■GT500 Class
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/19) Total Qualify GT500 Weather: Course:
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Qualify 1 Time | Super Lap Time | km/h |
| 1 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 20 | 1'41.520 | 1'40.476 | 167.467 |
| 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | 35 | 1'43.603 | 1'40.943 | 166.692 |
| 3 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | +2 | 1'41.226 | 1'41.201 | 166.267 |
| 4 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | 75 | 1'41.558 | 1'41.360 | 166.006 |
| 5 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | 60 | 1'41.960 | 1'41.456 | 165.849 |
| 6 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 5 | 1'42.622 | 1'41.520 | 165.745 |
| 7 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 70 | 1'41.981 | 1'41.780 | 165.321 |
| 8 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | 30 | 1'42.425 | 1'41.932 | 165.075 |
| 9 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +2 | 1'42.357 | 1'42.519 | 164.130 |
| 10 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 15 | 1'42.263 | 1'42.556 | 164.070 |
| 11 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 1'42.808 | | 163.668 |
| 12 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 飯田 章 ビヨン・ビルドハイム | BS | 10 | 1'43.800 | | 162.104 |
| 13 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | 5 (+1) | 1'43.962 | | 161.851 |
| 14 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | 30 | 1'44.740 | | 160.649 |
| 15 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +2 | 1'42.304 | | 164.475 |
| 16 | *22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 25 | 1'44.368 | | 160.123 |
■GT300 Class
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/19) Total Qualify GT300 Weather: Course:
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Qualify 1 Time | Super Lap Time | km/h |
| 1 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 1'51.505 | 1'50.939 | 151.673 |
| 2 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井誠暢 | YH | 5 (+1) | 1'52.028 | 1'51.241 | 151.261 |
| 3 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 35 | 1'51.615 | 1'51.438 | 150.993 |
| 4 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 阿部 翼 | YH | 50 | 1'52.213 | 1'51.445 | 150.984 |
| 5 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'52.037 | 1'51.912 | 150.354 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | 50 | 1'52.189 | 1'52.018 | 150.212 |
| 7 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原 眞介 黒澤治樹 | YH | +2 | 1'52.578 | 1'52.030 | 150.195 |
| 8 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田裕信 | MI | 100 | 1'52.421 | 1'52.258 | 149.890 |
| 9 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | | 1'52.540 | 1'52.636 | 149.387 |
| 10 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌揮 | YH | +1 | 1'52.301 | 1'53.375 | 148.414 |
| 11 | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤 琢弥 井口卓人 | KH | +2 | 1'52.774 | | 149.205 |
| 12 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | | 1'52.900 | | 149.038 |
| 13 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | 5 (+1) | 1'52.908 | | 149.028 |
| 14 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 カルロ・ヴァン・ダム | DL | 10 | 1'52.948 | | 148.975 |
| 15 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 45 | 1'53.016 | | 148.885 |
| 16 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 平手 晃平 国本京佑 | MI | 45 | 1'53.065 | | 148.821 |
| 17 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 筒井 克彦 | YH | +2 | 1'53.196 | | 148.648 |
| 18 | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | +1 | 1'53.618 | | 148.096 |
| 19 | 66 | triple a ムルシェRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷敦 | YH | 20 | 1'53.687 | | 148.006 |
| 20 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +2 | 1'53.810 | | 147.846 |
| 21 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | +2 | 1'54.577 | | 146.857 |
| 22 | 118 | 4CARAT SON GT3 PORSCHE 911GT3RS | 宮本 隆士 Guts 城内 | YH | +2 | 1'54.788 | | 146.587 |
| 23 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +2 | 1'55.642 | | 145.504 |

GT500クラス
XANAVI NISMO GT-R
- ブノワ・トレルイエ
-
-
「最高の気分です。朝の時点では昨日と違うハードタイヤを使用したらアンダーステアが強く、クルマのセッティングの問題で不安でした。午後はユーズドタイヤでトラフィックもありタイヤの調子も分からなくて、ぼくたちにとっては重要なポールポジションだったので、スーパーラップに向けて緊張していました。スーパーラップに入ったときはこれは行けると思って自信をもって走りました。完ぺきなスタートを切ってトップで本山選手にクルマを渡し優勝するのが夢なので、可能であれはかなえたいです」
- 本山哲
-
「非常にうれしいですね。ブノワが言った以上に彼はやばいくらいに緊張していて、正直厳しいかなと思いました。午前中はアンダーステアがあって、自信もなさそうでした。でも、そのなかでいい走りをして素晴らしいタイムを出してくれたのは、ぼくだけじゃなくてチームスタッフにとっても良かったです。あしたは明るく自信をもって行けると思います。昨日からロングランやタイヤテストをするなかで、このサーキットはタイヤのグリップダウンが大きくて、そういう状況でレースセットアップを進めてるんですけど、その中での戦いになると思います。楽なレースはできないですね。レース序盤はタイヤのマネジメントも必要だと思いますが、今回は開幕戦とは違ってベンちゃん(トレルイエ)にトップで2位以下を引き離してきてもらう予定です」
GT300クラス
JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)
- 田中哲也
-
「以前にここ(PP記者会見)に来たのは5年前だと思います。今回はチームスタッフとも確実にポールを取りに行こうと話していて、昨日から努力してきました。ブノワ選手じゃないんですけど、朝の予選を終わった時点で久しぶりに緊張しました。スーパーラップはまず1コーナーで失敗しました(笑)。それでドキドキしたんですけどそのあとすごく良くまとめられたので第3セクターを下っているあたりから行けるんじゃないかという自分なりのフィーリングはありました。でも、2番手のタイムが分からなかったので、不安はありましたね。クルマもタイヤも完ぺきでした。今年は最初にエンジンを新しくしたのに開幕戦の鈴鹿は厳しくてどうなるかなと思いましたが、それ以降急速にエンジンが良くなりました。シャーシーもすべてジムゲイナーのメンテナンスに変え、ぼくたちも頑張ってスタッフも期待以上に伸びてきて充実感もあります。あしたは植田さんにスタートしてもらって引き離して帰ってきてもらえればと思っていますが、まだ決めていません。今シーズンは決勝でトラブルに巻き込まれたりしているので、あしたはうまくまとめて表彰台に上がりたいですね」
- 植田正幸
-
「ポールを取りに行くと言っていてその通りになってホッとしたのと、あしたの決勝に向けてドキドキしています。去年ここを走って今年は2年目ですが、去年とはクルマがすごく進化しています。メンテナンスが変わって田中選手が入り、田中選手の厳しいリクエストに応えて毎回毎回すごく良くなって、乗りやすくなっています。今まで決勝でいいところでもらっても、接触があったりいろんなことがあったので、今回はてっちゃん(田中選手)の頑張りを守っていけるようにしたいです。緊張しています」
まとめ: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
2008年オートバックスSUPER GT第8戦は18日、オートポリスでスーパーラップを行い、GT500クラスはXANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が、GT300クラスはJIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)がポールポジションを獲得した。
午後になって少し雲が出てきたが、オートポリスは相変わらず好天。直前に行われた公式予選2回目でトラブルのため止まったRAYBRIG NSXを回収するため予定より10分遅れて14時40分よりスーパーラップが始まった。
GT300クラス
まずはGT300クラス。公式予選1回目10位の#62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(柴原眞介/黒澤治樹組)から。ドライバーは黒沢。ウォームアップ2周を回ってタイムアタックを開始。タイムは、1分52秒030。これがこの後アタックするドライバーのターゲットタイムとなる。
2番手に登場は#33 HANKOOK PORSCHE(木下みつひろ/影山正美組)。ドライバーは影山。セクター1で黒沢のタイムを上回るが、1周を回って1分52秒636。3番手登場のMOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)の星野も1分52秒258と伸びず。4番手#4 EBBRO UEMATSU 320R(阪口良平/松下昌揮組)の坂口も1分53秒375。依然としてトップは黒澤のままだ。
そして、5番手登場はウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)の織戸。1分51秒445でついに黒澤のタイムを上回りここまでのトップに立った。
6番手は#43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)。高木のタイムは1分52秒018でトップには及ばないもののここまでの2位に付けた。
7番手は#26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)の谷口。セクター1でトップタイムを上回るも1分51秒912とトップに届かず。それでもここまでの2位。
残り3台。#81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)の青木が登場。セクター1、セクター2でトップタイムを上回りコントロールラインを通過。1分51秒241。トップに立った。
いよいよ#2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)が登場。加藤がアタックするも1分51秒438。トップに届かず。それでもここまでの2位。
最後に登場は#11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)の田中。セクター1、セクター2でトップタイムを上回る。最終コーナーを回ってコントロールラインを通過。1分50秒939! この瞬間、GT300クラスのポールポジションを決めた。
GT500クラス
1番手登場は公式予選1回目10位の#1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)。ファーマンがアタックしタイムは1分40秒943。これがターゲットタイムとなった。
2番手登場の#35 宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)のダンブレックが1分41秒529、3番手登場の#100 RAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)の細川が1分41秒932、4番手登場の#25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)の土屋が1分42秒519とファーマンのタイムを更新できない。
そしていよいよこのレース優勝を狙う#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)の立川が5番手で登場。しかし、セクター1、セクター2とファーマンのタイムに大きく遅れる。タイムは1分42秒556。5台出走中5位と伸び悩んでしまった。
6番手登場はポイントでトップタイに並ぶ#36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)。しかしウェイトハンデ70キロを積むSC430は伸びず、ロッテラーのドライブでタイムは1分41秒780。それでもここまでの3位には付けた。
7番手登場は前戦のウィナー、#3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)。クインタレッリがドライブし、1分41秒456。ここまでの2位に入り60キロのウェイトハンデを考えると上出来か。
残り3台。8番手登場は、#18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)の驚速、小暮。アグレッシブなドライブで1分41秒360。ここまでの2位に入ったもののファーマンのタイムには届かず。
9番手登場は#23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)のトレルイエ。小暮に負けじと暴れるマシンを押さえ込み、各セクターでトップタイムを更新すると、コントロールラインを通過してタイムは1分40秒476。ファーマンのタイムを0.5秒弱上回って見せ、ついにトップに立った。
最後に登場は#32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
のロイック・デュバル。トレルイエのタイム更新なるか。しかし、セクター1、2ともトップタイムに届かず。結局、タイムは1分41秒201。3位に終わり、トレルイエのポールが確定した。
決勝は、明日14時より65ラップで争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
■GT500 Class
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 20 | 1'40.476 | - | - | 167.467 |
| 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | 35 | 1'40.943 | 0.467 | 0.467 | 166.692 |
| 3 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | +2 | 1'41.201 | 0.725 | 0.258 | 166.267 |
| 4 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | 75 | 1'41.360 | 0.884 | 0.159 | 166.006 |
| 5 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | 60 | 1'41.456 | 0.980 | 0.096 | 165.849 |
| 6 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 5 | 1'41.520 | 1.044 | 0.064 | 165.745 |
| 7 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 70 | 1'41.780 | 1.304 | 0.260 | 165.321 |
| 8 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | 30 | 1'41.932 | 1.456 | 0.152 | 165.075 |
| 9 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +2 | 1'42.519 | 2.043 | 0.587 | 164.130 |
| 10 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 15 | 1'42.556 | 2.080 | 0.037 | 164.070 |
■GT300 Class
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 1'50.939 | - | - | 151.673 |
| 2 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井誠暢 | YH | 5 (+1) | 1'51.241 | 0.302 | 0.302 | 151.261 |
| 3 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 35 | 1'51.438 | 0.499 | 0.197 | 150.993 |
| 4 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 阿部 翼 | YH | 50 | 1'51.445 | 0.506 | 0.007 | 150.984 |
| 5 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'51.912 | 0.973 | 0.467 | 150.354 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | 50 | 1'52.018 | 1.079 | 0.106 | 150.212 |
| 7 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原 眞介 黒澤治樹 | YH | +2 | 1'52.030 | 1.091 | 0.012 | 150.195 |
| 8 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田裕信 | MI | 100 | 1'52.258 | 1.319 | 0.228 | 149.890 |
| 9 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | | 1'52.636 | 1.697 | 0.378 | 149.387 |
| 10 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌揮 | YH | +1 | 1'53.375 | 2.436 | 0.739 | 148.414 |
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Qualifying 2 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 15 | 1'43.079 | - | 163.238 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | 35 | 1'43.299 | 0.220 | 162.890 |
| 3 | 500 | 3 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 1'43.852 | 0.773 | 162.023 |
| 4 | 500 | 4 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 20 | 1'43.912 | 0.833 | 161.929 |
| 5 | 500 | 5 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | +2 | 1'43.975 | 0.896 | 161.831 |
| 6 | 500 | 6 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | 60 | 1'44.011 | 0.932 | 161.775 |
| 7 | 500 | 7 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | 5 +1 | 1'44.110 | 1.031 | 161.621 |
| 8 | 500 | 8 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 25 | 1'44.368 | 1.289 | 161.222 |
| 9 | 500 | 9 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | 30 | 1'44.414 | 1.335 | 161.151 |
| 10 | 500 | 10 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | 75 | 1'44.419 | 1.340 | 161.143 |
| 11 | 500 | 11 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | 30 | 1'44.485 | 1.406 | 161.041 |
| 12 | 500 | 12 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 5 | 1'44.535 | 1.456 | 160.964 |
| 13 | 500 | 13 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 70 | 1'44.744 | 1.665 | 160.643 |
| 14 | 500 | 14 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 飯田 章 ビヨン・ビルドハイム | BS | 10 | 1'44.776 | 1.697 | 160.594 |
| 15 | 500 | 15 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +2 | 1'45.471 | 2.392 | 159.536 |
