カテゴリー

ニュース内検索

2012年4月

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2012/04/14) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2012 All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
14C平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2'05.493--166.58
21C山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2'06.6981.2051.205165.00
38C野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
2'07.0721.5790.374164.51
436C中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2'07.2731.7800.201164.25
537Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2'07.4151.9220.142164.07
623N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
2'07.6092.1160.194163.82
77N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2'07.6942.2010.085163.71
820Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
2'07.7302.2370.036163.67
935N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F306TOYOTA
3S-GE
2'08.1212.6280.391163.17
102Cラファエル・スズキMAD CROC TODA F308Dallara F308HONDA
MF204C
2'08.7733.2800.652162.34
1177N阪口 良平アキランドレーシングF-306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
2'09.3813.8880.608161.58
126N小泉 洋史Net Move F306Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2'10.3274.8340.946160.41
1313N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
2'13.8398.3463.512156.20
143C島田 龍吾C-FACTORYDallara F308Mercedes-Benz
M271.F3
2'14.6719.1780.832155.23
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'19.06313.5704.392150.33

Formula Challenge Japan

FCJ:第2戦富士決勝 平川2連続ポール・トゥ・フィニッシュ! (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の第2戦決勝が4月8日、富士スピードウェイで行われた。大会二日目の富士スピードウェイは晴天。肌寒さは相変わらずだが日差しがそれを和らげてくれる状況のもと、朝9時40分にフォーメーションラップが開始された。

 ホールショットを奪ったのはポールシッターの#4平川亮。2番手スタートの#3篠谷大幹は昨日に続いてスタートを決められず、5位に後退。この結果2位に#10松下信治、3位#8清原章太と、4位#12高星明誠、5位#3篠谷大幹と、ここまでは昨日と同様の順位だ。

 第1戦ではタイヤの内圧の設定がマッチせずレース前半でペースを上げられなかったというトップの#4平川も、今回はレース中盤に焦点を当てた内圧設定で序盤から快調にペースを上げ、後続を突き放しにかかる。

 一方、2番手を走行する#10松下は第1戦で後方から追い上げてくる#8清原を押さえ込むためにタイヤを消耗させてしまったとのことで、#4平川を追い上げることができない。

 更にその後方では#8清原、#12高星、#3篠谷が接近戦を展開。中団グループでも#18柴田隆之介、#9道見真也、#1川端伸太朗、#5周藤康平、#13藤波清斗らが抜きつ抜かれつの団子状態だ。

 3位集団に動きが見られたのは10周目だった。前の周で#8清原の背後にぴったり張り付き、インに車体を降るそぶりをみせた#12高星が1コーナーでインを差して3位に浮上する。続いて#5篠谷も最終コーナーで#8清原のインに飛び込んだ。しかし#8清原も負けじとホームストレートで#3篠谷のインに並びかけ、そのまま並走状態で1コーナーに入っていくが、ここではアウト側の#3篠谷が押さえきった。#3篠谷はそのままの勢いで前を走る#12高星を追い上げにかかり、13周終了時点でコンマ6秒差にまで詰め寄る。

 そして18周目。ダンロップコーナー進入でアウトから並びかけた#3篠谷とそれを押さえ込もうとする#12高星が二つ目のコーナーを立ち上がったところで接触、#12高星はコースを飛び出してしまった上に左リヤタイヤにダメージを負い、19周目の最終コーナーでストップしてしまった。一方3位に浮上した#3篠谷に対してもレース後に45秒加算のペナルティが課せられ、結局#3篠谷はこのレース14位に終わってしまった。これにより再び#8清原が3位に繰り上がることとなった。

 こうした後続の戦いを尻目にトップの#4平川は11周目にコースレコードに僅か0.03秒差と迫るファステストラップを記録する等、快調なペースでリードを広げ、最後は2位#10松下に8秒以上の大差を付けて21周のレースを制し、開幕2連勝をいずれもポール・トゥ・フィニッシュという形で達成した。

 次回第3戦、第4戦の舞台はツインリンクもてぎ。5月12、13日開催だ。

優勝:平川亮
 昨日と同じ結果になりましたが、今日の方が気持ちの面では楽に21周を走れました。でも次のもてぎでも同じように連勝とはいかないと思うので、常に限界まで攻める意識を持って走ります。今回は中盤でベストタイムが出るように内圧を設定して、その通りに走れました。
2位:松下信治(東京中日スポーツ賞受賞)
 今日はスタートもそこそこ決まって、前の平川選手を追いかける形になりましたが、第1戦での使い方が原因でタイヤのダメージが大きく、ペースを上げることができませんでした。昨日は清原選手を押さえるためにフロントを使ってしまい、今日はアンダーステアを抱えながら走ることになりました。次のもてぎではタイヤを大事に使って、もっとFCJというクルマを理解して攻められれば、と思います。
3位:清原章太
 昨日の3位は嬉しかったし、今日も前の二人が普通に走っていれば5位だったのが3位になれたので、そういった意味ではラッキーだったなと思います。この結果はシーズンが進むにつれて効いてくると思います。シーズンが終わるまでには勝てるように頑張ります。
Text & Photo: 日本レースプロモーション

Formula Challenge Japan

FCJ:第2戦富士決勝結果

Fuji Champion Race Series -RIJ- (2012/04/08) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 2 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
14平川 亮FTRSクラリオンFCJ 2135'46.743
210松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA 218.025
38清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA 2117.101
47小河 諒宝華Racing withDL 2119.742
514三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ 2120.618
61川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ 2127.525
711坪井 翔FTRS TMC FCJ 2132.195
818柴田 隆之介アスト★TeamSBT 2133.322
99道見 真也FTRS スカラシップ FCJ 2137.666
1013藤波 清斗NDDP FCJ 2138.341
1116三浦 愛EXEDY 2139.720
125周藤 康平チームSPVFCJ 211.993
136ナイン・インドラ・パユーングFTRS PTT 2142.672
143篠谷 大幹FTRS2156.793
1512高星 明誠DAISHIN NDDPFCJ 183 Laps
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-2黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR 516 Laps
-17陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ 021 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 平川 亮(FTRSクラリオンFCJ) 1'41.605 (11/21) 161.673 km/h
  • CarNo.3は、フォーミュラチャレンジ・ジャパン統一規則第3章第28条12.1) 2)(他車への追突行為)違反により、競技結果に対して45秒加算のペナルティを科した。
  • CarNo.17は、フォーミュラチャレンジ・ジャパン統一規則第3章第28条12.1)(他車への追突行為)違反により、ペナルティストップ10秒を科す。ただし、リタイヤにより消化不能なため、訓戒とする。

Formula Challenge Japan

FCJ:第1,2戦富士公式予選 平川亮が連続ポールを達成 (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の2012シーズンがいよいよ開幕。第1戦、第2戦の公式予選が4月7日、富士スピードウェイで行われた。

 第1戦の公式予選は10時55分開始。晴天だが肌寒く気温、路面温度ともに昨日までのテストよりも下がる難しいコンディションの中、15分間の走行が行われた。昨日までの合同テストで好タイムを出していた#12高星明誠、#4平川亮、#10松下信治、#3篠谷大幹らが序盤から上位に名を連ね、周回を重ねる毎にタイムを上げていく。

 そして開始10分過ぎに、#4平川亮が1'41.942と最初に41秒台を出してきた。これは2008年に松井孝允が記録した富士でのFCJコースレコード1'41.577に迫るものだ。その後一旦は#10松下が1'41..861を出しトップに躍り出たものの、次の周には#4平川も1'41.622を出して再逆転、先週のポルシェ・チャレンジ・カップに続いて開幕戦をポールポジションからスタートすることになった。2番手には#3篠谷大幹がつけ、ルーキーの#3松下が3番手。 しかし一方で、今週のテストにおいて初日、二日と多くのセッションでトップタイムを記録し、非公式ながら松井のレコードタイムをも上回っていた#12高星明誠は4番手に終わる。#12高星はハンドリングバランスの変化に苦しみ今ひとつ攻めきれない状況。クルマ自体には全く手を加えていないとのことであり、あるいは気温、路面温度の低下が影響したのかもしれない。

 10分間のインターバルをおいて第2戦の公式予選は11時20分より、同じく15分間で行われた。ここではルーキー#10松下と3年目の#4平川がお互いにトップタイムを塗り替え合う展開となったが、タイムは第1戦ほどには伸びず、次第に低下する気温と路面温度の影響からか、終盤になってタイム更新をする選手はいなくなった。

 結局、終わってみればトップにはここでも#4平川がつけ、2連続ポールを達成。2番手には、初日体調不良でセッション2以降をキャンセルした#3篠谷大幹がつける。3番手はルーキーの松下だ。ルーキーの松下は結局3番手から明日の決勝をスタートすることになった。

 FCJ第1戦、第2戦の決勝は第1戦が今日の午後2時45分より15周で、明日の第2戦決勝は9時40分より21周で行われる。

Text & Photo: 日本レースプロモーション

Formula Challenge Japan

FCJ:第2戦富士公式予選結果

Fuji Champion Race Series -RIJ- (2012/04/07) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Challenge Japan Round 2 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
14平川 亮FTRSクラリオンFCJ 1'41.780--161.40
23篠谷 大幹FTRS1'41.9230.1430.143161.17
310松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA 1'41.9440.1640.021161.14
48清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA 1'42.0990.3190.155160.89
512高星 明誠DAISHIN NDDPFCJ 1'42.1890.4090.090160.75
67小河 諒宝華Racing withDL 1'42.5160.7360.327160.24
714三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ 1'42.6250.8450.109160.07
817陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ 1'42.6500.8700.025160.03
92黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR 1'42.6700.8900.020160.00
101川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ 1'42.6860.9060.016159.97
119道見 真也FTRS スカラシップ FCJ 1'43.0601.2800.374159.39
1213藤波 清斗NDDP FCJ 1'43.0691.2890.009159.38
1318柴田 隆之介アスト★TeamSBT 1'43.1911.4110.122159.19
145周藤 康平チームSPVFCJ 1'43.2021.4220.011159.17
1511坪井 翔FTRS TMC FCJ 1'43.2851.5050.083159.04
166ナイン・インドラ・パユーングFTRS PTT 1'43.3081.5280.023159.01
1716三浦 愛EXEDY 1'43.3911.6110.083158.88
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'52.07010.2908.679146.58
  • CarNo.1,9,13は、2012年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条3.(ランオフエリア走行)により、当該周回のタイムを抹消した。
  • CarNo.6は、ピットレーン速度違反により、予選結果に対し8グリッド降格のペナルティを科す。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第2戦 (岡山) 決勝

プレスインフォメーション 2012年4月01日 
 
岡山. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第2戦 決勝レースを、2012年4月1日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたしました。

くもり/ドライ 気温11度 路面温度19度

4月1日、前日の第1戦に引き続き、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の第2戦決勝が行われた。朝から晴れ間が顔を見せたり、黒い雲が横切ったり、岡山国際サーキット上空の空模様は安定しない。スタート直前にも黒い雲が小さな雨粒を落とし、グリッド上ではレインタイヤの準備もされていた。

第1戦のベストラップ順となる第2戦のスターティンググリッド上位は#90 イゴール・スシュコ、#11 山路慎一、#14 平川亮、#7 水谷晃、#19 永井宏明、#16 横幕ゆぅ、#22 マイケル・グリーン、#3 江本玄の順。幸いにも路面が濡れることなくフォーメーションラップが開始され、レースはドライコンディションでスタートする。

好スタートを決めたのは2番手の#11 山路。#90 イゴールを抜き、トップで1コーナーへ進入していく。これに続き#14 平川も#90 イゴールを抜き、さらにはオープニングラップの間に#11 山路をも抜き去りトップを奪うと、ルーキーとは思えない堂々とした走りで#14 平川はラップリーダーを重ねていく。このスタートで順位を大きく上げていたのが#3 江本。8番手から一気に4番手まで浮上してジェントルマンクラスの首位についた。同クラスの#19 永井、#16 横幕らとの接近戦がしばらく展開されたが、3周目に#19 永井が、5周目に#16 横幕がそれぞれ#3 江本をパス。ここからトップを争う2台の緊張感が高まっていく。ところが、3番手を走行していた#90 イゴールが6周目の1コーナーでブレーキを大きくロックしてコースオフし、#19 永井と#16 横幕の間でコースに戻ってきた。「その後、イゴールはペースを上げて永井さんを抜き返していったけど、コースに戻った際に僕はスピードを緩めなければならず、そこで2秒ロスしました」(#16 横幕)。この2秒が、後半に大きく響くことになる。

トップは9周目まで#14 平川が堅守していたが、10周目に#11 山路がオーバーテイク。「ブレーキをロックさせてしまいフラットスポットを作ってしまったんです。それで厳しい状況になってしまいました」(#14 平川)。序盤からタイヤマネジメントを意識して#14 平川のテールに食らいついていた#11 山路は、抜き去った後はぐんぐんと差を広げて逃げていった。「マシンのバランスもすごく良かったです。序盤の平川くんの速さには少し驚かされたけど、僕の方がタイヤを持たせられましたね」(#11 山路)。同じ10周目、#90 イゴールに抜かれ4番手に後退した#19 永井に対して#16 横幕がスパート。残り2周で2台はテール・トゥ・ノーズになる。プレッシャーをかける#16 横幕、コーナーの進入で隙を見せない#19 永井。「今日はクラス優勝するぞって言い聞かせてスタートしました。プレッシャーはすごく厳しかったです。でも、簡単に抜かれたくはなかった」。時には並びかけるほど#16 横幕の猛攻は続いたが、冷静な堅守で#19 永井がジェントルマンのトップを守った。

レースは#11 山路がPCCJ初優勝を挙げ、#14 平川、#90 イゴールの順でチェッカー。ジェントルマンクラスはPCCJデビュー2戦目の#19 永井が初優勝を飾り、#16 横幕がクラス2位、そして「表彰台、すごく気持ちよかったです!」と語る#32 飯田太陽がクラス3位を得た。次戦は5月3〜4日開催の富士スピードウェイラウンド。今回同様、スーパーGTのサポートレースとして開催される。各クラスとも連勝を許されなかった今回以上に、1.5kmのストレートがある富士は例年、激戦となるコース。果たして表彰台の頂点には誰が立つのか? 現段階では、それを予想するのが非常に難しい。

■第2戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 11 山路 慎一 C Excellence M.S. 24'04.370
2 14 平川 亮 C GARMIN PORSCHE +4.764
3 90 Igor SUSHKO C OGT! 豊通エレクトロニクス +12.755
4 19 永井 宏明 G ナインレーシング +18.799
5 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION +20.254
6 22 Michael GREEN C MIKE DIRECITON +23.722
7 15 神取 彦一郎 C パワーステーション サムライ +32.650
8 32 飯田 太陽 G KRM ケーズフロンティア +32.966
9 5 高見澤 一吉 C 高見澤整骨院OSSOポルシェ +35.997
10 7 水谷 晃 C DIRECTION RACING +39.070
11 8 櫻井 澄夫 G ロードサービス GT3 +43.614
12 6 ARTE ROSSI G JHM DIRECTION +1'07.635
13 2 田島 剛 G 911magTAJIMAGT3 +1'08.359
14 21 高田 匠 G TAKUMIRacingGT3 +1'15.280
15 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +1'18.415
16 29 滝澤 智幸 G Adelcars GT3 Cup +1'31.547
17 33 荻野 哲生 G KRM ケーズフロンティア 2Laps

※ベストラップ:#11 山路 慎一 1’34.361 3/15 (コースレコード)

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第1戦-2戦 プレビュー

プレスインフォメーション 2012年3月28日

東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第1戦 - 第2戦を、2012年3月31日(土)、4月1日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)にて開催いたします。


3月15~16日の合同テストを経て、いよいよポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の2012シーズンがスタートする。今季もスーパーGTのサポートレースとして5大会が組み込まれ、3月31日~4月1日の開幕戦(岡山国際サーキット)である第1戦 - 2戦のダブルヘッダーは、大観衆の注目を浴びる中で幕を開ける。

今季の見所のひとつはドライバーラインナップの豪華さだ。ディーラーチームとしてエクセレンスモータースポーツが初参戦を果たし、#11 山路慎一がチャンピオンクラスに挑む。PCCJは初だが#11 山路はスーパーGTなどでポルシェを知り尽くしており、テスト中はどのドライバーからもベンチマークとされた。そのチャンピオンクラスにPCCJ育成ドライバーとして今季デビューするのが#14 平川亮。事前の初乗りから好タイムを出すなど、若手代表として勢いを感じさせるデビュー戦が期待できそうだ。2011年ジェントルマンクラスでチャンピオンを獲得して今季はチャンピオンクラスを戦う#15 神取彦一郎やベテラン#5 高見沢一吉らも「絶対に上がってくる」と#14 平川をマークしている。2年目の#22 マイケル・グリーンも「あとは安定感があれば優勝も見える」という言葉どおり、トップ争いに食い込める実力者だ。さらに07年にFCJ参戦の実績を持つ#90 イゴール・スシュコはPCCJ初挑戦ながら合同テストでステアリングを握っていたスーパーGTドライバーたちと互角のタイムをマーク。チャンピオンクラスは高いレベルで実力が拮抗した戦いになる。

ジェントルマンクラスでは昨年シリーズ2位の#16 横幕ゆぅがシリーズ争いの主役。「昨年はただマシンに慣れるため、ドライビングスキルを磨くために走行距離を伸ばしたけど、今年は1周1周予選アタックの時のように集中して量より質で勝負」と自信をのぞかせた。他にも、クラス表彰台に登壇している#3 江本玄、#8 櫻井澄夫、#32 飯田太陽、そして2年目の#6 アルテロッシらの成長も見所であり、それぞれクラスを越えた総合優勝までを見据えてシリーズに臨む。ルーキーとしては2年前からポルシェのアマチュアレースに参戦して何度も表彰台を得ている#2 田島剛、今年が4輪デビューイヤーとなる#19 永井宏明、昨年のGT3 カップチャレンジ ジャパンでチャンピオンを獲得してステップアップしてきた#33 Tetsuo OGINOが争いに加わる。またポルシェ センター熊本を母体とする 911Service(#29)ではルーキーの中川国敏に代わって滝澤智幸が開幕戦のステアリングを握り、グリッドには全16台のマシンが並ぶ。

安岡秀徒の独走シーズンだった2011年とは一転、両クラスともにチェッカーまで誰が勝つか分からない激戦模様。そんな横並びの勢力図の中から抜け出すのは誰か? 小さなミスすら許されない――。岡山大会の公式予選は3月31日の8時5分からの20分間、第1戦決勝は同日13時30分、第2戦決勝は4月1日11時55分のスタートを予定している。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86がクラス3位で2戦連続表彰台 (JIMGAINER)

スーパー耐久シリーズ2011第2戦SUPER TEC4時間レース

KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86 植田正幸/川口正敬/GAMISAN ST-1クラス予選:4位・決勝3位 総合予選:5位・決勝:4位

st_r02_jg_01.jpg

2011年7月23日(土)

予選Aドライバー予選12:55~13:10/Bドライバー予選13:40~13:55Cドライバー予選/16:05~16:25気温28度~32度/路面温度48度/路面状況Dry

