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2005年10月

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス予選 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第7戦
「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年10月15日
■開催場所:オートポリス(大分県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■モチュールピットワークZがZ勢トップの予選2位
他のZも5、6、7位に続

 SUPER GT第7戦の公式予選が行われた10月15日のオートポリスは朝から霧に覆われ、気温21度と涼しい気候であった。さらに、10時30分から行われた予選の直前には雨が降り始めた。

 予選1回目、GT500専有予選は10時50分にスタートし、#1 ザナヴィニスモZは本山哲、#22モチュールピットワークZは柳田真孝がコースインしていった。しかし雨はさらに激しくなり、コース上はまさにヘビーウェット状態。その中で2回の赤旗中断があり、その後も霧が晴れず好転の兆しがないため、8分間を残して予選1回目は終了となってしまった。
 これにより、4台のZ勢は1位(#1)、3位(#12)、5位(#22)、7位(#3)のポジションであった。また、1回目の予選で基準タイム(予選1位の107%以内)をクリアしていないドライバーが多かったため、2回目の予選は昨年シーズン同様に行われ、スーパーラップはキャンセルされることとなった。

 霧で中断したまま終了した予選1回目の後、天気はやや好転。しかし公式予選2回目が開始した14時30分直前に再び霧が発生し始め、不安定な状況になっていった。
 この状況下、混走時間帯にも関わらず各ドライバーともファイトいっぱいのドライビングを見せた。1回目予選で基準タイムをクリアしていなかった本山、柳田が、真っ先にコースイン、2台のZは早々に基準クリア圏内のタイムを出してピットに戻ってきた。
 その後、ドライバー交代したリチャード・ライアン、ミハエル・クルムが予選1回目のタイムを更新。#22 Zはトップの#8 NSXに0.079秒差のセカンドファステストとなった。決勝レースは、フロントロウ外側からのスタートとなる。昨年ここオートポリスで優勝し最終戦でのシリーズ優勝獲得を有利にした#1 Zは、7番グリッドからスタートを迎える。

 #3 G’ZOX・HASEMI・Z、#12カルソニックインパルZは、それぞれエリック・コマス、井出有治がステアリングを握ってコースに入って行った。そして、#3 Zは5番手タイムを、#12 Zは6番手を記録した。

 GT300専有時間を迎えると霧がさらに濃くなり、第1コーナーから第1ヘアピンはほとんど見えない状況に。レースコントロールからのアナウンスによって、再び予選は中断となった。14時54分から16時まで状況好転を待ったが霧は晴れず、クラス専有走行時間はキャンセル。混走時間が20分間フルに行われたため、それをもって2回目の予選は成立となった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス 予選PP記者会見

1015_conference

■GT500クラス ポールポジション ARTA NSX

伊藤大輔
 「信じられないです。結果的にポールが獲れて嬉しいです。事前のテストでもクルマの調子は良かったですし、最終戦に向けて勝たなければいけないレースですので、ポールを獲りたいと思っていました。昨日の午後から雨が降り出しましたが、今日は天候も回復してドライでの予選だと思っていたら、一日中こんな天気で不安もありました。タイムを出した周はよく覚えてないんですが、恐らくクリアに近い状態だったと思います。クルマはアンダーステアな状況だったのでタイム的にはどうかなと思ってたんですが、基本的には安定していて53秒台が出たのでいいところにはいるのかなと思っていました。はポールが獲れるとは思っていませんでした。昨日からヘビーレインの状態でしか乗ってなかったので、このあとの500占有走行のときはラルフ(・ファーマン)がアタックする予定でしたがその前に予選が終わってしまいました。クルマはドライでもウェットでも基本的には安定していてポテンシャルは高いと思っています。あえていうなら、ドライでもレインでもアンダーステア傾向が強かったですが、戦闘力とはあると思います。ドライではタイヤをそれなりに使える状態には仕上がっています。こういう難しい状況で取れたポールなので最大限に生かして優勝に結び付けたいと思います。明日は、恐らく晴れるでしょうし、ラルフがスタートから逃げてくれて後半もぼくが逃げ切る形にしたいですね。後半300クラスが絡んできて抜けない状況とかあると思うんですが、きちっとレースをすれば勝てると思います」

ラルフ・ファーマン
 「伊藤選手がテストを行ってクルマの状態はいいです。昨日も今日も素晴らしいパフォーマンスで、我々に運が向いてきましたね。明日はクリーンなスタートをしたいと思います。後半になると渋滞もあるし、最後の6つのコーナーで300クラスに塞がれるでしょうけど、それに対応してレースをしたいと思います。Zやスープラに対してアドバンテージがあるとは思わないですが、伊藤選手とのコンビもいいですし、ホンダも素晴らしい仕事をしてくれています。テストでもZとは同じようなタイムですし、トヨタは予選では遅くてもレースでは強いですね。レースではトップで1コーナーに入ってなるべく速く走りたいですね。優勝すれば7~8ポイントの差になります。38番のクルマの結果が悪いことを願っています。ウェイトが加算されても我々のクルマは鈴鹿では速いのでチャンピオン争いは十分出来ると思います」

■GT300クラス ポールポジション ARTA Garaiya

新田守男
 「(眠いんですかと尋ねられて)こういう顔です。今日の予選が雨になるとは予想していませんでした。昨日、真一が雨のテストをしていて、タイヤのパフォーマンスが良かったので、雨になったら予選はいけるんじゃないかと思っていました。明日のレースに繋がる最良のポジションを取れたんじゃないかなと思います(前回激しいクラッシュをしましたが)クルマもメカニックが徹夜で直してくれました。体のほうはもう大丈夫です。首が回らないくらいです。金欠だからではありません(笑)。決勝は天候と路温も違うでしょうし、ほぼマックスのウェイトを積んでいるのでクルマのパフォーマンスを維持できるかどうか解らないです。M-TECも重いので2台で苦しい戦いをしないといけないでしょう。抜くためのリスクが大きいコースなので、レース戦略が難しいところです」

高木真一
 「昨日の雨でも調子は良かったです。トップが取れるかどうかは解りませんでした。昨日より雨の量が多くて、ヘビーレイン用のタイヤを選択してタイヤのいい状態で予選アタックをすることができました」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス予選総合結果

■GT500

SUPER GT in 九州 300km -RIJ- (2005/10/15) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PNoClsPCar
Model
DriverTireWhTimeSession #1
Session #2
Delay
185001ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS201'53.3281'55.095
*1'53.328
-
2225002モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS201'53.4071'56.017
*1'53.407
0.079
3255003ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
YH101'53.4822'00.276
*1'53.482
0.154
4*185004TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
BS401'53.6712'00.514
*1'53.671
0.343
535005G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
BS101'53.8551'57.025
*1'53.855
0.527
6125006カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
BS201'53.8931'55.323
*1'53.893
0.565
715007ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
BS401'53.9291'54.891
*1'53.929
0.601
8375008OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
BS201'54.2161'55.911
*1'54.216
0.888
9325009EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL501'54.3082'00.918
*1'54.308
0.980
1010050010RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS601'54.5471'56.283
*1'54.547
1.219
11*3550011イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL1'54.6312'00.763
*1'54.631
1.303
12*3850012ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木 虎之介
BS601'54.7691'58.758
*1'54.769
1.441
133950013デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS101'54.8901'58.968
*1'54.890
1.562
14650014エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
BS401'54.9672'00.628
*1'54.967
1.639
153650015OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
BS401'55.2791'58.840
*1'55.279
1.951
163450016BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
DL1'57.6761'59.867
*1'57.676
4.348
-------- 以上予選基準タイム(GT500: 2'01.344 107%)--------
-*21500-ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL2'01.6232'09.326
*2'01.623
8.295
■GT300

SUPER GT in 九州 300km -RIJ- (2005/10/15) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

1433001ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
MI802'01.035*2'01.035
2'05.420
7.707
203002EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
DL1002'01.5532'03.337
*2'01.553
8.225
3463003Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
YH552'01.6912'03.195
*2'01.691
8.363
4113004JIM GAINER FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
DL302'01.8152'02.187
*2'01.815
8.487
5103005MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
DL102'01.930*2'01.930
2'02.263
8.602
6303006RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
MI452'02.0692'04.392
*2'02.069
8.741
773007雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
YH2'02.934*2'02.934
2'04.524
9.606
8193008ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
YH252'03.1252'04.126
*2'03.125
9.797
9313009吉兆宝山MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
MI452'03.2542'05.108
*2'03.254
9.926
10*1330010エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
YH502'03.6892'04.193
*2'03.689
10.361
116230011WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
植松 忠雄
八木 宏之
YH2'03.9172'05.885
*2'03.917
10.589
127730012クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
YH+22'05.022*2'05.022
2'06.853
11.694
132730013direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
密山 祥吾
吉本 大樹
YH2'05.1082'07.153
*2'05.108
11.780
1411230014ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
壷林 貴也
YH2'05.7572'06.215
*2'05.757
12.429
154730015CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
YH+22'05.857*2'05.857
2'06.715
12.529
16230016Privée Zurich アップル RD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
YH+22'06.304*2'06.304
2'08.093
12.976
175230017プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
KH2'06.6982'07.899
*2'06.698
13.370
1811030018ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT
PORSCHE BOXSTER /986 / M96/77
菅 一乗
大井 貴之
YH2'08.2662'09.838
*2'08.266
14.938
19530019プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+12'09.151*2'09.151
2'10.032
15.823
-------- 以上予選基準タイム(GT300: 2'09.926 107%)--------
-9300- Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
YH2'07.483*2'07.483
2'22.642
14.155
-*777300-梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
YH2'07.4962'10.370
*2'07.496
14.168
-111300-ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
YH2'08.3442'11.164
*2'08.344
15.016
-72300-T.T.O ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
和田 博
平川 晃
YH2'10.0322'12.100
*2'10.032
16.704
  • 予選1回目 赤旗中断 11:05~11:08(1回目)3分間 11:26~11:29(2回目)3分間 悪天候のため2回目中断後、予選1回目を終了した。
  • 予選2回目 赤旗中断 14:54~14:57 3分間 悪天候のため中断後、予選2回目を終了とした。
  • CarNo.38は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2 b)(黄旗区間でのスピン)違反により、予選1回目ベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • CarNo.13は、SUPER GT 2005大会特別規則第14条(ドライバーズブリーフィング欠席により、訓戒処分とした。
  • CarNo.18は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2 b)(黄旗区間でのコースアウト)違反により、予選1回目ベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • CarNo.35、21は、SUPER GT 2005 Sporting Regulation 第22条1)(ピット入口のイエローラインカット)により予選1回目のベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • CarNo.777は、SUPER GT 2005 Sporting Regulation 第25条2)(走行時間帯違い)により予選1回目のベストタイム抹消のペナルティを課す。

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス予選2回目結果

SUPER GT in 九州 300km -RIJ- (2005/10/15) Qualifying #2 Weather:Rainy Course:Wet
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PNoClsPCar/ModelDriverTireWhTimeDelaykm/h
185001ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS201'53.328-148.48
2225002モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS201'53.4070.079148.37
3255003ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
YH101'53.4820.154148.27
4185004TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
BS401'53.6710.343148.03
535005G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
BS101'53.8550.527147.79
6125006カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
BS201'53.8930.565147.74
715007ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
BS401'53.9290.601147.69
8375008OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
BS201'54.2160.888147.32
9325009EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL501'54.3080.980147.20
1010050010RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS601'54.5471.219146.90
113550011イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL1'54.6311.303146.79
123850012ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木 虎之介
BS601'54.7691.441146.61
133950013デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS101'54.8901.562146.46
14650014エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
BS401'54.9671.639146.36
153650015OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
BS401'55.2791.951145.96
163450016BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
DL1'57.6764.348142.99
1703001EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
DL1002'01.5538.225138.43
182150017ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL2'01.6238.295138.35
19463002Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
YH552'01.6918.363138.27
20113003JIM GAINER FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
DL302'01.8158.487138.13
21303004RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
MI452'02.0698.741137.84
22103005MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
DL102'02.2638.935137.62
23193006ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
YH252'03.1259.797136.66
24313007吉兆宝山MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
MI452'03.2549.926136.52
25133008エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
YH502'03.68910.361136.04
26623009WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
植松 忠雄
八木 宏之
YH2'03.91710.589135.79
27730010雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
YH2'04.52411.196135.13
282730011direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
密山 祥吾
吉本 大樹
YH2'05.10811.780134.49
294330012ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
MI802'05.42012.092134.16
3011230013ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
壷林 貴也
YH2'05.75712.429133.80
315230014プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
KH2'06.69813.370132.81
324730015CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
YH+22'06.71513.387132.79
337730016クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
YH+22'06.85313.525132.64
3477730017梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
YH2'07.49614.168131.98
35230018Privée Zurich アップル RD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
YH+22'08.09314.765131.36
3611030019ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT
PORSCHE BOXSTER /986 / M96/77
菅 一乗
大井 貴之
YH2'08.26614.938131.18
3711130020ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
YH2'08.34415.016131.10
38530021プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+12'10.03216.704129.40
397230022T.T.O ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
和田 博
平川 晃
YH2'10.03216.704129.40
40930023 Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
YH2'22.64229.314117.96

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス予選2回目 またしても霧で赤旗中断!

1015_arta-s

 午後になっても霧は依然としてコースを覆っているが、1回目の予選終了直前よりはやや薄くなりサーポートレースも開催された。スーパーラップは中止され1回目と予選2回目のタイムのうち速い方で総合順位が決定される。

 午後2時30分、GT500クラス、GT300クラスの混走で予選アタックが始まった。ここでトップに立ったのは1'53.328と午前のポールタイムを更新した#8 ARTA NSX。2位にはモチュールピットワークZが付けている。

 午後2時50分からはGT300の占有走行。しかし占有走行中、再び霧が濃くなり、2回目の予選も赤旗中断となった。

 現在午後3時半。赤旗中断となった頃よりさらに霧が濃くなってきた。果たして、この後予選が再開されるのだろうか?


【追記1】
 午後3時45分、大会事務局より午後4時までに再開されない場合は、予選を中止する旨が発表された。その後の対応については公式通知により連絡される。

【追記2】
 午後4時、予選は打ち切り。このためGT500のポールポジションは、この予選セッションの混走のタイムで#8 ARTA NSX、GT300のポールポジションは予選1回目のタイムで#43 ARTA Garaiyaとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス予選1回目結果

■GT500

SUPER GT in 九州 300km -RIJ- (2005/10/15) Qualifying #1 Weather:Rainy Course:Wet
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PNoClsPCar/ModelDriverTireWhTimeDelaykm/h
1125001カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
BS201'55.323-145.91
2375002OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
BS201'55.9110.588145.17
335003G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
BS101'57.0251.702143.78
4*385004ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木 虎之介
BS601'58.7583.435141.69
5365005OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
BS401'58.8403.517141.59
6395006デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS101'58.9683.645141.44
-------- 以上予選通過(GT500: 2'03.160 107%)--------
-1500-ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
BS401'54.891-0.432146.46
-8500-ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS201'55.095-0.228146.20
-22500-モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS201'56.0170.694145.03
-100500-RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS601'56.2830.960144.70
-34500-BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
DL1'59.8674.544140.38
-25500-ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
YH102'00.2764.953139.90
-*18500-TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
BS402'00.5145.191139.62
-6500-エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
BS402'00.6285.305139.49
-*35500-イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
DL2'00.7635.440139.33
-32500-EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL502'00.9185.595139.16
-*21500-ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL2'09.32614.003130.11
■GT300

SUPER GT in 九州 300km -RIJ- (2005/10/15) Qualifying #1 Weather:Rainy Course:Wet
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 7 オートポリス 4.674km

PNoClsPCar/ModelDriverTireWhTimeDelaykm/h
1433001ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
MI802'01.035-139.02
2103002MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
DL102'01.9300.895138.00
3113003JIM GAINER FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
DL302'02.1871.152137.71
473004雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
YH2'02.9341.899136.87
5463005Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
YH552'03.1952.160136.58
603006EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
DL1002'03.3372.302136.43
7193007ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
YH252'04.1263.091135.56
8*133008エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
YH502'04.1933.158135.49
9303009RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
MI452'04.3923.357135.27
107730010クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
YH+22'05.0223.987134.59
113130011吉兆宝山MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
MI452'05.1084.073134.49
126230012WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
植松 忠雄
八木 宏之
YH2'05.8854.850133.66
1311230013ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
壷林 貴也
YH2'06.2155.180133.32
-------- 以上予選通過(GT300: 2'10.237 107%)--------
-47300-CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
YH+22'05.8574.822133.69
-2300-Privée Zurich アップル RD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
YH+22'06.3045.269133.22
-27300-direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
密山 祥吾
吉本 大樹
YH2'07.1536.118132.33
-9300- Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
YH2'07.4836.448131.99
-52300-プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
KH2'07.8996.864131.56
-5300-プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
YH+12'09.1518.116130.28
-110300-ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT
PORSCHE BOXSTER /986 / M96/77
菅 一乗
大井 貴之
YH2'09.8388.803129.60
-*777300-梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
YH2'10.3709.335129.07
-111300-ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
YH2'11.16410.129128.29
-72300-T.T.O ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
和田 博
平川 晃
YH2'12.10011.065127.38
  • 赤旗中断 11:05~11:08(1回目)3分間 11:26~11:29(2回目)3分間 悪天候のため2回目中断後、予選1回目を終了した。
  • CarNo.38は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2 b)(黄旗区間でのスピン)違反により、予選1回目ベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • CarNo.13は、SUPER GT 2005大会特別規則第14条(ドライバーズブリーフィング欠席により、訓戒処分とした。
  • CarNo.18は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章 4.1.2 b)(黄旗区間でのコースアウト)違反により、予選1回目ベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • CarNo.35、21は、SUPER GT 2005 Sporting Regulation 第22条1)(ピット入口のイエローラインカット)により予選1回目のベストタイム抹消のペナルティを課す。
  • CarNo.777は、SUPER GT 2005 Sporting Regulation 第25条2)(走行時間帯違い)により予選1回目のベストタイム抹消のペナルティを課す。

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス スーパーラップは中止

 午後2時前GTAより本日の予選についての発表がありました。

 午前中の予選は残り8分を残して成立。午後2回目の予選は、2時30分より1時間にわたって開催。混走20分、GT300占有20分、GT500占有の20分の順。スーパーラップは中止。予選結果は午前、午後のタイムを通して速い方のタイムが採用され総合順位が決定。すなわち昨年以前の予選方法と同じとなります。

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス予選1回目 赤旗中断でカルソニックインパルZが暫定ポール!

