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2012年5月

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ決勝結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/13) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K521:24'25.270
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K520.659
32中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5212.258
440伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E5221.515
541塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E5233.457
620松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K5236.603
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E5241.252
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K5246.517
939国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K5247.523
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E5256.633
118ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K521'00.312
123安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K521'08.359
1310金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E511Lap 
1462嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K511Lap 
1518折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K511Lap 
---- 以上規定周回(46 Laps)完走 ----
-38平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K2725Laps
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E448Laps
  • Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL) 1'35.476 (36/52) 181.04km/h
  • CarNo.18は、2012ツインリンクもてぎ四輪一般協議規則書第40条~4)違反(ピットロードにおける他車の通路妨害)により、参加者に対して訓戒および罰金3万円を課した。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎフリー走行2回目 ロイック・デュバルがトップタイム。トムス勢は6位と8位

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は13日、ツインリンクもてぎでフリー走行を行い、ロイック・デュバル(キグナス)が1分35秒089でトップタイムを記録した。

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 決勝日を迎えたツインリンクもてぎは昨日に引き続き朝から快晴。絶好のレース日和となった。9時15分から30分間、決勝レースをにらんだフリー走行が行われた。

 開始早々10分までに、1分35秒089でトップに立ったのはロイック・デュバル(キグナス)、2位には1分35秒250でルーキーの安田裕信(コンドー)が続く。この2人のタイムはフリー走行終了まで更新されることはなく、デュバルがこのセッションでのトップとなった。

 3位には開始11分に1分35秒537を記録した小暮卓史(ナカジマ)が付けた。

 予選でポールポジションのアンドレ・ロッテラー(トムス)、同2位の中嶋一貴(同)はそれぞれ8位と6位。トムス勢は完全に決勝レースをにらんだ走行を行ったようだ。

 決勝は、この後14時30分より52周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎフリー走行2回目結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/13) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'35.089--181.78
23安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'35.2500.1610.161181.47
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'35.5370.4480.287180.92
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.7930.7040.256180.44
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'35.9410.8520.148180.16
62中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'35.9910.9020.050180.07
720松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'36.0410.9520.050179.97
81アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'36.1121.0230.071179.84
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'36.1681.0790.056179.74
1039国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'36.4941.4050.326179.13
1141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'36.5891.5000.095178.95
1238平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'36.5951.5060.006178.94
137大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'36.7461.6570.151178.66
1410金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'36.9251.8360.179178.33
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'37.0381.9490.113178.13
1662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'37.4312.3420.393177.41
1718折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'38.3423.2530.911175.76
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.989

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FN:第2戦もてぎ公式予選 スペシャルステージで伊沢拓也選手が3番グリッドを獲得 (HONDA)

  • 2012年5月12日(土)・予選  会場:ツインリンクもてぎ(4.801km) 天候:晴れ  気温:19℃(14:40時点)  路面温度:32℃(14:40時点)  コースコンディション:ドライ 観客:6500人(主催者発表)

 5月12日(土)、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の公式予選が開催されました。

fn120512001L.jpg  ここのところ東日本を中心にやや不安定な天候が続いていましたが、この日は風がやや肌寒く感じられるものの、栃木県地方はすっきりと晴れ渡って青空に覆われました。

 4月14日に鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・ニッポン開幕戦の予選では、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が予選でフロントローを独占し、2012年シーズンに向けて大幅な改良を受けた新エンジン「HR12E」が優れたパフォーマンスを発揮しました。第2戦のもてぎラウンドでも大きな期待がかかっています。

 今回の公式予選はスペシャルステージ方式で行われました。この方式は、全員が出走する1回目の予選結果の逆順でドライバーが一人ずつアタックを行い、このタイムに応じてスターティンググリッドを決めるというものです。

 正午に始まった公式予選の1回目では、#41 塚越選手が1分33秒962で4番手となり、Honda勢の最上位となりました。続いて#40 伊沢選手は1分34秒261で7番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は1分34秒364で10番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は1分34秒379で11番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は1分34秒413で12番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は1分35秒327で15番手という結果でした。

 スペシャルステージは午後2時25分に開始。相変わらず空はきれいに晴れ上がっていますが、時折風が強く吹き、この影響もあって路面コンディションは刻々と変化していきました。

 6名のHondaドライバーの中では3番手出走の#10 金石選手がトップバッター。しかし、3コーナーの進入でややマシンが不安定な状態に陥ったこともあり、タイムは1分38秒188にとどまりました。続いて6番目に出走した#32 小暮選手は1分34秒157を記録。そして7番手出走の#16 山本選手は1分34秒113を記録して、この時点でのトップに浮上しました。8番目に出走した#31 中嶋選手は1分34秒839となりトップタイム更新とはならなかったものの、11番手出走の#40 伊沢選手が1分33秒816の好タイムを記録して暫定トップに躍り出ました。

 その後、14番目に出走した#41 塚越選手が1分33秒967を記録するなど、後続のドライバーたちは伊沢選手のタイムをなかなか更新できない展開が続き、最終的に伊沢選手は3番グリッドを獲得しました。#41 塚越選手は5番手、#16 山本選手は7番手、#32 小暮選手は10番手、#31 中嶋選手は12番手、#10 金石選手は17番のグリッドから明日の決勝に挑みます。

 今回のスペシャルステージは、トップ10のラップタイムが1秒差以内に収まっていたほか、予選2番手と10番手のタイム差が0.4秒を切る大接戦となりました。このため、決勝レースもエキサイティングな展開になることが期待されています。

 52周で競われる決勝レースは明日、5月13日(日)の午後2時30分にスタートが切られます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「中高速コーナーが多い鈴鹿サーキットで行われた開幕戦でも、Honda勢が低速コーナーをやや苦手としていることは分かっていました。そこで、低速コーナーが主体となる第2戦ツインリンクもてぎ大会を前に、こうした点への対処を実施しましたが、今日は路面コンディションがさまざまに変化したため、事前に行った対処がどの程度、有効だったかを評価するのは難しい状況でした。いずれにせよ、明日の決勝レースでは、戦略を工夫するなどして追い上げを図るつもりなので、6名のHondaドライバーへのご声援をよろしくお願い申し上げます」
伊沢拓也選手(3番手 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「今日はコンディション変化の予想が難しく、どう対応するかで明暗が分かれたような気がします。ニュータイヤで走行したスペシャルステージよりも、使用済みのタイヤを履いた今朝のフリー走行のときのほうが走りやすかったことなど、不可解な現象もありました。開幕戦で念願のポールポジションを獲得できたので、予選3番手という結果には満足できませんが、明日もいいレースができるように精一杯がんばりますので、ご声援をよろしくお願いします」
塚越広大選手(5番手 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「今朝の段階から、あまりマシンの感触がいいとは言えませんでした。スペシャルステージではS字コーナーで少しミスをしてしまいましたが、あれさえなければ予選で2~3番手には入れたと思います。今日はコンディションに合ったセッティングを施すのが難しく、この対応にやや手間取ってしまいました。開幕戦の決勝レースでは安定したペースで走れたので、同じことが再現できれば、決勝レースで追い上げができると思います。それができるよう、明日は全力を尽くします」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ公式予選記者会見 上位3名のコメント

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ポールポジション アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r02_q_pc_lotterer  「今日はいい一日でした。新しいスタイルの予選なので面白い日になると思っていました。ニュータイヤを使うのかスクラブしたタイヤを使うのか、迷いました。セットアップもよくて、Q1もよかったので、そのままタイヤをスクラブしてスペシャルステージに臨みました。Q1の状態ならうまくいくと思いました。風とかいろんな要素もあり、タイヤの使い方も微妙でしたが、完璧にいけばいいタイムが出せると思っていました。運良くトップタイムを出すことができ、チームにも感謝しています」
予選2位 中嶋一貴(トムス)
fn_r02_q_pc_nakajima  「走り始めからクルマは悪くなくて、大きくさわっていまいせん。アンドレが言ったように風が吹いていたりで、ちょっと行き過ぎればタイムをロスするし、行かなきゃタイムは出ないし、難しい綱渡りでした。予選1回目もセクタータイムはよくて、いいタイムが出そうな雰囲気はあったんですが、ミスもあり自分自身緊張していたのでしょうがないですね。アンドレはきちんとタイムを出しているのに、自分は90%しか出せていなかった実感があります。それでもフロントローにいるので、ポジティブな結果だったと思います。明日はスタートが重要なので、鈴鹿のようにいいレースをしたいと思います」
予選3位 伊沢拓也(ダンディライアン)
fn_r02_q_pc_izawa  「1回目の予選のタイムを見てもらっても、朝のフリー走行からそんなに上がってなくて、そのなかでどう合わせるか考えていました。朝のユーズドタイヤが乗りやすかったかなと思っています。明日のレースは、乗りづらいしミスが出やすい状況なので、その辺が鍵になるかなと思います。今回もいい予選ができたなと思っていますが、前回のポールを取ったときよりうれしくありません。前回レースが悪かったので、速く走れるように明日に向けて詰めていきたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第2戦もてぎスペシャルステージ予選 ロッテラーが圧巻の走りでポールポジション!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は12日、決勝のグリッドを決めるスペシャルステージ予選を行い、最終走者のアンドレ・ロッテラー(トムス)が1分33秒264でポールポジションを獲得した。

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 スペシャルステージ予選は14時25分から始まった。日差しは和らぎ、サーキットを吹く風も強さを増し、気温は下がり気味だ。

 まずは、Q1予選最下位の嵯峨宏紀(ルボーセ)からアタックが始まった。嵯峨は1分36秒318とこのアタックを無難にまとめ、後にアタックした折目遼(KCMG)と金石年弘(リアル)のタイムが伸びなかったこともあり、二つ順位を上げ、最終的に15位のグリッドを手に入れることに成功した。

 このセッション序盤は5番手出走の松田次生(インパル)、6番手出走の小暮卓史(中嶋)、7番手出走の山本尚貴(無限)らが盛り上げた。松田が1分34秒115をたたき出しトップに立つと、小暮は1分34秒157で2位につ、山本は1分34秒113でなんと千分の2秒差で松田を上回りこの時点でトップに立つというきん差の争いを演じた。

 10台終了時点で山本がトップだったが、ようやく伊沢拓也(ダンディライアン)が1分33秒816で山本を大きく上回りトップに立つ。

 その後、次々とアタックするチャレンジャーは誰も伊沢のタイムを凌駕することはできない。そして残り3名となった中嶋一貴(トムス)がアタックを始める。

 中嶋一貴はそつなくアタックをまとめるとタイムは1分33秒779。千分の37秒上回りついに伊沢をトップから引きずり下ろした。

 残りはチャンピオン経験者ののロイック・デュバル(キグナス)とアンドレ・ロッテラー(トムス)。デュバルは最終セクターでの痛恨のミスで6位に終わるが、ロッテラーの走りは圧巻だった。

 ロッテラーは異次元のスピードで中嶋一貴のタイムをセクター1の時点で0秒2上回り、コントロールラインを通過すると、タイムは1分33秒264。最終的に0秒5以上のぶっちぎりで文句なしのポールポジションの座に着いた。

 2位には中嶋一貴が入り、3位に伊沢、4位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、5位塚越広大(ダンディライアン)、6位デュバルと続いた。

 決勝は明日13日14時30分より52周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎスペシャルステージ予選結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/12) Special Stage Qualfying Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.264--185.33
22中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.7790.5150.515184.32
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'33.8160.5520.037184.24
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.9090.6450.093184.06
541塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'33.9670.7030.058183.95
68ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'34.0460.7820.079183.79
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'34.1130.8490.067183.66
820松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.1150.8510.002183.66
97大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'34.1210.8570.006183.65
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.1570.8930.036183.58
1138平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.7911.5270.634182.35
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.8391.5750.048182.26
1339国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.9171.6530.078182.11
143安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'35.0721.8080.155181.81
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'36.3183.0541.246179.46
16*18折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'36.4333.1690.115179.24
1710金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'38.1884.9241.755176.04
  • CarNo.18は、公式通知No.10フォーミュラ・ニッポンスペシャルステージ運用手順違反のため、訓戒とする。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.989

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ公式予選1回目 アンドレ・ロッテラーが暫定のポールポジション!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は12日、ツインリンクもてぎでこの後行われるスペシャルステージ予選の出走順を決める公式予選1回目を行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)が1分33秒277で暫定のポールポジションを獲得した。

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 フリー走行終了から1時間10分後、路面温度は36度とフリー走行時より5度高くなるなか、公式予選1回目が始まった。

 開始6分過ぎには、中嶋一貴(トムス)が1分33秒823でトップに立つ。同18分過ぎにはロイック・デュバル(キグナス)が2位に付け、3位には塚越広大(ダンディライアン)が上がったが、ここまでは小手調べ。

 残り7分時点ではすべてのマシンがピットイン。そして残り5分を切ったところで各車最後のアタックにかけべく次々とピットアウト。

 最後のアタックでトップに立ったのは、朝のフリー走行から好調のロッテラーでタイムは1分33秒277。これに続いたのは1分33秒722のデュバルだが、ロッテラーからは0秒445も遅れた。

 3位には中嶋一貴が入り、4位塚越、5位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、6位国本雄資(セルモ・インギング)と続いた。

 この後、14時25分から全ドライバー参加してのスペシャルステージ予選が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ公式予選1回目結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/12) Qualfying Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.277--185.31
28ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.7220.4450.445184.43
32中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.8230.5460.101184.23
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'33.9620.6850.139183.96
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.1360.8590.174183.62
639国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.2040.9270.068183.48
740伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'34.2610.9840.057183.37
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'34.2680.9910.007183.36
938平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.2740.9970.006183.35
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.3641.0870.090183.17
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'34.3791.1020.015183.14
1232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.4131.1360.034183.08
1320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.7971.5200.384182.34
143安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'34.8341.5570.037182.27
1510金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'35.3272.0500.493181.32
1618折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'36.1512.8740.824179.77
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'36.2172.9400.066179.65
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'39.8066.5293.589173.18
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.989

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FN:第2戦もてぎフリー走行1回目 アンドレ・ロッテラーがトップタイムで、外国人ドライバーが1-2-3!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は12日、ツインリンクもてぎでフリー走行を行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)が1分33秒422でトップタイムを記録した。

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 フォーミュラ・ニッポン第2戦がツインリンクもてぎで開幕。サーキット上空は朝から青空が広がり、気温17.8度、路面温度31.8度、湿度 41.8%という絶好のコンディションで9時より1時間のフリー走行が行われた。

 フリー走行開始よりタイムを伸ばしてきたのはディフェンディングチャンピオンのアンドレ・ロッテラー(トムス)。まず、1分34秒699でトップに立つと、開始10分過ぎには早くも1分33秒875とコースレコードに1秒以内と迫るタイムを出してきた。

 しかし、開始15分過ぎにはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が1分33秒525でトップに立つと、2位には1分33秒788でロイック・デュバル(キグナス)が上がってくる。

 しかし、開始40分過ぎに再びロッテラー。1分33秒422ときん差でオリベイラを逆転し、再びトップに立った。

 終了10分を切ったあたりから各ドライバー、予選シミュレーションを開始。しかし、路面温度も上がり、コースアウトするマシンも出るなど、どのドライバーもロッテラーのタイムを上回ることができず、ロッテラーのフリー走行トップタイムが確定した。

 2位には最後のアタックで飛び出したオリベイラがつけ、3位にはロイック・デュバルと外国人ドライバーがトップ3を独占することとなった。

 4位には最後のアタックをピットアウトしたばかりの遅いマシンに阻まれた中嶋一貴(トムス)が入り、5位には大島和也(ルマン)、6位には松田次生(インパル)と続いた。

 この後、11時10分から20分間の公式予選1回目が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎフリー走行1回目結果

Fニッポン第2戦 -RIJ- (2012/05/12) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.422--185.02
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.5250.1030.103184.82
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'33.7880.3660.263184.30
42中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.8780.4560.090184.12
57大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'34.0740.6520.196183.74
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'34.0860.6640.012183.71
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'34.2950.8730.209183.31
820松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.5841.1620.289182.75
939国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.5871.1650.003182.74
1041塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'34.6601.2380.073182.60
1138平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'34.7551.3330.095182.42
1232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'34.8321.4100.077182.27
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'35.1011.6790.269181.75
1410金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'35.3581.9360.257181.26
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'36.3462.9240.988179.41
1631中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'36.5653.1430.219179.00
1718折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'37.3603.9380.795177.54
  • CarNo.3は、ピット作業遵守違反により罰金2万円を課す。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.989