 仙台のスポーツランドSUGOで開幕したのが5月末。それから2ヶ月のインターバルを経て、スーパー耐久第2戦SUPERTEC4時間レースが開催されました。

 木曜日からサーキットの走行を開始したKEISHIN☆JIMGAINER☆Z4Mcoupe E86。台風の影響で1本目の走行はコースがクロースしたため、2本目からの走行で平中監督がマシンセットを行い、GAMISANが練習走行を消化。GAMISANは前回SCの走行のみで決勝を終えていたため、今回はかなり気合いを入れて富士入りしていた。

 翌金曜日はSTELの専有走行枠が3本。それ以外のスポーツ走行も30分間走行し、明日からの予選、決勝に備えての走行は終了した。

 今回のAドライバーは植田正幸、Bドライバーは川口正敬、そしてCドライバーはGAMISANで表彰台を目指して戦う。

st_r02_jg_02.jpg  オンタイムで予選は始まり、前回優勝者のNo.1がコースインするのを見計らって、植田もコースインしていく。前回の菅生と違って路面温度は48度と高く、昨日と違いなぜかアンダーステアが出ているようで、思うようにアクセルを踏んでいけないと植田。15分間の予選はあっという間に過ぎ、4周目に出した1分48秒828のタイムで総合5番手、クラス4番手で予選を終えた。

 1組のAドライバー予選が終わる頃に赤旗中断があった為に、タイムスケジュールは10分の遅れでBドライバー予選が開始された。気温は28度とまだこの時期にしては涼しく、タイムが出そうだと川口。コースに入るなり全開でタイムアタックを開始。計測1周目、2周目とタイムを上げていき、3周目に1分48秒515をマーク。まだタイムは伸びそうだったが、Aコーナーで痛恨のハーフスピン。決勝ではAドライバー、Bドライバーのどちらかが使用したタイヤでスタートするルールがあるため、タイヤの温存を考えそのままピットへ。

st_r02_jg_03.jpg  車両にダメージはなく、タイヤも大丈夫のようであったが、川口の予選は総合4番手、クラス3番手で終了した。Aドライバー、Bドライバーのタイムを合計してグリッドが決められるが、今回はNo.25TEAMSAMURAIポルシェ997の土屋武士選手もスポットエントリーをしてていたため、0.5秒の差で総合5番手、クラス4番手のポジションが確定した。

 Cドライバーの予選は2時間ほどのインターバルを挟んで20分間で行われた。GAMISANが、11周の周回を走行し、5周目に計測した1分49秒299で総合5番手、クラス4番手のタイムで終了した。

☆平中監督のコメント☆
 車もレースを1度経験し、その後テストも数多くこなした結果、良くなってきて、タイム的にもNo.1とかと比べてもどんどん縮まってきていたので、良い形で富士戦を迎えられたと思っています。予選は離されたところもありましたが、ただロングランでのタイムが安定しているので、2戦目にして結構良いレースが出来るのではないかと思っています。
☆植田正幸ドライバーのコメント☆
 昨日の走行では1号車と相対したタイムがなかったので、今日はいけるんじゃないかと思っていましたが、気負いすぎていきすぎた所もあったのですが、アンダーステアがきつくて、思うようなタイムが出ませんでした。決勝は気負わず頑張ります。
☆川口正敬ドライバーのコメント☆
 予選中にスピンしてしまいました。まだまだ1号車には遠く及ばないですね。どうすれば1号車や28号車に追いつけるかと考えると、まず自分のミスをしないことが大前提ですね。車の方向はまだ見えてないんですが、デフを少し変えていくと良くなっていくんじゃないかと思うので、次回までに小笠原エンジニアにチェックして貰って、少しでも良くなればタイムも上がってくると思っています。
☆GAMISANドライバーのコメント☆
 今回は予選でだいぶ車の動きを掴んできたので、決勝に向けてはもう少し調子も上がってくると思いますので、頑張っていきたいと思います。
2011年7月日(日)

フリー走行/決勝フリー走行8:30~9:00気温23度/路面状況Dry決勝13:00~17:00気温24度/路面状況Dry

 朝のフリー走行は植田、川口、GAMISANの順番で、マシンの最終チェックを行った。しかし、植田からGAMISANに変わった直後、後方を確認していないST-3クラスのマシンと接触。一瞬ヒヤッとする場面でもあったが、ピットに戻り一通りチェックし川口を送り出す。川口にマシンの挙動を確認するが、取り立てて異常は感じられずそのまま走行。走行終わりに植田とのドライバー交代練習を行い、フリー走行は終了した。

st_r02_jg_04.jpg  台風が接近する予報も外れ、天気が劇的に回復するかに思えたが、蒸し暑さもなく気温も25度を下回り、湿度も40%。この季節にしては、非常に恵まれたレース日和となった。

 今回スタートを担当するのはGAMISAN。かなり緊張した面持ちでコックピットに収まっていく。フォーメーションラップが開始され、オンタイムでスーパー耐久で一番長い4時間のレースが始まった。1コーナーも無難にクリア。ラップタイムも安定して1分50秒台をキープ。

 7周目に1分49秒749のベストタイムを出し、9周目に前を行くNo.25ポルシェ977を捉えて抜き去った。前を行く28号車には徐々に離されていったが、44周の周回をほぼ安定したタイムで走りきり、川口にハンドルを託す。

 しかし、ピット作業も順当にこなし川口を送り出そうとしたものの、エンジンが掛からず1分ほどのタイムロス。なんとかコースインするが、すでに1号車、28号車とは1周のビハインドが付いてしまっていた。しかし、それでも目の前を走る28号車を追いかけて行く川口のタイムは1分48秒半ばを連発。

 川口も周回を重ねても安定したタイムを刻む。少し疲れが見えた周には平中監督と小笠原エンジニアの無線機から激励が飛ぶ。川口もそれに応えてラップタイムを上げてくる。本来87周目に交代する予定が、ガス欠症状が83周目に起こり、急遽84周目でピットへ。植田と交代する。

 これもガソリンを満タンにした上で、ピット作業は1分8秒414のタイムでコースへ送り出した。そこへNo.25土屋武士選手が50秒後方から、ベストラップを叩き出しながら猛追してきた。植田の周回数は約44周。植田も1分49秒中ばから50秒なかばで周回を重ねる。徐々にタイム差は縮まっては来ていたが、植田もなんとか踏ん張ってタイムアップを計る。

 残り周回数が10周を切ったとき、後方との差は17秒。このまま維持すれば連続表彰台も見えてくる。植田も最後の気力を振り絞りラップを刻み、13秒差の3位でチェッカーを受けたる事が出来た。これでJIMGAINERは昨年のSUPER-GTJAFグランプリから連続表彰台記録を7に伸ばし、今週のSUGOに向かいます。

st_r02_jg_05.jpg

平中監督のコメント
 今日は60点のレースでしたね。3位でしたが、前回の3位よりは内容的には良い内容だったと思いますが、まだまだ細かいミスとかがあり、ピット作業からドライバー交代、周回遅れの処理等色々詰めていかなければいけないことは沢山あります。1号車、28号車と戦えるレースを次に出来たらと思います。
植田正幸ドライバーのコメント
 上2台とはかなり差があったので、3位狙いに徹しました。後ろから土屋武士選手が追っかけてきてたので、序盤はタイヤを温存じて後半に持ち込もうと思ってました。後半のプッシュも出来たし、3位も取れたのですが、上2台とは差があるのでもう少し頑張らないとダメですね。ドライバー的にも車的にももっともっと頑張らないと一番上にはいけないですね。次回までにそこを修正していきましょう。
川口正敬ドライバーのコメント
 クールスーツのジャックがキチンと止まってなくて、かなり暑い思いをして運転してました。1度コースオフしてしまいましたが、2秒ほどのロスで済みました。ただスタートしてパーコレーションでエンジンが掛からず驚きました。その後シフトが入らずかなり困りました。なんとかヒールトゥーなどを駆使して回避してましたが、ダイヤルがドライバー交代の時に動いたのが原因でした。その後28号車を追いかけましたが、抜くまでには至りませんでした。今回はまぁまぁ上手く走れた方じゃないかと思います。25号車の前でチェッカーは受けたかったので、今日は実力なりの結果だったと思います。
GAMISANドライバーのコメント
 今日はロングのレースが出来たので、僕自身も車にやっと慣れてきたので、次回はもっとパフォーマンスを出して、良い走りをしていきたいですね。
Text & Photo: JIMGAINER

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 Audi R8 LMS 4時間をトラブルフリーで走り切り、開幕2連勝 (Hitotsuyama Racing)

st_r02_hr_01.jpg

 Hitotsuyama Racingは7月23~24日に富士スピードウェイで開催されたスーパー耐久第2戦において、2位に2ラップの大差をつけ総合優勝を獲得しました。

 7月23日午後に行われた予選で、まずはAドライバーの藤井誠暢がタイムアタック。前日の占有走行では敢えてニュータイヤは履かずに、セッティングに重点を置いたため、実質この週末初めてのタイムアタックとなりましたが、計測1周目で1分42秒858のタイムを記録しました。翌日の決勝に向けタイヤを温存する必要があることから、藤井誠暢はアタック時間を残したままピットに戻ります。

 30分のインターバルを挟んで行われたBドライバー予選は、都筑晶裕が担当。タイムアタック中に前車がスピンした影響からクリアラップは取れなかったものの、都筑晶裕も1分43秒756の好タイムをマークしました。結果、2位の#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4 M COUPEに4秒以上の差を付け2戦連続となるポールポジションを獲得することができました。

 基準タイムクリアが要求されるCドライバー予選は、若干日差しも弱まった夕方に行われました。前日の占有走行で、チームはCドライバーのマイケル・キムに十分な走行時間を与えることができなかったため、好タイムをマークすることよりも、ドライバー自身にタイヤの摩耗具合やそれに伴うマシンの挙動変化を掴んでもらうことに重点を置き、この予選に臨みました。そんな戦略の中、マイケル・キムは1分45秒011のタイムをマークし、それ以降も同等のタイムを連発。チームは翌日の決勝に向け、確かな手応えを得ることができました。

st_r02_hr_02.jpg  7月24日午後1時、ローリングスタートによって4時間の決勝レースがスタート。Audi R8 LMSのスタートドライバーを担当した都筑晶裕は、もちろんトップで1コーナーに進入。オープニングラップだけで2位に3.2秒の差を築き、さらに4周目にはバックマーカーを捉えるほど、都筑晶裕はハイペースで周回を重ねていきます。

 他クラスと比べ燃費で劣るGT3マシンは、給油作業のために他車より1回多くピットストップをする必要があり、その状況下で優勝するためには理論上2位のマシンより1周1秒以上速くドライブする必要がありました。しかし都筑晶裕はそれ以上に好タイムで周回を重ね、80分弱経過した時点でマイケル・キムにバトンタッチしました。この時点で都筑晶裕は既に3位以下を全て周回遅れにしており、後半パートの負担を軽減することにつなげました。

 バトンを受け取ったマイケル・キムは、程なくして2台のPETRONAS SYNTIUM BMW Z4 M COUPEを捉え、全車周回遅れにすることに成功。高速サーキットの富士スピードウェイではST5クラスとの速度差が非常に大きく、この速度差の中、コース上いたるところで現れるバックマーカーをミスなく、そしてロスを少なく処理していくことが、今回チームからマイケル・キムに与えられた課題の一つでもありました。マイケル・キムは毎周安定したタイムを刻み、藤井誠暢にバトンを渡します。

 藤井誠暢はコースインしタイヤが温まると、コースが多くのマシンで渋滞する中、序盤に都筑晶裕がマークしたファステストラップを塗り替え、プラチナドライバーの意地を見せつけました。その後は燃費やタイヤを意識したドライブに切り替え、無線でマシンの状況を常時メカニックに伝えながら走行し、Audi R8 LMSのデータを引き出していきます。

 4時間まで残り23分の時点で最後の給油のためピットストップ。都筑晶裕にバトンを託します。都筑晶裕は最終ラップまで決してペースを緩めることなく走り切り、堂々のトップで4時間レースのチェッカーを受けました。

 第1戦菅生の雨のレースとは打って変わって、暑さが心配される中でのレースとなりましたが、Audi R8 LMSは4時間をトラブルフリーで走り切り、このマシンの完成度、信頼性の高さを改めて実証するかたちとなりました。

 週末は多くの子供連れのお客様も来場してくださり、華やかなムードの中、レースを戦うことができました。来場してくださった皆様、そしてご支援してくださっている方々、ドライバー、メカニックの皆様に、心より感謝いたします。

 第3戦岡山国際サーキットでも多くのお客様にお会いできることを楽しみにしております。

Text & Photo: Hitotsuyama Racing

スーパー耐久

S耐:Audi R8 LMSが、スーパー耐久シリーズ2戦連続総合優勝

2011/07/26

【スーパー耐久シリーズ第2戦「SUPER TEC」:富士スピードウェイ(静岡県)】 ● 藤井/都筑/キム組が、スーパー耐久第2戦において開幕戦に続き総合優勝 ● 高速コースでより明らかになった高性能、予選で2番手に4秒もの大差 ● 2戦目も一瞬たりともライバルの脅威を感じることなく、ポール・トゥ・ウィンを達成

 7月23日〜24日、スーパー耐久シリーズ第2戦が富士スピードウェイを舞台に4時間耐久レースとして開催されました。日本独自のツーリングカーレース、スーパー耐久シリーズは、今年から国際的なレース交流を図るため、FIA GT3レギュレーションに準拠したFIA公認車両が参加できるST-Xクラスを新設。このクラスにおいて、Audi R8 LMS(Audi AG直轄のモータースポーツ部門Audi Sportがプライベートチームに販売するレーシングマシン)がHitotsuyama Racingの手により参戦しています。

 ST-Xクラスは今シーズン全7戦(ASIA Round含む)の予定です。 Hitotsuyama RacingからエントリーするAudi R8 LMSは、開幕戦に続いて2戦連続の総合優勝を果たしました。シートを託されたのは、第1戦でデビューウィンを達成した藤井誠暢、都筑晶裕、マイケル・キムの3選手です。国内最長・約2kmのストレートを持つ富士ではそのライバル不在の速さがより強調されることになりました。

 快晴に恵まれた予選では、2番手に対し4秒もの大差でポールポジションを獲得。決勝当日はサーキット上空を雲が覆い、路面温度は下降、よりレースに適した条件となりました。スタートを担当した都築は、オープニングラップの1周だけで3秒以上のギャップを築き、ドライバー交代の頃には全車を周回遅れとする力走を見せます。2番目のキムも順調且つ安定したラップを刻みエースの藤井へバトンタッチ。藤井は、自らの担当時間でさらにもう1周のアドバンテージをプラスし、最後は再び都筑がステアリングを握ります。Audi R8 LMSは見事に2戦連続のポール・トゥ・ウィンで総合優勝を飾りました。

【Audi R8 LMSドライバー藤井 誠暢のコメント】

 「予選では1分42秒台をターゲットにしていたので、想定どおりのタイムが出てよかった。ただ、この時期は気温が高くコンディションとしては決して良くないので、もし冬場の3月であれば、1分40秒台がターゲットになるだろう。それだけのポテンシャルは確実にある。決勝では速く走るだけでなく、燃費にも配慮しなければならず必ずしも楽ではなかった。しかし、初めてドライで長い距離を走ったにもかかわらず、クルマには一切トラブルが出ず、信頼性も非常に高いことが明らかになったので、第1戦以上に意義のあるレースになったと思う」

次戦は、8月27日〜28日 岡山県 岡山国際サーキットで開催予定です。

アウディジャパン・プレスリリース

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 STXクラスのAudi R8が独走で総合優勝、ST5クラスは初登場のFITがポールトゥウィン!

 スーパー耐久シリーズ2011第2戦SUPER TECは24日、富士スピードウェイで4時間の決勝レースを行い、ただ1台STXクラスから参加したAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)がポールポジションから一度もトップを譲ることなく132周を消化し、2位を2ラップ遅れにして圧倒的なスピードで優勝した。ST1クラスはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)が、ST2クラスはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)が、ST3クラスは岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が、ST4クラスはホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)が、ST5クラスはBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がそれぞれ優勝した。

観客: 23日(土)5,300人/24日(日)12,000人(主催者発表)

st_r02_r_start

st_r02_r_1-28

st_r02_r_21

st_r02_r_1

st_r02_r_20

st_r02_r_15

st_r02_r_62

st_r02_r_19

st_r02_podium_stx

st_r02_podium_st1

st_r02_podium_st2

st_r02_podium_st3

st_r02_podium_st4

st_r02_podium_st5

 レースは13時にローリングラップがスタート。朝方、涼しかった富士スピードウェイもスタート時にはときおり日が差し、汗ばむ陽気となってきた。しかしレースが進むにつれ上空を覆う雲も多くなり4時間後の17時には気温もが下がり、肌寒い中でのチェッカーを迎えることとなった。

 トップで1コーナーに入ったのは、Audi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)。ただ1台参加するSTXクラスのこのマシンはST1クラスより4秒ほどラップタイムが速い。都筑、キム、藤井、都筑とドライバーチェンジを行い、最終的には4時間を132周で走りきり2位のST1クラストップを2周ラップ遅れにし、余裕の総合優勝を飾った。

 ST1クラスは序盤、PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPEの2台、ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組のスタートドライバー柳田とファリーク・ハイルマン/片岡龍也/フェイ・ホーン・オオイ組の同片岡がランデブーでクラス3位以下を引き離しながら僅差の争いを展開。しかし、柳田組がアン、谷口と、片岡組がオオイ、ハイルマンとドライバーチェンジを行うとこの2台の差は徐々に開き、最終的には柳田組が130周と片岡組を1ラップ上回ってクラス優勝を果たした。同2位には片岡組が、同3位にはKEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86(植田正幸/川口正敬/GAMISAN組)が入った。

 ST2クラスは、序盤からエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/ 村田信博組)がレースをリード。これにRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/ 松本武士組)が続く。しかしレースも終盤に差し掛かった90周終わりでエンドレス・アドバン・コルトスピードXがストレートで白煙を吐きコースサイドにマシンを止めてリタイア。これでトップにRSオガワADVANランサーが立ち、このまま逃げ切り124周を走ってクラス優勝を果たした。同2位には東和・MOTUL・EDインプレッサ(大澤学/吉田寿博/松田晃司組)が、同3位には新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX(冨桝朋広/菊地靖組)が入った。

 ST3クラスは終盤にもつれた。岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/増田芳信/杉林健一組)の小松がレースをリードして始まったが、序盤にDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)がこれを逆転。しかし影山からドライバーチェンジを行うと徐々に順位を失い、再び岡部自動車マイロード協新計測RX-7がクラストップに立ち、同2位には岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z(長島正明/田中モジョル/田中哲也組)が上がってきた。ところがトップ走行中のチェッカー20分前あたり、最終ドライバー杉林のスティントで黄旗無視の10秒ペナルティストップが科され、ピットアウトをすると3位争いを展開していたGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太/東徹次郎組)とDIAMANGO-Zの間に割って入ることとなった。これで勝利は122周を走りきった岡部自動車ディクセルTeamTetsya Zの手に。2位にはGPO + Kouta Racing NSXが、3位にはチェッカー直前で岡部自動車マイロード協新計測RX-7をかわしたDIAMANGO-Zが入った。

