポジションダウンする。

 1周目の順位は岡本、0.896秒差で森山、0.801秒差で稲葉と続き、4位に上がった田上は稲葉から0.532秒と迫るが5位卜部、6位小松が直後につけている。

 2周目には岡本と森山が稲葉をじわりと引き離し1.246秒差。4位田上は後方の卜部と小松がバトルで順位を入れ替えたためにこちらも1.285秒のマージンを得た。5位小松、6位卜部で卜部のテールには0.046秒差で安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)が張り付いている。

 3周目、4周目と岡本は連続でファステストラップを更新して森山を突き放しにかかり1.752秒差とし、3位稲葉は二人のペースについて行けないのか2秒以上の差をつけられる。4位田上の背後には卜部をかわした小松が0.8秒差とギャップを削り取る一方、小松とのバトルに敗れて6位に後退した卜部はペースが上がらないようで、一度は1秒以上引き離した安田が、宇高希(TAKEFIRST 10VED)を引き連れて再接近、5周目0.53秒、6周目0.121秒と詰め寄っていき、安田の後方には宇高をかわして白崎稜(ZAPスタッフリソースED)が続いている。

 6周目、岡本はこのレースの最速となる1分51秒734を叩き出し、森山との間に2.5秒以上のギャップを築く。

 7周目、TGRコーナーで安田が卜部をかわして6位にポジションアップ。しかしこの時接触があり、卜部はスローダウン。状況は、まずストレートエンドで安田が卜部をパス、続いた白崎が安田を差しにいったが、それを抑えるために安田が右に進路変更し、そこで卜部と接触してしまった模様で、結局卜部はコースサイドにマシンを止めてしまう。

 また、ここまで3位を走っていた稲葉が13コーナーでアウト側にマシンを出してストップ。ミッショントラブルとの事で、デビュー戦以来の連続表彰台獲得は5で途切れた。

 これで安田5位、白崎6位に進出、ただし安田に関しては卜部との接触について審議中と通達される。

 後方でのアクシデントをよそに岡本は着実に森山を引き離し8周目に2.766秒差。稲葉が脱落した3位は7周目に小松が田上の攻略に成功し田上は4位。しかしその差は8周目で0.566秒と僅か。安田と白崎も0.407秒差とテール・ツー・ノーズ状態。

 結局岡本はポールスタートから一度もトップを譲る事なく独走でチェッカードフラッグを受け、森山は3.911秒の差をつけられて2位に終わった。

 小松対田上の3位争いは最終ラップまでもつれ、2台が並んだ状態でフィニッシュラインを通過、小松は3位を確信した模様だったが、0.013秒差で田上が先着、表彰台をゲットした。小松は2レース連続僅差で表彰台を逃した。

 安田は5位でチェッカーを受けたが卜部との接触に関してペナルティが課せられフィニッシュタイムに30秒が加算され、リザルト上は22位扱いとなった。これで白崎が5位、そして松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)が6位に繰り上がった。

2位は森山冬星(DIXCEL/ROYAL)

3位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

4位は小松響(Okabe Rn-sports KKS2)

5位は白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

6位は松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)

■決勝後のコメント

優勝 5号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

優勝した岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 「1周目森山選手がスタートがあまり良くないのが見えて、予定としては1レース目と同じ(ような展開)になるかなと思ったのですが、意外と詰めて来る感じがなくて、作戦変えてフルプッシュで逃げ切る方向にシフトしました。(今年も日本一決定戦目指している?)まだ出るか出ないかもわからないです。ただ今回は今回でいい勉強になって、セッティングも細かい事をし始めたので、すごくいい収穫がありました」

2位 56号車・森山冬星(DIXCEL/ROYAL)

2位の森山冬星(DIXCEL/ROYAL)

 「今回全然速さがなかった。めっちゃ悔しいし、さっきの優勝も今の表彰台も(頭から)消して、また一からやり直して、次のレースからぶっちぎって勝てるように頑張ります」

3位 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)

3位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「(狙いすました表彰台?)ペース的には足りなかったですが、最後の周でたまたまヘアピンでミスしてくれて、そこで(後ろに)つけたので、そこはイエロー出ていたので抜けはしなかったけど、プレッシャーかけて、最終コーナーで突っ込んでいって、一度はクロス(ライン)差されたのですが、その後スリップ使って勝てました。(富士ならでは?)ホントそうだと思います、スリップが効きまくりで、途中も稲葉選手と離れたり近寄ったりしていましたけど、ストレートスピード(の伸びが)全然違うので、凄いなと思いました。(シリーズポイント的には有利になった?)筑波富士シリーズは逃げ切りたいなと思いますが、日本一決定戦に向けて、稲葉選手と比べてもまだかなり差があるので、そこをしっかり今日の経験生かしていきたいなと思います」

4位 15号車・小松響(Okabe Rn-sports KKS2)

4位の小松響(Okabe Rn-sports KKS2)

 「自分が3位だと思い込んでいたので、ポディウムにクルマ並べてしまって怒られました(笑)。(後ろから田上選手が来ていたのは分かっていた?)自分がシフトミスしてしまって、それで迫られてしまった。そのミスがなかったら離せていたのが仕掛けられる距離まで来てしまった。連続4位で表彰台を逃していて、飛躍できそうでできていない。次はまだ未定だが日本一決定戦には出るので、そこでリベンジしたいです」

5位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

5位の白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 「ニュータイヤで挑んで暖め切れなくて、全然抜けなくて、前に行けなかったのが敗因ですね。ニュータイヤでいきなりレースというのは初めてで、暖めきろうと思ったのが全然暖まらなかった。力不足ですね。ダンゴの集団を抜けた後は安田選手が前にいたが、直線で追いつけなくて、厳しかったですね。イエローフラッグもあって抜きどころで全然いけなかったのが痛かったです」

6位 19号車・松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)

6位の松田大輝(K-TACK MYST KK-SII)

 「正直自分の今の実力では精一杯の順位かなと思います。自己ベストをずっと出し続けて、やっと前の2台の4位、5位の子について行けるかなぐらいのレベルなので、トップはまだ遠いけれど、スポンサー様もいてくださってレースができているので、これから結果残せるように、また頑張りたいと思います」

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦は7月31日に筑波サーキットで開催される。

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦富士決勝結果

富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
15岡本 大地FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1222'26.667--
256森山 冬星DIXCEL/ROYAL
MYST KK-S2
1222'30.578 3.911 3.911
313田上 蒼竜AsカンパニーZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1222'40.81614.14910.238
415小松 響Okabe Rn-sports KKS2
MYST KK-S2
1222'40.82914.162 0.013
526白崎 稜ZAPスタッフリソースED
TOKYO R&D RD10V
1222'47.51220.845 6.683
619松田 大輝K-TACK MYST KK-SII
MYST KK-S2
1222'49.06922.402 1.557
752岩本 瞬ファーストガレージ小倉学園SII
MYST KK-S2
1222'51.01824.351 1.949
831宇高 希TAKE FIRST 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1222'52.58325.916 1.565
974板野 貴毅TAKEムトウ・サービス10V
TOKYO R&D RD10V
1222'53.04926.382 0.466
1055板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1222'54.04627.379 0.997
1173下村 剛司SウィンズKENS2 ED
MYST KK-S2
1222'57.23630.569 3.190
120夕田 大助LAPS KKS
MYST KK-S2
1222'57.55230.885 0.316
1322内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
1223'00.00133.334 2.449
1421太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1223'00.64033.973 0.639
157元山 泰成Ecotech Racing
MYST KK-S2
1223'05.41638.749 4.776
1666戸谷 友規Deep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
1223'06.94140.274 1.525
1723宮本 健一KMTS-RTミストKK-SII
MYST KK-S2
1223'06.94340.276 0.002
181澤井 良太朗オートルックカワモト電工10V
TOKYO R&D RD10V
1223'07.77041.103 0.827
193秋山 健也スーパーウインズKKS・ED
MYST KK-S
1223'10.22443.557 2.454
208野村 大樹WRS NOMURA 10V
TOKYO R&D RD10V
1223'13.20246.535 2.978
219上吹越 哲也FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1223'14.11347.446 0.911
22*53安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
MYST KK-S2
1223'16.62349.956 2.510
2316大貫 直実スーパーウィンズ☆KKS☆ED
MYST KK-S
1223'44.1121'17.44527.489
2451フェリペ昌WRS MASA KKS-2
MYST KK-S2
1122'38.1521Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 10Laos)完走 ----
-14稲葉 摩人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
611'19.8286Laps5Laps
-87卜部 和久MYST KK-SII
MYST KK-S2
611'26.7666Laps 6.938
  • Fastest Lap: CarNo. 5 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ) 1'51.734 (6/12) 147.017 km/h
  • CarNo. 53は、一般競技規則第4章第16条5.(1)①②(他車への衝突行為、コースアウト)違反により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

筑波・富士S-FJ選手権

第4、5戦富士公式予選 岡本大地が2戦ともにポールポジション獲得

第4戦、第5戦ともポールポジションは岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第4戦/第5戦公式予選が6月25日(土)に富士スピードウェイで開催され、岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)がベストタイム、セカンドベストタイムともに最速で2レースのポールポジションを獲得した。

 今回の富士スピードウェイのラウンドは2レース開催。予選は1度に行われ、各ドライバーのベストタイムで第4戦、セカンドベストタイムで第5戦のスターティンググリッドを確定させる。今回エントリーは26台。筑波/富士シリーズ戦だが今年は年末の日本一決定戦がここ富士で行われ、その前の唯一のシリーズ戦のため、日本一決定戦を目指し他のエリアのシリーズで走る選手もエントリーして来ている。

 予選は朝午前8時50分開始、天候は曇りで時折小雨が落ちるが路面はドライコンディション。全車スリックタイヤを装着し、戸谷友規(DEEP-R・10V・ED)を先頭にコースインして20分間の予選が開始。

 前日の練習走行は雨でラバーが乗っていないコースに各車は慎重にウォームアップを行い、序盤は1分54秒台がトップタイム。そして残り13分となった辺りから本格的にタイムを出す選手が現われはじめる。

 まずは残り13分、鈴鹿から遠征の森山冬星(DIXCEL/ROYAL)が1分52秒755でトップに立つ。森山は前週の鈴鹿シリーズ戦で優勝しシリーズトップに立ち、好調をキープして富士にやって来た。2番手は稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)の53秒556。稲葉は昨年11月に地元である富士でレースデビュー。予選では2番手に0.5秒以上の大差をつけ、ペナルティで7番グリッドまで降格したものの、そこからトップに這い上がってデビューウイン、と驚速ルーキーぶりを見せつけている。3番手には岡本が53秒567と0.011秒の差で続く。

 残り11分、森山は52秒328と自己ベストを縮め、岡本が52秒560で2番手へ浮上。岡本も鈴鹿シリーズが主戦場だが鈴鹿以外の各シリーズ戦からピックアップされる「スーパーFJジャパンチャレンジ」も意識しており、第1戦/第2戦のスポーツランドSUGO戦で連勝して3年連続王者の目がある。3番手には卜部和久(MYST KK-SII)の52秒991で、53秒が切れない稲葉は4番手へドロップ。

