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2006年8月

Japanese F3

松村浩之が全日本F3に参戦!

富士スピードウェイで開催されている全日本F3選手権第13戦、14戦より、TDPトムスの37号車のドライバーはこれまでの安岡秀徒から、松村浩之に交代することとなった。

0826_matsumura.jpg 松村は昨年、フォーミュラルノーでユーロシリーズやマカオGPに参戦、デビューシーズンながらユーロシリーズでは2度の表彰台を獲得、マカオでは現在全日本F3で活躍中の大嶋和也や塚越広大らを従えて優勝を遂げている。
TDP事務局ではこうした実績に注目、本年中に実戦で彼の能力を見極めたい、と考えて今回の参戦を決定した、としている。

今季は当初、ドイツF3カップに参戦していたが、活動資金不足などにより、第4ラウンドから参戦を見合わせていた。

なお、現時点で決まっているのは富士ラウンドのみで、今後の参戦については未定、とのことだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Japanese F3

F3第13戦、14戦公式予選 塚越、大嶋がポールを分け合う

フォーミュラニッポン第6戦と同時開催されている全日本F3選手権第13戦、14戦の公式予選は、#10塚越広大(Honda Team 無限)が第13戦、#36大嶋和也(TOM'S)が第14戦でそれぞれポールポジションを獲得した。

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フォーミュラニッポンの公式予選1回目が終了した15分後、午前11時にF3第13戦の予選が開始された。
昨年はトムス勢の強さが目立った富士ラウンドだが、今回序盤でトップに立ったのは塚越だった。タイムは1分38秒839だ。
続いて、同じ童夢/無限を駆る#2伊沢拓也がセッション半ばに38秒771を出して塚越を上回る。更には残り3分で大嶋が38秒554までタイムを縮めてトップに立った。
しかし塚越もその直後に38秒545と、大嶋を僅かに上回るタイムでトップを奪い返し、第13戦のポールポジションを獲得した。
日本人若手3人に続く予選4番手には#1エイドリアン・スーティル(TOM'S)がつけた。

10分のインターバルをおいて第14戦の予選が開始された。

塚越、伊沢、大嶋の3名はここでも上位に名を連ね、好調ぶりを見せ付けているが、今度はスーティル、ロベルト・ストレイトらも間に割って入ってきた。
ここでのトップは大嶋。1分38秒155と、大幅なタイムアップを果たした。
2番手はスーティル。38秒396だった。
塚越も第13戦のポールタイムから更にタイムを縮めたが、38秒458と大嶋、スーティルに及ばず3番手に留まった。

全日本F3第13戦の決勝は今日午後4時25分から15周で、第14戦は明日午後12時55分から、21周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第6戦富士公式予選1回目 小暮が暫定ポール

2006年全日本選手権フォーミュラニッポン第6戦の公式予選1回目が8月26日、富士スピードウェイで行われ、#56小暮卓史(ARTA)が1分28秒752を出し、暫定ポールを獲得した。

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公式予選1回目は午前10時から開始された。
富士スピードウェイ上空は厚い雲に覆われているが、この時点では晴れ間も覗いており、コースは完全なドライコンディションだ。

予選開始当初は殆どのドライバーが様子を伺い、ピットに留まっており、コース上は数台が走行するのみ。
そんな中、いち早くコースに飛び出していった土屋武士が順調に周回を重ね、29秒前半のタイムを連発してトップに立った。
今季好調のインパル勢では唯一ブノワ・トレルイエが2-3番手あたりにつけて走行している。

開始から10分が経過した頃になってようやく、様子を見ていたドライバーたちが徐々にコースに出始め、最初のアタックに取り掛かった。
ここで#20松田次生が1分29秒150、#1本山哲が1分29秒355と、相次いで土屋のタイムを上回ってきた。
その直後に#56小暮も1分29秒197を出し、二人の間に割って入ってきた。

更に小暮はニュータイヤを投入した最後の5分間でこのセッション唯一の28秒台となる1分28秒752を叩き出し、暫定ポールを獲得した。
松田、本山もニュータイヤを投入したがタイムアップならず。
更に松田はセッション中にフロントサスの調整を行い、まだセットアップに満足していない様子だ。

公式予選2回目は午後2時から、1回目と同じく45分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス優勝 #12カルソニック インパル Z

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ブノワ・トレルイエ
本当に最高の気分です。
でも明日になればもっと嬉しさが実感できるでしょうね。
チャンピオンシップを考えれば、今回はとても大事なレースでしたから、ここでフルポイントが獲得できたのは凄く嬉しいです。昨シーズンは1年かかって33ポイントでしたからね。
今回はチームが凄くいい仕事をしてくれましたし、二人のドライバーも頑張ってくれて、完璧でした。
いつも沢山の旗を振ってくれるニッサンのファンにも感謝しています。
あちこちにドライバーの名前の旗を張ってくれる人たちもいて、日本のファンはどの国よりも素晴らしいと思います。
この後のレースでも、その応援に応えたいです。

星野一樹
僕もブノワと同じで、明日になればもっと嬉しさを実感できるのかなと思ってます。
GT300で優勝したときもそうでしたけど、最後に(星野)監督と握手したときは、やはり感動しました。
3スティント目を担当して出て行ったときは暑かったけど、クールスーツも効いていましたし、セパンでトラブったドリンクも今日はちゃんと飲めたので、大丈夫でした。
次回からは凄いウェイトを積むことになると思いますが、ベストを尽くして、もてぎとオートポリスを頑張って、良い形で最終戦の富士を迎えたいですね。

ジェレミー・デュフォア

最高のクルマでしたから、限界まで攻める必要がありませんでした。
今週末はブノワが80%の仕事をこなしてくれて、いい状態でクルマを渡してくれたので、僕は与えられた仕事を着実にこなすことができました。
レースをするのは昨年の鈴鹿以来でしたが、良いチャンスをもらえたと思います。
将来のことは判りませんけど、できれば来年またGTで走りたいですね。
最後に一言、ブノワとカズキにはとても感謝しています。久しぶりにレースをする僕のためにセットアップを全部やってくれて、アドバイスもしてくれました。

GT300クラス優勝 #52プロμ太陽石油クムホセリカ

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竹内浩典
初めてスーパーラップを走って、ポールを獲れましたし、今日またここへ来ることもできました。ここまで1ポイントも獲っていないチームがいきなりポールポジションを獲って優勝もするなんて、本当に信じられない気持ちです。
スタートを担当して、最初のスティントで30秒引き離してくると言っていたのに、実際には10何秒しか離せなかったので、その後は若い二人に頑張ってもらって、最後の美味しいところで渡してもらう格好になりました。二人には感謝しています。
チームを立ち上げてからは、それこそお弁当の手配やTシャツの枚数の心配など、走るどころじゃない状態から始めましたが、漸く勝つことができました。
クムホタイヤとも1年たって信頼関係ができました。
最初は国民性の違いからか、コミュニケーションがうまく取れませんでしたが、今年に入ってやっと信頼関係ができてきていたんです。1年半かかって漸く恩返しができたな、と思います。
今は一つ勝てたことで満足していますが、こうなるとまた欲が出て、「富士辺りでまた狙っちゃおうかな」なんて思い始めてます(笑)
今まで応援してくれた全ての人に感謝します。

嵯峨宏紀
3番目のロングスティントを任されましたが、マージンを稼いで二人を助けることができてよかったです。
実は1回ブノワと当たってるんですが、その件に関してはさっき話し合って和解しました。(笑)
来週はF3があるので、そこでも良い結果を出したいです。
正直、まだ実感はありませんし、こういう(記者会見の)場にも慣れていません。
次はF3でここに来たいです。

澤 圭太
昨日ポールポジション会見に呼ばれて、今日もここに戻ってこられたらいいな、とは思っていましたが、正直勝てるとは思っていませんでした。
チームスタッフも二人のドライバーもノーミスでしたから、あとはGT500に当たらないように、タイヤかすを拾わないように、とそれを心がけ、最後に竹内さんに余裕を持って気持ちよく走ってもらえるようにと思って走りました。
僕を呼んでくれたチームには本当に感謝しています。
今年は海外でポルシェのレースをやっていますが、そっちも残り3戦良い形で戦えると思いますし、GTも残り3戦ありますから、できればどこか乗せてもらえればいいなと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000㎞決勝が終了 1000kmの長丁場をカルソニックZが制す!

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スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、ポールシッターの#12カルソニック インパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア組)が2位を1分28秒も突き放す圧倒的な速さで173周を走りきり、今季初勝利を挙げた。
2位には#22モチュールオーテックZ(ミハエル・クルム/リチャード・ライアン/ファビオ・カルボーン組)がつけ、今季苦戦の続いていたフェアレディZが1-2フィニッシュを達成した。

GT300も#52プロμ太陽石油クムホセリカ(竹内浩典/嵯峨宏紀/澤圭太組)が磐石の走りで優勝、クムホタイヤに念願のGT初勝利をプレゼントした。
(観客動員数 35,000人)

残り4分の1を迎えた伝統の鈴鹿1000km。
トップのカルソニックZの優位は揺るがず、2位につけた#22モチュールZを脅かすものは既にいなくなり、Zが1-2体制を形成して順調に周回を重ねていく。

その後方では4ストップ作戦を敢行したダンロップ勢の2台、#35BANDAI SCと#32EPSON NSXが3位、4位につけたが、5位を走行する#24ウッドワンアドバンZが4位との差を着実に詰めてくる。
160周を越えるころには4位5位はほぼテール・トゥ・ノーズ状態となり、フィニッシュを担当した#24荒聖治は懸命に#32ロイック・デュバルを攻め落とそうとする。
しかし、周回遅れに行く手を阻まれるなど、荒は今一歩攻略の決め手を欠き、デュバルは4位を守りきってチェッカーを受けた。

また、レース終盤を迎えて#1ZENT、#36オープンインターフェースらのレクサスSC勢のエンジンが異音や白煙を出し始める。
そして遂に36号車のエンジンはフィニッシュ目前の166周で息絶え、ZENTも170周目にARTAに6位の座を明け渡すこととなってしまった。

結局12号車、22号車は1-2体制を保って173周を走りきり、今シーズン初の勝利を獲得した。
また、この優勝は鈴鹿1000kmの35回の歴史の中では、1993年以来13年ぶりのニッサン車による勝利でもある。

GT300クラスは、クムホセリカが順調にトップを快走する中、#27ディレクシブ320Rがレース終盤になって2位の座を確実なものとし、ポイントリーダーの座を守った。

3ストップ作戦を挑んだ#101トイストーリーMR-Sは3位につけたが、#777梁山泊MR-Sは130Rで#13エンドレスZと接触、コースアウトしてしまう。
この影響で777号車はタイヤバーストに見舞われ、予定外のピットストップを強いられてクラス14位に終わった。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA & Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km決勝 750kmを消化。ARTAにブレーキトラブル!

スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、130周、750キロを消化した。
両クラスともトップは変わらず、GT500は#12カルソニック インパルZ、GT300は#52プロμ太陽石油クムホセリカが独走状態を築いている。
特に#12カルソニックはブノワ・トレルイエが一時1分59秒台を連発するほどの圧倒的な速さで2位以下に対して1分近い差を築き上げた。

GT500は、1スティント28周~30周で周回を重ねている#22モチュールZと#8ARTA NSXの間に、1スティント36周で走行中の#35BANDAI SCが割って入る展開となった。
#8伊藤は何度も#35ダンブレックに仕掛けていくが、ダンブレックは巧みに押さえ込んで3位を守ったまま108周目にルーティンストップに入っていった。
この2台のバトルで若干楽になった2位の#22モチュールは119周目に4度目のピットストップを行ってクルムにスイッチ。
追う#8ARTAは125周目にピットに入るが、ここで右フロントのブレーキパッドが割れていることが判明し、左右のパッド交換に3分17秒もの作業時間を要して一気に9位までポジションダウンすることになってしまった。

これで#35BANDAIが3位、#32EPSONが4位に繰り上がった。
ダンロップタイヤを履くこの2台はこのままいけば4ストップで走りきれる見込みであり、今後更に上位に食い込んでくる可能性がある。

GT300も、現在は#27ディレクシヴ320Rが2位につけているが、#777吉兆宝山、#101トイストーリーの2台のMR-Sが3ストップ作戦を採っており、まだまだ目が離せない。

130周を消化しての順位は
GT500が#12、#22、#35、#32
GT300は#52、#27、#101、#7だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km決勝 500kmを消化してトップはカルソニックZ

スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、折り返し点となる87周、500キロを消化した。
トップは#12カルソニックインパルZで変わらず。
GT300も#52プロμ太陽石油クムホセリカの独走状態が続いている。

しかし2位以下では、GT500が#22モチュールZと#8ARTA NSXがテール・トゥ・ノーズのドッグファイトを延々と続けている。
この2台は59周目に2位ARTA、3位モチュールで同時に2度目のピットストップを行ったが、ここではタイヤ4本交換を行った#8ARTAよりも前で#22モチュールがピットアウトし、2位にポジションアップした。

伊藤大輔から再びステアリングを託されたファーマンは何度もオーバーテイクを試みるが、こちらも2度目のドライブとなるクルムも一歩も引かずに押さえ込んだまま89周終わりでピットイン。ファーマンは91周目にピットに入るが、作業時間がニスモより2秒余慶にかかったことが災いしたか、結局モチュールの後ろでピットアウトすることとなった。

また、#32EPSON NSXや#35BANDAI SCらが35周前後のロングスティントで走行して上位に進出してきており、かれらがこのペースで4ストップを敢行すれば、面白い結果になるかもしれない。

GT300も、2位以下の順位はめまぐるしく変わっており、予断を許さない状況だ。


Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km決勝 ザナヴィZに失格裁定!

スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは既に50周を消化したが、ここまで2位グループにつけて快走していた#23ザナヴィニスモZに失格の裁定が下されるという波乱がおきた。

28周を消化してスタートドライバーの松田次生から交代した井出有治は、32周目の130R立ち上がりで周回遅れの#55フォードGTに接触。55号車はフロントカウルを失ってピットインすることとなり、一方の23号車にはドライブスルーペナルティが39周時点で出された。

しかし井出は42周目に入ってもピットに入ってこなかったため、メインポストから黒旗が提示され、失格となってしまった。
井出は46周終わりで漸くピットインしたが、ドライブスルーをして再びコースに入り、47周終わりで漸くチームのピットに戻ってクルマを降りた。

この時点でザナヴィZは6位を走行していた。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km決勝は200㎞を消化

スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは、35周、200キロを消化した。
ホールショットを奪った#12カルソニックインパルZはその後も快調に後続を引き離し、2位に20秒以上の大差をつけて31周終わりでルーティンストップを敢行、ドライバーはブノワ・トレルイエからジェレミー・デュフォアに交代した。

2位以下は序盤から熾烈なバトルが繰り広げられた。
2番手スタートながら中々ペースが上がらない#25エクリプススープラ土屋武士を、序盤から積極的にバトルを挑み、着実に順位を上げてきた6番手スタートの#24ウッドワンアドバンZを駆るエリック・コマスが5周目の1コーナーでインから抜き去っていく。
土屋は後続の#8ARTA NSXのラルフ・ファーマン、#モービル1SCの飯田章、#18TAKATA童夢NSXの道上龍らに次々と抜かれて順位を落としていく。

一時は3位に10秒以上の差をつけていたコマスだが、22周目に大きくペースを落とし(原因は未確認)ついにファーマンとテール・トゥ・ノーズ状態となり、そのまま28周終わりで同時にピットストップ。
ここでリヤタイヤ2本交換のみでコースに送り出した#8ARTAが#24ウッドワンZの前でピットアウトすることとなり、更には2台の直後にピットに入ってきた#23もニスモの絶妙のピットワークで24号車の前に出ることに成功した。

なお、#6モービル1SCはエンジンブローにより、25周目のスプーンでストップした。

GT300は#52プロμ太陽石油クムホセリカが順調にトップを快走しているが、GT500トップが35週を消化した時点では、まだピットストップを行っていない#2プリベチューリッヒアップル紫電がトップに立った格好になっている。

Text:Kazihisa SUEHIRO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿POKKA1000km決勝スタート カルソニックZがホールショット

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スーパーGT第6戦、ポッカ1000kmは午後1時にフォーメーションラップが開始され、173周の長い戦いの火蓋を切った。

ホールショットを奪ったのはポールシッターの#12カルソニックインパルZ。
スタートドライバーはブノワ・トレルイエだ。

GT300も#52クムホセリカが予選トップから首位を守った。
こちらは竹内浩典がドライブしている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿フリー走行 ウッドワンZがトップタイム

鈴鹿サーキットで開催されている、スーパーGT第6戦「インターナショナル ポッカ1000km」の決勝前フリー走行は、#24ウッドワン アドバン KONDO Z(エリック・コマス/柳田真孝/荒聖治組)がトップタイムを記録した。タイムは1分59秒167だった。
GT300クラスでは、#5プロμマッハGOGOGO車検320R九州(玉中哲二/筒井克彦/渡辺明)がトップで、2分09秒216だった。

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決勝日を迎えた快晴の鈴鹿サーキットには、朝から多くの観客が詰めかけている。
フリー走行は午前9時から30分で行われた。

決勝を想定したフルタンクでの走行となるこのセッションでも、各車のタイムは拮抗し、上位10台が1秒以内にひしめく、まさに誰が勝ってもおかしくない状況となっている。

そんな中、24号車を駆るエリック・コマスがセッション半ばにここでの最速タイムとなる59秒167を叩き出した。
2番手には#66triple a サードスープラ(アンドレ・クート/平中克幸/ソエイル・アヤリ組)がつけ、ポールシッターの#12カルソニック インパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア組)は3番手だった。

GT300クラスでは、この週末好調な#5マッハ号320Rがここでもトップタイムを記録、以下、予選トップの#52プロμ太陽石油クムホ セリカ(竹内浩典/嵯峨宏紀/澤圭太組)が2番手、#19ウェッズスポーツセリカ(脇阪薫一/松田晃司組)が3番手と、セリカ勢が続いた。

シリーズ最長の100km耐久レースの決勝は、午後1時より173周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿 ポールシッターのコメント

GT500クラス #12カルソニック インパルZ

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ブノワ・トレルイエ
タイヤを暖めるのが難しく、パーフェクトなラップではありませんでしたが、ポールを獲れそうな感触はありました。次は是非、パーフェクトなラップを決めたいですね。
ファンやチーム、ニッサンのためにも、今回ポールを獲れたことはハッピーです。
明日の決勝は耐久レースなので、タイヤに気を配り、ミスをしないように走らなければなりませんし、ピットストップもうまくやらないといけません。
僕はこれまで誰かの後にドライブを担当したことがないし、今回組むジェレミーにとっても初めてのクルマですが、いい結果が出せると思いますよ。

星野一樹
さっきからニヤけちゃって止まんないんですよ(笑)
予選二回目が終わったところでジェレミーがもう着替えようとしていたので、『記者会見があるかもしれないからそのまま(レーシングスーツを)着てて』って言ったんですが、本当にポールが獲れて嬉しいです。
オフのテストからブノワはずっと速かったんですけど、ここまでは歯車が噛み合わなかったり、天候に振り回されたりで結果が出ていませんでしたから、ここでやっと本来の力が出せたなと思いました。でも、一番大事なのは明日勝つ事ですから、きちんと勝って、最後は花火を見ながらバリバリやりたいですね。
明日の決勝は、僕の300のかわし方が鍵になると思います(笑)

ジェレミー・デュフォア
このチームに呼んでもらって感謝しています。非常にプロフェッショナルでコンペティティブなチームですから。明日はサードドライバーの役割をきちんとこなし、勝利をバックアップしていきたいです。凄く期待してるし、頑張ります。
Zには3週間前のもてぎで初めて乗って、25周走りました。今まで乗っていたNSXと比較してコメントするのは難しいですが、このクルマは安定しているので、ロングランには向いてると思います。

GT300クラス #52プロμ太陽石油クムホ セリカ

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竹内浩典
立川と組んでるときには何回も(記者会見に)来ていましたけど、自分がアタックを担当してここに来たのはすごく久しぶりです。
ずっとクムホと一緒に開発してきましたが、やっとここまでこれました。
実はもうちょっと暑くなるかと思って、そういうタイヤを持ってきたんですが、今日は性能調整も受けているし『一発狙おうか』って思っていたんですよ。
1000kmは今まで何度も出てますし、優勝もしてますが、今回はGTのシリーズ戦ということで今までとは違います。特にバックマーカーとの速度差が少ないことでリスクは減ります。
明日の一番の問題は僕の体力なので(笑)若い二人に頑張ってもらおうと思います。

嵯峨宏紀
今年の初めにチームに加わったときは、パフォーマンスの厳しいタイヤだと聞いていたので、まさかここにこれるとは思ってなくて、驚いています。
でも、前回のもてぎテストから凄く良くなってきていたので、こうなる前兆は感じていました。
僕は24時間レースの経験はありますが、1000kmは初めてです。24時間よりはスプリント的なのかな?と想像しています。

澤 圭太
今年前半は苦労していたと聞いていましたが、性能調整でパフォーマンスが上がってるときにチャンスをもらえて、ツイてるな、と思います。
鈴鹿1000kmは何度も経験していますし、優勝もしています。それにセリカは自分にとって思い出深いクルマでもあります。
明日はみんなの足を引っ張らないように気をつけます。そうすれば、いい結果が待ってると信じています。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿スーパーラップ カルソニックZが今季初ポール!!

鈴鹿サーキットで開催されている、スーパーGT第6戦、第35回インターナショナルポッカ1000kmは、#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/星野一樹/ジェレミー・デュフォア組)がスーパーラップにおいて午前中のトップタイムを大きく上回る1分56秒426を叩き出し、今季初のポールポジションを獲得して明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスは、#52プロμ太陽石油クムホセリカ(竹内浩典/嵯峨宏紀/澤圭太組)が2分07秒126とこちらも大幅なタイムアップを見せて、チーム初のポールポジションを獲得した。 (観客動員数 20,000人)

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公式予選二回目は、午後3時から各クラス20分づつで行われた。
ここでは午前中に予選通過基準タイムをクリアできていないドライバーがタイムを出しに行く他は、この後のスーパーラップや明日の決勝を睨んだ調整に専念するチームが殆どだ。

GT300クラスは、クラス3位のタイムを出しながら、セカンド、サードの両ドライバーが基準をクリアできなかった#777梁山泊MR-S、
GT500では、今回サードドライバーとしてスポット参戦のダレン・マニング(#3イエローハットZ)と、チームメイトが走行中にガス欠でコース上にストップしたため、タイム計測ができなかった武藤英紀(#32EPSON NSX)の両名が、まずはこのセッションでの基準クリアを目指し、見事全員がクリアして明日の決勝に駒を進めた。

また、GT500は午前中暫定ポールの#18TAKATA童夢NSXがここでも1分58秒080で堂々のトップタイムを記録し、GT300は#47吉兆宝山DIREZZA Zを駆る安田裕信が2分09秒300でトップとなった。

続いて行われたスーパーラップでは、最初に出走した#46吉兆宝山Zの佐々木孝太がデグナーでコースオフを喫して大きくタイムロスすることとなったが、続く#27ディレクシブ320R、#101トイストーリーMR-Sらがトラブルに見舞われてノータイムに終わったため、運良く8番グリッドを得たほか、#7雨宮アスパラドリンクRX-7と#62ウィルコム408Rらも順位を上げることに成功した。

そして、アウトラップのみでピットに戻ってきた#101新田守男の後を受けて6番目に出走したのは#52クムホセリカ。
アタックを担当した竹内浩典は西コースで圧倒的な速さを見せ、2分07秒126を叩き出して一気にリーダーボードのトップに躍り出た。

続いて出走した#47吉兆宝山Zの安田裕信、#19ウェッズスポーツセリカの脇阪薫一、#5マッハ号320Rの玉中哲二らはセクター1、2こそ竹内のタイムを凌いで見せるが、最後の3、4セクターでどうしても追いつくことができない。
それは午前中暫定ポールの#13エンドレスアドバンZを駆る影山正美をもってしても叶わず、竹内はクムホタイヤに初めてのポールポジションをもたらすこととなった。
2番手には#19ウェッズスポーツがつけ、フロントローをセリカが独占することとなった。

GT500クラスでも、全車が午前中に出した自身のタイムを更新する熾烈な戦いが繰り広げられた。最初に出走した#23ザナヴィZの本山哲は50kgのウェイトを積みながらも7番手タイムを叩き出し、2段階の性能調整を受けてストレートスピードに勝る#24KONDO Zのエリック・コマスが6位にポジションアップする一方で、80kgを積む#22モチュールZのミハエル・クルム、30kgの#18レイブリックNSXを駆るセバスチャン・フィリップらがストレートスピードの不足に悩んで10位、9位に後退することとなった。

そうした中、特別性能調整で25kgの軽量化と、2段階のリストリクター拡大の恩恵を活かした#25エクリプススープラの土屋武士が、午前中の道上を上回る1分56秒546を叩き出して見せる。

その後に走った#8ARTA NSXを駆る伊藤大輔、最後に出走した#18TAKATA童夢NSXの道上龍らも56秒台中盤のタイムを出したが、土屋には僅かに及ばなかった。

しかし9番目に出走した#12カルソニックZのトレルイエは、セクター1で土屋をコンマ3秒上回るハイペースで攻め、セクター3での遅れも一気にシケインで挽回して56秒426を叩き出し、今季初のポールポジションを獲得することとなった。

第6戦決勝は明日午後1時より、シリーズ最長の1000km、173周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SUPER GT第6戦鈴鹿予選1回目 TAKATA童夢が暫定ポール!

2006オートバックスSUPER GT第6戦、第35回インターナショナル ポッカ1000kmの公式予選一回目が8月19日午前、鈴鹿サーキットで行われ、#18TAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史/金石勝智組)が1分56秒950を記録して暫定ポールとなった。
GT300クラスは#13エンドレスアドバンCCI Z(影山正美/藤井誠暢組)がトップ。タイムは2分08秒384だった。

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今年からスーパーGTのシリーズ戦に組み込まれることとなった伝統の鈴鹿1000km。
シリーズ最長距離となる1000kmで戦われる今回は、通常の2人に加えてサードライバーを登録するチームが多く、その顔ぶれも昨年までGTに参戦していた井出有治や金石年弘、ジェレミー・デュフォア、田嶋栄一、荒聖治らをはじめ、目下F3でランキング上位につけているエイドリアン・スーティル、ファビオ・カルボーン、海外のレースシーンで活躍しているダレン・マニングやソエイル・アヤリなど、豪華メンバーが目白押しだ。
GP2で活躍する吉本大樹も今回は紫電をドライブする。

公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは昨日までの雨も止み、朝から蒸し暑いコンディションとなった。
スーパーラップ進出の掛かる公式予選一回目は午前10時から、GT300の専有、GT500の専有、混走の順で行われた。

GT300クラスの専有走行では、まず#5マッハGOGOGO320Rの玉中哲二が2分08秒417でトップに立つが、残り3分のところで#13エンドレスZの影山正美が2分08秒384をたたき出し、クラストップに躍り出た。
以下、#5マッハ号、#777梁山泊MR-S、#19ウェッズスポーツセリカ、#52太陽石油クムホセリカ、#101トイストーリーMR-S、#62ウィルコムヴィーマックと続き、目下ランキングトップながら、既に活動縮小が発表されて今後が心配される#27ディレクシブ320Rが8番手、#47吉兆宝山Z、#2プリベチューリッヒ紫電と、ここまでがスーパーラップ進出圏内でGT300の専有走行が終了、GT500の専有走行となった。
前回菅生で優勝した#46吉兆宝山Zは13番手。

GT500クラスは、鈴鹿1000km常連の#18TAKATA童夢NSXが道上龍のドライブで早々とトップに躍り出るが、#25エクリプススープラや#6モービル1SCも僅差で続く。
そして専有残り時間2分を切ったところで、25号車を駆る土屋武士が1分57秒219を出して遂に道上を上回ると、更にはブノワ・トレルイエの駆る#12カルソニックZが残り30秒で57秒006を出してトップに。#8ARTA NSXの伊藤大輔も57秒044で2番手につけてきた。
しかし道上は最後の最後に唯一の56秒台を叩き出し、トップを奪い返した。
2番手には#12カルソニック。以下、#8ARTA、#25エクリプス、#32EPSON NSX、#22モチュールZ、#6モービル1、#100レイブリックNSX、#3イエローハットZ、#24ウッドワンZと、ここまでがスーパーラップ進出圏内に入った。
しかし#32EPSONはロイック・デュバルのドライブでベストタイムを更新した直後にガス欠でコース上にストップしてしまい、この時点でセカンドドライバーの武藤英紀がタイムを出していなかったため、SL進出の権利を失ってしまった。
この結果、11番手につけていた#23ザナヴィZが繰上げで午後のスーパーラップに臨むこととなった。

2クラス混走となる最後の20分間は、セカンド、サードドライバーの基準タイムクリアに専念するGT500クラスの面々とは対照的に、GT300クラスではスーパーラップ進出をかけた熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられることとなった。
ここで#46吉兆宝山Zの佐々木孝太が渾身のアタックで一時はクラス10番手に上がってくるが、#7雨宮アスパラドリンクRX-7のサードドライバー、山路慎一がチェッカー間際に佐々木のタイムを上回り、SL進出の最後の1枠を勝ち取った。

これで46号車はクラス11番手となったが、クラス3位の#777梁山泊MR-Sに対して予選後ベストタイム抹消の裁定が下され、また大嶋和也、小林敬一の両名が基準タイムをクリアできなかったことで777号車は予選落ちとなり、4位以下が繰り上がって46号車までがSL進出を果たすこととなった。

公式予選二回目とスーパーラップは午後3時より行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第4戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

ST1クラス優勝 ARTA DENAG GT3
田中哲也

結果だけ言えばパーフェクトでしたけれど、完璧だったのは十勝でしたね。贅沢を言えばもっと接戦になってレースを盛り上げたい。ピットアウトするときにエンジンがかからなかったり、クールスーツが序盤効かなかったりという細かいトラブルはありましたし、接戦だったらどうなっていたかという部分はあります。嬉しいと言うより『ああ、良かった』とホッとするという気持ちです。次の岡山は(佐々木)孝太もチームが地元ですし、タイヤも一緒ですから後半戦は気を引き締めていかないとと思います。

新田守男
内容的には中盤ミスしたのが不満ですね。100Rにオイルが出ていて、その時はオイル旗が出てなくていつものラインを走っていたらリアが出てそのまま頑張ってガードレールまで行ったら困るので、わざとクルマをスピンさせました。序盤、プッシュしたと言うけどそれほどじゃないですよ。タイヤがいかれるほどのことはしてないです。

まとめ:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第4戦富士決勝 

富士スピードウェイで行われたGTNETスーパー耐久シリーズ2006第4戦、SUPER TECの決勝は、#1ARTA DENAG GT3(新田守男/田中哲也組)が圧倒的な速さ全車を周回遅れにし、開幕4連勝を達成した。
(観客動員数:19,500人)