SUPER GT

SGT:第2戦富士 500kmレースはポイント圏外の厳しい結果に (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racingは5月3~4日に富士スピードウェイで開催されたSuper GT 第2戦において、 2台揃って完走を果たしました。

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■5月3日 公式練習 / 公式予選
#20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二

 ゴールデンウィークに開催され、例年多くの観客を迎える今大会。レース距離が500kmと通常より長いこの大会で、#20 Racerbook Audi R8 LMSには第3ドライバーとして新たに小林賢二が加入することに。小林は昨年もHitotsuyama RacingからAudi R8 LMSでGT Asiaに参戦した経験を持つドライバー。

 また第1ドライバーも第1戦のマイケル・キムから香港出身のフランク・ユーにスイッチ。フランク・ユーも昨年Hitotsuyama RacingからAudi R8 LMSでGT Asiaに参戦した経験を持ち、それ以外にも数々のGTレースでAudi R8 LMSをドライブ。Audi R8 LMS を熟知したドライバーの一人とも言える。フランク・ユーとマイケル・キムは今後レースごとに入れ替わり、#20 Racerbook Audi R8 LMSをドライブする。

 午前中の公式練習では3名のドライバーがスムースにプログラムをこなさなければいけないものの、前日から降り続く雨によりライバルマシンのクラッシュやスピンが続出。赤旗中断が相次ぎ、#20 Racerbook Audi R8 LMSも十分な走行を行うことが許されないままクラス22位で公式練習を終えた。

 同日午後に行われた公式予選も天候は変わらず。スーパーラップ進出を賭け各マシンがコースイン。#20 Racerbook Audi R8 LMSは野田がQ1を担当する。野田は計測1周を終えた時点で浅溝タイヤの方がコースコンディションにマッチすると判断し、深溝から浅溝タイヤへの交換のためにピットイン。しかし、この間にランボルギーニからオイル漏れトラブルが発生。コース上には多量のオイルが撒かれる。このランボルギーニのオイル漏れトラブル以降、タイムアップするマシンは現れず、予選開始早々のタイミングでアタックを行なっていたマシンが上位を独占するかたちに。#20 Racerbook Audi R8 LMSはアタックができないままクラス18位という不本意な結果で予選を終えた。

#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規

 第1戦岡山で9位入賞を果たし、さらに上位進出を狙う#21 ZENT Audi R8 LMS。Hitotsuyama Racingは都筑 / シンディのサポート役として昨年WTCCをフルシーズン戦った谷口行規を第3ドライバーとして新たに迎え入れた。

 午前中の公式練習では都筑をメインにセッティングプログラムが進められるが、やはり強い雨と度重なる赤旗中段により、満足にセッティングを決めることができず下位に沈む。最終的には都筑がクラス12位のタイムをマークするものの、難しいコンディションの中、多くの課題を残したまま午後の公式予選に臨むこととなった。

 公式予選Q1担当の都筑は雨の状況を見計らいコースイン。しかしアタックに入った時点で、既に前述のとおりコース上には多量のオイルが撒かれており、都筑は全くタイムを伸ばすことができない。予選前半、コース上がクリーンな間にタイムアタックを行なったマシンが1分52秒台を記録している中、タイミングを失った都筑は2分00秒台とその差を大きく拡げられ、クラス20位という想定外の結果で公式予選を終えた。

  • P1 #11 GAINER DIXCEL R8 LMS 田中哲也 / 平中克幸
  • P2 #43 ARTA Garaiya 高木真一 / 松浦孝亮
  • P3 #15 ART TASTE PORSCHE ティム・ベルグマイスター / 土屋武士 / ヨルグ・ベルグマイスター
  • P18 #20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二
  • P20 #21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規

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■5月4日 決勝
#20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二

 前日までの雨は止み、6万人近い観客を迎えた決勝日。ドライコンディションでのレースが確実視されていたが、スターティンググリッド上でまさかの小雨が降り出す。各チーム、グリッド上でギリギリのタイミングまでタイヤ選択に悩まされるも、ほぼ全てのチームが天候の回復に賭け、ドライタイヤのままスタートを迎える。この難しい天候のためセーフティーカー先導の下スタートとなったが、多くのチームの予想とは裏腹にセーフティーカー先導中に雨足は急激に強まっていく。急遽ピットインしレインタイヤに交換するチームが大多数の中、予選下位に沈んでいた#20 Racerbook Audi R8 LMS野田はドライタイヤのままコースに留まり賭けに出る。セーフティーカーが隊列から離れレースはスタート。だが雨足はすぐには弱まらず、#20 Racerbook Audi R8 LMS野田は苦しい展開を強いられ、レインタイヤに交換したライバル勢に次々とパスされていく。その後天候は回復し、コースが乾き始めると野田もペースアップ。一時は21位まで落としていた順位を12位まで挽回し、フランクにステアリングを託す。

 これがSuper GT デビュー戦となるフランク。GT500との絡みではペースダウンするシーンも何度か見られたが、タイヤを労わりながら徐々にタイムアップしていく。しかし、レースも中盤に差し掛かったところで、#15 ART TASTE PORSCHEのティム・ベルグマイスター選手がストレート上で単独クラッシュ。ハイスピードでガードレールに激突し、マシンは大破してしまう。コース上にはセーフティーカーが入り、ティム選手の救出作業が行われる。6周のセーフティカーランの後、レースは再開。フランクはその後も自己ベストを更新し、結果的に34周を担当。デビュー戦をノーミスで走り切り、自身の希望でもある「来シーズン以降のSuper GTフル参戦」に一歩近づくことができるレース内容となった。ピットアウト時には18位まで落ちていた順位も15位まで挽回し、最終スティントを小林に託す。

 これまでポルシェ・カレラ・カップを中心にレース活動を行なってきた小林は、公式練習まではR8のマシン特性に悩まされたものの、決勝ではそれまでの不調を忘れさせる安定したラップで周回。残り10周を切ったあたりから再び降り始めた雨の中でもしっかりとマシンをコントロールし、#20 Racerbook Audi R8 LMSを500kmレース16位フィニッシュに導いた。

#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規

 #21 ZENT Audi R8 LMSのスタートを担当するのはエースの都筑晶裕。都筑は#20 Racerbook Audi R8 LMSとは戦略を変え、セーフティーカー先導中にレインタイヤに交換。セーフティーカーが隊列を離れレースがスタートした時点では22位まで落ちていた順位だが、ウェットコンディションを得意とする都筑は、たった10周あまりで4位までその順位を押し上げチームを盛り上げる。その後路面が乾き始めたため、#21 ZENT Audi R8 LMSは変則的なピット作業を敢行。16周目にドライタイヤへの交換と給油作業、そして第3ドライバー谷口へのドライバー交代を済ませコースに送り出す。フランク同様、今回がSuper GTデビュー戦となる谷口だが、アウトラップ最終コーナーで乾ききらない路面に足を掬われスピン。復帰に時間を費やし21位まで順位を下げてしまう。レース復帰後は安定したタイムを刻み、順位も2つ挽回して19位でシンディにバトンタッチ。第1戦岡山では9位入賞を果たし、今回の目標をさらに上位進出と定め意気込んでいたシンディ。コースインした時点で順位は20位と入賞すら困難な状況ではあったが、持ち前の粘り強さと安定した走りを披露し、徐々に順位を上げていく。38周を担当し、順位を15位まで押し上げて、最終スティントを再び都筑へと託す。入賞こそ難しい順位だが、都筑はベストラップを更新するペースで周回を重ねると同時に、マシンやタイヤのフィーリングを的確にピットへ伝え続けデータの蓄積作業にも専念。最終的には#20 Racerbook Audi R8 LMSを捉え15位でフィニッシュを遂げた。

  • P1 #0 GSR 初音ミク BMW 谷口信輝 / 片岡龍也
  • P2 #2 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電 高橋一穂 / 加藤寛規
  • P3 #66 triple a vantage GT3 吉本大樹 / 星野一樹
  • P15 #21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / シンディ・アレマン / 谷口行規
  • P16 #20 Racerbook Audi R8 LMS フランク・ユー / 野田英樹 / 小林賢二

 Hitotsuyama Racingでは今大会の目標を2台揃ってのポイント獲得として参りましたが、難しい天候に悩 まされ、2台ともポイント圏外でレースを終える悔しい結果となりました。次戦セパンではこの目標を達成できるよう、チーム一丸となって臨みます。引き続き応援宜しくお願い致します。

Hitotsuyama Racing Press release

SUPER GT

SGT:第2戦富士GT500kmレース写真集

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI & Naoto KATO

SUPER GT

SGT:第2戦富士 脇阪寿一/石浦宏明組LEXUS SC430が逆転で富士を制す! (TOYOTA)

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チームに久しぶりの勝利をもたらした
DENSO KOBELCO SC430 39号車の石浦宏明(左)と脇阪寿一(右)

 SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が5月3日(木)、4日(金)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 恒例のゴールデンウィーク開催となった富士での第2戦は、2008年以来4年ぶりに500kmと長丁場での開催。2回のピットインとドライバーチェンジが義務づけられた。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。GT300クラスには1台のトヨタ プリウスが出場した。

 今大会、PETRONAS TOM'S SC430 36号車のロイック・デュバルが海外のレースに出場するため、中嶋一貴のパートナーとしてリチャード・ライアンが36号車をドライブすることとなった。

◆予選◆

 3日(木)は午前中の公式練習走行から雨に見舞われ、午後1時からの予選1回目、午後2時半からのスーパーラップ共にウェットコンディションで行われた。今季より、スーパーラップ方式の予選は規則が変更され、予選1回目は一人のドライバーのアタックで順位を決め、上位10台がスーパーラップへ進出。スーパーラップは予選1回目とは異なるドライバーがアタックし、トップ10グリッドを決定する。

 予選1回目はDENSO KOBELCO SC430 39号車の脇阪寿一が4番手。ENEOS SUSTINA SC430 6号車の伊藤大輔が5番手。36号車のライアンが6番手。開幕戦で勝利を飾り、40kgのウェイトハンデを積むZENT CERUMO SC430 38号車は平手晃平が駆り8番手でスーパーラップに進出。

 WedsSport ADVAN SC430 19号車(荒 聖治)が12番手、公式練習走行中にスピンを喫し車両にダメージを負ったKeePer Kraft SC430 35号車は、何とか修復してアンドレア・カルダレッリが予選に出走したが、15番手でスーパーラップ進出ならず、グリッドが確定した。

 スーパーラップは、予選1回目の順位の逆順アタックで、徐々に路面コンディションが良くなっていく状況の中、3番手出走の38号車の立川祐路、5番手出走の36号車の中嶋がそれぞれトップタイムを塗り替えて行った。続いてアタックした6号車の大嶋和也は、中嶋のタイムを0.8秒も上回る好タイムでトップに浮上。昨年春の富士大会でポールポジションを獲得している、39号車の石浦宏明が続いてアタックしたが、0.013秒大嶋に及ばず。

 その後、大嶋のタイムも僅差で破られ、惜しくもポールポジション獲得はならなかったものの、6号車は最前列2番手、39号車が3番手の好グリッドを獲得。36号車が5番手、38号車が6番手で3列目に並んで決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、唯一のハイブリッドGTレーシングカーとして注目を集めるapr HASEPRO PRIUS GT 31号車が、海外のスーパーカーを相手に見事スーパーラップに進出し、8番手グリッドを確保した。

◆決勝◆

 4日(金)朝8時半からのフリー走行は、雨こそ上がったもののウェットコンディションで行われた。その後コンディションは回復し、決勝前のウォームアップ走行の時点では路面は完全にドライとなっていたが、車両がグリッドに並んでスタートを待つ間に雨が降り始め、各車難しい判断を強いられる中、セーフティカーの先導で全車スリックタイヤのまま走行を開始した。

 セーフティカー走行下の1周目にいきなり36号車がピットインし、レインタイヤに交換。セーフティカー走行が続いた翌周には、雨脚が強まったため他の大半の車両もタイヤ交換のためにピットへ向かい、ピットレーンは大混乱。ピットに入らずコース上に残った数台の後方に36号車が続く形となり、その後方はピットでの作業で順位が大きく変動することとなった。

 2周目を終了した時点でセーフティカーが戻ると本格戦がスタート。中嶋の駆る36号車は、スリックタイヤのままの前走車を一気にごぼう抜きし、首位に浮上。これに大嶋の6号車と立川の38号車が続き、SC430が1-2-3体制となった。しかし、5周目の1コーナーで38号車はコースオフを喫し後退。  36号車、6号車が1-2で逃げる後方では、スタート直後の混乱と接触で一度は12位まで順位を落とした石浦の39号車が目覚ましい追い上げを見せ、10周目には4位までポジションアップ。

 まもなく雨は止んで路面は乾いていったため、14周目には39号車、15周目には36号車がピットへ向かい、スリックタイヤに交換。1周早くピットに入りタイヤを暖めた39号車は、ピットアウトしたばかりの36号車をパス。レインタイヤのまま走り続ける車両を除くグループでの首位に浮上した。

 17周目にピットインした6号車は、ピットアウト時に他車と交錯しペナルティを受けることとなり、また、ピット作業違反も取られて大きく後退してしまった。

 38号車はレインタイヤのまま首位で粘り、26周目にピットイン。立川から平手へとドライバー交代を行ったが、順位は9位まで落としてしまった。

 これで首位に立った39号車は石浦がハイペースでの周回を重ね、2位の36号車との差をじりじりと広げていった。

 45周目、39号車と36号車が同時にピットインし、それぞれ脇阪とライアンにドライバーチェンジ。先のピットでドライバー交代を行っていたライバルの2台がピットを遅らせる作戦に出たため、39号車がこの2台に続く3位、36号車は1台の先行を許し5位での中盤戦となった。

 63周目、ストレートエンドでGT300車両がクラッシュ。これによりセーフティカーが入り、隊列を整え、39号車がトップ、36号車が3位で68周目に再スタート。トップと同一周回はわずか6台での争いとなった。

 首位には立ったものの、規定によりもう一回のピット作業とドライバー交代を行わなくてはならない39号車は、脇阪がベテランならではの走りで後続の猛追を凌いだが、82周目についにピットイン。翌周には36号車もピットへ。先のセーフティカー走行中に2度目のドライバー交代を終えたライバルの2台はピットに入らず走行を続けたため、石浦が最後のスティントを担当する39号車は首位に40秒差の3位、中嶋の36号車は5位でコースへ復帰した。

 残り20周となったあたりで、再び空から雨が落ち始めた。上位の2台がロングスティントでペースが落ちる中、39号車の石浦が猛烈なスパートを開始。100周を過ぎた時点でまだ30秒近くあった首位との差を、104周目には6秒差、そして残り5周で1秒差まで詰めると、続く1コーナーでついに逆転、首位を奪取した。

 39号車はその後もペースを緩めることなく、見事トップでチェッカー。サードチームに2004年セパン戦(当時はJGTC/スープラ)以来となる勝利をもたらした。石浦はGT500クラス通算3勝目。脇阪は11勝目を挙げることとなった。LEXUS SC430は開幕戦岡山に続き2連勝。

 36号車は残り2周で前走車をかわし4位。38号車が8位、6号車が10位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

 GT300クラスでは、31号車がレースを通してトップ10圏内でのバトルを繰り広げ健闘。終盤には前を走るポルシェをパスし、観客から大きな声援を浴びるなどの活躍を見せ、見事6位でフィニッシュ。デビュー2戦目にしてポイント獲得を果たした。