| 16 | 500 | 16 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +2 | 1'45.491 | 2.412 | 159.506 |
| 17 | 300 | 1 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井 誠暢 | YH | 5 +1 | 1'52.823 | 9.744 | 149.140 |
| 18 | 300 | 2 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 35 | 1'53.151 | 10.072 | 148.707 |
| 19 | 300 | 3 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中哲也 植田 正幸 | YH | +1 | 1'53.317 | 10.238 | 148.490 |
| 20 | 300 | 4 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下みつひろ 影山 正美 | HK | | 1'53.733 | 10.654 | 147.947 |
| 21 | 300 | 5 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原眞介 黒澤 治樹 | YH | +2 | 1'53.741 | 10.662 | 147.936 |
| 22 | 300 | 6 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 阿部翼 | YH | 50 | 1'53.796 | 10.717 | 147.865 |
| 23 | 300 | 7 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'53.911 | 10.832 | 147.715 |
| 24 | 300 | 8 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田 裕信 | MI | 100 | 1'54.430 | 11.351 | 147.045 |
| 25 | 300 | 9 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口良平 松下 昌揮 | YH | +1 | 1'54.512 | 11.433 | 146.940 |
| 26 | 300 | 10 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 カルロ・ヴァン・ダム | DL | 10 | 1'54.596 | 11.517 | 146.832 |
| 27 | 300 | 11 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 筒井 克彦 | YH | +2 | 1'54.670 | 11.591 | 146.738 |
| 28 | 300 | 12 | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤 琢弥 井口卓人 | KH | +2 | 1'54.714 | 11.635 | 146.681 |
| 29 | 300 | 13 | 66 | triple a ムルシェRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷敦 | YH | 20 | 1'54.822 | 11.743 | 146.543 |
| 30 | 300 | 14 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | | 1'55.019 | 11.940 | 146.292 |
| 31 | 300 | 15 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | +2 | 1'55.144 | 12.065 | 146.134 |
| 32 | 300 | 16 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 45 | 1'55.389 | 12.310 | 145.823 |
| 33 | 300 | 17 | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | +1 | 1'55.613 | 12.534 | 145.541 |
| 34 | 300 | 18 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | 5 +1 | 1'55.920 | 12.841 | 145.155 |
| 35 | 300 | 19 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 平手 晃平 国本京佑 | MI | 45 | 1'55.968 | 12.889 | 145.095 |
| 36 | 300 | 20 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +2 | 1'56.244 | 13.165 | 144.751 |
| 37 | 300 | 21 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +2 | 1'57.083 | 14.004 | 143.713 |
| ---- 予選通過基準タイム(GT500[107%]: 1'50.648 / GT300[107%]: 2'01.013)---- |
| - | 300 | - | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | 50 | Absence | - | - |
| - | 300 | - | 118 | 4CARAT SON GT3 PORSCHE 911GT3RS | 宮本 隆士 Guts 城内 | YH | +2 | Absence | - | - |
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | +2 | 1'41.226 | - | - | 166.226 |
| 2 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 20 | 1'41.520 | 0.294 | 0.294 | 165.745 |
| 3 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | 75 | 1'41.558 | 0.332 | 0.038 | 165.683 |
| 4 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | 60 | 1'41.960 | 0.734 | 0.402 | 165.029 |
| 5 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 70 | 1'41.981 | 0.755 | 0.021 | 164.995 |
| 6 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 15 | 1'42.263 | 1.037 | 0.282 | 164.540 |
| 7 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +2 | 1'42.357 | 1.131 | 0.094 | 164.389 |
| 8 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | 30 | 1'42.425 | 1.199 | 0.068 | 164.280 |
| 9 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 5 | 1'42.622 | 1.396 | 0.197 | 163.965 |
| 10 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | 35 | 1'43.603 | 2.377 | 0.019 | 162.412 |
| 11 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | +1 | 1'42.808 | 1.582 | -0.775 | 163.668 |
| 12 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 飯田 章 ビヨン・ビルドハイム | BS | 10 | 1'43.800 | 2.574 | 0.992 | 162.104 |
| 13 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | 5 +1 | 1'43.962 | 2.736 | 0.162 | 161.851 |
| 14 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | 30 | 1'44.740 | 3.514 | 0.778 | 160.649 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 1'48.533)---- |
| - | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +2 | 1'42.304 | 1.078 | -13.338 | 164.475 |
| - | *22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 25 | 2'00.000 | 18.774 | 17.696 | 140.220 |
- 1~10位はスーパーラップに進出
- CarNo.17は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 a)(赤旗中断中の減速)違反により、ポジションを1つ後退させる。
- CarNo.22は、国内競技車両規則第8章3.5.2) 4)(2)(リアウイング高)違反により、第1回公式予選タイムを抹消する。
GT500クラスの暫定結果が発表された。これによると、ポールと思われたMOTUL AUTECH GT-Rは車両競技規則違反により失格。Real NSXもポジションダウン。EPSON NSXがポールポジションを獲得した。また、赤旗中に出されたタイムを抹消されたマシンもあり順位は大きく変わっている。
順位は以下のとおり。
1 #32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
2 #23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)
3 #18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)
4 #3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)
5 #36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)
6 #38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)
7 #25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)
8 #100 RAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)
9 #35 宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)
10 #1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)
11 #17 REAL NSX(金石勝智/金石年弘組)
12 #6 ENEOS SC430(飯田章/ビヨン・ビルドハイム組)
13 #24 WOODONE ADVAN Clarion GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治組)
14 #12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)
以下失格
#32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
#39 DENSO DUNLOP SARD SC430(高木虎之介/アンドレ・クート組)
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2008/10/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 8 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 1'51.505 | - | - | 150.903 |
| 2 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | 35 | 1'51.615 | 0.110 | 0.110 | 150.754 |
| 3 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井誠暢 | YH | 5 +1 | 1'52.028 | 0.523 | 0.413 | 150.198 |
| 4 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | 20 | 1'52.037 | 0.532 | 0.009 | 150.186 |
| 5 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | 50 | 1'52.189 | 0.684 | 0.152 | 149.983 |
| 6 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 阿部 翼 | YH | 50 | 1'52.213 | 0.708 | 0.024 | 149.951 |
| 7 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌揮 | YH | +1 | 1'52.301 | 0.796 | 0.088 | 149.833 |
| 8 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田裕信 | MI | 100 | 1'52.421 | 0.916 | 0.120 | 149.673 |
| 9 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | | 1'52.540 | 1.035 | 0.119 | 149.515 |
| 10 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原 眞介 黒澤治樹 | YH | +2 | 1'52.578 | 1.073 | 0.038 | 149.464 |
| 11 | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤 琢弥 井口卓人 | KH | +2 | 1'52.774 | 1.269 | 0.196 | 149.205 |
| 12 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | | 1'52.900 | 1.395 | 0.126 | 149.038 |
| 13 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | 5 +1 | 1'52.908 | 1.403 | 0.008 | 149.028 |
| 14 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 カルロ・ヴァン・ダム | DL | 10 | 1'52.948 | 1.443 | 0.040 | 148.975 |
| 15 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 45 | 1'53.016 | 1.511 | 0.068 | 148.885 |
| 16 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 平手 晃平 国本京佑 | MI | 45 | 1'53.065 | 1.560 | 0.049 | 148.821 |
| 17 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 筒井 克彦 | YH | +2 | 1'53.196 | 1.691 | 0.131 | 148.648 |
| 18 | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | +1 | 1'53.618 | 2.113 | 0.422 | 148.096 |
| 19 | 66 | triple a ムルシェRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷敦 | YH | 20 | 1'53.687 | 2.182 | 0.069 | 148.006 |
| 20 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +2 | 1'53.810 | 2.305 | 0.123 | 147.846 |
| 21 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | +2 | 1'54.577 | 3.072 | 0.767 | 146.857 |
| 22 | 118 | 4CARAT SON GT3 PORSCHE 911GT3RS | 宮本 隆士 Guts 城内 | YH | +2 | 1'54.788 | 3.283 | 0.211 | 146.587 |
| 23 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +2 | 1'55.642 | 4.137 | 0.854 | 145.504 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 1'59.536)---- |
SUPER GT第8戦公式予選1回目は18日、オートポリスで行われ、GT500クラス暫定ポールは、#22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)、GT300クラスは#11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)となった。しかし、GT500クラスについては審議中で結果が変更になるかもしれない。

2008年オートバックスSUPER GTもいよいよ佳境。第8戦は恒例となった九州はオートポリスでの火の国決戦だ。公式予選の行われる18日は、少し霞がかかっているものの朝から雲ひとつない快晴。定刻10時20分より1回目の予選がGT300クラス占有20分、GT500クラス占有20分、両クラス混走20分の合計1時間で始まった。
まずはGT300クラスのマシンから次々とコースイン。開始早々、#19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)の織戸が1分52秒213でトップに立つが、#43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)の新田が1分52秒189でこれを逆転、トップに立つ。3位には#81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)の青木が付けている。
開始10分過ぎ、#11 JIM CENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)の田中が1分51秒505でトップに。2位には#2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)の加藤が上がってきた。
GT300クラス占有が終了。ここまでのトップは#11 F430、2位は#2 紫電、3位#81 Z、4位#26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)、5位#43 Garaiya、6位#19 IS350。
GT500クラスの占有走行が始まる。占有開始から10分過ぎ、ここまでコース上を走行したマシンは、#39DENSO DUNLOP SARD(高木虎之介/アンドレ・クート組)のクート、#25ECLIPSE ADNAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)の土屋2台のみ。1分42秒304でとりあえずクートがトップに立っている。
GT500占有終了7分前、ようやく#32EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)のデュバルを先頭に全車コースインが始まる。どうやら各車1~2ラップのアタックに掛けるようだ。
#23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)のトレルイエが1分41秒520でトップに立つと、#32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)のデュバルが1分41秒.226でこれを逆転。しかし、#22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)のクルムが1分40秒.472でトップに立った。
そして、#17 REAL NSX(金石勝智/金石年弘組)が2位に飛び込んできた当たりで、2セット目のニュータイヤを投入してタイムアタックを開始していた、#39クートが4コーナーでコースアウト。激しくクラッシュしてリアからクラッシュパッドに乗り上げた。ここで赤旗。クートは無事だ。
#39 SC430の処理が終わりGT500クラス占有1分30秒を残して予選が再開された。タイムを出す前に赤旗中断となった、#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)
や#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)が必死でタイムアタックを始めるが、両クラス混走で割り込んできたGT300クラスに行く手を阻まれ、スーパーラップ進出のトップ10に割って入るタイムをなかなか出せない。
結局、予選はこのまま終了。GT500クラス、GT300クラスの順位は以下のようにタイミングモニターに表示されているが、赤旗中断以降のタイムが含まれていると思われ、現在GT500クラスにつき審議中で暫定結果すら出ていない状況である。
GT500クラス
1 #22 MOTUL AUTECH GT-R(ミハエル・クルム/柳田真孝組)
2 #17 REAL NSX(金石勝智/金石年弘組)
3 #32 EPSON NSX(ロイック・デュバル/平中克幸組)
4 #18 TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史組)
5 #6 ENEOS SC430(飯田章/ビヨン・ビルドハイム組)
6 #23 XANAVI NISMO GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)
7 #35 宝山KRAFT SC430(ピーター・ダンブレック/片岡龍也組)
8 #1 ARTA NSX(ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組)
9 #3 YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)
10 #36 PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)
11 #38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)
12 #39 DENSO DUNLOP SARD SC430(高木虎之介/アンドレ・クート組)
13 #25 ECLIPSE ADVAN SC430(土屋武士/石浦宏明組)
14 #100 RAYBRIG NSX(井出有冶/細川慎弥組)
15 #24 WOODONE ADVAN Clarion GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治組)
16 #12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/セバスチャン・フィリップ組)
GT300クラス(10位まで)
1 #11 JIMCENTER ADVAN F430(田中哲也/植田正幸組)
2 #2 プリヴェKENZOアセット・紫電(高橋一穂/加藤寛規組)
3 #81 ダイシンADVAN Z(青木孝行/藤井誠暢組)
4 #26 ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)
5 #43 ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)
6 #19 ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)
7 #4 EBBRO UEMATSU 320R(阪口良平/松下昌揮組)
8 #46 MOLAレオパレスZ(星野一樹/安田裕信組)
9 #33 HANKOOK PORSCHE(木下みつひろ/影山正美組)
10 #62 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R(柴原眞介/黒澤治樹組)
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA
改修前のスペシャルイベントから1ヶ月余りが経過した。富士スピードウェイでF1日本グランプリが開催された12日、ハロウィーンでにぎわう鈴鹿サーキットの遊園地に隣接するレーシングコースでは、1年後に戻ってくるF1に備え、施設の改修が着々と行われている。
東コースの内側のコントロールタワー、ピット、パッドックサロンなどは9月中にはほとんど撤去され、現在は基礎工事を中心に勢力的に工事が進行中。また、新メインスタンドも基礎工事中だ。
遊園地エリアとサーキットエリアの間はフェンスで囲まれ、遊園地側から工事状況を見学することはできないが、観覧車に乗ればそのほぼ全ぼうを眺めることができる。