1015_calsonic2-s 1015_garaiya-s

 今年もGTが九州にやってきた。1999年にオールスター戦として初めて開催され、公式戦としては2003年から毎年連続開催、名称もSUPER GTに替わったが、今年で3回目。旧オートポリスも今年3月3日に2輪車メーカー、カワサキにプロポーザブルコンペにより買収され、3月16日付けで新たに設立された孫会社、株式会社オートポリスに運営が引き継がれた。GT開催に理解の深かったオートポリスの所在地である上津江村も今年3月22日から日田郡が市に昇格したため日田市内の施設となっている。

 予選の開催される15日、サーキットの天候は昨夜からの雨が断続的に降り続いており、1回目の予選の始まる午前10時30分頃には雨が強くなってきた。一部、乾いていた部分もあった路面だが、完全なウェットコンディションとなり、ウェット宣言も出された。霧も出て視界はかなり悪そうだ。まずは、GT300クラスから予選アタックのため各車次々とコースイン。GT300クラス20分、GT500クラス20分、混走20分の計60分で予選が争われる。

 GT300クラス、雨の中、まずトップに立ったのは三船剛のドライブする#10 MACH-GO FERRARI DUNLOP。2位には田中哲也ドライブの#11 JIM GAINER FERRARI DUNLOPとフェラーリ勢が予選をリードした。しかし、20分間の占有走行の中盤過ぎ#43 ARTA Garaiyaが高木真一のドライブで2'01.035を叩き出し、フェラーリ2台を上回りトップに立った。結局、トップはこのまま。2-3位が前述のフェラーリ勢、4位が#7 雨宮アスパラドリンクRX7、5位が#46 Dream Cube's ADVAN Z、6位#EBBRO M-TEC NSXという順位でGT300クラス占有走行が終わった。

 GT500クラスがコースイン。早々に#6 エッソウルトラフロースープラが濡れた路面に足元をすくわれスピンするが、コースに復帰。予選序盤は各車様子見か、GT300クラスのタイムにも及ばない2分10秒前後で各車周回。GT500クラス占有の予選中盤、#25 ECLIPSE ADVAN スープラが2'03.261を出しGT500クラスのトップに立ったが、GT300クラスを含めた総合でも依然として6位だ。路面状況はGT300クラスの予選時より悪いのかコースアウトするマシンが続出。そしてついに占有走行終盤には、#100 RAYBRIG NSXと#38 ZENTセルモスープラが相次いでスピンしてコース上にストップしたため赤旗が提示された。

 GT500クラス占有時間残り5分で予選が再開。カルソニックインパルZがいきなり1'57.205を叩き出し総合のトップに上がってきた。ここで占有走行も終わり、残り20分でのGT500とGT300クラス混走での予選アタックが始まる。混走開始早々、1'54.891で#1がトップに立つ。2位#12 カルソニックインパルZ。3位につけたのは#22 モチュールピットワークZだが、さらなるアタックでコースアウトし、グラベルにスタックしてしまった。

 予選終了10分前、#8 ARTA NSXが1'55.095で2位に上がる。残り約5分、ほとんど無風で降り続く雨のなか、徐々に深くなってきた霧で視界が不良になったっため赤旗が提示された。赤旗時点での順位は、#1 ザナヴィニスモZが1'54.891でトップ。2位#8 ARTA NSX、3位#12 カルソニックインパルZ、4位#37 OPEN INTERFACE TOM'S SUPRA、5位、#22 モチュール ピットワークZ、6位#100 RAYBRIG NSX。

 雨は上がった。午前11時45分、全ドライバーがミーティングに招集される。依然として霧は深く赤旗中断中だ。この後なんらかの判断が下されると思われる。


【追記1】
 午後12時過ぎ、大会事務局より予選打ち切りが発表される。1回目の正式予選結果は監督ミーティング後に発表される模様だ。


【追記2】
 午後2時過ぎ、正式発表されたリザルトで、トップだった#1 ザナヴィニスモZを含む多くの車両について両ドライバーのどちらかが基準タイムをクリアしていなかったため、予選不通過となった。GT500トップはカルソニックインパルZ、GT300トップはARTA Garaiya。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT第7戦オートポリス SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

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SUPER GT 第7戦
「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」 事前情報
■開催月日:2005年10月15-16日
■開催場所:オートポリス
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◇インプレッサ、相性のいいオートポリスで表彰台を目指す

 SUPER GT第7戦は10月15~16日、大分県のオートポリスにおいて開催される。クスコスバルADVANインプレッサは、小林且雄と谷川達也のコンビで参戦。完走記録を更新し、第6戦富士に続き連続でポイント獲得、さらには表彰台を目指す。

 オートポリスは世界最大のカルデラとして知られる阿蘇山の外輪山西北に位置するサーキットで、最近の市町村合併により日田市に編入された。このコースは高地に位置することもあり天候が不安定で、ときおり霧が発生することもある。ハイスピードコーナー、回りこむ複合コーナー、テクニカルセクションとレイアウトにメリハリがありアップダウンにも富み、多くのドライバーに好評なサーキットだ。特に後半のテクニカル区間では、低重心パワーユニット・水平対向エンジンを搭載するインプレッサは、その特徴である優れた回頭性を生かした走りを見せてくれるだろう。

 さらにここの特徴はピットが右回りのコースの外側に位置するため車両とピットガレージの位置関係が逆になること。つまり日本の他のコースは“車両の右側がピットガレージ”となるのだが、ここは逆。したがって給油口もボディ右側から左側へ移動させる必要がある。また、ドライバー交代も通常と勝手が異なるため、金~土曜日には ピットワークの練習を行うチームが多い。

 今回のエントリーは41台で、うちGT300クラスは24台。インプレッサはまず予選で、今季4回目スーパーラップ(SL)への進出を目指す。性能調整により今回もリストリクター径は2ランクアップのまま。GT初優勝(99年オールスター戦)を遂げたゲンのいいサーキットで14戦連続完走記録の更新とポイント獲得し、またチャンスを生かして表彰台を期待したい。

 15日の予選日は8時~9時30分がピットロードにおいて公開車検、10時30分~11時30分がSL進出を決める公式予選の1回目、14時30分~16時20分がSLを含む公式予選2回目となる。16日は9時~9時30分がフリー走行、14時に65周の決勝レースがスタートを切る予定。

■小林且雄選手
 「富士はほとんど最後尾から追い上げて今季最高位の9位でゴー ルするという不思議なレースだった。オートポリスでは作戦どおり リストリクターも2ランク広いままだし、GT初優勝を遂げた思い出の コースなので、粘りの走りで上位を目指したいですね。ストレートス ピードではまだライバルたちにはかなわないけど、後半のテクニカ ルセクションやチーム全体の頑張りで、表彰台まで行けたらいいな と期待しています」

 ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。 [スバルモータースポーツマガジン]

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGO NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

スーパー耐久シリーズ2005 第7戦
「SUGOスーパー耐久レース」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年10月1-2日
■開催場所:スポーツランドSUGO
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

◇エンドレス アドバンZが総合3位
EBBRO☆Z☆TC-KOBEがクラス2位

 スーパー耐久シリーズ2005第7戦は宮城県のスポーツランドSUGOにおいて400kmレースとして開催され、ST1クラスで木下みつひろ/影山正美組の#3エンドレス アドバンZが2戦連続で3位表彰台に上った。またST3クラスでは、輿水敏明/黒澤翼/菊地靖組の#19 EBBRO☆Z☆TC-KOBEが2位表彰台を獲得した。

 公式予選が行われた1日は、朝から曇天。#3Zの影山が1分33秒410のクラス4位、また#48 Zの星野が1分37秒624でクラス2位となった。#19 Zの黒澤は6位、#33 Zの伊橋は7位、#23 Zの尾本は8位だった。なお、#33 Zの松本はCドライバー走行に出走せず、今回は伊橋と木村でレースを戦うことになった。

 2日13時44分、108周、約400kmの決勝レースがスタート。#3 Zの影山は、予選で前に行かれた2台のST2クラスの車両を2周目までにオーバーテイクし、4周目には#32ポルシェをかわしてクラス3位/総合3位に浮上。そして4位以下を引き離して周回を重ねていった。

 ST3クラスでは予選クラス2位だった#48 Zの星野のペースがなかなか上がらず、5周目には5位へドロップ。代わってポジションを上げたのが予選5位だった#19 Zの黒澤。周回ごとに一つずつ順位を上げて4周目にはクラス3位に。さらに6周目にはクラスポールだった#7 RX-7をかわし#15 RX-7に続く2位に浮上した。

 ST1クラスで安定して3位の単独走行を続ける#3 Zは50周でピットインして、木下に交代。レースも折り返し点を過ぎた56周でクラス5位の#48 Zがピットインしてヒロミに交代。ST3クラスのルーティーンピット作業がほぼ完了した72周目の順位は、#15 RX-7がトップで#19 Z、#23 Zが続き、#83 NSX、#27 BMW、#48 Z、#33 Zとなった。

 ゴールまであと3周という時点で、クラス3位を走行していた#23 Zの左フロントのホイールが割れスローダウン。#23 Zの谷口は何とかチェッカーを受けたが6位ゴールとなってしまった。#19 Zはトップとの距離を詰められず2位でチェッカー、初優勝こそ逃したが今季最高位を獲得した。#33 Zの木村は終盤の90周目にZ勢トップとなるラップタイムをマークして5位入賞し次のレースに期待を持たせた。また#48 Zは9位でレースを終えた。

 ST1クラスでは、3位の#3 Zがチェッカー目前にタイヤバースト! 木下は何とかコースを1周してポジションを守って3位でゴール、直後の1コーナー手前でクルマを止めた。これで#3 Zはシリーズ4位に浮上することになった。なお、ST1クラスは今回#25ポルシェが6連勝してシリーズチャンピオンを獲得した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGO決勝 ADVAN DENAG GT3 優勝でシリーズチャンピオン!

1002_champion-s

 10月2日、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOでスーパー耐久第7戦の決勝レースが行われた。気温25度、路面温度28度とスタート直前に曇り空から晴れ間ののぞくコンディションとなった。

 13時44分、フォーメーションラップから22,400人の観衆を前に108周400kmの決勝レースが幕を開けた。今回6位入賞でシリーズチャンピオンが決定する#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組)は織戸のスタートでトップをキープ。#1 FALKEN☆PORSCHE(田中哲也/荒聖治組)の荒がこれに続くが、20周でその差は4秒と開き40周では14秒の大差となった。ちょうど折り返し点となる54周目でトップの2台は相次いでピットストップ。ルーティーンのピットワークをこなし後半戦へ突入する。

1002_denag-s  #25は谷口に、#1は田中にそれぞれドライバー交代。60周目ではトップの#25と#1の差は36秒となっていた。80周目では40秒差とその差はほとんど変わらず。この頃コースには雨が落ちてくるが、それほど長時間の雨とはならず各車スリックタイヤのままで我慢の走行となった。108周を走りきった#25が今回のレースも完全勝利を遂げ、最終戦を待たずして見事にシリーズタイトルを手中にした。55秒差で2番手には#1が入り、3位には#3エンドレスアドバンZ(木下みつひろ/影山正美組)が入り表彰台に上がった。

 6位にはST2クラスのトップ#2 FUJITSUBO hpi IMPREZA(吉田寿博/小泉和寛組)が入り、今回はクラス6位となった#11オーリンズランサーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)とのチャンピオン争いを最終戦まで持ち越した。8位にはST3クラスのトップに#15岡部自動車ハーツRX-7(長島正明/浅井亮博/倉嶋新一)が入った。総合15位にST5クラストップの#36 MAZIORA SPIRIT ALTEZA(黒澤琢弥/池田大祐組)が入った。ST4クラスは総合21位に#10 ADVANTAGE ベルノ東海 YH(渡辺明/小林敬一組)がクラストップとした。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGO決勝結果

SUGOスーパー耐久レース -RIJ- (2005/10/02) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsPCar/TypeDriverTireLapTime/Bihind
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1082:42'22.954
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK10855.251
33ST13エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1071Lap 
445ST14スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1071Lap 
524ST15PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1053Laps
62ST21FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1053Laps
763ST22WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL1053Laps
815ST31岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1044Laps
919ST32EBBRO☆Z☆TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1044Laps
1020ST23RSオガワADVANランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
小川 日出夫
砂子 塾長
福山 英朗
YH1044Laps
1183ST33bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH1044Laps
1227ST34FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YH1044Laps
1333ST35トータルスポーツingsZ
日産FAIRLADY Z/Z33
伊橋 勲
木村 崇
松本 竜次
YH1035Laps
1426ST24エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1035Laps
15*36ST51MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH1035Laps
16*37ST52ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1035Laps
1780ST53ネストwithアペルYH
トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
西澤 誠剛
YH1026Laps
1823ST36C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
谷口 行規
YH1026Laps
1929ST37PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
梅川 真明
小山 佳延
YH1026Laps
207ST38メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1026Laps
2110ST41ADVANTAGE ベルノ東海 YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1017Laps
2232ST16グループエム アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3/JGN
原 幸雄
松田 秀士
和田 雅英
YH1017Laps
2330ST25ディクセル★eeiA★オガワランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
YH1017Laps
2473ST42ロイヤルハウスYHランナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1017Laps
2518ST43コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH1017Laps
2681ST44EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1008Laps
2711ST26オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH9810Laps
2822ST45モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
佐藤 衛
DL9513Laps
2948ST39フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
ヒロミ 小園
星野 一樹
YH9414Laps
306ST27FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL9216Laps
-------- 以上完走 --------
-*21ST3-TO'S協新計測アネックスμ7
マツダRX-7/FD3S
増田 芳信
吉富 章
YH6642Laps
-13ST2-シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
WADA-Q
村田 信博
Y.HINOKI
YH9513Laps
-87ST4-RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
星野 薫
YH2286Laps
-17ST5-INGS&RUNUPキーパーインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
田中 篤
松永 まさひろ
DL1890Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 FALKEN☆PORSCHE 荒聖治 1'27.741 (151.985km/h)
  • No.36の車両は、スーパー耐久シリーズ2005シリーズ規則技術規則書13条11項違反によりドライブスルーペナルティを課した。
  • No.21の車両は、スーパー耐久シリーズ2005シリーズ規則技術規則書13条10項違反によりドライブスルーペナルティを課した。
  • No.37の車両は、国際モータースポーツ規則付則L項違反により10秒のペナルティストップを課した。

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGOフリー走行結果

1002_falken1-s 1002_falken2-s

Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUGOスーパー耐久レース -RIJ- (2005/10/02) Free-Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
11ST11FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FKR1'27.473--152.45
225ST12ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YHR1'27.6840.2110.211152.08
345ST13スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
MI1'28.6571.1840.973150.41
43ST14エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'29.3631.8900.706149.23
524ST15PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'29.4711.9980.108149.05
632ST16グループエム アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3/JGN
原 幸雄
松田 秀士
和田 雅英
YH1'29.7992.3260.328148.50
711ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'30.3842.9110.585147.54
82ST22FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'30.7573.2840.373146.93
963ST23WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL1'31.1143.6410.357146.36
1015ST31岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
倉嶋 新一
YH1'31.1813.7080.067146.25
1126ST24エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1'31.2493.7760.068146.14
1213ST25シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
WADA-Q
村田 信博
Y.HINOKI
YH1'31.4613.9880.212145.80
1319ST32EBBRO☆Z☆TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1'31.6884.2150.227145.44
1433ST33トータルスポーツingsZ
日産FAIRLADY Z/Z33
伊橋 勲
木村 崇
松本 竜次
YH1'31.7414.2680.053145.36
156ST26FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'32.1044.6310.363144.79
1620ST27RSオガワADVANランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
小川 日出夫
砂子 塾長
福山 英朗
YH1'32.5655.0920.461144.06
1730ST28ディクセル★eeiA★オガワランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
YH1'32.5845.1110.019144.03
1827ST34FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
YH1'32.6995.2260.115143.86
1937ST51ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1'32.8045.3310.105143.69
2021ST35TO'S協新計測アネックスμ7
マツダRX-7/FD3S
増田 芳信
吉富 章
YH1'32.8735.4000.069143.59
2129ST36PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
梅川 真明
小山 佳延
YH1'32.9005.4270.027143.54
2217ST52INGS&RUNUPキーパーインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'33.0725.5990.172143.28
237ST37メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
杉林 健一
一楽 智也
YH1'33.1375.6640.065143.18
2436ST53MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH1'33.1395.6660.002143.18
2583ST38bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH1'33.1445.6710.005143.17
2623ST39C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
谷口 行規
YH1'33.2475.7740.103143.01
2748ST310フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
ヒロミ 小園
星野 一樹
YH1'33.2645.7910.017142.98
2810ST41ADVANTAGE ベルノ東海 YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1'33.9966.5230.732141.87
2980ST54ネストwithアペルYH
トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
西澤 誠剛
YH1'34.0306.5570.034141.82
3087ST42RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
星野 薫
YH1'34.1696.6960.139141.61
3181ST43EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1'34.6337.1600.464140.92
3273ST44ロイヤルハウスYHランナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1'34.9397.4660.306140.46
3318ST45コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH1'35.3077.8340.368139.92
3422ST46モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
佐藤 衛
DL1'37.55310.0802.246136.70

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGO ADVAN DENAG GT3がポールポジション

 10月1日、宮城県柴田郡村田町のスポーツランドSUGOでスーパー耐久第7戦の予選が行われた。

 気温19度、路面温度20度という、曇り空からポツポツと雨が降り出すコンディションでむかえた11時25分から30分間で行われた基準タイムを判定するドライバーズ予選では、#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組)が1分26秒335を織戸がマークしセッションのトップタイムとした。

1001_denag2-s

 14時20分から20分ずつの3つのセクションで分けられたグリッド予選では、気温20度、路面温度21度というコンディションで、午前中から降り出した雨によりコースは完全なウエットの路面になっていた。最初の20分間のST1、2、5クラスのアタックから各車はコースイン。まずは4WDのST2クラスのマシンがリーダーボードの上位に姿を見せる。だが、セッション終盤にリーダーボードの最上部にクラス1の#1 FALKEN☆PORSCHE(田中哲也/荒聖治組)の田中が1分34秒346のトップタイムをたたき出す。一方、最終戦を待たずに今回チャンピオンを決める可能性が高い#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組)は、雨がやみ路面が乾きだした残り20分の混走セッションに1分33秒808とするが、残りわずかで#1が33秒797で逆転。これで#1が今季2度目のポールポジションとなるかと思われたが、その直後に#25の織戸が33秒732の僅差で逆転。ポールポジションを獲得した。2番手には#1が入った。

 総合3位に#11オーリンズランサーEVOIX(中谷明彦/木下隆之組)がST2クラストップで入った。総合11位にST3クラストップの#7メーカーズゼナドリンRX-7(白井剛/杉林健一組)が入り、総合18位にはST5クラスのトップ#80ネストwithアペルYH(佐々木孝太/植田正幸/西澤誠剛組)が入った。ST4クラスは総合27位に#81EXTOLL with FAB YH(楳井伸也/幸内秀憲/橋本達也組)がクラストップとした。

#25 ADVAN DENAG GT3(織戸学/谷口信輝組)

1001_denag3-s 織戸学「コンディションがめまぐるしく変わって、ウエット(深溝)からインター(浅溝)。そしてスリックでタイムが出なくて、最後はインターの硬めでいきました。ヨコハマがウエットタイヤに力を入れてくれて、それが試せて良かった」
谷口信輝「僕たちは優勝してチャンピオンをきめたい。どんな天気でも勝って決めたいけれど、去年まで悔しい思いをしたウエットでポールがとれて嬉しい」

