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2023年8月

SUPER GT

第5戦鈴鹿決勝結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
116福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS32772:32'27.491--
239関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS16772:32'51.86324.37224.372
314大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS42772:32'53.69126.200 1.828
417塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS42772:32'54.31626.825 0.625
51平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS36772:32'57.24929.758 2.933
638立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS26772:33'07.72240.23110.473
7100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS54772:33'10.47042.979 2.748
864伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL32772:33'21.15053.65910.680
919国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH44772:33'36.1081'08.61714.958
1036坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS88772:33'36.4431'08.952 0.335
1137笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS16772:33'36.8621'09.371 0.419
123千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI98772:33'59.1041'31.61322.242
13*24佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH10762:32'59.1041Lap 1Lap
14*8野尻 智紀
大湯 都史樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS22692:21'03.0348Laps7Laps
---- 以上規定周回数(70%- 53 Laps)完走 ----
-*23松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI50-失格--
  • Fastest Lap: CarNo. 16 大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT) 1'50.044 (2/44) 189.97 km/h
  • CarNo. 24(平手晃平)は、SpR.付則-4.4.(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 8(大湯都史樹)は、SpR.付則-4.4.(FCY中のピットイン)により、ペナルティーストップ60秒を科した。
  • CarNo. 23は、GT500車両規則3.22.4A(スキッドブロック規定)違反により、失格とした。

■GT300クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
118小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH60712:33'56.380--
287松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH12712:33'57.388 1.008 1.008
361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL33712:33'59.110 2.730 1.722
488小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH24712:34'00.160 3.780 1.050
54谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH9712:34'03.884 7.504 3.724
631嵯峨 宏紀
小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS27712:34'11.36514.985 7.481
72堤 優威
平良 響
加藤 寛規
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS90712:34'16.10819.728 4.743
896新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL6702:32'34.6121Lap 1Lap
927岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH24702:32'35.8751Lap 1.263
1050イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH702:32'46.3661Lap 10.491
119阪口 良平
リアン・ジャトン
川端 伸太朗
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH702:33'06.6571Lap 20.291
1260吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL21702:33'09.9831Lap 3.326
13*10安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL39702:33'16.3341Lap 6.351
14360青木 孝行
田中 篤
大滝 拓也
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH702:33'28.0351Lap 11.701
1511富田 竜一郎
石川 京侍
塩津 佑介
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL78702:33'33.3841Lap 5.349
167荒 聖治
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI100702:33'36.8971Lap 3.513
1730永井 宏明
織戸 学
上村 優太
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH6702:33'47.7401Lap 10.843
1820平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL3692:32'33.1442Laps1Lap
1948井田 太陽
眞田 拓海
甲野 将哉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH692:33'55.2002Laps1'22.056
20*22和田 久
城内 政樹
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH682:32'47.7073Laps1Lap
215冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH541:59'21.39417Laps14Laps
---- 以上規定周回数(70%- 49 Laps)完走 ----
-*56ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH100441:34'04.09927Laps10Laps
-52吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS90281:01'08.56943Laps16Laps
-65蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS721636'15.85355Laps12Laps
-*6片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
神 晴也
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH45919'05.43462Laps7Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 96 高木真一(K-tunes RC F GT3) 2'01.338 (21/47) 172.29 km/h
  • CarNo. 22(城内政樹)は、SpR.32-16.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 6は、SpR.25-6.(走行中のタイヤ脱落)により、罰金10万円を科す。
  • CarNo. 10(安田裕信)は、SpR.26-11(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 56は、 SpR.25-6.(走行中のタイヤ脱落)により、罰金10万円を科す。

SUPER GT

第5戦鈴鹿GTA定例会見 来シーズンを目処に消火専用車両の導入をGTAが示唆

 スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は8月27日、シリーズ第5戦が行われている三重県の鈴鹿サーキットで定例会見を行った。今回も会見には坂東正明代表が出席。第4戦富士での炎上事故に関連した代表質問に答えた。

 まず消火作業に対する各サーキットとGTAでの今後の対応について聞かれた坂東代表は、まずはコースサイドに設置されているファイヤーステーションの位置について、各種ミーティングを通じてドライバーに周知してもらい、可能な限りファイヤーステーションの近くで停車することや、アクシデントの際にキルスイッチをOFFにすることなどを徹底していくこと。それと並行して来季を目標にGTA独自に消火専用の車両を製作して、各サーキットへ持ち込むなどの対策に取り組んでいくと回答した。

 同時に今回発火した車両について、カーボンファイバーのパーツの中を排気管が通っており、先端部分の脱落により出火したことを指摘。同様の構造になっている他チームの車両も存在することから、排気管の溶接の仕方など、事故防止に向けた知見を車両制作をするメンテナンスガレージやエントラントの間で共有していく考えを明らかにした。

 また、会見の冒頭では7月、8月の猛暑の中でのレースについて、開催時刻を遅らせるために時間レースとすることや、開催時期そのものを見直すなどの対策を示唆している。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第5戦鈴鹿ポールポジション記者会見 大津弘樹「前回からようやく歯車が噛み合い、それが結果につながった」

GT500クラス 16号車ARTA MUGEN NSX-GT(ARTA)

大津弘樹(ARTA)

 「今シーズンチームを移籍して初めてこうした結果を得られたことを嬉しく思います。僕たちはポテンシャルを感じながらも結果を出せていなかったんですが、前回からようやく歯車が噛み合い始めたのを実感していて、それが結果につながったんだと思います」

 「僕のQ1は正直あまりうまく行かなくて、ギリギリ突破という感じでした。Q2に向けてセッティングなどを変えなければ、ということでチームと仁嶺選手と話し合いながら決めたことが福住選手のアタックにつながりました。彼のドライビングはとても素晴らしかった。F4の頃から切磋琢磨しながらここまできましたが、本当にドライビングが上手だなと。ポールを取ってくれると信じてましたし、それが形になって嬉しいです」

福住仁嶺(ARTA)

 「2年前に8号車で走っていた頃以来、2年ぐらいポールポジションを取っていませんでした。何度か取れそうな瞬間があった時に限って自分の些細なミスで取れなかったり、どうしても走りでまとめきれない部分がありました。今年から大津選手が加わり、チームの体制も大きく変わりましたが、とにかくポテンシャルがある中でなかなか結果が残せませんでした。4戦中3回もペナルティを食らっちゃってる状況で、みんな悔しい気持ちでいっぱいだったし、僕もいいところを見せたい気持ちがありました。今大津さんにも褒められてすごく嬉しいです。明日のレースも頑張ります」

GT300クラス 61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(R&D SPORT)

井口卓人(R&D SPORT)

 「ポールポジションを取れてすごく嬉しいです。午前中の練習走行から、山内選手が走り出しから後ろに大きな差をつけるぐらいの異常なラップタイムを出したので、かなり余裕があるように見えたかもしれませんが、決勝のロングランの想定との差もあり、逆にQ1への緊張感が増してしまいました。そんな中でもうまくまとめることができ、山内選手に繋ぐことができたので、ホッとしていると同時に、Q2でも山内選手がすごいタイムを出していたので、本当にこんな人と組めてありがたいなと思っています(笑)」

山内英輝(R&D SPORT)

 「記録を更新できたことを心から嬉しく思います。チームのみんなや井口選手、ダンロップタイヤさんの協力がなければできないことだと思いますし、心から感謝の気持ちでいっぱいです。昔チャンピオンを取ってからレースをできない期間が2年あって、そこからこのパッケージを手に入れました。苦い経験を乗り越えた中での記録なので、みんなの力と声援があったからこそだと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式予選 公式練習トップの16号車ARTA MUGEN NSX-GTが今季初ポール

GT500クラスポールポジションはARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

GT300クラスポールポジションはSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 2023オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT450kmレース」の公式予選が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

 先に行われたFIA-F4第7戦でセーフティーカーが頻発したこともあり、第5戦の公式予選は当初予定より10分遅れの午後3時20分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1 GT500はトップ2台が同タイムの大接戦!

 GT500クラスの予選Q1は午後3時53分にコースオープン。気温は32℃、路面温度は48℃だ。

 まずは平峰一貴(MARELLI IMPUL Z)、塚越広大(Astemo NSX-GT)、宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)、ジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)、石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)、関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)の6台が走行を開始。残り7分を切ったあたりから残りのチームも徐々にコースに出ていき、ガレージには千代勝正(Niterra MOTUL Z)、野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)、松田次生(MOTUL AUTECH Z)の3台が残るのみとなる。その野尻と松田も残り6分を切ったところでコースへ。千代は残り5分でようやくピットを離れた。

 そして残り1分を切ったあたりから熾烈なタイムアタック合戦が展開され、ウォームアップ2周から1分47秒176を記録した塚越がまずはトップに。石浦も1分47秒176とほぼ同タイムで2番手につける。

 しかしこれを松田が上回り、1分46秒509でトップに立つ。しかしトップ争いはここで終わらず、野尻が1分46秒399で23号車を上回ると、平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)も1分46秒399と8号車と全く同じタイムを叩き出して2番手に続いた。

 結局順位は8号車、24号車、23号車、64号車、16号車、17号車、38号車、100号車の8台がQ2に進出。1号車、3号車、14号車、39号車、19号車、37号車そして36号車がここで予選を終えた。

 GT300クラスのグループAは午後3時20分にコースオープン、まず坂口夏月(Bamboo AirwaysランボルギーニGT3)が計測2周目に1分59秒020をマーク。これを井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分58秒975で上回ってトップに立った。小出峻(UPGARAGE NSX GT3)は1分59秒248で3番手につけ、元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)は1分59秒575で4番手、これを古谷悠河(ANEST IWATA Racing RC F GT3)が上回り、1分59秒437で4番手につける。

 さらに終了寸前に阪口良平(PACIFICぶいすぽっNAC AMG)が1分59秒052で3番手に飛び込んできた。

 これで順位は61がトップ、87号車が2番手、9号車が3番手となり、以下18号車、50号車、88号車、7号車そして96号車がQ2に進出した。

 グループBは午後3時38分に走行開始。グループA同様1周のウォームアップに続いてタイムアタックを行い、まずは谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分59秒313を叩き出す。続いて冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)が1分59秒928で2番手に。名取鉄平(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)は1分59秒379で5号車を上回る。

 その直後、片山義章(DOBOT Audi R8 LMS)が1分58秒982を叩き出してトップに躍り出た。伊東黎明(Yogibo NSX GT3)も1分59秒548の好タイムをマークして4番手に食い込んだ。

 その結果順位は6号車をトップに4号車、56号車、27号車、60号車、2号車、5号車、65号車とここまでがQ2へ進出した。

予選Q2 福住仁嶺が通算4度目のポール獲得

GT500クラス予選2位はMOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)

GT500クラス予選3位はAstemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)

 GT500クラスの予選Q2は午後4時31分にコースオープン。牧野任祐のドクターストップでQ2に出走できない100号車STANLEY NSX-GTを除く7台がポールポジションをかけて戦った。

 まずは伊沢拓也(Modulo NSX-GT)が残り7分30秒を切ったところでコースイン。これを合図に残り6台も続々とピットを離れ、残り5分30秒で大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)がコースインしたことで全車が走行を開始した。

 まずはロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)が1分46秒422。大湯は1分46秒577、伊沢は1分47秒212といずれもクインタレッリには及ばなかったが、その直後にアタックしていた福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分46秒385を叩き出し、一気にトップへ躍り出た。

 この結果、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が第5戦のポールポジションを獲得、2番手の23号車MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)とは僅か0.037秒差だ。

 そして3番手タイムを記録した大湯が走路外走行でタイム抹消となったため、3番手には松下が1分46秒659を記録した17号車Astemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)が入った。

 佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)もまた大湯同様に走路外走行を取られたため、セカンドタイムの順位で24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)が6番手、8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹)は7番手となっている。

 またスープラ勢で唯一Q2進出を果たした立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)は渾身のアタックで1分47秒253。最後の鈴鹿サーキットのレースを5番手からスタートすることになった。

 16号車のポール獲得は今季初。福住のポール獲得は通算4回目だ。

GT300クラス予選2位はK-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)

GT300クラス予選3位はグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 GT300クラスの予選Q2は午後4時13分にコースオープン。まずは松浦孝亮(Bamboo AirwaysランボルギーニGT3)がウォームアップ1周から1分58秒697をマークしてトップに。篠原拓朗(LEON PYRAMID AMG)が1分59秒673で2番手につける。

 しかし山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)がこれを1秒以上上回る驚きのタイムを叩き出し、1分57秒608でトップに躍り出る。片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)も1分58秒652と松浦を上回った。高木真一(K-tunes RC F GT3)は1分58秒133と山内に次ぐタイムをマークした。

 さらにイゴール・オオムラ・フラガ(ANEST IWATA Racing RC F GT3)も終了直前に1分58秒834をマークして4番手に食い込んできた。

 この結果GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がポールポジションを獲得。96号車K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)が2番手、が96号車、3番手が4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)となった。

 そしてポイントリーダーの7号車Studie BMW M4(荒聖治/ブルーノ・スペングラー)は14番手から明日の決勝に臨むこととなった。

 第5戦決勝は27日の午後2時45分より77周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第5戦鈴鹿ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
116福住 仁嶺ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS321'46.385--196.505
223ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI501'46.422 0.037 0.037196.437
317松下 信治Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS421'46.659 0.274 0.237196.000
464伊沢 拓也Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL321'47.212 0.827 0.553194.989
538立川 祐路ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS261'47.253 0.868 0.041194.915
6*24佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH101'54.094 7.709 6.841183.228
7*8大湯 都史樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'59.35212.967 5.258175.156
8100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS54d.n.s---

■GT300クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
161山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL331'57.608--177.753
296高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL61'58.133 0.525 0.525176.963
34片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH91'58.652 1.044 0.519176.189
487松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH121'58.697 1.089 0.045176.122
550イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'58.834 1.226 0.137175.919
660河野 駿佑Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL211'58.934 1.326 0.100175.771
788小暮 卓史JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH241'59.132 1.524 0.198175.479
827岩澤 優吾Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH241'59.292 1.684 0.160175.244
956ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1001'59.421 1.813 0.129175.055
10*6ロベルト・メルヒ・ムンタンDOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH451'59.613 2.005 0.192174.774
1165篠原 拓朗LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS721'59.673 2.065 0.060174.686
125松井 孝允マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'59.784 2.176 0.111174.524
137ブルーノ・スペングラーStudie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1001'59.861 2.253 0.077174.412
14*2平良 響muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS901'59.893 2.285 0.032174.365
159リアン・ジャトンPACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH2'01.508 3.900 1.615172.048
1618小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH60d.n.s---
  • CarNo. 8, 24, 2, 6は、SpR.29-7.(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。

SUPER GT

第5戦鈴鹿ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
18野尻 智紀ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'46.399--196.479
224平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH101'46.399 0.000 0.000196.479
323松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI501'46.509 0.110 0.110196.276
464太田 格之進Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL321'47.009 0.610 0.500195.359
516大津 弘樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS321'47.017 0.618 0.008195.345
617塚越 広大Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS421'47.176 0.777 0.159195.055
738石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS261'47.176 0.777 0.000195.055
8100山本 尚貴STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS541'47.277 0.878 0.101194.871
---- 以上Q2進出 ----
91平峰 一貴MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS361'47.666 1.267 0.389194.167
103千代 勝正Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI981'47.780 1.381 0.114193.962
1114大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS421'47.831 1.432 0.051193.870
1239関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS161'47.839 1.440 0.008193.856
1319国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH441'47.840 1.441 0.001193.854
1437ジュリアーノ・アレジDeloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS161'48.114 1.715 0.274193.363
1536宮田 莉朋au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS881'48.274 1.875 0.160193.077

■GT300クラス(Aグループ)

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL331'58.975--175.711
287坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH121'59.020 0.045 0.045175.644
39阪口 良平PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'59.052 0.077 0.032175.597
418小出 峻UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH601'59.248 0.273 0.196175.309
550古谷 悠河ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'59.437 0.462 0.189175.031
688元嶋 佑弥JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH241'59.575 0.600 0.138174.829
77荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1001'59.662 0.687 0.087174.702
896新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL62'00.094 1.119 0.432174.074
---- 以上Q2進出 ----
910安田 裕信PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL392'00.308 1.333 0.214173.764
1020清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL32'00.308 1.333 0.000173.764
1152吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS902'00.412 1.437 0.104173.614
12360大滝 拓也RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH2'00.471 1.496 0.059173.529
1311石川 京侍GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL782'01.122 2.147 0.651172.596

■GT300クラス(Bグループ)

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
16片山 義章DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH451'58.982--175.701
24谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH91'59.029 0.047 0.047175.631
356名取 鉄平リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1001'59.379 0.397 0.350175.116
427伊東 黎明Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH241'59.548 0.566 0.169174.869
560吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL211'59.602 0.620 0.054174.790
6*2堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS901'59.756 0.774 0.154174.565
75冨林 勇佑マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'59.928 0.946 0.172174.315
865蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS722'00.118 1.136 0.190174.039
---- 以上Q2進出 ----
930織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH62'00.230 1.248 0.112173.877
10*31嵯峨 宏紀apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS272'01.700 2.718 1.470171.776
1122和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH2'01.949 2.967 0.249171.426
1248井田 太陽植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2'03.265 4.283 1.316169.596
  • CarNo. 2, 20, 31は、SpR.29-7(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式練習 GT500クラスは16号車ARTA MUGEN NSX-GTがトップタイム

公式練習:GT500クラストップタイムはARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)

公式練習:GT300クラストップタイムはSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 2003オートバックス スーパーGT第5戦「鈴鹿GT450kmレース」の公式練習が8月26日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)がトップタイムを記録した。

 2023シーズンもいよいよ後半戦へ突入。チャンピオン争いはいよいよ熾烈になってきた。ところが今大会からGT300クラスは25号車HOPPY Schatz GR Supra GT (菅波冬悟/野中誠太)と244号車HACHI-ICHI GR Supra GT(佐藤公哉/三宅淳詞)がエントリーリストから姿を消している。これは第4戦富士での炎上事故を受けてのもの。いずれの車両も修復不能なほどに深刻なダメージを受けており、25号車の活動再開の目処は立っておらず、244号車は先日スーパーGTからの撤退をチームは表明している。

 また100号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)も、先週おこなわれたスーパーフォーミュラ第7戦決勝で発生したアクシデント影響から牧野任祐が公式予選日の走行を禁じられるという事態に陥っている。これは事故当日の医師の診断結果とSGTの脳震盪プロトコルを踏まえてチームが決定したもので、今日の公式練習と公式予選には山本尚貴のみが参加することとなった。

