スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'23.108 | - | - | 197.656 |
| 2 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | 1'23.211 | 0.103 | 0.103 | 197.411 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | 1'23.325 | 0.217 | 0.114 | 197.141 |
| 4 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | 1'23.395 | 0.287 | 0.070 | 196.976 |
| 5 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | 1'23.512 | 0.404 | 0.117 | 196.700 |
| 6 | 7 | 平川 亮 | ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | 1'23.602 | 0.494 | 0.090 | 196.488 |
| 7 | 38 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | 1'23.687 | 0.579 | 0.085 | 196.289 |
| 8 | 1 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | 1'23.956 | 0.848 | 0.269 | 195.660 |
| 9 | 20 | クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | 1'24.085 | 0.977 | 0.129 | 195.359 |
| 10 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーション KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | 1'24.235 | 1.127 | 0.150 | 195.012 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | 1'24.294 | 1.186 | 0.059 | 194.875 |
| 12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | 1'24.367 | 1.259 | 0.073 | 194.706 |
| 13 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | 1'24.480 | 1.372 | 0.113 | 194.446 |
| 14 | *18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | TOYOTA RI4A | 1'24.513 | 1.405 | 0.033 | 194.370 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 15 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | 1'24.663 | 1.555 | 0.183 | 194.026 |
| 16 | 2 | 中山 友貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | 1'24.727 | 1.619 | 0.064 | 193.879 |
| 17 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO Le Beausset SF14 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RI4A | 1'24.773 | 1.665 | 0.046 | 193.774 |
| 18 | 11 | ヴィンタントニオ・リウッツィ | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | 1'25.085 | 1.977 | 0.312 | 193.063 |
| 19 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | 1'25.287 | 2.179 | 0.202 | 192.606 |
| ---- 以上基準タイム(1'28.925)予選通過 ---- |
- CarNo.18は、シリーズ統一規則第3章第28条1.(走路外走行)違反により、違反周回(ベストタイム)を抹消した。
スーパーフォーミュラでは恒例となった、日本レースプロモーション(JRP)主催のサタデーミーティングが5月17日、富士スピードウェイで行われた。
今回の出席メンバーは白井裕氏(JRP社長)、永井洋治氏(トヨタ自動車スーパーフォーミュラプロジェクトリーダー)、佐伯昌浩氏(本田技研スーパーフォーミュラ・プロジェクトリーダー)の3名。
質疑応答も交えながら現在までのエンジンの開発状況や今後のスケジュールなどについて語った。
その中で永井氏は今朝のフリー走行でトヨタエンジン勢が相次いでコース上にストップしたトラブルについて言及。
トヨタでは今回のレースに向けてECUのプログラムをバージョンアップしてきたのだが、これに起因してセンサが誤作動し、スロットルが閉じてしまったとのことだ。
スーパーフォーミュラでは今シーズンよりスロットル制御をフライ・バイ・ワイヤ化したが、これに伴ってスロットルがドライバーの意志に反して開きっぱなしになるなどのリスクを回避するために何重もの安全対策が講じられている。
今回はこれがプログラムの僅かな違いに反応してしまったことが原因だったようだ。
また、金曜日のフリー走行で中嶋大祐選手のエンジンから出火した件について佐伯氏はタービンのトラブルに寄るものと説明。
詳細な原因はまだ明らかになっていないものの、エンジン本体には問題は無いとのこと。
ホンダ勢は信頼性を重視した仕様で開幕戦を戦ったが、今回はそこからパフォーマンス重視に振った仕様を持ち込んでいるという。
また、両陣営とも先週ツインリンクもてぎでテストを実施したことが明らかになったが、この目的は第4戦に向けたブレーキの性能チェックと、その後のSUGO戦、オートポリス戦での燃料流量値の検討だったとのこと。
ストップ・アンド・ゴーのレイアウトであるもてぎのロードコースではブレーキへの負担が大きいため、事前にデータを取る必要があったとのこと。
またスポーツランドSUGOはテクニカルなレイアウトでコーナー間の距離が短いため、パワーを絞ることによりドライバーの操作に余裕を持たせることが狙い。
一方オートポリスは標高の高い場所に立地するため昨年までの自然吸気エンジンでは約8%の性能低下が見られたが、今季はそれがターボチャージャーによって補完されるため、エンジンの信頼性に配慮して制限を行う模様だ。
第4戦もてぎは8月23-24日、第5戦オートポリスは9月13-14日、第6戦SUGOは9月27-28日に開催される。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第2戦のフリー走行が5月16日、快晴の富士スピードウェイで行われ、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が1’23.601でトップタイムを記録。
開幕戦で苦戦の目立ったホンダ勢ではルーキーの#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION)が1’24.035で5番手に食い込んだ。
フリー走行は午前9時55分より60分間で行われたが、始まってすぐに#18中山雄一、#20ナレイン・カーティケヤンがコース上、#39国本雄資がピット出口でストップしてしまったため赤旗が提示されることになった。
車両回収ののち、走行は10時3分に再開された。
始まってすぐに#36アンドレ・ロッテラーが1’24.675を記録すると、#8ロイック・デュバルが1’24.021でこれを上回り、 開始20分で#19オリベイラが1’23.897といち早く23秒台に入れて来た。
対するホンダ勢は前日の専有走行では最上位の#1山本尚貴がトップから1.1秒落ちと開幕戦に続いて劣勢が目立っていたものの、ここでは30分経過時点で0.73秒落ちの6位とやや差を詰めて来た様子。
タイム的にも前日ベストの1’25.619から1’24.636と大幅にタイムアップを果たしている。
午後の予選を想定したタイムアタックは残り時間が8分を切った辺りから始まった。
まずは#36ロッテラーが1’23.687とオリベイラのタイムを上回ってトップに立つが、#19オリベイラも終了間際に1’23.601と更にタイムを縮めて再びトップに立った。
3番手には#8デュバルがつけ、#37中嶋一貴が4番手とここまでが23秒台。
続いて#40野尻がホンダ勢最上位となる1’24.035を記録して5番手につけた。
また前年王者の#1山本も1’24.263で7番手とまずまずの位置に付けており予選での健闘が期待できそうな雰囲気になって来ている。
公式予選はこのあと午後2時15分よりノックアウト方式で行われる。
今回は2レース制ということで、Q1の結果がレース1の、Q3までの結果がレース2のグリッド順となる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 1'23.601 | - | - | 196.490 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 1'23.687 | 0.086 | 0.086 | 196.289 |
| 3 | 8 | ロイック・デュバル | Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 1'23.925 | 0.324 | 0.238 | 195.732 |
| 4 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TOM’S SF14 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RI4A | BS | 1'23.986 | 0.385 | 0.061 | 195.590 |
| 5 | 40 | 野尻 智紀 | DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 1'24.035 | 0.434 | 0.049 | 195.476 |
| 6 | 3 | ジェームス・ロシター | フジ・コーポレーション KONDO SF14 KONDO RACING | TOYOTA RI4A | BS | 1'24.121 | 0.520 | 0.086 | 195.276 |
| 7 | 1 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | BS | 1'24.263 | 0.662 | 0.142 | 194.947 |
| 8 | 38 | 石浦 宏明 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 1'24.598 | 0.997 | 0.335 | 194.175 |
| 9 | 7 | 平川 亮 | ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14 KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RI4A | BS | 1'24.657 | 1.056 | 0.059 | 194.039 |
| 10 | 18 | 中山 雄一 | KCMG Elyse SF14 KCMG | TOYOTA RI4A | BS | 1'24.663 | 1.062 | 0.006 | 194.026 |
| 11 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING SF14 P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RI4A | BS | 1'24.786 | 1.185 | 0.123 | 193.744 |
| 12 | 20 | クマール・ラム・ナレイン・カーティケアン | Lenovo TEAM IMPUL SF14 Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RI4A | BS | 1'24.792 | 1.191 | 0.006 | 193.731 |
| 13 | 10 | 塚越 広大 | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 1'24.852 | 1.251 | 0.060 | 193.594 |
| 14 | 62 | 嵯峨 宏紀 | DENSO Le Beausset SF14 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RI4A | BS | 1'24.861 | 1.260 | 0.009 | 193.573 |
| 15 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 1'24.984 | 1.383 | 0.123 | 193.293 |
| 16 | 2 | 中山 友貴 | TEAM 無限 SF14 TEAM 無限 | HONDA HR-414E | BS | 1'24.989 | 1.388 | 0.005 | 193.281 |
| 17 | 41 | 武藤 英紀 | DOCOMO DANDELION M41Y SF14 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR-414E | BS | 1'25.103 | 1.502 | 0.114 | 193.023 |
| 18 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING SF14 NAKAJIMA RACING | HONDA HR-414E | BS | 1'25.224 | 1.623 | 0.121 | 192.749 |
| 19 | 11 | ヴィンタントニオ・リウッツィ | HP SF14 HP REAL RACING | HONDA HR-414E | BS | 1'25.354 | 1.753 | 0.130 | 192.455 |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

- #11 GAINER DIXCEL SLS
- Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
- 予選:13位 決勝:2位
- 入場者数/予選日:32,200人 決勝日:57,200人
5月3日(土曜日)
- 公式練習 9:00~10:50 晴/ドライ/気温20度/路面温度:29度
- ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:22度/路面温度:35度
- ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 晴/ドライ/気温:23:度/路面温度:35度
第2戦の舞台は富士。富士山は中腹まで雪に覆われ早朝からはっきりと頂きを見せていた。ゴールデンウィーク中の富士開催は、毎年大勢の観客を動員し、今年は晴天にも恵まれ、予選日、決勝日と合わせて89.400名のお客様が詰めかけた。
前回トラブルに見舞われながらも3位表彰台を獲得した11号車は平中克幸からセットアップを始める。今回は500kmということもあり、ブレーキ、タイヤにも負担が大きい。新しいブレーキパットのテスト、予選に向けたタイヤの確認を進める。50分を経過して、ある程度セットが決まり、ビヨンビルドハイムと交代し、決勝を想定した走行を開始。ラップタイムも悪くはなかったが、7番手のタイムで走行は終了した。この時ギアボックスにトラブルが発生し、予選までの数時間でなんとか修理を済ませ予選に間に合わすことが出来た。

午後からの予選はまずビヨンがアタックを担当する。予選直前に行われたポルシェカレラカップジャパンの予選でオイルがまき散らされ、路面が荒れてしまったため、少し時間をおいてアタックを開始した。徐々にタイムをあげていき、計測3ラップ目に1分39秒017のタイムで暫定8番手。しかし無情にも画面にはダンロップコーナーでストップする車両が映し出される。ギアボックスにトラブルが発生し走行不能に。500クラスのQ1が終了し、引っ張られてピットに戻ってきたが、Q2を走行することが出来ず、明日のグリッドは13番手からのスタートになった。
- 平中克幸ドライバーコメント
-
フリー走行は思ったよりも、周りの車と比べても劣らなかったので、良い流れに乗ってるとは思っていました。GT-Rとかマクラーレンとかストレートの速い車もいたのですが、予選ではそこそこ良いポジションを取れると思っていました。その反面ギアボックスのトラブルを抱えながら走行だったので、それが心配でした。予選でもそのトラブルが出てしまったのですが、そんな中でもビヨンは良い走りをしていたので、Q1を突破してくれました。思いの外トラブルが深刻で、Q2を走ることが出来ませんでした。レースは13番手からのスタートが決まったのですが、今回は500kmと長いので、前向きに決勝ではしっかりと仕事をしたいと思っています。
- Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
-
Q1を担当してQ2に残ったのですが、平中はQ2をアタックできませんでした。Q1の時にギアボックスが壊れてしまい、ダンロップコーナーでスットップしてしまいました。そのせいでQ2を走ることが出来ず13番手が確定してしまいました。9番手でQ1を通過していたので、もう少し良いところからスタートしたかった。明日は早めに前に出て、必ずポデュウムに乗ります。
5月4日(日曜日)
- フリー走行 9:00~9:30 晴/ドライ/気温:17度/路面温度:28度
- 決勝 14:00~ 晴/ドライ/気温:20度/路面温度:33度
昨日は遅くまでトラブルの出た箇所を修理していたメカニック。無事走行出来ることを祈る。ビヨンがピットを離れていく。昨日もあったハイスピードコーナーでのアンダステアはまだ改善されていない。ギアに関しては症状も出ず、なんとか決勝はグリッドに着くことが出来そうだ。ちょうど半分で平中かと変わるが、平中もアンダーステアの症状があることを訴える。決勝でのピット作業シミュレーションを行い、Safariでセット変更の最終確認を行い走行は終了した。
毎年この第2戦は500km。ドライバー交代を含む2回のピットが義務づけられている。スタートを担当するのはビヨン。1周目はポジションを変えることなくストレートを通過。しかし2周目には9号車Porsche、360号車GT-Rを続けてかわし11番手に。3周目には55号車CR-Z、4周目には4号車BMWを次々とかわしていく。
5周目の1コーナーで9号車があり得ないポイントでブレーキを踏み、それを避けるために88号車ランボルギーニが接触してガードレールにぶつかり大破。10号車山内英輝もあわや巻き込まれるところだった。これによりSCが入り、8周目にリスタート。その周に61号車BR-Zをパスし8番手に。15周目には0号車CR-Z、17周目には86号車もかわし6番手までポジションをあげていく。
18周目に46号車が炎上し再びSCが入る。20周目にピット入り口がオープンになった時点で、1回目のドライバー交代の為にピットへ。最高のピット作業で平中を送り出す。
平中も同一周回ではあるが、1回目のピットを終えていないバックマーカーに阻まれ、前を行く3号車GT-Rとの差を思うように縮められない。そんな40周目のコカコーラコーナーで500クラスに接触され、スピンしながらコースアウト。縮まりつつあった前との差も広がり、20秒近くあった4号車との差も5秒程になってしまう。この接触によりマシンバランスも悪く、最高のパフォーマンスが発揮出来ない。しかし全車1回目のピット作業を終えた45周目は2番手に。
ただ、この頃からセンサーの不具合によるギアシフトの問題が徐々に出始め、後方から来る4号車との差は縮まり、56周目にポジションを明け渡してしまう。61周目にビヨンと交代するためにピットへ。ピットアウトする際ギアがきちんと入らず、ピット作業が終わってもスタートできない。何とかギアが入ってスタート。しかし約10秒のタイムロスを喫してしまう。
コースに入ると後方から先にピット作業を終えていた3号車が迫る。しかしアウトラップのビヨンは譲らず、なんとか押さえ込んだ。1秒から2秒の攻防をこの後3号車と繰り返しながら、前を行く4号車を追いかける。5秒近くあった4号車との差も、79周目には1秒以内に迫り、ここからチェッカーを受けるまで接近戦が何度となく繰り返される。

全車2回目のピット作業を終わらせてた時には、燃費を生かしタイヤ交換も2本のみを行っていた0号車CR-Zがトップに。
続いて4号車、11号車と続く。0号車との差は7秒近くあったが、徐々にタイヤが厳しくなってきているのか差が縮まってきていた95周目のダンロップコーナーで0号車がスピン。その横をすり抜けていくビヨン。
2番手に浮上してからも、執拗に4号車を追いかけるが、何度も500のマシンに阻まれ抜ききることが出来ない。場内もかなりの盛り上がりをみせていたが、期待に応えることは出来ず、そのままの順位でチェッカーを受けた。マシントラブルもあり、接触して飛ばされながらも2戦連続表彰台を獲得できたことは、チャンピオンシップに大きな意味を持つ。ランキング2位で迎える次戦はGAINERが得意とするオートポリス。トップとの差を大きく縮めるべく表彰台の頂点を狙います。
- 平中克幸ドライバーコメント
-
結果が2位だったことは、チャンピオンシップを考えれば良い結果だとは思いますが、予選のポジションもギアトラブルが起こった為のポジションで、決勝中も36号車に接触されたり、ギアトラブルが後半出て、耐えた状態で走っていたので、タラレバじゃないですが、それがなかったら勝てたレースだったと思います。次のレースに向けてはトラブルが無いようにスタッフにはお願いして、レースをすれば開幕戦も今回も勝てるパフォーマンスを持ってることがわかっているので、次こそはしっかりと結果に繋げて優勝したいと思います。
- Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
-
今日の結果は良かったと思います。13位からのスタートにも関わらず、2位でチェッカーを受けることが出来ましたから。ただギアトラブルが途中からまた起きてしまいました。もったいないロスもありましたが、チャンピオンシップを考えれば2戦連続でポデュウムに登れたことは良かった。次戦はノートラブルで優勝したいです。
- 田中哲也監督コメント
-
レースは全てミス無く運べたと思います。ただ36号車に接触された事が、後になって考えればあれがなければと思いますが、それもレースなので仕方ないですね。そんな中でも凄く頑張って、チームみんなで良い戦いをしてくれたと思います。2位という結果は今後のことを考えれば、ベストな結果じゃ無いかと思います。
Text & Photo: GAINER

- #10 GAINER Rn-SPORTS SLS
- Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
- 予選:15位 決勝:20位
- 入場者数/予選日:32,200人 決勝日:57,200人
5月3日(土曜日)
- 公式練習 9:00~10:50 晴/ドライ/気温20度/路面温度:29度
- ノックアウト予選 1回目 14:00~14:15 晴/ドライ/気温:22度/路面温度:35度
- ノックアウト予選 2回目 14:40~14:52 晴/ドライ/気温:23:度/路面温度:35度
第2戦の舞台は富士。富士山は中腹まで雪に覆われ早朝からはっきりと頂きを見せていた。ゴールデンウィーク中の富士開催は、毎年大勢の観客を動員し、今年は晴天にも恵まれ、予選日、決勝日と合わせて89.400名のお客様が詰めかけた。
前回10位入賞を果たした10号車は、今回はより前でチェッカーを受けるために山内英輝がセットアップを担当する。ブレーキを耐久用に変更し、マシンのセットを進めていく。Aコーナーや100Rのアンダーステアがきつく、車高等セットを変更していく。ある程度セットが進み、残り30分で植田正幸と交代し、決勝を想定した走行をし、公式練習は終了した。
午後からの予選Q1はまず山内がアタックを担当する。前回Q1突破出来なかった事で、今回は悔しい思いでQ1突破を目指す。予選直前に行われたポルシェカレラカップジャパンの予選でオイルがまき散らされ、路面が荒れてしまったため、開始から5分経過してからアタックを開始した。
フロントとリアの温まりのバランスが悪く、タイヤの一番良い状態の時にタイミングが合わなかったようで、思うようにタイムが伸びていかない。計測最後でタイムをあげるが、13番手には届かず15番手でQ1敗退が決まった。
明日は15番手のポジションから、長い500kmを走り抜いて連続のポイント獲得を狙う。
- 植田正幸ドライバーコメント
-
500kmなので、今回はブレーキパッドを変えて走ったのですが、あまりフィーリングも良くなかったので、明日はどのパットでいくかミーティング致します。予選に関しては山内も頑張ってはくれているのですが、結構きびしいところがありました。決勝は連続ポイント獲得していきたいと思っております。
- 山内英輝ドライバーコメント
-
朝のフリー走行はタイヤの違いを比較してから、セットアップを進めていきました。予選1発の雰囲気を踏まえながら、長丁場の決勝なので、それよりの方向でセットを進めていきました。植田さんが乗った時により速く安定して走れることも頭に入れてセットしました。植田さんに変わってロングを掛けていくと、後半のタイムも悪くなかったので、方向性は良かったかなと思います。予選は自分の力不足でQ2に残れなかったので、明日は順位を上げて、植田さんにQ2にバトンを渡せなかったことを挽回したいと思います。最後はベストリザルトでTeamみんなで笑って終われるようにしたいです。