近々、棟上げが行われ、来年4月初めには新装なった施設が完成する予定で、こけら落としのレースは4月18日~19日に行われるSUPER GT第2戦(2&4として2輪レースと併催)となる模様である。
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
ドライバーズチャンピオン
- ドライバーズチャンピオン 松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)
-
「去年は未勝利のチャンピオンと言われて、後半はナカジマレーシングにやられて悔しい思いをしてオフシーズンを過ごしました。今シーズンは、星野監督にローソンさんとい大きいスポンサーと、素晴らしいエンジニアを付けていただき、言い訳ができない状況で、結果を出して絶対にチャンピオンを取らなければと自分を追い込んで、いろいろやってきました。そして、開幕から3戦連続ポールトゥウインといういい流れになりました。4戦目も勝って新記録を作りたかったんですが、ここで流れが変わりかけたところを奮起して、気持ちを高めて、鈴鹿で4回のポールトゥウインや、そこから連続PPを6回取ってあとは富士で勝って決めれば、完ぺきだと思ったんですがレースって簡単に勝たしてくれなかったですね。でもチャンピオンを決めることができたので、SUGOでチームに恩返しするために、速いナカジマレーシングの2台に勝つための対策をいろいろして、それなのに、予選はああいう形で終わってしまったんですが、6秒台というコースレコードも作ることができたので、すごく満足しています。今年のストーブリーグはいい形でできると思うので、早く決めて新婚旅行に行きたいですね。妻には迷惑をかけていますし、結婚してからどこにも行ってなので、逃げられてもいけませんし(笑)」
- ドライバーズチャンピオンチーム監督 星野一義(LAWSON TEAM IMPUL)
-
-
「3年前松田で行くと決めたときのことを思い出します。彼はまじめで、家庭や両親がいいんでしょうね、本当にいい子です。ぼくなんかより優等生で、敵を作らないし、みんなから好かれています。来年も彼がチャンピオンを取るために頑張りたいと思います。今年一年本当にありがとうございました」
チームチャンピオン
- チームチャンピオン監督 星野一義(LAWSON TEAM IMPUL)
-
「松田はベストな状態でしたが、ブノワをなんとかしなければと思っていました。放っておいてもいけないし、助けてあげたいけどやりすぎてもいけないし。ブノワには来年もあるし今年だけじゃない、調子がいいときもあれば、悪いときもフォローするのが監督で、なんとかしたいというなかで最終戦、チームチャンピオンを取るために貢献してくれました。来年は来年で、ニューカーが来てもガチンコでセットアップしながら2人で、あと多分、平手が入って、みんなで戦って行こうと思っています」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦(最終戦)は、スポーツランドSUGOで決勝を行い、すでにチャンピオンを決めている松田次生(ナカジマ)が今季5度目の優勝を飾った。
正午過ぎまで降り続いていた雨は、降ったりやんだりの状態となってきた。路面は相変わらずウェットコンディションのまま。この後、レースが進行するにつれ路面状態がどう変化してゆくのか気になるところだ。14時30分、全20台のフォーミュラニッポンマシンFN06が最後のフォーメーションラップに向かう。全車グリッドに着き、レッドシグナルのブラックアウトでスタートが切られた。
スタートは、ポールシッターの本山哲(ルマン)が先頭で1コーナーへ。2位には予選4位の小暮卓史(ナカジマ)がアウトからするすると上がってきた。3位には予選2位の松田次生(インパル)。4位にロイック・デュバル(ナカジマ)、5位に伊沢拓也(ARTA)。予選3位の土屋武士(ダンディライアン)スピンしてロベルト・ストレイト(セルモ/インギング)と絡みフロントウイングにダメージを負う。また、平中克幸(5ZIGEN)と横溝直輝(コンドウ)がヘアピン立ち上がりで接触。両車コース上で止まってしまったため、レース開始早々セーフティーカーが導入された。
4周を回ってセーフティーがピットイン。レースは再スタートが切られた。トップ本山が2位の小暮を抑えて1コーナーへ。3位には松田、4位にデュバル、5位にはブノワ・トレルイエ(インパル)、6位に伊沢。
8周目、トップ本山のペースが上がらないため、トップから5位トレルイエまでは接近戦。3位松田が2位小暮をパスしようと何度も仕掛けるが小暮も先行を許さない。
11周目、3コーナーで松田が小暮のインに飛び込2位に上がるとさらに、トップの本山を最終コーナーアウト側からパス。ついにトップに立った。本山はペースが上がらず、デュバル、トレルイエにも抜かれずるずると後退。どうやらマシントラブルのようで、ピットに頭からマシンを入れリタイアとなった。
レースは20周を消化。松田はファステストラップを更新しながら2位以下を引き離してゆく。2位小暮との差は3秒余り。3位にデュバル、4位にトレルイエ。5位、6位、7位にはペースの上がらない伊沢をかわしてきた平手晃平(インパル)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(コンドウ)、ロニー・クインタレッリ(セルモ/インギング)と続く。伊沢は8位に落ちた。
レースは全周回半分の31周を消化。路面コンディションは回復傾向にあるようだ。上位陣は膠着状態。トップは松田、3秒離れて小暮、さらに2秒差でデュバル。各車ウェットタイヤのオーバーヒートを避けるため、ストレートでは水の深いイン側を走行している。
42周目、レースは残り20周。雨はほとんど上がった。松田が小暮との差を4秒余りと広げる。小暮とデュバルの差は4秒弱。
44周を終わって、12位を走る立川佑路(セルモ/インギング)がピットインしてドライタイヤに交換。しかしタイムは1分33秒台とトップ勢の1分24秒台に対して10秒以上遅く、ドライに交換するのは時期尚早だったようだ。
50周目、小暮の背後にデュバルが迫ってきた。しかし、小暮も52周目に1分23秒717とここまでのファステストラップを更新し、逃げにかかる。
レースはこのまま終了。結局、松田は2位以下を6秒以上離して今季5勝目、有終の美を飾った。また、ローソンチームインパルにもチームタイトルをもたらした。2位、3位は小暮、デュバルのナカジマコンビ。4位にトレルイエ、5位に平手、6位にオリベイラ、7位クインタレッリ、8位伊沢となった。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/21) Race Result Weather:Rainy Course:Wet
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 62 | 1:29'50.637 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 62 | 6.287 |
| 3 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 62 | 10.545 |
| 4 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 62 | 30.289 |
| 5 | 20 | 平手 晃平 | TP checker IMPUL | TOYOTA RV8J | 62 | 31.410 |
| 6 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 62 | 32.319 |
| 7 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 62 | 1:00.525 |
| 8 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 62 | 1:11.827 |
| 9 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 62 | 1:12.461 |
| 10 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 62 | 1:14.136 |
| 11 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 61 | 1Lap |
| 12 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 61 | 1Lap |
| 13 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 61 | 1Lap |
| 14 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 61 | 1Lap |
| 15 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 60 | 2Laps |
| 16 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 60 | 2Laps |
| 17 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 58 | 4Laps |
| -------- 以上規定周回(55 Laps)完走 -------- |
| 18 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 12 | 50Laps |
| 19 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 0 | 62Laps |
| 20 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 0 | 62Laps |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.31 ロイック・デュバル(PIAA NAKAJIMA) 1'22.773 (62/62) 161.107km/h
全日本F3選手権第18戦(最終戦)は21日、スポーツランドSUGOで決勝を行い、25周を走って、カルロ・ヴァン・ダム(トムス)が今季9勝目を上げた。
早朝から降り続いた雨も午後になると少し小ぶりになってきた。予報では天候は回復傾向にあるようだが、気温も20度前後と低く、路面は依然としてフルウェット状態だ。12時45分、スターティンググリッドへのフォーメーションラップが始まる。予選不通過となった桜井基樹も出走を許され、全16台がスターティンググリッドに着き、25周で争われる今シーズン最後のスタートが切られた。
ポールシッターのカルロ・ヴァン・ダム(トムス)がすばらしいスタートでトップで1コーナーへ。予選2位の井口卓人(同)は、同3位の国本京祐(同)に並ばれ1コーナーで国本の先行を許し3位に落ちた。4位には予選順位のままケイ・コッツォリーノ(ナウ)が、5位も予選順位のままで安田信裕(スリーボンド)と続く。
5周目、トップはヴァン・ダムだが、国本が0.7秒差で背後に迫ってきた。3位井口と4位コッツォリーノの間隔は互いに1秒5ほど。今シーズン雨のレースで2勝を飾っている安田はさらに5秒以上離され、背後から迫る山本尚貴(リアル)を抑えるのに防戦一方の状態だ。
ナショナルクラスでは、ポールポジションの山内英輝(トムス)がトップでレースを始めるが、昨日第17戦決勝で2位以下を20秒近くを離した勢いはなく、背後にはアレキサンドラ・インペラトーリ(PTRS)が迫る。その後ろ、松下昌揮(AIM)、安岡秀徒(ルボーセ)まで4台が僅差で1列縦隊。
10周目、2位を走る国本と3位の井口の差が詰まってきた。どちらか上位で入賞した方がドライバーズ選手権2位を獲得できるとあってこの2人の争いも熾烈だ。
13周目、トップを走るヴァン・ダムのペースが上がらない。2位の国本、3位の井口、4位のコッツォリーノまで2秒以内での争いになってきた。
17周目、山本と中山友貴(リアル)をパスした嵯峨宏紀(ルボーセ)が安田に迫る。またチームメートの安岡もインペラトーリ、松下をパスしてクラストップの山内の背後に着いた。
そして19周目、山内が最終コーナーでスピン。安岡がクラストップに立った。
22周目、ここまで健闘していた4位を走るコッツォリーノのエンジンから煙が。コッツォリーノはコースサイドにクルマを止め、ここでリタイアとなった。
最終ラップ、接近戦を演じていた上位3台のトムス勢だが結局、互いに決め手がなくこのままの順位でゴール。優勝はヴァン・ダム、2位国本、3位井口。4位に終盤、安田をパスした嵯峨が入った。嵯峨はなんと最終ラップにこのレースのファステストラップも記録している。
この結果、ヴァン・ダムは今季9勝目を上げ、全戦表彰台という偉業を達成した。また、ドライバーズ選手権2位は国本のものとなった。
ナショナルクラスは、安岡がうれしい今季2初優勝。2位に松下、3位はインペラトーリとなった。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2008/09/21) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 18 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 37'35.245 |
| 2 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 0.543 |
| 3 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 1.207 |
| 4 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 26.062 |
| 5 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | 25 | 30.512 |
| 6 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 25 | 31.397 |
| 7 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 25 | 33.860 |
| 8 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 25 | 52.937 |
| 9 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 25 | 1'22.468 |
| 10 | 18 | N | 松下 昌揮 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 25 | 1'30.078 |
| 11 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 25 | 1'30.963 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 24 | 1 Lap |
| 13 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 23 | 2 Laps |
| 14 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 22 | 3 Laps |
| -------- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 -------- |
| - | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 21 | 4 Laps |
| - | 5 | N | 久保田 克昭 | プラネックスF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 19 | 6 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.62 嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308) 1'28.835 (25/25) 150.113km/h
全日本フォーミュラニッポン第8戦は21日、スポーツランドSUGOで決勝をにらんだフリー走行が行われた。トップタイムは、ロイック・デュバルで1分23秒655だった。
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釈然としない公式予選から一夜明けた日曜日、スポーツランドSUGOは朝から雨模様。小雨が降り、ウェット宣言が出されるなか8時30分より30分間のフリー走行が始まった。
フリー走行開始10分、ここまでのトップタイムは横溝直輝(コンドウ)が1分24秒792でトップ。2位はロイック・デュバル(ナカジマ)で1分24秒932。3位にはすでにルーキーオブザイヤーを確定した平手晃平(インパル)が1分25秒200で着けている。
開始15分、平手が1分24秒507でトップに立ったが、その後タイムアップしたアンドレ・ロッテラーが1分24秒150でこれを逆転、トップが入れ替わった。デュバルも1分24秒277で2位に浮上。
フリー走行も残すところあと5分。デュバルが1分23秒655と大幅にタイムアップ。2位以下を0.5秒近く離してしてトップに躍り出た。
終了直前、フリー走行中上位に名を連ねていた横溝が1分23秒850で2位に食い込んできた。ロッテラーは3位に落ち、4位は石浦宏明(ルマン)。平手は5位でフリー走行を終えた。
チャンピオンの松田次生(インパル)はトップから0.9秒遅れて6位。ポールシッターの本山哲(ルマン)は10位。小暮卓史(ナカジマ)は11位に終わった。
決勝の行われる午後の降水確率は70%。決勝レースもウェットの公算が高い。決勝の路面の状況次第では、ワンピット作戦を採るかノーピット作戦を採るか、またタイヤマネジメントも結果を大きく左右しそうだ。決勝レースは14時30分より62周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/21) Free Session #2 Weather:Rainy Course:Wet
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 1'23.655 | - | - | 159.41 |
| 2 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'23.850 | 0.195 | 0.195 | 159.04 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'24.150 | 0.495 | 0.300 | 158.47 |
| 4 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'24.333 | 0.678 | 0.183 | 158.13 |
| 5 | 20 | 平手 晃平 | TP checker IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'24.507 | 0.852 | 0.174 | 157.80 |
| 6 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'24.554 | 0.899 | 0.047 | 157.71 |
| 7 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'24.739 | 1.084 | 0.185 | 157.37 |
| 8 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'24.909 | 1.254 | 0.170 | 157.05 |
| 9 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'25.023 | 1.368 | 0.114 | 156.84 |
| 10 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'25.164 | 1.509 | 0.141 | 156.58 |
| 11 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 1'25.255 | 1.600 | 0.091 | 156.42 |
| 12 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'25.267 | 1.612 | 0.012 | 156.39 |
| 13 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'25.378 | 1.723 | 0.111 | 156.19 |
| 14 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'25.927 | 2.272 | 0.549 | 155.19 |
| 15 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'26.022 | 2.367 | 0.095 | 155.02 |
| 16 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'26.225 | 2.570 | 0.203 | 154.66 |
| 17 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'26.674 | 3.019 | 0.449 | 153.86 |
| 18 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'26.848 | 3.193 | 0.174 | 153.55 |
| 19 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'27.045 | 3.390 | 0.197 | 153.20 |
| 20 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'27.450 | 3.795 | 0.405 | 152.49 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
全日本選手権クラス
- 優勝 カルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TOM'S)
-
「予選は上手く行ったんですが、決勝は苦戦しました。スタートは決まったんですが、オーバーステアが強くて序盤は苦しかったです。井口や国本も迫ってきたし楽ではありませんでしたね。後半は、フロントタイヤを酷使したので、クルマのバランスもよくなり、最終ラップにファステストラップを記録することができました。タイトルは決まったけど、今日は22ポイントを加算できて2位との差を広げられたので満足です」
- 決勝2位 井口卓人(TDP TOM'S)
-
「木、金曜日の練習走行では、走り方の問題がありました。関谷監督やエンジニアからのアドバイスで予選では2位になることができ、それが決勝につながったと思います。ヴァン・ダム選手がハイポイントコーナーでオーバーステアだったのでそこでは近づけるんですが、SPコーナーでは離されました。でも、彼の速いところと遅いところはわかりました。明日はそれを考えてレースに臨みたいです」
- 決勝3位 国本京祐(TDP TOM'S)
-
「木、金曜日の練習はまずまずでしたが、予選で一発のタイムを出すことができなくて3番手になってしまったのが今日の結果になったと思います。毎周、毎周プッシュして前との差も広がらなかったので、明日もチャンスはあると思います」
ナショナルクラス
- 優勝 山内英輝(SPIRIT TOM'S)
-
「木曜日から調子がよくてチームの働きもあり、1周1周プッシュできたのが今日の結果につながったと思います。序盤は全日本クラスのクルマにも付いていけたんですが、8~9周目あたりからリアがずるずるして離されてしまいました」
- 決勝2位 松下昌揮(AIM SPORTS)
-
「予選では2セットのタイヤを使ったんですが、ピットロード出口で止まってクラッシュ寸前でした。いろんな人に『あそこで突っ込めば出世するぞ』って言われたので、突っ込んどけば良かったかなと(笑)。決勝では見せ場のスタートで2台をかわし、アレックス(アレキサンドラ・インペラトーリ)が飛んでいったので2位になりました。その後は山内選手の調子が良すぎたので付いていけませんでした」
- 決勝3位 ザヒール・アリ(PTRS)
-
「スタートを失敗して、その後プッシュしたんですが、オーバーテイクできませんでした。後半は付いていくのが精いっぱいでした。明日は気持ちを切り替えていいレースをしたいですね」
まとめ: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'07.725 | 1'07.405 | 1'11.695 |
| 2 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'07.140 | 1'06.918 | 1'12.247 |
| 3 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'08.240 | 1'07.582 | 1'14.807 |
| 4 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 1'07.559 | 1'07.156 | 1'16.452 |
| 5 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 1'07.237 | 1'07.108 | 1'17.725 |
| 6 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'08.068 | 1'07.621 | 1'18.563 |
| 7 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'07.965 | 1'07.586 | 1'19.676 |
| 8 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'08.066 | 1'07.571 | No Time |
| 9 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'07.862 | 1'07.775 | |
| 10 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'08.169 | 1'07.785 | |