 ST4クラスは、TRACY SPORTS S2000(兵藤信一/大井貴之/中島保典組)が序盤からレースをリードした。しかし32周目の走行中にドラブルに見舞われリタイア。トップはホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)にかわりこのまま118周を走って優勝した。クラス2位にはコスモソニックFK・ingsDC5(浅野武夫/笠原智行/森政行組)が、同3位にはTRACY SPORTS S2000(金子昌広/吉田広樹/藤村政樹組)が入った。

 5台が参加したST5クラスは、序盤からポールシッターのBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がリード。前山、奥村、鍋家、前山と3ストップ4スティント作戦を取ったため一時エンドレスアドバントラストヴィッツ(駒木孝有/添正/井尻薫組)に先行を許すが、最終的には106周を走りきり2位に入ったエンドレスアドバントラストヴィッツを2周ラップ遅れにし、初参戦にしてクラスポールトゥウィンを果たした。3位には吉田山工房N京都 Vitz(岩谷昇/山口浩一/樺田祐司組)が入った。

 次戦第3戦は8月27(土)~28日(日)、舞台を岡山国際サーキットへと移し3時間レースとして開催される予定である。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESITA

スーパー耐久

S耐:第2戦富士決勝結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/24) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
マイケル・キム
1324:00'12.174
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
柳田 真孝
谷口 信輝
1302Laps
3ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
片岡 龍也
フェイ・ホーン・オオイ
1293Laps
4ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
ガミさん
1284Laps
5ST1425SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
久保 拓也
神取 彦一郎
1284Laps
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之
佐藤 茂
堀 主知
1266Laps
7ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
1248Laps
8ST2259東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
1248Laps
9ST236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1239Laps
10ST3115岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
12210Laps
11ST32339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
東 徹次郎
12210Laps
12ST3351DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
石原 将光
12210Laps
13ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
増田 芳信
杉林 健一
12210Laps
14ST3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
12210Laps
15ST3677B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良
西本 直樹
清水 隆広
12111Laps
16ST242Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
朝倉 宏志
12111Laps
17ST377岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
12111Laps
18ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
ピストン西沢
11814Laps
19ST4218コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
11814Laps
20ST4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
吉田 広樹
藤村 政樹
11715Laps
21ST4412無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
11715Laps
22ST45100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
牧口 博亮
古谷 彰教
11715Laps
23ST2566アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu
内海 利明
山崎 正志
11121Laps
24ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
鍋家 武
10626Laps
25ST5236エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
10428Laps
26ST5355吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇
山口 浩一
樺田 祐司
10428Laps
27ST54230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
アニー
9933Laps
28ST4660RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
山田 隆行
9339Laps
29ST554ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
加藤 宏
8646Laps
---- 以上規定周回数(STX:92 ST1:91 ST2:86 ST3:85 ST4:82 ST5:74Laps)完走 ----
-ST2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
藤原 能成
10131Laps
-ST2-3エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
9042Laps
-ST3-39TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
8448Laps
-ST3-34asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
佐藤 公哉
7755Laps
-ST2-26エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
細川 健治
5973Laps
-ST4-96IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士
水越 真一
井上 恵一
5577Laps
-ST4-333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
3795Laps
-ST2-30森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松本 達哉
3696Laps
-ST4-38TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
大井 貴之
中島 保典
31101Laps
  • Fastest Lap(STX): CarNo.21 Audi R8 LMS 1'44.422 (118/132) 157.312km/h
  • Fastest Lap(ST1): CarNo.28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE 1'47.495 (3/129) 152.815km/h
  • Fastest Lap(ST2): CarNo.3 エンドレス・アドバン・コルトスピードX 1'51.801 (3/90) 146.929km/h
  • Fastest Lap(ST3): CarNo.51 DIAMANGO-Z 1'53.986 (6/122) 144.112 km/h
  • Fastest Lap(ST4): CarNo.62 ホンダカーズ東京 G/M インテグラ 1'58.934 (2/118) 138.117 km/h
  • Fastest Lap(ST5): CarNo.19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS 2'10.425 (12/106) 125.948 km/h
  • CarNo.77-Aドライバーは、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.(1)①②(他車との接触)により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.230-Cドライバーは、ピットレーン速度違反により、ペナルティストップ5秒を科した。
  • CarNo.60-Cドライバーは、ピットレーン速度違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.14-Cドライバーは、国際モータースポーツ競技規則H項(黄旗追い越し)により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.14-Cドライバーは、国際モータースポーツ競技規則H項(黄旗追い越し)により、ペナルティストップ10秒を科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士フリー走行 Audi R8 LMSがトップタイム

 明けて24日、富士スピードウェイは朝から厚い雲に覆われた。気温も低め。8時30分よりスーパー耐久のフリー走行が30分にわたって行われた。

st_r02_f_21

st_r02_f_25

st_r02_f_3

st_r02_f_51

st_r02_f_60

st_r02_f_36

 ここでも総合トップタイムを記録したのはだた1台参加のSTXクラスAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)。タイムは1分42秒858と2位以下を4秒8離す。何事もなければ、決勝も悠々とトップチェッカーを受けそうだ。

 ST1クラスのトップタイムは、予選でクラス3位のSAMURAI Porsche(土屋武士/久保拓也/神取彦一郎組)。決勝ではPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPEの2台を含めて3台での争いになりそうだ。

 ST2クラスは予選でクラスポールのエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がここでもトップタイム。速いドライバー3名をそろえたこのチームがクラス優勝の最右翼といったところ。これに実績のあるRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)がどう絡んでくるか注目だ。

 ST3クラスも予選クラスポールのDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)がトップタイム。決勝ではこれに佐々木孝太を擁するGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太/東徹次郎組)などが挑む。

 ST4クラスは予選クラス2位のRCB with KRPウインマックステイン(小林康一/小幡弘/山田隆行組)がトップタイム。クラスポールのホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)を含め、決勝ではし烈な争いが繰り広げられそうだ。

 ST5クラスは予選クラス5位のエンドレスアドバントラストヴィッツ(駒木孝有/添田正/井尻薫組)がトップタイム。クラスのポールのBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)が2位に付けた。初めて5台が出走することになったこのクラス、優勝はもちろん、3位までの表彰台をかけての争いにも注目したい。

 決勝は本日24日、13時より4時間レースとして行われる。各クラス17時のチェッカーをトップで受けるのはどのチームになるのだろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESITA

スーパー耐久

S耐:第2戦富士フリー走行結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/24) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
マイケル・キム
1'43.570-158.606
2ST1125SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
久保 拓也
神取 彦一郎
1'48.360 4.790151.595
3ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
柳田 真孝
谷口 信輝
1'48.390 4.820151.553
4ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
片岡 龍也
フェイ・ホーン・オオイ
1'48.646 5.076151.196
5ST1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
ガミさん
1'49.036 5.466150.655
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之
佐藤 茂
堀 主知
1'49.677 6.107149.774
7ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
1'50.701 7.131148.389
8ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
1'52.040 8.470146.615
9ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
1'52.730 9.160145.718
10ST246新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1'52.868 9.298145.540
11ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
松本 達哉
1'53.500 9.930144.730
12ST3151DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
石原 将光
1'53.72210.152144.447
13ST3277B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良
西本 直樹
清水 隆広
1'54.07110.501144.005
14ST3334asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
佐藤 公哉
1'54.26510.695143.761
15ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
増田 芳信
杉林 健一
1'54.50610.936143.458
16ST3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
1'54.99311.423142.850
17ST262Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
朝倉 宏志
1'55.38111.811142.370
18ST2726エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
細川 健治
1'55.43411.864142.305
19ST3635asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
1'55.55011.980142.162
20ST37339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
東 徹次郎
1'55.61212.042142.086
21ST28505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
藤原 能成
1'55.76212.192141.901
22ST2966アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu
内海 利明
山崎 正志
1'55.94512.375141.678
23ST387岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
1'57.18713.617140.176
24ST3939TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
1'57.79814.228139.449
25ST4160RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
山田 隆行
1'58.98715.417138.055
26ST4218コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
笠原 智行
森 政行
1'59.32915.759137.660
27ST4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
大井 貴之
中島 保典
1'59.46115.891137.508
28ST4462ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
ピストン西沢
1'59.60916.039137.337
29ST4512無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
1'59.83316.263137.081
30ST4696IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士
水越 真一
井上 恵一
2'00.27116.701136.582
31ST47100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
牧口 博亮
古谷 彰教
2'00.62117.051136.185
32ST4841TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
吉田 広樹
藤村 政樹
2'01.07117.501135.679
33ST49333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
2'01.26217.692135.465
34ST5136エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
2'13.35729.787123.179
35ST5219BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
鍋家 武
2'14.28230.712122.331
36ST5355吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇
山口 浩一
樺田 祐司
2'15.58532.015121.155
37ST54230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
アニー
2'16.47032.900120.369
38ST55*4ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
加藤 宏
2'18.06834.498118.976
  • CarNo.4は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1,違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金2万円を課す。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士Cドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) C Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
マイケル・キム1'45.011-156.429
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'48.561 3.550151.314
3ST1211KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
ガミさん1'49.299 4.288150.292
4ST1325SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
神取 彦一郎1'49.364 4.353150.203
5ST1428PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
フェイ・ホーン・オオイ1'50.045 5.034149.273
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀 主知1'50.289 5.278148.943
7ST21*3エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博1'53.097 8.086145.245
8ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松本 武士1'53.201 8.190145.112
9ST2359東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
松田 晃司1'53.743 8.732144.420
10ST2466アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
山崎 正志1'54.004 8.993144.090
11ST3134asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐藤 公哉1'54.045 9.034144.038
12ST3215岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
田中 哲也1'54.815 9.804143.072
13ST3377B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
清水 隆広1'55.36710.356142.387
14ST3414岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一1'55.64610.635142.044
15ST2526エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
細川 健治1'55.65910.648142.028
16ST2630森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
松本 達哉1'55.72410.713141.948
17ST3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
塙 翔1'55.88410.873141.752
18ST36339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
東 徹次郎1'56.22311.212141.339
19ST377岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
安宅 徳光1'56.51511.504140.984
20ST3851DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
石原 将光1'57.66512.654139.607
21ST3939TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
佐藤 晋也1'57.82612.815139.416
22ST4160RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
山田 隆行1'58.77513.764138.302
23ST27*505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
藤原 能成1'58.93413.923138.117
24ST4218コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
森 政行1'59.16414.153137.850
25ST4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
中島 保典1'59.96214.951136.933
26ST4462ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
ピストン西沢2'00.40015.389136.435
27ST45100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
古谷 彰教2'01.90516.894134.751
28ST4696IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
井上 恵一2'02.14417.133134.487
29ST4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤村 政樹2'02.28717.276134.330
30ST48333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
藤田 弘幸2'06.91321.902129.434
31ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
鍋家 武2'12.20327.192124.254
32ST52230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
アニー2'13.58528.574122.969
33ST534ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
加藤 宏2'13.70128.690122.862
34ST5436エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
井尻 薫2'14.03929.028122.552
35ST5555吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
樺田 祐司2'15.18930.178121.510
  • CarNo.3は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、罰金1万円を科す。
  • CarNo.505は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第17条1.(走路外走行)違反により、当該周回タイム(1'58.152)抹消のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦公式予選 Audi R8 LMSが総合のポールポジション。ST5クラス初登場のフィットがクラスポールポジション!

 スーパー耐久シリーズ2011第2戦SUPER TECは23日、富士スピードウェイで公式予選を行い、Aドライバー、Bドライバー合算の総合タイムでただ1台STXクラスから出場するAudi R8 LMS(藤井誠暢/都筑晶裕/マイケル・キム組)が総合のポールポジションを獲得した。ST1クラスはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)が、ST2クラスはエンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)が、ST3クラスはDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)が、ST4クラスはホンダカーズ東京 G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)が、ST5クラスはBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がそれぞれクラスポールポジションを獲得した。

st_r02_q_21

st_r02_q_1

st_r02_q_3

st_r02_q_51

st_r02_q_62

st_r02_q_19

 スーパー耐久第2戦公式予選は12時55分より始まった。早朝より富士スピードウェイの天候は晴れ、午後になると汗ばむ陽気となってきたが、日陰に入ると富士の裾野を吹き渡る風は気持ちいい。

 まずはAドライバー公式予選が30分間、15分のインターバルを置いてBドライバー公式予選が30分だが、それぞれ前半15分がSTX、1、2の3クラス、後半15分がST3,4,5の予選アタックに割り当てられている。

 A,Bドライバー両予選を圧倒したのは、唯一STXクラスから参加しているAudi R8 LMS。 藤井誠暢、都筑晶裕が2位以下を3~4秒ほどちぎり、悠々とポールポジションを獲得した。

 ST1クラスは、Aドライバー予選でSAMURAI Porsche(土屋武士/久保拓也/神取彦一郎組)の土屋がトップに付け、2位にはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)のアンが付ける。しかし、Bドライバー予選で柳田がクラストップに立ち久保が4位と振るわなかったため、総合ではPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(ドミニク・アン/柳田真孝/谷口信輝組)がクラスポールポジションを獲得した。クラス2位にはPETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE(フェイ・ホーン・オオイ/片岡 龍也/ファリーク・ハイルマン組)が、SAMURAI Porscheは同3位で予選を終えた。

 ST2クラスは、エンドレス・アドバン・コルトスピード゙X(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)がAドライバーの峰尾、Bドライバーの高木ともクラストップのタイムを叩き出し、総合でも6位と文句なしのクラスポールポジションを決めた。クラス2位にはRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)が、同3位には新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX(冨桝朋広/菊地靖組)が入った。

 ST3クラスは、Aドライバー予選で岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/増田芳信/杉林健一組)の小松がトップタイム、Bドライバー予選でGPO + Kouta Racing NSX(北野浩正/佐々木孝太/東徹次郎組)の佐々木ががトップタイムを記録したが、両予選とも2位でまとめたDIAMANGO-Z(影山正彦/伊橋勲/石原将光組)がクラスポールポジションを決めた。

 ST4クラスは、Aドライバー予選でRCB with KRPウインマックステイン(小林康一/小幡弘 /山田隆行組)の小林が、Bドライバー予選でホンダカーズ東京G/M インテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/ピストン西沢組)の太田がトップタイムだったが、2位以下を1秒2上回った太田の活躍でホンダカーズ東京 G/M インテグラがクラスポールポジションの座に着いた。

 ST5クラスは、今回から新規参入があり、5台が参戦。ヴィッツ勢に混じって唯一参戦を開始したBRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS(奥村浩一/前山亘/鍋家武組)がA,Bドライバー両予選ともトップタイムを記録。いきなりST5クラスのポールシッターとなった。

 決勝レースは明日24日、13時より4時間レースで行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第2戦富士A,Bドライバー総合公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢
都筑 晶裕
1'42.858
1'43.756
3'26.614-
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン
柳田 真孝
1'48.107
1'47.237
3'35.344 8.730
3ST12*28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン
片岡 龍也
1'48.139
1'47.505
3'35.644 9.030
4ST1325SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士
久保 拓也
1'47.445
1'49.393
3'36.83810.224
5ST1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸
川口 正敬
1'48.828
1'48.515
3'37.34310.729
6ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
1'50.771
1'51.046
3'41.81715.203
7ST22*20RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
1'53.415
1'51.321
3'44.73618.122
8ST236新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
1'53.828
1'51.201
3'45.02918.415
9ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
1'53.456
1'52.042
3'45.49818.884
10ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
塩野 健司
1'53.612
1'53.384
3'46.99620.382
11ST3151DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦
伊橋 勲
1'53.747
1'53.811
3'47.55820.944
12ST3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
増田 芳信
1'53.369
1'54.872
3'48.24121.627
13ST2626エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
1'53.428
1'54.954
3'48.38221.768
14ST33339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
1'55.002
1'53.678
3'48.68022.066
15ST2766アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu
内海 利明
1'54.553
1'54.195
3'48.74822.134
16ST3435asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
1'53.930
1'54.868
3'48.79822.184
17ST3534asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
1'54.512
1'54.292
3'48.80422.190
18ST282Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
1'54.608
1'54.268
3'48.87622.262
19ST3615岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
1'54.648
1'55.045
3'49.69323.079
20ST29505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
1'55.638
1'54.556
3'50.19423.580
21ST3777B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良
西本 直樹
1'56.951
1'54.693
3'51.64425.030
22ST3839TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
1'55.818
1'56.313
3'52.13125.517
23ST397岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
1'57.189
1'55.642
3'52.83126.217
24ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
1'58.474
1'56.909
3'55.38328.769
25ST4260RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
小幡 弘
1'58.462
1'59.732
3'58.19431.580
26ST4338TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
大井 貴之
2'00.285
1'58.140
3'58.42531.811
27ST44100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
牧口 博亮
1'58.514
2'00.372
3'58.88632.272
28ST4596IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士
水越 真一
1'59.692
1'59.335
3'59.02732.413
29ST4641TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
吉田 広樹
2'00.174
1'59.276
3'59.45032.836
30ST4718コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
笠原 智行
1'59.073
2'00.635
3'59.70833.094
31ST4812無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
久保 宣夫
1'59.935
2'00.257
4'00.19233.578
32ST49*333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
2'00.689
2'02.101
4'02.79036.176
33ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
R2'10.361
R2'11.495
4'21.85655.242
34ST524ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚
植島 禎一
R2'10.588
R2'13.214
4'23.80257.188
35ST53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
R2'11.176
R2'12.803
4'23.97957.365
36ST5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇
山口 浩一
R2'13.369
R2'13.934
4'27.3031'00.689
37ST5536エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
R2'14.877
R2'12.534
4'27.4111'00.797
---- 以上予選通過 ----
-ST1-9Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之
佐藤 茂
1'50.193
Absence
--
  • CarNo.20は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'53.205)削除のペナルティを科した。
  • CarNo.333は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により当該周回タイム(2'01.491)抹消のペナルティを科した。
  • CarNo.28は、スーパー耐久シリーズ2011規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'47.484)削除のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士Bドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
都筑 晶裕1'43.756-158.321
2ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝1'47.237 3.481153.182
3ST12*28PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也1'47.505 3.749152.800
4ST1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
川口 正敬1'48.515 4.759151.378
5ST1425SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
久保 拓也1'49.393 5.637150.163
6ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
高木 真一1'51.046 7.290147.928
7ST226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 靖1'51.201 7.445147.722
8ST2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平1'51.321 7.565147.562
9ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博1'52.042 8.286146.613
10ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
塩野 健司1'53.384 9.628144.878
11ST31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
佐々木 孝太1'53.678 9.922144.503
12ST3251DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
伊橋 勲1'53.81110.055144.334
13ST2666アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
内海 利明1'54.19510.439143.849
14ST272Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
新井 敏弘1'54.26810.512143.757
15ST3334asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
前嶋 秀司1'54.29210.536143.727
16ST28505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
白坂 卓也1'54.55610.800143.395
17ST3477B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
西本 直樹1'54.69310.937143.224
18ST3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
浜野 彰彦1'54.86811.112143.006
19ST3614岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
増田 芳信1'54.87211.116143.001
20ST2926エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
木村 聡1'54.95411.198142.899
21ST3715岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
田中 モジョル1'55.04511.289142.786
22ST387岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
山崎 学1'55.64211.886142.049
23ST3939TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
小林 敬一1'56.31312.557141.229
24ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
太田 侑弥1'56.90913.153140.509
25ST4238TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
大井 貴之1'58.14014.384139.045
26ST4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
吉田 広樹1'59.27615.520137.721
27ST4496IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
水越 真一1'59.33515.579137.653
28ST4560RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘1'59.73215.976137.196
29ST4612無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
久保 宣夫2'00.25716.501136.597
30ST47100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
牧口 博亮2'00.37216.616136.467
31ST4818コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
笠原 智行2'00.63516.879136.169
32ST49*333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一2'02.10118.345134.535
33ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
前山 亘R2'11.49527.739124.923
34ST5236エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正R2'12.53428.778123.944
35ST53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
勝間田 正博R2'12.80329.047123.693
36ST544ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
植島 禎一R2'13.21429.458123.311
37ST5555吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 浩一R2'13.93430.178122.648
---- 以上予選通過 ----
-ST1-9Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
佐藤 茂Absence--
  • CarNo.333は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により当該周回タイム(2'01.491)抹消のペナルティを科した。
  • CarNo.28は、スーパー耐久シリーズ2011規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'47.484)削除のペナルティを科した。
  • CarNo.333は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により当該周回タイム(2'01.491)抹消のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士Aドライバー公式予選結果