5月4日(日曜日)
- フリー走行 9:00~9:30 晴/ドライ/気温:17度/路面温度:28度
- 決勝 14:00~ 晴/ドライ/気温:20度/路面温度:33度
今日は朝から五月晴れで、富士スピードウェイにはたくさんのお客様が詰めかけていた。
フリー走行はまず山内から走行を開始した。しかし、山内の無線からは、昨日11号車に出た症状と同じコメントが入る。ギアボックスのトラブルが10号車に発生。結局このトラブルにより植田は走ることが出来ず、決勝を想定して最終確認もすることなくセッションは終了してしまった。メカニックはギアボックスを開け原因究明に掛かり、なんとか走行までに修復が間に合い、8分のウォームアップ走行が始まった。
スタートを担当するのは山内。スタッフの気持ちを背負ってピットを離れていく。心配したトラブルは起こらず、なんとかスタート出来そうだ。
1周のウォームアップランと1周のフォーメーションラップで決勝はスタートした。1コーナーでは無理をせず、そのままのポジションでコントロールタワーを通過。非常にストレートの速いマシンに囲まれ、なかなか自分のペースで前に行けない。一旦抜かしても、またストレートで抜かれる事になる。
5周目のストレートエンドで9号車Porscheがあり得ないポイントでブレーキを踏み、それを避けるために88号車ランボルギーニが接触してガードレールにぶつかり大破。88号車の左横にいた山内もあわや巻き込まれるところだった。この時の1コーナーで9号車がブレーキ代わりの勢いで10号車に接触。これによりせっかく上げていたポジションが台無しになり、車両にダメージを負っての走行を強いられることにたった。
88号車のクラッシュによりSCが入り、8周目にリスタート。なんとか15周目に9号車をパスして14番手にポジションを上げる。
18周目に46号車が炎上し再びSCが入る。20周目にピット入り口がオープンになった時点で、1回目のドライバー交代の為にピットへ。植田を無事に送り出す。
植田のペースは悪くなく、22号車SLSをかわしポジションアップ。全てのマシンが1回目のルーティンが終わった時点で7番手まで上がっていた。そのままのポジションで、後ろとの差も詰められることもなく走行を続ける。
しかし、50周目辺りから徐々にタイヤが厳しくなり、ペースが徐々に落ちていく。最後のスティントの燃費を考えても、あまり早く入ることも出来ずそのまま周回を重ねる。ポジションもなんとかキープしているものの、耐えきれず58周目に65号車GT-Rにパスされてしまう。59周目に山内と交代するためにやっとピットへ。しかし、この周のグリップダウンでかなりロスしてしまい、ピット作業を順当こなしたが、ポジションを下げてしまった。
山内も何とか前をパスしていくが、平中と同じく同一周回ではあるが、2回目のピットを終えていないバックマーカーに阻まれ、思うように縮められない。2回目のルーティンが終わった時点で10番手で、前を行く65号車SLSとの差も徐々に詰めていた。が、93周目にとうとうギアボックスが悲鳴をあげてしまし、山内はヘヤピンのイン側にマシンを止めた。連続ポイント獲得は見えていただけに非常に残念な結果になってしまった。
- 植田正幸ドライバーコメント
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ギアトラブルで止まってしまったのですが、車的には入賞圏内では十分走れるパフォーマンスがあることはわかったので、タイヤが最後自分のスティントではかなりきつかったのが辛かったですね。山内が入ってくれて、着実にポテンシャルは少しずつ上がってきているので、次に向かって頑張ります。
- 山内英輝ドライバーコメント
-
スタートしてポジションを上手くあげられなく、キープという形で周回しました。周りのマシンのストレートが思った以上に速くて、苦戦しました。なんとか前に上がろうと頑張ってはいたのですが、クラッシュに巻き込まれそうになって避けた時にポジションが下がってしまいました。スタートも決して良いとはいえませんでしたが、ラップタイムはそんなには悪くなかったです。SCが入ったタイミングで植田さんと変わり、植田さんも良いラップで走ってくれていたので入賞圏内ではありました。規定の周回で僕と交代して、その後もラップは悪くなく、フィーリングも良かったのですが、トラブルで止まる事になってしまいました。メカニックの皆さんもしっかり直してくれて、ラスト10ラップが保ってくれたらと思うと残念です。最初は走れないかもしれないという状況から、ここまで頑張ってくれたのですごく感謝しています。次戦のオートポリスは僕自身も好きで得意なコースですし、とりあえずはQ1を突破して植田さんにバトンを繋げて良い結果に繋げたいですね。
- 田中哲也監督コメント
-
ミッションに心配がある中で、精一杯頑張って貰いましたが、ミッショントラブルで止まってしまいました。それまでは非常に良い走りをしてくれたので、あのまま完走していれば、8位とかのポジションでチェッカーを受けられたと思います。流れは良かったとは思うのです。ミッションのトラブルが出たことはチームとしてドライバーには申し訳なかったと思っています。
Text & Photo: GAINER
5月3日(土)、4日(日)に静岡県の富士スピードウェイでSUPER GT第2戦「FUJI GT 500km Race」が行われ、LEXUS RC F勢は立川祐路/平手晃平組のZENT CERUMO RC F 1号車が2位、大嶋和也/国本雄資組のENEOS SUSTINA RC F 6号車が3位表彰台を獲得した。500kmの長丁場で接触やトラブルが多発する荒れたレースとなったが、LEXUS勢は6台全車が完走しポイントを獲得。GT300クラスでは首位を争ったOGT Panasonic PRIUS 31号車が接触等のアクシデントで後退を余儀なくされながらも、6位入賞を果たした。

2位フィニッシュを果たし表彰台に上った
ZENT CERUMO RC F 1号車の立川祐路(左)と平手晃平(右)
SUPER GT第2戦「FUJI GT 500km Race」が5月3日(土)、4日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。
ゴールデンウィークのSUPER GT富士戦は、首都圏から近い富士での開催ということもあり、毎年大観衆がサーキットに集まる。今大会は2日間を通して約9万人という多くのモータースポーツファンが詰めかけ、熱いレースを満喫した。
富士スピードウェイでのSUPER GTは春と秋の2回開催されるが、春の今大会は500kmの長丁場で争われた。
LEXUS SC430が得意とし、数多くの勝利を挙げてきた「ホーム」富士スピードウェイは、もちろん、今季より新たに投入されたLEXUS RC Fにとってもホームコース。SC430は2010年と昨年の春大会にトップ4を独占という圧倒的な速さを見せてきており、新型車両でもホームで好成績を得るべくLEXUS Racingは今大会に臨んだ。
◆予選◆
3日(土)の富士スピードウェイは好天に恵まれ、初夏を思わせる暖かさの中で公式練習と予選が行われた。4連休の初日となったこの日、予選日にもかかわらず富士スピードウェイには3万人を超えるモータースポーツファンが集まった。
今大会、同一週末に開催されているFIA世界耐久選手権(WEC)に出場するためSUPER GTは欠場の中嶋一貴に代わり、PETRONAS TOM'S RC F 36号車をドライブすることとなった平川亮は、初めてのSUPER GTということもあり、午前中の公式練習から精力的に周回。終盤のアタックシミュレーションでもLEXUS RC F勢でのトップタイムをマークする速さを見せた。
午後2時、気温23度、路面温度33度というコンディションでノックアウト方式での予選が開始。上位8台が生き残るQ1は、全車残り8分過ぎまでピットで待機し、一発アタックの様相に。
36号車のアタックを担当した平川は、午前中の勢いのまま、最初に1分29秒台を叩き出す好走。このタイムは塗り替えられたものの、Q1でのLEXUS勢最上位の2番手となった。平手晃平のZENT CERUMO RC F 1号車が4番手、前戦優勝を果たしたKeePer TOM'S RC F 37号車は伊藤大輔がドライブし6番手、DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車はオリバー・ジャービスのドライブで8番手につけ、この4台のLEXUS RC FがQ2進出を果たした。
一方、WedsSport ADVAN RC F 19号車は関口雄飛が健闘を見せたがわずかに及ばず9番手。前戦ポールポジションから惜しくも2位に終わったENEOS SUSTINA RC F 6号車も国本雄資が10番手と、まさかのQ1敗退となってしまった。僅差の争いとなったQ1では、この10番手までがこれまでのコースレコードを破り、新世代SUPER GT車両の速さを改めて示すこととなった。
Q2も8分過ぎに各車コースイン。終盤激しくタイムが塗り替えられていくアタック合戦が繰り広げられた。
LEXUS RC F勢はジェームス・ロシターの36号車が最上位の2列目4番手。立川祐路の1号車が5番手でこれに続いた。石浦宏明の39号車は7番手、アンドレア・カルダレッリの37号車が8番手から明日の決勝レースに臨むこととなった。
GT300クラスでは、昨年の富士戦で初勝利を飾っているOGT Panasonic PRIUS 31号車は、新田守男がQ1を担当し、6番手でQ2へと進出。Q2は嵯峨宏紀が7番手タイムをマークし、明日の決勝レースに臨むこととなった。
◆決勝◆
4日(日)も好天に恵まれ、5月らしい過ごしやすい気候の下、午後2時にローリングスタートから500kmで争われる長いレースの幕が切って落とされた。
スタートは大きな順位変動は無く推移したが、4周目にGT300クラスの車両がクラッシュしたためにセーフティカーが導入。10周目に再スタートが切られたが、18周目にも出火車両があり、この日は序盤にして2回のセーフティカー導入という波乱の幕開けとなった。
23周目に2度目の再スタートが切られると、4番手スタートから、前走車の脱落によって3位に上がった36号車ロシターが更に上位を狙い猛プッシュ。4位には平手の1号車、そして1台挟んだ後方では、伊藤の37号車、石浦の39号車、大嶋の6号車、関口の19号車と4台のLEXUS RC Fがバトルを繰り広げた。
30周目過ぎには1号車平手が2位争いに追いつき、3台が団子状態に。
35周目あたりから上位勢が最初のピットに向かい、給油と共にドライバー交代が始まった。41周目終了で36号車がロシターから平川へとチェンジ。翌周に1号車が平手から立川へ、そして翌々周には序盤首位を走行していたGT-R12号車がピットでタイムロスしたこともあり、この3台はほぼ同じ位置でコースに復帰することとなった。
36号車の平川は、ピットアウトしたばかりのGT-R12号車をパスしたが、その直後のコーナー進入でGT300車両に接触し、スピン。すぐにコースに復帰した36号車平川だったが、この接触で右フロントタイヤを破損しており、翌周の1コーナーでコースアウト。ピットでの修復を余儀なくされた。平川はこのあとにも接触でペナルティを科されるなど、初のGTレースで厳しい洗礼を受けることとなってしまった。
その後、首位を行くGT-R23号車がトラブルで後退し、1号車は2位に浮上。3位争いは変わらずGT-R24号車を4台のLEXUS RC Fが追う展開となっていたが、70周を過ぎて2度目のピット作業が開始されると、ピットタイミングと作業の速さにも助けられ、6号車と39号車が3位、4位に浮上。6号車の大嶋と39号車の石浦による表彰台をかけたバトルが繰り広げられたが、39号車石浦は車両バランスに苦しみ、徐々に後退。
最後は1号車の平手が2位、6号車の大嶋が3位のポジションを守ってチェッカー。惜しくも「ホーム」富士での勝利はかなわなかったが、LEXUS RC Fは2-3位で2台が表彰台に上った。
伊藤の37号車は5位、39号車石浦が6位、19号車関口が7位で続きフィニッシュ。苦しい戦いとなった36号車も9位でチェッカーを受け、大荒れとなった今大会だが、LEXUS RC Fは出場した6台全車がポイントフィニッシュを果たした。
10番手スタートから追い上げた6号車は、30kgのウェイトハンデを積みながらも開幕戦に続く連続表彰台を獲得。ドライバーズランキングでも、37号車と6号車は首位に5ポイント差の2位、3位につけている。
GT300クラスでは、7番手スタートのプリウス31号車が、スタート直後から速さを見せ次々に前走車をパス。16周目には追い抜きの難しい後半セクションでパッシングを見せ、ついに首位に立った。

ENEOS SUSTINA RC F 6号車の大嶋和也(左)と
国本雄資(右)は3位に入り2戦連続表彰台を獲得した
しかし、プリウス31号車は最初のピット作業を終えてピットアウトする際、通常の再発進が出来ずモーターの力で走り出すこととなりタイムロス。また、50周目には首位を争っていたマクラーレン2号車と接触、スピン。その後、他車とのピットタイミングの違いで64周目には再び首位に浮上したものの、77周目の2度目のピットインでも再発進時にタイムをロスするなど厳しいレースとなった。
波乱のレースとなったプリウス31号車だったが、最後まで粘り強く走り抜き、6位でチェッカー。今季初のポイント獲得を果たした。