 残り9分30秒、小松響(Okabe Rn-sports KKS2)が52秒759で3番手へ、トップ4台は鈴鹿からの遠征組で占められている。小松はさらにタイムを刻み52秒438で2番手へ浮上する。森山は残り7分で51秒814とひとり1分51秒台に入れてトップをキープ、さらにセカンドベストタイムでもトップの位置にいる。

 残り5分30秒、岡本が1分51秒577を叩き出してトップに立つが、セカンドベストでは森山が上にいる。また田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)が52秒628で4番手に上がってくる。筑波富士シリーズともてぎSUGOシリーズの両方で現在首位に立っている田上は直近の筑波で連勝しておりこちらも好調さをキープしている。

 岡本はさらに51秒467までタイムを削り、森山が51秒639、小松が51秒865と続く。ここまでが1分51秒台で、稲葉が52秒322と田上を逆転、4番手に浮上する。

 残り1分、岡本はさらにタイムを詰めて1分51秒248としてポールポジションを確定。セカンドベストでも森山を上回りこちらもトップに立つ。森山~小松のタイムは変わらず、稲葉も52秒309まで縮めたが4番手で変わらず。ただし、セカンドベストでは52秒438の小松より52秒322の稲葉の方が速く、第5戦のスターティンググリッドは稲葉3番手、小松4番手となる。

 そして最後にタイムを上げたのがは卜部で52秒423と田上を追い落とし5番手へ。ただしセカンドベストでは田上の方が上で第5戦は田上5番手、卜部6番手でスタートする。

第4戦、第5戦とも予選2位は森山冬星(DIXCEL/ROYAL)

第4戦予選3位、第5戦予選4位は小松響(Okabe Rn-sports KKS2)

第4戦予選4位、第5戦予選3位は稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

第4戦予選5位、第6戦予選6位は卜部和久(MYST KK-SII)

第4戦予選6位、第5戦予選5位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

■予選後のコメント

5号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
  第4戦 ポールポジション 1分51秒248
  第5戦 ポールポジション 1分51秒467

第4戦、第5戦ともポールポジションの岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 「(目標通りのタイム?)ポールが取れるとは全然思っていなかった。練習走行から遅いし、鈴鹿のレースからずっとストレートが悩まされていたので、このレースは4番手5番手からスリップ使って前に出ていくレースかなと思っていたのですけど。たまたま予選で、全周にわたっていいスリップ(ストリーム)が使えて、それでタイムが出せたのでトップになれたのですけど絶対、逃げ切りはないと思うので、レースしながらということになると思います。レースの展開と組み立て(が重要)になると思うので、ミスなくレースするしかないと思います。(富士でスーパーFJは初めて?)初めてです。ストレートも長いし、コーナーはいかにロスなく走るかということになってくるので、鈴鹿とセッティングも違うし、他のSUGOとかオートポリスとかとも違うあまりないタイプのサーキットだと思います。(決勝は前にいるのが有利とは限らない?)レースはぐちゃぐちゃになると思うので、何とかレースを組み立てて、レース勝ちしたいと思います」

56号車・森山冬星(DIXCEL/ROYAL)
  第4戦 2位 1分51秒639 トップとの差0.391秒
  第5戦 2位 1分51秒664 トップとの差0.197秒

第4戦、第5戦とも予選2位の森山冬星(DIXCEL/ROYAL)

 「(岡本選手と一騎討という感じの予選だった?)スリップが使えるのでこのタイムは狙えていたものだし、このベストタイムと他車にちょっとジャマされてちょっとしくじった部分もある。このまま決勝を勝てればいいと思っています。(先週の鈴鹿も勝って、調子いい?)今週も今年もずっと調子いいです(笑)。久々に富士に来たので去年(4位)のリベンジで、2レースとも優勝します」

15号車・小松響(Okabe Rn-sports KKS2)
  第4戦 3位 1分51秒865 トップとの差0.617秒
  第5戦 4位 1分52秒438 トップとの差0.971秒

第4戦予選3位、第5戦予選4位の小松響(Okabe Rn-sports KKS2)

 「(タイム的にはどうでした?)自分としては(良いのか良くないのか)よく分からなかったです(笑)。走りが決まったわけでもなく、ミスしたわけでもないので、ボチボチ走ったらこのタイムだった、という感じで、あまり手ごたえがなかったです。(その印象の割にはタイムが出ている感じ?)その通りです。タイム出ているなとは思っていましたが、51秒台に入るとまでは思っていなかったので、そう考えるとうまく行ったな、という感想です。年末の日本一決定戦に向けて練習の意味での参戦で、コースは昨日が初めてだった。中々時間のない中で、その中では筑波組にうまく割って入れたかな、と思います。鈴鹿ではダンゴになるレースはあまりないので、(スリップつかった)バトルの面ではまだちょっと自信ないので、そこはちょっと落ち着いて行きたいなと思います」

14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)
  第4戦 4位 1分52秒309 トップとの差1.061秒
  第5戦 3位 1分52秒322 トップとの差0.855秒

第4戦予選4位、第5戦予選3位の稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

 「ベストタイムが出た周も場所取りがあまりよくなくて(前に)詰まってしまった所があった。セクターベストが出ている時もあったけど、その後のセクションで詰まってしまった、というのがあって、その点やっぱり今ポールとセカンドにいる彼らは場所取りが巧かったので、そこで1本取られたな、と思います。スリップが効いてもその後詰まってしまったので、そこはちょっと改善の余地があったかな、と思います。(決勝は?)そういう事を考えればまだ1秒ぐらいは詰められると思うので、レースはついて行けると思います」

87号車・卜部和久(MYST KK-SII)
  第4戦 5位 1分52秒423 トップとの差1.175秒
  第5戦 6位 1分52秒791 トップとの差1.324秒

第4戦予選5位、第5戦予選6位の卜部和久(MYST KK-SII)

 「(走りは)うまくまとめられたのですけど、もうちょい、いい感じにスリップ使えたらもっとタイム出たと思います。(富士のスリップは効く?)もうめちゃくちゃ効いて1秒前後変わる時もある。僕はRD10Vの選手の後に付いたのですが、クルマの特性の違いで、ココは速いけどココは遅い、みたいな一長一短があって、そのせいで意外とうまくスリップにつけなくて、やっぱりKKS-2同士の同じ特性のクルマ同士の方が、うまく合わせられてスリップ使えたと思うので、そこはひとつ発見になりました。決勝に向けてはうまく集団についていきたいと思っています。レースは荒れると思うので、しっかり表彰台ねらって頑張ります」

13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)
  第4戦 6位 1分52秒447 トップとの差1.189秒
  第5戦 5位 1分52秒628 トップとの差1.161秒

第4戦予選6位、第5戦予選5位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「序盤が前に詰まりすぎて、ちょっと出る場所を失敗したな、と。そこでタイヤの美味しいところが終わってしまったので、もったいなかったな、と反省していました。スリップが1回も使えなくて、それでタイムが稼げなかったです。データ見ても最終コーナーからコントロールラインまででコンマ5秒くらい違っていて、そこで稲葉選手に逆転されてしまったので、場所取りが悪かったな、というのが課題です。ペース的には悪くないし、ここ(富士)はスリップ使えて、たぶん大バトルもするでしょうし、前から離れなければ絶対チャンスあると思うので、そこを活かしてまとめて行きたいです。去年も走っているがタイヤも季節も違うしあまり覚えていないです(笑)。昨日、一昨日とコンデションが悪くて雨だし風がすごくて、例えば100Rが昨日は向かい風で全開で曲がっていけたのに、今日は全然いけないとか、そういう部分をしっかりアジャストしながらいかないと。前にクルマがいるともっと(ダウンフォースが)効かなくなるので、そういうところもちゃんと合わせながら、頑張りたいと思います」

 第4戦決勝は11時5分スタート予定。6月としては猛暑の富士スピードウェイ。練習走行では雨が多く、高温のドライコンディションでのテストが不十分と各選手が言う状況でどんなレースが展開するか。上位を占める鈴鹿組にレギュラーが一矢報いることができるか、注目だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第5戦富士公式予選結果

富士チャンピオンレース第3戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
15岡本 大地FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'51.467--147.369
256森山 冬星DIXCEL/ROYAL
MYST KK-S2
1'51.664 0.197 0.197147.109
314稲葉 摩人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'52.322 0.855 0.658146.247
415小松 響Okabe Rn-sports KKS2
MYST KK-S2
1'52.438 0.971 0.116146.097
513田上 蒼竜AsカンパニーZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1'52.628 1.161 0.190145.850
687卜部 和久MYST KK-SII
MYST KK-S2
1'52.791 1.324 0.163145.639
753安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
MYST KK-S2
1'52.852 1.385 0.061145.561
819松田 大輝K-TACK MYST KK-SII
MYST KK-S2
1'53.013 1.546 0.161145.353
952岩本 瞬ファーストガレージ小倉学園SII
MYST KK-S2
1'53.141 1.674 0.128145.189
1026白崎 稜ZAPスタッフリソースED
TOKYO R&D RD10V
1'53.153 1.686 0.012145.173
1131宇高 希TAKE FIRST 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'53.520 2.053 0.367144.704
1222内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
1'53.565 2.098 0.045144.647
137元山 泰成Ecotech Racing
MYST KK-S2
1'53.925 2.458 0.360144.190
140夕田 大助LAPS KKS
MYST KK-S2
1'54.006 2.539 0.081144.087
1574板野 貴毅TAKEムトウ・サービス10V
TOKYO R&D RD10V
1'54.159 2.692 0.153143.894
1621太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1'54.215 2.748 0.056143.823
171澤井 良太朗オートルックカワモト電工10V
TOKYO R&D RD10V
1'54.236 2.769 0.021143.797
1855板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1'54.307 2.840 0.071143.708
1966戸谷 友規Deep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
1'54.555 3.088 0.248143.397
2023宮本 健一KMTS-RTミストKK-SII
MYST KK-S2
1'54.601 3.134 0.046143.339
218野村 大樹WRS NOMURA 10V
TOKYO R&D RD10V
1'54.712 3.245 0.111143.200
2273下村 剛司SウィンズKENS2 ED
MYST KK-S2
1'54.856 3.389 0.144143.021
233秋山 健也スーパーウインズKKS・ED
MYST KK-S
1'55.439 3.972 0.583142.299
249上吹越 哲也FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1'55.590 4.123 0.151142.113
2516大貫 直実スーパーウィンズ☆KKS☆ED
MYST KK-S
1'57.932 6.465 2.342139.290
2651フェリペ昌WRS MASA KKS-2
MYST KK-S2
1'59.395 7.928 1.463137.584
---- 以上基準タイム(130% - 2'25.362)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦岡山レース5決勝ドライバーコメント 優勝・小山美姫「よく分からないけど速かった」

優勝 小山美姫(Super License)

優勝した小山美姫(Super License)