SUPER TEC -RIJ- (2011/07/23) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1STX121Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
藤井 誠暢1'42.858-159.704
2ST1125SAMURAI Porsche
PORSCHE 997
土屋 武士1'47.445 4.587152.886
3ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン1'48.107 5.249151.949
4ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4MCOUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン1'48.139 5.281151.904
5ST1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
植田 正幸1'48.828 5.970150.943
6ST159Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
岡本 武之1'50.193 7.335149.073
7ST213エンドレス・アドバン・コルト スピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔1'50.771 7.913148.295
8ST3114岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣1'53.36910.511144.897
9ST22*20RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄1'53.41510.557144.838
10ST2326エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志1'53.42810.570144.821
11ST2459東和・MOTUL・EDインプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学1'53.45610.598144.786
12ST2530森永チルミルBEE LINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉1'53.61210.754144.587
13ST3251DIAMANGO-Z
NISSAN FIARLADY Z
影山 正彦1'53.74710.889144.415
14ST266新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広1'53.82810.970144.312
15ST3335asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN1'53.93011.072144.183
16ST3434asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘1'54.51211.654143.450
17ST2766アゲアゲR☆オリーブスパエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
Naoryu1'54.55311.695143.399
18ST282Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎1'54.60811.750143.330
19ST3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明1'54.64811.790143.280
20ST36339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正1'55.00212.144142.839
21ST29505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵1'55.63812.780142.054
22ST3739TWS TRACY C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹1'55.81812.960141.833
23ST3877B-MAX・Z33
NISSAN FIARLADY Z
吉田 基良1'56.95114.093140.459
24ST397岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛1'57.18914.331140.174
25ST4160RCB with KRPウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一1'58.46215.604138.667
26ST4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州1'58.47415.616138.653
27ST43100百式自動車XリデューカーWIN
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝1'58.51415.656138.606
28ST4418コスモソニックFK・ingsDC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫1'59.07316.215137.956
29ST4596IS<インフィット・ストラト ス>S2000
HONDA S2000
Takamori博士1'59.69216.834137.242
30ST4612無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸1'59.93517.077136.964
31ST4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広2'00.17417.316136.692
32ST4838TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一2'00.28517.427136.566
33ST49333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛2'00.68917.831136.109
34ST5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一R2'10.36127.503126.011
35ST524ミッドランド・TSK・Vitz
TOYOTA Vitz
河野 利尚R2'10.58827.730125.791
36ST53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞうR2'11.17628.318125.227
37ST5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
岩谷 昇R2'13.36930.511123.168
38ST5536エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有R2'14.87732.019121.791
  • CarNo.20は、スーパー耐久シリーズ2011スポーツ規則第15条(16)(ガレージ内での給油)違反により、当該ドライバーのベストラップタイム(1'53.205)削除のペナルティを科した。

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 中学生以下のお子様を対象に1/87 Audi R8 ミニカーをプレゼント (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racing は、7月24 日、富士スピードウェイにて開催されるスーパー耐久シリーズ第2 戦において中学生以下のお子様を対象とした1/87 Audi R8 ミニカーのプレゼント企画を実施いたします。以下概要をご確認ください。

st_r02_hr_mini_car.jpg

  • 日  時: 7月24日 ピットウォーク開始時間11:30 より
  • 場  所: 富士スピードウェイ 29番ピット前(Hitotsuyama Racingピット前)
  • 対 象 者: 中学生以下のお子様
  • 配布方法: 先着順(ピット前にスタッフがおりますので、スタッフの指示に従い整列してください)
  • 数に限りがございますので、おひとり様1個とさせていただきます。
  • 数に限りがございますので、なくなり次第終了とさせていただきます。
  • ミニカーのカラー、仕様等はお選びいただけません。ご了承ください。

 スーパー耐久第2 戦は、ディズニーの最新映画「カーズ2」の公開記念スペシャルレースとして様々なイベントが予定されているほか、観戦券のご購入のみでパドックエリアまでご入場いただくことができます。

 また、本格的な夏休みシーズン最初の週末ということもあり、多くのお子様・お子様連れのご家族が来場されることを期待しております。

Hitotsuyama Racing Press release

スーパー耐久

S耐:第2戦富士 スーパーTECにドリームエンジェルレーシングが参戦 (Dream Angels)

st_r02_da_01.jpg st_r02_da_02.jpg

 2011年も下半期・・後半に突入です。

 いよいよ夏本番という暑さがこのところ続いていますが、今年の夏は15%の節電対策が叫ばれていて厳しい夏になりそうです。

 東日本大震災の復興イベントとして開催された菅生は台風の影響で雨の中でのレースになり、赤旗中断というレースでしたが、ドリームエンジェルレーシングも無事に完走を果たすことができました。チェッカーフラッグをくぐることを目的としていただけに、ちょっと物足りなさも残りました。

 そこで、今月開催される富士スピードウェイでのスーパー耐久シリーズに再チャレンジすることを決めました。

 少々、レース参戦予算が厳しいという問題はありますが、多くのモータースポーツファンがいる関東最大級のサーキット、富士スピードウェイはやはりチームとしても参戦をしたいと思っていました。ぎりぎりまでメンテナンスガレージとも相談した上で、決定しましたので、ご報告が遅れましたことをお詫び申し上げます。

 夏場、猛暑のレースになるとRX7はエンジン的にもかなり厳しいと思われますが、可能な限りの走りをお見せしたいと思います。

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス 中嶋一貴がフォーミュラ・ニッポン初優勝! 大嶋和也が続きTDPドライバーの1-2フィニッシュ! (TOYOTA)

  • コース: オートポリス(4.674 km)
  • 予選:6月4日(土)晴:ドライ
  • 決勝:6月5日(日)曇:ウェット/ドライ
11fn_rd2_1
フォーミュラ・ニッポンでの初優勝を飾った
中嶋一貴(中央)と2位に入った大嶋和也(左)

 フォーミュラ・ニッポンの第2戦が6月4日(土)、5日(日)の両日、大分県のオートポリスで行われた。

 開幕戦鈴鹿から3週間のインターバルで開催される今大会は、開幕戦で優勝を果たしたアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が欠場するため、地元九州出身であるTDPドライバーの井口卓人がスポット参戦。TDPドライバーの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)のチームメイトとして同チームの36号車をドライブする。

 今レースはタイヤ4本の交換が義務づけられているが、燃料給油の義務はない。しかし、250kmというレース距離は、無給油で走りきるのは難しい距離であり、高低差が厳しく、タイヤにも負担の大きいサーキットで、チームの戦略とドライバーの力が試されるレースとなった。

 予選が行われた4日(土)は梅雨の合間の晴天に恵まれ、夏を思わせる気候の下で午後1時50分よりノックアウト方式での予選が行われた。

 20分間のQ1は、セッション終盤に各車アタック合戦を繰り広げたが、中嶋一貴はアタックラップでミスし、ボーダーラインギリギリの13番手で無念の2戦連続Q1敗退となってしまった。フリー走行でトラブルに見舞われ走り込めなかったアンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)と嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)もQ2進出を果たせず、14番手、16番手でグリッドが確定した。

 10分間のインターバルを経て7分間のセッションとして行われたQ2は全車終盤に一発アタックでの勝負となり、TDPドライバーの国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)が11番手、アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が12番手でQ3進出ならず。スポット参戦の井口は、地元で見事な走りを見せ、初のQ3進出を果たした。

 最終Q3セッションでは、Q1、Q2共に2番手タイムを叩き出したTDPドライバーの大嶋和也(Team LeMans)が最前列2番手グリッドを確保。非常に僅差の争いの中でJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が4番手、TDPドライバーの石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が5番手、井口が7番手、TDPドライバーの平手晃平(TEAM IMPUL)が8番手で決勝に臨むこととなった。

 5日(日)は朝から激しい雨に見舞われ、午前9時からのフリー走行はヘビーウェットコンディションの中で嵯峨がコースイン直後にクラッシュ。オリベイラを含む数台がコースアウトするなど厳しい状態で、天候やコンディションの変化をにらみながら決勝を迎えた。

 決勝のフォーメーションラップが開始される午後2時半には、雨は止んだものの路面はまだ濡れており、全車ウェットタイヤでグリッドへ。フリー走行でクラッシュした嵯峨は修復のためにピットスタート、直前のウォームアップ走行で駆動系のトラブルに見舞われた国本はかろうじてフォーメーションラップまでにはコースへ出たが、最後尾グリッドからのスタートとなった。

 午後2時34分、シグナルがブラックアウトし54周(250km)の決勝レースがスタート。最前列2番手の大嶋はポールポジションの塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)に並びかけ、そのままサイド・バイ・サイドでコーナーをクリアしていったが、惜しくも前に出るまでには至らず。

 しかし、1周目を終えて各車が戻ってきた時点で、大嶋、中嶋一貴、国本らが早くもピットイン。タイヤをドライ用のスリックタイヤに交換し、コースへ復帰した。

 翌周には塚越や石浦、井口、カルダレッリらもピットへ向かうが、先に入った大嶋と中嶋一貴はこの判断が見事にはまり、塚越をかわしポジションアップ。3周目、4周目にも各車次々にピットインしていき、全車がスリックタイヤに交換した時点で、大嶋が首位、中嶋一貴が2位、石浦が3位に浮上し、TDPドライバーによる1-2-3体制、これにオリベイラが続く形となった。

 地元井口はこの時点で6位と健闘を見せ、さらに前走車を攻めたが、7周目に他車との接触でサスペンションを破損。長い修復の後にレースへは復帰したが、6周遅れとなってしまった。

 首位を行く大嶋を中嶋一貴が一定の間隔を保って追う後方では、オリベイラが猛追を見せるが、オリベイラは20周目に給油のためにピットインしたために7位へ後退。石浦も接触を喫しペースダウン。徐々に順位を落とすこととなった。

 周回を重ねていっても大嶋と中嶋一貴は給油のためのピットインを行わず、1-2体制のまま後半戦へと突入。そのまま終盤の燃費勝負になるかと思われたが、42周目、大嶋にぴたりとつけていた中嶋一貴が、1コーナー進入で一気に大嶋をパス。その後は大嶋との差を広げていった。

 終盤戦は、無給油作戦を採る中嶋一貴、大嶋の2台が最後まで走り切れるかに注目が集まった。2位の大嶋は、3位塚越からの猛追を受け、燃料もタイヤも厳しい中で最後まで激しい2位争いを展開。

 結局中嶋一貴は、見事なマネージメントで燃料もタイヤも最後までもたせ、トップでチェッカー。国内トップフォーミュラであるフォーミュラ・ニッポン参戦2戦目にして初勝利を挙げた。

 チェッカー直前まで僅差のバトルを繰り広げた大嶋も逃げ切り、2位でフィニッシュ。TDPドライバーが1-2フィニッシュを果たすこととなった。

 オリベイラが4位。デビュー2戦目のインペラトーリが7位に入り嬉しいフォーミュラ・ニッポン初ポイントを獲得。接触によるノーズ交換のために予定外のピットインを強いられながらも、終盤他車より1秒以上速いファステストラップで猛烈な追い上げを見せた平手が8位に入った。

 チェッカー目前で燃料切れ車両が出るなど、厳しい戦いとなったこのレースを13番手スタートから見事制した中嶋一貴は、第1戦の3位に続く2戦連続表彰台獲得で、ドライバーズランキングでも首位に浮上。大嶋が2位で続くこととなった。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス 難しいコースコンディションの中、塚越広大選手が3位表彰台を獲得 (HONDA)

  • 2011年6月5日(日)決勝
  • 会場:オートポリス(4.674km) | 天候:予選/晴れ 決勝/雨のち曇り | 気温:19.0℃(14:30時点) | 路面温度:23.0℃(14:30時点) | 決勝レース:54周(252.396km) | コースコンディション:決勝/ウエットのちドライ | 観客:1万3030人(主催者発表)
山本尚貴選手は5位、伊沢拓也選手は6位で入賞を果たす

fn110605004L.jpg  6月5日(日)、大分県・オートポリスにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝レースが開催されました。

 去る5月14、15日に鈴鹿サーキットで行われた開幕戦では、6名のHondaドライバーがいずれも高いパフォーマンスを発揮しました。ポールポジションを獲得した#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は、スタート直後のアクシデントで戦列を離れましたが、予選2番手の#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が2位表彰台を獲得し、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が4位、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が7位と、いずれも力強くレースを戦い、第2戦以降に期待をつなぎました。

 第2戦オートポリス・ラウンドの公式予選が行われた6月4日(土)、サーキットのある阿蘇周辺は午後3時の段階で気温が25℃まで上昇する好天に恵まれました。今回の公式予選は計3回のセッションのノックアウト方式で、全16台が出走する第1セッションでは上位12台に第2セッションに進出する権利が与えられ、第2セッションでトップ8に入ったドライバーが最終セッションに挑みます。

 第1セッションでは、塚越選手が1分31秒357のトップタイムを記録。小暮選手は4番手、伊沢選手は6番手、山本選手は9番手、そして今季よりフォーミュラ・ニッポンに参戦しているルーキーの#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は12番手となり、第2セッションへの進出を果たしました。なお、もうひとりのルーキーである#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)は15番手となり、残念ながら第2セッション進出はなりませんでした。

 続く第2セッションでは塚越選手が1分31秒141で再びトップに立ったほか、小暮選手は5番手、山本選手は7番手となって第3セッションへの出走権を獲得。伊沢選手と中嶋選手はそれぞれ9番手と10番手になり、ここで決勝グリッドが確定しました。

 上位8番手までのグリッドを決める第3セッションでは、1分30秒845と、予選を通じて唯一の1分30秒台を記録した塚越選手がまたしてもトップタイムを記録し、小暮選手が3番手と健闘したほか、山本選手も6番手に食い込みました。

 この結果、塚越選手がフォーミュラ・ニッポン参戦3年目にして初のポールポジションを獲得しました。以下、小暮選手は3番グリッド、山本選手は6番グリッド、伊沢選手は9番グリッド、中嶋選手は10番グリッド、小林選手は15番グリッドから、54周で競われる翌日の決勝レースに挑むことが確定しました。

 決勝レースが行われた5日(日)、オートポリス周辺は朝から雨が降っており、午前9時に始まったフリー走行もウエットコンディションとなりました。その後、雨脚は徐々に弱まり、決勝レース直前に行われた8分間のウオームアップ走行時には、雨はほとんど上がりました。とはいえ、この時点でもまだコースがまだ湿っていたほか、スタート直前にもうひと降りあったため、全車ウエットタイヤを装着してスタートに臨みました。ただし、小林選手のみは駆動系トラブルの修復作業を行っていたため、コース上のグリッドではなくピットからのスタートとなりました。

 午後2時30分、1周のフォーメーションラップ後にスタートが切られました。ポールポジションの塚越選手は序盤に2台に抜かれたものの、すぐに抜き返す激しい展開で、2コーナーまでには首位の座を確かなものとし、2番手に浮上した小暮選手に2.5秒の差をつけてオープニングラップを終えました。さらに山本選手は4番手、伊沢選手は9番手、小林選手は13番手、中嶋選手は14番手となって1周目を走りきりました。

 このとき、中嶋選手とライバル2台の計3台がピットに戻ってウエットタイヤをドライタイヤに交換。さらに、2周目が終わった時点で3台のライバルが同様にピットストップを行い、ドライタイヤへ交換をしました。これを見て3周目には塚越選手、山本選手、小林選手らがドライタイヤに交換し、続く4周目終了時点には伊沢選手もドライタイヤの装着を終えました。ただし、塚越選手に代わって首位に立った小暮選手は、ピットストップを行う直前の3周目走行中にコントロールを失ってコースアウト、上位入賞の好機を逃してしまいました。

 5周目の段階で、Honda勢のトップは中嶋選手の5番手。早めのピットストップが功を奏した形となりました。結果的にタイヤ交換のタイミングが影響した塚越選手、山本選手、伊沢選手、小林選手は7-10-11-12番手に順位を下げて周回を続けていきます。しかし、ルーキーの中嶋選手は7周目1コーナーの滑りやすい路面に足下をすくわれてコースアウト、ここでリタイアを喫してしまいました。

 同じ周、塚越選手はライバルの1台をオーバーテイクして5番手に浮上します。勢いに乗る塚越選手は13周目にもライバルの1台を攻略して4番手となり、さらに21周目に直前を走る1台がピットストップを行い、これで3番手に浮上しました。この時点で2番手のドライバーとは18秒近い差がありましたが、残る周回数でじわじわとその差を詰め、レースが残り3周となったときにはテール・トゥ・ノーズの状態まで追い詰めます。

 しかし、決定的なチャンスはついに訪れず、塚越選手は3位でチェッカーフラッグを受け、表彰台に上りました。

 山本選手も粘り強く戦い続け、7周目には8番手、12周目には7番手まで順位を上げます。さらに、20周目、21周目、24周目にもライバルを攻略するなどしてポジションアップ、4番手となりましたが、47周目にポジションを奪われ、5位となってチェッカーを受けました。

 また、一時は11番手と順位を落とした伊沢選手も懸命の力走を見せて追い上げを図ったほか、レース終盤の44周目にはライバルの1台を抜き去り、6位入賞を飾りました。小林選手はルーキーとは思えない安定したペースでレースを走りきり、入賞まであと一歩の9位で完走を果たしています。

 ポイント争いでは、3位入賞の6点にポールポジション獲得による1点の計7点を加えた塚越選手が合計9点で4位につけているほか、伊沢選手が8点で5位、山本選手が5点で7位となりました。