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060806_starta 6日午後1時50分、4時間の長い戦いが始まった。
オープニングラップでは#8ニコカットGT3の谷川達也や#28SEICOcarerra racingの佐々木孝太らが相次いでポールシッターのARTAに襲い掛かるが、スタートドライバーの新田は冷静にこれらを押さえ込み、オープニングラップをトップで戻ってくる。
その後も#28佐々木は懸命に#1新田を追いかけるが、両者の差は次第に開き始める。
更には20周目にドライブシャフトのトラブルに見舞われて28号車は突然スローダウン。

28号車はどうにか修復作業を終えてコースには復帰するが、既に最後尾近くまで後退してしまい、佐々木と宮川の懸命の走りをもってしても総合18位、クラス5位に滑り込むのがやっとだった。

これで2番手には#8ニコカットGT3が浮上するが、既にトップとは10秒以上の差をつけられていた。

060806_arta2 新田と、44周終わりで乗り込んで残りの2スティントを全て走りきった田中哲也はその後トップの座を一切脅かされることなく悠々と後続を突き放して4時間、129周を走りきり、開幕以来負けなしの4連勝を達成した。
2位には#8ニコカットGT3(谷川達也/清水康弘組)、3位には一時7位まで後退しながらも着実に順位を挽回した#3エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行組)が入った。

ST2クラスは、予選2番手の#11オーリンズランサーを駆る中谷明彦が、予選トップの#2フジツボインプレッサを3周目に抜き去ってトップに立つと、そのまま一気に後続との差を広げにかかる。
しかし独走状態で44周を走り終え、中谷から木下隆之にバトンタッチしようとした11号車は左のフロントサスにトラブルを抱えており、この修復に手間取って一気に順位を落とし、コースに復帰したときにはトップの2号車から4周遅れの11位にまで後退していた。

これでトップに立った#2フジツボインプレッサであったが、後方から凄まじい勢いで追い上げてきた#13エンドレス座間ランサーに78周目に抜かれてしまう。
トップに立った13号車はその後もファステストラップを書き換えるハイペースで後続を突き放し、2位に47秒の差をつけて99周終わりで最後のピットストップを行う。
060806_ogawa2しかし、ルーティン作業を終えてコースに戻った13号車の29秒前方には#20RSオガワADVANランサー(小川日出生/砂子塾長/阪口良平組)が立ちはだかった。
13号車や2号車が3ストップを選択したのに対し、#20RSオガワランサー、#59東和インテックインプレッサらは2ストップ。
惜しくも59号車は1コーナー出口で激しくクラッシュしてレースを失うが、20号車はその後もコースに留まり続け、13号車とのマージンを10秒以上保ってゴール、今季初勝利を挙げた。

ST3クラスは、4周目の1コーナーで#7イシハラマリーンRX-7を抜き去った#23C-WESTアドバンZ(山田英二/谷口行規組)が後続を振り切り、こちらも今季初勝利を挙げた。

ST4は序盤#999P.MUマカオインテグラ(山野直也/ヘンリー・ホー組)と#87RISOインテグラとの間でドッグファイトが繰り広げられたものの、87号車に黄旗追越による10秒ストップペナルティが課せられてしまい、999号車に軍配が上がった。
87号車はそれでもクラス3番手まで順位を挽回してフィニッシュした。

また、今回も2台だけのエントリーとなったSTSは、#99アクティブハイドロゲンS2000がメカニカルトラブルで脱落、#69NSC J'S RACING S2000(梅本淳一/植田正幸組)がウィナーとなった。
次回第5戦は9月3日、岡山国際サーキットで行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO  Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第5戦富士 決勝結果

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Time/Delay
1 1 ST1 1 ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
MI 129 4”00'50.1
2 8 ST1 2 ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YH 128 1 Lap
3 3 ST1 3 エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH 128 1 Lap
4 24 ST1 4 Pixy ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH 127 2 Laps
5 20 ST2 1 RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
小川 日出夫
砂子塾長
阪口 良平
YH 125 4 Laps
6 13 ST2 2 シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーEVO./CT9A
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH 125 4 Laps
7 2 ST2 3 FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
松田 晃司
DL 125 4 Laps
8 123 ST2 4 エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ/GDB
峰尾 恭輔
TOSHI ARAI
木下 みつひろ
YH 124 5 Laps
9 22 ST2 5 PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GDB
池田 昌弘
清水 和夫
樋口統也
DL 124 5 Laps
10 23 ST3 1 C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
谷口 行規
YH 124 5 Laps
11 *26 ST2 6 エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH 123 6 Laps
12 11 ST2 7 オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH 123 6 Laps
13 6 ST2 8 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL 123 6 Laps
14 12 ST2 9 オーリンズランサー EVOワゴン
三菱ランサーEVOワゴン/CT9W
桂 伸一
菊池靖
瀬在仁志
YH 122 7 Laps
15 15 ST3 2 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YH 122 7 Laps
16 19 ST3 3 バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH 122 7 Laps
17 83 ST3 4 BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉本 秀幸
余郷 敦
YH 122 7 Laps
18 28 ST1 5 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI 121 8 Laps
19 30 ST2 10 カンピリオADVANランサー
三菱ランサーEVOVIII/CT9A
渡辺雅則
杉本 龍生
加納政樹
YH 121 8 Laps
20 16 ST3 5 H!NT.7
マツダRX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH 120 9 Laps
21 7 ST3 6 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
YH 120 9 Laps
22 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH 119 10 Laps
23 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH 118 11 Laps
24 45 ST1 6 Pixy Spec's Porsche
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI 118 11 Laps
25 *87 ST4 3 RISO☆BP☆アドバンDC5
ホンダインテグラ /DC5
金森 敏一
星野 薫
水谷 大介
YH 118 11 Laps
26 69 STS 1 NSC J'S RACING S2000
ホンダ S2000/AP1
梅本 淳一
植田 正幸
YH 117 12 Laps
27 18 ST4 4 コスモソニック21FKインテグラX
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書 健司
YH 117 12 Laps
28 98 ST4 5 KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
金谷 真吾
井上 恵一
YH 117 12 Laps
29 55 ST3 7 Tifaria MYST Gulf MAZDA RX7
マツダ RX-7/FD3S
中村 旬
大塚 隆一郎
松原 亮二
YH 117 12 Laps
30 39 ST3 8 HypeR FACTORY NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
塩野入 睦
馬杉 力也
YH 116 13 Laps
31 17 ST1 7 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
三沢 伸輔
DL 113 16 Laps
32 25 ST4 6 キーパー☆快洗隊インテグラ
ホンダインテグラ/DC5
畠中 修
石川 朗
田ヶ原 章蔵
111 18 Laps
33 27 ST3 9 FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3/E46
木村 崇
小林 且雄
村田 信博
YH 107 22 Laps
34 59 ST2 11 東和インテックEDインプレッサ
スバルインプレッサ/GDB
大澤 学
井尻 薫
DL 105 24 Laps
35 *43 ST3 10 ゼナドリン ディクセル MJ M3
BMW M3/E46
一楽 智也
川口 正敬
立花 和幸
YH 90 39 Laps
-- --- --- -- 以上規定周回数完走 ---------------- -- --- --- ----
- 32 ST1 8 GruppeM ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
原 幸雄
松田 秀士
YH 90 39 Laps
- 51 ST2 12 ブレイズシムスADVANGDB
スバルインプレッサ/GDB
鶴間祐一
佐藤幹徳
YH 56 73 Laps
- 33 ST3 11 eeia ingsz
日産フェアレディZ/Z33
大井 貴之
赤鮫オヤジ
YH 34 95 Laps
- 99 STS 2 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
ホンダ S2000/AP1
坂本裕也
長野賢也
YH 34 95 Laps
- 913 ST1 9 BOMEX ADVAN コルベット C6
Chevolet Corvette C6
山下 潤一郎
山路 慎一
筒井 克彦
YH 32 97 Laps
- 54 ST2 13 BC・KONG's アンクルランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
山内 伸弥
浅見 武
YH 21 108 Laps
- 5 ST2 14 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
島田 和樹
高見沢 一吉
斉藤 伸輔
KH 1 128 Laps
- 14 ST3 12 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YH 1 128 Laps

規定周回数
ST1:90Laps ST2:87Laps ST3:86Laps ST4:83Laps STS:81Laps

ファステストラップ
ST1 No.28 1'48.552(97/121Laps)
ST2 No.13 1'51.315(118/125Laps)
ST3 No.15 1'53.693(111/122Laps)
ST4 No.87 1'58.490(4/118Laps)
STS No.69 1'58.452(88/117Laps)

*No.26-Bドライバーは、2006年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第38条1.違反(ピットレーン入り口のホワイトラインカット)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
*No.87-Aドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を課した。
*No.43は、2006年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第40条4.(1)違反(ピット作業エリア外燃料補給)により、ペナルティストップ60秒を課した。

スーパー耐久

スーパー耐久第4戦富士フリー走行 ARTA磐石の速さ

スーパー耐久シリーズ2006第4戦、SUPER TECの決勝前フリー走行が富士スピードウェイで行われ、#1ARTA DENAG GT3(田中哲也/新田守男組)が総合トップタイムを記録、昨日のポール獲得に続いて好調ぶりを見せ付けた。

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#1ARTAは走行開始から新田がハイペースで周回を重ね、1分48秒244までタイムを縮めて残り約13分で田中に交代、結局一度も総合トップの座を明け渡さぬまま30分間を順調に走りきった。
クラス2番手には#8ニコカットGT3(谷川達也/清水康弘組)、3番手には#28SEICOcarerra racing(佐々木孝太/宮川やすお組)、4番手には先週の鈴鹿8時間耐久レースを制した伊藤真一の乗る#45Pixy Spec's(羽根幸浩/伊藤真一組)が続いた。
新エンジン搭載で好結果が期待される#3エンドレスアドバンZ(影山正美/青木孝行組)は7番手、コルベットを駆る#913BOMEX ADVAN(山下潤一郎/山路慎一/筒井克彦組)は残り5分で左フロントタイヤをブローさせ、コース脇にクルマを停めた。

ST2クラスでは#11オーリンズランサー(中谷明彦/木下隆之組)がセッション中盤にトップに立ち、一時はこのままクラストップで走行を終えるかと思われたが、残り10分を切ったところで#13エンドレス座間のランサーを駆るWADA-Qが逆転してトップに立った。
3番手には#20RSオガワランサー(小川日出生/砂子塾長/阪口良平組)、ToshiAraiことラリードライバー新井敏弘の乗る#123エンドレスアライインプレッサ(峰尾恭輔/TOSHI ARAI/木下みつひろ組)はクラス5番手につけた。

以下、ST3は#16H!NT RX-7(金山得郎/小山佳延/木野村光恵組)、ST4は#999P.MUレーシングインテグラ(山野直也/ヘンリー・ホー組)、STSは#99アクティブハイドロゲンS2000(坂本裕也/長野賢也組)がトップだった。

第4戦決勝は午後1時50分より、4時間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第4戦富士 フリー走行結果

天候:晴れ コース:ドライ

P No Cls P Car/Type Driver Tyre 0 Time Delay
1 1 ST1 1 ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
MI 1' 48.224 -
2 8 ST1 2 ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YH 1' 48.436 -0.212
3 28 ST1 3 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI 1' 48.493 -0.269
4 45 ST1 4 Pixy Spec's Porsche
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI 1' 49.517 -1.293
5 32 ST1 5 GruppeM ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
原 幸雄
松田 秀士
YH 1' 50.651 -2.427
6 3 ST1 6 エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH 1' 50.724 -2.500
7 24 ST1 7 Pixy ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH 1' 50.808 -2.584
8 13 ST2 1 シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーEVO./CT9A
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH 1' 51.346 -3.122
9 11 ST2 2 オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH 1' 51.610 -3.386
10 17 ST1 8 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
三沢 伸輔
DL 1' 51.873 -3.649
11 20 ST2 3 RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
小川 日出夫
砂子塾長
阪口 良平
YH 1' 51.876 -3.652
12 22 ST2 4 PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GDB
池田 昌弘
清水 和夫
樋口統也
DL 1' 51.913 -3.689
13 123 ST2 5 エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ/GDB
峰尾 恭輔
TOSHI ARAI
木下 みつひろ
YH 1' 52.016 -3.792
14 59 ST2 6 東和インテックEDインプレッサ
スバルインプレッサ/GDB
大澤 学
井尻 薫
DL 1' 52.207 -3.983
15 12 ST2 7 オーリンズランサー EVOワゴン
三菱ランサーEVOワゴン/CT9W
桂 伸一
菊池靖
瀬在仁志
0 1' 52.652 -4.428
16 2 ST2 8 FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
松田 晃司
DL 1' 52.707 -4.483
17 26 ST2 9 エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH 1' 53.394 -5.170
18 913 ST1 9 BOMEX ADVAN コルベット C6
Chevolet Corvette C6
山下 潤一郎
山路 慎一
筒井 克彦
YH 1' 53.570 -5.346
19 6 ST2 10 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL 1' 53.617 -5.393
20 51 ST2 11 ブレイズシムスADVANGDB
スバルインプレッサ/GDB
鶴間祐一
佐藤幹徳
YH 1' 53.993 -5.769
21 54 ST2 12 BC・KONG's アンクルランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
山内 伸弥
浅見 武
YH 1' 54.072 -5.848
22 16 ST3 1 H!NT.7
マツダRX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH 1' 54.207 -5.983
23 23 ST3 2 C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
谷口 行規
YH 1' 54.230 -6.006
24 *27 ST3 3 FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3/E46
木村 崇
小林 且雄
村田 信博
YH 1' 54.285 -6.061
25 15 ST3 4 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YH 1' 54.652 -6.428
26 33 ST3 5 eeia ingsz
日産フェアレディZ/Z33
大井 貴之
赤鮫オヤジ
YH 1' 54.801 -6.577
27 7 ST3 6 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
YH 1' 54.856 -6.632
28 19 ST3 7 バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH 1' 55.059 -6.835
29 83 ST3 8 BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉本 秀幸
余郷 敦
YH 1' 55.141 -6.917
30 14 ST3 9 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YH 1' 55.440 -7.216
31 30 ST2 13 カンピリオADVANランサー
三菱ランサーEVOVIII/CT9A
渡辺雅則
杉本 龍生
加納政樹
YH 1' 55.928 -7.704
32 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH 1' 57.453 -9.229
33 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH 1' 58.118 -9.894
34 43 ST3 10 ゼナドリン ディクセル MJ M3
BMW M3/E46
一楽 智也
川口 正敬
立花 和幸
YH 1' 58.456 -10.232
35 *55 ST3 11 Tifaria MYST Gulf MAZDA RX7
マツダ RX-7/FD3S
中村 旬
大塚 隆一郎
松原 亮二
YH 1' 58.668 -10.444
36 99 STS 1 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
ホンダ S2000/AP1
坂本裕也
長野賢也
YH 1' 58.743 -10.519
37 69 STS 2 NSC J'S RACING S2000
ホンダ S2000/AP1
梅本 淳一
植田 正幸
YH 1' 58.822 -10.598
38 18 ST4 3 コスモソニック21FKインテグラX
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書 健司
YH 1' 59.966 -11.742
39 5 ST2 14 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
島田 和樹
高見沢 一吉
斉藤 伸輔
KH 2'0 0.551 -12.327
40 25 ST4 4 キーパー☆快洗隊インテグラ
ホンダインテグラ/DC5
畠中 修
石川 朗
田ヶ原 章蔵
0 2'0 0.595 -12.371
41 39 ST3 12 HypeR FACTORY NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
塩野入 睦
馬杉 力也
YH 2'0 0.802 -12.578
42 98 ST4 5 KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
金谷 真吾
井上 恵一
YH 2'0 1.032 -12.808
43 87 ST4 6 RISO☆BP☆アドバンDC5
ホンダインテグラ /DC5
金森 敏一
星野 薫
水谷 大介
YH 2'0 1.072 -12.848

