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2022年8月

JAF F4選手権

第7戦、第8戦岡山公式予選 ルーキー佐藤樹がダブルポールを獲得

第7戦、第8戦ともポールポジションは佐藤樹(MARUSAN★ミスト)

 JAF F4地方選手権シリーズ第7戦、第8戦の公式予選が8月20日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで行われ、佐藤樹(MARUSAN★ミスト)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前9時45分より15分間で行われた。ここでのベストタイム順が第7戦の、セカンドベストタイム順が第8戦のスターティンググリッドに反映される。今にも雨が降り出しそうな空模様ではあったが、走行は終始ドライコンディションで行われた。予選開始時点の気温27℃、路面温度は34.6℃だ。

 佐藤は2周目に1分34秒916をマークしてトップに立つと、4周目には1分33秒002までタイムを縮めるが、5周目に入るとチームメイトの宮下源都(Kデンタルオフィス・MYST)が佐藤を上回る1分32秒954を叩き出してトップに浮上する。第5戦北海道以来の参戦となる宮下は、当初77号車(TANAKAGUMI・制動屋)としてエントリーしていたが、40号車をドライブする予定だった卜部和久が出走を取りやめたため、急遽そのクルマをドライブすることが大会直前に決まっていたのだ。

 しかし7周目に入ると、佐藤が1分32秒856を叩き出して再びトップに。その後も8周目1分32秒676、9周目に1分32秒792、そして10周目には1分32秒564とハイペースで周回を重ね、佐藤樹が見事ポールポジションを獲得した。予選2番手は9周目に1分32秒751を記録した宮下源都、3番手には徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)が入った。

 徳升はこの日の朝に岡山に到着したばかり、しかもエンジンは組み上がったばかりのものを積むという、まさにぶっつけ本番での走行となったが、それでもベストタイム1分33秒124を7周目に記録してみせた。

 また、セカンドベストタイムにおいても佐藤が1分32秒676で第8戦のポールポジションを獲得、2番手は1分32秒894の宮下、3番手には1分33秒219の徳升が入る結果となった。

 第7戦決勝はこのあと午後2時50分より15周で、第8戦決勝は明日の午後1時10分より、同じく15周で行われる。

第7戦、第8戦とも予選2位は宮下源都(Kデンタルオフィス・MYST)

第7戦、第8戦とも予選3位は徳升広平(フジタ薬局アポロ電工高山短大)

第7戦、第8戦とも予選4位はハンマー伊澤(弁アルカディア☆ハンマーR疾風)

第7戦、第8戦とも予選5位は吉田宣弘(佐藤製作所KKZS★TOMEI)

第7戦、第8戦とも予選6位は黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA LIGHTS

第13戦、第14戦もてぎ公式予選結果 木村偉織と太田格之進がポールを分け合う

第13戦ポールポジション、第14戦予選4位の木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)

第13戦予選3位、第14戦ポールポジションの太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)

 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第13戦、第14戦は19日、モビリティーリゾートもてぎで公式予選を行い、第13戦は木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)が、第14戦は太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前11時45分より、気温の上昇する中、30分間で行われた。HELM MOTORSPORTSの2人は体調不良でこの大会不参加。出走は10人となった。ベストタイムで第13戦の、セカンドベストタイムで第14戦のグリッドが決定する。

 まずは川合孝汰(Rn-sports 320)が1分46秒334でトップに立つ。このタイムを上回ってきたのは45秒341で小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)。

 太田格之進(HFDP WITH TODA RACING)は1分45秒434で2位に立つも、B-MAX勢の木村偉織(HFDP WITH B-MAX RACING)と菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)が、それぞれ45秒032、45秒207で1、2位に浮上した。小高は3位に、太田は4位に落ちた。

 さらに菅波は次の周、2分45秒003を出し、木村を逆転しトップに立った。

 各ドライバーピットインしてニュータイヤに履き替え、再度のアタックを試みる。

 ここでは木村がペースアップ、1分44秒439をたたき出してトップに立つ。木村はさらに次の周、1~2セクターでタイム更新してさらにタイムアップを図るもセクター3でマシントラブルのため失速。しかしこのタイムを更新するものは現れず、第13戦でのポールポジションを獲得した。

 2位には小高が1分44秒451と僅差で続き、3位には太田が滑り込んできた。菅波は振わず4位、5位には野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320)が、6位には平良響(Kuoモビリティ中京TOM'S 320)が入った。

 セカンドタイムで決まる第14戦は速いタイムを並べた太田がポール、2位には平良が、3位には菅波が入った。マシントラブルに泣いた木村が4位、5位には野中が、6位には古谷悠河(Deloitte. HTP TOM'S 320)が入った。

 第13戦決勝は本日19日午後16時35分より20周で、第14戦決勝は明日20日午前10時40分より14周で行われる。

第13戦予選2位、第14戦予選7位の小高一斗(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

第13戦予選6位、第14戦予選2位の平良響(Kuoモビリティ中京TOM\'S 320)

第13戦予選4位、第14戦予選3位の菅波冬悟(Byoubugaura B-MAX Racing 320)

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA LIGHTS

第14戦もてぎ公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第8戦 -RIJ- (2022/08/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 14 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
12太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1'44.817--164.893
238平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'44.942 0.125 0.125164.697
350菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'45.003 0.186 0.061164.601
41木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'45.032 0.215 0.029164.556
535野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'45.070 0.253 0.038164.496
636古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'45.156 0.339 0.086164.362
737小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'45.160 0.343 0.004164.355
810川合 孝汰Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'45.666 0.849 0.506163.568
930M1DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'47.939 3.122 2.273160.124
---- 以上基準タイム(110% - 1'55.412)予選通過 ----
-4M-今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
no time---

SUPER FORMULA LIGHTS

第13戦もてぎ公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第8戦 -RIJ- (2022/08/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 13 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11木村 偉織HFDP WITH B-MAX RACING
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'44.439--165.490
237小高 一斗Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'44.451 0.012 0.012165.471
32太田 格之進HFDP WITH TODA RACING
TODA RACING
SPIESS A41
1'44.738 0.299 0.287165.017
450菅波 冬悟Byoubugaura B-MAX Racing 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'44.806 0.367 0.068164.910
535野中 誠太PONOS Racing TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'44.881 0.442 0.075164.792
638平良 響Kuoモビリティ中京TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'44.930 0.491 0.049164.716
736古谷 悠河Deloitte. HTP TOM'S 320
TOM'S
TOYOTA TOM'S TAZ31
1'44.986 0.547 0.056164.628
810川合 孝汰Rn-sports 320
ルーニースポーツ
SPIESS A41
1'45.481 1.042 0.495163.855
930M1DRAGONTEAM DRAGON B-MAX 320
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
1'47.829 3.390 2.348160.287
---- 以上基準タイム(110% - 1'54.996)予選通過 ----
-4M-今田 信宏JMS RACING with B-MAX
B-MAX RACING TEAM
SPIESS A41
no time---

JAF F4選手権

第8戦岡山公式予選結果

SFJ&F4サマーフェスティバルin岡山 -RIJ- (2022/08/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 JAF F4選手権 Round 8 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
15佐藤 樹MARUSAN★ミスト
MYST KK-ZS
1'32.676--143.843
240宮下 源都Kデンタルオフィス・MYST
Renault FC106
1'32.894 0.218 0.218143.506
347徳升 広平フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1'33.219 0.543 0.325143.005
419ハンマー 伊澤弁アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風(ハヤテ)
1'33.484 0.808 0.265142.600
512G1吉田 宣弘佐藤製作所KKZS★TOMEI
MYST KK-ZS
1'33.690 1.014 0.206142.286
692黒沼 聖那ファーストガレージ&Sウインズ
B-MAX RK-01
1'34.242 1.566 0.552141.453
770山口 登唯BLUE MAX・AAA・RK
B-MAX RK-01
1'34.363 1.687 0.121141.271
8*38G2安井 和明NAVY★RK-01
B-MAX RK-01
1'34.767 2.091 0.404140.669
986川原 悠生ファーストガレージ&Sウインズ
OSCAR SK97
1'35.447 2.771 0.680139.667
1046入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
1'36.073 3.397 0.626138.757
118G3米谷 浩KK・ヨネタニ
Dallara F307
1'36.876 4.200 0.803137.607
1221G4村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1'38.767 6.091 1.891134.972
---- 以上基準タイム(130%- 2'00.809)予選通過 ----
  • CarNo. 38は、2022岡山国際サーケット4輪レース一般競技規則書第6章第23条4.(走路外走行)により、当該周回のラップタイムを削除した。

JAF F4選手権

第7戦岡山公式予選結果

SFJ&F4サマーフェスティバルin岡山 -RIJ- (2022/08/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 JAF F4選手権 Round 7 岡山国際サーキット 3.703km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
15佐藤 樹MARUSAN★ミスト
MYST KK-ZS
1'32.564--144.017
240宮下 源都Kデンタルオフィス・MYST
Renault FC106
1'32.751 0.187 0.187143.727
347徳升 広平フジタ薬局アポロ電工高山短大
WEST 096
1'33.124 0.560 0.373143.151
419ハンマー 伊澤弁アルカディア☆ハンマーR疾風
疾風(ハヤテ)
1'33.361 0.797 0.237142.788
512G1吉田 宣弘佐藤製作所KKZS★TOMEI
MYST KK-ZS
1'33.612 1.048 0.251142.405
692黒沼 聖那ファーストガレージ&Sウインズ
B-MAX RK-01
1'34.001 1.437 0.389141.816
770山口 登唯BLUE MAX・AAA・RK
B-MAX RK-01
1'34.330 1.766 0.329141.321
8*38G2安井 和明NAVY★RK-01
B-MAX RK-01
1'34.335 1.771 0.005141.313
986川原 悠生ファーストガレージ&Sウインズ
OSCAR SK97
1'35.289 2.725 0.954139.899
1046入榮 秀謙アポロ電工フジタ薬局MT
WEST 096
1'35.908 3.344 0.619138.996
118G3米谷 浩KK・ヨネタニ
Dallara F307
1'36.406 3.842 0.498138.278
1221G4村瀬 和也ミスト関口:制動屋:勝男武士
MYST KK-ZS
1'38.280 5.716 1.874135.641
---- 以上基準タイム(130%- 2'00.657)予選通過 ----
  • CarNo. 38は、2022岡山国際サーケット4輪レース一般競技規則書第6章第23条4.(走路外走行)により、当該周回のラップタイムを削除した。

SUPER FORMULA

第7戦もてぎ予選会見 山本尚貴「なぜポールが取れたのか自分でも理解できていません」

PP 山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)

「ここ数戦の流れから、ポールポジションを取れる雰囲気は感じていませんでした。昨日は大湯選手のデータを参考にセットアップをしました。大湯選手も3位に入り、チームの力が証明できたのは嬉しいです。なぜ、ポールポジション取れたのかは正直自分でも理解できていません」

2位 サッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)

「正直驚いています。富士戦の後まったく新しいクルマになって、昨日のフリー走行も思うように走れませんでした。昨日の状況を考えると、フロントローが取れるとは思っていませんでした。クルマを造り直してくれたチームのメカニックに感謝します」

3位 大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)

「昨日から調子は良かったです。サーキット入りしてから手応えを感じていて、チーム2台がここ(記者会見)に来られたことは良かったと思います。シーズン序盤は苦しい時期が続いていましたが、こういう結果になって嬉しいです。これからも常に上位にいられるよう頑張りたいと思います」

Text:Shigeru KITAMICHI

SUPER FORMULA

第7戦予選 速さを取り戻した山本尚貴がポールポジションを獲得

ポールポジションは山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)

 2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦の予選が、8月20日、栃木県のモビリティリゾートもてぎで行われ、山本尚貴(TCS NAKAJIMA RACING SF19)が復活の狼煙を上げるポールポジションを獲得した。

 予報は曇りだが、サーキットは朝から日が差してかなり暑い。

 今大会は、開幕の富士大会以来の2レース制。土曜日に第7戦の予選、決勝が、日曜日に第8戦の予選、決勝が行われる。

Q1 Aグループ

(笹原、平川、山下、宮田、大津、松下、阪口、大湯、佐藤、国本)

 最初にアタックをかけたのは松下。1分31秒328と悪くはないタイムだ。続いて平川が1分31秒452をマークする。

 しかし、その後、大津30秒958、大湯30秒840、笹原30秒719と、続々と30秒台を叩き出し、逆転チャンピオンを狙う平川は7位でQ1敗退という予想外の結果でAグループのQ1が終了した。

Q1 Bグループ

 (野尻、関口、サッシャ、アレジ、牧野、坪井、山本、三宅、可夢偉、福住、大嶋)

 前回の大クラッシュからマシンを修復して臨んだサッシャが最初にアタックをし1分31秒182をマーク。これを坪井が31秒090と僅かに逆転するも、王者野尻が30秒743とトップに躍り出る。

 その後、牧野31秒081、関口31秒056と上位に食い込んでくるが、31秒を切ったのは野尻のみ。チーム無限がA、B両グループでトップを奪った。福住はトラブルか、アタックせずに終わってしまった。

Q2

 Q1を突破した12台(野尻、笹原、山下、サッシャ、牧野、大津、関口、宮田、坪井、松下、山本、大湯)によるQ2は熾烈な戦いとなった。

 搭載エンジンを見るとホンダ7台、トヨタ5台という内訳だ。

 終了直前にアタックをかけるのはいつものことだが、Q1Aグループトップだった笹原が、位置取りをするなかで、最後のアタックに入る直前にチェッカーが出てしまうというミスを犯してしまう。

 そんな波乱含みのQ2を制したのは何と、昨シーズンから不調に喘いでいた山本。1分30秒423と、2位サッシャを0.3秒差に退けるという見事な復活劇を見せた。

 以下、大湯、野尻、牧野、坪井、山下、松下、宮田、関口、大津、笹原という結果となった。

予選2位はサッシャ・フェネストラズ(REALIZE Corporation KONDO SF19)

予選3位は大湯都史樹(TCS NAKAJIMA RACING SF19)

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER FORMULA

第7戦もてぎノックアウトQ2結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第8戦 -RIJ- (2022/08/19) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 7 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosGrDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
164B山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'30.423--191.142
24Bサッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'30.739 0.316 0.316190.476
365A大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'30.801 0.378 0.062190.346
41B野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
1'30.813 0.390 0.012190.321
55B牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'30.908 0.485 0.095190.122
638B坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA TRD 01F
1'30.915 0.492 0.007190.107
73A山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTA TRD 01F
1'30.962 0.539 0.047190.009
850A松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
Honda M-TEC HR-417E
1'31.033 0.610 0.071189.861
937A宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA TRD 01F
1'31.300 0.877 0.267189.306
1019B関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTA TRD 01F
1'31.459 1.036 0.159188.976
116A大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda M-TEC HR-417E
1'31.679 1.256 0.220188.523
1215A笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
Honda M-TEC HR-417E
2'04.15733.73432.478139.208