2位に入ったZENT CERUMO RC F 1号車

10番手スタートから追い上げ3位フィニッシュした
ENEOS SUSTINA RC F 6号車
- ZENT CERUMO RC F 1号車 ドライバー 平手晃平:
-
「当初、3スティントのうちの真ん中を走る予定だったが、今朝、立川選手から体調が悪いので2スティント走って欲しいと言われ、急きょ変更してスタートと最後を担当した。開幕戦では自分が接触、コースアウトしてしまったことで不満の残る結果となってしまったが、今日の走りでその汚名は返上出来たと思っている。ただ、優勝を争うまでに至らなかったのは残念だ。チームと協力して更に良いクルマに仕上げて行きたい。体調不良の中、立川さんが頑張って繋いでくれたことが報われて結果が出せて良かった」
- ENEOS SUSTINA RC F 6号車 ドライバー 大嶋和也:
-
「予選ではクルマの不調が特定出来ずに、決勝は10番手からのスタートとなってしまった。予選の時とフリー走行では、ウェイトハンデに原因があるのかと思っていたが、決勝レース前にエンジンのパワーがダウンしていたということがわかり、対策出来たことで、不安なく決勝に臨んだ。今日のウェイトハンデでも問題なく3位まで順位を上げられたので、今後も良いペースで行けそうだ。開幕戦と今回と連続でクルマにトラブルが出てしまったが、今後のテストで開発を頑張り、気を引き締めてシーズンを戦って行く」
- ENEOS SUSTINA RC F 6号車 ドライバー 国本雄資:
-
「予選でのトラブルの原因が朝のフリー走行後に見つかって安心した、今日のレースは、2スティント目を担当したが、ミスもなかったし、セクター3や高速コーナーではとても速かった。クルマの仕上がりは良かったのだが、ストレートスピードでライバルに若干及ばなかった。TRDと開発を進めて行き、ライバルに負けないクルマ・エンジンを作って行きたい」
トヨタモータースポーツニュース
2014オートバックス スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」は、序盤からアクシデントが相次ぎ、2回もセーフティーカーが入る大荒れの展開となった。
そうした中、ポールポジションからスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が周回遅れとの接触なども乗り越えて110周の長丁場を戦い抜き、昨年の第3戦セパン以来の優勝を獲得した。
GT300クラスは最終ラップまで目の離せない接戦が繰り広げられ、予選9番手からスタートした#4グッドスマイル初音ミクZ4(谷口信輝/片岡龍也組)が僅差で逃げ切って今季2連勝を達成した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選/32,200人 決勝/57,200人 二日間合計/89,400人)
第2戦決勝は5月4日午後2時より110周で行われた。
スタートでポールシッターの#12オリベイラが後続を大きく突き放して1コーナーへ。その後方も2位#46S Road GT-R、3位#23モチュールGT-Rと上位陣はほぼグリッド順だ。
しかし後方ではGT300クラスの#88マネパランボルギーニGT3がホームストレート上で#9国立音ノ木学園ポルシェと接触、フロントからウォールに突っ込んで大破するアクシデントが発生。
乗っていた青木孝行は自力でクルマを降りたが、88号車はここでレースを終えることになった。
この車両回収とコース上に散乱したパーツの撤去のためにセーフティーカーが導入される。
セーフティーカーは8周目にピットイン。 9周目からレース再開となったが、18周目に入ったところでこんどは2位を走行していた#46S Road GT-Rの左フロントホイールから出火するアクシデントが発生。
46号車のフロント周りはたちまち炎に包まれたが、ドライバーの本山哲は無事車外へ。
これにより2度目のセーフティーカーが導入されることになった。
レースは22周目にリスタート。 ここでも#12オリベイラは無難にスタートを決めてトップを守る。
しかし42周目に行った最初のピット作業に1分以上を要し、この間に35周終わりに作業を済ませていた#23モチュールGT-Rがトップに立つ。
#12カルソニックGT-Rは3位につけていた#36ペトロナスRC Fにも1コーナーで並びかけられるが、このレースがGTデビュー戦となる#36平川亮はその先のコカコーラコーナーで前を走っていた周回遅れの#11ゲイナーSLSと接触、痛恨のスピンを喫して後退してしまった。
この間にトップの#23松田次生は後続との差を一気に広げて独走状態に入ったが、69周目に入ったところで突然失速、ヘアピン先の300Rでクルマを止めてしまった。 しばらくしてゆっくりと再始動した23号車だったが、このアクシデントで一気に7位まで後退してしまった。
これによりトップは再び#12カルソニックGT-Rに。 2スティント目を担当した安田は40℃近い発熱に見舞われるなど今週末体調に不安を抱えていたが、それでも後続との差を大きく広げて80周終わりでピットイン、オリベイラにステアリングを託すと、オリベイラも安定したペースで着実にリードを広げ、最後は2位に24秒半もの大差を付けて110周を走り抜き、昨年の第3戦セパン以来の優勝をチームにもたらした。
2位には上位陣の脱落が相次ぐ中、堅実なレースを展開した#1ZENTセルモRC F、3位には前回2位の#6エネオスRC Fが入った。
一方、予選から苦戦の続いていたNSX勢は決勝でも相次いでトラブルに見舞われ、唯一完走扱いとなった#18ウイダーNSXですら15周遅れという厳しい結果に終わった。
12号車の独走に終わったGT500クラスとは対照的に、GT300クラスはファイナルラップまで激しいドッグファイトが展開された。
まずホールショットを奪ったのはポールシッターの#3B-MAX GT-Rだったが、16周目に入ったところで予選7番手から追い上げてきた#31OGTパナソニックプリウスに13コーナーでインをつかれてトップを奪われてしまう。
3号車はその後も17周目の1コーナーで#2シンチウムMP4-12にインをつかれて3位に。 その直後、46号車のアクシデントにより2度目のセーフティーランとなった時に最初のピットストップを行った。
ここでは#7スタディZ4、#22グリーンテックSLS、#11ゲイナーSLS、#0無限CR-Z、#4初音ミクZ4、#55無限CR-Zらが3号車と同じタイミングで早めのピット作業を済ませている。
こうした中、レースがリスタートして間もなくの23周目、#2MP4-12が#31プリウスのインをついてトップに。 ドライバーは2号車が加藤寛規、31号車は嵯峨宏紀だ。
#31嵯峨は一旦は#2加藤を抜き返したものの、24周目の1コーナーで再び加藤の先行を許してしまう。
その後は31号車が36周目、2号車が44周目に最初のピットストップを行ったことで、このクラスのトップは再び#3B-MAX GT-Rのものに。
しかし60周目に2度目のピット作業を行った際、同時に入ってきた#0無限CR-Zに前に出られてしまい、実質2番手に後退した。
その後もタイヤと燃料をセーブする走りを強いられた#3星野一樹はペースを上げることが出来ず、最終的に5位でレースを終えることとなった。
その後は#11ゲイナーSLSが61周目、#4初音ミクZ4が62周目に2度目のピットストップを行ったが、先にピットストップを済ませていた#0無限CR-Zがこれらを次々にかわし、77周目に#31プリウスが最後にピットインしたことにより0号車がトップに浮上した。2位の#4初音ミクZ4は5秒後方だ。
しばらくの間は4号車と同等以上のペースを維持していた0号車だったが、レースが終盤に差し掛かるに連れて次第にペースが落ち、95周終了時点では2.8秒差にまで迫られる。
すると0号車をドライブしていた中山友貴が96周目のダンロップコーナーで痛恨のスピン、4号車だけでなく11号車にも抜かれて3位に後退してしまった。
これでトップに立った#0初音ミクZ4だったが、2位#11ゲイナーSLSとの差は1秒余り。 98周終了時点では僅か0.7秒差となった。 しかし11号車をドライブするビヨン・ビルドハイムは最後まで4号車攻略の糸口を掴むことが出来ず、1位#4片岡、2位#11ビルドハイムの順でチェッカー。
#4初音ミクZ4は開幕戦岡山に続いて2連勝を飾った。
スーパーGT第3戦は九州のオートポリス。 6月1日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Motorsports Forum
■GT500クラス
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Team | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | *12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | TEAM IMPUL | BS | 22 | 110 | 3:07'18.438 |
| 2 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | LEXUS TEAM ZENT CERUMO | BS | | 110 | 24.568 |
| 3 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | LEXUS TEAM LeMans ENEOS | BS | 30 | 110 | 41.365 |
| 4 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | KONDO RACING | YH | | 110 | 57.798 |
| 5 | 37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | LEXUS TEAM KeePer TOM'S | BS | 40 | 110 | 1'00.328 |
| 6 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | LEXUS TEAM SARD | BS | 16 | 110 | 1'06.836 |
| 7 | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | LEXUS TEAM WedsSport BANDOH | YH | | 109 | 1Lap |
| 8 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | NISMO | MI | 8 | 109 | 1Lap |
| 9 | *36 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | LEXUS TEAM PETRONAS TOM’S | BS | | 109 | 1Lap |
| 10 | 18 | 山本 尚貴 ジャン・カール・ベルネ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | ウイダー モデューロ 童夢 レーシング | MI | 12 | 95 | 15Laps |
| ---- 以上規定周回数(77Laps)完走 ---- |
| - | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | NAKAJIMA RACING | DL | | 56 | 54Laps |
| - | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | TEAM KUNIMITSU | BS | 4 | 42 | 68Laps |
| - | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | BS | 6 | 41 | 69Laps |
| - | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MOLA | MI | 2 | 18 | 92Laps |
| - | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | KEIHIN REAL RACING | BS | 10 | 2 | 108Laps |
- SC導入時刻 1)14:12(4Laps) - 14:26(9Laps) 2)14:42(18Laps) - 14:53(22Laps)
- Fastest Lap: CarNo.12 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(カルソニックIMPUL GT-R)1'30.498 (14/110) 181.516km/h
- CarNo.12は、SC中の隊列手順に対して警告として黒白旗を提示した。
- CarNo.36は、CarNo.22との接触行為に対し、黒白旗を提示した。
- CarNo.36(平川亮)は、SUPER GT Sporting Regulations第2章第27条1.b.(他の競技車両のコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
■GT300クラス
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Team | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミク Z4 BMW Z4 GT3 | GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 40 | 102 | 3:08'20.267 |
| 2 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | GAINER | DL | 22 | 102 | 1.061 |
| 3 | 0 | 中山 友貴 野尻 智紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | TEAM 無 | BS | 4 | 102 | 5.530 |
| 4 | *7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | BMW Sports Trophy Team Studie | YH | 30 | 102 | 7.050 |
| 5 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | NDDP RACING | YH | 16 | 102 | 14.701 |
| 6 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | apr | YH | | 102 | 33.035 |
| 7 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | Cars Tokai Dream28 | YH | | 101 | 1Lap |
| 8 | 65 | 黒澤 治樹 峰尾 恭輔 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | LEON RACING | YH | 12 | 101 | 1Lap |
| 9 | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 | STP タイサン GAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | Team TAISAN | YH | | 101 | 1Lap |
| 10 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | apr | YH | | 101 | 1Lap |
| 11 | 22 | 和田 久 土屋 武士 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 101 | 1Lap |
| 12 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | R&D SPORT | MI | | 101 | 1Lap |
| 13 | *9 | 白坂 卓也 坂本 祐也 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | PACIFIC DIRECTION RACING | YH | | 100 | 2Laps |
| 14 | 21 | 藤井 誠暢 カルロ・ヴァン・ダム | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | Audi Sport Team Hitotsuyama | YH | 6 | 100 | 2Laps |
| 15 | 50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | Arnage Racing | YH | | 100 | 2Laps |
| 16 | *360 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | TOMEI SPORT | YH | | 100 | 2Laps |
| 17 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | Porsche Team KTR | YH | | 100 | 2Laps |
| 18 | *55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | AUTOBACS RACING TEAM AGURI | BS | 10 | 100 | 2Laps |
| 19 | *5 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 鶴田 和弥 | マッハ車検 with トランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | TEAM MACH | YH | | 100 | 2Laps |
| 20 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | GAINER | DL | 2 | 92 | 10Laps |
| 21 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | LM corsa | YH | | 86 | 16Laps |
| ---- 以上規定周回数(71Laps)完走 ---- |
| - | 86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | JLOC | YH | 8 | 51 | 51Laps |
| - | 88 | 織戸 学 青木 孝行 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | JLOC | YH | | 3 | 99Laps |
| - | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 井上 恵一 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DIJON Racing | YH | | | DNS |
- SC導入時刻 1)14:12(4Laps) - 14:26(9Laps) 2)14:42(18Laps) - 14:53(22Laps)
- Fastest Lap: CarNo.2 加藤 寛規(シンティアム・アップル・MP4-12C) 1'39.337 (63/101) 165.204km/h
- CarNo.55は、ピットレーンでの併走行為に対し、黒白旗を提示した。
- CarNo.360は、接触行為に対し、黒白旗を提示した。
- CarNo.7(ヨルグ・ミューラー)は、SUPER GT Sporting Regulations第2章第25条16.(スタート)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
- CarNo.5(山下潤一郎)は、SUPER GT Sporting Regulations第2章第27条1.(危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
- CarNo.9(飯田太陽)は、SUPER GT Sporting Regulations第2章第21条15.(走行中のトランスポンダー変更)違反により、訓戒及び罰金3万円を科す。
決勝日朝、恒例のGTアソシエイション主催の定例会見が行われた。
■観客動員などから見たスーパーGTレースの評価は?
昨年富士のレースは4月開催だったが、今年はゴールデンウィークの真っ只中5月に開催できて喜んでいる。やはりこの日程が良いように思う。
開幕戦、岡山のレースはやや天候に左右された面もあるが、予選、決勝とも昨年と比べ1割増の観客動員があった。サーキット側には一部の観客席に屋根をつけたり、サーキット外に駐車場を確保しシャトルバスを走らせるなどの投資をしていただいた。
GTAとしてもどんな協力、投資ができるのか考え、サーキットと協力して、毎年クオリティを上げリピーターが増えるような試みをしたい。
富士も前売券の売れ行きなどを見ると、同じ5月開催だった2012年と比較して1割増というところだ。これにはGT500の新車両導入も一役買っていると思う。観客動員に関しては、概ね良好と見ている。
■競技規則・車両規則の変更に関してどのように考えているか?
ウォームアップラップの追加に関しては、スタート前の周回が増えることになったわけだが、観客への見せ方が重要と考えている。隊列がきれいに揃い、GT300のポールポジションが誰なのか分かるようにすることも大切である。ドライバーにも“見せる”ことを意識してほしいと思っている。
GT500の車両に関しては、ダウンフォースが増えたことがタイムアップに繋がっている。タイヤの進化も相まってラップタイムでは約3秒速くなっているが、「日本最速のレース」を目指すGTAとしては、これは望ましいことと考えている。
ただ、自動車産業の発展に寄与するということを考えると、車両の進化と安全のバランスをどうするかは課題だ。ラップタイムが速くなると、車両の安全性はもちろんだが、観客の安全確保のために、サーキットのエスケープの広さなども考えていかなければならない。
GTAとしては速いレースを目指したいが、車両の進化と、マシン、コースの安全性のバランスを考えながら、一歩ずつ前に進みたいと思っている。
GT500の性能調整については、開幕戦と今回の予選を見て、検討の必要性は感じている。具体的には、コーナリングスピード=ダウンフォースの調整になるだろうが、速さをスポイルしない形で考えたい。GTAが要請する変更を加えてテストを行い、その結果を見て検討していきたい。
Text: Shigeru KITAMICHI
スーパーGT第2戦「富士500kmレース」のフリー走行は#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がトップタイム。
GT300クラスは#31OGT Panasonic PRIUS(新田守男/嵯峨宏紀組)がトップだった。
富士スピードウェイは決勝日も快晴に恵まれた。
朝から多くのレースファンがスタンドにつめかけるなか、フリー走行は朝8時30分より30分間で行われた。
ポールシッターの#12カルソニックGT-Rはここでも好調で、序盤からジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1’30.641と予選並のタイムを記録してトップに立つ。
開始15分でこれを上回ってきたのが#23モチュールGT-Rだ。 GT500クラスでは一番最後にピットアウトすると、ロニー・クインタレッリが1’30.537を出し、これがそのままこのセッションのトップタイムとなった。
この2台がタイム的に頭一つ抜け出したものの、3位以下はニッサン勢、レクサス勢はほぼ互角の状況だ。
一方ここでも苦戦が目立つのがホンダ勢。 #18ウイダーNSXの11位に最上位に5台全てが下位に沈む状況で、タイムもトップから2秒以上はなされてしまった。
GT300クラスは開始10分で新田守男が1’38.643を記録して#31プリウスがトップに。
2位には#2シンチウムMP4-12Cがつけ、3、4位を2台のBMW Z4が占める結果となった。
ポールポジションの#3B-MAX GT-Rは7番手に終わったが、トップとの差は僅かコンマ5秒。
300クラスはトップから1秒以内に12台がひしめく接戦となっており、決勝レースでも激しいバトルが期待できそうだ。
決勝レースはこのあと午後2時より110周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500クラス
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/04) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 8 | 1'30.537 | - | - | 181.437 |
| 2 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 22 | 1'30.841 | 0.304 | 0.304 | 180.830 |
| 3 | 36 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | | 1'31.689 | 1.152 | 0.848 | 179.158 |
| 4 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | | 1'31.713 | 1.176 | 0.024 | 179.111 |
| 5 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 30 | 1'31.718 | 1.181 | 0.005 | 179.101 |
| 6 | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 2 | 1'31.808 | 1.271 | 0.090 | 178.926 |
| 7 | 37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 40 | 1'31.854 | 1.317 | 0.046 | 178.836 |
| 8 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | | 1'31.934 | 1.397 | 0.080 | 178.680 |
| 9 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 16 | 1'32.012 | 1.475 | 0.078 | 178.529 |
| 10 | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | | 1'32.133 | 1.596 | 0.121 | 178.294 |
| 11 | 18 | 山本 尚貴 ジャン・カール・ベルネ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 12 | 1'32.723 | 2.186 | 0.590 | 177.160 |
| 12 | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 4 | 1'33.099 | 2.562 | 0.376 | 176.444 |
| 13 | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | | 1'33.391 | 2.854 | 0.292 | 175.893 |
| 14 | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 1'33.486 | 2.949 | 0.095 | 175.714 |
| 15 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 6 | 1'34.628 | 4.091 | 1.142 | 173.593 |
■GT300クラス
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/04) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | | 1'38.843 | - | - | 166.191 |
| 2 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | | 1'38.929 | 0.086 | 0.086 | 166.046 |
| 3 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 30 | 1'39.037 | 0.194 | 0.108 | 165.865 |
| 4 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミク Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 40 | 1'39.104 | 0.261 | 0.067 | 165.753 |
| 5 | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 | STP タイサン GAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.255 | 0.412 | 0.151 | 165.501 |
| 6 | 9 | 白坂 卓也 坂本 祐也 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'39.346 | 0.503 | 0.091 | 165.349 |
| 7 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 16 | 1'39.380 | 0.537 | 0.034 | 165.293 |
| 8 | 360 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.530 | 0.687 | 0.150 | 165.044 |
| 9 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | | 1'39.647 | 0.804 | 0.117 | 164.850 |
| 10 | 65 | 黒澤 治樹 峰尾 恭輔 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 12 | 1'39.749 | 0.906 | 0.102 | 164.681 |
| 11 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'39.807 | 0.964 | 0.058 | 164.586 |
| 12 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 10 | 1'39.816 | 0.973 | 0.009 | 164.571 |
| 13 | 88 | 織戸 学 青木 孝行 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | | 1'39.864 | 1.021 | 0.048 | 164.492 |
| 14 | 86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 8 | 1'39.955 | 1.112 | 0.091 | 164.342 |
| 15 | 0 | 中山 友貴 野尻 智紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 4 | 1'40.019 | 1.176 | 0.064 | 164.237 |
| 16 | 50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | | 1'40.031 | 1.188 | 0.012 | 164.217 |
| 17 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'40.035 | 1.192 | 0.004 | 164.211 |
| 18 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | | 1'40.039 | 1.196 | 0.004 | 164.204 |
| 19 | 5 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 鶴田 和弥 | マッハ車検 with トランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'40.240 | 1.397 | 0.201 | 163.875 |
| 20 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 1'40.267 | 1.424 | 0.027 | 163.831 |
| 21 | 21 | 藤井 誠暢 カルロ・ヴァン・ダム | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 6 | 1'40.512 | 1.669 | 0.245 | 163.431 |
| 22 | 22 | 和田 久 土屋 武士 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 1'40.683 | 1.840 | 0.171 | 163.154 |
| 23 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 1'40.873 | 2.030 | 0.190 | 162.846 |
| - | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 井上 恵一 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | absence | - | - | - |
2014オートバックス スーパーGT第2戦「富士500kmレース」の公式予選は、#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が1’28.799という驚異的なタイムでポールポジションを獲得。 上位3台までをニッサンGT-Rが占める結果となった。
GT300クラスも#3B-MAX NDDP GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス組)が1’37.841をルーキーのオルドネスが記録、両クラスをニッサンGT-Rが制する結果となった。
(天候:晴れ コース:ドライ)
公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。
少し雲が増えてきたため気温は23℃、路面温度は33℃とやや涼しくなり、好タイムが期待できるコンディションでの走行となった。
予選Q1
スーパーGTの公式予選の直前に行われたポルシェ・カレラカップ・ジャパンの公式予選で1台の車両がヘアピンでクラッシュし、路面に冷却液をまき散らしたため、これを処理するためにコース上に石灰が散布された。
この影響を嫌って両クラスとも計測が始まっても中々コースインせず、セッション序盤をガレージの中で過ごすことになった。
GT500クラスは残り時間が9分を切ったところで漸く各車コースイン、入念なウォームアップランの後、タイムアタックを開始した。
すると今回がデビュー戦となる#36ペトロナスRC Fの平川亮がいきなり1’29.903といち早く1分29秒台のタイムを叩き出してトップ躍り出る。
さらに残り時間1分を切ったところで#12安田が1’29.832と平川を上回ってトップに。
続いて#23モチュールGT-Rの松田次生も1’29.932を出して3番手につけてきた。
結局このクラスは上位10台が従来のコースレコードを上回ることになり、#19ウェッズスポーツRC Fの関口雄飛、前回優勝の#6エネオスRC Fの国本雄資が好タイムを記録しながらもQ1で予選を終える結果となった。
また、今季ミドシップレイアウトのハイブリッドカーNSX GTコンセプトを投入してきたホンダ勢は11位の#18ウイダー(山本尚貴)を筆頭に全車が下位に沈んでここで予選を終えてしまった。
GT300クラスも序盤は様子見という滑り出しとなったが、終盤のめまぐるしいアタック合戦の中から#55ARTA CR-Zが1’38.078を記録してトップに。
これに終了直前に1’38.109を叩き出した加藤寛規の#2シンティアムMP4-12C、1’38.537の#3星野が続いた。
前回優勝の#4初音ミクBMW Z4(片岡龍也)は7番手、前年王者の#0無限CR-Z(中山友貴)も13位ギリギリでQ2進出を果たした。
予選Q2
続いて行われた予選Q2もGT500クラスは残り8分を切ってから漸く全車が出走する展開となったが、ここでも#12カルソニックGT-Rが速さにおいて他を圧倒する。
J.P.オリベイラは最初のアタックで1’29.361を記録すると、次の周では最高速度300km/hを記録したうえ、1’28.799と唯一の28秒台を記録してトップに立った。
続いて#46S Road GT-Rの本山哲も1’29.272と公式練習のタイムを大幅に上回って2番手につけ、#23モチュールGT-Rのロニー・クインタレッリが1’29.380で3番手と、上位3台を全てニッサンGT-Rが占めた。
とはいえタイムそのものは8位に終わった#37KeePer RC Fのアンドレア・カルダレッリでさえも1’29.987と全車が1分30秒の壁を打ち破っており、2014規定車両の速さをあらためて証明することになった。
一方、GT300クラスは#4初音ミクBMW(谷口信輝)がまずトップに立ち、これを#30IWASAKIaprGT-R(岩崎祐貴)が上回る展開となったが、終了3分前ににオルドネスが1’37.841を記録してトップに立った。
これに対し、昨年5回のPPを獲得した#61スバルBRZを駆る佐々木孝太が終了間際にセクター3でオルドネスをコンマ3秒上回るタイムを記録して果敢にアタックを観光したが、トータルタイムは1’38.034と僅かコンマ1秒及ばなかった。
3番手には、佐々木と同様に終了間際に1’38.188を叩き出した#55ARTA CR-Z(高木真一)がつけている。
スーパーGT第2戦は、このあと明日午後2時より決勝レースが110周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Motorsports Forum
■GT500 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
| 1 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 22 | 1'29.794 | 1'28.799 |
| 2 | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 2 | 1'30.148 | 1'29.272 |
| 3 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 8 | 1'29.932 | 1'29.380 |
| 4 | 36 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | | 1'29.903 | 1'29.510 |
| 5 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | | 1'30.012 | 1'29.525 |
| 6 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | | 1'30.216 | 1'29.558 |
| 7 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 16 | 1'30.261 | 1'29.824 |
| 8 | 37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 40 | 1'30.196 | 1'29.987 |
| 9 | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | | 1'30.399 | |
| 10 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 30 | 1'30.650 | |
| 11 | 18 | 山本 尚貴 ジャン・カール・ベルネ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 12 | 1'30.986 | |
| 12 | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 1'31.061 | |
| 13 | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 4 | 1'31.419 | |
| 14 | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | | 1'31.969 | |
| 15 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 6 | 1'32.477 | |
| ---- 以上予選通過 ---- |
■GT300 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
| 1 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 16 | 1'38.537 | 1'37.841 |
| 2 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | | 1'38.394 | 1'38.034 |
| 3 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 10 | 1'38.078 | 1'38.188 |
| 4 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.194 | 1'38.204 |
| 5 | 0 | 中山 友貴 野尻 智紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 4 | 1'39.231 | 1'38.320 |
| 6 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 30 | 1'38.811 | 1'38.323 |
| 7 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | | 1'38.800 | 1'38.408 |
| 8 | 86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 8 | 1'39.022 | 1'38.533 |
| 9 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミク Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 40 | 1'38.778 | 1'38.635 |
| 10 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | | 1'38.109 | 1'39.448 |
| 11 | 360 | 田中 篤 吉田 広樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.071 | 1'39.490 |
| 12 | 9 | 白坂 卓也 坂本 祐也 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'38.595 | 1'39.704 |
| 13 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 1'39.017 | absence |
| 14 | 88 | 織戸 学 青木 孝行 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | | 1'39.273 | |
| 15 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 1'39.459 | |
| 16 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | | 1'39.555 | |
| 17 | 5 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 | マッハ車検 with トランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.611 | |
| 18 | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 | STP タイサン GAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.653 | |
| 19 | 50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | | 1'39.692 | |
| 20 | 22 | 和田 久 土屋 武士 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 1'39.766 | |
| 21 | 21 | 藤井 誠暢 カルロ・ヴァン・ダム | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 6 | 1'39.826 | |
| 22 | 65 | 黒澤 治樹 峰尾 恭輔 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 12 | 1'39.850 | |
| 23 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'44.009 | |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | absence | |
■GT500 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Knock Out Q2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 12 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 22 | R1'28.799 | - | - | 184.989 |
| 2 | 46 | 本山 哲 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 2 | R1'29.272 | 0.473 | 0.473 | 184.008 |
| 3 | 23 | ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 8 | R1'29.380 | 0.581 | 0.108 | 183.786 |
| 4 | 36 | ジェームス・ロシター | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | | R1'29.510 | 0.711 | 0.130 | 183.519 |
| 5 | 1 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | | R1'29.525 | 0.726 | 0.015 | 183.488 |
| 6 | 24 | 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | | R1'29.558 | 0.759 | 0.033 | 183.421 |
| 7 | 39 | 石浦 宏明 | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 16 | 1'29.824 | 1.025 | 0.266 | 182.878 |
| 8 | 37 | アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 40 | 1'29.987 | 1.188 | 0.163 | 182.546 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'29.794)を更新しました。
■GT300 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Knock Out Q2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 3 | ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 16 | 1'37.841 | - | - | 167.893 |
| 2 | 61 | 佐々木 孝太 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | | 1'38.034 | 0.193 | 0.193 | 167.562 |
| 3 | 55 | 高木 真一 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 10 | 1'38.188 | 0.347 | 0.154 | 167.299 |
| 4 | 30 | 岩崎 祐貴 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'38.204 | 0.363 | 0.016 | 167.272 |
| 5 | 0 | 野尻 智紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 4 | 1'38.320 | 0.479 | 0.116 | 167.075 |
| 6 | 7 | 荒 聖治 | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 30 | 1'38.323 | 0.482 | 0.003 | 167.070 |
| 7 | 31 | 嵯峨 宏紀 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | | 1'38.408 | 0.567 | 0.085 | 166.925 |
| 8 | 86 | 細川 慎弥 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 8 | 1'38.533 | 0.692 | 0.125 | 166.714 |
| 9 | 4 | 谷口 信輝 | グッドスマイル 初音ミク Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 40 | 1'38.635 | 0.794 | 0.102 | 166.541 |
| 10 | 2 | 高橋 一穂 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | | 1'39.448 | 1.607 | 0.813 | 165.180 |
| 11 | 360 | 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.490 | 1.649 | 0.042 | 165.110 |
| 12 | 9 | 白坂 卓也 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'39.704 | 1.863 | 0.214 | 164.756 |
| 13 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | absence | - | - | - |
■GT500 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Knock Out Q1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 12 | 安田 裕信 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 22 | R1'29.794 | - | - | 182.939 |
| 2 | 36 | 平川 亮 | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | | R1'29.903 | 0.109 | 0.109 | 182.717 |
| 3 | 23 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 8 | R1'29.932 | 0.138 | 0.029 | 182.658 |
| 4 | 1 | 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | | R1'30.012 | 0.218 | 0.080 | 182.496 |
| 5 | 46 | 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 2 | R1'30.148 | 0.354 | 0.136 | 182.220 |
| 6 | 37 | 伊藤 大輔 | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 40 | R1'30.196 | 0.402 | 0.048 | 182.123 |
| 7 | 24 | ミハエル・クルム | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | | R1'30.216 | 0.422 | 0.020 | 182.083 |
| 8 | 39 | オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 16 | R1'30.261 | 0.467 | 0.045 | 181.992 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 9 | 19 | 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | | R1'30.399 | 0.605 | 0.138 | 181.714 |
| 10 | 6 | 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 30 | R1'30.650 | 0.856 | 0.251 | 181.211 |
| 11 | 18 | 山本 尚貴 | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 12 | 1'30.986 | 1.192 | 0.336 | 180.542 |
| 12 | 17 | 塚越 広大 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 1'31.061 | 1.267 | 0.075 | 180.393 |
| 13 | 100 | 小暮 卓史 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 4 | 1'31.419 | 1.625 | 0.358 | 179.687 |
| 14 | 32 | ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | | 1'31.969 | 2.175 | 0.550 | 178.612 |
| 15 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 6 | 1'32.477 | 2.683 | 0.508 | 177.631 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'30.701)を更新しました。
■GT300 Class
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Knock Out Q1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Model | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 55 | 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 10 | 1'38.078 | - | - | 167.487 |
| 2 | 2 | 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | | 1'38.109 | 0.031 | 0.031 | 167.434 |
| 3 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | | 1'38.394 | 0.316 | 0.285 | 166.949 |
| 4 | 3 | 星野 一樹 | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 16 | 1'38.537 | 0.459 | 0.143 | 166.707 |
| 5 | 9 | 坂本 祐也 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'38.595 | 0.517 | 0.058 | 166.609 |
| 6 | 4 | 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミク Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 40 | 1'38.778 | 0.700 | 0.183 | 166.300 |
| 7 | 31 | 新田 守男 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | | 1'38.800 | 0.722 | 0.022 | 166.263 |
| 8 | 7 | ヨルグ・ミューラー | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 30 | 1'38.811 | 0.733 | 0.011 | 166.245 |
| 9 | 11 | ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 1'39.017 | 0.939 | 0.206 | 165.899 |
| 10 | 86 | 山西 康司 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 8 | 1'39.022 | 0.944 | 0.005 | 165.890 |
| 11 | 360 | 吉田 広樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.071 | 0.993 | 0.049 | 165.808 |
| 12 | 30 | 影山 正美 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.194 | 1.116 | 0.123 | 165.603 |
| 13 | 0 | 中山 友貴 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 4 | 1'39.231 | 1.153 | 0.037 | 165.541 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 14 | 88 | 青木 孝行 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | | 1'39.273 | 1.195 | 0.042 | 165.471 |
| 15 | 10 | 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 1'39.459 | 1.381 | 0.186 | 165.162 |
| 16 | 60 | 飯田 章 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | | 1'39.555 | 1.477 | 0.096 | 165.002 |
| 17 | 5 | 玉中 哲二 | マッハ車検 with トランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.611 | 1.533 | 0.056 | 164.909 |
| 18 | 67 | 横溝 直輝 | STP タイサン GAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.653 | 1.575 | 0.042 | 164.840 |
| 19 | 50 | 安岡 秀徒 | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | | 1'39.692 | 1.614 | 0.039 | 164.776 |
| 20 | 22 | 土屋 武士 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 1'39.766 | 1.688 | 0.074 | 164.653 |
| 21 | 21 | 藤井 誠暢 | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 6 | 1'39.826 | 1.748 | 0.060 | 164.554 |
| 22 | 65 | 峰尾 恭輔 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 12 | 1'39.850 | 1.772 | 0.024 | 164.515 |
| 23 | 33 | ティム・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'44.009 | 5.931 | 4.159 | 157.936 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - | 48 | 高森 博士 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | absence | - | - | - |
2014スーパーGT第2戦「富士GT500kmレース」が5月3日、静岡県の富士スピードウェイで開幕。
合同テストや第1戦岡山で驚異的なタイムを記録し続けている今年のGT500車両はここでも速く、公式練習では上位7台がコースレコードを更新、トップ3に至っては1分29秒台を記録してみせた。
トップは#24D’station ADVAN GT-R(ミハエル・クルム/佐々木大樹組)で1’29.682だった。
GT300クラスは終盤の専有走行で1’38.835を記録した#3NDDP B-MAX GT-R(星野一樹/ルーカス・オルドネス組)がトップだった。
毎年大勢の観客がつめかけるゴールデンウィークの500kmレース。
公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から快晴。汗ばむ陽気の中、午前9時から2時間の公式練習が開始された。
第1戦岡山では開始早々からあっさりとコースレコードを上回ったGT500クラスは、今回も開始30分で#36ペトロナスRC-Fのジェームス・ロシターが1’30.257を記録。昨年の富士スプリントカップで大嶋和也が#6エネオスSCで記録した1’30.701をあっさりと上回ると、#23モチュールGT-R、#12カルソニックGT-Rも次々に1分30秒台前半のタイムを記録してそれに続いた。
更には終盤の専有走行で#24ミハエル・クルムが1’29.682を叩き出すと、#23松田次生も1’29.836でそれに続き、更には今週末スパ・フランコルシャンで開催されているWEC第2戦に参戦する中嶋一貴に代わって#36ペトロナスRC-Fをドライブすることになった平川亮も1’29.937と、これがスーパーGTデビュー戦とは思えない速さを見せつけた。
結局、このクラスは7位の#39デンソーサードRC-Fまでが従来のレコードタイムを上回ったが、彼らとは対照的にタイムが伸び悩んだのがNSX勢。
1’31.450を記録した#17ケーヒンNSXを筆頭に全5台が11位以下という結果に終わり、このあとの予選でも苦戦が予想される状況になっている。
一方、GT300クラスは開幕戦で苦戦したGT-R勢が息を吹き返した格好で上位に名を連ね、そこへ#2マクラーレンMP4-12C、#4BMW Z4らが割って入る展開に。
最終的にはルーカス・オルドネスが1’38.836までタイムを縮めてクラストップで走行を終えると、昨年から苦戦の続いていたポルシェ勢の中から#9国立音ノ木坂学院NACポルシェを駆る坂本祐也が2番手につける結果となった。
なお、JAF-GT勢では#61スバルBRZの6番手が最上位となっているが、前年チャンピオンの#0無限CR-Zがセッション序盤にトラブルに見舞われ22位に終わっており、予選への影響が懸念される。
スーパーGT第2戦はこのあと午後2時より公式予選がノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500クラス
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 24 | ミハエル・クルム 佐々木 大樹 | D'station ADVAN GT-R NISSAN GT-R | YH | | R1'29.682 | - | - | 183.167 |
| 2 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | MI | 8 | R1'29.836 | 0.154 | 0.154 | 182.853 |
| 3 | 36 | ジェームス・ロシター 平川 亮 | PETRONAS TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | | R1'29.937 | 0.255 | 0.101 | 182.648 |
| 4 | 46 | 本山 哲 柳田 真孝 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R | MI | 2 | R1'29.954 | 0.272 | 0.017 | 182.613 |
| 5 | 12 | 安田 裕信 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R | BS | 22 | R1'30.484 | 0.802 | 0.530 | 181.544 |
| 6 | 1 | 立川 祐路 平手 晃平 | ZENT CERUMO RC F LEXUS RC F | BS | | R1'30.536 | 0.854 | 0.052 | 181.439 |
| 7 | 39 | 石浦 宏明 オリバー・ジャービス | DENSO KOBELCO SARD RC F LEXUS RC F | BS | 16 | R1'30.655 | 0.973 | 0.119 | 181.201 |
| 8 | 37 | 伊藤 大輔 アンドレア・カルダレッリ | KeePer TOM'S RC F LEXUS RC F | BS | 40 | 1'30.719 | 1.037 | 0.064 | 181.073 |
| 9 | 19 | 脇阪 寿一 関口 雄飛 | WedsSport ADVAN RC F LEXUS RC F | YH | | 1'31.016 | 1.334 | 0.297 | 180.483 |
| 10 | 6 | 大嶋 和也 国本 雄資 | ENEOS SUSTINA RC F LEXUS RC F | BS | 30 | 1'31.069 | 1.387 | 0.053 | 180.378 |
| 11 | 17 | 塚越 広大 金石 年弘 | KEIHIN NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 10 | 1'31.450 | 1.768 | 0.381 | 179.626 |
| 12 | 32 | 中嶋 大祐 ベルトラン・バゲット | Epson NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | DL | | 1'31.882 | 2.200 | 0.432 | 178.781 |
| 13 | 100 | 小暮 卓史 武藤 英紀 | RAYBRIG NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 4 | 1'31.934 | 2.252 | 0.052 | 178.680 |
| 14 | 8 | ヴィンタントニオ・リウッツィ 松浦 孝亮 | ARTA NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | BS | 6 | 1'32.086 | 2.404 | 0.152 | 178.385 |
| 15 | 18 | 山本 尚貴 ジャン・カール・ベルネ | ウイダー モデューロ NSX CONCEPT-GT HONDA NSX CONCEPT-GT | MI | 12 | 1'32.548 | 2.866 | 0.462 | 177.495 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'30.701)を上回りました。
■GT300クラス
FUJI GT 500km RACE -RIJ- (2014/05/03) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 3 | 星野 一樹 ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 16 | 1'38.835 | - | - | 166.204 |
| 2 | 9 | 白坂 卓也 坂本 祐也 飯田 太陽 | 国立音ノ木坂学院NACポルシェwith DR PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'38.901 | 0.066 | 0.066 | 166.093 |
| 3 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミク Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 40 | 1'38.905 | 0.070 | 0.004 | 166.087 |
| 4 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・MP4-12C McLaren MP4-12C GT3 | YH | | 1'38.906 | 0.071 | 0.001 | 166.085 |
| 5 | 67 | 横溝 直輝 密山 祥吾 | STP タイサン GAIA POWER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.311 | 0.476 | 0.405 | 165.408 |
| 6 | 61 | 佐々木 孝太 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | MI | | 1'39.319 | 0.484 | 0.008 | 165.394 |
| 7 | 11 | 平中 克幸 ビヨン・ビルドハイム | GAINER DIXCEL SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 22 | 1'39.343 | 0.508 | 0.024 | 165.354 |
| 8 | 360 | 田中 篤 吉田 広樹 藤田 竜樹 | OKINAWA IMP・RUN UP GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'39.377 | 0.542 | 0.034 | 165.298 |
| 9 | 7 | ヨルグ・ミューラー 荒 聖治 | Studie BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | 30 | 1'39.467 | 0.632 | 0.090 | 165.148 |
| 10 | 55 | 高木 真一 小林 崇志 | ARTA CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 10 | 1'39.473 | 0.638 | 0.006 | 165.138 |
| 11 | 65 | 黒澤 治樹 峰尾 恭輔 黒澤 翼 | LEON SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | 12 | 1'39.483 | 0.648 | 0.010 | 165.122 |
| 12 | 31 | 新田 守男 嵯峨 宏紀 | OGT Panasonic PRIUS TOYOTA PRIUS | YH | | 1'39.788 | 0.953 | 0.305 | 164.617 |
| 13 | 86 | 細川 慎弥 山西 康司 | クリスタルクロコ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | 8 | 1'39.795 | 0.960 | 0.007 | 164.605 |
| 14 | 10 | 植田 正幸 山内 英輝 | GAINER Rn-SPORTS SLS Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | DL | 2 | 1'40.027 | 1.192 | 0.232 | 164.224 |
| 15 | 30 | 岩崎 祐貴 影山 正美 | IWASAKI apr GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'40.082 | 1.247 | 0.055 | 164.133 |
| 16 | 33 | 都筑 晶裕 ティム・ベルグマイスター | PUMA KRH PORSCHE PORSCHE 911 GT3 R | YH | | 1'40.152 | 1.317 | 0.070 | 164.019 |
| 17 | 50 | 加納 政樹 安岡 秀徒 ナニン・インドラ・パユーング | WOKO'S Exe Aston Martin ASTON MARTIN V12 Vantage GT3 | YH | | 1'40.197 | 1.362 | 0.045 | 163.945 |
| 18 | 60 | 飯田 章 吉本 大樹 | TWS LM corsa BMW Z4 BMW Z4 GT3 | YH | | 1'40.250 | 1.415 | 0.053 | 163.858 |
| 19 | 88 | 織戸 学 青木 孝行 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini Gallardo GT3 | YH | | 1'40.275 | 1.440 | 0.025 | 163.818 |
| 20 | 21 | 藤井 誠暢 カルロ・ヴァン・ダム | Audi R8 LMS ultra Audi R8-LMS ultra | YH | 6 | 1'40.296 | 1.461 | 0.021 | 163.783 |
| 21 | 5 | 玉中 哲二 山下 潤一郎 鶴田 和弥 | マッハ車検 with トランスフォーマー30th NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'40.311 | 1.476 | 0.015 | 163.759 |
| 22 | 0 | 中山 友貴 野尻 智紀 | MUGEN CR-Z GT HONDA CR-Z | BS | 4 | 1'40.428 | 1.593 | 0.117 | 163.568 |
| 23 | 22 | 和田 久 土屋 武士 | グリーンテック SLS AMG GT3 Mercedes-Benz SLS AMG GT3 | YH | | 1'40.746 | 1.911 | 0.318 | 163.052 |
| 24 | 48 | 高森 博士 田中 勝輝 井上 恵一 | Snap-on DIJON Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'41.383 | 2.548 | 0.637 | 162.027 |