 あまり天候には恵まれなかった2日間にもかかわらず、サーキットには多くの観客が訪れ、2日間を通して8万3千人もの観客がSUPER GTの魅力を満喫した。

DENSO KOBELCO SC430 39号車 ドライバー 脇阪寿一:
去年はずっと悔しい思いをして来たので、この結果はありがたいと思っている。昨年、井口選手と石浦選手でチームを上昇ムードに持って来て、そこへ自分が加入した。チームと石浦選手に優勝させてもらったと思っており、この結果は井口選手がいても同じだったと確信している。レースは、今日は何がなんだったのかわからない。久しぶりの優勝で、本当ならドキドキするはずなのだが、とてもレースを楽しんだ自分がいる。最後の石浦の走りは、以前の相棒のアンドレ・ロッテラーを彷彿とさせる素晴らしいもので、そこにSARDのチーム力も加わった結果だと思う。
DENSO KOBELCO SC430 39号車 ドライバー 石浦宏明:
いろんな事がありすぎて、まだよくわからない状況ではあるが、まずスタートで接触がありコースアウトしてしまったため、我を忘れて走りに集中し、自分がトップだと思って走り続けた。最後のスティントでは雨が降って来て、ピットに入った方が良いのか悩んだが、ミシュランタイヤの強さが発揮でき、他のクルマよりも速いラップタイムが刻めたので、そのまま走行した。ずっと攻め続け、また(脇阪)寿一さんの走りにも助けられ、結果を出すことができて良かった。他のTDPのドライバーが活躍する姿を見て、自分の存在をアピールしたいと思っていたので、優勝できて本当に嬉しい。
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が開幕戦に続き2位表彰台を獲得し、ポイントリーダーに浮上 (HONDA)

  • 2012年5月4日(金)・決勝 会場:富士スピードウェイ(4563km) 周回数:110周 天候:曇りときどき雨 気温:19℃(14:00現在) 路面温度:22℃(14:00現在) コースコンディション:ドライときどきウエット 観客:5万7000人(主催者発表)

 5月4日(金)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT500km RACE」の決勝レースが行われました。

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 3日(木)に行われた予選では#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)がポールポジションを獲得。#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は8番グリッド、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)は9番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は11番グリッド、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)は14番グリッドを手に入れました。

 決勝レースの行われる5月4日(金)は朝から雨が降ったり止んだりの空模様となりました。フリー走行が始まる午前8時30分にはほぼ雨は止んだものの、路面は完全なウエット。この難しいコンディションのなか行われたフリー走行では、#17 KEIHIN HSV-010が1分44秒110で4番手に入ったのを筆頭に、#18 ウイダー HSV-010は7番手、#32 EPSON HSV-010は8番手、#100 RAYBRIG HSV-010は13番手、#8 ARTA HSV-010は14番手のタイムをマークしました。

 やがて雨は上がり、昼前にはコースも乾きましたが、あと15分で決勝レースのスタートを迎える午後1時45分頃になると小雨がぱらつき始めました。霧雨のような雨はそのあとも降り続き、路面を次第に濡らしていきます。ただし、全車すでにスリックタイヤを装着しており、スタートまでにレインタイヤに交換することはできません。そこで主催者は危険を回避するため、セーフティカーが競技車を率いる形でスタートすることを決めました。

 スターティングドライバーは、#32 EPSON HSV-010が中山選手、#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、#18 ウイダー HSV-010が小暮選手、#17 KEIHIN HSV-010が金石選手、#8 ARTA HSV-010はファーマン選手が務めます。

 午後2時、セーフティカーに先導された状態でスタートが切られると、競技車は次々とピットに入ってレインタイヤを装着しました。ただし、GT500クラスでは#8 ARTA HSV-010のみスリックタイヤでコース上に留まり、逆転を期す作戦を選択します。しかし、3周目が終了したところでセーフティカーがピットに戻り、競技が本格的に開始されると、スリックタイヤで走行するのが極めて困難な状況となりました。#8 ARTA HSV-010に乗るファーマン選手は懸命にマシンをコントロールしましたが、コースアウトを喫して右フロントセクションにダメージを負ってしまいます。そのあと、#8 ARTA HSV-010はピットインしましたが、修復が困難な状態だったため、残念ながらここでリタイアとなりました。

 全車がウエットタイヤに履き替えた状態で迎えた10周目、Honda勢のトップは#100 RAYBRIG HSV-010の6番手で、以下、#18 ウイダー HSV-010は7番手、#17 KEIHIN HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は11番手につけていました。このころになると雲の合間から日差しが見えるようになり、#32 EPSON HSV-010は11周目が終わったところでいち早くピットストップ、スリックタイヤに履き替えました。そのあと、多くのGT500車両が17周目までにスリックタイヤへの交換を実施し、コース上に残った14台中、#18 ウイダー HSV-010を含む計3台はレインタイヤのまま走行を続け、トップ3を占めることとなりました。しかし、そのあともコースは乾くいっぽうとなったため、#18 ウイダー HSV-010は22周目が終わったところでスリックタイヤに履き替えます。結局、全車がスリックタイヤへの交換を終えたのは28周目のことで、この時点では、4番手に駒を進めた#100 RAYBRIG HSV-010がHonda勢の最上位で、以下、#17 KEIHIN HSV-010は5番手、#32 EPSON HSV-010は6番手、#18 ウイダー HSV-010は8番手につけていました。

 そのあとも雨は降ることなく、ドライコンディションのもとでレースは続行し、46周目にはライバルのピットストップの間に#100 RAYBRIG HSV-010が2番手に躍進、表彰台圏内に入りました。この46周目の段階では、38周目にピットストップを行っていったんは順位を落とした#17 KEIHIN HSV-010が9番手、44周目にピットストップを行った#32 EPSON HSV-010は11番手、40周目にピットストップを行った#18 ウイダー HSV-010は12番手となりました。

 61周目、GT300クラスの車両がメインストレート上でクラッシュ。この事故処理のため、セーフティカーが出動して競技車を先導するセーフティカーランとなりました。この過程でGT500クラスとGT300クラスの車両はいったんストレート上に停止し、隊列を整える作業が行われ、そのあと、改めてセーフティカーランが再開されました。このセーフティカーランが行われている66周目に#100 RAYBRIG HSV-010はピットストップを実施。ドライバーも山本選手から伊沢選手へと交替し、残りの周回を最後まで走りきる作戦を遂行します。これにより、いったんは6番手となりましたが、先行する5台のうち4台はフィニッシュまでにもう1度ピットストップを行わなければならず、#100 RAYBRIG HSV-010は実質的に2番手を走っている状況となりました。同じ66周目、#17 KEIHIN HSV-010はもライバルをパスして4番手に躍進。#32 EPSON HSV-010は10番手、#18 ウイダー HSV-010は13番手で走行を続けていました。

 先行するライバルたちが84周目までに最後のピットストップを行うと、#100 RAYBRIG HSV-010は2番手に順位を上げました。このあと、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢選手はトップのマシンを攻略すべく、全力を振り絞りましたが、2台の戦いは一進一退を繰り返し、なかなか決着がつきません。

 レースが残り20周になった90周目を迎えると、しばらく、止んでいた雨が再び降り始めました。そのあと、いったん雨脚は弱まりましたが、97周目頃からは再び勢いを増して路面を濡らすようになります。コンディションの変化を受け、トップを走るライバルは103周目にピットストップ、レインタイヤへと交換しました。対する#100 RAYBRIG HSV-010はスリックタイヤのままレースを走りきる判断を下し、ついに首位へと浮上します。

 やがてコースはほぼ全面的にウエットコンディションとなり、伊沢選手は滑る路面に苦戦しながらも奮闘をみせますが、#100 RAYBRIG HSV-010の直後を走っていたライバルが装着するタイヤは、このような状況でもタイムの落ち幅が少なく、このため首位を走る#100 RAYBRIG HSV-010を猛追。残り4周となる106周目にこのライバルに逆転され、#100 RAYBRIG HSV-010は2番手となりました。

 結果的に#100 RAYBRIG HSV-010は2番手のまま最後まで走りきり、開幕戦岡山国際に続いて2戦連続の2位フィニッシュを果たしました。

 一方、#17 KEIHIN HSV-010は83周目にピットストップした影響もあって6位で完走。#18 ウイダー HSV-010は小暮選手の懸命の力走により9位でチェッカーフラッグを受け、#32 EPSON HSV-010は11位でフィニッシュしました。優勝は#39 DENSO KOBELCO SC430でした。

 この結果、#100 RAYBRIG HSV-010は30ポイントとなりチャンピオン争いのトップに浮上。#17 KEIHIN HSV-010は16ポイントで5番手、#18 ウイダー HSV-010は6ポイントで11番手、#8 ARTA HSV-010は5ポイントで12番手となっています。

 次戦は6月9、10日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されます。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「結果として優勝できなかったのは残念ですが、シーズン前のテストでやってきたことが成績となって表れたと考えています。特に、#100 RAYBRIG HSV-010の2位は、ブリヂストン・タイヤを装着するマシンとしては最上位で、30kgというハンディウエイトを跳ね返しての上位入賞は価値あるものです。これまでHSV-010 GTは富士スピードウェイを苦手としていましたが、今回はライバル陣営の特性をいたずらに追いかけることなく、HSV-010 GTのよさを生かすセッティングとしたことがこの成績に結びつきました。次戦のセパンは一転してHSV-010 GTが得意とするコースです。冬に行ったテストでもいい感触をつかんでいますし、新投入のエアコンが威力を発揮してくれるはずなので、優勝目指して全力で挑みます。引き続き、ご声援をよろしくお願い申し上げます」
伊沢拓也(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「本当に難しいコンディションの中で、チームとドライバーが一丸となって作戦を考え、それをミスなく実行できました。1回目のピットインで確実にドライバーを交替できたこと、そして山本選手と共に燃費を考慮しつつもしっかりしたペースで走り続けたことが2位という結果につながった最大の要因だったと思います。優勝できなかったことは悔しいですが、このレースで絶対にポイントリーダーに立ちたいと思っていたので、それを達成できたことは大きいです。次戦のセパンではハンディウエイトが重いですが、これまでのような強いレースをすればチャンスは必ずやってくると思いますので、それに向けてさらにレベルアップして臨みたいと思います」
山本尚貴(2位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「欲を言ってしまえば勝てたレースだったかもしれませんが、トップ争いが常にできていることが何よりもうれしいです。今回のような悪コンディションの状況では、今までは何らかのミスが生じていましたが、今日は何ひとつミスなく、常に上位で走れました。ポイントランキングのトップにもなれてとても気持ちがいいですし、チーム、ドライバー共にとても自信になったのではないかと思います。今はどんな状況でも絶対にチャンスが来るという自信があります。次戦のセパンはマシンとの相性もよいサーキットなので、今日のように落ち着いてレースすることを心掛け、優勝を目指したいと思います」
金石年弘(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「途中まではいいペースで走れていましたが、終盤に雨が降ってきた際にタイムを落としてしまいました。雨が降るまではマシンのバランスがよく、タイムの落ち幅も少ない安定したレースが展開できたので、コースコンディションが変化した際の対策をチームとしっかり話し合って、次戦につなげたいと思います」
塚越広大(6位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「天気やコンディションがころころと変化するレースでしたが、自分の与えられたスティントは終始ドライコンディションだったので、少しでも前に追いつくという自分の与えられた仕事をまっとうすることができたと思います。ただ、このような天候でもしっかりと上位に食い込めるようにならないといけないので、まずは予選でしっかりと上位を獲得し、優勝争いができるようにがんばります。次戦のセパンは個人的にも好きなサーキットですので、必ずよい結果を出したいと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 雨に翻弄された大荒れの展開を制し、#39サードが8年ぶりの勝利を獲得!

2012オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 500KM RACE」の決勝レースが5月4日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
レースはスタート直前とゴール間際に雨が降ったために大荒れの展開となったが、終盤ハイペースの追い上げを見せた#39DENSO KOBELCO SC430(脇阪寿一/石浦宏明組)が110周の長丁場を制し、チーム・サードに8年ぶりの勝利をプレゼントした。
GT300クラスもめまぐるしく順位が入れ替わる混戦の中、終盤に見事なオーバーテイクを連発した#0GSR初音ミクBMW(谷口信輝/片岡龍也組)が優勝した。
(天候:曇り時々晴れ コース:ウェット>ドライ>ウェット 観客動員数:57,000人)

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直前になって小雨が降り始めたため、決勝レースは午後2時にセーフティーカーの先導でスタートした。
このため1周目からウェットタイヤに履き替えるためにピットインする車両が続出、2周目にはピットに殺到した車両達が出口で渋滞する事態も発生した。

セーフティーカーは3周でピットに飛び込み、4周目から追い越しが可能になると、1周目でタイヤ交換を行った#36ペトロナスSCが一気にトップに躍り出る。スタートドライバーは中嶋一貴だ。
ところが5周を終える頃には空が再び明るくなり始め、9周辺りから再びスリックにタイヤを履き替えるチームが相次ぐ。この混乱の中、15周目に36号車と同時にピットインした#23モチュールGT-Rがピットレーン上で前に。こちらは本山哲がスタートを担当した。
先行を許した#36中嶋は#23本山を猛追するが16周目の最終コーナー立ち上がりで僅かにリヤを滑らせてしまう。この隙に中嶋のインに飛び込んできたのが39号車の石浦だった。

#39石浦はリスタート直後に他車との接触により一時は9位まで順位を落としていたが、そこから見事な追い上げを見せ、17周目のダンロップ進入でアウトにはらんだ本山のインをついて抜き去って4位に浮上した。
前を走る3台、#12カルソニックGT-R、#38ZENT SC、#6エネオスSCはいずれも浅溝タイヤで走行を続けており、スリックに交換するのは時間の問題であった。
結局12号車は21周目、38号車は26周目にスリックへの交換とドライバーチェンジを同時に行い、6号車にはなんとピットアウトしてきた#0初音ミクBMWとの接触によりドライビングスルーペナルティが課せられてしまった。
これで#39デンソーSCがトップに。しかし?#39石浦は45周終わりで#36中嶋とともにピットイン。ここで給油とドライバー交代を行ったため、#12カルソニックGT-Rが再びトップに立つ。2番手には#100レイブリックHSVがつけた。
この2台はスリックへの交換をできるだけ引き延ばし、以降のピットストップを1回で済ませる作戦をとっていたため、残り周回数から逆算すれば1スティントで45周近くを走らなければならないことになる。
これは相当なギャンブルになるかと思われたが、61周目に入ったところで#15アートテイストポルシェがホームストレート上でスピンを起こし、ピット出口のガードレールに激突するアクシデントが発生、これにより再びセーフティーカーが導入されることになった。

このことで燃費的には幾分楽になった#12カルソニックGT-Rは65周目で予定通りピットへ。松田次生から再びオリベイラに交代して隊列の最後尾に復帰した。

セーフティーカーは66周目でピットイン。67周目からレースはリスタートとなる。
この時点での順位は#39、#23、#36、#17、#12、#100の順。
上位4台が最後のピットストップを終えた84周目には再び12号車がトップに立った。

レースはこのまま#12カルソニックGT-Rの優勝で決着するかと思われたが、残り20周となったところで再び雨が降り始めた。
全てのドライバーがスリックタイヤで苦しい走行を強いられる中、トップの#12オリベイラは102周終わりでとうとうピットへ。浅溝タイヤを装着してコースに飛び出して行った。
これでトップに立ったのは#100レイブリックHSV。#12オリベイラは36秒のビハインドを残り周回で取り戻さなければならなくなった。
一時は1周で6秒以上上回るラップタイムを記録した#12オリベイラだったが、雨はそれ以上激しくはならず、徐々にペースが落ち始める。
一方、#39石浦はこの難しいコンディションの中でミシュランタイヤの性能を遺憾なく発揮して前を走る#100伊沢拓也との差を一気に縮め、106周目の1コーナーで抜き去ってトップに立ち、そのまま逃げ切った。

チーム・サードにとってこの勝利は2004年6月のJGTC第3戦セパン以来のもの。実に8年ぶりの勝利だった。

GT300クラスも天候に翻弄されてめまぐるしく順位の変わる展開となったが、序盤に#6エネオスSC、終盤には#18ウイダーHSVとの接触により順位を落とした#0初音ミクBMWが緻密なピット戦略と谷口の積極果敢な走りで見事に挽回、97周目に高木真一の駆る#43ARTAガライヤをダンロップ手前で抜き去ってトップに立ち、今季初勝利をものにした。