| 11 | 20 | 平手 晃平 | TP checker IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'08.060 | 1'07.802 | |
| 12 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'07.775 | 1'07.862 | |
| 13 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'07.899 | 1'07.907 | |
| 14 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'08.113 | 1'07.972 | |
| 15 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'08.162 | 1'08.231 | |
| 16 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'08.272 | | |
| 17 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'08.394 | | |
| 18 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'08.470 | | |
| 19 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'08.758 | | |
| 20 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'08.914 | | |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- Q3は、赤旗中断(15:27)により終了。
- Q3におけるCarNo.7の車両について審議の結果、レーシングアクシデントと判定した。
全日本F3 -RIJ- (2008/09/20) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 17 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 18 | 22'57.916 |
| 2 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 18 | 1.464 |
| 3 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 18 | 2.258 |
| 4 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | 18 | 7.701 |
| 5 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 18 | 16.996 |
| 6 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 18 | 17.581 |
| 7 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | 18 | 22.617 |
| 8 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 18 | 24.243 |
| 9 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 18 | 25.176 |
| 10 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 18 | 33.440 |
| 11 | 18 | N | 松下 昌揮 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 18 | 52.499 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 18 | 52.757 |
| 13 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 18 | 56.104 |
| 14 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 18 | 56.636 |
| 15 | 5 | N | 久保田 克昭 | プラネックスF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 18 | 1'10.855 |
| 16 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 17 | 1 Lap |
| -------- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 -------- |
- Fastest Lap: CarNo.1 カルロ・ヴァン・ダム(PETRONAS TOM'S F308) 1'15.864 (18/18) 175.779km/h
全日本F3選手権第17戦は20日、スポーツランドSUGOで決勝を行い18周を走って、すでにチャンピオンを決めているカルロ・ヴァン・ダム(トムス)が優勝した。
フォーミュラニッポン予選の終わったSUGOは相変わらず厚い雲に覆われているが雨は落ちていない。16時5分予定通り、フォーメーションラップが始まる。1周を回って全車グリッドにつきシグナルレッドからブラックアウトでスタート。
好スタートを切ったのはポールポジションのカルロ・ヴァン・ダム(トムス)。予選2位の井口卓人(同)をけん制しつつ1コーナーでホールショットを奪う。2位に井口。3位には予選順位どおり国本京祐(同)。
この3台は1秒弱の間隔でバトルしながら4位以下の後続を引き離していく。結局、この3台の順位は18周を走っても変わらず、このままの順位でゴールし、ヴァン・ダムがポールトゥウインで優勝を飾った。
4位は安田信裕(スリーボンド)、5位に山本尚貴、6位にはケイ・コッツォリーノ(ナウ)が入った。
ナショナルクラスもすでにチャンピオンを決めている山内英輝(トムス)が優勝した。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
審議中だった公式予選ノックアウトQ3の結果だが、結局、本山哲(ルマン)のコースアウトはレーシングアクシデントと裁定された模様で、本山のポールポジションが確定した。
Yoshinori OHNISHI
本山哲(ルマン)のクラッシュで中断され、本山のポールが決まったかと思われた公式予選、ノックアウトQ3の結果だが、抗議が出され現在審議中である。そのため、16時現在、暫定結果も発表されず、予選記者会見も行われていない。
審議内容だが、クラッシュの原因を作った本山にペナルティーを課すかどうかを検討中のようだ。
Text: Yoshinori OHNISHI
全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦は20日、スポーツランドSUGOでノックアウト方式の公式予選を行い、Q3でクラッシュして赤旗の原因を作った本山哲(ルマン)が、前周のタイムでポールポジションを獲得。釈然としない公式予選となった。
午前中少し薄日も差したスポーツランドSUGOだが、ノックアウト予選の行われる午後になると雲も厚くなり今にも雨が降り出しそうな天候となってきた。14時30分、予定通り予選が始まった。
■Q1
Q2進出目指して20分間のノックアウト予選が始まる。16位以降はノックアウトされQ1で順位が確定する。まずは伊沢拓也(ARTA)が1分8秒462でトップに立つ。
開始5分過ぎ、松田次生(インパル)が1分7秒488でトップに立つと、直後に小暮卓史(ナカジマ)が1分7秒825で2位に着けた。3位にロイック・デュバルと午前のフリー走行そのままの順位だ。4位にはここSUGOを得意とする横溝直輝(コンドウ)が上がってきた。
終了5分前、各車最後のアタックに入るためコースイン。本山哲(ルマン)が1分7秒235で2位に着ける。さらに、ロイック・デュバルが7秒237でトップに立つが、その直後に松田が1分7秒140でトップに立った。小暮は1分7秒559で3位。本山は4位に落ち、5位にアンドレ・ロッテラー(トムス)、6位にブノワ・トレルイエ(インパル)が入った。
このセッションでノックアウトされたのは、松浦孝亮(ダンディライアン)、平中克幸(5ZIGEN)、荒聖治(トムス)、立川祐路(セルモ/インギング)、井出有冶(ARTA)の5台となった。
■Q2
10分のインターバルの後、10分間のQ2が始まる。上位8台がQ3に進出し、ここで9位から15位の順位が確定する。
開始早々、ロベルト・ストレイト(セルモ/インギング)ただ1台がコースインしてタイムアタック。タイムは1分8秒532。次の周に8秒085をマーク。
終了5分前、残りのマシンがコースイン。1周のウォームアップの後、ワンラップでのアタックにかけると思われる。
まずは本山が1分7秒405でトップに立つ。伊沢が7秒621で2位。しかし、デュバルが1分7秒108と松田Q1のタイムを上回りトップに立つと、なんとその松田は1分6秒918とただ一人6秒台に入れトップを確定。2位にデュバル、3位には1分7秒156で小暮。4位本山、5位横溝。土屋武士(ダンディライアン)は6位と健闘。7位にロニー・クインタレッリ(セルモ/インギング)、Q1進出権利の最後に飛び込んできたのは8位の伊沢となった。
9位のトレルイエ以降はこのセッションで順位が決定した。
■Q3
10分のインターバルの後、最後のセッションQ3が10分間、8台で争われる。各車残り5分あたりからコースインを開始。
ここでアタックに入ってた本山がSPコーナーでコースアウトしてクラッシュ。赤旗が提示された。残り5分を切った時点でQ3の延長がないため、本山のマシンの回収中に予選時間がタイムアップ。そのため各車本格的なタイムアタックに入る前に、予選は終了となった。そのため、この時点でトップタイムをマークしていた本山が1分11秒695でポールポジション。2位に松田、3位に土屋。
なんとも釈然としない公式予選の結果となってしまった。
明日の決勝は14時30分より62周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'11.695 | - | - | 186.00 |
| 2 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'12.247 | 0.552 | 0.552 | 184.58 |
| 3 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'14.807 | 3.112 | 2.560 | 178.26 |
| 4 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 1'16.452 | 4.757 | 1.645 | 174.43 |
| 5 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | 1'17.725 | 6.030 | 1.011 | 171.57 |
| 6 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'18.563 | 6.868 | 0.838 | 169.74 |
| 7 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'19.676 | 7.981 | 1.113 | 167.37 |
| 8 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | No Time | - | - | - |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'06.918 | - | - | 199.28 |
| 2 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | R1'07.108 | 0.190 | 0.190 | 198.71 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | R1'07.156 | 0.238 | 0.048 | 198.57 |
| 4 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | R1'07.405 | 0.487 | 0.249 | 197.84 |
| 5 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | R1'07.571 | 0.653 | 0.166 | 197.35 |
| 6 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | R1'07.582 | 0.664 | 0.011 | 197.32 |
| 7 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | R1'07.586 | 0.668 | 0.004 | 197.31 |
| 8 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | R1'07.621 | 0.703 | 0.035 | 197.21 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'07.775 | 0.857 | 0.154 | 196.76 |
| 10 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | R1'07.785 | 0.867 | 0.010 | 196.73 |
| 11 | 20 | 平手 晃平 | TP checker IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'07.802 | 0.884 | 0.017 | 196.68 |
| 12 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'07.862 | 0.944 | 0.060 | 196.51 |
| 13 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'07.907 | 0.989 | 0.045 | 196.38 |
| 14 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'07.972 | 1.054 | 0.065 | 196.19 |
| 15 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'08.231 | 1.313 | 0.259 | 195.44 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'07.827
Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'07.140 | - | - | 198.62 |
| 2 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | R1'07.237 | 0.097 | 0.097 | 198.33 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | R1'07.559 | 0.419 | 0.322 | 197.39 |
| 4 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | R1'07.725 | 0.585 | 0.166 | 196.90 |
| 5 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | R1'07.775 | 0.635 | 0.050 | 196.76 |
| 6 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'07.862 | 0.722 | 0.087 | 196.51 |
| 7 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'07.899 | 0.759 | 0.037 | 196.40 |
| 8 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'07.965 | 0.825 | 0.066 | 196.21 |
| 9 | 20 | 平手 晃平 | TP checker IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'08.060 | 0.920 | 0.095 | 195.93 |
| 10 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'08.066 | 0.926 | 0.006 | 195.92 |
| 11 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'08.068 | 0.928 | 0.002 | 195.91 |
| 12 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'08.113 | 0.973 | 0.045 | 195.78 |
| 13 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'08.162 | 1.022 | 0.049 | 195.64 |
| 14 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'08.169 | 1.029 | 0.007 | 195.62 |
| 15 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'08.240 | 1.100 | 0.071 | 195.42 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 16 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'08.272 | 1.132 | 0.032 | 195.33 |
| 17 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'08.394 | 1.254 | 0.122 | 194.98 |
| 18 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'08.470 | 1.330 | 0.076 | 194.76 |
| 19 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'08.758 | 1.618 | 0.288 | 193.95 |
| 20 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'08.914 | 1.774 | 0.156 | 193.51 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'07.827
全日本F3選手権第17戦、第18戦はスポーツランドSUGOで公式予選を行い、カルロ・ヴァン・ダム(トムス)が連続ポールポジションを獲得した。
F3の公式予選は、予定より15分遅れの11時45分より30分間で始まった。少し薄日が差してきたが、相変わらず過ごしやすい気候である。
開始早々から各ドライバーが精力的にタイムアタックを開始。カルロ・ヴァン・ダム(トムス)、井口卓人(同)、国本京祐(同)の3名が予選をリード。国本が1分15秒890でまずはトップに立つが、すでにドライバーズチャンピオンを決めているヴァン・ダムが1分14秒905、14秒753、14秒733と立て続けにタイムを更新。国本を逆転してトップに君臨する。2位に国本が、3位には井口が着ける。
予選中盤、コースアウトしたマシンの回収のため赤旗が8分間にわたり掲示される。しかし、予選時間の延長は行われず、ナショナルクラスの予選はこの時点で終了。残り6分で全日本選手権クラスのアタックが始まった。
ここでもヴァン・ダムは盤石。さらにタイムを更新し、1分14秒483で第18戦のポールポジションを確定。セカンドタイムでもトップに立ち第17戦でのポールも決めた。
第17、18両戦とも予選2位は井口、3位は国本といつものトムス勢。4位はケイ・コッツォリーノ(ナウ)、5位は安田信裕(スリーボンド)も両戦ともこの順位となった。
ナショナルクラスは、こちらもすでにドライバーズチャンピオンを決めている山内英輝(トムス)が2位以下を0.5秒ほどちぎってクラスポールを決めている。
第17戦決勝は本日16時5分より18周で、第18戦決勝は明日21日12時45分より25周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2008/09/20) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 18 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'14.483 | - | - | 179.04 |
| 2 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'14.568 | 0.085 | 0.085 | 178.83 |
| 3 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'14.678 | 0.195 | 0.110 | 178.57 |
| 4 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'15.024 | 0.541 | 0.346 | 177.75 |
| 5 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | R1'15.119 | 0.636 | 0.095 | 177.52 |
| 6 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'15.787 | 1.304 | 0.668 | 175.96 |
| 7 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'15.824 | 1.341 | 0.037 | 175.87 |
| 8 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'16.360 | 1.877 | 0.536 | 174.64 |
| 9 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 1'16.420 | 1.937 | 0.060 | 174.50 |
| 10 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'16.509 | 2.026 | 0.089 | 174.30 |
| 11 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'17.036 | 2.553 | 0.527 | 173.11 |
| 12 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'17.110 | 2.627 | 0.074 | 172.94 |
| 13 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'17.583 | 3.100 | 0.473 | 171.88 |
| 14 | 18 | N | 松下 昌揮 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 1'17.860 | 3.377 | 0.277 | 171.27 |
| 15 | 5 | N | 久保田 克昭 | プラネックスF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'19.505 | 5.022 | 1.645 | 167.73 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'22.034 | 7.550 | 2.529 | 162.56 |
| 16 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'22.039 | 7.556 | 0.005 | 162.55 |
- 従来のコースレコードは、1'16.257。'R'マークはコースレコードを更新した。
全日本F3 -RIJ- (2008/09/20) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2008 All Japan F3 Championship Round 17 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | C | カルロ・ヴァン・ダム | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'14.645 | - | - | 178.65 |
| 2 | 37 | C | 井口 卓人 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'14.734 | 0.089 | 0.089 | 178.44 |
| 3 | 36 | C | 国本 京佑 | TDP TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'14.826 | 0.181 | 0.092 | 178.22 |
| 4 | 33 | C | ケイ・コッツォリーノ | 広島トヨタ・ダラーラF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | R1'15.155 | 0.510 | 0.329 | 177.44 |
| 5 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20V | R1'15.225 | 0.580 | 0.070 | 177.27 |
| 6 | 8 | C | 中山 友貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'15.987 | 1.342 | 0.762 | 175.49 |