三笠選手、坪井選手ともに初サーキットのレースという事で、レースウィークの木曜日より練習走行を開始した。金曜日までは、三笠選手が全体トップタイム、坪井選手もクラストップタイムを記録していたが、レース前日の土曜日の練習走行では、ライバル達がタイムアップしている中で、二人とも前日までのベストタイムを更新する事ができなかった。それでもタイム的にトップレベルにあるので、翌日のレースに備えて見直しを図る。
迎えたレース当日、20度を超える暖かい気温のもと予選が始まる。三笠選手は3周目まで入念にタイヤを暖め、4周目からアタックを開始。1'19.763を記録し2番手にポジションアップ。そのままアタックを継続し7周目にベストタイムを記録する予定だった。しかし、5周目以降クリアラップをとる事ができずにベストタイムを更新する事ができず、残り2分の時点で赤旗中断となってしまった。
坪井選手も予選開始序盤はクラストップタイムを継続し、5周目に1'21.340のベストタイムを記録した時点でクラス2番手だった。練習走行時のベストタイムは20秒台に入っていた為、さらなるタイムアップが期待されたがなかなかタイムが上がらない。8周目にセクター1とセクター2をベストでまとめ期待がかかったが、不運にも赤旗中断となってしまった。
赤旗中断再開から予選終了までは2分間なので、実質1周のタイムアタックとなる。1周目にタイヤを入念に暖めるがやはり厳しく、二人ともにベストタイムを更新する事ができず、三笠選手が予選4位、坪井選手がクラス3位のポジションとなった。
三笠選手、坪井選手ともに不本意なポジションからの決勝レースとなったが、スタートからタイヤが冷えている序盤に速さがある二人は、抜きにくいSUGOでポジションアップを図る。
さすがに1コーナまでが短いSUGOでは、スタートでパッシングにはいたらなかった三笠選手だが、スタート直後から3番手の阿部選手に勝負を挑む。1周目のバックストレートエンドの馬の背コーナでインをつき3位に浮上し、2番手の山田選手を追いかける。3周目のレインボーコーナー立ち上がりで山田選手がミスした隙をつきスリップストリームからバックストレートエンドの馬の背コーナで、今度はアウトから2位に浮上した。この時点で、ポールポジションの松井選手と3秒の差があり、ラップタイムが速い松井選手との差を縮める事ができない。その中で最後までミスする事なくポジションをキープし、2位フィニッシュで表彰台を獲得する事ができた。
一方FCクラスの坪井選手は、スタートから1コーナーでクラスポジションを1つ落とすが、1周目で抜き返しFCクラスの根本選手と福住選手を追いかける。FCクラスの1位2位3位がテールトゥーノーズとなった5周目の1コーナーで、坪井選手は2位にポジションを上げる。その後、本来ラップタイムの速いF4クラスが追い上げてきて、クラス順位は変わらないもののF4クラスを間にはさみ差が広がってしまう。そして、9周目のレインボーコーナーで坪井選手は、痛恨のスピンでクラス最後尾までポジションダウンしてしまう。再スタート後、ゴールまで走りきりクラス8位フィニッシュとなった。
- 三笠選手コメント
-
「今回のレースは、今できる事を出し尽くした最善の結果だと思います。予選は不本意な結果になってしまったので、抜きづらいSUGOではタイヤが暖まる前の3周目までに勝負を賭けていました。思惑通り3周目までに2位に上がる事ができました。しかし、松井選手との速さの差があったので、2位のポジションをキープする為にミスのない走りに徹しました。とても悔しい結果ですが、シリーズを考えて、次のもてぎ2連戦で借りを返したいと思います」
- 坪井選手コメント
-
「スタートで、F4クラスの車を何台か追い抜きましたが、1コーナーのポジション取りが悪くクラス4位にポジションダウンしてしまいました。それでもタイヤの冷えている序盤はライバルよりもペースが良く、クラス2番手までポジションアップする事ができました。本当に悔いが残るのですが、自分のミスでレインボーコーナでスピンしてしまいました。2戦連続でミスしてしまた要因を考え、自分の足りない部分の成長につなげたいと思います」