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGOグリッド予選結果

SUGOスーパー耐久レース -RIJ- (2005/10/01) Grid Qualify Weather:Fine Course:Wet
2005 Super Taikyu Series Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'33.343--142.86
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'33.7970.4540.454142.17
311ST21オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'34.0290.6860.232141.82
42ST22FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'34.6531.3100.624140.89
532ST13グループエム アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3/JGN
原 幸雄
和田 雅英
松田 秀士
YH1'34.8011.4580.148140.67
63ST14エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'35.4132.0700.612139.76
763ST23WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL1'35.4302.0870.017139.74
824ST15PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'35.4612.1180.031139.69
913ST24シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
WADA-Q
村田 信博
Y.HINOKI
YH1'35.5372.1940.076139.58
106ST25FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'36.3563.0130.819138.40
117ST31メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
一楽 智也
杉林 健一
YH1'36.3593.0160.003138.39
1220ST26RSオガワADVANランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'36.7293.3860.370137.86
1326ST27エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1'36.7683.4250.039137.81
1430ST28ディクセル★eeiA★オガワランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
YH1'36.9123.5690.144137.60
1545ST16スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
松本 高幸
MI1'37.3303.9870.418137.01
1648ST32フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
ヒロミ 小園
星野 一樹
YH1'37.6244.2810.294136.60
1727ST33FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH1'37.7864.4430.162136.37
1880ST51ネストwithアペルYH
トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
西澤 誠剛
YH1'37.9784.6350.192136.11
1983ST34bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH1'38.0904.7470.112135.95
2017ST52INGS&RUNUPキーパーインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'38.1774.8340.087135.83
2115ST35岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
YH1'38.3344.9910.157135.61
2229ST36PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
梅川 真明
小山 佳延
YH1'38.3515.0080.017135.59
2337ST53ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1'38.3745.0310.023135.56
2436ST54MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH1'38.6035.2600.229135.24
2519ST37EBBRO☆Z☆TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1'38.7635.4200.160135.02
2633ST38トータルスポーツingsZ
日産FAIRLADY Z/Z33
伊橋 勲
木村 崇
松本 竜次
YH1'38.9905.6470.227134.71
2781ST41EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1'39.6836.3400.693133.78
2823ST39C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1'39.6916.3480.008133.77
2921ST310TO'S協新計測アネックスμ7
マツダRX-7/FD3S
増田 芳信
吉富 章
入口 秀輝
YH1'40.4487.1050.757132.76
3073ST42ロイヤルハウスYHランナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1'40.7787.4350.330132.32
3110ST43ADVANTAGE ベルノ東海 YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1'40.8957.5520.117132.17
3218ST44コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH1'41.2287.8850.333131.74
3387ST45RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
佐藤 英而
星野 薫
YH1'43.0059.6621.777129.46
-22ST46モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
佐藤 衛
DL出走せず---
  • No.45の車両は、SUGOスーパー耐久レース大会特別規則書第22条5.違反により、30,000円の罰金のペナルティを課す。
  • No.45の車両は、スーパー耐久シリーズ2005シリーズ規則第7条(5)違反により、ベストラップ削除のペナルティを課す。
  • No.22の車両は、スーパー耐久シリーズ2005シリーズ規則第7条(9)により、最後尾スタートを条件に決勝レースの出走を認める。

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGOドライバーズ予選結果

1001_denag-s

Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUGOスーパー耐久レース -RIJ- (2005/10/01) Drivers' Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2005 Super Taikyu Series Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoClsPCar/TypeDriverTireTimeDelayGapkm/h
125ST11ADVAN DENAG GT3
ポルシェ/911GT3
織戸 学
谷口 信輝
YH1'26.335--154.46
21ST12FALKEN☆PORCSHE
ポルシェ/911GT3
田中 哲也
荒 聖治
FK1'27.9711.6361.636151.59
345ST13スケープ45スペックスポルシェ
ポルシェ/911GT3
伊藤 真一
羽根 幸浩
松本 高幸
MI1'28.5862.2510.615150.54
432ST14グループエム アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3/JGN
原 幸雄
和田 雅英
松田 秀士
YH1'29.0752.7400.489149.71
53ST15エンドレスアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'29.1982.8630.123149.50
624ST16PCJ ADVAN PORSCHE
ポルシェ/911GT3
井上 貴志
堤 明彦
YH1'29.5323.1970.334148.94
76ST21FALKEN☆梁山泊☆EVO
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
冨桝 朋広
関 豊
DL1'30.9104.5751.378146.69
863ST22WING PERMAGARD IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
樋口 統也
池田 昌弘
DL1'31.4165.0810.506145.88
913ST23シーケンシャルエンドレス アドバン座間
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
WADA-Q
村田 信博
Y.HINOKI
YH1'31.4205.0850.004145.87
1048ST31フィールズT&GアドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
ヒロミ 小園
星野 一樹
YH1'31.5755.2400.155145.62
1115ST32岡部自動車ハーツRX-7
マツダRX-7/FD3S
長島 正明
浅井 亮博
YH1'31.6415.3060.066145.52
1226ST24エンドレスアドバンTMCランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
細野 智行
朝倉 貴志
朝倉 宏志
YH1'31.6825.3470.041145.45
1333ST33トータルスポーツingsZ
日産FAIRLADY Z/Z33
伊橋 勲
木村 崇
松本 竜次
YH1'31.7125.3770.030145.40
1411ST25オーリンズランサーEVO IX
三菱ランサーEVO.IX/CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
YH1'31.7325.3970.020145.37
1521ST34TO'S協新計測アネックスμ7
マツダRX-7/FD3S
増田 芳信
吉富 章
入口 秀輝
YH1'31.7955.4600.063145.27
1620ST26RSオガワADVANランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
YH1'31.8325.4970.037145.21
172ST27FUJITSUBO hpi IMPREZA
スバルインプレッサ/GH-GDB
吉田 寿博
小泉 和寛
DL1'31.8785.5430.046145.14
1823ST35C-WEST ORC アドバンZ
日産FAIRLADY Z/Z33
尾本 直史
山田 英二
YH1'31.8825.5470.004145.14
1983ST36bp ADVAN NSX
ホンダNS-X/NA2
古橋 譲
玉木 秀幸
小林 正吾
YH1'32.0765.7410.194144.83
2036ST51MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
トヨタアルテッツァ/SXE10
黒澤 琢弥
池田 大祐
YH1'32.0805.7450.004144.82
2137ST52ARTA F.O.S アルテッツア
トヨタアルテッツァ/SXE10
峰尾 恭輔
長島 正興
影山 正彦
YH1'32.2535.9180.173144.55
2280ST53ネストwithアペルYH
トヨタアルテッツァ/SXE10
佐々木 孝太
植田 正幸
YH1'32.3906.0550.137144.34
2329ST37PERSON'S elf YH NSX FAB
ホンダNSX/NA2
古谷 直広
梅川 真明
小山 佳延
YH1'32.5076.1720.117144.15
2419ST38EBBRO☆Z☆TC神戸
日産FAIRLADY Z/Z33
輿水 敏明
黒澤 翼
菊地 靖
YH1'32.7986.4630.291143.70
2530ST28ディクセル★eeiA★オガワランサー
三菱ランサーEVO.VIII/CT9A
赤鮫 オヤジ
阪口 良平
YH1'32.8546.5190.056143.62
2627ST39FINAエムスクエアーADVAN M3
BMW M3/E46
小林 且雄
筒井 克彦
中村 真一郎
YH1'33.5107.1750.656142.61
277ST310メーカーズ ゼナドリン RX-7
マツダRX-7/FD3S
白井 剛
一楽 智也
杉林 健一
YH1'33.6587.3230.148142.38
2881ST41EXTOLLwithFBS YH
ホンダインテグラ/DC5
楳井 紳也
幸内 秀憲
橋本 達也
YH1'33.8357.5000.177142.11
2910ST42ADVANTAGE ベルノ東海 YH
ホンダインテグラ/DC5
渡辺 明
小林 敬一
YH1'34.1637.8280.328141.62
3018ST43コスモソニック21 FKインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
浅野 武夫
水書 健司
笠原 智行
YH1'34.6788.3430.515140.85
3173ST44ロイヤルハウスYHランナップDC5
ホンダインテグラ/DC5
前嶋 秀司
山本 すばる
YH1'34.8568.5210.178140.58
3217ST54INGS&RUNUPキーパーインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
田中 篤
松永 まさひろ
DL1'35.2958.9600.439139.94
3387ST45RISO☆VBCインテグラ
ホンダインテグラ/DC5
金森 敏一
佐藤 英而
星野 薫
YH1'36.40410.0691.109138.33
3422ST46モンドスピードDL ZOIL
ホンダインテグラ/DC5
斉藤 多聞
佐藤 衛
DL1'40.49214.1574.088132.70

スーパー耐久

スーパー耐久第7戦SUGO SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

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スーパー耐久シリーズ2005 第7戦
「SUGOスーパー耐久レース」 事前情報
■開催月日:2005年10月1-2日
■開催場所:スポーツランドSUGO
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◇いよいよ終盤の2ラウンド、SUGOは非常に重要な戦いに

 スーパー耐久シリーズ(S耐)2005第7戦は、10月1~2日に宮城県のスポーツランドSUGOにおいて400kmレースとして開催される。

 インプレッサが区分されるST2クラス(4WD、2001~3500cc)は9台がエントリー(全クラス35台)。うち2台が#2FUJITSUBO hpi IMPREZA(吉田寿博/小泉和寛)、#63 WING PERMAGARD IMPREZA(樋口統也/池田昌弘)と、プローバレーシングディビジョンがエントリーするインプレッサとなる。

 SUGOはアップダウンに富んだサーキットで、特に最終コーナーから1コーナー、さらにはヘアピンからハイポイントコーナーまでの急な上り坂、さらにはレインボーコーナーから馬の背コーナーまでのバックストレートの急激な下り坂は最大の特徴。これらをつなぐ1~3コーナーはほぼ直角のターンで、馬の背から最終コーナーまではチャレンジングなSPコーナーとなり、エンジンパワーとコーナリング特性の両方が重要なサーキットだ。

 今回のレース距離は400kmのために、岡山同様、ST2クラスはほぼ1ピットで済む。従ってガチンコ勝負のレースとなりそうだ。#2インプレッサは前回岡山で2位でフィニッシュしてポイントリーダーに立った。ランキング2位の#11ランサーとの点差はわずかに5点。今回#2インプレッサが優勝して#11ランサーが7位以下であれば、#2インプレッサのチャンピオンが決まるが、おそらく最終戦まで決着は持ち越されると予想される。従って#2インプレッサは最低でも2位という結果を残して、最終戦に臨みたい。

 また#63インプレッサもシリーズ3位の確保が目標。こちらも最低でも表彰台を目指したいが、清水が欠場する中、どのようなレース展開を見せるか興味深い。

 タイムスケジュールは1日のドライバー予選が11時25分~11時55分グリッド予選が14時20分~15時20分。2日のフリー走行が8時~8時30分、400km、108周の決勝レースは13時40分にスタートが切られる予定。

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

スーパー耐久

SUPER GT第6戦富士 SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

SUPER GT 第6戦
「FUJI GT 300KM RACE」
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■開催月日:2005年9月24-25日
■開催場所:富士スピードウェイ
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  15台抜きの9位でポイント獲得

 SUPER GT第6戦は、9月24~25日富士スピードウェイにおいて開催された。GT300出走25台中24位とほぼ最後尾からスタートした小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、アクシデントを避けながら粘り強い走りを見せて9位でフィニッシュ。
 連続完走記録を13に伸ばしてセパン以来のポイントを獲得。第7戦オートポリスに向け、収穫の多いレースとなった。

 24日の公式予選日、予選1回目は10時20分からの20分間がGT300の専有走行枠。チームはまず小林をコースインさせて基準タイムをクリアした。ところが小林の走行中にギヤが4速に入らないというトラブルが発生。谷川もコースインするが小林のタイムを上回れない。急きょガレージではミッション交換が行われることになった。
 11時からGT300/GT500の混走枠、#77インプレッサがコースインしたのは残り5分の段階だった。谷川は残りわずかの時間で落ち着いてアタックを開始。そして渾身のアタックで1周して1分44秒353のタイムで17位につけたところでタイムアップとなった。
 しかし予選2回目のセッションで小林が他車両と接触。相手がスピンをしてしまったために、危険走行として予選のベストタイム抹消というペナルティが取られた。ドライバーの事情聴取もなく、さらにスピンした相手のドライバーも首をかしげるような判定だったが、結局判定は覆らず予選順位は24位に落ちることになった。

 25日決勝日、レースは14時9分にスタートした。スターターは小林で1周目は19位で通過。さらに7周終了時点では15位までポジションを上げて、この時点で10台抜き。さらに22周目には13位に上がった。
小林は10位までポジションを上げて30周でピットイン。谷川をコースへ送り出した。
 谷川は12位でコース復帰。40周でほとんどの車両がルーティーンピットを済ませると、谷川は10位にまでポジションを上げていた。さらに前を行く#87ランボルギーニとの距離をジワジワと詰めていった。
 しかし、速いベストラップを刻むと、次のオートポリス戦のときに性能調整が行われてリストリクター径が1ランク狭められてしまう。
 谷川はその指示をしっかり守ってステディにドライブを続けた。終盤の55周目に7位を走行していた#7 RX-7がマシントラブルでストップ。これで9位に上がった谷川は、13戦連続完走を遂げてゴール。決勝レースをほぼ予定どおりに進めることができ、次のオートポリス戦を少しでも有利に戦うにために収穫の多いレースとなった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士決勝 NISOMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第6戦
「FUJI GT 300KM RACE」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年9月25日
■開催場所:富士スピードウェイ
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■G’ZOX・HASEMI・Zが14台抜きで4位入賞
#1ザナヴィ ニスモZ、#22モチュールピットワークZも
チャンピオン争いに留まる

 9月25日(日)、SUPER GT第6戦が富士スピードウェイ(1周:4.563km)で開催され、予選8位からスタートした#3 G’ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス)が一時18位までポジションを落とすものの、猛烈な追い上げによって4位でレースをフィニッシュした。また、チャンピオンシップポイントは#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン)が3位、#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝)が5位となり、ともにシリーズ優勝戦線に留まった。

 台風17号の影響による悪天候の予報ながら、44,800名の観客が来場した。14時5分にフォーメーションラップが開始され、1周後に66周の決勝レースがスタート。
 8番グリッドからスタートした金石の#3 Zは、第1コーナーを立ち上がる際に軽く接触。隊列に戻ったところを別の車両と再びタッチし、グリーンにはじき出されてしまった。この間に18位にまでポジションを落としてしまう。金石は猛然と追い上げを開始し4周目に17位、16周目に12位へとジャンプアップ、31周目に暫定4位でピットインしコマスに交代すると、さらに上位車をパスして行った。39周目に#35スープラを抜くと4位の位置を確保。コマスはさらに上位を狙ってラップタイムを詰めて行った。レース終盤58周目にはベストラップタイムを更新するなどプッシュし、一時15秒以上あった3位#6スープラとの差を約3秒にまで詰めたところでチェッカーフラッグが振られた。

 3年連続チャンピオンを目指す#1 Zは本山哲が11番グリッドからレースをスタート。1周目のホームストレートは9位で戻ってきたが重いハンディウェイトが足かせとなり、なかなかペースアップが出来ない。8周目、21周目、24周目にポジションをひとつずつ下げてしまった。レース後半は一時7位を走行したが、48周目に#36スープラ、50周目にはチームメイトの#22 Zに順位を譲ってしまう。結果10位でレースを終え、ポイントを1点加えてチャンピオンシップ3位にとどまった。

 また、予選10位からスタートした#22 Zの柳田真孝はオープニングラップで8位につけると、クリーンかつ力強い走りで上位車グループに追従して行った。11周目に#35スープラに先行されるがタイム差をつけられずにこれを追い、28周目に暫定10位でミハエル・クルムにバトンタッチした。クルムは、9位でレース中盤を走り、48周目には#36スープラに抜かれたのちも50周目には僚友の#1 Zをパスして9位を守りきった。これによって、ポイントが2点加算され、クルム/柳田組はチャンピオンシップポイントが5位となった。
 予選12位からスタートした#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治組)は、13位でフィニッシュした。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 ホンダリリース

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白熱したバトルの末、EPSON NSX(松田/ロッテラー組)が2位表彰台を獲得
決勝日:2005年9月25日(日) サーキット:富士スピードウェイ 天候:予選/曇りのち雨 決勝/曇り時々雨 気温:24℃/路面温度:28℃(14:00現在) 決勝レース:66周(301.158km) コースコンディション:ドライ 観客数:44,800人(主催者発表)

 9月25日(日)、富士スピードウェイ(静岡県)においてSUPER GT第6戦「FUJI GT 300KM RACE」の決勝レースが開催された。このサーキットでのSUPER-GTレースは今シーズン2回目となる。

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 24日(土)に開催された公式予選は朝から荒れた天候となり、午前中の予選1回目はドライコンディションとなったが、その後に雨が降り始めたために午後はウェットコンディションでの予選となった。Honda NSX-GTは予選2回目のスーパーラップに#8伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)と#32松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)の2台が出場。GT500クラス4番目にスタートした#32 EPSON NSXのA.ロッテラー選手は見事な走りでトップタイムとなる1分43秒924を記録。その後にタイム更新を果たしたドライバーは現れず、今シーズン初となるポールポジションを獲得した(第4戦SUGOではトップタイムを記録したが、ペナルティで2番手スタートに降格)。

 40kgのハンディウェイトを積みながらも好調な走りを見せていた#8 ARTA NSXは、伊藤大輔選手が1分45秒180のタイムを記録。5番手のポジションからスタートをすることとなった。

 前戦もてぎで2位となった#18 TAKATA童夢NSXは60kgのハンディウェイトを積み14番手、同じく前戦もてぎで6年振りの優勝を果たした#100 RAYBRIG NSXは80kgのハンディウェイトを積み15番手から決勝を迎えることとなった。

 25日(日)の決勝日は、未明に伊豆半島沖を通過した台風17号の影響で雲の合間に青空が見えるものの、強風が吹き荒れる天候となった。スタート時点で気温24℃、路面温度28℃のコンディションのもと、総参加台数45台(GT500クラス19台)のマシンがローリングスタートを切った。

 スタート直後の第1コーナーは#32 EPSON NSXのA.ロッテラー選手がトップを死守。オープニングラップをハイペースで周回し、早くも2秒127の差をつけた。#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手は5位、#100 RAYBRIG NSXのセバスチャン・フィリップ選手が12位、#18 TAKATA童夢NSXの道上龍選手が13位を走行した。

 序盤で快走をみせたトップのA.ロッテラー選手はバックマーカーが発生した9周目あたりで2位の#38 ZENT セルモ スープラに1秒以内にまで差を縮められるが、1分37秒台の安定したペースを崩すことなく、再び独走態勢を築いていった。

 27周目終了時に#8 ARTA NSXと#18 TAKATA童夢NSXの2台が同時にピットイン。タイヤ交換、燃料補給を行い、伊藤大輔選手と小暮卓史選手にそれぞれドライバーを交代した。トップを快走する#32 EPSON NSXは31周終了時にピットインを敢行。36秒のピット作業で松田次生選手がコースに復帰した。GT500クラスの全車がピット作業を終えた時点で#32 EPSON NSXは2位に6秒以上の大差をつけた。#8 ARTA NSXの伊藤選手は5位、#18 TAKATA童夢NSXの小暮選手は11位、#100 RAYBRIG NSXのジェレミー・デュフォア選手は13位を走行した。

 雲の切れ間から日差しが垣間見えながらも、所々で小雨が降るなど不安定な天候となった決勝レースは、各チーム・ドライバーにとっても厳しい闘いを強いられた。その中でも、トップを走る松田選手は2位を走行する#38 ZENT セルモ スープラとの差を保ちながら粘りの走行を続けた。48周目には2位との差は再び1秒以内となり、その後はテール・トゥ・ノーズの争いが繰り広げられた。特に53周目の1コーナーではイン側を差し込まれるが、2・3コーナーまで併走して抑え込むなど、2台の息の詰まるバトルは多くのファンを熱狂させた。

 残り10周となってもトップ2台の神経戦は続き、タイヤの消耗具合や勝負のタイミングに注目が集まった。各コーナーでトップを攻める相手に対し、絶妙なライン取りで2位を抑え込む松田選手だったが、残り2周となった第1コーナーで再び並ばれて、ギリギリまで抑え込むが第3コーナーでついにトップの座を譲ってしまい、粘り及ばず無念の2位でチェッカーフラッグを受けた。しかし、松田選手の走りに多くのファンが賞賛の拍手を贈った。優勝は立川祐路/高木虎之介組(#38 ZENT セルモ スープラ)。