次回の舞台はマレーシアのセパンサーキット。6月10日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝優勝記者会見

gt_r02_r_pc_winners gt_r02_r_pc_500_winners gt_r02_r_pc_300_winners

石浦宏明(GT500:#39 DENSO KOBELCO SC430)
gt_r02_r_pc_ishiura  雨の中、1周目の接触でポジションダウンしてしまいましたが、何があるかわからないので気を抜かずにいきました。途中かなり前が離れての3位でしたが、終盤の雨に救われました。ミシュランタイヤのおかげで攻め続けられましたし、寿一選手が後ろを抑えたりしてくれたおかげです。今後もこの調子でいきたいと思います。
脇阪寿一(GT500:#39 DENSO KOBELCO SC430)
gt_r02_r_pc_wakisaka  去年は悔しい思いをしたので、待ち望んでいた優勝です。チームと石浦選手に感謝しています。レースは、ほとんどワケわかりませんでした(笑)。でも、最近のスーパーGTは蓋を開けてみないとわからないですから、こんな感じだと思います。最後にレースの神様が降りてきたんだと思います。  ミシュランタイヤは最高のパートナーですね。2チームのみの供給なので、一緒に研究しながら強力タッグで上を目指している感じがしています。  一度勝ったので、3戦目以降は気負わずにいきたいと思います。
谷口信輝(GT300:#0 GSR 初音ミク BMW)
gt_r02_r_pc_taniguchi  天候のおかげで泥試合になりました(笑)。実は燃費も厳しかったんですが、エンジニアの判断が良かったと思います。トップでバトンを受けたまでは順調でしたが、小暮選手にぶつけられて3位に落ちたときは怒り心頭でした。でも、あれで燃えて速く走れたような気もします。終盤の雨はほんとに恵みの雨でした。  今日は荒れたレースだったので勝てましたが、速さはまだまだです。今後も苦しいレースが続くと思います。
片岡龍也(GT300:#0 GSR 初音ミク BMW)
gt_r02_r_pc_kataoka  荒れればチャンスはあると思っていました。なるべく多く走るのが僕の使命でした。それを果たしてトップで引き継げましたので、あとは谷口選手に任せてゆっくり観戦していました……が、あの(小暮選手との)アクシデントでズッコケました。  でも、終盤の雨が味方してくれました。浮き沈みの激しいレースでしたが、結果オーライです。
Text: Shigeru KITAMICHI/ Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/04) Final Race Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41103:21'14.137
2100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS3011012.055
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS1611032.107
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS1211035.301
5*12カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS211049.111
617KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221101'00.738
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61101'24.046
8*38ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401091Lap
9*18ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81091Lap
10*6ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1091Lap
1132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1091Lap
12*35KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1082Laps
1319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1073Laps
1424D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH9812Laps
---- 以上規定周回数(77Laps)完走 ----
-*8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS105105Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 ロニー・クインタレッリ(S Road REITO MOLA GT-R) 1'35.189 (91/110) 172.570km/h
  • CarNo.12は、接触行為により注意喚起(黒白旗を提示)
  • CarNo.38は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.6は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(他者への追突行為)違反によりドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.6は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条1.3)ピット作業違反(給油中のタイヤ交換)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.35は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC導入後リスタート時の追い越し)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.8は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.aおよびb.違反によりドライビングスルーペナルティを科すも、リタイアにつき留保とする。
  • CarNo.6は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.aおよびb.(他者への追突行為)違反によりドライビングスルーペナルティを科した。
■GT300クラス

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/04) Final Race Weather:Rainy-Cloudy Course:Wet-Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
10GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221043:21'52.575
22エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH810415.761
366triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH10417.529
443ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS1010439.251
511GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401031Lap
631apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1031Lap
787JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1031Lap
8911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301031Lap
961SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1022Laps
1052GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1022Laps
114GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH1022Laps
1222R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1013Laps
1330IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61004Laps
1486Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH1004Laps
1521ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH41004Laps
16*20Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH995Laps
17*27PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH2986Laps
18*3S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH8618Laps
---- 以上規定周回数(72Laps)完走 ----
-*88マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH6143Laps
-15ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH165846Laps
-85JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH5252Laps
-33HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK123074Laps
-360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1688Laps
-48DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH3101Laps
  • Fastest Lap: CarNo.66 吉本大樹(triple vantage GT3) 1'42.128 (72/104) 160.845km/h
  • CarNo.20は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条2.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.27は、SUPER GT Sporting Regulations付則-2.3(SC中のピットレーン進入)違反により、ペナルティストップ60秒を科した。
  • CarNo.3は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗中のコースアウト)により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.88は、SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条1.3)ピット作業違反(給油中のタイヤ交換)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士GTA定例記者会見 中国開催の状況/他

gt_r02_gta_bandoh GTアソシエイション(GTA)はスーパーGT第2戦の開催されている富士スピードウェイで定例記者会見を行った。
今回は年末に予定されている中国でのノンタイトル戦、FIA-GT3車両についての考え方、DTMとの提携の進捗状況の3点について坂東正明代表がコメントした。
その要点は以下の通り。

中国でのノンタイトル戦開催について

昨日から現地プロモータのBCCの人間が来て、GTAとの話し合いを行っているし、今日はDTM招致の際の担当者も合流する予定だ。
話し合いは順調に進んでおり、近いうちに契約を交わしたいと思っている。
開催日は12月23日で、向こう2~3年は継続したいと考えている。
レースフォーマットは現地のテレビ放映等も考慮して50分~1時間程度のレースとしたい。
競技形態やロジスティクス、通関、現地や日本のスポンサー探しについてはこれから考えていきたい。

FIA-GT3車両について

FIA-GT3をGT300クラスへ迎え入れるにあたっては、11年モデルについては12年仕様へのアップデート、12年モデルはそのままで、FIAのBOP(性能調整)に対応させてもらい、以降のモディファイは不可ということで各エントラントには了承してもらっている。
BOPに関してはADACなどで独自の調整を行っている事例もあるが、GTAとしてはFIAヨーロッパ選手権を主催しているSROものを規則とする。

DTMとの提携について

DTM側ではGRAND-AMなどとの規則統合を考えているが、我々としてはドライバーが二人人組で戦うレースフォーマットを崩したくはないし、タイヤについてもワンメイクにするつもりは無い。
それらの点で向こうと衝突している点もあるが、話し合いは前向きに進めている。
今後BMWなどが前倒しでGT500に参戦してくることも考えられるが、その場合はエンジンが違うので性能調整が必要になる。そのことをBMW側が理解してくれるのであれば受け入れたいと思っている。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行 #1SロードGT-Rがトップタイム

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝前フリー走行は、#1S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)がトップタイム。 GT300クラスは#66triple a Vantage GT3(星野一樹/吉本大樹組)だった。

gt_r02_f_1 gt_r02_f_66

昨日から降り続いていた雨は止んだものの、コース上はまだ乾いておらず、朝8時30分から行われた30分間のフリー走行ではスリック、浅溝、どちらのタイヤを装着するかで判断の分かれる難しい走りだしとなった。
しかしそれでもセッションが進むにつれて路面は乾き始め、スリックタイヤを装着した車両が好タイムを記録し始めると様相は一変、各車相次いでスリックを投入することとなった。
セッション前半でトップに立ったのは#39デンソーSC、タイムは1分43秒156だった。
しかし浅溝で走り始めた1号車の柳田が終了間際にスリックタイヤで1分42秒716を叩き出してトップに立った。

GT300クラスはアストンマーチンが序盤でトップタイムを叩き出し、上位9台がFI-GT3という結果に。
予選トップの#11ゲイナーR8は終了間際に平中が5番手タイムを記録している。 JAF-GT最上位は#31プリウスだった。

決勝レースは午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/04) Free Practice Weather:Cloudy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
150011S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'42.716-159.924
2500239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'43.156 0.440159.242
350036ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'43.941 1.225158.040
4500417KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'44.110 1.394157.783
5500524D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'44.126 1.410157.759
6500619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'44.387 1.671157.364
7500718ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'44.558 1.842157.107
8500832EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'44.599 1.883157.045
9500912カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'44.840 2.124156.684
105001023MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'44.915 2.199156.572
115001138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'45.150 2.434156.223
125001235KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'46.113 3.397154.805
1350013100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'46.792 4.076153.821
14500148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'47.122 4.406153.347
15300166triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'48.969 6.253150.747
16300215ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'49.296 6.580150.296
1730030GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'49.923 7.207149.439
1830043S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'50.694 7.978148.398
19300511GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'50.763 8.047148.306
20300687JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'50.979 8.263148.017
21300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'51.179 8.463147.751
22300888マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'51.199 8.483147.724
2330094GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH1'51.541 8.825147.271
243001031apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'51.618 8.902147.170
25300112エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'51.694 8.978147.070
2630012911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'51.850 9.134146.865
273001343ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'52.668 9.952145.798
283001452GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'52.89610.180145.504
2930015360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'53.47710.761144.759
303001620Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH1'53.55510.839144.659
313001761SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'54.48511.769143.484
323001821ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH41'55.21512.499142.575
333001985JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH1'55.61712.901142.079
343002022R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'56.37013.654141.160
353002127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH21'56.83114.115140.603
363002230IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61'56.97714.261140.428
375001536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'57.95715.241139.261
383002348DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'58.42015.704138.716
393002486Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'05.16722.451131.239

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 #3GT-Rがまさかの車検落ち!予選順位は9位に降格

5月3日午後に実施されたスーパーGT第2戦のスーパーラップ後に実施された公式車検で、GT300クラス2位のタイムを記録した#3S Road NDDP GT-R(関口雄飛/千代勝正組)に規定違反が発覚、タイム抹消となる事態が発生した。

今回問題とされたのはエアリストリクターの規定(FIA国際モータースポーツ競技規則附則J項257条A第5項5.2.2)。
吸気口を塞いだ際に正常にエンジンが停止しなかった模様だ。
これにより、関口雄飛の記録したタイムは抹消となり、予選順位は不出走だった#88JLOCランボルギーニの前、9番手で明日の決勝をスタートすることになった。

両ドライバーとも朝の公式練習から好調だっただけに、非常に残念な結果だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)がポールポジションを獲得 (HONDA)

  • 2012年5月3日(木)・予選 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 天候:雨のち曇り 気温:18℃(15:00現在) 路面温度:21℃(15:00現在) コースコンディション:ウエット

 5月3日(木)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

gt120503001L.jpg

 全長約1.5kmの長いメインストレートを持つ富士スピードウェイでは、ストレートスピードの伸びが勝負の行方を大きく左右します。一方、コースの後半部分には中低速コーナーの続くテクニカルセクションがあり、ラップタイムを削り取るにはこの部分をいかに速く駆け抜けるかが重要となります。つまり、ストレートスピードの伸びとコーナリングスピードの速さを高い次元でバランスさせることが、富士スピードウェイで好成績を収めるうえで極めて重要になります。そこでHondaは空気抵抗を最小限に抑えながら必要なダウンフォースを発生する専用の空力パッケージを用意し、今大会に臨みました。

 ゴールデンウイーク後半の初日にあたるこの日、東日本は広い範囲で強い雨が降るあいにくの空模様となりました。富士スピードウェイのある小山町にも朝から大雨警報が発令されましたが、幸いなことにサーキット周辺はさほど雨脚が強くならず、予定どおり午前9時に公式練習が始まりました。もっとも、コース上の水量は多く、これに足をすくわれる形でスピンが相次いだ結果、2時間にわたるセッションは計4回にわたり赤旗中断となりました。

 5台のHSV-010 GTは大きなトラブルやアクシデントに見舞われることなくこのセッションを走りきり、1分45秒935を記録して4番手につけた#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)がHonda勢のトップとなりました。そして#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が9番手でこれに続き、以下、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)が10番手、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)が13番手、#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)が14番手という結果になりました。

 午後に入ると雨脚は弱まり、これにともなってコース上の水量も減りましたが、雨が降り続ける状況に変わりはありませんでした。

 今回の公式予選は「スーパーラップ方式」で実施されました。これは、予選1回目の走行タイム上位10台が、予選2回目として行われる「スーパーラップ」に出場する権利が与えられるもので、スーパーラップでは各車が1台ずつタイムアタックを行い、決勝グリッドを決定します。なお、スーパーラップに進出できなかった車両は予選1回目の順位がそのまま決勝のスターティンググリッドとなります。

 午後1時15分に始まった予選1回目に5台のHSV-010 GTはそろって出走。このセッションでは、路面コンディションにぴったりあったタイヤをチョイスした#32 EPSON HSV-010が好調で、道上選手は1分44秒435をマークして3番手となり、スーパーラップ進出を決めました。また、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は1分45秒046のタイムで7番手、#18 ウイダー HSV-010のヴァン・ダム選手は1分45秒339で10番手となり、こちらもそろってスーパーラップに進出できることとなりました。一方、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は1分45秒413で11番手、#8 ARTA HSV-010のファーマン選手は1分46秒399で14番手となったため、残念ながら予選1回目を突破することはできず、この時点で決勝のスターティンググリッドが決定しました。

 午後3時2分に始まるスーパーラップには予選1回目の上位10台が出走する予定でしたが、ここで2番手につけたライバルがマシントラブルを理由に棄権したため、計9台がタイムアタックを行いました。この頃になると雨はほとんどやんでおり、路面は依然として濡れているもののコース上の水量は次第に減っていきます。スーパーラップの出走順は予選1回目の逆順となるため、予選1回目に10番手となった#18 ウイダー HSV-010の小暮選手が最初にコースインしました。しかし、1コーナーの進入で限界までブレーキングを遅らせた小暮選手は本来のラインから外れ、わずかにコースアウト。ルール上、コースアウトと認定された車両のタイムは無効とされるため、#18 ウイダー HSV-010はスーパーラップに出走した9台の中で最下位にあたる9位が確定しました。

 続いて4番手で出走した#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は1分45秒264を記録して8番手となりましたが、8番目にアタックした#32 EPSON HSV-010の中山選手が1分43秒699をマークしてその時点のトップに浮上。そして最後にアタックしたライバルがこのタイムに及ばなかったため、#32 EPSON HSV-010のポールポジション獲得が確定しました。マシンを走らせるEPSON NAKAJIMA RACINGにとっては2009年第7戦以来のポールポジションとなり、また、中山選手がアタックしてのポールポジション獲得はこれが初めてとなりました。

 明日の5月4日(金)は午前8時30分から30分間にわたりフリー走行を行った後、500km(110ラップ)の決勝レースは午後2時にスタートする予定です。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
「どちらかというと苦手とされてきた富士でポールポジションを取れて、とてもうれしく思っています。アタックを担当した中山選手にとっても、初めてのスーパーラップで初めてのポールポジションを取れたので、大きな自信に結びついたことでしょう。雨量の多かった午前中は溝の深いレインタイヤで走行しましたが、このときはタイヤとのマッチングを含めて満足のできる状態までマシンを仕上げることができず、期待するような結果を残せませんでした。予選1回目は#32 EPSON HSV-010のみ浅溝のレインタイヤ、それ以外の4台は深溝のレインタイヤを使用しましたが、コンディションの回復が予想以上に早く、深溝タイヤを履いた4台は上位進出を果たせませんでした。明日は、#32 EPSON HSV-010はとにかく前半から攻めて走り、タイヤの状況を見ながらレース戦略を立てることになるでしょう。残る4台にとっては追い上げのレースとなりますが、500kmと長いレースなので、なんとかトップを目指して戦っていきたいと考えています」
道上龍(ポールポジション #32 EPSON HSV-010)
「フリー走行時は雨が強く、厳しい戦いになると思っていましたが、公式予選が始まる頃には徐々に小降りになり、自分たちの得意としているコンディションになったので、自信を持って走ることができました。公式予選では、とくに後半にタイムが伸ばせたことがスーパーラップ進出へとつながりました。自分の役割をしっかりと果たせたので安心しています。明日は今大会ではまだ一度も走っていないドライコンディションになる予報なので、不安もありますが、決勝の500kmという長丁場を考えると、マシンとタイヤともに好条件がそろっていると思います。少しでも上位でゴールできるようがんばります」
中山友貴(ポールポジション #32 EPSON HSV-010)
「自身としては2009年以来のポールポジション獲得ですが、自分のアタックでの獲得は初めてなので、素直にうれしいです。朝の時点では雨が強く降っており、マシンのフィーリングもあまりよくありませんでした。ただ、雨が小降りになればチャンスがあることは分かっていましたし、道上選手が公式予選で好タイムを出していたので、ミスさえ無ければポールポジションが狙えると思い、集中して走りました。明日は500kmと長いレースですが、昨シーズンから長距離レースでいいパフォーマンスを見せているので、ポールポジションだけでなく、優勝という結果を求めて明日の決勝もがんばります」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選ポールポジション記者会見

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道上龍(GT500:#32 EPSON HSV-010)
gt_r02_q_pc_michigami  朝のフリー走行では雨の量が多く、ウチには厳しい条件でした。予選1回目ではコンディションも回復して浅溝タイヤでタイムを出すことができました。スーパーラップに向けて良い流れができたように感じています。決勝は……ドライを走っていない不安はありますが、距離も500kmになってタイヤも含めて考えると、ウチにとっては良い条件だと思ってます。
中山友貴(GT500:#32 EPSON HSV-010)
gt_r02_q_pc_nakayama  道上選手が予選1回目、浅溝タイヤでタイムを出してバランスの良さを証明してくれましたので、スーパーラップは集中して自分の走りができました。セクター3でもう少しタイムを稼げたかもしれませんが、満足できるアタックでしたし、この結果は大きな自信になりました。明日は、ファーストスティントをうまくまとめればイケると思います。
田中哲也(GT300:#11 GAINER DIXCEL R8 LMS)
gt_r02_q_pc_tanaka  開幕戦は各チーム準備不足の中で勝つことができ、マシンやチームのポテンシャルの高さを示すことができたと思います。今回は、性能調整の後で、かつウェットコンディションという厳しい条件でのポールですから、これも価値ある結果と思っています。この結果はダンロップタイヤに負うところが大きいと感じています。両クラスのポールがダンロップであることは偶然ではないと思います。決勝は、燃費計算、ピットワークなどをミスなくこなして結果を残したいと思います。リストリクターは小さくなってパワー的には辛いがチャンスはあると思っています。
平中克幸(GT300:#11 GAINER DIXCEL R8 LMS)
gt_r02_q_pc_hiranaka  スーパーラップのウォームアップランで非常に良いバランスでした。今まで何度かアタックを担当していますが、いつも2位どまりでした。今度こそ、というプレッシャーのなかで自分の走りができポールを獲れたことは大きな自信になりました。明日は、最高のポジションからのスタートですから、自信を持ってレースをしたいと思います。
Text: Shigeru KITAMICHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士スーパーラップ #32エプソンが久々のポール獲得!

