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2013年6月

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス公式予選記者会見

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ポールポジション アンドレ・ロッテラー(トムス)
sf_r02_q_pc-lotterer  「予選がキャンセルされたのは正しい判断だと思います。クルマはいい状態で、自信がありました。差が詰まっているので決勝は難しいレースになるでしょう。フロントからスタートしてそのままでフィニッシュしたいですね。面白いレースになると思います」
予選2位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)
sf_r02_q_pc-oliveira  「予選途中まではペースが速くなかったですね。どのタイヤを選んだらいいか分かりませんでしたが、最後はグリップがよかったです。結果的に2位に満足しています。決勝は途中からスリックに換える展開になればドラマチックなレースになると思います」
予選3位 山本尚貴(無限)
sf_r02_q_pc-yamamoto  「昨日からクルマの調子は良かったので、ポールポジションを逃したのは悔しいです。過去クルマのポテンシャルを引き出せなかったので今回は仕上がりがよく、ミス無くトップ3には入れたのはよかったです。決勝は、レースが終わった後に笑顔でいられるように頑張ります」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦オートポリス公式予選 好調のアンドレ・ロッテラー異次元のタイムでPPを獲得

 全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦オートポリスは2日、順延された公式予選を同所で行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)がポールポジションを獲得した。

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 雨は小降りになってきたが、時折霧がサーキットを覆う悪コンディションのなか昨日中止になった公式予選が9時30分より赤旗中断を挟んで10時13分まで行われた。

 昨日のフリー走行でトップタイムをマークしたアンドレ・ロッテラー(トムス)がここでも序盤から好調。開始早々に1分39秒507タイムを出し、彼がリードして公式予選が始まった。

 開始10分過ぎには山本尚貴(無限)が1分38秒451でトップに立つもその後1分37秒610でロッテラーがトップを奪い返す。

 開始20分頃には伊沢拓也(ダンディライアン)がコースアウトして赤旗が提示された。

 予選は9時56分より残り17分で再開。トップ、ロッテラーが1分37秒446までタイムアップするとここまで下位に沈んでいたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が1分37秒330で一気にトップに躍り出た。

 しかし、残り5分を切ったところでロッテラーが1分36秒941とただ一人36秒台に入るタイムでトップを逆転すると、チェッカー後にそのタイムをさらに1分36秒619まで縮め、圧倒的なスピードでポールポジションを確定した。

 予選2位には0秒343差でオリベイラ。ホンダエンジン勢が軒並み低迷する中、山本が孤軍奮闘してホンダ勢のトップで予選3位に入った。

 予選4位には松田次生(インパル)、同5位には中嶋一貴(トムス)、同6位はロイック・デュバル(ルマン)となっている。

 コースアウトを喫し赤旗の原因となった開幕戦ウイナーの伊沢は予選15位に沈んだ。また、スーパールーキーの平川亮(ルマン)は同9位につけている。

 決勝は本日2日、14時45分より54周で争われるが、この後の天候次第では雨と霧に翻弄される波乱のレース展開になるかも知れない。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SF:第2戦オートポリス公式予選結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2013/06/02) Qualfying Weather:Rainy Course:Wet
2013 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'36.619--174.15
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'37.0530.4340.434173.37
316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'37.2040.5850.151173.10
420松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'37.6401.0210.436172.33
51中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'37.6851.0660.045172.25
68ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'37.8391.2200.154171.98
710塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'37.8611.2420.022171.94
838平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'37.8691.2500.008171.93
97平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'38.0841.4650.215171.55
1032小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'38.1531.5340.069171.43
1115小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'38.1981.5790.045171.35
1262嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'38.2091.5900.011171.33
1341武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'38.4361.8170.227170.94
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'38.7662.1470.330170.37
1540伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'38.8002.1810.034170.31
163安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'38.8632.2440.063170.20
1711中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'39.0382.4190.175169.90
1839国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'39.1792.5600.141169.66
1918リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'40.1023.4830.923168.09
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'43.3826.7633.280162.76
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'28.523

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリス 公式予選は悪天候のため明日朝に順延、Hondaドライバーは開幕2連勝を目指して明日の予選・決勝に挑む (HONDA)

  • 2013年6月1日(土)・予選  会場:オートポリス(4.674km)  天候:予選/雨  気温:17℃(9:30時点) 路面温度:19℃(9:30時点)  コースコンディション:ウエット

 6月1日(土)、大分県・オートポリスにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦の1日目が行われました。

sf130601001L.jpg  今年から国内最高峰のフォーミュラカーシリーズは「フォーミュラ・ニッポン」から「スーパーフォーミュラ」へと名称が改められました。その第2戦の舞台は、大分県の阿蘇山系に建つオートポリスです。

 開幕戦の鈴鹿大会において、Hondaは昨年までフォーミュラ・ニッポンで用いてきたエンジンを大幅に改良した「HR12E」を投入。この結果、ポールポジションからスタートした#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が優勝したほか、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)も3位に入るなど、大きな成果を収めました。

 Hondaは、低速コーナーから高速コーナーまでがそろうオートポリスを得意としており、昨年のレースでもDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが1-2フィニッシュを達成しました。このため、本大会でもHondaドライバーの活躍に大きな期待がかかっています。

 Hondaドライバーは基本的に開幕戦と同じ顔ぶれですが、インディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨選手は本大会を欠場。代わって小林崇志選手がTEAM 無限の15号車をドライブすることになりました。

 この日は午前9時30分より1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後2時20分よりノックアウト方式の公式予選を行うスケジュールが組まれていました。

 サーキット周辺では朝から雨が降っており、フリー走行が始まる午前9時30分を迎えても小雨が降り続いていました。コースは完全なウエットコンディションとなっていたため、ウエットタイヤの使用を認めるウエット宣言がセッションに先立って行われました。Hondaエンジンを用いる8名のドライバーも全員、ウエットタイヤを装着してコースイン。ただし、路面上の水量は多く、各車とも大きく水煙を上げながらの走行となりました。こうした難しいコンディションのため、開始43分後にはライバル勢のドライバーがコースアウト。この影響でおよそ10分にわたり、セッションは中断となりました。

 フリー走行は予定どおり10時30分に終了しましたが、その直前にもライバル勢のドライバー2名が相次いでスピンを喫し、路面が非常に滑りやすい状態となっていることがうかがえました。このセッションでHondaドライバーのトップとなったのは、2番手となる1分38秒935を記録した#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)。これに続いたのは5番手となった#32 小暮選手で、以下、10番手の#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)、11番手の#40 伊沢選手、12番手の#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、13番手の#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、15番手の#15 小林選手、18番手の#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)となりました。

 午後に入ると雨は本降りになり、霧も発生しはじめましたが、公式予選は予定どおり午後2時25分に開始されました。公式予選は3段階に分けてセッションを行うノックアウト方式が本大会でも採用されています。これはQ1、Q2、Q3の3段階で予選を行ってスターティンググリッドを決めるもので、Q1は全ドライバー、Q2はQ1で14番手までに入ったドライバー、Q3はQ2で8番手までに入ったドライバーが出走します。そしてポールポジション(PP)から8番グリッドまではQ3の結果、9番グリッドから14番グリッドまではQ2の結果、15番グリッド以下はQ1の結果に従ってそれぞれ決定します。

 8名のHondaドライバーは次々とコースインしていきましたが、路面上の水量は午前中よりも明らかに増えており、各マシンは激しい水煙を巻き上げる状況となりました。コースコンディションが午前中よりも悪化しているのは明らかで、この影響もあり、セッション開始後5分ごろに#10 塚越選手がスピンを喫し、右リアタイヤ付近にダメージを負ってしまいます。このため赤旗が提示され、セッションは中断となりました。

 予選は2時43分に再開されましたが、その約5分後に今度は#32 小暮選手がスピンし、セッションは再び赤旗中断となります。その後、大会審査委員会は視界不良と雨量増のため公式予選の続行は不可能と判断し、明日の朝に順延することを決定しました。

 明日は、午前9時30分から10時5分までノックアウト方式ではなくタイム計測による公式予選を実施。250㎞、54周で競われる決勝レースは午後2時45分にスタートが切られる予定です。

Text & Photo: HONDA

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SF:第2戦オートポリス公式予選は雨のためキャンセル、明日に順延

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 スーパーフォーミュラ第2戦、オートポリスで行われる予定だった公式予選だが、ノックアウトQ1開始直後に激しく降り始めた雨のため中止となった。公式予選は明日2日に順延される。

 スーパーフォーミュラ公式予選は、14時25分よりノックアウト予選Q1が開始されたが、直後に激しく降り始めた雨のためコースアウトするマシンが続出。2度の赤旗が提示され中断した。

 その後、代表者ミーティングが招集され、協議の結果本日の公式予選はキャンセルとなった。

 公式予選は明日2日、フリー走行に当てられていた枠を使い9時30分より35分間で争われることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

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SF:次期スーパーフォーミュラマシン、SF14の概要が発表される

 スーパーフォーミュラ第2戦の行われているオートポリスで、恒例のJRP主催のサタデーミーティングが開催され、この席上、来年度から採用される次期マシンSF14の概要が発表された。

 マシンの開発はイタリアのダラーラ社でエンジンを搭載する直前まで進捗しており、ホンダの坂井典次氏が風洞テスト、トヨタの佐藤真之介氏がワイヤリング、同永井洋治氏がクラッシュテストについての説明を行った。

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風洞テストについて

 現在、フロントウイング、ブレーキダクト回り、フロアまでできている。全幅は1900mm、F1の1800mmより100mm広く、現行スイフトの2000mmより100mm狭い。フロントウイングの幅も1900mmで、前のクルマに付いたときにフロントのダウンフォースが抜けないようにウィングの幅を長く取ってある。また、フロント、リアのバランスが崩れないような工夫がしてある。

 フロアの前に角のようなものを、後ろにガーニーフラップ的な折り返しをつけ、フロアの下に入る流れも制御している。サイドポンツーの上にはチムニーダクトをつけた。左はクーリングのため、右はターボチャージャーの空気の取り入れ口となる。

 リアウイングには最新のテクノロジーが入っている。翼端版の上のスリットは、ウイングの効率を上げ、後ろに発生する渦を少なくしている。それによって後ろに付いたクルマの影響も少なくなる。

 ディフーザーも大きく、ビームウイング(リアのロアウイング)につながるようになっている。リアウイングの上のエレメントはダウンフォースを、ビームウイングはデフューザーからの吐き出しを促進する。

 エンジンが直4でスリムなので、上から見たコクピット回り、リアウイングにつながる部分もスリムにできていて、空力的な性能はかなり向上している。

 風洞に入れる前にCFDを活用し、40%スケールのモデルで精度のいい風洞実験を行い、最新の技術を使った設計となっている。

ワイヤリングについて

 エンジンメーカー側から要望するコクピットパネル等に設置するスイッチ等をダラーラ側に伝えている。スイフトに比べるとモノコックがタイトなので、制約が多く、置き場が無くて苦慮している。

クラッシュテスト

 5月にクラッシュテストを行い無事合格した。このクルマは今のより3秒は速くなるのでフロント、リア、サイドのクラッシュテストは2010年のF1レベルになっている。以前は最大Gだったが、今回はGの出方まで考慮して対応している。10キロくらい重くなるが、サスペンションがモノコックを突き破らないように強度を上げている。7月にシェイクダウンを予定している。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Japan Race Promotion

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SF:第2戦オートポリスフリー走行1回目 今季初登場のアンドレ・ロッテラーが挨拶代わりのトップタイム!

 スーパーフォーミュラ第2戦が大分県のオートポリスで開幕した。降り始めた雨のなか、9時30分より1時間にわたって行われたフリー走行ではWEC参戦のため初戦を欠場したアンドレ・ロッテラー(トムス)がトップタイムを記録した。

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 今年もスーパーフォーミュラは九州にやってきた。前身のフォーミュラ・ニッポンを含めて、ここオートポリスで開催されるのは通算6回目。第1回は2006年に閉鎖されたMINEサーキットの代替戦として行われ、松田次生が優勝した。2年のブランクをおいて2009年より連続して開催されている。その後のウィナーは、小暮卓史、アンドレ・ロッテラー、中嶋一貴。そして昨年は塚越広大が優勝している。エンジン対決ではトヨタ3勝、ホンダ2勝となっている。

 9時30分より降り始めた雨の中、ウェット宣言が出され1時間のフリー走行が始まった。

 フリー走行は序盤から、WECに出場したため第1戦を欠場したアンドレ・ロッテラー(トムス)、ロイック・デュバル(ルマン)の2人が好調。ロッテラーが1分39秒660でトップに立つと、2位にはデュバルが付ける。

 開始18分、この2人に割って入ってきたのが平手晃平(セルモ・インギング)だったがその後コースアウトして後退。代わって2位には山本尚貴が食い込んできた。

 その後、ロッテラーが27分過ぎに1分39秒208までタイプアップすると、中盤過ぎには山本がこれを逆転して1分38秒935をたたき出しトップに浮上。

 さらに松田次生(インパル)が2位に食い込むも次の周、セクター1で最速タイムを出してトップを狙うもクラッシュ。このため赤旗が提示されたが松田のマシンのダメージは少ない模様。

 残り数分で再開されたが、ロッテラーは負けじと1分38秒800でトップを奪い返すと、そのタイムを1分38秒556まで縮め、フリー走行をトップで締めくくった。

 2位には山本が入り、3位にはクラッシュした松田。4位がディフェンディングチャンピオンの中嶋一貴(トムス)、5位が今季復調の小暮卓史(ナカジマ)、6位がデュバルという結果となった。

 期待のルーキー平川亮(ルマン)は雨のためか振るわず、14位に沈んだ。

 ポールポジションを争う公式予選は本日、14時25分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第2戦オートポリスフリー走行1回目結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2013/06/01) Free Session #1 Weather:Rainy Course:Wet
2013 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
12アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'38.556--170.73
216山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'38.9350.3790.379170.08
320松田 次生Lenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.0680.5120.133169.85
41中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.5350.9790.467169.05
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.6901.1340.155168.79
68ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMansKYGNUS SUNOCO TOYOTA RV8K1'39.7771.2210.087168.64
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'39.8301.2740.053168.55
838平手 晃平P.MU/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'39.9211.3650.091168.40
919ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.1181.5620.197168.07
1010塚越 広大HP REAL RACINGHONDA HR12E1'40.2091.6530.091167.91
1140伊沢 拓也DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'40.4601.9040.251167.49
1241武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'40.7272.1710.267167.05
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'40.8882.3320.161166.78
147平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.0982.5420.210166.44
1515小林 崇志TEAM 無限HONDA HR12E1'41.1812.6250.083166.30
1662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset MotorsportsTOYOTA RV8K1'41.5593.0030.378165.68
173安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'41.6513.0950.092165.53
1811中山 友貴HP REAL RACINGHONDA HR12E1'41.7013.1450.050165.45
1918リチャード・ブラッドレーKCMGTOYOTA RV8K1'42.1423.5860.441164.74
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'45.4556.8993.313159.56
  • シャーシーは全車Swift SF13、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'28.523

D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿 単走優勝は斎藤太吾! 総合優勝は末永直登! 上野高広は総合4位入賞でランキングトップ!

 5月26日(土)~27日(日)の2日間「2013グランツーリスモD1グランプリ第2戦鈴鹿サーキット」が、快晴の三重県鈴鹿サーキットに2日間合計15,088人の観衆を集めて開催された。

 昨年から審査が1-2コーナーを抜ける区間で行われ、D1GPシリーズ随一の高速進入が見られる大会となり、上位選手は200km/hを超えるスピードから大迫力のドリフトを見せた。

 27日(日)午前中に行われた単走決勝では、前日の予選では調子が上がらなかった斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が、完璧な走りをみせ1本目、2本目ともに100点*を超える高得点を叩きだし優勝した。

 また午後に行われた追走トーナメントでは、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)、ランキング3位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)がエンジンブローで早々に敗退。決勝は、この日単走1位の斎藤太吾と単走2位の末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)の対戦となった。1本目先行の斎藤は、末永(直)にアドバンテージを取られ、2本目はやや強引に末永のマシンとの差を詰めようと攻めた走りを見せたが、 末永(直)をプッシュしコースアウトさせてしまう。これにより末永(直)が優勝を飾った。

 尚、ポイントランキングは、追走で準決勝まで勝ち進んだ上野高広(TEAM VERTEX)が トップとなった。

  • 今シリーズの採点方法はDOSSの得点に審判員が加減・減点するため、100点を超えるケースがある。
【5月25日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 高速進入から1コーナースタンド前へ飛び込む鈴鹿のコースレイアウトでは、マシンの振り出し位置の見極めが重要なポイントとなった。振り出しが手前すぎると1コーナーの奥までドリフトが届かず車速が落ちて減点となり、逆に奥すぎるとコース内でドリフトを収めきれずコースアウトで減点となるため、好位置で振り出すことが求められた。

 予選では、この距離感を合わせきれず減点される選手が多かったが、距離感を合わせ、すばやくドリフトの体勢を整えて飛び込み、タイミングよくアクセルを踏んで立ち上がる走りができた選手は高く評価された。

 昨年に続き予選トップ通過をねらっていた唄和也(GOODYEAR RACING with ORIGIN Labo. & B-west)は98.80をマーク。しかし内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)が、やや奥めで振り出しつつ一気に大きな角度をつけた絶妙の距離感で、唄の得点を1.11上回る99.91をマークし、予選トップ通過を果たした。

【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝

 単走の走行順は、まず予選通過者から走行し、最後にランキング上位(シード)選手の登場となる。その中で、先頭走者の村山悌啓(激☆村山(仮))は 98.95 の高得点をマークしたが、次に走行した斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)が段違いの進入スピードから距離を合わせて102.77の高得点をマークする。続いて、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)も、高い車速から綺麗にラインをトレースし、102.07という斎藤に迫る得点をマーク。さらに前日の予選をトップ通過した内海もキレのいい振りから走りをまとめて、100点超えをマーク。しかし、その後走行した選手は100点台を取ることができなかった。1本目、2本目とも100点を超える完璧な走りをみせた斎藤が単走優勝を果たした。

 尚、D1シリーズ随一の高速ドリフトでエンジンブローやミッションなどを消耗し、単走敗退者の半数以上が走行不能となったため、マイナー追走戦は行われなかった。

斎藤太吾選手コメント
d1_r02-01.jpg  前日は久々の予選だったので、守りすぎましたが、今日はクルマのセッティングも仕上がって、不安がなくなったので、単走優勝も狙えるくらいの気持ちでいました。単走1本目は、乗っていても決まった手ごたえがあったので、2本目は1本目より振り出しを奥にして、勢いをつけて攻めて走りました。振り出しで姿勢も決まり、距離も合ったので、気持ちいい走りができました。満足です。
【5月26日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 ベスト16では、ランキング首位の古口美範(Team BOSS ENDLESS with FALKEN)が2本目にエンジンブローで敗退。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)も織戸学(DRIVE M7 MAX ORIDO RACING)との再戦でエンジンブローが起きてため敗退。ベスト8では上野高広(TEAM VERTEX)と時田雅義(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)が再戦2回の接戦を演じたが勝負がつかず、最後は先行時のDOSSの得点の差で上野の勝利が決まった。

 ベスト4に勝ち上がったのは、斎藤太吾(PHAT FIVE・SUNOCO・SIS-WORKS・9RECORDS)、上野、末永直登(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)。内海以外は大排気量 6 気筒車だ。 まず斎藤と上野が対戦。1本目の先行時に斎藤は229km/hというこの日最高の進入速度を記録する。それによくついていった上野だったが、審査席前でスピンをし、斎藤に大きくアドバンテージがついた。2本目も斎藤はミスなく走り、斎藤が決勝へ進出した。準決勝もう1組の対戦は末永(直)vs 内海。1本目は後追いの内海が2コーナーで離され、末永(直)にアドバンテージ。2本目も後追いの末永(直)はきれいにマシンを合わせ、末永(直)が勝利。決勝へとコマを進めた。

 上野と内海の対戦となった3位決定戦は、内海の同時振り出しからの追走が決まり、内海が勝った。

 決勝は斎藤vs末永(直)。1本目、先行の斎藤は1コーナーに飛び込んでからマシンがふらつき姿勢が安定した走りができず、末永(直)にアドバンテージがついた。2本は後追いとなった斎藤が、やや強引に末永(直)との差を詰めようとしたものの、最後は末永(直)をプッシュし、コースアウトさせてしまう。これにより末永(直)の優勝が決まった。

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末永直登選手コメント
d1_r02-03.jpg  前回の舞洲大会からマシンに乗る機会がほとんどなかったのですが、 マイカーで、鈴鹿に近いコースであるエビスの西コースで練習をしたり、DVDで昨年の熊久保選手の走りを何度もみてイメージづくりをしてきたので、それが当たったかなと思います。本番では、チームが一生懸命、無線で的確なアドバイスをくれたので、自分はアドバイス通りに最後まで集中力を切らさず、ミスをしないようにこだわって走りました。
株式会社D1コーポレーション
PRESS INFORMATON

D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4西日本シリーズ

F4:西日本シリーズ第2戦鈴鹿クラブマン 川端伸太郎がポールトゥウィン!