| 7 | 7 | C | 山本 尚貴 | Honda Team Real | DALLARA F308 | MF204C | R1'15.994 | 1.349 | 0.007 | 175.48 |
| 8 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'16.387 | 1.742 | 0.393 | 174.58 |
| 9 | 2 | C | 中嶋 大祐 | Honda・戸田 FIGHTEX | DALLARA F308 | MF-204C | 1'16.438 | 1.793 | 0.051 | 174.46 |
| 10 | 38 | N | 山内 英輝 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'16.537 | 1.892 | 0.099 | 174.23 |
| 11 | 20 | N | アレキサンドラ・インベラトーリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'17.206 | 2.561 | 0.669 | 172.72 |
| 12 | 19 | N | ザヒール・アリ | PTRS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'17.209 | 2.564 | 0.003 | 172.72 |
| 13 | 63 | N | 安岡 秀徒 | ピンクリボン・ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'17.637 | 2.992 | 0.428 | 171.77 |
| 14 | 18 | N | 松下 昌揮 | EBBRO AIM 307 | DALLARA F305/307 | 3S-GE | 1'18.161 | 3.516 | 0.524 | 170.61 |
| 15 | 5 | N | 久保田 克昭 | プラネックスF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'19.631 | 4.986 | 1.470 | 167.46 |
| 16 | 74 | N | 桜井 基樹 | エクシード F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'22.171 | 7.526 | 2.540 | 162.29 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'22.209 | 7.564 | 0.038 | 162.21 |
- 従来のコースレコードは、1'16.257。'R'マークはコースレコードを更新した。
全日本選手権フォーミュラニッポン第8戦(最終戦)は、スポーツランドSUGOで1回目のフリー走行を行い、既にドライバーズチャンピオンを決めている松田次生(インパル)がコースレコードを更新しトップに立った。
スポーツランドSUGOは、心配された台風13号も房総沖から日本を離れつつあるため、朝から曇り空。風もおだやかで気温も20度前後とすごし易い週末を迎えた。土曜日朝のフリー走行はFCJの予選で赤旗中断があったため予定より15分遅れの11時より30分間で始まった。
最初にコースインしたのは、井出有治(ARTA)と本山哲(ルマン)の2台。本山が1分8秒263を出し、まずはトップに立つ。
フリー走行中盤、開始から15分前。ブノワ・トレルイエ(インパル)が、1分8秒242でトップに立つとさらに次の周1分8秒091とタイムを伸ばす。しかし、直後ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(コンドウ)が、1分8秒074とこれを逆転しトップに立った。2位にトレルイエ、3位に本山。
開始20分過ぎ、初めてコースインしたアンドレ・ロッテラー(トムス)が、1分7秒874と小暮卓史(ナカジマ)の持つこのコースのレコードタイム1分7秒827に迫る1分7秒874を出しトップに立つ。
フリー走行終了5分前、既にチャンピオンを決めている松田次生(インパル)、ロイック・デュバル(ナカジマ)、小暮がようやくコースイン。1周のウオームアップ後、松田がタイムアタックに入ると小暮もこれに続く。そして、松田が予選さながらのワンラップアタックで1分7秒274とコースレコードを0秒5以上縮めるタイムでトップに立った。松田の直後にコントロールラインを通過した小暮は1分7秒522と松田に届かず2位に甘んじた。
3位には小暮の僚友デュバルが、4位ロッテラー、5位に金石年弘(5ZIGEN)、6位にルーキーの伊沢拓也(ARTA)が着けている。また第6戦もてぎで負傷し、このレースから復帰した平手晃平(インパル)は15位と振るわなかった。
スターティンググリッドを決めるノックアウト予選はこの後、14時30分より行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第9戦 -RIJ- (2008/09/20) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2008 Formula Nippon Round 8 スポーツランドSUGO 3.704256km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 松田 次生 | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | R1'07.274 | - | - | 198.22 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | R1'07.522 | 0.248 | 0.248 | 197.50 |
| 3 | 31 | ロイック・デュバル | PIAA NAKAJIMA RACING | HONDA HF386E | R1'07.640 | 0.366 | 0.118 | 197.15 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'07.850 | 0.576 | 0.210 | 196.54 |
| 5 | 5 | 金石 年弘 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'08.027 | 0.753 | 0.177 | 196.03 |
| 6 | 56 | 伊沢 拓也 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'08.042 | 0.768 | 0.015 | 195.99 |
| 7 | 4 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'08.074 | 0.800 | 0.032 | 195.89 |
| 8 | 2 | ブノワ・トレルイエ | LAWSON TEAM IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'08.091 | 0.817 | 0.017 | 195.85 |
| 9 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'08.096 | 0.822 | 0.005 | 195.83 |
| 10 | 7 | 本山 哲 | Team LeMans | TOYOTA RV8J | 1'08.154 | 0.880 | 0.058 | 195.66 |
| 11 | 47 | ロニー・クインタレッリ | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'08.345 | 1.071 | 0.191 | 195.12 |
| 12 | 41 | 土屋 武士 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'08.390 | 1.116 | 0.045 | 194.99 |
| 13 | 67 | ロベルト・ストレイト | STONEMARKET・BLAAK CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'08.395 | 1.121 | 0.005 | 194.98 |
| 14 | 37 | 荒 聖治 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8J | 1'08.420 | 1.146 | 0.025 | 194.90 |
| 15 | 20 | 平手 晃平 | TP checker IMPUL | TOYOTA RV8J | 1'08.500 | 1.226 | 0.080 | 194.68 |
| 16 | 40 | 松浦 孝亮 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HF386E | 1'08.510 | 1.236 | 0.010 | 194.65 |
| 17 | 3 | 横溝 直輝 | KONDO RACING | TOYOTA RV8J | 1'08.866 | 1.592 | 0.356 | 193.64 |
| 18 | 48 | 立川 祐路 | CERUMO / INGING | TOYOTA RV8J | 1'08.972 | 1.698 | 0.106 | 193.34 |
| 19 | 6 | 平中 克幸 | SG team 5ZIGEN | HONDA HF386E | 1'08.973 | 1.699 | 0.001 | 193.34 |
| 20 | 55 | 井出 有冶 | AUTOBACS RACING TEAM | HONDA HF386E | 1'09.463 | 2.189 | 0.490 | 191.98 |
- シャーシーは全車Lola FN06、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコードは、1'07.827。'R'マークはコースレコードを更新した。
SUPER GT第7戦が栃木県茂木町のツインリンクもてぎで行われた。9月第2週の週末は、暦の上では秋だというのに気温が高い。しかも、南西諸島に発生した台風の影響もあり、高温多湿の夏型気象であった。インプレッサGTカーは、8月の鈴鹿1000kmに出場した仕様がベースである。
今回の予選は、勝ち抜き予選方式である「ノックダウン」方式が取り入れられた。インプレッサはまだハンディウェイトが重いため、ぎりぎりでも最終のセッション3を走るトップ10に残れれば良い、と考えられていたが、佐々木孝太は最後に力を振り絞って驚異的な4番手タイムを出した。
今年のもてぎラウンドは9月の3連休と重なり、首都圏を中心に数多くのレースファンがサーキットを訪れた。公表された観客数は39,000人。今回のレースは通常の300kmスプリントレース。序盤から速いペースを落とさず、トップグループにくらいついて走ることが肝心で、我慢を続けられれば、上位入賞も不可能ではない。強い日差しに照りつけられ、コクピット内はスタート前に既に40度を超えていた。
決勝レースをスタートした佐々木は、序盤からライバル達と互角に渡り合い、簡単にポジションを渡さぬ気迫を見せた。そのファイトあふれる走りに、ファンシートのSUBARU応援団も反応。大きな声援と小旗のウェーブで、インプレッサを力強くあと押しした。
ところが、インプレッサには電気系トラブルが発生。夏場のレースには欠かせないドライバーの身体を冷やすためのクールスーツも作動せず、容赦なく佐々木のスタミナを奪っていく。気力の限りをつくしてピットに戻った佐々木は、山野にステアリングを託した。
電気系のトラブルは、ピットで応急処置が施されるがその後も改善せず、山野もクールスーツの作動しない状態で周回を重ねる。しかも、レーススタート後の3時には気温がこの日のピーク迎え、狭いコクピットで奮闘するドライバーにとっては最悪のコンディションとなった。トラブルは燃料系統へも影響を及ぼしたため、山野は予定外のピットに入らざるを得なかった。これで順位を落とすことになるが、最後まであきらめずに走り続け、14位でコントロールラインを通過した。チェッカーを受けられたのもファンの応援と最後は気力で走った山野の精神力だった。
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- [スバルモータースポーツマガジン]
Text: スバルテクニカインターナショナル株式会社
GT300クラスではレクサスIS350が最後尾から追い上げ初勝利!

2戦連続の3位表彰台獲得となった
PETRONAS TOM\'S SC430 36号車
SUPER GT第7戦「MOTEGI GT 300km RACE」が9月13日(土)、 14日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
年間9戦で戦われるSUPER GTも今大会を含め残り3戦。終盤戦へと入り、タイトル争いもますます白熱の度合いを増している。
今大会にはGT500クラスに16台、GT300クラスに25台の計41台がエントリー。トヨタ勢はGT500クラスに6台のレクサスSC430、GT300クラスには2台のレクサスIS350と2台のトヨタMR-Sが出場した。
◆予選◆
13日(土)に行われた予選は、通常のスーパーラップ方式ではなく、ノックダウン方式で行われた。好天の下、予選1回目が10時10分から、ノックダウン方式で行われる予選2回目が午後2時50分にスタート。
GT500クラスはセッション1で上位12台、セッション2で上位8台へと絞られ、最終のセッション3に進んだ4台のレクサス SC430のうち、ENEOS SC430 6号車が好タイムで今季ベストの3番手グリッドを確保。宝山 KRAFT SC430 35号車が5番手、ランキング上位に付けタイトルを争うPETRONAS TOM'S SC430 36号車が6番手。同じくタイトルを争うZENT CERUMO SC430 38号車はセッション2で敗退。10番手グリッドとなった。
GT300クラスでは、予選1回目で圧倒的なトップタイムをマークしたウェッズスポーツIS350 19号車が、予選1回目終了後の車検で車両規定違反が発見され、タイムを抹消。その後予選は通過したが、グリッドは最後尾の25番手となってしまった。一方で、GREEN TEC KUMHO IS350 52号車が最終セッションまで残り、予選過去最高位となる9番手グリッドとなった。
◆決勝◆
14日(日)も好天に恵まれ、日差しは強いものの、やや涼しい風が秋を感じさせる天候の下で午後2時にレースがスタート。
6番手グリッドの36号車が好スタートで5位に浮上。一方で、10番手スタートの38号車は、1周目に他車と接触を喫しスピン。最後尾までポジションを落としてしまった。
3番手スタートの6号車はポジションを守り、上位争いを展開。その後、中盤のピットを終えても、大きな順位の変動はなかったが、39周目、35号車がGT-Rをパスし6位に浮上。40周目には、他車のピットインもあり、3位の6号車に36号車、35号車が続き、レクサスSC430が3-4-5位を占めて後半戦へと突入した。
ファイナルラップに36号車が6号車をパスし、3位に浮上すると、そのままチェッカーを受け、 36号車は前大会鈴鹿に続き、2戦連続の3位表彰台獲得となった。この結果、暫定ドライバーズポイントランキングでは、 36号車の脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラーが、首位と同ポイントの2位へと浮上した(同ポイントの場合は、上位入賞回数の多い方がランキング上位となる)。好走を見せた6号車は今季最高位となる4位フィニッシュ。35号車が6位、スタート直後のアクシデントで最後尾までポジションを落としながら追い上げた38号車が9位。25号車が10位に入りポイント獲得を果たした。

最後尾から素晴らしい追い上げで初勝利を挙げた
ウェッズスポーツIS350 19号車
GT300クラスでは、最後尾25番手スタートの19号車が、スタート直後から目覚ましい追い上げを見せ次々と前走車をパス。中盤のピットの時点で4位まで追い上げると、勢いはその後も止まらず、52周目、ついに首位浮上。そのまま逃げ切り、トップでチェッカー。レクサスIS350は、参戦5戦目にして、見事初勝利を挙げた。
9番手からスタートを切った52号車も粘り強く走り抜き、8位でフィニッシュ。初ポイント獲得となった。
- トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 林博美のコメント:
-
トップ争いをするには、今回はもう一つ速さを見せることは出来なかったが、表彰台の一角を獲得し、チャンピオン争いをリードすることが出来た。残り2戦、最後まで全力を尽くして最終目標を目指したい。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
NISSAN GT-R、今季5勝目を記録
SUPER GT第7戦決勝レースが、9月14日(日)にツインリンクもてぎ(1周4.801km)で行われ、ポールポジションから決勝レースをスタートした「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(#3 ロニー・クインタレッリ、横溝直輝)が終始落ち着いたレース運びで優勝。ポールトゥウィンを達成した。NISSAN GT-RはSUPER GTレース今季7戦中5勝目となった。
この日朝、栃木県東部地域には小雨が降ったものの朝のうちに晴れ上がり、気温も正午には27度を超すほどになっていた。サーキットを訪れた3万9000名の観客が見守る中、午後2時にフォーメーションラップがスタートした。ポールスタートの#3 GT-Rは、クインタレッリが序盤から他の追従を許さずに2位以下を引き離し、隙を見せることなく首位を守って30周目にピットインし、横溝にドライバー交代した。
コースに戻った横溝は2位との3秒ほどの間合いを常に維持しながらもタイヤをいたわり、ミスを避けた走行を心がけた。#3 GT-Rの危なげない走りは終盤まで変わらず、#1 NSXを抑えて63周目のフィニッシュラインをトップで走り抜けた。ツインリンクもてぎのGTレースでは、これまでNSXが7年連続で優勝記録を更新し続けていたが、NISSAN GT-Rが連勝をストップさせた。
これまで苦しめられて来た性能調整が解除され、本来のエンジン性能を発揮できるようになった「XANAVI NISMO GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、予選4位からトレルイエが決勝レースをスタート。ポジションを維持して走行し、27周目にピットインし本山にドライバー交代した。
後半、追い上げるライバル達としのぎを削り、我慢の周回を重ねた本山は8位で最終ラップを迎えた。そのままフィニッシュかと思われたが、最終周の終盤に他車とのアクシデントを避けてコースオフ。グラベルからコースに戻った際に#25 SC430と接触し、フロントサスペンション回りを壊してしまう。そのままチェッカーフラッグを受けて12位完走となった。
予選7位の「MOTUL AUTECH GT-R」(#22 ミハエル・クルム/柳田真孝)は、クルムがオープニングラップでライバル車両2台に挟まれてアクセルオフし、行き場を失った所で他車と接触して順位を落としてしまう。その後このアクシデントでドライブスルーペナルティを受け、さらに順位を落とした。後半を受け持った柳田は12位で最終周を迎えたが、他車のアクシデントによってポイント圏内の7位に順位を上げてレースを終えた。
前回優勝の「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/セバスチャン・フィリップ)は11位完走、「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/荒聖治)は14位でフィニッシュした。
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO

ARTA NSX(R.ファーマン/伊沢拓也組)が今シーズン2度目の表彰台を獲得
2008年9月14日(日)
決勝
会場:ツインリンクもてぎ(4.801km)
天候:予選/晴れ 決勝/晴れ
気温:28.6℃(14:00現在)
路面温度:48.7℃(14:00現在)
決勝レース:63周(302.463km)
観客:3万9000人(主催者発表)
9月14日(日)、栃木県にあるツインリンクもてぎにおいて2008 オートバックス SUPER GT第7戦「MOTEGI GT 300km RACE」の決勝レースが開催された。
Honda NSX-GTは、もてぎラウンドにおいて2001年シーズンから7年連続で勝利を挙げてきた。Hondaのホームコースであるツインリンクもてぎは、中低速コーナーが多いレイアウトでハンドリングに優れたNSX-GTと相性がよく、8連覇へ向けて大きな期待が寄せられた。
9月13日(土)に開催された公式予選の予選2回目は、F1と同様の予選方式である「ノックダウン」方式が採用された。これは、昨年のもてぎラウンドに引き続いて行われるもので、セッション1回目の上位13番手までがセッション2回目に進み、2回目の上位8位がセッション3回目に進み、最終グリッドが決定される。NSX-GT勢は、セッション3回目に#1 ラルフ・ファーマン/伊沢拓也組(ARTA NSX)が進出して予選2番手を獲得した。続いて、ドライバー部門のシリーズランキングトップに立つ#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が予選11番手、前戦の鈴鹿1000kmで2位表彰台を獲得した#100 井出有治/細川慎弥組(RAYBRIG NSX)が予選12番手、#17 金石勝智/金石年弘組(REAL NSX)が予選13番手、#32 ロイック・デュバル/平中克幸組(EPSON NSX)は、冷却系のトラブルによりタイムアタックを敢行できずに16番手から決勝スタートを迎えることとなった。
14日(日)の決勝レースは、午前中の曇り空から好転し、スタート時点では快晴となった。気温と路面温度もスタート直前になって急上昇し、路面温度は50℃近くになるなど、真夏のようなコンディションでタイヤにもドライバーにも厳しいレース展開が予想された。ツインリンクもてぎに駆けつけた、例年より多い3万9000人もの大観衆が見守る中、電気系トラブルでグリッドから発進をすることができなかった#100 RAYBRIG NSXを除く40台(GT500クラス15台)のマシンがローリングスタートを切った。
ホールショットは、ポールポジションスタートの#3 YellowHat YMS TOMICA GT-R。続いて#1 ARTA NSXのR.ファーマン選手が続く。9位に#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手、10位に#17 REAL NSXの金石年弘選手、14位に#32 EPSON NSXの平中選手が走行する。修復を終えた#100 RAYBRIG NSXは、2周遅れで井出選手がレースに加わった。
トップグループは、#3 YellowHat YMS TOMICA GT-Rと#1 ARTA NSXのR.ファーマン選手、そして#6 ENEOS SC430の3台で形成され、GT300クラスのバックマーカーを抜きながら接近戦を繰り広げた。その後、#6は遅れ始め、#3と#1の2台によるトップ争いとなった。
R.ファーマン選手は、最後まで冷静な走りでトップとの差を一定にキープしながら29周終了時にピットイン。リアタイヤのみの交換を行い、36秒9 のピット作業で伊沢選手に交代した。次周にトップの#3がピットインを敢行したが、2台の間隔に変化はなく、トップを狙う伊沢選手の走りに期待が集まった。ほぼ全車がドライバー交代を終えた39周時点で、NSX-GT勢は#1 ARTA NSXが2位、#32 EPSON NSXのL.デュバル選手が8位、#17 REAL NSXの金石勝智選手が9位、#18 TAKATA童夢NSXの道上選手が10位、#100 RAYBRIG NSXの細川選手が16位を走行する。
40周目、給油系のトラブルを抱えた#17 REAL NSXが、ピットにて修復するように指示を下されたために後退。2位の伊沢選手は、一時はトップと6秒以上の差が開いたものの、45周目には再び3秒 551まで縮めて終盤での勝負にかける。52周目には2秒772となるが、バックマーカーの処理に手間取った影響で56周目には再び4秒307に広がる。
徐々に順位を上げていた#32 EPSON NSXのL.デュバル選手は、60周目の1コーナーで#35 宝山 KRAFT SC430をパスして5位に浮上する。
最後まで、トップを追い続けた#1 ARTA NSXの伊沢選手は、バックマーカーで混雑した最終ラップでその背後まで迫るものの、惜しくも1秒117差の2位で63周のチェッカーフラッグを受けた。#32 EPSON NSXが5位、#18 TAKATA童夢NSXが8位、#17 REAL NSXが15位、#100 RAYBRIG NSXが16位で完走した。優勝は#3 YellowHat YMS TOMICA GT-Rだった。
コメント
- 白井裕|NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
-
「7年連続で勝利を挙げてきたホームコースのもてぎで8連勝が果たせず、非常に残念でした。しかし、今日は大き なトラブルもなく、ウエイトを考慮しても、全体的にNSX-GTのポテンシャルの高さを証明できたと考えています。また、32号車が予選16番手ながら、5位入賞という健闘をみせたことや、ルーキーの伊沢選手がミスなく2回目の表彰台登壇を果たしたことはよかったです。今季、残すところあと2戦となりましたが、チャンピオンシップ獲得に向けて全力で戦いますので、皆様のご声援をよろしくお願いいたします」
- ラルフ・ファーマン選手(2位、#1 ARTA NSX)
-
「いいスタートができて、早めにトップを奪いたかったのですが、今回は相手に余裕がありました。背後からプレッシャーをかけて、相手のミスを待っていたのですが、残念ながらそのチャンスは生まれませんでした。でも、我々のチームは完ぺきな仕事をしてくれたし、私も伊沢選手もミスのないドライビングができました。後半戦は、この勢いでARTA NSXの存在感を出せるレースを続けたいと思います。今日は、本当に大勢のファンが応援してくれたことに感謝の意を表したいと思います」
- 伊沢拓也選手(2位、#1 ARTA NSX)
-
「リアタイヤのみの交換で、素早いピット作業をしてくれたあと、プッシュを続けてトップに追いつこうとしたのですが、最後まで追いつくことができませんでした。今回は相手が上だったとしても、ツインリンクもてぎでのHonda連勝記録が途切れたことが本当に悔しいです。チームも文句のない仕事をしてくれましたし、僕自身もミスなく最後まで走れたことは自信になりました。2ランクの救済措置を受けたチームに対抗できたのは我々だけでしたし、次のオートポリスでは優勝できるように全力でがんばりたいと思います」
Text & Photo: HONDA

GT500クラス #3YellowHat YMS TOMICA GT-R
ロニー・クインタレッリ
本当にすばらしかった。信じられない気持ち。優勝するなんて.....
