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2015年4月

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ決勝 牧野任祐がポールトゥウィンで2連勝

 JAF地方選手権F4東日本シリーズは12日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第2戦の決勝を行い、牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が22分46秒181で今シーズン2勝目を飾った。

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 ツインリンクもてぎは朝からの青空が急に雲に覆われ、波乱を予感させる中午後2時30分よりフォーメーションラップを開始。

 ここでなんとポールの牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)がスタートで出遅れポジションを一つ落とし、さらに2番グリッドの根本悠生(GUNZE・ZAP F108)がストール気味になり最後尾近くまでドロップしてしまう。ホールショットを決めたのは3番グリッドの加藤智(FEEL・RK01・TODA)でトップで1コーナーに飛び込んだ。

 しかし先週のFIA-F4開幕戦でも勝利し「怪物」とまで言われた牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が2周目の1コーナーまでに既にトップを奪還。その後後続をグングン引き離しにかかる。

 一旦最後尾近くまで飲み込まれた根本悠生(GUNZE・ZAP F108)だったがこちらも急速にポジションを回復。レース中盤までに3位に上がり、2位走行中の加藤智(FEEL・RK01・TODA)の背後に迫り2位争いを展開する。

 その後終盤にかけ根本悠生(GUNZE・ZAP F108)が仕掛け加藤智(FEEL・RK01・TODA)と1コーナーでサイドバイサイドに持ち込む。そのまま2台は2コーナー立ち上がりまでサイドバイサイドで一歩も譲らぬ好バトルを展開するが、このバトルは根本悠生(GUNZE・ZAP F108)に軍配、2位に上がった。

 一旦はトップを譲ったものの、落ち着いたレース運びで牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が2連勝を飾った。これでF4東日本開幕戦、FIA-F4開幕戦。そして今回と今シーズン負けなしの3連勝となった。しかもインフルエンザで体調が万全ではない状況での勝利はまさに「怪物」なのかもしれない。

 2位には根本悠生(GUNZE・ZAP F108)、3位には加藤智(FEEL・RK01・TODA)が入り、ここまで予選結果と同じオーダーでレースを終えた。4位にはアルミシャーシHパターンシフトながら予選6番手からポジションアップした加藤正将(ブライルバッテリーマーズ006)が入り、5位には佐々木祐一(仙台 DayDream☆F108)が入った。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ決勝 武村和希(ル・ボーセ)が第1戦に続き連勝

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第2戦は4月12日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が20分46秒011でセカンドグリッドから逆転優勝を飾った。

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 ツインリンクもてぎは爽やかに晴れ渡り、13時45分よりフォーメーションラップを開始。

 シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が第1戦に続きスタートに失敗。集団に飲み込まれ1コーナーまでに4番手までドロップしてしまう。

 代わってトップに立ったのは2番グリッドの武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)。 2番手には3番グリッドの徳升広平(ZAP SPEED 10VED)、3番手には4番グリッドの飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)が続く。

 しかしスタートで出遅れた川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が急速にポジションを回復し2周目までに2位に上がる。その後4台でトップ争いを展開し激しいバトルが予想された。

 しかしトップの武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が差を広げられないながらも落ち着いたレースを展開。

 2位に上がってプレッシャーをかけ続けた川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)のアタックを退け、開幕戦に続き2連勝を飾った。

 2位には川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が入り、予選とは逆の順位ながら地元ル・ボーセがワンツーフィニッシュとなった。また、川合孝汰はポールポジションの意地を見せファイナルラップに2分03秒422のファステストを記録した。3位には山浦聖人(ZAP オートスペース ED)が入り、4位には徳升広平(ZAP SPEED 10V ED)、5位には飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)が入った。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 F4東日本シリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
111A1牧野 任祐DODIE・制動屋・ルーニー
MYST KK-ZS
DL1222'46.181
214C1根本 悠生GUNZE ZAP F108
ZAP F108
DL123.098
310C2加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL1212.376
451A2加藤 正将ブライハルバッテリマーズ006
WEST 006
DL1226.540
54C3佐々木 祐一仙台DayDream☆F108
ZAP F108
DL1240.448
63C4中山 雅佳HITACHI BM RK01
B-MAX RK01
DL1245.885
717C5小倉 可光チームNATS・OAC・090
MOONCRAFT MC090
DL1246.689
---- 以上規定周回数()完走 ----
-27C-シュウジB-MAX・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL
  • Fastest Lap: CarNo.14 根本悠生(GUNZE ZAP F108)1'52.233 (11/12) 154.01km/h

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
163武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH1020'46.011
262川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH100.507
310山浦 聖人ZAPオートスペースED
TOKYO R&D RD10V
YH102.686
419徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
YH105.433
566飛田 陽宏Deep-R・10V関口ED
TOKYO R&D RD10V
YH1010.797
68飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH1012.529
780井上 雅貴NRS KK-SⅡ ED
MYST KK-S2
YH1025.294
830豊島 貴大FK・ASK・DT・HKS.μ
TOKYO R&D RD10V
YH1031.974
---- 以上規定周回数(9Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.62 川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーFPC) 2'03.442 (10/10) 140.03km/h

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ公式予選 牧野任祐が2戦連続ポールポジション

 JAF地方選手権F4東日本シリーズは4月12日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で第2戦の公式予選を行い、牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)が1分51秒843とアルミシャーシのマシンでありながら2戦連続のポールポジションを獲得した。

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 ツインリンクもてぎは昨日の雨から一転、爽やかな快晴の下午前10時15分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 序盤リードしたのは前戦ポールトゥウィンに続き、先週のFIA-F4でも優勝を飾り波に乗る牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)。2位には根本悠生(GUNZE・ZAP F108)、3位には加藤智(FEEL・RK01・TODA)といったオーダーで予選セッションが進行した。

 今回は上位ドライバーが中盤6周目辺りにベストラップを更新したあとは終盤タイムを伸ばせないまま予選が終了した。ポールポジションは牧野任祐(DODIE・制動屋・ルーニー)で1分51秒843。2位は根本悠生(GUNZE・ZAP F108)で1分52秒016とここまで僅差で0秒173差。3位は加藤智(FEEL・RK01・TODA)で1分53秒293。4位中山雅佳(HITACHI BM RK01)、5位佐々木祐一(仙台 DayDream☆F108)と続きここまで第1戦と同じ予選順位となった。

 第2戦決勝は本日4月12日、午後2時30分より12周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

F4東日本シリーズ

F4E:第2戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 F4東日本シリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
111A1牧野 任祐DODIE・制動屋・ルーニー
MYST KK-ZS
DL1'51.843--154.5476/11
214C1根本 悠生GUNZE ZAP F108
ZAP F108
DL1'52.016 0.173 0.173154.3086/10
310C2加藤 智FEEL・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL1'53.293 1.450 1.277152.5699/11
43C3中山 雅佳HITACHI BM RK01
B-MAX RK01
DL1'54.452 2.609 1.159151.0247/11
54C4佐々木 祐一仙台DayDream☆F108
ZAP F108
DL1'54.959 3.116 0.507150.3586/11
651A2加藤 正将ブライハルバッテリマーズ006
WEST 006
DL1'55.066 3.223 0.107150.21811/11
717C5小倉 可光チームNATS・OAC・090
MOONCRAFT MC090
DL1'56.070 4.227 1.004148.9189/11
827C6シュウジB-MAX・RK01・TODA
B-MAX RK01
DL1'56.962 5.119 0.892147.78310/10
---- 以上基準タイム(130%: 2'26.099)予選通過 ----

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ公式予選 川合孝汰(ル・ボーセ)が2戦連続ポールポジション

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第2戦は4月12日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)が2分03秒151でポールポジションを獲得した。

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 ツインリンクもてぎは昨日の雨から一転、爽やかな快晴の下午前9時45分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 開始間もなく8号車飯嶋郁陽(ZAP SPEED・ED)がスピンするものの再スタート。その後30号車豊島貴大(FL・ASK・DT・HKS・μ)が5コーナーでコースアウトを喫しやや波乱含みの序盤。しかしセッションは止まらず各車淡々とアタックを続けていく。

 上位のドライバーは終盤に向け続々とタイムアップを果たし、ラスト2周また は1周でのタイムで順位が決定した。ポールポジションは2戦連続となる川合孝汰(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)で2分03秒151。2位は武村和希(ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC)で2分3秒241と地元ル・ボーセがワンツーを決めた。

 3位は山浦聖人(ZAP ミマキエンジニア ED)で2 分3秒471、4位飛田陽宏(Deep-R・10V関口ED)で2分3秒683、5位に徳升広平(ZAP SPEED 10VED)で2分3秒701とここまで0秒550の中に入る激戦となった。

 第2戦決勝は本日4月12日、13時45分より10周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:第2戦もてぎ公式予選結果

もてぎチャンピオンカップレース第2戦 -RIJ- (2015/04/12) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 S-FJもてぎシリーズ Round 2 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
162川合 孝汰ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.151--140.3569/10
263武村 和希ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.241 0.090 0.090140.2539/10
310山浦 聖人ZAPオートスペースED
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.471 0.320 0.230139.99210/10
466飛田 陽宏Deep-R・10V関口ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.683 0.532 0.212139.7524/10
519徳升 広平ZAP SPEED 10VED
TOKYO R&D RD10V
YH2'03.701 0.550 0.018139.7326/10
68飯嶋 郁陽ZAP SPEED・ED
TOKYO R&D RD10V
YH2'04.225 1.074 0.524139.1428/10
780井上 雅貴NRS KK-SⅡ ED
MYST KK-S2
YH2'05.628 2.477 1.403137.5887/10
830豊島 貴大FK・ASK・DT・HKS.μ
TOKYO R&D RD10V
YH2'08.700 5.549 3.072134.3052/3
---- 以上基準タイム(130%: 2'40.273)予選通過 ----

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山 話題の新カテゴリー、FIA-F4に挑戦開始! 里見乃亜が第2戦で、8位入賞を果たす (ル・ボーセ)

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予選 4月4日(土)天候/雲 コース状況/ウエット

 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつであり、また今年からスタートするFIA-F4シリーズの第1ラウンドが4月4日(土)、5日(日)に岡山国際サーキット(岡山県)で開催され、スーパーFJからステップアップを果たした里見乃亜が出場した。

 FIA-F4はシャシーやエンジン、タイヤがワンメイクで、スーパーFJとF3の中間に位置するカテゴリーだ。全戦が国内で最も人気のある、スーパーGTのサポートレースとして開催されることもあり、その注目度の高さを示すかのように、開幕ラウンドから32台ものエントリーを集めることとなった。昨年、スーパーFJをともに戦ったライバルどころか、上位カテゴリー経験者も多数出場しているだけに、激戦となるのは必至。その中で、どんな走りを見せ、どれだけシーズンを通じて成長できるか注目される。

 新シリーズの開幕とあって、すべてのドライバーが十分に走行を重ねられずにいたため、練習走行はレースウィークの月曜日から開始。もちろんチームも月曜日から走り始めて、マイレージを稼ぐこととなった。ドライビング、セッティングともに精度を上げて挑んだ予選は、あいにくのウェットコンディション。しかし、最終調整となった金曜日の専有走行、最後のセッションでウェットは経験しているため、特に戸惑うことなく走行を開始。また、早朝まで降り続いていた雨はすでにやんでいることもあり、徐々にコンディションが向上するのは明らかだったため、チームは後半にピークを迎えるよう指示を与える。予想どおりタイムは周を重ねるごとに短縮されるが、ややプッシュし始めるタイミングが遅れてしまう。そのため、終了間際に理想とするピークに達するまでには至らず、1分46秒021がベストタイムで第1戦は16番手からのスタートに。セカンドベストでグリッドが決められる第2戦は46秒548で、17番手とひとつ順位を落としてしまう。

 最も混乱の起こりやすいポジションから、どこまで順位を上げることができるか、さらに言えば混乱をしっかりと回避できるか注目された。

決勝第1戦 4月4日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 FIA-F4の決勝は、第1レースを土曜日、第2レースを日曜日に行うこととなっている。予選の興奮醒めやらぬうちに、歴史の第一歩を記す第1戦が開催された。時間の経過とともに路面状態は向上、ドライタイヤを装着して並んだグリッドには、スーパーGTやPCCJとの併催とあって、嵯峨宏紀や中山雄一、山下健太、久保凛太郎ら、ル・ボーセモータースポーツの先輩たちが勢揃い。激励やアドバイスが、力になったのは間違いない。

 レッドシグナルが消えて決勝が開始されると、それぞれのポジションは早々と変動する。オープニングラップでひとつ順位を上げ、さらなる上昇が期待されるも、2周目のWヘアピンで多重クラッシュが発生。前方でのアクシデントだったものの、しっかりと回避したことによって12番手に上がることとなる。それから間もなく車両回収のため、5周に渡ってセーフティカー(SC)ランが行われる。その間にオレンジボール旗でピットに戻った車両もあったことから、さらにひとつ順位が上がる。

 そして、8周目からバトルが再開。リスタートも問題なく、10周目に1台の先行を許すが、それでもゴールまで後続車両と激しいバトルを繰り広げ、入賞まであと一歩の12位でゴールする。しかし、SCラン中のオフィシャルからの指示の解釈違いでSCを抜いたため、55秒加算のペナルティによって20位へと降格してしまう。

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決勝第2戦 4月5日(日) 天候/雨 コース状況/ウエット

 明けて日曜日は天気予報が伝えていたとおり、しっかり雨模様。第2戦決勝では、予選に続いてウェットタイヤを装着することとなった。セーフティカースタートでレースは開始され、2周の先導の後、グリーンシグナルが灯されることに。

 だが、その直前の最終コーナー、さらにコントロールラインを越えてからも随所でスピンやコースアウトが続出。そんな混乱にも冷静な対応で、4ポジションアップとなる13番手へ。その後、先行車両の後退によって11番手に上がり、12周目にはバックマーカーとからんだ目の前の車両を避けて、ついに10番手に浮上する。そして、そのままポジションを保って10位でフィニッシュ。さらに、ペナルティを科せられたドライバーの降格により、8位という結果を得ることとなった。これに満足することなく、さらに順位を、そしてレース内容を高めることが期待される。

 次回のレースは富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に、5月2~3日に開催される予定となっている。

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チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
シリーズ初年度と言うこともあり、クルマの納車が遅れたことで開幕前に十分なテストを行えず岡山入りすることになった。里見は、数回の走行をこなす中でクルマの特性を理解し、セッティングの方向性を見極めることが出来たが、クルマとドライビングが上手くかみ合わず、上位に着けるにはスピードが足りなかった。次戦富士では上位争い出来るよう、更なる挑戦が必要だ。
Driver 里見乃亜(Noa Satomi) COMMENT
第1戦はペナルティを受けてしまったのが最大の反省点ですが、レース中の混乱はすべて回避することができました。初めてのレースでチェッカーを受けるのが、いちばん低い目標ではありましたが、達成することができました。第2戦でも混乱は何回もありましたが、こちらもすべて回避できました。ただし後方のグリッドからスタートするため、危ない目に遭う確率も高くなります。今後の課題は予選をもっと大事に走ることです。今回のようにセミウェット状態でタイムの上がり幅を早くするなど、もっと内容を濃くしていきます。次の富士ではセッティングもまだ試さない状態でフィーリングよく走れたので、非常に楽しみです。
Le Beausse Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山 坪井翔が2戦連続2位表彰台を獲得 (DRP)

FIA-F4開幕戦DRPレースレポート - 岡山国際サーキット(岡山県)
  • 4月4日(土)予選・第1戦決勝レース 曇り
  • 4月5日(日)第2戦決勝レース 雨
☆参戦ドライバー
ゼッケンドライバーマシンエントラント
36坪井翔FTRSスカラシップF4トムススピリット
38山田遼美人&DRP AKIBA FTRSガレージ茶畑
51三笠雄一B-MAX RACING F110B-max

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☆4月4日(土)8:10~ 公式予選

 SUPER GTのサポートレースとして今年から始まったFIA-F4は32台のエントリーが集まった。

 初の公式セッションは、30分間のアタックでベストタイムが第1戦の予選タイム、セカンドベストが第2戦の予選タイムとなる。天気予報通りのウェットコンディションとなったが、予選開始時には雨は止んでおり、難しいコンディションの中タイムアタックが開始された。

 前日までの練習走行では、トラブルやコースアウトが目立ち、毎走行赤旗が出る荒れ模様だったが、公式予選では路面コンディションを確認しながらの走行となり、全車ラップタイムを刻んで行く。毎周タイムが更新されて行く中で、特に坪井選手は上位タイムを常にキープする。30台ものマシンが周回を繰り返すことにより、明らかに路面コンディションが良くなっていく。

 その中でタイミングボードの最上段にタイムを刻んだのが坪井選手だった。1’43.404のタイムで初のポールシッターとなる。(セカンドベスト4位)三笠選手は、終盤に6番手までタイムアップするが、最後の最後でクリアラップを取ることができず11位までポジションを下げてしまった。(セカンドベスト11位)山田選手は、初のフォーミュラーレースで、初のウェットコンデションに対応しきれず21位となる。(セカンドベスト18位)

☆4月4日(土)13:50~ 第1戦決勝レース

 朝から雨は上がり、PCCJ予選、SUPER GT公式練習と走行が続きコースは完全なドライコンディショでFIA-F4初のスタートが切られた。無難なスタートを決めた坪井選手はトップで1コーナーへ侵入。背後には、練習走行で毎セッショントップタイムをマークしていた予選6位の牧野選手が迫る。バックストレートではスリップに入られるがなんとか抑え凌ぎきる。1周目終了時には、三笠選手が8位、山田選手は18位にポジションを上げた。そして2周目のリボルバーとハイパーコーナーの間で多重クラッシュが発生。三笠選手の背後だったが、山田選手はこのアクシデントを上手くかわし11位にポジションアップを果たした。