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 5月12日(日)F4の予選と決勝レースが鈴鹿サーキットで行われた。

 午前中に行われた公式予選は、川端伸太郎でPPを獲得した。2番手には山口大陸、3番手には飯田有希が入ったが予選中のペナルティーで3グリッドダウンで6番手スタートになった。

 決勝は参加台数8台で23周のレース行われ、スタートではPPの川端伸太郎が危なげないスタートで1周目をトップで戻ってきた。2番手は予選5位だった伴貴広がスタートで順位を上げたが序盤から後ろを押さえ込む厳しいレースになったが、15周目の3コーナーで山口大陸に抜かれ、伴はリズムを崩して5位でレースを終えた。

山口大陸はそこからトップを追うが序盤に押さえ込まれたのひびき悔しい2位でのゴールだった。

トップチェッカーは川端伸太郎が2位に17秒差をつけて初優勝を獲得した。3位には飯田有希が入った。

Text & Photo: Nobumitsu OHTAKE

SUPER GT

SGT:第2戦富士 ZENT Audi R8 LMS ultra、シングル好走もトラブルによりリタイヤ (Hitotsuyama)

 Hitotsuyama Racingは4月28~29日に富士スピードウェイで開催されたSuper GT 第2戦「FUJI GT 500km RACE」に参戦致しました。序盤はシングルポジションで好走を見せたものの、タイヤトラブルによりリタイヤに終わりました。

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 開幕戦岡山では「GTA調整値」として40kgの追加ウエイトハンデを余儀なくされた#21 ZENT Audi R8 LMS ultra。その後ヨーロッパでAudi R8 LMS ultraに対するホモロゲーションが正式に認可されたこともあり、今大会からはGTA調整値は免除されることになった。この新たなホモロゲーションにより、マシンがデリバリーされた際に装着されていた新型リヤディフューザーは取り払われ、昨年までの旧型リヤディフューザーに戻しての参戦となるが、それでもGTA調整値+40kgと比較すればマシンパフォーマンスへの影響はごく僅かである。例年ゴールデンウィーク中に開催され、観客動員数もシーズン中最も多いイベントの一つである今大会。決勝レースは500km、約3時間と通常よりも長丁場の戦いとなる。ストレートが長い富士スピードウェイはコーナリングマシンのAudi R8 LMS ultraにとっては最も苦手なサーキットだが、その反面決勝中のラップタイムが安定しているマシンだけに、昨年の鈴鹿1000kmの走りを再現すべく、レースウィークに臨んだ。

4月28日 公式練習 / 公式予選

 今大会は天候にも恵まれ、快晴のもと開始された公式練習。まずはリチャードが基本セッティングとタイヤ選択を行う。GTA調整値+40kgの免除とハンコックタイヤの進化がマシンフィーリングに顕著に現れ、7周目には労せずしてクラス2位、1分39秒567のタイムを記録。その後は長丁場の決勝レースを意識したマシンセッティングに重点を置く。セッション中盤で都筑にバトンタッチすると、都筑も決勝レースでのタイヤ摩耗やグリップ変化を意識して走行。終盤には1分40秒台前半のラップタイムを安定して刻み、決勝へ向けてポジティブな滑り出しとなった。約2時間の公式練習は上位を独占したJAF-GT勢からは0.6秒遅れながらもクラス9位、1分39秒485のタイムで終え、午後の公式予選上位進出に弾みをつけた。午後2時から開始された公式予選。#21 ZENT Audi R8 LMS ultraのQ1担当は開幕戦同様リチャード。苦手なサーキット、その上、一発のタイムを得意としないAudi R8 LMS ultraのマシン特性も有り、「Q1をなんとか突破出来れば・・・」というのがチームの本音でもある。リチャードの「上手くまとめられれば7~8番手は可能」とのコメントに期待を寄せたチームだが、結果はQ2進出が許されるクラス13位に0.056秒及ばない1分39秒713。クラス14位でQ1敗退となった。セクター1、2とベストを記録し1分39秒0が見えていただけに非常に残念ではあるが、それと同時に上位15台が1秒以内にひしめき合う今年のGT300のハイレベルな争いを改めて痛感する結果に終わった。

  • P1 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 山野哲也 / 佐々木孝太
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
  • P3 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志
  • P14 #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン

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4月29日 決勝レース

 前日同様快晴のもと、約48,000人の観客を迎えた決勝日。午後2時にフォーメーションラップが開始される。クラス14位スタートの#21 ZENT Audi R8 LMS ultra リチャードは、オープニングラップの混乱を上手く交わしまずはクラス13位。その後#55 HONDA CR-Zのピットインや#31 TOYOTA PRIUSのスピンなどレースは序盤から荒れ模様に。リチャードは7周目には早くもクラス9位までポジションアップするが、その後はストレートではライバルに引き離され、インフィールドで再び差を詰める展開がしばらく続く。リチャードも「ストレートが速ければ楽なんだけど」と無線でぼやくが、その状況でもGT500との混戦を上手く味方に付け3番手争いのマシンとほぼ互角の1分41~42秒台で淡々と周回を重ねる。ストレートで引き離されてしまうこともあり、自力ではこれ以上のポジションアップを果たせなかったものの、パーフェクトな走りを魅せたリチャードは31周目に1回目のピットイン。タイヤ交換、燃料補給、そして都筑へのドライバー交代を済ませてピットアウト。暫定クラス15位でコースに復帰を果たした都筑はタイヤが温まるとすぐに1分41秒台を刻み、リチャードの力走に応える。40周目にはクラス12位までポジションを挽回し、前方を行く#48 NISSAN GT-R、#2 McLaren MP4-12Cを射程圏内に捉えるが、その頃から都筑はタイヤの異変を無線で訴え始めていた。コース上の汚れを拾ってしまったことをきっかけに、#21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑のタイヤは徐々にバイブレーションを増し、50周目の最終コーナーでバーストしてしまう。マシンへダメージが及んでいることが考えられたため、残念ながら都筑はそのままマシンを降りることになった。

  • P1 #31 Panasonic apr PRIUS GT 新田守男 / 嵯峨宏紀
  • P2 #16 MUGEN CR-Z GT 武藤英紀 / 中山友貴
  • P3 #86 クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 山西康司 / 細川慎弥 / 坂本雄也
  • DNF #21 ZENT Audi R8 LMS ultra 都筑晶裕 / リチャード・ライアン
チーム代表 一ツ山幹雄
 「リタイヤ自体は残念な結果ですが、一番苦手な富士でもしっかりとシングルポジションで戦えていましたから、セパンや菅生、そして鈴鹿はもっと期待できそうです。都筑選手もリチャードから本当に多くを学んでいて、急成長しています。チームの雰囲気はとても良いですし、ハンコックタイヤさんも走行を重ねるごとに良いタイヤを作ってきてくれますから、まずはポイントを獲得、そして早い段階で表彰台圏内の戦いをお魅せできるようにしたいです。」

 第3戦は6月15~16日にマレーシア・セパンサーキットにて開催されます。引き続き、皆様からの沢山のご支援・ご声援をお待ちしております。

Hitotsuyama Racing Press release

SUPER GT

SGT:第2戦富士フォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士フォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士 GAINER Rn-Sports DIXCEL SLS 19番手から今季初ポイントゲット! (GAINER)

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  • DRIVER: TETSUYA TANAKA / MASAYUKI UEDA
  • 予選: 19位、決勝: 10位
  • 予選日入場者数: 31,600人、決勝日入場者数: 48,500人
2013年4月28日(日曜日)
  • 公式練習:9:00~10:40 気温:15度・路面温度:25度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:14:00~14:15 田中 哲也 気温:18度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:14:40~14:52 出走せず 気温:17度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ

 開幕戦優勝の余韻に浸る間もなく、第2戦富士が開幕した。ゴールデンウィーク中に開催される富士戦は、500kmと長丁場。3月最後の富士メーカーテストで10号車はシェイクダウンを行い、11号車もここに焦点を合わせてテストを行っていた。

 富士山も2日間を通して、綺麗な山並みを披露していた。走り出しは11号車が平中克幸、10号車は田中哲也から。10号車は開始早々に、ラジエター上部に落ちてきた異物により破損。交換に時間を費やしてしまう。

 残り時間20分で何とか交換が終了し、走行を再開したが、車両セット確認をしただけで走行は終了した。マシンバランスはアンダー気味ではあったが、予選に向けては悪い感触では無かった。

 アンダー対策で車高と、リアウイングの調整を行い、Q1は10号車が田中哲也、11号車はBjorn Wirdheimがアタックを開始する。いつもは、予選開始後若干のウエイティングし、アタックを開始するのだが、午前のフリー走行で走れなかった為、開始と同時に2台とも勢いよくピットを離れていく。

 徐々にタイムは上がっていくはずだったが、前後ともグリップ感が薄くポジションも徐々に後退。結局20番手のポジションでQ1は終了した。その後19番手の車輛が4輪脱輪でベストタイム抹消になり、グリッドは19番手からとなった。

田中 哲也コメント
 朝は走れなくて予選を迎えたのですが、ちょっと準備不足でバタバタした感があったので、今日の結果を踏まえて、明日は頑張るしかないですね。
植田 正幸コメント
 哲也さんの走行すぐにラジエタートラブルで午前中はほとんど走れませんでした。それでも計測2周した感じでは、そんなに悪くない雰囲気でした。予選では路温も変わったり路面状況が変わってしまって、残念な結果で終わったので、明日は後からしこしこと頑張って、少しでも前に行きたいですね。

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2012年4月29日(月曜日)
  • フリー走行:8:30~9:00 気温:15度・路面温度:23度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • 決勝110周(104周):14:00~ 気温:10度・路面温度:21度・天候:晴・路面状況:ドライ

gt_r02_gainer-07.jpg  前日同様の好天に恵まれた昭和の日の富士スピードウェイ。 予選日、決勝日が共に晴れの天気だったのはいつからなかったのか、わからないほど最近は雨に祟られていた。 前日から決勝セットに変更し、長丁場の500kmに備え、ブレーキローターの焼き入れなどを行う。まず10号車は田中、11号車は平中から走行を開始。 路面コンディションが変わったために予選タイムがでなかったかの確認から始めた。 やはりタイムは伸びず、サーキットサファリでもセットアップを行うこととなった。 結局14番手でこのセッションは終了した。

 決勝はオンタイムでフォーメーションラップに入り、綺麗にスタートしていった。11号車は平中、10号車は田中がスタートを担当する。

 早々にポールポジションのNo.61 BRZがミッショントラブルで戦線離脱。No.55 CR-Zもフォーメーションラップ中のスピンによりドライブスルーペナルティが課せられ、この先のゴールまで何が起こるかわかならい事を暗示する。

 田中は1分41秒台のペースで周回を重ね、徐々にポジションをあげていく。植田と交代する時には12番手でバトンを渡す。植田は無線機トラブルに合いながら、No.21 R8、No.48 GT-Rを次々とパスしていく。再び田中と交代する頃には11番手までポジションをあげ、10番手以内を目指して激走を開始。

 田中も安定した走行を続け、102周目には10番手でチェッカーを受け、今期初ポイントを獲得した。

田中 哲也コメント
 決勝は何とか1ポイント獲得できてよかったですが、レースウィーク通じて、ずっと遅かったですね。良いところが何もなかったですが、1レース完走したことにより得るものはありました。成績的には何も得るものは無かったですね。本当にフラストレーションの溜まるレースでした。
植田 正幸コメント
 哲也さんが頑張ってくれて、何とかポイントを取ることが出来ました。ただ自分のスティントでは、うまくいかないいろんな事があって、納得して走れていませんでした。次回はそういったところを無くして、もっと上位でチェッカーを受けたいですね。
福田洋介エンジニアコメント
 このレースは走り出しからの路面コンディションの変化が大きく、今回のうちの車に対して、アジャストが非常に困難なものとなりました。10号車は走り出しのトラブルに見舞われ、走行時間が短く、セットアップを詰めることが出来なかったことが悔やまれます。完走し、データーも取れ、ポイントも獲得できたので、次戦ではこれを生かして、上位入賞を狙います!!

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Text & Photo: GAINER

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SGT:第2戦富士 GAINER DIXCEL SLS 18番手からウエイトを感じさせない追い上げで6位入賞! (GAINER)

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  • DRIVER: KATSUYUKI HIRANAKA / BJORN WIRDHEIM
  • 予選: 18位、決勝: 6位
  • 予選日入場者数: 31,600人、決勝日入場者数: 48,500人
2013年4月28日(日曜日)
  • 公式練習:9:00~10:40 気温:15度・路面温度:25度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:14:00~14:15 Bjorn Wirdheim 気温:18度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:14:40~14:52 出走せず 気温:17度・路面温度:32度・天候:晴・路面状況:ドライ

 開幕戦優勝の余韻に浸る間もなく、第2戦富士が開幕した。ゴールデンウィーク中に開催される富士戦は、500kmと長丁場。3月最後の富士メーカーテストで10号車はシェイクダウンを行い、11号車もここに焦点を合わせてテストを行っていた。

 富士山も2日間を通して、綺麗な山並みを披露していた。 走り出しは11号車が平中克幸、10号車は田中哲也から。10号車は開始早々に、ラジエターに異物が混入し破損。修理に時間を費やしてしまう。11号車もかなりのアンダーステアに悩まされ、セットが思うように進まない。

 スタビライザーを調整しコースへ。しかし大きな改善は見られず、調整を行い再びコースへ。やはりこれも劇的に変化はなく時間だけが過ぎていく。10号車は残り20分間で走行を再開したが、車両セット確認をしただけで走行は終了した。11号車も予想に反した路面温度の上昇により、セットが決まらないまま走行は終了した。

 まずQ1は11号車がBjorn Wirdheim、10号車が田中哲也がアタックを開始する。開始共に2台とも勢いよくピットを離れていく。Bjornは徐々にタイムアップしてはいくが、思うように伸びていかない。3月末のテストで計測したタイムも更新出来ず、ポジションは徐々に後退。

 このまま走行してもタイムアップは臨めないと判断。予選時間を残したままBjornはピットへ。18番手のグリッドが確定した。

平中 克幸コメント
 予選に関しては下位に沈んだ原因がまだはっきりとはわかっていないのですが、こんな結果になってしまったので、決勝では多くの車を抜いて、出来る限りのポイントを獲得することだけなので、自分たちが出来ることをしっかりやれば、良い結果は出るとは思っているので、頑張りたいです。
Bjorn Wirdheimコメント
 今日は朝からあまりマシンバランスが良く有りませんでした。ラップタイムも思うように出せませんでした。18番手のグリッドからですが、明日の決勝は500kmと長いレースなので、難しいとは思うがミス無く走れば、6位以内に入れると思うので、平中と頑張りたい。

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2012年4月29日(月曜日)
  • フリー走行:8:30~9:00 気温:15度・路面温度:23度・天候:晴・路面状況:ドライ
  • 決勝110周(104周):14:00~ 気温:10度・路面温度:21度・天候:晴・路面状況:ドライ

gt_r02_gainer-03.jpg  前日同様の好天に恵まれた昭和の日の富士スピードウェイ。 予選日、決勝日が共に晴れの天気だったのはいつからなかったのか、わからないほど最近は雨に祟られていた。前日から決勝セットに変更し、長丁場の500kmに備え、ブレーキローターの焼き入れなどを行う。

 まず11号車は平中、10号車は田中から走行を開始。11号車はスプリングを昨日から変更していたが、それもあまり良い方向には向いていないようで、セッション中にスプリング交換を行う。 セット確認が出来てから、Bjornに交代。今回は2度のドライバー交代を含む、ピット作業が義務づけられ、ドライバー交代の練習にも余念がない。 あっという間に30分間の走行は終了したが、決勝は期待が持てそうだ。