☆リザルト
- 2 三笠雄一 美人<VRacingDRP 予選4位 決勝2位
- 92 坪井翔 美人<VフィールドDRP 予選12位(クラス3位) 決勝18位(クラス8位)
- スポーツランドSUGO公式リザルト
ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース
SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2014/04/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 25 | C | 1 | 松井 孝允 | サムライサポーターズF4 B-MAX RK01 | 15 | 20'21.472 |
| 2 | 2 | C | 2 | 三笠 雄一 | 美人&LTVRacingDRP B-MAX RK01 | 15 | 3.724 |
| 3 | 14 | C | 3 | 山田 真之亮 | ZAP・JSS・BLOOM ZAP F108 | 15 | 3.904 |
| 4 | 15 | C | 4 | 阿部 拓馬 | ZAP F108 ZAP F108 | 15 | 4.308 |
| 5 | 7 | C | 5 | 山口 大陸 | TAIROKU EMS 108 ZAP F108 | 15 | 19.537 |
| 6 | 11 | A | 1 | 植田 正幸 | Rn-S☆制動屋☆KK-ZS MYST KK-ZS | 15 | 21.509 |
| 7 | 10 | C | 6 | 加藤 智 | FEEL・RK01・TODA B-MAX RK01 | 15 | 23.661 |
| 8 | 90 | FC | 1 | 根本 悠生 | WILLDO ZTEスピリット TATUUS FC106 | 15 | 28.638 |
| 9 | 62 | FC | 2 | 福住 仁嶺 | HFDP/SRS-F/コチラR TATUUS FC106 | 15 | 28.849 |
| 10 | 72 | C | 7 | 金井 亮忠 | チームNATS・正義 001 NATS 001 | 15 | 30.546 |
| 11 | 93 | FC | 3 | 小河 諒 | TEAM TOM’S TATUUS FC106 | 15 | 34.446 |
| 12 | 70 | C | 8 | 嶋田 誠 | TeamNaoki☆MC090 MOONCRAFT MC090 | 15 | 34.705 |
| 13 | 60 | FC | 4 | 石川 京侍 | HFDP/SRS-F/コチラR TATUUS FC106 | 15 | 35.146 |
| 14 | 61 | FC | 5 | 坂口 夏月 | HFDP/SRS-F/コチラR TATUUS FC106 | 15 | 36.122 |
| 15 | 63 | FC | 6 | 大津 弘樹 | SRS-F/コチラレーシング TATUUS FC106 | 15 | 38.642 |
| 16 | 91 | FC | 7 | 長渕 蓮 | FTRS スピリット F4 TATUUS FC106 | 15 | 42.961 |
| 17 | 4 | C | 9 | 佐々木 祐一 | 仙台☆DayDream108 ZAP F108 | 15 | 58.002 |
| 18 | 92 | FC | 8 | 坪井 翔 | 美人&LTVフィールドFTRS TATUUS FC106 | 15 | 59.651 |
| 19 | 50 | C | 10 | 浅原 悠貴 | CMインダストリー・RK01 B-MAX RK01 | 14 | 1Lap |
| 20 | 17 | C | 11 | 小倉 可光 | チームNATS・OAC 090 MOONCRAFT MC090 | 14 | 1Lap |
| ---- 以上完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.25 松井孝允(サムライサポーターズF4) 1'20.150 (12/15) 166.380km/h
SUGOチャンピオンカップレース第1戦 -RIJ- (2014/04/29) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 F4東日本シリーズ Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h | Lap |
| 1 | 25 | C | 1 | 松井 孝允 | サムライサポーターズF4 B-MAX RK01 | R1'19.123 | - | - | 168.539 | 7/10 |
| 2 | 15 | C | 2 | 阿部 拓馬 | ZAP F108 ZAP F108 | R1'19.746 | 0.623 | 0.623 | 167.222 | 7/10 |
| 3 | 14 | C | 3 | 山田 真之亮 | ZAP・JSS・BLOOM ZAP F108 | R1'19.762 | 0.639 | 0.016 | 167.189 | 7/10 |
| 4 | 2 | C | 4 | 三笠 雄一 | 美人&LTVRacingDRP B-MAX RK01 | R1'19.763 | 0.640 | 0.001 | 167.187 | 4/10 |
| 5 | 50 | C | 5 | 浅原 悠貴 | CMインダストリー・RK01 B-MAX RK01 | R1'19.799 | 0.676 | 0.036 | 167.111 | 7/11 |
| 6 | 11 | A | 1 | 植田 正幸 | Rn-S☆制動屋☆KK-ZS MYST KK-ZS | R1'20.379 | 1.256 | 0.580 | 165.906 | 8/11 |
| 7 | 72 | C | 6 | 金井 亮忠 | チームNATS・正義 001 NATS 001 | R1'20.891 | 1.768 | 0.512 | 164.855 | 8/11 |
| 8 | 7 | C | 7 | 山口 大陸 | TAIROKU EMS 108 ZAP F108 | R1'20.978 | 1.855 | 0.087 | 164.678 | 6/10 |
| 9 | 10 | C | 8 | 加藤 智 | FEEL・RK01・TODA B-MAX RK01 | 1'21.165 | 2.042 | 0.187 | 164.299 | 8/11 |
| 10 | 90 | FC | 1 | 根本 悠生 | WILLDO ZTEスピリット TATUUS FC106 | 1'21.219 | 2.096 | 0.054 | 164.190 | 7/11 |
| 11 | 62 | FC | 2 | 福住 仁嶺 | HFDP/SRS-F/コチラR TATUUS FC106 | 1'21.268 | 2.145 | 0.049 | 164.091 | 5/11 |
| 12 | 92 | FC | 3 | 坪井 翔 | 美人&LTVフィールドFTRS TATUUS FC106 | 1'21.340 | 2.217 | 0.072 | 163.945 | 5/11 |
| 13 | 93 | FC | 4 | 小河 諒 | TEAM TOM’S TATUUS FC106 | 1'21.516 | 2.393 | 0.176 | 163.591 | 8/11 |
| 14 | 61 | FC | 5 | 坂口 夏月 | HFDP/SRS-F/コチラR TATUUS FC106 | 1'21.547 | 2.424 | 0.031 | 163.529 | 5/7 |
| 15 | 70 | C | 9 | 嶋田 誠 | TeamNaoki☆MC090 MOONCRAFT MC090 | 1'21.703 | 2.580 | 0.156 | 163.217 | 4/6 |
| 16 | 60 | FC | 6 | 石川 京侍 | HFDP/SRS-F/コチラR TATUUS FC106 | 1'21.761 | 2.638 | 0.058 | 163.101 | 8/11 |
| 17 | *4 | C | 10 | 佐々木 祐一 | 仙台☆DayDream108 ZAP F108 | 1'21.875 | 2.752 | 0.114 | 162.874 | 6/11 |
| 18 | 63 | FC | 7 | 大津 弘樹 | SRS-F/コチラレーシング TATUUS FC106 | 1'21.976 | 2.853 | 0.101 | 162.673 | 7/11 |
| 19 | 91 | FC | 8 | 長渕 蓮 | FTRS スピリット F4 TATUUS FC106 | 1'22.507 | 3.384 | 0.531 | 161.627 | 4/10 |
| 20 | 17 | C | 11 | 小倉 可光 | チームNATS・OAC 090 MOONCRAFT MC090 | 1'24.632 | 5.509 | 2.125 | 157.568 | 7/10 |
| --- 以上予選通過 ---- |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'21.085)を更新しました。
- CarNo.4は、SUGO4輪レース2014一般競技規則書第42条3.(ピットレーン速度規制)違反により、ベストラップ抹消のペナルティを科す。
4月13日、2014スーパーカーレースシリーズ第1戦・第2戦が栃木県ツインリンクもてぎで開催されました。#77 炙りや秀苑・シフト997GT3山脇大輔・野間一組はカテゴリーⅡで第1戦3位、第2戦3位となり2連続表彰台を獲得しました。

■レース概要■
- 大会名 2014スーパーカーレースシリーズ Rd.1/2ツインリンクもてぎ
- 日程 2014年4月13日(日)
- クラス カテゴリーⅡ
- 場所 ツインリンクもてぎ(栃木県)
■レース結果概要■
- チーム エキスパートインターナショナルwith SHIFT
- 車名 炙りや秀苑・シフト997GT3
- マシン Porsche 911 GT3 Cup (Type 997) MY2006
- ドライバー A:山脇大輔(ヤマワキダイスケ)B:野間一(ノマハジメ)
- 第1戦 カテゴリーⅡ 3位(5台中)
- 第2戦 カテゴリーⅡ 3位(5台中)
■シフトレースカーレンタルシステムとは■
株式会社シフトでは2014年から始まったスーパーカーレース(SCR)に挑戦するドライバーのためにレースカーレンタルシステムを実施しています。
スーパーカーレースはトッププロからジェントルマンドライバーまで幅広く参戦し、ポルシェ・フェラーリなどのGT3マシンやカップカーが使用されます。タイヤはヨコハマワンメイクであることから、ドライバー育成にも絶好の舞台となっています。
シフトレースカーレンタルシステムでは、ポルシェ911 GT3 Cup (Type 997) 2006YMを使用することで、コストを抑えながら走行距離を稼ぎ、ドライビングとセッティング能力の育成を行います。さらに、メンテナンスとエンジニアリングは、スーパーGTやS耐で輝かしい実績を残している株式会社シフトが担当。スーパー耐久やミドルフォーミュラ、ワンメイクレースからステップアップを目指すドライバーの為に、さらなるスピード・確実性・開発力が身に着けられる環境を提供いたします。
開幕戦となるRd.1/2もてぎ、Rd.3/4富士は山脇・野間組で参戦となりますが、以降のドライバーについては引き続き募集いたします。
【シフトレースカーレンタルシステムのお問合せ先】
- 株式会社シフト 住所:神奈川県厚木市岡田3133
- E-MAIL:info@shift-racing.co.jp TEL:046-220-5752 FAX:046-220-5753

■今回のレースに向けて■
2014年から始まったスーパーカーレースシリーズは、ポルシェやフェラーリといったスーパーカーだけで行われる新たなスタイルのレースです。
このレースにポルシェ911 GT3 Cup (Type997) MY2006を駆って挑むのは、山脇大輔選手と野間一選手。メインスポンサーとしてバックアップするのは「炙りや秀苑」を展開するエキスパートインターナショナル株式会社、メンテナンスは株式会社シフトが担当します。参戦するクラスはポルシェ、フェラーリなどのカップカーを対象とした、「カテゴリーⅡ」という最も台数の集まるクラスとなります。
開幕戦の舞台は、栃木県ツインリンクもてぎロードコースです。全長4.8kmのこのコースはストップアンドゴーを繰り返すレイアウトのため、リヤエンジンのポルシェ911の得意とするレイアウトと言われます。
4月11日(金)、12日(土)に行われたスポーツ走行では、レースウィークらしくほとんどのマシンが顔を揃える中、#77炙りや秀苑997もテスト走行を実施しました。エンジニアとメカニックはスーパーGTでも活躍するメンバーとあって、セットアップも順調に進みます。ドライバーの山脇選手と野間選手のポルシェへの適応もスムーズで、順調にタイムを伸ばしていきました。

■4月13日 公式予選■
【Aドライバー 山脇大輔】
4月13日(日)9:15から15分間のAドライバー予選がスタート。セッション開始と同時に#77炙りや秀苑・シフト997GT3山脇選手がコースインします。計測1周目に1回目のアタックを行い、2'00.665を記録します。さらに2周目にフルアタックを行いますが、他車のコースアウトの影響でイエローフラッグが出ており、タイム更新はなりませんでした。前日に行ったセットアップ変更が奏功し1周目から好タイムを記録できており、続くBドライバー予選にも期待が望める結果となりました。
- P1 #14 石松PORSCHE R.S.R 池田大祐 1'56.571
- P2 #70 AGE-AGE-458 NAROYU 1'57.895
- P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 2'00.665
- P4 #9 BINGO SPORTS 997 武井真司 2'02.077
【Bドライバー 野間 一】
9:35からBドライバー予選がスタート。#77炙りや秀苑・シフト997GT3野間選手は、路面状況の改善を待ってからコースインします。野間選手は計測1周目から積極的にアタックを行い1'58.958と好タイムを記録します。さらに2周目のアタックでタイム更新を狙いますが、他車に追いついてしまいタイムアップはなりませんでした。エンジンパワーに劣るマシンながら、想定を超える2番手タイムを記録し、決勝に向けてチーム全体の期待も加速する結果となりました。
- P1 #70 AGE-AGE-458 佐々木孝太 1'55.949
- P2 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 野間一 1'58.958
- P3 #9 BINGO SPORTS 997 堀田誠 1'59.910
- P4 #14 石松PORSCHE R.S.R 相馬智宏 2'01.413
【予選総合結果】
A/Bドライバーのベストタイム合算で決まる予選総合結果は、予選3位となりました。予選1位のフェラーリ458チャレンジや2位のポルシェ911RSRに対して、ポルシェ911 GT3 Cup 2006YMは、パワーやタイヤサイズでビハインドがありますが、エンジニアのセットアップが大きな力となって、二人のドライバーを後押しした結果と言えるでしょう。
- P1 #70 AGE-AGE-458 NAORYU / 佐々木孝太
- P2 #14 石松PORSCHE R.S.R 池田大祐 / 相馬智宏
- P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 / 野間一
- P4 #9 BINGO SPORTS 997 武井真司 / 堀田誠
■4月13日 トーク&フォトセッション■
予選終了後には、パドック内に設けられたホスピタリティエリアで、レースクィーンのトーク&フォトセッションが行われ、いつものレースウィークとは一味違う華やかな雰囲気を盛り上げてくれました。炙りや秀苑レースクィーンの小林未来さんをはじめ、各チームのレースクィーンが集い、素敵な笑顔でゲストの皆さんやファンの皆さんをおもてなししてくれました。

■4月13日 第1戦 決勝■
スーパーカーレースでは2レースの決勝が行われ、第1戦決勝レースは12:55からのスタートです。#77炙りや秀苑・シフト997GT3は、Bドライバーの野間選手がスタートを担当します。
1周のローリングを終えて、待望のスーパーカーレースの火ぶたが切られます。カテゴリーⅡでは#70 AGE-AGE-458 佐々木孝太選手がトップを守り、#14石松ポルシェ池田大祐選手、#77炙りや秀苑997野間選手が続きます。
序盤はこの3台が後続を引き離しますが、パワステにトラブルを抱えた#14池田選手は、トップ#70佐々木選手から離されはじめます。#77野間選手は数秒差で#14池田選手を追いますが、マシンの地力の差は大きく、少しずつ差を広げられる展開です。
10周を超えたころから、リヤタイヤのグリップ低下を感じた野間選手は、ドライビングを変えてタイヤの温存を図りながらルーチンのピットインを待ちます。
#77炙りや秀苑997は14周目にピットへ戻り、野間選手から山脇選手へ交代します。規定の1分間のピット停止を終えてコースイン。続いて2番手の#14石松ポルシェも相馬選手に交代。#77炙りや秀苑997山脇選手は、20秒ほど前方の#14石松ポルシェを追いかけます。
パワステトラブルに苦戦する#14相馬選手に対して、#77炙りや秀苑997山脇選手は一気に差を詰めていきます。しかし、#14相馬選手も手負いのマシンに適応してペースを上げて対抗します。逆転も出来そうなこの攻防戦に、ピットもとても盛り上がります。
しかし、山脇選手は2番手#14石松ポルシェを9秒差まで追い上げたところで、無情にもチェッカーが振られ、#77炙りや秀苑997山脇・野間組は3位表彰台を獲得しました。
- P1 #70 AGE-AGE-458 NAORYU / 佐々木孝太
- P2 #14 石松PORSCHE R.S.R 池田大祐 / 相馬智宏
- P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 / 野間一
- P4 #9 BINGO SPORTS 997 武井真司 / 堀田誠

■4月13日 第2戦 決勝■
第2戦決勝レース、#77炙りや秀苑・シフト997GT3は、再びBドライバーの野間選手がスタートを担当。グリッド上では、併催のもてぎチャンピオンカップのドライバーやチーム関係者が、山脇選手と野間選手の激励に訪れていました。
1周のローリングから第2戦決勝レースがスタート。カテゴリーⅡでは、今回も#70 AGE-AGE-458 佐々木孝太選手がトップを守り、#14石松ポルシェ 池田大祐選手のオーダー。#77炙りや秀苑997野間選手はスタートで出遅れ、#69 AGE AGE 430に前に出られてしまいます。しかし、#77野間選手は、5コーナーのブレーキングからS字一つ目までの区間で逆転し、3番手に返り咲きます。
#77炙りや秀苑997野間選手は、その勢いで2番手#14石松ポルシェ池田選手を追走します。しかし、トラブルの直った#14石松ポルシェは1'58秒台で周回し、トップ#70 AGE-AGE-458佐々木選手に迫る勢いです。#77野間選手は第1戦決勝での経験から、タイヤを大切にしながらチャンスを待ちますが、2番手#14石松ポルシェは少しずつ離されてしまいます。
#77炙りや秀苑997は、13周目にルーチンのピットストップでピットイン、野間選手から山脇選手へ交代します。続いてトップ#70 AGE-AGE-458、#14石松ポルシェも交代を済ませます。
ピットストップ時間のハンデの影響もあり、#14石松ポルシェ相馬選手がトップに躍り出ます。しかし、#70 NAORYU選手のペースは速く、ほどなくしてトップを取り返します。
#77山脇選手は3番手で安定した走行に徹して、第1戦から変更したセットアップの状況を検証します。レースはそのままの流れで終了し、#77炙りや秀苑997山脇・野間組は3位で連続表彰台を獲得しました。
- P1 #70 AGE-AGE-458 NAORYU / 佐々木孝太
- P2 #14 石松PORSCHE R.S.R 池田大祐 / 相馬智宏
- P3 #77 炙りや秀苑・シフト997 GT3 山脇大輔 / 野間一
- P4 #9 BINGO SPORTS 997 武井真司 / 堀田誠