Super FJ Championship

ジャパンチャレンジ第4戦岡山レース1公式予選結果

FSJ&F4サマーフェスティバルin岡山 -RIJ- (2022/08/20) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 ジャパンチャレンジ第4戦 Round 1 岡山国際サーキット 3.703km

PosDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
134清水 啓伸Drago CORSE
MYST KK-S2
1'39.236--134.334
212小川 涼介M2 KK-SII
MYST KK-S2
1'39.747 0.511 0.511133.646
31元山 泰成Ecotech Racing
MYST KK-S2
1'39.770 0.534 0.023133.615
455板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSII
MYST KK-S2
1'39.863 0.627 0.093133.491
519松田 大輝K-TACK MYST KK-SII
MYST KK-S2
1'40.119 0.883 0.256133.150
621太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
1'40.374 1.138 0.255132.811
781妹尾 俊郎SSEC☆KRS☆10V
TOKYO R&D RD10V
1'40.483 1.247 0.109132.667
897益田 富雄KMTSミストKKSII
MYST KK-S2
1'40.764 1.528 0.281132.297
951永原 蒼翔ピットワークながはらLBJ
MYST KK-S2
1'40.866 1.630 0.102132.163
10*86吉川 宗洋CF亜衣☆
MYST KK-S2
1'41.165 1.929 0.299131.773
1157東 慎之介セルモグループORM/MYST
MYST KK-S2
1'41.467 2.231 0.302131.381
1271林 寛樹全開レーシング真不同MURB遊技闘速
MYST KK-S2
1'42.638 3.402 1.171129.882
---- 以上基準タイム(130% - 2'09.460)予選通過 ----
  • CarNo. 86は、2022岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則書第8章第41条1.(ピットレーン速度違反)により、Race1を2グリッド降格とする。

SUPER FORMULA

第7戦もてぎノックアウトQ1結果

■Aグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第8戦 -RIJ- (2022/08/20) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 7 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
115笹原 右京TEAM MUGEN BINGO SF19
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'30.719--190.518
265大湯 都史樹TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'30.840 0.121 0.121190.264
36大津 弘樹DOCOMO DANDELION M6Y SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'30.958 0.239 0.118190.017
450松下 信治BYOUBUGAURA B-MAX SF19
B-MAX Racing Team
HondaM-TEC HR-417E
1'31.328 0.609 0.370189.248
53山下 健太REALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'31.419 0.700 0.091189.059
637宮田 莉朋Kuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'31.439 0.720 0.020189.018
---- 以上Q2進出 ----
720平川 亮carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTATRD01F
1'31.452 0.733 0.013188.991
853佐藤 蓮Red Bull TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
HondaM-TEC HR-417E
1'31.522 0.803 0.070188.846
918国本 雄資Kids com KCMG Elyse SF19
KCMG
TOYOTATRD 01F
1'31.640 0.921 0.118188.603
1039阪口 晴南P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'32.328 1.609 0.688187.198
---- 以上基準タイム(107% - 1'37.069)予選通過 ----

■Bグループ

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第8戦 -RIJ- (2022/08/20) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2022 SUPER FORMULA Round 7 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Team
Engine
TimeBehindGapkm/h
11野尻 智紀TEAM MUGEN MOTUL SF19
TEAM MUGEN
HondaM-TEC HR-417E
1'30.743--190.468
219関口 雄飛carenex TEAM IMPUL SF19
carenex TEAM IMPUL
TOYOTATRD 01F
1'31.056 0.313 0.313189.813
35牧野 任祐DOCOMO DANDELION M5S SF19
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'31.081 0.338 0.025189.761
438坪井 翔P.MU/CERUMO・INGING SF19
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTATRD 01F
1'31.090 0.347 0.009189.742
54サッシャ・フェネストラズREALIZE Corporation KONDO SF19
KONDO RACING
TOYOTATRD 01F
1'31.182 0.439 0.092189.551
664山本 尚貴TCS NAKAJIMA RACING SF19
TCS NAKAJIMA RACING
HondaM-TEC HR-417E
1'31.254 0.511 0.072189.401
---- 以上Q2進出 ----
77小林 可夢偉Kids com KCMG Cayman SF19
KCMG
TOYOTATRD 01F
1'31.494 0.751 0.240188.904
855三宅 淳詞TEAM GOH G01 SF19
TEAM GOH
HondaM-TEC HR-417E
1'31.525 0.782 0.031188.840
936ジュリアーノ・アレジKuo VANTELIN TOM'S SF19
Kuo VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTATRD 01F
1'31.658 0.915 0.133188.566
1014大嶋 和也docomo business ROOKIE SF19
docomo business ROOKIE
TOYOTATRD 01F
1'32.218 1.475 0.560187.421
---- 以上基準タイム(107% - 1'37.095)予選通過 ----
1112福住 仁嶺ThreeBond Drago CORSE SF19
ThreeBond Drago CORSE
HondaM-TEC HR-417E
2'14.09443.35141.876128.892

TCR JAPAN SUNDAY

第4戦もてぎ公式予選 猪爪杏奈がポールポジション

ポールポジションは猪爪杏奈(DOME RACING)

 TCRJサンデーシリーズは20日、モビリティリゾートもてぎで公式予選を行い猪爪杏奈(DOME RACING)がポールポジションを獲得した。

 公式予選はサタデーシリーズで赤旗が出たため、25分遅れの午前8時50分より15分間で行われた。通常、サンデーシリーズは日曜日午前に公式予選が行われるが、スーパーフォーミュラが土日2連戦のため変則的なスケジュールとなっている。

 予選は序盤にMototino(55MOTO RACING)が2分1秒872とサタデーシリーズのポールタイムを上回り、いきなりトップに立つ。

 これを更新してきたのがHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)で2分1秒670でトップに浮上。さらに猪爪杏奈(DOME RACING)がこれを上回り1秒375でトップに。さらにサタデーシリーズポールの加藤正将(Audi Team Mars)が1秒659で2位に浮上した。

 予選はこのまま終了。ポールポジションは猪爪が獲得した。加藤が2位に付け、3位がHIROBON。Motorinoは4位で予選を終えた。

 鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が5位に、塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')が6位で続いている。

 決勝レースは明日21日、午後0時40分より23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

TCR JAPAN SUNDAY

第4戦もてぎ公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第8戦 -RIJ- (2022/08/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 4 モビリティリゾートもてぎ 4.801379km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
198猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
2'01.375--142.410
265加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'01.659 0.284 0.284142.077
319HIROBONCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'01.670 0.295 0.011142.064
455MototinoHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'01.872 0.497 0.202141.829
517鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'02.065 0.690 0.193141.605
662塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION'
2'02.406 1.031 0.341141.210
724滝川 聡Audi RS3 LMS
TEAM MOTOYAMA
2'05.328 3.953 2.922137.918
---- 以上基準タイム(110% - 2'13.512)予選通過 ----
-73西澤 誠剛Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
2'15.83214.45710.504127.253
-88梅田 真祐Alfa Romeo GIULIETTA TCR
J'S TECHCEN GIULIETTA TCR
D.N.S---

TCR JAPAN SATURDAY

第4戦もてぎ公式予選 加藤正将(Audi Team Mars)がポールポジション

ポールポジションは加藤正将(Audi Team Mars)

 TCRJサタデーシリーズは20日、モビリティリゾートもてぎで第4戦の公式予選を行い加藤正将(Audi Team Mars)がポールポジションを獲得した。

 公式予選は午前8時より始まった。開幕戦に参加していた梅田真祐(J'S TECHCEN GIULIETTA TCR)が復帰したため参加台数は9台となった。また、73号車には大蔵峰樹に代わって西澤誠剛(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)がエントリーしている。

 開始早々、梅田が2コーナー立ち上がりでクラッシュしてコース上に止まったため赤旗が提示される。車両回収とガードレール修復のためセッションは中断され、8時30分より残り9分12秒で再開された。

 再開後、トップに立ったのは2分2秒135で加藤正将(Audi Team Mars)。2位にHIROBON(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が2秒145、3位に猪爪杏奈(DOME RACING)が2秒174と僅差で続く。

 残り時間も少なく、結局上位3人はタイム更新ならず、加藤のポールポジションが確定した。

4位には西澤誠剛(M-PROTOTYPING Team STILE CORSE)が2分2秒328とトップ3に迫るタイムで付け、5位に塩谷烈州(全薬工業with TEAM G/MOTION')が、6位に鈴木建自(バースレーシングプロジェクト【BRP】)が続いた。

 決勝レースは本日20日、午後0時40分より23分+1周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

TCR JAPAN SATURDAY

第4戦もてぎ公式予選結果

全日本スーパーフォーミュラ選手権第7戦・第8戦 -RIJ- (2022/08/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2022 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 4 モビリティリゾートもてぎ 4.801379km

PosDriverMaker Model
Team
TimeBehindGapkm/h
165加藤 正将Audi RS3 LMS
Audi Team Mars
2'02.135--141.523
219HIROBONCUPRA TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'02.145 0.010 0.010141.512
398猪爪 杏奈Honda CIVIC TCR
DOME RACING
2'02.174 0.039 0.029141.478
473西澤 誠剛Alfa Romeo GIULIETTA Veloce TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
2'02.328 0.193 0.154141.300
562塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION'
2'03.049 0.914 0.721140.472
617鈴木 建自Audi RS3 LMS
バースレーシングプロジェクト【BRP】
2'03.453 1.318 0.404140.013
755MototinoHonda CIVIC TCR
55MOTO RACING
2'03.494 1.359 0.041139.966
824滝川 聡Audi RS3 LMS
TEAM MOTOYAMA
2'06.959 4.824 3.465136.146
988梅田 真祐Alfa Romeo GIULIETTA TCR
J'S TECHCEN GIULIETTA TCR
2'07.364 5.229 0.405135.713
---- 以上基準タイム(110% - 2'14.348)予選通過 ----

SUPER GT

第4戦富士 Arnage Racingは7位入賞 シングルポジションの好成績(Arnage)

 2022年のSUPER GT第4戦は、8月7日~8日に富士スピードウェイで開催された「FUJIMAKI GROUP 富士GT100LAP RACE」前戦鈴鹿ラウンドから2ヶ月のインターバルを経て、450kmの長丁場のレースが再び繰り広げられることとなっていた。

 富士ラウンドに先んじて、チームは、6/29に岡山国際サーキットにて行われたアドヴィックス様のテストに参加し、キャリパーとブレーキパッドのテストを行う機会を得た。

 5月末に行われた第3戦鈴鹿では、リアの荷重をグリップ力に変えるセットアップの方向性が間違っていなかったにもかかわらず、リアタイヤをブロウさせてしまい、思うようなレースができなかったArnage Racing。そこでチームは、リアタイヤに極端な荷重が乗る状態を避けて、荷重の乗り方をコントロールする方向性を模索。タイヤへの入力を逃してソフトにすることでタイヤを守る方法が有益なのではという仮説のもと、バネ、ダンパーのセットアップを変更して岡山のスポーツ走行に臨んだ。

 その結果、サスペンションの対策は功を奏し、マシンの動きが格段に良くなったことを確認することができた。またブレーキ関係のテストも良好な結果が見えて、テストは非常に意義あるものとなり、ようやくレースに向けての好材料が揃い始めた。

 富士ラウンドまでのインターバルの間に、ガレージでは、岡山テストで得た結果をもとに富士仕様のセッティングが投入された。また、この2ヶ月のインターバルの間に、エンジンもオーバーホールが完了して再装着され、100LAPの長丁場に向けて、準備が整って行った。

<8/6 公式練習>

 7月末から日本中が猛暑に見舞われ、ガレージのある四日市でも連日35度を超える猛暑日が続いていたが、チームがサーキット入りした金曜日の富士スピードウェイは、曇って肌寒く、公式練習の行われる土曜日の朝は、深い霧に覆われ、霧雨の降る生憎のコンディション。

 9時からの公式練習も、WET宣言からのスタートとなった。Arnage Racingは、まず阪口選手をコースに出してマシンのチェックを行い、続いて加納選手もコースにでて、問題がないことを確認した。

 岡山でのテスト走行に参加した両選手は、テスト時にマシンのフィーリングが格段に向上していることを確認しており、この富士スピードウェイに於いても同様に好感触であるとのコメントを得た。そこでチームは、岡山の走行に参加しなかった第3ドライバーの末廣武士選手をコースに出して、チェックさせた。

 第2戦富士450kmレースに続いて、第3ドライバーとしてMC86をドライブする末廣選手からも、前回の富士ラウンドに比べてマシンの状態が格段に良くなっており、前後のバランスが改善されて乗りやすくなっているというコメントを得ることができた。

 そのほか、タイヤテストも行われた。今回の富士ラウンドには、鈴鹿で使用したハード目のタイヤと、もう1段階硬めのタイヤが準備されており、チームは阪口選手に両方のタイヤをチェックさせた。その結果、どちらのタイヤもコンディションに合わせて十分に使用できることがわかった。

 その後行われたFCY訓練と、3年ぶりとなるサーキットサファリの時間を利用して、末廣選手と加納選手がコースに出て、さらなるを慣熟をおこなってマシンへの理解を深めた。

<8/6 公式予選>

 午後3時から行われた公式予選では、Arnage RacingはB組から出走。今大会でもQ1を担当する阪口選手が開始と同時にコースインした。阪口選手は、ライバルマシンの状況を見ながら慎重にタイヤに熱を入れ、タイミングを見計らって、6Lap目に1’36.589を叩き出し、惜しくも1番手の11号車石川選手とは0.01秒の僅差であったが、2番手でQ1を突破することができた。

 Q1の後、阪口選手よりブレーキング時にフロントが少し跳ねるとのコメントがあったため、チームはQ2までのインターバルに、サスペンションにストロークを持たせてバタつきを抑える対策を入れることにし、メカニックが時間ギリギリまで作業を行った。

 15時55分、予定より2分遅れで行われたQ2は、並み居る強豪の中、スーパーGT初予選となる末廣選手が担当。末廣選手は「探り探りの失敗だらけ」のアタックと言いながらも、ラストラップで1’36.906をマーク、12番手につける大健闘を見せた。

 今シーズン最高位からの決勝スタートとなり、意気揚がるチームは暗くなるまでピット練習に勤しんだ。ところが、決勝に向けてのメンテナンス中、ハブベアリングにガタが出ていることが発覚。メカニックがハブを外してみたところ、ベアリングが完全に破損しており、このままでは翌日の決勝を戦うことはできないことが判明した。幸いチームには中古のベアリングの手持ちがあったため、急遽ベアリングの打ち換えをすることになり、チームは夜遅くまでピットに残って、翌日の決勝に備えて作業を行なった。