 決勝はオンタイムでフォーメーションラップに入り、綺麗にスタートしていった。11号車は平中、10号車は田中がスタートを担当する。

 早々にポールポジションのNo.61 BRZがミッショントラブルで戦線離脱。No.55 CR-Zもフォーメーションラップ中のスピンによりドライブスルーペナルティが課せられ、この先のゴールまで何が起こるかわかならい事を暗示する。

 7周目の最終コーナーでNo.7 Porscheが失速しているところに接触。20周目にドライブスルーペナルティを課せられてしまう。この時点で13位まで上げていたポジションが、19位まで後退してしまう。

 次々に前車をパスし26周目にBjornに交代するときには、16番手でバトンを渡した。Bjornのペースも速く、まず10号車、その後、No.21 R8、No.48 GT-R、No.62 SLS、No.7 GT-R、No.52 SLSを次々とパス。68周目に再び平中と交代するときには、6番手まで順位を上げていた。

 Bjornはロングスティントを担当したため、給油に時間が掛かり平中がコースへ復帰したときは12番手まで後退していたが、平中もNo.9 Porsche、No.87 ランボルギーニをパス。全車ルーティーンも終わり6位を走行。そのままのポジションでチェッカーを受けた。

平中 克幸コメント
 結果的に6位のポジションで終われて、シリーズランキングもトップをキープして、なおかつ2位との差も1ポイント差を広げることが出来ました。予選の順位を考えると、すごくポジティブな結果になったので、次のセパンはもっと良い結果を出せるように、この後チームでミーティングして、臨みたいと思います。今回ドライビングスルーペナルティを受けてしまい、申し訳無く思います。そういった事も今後は無いようにして、取りこぼしもないようにしていかないと、今回はラッキーな事に他車がトラブルで脱落していったこともあって6位になれたということもあるので、しっかりとしていきたいと思っています。ありがとうございました。
Bjorn Wirdheimコメント
 予選を考えると6位のポジションでポイントも取れて今日は良かったです。レース内容も良い感じで運べましたし、チャンピオンシップもリードを広げることが出来ました。本当に良かった。DUNLOPタイヤも良いパフォーマンスで、安定して走れました。ドライブスルーペナルティーも受けてしまいましたが、チームにとってラッキーなことも重なり、ポジションもほとんど落とさなかった。次は表彰台にまた乗ります。

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Text & Photo: GAINER

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SGT:第2戦富士決勝 RAYBRIG HSV-010が7位に入り、ポイントリーダーの座を堅持 (HONDA)

GT300クラスでは#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)が2位表彰台を獲得
  • 2013年4月29日(月)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  天候:晴れ  気温:18℃(14:00時点) 路面温度:29℃(14:00時点)  コースコンディション:ドライ  観客:4万8500人(主催者発表)  周回数:110周

 4月29日(月)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT500km RACE」の決勝レースが行われました。

 昨日に続いて好天に恵まれ、さらに風がやや穏やかになった本日は、絶好の行楽日和となりました。このため、ゴールデンウイークの一日をモータースポーツ観戦で楽しもうとする多くのファンで、会場となった富士スピードウェイはおおいに賑わいました。

 28日(日)に行われた予選では、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)が8番グリッドを獲得。開幕戦で優勝してポイントリーダーとなった#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)は9番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は10番グリッド、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)は11番グリッド、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)は14番グリッドを手に入れました。

 午前8時30分から9時まで、決勝に向けてマシンの最終チェックをするフリー走行が行われました。5台のHSV-010 GTは順調にこのセッションを終え、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は総合で6番手となるタイムを記録。Honda勢でこれに続いたのは#17 KEIHIN HSV-010の10番手で、さらに#100 RAYBRIG HSV-010は12番手、#8 ARTA HSV-010は14番手、#32 EPSON HSV-010は15番手となりました。

 なお、獲得ポイントに応じて決められるハンディウエイトは、#100 RAYBRIG HSV-010が40kg、#17 KEIHIN HSV-010が30kg、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が12kg、#8 ARTA HSV-010が4kgとなっています。

 本大会の決勝レースは110周、距離500kmで競われます。この距離を走りきるには、少なくとも2回の給油が必要であるため、GT500クラスの全車が2ストップ作戦を選択すると予想されました。ここで上位進出を果たすには、速いペースを保つのはもちろんのこと、その中でいかに燃料消費を抑え、2回の給油時間を短縮するかが重要となります。

 午後2時過ぎ、ローリングスタートにより500kmレースの幕は切って落とされました。スタートドライバーを務めるのは、#8 ARTA HSV-010がファーマン選手、#17 KEIHIN HSV-010が塚越選手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が山本選手、#32 EPSON HSV-010が中嶋選手、#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手です。

 Honda勢は8番グリッドから11番グリッドまでに4台のHSV-010 GTが連なっていましたが、1周目の終盤に#8 ARTA HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010の3台が相次いで接触。これで#18 ウイダー モデューロ HSV-010は大きく態勢を乱し、最後尾へと後退。また、#8 ARTA HSV-010と#18 ウイダー モデューロ HSV-010の2台に目立ったダメージはありませんでしたが、#17 KEIHIN HSV-010は車両前部のボディカウルを破損。そのあとの走行で、破損した部分が拡大していったため、チームはそれ以上の走行は危険と判断し、3ラップを終えたところでピットインを指示。そのまま無念のリタイアに終わりました。

 3ラップ目が終わった段階で、Honda勢のトップは#8 ARTA HSV-010の8番手で、#100 RAYBRIG HSV-010が9番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が13番手、#32 EPSON HSV-010が14番手となっていました。

 4台のHSV-010 GTは上位進出を目指して懸命の力走を続けますが、ライバル勢は手強く、なかなか順位を上げることができませんでした。そのような状況で、#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手は、9周目に12番手、10周目には11番手と、じわじわと順位を上げていきます。そして、#8 ARTA HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9番手から11番手に連なって周回を重ねていきます。

 19周目、4番手を走るライバルがメカニカルトラブルでリタイアを喫したため、4台のHSV-010 GTは1つずつ順位を上げ、#8 ARTA HSV-010は8番手、#100 RAYBRIG HSV-010は9番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は13番手となって走行を続けました。

 25周目を終えると1回目のピットストップが始まりました。ただし、Honda勢は燃費のよさを生かして給油の先延ばしに成功。4台のHSV-010 GTは32周目から38周目までにピットストップを行いました。GT500クラスの全車が1回目のピットストップを終えたところで、最も遅い38周目に作業を行い、小暮選手へと交替した#100 RAYBRIG HSV-010は1つポジションを上げて7番手となったほか、松浦選手に交替した#8 ARTA HSV-010は9番手、マコヴィッキィ選手に交替した#18 ウイダー モデューロ HSV-010は10番手、道上選手に交替した#32 EPSON HSV-010は13番手となりました。

 47周目を迎えると、#100 RAYBRIG HSV-010の直後にライバルの1台が迫ります。しかし、#100 RAYBRIG HSV-010のステアリングを握る小暮選手は冷静にこれに対処、接戦を繰り広げながらも鮮やかな手腕でライバルを抑えきります。また、#100 RAYBRIG HSV-010とライバルの2台がバトルを続けている合間に、後方から#8 ARTA HSV-010の松浦選手がライバルに急接近。このため、7番手争いをしていたライバルは防戦を強いられることになります。この結果、#100 RAYBRIG HSV-010は後続を突き放して先行していったほか、松浦選手は55周目にライバルの攻略に成功。8番手へと駒を進めました。

 72周目には2回目のピットストップが始まりますが、その直前には#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗るマコヴィッキィ選手がライバルの攻略に成功し、1つ順位を上げて9番手となります。そしてGT500クラスの全車がピットストップを終えた82周目の段階では、#100 RAYBRIG HSV-010の7番手が引き続きHonda勢のトップで、#8 ARTA HSV-010は8番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9番手、#32 EPSON HSV-010は13番手となっていました。

 レース終盤に向けて4台のHSV-010 GTはラストスパートを仕掛けましたが、順位を上げるまでには至らず、#100 RAYBRIG HSV-010は7位、#8 ARTA HSV-010は8位、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は9位、#32 EPSON HSV-010は13位でそれぞれチェッカーフラッグを受けました。優勝は#36 PETRONAS TOM'S SC430でした。

 この結果、ドライバーのチャンピオン争いでは#100 RAYBRIG HSV-010に乗る伊沢選手と小暮選手が4点を追加して合計48点とし、ポイントリーダーの座を守りきりました。#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手と金石選手は前回と同様の15点で4番手。そして#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手とマコヴィッキィ選手は1点追加で計7点として9番手、#8 ARTA HSV-010に乗るファーマン選手と松浦選手は3点追加で計5点として11番手につけています。

 また、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT (高木真一/小林崇志組)の2台が出走したGT300クラスでは、2番グリッドからスタートした#16 MUGEN CR-Z GTが直後にトップに立ち、その後も首位の座を守り続けましたが、レース終盤にフロントタイヤからバイブレーションが発生し始めたため、チームは安全を優先してタイヤ交換を実施。このスキにライバルの1台が先行したため、#16 MUGEN CR-Z GTは2位でフィニッシュしました。なお、#55 ARTA CR-Z GTはアクシデントによりマシンにダメージを受けた影響などにより、19位で完走しました。

 次戦は6月15、16日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで開催されます。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「1周目の最終コーナーで3台のHSV-010 GTが玉突き状態となり、結果的に#17 KEIHIN HSV-010が早々とリタイアしなければならなくなったのは残念でした。#100 RAYBRIG HSV-010は、実力的にはもう少し速いペースで走れたはずですが、やはり40kgのハンディウエイトが響きました。これとは対照的にハンディウエイトが4kgと軽い#8 ARTA HSV-010には大きな期待を寄せていましたが、残念ながら彼らも本領を発揮しきれませんでした。#18 ウイダー モデューロ HSV-010と#32 EPSON HSV-010は、マシンとタイヤ、それにコンディションのマッチングで期待通りにいかない側面がありました。上位入賞を果たせなかったのは非常に残念ですが、それでもポイントリーダーの座を守れたほか、次戦からはライバル陣営の有力チームも重いハンディウエイトを積むことになるので、これでようやく本当の意味での戦いが始まると捉えています。第3戦の舞台であるセパンは、Hondaが得意としているサーキットなので、ぜひとも優勝し、チャンピオンシップを優位に進めていきたいと考えています。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお送りくださいますよう、お願いします」
伊沢拓也(7位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「開幕戦の優勝でウエイトを40kg積んでいたので、楽なレースではないことは分かっていました。結果を見ると、ライバルに表彰台を独占されたので非常に悔しいですが、自分たちのできる限りのことはすべて出しましたし、しっかりとポイントを獲得してポイントリーダーをキープできたことはよかったと思います。次戦のセパンでも同様にウエイトを積んでいるので、楽ではないですが、今回のような粘り強いレースをしたいと思います。そして、セパンは小暮選手が速いので、すべてをお任せしたいくらい信頼しています」
小暮卓史(7位 #100 RAYBRIG HSV-010)
 「タイヤにフラットスポットができてしまったり、左側のタイヤの内圧が上がってしまったりするなど、とても厳しいレースとなりました。ただ、その中でもライバルとのバトルも楽しめましたし、ポイントも獲得できたのでよかったと思います。次戦のセパンでは過去2年連続で優勝しているので、ウエイトは重いですが、プッシュして今年も優勝を目指します」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士 「ホーム」富士でLEXUS SC430が3年ぶりのトップ4独占 (TOYOTA)

中嶋一貴/ジェームス・ロシター組 SC430が初勝利!
GT300クラスでもトヨタ プリウスがハイブリッド車初優勝!
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レクサス勢が2010年以来となる表彰台独占を果たした

 SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km Race」が4月28日(日)、29日(月・祝)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 毎年恒例のゴールデンウィークに開催される富士ラウンドは、昨年に続き、500kmの長丁場。2回のピットストップが義務づけられる。

 LEXUS SC430はトヨタのホームでもある富士スピードウェイを得意としており、2010年の春大会にはトップ4を独占。2011年の秋、2012年の春にも勝利を挙げるなど、この3年間の5戦(2010年秋大会は中止)で3回のポールポジション獲得と3勝を飾っている。

 今年開幕戦の岡山では、練習走行で速さを見せながらも悪天候の予選で苦しみ、立川祐路/平手晃平組のZENT CERUMO SC430 38号車がLEXUS勢最上位の4位と厳しい結果となったが、得意の富士での巻き返しを狙って今大会に臨んだ。

 また、GT300クラスのトヨタ プリウスも、昨年春の富士戦でデビュー2戦目にして6位入賞、秋の大会では2位表彰台獲得を果たしており、念願の初優勝が期待された。

 首都圏から近い富士での開催ということもあり、毎年非常に多くの観客を集めるイベントだが、今大会も、2日間で8万人以上のファンが富士スピードウェイに集結し、モータースポーツの迫力と魅力に酔いしれた。

◆予選◆

 28日(日)は、春らしい好天の下、公式練習走行に続き予選が行われた。午前9時から開始された公式練習走行では、トップ5をLEXUS SC430が独占する速さを見せた。

 ノックアウト方式の予選は、GT500クラスは上位8台がQ2へと進出。Q1セッションでは、タイヤを暖め、アタックが始まった残り4分ほどになったところで、KeePer TOM'S SC430 37号車が突然のトラブルに見舞われコース上にストップし、セッションは赤旗中断。

 残り5分でセッションが再開されると、DENSO KOBELCO SC430 39号車の脇阪寿一が唯一1分31秒台に入る走りを見せトップタイム。SUPER GT2戦目となるジェームス・ロシターの駆るPETRONAS TOM'S SC430 36号車が2番手。ZENT CERUMO SC430 38号車が4番手、ENEOS SUSTINA SC430 6号車が8番手でQ2へ進出。WedsSport ADVAN SC430 19号車はQ2進出ならず、12番手でグリッド確定。37号車は赤旗中断の原因を作ったとしてタイム抹消。最後尾15番手グリッドからのスタートとなった。

 Q2では、39号車の石浦宏明と36号車の中嶋一貴が周回毎にトップタイムを塗り替えていく激しいポールポジション争いを展開。最後に素晴らしいタイムをマークした中嶋一貴がこの争いを制し、36号車は中嶋一貴、ジェームス・ロシター共にSUPER GTのGT500クラスでは初、チームにとっても2004年以来となるポールポジションを獲得。39号車が2番手で続き、LEXUS SC430が最前列グリッドを独占した。

 大嶋和也がQ2を担当した6号車が4番手、立川祐路の38号車が5番手につけ、LEXUS SC430は4台がトップ5グリッドから決勝レースに臨むこととなった。

 GT300クラスでは、Panasonic apr PRIUS GT 31号車が危なげなくQ2に進出し、5番手グリッドを獲得した。

◆決勝◆

  29日(月・祝)も好天に恵まれ、午後2時に500km、110周で争われる決勝レースのスタートが切られた。

 GT500の上位勢は順当なスタート。最後尾スタートとなった37号車は、伊藤大輔が序盤から猛烈な追い上げを見せ、4周目に10位、6周目に9位へとポジションを上げていった。

 ポールポジションの36号車中嶋一貴と2位の39号車石浦は3位以下を引き離しマッチレースに。一旦は36号車が1.5秒ほどの差を付けたが、GT300クラスの周回遅れが出始めた9周目の最終コーナーで、目前の車両がスピンしたため、これを避けようとした36号車を39号車がパス。しかし、11周目の1コーナーでは39号車がオーバーランを喫し、36号車が首位を奪還した。

 その後方では、大嶋の6号車、立川の38号車も3位、4位に浮上。首位の36号車が逃げる後方で、3台のSC430による2位争いが繰り広げられた。

 25周目終了時点で、39号車がやや早めのピットインを行い、石浦から脇阪へと交代。これで一旦順位を落とすこととなったが、単独走での脇阪の健闘が実り、40周目過ぎ、全車が最初のピット作業を終えた時点で、39号車は首位に浮上。36号車、6号車、38号車、そして追い上げを見せた37号車も5位まで順位を上げ、トップ5をSC430が占めてレースを折り返した。

 中盤戦では、6号車の国本雄資と38号車の平手晃平による激しい3位争いが展開。平手の追撃を凌ぎ続けた国本だったが、ストレートで2台が並び、1コーナーでのブレーキング勝負となった67周目、国本は痛恨のオーバーラン。38号車が3位に浮上した。

 その67周目終了時点で首位の39号車がピットへ向かい、脇阪から石浦へやはりやや早めの交代。74周目に37号車、76周目に6号車がピットへ向かい、78周目に首位を争っていた36号車と38号車が同時にピットイン。2台は6号車の前でピットアウトしたが、タイヤの暖まっていない38号車を6号車がパス。6号車の大嶋は36号車にも迫ったが届かず。

 上位勢が2度目のピットを終え、順位の安定した80周終了時点で、再び上位4台をSC430が占め、その差はわずか6秒以内という、僅差での終盤戦を迎えた。

 首位の36号車中嶋一貴が逃げる一方で、再び38号車立川と6号車大嶋による2位争いが激化。83周目の最終コーナーでGT300クラス車両に詰まった隙を逃さず、38号車が前に出た。

 2位に浮上した38号車は、更に首位の36号車を猛追。周回遅れ車両のタイミングもあり、その差は一時1秒を切ったが、最後は36号車が逃げ切り、見事ポール・トゥ・ウィンでのトップチェッカー。SUPER GT3年目の中嶋一貴にとってはGT500クラスでの初優勝。ジェームス・ロシターはSUPER GTデビュー2戦目での初優勝を挙げた。トムスチームにとっては2010年最終戦以来の勝利。

 2位には38号車、3位に6号車、4位に39号車が続き、SC430は2010年の第3戦富士大会以来となる、トップ4独占を果たした。最後尾スタートの37号車も9台抜きでの6位フィニッシュを果たした。

 GT300クラスでは、5番手スタートの31号車が、スタートで若干遅れ、7周目の最終コーナーでもスピンを喫するなど、苦しい立ち上がりとなったが、その後着実な追い上げを見せ、終盤には2位に浮上。  首位を逃げる車両がタイヤのトラブルで緊急ピットインを行ったため、95周目に首位に立った31号車は、見事トップチェッカー。歴史に残る、ハイブリッド車でのSUPER GT初優勝を飾った。

PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー 中嶋一貴:
 完璧な週末、完璧なクルマだった。富士に入る前から、好感触で、ここで勝てなかったらどこで勝つ、という気持ちで臨んだ。タイヤのチョイスにも間違いはなく、昨日の予選、朝のフリー走行、決勝前のウォームアップ走行まで、良い流れで来ていたので、決勝は楽な展開になるかと思ったが、なかなか簡単には行かなかった。最後は、やはり怖い存在だと感じていた立川選手が迫ってきたが、逃げ切って優勝出来、ほっとしている。
PETRONAS TOM'S SC430 36号車 ドライバー ジェームス・ロシター:
 レースウィーク、チームは本当に良い仕事をしてくれた。自分は日本に、この素晴らしいチームで勝つためにやって来た。それに、個人的にも久しく優勝していなかったので、この勝利はとても嬉しく思っている。自分のスティントでは、ニュータイヤで出たのでとても難しく、GT300クラスのトラフィックが心配だった。レクサス勢のみんなも完璧だったし、一貴と一緒に勝てて良かった。
Panasonic apr PRIUS GT 31号車 ドライバー 新田守男:
 周囲から、ハイブリッド対決と煽られ、他社のハイブリッドよりも、我々の方が先に投入していたこともあり、とても意識してのレースだった。我々が幸運を拾った形での勝利なので、バトルをしての優勝であれば、もっと良かったかもしれないが、それでもこれまでの皆の努力が実ったということであり、大変嬉しい。このハイブリッドシステムに関わったトヨタ自動車の皆様、そして応援してくれたファンの方々に、優勝をプレゼント出来て良かった。次戦マレーシア戦でも連勝したい。
Panasonic apr PRIUS GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
 3年前にこのチームに加わって以来、チームと、新田選手のためにもベストになることをしたいと常に思ってきたので、優勝出来てとても嬉しい。このプロジェクトに関わる皆様に、大変感謝している。もっと完走率を上げて、とりこぼしのないように、シーズンを通してずっと戦えるようにしていきたいし、レースは最後に何が起こるかわからないことも実感したので、最後まで諦めないで臨んでいく。
トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス優勝 #36PETRONAS TOM'S SC430
中嶋一貴
gt_r02_r_pc-nakajima 一言で言うと完璧な週末を送れたかな、と思いました。チームも最高のクルマを用意してくれて、いいタイヤも用意してくれて、チョイスも間違うこと無く選択できて、朝のウォームアップまでいい流れてきていたので、レースでは楽をさせてもらえると思いましたが、残念ながらそうはなりませんでしたし、プレッシャーもある中で最後トップでフィニッシュできたのは自分の中でも大きかったです。
いいスタートを切ることが出来たんですが、前でスピンしているクルマがあって、それをよけている間に39号車に前に行かれてしまいました。ペースには自信があったので、落ち着いていこうと思っていたら、前のクルマが止まりきれなくて、またリードが戻ってきました。
第1スティントはペースが良かったので本当はもっと差を広げたかったんですけど、中々トラフィックの引っかかり方が良くなくて、思ったほどリードが広げられなかったのは気がかりでしたが、ジェームスがいい仕事をしてくれて、トップでバトンを受け取って、大嶋に追いつかれたんですけど、次第にペースを上げることが出来て、最後は立川さんとバトルになりました。タイヤマネジメントには自信を持って走っていましたが、最後まで気は抜けませんでした。ピットストップで差を築くことが出来たのは大きかったと思うので、そこはチームに感謝したいです。
ジェームス・ロシター
gt_r02_r_pc-rossiter 素晴らしいチームで走るために、そしてそこで勝つために日本に来て、それが実現できたのはとても嬉しいです。
個人的にも久しぶりの優勝だったし、レクサス勢は全て完璧な走りを見せていたので、非常に強いな、と思っていました。そこで一貴選手と一緒に勝つことが出来て嬉しいです。サンキュー、カズキ。
ニュータイヤで走り出すのは大変でした。アウトラップは特に集中して慎重に走りました。そしてGT300のトラフィックも心配で、特に最後のセクターでタイムをロスしてしまいました。出来るだけタイヤを大事に、ミスをせず、トップでクルマを戻したいと思っていましたが、最後の2周でトラフィックに引っかかって38号車とのギャップが縮まってしまいました。
交替してからはモニターを見ていて非常に緊張しました。乗ってるよりもです。あんな重いをするんだったら自分が乗っていた方がいいと思ったくらい緊張しましたよ。
GT300クラス優勝 #31Panasonic apr PRIUS GT
新田守男
gt_r02_r_pc-nitta 正直可能性が薄いかなという状況で。CR-Zがかなりペースも良くて、去年同様「2位なのかな?」という気持ちもありましたけど、最後までとにかく諦めないでプッシュして、もし何かチャンスが拾えるなら、拾えるような状況を作れるまで諦めないで頑張ろうと思ってやりました。みなさんからハイブリッド対決ということでさんざん煽っていただいて(笑)気持ちを入れてもらいました。CR-Zより我々の方が早く登場しましたが、勝てそうで中々勝てないレースが続いて、なんとかハイブリッドで最初に優勝したいと思ってやってきたことが、本当にミラクルだと思いますけど、そのミラクルが僕たちのところに転がり込んできて、それを拾えたということが凄く嬉しくて。
バトルして勝ったら嬉しかったんでしょうけど、幸運の女神が微笑んでくれたというのが嬉しくて。
プリウスを応援して下さった皆さん、このハイブリッドに関わってくれたトヨタのスタッフの皆さん、本当に徹夜の連続で頑張って下さったので、この優勝をプレゼントできたことが非常に嬉しいです。
嵯峨宏紀
gt_r02_r_pc-saga 正直流れの良くない週末で、ウォームアップも芳しくない順位だったんですけど、終わってみればこの位置にこれたというのは奇跡に近いような出来事だと思っていますし、3年前にaprというチームに在籍することが出来るようになって、去年から新田さんとチームを組むことになったんですけど、過去に高木真一さんというベストパートナーと組んでらっしゃった訳ですが、僕として何が出来るか、チームにとって何がベストかを考えて一年間続けてきたんですけど、今回優勝したことで少しは(高木選手に)近づくことが出来たのかな?という思いはあります。
何より、このプロジェクトにトヨタのハイブリッドチームの皆さんが凄く頑張って取り組んできて下さったので、本当に感謝の気持ちで一杯です。
今回優勝することが出来ましたので、今後は、プリウスは非常に完走率が低いので、これから信頼性を上げていって、シーズンを通して戦える体制をチーム一丸となって作っていきたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 レクサス勢が1-2-3-4フィニッシュ!チームトムス2年半ぶりの勝利

2013スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝レースが4月29日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#36PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が110周の戦いを制し、チームトムスにとっては2年半ぶりの勝利を挙げた。
GT300クラスは#31Panasonic apr PRIUS GT(新田守男/嵯峨宏紀組)がハイブリッド車で初の優勝をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:土曜日/31,600人、日曜日/48,500人 二日間合計/80,100人)

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決勝レースは晴天の下、午後2時にスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールポジションの#36ペトロナスSC。スタートドライバーは中嶋一貴が担当。
中嶋は9周目の最終コーナーでスピンしていた#31プリウスを回避した際に一旦は#39デンソーSCの石浦宏明に先行されるが、11周目の同じ1コーナーで同じくGT300車両に詰まった石浦がオーバーランしたことで、再びトップを奪い返す。
その後方では#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリと#6エネオスSCの大嶋和也が激しい3位争いを展開、11周目に大嶋がクインタレッリを攻略して3位に浮上する。
更に大嶋は前を走る石浦との差を詰めていき、23周目の最終コーナーで前に出た。
3位に後退した石浦はそこから一気にスローダウン、25周目に早めのピット作業を行い、脇阪寿一を送り出す。
この時点でタイヤが限界に来ていた模様だ。

トップの#36ペトロナスSCは39周終わりでピットイン、ロシターに交替するが、アウトラップで追いついてきた#39デンソーSCに100Rでかわされて2位に後退してしまった。
しかし最初のピットストップを前倒しにした#39デンソーは67周終わりで2度目のピットインを余儀なくされ、この間に#36ペトロナスが再びトップに立つ。後方には67周目の1コーナーでオーバーランした#6エネオスSCに変わって3位に浮上した#38ZENT SCが続く。

上位2台は78周終わりで同時にピットイン。ここで給油量をギリギリまで切り詰めた36号車の作業時間は34秒。
38秒を費やした38号車に対して4秒のマージンを得て、中嶋はトップでピットアウト。
そして38号車の最終スティントを担当した立川との間には3周早く作業を済ませていた#6エネオスSCを駆る大嶋が割って入った。

タイヤを労り、燃料をセーブしつつ、周回遅れをかわしていく中嶋と大嶋の差は80周を終えた時点で僅か0.8秒。
しかしそこから中嶋は1分33秒台のタイムを連発、一気に大嶋を突き放しに掛かった。
逆に大嶋は84周目の最終コーナーで立川にインを突かれて3位に。
この時点で中嶋との差は5秒近くに広がっていたが、燃料をセーブしながら走る中嶋を立川が猛追、105周を終えたところで両者の差は僅か0.967秒に急接近した。

しかしゴールまで燃料がもちこたえるとの確信を得た中嶋は再びそこからペースを上げ、107周目からは1分33秒台を連発、最後は立川との差を3.373秒まで広げてチェッカーを受けた。
シリーズ戦での勝利はチームトムスにとっては2010年10月の第8戦もてぎ以来のもの。
2011年から加入した中嶋や、今年スーパーGTにデビューしたロシターにとってはもちろん初のGT500優勝だ。
また2位には#38ZENT 3位には#6エネオス、4位には#39デンソーとレクサスSC430が上位4位までを占め、ホームレースで圧勝劇を演じた。
予選でのトラブルから最後尾スタートとなった#37KeePerも着実に順位を上げ、最後は5位を走行する#12カルソニックGT-Rの背後を脅かしつつ、6位でフィニッシュしている。

なお、ホンダHSV勢の最上位は前戦優勝の#100レイブリックHSVの獲得した8位だった。

一方GT300クラスは、予選2番手からスタートした#16無限CR-Zがホールショットを奪うと、その後も着実に後続を突き放し、一時は2位以下に40秒以上のリードを築き上げたが、レース終盤になって16号車は予定外のピットインを強いられる。
原因はタイヤカスを拾ったことによるフロントタイヤのバイブレーション。
無限のピットクルーは大急ぎでタイヤ交換を済ませて武藤英紀をピットに送り出したが、時既に遅し。
#16無限CR-Zはトップから16秒遅れの2位に後退してしまった。

代わってトップに立ったのは、同じハイブリッド車の#31プリウスだった。
31号車はスタートを担当した新田がレース序盤に最終コーナーでスピン。ここで一旦は18位まで後退したが、そこから着実に順位を上げ、また上位陣にタイヤバーストが相次いだこともあって41周目には2位に浮上する。
#16無限CR-Zが後退してからは1周あたり約1秒のペースで差を詰められたが、何とか最後まで逃げ切ってハイブリッド車として初めての優勝を、CR-Z勢に先んじてホームコースの富士で獲得した。
2位は#16CR-Z、3位には#86クリスタルクロコランボルギーニGT3が入った。

なお、ポールシッターの#61スバルBRZはメカニカルトラブルのため僅か3周でレースを終えている。

5月に予定されていた韓国大会が延期となったため、スーパーGTの次なる舞台はマレーシアのセパンサーキットとなった。
6月16日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI
Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1102:56'05.647
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161103.373
36 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS811020.075
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS611034.320
512カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1011041.542
637KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS11042.964
7100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401101'32.512
88ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41101'33.447
91REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21091Lap
1018ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121091Lap
1119WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1091Lap
1224D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1091Lap
1332Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1082Laps
---- 以上規定周回数(77Laps)完走 ----
-23MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221892Laps
-*17KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS303107Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SC430) 1'33.280 (86/110) 176.102km/h
  • CarNo.24(安田裕信)に対し、スポーツ精神に反する行為をしたため白黒旗を提示した。
  • CarNo.17(塚越広大)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 1.(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
131Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1032:57'27.210
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS810317.403
386クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1021Lap
452OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161021Lap
57OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1021Lap
6*11GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401021Lap
787ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221021Lap
862LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101021Lap
94GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301012Laps
1010GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1012Laps
1148DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41012Laps
1288マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1012Laps
1322グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1012Laps
149NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1012Laps
15*30IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1003Laps
1633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61003Laps
175マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH994Laps
182エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH8617Laps
19*55ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS7924Laps
---- 以上規定周回数(72Laps)完走 ----
-*96DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH6835Laps
-360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH5350Laps
-21ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK4954Laps
-3S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH3568Laps
-0ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH2994Laps
-50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH994Laps
-61SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI123100Laps
  • Fastest Lap: CarNo.16 武藤英紀(MUGEN CR-Z GT) 1'39.437 (87/103) 165.108km.h
  • CarNo.11(平中克幸)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 1.(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.30は、2013 SUPER GT SpR 第33条 3.(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.48(千代勝正)に対し、スポーツ精神に反する行為をしたため白黒旗を提示した。
  • CarNo.55(高木真一)は、2013 SUPER GT SpR 第28条 13.(スタート手順)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.96(田中勝輝)は、富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

Inter Proto Series | SUPER GT

新カテゴリー「インタープロト・シリーズ」が発足

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」が開催されている4月29日、富士スピードウェイは新しいレースカテゴリー、"Inter Proto Series"の開催を発表、2台のデモカーを場内で公開した。

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このシリーズは以前より関谷正徳氏(PETRONAS TEAM TOM'S スーパーGTチーム監督)が提唱し、3年の歳月をかけて車両開発を進めてきたもの。
富士スピードウェイ周辺のレーシングガレージが長年培ってきた知識と技術を集結し、設計・制作された車両はカーボンモノコックとパイプフレームのハイブリッド構造のシャシーに3,950ccのV6エンジンを搭載している。
初年度は8台の生産が予定されているとのこと。

レースはジェントルマンドライバーとプロドライバーがペアでマシンをシェアする業界初の「プロ・アマシリーズ」として毎戦二日間で開催される。
1日目はジェントルマンドライバーによる予選と決勝(10Lap)、2日目はそれぞれが決勝レースを行う(ジェントルマン15Lap,プロ22Lap)

今シーズンは6月22〜23日の富士チャンピオンレースで開幕、以降第2戦を8月24〜25日の富士チャンピオンレース、第3戦を9月21〜22日にアジアンルマン第5戦と併催で実施する。

お問い合わせは運営事務局(Inter Proto Motor Sport事務局/Tel 0550-84-0512)まで。

Text : Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:GTA定例会見 GT300共通シャシーは近日公開予定

富士スピードウェイで4月29日に行われたGTアソシエイション(GTA)による定例会見において、坂東正明代表はGT300クラスにおけるBOP(性能調整)にも言及。併せて、以前から計画されているマザーシャシーの進捗状況についても明らかにした。

まずBOPについては、実施のタイミングや各チームのホモロゲーションの取得などの面でFIAの対応が遅れがちであるとのこと。間に合わない場合は北米のGrandAmシリーズなどを参考に対応しているのが実情だが、今後も方針としてはFIAによるBOPを推奨していくとのことだ。
また今回、#61スバルBRZがポールポジションを獲得するなどJAF-GT勢が健闘していることについても「GT3に漸く追いついてきた」と調整の成果を評価しており、今後もより多くのJAF-GTに参加して欲しいと語った。
同時に、ニッサンだけでなくトヨタやホンダからもGT3仕様が出てくることも希望するとのこと。

また、JAF-GTの共通シャシー(マザーシャシー)については、8月をめどにモノコックが完成する見込みであり、最初の1台となるトヨタ86のデザイン画は来月にも公開できるだろうとのこと。
今後はこのシャシーをベースに様々なボディを取り付けてレースで使用していく方向だ。

Text : Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:GTA定例会見 タイでの開催案が浮上

GTアソシエイション(GTA)は4月29日、スーパーGT第2戦の開催されている富士スピードウェイで定例会見を行い、5月に予定されていながら延期となった韓国大会の状況を始めとする今後の海外展開について坂東正明代表がコメントした。

まず4月18日に延期が発表された韓国大会については、現地プロモーターとの契約において、いくつか合意に至らなかった条項があり、時間的な制約も考慮して今回は残念ながら延期という結論になったとのこと。
しかしGTAとしては今後も開催に向けて交渉を継続していくとのことで、「決して諦めた訳ではない」と坂東代表は強調した。

10年以上の開催実績を持つマレーシアのセパン大会についても、昨年で一旦契約期間が終了し、改めて交渉を始めているとのこと。これまで「レース開催を通してのマーケティング」という側面から様々な取り組みをしてきたが、中々思うような結果がだせていないこともあり、交渉は難航している模様。
ただし今シーズンの第3戦については開催が決定している。

またこの他、タイでのレース開催という計画もあるようだ。
バンコックの東300kmにあるブリーラムという都市でヘルマン・ティルケ設計のサーキット建設が予定されており、来年の5月に竣工するという。
ブリーラムはサッカークラブがあり、日本との交流も盛んとのことであり、日本の自動車メーカーにとってもタイは生産拠点や市場としてなじみ深い国。
GTAとしてはここでのシリーズ戦開催を模索しているとのことだ。

Text : Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行 GT500は#23モチュール、GT300は#7Bonds。両クラス揃ってニッサンGT-Rがトップタイム

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の決勝前フリー走行は#23MOTUL AUTECH GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が1'33.379でトップ。GT300も#7OGT Bonds Racing GT-R(イゴール・スシュコ/井出有治組)が1'38.779でトップと、両クラスでニッサンGT-Rが速さを見せつける結果となった。

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決勝日を迎えた富士スピードウェイも昨日に続いて快晴。降水確率は午前午後とも0%という絶好のレース日和となった。
決勝前フリー走行は午前8時30分より30分間で、その後のサーキットサファリは午前9時10分より15分間で行われた。

公式予選ではレクサスSC430の速さが目立ち、フロントロー独占という結果に終わったが、このセッションではニッサンGT-R、ホンダHSVも好タイムを記録、上位に名を連ねた。
序盤トップに立ったのは#12カルソニックGT-R。ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1'33.661を記録、立川祐路の駆る#38ZENT SCが1'33.672で続き、3番手には1'33.891で本山哲の駆る#1REITO GT-Rがつける。

予定時間の丁度半分が経過した当たりで各車次々にピットイン。ピット作業の練習とドライバー交替を行った。
すると残り5分を切ったところでクインタレッリが1'33.379を記録、#23モチュールGT-Rがトップに躍り出る。
続いてジェームス・ロシターも1'33.608とタイムを縮めて#36ペトロナスSCを2位に押し上げ、#12カルソニックGT-Rは3位でこのセッションを終えた。