- Aドライバー 山脇大輔
-
「まず初めに、『炙りや秀苑』を展開するエキスパートインターナショナル株式会社を中心として、チームをサポート頂いているスポンサー各社に感謝申し上げます。また、ハードワークしてくれたチームスタッフ全員およびチームメイトにも同様に御礼を申し上げます。開幕直前で出たマシントラブルを克服して、良好なマシンバランスに仕上がり結果を出すことが出来た事は、チームスタッフ全員のハードワークのお蔭だと思います。自分自身としても、レースウィーク通してセッティング方法やレース全体へのアプローチ方法は、シフトのメンテ体制でなければ、学ぶことが出来なかったと思います。また、今回開幕のスーパーカーレースシリーズでは、海外では当たり前にもかかわらず日本のレースに欠けていた『エントラントも観戦者も楽しめる雰囲気』があり、今後発展していく可能性を強く感じる事が出来ました。今後も、自分自身の課題を克服して、チャンピオンシップで良い結果を出せるように頑張っていきたいと思います」
- Bドライバー 野間一
-
「初開催のスーパーカーレースに、炙りや秀苑シフト997GT3のドライバーとして参戦できたことに、心から感謝しています。マシンの戦闘力ではハンデを抱えるものの、一流のエンジニアやメカニックのおかげで、マシンバランスも良好に仕上がりました。また、チームスタッフやレースクィーンもトップチームにふさわしい素晴らしさでした。ドライバーとしても、技術的な面はもとより、レースに取り組む姿勢や考え方も、学ぶことができました。そして、今回の走りを見て、多くの関係者の方が声をかけてくださったのですが、これもスーパーカーレースでなければなかったと思います。パドックの雰囲気も、プレミアムレースと表現したくなるような特別なもので、スポンサーやゲストの皆さんも、大きな満足を感じていたと思います。特に表彰式では、アンディミュラー様から賞品が提供されるなど、いままでのレースにない最高のものでした。今後も、スーパーカーレースで活躍できるよう頑張っていきます」
SHIFT Racecar Rental System Press Release
■公式予選
4月13日(日)午前中の公式予選はA・Bドライバーの合算タイムで第1レースのグリッドを争う。
FIA GT3車両のClass1は#32 ケーズフロンティアGT3のTAKASHI/高木真一組がポールポジション。ポルシェ911GT3Cupやフェラーリ458Challengeや430Challenge等のカップカーが参戦するClass2ポールは#70 AGE-AGE-458のNAORYU/佐々木 孝太組で4番グリッドから。GT4車両が参戦するClass3は#007 LCT VANTAGE GT4の森田 將/赤根 宏幸組のみの出走となった。
第1レース(第1戦)
第1レースは綺麗なスタートから#32 ケーズフロンティアGT3 高木 真一がファーストスティントでどんどん後続を引き離し独走態勢を築く。
Class2は#70 AGE-AGE-458の佐々木孝太が#14 石松 PORSCHE R.S.R.と序盤争うものの、こちらも着々とマージンを築く。
しかし、ここまで磐石と思われた#32 ケーズフロンティアGT3から白煙が・・・。車体の一部が燃えたとの情報もありマシンを止めてしまう。
ここで総合TOPに立ったのが#27 ケーズフロンティアDR 458。続いて2位に#52 KDC小林歯科・SHIFT SLS。Class2は#70 AGE-AGE-458のNAORYUが佐々木孝太から受け継ぎ時折格上のGT3車両を上回るタイムでクラストップで好走を続ける。
そしてClass1はそのままトップ#27 ケーズフロンティアDR 458でフィニッシュ。Class2は#70 AGE-AGE-458が制した。Class3は#007 LCT VANTAGE GT4がフィニッシュ直前でトラブルによりマシンを止めるが規定周回に達しており完走となった。
■第2レース(第2戦)
続いて第2レースは第1レースの順位によりグリッドが決定され#27 ケーズフロンティアDR 458 飯田 太陽/水谷 晃組がポールポジション。Class2ポールは#70 AGE-AGE-458のNAORYU/佐々木 孝太組で3番グリッドから。Class3は#007 LCT VANTAGE GT4の森田 將/赤根 宏幸組。第1レースでのマシントラブルを修復しての出走となった。第1レースでマシントラブルがあった#32 ケーズフロンティアGT3は出走を取りやめている。
スタート直後の1コーナーで2番グリッドから好スタートを決めた#52 KDC小林歯科・SHIFT SLSが外から#27 ケーズフロンティアDR 458をパス。しかしそう長くは続かず#27 ケーズフロンティアDR 458が再びトップに返り咲く。
Class2は#70 AGE-AGE-458の佐々木 孝太が#14 石松 PORSCHE R.S.R.と約2秒の差のままドライバー交代まで走り続けた。
トップの#70 AGE-AGE-458は第1レースの優勝によりレギュレーションで定められた20秒のピットストップ加算があり第1レース2位の#14 石松 PORSCHE R.S.R.は15秒加算と5秒少ない。
1周早くピットインした#70 AGE-AGE-458の前に#14 石松 PORSCHE R.S.R.がドライバー交代のタイミングで初めてトップに立った。しかしそのアウトラップで#70 AGE-AGE-458のNAORYUが再びトップを奪取した。
その後オーダーに大きな変動はなくClass1は#27 ケーズフロンティアDR 458がトップフィニッシュ。Class2は#70 AGE-AGE-458がクラス優勝。Class3は#007 LCT VANTAGE GT4がトラブルを克服しフィニッシュした。終わって見れば各クラス第1/第2レースを同じマシンが制しダブルWinとなった。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA
もてぎチャンピオンカップレース -RIJ- (2014/04/13) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER CAR RACE Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 27 | CⅠ | 1 | 飯田 太陽 水谷 晃 | ケーズフロンティアDR 458 Ferrari 458 | 25 | 50'37.157 |
| 2 | 52 | CⅠ | 2 | 小林 賢二 竹内 浩典 | KDC小林歯科・SHIFT SLS Mercedes-Benz AMG SLS GT3 | 25 | 30.544 |
| 3 | 70 | CⅡ | 1 | ナオリュウ 佐々木 孝太 | AGE-AGE-458 Ferrari 458 challenge | 25 | 1'02.389 |
| 4 | 14 | CⅡ | 2 | 池田 大祐 相馬 智宏 | 石松 PORSCHE R.S.R. PORSCHE 96RSR | 25 | 1'56.578 |
| 5 | 77 | CⅡ | 3 | 山脇 大輔 野間 一 | 炙りや秀苑・シフト997GT3 PORSCHE 911 GT3 Cup(Type99 7)MY2006 | 24 | 1Lap |
| 6 | 9 | CⅡ | 4 | 武井 真司 堀田 誠 | BINGO SPORTS997 PORSCHE 911 GT3 Cup(Type997)MY2008 | 24 | 1Lap |
| 7 | 69 | CⅡ | 5 | トシ ケン | AGE AGE 430ch Ferrari F430 challenge | 23 | 2Laps |
| 8 | 007 | CⅢ | 1 | 森田 將 赤根 宏幸 | LCT VANTAGE GT4 ASTON MARTIN V8 Vantage GT4 N24 | 22 | 3Laps |
| ---- 以上規定周回数(CⅠ:17Laps / CⅡ:17Laps / CⅢ:15Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.27 ケーズフロンティア DR 458 1'54.415 (19/25) 171.07km/h
- CarNo.69は、ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第40条(ピットロード制限速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
#3三浦愛、女性ドライバー初の快挙!
全日本F3選手権第2戦の決勝レースが4月13日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、#22高星明誠(B-MAX NDDP)がスタートでトップに立ってそのまま逃げ切り、初の総合優勝を達成した。
Nクラスは今季デビューしたばかりの#3三浦愛(EXEDY)が#62久保凛太郎(ル・ボーセ)の追撃を最後まで退け、女性ドライバーとして初のF3優勝という快挙を2戦目にして達成した。
第2戦決勝は午前10時40分より17周で行われた。
ポールポジションの#36山下健太(トムス)がスタートで出遅れるのを尻目に#22高星がトップで1コーナへ。
#36山下は#1勝田貴元、#7松下信治らの先行をも許し、4位に後退してしまった。
序盤からリードを広げようとプッシュしていった#22高星だったが、#1勝田も離れずに高星を追走、6周目のシケインでアウトから抜き去ってトップに立つ。
しかし#22高星はすかさず勝田のスリップに入り、次のホームストレートで並びかけ、1コーナー手前で再びトップを奪い返した。
この間に3位の#7松下、4位の#36山下も次第に追いついてきて、10周を終えた頃には4台がほぼ等間隔になってきた。
4台の均衡が破れたのは12周目の1コーナー。
ここで#7松下をアウトから抜き去った#36山下がそのままの勢いでチームメイトの#1勝田に迫る。
テール・トゥ・ノーズの状態で周回を重ねるトムスの2台。
その間に少しずつリードを広げる#22高星。
#1勝田との差はファイナルラップを迎えた時点で1.1秒となり、#22高星はそのまま逃げ切ってステップアップ2戦目で初勝利をものにしたが、その背後では最後の最後まで激しいバトルが繰り広げられた。
シケインのブレーキングで並びかける#36山下を押え込む#1勝田。
すかさず最終コーナーでインにノーズをねじ込む#36山下。
かろうじて2位を守り切った#1勝田だったが、フィニッシュラインを超えた時点での2台の差は僅か0.089秒にすぎなかった。
一方Nクラスでも終盤まで激しいトップ争いが展開されることになった。
スタートでトップに立ったのは昨日と同じく#3三浦。そこに#62久保が続く展開になったところまでは第1戦と同じだ。
しかし今回の#3三浦は久保と遜色内ペースで周回を重ね、常にコンマ9秒前後のリードを保つ。
その間に最後尾からスタートした#6小泉洋史が8周目に#28山口大陸を抜いてクラス3位に浮上。
次第に#62久保の背後を脅かし始めると、#3三浦と久保の差は1.2秒程度にまで広がった。
しかし#6小泉はここまで追い上げるために相当タイヤを使ってしまっていたため、残り5周あたりからはペースダウンを強いられることに。
これで楽になった#62久保は再び#3三浦の追撃に取りかかり、ファイナルラップのヘアピンで並びかけていく。
しかし#3三浦も落ち着いて立ち上がりでインを塞ぎ、そのままトップでバックストレートへ向かうと、130Rや死刑んでもつけいる隙を与えず、F3参戦2戦目で早くも勝利を挙げることに成功した。
1979年から始まった全日本F3選手権にはこれまでにも何人か女性ドライバーが参戦をしてきたが、優勝下ケースはこれが初めてのことだ。
2位には#62久保、3位には#6小泉が入った。
全日本F3選手権はこのあとツインリンクもてぎに戦いの場を移し、第3戦、第4戦、第5戦を行う。
5月10-11日開催だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 22 | | 1 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 | 17 | 32'29.989 |
| 2 | 1 | | 2 | 勝田 貴元 | PETRONAS TEAM TOM'S F312 Dallara F312 | 17 | 1.899 |
| 3 | 36 | | 3 | 山下 健太 | PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 | 17 | 1.988 |
| 4 | 7 | | 4 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | 17 | 4.533 |
| 5 | 8 | | 5 | 高橋 翼 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | 17 | 9.475 |
| 6 | 23 | | 6 | 佐々木 大樹 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 | 17 | 9.823 |
| 7 | 38 | | 7 | ナニン・インドラ・パユーング | CERUMO・INGING Jr. F312 Dallara F312 | 17 | 12.881 |
| 8 | 2 | | 8 | 清原 章太 | TODA FIGHTEX Dallara F312 | 17 | 27.810 |
| 9 | 3 | N | 1 | 三浦 愛 | EXEDY RACING F307 Dallara F306 | 17 | 58.534 |
| 10 | 62 | N | 2 | 久保 凛太郎 | CG ROBOT ル・ボーセ F308 Dallara F308 | 17 | 59.752 |
| 11 | 6 | N | 3 | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing Dallara F306 | 17 | 1'04.780 |
| 12 | 28 | N | 4 | 山口 大陸 | TAIROKU EXCEED Dallara F306 | 17 | 1'04.780 |
| 13 | 30 | N | 5 | ドラゴン | B-MAX with RSS306 Dallara F306 | 17 | 1'13.295 |
| 14 | 19 | N | 6 | 湯澤 翔平 | KCMG F308 Dallara F308 | 17 | 1'13.907 |
| 15 | 13 | | 9 | 吉田 基良 | B-MAX RACING F312 Dallara F312 | 17 | 1'26.208 |
- Fastest Lap: CarNo.1 勝田貴元 1'54.059 (3/17) 183.28km/h
全日本F3選手権第2戦の公式予選はルーキーの#36山下健太(トムス)が1’52.269でポールポジションを獲得、第1戦ポールの#22高星明誠(B-MAX NDDP)が2番手につけた。
Nクラスは#62久保凛太郎(ル・ボーセ)が第1戦に続いてトップだった
セッション中に赤旗が提示され、予定時間より速く終了となった第1戦の公式予選につづいて、第2戦の公式予選は
オンタイムで10時40分より開始された。こちらも走行時間は10分間だ。
アウトラップから1周のウォームアップを経て、各車3周目からアタックを開始、最初にトップに立ったのはCクラス2年目の#1勝田貴元だったが、すぐに#22高星が1’52.354を記録、それを#36山下が1’52.269と上回り、トップに立つ。
#22高星は次の周もセクター1で全体ベストを記録するが、そこからタイムを伸ばすことが出来ず、2番手に留まる。#36山下もその後がタイムを伸ばすことが出来なかったが、そのままトップで明日の決勝に臨むことになった。
3番手には#1勝田が続き、2年目のF3を戦う#7松下信治、ルーキーの#8高橋翼のHFDP勢が4-5位を占めた。
Nクラスはここでも#62久保が速さを見せ、1’55.686でトップに。#19湯澤が2位、#3三浦が3位とこちらは第1戦と同じ顔ぶれとなった。
第2戦決勝は明日午前10時40分より17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2014/04/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 36 | | 1 | 山下 健太 | PETRONAS TOM'S F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.269 | - | - | 186.206 |
| 2 | 22 | | 2 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.354 | 0.085 | 0.085 | 186.065 |
| 3 | 1 | | 3 | 勝田 貴元 | PETRONAS TEAM TOM'S F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'52.558 | 0.289 | 0.204 | 185.728 |
| 4 | 7 | | 4 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | HONDA MF204D | 1'52.636 | 0.367 | 0.078 | 185.600 |
| 5 | 8 | | 5 | 高橋 翼 | HFDP RACING F312 | HONDA MF204D | 1'52.968 | 0.699 | 0.332 | 185.054 |
| 6 | 23 | | 6 | 佐々木 大樹 | B-MAX NDDP F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'53.042 | 0.773 | 0.074 | 184.933 |
| 7 | 2 | | 7 | 清原 章太 | TODA FIGHTEX | TODA TR-F301 | 1'53.234 | 0.965 | 0.192 | 184.619 |
| 8 | 38 | | 8 | ナニン・インドラ・パユーング | CERUMO・INGING Jr. F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'53.627 | 1.358 | 0.393 | 183.981 |
| 9 | 62 | N | 1 | 久保 凛太郎 | CG ROBOT ル・ボーセ F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'55.686 | 3.417 | 2.059 | 180.706 |
| 10 | 19 | N | 2 | 湯澤 翔平 | KCMG F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'56.150 | 3.881 | 0.464 | 179.985 |
| 11 | 3 | N | 3 | 三浦 愛 | EXEDY RACING F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'56.221 | 3.952 | 0.071 | 179.875 |
| 12 | 28 | N | 4 | 山口 大陸 | TAIROKU EXCEED | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'56.792 | 4.523 | 0.571 | 178.995 |
| 13 | 13 | | 9 | 吉田 基良 | B-MAX RACING F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'56.808 | 4.539 | 0.016 | 178.971 |
| 14 | 30 | N | 5 | ドラゴン | B-MAX with RSS306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'57.433 | 5.164 | 0.625 | 178.018 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - | 6 | N | 6 | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | TOYOTA TOM'S 3S-GE | absence | - | - | - |
プレスインフォメーション 2014年4月06日
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第2戦を、岡山国際サーキット(岡山県)にて2014年4月6日(日)に開催いたしました。
PCCJ2014-Rd.2(Okayama)Race Final
PCCJ2014-第2戦(岡山)決勝
天候:くもりのち雨 路面:ドライ〜ウェット 気温:7℃ 路面温度:11℃(スタート時)
ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)2014の第2戦が、4月6日(日)に岡山国際サーキット(岡山県)で開催された。今回はダブルヘッダー大会で4月5日(土)に行われた第1戦では2年ぶり、初のフル参戦となる#11 山野直也がポール・トゥ・ウィンを達成。不安定な天候の中、2位の#32 飯田太陽に約8秒の差をつけた。その勢いが第2戦でも維持されるのか、大いに注目された。
10時15分からPCCJのスタート進行が始まり、全車がスリックタイヤを装着してグリッドへ。早朝に雨が降り、コースも黒く染められたのだが、すっかり天候は回復して陽まで差すようになり、ライン上はほぼドライとなっていた。予選のセカンドタイムで決められたグリッドの並びは、ポールポジションに#11 山野がつき、その脇には#12 小河諒が。そして、2列目には#14 元嶋佑弥と#19永井宏明が並んでいた。なお、本来6番手から、ジェントルマンクラスのトップとして挑むはずだった#25 神取彦一郎は、体調不良のため出走を取りやめている。
15周の決勝レースは、セーフティカー(SC)スタートから開始された。SCの先導は3周に渡って行われ、十分にタイヤに熱が加わった状態から戦いの火ぶたが切られることに。ここで絶妙のダッシュを決めたのが#11 山野。完全に#12 小河はタイミングを逸し、コントロールラインを通過した時には1秒8の差をつけられてしまう。この差が次の周には2秒2にまで広がる。しかし、早めの勝負を狙った#12 小河が一気にペースを上げてきて、徐々に差を詰めてくるが、これは#11 山野にとっては想定内。「僕は15周を見据えたペースで走っていたけど、諒は僕を抜かなきゃいけないから、あそこでペースを上げてくるのは分かっていました」と語るとおり、#12 小河が1分32秒台に乗せてきたのに対し、33秒台を刻み続ける。やがて、#12 小河は「最後はやっぱりタイヤがきつくなってきました」とペースが鈍り、再び#11 山野に差を広げられてしまう。
最後まで激しく続いたのは、#19 永井と#78 近藤翼による3番手争いだ。4周目に「足まわりに違和感を感じた」という#14 元嶋がペースを落とした後、ピットに戻ってリタイア。これでひとつ順位を上げた後、#78 近藤は#19 永井にぴたりとついて離れず。バックストレートで何度も横に出て、けん制をかける#78 近藤ながら、リヤウィングを立てているため、前に出ることは許されない。#78 近藤は雨が降ることを見越したセッティングだったためだ。その雨が13周目になって唐突に、しかも強烈な勢いで降り始める。横殴りで、時に雹まじりの天候変化は#78 近藤にとって千載一遇のチャンスのはずだった。ところが、その直後にセーフティカーが。安全のことを思えば、やむを得ないが、これで逆転の機会は奪われる。
2周に渡るSCの先導で、ほとんどの車両が一列に並んだままチェッカーを受けることに。その結果、#11 山野が連勝を飾り、「最後の雨にビックリした以外は、完璧なレースでした。スタートから後ろを離せたし、最後までタイヤを保たせて走れましたから。この2連勝はすごく大きいと思います。第1戦と第2戦で2位のドライバーが別ですし、差も広げることができたので。この勢いのままシリーズを駆け抜けたいですね」と#11 山野は語った。
2位は#12 小河が獲得。「スタートのしくじりが痛かったです」と苦笑い。3位は激しい攻防の末に#19 永井が獲得し、「最後まで必至に抑え抜きました」と、久々の表彰台獲得に笑顔を見せていた。
総合5位は#7 星野敏が獲得。そして、ジェントルマンクラスの優勝を飾った。スタートから後続を寄せつけず、そのままの勢いをキープし続けて、まさにひとり舞台に。「前も後ろもいない状態だったので、リラックスして走れました。今日は自分の走りができたと思います。今シーズン、まず1勝を挙げられて嬉しい」と#7 星野。また、#21 高田匠が10周目まで単独で2番手を走行していたが、ヘアピンで止まり切れずコースアウト。すぐに復帰するも、3ポジション落としてしまう。突然の降雨の後、再び2番手に返り咲いてフィニッシュするが、SC導入直後だったため、30秒加算のペナルティにより、#3 江本玄と順位を入れ替え、3位ということに。それでも開幕ラウンドをポイントリーダーとして終えることに成功した。
次戦、第3戦は5月3日(土・祝)〜4日(日・祝)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催され、岡山大会同様スーパーGTとの併催となる。ゴールデンウィーク真っただ中ということもあり、関東近県のみならず全国からレースファンが集まり、国内レースとしては一、二を誇る大観衆でスタンドが埋め尽くされる一戦だ。シーズン前のテストを行ったコースということで、さらにバトルはヒートアップしそうだ。国内随一の高速コースでのレースは、今回とは一味違った展開となることも予想される。
ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 - 第2戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Lap Time
1 11 山野 直也 O チーム ケータッチ ポルシェ 15 27'44.482
2 12 小河 諒 O チーム ケータッチ ポルシェ 15 27'44.883
3 19 永井 宏明 O ナインレーシング 15 27'47.056
4 78 近藤 翼 O スカイ レーシング 15 27'48.035
5 7 星野 敏 G D'station HAI GT3 15 27'49.811
6 32 飯田 太陽 O KRM ケーズフロンティア 991 15 27'51.119
7 3 江本 玄 G アキラレーシングウィズサムライ 15 28'21.034
8 21 高田 匠 G PCJ Takumi Racing 15 28'22.246
9 24 剛 覇矢人 G みきゃん MP-GT3 15 28'22.878
10 18 大久保 仁 G Force Racing 15 28'33.837
11 51 Paul IP G KCMG 15 28'35.514
12 9 武井 真司 G BINGO SPORTS 15 28'38.328
13 73 鈴木 篤 G SR レーサリンク GT3 14 28'31.210
------- 以上完走 -------
14 元嶋 佑弥 O GARMIN PORSCHE 3 7'05.907
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
プレスインフォメーション 2014年3月31日
東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2014 第1-2戦を、岡山国際サーキット(岡山県)」にて2014年4月5日(土)、6日(日)に開催いたします。
4月5日(土)-6日(日)に岡山国際サーキット(岡山県)で開幕を迎えるポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2014年シリーズ。今シーズン、最大の話題はカップカーがType991に一新されたことだ。最大出力は10ps高められて460PSとなり、パドルシフトを初装着。タイヤの幅もフロントが10mm、リヤが20mm広げられ、さらに安全性やブレーキ性能も向上されたことから、各サーキットでのレコードラッシュの期待もかかっている。
なお、今シーズンからクラス区分も改められ、”オーバーオール” すなわちすべてのドライバーを対象としたポイント争いによってシリーズチャンピオンを決定する方式を採用。そしてアマチュアドライバーがそのドライビング技術を競いクラストップを目指す”ジェントルマンクラス”は昨年同様に継続される。開幕レースには16名が出場し、そのうち10名がジェントルマンクラスからのエントリーとなる。
第1-2戦のダブルヘッダーは、3年連続でスーパーGT開幕戦のサポートレースとして組み込まれた。舞台となる岡山はテクニカルレイアウトで知られ、コース幅が狭いこともあってオーバーテイクポイントは多いとは言いがたい。そのため、予選でいかに前方グリッドを獲得するかが勝敗の重要なカギを握る。なお、その予選は今シーズンからシステムが変更された。ダブルヘッダーの第1レース時は予選のベストタイム順でスターティンググリッドが形成されるのはこれまで通りだが、第2レースは予選のセカンドタイム順で形成されることになった。したがって予選時は1周の速さだけでなく、さらにもう1周の速さが求められるようになり、より緊張感が増すことになる。
今シーズンのラインナップの特徴として、ディフェンディングチャンピオンの#12 小河諒を筆頭に、昨シーズンランキング2位の#78 近藤翼、3位の#19 永井宏明など、昨年の上位陣が揃って継続参戦していることが挙げられる。さらに2012年にランキング4位を獲得し、そのシーズンのチャンピオン 平川亮を6戦中3回も破った#11 山野直也が2年ぶりに復帰。これに#32 飯田太陽、そしてPCCJスカラシッププログラムドライバー#14元嶋佑弥を加えたバトルは、間違いなくヒートアップすることだろう。
一方、ジェントルマンクラスでは、#33 Tetsuo OGINO、#3 江本玄、#7 星野敏、#25 神取彦一郎といった、優勝経験を持つドライバーがタイトル争いの核を成すのは間違いない。やはり継続参戦となる、#21 高田匠や#24 剛覇矢人も、早く勝ち名乗りを挙げてウィナーズリストに名を連ねたいところだ。また、PCCJへのシリーズ参戦経験を持つ#9 武井真司、#18 大久保仁の復帰、そして実力が未知数の#51 Paul IP、#73 鈴木篤といったPCCJルーキー達が、前述のPCCJレギュラードライバー組に胸を借りつつ、どのような走りを見せるかは非常に興味深い。
3月4日(火)-5日(水)に富士スピードウェイで行なわれたオフィシャル合同テストでは、初日に#11山野がトップタイムをマーク。雨に見舞われた2日目は#78 近藤が最速ラップを記録するなど、ベテラン勢、若手勢共に仕上がりの良さを見せた。また、驚くべくは、レコードタイムが約2秒短縮されたこと。これは単純に10PSのパワーアップ効果だけではなく、マシンのトータルバランス向上に起因していることは間違いなく、開幕ラウンドの岡山でも驚愕のタイムが叩き出されることを予感させる。
最速のワンメイクレースとして、絶えず激しいバトルが繰り広げられるPCCJで、16名のドライバーたちはシーズンの主導権を握るべく、緒戦からいきなり全力を尽くす。その様相は、観る者をも必ず魅了するはずだ。
岡山大会のスケジュールは、専有走行が4月4日(金)10時〜10時30分、12時〜12時30分の2セッション。予選は4月5日(土)11時25分〜11時55分。第1戦の決勝レースは同日15時45分から15周でスタート予定となっており、第2戦は翌6日(日)の10時30分から、こちらも15周で行なわれる。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
鈴鹿クラブマンシリーズ第2戦、スーパーFJレースは30日、鈴鹿サーキット西コース(1周・4.801379km)で決勝を行い、スタートで飛び出した予選2位の河野駿佑(RS Fine 10V)が14周・21分30秒588で優勝した。
早朝から降りだし、予選をウェットコンディションにした雨は正午過ぎにはほぼ上がり、雲間からは太陽も顔をのぞかせるようになった。しかし、午後3時の決勝の前になると再び小雨が降り出し、乾きはじめたトラックもウェットに戻った。
各車グリッドに並ぶと雨は止んだが、12台全車がウェットタイアを履いて午後3時3分、フォーメーションラップが始まった。
スタートはポールポジションの吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆EDミスト)がストール気味で出遅れ、その脇をすり抜けた予選2位の河野駿佑(RS Fine 10V)がトップで130Rへ向かう。吉田はかろうじて2位を死守し、3位には同3位の佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)かわした同4位の橋本陸(スキルスピード)上がってきた。しかし、橋本はショートカットの立ち上がりで後ろから佐藤にプッシュされスピン。橋本のマシンはリアウイングを曲げ、最後尾に落ちた。
序盤から河野は2位吉田以下の後続を徐々に引き離し独走状態。吉田はタイヤが暖まらないため、130Rでコースアウトを喫するなどペースが上がらず、佐藤が背後から迫ってきた。5周目のショートカットで吉田に仕掛けた佐藤だが勢い余ってコースアウト。吉田との差は開き、逆に4位に上がってきた上村優太(IDEAL Racing F 07J)追われることとなる。
終盤には再び雨が落ち始めたが、トップの河野は落ち着いた走りで後続との差をコントロールし、14周を走ってこのクラスでのうれしい初優勝を決めた。2位は雨が得意なベテラン吉田が入った。
終盤の3位争いは、上村が各コーナーで再三上村に仕掛ける激しい攻防となったが、決め手に欠け、佐藤がかろうじて逃げ切り3位で表彰台をものにした。4位には上村が入った。
オープニングラップで最下位に落ち、ウィングを曲げた手負いの橋本は、10周目にはファステストラップを刻むなど意地の走りで追い上げ、5位に入った。
クラブマンレース第3戦は5月11日、ここ鈴鹿サーキット東コースでワンデーレースとして開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2014/03/30) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 3 | 河野 駿佑 | RS Fine 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 14 | 21'30.588 |
| 2 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSⅡ☆EDミスト MYST KK-S2 | YH | 14 | 3.966 |
| 3 | 70 | 佐藤 駿介 | Team Naoki☆LEPRIX☆10V TOKYO R&D RD10V | YH | 14 | 5.763 |
| 4 | 31 | 上村 優太 | IDEAL Racing F 07J WEST 07J | YH | 14 | 6.074 |
| 5 | 66 | 橋本 陸 | スキルスピード TOKYO R&D RD10V | YH | 14 | 11.937 |
| 6 | 72 | 脇村 佑貴 | ライトウェイ☆レプリ10V TOKYO R&D RD10V | YH | 14 | 30.307 |
| 7 | 99 | 福田 詩久 | テイクファースト 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 14 | 30.971 |
| 8 | 28 | 片山 義章 | TEAM KATAYAMA TOKYO R&D RD10V | YH | 14 | 40.800 |
| 9 | 71 | 平 優弥 | Team Naoki☆Leprix 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 14 | 43.627 |
| 10 | 39 | 中根 邦憲 | nakanekaguなかね家具イーグル MYST KK-S2 | YH | 14 | 50.852 |
| 11 | 19 | 永井 宏明 | NINNER RACING・KKSII MYST MYST KK-S2 | YH | 14 | 57.251 |
| ---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ---- |
| - | 25 | 濱野 隆一 | ココリス★スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | YH | 2 | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo.66 橋本陸(スキルスピード) 1'30.350 (10/14) 138.46km/h
鈴鹿クラブマンレース第2戦は30日、雨の中スーパーFJの公式予選を行い、ベテランの吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆EDミスト)が1分31秒367でポールポジションを獲得した。
鈴鹿クラブマンレース第2戦はワンデーレース。各クラス予選と決勝を1日で行う。場内の桜がちらほらと咲き始めた雨の中、午前10時20分過ぎより15分間でスーパーFJの公式予選が行われた。
開始早々から吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆EDミスト)、河野駿佑(RS Fine 10V)、橋本陸(スキルスピード)が次々とベストタイムを更新しトップが入れ替わる。
チェッカー直前に河野が1分31秒617をたたき出し、このまま予選が終了するかと思われたが、チェッカー後にベテランの吉田が1分31秒367でこれを逆転、雨の中、老獪な走りで鈴鹿での初ポールを決めた。
予選2位には河野が、同3位には佐藤駿介(Team Naoki☆LEPRIX☆10V)が滑り込み、同4位には橋本と続いた。
決勝レースはこの後、午後3時より14周で争われる。
- ポールポジション 吉田宣弘(DAYTONA☆KKSⅡ☆EDミスト)
-
「130Rで攻めすぎてずっと飛び出していて、最後の1周をちゃんと決めることができれば、トップタイムになれるだろうと自信はありました。決勝の天候は、晴れてしまうと若手の選手が速いので、このまま雨が降っていてくれたら勝てると思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2014/03/30) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2014 スーパーFJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km
| Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Time | Behind | Gap | km/h | Lap |
| 1 | 57 | 吉田 宣弘 | DAYTONA☆KKSⅡ☆EDミスト MYST KK-S2 | YH | 1'31.367 | - | - | 136.920 | 10/10 |
| 2 | 3 | 河野 駿佑 | RS Fine 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 1'31.617 | 0.250 | 0.250 | 136.547 | 10/10 |
| 3 | 70 | 佐藤 駿介 | Team Naoki☆LEPRIX☆10V TOKYO R&D RD10V | YH | 1'31.691 | 0.324 | 0.074 | 136.437 | 10/10 |
| 4 | 66 | 橋本 陸 | スキルスピード TOKYO R&D RD10V | YH | 1'32.084 | 0.717 | 0.393 | 135.854 | 7/10 |
| 5 | 72 | 脇村 佑貴 | ライトウェイ☆レプリ10V TOKYO R&D RD10V | YH | 1'32.135 | 0.768 | 0.051 | 135.779 | 8/8 |
| 6 | 71 | 平 優弥 | Team Naoki☆Leprix 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 1'32.183 | 0.816 | 0.048 | 135.708 | 9/10 |
| 7 | 31 | 上村 優太 | IDEAL Racing F 07J WEST 07J | YH | 1'32.222 | 0.855 | 0.039 | 135.651 | 9/10 |
| 8 | 99 | 福田 詩久 | テイクファースト 10V TOKYO R&D RD10V | YH | 1'32.646 | 1.279 | 0.424 | 135.030 | 9/9 |
| 9 | 25 | 濱野 隆一 | ココリス★スキルスピード10V TOKYO R&D RD10V | YH | 1'32.938 | 1.571 | 0.292 | 134.606 | 9/10 |
| 10 | 19 | 永井 宏明 | NINNER RACING・KKSII MYST MYST KK-S2 | YH | 1'34.675 | 3.308 | 1.737 | 132.136 | 9/9 |
| 11 | 28 | 片山 義章 | TEAM KATAYAMA TOKYO R&D RD10V | YH | 1'35.013 | 3.646 | 0.338 | 131.666 | 9/9 |
| 12 | 39 | 中根 邦憲 | nakanekaguなかね家具イーグル MYST KK-S2 | YH | 1'35.077 | 3.710 | 0.064 | 131.578 | 9/9 |
| ---- 以上基準タイム(130%: 2'00.000)予選通過 ---- |
インタープロトシリーズ第2戦の大会二日目が8月25日、富士スピードウェイで行われた。
この日はジェントルマン決勝レース2とプロフェッショナル決勝レースが行われ、ジェントルマンは#3卜部治久(INGING)が今季2勝目を挙げた。
プロフェッショナル決勝は今回から参戦の#50関口雄飛(B-MAX)が優勝した。
大会二日目は朝からあいにくの雨。
FCJ決勝が行われていた頃から雨脚が強まったため、当初午前9時35分から予定されていたジェントルマン決勝レース2のスタート時刻は15分延期され、規定時間も25分から20分に短縮となり、セーフティーカーの先導でスタートすることになった。
この日のスタート順は前日のレース1の順位に基づくものだったが、昨日優勝の#4AKIRA(RSS)がSC明けのダンロップコーナーでスピン、最後尾に落ちてしまった。
これで2番グリッドの#3卜部がトップに繰り上がり、快調に後続を引き離していく。
しかしこのレースは7周で規定時間(20分)に達したため、チェッカーが提示されることに。
これで卜部の今季2勝目が確定、2位は#36RYUBI(TOMEI)、3位#37澤田透(TOMEI)が入った。
なお、3番手でチェッカーを受けた#19伊藤良男はSC中にスピン、コースアウト、追い越しをしたため、レース後に60秒加算のペナルティが下り、7位に降着となった。
また#50DRAGONも4番目にチェッカーを受けたものの黄旗追い越しにより30秒加算が課せられ、5位に終わっている。
続いて午後2時50分よりプロフェッショナル決勝が、同じくSC先導でスタートした。
SCは2周でピットイン、3周目から追い越し可となったが、最初の1コーナーでフロントローの#37中山雄一と#4平川亮がブレーキング競争の末にコースを飛び出してしまい、予選3番手の#50関口雄飛がトップに立った。
#3横溝直輝が2番手で続き、#37中山は3番手でコースに復帰した。
一方の#4平川は最後尾に後退してオープニングラップを終える。
しかし中山は4周目のコカコーラコーナーでスピンしてしまい、ここで最後尾に後退した。
トップの関口は横溝との差を少しずつ広げながら周回を重ねていく。
その後方では、一時最後尾まで落ちた平川が立て続けにファステストラップを更新しながら追撃を開始。
6周目の1コーナーで#36里山勉を捉えて5位に浮上すると、7周目のダンロップコーナーでは#16影山正彦のインにノーズをねじ込んでいく。そうはさせじと押え込む影山だったが、平川は続くプリウスコーナーで再び影山のインに飛び込み、4位に浮上した。
更に平川は、9周目のダンロップコーナーで#19黒澤琢弥のインに飛び込み、表彰台圏内へ。
11周目のコカコーラコーナーで飛び出して一時は4位に下がった平川だったが、12周目の1コーナーで再び黒澤を攻略し、3位に復帰してトップ2台の追撃を開始した。
更にその後方では#37中山雄一も徐々に順位を回復、13周目の1コーナーで#16影山を抜いて5位に浮上した。
ところがここで濃霧がコース上を覆い尽くし始め、14周目に再びSCが導入されることに。
結局SC先導のまま18周目に入ったところで規定時間の45分を超えてしまい、レースは終了となった。
これにより優勝は#50関口、2位#3横溝、3位は#4平川という結果になった。
次戦は9月21-22日、アジアンルマン第2戦のサポートイベントとしてシリーズ最終戦が開催される。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
インタープロトシリーズ第2戦が8月24日に開幕。
大会第1日目はジェントルマン、プロフェッショナルそれぞれの公式予選とジェントルマンの決勝レース1が行われた。
ジェントルマンの公式予選は午前10時20分より15分間で行われ、今シーズン全日本F3選手権にも参戦している#50DRAGON(B-MAX)が1'48.182でポールポジションを獲得。第1戦のレース2で優勝の#3卜部治久(INGING)が2番手につけ、#4AKIRA(RSS)が3番手という結果に。この3人はいずれもコースレコードを更新した。
続いて10時45分から行われたプロフェッショナルの予選は10分間。
前回は#4平川亮(RSS)の独走に終わったが、今回は#37TOMEIに中山雄一、#50B-MAXには関口雄飛が乗り込み、予選から接戦を繰り広げた。
この結果、こちらもトップ3がコースレコードを更新する結果となり、1'46.131を記録した中山がPPを獲得。
2番手に#4平川、3番手は#50関口という結果になった。ポールの中山と3番手の関口との差は僅か0.456秒だった。
ジェントルマンの決勝レース1は午後3時30分より14周で行われたが、スタート直前に降った雨のため、今回はセーフティーカースタートとなった。
セーフティーカーは2周を終えたところでピットイン、レースがスタートしたが、トップで1コーナーに入った#50DRAGONがダンロップコーナーでコースアウト。フロント周りにダメージを負って早々とリタイヤしてしまった。
その後方では#3卜部と#4AKIRAがヘアピン立ち上がりからダンロップ進入までサイドバイサイドのバトルを展開、AKIRAがここでトップに立った。
AKIRAは序盤からハイペースで逃げにかかり、4周終了時点で卜部との差を3.930秒とするが、5周目から卜部もペースを上げ、5周目に2.587秒、6周目には1.646秒差にまで迫る。
しかし卜部は7周目のダンロップコーナーでコースオフ、この間に#37澤田透の先行を許し、3番手に順位を落としてしまった。
しかしこの時点で#37澤田にはスタート進行要領違反(スタート5分前を過ぎてもタイヤ交換作業を続けたため)によりドライブスルーペナルティの裁定が下っていた。
澤田は8周終わりでピットへ。これで再び卜部が2位に復帰するが、この間にAKIRAとのギャップは14秒以上に開いてしまった。
しかし卜部はここから1周2秒以上AKIRAを上回るペースで追い上げを開始、ファイナルラップで遂にAKIRAのテールに食らいついた。
しかしAKIRAも巧みなライン取りで卜部のアタックを抑え切り、今季初優勝を遂げた。
2位は#3卜部、3位には#19伊藤良男(AQMC)が入った。
インタープロト第2戦は明日午前9時35分よりジェントルマン決勝レース2を12周または45分間で、午後2時45分よりプロフェッショナル決勝を22周または45分で行う。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
5月25~26日、2013スーパー耐久シリーズ第2戦「SUPER TAIKYU in KOREA」が韓国江原道麟蹄郡インジェスピーディウムインターナショナルサーキットで開催されました。
ARTA with TEAM A-ONE は#333 オートバックス.GLORY-R.FN2はAドライバー予選クラス7 位、Bドライバー予選クラス4位、決勝第1レースは5位、第2レースはリタイヤとなりました。
■レース概要
- 大会名 スーパー耐久シリーズ第2戦 SUPER TAIKYU in KOREA
- 日時 2013年5月25日(土)~26 日(日)
- 場所 Inje Speedium Internatinal Circuit(韓国 江原道 麟蹄郡)
- 入場者数 (現在未発表)
■レース結果概要
- 車名 333号車 オートバックス.GLORY-R.FN2
- ドライバー A:北川剛 B:野間一 C:藤田弘幸
- 予選 Aドライバー予選7位、Bドライバー予選4位(ST4クラス)
- 決勝 第1レース:5 位、第2レース:DNF
5月25日 予選
#333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛 / 野間一 / 藤田弘幸
5月25日(土)14:45から15分間のAドライバー予選2グループがスタート。#333 オートバックスFN2は今回リザーブ登録の藤田選手がコースインします。藤田選手は慣れないコースで着実にタイムを縮めて行き2'04.209を記録しクラス7位となります。
クラストップは#48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 太田選手となりました。
- P1 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 太田侑弥
- P2 #41 TRACY SPORTS ings S2000 植松忠雄
- P3 #18 コスモソニック・FK・ings・FT86 浅野武夫
- P7 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 藤田弘幸
続いて16:15からBドライバー予選2グループが行われ、野間選手は#48 DIJON DC5 鶴田選手の後方でコースインします。タイヤ摩耗が厳しいため2周アタックの予定で出て行きましたがフロントタイヤの内圧が上がり切らず再度コースインして 1'49.968 を記録しクラス4位となりました。
クラストップは#93 SKR ENGINEERING S2000 望月選手となりました。
- P1 #93 SKR ENGINEERING S2000 望月大地
- P2 #48 DIJON IS WAKO’S ED DC5 鶴田和弥
- P3 #13 ENDLESS DIJON ADVAN SAYAMA 村田信博
- P4 #333 オートバックス.GLORY-R.FN2 野間一
この日の韓国の民放「G1」のニュースではスーパー耐久が取り上げられ、#333 オートバックスFN2がタイトルを飾りました。 (5/25 土 20:25-20:30 ごろ)
- ※G1 江原民放(江原道全域、京畿道・忠清北道の一部を放送エリアとするSBS系列の地方テレビ局 )