 ストップ車両回収のため3周目からセーフティーカーランが5周続き、残り周回数7周で再スタート。リスタートを上手く決めた坪井選手は、牧野選手を引き離したかに見えたが、牧野選手のスピードが速くすぐさまテールトゥーノーズに持ち込まれる。トップ争い2台は3位以下を離していく。しかし防戦を強いられる坪井選手は、11周目バックストレートでスリップに入られヘアピンで交わされて2位に後退。それでもなんとか食らいつき、同じくバックストレートでスリップに入るが、ストレートスピードが伸びず、逆に差が広がる展開になってしまった。その後は徐々に引き離されてしまい、2番手単独走行のままゴールで悔しい2位フィニッシュとなった。

 リスタート後の三笠選手は、1台づつパスして6位にポジションアップしたところで3位争いの5台のバトルとなる。その3位争いの先頭2台が接触。このアクシデントを回避する際に一つポジションを落としてしまうが接触された1台がリタイアしたため6位でチェッカーを受けた。

 山田選手は、リスタート後すぐさま1台を交わし10位へポジションアップ。初のフォーミュラーカーレースで21位スタートからの入賞ポイントゲットかと期待が高まった最終周に、持ちタイムの早い選手に抜かれ11位でチェッカー。しかし、初開催のレースは各所で荒れた展開となり、7選手ものペナルティーが発生し、三笠選手が5位、山田選手が8位に繰り上がった。この結果、開幕戦で3人の選手が揃って入賞と幸先の良いスタートを切ることができた。

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☆4月5日(日)11:10~ 第2戦決勝レース

 前日の夜から雨が降り始め、第2戦決勝レースはウェットコンディションとなる。初のウェットレースと前日の荒れた展開も考慮されてか、セフティカー先導でのローリングスタートとなった。路面コンデションを各選手に確認させるために、スタート後もセーフティーカーランが続き3周目からローリングスタートの直前、最終コーナーでトップの選手がスピンで後退。後続車両は上手くかわして、コントロールラインを通過するが、トップに立った選手が1コーナーでコースアウト。坪井選手は2番手にポジションアップするが、背後にまたストレートの速い牧野選手がバックストレートであっさり抜いていく。

 続いてトップに立った選手が、そのバックストレートエンドでコースアウトし牧野選手がトップに。坪井選手が2位とな る。またもや2台が後続を引き離していくが、第1戦以上に牧野選手のペースが速く独走状態となる。坪井選手はなすすべ無く2戦連続の2位フィニッシュとなった。

 三笠選手もスタート直後のタイヤが冷えている状態で、前車をどんどんパスしていき6周目には4位までポジションを上げていた。しかし、他車のタイヤが暖まってくると追い上げられてバトルの展開となる。迎えた11周目、1コーナーで背後の選手にインを突かれるが、少しオーバースピードで膨らんだため、クロスラインで抜き返す。しかし、姿勢を乱し相手選手と接触してしまい2台揃ってコースアウトリタイアとなってしまった。

 山田選手は、ウェットコンデションでのドライビングに苦労しているが、経験を積むためにもなんとかコース上にとどまり周回を重ねていく。初のウェットレースとは思えないステディーな走りで12位でチェッカーを受けることができた。

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坪井選手コメント
ポールからスタートした第1戦はどうしても勝ちたかったのですがスピードが足りませんでした。第2戦もあっさり牧野選手に抜かれて単独の2位走行となりましたが集中力を切らさず、現状できることは全てやりきったと思います。2戦連続の2位はシリーズを考えれば嬉しいですが、それ以上に牧野選手に完敗のほうが悔しいです。次戦はトヨタのホームコースなので、FTRSのエースとして絶対に勝ちたいと思います。
三笠選手コメント
予選を失敗してしまいました。ドライではペースもよく、もっと前からスタートできていればと悔やまれます。それでも去年できなかったレース中のバトルができて、トップ争いができることが分かったのは収穫です。第2戦のアクシデントでは、完全にクロスで抜き返せたと思ったのですが、少しアクセルを踏みすぎてスピンして相手選手に当ってしまいました。裁定はレーシングアクシデントでしたが、相手の選手には申し訳ないと思います。次戦の富士では、必ず上位からスタートして優勝します。
山田選手コメント
初の岡山国際サーキットを攻略しきれませんでした。木曜日の練習走行から、路面コンディションがいろいろ変わり、コースの攻略もマシンのセットアップもドライビングスキルも全て中途半端になってしまったと思います。自分自身は全く満足できていないのですが、荒れたレースを2戦ともに無傷で完走し、ポイントを取ったことはチームから褒めてもらえました。次の富士は練習したことがあるので、もっと上位でレースをしたいと思いますしその自信があります。
☆リザルト
【第1戦】
  • #36 坪井翔 FTRSスカラシップF4 予選1位 決勝2位
  • #51 三笠雄一 B-MAX RACING F110 予選11位 決勝5位
  • #38 山田遼 美人&DRP AKIBA FTRS 予選21位 決勝8位
【第2戦】
  • #36 坪井翔 FTRSスカラシップF4 予選4位 決勝2位
  • #38 山田遼 美人&DRP AKIBA FTRS 予選18位 決勝12位
  • #51 三笠雄一 B-MAX RACING F110 ’選11位 決勝リタイア

FIA-F4公式リザルト:http://fiaf4.jp/results

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ドリームレーシングプロジェクトプレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第2戦 決勝レース レポート

MJ15_0083_fineプレスインフォメーション 2015年4月05日

岡山. 天候:雨 路面:ウェット 気温:16度 路面:16度(スタート時)

4月5日(日)、ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シーズン第2戦決勝レースが開催される岡山国際サーキット(岡山県)は早朝から強い雨。レース中は時折雨が止む時間帯もあったが、コース上に水たまりが残る等、カレラカップパイロットとチームにはスタート時の戦略的なセッティングが求められる路面コンディションとなった。

決勝スターティンググリッドのオーダーは、昨日の公式予選でのセカンドタイム順により、ポールポジションは#15元嶋佑弥、2番グリッドは#78近藤翼、以下、2列目は#12久保凛太郎と#19永井宏明、3列目はジェントルマンクラストップの#9武井真司と今年からオーバーオールでエントリーの#9星野敏、4列目はジェントルマンクラスの#24剛覇矢人と同#37久保田克明という順番だ。

ウェットコンディションを受けて、決勝レースはローリングスタート方式に変更された。カップカーと呼ばれるPCCJ参戦マシン911 GT3 Cup (Type991)は、RR(リヤエンジン・リヤドライブ)で、パワーは480馬力。まさにポルシェのアイデンティティたるキャラクターを持つレーシングカーだが、ハイパワーのRRゆえにウェットでのコントロールにはさらに繊細な感覚が求められるクルマでもある。ある程度様子を見ながらレースを進めていくか、あるいはそうした意識をチャンスと捉え、積極的に仕掛けていくか。各ドライバーの思案のしどころだ。

10時ジャスト。セーフティカー(SC)が2周のフォーメーションラップを先導した後、決勝レースの正式スタートが切られた。最前列の元嶋と近藤は第1戦同様に「スタートを制したほうがレースを有利に進められる」と考えていた。特に近藤は第1戦をポールポジションでスタートしながらも、元嶋に先行を許しての2位フィニッシュ。「ここで優勝して、ポイントをタイに戻さないといけない」と元嶋の後を追う。そしてアトウッドカーブで仕掛けた近藤。2台は並走しながらコーナーを旋回。しかし、ここでは近藤のトライは実らず元嶋がポジションをキープ。

一方の元嶋も近藤のプッシュを感じつつレースを進めていた。「スタートはまあまあうまくいったのですが、序盤はペースを上げられず、近藤選手に抜かれそうな場面もありました」。それでも元嶋は安定したラップタイムで周回を重ね、近藤を射程距離に寄せ付けない。そして8周目を迎えるあたりで、2番手を走っていた近藤に3番手の久保が急接近し2番手争いが俄然白熱する。今シーズンからPCCJ初参戦ながら、カップカーの車両特性とPCCJのレース展開や雰囲気を急速に習得してきている久保「昨日は少し離されましたが、ウェットでは同じペースで走ることができていました」と前を窺う。しかし、ここは近藤が2番手を守る。久保も無理に仕掛けず、カップカーを操る経験値を稼ぐことに重点を置いたようだ。終盤、雨が再びコースに落ちてきたが、大きな変動はなく元嶋がポールトゥフィニッシュで見事第1戦からの2連勝を決めた。そして2位の近藤、3位の久保も第1戦と同じ順位を獲得した。

ジェントルマンクラスは第1戦勝者の武井が安定した走りでレースを引っ張る。「前を行くオーバーオールの車両についていきたかったのですが、そこまでの状態ではないと判断しセーフティに行きました」という武井が鮮やかに開幕2連勝を決めた。同2位はジェントルマンクラス6番手スタートの#2田島剛。「前にしっかりついていき、路面の状況とタイヤのグリップの具合を把握しながら走ることができた。岡山は相性がいいんですよね(笑)」と2013年同クラスチャンピオンの実力を見せ2位フィニッシュ。同3位の久保田は「マシンもレースも勉強しながらですが、いいシーズンスタートを切れました」と笑顔を見せた。

これで、オーバーオールとジェントルマンクラスのポイントリーダーはそれぞれ2連勝を決めた元嶋、武井となった。「近藤選手、久保選手ともこのままではいないでしょうが、勝ち続けることを目指します」と元嶋。「レース後半にどういう勝負ができるかも分かったのは収穫。今年こそはチャンピオンを獲りにいきます」と武井。しかしシーズンは始まったばかり。すべての選手にチャンスがあり、まだまだ厳しい戦いが待ち受けていることだろう。

次回、第3戦-4戦は5月2日(土)、3日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)を舞台に、同じくスーパーGTのサポートレースとして開催される。世界屈指
の高速コースを制しトップチェッカーを受けるのは誰か。そして幸先のよいスタートをきった元嶋と武井はどんな作戦で出るのか。早くも目が離せない展開となりそうだ。

■第2戦 決勝レース結果
Pos. / Car# Driver / Class / Car Name / Lap / Time / トップ差
1 / 15 元嶋 佑弥 / O / GARMIN PORSCHE / 15 / 30'21.545 / --
2 / 78 近藤 翼 / O / スカイレーシング / 15 / 30'21.839 / +0.294
3 / 12 久保 凛太郎 / O / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 30'23.449 / +1.904
4 / ▲19 永井 宏明 / O / ナインレーシング / 15 / 31'07.728 / +46.183
5 / 9 武井 真司 / G / ビンゴレーシング / 15 / 33'22.359 / +3'00.814
6 / 2 田島 剛 / G / タジマレーシング / 15 / 33'23.075 / +3'01.530
7 / 7 星野 敏 / O / D'station HAI 991 / 15 / 33'24.132 / +3'02.587
8 / 37 久保田 克昭 / G / ハナシマレーシング / 15 / 33'26.245 / +3'04.700
9 / 51 ポール イップ / G / KCMG ANNIKA 911 / 15 / 33'27.106 / +3'05.561
10 / 98 五藤 碇 / G / チームトーエイスピリット / 15 / 33'27.956 / +3'06.411
11 / 11 塚本 奈々美 / O / TEAM KTOUCH PORSCHE / 15 / 33'28.689 / +3'07.144
12 / 24 剛 覇矢人 / G / みきゃん MP-GT3 / 15 / 33'30.925 / +3'09.380
13 / 77 浜崎 大 / G / Voing Ventiler / 15 / 33'32.833 / +3'11.288
14 / 52 春山 次男 / G / はるやまbaby GT3cup / 14 / 33'18.650 / 1 Lap
15 / 10 斎藤 真紀雄 / G / ビンゴレーシング / 14 / 33'20.689 / 1 Lap
- 以上完走 -
-- / 25 内山 清士 / G / NK RACING / 12 / 25'12.801 / 3 Laps
ベストラップ

15 元嶋 佑弥 / O / GARMIN PORSCHE / 1'47.726 (5 / 15)
9 武井 真司 / G / ビンゴレーシング / 1'50.379 (8 / 15)
▲ゼッケンNo.19は、国際モータースポーツ競技規則 付則H項 第2章 2.9.10(SC中の追い越し)違反により、決勝結果に30秒を加算した。

O=オーバーオールクラス G=ジェントルマンクラス

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第1-2戦 公式予選レポート

 MJ15_0050_fineプレスインフォメーション 2015年4月04日

岡山. 天候:くもり 路面:ウェット/ドライ 気温:19度 路面:27度

PCCJ(ポルシェカレラカップジャパン)の2015年シーズンが4月4日(土)、岡山国際サーキットで開幕を迎えた。昨年同様、第1-2戦はスーパーGTのサポートレースとして組み込まれ、4日に30分間の公式予選と第1戦決勝レース、5日(日)に第2戦決勝レースというダブルヘッダーとして開催される。

迎えた公式予選日。PCCJ・Cパドックの雰囲気は前日とうって変わり、俄然、緊張の度合いを深めていた。昨年チャンピオンシップをつかみきれなかった若手ドライバー、前評判どおりの実力をアピールしたい新規参入組、ジェントルマンドライバー最速を狙うベテランとルーキーなど、それぞれの思惑がパドックで交錯する。

タイム争いで先行したのは元嶋だ。ジュニアフォーミュラを順調に駆け上がり、PCCJには昨年に続き今年も再びスカラシッププログラムドライバーとして参戦するチャンスを与えられ、結果で応える覚悟で臨んでいた。その元嶋は早々に1分34秒台に突入し、セッション経過10分過ぎには連続アタック中に1分33秒419までタイムを削ることに成功する。他のドライバーも次々と1分34秒台、35秒台に入れてくるが、元嶋のタイムには届かない。セッションは容赦なく進み、元嶋のポールポジションが決まったかと思われていた。

しかし、これを上回ったのが近藤だった。近藤はPCCJ 3年目。本人も周囲も「今年こそチャンピオン」というのが合言葉だった。自分の走りと存在感をアピールすべく、「1セット目のタイヤでポールポジションを決めることを狙っていました」。元嶋の後ろを走りながら「15号車は低速コーナーでの蹴り出しがいい」と分析。ピットでよりトラクションを重視したセッティングに微調整すると、セッション残り5分あまりとなったところで1分33秒218のトップタイムをマーク。クルマから降りると、明るく屈託のない笑顔を見せた。

最終的に元嶋は2番手。「昨日のセットアップから、今日は雨を見据えたものに変えました。ドライでもいい方向に行くと思っていましたが、そこまでではなかったようです。でも、今回は近藤選手が速かったですね」。第2戦の決勝スターティンググリッドを決めるセカンドベストの比較では、元嶋のタイムがトップ。第2戦ポールポジションとなった。3番手は新規参戦の久保凛太郎。「まずはポルシェと、Type991というクルマを勉強中です。もう少し攻めればコンマ2、3秒は上がったかもしれませんが、1秒までは見えなかったので、決勝に切り替えました」と納得顔だった。

ジェントルマンクラスのトップは昨年から継続して参戦の武井。セッション残り2分になったところでのアタックが決まり、1分35秒114というタイムをマーク。総合でも5番手に食い込んだ。「タイヤを2セット使ってしまい、決勝には不安も残るが、優勝を目指します」と気持ちを切り替えていた。同クラス2番手は#24剛覇矢人、同3番手は#37久保田克昭というオーダーだ。

第1戦の決勝レースは同日16時35分から15周で争われる。公式予選時と気温/路面温度が下がることが予想され、内圧設定を含むタイヤマネージメントが重要なカギを握りそうだ。

Pos./ Car# Driver / Class / Car Name / Best Time
1 / 78 近藤 翼 / O / スカイレーシング / 1'33.218
2 / 15 元嶋 佑弥 / O / GARMIN PORSCHE / 1'33.419
3 / 12 久保 凛太郎 / O / TEAM KTOUCH PORSCHE / 1'34.186
4 / 19 永井 宏明 / O / ナインレーシング / 1'34.831
5 / 9 武井 真司 / G / ビンゴレーシング / 1'35.114
6 / 7 星野 敏 / O / D'station HAI 991 / 1'35.925
7 / 24 剛 覇矢人 / G / みきゃん MP-GT3 / 1'36.258
8 / 37 久保田 克昭 / G / ハナシマレーシング / 1'36.361
9 / 25 内山 清士 / G / NK RACING / 1'36.387
10 / 77 浜崎 大 / G / Voing Ventiler / 1'36.742
11 / 2 田島 剛 / G / タジマレーシング / 1'36.917
12 / 51 ポール イップ / G / KCMG ANNIKA 911 / 1'37.953
13 / 98 五藤 碇 / G / チームトーエイスピリット / 1'38.125
14 / 11 塚本 奈々美 / O / TEAM KTOUCH PORSCHE / 1'38.748
15 / 52 春山 次男 / G / はるやまbaby GT3cup / 1'41.339
16 / 10 斎藤 真紀雄 / G / ビンゴレーシング / 出走せず