 そうした中、公式練習は前に行われたFIA-F4の公式予選でA組、B組の両方で赤旗中断があった影響から、公式練習は当初予定より5分遅れの午前9時20分より混走85分、専有走行は各クラス10分間で行われた。この日の天候は晴れ。路面はドライだ。

 まずは松下信治(Astemo NSX-GT)が4周目に1分49秒431、5周目には1分49秒388までタイムを縮めてトップに立ち、一旦ピットへ。これと入れ替わるように中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が5周目に1分48秒392を記録して17号車を上回る。佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)も5周目に1分48秒411で2番手につける。コースに復帰した松下も10周目に1分48秒687を記録して3番手。

 開始から30分あまりが経過したところで福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が11周目に1分48秒271を記録してトップに浮上する。続いて野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)も8周目に1分48秒601を記録し、17号車を上回って4位に上がってきた。

 開始から45分が経過したところで24号車の佐々木が1分48秒332を13周目に記録して再び2番手に。その後は大きな順位変動はなく、各車ピットイン、アウトを繰り返しながら粛々と決勝に向けた調整とデータ収集を行なって混走は終了した。 

 午前10時55分より行われた専有走行では、トップ3に変動はなかったものの、17塚越が1分48秒488までタイムを縮めて4番手。23クインタレッリも1分48秒609で6番手に上がってきた。

 ポイントリーダーの3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は8番手、山本一人の走行となった100号車は10番手だ。

 また、この専有走行が行われた際、1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)がスプーンカーブで自らコースを外れてストップしており、このあとの予選への影響が懸念される。

 一方、GT300クラスは61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が9周目に1分58秒796を記録してトップ、50号車ANEST IWATA Racing RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/古谷悠河/小山美姫)が4周目に1分59秒680を記録して2番手につける。3番手は14周目に1分59秒797を記録した27号車Yogibo NSX GT3(岩澤優吾/伊東黎明)だ。混走はこの順位のままで終了した。

 午前10時45分から10分間で行われた専有走行でも目立ったタイム変動はないまま走行は終了。トップは61号車、2番手50号車、3番手27番手という結果となった。

 ポイントリーダーの7号車Studie BMW M4(荒聖治/ブルーノ・スペングラー)は100kgのサクセスウェイトに苦しんだか、ベストタイム2分01秒190の19番手と苦しい滑り出しとなっている。

 第5戦の公式予選はこのあと午後3時10分よりノックアウト方式で行われる。

公式練習:GT500クラス2位はリアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)

公式練習:GT500クラス3位はDENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)

公式練習:GT300クラス2位はANEST IWATA Racing RC F GT3(イゴール・オオムラ・フラガ/古谷悠河/小山美姫)

公式練習:GT300クラス3位はYogibo NSX GT3(岩澤優吾/伊東黎明)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第5戦鈴鹿公式練習結果

■GT500クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
116福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS321'48.271--193.082
224佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH101'48.332 0.061 0.061192.973
339関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS161'48.392 0.121 0.060192.867
417塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS421'48.488 0.217 0.096192.696
58野尻 智紀
大湯 都史樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS221'48.601 0.330 0.113192.495
623松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI501'48.609 0.338 0.008192.481
719国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH441'48.772 0.501 0.163192.193
83千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI981'48.818 0.547 0.046192.112
914大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS421'48.839 0.568 0.021192.075
10100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS541'48.843 0.572 0.004192.067
111平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS361'48.897 0.626 0.054191.972
1264伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL321'48.913 0.642 0.016191.944
1338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS261'48.972 0.701 0.059191.840
1436坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS881'48.998 0.727 0.026191.794
1537笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS161'49.049 0.778 0.051191.705

■GT300クラス

SUZUKA GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/26) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL331'58.796--175.976
250イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
小山 美姫
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'59.680 0.884 0.884174.676
327岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH241'59.797 1.001 0.117174.505
496新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL61'59.902 1.106 0.105174.352
518小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH602'00.035 1.239 0.133174.159
631嵯峨 宏紀
小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS272'00.123 1.327 0.088174.032
765蒲生 尚弥
篠原 拓朗
黒澤 治樹
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS722'00.296 1.500 0.173173.781
82堤 優威
平良 響
加藤 寛規
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS902'00.338 1.542 0.042173.721
987松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH122'00.493 1.697 0.155173.497
106片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
神 晴也
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH452'00.514 1.718 0.021173.467
1160吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL212'00.555 1.759 0.041173.408
124谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH92'00.567 1.771 0.012173.391
139阪口 良平
リアン・ジャトン
川端 伸太朗
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH2'00.653 1.857 0.086173.267
1410安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL392'00.664 1.868 0.011173.251
1588小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH242'00.826 2.030 0.162173.019
1656ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1002'00.924 2.128 0.098172.879
1752吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS902'00.924 2.128 0.000172.879
1830永井 宏明
織戸 学
上村 優太
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH62'01.122 2.326 0.198172.596
197荒 聖治
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1002'01.190 2.394 0.068172.499
2020平中 克幸
清水 英志郎
山田 真之亮
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL32'01.432 2.636 0.242172.156
21360青木 孝行
田中 篤
大滝 拓也
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH2'01.472 2.676 0.040172.099
2211富田 竜一郎
石川 京侍
塩津 佑介
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL782'02.142 3.346 0.670171.155
235冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH2'02.968 4.172 0.826170.005
2448井田 太陽
眞田 拓海
甲野 将哉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH2'03.492 4.696 0.524169.284
2522和田 久
城内 政樹
加納 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH2'04.023 5.227 0.531168.559

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦岡山決勝ドライバーコメント 優勝・田中風輝「ゴールしてから優勝を知った」

優勝 田中風輝(M2 engineering KK-SII)

優勝した田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 「3番手からスタートしてうまく2位に上がりましたが、トップと離れてしまったので、優勝は無理だと思いました。トップの人がペナルティーで1位になったので結果としては、よかったのかと思います。ゴールしてから優勝を知りました。次もトップになる勢いで頑張ります」

2位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「予選ではオーバー気味にセットを振って、決勝は暖かくなるのでセットを変えました。それがはまらなくてコンマ5くらいはタイムが落ちました。悔しいです。田中君は勢いがあるので上がってくると思っていました。バトルしても仕方ないので譲って、自分のペースで走りました」

3位 三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

決勝3位の三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

 「初レースだったのでいろんなことが不安でした。スタートもいけるかなと思いましたが、ホイールスピンしまくって普通に失敗しました。出遅れましたが、集団のなかに溶け込めて、細かいミスは多いですが大きなミスもななかったです。ペナルティーで3番手に上がれましたがそんなにうれしくないです。16歳です。カートのレースには出ていなくてシミュレーターをしていました。シミュレーターの大会ではラリークロスでワールドレコードを更新しました」

4位 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「グリッドでブレーキを離して待とうと思ったらそのまま流れてしまいました。クルマも僕自身もコースには合っていました。夏の路面とラバーが乗った感じは大丈夫です。あしたは3番手スタートなので集中していきます」

5位 髙口大将(レヴレーシングKK-SII)

 「1台を抜く時間を短くしようと思って臨んでいました。スタートもポジションキープできたのでよかったです。5台くらいは抜いていますが、1周かかったということもなく、自信を持って乗れていたので、ずばずば行けていました。あしたは2番スタートですが、ユーズドタイヤなので、スタートを無難に決めて、序盤でスピードを作って後半耐えきれるかの勝負になると思います」

6位 板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)

 「5位で走っていたら髙口君が来たので、抜かれても6位だなと思いました。あそこでやりあわずに普通に行かせました。後ろはそこから離れていきました。あしたはポールですが、ペースが違うので死守はできませんが、できるだけ前でゴールできるように頑張ります」

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦岡山決勝 田中風輝が鈴鹿に続いて2連勝 2位には元山泰成が、3位には初参戦のシムレーサー三浦柚貴が入る

優勝は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿・岡山シリーズは19日、岡山国際サーキットで決勝を行い、12周を回って田中風輝(M2 engineering KK-SII)が優勝した。

 決勝は太陽が高く昇り雲が掃けた酷暑のなか、午前11時35分にフォーメーションラップが始まった。

決勝がスタートした

 ポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)は蹴り出しは鈍かったものの1コーナーまでに予選2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)を抑えてトップを堅守。2位は元山、3位には予選順位どおりに田中風輝(M2 engineering KK-SII)が続く。4位には予選5位から三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)が、6位には予選6位から小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が、6位には予選7位から板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)が続く。

 トップ白崎が2周目に入ったとき、なんと白崎にジャンプスタートで10秒のタイムペナルティーが科された。スタート前のレッドシグナル中にマシンが動いたのが原因だ。ピットから掲示された10秒のボードを見た白崎は、自覚があったとのことで、このペナルティーを知ることなる。

 ここから白崎は2位以下を突き放しにかかる。4周目にはその差を3秒2まで広げた。5周目には、3位を走る田中がヘアピンで2位の元山を捉え2位に浮上。元山も田中とのスピード差があり無理をせずに3位に順位を落とす。

 5周目には前を走る小川を捉えた板倉が5位に浮上。しかし、8周目には予選12位から猛然と追い上げて来た髙口大将(FTK・レヴレーシングガレージ)が、板倉の背後に迫る。第6戦が6位までのリバースグリッドとなるため、板倉は無理をせず、髙口を前に出し6位に順位を戻す。

 レースはこのまま12周を走って終了。トップでゴールをしたのは白崎だったが10秒ペナルティーだったため4位まで後退。今シーズンからジャンプスタートがドライビングスルーペナルティーからタイムペナルティー10秒になったことにすくわれた。

 優勝は2位に入った田中で鈴鹿に続き連勝。2位には3位でゴールした元山が入った。

 3位に入った三浦はシミュレーター出身の16歳。デビューレースで表彰台に登った。

 4位には白崎、5位には髙口、6位には板倉が入った。

 第6戦は明日20日、午前8時45分より12周で行われる。6位までのリバースグリッドのため板倉がポールからスタートすることとなる。序盤から順位の入れ替わる白熱したレースになりそうだ。

決勝2位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

決勝3位は三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

決勝4位は白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

決勝5位は髙口大将(レヴレーシングKK-SII)

決勝6位は板倉慎哉(AMORE TOKYO Fレーシング)

優勝した田中風輝(M2 engineering KK-SII)

表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦岡山決勝結果

Fanatec GT World Challenge Asia -RIJ- (2023/08/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
12田中 風輝M2 engineering KK-SII
MYST KK-S2
1219'53.469--
21元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1219'57.021 3.552 3.552
36三浦 柚貴LAPSレヴレーシング
MYST KK-S2
1219'57.327 3.858 0.306
4*91白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1219'57.995 4.526 0.668
57髙口 大将レヴレーシングKK-SII
MYST KK-S2
1220'01.356 7.887 3.361
655板倉 慎哉AMORE TOKYO Fレーシング
MYST KK-S2
1220'02.563 9.094 1.207
756堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
1220'03.56310.094 1.000
823宇高 希テイクファーストSAKURA
TOKYO R&D RD10V
1220'04.35410.885 0.791
912小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
1220'05.41011.941 1.056
100池野 雄人LAPS
MYST KK-S2
1220'05.82612.357 0.416
1117百瀬 翔Rn-sports制動屋&KMR
MYST KK-S2
1220'06.08112.612 0.255
1257吉田 宣弘EXTREEME☆MYST☆KK-SII
MYST KK-S2
1220'07.68714.218 1.606
1381妹尾 俊郎SSEC☆KRS☆10V
TOKYO R&D RD10V
1220'09.48816.019 1.801
1447山根 一人HKR TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1220'11.39217.923 1.904
1522中川 賢太ギディアップKKS2セキグチ
MYST KK-S2
1220'11.78418.315 0.392
1615梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-SII
MYST KK-S2
1220'17.91024.441 6.126
1721太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1220'18.51925.050 0.609
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laos)完走 ----
-11村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
0 -12Laps12Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 91 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース) 1'38.237 (11/12) 135.700 km/h
  • CarNo. 91は、2023 OKAYAMAチャレンジカップレース特別規則第9章第31条3.⑥(反則スタート)により、決勝結果に10秒を加算する。

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦岡山公式予選ドライバーコメント PP・白崎稜「タイム差が縮まっている」

ポールポジション 白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

ポールポジションの白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 「タイム差が縮まってるんでなんとかしないといけないです。後ろでスリップにつかれていましたが、見ずに集中してタイムを出せればいいかなと思っていました。昨日、おとといと雨だったのでドライのテストがあんまりできていないんです。決勝は、情報が少ないなかで決勝を戦っていくのでなんとかしないと。駆け引きで離せたらいいですね」

2位 元山泰成(ECOTEH WORKS)

予選2位の元山泰成(ECOTEH WORKS)

 「イン側スタートなので、僕的にはいいかなと思います。クルマはリアが出てたので、それが抑えられていたら、もっとタイムはいけるかなという余裕はありました。前回はスタートをミスして、それが痛かったので今回は落ち着いて、スタートをし、あしたもレースがあるので、クルマを壊さないようにゴールしたいです」

3位 田中風輝(M2 engineering KK-SII)

予選3位の田中風輝(M2 engineering KK-SII)

 「木金の練習はドライで走ることができなくて、予選はぶっつけでドライだったので、正直タイムが出るかどうかわかりませんでした。3位以内なので優勝は狙えると思います。自分の出せる全力で戦います。スタートを決めて前に出られれば接戦になると思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦岡山公式予選 白崎稜がポールポジション、2位に元山泰成が、3位に田中風輝がつける

ポールポジションは白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)

 スーパーFJ鈴鹿・岡山シリーズ第5戦は19日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時より行われた。岡山県には熱中症警戒アラートが発表されているが、早朝より雲が広がったためこの時期にしては比較的過ごしやすい。18台が参加してセッションがスタートした。

 予選は15分間で行われる予定だったが、開始早々5分を経過したあたりで、3周目を走行していた初参戦の堂園鷲(Kデンタルオフィス☆ミスト)がアトウッドのコース上で停止したため、マシン排除のため赤旗が提示された。

 予選は8時11分より7分間で再開された。6周目には白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)が1分38秒567でトップに立ち、2位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が38秒590で、3位には元山泰成(ECOTEH WORKS)が38秒790で3位につける。

 7周目には元山が1分38秒418をたたき出し、一気にトップに浮上。白崎は38秒438までタイムアップしたものの2位に後退した。

 8周目には1分38秒298までタイムを縮めた白崎がトップを奪い返す。元山はタイムを更新できず、2位に後退した。3位にはここまで後方に沈んでいた田中風輝(M2 engineering KK-SII)がタイムアップして滑り込んで来た。

 予選はこのまま終了。ポールポジションは白崎、2位に元山、3位に田中が入った。4位には村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)が、初参戦の三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)が健闘して5位に入り、6位には小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)が続いた。

 決勝レースは午前11時35分より12周で行われる。

予選2位は元山泰成(ECOTEH WORKS)

予選3位は田中風輝(M2 engineering KK-SII)

予選4位は村田悠磨(Rn-sports制動屋Vierueka)

予選5位は三浦柚貴(LAPSレヴレーシング)

予選6位は小川涼介(HIROTEX M2 KK-SII)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

S-FJ鈴鹿・岡山

第5戦岡山公式予選結果

Fanatec GT World Challenge Asia -RIJ- (2023/08/19) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
191白崎 稜TAKE FIRSTスタッフリソース
MYST KK-S2
1'38.298--135.616
21元山 泰成ECOTEH WORKS
MYST KK-S2
1'38.418 0.120 0.120135.451
32田中 風輝M2 engineering KK-SII
MYST KK-S2
1'38.429 0.131 0.011135.436
411村田 悠磨Rn-sports制動屋Vierueka
MYST KK-S2
1'38.590 0.292 0.161135.215
56三浦 柚貴LAPSレヴレーシング
MYST KK-S2
1'38.727 0.429 0.137135.027
612小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
1'38.780 0.482 0.053134.954
755板倉 慎哉AMORE TOKYO Fレーシング
MYST KK-S2
1'38.940 0.642 0.160134.736
817百瀬 翔Rn-sports制動屋&KMR
MYST KK-S2
1'39.098 0.800 0.158134.521
923宇高 希テイクファーストSAKURA
TOKYO R&D RD10V
1'39.176 0.878 0.078134.416
100池野 雄人LAPS
MYST KK-S2
1'39.240 0.942 0.064134.329
1157吉田 宣弘EXTREEME☆MYST☆KK-SII
MYST KK-S2
1'39.288 0.990 0.048134.264
127髙口 大将レヴレーシングKK-SII
MYST KK-S2
1'39.362 1.064 0.074134.164
1381妹尾 俊郎SSEC☆KRS☆10V
TOKYO R&D RD10V
1'39.414 1.116 0.052134.094
1447山根 一人HKR TK-Sport MYST
MYST KK-S2
1'39.689 1.391 0.275133.724
1522中川 賢太ギディアップKKS2セキグチ
MYST KK-S2
1'39.917 1.619 0.228133.419
1615梅本 幸汰Rn-sports制動屋KK-SII
MYST KK-S2
1'40.588 2.290 0.671132.529
1721太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1'40.607 2.309 0.019132.504
1856堂園 鷲Kデンタルオフィス☆ミスト
MYST KK-S2
1'40.840 2.542 0.233132.198
---- 以上基準タイム(130% - 2'07.897)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝上位3人のコメント 小林利徠斗「何回抜かれても焦ることなく、自分に自信を持って走れたことが大きかった」

第5戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「すごく大変でした(笑)結構熱くはやりましたけど、ギリギリの1ラインを残すとか、スレスレのバトルをしながらでも一番クリーンに速く走るとか、そういうところを心がけて最後まで走ることができました。そういうところは良かったと思うし、何回抜かれても焦ることなく、自分に自信を持って走れたことが大きかったですね」

 「スリップストリームを使って抜かれたってことは、自分にも抜くチャンスがあるってことなので、何度も気持ちを切り替えて最善を尽くすことができました」

 「(中盤の中村選手とのバトルについて)毎周このラインとこの飛び込み方で行ったらどうだ、というのを変えながら走っていました。クルマの限界もあるので、一瞬でも無理すると飛んでっちゃいますから、自分の中の引き出しを一つ一つ冷静に試すことができました。かなりギリギリでしたが、僕があの中で一番速いだろうという自信はありますが、他人のペースがどうかというのはわからないので、なるべく早めに仕掛けたいとは思っていました」

 「明日はタイヤがさらに減っていくでしょうし、僕が勝ったことで相手も対策を練ってくるでしょうから、より厳しい戦いになるだろうと思います。でもあくまでも僕のやることは予選をわざわざ単独で走ったことも含めて、自分の走りに集中することかなと思っているので、それを信じて頑張りたいと思います」