<8/7 決勝>

 決勝が行われる日曜日も、前日と同じような曇天に霧の立ち込める朝となったが、幸い次第に霧は晴れ、青空から太陽の覗く、少し蒸し暑い夏らしい陽気となった。

 前夜のハブベアリングのトラブルは、無事交換完了して解決し、チームは決勝の時を待っていた。

 夏らしいドライコンディションにはなっていたが、天気予報では午後に多少の降雨があることも予想されている。決勝前のウォームアップ走行では、3選手がそれぞれコースインしてレース前のチェック走行を行い、問題がないことを確認した。

 ところが、マシンがグリッドに向かうタイミングでバラバラと雨が降り始めて、ピットには一瞬緊張が走り、チームは急遽グリッドにレインタイヤを持ち込んだ。しかし、レインタイヤの出番はなく、グリッドウォークが終わる頃には青空が見え始めて、3シーズンぶりのパレードラップから、フォーメーションラップが2周する頃にはすっかりドライコンディションとなった。

 富士100LAP RACEのスタート、第一スティントを担当するのは阪口選手で、12番グリッドから450km先のチェッカー目指してレースを開始した。

 阪口選手はスタート直後に順位を落としたが、やがて、トラブルにより脱落していくライバルマシンを尻目に、好走を展開する。

 阪口選手は、15LAP目には7号車を抜き去り、さらに23LAP目には56号車をテイクオーバー、ルーティンピットをこなすチームも出始めたため、見かけ上の順位は更に上がって、6番手に浮上していた。

 気温32℃、路面温度40℃と厳しいコンディションの中、阪口選手はプッシュを続け、上位チームが徐々にタイムを落とす中、スティントが後半に差し掛かっても1分39秒台を何度もマークするなど激走を見せていた。

 チームは第1スティントを40LAPと見定めていたが、以降のスティントへの負担を考慮して好走を続ける阪口選手を更に4LAPほど引っ張り、300クラスのチームの中で最後、44LAPでマシンを呼び戻してドライバー交替。メカニックの迅速なピットワークで、タイヤを4輪とも交換して給油を行い、第2スティントの末廣選手が10番手でコースに復帰した。

 末廣選手は、燃料の重いスティント前半はペースを抑え、タイヤをマネジメントするクレバーな走りを見せていたが、スティント後半、燃料を消費したマシンが軽くなると、ペースを上げて1分39秒台をキープする走りを展開。2回目のルーティンピットをこなすチームも出る中、見かけ上の順位は再びトップとなった。

 末廣選手はスティントの終盤70LAPで、決勝ベストとなる1‘39.046をマーク、プッシュを続けていた。チームは無線で、末廣選手から、タイヤがまだまだ走行に耐えうるとの報告を受け、次のピットインでのタイヤ無交換を決断。末廣選手を75LAPまで引っ張って、加納選手と交替するためにピットへ呼び戻した。

 8番手でコースに戻った加納選手は、レースを開始。ライバルマシンがトラブルのために順位を落とす中、79LAP目に6番手にまでポジションアップ、1分39秒台を連発する激走を披露した。加納選手の背後からは名手J.P.オリヴェイラ選手が猛追をかけている。残り周回数は、もうあとわずか数LAP、2台のマシンは激しいバトルを繰り広げながら6番手争いを展開した。

 しかし、チェッカー目前、惜しくも敗れ、加納選手は7位でチェッカーを受けた。とはいえ、Arnage Racingはシングルポジションでのフィニッシュを遂げ、ドライバーズポイントも獲得することができた。また、チームポイントも、7ポイントと、願ってもない好成績を収めることができた。

Arnage Racing

SUPER FORMULA | SUPER GT

2023年度国際格式のカレンダーがJAFより公示される

 日本自動車連盟(JAF)は8日、2023年の国際格式レースのカレンダーについてモータースポーツ審議会の審議を経て、国際自動車連盟(FIA)に申請した内容を公示した。

 国内で開催されるスーパーフォーミュラ選手権とスーパーGTは以下のとおりだが、今シーズンと日程はほとんど変わっていない。この後FIAで審査されるが、他カテゴリーとの調整もあり、正式に決定するのは年明けになりそうだ。

■SUPER FORMULA

RoundDateCircuit
14/7~9富士スピードウェイ
24/21~23鈴鹿サーキット
35/19~21オートポリス
46/16~18スポーツランドSUGO
57/14~16富士スピードウェイ
68/18~20モビリティリゾートもてぎ
710/27~29鈴鹿サーキット

■SUPER GT

RoundDateCircuit
14/14~16岡山国際サーキット
25/2~4富士スピードウェイ
36/2~4鈴鹿サーキット
48/4~6富士スピードウェイ
58/25~27鈴鹿サーキット
69/8~10スポーツランドSUGO
79/29~10/1オートポリス
811/3~5モビリティリゾートもてぎ
Text: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

第4戦富士優勝記者会見 宮田莉朋「勝って誕生パーティを祝いたいとサッシャと話していたが、その通りになった」

優勝会見:両クラスのウィナー

GT500クラス優勝 No. 37 KeePer TOM'S GR Supra

サッシャ・フェネストラズ(TGR TEAM KeePer TOM'S)
 「トムスが素晴らしい仕事をしてくれたので、素晴らしい週末になりました。今シーズンは苦しんで痛麺もありましたが、今は最高に嬉しいです。僕が第1スティントを担当しましたが、最初は雨が降ったりして、考えることがいっぱいありましたが、第2スティント、第3スティントを担当した宮田選手が素晴らしい走りをしてくれました。ヨコハマタイヤがすごく強くて、特に24号車は手強かったです。2周目に1台抜いて2位に上がり、そのまま24号車を抜いていきたかったんですが、落ち着いて、自分の一番いいタイミングを測って抑えていました。そのあといいタイミングで宮田選手にバトンを渡したらいい走りをしてくれました。これが僕たちの初めての勝利なのでとても嬉しく思っています」
宮田莉朋(TGR TEAM KeePer TOM'S)

 「鈴鹿大会が終わってから全くテストがなく、チームやサッシャとともに、どんな気候でどんなコンディションになるかをずっと考えながらセットアップやタイヤの選択を進めてきました。テストができない状況は難しかったですが、結果としてそれで予選、決勝を共に戦えたということはすごく嬉しいです。またレースウィークを迎える直前にサッシャ選手が誕生日を迎えて、僕は明後日が誕生日なんですけど、そういう意味でも勝って誕生日パーティーをお祝いできるくらいのレースにしようね、とレースウィークに入る前にサッシャと話したりしていましたが、その通りになって良かったです」

 「第2スティントはすごくきつかったです。コース上で追い抜くのは難しかったので、ピットストップの時間を短縮しようと自分の中で考えながらいろんなことを努力していました。ですから本当にきつかったんですけど、それが第3スティントにしっかり現れて、後ろを引き離すことができました。コース上で抜くのが厳しい中でもスピードをしっかり表現できたという面では、僕らの努力に結果がついてきました。チームの皆さんもこの状況下で素晴らしいピット作業をしてくれたからこそ、この1勝があります。僕らスーパーGTで最年少のペアですけど、底力を発揮できたんじゃないかなと思います」

GT300クラス優勝 No. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT

井口卓人(R&D SPORT)
 「このサーキットに入ったときは、まさかこの場(優勝会見)に来られるとは思ってなかったので、ちょっと驚いてるんですけども。まずは山内選手がこの富士で100レースを迎えるという、記念すべき大会でもありましたが、その中でダンロップさんがBRZに合う、非常に強いタイヤをチョイスしてくれたことが勝利につながったんじゃないかなと思います。あとやはり最後は山内選手の気迫あふれる走り。100戦を祝う最高のレースになったんじゃないかなと思いますので、本当に最高な1日でした」
山内英輝(R&D SPORT)
 「戦略的にも、タイヤのパフォーマンス的にも、みんなのおかげで勝てたレースだなと、走ってる時に、クルマのフォーリングだったりタイヤのフィーリングからすごく感じました。常にクルマの状態が良かったので自信はあったんですけど、ストレートが伸びない中でどう戦うかというのが僕たちの課題でした。それをうまくカバーできるクルマのパフォーマンスだったんじゃないかなと思います。井口選手が言われたように今回100戦目で、スバルファンシートの皆さんに記念のリストバンドを、感謝の気持ちを込めて配りました。本当はピットウォークでもお配りしたかったんですが、今はできないので。そうした思いをしっかり形にできたなと。そうした皆さんの気持ちがあったからこそ最後まで走れたと思うので本当に感謝しています」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第8戦富士決勝 大荒れのレースを制した小河諒が富士大会連勝 プロアマクラスは武井真司が、アマクラスはMOTOAKI TAKAMIが連勝

総合&プロクラス優勝は小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は7日、静岡県の富士スピードウェイで第8戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)が赤旗中断となる荒れたレースを制して、昨日に続き優勝、今季5勝目を飾った。

レースのスタートシーン

 決勝は午前10時45分にフォーメーションラップが始まった。

 スタートでは予選2位のプロクラス山本聖渚(Porsche Japan Junior Programme)がストール。これに予選6位のプロアマクラス浜崎大(VOING with VENTILER)が追突し、この2人はこの場でリタイアとなった。

 さらに1コーナーでは予選7位のプロアマクラスIKARI(BJR PROSCHE)に、インを狙った予選10位のアマクラス春山次男(BINGO RACING)が接触。これに予選8位のアマクラスBANKCY(BINGO RACING)が巻き込まれた。

レースはセーフティーカーが導入された

セーフティーカーから赤旗中断となった

車両回収

 このためレースは早々にセーフティーカー(SC)が導入されたが、まもなく車両回収のため赤旗に切り替えられ、2周を回って各車グリッドに停止した。

セーフティーカー先導でリスタートが切られた

 レースはSC先導で3周目から再開された。集団のトップは唯一のプロクラスとなったポールポジションの小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)が、2位には予選2位のアマクラスMOTOAKI TAKAMI(47TRADING with Rn-sports)が、3位には予選4位のプロアマクラス武井真司(BINGO RACING)が、4位には予選5位のアマクラス長嶋重登(TUC GROUP & Team KRM)が、5位には予選9位のアマクラスIKEDA(HYPER WATER Racing Team)が続く。

 SC先導は4周目も続き、この間ピットインして右リアタイヤを交換したIKARIと、修復が完了したBANKCYが1周遅れで隊列に加わる。

 SC先導は5周目も続き、レースは、SCがようやくピットインした6周目から再開された。

 ここでもトップの小河は後続を引き離しながらレースをリード。6周終わりには2位のTAKAMIを3秒9離して戻ってきた。TAKAMIも3位の武井に2秒3の差をつけ、4位には長嶋が、5位にはIKEDAが続く。

 レースは30分間のルールが適用され8周で終了。優勝は小河、2位にはTAKAMI、3位には武井と昨日と同じ結果となった。

プロアマクラス優勝は武井真司(BINGO RACING)

アマクラス優勝はMOTOAKI TAKAMI(47TRADING with Rn-sports)

 このレースは当初の周回数が15周であり、50%以上の8周を消化したためフルポイントが与えられる。優勝した小河はこの大会2連勝でシリーズポイントを182と伸ばした。今回欠場した近藤翼に55ポイントの差をつけ、チャンピン獲得に向け大きく前進した。

 次回は鈴鹿サーキットに舞台を移しスーパーGTのサポートレースとして8月27、28日に第9戦、第10戦が行われる。

プロクラスの表彰式

プロアマクラスの表彰式

アマクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

第4戦富士決勝 大混戦を制し、No. 37 KeePer TOM'S GR Supraが今季初勝利!!

GT500クラス優勝はKeePer TOM\'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)

 真夏の長距離2連戦の最初のレース、2022オートバックス スーパーGT第4戦「FUJIMAKI GROUP 富士100LAPレース」の決勝が8月7日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選3番手からスタートしたNo. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)が今季初優勝を達成した。GT300クラスもNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が接戦を制して待望の今季初優勝をものにした。

静岡県警のパレード

 午後2時に静岡県警によるパレードランに続いて始まった第4戦決勝は、スタート進行の直前に降った雨により路面がウェットとなったため、当初1周だったフォーメーションラップを2周に増やし、周回数を規定周回数より1周減算の99周として行われた。スタート時の気温は27℃、路面温度は31℃だ。

GT500クラスのスタートシーン

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)。平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)が2位、サッシャ・フェネストラズ(KeePer TOM'S GR Supra)が3位で続く。

 4位は立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)、5位は福住仁嶺(ARTA NSX-GT)、そしてベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)が6位でオープニングラップを終了した。

 しかし19号車はスタートで履いたタイヤがこのコンディションにマッチしなかったのかペースが上がらず、2周終わりのホームストレートで平手に抜かれて2位に後退すると、フェネストラズにも4周終わりのストレートでアウトから並びかけられ、5周目の1コーナーで3位に後退、その後も徐々に順位を落とし、8周目には6位にまで後退してしまった。その後も国本は28周目に山下健太(ENEOS X PRIME GR Supra)、ジュリアーノ・アレジ(au TOM'S GR Supra)にも抜かれて8位となりながらも我慢の走りを続け、34周目に阪口晴南に交代した。

 また第4戦を前にシャシーとエンジンを交換した38号車は5周目に10秒間のペナルティストップを行なって順位を落とすことになった。

 一方、トップ立った平手は6周終わって2秒162のリード。しかし9周を終わって2秒111、10周目には1秒986と2位のフェネストラズも負けじとトップに食い下がる。

 平手は11周目に2秒258、15周目には3秒520と差を広げにかかるが、フェネストラズも懸命に追い上げ、23周を終えたところで2秒123、24周目には1秒577と差を縮めてきた。

 レースが規定周回数の3分の1となる33周目を迎えると、最初のピットストップを行うチームが相次ぐ。

 まずは33周目にNo. 23 MOTUL AUTECH Zがピットイン。No. 36 au TOM'S GR Supra、No. 64 Modulo NSX-GT、No. 3 CRAFTSPORTS MOTUL Zもここでピットへ。

 しかし松田次生(MOTUL AUTECH Z)はピットアウト直後からシフターのトラブルに見舞われて予定外のピットインを強いられ、トップから5周遅れでようやくコースに復帰した。

 2位のNo. 37 KeePer TOM'S GR Supraは36周目にピットイン。フェネストラズから宮田に交代する。続いてトップのNo. 24 リアライズコーポレーションADVAN Zは37周目にピットイン。平手晃平から佐々木大樹に交代する。No. 8 ARTA NSX-GT、No.14 ENEOS X PRIME GR Supraもこの周でドライバー交代を行った。

 その後方では19周目に最初のピット作業を終えていた松下信治(Astemo NSX-GT)が38周目の100R手前でピットアウトしてきたばかりの野尻智紀(ARTA NSX-GT)を抜いて7位に浮上。この周でNo. 100 STANLEY NSX-GTがピットイン。続いて39周目にNo. 12 カルソニックIMPUL Zがピットインしてきた。