*No.27のAドライバー、No.55のBドライバーは、2006年富士スピードウェイ一般競技規則第9章 第38条1.違反(ピット入り口のホワイトラインカット)により、罰金3万円を課す。

スーパー耐久

スーパー耐久第4戦富士 Cドライバーフリー走行

P No Cls P Car/Type Driver Tyre 0 Time Delay
1 913 ST1 1 BOMEX ADVAN コルベット C6
Chevolet Corvette C6
筒井 克彦 YH 1' 50.703 -
2 2 ST2 1 FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
松田 晃司 DL 1' 51.262 -0.559
3 17 ST1 2 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
三沢 伸輔 DL 1' 51.702 -0.999
4 13 ST2 2 シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーEVO./CT9A
大瀧 賢治 YH 1' 51.954 -1.251
5 22 ST2 3 PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GDB
樋口統也 DL 1' 52.471 -1.768
6 20 ST2 4 RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
阪口 良平 YH 1' 52.601 -1.898
7 123 ST2 5 エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ/GDB
木下 みつひろ YH 1' 52.639 -1.936
8 15 ST3 1 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
植松 忠雄 YH 1' 52.901 -2.198
9 12 ST2 6 オーリンズランサー EVOワゴン
三菱ランサーEVOワゴン/CT9W
瀬在仁志 YH 1' 53.968 -3.265
10 27 ST3 2 FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3/E46
村田 信博 YH 1' 54.016 -3.313
11 83 ST3 3 BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
余郷 敦 YH 1' 54.926 -4.223
12 19 ST3 4 バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
斉藤 多聞 YH 1' 55.162 -4.459
13 30 ST2 7 カンピリオADVANランサー
三菱ランサーEVOVIII/CT9A
加納政樹 YH 1' 55.899 -5.196
14 16 ST3 5 H!NT.7
マツダRX-7/FD3S
木野村 光恵 YH 1' 56.406 -5.703
15 26 ST2 8 エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
朝倉 宏志 YH 1' 57.541 -6.838
16 87 ST4 1 RISO☆BP☆アドバンDC5
ホンダインテグラ /DC5
水谷 大介 YH 1' 58.102 -7.399
17 55 ST3 6 Tifaria MYST Gulf MAZDA RX7
マツダ RX-7/FD3S
松原 亮二 YH 1' 58.563 -7.860
18 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
花岡 隆弘 YH 1' 58.919 -8.216
19 5 ST2 9 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
斉藤 伸輔 KH 1' 59.756 -9.053
20 18 ST4 3 コスモソニック21FKインテグラX
ホンダインテグラ /DC5
水書 健司 YH 2'00.744 -10.041
21 25 ST4 4 キーパー☆快洗隊インテグラ
ホンダインテグラ/DC5
田ヶ原 章蔵 0 2'01.374 -10.671
22 39 ST3 7 HypeR FACTORY NSX
ホンダNSX/NA2
馬杉 力也 YH 2'01.453 -10.750
23 43 ST3 8 ゼナドリン ディクセル MJ M3
BMW M3/E46
立花 和幸 YH 2'01.511 -10.808
- 14 ST3 9 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
入口 秀輝 YH   出走せず -

スーパー耐久

スーパー耐久第4戦富士 ARTAが4連続ポールを達成!

スーパー耐久シリーズ2006第4戦、SUPER TECの公式予選が8月5日、快晴の富士スピードウェイで行われ、開幕3連勝中の#1ARTA DENAG GT3(田中哲也/新田守男組)がここでもポールを獲得、4連勝に向けて幸先の良いスタートを切った。

公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から強い日差しが降り注ぎ、気温も30度を越えるクルマにもドライバーにも厳しいコンディションとなった。

まずはドライバーズ予選が正午から行われた。
ST1のトップタイムを記録したのは、目下開幕3連勝中のARTA。田中哲也が1分47秒772を記録し、ここでも仕上がりの良さを見せ付けたが、#28SEICOcarerra racingの佐々木孝太も47秒951と僅差で食い下がった。

ST2トップは#11オーリンズランサー。ST3は#33eeiA ings Z、ST4は#999P.MU Racingインテグラがそれぞれクラストップタイムを記録し、出走43台中42台が予選を通過した。
#30カンビリオADVANランサーは渡辺雅則が基準タイムをクリアできず、グリッド予選には進めなかった。

続いて決勝の出走順を決めるグリッド予選はヴィッツ、FCJの決勝をはさんで午後2時35分から行われた。
今回は気温と路面温度の上昇を嫌ってか、ST1の上位陣や、ST2のオーリンズランサー、フジツボインプレッサなど、専有走行時間でのアタックを見合わせ、全クラス混走となる最後の20分間に賭けるチームが相次ぎ、チェッカー直前の8分間はめまぐるしく順位の入れ替わる激しいタイムアタック合戦が繰り広げられた。

ST1ではまず#24Pixy ADVANの井上貴志、#32GruppeMの松田秀士らがアタックを開始。
井上1分49秒213、松田1分49秒269を記録するが、残り5分を切ったところで#8ニコカットGT3の谷川達也が1周目48秒692、2周目には午前の暫定ポールタイムに匹敵する47秒795を叩き出して一躍トップに躍り出る。
更に#3エンドレスアドバンZの影山正美も48秒901を記録して2番手に上がってきた。
しかし最後の最後に満を持してコースに入った#1ARTAの田中哲也はアタック1周目から好タイムをマーク、2周目で早くもトップに立つ。
#28SEICOの佐々木孝太も負けじと食い下がり、2台はベストタイムを更新しながら佐々木、田中の順でなだれ込むようにチェッカーを受けた。
この結果、佐々木孝太が47秒609、田中哲也は47秒006を叩き出して、ARTAが今季4戦連続のポールポジションをもぎ取った。

ST2はこれまで連続ポールの続いていた#11オーリンズランサーを吉田寿博の駆る#2フジツボインプレッサが初めて上回った。

ST3は専有走行終盤から混走序盤にかけて、熾烈なトップ争いが展開され、午前中トップの#33ingsZの大井貴之のタイムを古谷直広(#15洗剤革命)、加藤正将(#7イシハラマリーン)の2台の岡部自動車RX-7が相次いで打ち破り、予選1-2位を占めた。

ST4トップは山野直也の駆る#999P.MUインテグラ、STSは#99アクティブハイドロゲンS2000の坂本裕也がトップとなった。

第4戦SUPER TECの決勝は明日午後1時50分より、4時間で行われる。

ポールシッターのコメント

060805_stecpole2

田中哲也
朝のコンディションの方が良かった。「これはキツイ」とエンジニアに言いました。
時間を見て(佐々木)孝太を先にいかせて様子を見てました。最後に戻ってくる時にちょっとスリップ使えたし(笑)決勝に向けてはいい感じのタイヤです。まあ、今までが他と離れすぎてた。

新田守男
クルマは一緒ですし、他のチームは十勝を休んで仕上げてきたんでここまで追いついてきたじゃないですか?タイヤはロングではいいですよ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO  Photo:Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第4戦富士 グリッド予選結果

天候:晴れ コース:ドライ

P No Cls P Car/Type Driver Tyre 0 Time Delay
1 1 ST1 1 ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
MI 1' 47.006 -
2 28 ST1 2 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI 1' 47.606 -0.600
3 8 ST1 3 ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YH 1' 47.795 -0.789
4 3 ST1 4 エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH 1' 48.901 -1.895
5 24 ST1 5 Pixy ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH 1' 49.213 -2.207
6 32 ST1 6 GruppeM ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
原 幸雄
松田 秀士
YH 1' 49.269 -2.263
7 6 ST1 7 Pixy Spec's Porsche
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI 1' 49.508 -2.502
8 13 ST1 8 BOMEX ADVAN コルベット C6
Chevolet Corvette C6
山下 潤一郎
山路 慎一
筒井 克彦
YH 1' 49.976 -2.970
9 26 ST2 1 FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
松田 晃司
DL 1' 50.047 -3.041
10 7 ST2 2 オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH 1' 50.108 -3.102
11 33 ST2 3 PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GDB
池田 昌弘
清水 和夫
樋口統也
DL 1' 50.718 -3.712
12 27 ST1 9 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
三沢 伸輔
DL 1' 51.090 -4.084
13 23 ST2 4 RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
小川 日出夫
砂子塾長
阪口 良平
YH 1' 51.229 -4.223
14 16 ST3 1 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YH 1' 51.231 -4.225
15 123 ST2 5 エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ/GDB
峰尾 恭輔
TOSHI ARAI
木下 みつひろ
YH 1' 51.470 -4.464
16 59 ST2 6 東和インテックEDインプレッサ
スバルインプレッサ/GDB
大澤 学
井尻 薫
DL 1' 51.471 -4.465
17 6 ST2 7 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL 1' 51.569 -4.563
18 13 ST2 8 シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーEVO./CT9A
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH 1' 51.818 -4.812
19 26 ST2 9 エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH 1' 51.851 -4.845
20 7 ST3 2 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
YH 1' 52.158 -5.152
21 33 ST3 3 eeia ingsz
日産フェアレディZ/Z33
大井 貴之
赤鮫オヤジ
YH 1' 52.294 -5.288
22 27 ST3 4 FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3/E46
木村 崇
小林 且雄
村田 信博
YH 1' 52.613 -5.607
23 23 ST3 5 C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
谷口 行規
YH 1' 52.903 -5.897
24 16 ST3 6 H!NT.7
マツダRX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH 1' 53.088 -6.082
25 51 ST2 10 ブレイズシムスADVANGDB
スバルインプレッサ/GDB
鶴間祐一
佐藤幹徳
YH 1' 53.835 -6.829
26 14 ST3 7 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YH 1' 54.025 -7.019
27 83 ST3 8 BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉本 秀幸
余郷 敦
YH 1' 54.078 -7.072
28 19 ST3 9 バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH 1' 54.170 -7.164
29 54 ST2 11 BC・KONG's アンクルランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
山内 伸弥
浅見 武
YH 1' 54.267 -7.261
30 55 ST3 11 Tifaria MYST Gulf MAZDA RX7
マツダ RX-7/FD3S
中村 旬
大塚 隆一郎
松原 亮二
YH 1' 55.426 -8.420
31 99 STS 1 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
ホンダ S2000/AP1
坂本裕也
長野賢也
YH 1' 56.936 -9.930
32 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH 1' 57.305 -10.299
33 87 ST4 2 RISO☆BP☆アドバンDC5
ホンダインテグラ /DC5
金森 敏一
星野 薫
水谷 大介
YH 1' 57.444 -10.438
34 69 STS 2 NSC J'S RACING S2000
ホンダ S2000/AP1
梅本 淳一
植田 正幸
YH 1'57.591 -10.585
35 5 ST2 12 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
島田 和樹
高見沢 一吉
斉藤 伸輔
KH 1'58.073 -11.067
36 73 ST4 3 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH 1'58.136 -11.130
37 18 ST4 4 コスモソニック21FKインテグラX
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書 健司
YH 1'58.883 -11.877
38 98 ST4 5 KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
金谷 真吾
井上 恵一
YH 1'59.283 -12.277
39 43 ST3 12 ゼナドリン ディクセル MJ M3
BMW M3/E46
一楽 智也
川口 正敬
立花 和幸
YH   1'59.873 -12.867
40 25 ST4 6 キーパー☆快洗隊インテグラ
ホンダインテグラ/DC5
畠中 修
石川 朗
田ヶ原 章蔵
2'0 0.137 -13.131
41 *12 ST2 13 オーリンズランサー EVOワゴン
三菱ランサーEVOワゴン/CT9W
桂 伸一
菊池靖
瀬在仁志
YH 3' 43.147 -1'56.141
- *39 ST3 10 HypeR FACTORY NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
塩野入 睦
馬杉 力也
YH 1' 54.292 -7.286

*No.12は、2006年富士スピードウェイ一般競技規則第9章 第38条 1.違反(ピット入り口のホワイトラインカット)により、罰金3万円を課した。
*No.12は、本大会特別規則書第26条違反(ピットレーン速度超過)により、罰金5万円を課した。

*No.39は、GTNETスーパー耐久2006シリーズ規則第6条(4)により、ピットスタートを条件にタイヤ交換を認める。

その他

スーパー耐久第4戦富士 ドライバーズ予選結果

P No Cls P Car/Type Driver Tyre   Time
1 1 ST1 1 ARTA DENAG GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 哲也
新田 守男
MI 1' 47.772
2 28 ST1 2 SEICO carrera racing PORSHE911 GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
佐々木 孝太
宮川 やすお
MI 1' 47.951
3 8 ST1 3 ニコカット GT3
ポルシェ 911GT3/JGN
谷川 達也
清水 康弘
YH 1' 49.286
4 3 ST1 4 エンドレスアドバン Z
日産フェアレディ Z/Z33
影山 正美
青木 孝行
YH 1' 49.663
5 32 ST1 5 GruppeM ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
原 幸雄
松田 秀士
YH 1' 49.770
6 45 ST1 6 Pixy Spec's Porsche
ポルシェ 911GT3/JGN
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI 1' 50.019
7 24 ST1 7 Pixy ADVAN PORSCHE
ポルシェ 911GT3/JGN
堤 明彦
井上 貴志
YH 1' 50.155
8 11 ST2 1 オーリンズランサー EVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH 1' 50.760
9 17 ST1 8 キーパー& RUNUP、KOSEI DL GT3R
ポルシェ 911GT3/JGN
田中 篤
松永 まさひろ
三沢 伸輔
DL 1' 50.862
10 2 ST2 2 FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
松田 晃司
DL 1' 51.293
11 913 ST1 9 BOMEX ADVAN コルベット C6
Chevolet Corvette C6
山下 潤一郎
山路 慎一
筒井 克彦
YH 1' 51.466
12 59 ST2 3 東和インテックEDインプレッサ
スバルインプレッサ/GDB
大澤 学
井尻 薫
DL 1' 52.081
13 6 ST2 4 梁山泊 DIREZZA ☆ DIXCEL エボ
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL 1' 52.099
14 22 ST2 5 PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ /GDB
池田 昌弘
清水 和夫
樋口統也
DL 1' 52.339
15 12 ST2 6 オーリンズランサー EVOワゴン
三菱ランサーEVOワゴン/CT9W
桂 伸一
菊池靖
瀬在仁志
0 1' 52.606
16 20 ST2 7 RSオガワ ADVANランサー
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
小川 日出夫
砂子塾長
阪口 良平
YH 1' 52.744
17 33 ST3 1 eeia ingsz
日産フェアレディZ/Z33
大井 貴之
赤鮫オヤジ
YH 1' 53.201
18 26 ST2 8 エンドレスアドバン T プロランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH 1' 53.233
19 123 ST2 9 エンドレスアライアドバン GDB
スバルインプレッサ/GDB
峰尾 恭輔
TOSHI ARAI
木下 みつひろ
YH 1' 53.567
20 13 ST2 10 シーケンシャル エンドレス座間
三菱ランサーEVO./CT9A
HINOKI
WADA-Q
大瀧 賢治
YH 1' 53.600
21 23 ST3 2 C-WEST ADVAN Z
日産フェアレディ Z/Z33
山田 英二
谷口 行規
YH 1' 53.642
22 15 ST3 3 岡部自動車アドバン洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
古谷 直広
植松 忠雄
YH 1' 54.367
23 54 ST2 11 BC・KONG's アンクルランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
山内 伸弥
浅見 武
YH 1' 54.381
24 83 ST3 4 BP ADVAN NSX
ホンダNSX/NA2
古橋 譲
玉本 秀幸
余郷 敦
YH 1' 54.600
25 51 ST2 12 ブレイズシムスADVANGDB
スバルインプレッサ/GDB
鶴間祐一
佐藤幹徳
YH 1' 54.902
26 14 ST3 5 岡部自動車ディクセル洗剤革命RX-7
マツダRX-7/FD3S
杉林 健一
小松 一臣
入口 秀輝
YH 1' 54.937
27 7 ST3 6 MAKERS ISHIHARA MARINE RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
加藤 正将
YH 1' 55.314
28 19 ST3 7 バーディクラブ TC 神戸 Z33
日産フェアレディ Z/Z33
輿水 敏明
小林 敬一
斉藤 多聞
YH 1' 55.949
29 27 ST3 8 FINA SUNBEAM ADVAN M3
BMW M3/E46
木村 崇
小林 且雄
村田 信博
YH 1' 55.993
30 16 ST3 9 H!NT.7
マツダRX-7/FD3S
金山 得郎
小山 佳延
木野村 光恵
YH 1' 57.144
31 999 ST4 1 P.MU Racing MACAU YH INTEGRA
ホンダインテグラ /DC5
山野 直也
Henry Ho
YH 1' 57.524
32 55 ST3 10 Tifaria MYST Gulf MAZDA RX7
マツダ RX-7/FD3S
中村 旬
大塚 隆一郎
松原 亮二
YH 1' 57.910
33 39 ST3 11 HypeR FACTORY NSX
ホンダNSX/NA2
清水 哲也
塩野入 睦
馬杉 力也
YH 1' 58.294
34 69 STS 1 NSC J'S RACING S2000
ホンダ S2000/AP1
梅本 淳一
植田 正幸
YH 1' 58.425
35 99 STS 2 アクティブ ハイドロゲン ウォーター S2000
ホンダ S2000/AP1
坂本裕也
長野賢也
YH 1' 58.570
36 5 ST2 13 ijak Qs'Sea Brain Gulf Evo
三菱ランサーEVO.VIII MR/CT9A
島田 和樹
高見沢 一吉
斉藤 伸輔
KH 1' 58.425
37 73 ST4 2 ロイヤルハウスベルノ静岡.YH.ED.DC5
ホンダインテグラ /DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
花岡 隆弘
YH   1'58.570
38 98 ST4 3 KT エンジニアリング DC5
ホンダインテグラ /DC5
金谷 真吾
井上 恵一
YH 1'59.820
39 87 ST4 4 RISO☆BP☆アドバンDC5
ホンダインテグラ /DC5
金森 敏一
星野 薫
水谷 大介
YH 1'59.826
40 18 ST4 5 コスモソニック21FKインテグラX
ホンダインテグラ /DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書 健司
YH 2' 00.139
41 43 ST3 12 ゼナドリン ディクセル MJ M3
BMW M3/E46
一楽 智也
川口 正敬
立花 和幸
YH 2'00.606
42 25 ST4 6 キーパー☆快洗隊インテグラ
ホンダインテグラ/DC5
畠中 修
石川 朗
田ヶ原 章蔵
2'00.984
- ---- ---- --- 以上 予選通過 ----------- -- --------
30 ST2 14 カンピリオADVANランサー
三菱ランサーEVOVIII/CT9A
渡辺雅則
杉本 龍生
加納政樹
YH 1'56.019