第5戦決勝2位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「最後まで仕掛けられそうになかったです。スリップを使ってなんとか離されずには行けましたが、小林選手は最終コーナー出口のトラクションやセクター3が速かったので、チャンスはありませんでした」

 「2位にはなりましたが、クルマは明日に向けていい方向になったので、次のレースもポールからスタートできますし、優勝目指して頑張ります」

 「スタート直後は確かにロックさせてしまいましたが、すぐに切り替えて走ることができました。(そこから先の小林選手とのトップ争いは)バトルでは負けたくないんで、ちょっと強引かと思いましたが、行きました。小林選手も中村選手もクリーンな選手なので、お互いを尊重しながら戦えました」

第5戦決勝3位 中村仁(TGR-DC Racing School)

「序盤から中盤まで勝てるかな?と思いつつ、ペースが足りなかったので『早く終われ』と思いながら走っていました。でもやっぱりちょっと厳しかったですね」

 「調子は悪くないんですけど、単独のペースになると(ライバルに)負けちゃってるところがあるんで、ストレートで追いつかれて、並びかけられて、っていう繰り返しになりました。バトルはすごく自信があったんですけど、その自信にペースが追いついてなくて厳しかったです。決勝ペースが良くないのは分かっていたので、スタートで前に出て、後ろでガチャガチャやらせている間に逃げ切ろう、という作戦でしたが、あまりうまく行きませんでした」

 「このレースは激しかったので、明日はもう少しクレバーなレースをしたいです。そうすれば後半にチャンスは生まれてくると思うので。前半のチャンスじゃなくて後半のチャンスを取りに行きたいです」

Text:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝 息詰まる接戦を制し、小林利徠斗が今季2勝目を挙げる

優勝は小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第5戦の決勝が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が激しいバトルの末、今季2勝目をものにした。

(天候:晴れ コース:ドライ)

決勝がスタートした

 第5戦決勝は午後2時15分にフォーメーション開始。14周の熱い戦いが始まった。

 ポールポジションの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)は最初の1コーナーでホイールをロックアップさせてしまい、アウトに膨らんだ隙に予選2番手の小林にインに飛び込まれてしまう。しかし野村は一歩も引かず、両者は並走のまま2オーナー、コカコーラコーナーに飛び込んでいく。結局野村は100Rで小林を押さえ込んでトップを死守。続くヘアピンでは予選4番手の中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が小林のインをついて2位に浮上してきた。その後方では森山冬星(HFDP RACING TEAM)が三井優介(HFDP RACING TEAM)を捉えて4位に。

 しかしその後方では平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)と三島優輝(BJ Racing F110)の2台がヘアピンで接触、揃ってコースサイドにストップしたため、2周目から早くもセーフティーカーが導入される。

 車両回収ののち、セーフティーカーは3周終わりでピットイン。4周目からレースは再開となる。

 すかさずアウトから野村に並びかけようとする中村、懸命に押さえ込もうとする野村だったが、コカコーラコーナーで中村がトップに浮上する。すかさず小林も野村を攻略し、2位に。すぐさまスリップストリームを使ってトップの中村に攻めかかる小林だったが、中村もインをガッチリ固めて簡単にはポジションを明け渡さない。野村も2台の背後にピッタリついて隙を窺っている。

 レースが動いたのは7周目だった。それまで1コーナーでアウトから並びかけ、クロスラインを取って中村を抜こうとしていた小林が、ここでアウトアウトのラインをとって並走状態に持ち込んできた。そして遂にコカコーラコーナー手前で中村を捉え、トップに浮上した。

 続く100Rで野村も中村を捉えて2位に。すかさずヘアピンで小林のインをついてトップを奪い返した野村だったが、小林もダンロップコーナーで野村を抜き返して再びトップに。後ろからは森山もトップ3台に迫ってきた。

 一時は荒川麟(Dr. Dry F110)の先行をも許して6位まで後退した三井も荒川を抜き返して森山に迫り、9周目には一旦森山の前に出るが、森山もすかさず抜き返し、10周目は森山4位、三井5位で戻ってきた。後ろには荒川に加えて奥住慈英(HELM MOTORSPORTS F110)も接近して一瞬の隙も見せられない状況だ。

 この間にトップ3台は少しずつ4位以下を引き離し始めるが、それでも11周を消化してなお小林のリードは0秒682に留まる。野村と中村の差も0秒779と何があってもおかしくない状況だ。

 そして13周目。ダンロップコーナーの進入で森山が僅かに姿勢を乱したのを見逃さず、三井が4位を奪い返した。

 結局トップの小林利徠斗は僅差ながらも後続に付け入る隙を与えず、そのままトップで14周を走り切り、開幕戦富士以来の今季2勝目をものにした。2位は野村勇斗、3位は中村仁だった。

 第6戦決勝は明日の朝8時より、同じく14周で行われる。

決勝2位は野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

決勝3位は中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝結果

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'40.100--
26野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'40.665 0.565 0.565
335中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'40.961 0.861 0.296
45三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'45.244 5.144 4.283
57森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'46.234 6.134 0.990
661奥住 慈英HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'47.055 6.955 0.821
788荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1427'47.956 7.856 0.901
845大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1427'48.615 8.515 0.659
962佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'48.867 8.767 0.252
1081卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'49.424 9.324 0.557
1138奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'49.643 9.543 0.219
1222藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1427'51.75311.653 2.110
1377小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1427'52.49512.395 0.742
1415渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'53.74313.643 1.248
1512洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1427'54.07713.977 0.334
1680野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1427'54.96014.860 0.883
1749居附 明利RSイディアイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1427'55.57215.472 0.612
1816西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1427'56.69716.597 1.125
1987下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1428'02.56022.460 5.863
2014田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1428'03.04022.940 0.480
2146徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1428'03.25723.157 0.217
2234清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1428'03.61323.513 0.356
2341井本 大雅ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1428'04.46324.363 0.850
2428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1428'04.47924.379 0.016
2544IC1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1428'05.05424.954 0.575
262IC2仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1428'08.55628.456 3.502
2796IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1428'11.51831.418 2.962
2813IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1428'16.35636.256 4.838
2910IC5植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1428'17.54637.446 1.190
3055IC6KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1428'19.60239.502 2.056
3197IC7坂 裕之のりものクラブBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1428'23.49943.399 3.897
3278小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1428'26.55646.456 3.057
3321IC8小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1428'36.58256.48210.026
348半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1428'38.11258.012 1.530
3518IC9塚本 法生フィールドAKILAND F110
AKILAND RACING
1428'40.7141'00.614 2.602
3671IC10大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1428'40.9031'00.803 0.189
3723IC11YUGOS2R Racing
N-SPEED
1428'56.5331'16.43315.630
3811IC12中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1428'59.1161'19.016 2.583
3926IC13山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1224'39.9622Laps2Laps
4086IC14大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1225'17.6342Laps37.672
---- 以上規定周回数(90% - 12 Lpas)完走 ----
-63IC-鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1021'54.9264Laps2Laps
-*37佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
919'38.6845Laps1Lap
-48堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
721'57.8987Laps2Laps
-31平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
0-14Laps7Laps
-98三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
0-14Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 12 洞地遼⼤(HIROTEX AKILAND F110) 1'46.901 (10/14) 153.664 km/h
  • CarNo. 37は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦、第6戦富士予選上位3人のコメント 野村勇斗「決勝がどうなるかわからないが、全力で戦い、優勝を狙っていく」

第5戦、第6戦ポールポジション 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「新品の時のタイヤの感触は練習から良かったので、ミスしないことを意識して走りました。残り10分を切ったあたりで赤旗になってしまい、それまでタイムを出していなかった僕は緊張しましたが、再開後はうまく1周をまとめられて良かったです」

 「これからアタックしようと思って最終コーナーを立ち上がったところで赤旗が出たので、タイヤの心配はありませんでした。ここのサーキットはスリップが効きやすいので、位置取りを意識しながら走りましたが、まだタイムを詰められたと思います」

「午後の決勝はコンディションも違うので、どうなるかわかりませんが、全力で戦い、優勝を狙って頑張ります」

第5戦、第6戦予選2位 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「開幕戦と同様に、単走でタイムを出せるように頑張りたいと思って、一番前から出て走りました。富士はみんなスリップストリームを使いたがりますが、それじゃ予選で前に行けるだけです。決勝まで見据えれば単走でしっかりタイムを出す必要があるし、それができることを見せることも重要だと思います」

 「自分でミスすることなくやり切れた結果の2位なので。1位はスリップを使っているはずですし、決勝に向けていい準備ができているので、決勝は自信を持って走りたいと思います」

 「(予選後半は)アタックはしていたんですが、走ってる感覚以上にタイヤの落ちが大きかったので、チェッカーが出る前にピットに戻りました」

第5戦、第6戦予選3位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「昨日からあまり調子良くなかったので、今の自分が出せる力を出して、最大限の順位に持っていこうと思っていました。コースインしたらクリアを取ることができ、後ろは渋滞していたので、その間に単独で逃げ切ろうという選択をして周回を重ねました。赤旗のタイミングでも運よく46秒4が出て、その後も単独でラップを重ねて46秒4、5で終わりました。野村はスリップを使ってタイムを出しているので、決勝のペースでは負けていないと思うし、ここではスリップが効くので」

 「チームで1-2取れて2番手というのは悪くないと思います。決勝は3番手スタートなので、2年目の意地を見せたいなと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦、第6戦富士公式予選 野村勇斗が自身初のポールポジションを獲得

第5戦、第6戦ともポールポジションの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)

 2023FIA-F4選手権シリーズ第5戦、第6戦の公式予選が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ベストタイム、セカンドタイム共にトップの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が自身初のポールポジションを2戦連続で獲得した。

 公式予選は午前7時50分よりA、B2組に分かれて各20分間で行われた。天候は晴れ、コースはドライだ。各社コースオープンと同時にコースに飛び出し、周回を重ねながら徐々にタイムを上げていく。

 A組の走行では、まず三井優介(HFDP RACING TEAM)が3周目に1分48秒004を記録してトップに。野澤勇翔(OTG DL F4 CHALLENG)が1分48秒183で2番手につける。

 三井は4周目に1分46秒814までタイムアップ。続いて佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)が1分47秒166で2番手、居附明利(RSイディアイーグルスポーツ)が1分47秒781で3番手だ。

 しかし開始から間も無く10分が経過しようというところ、タイヤが温まってこれからというタイミングで赤旗が出され、セッションは中断となる。コカコーラコーナーで大阪八郎(Dr. Dry F110)が他車との接触によりストップしてしまったためだ。

 A組の予選は車両回収ののち午前8時6分に残り時間9分として再開された。一斉にコースに飛び出していくドライバーたち。

トップの三井は前を走るクルマのスリップをうまく使ってアタックを試みるが、ここでのタイムは1分46秒570とセカンドベストの更新にとどまる。この間に荒川麟(Dr. Dry F110)が1分46秒891で2番手に上がってきた。3番手は佐野だ。

 そしてここで野村が1分46秒412を走行再開3周目に記録してトップに浮上、三井は2番手に後退する。この時点で残り時間は2分を切った。三井は走行再開後はなかなかタイムを更新することができない。3番手には佐藤樹(HELM MOTORSPORTS F110)が1分46秒657で浮上してきた。

 更に野村は次の周で1分46秒174までタイムを縮める。これによりセカンドベストでもトップに立った。

 ここでチェッカー。その結果A組のトップは野村、2番手は三井、3番手は佐藤となった。

 A組の予選では赤旗中断があったものの、当初予定されていた10分のインターバルを5分に繰り上げることにより、B組の走行は予定通り午前8時20分にコースオープンとなった。ホンダ勢同士のトップ争いとなったA組とは対照的に、B組はトヨタ勢が熾烈なタイムアタック合戦を展開する。

 まずは中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2周目に1分47秒799でトップに。小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)は1分48秒096で2番手につけるが、3周目に1分47秒195を記録し、ここでトップに浮上する。続いて森山冬星が(HFDP RACING TEAM)1分47秒305で2番手、奥住慈英(HELM MOTORSPORTS F110)が1分47秒376で3番手につけ、中村は一時4番手に後退する。

 更に小林は4周目に1分46秒572までタイムを縮める。中村も4周目に1分46秒694を記録して再び2番手に上がってきた。中村は5周目に1分46秒527までタイムを縮めてトップに浮上、一方の小林は1分46秒631にとどまるが、セカンドベストでは依然トップだ。

 そして6周目。小林は1分46秒356を叩き出して再びトップに。なおも次の周にセクター1で自己ベストを更新してアタックを続ける小林だったが、セクター2、3が伸びずタイムは1分46秒482とセカンドベストの更新にとどまる。

 この時点で残り時間はまだ7分近く残っていたが、上位陣はここでペースダウン。トップの小林は1分46秒台後半のタイムで周回を重ねてチェッカーを待たずにピットに戻ってきた。中村はそのまま走行を続けたが、結局タイムを更新することなくそのままチェッカーを受けた。

 その結果B組はトップが小林、中村が2番手、森山が3番手となった。

 そして総合では野村がベスト、セカンドタイムともに小林を上回ったため、第5戦、第6戦共にポールポジションは野村勇斗、2番手は小林利徠斗、そして三井優介が3番手という結果となった。

 第5戦決勝はこのあと午後2時15分より14周で行われる。

第5戦、第6戦とも予選2位の小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

第5戦、第6戦とも予選3位の三井優介(HFDP RACING TEAM)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士B組公式予選結果

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.356--154.451
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.527 0.171 0.171154.203
37森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.617 0.261 0.090154.073
461奥住 慈英HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.914 0.558 0.297153.645
581卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.102 0.746 0.188153.375
698三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.250 0.894 0.148153.164
734清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1'47.258 0.902 0.008153.152
822藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1'47.316 0.960 0.058153.069
977小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1'47.389 1.033 0.073152.965
1015渡部 智仁Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.449 1.093 0.060152.880
1163IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'47.532 1.176 0.083152.762
1287下野 璃央Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'47.549 1.193 0.017152.738
1344IC2今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
1'47.592 1.236 0.043152.677
1428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1'47.653 1.297 0.061152.590
1548堀尾 風允MOST-HM Racing F4
フジタ薬局レーシング
1'47.891 1.535 0.238152.254
1696IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1'47.922 1.566 0.031152.210
1713IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1'48.313 1.957 0.391151.660
1897IC5坂 裕之のりものクラブBJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'48.402 2.046 0.089151.536
1918IC6塚本 法生フィールドAKILAND F110
AKILAND RACING
1'49.520 3.164 1.118149.989
2011IC7中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1'49.909 3.553 0.389149.458
2123IC8YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'50.909 4.553 1.000148.111
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.150)予選通過 ----
-12洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
no time---
-30IC-DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
d.n.s---

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士A組公式予選結果

FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
16野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.174--154.716
25三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.445 0.271 0.271154.322
362佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.657 0.483 0.212154.015
488荒川 麟Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'46.659 0.485 0.002154.012
545大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1'46.772 0.598 0.113153.849
631平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'46.812 0.638 0.040153.792
737佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'46.989 0.815 0.177153.537
838奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.011 0.837 0.022153.506
980野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1'47.311 1.137 0.300153.077
1049居附 明利RSイディアイーグルスポーツ
イーグルスポーツ
1'47.475 1.301 0.164152.843
1146徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1'47.484 1.310 0.009152.830
1216西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.595 1.421 0.111152.673
1314田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1'47.662 1.488 0.067152.578
142IC1仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1'47.777 1.603 0.115152.415
1541井本 大雅ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'47.825 1.651 0.048152.347
1610IC2植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1'48.023 1.849 0.198152.068
178半田 昌宗SD-STYLE GMB F110
TEAM GMB
1'48.034 1.860 0.011152.052
1855IC3KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1'48.185 2.011 0.151151.840
1926IC4山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'48.748 2.574 0.563151.054
2078小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1'49.033 2.859 0.285150.659
2121IC5小嶋 禎一Classic Car.jp Eagle
イーグルスポーツ
1'49.080 2.906 0.047150.594
2271IC6大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1'49.458 3.284 0.378150.074
2386IC7大阪 八郎Dr. Dry F110
ZAP SPEED
1'49.989 3.815 0.531149.349
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.067)予選通過 ----
-99IC-安井 和明Rn-sports F110
Rn-sports
d.n.s---

S-FJ筑波・富士

第5戦筑波決勝ドライバーコメント 優勝・小村明生「いろいろあったが冷静さを保って」

優勝 52号車・小村明生(Fガレージ ENABLING)

優勝した小村明生(FガレージENABLING)

 「SCはちょっと予想外でしたけれど、冷静に、リスタートも。スタートでちょっとホイールスピンさせちゃったので、その分横に並ばれたというかちょっと前に出られたのですけれど、ポジションキープしながらしっかり前に出て。それ以降は安心して、いつも通りの走行を続ければ勝てると自信を持って走行し続けました。今回予選からバタバタで、ベダルが外れちゃっていたりとか、ストレートで360度回るとかいろいろありましたけれど、そこはしっかり冷静さを保って、優勝を飾れたので、よかったですね」

2位 15号車・武者利仁(ZAP RACorse ED)

 「(スタートはよかった?)スタートはまずまずで、ノーズが先に出たのですが、1コーナーで止まりきれず抜かせませんでした。レースペースは上がらず、ラインを変えたり、ブレーキングポイントを変えたり色々と試しました。マシンは良かったのですが、タイヤのグリップがなかったです。予選で使いきってしまったとその時察しました。(中澤選手からのプレッシャーは感じた?)感じていました。先週もてぎで勝ったというのもあり、小村選手と中澤選手はマークしていました。ペースも中澤選手の方が速いとわかっていましたが、近づくポイントと離れるポイントを見比べて、これは抜かされないなと思い、後ろも気にしながら前に集中していました。(SCランの間は何を考えていた?)残り1周絶対に再スタートするだろうと思ったので、念入りにタイヤを温め、小村選手のスタートに合わせて1コーナー、もしくは最終コーナーで抜かす意識をしていました。(具合悪くなったのはレース後?)レース後ですね、表彰台の事はあまり覚えていません。ですが思い返したら、レース中から少し手足が痺れていたので、レース中にもう(熱中症に)なっていたのかもしれないです。皆様には多大なるご迷惑とご心配をさせてしまったので、以後このようなことがないように今後意識していきます」

3位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)

決勝3位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「前にいなかったのが最大の敗因です。クルマが、出走前に気付かなかったのですけれど、走り始めたら何か壊れていて。まずいな、とは思ったのですけれど、とりあえず最低限完走だけはしようと思って。予選で前にいなかったのがもったいなかったですね。決勝のペースもそんなに悪くなかったのですけれど、前とセットを変えていたのがちょっと筑波に合わなかったです。しょうがないです。ちょっと悔しいですけれど、また来週(SUGO)頑張ります」