 最初のスティントを引っ張る作戦を採ったNo. 39 DENSO KOBELCO SARD GR SupraとNo. 16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX GTは42周目にピットイン。これで再び24号車がトップに返り咲く。

 また42周目には石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)がスロットルのトラブルに見舞われてピットレーン上でストップするアクシデントがあり、38号車はそこから長い時間を修理に費やすことになる。

 これにより45周を終えた時点の順位はトップが24号車、2位が37号車、3位に12号車が浮上し、以下8号車、36号車、17号車、14号車、39号車そして19号車となった。

 53周目の最終コーナーでは大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が松下を抜いて6位に浮上。松下はその後57周目に2度目のピットイン。塚越広大に残りを託す。

 佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)と宮田莉朋(KeePer TOM'S GR Supra)は近づいたり離れたりを繰り返しながら周回を重ねていく。

 その後ろでは36坪井が56周目のヘアピンで8野尻を抜いて4位に浮上した。

 トップの佐々木が60周目に入ったところでGT300車両のトラブルによりFCYが宣言され、この影響で宮田と佐々木の差は4秒319に広がってしまうが、懸命に追い上げる宮田は69周目までに1秒477差にまで詰めてきた。さらに平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)もこの2台に接近。69周終了時点で宮田の0秒692後方にまで迫ってきた。70周目にはその差は0秒526にまで縮まった。

 トップの24号車は72周目に2度目のピットイン。佐々木から千代に交代してコースに復帰する。2番手の37号車は73周目にピットイン。そのまま交代せずに宮田が最後まで走る作戦を採り、24号車に対しストレート一本分のリードを保ってコースに復帰することに成功した。

 続いて12号車も74周目に2度目のピットイン。そのまま平峰がコースに戻る。作業時間はわずか29秒。ところが迫ってくる37号車に先んじて1コーナーに飛び込もうとして痛恨のオーバーラン。これで37号車が実質トップに浮上した。

 1スティント目を思い切り引っ張った39号車の中山雄一は80周目にようやくピットへ。タイヤ無交換でそのまま中山がピットを離れる。戻った場所は8号車の前、6位だ。

 こうして39号車が2度目のピット作業を終えたことで、ついに37号車の宮田がトップに立った。2位は12号車の平峰、24号車の佐々木は3位だ。宮田のリードは3秒707。佐々木は平峰の9秒050後方に位置することになった。

 宮田はそこから着実にリードを広げていき、95周終了時点で平峰を6秒521後方に追いやると、最後はその差を7秒542まで広げてチェッカーを受け、No. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)が今季初優勝を達成。GT500最年少の二人にとっては初めてのGT500優勝となった。

 2位はNo. 12 カルソニックIMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)、No. 24 リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)が3位となった。

GT300クラスのスタートシーン

 一方、GT300クラスは序盤から波乱が相次ぎ、最後まで目が離せない白熱のバトルが展開された。

 スタートでトップに立ったのはポールポジションの蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)。その後も順調にリードを広げながら周回を重ねていたが、18周目に突如右フロントのホイールナットが緩むトラブルに見舞われて予定外のピット作業を強いられる。65号車のピットクルーはナットを締め込もうとするが、既にネジ山を舐めてしまっていたためにどうすることもできず、そのままリタイヤを余儀なくされた。

 その後方では2位の山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)と3位の片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が熾烈なドッグファイトを展開、6周目の最終コーナーでついに片岡が山内を捉えて2位に浮上すると、65号車のトラブルによってそのままトップに浮上する。山内はその後大草りき(TANAX GAINER GT-R)にも抜かれて3位に後退してしまった。

 No. 61 SUBARU BRZ R&D SPORTは25周目に最初のピットストップを行い、山内から井口卓人に交代する。トップのNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMGは26周目にピットインして片岡から谷口信輝に交代。これでNo.10 TANAX GAINER GT-Rがトップに浮上するが、38周目にピット作業を行った際にピットアウトに手間取って大きくタイムロス、そのままガレージに戻されてしまい、トップが52周目に入ったところでようやくコースに復帰した。

 これで4号車が再びトップに浮上。2位には20周目に早めのピット作業を行ったNo. 60 Syntium LMcorsa GR Supra GTが浮上し、61号車は3位となった。トップの谷口はこの時点で2以下に20秒以上の大差をつけ、61周目に再び片岡に交代する。

 ところが77周目に入ったところで4号車は左フロントタイヤのバーストに見舞われてたちまちスローダウン、大きく順位を落とすことになる。代わってトップに立ったのは、4号車と同じ61周目にピット作業を行った安田裕信(GAINER TANAX GT-R)だったが、62周目に2度目のピット作業を行って再び山内に後退した61号車が背後に迫ってきた。78周終了時点でその差はわずか1秒368。79周目には0秒654にまで縮まった。

 そして80周目。山内は最終コーナーで安田のインをついてトップに立つが、ホームストレートではFIA-GT3のニッサンGT-Rにアドバンテージがあり、81周目の1コーナー手前で安田が悠々とトップを奪いかえす。

 それでも山内は82周目、84周目と執拗に最終コーナーで安田のインに飛び込む。いずれもストレートで抜き返した安田だったが、山内は巧みにスリップストリームを利用して追走、85周目の1コーナーでインを伺う。ここでは安田がなんとか抑え込んだが、11号車は徐々にタイヤを消耗させていき、ブレーキングやコーナー立ち上がりで不安定な挙動を見せ始める。

GT300クラス優勝はSUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)

 するとすかさず山内はこの周のGRスープラコーナーで安田を抜いてトップに浮上。ホームストレートで追い上げてくる安田を押さえ込んで86周目の1コーナーをトップで立ち上がった。コカコーラコーナーでも安田は挑んできたが、山内はこれを退け、その後は徐々にリードを広げてチェッカーを受け、No. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が今季待望の初勝利をようやくものにした。

 2位にはNo. 11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信/石川京侍)が入り、No. 18 UPGARAGE NSX GT3(小林崇志/太田格之進)が3位。小林/太田組は開幕戦岡山以来の表彰台を獲得した。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。今回と同じ450kmレースを3週間後の8月28日に行う。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

第4戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
137サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS22992:34'24.270--
212平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS19992:34'31.812 7.542 7.542
324佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH13992:34'37.13312.863 5.321
436坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS27992:34'40.09215.822 2.959
58野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS30992:35'06.24841.97826.156
639関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS22992:35'09.60445.334 3.356
714大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS52992:35'11.45447.184 1.850
8100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS40992:35'33.0841'08.81421.630
919国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH21992:35'48.8981'24.62815.814
1017塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS36982:34'25.1821Lap 1Lap
1164伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL982:34'25.7841Lap 0.602
123千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI52982:34'36.2961Lap 10.512
1316笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL1982:34'42.1751Lap 5.879
1423松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI30892:35'00.57510Laps9Laps
---- 以上規定周回数(70% - 69Laps)完走 ----
-*38立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS16441:42'37.62055Laps45Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 37 KeePer TOM'S GR Supra(TGR TEAM KeePer TOM'S) 1'29.948 (5/99) 182.626
  • CarNo. 38は、SpR.22-5.(シャシー・エンジン交換)により、ペナルティーストップ10秒を科した。

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireWHLapTimeBehindGap
161井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL29912:35'41.213--
211安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL15912:35'47.172 5.959 5.959
318小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH45912:35'58.73317.52011.561
460吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL6902:34'29.8021Lap 1Lap
596新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL20902:34'30.6891Lap 0.887
656藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH99902:34'35.7041Lap 5.015
750加納 政樹
阪口 良平
末廣 武士
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH902:34'36.2601Lap 0.556
887松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH9902:34'53.1021Lap 16.842
9*88小暮 卓史
元嶋 佑弥
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH27902:35'06.5571Lap 13.455
10360青木 孝行
田中 篤
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH2902:35'33.6941Lap 27.137
1131嵯峨 宏紀
中山 友貴
小高 一斗
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS902:35'45.5081Lap 11.814
129木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
川端 伸太朗
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH24902:35'46.5761Lap 1.068
134谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH12902:35'47.7781Lap 1.202
1452吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS27902:35'48.9611Lap 1.183
15*30永井 宏明
織戸 学
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH9892:35'03.9322Laps1Lap
16*6片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH18892:35'15.5322Laps11.600
175冨林 勇佑
平木 玲次
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH45892:35'17.7062Laps 2.174
18*2加藤 寛規
堤 優威
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS5892:36'05.1782Laps47.472
1948井田 太陽
田中 優暉
甲野 将哉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH882:35'43.4493Laps1Lap
2022和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH862:35'07.4695Laps2Laps
217荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI63832:27'04.7708Laps3Laps
2210富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL45772:34'31.48214Laps6Laps
---- 以上規定周回数(70% - 63Laps)完走 ----
-55武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS3431:15'20.08148Laps34Laps
-20平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL2849'47.46363Laps15Laps
-65蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS331830'13.09473Laps10Laps
-244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH0-91Laps18Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 65 LEON PYRAMID AMG(K2 R&D LEON RACING)1'38.136 (7/18) 167.388 km/h
  • CarNo.88(元嶋佑弥)は、SpR.13-1.a.b(他車への接触行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 30は、SpR.27-1.4(ウォームアップ時ホイールナット飛ばし)により、罰金万円を科す。
  • CarNo. 6は、SpR.27-3(ウオームアップ時ジャッキアップ中のエンジン始動)、SpR.28-5(ウォームアップ時エンジンをかけたまま給油)により、罰金6万円を課す。
  • CarNo. 6(ロベルト・メリ)は、SpR.13-11(黒白旗2回)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 6(ロベルト・メリ)は、SpR.付則-4.2.②(FCY中の減速違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 2(加藤寬規)は、SpR.付則-4.2.②(FCY中の減速違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 244は、SpR.26-11(ウォームアップ時ピットレーン速度違反)により、罰金2万円を科す。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

2024シーズンから導入される第2世代のFIA-F4車両の概要が明らかに

FIA-F4第2世代車両のイメージ(画像提供:GTアソシエイション)

 FIA-F4選手権シリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)は8月7日、第5戦、第6戦の開催されている静岡県小山町の富士スピードウェイで会見を開き、同シリーズにて2024年から使用する第2世代車両の概要を発表した。

 これはFIAのレギュレーション変更に伴うもので、モノコックの強度向上(側壁強度10倍、対貫通性能1.7倍)やHALOの採用など、FIAの求める最新の安全要件に準拠したものだ。また燃料タンクはハイブリッド対応(FIA規定エナジーストア搭載可能)のものとなり、フロントウィングはCFRP製に、前後のブレーキキャリパーは共に4PODとなる。

 シャシーの供給は従来の童夢に代わって東レ・カーボンマジックが行うことになった。これはGT500マシンのモノコックを始めとする共通部品の製造及び供給実績を評価して選定されたもの。

 エンジン供給は第1世代に引き続いてトムスが担当するが、最高出力は従来の160馬力から180馬力へとアップする。

 タイヤ供給も従来通り住友ゴム(ダンロップ)が行い、燃料は一括してペトロナスが供給する。

 実車は今季最終戦のモビリティリゾートもてぎにおいて公開される予定となっており、2023年1月より受注を開始、初期ロットは35台を予定している。販売価格はFIAのキャッププライスをベースに設定され、2023年10月より順次納車される予定だ。

 会見にはGTAの坂東正明代表取締役をはじめ、東レ・カーボンマジックの奥明栄社長、トムスの谷本勲社長らが出席。FIA-F4シリーズのより一層の発展と若手の育成、日本のモータースポーツ産業への抱負をそれぞれに述べた。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第8戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/07) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 Porsche Carrera Cup Japan Round 8 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
160Pro1小河 諒SHOWA AUTO with BINGO RACING
830'08.159--
210Am1MOTOAKI TAKAMI47TRADING with Rn-sports
830'15.629 7.470 7.470
39Pro-Am1武井 真司BINGO RACING
830'18.66210.503 3.033
463Am2長嶋 重登TUC GROUP & Team KRM
830'19.45711.298 0.795
57Am3IKEDAHYPER WATER Racing Team
830'35.91427.75516.457
666Am4BANKCYBINGO RACING
730'28.5281Lap 1Lap
798Pro-Am2IKARIBJR PROSCHE
731'00.2191Lap 31.691
---- 以上規定周回数(75% - 6Laps)完走 ----
-91Pro-山本 聖渚Porsche Japan Junior Programme
0-8Laps7Laps
-77Pro-Am-浜崎 大VOING with VENTILER
0-8Laps-
-*51Am-春山 次男BINGO RACING
0-8Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 60 小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING) 1'42.182 (7/8) 160.760 km/h
  • CarNo. 51は、一般競技規則第5章第16条5.(1)①②(他車への衝突行為、コースアウト)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

SUPER GT

第4戦富士大会で地元警察車両のパレードランが復活!!