 第3戦は、7月17日(日)に静岡県の富士スピードウェイで決勝が行われます。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
「今大会では、結果的に早めにピットストップを行ったドライバーにとって有利な展開となりました。そうした中、Hondaとしては予選での速さを決勝の成績に結びつけることができず、残念な結果に終わったと考えています。ただし、我々としてはいくつかの収穫がありました。まず、ほとんどのドライバーが無給油で走りきった今日のレースは、マシンのパフォーマンスとともに燃費のいい悪いが成績を左右する重要な要因となりましたが、HR10Eはライバルに比べてパワーと燃費のバランスがよく、Hondaのドライバーが決勝時に他のマシンを追い上げていくひとつの原動力となりました。今後はレース中の戦略も見直すことで、さらに上位を目指していきたいと思います。また、東日本大震災の被災地である栃木県出身の塚越選手がポールポジションを獲得し、決勝でも果敢に走り続けた末に表彰台に上ったことはうれしかったですね。これが被災地のみなさんに元気を送ることになればと期待しています。次回の第3戦富士でも優勝を目指して取り組んでいきますので、引き続きファンのみなさんのご声援をよろしくお願いします」
塚越広大選手(3位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「決勝レースは路面のコンディションがどうなるのか分からなかったので、まずはレインタイヤでスタートして様子を見る、という戦略をとりました。スタートでは慎重になり過ぎて2台のマシンに抜かれましたが、すぐに抜き返すことができました。また、3周後にピットインをしてスリックタイヤに交換してからも数台を抜くことができました。予選からずっとマシンの調子がとてもよかったので、今回の3位という結果には全く満足していません。ただ、予選で上位に入れば必ずチャンスは来ると思うので、今後もチーム一丸となってがんばります」
山本尚貴選手(5位 #16 TEAM 無限)
「レース直前に雨が止む難しい天候でしたので、タイヤ選択には非常に悩みました。結局レインタイヤを選択してレースに臨みましたが、コース上は思った以上に乾いていたので、もう少し早めにピットインしてスリックタイヤに交換していれば展開も違っていたかもしれません。また、その後のペースも決して悪くはなかったのですが、石浦選手とのバトルの際にタイヤがパンクしてしまったようで、後輪のバランスが狂ってしまいました。その結果、ペースを落としてしまい、それと同時に後続の状況や燃費のことなど、考えることがたくさんあるタフな状況になってしまいました。今大会では表彰台にも上がれず、結果には満足していませんが、そのようなさまざまなアクシデントがあった中で最後まで走りきれたのは、5位という結果以上に価値があったと思います」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス決勝 アンダーカット大成功の#37中嶋一貴が国内復帰2戦目で見事優勝!ポイントリーダーとなる

2011全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の決勝が6月5日、大分県のオートポリスで行われた。
ウェットからドライへと変わる路面コンディションの中、13番手からスタートした#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が的確な判断と果敢なオーバーテイクをみせ、国内復帰2戦目で見事優勝を果たした。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:13,030人)

fn_r02_r_start

fn_r02_r_37

fn_r02_r_7

fn_r02_r_41

fn_r02_r_32

fn_r02_r_podium

朝から降り続いた雨は正午過ぎから次第に弱まり、スタート進行が始まる頃にはほぼやみそうな気配になってきた。 このため、各ドライバーともウォームアップ走行ではスリックを装着、ウェットに履き替えてグリッドに向かうことに。これは「ドライタイヤでスタートした場合は1回以上のタイヤ交換を義務付ける」という今回の特別規則を考慮したものだ。

決勝レースは午後2時30分定刻でスタート。ここでポールの#41塚越広大が少し出遅れ、2番手グリッドの#7大嶋和也がアウトから先行する形で1コーナーに入っていったが、塚越も立ち上がりでインをついてこれを抜き返し、トップでコントロールラインに戻ってきた。
これに対して2位の大嶋は1周終わりで早くもピットイン、スリックタイヤに履き替えて追い上げを図ると言う思い切った作戦に出た。後方では一貴、大祐の中嶋兄弟も大嶋に続いて1周目でスリックに履き替えてピットアウトしていく。
続いて2周目には#8石浦宏明、#36井口卓人、#3アンドレア・カルダレッリらがスリックに交換。路面はほぼドライの状況になっていたようだ。

これに対してトップの塚越は3周終わりでのタイヤ交換となったが、この判断の差が大嶋に有利に働き、塚越に対して17秒のリードを築く結果となった。
これにより、4周終わりで#40伊沢拓也がピットインして全てのドライバーがスリックに履き替えた結果、大嶋はトップに立つことに成功した。2番手にはなんと13番手スタートの#37中嶋一貴がつけ、#1J.P.オリベイラが3番手。
早めのピットインと言う判断は大正解だったようだ。
一方、3周目まで引っ張った塚越はこの時点では5番手に、後退することとなった。

ここからレース中盤まで、一貴とオリベイラによる激しい2位争いが続き、この間に大嶋は2位以下に7秒以上のマージンを築くが、オリベイラが20周目に給油のためにピットインすると、その差は次第に縮まり始める。

大嶋はドライコンディションに対するセッティングが万全でなく、ややハンドリングに問題を抱えての苦しい走りを強いられたようで、フリーになった一貴との差は瞬く間に縮まっていき、25周が終わる頃には1.8秒にまで接近。
懸命にペースアップを図る大嶋だったが、その差は少しづつ縮まっていき、折り返し点を迎えた27周目で1.470秒、30周を過ぎる頃にはほぼテール・トゥ・ノーズの状態になった。

そして遂に42周目の1コーナーで一貴はオーバーテイクボタンを使って大嶋を捉え、トップに浮上すると、そこからは後続を全く寄せ付けない磐石の走りで54周を無給油で走り切り、後方スタートながらもフォーミュラニッポンデビュー2戦目にして初の勝利をものにし、ポイントランキングでも一躍トップに躍り出た。
これは彼にとって2006年にユーロスピードウェイで行われたF3ユーロシリーズ第2戦の第2レース以来、実に5年ぶりの勝利でもあった。

2位には大嶋、3位にはポールシッターの塚越が入った。塚越は終盤懸命に大嶋を追い上げ、0.7秒差まで迫ったものの今一歩及ばなかった。

また、ルマン24時間参戦のためにこのレースを欠席したアンドレ・ロッテラーに変わって出走した地元九州出身のドライバー、井口卓人は序盤にアクシデントから予定外のピットインを強いられ、6周遅れとなりながらもしぶとく走行を続け、12位でフィニッシュしている。

次回フォーミュラニッポン第3戦の舞台は富士スピードウェイ。7月17日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス決勝 上位3名&優勝チーム監督のコメント

fn_r02_r_pc_top3

優勝 中嶋一貴(トムス)
fn_r02_r_pc_nakajima  「予選が13位で、決勝はドライを想定していました。朝のフリー走行はウェットになり、ペースもバランスも良かったんですが、決勝レースはドライでやりたかったです。今回は特殊なルールで、ドライでスタートしたらタイヤ交換も給油もしないといけなかったのですが、トヨタユーザーは無給油で行ける可能性もあったし、ぼくのポジションからはそれを狙っていました。1周目からピットに入り、雨が降らないでくれと思っていました。すべてが狙ったとおりにうまくいきました。大嶋選手に付いて走っていましたが、オーバーテイクは難しいと思っていました。ぼくのほうがタイヤにやさしいと思ってマネージメントをしていたら少しずつ近づいてきたので、思った以上に大嶋選手のタイヤが苦しかったみたいですね。優勝は2006年のユーロF3以来です。大嶋選手を抜いた時点で勝てると思いました。F1時代を含めて、すべてがうまくはまることはなかったのでうれしいです。レースは結果がすべてなので、フォーミュラ・ニッポンに来てよかったと思います。この3人の中では、ぼくが最年長なのでこれからもレースを盛り上げていきたいと思います」
決勝2位 大嶋和也(ルマン)
fn_r02_r_pc_oshima  「朝のフリー走行は雨で、ウォームアップの8分間もウェットタイヤでしたが、乾けばスリックで大丈夫だと思いました。フォーメーションで路面が乾いているのが分かったので、1周目でピットインした作戦は成功して、流れはよかったですが、決勝のセッティングが決まってなくて、頑張って逃げたんですけど、悔しいです。次は頑張ります」
決勝3位 塚越広大(ダンディライアン)
fn_r02_r_pc_tsukakoshi  「朝のフリー走行は雨でしたが、調子は良かったです。レインでのスタートで様子を見ようと思っていましたが、1コーナーで2台で抜かれて、バトルしながら守りました。タイヤを交換してからクルマの調子は良かったので、前を抜きながら3位になりました。結果には満足していませんが、常にこういうレースを続けられるように頑張りたいと思います」
優勝チーム監督 館信秀
fn_r02_r_pc_tachi  「こんなにうまくいっていいのかなという1日でした。ひとえに中嶋くんが、すべてマネージした結果です。井口君は残念でしたが、中嶋くんをほめたいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Naoto KATOH

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス決勝結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/05) Race Result Weather:Cloudy Course:Wet-Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
137中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K541:28'22.185
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K546.953
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E547.702
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K5432.197
516山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E541'02.311
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E531Lap 
718アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K531Lap 
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K531Lap 
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E531Lap 
108石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K531Lap 
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K531Lap 
1236井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K486Laps
---- 以上規定周回(48 Laps)完走 ----
-3アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K4410Laps
-31中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E648Laps
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E351Laps
-62嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K054Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.2 平手晃平(TEAM IMPUL) 1'33.870 (38/53) 179.252km/h

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス フリー走行2回目はウェット。 激しいクラッシュの相次ぐ中、#3カルダレッリがトップタイム!

フォーミュラニッポン第2戦オートポリスのフリー走行2回目はウェットコンディションで行われ、開始早々に赤旗が提示される波乱のセッションとなった。そんな中でトップタイムを記録したのは#3アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)。1分47秒989だった。

fn_r02_f2_3

fn_r02_f2_2

fn_r02_f2_41

fn_r02_f2_37

fn_r02_f2_40

fn_r02_f2_36

決勝日を迎えたオートポリスは晴天の予選日とはうって変わり、朝から降り始めた雨が次第に量を増していく状況。 フリー走行2回目はウェット宣言の出される中、午前9時より30分間で行われた。

ところが始まってすぐに#62嵯峨宏紀がストレートエンドでスピン。イン側のコンクリートウォールに激しく当たり、真後ろを向いた状態でストップしてしまった。62号車は左の足回りに大きなダメージを負っている模様。
このため赤旗が提示され、セッションは9時11分まで中断となった。

再開してからもコース上は激しい水しぶきの上がる難しいコンディションが続き、#1J.P.オリベイラや#40伊沢拓也らがその餌食となった。
特に40号車のフロント周りのダメージは大きいようで、決勝への影響が懸念される。

そんな中、序盤トップに立ったのは#37中嶋一貴。他のドライバーが1分52秒~54秒台で走行する中、ただ一人1分49秒952を記録してみせる。
しかしセッション終盤になって他のドライバーたちもタイムを上げ始め、カルダレッリが残り10分をきったところで1分51秒239、終了間際には1分48秒919、1分47秒989と一気にタイムを上げてトップでこのセッションを締めくくった。
その他、#2平手晃平、#41塚越広大らも1分49秒台前半のタイムを終盤に記録し、終わってみれば#3カルダレッリ、#2平手、#41塚越、の順で#37中嶋一貴は4位、クラッシュした#40伊沢が5番手という結果になった。

第2戦決勝はこのあと午後2時30分より、54周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスフリー走行2回目結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/05) Free Session #2 Weather:Rainy Course:Wet
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
13アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'47.989--155.82
22平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'49.2631.2741.274154.00
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'49.6251.6360.362153.49
437中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'49.9521.9630.327153.03
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'50.9082.9190.956151.71
636井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'52.0694.0801.161150.14
77大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'52.2644.2750.195149.88
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'52.3524.3630.088149.77
91ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'52.6454.6560.293149.38
108石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'53.3825.3930.737148.40
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'53.4185.4290.036148.36
1218アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'53.8925.9030.474147.74
1332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'54.3446.3550.452147.16
1410小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'54.9736.9840.629146.35
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'56.5228.5330.974144.41
-62嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8Kno time---
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス公式予選 上位3人のコメント

fn_r02_q_pc_top3

ポールポジション 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION)
fn_r02_q_pc_tsukakoshi まずはPP獲得できてホンダさんとチームダンディライアンのスタッフの皆さんに感謝しています。 前回の鈴鹿で悔しい思いをして、エンジニアの(田中)耕太郎さんと反省会をして、いくつかのプランを立て、その確認を午前中に行いました。 その感触がよかったのでそのまま予選に臨みました。 プレッシャーはありましたが、ポールを取れてよかったです。 前回GTで悔しい思いをしたから、という思いはありません。GTはGT、FポンはFポンですから。ただ、GTで感じたことを今回生かせれば良いなとは思っていました。今回は何も考えず、感じるままに無になって走ろうと思っていました。明日も同じようにはしれたらいいと思います。 (大嶋)和也とはヨーロッパでも一緒のチームでしたし、レースで速いという印象があるので、明日も頑張っていいレースをしたいですね。
予選2位 大嶋和也(Team LeMans)
fn_r02_q_pc_oshima 前回の鈴鹿は予選でホンダ勢に全く歯が立たなかったので、チームにクルマのほうを頑張ってもらって今週に臨みました。朝のフリー走行の感触はよかったので、今回はPP争いができると思って予選に臨みました。 Q1、Q2はよかったがQ3はオーバーステアに悩まされて塚越選手にコンマ5秒も離されてしまい、悔しい思いをしました。 でも決勝ペースには自信があるので、明日も頑張っていいレースをします。 小さい頃から一緒に走ってきたので負けたくない気持ちはあります。ただ僕はスタートで良いイメージがないので、明日は失敗しないように心がけて走りたいと思います。
小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r02_q_pc_kogure アウトラップでクラッシュしてクルマを壊してしまいました。チームが頑張って直してくれたので予選を走れたんですが、セットの判断を壊れた状況でしてしまったので、リヤが滑りやすくなってしまい、盛り返すのに苦労しました。 後何セッションかあったらいいところにいけたと思いますが、塚越選手が今日は速かったので、追いつけたかどうかわかりません。 (朝のクラッシュは)練習が一回しかないので、時間が勿体無いと思い、1周目から攻めていったらブレーキングで突っ込みすぎてしまいました。
今回スポット参戦している井口卓人(PETRONAS TEAM ROM'S)のコメント
fn_r02_q_pc_iguchi 朝のフリー走行から非常に流れがよくて、早い段階で感覚を取り戻すことができ、セッティングを進められました。 ミスなく走れば上にいけるという感触で順調に最後まで残れました。 去年一度もQ2に進出できなかったのでドキドキはしてたんですが、今回トムスさんからチャンスをいただけて、この状況を楽しめてますし、ミスはありましたがQ3まで残れたし、ここにまた戻ってこれたことには嬉しく思います。 プレッシャーはないわけではないのです。開幕戦で勝ったクルマということで言い訳はできませんから。 フィジカル面ではいつでも乗れる準備をしていて、今回乗ってみたらQ3まで残れましたので、準備の方向は間違ってなかったのかなと思います。 明日も天気が微妙ですが、地元から600人、700人の応援が来てくれますので、その前で恥ずかしくない走り、興奮してもらえるような走りを心がけたいと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス公式予選 ポールは塚越、この日全てのセッションを制して初のPP獲得!スポット参戦の井口も見事Q3進出を果たす

2011全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の公式予選が6月4日、大分県のオートポリスで行われ、午前のフリー走行でトップタイムを記録した#41塚越広大(DOCOMO DANDELION RACING)がQ1、Q2、Q3全てでトップタイムを記録する圧倒的な速さで自身初のポールポジションを獲得した。

fn_r02_q_41 fn_r02_q_7 fn_r02_q_32 fn_r02_q_1

公式予選は初夏の晴天の下、午後1時50分よりノックアウト方式で行われた。

予選Q1
ここでは20分間の走行で上位12名がQ2への出走を許される。
各ドライバーがそれぞれ最初のセットでのアタックを終えた時点でトップに立ったのは1分32秒620を記録した#7大嶋和也。2番手には#1J.P.オリベイラがつけ、3番手が塚越という状況だったが、残り5分間から始まった2セット目のタイムアタックでは上位4名が1分31秒台に入る好走を見せ、終わってみれば1分31秒357を叩き出した塚越がトップに。
大嶋、オリベイラ、#32小暮卓史と続いて1分32秒007の#8石浦宏明が5番手と言う結果になった。
Q2進出をかけたボーダーライン上の戦いでは11番手#18アレキサンドレ・インペラトーリ、12番手#31中嶋大祐までが生き残る一方で、#37中嶋一貴、#3アンドレア・カルダレッリ、#10小林崇志、#62嵯峨宏紀が敗退。
ロッテラーの欠場でスポット参戦の機会を得た#36井口卓人は8番手。昨シーズンのデビュー以来始めてのQ2進出を果たした。

予選Q2
10分間のインターバルの後に予選Q2が7分間で行われた。
ここでは上位8台が次のQ3に進出する。
この僅かな走行時間ではアタックの機会も限られるため、開始から3分が経過して漸くコースインが始まった。
ここでもトップに立ったのは塚越だったが、大嶋もコンマ15秒の僅差で続き、オリベイラが3番手、#8石浦宏明が4番手と言う結果に。8番手には#2平手晃平がつけ、ここで#40伊沢拓也、中嶋大祐、#33国本雄資、インペラトーリが脱落。
ここでも井口は6位につけ、見事Q3進出を果たした。

予選Q3
ポールポジションを賭けた最後の戦い、Q3もまた、開始3分過ぎからコースインが始まり、熾烈な一発勝負のアタック合戦が展開された。
最初にアタックを行ったのはオリベイラで1分31秒397とまずまずのタイム。続く小暮は1分31秒332とオリベイラを僅かに上回ってきた。
しかし塚越はここでも他を圧倒する速さを見せ、この日唯一の1分30秒台となる1分30秒845を記録してみせた。
Q1、Q2と2番手で塚越に食い下がった大嶋だったが、ここでは1分31秒303に留まり、予選2番手に終わった。
3番手には小暮、井口は結局7番手で明日の決勝に臨むこととなった。

第2戦決勝は明日午後2時30分より、54周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス公式予選総合結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.3571'31.1411'30.845
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.5131'31.2941'31.303
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.9111'32.0231'31.332
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.7511'31.3031'31.397
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'32.0071'31.6141'31.490
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.8201'32.1861'31.785
736井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.6821'32.1831'31.796
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.5721'32.4871'31.827
940伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.4071'32.544
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.0771'32.721
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'32.9541'32.990
1218アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'33.0591'33.523
1337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.290
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'33.356
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'33.402
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'34.863
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスノックアウト予選Q3結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'30.845--185.22
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.3030.4580.458184.29
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.3320.4870.029184.23
41ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.3970.5520.065184.10
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'31.4900.6450.093183.92
616山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'31.7850.9400.295183.32
736井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'31.7960.9510.011183.30
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.8270.9820.031183.24
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'30.582