4位 3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

決勝4位、マスタークラス優勝の秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

 「前について行こうとしたのですけれど、ちょっと厳しかったです。(調子はどうでした?)予選よりタイヤがけっこう滑って、それでコントロールするので精一杯でした」

5位 86号車・村田将揮(湘工冷熱ZAPSPEED ED)

決勝5位の村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

 「たまたま5位なので(笑)。(苦しいレースだった?)マシンのセットがうまく行ってないのと、立ち上がりからストレートまでが遅くて。ブレーキングとコーナーで多少追いつくけど、立ち上がりでジリジリ離される、みたいなところで。何がいけないのか、ドライビングもそうですし、エンジンとかにも目を向けてみたいというところがあります。(来週すぐにSUGOだが?)どうしようもできないので、とりあえずマシンのセットアップが何とかできたらな、って。後は僕のドライビングですね、そこの2点で、何とかなるか、頑張ります」

リタイア 78号車・小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)

リタイアとなった小田部憲幸(いえらいふZAP 10V ED)

 「(体は大丈夫?)まったく問題ないです。(アクシデントの状況は?)最終コーナー入って、内藤さんがインに寄って私がアウトいっぱいに出ていたので。並んで、ちょっと内藤さんの方が半車身ぐらい前で、ホームストレート帰ってきて、私はまっすぐだったのですけれど、相手の左リヤと私の右フロントが当って、そのまま乗り上げちゃって、右の足回りが壊れて制御不能になって、壁に優しく突っ込んだ、って感じです。何にもやりようがなかったです。内藤さんの怪我が心配ですけれど。あそこで進路引けばよかったですかね? まっすぐ立ち上がって幅寄せしたわけでもないので、あれはレーシングインシデントですね。また切り替えて9月頑張ります」

リタイア 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

リタイアした内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「(手首の怪我は大丈夫?)ちょっと剥離骨折したかもみたいな感じですけれど大丈夫で、他はピンピンしています。(アクシデントの状況は?)最終コーナーで並んで二人で入って行って、並んで外へ(はらんで)出ていったので、アウト側通れるスペースは残したつもりだったのですけど、十分残っていなかったのかな、っていう感じで、僕のリヤと相手のフロントが当って、僕の方が回っちゃった、という感じなので。(マシンのダメージは?)まだちゃんと見てないのですが、そこそこダメージあるかなって感じはするので、チームの人に申し訳ないなって気がします。(そこまではいい感じで走れていた?)スタートがそこそこ決まって、順位を一つ上げられたので、そこはよかったかなと思うのですけれど。その後は、この熱なのでタイヤが厳しくなってきて攻めるに攻められない感じではあったので、そこはちょっと修正しないといけないかな、って感じです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

S-FJ筑波・富士

第5戦筑波決勝 酷暑のレースを小村明生がポール・ツー・ウインでランキング首位奪還

優勝した小村明生(FガレージENABLING)

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦決勝が7月30日(日)に筑波サーキット18周で開催され、ポールポジションからスタートの小村明生(Fガレージ ENABLING)がスタート直後の攻防を制すると2位武者利仁(ZAP RACorse ED)以下をじわじわと引き離し、終盤のアクシデントによるセーフティカー(SC)ラン明け後のリスタートでも武者につけ入るスキを与えずに優勝。シーズン4勝目を飾った。

 午前9時の予選の段階でも33度あった気温は午後1時40分のコースイン時点では37.6度、路面温度に至っては63.3度という過酷なコンディションとなった。レーシングスーツをまとうドライバーを少しで冷やすために、チームは扇風機、冷やしたタオルや氷を首に当てるなど、パドックからコース外退去のぎりぎりまで対策を講じる姿が見られた。

決勝がスタートした

 9台のマシンがフォーメーションラップを終えてグリッドにつくと、レッドライトが消灯してレーススタート。

 蹴り出しがよかったのは2番手スタートの武者で、ポールシッターの小村の左サイドを並走、アウト側から第1コーナーに進入してオーバーテイクを狙うが小村はしっかりポジションをキープ、第2コーナー出口で前に出てトップの座を守る。3番手スタートの中澤凌(ZAP FOCS 10VED)がそれに続くと後方では5番手スタートの秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)が第1コーナーで小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)のインを奪うと4位に浮上。さらに勢いがよかったのが6番手スタートの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)で、秋山のテールに喰らいつくと小田部を第2コーナーでかわし、S字では秋山と並走するが、秋山は第1ヘアピン手前のブレーキングで内藤を抑えて4位のポジションを守る。

 小村はここまで優勝した3戦全オープニングラップで2位に1秒前後の差をつけていたが、今日の武者は一味違い、小村に離されることなくチャンスを窺い、0.592差で1周目を終える。3位中澤は武者と0.364秒差とこちらも僅差だ。4位秋山、5位内藤と続き、5位小田部の背後にペナルティで最後尾スタートとなった村田将揮(湘工冷熱ZAPSPEED ED)がスタートでスルスルと順位を上げて接近、第2ヘアピンで小田部のインを差すと前に出てバックストレートを加速。しかし小田部もあきらめず最終コーナーへ村田のイン側から並んで進入、5位を奪い返して0.383秒差でコントロールラインを通過した。

 2周目、武者は小村より速いラップタイムを刻み、0.456秒差とギャップを0.136秒詰める。3位中澤も武者と0.412秒差と3台は等間隔で走る。4位秋山と5位内藤も0.415秒差の接近戦だ。

 3周目、4周目と小村はファステストラップを連発して武者との差を0.908秒まで拡大。毎ラップ僅かずつではあるが着実にリードを拡げていく小村に対し、武者は中澤を引き離すことができず、次第に防戦に追われるようになる。4位秋山はこの3台のペースにはついて行けず2.745秒後方で、5位内藤、6位小田部がそれぞれ0.449秒、0.361秒差とワンパックで走行。6位村田はやや離され小田部の1.789秒後方を走り、8位宮本りお(COMET RACING10V)、9位YOSHIKATSU TSUJIKO(COMET RACING10V)というスポット参戦組はそこから50秒近く離されている。

 5周目も小村は武者を上回るペースで走り、さらには6周目に59秒315とこの日のファステストラップを樹立して1.372秒までギャップを拡大する。3位中澤は依然として武者の0.482秒後方でプレッシャーをかけ続けているが、こちらも決定打がない状態だ。各車膠着状態の中で緊張を増してきたのが、内藤と小田部による5位争いで、6周目0.251秒差、7周目0.434秒差と一触即発の状況に。

 10周目に小村のリードは2.149秒まで拡がり、安全圏とみたか僅かにアクセルを緩める。それでも武者よりは速いペースで差を削り取らせることはない。

クラッシュした内藤大輝と小田部憲幸

 そして迎えた13周目にアクシデント発生。0.3秒~0.6秒の差で攻防を続けていた内藤と小田部だが13周目の最終コーナーで小田部が勝負を挑み両車並んでメインストレートに戻るとコントロールライン手前で接触、内藤はスピン状態でリヤからグランドスタンド側のスポンジバリアに突っ込み、小田部もコントロールを失いスポンジバリアに接触して停止する。ただちにSCがコースイン、内藤と小田部はマシンを降りて無事が確認された。モニターで見た印象では最終コーナーイン側に内藤、アウト側に小田部というポジションからサイド・バイ・サイドで立ち上がると僅かに内藤が前で、内藤の左リヤと小田部の右フロントが接触したように見えた。

 マシンの撤去とスポンジバリアの修復の間、14周目から17周目までSCランが行われ、小村~武者~中澤~秋山のトップ4は変わらす2台がリタイヤしたことで村田以下が繰り上がり、最終ラップ1周2.045キロメートルだけの超スプリントでレースが再開。小村のリードは帳消しになり、武者が0.328秒差、中澤も0.759秒の差でリスタート。武者がこのチャンスを活かすべく第1コーナーに向けて加速するが、小村はしっかりペースを守りターンイン、逆に武者を突き放す勢いを見せる。武者はS字でも右に左にゆさぶりをかけるが小村はつけいるスキを見せない。武者は最後まで活路を見出すことができずあっという間にファイナルラップが終了、小村は武者に0.307秒の差でトップの座を守り切りチェッカードフラッグの下を走り抜けた。2位武者、3位中澤が表題を獲得、4位唯一のマスターズクラスの秋山、5位村田、6位はラップダウンながらTSUJIKOが入賞した。

 ウイニングランを終えてメインスタンド前に設置されたポディウムにマシンを運ぶと小村は車体の上に立ち上がってガッツポーズ、疲れを見せない様子だった。対照的に2位武者は疲労困憊の様子で、表彰台では時折辛そうな表情を見せていたがその後熱中症で倒れ、メディカルセンターに搬送された。3位中澤以下の選手もかなり疲労の色が濃く、レースが過酷だったことをうかがわせた。

 これで小村はシリーズ4勝目、80点でポイントランキングで武者を逆転して再びトップに立った。しかし武者も77点で僅か3ポントの差。残り3レースでシリーズの行方はまだわからない。

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦は9月17日に筑波サーキットで行われる。

優勝は小村明生(FガレージENABLING)

決勝2位は武者利仁(ZAP RA Corse ED)

決勝3位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

決勝4位、マスタークラス優勝は秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

決勝5位は村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

決勝6位は辻子依旦(COMET RACING 10V)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA

S-FJ筑波・富士

第5戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2023/07/30) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
152小村 明生FガレージENABLING
MYST KK-S2
1822'30.704--
215武者 利仁ZAP RA Corse ED
TOKYO R&D RD10V
1822'31.011 0.307 0.307
379中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1822'31.330 0.626 0.319
43M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
1822'35.103 4.399 3.773
586村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1822'35.572 4.868 0.469
654辻子 依旦COMET RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
1722'45.3361Lap 1Lap
783宮本 りおCOMET RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
1622'44.8722Laps1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
-22内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1313'06.8995Laps3Laps
-78小田部 憲幸いえらいふZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1313'06.8995Laps 0.000
  • Fastest Lap: CarNo. 52 小村明生(FガレージENABLING) 59.315 (6/18) 124.117 km/h

S-FJ筑波・富士

第5戦筑波公式予選ドライバーコメント ポールポジション小村明生「気持は落ちついたので、レースは変わらずに攻めていける」

ポールポジション 52号車・小村明生(Fガレージ ENABLING)58秒735

ポールポジションの小村明生(FガレージENABLING)

 「(6周目にベストラップだったが?)ちょっとミスが多かったかな、というのとクリアラップを探しているうちにどんどん(周回が増えて)、それがミスにつながちゃったので、つなげられなかったな、と思います。気持ち的には58秒5ぐらいを狙っていたのですけれど、まぁなんとか、ですかね(笑)。クルマ自体は前戦と変わらず調子よくて。ただ予選のスタートの時にアクセルベダルがなくて動揺しちゃって、それが1周目のスピンにつながっちゃって。気持ち的にちょっと動転していたというか焦りもあったのですけれど。ピットに入ってからその後ベスト(タイム)は出なかったですけれど、気持的には落ちついたので、レースは変わらずに攻めていけるかな、と思います」

予選2位 15号車・武者利仁(ZAP RACorse ED)58秒868 トップと0.133秒差

予選2位の武者利仁(ZAP RA Corse ED)

 「もうタイヤが限界でちょっと、って感じですね。58秒8が出た時にはフィーリングも悪くなっていたので、途中クーリング入れながらタイヤをいたわったって感じですね。(決勝は?)前回(筑波の)第3戦と比べて、(前は)差がコンマ3(秒)離れていたのですけれど今はコンマ1で縮まっているので、スタートを狙って、プレッシャー与え続ければ、追いつけ、もしくは抜けると思っているので、頑張ります」

予選3位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)59秒013 トップと0.278秒差

予選3位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「(終盤までタイムを削り続けたが?)序盤に(タイムを)出し切れなかった部分があって。昨日セットを変えたのがニュータイヤに合ってないかな、と言ってはいるのですけれど、あまりよくなかったですね。けっこうタイム差ありますよね?(0.278秒ですね)もうちょっと微調整して合わせて(決勝は)前に行けたらな、って思いますけれど。追っかけっこをしたくないので、ちょっと考えてみます」

予選4位 78号車・小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)59秒104 トップと0.369秒差

予選4位の小田部憲幸(いえらいふZAP 10V ED)

 「とりあえず走り続けようと、あまりピットには入りたくないなと思って。リズム作るために走り続けて、燃料軽くなったら。もしかしたらいいとこ行けるかなと、そこらへんを意識して走っていました。(狙い通り?)そうですね、特にここを頑張ろうみたいなのはなくて、とりあえず燃料軽くしてから狙おうと、そんな気持ちで走っていました。決勝は表彰台取れるようにスタート決めて、夏なので何が起こるかわからないので、今日は番狂わせがありそうな雰囲気があるので、何かあるかもしれない、ないかもしれませんけど、とりあえず1周1周全力で、集中して行きます」

予選5位 3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)59秒147 トップと0.412秒差

予選5位、マスタークラスポールポジションの秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

 「中盤ぐらいで一度4位に入って、(その後)ちょっと抜かれちゃったので、なんとか巻き返そうとしていたのですけれど、最終的には足りなかったですね。クルマの調子はいいです、(コンディションに)合っていると思います。決勝は途中で抜くのは厳しそうなので、スタートなんとか決めて行くしかないかな、と思っています」

予選6位 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)59秒169 トップと0.434秒差

予選6位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「タイヤが、熱もあるので後半からちょっときつくなってきて、1回(ピットに)入って、内圧をいろいろ試してみたのですけれど、よくはならなかったので、前半のタイムで終わっちゃった、という感じです。決勝に向けてはマシンというよりドライバーの方の問題だと思うので、映像見ながらドライビングの方を変えて行ければいいかなと思っています」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

S-FJ筑波・富士

第5戦筑波公式予選 ランキング首位奪回に向けて小村明生がポールポジション獲得

ポールポジションは小村明生(FガレージENABLING)

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦公式予選が7月30日(日)に筑波サーキットで開催され、小村明生(Fガレージ ENABLING)が2番手の武者利仁(ZAP RACorse ED)に0.133秒の差でポールポジションを獲得した。

 前戦富士での第4戦から一か月半ぶりに舞台を筑波に戻して開催される本大会、シリーズ戦を戦う選手に加えてスポット参戦の2名を加えて10台がエントリー。しかしランキング9位につける角間光起(ELIVレーシング10VED)が不出走、9台でレースが行われることとなった。

 午前9時00分、前戦優勝の武者を先頭に9台全車がスリックタイヤでコースイン、20分間の予選が開始される。連日猛暑が報じられる北関東地方だが、今日もご多分に漏れず気温はすでに33度、路面温度47度という厳しいコンディションだ。

 各車ウオームアップを終えてまずは残り16分、武者が59秒023でトップタイム、2番手に59秒107で中澤凌(ZAP FOCS 10VED)がつける。中澤は前週のもてぎ/SUGOシリーズ戦でキャリア初優勝を飾って現在好調の波に乗っている。3番手59秒159で小村。小村は前戦富士ラウンドをスキップしたが、そこまでの3戦すべて優勝を飾っている。コースイン直後にストレートでスピンを喫して驚かせたが、その後は問題なく走ってこのポジションにつけている。

 残り15分、武者が59秒を切って58秒956。中澤も59秒063と自己ベストを更新するが直後にコントロールラインを通過した小村が58秒993で2番手に浮上。中澤3番手にダウン。4番手には59秒222の小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)。

 残り13分、小村がトップタイム、58秒735で首位に立つ。武者も58秒936と自己ベストを更新するも0.201秒及ばない。中澤3番手変わらず4番手に59秒178で内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が浮上し、小田部は59秒219で5番手。6番手はマスターズクラス唯一の出場の秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)の59秒318。

 残り9分、内藤は59秒169と自己ベストを更新するも4番手変わらず、武者も58秒868までタイムを詰めるが小村に0.133秒差で2番手。この辺りで小村、内藤、小田部、村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)が相次いでピットイン、タイヤの内圧を調整したりクールダウンさせたりしている。走行を続けるマシンもあまりに高い気温にタイヤが限界なのかタイムアップする者はほとんど現れない。

 そんな中で気を吐いていたのが中澤で、残り7分から3周連続で自己ベストを更新、59秒020→59秒015→59秒013と、じわじわタイムを削り取るが、武者を上回ることはできず3番手にとどまっている。残り2分、秋山が59秒147を出して4番手へポジションアップするも直後に小田部が59秒104を出してセカンドロウを奪い返す。

 20分が経過してチェッカードフラッグが降られる。ポジションを入れ替える選手は現れず、小村が6周目に出した58秒735でポールポジションを獲得、武者も11周目にマークした58秒868で2番手、チャンピオンシップで首位を競い合う両名がフロントロウに並んだ。以下3番手中澤、4番手小田部がセカンドロウ、5番手マスターズクラスの秋山、6番手内藤という上位6台となった。ここまでが0.434秒以内だ。

 決勝は午後1時35分コースイン予定。ここまでの直接対決で3戦ともに小村の後塵を拝している武者が今度こそ小村を仕留めるか、それとも誰かがストップ・ザ・小村を果たすか。灼熱の筑波サーキットで過酷なレースがスタートを迎える。

予選2位は武者利仁(ZAP RA Corse ED)

予選3位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

予選4位は小田部憲幸(いえらいふZAP 10V ED)

予選5位、マスタークラスポールポジションは秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

予選6位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

S-FJ筑波・富士

第5戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2023/07/30) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
152小村 明生FガレージENABLING
MYST KK-S2
58.735--125.343
215武者 利仁ZAP RA Corse ED
TOKYO R&D RD10V
58.868 0.133 0.133125.059
379中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
59.013 0.278 0.145124.752
478小田部 憲幸いえらいふZAP 10V ED
TOKYO R&D RD10V
59.104 0.369 0.091124.560
53M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
59.147 0.412 0.043124.470
622内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
59.169 0.434 0.022124.423
7*86村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
59.542 0.807 0.373123.644
854辻子 依旦COMET RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
1'01.655 2.920 2.113119.406
983宮本 りおCOMET RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
1'06.906 8.171 5.251110.035
---- 以上基準タイム(130% - 1'16.533)予選通過 ----
-91角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
d.n.s---
  • CarNo. 86は、筑波サーキット一般競技規則第19条1.(走路外走行4回)により、4グリッド降格とする。

S-FJもてぎ・菅生

第5戦もてぎ決勝ドライバーコメント 優勝・中澤凌「後ろを引き離してからバトルしたかった」

優勝 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)