 「今日もクラッチが調子悪くて、抜かれないように気をつけていました。でも、なんか気がついたらトップでした。ユーズドタイヤの落ち幅が大きくて、新品タイヤの小川選手が来てたのでやばいと思いましたが、なんかどんどん離れていって、よく分からないですが速かったみたいです。SCは、一番を走ってるときに限って入るので萎えていました。女性ドライバーは速さはあるが強さはないと言われているので、タイヤの暖めも入念に行いました。気温が上がってタイヤがずるずるになりましたが、コントロールすることができました。山下(健太)選手や松浦(孝亮)選手に乗ってもらってセットアップしてるのでどのコンディションでもマシンが強かったのだと思います」

2位 小川颯太(Bionic Jack Racing)

決勝2位の小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「作戦として新品タイヤで行ったんですが、なかなかペースが良くなくて厳しかったです。新品タイヤということでスタートで攻めて2位に上がれました。最初2~3周はペースは良かったんですが、そこから離されました。セクター3が課題です。結果も大事ですが、しっかり自分の走りを考えながらタイムアップできるようにしたいです。SC後に片山選手に迫られましたが、ふらふらの時にどう対処するかも課題です。問題の多いレースでした」

3位 片山義章(Team LeMans with OIRC)

決勝3位の片山義章(Team LeMans with OIRC)

 「スタートが重要で、気合いが入っていましたが、思っているよりタイヤが食いついて、それで焦って早めにシフトアップして失速しました。それがなければ1位か、2位キープはできたと思います。1周目のヘアピンはブレーキ勝負で勝てると思いクロスラインを取りましたが、小川選手がニュータイヤの分、抜かれてしまいました。フロントウイングが振動とかで壊れてしまったのが影響しているのかも知れません。SC後も小川選手のタイヤが暖まってないので抜こうとしたんですが、後ろだとブレーキングのダウンフォースが抜けてしまうのでタイヤがロックしてしまいました。反省点が多いレースでしたが、今日もう1レース、リベンジするチャンスがあるのでしっかり決めたいと思います」

マスタークラス優勝 田中輝揮(イーグルスポーツ)

 「ぶっつけ本番でしたが、木金でしっかり練習できたのでクルマもドライバーも調子よくて練習どおりに走れました。ニュータイヤでしたのでその点も有利で、丁寧に走りました。スタートで2台抜いて、HIROBONさんは苦労しましたが、クリーンにバトルできました。後1レースありますがもうなくてもいいくらいです」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦岡山レース5決勝 小山美姫が初優勝 2位には小川颯太が、PPスタートの片山義章は3位

小山美姫と小川颯太のトップ争い

 フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は26日、岡山国際サーキットでレース5の決勝を行い、予選2位からスタートした小山美姫(TGR-DC F111/3)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り初優勝を飾った。

 レース5決勝は午前10時35分にフォーメーションラップが始まった。上空の雲もはけ太陽が顔を出し気温もぐんぐんと上昇。昨日所用でレースを欠席した田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)も最後尾での出走を認められ、全8人がグリッドを離れた。

 スタートではポールシッターの片山義章(Team LeMans F111/3)が蹴り出しよく1コーナーに向かうが、そこから伸びず、好スタートを切った予選2位の小山美姫(TGR-DC F111/3)にインからかわされて2位に落ちる。片山は続くヘアピンでニュータイヤを履いた小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)にもパスされ3位までドロップダウン。

 2位に上がった小川は、トップを走る小山に狙いを定め、その差を詰め始まる。3周目にはその差を0秒7とするが、追い上げもここまで。その後は、小山がペースアップし小川を引き離し始めた。

 6周目にはヘアピン立ち上がりで最後尾を走る辻子依旦(PONOS Racing)がマシンを止めたためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCは10周を回ってピットイン。11周目からレースは再開された。ここでも小山は無難にリスタートを決め、1コーナーでトップを守る。2位の小川は、3位の片山にヘアピンで並びかけられるが、ここでは小川が片山を退け2位を堅守した。

 その後も小山は2位以下を徐々に引き離し、終わってみれば18周を回り2位を3秒近くまで離し、初優勝を飾った。

 2位には小川が、3位には片山が入った。

 マスタークラスはポールポジションのHIROBON(Rn-sports F111/3)をスタートでかわした畑亨志(A-NeKT F111/3)のリードで始まるが、2周目の1コーナーで畑がオーバラン。HIOBONがトップに立つ。

 一方、最後尾スタートの田中輝揮(アスクレイ☆イーグルスポーツ)はスタートで2台をかわして3位に上がると、畑の後退で2位。トップHIROBONに狙いを定める。

 5周目にはヘアピンでHIROBONを攻略しトップに立つとそのまま逃げ切り、最後尾からの優勝を果たした。2位にはHIROBONが、3位にはコースアウトから追い上げた畑が入った。

 レース6はこの後、午後2時30分より10周で行われる。

18周の決勝がスタートした

優勝は小山美姫(TGR-DC F111/3)

決勝2位は小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)

決勝3位は片山義章(Team LeMans F111/3)

マスタークラス優勝は

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦岡山レース5決勝結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/26) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
18小山 美姫TGR-DC F111/3
Super License
1829'44.368--
297小川 颯太Bionic Jack Racing Scholarship FRJ
Bionic Jack Racing
1829'47.343 2.975 2.975
36片山 義章Team LeMans F111/3
Team LeMans with OIRC
1829'49.871 5.503 2.528
414M1田中 輝揮アスクレイ☆イーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1829'57.47213.104 7.601
511M2HIROBONRn-sports F111/3
Rn-sports
1830'02.38418.016 4.912
67M3畑 亨志A-NeKT F111/3
Super License
1830'02.81218.444 0.428
734M4三浦 勝F111/3
CMS MOTOR SPORTS PROJECT
1830'15.38431.01612.572
---- 以上規定周回数(75% - 13Laps)完走 ----
-45M-辻子 依旦PONOS Racing
TOM'S FORMULA
57'54.31613Laps13Laps

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦岡山(レース4, 5, 6)公式予選ドライバーコメント PP・片山義章「ここでは負けられないので胃が痛い」

第2戦レース4, 5, 6ポールポジション 片山義章(Team LeMans with OIRC)

第2戦(レース4, 5, 6)予選ドライバーズコメント ポールポジションの片山義章(Team LeMans with OIRC)

 「今週も先週も練習する時間があって、17時間も走る機会がありました。どこのチームもセッティングが煮詰まっていて、ドライバーとしてのアドバンテージも少ないです。セッティングもみんないいところを見つけて、僅差の戦いになっています。練習中でも、小山選手に負けることもあって、予選も僅差の戦いになるのはわかっていました。Q1は合わせて行ったんですが、Q1からQ2は、今週末セッティングを迷っていたので大きな事もできませんでした。Q1はバランスが良かったのでQ2の路面次第でセッティングをどうするかどうか迷って結局、何もしませんでした。その分、途中まで小山選手に負けていて、もっと路面ができたときにドライビングを合わせることができ、最後ぎりぎりでポールポジションを取ることができました。今回は富士戦の雪辱で臨んでいます。決勝は抜きづらく、押させるところと抜くところは知っているので、あとはスタートに集中して、ポールトゥウィンを決めたいと思います。ここでは負けられないので、プレッシャーもあって胃が痛いです」

第2戦レース4, 5, 6予選2位 小山美姫(Super License)

第2戦(レース4, 5, 6)予選ドライバーズコメント 2位の小山美姫(Super License)

 「この週末はテストから0.050秒差で片山選手に負けることが多かったですが、ユーズドタイヤではトップでした。どんどん良くなってる感じで、予選はその集大成の走りができたらと思っていました。1セッション目は行ききれない部分もありましたが、2セッション目はクルマも変えずに合わせて行ったんですが、コンディションも変わって、ちょっと対応が遅れてた感じです。まとめられなかったのは自分のミスです。7秒0が出たときは自分の方が速いは分かってたんですが、まぁ、悔しいです。ちゃんと戦った中なので負けは負けです。このクルマはWシリーズと同じですが、タイヤが違うのでシンプルに難しいですね。決勝ですが、スタートはうまくなくて期待してないんですが、ここは抜くのが難しいので、ミスしないように行けるとこは行ってトップで帰ってきたいです」

第2戦レース4, 5, 6予選3位 小川颯太(Bionic Jack Racing)

第2戦(レース4, 5, 6)予選ドライバーズコメント 3位の小川颯太(Bionic Jack Racing)

 「昨日の公式テストがタイムが出せなくてアジャストし、予選のバランスはよかったんですが、アタックラップ中にフロントのフラップが取れて、ドアンダーになりました。最初はパンクかなと思って2~3周走ってピットに入りました。2回目の予選では直す時間もあって、すばやく修復をしてもらったおかげで残り7分間走れました。クルマももう一段階アジャストしました。肝心な最後のアタック2周目でで1コーナーを飛び出してしまいましたが、意外にタイムが出ました。しっかりスタートを決めて、このタイム差だったら引き離したり守れたりできるので、ポジティブに考えて優勝を狙いたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦岡山レース5公式予選 片山義章が3レース連続でPP 2位に小山美姫、3位に小川颯太が続く

ポールポジションは片山義章(Team LeMans F111/3)

 フォーミューラリージョナルジャパニーズ選手権第2戦は25日、岡山国際サーキットでレース5の公式予選を行い、片山義章(Team LeMans F111/3)がポールポジションを獲得した。

 レース5の公式予選は、レース4, レース6の公式予選から10分間のインターバルを置いて午前10時20分より15分間で行われた。

 ここでもまずは片山義章(Team LeMans F111/3)が1分27秒924でトップに立つ。2位には小山美姫(TGR-DC F111/3)が28秒103と僅差で続き、このセッションはこの2人の一騎打ちとなった。

 路面コディションは前セッションより改善し、片山は翌周にはレース4のポールポジションタイムを上回る1分27秒350でトップを堅守。小山もタイムを27秒565まで縮めるも片山に届かず。

 片山はさらに1分27秒136とタイムを更新。ところが小山はここで28秒082をたたきだしトップに浮上した。

 このまま小山がポールポジションを獲得するかと思われたが、最後のアタックで片山がペースアップ。ただ一人26秒台に入る1分26秒980をたたきだし、小山をうっちゃって土壇場でポールポジションを奪い返した。

 結局、ポールポジションを獲得したのは片山。惜しくも2位は小山となった。

 前セッションでトラブルの出た小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)は、マシンの修復に時間を要し、セッション中盤からコースイン。最後のアタックで小山のタイムに迫る1分27秒117をたたきだし3位に滑り込んだ。

 マスタークラスは前セッションでポールポジションを獲得した畑亨志(A-NeKT F111/3)のタイムを終始リードしたHIROBON(Rn-sports F111/3)がポールポジションを獲得した。

 レース5決勝は明日26日、午前10時35分より18周で行われる。

予選2位は小山美姫(TGR-DC F111/3)

予選3位は小川颯太(Bionic Jack Racing Scholarship FRJ)

マスタークラスポールポジションは

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

第2戦岡山レース5公式予選結果

OKAYAMAチャレンジカップレース第4戦 -RIJ- (2022/06/25) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
16片山 義章Team LeMans F111/3
Team LeMans with OIRC
1'26.980--153.263
28小山 美姫TGR-DC F111/3
Super License
1'27.082 0.102 0.102153.083
397小川 颯太Bionic Jack Racing Scholarship FRJ
Bionic Jack Racing
1'27.117 0.137 0.035153.022
411M1HIROBONRn-sports F111/3
Rn-sports
1'28.333 1.353 1.216150.915
57M2畑 亨志A-NeKT F111/3
Super License
1'28.510 1.530 0.177150.613
634M3三浦 勝F111/3
CMS MOTOR SPORTS PROJECT
1'29.499 2.519 0.989148.949
745M4辻子 依旦PONOS Racing
TOM'S FORMULA
1'30.745 3.765 1.246146.904
---- 以上基準タイム予選通過 ----

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝後のコメント 宮田莉朋「前があんなに入ると思わなかったので、ビッグチャンスだと思った」

決勝6位の宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM\'S SF19)

――ステイアウトを選んだきっかけは?