予選通過基準タイム
総合:2'21.657(130%)
ST1:1'59.169(110%) ST2:2'02.515(110%) ST3:2'05.110(110%)
ST4:2'10.362(110%) STS:2'10.125(110%)

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 優勝ドライバーのコメント

GT500クラス #1ZENTセルモSC

Yuji

Tora

立川祐路
正直言って嬉しいです。今シーズンやっと勝てたわけで。
ここまで自分たちの失敗とかトラブルとかで勝てるはずのレースを落としてきましたが、今回は富士のリベンジを果たすため、TRDさんもチームスタッフも、ドライバーもみんながきっちりミスせずに自分の仕事をできました。
(後半のトップ争いについて)向こうも速かったので、僕も全然楽なんかしないで頑張ってついていったんですけど、非常に大変でした。向こうのタイヤが冷えているうちに何度かオーバーテイクを試みたんですが、抜くには至りませんでした。そこで途中からは周回遅れに引っかかるタイミングを待っていたんですが、まさに一回きりのチャンスをものにできましたね。
今まで波に乗れなくて中々勝てなかったけど、今回勝てたことでチャンピオンも狙っていけます。次の1000kmはウェイトがきついですが、確実にポイントを取りに行こうと思います。

高木虎之介

『10秒以上突き放して渡す』と立川と約束していたから(笑)、最初から思い切り攻めたので後半タイヤが厳しかったです。
(ザナヴィZとのトップ争いについて)ピットで見てるほうはイライラしました。
でも今回勝ててほっとしました。今までずっと悪い流れだったけど、ここでやっと来たな、と。
去年も一つ勝ってからずっと悪い流れにハマって、もう後がない状況でまた勝てて一気に波に乗りましたが、今年も土壇場で勝てたので、ここからチャンピオンを狙っていきます。
次の1000kmは立川に700km走ってもらいます(笑)。
暑いし、ウェイトも重いので、ここでポイントをどれだけとれるかでタイトルのほうも決まってくると思います。


GT300クラス #46吉兆宝山DIREZZA Z

Kota

Taku

佐々木孝太
やっとこの(優勝記者会見の)場所にこれました。
ここまでチームも頑張ってきたし、吉兆宝山さんも諦めずに応援してくださってたので、結果を出せてよかったです。
大きなマージンを築いて、番場には余裕を持って走ってもらいたかったんですけど、番場は『そんなきっちり使うか?』っていうぐらいにマージンを使い切ってくれて(笑)。
次はもっとマージンを作らないといけませんね。まぁ今回は結果オーライです。
セルモさんと同様、僕らも富士で勝つつもりでいたので、今回はリベンジしたかったんです。チャンピオンを狙っていくためにも、もう一回勝っちゃいたいな、と思ってます。

番場琢
嬉しさ半分と、反省点がものすごく沢山です。
今回勝てたのは先輩がマージンを作ってくれたからですので、次はマージンがなくても勝てるように努力していきたいです。
ファイナルラップは『(セルモSCに)譲れ』という指示が来ていましたが、絶対に(エンドレスZを)前に出したくなかったので、なるべくロスしない場所をさがして譲ろうと思っていたんですが、結果的に『なにもあそこで』って場所で譲ってしまいました。それで、コースに戻れるのか不安になるぐらいにはらんでしまったんですが、絶対にアクセルは戻さないでいこう、と。
これからも『一年目だから』なんて周りから言われたくないし、チャンピオンも狙っていきたいので、これからもスキルアップしていって、GT500を目指します。

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生決勝 セルモSC待望の今季初勝利

2006オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT 300km RACE」の決勝が7月23日午後、スポーツランド菅生で行われた。
GT500クラスは#1 ZENTセルモSC(立川祐路/高木虎之介組)、GT300は#46吉兆宝山DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢組)と、今シーズン予選では速さを見せながらも決勝で何度も涙を呑んできた2台が悲願の初勝利を達成することとなった。

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060723_003a フォーメーションラップは午後2時に予定通り開始された。
空はどんよりと曇っているが、雨は降っておらず、路面は完全なドライだ。

ポールの#1高木虎之介がタイミングよく集団を抜け出し、トップで1コーナーへ。2位の#32エプソンNSXのロイック・デュバルも懸命に追い上げ、序盤は両者1秒以内の攻防が続く。

その後方ではセバスチャン・フィリップの駆る#100レイブリックNSXを先頭に#23ザナヴィZ、#22モチュールZ、#36オープンインターフェースSCらが集団を形成して3位争いを展開する。

しばらくテール・トゥ・ノーズの攻防を繰り広げていたトップ争いだったが、周回遅れが出始めた10周目あたりから次第にデュバルが遅れ始めた。
結局高木は一度もトップを脅かされることなく34周終わりでピットイン。立川祐路にステアリングを託す。

しかしトップは安泰と思われたセルモSCに思わぬ伏兵が立ちはだかった。
予選4番手スタートのザナヴィZだ。
スタートドライバーの松田次生はレイブリックNSXに頭を抑えられながらも盛んにプレッシャーを掛け続け、遂には13周目のホームストレートでレイブリックを抜き去ると、34周目にはセルモSCに遅れ始めたエプソンNSXをもレインボーコーナーで攻略し、絶妙のタイミングで38周終わりにピットストップを敢行、見事セルモSCの前でピットアウトしていったのだ。
松田からバトンを受け取った本山哲は、立川の激しい追い上げを巧みなライン取りと周回遅れをフルに活用して押さえ込んでいく。

060723_004a この2台の熾烈なトップ争いは延々30周以上にも及んだが、72周目に遂に転機が訪れる。
最終コーナーで果敢にインをついていく立川。
アウト側で懸命にアクセルを踏んでいく本山。
しかし本山の前方には、周回遅れの#110ボクスターがおり、行き場をなくした本山を立川は悠々と抜き去り、漸くトップを奪い返すと、そこから一気に差を広げ、最後は8秒015もの大差をつけて81周の長い戦いを制した。

060723_005a GT300クラスは、ポールからホールショットを決めた#88アクティオムルシエRG-1のマルコ・アピチェラを予選3番手の#96EBBRO 350Rの黒澤琢弥と予選5番手スタートの#46吉兆宝山Zの佐々木孝太が追い上げ、3台並走で3周目の1コーナーへ。
このバトルを制したのは吉兆宝山Z。佐々木はトップに躍り出るや、一気に後続を突き放しにかかり、ぶっちぎり状態で45周終わりに番場琢に交代した。

アピチェラはその後もペースが上がらずに順位を落とし続け、黒澤琢弥も#11ジムゲイナーフェラーリの田中哲也と2位争いを展開していた13周目のヘアピンで接触、大きく順位を落とすこととなった。

大きなマージンを得て佐々木からバトンを受け取った番場であったが、次々に現れる周回遅れをかわしつつ、自分もGT500に進路を譲りながらの走行に中々ペースが上がらず、2位に上がってきた#13エンドレスアドバンZを駆る藤井誠暢との差は徐々に縮まっていく。
その後方からはじわじわと順位を上げてきた#2プリベチューリッヒ紫電の加藤寛規も迫ってきた。
この3台は遂にファイナルラップでテール・トゥ・ノーズ状態になった。
しかしここに追いついてきたのがGT500トップの立川だ。
自身のポジションを守りながら立川に進路を譲る。難題をつきつけられた3台は立川にレコードラインを明け渡しながらもつれるようにフィニッシュラインになだれ込んだ。

この結果、#46吉兆宝山Zがかろうじてトップを守りきり、コンマ4秒遅れて#13エンドレスZが#2紫電をハナ差でかわして2位でフィニッシュした。

次戦は8月20日、今季初めてGTシリーズ戦に加わった伝統の鈴鹿1000kmだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生フリー走行 サードスープラがトップタイム

2006オートバックスSUPER GT第5戦「SUGO GT300km RACE」の決勝前フリー走行が7月23日朝、スポーツランド菅生で行われた。
GT500クラストップは#66triple aサードスープラGT(アンドレ・クート/平中克幸組)、GT300は#7雨宮アスパラドリンクRX-7(山野哲也/井入宏之組)がトップタイムを記録した。

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決勝日を迎えたスポーツランド菅生は朝から濃い霧が垂れ込めていたが、フリー走行の開始時刻が迫るにつれ、徐々に霧は晴れていった。
上空は相変わらず曇っているが、少し明るくなってきており、雨は降っていない。
一応競技団からはウェット宣言が出ているが、路面は乾き始めており、スリックでの走行が可能な状態だ。
その分ラップタイムも上がり、決勝前のフリー走行にもかかわらず既に昨日の立川のポールタイムをGT500クラス全車が上回った。

トップタイムを記録したのは#66triple aサードスープラGTのアンドレ・クートで1分17秒786。
昨日の予選でクラッシュした#3イエローハットYMSトミカZもジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが1分17秒935と2番手タイムをマークし、復活をアピールした。
ポールシッターの#1ZENTセルモSCも3番手につけて必勝を期す。

GT300クラスでも前回優勝の#7雨宮アスパラドリンクRX-7の山野哲也が1分24秒638を記録し、昨日のアピチェラのタイムを大きく上回った。
2番手は#46吉兆宝山DIREZZA Z、3番手には#2Privee Zurichアップル紫電がつけた。

スーパーGT第5戦決勝は午後2時から、81周で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生 ポールシッターのコメント

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GT500クラス #1ZENTセルモSC

立川祐路
ドライタイヤで行くか、ウェットタイヤで行くか、難しい路面コンディションでしたが、僕らは敢えてウェットでいくことにしました。ポールを取れたのはタイヤ選択がうまくいったからだと思います。
嬉しいことは嬉しいですが、前々回はポールからスタートして、充分勝つ自信があったのに戦う前にリタイヤすることになったので、そのリベンジという意味でも今回はどうしても勝ちたいですね。ここで勝てないとタイトル争いも難しくなると思いますし。
でも、菅生は抜きにくいサーキットですから、明日の決勝は自分の仕事さえキッチリやれば結果はついてくると思います。

高木虎之介

今日はウェットタイヤでアタックしているのに、ドライ路面のセクター1が速かったのを見た時点で『あ、ポールとれるな』と思いました。
テストからウェットコンディションでの感触は良かったです。ドライ路面だとどうなるか、まだわかりませんけど、今回こそは勝たなきゃいけないと思ってますし、戦略さえキッチリやれば勝てると思います。


GT300クラス #88アクティオ ムルシエRG-1

マルコ・アピチェラ
ポールを取れたことはもちろん良い気分ですよ。
でも今回はコースコンディションがすぐに変わってしまうので、考える時間もなく、ただ走るだけで精一杯だったんですよ。だから、ポールが取れたことには正直驚いてます。
僕らはインターミディを持ち合わせていないので、スリックタイヤで行くか、ウェットタイヤで行くか選択に悩み、結局スリックタイヤで行きましたけど、ポールを取れたので正しい選択だったようですね。
チャンピオン争いのためにも、明日は一つでも多くのポイントを稼ぎたいです。

桧井保孝
午前中の予選は、まずスーパーラップに残ることが大事だと考えていました。正直その後は難しいかなと思っていましたから。
ですからスーパーラップでは良くあんなタイムが出たなと感心してたんです。
で、後のドライバーが皆タイムが出ないので、『あれ?』『あれ?』って思ってるうちにポールが決まってしまった、という感じです。
今回はマルコの気迫が違いましたね。いいものを見せてもらったなと思います。
明日の目標は、もちろん『勝利』です。

まとめ&Photo:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生スーパーラップ ZENTセルモSCが今季2度目のポール!