優勝した中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「(しびれるレースだった?)チームの中で話をしていて、予想通りだったかな、と。ちょっと展開はいろいろありましたけど、だいたい予想通りです。元々スタートが荒れなければ、後ろを引き離してからバトルしたいな、と思っていましたので、その通りになりました。チームの方にもいいクルマを作ってくださって、助かました。4輪では初勝利です、つぎのレースも控えているので追っていきます」

2位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP KKS2)

決勝2位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

 「ペースはずっとよかったのですけれど、バックマーカーに近づかれちゃって抑えるしかなくてって感じですね。それでスリップ圏内に入られちゃったので、もうああする(ブロック)しかないかな、っていう感じです。あれがなければもうちょっといいペースを保てていたので、あそこで追いつかれちゃったらバトルするしかないので、って思っていました。(これで速さは証明できた?)それは前から証明できているけど(笑)、なかなか勝てないので、SUGOで勝てればって感じですね」

3位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

決勝3位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

「これでポイントはトップに近づきましたね。ちゃんとレースはしたかな、という感じです。ただちょっと(良い)セットを発見できなかったということで、SUGO、もてぎとあと2戦残っているので、しっかりと組み立てをして、次はポール・ツー・ウインで確実な勝ちをつかみ取ろうと思います。ちょっと悔しいですね。予選はなんとかしないと、なので、そこは前向きに考えて行こうと思います」

4位 97号車・池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

決勝4位の池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

 「ペースは僕の方がなかったのですけれど、だから抜かれちゃったのは仕方ないですけれど、ファイナルラップのV字コーナーであとちょっとだったので。気を抜いたりはしていなかったのですけれど、あそこで入ってくるとは思ってなかった自分もいるのかな、と思うので、ちょっと甘かったです。でもまだポイントは1位なのでそこはまだよかったです。次も頑張ります。ジャパンリーグ戦でもありますしポイントと賞金稼ぎます(笑)」

5位 36号車・磐上隼人(アルビ富士吟上景GIAED)

決勝5位の磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED)

 「最後の最後に行けなかったですけれど、あそこまで行けたのも(相手が)池田さんだからってのもあるし、信用していたので、安心してバトルできたかな、涼風君と池田さんだったので。でもあそこで抜けなかったのが一番悔しいです。(クルマの調子はよかった?)予選でダメダメだったので、メカさんと見直ししていいクルマ作ってくれたので、それを元にセットしていけました。2週間後またSUGOなので気持ちを切り替えて、このまま登り調子で行ければ。この週末通じてクルマも自分も中途半端だったので、決勝の結果も妥当なのかな、とちょっと思ったりしますね」

6位 86号車・村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)

決勝6位の村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

 「(苦しそうな展開だったが?)ここ2か月くらい、マシンを思い通りに動かせなくて。暑い路面からクルマをはがしてマシンを動かすっていうのがうまくまだできていなくて、夏のコンデションをまだ走ったことがなかったので、そこでちょっと苦労してて。今日も予選11番手スタートでまさか入賞できるとは思っていなかったので。結構最初の方、混乱で全体的にペースが遅かったので、ふるプッシュでスキあらば狙っていって、混雑もうまくかわせたので、その後もプッシュプッシュで、最終的には豊島君のペナルティで上がった感じですけど、そこのポジションにいたからこそ入賞できたということもあるので、次は自分の力で。中澤君に(初勝利の)先を越されちゃったので、次は僕が1位目指して、頑張ろうと思います。来週、再来週と筑波とSUGOなので、そこで改善できたらな、と思います」

10位 27号車・豊島里空斗(CSI Racing ED)

決勝10位の豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

 (※6位フィニッシュ直後の談話)「序盤の接触で右のフロント当たった時にアライメントが狂ってまっすぐ走らなかったり、コーナー中にアンダーステアひどくなったりして、大変だったです。(それでもペースはあった?)いや、前に全然追いつけなったのであまりよくなったです。ペナルティも受けたのでノーポイントなので(実際は10位で1ポイント)そこも痛いです」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

S-FJもてぎ・菅生

第5戦もてぎ決勝 スタート直後から息つく間もない接近戦を制した中澤凌が初優勝を飾る

優勝した中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 2023年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第5戦決勝は7月23日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、ポールポジションからスタートの椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)を2番手スタートの中澤凌(ZAP FOCS 10VED)が僅差で追う展開となり、10周のレースの9周目にオーバーテイクに成功した中澤がトップチェッカー。4輪レースキャリア初の優勝を飾った。

 連日の猛暑が伝えられた北関東のもてぎだが、今日の気温は29.7度とやや控えめ。ただし日差しは強く湿度も高いので蒸し暑い。午後2時55分のコースイン時点で路面温度47度とマシンにもドライバーにも厳しいコンデションだ。

 午後3時10分フォーメーションラップ開始。エントリーした15台すべてがグリッドに整列してレッドライトが消灯するとレーススタート。

決勝がスタートした

 ポールシッターの椎橋が好スタートでホールショットを奪い第1コーナーへ飛び込む。2位以下は中澤~池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)~池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)~内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)とスターティンググリッドの順に続くが、6番手スタートの豊島里空斗(CSI.Racing ED)はスタートの蹴り出しが弱く失速。逆にスタートがよかったのが8番グリッドの磐上隼人(アルビ富士吟上景GIAED)で、7番グリッドから発進の甲山晴翔(Vivalavida でさん子10VED)をかわすと第1コーナー手前で豊島もパスして6位にジャンプアップする。豊島7番手、甲山は第1コーナーをやや大回りして大きくポジションダウンしてしまう。

 磐上の勢いがよく、第4コーナーからの加速で内田に迫り、第5コーナーへの進入でインを窺う素振りを見せてからアウト側に振ってブレーキング。しかし内田は落ち着いてこれを抑えてターンインする。椎橋と中澤は接近したまま130R~S字を通過、池田はそこからややギャップを拡げられている。後方では8位を争っていた小川涼介(HIROTEX M2 KK-S2)と熱田行雲(ZAP ARY 10VED)がヘアピンで接触、熱田はスピン。これを避けた甲山がコースアウトして両車大きく順位を落としてしまう。この混乱に乗じて順位を上げたのが11番手スタートの村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)で、8位にポジションアップする。

 オープニングラップを終えてトップ椎橋と2位中澤のギャップは0.390秒。そこから1.565秒遅れて3位池田~4位池内~5位内田~6位磐上までが0.263秒~0.353秒~0.165秒という間隔で連なった状態だ。

 この3番手争いは2周目の第1コーナーで池内が池田のインを、磐上も内田のインを差してどちらも並んで第2コーナーまで並走。池田がアウトから3位のポジションを守る一方、磐上はインから内田の前に出るが内田が逆にイン側となる第4コーナーで磐上を差し返し5位を奪回する。ヘアピンでは池田のインを池内、内田が揃って狙う素振りをみせるがここは池田がスキを見せない。この攻防で6位磐上、7位豊島までがワンパックとなり、それぞれテール・ツー・ノーズ状態でダウンヒルストレートを駆け降りる。

 2周目を終えてトップ椎橋と2位中澤は0.370秒の差。3位グループはこの2台を追いかけることができず2.467秒のギャップを築かれてしまう。

 3周目に入り3位グループの攻防はさらに激しくなり、第1コーナー進入で池内が3位池田のインを突くが池田が抑えて、池内は逆に5位の内田に張り付かれてしまう。Team RiNoA同士の争いは第3コーナー入口で内田がインがらオーバーテイクに成功し4位浮上。5位に落ちた池内に今度は磐上が襲い掛かり、第5コーナー~130R~S字とプレッシャーをかけ続ける。しかし磐上の背後には豊島がつけて虎視眈々とチャンスを狙っている。

 この3台の均衡が崩れたのはヘアピンの進入でまず豊島が磐上のインにノーズをねじ込んで前に出ようとするが、磐上がこれを抑えながらも前の池内に狙いをつけて、ダウンヒルストレートで左サイドから並びかけると半車身前に出て90度コーナーへのブレーキングで5位を奪い取ってターンイン。その前方では内田が池田をつけ狙っている。

 3周目を終えてトップ椎橋と2位中澤は依然0.467秒の差。3位池田は3.335秒離されて背後の内田が0.273秒とテール・ツー・ノーズ状態。5位グループは攻防でややペースが落ち内田と1.045秒のギャップが出来ている。

 そして4周目、まず豊島が第3コーナーアウト側から池内に被せるように進入。サイド・バイ・サイドで第4コーナーを立ち上がると、ポジションが逆になる第5コーナーでインからオーバーテイク、6位を奪い取る。しかし池内も諦めず豊島を追い立てて130Rでインから並びかけると再びサイド・バイ・サイドでS字コーナーへ飛び込む。しかしここで両車接触。池内がスピンからコースアウト、グラベルに止まってしまう。

 池田と内田の3位争いも激しく、S字進入で内田が並びかけてそのままV字コーナーを抜けてヘアピンのブレーキングで前に出て3位進出。池田はダウンヒルストレートで内田の右サイドから並走してポジションを奪い返そうと90度コーナーのイン側からノーズをねじ込む。内田はアウト側縁石ぎりぎりのラインからセカンドアンダーブリッジ~ビクトリーコーナーと並走。最終コーナーで再び内田が前に出るも、そこからの加速で池田がじわりと先行、コントロールライン上では0.003秒だけ池田が前だ。そのままもつれるように第1コーナーへ入り内田がインからオーバーテイク。第2コーナー出口では池田を牽制するように大きく回り込んでブロックする。この間に5位の磐上までがワンパックになり、池田は磐上を抑えつつ内田を攻めるという厳しいポジションに置かれる中、第5コーナーでスッと内田のインに入ると前に出る。しかし内田はトンネル内で差し返して130RからS字まで並走。池田が前でV字コーナーに入ると今度は磐上が内田のインを突くという目まぐるしい3位争いが展開する。ダウンヒルストレートでは内田が池田のスリップストリームから抜け出しインから90度コーナーに入ってみたび池田の前に出ると、内田~池田~磐上の順で5周目を終了しレースは後半戦へ。

 激しい3位争いをよそに7秒以上前を行くトップ椎橋、2位中澤は0.454秒と依然として僅差。5周目に椎橋がファステストラップで突き放そうとすると6周目には中澤がそれを更新して詰めるという神経戦が続いているが、椎橋の走りに破綻はなく、中澤に決定的なチャンスが訪れない状況で、6周目0.385秒差、7周目0.456秒差とじりじりとしたレースが続く。

 後方の3位グループも時折池田が内田に仕掛けるが、これを内田が抑えて内田~池田~磐上~豊島までが1.1秒以内というワンパックで走り続け、さらにその後方でも村田と小川がテール・ツー・ノーズ状態で7位を争っている。

 トップを追う中澤に「決定的なチャンス」が訪れたのは8周目。今回スーパーFJレース2戦目、初めてのもてぎを淡々と走行していた宮本りお(COMET RACING 10V)の背後にトップグループが現れる。第2コーナーからの立ち上がりで追いつくと椎橋は右サイド、中澤は左サイドから宮本を一気にオーバーテイク、これが戦いのゴングだったのか中澤が本格的にアタックを開始。椎橋をロックオンした状態で第5コーナーからトンネルを抜けると130R出口で並びかけ椎橋にプレッシャーを与える。ダウンヒルストレートから90度コーナーにかけても中澤が激しく詰め寄るが椎橋もドアを開かない。そのまま2台は0.082秒差で9周目に突入。第1コーナーで中澤がインから仕掛けるとオーバーテイクに成功。ついに椎橋をトップの座からひきずり下ろす。

 トップを奪われた椎橋が反撃に出て第3コーナーではアウト側から中澤に挑み、サイド・バイ・サイドで第4コーナーを回って立ち上がる。ここからの加速は椎橋がよくトップの座を奪い返す。中澤は8周目と同じように130RからS字と椎橋を攻め立ててダウンヒルストレートで並びかけると今回は中澤が前で90度コーナーにアプローチ。再びトップの座を奪回する。トップ中澤、2位椎橋の順に0.114秒差でファイナルラップに突入する。

 トップ2台はコーナー毎に攻防を見せる。中澤と椎橋、どちらにとっても初優勝がかかった戦いだけに引く訳にはいかない。後方で続く3位争いでは池田が再度内田を仕留めて順位を戻し、第5コーナーでは磐上も内田に襲いかかるがここは内田が4位を守ると、返す刀で池田をヘアピンのインから攻略。3位にポジションを戻す。

 中澤対椎橋の優勝争いは中澤が椎橋のプレッシャーを跳ねのけてセカンドアンダーブリッジを通過。最終コーナーを立ち上がるとトップチェッカーを受ける。椎橋は0.228秒及ばずの2位に終わった。

 3位グループのバトルも最後まで続き、3位内田~4位池田~5位磐上~6位豊島がそれぞれ0.3~0.4秒の間隔でフィニッシュラインを通過、内田はこれで3戦連続の表彰台でポイントを52まで伸ばしシリーズランキング2位に浮上。4位池田がランキングトップの座を守った。5位磐上で、6位でフィニッシュした豊島だが序盤の接触でリザルトに30秒のペナルティが加算され10位に降格。替わって村田が6位となった。

 2台が出場のジェントルマンクラスでは安藤弘人(ZAPSPEED10VED)からスタートから終始先行していたが、ファイナルラップで逆転、柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)が全体8位でクラス優勝となり安藤は0.335秒差で全体9位となった。

 2023年スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ第6戦は僅か2週間のインターバルで舞台をSUGOに移して8月6日(日)に開催予定だ。残りは2戦、5月のSUGOの大会では2レースをデビュー戦の豊島が席巻した、あの時の勢いを取り戻すか。シリーズタイトル的にはここで大きくポイントを稼ぐ選手が現れると勢力図は変わる。

優勝は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

決勝2位は椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

決勝3位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

決勝4位は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

決勝5位は磐上隼斗(アルビ富士吟景GIA ED)

決勝6位は村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE

S-FJもてぎ・菅生

第5戦もてぎ公式予選ドライバーコメント 2位・中澤凌「0.3秒差なら後ろは見ないで前を追う」

ポールポジション 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP KKS2)2分4秒508

ポールポジションの椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

 「(中盤以降タイムが伸びなかった?)今週初めてニュータイヤを入れたのですけれど、昨日からそんな感じで(タイムが)1回いいとこまで行って、そこから落ちないけれど上りもしないというのがわかっていたので、けっこう早めに(タイムを)出せる時に出しておこう、というのがうまく行った感じです。そこからペースをキープできるのは確認したので、考えている通りの動きをしているので、このまま行ければ、と思っています」

予選2位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)2分4秒609 トップと0.101秒差

予選2位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

「前日にいいタイヤ入れなかったこともあって、思っていたよりグリップ感に差があったので、でも決まらなかった割には(タイムが)出ているかな、と思います。昨日は調子悪くなくて、今日も調子が悪いってことはないのですけれど、自分がまとめきれなかっただけなので。もちろんあとコンマ1秒は出たと思うので悔しいですけれど、そんなにマイナスには考えていないです。決勝はチャンスあると思うので、楽しんできます。ちなみに3位との差はどれくらいですか?(約0.3秒ですね)それなら後ろは見ないで前を追いかけます(笑)」

予選3位 97号車・池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)2分4秒942 トップと0.333秒差

予選3位の池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

 「(クルマはいい感じ?)昨日は速さがあったのですけれど、ニュータイヤを初めて履いたのですけれど、今日は路面が重たいので、みんな昨日はそれを試せたと思うのですけれど(自分は)今日初めて試したので、そのへんの合わせが足りなかったな、というのがあります。乗っていて全然ペースがないな、と思っていたので、とりあえず3番手でよかったです。でも全然まだ上を狙えそうです」

予選4位 81号車・池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)2分5秒025 トップと0.517秒差

予選4位の池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

 「タイムはちょっとずつ上がっていたのですけれど、フリー走行からテストしてきたものが、ちょっと裏目にでちゃったかなって感じです。あまり(タイムが)上がらなかったですね。路面温度がちょっと上がってきたのもあるのかな、と、そこはちょっときつかったです。決勝に向けては自分スタートが苦手なので(苦笑)、そこをちょっと意識して、前に出られたらな、と思います」

予選5位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)2分5秒269 トップと0.761秒差

予選5位の内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

 「上位3台は前日からセットが決まっている感じで、ここの(4位以下)の3台は路面に悩まされいる感じですね。(GTカーとかの)ラバーが乗った状態でそこに当てはまっているところが異常に速いですね。中澤選手とか昨日から調子良さそうで、セット(のコツ)を掴んでいる感じでしたね。(決勝に向けては?)監督と相談して、スタートでいつもどおりバチっと決めて。ちょっとペース的にはきついと思いますけれど、トップは狙えると思いますので、頑張りたいと思います」

予選6位 27号車・豊島里空斗(CSI Racing ED)2分5秒490 トップと0.982秒差

予選6位の豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

 「(もてぎは初めて?)そうです、練習もあんまりできてないところもあるので、周りにくらべれば(経験が)少ないです。(自分の調子は?)大丈夫だと思います。決勝はとりああえず表彰台には乗りたいと思いますので、できるだけついて行って、(タイヤの)エアが上がっていなかったのと、昨日より(セットを)全然変えたので、それに若干慣れないこともあったので、決勝でそこを考えつつ、前を狙っていきたいな、と思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA

S-FJもてぎ・菅生

第5戦もてぎ公式予選 椎橋祐介が第2戦以来のポールポジションを獲得

ポールポジションは椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)

 2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第5戦公式予選が7月23日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催され、20分間の予選の中盤にトップタイムをマークした椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)が中澤凌(ZAP FOCS 10VED)に0.1秒の差でポールポジションを獲得した。

 5月のSUGOから2か月半ぶりに開催された第5戦。連日猛暑が続く中、午前10時40分のコースイン時刻の気温は27.1度、しかし湿度が高くかなり蒸し暑い。また日差しもかなり強く路面温度はかなり上昇しているようだ。鈴鹿から転戦してきた小川涼介(HIROTEX M2 KK-S2)を先頭に15台すべてがコースイン。

 ウオームアップを終えて残り15分あたりからタイムアタックが本格化する。まずは中澤が2分5秒735でトップ。2番手は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)が6秒144で続く。池田は開幕2連戦を制して現在シリーズランキングトップにつけているが前回SUGO大会では苦戦。そして今回も金曜日の練習走行でエンジンにトラブルが発生。そのため別の車両を確保しての参戦となっている。3番手は甲山晴翔(Vivalavida でさん子10VED)の6秒223。4番手は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)の6秒518。

 残り13分、中澤はベストタイムを2分4秒903まで短縮、甲山が5秒758で2番手へ浮上、池田も5秒979をマークするが3番手へ後退。その直後に椎橋が2分4秒580を出してトップへ。これで中澤2番手へダウン。さらに池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)が5秒614で3番手へ浮上するが直後に池田が5秒187で3番手へ、池内は4番手。

 残り10分、椎橋はベストタイムを2分4秒508まで短縮。中澤も自己ベストを4秒844から4秒609まで削り取るが0.101秒及ばない。3番手池田を含めてトップ3台はこのあたりでタイムアップが頭打ちになる。路面温度が急激に上がってタイヤが厳しくなってきたか?