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦岡山決勝結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2015/04/05) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTireLapTotal_Time
Behind
111牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-SDL1530'27.088
236坪井 翔FTRSスカラシップF4DL1510.200
37大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1514.150
418ジェームス・ムンローKCMG F110DL1515.612
58上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1523.374
612白石 勇樹TEAM A-ONEDL1545.296
75平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110DL1554.336
862里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミーDL1558.438
910⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシングDL151'01.581
1014根本 悠生GUNZE F110 KCMGDL151'02.295
113伴 貴広DUNLOP SUTEKINA F110DL151'15.963
1238山田 遼美人&DRP AKIBA FTRSDL151'17.793
1328片山 義章miNami aoYama with SARDDL151'18.958
1475手塚 祐弥F&CアキラレーシングwithフィールドDL151'23.588
15*63ニコラス・コスタVSR Lamborghini SCDL151'23.592
16*9石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL151'24.975
1766橋本 陸Skill SpeedDL151'26.740
1819篠原 拓朗VSR Lamborghini SCDL151'31.166
1939加藤 潤平miNami aoYama with SARDDL151'34.865
204河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL151'37.849
2155畑 亨志F&CアキラレーシングwithフィールドDL141Lap
22*2久保田 克昭Hanashima Racing F110DL141Lap
236米倉 正憲CLEAR F110DL132Laps
2423田部 雄剛S2R RacingDL132Laps
---- 以上規定周回数(13Laps)完走 ----
-51三笠 雄一B-MAX RACING F110DL105Laps
-16銘苅 翼Media Do Kageyama F110DL105Laps
-88川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL213Laps
-50山田 真之亮B-MAX RACING F110DL213Laps
  • Fastest Lap: CarNo.11 牧野任祐(DODIE・インプローブス・Rn-S) 1'51.140 (7/15) 119.946km/h
  • CarNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.9.18(SCスタート時の追い越し)違反により、決勝結果に45秒を加算した。
  • CarNo.9,63は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.5.1.b(黄旗区間中の追い越し)違反により、決勝結果に55秒を加算した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦岡山決勝 怪物牧野任祐ぶっちぎりで二連勝!遂に全勝宣言も飛び出す

FIA-F4選手権第2戦決勝は4月5日、岡山国際サーキットで雨の中15周で行われ、昨日に続いて#11牧野任祐(DODIE・インプローブス・RN-S)が後続に12秒もの大差をつけた2連勝を達成した。

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ドライコンディションで行われた第1戦から打って変わり、第2戦決勝を迎えた岡山は朝から雨が降り続き、路面は完全なウェット。
このため午前11時10分からの決勝レースはセーフティカースタートが選択され、各車隊列を組んだまま走行を開始した。

セーフティーカーは2周終わりでピットへ。レースは3周目から追い越し可能となった。
ところがリスタート直前の最終コーナーで、ポールシッターの#16銘苅翼がいきなりのスピン、大きく順位を落とすと、続く1コーナーでは2番グリッドの#88川端伸太朗がコースを飛び出し、ヘアピンでは#50山田真之亮も姿勢を乱して飛び出すといういきなりの大混乱となった。

この混乱を尻目にトップに浮上したのが、予選5番手からスタートした#11牧野だ。
牧野は3周目のアトウッドカーブで前を行く#36坪井翔を捉えると、そのまま一気に後続を突き放しにかかった。
この周の牧野のラップタイムは1分54秒台。他のドライバーは1分57秒〜2分フラットという状況下で圧倒的な速さを見せつけた。その後も5周目に1’52.073、6周目に1’52.006、7周目には1’51.140と着実にリードを広げていく。

これに対し2位を行く坪井、3周目の最終コーナーで#5平木湧也を抜いて3位に上がってきた#7大津弘樹らも次第にペースを上げて8周目以降は1分51〜52秒台に入り、牧野と遜色のないペースで周回を重ねるが、そこまでに構築された8秒近いリードは如何ともし難く、牧野が大差をつけて岡山での第1大会を見事2連勝で飾る結果となった。

優勝 牧野任裕(DODIE・インプローブス・RN-S)
faif4-r2-r-makino  「予選は僕のミスです。燃料搭載量を攻めすぎて最後ガス欠が出てしまいました。次はないようにします。今日のレースは運もよかったですけど、前半トップに立てて、立ってからは自分の走りに集中しようと全力でプッシュしました。後半はギャップも空いたので、ペースを抑えて確実に最後まで車を運ぼうと思いました。1、2周目は一番プッシュしました。タイヤのことも考えて、パーンと踏まないように、前に転がすように心がけました。最終コーナーは危なかったです。まさかあんなことが起こるとは思いませんでした。
ちょっとよかったかなと思ったのは、セーフティーカースタートだったことです。後ろについて走っている時に、今後のことも考えて練習しようかなと思ったらホイールスピンしまくったので、それがわかったのは良かったです。
次の富士もS-FJで経験があります。
今年の目標は全勝です。どっかで負けるときがくるかもしれませんが、それは受け止めて、自分の身になるようにしたいです。」
2位 坪井翔(FTRSスカラシップF4)
faif4-r2-r-tsuboi  「セーフティーカースタートになって、荒れるな、という予想は出来てましたが、最初のストレートからスピンするクルマがあったので、慎重に行こうと思いました。自分は抜いてないので。周りがいなくなった形でした。牧野くんは速くて追いつけませんでした。そのあともいつ飛び出すかわからないコンディションの中で走っていたので、飛び出さないように、というところを意識して走りました。最初は慎重に行って、タイヤが温まってからはペースを上げましたが、後半になってからはリヤがきつくなりました。
富士は走り込んでいるので、なんとか2連勝できるように調整して行きたいです」
3位 大津弘樹(HFDP/SRS-F/コチラレーシング)
faif4-r2-r-ohtsu  「予選を失敗して10番グリッドからのスタートだったのでポイントを取れればいいかなと思っていました。スタートして1コーナーでイン側にいて2台くらい抜くことができ、2コーナーで止まったクルマもあったり、山田選手もストップしたりで、平木選手を最終コーナーで抜いて3位になれました。前半から後半に向けてクルマの動きも変わってきてトラクションがかからなくなったのでメカニックと相談して改善していきたいと思います。次に向けてセッティングも走りもまだまだなんで、次は優勝できるようにがんばります」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第1,2戦岡山公式予選 第1戦は#36坪井、第2戦は#16銘苅がポールポジション

今シーズンから新たにスタートするFIA-F4選手権がいよいよ開幕。 第1戦、第2戦の公式予選は4月4日、岡山国際サーキットで行われ、ベストタイム最速の#36坪井翔、セカンドベストタイム最速の#16銘苅翼がそれぞれ第1戦、第2戦のポールポジションを獲得した。

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全7大会がスーパーGTのサポートイベントとして開催される同シリーズは、GTアソシエイション(GTA)が初めて手がけるフォーミュラカーの選手権だ。
名前が示す通り国際自動車連盟(FIA)の規定に則って制作されたワンメイク車両が用いられるが、シャシーやエンジンのメーカーは各国ごとに異なる。日本ではシャシーを童夢が、エンジンをトムスが(ベースとなるのはトヨタTZR42)、ギヤボックスを戸田レーシングが供給する。
また、ここで好成績を残したドライバーには全日本F3やスーパーGT300クラスへの参戦の道が開けることから、全国各地で開催されているスーパーFJや東西F4の上位ランカーや各メーカーのスカラシップ生らが相次いで参戦を決め初戦から32台もの大量エントリーを集めた。
また、彼らを走らせるチームもB-MAXやハナシマレーシング、ルボーセといったF3の常連組に加え、野田英樹の主催するレーシングスクールと提携したSARDや昨年のGT300王者GSRなど、スーパーGTのトップチームが加わるなど、非常に華やかなものになっている。
ただし残念ながら全32台のうち#27ファン・ドユン、#44山内飛侑、#80陣川雄大がの3台は今大会の出走を見合わせ、#52番場琢も専有走行でのクラッシュにより参加を断念することになった。

上記4台を除く全28台による最初の予選セッションは4日午前8時10分より30分間で行われた。
前日の専有走行ではあいにくの雨に見舞われた岡山国際サーキットだったが、この日の天候は曇り。 しかし路面はまだ乾いていなかったため、全車ウェットタイヤでの走行となった。

序盤から好タイムを連発したのは#36坪井と#16銘苅。
しかしセッションが進むにつれて#50山田真之亮、#88川端伸太朗といった、いずれもF3やFCJ、F4などで活躍してきた顔ぶれがペースを上げてトップ争いに加わり、終盤まで目まぐるしくトップが入れ替わる展開となった。

しかし結局#36坪井がチェッカー直前に1’43.404を記録してトップとなり、開幕戦のポールポジションを獲得、2位に#16銘苅、3位に#88川端がつける結果となった。

なお、このシリーズでは30分間の走行の中で各自のベストタイムを元に第1レースのグリッドを決め、セカンドベストタイム順で第2レースのグリッドを決めることになっており、セカンドベストタイムでは#16銘苅の記録した1’44.408がトップとなったため、第2戦は#16銘苅がポールポジションからスタートすることになった。2番手は#88川端、3番手は#50山田で、第1戦ポールの#36坪井は2列目、4番手からのスタートとなった。

FIA-F4第1戦の決勝は、このあと午後1時50分より15周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第2戦岡山公式予選結果

OKAYAMA GT 300km RACE -RIJ- (2015/04/04) Qualifying Weather:Cloudy Course:Wet
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarTireTimeBehindGapkm/h
116銘苅 翼Media Do Kageyama F110DL1'44.408--127.680
288川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL1'44.446 0.038 0.038127.633
350山田 真之亮B-MAX RACING F110DL1'44.481 0.073 0.035127.591
436坪井 翔FTRSスカラシップF4DL1'44.689 0.281 0.208127.337
511牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-SDL1'45.060 0.652 0.371126.887
65平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110DL1'45.255 0.847 0.195126.652
712白石 勇樹TEAM A-ONEDL1'45.412 1.004 0.157126.464
89石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1'45.532 1.124 0.120126.320
910⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシングDL1'45.535 1.127 0.003126.316
107大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1'45.663 1.255 0.128126.163
1151三笠 雄一B-MAX RACING F110DL1'45.690 1.282 0.027126.131
123伴 貴広DUNLOP SUTEKINA F110DL1'45.692 1.284 0.002126.129
138上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1'45.704 1.296 0.012126.114
1418ジェームス・ムンローKCMG F110DL1'45.889 1.481 0.185125.894
1563ニコラス・コスタVSR Lamborghini SCDL1'45.957 1.549 0.068125.813
1666橋本 陸Skill SpeedDL1'46.198 1.790 0.241125.528
1762里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミーDL1'46.548 2.140 0.350125.115
1838山田 遼美人&DRP AKIBA FTRSDL1'46.671 2.263 0.123124.971
1914根本 悠生GUNZE F110 KCMGDL1'46.730 2.322 0.059124.902
2075手塚 祐弥F&CアキラレーシングwithフィールドDL1'46.814 2.406 0.084124.804
216米倉 正憲CLEAR F110DL1'46.882 2.474 0.068124.724
224河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL1'47.245 2.837 0.363124.302
2319篠原 拓朗VSR Lamborghini SCDL1'47.481 3.073 0.236124.029
2455畑 亨志F&CアキラレーシングwithフィールドDL1'47.623 3.215 0.142123.866
2539加藤 潤平miNami aoYama with SARDDL1'48.866 4.458 1.243122.451
262久保田 克昭Hanashima Racing F110DL1'49.644 5.236 0.778121.583
2728片山 義章miNami aoYama with SARDDL1'50.075 5.667 0.431121.107
2823田部 雄剛S2R RacingDL1'54.308 9.900 4.233116.622
---- 以上基準タイム(2'15.779)予選通過 ----

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第1-2戦 プレビュー

MJ15_0032_fineプレスインフォメーション 2015年4月01日
 
東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェカレラカップジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015シリーズ 第1戦-2戦を、岡山国際サーキット(岡山県)にて2015年4月4日(土)、5日(日)に開催いたします。

岡山国際サーキットで開幕を迎えるポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シリーズ。参戦車両は2014年から導入され2シーズン目を迎える911 GT3 Cup (Type991)。このType991は、最高出力460ps(前モデルType997から10psアップ)、パドルシフトを装備し、タイヤ幅はマシンの性能向上に伴い、前モデルからフロントが10mm、リヤが20mm拡大され、ブレーキ性能など安全性も大幅に引き上げられている。

クラス区分は2014年シーズンの内容を継続。参戦する全ドライバーを対象としシリーズチャンピオンの称号を懸けた戦いとなる「オーバーオール」と、アマチュアドライバーがその腕を競いクラストップを目指す「ジェントルマンクラス」のふたつ。この岡山大会には16名がエントリー。そのうち9名がジェントルマンクラスからの参戦となる。

今年もスーパーGT開幕戦のサポートレースとして開催されるPCCJ。テクニカルなレイアウトが特徴の岡山国際サーキットは、全長約3.7kmに2つのストレートと13のコーナーによって構成される。比較的狭いコース幅にタイトコーナーが多いなど、オーバーテイクチャンスが限られるため、予選でなるべく前方のグリッドを確保することが、決勝レースを有利に戦う上でのカギとなる。予選システムはこれまで同様、第1レースのスターティンググリッドは予選のベストタイム順、第2レースのスターティンググリッドは予選のセカンドタイム順となる。1回の予選で2周分のベストタイムを記録するには、集中力、タイヤマネージメントなど総合力も試されるだろう。ただ、ここでマシンセッティングとアタックさえ決まれば、2戦とも好位置からのスタートを手にすることになる。

今シーズンもチャンピオンシップを争うドライバーは多士済々。2014年オーバーオール3位の#78近藤翼、同4位で今年もPCCJスカラシッププログラムドライバーとして参戦する#15元嶋佑弥、同5位の#19永井宏明らが「今年こそは」とタイトルを獲りに来るはずで、彼らがシリーズを牽引していくことになるだろう。しかし、新規参戦組も実力派が揃っている。女性だけで構成されるレーシングカートユニット「女子カート部」部長の#11塚本奈々美、全日本カート選手権で活躍した#12久保凛太郎のふたりはハイパワーのツーリングカーの経験こそまだ浅いが、Type991の車両特性に慣れれば、早々にタイトル争いに加わってくるだろう。さらに、2014年ジェントルマンクラス王者の#7星野敏が今シーズンはオーバーオールでのエントリー。今年も昨年以上に熱い戦いが繰り広げられるのは間違いない。

一方のジェントルマンクラスも激しいタイトル争いを予感させる顔ぶれとなっている。2013年ジェントルマンクラスチャンピオンの#2田島剛や、2014年同クラス2位の#9武井真司を中心に、PCCJ参戦3年目を迎える#24剛覇矢人や、昨年の参戦で経験を積んだ#51ポール・イップ、#52春山次男らもタイトル戦線浮上への可能性を秘めている。新規参戦組では、ハイパワー車の扱いに慣れている#10斎藤真紀雄、国際レース経験が豊富な#37久保田克昭、他シリーズで王座獲得7回の実績を持つ#77浜崎大、筑波FJ1600Bシリーズ王者の経験を持つ#98 Ikari GOTO、そして現時点では実力が未知数の#25内山清士など、どのような戦いを繰り広げるのか、今から期待が高まる。

15年目というメモリアルイヤーの開幕を迎えるPCCJ。導入2シーズン目となる911 GT3 Cup (Type991) へ注入される各チームのセッティングノウハウは更に完成度を高め、熱く熾烈な戦いはますます激しさを増すことだろう。岡山に集まる多くの観衆の中、幸先良くシーズンのスタートを切るのは果たして誰か。

岡山大会のスケジュールは、専有走行が4月3日(金)9:30-10:00、10:50 -11:20の2セッション。予選は4月4日(土)11:30-12:00。第1戦の決勝レース(15周)は同日16:35から、第2戦決勝レース(15周)は翌5日(日)の9:55からそれぞれスタートを迎える。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿決勝 八巻渉がごぼう抜きで初優勝!