スーパーGT第5戦、SUGO GT 300KMの公式予選2回目と、スーパーラップが22日午後、小雨と濃霧のスポーツランド菅生で行われ、#1ZENTセルモSC(立川祐路/高木虎之介組)が今季2回目のポールポジションを獲得した。
GT300クラストップは#88アクティオムルシエRG-1(マルコ・アピチェラ/桧井保孝組)。
霧に翻弄されるライバル達を尻目に見事なジャンプアップを果たした。

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予選2回目は当初予定より20分遅れ、午後2時50分より開始された。
相変わらず霧が深くなったり浅くなったりと、予断を許さないコンディションだ。

まずはGT300クラスの専有が15分間。
続いてGT500クラスの専有が15分間で行われ、GT500の専有走行終了から5分のインターバルを経て、スーパーラップが行われる。

この予選2回目でも、各クラス1回づつの赤旗中断があり、タイムスケジュールはまたしても変更を余儀なくされた。

しかも、その赤旗原因のうちの一つは、暫定ポールの#32EPSON NSXによるものだった。
ロイック・デュバルのドライブする32号車はここでも悠々とクラストップタイムを記録した後、に最終コーナー立ち上がりのガードレールに右リヤからヒット、ウィングと足回りを破損することとなってしまったのだ。

このため、明日の決勝上位10台のスターティンググリッドを決めるスーパーラップは、当初予定よりも25分遅れの午後3時50分より行われることとなった。

GT300クラスは午前中10番手の#77クスコスバルインプレッサが出走できなかったため、午前中9番手の#88アクティオムルシエRG-1から走行を開始。マルコ・アピチェラのドライブで1分28秒040を叩き出した。

続いては#47吉兆宝山DIREZZA Z。
午前中5番手タイムを出していたにもかかわらず、赤旗中に追い越しをしてしまったためにベストタイム、セカンドタイムを抹消されて8番手となっていた47号車は、安田裕信のドライブにより挽回を目論んだが、32秒004に留まった。

3番手出走は#2プリベチューリッヒアップル紫電。
加藤寛規のタイムは28秒161に終わり、僅かにアピチェラのタイムに届かなかった。

紫電がアタックを開始した辺りから徐々に霧が濃くなってきたため、この後に出走したドライバーはいずれも霧に視界を阻まれて30秒台が精一杯の状況となってしまう。

それはここまで4戦して3度のポールを獲得し、午前中の予選でも暫定ポールとなった佐々木孝太をもってしても覆せない状況で、佐々木の駆る#46吉兆宝山DIREZZA Zは大きく順位を落として5番手スタートとなってしまった。

結局、最初に出走した#88号車は午前中9番手から一気にジャンプアップ、今季初のポールポジションから明日の決勝に臨むこととなった。

GT500のスーパーラップは、開始早々からいきなりの波乱。
トップ出走の#6Mobil1 SCのアタック中に#18TAKATA童夢の小暮がレインボーコーナーで川に乗り上げてスピン、コースアウトを喫してしまったのだ。
小暮の脇をすり抜けた飯田章は暴れるマシンをねじ伏せて1分24秒504を叩き出した。
レギュレーションによりアタックの権利を失った小暮はそのままピットへ。
これで18号車の10番手スタートが確定してしまった。

GT300のアタッカーを苦しめた霧は、徐々に晴れていき、路面も一部乾き始めていたため、各ドライバーともタイヤチョイスには相当悩まされたようだ。

#35バンダイSCの服部尚貴は1分24秒314。セクター1で飯田に出遅れるも、後半挽回してみせた。
しかしその直後、#22モチュールオーテックZを駆るミハエル・クルムが1分23秒615を出してその服部を上回る。
続く#36オープンインターフェースSCの脇阪寿一はクルムには僅かに届かず、24秒165で2番手に割ってはいる。

次は#100レイブリックNSX。
セバスチャン・フィリップは1分23秒273を記録してこの時点でのトップに立った。
続く#23ザナヴィZの本山はセクター1からフィリップをコンマ6秒上回るも、最終コーナーで姿勢を乱したのが祟って23秒605に終わった。

本山に続いて出走した#1ZENTセルモSCを駆る立川祐路は、難しい路面コンディションの中敢えてウェットタイヤを選択したのが功を奏したか、一気にフィリップのタイムを1秒4上回る1分21秒823を叩き出して堂々トップに躍り出た。

午前中から好調ぶりを見せていた#12カルソニックZのブノワ・トレルイエは縁石に乗り上げるアグレッシブなアタックで立川のタイムを追うが、最終コーナーで痛恨のスピン。なんとかガードレールへのヒットは避けられたものの、ノータイムに終わった。

最後にアタックするのは、その最終コーナーで予選二回目にガードレールの餌食となった#32エプソンNSXのロイック・デュバル。
クルマ、ドライバーともにクラッシュの影響が心配されたが、22秒977をマーク。
立川の1秒落ちながらもフロントローを守った。

明日の決勝は午後2時スタート予定。81周の戦いだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第5戦菅生予選1回目 赤旗続出で予選は大荒れ。暫定ポールはEPSON NSX

2006AUTOBACSスーパーGTシリーズ第5戦、SUGO SUPER GT 300KMの公式予選1回目が7月22日、スポーツランド菅生で行われ、GT500クラスでは#32EPSON NSX(ロイック・デュバル/武藤英紀組)、GT300クラスは#46吉兆宝山DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢組)がそれぞれ暫定ポールを獲得した。

公式予選日を迎えたスポーツランド菅生は曇り。時折小雨が降る不安定な天候で、コース周辺では霧も出ており、1回目の公式予選が始まる直前には1コーナー周辺は完全に視界が遮られてしまった。

060722_001a そんな悪条件の中、ウェット宣言のもとでGT300クラスの専有から開始された予選セッションは、劣悪な視界と滑りやすい路面のため、スピンやコースアウトが続出、開始から僅か5分で#77クスコスバルインプレッサのコースアウトにより赤旗が出たのを皮切りに、車両回収や視界確認で5度も赤旗中断となる荒れた展開となった。

この予選でGT300クラスの暫定ポールを獲得したのは、またしても#46吉兆宝山Zだった。
佐々木孝太はこのクラスで唯一の32秒台となる1分32秒828を叩き出して他を圧倒してみせた。
2番手には#11ジムゲイナーフェラーリ、3番手には#96EBBRO BTEC MAZIORA350Rがつけ、今季初参戦となる#77インプレッサも10番手タイムを記録してスーパーラップへ駒を進めた。

060722_002a GT500クラスでは、#32エプソンNSXを駆るロイック・デュバルと#12カルソニックZのブノワ・トレルイエの間で熾烈なタイムアタック合戦が繰り広げられ、デュバルが1分24秒836を記録してトレルイエの追撃を退けた。
3番手にはセッション終盤にじわじわとタイムを詰めていった#1ZENTセルモSCの立川祐路がつけた。
なお、#3イエローハットYMSトミカZは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがクラス6番手のタイムを記録したものの、横溝直輝は走り出してすぐにレインボーコーナーでクラッシュしてしまったため、基準タイムをクリアできず、予選落ちとなった。
3号車は出走嘆願により最後尾スタートとなる可能性が残っているが、4度目の赤旗原因となったこのクラッシュにより、左リヤの足回りを大きく破損しており、予選2回目どころか決勝までに修復が間に合うかすら微妙な状況だ。

なお、予選1回目が度重なる赤旗中断により、予定時刻を大幅にオーバーして終了したことに伴い、予選2回目の開始時刻は、当初予定の午後2時30分から20分遅れの2時50分から、スーパーラップは午後3時25分から行われることとなった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント

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ブノワ・トレルイエ(優勝)
レースは特に難しいこともなかったです。雨が降るのか降らないのかは不安でしたけどね。
レース序盤は、マツダサンとサトシとの差をコントロールすることを心がけてセーフティーに走り、25周を過ぎてからピットインするまで思い切りプッシュしました。
ピット作業ではメカニックがファンタスティックな仕事をしてくれました。
ピットアウトしてからはツギオに『ついていけないぞ』と思わせるために思い切りプッシュしました。48~9秒台で走っていたらチームから『ペースを落とせ』と指示されましたが、しばらくは聞こえないふりをして走ってました(笑)。でも、何か理由があるのかも、と思ったので最後は少しペースを落としました。
本当にクルマもタイヤもいい状態で、レースをエンジョイできましたよ。

松田 次生(2位)
スタートしてすぐに雨が降ってくる難しいコンディションでしたが、天気が最後まで持ってくれてよかったです。
レース結果に関しては、正直『負けは負け』ということですね。
クルマに問題がなかったわけじゃありませんけど、おかしなレベルではなかったので、あとはボクの頑張り次第だったと思います。
次はブノワに負けないよう、色んな努力をしてレースに臨もうと思います。

本山 哲(3位)
金曜、土曜と良い流れで来ていて、クルマも仕上がってると思っていたのですが、レースが始まって数周してからペースが上がらなくなり、苦しいレースになりました。
次こそは真ん中に座って記者会見を受けられるよう、頑張ります。
クルマのトラブルの原因はまだわかっていません。

星野 一義(優勝チーム監督)
チームが計算をちゃんとして、間違いがないように送り出した結果です。
(レース終盤)エンジニアが心配をしてブノワにペースを落とさせようとしましたが、ボクは心配していませんでした。ブノワだったら判った上で飛ばしてると思ってましたから。
本山はベストじゃないクルマをコントロールして3位に入りましたが、優勝にも値するプロフェッショナルな仕事ですね。
今回1-2-3フィニッシュを達成しました。欲を言えば星野選手にも4位に入って欲しかったのですが、そうは問屋が卸さなかったようです。
まぁ今回は小暮君や金石君と同じペースで走れていたのは良かったんじゃないでしょうか。
実は朝のフリー走行のときに『クラッシュが少なすぎる』って怒ったんですよ。無難に走って9位10位なんてことを僕は求めてませんからね。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿決勝 トレルイエがぶっちぎりで今季2勝目を挙げる

060709_kiss_s 全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の決勝は、ポールシッターの#19ブノワ・トレルイエ(mobilecast TEAM IMPUL)が後続を全く寄せ付けない圧倒的な速さで今季2勝目を挙げた。
2位にはチームメイトの#20松田次生、3位に#1本山哲(arting RACING TEAM IMPUL)が入り、インパル勢が1-2-3フィニッシュを達成した。

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F3の決勝終盤に降り始めた雨のため、急遽10分間の特別フリー走行が設けられたため、フォーミュラニッポンの決勝は午後2時50分にフォーメーションラップを開始することとなった。
心配された雨は5周目から降り始めたが、路面コンディションに大きな影響を及ぼすことなく、降ったり止んだりを繰り返した。
このため、各ドライバーとも終始スリックタイヤで走行することとなった。

ポールポジションのトレルイエは見事なスタートでトップのまま1コーナーへ飛び込むと、そのまま一切手綱を緩めることなく終始攻めの走りで後続をぶっちぎっていく。
2位につけたチームメイトの#20松田次生も懸命に追いかけるが、トレルイエのハイペースについていくことができず、その差はじりじりと開いていく。
結局、トレルイエは松田に9秒238の大差をつけて51周を駆け抜け、SCランのままレース成立とされた富士の開幕戦に続いての今季2勝目を獲得した。

3位にはディフェンディングチャンピオンの#1本山哲がつけた。
本山はスタートで出遅れたクインタレッリの脇をすり抜けて3番手にジャンプアップすると、一時は松田のすぐ後ろに迫ってさかんに仕掛けていったが、レース中盤から徐々にその差は開き始める。
それでもトレルイエに続いて31周終わりで行ったピット作業を15.4秒で済ませて逆転を目論むが、翌周に松田も15.9秒で作業を済ませて対抗する。
その後もハイペースで松田を追いかけたものの、トレルイエと松田のペースは更に速く、本山は松田に24秒669遅れてチェッカーを受けることになった。

4位には、スタートで6番手に後退しながらも積極的にオーバーテイクを仕掛けて順位を挽回した#4立川祐路が入り、5位には後方スタートながら早めのピットストップとアグレッシブな走りで着実に順位を上げていった#36アンドレ・ロッテラーが、6位には#7片岡龍也が入った。

今回から参戦した#41井出有治は、スタートで7位にジャンプアップして健在振りをアピールしたが、ピットストップで痛恨のエンジンストールを喫して後退、12番手に終わった。
#3荒聖治はスタートでエンジンストールにより最後尾まで順位を落としたが、ノーピット作戦を敢行して一時入賞圏内まで順位を挽回して見せ、最終的には10位でチェッカーを受けた。

第5戦は久々のトップフォーミュラ開催となるオートポリス。8月6日決勝だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR & Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

全日本F3第10戦決勝 上位3人のコメント

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伊沢拓也(優勝)
昨日はスタートで失敗したので、今日は落ち着いてスタートしたら、これまでにないくらい良いスタートが切れました。
序盤アスマーにストレートで追いつかれましたが、S字はボクのほうが速かったので抜かれる心配はありませんでした。
途中で雨が降ってきたときは『神様はいたずら好きなんだな』って思いました。ゴールまでは長かったです。これまではこういう展開で飛び出したりしていたので、最後まで慎重に走りました。

塚越広大(2位)
落ち着いてスタートしようと思ったら、回転数が低かったのか、クラッチを離したらストールしてしまって.....すぐエンジンを始動したんですが、これまでにないくらいサイアクのスタートでした。
でも今まで以上に良いマシンに仕上がっていたので、なんとか順位を挽回しようと追い上げました。
前回の鈴鹿では同じような展開で焦ってコースアウトしてしまったので、今回は慎重に行こうかとも思いましたが、やはり上位でフィニッシュたかったので、無我夢中で前へ前へと攻めて行きました。
結果的に2位でフィニッシュできたので、良いまとまり方でレースを終えられたと思います。

エイドリアン・スーティル(3位)
今週末はずっとタイヤのグリップが充分じゃなかったのですが、雨が降ったお陰で良いレースができました。
デグナーで飛び出したのは、雨で路面のイン側が滑りやすくなっていたからです。
シケインではマルコがドアを閉めてきましたが、立ち上がりでなんとか前に出ることができました。良いファイトで、エンジョイできましたよ。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

全日本F3第10戦決勝 伊沢が今季2勝目を挙げる

全日本F3選手権第10戦の決勝は、#2伊沢拓也(Honda・戸田FIGHTEX)が第4戦の鈴鹿戦に続いて今季2勝目を挙げた。

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スタートでポールシッターの#10塚越広大が痛恨のエンジンストールで出遅れるのを尻目にトップに立った伊沢は、序盤の数周は#14マルコ・アスマーに激しく追い立てられたものの、徐々にペースを上げて2位との差を広げていき、6周目にその差を1秒とすると、そこからは後続との間隔を見事にコントロールしきって17周を駆け抜け、初勝利を上げたのと同じ鈴鹿で今季2勝目を挙げた。

塚越はなんとか再始動して戦列に加わったものの、1周目12位と大きく順位を落としてしまった。
しかし塚越はそこから猛然と追い上げを開始した。

まず2周目で#62嵯峨宏紀と#74小早川済瑠をパス、
3周目にこのレースのファステストラップを叩き出し、
4周目の1コーナーでは#37安岡秀徒のインをつき、
130Rではイン側にタイヤを落としながら#3ジョニー・リードを攻め落とし、
5周目には同じ130Rで#4ロベルト・ストレイトを抜き去り、
序盤の5周で7位まで挽回してみせた。

しかし6位の#12ファビオ・カルボーンの攻略は簡単ではなかった。
1コーナーで、ヘアピンで、シケインで、懸命に隙をうかがう塚越だったが、カルボーンも一歩も引かず、残り周回数だけがどんどん少なくなっていく。
しかも12周目には心配された雨が降り始めた。

しかしハイペースで逃げるカルボーンは塚越のアタックを防ぎながらも5位の#33石浦宏明に徐々に追いつき、14周目の1コーナーでアウトから石浦を抜き去って5位に浮上する。
更にデグナーでは、7番手スタートながらも4位にジャンプアップしていた#1エイドリアン・スーティルが濡れた路面に足をとられてコースオフしており、これに乗じてカルボーンは4位に浮上、石浦を抜いてきた塚越も5位に浮上することとなった。

そして15周目の1コーナーで塚越はアウトからカルボーンに挑みかかり、漸くこれを抜き去って4位に浮上する。
次のターゲットは3位を走る#36大嶋和也だ。

雨で路面が滑りやすくなってきたこともあり、上位3台は2分11秒台にペースを落としていたが、塚越とスーティルだけは2分8秒台で追い上げており、塚越はあっという間に大嶋のテールに張り付いた。
大嶋は16周目のスプーンでアスマーに前をふさがれる格好でコースアウトを喫し、表彰台の権利を失う。
3位に浮上した塚越は更にアスマーに迫っていく。

そしてファイナルラップ。
アスマー、塚越の争いに、1コーナーで大嶋を抜き去ったスーティルが加わり、2位争いは3台の団子状態となったが、塚越は得意の130Rで今度はアウトからアスマーを押さえ込み、2位でチェッカーを受けた。