パフォーマンスもバランスも最高でした。1号車は速かったですが、僕らにも余裕がありました。ペースをコントロールし、
300と絡んだときに差をつけることが出来ました。
ナオキも後半完璧な調子でしたが、最後の15周まで3秒いないでついてこられたのでドキドキしました。
長谷見さん、ニッサンの関係者、そしてお客さんにもありがとうといいたいです。
ナオキとはF3でチャンピオンを獲ったときにも同じチームでした。最高のチームメイトです。
スタートから15周すぎたあたりからグリップが落ちてきて1号車に迫られましたが、ベストのタイミングでナオキにクルマを渡せて、
ナオキもアウトラップを頑張ったのでトップを守れました。ただ、最後のラップだけ心臓が爆発しそうになりましたけどね(笑)
次のオートポリスはクルマが重くなるけど........がんばります。(全て日本語でコメント)
横溝直輝
本当に夢のようです。
GT300から今年GT500に戻ってから、長谷見さんの信頼を得たいと思っていたので、今日勝てて本当によかったです。
ロニーのスティントはすばらしく速かったし、メカニックの皆さんも最高のピットワークで僕を送り出してくれました。長谷見さんからは無線で
「周回遅れを抜くときはカリカリしないで落ち着いてやれ」とアドバイスをもらい、そのとおりにきっちりやりました。
優勝が決まったときは喜んでくださいました。
ロニーは最高のチームメイト。彼と一緒に勝てて嬉しいし、二人で組めばそれぞれが持ってる実力以上の力が出せると思います。
ウチのクルマはオートポリスでも富士でもポテンシャルがあります。重くなりますけど一つでも上の順位になってポイントを獲っていきます。
GT300クラス #19ウェッズスポーツIS350
織戸学
(カタコトで)今日のレースはハッピーだったね(笑)
クルマのパッケージはいいので、何度も勝つつもりで来ていたんですが、そのたびにトラブルやアクシデントが続いて、
もう勝てないのかとまで思ったときもありました。IS350は手作りみたいなクルマで、
今までメンテナンスをお願いしているクエストさんと色々考えて細かい改良を加えてきました。
ヨコハマタイヤも僕を育ててくださったメーカーで、このクルマに合わせていいタイヤを作ってくれました。
ぶっちゃけ、もてぎは(結果が出てないので)嫌いなんで(笑)、今も勝った実感がないんです。実質1年目の正敬が一生懸命やってくれるので、
彼のためにも何とか勝ちたいとは思っていたんですが。
阿部は以前からアグレッシブだと知っていたんですが、その分マイナスの評価もされていました。この一年一緒にやってきて、
辛い思いもしたと思いますが、今日の走りを見ていてびっくりしました。
今日勝てたのはツバちゃんのお陰です。
阿部翼
今は本当に実感がなくて。
クルマを渡してもらったときに(順位が)シングルだったので、自分たちのラップタイムと他との差を計算すると、「勝てるな」
とは思っていましたが、ただ僕はまだ周りのドライバーとの信頼を築けていないので、計算どおりに行くか心配でした。
実現できて本当によかったです。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2008/09/14) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 7 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 500 | 1 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | +2 | 63 | 1:55'19.682 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 63 | 1.117 |
| 3 | 500 | 3 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 50 | 63 | 1'02.688 |
| 4 | 500 | 4 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 飯田 章 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 63 | 1'05.148 |
| 5 | 500 | 5 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | +1 | 63 | 1'08.124 |
| 6 | 500 | 6 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 10 | 63 | 1'17.739 |
| 7 | 500 | 7 | *22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 35 | 63 | 1'53.053 |
| 8 | 500 | 8 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | 90 | 63 | 1'55.915 |
| 9 | 500 | 9 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 35 | 63 | 1'55.991 |
| 10 | 500 | 10 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +1 | 63 | 1'56.174 |
| 11 | 500 | 11 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | 50 | 63 | 1'56.574 |
| 12 | 500 | 12 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 63 | 2'06.428 |
| 13 | 500 | 13 | *39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +2 | 62 | 1Lap |
| 14 | 500 | 14 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | 25 | 62 | 1Lap |
| 15 | 500 | 15 | *17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | | 62 | 1Lap |
| 16 | 500 | 16 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | 50 | 60 | 3Laps |
| 17 | 300 | 1 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 阿部翼 | YH | | 58 | 5Laps |
| 18 | 300 | 2 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | | 58 | 5Laps |
| 19 | 300 | 3 | 66 | triple a ムルシェRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷 敦 | YH | +2 | 58 | 5Laps |
| 20 | 300 | 4 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | | 58 | 5Laps |
| 21 | 300 | 5 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田 大祐 | KH | +1 | 58 | 5Laps |
| 22 | 300 | 6 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下みつひろ 影山 正美 | HK | +2 | 58 | 5Laps |
| 23 | 300 | 7 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田 裕信 | MI | 100 | 58 | 5Laps |
| 24 | 300 | 8 | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤琢弥 井口 卓人 | KH | +2 | 57 | 6Laps |
| 25 | 300 | 9 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木 真一 | MI | 70 | 57 | 6Laps |
| 26 | 300 | 10 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 山野 直也 | YH | +2 | 57 | 6Laps |
| 27 | 300 | 11 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井誠暢 | YH | 25 | 57 | 6Laps |
| 28 | 300 | 12 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原 眞介 黒澤治樹 | YH | 10 (+2) | 57 | 6Laps |
| 29 | 300 | 13 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 65 | 57 | 6Laps |
| 30 | 300 | 14 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | 30 | 57 | 6Laps |
| 31 | 300 | 15 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌揮 | YH | +1 | 57 | 6Laps |
| 32 | 300 | 16 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 山内 英輝 国本京佑 | MI | 65 | 57 | 6Laps |
| 33 | 300 | 17 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | 25 | 57 | 6Laps |
| 34 | 300 | 18 | 27 | 石松・FUNKY'S・HANKOOK GT3 PORSCHE 911GT3RSR | 井上 貴志 ファン・ジヌ | HK | +2 | 57 | 6Laps |
| 35 | 300 | 19 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +2 | 56 | 7Laps |
| 36 | 300 | 20 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +2 | 56 | 7Laps |
| 37 | 300 | 21 | 70 | 外車の外国屋&LMPポルシェ PORSCHE 996GT3RS | 石橋 義三 山岸大 | YH | +2 | 55 | 8Laps |
| 38 | 300 | 22 | 118 | 4CARAT SON GT3 PORSCHE 911GT3RS | 宮本 隆士 栗原正之 | YH | +2 | 54 | 9Laps |
| 39 | 300 | 23 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | +2 | 53 | 10Laps |
| 40 | 300 | 24 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 51 | 12Laps |
| ---- 以上規定周回数(GT500: 44Laps / GT300: 40Laps)完走 ---- |
| - | 300 | - | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | +2 | 21 | 42Laps |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.3 YellowHat YMS TOMICA GT-R 1'46.643 (3/63) 162.08km/h
- Fastest Lap(GT300): CarNo.88 triple a ガイヤルドRG-3 1'56.872 (19/21) 147.80km/h
- CarNo.22,17は、2008 SGT-SpR第28条14.b(ドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
- CarNo.39は、2008 SGT-SpR第33条2項(ピット作業)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。
9月14日ツインリンクもてぎで行われた2008スーパーGTシリーズ第7戦「もてぎGT300kmレース」決勝は、
#3YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)が終始安定した速さでポール・トゥ・
ウィンを達成。これでGT-Rは今季5勝目を挙げることとなった。
GT300クラスは#19ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)が優勝。予選後の車検で不合格となり、
最後尾スタートを強いられたが、序盤から積極的なオーバーテイクを繰り返し、まさかの大逆転優勝を成し遂げた。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:39,000人)

2008年スーパーGTもいよいよ残り3戦。
第6戦までは有効ポイント制だったが、ここからの3戦は全ポイントが有効。
チャンピオンを狙うチームにとっては取りこぼしの許されない戦いが続く。
決勝レースは午後2時にフォーメーションラップが開始された。
ところがここでGT50012番手スタートの#100レイブリックNSX、
GT3006番手スタートの#33ハンコックポルシェの2台がエンジンストール。
ハンコックポルシェは何とか再始動に成功して隊列を追いかけるが、レイブリックNSXはそのままガレージに押し戻されてしまった。
結局100号車は2周遅れのクラス最後尾でレースに加わったが、ポジションアップは叶わなかった。
一方スタートではポールシッターのイエローハットGT-Rがそのままトップで1コーナーを通過、2位#1ARTA NSX、
3位#6エネオスSCとここまでは予選順位のままだ。
しかしその後方では#22モチュールGT-Rと#38ZENT SCが5コーナーで接触、38号車はスピンして大きく順位を落とし、
22号車には13周目に入ったところでドライブスルーペナルティーの裁定が下された。
序盤は上位3台が僅差でトップグループを形成しながら周回を重ねていたが、次第にエネオスSCは遅れ始め、
20周を過ぎる頃には7秒以上に間隔が開いてしまった。
2位を走るARTA NSXはイエローハットGT-Rが周回遅れに詰まるたびにテール・トゥ・ノーズ状態に持ち込み、
トップ浮上のチャンスをうかがったが、3号車をドライブするクインタレッリ、横溝両名とも最後まで付け入る隙を与えず、
ピットストップ以外では一度もトップの座を譲ることなく63周を走り切り、今季初勝利を挙げた。
2位にはARTA NSX、ファイナルラップで大きくペースを落としたエネオスSCを抜いた#36ペトロナスSCが3位に入った。
GT300クラスはポールの#26ユンケルポルシェの谷口信輝が序盤から逃げにかかり、一時は後続に4秒以上のリードを築き上げるが、
2位の#2紫電の加藤寛規が20周を過ぎた辺りから徐々に間隔を詰め始める。加藤は28周目には遂に0.420秒差まで詰め寄るが、
谷口も一歩も引かないまま、30周終わりでピットストップに入った。
そのすぐ後ろでは#62ウィルコムヴィーマックの黒澤治樹、#110クムホボクスターの光貞秀俊、
#77クスコインプレッサの佐々木孝太らによる熾烈な3位争いが展開されるが、4周目の4コーナーで黒澤と光貞が接触、
黒澤のヴィーマックはスピン状態に陥って一気に22位に後退、光貞のボクスターも佐々木に抜かれて4位となるが、
光貞は14周目の3コーナーで佐々木のインをついて再び3位を奪い返した。
しかし本当の見せ場はその後ろの集団だった。
予選後の車検で不合格となり、まさかの最後尾スタートとなった#19ウェッズスポーツISの織戸、
エンジンストールで6番手スタートをフイにした#33ハンコックポルシェの木下の2台がほぼ毎周オーバーテイクを繰り返し、
ぐんぐんと順位を上げてきていたのだ。
木下は10周目、織戸は13周目には早々とトップ10圏内に入り、更に前を行くクルマたちとのギャップを切り取っていく。
レース距離の3分の1を消化する21周目には、2台は立て続けに#52グリーンテックISを抜き去り、33号車は7位、
19号車は8位に浮上した。
33号車は上位陣のピットストップにも助けられ、5位に浮上して32周終わりでピットイン、
19号車は36周まで引っ張って3位でピットイン。阿部翼にステアリングを委ね、#66triple aムルシエRG-1の後ろ、
5位でコースに復帰した。
トップの紫電はいつものように規定ぎりぎりの41周終わりでピットイン。
迅速なピットワークで高橋一穂をトップのままコースに送り出した。この時点で2位ユンケルポルシェとの差は16秒。
その後方には#66ムルシエRG-1、#19ウェッズスポーツISが迫ってくる。
66号車の後半を担当した余郷敦は42周目の90度コーナーで26号車山路慎一のインに飛び込み、接触しながらも2位を奪い取る。
抜かれた#26山路は次の周でもGT500の6号車に進路を譲る際、姿勢を乱して#19阿部に追いつかれ、
44周目の1コーナーで同じように接触を伴いながら3位の座をも明け渡すことになってしまう。
最後尾から遂に表彰台圏内に上がってきた19号車は、その後も阿部の積極果敢な走りで66号車との差を削っていき、
46周目の5コーナーでGT500の集団に抜かれる際、見事なライン取りで#66余郷のインに飛び込んでこれを攻め落とした。
残るは1台。#2紫電との差はこの時点で6秒450まで縮まっていた。
阿部は高橋を1秒上回るハイペースで追い上げ、51周目には1秒065まで差を詰めた。
そして52周目。
ヘアピンで姿勢を乱した高橋のインに阿部が並びかけ、バックストレッチで待望のトップに躍り出た。
その後は56周目の最終コーナーをオーバーランするなど、危ない場面も見られたが、それでも最後までトップの座を守りきり、
第3戦から投入されたレクサスIS350に待望の優勝をもたらした。
2位には#2紫電、3位には#66ムルシエRG-1が入り、
19号車同様に目覚しい追い上げでレースを盛り上げた#33ハンコックポルシェは結局6位でレースを終えた。

次回第8戦はオートポリス。10月19日決勝だ
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
スーパーGT第7戦の決勝前フリー走行終了後に今回もGTアソシエイション(以下GTA)の定例記者会見が行われた。
会見では坂東正明代表取締役がノックダウン方式で行われた公式予選についての感想や、
2人のドライバーにアタックを義務付けた経緯について触れたほか、セパンラウンドの2009、
2010年開催が合意に達したことなどが発表された。
そして会見の最後に、前回の鈴鹿1000kmで参戦100戦を達成した石橋義三選手を祝うセレモニーが行われた。
石橋選手はスーパーGTの前身である全日本GT選手権(JGTC)に初年度から参加しており、
1995年にGT2クラスでシリーズチャンピオンを獲得するなど、主にGT2/GT300クラスで活躍してきたプライベートドライバー。
先日の鈴鹿1000kmで通算100戦を達成した。
坂東代表取締役から表彰状と花束を贈られた石橋選手は「僕がGTを始めた当初は『抜かれ方のうまいドライバー』と言われていましたが、今は
『抜かせ方のうまいドライバー』に進化したと自分では思っています。大切なレースデーにこうした時間を割いていただいて感謝しています」