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第2戦は29日、鈴鹿サーキット西コース(1周・3.475km)で雨の中決勝を行い、八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)が14周・21分49秒931で初優勝を飾った。

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 午後になり本降りとなった雨も決勝直前にはほぼ上がった。しかし路面はフルウェット。第2戦も開幕戦と同じような路面コンディションで午後2時45分、12台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 ポールポジションの平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)は無難にスタートを決めるも、2番グリッドの八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)と4番グリッドの平木玲次(RS Fine 10V)がスタートをミス。1周目、ホームストレートに戻ってきたときは、トップは平、2位に吉田雄作(VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号)が付け、3位に浜野隆一(ロコリス★スキルスピード10V)と続く。

 しかしこのレースを盛り上げたのはスタートを失敗して1周目にそれぞれ7位、9位で戻ってきた八巻と平木だった。

 八巻は2周目に4台をごぼう抜きして3位に上がると、3周目のヘアピン手前では吉田を捉えて2位に上がりトップの平を追う。八巻はペースの上がらない平より2秒前後速いラップタイムを刻んで、5周目には背後まで迫った。

 ここからは開幕戦のプレイバックを見るように平と八巻との争いとなるが、やがて後方から3位まで追い上げてきた平木も加わり三つどもえのバトルが始まる。

 平もラインを変えて懸命に八巻を押さえ込むが、「スプーンの進入しかないと思った」という八巻が7周目のヘアピンでスピードを乗せて立ち上がるとスプーンでインから並びかけ、ついにトップに出ることに成功した。

 平木も8周目の130Rで平をパスし2位に上がると、10周目、11周目にこの時点でのファステストラップを連発して1秒強前を走る八巻を追う。しかし、八巻も12周目にこのレースのファステストラップとなる1分30秒897をたたき出して平木を突き放すと、14周を走ってうれしい初優勝をものにした。

 2位には平木が、3位には平、4位に住山晃一朗(TeamNaoki☆PACS☆レプリED)、5位に吉田、6位に板倉慎哉(AMORE表参道☆R&D10V☆F)と続いた。

 第3戦は5月10日、舞台を東コースに移して開催される。

優勝 八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)
sfjs-r2-r-yamaki  「予選は4位でしたが前でペナルティーがあり2番手からのスタートになりました。前回のスタートでホイールスピンしすぎたので、回転を低めにしたらストールしてしまいました。走り始めたらみんな遅くてどんどん抜けたのでこれはいけると思ってがんがんいったらトップの平選手もそんなに離れてなくてすぐに追いつくことができました。ブロックをされて抜けなかったんですが、スプーンの進入しかないと思って、ヘアピンをうまく立ち上がって抜くことができました。トップに立ってからは喜びもあってちょっと気が抜けましたが、平木くんも来ていたのでペースアップをしました。人生初優勝です。ポイントリーダーに立ったので全戦出られるように検討したいと思います」
2位 平木玲次(RS Fine 10V)
sfjs-r2-r-hiraki  「予選は早めにタイムを出さないといけなかったのにできなくて2番手で、作業違反があり4番グリッドからのスタートになりました。開幕戦からスタートに不安があってレースでもでてしまい、最後まで響いてしまいました。3位に上がってからは前を攻略するのに時間がかかりましたし、一瞬、八巻選手を抜いたんですが、ショートカットでまた抜き返されました。雨の走りやスタートにも課題が残っているので改善していきたいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2015/03/29) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2015 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
122八巻 渉モレキュールアキランドイーグル
MYST KK-S
YH1421'49.931
224平木 玲次RS Fine 10V
TOKYO R&D RD10V
YH141.215
370平 優弥TeamNaoki☆LEPRIX 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1416.914
471住山 晃一朗TeamNaoki☆PACS☆レプリED
TOKYO R&D RD10V
YH1425.008
51吉田 雄作VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号
TOKYO R&D RD10V
YH1425.325
655板倉 慎哉AMORE表参道☆R&D10V☆F
TOKYO R&D RD10V
YH1427.031
74大石 裕基大石工務店スキル制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH1431.105
821太田 浩ミスト・関口・制動屋KOTA・RACING
MYST KK-S2
YH1432.935
939中根 邦憲カーペット・ラグ通販/なかね家具
MYST KK-S2
YH1433.733
105村瀬 和也ミスト関口・制動屋・勝男武士号
MYST KK-S2
YH1454.574
1119永井 秀貴NINNER RACING・KKSⅡMYST
MYST KK-S2
YH141'08.074
---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ----
1225濱野 隆一ロコリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH95Laps
  • Fastest Lap: CarNo.22 八巻渉(モレキュールアキランドイーグル) 1'30.897 (12/14) 137.63km/h

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿公式予選 平優弥が初ポールポジション

 スーパーFJ鈴鹿シリーズ第2戦は29日、鈴鹿サーキット西コース(1周・3.475km)で公式予選を行い、平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)が1分29秒268で初ポールポジションを獲得した。

sfjs-r2-q-70 sfjs-r2-q-24 sfjs-r2-q-1

 場内の桜がちらほらと咲き始めた29日、午前9時30分より小雨が降る花冷えの中12台が参加して15分間の公式予選が行われた。

 小雨は降り始めたばかりで路面もまだちょい濡れ。全車ドライタイヤを履いてコースインし、2周目からアタックラップに入る。

 最初のアタックラップでトップに立ったのは1分29秒628で平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)。2位に平木玲次(RS Fine 10V)、3位には吉田雄作(VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号)がつける。

 ところが、3周目のアタックに入った頃から徐々に雨脚が強くなり、スプーンコーナーなどでスピン、コースアウトを喫するマシンが続出。これ以上のタイムアップはならず、上位陣は2周目のタイムで予選順位が決定することとなった。

 平はうれしい初ポールポジション。決勝は午後2時45分より14周で争われるが、恐らくウェットでの争いが予想され、誰が勝っても初優勝となる。

 ※なお予選終了後、平木玲次と吉田雄作のチームにピット作業違反のペナルティーが科され2グリッド降格となった。このため2番グリッドはに八巻渉(モレキュールアキランドイーグル)、3番グリッドには浜野隆一(ロコリス★スキルスピード10V)が繰り上がり、平木は4番、吉田は5番グリッドからスタートすることとなる。

ポールポジション 平優弥(TeamNaoki☆LEPRIX 10V)
 「ドライのセットで出ましたが早めにアタックを行いました。SUGOでポールを取ったことはありますが、鈴鹿では初ポールです。決勝はぶっちぎりで勝って成長したところを見せたいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2015/03/29) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2015 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
170平 優弥TeamNaoki☆LEPRIX 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'29.268--140.1402/5
2*24平木 玲次RS Fine 10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'29.505 0.237 0.237139.7692/8
3*1吉田 雄作VW車を買うならVW三重北で!ワコーズ号
TOKYO R&D RD10V
YH1'30.962 1.694 1.457137.5302/8
422八巻 渉モレキュールアキランドイーグル
MYST KK-S
YH1'31.059 1.791 0.097137.3833/9
525濱野 隆一ロコリス★スキルスピード10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'31.061 1.793 0.002137.3802/6
64大石 裕基大石工務店スキル制動屋
TOKYO R&D RD10V
YH1'31.106 1.838 0.045137.3132/7
755板倉 慎哉AMORE表参道☆R&D10V☆F
TOKYO R&D RD10V
YH1'31.523 2.255 0.417136.6873/8
819永井 秀貴NINNER RACING・KKSⅡMYST
MYST KK-S2
YH1'32.387 3.119 0.864135.4092/9
971住山 晃一朗TeamNaoki☆PACS☆レプリED
TOKYO R&D RD10V
YH1'32.952 3.684 0.565134.5862/4
1039中根 邦憲カーペット・ラグ通販/なかね家具
MYST KK-S2
YH1'34.274 5.006 1.322132.6982/8
1121太田 浩ミスト・関口・制動屋KOTA・RACING
MYST KK-S2
YH1'34.607 5.339 0.333132.2317/8
125村瀬 和也ミスト関口・制動屋・勝男武士号
MYST KK-S2
YH1'35.301 6.033 0.694131.2683/7
  • CarNo.24,1は、2015鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則 62条~3)(ピット作業)違反により、2グリッド降格とする。

F4西日本シリーズ

F4:西日本第1,2戦岡山フォトギャラリー

■第1戦
DPP_14-06-14_0001 DPP_14-06-14_0002 DPP_14-06-14_0003 DPP_14-06-14_0004
DPP_14-06-14_0005 DPP_14-06-14_0006 DPP_14-06-14_0007 DPP_14-06-14_0008
DPP_14-06-14_0009 DPP_14-06-14_0010 DPP_14-06-14_0011 DPP_14-06-14_0012
DPP_14-06-14_0013 DPP_14-06-14_0014 DPP_14-06-14_0015 DPP_14-06-14_0016
DPP_14-06-14_0017 DPP_14-06-14_0018 DPP_14-06-14_0019 DPP_14-06-14_0020
DPP_14-06-14_0021 DPP_14-06-14_0022 DPP_14-06-14_0023 DPP_14-06-14_0024
DPP_14-06-14_0025 DPP_14-06-14_0026

■第2戦
DPP_14-06-15_0027 DPP_14-06-15_0028 DPP_14-06-15_0029 DPP_14-06-15_0030
DPP_14-06-15_0031 DPP_14-06-15_0032 DPP_14-06-15_0033 DPP_14-06-15_0034
DPP_14-06-15_0035 DPP_14-06-15_0036 DPP_14-06-15_0037 DPP_14-06-15_0038
DPP_14-06-15_0039 DPP_14-06-15_0040 DPP_14-06-15_0041 DPP_14-06-15_0042
DPP_14-06-15_0043 DPP_14-06-15_0044 DPP_14-06-15_0045 DPP_14-06-15_0046
DPP_14-06-15_0047 DPP_14-06-15_0048 DPP_14-06-15_0049 DPP_14-06-15_0050
DPP_14-06-15_0051 DPP_14-06-15_0052 DPP_14-06-15_0053 DPP_14-06-15_0054
DPP_14-06-15_0055 DPP_14-06-15_0056 DPP_14-06-15_0057 DPP_14-06-15_0058
DPP_14-06-15_0059 DPP_14-06-15_0060 DPP_14-06-15_0061 DPP_14-06-15_0062
DPP_14-06-15_0063 DPP_14-06-15_0064 DPP_14-06-15_0065 DPP_14-06-15_0066
DPP_14-06-15_0067 DPP_14-06-15_0068 DPP_14-06-15_0069 DPP_14-06-15_0070
DPP_14-06-15_0071 DPP_14-06-15_0072 DPP_14-06-15_0073 DPP_14-06-15_0074
DPP_14-06-15_0075 DPP_14-06-15_0076 DPP_14-06-15_0077 DPP_14-06-15_0078
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4西日本シリーズ

F4:西日本第2戦岡山決勝 波乱のレースを平木湧也が制す。FCクラスは根本悠生が優勝

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第2戦は15日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で決勝を行い平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が15周・23分43秒647で優勝した。FCクラスは根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)が優勝した。

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 今大会の最終レースとして午後3時30分、17台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 スタートを制したのはポールシッターの牧野任祐(マルサンミスト制動屋Rn・SPORTS)。その後方では、予選2位の浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)と予選4位の平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が2位争いを演じていたが、オープニングラップのアットウッドで絡み浅原がコースアウト。平木は4位にとどまったものの、浅原は最後尾近くまで順位を落としてしまった。

 トップの牧野は後方での混乱を尻目に、2位に上がってきた松井孝允(サムライサポーターズF4)を突き放しにかかる。しかし、9周目に7秒4はなしたところで、シフトトラブルのためペースダウン。10周目には松井に4秒3、11周目には0秒8まで迫られると、12周目には松井、3位まで順位を回復してきた平木に次々とパスされ3位に落ちた。

 トップに立った松井がこのまま逃げ切れると思われたが、トラブルをかかえているのかペースが上がらない。14周目に2位の平木に、最終ラップには松井がストップしたため3位に上がっていた久保宣夫(佐藤製作所☆オートセレクトMYST制動屋)にもかわされ、結局3位でゴールすることとなった。

 優勝は漁夫の利を得た形になった平木、2位には久保が入った。

 FCクラスは予選2位の坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)がポールシッターの根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)に並びかけるが、かろうじて根本が押さえる。

  トップ根本、2位坪井はこの後も0秒5前後の間隔で接近戦を演じるが、抜きどころの無い岡山では決め手に欠け、根本がそのまま優勝。坪井は2位に甘んじた。

 3位にはアルミクラスの鶴田和弥(Rn-sports制動屋KKZS☆ミスト)を挟んで石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)が付けていたが、鶴田に阻まれ上位2台を追うことができない。昨日は全日本クラスのマシンを利用して逃げ切り、優勝した石川にとっては皮肉な展開となった。石川は10周目にようやく鶴田をかわすもトップ2台との差は2秒4。最終的に0秒6差まで詰めたものの3位でゴールすることとなった。

 第3戦は7月6日、鈴鹿サーキットに舞台を移し、クラブマンレース第4戦としてフルコースで開催される。

Text: Yoshionri OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4西日本シリーズ

F4:西日本第2戦岡山決勝結果

SUPER F3 RACE in OKAYAMA -RIJ- (2014/06/15) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 F4西日本シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

Pos No Cls Cls
Pos
Driver Car
Maker Model
Lap Total_Time
Behind
1 18 C 1 平木 湧也 SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
15 23'43.647
2 12 A 1 久保 宣夫 佐藤製作所☆オートセレクトMYST制動屋
MYST KK-ZS
15 4.422
3 25 C 2 松井 孝允 サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
15 7.256
4 90 FC 1 根本 悠生 WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
15 14.719
5 92 FC 2 坪井 翔 美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
15 15.207
6 60 FC 3 石川 京侍 HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
15 15.763
7 62 FC 4 福住 仁嶺 HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
15 16.731
8 11 A 2 鶴田 和弥 Rn-sports制動屋KKZS☆ミスト
MYST KK-ZS
15 18.851
9 61 FC 5 坂口 夏月 HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
15 19.613
10 63 FC 6 大津 弘樹 SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
15 22.961
11 70 C 3 朝日 ターボ ヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
15 23.218
12 93 FC 7 小河 諒 TEAM TOM’S
TATUUS FC106
15 27.534
13 16 C 4 黄 度允 ZAP SPEED・KOR・DY・108
ZAP F108
15 37.685
14 37 C 5 長 優子 B-MAX RK01 TODA
B-MAX RK01
15 52.283
15 27 C 6 シュウジ B-MAX RK01 TODA
B-MAX RK01
15 1'25.964
16 5 A 3 牧野 任祐 マルサンミスト制動屋Rn・SPORTS
MYST KK-ZS
13 2Laps
---- 以上規定周回数(13Laps)完走 ----
- 50 C - 浅原 悠貴 CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
5 10Laps
  • Fastest Lap: CarNo.5 牧野任祐(マルサンミスト制動屋Rn・SPORTS) 1'32.946 (9/13) 143.425km/h

F4西日本シリーズ

F4:西日本第2戦岡山公式予選 総合は牧野任祐、FCクラスは根本悠生がPP

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第2戦は15日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で公式予選を行い、牧野任祐(マルサンミスト制動屋Rn・SPORTS)が1分31秒306で、FCクラスは根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)が1分33秒658でそれぞれポールポジションを獲得した。

f4_r02_q-5 f4_r02_q-90

 梅雨時にもかかわらず、昨日に引き続きサーキット上空には青空が広がった。気温も高めで今日はさらに暑くなりそうだ。午前9時10分より10分間の公式予選が始まった。

 ここでも予選をリードしたのは牧野任祐(マルサンミスト制動屋Rn・SPORTS)。中盤に1分32秒589でトップに立つと、32秒021、31秒587とタイムを伸ばし、終了直前には2位を0秒5ちぎって見せると、さらに最終周にはだめ押しの31秒306をたたき出し、ぶっちぎりでポールポジションを決めた。

 2位には松井孝允(サムライサポーターズF4)が1分32秒027で付けていたが、終盤に向けてタイムアップならず、1分32秒015を出した浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)に逆転され3位で予選を終えた。

 僅差の争いとなったFCクラスは、中盤から目まぐるしく順位が変わる。そんな中、最終的に1分33秒658で根本悠生(WILLDO ZTEスピリット)がポールポジションを獲得した。2位には坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)が付け、昨日の第1戦優勝の石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)は3位で予選を終えた。

 決勝レースは本日15日、午後3時20分より15周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4西日本シリーズ

F4:西日本第2戦岡山公式予選結果

SUPER F3 RACE in OKAYAMA -RIJ- (2014/06/15) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 F4西日本シリーズ Round 2 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/hLap
15A1牧野 任祐マルサンミスト制動屋Rn・SPORTS
MYST KK-ZS
1'31.306--146.0018/8
250C1浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
1'32.015 0.709 0.709144.8769/10
325C2松井 孝允サムライサポーターズF4
B-MAX RK01
1'32.027 0.721 0.012144.8576/10
418C1平木 湧也SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
1'32.120 0.814 0.093144.7117/9
512A2久保 宣夫佐藤製作所☆オートセレクトMYST制動屋
MYST KK-ZS
1'33.287 1.981 1.167142.9017/9
611A3鶴田 和弥Rn-sports制動屋KKZS☆ミスト
MYST KK-ZS
1'33.656 2.350 0.369142.3389/9
790FC1根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
1'33.658 2.352 0.002142.3357/8
892FC2坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
1'33.780 2.474 0.122142.1508/9
960FC3石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'33.788 2.482 0.008142.1389/10
1062FC4福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'33.870 2.564 0.082142.0139/10
1163FC5大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
1'33.963 2.657 0.093141.87310/10
1261FC6坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
1'34.139 2.833 0.176141.60810/10
1370C2朝日 ターボヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
1'34.517 3.211 0.378141.0418/9
1493FC7小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
1'34.647 3.341 0.130140.84810/10
1516C3黄 度允ZAP SPEED・KOR・DY・108
ZAP F108
1'34.925 3.619 0.278140.4356/6
1637C4長 優子B-MAX RK01 TODA
B-MAX RK01
1'35.639 4.333 0.714139.3878/9
1727C5シュウジB-MAX RK01 TODA
B-MAX RK01
1'39.179 7.873 3.540134.4126/7

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO BRP★J‘S RACINGフィット3 トップ走行もトラブルで無念の4位 (J'S)

  • ST5クラス
  • ゼッケン:99
  • 車名:BRP★J‘S RACINGフィット3
  • ドライバー:奥村浩一/梅本淳一/大野尊久
  • 予選:クラス3位
  • 決勝:クラス4位

 惜しくも勝利を逃した開幕戦より約2ヶ月。第2戦SUGOを迎えました。

 今回よりBRP★J‘S RACINGフィット3はJ’S RACINGの新作エアロパーツを投入。

 新発売の「GK5用フロントスポーツグリル」、「GK5用フロントウイングスポイラー」に加え、開発中の「GK5用3DGTウイング」をスーパー耐久公認パーツとして装着しました。

 以下、大野選手のレポートです。

 今回も木曜日午前セッションからスタートしました。フロントスポイラー、フロントグリル、GTウイングも装着され、さらに進化した99号車でのテスト走行。あいにくのお天気でレインからのスタートです。しっかりとブレーキングで止めてから加速するコーナーが多いもてぎと比べ、旋廻させるブレーキを必要とするSUGOに合わせてセットを煮詰めていきます。

 ウェットではSUGOに慣れている周りのチームと比べても遜色無く、順調にテストを消化していました。

 しかし、路面が乾いてくるとアンダーステア傾向が見え始め、更にセット変更を見直すことになります。なかなか状況は改善せず金曜、土曜のプラクティスは終始セットアップに集中していました。