 それに対して出入りが激しいのが4位以下の争いで、残り9分で甲山が5秒584で4番手につけるが、豊島里空斗(CSI.Racing ED)が残り7分30秒時点で5秒491で4番手に浮上。豊島は5月のSUGOでの第3戦第4戦で連続ポール・ツー・ウインという鮮烈なレースデビューを飾った逸材だが、ここもてぎでも速さを見せている。そしていったん順位を落としていた内田が5秒554で5番手に上がり甲山は6番手にドロップ。さらに残り5分で今度は内田のチームメイト池内が5秒537で5番手に。内田6番手、甲山7番手。

 池内はさらにタイムを詰めて残り3分で2分5秒025として4番手へポジションアップ。。内田も残り1分で自己ベストを更新して5番手。これで豊島が6番手へポジションダウン。

 20分が経過しチェッカードフラッグが振られる。最後のアタックでタイムを更新する選手はおらず、椎橋が4周目にマークした2分4秒508で第2戦以来のポールポジションを獲得。2番手中澤も5周目のベストタイムでフロントロウに並ぶ。以下池田と池内がセカンドロウに並び3列目には内田と豊島が続いた。

 2台が出場のジェントルマンクラスは全体12番手の安藤弘人(ZAPSPEED10VED)が2分6秒820でクラストップ、柴田泰知(ZAP SPEED RD10V ED)が0.726秒及ばす全体13位でクラス2番手につけた。

 先週の鈴鹿でスーパーFJレースデビューを飾った宮本りお(COMET RACING 10V)は初のもてぎで2分22秒184を出し、目標としていた予選通過ラインを上回り決勝に進出した。

 もてぎ/SUGOシリーズ第5戦決勝は午後2時55分コースイン予定。ここまで池田2連勝、豊島2連勝という流れにフロントロウの椎橋と中澤がストップをかけるか。シリーズ後半戦の行方が見えるか注目だ。

予選2位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

予選3位は池田拓馬(TAKE FIRST & AMEROID)

予選4位は池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)

予選5位は内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)

予選6位は豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

宮本りお(COMET RACING 10V)は予選15位

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

S-FJもてぎ・菅生

第5戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/07/23) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 5 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
179中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'08.615--
253椎橋 祐介FG&SW NMSP KKSII
MYST KK-S2
1021'08.843 0.228 0.228
382内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
1021'17.691 9.076 8.848
497池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
1021'18.070 9.455 0.379
536磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
1021'18.542 9.927 0.472
686村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1021'26.18917.574 7.647
712小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
1021'27.52418.909 1.335
878G1柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'46.03237.41718.508
915G2安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1021'46.36737.752 0.335
10*27豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1021'48.98340.368 2.616
1135青木 諒太かのせ温泉赤湯withアルビレックスED
MYST KK-S
1021'56.80448.189 7.821
12*24甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
1022'12.1451'03.53015.341
1383宮本 りおCOMET RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
922'12.0041Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ----
-81池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
36'28.9637Laps6Laps
-14熱田 行雲ZAP ARY 10V ED
TOKYO R&D RD10V
12'30.6189Laps2Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 79 中澤凌(ZAP FOCS 10V ED) 2'5.667 (6/10) 137.535 km/h
  • CarNo. 27, 24は、2023もてぎチャンピオンカップレース特別規則第26条4.1(他車への衝突)により、競技結果に対して30秒加算のペナルティーを科した。

S-FJもてぎ・菅生

第5戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/07/23) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 5 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
153椎橋 祐介FG&SW NMSP KKSII
MYST KK-S2
2'04.508--138.815
279中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'04.609 0.101 0.101138.703
397池田 拓馬TAKE FIRST & AMEROID
MYST KK-S2
2'04.942 0.434 0.333138.333
481池内 比悠群馬トヨペットTeam RiNoA ED
MYST KK-S2
2'05.025 0.517 0.083138.241
582内田 涼風群馬トヨペットRiNoA ED
MYST KK-S2
2'05.269 0.761 0.244137.972
627豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
2'05.490 0.982 0.221137.729
724甲山 晴翔Vivalavidaでさん子10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.584 1.076 0.094137.626
836磐上 隼斗アルビ富士吟景GIA ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.723 1.215 0.139137.474
914熱田 行雲ZAP ARY 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'05.948 1.440 0.225137.228
1012小川 涼介HIROTEX M2 KK-SII
MYST KK-S2
2'06.087 1.579 0.139137.077
1186村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
2'06.151 1.643 0.064137.007
1215G1安藤 弘人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'06.820 2.312 0.669136.284
1378G2柴田 泰知ZAP SPEED RD10V ED
TOKYO R&D RD10V
2'07.546 3.038 0.726135.509
1435青木 諒太かのせ温泉赤湯withアルビレックスED
MYST KK-S
2'08.693 4.185 1.147134.301
1583宮本 りおCOMET RACING 10V
TOKYO R&D RD10V
2'22.18417.67613.491121.558
---- 以上基準タイム(130% - 2'42.092)予選通過 ----

SUPER FORMULA LIGHTS

第4、5、6戦SUGO フラガ選手が初優勝、木村選手はポイントリーダーの座を堅持(B-Max)

 B-Max Racing Team(チーム総代表・SFLチーム代表 組田龍司)は、6月17~18日、スポーツランドSUGOで行われた全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第4~6戦に参戦し、今季から参戦のイゴール・オオムラ・フラガ選手が第6戦で初優勝。木村偉織選手は2度の表彰台で着実にポイントを重ね、ポイントリーダーの座を守りました。

 マスタークラスは、開幕大会とは逆に、今田信宏選手が2勝、DRAGON選手が1勝を挙げ、ここまでともに3勝。シリーズポイントでも僅か1ポイント差となりました。

■第4,5戦予選(6月17日(土)午前11時00分~11時30分)

 梅雨とは思えない好天に恵まれた予選日。気温30度を超えるという暑さのなか予選がスタート。木、金曜日の専有走行がほとんどウェットコンディションだったため、開幕大会に続いてドライの走り込みが十分ではないままに予選となりました。

 第4戦の予選は、滑り出しから3台ともに1分15秒台前半をマークして好調さを窺わせましたが、残り2分となってからのアタックでは、トップにあと一歩及ばずフラガ選手が2位、木村選手が3位、ヴィダーレス選手が6位となりました。

 第5戦の予選は、木村選手が気迫の走りで、第4戦より大幅にタイムアップを果たしましたが、僅か100分の7秒届かず2位。フラガ選手とヴィダーレス選手はタイムを大きく伸ばすことはできず4位、7位。抜きどころの少ないコースで、難しい位置からのスタートとなりました。

ドライバー Rd4予選タイム(順位) Rd5予選タイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 1分14秒840(3) 1分14秒488(2) 0(35)
51号車 D.ヴィダーレス 1分15秒285(6) 1分15秒142(7) 0(6)
98号車 I.O.フラガ 1分14秒797(2) 1分14秒807(4) 0(3)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:30度、路面温度:44度

■第4戦決勝(6月17日(土)午後3時55分~26周)

 午後4時近くになっても、暑さが和らぐことはなく、夏のような日差しのなかスタートを迎えました。上位陣は、ほぼグリッド順のまま、フラガ選手2位、木村選手3位で1~4コーナーをクリアしますが、6位のヴィダーレス選手は4コーナーでインに飛び込んできた古谷選手と接触。古谷選手がグラベルにストップしたため、セーフティカーが導入されました。

 一旦ピットでダメージをチェックしてレースに復帰したヴィダーレス選手は、リスタート後、8位まで順位を回復しますが、ピット出口の信号無視でドライブスルーペナルティが課され、これでポイント獲得の可能性は絶たれてしまいました。

 膠着状態となったレースのなかで、フラガ選手と木村選手は2位争いを展開しますが、順位変動には至らずフィニッシュ。優勝はなりませんでしたが揃って表彰台に上がりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 3位 1分15秒941(4/12) 5(40)
51号車 D.ヴィダーレス 11位 1分15秒676(2/12) 0( 6)
52号車 I.O.フラガ 2位 1分15秒946(5/12) 7(10)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:33度、路面温度:45度

■第5戦決勝(6月18日(日)午前9時00分~19周)

 木村選手は、2位をキープして1~2コーナーをクリアしますが、2列目スタートのフラガ選手は出遅れてしまい、逆にヴィダーレス選手は上手く前に出ることに成功。1周目は2位木村選手、5位ヴィダーレス選手、6位フラガ選手の順でコントロールラインを通過。木村選手はこのレースのファステストを記録しながら、トップの平良選手を執拗に攻めますが、ドアは開かずにレースは進みました。

 9周目のSPコーナーでマスタークラスの畑選手がコースオフ。フロントウィングがコース上に脱落したためセーフティカーが入りました。13周終了時にリスタートが切られ、木村選手は最後までチャンスを窺いましたが、前に出ることはできずにチェッカーとなりました。ヴィダーレス選手、フラガ選手もポジションをキープしたままフィニッシュし、3人揃ってポイントを獲得しました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 2位 1分15秒762(1/12) 7+1(48)
51号車 D.ヴィダーレス 5位 1分15秒812(3/12) 2( 8)
52号車 I.O.フラガ 6位 1分16秒901(8/12) 1(11)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:30度、路面温度:39度

■第6戦決勝(6月18日(日)午後0時20分~19周)

 第1戦の結果がグリッドとなるため、フラガ選手、木村選手、ヴィダーレス選手は2、3、11番グリッドからのスタート。レースは木村選手がやや出遅れる形で始まりますが、スタートを狙っていた木村選手は、シグナルがブラックアウトする前に僅かに動いてしまい、4周を終えたところでドライブスルーペナルティが課されてしまいました。

 レースは第4、5戦同様に平良選手が逃げますが、終盤16周目に平良選手にトラブルが発生し僅かにスローダウン。17周目には症状がさらに顕著になり、馬の背コーナーでついにフラガ選手がトップに躍り出ました。フラガ選手は残る2周半をきっちり走り切り、初優勝のチェッカーを受けました。最後まで諦めずに走ったヴィダーレス選手は6位まで追い上げ貴重な1ポイントを獲得。木村選手はスタートのミスが悔やまれる結果となりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
50号車 木村偉織 8位 1分17秒114(8/12) 0(48)
51号車 D.ヴィダーレス 6位 1分16秒947(7/12) 1( 9)
52号車 I.O.フラガ 1位 1分16秒774(4/12) 10(21)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:32度、路面温度:46度
50,51号車チーム監督 高木真一コメント

 偉織選手は、予選ではクルマのポテンシャルを概ね出し切れたと思います。第4戦に関してはちょっとバランスが悪かったのですが、第5戦はアジャストして、ポール争いができるところまで持っていくことができました。決勝も第4、5戦はスタートも良く、ポイントリーダーという自覚を持って無理せず表彰台を獲得しました。第5戦では「今からファステストを取りに行きます」と言う余裕もありました。最後のレースはフライングをしてしまい課題が残るレースとなりました。

 デビッド選手は、雨の練習走行は抜群に速かったのですが、突然の夏のようなコンディションになって、ドライでは少しセッティングとドライビングに迷いがあったように思います。それでも、第2レースでは上手く修正して良いパフォーマンスで走れ、予選さえ上手くいけばと思わせる内容でした。次はテストで経験済みの鈴鹿ですので期待しています。

52号車チーム監督 松浦孝亮コメント

 2大会目で勝てたのはすごく嬉しいですね。結果的には運もありましたが、あの位置にいたから手に入れることのできたものですし、素直に喜びたいと思います。B-Maxレーシングのサポート、偉織選手やデビッド選手のフィードバックなど、3台体制であることが、参戦1年目のイゴールにとっては大きなプラスになっていると思います。

 イゴールにとっても久しぶりの優勝ですし、初めての菅生で勝ったということが自信になって、次からはもっと攻めた走りができるようになると思います。

50号車ドライバー 木村偉織選手コメント

 良いところもあり、悪いところもありという週末でした。レースに臨むための準備はしっかりしてきましたが、レースを終えて反省点も多く残りました。特に、最後のレースは欲張った結果が、あのようなスタートに繋がってしまいましたので、「欲張らない」という教訓を肝に銘じて、今後はどんな状況でも気持ちをぶらすことのないよう、冷静に淡々といくことを心掛けたいと思います。調子の悪いときにこそ自分の真価が問われる、ということを改めて気付かされたレースでした。

51号車ドライバー デビッド・ヴィダーレス選手コメント

 難しい週末でした。初めてのコースでしたが、走り始めからドライでもウェットでも速さを示すことができました。ところが、予選になると十分なグリップが得られず、クルマのバランスが、チームメイトとは大きく異なってしまいました。何か上手くいかない原因があることは明らかです。レースになるとペースは非常に良く、ラップタイムは常にレースリーダーからコンマ1秒以内で走ることができていました。鈴鹿では同じことが起こらないように、そして私たちに相応しい結果が得られることを願っています。

52号車ドライバー イゴール・オオムラ・フラガ選手コメント

 幸運があって勝利することができましたが、初優勝を素直に喜びたいと思います。チームは良いクルマを用意してくれて、練習からノートラブルだったことも勝利に大きく貢献していると思います。チームのみんなに感謝しています。

 ラッキーとはいえ、優勝はチームのモチベーションにも繋がりますので、非常にポジティブにとらえています。次は、自分のスピードを見せて、誰もが認めるような勝ち方ができればと思っています。

マスタークラス

■第4,5戦予選

両予選ともに、今田選手が速さを見せましたが、畑選手がかなり肉薄しました。第4戦では最後のアタックで今田選手に100分の5秒差まで迫り、第5戦では最後に今田選手が意地を見せて逆転するまで、誰もが畑選手のクラスポールを信じていました。唯一TOMEIエンジンを使用するDRAGON選手は、セットアップの遅れから二人に引き離され、苦しい予選となりました。

ドライバー Rd4予選タイム(順位) Rd5予選タイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 1分17秒638(M1) 1分16秒515(M1) 1+1(29)
30号車 DRAGON 1分18秒121(M3) 1分17秒363(M3) 0(29)
53号車 畑 享志 1分17秒693(M2) 1分16秒675(M2) 0( 5)

■第4戦決勝

セーフティカーランが明けた9周目から徐々にリードを広げた今田選手は、12周目には後方で競り合うDRAGON選手と畑選手との差を3秒にまで開き、早くも安全圏に逃げると、チェッカーまで安定した走りを見せクラスウィン。熾烈を極めた2位争いは、18周目の1コーナーで畑選手が前を行くDRAGON選手のインに飛び込み、あわや接触という場面もありましたが、以降は両者の差が広がりフィニッシュを迎えました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合8位) 1分17秒971(M2) 10(39)
30号車 DRAGON M2位(総合9位) 1分18秒095(M3) 7(36)
53号車 畑 享志 M3位(総合10位) 1分17秒692(M1) 5+1(11)

■第5戦決勝

1周目にDRAGON選手に先行された今田選手でしたが、2周目にポジションを取り戻すと、その後は今田選手が逃げ、その後方でDRAGON選手と畑選手が競り合うという第4戦と同様の展開になりました。前戦と同じ轍は踏まないと、8周目にベストラップをマークして2位の座を奪った畑選手でしたが、9周目のSPコーナー立ち上がりで痛恨のコースオフ。縁石にヒットしてフロントウィングを失い万事休す。ピットでリタイアとなりました。今田選手はファステストラップも記録し連勝、速さを取り戻しつつあるDRAGON選手が連続2位となりました。

ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M1位(総合10位) 1分17秒647(M1) 10+1(50)
30号車 DRAGON M2位(総合11位) 1分18秒496(M3) 7(43)
53号車 畑 享志 DNF 1分17秒709(M2) 0(11)

■第6戦決勝

グリッド後方に総合を争う若手ドライバーがいたことが、3連勝を狙っていた今田選手にとって悪い方向に働いてしまいました。若手にラインを譲った際にタイヤカスを拾ってしまったことでグリップを失い、今田選手は序盤からずるずると後退してしまいました。

労せずして2周目に今田選手をかわしたDRAGON選手は、コンスタントに1分18秒台を刻む快走を見せ、折り返しとなる10周目には2位の畑選手に10秒の大量リードを築きました。

DRAGON選手はその後も手を抜くことなく走り切り、今大会において今田選手に一矢報いる勝利をあげました。今田選手は中盤以降ペースを取り戻しますが、畑選手に僅かに届かず3位。この結果、ここまで3勝ずつとなった今田選手とDRAGON選手のポイント差は僅かに1点。この二人の一騎討ちに畑選手が絡むことで、チャンピン争いが面白くなってきました。

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ドライバー 決勝順位 ベストタイム(順位) Point(累計)
4号車 今田信宏 M3位(総合11位) 1分18秒149(M2) 5(55)
30号車 DRAGON M1位(総合9位) 1分18秒074(M1) 10+1(54)
53号車 畑 享志 M2位(総合10位) 1分18秒940(M3) 7(18)
4号車ドライバー 今田信宏選手コメント

 木、金曜日の練習走行は雨で、土曜日がドライになりましたので、予選は攻めきれなかったという反省はあります。でも、クルマの仕上がりは非常に良く、第4、5戦は後ろでDRAGON選手と畑選手が競ってくれたこともあって、楽なレースをさせてもらいました。見る側はつまらないかもしれませんが、ああいう展開が良いですね。

 第6戦は、若手を前に出すためにラインを外したことで、ピックアップ(タイヤカスがタイヤに付着)してしまい、まったくペースを上げることができませんでした。終盤はそれが取れてペースを戻すことができましたが、時すでに遅し、でしたね。

30号車ドライバー DRAGON選手コメント

 ギアレシオなどセットアップが他車と違うので、どうしても出遅れてしまう面があります。過去の戦績を見て、エンジン特性の違いからたぶん菅生が一番苦手なコースだろうとは思っていました。でも、必ず良いセットがあるだろうと探っていき、尻上がりに良くなっていきました。前2レースは完敗でしたので、その分、第6戦はぶっちぎってやろうと最後まで手を抜かずに攻め続けました。大差で勝つことができてすっきりしました。これで今田選手とほぼポイントが並んだと思いますが、この接戦状態のままシリーズ終盤までいきたいですね。