と述べ「これ引退会見じゃありませんから」とおどけながら、今後も継続してGTに参戦する意志を明らかにした。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2008/09/14) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 7 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | +2 | 1'46.236 | - | 162.703 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 1'46.674 | 0.438 | 162.035 |
| 3 | 500 | 3 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 飯田 章 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 1'47.134 | 0.898 | 161.340 |
| 4 | 500 | 4 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | 50 | 1'47.211 | 0.975 | 161.224 |
| 5 | 500 | 5 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 50 | 1'47.238 | 1.002 | 161.183 |
| 6 | 500 | 6 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 1'47.277 | 1.041 | 161.125 |
| 7 | 500 | 7 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +2 | 1'47.443 | 1.207 | 160.876 |
| 8 | 500 | 8 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 10 | 1'47.519 | 1.283 | 160.762 |
| 9 | 500 | 9 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 35 | 1'47.573 | 1.337 | 160.681 |
| 10 | 500 | 10 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | 50 | 1'47.633 | 1.397 | 160.592 |
| 11 | 500 | 11 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | | 1'47.636 | 1.400 | 160.587 |
| 12 | 500 | 12 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | +1 | 1'47.918 | 1.682 | 160.168 |
| 13 | 500 | 13 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 35 | 1'47.947 | 1.711 | 160.125 |
| 14 | 500 | 14 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | 90 | 1'47.947 | 1.711 | 160.125 |
| 15 | 500 | 15 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | 25 | 1'48.083 | 1.847 | 159.923 |
| 16 | 500 | 16 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +1 | 1'48.153 | 1.917 | 159.820 |
| 17 | 300 | 1 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS350 | 織戸 学 阿部翼 | YH | | 1'56.043 | 9.807 | 148.953 |
| 18 | 300 | 2 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | | 1'56.871 | 10.635 | 147.898 |
| 19 | 300 | 3 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下みつひろ 影山 正美 | HK | +2 | 1'56.872 | 10.636 | 147.897 |
| 20 | 300 | 4 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田 大祐 | KH | +1 | 1'57.117 | 10.881 | 147.587 |
| 21 | 300 | 5 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | | 1'57.243 | 11.007 | 147.429 |
| 22 | 300 | 6 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口良平 松下 昌揮 | YH | +1 | 1'57.397 | 11.161 | 147.235 |
| 23 | 300 | 7 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中哲也 植田 正幸 | YH | +1 | 1'57.501 | 11.265 | 147.105 |
| 24 | 300 | 8 | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤琢弥 井口 卓人 | KH | +2 | 1'57.549 | 11.313 | 147.045 |
| 25 | 300 | 9 | 66 | triple a ムルシェRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷 敦 | YH | +2 | 1'57.791 | 11.555 | 146.743 |
| 26 | 300 | 10 | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | +2 | 1'57.948 | 11.712 | 146.547 |
| 27 | 300 | 11 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原 眞介 黒澤治樹 | YH | 10 +2 | 1'57.951 | 11.715 | 146.544 |
| 28 | 300 | 12 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田裕信 | MI | 100 | 1'57.953 | 11.717 | 146.541 |
| 29 | 300 | 13 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井誠暢 | YH | 25 | 1'58.147 | 11.911 | 146.300 |
| 30 | 300 | 14 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 65 | 1'58.385 | 12.149 | 146.006 |
| 31 | 300 | 15 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | 30 | 1'58.396 | 12.160 | 145.993 |
| 32 | 300 | 16 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 山野 直也 | YH | +2 | 1'58.399 | 12.163 | 145.989 |
| 33 | 300 | 17 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | 70 | 1'58.682 | 12.446 | 145.641 |
| 34 | 300 | 18 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 山内 英輝 国本京佑 | MI | 65 | 1'58.854 | 12.618 | 145.430 |
| 35 | 300 | 19 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | +2 | 1'59.110 | 12.874 | 145.118 |
| 36 | 300 | 20 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | 25 | 1'59.288 | 13.052 | 144.901 |
| 37 | 300 | 21 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +2 | 1'59.454 | 13.218 | 144.700 |
| 38 | 300 | 22 | 118 | 4CARAT SON GT3 PORSCHE 911GT3RS | 宮本 隆士 栗原正之 | YH | +2 | 1'59.489 | 13.253 | 144.657 |
| 39 | 300 | 23 | 27 | 石松・FUNKY'S・HANKOOK GT3 PORSCHE 911GT3RSR | 井上 貴志 ファン・ジヌ | HK | +2 | 2'00.129 | 13.893 | 143.887 |
| 40 | 300 | 24 | 70 | 外車の外国屋&LMPポルシェ PORSCHE 996GT3RS | 石橋 義三 山岸大 | YH | +2 | 2'00.244 | 14.008 | 143.749 |
| 41 | 300 | 25 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +2 | 2'01.009 | 14.773 | 142.840 |
スーパーGT第7戦「もてぎGT300kmレース」の決勝前フリー走行が9月14日朝に行われたが、ここでも#3YellowHat
YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)がトップタイムを記録、決勝に向けて準備は万全のようだ。
タイムは1分46秒236と2番手の#1ARTA NSXにコンマ4秒の差をつけた。
GT300クラスは無念の車検落ちで最後尾グリッドとなった#19ウェッズスポーツIS350(織戸学/阿部翼組)が1分56秒043と2番手をコンマ8秒引き離し、
決勝での巻き返しが大いに期待される。

決勝日を迎えたツインリンクもてぎは早朝から小雨が降り始めたが長くは続かず、
フリー走行の始まる午前9時45分には綺麗に晴れ上がった。午後の降水確率は50%と決勝への影響が心配されるが、
フリー走行は完全なドライコンディションの下、全車スリックでの走行となった。
最初にタイムを出してきたのは前回優勝の#12カルソニックGT-Rの松田次生。
しかしすぐに他のドライバーが相次いで松田のタイムを上回り、12号車はあっという間に8番手に。
トップに立ったのはポールシッターのイエローハットGT-R。
結局ここでクインタレッリの出した1分46秒236がこのセッションのトップタイムとなった。
2番手には最初#36ペトロナスSCがつけていたが、開始10分過ぎにラルフ・ファーマンが1分47秒177を記録、ARTA
NSXが2番手に浮上した。
予選ではセッション3に駒を進められなかった#100レイブリックNSXも開始15分で井出有治が1分47秒211を記録して4番手につけた。
レクサスSC430の最上位は#6エネオスの3番手だ。
GT300クラスはウェッズスポーツISがここでも奮闘。織戸が1分56秒043とダントツのタイムをセッション半ばに出してきた。
決勝は最後尾グリッドとなる19号車だが、ここからどこまで追い上げることが出来るか大いに注目だ。
予選トップの#26ユンケルポルシェは2番手。1分56秒871と19号車に大差をつけられてはいるが、
決勝で最後まで逃げ切ることができれば、昨年に続いてのもてぎ2連勝が待っている。
第7戦決勝は午後2時より、63周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA

GT500クラス #3YellowHat YMS TOMICA GT-R
ロニー・クインタレッリ
本当に最高の気分。今週のクルマはフリー走行からすばらしくて、毎セッショントップタイムが出て、ポールも獲れました。
チームスタッフやニッサンの関係者が頑張ってすごいクルマを準備してました。本当にありがとうございます。
予選は、僕にとっては普通のやり方のほうが良かったです。
金曜日にユーズドタイヤでシミュレーションしたときは完璧なバランスじゃなかったですから。でも、昨夜調整を加えて、
今日走ってみたらバランスが良くなっててびっくりしました。すごいクルマだと思いました。
ここまでずっとトップタイムなので、明日のレースも自信あります。ナオキと二人で表彰台の一番高いところに上がりたいし、
その自身はイッパイあります。(以上日本語でコメント)
横溝直輝
走りはじめからクルマは調子が良くて、毎回トップタイムが出ていたので、いつもの予選方式ならもっと簡単にポールが獲れるな、と思いました。
予選ではなるべくタイヤを使わないようマネジメントできたと思いますし、いつもと違って僕も走ってポールを獲れたので本当にうれしいです。
セッティングに関しては金曜日の段階で気になってる部分があったんですが、夜の間に直してくれて良くなっているので、
今夜は安心して寝られます。
チームの雰囲気もとてもよく、モチベーションが下がることなくやれてて、もてぎには必勝体制でやってきました。
明日は簡単なレースじゃないと思いますけど、やるべきことをちゃんとやってミスをしなければ結果はついてくると思います。
(長谷見さんには)普段褒められたことがあまりなかったので「おめでとう!」と言われてドキっとしました。
やるべきことをちゃんとやれば認めていただけるんだな、と改めて思いました。
GT300クラス #26ユンケルパワータイサンポルシェ
谷口信輝
僕も日本語でいいですか?(笑)
今季初のポールポジションなのでうれしいです。もてぎはシリーズの中で僕らが一番有利なサーキットですが、
最近は救済措置が変わって他も速くなってきましたし、特に19号車はぶっちぎりの速さだったので、
トップは無理だろうなと思って予選に臨みましたが、19には不運なことが起きました。
セッション1で山路さんがタイヤを残してくれたので、セッション2、3は思い切っていけました。
セッション3ではいいタイムを出したつもりが2番手で、無線で「もう1周行け」と言われ、
もう突っ込んでもいいくらいの気持ちで思い切ってアタックしたんですが、ヨコハマタイヤが踏ん張ってくれて、
最後までグリップしてくれたのでいいタイムが出ました。でも他もアタックしていたせいか、中々トップだと教えてもらえなくて、
しばらくその辺を流していたらやっとトップだと教えてもらいました。
明日は5番手くらいから抜いていくつもりがトップになりましたので、とにかく全開で逃げ切るだけです。
山路慎一
客観的に見て今回は3番手くらいかなと思っていましたが、谷口君の走りは自分がイメージしているとおりのすばらしい走りでした。
このところ尻上がりにクルマのポテンシャルが上がっていますし、それにつれてチームの気持ちも上向いてきていますから、
明日は最高の結果を残さないといけません。
いい走りをして1秒でも長くテレビに映りたいので、是非よろしくお願いします。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
昨年同様、SUPER GTもてぎ300km公式予選には、勝ち抜き形式でスターティンググリッドを決める「ノックダウン」方式が取り入れられた。予選1回目は朝10時20分から行われ、GT-R勢では、最も重量の軽い#3 「YellowHat YMS TOMICA GT-R」(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝)が他を圧倒するタイムでセッション首位についた。#22「MOTUL AUTECH GT-R」(ミハエル・クルム/柳田真孝)が4番手タイム、開幕2連勝後は最重量級のウェイトに悩まされた#23「XANAVI NISMO GT-R」(本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、今回から性能調整のためのエアリストリクターが標準に戻されたこともあり7番手につけた。前回の鈴鹿1000kmで優勝している#12「カルソニックIMPUL GT-R」(松田次生/セバスチャン・フィリップ)が8位に続いた。#24「WOODONE ADVAN Clarion GT-R」(ジョアオ・パオロ・デ・オリベ
イラ/荒聖治)は14番手であった。
ノックダウン方式となった公式予選2回目は、3つのセクションを勝ち抜きながら最終のスターティンググリッドを決めるもので、GT500クラスは15分間のセッション1で16台から12台に、10分間のセッション2は8台に絞られるスタイルとなった。さらにふたりのドライバーが両名とも3セッション中の1回は走行する必要がある。最後の10分間に行われるセッション3でトップ8の順位が決まる、というものだ。
前日の練習走行からトップタイムを連発していた#3 GT-Rは、横溝直輝がタイヤをセーブしながらもアタックしてトップタイムを記録。その後セッション2、セッション3を担当したロニー・クインタレッリもそれぞれのセッションのベストタイムを独占。パーフェクトな形でポールポジションを獲得した。
セッション1で#24 GT-Rは15位、セッション2で#12 GT-Rは9位に決定。セッション3に残った#23 GT-Rが4位、#22 GT-Rは7位で決勝レースをスタートする事となった。
- NISMO 飯嶋嘉隆監督
-
「うちは2台とも順当な(予選)位置です。コンディションもほぼ同じです
ね。しかし、ここもてぎのレースは重いクルマに厳しいので、タイヤを
セーブし無理せずに周回を重ねることが肝心です。是非皆さんの応
援でGT-Rを後押ししていただきたいと思います」
- HASEMI MOTORSPORT 長谷見昌弘監督
-
「ここまではパーフェクトです。じつは、最後のタイムアタックの時、ロ
ニーからエンジンが吹けない、という無線が入り心臓が止まりそうに
なりました。どうやらピットレーンスイッチを押してしまったらしく、その
後タイムが回復したので安心しましたけどね。横溝もタイヤを温存し
ながらトップタイムを守ってくれたし、明日もこのままこのポジションを
キープして走りたいです」
- 上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
- http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html
Text: NISMO
■GT500 Class
MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2008/09/13) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 7 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
| 1 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | +2 | 1'45.421 | 1'44.843 | 1'44.548 |
| 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 1'45.428 | 1'45.473 | 1'45.036 |
| 3 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 飯田 章 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 1'46.214 | 1'45.465 | 1'45.446 |