 続くHonda NSX-GT勢は#8 ARTA NSXが8位、#18 TAKATA童夢NSXが11位、#100 RAYBRIG NSXが14位でレースを終えた。

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■コメント

■白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「前戦もてぎラウンドに続いての2連勝を目指したのですが残念です。富士はNSX-GTにとっては決して有利なサーキットではないのですが、残り2周までトップを走行し、2位表彰台を獲得できたのはなによりです。特に終盤の白熱したトップ争いで松田選手がみせた走りは素晴らしいものでした。次戦オートポリスに向けて、手応えを感じていますので期待して下さい。ご声援をよろしくお願いいたします」

2位 #32 EPSON NSX
■松田 次生(Tsugio Matsuda)選手
 「ずっと粘ったのですが、最後に抜かれてしまいました。後半は相手の方が速かったので抑え込むのに必死でした。でも、立川選手とのバトルはとてもクリーンなバトルができて楽しかったです。優勝を逃して残念でしたが、良いレースができました。残りは2戦となりましたが、全力を尽くして優勝を目指します」

■アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)選手
 「スタート直後の1コーナーは激しかったけど、何とかトップを守ることができました。その後はハイペースで走ることができ、トップで松田選手にバトンタッチすることができました。優勝できなかったことは悔しいですが、松田選手の走りは素晴らしく、この結果には充分満足しています。残り2戦もこの調子で頑張りたいと思います」

Text & Photo: © HONDA

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士予選 NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

■雨のスーパーラップは意外な展開に
G’ZOX・HASEMI・Zが予選8位、
モチュールピットワークZは同10位を確定

 台風17号の影響による雨があがり、SUPER GT第6戦の公式予選1回目が行われた9月24日(土)午前10時20分時点では富士スピードウェイのコースは徐々に乾きつつあった。
 20分間のGT300の専有走行を経て、GT500マシンのタイムアタックショーが始まった。#1 Zは、1分35秒916のベストラップを早々に記録したが12番手タイム。#22 Zは、専有時間にクルムが出した1分35秒890が11番目のタイムとなった。#12 Zは、前日の練習走行からセットアップが定まらず、このタイムアタックでもベストラップが1分 35秒961の13番手であった。ハンディウェイトなしの#3 Zは、金石年弘がタイムアタックを担当。Z勢トップ、総合5位の1分35秒222を記録し、スーパーラップ進出権を獲得した。

 GT500の公式予選2回目は午後2時50分から行われ、その後続いてスーパーラップとなった。
 1回目の公式予選で11位、12位となったニスモの2台は、この時間を決勝のセットアップに使う予定だったが、ニスモピットは突然の知らせで慌ただしく動いた。1回目予選で2位となった#35スープラが走行後の計量で規定重量不足と判定されたためタイム抹消となり、同11位だった#22モチュールピットワークZにスーパーラップ出場権が回ってきたからだ。
 #22 Zは、15分間の走行時間を使ってスーパーラップの準備を進めたが、その間にさらに降雨は激しくなり、浅溝タイヤから深溝に交換するなど、状況に合わせるのが精一杯であった。GT500スーパーラップの第一走者となったミハエル・クルムはアタックラップに繰り出して行ったが、ウェットとは言え1分53秒902という不本意なタイムで走行を終えた。順位は10位であった。

 1回目予選で5番手タイムを出した#3 G’ZOX・HASEMI・Zは、GT500スーパーラップの6枠目にアタックランをスタートした。15分間の走行時間帯に、低ドラッグ・低ダウンフォース仕様からハイダウンフォース仕様へとセッティング変更を行い、スーパーラップに臨む予定であったが予想外の降雨で計画が崩れ、仕様変更のチェックが不完全なままアタック走行の順番を待つこととなった。雨は弱まったものの急造の空力バランスがマッチせず、金石はハンドリングをコントロールするのに悪戦苦闘してタイムロス。1分46秒724のタイムで8番グリッドを確定した。

 突然の雨によってハプニングが続出したスーパーラップは、1回目の予選で7位であった#32 NSXがスープラ勢を抑えて一躍トップに踊り出て終了した。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

SUPER GT

SUPER GT第6戦富士 インプレッサ、富士でポイント獲得を狙う

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SUPER GT 第6戦
「FUJI GT 300KM RACE」 事前情報
■開催月日:2005年9月24-25日
■開催場所:富士スピードウェイ
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◇インプレッサ、富士でポイント獲得を狙う

 SUPER GT第6戦は9月24~25日、初秋の富士スピードウェイにおいて今年2度目のイベントとして開催される。唯一のSUBARU車であるクスコスバルADVANインプレッサは、小林且雄と谷川達也のコンビで参戦。完走記録を更新するのはもちろん、第3戦セパン以来のポイント獲得を目指す。

 富士スピードウェイでのSUPER GT開催は5月の第2戦以来だが、その時が500kmレースとして行われたのに対し、今回は300kmレースとして行われるため、ルーティーンピットは1回のみ。車両の性能、ドライバーの技量だけではなく、ピット作業でのチームワークも勝負の鍵を握ることになりそうだ。

 リニューアルなった富士は1.5kmにもおよぶメインストレートを残して以前のレイアウトを模しながらも全く別のサーキットに生まれ変わった。特に前半はハイスピード区間で、第5戦SUGOから変更されたフロントマスク(WRカーのデザインを手掛ける富士重工業のデザインチームがデザインに関与)で、どれだけトップスピードが向上するか興味深い。また、後半のテクニカル区間では低重心パワーユニット・水平対向エンジンを搭載するインプレッサは、その特徴である優れた回頭性を生かした走りを見せてくれるだろう。

 今回のエントリーは44台で、うちGT300クラスは26台。まずは予選で第3戦セパンからの4戦連続となるスーパーラップ(SL)への進出を目指す。性能調整により今回もリストリクター径は2ランクアップとなり、特に後半のテクニカルセクションでタイムを稼ぎ、また粘り強い走りで13戦連続完走記録の更新とポイント獲得を期待したい。

 なお、23日の練習走行(9時~10時30分、13時40分~15時25分)は、富士スピードウェイの入場券だけで入場可。24日の予選日は、7時30分~9時がピットロードにおいて公開車検、10時20分~11時20分がSL進出を決める公式予選1回目、14時35分~16時35分がSLを含む公式予選2回目となる。25日決勝日は8時~8時30分がフリー走行、14時10分に66周の決勝レースがスタートを切る。

■谷川達也選手
 「インプレッサにとってはやや苦手の富士で4戦連続のSL進出、そして必ず完走してより多くのポイント獲得を目指します。前回のもてぎでは自分のミスでポイントを逃しただけに、挽回したいですね。僕たちは与えられた仕事でベストを尽くすだけです。(小林)且雄さんとのチームワークもばっちりなので、チーム全体の力でいいレースをお見せしたいです」

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 FUJITSUBO hpi IMPREZAが2位表彰台でシリーズランキングトップに!!

スーパー耐久シリーズ2005 第6戦
「スーパー耐久岡山400kmレース」
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■開催月日:2005年9月10-11日
■開催場所:岡山国際サーキット
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◇ FUJITSUBO hpi IMPREZAが2位表彰台で
  シリーズランキングトップに!!

 スーパー耐久シリーズ2005第6戦は、9月10~7日に岡山国際サーキットにおいて400kmレースとして開催され、吉田寿博/小泉和寛組の#2FUJITSUBO hpi IMPREZAはクラス2位(総合5位でゴールして、シリーズポイントで逆転首位に躍り出た。また、樋口統也/池田昌弘組の#63WING PERMAGARD IMPREZAは、表彰台は逃したがクラス4位(総合8位)で、シリーズポイント3位を守った。

 インプレッサが区分されるST2(4WD、換算排気量2001~3500cc)には、2台のインプレッサ、9台のランサーの計11台(全クラス36台)がエントリー。
 10日の予選は、#2インプレッサの吉田が1分39秒398のタイムで2位(総合6位)、。#63インプレッサの樋口は4位(総合8位)を確保した。

 11日12時44分、400kmの決勝レースがスタートした。#2インプレッサは吉田、#63インプレッサは樋口がスターター。スタートからしばらくは#11ランサー、#2インプレッサ、#6ランサーが一定の間隔を置いて周回。#63インプレッサはペースが上がらず12周目に#20ランサーに先行を許した。やがて#11ランサーがスローダウン、これで#2インプレッサが難なくクラストップに躍り出た。しかし40周を過ぎたあたりから2位の#6ランサーが接近。しばらくはテールtoノーズのバトルを繰り広げたが、50周目に逆転を許してしまった。

 中盤の56周目でクラストップの#6ランサーがピットイン。59周でクラス3位までポジションアップしていた#13ランサー、4位の#63インプレッサがピットイン。ペースが落ちていた#2インプレッサは、予定よりやや早めの63周でピットイン。給油、タイヤ4本交換と完璧なピットワークを済ませ、交代した小泉がコースへ。しかし#13ランサーはピットロードの小泉よりも1秒2早くコントロールラインを通過していた。
 コース上の2台の差は5秒1。ここからフレッシュタイヤを得た小泉は#13ランサーに迫り、72周目には1秒9までその差を詰めたが、逆転するまでにはいたらず2位でチェッカー。
 しかし、ポイントリーダーだった#11ランサーが9位で2点のみの加算となったこともあり、#2インプレッサは15点を加えて堂々ポイントリーダーに立つことになった。

 いっぽう#63インプレッサは、前後の車両と間隔があったこともあり、池田がステディに周回を重ね表彰台はならなかったものの、4位でゴールしてポイントを加算。こちらもシリーズランキング3位を守った。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: © スバルテクニカインターナショナル

Japanese F3

F3第17戦,18戦MINE トヨタモータースポーツニュース


平成17年9月12日
トヨタ自動車(株)広報部

全日本F3選手権
第17/18戦 MINE

全日本F3第9大会 J.P.デ・オリベイラがチャンピオン獲得!
第17戦では、波乱のレースでJ.リードが初優勝。
第18戦は3冠確定のトムスが1-2フィニッシュ

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第17戦、チームの地元MINEでJ.リード(左)が初優勝。
3位に入ったJ.P.デ・オリベイラ(右)はチャンピオンを確定した

 2005年の全日本F3選手権の第9大会(第17戦、第18戦)「MINE F3レース」が9月10日(土)~11日(日)に山口県のMINEサーキットで開催された。今季2度目となるMINE大会には、シリーズエントリーの14台に2台を加えた16台が出場、トヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車はこのうち10台を占めた。
 シリーズも終盤を迎えてチャンピオン争いはJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)と中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)の2人に絞られ、9日(金)に行われた練習走行ではJ.P.デ・オリベイラがトップ、中嶋一貴が2番手タイムにつけた。

◆予選◆

 30日(土)は朝から断続的に小雨が落ちる不順な天候。午前10時15分から15分間づつ行われた公式予選は序盤にごく少量の雨が落ちたもののその後は曇天となり、実質ドライ路面で行われた。
 第17戦のセッションでは、激しいタイムアタック合戦が展開され、終了間際にただ一人1分22秒台に入ったJ.P.デ・オリベイラがポールポジション、中嶋一貴が2番手、R.ストレイト(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が3番手で続き、トヨタ・トムス3S‐GEエンジンが上位3番手までを独占した。
 10分間のインターバルをおいて実施された第18戦のセッションは、路面状況の向上により序盤からめまぐるしく順位の入れ替わる展開。その中でJ.リード(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が6周目にトップに立つと、その後はコースアウト車両による黄旗提示状態が続きタイム短縮は果たせず、J.リードがポールポジション。J.P.デ・オリベイラが3番手、中嶋一貴が4番手、R.ストレイトが5番手グリッドをそれぞれ獲得した。

◆第17戦決勝◆

 第17戦の決勝レースは午後2時50分より今にも雨の降り出しそうな曇天の下、20周で行われた。
 スタートでは、ポールポジションのJ.P.デ・オリベイラがホイールスピンで遅れ、2番手の中嶋一貴がトップで1コーナーへ。3番手に後退したJ.P.デ・オリベイラまでを含む上位3台は、じわじわと後続を引き離しながら周回を重ねるが、間もなく雨が降り出し、路面はハーフウエット状態へ。そんな状況で迎えた6周目、1コーナーで中嶋一貴は痛恨のスピンを喫し、コースオフ。2番手の武藤英紀(M-TEC MF204C)、J.P.デ・オリベイラも続いてコースアウトしたが、自力でコースに復帰し、この間隙にJ.リードが首位に立った。
 周回遅れとなった中嶋一貴は雨が強くなるとのチームの判断からピットに戻り、レインタイヤに履き替えて追撃を開始したが、グラベルで拾ったと思われる石が原因でエンジンがストップ。11周で無念のリタイアとなり、この瞬間にJ.P.デ・オリベイラのチャンピオンが確定した。
 一方5番手までポジションを下げたJ.P.デ・オリベイラは小雨の降り続く中、スリックタイヤのままで渾身の猛追を続け、8周目に4位、11]周目には3位まで浮上してチェッカー。
 その一方で、逃げ切ったJ.リードがチームの地元となるMINEで初優勝を果たした。

◆第18戦決勝◆

 11日(日)も朝から曇天。第18戦の決勝レースは午後3時より30周で行われた。ポールポジションのJ.リードを先頭にスタートが切られると、3番手グリッドのJ.P.デ・オリベイラは2番手の横溝直輝(ニッサンSR20VE)を1コーナー進入までにパス。さらに4番手スタートの中嶋一貴も、3コーナーの進入で前に出て、トヨタ勢が上位3台を占める。
 ところが首位を行くJ.リードは、フライングスタートによるピットドライブスルーペナルティを受けて後退を余儀なくされてしまう。
 これで首位に立ったJ.P.デ・オリベイラはファステストタイムを記録しながら快走。2位の中嶋一貴はこれを追うが届かず、そのままチェッカー。J.P.デ・オリベイラは見事今季7勝目を挙げ、2位で続いた中嶋一貴とともにトムスチームのワン・ツー・フィニッシュとなった。
 今大会の結果により、J.P.デ・オリベイラは最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを確定。トムスチームはチーム部門とエンジンチューナー部門のタイトルと合わせて3冠を確定した。トヨタ・トムス3S‐GEエンジンによるチャンピオン獲得は2003年以来3年連続となる。


トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:

 念願のチャンピオンを獲得することが出来て本当に嬉しい。自分を支えてくれたチームスタッフや関係者には感謝の気持ちで一杯だ。チャンピオンは確定したが、最終戦も全力で戦い、第18戦をノーミスで勝ち取ったように、勝利を目指し、その勢いを保ってマカオGPでも勝ちを狙って行く。

トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:

 第17戦は残念な結果に終わり、シリーズチャンピオンも確定してしまったが、残る最終戦では、シリーズランキング2位獲得を目標とするのではなく、あくまでも勝ちを狙って、全力で攻めて行きたい。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:

 第17戦での中嶋一貴君は、降りだした雨の中、トップを走るという厳しい状況で、よく頑張ったと思う。トムスチームとしては3冠を達成することが出来、池田大祐君も第18戦の後半は集中力の高い走りを披露するなど、それぞれ良いところを見せてくれた。最終戦では今季の総決算としてさらなる健闘を期待したい。

Text: © トヨタ自動車

スーパー耐久

スーパー耐久第6戦岡山 NISIMOモータースポーツニュースフラッシュ

スーパー耐久シリーズ2005 第6戦
「スーパー耐久岡山400kmレース」
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年9月10-11日
■開催場所:岡山国際サーキット
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◇C-WEST ORCアドバンZが5連勝で
  ST3クラスチャンピオンを獲得!!

 スーパー耐久シリーズ2005第6戦は、岡山国際サーキットにおいて400kmレースとして開催され、尾本直史/山田英二組の#23 C-WESTORCアドバンZがST3クラスで5連勝を遂げ、2戦を残してシリーズチャンピオンを決めた。
 輿水敏明/黒澤翼/菊地靖組の#19 EBBRO☆Z☆TC-KOBEも2戦連続の3位を得た。また、ST1クラスでは、木下みつひろ/影山正美組の#3エンドレス アドバンZが3位表彰台を獲得した。

 公式予選は10日に行われ、ST3/4クラスの専有走行枠で、#48 Zが5位、#23 Zが6位、#19 Zが7位という結果となった。また#3 Zの木下が1分37秒702でST1クラス3位につけた。

 11日の決勝日、2万5200人のファンがスタンドを埋めた12時44分、109周の決勝レースがスタートした。ST1クラス3位の#3 Zの木下は#24ポルシェを従えてポジションキープの走行。ST3クラスでは、#23 Zの山田と#19 Zの黒澤が、2周目に#48 Zのヒロミをかわしてそれぞれポジションをアップ。一方ヒロミは4周目のWヘアピン1個目で他車両と接触。大きくポジションを落としただけでなく、サスペンションにダメージを負ってピットインした。
 19周目に#83 NSXが2コーナーでスピンを喫し、これで#23 Zは3位に浮上。さらに#27 M3は右フロントのサスペンションにトラブルを抱えてペースダウン。#23 Zは34周目に2位に、また、#19 Zも5位にポジションを上げた。さらに#19 Zの黒澤は48周目に4位に上がった。

 53周目、#23 Zの山田は水温と油温が上昇して思うようにペースが上げられない状態となり#83 NSXに2位を譲るが、#83 NSXが62周でピットインし、コースに戻ったときには#23 Zの後ろだった。そして73周目、#23 Zの尾本は#29NSXをついに逆転してクラストップに。そしてその差をじわじわと引き離していった。

 終盤、#23 Zの尾本は落ち着いたドライビングで2位の#83 NSXを寄せ付けず歓喜のゴール。逆転優勝、しかも5連勝で早くも今年のシリーズチャンピオンを獲得した。一方、4位でゴールした#19Zだったが、レース後の再車検で3位チェッカーの#29 NSXがシートベルトの有効期限違反で失格となり、3位に繰り上がる結果となった。#48 Zは星野がガマンの走りを見せて6位入賞となった。

 ST1クラスは#3 Zの木下が10周目に#24ポルシェにかわされて4位にドロップしたが、2位の#1ポルシェが早めのピットインを行ったこともあり、24周目に再び3位へ。さらに49周目には#24ポルシェを抜き返し2位まで浮上した。木下は#1ポルシェにかわされた直後の53周でルーティーンピットを済ませると影山に交代。後半は影山が安定した走りを見せてポジションを守り3位でチェッカー。第3戦MINE以来の3位表彰台を得た。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

Japanese F3

F3第18戦MINE決勝記者会見

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優勝 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)

 「勝つのは嬉しいです。チャンピオンになったからといってモチベーションの下がるようなレースはしたくありませんでした。マシンも良かったので自信をもって、出来るだけプッシュをしました。ミスもせずに24~25秒台で毎ラップ走れたし、リラックスして楽しみながらレースができました。もてぎでもいいレースをして出来るだけ多くの勝利をチームに捧げたいと思います」

2位 中嶋一貴(TPDトムスF305)

 「スタート自体は普通でした。1コーナーでJP(オリベイラ)と競ってたので加速が良くなくて横溝選手に前に行かれましたが、2コーナーで横溝選手のインに寄ってブレーキを我慢してかわせました。あそこで順位をひとつ上げられたことが大きかったです。ベストタイムを出したあたりからマシンバランスが良くなくて、そこをうまく乗りこなせなくてタイムが安定せず、厳しいレースになりました。最終戦は、開幕戦と同じもてぎで、開幕戦は調子も悪くなかったし、自分もあのときより速くなっているという自信もあります。シリーズ2位もかかっているので、2つ勝って決めたいです」

3位 横溝直輝(ThreeBond)

 「1コーナーでJPと並んで入っていって、2コーナーのアプローチで後ろも近づいているのがわかってたので、前と同じようなラインでイン側に寄ってたんですけど、トップ2台が思いのほかブレーキングが早くて詰まってしまいました。そのときに中嶋選手にアウト側から行かれてしまいました。3コーナーまでは併走したんですけど、無理は出来なかったです。予選のドライコンディションに比べると、前のレースの影響で路面状況が変わっていたので、そのへんをアジャストしました。マシンのバランスはそんなに悪くなかったし、ぼくもベストを尽くしたんですけど、今日は前に離されてしまいました。何が悪いってこれといったものはないんです。最終戦のもてぎでは、シリーズ2位もまだ残っていますし、最後まであきらめずに優勝を目指したいです。最終戦のレースというのは印象に残るレースになるので、最後のレースをF3の卒業レースとなれるように頑張りたいと思います」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第18戦MINE決勝 オリベイラが今季7勝目、2位に中嶋、3位横溝!