 「練習走行からタイヤのデグラデーションを感じやすくて、前回のオートポリスもピットインしてから第2スティントのペースがみんな遅かったので、ステイアウトしてクリーンエアで走れる方がいいと思いました。前があんなに入ると思わなかったので、そういう意味ではビッグチャンスだと思いました。実際ステイアウト組の中では一番速かったし、一度ピットインしたクルマよりも速かったので、作戦面では良かったと思ってます」

――しかし制限時間で水を差されてしまった

 「それが結構大きいですね。ピット入ってから、タイヤもフレッシュで走れたので。ピットでの作業ミスがあってタイムロスしましたが、あれがなければ2番手くらいに入れたと思うし、そのあとのペースも絶対良かったはずなので、そのこととか時間制限など、流れがちょっと良くなかったです」

――サッシャとの差が何秒くらいになったら入ろうと思っていた?

 「もともと時間レースになったら残り何分とか何周とかが分からなくて、サッシャとのラップタイム差が大きかったので、ギリギリまで引っ張って行けるところまで行きたいってチームには伝えてありました。入る周の前から遅い車両が前に現れてきたので、だったら入ろうということになりました。僕の中では残り6、7周はあると思っていたので、タイヤ交換してそこから追い上げようと思ったんですが、残りが2周しかなかった。そこは予想外でした」

 「でもこうやって悔しいって思えるってことは、いい内容もあるし、課題や反省点も得られたということなので、まだまだ僕とこのチームには成長する証なので、これからも努力を続けて、優勝できるように頑張りたいです」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝後のコメント 平川亮「予選があまりにも悪かったので、今日はポイントを取ることが目標だった」

決勝7位に終わった平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)

――ステイアウトの判断はセーフティーカー中にチームと相談した?

 「そうですね。自分たちはポジションが後ろなので、どうしてもステイアウトする方に傾いちゃうんで。あとはどこのポジションで戻るかは運なので、そこはSUGOだとドライバーからは見えないので、チームがトラフィックを見ながら判断しました」

――終盤追い上げられたのは、クルマが軽くなって、タイヤも新しいから行けた?

 「そうですね。タイヤがいいから、だけです」

――ここまで追い上げられた、というのは自分ではどう評価する?

 「昨日の予選があまりにも悪かったので、今日はポイントを獲得するのが目標でした。傷を最小限にできて良かったです」

――ピットインのタイミングは誰が判断した?

 「チームの判断です。ピットが準備できてるかどうかも関係してるし、先に入ってるグループとのタイム差も判断しなければならないので、そこはもうチームに任せて、自分は入るまでプッシュし続けるだけでした」

――制限時間のことは考慮していた?

 「そうですね。早めに入らないと、と。そこは考慮した上での判断です。あそこで入ったのは成功ですね。緻密に判断するのは難しいんですけど、SUGOでは先に入った人たちが思っていた以上に前に引っかかっていたので、結果的に牧野とかは前に行っちゃったんですけど、ピットから出ていった時のタイミングが重要でした。なかなか難しかったと思うんですけど、僕らの入ったタイミングは良かったと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝会見 サッシャ・フェネストラズ「今日のレースでは、スタートとタイヤマネジメントが重要だった」

第5戦優勝 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)

決勝記者会見: 優勝したサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)

 「参戦3年目でやっと勝つことができて最高です。昨年はほとんど走ることができなかったし、2020年はDNFが多くて結果を出せていませんでした。コンドウレーシングとしても苦しいレースが続いていましたが、今日こうやって勝つことができて非常に嬉しいです。ケンタは残念な結果に終わりましたが、チームは今上昇気流に乗っていると思います」

 「今回のレースで重要だったのはいいスタートを切ることと、タイヤのマネジメントでした。特に隊列の後ろで走っている時にデグラデーションを抑えながら走るのは大変でした」

第5戦決勝2位 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)

決勝記者会見: 2位の大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING)

 「久しぶりに上位で争うことができて本当に良かったです。チームも作業を完璧にやってくれたので、こういう結果があるのだと思います。かなり苦しんだ前半戦でしたが、こうやってチーム全体で徐々に良くなってきているので、この結果によって、次に向かって士気も上がって頑張れるのではと思います」

第5戦決勝3位 野尻智紀(TEAM MUGEN)

決勝記者会見: 3位の野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「またしても、という感じがすごいんですけども。まあでもチャンピオンシップを考えると3位という結果は悪くないなと。勝てなかったのは当然悔しいんですけど、シーズンの折り返し点まできてポイントランキングのトップにいますから。次まで1ヶ月くらい空くので、ここでゆっくり休息をとりたいです。勝てないレースが続いていますが、何度でも挑戦して悪い流れを打ち破った時に、スポーツ選手として皆さんに何かを感じ取ってもらうことができるのかなと思いますので、必死に頑張っていこうと思います」

優勝チーム監督 近藤真彦(KONDO RACING)

決勝記者会見: 優勝チーム監督の近藤真彦氏

――2019年岡山以来の優勝ですが、今のお気持ちを

 「やっぱり長かったな、という印象です。今年に入って、シーズンオフのテストからよくなっているのが実感として湧いていました。1レース、2レース、3レースと進んでいくごとにチームの安定した速さが分かってきたので、いつでもこういうチャンスが来るなという気持ちはありましたが、前のレースも、その前のレースも、何か一つ噛み合わないものがあって優勝を逃していました。予選をこの位置で終わっていれば、いつか必ず勝てると信じていました。前回の優勝からは長かったですけど、今シーズンだけ見れば早く勝てたなと思います」

――作戦面では難しいレースだったのではと思いますが

 「ピットに入れてからは宮田選手との戦いになりました。もっとグングン来るんだったら困っちゃったんですけど、そのまま逃げ切れるように感じていました。サッシャは最後タイヤがきつかったんですけど、タイムは見えていたし、とにかく今回はスタートに尽きたなと」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝 混戦を制し、サッシャ・フェネストラズが待望のスーパーフォーミュラ初優勝を達成!!

優勝はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)

 2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、予選2番手からスタートしたサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が待望のスーパーフォーミュラ初優勝を遂げた。

 第5戦決勝は午後2時30分にスタート。規定周回数は53。制限時間は70分だ。ウォームアップ走行の終わりごろから雨が降った影響からか、スタート前の気温は30℃、路面温度は43℃と予想よりは低めだ。雨はスタート進行の間に止み、路面もすぐに乾いたため、全車スリックタイヤでスタートに臨んだ。

決勝がスタートした

 スタートでトップに立ったのは予選2番手のフェネストラズ。ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)は動き出しが遅れて2位に後退してしまう。後方では山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)と牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)に挟まれる格好になった山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)が山本と接触して1-2コーナーでスピン。そのままイン側でストップしてしまったため、早くもセーフティーカーが導入された。

スタート直後、接触でリタイアした山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)

 1周終了時点の順位は1位フェネストラズ、2位野尻、3位に大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が上がり、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が4位、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が5位で続く。

 予選Q1で進路妨害があったとして2グリッド降格の12番手スタートとなった松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)は牧野に続く9位。山下と接触した山本は10位で走行を続けていた。

このレース、セーフティーカーは2度導入された

 7周終わりでセーフティーカーはピットイン。レースは8周目から再開となるが、リスタート直後の1コーナーでアウトから牧野を抜こうとした松下が痛恨のスピン。凄まじい速度で1コーナーを飛び出し、激しくバリアに突っ込むクラッシュが発生。再びセーフティーカーが導入されることになった。

 隊列が10周目に入ると、すかさずタイヤ交換義務を消化するために大半のドライバーが一斉にピットに飛び込んだ。これに対し宮田、牧野、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)、そして三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19の7台はステイアウトを選択。

 この結果、12周終了時点の順位は、1位宮田、2位牧野、3位平川、4位アレジの順となり、タイヤ交換を行ったフェネストラズは8位、ピット作業で野尻の前に出ることに成功した大湯が9位、そして野尻は10位となった。

 セーフティーカーは14周終わりでピットイン。15周目からリスタートとなる。直後の1コーナーでは笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)を捉えて16位に浮上した。

 17周目の1コーナーでは野尻がオーバーテイクシステムを使って大湯を捉えようとするが、大湯はタイヤスモークを上げながら懸命に野尻を押さえ込んだ。

 20周目にはトップの宮田が1分8秒169のファステストラップを記録、フェネストラズとの差は13秒231に広がった。その後も21周目に13秒966、25周目は16秒975、31周目には21秒569と、宮田は着実にリードを広げていく。

32周目にはフェネストラズも自己ベストタイムを更新するが、そのタイムは1分9秒076にとどまり、宮田との差は21秒848と逆に広がる。35周終わってその差は23秒174となった。

 しかしここで最大70分間という規定が宮田の前に立ちはだかる。宮田が37周を終えた時点で残り時間は13分だ。

 これを見て平川が39周終わりでピットイン。7秒2の作業時間で笹原と坪井の間でコースに戻ると、軽くなった車体とフレッシュタイヤの組み合わせで猛然と追い上げを開始。42周目の馬の背で笹原を捉えて12位に浮上すると、その後も国本や福住を次々に抜いてポイント圏内の7位まで浮上してきた。

 一方、宮田とフェネストラズの差は43周終わって27秒565とさらに広がった。

 牧野は44周目にピットイン。7秒4の作業時間で大津の後ろでコースへ。そしてついに46周目、宮田がピットに飛び込んだが、右リヤの交換に手間取り、戻った位置は牧野の後ろ、5位だった。

 これでフェネストラズがトップに返り咲いた。2位は大湯。しかしその差は5秒082だ。

 そしてフェネストラズが48周に入ったところで遂に残り時間が0となったため、レースは49周目で終了となる。この結果、サッシャ・フェネストラズが今季初優勝を達成。牧野任祐が2位に入り、野尻智紀が3位でフィニッシュした。 宮田は結局大津の後ろ、6位でレースを終えている。

 次戦の舞台は今季2回目の富士スピードウェイ。7月17日決勝だ。

決勝2位は大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)