2019年最終戦もてぎでパレードランを行った栃木県警の車両

 静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されている2022オートバックス スーパーGT第4戦「FUJIMAKI GROUP富士100LAPレース」は、7日午後2時からの決勝スタートにおいて3年ぶりとなる地元県警のパレードランを実施することが明らかとなった。

 警察車両のパレードランは新型コロナウィルスの感染拡大の影響により、2020年の最終戦もてぎを最後に行われなくなっていた。

 しかし今大会では静岡県警のパトロールカー4台、白バイ9台が競技車両を先導してコース1周し、その後フォーメーションラップを1周行って決勝がスタートすることになっている。

 第4戦決勝は午後2時より100周(450km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦決勝上位ドライバーのコメント 小出峻「連勝記録は伸ばしていきたいし、伸ばしていけると思っている」

第5戦優勝 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「今日は昨日に比べて、内容的には満足しています。今回のレースは僕の実力を試されるレースだと思っていたので、正直プレッシャーはありましたが、前を抜くとか、後ろが来ても焦らないとか、毎回冷静に一つ一つやるべきことをやれば今回のような結果が得られると思っていましたし、それが実感できたレースでした」

 「(三井選手とのトップ争いは)正直昨日と同じだな、昨日押さえられたから今日も押さえられるなと思っていました。手を抜いたつもりはありませんし、常にフルスピードで走っていましたが、ついて来られるなとは思っていました。その上で、どうやって対処するか頭の中で考えながら走ることができました。マインド的にもいい感じでレースできました」

 「連勝記録は伸ばしていきたいですし、伸ばしていけると思っています。次のレースまで期間がないので、他のチームもいきなり力を底上げすることはできないと思います。次の鈴鹿もこの調子で勝つつもりです。今までの経験がアドバンテージになると思うし、なっていなければ今までの自分はダメだったんだと思います」

第5戦決勝2位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「スタートでトップに立った時はいけると思っていたつもりでしたが、どうしても後ろを気にしちゃって、固くなってしまいました。また朝の雨の影響でセクター3が所々濡れていて、トップであるが故にそこの状態を確かめることができず、手前で減速しちゃったりしてペースを上げられませんでした。それで抜かれて、離されてしまいました」

 「抜かされたあとは、後ろについていてダウンフォースが抜ける中でハンドルをこじってしまったり、リヤを滑らせてしまったりでタイヤのタレが起きてしまいました。それでミスをしてしまって離されてしまいました」

 「2戦目からは小出選手との距離が徐々に縮まってきていますが、自分ではまだ足りないと思っているので、そこをしっかり見直して、次の鈴鹿では予選からポールを目指して、そろそろ優勝したいです。表彰台は最低限の結果だとは思いますが、経験の有無もそろそろ言い訳にならなくなってると思うので」

第5戦決勝3位 岩澤優吾(Bionic Jack Racing)
 「前半は勢いの良い選手が後ろにいっぱいいて、バトルしちゃって前に追いつけない部分がありましたが、ペース自体は悪くありませんでした。自分の速いところと遅いところ、相手の速いところと遅いところは練習の時からわかっていたので、そこを意識して、速いところではしっかりプッシュして、遅いところではミスしないように意識して走りました。そうすることでメーカーチームの選手にもついていけたと思います。僕らのクルマはセクター3が遅いので、もう今年は富士はありませんけど、他のサーキットでそれが出ないように改善していきたいです」

 「勝った小出選手と荒川選手はSRS-Fでは同期で、僕だけスカラシップに残れなかったので、二人には追いつきたいと思っていました。今回トムスの選手の前でチェッカーを受けましたが、まだホンダの選手は抜けていないので、次の鈴鹿ではホンダの選手にも勝てるように頑張ります」

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦決勝 接戦を制した小出峻が会心の5連勝を達成 三井優介は開幕から6戦連続の表彰台を獲得

優勝した小出峻(HFDP RACING TEAM)と2位の三井優介(HFDP RACING TEAM)のトップ争い

 2022年FIA-F4選手権シリーズ第6戦の決勝が8月7日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、3番手からスタートした小出峻(HFDP RACING TEAM)がレース前半でトップに立ち、連勝記録を5に伸ばした。

 第6戦決勝は午前8時より14周で行われた。この日の天候は雲が多いものの晴れ。路面は第3セクターで所々濡れた箇所があったが、レースが進むにつれて乾いていった。

決勝のスタートシーン

 スタートでトップに立ったのは2番手スタートの三井優介(HFDP RACING TEAM)。ポールポジションの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)はスタートで出遅れ、後続に飲み込まれる苦しい展開となった。

 3番手スタートとなった小出は2周目の最終コーナーで小林のインに飛び込んで2位に浮上。小林は続くホームストレートで小出を抜き返すが、小出は3周目の1コーナーで小林のインをついて2位を奪い返し、トップの三井を追い上げる。

 抜かれた小林は3周目にチームメイトの荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)に、4周目には岩澤優吾(BJ Racing F110)にも捉えられて5位に後退した。

 そして5周目。小出は1コーナーでアウトから三井に並びかけると、そのまま並走状態で2コーナーを立ち上がり、コカコーラコーナー手前でついにトップに躍り出た。抜かれた三井も離されずに小出を追うが、接近するとダウンフォースが抜けてしまう現代のレーシングカーにはつきものの症状により、徐々にタイヤを消耗させてしまう。後方からは荒川と岩澤も迫ってきた。

 荒川は9周目の1コーナーで三井のインを伺うが、三井も一歩も引かずに2位を死守。続くダンロップコーナーでは岩澤が荒川を捉えて3位に浮上するが、この周終わりのホームストレートで荒川がインに並びかけ、10周目の1コーナーで3位を奪い返した。

 しかし岩澤は12周目の1コーナーでアウトから荒川に並びかけ、そのまま並走状態に持ち込んでコカコーラコーナーの進入で3位に浮上した。

 一方、トップの小出は三井を突き放すには至らないものの、最後まで付け入る隙を与えずに14周を走り切ってチェッカーを受け、第2戦富士からの連勝記録を5に伸ばした。

 2位の三井はこれで開幕戦から6戦連続の表彰台獲得。3位には岩澤が入り、開幕戦の2位以来5戦ぶりに表彰台に立った。

 次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。3週間後の8月27-28日に第7戦、第8戦を行う。

インディペンデントカップ優勝は鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)

優勝した小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

インディペンデントカップで優勝した鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS)

表彰式

インディペンデントカップの表彰式

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第6戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/07) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1425'03.220--
27三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1425'04.384 1.164 1.164
397岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1425'07.844 4.624 3.460
435荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1425'08.335 5.115 0.491
536小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1425'08.622 5.402 0.287
662堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'10.930 7.710 2.308
780伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1425'11.279 8.059 0.349
877宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1425'11.932 8.712 0.653
937中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1425'15.82312.603 3.891
1014新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1425'15.89312.673 0.070
116西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1425'18.93115.711 3.038
1241奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1425'19.11215.892 0.181
1381卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1425'19.30616.086 0.194
1416大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1425'20.19016.970 0.884
1515吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1425'20.67217.452 0.482
1638平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1425'23.85020.630 3.178
1739地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1425'24.33521.115 0.485
1818洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1425'30.63427.414 6.299
1963IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1425'31.82228.602 1.188
2087下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1425'32.10528.885 0.283
2119伊藤 慎之典KRacマックスインターナショナル
KRac Motorsports
1425'33.69530.475 1.590
2247藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1425'34.18130.961 0.486
2396IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1425'42.34739.127 8.166
2486IC3大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1425'44.19440.974 1.847
2555IC4KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1425'52.89849.678 8.704
2671IC5大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1425'55.10051.880 2.202
2727IC6SYUJIRSS F110
RSS
1426'02.10658.886 7.006
2823IC7YUGOS2R Racing
N-SPEED
1426'09.1331'05.913 7.027
29*29IC8小嶋 禎一SACCESS RACING
SACCESS RACING
1426'27.5451'24.32518.412
30*32髙口 大将ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1426'53.5911'50.37126.046
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-61佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1019'05.2974Laps4Laps
-30IC-DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
917'06.2355Laps1Lap
-99IC-近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
611'53.9448Laps3Laps
-*13藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
510'19.0969Laps1Lap
-31奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
47'19.26110Laps1Lap
-33IC-慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
12'17.40313Laps3Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 97 岩澤優吾(BJ Racing F110) 1'46.662 (4/14) 154.008 km/h
  • CarNo. 29は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への接触行為+コースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 29は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への接触行為+コースアウト)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 29は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への接触行為)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

SUPER GT

第4戦富士ポールポジション会見 阪口晴南「難しいコンディションだったが、国本さんのアドバイスのおかげで攻め切ることができた」

GT500クラスポールポジション No. 19 WedsSport ADVAN GR Supra

国本雄資(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

 「まさか三戦連続でポールを取れるとは思っていなかったので、すごく嬉しいのが半分、びっくりしているのが半分です。タイムもすごく良かったです。この2ヶ月間僕たちがテストをしてきて開発したタイヤでこうやっていい結果を出せたということはすごく嬉しいことですし、休みなく働いてくれたチームの皆さんや横浜ゴムの皆さんにすごく感謝しています」

 「今回は夏なのにすごく気温が低くて、フリー走行でも路面がウェットから変化していく中で、タイヤ選択が難しかったですし、午後の予選も思ったより気温が上がってこなかったので不安もありました。それでもQ1ではグリップを感じることができたので攻められました。そこからQ2に向けてもいいアジャストができたので、僕たち二人もいい仕事ができたのかなと思って、すごくホッとしています。Q2は晴南くんのすごくいいアタックが見られました。セクター2なんかすごく速かったです。僕たちの頑張りをこうやって結果に表すことができてすごく嬉しいです」

 「今回は僕らの想定より20℃近く低い気温と路面温度の中での走行でした。その分ウォームアップに時間がかかって大変なアタックでしたが、すごくグリップを感じて走ることができました。今までは温度レンジを外した時に悪い方に行ってしまうことが多かったのですが、温度レンジを外してもパフォーマンスを発揮できる方向で開発を進めたお陰で、今回はすごくいいパフォーマンスを出せました。このタイヤで朝のロングランを走れていますし、テストの段階でも暑い路面、涼しい路面さまざまな条件で各サーキットを走れているので、それをうまく結果に繋げられたと思います」

阪口晴南(TGR TEAM WedsSport BANDOH)

「三戦連続ポールポジションということで、開幕前の僕たちの心境からすると信じられないような結果で、本当に嬉しく思います。この2ヶ月のインターバルでテストを重ねてきて、タイヤのチョイスや開発を中心にやってきました。その間のヨコハマタイヤの進化が凄くて、とんでもないタイムを出すことができました。そんなタイヤに合わせたクルマ作りをチームの皆さんがしてくれたことと、僕たちの頑張りが相乗効果となっていいタイムを出せたということで、本当に感謝しています」

 「今日は難しいコンディションだったので、国本さんのアドバイスや、Q1を走った時の感覚を聞いたお陰で、Q2では攻め切ることができたので、チームの皆さんやヨコハマタイヤの皆さん、そして国本さんに感謝しています」

GT300クラスポールポジション No. 65 LEON PYRAMID AMG

篠原拓朗(K2 R&D LEON RACING)

 「とても嬉しいですが、嬉しいよりも蒲生選手かっこいいな、って思ってます。今日のフリー走行からクルマのセットもタイヤも調子が良かったので、予選で上位を狙えればいいなとは思っていましたが、Q2での蒲生選手のスーパーラップのお陰でこの場に来られました。すごく嬉しいです」

 「この2ヶ月の間で持ち込みのセットアップを見直しましたが、それがすごく機能したことと、公式練習で蒲生選手の持ち帰ったデータが僕のアタックにすごく役立ちました。とてもありがたいデータでした。明日も同じような気温であれば、今日のデータが役立つと思うので、明日もこのままのパフォーマンスで行ければと思います」

蒲生尚弥(K2 R&D LEON RACING)

 「久しぶりに予選で上位にくることができて、尚且つポールポジションを取れて、とても嬉しく思っています。今日のフリー走行から何も変えずに持ち込みセットの状態で走れていたので、クルマの状態は本当に良かったです。想定していたより気温も路面温度も低かったので難しい予選でしたが、Q1を走った拓朗選手からのフィードバックがすごく役に立って、タイヤの内圧やウォームアップの仕方を教えてもらえたので、それでしっかりタイヤを暖めてアタックすることができました。本当にチームとチームメイトに感謝しています」

 「富士は他のコースよりもリストリクターが大きいので、そういう面でも基本的にこのクルマは富士が得意かなと思っています。さらに気温がすごく低かったことで、うまく力を発揮できなかったチームがたくさんいたんだろうと思います」

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第7戦富士決勝 小河諒が貫禄の今季4勝目 プロアマクラスは武井真司が、アマクラスはMOTOAKI TAKAMIが優勝

優勝した小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)

プロアマクラス優勝は武井真司(BINGO RACING)

アマクラス優勝はMOTOAKI TAKAMI(47TRADING with Rn-sports)

 ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)は6日、静岡県の富士スピードウェイで第7戦の決勝を行い、ポールポジションからスタートした小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)がスタートでトップに立つとそのまま逃げ切り優勝、今季4勝目を飾った。

決勝がスタートした

 決勝レースは午後4時55分にフォーメーションラップが始まった。天候は曇り。

 スタートではポールポジションの小河がトップで1コーナーへ向かう。予選2位でPCCJ初出場のプロクラス・山本聖渚(Porsche Japan Junior Programme)は、後続に飲まれそうになるも1コーナーで先行してポジションをキープした。

 その後方ではアマクラスで予選3位のMOTOAKI TAKAMI(47TRADING with Rn-sports)、プロアマクラスで同4位の武井真司(BINGO RACING)、プロアマクラスで同5位のIKARI(BJR PROSCHE)以下の3位争いが接近戦。この中でIKARIが100Rで失速して順位を落とす。

 2台のみ出走となったプロクラスで、トップの小河と2位の山本は1秒前後の差で後続を引き離しながらバトルを演じる。中盤にはその差は0秒7と山本が小河を追い詰める場面もあったが、終盤には小河が山本を突き放し、15周を走って3秒5差で優勝。今季4勝目を飾った。

 総合の3位争いは、TAKAMIと武井、そしてIKARIをパスしてきた浜崎大(VOING with VENTILER)の間で繰り広げられた。この中では中盤から浜崎が遅れはじめ、TAKAMIと武井の一騎打ちになったが、アマクラスながら終始プロアマクラスの武井を抑えきったTAKAMIが3位、アマクラスでも優勝を飾った。

 4位に入った武井はプロアマクラスで優勝となった。

 第8戦は明日7日、午前10時45分より15周で行われる。

優勝した小河諒(SHOWA AUTO with BINGO RACING)

プロクラスの表彰式

プロアマクラスの表彰式

アマクラスの表彰式

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

第4戦富士公式予選 ヨコハマ勢がフロントロー独占!! No. 19 WedsSport ADVAN GR Supraが3戦連続PPを達成

GT500クラスポールポジションはWedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)

GT300クラスポールポジションはLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)

 2022オートバックス スーパーGT第4戦「FUJIMAKI GROUP富士GT100LAPレース」の公式予選が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)が3戦連続でポールポジションを獲得。GT300クラスはNo. 65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が2020年の開幕戦富士以来のポールポジションを獲得した。(天候:曇り コース:ドライ)

 公式予選は午後3時よりノックアウト方式で行われた。開始時点の気温は21℃、路面温度は28℃と公式練習よりさらに下がり、各チームタイヤチョイスやウォームアップに頭を悩ませるコンディションとなった。

予選Q1 GT500はトップ2台が同タイム!!