53号車ドライバー 畑享志選手コメント

 第5戦は非常にペースも良かったので、頑張りすぎた結果、飛び出してしまいました。腹を打ってしまったので、モノコックにクラックが入ってしまい、その影響で、第6戦ではアンダーやオーバーが出て、非常に不安定な状態でした。鈴鹿に向けて早急にクルマを直さないといけないですね。ただ、スポットで出たレースから2年ぶり、ドライをほとんど走っていないなかでのレースということを考えると、我ながらよくやっていると思います。次の鈴鹿は、クルマに慣れればもう少しいけると思います。

B-Max Racing Team Press Release

SUPER FORMULA

第5戦富士 速さは戻りつつあるものの⻭⾞はいまだ噛み合わず(B-MAX)

 B-Max Racing Team(SFチーム代表 宮⽥雅史)は、6⽉17〜18⽇、スポーツランドSUGOで⾏われた全⽇本スーパーフォーミュラ選⼿権第5戦に参戦し、ハイマン選⼿は18位完⾛、松下選⼿はトラブルによりリタイアという結果でした。

 松下⾞の仕上がりは悪くなかったものの、予選では他⾞のクラッシュでアタックを中断、決勝も最後はトラブルで戦線離脱と、速さが結果には結びつきませんでした。ハイマン選⼿は堅実な⾛りで完⾛を果たしました。

 次戦は、開幕⼤会の舞台となった富⼠スピードウェイです。提携している綾瀬市がバスツアーを企画していることもあり、応援団の期待に応えるべく、態勢を整えて臨みます。

■予選(6⽉17⽇(⼟)午後2時00分〜)

 梅⾬の晴れ間の夏⽇となった予選⽇、午前中のフリー⾛⾏で⾮常に良い感触を得て、Aグループに出⾛した松下選⼿ですが、不運にもアタックをかけた周に、レインボーコーナー先で他⾞がクラッシュ。アタックを中断せざるを得ず、予選通過基準タイムすらクリアできずに終わってしまいました。Bグループのハイマン選⼿は、初めて⾛るサーキットを攻め切ることができず11位。2台ともにQ2進出は叶いませんでした。

ドライバーセッションタイム/順位
50号⾞松下信治予選Q1(順位)1分16秒815( -/11)
Q2(順位)----------------
総合順位(順位つかず)
51号⾞ラウル・ハイマン予選Q1(順位)1分07秒691(11/11)
Q2(順位)----------------
総合順位18位
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:33度、路⾯温度:51度

■決勝(6⽉18⽇(⽇)午後2時30分〜51周)

 予選⽇よりはやや⾵があるものの、気温30度超えとなった決勝⽇。2台ともに後⽅スタートのため、それぞれが異なる作戦を取ることにして決勝に臨みました。

 松下選⼿はスタートでエンジンストールを起こしてしまいますが、1周⽬の他⾞のアクシデントでセーフティカーランとなり、遅れを取り戻すことができました。4周を終えてリスタートすると、松下選⼿はトップグループに遜⾊ない1分9秒台を刻み続けます。そして、ピットに状況を伝えながら、タイヤ交換をできる限り引き伸ばしました。⼀⽅、ハイマン選⼿は12周⽬にタイヤ交換を⾏い、残り周回を⾛り切る作戦を取りました。

 松下選⼿は、ラップタイムの落ち込みが顕著になった32周⽬にピットに滑り込みタイヤ交換。即座にコースに復帰しますが、ここで駆動系にトラブルが出てしまい失速。再度ピットに⼊りレースを終えました。ハイマン選⼿は、タイヤ交換後にペースが上がらず苦しみますが、終盤はペースを戻してコンスタントに⾛り完⾛を果たしました。

ドライバーセッションタイム/順位
50号⾞松下信治決勝順位DNF
ベストタイム1分09秒127(15/22)
51号⾞ラウル・ハイマン決勝順位18位
ベストタイム1分09秒763(20/22)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:30度、路⾯温度:43度
チーム監督 本⼭哲コメント

 ノブに関しては、この週末、クルマは確実に改善されていることが、タイムやドライバーのコメントからも感じ取れ、⼿応えはありました。ただ、予選では⾚旗でアタックができなかったり、スタート前にエンジンストール、レースではトラブルが出たりと、良いリズムや流れにならなかったですね。

 ラウルは、初めてのコースというビハインドのなかで、難しい部分はありましたが、前回同様、決勝のラップタイムは後半に⾏くに連れて上がっていますので、レースウィークの組み⽴て⽅をしっかり考えれば、ポジションは上がると思います。次は経験のある富⼠ですので、チームとしてもポジションを上げるべく最⼤限のサポートをしたいと思います。

50号⾞チーフエンジニア 宮⽥雅史コメント

 不運もありましたが、ミスもありましたし、トータルとして⼒のあるチームとの差を感じました。決勝のペースは悪くなかったですが、菅⽣であの位置からのスタートではやはり厳しいですね。次の富⼠は、オートポリスや菅⽣とはキャラクターが異なりますので、ここ数戦とは違うアプローチでのセットアップが必要になります。週末のテストも迫っていますの で、今回のデータも加味して急いで考えたいと思います。

51号⾞チーフエンジニア マシュー・カラハン コメント

 B-Max Racing Teamで仕事をすることができ、良い経験になった週末でした。メカニックは優秀でマシンも信頼性が⾼く、プロフェッショナルな仕事に感⼼しました。私が知るラウル選⼿は⾮常に良いドライバーですが、松下選⼿に追いつくのにの苦労しましたし、他のドライバーにも遅れを取ってしまいました。次の富⼠⼤会でより良い結果が得られるよう願っています。

50号⾞ドライバー 松下信治選⼿コメント

 予選は不運もあって後⽅グリッドになりましたので、チームとして2台で作戦を分けようということでスタートしました。レースペースは⾮常に良かったのですが、ピットイン後にギアボックスが壊れてリタイアとなってしまいました。何か噛み合わないレースが続いていますので、もう⼀度チームと話し合って、何が⾜りないのか、噛み合わない原因はどこにあるのかを突き⽌めたいと思います。幸い来週にはテストもありますので、そこをターニングポイントにしてシリーズ終盤に臨みたいと思います。

51号⾞ドライバー ラウル・ハイマン選⼿コメント

 早めにピットインしたので、その後のスティントは本当に⻑く感じました。序盤はいくつかポジションを上げましたが、タイヤ交換後のクルマは挙動が⾮常に不安定で、ポジションを失ってしまいました。全体として、今週末は速さが⼗分ではありませんでした。クルマに変更を加えているのに、何をしてもバランスが改善されないので困惑しています。シーズン当初からずっとこの傾向が続いています。これは原因を探る必要がありますので、来週の富⼠テストでそれを⾏う予定です。引き続き応援をお願いします。

B-Max Racing Team

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝上位3人のコメント 宮田莉朋「12周目が分岐点だった」

第5戦優勝 宮田莉朋(VANTELIN TEAM TOM’S)

 「2勝目できてホッとしています。12周目が分岐点と言って過言ではありませんね。OTSのタイミングとクルマのポテンシャルは完璧でした」

 「ルマンに同行した影響がなかったといえば嘘になります。世界を目指すには結果を残し続けないといけないので、こうして結果を残せたのが嬉しいですし、チームの皆さんも素晴らしいクルマを用意してくれたので本当に感謝しています」

 「まさかこんな流れでシーズンを進められるなんて想像もしていなかったのは事実です。毎戦毎戦チームとともに頑張ってきたことがようやく結果に結びついてきているので、これからも一戦一戦ベストを尽くして頑張りたいです」

第5戦決勝2位 野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「ものすごい疲れました。日常生活でも全くトレーニングできなくて、あまり体に負荷をかけないように過ごしてきたのできつかったです。スタートでミスしてハーフストールしましたが、そこで諦めたらカーナンバー1じゃないと思って一生懸命走りました」

 「こんな言い方をするとプロ失格かもしれないけど、これが自分のベストのパフォーマンスじゃないと思っているので、これからしっかりポテンシャルを上げて後半戦を戦っていきたいです」

第5戦決勝3位 牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「今シーズン本当に苦戦していました。今回もかなりきつかったし、フリー走行も良くなかったんですが、チームと話し合って変更を加えたところ、いい方向に行ったので3位に繋がったと思います。1回テストも挟めるし、ここで一回リセットして、またチームのみんなと頑張りたいです。僕たちの目指すところは優勝なので」
優勝チーム監督 舘信秀(VANTELIN TEAM TOM’S)
「もう何も言うことはありませんよ。今週はフリープラクティスからタイムが良かったし、その流れを今日まで持ち込むことができました。今日もいいレースだったし、クルマも完璧だったと思いますよ」
Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝 宮田莉朋が盤石の走りで今季2勝目を挙げる

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝が6月18日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、予選2番手からスタートした宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)がレース序盤でトップに立ち、終盤は後続に大差をつけて逃げ切り、第2戦鈴鹿に続いて今季2勝目を挙げた。(天候:晴れ コース:ドライ)

 第5戦決勝は午後2時30分より51周で行われた。スタート時の気温は28℃、路面温度は36℃。最終コーナーから1コーナーに向かって追い風が吹く中での戦いとなった。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの大湯都史樹(TGM GP SF23)。予選2番手の宮田がそれに続いて2位。以下、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)、リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、そして牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)の順で1−2コーナーを抜けていく。

 その後方では平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)と松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)がストールしてしまう波乱があり、平川はすぐに再始動したが、1周終了時点で11位、再始動に手間取った松下は最後尾まで後退してしまった。

 さらにS字コーナーではジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TOM'S SF23)と関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が接触するアクシデントが発生。二人とも自力で走行を再開するが、結局リタイヤとなってしまう。

 このため2周目からセーフティーカーが導入され、レースは5周目に再開されることになる。逃げる大湯を僅差で追う宮田。10周を終えてもその差はわずか0秒487。

 そしてついに宮田は12周終わりのストレートでオーバーテイクシステム(OTS)を使って大湯を抜き去り、トップに浮上する。続いて坪井も13周終わりのストレートで大湯にアウトから並びかける。1コーナー進入で抵抗を試みた大湯だったが、ここで痛恨のコースオフを喫し、一気に8位まで後退してしまった。 

 この辺りからリヤの挙動に違和感を感じ始めた大湯は15周目にピットイン。タイヤ交換を行なって16位でコースに復帰したが、その後も異常は解消せず、徐々に順位を落とすことになり、30周目に再びピットイン。53号車はそのままガレージに入れられてレースを終えた。異常の原因は、フロアパネルの破損によりダウンフォースが抜けてしまう症状が出ていたことだったようだ。

 一方、トップの宮田は17周目にピットイン。タイヤ交換を行なったのち、12周目に交換を済ませていた野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)の前でコースに復帰した。すかさず18周終わりのホームストレートで野尻がOTSを使ってアウトから宮田に並びかけるが、宮田は1コーナーでインをきっちり守って先行を許さない。

 宮田は20周目にこのレースの自己ベストとなる1分8秒648を記録すると、そこから一気にペースを上げて野尻を突き放しにかかった。

 この時点でトップに立っていたのはタイヤ交換を終えていない坪井。2位にローソンがつけ、平川が3位で続く。この3台はレース終盤までタイヤ交換を引き伸ばす作戦を採ったが、宮田はここからどんどん坪井との差を詰めにかかる。一時は30秒以上あった両者の差は25周を終えた時点で25秒083、29周終わりで20秒012、そして34周終わりには12秒374にまで縮まった。

 そして坪井が35周目、平川が39周目、そしてローソンが41周目にタイヤ交換を行なった結果、宮田が再びトップに立つことに。2位には野尻、そして牧野が3位で続き、坪井は9位、平川は10位そしてローソンは7位でコースに復帰した。

 その後も宮田は野尻を上回るペースで着実にリードを広げていき、最後は22秒272の大差をつけてフィニッシュ。第3戦鈴鹿に続いて今季2勝目をものにした。

 肺気胸による欠場後初の参戦となった野尻智紀は復帰戦を2位で締めくくり、開幕から苦戦の続いた牧野任祐が3位で今季初の表彰台を獲得した。

 そしてポイントリーダーのリアム・ローソンが結局このレースを5位で終えたため、ここまで75ポイントを獲得した宮田はドライバーズランキングでも63ポイントのローソンを押さえてトップに浮上した。

 野尻もここで57ポイントとなり、このレースを7位で終えた坪井の50ポイントを抜いてランキング3位まで挽回している。

 次戦の舞台は今季3戦目の富士スピードウェイ。7月16日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

第5戦SUGO決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoDriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
137宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
511:02'19.412--
21野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
511:02'41.68422.27222.272
35牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
511:02'46.37326.961 4.689
414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
511:02'48.48929.077 2.116
515リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
511:02'48.63529.223 0.146
67小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
511:02'49.36129.949 0.726
738坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
511:02'55.91836.506 6.557
83山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
511:02'58.27638.864 2.358
918国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
511:02'59.40739.995 1.131
1039阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
511:02'59.78940.377 0.382
1120平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
511:02'59.83040.418 0.041
1265佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
511:03'00.63041.218 0.800
1364山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
511:03'13.80654.39413.176
144小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
511:03'18.42559.013 4.619
156太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
511:03'22.8321'03.420 4.407
1612福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
511:03'23.4401'04.028 0.608
17*55ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
511:03'31.3621'11.950 7.922
1851ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
501:03'36.8241Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 45 Laps)完走 ----
-50松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
3342'27.08118Laps17Laps
-53大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
3039'05.23221Laps3Laps
-36ジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
35'04.02348Laps27Laps
-19関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
28'02.69749Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 15 リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23) 1'07.950 (49/51) 190.013 km/h
  • CarNo. 55は、FIA ISC-L項4.6.c)(ピット出口のホワイトランカット)により、競技結果に5秒を加算した。

SUPER FORMULA

第5戦SUGOフリー走行2回目 坪井翔がトップタイム。 PP大湯都史樹は13番手

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦のフリー走行2回目が6月18日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)がトップタイムを記録。ポールシッターの大湯都史樹(TGM GP SF23)は13番手だった。

 フリー走行2回目は午前10時より30分間で行われた。天候は公式予選日に続いて晴れ。路面はドライでの走行となった。

 コースオープン直後から各チーム決勝に備えてダブルピットでのタイヤ交換やスタートの練習に余念がない。コース幅の狭いSUGOではアクシデントやそれによるセーフティーカーへの対応が勝負を左右することも多い。スタートとピット作業の成否は非常に重要だ。

 こうした中、コース上ではまず松下信治(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)が3周目に1分9秒082を出してトップに。続いて山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が同じく3周目に1分8秒639、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)は4周目に1分8秒796を出してきた。今回が復帰戦となる野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)も5周目に1分8秒957を記録して3番手につける。

 予選2番手の宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)は6周目に1分8秒680を記録、この時点で2番手に浮上する。続いて坪井が8周目に1分8秒636でトップに立った。残り時間は17分だ。

 坪井と宮田はこの前後の周でもコンスタントに1分8秒台を連発、好調ぶりを見せる。他の多くのドライバーは1分9秒台前半から10秒台前半といったペースだ。この辺りが決勝でのペースということか。

 先週ルマン24時間レースで2位入賞を果たした平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)も12周目に1分8秒659で3番手に浮上してきた。

 その後もフリー走行は大きなクラッシュや中断もなく午前10時30分にチェッカーフラッグが提示されて終了。坪井翔がトップタイム。山本尚貴が2番手、平川亮が3番手という結果となった。

 ポールシッターの大湯都史樹はベストタイム1分9秒202で13番手だった。

 第5戦決勝はこのあと午後2時30分より51周で行われる。昨シーズンよりも2周短いレース距離での開催だが、これが結果にどう影響するかにも注目したい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

第5戦SUGOフリー走行2回目結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/18) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
138B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'08.636--188.114
264B山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'08.639 0.003 0.003188.106
320A平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'08.659 0.023 0.020188.051
437A宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'08.680 0.044 0.021187.994
57A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'08.716 0.080 0.036187.895
639A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'08.769 0.133 0.053187.750
765A佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'08.777 0.141 0.008187.728
83B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'08.796 0.160 0.019187.677
919B関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'08.890 0.254 0.094187.421
1015Bリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'08.949 0.313 0.059187.260
111A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'08.957 0.321 0.008187.238
1250A松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'09.008 0.372 0.051187.100
1353B大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'09.202 0.566 0.194186.576
1412A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'09.211 0.575 0.009186.551
154A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'09.248 0.612 0.037186.452
1636Bジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'09.256 0.620 0.008186.430
175B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'09.257 0.621 0.001186.427
1818B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'09.260 0.624 0.003186.419
1914B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'09.262 0.626 0.002186.414
206A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'09.413 0.777 0.151186.008
2155Aジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'09.882 1.246 0.469184.760
2251Bラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'10.230 1.594 0.348183.845

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦SUGO決勝結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/18) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
LapTimeBehindGap
11平良 響モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1926'00.659--
250木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1926'01.423 0.764 0.764
32小出 峻HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1926'03.052 2.393 1.629
437エンツォ・トゥルーリモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1926'07.960 7.301 4.908
551デビッド・ビダーレスB-MAX RACING 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1926'08.786 8.127 0.826
652イゴール・オオムラ・フラガFANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1926'10.73510.076 1.949
710堤 優威Rn-sports F320
Rn-sports
SPIESS A41
1926'11.55410.895 0.819
836古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1926'12.04811.389 0.494
935野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1926'14.43313.774 2.385
104M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1926'18.54117.882 4.108
1130M2DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
ThreeBond TOMEI TB14F3
1926'22.57221.913 4.031
---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ----
-53M-畑 亨志A-NeKT with B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
912'23.83710Laps10Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 50 木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING) 1'15.763 (3/19) 170.421 km/h

SUPER FORMULA

第5戦SUGO公式予選 「レースでも勝ち、カレーでも勝つ」 コンマ03秒の戦いを制し、大湯都史樹が今季2度目のPP獲得!!