GT300クラスはこのレースから#7Bonds GT-Rに加入した井出有治がブランクを感じさせない快走を見せ、昨日の予選タイムを上回る1'38.779を叩き出してトップで走行を終えた。
2番手にはポールシッターの#61スバルBRZが続き、#31プリウスが3番手だった。

第2戦決勝はこのあと午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士フリー走行結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/29) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindGapkm/h
1235001MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'33.379--175.915
2365002PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'33.608 0.229 0.229175.485
3125003カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'33.661 0.282 0.053175.386
4385004ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'33.672 0.293 0.011175.365
515005REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'33.891 0.512 0.219174.956
6185006ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'33.920 0.541 0.029174.902
765007 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'34.012 0.633 0.092174.731
8395008DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'34.112 0.733 0.100174.545
9195009WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'34.136 0.757 0.024174.501
101750010KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'34.200 0.821 0.064174.382
113750011KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS1'34.206 0.827 0.006174.371
1210050012 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'34.282 0.903 0.076174.230
132450013D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'34.429 1.050 0.147173.959
14850014ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'34.485 1.106 0.056173.856
153250015Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'35.199 1.820 0.714172.552
1673001OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'38.779 5.400 3.580166.299
17613002SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'39.322 5.943 0.543165.389
18163003MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'39.361 5.982 0.039165.324
19313004Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.485 6.106 0.124165.118
2003005ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'39.756 6.377 0.271164.670
21523006OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.891 6.512 0.135164.447
22483007DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'39.941 6.562 0.050164.365
23333008HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'39.979 6.600 0.038164.303
24883009マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.990 6.611 0.011164.284
25330010S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'40.044 6.665 0.054164.196
26430011GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'40.292 6.913 0.248163.790
271130012GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'40.314 6.935 0.022163.754
28230013エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'40.330 6.951 0.016163.728
291030014GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.480 7.101 0.150163.483
308630015クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'40.602 7.223 0.122163.285
315530016ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'40.656 7.277 0.054163.197
325030017Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH1'40.710 7.331 0.054163.110
336230018LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101'40.768 7.389 0.058163.016
342130019ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'40.860 7.481 0.092162.867
352230020グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.938 7.559 0.078162.741
36930021NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'41.305 7.926 0.367162.152
373030022IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1'41.323 7.944 0.018162.123
3836030023RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.360 7.981 0.037162.064
398730024ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'41.431 8.052 0.071161.950
40530025マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH1'43.117 9.738 1.686159.303
419630026DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'44.04610.667 0.929157.880

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 ウイダー モデューロ HSV-010が8番グリッドを獲得 (HONDA)

  • 2013年4月28日(日)・予選 会場:富士スピードウェイ(4.563km)  天候:晴れ  気温:17℃(15:00時点) 路面温度:30℃(15:00時点)  コースコンディション:ドライ

gt130428001L.jpg  4月28日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2013 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

 第2戦富士大会といえば毎年5月初旬の連休中に開催され、シリーズ随一の観客動員を誇りますが、今年は同じゴールデンウイーク中でも4月末と、例年より1週間ほど早い日程で開催されました。とはいえ、公式練習と公式予選が行われた本日はさわやかな晴天にも恵まれ、例年通り数多くのファンが富士スピードウェイに駆けつけました。

 岡山で開催された開幕戦では、#17 KEIHIN HSV-010(塚越広大/金石年弘組)、#18 ウイダー モデューロ HSV-010(山本尚貴/フレデリック・マコヴィッキィ組)、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/小暮卓史組)の3台が優勝争いを演じ、#100 RAYBRIG HSV-010が優勝、#17 KEIHIN HSV-010が2位となり、Hondaは1-2フィニッシュを達成しました。さらに#18 ウイダー モデューロ HSV-010は5位に入り、排気系やラジエター位置の見直しを図った2013年型HSV-010 GTの進化を実証しました。

 第2戦の舞台である富士スピードウェイには、全長約1.5kmの長いメインストレートがあり、これまではストレートスピードに重点を置いた戦い方が主流でした。ただし、コースの後半部分には中低速コーナーの続くテクニカルセクションがあり、この部分をどれだけ速く駆け抜けるかによってもラップタイムは大きく変わります。そこでHondaは、HSV-010 GTの高いコーナリング性能を生かし、テクニカルセクションのタイムを稼ぐ戦略で本大会に挑みました。

 なお、チャンピオンシップの獲得ポイントに応じて決められるハンディウエイトは、#100 RAYBRIG HSV-010が40kg、#17 KEIHIN HSV-010が30kg、#18 ウイダー モデューロ HSV-010が12kg、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/松浦孝亮組)が4kgとなっています。

 午前9時からおよそ2時間にわたって公式練習が行われました。ここでは明日の決勝レースを見据えたシミュレーションやマシンセットアップを行ったあと、午後の公式予選に向けた準備を行うのが一般的です。このセッションには、5台のHSV-010 GTを含む、GT500クラスに挑む全15台が参加。セッション終盤にはコース上に落下した部品を回収するため、およそ5分間にわたって走行が中断となりましたが、これを除けば大きなトラブルやアクシデントはなく、Honda勢は順調に走行を終えました。ここでは、開幕戦岡山国際大会で2位に入った#17 KEIHIN HSV-010の1分32秒518が5台のHSV-010 GTの中では一番速く、GT500クラスの7番手となりました。以下、#8 ARTA HSV-010は10番手、#100 RAYBRIG HSV-010は11番手、#18 ウイダー モデューロ HSV-010は13番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中嶋大祐組)は15番手となりました。

 SUPER GTの予選は、今季よりノックアウト方式が全戦で採用されることになりました。これは、予選1回目の上位8台が予選2回目に進出し、この予選2回目のタイムに従って決勝レースのスターティンググリッドを決めるもので、予選2回目に進出できなかったチームは、予選1回目の順位でスターティンググリッドが決定します。

 予選1回目は午後2時15分にスタートしました。本格的なタイムアタックが開始される直前にライバル勢の1台がコース上にストップしたため、セッションは5分間ほど中断されたあと、残り時間5分で再開されることになりました。この結果、トップ10がわずかコンマ6秒差という接戦になりましたが、ここで#18 ウイダー モデューロ HSV-010に乗る山本選手が1分32秒289をマークして7番手となり、予選2回目への進出を決めました。Honda勢でこれに続いたのは伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010の9番手で、タイムは1分32秒387。8番手との差はわずかに0.07秒でしたが、惜しくも予選2回目への進出を逃しました。さらに、金石選手の乗る#17 KEIHIN HSV-010は10番手、松浦選手が乗る#8 ARTA HSV-010は11番手、中嶋選手が乗る#32 EPSON HSV-010は14番手で、いずれもこの段階で明日のスターティンググリッドが決まりました。

 午後3時9分に始まった予選2回目は、各チームともコースコンディションの改善を期待し、セッションが始まっても最初の2分間ほどは1台も出走しない展開となりました。その後、8台のマシンが続々とコースイン。ここでマコヴィッキィ選手が乗る#18 ウイダー モデューロ HSV-010は1分32秒386を記録し、8番グリッドを獲得しました。

 一方のGT300クラスでは、#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀 中山友貴組)と#55 ARTA CR-Z GT(高木真一 小林崇志組)が公式練習から好調で、#16 MUGEN CR-Z GTが2番手、#55 ARTA CR-Z GTが4番手のタイムを叩き出します。予選でも好調を持続して激しいポールポジション争いを繰り広げ、それぞれ2番グリッドと3番グリッドを獲得。レーシングハイブリッドシステムを搭載するCR-Z GTの優秀性を証明しました。

 明日の決勝レースは300kmで競われる通常のシリーズ戦とは異なり、500km、110周の長丁場となります。そのため、レース展開次第では、予選と決勝で上位陣の顔ぶれががらりと変わる可能性もあります。明日は午前8時30分から30分間にわたりフリー走行を行ったあと、午後2時に決勝レースのスタートが切られる予定です。

松本雅彦|Honda GTプロジェクトリーダー
 「500kmレースは長いので、戦略次第で明日の成績は大きく変わってきます。その意味では想定した範囲内の予選結果でした。#100 RAYBRIG HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010は残念ながら予選1回目を突破できませんでしたが、これはハンディウエイトの影響が大きかったためと考えています。明日はフリー走行の結果を踏まえてバランスのいい戦略を立てることが勝敗を分けると予想されるので、#18 ウイダー モデューロ HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#8 ARTA HSV-010の4台には表彰台に上るチャンスがあると考えています。特にハンディウエイトが軽い#8 ARTA HSV-010の活躍に期待したいところです。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお送りくださいますよう、お願いします」
山本尚貴(8番手 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
 「Honda勢としては残念な結果となってしまいました。ただ、あまり結果を悲観していません。我々のマシンは長い距離でもコンスタントにいいパフォーマンスを発揮できるので、長距離の戦いは有利に働くと思っています。明日はこのポジションからしっかりとライバルを追い上げ、Honda最上位、そして表彰台に立つことを狙い、チーム、フレッド(フレデリック・マコヴィッキィ)と一緒にがんばりたいと思います」
フレデリック・マコヴィッキィ(8番手 #18 ウイダー モデューロ HSV-010)
 「今日は山本選手がいい走りで予選1回目を突破してくれました。予選2回目では僕がステアリングを握りましたが、マシンの実力を十分引き出せなかったのは残念でした。ただし、明日の500kmレースではマシンとタイヤがすばらしい安定性を発揮すると期待しているので、いい結果を残す自信があります。表彰台はもちろんのこと、それを上回る成績も可能だと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 ポールシッターのコメント

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GT500クラス #36PETRONAS TOM'S SC430
中嶋一貴
gt_r02_q_pc-nakajima GT500での初ポールを富士でとることが出来て良かったです。チームにとっても10年近い間が空いていたので。
37号車がトラブルで止まってしまいましたけど、これで悪い雰囲気も吹き飛ばせたんじゃないでしょうか。
クルマは文句のつけどころの無い仕上がりでしたが、他にも富士が得意なドライバーが沢山いたので、どちらかというと、ポールが獲れてほっとしている感じですね。トラブルで公式練習は充分に走れませんでしたが、そこは2台体制の強みで37号車のデータを移植してくれば大丈夫だと思います。
明日もこの位置からスタートして、そのままこの位置で戻って来れたらと思います。ミスさえしなければずっと前にいられる筈です。
ジェームス・ロシター
gt_r02_q_pc-rossiter 最後の5分間で赤旗中断になり、たった1ラップで勝負しなければならなくなりプレッシャーを感じましたが、クルマが完璧だったのでQ2に進むことが出来ました。一貴選手もポールをとってくれてハッピーです。
富士は去年WECで走ったことがありますけど、スーパーGTでは初めてでした。
明日はいいスタートを決めて、いいラップを刻んで、ピットストップも上手くいけば勝てると思いますよ。
GT300クラス #61SUBARU BRZ R&D SPORT
山野哲也
gt_r02_q_pc-yamano 信じられないくらいの嬉しさです。2戦連続のポールなんてGTでは中々出来ないことですから、驚きつつも嬉しく思います。Q2では孝太選手が凄い走りをしてくれて、モニターで区間タイムを見ていて「どんな運転をしたらあんなタイムが出るんだ?」とずっと思っていました。
Q1では、とにかくQ2に進んで孝太選手に気持ちよく走ってもらうことと、同時に50%の確率でQ1で使ったタイヤを決勝で使うことになる筈なので、傷めないように心がけて走りました。ここまでの感触では強いタイヤを選んできたと思っています。
佐々木孝太
gt_r02_q_pc-sasaki ポールが穫れるなんて本当に思っていませんでした。ましてや苦手な富士ですから。チームがクルマを仕上げてくれて、ミシュランタイヤとのマッチングも良かったのかなと思います。
扁桃腺が腫れて40度の三日続いたので先週の水曜まで入院していたんです。スーパー耐久のチームには迷惑をかけましたが、今週末もチームの皆さんにフォローしていただいて、本当に恵まれたチームでレースをしているなと思います。
今回はポールポジションは難しいだろうと思いましたが、とにかく一つでも前に行こうと。公式練習でいい感じをつかんで、得意な区間でタイムを稼ごうとプッシュしました。
決勝はまだ未知数だし、勝つ自信はありませんけど、表彰台には上がりたいと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 #36中嶋一貴(ペトロナスSC)がGT500初ポール!GT300は#61BRZが2戦連続のポール獲得!

2013スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」は#36PETRONAS TOM'S SC430(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)がポールポジションを獲得。トムスとしては2004年以来、中嶋にとってもGT500で初のPP獲得となった。
GT300クラスは開幕戦岡山に続いて#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が2戦連続でポールを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)

gt_r02_q-36

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公式予選は午後2時よりQ1とQ2のノックアウト方式で行われた。

予選Q1は各クラス15分間の走行。
今回もGT500は上位8台、GT300は13台が次のQ2に駒を進める。
最初に行われたGT300の走行は、開始10分で千代勝正の駆る#48DIJON GT-Rが1'38.879でトップに立つと、それを#3S ROAD GT-Rの佐々木大樹が上回る展開に。公式練習でタイヤバーストを喫してリヤフェンダー周りを大きく破損した3号車だったが、修復が間に合ったようだ。
3番手には#33ハンコックポルシェの藤井誠暢がつけ、前回PPの#61BRZもあわやQ1落ちかと思われたが、最後の最後に山野哲也が10番手に滑り込んだ。
一方、岡山を制した#11ゲイナーSLSはウェイトハンデの影響もあってか18番手に終わった。

続いて行われたGT500クラスの走行は、開始10分過ぎに#37KeePer SCがメカニカルトラブルにより最終コーナー立ち上がりでストップ。この回収のために赤旗中断となってしまう。
この時点では#18ウイダーHSVの山本尚貴が1'32.924を記録した以外は漸くタイヤのウォームアップが終わったところというタイミングであり、各チームとも残り5分で仕切り直し。僅かな時間でいきなり全開アタックを強いられることになってしまった。
そうした中でトップに立ったのは脇阪寿一が1'31.977を叩き出した#39デンソーSC。ロシターの駆る#36ペトロナスSCが2番手につけ、#12カルソニックGT-Rの松田次生が3番手。
一方ホンダ勢は、前回優勝の#18ウイダーHSVが7位に踏みとどまった他は揃って下位に沈み、ここで予選を終えてしまった。

赤旗中断の影響もあり、予選Q2の開始時刻は予定より10分遅れて午後2時50分に開始された。
GT300クラスはJAF-GT勢が好タイムを連発、一時は#16無限、#55ARTAのホンダCR-Zがフロントローを独占するかと思われたが、終盤になって#61BRZがトップに躍り出た。Q2を担当した佐々木孝太は扁桃腺の疾患で水曜日まで入院していたという状態であるにもかかわらず、最後にはコースレコードとなる1'37.610を叩き出し、前回の岡山大会に続いて2戦連続のポールポジションを獲得してみせた。
2位には#16無限、3位には#55ARTAとCR-Zが続き、#52OKINAWA-IMP SLSの竹内浩典を挟んで5位に#31プリウスの高木真一と、JAF-GTが本来不利な筈の富士で上位に名を連ねる結果となった。

続いて行われたGT500の予選Q2はスパ・フランコルシャンで行われる世界耐久選手権第2戦を間近に控え、日本とヨーロッパを慌ただしく往復している中嶋一貴がその疲れを感じさせない見事な走りで1'31秒大前半のタイムを連発。おしくもコースレコードには届かなかったものの1'31.040と2位以下をコンマ4秒近く突き放してGT500のシリーズ戦では初めてのポールポジションを獲得してみせた(JAFグランプリでは獲得経験あり)。同時にこれはチームトムスにとっても2004年以来、レクサスSCを使い始めてからは初めてのPPでもあった。
2番手には昨年この富士で優勝している#39デンソーSCの石浦宏明が続き、レクサスSC430がホームコースの富士でフロントローを独占する結果に。
昨年のドライバーズチャンピオン、ロニー・クインタレッリの駆る#23モチュールGT-Rが3番手につけた。

第2戦決勝は明日午後2時より110周(500km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2
136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'32.0151'31.040
239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'31.9771'31.432
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'32.2871'31.488
46 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'32.3171'31.581
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'32.1981'31.701
612カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.0451'32.031
71REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.2261'32.120
818ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.2891'32.386
9100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'32.387
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'32.570
118ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'32.579
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'32.607
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'32.735
1432Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'33.239
---- 以上予選通過 ----
-*37KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BSdeleted
  • Q1: CarNo.37(アンドレア・カルダレッリ)は、2013 SUPER GT SpR 第25条 5.(赤旗原因車両)により、当該セッションのタイムを削除した。
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2
161SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'39.592R1'37.610
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'39.6441'37.899
355ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'39.2081'38.114
452OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.4641'38.618
531Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.0571'38.718
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'38.9201'38.761
73S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'38.8331'38.792
84GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'39.6571'38.912
90ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'39.1371'38.937
1086クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
YH1'39.3231'39.158
1148DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'38.8791'40.410
122エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'39.6421'40.694
139NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'39.4141'41.389
1421ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'39.713
1588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.813
1662LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
YH101'40.074
1787ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'40.169
1811GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'40.233
1910GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.360
20*50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
YH1'40.509
215マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
YH1'40.789
2222グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.824
2330IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
YH1'40.838
24360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.074
257OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'41.668
2696DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'43.336
---- 以上予選通過 ----
  • Q1: CarNo.50(安岡秀徒)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 2.(走路外走行)違反により、当該周回タイム削除のペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選Q2結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
136PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'31.040--180.435
239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'31.432 0.392 0.392179.661
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'31.488 0.448 0.056179.551
46 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'31.581 0.541 0.093179.369
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'31.701 0.661 0.120179.134
612カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.031 0.991 0.330178.492
71REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.120 1.080 0.089178.320
818ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.386 1.346 0.266177.806
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
161SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI12R1'37.610--168.290
216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'37.899 0.289 0.289167.793
355ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'38.114 0.504 0.215167.426
452OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'38.618 1.008 0.504166.570
531Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'38.718 1.108 0.100166.401
633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'38.761 1.151 0.043166.329
73S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'38.792 1.182 0.031166.277
84GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'38.912 1.302 0.120166.075
90ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'38.937 1.327 0.025166.033
1086クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'39.158 1.548 0.221165.663
1148DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'40.410 2.800 1.252163.597
122エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'40.694 3.084 0.284163.136
139NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'41.389 3.779 0.695162.018