 全日本F3選手権第18戦は11日、山口県のMINEサーキットで決勝を行い、予選3位からスタートしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)が、スタートで2位に立ち、トップを走るジョニー・リード(INGING F107)のペナルティでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝。今季7勝目を上げ、シリーズチャンピオンに花を添えた。

観客: 3,900人(主催者発表)

 山口県内は終日雨の予報だったが、朝方雨は上がり、MINEサーキットは午後から曇は多いものの蒸し暑い気候となってきた。決勝前に行われたランボルギーニ走行会でクラッシュしたクルマが破損させたガードレール修復のため、フォーメーションラップ開始時間が予定の午後3時から午後3時20分に変更された。

0911_r18_oliveira-s 各車、フォーメーションラップで1周を回りグリッドに整列、レッドシグナルのブラックアウトでスタート。トップで1コーナーに飛び込んだのは、ポールシッターのジョニー・リード(INGING F107)。スタートで横溝直輝(ThreeBond)をかわしたジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)と中嶋一貴(TPDトムスF305)が争いながら2位と3位に上がる。横溝は中嶋に並びかけるが抜けず。4位に落ちた。5位に武藤英紀(Honda・M-TEC F107)、6位ロベルト・ストレイト(INGING F107)と続く。

 しかし、3周目にトップを走るリードにジャンプスタートによるドライビングスルーのペナルティが課せられた。リードは6周を終わったところでピットイン。トップ争いから脱落した。

 トップを走るオリベイラは磐石。2位中嶋との差を徐々に開き、10周目を終わって1.7秒、20周で5.6秒、ゴール時には7.7秒の差をつけ、余裕の7勝目を上げた。

 中嶋、横溝、武藤の3台はスタート直後から僅差の争いを演じていたが、このグループから中嶋が徐々に抜け出す。横溝と武藤は終始1秒前後の差。しかし、この狭いMINEでは抜きどころがなくこのままの順位でゴールを迎えた。

 最終第10大会(第19戦、第20戦)は、10月22から23日にかけてツインリンクもてぎで開催される。チャンピオンは決まってしまったが、中嶋と横溝の選手権2位をかけた争いはまだ決着がついていない。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第18戦MINE決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/11) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 18 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムス F305DALLARA F3053S-GE30
237中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE307.750
312横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE3010.447
410武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C3011.263
51ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE3014.788
614パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE3019.832
738池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE3021.991
816塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C3025.881
933番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE3028.323
102高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C3032.276
1119折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE3049.315
125ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE3049.425
1362嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE3058.505
1411河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C301'00.195
1550磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE301'08.594
-------- 以上規定周回数 ( 27 Laps ) 完走 --------
-3安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE1515 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムス F305) 1'24.368

Japanese F3

F3第17戦決勝記者会見&チャンピオン記者会見

優勝 ジョニー・リード(INGING F107)

0910_reid_conf-s 「トップ3のミスでしたが優勝できて嬉しいです。このコースはドライでのオーバーテイクは難しいので雨になればと思っていました。雨でのクルマのバランスが良かったのもラッキーでした。(リードはA1GPに参加するため全日本F3でのレースは明日が最後)A1のテストをフランスで行なって11月にニュージーランドのレースに参加します。このレースの勝利が自信になったのでいいレースができると思います」

2位 武藤英紀(Honda・M-TEC F107)

0910_muto_conf-s 「雨が降り始めていて、コースアウトする前の周から強くなったと感じていたんですが、あれほど濡れているとは思いませんでした。中嶋選手がコースアウトしたときには、ぼくも何もできない状況でした。路面に対して完全なオーバースピードで自分のミスです。コースオフして石を拾ってしまいまったのが原因かどうか解りませんが、エンジンからいやな音が聞こえたり、ミスファイヤーのようなのも途中出ていて、不安をかかえて走っていました。そのせいではないんですが、リード選手が磯崎選手に引っかかってるときにペースを上げていればよかったのに、慎重な走りをしてしまいました。今思えばもうちょっとプッシュすればリード選手をキャッチできて、そしてもしかしたら抜けたのかなと思います」

3位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)

0910_oliveira_conf-s 「スタートがうまく切れなかったのが、このレースの問題でしたね。雨が降り出してからはミスをしないようにリスクを背負わないようにしました。路面が濡れていたので1コーナーでみんなと一緒にコースオフしてしまいました。スタートをしてからは優勝でタイトルは取れないと思いました。雨が降ったのでこの順位になれたと思えばラッキーでしたね」

シリーズチャンピオン ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)

0910_oliveira_cham-s 「一言では言い表せないんですけど、チャンピオンは自分にとっての大きなターニングポイントだと思います。昨年はこのMINEでポイントをたくさん取らなければならない立場で、今年は逆に自分がポイントをリードしている立場でした。去年はブレーキトラブルでチャンピオンを取れなかったので、悔しい思いもしましたが、同じMINEでタイトルが取れたので嬉しいですね。自分の中での問題が克服できた感じがします。去年からの経験を生かして短い予選の走り方やタイヤの選択、大会自体のことについて学ぶことが多かったです。インをついてペナルティを取られたりなどのミスを犯さないようにした部分では、成長したと思います。トムスに来てそれが生かせたと思います。去年はブラジルに戻っていましたが、今年はイギリスに一度行ったのみで1月から日本にいますし、日本での生活もようやく慣れて楽しめるようになりましたし、チームとの関係もすごくいいです。御殿場での生活も楽しく過ごしています。
(チームメイトの中嶋について訊かれて)シーズ当初から一貴のポテンシャルや速さは感じていましたが、少し経験が足りないのかも知れません。もう少し学ばなければならないところもありますね。チームメイトなので自分とのデーターも共有でき、お互い勉強し合えるし、いいチームメイトだと思います。彼は今年大きく成長し、接戦できるチームメイトがいるということは自分にとってもモチベーションにつながるし、彼が速いほど自分も速く走れるのでためになりました。残りのレースも出来るだけ多く勝ちたいと思います」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第17戦決勝 大波乱! 優勝はリード、オリベイラがチャンピオンを決める!

 全日本F3選手権第17戦は10日、山口県のMINEサーキットで決勝を行い、途中降り出した雨のため次々とコースアウトするマシンが出るなか、予選5位のジョニー・リード(INGING F107)が優勝した。また、このレース3位に入ったジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)が選手権ポイントで2位につける中嶋一貴(TPDトムスF305)のリタイヤにより2005年F3選手権のシリーズチャンピオンを決めた。

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 MINEの天候は決勝開始前になっても曇りのまま、なんとかドライでのスタートを迎えた。フォーメーションラップを回って各車グリッドにつき、赤ランプのブラックアウトでスタート。ポールポジションのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)がホイールスピンで出遅れるなか、素晴らしいスタートを決めたのが予選2位の中嶋一貴(TPDトムスF305)でトップで1コーナーに。2位には予選4位の武藤英紀(Honda・M-TEC F107)が上がり、オリベイラは3位に落ちた。以下、4位ジョニー・リード(INGING F107)、5位ロベルト・ストレイト(INGING)、6位パオロ・モンティン(ThreeBond)と続く。

 このまま各車周回を続けるが、3周を過ぎたあたりから突然コースに雨が落ちてきた。そして5周目の1コーナー。雨に濡れたトラックに足元をすくわれ、なんとトップグループ全車がコースアウト。後続も次々とグラベルに飛び出していく。各コーナーでもコースアウトするマシンが続出。大変なレースになってきた。

 6周を終わっての順位は、リードがトップ、2位武藤、3位はなんと予選10位の番場琢(DeODEOダラーラF305)だ。4位に横溝直輝(ThreeBond)、5位オリベイラ、6位嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF305)。中嶋はグラベル脱出に手間取り、周回遅れになってしまった。中嶋ノーポイントでオリベイラのチャンピンが確定するためこの時点でほぼオリベイラのシリーズチャンピン獲得が濃厚となった。

 5位のオリベイラは10周目に横溝を11周目に番場をかわして3位に上がる。そしてピットインしてレースに復帰していた中嶋が自身12周目の2コーナー立ち上がりでストップ。マシンを降りたためこの時点でオリベイラのチャンピオンが確定した。

 2位を走る武藤は14周目に4秒あったトップを走るリードとの差を徐々に詰め始める。17周目には2秒を切り、ファイナルラップ突入時点でその差は1秒。しかし僅かに届かず20周を走りきってリードが優勝。2位には武藤。3位チャンピオンを決めたオリベイラ。4位横溝、5位安岡秀徒(INGING F107)、6位ストレイト。

 7位はルーキー塚越広大(Honda・M-TEC F106)。オープニングラップでスピンを喫して最後尾まで落ちたが、雨が降り出すと誰よりも速く走り次々と前車をパス。その実力の片鱗を見せ付けた。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第17戦MINE決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/10) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 17 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
15ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE2030'02.578
210武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C200.292
336ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムスF305DALLARA F3053S-GE2012.008
412横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE2030.517
53安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE2030.889
61ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE2042.494
716塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C2054.847
833番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE201'01.169
911河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C201'02.256
1050磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE191 Lap 
1138池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE191 Lap 
1219折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE191 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 --------
-14パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE164 Laps
-62嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE119 Laps
-37中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE119 Laps
-2高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C614 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.37 中嶋一貴(TPDトムスF305) 1'23.551 4/11 143.51km

Japanese F3

F3第17戦、第18戦予選 オリベイラとリードがそれぞれポール!

 全日本F3選手権は10日、山口県のMINEサーキットで第9大会(第17戦、第18戦)の公式予選を行い、第17戦はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)が、第18戦はジョニー・リード(INGING F107)がポールポジションを獲得した。

 春のもてぎで幕を開けた全日本F3選手権もはや山口県のMINEサーキットでの第9大会。選手権争いも佳境に差し掛かってきた。九州に上陸し、中国地方をかすめた大型台風14号の被害もなくレースは無事開幕を迎えた。しかし台風一過というには程遠い天候で、早朝からMINE上空には雲が低く垂れ込め、第17戦予選開始前には小雨もふってきた。だが、この雨も予選開始時には止み、レコードライン外には水溜りが残るものの、ほぼドライコンディションでの争いとなった。

0910_oliveira-s 午前9時15分より予定通り第17戦の公式予選が始まった。しかし、開始5分、折目遼がシケインでスピンしてコース上に止まりこのマシンを排除するため赤旗が提示された。
 残り10分、予選再開後まずトップに立ったのは1分22秒台の前半でホンダのエース武藤英紀(Honda・M-TEC F107)。しかしこのポジションも長くは続かず、ロベルト・ストレイト(INGING)、中嶋一貴(TPDトムスF305)がタイプアップして後退。そして、ついにポイントリーダーのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ZENTトムスF305)がただ一人22秒台に入る1'22.903を叩き出してポールを決めた。2位に中嶋が入りトムス勢が1-2。3位がストレイト。武藤は4位。

0910_reid-s 10分のインターバルを置いて引き続き第18戦の予選が15分にわたって行われた。開始早々から各車、第17戦のポールタイムを上回る1分22秒台で走行。まずは、横溝直輝(ThreeBond)が22秒台前半でトップにつける。しかし、予選中盤ジョニー・リード(INGING F107)が1'21.967とただ一人21秒台に入るタイムを出すと、終盤にかけて誰もこのタイムを上回れず、リードのポールポジションが確定した。横溝は2位に落ち、3位にはオリベイラ、4位が中嶋となった。

 注目のルーキー塚越広大(Honda・M-TEC F106)は、第17戦、第18戦とも11位と振るわなかった。

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

Japanese F3

F3第18戦MINE予選結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/10) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2005 All Japan F3 Championship Round 18 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
15ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE1'21.967--146.29
212横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE1'22.0870.1200.120146.08
336ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムス F305DALLARA F3053S-GE1'22.0930.1260.006146.07
437中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'22.1070.1400.014146.04
51ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE1'22.1230.1560.016146.01
610武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C1'22.3890.4220.266145.54
738池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'22.4500.4830.061145.43
82高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C1'22.5050.5380.055145.34
914パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE1'22.5480.5810.043145.26
103安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE1'22.7340.7670.186144.93
1116塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C1'22.8060.8390.072144.81
1233番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'22.8220.8550.016144.78
1319折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE1'23.0661.0990.244144.36
1462嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'23.1831.2160.117144.15
1511河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C1'23.5891.6220.406143.45
1650磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE1'23.7951.8280.206143.10
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'30.2538.2866.458132.86

Japanese F3

F3第17戦MINE予選結果

全日本F3 -RIJ- (2005/09/10) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2005 All Japan F3 Championship Round 17 MINEサーキット 3.330839 km

PNoDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
136ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラZENTトムスF305DALLARA F3053S-GE1'22.903--144.64
237中嶋 一貴TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'23.1620.2590.259144.19
31ロベルト・ストレイトINGING F107DOME F1073S-GE1'23.1630.2600.001144.19
410武藤 英紀Honda・M-TEC F107DOME F107MF204C1'23.1820.2790.019144.15
55ジョニー・リードINGING F107DOME F1073S-GE1'23.4690.5660.287143.66
612横溝 直輝ThreeBondDALLARA F305SR20VE1'23.4880.5850.019143.63
72高崎 保浩Honda・戸田 FIGHTEXDOME F107MF204C1'23.5140.6110.026143.58
814パオロ・モンティンThreeBondDALLARA F305SR20VE1'23.6170.7140.103143.40
93安岡 秀徒INGING F107DOME F1073S-GE1'23.6240.7210.007143.39
1033番場 琢DeODEOダラーラF305DALLARA F3053S-GE1'23.8260.9230.202143.05
1116塚越 広大Honda・M-TEC F106LOLA-DOME F106MF204C1'23.9501.0470.124142.84
1238池田 大祐TPDトムス F305DALLARA F3053S-GE1'23.9651.0620.015142.81
1319折目 遼佐川印刷 With M&O ダラーラDALLARA F3043S-GE1'24.7001.7970.735141.57
1462嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'24.8351.9320.135141.35
1511河内 浩成ドリームファクトリーF106LOLA-DOME F106MF204C1'25.0982.1950.263140.91
1650磯崎 元彦ZAP-SPEED F305DALLARA F3053S-GE1'26.3613.4581.263138.85
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'31.3838.4805.022131.22
  • 赤旗提示時間: 10:20:27 / 赤旗解除時間: 10:23:05 / 予選再開時間: 10:28:00(10分間)

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ SUBARU MOTORSPORT EXPRESS

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」
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■開催月日:2005年9月3-4日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  まさかのスピン喫すも13位完走

 SUPER GT第5戦がツインリンクもてぎで開催され、予選6位と今季最高位からスタートした小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、1周目にスピンを喫し、最後尾近い23位までポジションを落としたものの、粘り強い走りで13位までリカバリーしてチェッカー。連続完走記録を12に伸ばした。

 3日の公式予選日、この第5戦から予選方式に若干の変更が加えられた。従来各クラス12台が進出できたスーパーラップ(SL)だが、今回から10台に減らされた。さらに予選1回目だけでその10台が決定することになったため、予選1回目の計40分間で、トップ10のタイムをマークして、ドライバー2名が基準タイムをクリアしなければならなくなった。
 公式予選1回目は、10時5分にスタート。アタックに入った谷川は開始12分で1分55秒783のタイムを出して2位につけた。しかし他の車両も次々にアタックを開始、結果、7位で3戦連続のSL進出を果たすことになった。
 14時50分からSLが始まった。4台目のアタックとなった谷川は1分55秒823というタイムで、その時点で2番目のタイム。その後谷川のタイムを上回る車両が4台あり、6位で予選を終了した。

 4日決勝日、14時4分、気温31℃。スタンドを埋めた5万2000人のファンが応援旗を振り、総立ちで見守る中、63周の決勝レースはスタートした。
 谷川は今回も見事にスタートを決めて直角ターンの連続する4コーナー先までに5位へポジションアップ。しかし、5コーナーでまさかの単独スピン。ここに後続が接触してリヤバンパーが外れてしまった。谷川は何とかマシンをコースに復帰させたが、1周終了時点で最後尾に近い23位までポジションダウンを余儀なくされた。

 ここから谷川は猛然と追い上げ7周目には16位、さらには21周目には13位までポジションを上げることに成功した。しかし12位のZを追い上げていたバックストレートでスピンを喫してコースアウト。これで15位となった谷川は28周で小林にバトンを渡した。
 小林は16位でコースへ復帰。34周目には14位までポジションを上げ、さらにはこの日の#77インプレッサのベストとなる1分58秒554のタイムをマークしながら走行を重ねた。しかし、前後の車両との間隔は開いており、ひとつポジションを上げて13位でチェッカーとなった。

 期待された上位入賞こそ果たせなかったが、連続完走はこれで12に伸ばすことはできた。次の富士ではリストリクター径が1ランク小さくなり苦戦が予想されるが、車両の細かい改良とドライバーの頑張りでセパン以来のポイント獲得を目指すことになる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

Text: ©スバルテクニカインターナショナル

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ トヨタモータースポーツニュース

gt05logo

平成17年9月5日
トヨタ自動車(株)広報部

SUPER GT
第5戦 MOTEGI GT300km RACE

第5戦もてぎ 混戦でスープラ35号車が5位入賞
スープラ36号車がシリーズランキング首位を堅守
GT300クラスはセリカ19号車が2位表彰台

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混戦の“もてぎ”でスープラ勢最高位の5位に入ったスープラ35号車

 「SUPER GT」の第5戦「MOTEGI GT 300km RACE」が9月3日(土)、4日(日)の両日、栃木県の「ツインリンクもてぎ」ロードコースで行われた。
 全8戦のシリーズもいよいよ後半戦。目下GT500クラスでは、前戦SUGOで3位表彰台を獲得したトムススープラ36号車がランキング首位につけており、前戦で初優勝を果たしたトムススープラ37号車が4番手につけるなど、ここまで4戦中3勝を挙げているトヨタ・スープラのさらなる活躍に期待が集まった。
 今大会にはGT500クラス18台、GT300クラス26台の総勢44台が参加。このうちトヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリーし、勝利を目指した。

◆予選◆

 3日(土)の公式予選1回目は好天の下、午前10時5分から1時間に渡って行われた。気温は30度で非常に蒸し暑いコンディション。
 今大会から予選方式が変更となり、これまでは1回目セッションの各クラス上位10台と、その10台を除く、2回目セッションの上位2台が上位グリッドを決定するスーパーラップに出走していたが、新たに1回目の上位10台のみとなり、スーパーラップのアタックも2台づつから1台づつに変更された。
 スーパーラップ進出をかけた1回目セッションではエッソウルトラフロースープラ6号車が5番手、ZENTセルモスープラ38号車が7番手、BANDAI スープラ34号車が9番手を獲得。また、GT300クラスでもRECKLESS MR‐S30号車が6番手、ウエッズスポーツセリカ19号車が8番手でそれぞれスーパーラップ進出を決めた。
 2回目セッションのあと午後2時50分からスーパーラップが開始され、スープラ38号車が4番手グリッドを獲得。スープラ6号車は9番手、スープラ34 号車は10番手となった。GT300ではセリカ19号車が好調に2番手、MR‐S30号車が7番手から決勝へと臨むことになった。