 GT300の走行中にコース上でストップした車両があり、これを回収する必要があったため、GT500クラスの走行は当初予定より2分遅れの午後3時35分より10分間で行われた。

 例年になく低い路面温度での走行となったため、各ドライバーともアウトラップに続いて3周をウォームアップに充て、その後2周連続でタイムアタックを行うという展開となった。

 まずは大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が1分27秒706を記録、続いて牧野任祐(STANLEY NSX-GT)が1分27秒362。さらにサッシャ・フェネストラズ(KeePer TOM'S GR Supra)が1分27秒216、そして石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分27秒095を記録してトップに立った。

 これに対し国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)はウォームアップを4周行い、チェッカー寸前に1分27秒169を記録して2番手に浮上するが、その直後に坪井翔(au TOM'S GR Supra)が自身2周目のアタックで石浦と同タイムの1分27秒095を叩き出して2番手に浮上。3番手の国本、4番手のフェネストラズとスープラ勢がトップ4を独占。

 以下、5番手の野尻智紀(ARTA NSX-GT)、6番手の佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)、7番手の平峰一貴(カルソニックIMPUL Z)、そして8番手のロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH Z)までがQ2に進出。クインタレッリは2周目のアタックで1分27秒297を記録したものの走路外走行との判定が降り、このタイムを抹消されたが、最初のアタックで1分27秒343を記録していたため、9番手の牧野が出した1分27秒362を僅か0.019秒上回って辛くも生き残っている。

 GT300クラスは今回も二つのグループに分かれてQ1を行い、Aグループでは大草りき(TANAX GAINER GT-R)が1分36秒159でトップ。2番手に片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分36秒299で続き、小林崇志(UPGARAGE NSX GT3)が1分36秒628で3番手という結果となった。

 ポイントリーダーの藤波清斗(リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R)も99kgものサクセスウェイトを抱えながら1分37秒164と8番手のタイムをマークし、Q2に駒を進めている。

 Bグループも石川京侍(GAINER TANAX GT-R)が1分36秒589でトップタイム。GAINERがA、B両グループでトップ通過を果たしている。2番手には阪口良平(Arnage MC86)が1分36秒594で続き、堤優威(muta Racing GR86 GT)が1分36秒671で3番手。

 開幕から予選上位に名を連ね続けているベテランコンビのNo. 96 K-tunes RC F GT3(新田守男/高木真一)も高木真一が1分36秒861をマークし、6番手でQ2進出を果たしている。

 一方、冨林勇佑(マッハ車検エアバスターMC86マッハ号)はタイムアタックに入る直前にトラブルに見舞われて最終コーナーにストップ。今回第3ドライバーとして起用された川端伸太朗(PACIFIC hololive NAC Ferrari)も電気系のトラブルにより残念ながら予選出走を取りやめる結果となっている。

予選Q2 公式練習に続いてヨコハマ勢が1-2!! No. 19 WedsSport ADVAN GR Supraが3戦連続のPP獲得

 GT500クラスの予選Q2はウォームアップ3周で2周連続アタックを行う作戦とウォームアップ4周で一発アタックに賭ける作戦に判断が分かれる形で進行した。

 まずはウォームアップ3周でアタックに入った立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)が1分27秒074、ベルトラン・バゲット(カルソニックIMPUL Z)が1分27秒352を記録。続いて平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)が1分26秒813を叩き出してトップに躍り出る。

 続いてウォームアップを4周行った阪口晴南(WedsSport ADVAN GR Supra)が記録したタイムは1分26秒178。2番手の平手をコンマ6秒以上引き離す圧倒的な速さでトップに浮上した。

 宮田莉朋(KeePer TOM'S GR Supra)もウォームアップ4周でアタックに入ったが、タイムは1分26秒994とヨコハマ勢には今一歩及ばなかった。

 この結果、No. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)は第2戦富士から3戦連続でポールポジションを獲得。No. 24 リアライズコーポレーションADVAN GT-R(佐々木大樹/平手晃平)が2番手につけてヨコハマタイヤ勢がフロントローを独占することに。

 3番手にはNo. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)がつけ、ホンダNSX-GT勢で唯一Q2進出を果たしたNo. 8 ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)は6番手で明日の決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスはまずNo. 7 アウグスト・ファルフス(Studie BMW M4)がウォームアップ1周から3周連続でアタックする作戦を敢行、1分36秒704、1分36秒649そして1分36秒991をマークするが、これをウォームアップ2周で一発アタックという作戦に出た吉本大樹(Syntium LMcorsa GR Supra GT)が1分36秒646で上回る。

 続いて新田守男(K-tunes RC F GT3)がウォームアップ2周から2周連続のアタックを行なって1分36秒331、1分36秒404を出してきた。谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)もウォームアップ2周に続いて1分36秒181を記録、新田を上回るが、その直後に山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分35秒567とこの日初めて1分35秒台のタイムを叩き出してトップに躍り出る。

 しかし蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)がウォームアップ2周からのアタック2周目に1分35秒550を記録して山内を上回った。

 この結果、No. 65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が2020年の開幕戦富士以来のポールポジションを獲得。2番手にNo. 61 SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が続き、No. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が3番手から明日の決勝をスタートすることになった。

 第4戦決勝は明日の午後2時より100周(450km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝上位ドライバーのコメント 小出峻「1位が取れたのはいいが、内容には満足していない」

第5戦優勝 小出峻(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)

 「全然満足していません。もう少し(荒川選手を)引き離したかった。リザルトとしては1位が取れたのでいいんですけど、内容は自分としてはちょっとダメかな?と思っています」

 「ランキングはトップに立ちましたけど、僕はそこを意識するというより、目の前のレースを一つ一つしっかり取っていこうと思っているので、そういう意味では満足いきません」

 「スタートは上手くいきましたが、すぐにSCが入ってしまいました。あのまま走っていればもう少し引き離せたのかなと思います。それでもポジションを守り切れたということはポジティブに捉えるべきかなと」

 「全力は出し切りましたが、それでも自分の求めている内容にはならなかった。本来なら第2戦のように後続を引き離してファステストラップを狙いにいきたかったです。なぜそうならなかったのかをしっかり調査して、明日に向けて頑張りたいです」

 「明日は3番手スタートなので、しっかりと追い上げて5連勝したいです。専有走行の結果も良かったので、クルマに不安感はありません。明日もやることは変わらず、今日の課題を見つけて以下に反映できるか、ですね」

第5戦決勝2位 荒川鱗(TGR-DC Racing School)

 「勝つためにはペース的な部分であと少し改善しないとと思います。そこが足りなかった。最初は行けると思っていたんですが、レース中盤からキツくなってしまって、最後は(小出選手と)同じくらいのペースになってしまいました。スタートがうまくいかなかったのが全てですね」

 「レース後半はタイヤのグリップが落ちてくるに従ってクルマのバランスが変わってしまい、そこに僕自身が合わせこむのに手こずってしまいました」

 「明日はもう行くしかないので。最初からどんどん攻めて、勝てるように。多分周りはゴチャゴチャすると思うのでそこで隙をついて、頑張ります」

第5戦決勝3位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
 「開幕戦から全部のレースで表彰台に上がっていますが、1位2位2位2位3位とずっと落ちてきているので」

 「今日のレースはスタートで前に出られなくて、そこからセーフティーカーが入りました。後ろからもどんどん追い上げてきていたので、早く3位の選手を抜いて、後続に飲み込まれないようにして、明日に向けてのタイムアタックをしようかなと思っていました。自分のペースも良かったので、もっとロスなく前の選手を抜いていれば、トップ2台にもついていけて、順位も上げられたと思うので、そこは反省点です」

 「スタートの発進をミスした時点で頭を切り替えて、バトルで変に滑らせてタイヤを痛めないように注意ながら、タイムアタックに備えました」

 「リスタートでは出遅れましたが、伊東選手も出遅れたので、うまい具合にスリップを使って抜けました」

 「今までスタートポジションから必ず上げてきているので。明日は2位からもスタートなのでもう1位しかありません。キッチリ優勝していいレースをしたいです。小出選手の連勝を止めます」

第5戦決勝7位、第6戦ポールポジション 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
 「昨日の練習の段階で、走り方やセッティングを今日のレースに合わせてきていたので、いい感じに走れていました。それがタイムにも反映されていたのですごく良かったです。いいペースで走れているという感触があっただけに、スタートでミスして後ろに下がってしまったのが残念です。それを無くせば、明日十分に勝てるクルマだと思うので、明日は優勝を狙いにいきます」
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第7戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 Porsche Carrera Cup Japan Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
160Pro1小河 諒SHOWA AUTO with BINGO RACING
1525'28.678--
291Pro2山本 聖渚Porsche Japan Junior Programme
1525'32.227 3.549 3.549
310Am1MOTOAKI TAKAMI47TRADING with Rn-sports
1525'52.10223.42419.875
49Pro-Am1武井 真司BINGO RACING
1525'52.30723.629 0.205
577Pro-Am2浜崎 大VOING with VENTILER
1525'57.11628.438 4.809
698Pro-Am3IKARIBJR PROSCHE
1526'04.52635.848 7.410
766Am2BANKCYBINGO RACING
1526'08.63239.954 4.106
863Am3長嶋 重登TUC GROUP & Team KRM
1526'09.67240.994 1.040
97Am4IKEDAHYPER WATER Racing Team
1526'47.9411'19.26338.269
1051Am5春山 次男BINGO RACING
1425'35.6681Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(75% - 12Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo. 91 山本聖渚(Porsche Japan Junior Programme) 1'41.563 (2/15) 161.740 km/h

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝 小出峻が4連勝を達成し、ドライバーズランキングトップに浮上

優勝は小出峻(HFDP RACING TEAM)

インディペンデントカップ優勝は鳥羽豊(HELM MOTORSPORTS F110)

 2022年FIA-F4選手権シリーズ第5戦の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした小出峻(HFDP RACING TEAM)がそのまま逃げ切り、第2戦富士から続く連勝記録を4に伸ばした。

(天候:曇り コース:ドライ)

決勝のスタートシーン

 第5戦決勝は午後1時50分より14周で行われた。今にも降り出しそうな空模様ではあったが、レースは終始ドライコンディションで行われた。

 ポールポジションの小出は予選2番手の荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)を牽制しながらトップで1コーナーに飛び込み、そのままトップで2コーナーを立ち上がっていった。2位は荒川、3位には伊東黎明(OTG DL F4 CHALLENGE)が続く。

スタート直後1コーナーのアクシデント

 しかしその後方で、藤原優汰(BJ Racing F110)、佐藤巧望(HELM MOTORSPORTS F110)らが絡むアクシデントが発生。この2台がコース上にストップしてしまったため、2周目から早くもセーフティーカー(SC)が導入された。

レースは早々にセーフティーカーが導入された

 車両回収ののちSCは3周終わりでピットイン、レースは4周目から再開となるが、ここで4位につけていた三井優介(HFDP RACING TEAM)が伊東のインに飛び込んで3位に浮上した。

 三井に続いて大滝拓也(Media Do影山Racing F110)、岩澤優吾(BJ Racing F110)の二人も伊東を攻め立て、5周目の1コーナーではアウトから岩澤が、続く2コーナー立ち上がりではインから大滝が伊東に並びかけるが、伊東は二人を押さえ込んで100Rを立ち上がっていく。

 それでも岩澤は7周目に伊東を捉えて4位に浮上する。しかし大滝は岩澤と順位を争っていた6周目に後ろから来た中村仁(TGR-DC RSフィールドF4)にコカコーラコーナーで抜かれて7位に後退してしまった。

 一方、トップの小出は序盤から後続を引き離そうと考えていたが、荒川との差はなかなか広がっていかない。その後方からは三井が徐々に差を縮めてきていた。しかし小出は最後まで荒川に付け入る隙を与えずに14周を走り切り、第2戦富士以来4戦連続の勝利をものにし、シリーズポイントを100に伸ばした。これによりドライバーズランキングでもこのレースを3位で終えた三井の94ポイントを抜いてトップに浮上した。

 3位を走行する三井はレース後半に入るとファステストラップを記録して第6戦のポールポジションを獲得する作戦に切り替え、9周目には1分46秒418を記録するが、そのさらに後方を走っていた小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が10周目に1分46秒380を叩き出す。

 すかさず三井は11周目に1分46秒341で小林を上回るが、小林は12周目に1分46秒330を叩き出した。結局これがこのレースでのファステストラップとなった。

 この結果、第6戦決勝は小林が自身初のポールポジションを獲得。第5戦を3位で終えた三井が2番手。第5戦を制した小出が3番手。そして2位でフィニッシュし荒川が4番手からスタートすることになった。

 第6戦決勝は明日の朝8時より14周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

第4戦富士ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
119阪口 晴南WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH211'26.178--190.615
224平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH131'26.813 0.635 0.635189.221
337宮田 莉朋KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS221'26.994 0.816 0.181188.827
438立川 祐路ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'27.074 0.896 0.080188.653
58野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS301'27.231 1.053 0.157188.314
636ジュリアーノ・アレジau TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS271'27.328 1.150 0.097188.105
712ベルトラン・バゲットカルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS191'27.352 1.174 0.024188.053
823松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI301'27.418 1.240 0.066187.911

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
165蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS331'35.550--171.918
261山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL291'35.567 0.017 0.017171.888
34谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'36.181 0.631 0.614170.790
410富田 竜一郎TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL451'36.195 0.645 0.014170.766
518太田 格之進UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH451'36.277 0.727 0.082170.620
696新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL201'36.331 0.781 0.054170.525
760吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL61'36.646 1.096 0.315169.969
87アウグスト・ファルフスStudie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI631'36.649 1.099 0.003169.963
911安田 裕信GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL151'36.762 1.212 0.113169.765
1056藤波 清斗リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH991'36.809 1.259 0.047169.683
1152川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS271'36.814 1.264 0.005169.674
1250末廣 武士Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'36.906 1.356 0.092169.513
13244佐藤 公哉HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'36.997 1.447 0.091169.354
1487松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH91'37.112 1.562 0.115169.153
1520平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'37.183 1.633 0.071169.030
162加藤 寛規muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS51'37.771 2.221 0.588168.013

SUPER GT

第4戦富士ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar

Maker Model
Team
TireWHTimeBehindGapkm/h
138石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'27.095--188.608
236坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS271'27.095 0.000 0.000188.608
319国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH211'27.169 0.074 0.074188.448
437サッシャ・フェネストラズKeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS221'27.216 0.121 0.047188.346
58福住 仁嶺ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS301'27.220 0.125 0.004188.338
624佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH131'27.272 0.177 0.052188.225
712平峰 一貴カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS191'27.331 0.236 0.059188.098
823ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI301'27.343 0.248 0.012188.072
---- 以上Q2進出 ----
9100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS401'27.362 0.267 0.019188.031
1014大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS521'27.683 0.588 0.321187.343
1164伊沢 拓也Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'27.721 0.626 0.038187.262
1239関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS221'27.754 0.659 0.033187.191
1316大湯 都史樹Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL11'27.805 0.710 0.051187.083
143高星 明誠CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI521'27.924 0.829 0.119186.830
1517塚越 広大Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS361'27.928 0.833 0.004186.821

■GT300クラス(Aグループ)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
110大草 りきTANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL451'36.159--170.830
24片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'36.299 0.140 0.140170.581
318小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH451'36.628 0.469 0.329170.000
452吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS271'36.855 0.696 0.227169.602
520清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'36.892 0.733 0.037169.537
660河野 駿佑Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL61'36.974 0.815 0.082169.394
7244三宅 淳詞HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'37.095 0.936 0.121169.183
856ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH991'37.164 1.005 0.069169.063
---- 以上Q2進出 ----
96ロベルト・メルヒ・ムンタンTeam LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH181'37.188 1.029 0.024169.021
1088元嶋 佑弥Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH271'37.276 1.117 0.088168.868
1130織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH91'37.520 1.361 0.244168.445
1255木村 偉織ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS31'37.614 1.455 0.094168.283
1331小高 一斗apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'37.791 1.632 0.177167.979