 2023年全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の公式予選が6月17日、宮城県村田町のスポーツランドSUGOで行われ、大湯都史樹(TGM GP SF23)が僅差の戦いを制して今季2度目、通算3度目のポールポジションを獲得した。(天候:晴れ コース:ドライ)

 公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。開始時の気温は29℃。路面温度は43℃だ。

 予選Q1はA、B二つのグループに分かれて10分間の走行。上位6名がQ2に進出する。Aグループで出走するのは野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)、太田格之進(DOCOMO DANDELION M6Y SF23)、小林可夢偉(Kids com KCMG Cayman SF23)、福住仁嶺(ThreeBond Drago CORSE SF23)、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、宮田、阪口、松下、ブリュックバシ、佐藤の11台。

 多くのドライバーが1周してフロントタイヤに熱を入れ、すぐにピットに戻る中、野尻と小林はここで最初のタイムアタックを行い、野尻が1分6秒.068、小林は1分7秒716を記録してピットに戻ってきた。また太田はここで2周を走ってピットイン。インラップで1分9秒281を記録している。

 残り時間が4分を切ったあたりから各車続々とコースへ。ここから本格的なアタック合戦が始まったが。チェッカー寸前にブリュックバシがレインボーコーナーの出口でスピンアウト。そのままガードレールに突っ込むアクシデントが発生。この影響で松下と阪口はアタックに入る前に走行を終えることになり、それぞれ9位、11位で10位のブリュックバシとともにノックアウトされてしまう。

 ブリュックバシの直後を走っていた平川は1分6秒599で4番手タイム。その後ろにいた宮田は1分5秒926とこのグループで唯一の1分5秒台を出してトップに立った。その後ろにいた小高は1分6秒853で6番手。

 このままの順位なら宮田、野尻、福住、平川、太田、小高、佐藤、小林、松下、ブリュックバシそして阪口となるところだった。

 しかしレースコントロールは小高、松下、阪口、小林、そして野尻を黄旗区間通過車両と判定。これにより小高のベストタイムは無効となり、佐藤が繰上げの6番手でQ2進出を果たすことになった。野尻は最初のアタックで記録したタイムが有効となり、2番手でQ2進出を果たした。

 車両回収とガードレールの補修に時間を要したため、Bグループの走行は当初の予定より20分遅れの午後2時35分に開始された。出走するのは大嶋和也(docomo business ROOKIE SF23)、国本雄資(Kids com KCMG Cayman SF23)、リアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)、牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)、関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)、ジュリアーノ・アレジ(VANTELIN TOM'S SF23)、坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)、ラウル・ハイマン(BYOUBUGAURA B-MAX SF23)、大湯都史樹(TGM GP SF23)そして山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)だ。

 大嶋と国本はアウトラップに続いて1本目のアタックを開始。他のドライバーは一旦ピットへ。

 ここで大嶋が1分6秒778、国本は1分7秒059を記録。

 Bグループも残り4分を切って各車続々とコースイン。坪井は残り3分を切ってようやく走行を再開した。

 坪井はアウトラップに続いていきなりアタックを開始、1分5秒820でトップに立つ。牧野は1分6秒265、ローソン1分06秒038、大湯1分6秒060、そして大嶋も1分6秒223で最初のアタックで出したタイムを上回った。

 この結果トップは坪井、2番手がローソン、大湯が3番手。以下、大嶋、牧野、国本までがQ2へ。山下、山本、アレジ、関口、ハイマンがここで予選を終えた。

 予選Q2は午後2時55分からの7分間。こちらも当初予定の20分遅れだ。

野尻、太田、国本、平川、宮田、坪井は一旦ピットを離れてそのまま戻ってきた。その他のドライバーはコースインせずにピットガレージで待機。残り4分を切った頃から徐々に走行を開始した。ここでは先にフロントタイヤに熱を入れておくか、最初からニュータイヤで走り始めるかの判断の違いによるものだろう。

 まずは坪井が1分5秒795、平川も1分05秒807と立て続けに1分5秒台のタイムを記録してきた。

 これを野尻が上回り、1分5秒681。宮田はさらに速い1分5秒499をマークするが、その直後に大湯が叩き出したタイムは1分5秒468。

 ここでチェッカーフラッグが提示され、大湯都史樹が宮田を0.03秒差で下してポールポジションを獲得。宮田莉朋が2番手、野尻智紀は復帰戦を予選3番手からスタートすることになった。

 今週末は場内で「大湯くん家のカレーvs TOM'Sカレー」と題し、レトルトカレーの売上を競うイベントが行われているが、初日は「大湯くん家のカレー」が先に完売したとのこと。カレーの売り上げでも予選でも、大湯は宮田の所属するVANTELIN TEAM TOM’Sに勝利した格好だ。

 スーパーフォーミュラ第5戦の決勝は明日の午後2時30分より51周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

第5戦SUGO公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/17) Weather: Fine Course: Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosNoGr.DriverCar
Team
Engine
Q1Q2
153B大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'06.0601'05.468
237A宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.9261'05.499
31A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.0681'05.681
438B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.8201'05.795
520A平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'06.5991'05.807
615Bリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.0381'05.842
75B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.2651'05.920
814B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.2231'05.960
96A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.7321'06.031
1065A佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.9451'06.233
1118B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.5891'06.299
1212A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'06.5751'06.352
---- 以上Q2で決定 ----
133B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.592
147A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'07.716
1564B山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.850
1636Bジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.920
1719B関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'07.205
1851Bラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'07.691
---- 以上予選通過 ----
-4A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'12.771
-50A松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'16.815
-55Aジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'24.197
-39A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'28.720

SUPER FORMULA

第5戦SUGOノックアウトQ2結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/17) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
153B大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'05.468--197.217
237A宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.499 0.031 0.031197.127
31A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.681 0.213 0.182196.577
438B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'05.795 0.327 0.114196.237
520A平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'05.807 0.339 0.012196.201
615Bリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'05.842 0.374 0.035196.097
75B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'05.920 0.452 0.078195.865
814B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'05.960 0.492 0.040195.746
96A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.031 0.563 0.071195.535
1065A佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.233 0.765 0.202194.939
1118B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.299 0.831 0.066194.745
1212A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'06.352 0.884 0.053194.589

SUPER FORMULA

第5戦SUGOノックアウトQ1結果

■Aグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/17) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 class スポーツランドSUGO 3.5865km


PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
137宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'05.926--195.847
21野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'06.068 0.142 0.142195.426
312福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
HondaM-TEC HR-417E
1'06.575 0.649 0.507193.938
420平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'06.599 0.673 0.024193.868
56太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.732 0.806 0.133193.481
665佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.945 1.019 0.213192.866
---- 以上Q2進出 ----
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'07.716 1.790 0.771190.670
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----
-4小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'12.771 6.845 5.055177.425
-50松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'16.81510.889 4.044168.084
-55ジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'24.19718.271 7.382153.348
-39阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'28.72022.794 4.523145.530

■Bグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/17) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 class スポーツランドSUGO 3.5865km


PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
138坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'05.820--196.162
215リアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'06.038 0.218 0.218195.515
353大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
HondaM-TEC HR-417E
1'06.060 0.240 0.022195.450
414大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'06.223 0.403 0.163194.969
55牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.265 0.445 0.042194.845
618国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTATRD 01F
1'06.589 0.769 0.324193.897
---- 以上Q2進出 ----
73山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'06.592 0.772 0.003193.888
864山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'06.850 1.030 0.258193.140
936ジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'06.920 1.100 0.070192.938
1019関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'07.205 1.385 0.285192.120
1151ラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'07.691 1.871 0.486190.740
---- 以上基準タイム(107%)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第5戦SUGOフリー走行1回目 好調、宮田莉朋がトップタイム 牧野任祐、山下健太が続く

 全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦は17日、スポーツランドSUGOでフリー走行1回目を行い、宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)がトップタイムを記録した。

 フリー走行は午前10分より、梅雨の晴れ間が広がるSUGOで90分間にわたって行われた。

 前戦オートポリスを肺気胸で欠場した野尻智紀(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)も元気に姿を現した。野尻はこのラウンドからシャシーを交換している。

 序盤、フリー走行をリードしたのは1分7秒889で宮田莉朋(VANTELIN TOM'S SF23)。開始20分過ぎには山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF23)が7秒191でトップに浮上。30分過ぎには関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)がストレートでマシンを止めたため赤旗が提示される。

 セッションは9時51分から再開された。残り45分を切ったあたりで、1分7秒143を出した宮田が僅差で再びトップに立つ。

 終盤には順位が大きく動いた。まずは、山下健太(REALIZE Corporation KONDO SF23)が初めて6秒台に入る1分6秒900を出してトップに浮上すると、平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23)が6秒572と大きくタイムを更新してトップに。さらに6秒493でこのタイムを上回ったのが牧野任祐(DOCOMO DANDELION M5S SF23)。

 さらに翌周、牧野はタイムを6秒108まで更新し、トップのままセッションを終えるかと思われたが、なんと5秒997と5秒台に入るタイムをたたき出してきたのが宮田。第3戦優勝、第4戦2位と波に乗る宮田がトップでフリー走行を終えた。

 2位には牧野が、3位には山下が、4位には坪井翔(P. MU/CERUMO・INGING SF23)が、5位には大湯都史樹(TGM GP SF23)が、6位には小高一斗(REALIZE Corporation KONDO SF23)が入った。

 ここまで4戦中2勝でポイントリーダーのリアム・ローソン(Red Bull MOTUL MUGEN SF23)は8位と振るわなかったが、SUGOの難所、馬の背からSPのセクター3のスピードは目を見張るものがあり、さすがといった印象だ。

 復帰戦となった野尻は19位と出遅れた。

 公式予選はこの後、午後2時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第5戦SUGO公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/17) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11平良 響モビリティ中京TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'14.418--173.498
250木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'14.488 0.070 0.070173.335
32小出 峻HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1'14.769 0.351 0.281172.684
452イゴール・オオムラ・フラガFANATEC-GRAN TURISMO with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'14.807 0.389 0.038172.596
510堤 優威Rn-sports F320
Rn-sports
SPIESS A41
1'14.876 0.458 0.069172.437
637エンツォ・トゥルーリモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'14.943 0.525 0.067172.283
751デビッド・ビダーレスB-MAX RACING 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'15.142 0.724 0.199171.827
836古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'15.381 0.963 0.239171.282
935野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'15.495 1.077 0.114171.023
104M1今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'16.515 2.097 1.020168.743
1153M2畑 亨志A-NeKT with B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'16.675 2.257 0.160168.391
1230M3DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
ThreeBond TOMEI TB14F3
1'17.363 2.945 0.688166.894
---- 以上基準タイム(110%)予選通過 ----

SUPER FORMULA

第5戦SUGOフリー走行1回目結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦 -RIJ- (2023/06/17) Free Practice 1 Weather:Fine Course:Dry
2023 SUPER FORMULA Round 5 スポーツランドSUGO 3.5865km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
137A宮田 莉朋VANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'05.997--195.636
25B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.108 0.111 0.111195.308
33B山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.318 0.321 0.210194.689
438B坪井 翔P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.399 0.402 0.081194.452
553B大湯 都史樹TGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'06.559 0.562 0.160193.984
64A小高 一斗REALIZE Corporation KONDO SF23
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'06.565 0.568 0.006193.967
720A平川 亮ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD01F
1'06.572 0.575 0.007193.946
815Bリアム・ローソンRed Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'06.636 0.639 0.064193.760
914B大嶋 和也docomo business ROOKIE SF23
docomo business ROOKIE
TOYOTA TRD 01F
1'06.660 0.663 0.024193.690
1039A阪口 晴南P. MU/CERUMO・INGING SF23
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'06.686 0.689 0.026193.615
1136Bジュリアーノ・アレジVANTELIN TOM'S SF23
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'06.706 0.709 0.020193.557
1219B関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF23
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'06.748 0.751 0.042193.435
1350A松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'06.906 0.909 0.158192.978
1418B国本 雄資Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'06.920 0.923 0.014192.938
156A太田 格之進DOCOMO DANDELION M6Y SF23
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'06.989 0.992 0.069192.739
1664A山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'07.157 1.160 0.168192.257
1755Aジェム・ブリュックバシェTGM GP SF23
TGM Grand Prix
Honda M-TEC HR-417E
1'07.191 1.194 0.034192.160
1865B佐藤 蓮TCS NAKAJIMA RACING SF23
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'07.311 1.314 0.120191.817
191A野尻 智紀Red Bull MOTUL MUGEN SF23
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'07.574 1.577 0.263191.071
2012A福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF23
ThreeBond Racing
Honda M-TEC HR-417E
1'07.881 1.884 0.307190.206
2151Bラウル・ハイマンBYOUBUGAURA B-MAX SF23
B-Max Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'07.986 1.989 0.105189.913
227A小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF23
Kids com Team KCMG
TOYOTA TRD 01F
1'08.641 2.644 0.655188.100

Forumula Beat

国産オリジナルシャシー、F3、フォーミュラルノー、FCJ Formula-Beatを戦うクルマたち 

 今年からFormula-Beat(F-Be)と名称を改めたJAF-F4選手権シリーズ。フォーミュラカーを用いたレースとしては世界的にも珍しくなった「モノづくりのできるカテゴリー」だ。

 発足当初は国内の各コンストラクターがJAF国内競技車両規則に沿って製作したオリジナルマシンによって戦われてきたが、現在は他のカテゴリーで使用されてきた車両を改造して参戦するチームやドライバーが目立つようになった。

 そこで今回は6月10-11日に岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われた第4戦、第5戦に参戦した車両をここに紹介していくことにする。

佐々木孝太のドライブスルZAP F108

 まずは第4戦、第5戦でポールポジションを獲得した佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)と、岡山大会二連勝を飾った卜部和久(H・R F108)の乗る「ZAP F108」。これはJAF国内競技車両規則に沿って設計、製作されたもので、日本自動車レース工業会(JMIA)が供給するUOVAと呼ばれるカーボンモノコックが使用されている。その名が示す通り開発には童夢が関わっており、現在はZAP SPEEDが製造・販売を行なっている。

大宮賢人の疾風

 そして第4戦、第5戦で3位となった大宮賢人(ハンマーR疾風)がドライブしていたのがハンマーレーシングが製作する「疾風」。これはフォーミュラルノー2.0で使用されたタトゥース製のシャシーに改造を施したもの。

富田自然のFC106

 冨田自然(Kデンタルオフィス)が乗るFC106は2006年から2013年まで日本レースプロモーション(JRP)が行なっていたフォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)で使用された車両だが、このシャシーも元々はタトゥースがフォーミュラルノー2.0のために生産していたものだ。

KAMIKAZEのFR2.0

 KAMIKAZE(ファーストガレージ&ISP)の使用するFR2.0もタトゥース製のフォーミュラ・ルノー2.0車両だが、こちらは2008年以降に製造されたモデルであり、疾風のベースより1世代新しいものだ。サイドポンツーンの形状の違いが見て取れる。

安井和明のF301

米谷浩のF307は三浦愛が全日本F3で使用していた時そのままのカラーリング

田中諭のF307

 そして昨シーズンからはダラーラF307、F301といったF3マシンをF-Be仕様に改造したものも登場している。岡山大会には安井和明(ブースカ隊長)がF301、米谷浩(KK・ヨネタニ)と田中諭(ミスト制動屋)がF307を持ち込んだ。特に米谷の8号車は全日本F3選手権で使用された時そのままのカラーリングで持ち込まれている。

 これらの他カテゴリーからの流用車両はそのままではJAFの車両規則に合致しないため、ウィングやフロアパネル、サイドポンツーンなどを規則に沿って改造する必要がある。

ステップボトムの下に接合されたフラットなフロアパネル

 例えばF-Beのフロアパネルはフラットボトムであることが求められ、後端部の立ち上げも最大20mmまでしか許されないため、FR2.0やF3のようなステップボトムやディフューザーはそのままでは使用できない。このため、オリジナルのフロアの下にフラットボトムを接合する対応が取られている。

 ウィング形状も三次曲面形状は禁止されているため、長方形のシンプルな形状のものに交換されている。

前方に継ぎ足された側面防護体

 また、車体の中心線から最小550mmの両側に、ステアリングホイールの面から燃料タンクの背面まで連続した側面防護体を設けることが定められているため、その位置までサイドポンツーン前面を延長するモディファイが行われている。

 このように、空力を中心とした大幅なモディファイが必要となるため、オリジナルパーツで使用できるのはせいぜいモノコックとノーズコーンぐらい。足回りにも相当手を入れる必要があるという。格上のカテゴリーからクルマを持ってきたからといっても簡単に勝てたりはしないのだ。

 国産のオリジナルシャシーとF3とフォーミュラルノーが同じ土俵で接戦を繰り広げるF-Beはまさにカオス状態。FIA-F4が来年世代交代を予定していることを考えると、現在使用されているF110がF-Beに流入してくる可能性も大いに考えられる。今後の動向にも注目していきたい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

Forumula Beat

第5戦決勝上位3人のコメント 卜部和久「ここしかないと思って行った」

第4戦優勝 卜部和久(H・R F108)

優勝した卜部和久(H・R F108)

 「まさか勝てるとは思っていませんでした。運もありましたが、勝てて嬉しいです」

 「スタートで1位まで行きたかったんですが、一発で決めきれず、人の後ろを走ってダウンフォースが抜けちゃう苦しい状況が続きました。周回遅れの影響もあり、うまく前に出れましたが、そこからは意外とグリップしたので、そこで空力の影響が大きかったことを実感しました。僕も周回遅れに詰まりましたが、なんとか勝ててよかったです」

 「結構ダンプ路面で、濡れてたり濡れてなかったりが続いていて、ちょっとラインを外すと全然グリップしない、難しい路面でした。抜く時もふらついてしまいました。(佐々木選手を抜いた時は)ここしかない、と思っていきました。しっかり決め切れてよかったですね」

 「4連勝はできましたが、今回はポールを取ることができなかったので、これからのレースではポールを取って勝ちたいです」

第4戦決勝2位 佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

決勝2位の佐々木孝太(ファーストガレージ&ISP)

 「グリッドを行き過ぎちゃって。信号しか見ていなかった僕のミスです。今回のスタートはそれなりに決まったと思います。昨日の1周目がセーフティーな運転だったので、今回はちょっとプッシュ目で入りました。そこからはずっといい展開で、詰められていてもピタピタには来なかったので、なんとかこのペースを保って最後まで行きたいなと思っていたんですけど、周回遅れが出だして、そのうちの1台が明らかなブロックラインを走っていたので、こちらの加速が鈍ってしまい、そこで一気に抜かれてしまいました。自分の実力とかミスで抜かれたんなら納得いくんですけど、こういう形で抜かれたのは悔しいです」

 「次も出ます。クルマはすごく良くしてもらっているので、自分の実力と運に恵まれれば勝てると思います。次も若いやつ相手に頑張ります」

第4戦決勝3位 大宮賢人(ハンマーR疾風)

決勝3位の大宮賢人(ハンマーR疾風)

 「最初はもうちょっと前に出たかったんですけど、タイヤを温めるのに数ラップかかってしまって、そこで前に出られなかったのが勝てなかった理由だと思います」

 「どっちの3位もあんまり満足できる3位じゃなかったなと思います。最低限の結果という感じで。もうちょっと上を目指していかないとと思います。次の大会は予選からポールを取りに行って、もうちょっと戦えるスピードを身につけられればと思います」

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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