更にスーティルも、シケインでアスマーに挑みかかって立ち上がりでこれをかわし、昨日に続いて3位でフィニッシュした。

次戦はオートポリス。
8月5日6日の2連戦だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿フリー走行 本山がトップタイム

鈴鹿サーキットで行われている、全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の決勝前フリー走行は、#1本山哲(arting RACING TEAM with IMPUL)がトップタイムを記録した。

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決勝日を迎えた鈴鹿サーキット上空は雲が厚く垂れ込め、いつ雨が降り出してもおかしくない状況だ。
それでもフリー走行は終始ドライコンディションで行われることとなった。
このセッションでは本山が好調だ。
セッションが進むにつれて各ドライバーが徐々にタイムをあげていく中、コンスタントにタイミングモニターの上位に名を連ね、前後の足回りを調整して残り時間1分で出て行ったときにはただ一人47秒台となる、1分47秒524を記録してみせた。

その他、予選では13番手に終わった#4柳田真孝も一時トップタイムを記録、決勝に向けての仕上がりの良さをアピールするが、その数分後にスプーン立ち上がりでクラッシュしてしまった。
柳田自身は無事だったが、クルマはノーズ部分を破損、フロントサスアームも折れている状態だ。

2番手には#11立川祐路、3番手には#20松田次生がつけ、クラッシュした柳田は最終的には4番手となった。
一方、ポールシッターの#19ブノワ・トレルイエは9位、予選3位のロニー・クインタレッリは14番手と後方に沈んでいる。

今回から参戦の#41井出有治は8番手、#3荒聖治は21番手に終わった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Japanese F3

全日本F3第9戦決勝 上位3人のコメント

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塚越広大(優勝)
優勝するまでに(シーズンの)半分まできちゃったことでプレッシャーを感じてましたが、今回はいい流れで表彰台の一番上に立つことができたので嬉しいです。
スタートに関しても今回はうまくいきましたが、まだまだ詰められると思うので、明日の決勝でも気を取り直していきます。
トップに立ってからは、ミラーを見ないで毎周ファステストを更新するつもりでプッシュしていました。
クルマも仕上がってましたし、今回は全体として良かったですね。

伊沢拓也(2位)
塚越のスタートがあんまり良くないように見えたので、狙いにいったんですが、気負いすぎました。1コーナーでは強引にかぶせられた様な気がしたんですが(笑)、あのままいくとぶつかるので引きました。でもストレイトに抜かれたのは予想外でした。
このところウチのチームはいい状態が続いてるので、今回も勝ちを狙ってたんですが、塚越のとこほど良くはなかったので、どうしてもペースが上がりませんでした。

エイドリアン・スーティル(3位)
昨日のフリープラクティスでいいセッティングができてたので、今日は自信があったんですが、予選になるとうまくいきませんでした。それでセッティングの方向性を見直して色々試していたんですが、2つのセッションが終わる頃にようやく決まるような状態で、予選は失敗でしたね。
決勝では良いスタートが切れて2台をパスでき、オオシマやストレイトもオーバーテイクできましたが、前のホンダの2台がそれ以上に速かったので、そこから先はポジションキープに集中しました。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

全日本F3第9戦鈴鹿決勝 塚越がF3初優勝!

全日本F3選手権第9戦の決勝は、ポールシッターの#10塚越広大(Honda TEAM 無限)が後続を全く寄せ付けない圧倒的な速さで、念願のF3初優勝を手にした。

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これまでに得た2度のポールポジションをスタートの出遅れでフイにしてきた塚越だったが、今回ばかりは違った。
動き出しこそ上出来とは言い難かったものの、1コーナーの侵入で#2伊沢拓也と#4ロベルト・ストレイトの追撃をねじ伏せ、トップでオープニングラップを終えると、激しいバトルを繰り広げる後続を尻目に、どんどんリードを築き上げていった。
それはまさに昨年のFDを思い出させるような、毎周のようにファステストラップを塗り替える積極的な走りで塚越は12周を駆け抜け、待ちに待ったF3での初めての勝利を、ホームコースとも言えるこの鈴鹿で達成した。

伊沢は序盤の先陣争いで一時ストレイトの先行を許すも、2周目の1コーナーでインからストレイトをパス、懸命に塚越を追ったがまったく近づくことができず、最終的に8.89秒もの大差をつけられて2位でフィニッシュした。

3位には、予選8位と出遅れながらも積極的なオーバーテイクを連発して順位を上げてきた#1エイドリアン・スーティルが入り、ポイントランキングトップを守った。

第10戦の決勝は明日午後1時より、17周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿 予選上位3人のコメント

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ブノワ・トレルイエ(ポールポジション)
勿論ハッピーですよ。今シーズン4戦やって3度目のポールポジションですからね。
今朝の予選はクルマの状態が完璧じゃなくて難しい状況でした。午後もクルマは何もイジっていません。いいタイムが出たのはニュータイヤが良かったことと、僕の頑張りです。
最後のアタックでは、スプーンカーブで危ない場面もありましたが、デグナーから先は120%の走りで思い切り行きましたし、最後のセクターはそれこそ150%の走りでした。
今シーズンは雨のレースばかりなので、一度はドライで走りたいです。ドライで走ってボクのパフォーマンスをお客さんに見て欲しい。でも、例え雨でも確実に表彰台を狙っていきますよ。

松田次生(予選2位)
データ取りのために変更してきた部分がコースにマッチしなくて、昨日はいい走りができなかったので、今朝セッティングを変更しました。
午前中はアンダーが出ていて、2セット目を履くと更に酷くなりました。午後も路面状態が良くなるにつれてアンダーが強くなってきたので、『とにかく曲がるようにして欲しい』とリクエストしてセッティングを変更したら、今度はS字でオーバーが出てしまって、ブノワのタイムに届きませんでした。でも、お陰でいいデータが取れたので、今後の参考にしたいです。

ロニー・クインタレッリ(予選3位)
クルマは昨日より良くなりました。少しづつセッティングを変えていって、午後の路面状態に合わせこんだのが良かったようです。
4セット目を投入するタイミングが遅かったために、タイヤを充分に暖められなくて、セクター1は良くなかったんですが、セクター2、3、4と良くなっていっていい結果を出せました。
明日の決勝に向けての自信もできましたね。
明日は雨でも晴れでも『どっちでもいい』(ここだけ日本語)。クルマのセッティングもそれなりに良くなってきましたから。勿論勝つつもりで走りますが、前の二人を抜くのは難しいので、今はとにかくフィニッシュすることが一番の目標です。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿 公式予選2回目 トレルイエが今季3度目のポール!

全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦鈴鹿の公式予選2回目は、ブノワ・トレルイエが1分45秒905と、唯一45秒台に入る渾身のアタックで、今季3度目のポールポジションを獲得した。

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午後に入って気温も路面温度もますます上昇し、人にもクルマにも厳しいコンディションの中、公式予選2回目が午後1時45分より開始された。

午前中とはうって変わって、今度は予選開始と同時に多くのドライバーがコースに飛び出していく。まずはユーズドタイヤで路面とクルマのコンディションをチェックし、続いてセッション半ば辺りから3セット目のタイヤを投入してアタックに取り掛かる。
しかし#8高木虎之介は最初からニュータイヤを投入して積極的にタイムを出しにいく。
今週末の高木は好調だ。

残り時間16分のところで、遂に#20松田次生が1分46秒336と、午前中の本山のベストタイムを上回り、総合トップに躍り出た。
これを見てすかさず本山もニュータイヤでのアタックに飛び出していく。
セクター1、セクター2と松田の区間ベストを上回った本山だったが、スプーンで少しダートにタイヤを落としたこともあって。46秒489に留まる。
本山はピットへ戻り、フロントスプリングの交換に取り掛かった。

一方、松田はリヤの車高を調整し、4セット目を装着して最後のアタックに挑む。
スプリング交換を終えた本山も4セット目のアタックに取り掛かる。
残り時間は5分を切った。

明日の決勝が雨と予想されていることもあり、各ドライバーとも4セット目を投入して積極的にタイムを狙っていく。

ここで最後のアタックに取り掛かったトレルイエが、クルマを激しく振り回しながら松田の区間ベストを次々と更新し、遂に45秒の壁を打ち破ることに成功、1分45秒905を叩き出して今季3度目のポールポジションを獲得した。

松田もセクター3でブノワのタイムを上回るが、シケインをまとめきれずに46.054と一歩及ばずに2番手。
その後方では#1本山と#11立川が終了間際まで3番手争いを繰り広げるが、チェッカー直後に#33ロニ・クインタレッリがタイムを更新して二人を上回って3番手グリッドを得た。
本山は4番手、立川は5番手で明日の決勝に臨む。

今回から参戦の#41井出有治は11番手、#3荒聖治は15番手だった。

第4戦決勝は明日9日午後2時30分より、51周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Japanese F3

全日本F3第9&10戦鈴鹿 公式予選 塚越が連続PP!!

全日本F3選手権第9戦、第10戦の公式予選が7月8日、鈴鹿サーキットで行われ、#10塚越広大(Honda TEAM無限)が2戦連続でポールポジションを獲得した。

フォーミュラニッポン第4戦の公式予選1回目の終了から15分後、F3第9戦の公式予選が始まった。
前回の鈴鹿ラウンドで初優勝を達成した#2伊沢拓也が走り出しから好調で、開始早々からトップに立った。
2番手に#3ジョニー・リード、3番手には塚越はつけている。

塚越は2回目のアタックで1分58秒197とタイムを縮めてトップに立った。
#36大嶋和也も残り5分のところで3番手に上がってきたが、すぐに#4ロベルト・ストレイトが大嶋を上回る。更に#33石浦宏明も4番手と好調ぶりを見せ付けた。

060708_tsukakoshi_s トップの塚越はその後も区間ベストを更新しながらアタックを続行する。結局西コースでペースを落とし、タイムアップはならなかったが、今季3回目のポールポジションの座は守りきった。

一方、ランキングトップで3連勝中の#1エイドリアン・スーティルは振るわず、8番手に終わった。

10分間のインターバルを経て、第10戦の公式予選が開始された。

060708_izawa_s 塚越は最初のアタックでいきなり57秒台を叩き出して来た。1分57秒600だ。
伊沢も負けじと57秒950で食い下がる。
しかし塚越は57秒474とタイムを縮め、伊沢の追撃を許さない。
結局このタイムがこのセッションのベストとなり、塚越は第9戦に続いてポールポジションを獲得してみせた。

3番手以下は58秒台の僅差で攻防が繰り広げられ、最終的に#14マルコ・アスマーが3番手、大嶋が4番手となった。

スーティルはここでも振るわず、7番手からスタートすることとなった。

F3第9戦の決勝は今日午後4時10分から12周、第10戦は明日午後1時から17周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: FMOTOR

Formula Nippon

FN第4戦鈴鹿 公式予選1回目 本山が暫定ポール!井出は13番手。

060708_motoyama_s 全日本選手権フォーミュラニッポン第4戦の公式予選1回目が7月8日、鈴鹿サーキットで行われ、#1本山哲(arting RACING TEAM with IMPUL)が1分46秒374を記録して暫定ポールとなった。

公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは、時折青空を覗かせる蒸し暑い天候。
予報では夕方から雨が降るようだが、フォーミュラニッポンの予選は2回ともドライで行えそうだ。

9時55分、公式予選1回目がスタート。
山本左近のF1行きを受けて今回から参戦する#3荒聖治や、ルーキーの#34横溝直輝、#6折目遼、#27密山祥吾、#32武藤英紀、#2星野一樹らが開始早々から周回を重ねていく。

上位陣は残り時間30分ぐらいから徐々にコースに出始め、1セット目のアタックに取り掛かる。
この時点でのトップは#8高木虎之介(Team LeMans)の1分47秒415だ。

F1のシートを失い、今回から急遽参戦の決まった井出有治も、ドコモダンディライアンの41号車を駆ってコースに飛び出してきた。
井出の最初のアタックは1分47秒575。この時点での3番手タイムだ。

井出が1回目のアタックを終えた直後、立川が1分46秒985と、最初に46秒台を記録してトップに立つ。

060708_treluyer_s しかしその2分後、#19ブノワ・トレルイエが1分46秒453と大幅にタイムを縮めてきた。
更に本山も、最初のアタックでいきなり1分46秒374を叩き出して一気にトップを奪う。
#20松田次生も3番手につけ、ここでもインパル勢が1-2-3体制を築き上げる。
残り時間は25分だ。

残り時間が20分を切ったあたりから、各ドライバー2セット目のタイヤを投入し始める。
横溝と#31ロイック・デュバルに至っては3セットを費やして懸命に上位進出を目指す。
そうした中、立川が再びタイムアップして3番手に順位を上げてきた。

しかし結局、誰一人として本山のタイムを更新することはできず、本山は最初のアタックで叩き出したタイムで暫定ポールを決めることとなった。

060708_ide_s 注目の井出は結局13番手に終わったが、チームメイトの#40ビヨン・ビルドハイムのタイムは上回ることができた。

公式予選2回目は、午後1時45分より、45分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo:FMOTOR

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ 決勝結果

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Diff Pit
1 20 LMGT1 1 DUNLOP Ferrari 550 GT1
Ferrari 550 maranello GT1
片岡 龍也
服部 尚貴
田嶋 栄一
DL 180 - 5
2 4 LMP2 1 MYZダラーラGC-21
GC-21
坂本 祐也
行方 由久
藤井 誠暢
BS 178 2 Laps 5
3 3 LMP2 2 ライフワークBOMEX GC-21
GC-21
山本 将之
周防 彰悟
山下 潤一郎
BS 177 3 Laps 5
4 27 LMGT2 1 シンワサービスRSR
Porsche 911 GT3RSR
青山 光司
高木 真一
新田 守男
YH 176 4 Laps 4
5 5 LMGT2 2 TEAM高見沢BEND PORSCHE
PORSCHE 996 GT3
高見澤 一吉
堤 明彦
砂子 塾長
YH 171 9 Laps 4
6 66 LMP1 1 島沢自動車BP・SK93
SK-93
島沢 隆彦
甲野 将哉
竹谷 賢二
YH 158 22 Laps 10
7 9 LMGT1 2 ARKTECH-LEYJUN ans A&S-MT
MOSLER
OSAMU
田中 勝喜
飯島 寛也
YH 144 36 Laps 5
8 *7 LMGT2 3 DREAM ANGELES ADVAN RX7
RX-7
萩原なお子
大村 亜津子
YH 137 43 Laps 7
- -- ----- - 以上 順位認定 ---- -- --- --- ---- -
16 LMP1 2 無限COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
黒澤 治樹
MI 7 173 Laps 2
- -- ----- - 以下 フィニッシュライン不通過 ------ -- --- --- ---- -
18 LMP2 3 Aim Sports GC-21
GC-21
山崎 信介
麻生 裕二
富沢 勝
YH 157 23 Laps 4
15 LMP2 4 真神パワーADVANミストRS倶楽部
SK5.2
阪口 良平
植田 正幸
石川 資章
YH 128 52 Laps 6
21 LMP1 3 DUNLOP Zytec 05S
Zytec 05S
野田 英樹
加藤 寛規
DL 95 85 Laps 3

規定周回数: 126
Best Lap:   No.21 DUNLOP Zytec 05S  1'43.686   3/95Lap  166.70km/h

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 ダンロップフェラーリ550GT1が2連勝!!