5月26日 決勝第1レース
#333 オートバックス.GLORY-R.FN2 北川剛
前日に行われたAドライバー予選はリザーブ登録の藤田選手が担当しましたが、決勝第1レースは北川選手が走行することとなったため、審査委員会からピットスタートを指示されました。
全車がスタートラインを通過したころピットレーン出口のシグナルがグリーンとなり北川選手がピットレーン出口からスタートを切ります。1周目からST5クラスの集団をかき分けながらどんどん順位を上げていきます。
ST5クラスの次はSTK-3クラスのヒュンダイ・ジェネシスクーペの集団が現れます。ジェネシスクーペはカタログスペックで3800cc/306psとパワフルなエンジンにKUMHOタイヤを履く韓国国内規格のレース車両です。コーナーやブレーキングではADVANを履くST4クラスが圧倒的に速いため、1周のタイムではST4が速いのですが、直線では 3.8Lエンジンの威力で抜き返されるため、簡単には抜けない相手です。ドライバーはアマチュアでS耐経験もないため、北川選手は慎重にオーバーテイクしていきます。
そして17周目には#93 SKR S2000が他車との接触の影響でピットインし、#333 エーワン北川選手は6番手へ浮上します。続いて#116 W.S.S2000のペースが落ちたところを抜いて5番手に上がり、前方には接触の影響でリヤバンパーを破損しながら走る#13 ENDLESS 86を視界にとらえます。リヤバンパー破損の影響か少しペースが落ちてきた#13 ENDLESS 86に対して、#333 北川選手はじわじわと詰め寄り、残り数周のところでオーバーテイクし4番手まで浮上します。
そして手元計測ではレース開始から45分が経過し無事にゴールかと思われたところで、さらに1周レースが続くことになってしまい#333 北川選手のタイヤは振動が起きるほど摩耗してしまいます。そしてファイナルラップのターン8で、#13 ENDESS 86のアタックを避ける形で抜かれてしまい5位でフィニッシュすることとなりました。
5月26日 決勝第2レース
#333 オートバックス.GLORY-R.FN2 野間一
第1レースのあとはドリフトなどのエキシビジョンやチャン・グンソク氏によるインジェ・スピーディウムのオープニングセレモニーが行われ、多くの観客を楽しませていました。
第2レースは15:15に開始。野間選手が4番グリッドからスタートします。1周目、3番手スタートの#13 ENDLESS 86 がスタートライン付近で牽制をして一瞬の失速。#333 野間選手はこれを見逃さず1コーナーまでに抜いて 3 番手に上がります。しかし、さらにそのイン側に入ろうとするヒュンダイ・ジェネシスを防ぐため#333 はインよりを走ることとなり、#13 ENDLESS 86 に抜き返されてしまいます。
1周目、トップグループはグリッド通りのオーダーでしたが、間もなく#93 SKR S2000がトラブルでスローダウン。トップ#48 DIJON インテグラ、2 番手#13 ENDLESS 86、3番手#333 オートバックス FN2野間選手のオーダーとなります。
#333 野間選手は前を走る#13 ENDLESS 86に食らい付きますが、エンジン水温とタイヤライフが厳しいことを考えタイヤを温存するドライビングに切り替えます。5周目にはトップ#48 DIJONインテグラ、2番手#13 ENDLESS 86がペースの上がらないヒュンダイ・ジェネシスに詰まる場面もありましたが、 #333 野間選手はタイヤの温存に集中します。残り10周を切ったころ、徐々に前方の2台の姿が大きくなってきます。トップ#48 DIJONインテグラに対して#13 ENDLESS 86が頻繁に揺さぶりをかけトップ争いが激しくなってきました。
この時点でタイヤに余力を残していた#333 オートバックスFN2野間選手は持ちタイムの確認のためペースを上げて 1'49.4の好タイムをマークし優勝が狙えるペースがあることを確認します。確実な勝負を狙う#333 野間選手は最終ラップで勝負をかけるべく2台の後方で虎視眈々と勝負の時を待っていました。
ところが残り5周の第14コーナーを過ぎたところで、突然エンジンの油圧が低下しVTECに入らない状態になってしまい、スロー走行でピットに戻りリタイヤとなりました。
まとめ
- チーム代表 大河原一裕
-
「前回の開幕戦SUGOは大雪による中止となったことで、今回の第2戦韓国が実質的な開幕戦となりました。野間選手が持前の適応能力を発揮し公式練習ではトップタイムを記録するなどよい流れで来ていました。決勝第1レースでは北川選手がピットスタートからの5位で堅実にポイントを獲得できましたが、第2レースではエンジントラブルでリタイヤしてしまいとても残念でした。第3戦もてぎは5時間と通常より長い耐久レースであり、マシンに大きな負荷のかかるコースですのでトラブル対策を急ぎたいと思います。今回のレースではスピードは確認できたので、エーワンの強みでもある信頼性を取り戻せばトップをとれると確信しています」
今回もご支援いただき大変ありがとうございました。次戦以降もご期待に応えられるようチーム一同全力を尽くします。これからも変わらぬご支援のほどよろしくお願いいたします。
ARTA with TEAM A-ONE
Race Report
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 2013年6月2日(日)・決勝 会場:オートポリス(4.674km) 天候:雨のち曇り
気温:予選/14℃(9:30時点)、決勝/15℃(14:45時点) 路面温度:予選/16℃(9:30時点)、決勝/16℃(14:45時点)
決勝レース:50周 コースコンディション:ウエットのちドライ 観客:1万3500人(主催者発表)
6月2日(日)、大分県のオートポリスにおいて、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ シリーズ第2戦の公式予選と決勝レースが開催されました。
1日(土)に予定されていた公式予選が悪天候のため順延となった関係で、2日(日)は午前9時30分から35分間にわたってタイム計測による公式予選を行ったあと、午後2時45分に決勝レース(54周)のスタートが切られるという変則的なスケジュールとなりました。
会場となったオートポリス周辺は、公式予選の時刻を迎えても昨日からの雨が降り続いており、路面は完全なウエットコンディションとなっていました。このため、スーパーフォーミュラに参戦する8名のHondaドライバーは、全員がレインタイヤを装着してセッションに挑みました。
セッション開始から5分後、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は1分40秒349をマークして3番手につけ、ウエットコンディションでも好調なことを改めて示しました。その3分後には1分38秒451を記録し、トップに立ちます。この時点では、#10 塚越広大選手(HP REAL RACING)は3番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は4番手につけており、トップ4のうち3名がHondaドライバーで占められる形となりました。
予選が始まって10分ほど経過すると、各ドライバーはいったんアタックを終えてピットに戻り、次のタイムアタックを見据えた準備を始めました。
このころになると雨は小降りになっており、路面コンディションは次第に改善されていきました。
予選セッションが残り20分を切ると各ドライバーは再びコースインし、タイムアタックを行いましたが、#40 伊沢選手がターン16でコースアウトを喫します。このため、赤旗が提示され、セッションは一時中断となりました。
およそ8分間の中断のあと、公式予選が再開。間もなくほとんどのドライバーがコースに戻り、タイムアタックを行いました。
公式予選が終了した時点で、Hondaドライバーの中で最上位につけていたのは1分37秒204を記録した#16 山本選手の3番手でした。Honda勢でこれに続いたのは#10 塚越選手の7番手で、以下、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は10番手、#15 小林崇志選手(TEAM 無限)は11番手、#41 武藤英紀選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は13番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は14番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は15番手、#11 中山友貴選手(HP REAL RACING)は17番手となり、決勝のグリッドが確定しました。
そのあと、雨はほとんど止んで霧雨となり、スタート時刻の午後2時45分が近づくと、路面コンディションは大きく改善されていました。ただし、路面はまだわずかに湿っており、レインタイヤでスタートするか、スリックタイヤでスタートするか、判断の分かれるところでしたが、ほとんどのドライバーがレインタイヤでスタートを切り、ライバル陣営の1名だけが、スリックタイヤでレースに挑みました。
午後2時45分過ぎ、フォーメーションラップを走り終えた19台のマシンは、いったんスターティンググリッドに停車したあと、シグナルに合わせて猛然とスタートを切りました。ここで好スタートを決めたのが#16 山本選手で、予選2番手だったライバルを追い抜き、2番手に浮上しました。オープニングラップを終えた段階では、#16 山本選手の2番手を筆頭に、#10 塚越選手は7番手、#32 小暮選手は9番手、#41 武藤選手は10番手、#31 中嶋選手は11番手、#40 伊沢選手は12番手、#11 中山選手は13番手、#15 小林選手は17番手と、Honda勢はほとんどのドライバーがスターティンググリッドを上回るポジションでオープニングラップを終えました。
2番手の#16 山本選手はトップとほとんど変わらないペースで周回を重ねていき、5周目を走り終えてもその差を3.3秒差にとどめていましたが、路面が乾いてきたこともあり、スリックタイヤでスタートしたドライバーのペースが、レインタイヤで走行する首位のドライバーに近づいていきました。この状況を見た各陣営は、6周目を迎えると続々ピットストップを実施。8周目を終えたときには、全車がスリックタイヤで走行することになりました。
10周目、ピット作業を素早く終えた#16 山本選手は引き続き2番手をキープ。そして#10 塚越選手は1つ順位を上げて6番手となり、以下、Hondaドライバーは#31 中嶋選手が8番手、#11 中山選手が9番手、#32 小暮選手が10番手、#40 伊沢選手が12番手、#15 小林選手が14番手、#41 武藤選手が15番手となって周回を重ねていました。
しかし、11周目に4台が関係する多重アクシデントが発生します。このアクシデントに巻き込まれた#32 小暮選手と#40 伊沢選手は無念のリタイアとなり、ライバル勢の2台も大きく遅れる結果となりました。
13周目、#16 山本選手は直後に迫っていたドライバーの先行を許し、3番手に後退します。同ラップ中、#10 塚越選手は引き続き6番手を走行していましたが、#31 中嶋選手と#11中山選手はいずれもライバルに攻略され、それぞれ8番手と9番手となりました。一方、#41 武藤選手と#15 小林選手は前述の多重アクシデントをくぐり抜け、それぞれ10番手と14番手に浮上していましたが、#15 小林選手は16周目の第2ヘアピンでスピンを喫した影響でリタイアとなりました。
このあと、レースはこう着状態となり、37周目を迎えるまで、Hondaドライバーの順位は変わりませんでした。このうち、#16 山本選手は懸命に走り、好調の上位2名には先行を許すものの、4番手のライバルを15秒ほどリードして3番手をキープしていました。
同じころ、コースの一部を霧が覆い始め、視界が悪化します。そうした中、8番手につけていた#31 中嶋選手がコースアウトを喫してグラベル上で停止し、ここでリタイアを余儀なくされました。さらに、38周目には#41 武藤選手もブリッジ下でコースアウトし、リタイアに終わりました。
レース終盤に入り、コースのかなり広範な部分が霧に覆われるようになっていたものの、#16 山本選手は安定したペースで3番手をキープ。#10 塚越選手が6番手、#11 中山選手がポイント圏内の8番手まで浮上して周回を続けていましたが、トップのマシンが52周目を走りきったところで、競技続行が危険と判断されたため、大会審査委員会は赤旗を提示、レースはそのまま終了となりました。
規則に従い、競技結果は赤旗が提示される2周前の50周目終了時点での順位で決定することとなりました。この結果、#16 山本選手は3位となり、国内トップフォーミュラの参戦4年目にして待望の表彰台登壇。そして#10 塚越選手は6位、#11 中山選手は8位となり、HP REAL RACINGは2011年のフォーミュラ・ニッポン参戦開始から3年目にして、初のダブル入賞を果たしました。優勝は#2 アンドレ・ロッテラー選手(トヨタ)でした。
ドライバーのシリーズポイント争いでは、第1戦鈴鹿大会でポール・トゥ・フィニッシュを飾った#40 伊沢選手がライバルと11点の同点タイで2番手、#16 山本選手も同じ11点ですが、まだ優勝がないため4番手、#32 小暮選手は6点で7番手、#10 塚越選手は3点で9番手、#11 中山選手は1点で12番手となっています。
次戦は7月13~14日に富士スピードウェイで開催されます。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
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「まずは国内トップフォーミュラで初の表彰台を獲得した#16 山本選手に『おめでとう』と申し上げます。今日はとても難しいコンディションでしたが、その中でも最後までしっかり走りきってくれました。よくがんばってくれたと思います。また、#10 塚越選手が6位、#11 中山選手が8位に入ったことで、HP REAL RACINGもダブル入賞を果たしてくれました。今日は#10 塚越選手のペースが特によかったので、チームとしての実力は間違いなく伸びてきていると思います。今回、表彰台を獲得したTEAM 無限を含め、Honda勢の4チームがいずれも高い水準になっていることは、私たちにとって、とても重要なことです。その一方で、今回はスリックタイヤとレインタイヤをそれぞれ使いこなすという意味では、課題も見えました。これについては早急に克服することで、次のウエットレースに備えたいと思います。次戦は、これまではやや苦手意識もあった富士スピードウェイでの開催となりますが、エンジンの使い方を含め、レースの戦い方を総合的に見直すことで優勝を目指します。引き続きスーパーフォーミュラを戦うHondaに熱い声援をよろしくお願いします」
- 山本尚貴選手(3位 チーム無限)
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「ここまでの道のりは長かったですが、やっと表彰台に上がることができたので、素直にうれしいです。スタートを決めることができてポジションを1つ上げ、ピットストップも完ぺきだったところまではよかったのですが、そのあとはライバルのペースが速く、順位を上げることができませんでした。天気も悪くなり、コース上にとどまることが精一杯の状況でしたが、ミスだけはしないようにしつつ、攻めることは忘れないで最後までがんばって走りました。個人的には、ゴールする際にチェッカーを受け、応援していただいたファンの皆さまやチームスタッフの前で手を挙げたかったのですが、最後は赤旗で終了してしまい、かないませんでした。次の目標は、気持ちよくみんなの前で手を挙げて、ウイニングランをしたいと思います」
- 塚越広大選手(6位 HP REAL RACING)
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「路面コンディションが不安定だったので、スタートはレインタイヤを選択しました。レインタイヤを装着したマシンの中でも、いいペースで走れていましたし、ポジションは上げられなかったものの、感触はよかったです。ドライタイヤに履き替えてからも順調に走れていて、ほかのマシンとの差は縮まってきていたので、開幕戦の鈴鹿からこのレースまで、準備してきたことが正しい方向に向かっていると感じました。次戦の富士でもさらに上の順位に入れるようがんばります」
Text & Photo: HONDA
- コース:オートポリス (4.674km)
- 予選:9月2日(日)雨:ウェット
- 決勝:9月2日(日)曇:セミウェット