決勝3位は野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
14サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
491:10'32.529--
265大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
491:10'37.833 5.304 5.304
31野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
491:10'39.550 7.021 1.717
45牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
491:10'39.675 7.146 0.125
56大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
491:10'43.41610.887 3.741
637宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
491:10'44.18311.654 0.767
720平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
491:10'47.49414.965 3.311
812福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
491:10'50.60018.071 3.106
918国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
491:10'51.69119.162 1.091
1015笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
491:10'52.00319.474 0.312
1138坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
491:10'53.86421.335 1.861
1264山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
491:10'54.93522.406 1.071
1336ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
491:10'55.22022.691 0.285
1414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
491:10'57.71225.183 2.492
1519関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
491:11'00.74728.218 3.035
1653佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
491:11'05.48332.954 4.736
177小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
491:11'05.71733.188 0.234
1855三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
491:11'07.55735.028 1.840
1939阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
491:11'13.07340.544 5.516
---- 以上規定周回数(90% - 44Laps)完走 ----
-50松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
715'36.76042Laps42Laps
-3山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
0-49Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 19 関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)1'07.125 (44/49) 192.349 km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦鈴鹿決勝ドライバーコメント 優勝・森山冬星「あきらめずに追いかけた」

表彰式

優勝 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
 「やっとこういうレースができました。序盤はきつかったですが、途中から何が変わったのかわからないんですが、マシンが乗りやすくなって、後半はこちらの方が優勢になると思いました。あきらめず追いかけていたらああいう展開になって良かったです。ラインキングトップになりましたが、最終戦も気を抜かずに、チャンピオンを考えず優勝を狙います」
2位 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)
 「スタートは4位をキープするのが一番の目標でした。スタートと1周目には自信があったのでそこだけはアグレッシブにいきました。スタートで1台抜いて森山選手に何度か仕掛けたんですが、抜ききれず3位にとどまりました。2周目以降はダンロップタイヤのマネジメントをしていました。5周目あたりから後ろが近づいて来ましたが、タイヤを温存してた分で余力がありました。今日はこれが精一杯の走りでした」
3位 渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)
 「表彰台にやっと乗れたのでめちゃうれしいです。心配だったスタートも無難でポジションを守れました。そこからペースが上がらなかったんですが、前がごちゃごちゃしたおかげでついて行けて、前に出られました。そこからもペースが上がらなくて後ろとのバトルになりましたが、バトルで勝てたので良かったです」
リタイア 居附明利(SAccess Racing Es)
 「マシンの状態は良かったんですが急にペースが上がらなくなりました。抜かれた周のヘアピンでシフトが3から4に入りづらくなって、そのときは入ったんですが、シケインの立ち上がりも4が入りづらくなって、1コーナーで5から4に入れたときに完全に逝ってしまいました。3に入ったままになりました。有効4戦ですが、次優勝しないとやばくなりました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦鈴鹿決勝 森山冬星が今季2勝目でポイントリーダーに PPスタートの居附明利はトラブルに泣く

優勝した森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第5戦は19日、鈴鹿サーキットで行われているクラブマンレース第4戦で決勝を行い、予選2位からスタートした森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)が優勝した。ポールポジションからスタートした居附明利(SAccess Racing Es)はトラブルでリタイアした。

10周の決勝がスタートした

 決勝は午後1時20分にフォーメーションラップが始まった。鈴鹿は快晴で夏の装い。ストレートで強いアゲンストの風が吹き、体感温度はそれほど高くない。23台が1周を回りグリッドに着いた。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの居附。予選2位の森山はホイールスピンが多かったが2位を守って1コーナーに進入。予選3位の山本聖渚(MYST KK-SII . Team Sena)は、予選4位の岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)にかわされ4位に後退。岡本は3位に浮上。山本は続くヘアピンでも予選5位の高木悠帆(MYST KKSII)にかわされ5位、さらに渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)にもかわされ、オープニングラップで3ポジションダウンの6位まで落ちた。

 3位の岡本は1周目のシケインで2位森山に並びかけ、ストレートで鼻先分先行し2位に浮上するが、2周目に入った1コーナーで森山に抜き返され3位のまま。以下4位高木、5位渡会、6位山本と続く。

 2周を終わってトップに居附と2位森山の差は0秒6。3位の岡本はトップ争いに着いていけずに遅れ始める。

居附明利と森山冬星の争い

森山冬星が居附明利をパス

 トップ居附と2位森山との差は0秒4~0秒5あたりで一進一退。しかしこの差は6周目に一気に縮まり0秒1。森山は7周目の1コーナーでインから居附を差しトップに浮上した。

 抜かれた居附は8周目にミッショントラブルが発生しスローダウン。悔しいリタイアとなった。

 これでトップの森山は安泰。10周を走り、今季2勝目を飾った。

 岡本は後続に迫られる場面もあったが、余力もあり終盤はペースアップして居附のトラブルにより2位でゴールした。

 岡本の後ろ、高木と渡会、後方から追い上げてきた大木一輝(M2 KK-SII)の3台の争いは白熱した。5周目には渡会が130Rで高木をパス。9周目には2コーナーで高木が渡会を抜き返すが、シケインでは渡会が前。

 最終ラップにはこの3台がストレートで3ワイド。インにいた渡会が1コーナーで3位を守りそのままゴール。4位大木、5位高木でこの争いに決着が付いた。6位には清水啓伸(Drago CORSE)が入った。

 優勝した森山は20ポイントを加え85ポイントでリーダーに立った。居附はノーポイントで67ポイントのまま。6戦中5戦の有効ポイント制で、シリーズチャンピオンはこの2人に絞られた。森山は圧倒的に有利、居附は最終戦での優勝が絶対条件で窮地に立たされた。

 最終第6戦は9月4日決勝が行われる。森山が逃げ切るか。居附の逆襲があるかに注目だ。

渡会太一、大木一輝、高木悠帆、最終ラップの3位争い

優勝は森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)

決勝2位は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

決勝3位は渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)

決勝4位は大木一輝(M2 KK-SII)

決勝5位は高木悠帆(MYST KKSII)

決勝6位は清水啓伸(Drago CORSE)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2022/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
156森山 冬星DIXCEL/ROYAL/MYST
MYST KK-S2
1022'52.984--
28岡本 大地FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'55.413 2.429 2.429
37渡会 太一FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1022'57.415 4.431 2.002
420大木 一輝M2 KK-SII
MYST KK-S2
1022'57.759 4.775 0.344
561高木 悠帆MYST KKSII
MYST KK-S2
1022'57.926 4.942 0.167
634清水 啓伸Drago CORSE
MYST KK-S2
1023'04.21011.226 6.284
787卜部 和久MYST KK-SII
MYST KK-S2
1023'04.78911.805 0.579
868山本 聖渚MYST KK-SII . Team Sena
MYST KK-S2
1023'11.05518.071 6.266
955板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1023'17.64124.657 6.586
1019松田 大輝K-TACK MYST KK-SII
MYST KK-S2
1023'18.37925.395 0.738
1160前田 樹NAVY AUTO
MYST KK-S2
1023'21.19328.209 2.814
1212小川 涼介M2 KK-SII
MYST KK-S2
1023'21.40328.419 0.210
131元山 泰成Ecotech Racing
MYST KK-S2
1023'21.98429.000 0.581
1421太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1023'23.58530.601 1.601
159上吹越 哲也FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1023'23.84430.860 0.259
1653鈴木 七瀬TQS・A-ONE KKS-II
MYST KK-S2
1023'30.24337.259 6.399
1751岸本 尚将Tamayura athle ABBEY KKSII
MYST KK-S2
1023'33.18840.204 2.945
1878三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
1023'33.24540.261 0.057
1979山下 亮生中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
1023'41.65148.667 8.406
2010小合 将司LOVCA TeamNoel F.T.works
MYST KK-S2
1023'47.47254.488 5.821
216谷川 文啓LOVCA F.Tworks Noel Racing
MYST KK-S2
1024'02.7991'09.81515.327
---- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
-39居附 明利SAccess Racing Es
MYST KK-S2
820'09.2742Laps2Laps
-5中平 凌央FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
37'07.5307Laps5Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 56 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST) 2'16.576 (4/10) 153.066 km/h

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第5戦SUGOフリー走行2回目 PPの野尻智紀がここでもトップタイム

フリー走行2回目: トップタイムは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

 2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦のフリー走行2回目が6月19日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、ポールポジションの野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイムを記録した。

 フリー走行は午前10時10分より30分間で行われた。気温28℃、路面温度は47℃だ。

 昨日の予選で圧倒的な速さを見せてポールポジションを獲得した野尻はここでも速さを見せ、5周目に1分7秒635のトップタイムを記録すると、その後は1分8秒台前半のペースで周回を重ねていった。

 坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が3周目に1分7秒715を出して2番手。大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)が5周目に1分7秒884を出して3番手だ。

 またこのセッションは、トップから19番手のジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)までが1秒以内にひしめく接戦となった。ほとんどのドライバーが走り出してから5周目までにベストタイムを出し、その後1分8秒台で周回に入っているが、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)は16周目に1分7秒969を出して5番手に上がってきている。

 一方、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)はピットイン、アウトを繰り返してなかなかタイム計測に入れず、13分が経過したところでようやく周回に入った。これは走り出しでブレーキのローターから振動が出ていたために、チェックを行っていたため。福住は計測2周目に1分8秒455のベストタイムを記録すると、その後は1分8秒後半から1分9秒台のタイムで周回を重ねていった。

 フリー走行2回目はその後も大きなアクシデントなどもなく順調に進行、予定通り午前10時40分に終了した。

 第5戦決勝は午後2時30分より53周で行われる。

フリー走行2回目: 2位は坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)

フリー走行2回目: 3位は大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

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第5戦SUGOフリー走行2回目結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/19) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'07.635--190.898
238坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'07.715 0.080 0.080190.673
314大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'07.884 0.249 0.169190.198
465大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'07.938 0.303 0.054190.047
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'07.969 0.334 0.031189.960
619関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'08.005 0.370 0.036189.860
76大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'08.089 0.454 0.084189.625
84サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'08.211 0.576 0.122189.286
964山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'08.257 0.622 0.046189.159
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'08.258 0.623 0.001189.156
1155三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'08.313 0.678 0.055189.004
123山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'08.320 0.685 0.007188.984
1337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'08.329 0.694 0.009188.959
1415笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'08.340 0.705 0.011188.929
1550松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'08.434 0.799 0.094188.669
1618国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'08.440 0.805 0.006188.653
1712福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'08.455 0.820 0.015188.611
1853佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'08.493 0.858 0.038188.507
1936ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'08.615 0.980 0.122188.172
2020平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'08.662 1.027 0.047188.043
2139阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'08.687 1.052 0.025187.974

SUPER FORMULA

第5戦SUGO予選後のコメント 笹原右京「タイヤを機能させられない原因を突き詰めて、決勝は追い上げる」

笹原右京(TEAM MUGEN)

--野尻選手とは対照的な結果になったが

 「いつもはだいたい野尻選手と同じようなコメントになるんですが、今回は走り始めから全く自信が持てないというか、今までの良さはどこに行っちゃったんだろうというぐらいのクルマになっていました」

--今回何か野尻選手のセットとは大きく変えたことがあるのか

 「いえ。基本的な方向性は野尻選手と似ていて、細かなアジャストを入れてる程度なんですが、走り始めからグリップ感がなくて、タイヤを全然機能させられていない感じです。自分としてはうまくアタックできたと思っていても、グリップを引き出せていないのでタイムが出ていない状態です。現状より1秒以上速くないとダメなんですが、そのためにはもっとタイヤをグリップさせないといけません。今週末を通じてタイヤをうまく使えていないというか、そこが不可解ですね。ピットインしたあとのタイヤを見ても全然摩耗していない感じです」

--いつ頃からそういう状態?