060702_06a 全日本スポーツカー耐久選手権第2戦の決勝が7月2日、ツインリンクもてぎで行われた。
トップグループの車両が相次いでトラブルに見舞われて戦列を離れる中、#20DUNLOP Ferrari 550GT1(片岡龍也/服部尚貴/田嶋栄一組)が堅実に順位を上げて開幕2連勝を飾った。

第2戦の決勝は、当初予定から10分遅れの12時40分にフォーメーションラップがスタートした。
フリー走行でミッショントラブルの出た#16無限クラージュLC70(黒澤治樹/荒聖治組)はメカニックによる懸命の修復作業が間に合わず、グリッドに並ぶことができなかった。
また、#4LAV-TEC MYZ GC21(坂本祐也/行方由久/藤井誠暢組)もエンジンがかからず、グリッドからピットに押し戻されることとなった。
結局、4号車はトップが3周を終えた頃に漸くエンジンがかかり、戦列に加わった。

スタートでトップに立ったのは#21ザイテック。
その後方からは#20フェラーリ550の片岡龍也と#18エイムスポーツGC-21の山崎信介がサイドバイサイド状態で1コーナーに飛び込んでいく。
加速に優れるフェラーリの利点を生かして一気に頭を押さえ込もうとした片岡だったが、コーナーに入ってしまえばGC-21には叶わない。
結局2位山崎、3位片岡の順で周回を重ねていくこととなった。

060702_07a

060702_08a

060702_sk_s

060702_porsche

トップに立ったザイテックを駆る加藤は一気に後続を突き放しにかかり、最初の3周で27秒もの差をつけ、4周目には早くも後続の1台を周回遅れとした。
続いて14周目には2位の#18GC-21をも周回遅れとし、ただ1台1分44~45秒台で快調に飛ばしていく。
しかし2度のルーティンストップを終え、野田英樹から再び加藤にステアリングが委ねられたところでミッショントラブルが発生してしまう。
ギヤオイルを注ぎ足して一旦はコースに復帰するが、数周しただけで再びピットへ。今度はルール上交換不能なミッションケースが破損しており、21号車は開幕戦に続いて圧倒的なリードを築き上げながらもリタイヤを余儀なくされてしまった。

これでトップに繰り上がったのが#18エイムスポーツGC21。2番手に#20ダンロップフェラーリ550GT1、3番手には#4LAV-TEC MYZ GC21が序盤の遅れを跳ね返して上がってきた。

ザイテックのリタイヤと前後するように、#16無限クラージュLC70が漸く修復を終えてコースに出てきたが、黒澤治樹は2周しただけですぐにピットへ戻ってしまう。
その後も無限クラージュはもう一度コースインしてくるが、やはり2周で走行を切り上げ、ガレージに篭ってしまった。
結局、無限クラージュはレース終了間際に荒聖治のドライブでコースに戻り、規定周回数不足ながらもチェッカーを受けてほろ苦い国内デビュー戦を終えた。

2番手の#20フェラーリ550に1周の差をつけ、トップを快走していた#18エイムスポーツGC21であったが、158周目を走行時に白煙を上げてスローダウン、残り時間45分というところで惜しくもレースを終えてしまった。

これで前回に続いて#20ダンロップフェラーリ550GT1がトップに立った。
アンカーを務めた服部尚貴は、最後のルーティンストップを給油のみで切り上げてコースに戻ると、1分59秒台の堅実なペースで規定一杯の6時間を走りきり、開幕戦菅生に引き続いての総合優勝を成し遂げた。

2位には#4LAV-TEC MYZ GC21(坂本祐也/行方由久/藤井誠暢組)、3位には#3ライフワークBOMEX GC21(山本将之/周防彰悟/山下潤一郎組)と、GC-21勢が健闘した。

060702_finish_s 060702_podium1_s 060702_podium2_s

次の最終戦は10月29日、岡山国際サーキットで行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO Photo:Keiichiro TAKESHITA

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 トップのエイムスポーツにエンジントラブル!

060702_05a JLMC第2戦決勝もいよいよ終盤に差し掛かろうかというところで、トップを快走していた#18エイムスポーツGC21(山崎信介/麻生裕二/富沢勝組)がエンジントラブルによりリタイヤすることとなってしまった。

スタートから5時間14分を過ぎ、158周目を走行していた18号車は、突然後部から白煙を上げてスローダウン、そのままピットに入ってリタイヤとなった。
これでトップには#20ダンロップフェラーリ550GT1(片岡龍也/服部尚貴/田嶋栄一組)が繰り上がり、開幕戦に続いての連続総合優勝が濃厚となった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 5時間経過順位

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Diff Pit
1 18 LMP2 1 Aim Sports GC-21
GC-21
山崎 信介
麻生 裕二
富沢 勝
YH 151 - 4
2 20 LMGT1 1 DUNLOP Ferrari 550 GT1
Ferrari 550 maranello GT1
片岡 龍也
服部 尚貴
田嶋 栄一
DL 149 2 Laps 4
3 4 LMP2 2 MYZダラーラGC-21
GC-21
坂本 祐也
行方 由久
藤井 誠暢
BS 148 3 Laps 4
4 3 LMP2 3 ライフワークBOMEX GC-21
GC-21
山本 将之
周防 彰悟
山下 潤一郎
BS 146 5 Laps 4
5 27 LMGT2 1 シンワサービスRSR
Porsche 911 GT3RSR
青山 光司
高木 真一
新田 守男
YH 146 5 Laps 3
6 9 LMGT1 2 ARKTECH-LEYJUN ans A&S-MT
MOSLER
OSAMU
田中 勝喜
飯島 寛也
YH 142 9 Laps 4
7 5 LMGT2 2 TEAM高見沢BEND PORSCHE
PORSCHE 996 GT3
高見澤 一吉
堤 明彦
砂子 塾長
YH 142 9 Laps 4
8 66 LMP1 1 島沢自動車BP・SK93
SK-93
島沢 隆彦
甲野 将哉
竹谷 賢二
YH 130 21 Laps 8
9 15 LMP2 4 真神パワーADVANミストRS倶楽部
SK5.2
阪口 良平
植田 正幸
石川 資章
YH 125 26 Laps 6
10 7 LMGT2 3 DREAM ANGELES ADVAN RX7
RX-7
萩原なお子
大村 亜津子
YH 110 41 Laps 7
11 21 LMP1 2 DUNLOP Zytec 05S
Zytec 05S
野田 英樹
加藤 寛規
DL 95 56 Laps 3
12 16 LMP1 3 無限COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
黒澤 治樹
MI 4 147 Laps 1

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 4時間経過順位

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Diff Pit
1 18 LMP2 1 Aim Sports GC-21
GC-21
山崎 信介
麻生 裕二
富沢 勝
YH 121 - 3
2 20 LMGT1 1 DUNLOP Ferrari 550 GT1
Ferrari 550 maranello GT1
片岡 龍也
服部 尚貴
田嶋 栄一
DL 119 2 Lap 3
3 4 LMP2 2 MYZダラーラGC-21
GC-21
坂本 祐也
行方 由久
藤井 誠暢
BS 118 3 Lap 3
4 3 LMP2 3 ライフワークBOMEX GC-21
GC-21
山本 将之
周防 彰悟
山下 潤一郎
BS 116 5 Laps 4
5 27 LMGT2 1 シンワサービスRSR
Porsche 911 GT3RSR
青山 光司
高木 真一
新田 守男
YH 116 5 Laps 2
6 9 LMGT1 2 ARKTECH-LEYJUN ans A&S-MT
MOSLER
OSAMU
田中 勝喜
飯島 寛也
YH 114 7 Laps 3
7 5 LMGT2 2 TEAM高見沢BEND PORSCHE
PORSCHE 996 GT3
高見澤 一吉
堤 明彦
砂子 塾長
YH 113 8 Laps 3
8 66 LMP1 1 島沢自動車BP・SK93
SK-93
島沢 隆彦
甲野 将哉
竹谷 賢二
YH 103 18 Laps 6
9 15 LMP2 4 真神パワーADVANミストRS倶楽部
SK5.2
阪口 良平
植田 正幸
石川 資章
YH 96 25 Laps 5
10 21 LMP1 2 DUNLOP Zytec 05S
Zytec 05S
野田 英樹
加藤 寛規
DL 95 26 Laps 3
11 7 LMGT2 3 DREAM ANGELES ADVAN RX7
RX-7
萩原なお子
大村 亜津子
YH 86 35 Laps 6
12 16 LMP1 3 無限COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
黒澤 治樹
MI 4 117 Laps 1

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 3時間経過順位

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Diff Pit
1 21 LMP1 1 DUNLOP Zytec 05S
Zytec 05S
野田 英樹
加藤 寛規
DL 95 - 3
2 18 LMP2 1 Aim Sports GC-21
GC-21
山崎 信介
麻生 裕二
富沢 勝
YH 92 3 Laps 2
3 20 LMGT1 1 DUNLOP Ferrari 550 GT1
Ferrari 550 maranello GT1
片岡 龍也
服部 尚貴
田嶋 栄一
DL 89 6 Laps 2
4 3 LMP2 2 ライフワークBOMEX GC-21
GC-21
山本 将之
周防 彰悟
山下 潤一郎
BS 88 7 Laps 2
5 4 LMP2 3 MYZダラーラGC-21
GC-21
坂本 祐也
行方 由久
藤井 誠暢
BS 88 7 Laps 2
6 27 LMGT2 1 シンワサービスRSR
Porsche 911 GT3RSR
青山 光司
高木 真一
新田 守男
YH 87 8 Laps 2
7 9 LMGT1 2 ARKTECH-LEYJUN ans A&S-MT
MOSLER
OSAMU
田中 勝喜
飯島 寛也
YH 86 9 Laps 2
8 5 LMGT2 2 TEAM高見沢BEND PORSCHE
PORSCHE 996 GT3
高見澤 一吉
堤 明彦
砂子 塾長
YH 85 10 Laps 2
9 66 LMP1 2 島沢自動車BP・SK93
SK-93
島沢 隆彦
甲野 将哉
竹谷 賢二
YH 81 14 Laps 5
10 15 LMP2 4 真神パワーADVANミストRS倶楽部
SK5.2
阪口 良平
植田 正幸
石川 資章
YH 75 20 Laps 4
11 7 LMGT2 3 DREAM ANGELES ADVAN RX7
RX-7
萩原なお子
大村 亜津子
YH 63 32 Laps 5
12 16 LMP1 3 無限COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
黒澤 治樹
MI 0 95 Laps 0

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 ザイテックに再びトラブル!

060702_04a ツインリンクもてぎで行われている、全日本スポーツカー耐久選手権第2戦決勝は、スタートから3時間を経過したが、ここでトップの#21DUNLOP Zytec 05Sがメカニカルトラブルによりリタイヤする事態となってしまった。

21号車は69周終わりで2度目のピットストップを行い、野田英樹から加藤寛規にチェンジしたが、その14周後に緊急ピットインすることとなった。
一旦はミッションオイルを継ぎ足してコースへ送り出したものの、一向にペースが上がらず、加藤は96周終わりで再びピットに戻ってきてしまった。
ミッションケースが破損しており、ギヤチェンジができなくなっている模様。

レギュレーション上、ミッションケースの交換は認められていないので、ザイテックはこのままリタイヤとなる模様だ。
これで#18エイムスポーツGC-21(山崎信介/麻生裕二/富澤勝組)が総合トップに繰り上がった。

その一方で、#16無限クラージュLC70は漸く修復作業が完了し、3時間11分が経過したところで黒澤治樹が乗り込んでコースに出て行ったが、こちらも2周しただけでピットに戻ってしまい、再びガレージに入れられてしまった。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 2時間経過順位

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Diff Pit
1 21 LMP1 1 DUNLOP Zytec 05S
Zytec 05S
野田 英樹
加藤 寛規
DL 66 - 1
2 18 LMP2 1 Aim Sports GC-21
GC-21
山崎 信介
麻生 裕二
富沢 勝
YH 61 5 Laps 1
3 20 LMGT1 1 DUNLOP Ferrari 550 GT1
Ferrari 550 maranello GT1
片岡 龍也
服部 尚貴
田嶋 栄一
DL 59 7 Laps 1
4 3 LMP2 2 ライフワークBOMEX GC-21
GC-21
山本 将之
周防 彰悟
山下 潤一郎
BS 59 7 Laps 1
5 27 LMGT2 1 シンワサービスRSR
Porsche 911 GT3RSR
青山 光司
高木 真一
新田 守男
YH 58 8 Laps 1
6 4 LMP2 3 MYZダラーラGC-21
GC-21
坂本 祐也
行方 由久
藤井 誠暢
BS 58 8 Laps 1
7 9 LMGT1 2 ARKTECH-LEYJUN ans A&S-MT
MOSLER
OSAMU
田中 勝喜
飯島 寛也
YH 57 9 Laps 1
8 5 LMGT2 2 TEAM高見沢BEND PORSCHE
PORSCHE 996 GT3
高見澤 一吉
堤 明彦
砂子 塾長
YH 57 9 Laps 1
9 66 LMP1 2 島沢自動車BP・SK93
SK-93
島沢 隆彦
甲野 将哉
竹谷 賢二
YH 52 14 Laps 4
10 15 LMP2 4 真神パワーADVANミストRS倶楽部
SK5.2
阪口 良平
植田 正幸
石川 資章
YH 47 19 Laps 3
11 7 LMGT2 3 DREAM ANGELES ADVAN RX7
RX-7
萩原なお子
大村 亜津子
YH 39 27 Laps 4
12 16 LMP1 3 無限COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
黒澤 治樹
MI 0 66 Laps 0

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ決勝 1時間経過順位

P No Cls P Car/Type Driver Tyre Lap Diff
1 21 LMP1 1 DUNLOP Zytec 05S
Zytec 05S
野田 英樹
加藤 寛規
DL 33 -
2 18 LMP2 1 Aim Sports GC-21
GC-21
山崎 信介
麻生 裕二
富沢 勝
YH 31 2 Lap
3 20 LMGT1 1 DUNLOP Ferrari 550 GT1
Ferrari 550 maranello GT1
片岡 龍也
服部 尚貴
田嶋 栄一
DL 31 2 Lap
4 3 LMP2 2 ライフワークBOMEX GC-21
GC-21
山本 将之
周防 彰悟
山下 潤一郎
BS 30 3 Laps
5 27 LMGT2 1 シンワサービスRSR
Porsche 911 GT3RSR
青山 光司
高木 真一
新田 守男
YH 30 3 Laps
6 15 LMP2 3 真神パワーADVANミストRS倶楽部
SK5.2
阪口 良平
植田 正幸
石川 資章
YH 29 4 Laps
7 9 LMGT1 2 ARKTECH-LEYJUN ans A&S-MT
MOSLER
OSAMU
田中 勝喜
飯島 寛也
YH 29 4 Laps
8 66 LMP1 2 島沢自動車BP・SK93
SK-93
島沢 隆彦
甲野 将哉
竹谷 賢二
YH 29 4 Laps
9 5 LMGT2 2 TEAM高見沢BEND PORSCHE
PORSCHE 996 GT3
高見澤 一吉
堤 明彦
砂子 塾長
YH 29 4 Laps
10 4 LMP2 4 MYZダラーラGC-21
GC-21
坂本 祐也
行方 由久
藤井 誠暢
BS 28 5 Laps
11 7 LMGT2 3 DREAM ANGELES ADVAN RX7
RX-7
萩原なお子
大村 亜津子
YH 24 9 Laps
12 16 LMP1 3 無限COURAGE LC70
COURAGE LC70
荒 聖治
黒澤 治樹
MI 0 33 Laps

JAPAN LE MANS CHALLENGE

JLMC第2戦もてぎ 決勝スタート!

060702_03a 全日本スポーツカー耐久選手権第2戦は、当初予定より10分遅れてスタートした。

現在のトップはポールシッターの#21DUNLOP Zytec 05S(野田英樹/加藤寛規組)。
2番手スタートの#16無限クラージュLC70(黒澤治樹/荒聖治組)は、フリー走行で出たミッショントラブルの修復が間に合わず、ガレージから未だ出てきていない。
メカニックは懸命に作業を続行している。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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