2012オートバックス スーパーGT第2戦「FUJI GT 500KM RACE」は各クラス10台でスーパーラップを行い、#32EPSON HSV-010(道上龍/中山夕貴組)が1'43.699を記録してポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#11GAINER DIXCEL R8 LMS(田中哲也/平中克幸組)がポール。 奇しくも両クラス揃ってダンロップタイヤ装着車がトップに立つ結果となった。
(天候:雨>曇り コース:ウェット)

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スーパーラップは午後2時30分、GT300クラスから行われた。
ところが走行が始まる直前になって#88JLOCランボルギーニと#12カルソニックGT-Rが出走しないことが明らかになる。
88号車はオイルラインのつまりが原因。症状としては軽微な物だったが、後続車量への影響を考慮して走行を取りやめた。
12号車はエンジン交換を実施したことによるもの。いずれもこれによって予選10番手が確定した。

朝から降り続いていた雨は収まってきたものの、路面には未だ多くの水が残っており、依然として滑りやすい難しいコンディションでの走行となったが、#43ARTAガライヤの松浦孝亮、#3S Road NDDP GT-Rの関口雄飛らが好タイムを記録して上位に名を連ねる。 しかし開幕戦岡山を制した#11ゲイナーの速さは群を抜いていた。
平中は岡山戦の後で実施された性能調整やウェイトハンデの影響を感じさせない堂々たる走りで1分50秒249という圧倒的なタイムを叩き出し、自身初のポールポジションを獲得してみせた。

GT500クラスは最初に出走した#18ウイダーHSVの小暮卓史が1コーナーでまさかのオーバーランを喫し、ノータイムとなる波乱で幕を開けた。
続く#1S Road MOLA GT-Rのロニー・クインタレッリは1分45秒128と平凡なタイムに終わったが、それとは対照的に富士をホームコースとするレクサス勢の若手三人、#6エネオスの大嶋和也、#36ペトロナスの中嶋一貴、#39デンソーの石浦宏明らは揃って1分43秒台のタイムを記録して上位に名を連ねる。
しかしその後に出走した#32中山は、こちらも平中と同様初めてのスーパーラップとは思えない堂々たる走りで彼ら三人を凌駕し、トップに躍り出た。

そして最後に出走した#23モチュールGT-Rの本山哲はセクター1こそ中山を上回ったが、セクター2、セクター3と後れをとり、終わってみれば4番手という結果となった。

NAKAJIMA RACINGがポールポジションを獲得するのは2009年9月の第7戦富士以来2年8ヶ月ぶりのことだ。

第2戦決勝は明日午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Total Qualify GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'44.4351'43.699158.408
26ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'44.8631'43.765158.308
339DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'44.6071'43.778158.288
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'43.6401'44.309157.482
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'45.0041'44.638156.987
638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'45.1701'44.937156.540
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'52.6731'45.128156.255
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.0461'45.264156.053
918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'45.339no time-
1012カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'44.331absence-
1117KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'45.413155.833
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'45.478155.737
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'45.604155.551
148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'46.399154.389
1535KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'46.559154.157
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Total Qualify GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
111GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'52.4011'50.249148.997
243ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'53.2001'52.996145.375
315ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'52.5821'53.233145.071
40GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'54.5401'53.683144.497
566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'54.9781'53.802144.345
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'54.6781'54.141143.917
7*87JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'52.3761'54.347143.657
831apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'55.3191'54.420143.566
9*3S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'52.673deleted-
1088マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'55.090absence-
1152GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'56.559140.931
1261SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'56.932140.482
1330IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61'56.969140.437
14360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'57.009140.389
15911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'57.090140.292
1648DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'57.812139.432
172エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'57.952139.267
1820Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH1'58.027139.178
1922R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'58.572138.539
2021ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH42'00.830135.950
2186Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'02.241134.380
2227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH22'02.737133.837
2385JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH2'03.023133.526
-4GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YHAbsence-
-5マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
川口 正敬
植田 正幸
YHAbsence-
  • CarNo.87は、SUPER GT Sproting Regulations付則-6.4.2(SL4周目のヘッドライト不消灯)違反により訓戒とする。
  • CarNo.3は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則J項257条A第5項5.2.2)リストリクター適用違反により、SLの記録を削除する。
  • CarNo.4より提出された決勝レース出走嘆願について、審査委員会は次のように決定した。再車検合格のうえ、フリー走行の状態を見て判断する。

SUPER GT

SGT:第2戦富士GT500クラススーパーラップ結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Super Lap GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'43.699--158.408
26ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'43.765 0.066 0.066158.308
339DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'43.778 0.079 0.013158.288
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'44.309 0.610 0.531157.482
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'44.638 0.939 0.329156.987
638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'44.937 1.238 0.299156.540
71S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'45.128 1.429 0.191156.255
8100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.264 1.565 0.136156.053
918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS8no time---
1012カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS2Absence---

SUPER GT

SGT:第2戦富士GT300クラススーパーラップ結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Super Lap GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
111GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'50.249--148.997
243ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'52.996 2.747 0.306145.375
315ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'53.233 2.984 0.237145.071
40GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'53.683 3.434 0.450144.497
566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'53.802 3.553 0.119144.345
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'54.141 3.892 0.339143.917
787JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'54.347 4.098 0.206143.657
831apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'54.420 4.171 0.073143.566
93S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YHdeleted---
1088マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YHabsence---

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選1回目 暫定ポールは#23モチュールGT-R

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式予選1回目は、#23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ミハエル・クルム組)が暫定ポールを獲得。#12カルソニックGT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)も2番手につけ、GT-R勢が1-2という結果になった。 GT300クラスは#87JLOCランボルギーニGT3(山西康司/山内英輝組)がトップだった。

gt_r02_q1_23 gt_r02_q1_87

今回の公式予選はスーパーラップ方式が採用された。各クラス上位10台のみが次のスーパーラップへの参加を許される。 公式予選1回目は午後1時より各クラス15分間の専有走行のみで争われた。

最初に行われたのはGT300クラスの走行。 コースコンディションが午前中よりも良くなってきたためか、各チーム走り始めから午前中のベストタイムを上回ってきた。 この時点のトップは#87ランボルギーニの山西。2番手には#11アウディの田中哲也がつけ、#15ポルシェの土屋武士が3番手と、ここまではFIA-GT3の独壇場だ。 午前中トップの#3GT-Rは千代勝正が午前中のベストを上回ってみせたが、ここでは4番手に留まった。 GT500クラスは走り始めてすぐに #23モチュールGT-Rのクルムと#100レイブリックHSVの山本がタイヤ交換のためにピットに戻ってきた。

限られた時間内でのギャンブルだったが、これが功を奏してクルムは1分43秒640を終了間際に叩き出して堂々のトップに。#100山本も同様の作戦をとったが、ピットアウトのタイミングもあって7番手と、こちらもスーパーラップ進出を決めてきた。 しかしこれにより敗退することになったのは#100レイブリックの塚越だった。 昨年はミシュラン勢の強さばかりが目立ったウェットコンディションだったが、今回ばかりはブリヂストンが意地を見せた結果と言えるだろう。

スーパーラップはこのあと午後2時30分より、GT300クラスから行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO/ Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選1回目結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Qualify 1 GT500 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'43.640--158.499
212カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'44.331 0.691 0.691157.449
332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'44.435 0.795 0.104157.292
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'44.607 0.967 0.172157.033
56ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'44.863 1.223 0.256156.650
636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'45.004 1.364 0.141156.440
7100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.046 1.406 0.042156.377
838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'45.170 1.530 0.124156.193
918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'45.339 1.699 0.169155.942
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'45.413 1.773 0.074155.833
1119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'45.478 1.838 0.065155.737
1224D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'45.604 1.964 0.126155.551
138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'46.399 2.759 0.795154.389
1435KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'46.559 2.919 0.160154.157
151S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'52.673 9.033 6.114145.792
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Qualify 1 GT300 Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
187JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'52.376--146.177
211GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'52.401 0.025 0.025146.145
315ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'52.582 0.206 0.181145.910
43S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'52.673 0.297 0.091145.792
543ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'53.200 0.824 0.527145.113
60GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'54.540 2.164 1.340143.415
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'54.678 2.302 0.138143.243
866triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'54.978 2.602 0.300142.869
988マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'55.090 2.714 0.112142.730
1031apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'55.319 2.943 0.229142.447
1152GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'56.559 4.183 1.240140.931
1261SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'56.932 4.556 0.373140.482
1330IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH61'56.969 4.593 0.037140.437
14360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'57.009 4.633 0.040140.389
15911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'57.090 4.714 0.081140.292
1648DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'57.812 5.436 0.722139.432
172エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'57.952 5.576 0.140139.267
1820Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH1'58.027 5.651 0.075139.178
1922R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'58.572 6.196 0.545138.539
2021ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH42'00.830 8.454 2.258135.950
2186Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'02.241 9.865 1.411134.380
2227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH22'02.73710.361 0.496133.837
2385JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH2'03.02310.647 0.286133.526
-4GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YHAbsence-- 0.000
-5マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
川口 正敬
植田 正幸
YHAbsence---

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 雨の中でトップに立ったのは#19ウェッズスポーツSC

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式練習は5月3日の午前、富士スピードウェイで行われた。
昨夜から降り続く雨により非常に滑りやすい路面での走行となったため、コースの各所でコースアウトやクラッシュが続出、4度も赤旗中断が入る荒れた展開となったが、そうした中で#19ウェッズスポーツADVAN SC430(荒聖治/アンドレ・クート組)が1分45秒138をチェッカー寸前に記録してトップとなった。
GT300クラスは序盤からGT500に匹敵する好タイムを記録していた#3S Road NNDP GT-R(関口雄飛/千代勝正組)が1分52秒844でトップだった。

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ゴールデンウィークに開催される人気の一戦。今回は久々の500kmレースが復活ということもあり、公式予選日はあいにくの雨模様ながら早朝から熱心なファンが詰めかける中、午前9時より2時間の公式練習が開始された。 昨夜からの雨により、コース上はヘビーウェットの状態。

このため、コーナー進入で姿勢を乱すドライバーが相次ぐ。 開始早々に#39デンソーSCがヘアピン手前でスピンアウトしたのを皮切りに、ダンロップコーナーでは#4初音ミクBMWがフロントからバリアに突き刺さり、最初の赤旗の原因を作った。
続いて#35KeePer KRAFT SC、#5マッハ号らが相次いでコースを飛び出し、その都度回収のために赤旗が提示された。
この時点でのGT500のトップは#18ウイダーHSV、GT300は#3GT-Rが18号車の3秒落ちという好タイムでクラストップに立っていた。

公式練習は最後の20分間を各クラスの専有走行に充てていたが、GT300の専有が始まって間もなく、#31プリウスが1コーナーで飛び出し、グラベルに捕まってしまったため、ここで4度目の赤旗中断となった。
残り8分間で再開した走行では、それまでもトップだった#3GT-Rが関口のドライブによりタイムを更に縮め、1分49秒844でトップのまま午後の予選に臨むこととなった。

続いて行われたGT500の専有走行では、次第に回復してきた路面コンディションの影響で終盤各車タイムアップを果たし、#36ペトロナスSC、#19ウェッズスポーツ、#24D'Station、#100レイブリックらによる熾烈なトップ争いが展開され、最後の最後に1分45秒138を荒聖治が叩き出した#19ウェッズスポーツがトップで走行を締めくくった。

公式予選はこのあと午後1時より予選1回目が、午後2時30分よりスーパーラップが行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2012/05/03) Official Practice Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'45.138-156.240
2500236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
リチャード・ライアン
BS121'45.274 0.136156.039
350036ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'45.683 0.545155.435
45004100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS301'45.935 0.797155.065
5500523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS161'46.038 0.900154.914
6500624D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'46.057 0.919154.887
7500712カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS21'46.160 1.022154.736
850081S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI61'46.257 1.119154.595
9500917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS221'46.621 1.483154.067
105001018ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS81'46.673 1.535153.992
115001139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI41'46.891 1.753153.678
125001238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS401'47.358 2.220153.010
13500138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS101'47.566 2.428152.714
145001432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'48.878 3.740150.873
1530013S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH1'52.844 7.706145.571
165001535KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'53.219 8.081145.089
17300211GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL401'54.151 9.013143.904
18300366triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'54.916 9.778142.946
193004911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH301'55.14210.004142.666
20300588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'55.44010.302142.297
21300687JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'56.25911.121141.295
22300733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK121'56.63111.493140.844
23300852GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'56.77811.640140.667
24300915ART TASTE PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
ティム・ベルグマイスター
土屋 武士
ヨルグ・ベルグマイスター
YH161'57.18112.043140.183
25300102エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH81'57.22012.082140.136
26300110GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH221'57.40812.270139.912
273001221ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
シンディ・アレマン
谷口 行規
YH41'57.57812.440139.710
283001343ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS101'57.59512.457139.690
293001461SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'58.11312.975139.077
303001531apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'58.21013.072138.963
313001648DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
井上 恵一
YH1'58.85813.720138.205
323001722R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'59.15614.018137.860
333001827PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH21'59.51014.372137.451
343001985JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
阪口 良平
YH2'00.61615.478136.191
3530020360RUNUP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH2'02.66017.522133.921
363002130IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH62'02.75417.616133.819
373002220Racerbook Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
フランク・ユー
野田 英樹
小林 賢二
YH2'02.86117.723133.702
383002386Verity BOMEX ランボ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
山下 潤一郎
松田 秀士
YH2'03.79418.656132.695
39300244GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH2'06.29421.156130.068
40300255マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
川口 正敬
植田 正幸
YH4'35.9002'50.76259.539