◆決勝◆

 4日(日)の決勝日は、朝のフリー走行でスープラ6号車はトップタイム、38号車も5番手タイムを記録し、決勝レースに望みを繋いだ。
 当初午後から降雨の予報もあったが、ドライコンディションで決勝レースを迎えた。定刻の午後2時にローリングスタートのフォーメーションラップを開始。
 スタート直後に、4番手グリッドのスープラ38号車は、5位へとポジションを落とすが、首位グループから離されることなく逆転を狙い猛追。しかし、11周目にGT300車両を追い越した直後に他車と接触。さらにポジションダウンを余儀なくされた。
 一方、9番手スタートのスープラ6号車は、13周目に8位に躍進、まもなく順位を上げてきたスープラ39号車と激しくバトルを展開するが、その後単独スピンで後退。
 また、予選1回目にコースオフを喫し、15番手スタートとなったイエローハットスープラ35号車は、今大会から参加のP.ダンブレックが安定したペースで12位までポジションをアップ。
 ドライバー交代後も果敢にプッシュを続け、ピット作業の一巡した31周目には6位まで躍進。その後も後続を寄せ付けず、ファイナルラップでさらにポジションを上げ、5位でチェッカーを受けた。
 また、50kgのハンディウエイトを課されて苦しい戦いを強いられたシリーズポイントリーダーのトムススープラ36号車は7位に入り、前戦SUGOで初優勝を果たしたチームメイトのスープラ37号車が8位。2度のスピンを喫しながら最後まで懸命に戦い続けたスープラ6号車が9位に入賞し、各々貴重なポイントを獲得した。この結果、スープラ36号車はランキング首位の座を堅守。
 GT300クラスでは2番手グリッドからスタートしたセリカ19号車が序盤の接戦の中で一時8位まで後退しながら、後半見事な追い上げを見せ、見事今季初の2位表彰台を獲得した。

イエローハットスープラ35号車 ドライバー服部尚貴のコメント:
 セッティングを完全に煮詰めることが出来ないまま決勝レースを迎えることになり、苦しい戦いを強いられたが、その中で5位に入賞出来たことは良かった。ただし、決して満足の行く状況ではない。残り3戦も可能な限り攻めのレースを続け、ポイント獲得を狙っていきたい。

イエローハットスープラ35号車 ドライバーP.ダンブレックのコメント:
 今回からスープラ35号車のステアリングを握ることになった。98年に全日本F3選手権にトムスチームから参戦してチャンピオンを獲得し、また、日本の GT選手権にも、GT300クラスのMR‐2で参戦した経験があるが、初めて乗ったスープラのレベルの高さには正直驚いた。スープラでの初レースで5位入賞を果たせたことは嬉しいが、目標は、表彰台と勝利。次戦富士では表彰台を狙って全力を尽くす。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー加藤寛規のコメント:
 ラップタイムではライバル勢に及ばない状況ながら、2位表彰台に上がれたのはチームの総合力を活かしたベストな結果だ。今回は予選上位を狙い通りに獲得したあと、決勝レースは後続を抑え切る作戦を採ったが、完璧なレースが出来た。今後も頑張ってシリーズポイントを獲得したい。

ウェッズスポーツセリカ19号車 ドライバー谷口信輝のコメント:
 スタートした直後にクールスーツのトラブルに見舞われ、苦しい展開となったが、後半、加藤選手が挽回してくれた。現状のパフォーマンスの中で最高のレースが出来たと思う。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
 今回は苦しい戦いとなったが、その中でスープラ勢は接近戦を展開、スープラ36号車がポイント首位を守るなど、各チームが上手くシリーズポイントを獲得してくれた。また、GT300クラスでセリカ19号車がドライバーとチームの頑張りで2位入賞を果たしたのも良かった。次の富士大会はもちろんだが、終盤戦に向けてスープラのポテンシャルにさらに磨きをかけ、シリーズチャンピオン獲得を目指す。

Text & Photo: ©トヨタ自動車

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」  決勝
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■開催月日:2005年9月4日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
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■#12カルソニックインパルZが3位で表彰台へ
#22モチュールピットワークZが4位、#1ザナヴィニスモZは6位

 9月4日(日)、栃木県のツインリンクもてぎ(1周4.8km) でSUPER GT2005 第5戦の決勝レースが開催され、予選6位からスタートした#12カルソニックインパルZ(ブノワ・トレルイエ/井出有治)が3位に入り、今季初めて表彰台に上った。予選7位からスタートした#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝)が4位に続き、6位には #1ザナヴィニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン:予選16位)が入った。

 52,000名の観衆が見守る中、決勝レースは午後2時過ぎにスタートした。序盤、予選5位からスタートした#3 G’ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス)が4位を走行し、上位進出の機会をうかがった。しかし、12周目に#38スープラにリアをヒットされてスピンアウト、大きく順位を落とした。7位を走行していたトレルイエの#12 Zはこのアクシデントで5位に上がり、井出有治に交代したあとは4位から3位へとポジションを上げた。井出は危なげない安定した走りで3位をキープ。今季初の表彰台を獲得した。

 #22 Zは、柳田真孝がスタートドライバーをつとめ、序盤は8位を走行。他車のアクシデントに巻き込まれることなく、6位にポジションを上げて26周目にピットイン、ミハエル・クルムにドライバー交代した。定評となっているニスモのミスのない迅速なピットワークを経てコースに戻った#22 Zは、30周目には5位となり、その後4位に浮上した。 クルムは3位を走る#12 Zを捉えるべくプッシュを続け、3秒強あった間隔を約1秒にまで縮めるが、井出も隙を見せない走りを続けた。後半までタイヤグリップをもたせるため、クルムはオーバーテイクをあきらめキープポジションに方針を変更した。60周目には激しく追い上げてきた#32 NSXに先行を許してしまうが、追い上げで燃料を使い果たした#32 NSXが最終ラップの最終コーナー手前で突如ストップ。#22 Zは、4位に返り咲いてフィニッシュラインを越えた。

チャンピオンシップポイントで2位につけている#1 Zは、本山がスタートし先行車をパスしながら30周目に暫定3位でピットイン。ここでも無駄が一切ない完璧なピットワークをこなしたニスモは、ライアンを7位でコースに戻すことに成功した。ライアンは7位をキープして周回を重ね、冷静な走りで終盤に向かい最終ラップで6位に上がってチェッ カーフラッグを受けた。

なお、GT300クラスでは#46 Dream Cube’s ADVAN Z(星野一樹/青木孝行)が初優勝を飾った。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

Text: © NISMO

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ ホンダリポート

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Honda NSX-GT勢が1-2フィニッシュ
RAYBRIG NSXが6年振りのGTシリーズ戦勝利を飾る

決勝日:9月4日(日)
サーキット:ツインリンクもてぎ 天候:予選/晴れ 決勝/曇り 気温:31℃/路面温度44℃(14:00現在) 決勝レース:63周(約302.463km) コースコンディション:ドライ 観客数:52,000人(主催者発表)

9月4日(日)、ツインリンクもてぎ(栃木県芳賀郡茂木町)において、2005年SUPER GT第5戦「MOTEGI GT 300km RACE」の決勝レース(63周=約302.463km)が開催された。

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 前戦SUGOラウンドから全車NA(自然吸気)化されたHonda NSX-GT勢は今回もポテンシャルの高い走りを披露し、3日(土)の午後に行われたスーパーラップ(予選1回目の上位10台が決勝グリッドを争うタイムアタック・セクション)に全車4台が参加した。

 このタイムアタックにおいて40kgのハンディウェイトを積む#8 伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)がトップタイムをマーク。第3戦マレーシアラウンドに続く今シーズン2回目のポールポジションを獲得した。さらに#18 道上龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)が予選2番手、#100 セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組(RAYBRIG NSX)が予選3番手と、NSX-GTが1-2-3グリッドを独占することとなった。#32 松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)は予選8番手からのスタートとなった。

 4日(日)は朝から曇が空を覆っていたが、スタートが近づくにつれて青空がのぞき、気温も31℃、路面温度は44℃まで上昇した。残暑のツインリンクもてぎに駆けつけた5万2千人の観衆が見守るなか、参加台数44台(GT500クラス18台)のマシンによって、63周のレースがスタートした。

 オープニングラップは、R.ファーマン選手(#8 ARTA NSX)がトップ、道上 龍選手(#18 TAKATA童夢NSX)が2位、S.フィリップ選手(#100 RAYBRIG NSX)が3位と1-2-3態勢を築き、序盤からNSX-GT勢がレースの主導権を握った。予選8番手からスタートしたA.ロッテラー選手(#32 EPSON NSX)もポジションを2つ上げて6位を走行し、上位進出を狙う。

 周回遅れが目立ってきた9周目に、S.フィリップ選手が2位に浮上。さらにトップを走るR.ファーマン選手に迫る。さらに3位の道上選手の背後に迫っていた#3 G'ZOX・HASEMI・Zが#38 ZENTセルモスープラに接触されたためにコースアウト。この間にA.ロッテラー選手が4位に浮上し、12周目に入る時にはNSX-GT勢が1-2-3-4態勢を築くこととなった。

 その後もNSX-GT勢は1分49秒台の安定したタイムをキープ。4位以下に6秒以上の大差をつける独走態勢となった。21周目には、A.ロッテラー選手が道上選手をパスして3位に浮上した。

 そして、26周終了時にトップを走行していた#8 ARTA NSXは、シフトリンケージのトラブルが発生したため急きょピットインを敢行。2位の#18 TAKATA童夢NSXも同時にドライバー交代のためピットイン。道上選手は順調にピットアウトしたものの、伊藤 大輔選手(#8 ARTA NSX)は修復に時間を要したため、コースに復帰したときにはトップと2周もの差がついてしまった。

 続く27周目終了時には、S.フィリップ選手がピットイン。#100 RAYBRIG NSXはリアタイヤのみの交換で36秒のピットタイムでコースに復帰し、実質上のトップに浮上した。

 ピットインのタイミングを遅らせて力走していた#32 EPSON NSXだったが、イエローフラッグ時の追い越しのためドライビングスルーペナルティーが課されたため、ペナルティーを実行した次周の32周目終了時にピットイン。40秒のピットストップで松田 次生選手(#32 EPSON NSX)がコースに復帰した。

 GT500クラスの全車がドライバー交代を敢行した35周目時点で、トップにJ.デュフォア選手(#100 RAYBRIG NSX)、2位に小暮 卓史選手(#18 TAKATA童夢NSX)。松田選手が5位、伊藤選手は18位からの追い上げとなった。

 レース後半戦で激しい追い上げをみせていた#32 EPSON NSXの松田選手は、61周目に#22 モチュール ピットワークZを抜いて4位に浮上。さらにハイペースを続け、3位の#12 カルソニック インパルZを追った。

 トップを走る#100 RAYBRIG NSXのデュフォア選手はタイヤの摩耗に苦しみながらも安定したペースで走りきり、NSX-GTにとって昨年のJGTC(全日本GT選手権)第5戦もてぎラウンド(#32 EPSON NSX 松田次生/A.ロッテラー組)以来の勝利となった。2位には、小暮選手が続き、NSX-GTが1-2フィニッシュを果たした。

 5位フィニッシュを目前としていた松田選手は最終ラップにガス欠のためコース脇にマシンを止めたため、チェッカーフラッグは受けられなかったものの結果的に10位となった。#8 ARTA NSXは4周遅れの16位でチェッカーフラッグを受けた。

 NSX-GTにとってGTシリーズ戦での1-2フィニッシュは、2002年のJGTC最終戦鈴鹿ラウンド(優勝:Mobil 1 NSX 松田次生/R.ファーマン組 2位:ARTA NSX 土屋圭市/金石勝智組)以来である。RAYBRIG NSXにとっては1999年のJGTC第2戦富士以来、6年振りのGTシリーズ3勝目(高橋国光/飯田章組)となった。

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■コメント

白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
 「ようやく勝つことができました。今回は予選から1-2-3番グリッドを獲得し、NSX-GTのパフォーマンスを見せてくれました。決勝でもデュフォア選手が最後まで粘りの走りをみせて見事な優勝を飾ってくれました。2位のTAKATA童夢NSXも素晴らしい走りで、もてぎラウンドを1-2フィニッシュで飾ることができました。ただ、我々がさらに努力して改善しなければならない部分もあり、残りの3戦はこの反省をふまえてチャンピオンシップに臨んでいきたいと思いますので応援をよろしくお願いいたします」

優勝 #100 RAYBRIG NSX
セバスチャン・フィリップ(Sebastien Philippe)選手
 「簡単なレースではありませんでした。スタートはNSX-GT勢のポジションを守ることに専念しました。我々は最初からタイヤ交換はリアのみで、ピット時間を短縮するという作戦だったので、フロントタイヤをいたわって走りました。この作戦でトップに立つ自信はありましたが、8号車のトラブルは複雑な気持ちになりましたね。本当は表彰台を独占したかったです。今までGTシリーズ戦で優勝したレースはチェッカーを受ける役だったので、見守っているときは本当に緊張しました。レース後の監督(高橋国光監督)はとても嬉しそうな顔をしてくれました。また、これからもこのチームで勝利を目指していきたいですね」

ジェレミー・デュフォア(Jeremie Dufour)選手
 「とても嬉しい優勝でした。前戦のSUGOでトップを走行しながらアクシデントで優勝を逃していただけに、今回でチーム、マシン、ドライバーの実力を示すことができて良かったです。NSX-GTは本当に素晴らしいクルマでした。今回はフロントタイヤを交換しないで走りきる作戦だったのですが、クルマのフィーリングはほとんど変わりませんでした。2位との差を4~5秒に保って走りましたが、クルマのポテンシャルはまだ余裕がありました。シーズン前はテストが十分にできず、ドライバー2人も初めてのチームだったこともあり、慣れるのに時間がかかりましたが、もう大丈夫です。残り3戦も優勝を狙えると思っています」

Text & Photo: ©HONDA

SUPER GT

SUPER GT第5戦もてぎ NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

SUPER GT 第5戦
「MOTEGI GT 300KM RACE」  公式予選
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■開催月日:2005年9月3日
■開催場所:ツインリンクもてぎ
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■#3 G’ZOX・HASEMI・Zが5位
#12カルソニックインパルZは6位
#22 モチュールピットワークZは7位

 SUPER GTシリーズは、第4戦の菅生ラウンドから6週間のインターバルを経て、ツインリンクもてぎで第5戦を迎えた。今回のレースより予選の方式が変更され、スーパーラップ進出車両が12台から10台に改められることとなった。
 予選1回目で好調ぶりをアピールしたのは#3 G’ZOX・HESEMI・Z。金石年弘が1分46秒201のタイムで4番手の位置につけた。続いて#22 モチュールピットワークZが6位、#12 カルソニックインパルZが10位となり、Zは4台中3台がスーパーラップ進出を決めた。
 一方、70kgのハンディウェイトを積む#1 ザナヴィニスモZは、GT500専有走行の開始とともにコースインし、早々とアタックを試みたが、16位で予選を終えることとなった。

 公式予選2回目のGT500の走行は、午後2時30分から開始した。#1 ザナヴィニスモZは、本山哲とリチャード・ライアンが交代でセットアップをチェック。#22 モチュールピットワークZはミハエル・クルムがタイムアタックに備えてラップを重ねたが、最終周を終えてクルムがギアボックスの不調を訴えてピットに戻ってきた。
 GT500のスーパーラップ開始前に作業が完了すると判断したチームは修理に取りかかった。また、#12カルソニックインパルZは、2回目の予選が始まる前にエンジン交換を実施。スロットルの吹け上がりが鈍く、タイムが出にくいという理由だった。

 これまでのスーパーラップは、2台ずつが走行してタイム計測を行い集計する方法だったが、今回は一台ずつ10台に変更となった。
 スーパーラップのトップランナーは予選10位の#12 Z。エンジンが復調したZを駆り、トレルイエが渾身のハードプッシュを見せた。この結果、1回目のタイムを0.5秒近く短縮して場内を沸かせた。スタートに間に合った#22 Zはクルムが1回目のタイムを0.1秒強縮めたが、#12 Zにはわずかに遅れをとってしまう。
 そして、Z勢の中で最も好調だった#3 Zがコースイン。S字からダウンヒルストレートエンドまでの区間でやや遅れたかに見えたが挽回し1回目のタイムを0.15秒以上更新して走行を終了した。スーパーラップの終盤は、午後4時を回ると気温も路面温度も急速に落ち着いてきた。その影響も手伝ってか、スーパーラップ上位4台は1分46秒を 切る驚異的なタイムを出した。

Japanese F3

F3第13,14戦富士 トヨタモータースポーツニュース


平成17年8月29日
トヨタ自動車(株)広報部

全日本F3選手権
第15/16戦 富士

全日本F3第8大会富士 J.P.デ・オリベイラが6勝目
中嶋一貴は激しい追い上げを見せて2戦連続2位。
トムスチームが第16戦1-2フィニッシュ

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第16戦はJ.P.デ・オリベイラが優勝。中嶋一貴(後方)が
2位に入り、トムスチームが1-2フィニッシュを果たした

 2005年全日本F3選手権の第8大会(第15戦、第16戦)が8月27日(土)、28日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。今大会にはシリーズエントリーの14台に新たな2台を加えた16台が出場、トヨタ・トムス3S‐GE型エンジン搭載車は10台を占めた。
 新生富士スピードウェイでのF3レースは、6月の第4大会に続いて2回目。練習走行の行われた26日(金)は当初台風11号の影響も心配されたが、無事台風一過の好天の下で行われ、第13戦、第14戦と2連勝中の中嶋一貴(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)がトップタイムを記録して好調ぶりを印象づけた。

◆予選◆

 27日(土)も朝から晴れ。気温29度のドライコンディションの下、午前11時15分から15分間づつ行われた公式予選では、まず第15戦の予選セッションで序盤から激しいトップタイム争いとなる中、終盤好タイムを連発した中嶋一貴が文句無しのポールポジションを獲得。2番手にはチームメイトのJ.P.デ・オリベイラ(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)、池田大祐(トムス/トヨタ・トムス3S‐GE)は5番手、番場琢(ナウモータースポーツ/トヨタ・トムス3S‐GE)が6番手で続いた。
 10分間のインターバルを経て開始された第16戦の予選セッションでは、路面状況が好転する中、再び中嶋一貴とJ.P.デ・オリベイラのトップ争いとなり、チェッカー間際に中嶋一貴が逆転。見事2戦連続ポールポジションを得た。2位はJ.P.デ・オリベイラ、再び池田大祐が5番手、番場琢が6番手グリッドを獲得した。

◆第15戦決勝◆

 第15戦の決勝レースは85台のエントリーを集めた人気のワンメイクレース、ネッツカップ・ヴィッツ関東シリーズ第6戦の決勝に続いて午後4時30分から、曇り空の下、気温も26度と低い中で15周のレースが行われた。  ポールポジションの中嶋一貴はスムーズなスタートを切ったが、さらに絶妙なスタートを決めたJ.P.デ・オリベイラが1コーナー進入で僅かに先行。首位を奪って周回を開始した。
 2位の中嶋一貴は激しく追い上げ、2周目の3コーナーでJ.P.デ・オリベイラのイン側を突こうとしたが、行き場を失ってハーフスピン、P.モンティン(日産SR20VE)、横溝直輝(日産SR20VE)に先行を許して後退。
 一方、J.P.デ・オリベイラもこのバトルでラインを乱し、続くコーナー出口でオーバーラン、5位へとポジションを落としてしまった。その後、中嶋一貴は4周目に横溝直輝をかわして2位に浮上し、さらにファステストラップを記録しながら猛追。
 トップで逃げるP.モンティンとの差をじわじわと詰め、最後の最後までアタックを続けたが逆転には至らず2位でチェッカーを受け、表彰台を獲得した。
 J.P.デ・オリベイラは一つポジションを上げて4位となり、R.ストレイト(INGING/トヨタ・トムス3S‐GE)が5位、池田大祐は6位入賞を果たした。