■GT300クラス(Bグループ)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
111石川 京侍GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL151'36.589--170.069
250阪口 良平Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'36.594 0.005 0.005170.060
32堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS51'36.671 0.082 0.077169.925
465篠原 拓朗LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS331'36.746 0.157 0.075169.793
561井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL291'36.834 0.245 0.088169.639
696高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL201'36.861 0.272 0.027169.591
77荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI631'37.119 0.530 0.258169.141
887坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH91'37.292 0.703 0.173168.840
---- 以上Q2進出 ----
9360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH21'38.128 1.539 0.836167.402
1048井田 太陽植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'38.615 2.026 0.487166.575
1122和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'39.689 3.100 1.074164.780
125冨林 勇佑マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH451'43.401 6.812 3.712158.865
-9川端 伸太朗PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH24D.N.S---

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝ベストタイム順(第6戦決勝グリッド)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Final Best Time Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.330--154.489
27三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.341 0.011 0.011154.473
35小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.453 0.123 0.112154.310
435荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'46.475 0.145 0.022154.278
597岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'46.517 0.187 0.042154.218
637中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'46.552 0.222 0.035154.167
780伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1'46.591 0.261 0.039154.111
862堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'46.694 0.364 0.103153.962
931奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'46.756 0.426 0.062153.872
1016大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.760 0.430 0.004153.867
1113藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1'46.771 0.441 0.011153.851
126西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'46.821 0.491 0.050153.779
1377宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1'46.904 0.574 0.083153.659
1415吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'46.938 0.608 0.034153.611
1538平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'46.963 0.633 0.025153.575
1641奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1'46.967 0.637 0.004153.569
1714新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'47.003 0.673 0.036153.517
1881卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'47.067 0.737 0.064153.425
1963IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'47.097 0.767 0.030153.382
2087下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'47.204 0.874 0.107153.229
2119伊藤 慎之典KRacマックスインターナショナル
KRac Motorsports
1'47.379 1.049 0.175152.980
2218洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1'47.454 1.124 0.075152.873
2339地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'47.726 1.396 0.272152.487
2496IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1'47.896 1.566 0.170152.247
2530IC3DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1'48.160 1.830 0.264151.875
2632髙口 大将ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'48.336 2.006 0.176151.628
2786IC4大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.352 2.022 0.016151.606
2829IC5小嶋 禎一SACCESS RACING
SACCESS RACING
1'48.582 2.252 0.230151.285
2971IC6大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1'48.737 2.407 0.155151.069
3055IC7KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1'48.753 2.423 0.016151.047
3127IC8SYUJIRSS F110
RSS
1'48.999 2.669 0.246150.706
3299IC9近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1'49.029 2.699 0.030150.665
3333IC10慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'49.811 3.481 0.782149.592
3423IC11YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'50.358 4.028 0.547148.850
-61佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
no time---
-47藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
no time---

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦富士決勝結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'27.132--
235荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'28.167 1.035 1.035
37三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'29.949 2.817 1.782
497岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'34.258 7.126 4.309
580伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
1427'36.404 9.272 2.146
637中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'36.406 9.274 0.002
736小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1427'37.19910.067 0.793
816大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1427'38.41811.286 1.219
96西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1427'40.29313.161 1.875
1077宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
1427'41.31414.182 1.021
1162堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'42.08914.957 0.775
1241奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
1427'43.65816.526 1.569
1338平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1427'47.02719.895 3.369
1481卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1427'47.32820.196 0.301
1514新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1427'47.43020.298 0.102
1631奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1427'50.04022.908 2.610
1715吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1427'50.83823.706 0.798
1819伊藤 慎之典KRacマックスインターナショナル
KRac Motorsports
1427'50.84023.708 0.002
1963IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1427'52.90125.769 2.061
2018洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1427'52.92825.796 0.027
2187下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1427'54.56427.432 1.636
2232髙口 大将ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1428'12.70845.57618.144
2396IC2齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
1428'16.31949.187 3.611
2486IC3大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1428'17.00549.873 0.686
2529IC4小嶋 禎一SACCESS RACING
SACCESS RACING
1428'17.57450.442 0.569
2699IC5近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1428'19.27252.140 1.698
2771IC6大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
1428'19.49852.366 0.226
28*13藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
1428'21.05453.922 1.556
2927IC7SYUJIRSS F110
RSS
1428'26.35259.220 5.298
3055IC8KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
1428'26.60959.477 0.257
31*39地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
1428'32.9411'05.809 6.332
3223IC9YUGOS2R Racing
N-SPEED
1428'37.3291'10.197 4.388
33*30IC10DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1428'46.2141'19.082 8.885
3433IC11慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1428'49.3861'22.254 3.172
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ----
-61佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
0-14Laps14Laps
-47藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
0-14Laps -
  • Fastest Lap: CarNo. 36 小林利徠斗(TGR-DC Racing School) 1'46.330 (12/14) 154.489 km/h
  • CarNo. 13は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科す。
  • CarNo. 39は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo. 30は、シリーズ規則第15条1.1)(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第8戦富士公式予選結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 Porsche Carrera Cup Japan Round 8 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCarTimeBehindGapkm/h
160Pro1小河 諒SHOWA AUTO with BINGO RACING1'41.229--162.274
291Pro2山本 聖渚Porsche Japan Junior Programme1'41.670 0.441 0.441161.570
310Am1MOTOAKI TAKAMI47TRADING with Rn-sports1'42.497 1.268 0.827160.266
49Pro-Am1武井 真司BINGO RACING1'42.786 1.557 0.289159.816
563Am2長嶋 重登TUC GROUP & Team KRM1'42.854 1.625 0.068159.710
677Pro-Am2浜崎 大VOING with VENTILER1'43.110 1.881 0.256159.313
798Pro-Am3IKARIBJR PROSCHE1'43.136 1.907 0.026159.273
866Am3BANKCYBINGO RACING1'43.678 2.449 0.542158.441
97Am4IKEDAHYPER WATER Racing Team1'45.536 4.307 1.858155.651
1051Am5春山 次男BINGO RACING1'46.147 4.918 0.611154.755
---- 以上基準タイム(120% - 2'01.474)予選通過 ----
-1Pro-近藤 翼NIHON KIZAI PORSCHE D.N.S---
-17Am-KenRyuW&T Gruppe GT3 D.N.S---

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

第7戦富士公式予選結果

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2022 Porsche Carrera Cup Japan Round 7 富士スピードウェイ 4.563km

PosClsCls
Pos
DriverCarTimeBehindGapkm/h
160Pro1小河 諒SHOWA AUTO with BINGO RACING1'41.059--162.547
291Pro2山本 聖渚Porsche Japan Junior Programme1'41.436 0.377 0.377161.943
310Am1MOTOAKI TAKAMI47TRADING with Rn-sports1'41.933 0.874 0.497161.153
49Pro-Am1武井 真司BINGO RACING1'42.257 1.198 0.324160.642
598Pro-Am2IKARIBJR PROSCHE1'42.366 1.307 0.109160.471
663Am2長嶋 重登TUC GROUP & Team KRM1'42.822 1.763 0.456159.760
777Pro-Am3浜崎 大VOING with VENTILER1'42.952 1.893 0.130159.558
866Am3BANKCYBINGO RACING1'43.416 2.357 0.464158.842
97Am4IKEDAHYPER WATER Racing Team1'45.225 4.166 1.809156.111
1051Am5春山 次男BINGO RACING1'45.599 4.540 0.374155.558
---- 以上基準タイム(120% - 2'01.270)予選通過 ----
-1Pro-近藤 翼NIHON KIZAI PORSCHE D.N.S---
-17Am-KenRyuW&T Gruppe GT3 D.N.S---

SUPER GT

第4戦富士公式練習 GT500はヨコハマ勢が1-2!! トップタイムはNo. 24 リアライズコーポレーションADVAN Z

公式練習:GT500クラストップタイムはリアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)

公式練習:GT300クラストップタイムはグッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)

 2022オートバックス スーパーGT第4戦「FUJIMAKI GROUP 富士GT100LAPレース」の公式練習が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはNo. 24 リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)、GT300はNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がトップタイムだった。

 朝一番に予定されていたFIA-F4の公式予選は濃霧のためにキャンセルとなったが、その後徐々に天候が回復したこともあり、スーパーGTの公式練習は予定どおり午前9時にコースオープン。午前10時25分までの85分間が混走、その後各クラス10分間の専有走行が行われた。

 開始時点の気温は22℃、路面温度は26℃、湿度は90%。路面はウェットで、各車ウェットタイヤを装着して走行を開始したが、こちらも徐々に乾いていったため、開始から30分が経過する頃にはほとんどのチームがスリックタイヤで走行するようになっていった。

 混走でGT500クラスのトップに立ったのははNo. 36 au TOM'S GR Supra(坪井翔/ジュリアーノ・アレジ)。主に坪井が走行を担当し、ウェットタイヤで1分33秒800を記録すると、スリックに替えてからも着実にタイムを縮めて開始1時間過ぎに1分27秒989を記録した。

 しかし専有走行に入るとNo. 23 MOTUL AUTECH Z(松田次生/ロニー・クインタレッリ)のクインタレッリが1分27秒941でトップに浮上、それをNo. 37 KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)の宮田が1分27秒843で上回り、最後はNo. 24 リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)の佐々木が1分27秒451を叩き出して、このセッションのトップタイムを獲得した。

 さらにNo. 19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/阪口晴南)の国本も1分27秒818で2番手につけ、終わってみればヨコハマタイヤ勢の1-2という結果となった。

 なおホンダNSX-GT勢のトップはNo. 100 STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)で7位だった。

 また第3戦鈴鹿でエンジントラブルに見舞われたNo. 38 ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)が3基目のエンジンを投入、併せてシャシーの交換も行ったため、決勝レーススタート後に10秒のペナルティストップを課せられることがすでに決まっている。

 GT300クラスは、No. 25 HOPPY Schatz GR Supra(松井孝允/野中誠太)7月に行われた鈴鹿での公式テストでクラッシュしたため、残念ながら今大会を欠場することになった。代わって第2戦富士でのクラッシュにより第3戦鈴鹿を欠場したNo. 22 アールキューズAMG GT3(和田久/城内政樹)がクルマを一新してカムバックを果たしており、エントリー台数は26台となった。また100ラップ450kmの長丁場ということもあり、第2戦に続いて幾つかのチームが第3ドライバーを起用している。

 混走でトップに立ったのはNo. 4 グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)で1分37秒056。2番手にはNo. 65 LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗)が1分37秒101で続く。

 GT300クラスは専有走行に入っても大きな順位変動は見られず、No. 10 TANAX GAINER GT-R(富田竜一郎/大草りき/塩津佑介)が5位、No. 11 GAINER TANAX GT-R(安田裕信/石川京侍)が11位に浮上した以外はほぼ混走の順位どおりで走行を終了。FIA-GT3の2台がトップ2を独占し、JAF-GTのNo. 52 埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)が3番手につける結果となった。

 第4戦の公式予選はこのあと午後3時よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5戦、第6戦富士公式予選は霧のためキャンセルに 第5戦のPPは専有走行トップの小出峻が獲得

公式予選は濃霧のためキャンセルされた

 静岡県小山町の富士スピードウェイで開催されている、2022年FIA-F4選手権シリーズ第5戦、第6戦の公式予選は、濃霧の影響で残念ながらキャンセルとなった。

 公式予選は当初の予定では8月6日の午前8時10分より30分間で行われる予定だったが、朝からコース上を覆い尽くす霧のために開始時刻を遅らせ、午前8時20分の時点で競技団がこのあとの進行を判断することになったが、その後も充分な視界を確保できる状況にはならなかったため、結局キャンセルの決定がなされた。

 これを受けて競技会事務局は午前9時6分に公式通知を発行、第5戦、第6戦決勝のスターティンググリッドの決定方法を明らかにした。

 それによると第5戦決勝は前日の5日に行われた専有走行の結果に基づいてグリッドを決定する。第6戦についてはこのあと行われる第5戦決勝中の各自のベストタイムに基づいて決定するとのことだ。

 これにより第5戦決勝は、5日の専有走行は1分46秒739のトップタイムを記録した小出峻(HFDP RACING TEAM)がポールポジションを獲得。荒川鱗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2番手からスタートすることになった。

 第5戦決勝は6日の午後1時50分より14周または30分間で、第6戦決勝は7日の午前8時より同じく14周または30分間で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

第4戦富士公式練習結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
124佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH131'27.451--187.840
219国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH211'27.818 0.367 0.367187.055
337サッシャ・フェネストラズ
宮田 莉朋
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM KeePer TOM'S
BS221'27.843 0.392 0.025187.002
423松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI301'27.941 0.490 0.098186.793
536坪井 翔
ジュリアーノ・アレジ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS271'27.989 0.538 0.048186.692
638立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS161'28.120 0.669 0.131186.414
7100山本 尚貴
牧野 任祐
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS401'28.142 0.691 0.022186.367
812平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
カルソニックIMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS191'28.181 0.730 0.039186.285
98野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS301'28.321 0.870 0.140185.990
1016笹原 右京
大湯 都史樹
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
TEAM Red Bull MUGEN
DL11'28.365 0.914 0.044185.897
113千代 勝正
高星 明誠
CRAFTSPORTS MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI521'28.414 0.963 0.049185.794
1214大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS521'28.596 1.145 0.182185.412
1364伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'28.686 1.235 0.090185.224
1417塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS361'28.787 1.336 0.101185.014
1539関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS221'29.089 1.638 0.302184.386