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスノックアウト予選Q2結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.141--184.62
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.2940.1530.153184.31
31ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.3030.1620.009184.29
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'31.6140.4730.311183.67
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'32.0230.8820.409182.85
636井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.1831.0420.160182.53
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.1861.0450.003182.53
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.4871.3460.301181.93
---- 以上Q3進出 ----
940伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.5441.4030.057181.82
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'32.7211.5800.177181.47
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'32.9901.8490.269180.95
1218アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'33.5232.3820.533179.92
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスノックアウト予選Q1結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.357--184.18
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.5130.1560.156183.87
31ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.7510.3940.238183.39
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.9110.5540.160183.07
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'32.0070.6500.096182.88
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.4071.0500.400182.09
72平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.5721.2150.165181.77
836井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.6821.3250.110181.55
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.8201.4630.138181.28
1033国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'32.9541.5970.134181.02
1118アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'33.0591.7020.105180.81
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.0771.7200.018180.78
---- 以上Q2進出 ----
1337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'33.2901.9330.213180.37
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'33.3561.9990.066180.24
1510小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'33.4022.0450.046180.15
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'34.8633.5061.461177.38
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'37.7516.3952.888172.13
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリス フリー走行1回目 #41塚越がトップ!スポット参戦の#36井口は6番手

2011全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦、オートポリスのフリー走行1回目は#41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分32秒255でトップ、ディフェンディングチャンピオンの#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が2番手につけた。

fn_r02_f1_41

fn_r02_f1_1

fn_r02_f1_40

fn_r02_f1_7

fn_r02_f1_36

fn_r02_f1_16

fn_r02_f1_31

公式予選日を迎えた大分県オートポリスは薄曇り。少し強い風の吹き付ける肌寒いコンディションの中、午後9時より1時間のセッションがスタートした。

最初にトップに立ったのは#40伊沢拓也。
しかしこの時点のタイムは1分36秒972であり、すぐに#37中嶋一貴がこれを上回って1分35秒892を記録、2番手には弟の#31中嶋大祐が上がってきた。中嶋一貴はその後も開始10分でタイムを34秒268まで縮めて一旦ピットへ。
続いて19分過ぎに伊沢が1分33秒705で再びトップに立つと、その直後に#7大嶋和也が1分33秒630でトップに。これを 35分過ぎにオリベイラが上回って1分33秒142でトップに。オリベイラは次の周でタイムをさらに縮めて1分33秒025とした。

一方、14分過ぎにコースインした#32小暮卓史は計測1周目のセクター1で区間ベストを記録したものの、惜しくもコースアウト。22分過ぎには#2平手晃平もグラベルに捕まってしまう。二人ともコースには復帰したものの、これにより走行時間を大幅に失う結果となった。

午後の予選を見据えたタイムアタックが始まったのは残り時間が8分を切った辺りから。
この時点でのトップは#16山本尚貴に代わっていたが、残り3分で大嶋が1分43秒498を記録すると、直後に塚越が1分32秒255を叩き出し、一気にトップに躍り出た。さらにオリベイラも1分32秒362、伊沢が32秒454で続いた。

なお、前回優勝のアンドレ・ロッテラーがルマン24時間参戦のためオートポリス戦をキャンセルしたため、36号車には地元九州出身の井口卓人が抜擢されることとなったが、井口はこのセッションを6位とまずまずの結果で終えた。

第2戦の公式予選は今日午後1時50分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Naoto KATOH

Formula Nippon

FN:第2戦オートポリスフリー走行1回目結果

SUPER 2&4 RACE -RIJ- (2011/06/04) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 2 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.255--182.39
21ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.3620.1070.107182.18
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'32.4540.1990.092182.00
47大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'32.4980.2430.044181.91
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'32.7790.5240.281181.36
636井口 卓人PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'32.8240.5690.045181.27
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'32.8790.6240.055181.16
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.1530.8980.274180.63
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'33.4401.1850.287180.08
1033国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'33.5071.2520.067179.95
113アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'34.2321.9770.725178.56
122平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'34.2752.0200.043178.48
1337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'34.2882.0330.013178.46
1418アレキサンドラ・インベラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'34.5602.3050.272177.94
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.9552.7000.395177.20
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'37.7445.4892.789172.15
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:第1,2戦鈴鹿 開幕戦を山内英輝が制す (TOYOTA)

11f3_rd1_1
第1戦は山内英輝(中央)が優勝。蒲生尚弥(左)が2位、
リチャード・ブラッドレー(右)が3位に入った

 全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が5月14日(土)と15日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 東日本大震災の影響により、当初の予定よりも一月ほど遅れての開幕となった全日本F3。Cクラスはドライバーの顔ぶれが大きく変わり、昨年Nクラスランキング2位となったTDPドライバーの蒲生尚弥がステップアップ。シンガポールをベースにレースを戦ってきたリチャード・ブラッドレーとのコンビでディフェンディングチャンピオンチームであるPETRONAS TEAM TOM'Sから参戦。また、2008年のNクラスチャンピオンであり、昨年後半からCクラスに参戦した山内英輝(ハナシマレーシング)も引き続き参戦。CクラスはTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場した。

 参戦全車両がTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用するNクラスでは、昨年FCJ(フォーミュラ・チャレンジ・ジャパン)のシリーズチャンピオンを獲得したTDPドライバーの中山雄一(TOM'S SPIRIT)をはじめとする7台が今大会にエントリーした。

 14日(土)午前9時50分から予選開始。今季の予選は各レース10分ずつという短い時間でのアタックとなり、セッション序盤から各車積極的にアタック。第1戦は山内が2番手、蒲生が3番手、ブラッドレーが4番手。Nクラスでは千代勝正(NDDP RACING)がポールポジション。中山は4番手につけた。

 第2戦の予選では、山内がポールポジションを獲得。蒲生とブラッドレーは第1戦と変わらず3,4番手。Nクラスでは野尻智紀(HFDP RACING)がポールポジションを勝ち取り、中山は5番手となった。

 続いて午後3時8分から第1戦決勝(12周)が行われた。2番手グリッドの山内が好スタートを切り首位を奪取。2位を走行していたポールポジションの安田裕信(ThreeBond Racing)がスタートでのフライングでペナルティを取られ後退すると、蒲生、ブラッドレーが2位、3位へと浮上し、そのままの順位でチェッカー。山内が開幕戦を制することとなった。

 Nクラスではやはりポールポジションの千代がスタートを失敗。追い上げる途中でコースオフを喫し、2番手スタートの野尻がデビュー戦勝利を飾った。中山は4位でフィニッシュした。

 15日(日)前日以上の好天に恵まれた鈴鹿サーキットで、午後9時58分に第2戦(17周)がスタート。

 4番手グリッドのブラッドレーがスタートに失敗し、最後尾に後退。ポールポジションの山内は2番手グリッドの安田の先行を許し、2位へとポジションダウン。山内は序盤ファステストラップをマークする速さを見せて安田を追ったが、追いつくまでには至らず、逆に後半はペースを上げてきた3位の蒲生からの追撃を受けることとなり、この2台による2位争いが展開された。

 しかし山内は蒲生の追撃から逃げ切り、2位でフィニッシュ。蒲生は3位となった。ランキングでは、第2戦でのポールポジションとファステストラップのボーナスポイントを加えた山内が首位に立っている。

 Nクラスでは2番手スタートの千代がポールポジションの野尻をかわすと、そのまま逃げ切って今季初勝利を挙げた。中山は5位に終わった。

Text & Photo: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 各クラス上位3人のコメント

■Cクラス
優勝 安田裕信(スリーボンド)
f3_r02_r_pc_yasuda 「2年ぶりというか、ドライコンディションでは初めての優勝です。急遽参戦することになりましたが、去年から山内選手は速かったし、蒲生選手もNクラスで速いところをみせていたので気を抜けない状況でプレッシャーがありました。このプレッシャーがチーム全体にプラスに働いて、今日の勝利になったのだと思います。これはGT500とは違った種類のプレッシャーです。皆若いしカートの頃からよく知ってる選手ばかり。彼らと一緒にこれからF3全体でレベルアップしていってマカオで前を争うようになりたいですね。今日のレースはスタートが全てでした」
2位 山内英輝(ハナシマ)
f3_r02_r_pc_yamauchi 「スタートで出遅れた結果2位になってしまいました。反応はよかったんですがホイールスピンが少し多かったです。前半でプッシュして抜こうと思っていたんですが、そのことで後半が辛くなりました。蒲生選手に追いつかれましたが、どこを押さえれば抜かれないか、考えながら走りました。今回は久保田克昭社長が来てくださっていて、昨日は優勝をプレゼントできたんですが今日は2位に終わってしまいました。でも『笑顔で表彰台に立って来い』と言ってくださいました。社長にもプラネックスの皆さんにも感謝の気持ちで一杯です」
3位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r02_r_pc_gamo 「昨日山内選手についていけなかった原因を考えて、クルマやドライビングを見直しました結果、昨日より進歩できたのでいいレースでした。クルマが良くなっていたので山内選手を抜くチャンスが1、2回あったんですが、そこでいく判断ができませんでした」
■Nクラス
優勝 千代勝正(NDDP)
f3_r02_r_pc_chiyo 「昨日は自分のミスで飛び出してしまいました。クルマは速かったし自分の調子も良かったのに勿体無いことをしました。今日はスタート前に長谷見監督から『クルマは速いんだから落ち着いていけ。とにかくポイントを獲ってこい』と言っていただきました。後半はCクラスに追いつかれましたが、ロスなく抜かせることを考えて走りました」
2位 野尻智紀(HFDP)
f3_r02_r_pc_nojiri 「今日はスタートがよくなくて前に行かれてしまいました。後ろについていってプレッシャーを掛けたかったのですがついていけず、自分のミスで間にCクラスを入れてしまって千代選手に楽なレースをさせてしまいました。クルマは良かったのにドライビングでまだまだ足りないことがありチームの皆さんに申し訳なく思っています」
3位 佐々木大樹(NDDP)
f3_r02_r_pc_sasaki 「スタートはあまりよくなくて、それでもポジションキープでいけたんですが、ヘアピンでスピンしたトンプソン選手を避けてアウトにいった隙に三浦選手に前に行かれてしまいました。中々抜けませんでしたが6周目の1コーナーでやっと前に出ることができました。後半はタイヤがたれましたが他のドライバーも同じ状況だったはずで、そういう状況でどう走るかを考えて次回は走りたいです」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝 2年ぶり参戦の安田がドライで初の優勝。Nクラスは千代が昨日の雪辱を果たす

f3_r02_r_start1

f3_r02_r_start2

f3_r02_r_12

f3_r02_r_5

f3_r02_r_1

f3_r02_r_23

f3_r02_r_8

f3_r02_r_22

5月15日に鈴鹿サーキットで行われた全日本F3選手権第2戦の決勝は#12安田裕信(Threebond)がスタートでトップに立ち、そのまま17周を走りぬいて優勝。見事昨日の雪辱を果たした。 Nクラスもまた予選2番手からスタートした#23千代勝正(NNDP RACING)が#8野尻智紀をスタートでかわして逃げ切った。

決勝レースは午前9時55分スタート。
ホールショットを奪ったのは2番手スタートの安田。ポールの#5山内英輝が2位につけ、奇しくも昨日と全く逆の状況となった。
序盤はテール・トゥ・ノーズの状態で食い下がった山内だったが、3周目にこのレースのファステストラップとなる1分56秒881を記録した後は次第に後れをとり始め、逆に3番手の#1蒲生尚弥に追い上げられる状況になってしまった。

0.6秒~0.7秒の差で山内を追い上げていた蒲生だったが、こちらも今ひとつ攻略の糸口をつかめないまま周回を重ねることとなり、結局Cクラスは安田、山内、蒲生の順でフィニッシュ。安田が2年ぶりのF3参戦でスリーボンドにとっても2年ぶりの勝利を挙げた。またこの勝利は安田にとってもドライコンディションで初めての勝利になるという。

Nクラスもまたスタートで2番手の千代がトップに立った。
目の前で#36リチャード・ブラッドレーがストールする状況ではあったが、千代は巧みにこれをかわしながら野尻の前に出ることに成功した。
さらに2周目にはCクラスの#19西本直樹が千代と野尻の間に割って入る格好になり、千代は前半で野尻に2秒以上の差をつけることに成功した。

その後はこの西本と、後方から追い上げてきたブラッドレー、2台のCクラス車両に追い上げられながらの走行となった千代だったが、自分がロスすることなく彼等を前に出すことを心がけて17周を走り切り、今季初勝利をものにした。
2位は野尻、3位には#22佐々木大樹が入った。

次回の全日本F3選手権は6月11-12日。第3戦、第4戦、第5戦の3レースが予定されている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿決勝結果

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
112C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1732'25.397
25C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE173.906
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE174.821
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1726.460
523N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1727.926
619C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1728.744
78N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1729.613
822N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1736.047
97N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1738.919
1037N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1740.237
1120Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1741.262
126N石川 資章コルサ・スクーデリア F306DALLARA F3063S-GE171'19.952
---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap(C): CarNo.5 山内英輝(PLANEXハナシマ F308) 1'56.881 (3/17) 178.86km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.20 ギャリー・トンプソン(SGC by KCMG) 1'58.275 (4/17) 176.75km/h

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選 ポールポジションは山内。Nクラスはルーキー野尻がトップ!

f3_r02_q_5

f3_r02_q_12

f3_r02_q_1

f3_r02_q_8

f3_r02_q_23

f3_r02_q_20

15分間のインターバルを挟んで行われた第2戦の公式予選では#5山内英輝(ハナシマレーシング)が最初のアタックでいきなり1分54秒684を記録、見事ポールポジションを獲得した。

第2戦の公式予選は午前10時10分からの15分間。
ここではタイヤのウォームアップに2周、3周をかけるドライバーの診られた第1戦と異なり、各ドライバー1周目から前回でタイムを出しに行く展開となった。
まずは#12安田裕信が1分54秒872を記録すると、直後に山内が54秒684と安田を上回ってトップに。#1蒲生は後半になって3番手まで浮上してきた。
上位2台はチェッカーが出た直後にピットへ。他の3人は55秒をきることも叶わず、そのまま山内、安田のフロントローが確定した。

Nクラスのトップ争いはここでは#8野尻智紀に軍配。F3デビューラウンドで早くもクラストップの座をものにした。2番手は#23千代勝正、#20ギャリー・トンプソンが3番手から明日の決勝に臨む。

第2戦決勝は明日の朝9時50分スタート、17周だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第2戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/11/14) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 2 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
15C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'54.684--182.29
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'54.8720.1880.188181.99
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'55.2750.5910.403181.35
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'55.4110.7270.136181.14
58N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'56.2221.5380.811179.87
623N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'56.4501.7660.228179.52
719C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'56.5591.8750.109179.35
820Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'56.7492.0650.190179.06
922N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'56.8472.1630.098178.91
1037N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'57.2242.5400.377178.34
117N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'57.2832.5990.059178.25
126N石川 資章コルサ・スクーデリア F306DALLARA F3063S-GE2'00.3665.6823.083173.68
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'06.43811.7546.072165.34

F4西日本シリーズ

F4:西日本シリーズ第2戦 平川亮が今シーズン初優勝!

 F4地方選手権、西日本シリーズ第2戦が8日、鈴鹿サーキットで行われ、予選2位からスタートした平川亮が今シーズン初優勝を飾った。ポールポジションスタートで、東日本シリーズも併せて2連勝中の関口雄飛は5位でレースを終えた。2位には片寄勝政が、3位には1850ccクラストップの平井祐次が入った。

f4_w_r02_r_14 f4_w_r02_r_3 f4_w_r02_r_27

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

2011鈴鹿クラブマンレース Round3 -RIJ- (2011/05/08) Race Result Weather:Fine Course:Dry
Formula 4 West Japan Series Round 2 鈴鹿サーキット東コース 2.243km

Pos.No.Cls.Driver Type Team/Car Lap Total
Time
Delay
1 14 平川  亮ZAP F108クラリオン JSS ZAPF10823 19'17.457160.46km/h
2 3 片寄 勝政KK-AミストKKAセキグチSR23 19'45.325 27.868
3 271850平井 祐次WEST 006中古車屋なめとんか00623 20'00.267 42.810
4 441850塚田 光彦WEST 056東海電装・WEST・sprint・05623 20'00.524 43.067
5 50 関口 雄飛RK01B-MAX・RK01・TODA23 20'24.130 1'06.673
6 561850川村 和希WEST 976プロジェクトKK マース PFC23 20'26.838 1'09.381
7 2 上田 和秀MC 090EXEDY☆MC090☆Leprix23 20'28.920 1'11.463
8 311850辻  恵路WEST 056Broval.jp☆05622 19'28.603 1Lap
9 33 吉本 晶哉RD10WAY-DESIGN制動屋WAKOS10W22 19'37.767 1Lap
以上 規定周回数完走
- 711850大島 功稔WEST 056T-flap・レプリ0565 4'24.933 18Laps
  • Fastest Lap: CarNo.14 平川 亮(クラリオン JSS ZAPF108) 49.509 (3/23) 163.10km/h

SUPER GT

SGT:第2戦富士 雨の中、ニューマシンJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTCで最後尾から追い上げ、初戦を2位で終える (JIMGAINER)

gt_r02_jg_01.jpg

2011年SUPER-GT第2戦/FUJIGT400kmRACE/JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC/観客動員数:予選日24.000人/決勝日:36.000人/予選:6位・決勝:2位/Dr:TetsuyaTANAKA・KatsuyukiHIRANAKA

2011年4月29日(Fri)
  • 12:00~12:45:GT300 ONLY FREEPRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:15℃
  • 12:45~13:25:FREE PRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:15℃
  • 15:30~16:25:FREE PRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRYTEMPERATURE:16℃

 3月11日に発生した東日本大震災により、開幕戦となっていた岡山が5月21日・22日に延期となり、実質の開幕戦となった第2戦富士。

 富士戦もあまりにもひどい震災のために、開催が危ぶまれていましたが、被災地に元気を!がんばろう!日本というメッセージ掲げ開催が決定致しました。

 被災地の皆様のより早い復興を祈念いたします。

 (距離は400kmから300kmに変更になりましたが、名称はそのままでの開催になります。)

 今年より新車を投入することになったJIMGAINERですが、実際に車両が鈴鹿ファクトリーに届けられたのはレースウイークの月曜日の夜。そこからメカニックがなんとか仕上げ、金曜日の練習走行に間に合うことが出来ました。

 普段であれば土曜日、日曜日の2日間開催でしたが、今年公式でのテストが中止になったために、今回の富士戦では金曜日の走行枠が追加されましたので、テストも行えることとなりました。

gt_r02_jg_02.jpg  12時からまず300クラスの専有時間が与えられ、今回予選のスーパーラップを担当する平中克幸がまずマシンに乗り込んだ。感触は非常に良いようで、初期トラブルも無くセットアップは続く。ただ、どうしても50kg重りを積まされている分、ストレートスピードは他のFIA-GT車両とは比べものにならず、リアウイング、スタビの調整を行う。20周ほどで田中哲也と交代。