 前日のプラクティスでハンドリング改善の方向性を見出し、土曜日の予選に望みます。Aドライバー予選、今回から復帰の梅本選手からのアタックです。大幅に気温も上がり、昨日のベストタイムを更新するも、1分40秒を切ることが出来ませんでした。アンダーステアがやはり強いようです。

 続いて行われたBドライバー予選、奥村選手のアタックに入りましたが状況変わらず1分40秒台。悔しいですが予選3番手スタートとなりました。

 Cドライバーセッションは私の出番です。さらにセットを変更してしっかり感は出ましたがアンダーステアは一向に消えず…。丁寧に攻めて何とか1分39秒台に乗せましたがこのままではタイヤに厳しく、決勝を走りきる事も難しい状況でした。

 さらにエンジニア、メカニック、ドライバーとミーティングを行いセットを変更、改善して日曜日の決勝を迎えました。

 スタートドライバーは梅本選手が担当。スタートして1分40秒ペースで上位2台にぴったりと着いて3台でのバトルとなります。序盤#95はポジションを落としながらも正確なLAPを刻み、トップに出たのは#2。しかし他車との接触によりオレンジボールが振られ後退。30LAP目には#95を押さえ、梅本選手がTOPに立ちます。

 約1時間、35LAP消化した所で私とドライバーチェンジを行いました。約1時間40分、およそ60LAPのロングスティントです。タイヤのライフを考え、丁寧にかつ速く、立ち上がり重視の無駄の無い走りに徹します。タイヤを労わりながらの走行では抜かせ方も難しく、特に4クラスや3クラスの集団には往生しました。多い時には7~8台連なっていましたので当てられないかヒヤヒヤものです。

 クラストップに立った後、ベストラップを更新しながらドライバーチェンジを目指していました。

 しかしここでトラブルが起きてしまいます。ピットに入るインラップのホームストレートでエンジンが急に吹けなくなりスローダウン。5km/hほどで裏ストレート中ほどまで走行。ここで急にエンジンが息を吹き返し何とかピットまで戻り奥村選手にバトンを渡す事に。ピットアウトするも約3周の遅れでの復帰となり、結果4位でのゴールとなりました。

 後で分かったのですが、トラブルはガス欠ではなく燃料ポンプの接触不良が原因だったようです。

 今回のレースは足回りのセットアップに時間を取られ、後手に回ってしまい、足回りが決まったのが決勝当日だった事が決勝時トラブルを誘発。悪循環になってしまったと思います。ドライバー、メカニック、マネージャーも含め、もっと密な打ち合わせを常に行い、もっと早く車を仕上げるよう、努力していきたいと思います。2戦を消化して厳しい状態かも知れませんが、まだまだチャンスはあります!今回の事をしっかりと反省し、より一丸となって前に進み、次戦富士7時間レースでは勝利を掴みたいと思います!

 梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、各スポンサー様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を大変感謝致します。

 次の第3戦は富士スピードウェイで、7/26・27に開催されます。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

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J'S RACING

D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

D1 GRAND PRIX

D1:第2戦鈴鹿 単走は織戸学が優勝、追走は高山健司が初優勝! (D1 Corp.)

SUZUKA DRIFT
「2014年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第2戦」
単走優勝は織戸学!
総合は高山健司が初優勝!

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 株式会社D1コーポレーション(代表取締役社長:鈴木賢志、所在地:東京都新宿区) は、 2014年D1グランプリシリーズ(全6戦) 「2014年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第2戦」SUZUKA DRIFTを5月24日(土)-25(日)の2日間、14,520人の観衆を集め、鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)で開催した。

 24日(土)に行われた単走決勝では、織戸学(MAX ORIDO RACING)が、スタート地点からストレートの奥まで加速してからマシンを鋭く振り出し、一気に大きな角度をつける走りを見せ、コーナリングスピードによるDOSS得点と審判員加点により、101.23という高得点で優勝した。

 また翌日25日(日)に行われた追走決勝では、マシンのセッティングが決まって絶好調の高山健司(TEAM MORI with GOODYEAR)と、今大会で投入したハイパフォーマンス3ローター搭載のRX-7に乗る末永正雄(Team RE 雨宮 SUNOCO)が対戦。追走1本目は先行の末永(正) が、やや高山を引き離すが、高山もいい走りをして五分となる。2本目では、振り出しからマシンギリギリまで接近したドリフトを見せようとした末永(正)が飛び込みで高山に痛恨の接触。ラインを大きく乱してしまう。これにより高山が悲願の初優勝を果たした。

~ D1グランプリシリーズ第2戦 ~
【5月24日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走予選
予選トップは川畑真人( Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)

 今大会の舞台、鈴鹿サーキットは長いストレートを加速区間として1コーナーに飛び込むレイアウトで行われた。D1グランプリ開催コースのなかで最も進入速度が高いこのコース。高得点をとる重要なポイントは、1コーナーに対して適切な位置でマシンを振り出すことだ。マシンの振り出しを合わせられないと、飛び出してしまったり車速が落ちてしまい得点に繋がらない。単走予選では適切な位置まで我慢できずに手前で振り出してしまい、点が伸びない選手が多く見られた。

 午前中に行われた練習走行で、エンジンが壊れた谷口信輝(HKS)はブーストを下げて走行し、本来の走りができず敗退。また、野村謙(PACIFIC RACING TEAM with BLITZ)はまたしてもエンジンが吹けず敗退した。

 今回、3ローターを積んだRX-7を投入した末永正雄(Team RE 雨宮 SUNOCO)は、99.22をマークして上位で通過。さらにR35GT-Rで参戦2戦目となる川畑真人は高い車速から大きな角度をつけて、アウトいっぱいできっちりまわりきり、101.40という最高得点をマークし、予選トップ通過を果たした。

■単走決勝
織戸学(MAX ORIDO RACING)が単走優勝!

 単走決勝は上位8名に入ると追走予選が免除されるが、8位までに入れなくとも脱落することはない。そのため、単走予選に比べると失敗を恐れない攻めの走りで上位入賞を狙う選手が増えた。また、審判席前アウト側のハミ出しは減点対象となるが、オーバースピード気味のハミ出しの場合は、DOSS得点が高くなることと、審判員の加点もあることから、飛び出すか飛び出さないかギリギリの走行を試みる選手が多かった。

 そのなかで、最初に出走した昨年の鈴鹿大会単走勝者・斎藤太吾(SUNOCO PHAT FIVE RACING)は、1コーナー奥でマシンの角度が戻ったことが影響し、高得点が獲れなかった。その一方、100点超えをマークする選手もいた。 村山悌啓(激☆村山)は高い車速を維持しつつ、 メリハリもある走りで100.25を獲得。さらに岩井照宜(HID MODEL 信玄 & RS Watanabe)もストレート奥めでマシンを振り出し、アクセルの踏みとコーナリングスピードを見せた抜群の走りで、100.43をマークした。

 さらに織戸学は、ストレートの奥までめいっぱい加速してからマシンを鋭く振り出し、一気に大きな角度をつけて1コーナーを回り、2コーナーではアウトに流されてクリッピングポイントを通過できなかったものの、圧倒的なコーナリングスピードによるDOSS得点と審査員加点が減点要素をカバーし、101.23という高得点でトップに立った。

 その後出走した、前戦2位の片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)はエンジン不調で本来の走りができず、 前戦1位だった松川和也( Team UP GARAGE with DRoo-P)も、リズムを崩してハーフスピンで 、得点に繋がらず、織戸の単走優勝が決まった。

織戸選手コメント
d1_r02-02.jpg  サーキットに入るまでに足回りなど、いろいろと考えていたことをトライしたら、それがとてもハマっていい形になりました。鈴鹿は高速コーナーなので、比較的フロントも逃げやすいのですが、走り的にはとにかくリヤを思いきり振り出して、アクセルで止めながら、そのためのフロントの接地感 を出すようなセットアップをやりました。今回、ミスも少なく比較的安定して同じような走りができていました。練習の時からいい手ごたえで走行していたのですが、単走はそれ以上の走りを狙っていました。やっと今、エンジンなど不安要素もなくなっている状態なので、この勢いを次に繋げたいと思っています。
【5 月 25 日(日) 天候:晴れ 路面:ドライ】
■追走予選

 追走予選には、まず、 今回新しいマークIIを投入した手塚強(GOODYEAR Racing with Bee★R)が登場。松井有紀夫(EXEDY R Magic D1 Racing)に対して近い距離から攻めるも、オーバーランをしてしまったためアドバンテージはとれず敗北した。

 内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES) vs 片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)の対戦では、内海が後追いからマシンをきっちり寄せたドリフトをみせ内海が勝利。 また横井昌志( D-MAX) vs 松川和也(Team UP GARAGE with DRoo-P)は松川が流されぎみになって失速し、前戦で2位の片岡、1位の松川は2戦連続の上位進出に至らなかった。また川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)は多少、マシンの姿勢が乱れながらも時田雅義(GOODYEAR Racing with ZERO CROWN )に対して、接近追走を決め、GT-Rでの追走初勝利を決めた。

■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)
高山健司(TEAM MORI with GOODYEAR)が初優勝

 ベスト16では、末永正雄(Team RE 雨宮 SUNOCO)と対戦した上野高広(TEAM VERTEX with CAR GUY)がドリフト中にエンジンがストールして敗退。斎藤太吾(SUNOCO PHAT FIVE RACING) vs 日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)の対戦は、斎藤が日比野のインを差すまではいかず、日比野は斎藤に離されつつもきっちり自分の走りを見せて2本とも判定は五分。そのため先行時のDOSS得点の差で日比野が勝った。内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)vs 高山健司(TEAM MORI with GOODYEAR)の対戦では、内海がウォームアップ時にスロットルトラブルで動けなくなったため、1ポイント減算となった。その後走行は可能だったが、ポイント減算が決め手となって敗退。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)vs村山悌啓(激☆村山)の対戦では、川畑はエンジンがかからなくなり走行できず、村山に敗れた。

 ベスト8では佐久間が1本目にエンジン不調でまともにドリフトができず高山が勝利。末永(直) は村山のインを差したもののドリフトが戻ってしまい敗退した。

 ベスト4に勝ち上がったのは末永(正)、高橋邦明(GOODYEAR Racing with kunny'z)、高山、村山の4人。末永(正)vs高橋は、高橋が近い距離から振り出していったが、接触してしまい末永(正) の勝ち。高山vs村山は、村山が慣れない高速域での追走でミスをし、高山が勝った。

 3位決定戦の高橋vs村山の対戦は、村山のオーバーランで高橋の勝ちとなった。

 決勝は末永(正)vs高山。ここまで、末永(正)は、3ローターのRX-7で加速・減速・旋回のすべての面で高いパフォーマンスを見せていた。一方、高山の走行も安定しており、キレのある振り出しからメリハリのある走りで勝ちあがってきた。1本目は末永(正) が先行。末永(正)やや高山を引き離すが、高山もいい走りをして五分。2本目は振り出しからマシンギリギリまで寄せた接近ドリフトを見せようとした末永(正)が飛び込みで高山に接触し、ラインを大きく乱してしまう。これにより高山の初優勝が決まった。

高山選手コメント
d1_r02-03.jpg  昨年の最終戦の後に、そのまま翌日、富士のドリパ(走行会)に行き、課題となっていたセッティングを試しました。そこでかなりマシンがよくなって、今年はそのいい状態からスタートができました。鈴鹿では、一昨年単走優勝をしており、昨年も練習ではいい走りができていたので、今年もいけると思っていました。やっと勝てて、嬉しいですが、ホッとしている気持ちの方が大きいかもしれません。チーム、タイヤメーカー様にもやっと恩返しができて、ようやく結果を残せたことがとても嬉しいです。(次戦)オートポリスも鈴鹿と似たような速度域ですし、追走も今回練習が多くできたので、 引き出しが増えたと思います。(次々戦)エビスはもともと大好きなコースなので、このまま調子にのって勝ちたいと思います。
株式会社 D1コーポレーション
Press Information of SUZUKA DRIFT

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO決勝 星野一樹/青木孝行/尾本直史組がポールトゥウイン

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 2014スーパー耐久シリーズ第2戦「SUGOスーパー耐久3時間レース」は25日、宮城県のスポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で決勝を行い、ポールポジションからスタートした星野一樹/青木孝行/尾本直史組(GTNET ADVAN NISSAN)が126周・3時間50秒974で優勝した。

 曇り空でやや蒸し暑さを感じるコンディション、13時30分の決勝レースのスタート時刻を迎えた。

 序盤から、ポールシッターの#81 GT-Rがレースをリードする。3分の1の1時間を超えたころ、#81に続くのは#3 BMWZ4、そして#32 Audi R8だった。開幕戦の覇者#24 GT-Rは45周でピットイン。左リアのドライブシャフトのトラブルからリタイヤとなってしまう。

 ちょうど折り返し点の1時間30分の段階では#81 GT-Rと同一周回で#3 BMWが続き、#32は1周遅れの3位となっていた。

 残り1時間を切っても、このオーダーは変わらずST1クラスは#37 IPS、ST2クラスは#59 インプレッサ、ST3クラスは#35 Z、ST4クラスは#92のS2000、ST5クラスは#95のFIT3が、それぞれクラスのトップを走行していた。

 残り20分を切ったころにはST4クラスのトップが#13の86にかわっていた。

 3時間のレースを制したのはこれが初優勝となる#81 GT-R、ST1クラスは#9 Z4にかわり、ST2クラスは#59、ST3クラスは#35、ST4クラスは#13、ST5クラスは#95という形で暫定表彰となった。

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 次戦は7月26~27日に富士で7時間の予定で行われる。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO決勝結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2014/05/25) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
181ST-X1星野 一樹
青木 孝行
尾本 直史
GTNET ADVAN NISSAN
NISSAN GT-R NISMO GT3
1263:00'50.974
23ST-X2谷口 行規
峰尾 恭輔
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
12659.424
332ST-X3小林 崇志
荻野 哲生
高木 真一
ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8-LMS ultra
1242Laps
49ST-11堀 主知ロバート
山野 直也
佐藤 茂
Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1188Laps
559ST-21大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
11610Laps
635ST-31前嶋 秀司
佐々木 雅弘
廣川 和希
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
11511Laps
734ST-32大西 隆生
松原 怜史
藤波 清斗
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
11511Laps
814ST-33山崎 学
伊橋 勲
安宅 徳光
岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
11511Laps
95ST-34小松 一臣
杉林 健一
白井 剛
岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
11412Laps
107ST-22藤井 芳樹
関 豊
高橋 卓矢
新菱オート エボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
11412Laps
1138ST-35鶴田 和弥
兵藤 信一
植田 正幸
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
11412Laps
1213ST-41小泉 和寛
村田 信博
小河 諒
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
11313Laps
1392ST-42中村 嘉宏
浜野 彰彦
井入 宏之
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
11313Laps
1420ST-23大橋 正澄
阪口 良平
浅井 亮博
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
11214Laps
1586ST-43蒲生 尚弥
井口 卓人
影山 正彦
GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
11214Laps
1658ST-44小林 康一
ピストン西沢
塩谷 烈州
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
11214Laps
17*30ST-24成澤 正人
下垣 和也
堀田 誠
RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
11214Laps
1839ST-36佐藤 晋也
神子島 みか
川口 正敬
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
11214Laps
19*93ST-45吉本 晶哉
太田 侑弥
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
11214Laps
2048ST-46富田 竜一郎
高森 博士
久保 凛太郎
Snap-on DIJON Racing DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
11214Laps
216ST-25冨桝 朋広
菊地 靖
新菱オート DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
11016Laps
22505ST-26田ヶ原 章蔵
岡本 武之
奥村 佳之
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
11016Laps
2340ST-47田代 淳
長谷川 伸司
伊藤 毅
車 買取り HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
11016Laps
2454ST-48加藤 彰彬
近藤 翼
小林 大作
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
10917Laps
25*88ST-49村上 博幸
脇谷 猛
村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
10917Laps
2644ST-410見並 秀文
山田 大司
下田 亮次
コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
10818Laps
2715ST-37長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
10818Laps
2849ST-411蘇武 喜和
白坂 卓也
大賀 裕介
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
10719Laps
29*73ST-412北川 剛
白石 勇樹
萩森 翼
オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
10620Laps
3095ST-51松井 猛敏
中島 保典
荒 聖治
リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
10620Laps
3117ST-52野上 敏彦
谷川 達也
小原 健一
DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
10521Laps
322ST-53山下 潤一郎
山田 英二
森田 登
ホンダカーズ野崎 with CUSCO & BOMEX
HONDA FIT
10521Laps
3399ST-54梅本 淳一
奥村 浩一
大野 尊久
BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
10422Laps
3419ST-55古宮 正信
野村 浩史
新垣 元
BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
10422Laps
3536ST-56江原 弘美
咲川 めり
川中子 和彦
エンドレスアドバン日光ヴィッツ
IPS Vitz RS
10422Laps
36213ST-57東 貴史
原田 学
横尾 優一
WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
10026Laps
37*333ST-413野間 一
中島 佑弥
藤田 弘幸
GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
9630Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-*37ST-1-中山 雄一
平川 亮
畠中 修
KeePer I.P.S
IPS kuruma01
10917Laps
-24ST-X-藤井 誠暢
ガミさん
佐々木 大樹
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
7848Laps
-26ST-4-後藤 比東至
井尻 薫
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
6363Laps
-12ST-4-佐藤 衛
並木 重和
リク
VivaC ED BRIDE HPI FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
4680Laps
-41ST-4-植松 忠雄
藤田 竜樹
寺西 玲央
UEMATSU×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
3393Laps
-52ST-4-番場 琢
服部 尚貴
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
3393Laps
-18ST-4-浅野 武夫
岡野 陽朋
浅野 真吾
Y's distraction 86
TOYOTA 86
15111Laps
  • Fastest Lap: CarNo.24 スリーボンド日産大学校GT-R 1'21.739 (59/78) 163.145km/h
  • CarNo.37(中山雄一)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗提示区間での追い越し)違反により、10秒間のペナルティストップが科された。
  • CarNo.73(荻森翼)は、SUGOスーパー耐久3時間レース特別競技規則第21条(ピットレーン速度超過)違反により、ドライビングスルーペナルティーが科された。
  • CarNo.88は、スーパー耐久シリーズ2014スポーツ規則第15条(13)(2)(ピット作業遵守事項違反(給油中のエンジン始動))により、ドライビングスルーペナルティーが科された。
  • CarNo.30(下垣和也)は、SUGO 4輪レース一般競技規則第17条4.(1)(他の競技車両のコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.73(白石勇樹)は、SUGOスーパー耐久3時間レース特別競技規則第21条(ピットレーン速度超過)違反により、ドライビングスルーペナルティーが科した。
  • CarNo93,333は、SUGOスーパー耐久3時間レース特別競技規則第2章16.(運転時間の制限他)違反により、超過分のタイムを加算した。