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎ決勝 各クラス優勝ドライバーのコメント

st_r02_r_pc1 st_r02_r_pc2

GT3クラス優勝 #1谷口信輝
st_r02_r_pc_taniguchi  「52秒差をひっくり返せたのは疲れたけれどやりがいもあったし、達成感もありホッとしてるところです。連勝できたのは今回初めてファリックがスタートでボクが真ん中でいってみたら、結構いいパターンでした(笑)ただ#28を追うのに他クラスのマシンをズバズバ抜いたので他のクラスの方すみません」
ST-1クラス優勝 #9堀主知ロバート
st_r02_r_pc_hori  「先輩たちが追いかけてきて大変でしたけど、#25武士さんは速かったんですが、なんとか付いていけてスティントは終えることができました。交代で出ていってコースアウトしましたけれど、最後は直也につないでこれで行けたモードになりました(笑)ポンプがおかしくなったんですが『しゃあないから行け~』ってRQも無線機を交代で持たせて黄色い声援のおかげでプッシュしてくれました(笑)最後はハラハラでしたけど」
ST-2クラス優勝 #20阪口良平
st_r02_r_pc_sakaguchi  「スタートして#6新菱の菊地選手とバトルになったんですが、S字で離れたのでマージンがあるなと・・・大橋さんに交代してレーシングシューズを脱いでたらクルマが帰ってきて花岡が居なくて、またボクが乗ることになったらピットレーンのスイッチがなくなっていて40km/hで帰ってきてつなぎました(笑)優勝はラッキーもあったし、#30も2位に入れて良かったです」
ST-3クラス優勝 #34佐々木雅弘
st_r02_r_pc_sasaki  「予選2番手からスタートですぐにトップに立てて、自分らのペースでタイヤもいたわって燃費走行してたんですが20秒差がつきました。そこからブレーキトラブルがでたんですがなんとか逃げ切れました。予選一発はまだまだRX-7に対しては苦戦していますが、負けないように頑張りたいですね」
ST-4クラス優勝 #18浅野武夫
st_r02_r_pc_asano  「中島君は初のツーリングカーでローリングスタートも初めてでしたけれど、スタートを託してみたら、スタートミスで順位を予想通り落としてましたが、無理しないでいいよと言っていたので2番手で帰ってきてつながって、あとはノートラブルで走りきれて予選からクルマもホームコースのもてぎで仕上がってましたからラッキーな1勝でしたかね(笑)」
ST-5クラス優勝 #19奥村浩一
st_r02_r_pc_okumura  「今日のレースは燃費がきつそうだったんですが、2回給油でもたせました。回転数を落として燃費走行しましたが、残りを引き継いでギリギリまで戦いました。#36は3回給油だったので、お互い厳しかったなかを競り勝てたレースでした」
Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎ決勝 GT3クラスはPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(ファリーク・ハイルマン/ドミニク・アン/谷口信輝組)が2連勝!

 スーパー耐久第2戦もてぎスーパー耐久開業15周年記念大会は29日、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎ(4.801379km)で4時間の決勝レースが行われた。ポールポジションからスタートしたGT3クラスのPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(ファリーク・ハイルマン/ドミニクアン/谷口信輝組)が122周を走りきり2戦連続の総合優勝を遂げた。

(観客動員数土曜日5,000人/日曜日6,000人)

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 この日の宇都宮市の最高気温は26.7度を記録する夏日の気候の下、12時34分に4時間レースはフォーメーションラップからローリングスタートが切られた。

 序盤は#28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(メルビンモー/ジョノレスター/柳田真孝組)の柳田が#1のハイルマンをリードしオープニングラップから#28が#1をジリジリと引き離しにかかる。

 38周目にトップの#28がピットイン、モーが真ん中のスティントを受け継ぐと、40周目に#1はハイルマンから谷口にバトンをつなぐ。

 ここから約30分後には一時はかなりのマージンを築いていたトップの#28に#1谷口はその差を詰め、テールtoノーズのバトルまで追い込んできた。15時ちょうど75周目の1コーナー先でインを開けた#28をとうとう#1谷口がとらえトップに躍り出る。

 レースの1/3しか走ることの許されていない谷口はその役割を終えると79周目にピットインしアンカーのアンに最後のスティントを託した。

 3時間経過の91周目ではトップ#1に#28は14秒の差を付けられていた。

 4時間が経過した16時34分にチェッカーが提示され、#1が見事な開幕2連勝を遂げた。

2位には#28、そして3位にはニューカマー#16ケーズフロンティアBMWZ4GT3(阿部翼/西田裕正/飯田太陽組)が入った。

 今回は当初はシェイクダウンのみと伝えられていた#24GTRも決勝レースに駒を進めたが、4周でレースを終え、次戦SUGOでの本格始動が待たれるところとなった。

 ST1クラスは#9FaustRacingTeam(堀主知ロバート/山野直也/岡本武之組)が#25ポルシェのV2を阻止して今季初優勝。2位には#3のZ33が入り、3位に#25SAMURAIPorscheが入った。

 ST2クラスは開幕戦の覇者#6新菱オートとディフェンディングチャンピオンの#20のバトルとなったが、#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)が今季初V。

 2位には予選で大きなクラッシュからメカニックの徹夜作業で朝のフリー走行で元気な姿を見せた#30 RSオガワADVANランサーII(青木拓磨/成澤正人/金井亮忠組)が入ってRSオガワが1-2フィニッシュをきめた。

 ST3クラスは#34assetテクノZ34(佐々木雅弘/前嶋秀司組)が開幕2連勝をとげ、2位でチェッカーを受けた#80GS350は10秒加算のペナルティ裁定で3位に、2位には#14岡部自動車のRX7が入ったが、暫定表彰式にドライバーは姿を見せず、式典条項違反の訓戒をうけた。

 ST4クラスは#18コスモソニックFK・ingsDC5(浅野武夫/中島佑弥/笠原智行組)が今季初優勝。

 ST5クラスは#19BRP☆HYPERECUC72制動屋J'Sフィット(奥村浩一/古宮正信/西田公也組)がこちらも今季初優勝をHONDAのお膝下もてぎで挙げた。

st_r02_gt3_podium st_r02_st1_podium st_r02_st2_podium st_r02_st3_podium st_r02_st4_podium st_r02_st5_podium

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎ決勝結果

もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 -RIJ- (2012/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1GT311PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ファリーク・ハイルマン
ドミニク・アン
谷口 信輝
1224:01'42.330
2GT3228PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
メルビン・モー
ジョノ・レスター
柳田 真孝
12240.613
3GT3316ケーズフロンティアBMW Z4 GT3
BMW Z4 GT3
阿部 翼
西田 裕正
飯田 太陽
1184Laps
4ST-119Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
堀 主知
山野 直也
岡本 武之
1157Laps
5ST-123ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z
峰尾 恭輔
谷口 行規
高木 真一
1148Laps
6ST-1325SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
伊藤 真一
渋谷 彰良
1139Laps
7ST-2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
1139Laps
8ST-3134asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
11111Laps
9ST-3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
増田 芳信
11012Laps
10ST-33*80PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
吉本 大樹
佐藤 晋也
小林 敬一
11012Laps
11ST-3439TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
兵藤 信一
川口 正敬
植田 正幸
11012Laps
12ST-3535asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z
小泉 和寛
吉田 広樹
堀田 誠
11012Laps
13ST-3615岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正明
田中 徹
山崎 学
11012Laps
14ST-375岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
今村 大輔
安宅 徳光
白井 剛
11012Laps
15ST-3870Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
ナオリュウ
東 徹次郎
内海 利明
10913Laps
16ST-4118コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
中島 佑弥
笠原 智行
10814Laps
17ST-42333GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一
北川 剛
藤田 弘幸
10715Laps
18ST-4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤村 政樹
藤田 竜樹
長野 賢也
10715Laps
19ST-4458ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
関 豊
山田 隆行
10715Laps
20ST-45339GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
北野 浩正
佐々木 孝太
橋本 達也
10715Laps
21ST-4613elf STAインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
佐藤 衛
古橋 孝之
佐藤 勝博
10616Laps
22ST-2230RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
青木 拓磨
成澤 正人
金井 亮忠
10616Laps
23ST-4748DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
高森 博士
井上 恵一
村田 信博
10616Laps
24ST-4895リジカラS2000
HONDA S2000
松井 猛敏
中島 保典
谷川 達也
10121Laps
25ST-5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
奥村 浩一
古宮 正信
西田 公也
9824Laps
26ST-5236エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正
岩谷 昇
井尻 薫
9824Laps
27ST-53602PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
金森 敏一
岩月 邦博
小松 高人
9725Laps
28ST-544アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
伊藤 俊哉
9725Laps
29ST-4960ウインマックスRCBインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘
久保 隆
今岡 達哉
9626Laps
30ST-5526エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz
高橋 卓矢
江原 弘美
推根 克彦
9527Laps
31ST-5699RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
平井 隆一
リョウ・ハマグチ
野村 浩史
9428Laps
32ST-5717DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
野上 敏彦
野上 達也
小原 健一
9329Laps
33ST-5855姫神ガジェット吉田山JMCVitz
TOYOTA Vitz
咲川 めり
谷森 康登
井藤 成彬
9329Laps
34ST-410116W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
阿部 光
吉田 靖之
鶴田 積
8933Laps
35ST-236新菱オート☆DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
8537Laps
---- 以上規定周回数(GT3:85 ST-1:80 ST-2:79 ST-3:77 ST-4:75 ST-5:69)完走 ----
-ST-2-59Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
大澤 学
松田 晃司
6359Laps
-ST-4-62ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
4577Laps
-ST-5-213WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
根岸 泰弘
東 貴史
市石 浩章
8114Laps
-GT3-24スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
藤井 誠暢
ガミさん
4118Laps
-ST-2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
塩野 健司
田ヶ原 章蔵
松下 昌揮
0122Laps
  • Fastest Lap: CarNo.16 阿部翼(ケーズフロンティアBMW Z4 GT3) 1'54.877 (87/118) 150.47km.h
  • CarNo.80は、2012ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第30条~4)(1)(危険なドライブ行為)により、競技結果に10秒を加算した。

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎウォームアップ ここでも1号車のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3がトップタイム!

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 決勝レースを前に、午前9時20分から20分間の予定でウォームアップ走行が行われた。

 ここでも好調だったのはやはりGT3クラスの#1と#28の2台のSLSだった。

 トップタイムは#1の1分54秒926、2番手に#28の55秒021、3番手に#24GTRが55秒300でつけた。

 ST1クラスのトップはこちらもPPの#9が2分1秒276で総合4位に、ST2クラスもPPの#20が7位につけ、ST3クラスは総合10位にこちらもPPの#34がはいった。

 ST4クラスは総合18位に#58DC5が入り、ST5クラスは総合31位に#602Vitzがトップタイムをマークした。

 予選のクラッシュが心配された#30ランサーもフロント部分の修復をすませて元気な姿を見せた。

 決勝レースは12時30分から4時間レースとして開催される予定だ。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎウォームアップ結果(2/29)

もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 -RIJ- (2012/04/29) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1GT311PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ファリーク・ハイルマン
ドミニク・アン
谷口 信輝
1'54.926-150.401
2GT3228PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
メルビン・モー
ジョノ・レスター
柳田 真孝
1'55.021 0.095150.277
3GT3324スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
藤井 誠暢
ガミさん
1'55.300 0.374149.913
4ST-119Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
堀 主知
山野 直也
岡本 武之
2'01.276 6.350142.526
5ST-123ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z
峰尾 恭輔
谷口 行規
高木 真一
2'01.588 6.662142.160
6GT3416ケーズフロンティアBMW Z4 GT3
BMW Z4 GT3
阿部 翼
西田 裕正
飯田 太陽
2'03.605 8.679139.840
7ST-2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
2'04.158 9.232139.217
8ST-226新菱オート☆DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
2'04.198 9.272139.173
9ST-2359Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
大澤 学
松田 晃司
2'04.657 9.731138.660
10ST-3134asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
2'05.77210.846137.431
11ST-1325SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
伊藤 真一
渋谷 彰良
2'06.10511.179137.068
12ST-3235asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z
小泉 和寛
吉田 広樹
堀田 誠
2'06.75911.833136.361
13ST-3315岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正明
田中 徹
山崎 学
2'07.69912.773135.357
14ST-3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
増田 芳信
2'07.90312.977135.141
15ST-3539TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
兵藤 信一
川口 正敬
植田 正幸
2'08.11813.192134.914
16ST-365岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
今村 大輔
安宅 徳光
白井 剛
2'09.40514.479133.573
17ST-2430RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
青木 拓磨
成澤 正人
金井 亮忠
2'09.95115.025133.011
18ST-4158ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
関 豊
山田 隆行
2'10.90115.975132.046
19ST-3770Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
ナオリュウ
東 徹次郎
内海 利明
2'11.12516.199131.821
20ST-4218コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
中島 佑弥
笠原 智行
2'11.79216.866131.153
21ST-43333GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一
北川 剛
藤田 弘幸
2'12.61417.688130.340
22ST-4462ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
2'13.02618.100129.937
23ST-45339GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
北野 浩正
佐々木 孝太
橋本 達也
2'13.06918.143129.895
24ST-4695リジカラS2000
HONDA S2000
松井 猛敏
中島 保典
谷川 達也
2'13.24018.314129.728
25ST-47116W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
阿部 光
吉田 靖之
鶴田 積
2'13.55318.627129.424
26ST-4848DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
高森 博士
井上 恵一
村田 信博
2'13.65118.725129.329
27ST-4938TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤村 政樹
藤田 竜樹
長野 賢也
2'14.20019.274128.800
28ST-3880PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
吉本 大樹
佐藤 晋也
小林 敬一
2'14.29119.365128.713
29ST-41013elf STAインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
佐藤 衛
古橋 孝之
佐藤 勝博
2'14.90519.979128.127
30ST-41160ウインマックスRCBインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘
久保 隆
今岡 達哉
2'14.92720.001128.106
31ST-51602PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
金森 敏一
岩月 邦博
小松 高人
2'25.91930.993118.456
32ST-5236エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正
岩谷 昇
井尻 薫
2'26.15531.229118.265
33ST-5319BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
奥村 浩一
古宮 正信
西田 公也
2'27.07432.148117.526
34ST-54213WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
根岸 泰弘
東 貴史
市石 浩章
2'27.70532.779117.024
35ST-5599RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
平井 隆一
リョウ・ハマグチ
野村 浩史
2'29.63534.709115.514
36ST-564アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
伊藤 俊哉
2'30.18935.263115.088
37ST-5717DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
野上 敏彦
野上 達也
小原 健一
2'30.21435.288115.069
38ST-5855姫神ガジェット吉田山JMCVitz
TOYOTA Vitz
咲川 めり
谷森 康登
井藤 成彬
2'31.52736.601114.072
39ST-5926エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz
高橋 卓矢
江原 弘美
推根 克彦
2'33.15038.224112.863
-ST-2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
塩野 健司
田ヶ原 章蔵
松下 昌揮
Absence--
  • CarNo.19は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、決勝レースグリッドを2グリッド降格とする。
  • 大会審査委員会は、CarNo.30,505,35の嘆願書提出により決勝レースへの出走を認め、CarNo.30に38番グリッド、CarNo.505に39番グリッド、CarNo.35に40番グリッドを与えた。

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎ ポールポジション記者会見

谷口信輝(GT3クラス/PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3)
st_r02_q_pc_gt3  「3分割の予定で、たぶんボクがスタートドライバーになると思います。マー(柳田選手)と日本人2人のバトルになったら、付かず離れずのバトルになると思います。あとは、若いもん同士にまかせて(笑)チームとしては、ファリックがチャイルドシートみたいなシートの下にアンコを入れているので、ドライバーチェンジのことを考えたらスタートで行ってもらったらいいかなって言う話もでてるんですけれど、監督とまだ話ができてないようでどうなるか未定です」
堀主知ロバート(ST-1クラス/Faust Racing Team)
st_r02_q_pc_st1  「苦節5年ロードコースでは初のPPがとれました。前回の予選ではコンマ1秒負けたんですが、今回は1/100秒勝ちました。決勝はブレーキの厳しいコースなんでどうなりますか」
坂口良平(ST-2クラス/RSオガワADVANランサー)
st_r02_q_pc_st2  「(#30は予選でクラッシュしてしまって)メカが頑張っているので2台揃ってチェッカーを受けたい。4時間レース2ピットか3ピットか燃費を見ながら攻めたいです」
小松一臣(ST-3クラス/岡部自動車マイロード協新計測RX-7)
st_r02_q_pc_st3  「PPがとれたのはクルマが速かったからですよ(笑)」
塩谷烈州(ST-4クラス/ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ)
st_r02_q_pc_st4  「4クラスはインテがもてぎとの相性がいいんですよね。S2000もあなどれないので暑いレースになると思います」
添田正(ST-5クラス/エンドレスアドバントラストヴィッツ)
st_r02_q_pc_st5  「タイムは#19に負けてたんですが、ペナルティでうちが上がりました。クルマにステアリングトラブルが出てたんで、あすへ向けてなんとか直してチェッカーを受けたいです」
Text & Phot: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎ ハイルマン/アン/谷口組のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が総合のポールポジション!