◆第16戦決勝◆

 28日(日)は午前中は晴れていたものの、F3のスタートが切られる午後1時には雲が広がり、今にも雨が降りそうな天候の下で第16戦の決勝レース(21周)が行われた。
 ポールポジションの中嶋一貴はトップで1コーナーに飛び込んだが、僅かにブレーキをミスし、コーナー出口で膨らんだ隙に、P.モンティンとJ.P.デ・オリベイラが並びかけ、この接戦で、中嶋一貴とP.モンティンが軽く接触。このチャンスを逃さずJ.P.デ・オリベイラが首位を奪取。
 その後もJ.P.デ・オリベイラはハイペースで逃げるが、これを中嶋一貴がファステストラップを記録しながら猛追し、僅差の大接戦が展開された。
 2台の首位攻防戦は最終ラップの最終コーナーまで続いたが、結局、シリーズポイントランキング首位につけるJ.P.デ・オリベイラが第11戦以来となる今季6勝目を挙げ、中嶋一貴は0.306秒という僅差で連続2位入賞。トムスチームは1-2フィニッシュ、中嶋一貴は4戦連続での表彰台獲得となった。


トヨタ・チームトムス 中嶋一貴のコメント:

 第15戦は非常に悔しい結果となってしまった。第16戦も勝てなかったのは悔しいが、100%以上の走りをしてミスが出てしまった結果なので、仕方ないという気持ちもある。まだチャンピオンの可能性はあるが、全く意識はしていない。次戦もレースで100%の実力を発揮することだけを心がけて頑張りたい。

トヨタ・チームトムス J.P.デ・オリベイラのコメント:

 第 16戦で久しぶりに優勝出来たことは、タイトル争いに向けて良い感触を得られ、自信にもつながった。予選でもポールポジション獲得を狙っていたのだが、チームメイトの中嶋一貴選手の速さには驚かされた。今シーズンも残り4戦となったが、最後までチャンピオン獲得を目指して全力で戦う。

TDPスーパーバイザー 関谷正徳のコメント:

 中嶋一貴君は結果的に、2戦ともポールポジションを得ながら勝利は叶わなかったが、ハイレベルな戦いを展開した。全力で走っている中でのミスはある程度仕方がない。ここにきて確かな成長ぶりを見せてくれている。また、第16戦では番場琢君が久しぶりに4位に入賞し、池田大祐君もスピンの後に速さを見せ、TDPのスカラシップ生たちはよく頑張っている。全体に内容の濃いレースで、モータースポーツの難しさを見て頂けたと思う。

SUZUKA 1000km

TAKATA童夢NSXが2位表彰台を獲得(ホンダプレスリリース)

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TAKATA童夢NSXが2位表彰台を獲得
決勝日:8月21日(日)
サーキット:鈴鹿サーキット 天候:曇りのち雨 気温/湿度:25.0℃/85%(15:00現在) コースコンディション:ウエット 観客数:2万4000人(主催者発表)

 8月22日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて第34回を迎える真夏のスポーツカーレースの祭典、「2005年 第34回インターナショナル ポッカ 1000km」の決勝レース(173周)が行われ、予選2番手からスタートした#18 TAKATA童夢NSX(道上 龍/小暮卓史/金石勝智 組)が2位となった。ポールポジションスタートだった#8 ARTA NSX(伊藤大輔/R.ファーマン 組)はトップを独走していた115周目に周回遅れのマシンに接触されてリタイアとなった。

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 20日(土)に行われた予選は、#8 ARTA NSXの伊藤大輔選手が2回目のタイムアタックで1分55秒713をマークし、見事ポールポジションを獲得した。#18 TAKATA童夢は1分56秒448のタイムで2番手グリッドとなり、Honda NSX-GTが1-2グリッドを獲得した。

 決勝日の天候は曇りのち雨という予報がでており、各チームは気象状況を見てさまざまなパターンのレース戦略を練らなければならなくなった。雨は午前中まで降らなかったが、各マシンがスターティンググリッドに揃い、フォーメーションラップがスタートする頃には小雨が降り、風も強く吹き始めるコンディションとなった。そんな状況のなか、5クラス総参加台数34台のマシンが午後1時05分にローリングスタートを切った。

 オープニングラップはポールポジションスタートのラルフ・ファーマン選手(ARTA NSX)がトップを走行。2位に道上 龍選手(TAKATA童夢NSX)が続く。路面はハーフウエット状態になるもののスタート直後から雨は止んだため、各マシンはドライタイヤのまま難しい路面コンディションで走行を続けた。そのなかでHonda NSX-GTは1-2態勢のまま3位以下を引き離しにかかり、10周目終了時には2位の道上選手が3位のアンドレ・クート選手(iDC大塚家具サードスープラ)に9秒もの差をつけた。

 20周目に入る頃になると再び小雨が降り始め、降ったり止んだりを繰り返す天候となった。トップを走行する#8 ARTA NSXは22周終了時に早めのピットインを敢行。伊藤大輔選手にドライバー交代してコースに復帰した。#18 TAKATA童夢NSXは28周終了時にピットインをし、ドライバー交代を行った。

 35周過ぎから次第に雨脚は強くなり始め、路面は徐々にウエットへ変化していく。40周終了時にARTA NSXがイレギュラーのピットインをしてタイヤをレインタイヤに交代。ドライバー交代はせずに燃料を満タンにしてコースに戻った。続く41周終了時にTAKATA童夢NSXも同様の作業を行った。

 その後も天候は不安定な状態が続いたが、Honda NSX-GTは順調に周回を重ね、60周終了時において、トップの2台は3位の#39 デンソースープラに1分以上の大差をつける独走態勢を築いた。

 しかし、トップを独走する#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が115周目のスプーンカーブで周回遅れのマシンをインからパスしようとした時に右リアサイドをヒットされてスピンを喫し、マシンが大きなダメージを受けたため無念のリタイアとなった。

 代わってトップに立ったTAKATA童夢NSX(道上 龍/小暮卓史/金石勝智組)は悪コンディションのなか、1000kmの長丁場を安定したラップタイムで独走を続けていたが、ゴール直前の167周目に駆動系から著しい異音が発生したため、安全を最優先させてピットインを行った。このピットインでタイヤ交換と燃料補給を行う間に2位にポジションを落としてしまった。さらに、173 周(1004.611km)で行われる予定のレースが、レギュレーションにより午後7時30分を過ぎた170周(987.19km)でチェッカーフラッグが振られたこともあり、トップに10秒452届かず2位でフィニッシュとなった。

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コメント

■白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「TAKATA童夢NSXが最後のトラブルで2位になってしまったことは本当に悔しいです。ARTA NSXはトップを走行しながらアクシデントに終わりましたが、それまでレースの主導権を握っていました。残念な結果ですが、このレースでNSX-GTのポテンシャルの高さをアピールすることができたと思います。この悔しさをバネに次のSUPER-GT第5戦もてぎラウンドでは必ず優勝したいと思いますので、今まで以上のご声援を宜しくお願い致します。長時間のご声援ありがとうございました」

2位 #18 TAKATA童夢NSX
■道上 龍(Ryo Michigami)選手
「目の前で勝利を逃したことは本当に悔しいですね。でも、NSX-GTの速さを皆さんにお見せすることができたと思います。勝っていれば高橋国光さんの優勝回数記録に並んだのですが、それはSUPER-GTシリーズとなる来年のレースで狙っていきたいと思います」

■小暮 卓史(Takashi Kogure)選手
「最後のピットインは、前の周のバックストレートで速度を上げると縦に振動と異音が発生し始めたので、ピットに知らせたらピットインの指示が来たので入りました。タイヤが原因なのか駆動系なのか判りません。悔しい結果ですが、次のSUPER-GTもてぎラウンドでは必ず優勝したいと思います」

■金石 勝智(Katsutomo Kaneishi)選手
「第3ドライバーとして参加しましたが、優勝できなければ意味は無いですね。でも、この経験をバネにして2人がSUPER-GT後半戦で必ず優勝して欲しいと思います」

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km 写真集

0821_topfuel-s 今回1000kmのアトラクションはピットウォーク中に行われたドラッグマシンの走行でした。雨がぱらついていましたが、無事開催されました。2台での競争のようでしたが、1台が動かず、1台だけの走行となりました。それでも迫力はすごいし、エンジン音はめちゃくちゃうるさいです。燃料も通常のガソリンではないので、近づくと目が痛いです。(Photo: Yoshinori OHNISHI )

0821_kawamura-s こちらは元LINA SEAの河村隆一氏。POKKAクラスに出場する#84焼きたて!! ジャぱんADVAN PORSCHEのチーム監督です。「焼きたて!!ジャぱん」とは、ドライバーとして参戦する橋口たかし選手作のアニメだとか。監督の手腕(?!)もあって今回クラス優勝でした。(Photo: Yoshinori OHNISHI)

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 午後1時、フォーメーションラップで1周を回っていよいよローリングスタート! 1000km先のゴールを目指して33台のマシンがアクセルオン。上位陣は、予選順位どおりに1コーナーへ進入しました。(Photo: Yoshinori OHNISHI (左) / Keiichiro TAKESHITA (中央・右))

0821_39-s 優勝したiDC大塚家具サードスープラ(アンドレ・クート/ロニー・クインタレッリ/下田隼成組)。ドライ路面だったレース序盤はまったく精彩がなく、一時はARTA NSXにラップ遅れにされそうになりましたが、ウェット路面では、NSXと同タイムで周回。残り1周での大逆転勝利でした。(Photo: Keiichiro TAKESHITA)

0821_16-s レース序盤は2位を走行。ARTA NSXリタイヤ後は、2位以下を大きく離して優勝すると思われていたのがこのTAKATA童夢NSX(道上龍/小暮卓史/金石勝智組)。しかし、タイヤトラブルか、マシンに振動が出たため、168周を回ったところでピットインしてタイヤ交換。このため、残り2周でトップの座を明け渡すことになってしまいました。(Photo: Keiichiro TAKESHITA)

0821_8-s 伊藤のドライブで予選でもただ1台1分55秒台に入り、決勝でも毎ラップ2位以下を離しながら走行。路面がウェットになったと見るやいち早くレインタイヤに交換。ほぼ完璧に優勝に向けて走行してたと思われたのがこのARTA NSX(伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組)。しかし、115周目のスプーンカーブでスーパー耐久クラスのマシンと絡みクラッシュ。勝利の女神は微笑みませんでした。(Photo: Keiichiro TAKESHITA)

0821_2-s 総合3位、GT300クラス優勝のPriveeZurichアップルRD320R(高橋 一穂/渡辺明/加藤寛規組)。有力なGT300クラスのチームがこのレースへの参加を辞退するなか、助っ人に加藤を迎え、クラス優勝はあたりまえ、あわよくば3位以内の野望も叶いレース後お立ち台に立つことができました。(Photo: Keiichiro TAKESHITA)

0821_6-s GT300クラスの後ろ、総合5位に食い込んできたのはなんと、RSクラスでもなくPOKKAスペシャルクラスでもないスーパー耐久クラストップの梁山泊☆FALKEN☆EVO(冨桝朋広/関豊組)。スーパー耐久レースでST2クラス(2001cc~3500cc:4WD)に分類されるこのマシンは雨の中水を得た魚のように走り、最後の1000kmレースで優秀の美を飾りました。(Photo: Keiichiro TAKESHITA)

0821_15-s 予選ではGT300クラスを凌ぐ予選タイムを出したり、決勝でもGT300クラスを追い回したりと、毎年1000kmレースを盛り上げているのがこのRSクラス。総合7位でクラス優勝したのがこの真神パワーADVAN☆RS倶楽部(阪口良平/若曽根一廣/後平幸治組)。RSクラスの常連で、予選ではいつも最速タイムを叩き出していましたが、出場機会が最後となるこのレースでようやく勝つことができました。 (Photo: Keiichiro TAKESHITA)

0821_86-s 上で紹介したように、監督に河村隆一氏、1stドライバーにGT500クラスでのトップドライバー飯田章選手を迎え、必勝体制で臨んだのがこの焼きたて!! ジャぱん ADVAN PORSCHE(飯田章/橋口たかし/木村崇組)。序盤からクラストップを快走、総合8位でクラス優勝を果たしました。(Photo: Keiichiro TAKESHITA)

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 鈴鹿1000kmレースといえば、ライトを点灯しての夜間走行、そして表彰式後の花火。今回は雨のためいつもより早く午後6時にライトオンのサインが出されました(写真左)。ストレートを駆け抜けるマシンのライトの軌跡が美しい(写真中)。今年の花火は風向きが悪く煙にさえぎられて見にくかったです(写真右)。(Photo: Yoshinori OHNISHI)

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

SUPER GT

GTA 2006年度のカレンダーを発表他

 先日、JAF発表の2006年FIA国際スポーツカレンダーに掲載されたSUPER GTの日程だが22日、GTAからも正式に報告された。発表済の日程に変更はないが、セパン(マレーシア)でのレースが第4戦として組み込まれている。なお、上海(中国)とAll Star(場所未定)については依然として調整中のようだ。

 また、本年度のオールスターの中止と次戦もてぎ以降でのスーパーラップ方式の変更についても併せて発表された。

2006年 SUPER GT 開催予定
3月18~19日鈴鹿サーキット300Km
4月 8~ 9日岡山国際サーキット300Km
5月 3~ 4日富士スピードウェイ500km
6月24~25日セパンサーキット300Km
7月22~23日スポーツランドSUGO300Km
8月19~20日鈴鹿サーキット1000Km
9月 9~10日ツインリンクもてぎ300Km
10月14~15日オートポリス300Km
11月 4~ 5日富士スピードウェイ300Km
調整中上海国際サーキット300Km
調整中(12月)All Star海外調整中
オールスター大会の中止

 2005年12月9~11日に開催を予定しておりました、2005年 SUPER GT オールスター戦「USA」に関して、GTA 理事会にて中止を決定致しましたので、ご報告させて頂きます。開催に向け現地プロモーターと協議を重ねてまいりましたが、現時点において開催条件等で合意に至らず、今年の開催は断念せざるを得ないとの判断に至りました。尚、オールスター戦の代替レースの開催は予定しておりませんので、合わせてご報告申し上げます。

SUPER GT Round 5以降のスーパーラップ予選の主な変更点
  • 従来の2 台ずつのマシンによるアタックが1台毎のアタックに変更
  • スーパーラップ出場マシンは従来の各クラス12台から10台に変更
  • スーパーラップ出場マシンは予選1回目のセッションだけで選出する(予選2 回目セッションの結果による繰り上がり出場の廃止)

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km 決勝記者会見

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優勝 iDC大塚家具サードスープラ(iDC SARD RACING TEAM)
アンドレ・クート

 「大変な1日、大変なレースでした。ドライで始まったレースでしたがドライではホンダ勢に比べてペースはよくありませんでした。しかし、ホンダのトラブルもありました。このチームはずっとこの1000kmレースに参加していて、ぼくもこのような形で優勝できて嬉しいです」

ロニ・クインタレッリ

 「ドライでは勝てる状況ではありませんでした。雨でのコンディションは良かったので、ギブアップしないで走ろうと思っていたらこのような結果になり嬉しいです。スポンサーにとってもいい優勝でした」

下田隼成

 (決勝では走っていない)「今回、参戦させていただいたチームに感謝しています。トヨタのワークスのクルマで勉強させてもらっていい経験になりました」

2位 TAKATA童夢NSX(Team Honda Racing)
道上 龍

 「目の前の優勝を獲れなかったのはくやしいですね。でもNSXの速さは見せられたので、この後のGTに向けていいテストができました」

小暮卓史

 「これをバネにしてもてぎで優勝したいです。トラブルの原因はわかりません。ピットインする1周前からクルマに振動があったので無線の指示でピットに入りました」

金石勝智

 「助っ人として来たので勝てないと意味がないです。2人には今後GTで優勝して欲しい」

3位 PriveeZurichアップルRD320R(ベルノ東海ドリーム28)
高橋一穂

 「加藤さんに助っ人に来ていただきました。ミッショントラブルでシフトアップできなかったり、ワイパーが効かなかったりしましたが、優勝できて嬉しいです」

渡辺 明

 「当初の目標どおり総合のお立ち台に乗ることができて嬉しいです。ウェットの中、ミスなく走れてよかったです」

加藤寛規

 「GTではライバルのクルマに乗せていただきました。2人は鈴鹿が得意ですし、ぼくは予選での結果を引き出すことができました。レースもミスなくこういう結果になって嬉しいです」