 「今週SUGOに来てからですね。フリー走行の走り出しで『あれ?』っていう感じで。簡単にいうとタイヤが接地していないみたいなフィーリングです。ブレーキも全然止まらないし、曲がらないし、リヤも出ちゃうし、という感じで。グリップが足りなくて次元が低くなっちゃってます。あらゆる箇所を変えて探ってみたんですけど、まだ全然足りないというか、不可解な感じです」

--オートポリスから何かを大きく変えたのか

 「大きくは変えていません。もちろんコースに合わせたセットアップはしてきましたけど、そこがずれているのか、その辺が全くわからなくて、全然タイヤを機能させられていません。セットを変えても反応が薄すぎて、すごく不安です」

--決勝に向けて何に取り組む?

 「まだ24時間あると考えて、寝ないでやるしかないですね。普通の感覚にさえ戻せれば、間違いなく速いクルマだという認識はできてるし、手応えもあるので、タイヤを機能させられない原因がなんなのかを突き詰めて、決勝では追い上げたいです」

笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦鈴鹿公式予選ドライバーコメント PP・居附明利「いいクルマを作ってくれたチームに感謝」

ポールポジション 居附明利(SAccess Racing Es)
 「ダンロップのウエットタイヤは初めてで、どんな感じで走ればいいのかまったく分からなかったですが、ポールを取れて良かったです。雨が降ったりやんだりで難しいコンディションでした。タイヤがぜんぜん暖まらず、ドライタイヤよりがんばって暖めました。ダンロップのタイヤは雨が降った方がグリップする感じでした。あしたは、いいクルマを作ってくれたチームに感謝しながら走ります」
予選2位 森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)
 「序盤に行けたら良かったんですが、タイヤも温め切れてなかったです。遅めに出たのは、水しぶきのないクリアなところに行きたかったからです。前の人と空けたつもりだったんですが、差が激しすぎてきつい状況になりました。最低限の位置にはいるので、あしたはスタートを決め、しっかりレースを組み立てて優勝し、ポイントリーダーになれるようにがんばります」
予選3位 山本聖渚(MYST KK-SII . Team Sena)
 「今年2戦目です。前半の雨が少ないときにもうちょっと出しておけば良かったかなと思います。ちょこちょこミスしていたのがもったいなかったです。もうちょっといけたという感じはありますが、クルマの挙動が全般的にピーキーなところがあって、危ない感じでミスをしました。あしたも雨の方がいいです」
Text: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

第5戦SUGO予選会見 野尻智紀「クルマのフィーリングは、今までのレース人生の中でもかなり上位に入るような出来だった」

第5戦ポールポジション 野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「(通算)11回と聞いて、そんなにポールが取れたんだなと、感慨深い気持ちがあります。僕一人の力でできることではなくて、たくさんの方々に支えられてここまできているし、またここから必死で頑張らないといけないなと思いました」

 「今日の一日もみんなに助けられて結果が出ています。朝からセットアップのアジャストを非常に細かくやってもらいましたし、なかなかないぐらい、クルマを思い通りに操れる感覚になれた、予選Q2のフィーリングでした。とはいえ、ここ最近はポールからスタートして優勝できていませんので、そろそろその流れを払拭したいと思っております。明日が本当の戦いですから、気を引き締めつつ明日も思い切り頑張りたいです」>

「クルマのフィーリングは、これまでのSUGOと比べてもそうですし、今までのレース人生の中でもかなり上位に入るような出来だったと思います」

第5戦予選2位 サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)

「いい予選でした。こんなにいい結果が出るとは思っていませんでした。フリープラクティスはトリッキーで難しかったです。昨年は参戦できませんでしたし、2年前の決勝は1周もせずに終わってしまったので、自信が持てなかったんです」

 「でも予選ではチームが非常に安定していたので、とてもハッピーです。明日もこの安定感を決勝で発揮できればと思います。集中してベストを尽くしたいです。いいスタートをして、いいレースがしたいです。ポイントをたくさん獲得して、できれば優勝もしたいですね」

第5戦予選3位 大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

 「開幕前のテストからマシンのフィーリングはすごく良くて、手応えを感じていましたが、開幕してからは予選で一発を出しきれなかったり、決勝で接触したりと、あまりいい成績を残せずにここまできました。前回のオートポリスでも予選でミスをしてしまい、3番手以内に入る手応えがあったのに逃してしまいました。そうしたことを反省して今回に望んだ結果、走り出しからフィーリングがよく、手応えも感じられたので、予選をしっかり走り切ろうと思って臨みました。トップの野尻選手には大きく離されてしまいましたが、自分の中では課題を一つ消化できたことは、今後につながる結果だったと思います」

 「明日は3番グリッドからですが、オーバーテイクの難しいサーキットなのでなんとかスタートで前に出て、優勝を目指して頑張ります」

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

第5戦SUGO JRPサタデーミーティング 次戦富士大会でパドックパスの販売が数量限定で復活!!

 全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する、日本レースプロモーション(JRP)は6月18日、第5戦の行われている宮城県村田町のスポーツランドSUGOで定例のサタデーミーティングを開催した。

 その中でJRPの上野禎久社長は、富士で前年比110%、鈴鹿で97%、オートポリスで180%と、これまでの3大会中2大会で前年を上回る観客動員数を記録したことや、チームインパルのトップパートナーでもある伊藤忠エネックスが提供するバイオ燃料「リニューアブルディーゼル」を、大会期間中に場内で使用される発電機でも使用すること、先日2次募集を開始した来年の本格運用開始に向けて開発を進めている専用アプリ「SFGo」の開発サポーターについて2次募集を開始したこと、スーパーフォーミュラのブロモーション番組「Go On! next」を7月10日よりBSフジで放送を開始することなどを発表した。

 またこの会見には富士スピードウェイの原口英二郎社長も出席。次の第6戦富士大会では、第1戦、第2戦でも好評だった場内宿泊が再び可能となることや、コロナ禍以降販売されていなかったパドックパスを数量限定で売り出すことなどを明らかにしている。また富士大会ではサポートレースとしてGR86/BRZカップやヤリスカップが開催されることも併せて発表された。

 第6戦富士大会は7月17日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦鈴鹿公式予選 雨の中、居附明利がPP 2位に森山冬星が、3位に山本聖渚が付ける

ポールポジションは居附明利(SAccess Racing Es)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第5戦は18日、鈴鹿サーキットで行われているクラブマンレース第4戦で公式予選を行い雨の中、居附明利(SAccess Racing Es)がポールポジションを獲得した。

 予選日の鈴鹿サーキットは早朝より灰色の雲に覆われ雨模様となった。雨は午前中は持ちこたえていたが、午後過ぎに強い雨が降り、路面は一気にウエットとなった。雨は一時小雨になったが、スーパーFJ予選の始まる頃には再び強い雨がコースを叩いた。

 このため午後2時50分から行われる予定だった予選はディレイ。雨がほぼやんだ午後3時20分よりようやく始まった。出走は23台、全車ウエットタイヤを履いてコースインした。

 2周目には卜部和久(MYST KK-SII)が2分30秒782でトップに立つ。2位には森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST) が、3位には居附明利(SAccess Racing Es)が、4位には大木一輝(M2 KK-SII)が、5位には高木悠帆(MYST KKSII)が、6位には岸本尚将(Tamayura athle ABBEY KKSII)が続く。

 直後、コース上に落ちたデブリの回収のため赤旗が提示される。予選は3時34分より残り13分40秒で再開された。

 ここでトップに立ったのは2分29秒723で居附。2位には今季2戦目の山本聖渚(MYST KK-SII.Team Sena)が上がってきた。3位にもデェフェンディングチャンピオンの岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が上がり、4位に森山、5位に渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)が続き、岸本は6位のまま。

 ここで再びコース上に雨が落ち始める。これでタイムアップは望めないと思われたが、タイヤが暖まったトップ居附が2分29秒480とさらにタイムを更新。これでポールポジション(PP)を決定づけた。

 さらにここでタイムを更新してきたのが森山。最後に2分29秒871をたたきだし、居附と山本の間に割って入った。

 PPは、2位以下を0.4秒ほどちぎった居附。2位に森山が、3位には山本が付けた。4位には山本に遅れることわずか1000分の1秒で岡本が、5位には終盤タイムを更新した高木が続き、6位には渡会が入った。

 決勝レースは明日19日、午後1時20分より10周で行われる。予報ではドライで行われそうだ。ポイントリーダーでPPからスタートする居附がさらにリードを広げるか、ランキング2位の森山が一矢報いるかに注目だ。

予選2位は森山冬星(DIXCEL/ROYAL/MYST)

予選3位は山本聖渚(MYST KK-SII . Team Sena)

予選4位は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

予選5位は高木悠帆(MYST KKSII)

予選6位は渡会太一(FTK・レヴレーシングガレージ)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

第5戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第4戦 -RIJ- (2022/06/18) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2022 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
139居附 明利SAccess Racing Es
MYST KK-S2
2'29.480--139.853
256森山 冬星DIXCEL/ROYAL/MYST
MYST KK-S2
2'29.871 0.391 0.391139.488
368山本 聖渚MYST KK-SII . Team Sena
MYST KK-S2
2'29.925 0.445 0.054139.438
48岡本 大地FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'29.926 0.446 0.001139.437
561高木 悠帆MYST KKSII
MYST KK-S2
2'30.261 0.781 0.335139.126
67渡会 太一FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'30.397 0.917 0.136139.000
751岸本 尚将Tamayura athle ABBEY KKSII
MYST KK-S2
2'30.530 1.050 0.133138.877
887卜部 和久MYST KK-SII
MYST KK-S2
2'30.659 1.179 0.129138.758
960前田 樹NAVY AUTO
MYST KK-S2
2'31.125 1.645 0.466138.331
1020大木 一輝M2 KK-SII
MYST KK-S2
2'31.177 1.697 0.052138.283
1119松田 大輝K-TACK MYST KK-SII
MYST KK-S2
2'31.218 1.738 0.041138.245
1234清水 啓伸Drago CORSE
MYST KK-S2
2'31.454 1.974 0.236138.030
1321太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
2'31.723 2.243 0.269137.785
141元山 泰成Ecotech Racing
MYST KK-S2
2'32.476 2.996 0.753137.105
1553鈴木 七瀬TQS・A-ONE KKS-II
MYST KK-S2
2'32.585 3.105 0.109137.007
1612小川 涼介M2 KK-SII
MYST KK-S2
2'33.710 4.230 1.125136.004
1755板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
2'34.172 4.692 0.462135.597
185中平 凌央FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'34.582 5.102 0.410135.237
1978三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
2'34.737 5.257 0.155135.101
2079山下 亮生中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
2'35.405 5.925 0.668134.521
219上吹越 哲也FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
2'38.527 9.047 3.122131.872
2210小合 将司LOVCA TeamNoel F.T.works
MYST KK-S2
2'41.05611.576 2.529129.801
236谷川 文啓LOVCA F.Tworks Noel Racing
MYST KK-S2
2'43.64314.163 2.587127.749
---- 以上基準タイム(130% - 3'14.686)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第5戦SUGO公式予選 野尻智紀が圧倒的な速さで4戦連続ポールを達成!!