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOフリー走行 ST-Xクラスの谷口行規/峰尾恭輔組がトップタイム

 曇り空の朝を迎えたスポーツランドSUGO。午前8時15分からドライコンディションのなか、30分間のフリー走行が行われた。

st_r02_f-3 st_r02_f-9 st_r02_f-6 st_r02_f-35 st_r02_f-13 st_r02_f-99

 このセッションでも好調な走りをみせたのは#3 BMWZ4だった。1分22秒967のトップタイムをマークし、2番手はポールシッターの#81 GT-Rで23秒652だった。

 ST1クラスは#9 BMWZ-4、ST2クラスは#6 ランサー、ST3クラスは#35 Z3、ST4クラスは#13のTOYOTA 86、ST5クラスは#99のフィット3がそれぞれクラストップのタイムをマークしている。

st_r02_f-39  セッションの終盤に、ST3クラスの#39 IS350がスローダウンし、ヘアピンコーナー先でコースサイドにマシンをとめた。自走は不能の模様で、牽引されて回収されていた。決勝レースまでに修復が可能なのかが気がかりなところだ。

 決勝レースは、午後1時30分から3時間の予定で行われる。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGOフリー走行結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2014/05/25) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
13ST-X1谷口 行規
峰尾 恭輔
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
1'22.967--160.730
281ST-X2星野 一樹
青木 孝行
尾本 直史
GTNET ADVAN NISSAN
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'23.652 0.685 0.685159.414
324ST-X3藤井 誠暢
ガミさん
佐々木 大樹
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'24.170 1.203 0.518158.433
432ST-X4小林 崇志
荻野 哲生
高木 真一
ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8-LMS ultra
1'27.049 4.082 2.879153.193
59ST-11堀 主知ロバート
山野 直也
佐藤 茂
Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'28.776 5.809 1.727150.213
637ST-12中山 雄一
平川 亮
畠中 修
KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'30.695 7.728 1.919147.035
735ST-31前嶋 秀司
佐々木 雅弘
廣川 和希
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'30.788 7.821 0.093146.884
86ST-21冨桝 朋広
菊地 靖
新菱オート DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'30.863 7.896 0.075146.763
920ST-22大橋 正澄
阪口 良平
浅井 亮博
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'30.890 7.923 0.027146.719
1059ST-23大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'31.259 8.292 0.369146.126
115ST-32小松 一臣
杉林 健一
白井 剛
岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'31.792 8.825 0.533145.278
127ST-24藤井 芳樹
関 豊
高橋 卓矢
新菱オート エボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.797 8.830 0.005145.270
1314ST-33山崎 学
伊橋 勲
安宅 徳光
岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'31.879 8.912 0.082145.140
1434ST-34大西 隆生
松原 怜史
藤波 清斗
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'31.908 8.941 0.029145.094
1515ST-35長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'32.615 9.648 0.707143.987
1630ST-25成澤 正人
下垣 和也
堀田 誠
RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'33.37310.406 0.758142.818
1738ST-36鶴田 和弥
兵藤 信一
植田 正幸
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'33.64310.676 0.270142.406
1813ST-41小泉 和寛
村田 信博
小河 諒
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'33.92310.956 0.280141.981
1939ST-37佐藤 晋也
神子島 みか
川口 正敬
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'34.06011.093 0.137141.775
2041ST-42植松 忠雄
藤田 竜樹
寺西 玲央
UEMATSU×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'34.12511.158 0.065141.677
2186ST-43蒲生 尚弥
井口 卓人
影山 正彦
GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'34.23711.270 0.112141.508
2293ST-44吉本 晶哉
太田 侑弥
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'34.43211.465 0.195141.216
2358ST-45小林 康一
ピストン西沢
塩谷 烈州
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'34.71711.750 0.285140.791
24505ST-26田ヶ原 章蔵
岡本 武之
奥村 佳之
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'34.72711.760 0.010140.776
2592ST-46中村 嘉宏
浜野 彰彦
井入 宏之
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'34.97012.003 0.243140.416
26333ST-47野間 一
中島 佑弥
藤田 弘幸
GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'35.50912.542 0.539139.624
2748ST-48富田 竜一郎
高森 博士
久保 凛太郎
Snap-on DIJON Racing DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'35.67612.709 0.167139.380
2852ST-49番場 琢
服部 尚貴
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'35.77112.804 0.095139.242
2912ST-410佐藤 衛
並木 重和
リク
VivaC ED BRIDE HPI FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'36.39413.427 0.623138.342
3040ST-411田代 淳
長谷川 伸司
伊藤 毅
車 買取り HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'36.60013.633 0.206138.047
3173ST-412北川 剛
白石 勇樹
萩森 翼
オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'36.69013.723 0.090137.918
3288ST-413村上 博幸
脇谷 猛
村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'37.03214.065 0.342137.432
3354ST-414加藤 彰彬
近藤 翼
小林 大作
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'37.07714.110 0.045137.368
3444ST-415見並 秀文
山田 大司
下田 亮次
コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'37.29114.324 0.214137.066
3526ST-416後藤 比東至
井尻 薫
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'38.69515.728 1.404135.116
3649ST-417蘇武 喜和
白坂 卓也
大賀 裕介
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'38.81115.844 0.116134.958
3799ST-51梅本 淳一
奥村 浩一
大野 尊久
BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
1'40.60917.642 1.798132.546
3819ST-52古宮 正信
野村 浩史
新垣 元
BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
1'40.96317.996 0.354132.081
3995ST-53松井 猛敏
中島 保典
荒 聖治
リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
1'41.17718.210 0.214131.802
402ST-54山下 潤一郎
山田 英二
森田 登
ホンダカーズ野崎 with CUSCO & BOMEX
HONDA FIT
1'41.41418.447 0.237131.494
4136ST-55江原 弘美
咲川 めり
川中子 和彦
エンドレスアドバン日光ヴィッツ
IPS Vitz RS
1'42.66619.699 1.252129.890
42213ST-56東 貴史
原田 学
横尾 優一
WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'45.39022.423 2.724126.533
4318ST-418浅野 武夫
岡野 陽朋
浅野 真吾
Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'45.64722.680 0.257126.225
4417ST-57野上 敏彦
谷川 達也
小原 健一
DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'48.09225.125 2.445123.370

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO公式予選 星野一樹/青木孝行/尾本直史組がポールポジション

 5月24日、宮城県のスポーツランドSUGOで、スーパー耐久シリーズの第2戦の公式予選が行われた。FIA GT3マシンで争われるST-Xクラスは、今季BOP(性能調整値)を過去に設定された車両ごとにその理想の値を選択できるようにしたため、GT3からST-Xにクラス名を変更した。開幕戦よりも参加台数の増えたSUGOラウンドには、#81 GT-Rと#3 BMWZ4の2台が加わり、4台での戦いとなった。

st_r02_q-81

st_r02_q-37

st_r02_q-59

st_r02_q-35

st_r02_q-93

st_r02_q-95

 好天のもと12時40分からまずはAドライバーの1Grのセッションが20分間で行われた。今季はGT3から再びST-Xクラスへ呼称を変更したGT3マシンのクラスとインタープロトシリーズのマシンが参戦するST1クラス、ST2、ST3クラスでのセッションとなった。途中までトップタイムをマークしていた#32 Audi R8の小林崇志がSPコーナーでコースアウトし、このために1回目の赤旗中断となる。幸いマシンにダメージはないようだった。

 同じく20分で引き続き行われたST4、ST5クラスの2Grの予選セッションとなった。ここでは#44 TOYOTA86がハイポイントコーナーでコースアウトし2度目の赤旗中断。

 Aドライバーの予選で1分21秒096のコースレコードとなるトップタイムをマークしたのは、#24 GT-Rの藤井誠暢。ST1クラスは#37 IPSの中山雄一。ST2クラスは地元#29 RSオガワランサーの大橋正澄。ST3クラスは#35 Z34の前嶋秀司。ST4クラスは#52 TOYOTA86の番場琢。ST5クラスは開幕戦の覇者FIT3の#95 松井猛敏となった。

 10分間のインターバルで行われたBドライバーのセッションでは、昨年は決勝レースが雪で中止となってしまったために幻のポールポジションとなった#81 GT-Rの青木孝之が1分21秒311931でこちらもコースレコードを更新するトップタイムをマーク。ST1も#9 BMWZ4の山野直也がトップタイム。ST2も#6 ランサーの菊地靖とここまではBドライバーがそれぞれトップタイムをたたき出した。ST3は#35 Z34の佐々木雅弘が、Aドライバーがトップタイムを出した同じマシンが文句なしのポールポジションを獲得した形になった。

 ST4クラスは#93 S2000の太田侑弥が逆転。ST5クラスは#95 フィット3の中島保典がそれぞれトップタイムをマークした。

 ABドライバーの合算タイムでは、ST-Xクラスは#81 GT-R、ST1クラスは#37のIPS、ST2クラスは#59 インプレッサ、ST3は#35 Zが文句なしのPP、ST4は#93 が逆転。ST5は文句なしの開幕戦の覇者#95 FIT3というポールシッターとなった。

 決勝レースは25日の13時30分から3時間の予定で行われる。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO A,Bドライバー公式予選総合結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2014/05/24) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Adriver
Bdriver
Total
Time
Behind
181ST-X1星野 一樹
青木 孝行
GTNET ADVAN NISSAN
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'22.165
R1'21.311
2'43.476-
224ST-X2藤井 誠暢
ガミさん
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'21.096
R1'23.782
2'44.878 1.402
33ST-X3谷口 行規
峰尾 恭輔
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
R1'23.716
R1'21.755
2'45.471 1.995
432ST-X4小林 崇志
荻野 哲生
ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8-LMS ultra
R1'22.487
R1'24.429
2'46.916 3.440
537ST-11中山 雄一
平川 亮
KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'26.866
1'27.622
2'54.48811.012
69ST-12堀 主知ロバート
山野 直也
Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'29.418
1'27.420
2'56.83813.362
735ST-31前嶋 秀司
佐々木 雅弘
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'30.926
1'30.632
3'01.55818.082
859ST-21大澤 学
吉田 寿博
STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'31.076
1'30.569
3'01.64518.169
920ST-22大橋 正澄
阪口 良平
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'31.033
1'30.632
3'01.66518.189
106ST-23冨桝 朋広
菊地 靖
新菱オート DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.982
1'29.747
3'01.72918.253
117ST-24藤井 芳樹
関 豊
新菱オート エボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.295
1'30.633
3'01.92818.452
1230ST-25成澤 正人
下垣 和也
RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.336
1'31.663
3'02.99919.523
1334ST-32大西 隆生
松原 怜史
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'31.380
1'31.923
3'03.30319.827
1414ST-33山崎 学
伊橋 勲
岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'31.820
1'31.577
3'03.39719.921
155ST-34小松 一臣
杉林 健一
岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'31.690
1'32.197
3'03.88720.411
1615ST-35長島 正明
田中 徹
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'33.019
1'31.991
3'05.01021.534
1738ST-36鶴田 和弥
兵藤 信一
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'32.769
1'32.363
3'05.13221.656
1839ST-37佐藤 晋也
神子島 みか
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'31.769
1'33.544
3'05.31321.837
1993ST-41吉本 晶哉
太田 侑弥
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'33.536
1'33.060
3'06.59623.120
20505ST-26田ヶ原 章蔵
岡本 武之
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'32.748
1'33.926
3'06.67423.198
2152ST-42番場 琢
服部 尚貴
埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'33.405
1'33.767
3'07.17223.696
2218ST-43浅野 武夫
岡野 陽朋
Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'33.819
1'33.424
3'07.24323.767
2313ST-44小泉 和寛
村田 信博
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'33.864
1'33.640
3'07.50424.028
2441ST-45植松 忠雄
藤田 竜樹
UEMATSU×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'34.055
1'33.480
3'07.53524.059
2586ST-46蒲生 尚弥
井口 卓人
GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'34.131
1'33.483
3'07.61424.138
26*92ST-47中村 嘉宏
浜野 彰彦
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'33.543
1'34.413
3'07.95624.480
2758ST-48小林 康一
ピストン西沢
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'34.320
1'34.564
3'08.88425.408
2840ST-49田代 淳
長谷川 伸司
車 買取り HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'33.947
1'36.198
3'10.14526.669
29333ST-410野間 一
中島 佑弥
GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'35.011
1'35.590
3'10.60127.125
30*44ST-411見並 秀文
山田 大司
コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'34.952
1'35.853
3'10.80527.329
3173ST-412北川 剛
白石 勇樹
オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'35.389
1'35.586
3'10.97527.499
3254ST-413加藤 彰彬
近藤 翼
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'35.545
1'35.518
3'11.06327.587
3348ST-414富田 竜一郎
高森 博士
Snap-on DIJON Racing DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'35.212
1'36.121
3'11.33327.857
3488ST-415村上 博幸
脇谷 猛
村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'36.267
1'35.248
3'11.51528.039
35*12ST-416佐藤 衛
並木 重和
VivaC ED BRIDE HPI FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'35.670
1'36.260
3'11.93028.454
3649ST-417蘇武 喜和
白坂 卓也
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'38.391
1'37.662
3'16.05332.577
3795ST-51松井 猛敏
中島 保典
リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
R1'38.807
R1'39.113
3'17.92034.444
3826ST-418後藤 比東至
井尻 薫
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'39.787
1'38.772
3'18.55935.083
392ST-52山下 潤一郎
山田 英二
ホンダカーズ野崎 with CUSCO & BOMEX
HONDA FIT
1'40.852
R1'39.435
3'20.28736.811
4099ST-53梅本 淳一
奥村 浩一
BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
1'40.134
1'40.968
3'21.10237.626
4119ST-54古宮 正信
野村 浩史
BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
1'41.247
1'41.136
3'22.38338.907
4236ST-55江原 弘美
咲川 めり
エンドレスアドバン日光ヴィッツ
IPS Vitz RS
1'41.819
1'40.721
3'22.54039.064
4317ST-56野上 敏彦
谷川 達也
DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'42.464
1'40.486
3'22.95039.474
44213ST-57東 貴史
原田 学
WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'43.075
1'43.843
3'26.91843.442
---- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(ST-X: 1'37.887 / ST-5: 1'40.064)を更新しました。
  • CarNo.44は、スーパー耐久シリーズ2014スポーツ規則12条(4)違反(ブリーフィング欠席)により、訓戒のペナルティを科す。
  • CarNo.12(Aドライバー)は、スーパー耐久シリーズ2014スポーツ規則8条(2)違反(ボード提示前にピットレーンに進入)により、罰金10,000円のペナルティを科す。
  • CarNo.92(Aドライバー)は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗提示区間での追い越し違反)により、予選ベストタイム削除のペナルティを科す。