まとめ & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km決勝リザルト

Pokka 1000km -RIJ- (2005/08/21) Race Result Weather:Rainy Course:Wet
2005 Pokka 1000km Race 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsPosCar
Team
DriverTireLapTime/Bihind
139GT5001iDC大塚家具サードスープラ
iDC SARD RACING TEAM
 アンドレ・クート
 ロニー・クインタレッリ
 下田 隼成
BS1706:26'41.366
218GT5002TAKATA童夢NSX
Team Honda Racing
 道上 龍
 小暮 卓史
 金石 勝智
BS17010.452
32GT3001PriveeZurichアップルRD320R
ベルノ東海ドリーム28
 高橋 一穂
 渡辺 明
 加藤 寛規
YH15515 Laps
49GT3002Gulf ADVAN FORTUNE MT
A&S RACING
 山下 潤一郎
 山田 英二
 谷川 達也
YH15218 Laps
56S-E1梁山泊☆FALKEN☆EVO
シンリョウレーシングチーム
 冨桝 朋広
 関 豊
DL15020 Laps
6*70GT3003☆外国屋アドバンポルシェ☆
TEAM GAIKOKUYA
 石橋 義三
 小泉 洋史
 山路 慎一
YH14921 Laps
715RS1真神パワーADVAN☆RS倶楽部
MAX RACING
 阪口 良平
 若曽根 一廣
 後平 幸治
YH14921 Laps
884POKKA1焼きたて!! ジャぱん ADVAN PORSCHE
M's MACHINE WORKS
 飯田 章
 橋口 たかし
 木村 崇
YH14822 Laps
956S-E2ダンロップランサー
ラリーアートピット京都ダンロップ
 松本 達哉
 伊藤 保文
 野田 勝義
DL14822 Laps
10112GT3004ARKTECH DeepRacing WAKO'S GT3
ARKTECH Motorsports
 余郷 敦
 Guts 城内
 関 昌之
YH14723 Laps
1128S-E3SEICO Carrera Racing PORSCHE 996GT3
TEAM SEICO Carrera Racing
 松田 晃司
 宮川 やすお
 一楽 智也
YH14723 Laps
1222RS2永井医院YRP幸田サーキットDLμ
永井医院モータースポーツYRP
 宮城 光
 山本 克典
 近田 直人
DL14525 Laps
1330S-E4PERSON'S elf ADVAN S2000 5ZIGEN
PERSON'S RACING×TRACY SPORTS FAB
 行方 由久
 長野 賢也
 クラゴン
YH14426 Laps
1429S-E5PERSON'S elf ADVAN NSX FAB
PERSON'S RACING×TRACY SPORTS FAB
 植田 正幸
 梅川 真明
 渋谷 崇
YH14228 Laps
1573S-E6BMCマエジマA-ONEカストロールEDインテグラ
TEAM A-ONE
 前嶋 秀司
 山下 將志
 大河原 一裕
YH14228 Laps
1614POKKA2PCJ 東名スポーツポルシェ
TOMEI SPORTS
 小山 雅也
 渡辺 史彦
 高見沢 一吉
YH14129 Laps
1745S-E7コスモソニック21FKマッシモインテグラ
浅野レーシングサービス
 浅野 武夫
 笠原 智行
 水書 健司
YH14129 Laps
1887S-E8RISO☆BP☆ADVANインテグラ
ケイズレーシングファクトリー
 金森 敏一
 竹島 徹
 佐藤 英而
YH14030 Laps
1988GT5003JLOCムルシェRG-1
JLOC
 山西 康司
 古谷 直広
 三船 剛
YH14030 Laps
2052RS3F2&W DENTAL MYST ADVANオスカーSK5.2
TEAM F2 & W DENTAL
 古谷 直樹
 古谷 昌義
 脇 知邦
YH13931 Laps
2100S-E9ZERO MAX 中部国際自動車大学校 TSKキモトR
キモトレーシング
 河野 利尚
 北野 和行
 黒田 保男
DL13832 Laps
2279RS4中日本自動車短大SK90
NAKANIHON JIDOSHA TANDAI RACING
 海野 英俊
 吉田 達史
 花岡 隆弘
DL13733 Laps
23111POKKA3MondoSpeed ARKTECH GT3
ARKTECH Motorsports
 斉藤 多聞
 和田 雅英
 芳賀 重光
YH13535 Laps
24109POKKA4ARKTECH タコ天 GT3
ARKTECH Motorsports
 日置 良一
 松本 秀和
 吉川 とみ子
YH13436 Laps
2527POKKA5SHINWA ZENT 964RSR
TEAM KAWAMURA
 青山 光司
 高木 真一
 都筑 晶裕
YH13238 Laps
267POKKA6屏風浦工業・ADVAN RX-7
PROMODET
 DRAGON KUMITA
 萩原 なお子
YH13238 Laps
2712S-E10JMCインテークマジックプロQs'ランサー
ちーむ時間割プラスone
 島田 和樹
 赤星 陽太郎
 吉本 明
YH12842 Laps
285GT3005総合人材派遣アクセル&ガリレオRD320R
木本レーシング
 木本 正広
 玉中 哲二
 武井 誠
YH12347 Laps
-------- 以上順位認定 --------
-8GT500-ARTA NSX
Team Honda Racing
 伊藤 大輔
 ラルフ・ファーマン
BS11456 Laps
-66RS-いとうレディーズケアクリニック&島澤自動車MYST.
自動車工房MYST
 島澤 隆彦
 伊藤 俊哉
 太田 浩
YH10961 Laps
-602S-E-パームタウン鳥居歯科眼科享成自校ブリッドランサー
パームタウン
 岩月 辰文
 鳥居 良彦
 岡田 道昌
YH8981 Laps
-08POKKA-Tifaria MAZDA RX-8
Team NRF
 山崎 学
 村瀬 和也
 板倉 達也
DL8684 Laps
-32POKKA-インタレップ プロモデット ポルシェ
PROMODET KOMINE ENGINEERING
 清水 隆広
 伊橋 勲
 吉田 泉
DL2168 Laps
-1S-E-BP ADVAN ALFAROMEO147
Orque Technique Ideale
 粕谷 俊二
 星野 薫
YHD.N.S-
  • Fastest Lap: No.8 ARTA NSX 1'57.926 4/114 177.27km/h
  • 170周にてレース終了とした。(特別規則書第53条~8))
  • ペナルティ: No.70 ドライビングスルーペナルティを課した。(国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)違反)

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km決勝 スープラ大逆転勝利!

 ライトオンのサインが出されいよいよ夜間走行の時間となってきた。173周、1000kmのレースだが、雨のためラップタイムが遅くどうやら午後7時半を超えて新しい周に入らないというルールに抵触してこの時間での打ち切りとなりそうである。

 143周目、2位を走る#39 スープラが最後のピットインを行った。ドライバーはクート。ピットアウト後、トップを走る小暮ドライブの#18 NSXとの差は1分10秒余り。NSXは給油のためもう1回ピットインするのか? それともこのまま走り切れるのか? #39 スープラは1分13秒台のラップを叩き出してトップを猛追。午後7時過ぎ、ゴール予定の7時30分まで残り30分、その差は1分を切ってきた。

 午後、7時30分まで残り15分、再び雨が激しくコースに落ちてきた。逃げる#18 NSX、追う#39 スープラ、その差は55秒余り。

 7時30分まで残り5分、なんと童夢のピットでピットインの準備が始まる。やはり燃料が厳しいのか。残り3分、#18 NSXがピットロードに滑り込んできた。給油、4本のタイヤを交換してピットアウト。その間、2位の#39 スープラがストレートを通過。ピットアウトした2位NSXとトップに立った#39の差は12秒余り。169周終了時点で7時30分まで20秒余り、つまりこの170周目が最終ラップだ。ニュータイヤで追う#18 NSX、しかし届かず、#39 スープラがトップでチェッカー。2位に#18 NSX。ゴール直前での劇的な大逆転のレースとなった。

 総合の3位はGT300クラストップの#2 VEMAC、総合5位がスーパー耐久クラスのトップの#6 ランサーと大健闘。総合7位にRSクラストップの#15。POKKAクラストップは総合16位の#14 ポルシェとなった。

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km決勝 800km経過リザルト

Pokka 1000km -RIJ- (2005/08/21) Result 800km Weather:Rainy Course:Wet
2005 Pokka 1000km Race 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsPosCar
Team
DriverTireLapTime/Bihind
118GT5001TAKATA童夢NSX
Team Honda Racing
 道上 龍
 小暮 卓史
 金石 勝智
BS1385:11'39.718
239GT5002iDC大塚家具サードスープラ
iDC SARD RACING TEAM
 アンドレ・クート
 ロニー・クインタレッリ
 下田 隼成
BS1388.320
32GT3001PriveeZurichアップルRD320R
ベルノ東海ドリーム28
 高橋 一穂
 渡辺 明
 加藤 寛規
YH12612 Laps
49GT3002Gulf ADVAN FORTUNE MT
A&S RACING
 山下 潤一郎
 山田 英二
 谷川 達也
YH12216 Laps
5*70GT3003☆外国屋アドバンポルシェ☆
TEAM GAIKOKUYA
 石橋 義三
 小泉 洋史
 山路 慎一
YH12117 Laps
615RS1真神パワーADVAN☆RS倶楽部
MAX RACING
 阪口 良平
 若曽根 一廣
 後平 幸治
YH12117 Laps
784POKKA1焼きたて!! ジャぱん ADVAN PORSCHE
M's MACHINE WORKS
 飯田 章
 橋口 たかし
 木村 崇
YH12117 Laps
86S-E1梁山泊☆FALKEN☆EVO
シンリョウレーシングチーム
 冨桝 朋広
 関 豊
DL12117 Laps
956S-E2ダンロップランサー
ラリーアートピット京都ダンロップ
 松本 達哉
 伊藤 保文
 野田 勝義
DL12018 Laps
1022RS2永井医院YRP幸田サーキットDLμ
永井医院モータースポーツYRP
 宮城 光
 山本 克典
 近田 直人
DL11919 Laps
1128S-E3SEICO Carrera Racing PORSCHE 996GT3
TEAM SEICO Carrera Racing
 松田 晃司
 宮川 やすお
 一楽 智也
YH11919 Laps
12112GT3004ARKTECH DeepRacing WAKO'S GT3
ARKTECH Motorsports
 余郷 敦
 Guts 城内
 関 昌之
YH11919 Laps
1330S-E4PERSON'S elf ADVAN S2000 5ZIGEN
PERSON'S RACING×TRACY SPORTS FAB
 行方 由久
 長野 賢也
 クラゴン
YH11721 Laps
1429S-E5PERSON'S elf ADVAN NSX FAB
PERSON'S RACING×TRACY SPORTS FAB
 植田 正幸
 梅川 真明
 渋谷 崇
YH11622 Laps
1573S-E6BMCマエジマA-ONEカストロールEDインテグラ
TEAM A-ONE
 前嶋 秀司
 山下 將志
 大河原 一裕
YH11523 Laps
1614POKKA2PCJ 東名スポーツポルシェ
TOMEI SPORTS
 小山 雅也
 渡辺 史彦
 高見沢 一吉
YH11523 Laps
178GT5003ARTA NSX
Team Honda Racing
 伊藤 大輔
 ラルフ・ファーマン
BS11424 Laps
1852RS3F2&W DENTAL MYST ADVANオスカーSK5.2
TEAM F2 & W DENTAL
 古谷 直樹
 古谷 昌義
 脇 知邦
YH11424 Laps
1927POKKA3SHINWA ZENT 964RSR
TEAM KAWAMURA
 青山 光司
 高木 真一
 都筑 晶裕
YH11325 Laps
2087S-E7RISO☆BP☆ADVANインテグラ
ケイズレーシングファクトリー
 金森 敏一
 竹島 徹
 佐藤 英而
YH11325 Laps
2145S-E8コスモソニック21FKマッシモインテグラ
浅野レーシングサービス
 浅野 武夫
 笠原 智行
 水書 健司
YH11325 Laps
2279RS4中日本自動車短大SK90
NAKANIHON JIDOSHA TANDAI RACING
 海野 英俊
 吉田 達史
 花岡 隆弘
DL11127 Laps
2300S-E9ZERO MAX 中部国際自動車大学校 TSKキモトR
キモトレーシング
 河野 利尚
 北野 和行
 黒田 保男
DL11127 Laps
2488GT5004JLOCムルシェRG-1
JLOC
 山西 康司
 古谷 直広
 三船 剛
YH11127 Laps
25109POKKA4ARKTECH タコ天 GT3
ARKTECH Motorsports
 日置 良一
 松本 秀和
 吉川 とみ子
YH10929 Laps
267POKKA5屏風浦工業・ADVAN RX-7
PROMODET
 DRAGON KUMITA
 萩原 なお子
YH10731 Laps
27111POKKA6MondoSpeed ARKTECH GT3
ARKTECH Motorsports
 斉藤 多聞
 和田 雅英
 芳賀 重光
YH10731 Laps
285GT3005総合人材派遣アクセル&ガリレオRD320R
木本レーシング
 木本 正広
 玉中 哲二
 武井 誠
YH10731 Laps
2966RS5いとうレディーズケアクリニック&島澤自動車MYST.
自動車工房MYST
 島澤 隆彦
 伊藤 俊哉
 太田 浩
YH10632 Laps
3012S-E10JMCインテークマジックプロQs'ランサー
ちーむ時間割プラスone
 島田 和樹
 赤星 陽太郎
 吉本 明
YH10137 Laps
31602S-E11パームタウン鳥居歯科眼科享成自校ブリッドランサー
パームタウン
 岩月 辰文
 鳥居 良彦
 岡田 道昌
YH8949 Laps
3208POKKA7Tifaria MAZDA RX-8
Team NRF
 山崎 学
 村瀬 和也
 板倉 達也
DL8652 Laps
3332POKKA8インタレップ プロモデット ポルシェ
PROMODET KOMINE ENGINEERING
 清水 隆広
 伊橋 勲
 吉田 泉
DL2136 Laps
-1S-E-BP ADVAN ALFAROMEO147
Orque Technique Ideale
 粕谷 俊二
 星野 薫
YH--
  • Fastest Lap: No.8 ARTA NSX 1'57.926 4/114 177.27km/h
  • ペナルティ: No.70 ドライビングスルーペナルティを課した。(国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)違反)

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km決勝 800km経過 ARTA NSXリタイヤ!

 110周を過ぎるあたりから雨は小降りになってきた。

 115周目、2位を走り1位#18 NSXのピットインでトップに返り咲き、そのまま磐石の体勢で優勝すると思われていた#8 NSXに悪夢が襲いかかる。ファーマンのドライブでスプーンに進入、周回遅れの#602 ランサーをパスしようと並びかけたとき、この2台が接触、#8 NSXは堪らずコースアウト。激しくタイヤバリアーにクラッシュしてこの場でリタイア。パートナーの伊藤にとっての1000km耐久レース6年連続入賞の夢もあえなく絶たれてしまった。

 これでトップの座を安泰にしたと思われた#18 NSXだが、小暮がドライブする134周目、何があったのか4分近くかかってこの周回を回ってきた。これで1分30秒あった2位#39 スープラとの差を6秒余りに詰められてしまう。

 138周、800kmを超えたところでの順位は、トップが#18 NSX、2位に8秒余りの僅差で#39 スープラ、総合3位にはGT300クラストップの#2 VEMACが上がってきた。4位もGT300クラスの#9、総合5位にはRSクラストップの#15。POKKAクラストップは総合7位の#84 ポルシェ。スーパー耐久クラストップは総合8位の#6 ランサー。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km決勝 600km経過リザルト

Pokka 1000km -RIJ- (2005/08/21) Result 600km Weather:Rainy Course:Wet
2005 Pokka 1000km Race 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsPosCar
Team
DriverTireLapTime/Bihind
118GT5001TAKATA童夢NSX
Team Honda Racing
 道上 龍
 小暮 卓史
 金石 勝智
BS1043:51'27.705
28GT5002ARTA NSX
Team Honda Racing
 伊藤 大輔
 ラルフ・ファーマン
BS10445.973
339GT5003iDC大塚家具サードスープラ
iDC SARD RACING TEAM
 アンドレ・クート
 ロニー・クインタレッリ
 下田 隼成
BS1041'01.208
42GT3001PriveeZurichアップルRD320R
ベルノ東海ドリーム28
 高橋 一穂
 渡辺 明
 加藤 寛規
YH959 Laps
515RS1真神パワーADVAN☆RS倶楽部
MAX RACING
 阪口 良平
 若曽根 一廣
 後平 幸治
YH9212 Laps
69GT3002Gulf ADVAN FORTUNE MT
A&S RACING
 山下 潤一郎
 山田 英二
 谷川 達也
YH9212 Laps
7*70GT3003☆外国屋アドバンポルシェ☆
TEAM GAIKOKUYA
 石橋 義三
 小泉 洋史
 山路 慎一
YH9113 Laps
822RS2永井医院YRP幸田サーキットDLμ
永井医院モータースポーツYRP
 宮城 光
 山本 克典
 近田 直人
DL9113 Laps
984POKKA1焼きたて!! ジャぱん ADVAN PORSCHE
M's MACHINE WORKS
 飯田 章
 橋口 たかし
 木村 崇
YH9113 Laps
106S-E1梁山泊☆FALKEN☆EVO
シンリョウレーシングチーム
 冨桝 朋広
 関 豊
DL9113 Laps
1128S-E2SEICO Carrera Racing PORSCHE 996GT3
TEAM SEICO Carrera Racing
 松田 晃司
 宮川 やすお
 一楽 智也
YH9014 Laps
1256S-E3ダンロップランサー
ラリーアートピット京都ダンロップ
 松本 達哉
 伊藤 保文
 野田 勝義
DL9014 Laps
13112GT3004ARKTECH DeepRacing WAKO'S GT3
ARKTECH Motorsports
 余郷 敦
 Guts 城内
 関 昌之
YH8915 Laps
1430S-E4PERSON'S elf ADVAN S2000 5ZIGEN
PERSON'S RACING×TRACY SPORTS FAB
 行方 由久
 長野 賢也
 クラゴン
YH8816 Laps
155GT3005総合人材派遣アクセル&ガリレオRD320R
木本レーシング
 木本 正広
 玉中 哲二
 武井 誠
YH8717 Laps
1629S-E5PERSON'S elf ADVAN NSX FAB
PERSON'S RACING×TRACY SPORTS FAB
 植田 正幸
 梅川 真明
 渋谷 崇
YH8717 Laps
1714POKKA2PCJ 東名スポーツポルシェ
TOMEI SPORTS
 小山 雅也
 渡辺 史彦
 高見沢 一吉
YH8717 Laps
1873S-E6BMCマエジマA-ONEカストロールEDインテグラ
TEAM A-ONE
 前嶋 秀司
 山下 將志
 大河原 一裕
YH8519 Laps
1987S-E7RISO☆BP☆ADVANインテグラ
ケイズレーシングファクトリー
 金森 敏一
 竹島 徹
 佐藤 英而
YH8519 Laps
2027POKKA3SHINWA ZENT 964RSR
TEAM KAWAMURA
 青山 光司
 高木 真一
 都筑 晶裕
YH8519 Laps
2145S-E8コスモソニック21FKマッシモインテグラ
浅野レーシングサービス
 浅野 武夫
 笠原 智行
 水書 健司
YH8519 Laps
2252RS3F2&W DENTAL MYST ADVANオスカーSK5.2
TEAM F2 & W DENTAL
 古谷 直樹
 古谷 昌義
 脇 知邦
YH8420 Laps
2300S-E9ZERO MAX 中部国際自動車大学校 TSKキモトR
キモトレーシング
 河野 利尚
 北野 和行
 黒田 保男
DL8420 Laps
2479RS4中日本自動車短大SK90
NAKANIHON JIDOSHA TANDAI RACING
 海野 英俊
 吉田 達史
 花岡 隆弘
DL8420 Laps
2508POKKA4Tifaria MAZDA RX-8
Team NRF
 山崎 学
 村瀬 和也
 板倉 達也
DL8321 Laps
26109POKKA5ARKTECH タコ天 GT3
ARKTECH Motorsports
 日置 良一
 松本 秀和
 吉川 とみ子
YH8222 Laps
27602S-E10パームタウン鳥居歯科眼科享成自校ブリッドランサー
パームタウン
 岩月 辰文
 鳥居 良彦
 岡田 道昌
YH8222 Laps
287POKKA6屏風浦工業・ADVAN RX-7
PROMODET
 DRAGON KUMITA
 萩原 なお子
YH8123 Laps
2988GT5004JLOCムルシェRG-1
JLOC
 山西 康司
 古谷 直広
 三船 剛
YH8024 Laps
3066RS5いとうレディーズケアクリニック&島澤自動車MYST.
自動車工房MYST
 島澤 隆彦
 伊藤 俊哉
 太田 浩
YH7925 Laps
31111POKKA7MondoSpeed ARKTECH GT3
ARKTECH Motorsports
 斉藤 多聞
 和田 雅英
 芳賀 重光
YH7925 Laps
3212S-E11JMCインテークマジックプロQs'ランサー
ちーむ時間割プラスone
 島田 和樹
 赤星 陽太郎
 吉本 明
YH7331 Laps
3332POKKA8インタレップ プロモデット ポルシェ
PROMODET KOMINE ENGINEERING
 清水 隆広
 伊橋 勲
 吉田 泉
DL2102 Laps
-1S-E-BP ADVAN ALFAROMEO147
Orque Technique Ideale
 粕谷 俊二
 星野 薫
YH--
  • Fastest Lap: No.8 ARTA NSX 1'57.926 4/104 177.27km/h
  • ペナルティ: No.70 ドライビングスルーペナルティを課した。(国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)違反)

SUZUKA 1000km

POKKA 1000km決勝 400km経過 中盤を過ぎてもNSXがレースをリード

 雨は降ったり止んだり。トラックコンディションはウェットのままだ。総合トップは依然としてGT500クラスの#8 NSX。71周を回って伊藤からドライバーチェンジを行い、現在はファーマンがドライブしている。2位は#18 NSX。こちらは小暮からチェンジした金石勝智が決勝で初めてステアリングを握った。3位の#39 スープラはクートがドライブ中。上位3車のラップタイムは1分15秒~20秒あたり。トップと2位は30秒前後の差、2位と3位は1分前後の差と、この間隔が数十周にわたって変らず、完全なこう着状態となってきた。

 104周、600キロを超えての順位は総合トップが、先に給油した#8 NSXに代わりGT500クラスの#18 NSX、2位に#8 NSX、3位に#39 スープラ。総合4位にGT300クラストップの#2 VEMAC。総合5位にRSクラストップの#15。POKKAクラストップは総合8位の#84 ポルシェ、スーパー耐久クラストップは総合10位の#6 ランサーのまま。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

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