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウト予選Q1結果

■GT500 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
139DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'31.977--178.597
236PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'32.015 0.038 0.038178.523
312カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.045 0.068 0.030178.465
438ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'32.198 0.221 0.153178.169
51REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.226 0.249 0.028178.115
623MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'32.287 0.310 0.061177.997
718ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.289 0.312 0.002177.993
86 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'32.317 0.340 0.028177.939
9100 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'32.387 0.410 0.070177.804
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'32.570 0.593 0.183177.453
118ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'32.579 0.602 0.009177.435
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'32.607 0.630 0.028177.382
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'32.735 0.758 0.128177.137
1432Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'33.239 1.262 0.504176.179
15*37KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS1'35.091 3.114 1.852172.748
■GT300 Class

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
13S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'38.833--166.208
248DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'38.879 0.046 0.046166.130
333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'38.920 0.087 0.041166.061
431Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.057 0.224 0.137165.832
50ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'39.137 0.304 0.080165.698
655ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'39.208 0.375 0.071165.579
786クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'39.323 0.490 0.115165.388
89NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'39.414 0.581 0.091165.236
952OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.464 0.631 0.050165.153
1061SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'39.592 0.759 0.128164.941
112エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'39.642 0.809 0.050164.858
1216MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'39.644 0.811 0.002164.855
134GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'39.657 0.824 0.013164.833
1421ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'39.713 0.880 0.056164.741
1588マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.813 0.980 0.100164.576
1662LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101'40.074 1.241 0.261164.147
1787ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'40.169 1.336 0.095163.991
1811GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'40.233 1.400 0.064163.886
1910GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.360 1.527 0.127163.679
20*50Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH1'40.509 1.676 0.149163.436
215マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH1'40.789 1.956 0.429162.982
2222グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.824 1.991 0.035162.925
2330IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1'40.838 2.005 0.014162.903
24360RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.074 2.241 0.236162.523
257OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'41.668 2.835 0.594161.573
2696DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'43.336 4.503 1.668158.965
  • CarNo.50(安岡秀徒)は、2013 SUPER GT SpR 第30条 2.(走路外走行)違反により、当該周回タイム削除のペナルティを科した。
  • CarNo.37(アンドレア・カルダレッリ)は、2013 SUPER GT SpR 第25条 5.(赤旗原因車両)により、当該セッションのタイムを削除した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 レクサスSCが上位独占!トップは#38ZENT

スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」の公式練習が4月27日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が1'31.760を記録してトップに。以下5位までをレクサスSC430が独占する結果となった。
GT300クラスは#61SUBARU BRZ R&D SPORT(山野哲也/佐々木孝太組)が1'38.880でトップだった。

gt_r02_p_mt-fuji

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毎年大勢の観客で賑わうゴールデンウィーク恒例の富士500kmは、今年も前夜から泊まり込みで開門を待つ車が多数詰めかけ、ゲート前の通路では収まり切らずに道路を挟んだ向いの臨時駐車場に溢れ出す事態に。
このためゲートオープンは早朝の4時30分に行われ、レースファン達はまだ暗いうちから思い思いの観戦ポイントに陣取って走行の開始を待つことになった。

公式予選日の富士は雲一つない快晴。
2時間の公式練習は午前9時から行われた。
開始早々にトップに立ったのは#36ペトロナスSC。中嶋一貴が1'32.403を記録。
しかし2クラス混走終了間際に平手が1'31.943を記録して#38ZENT SCがトップを奪い取ると、専有走行にはいってからも立川が1'31.760とタイムを更に縮めた。#36ペトロナスもジェームス・ロシターが終盤1分31秒台にタイムを縮めるも一歩及ばず、以下、#39デンソー、#6エネオス、#37KeePerと公式練習はレクサスSC430がトップ5を独占する結果となった。
ニッサンGT-Rの最上位は#23モチュールの6位、ホンダHSV-010の最上位は#17ケーヒンの7位だった。

GT300クラスは序盤に#48DIJON GT-Rの千代勝正が1'39.053でトップに立ったが、こちらも終盤に#61BRZの佐々木が1'38.880を記録してトップに立った。
2位には#16無限CR-Zがつけ、JAF-GTが1-2という結果に。
#48GT-Rは後半高森博士のスピンなどもあり、3位に終わった。

なお、#23モチュールGT-Rの関口雄飛は全開の岡山大会決勝で#32エプソンHSVと接触したためにモラルハザードポイントの累積が6となり、このセッションの走行を禁じる処置がとられた。
また、今季からGT300にスイッチしKRAFTからBonds Racingにチーム名も改まった#7OGT Bonds Racing GT-Rは折目遼に変わって今回から井出有治がステアリングを握っている。

スーパーGT第2戦は、このあと午後2時より公式予選がノックアウト方式で行われる。

Text :Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習結果

FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2013/04/28) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2013 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1385001ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS161'31.760-179.019
2365002PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
BS1'31.982 0.222178.587
3395003DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
BS61'32.060 0.300178.436
465004 ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
大嶋 和也
国本 雄資
BS81'32.081 0.321178.395
5375005KeePer TOM'S SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
アンドレア・カルダレッリ
BS1'32.497 0.737177.593
6235006MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI221'32.514 0.754177.560
7175007KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
塚越 広大
金石 年弘
BS301'32.518 0.758177.552
815008REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
関口 雄飛
MI21'32.518 0.758177.552
9125009カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS101'32.593 0.833177.409
10850010ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
松浦 孝亮
BS41'32.770 1.010177.070
1110050011 RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
小暮 卓史
BS401'32.849 1.089176.920
121950012WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'32.859 1.099176.900
131850013ウイダー モデューロ HSV-010
HONDA HSV-010 GT
山本 尚貴
フレデリック・マコヴィッキィ
MI121'32.933 1.173176.760
142450014D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ミハエル・クルム
YH1'33.435 1.675175.810
153250015Epson HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中嶋 大祐
DL1'33.862 2.102175.010
16613001SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
MI121'38.880 7.120166.129
17163002MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中山 友貴
BS81'38.999 7.239165.929
18483003DIJON Racing IS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
高森 博士
千代 勝正
TY41'39.053 7.293165.838
19553004ARTA CR-Z GT
HONDA CR-Z
高木 真一
小林 崇志
BS1'39.100 7.340165.760
20883005マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'39.105 7.345165.751
2143006GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH301'39.222 7.462165.556
2273007OGT Bonds Racing GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
イゴール・スシュコ
井出 有冶
YH1'39.232 7.472165.539
23523008OKINAWA-IMP SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH161'39.400 7.640165.260
24213009ZENT Audi R8 LMS ultra
Audi R8-LMS ultra
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
HK1'39.485 7.725165.118
258630010クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
細川 慎弥
坂本 雄也
YH1'39.634 7.874164.871
26230011エヴァRT初号機アップルMP4-12C
McLaren MP4-12C GT3
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'39.648 7.888164.848
276230012LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
黒澤 治樹
加藤 正将
黒澤 翼
YH101'39.715 7.955164.738
283130013Panasonic apr PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'39.716 7.956164.736
291130014GAINER DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
DL401'39.746 7.986164.686
303330015HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
KH61'39.839 8.079164.533
31330016S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
星野 一樹
佐々木 大樹
YH1'39.950 8.190164.350
32030017ENDLESS TAISAN PORSCE
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH21'40.107 8.347164.092
33930018NAC攻殻機動隊ARISE DR ポルシェ
PORSCHE 911 GT3 R
密山 祥吾
横幕 ゆぅ
YH1'40.179 8.419163.974
348730019ラ・セーヌ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山内 英輝
吉本 大樹
YH221'40.339 8.579163.713
351030020GAINER Rn-SPORTS DIXCEL SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
田中 哲也
植田 正幸
DL1'40.476 8.716163.490
365030021Exe Aston Martin
ASTON MARTIN V12 Vantage GT3
加納 政樹
安岡 秀徒
阪口 良平
YH1'40.833 9.073162.911
372230022グリーンテック SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
和田 久
城内 政樹
YH1'40.945 9.185162.730
3836030023RUN UP GROUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
白坂 卓也
田中 篤
YH1'41.019 9.259162.611
393030024IWASAKI apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
ファイルーズ・ファウジー
小林 賢二
YH1'41.326 9.566162.118
40530025マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
山下 潤一郎
尾本 直史
YH1'41.449 9.689161.922
419630026DIJON ワコーズ エンドレス Z06R GT
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 勝喜
井上 恵一
YH1'43.41811.658158.839

Japanese F3

JF3:第1,2戦鈴鹿 第1戦は勝田貴元が初優勝、第2戦は中山雄一が制し、2戦連続トムスが1-2 (TOYOTA)

  • コース:鈴鹿サーキット(5.807km)
  • 予選:4月13日(土)晴れ:ドライ
  • 第1戦決勝:4月13日(土)晴れ:ドライ
  • 第2戦決勝:4月14日(日)晴れ:ドライ
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第1戦は勝田貴元が初の総合優勝、中山雄一が2位に入り
トムス勢が1-2フィニッシュ

 全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月13日(土)と14日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 今季より同シリーズでは直噴化された新型エンジンが投入され、トヨタはPETRONAS TEAM TOM'Sの2台にTOYOTA TOM'S TAZ31を供給。また、旧型のシャシー及びエンジンを使用するF3-Nクラスは参戦全車がTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用する。

 13日(土)午前10時20分から10分間という短時間で第1戦の予選が開始。昨年同シリーズで終盤5連勝を果たし、今季はタイトル獲得を目指す中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がコースレコードを更新するタイムでポールポジションを獲得。昨年Nクラスを戦い、今季ステップアップを果たした勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は、4周目にコースアウトを喫したもののその前周に2番手タイムをマークし、中山に続いた。

 第1戦の予選で赤旗が出されたため、予定より10分遅れて午前10時50分から第2戦の予選が行われた。セッション開始早々に、今季からNクラスに参戦するタイ人ドライバーのナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)がコース上にストップ。再び赤旗中断となった。

 残り6分でセッションが再開されると、中山が2位以下を大きく引き離す好タイムをマークし、2戦連続のポールポジション。勝田が2番手で続き、2戦共にPETRONAS TEAM TOM'Sの2台が最前列グリッドを独占することとなった。

 Nクラスでは、パユーングが2戦共にクラス3番手につけた。

 予選に続き、午後3時30分に第1戦決勝(12周)がスタート。2番手グリッドの勝田が抜群のスタートを切り、ポールポジションの中山をパス。首位に浮上した。中山は勝田よりも速いペースで逆転を狙ったが、3周目のスプーンコーナーでオーバーラン。順位を落とすことはなかったものの、勝田との差は大きく開いてしまった。

 その後中山は勝田との差を詰めていったが、逆転には至らず、勝田が嬉しい全日本F3総合での初優勝。中山は2位に入った。Nクラスでは、クラス3番手スタートから3周目にライバルをパスしたパユーングがクラス2位でフィニッシュした。

 14日(日)午前10時23分に第2戦の決勝(17周)がスタート。今度はポールポジションの中山がスタートで2番手グリッドの勝田を抑え、トップで周回を開始。2位以下との差を広げていった。

 中山が2位勝田との差を1秒から2秒ほどに保ち首位を快走。一方で、後半に入ると勝田を3位からの追い上げを受け、最後はテール・トゥ・ノーズでのバトルとなった。

 2位争いのバトルを尻目に中山は更に差を広げ、4秒もの大差でトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利を挙げた。勝田は何とか猛追を凌ぎきり2位でフィニッシュ。トムスの2台が2戦連続で1-2フィニッシュを果たした。

 Nクラスでは、第1戦と同様にクラス3番手スタートのパユーングが3周目に前走車をパスし、2戦連続のクラス2位フィニッシュとなった。

トヨタモータースポーツニュース

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

優勝 #36中山雄一(トムス)
f3_r02_r_pc_nakayama 昨日はスタートが駄目で2位に落っこったんですけど、今日もそんなにいいスタートじゃなくてチームメートの方が動き出しは良かったんですが、前に出ることが出来ました。
後半はタイヤの状態が悪くなってペースが落ちました。僕より3番手のドライバーの方がいいペースで走っていましたから、そうなった原因をこれから探っていきます。
タイヤの状態がいい時はクルマのバランスも良かったんですが、予選使ったタイヤが熱の入れ方が不安定だったのもあったからか、レース後半でタイヤがタレてしまいました。
今シーズンはオフのテストからクルマの状態がよく、新しいエンジンもトラブルが無く、しっかり走り込めていますから、後は自分が予選、決勝とベストを出せるかだと思います。
2位 #37勝田貴元(トムス)
f3_r02_r_pc_katsuta 昨日と同じでスタートが重要だと思っていたので、今日もスタートを決めれるようにと思っていたんですが、失敗してしまって真横に並ぶまではいかず1コーナーを2位で通過してしまいました。
昨日以上にタイヤマネジメントが大事だと思っていたので、序盤はなるべくタイヤを傷めないように、アタックをしないよう、抑えるところは抑えて走っていたんですが、自分が気をつけていた以上にタイヤが消耗してしまい、レース中盤からバランスが崩れてしまって、デグナーで2回ミスをして止まりきれず、千代選手にも追いつかれてしまいました。
昨日に続いて勝ちたかったのに、勝てなかった。タイヤマネジメントなど、もっと勉強する必要があると判りました。
今週末は持ち込みからクルマの状態が良かったし、次のもてぎでもいい状態で走れると思うので、あとはタイヤマネジメントをしっかりやって走りたいです。
3位 #50千代勝正(B-MAX)
f3_r02_r_pc_chiyo 昨日はスタートを失敗して5位に落ちてしまいましたが、今日は上手く決まって3位に上がれました。
レース前半で離されてしまいましたが、昨日からセットアップを変えていったので後半のペースは良かったです。
テストではエンジントラブルなどもあってセッティングを煮詰めきれませんでしたが、今週末この結果で終われたんでチームや戸田レーシングさんには感謝したいです。
CクラスはNクラスのように自分の腕だけでは勝てなくて、クルマの開発も含めて勉強になります。
Nクラス優勝 #23高星明誠(NDDP)
f3_r02_r_pc_takaboshi 昨日スタートを失敗しましたが、レース後に長谷見監督にアドバイスを貰ったり、チームと話し合いをして今日のレースに臨みました。スタートで後続に追いつかれましたが、抜かれずにトップに立つことが出来ました。クルマのバランスがおかしくて、タイヤもバイブレーションが出ていましたが、最後まで走りきれました。
序盤は後続にコンマ3秒とか4秒しか差を付けられませんでしたが、後半に向けて差を広げることが出来たのは良かったです。
次のもてぎも得意なので、もっと差を付けられるように頑張ります。
Nクラス2位 #38ナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)
f3_r02_r_pc_nanin 昨日よりいいレースだったと思います。
スタートでミスをして10位か11位までドロップしましたが、そこから2台抜いてこのリザルトを得られたのは良かったです。
F3はダウンフォースが大きいので、まだタイヤマネジメントがうまくできていません。まだまだ勉強していきます。
次のもてぎではFCJと併せて5レース走る予定です。
着替えが大変ですけど、ヘルメットはそのままです。
Nクラス3位 #6小泉洋史(ハナシマ)
f3_r02_r_pc_koizumi 合同テストはまずまずの結果で終われたんですが、レースウィークに入ってからの流れが何をやっても悪くて、予選では赤旗を出して周りに迷惑をかけてしまいました。予選2番手を穫れましたが、悪い流れはそのままで、フライングでペナルティを受けてしまいました。
ですから今日のレースではチームのためにも結果を残したいと思い、スタートでフライングしないように注意していきました。こう言ってはあれなんですけど、序盤でナニン君には抜かれると思っていました。そこから後半に向けて挽回していくつもりでしたが、結局3位をキープする走りになってしまいました。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 #36中山がポール・トゥ・ウィン!昨日の雪辱を果たす

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全日本F3選手権第2戦の決勝は#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)がポール・トゥ・ウィン。見事昨日の雪辱を果たした。
Nクラスは#23高星明誠(NDDP)が2位に14秒もの大差を付ける独走で昨日に続いて2連勝を飾った。

第2戦決勝は4月14日、午前10時20分より17周で行われた。
昨日スタートで#37勝田貴元の先行を許した#36中山だったが、今回も本人にとっては納得のいくスタートではなかったとはいうものの、なんとかトップで1コーナーに飛び込むことでき、その後はトップのまま快調に周回を重ねていく。

2番手につけた勝田はレース中盤までは中山とのギャップを2秒以内に留めていたが、予想以上にタイヤの消耗が激しかったため、レース後半に入って徐々にトップに引き離されてしまう。
更にはレース終盤、デグナー進入で止まりきれず、後続の#50千代勝正の接近を許してしまった。
それまで2秒以上あった両者の差は14周が終わった時点で1.3秒に。続く15周目には0.3秒と完全にテール・トゥ・ノーズの状態になった。
レース後半に焦点を当ててセットアップしてきたと語る千代はシケインや1コーナーでしきりに勝谷揺さぶりをかけたが、勝田もそこから懸命に踏ん張り、最後まで2位のポジションを守り抜いて17周を走りきり、昨日に続いてトムスが1-2フィニッシュを達成した。

Nクラスも昨日スタートで出遅れた#23高星がこの日はトップで1コーナーに飛び込むと、その後も後続に付け入る隙を与えず、最後は2位の#38ナニン・インドラ・パユーングに14秒の大差を付けてF3デビュー2連勝をものにしている。

次回の舞台はツインリンクもてぎでの3連戦。
5月11-12日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/14) Race Results Weather:Fine Course:Dry
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311732'34.048
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ31174.032
350千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301174.599
48清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D175.527
57松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D176.174
62野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F301179.944
723N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1749.333
838Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE171'03.581
96N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE171'10.810
1011N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE171'21.086
1130NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE171'39.268
1213吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F301161 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'53.226 (2/17) 184.63km/h

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選 #36中山が2連続ポール獲得

2013全日本F3選手権第2戦の公式予選も#36中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が第1戦に続いて2戦連続でポールポジションを獲得、#37勝田貴元も2位につけ、ここでもトムスがフロントローを独占した。

f3_r02_q_36

f3_r02_q_37

f3_r02_q_7

f3_r02_q_23

第1戦の公式予選から10分間のインターバルをおいて第2戦の公式予選が開始された。
走行時間は第1戦と同じく10分間だったが、全車がコントロールラインを通過してアタックに入った直後に#38ナニン・インドラ・パユーング(PTT SPIRIT)がヘアピン先の200Rでストップしたためにまたしても赤旗中断となってしまう。
パユーングはすぐに再スタートして自走でピットに戻ってきたため、直ちに予選は再開された。
残り時間は6分間だ。