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO Bドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2014/05/24) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
181ST-X1青木 孝行GTNET ADVAN NISSAN
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'21.311-164.004
23ST-X2峰尾 恭輔ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
R1'21.755 0.444163.113
324ST-X3ガミさんスリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'23.782 2.471159.167
432ST-X4荻野 哲生ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8-LMS ultra
R1'24.429 3.118157.947
59ST-11山野 直也Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'27.420 6.109152.543
637ST-12平川 亮KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'27.622 6.311152.191
76ST-21菊地 靖新菱オート DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'29.747 8.436148.588
859ST-22吉田 寿博STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'30.569 9.258147.239
920ST-23阪口 良平RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'30.632 9.321147.137
1035ST-31佐々木 雅弘asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'30.632 9.321147.137
117ST-24関 豊新菱オート エボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'30.633 9.322147.135
1214ST-32伊橋 勲岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'31.57710.266145.619
1330ST-25下垣 和也RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.66310.352145.482
1434ST-33松原 怜史asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'31.92310.612145.071
1515ST-34田中 徹岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'31.99110.680144.963
165ST-35杉林 健一岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'32.19710.886144.639
1738ST-36兵藤 信一TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'32.36311.052144.379
1893ST-41太田 侑弥SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'33.06011.749143.298
1918ST-42岡野 陽朋Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'33.42412.113142.740
2041ST-43藤田 竜樹UEMATSU×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'33.48012.169142.654
2186ST-44井口 卓人GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'33.48312.172142.650
2239ST-37神子島 みかTRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'33.54412.233142.557
2313ST-45村田 信博ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'33.64012.329142.411
2452ST-46服部 尚貴埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'33.76712.456142.218
25505ST-26岡本 武之GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'33.92612.615141.977
2692ST-47浜野 彰彦SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'34.41313.102141.245
2758ST-48ピストン西沢ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'34.56413.253141.019
2888ST-49脇谷 猛村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'35.24813.937140.006
2954ST-410近藤 翼TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'35.51814.207139.611
3073ST-411白石 勇樹オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'35.58614.275139.511
31333ST-412中島 佑弥GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'35.59014.279139.505
32*44ST-413山田 大司コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'35.85314.542139.123
3348ST-414高森 博士Snap-on DIJON Racing DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'36.12114.810138.735
3440ST-415長谷川 伸司車 買取り HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'36.19814.887138.624
3512ST-416並木 重和VivaC ED BRIDE HPI FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'36.26014.949138.534
3649ST-417白坂 卓也ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'37.66216.351136.546
3726ST-418井尻 薫エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'38.77217.461135.011
3895ST-51中島 保典リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
R1'39.11317.802134.547
392ST-52山田 英二ホンダカーズ野崎 with CUSCO & BOMEX
HONDA FIT
R1'39.43518.124134.111
4017ST-53谷川 達也DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'40.48619.175132.708
4136ST-54咲川 めりエンドレスアドバン日光ヴィッツ
IPS Vitz RS
1'40.72119.410132.399
4299ST-55奥村 浩一BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
1'40.96819.657132.075
4319ST-56野村 浩史BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
1'41.13619.825131.855
44213ST-57原田 学WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'43.84322.532128.418
---- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(ST-X: 1'37.887 / ST-5: 1'40.064)を更新しました。
  • CarNo.44は、スーパー耐久シリーズ2014スポーツ規則12条(4)違反(ブリーフィング欠席)により、訓戒のペナルティを科す。

スーパー耐久

S耐:第2戦SUGO Aドライバー公式予選結果

SUGOスーパー耐久3時間レース -RIJ- (2014/05/24) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 2 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
124ST-X1藤井 誠暢スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'21.096-164.439
281ST-X2星野 一樹GTNET ADVAN NISSAN
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'22.165 1.069162.299
332ST-X3小林 崇志ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8-LMS ultra
R1'22.487 1.391161.666
43ST-X4谷口 行規ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
R1'23.716 2.620159.292
537ST-11中山 雄一KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'26.866 5.770153.516
69ST-12堀 主知ロバートFaust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'29.418 8.322149.135
735ST-31前嶋 秀司asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'30.926 9.830146.661
820ST-21大橋 正澄RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'31.033 9.937146.489
959ST-22大澤 学STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'31.076 9.980146.420
107ST-23藤井 芳樹新菱オート エボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.29510.199146.068
1130ST-24成澤 正人RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.33610.240146.003
1234ST-32大西 隆生asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'31.38010.284145.933
135ST-33小松 一臣岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'31.69010.594145.439
1439ST-34佐藤 晋也TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'31.76910.673145.314
1514ST-35山崎 学岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'31.82010.724145.233
166ST-25冨桝 朋広新菱オート DIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅨ
1'31.98210.886144.978
17505ST-26田ヶ原 章蔵GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTIONⅩ
1'32.74811.652143.780
1838ST-36鶴田 和弥TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
LEXUS IS 350
1'32.76911.673143.748
1915ST-37長島 正明岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'33.01911.923143.361
2052ST-41番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'33.40512.309142.769
2193ST-42吉本 晶哉SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'33.53612.440142.569
22*92ST-43中村 嘉宏SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'33.54312.447142.558
2318ST-44浅野 武夫Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'33.81912.723142.139
2413ST-45小泉 和寛ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'33.86412.768142.071
2540ST-46田代 淳車 買取り HERO'S×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'33.94712.851141.945
2641ST-47植松 忠雄UEMATSU×TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'34.05512.959141.782
2786ST-48蒲生 尚弥GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'34.13113.035141.668
2858ST-49小林 康一ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'34.32013.224141.384
29*44ST-410見並 秀文コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'34.95213.856140.443
30333ST-411野間 一GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'35.01113.915140.356
3148ST-412富田 竜一郎Snap-on DIJON Racing DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'35.21214.116140.059
3273ST-413北川 剛オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'35.38914.293139.799
3354ST-414加藤 彰彬TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'35.54514.449139.571
34*12ST-415佐藤 衛VivaC ED BRIDE HPI FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'35.67014.574139.389
3588ST-416村上 博幸村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'36.26715.171138.524
3649ST-417蘇武 喜和ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'38.39117.295135.534
3795ST-51松井 猛敏リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
R1'38.80717.711134.963
3826ST-418後藤 比東至エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'39.78718.691133.638
3999ST-52梅本 淳一BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
1'40.13419.038133.175
402ST-53山下 潤一郎ホンダカーズ野崎 with CUSCO & BOMEX
HONDA FIT
1'40.85219.756132.227
4119ST-54古宮 正信BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
1'41.24720.151131.711
4236ST-55江原 弘美エンドレスアドバン日光ヴィッツ
IPS Vitz RS
1'41.81920.723130.971
4317ST-56野上 敏彦DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'42.46421.368130.146
44213ST-57東 貴史WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'43.07521.979129.375
---- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(ST-X: 1'37.887 / ST-5: 1'40.064)を更新しました。
  • CarNo.44は、スーパー耐久シリーズ2014スポーツ規則12条(4)違反(ブリーフィング欠席)により、訓戒のペナルティを科す。
  • CarNo.12は、スーパー耐久シリーズ2014スポーツ規則8条(2)違反(ボード提示前にピットレーンに進入)により、罰金10,000円のペナルティを科す。
  • CarNo.92は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗提示区間での追い越し違反)により、予選ベストタイム削除のペナルティを科す。

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士フォトギャラリー

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sf02__049 sf02__050 sf02__051 sf02__052
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sf02__121 sf02__122 sf02__123 sf02__124
sf02__125 sf02__126 sf02__127 sf02__128
sf02__129 sf02__130 sf02__131 sf02__132
sf02__133 sf02__134 sf02__135 sf02__136
sf02__137 sf02__138 sf02__139 sf02__140
sf02__141 sf02__142 sf02__143 sf02__144
sf02__145 sf02__146 sf02__147 sf02__148
sf02__149 sf02__150 sf02__151 sf02__152
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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士 「ナニン選手のデビュー」と「去年のリベンジ」という二つのミッションを見事クリア (Arnage)

 第二戦富士ラウンドは500kmという長丁場、Arnage Racingが第三ドライバーとして迎えたのはNanin Indra-Payoong (ナニン・インドラパユング)選手。タイからやってきた弱冠19 歳の若武者である。昨年のFormula3Nクラスで総合2位の好成績を収めたNanin選手だが、SUPER GTはこれがデビュー戦となる。またチームとしては、昨シーズンは7Lap にして無念のリタイヤという苦い思い出の富士ラウンドであるが、前戦の岡山ではトラブルを乗り越えて幸先のいい完走を果たし、なんとかこの富士500kmレースをいい思い出に塗り替えたいところ。いろいろな意味で期待を胸に臨んだレースウィークとなった。

■公式予選
  • 天候:晴れ 路面状況:ドライ
  • 気温:Q1 開始時22℃→終了時23℃ / 路面温度:開始時35℃→終了時35℃
  • 入場者;32,200人

 例年各地からの大勢の観客でにぎわう富士500kmレースだが、この日はゴールデンウィーク後半の四連休の初日にあたり大勢の観客が訪れた。天候にも恵まれ、からっと晴れあがった空には新緑に彩られてくっきりと富士山が映し出されている。

 レース前のガレージメンテナンスでは、前戦で現れたギアボックスのトラブルを改善し、500kmの長距離レースに備えて細かい箇所を入念にチェック修正。また、和光ケミカル様のご協力により富士に向けてのオイルが調合され、車両は万全を期して富士に持ち込まれた。その甲斐あってか、この日の9 時から行われた公式練習でも車両は順調なところを見せる。加納・安岡両選手はもちろん、3月に行われた岡山公式テストではトラブルのために十分な走行をすることができなかったNanin選手も、持ち時間をフルに使って20周ほどを走り、ツーリングカーの特性とドライビングを存分に確認することができた。ベストラップは12Lap 目に安岡選手が出した1'40.197(17位)

 午後になってもドライコンディションは変わらず、予選は定刻14時にスタート。すっかりQ1担当が板についた感じの安岡選手が車両をコースに進めた。しかし、ただでさえ強敵揃いのGT300クラスのなか、ストレートを得意としないアストンマーチンは、ロングストレートの富士のコースを前に苦戦を強いられる。トップは1分37秒台、以下9位までの車両が1分38秒台を記録するなどQ2進出をかけた戦いは厳しく、安岡選手は3Lap目に1'39.692 の好タイムでベストを記録したが、Q2に進出するには及ばず明日の決勝は19番手からのスタートとなった。しかし500km 110周を戦い抜くためにはタイムだけが重要ではないことを熟知しているクルーたちは、遅くまで車両のチェックとメンテナンスに勤しんだ。また和光ケミカル様がこの日のオイルデータをラボまで持ち帰り、明日の決勝に向けてさらに有効なオイルが調合された。なお300クラス予選の結果は下記のとおり。

  • P1 #3 B-MAX NDDP GT-RNISSAN GT-R NISMO GT3 星野 一樹 / ルーカス・オルドネス (1'37.841)
  • P2 #61 SUBARU BRZ R&D SPORT 佐々木 孝太 / 井口 卓人 (1'38.034)
  • P3 #55 ARTA CR-Z GT 高木真一 / 小林崇志 (1'38.188)
  • P19#50 WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒 / N.インドラ・パユーング(1'39.692)
■決勝レース
  • 天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:20℃→22℃ / 路面温度:32℃→34℃
  • 入場者:57,200人

 予選日に続きこの日も雲一つなく晴れあがり、朝早くから大勢の観客が詰めかける。昨日に続き車両のコンディションは非常に良好、8時30分から開始されたフリー走行の30分とその後のサーキットサファリの時間をいっぱいに使って、ドライバー3人が練習走行を行い、Nanin選手はNEWタイヤの感触を確認したほか、ドライバーチェンジの練習も行われて充実したメニューをこなすことができた。この日のレースの模様は、Nanin選手の故郷タイに建設中で第7戦が行われる予定のブリラムサーキットのウェブサイトにて生中継されることになっており、またピット裏では僅かな空き時間にも加納・安岡両選手がNanin選手に熱心にドライビングをレクチャーする姿が見られ、Nanin選手もそれに応えるように練習走行で1分40秒台を出すなど、チーム一丸となってテンションが上がっていく。

 5万7千人を超える観客が見守る中、レース開始は定刻の14時、Arnage Racingは500kmのレースを安岡選手のドライビングで19 番手からスタートさせた。ところが荒れたレース展開を予感させるように、レース開始後間もなく88号車が大きくクラッシュするアクシデントが発生、さらにその直後15Lapで500クラスの車両が出火してセーフティーカーランとなる。300クラスの車両数台がこれを好機とばかりに給油ピットインするが、燃費の悪いアストンマーチンは残り周回数の計算上ここでのピットインはできない。しかも、このSC導入となる前の13Lapのあたりで、安岡選手の無線からエンジンの不調を訴える連絡があり、車両はパワーダウンにより、レース開始直後に16位まで上げた順位を20位まで落としてしまった。(*のちに車両保管後の車両からデータを抜いたところ、安岡選手が訴えたエンジンのばらつきとパワーダウンがデータ上にも表れており、エンジンの右バンクに異変が起きていたことが判明した。)

 チームは一時車両をピットに戻すことも考えたが、その後パワー感が戻ってきたため様子を見守りながら走行を続けることになり、安岡選手は1分41秒台を中心に走行を続行。不安を抱えながらも40LapでNanin選手にドライバーチェンジするまで冷静に走行を続けた。タイヤ交換後Nanin選手の手でコースに戻された車両はエンジンの調子が戻り、Nanin選手はデビュー戦とは思えない堂々たるドライビングを披露。終始順位を落とすことなく、ドライバーチェンジ直前の71Lap 目には本レースベストとなる1'40.789をレコード、加納選手に交代するまで素晴らしいドライビングを続けた。チームのボルテージが上がる中、ドライバー交代を待つ加納選手のもとに監督が近づき告げる。「俺たち、いま失うものないよね?だから申し訳ないけどタイヤ交換なしで行きます。」こうして、74Lap目、給油のみ終えたチームはピットタイムを20秒以上短縮して加納選手に車両を委ね、17位でコースインさせた。加納選手はNanin 選手から引き継いだタイヤながら1分42秒台前半の好タイムでの走行を続け、5号車と360号車をパスして13位まで順位を上げた。残り5Lapというところで21号車の藤井選手、9号車の坂本選手に一つずつ順位を明け渡したものの、最後まで冷静なドライビングを続け、15位という成績で500kmという長丁場を見事に乗り切りチェッカーを受けた。

 チーム一丸となって勝ち得た500kmレースの完走により、Nanin選手は見事にSUPER GTデビューを果たすことができ、Arnage Racingは7Lapリタイヤに終わった昨年のリベンジを果たすことができた。

  • P1 #4 グッドスマイル 初音ミク Z4 谷口 信輝 / 片岡 龍也
  • P2 #11 GAINER DIXCEL SLS 平中 克幸 / ビヨン・ビルドハイム
  • P3#0 MUGEN CR-Z GT 中山 友貴 / 野尻 智紀
  • P15 #50 WAKO’S Exe ASTON MARTIN 加納政樹 / 安岡秀徒 / N.インドラ・パユーング
チーム代表 伊藤宗治
 今回のレースは、ナニンくんのSUPER GTデビューと完走という二つの大きなミッションがあった。レース序盤にエンジントラブルという問題は起きたものの、そのほかにはレースウィーク中、ノートラブル、ノーアクシデントで、二つのミッションを首尾よくクリアすることができた。これも、ひとえにGT-Aをはじめ、ヨコハマタイヤ様、スポンサー各位、チームのみんなのおかげに他ならないと感じている。感謝の一言に尽きます。
ドライバー 加納政樹
 ナニンくんが加わって初めてのレースだったので、どうしてもナニンくんにロングを乗ってもらって、車の感じを掴んでもらいたかったんですが、スタートからエンジンの不調かも、みたいな状況があったなかでナニンくんがいいペースで走ってくれて、その分タイヤもあまり痛めなかったので、(僕的にはどちらかというとタイヤ無交換作戦の時にあたることが多いのですが、)今回もある程度のラップで走っていけたんじゃないかと思います。アウディとポルシェに抜かれたんがね(笑)何とか死守したかったんですけど、ちょっと空回りしたかなと、どうしてもちょっとずつちょっとずつ詰まって500クラス車両の処理にうまく騙されたかなというような。ここは課題かなと思います。ただ去年は500クラスの車両と絡んで7周リタイヤだったのでどうしても完走がしたかった。そういう意味では、予選の順位よりも上がってチェッカーもきちっと受けて完走ができたので、今年も全戦完走を目指してるチームとしても、ミッションクリアでいろんな幅を広げたレースだったんじゃないかな。次戦はオートポリス、去年のああいうことも何処であるかわからないし、チームも強くなってるし、ドライバーの絆もチームとの絆も強いんでね、この調子でオーポリ向けて頑張りたいと思います。
ドライバー 安岡秀徒
 去年リタイヤしてしまったレースということで、すごく楽しみで、リベンジという気持ちでいたので、完走できたのはよかったのですが、個人的にはずっと先を見越してかなり抑えて走っていたので、SC明けでアウディを抜いてペース上げだしたところで、エンジンのパワーが下がってしまって…。よくなったり、また悪くなったり、ちょっとそっちに気を取られて、あまり僕らしい走りが出来なかったと感じています。ただ、自分が乗っているときにそういう異変があってよかったと思うし、冷静に対処 できたとも思うので、こういうレースもあるのかなっていうのが正直なところです。ナニンくんも加納さんも、すごいいい走りで、タイムも内容もよくて、結果的にフィニッシュできて本当によかったです。次に三人でやる鈴鹿に向けてはかなりよかったのかなあと。ナニンくんも変わりゆく車重とタイヤコンディションの中でかなり頑張って、掴んだ部分もあると思うので鈴鹿が楽しみですね。次はオートポリスということで、みなさん去年の表彰台の再現を期待してると思うんですけど、どうでしょうねえ(笑)そんなにうまくいくのかなあ…(笑)また天気が悪くなってくれたりするとああいうチャンスもあるかと思うんですけどね。僕はドライでは10 番くらいで走れるくらいの力はあると思ってるので、しっかりQ2 進むっていうことが目標だし、そこで加納さんにQ2 のアタックをしてもらいたいですね。オートポリスは好きなサーキットなのですごく楽しみです。
ドライバー Nanin Indra-Payoong
 今回初めてのレースで、NEWタイヤで出て最初ちょっと怖かったですけど、トラクションコントロールとかABSも効いて何も問題なかったですね。今回はいつものやったことあるレースより長く(Lap数は)33周だったので、コンスタントで走ることの大切がさがわかりました。500クラスの車がどんどん来るのもすごく貴重な、いままでにない経験でした。すごくいい経験だったと思います。タイムも最後にベストラップを出したので、今度はNEWタイヤの時ベストラップを出したいですね。今度鈴鹿で早めにいいタイムを出して、レースももっと長いので、やっぱりタイヤの使い方ですね。勉強して、もっと頑張ります。

 応援してくださったスポンサーの方々には深く感謝しますとともに、5月31日~6月1日にオートポリスサーキットで開催される次戦九州ラウンドにおきましても、応援のほど宜しくお願いいたします。