ポールポジションは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

 2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の公式予選が6月18日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が今季4度目のポールポジションを獲得した。

 公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。

予選Q1

 今回のAグループには山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF19)、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)、笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)、平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)、宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)、佐藤蓮(Red Bull TEAM GOH G01 SF19)、そして山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が出走した。

 ところが開始直後に最終コーナー付近に天然記念物のニホンカモシカが出現。コースを横断する事態となったため、予選は一旦中断となり、安全確認ののち午後2時5分に再開となった。

 まずはルマン優勝の平川がウォームアップ1周に続いてアタックに入り、1分5秒751をマーク。次の周では1分5秒640までタイムを縮めたが、朝のフリー走行から好調な大津が1分5秒193で平川のタイムを大きく上回ってきた。

 さらに山本がウォームアップ2周に続いて1分5秒148を叩き出してトップに浮上。残り時間は1分を切った。

 山下は1分5秒433、宮田は1分5秒238、そして佐藤が1分5秒529で6番手に滑り込んだところで予選は終了。山本を筆頭に大津、宮田、山下、佐藤、松下がQ2へ。笹原、平川、阪口、小林がここで予選を終えた。

 Bグループは午後2時20分からの10分間の走行。野尻、サッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF19)、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)、国本雄資(Kids com KCMG Elyse SF19)、関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)、ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)、三宅淳詞(TEAM GOH G01 SF19)そして大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が出走した。

 まずは三宅が1分5秒736を記録。続いてフリー走行トップの野尻がウォームアップ2周からアタックに移行、1分5秒015でトップに立つ。

 大湯は1分5秒046と今一歩野尻に及ばなかったが、続いてアタックに入った国本が1分4秒954と、この日初めて1分4秒台のタイムを記録。さらに終了間際には牧野が1分4秒920と国本を上回るタイムでトップに立ったところでBグループのQ1は終了となった。牧野はウォームアップ3周に続いてのアタックだった。

 この結果、牧野、国本、野尻、大湯、フェネストラズそして福住がQ2に進出。坪井、アレジ、関口、大嶋、三宅が脱落となった。

予選Q2

 Q2は午後2時40分から7分間の走行だ。まずは佐藤がウォームアップ1周でアタックに入ったが、SPインでリヤが流れてしまい、1分7秒683に終わった。

 一方、上位陣は7位までが1分4秒台という激戦となった。まずは福住が1分4秒913、続いて大津が1分4秒785、サッシャ・フェネストラズは1分4秒706と目まぐるしくトップが入れ替わる。

 大湯は1分4秒858と一歩及ばなかったが、続いてアタックした野尻が1分349と、2番手以降を0秒3以上引き離す圧倒的な速さでトップに躍り出た。

 宮田は1分4秒832、山下が1分4秒933を記録したところでチェッカー。

 その結果、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が第2戦富士以来4戦連続、自身通算11回目のポールポジションを獲得した。2番手はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が3番手から明日の決勝に臨む。

 第5戦決勝は明日19日の午後2時30分より、53周で行われる。

予選2位はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)

予選3位は大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第5戦SUGOノックアウトQ2結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'04.349--200.646
24サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'04.706 0.357 0.357199.539
36大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'04.785 0.436 0.079199.296
437宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'04.832 0.483 0.047199.155
565大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'04.858 0.509 0.026199.072
612福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'04.913 0.564 0.055198.903
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'04.933 0.584 0.020198.842
818国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'05.118 0.769 0.185198.280
95牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.160 0.811 0.042198.149
1050松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'05.248 0.899 0.088197.882
1153佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'05.535 1.186 0.287197.015
1264山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.835 1.486 0.300196.118

SUPER FORMULA

第5戦SUGOノックアウトQ1結果

■Aグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Knock Out Q1 A Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.148--198.189
26大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.193 0.045 0.045198.049
337宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.238 0.090 0.045197.912
43山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'05.433 0.285 0.195197.322
553佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'05.529 0.381 0.096197.033
650松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'05.552 0.404 0.023196.964
---- 以上Q2進出 ----
715笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.571 0.423 0.019196.907
820平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'05.640 0.492 0.069196.700
939阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.641 0.493 0.001196.697
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'05.839 0.691 0.198196.106
---- 以上基準タイム予選通過 ----

■Bグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Knock Out Q1 B Group Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
15牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'04.920--198.882
218国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'04.954 0.034 0.034198.781
31野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.015 0.095 0.061198.591
465大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.046 0.126 0.031198.496
54サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'05.057 0.137 0.011198.463
612福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'05.075 0.155 0.018198.408
---- 以上Q2進出 ----
738坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.176 0.256 0.101198.101
836ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.437 0.517 0.261197.310
919関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'05.508 0.588 0.071197.100
1014大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'05.603 0.683 0.095196.811
1155三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'05.736 0.816 0.133196.413
---- 以上基準タイム予選通過 ----

SUPER FORMULA

第5戦SUGOフリー走行1回目 今回は計時システムが魔物の餌食に?! トップタイムは野尻智紀

フリー走行1回目: トップタイムは野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)

 2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦のフリー走行1回目が6月18日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)が1分5秒310のトップタイムを記録した。

 フリー走行は午前9時10分より90分間の予定で始まった。天候は晴れ。コースはドライだ。気温25℃、路面温度は36℃だ。

 多くのドライバーが持ち越しのユーズドタイヤで走り始める中、大嶋和也(docomo business ROOKIE SF19)は最初からニュータイヤでコースイン。3周目に1分6秒649を記録してこの時点でのトップに立つ。大嶋はその後4周目に一旦ピットに戻った。

 開始から15分が経過したところで坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分6秒507で大嶋を上回る。2番手は大嶋。3番手には笹原右京(TEAM MUGEN BINGO SF19)が1分6秒716で続く。

 続いて開始20分で関口雄飛(carenex TEAM IMPUL SF19)が1分6秒500でトップに。先週行われたルマン24時間レースで初優勝を遂げた平川亮(carenex TEAM IMPUL SF19)も1分6秒770で5番手に上がってきた。

 続いて牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF19)が6周目に1分5秒939と、この日初めて5秒台のタイムをマークしてトップに浮上。大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)も11周目に1分6秒700、12周目に1分6秒150と順調にタイムを縮めて2番手につけた。これにより開始30分経過した時点でDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが1-2の状態となった。

 開始から35分が経過したところで野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がニュータイヤに履き替えてコースへ。4周のウォームアップののち、1分5秒878を叩き出し、トップに躍り出た。残り時間は45分だ。

 残り35分を切ったところで小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF19)が1分6秒459を出して4番手に。続いて大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が残り31分で1分6秒098、さらに松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF19)も残り30分を切ったところで1分5秒993をマークしてそれぞれ3番手、4番手につけた。

 開幕から苦戦の続いている山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)も残り25分を切ったところで1分6秒094で大湯を上回り、4番手に浮上してきた。

 一方、ここまでトップタイムの野尻は残り23分で1分5秒605までタイムを縮める。ここではウォームアップ2周に続いて1分5秒984、1分5秒605と2周続けてアタックを行なっている。午後の予選に向けて、異なるアプローチをしているようだ。使用したタイヤは最初のアタックで使用したものだ。

 第2戦鈴鹿の決勝が雨となったことで、持ち越しタイヤとして新品をキープしているチームが複数存在するようで、それが今回早めのニュータイヤ投入につながっているようだ。

 そして残り時間が10分となった時点で気温は28℃、路面温度は43℃まで上昇する中、午後の予選に向けて最後のアタックが始まるが、残り6分で計時システムのトラブルにより赤旗中断となった。

 この間に平川が1分5秒595、サッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)が1分5秒456をマーク。フェネストラズがトップに浮上、平川が2番手につける。フリー走行は午前10時43分より残り時間10分で再開となる。

 再開後残り6分でのトップは宮田莉朋(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)で1分6秒000。ジュリアーノ・アレジ(Kuo VANTELIN TOM'S SF19)が1分6秒126、関口が1分6秒268で続く。

 そして残り2分を切ったところで大津が1分5秒479、山本が1分5秒847、そして大湯が1分5秒681をマークするが、野尻はウォームアップ1周ののち、それらを上回る1分5秒310を叩き出して再びトップに躍り出た。

 ここでチェッカーフラッグが提示され、フリー走行は終了。野尻智紀(TEAM MUGEN MOTUL SF19)がトップタイム。2番手にサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)がつけ、大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)が3番手で午後の予選に臨むこととなった。

 第5戦の公式予選は午後2時より、ノックアウト方式で行われる。

フリー走行1回目: 2位はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)

フリー走行1回目: 3位は大津弘樹(DOCOMO DANDELION M6Y SF19)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第5戦SUGOフリー走行1回目結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2022/06/18) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.310--197.694
24サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'05.456 0.146 0.146197.253
36大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.479 0.169 0.023197.184
420平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'05.595 0.285 0.116196.835
565大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.681 0.371 0.086196.577
638坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.834 0.524 0.153196.121
764山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.847 0.537 0.013196.082
85牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.939 0.629 0.092195.808
950松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'05.993 0.683 0.054195.648
107小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'05.994 0.684 0.001195.645
1137宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.000 0.690 0.006195.627
1215笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.013 0.703 0.013195.589
1336ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.126 0.816 0.113195.255
1412福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
Honda M-TEC HR-417E
1'06.214 0.904 0.088194.995
1519関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'06.268 0.958 0.054194.836
1653佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'06.271 0.961 0.003194.827
1755三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
Honda M-TEC HR-417E
1'06.405 1.095 0.134194.434
1818国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.579 1.269 0.174193.926
1914大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.649 1.339 0.070193.722
2039阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.651 1.341 0.002193.717
213山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.782 1.472 0.131193.337

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦決勝記者会見 優勝・太田格之進「普通に走れば抜かれない」

初優勝の太田格之進(TODA RACING)

優勝 太田格之進(TODA RACING)

決勝記者会見: 優勝した太田格之進(TODA RACING)

 「雨のスタートをどうしたらいいか分かっていなくて、いままでのデータを見ながら、このへんかなという感覚でスタートしました。まずはストールしないように、できれば1コーナーを抜かれずに回りたいと思ったんですが、2年目の選手が去年経験があるだけあって、スタートをすごく決めてきました。野中選手には、1コーナーで横並びというか向こうの方が前にいるくらいで並ばれてしまって、だめかなと思ったんですが、雨というのもあってアウト側からもう1回まくって抜き返すことができました。野中選手もフェアに戦ってくれたので、その点はすごく感謝しています。彼が外に出てきたらぼくも飛んでたと思います」