アンドレ・ロッテラー(中央)が今季初勝利を挙げ、
ロイック・デュバル(左)が2位で続きトヨタエンジンが1-2
スーパーフォーミュラの第2戦が6月1日(土)、2日(日)の両日、大分県のオートポリスで行われた。
2013年より名称を変更し新たなスタートを切ったスーパーフォーミュラは、約1ヶ月半のインターバルを経て、第2戦を迎えた。その舞台は唯一の九州開催地となる、オートポリス。
開幕戦鈴鹿では松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)がファイナルラップの劇的な逆転で2位表彰台獲得と気を吐いたが、優勝を逃し、トヨタエンジン勢は苦戦を強いられる結果となった。それだけに今大会は巻き返しを狙う。
300kmとして戦われた開幕戦鈴鹿に対し、今大会のオートポリス戦は250kmで争われる。燃料タンク容量が昨年よりも11リッター増やされたことで、ピット戦略の自由度が高まるものの、無給油で走りきることは難しく、戦略にも注目が集まった。
1日(土)は朝から降雨に見舞われ、朝のフリー走行でもコースアウトやスピン、赤旗中断が頻発。続く予選もヘビーウェット状態で迎えることとなった。
午後2時25分からノックアウト方式で開始された予選は、Q1が開始されて早々強まった雨足に足をすくわれる車両が続出し、赤旗中断中に出てきた霧での視界不良もあり、キャンセルに。決勝のグリッドを決定する予選は翌2日(日)決勝前のフリー走行の時間に代えて行われることとなった。
2日(日)午前9時半へと順延されて行われた予選は、路面はウェットながら、雨は小降りとなり、徐々にコンディションが良くなっていく状況。35分間の1セッションで決勝グリッドを決めるべくアタックが繰り広げられた。
開幕戦を欠場し、今季スーパーフォーミュラ初レースとなるアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が、得意のウェットコンディションで序盤から好タイムをマーク。これをJ.P.デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が追い、2台がトップタイムを塗り替える激しい争いとなったが、最後はロッテラーがポールポジションを獲得。オリベイラが2番手でトヨタエンジン勢がグリッド最前列を独占。
松田が4番手。中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手、ロッテラー同様今季初レースとなったロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が6番手。平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)が8番手、開幕戦でデビュー戦ながら入賞を果たしたスーパールーキー、平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)は初めてのオートポリスながら9番手につけ、決勝レースに臨むこととなった。
予選後、雨は止み路面は乾き始めていたが、決勝レース前のウォームアップ走行時に再び細かい霧雨が降り始め、路面はウェットのまま。各チーム、スタートでのタイヤ選択に悩む状況となった。ほとんどの車両がウェットタイヤのままグリッドについたが、デュバルはスリックタイヤを選択。午後2時48分に54周の決勝レースがスタートした。
滑りやすい難しいコンディションでのスタートで、ポールポジションのロッテラーは首位をキープしたが、最前列2番手のオリベイラは若干出遅れ、3位に後退。スリックタイヤのデュバルはやはりペースが上がらず、2周を終了した時点で17位まで順位を落としてしまった。
しかし、路面は徐々に乾き、コンディションは良くなっていったため、6周目あたりから、首位のロッテラーをはじめとして次々にピットへ。各車最後まで走り切れるだけの給油と、スリックタイヤへの交換を行った。ここで、5位につけていた中嶋一貴が、同チームのロッテラーと同時にピットイン。ロッテラーのピット作業を待つことになり、加えてピット作業でもトラブルがありタイムをロス。14位と大きく後退してしまった。
一方、スタートでスリックタイヤを選択したデュバルは、ピットに入らず、他の全車がピットに入ったことで首位に浮上。ハイペースで後続との差を広げていった。
11周目、追い上げを見せていた中嶋一貴が、9位争いの団子状態の中で先行車をパスしようとして接触し、サスペンションとタイヤを破損。中嶋一貴はピットでの長時間の修復作業の末コースに戻ったが、5周遅れと完全に上位争いから脱落してしまった。
首位を逃げるデュバルは、2位のロッテラーとの差を40秒近くまで広げ、36周目にピットイン。ここでタイヤ交換をせず、短い給油のみでピット作業を終えると、ロッテラーの前でコースに復帰することに成功した。
しかしロッテラーも猛追を開始。滑りやすい路面で、一瞬のミスも許されない緊張したバトルを繰り広げた2台だったが、44周目の最終コーナー手前で、ロッテラーが一気にデュバルをパス。首位を奪還した。
その後はシフトの不具合などに見舞われていたデュバルを、ロッテラーは徐々に引き離し独走態勢に。
レースが残り10周を切ったあたりから、部分的にコース上を霧が覆い始め、非常に視界が悪い状況となった。このため、51周目にレースは赤旗中断。そのまま終了となり、50周目終了時点の順位でレースが成立した。
ロッテラーがポール・トゥ・ウィン、デュバルが2位と、トヨタエンジンが1-2フィニッシュ。オリベイラ、松田が4位、5位。7位にベストラップでも3番手と速さを見せた平川が入り、自己ベストリザルトを更新。平川はスーパーフォーミュラデビュー戦から2戦連続の入賞を果たした。5周遅れながらレースに復帰し周回を重ねた中嶋一貴は、終盤ファステストラップをマークする速さを見せたが、完走最後尾12位に終わった。
- PETRONAS TEAM TOM'S #2 アンドレ・ロッテラー:
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とにかく嬉しい。今週末、ずっとトップに居られて、素晴らしいクルマを用意してくれたチームとトヨタにお礼を言いたい。今日のレースは、エキサイティングな展開だった。我々のタイヤを換えるタイミングは少し遅かったかも知れない。そのため一度ポジションを落とすことになったが、終盤取り戻すことができた。簡単なレースではなかったが、最終的に優勝できて良かった。簡単には行かないかもしれないが、ここから先も勝ち続けられるよう頑張りたい。
- KYGNUS SUNOCO Team LeMans #8 ロイック・デュバル:
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今日はとてもタフなレースだった。ライバルがレインタイヤでスタートする中、自分はスリックタイヤを選択した。路面の状況がどう変わるかわからなかったが、トップに立つまでは、滑って難しいコンディションだった。ピットストップは上手く行ったが、長くタイヤを使っていたので、ペースを上げられなかった。また、シフトダウンが途中からうまく行かなくなって、ロッテラー選手にパスされたのもそれが原因だった。トムスが優勝したのは自然な流れ。でも2位という結果には、とても満足している。
トヨタモータースポーツニュース
全日本選手権スーパーフォーミュラ第2戦は2日、大分県のオートポリスで決勝を行いアンドレ・ロッテラー(トムス)が50周、1時間20分50秒410で優勝した。
昨日より降り始め、予選はキャンセル、本日に変更されるというレーススケジュールを翻弄した雨は午後にはほぼ上がった。しかし、路面は乾きつつあるもののウエットの状態のままで14時45分、フォーメーションラップが始まった。ここでドライタイヤを選択したのはロイック・デュバルのみ。他は全車ウエットタイヤを履いてグリッドを離れた。
スタートはポールポジションのアンドレ・ロッテラー(トムス)が好ダッシュ、トップで1コーナーに入った。2位に予選3位の山本尚貴(無限)が上がり、同2位のジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)は3位に落ちた。以下、松田次生(同)、中嶋一貴(トムス)、平手晃平(セルモ・インギング)、塚越広大(リアル)、平手晃平(ルマン)と続く。
トップに立ったロッテラーは後続を引き離しにかかる。4周目には2位山本との差を3秒2と開いた。
ドライタイヤにかけた予選6位のデュバルはずるずると後退。一時17位まで落ちたが、数周するとトップと遜色ないタイムで周回をはじめ14位まで順位を回復。
ここで6周を回ってトップ、ロッテラーがピットインすると、これを皮切りに各車続々とピットインしてドライタイヤへの交換、給油作業が始まる。
各車ピットイン、ピットアウトが終わるとトップに立ったのはデュバル。ピット作業後にロッテラーをかわし、2位に上がった山本とは25秒差。ロッテラーは3位に落ちた。
しかし、スピードに勝るロッテラーは13周目に山本をかわし2位に上がるとトップ、デュバルを追い始めるが、ラップタイムはデュバルの方が速い。ときにはロッテラーより1秒以上速い周回でその差を広げ、ついに28周目にはその差は39秒台まで広がった。
ところが30周目あたりには、デュバルとロッテラーのラップタイムは拮抗し始める。ロッテラーは33周目にここまでのファステストラップとなる1分33秒618のタイムをたたき出すと、次周にはそのタイムを1分33秒112まで更新。デュバルとの差は徐々に縮まり始めた。
デュバルは36周目にピットイン。タイヤ交換をせず、給油のみでピットアウトするとかろうじてロッテラーの前に出ることに成功。しかしその差はわずか1秒3。
ここからデュバルとロッテラーのバトルが始まる。テールトゥノーズでの争いは44周目、最終コーナー手前でデュバルが失速したのを見逃さず、ついにロッテラーが前に出てトップに立った。
この後、サーキットを濃い霧が覆い始めたため競技委員会はレース続行を危険と判断し赤旗を提示。レースは50周で打ち切られ終了となった。
優勝は第1戦を欠場し今季初参戦のロッテラー、2位も今季初参戦のデュバル。3位に入った山本は嬉しい初表彰台。
4位はオリベイラ、5位に松田、6位に塚越、7位にルーキーの平川亮(ルマン)、8位には中山友貴(リアル)が入り初ポイントを獲得した。
前戦優勝の伊沢拓也(ダンディライアン)は11周目の第1ヘアピンで発生した小暮卓史(ナカジマ)と中嶋一貴(トムス)の接触に巻き込まれリタイアした。
第3戦は富士スピードウェイに舞台を移し、7月14日に決勝レースが行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Katsuhiko KOBAYASHI
Yoshinori OHNISHI
SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2013/06/02) Race Result Weather:Cloudy Course:Wet
2013 SUPER FORMULA Round 2 オートポリス 4.674km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 2 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 50 | 1:20'50.410 |
| 2 | 8 | ロイック・デュバル | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 50 | 9.036 |
| 3 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 50 | 51.524 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 50 | 1'03.499 |
| 5 | 20 | 松田 次生 | Lenovo TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 50 | 1'05.067 |
| 6 | 10 | 塚越 広大 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 50 | 1'07.239 |
| 7 | 7 | 平川 亮 | KYGNUS SUNOCO Team LeMans | TOYOTA RV8K | 50 | 1'10.609 |
| 8 | 11 | 中山 友貴 | HP REAL RACING | HONDA HR12E | 49 | 1Lap |
| 9 | 3 | 安田 裕信 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 49 | 1Lap |
| 10 | 39 | 国本 雄資 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 48 | 2Laps |
| 11 | *62 | 嵯峨 宏紀 | TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA RV8K | 48 | 2Laps |
| 12 | 1 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 45 | 5Laps |
| ---- 以上規定周回(45 Laps)完走 ---- |
| - | *41 | 武藤 英紀 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 37 | 13Laps |
| - | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 36 | 14Laps |
| - | 38 | 平手 晃平 | P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 18 | 32Laps |
| - | 15 | 小林 崇志 | TEAM 無限 | HONDA HR12E | 15 | 35Laps |
| - | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR12E | 10 | 40Laps |
| - | 40 | 伊沢 拓也 | DOCOMO TEAM DANDELION RACING | HONDA HR12E | 10 | 40Laps |
| - | 18 | リチャード・ブラッドレー | KCMG | TOYOTA RV8K | 7 | 43Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'31.763 (43/45) 183.368km/h
- 2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第33条および第37条により、決勝レースを赤旗終了とした。
- CarNo.62は、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第31条2違反によりドライビングスルーペナルティを科した。
- CarNo.41は、2013年全日本選手権スーパーフォーミュラ統一規則第28条9(一般安全規定)違反により訓戒とする。