 田中哲也はイタリアのシェイクダウンですでにマシンには搭乗済み。違和感もないようで、15周の周回をこなし走行は終了した。

 午後からは15時30分より55分間行われた。この走行は田中哲也から開始しそして平中克幸へ。

 ダンパーやリアウイングの調整を行い、日本初走行で目立ったトラブルもなく、金曜日の走行はすべて終了した。

2011年4月30日(Sat)
  • 9:10~10:55・FREE PRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:16℃
  • 13:15~13:50:FIRST QUALIFYING PRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:17℃
  • 14:45~:SUPERLAP QUALIFYING WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:16℃

gt_r02_jg_03.jpg  今日も天気は晴。日本一の富士山も開幕を喜んでくれているよう。しかし風が異常に強く、ストレートの追い風、裏の向かい風がタイムに大きく影響しそうだ。

 昨日に引き続き平中克幸から練習走行は開始した。昨年から使用しているダンロップタイヤも、日々進化し、昨年と比べてもかなり良くなってきているようだ。しかしまだまだ他車も実力を出し切っていないようで、公式練習では5番手のタイムで走行を終えた。

 1回目の予選は、昨年と違ってスーパーラップへの進出も兼ねた走行となる。まず混走時間が25分間与えられ、この時に2名とも基準タイムをクリアする事が重要になる。続けて300クラスの専有の走行が10分間。実質この時間帯がタイムアタックになる。

 まず田中哲也がコースに入る。3周計測で平中克幸にハンドルを託す。混走中の最後に出したタイムが1分43秒773でこの時点で3番手。

 新しいタイヤに履き替えて再びタイムアタックを行うが、なかなかタイム更新が出来ない。思った以上に路面温度が低く、タイヤの暖まりが遅かったようだ。10分間の専有時間は瞬く間に過ぎ、なんとか9番手でスーパーラップへの進出を決めた。

 平中克幸は昨年に続き、11号車での2度目のスーパーラップのアタックとなる。最初にアタックを行った№2紫電の出したタイム(1分43秒814)が基準となる。

 平中克幸のアタックは、セクター1で+0.332、セクター2で+0.303合計0.635の差がでてしまっていた。やはり路面温度が低く、規定の周回では暖まりきらなかったようだ。この時点で2台中2番手。その後他車のアタックは続いていたが、№87ランボルギーニが4輪脱輪でタイム抹消、№25も100Rでコースオフがあり、JIMGAINERは7番手で予選を終えていた。

 しかし、その後の再車検で№88ランボルギーニが最低重量規定違反と判定され失格になり、6番手のグリットから今年最初のSUPER-GTはスタートすることとなった。

Tetsuya TANAKA Comment
開幕戦で車が間に合って、テスト無しの状況でこのポジションは上出来だったと思います。持ってきてすぐポールを取るなんてそんな甘いもんじゃ無いと思うし、チーム自体準備不足も多々あるので、そんな中で予選は精一杯やれたんじゃ無いかと思います。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
狙ってたポジションはもう少し上だったのですが、今週届いた車で、初めて走るという大変な部分もあったのですが、結果的にはベストを尽くせて、このポジションは上出来だったと思います。予選は予選として、明日の決勝は荒れたレースになると思うので、しっかりトレースをして1年間を考えて着実にポイントを取るようにしたいと思っています。
2011年5月1日(sun)
  • 8:35~9:05:FREE PRACTICE
  • 9:15~9:30:CIRCUIT SAFARI WEATHER:RAIN CONDITION:WET TEMPERATURE:15℃
  • 14:00~:FINAL WEATHER:RAIN CONDITION:WET TEMPERATURE:13℃

gt_r02_jg_04.jpg  早朝は降っていなかった雨も、フリー走行が始まる少し前からポツポツと降り始め、ウエット宣言が出される中走行が開始された。ドライも初めてなら、もちろんウエットも初めて。全くデーターが無いままの走行は新車を投入した他車も同じか? 雨が強いといわれているダンロップタイヤですが、今年もそうなのか? 不安の中、平中克幸がスタートしていった。

 走行開始直後から他車を寄せ付けないタイムで、モニターのトップの位置をキープ。今年も雨に強いダンロップタイヤに変わりはないようだ。平中克幸から変わった田中哲也も安定した走行を続け、計測7周目にベストタイムの1分52秒384をだし、30分間の走行は終了した。

 今年初の決勝レースは、雨のスタートとなった。雨が収まるのか、それとも激しさを増していくのか、予想も付かなかったが、JIMGAINERはインターミディエイトの浅溝をチョイス。スタートドライバーの平中克幸に全てを託す。

 SCカー先導でフォーメーションは開始された。100Rに川が流れているのが、モニター画面を通してもわかる程に雨足は強くなっていた。SCラン2周目の2コーナーで平中克幸がスピンコースアウトする映像がモニターに映し出される。平中克幸からは無線での報告が無く驚くスタッフ。しかしマシンにはそれほどひどい損傷は無いように思われ走行は可能の様で、ピットに戻りタイヤを深溝のウエットタイヤに替えてピットアウト。なんとか周回遅れになることもなくSC最後尾に着くことが出来た。

 その後SCランは5周にわたり行われ、2011年のSUPER-GT実質の開幕戦はスタートしていった。だがSCラン中のスピンを喫したためのペナルティが平中克幸に課せられ、10秒のピットストップ。今回の上位入賞は絶望的だと思われた。

 しかし、ペナルティストップを消化してからの平中克幸の走りは目を見はるものがあり、前車を次々とパス。雨の中の果敢な走りで最後尾まで落ちていた順位も、18周目には10番手、25周目には予選順位の6番手まであげていった。1分55秒台で走行するマシンは、トップを快走する№33ポルシェとJIMGAINER458GTCだけ。2番手のポジションを争っていた、№31カローラ、№62レガシーも難なく抜き去り34周目にはとうとう2番手のポジションを獲得。

 前を行くのはただ一台№33を追いかけるのみ。しかし№33のペースは落ちることなく、差はなかなか縮まらない。

 規定周回数いっぱいの44周目に田中哲也と交代。JIMGAINERでは初めてタイヤ無交換作戦を決行。給油のみ行いコースへ送り出す。田中哲也が1コーナーに向かうとそこには№25ポルシェが。

 ここから熾烈な2番手争いが始まる。昨年のスプリントカップでもバトルを演じた№25土屋武士選手。ストレートが速いため、なかなか抜けずにいたことが脳裏をよぎる。しかし田中哲也は49周目のダンロップコーナーで№25のインに飛び込み2番手を奪い返す。

 そこから一旦は№25を離していくが、再び.が激しくなり、無線機からはひどいハイドロ状態になっていると悲痛な叫びが。56周目に再び№25に抜き返されるが、このタイミングで赤旗が提示。

 レース続行は危険と判断されチェッカーとなり、赤旗が提示される前周での順位が正式順位になるという規則の下、458GTCで初レースが2番手の結果で終えることができた。

Tetsuya TANAKA Comment
色んな事があった決勝レースの中で、2位になれたという事は上々の結果だと思います。 1つ間違えればリタイヤになっていたかもしれません。僕のパートの時の最後は本当にハイドロがひどく、ストレートでも全開出来ない状況でした。他のマシンもキチンとコースを走ることが出来ているのかが気になりました。 もう少し早く赤旗を出して貰ってても良かったかもしれません。 とにかく無事に終わってホッとしています。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
レースウィークにマシンが届き、金曜日に始めて乗った事を考えると、2位の表彰台でレースを終える事ができて嬉しいです。シリーズを考えたうえでも良いスタートがきれました。しかし、今回のレース内容は反省すべき事もありました。決勝がスタートする前までは浅溝のウエットタイヤでも大丈夫だと思いましたが、実際は思っていた以上に雨量が多く、浅溝のウエットタイヤでは厳しい状態でした。今回はウエットレースになれば勝てると思っていただけに悔しい気持ちです。次は今回のような事なくしっかり自分の役割をはたしたいと思います。有難うございました。

gt_r02_jg_05.jpg

Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT:第2戦富士 SUPER GT開幕。荒天の富士でLEXUS SC430が2位から6位を占める (TOYOTA)

11sgt_rd2_1
惜しくも優勝は叶わなかったが、ENEOS SUSTINA SC430 6号車の
伊藤大輔/大嶋和也組(左)が2位、GT500クラスデビュー戦となった
WedsSport ADVAN SC430 19号車の片岡龍也/荒聖治(右)が
3位に入り表彰台を獲得した

 SUPER GT第2戦「FUJI GT 400km RACE」が4月30日(土)、5月1日(日)の両日、 静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今季のSUPER GTは4月の岡山大会が第1戦として予定されていたが、東日本大震災の影響で延期されたため、第2戦として予定されていたこの富士大会が実質的な開幕戦となる。

 今大会、レース名は予定されていた400kmのままだが、レース距離は300kmに短縮されて開催されることとなった。今季のSUPER GTは「がんばろう!日本」の応援メッセージを掲げ、全大会で東日本大震災支援大会として、被災者支援活動も行う。

 昨年の富士大会では、ホームコースでもある富士を得意とするLEXUS SC430がトップ4を独占。GT300クラスでもカローラアクシオが勝利を挙げるなど、完全制覇を果たしている。今季はLEXUSチーム内でもドライバーの入れ替わりがあった他、新たに加わったドライバーにも注目が集まった。

 開幕戦ということでウェイトハンデはなし。テストも行えなかったチームが多いことから、特別に29日(金)に練習走行日が設けられた。

 今季は、GT500クラスにレクサスチームからの参戦車両が一台増加し、6台のLEXUS SC430が参戦。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場する。

◆予選◆

 30日(土)はドライコンディションながら、かなりの強風に見舞われる一日となった。午前中の公式練習走行を経て、午後1時15分からスーパーラップへの進出権をかけた予選1回目が行われた。

 予選1回目では、DENSO SARD SC430 39号車がLEXUS勢最上位の4番手。ENEOS SUSTINA SC430 6号車が7番手、PETRONAS TOM'S SC430 36号車が10番手でスーパーラップ進出を決めた。

 ZENT CERUMO SC430 38号車は11番手、今季より新規参戦となったWedsSport ADVAN SC430 19号車が14番手、D'STATION KeePer SC430 35号車はステアリング系のトラブルでアタックできず、最後尾15番手グリッドが確定した。

 GT300クラスでは、TDPドライバーの国本雄資がアタックを担当したCOROLLA Axio apr GT 74号車が13番手。ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車が16番手、SG CHANGI IS350 14号車が17番手から決勝に進むこととなった。

 午後3時よりスーパーラップが開始。アンドレ・ロッテラーのドライブで最初にコースインした36号車は8番手タイムをマーク。6号車のアタッカーを担当するTDPドライバーの大嶋和也が4台目に出走。予選1回目よりもタイムを縮め、昨年自らがマークしたポールポジションのタイムを上回る好走を見せたが、他車もタイムを伸ばし、5番手となった。

 7台目に39号車がTDPドライバー 石浦宏明のドライブでアタックを開始。石浦はすばらしい走りでトップタイムをたたき出し、見事ポールポジションを獲得した。石浦にとっても、自身がアタックした予選では初のポール獲得。チームサードに15年8ヶ月ぶりとなるポールポジションをもたらした。

◆決勝◆

 5月1日(日)は未明からの雨で、朝のフリー走行はウェットコンディション。

 決勝開始の時間になっても雨はやまず、ウェットコンディションでの決勝レーススタートとなった。

 レース開始前には黙祷が捧げられ、雨が若干強まる中、午後2時に66周のレースがスタート。悪天候のため、通常のローリングスタートではなく、セーフティカーの先導で走行、5周を終えたところでセーフティカーがピットへ戻り、本格戦が開始された。

 ポールポジションからスタートを切った39号車は、降雨量に対するタイヤ選択があわず、ペースダウン。一気に後続の先行を許し、7位まで後退。その後ピットでタイヤを交換したため、最後尾まで落ちてしまった。

 その後は、2台のGT-Rが首位を争う後方で、3位以降にレクサス勢が続いた。18周目にカルソニック IMPUL GT-R 12号車が接触を喫し後退すると、大嶋がスタートを担当した6号車が2位、38号車3位、テール・トゥ・ノーズでのバトルの末に36号車をパスした19号車が4位、36号車が5位、最後尾スタートから追い上げてきた35号車が6位へと浮上してきた。

 その後は膠着状態が続くが、36号車は先陣を切ってアンドレ・ロッテラーから今季6年ぶりの国内レース復帰となるTDPドライバー 中嶋一貴へとドライバー交代。

 他のチームは規定ぎりぎりとなる43周目から44周目に一斉にピットイン。ここで、首位を追う6号車は大嶋から伊藤大輔へとドライバーチェンジを行ったが、タイヤ交換を行わず最後まで走りきるという作戦に出た。

 これを受けてか、首位を逃げるMOTUL AUTECH GT-R 23号車もタイヤ交換なしでピットアウト。伊藤はここから猛追を見せ、ヘビーウェットの難コンディションにもかかわらず、ピットイン前は17秒近くあった差を、55周目には4.7秒まで詰めていき、終盤の逆転に期待がかかった。

 レースも残り10周を切り、さらに雨脚が強まると、上位勢も大きくペースが落ち、コースの各所でスピンする車両が多発。

 結局、残り6周の時点で、競技長はこれ以上のレース続行は危険と判断し、赤旗が出され、レースは中断。まもなく、59周目終了時点での順位でレースが成立、終了することが発表された。

 この結果、6号車は惜しくも2位。3位にはチームとしてGT500クラスデビュー戦となった19号車が入り、初表彰台を獲得。この日誕生日を迎えた片岡龍也、5日に誕生日を迎える荒聖治のコンビにとって嬉しい表彰台となった。4位に36号車、5位に38号車、6位には序盤最後尾に落ちながらも見事なリカバリーを見せた39号車が入り、LEXUS勢は優勝こそ叶わなかったものの、2位から6位をを占める結果となった。

 GT300クラスでは、16番手スタートの31号車が好走を見せ、ストレートスピードに勝る海外勢と激しいバトルを展開。表彰台には後一歩及ばなかったが、4位フィニッシュを果たした。74号車が7位、14号車はトップ10圏内を走行していたが他車との接触でスピンを喫し、16位に終わった。

 次戦は延期となった第1戦岡山大会が5月21日(土)、22日(日)の日程で開催される。

NEOS SUSTINA SC430 6号車 ドライバー 伊藤大輔:
 今日の結果は本当に悔しいが、悪天候で荒れた展開の中で、今シーズン2位というスタートを切れたことは良かったと思う。タイヤの選択も迷うところではあったが、自分にクルマをバトンタッチしてくれれば、なんとかチェッカーを受けポイントを獲得するつもりだった。リスクの高いコンディションでレーサーとしてアクセルを緩められない状況ではあったが、最終的に赤旗が出た時は、レーサーとしてクルマを走らせる状況ではなかったので、正しい判断だったと思う。レース中ずっと応援してくださったみなさまへお礼が言いたい。そして東日本大震災で被災された方々が、この我々が走る姿を見て、元気になって欲しいと願っている。
ENEOS SUSTINA SC430 6号車 ドライバー 大嶋和也:
 久しぶりの雨のレースでデータもあまりなく、また状況を探りながら走ったので、とても緊張した。選択したタイヤと、雨用のセッティングがうまくいき、この不安定な天候の中、結果を出すことができた。今のチームの雰囲気がとても良く、監督・エンジニア・スタッフの信頼関係も築けていることが結果に繋がったと思う。開幕戦が延期になり、この富士のレースをたくさんの方が待ち望んでいた。その方々のために、精一杯の走りを見せることで、日本が少しでも元気になってくれればと思う。
WedsSport ADVAN SC430 19号車 ドライバー 片岡龍也:
 予選14番手で決勝の日の朝を迎え、天候はあいにくの雨天。クルマは、ドライセッティングであったため、初めてのレインセッティングへ変更ということで、TRDに相談しながら、決勝に向け準備をした。“雨のヨコハマ”と例えられるように、レース開始3周でのタイヤのパフォーマンスは、トップクラスと実感。無交換作戦を視野にいれ、20周からは、タイヤを労り走り続けた。雨量が減ってしまうと、苦しい展開になり心配もしたが、自分自身のGT500クラス復帰戦、誕生日をこのような形で迎えることができて、本当に嬉しい。
WedsSport ADVAN SC430 19号車 ドライバー 荒聖治:
 スタートから片岡選手が素晴らしい走りを披露し、改めて横浜タイヤのパフォーマンスの素晴らしさを実感すると共に、今後のレースで、着実に我々の武器となると思った。自分のスティントは雨量が多く大変危険で、片岡選手が築いたリードを失わないよう、自分なりに努力した。バタバタのシェイクダウンから、何とか今日のこの日を迎え、表彰台に上がるという幸先の良いスタートが切れて良かった。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 MOTUL AUTECH GT-R、開幕ウェットレースを優勝で飾る (NISMO)

 SUPER GT第2戦富士ラウンドが、4月30日(土)~5月1日(日)に富士スピードウェイ(静岡県駿東郡小山町)で開催され、雨中の決勝レースで#23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)が優勝。ニスモにとって2009年7月のSUGOラウンド以来22ヶ月ぶりの勝利となった。

gt_r02_n_r500_1.jpg  震災の影響で第1戦の岡山ラウンドが延期されたため、今回のレースが事実上2011年シーズンの開幕戦となった。このレースは、400kmのセミ耐久レースとして開催される予定だったが、エネルギー省力化のため300km (66周)で競われることとなった。ゴールデンウィーク最初の週末ということもあり、決勝レース日には多くの観客が訪れたが、残念ながら朝から断続的な雨模様となった。14時にセーフティカー(SC)に先導されて各車はスタートし、安全を見て5周にわたるSCラップののちレースのスタートを告げるグリーンライトが点灯された。予選6位からスタートした#23 GT-Rは、ブノワ・トレルイエがオープニングラップで4位に躍り出て、11周目には#6 SC430を抜いて3位に。その後2位になると、18周目には#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)を抜いて早くもトップに立った。その後は、コースのあちこちで接触やスピンなどのアクシデントが起こる中、トレルイエはそれらを避けて15秒以上ものリードを広げ、44周目に本山哲にドライバー交代した。リードを活かすため、ニスモはタイヤ無交換でマシンをコースに戻し、レースを続行する策を取った。本山がコースに戻った頃から再び降雨が激しくなったが、本山は後続との間合いを見ながら周回を重ね、終盤にはさらにペースをコントロールしながら走行。レースが残り7周というところで、さらに降雨の勢いが激しくなったため赤旗が提示されてレースは中断。そのままレースは終了となり、#23 GT-Rが今シーズン開幕戦を優勝で飾ることとなった。

 予選から話題を集めたのは、本年からGT500に参入した#46 S Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ/柳田真孝)だった。前日の公式予選では常にトップタイムを記録し、路面が冷えた後の時間帯に一発勝負となったスーパーラップでは僅差の2位となるものの、デビュー戦ながらフロントローからの決勝レーススタートとなった。しかし、スタートを担当したクインタレッリがオープニングラップでスピン。順位を大きく落としてしまう。その後浮上のチャンスがなく、11位で柳田に交代した。後半を受け持った柳田は、淡々と周回を重ね、終盤1台を抜き10位でデビューレースを終えた。