走り始めて最初にタイムを出してきたのはここでも中山。
タイムは1'52.243と第1戦の記録には及ばなかったが、2位の勝田も1'53.194に留まったため、2戦連続でトムスがフロントローを独占することになった。
3番手には昨年FCJ参戦初年度でチャンピオンを獲得し、今季無限エンジンを搭載するHFDPからF3にステップアップしてきた#7松下信治がつけ、4番手には2011年にNクラスチャンピオンとなり、今季戸田エンジンを搭載するB-MAXから2年ぶりにF3に参戦する千代勝正がつけた。
Nクラスは#23高星明誠が2戦連続でトップとなっている。

第2戦決勝は明日午前10時20分より17周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2013/04/13) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2013 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'52.243--186.25
237勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'53.1940.9510.951184.68
37松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'53.3081.0650.114184.50
450千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'53.4711.2280.163184.23
58清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'53.5431.3000.072184.12
623N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'55.3293.0861.786181.27
76N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.2764.0330.947179.79
838Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1'56.3664.1230.090179.65
911N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'57.4715.2281.105177.96
1013吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'58.0355.7920.564177.11
1130NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'58.3426.0990.307176.65
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'04.20611.9635.864168.31
-*2野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F30110'06.4358'14.1928'08.09334.47
  • 全日本選手権レース統一規則第24条に基づき、黄旗提示区間を走行した車両の当該周回タイムは、公式予選結果として採用されない。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第2戦 決勝

プレスインフォメーション 2013年4月07日 
 MJ13_0072
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第2戦 決勝を、2013年4月7日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。

天候:晴時々雨 路面:ドライ 気温:11℃ 路面温度:15℃(スタート時)

MJ13_0070ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)第2戦が4月7日(日)、富士スピードウェイで開催された。日本列島に大雨を降らせた低気圧は東へと去り、前日とは打って変わって太陽が顔をのぞかせ、晴天に恵まれた。それでも風は強く、時折流されてきた雨雲からは小雨が降り注ぐという気の抜けないコンディション。早朝湿っていた路面は、SUPER GTのフリー走行などによって渇いていき、PCCJ第2戦のスタートとなる10時30分前にコースのほとんどはドライ路面となっていた。

10時25分、PCCJは全車ドライタイヤを装着してコースイン。各車ローリングしながら感触を確かめつつグリッドへと移動していく。メインスタンドを埋めた大勢の観客が固唾を飲んで見守るなか、全16台が一斉にスタートを切った。3番グリッドの#12 小河諒がいいスタートを決め、2番グリッドの#78 近藤翼をパス。ポールポジションの#14 川端伸太朗に続いて1コーナーに飛び込んでいく。一方、その後方では複数のアクシデントが発生。このアクシデントで#7 星野敏 #33 Tetsuo OGINOがマシンを止めることとなり、6番手スタートの#19 永井宏明と8番手スタートの#32 飯田太陽も大きく遅れを喫することとなった。また、#21 高田匠と#8 櫻井澄夫もコースアウトしたもののすぐに戦列復帰を果たしている。

序盤のアクシデントを尻目に快走を続ける#14 川端、#12 小河、#78 近藤は、競り合いながら4番手以下を徐々に引き離していく。4番手につけていた#10 川口正敬はマシンから振動が出てしまい、スロー走行ののちリタイアを喫することとなった。後方の#32 飯田もリタイアを決め、序盤のアクシデントと合わせて16台中5台が戦列を去るという第1戦以上に波乱のレースとなった。

トップを争う3台はそれぞれ0.5秒程度の差で接戦を演じていたが、2番手につけていた#12 小河が#14 川端の隙をついて7周目終了時点でトップに。#78 近藤も#14 川端に迫るが、スピンを喫してしまい万事休す。フロントセクションをヒットしダメージを受けてしまい、11周目のピットレーン出口にマシンを止めた。これで上位は#12 小河、#14 川端に続いて#25 神取彦一郎というオーダーに。#14 川端と#25 神取のギャップは25秒と大きく開いている。

その間、後方でも熾烈なバトルが繰り広げられていた。序盤に出遅れた#21 高田匠が次々と順位を上げていき、クラストップを行く4番手の#2 田島をパス。一時は4番手にまで上り詰めるほどの速さを見せた。また、7番手前後の中団では#27 眞野壮一郎、#3 江本玄、#24 田中徹、#23 藤田宗の4台が数周にわたって接近戦を展開。息をもつかせぬバトルから抜け出したのは#3 江本だった。ダブルヘアピンのふたつ目で#27 眞野のミスを突きオーバーテイクを決めると、ジェントルマンクラス3番手に順位を上げることに成功する。

チャンピオンクラスは大きな順位変動なく、#12 小河、#14 川端、#25神取というトップ3でフィニッシュ。ジェントルマンクラスは、#2 田島が最終ラップで#21 高田を再逆転するというドラマチックな展開でクラス優勝を飾っている。また、クラス3位は1年半ぶりの表彰台となった#3 江本が獲得することとなった。序盤にアクシデントはあったものの、ワンメイクレースならではの接近戦が各所で見られた第2戦となった。

初優勝を果たした#12 小河はホームストレート上にマシンを止めると大きくガッツポーズ。「最高です。天候も良くタイヤのマネジメントにも自信がありました。降り出した雨にも落ち着いて対応できました。この岡山でメカニックの人たちとの信頼関係をガッチリ築くことができたので、セッティングもバッチリ決まりました。“ポルシェを触らせたらウチのディーラーメカニックは日本一だ”と言えますね(笑)。富士でもいいセットが見つかっているので、守りに入らず攻めの姿勢でいきたいと思います」と笑顔を弾けさせた。

対する#14 川端は「セッティングについての僕のズレがあって、ドライでのいいグリップを引き出せないクルマになってしまいました」と言葉少なに語る中にも悔しさをにじませた。クラス3番手に入った#25 神取は「スタートは良かったんですが、終盤に近藤選手のクーラントに乗ってしまいフロントタイヤを傷めてしまいました。その後はいたわりながらの走行でしたね」とレースを振り返った。

10番手スタートながらジェントルマンクラスの優勝を果たした#2 田島。「序盤のアクシデントは冷静にかわすことができました。あとはマイペースで自分のベストを尽くそうと。第1戦では少し悩んでしまいましたが、今日については不安はありませんでしたね。最後の逆転はもちろん狙っていました」と会心の笑みを見せた。

クラス2番手は第1戦で2位を獲得した#21 高田。マシンを降りるとチームメイトでもある#2 田島と堅い握手を交わした。最終ラップでの逆転については「これもレースですし、チームでワンツーですから」と今週末の走りに手応えと自信を得た様子。クラス3位に入った#3 江本は「めちゃくちゃうれしいです。涙が出ました。実は何度も危なかったのですが、スピンしないよう頑張りました。次もこの流れに乗って、実力で上に行けるようにしたいですね」と久しぶりの表彰台をチームとともに喜んだ。

次戦、第3戦は4月28日(日)〜29日(月・祝)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催。こちらも岡山大会同様SUPER GTとの併催となる。また、ゴールデンウイーク前半ということもあり、関東近県から多くのレースファンが集まる。PCCJはすでにシーズン前のテストを富士スピードウェイでおこなっており、ここを得意としているカレラカップパイロットは、さらにセッティングを煮詰めてくることが予想される。国内随一の高速サーキットで繰り広げられる接戦に期待したい。

■第2戦決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 24'39.908
2 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE +5.652
3 25 神取 彦一郎 C 25レーシングXチームサムライ +34.307
4 2 田島 剛 G TAJIMA RACING +35.537
5 21 高田 匠 G TAKUMI RACING +36.500
6 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +46.122
7 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション +48.188
8 23 藤田 宗 G 魁力屋 ディレクション +48.488
9 24 田中 徹 G たかのこ みきゃんGT3Cup +53.931
10 8 桜井 澄夫 G ロードサービスGT-3 +58.735
11 19 永井 宏明 C ナインレーシング 3Laps
12 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 5Laps
以上完走
10 川口 正敬 C ケイシンゲイナー 11Laps
32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 12laps
7 星野 敏 G D'station HAI997 15Laps
33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティアGT3 15Laps

ベストラップ:#12 小河 諒 1'36.308 8/15

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:プレスインフォメーション 2013年4月01日


MJ13_0037ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第1戦-2戦 プレビュー

東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第1戦 - 第2戦を、2013年4月6日(土) - 7日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたします。

4月6日(土) - 7日(日)に、いよいよ2013年シーズンの開幕を迎えるポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)。今シーズン、タイトルを目指すのはチャンピオンクラス7名、ジェントルマンクラス9名の計16名。そのうち2012年から引き続きの参戦となるのは8名にとどまり、残り半数が新たにPCCJの世界に足を踏み入れる格好となる。ベテランと若手、PCCJルーキーとレギュラーの戦いが幕を開ける。

その舞台となるのは岡山国際サーキット(岡山県)。第1戦-2戦のダブルヘッダーは、昨年に引き続きスーパーGTのサポートレースとして組み込まれた。岡山は他と比べてコース幅が狭く、抜きどころも限られるテクニカルサーキット。加えて1周の距離が短く、タイヤも温まりにくい傾向にあるため、予選でいかに前方グリッドを獲得するかが重要なポイントとなる。また、曲率の小さなコーナーが多いために予選のタイムを出すにはフロントタイヤのグリップを活かした走りが求められる。

チャンピオンクラスは、PCCJ育成ドライバーの#14 川端伸太郎を筆頭に、#12 小川諒、#78 近藤翼といった若手ドライバーと、スーパーGTやスーパー耐久などの経験が豊富な#10 川口正敬の参戦が注目のポイント。また、昨年ジェントルマンクラスでタイトルを獲得しステップアップを果たした#19 永井宏明、ベテランの#25 神取彦一郎や#32 飯田太陽らPCCJレギュラー陣も黙ってはいないはず。チャンピオンクラスの名の通り、レベルの高いバトルが期待される。

一方のジェントルマンクラスは、#2 田島剛や#33 Tetsuo OGINOら優勝経験のあるドライバーに、他のドライバーがどこまで迫れるかがひとつの見どころとなるだろう。#3 江本玄や#8 櫻井澄夫、#21 高田匠といったPCCJレギュラー陣の活躍はもとより、PCCJ参戦経験をもつ#23 藤田宗、さらにGT3 カップチャレンジ ジャパンからのステップアップとなる#7 星野敏、#27 眞野壮一郎らのルーキーがどういった戦いをみせるか興味深いところ。なお、24号車は年間エントリーしたGOmaxに代わり、スーパー耐久の経験豊かな田中徹がドライバーを務めることとなる。こちらもどのような走りを見せるか注目したい。

3月7日(木)〜8日(金)に富士スピードウェイ(静岡県)で行なわれた公式合同テストでは#14 川端、#32 飯田、#12 小河、#19 永井、#78 近藤らが上位タイムを記録している。岡山大会でも彼らを軸に戦いが展開される可能性はあるが、富士スピードウェイでのテストと岡山国際サーキットでのレースを同様に語ることはできない。天候はもとより予選の重要性、タイヤのマネジメント、勝負どころを読む力など、本番では様々なファクターが入り乱れる。

なお今回の予選は、ノックアウト方式を採用。予選をQ1、Q2というふたつのセッションに分けて、それぞれの結果でグリッドを決めていく。Q1セッションは15分間行なわれ、タイムの上位8台のみがQ2に進出。10分のインターバルを挟んだQ2は10分間行なわれ、このタイムによって最終的なグリッドが決定される。短いセッションで上位タイムを出すためにはアタックのタイミングと、コースの状況を見極める力が不可欠と言えるだろう。

ワンメイクレースの難しさが凝縮されたPCCJで、16名のカレラカップパイロットたちはどのような戦いを見せてくれるのか。そして、真っ先にシーズンの主導権を握るのは誰になるのか──その答えは、来たるべき開幕戦で明らかになる。

岡山大会のスケジュールは、専有走行が4月5日(金)10時〜10時30分、12時〜12時30分の2セッション。予選は4月6日(土)8時10分〜8時45分。第1戦の決勝レースは同日15時45分から15周でスタート予定となっており、第2戦は翌7日(日)の10時35分から、こちらも15周で行なわれる。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿クラブマン 石坂瑞基がポールトゥウィン!

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S-FJの予選と決勝レースが3月31日(日)、鈴鹿サーキットで行われた。

 公式予選は直前に大粒の雨が降り、全車が緊張の中、予選のアタックに入り、開幕戦で2位の表彰台を獲得した、石坂瑞基が初のPPを獲得した。2番手には飯田有希、3番手には佐藤駿介が入った。

PPを獲得した石坂瑞基のコメント「予選は雨でしたが、セッティングが合っていてドライブの様な感覚でタイムを刻みPPを獲得出来ました」

午後からの決勝レースはほぼドライコンディションとなり全車スリックタイヤで14周のレースがスタートした。

レース中は石坂瑞稀と飯田有希の2台が他車より1秒速いペースで周回し、FLをお互いに出し合うレースの展開になり、飯田も最後まで石坂について行ったが、石坂がコンマ2秒差で初優勝、2位には惜しくも飯田が入った。

 3位争いは激しいレースが繰り広げられ大宮嘉信が3位表彰台を獲得した。7番手スタートの嶋田誠はスタートでフロントウイングを痛めた状態でレースをし、最終ラップに4位上がりチェッカーを受けた。

優勝した石坂瑞稀のコメント「飯田選手が速くてずっと後ろにいて本当に大変なレースでした。最後も危ない場面はありましたが押さえて優勝できました」

2位に入った飯田有希のコメント「少しずつドライになって行くレースで様子を見ながら、石坂選手について行ったのですが、抜けなくて悔しいレースでした」

Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Mmotorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FJ1600

FJ1600:第2戦鈴鹿クラブマン 加藤洋一が開幕から2連勝

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 FJ1600の予選と決勝レースが3月31日(日)、鈴鹿サーキットで行われた。

 午前中に行われた公式予選では、開幕戦を優勝した加藤洋一がPPを獲得し、2番手には野呂大樹、3番には伊藤靖が入った。

 レースは公式予選の後に雨が降り、午後からは雨が止んだもののウェット路面で決勝レースが行われ、2番手スタートの野呂大樹が加藤洋一に付いて行く展開だったが、3周目のヘアピンカーブで単独スピンをして大幅にタイムロスした。PPからスタートした加藤洋一が危なげないレースでそのまま逃げ切り、開幕戦の初優勝に続き連勝した。2番手には野呂大樹3番手には伊藤靖が入った。

Text: Nobumitus OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿 参戦12年目の高橋邦明が初の総合優勝 (D1 Corp.)

 プロフェッショナルドリフト競技の最高峰「2012グランツーリスモ D1グランプリ第2 戦鈴鹿サーキット」は5月26日(土)~27日(日)の2日間、快晴の鈴鹿サーキット(三重県)に2日間合計13,440人の観客を集めて開催された。

 5月27日(日)鈴鹿サーキット国際レーシングコース1~2コーナーを競技区間としてファイナル競技が開催され、午前中に開催された単走では、ハイスピードなドリフトで、たかやまけんじ(EXEDY R Magic D1 Racing)が初の単走優勝。午後に行われた追走では、高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)が、昨年度シリーズランキング2位の強豪斎藤太吾(ダイゴ)を破り、参戦12 年目にして初めての総合優勝を果たした。

~D1GP シリーズ第2 戦~
【5月26日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 鈴鹿サーキットでのドリフト競技の開催は今回で5回目を数える。しかし競技区間はこれまで逆走による逆バンクコーナーに設定して行われていたが、今シーズンは順走によるホームストレートから1~2コーナーの設定で行われた。この設定は、ドリフト競技として全員が初めて体験する競技区間で、長いホームストレートからの十分な加速で車速が高くなるのが特徴だ。そのため早めにドリフト状態に持ち込むためリアを振り出してしまい、コーナー進入まで十分な車速が保てない選手が多かった。一方、鈴鹿での走行経験のあるドライバーは対応が早く、片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)は完成度の高い走りで予選を4位で通過。織戸学(DRIVE M7 ADVAN MAX ORIDO RACING)も本番はミスにより8位ギリギリの予選通過となったが、練習走行からいい走りをみせた。

 尚、トップで予選を通過したのは関西のベテラン唄和也(ORIGIN Labo.RACING&B-West with GOODYEAR)。鋭い振りと大きな角度で指定通りの理想的な走行ラインを描き、アクセルを入れるタイミングも早く、最高得点をマークした。

【5月27日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝

 単走決勝も予選同様、ストレート区間の適切な位置で振り出し、コーナーに進入することができるかが高得点のカギとなった。

 レーシングドライバーらしい勢いのある飛び込みで高得点をマークした織戸や片岡、そして前日の予選をトップ通過した唄もレベルの高い走りで上位通過を果たした。

 注目のハチロク勢は、織戸に加え、クラッチが滑るというトラブルに見舞われながらも高得点を出した日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)、今大会からハチロクで参戦した谷口信輝(HKS)の3 名とも追走トーナメント進出を決めた。

 しかし予選免除のランキング上位16名の中にも苦戦する選手が続出。今村陽一(NICHIEIレーシングプロジェクト with FALKEN)は、いまひとつ迫力のない走りでボーダーラインに及ばず敗退。また前回の単走勝者である松井有紀夫(Guild n one)は、1 本目にオーバースピードでアウトにはみ出し、マシントラブルを起こして敗退した。さらにランキング2位の古口美範(TeamBOSS with FALKEN)は、2本ともスピンをして敗退という波乱の事態となった。

 そんな中、たかやまけんじ(EXEDY R Magic D1 Racing)は、大きな角度とスピードがのった美しい走行でトップの得点をマークする。高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)も迫力のある走りを見せたが、たかやまには及ばず、たかやまが初の単走優勝を果たした。

たかやまけんじ選手コメント
 「単走優勝は狙っていた。今回勝てるかどうかという自信はなかったが、追走には絶対に行けるという思いがあった。今日は特にスポッターの力が大きかったと感じた。初コースで自分の走りもよくわからない中、スポッターの明確な助言で、思い切った走りができうまくいった。」
■追走トーナメント

 今回の競技区間は、D1 のコース設定ではかつてない長い加速区間が設定された。単走では1コーナーに入ってからの車速が評価ポイントとなり、パワーはあまり重要視されていなかったが、追走になるとパワーと加速力が勝敗を大きく左右する要素となった。