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Arnage Racing 2014 SUPER: GT Race report

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士 レース2決勝トップ3会見

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優勝 #36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)
sf_r02_r2_pc-lotterer  「心配していたスタートもうまくいきましたし、タイヤ交換もチームが(鈴鹿のようなミスをすることなく)無難にこなしてくれ、結果優勝できましたので良いレースでした。途中ブレーキングでミスをしてタイヤにフラットスポットを作ってしまいましたが、思ったより影響がなかったので暫くしてピットに入りました。これでピットインがやや早くなったかもしれませんが、結果としては良いタイミングだったと思います。J.Pとのバトルは外から見ると少し離れていたように見えたと思いますが、コンマ1秒を削り合うとても緊迫したものでした。」
2位 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)
sf_r02_r2_pc-oliveira  「今回のスタートは、午前中のような素晴らしいものとはいえませんでした。ピットストップのタイミングは、ロッテラー選手が入った後チームと相談して次の周に入りました。僅かの差で前に出ることはできなかったのは残念でした。その後はロッテラー選手にプレッシャーをかけ続けミスを待ちましたが、経験豊富な彼は動じることはありませんでした。」
3位 #37中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)
sf_r02_r2_pc-nakajima  「スタートは狙っていましたが、前の2台のスタートが良くチャンスは見出せませんでした。序盤はトップ2台に遜色ないタイムで走ることができましたが、ピットイン後は離されてしまい、逆に後方とのギャップを気にしながらのレースになってしまいました。次戦も富士が舞台ですので、今回の教訓を生かして臨みたいと思います。」
優勝監督 舘 信秀(PETRONAS TEAM TOM'S)
sf_r02_r2_pc-tachi  「開幕戦では、勝てるレースをチームのミス(タイヤ交換でフロントタイヤを左右逆に装着)で落としてしまいました。これを引きずったまま今週末を迎えましたが、勝つことができて本当に良かったと思います。ほっとしました。」
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士決勝レース2 #36ロッテラーがポール・トゥ・ウィンで開幕戦の雪辱を果たす

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第2戦。決勝レース2は35周で行われ、ポールポジションの#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)が#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)の追撃を退け、ピット作業ミスで失った開幕戦の雪辱を果たした。
3位には#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)が入った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選9,000人/決勝14,500人/二日合計23,500人)

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決勝レース2は午後2時30分スタート。このレースでは最低1回のタイヤ交換義務が課せられる。
残念ながらレース1でメカニカルトラブルによりリタイヤとなった#32小暮卓史はクルマの修復が間に合わず、レース2の出走を見合わせることになってしまった。

レースはポールポジションの#36ロッテラーが綺麗にスタートを決めてトップで1コーナーへ。その後ろでは予選2位の#19オリベイラと同3位の#37中嶋が並走状態で1コーナーに飛び込んだが、立ち上がりでオリベイラが前に出た。

ロッテラーとオリベイラはそこから他の追随を許さないハイペースで周回を重ね、その差は一進一退を繰り返す。
7周目にはダンロップコーナーでフロントタイヤをロックさせてフラットスポットを作ってしまったロッテラーだったが、すぐにペースを取り戻して11周目にピットイン。タイヤ交換と給油を9.2秒でやり終えてコースに復帰する。
オリベイラはその1周後、12周目にピット作業を行うが、ピット出口では僅かにロッテラーが前に。そこからは1スティント目と同じくコンマ1秒を争う神経戦が展開された。 17周目にこのレースのファステストラップとなる1’25.047を記録するなど、懸命にロッテラーを追うオリベイラだったが、ロッテラーも安定したペースで周回を重ね、僅かずつではあるが両者のギャップは広がり始める。

結局ロッテラーはオリベイラに3.497秒のリードを築いて35周を走り切り、今季初優勝を獲得、フロントタイヤの組み違えで大幅に順位を落とした開幕戦鈴鹿の無念を晴らした。
3位にはチームメイトの#37中嶋が入ったが、2位オリベイラとの差は13秒にまで開いてしまっていた。

ハイペースの神経戦を展開していた上位陣とはうって変わり、中断以下のグループではコースの至るところで激しいバトルが展開された。
特にここまで苦戦の続いていたホンダ勢の中では前年王者の#1山本尚貴が#20ナレイン・カーティケヤンとドッグファイトを展開するなど上位争いに加わり、最終的に5位でフィニッシュしている。
ルーキーながらここまで予選でも決勝でも目覚ましい速さをアピールしている#40野尻智紀も、山本を上回るハイペースで周回を重ねていたが、19周まで引っ張って行ったピット作業で痛恨のストール。一気に17位まで後退してしまった。 それでも野尻は1分25秒6前後のトップグループと遜色の無いペースで追い上げを開始、先行する#3ジェームス・ロシター、#18中山雄一らを次々に抜き去って15位でチェッカーを受けている。

スーパーフォーミュラシリーズは第3戦も同じく富士スピードウェイにて7月13日に決勝を行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士レース2決勝結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/18) Final Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A3550'45.074
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A353.497
337中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A3516.543
48ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A3521.069
51山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E3525.479
620クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A3532.559
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A3540.803
87平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A3542.301
910塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E3542.872
1011ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E3549.101
1138石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A3549.478
1241武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E3555.684
1362嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A351'01.214
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E351'05.444
1540野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E351'06.145
1618中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A351'08.340
173ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A351'08.770
182中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E341Lap
---- 以上規定周回数(31Laps)完走 ----
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EDNS
  • Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL) 1'25.047 (17/35) 193.150km/h
  • CarNo.38は、レース1における違反(シリーズ統一規則第3条第28条13.1)(衝突行為),2)(コースアウト)違反)により、ドライビングスルーペナルティを科した。

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士 レース1決勝トップ3会見

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優勝 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)
sf_r02_r1_pc-oliveira  「実はスタート前にステアリング(のギアチェンジシステム)に少しトラブルがあって、交換しようか迷ったのですが、感触が変わってしまうのでそのまま行くことにしました。スタートはうまくいきましたので、1周目にオーバーテイクシステムも使って、後続がスリップストリームに入れないようにしました。マシンは非常に良い状態ですので、午後のレースもこのままいきたいですね。」
2位 #37中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)
sf_r02_r1_pc-kazuki  「スタート以外語るところがありません(笑)。僕のスタートも決して良かったわけではありませんが、前の3台が悪かったんだと思います。1周目が勝負と思っていましたがJ.P(オリベイラ)に差を広げられてしまったので、あとは淡々と走るしかありませんでした。決勝のペースもJ.P.の方が若干良かったですしね。午後のレースに向けてしっかり準備をしたいと思います。」
3位 #8ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)
sf_r02_r1_pc-duval  「スタートは自信があったのですが……ホイールスピンをしてしまい、1コーナーまでに5番手まで落ちてしまいました。何とか3位まで挽回し、2位の一貴選手を追いましたが、スリップストリームに入るまで詰めることはできませんでした。」
優勝監督 星野一義(Lenovo TEAM IMPUL)
sf_r02_r1_pc-hoshino  「ここ(優勝)に来るまでチーム一丸となって取り組んできました。でも、今は優勝の喜びよりも第2レースのことで頭がいっぱいです。他のマシンと比較してもセクターによって速い遅いがありますので気を抜けません。レース2もJ.Pを優勝させたいですね。」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士決勝レース1 PPの#19オリベイラが独走で2年ぶりの勝利!

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第1戦の決勝レース1は#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)がポールポジションから他を寄せ付けない速さで逃げ切り、今季初勝利をものにした。
2位には#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)、予選2番手からスタートした#8ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)はスタートでの失敗が祟って3位に終わった。

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決勝レース1は5月18日午前10時05分より25周で行われた。
この日も富士スピードウェイは快晴に恵まれ、気温、路面温度とも次第に上昇する中でのスプリントレースとなった。
ポールポジションから快調にスタートを切ったかに見えた#19オリベイラだったが、実は彼のクルマにはウォームアップ走行の時点で1速からニュートラルにギヤが勝手に落ちてしまう症状が出ていた。 そのためチームではグリッド上でステアリング交換も検討されたが、操作のフィーリングを重視してオリベイラは交換を見送った。
その「賭け」が奏功し、オリベイラはトップをキープして1コーナーに飛び込むことに成功、そのまま一気に後続を突き放していった。

一方、予選2番手からスタートした#8デュバルはレース後の会見で「クラッチのバイトポイントが昨日とは違っていた」と語っており、その影響でホイールスピンを起こしてしまったため、完全に出遅れてしまった。 後続に飲み込まれ、一時は5位付近まで後退しそうになったものの、デュバルは1コーナーへのブレーキングで挽回、3位でオープニングラップを終えて来た。

その脇をすり抜けて2位に躍り出たのは予選5番手からスタートした#37中嶋だった。 しかし中嶋は周回を重ねるごとに徐々にオリベイラに引き離されてしまう。
一方、3位のデュバルも中嶋のスリップに入るまでには至らず、結局上位陣はこのままの順位出淡々と周回を重ね、25周を消化。

結局オリベイラは中嶋に5.203秒の大差をつけ、2年ぶりの勝利をものにした。

なお、ホンダ勢の最上位は#11ヴィタントニオ・リウッツィの8位。 #1山本尚貴、#40野尻智紀、#32小暮卓史、#10塚越広大らが相次いでトラブルでリタイヤするなど、今回も苦しい戦いとなった。

決勝レース2はこのあと午後2時30分より35周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士レース1決勝結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/18) Final Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A2535'37.680
237中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A255.203
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A257.079
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A257.722
539国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A2516.558
63ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A2517.487
720クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A2526.427
811ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E2538.447
931中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E2540.427
1041武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E2543.197
1162嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A2549.465
122中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E2554.279
1318中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A241Lap
---- 以上規定周回数(22Laps)完走 ----
-1山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E196Laps
-40野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E187Laps
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E124Laps
-7平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A025Laps
-*38石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A025Laps
-10塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E
  • Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL) 1'24.834 (4/25) 193.635km/h
  • CarNo.38は、シリーズ統一規則第3章第28条13.1)(衝突行為),2)(コースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科す。ただし、レース2スタート後3周回目までに実行すること。および、ペナルティポイント1とする。

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士 予選トップ3会見

#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)
(第1レースPP/第2レース2位)
sf_r02_q_pc-oliveira  「レース前に行ったテストとはかなりコンディションが異なっていましたので、朝のフリー走行からリアのグリップ上げることを中心に、マシンを少しずつ改善していきました。予選でもQ1から段階的に改善を試みましたが、Q3の時点ではトムスチームのマシンの方が少し速かったようです。Q3ではアタック中にオーバーステアになってタイムロスしてしまいましたが、攻めた結果なので納得しています。今シーズンは楽しんで走ることができていますので、明日は期待してください」
#8ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)
(第1レース2位/第2レース5位)
sf_r02_q_pc-duval  「残念ながら、マシンはポールポジションを狙えるレベルではありませんでした。特に最終セクターが速く走れませんでした。Q3はイケルかと思いましたが、やはりタイムアップには繋がりませんでした。でも、このマシンはオーバーテイクができますので、レースセッティングさえ決まれば、明日は大丈夫と思います」
#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM'S SF14)
(第1レース3位/第2レースPP)
sf_r02_q_pc-lotterer  「Q2まではアタック周にいきなりミスをしてしまったり、いまひとつしっくりきませんでした。でも、Q3の前に何が足りないのかをチームが気づいたようです。チームがクルマを変えた結果、非常にスムーズに走れるようになりました。もう少し早く改善されていればと悔やまれますが、明日は良いスタートを切ればいけると思います」
#37中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)
(第1レース5位/第2レース3位)
sf_r02_q_pc-kazuki  「昨日はコンディションが悪いにもかかわらず、相対的に順位は良かったのですが、今日は最後まで噛み合っていない状態のままでした。結局どこを改善すれば良いのかを見つけられないまま終わってしまいました。明日の決勝に向けて、しっかり準備を整えたいと思います」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士公式予選 レース1は#19オリベイラが2年ぶりのPP、レース2は#36ロッテラーがコースレコードを更新してPP獲得

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第2戦の公式予選が5月17日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
今回は2レース制で開催されるということで、Q1の順位がそのままレース1のグリッド順に。従来のQ1、Q2、Q3の順位でレース2のグリッド順を決めるという最終戦鈴鹿と同じ予選方式がとられ、レース1は#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が、レース2は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がポールポジションを獲得した。

sf_r02_q-36

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公式予選は午後2時15分開始。 最初のQ1は20分間の走行でレース1のグリッドとレース2の15位以下のグリッドを決定する。
天候は快晴。気温、路面温度とも上昇する中で、各ドライバーとも3月の合同テストとのコンディションの違いに合わせ込みながらの走行となった。
フリー走行から好調な#36ロッテラー、#19オリベイラ、#8デュバルの3人がここでも好タイムを記録し、最後のアタックで1’23.108を記録したオリベイラが2年ぶりにポールポジションを獲得。
0.103秒差でデュバル、0.217秒差でロッテラーが続いた。
日本人選手の最上位は#39国本雄資、開幕戦で苦戦の目立ったホンダ勢では#1山本尚貴、#10塚越広大をはじめ、金曜の専有走行でターボチャージャーのトラブルに見舞われた#31中嶋大祐やルーキーながら開幕戦でQ3進出を果たした#40野尻智紀らがQ2に駒を進めた。

予選Q2は午後2時45分に開始されたが、プリウスコーナーで#31中嶋大祐が横を向いてストップしてしまった影響で終了1分前に赤旗中断に。
この時点でアタックを開始していたドライバーは改めて最初からアタックをやり直す羽目に陥った。
セッションは2分50秒延長されて2時55分に再開。 結果的には中断前に1’23.075を記録していた#19オリベイラがトップに。
#37中嶋一貴、#39国本が続き、ホンダ勢では唯一#1山本が6位でQ3に駒を進めた。 トップのオリベイラと山本のタイム差は0.321秒に留まり、決勝での巻き返しに期待のもてそうな結果となった。

予選Q3もまた7分間の走行。
朝のフリー走行からリヤのグリップ不足の解消に取り組んで来た#19オリベイラが真っ先にアタックを開始したが、プリウスコーナーで姿勢を乱して大きくタイムをロスし、1分24秒台のタイムに終わる。
一方、朝の走行から今ひとつ足りないものを感じていたと語る#36ロッテラーはQ1、Q2の走行を通じてベストのセッティングに辿り着き、1’22.572というタイムを叩き出して一気にトップに躍り出た。 このタイムは昨年の富士スプリントカップで#39国本が記録した1’22.718のコースレコードを上回るものだ。
最初のアタックを失敗したオリベイラはそのまま2周目のアタックを敢行、セクター1、セクター2とロッテラーに迫る区間タイムを記録してきたが、最終コーナーで僅かにリヤをスライドさせてしまい、0.134秒及ばず。 それでも1’22.706と従来のレコードタイムを更新し、フロントローの一角を占めた。
予選3番手には#37中嶋一貴が入り、ホンダエンジンの#1山本は1’23.234で7位に終わったが、トップとのタイム差は0.662秒に留まっている。

第2戦決勝は明日18日午前10時05分よりレース1が25周で、午後2時30分よりレース2が35周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士公式予選総合結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) Knock Out Qualify Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverTeamQ1Q2Q3
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'S1'23.3251'23.3141'22.572
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL1'23.1081'23.0751'22.706
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'S1'23.5121'23.1891'22.741
439国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING1'23.3951'23.2321'22.788
58ロイック・デュバルKYGNUS SUNOCO Team LeMans1'23.2111'23.3301'22.972
67平川 亮KYGNUS SUNOCO Team LeMans1'23.6021'23.4401'23.202
71山本 尚貴TEAM 無限1'23.9561'23.3961'23.234
820クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL1'24.0851'23.8131'23.253
938石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING1'23.6871'23.842
103ジェームス・ロシターKONDO RACING1'24.2351'23.882
1118中山 雄一KCMG1'24.5131'23.927
1240野尻 智紀 DOCOMO TEAM DANDELION RACING1'24.4801'23.984
1310塚越 広大HP REAL RACING1'24.2941'24.354
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING1'24.3671'36.733
1541武藤 英紀DOCOMO TEAM DANDELION RACING1'24.663
162中山 友貴TEAM 無限1'24.727
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beausset Motorsports1'24.773
1811ヴィンタントニオ・リウッツィHP REAL RACING1'25.085
1932小暮 卓史NAKAJIMA RACING1'25.287

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士ノックアウト予選Q3結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4AR1'22.572--198.939
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4AR1'22.706 0.134 0.134198.617
337中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'22.741 0.169 0.035198.533
439国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'22.788 0.216 0.047198.420
58ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'22.972 0.400 0.184197.980
67平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'23.202 0.630 0.230197.433
71山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'23.234 0.662 0.032197.357
820クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'23.253 0.681 0.019197.312
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'22.718)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第2戦富士ノックアウト予選Q2結果

スーパーフォーミュラ第2戦 -RIJ- (2014/05/17) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'23.075--197.735
237中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'23.189 0.114 0.114197.464
339国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'23.232 0.157 0.043197.362
436アンドレ・ロッテラーPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'23.314 0.239 0.082197.167
58ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'23.330 0.255 0.016197.129
61山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'23.396 0.321 0.066196.973
77平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'23.440 0.365 0.044196.870
820クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'23.813 0.738 0.373195.993
---- 以上Q3進出 ----
938石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'23.842 0.767 0.029195.926
103ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'23.882 0.807 0.040195.832
1118中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'23.927 0.852 0.045195.727
1240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'23.984 0.909 0.057195.594
1310塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'24.354 1.279 0.370194.736
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'36.73313.65812.379169.816

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