 #12 GT-Rは、オリベイラが3番グリッドからレースをスタート。#46 GT-Rが後退したあと、レースリーダーとなった#24 ADVAN KONDO GT-R(安田裕信/ビヨン・ビルドハイム)と序盤に首位争いを繰り広げた。12周目にトップに立ち6周にわたってその座を維持したが、18周目にGT300車両と接触して左ドアとエンドパネルに損傷を受け、21周目に修理のためにピットイン。大きくタイムをロスしてしまった。松田は、フィニッシュまでの長いスティントを受け持つこととなり、最終的には14位でゴールを迎えた。

 #24 GT-Rは、序盤にレースリーダーとなるなど期待されたがのちに後退し、後半を担当した安田が9位でマシンを引き継ぎ、7位まで挽回してレースをフィニッシュした。

ニスモ鈴木豊監督
 「今日のこの結果は、ドライバーふたりとスタッフの頑張りのおかげだと思っています。まだまだ、クルマは速くしなくてはいけないので、今の状態にはまだ満足していません。しかし、しばらく勝てないレースが続いたので、今日のこの勝利は格別です。また、このたび東北で被災された方が応援に来られており、勝ってほしいとおっしゃっていたので、それに応えられたことが本当に嬉しいです」
#23 GT-Rドライバー 本山哲
 「皆さん、お陰様で優勝することができました。今日は雨の中の大変厳しいレースでしたが、チームもクルマもタイヤもそして、ベン(トレルイエ)も素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。最高のスタートが切れたので、今年一年を楽しみにしていてください。ありがとうございました」
#23 GT-Rドライバー ブノワ・トレルイエ
 「今日はクルマが本当に素晴らしかった。皆さんが見ていた通り、GT-Rは全車が本当に良かったでしょ。今年はきっと良い年になるので、皆さん一緒に楽しみましょう。ありがとう、ニッサン。ありがとう、サポーターの皆さん!」
Text & Photo: NISMO

SUPER GT

SGT:第2戦富士 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が8位 (HONDA)

gt110501002L.jpg  5月1日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第2戦「FUJI GT400km RACE」の決勝レースが行われた。

 東日本大震災の影響を鑑み、SUPER GTシリーズは第1戦岡山ラウンドが5月22日(日)決勝に延期され、今回の富士ラウンドがシリーズ開幕戦となっている。なお、決勝のレース距離は当初予定されていた400kmから300kmに短縮されている。

 30日(土)に行われた予選では#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が予選7番手、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が予選9番手、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は予選10番手を獲得。#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)と#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)はそれぞれ12、13番手となった。

 ゴールデンウイーク3日目となる5月1日(日)、富士スピードウェイ周辺は朝から小雨が降ったり止んだりのはっきりしない空模様となり、コースもセミウエットからウエットに変化する難しいコンディションとなった。

 午前中に行われたフリー走行では、#32 EPSON HSV-010が好調で2番手タイムをマーク。#1 ウイダー HSV-010は6番手タイム、#100 RAYBRIG HSV-010は8番手タイム、#8 ARTA HSV-010は11番手、#17 KEIHIN HSV-010は14番手タイムをそれぞれ記録した。

 スタートドライバーは#1 ウイダー HSV-010がデュバル選手、#8 ARTA HSV-010は武藤選手、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手、#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手が務めることとなった。

 全36台(GT500クラス15台)のマシンは、14時に2列の隊列を組みながらフォーメーションラップに臨んだが、雨により路面コンディションが悪化しているのために、スタートはセーフティカーに先導される形で切られた。その後もセーフティカーランは続き、5周を終えたところでグリーンフラッグが振り下ろされて競技が開始された。

 5台のHSV-010 GTは、7番手の#100 RAYBRIG HSV-010を先頭に、#1 ウイダー HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010、#32 EPSON HSV-010、#8 ARTA HSV-010のオーダーで順調にスタート切った。

 その後、#100 RAYBRIG HSV-010と#32 EPSON HSV-010はスタート時に装着したタイヤがコンディションにマッチしていなかったため、10周目にタイヤ交換を行い、それぞれ14番手と15番手となってレースに復帰した。一方、スタート直後からフロントウィンドウの曇りに悩まされていた#1 ウイダー HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010は、16周目にピットストップし、曇りを拭き取るなどの措置を行った。さらに、#17 KEIHIN HSV-010はフロントの視界が奪われていた間に黄旗区間で追い越しをしたため、10秒間のピットストップ・ペナルティを科せられる。これで#17 KEIHIN HSV-010は12番手まで順位を落としたが、その後は好調なペースで周回を重ねて追い上げ、59周には8番手まで浮上。この頃になると急激に雨脚が強まったため、レースは予定より6周短い61周で赤旗中断となり、59周目終了時点の順位がレースの最終結果となった。

 この結果、5台のHSV-010 GTの中では#17 KEIHIN HSV-010の8位が最上位となったほか、#8 ARTA HSV-010がこれに次ぐ9位でフィニッシュし、2台そろって入賞を果たした。

 残る#100 RAYBRIG HSV-010、#1 ウイダー HSV-010、#32 EPSON HSV-010の3台も完走し、それぞれ12位、13位、15位でチェッカーフラッグを受けた。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「レース前には手応えもつかんでいましたが、雨の影響を受けて予想外の結果となりました。スタート直後は、タイヤのウオームアップが思うようにいかなかった#100 RAYBRIG HSV-010と#32 EPSON HSV-010のペースが伸び悩みました。また、全車に起きたフロントウィンドウの曇りも想定外の問題でした。ウエットコンディションでフロントウィンドウが曇ったことはこれまでありませんでしたが、今回は富士スピードウェイ用の空力セッティングにしたことに原因があったと推測されます。この点はしっかりと検証し、次回までに対策を施すつもりです。いっぽうで、こうした難しいコンディションのなか、SUPER GTの経験があまりない武藤選手と小林選手がコンスタントに周回を重ね、入賞を果たしてくれたことはうれしかったですね。2人とも落ち着いて自分をコントロールし、最後まで走りきってくれたので、この経験は間違いなく今後につながると思います」
金石年弘選手(8位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「フロントウィンドウが曇るトラブルで、前がまったく見えない状況でスタートしたため、序盤にペースを乱してしまいました。前が見えるようになってからはとてもいい調子で走ることができただけに、悔しさが残っています。今後は悪コンディションの対策などもしていかないといけないですが、ポイントを獲得できた事は今後を見据えると大きいと思うので、ポジティブに捉えています。次戦の岡山ラウンドでは、マシンのテストも順調でしたし、タイムもしっかり出ていたので、気持ちを切り替えてがんばります」
塚越広大選手(8位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「雨の影響で交代直後からフロントウィンドウが曇ってしまい、視界が悪い中で苦戦しました。その後、ピットイン時にチームスタッフが対策を施してくれた結果、窓の曇りが取れていいレースができました。雨量も多く、難しいコンディションの中でもマシンのバランスはよかったので、序盤のもたつきが無ければ勝てたレースだったと思います。次戦の岡山ラウンドではテストでとてもいい調子でしたので、今大会以上の結果が残せるようにがんばります」
武藤英紀選手(9位 #8 ARTA HSV-010)
 「荒天の予報だったこともあり、今日の決勝はサバイバルレースになると予想していました。レース序盤からフロントウィンドウが曇ってしまい、前が見えにくくなってしまいましたので、ミスしないように慎重に走ることを心がけました。途中からはいいペースで走れたし、小林選手もよくがんばっていたので、最終的にトップ10でゴールして、ポイントを獲得できたことは大きな収穫だと思います」
小林崇志選手(9位 #8 ARTA HSV-010)
 「武藤選手から交代した後から徐々に雨が強まり、ストレートでもスピードを全開にできる状況ではありませんでした。最後はスピンしないようにマシンをコントロールし、コース上に留まることだけを考えていました。ただ、初戦でポイントを取ることができたので、予選順位を考慮すると、結果的にはいいレースができたのではないかとポジティブに捉えています。決勝レースを走ることが初めてでしたし、まずは第一歩を踏み出したところですので、今回のような苦しいコンディションで走ることも貴重な経験になりました。まだまだ足りない部分も多く、改善する余地がありますので、このような状況下でもしっかり完走を果たせたことを自信にして、次戦の岡山ラウンドに臨みたいです」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

gt_r02_r_pc_winner gt_r02_r_pc_winner_500 gt_r02_r_pc_winner_300

GT500クラス #23 MOTUL AUTECH GT-R
本山 哲
gt_r02_r_pc_motoyama すごく嬉しいです。ここ1、2年悔しいシーズンが続いていたので今年こそはと思っていましたが、開幕戦で勝てるとは思っていませんでした。 それでもサーキットにきてみると手ごたえを感じましたし、ブノワもクレバーな走りでいい仕事をしました。
僕に代わってからはタイヤ無交換ということでロスは少なかったんですが、雨が酷くなってきてかなり運転し難い状況でした。2番手の6号車に迫られましたが、むこうもタイヤ無交換で厳しい状況だったので、あのタイミングでレースを止めたのはありがたかったし、正解だと思います。
今回勝てたことについてチームスタッフやブノワに感謝します。みんなの力のお陰です。
ブノワ・トレルイエ
gt_r02_r_pc_treluyer ハッピーです。本当に久しぶりのレースだったので頭を切り替えるのが難しい週末でしたが、日本のためにがんばらなきゃと思って取り組みました。1年間ブリヂストンタイヤから離れていたし、冬のテストも充分じゃなかったのが不安でしたが、レースがスタートしてみると、うまくいくような気がしてきました。それにエンジニアから無線で他のクルマの状況を聞いたので、安心して走ることができました。
サトシもいい仕事をしたと思います。
今回の優勝を3月の災害で犠牲になった全ての人に捧げます。
GT300クラス #33HANKOOK PORSCHE
影山 正美
gt_r02_r_pc_kageyama 最初に、今回の震災で犠牲になった方々、今も大変な思いをされている方々にお見舞いを申し上げます。レースを開催していただけたことにも感謝していますし、明日の誕生日を自分で祝うことができたのも嬉しいです。
この難しい状況で最後までコースに留まってくれた藤井にも感謝していますし、ハンコックタイヤのスタッフ、応援していただいたファンの皆さん、そして去年までこのチームに居てこのタイヤを作り上げてくれた木下みつひろ選手にもありがとうを言いたいです。
藤井 誠暢
gt_r02_r_pc_fujii 今日もまた記者会見場に戻ってこられたことが嬉しいです。こういう状況の中でレースを開催していただいたこと、そして沢山来ていただいたファンの皆さんに感謝しています。
難しいコンディションの中で影山選手がマージンを築いてくれたことが今回の勝因でした。11号車が速かったので、ペースを考えながら走りましたが、正直怖いコンディションでした。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 降りしきる雨に波乱続出!勝ったのは#23モチュールGT-R。GT300は#33ハンコックポルシェが貫禄の独走優勝!

2011AUTOBACS SUPER GT第2戦「富士GT400kmレース」の決勝が5月1日、富士スピードウェイで行われた。スタート直前から激しい雨の降る難しいコンディションの中、レースは60周で赤旗中断となり、そのまま終了とされた。
GT500クラスは#23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)、GT300クラスは#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がそれぞれ優勝した。

gt_r02_r_start_500

gt_r02_r_start_300

gt_r02_r_23

gt_r02_r_6

gt_r02_r_19

gt_r02_r_33

gt_r02_r_11

gt_r02_r_25

gt_r02_r_12-27

gt_r02_podium_500

gt_r02_podium_300

スタート進行が始まり、ウォームアップ走行が行われた頃に一時止んでいた雨はグリッド整列が始まる直前になって再び降り始めた。このため14時00分にローリング開始となった決勝はそのまま5周にわたってセーフティーカーランが継続され、6周目に漸くシグナルグリーンとなった。

ホールショットを奪ったのはポールシッターの#39サードSC。ドライバーは石浦宏明。
しかし2番手スタートの#46モーラGT-Rを駆るロニー・クインタレッリは1コーナーでオーバーラン、一旦は#6エネオスSCの後ろ、5位の位置でコース復帰したものの、みるみるうちに順位を落とし、9番手でコントロールラインに戻ってきた。#39サードSCもトップを守れたのは2コーナーまでで、次々に後続に抜かれ、この周だけで7位まで後退してしまう。この2台はいずれもミシュランタイヤユーザーで、スタート時のチョイスに問題があったようだ。7周終わりで石浦はピットイン。タイヤだけを交換して出て行くと、そこからは好タイムを連発、次第に順位を回復していった。
その後方ではホンダHSV勢が相次いでピットに飛び込んでくる。こちらは室内のベンチレーションに問題があるのか、いずれも窓を拭いてピットイン、アウトを繰り返すことになる。

一方、トップ争いは熾烈を極めた。
#39サードSCを抜いてトップに立った#24コンドウGT-Rを#12カルソニックGT-Rが激しく追い上げ、12周目の1コーナーで大外から抜き去っていく。 24号車はビヨン・ビルドハイム、12号車はJ.P.オリベイラだ。
さらにその更に後方からはトレルイエの駆る#23モチュールGT-Rが11周目の1コーナーで#6大嶋を抜き去ると、そのままトップ2台に一気に迫り、12周目の100Rで真ん中に周回遅れのGT300車両を挟んでなんと大外から大胆に抜いていった。

その後トレルイエはオリベイラの巻き上げる水しぶきに視界を遮られるのを嫌って一定の距離を置いて走っていたが、18周目のダンロップ進入でオリベイラがリヤを滑らせてしまい、#27イカ娘フェラーリを巻き込んでリヤバンパーと左ドアを破損したために、労せずしてトップの座を手に入れた。

快調にペースを上げて後続との差を引き離しにかかる23号車に対し、12号車は破損した車両を騙し騙し21周目まで引っ張ってピットイン、修復作業とルーティンストップを同時に行う作戦に出たが、損傷が大きかったために作業に時間がかかり、結局2週遅れで戦列に復帰することとなってしまった。

後続に14秒以上のマージンを築いたトレルイエは規定ギリギリの44週を走ってピットイン、本山にステアリングを託す。
タイヤ無交換でロスを最小限にとどめ、逃げ切る作戦に出た本山だったが、増え続ける雨量と消耗したタイヤにペースをあげることができず、14秒あった2位#6エネオスSCとの差は55周終わりでは4.782秒にまで縮まってしまう。
しかし追う#6伊藤大輔もまたタイヤ無交換で苦しい走りを強いられており、56周、57周と周回を重ねるにつれて再び差は広がっていった。

レースは60周目にスピン、コースアウトが続出したために赤旗中断となり、そのまま終了となった。最終順位は規定に従い59周目のものとなる。
これにより、#23モチュールGT-Rの勝利が確定、2位は#6エネオスSC、3位には18番手スタートから怒涛の追い上げを見せた#19ウェッズスポーツSCが入り、ウェッズスポーツはGT500初陣にして見事表彰台を手にした。

GT300クラスはポールポジションの#33ハンコックポルシェが後続を全く寄せ付けない圧巻の走りで55周を走り切り、2位以下に34秒もの大差をつけて優勝したが、その後方では激しいバトルに加えてアクシデントやペナルティと、様々な状況で目まぐるしく順位の入れ替わる展開が最後まで繰り広げられた。

まず、予選6番手の#11JIMゲイナー458がセーフティーカーラン中にスピンアウト、これにより11号車は予定外のタイヤ交換と10秒ストップのペナルティで一気に最後尾まで沈んでしまうが、スタートドライバーの平中克幸はそこからトップ影山を4秒近く上回るハイペースで追い上げ、前を行く車両を次々と攻め落としていく。
その前方では昨日のスーパーラップで最速タイムを叩きだしながら僅か1.5kgの重量不足に泣いた#88JLOCランボの関口雄飛が順位を上げており、13周を終えた頃には10位、18周めには6位に浮上した関口だったが、15周目に#26タイサンポルシェと接触したことに対してドライブスルーのペナルティを課せられてしまい、再び後方に沈む。

11号車は平中の果敢な走りで30周を終える頃にはクラス5位まで挽回、その後も33周目のプリウスコーナーで#31カローラを抜いて4位、続く34周目の13コーナーで62レガシィを抜いて3位、それまで2位を走行していた#25ZENTポルシェがこの周でピットストップを行ったため34周終了時点では2位に浮上していた。
平中は規定一杯の44周終わりで田中哲也に交代するが、この間に#25ポルシェを駆る土屋武士が再び2位を取り戻す。
しかし田中は49周目のダンロップで土屋のインに飛び込み2位を奪い返すと、土屋も56周目に田中を抜き返す。

ところがここで赤旗終了のジャッジが下ったため、1周前の55周で順位が確定、#11JIMゲイナー458が2位、#25ZENTポルシェは3位でレースを終えることとなった。

次回は岡山国際サーキット。大会名称は第1戦のままで5月22日に決勝が行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA & Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2011/05/01) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GTR R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS591:56'19.904
26ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS595.211
319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH5928.128
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS5948.002
538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS591'01.381
6*39DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI591'06.776
+45sec
724ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GTR R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH581Lap
8*17KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS581Lap
98ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS581Lap
10*46S Road MOLA GT-R
NISSAN GTR R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI581Lap
1135D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS581Lap
12100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS581Lap
131ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS572Laps
1412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GTR R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS572Laps
1532EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL536Laps
---- 以上規定周回数(41Laps)完走 ----
■GT300クラス

FUJI GT 400km RACE -RIJ- (2011/05/01) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK551:56'21.130
2*11JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
FERRARI 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL5534.820
325ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH5535.899
431ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COLLOLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH551'32.611
54初音ミク グッドスマイル BMW
BMW BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH551'53.506
6*43ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS551'59.938
774COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COLLOLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH541Lap
8*88JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH541Lap
941NetMove TAISAN Ferrari
FERRARI F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
密山 祥吾
YH541Lap
1034ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
蒲生 尚弥
HK541Lap
1127PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
FERRARI F430
山岸 大
山内 英輝
YH541Lap
1226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
山下 潤一郎
YH532Laps
1322R'Qs Vemac 350R
VEMAC 350R
和田 久
城内 政樹
YH532Laps
1487リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH532Laps
1569サンダーアジア MT900M
MOSLER MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH523Laps
1614SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドラ・インペラトーリ
YH523Laps
17360RUNNUP SPORTS CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE
田中 篤
岡村 和義
YH514Laps
1862R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH505Laps
---- 以上規定周回数(38Laps)完走 ----
1966triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1243Laps
2086JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH1243Laps
212エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH847Laps
  • Fastest Lap: CarNo.39 石浦宏明(DENSO SARD SC430) 1'44.968 (37/59) 156.493km/h
  • Fastest Lap: CarNo.11 平中克幸(JIMGAINER DIXCEL DUNLOP) 1'54.310 (35/55) 143.704km/h
  • 2011 SUPER GT Sporting Regulations第3章第37条2.により、59周の結果をもって終了とした。
  • CarNo.17-1ドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.46は、2011 SUPER GT Sporting Regulations第3章第34条1.2(タイヤ平置き義務)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.39-2ドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗区間のスピンコースアウト)違反により、競技結果に対して45秒加算のペナルティを科した。
  • CarNo.11-2ドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項(SC導入中のスピン)により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.88-2ドライバーは、2011 SUPER GT Sporting Regulations第3章第30条1.a(他車への接触)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。

検索

r2 最新ニュース