| 4 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 1'45.630 | 1'45.462 | 1'45.702 |
| 5 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 10 | 1'45.453 | 1'45.693 | 1'45.776 |
| 6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 50 | 1'45.894 | 1'45.780 | 1'46.017 |
| 7 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 35 | 1'45.828 | 1'45.719 | 1'47.059 |
| 8 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +2 | 1'45.540 | 1'45.813 | 1'47.230 |
| 9 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R | 松田 次生 セバスチャン・フィリップ | BS | 50 | 1'46.140 | 1'46.074 | |
| 10 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 リチャード・ライアン | BS | 35 | 1'45.685 | 1'46.143 | |
| 11 | 18 | TAKATA 童夢 NSX HONDA NSX | 道上 龍 小暮 卓史 | BS | 90 | 1'46.082 | 1'46.179 | |
| 12 | 100 | RAYBRIG NSX HONDA NSX | 井出 有冶 細川 慎弥 | BS | 50 | 1'46.142 | 1'46.303 | |
| 13 | 17 | REAL NSX HONDA NSX | 金石 勝智 金石 年弘 | BS | | 1'46.266 | | |
| 14 | 25 | ECLIPSE ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 土屋 武士 石浦宏明 | YH | +1 | 1'46.776 | | |
| 15 | 24 | WOODONE ADVAN Clarion GT-R NISSAN GT-R | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 荒 聖治 | YH | 25 | 1'47.877 | | |
| 16 | 32 | EPSON NSX HONDA NSX | ロイック・デュバル 平中 克幸 | DL | +1 | No Time | | |
■GT300 Class
MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2008/09/13) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 7 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Session1 | Session2 | Session3 |
| 1 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | | 1'57.337 | 1'56.203 | 1'55.739 |
| 2 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | | 1'58.079 | 1'56.204 | 1'55.751 |
| 3 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原 眞介 黒澤治樹 | YH | 10 (+2) | 1'56.932 | 1'56.330 | 1'56.004 |
| 4 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | 30 | 1'57.652 | 1'56.678 | 1'56.156 |
| 5 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | +1 | 1'56.460 | 1'56.580 | 1'56.187 |
| 6 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | +2 | 1'56.522 | 1'56.719 | 1'56.320 |
| 7 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 1'57.938 | 1'56.456 | 1'56.328 |
| 8 | 66 | triple a ムルシェRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷敦 | YH | +2 | 1'56.866 | 1'56.474 | 1'56.465 |
| 9 | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤 琢弥 井口卓人 | KH | +2 | 1'56.874 | 1'56.221 | 1'56.713 |
| 10 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | 70 | 1'57.312 | 1'56.696 | 1'56.855 |
| 11 | 111 | ARKTECH BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 小泉 洋史 黒澤翼 | KH | +2 | 1'57.190 | 1'56.789 | |
| 12 | 7 | ORC雨宮SGC-7 MAZDA RX-7 | 井入 宏之 折目 遼 | YH | 65 | 1'57.056 | 1'56.796 | |
| 13 | 88 | triple a ガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 松田 秀士 古谷直広 | YH | +2 | 1'57.698 | 1'57.119 | |
| 14 | 81 | ダイシン ADVAN Z NISSAN FAIRLADY Z | 青木 孝行 藤井誠暢 | YH | 25 | 1'57.979 | 1'57.200 | |
| 15 | 5 | プロμ マッハ号 320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 山野 直也 | YH | +2 | 1'57.913 | 1'57.223 | |
| 16 | 46 | MOLA レオパレス Z NISSAN FAIRLADY Z | 星野 一樹 安田裕信 | MI | 100 | 1'57.447 | 1'57.253 | |
| 17 | 4 | EBBRO UEMATSU 320R VEMAC RD320R | 阪口 良平 松下昌揮 | YH | +1 | 1'57.224 | 1'57.423 | |
| 18 | 118 | 4CARAT SON GT3 PORSCHE 911GT3RS | 宮本 隆士 栗原正之 | YH | +2 | 1'57.190 | 1'57.625 | |
| 19 | 87 | アクティオガイヤルドRG-3 LAMBORGHINI GALLARDO RG-3 | 和田 久 栗原宗之 | YH | +2 | 1'57.553 | 1'57.890 | |
| 20 | 27 | 石松・FUNKY'S・HANKOOK GT3 PORSCHE 911GT3RSR | 井上 貴志 ファン・ジヌ | HK | +2 | 1'57.934 | 1'59.134 | |
| 21 | 95 | ライトニング マックィーン apr MR-S TOYOTA MR-S | 山内 英輝 国本京佑 | MI | 65 | 1'58.145 | | |
| 22 | 70 | 外車の外国屋&LMPポルシェ PORSCHE 996GT3RS | 石橋 義三 山岸大 | YH | +2 | 1'58.177 | | |
| 23 | 31 | DOUBLEHEAD avex apr MR-S TOYOTA MR-S | 峰尾 恭輔 坂本雄也 | MI | 25 | 1'58.897 | | |
| 24 | 666 | 楽天 BOMEX 320R VEMAC RD320R | 周防 彰悟 山下 潤一郎 | KH | +2 | 1'58.946 | | |
| 25 | 19 | ウェッズスポーツIS350 LEXUS IS-350 | 織戸 学 阿部 翼 | YH | | 1'54.634 | | |
2008スーパーGT第7戦、「もてぎGT300kmレース」の公式予選2回目は、昨年に続いてノックダウン方式で行われ、
#3YellowHat YMS TOMICA GT-R(ロニー・クインタレッリ/横溝直輝組)が今季初のポールポジションを獲得。
3号車は金曜のフリー走行から圧倒的な速さをみせ、ここまで全てのセッションでトップタイムを記録した。
GT300クラスは#26ユンケルパワータイサンポルシェ(谷口信輝/山路慎一組)がチェッカー直前にトップに躍り出て、
こちらも今季初ポールを獲得した。

F1やフォーミュラニッポンではすっかりお馴染みになったノックアウト方式。スーパーGTでは昨年のもてぎラウンドで
「ノックダウン方式」として導入された。
予選を3つのセッションに分け、徐々に台数を絞っていくやり方は昨年と同じだが、
今年は二人のドライバーが3つのセッションのいずれかに必ず参加しなければならない。
どちらのドライバーにどのセッションのアタックを担当させるか、という新たな戦略面の面白さが加わった格好だ。
更にタイヤは3つのセッションを通して1セットのみしか使用が許されない。
注目の公式予選2回目は午後2時50分に開始された。
セッション1は各クラス15分間。
ここでGT300は上位20台、GT500は上位12台までがセッション2への出走権を得る。
しかし最初に走り始めたGT300では、
既にタイム抹消により予選不通過とされた#19ウェッズスポーツIS350の最後尾グリッドが決まっている。
それでもアタックを担当した織戸学は1分54秒634というダントツのタイムを記録して意地を見せた。
このセッションをトップで通過した#110クムホボクスターのタイムは1分56秒460だ。
セッション2進出のかかるボーダーライン、20番手争いは最後まで目まぐるしく順位が入れ替わり、
最後の最後に#81ダイシンZを駆る藤井誠暢、#27ハンコックGT3のファン・ジヌらが順位を上げ、
#2紫電の高橋一穂もぎりぎり21番手で踏みとどまった。
GT500クラスは、#24ウッドワンGT-R、#25エクリプスSCのヨコハマ勢がいち早くアタックを開始。
ダンロップユーザーの#32エプソンNSXがそれに続くが、
32号車はラジエターの配管にトラブルが出たためアウトラップを走ったのみでピットに戻り、そのままガレージへ。
平中克幸は一度もアタックすることなく予選を終えた。
その他のチームは残り時間8分過ぎから一斉にコースに飛び出してアタックにとりかかる。
この結果、金曜のフリー走行から圧倒的な速さを見せ付けている#3イエローハットGT-Rの横溝が1分45秒421でトップ。#1ARTA
NSXの伊沢拓也が1分45秒428と僅差で2位につける。
しかしNSX勢は#18TAKATA童夢、#100レイブリック、
#17リアルの3台が終盤までボーダーライン上での戦いを繰り広げることとなり、結局エプソンに続いてリアルがここで予選を終えることに。
早めにしかけたアドバン勢も終わってみれば2台とも下位に沈み、予選を終えた。
7分間のインターバルの後に行われたセッション2は各クラス10分間。
ここでGT300は上位10台、GT500は上位8台がセッション3へ進む権利を得る。
GT300は#26ユンケルポルシェの谷口が1分56秒203のトップタイム。残り4分で#2紫電の加藤寛規が2番手タイムを記録した。
ボーダーライン上の戦いでは、
#77クスコインプレッサの佐々木孝太が残り20秒で8番手タイムを叩き出す一方で前戦鈴鹿1000kmを制した#46モーラZはウェイトハンデに苦しんだか1コーナーでコースオフ、
最後のアタックチャンスを逃して16位に終わった。
GT500はセッション1とは対照的に、開始早々から全車一斉にアタックを開始。
最初にタイムを出したのは#39デンソーSCのアンドレ・クートだったが、すぐに他のドライバーたちがクートを凌ぐタイムを連発していく。
結局ここでもイエローハットZがトップタイム。今度はクインタレッリのドライブで1分44秒843のコースレコードを叩きだし、
2位の#23ザナヴィGT-Rにコンマ6秒以上の差をつけた。
ここでは前回優勝の#12カルソニックGT-Rのほか、#38ZENT SC、#18TAKATA童夢NSX、
#100レイブリックNSXの4台が脱落。
過去の戦績では圧倒的な相性の良さを見せるNSX勢だが、これでセッション3に挑むのはARTAの1台のみとなった。
再び7分間のインターバルをおいて最後のセッション3が開始された。
GT300は残り時間2分で#2紫電の加藤が1分55秒972で一気にトップに躍り出るが、
終了間際にまたしても#26ユンケルポルシェの谷口が1分55秒739と紫電を逆転してトップに。
加藤もアタックを続行して自己ベストを更新するが、結局1分55秒751に留まり、2番手となった。
#62ウィルコムヴィーマックの黒澤治樹もセクター1、2と谷口を上回る区間タイムを記録するが、後半伸び悩んで3番手に終わった。
GT500はまたしてもデンソーSCが最初にアタック。今度は高木虎之介がアタックを行うが、1分47秒台に留まり、
上位グリッドは難しい状況。
さすがにタイヤの消耗が効いてきたのか、#22モチュールGT-Rの柳田真孝も1分47秒059に終わる。
しかし#1ARTAのラルフ・ファーマンは1分45秒574とまずまずのタイム。
続く#23ザナヴィGT-Rのブノワ・トレルイエ、#35宝山SCのピーター・ダンブレックらも45秒代後半の好タイムを記録してきた。
ファーマンはさらにタイムを1分45秒036と自身のセッション2のタイムをも上回ってきた。
しかしここでも3号車は速かった。
クインタレッリは残り時間僅か5秒で1分44秒548とレコードタイムを更に更新してポールポジションをもぎ取った。
イエローハットGT-Rの今季初ポールは、金曜日のフリー走行から全てのセッションでトップタイムという圧倒的な速さで達成されたものだ。
第7戦決勝は明日午後2時より、63周で戦われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro
TAKESHITA
■GT500 Class
MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2008/09/13) Session 3 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 7 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 3 | YellowHat YMS TOMICA GT-R NISSAN GT-R | ロニー・クインタレッリ 横溝直輝 | BS | +2 | 1'44.548 | - | - | 165.330 |
| 2 | 1 | ARTA NSX HONDA NSX | ラルフ・ファーマン 伊沢 拓也 | BS | | 1'45.036 | 0.488 | 0.488 | 164.562 |
| 3 | 6 | ENEOS SC430 LEXUS SC430 | 飯田 章 ビヨン・ビルドハイム | BS | | 1'45.446 | 0.898 | 0.410 | 163.922 |
| 4 | 23 | XANAVI NISMO GT-R NISSAN GT-R | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 40 | 1'45.702 | 1.154 | 0.256 | 163.525 |
| 5 | 35 | 宝山 KRAFT SC430 LEXUS SC430 | ピーター・ダンブレック 片岡 龍也 | BS | 10 | 1'45.776 | 1.228 | 0.074 | 163.411 |
| 6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・ロッテラー | BS | 50 | 1'46.017 | 1.469 | 0.241 | 163.040 |
| 7 | 22 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R | ミハエル・クルム 柳田真孝 | BS | 35 | 1'47.059 | 2.511 | 1.042 | 161.453 |
| 8 | 39 | DENSO DUNLOP SARD SC430 LEXUS SC430 | 高木 虎之介 アンドレ・クート | DL | +2 | 1'47.230 | 2.682 | 0.171 | 161.195 |
■GT300 Class
MOTEGI GT 300km RACE -RIJ- (2008/09/13) Session 3 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2008 AUTOBACS SUPER GT Round 7 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | WH | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 26 | ユンケルパワータイサンポルシェ PORSCHE 911GT3RS | 谷口 信輝 山路慎一 | YH | | 1'55.739 | - | - | 149.344 |
| 2 | 2 | プリヴェKENZOアセット・紫電 MOONCRAFT SHIDEN MC | 高橋 一穂 加藤寛規 | YH | | 1'55.751 | 0.012 | 0.012 | 149.329 |
| 3 | 62 | WILLCOM ADVAN VEMAC 408R VEMAC 408R | 柴原 眞介 黒澤治樹 | YH | 10 (+2) | 1'56.004 | 0.265 | 0.253 | 149.003 |
| 4 | 77 | クスコDUNLOPスバルインプレッサ SUBARU IMPREZA | 山野 哲也 佐々木孝太 | DL | 30 | 1'56.156 | 0.417 | 0.152 | 148.808 |
| 5 | 110 | KUMHO BOXSTER-GT PORSCHE BOXSTER | 光貞 秀俊 池田大祐 | KH | +1 | 1'56.187 | 0.448 | 0.031 | 148.768 |
| 6 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3RSR | 木下 みつひろ 影山正美 | HK | +2 | 1'56.320 | 0.581 | 0.133 | 148.598 |
| 7 | 11 | JIMCENTER ADVAN F430 FERRARI F430 | 田中 哲也 植田正幸 | YH | +1 | 1'56.328 | 0.589 | 0.008 | 148.588 |
| 8 | 66 | triple a ムルシェRG-1 LAMBORGHINI MURCIELAGO RG-1 | 山西 康司 余郷敦 | YH | +2 | 1'56.465 | 0.726 | 0.137 | 148.413 |
| 9 | 52 | GREEN TEC KUMHO IS350 LEXUS IS350 | 黒澤 琢弥 井口卓人 | KH | +2 | 1'56.713 | 0.974 | 0.248 | 148.098 |
| 10 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya GT300VQ | 新田 守男 高木真一 | MI | 70 | 1'56.855 | 1.116 | 0.142 | 147.918 |