 ベスト4 に進出したのは800ps オーバーの大馬力マシンを駆る、上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)、斎藤太吾(ダイゴ)、高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)。いずれも後追い時にはしっかり相手のマシンに合わせる一方で、先行時にはパワーを見せつける戦い方で勝ち上がってきた。

 準決勝の上野vs斎藤の対戦では、斎藤が先行時にコーナー後半で上野を引き離して勝利。続いて高橋vs 熊久保の対戦は、熊久保が先行時に1 コーナーでハーフスピンを喫し高橋が勝利。斎藤は2戦連続、高橋は公式戦では初の決勝進出となった。

 3位決定戦は上野と熊久保が、お互いに譲らない接近ドリフトを見せたが、上野のミスで、熊久保が難なく3位を獲得した。

 決勝1本目は斎藤が先行。高橋もマシンを合わせにいったが、2コーナーでアウトに流されてはみ出してしまう。しかし高橋が先行する2本目で斎藤は1コーナーでオーバーランし、完全にコースアウトしてしまう。結局斎藤のミスで高橋が初優勝を果たした。

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追走トーナメント決勝戦 (左:斎藤太吾 VS 右:高橋邦明)

高橋邦明選手コメント
d1_r02_02.jpg  「今まで追走では自分のミスで負けることが多かったので、自分からは絶対にミスをしないように気をつけていた。なにがあってもついていこうと思っていたのが功を奏した。しかしここまでの12 年、本当に長かった。地元の方、タイヤメーカー、ホイールメーカーの皆さんが飽きずに付き合ってくれた。やっと恩返しが できてちょっと肩の荷が下りた。でも、シリーズチャンピオンもグッドイヤーに捧げたいので、残り5戦も気を抜かず戦っていきたいと思う。」

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観客で埋め尽くされた快晴の鈴鹿サーキット1~2 コーナースタンド席

Text & Photo: D1コーポレーション

Formula Nippon | Japanese F3

FN:第2戦もてぎ フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ アンドレ・ロッテラーがポール・トゥ・ウィンで完勝! トヨタエンジンが表彰台独占 (TOYOTA)

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トヨタエンジンが表彰台を独占。左より2位のJ.P.デ・オリベイラ、
優勝したアンドレ・ロッテラー、3位の中嶋一貴

 フォーミュラ・ニッポンの第2戦が5月12日(土)、13日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

 今季のフォーミュラ・ニッポンには、トヨタはディフェンディングチャンピオンエンジンであるRV8Kを8チーム11台に供給している。  今大会、予選はスペシャルステージ形式で行われ、1台ごとに1周ずつのアタックとなる。また、出場する17台全車がこのスペシャルステージに出走する形式となり、予選1回目はスペシャルステージへの出走順を決定するセッションとなった。

 12日(土)は好天に恵まれ、朝のフリー走行に続き、午前11時10分から予選1回目が開始。スペシャルステージの出走順は予選1回目の順位の逆順となるため、コンディションの良くなる後方出走順を得るべくアタックが繰り広げられた。

 このセッションではディフェンディングチャンピオンのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイム。ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)、前戦開幕戦を制した中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)と続いた。

 午後2時25分より、1台ずつのスペシャルステージがスタート。5番目に出走した松田 次生(TEAM IMPUL)がベテランらしい走りで好タイムをマークすると、その後アタックした平手 晃平(Project μ/cerumo・INGING)、大嶋 和也(Team LeMans)、国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)らはこのタイムを上回れず。

 その後ライバル勢が松田を上回るタイムをマークする中、15番目出走の中嶋一貴がその時点でのトップタイムをマーク。続いてコースインしたデュバルは、中嶋一貴を上回るペースでの走行を見せたが、V字コーナーで痛恨のミスを犯し、中嶋一貴がトップをキープ。しかし、最後にアタックしたロッテラーは、中嶋一貴をコンマ5秒以上上回る好タイムをマークし、今季初、昨年の最終戦以来もてぎでは連続となるポールポジションを獲得した。

 中嶋一貴が最前列2番手、J.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が4番手。デュバルは6番手、松田が8番手から決勝に臨むこととなった。

 13日(日)も晴れ渡った青空の下、午後2時33分、決勝レース(52周)のスタートが切られた。ポールポジションのロッテラーと2番手の中嶋一貴は順当にポジションを守り、その後ろでは4番手スタートのオリベイラがアウトから前走車をパスし、3位に浮上。6番手グリッドのデュバルはスタートで若干遅れ、8位から追い上げを狙ったが、5周目の1コーナーでコースアウトを喫し、14位まで後退してしまった。

 その後はロッテラー、中嶋一貴、オリベイラの上位3台が1秒強ずつの差を保ったまま、4位以下を引き離して行く展開となった。

 レースが中盤に入ると、各車給油とタイヤ交換のためにピットへ。上位勢では28周目終了時点で2位走行中の中嶋一貴がまずピットイン。他車も次々にピットへ向かう中、トップ2台のロッテラーとオリベイラはピットインのタイミングを引っ張り、30周目終了時点でロッテラーがピットへ。

 オリベイラはロッテラーの翌周にピットへ向かうと、クルーの素早いピット作業にも助けられ、ロッテラーの直前でコースに復帰することに成功した。

 しかし、ピットアウト直後でタイヤが十分に暖まりきっていないオリベイラをロッテラーが攻め、2台はサイド・バイ・サイドのバトルを展開。オーバーテイクシステムを使ったロッテラーが第3コーナー立ち上がりでオリベイラを再逆転し、首位を奪還。

 ロッテラーの先行は許したものの、諦めないオリベイラは離されることなく2位で追撃を続け、残り10周を切ったあたりでプッシュを開始。その差は1秒以内へと縮まった。周回遅れも現れ、2台の差は更に小さくなったが、ロッテラーもペースを上げ、オリベイラを突き放しにかかった。

 2台の緊迫したバトルは最後まで続いたが、ロッテラーが逃げ切り、ポール・トゥ・ウィンで今季初勝利。昨年の最終戦に続き、もてぎでの2連勝を飾った。

 2位はオリベイラ、3位に中嶋一貴が続き、トヨタエンジン搭載車両が表彰台を独占。松田が5位、レースを通して国本とのバトルを繰り広げ、猛追を凌ぎきった大嶋が8位でフィニッシュし、ポイントを獲得した。

 2戦を終えてのドライバーズポイントでは、中嶋一貴が首位を守っているが、わずか1ポイント差でロッテラー、2ポイント差でオリベイラが追う展開となっている。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ決勝 伊沢拓也選手が4位入賞を果たす (HONDA)

  • 2012年5月13日(日)・決勝  会場:ツインリンクもてぎ(4,801km)  天候:晴れ 気温:24℃(14:30時点)  路面温度:40℃(14:30時点)  決勝レース:52周  観客:9000人(主催者発表)

 5月13日(日)、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝レースが開催されました。

fn120513001L.jpg  ツインリンクもてぎのある栃木県地方は昨日に続いて快晴に恵まれました。しかも、今日は風も穏やかで、絶好のレース日和となりました。

 昨日行われた公式予選では、開幕戦でポールポジションを獲得した#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が今回も3番手と善戦し、優勝も期待できるポジションから決勝レースに挑むことになりました。また、チームメートの#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も予選5番手に入り、表彰台獲得に望みをつないでいます。そのほか、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は予選7番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は予選10番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は予選12番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は予選17番手となりました。

 朝9時15分から30分間にわたって行われた本日のフリー走行では、#32 小暮選手がトップと0.448秒差の3番手タイムを記録。#40 伊沢選手は5番手、#16 山本選手は9番手、#41 塚越選手は11番手、#10 金石選手は14番手、#31 中嶋選手は15番手となりました。

 決勝レースのスタートが切られるころには気温が24℃に達し、日差しが強いこともあって汗ばむほどの暑さとなりました。そしてスケジュールどおり午後2時30分には全17台がスターティンググリッドに整列。1周のフォーメーションラップのあと、52周のレースは幕を開けました。

 6名のHondaドライバーは順調にスタートを切りましたが3番手からスタートした#40 伊沢選手は4番グリッドからスタートしたライバルに2コーナーでパスされてポジションをひとつ下げます。#41 塚越選手は予選順位と同じ5位、#16 山本選手と#32 小暮選手は6位と9位に浮上。#31 中嶋選手はひとつ後退して13位、#10 金石選手はライバルふたりを攻略して15位となり、それぞれオープニングラップを終えました。

 今回の決勝レースではピットストップの義務づけなどはありませんが、ほとんどのドライバーは途中で給油とタイヤ交換を1度行う1ストップ作戦で走りきると予想されました。この場合、できるだけ速いペースで周回を重ねる一方で、燃料をセーブすることで給油時間を短縮することが有効な戦略となります。このため6名のHondaドライバーはただ速く走るだけでなく、ミスなく慎重にドライビングすることもまた要求されました。

 4周目、#32 小暮選手は1コーナーでコースアウト。ここでグラベルベッドから脱出することができず、残念ながらリタイアに終わりました。このアクシデントにより、#31 中嶋選手は11位、#10 金石選手は13位にそれぞれ順位を上げました。

 8周目、#10 金石選手はヘアピンでライバルの1台をオーバーテイクし、12位となりますが、16周目の1コーナーでコースアウトを喫してしまいます。マシンにダメージはなく、すぐにコースに復帰しましたが、この影響で15位へと後退。続く17周目には少し早めのピットストップを行い、給油とタイヤ交換を実施してレースを再開しました。

 #40 伊沢選手、#41 塚越選手、#16 山本選手の3名はミスのないドライビングで前を行くライバルを懸命に追走しますが、ライバルとの間隔は逆にじわじわと広がってしまいます。一方で、3人のペースはいずれも後続のドライバーより速く、このため順位を脅かされることはありませんでした。こうしてレースはこう着状態に陥り、レース中盤までは順位の変動がほとんどない戦いとなりました。

 レースの折り返しが近づいた24周目にライバル勢の1台がピットストップ。これを皮切りにして、#31 中嶋選手は27周目、#16 山本選手は29周目、#41 塚越選手は30周目、#40 伊沢選手は31周目にピットストップを実施します。4人ともHondaエンジンの燃費が良好だったために短時間で給油を済ませ、コースに復帰していきました。ただし、これによって順位を入れ替えるまでには至らず、#40 伊沢選手は4位、#41 塚越選手は5位、ライバルの後退でひとつ順位を上げていた#31 中嶋選手は10位と、いずれもピットストップ前の順位を守っていました。ただし、#16 山本選手のみは後続のドライバーに先行され、7位となりました。

 レース後半、#40 伊沢選手は懸命にペースアップを図り、35周目に14.1秒だった前走者とのギャップを40周目には12.9秒、45周目には11.8秒と削り取っていきます。一方、#41 塚越選手は6位のドライバーに3秒ほどの差をつけて走行し、5位のポジションを確実なものとします。7位の#16 山本選手も8位のドライバーをジリジリと引き離していきました。

 しかし、#40 伊沢選手、#41 塚越選手、#16 山本選手、#31 中嶋選手の4選手にはポジションを上げる絶好のチャンスが訪れず、それぞれの順位を守ったまま52周のレースを走りきることとなりました。この結果、#40 伊沢選手は4位、#41 塚越選手は5位、#16 山本選手は7位で入賞、#31 中嶋選手は10位で完走を果たしました。

 一方、一時15位となっていた#10 金石選手は、31周目にふたつ順位を上げて13位となると、このポジションを守りきってチェッカーフラッグを受けました。

 優勝は#1 アンドレ・ロッテラー選手(PETRONAS TEAM TOM’S)でした。この結果、通算で12点を獲得した#41 塚越選手はシリーズポイント争いで4位となったほか、#40 伊沢選手は9点で5位、#16 山本選手は4点で8位となりました。

 2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第3戦は5月26~27日に大分県のオートポリスで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「苦手と思われていた低速コーナーでのスピードを上げるための方策を見つけ、これを決勝レースに投入したところ、効果のあることが確認されましたが、残念ながらトップ3台のペースにはついて行けませんでした。この点については今後も継続して対策を施していかなければならないと考えています。そうした苦しい状況のなか、#40 伊沢選手、#41 塚越選手、#16 山本選手の3選手はよく健闘してくれました。特に、予選で苦戦を強いられた#16 山本選手は、決勝までにしっかりと態勢を立て直してくれました。彼の奮闘ぶりには拍手を送りたいと思います。次戦オートポリスは、我々が得意とする鈴鹿サーキットにコースの特性が近いので、今回を上回る成績を収められると期待しています。引き続きHondaドライバーに熱いご声援をお願いします」
伊沢拓也選手(4位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「結果は4位でしたが、今までにないくらいマシンの感触が良好で、本当に気持ちよくレースを戦えました。ただし、前を行く3台は速く、どうしても攻略できませんでした。この点は、今後も引き続き対策を検討していかなければいけないと思います。一方、開幕戦で問題となっていた決勝中のペースについては大きく改善されました。次戦は、表彰台だけでなく、優勝を狙っていきます」
塚越広大選手(5位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「スタートで順位を上げられなかったのは残念でした。そのあと、レース前半は燃費を意識しながらの走行となりましたが、このため全くミスが許されず、まるで予選アタックを毎ラップ続けるようなドライビングをしなければいけませんでした。今回は5位に終わりましたが、もっともっと速さを身につけないといけないと考えています。次戦が開催されるオートポリスでは、昨年ポールポジションを獲得しているので、最後まであきらめずに戦い続けたいと思います」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

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優勝 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r02_r_pc_lotterer 良い一日でした。今週末はずっと良かった。いつもこんな週末だと良いんですが。
でも今日のレースはタフでした。スタートでトップに立って後続を引き離そうとしましたが、JPのペースは速く、ピット作業も凄く早かった。その結果あの「ギリギリモーメント(本人発言ママ)」がありましたが、運良くトップに戻れました。
レース後半はブレーキバランスに異常がありましたが、どんどん前よりにシフトしていくことで対処しました。
良いレースでした。毎周プッシュしましたし、勝てて嬉しいです。
2位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)
fn_r02_r_pc_oliveira 朝のフリー走行でダウンフォースを軽くして、スタート前の8分間のウォームアップでまたセッティングを変えたら、クルマにポテンシャルがあるのが分かりました。
レースでは良いスタートを切れて、ダンディライアンのクルマを抜くことが出来たのが良かった。そこから先は燃費を考えながら走るテクニカルなレースになりました。追い抜きの難しい前半はなるべく燃料をセーブして走り、プッシュすべきときに備えました。ピットストップ直前の数周は可能な限りプッシュしましたが、インラップのヘアピンで今日唯一のミスを犯し、膨らんでしまいました。
ピットアウトしてからはアンドレが言ったように「ギリギリモーメント」がありました。タイヤに対するダメージを考えて2位に留まることにしました。結果的には良いレースだったと思います。
3位 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r02_r_pc_nakajima 朝はレースセットで走り、そこそこの手応えを感じていました。スタートはアンドレよりも良かったと思いますが、前に出るほどではありませんでした。そこからは当初の作戦通り、後ろについて走っている間は燃料をセーブして走るよう心がけていましたが、それでもJPに燃費で勝てませんでした。
後半ブレーキバランスの問題等もありペースが伸び悩んだことが今後に向けての反省点です。
舘信秀(優勝チーム監督)
fn_r02_r_pc_tachi この週末は、工場出荷時からクルマの状況が良かった。
レースではアンドレの強さを改めて感じましたし、一貴も昨年久々に国内レースに復帰してからここまで全部のレースで表彰台に上がっているので、その点は凄いと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第2戦もてぎ決勝 前年王者の#1ロッテラーが今季初勝利

全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の決勝が5月13日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#1アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が今季初優勝を遂げた。
2位にはピット作戦を見事に決めた#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がつけ、前回優勝の#2中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が3位だった。

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決勝レースは午後2時30分スタート。
ポールシッターの#1ロッテラーがホールショットを決め、2番手スタートの#2中嶋が2位。その後方では#40伊沢拓也と#19オリベイラが並走状態で1コーナーに飛び込んだ結果、#19オリベイラが3位に浮上した。
以下、5位#41塚越広大、6位山本尚貴とホンダ勢が続く。

上位陣はこの順位のまま淡々と周回を重ねていたが、その後方では5周目の1コーナーで#8ロイック・デュバルがコースオフ、これに驚いた#32小暮卓史がスピンアウトしてしまうアクシデントが発生。
デュバルは14位でコースに復帰したが、#32小暮はグラベルに捕まってこの日唯一のリタイヤとなってしまった。

トップの#1ロッテラーは18周目から一気にペースを上げにかかり、それまで1.2〜1.5秒だった#2中嶋との差を2.5秒弱に拡大するが、それまで#1ロッテラーの後ろで燃料をセーブしながら走行していた#2中嶋、同様の作戦をとっていた#19オリベイラもペースを上げ、#1ロッテラーとの差は1.8秒程度で推移する。

上位陣がピットストップを行ったのはレースが後半に入ってからだった。
まずは#2中嶋が29周終わりでピットイン、しかし給油作業に手間取り、21秒以上かかってようやくピットアウトすることに。
続いてトップの#1ロッテラーが31周終わりでピットへ。こちらも作業に20秒を要してピットアウト。
#19オリベイラはその次の32周終わりでピットへ。 ここまでの数周で猛プッシュを行った#19オリベイラにピットクルーも17秒の作業時間で応え、#19オリベイラはなんと#2中嶋だけでなく#1ロッテラーの前でコースに復帰することに成功した。

しかし#1ロッテラーはすかさず2コーナー立ち上がりでオーバーテイクボタンを作動させ、一気に#19オリベイラを仕留めにかかる。ブレーキを遅らせて3コーナーに飛び込み、#1ロッテラーを押さえにかかった#19オリベイラだったが、続く4コーナーでインを突かれてあっさり陥落、再び#1ロッテラーがトップを奪い返した。

結局、これがこの日のレースのハイライトとなり、#1ロッテラーはその後も1分35秒台のハイペースで猛然と追い上げてくる#19オリベイラを巧みに押さえ込んで52周を走りきり、今季初優勝をものにした。
ファステストラップを連発して#1ロッテラーを追い上げた#19オリベイラだったが、あと僅か0.659秒届かなかった。
ピットタイミングの差で#19オリベイラの先行を許した#2中嶋は、その後ブレーキバランスの不調から先行する2台に全く太刀打ちが出来ず、最後は12秒以上の大差を付けられて3位に終わる。 しかしそれでも2戦連続で表彰台に上がったことでランキング首位の座は守った格好だ。

次回の舞台は九州のオートポリス。5月27日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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