 4月28日、栃木県のツインリンクもてぎで、スーパー耐久第2戦の公式予選が行われた。

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 晴天のドライコンディションで、14時25分から1グループ(GT3、1,2,3クラス)と2グループ(ST4,5クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。

 注目のGT3クラスだが、今回はシェイクダウンの#24を加え4台が参加。

 Aドライバーの予選では#16BMWが阿部翼のアタックで1分53秒661でトップタイムをマーク! 2番手に#1SLSAMGのハイルマンが54秒055でつける。

 ST1クラスは、#25Porscheの土屋武士が58秒780で、ST2クラスは#20ランサーの大橋正澄が、ST3クラスは#14RX-7の小松一臣が、ST4クラスは#18インテグラの浅野武夫が、ST5クラスは#602Vitzの金森敏一がそれぞれトップタイムをマークした。

 15時10分から再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられており、結果はここで1分53秒318のレコードラップをマークした#1がトータルで3分47秒373で逆転のPP!

 総合2位には#28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が入り、注目の#24GTRは3位に。

 総合5位にST1クラスのトップ#9BMWZ4が入り、総合8位にST2クラスのトップ#20ランサーが、総合11位にST3クラスのトップ#14RX-7、総合18位にST4クラスのトップ#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥組)が入った。

 総合29位に入ったST5クラスのPP、#19はダブルチェッカーで決勝グリッドが2グリッド降格となり#36VitzがPPとなった。

 決勝レースは明日12時30分から4時間レースとして開催される。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎCドライバー公式予選結果

もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 -RIJ- (2012/04/28) C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoDriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
1GT3128柳田 真孝PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'54.144-151.431
2GT321谷口 信輝PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'54.486 0.342150.979
3GT3316飯田 太陽ケーズフロンティアBMW Z4 GT3
BMW Z4 GT3
1'58.582 4.438145.764
4ST-113高木 真一ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z
2'01.009 6.865142.840
5ST-129岡本 武之Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
2'01.617 7.473142.126
6ST-2120花岡 翔太RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'05.12510.981138.142
7ST-1325渋谷 彰良SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
2'05.19611.052138.063
8ST-3139植田 正幸TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
2'05.79311.649137.408
9ST-3215山崎 学岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.70613.562135.350
10ST-3335堀田 誠asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.96313.819135.078
11ST-345白井 剛岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'08.63914.495134.368
12ST-3580小林 敬一PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
2'09.03614.892133.955
13ST-3614増田 芳信岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
2'09.39315.249133.585
14ST-4195谷川 達也リジカラS2000
HONDA S2000
2'10.87516.731132.072
15ST-4238長野 賢也TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'11.05816.914131.888
16ST-3770内海 利明Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
2'11.14917.005131.796
17ST-4348村田 信博DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'11.27017.126131.675
18ST-4418笠原 智行コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'12.37818.234130.573
19ST-45339橋本 達也GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
2'13.07518.931129.889
20ST-4613佐藤 勝博elf STAインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'13.31819.174129.652
21ST-47116鶴田 積W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
2'15.36621.222127.691
22ST-48*60今岡 達哉ウインマックスRCBインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'16.19722.053126.911
23ST-49333藤田 弘幸GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
2'16.75822.614126.391
24ST-5136井尻 薫エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'23.64529.501120.331
25ST-524伊藤 俊哉アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz
TOYOTA Vitz
2'24.72330.579119.435
26ST-5319西田 公也BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
2'24.76630.622119.399
27ST-54602小松 高人PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
2'25.83431.690118.525
28ST-5526推根 克彦エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'26.77932.635117.762
29ST-5617小原 健一DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'26.87432.730117.686
30ST-57213市石 浩章WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
2'27.60033.456117.107
31ST-5899野村 浩史RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
2'31.89637.752113.795
32ST-5955井藤 成彬姫神ガジェット吉田山JMCVitz
TOYOTA Vitz
2'36.53842.394110.420
---- 以上予選通過 ----
-ST-2-30金井 亮忠RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
0'00.000-54.144 0.000
-ST-2-505松下 昌揮KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
0'00.000-54.144 0.000
  • CarNo.60は、スーパー耐久シリーズ2012スポーツ規則第12条(4)違反(ブリーフィング欠席)により、再ブリーフィング手数料支払いのうえ、再ブリーフィング聴講を命じた。

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎA,Bドライバー公式予選総合結果

もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 -RIJ- (2012/04/28) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
1GT311PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
ファリーク・ハイルマン
ドミニク・アン
1'54.055
1'53.318
3'47.373-
2GT3228PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
メルビン・モー
ジョノ・レスター
1'54.104
1'53.896
3'48.000 0.627
3GT3324スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
藤井 誠暢
ガミさん
1'54.335
1'56.958
3'51.293 3.920
4GT3416ケーズフロンティアBMW Z4 GT3
BMW Z4 GT3
阿部 翼
西田 裕正
1'53.661
1'58.429
3'52.090 4.717
5ST-119Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
堀 主知
山野 直也
2'01.183
1'58.499
3'59.68212.309
6ST-1225SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
伊藤 真一
1'58.780
2'00.916
3'59.69612.323
7ST-133ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z
峰尾 恭輔
谷口 行規
2'01.507
2'02.094
4'03.60116.228
8ST-2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
2'03.644
2'02.225
4'05.86918.496
9ST-226新菱オート☆DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
2'03.914
2'02.560
4'06.47419.101
10ST-2359Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
大澤 学
松田 晃司
2'03.977
2'02.663
4'06.64019.267
11ST-3114岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
2'04.276
2'05.094
4'09.37021.997
12ST-3234asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
2'05.540
2'05.836
4'11.37624.003
13ST-3339TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
兵藤 信一
川口 正敬
2'06.697
2'05.925
4'12.62225.249
14ST-345岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
今村 大輔
安宅 徳光
2'07.219
2'07.606
4'14.82527.452
15ST-3580PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
吉本 大樹
佐藤 晋也
2'07.210
2'07.645
4'14.85527.482
16ST-3615岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
長島 正明
田中 徹
2'07.176
2'08.099
4'15.27527.902
17ST-3770Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
ナオリュウ
東 徹次郎
2'09.225
2'07.673
4'16.89829.525
18ST-4162ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
2'11.006
2'09.508
4'20.51433.141
19ST-4295リジカラS2000
HONDA S2000
松井 猛敏
中島 保典
2'10.911
2'09.642
4'20.55333.180
20ST-43339GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
北野 浩正
佐々木 孝太
2'10.811
2'10.164
4'20.97533.602
21ST-4418コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
中島 佑弥
2'10.409
2'10.876
4'21.28533.912
22ST-45333GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一
北川 剛
2'10.979
2'10.960
4'21.93934.566
23ST-4658ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
関 豊
2'11.243
2'10.830
4'22.07334.700
24ST-4738TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤村 政樹
藤田 竜樹
2'11.479
2'10.977
4'22.45635.083
25ST-48116W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
阿部 光
吉田 靖之
2'11.167
2'13.077
4'24.24436.871
26ST-4913elf STAインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
佐藤 衛
古橋 孝之
2'12.066
2'12.576
4'24.64237.269
27ST-41048DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
高森 博士
井上 恵一
2'13.312
2'11.553
4'24.86537.492
28ST-411*60ウインマックスRCBインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘
久保 隆
2'13.034
2'12.620
4'25.65438.281
29ST-51*19BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
奥村 浩一
古宮 正信
2'24.855
2'22.168
4'47.02359.650
30ST-5236エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正
岩谷 昇
2'24.919
2'23.924
4'48.8431'01.470
31ST-53602PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
金森 敏一
岩月 邦博
2'24.443
2'24.788
4'49.2311'01.858
32ST-544アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
2'25.139
2'26.690
4'51.8291'04.456
33ST-55213WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
根岸 泰弘
東 貴史
2'27.799
2'25.408
4'53.2071'05.834
34ST-5626エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz
高橋 卓矢
江原 弘美
2'30.005
2'26.454
4'56.4591'09.086
35ST-5717DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
野上 敏彦
野上 達也
2'28.018
2'30.176
4'58.1941'10.821
36ST-5899RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
平井 隆一
リョウ・ハマグチ
2'29.496
2'29.603
4'59.0991'11.726
37ST-5955姫神ガジェット吉田山JMCVitz
TOYOTA Vitz
咲川 めり
谷森 康登
2'28.950
2'32.562
5'01.5121'14.139
---- 以上予選通過 ----
-ST-2-30RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
青木 拓磨
成澤 正人
2'06.632
Absence
--
-ST-3-35asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z
小泉 和寛
吉田 広樹
Absence
2'04.902
--
-ST-2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
塩野 健司
田ヶ原 章蔵
Absence
Absence
--
  • CarNo.60は、スーパー耐久シリーズ2012スポーツ規則第12条(4)違反(ブリーフィング欠席)により、再ブリーフィング手数料支払いのうえ、再ブリーフィング聴講を命じた。
  • CarNo.19は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、決勝レースグリッドを2グリッド降格とする。

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎBドライバー公式予選結果

もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 -RIJ- (2012/04/28) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoDriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
1GT311ドミニク・アンPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
R1'53.318-152.535
2GT3228ジョノ・レスターPETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'53.896 0.578151.761
3GT3324ガミさんスリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
1'56.958 3.640147.788
4GT3416西田 裕正ケーズフロンティアBMW Z4 GT3
BMW Z4 GT3
1'58.429 5.111145.952
5ST-119山野 直也Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
1'58.499 5.181145.866
6ST-1225伊藤 真一SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
2'00.916 7.598142.950
7ST-133谷口 行規ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z
2'02.094 8.776141.571
8ST-2120阪口 良平RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'02.225 8.907141.419
9ST-226菊地 靖新菱オート☆DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'02.560 9.242141.033
10ST-2359松田 晃司Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
2'02.663 9.345140.914
11ST-3135吉田 広樹asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z
2'04.90211.584138.388
12ST-3214杉林 健一岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
2'05.09411.776138.176
13ST-3334前嶋 秀司asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z
2'05.83612.518137.361
14ST-3439川口 正敬TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
2'05.92512.607137.264
15ST-355安宅 徳光岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.60614.288135.456
16ST-3680佐藤 晋也PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
2'07.64514.327135.414
17ST-3770東 徹次郎Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
2'07.67314.355135.385
18ST-3815田中 徹岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'08.09914.781134.935
19ST-4162太田 侑弥ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'09.50816.190133.466
20ST-4295中島 保典リジカラS2000
HONDA S2000
2'09.64216.324133.328
21ST-43339佐々木 孝太GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
2'10.16416.846132.795
22ST-4458関 豊ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
2'10.83017.512132.118
23ST-4518中島 佑弥コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'10.87617.558132.071
24ST-46333北川 剛GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
2'10.96017.642131.987
25ST-4738藤田 竜樹TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'10.97717.659131.969
26ST-4848井上 恵一DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'11.55318.235131.392
27ST-4913古橋 孝之elf STAインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'12.57619.258130.378
28ST-410*60久保 隆ウインマックスRCBインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'12.62019.302130.335
29ST-411116吉田 靖之W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
2'13.07719.759129.887
30ST-5119古宮 正信BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
R2'22.16828.850121.581
31ST-5236岩谷 昇エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'23.92430.606120.098
32ST-53602岩月 邦博PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
2'24.78831.470119.381
33ST-54213東 貴史WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
2'25.40832.090118.872
34ST-5526江原 弘美エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'26.45433.136118.023
35ST-564植島 禎一アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz
TOYOTA Vitz
2'26.69033.372117.833
36ST-5799リョウ・ハマグチRS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
2'29.60336.285115.539
37ST-5817野上 達也DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'30.17636.858115.098
38ST-5955谷森 康登姫神ガジェット吉田山JMCVitz
TOYOTA Vitz
2'32.56239.244113.298
---- 以上予選通過 ----
-ST-2-30成澤 正人RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Absence--
40ST-25505田ヶ原 章蔵KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
Absence--
  • 'R'マークのクルマはコースレコードを更新しました。
  • CarNo.60は、スーパー耐久シリーズ2012スポーツ規則第12条(4)違反(ブリーフィング欠席)により、再ブリーフィング手数料支払いのうえ、再ブリーフィング聴講を命じた。

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎAドライバー公式予選結果

もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 -RIJ- (2012/04/28) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoDriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
1GT3116阿部 翼ケーズフロンティアBMW Z4 GT3
BMW Z4 GT3
1'53.661-152.075
2GT321ファリーク・ハイルマンPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'54.055 0.394151.549
3GT3328メルビン・モーPETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'54.104 0.443151.484
4GT3424藤井 誠暢スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
1'54.335 0.674151.178
5ST-1125土屋 武士SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
1'58.780 5.119145.521
6ST-129堀 主知Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
2'01.183 7.522142.635
7ST-133峰尾 恭輔ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z
2'01.507 7.846142.255
8ST-2120大橋 正澄RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'03.644 9.983139.796
9ST-226冨桝 朋広新菱オート☆DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'03.91410.253139.492
10ST-2359大澤 学Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
2'03.97710.316139.421
11ST-3114小松 一臣岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
2'04.27610.615139.085
12ST-3234佐々木 雅弘asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z
2'05.54011.879137.685
13ST-2430青木 拓磨RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'06.63212.971136.498
14ST-3339兵藤 信一TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
2'06.69713.036136.428
15ST-3415長島 正明岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.17613.515135.914
16ST-3580吉本 大樹PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
2'07.21013.549135.877
17ST-365今村 大輔岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.21913.558135.868
18ST-3770ナオリュウOlive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
2'09.22515.564133.759
19ST-4118浅野 武夫コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'10.40916.748132.545
20ST-42339北野 浩正GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
2'10.81117.150132.137
21ST-4395松井 猛敏リジカラS2000
HONDA S2000
2'10.91117.250132.036
22ST-44333野間 一GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
2'10.97917.318131.967
23ST-4562塩谷 烈州ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'11.00617.345131.940
24ST-46116阿部 光W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
2'11.16717.506131.778
25ST-4758小林 康一ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
2'11.24317.582131.702
26ST-4838藤村 政樹TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'11.47917.818131.466
27ST-4913佐藤 衛elf STAインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'12.06618.405130.881
28ST-410*60小幡 弘ウインマックスRCBインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'13.03419.373129.929
29ST-41148高森 博士DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'13.31219.651129.658
30ST-51602金森 敏一PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
2'24.44330.782119.666
31ST-52*19奥村 浩一BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
2'24.85531.194119.326
32ST-5336添田 正エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'24.91931.258119.273
33ST-544河野 利尚アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz
TOYOTA Vitz
2'25.13931.478119.092
34ST-55213根岸 泰弘WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
2'27.79934.138116.949
35ST-5617野上 敏彦DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'28.01834.357116.776
36ST-5755咲川 めり姫神ガジェット吉田山JMCVitz
TOYOTA Vitz
2'28.95035.289116.045
37ST-5899平井 隆一RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
2'29.49635.835115.622
38ST-5926高橋 卓矢エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'30.00536.344115.229
---- 以上予選通過 ----
-ST-3-35小泉 和寛asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z
Absence--
-ST-2-505塩野 健司KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
Absence--
  • CarNo.60は、スーパー耐久シリーズ2012スポーツ規則第12条(4)違反(ブリーフィング欠席)により再ブリーフィング手数料支払いのうえ、再ブリーフィング聴講を命じた。
  • CarNO.19は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(ダブルチェッカー)により、決勝レースグリッドを2グリッド降格とする。

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎウォームアップ トップタイムはケーズフロンティアBMW、注目の日産大学校GT-Rは4位発進!