 「チームがいいマシンを用意してくれていたのでペースはすごく良かったです。雨でリスキーなのでミスせずに逃げるだけでした。途中ファステストも狙ってて取ることができました。フルポイント獲得できたし、初優勝もきて安心しています」

 「途中3秒弱離れたときにSCが出たので『やめてくれよ』と思いました。小高選手がリスタートがうまいのを知っていたので、プレッシャーも感じていましたし、なんとかSCを切り抜けられて、そこからは普通に走れば抜かれないだろうと思っていました」

2位 小高一斗(TOM'S)

決勝記者会見: 2位の小高一斗(TOM\'S)

 「スタートが良くなくて、古谷選手に並ばれてしまったんですが、1コーナーで前に出ることができ、3番手をキープしました。前で太田選手と野中選手がバトルをしていましたが、ウエットで抜くのが難しいので序盤に仕掛けることにしました。結果的に1周目のS字で仕掛けたのは良かったんですが、その後、太田選手にじりじりと離され、追いつくことができなかったので、今後ウエットで自分とマシンのレベルアップをしていかなといけないです」

 「3番手スタートで、最低でもポジションキープ、一つでも上の順位で帰ってくると決めていたので、優勝はしたかったですが、最低限のことはできたと思います」

3位 古谷悠河(TOM'S)

決勝記者会見: 3位の古谷悠河(TOM\'S)

 「6番手からスタートが抜群に良くて、1コーナーまでに3番手の小高選手の少し前に出るぐらいまで行きました。でも、前のクルマの水しぶきがすごすぎて、どこを走ってる分からなくなって、小高選手に『譲ってくれたの?』」って言われるくらい手前でアクセルをオフしてしまいました。もったいなかったです。その後4番手を走行していましたが、野中選手がコースオフするラッキーもあって、3番手でのチェッカーでした」

 「チームの皆さんが素晴らしいクルマを用意してくれたのでペースも良くて、前が開けた後も何度か区間ベストが出たのでいいレースでした」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦鈴鹿決勝 雨の中、スタート直後の攻防を制した太田格之進が初優勝

雨の中12周のレースが始まった

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権(SFL)は24日、鈴鹿サーキットで雨の中、第5戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)が、スタートの攻防を制し、そのまま逃げ切りポールトゥウィン。SFL初優勝を飾った。

 決勝は午前10時50分にフォーメーションラップが始まった。雨は早朝より降り続き、路面は完全なウェットとなった。

 絶妙のスタートを切ったのは予選2位の野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)。1コーナー手前でインからポールスタートの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)に先行。しかし太田もアウトからかぶせ、1~2コーナーで併走。太田がS字入り口でインから野中の前に出て、トップに立った。

 野中は続くS字でも3位スタートの小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)にかわされ3位に落ちる。4位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が、5位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、6位には木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が、7位には菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が続く。

 太田は1周目に2位の小高を0.9秒離して戻ってくると、3周目にはその差を1.5秒、5周目には1.8秒まで広げた。

 6周目には8位を走る元嶋成弥(Rn-sports 320)がデグナーでコースアウト。グラベルに捕まったため、このマシンの排除のためセーフティーカー(SC)が導入されることとなった。

 SCは8周終わりで退き、レースは9周目からリスタートが切られた。ここでも太田は絶妙のリスタートを決め、小高を0.7秒離してコントロールラインを通過。この周にはこのレースのファステストラップをたたき出し、トップを盤石のものとした。

 10周目には3位を走る野中がS字でコースアウト。強引にコースに復帰するも、7位までポジションを落とした。

 太田は、後続の混乱を尻目に、2位小高との差を保ち12周を走って、SFL初優勝を飾った。

 2位には小高が、3位には野中が後退したため古谷が繰り上がった。4位には平良が、5位には木村が、6位には菅波が入った。

 マスタークラスは、クラスポールポジションからスタートした今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が、スタートでオーバーオールクラスの平木湧也(HELM MOTORSPORTS 320)を抜き去ると終始、平木湧也を押さえる大健闘でクラス優勝を飾った。

 第6戦はこの後、午後4時30分よりこのレースより5周多い17周で行われる。

優勝は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

決勝2位は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

決勝3位は古谷悠河(Deloitte. HTP TOM\'S 320)

マスタークラス優勝は

優勝した太田格之進(TODA RACING)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦鈴鹿決勝結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/24) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
12太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1228'55.931--
237小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1228'57.060 1.129 1.129
336古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1228'59.338 3.407 2.278
438平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1229'00.118 4.187 0.780
51木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'02.105 6.174 1.987
650菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'04.696 8.765 2.591
763平木 玲次HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1229'11.80915.878 7.113
84M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'18.13122.200 6.322
962平木 湧也HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1229'18.87722.946 0.746
1030M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1229'21.26925.338 2.392
1111M3植田 正幸Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1229'36.65340.72215.384
12*35野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1229'37.47041.539 0.817
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-10元嶋 成弥Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
511'14.4027Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 2 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING) 2'09.996 (9/12) 160.814km/h
  • CarNo. 35は、全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権統一規則第19条2.(危険な走路復帰)により、競技結果に30秒を加算し、ペナルティーポイント1点を科した。

SUPER FORMULA LIGHTS

第4, 5戦鈴鹿公式予選 小高一斗と太田格之進がポールポジションを分け合う

第4戦ポールポジション、第5戦予選3位の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

第4戦予選2位、第5戦ポールポジションの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4戦、第5戦は23日、鈴鹿サーキットで公式予選を行い、第4戦は小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が、第5戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前11時35分より30分間で行われた。ベストタイムで第4戦のセカンドベストタイムで第5戦のグリッドが決定する。

 各ドライバー予選開始と同時にコースイン。3周をウォームアップに費やし、4周目にアタックを行う。

 ここでトップタイムを記録したのは1分52秒045で太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)。2位に小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)、3位に木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)、4位に菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)、5位に野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)、6位に古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)と続く。

 この後、各ドライバーピットインを行い、2セット目のタイヤに履き替え再度アタック。

 ここでは自身1回目のタイムを大きく更新した1分51秒450で小高がトップに踊り出てポールポジションを獲得。太田は1回目のタイムを更新するも小高に0秒338差と離され2位。3位には1回目のタイムを1秒弱縮めた野中が滑り込んできた。4位には古谷が僅差で続き、52秒を切れなかった木村が5位、6位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が入り、これが第4戦のグリッド順となった。

 セカンドベストタイムで決まる第5戦のグリッドは、速いタイムをそろえた太田がポールポジション。2位には野中が、3位には小高が、4位には菅波が、5位には木村が、6位には古谷が続いた。

 マスタークラスは、第4戦、第5戦ともクラストップタイムだった今田信宏(JMS RACING with B-MAX)がポールポジションを獲得した。

 この後、午後4時30分より第4戦決勝が12周で行われる。

第4戦予選3位、第5戦予選2位の野中誠太(PONOS Racing TOM\'S 320)

第4戦、第5戦ともマスタークラスポールポジションの今田信宏(JMS RACING with B-MAX)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦鈴鹿公式予選結果

NGKスパークプラグ鈴鹿2&4レース -RIJ- (2022/04/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
12太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1'52.045--186.579
235野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.226 0.181 0.181186.278
337小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.267 0.222 0.041186.210
450菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.357 0.312 0.090186.061
51木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'52.360 0.315 0.003186.056
636古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.415 0.370 0.055185.965
738平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'52.550 0.505 0.135185.741
810元嶋 成弥Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'53.358 1.313 0.808184.418
963平木 玲次HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'53.867 1.822 0.509183.593
1062平木 湧也HELM MOTORSPORTS 320
HELM MOTORSPORTS
TOMEI TB14F3 2020
1'54.512 2.467 0.645182.559
114M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'54.557 2.512 0.045182.487
1230M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'55.325 3.280 0.768181.272
1311M3植田 正幸Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'56.222 4.177 0.897179.873
---- 以上基準タイム(110% - 2'03.397)予選通過 ----

TCR JAPAN SUNDAY

TCRJ-SUN:第5戦もてぎ決勝 ヒロボンがシリーズ2勝目、チャンピオンは最終戦決着へ

優勝したヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)

TCRジャパンサンデーシリーズ第5戦の決勝が17日、ツインリンクもてぎで行われ、ヒロボン(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が雨中のレースを制し、今季2勝目を挙げた。

スタート前から雨が強くなり、セーフィティカー(SC)先導によるローリングスタートとなった。SCランが2周続いた後、スタートが切られた。

ヘビーウエットコンディションのなか、勢いがあったのは加藤正将(Audi Team Mars)とヒロボン。ペースの上がらないポールシッター大蔵峰樹(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)を4コーナーで相次いでかわす。

トップに立った加藤のラップタイムはヒロボンを2~3秒上回り、5周目からは独走状態に持ちこむ。6周目には2位ヒロボンとの差を9秒と開き、完全に安全圏へ逃げたように思われた。

しかし、あろうことか7周目のV字コーナーでトップ加藤がオーバーラン。大きくコースを外れ、復帰する間にヒロボンにトップを奪われてしまった。

加藤はミスを挽回しようと攻め立て、ヒロボンの背後に迫るが、最終ラップ9周目の3コーナーでまたしてもオーバーラン。ヒロボンと2秒差になってしまい万事休す。

これで楽になったヒロボンが逃げ切って、今季2勝目のチェッカーを受けた。

3位は、4周目に大蔵が姿勢を崩す隙を突いて前に出た塩谷烈州(全薬工業 with TEAM G/MOTION')が入った。塩屋は療養期間を経ての復帰戦で表彰台を射止めた。

4位以下は、大蔵、Mototino(55MOTO RACING)、猪爪杏奈(DOME RACING)の順でフィニッシュ。

この結果、サンデーシリーズのチャンピオン争いはヒロボン有利ではあるものの、最終鈴鹿戦で決着することになった。

トップ3のドライバーとチーム

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

TCR JAPAN SUNDAY

TCRJ-SUN:第5戦もてぎ決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦 -RIJ- (2021/10/17) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2021 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 5 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
LapTimeBehindGap
119ヒロボンCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
923'39.163--
265加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
923'40.676 1.513 1.513
362塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業 with TEAM G/MOTION'
923'52.58613.42311.910
473大蔵 峰樹Alfa Romeo Giulietta Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
924'08.28329.12015.697
555MototinoHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
924'10.28531.122 2.002
698猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
924'22.05142.88811.766
771大山 正芳Honda CIVIC TCR
ダイワN通商アキランドCIVIC
924'32.57553.41210.524
817鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
924'33.94554.782 1.370
910佐藤 潤Volkswagen Golf GTI TCR
Adenau IDI GOLF TCR
924'41.2811'02.118 7.336
107牧野 淳Audi RS3 LMS
麻布ワコーズEDニルズNGK
925'36.3301'57.16755.049
---- 以上規定周回数(75% - 6Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.65 加藤正将(Audi RS3 LMS) 2'15.253 (5/9) 127.787km/h

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