IMG_1855p IMG_2651p IMG_1988p

 曇り空のもと、ウォームアップ走行が9時45分から45分間の予定で行われ、途中マシン回収の赤旗で10分ほど延長。トップタイムはGT3のニューカマー#16の1分54秒518となっていた。

 注目のGT3クラスのGT-R#24は今回はシェイクダウンで、本格的な参戦は次回のSUGOからの予定となっている。1分57秒523とクラス4番手のタイムをマークするにとどまった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦もてぎウォームアップ結果

もてぎスーパー耐久 開業15周年記念大会 -RIJ- (2012/04/28) Warm Up Weather:Fine Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
1GT3116ケーズフロンティアBMW Z4 GT3
BMW Z4 GT3
1'54.518--150.937
2GT321PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'54.745 0.227 0.227150.638
3GT3328PETRONAS SYNTIUM SLA AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'55.347 0.829 0.602149.852
4GT3424スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
1'57.523 3.005 2.176147.077
5ST-119Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
1'59.789 5.271 2.266144.295
6ST-123ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z
2'02.198 7.680 2.409141.450
7ST-2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'03.172 8.654 0.974140.332
8ST-2259Sturm・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
2'03.502 8.984 0.330139.957
9ST-236新菱オート☆DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'03.533 9.015 0.031139.922
10ST-1325SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
2'05.11210.594 1.579138.156
11ST-3135asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z
2'05.16310.645 0.051138.100
12ST-3234asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z
2'05.59411.076 0.431137.626
13ST-3339TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
2'06.96112.443 1.367136.144
14ST-3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
2'07.39812.880 0.437135.677
15ST-3580PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
2'07.63213.114 0.234135.428
16ST-365岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.65313.135 0.021135.406
17ST-2430RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'07.80113.283 0.148135.249
18ST-3715岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
2'07.88513.367 0.084135.160
19ST-3870Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
2'07.99613.478 0.111135.043
20ST-25505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
2'09.02514.507 1.029133.966
21ST-4195リジカラS2000
HONDA S2000
2'10.85816.340 1.833132.089
22ST-42339GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
2'10.96716.449 0.109131.980
23ST-43116W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
2'10.99016.472 0.023131.956
24ST-4438TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'11.11216.594 0.122131.834
25ST-4518コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'11.20816.690 0.096131.737
26ST-4662ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'11.26616.748 0.058131.679
27ST-47333GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
2'11.47616.958 0.210131.469
28ST-4858ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
2'12.58418.066 1.108130.370
29ST-4960ウインマックスRCBインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'13.39218.874 0.808129.580
30ST-41013elf STAインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'13.82519.307 0.433129.161
31ST-41148DIJON私立日本橋高校ED WAKO'S DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'13.90219.384 0.077129.087
32ST-5136エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'24.56730.04910.665119.564
33ST-5219BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
2'25.69831.180 1.131118.636
34ST-53602PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
2'26.12031.602 0.422118.293
35ST-5417DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'26.49831.980 0.378117.988
36ST-554アイクレオ&サムライジーンズ&ビーラインTSKVitz
TOYOTA Vitz
2'27.21932.701 0.721117.410
37ST-56213WAKO'S μオクヤマVitz
TOYOTA Vitz
2'27.26232.744 0.043117.376
38ST-5726エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'27.29932.781 0.037117.346
39ST-5899RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
2'29.45934.941 2.160115.650
40ST-5955姫神ガジェット吉田山JMCVitz
TOYOTA Vitz
2'29.85335.335 0.394115.346

Japanese F3

JF3:第1,2戦鈴鹿 18歳のルーキー平川亮がデビュー戦2連勝! (TOYOTA)

  • コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
  • 予選:4月14日(土)雨:ウェット
  • 第1戦決勝:4月14日(土)晴:ドライ
  • 第2戦決勝:4月15日(日)晴:ドライ
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F3デビュー戦で見事初勝利を挙げた平川亮(中央)、
首位を走りながらトラブルで2位となった山内英輝(左)

 全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月14日(土)と15日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 今季の同シリーズは、昨年までのCクラス、Nクラスと選手権を分けるのではなく、参戦する全ドライバーが全日本F3選手権のドライバーズタイトルを争うシステムに変更。ただし、TOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを搭載するNクラス車両は、別途制定されたF3Nクラスの選手権も争うこととなった。

 トヨタは今レース、TOYOTA 1AZ-FEエンジンを3チーム4台に供給。Nクラスの7台は全てTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを搭載する。

 13日(金)に行われた占有走行は暖かく、好天に恵まれたが、予選の行われた14日(土)は雨に見舞われ、ウェットコンディションで予定よりも10分遅れの午前10時半より開始された。

 わずか10分間のセッションのため、全車当初からフルアタック。昨年シリーズ3勝を挙げ、ランキング3位となった山内英輝(B-MAX ENGINNERING)が第1戦のポールポジションを獲得。前週行われたフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)で2戦連続勝利を挙げ、今大会F3デビューとなった18歳のルーキー、平川亮(RSS)が終盤素晴らしい走りでタイムアップを果たし、デビュー戦で最前列グリッドとなる2番手タイムをマーク。3番手にはTDPドライバーの中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が続いた。

 10分間のインターバルを経て、ウェットのまま行われた第2戦予選では、平川が2番手に1秒以上の大差を付ける好タイムで初ポールポジションを獲得。2番手に山内、中山が4番手。第1戦6番手のリチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)は第2戦5番手につけた。

 Nクラスでは、佐々木大樹(NDDP RACING)が2戦共に最上位グリッド。昨年FCJでチャンピオンを獲得し、今季TDPドライバーとして全日本F3にステップアップを果たした勝田貴元(TOM'S SPIRIT)は第1戦クラス3番手、第2戦クラス4番手となった。

 予選の後、雨は止み天候も回復。F3の予選後行われたフォーミュラ・ニッポン予選の間に路面はドライコンディションとなり、第1戦決勝(12周)は午後3時38分にスタートした。

 ポールポジションの山内がトップを守る一方で、2番手グリッドの平川は若干出遅れ、3番手から好スタートを切った中山がこれをかわして2位に浮上。中山は1コーナー進入で山内に並びかけるも逆転には至らず。後方では、6番手スタートのブラッドレーがエンジンストールを喫して最後尾へ後退。

 Nクラスは2位争いのバトルの中、1周目のスプーンコーナー入り口でギャリー・トンプソン(SGC BY KCMG)と勝田が接触。2台はコースアウトし、リタイアとなってしまった。

 その後は首位を逃げる山内を、中山と平川が追う展開が続いたが、10周目に中山がトラブルに見舞われコース脇にストップ。平川は2位へ浮上し、首位の山内との差を詰めていった。

 既に残り周回は2周と少なく、その順位のままチェッカーかと思われたが、ファイナルラップのスプーンコーナー立ち上がりで、山内が突然スローダウン。これをかわした平川が、全日本F3では2004年の中嶋一貴以来となる、デビュー戦での勝利を飾った。トラブルに見舞われながらも何とかチェッカーを受け、その直後にコース上にストップした山内が2位。最後尾から追い上げたブラッドレーも終盤トラブルでスローダウンを喫したが5位。Nクラスの佐々木が総合でも4位に入り、クラス優勝を飾った。

 15日(日)好天の下、午前10時23分に第2戦決勝(17周)がスタート。ポールポジションの平川は、今度はスタートを決めトップをキープ。一方で2番手スタートの山内と、その後方4番手グリッドの中山が遅れ、5番手グリッドから好ダッシュを決めたブラッドレーがこの2台をかわして3位へ浮上。2位の野尻智紀(HFDP RACING)を追った。

 ブラッドレーと野尻の2位争い、そしてその後方で山内を追う中山らが4位争いを繰り広げる一方で、首位を行く平川は安定したペースで2位以下との差を着々と広げていった。

 毎周のように野尻にアタックを仕掛けたブラッドレーが、14周目のシケイン進入でインをつくと、野尻はコースオフ。そのままショートカットした野尻が一旦前に出たが、続くメインストレートでブラッドレーが野尻をかわし、2位へ浮上。

 首位を独走した平川は2位に15秒もの大差を付けポール・トゥ・ウィン。F3デビューのルーキーながら、開幕から2連勝を飾った。2位にブラッドレー。最後までバトルを繰り広げた山内と中山が4位、5位。Nクラスの佐々木がこれに続く総合6位、クラス優勝で2戦連続ポール・トゥ・ウィン。勝田はクラス3位でF3初の表彰台に上った。

Text & Photo: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

Cクラス
優勝 平川亮(RSセリザワ)
f3_r02_r_pc_hirakawa 今日はスタートがうまく決まったので、あとは体力次第でした。最後までミス無く走れました。気合いで頑張りました。 スタートさえ決まれば、F3はなかなか抜けないので、あとはミス無く走れば勝てると思っていました。 次はFCJを優先して欠場します。最初から決まっていたことなんで、しょうがないです。
2位 リチャード・ブラッドレー(TOM'S)
f3_r02_r_pc_bradly 昨日の予選が良くなくて、あの位置からのスタートでした。昨日と違って路面コンディションにクルマを合わせきれていませんでしたが、うまくスタートが決まりました。序盤はタイヤの使い方が難しく、フラットスポットを作ったりもしましたが、徐々に2位の野尻選手に追いつくことができ、良いバトルができました。
3位 野尻智紀(HFDP RACING)
f3_r02_r_pc_nojiri 昨日とコンディションが違って、クルマがオーバーステアになってしまい、平川選手に離されてしまいました。後ろからはブラッドレー選手が追いついてきて、2位を死守したかったんですがそれができず、チームに申し訳ないことをしました。心とクルマのバランスが獲れていなかったのだと思います。この点を反省して次回に生かしたいです。 勝つ自信はあるので、富士の合同テストで与えられた仕事をきっちりやって、いい結果を出したいです。
Nクラス
優勝 佐々木大樹(NDDP RACING)
f3_r02_r_pc_sasaki スタートで失敗してしまい、平峰選手とあと2台に抜かれてしまいましたが、位置取りをうまくやって1コーナーで2台は抜き返しました。前半で逃げ切るようにクルマをセットアップしていたので、なんとしても前半で平峰選手を抜かないと、と思って走りました。 後半平峰選手に追いつかれましたが、抜かれる距離ではなかったので落ち着いて最後まで走りました。
2位 平峰一貴(HFDP RACING)
f3_r02_r_pc_hiramine スタートは悪くなかったのですが、昨日とのコンディションの違い、ダウンフォースや路面温度の違いに自分の走りをアジャストできず、Cクラスのクルマに引っかかってペースが上げられませんでした。次回は同じミスを繰り返さないようにして、表彰台の真ん中に立てるように頑張ります。 もてぎには自信があるので、今日までに学んだことを忘れないようにしたいです。
3位 勝田貴元(TOM'S SPIRIT)
f3_r02_r_pc_katsuta 3位という結果には納得できていません。悔しいです。昨日のアクシデントでクルマが壊れてしまい、メカニックさん達が夜遅くまでかかって走れる状態にして下さったんですが、走っているうちにコーナーバランスがおかしくなって、左コーナーではアンダー、右コーナーではオーバーがでるような状態でした。今日のレースでもスタートを決めていれば、もっと学ぶことが多かった筈で、そこが反省点です。 次回はまずは予選順位を良くして、そこから組み立てていければ、と思います。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 ルーキー#4平川が独走で開幕2連勝を達成。Nクラスも佐々木が開幕2連勝

全日本F3選手権第2戦の決勝が4月15日、鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#4平川亮(広島トヨペットF312)が独走優勝。昨日に続いて開幕2連勝を飾った。

f3_r02_r_start1

f3_r02_r_start4

f3_r02_r_4d

f3_r02_r_4

f3_r02_r_37

f3_r02_r_8

f3_r02_r_23

f3_r02_r_7

f3_r02_r_35

f3_r02_r_podium_c

第2戦決勝は午前10時20分スタート。 昨日は出遅れた#4平川だったが今回はうまくスタートも決まり、トップで1コーナーに入っていく。
一方、予選2番手の#1山内英輝は出遅れて4位に後退してしまう。その横をすり抜けてジャンプアップを果たしたのが#8野尻智紀、#37リチャード・ブラッドレーの2台だ。

平川はオープニングラップから一気に後続を突き放しにかかり、5周目には2位に2.8秒差、10周終わりには7.7秒の大差を付けて周回を重ねていく。
その後方では#8野尻と#37ブラッドーレ、#1山内と#36中山雄一が接近戦を展開していた。
#37ブラッドレーはレース中盤から#8野尻に完全に追いつき、コースの至る所で車体を左右に振ってプレッシャーをかけていく。 巧みなライン取りで追撃を退ける#8野尻だったが、15周目のシケインで遂に#37ブラッドレーにインを差されて、コース外にはみ出してしまった。一旦はブラッドレーの前でコースに復帰したが、続くホームストレートで再び先行を許し、3位に後退。そのままチェッカーを受けることになった。

その後方でも#1山内と#36中山がテール・トゥ・ノーズで周回を重ねていたが、こちらは最後まで#1山内が4位をキープする結果に終わった。

こうした後続の戦いを尻目にトップの#4平川は快調に周回を重ね、最後は2位#37ブラッドレーに15秒672の大差を付け、見事開幕2連勝を飾った。

Nクラスはスタートで一旦は#7平峰一貴がトップに立つが、#1山内、#36中山の4位争いに前を押さえられる格好でペースを上げられないうちに後方から#23佐々木大樹に追いつかれ、5周目のホームストレートでトップを奪われてしまった。
#7平峰はレース終盤に再び#23佐々木に追いついたものの、#23佐々木も隙を見せずに17周を走りきり、こちらも開幕2連勝を達成した。3番手は序盤のアクシデントで昨日のレースを落とした#35勝田貴元が入った。

次回第3戦&第4戦の舞台はツインリンクもてぎ。5月12-13日決勝だが、今回Cクラス2連勝の#4平川は併催のFCJを優先してF3を欠場するとのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Motorsports Forum, Katsuhiko KOBAYSHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/15) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
14C平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1732'48.528
237Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1715.672
38C野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1717.249
41C山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1718.961
536C中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1720.116
623N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1724.580
77N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1725.243
82Cラファエル・スズキMAD CROC TODA F308Dallara F308HONDA
MF204C
1732.135
935N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1741.822
1020Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1753.489
116N小泉 洋史Net Move F306Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1753.947
1277N阪口 良平アキランドレーシングF-306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1759.399
133C島田 龍吾C-FACTORYDallara F308Mercedes-Benz
M271.F3
171'48.374
1413N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
171'59.065
----- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.4 平川亮(広島トヨペットF312) 1'55.105 (3/17) 181.62km/h

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選 ルーキーの#4平川がポールポジション獲得!

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全日本F3選手権第2戦の公式予選は、第1戦でフロントローを獲得したルーキーの#4平川亮(広島トヨペットF312)が2位以下を1秒以上突き放す圧倒的な速さを見せ、見事ポールポジションを獲得した。 Nクラスは#23佐々木大樹(S Road NDDP F3)が2戦連続でトップだった。

第1戦の公式予選から10分間のインターバルをおいて第2戦の公式予選が開始された。 雨は幾分弱まってはいたものの、路面は依然としてウェットだ。

今度は#4平川が真っ先にコースイン。走り始めてすぐに2分06秒台を叩き出し、トップに躍り出ると、その後も快調にタイムを縮め、最後はただ一人2分05秒台となる2分05秒493を叩き出し、デビュー2戦目にして見事ポールポジションを獲得してみせた。 平川は2週間前のポルシェ・カレラカップ・ジャパンの第1戦、そして先週のフォーミュラチャレンジ・ジャパンの第1戦と第2戦でもポールを獲得しており、これで3週連続でポールを獲得したことになる。

予選2番手には第1戦ポールの#1山内英輝、3番手には久々の無限エンジンを駆ってNクラスからステップアップしてきた#8野尻智紀(HFDP RACING F312)がつけた。

Nクラスは第1戦に続いて#23佐々木がトップ。2番手にはルーキーの#7平峰一貴(HFDP RACING F307)がつけた。

第2戦決勝は明日午前10時20分より17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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