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/06) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2022 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireSWTimeBehindGapkm/h
14谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH121'37.056--169.251
265蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS331'37.101 0.045 0.045169.172
352吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS271'37.303 0.247 0.202168.821
42加藤 寛規
堤 優威
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS51'37.328 0.272 0.025168.778
510富田 竜一郎
大草 りき
塩津 佑介
TANAX GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL451'37.585 0.529 0.257168.333
661井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL291'37.630 0.574 0.045168.256
79木村 武史
ケイ・コッツォリーノ
川端 伸太朗
PACIFIC hololive NAC Ferrari
Ferrari 488 GT3
PACIFIC CARGUY Racing
YH241'37.659 0.603 0.029168.206
888小暮 卓史
元嶋 佑弥
Weibo Primezランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH271'37.701 0.645 0.042168.133
920平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'37.784 0.728 0.083167.991
1096新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL201'37.815 0.759 0.031167.937
1111安田 裕信
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL151'37.892 0.836 0.077167.805
1230永井 宏明
織戸 学
平良 響
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH91'37.942 0.886 0.050167.720
1350加納 政樹
阪口 良平
末廣 武士
Arnage MC86
TOYOTA 86 MC
Arnage Racing
YH1'37.955 0.899 0.013167.697
1456藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH991'38.051 0.995 0.096167.533
1587松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH91'38.199 1.143 0.148167.281
16360青木 孝行
田中 篤
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH21'38.334 1.278 0.135167.051
17244佐藤 公哉
三宅 淳詞
HACHI-ICHI GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
Max Racing
YH1'38.389 1.333 0.055166.958
1818小林 崇志
太田 格之進
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH451'38.459 1.403 0.070166.839
1955武藤 英紀
木村 偉織
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
ARTA
BS31'38.521 1.465 0.062166.734
207荒 聖治
アウグスト・ファルフス
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW Team Studie × CSL
MI631'38.546 1.490 0.025166.692
216片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
Team LeMans Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH181'38.552 1.496 0.006166.682
2260吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL61'38.552 1.496 0.000166.682
2331嵯峨 宏紀
中山 友貴
小高 一斗
apr GR SPORT PRIUS GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
apr
BS1'38.908 1.852 0.356166.082
245冨林 勇佑
平木 玲次
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH451'39.061 2.005 0.153165.825
2548井田 太陽
田中 優暉
甲野 将哉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'39.618 2.562 0.557164.898
2622和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'41.816 4.760 2.198161.338

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第5, 6戦富士OTGトレーニング総合結果(第5戦決勝グリッド)

FUJIMAKI GROUP FUJI GT 100Lap RACE -RIJ- (2022/08/05) Total Testing Weather:Cloudy Course:Dry
2022 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Session1
Session2
TimeBehind
15小出 峻HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
*1'46.739
1'47.036
1'46.739-
235荒川 鱗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
*1'47.015
1'47.150
1'47.015 0.276
380伊東 黎明OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTOR SPORTS
*1'47.109
1'47.563
1'47.109 0.370
47三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
*1'47.139
1'47.933
1'47.139 0.400
56西村 和真HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
*1'47.145
1'47.981
1'47.145 0.406
697岩澤 優吾BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
*1'47.162
1'47.373
1'47.162 0.423
736小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
*1'47.183
1'47.353
1'47.183 0.444
877宮下 源都WARMTECH Skill Speed
SKILL SPEED
*1'47.239
1'47.445
1'47.239 0.500
937中村 仁TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.276
*1'47.259
1'47.259 0.520
1016大滝 拓也Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
1'47.620
*1'47.286
1'47.286 0.547
1113藤原 大輝Hitotsuyama MDF
Hitotsuyama Racing
*1'47.348
1'47.809
1'47.348 0.609
1262堀尾 風允HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
*1'47.485
1'47.532
1'47.485 0.746
1314新原 光太郎ZAP SPEED F110
ZAP SPEED
1'47.990
*1'47.509
1'47.509 0.770
1441奥本 隼士Racing TEAM HERO'S
TEAM HERO'S
*1'47.656
1'48.216
1'47.656 0.917
1538平安山 良馬TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'47.680
*1'47.678
1'47.678 0.939
1681卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
*1'47.686
1'48.011
1'47.686 0.947
1731奥住 慈英ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'48.217
*1'47.732
1'47.732 0.993
1861佐藤 巧望HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'48.076
*1'47.775
1'47.775 1.036
1939地頭所 光SACCESS RACING
SACCESS RACING
*1'47.803
1'47.973
1'47.803 1.064
2019伊藤 慎之典KRacマックスインターナショナル
KRac Motorsports
*1'47.916
1'48.527
1'47.916 1.177
2147藤原 優汰BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
*1'48.012
1'48.370
1'48.012 1.273
2218洞地 遼⼤アキランドレーシングF110
AKILAND RACING
1'48.509
*1'48.101
1'48.101 1.362
2387下野 璃央Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'48.408
*1'48.167
1'48.167 1.428
2430IC1DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
*1'48.169
1'48.432
1'48.169 1.430
2563IC2鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
*1'48.270
1'48.985
1'48.270 1.531
2696IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングアキランドF110
AKILAND RACING
*1'48.350
1'48.495
1'48.350 1.611
2715吉村 渉Media Do影山Racing F110
Media Do Kageyama Racing
*1'48.486
1'49.456
1'48.486 1.747
2899IC4近藤 善嗣AdvaNceD IoTくじらRn
Rn-sports
1'49.079
*1'48.985
1'48.985 2.246
2932髙口 大将ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'49.477
*1'49.170
1'49.170 2.431
3029IC5小嶋 禎一SACCESS RACING
SACCESS RACING
*1'49.221
1'49.285
1'49.221 2.482
3186IC6大阪 八郎Dr.Dry F110
ZAP SPEED
1'49.485
*1'49.338
1'49.338 2.599
3271IC7大山 正芳ダイワN通商アキランドF110
AKILAND RACING
*1'49.538
1'49.598
1'49.538 2.799
3355IC8KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
*1'49.688
1'49.777
1'49.688 2.949
3427IC9SYUJIRSS F110
RSS
1'50.262
*1'50.081
1'50.081 3.342
3523IC10YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'51.801
*1'50.823
1'50.823 4.084
3633IC11慶原 克律ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'51.970
*1'51.841
1'51.841 5.102

HIX FORMULA

筑波決勝 模擬レース、HIXクラスは村田将輝、HIX-2クラスは鈴木尊文がそれぞれ優勝

HIXクラス優勝は村田将輝

HIX-2クラス優勝は鈴木尊文(ハンマーR_PYLGDO 10V)

 開催2年目を迎えた「HIX-Formula」の決勝レースが7月31日の「筑波チャンレンジクラブマンレース第3ラウンド」で開催され、賞典外で参加の現役JAF-F4ドライバー、KAMIKAZEがトップでフィニッシュ。JAF-F4相当のHIXクラスは村田将輝が2位に19秒差、スーパーFJ相当のHIX-2クラスは鈴木尊文(ハンマーR_PYLGDO10V)が2位に1周差で、どちらも今回初めてのレース参加で優勝を飾った。

 JAF-F4車両や旧FCJ車両、スーパーFJなど様々な車両と、現役JAF-F4ドライバーから初レース組まで9名のエントラントが集まり、「スタンディングスタートから8周+SCラン後にローリングで再スタート後、トータル18周でフィニッシュして順位確定」という模擬レースに挑んだ。

決勝のスタートシーン

 12時50分にフォーメーションラップが開始、真夏の筑波は酷暑といえる暑さで、気温、路面温度共に非常な高温で厳しいコンデションとなった中、スタートが切られた。

 ポールポジションからスタートのKAMIKAZEの蹴り出しがやや弱かったが後続車に抜かれるほどではなく、トップで第1コーナーに飛び込む。後方では6番グリッドの酒井貞幸(ISP/S-WINDS.108)と8番グリッドの戸田彰(アルカディア☆HR☆Bee)がストールしたのか一瞬グリッドに取り残されたが、すぐにスタートを切って前を追い始めた。

 KAMIKAZEを追って2番グリッドから発進の鳥羽昇一(スーパーウインズAT006)が続き、3位には4番グリッドから好スタートを切った村田が富澤もぐら(松伏光運転代行ハンマーRルノー)を第1コーナー進入でインを差して3位へ、さらに村田は続くS字で鳥羽の背後につけると第1ヘアピンへのブレーキングでインからオーバーテイク、2位に浮上する。1回目の走行(予選に相当)で、KAMIKAZEに0.6秒差の2番手タイムを出しながらダブルチェッカーで4番グリッドに降格となっていた村田だがスタートから持ち前のスピードを発揮、ポジションを取り戻した。

 後方では同じくペナルティで最後尾スタートとなっていた黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)がスタートで3台を抜いて6位に上がっている。

 オープニングラップを終えてトップはKAMIKAZE、2位村田は0.683秒差、3位鳥羽~4位富澤~5位神﨑冬樹(株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風)はそれぞれ0.795秒、0.653秒とほぼ等間隔で続く。

 2周目、トップを行くKAMIKAZEは57秒936、追う村田は57秒756とギャップを0.503秒に詰める。この2台のペースが突出しており、3位鳥羽はやや離れて2.843秒の差。4位富澤も1.568秒と差が拡大するが5位神崎は0.736秒差で富澤を追走している。

 KAMIKAZEは3周目57秒643、4周目57秒591と自己ベストを更新して村田を突き放しにかかり、その差は1.402秒→1.495秒、6周目には1.900秒になる。毎週コンスタントに57秒で周回するKAMIKAZEに対し、村田はベストタイムではそん色ないものの、時折58秒台に落ちる周があり、ギャップを拡げられてしまっている。3位鳥羽は村田から10秒以上後方で、4位富澤と5位神崎は0.703秒差と依然として接近戦を演じている。6位黒沼は6周目に57秒382を出してこの2台にぐっと近づき、0.287秒差と神崎の背後につけると、8周目には56秒993とこのレースのファステストラップを叩き出す。

 HIX-2クラスはスタートで出遅れた戸田を鈴木が大きく引き離してクラストップ。

レースフォーマットとして途中SCが導入された

 8周目が終了しセーフティカー(SC)導入が宣言される。9周目、10周目とSCランが行われここで各車は隊列を整えなおし、ギャップはリセットされる。

 10周目終了時点の順位は

  • 1位 KAMIKAZE
  • 2位 村田 +0.242秒
  • 3位 鳥羽 +4.581秒
  • 4位 富澤 +4.848秒
  • 5位 神崎 +5.253秒
  • 6位 黒沼 +6.276秒
  • 7位 酒井 +8.695秒
  • 8位 鈴木 +1LAP
  • 9位 戸田 +1LAP

 11周目からレース再開。ここで神崎がすかさず富澤をオーバーテイク、4位に浮上する。KAMIKAZEはリセットされたリードを再び拡大すべくプッシュし、11周目0.465秒、12周目0.778秒と再び村田を引き離す。

 リスタート後元気がいいのが神崎で、富澤を仕留めると一気に差を拡げて今度は3位を走る鳥羽をロックオン。59秒500と自己ベストを更新しつつ12周目1.067秒→13周目0.626秒と追い詰める。

 14周目、村田はここで57秒405の自己ベストを出してKAMIKAZEとのギャップを0.513秒に戻す。神崎はここで鳥羽をオーバーテイク、ついに3位へ浮上する。しかし鳥羽も逆転を狙って神崎の背後につき、15周目0.615秒差、16周目0.558秒差、17周目0.318秒差とプレッシャーをかけ続ける。

 一時は村田の接近を許したKAMIKAZEだったが、ここから再びペースアップ、15周目に自己ベストの57秒387を出して0.709秒差、さらに0.795秒→0.823秒とじわじわ村田を引き離し、ファイナルラップに突入。後方の6位争いは黒沼と酒井が順位を入れ替えて酒井が6位へ。

 ファイナルラップ、KAMIKAZEは僅かにペースをゆるめてチェッカードフラッグの下を通過、0.445秒差で村田も通過、KAMIKAZEは現役JAF-F4選手なので賞典外の為、HIXクラスのリザルトとしては村田が優勝となる。SCラン明け後に大立ち回りを演じた神崎がクラス2位、最後まで神崎を追いかけた鳥羽は0.498秒及ばずクラス3位、以下富澤、酒井、黒沼の順でフィニッシュ。HIX-2クラスは鈴木が優勝、戸田は1周遅れの2位となった。

HIXクラス決勝2位は神崎冬樹(株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風)

HIXクラス決勝3位は鳥羽昇一(スーパーウィンズAT006)

HIXクラス決勝4位は富澤もぐら(松伏光運転代行ハンマーRルノー)

HIXクラス決勝5位は酒井貞幸(ISP/S-WINDS.108)

HIX-2クラス決勝2位は戸田彰(アルカディア☆HR☆Bee)

総合&HIX-EXPクラス優勝はKAMIKAZE(スーパーウインズ&ISP)

HIX-EXPクラス決勝2位は黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)

■レース後のコメント

HIXクラス優勝 20号車・村田将輝

HIXクラス優勝の村田将輝

 「(終始トップに食らいついていたが?)悔しいですね。やっぱり走り込んでいないのが裏目に出ちゃった感じで、ちょっと仕掛けられなかったです。最後トップが周回遅れにつかえて、行けるかな、と思ったのですけど、ちょうどチェッカーで、すごい悔しかったです」

HIXクラス2位  48号車・神﨑冬樹(株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風)

HIXクラス決勝2位の神崎冬樹(株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風)

 「(表彰台の景色はどうでした?)よかったです。ペナルティで2グリッド降格なので、諦めていたのですけど、前と1秒4くらいの差だったので、どこかで行けるかな、と。先輩の河野選手が、昨日適切なアドバイスをくれて、第1ヘアピンの入り口、と第1コーナーが(選手が)疲れてくると(アウトに)はらむから、勢いなくなった所をインベタで回って並べばもう勝てると。最終コーナーはみんな速いので、低速コーナーで勝負、その方が安全だと思いました。今度はJAF戦に向けて練習します」

HIXクラス3位  80号車・鳥羽昇一(スーパーウインズAT006)

HIXクラス決勝3位の鳥羽昇一(スーパーウィンズAT006)

 「楽しかったです。前にクルマがいるってホント楽しくって、自分もう60なので(体力的に)限界ですけど(笑)」

総合トップフィニッシュ(賞典外) 9号車・KAMIKAZE(スーパーウインズ&ISP)

HIX-EXPクラス優勝のKAMIKAZE(スーパーウインズ&ISP)

 「最初の8周のスプリントの時は、1周目2周目と(後ろが)近づいてきていたので、本気で走りました。それでやっとマージン作れたのですが、そこでセーフティカーでまた(差が)縮まって、もう一回手綱を締めなおすのは精神的にも体力的にもきつかったですが、なんとか抑えこめてよかったです。(村田選手とのバトルは?)向うは進入重視、僕は立ち上がり重視なので、(走りの種類の)違いが面白かったと思います」

■レース後のハンマー伊澤氏コメント

主催者のハンマー伊澤

 「無事に終わってくれて本当によかったです。嬉しいという言葉以外ありません。(村田選手がいいレースしてくれた?)経験豊富なKAMIKAZEさんが前を走ってくれて、何とかついて行くことができたので、彼にとっても非常に勉強になってよかったのではないですかね。(次回開催に向けては?)考えていますけど、もうちょっと違った方法というのも考えていますので、それがいい方向に向けばいいのですけど」

 今回もレースデビューの選手が好走を見せて、随所でバトルも見られたHIX-Formula、レース参加の敷居を下げるイベントとして、今後の開催にも期待したい。

表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

HIX FORMULA

筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2022/07/31) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 HIX FORMULA Round 1 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
19HIX-Exp1KAMIKAZEスーパーウインズ&ISP
RENAULT(FR2000)
1819'07.829--
220HIX1村田 将輝
1819'08.274 0.445 0.445
348HIX2神崎 冬樹株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風
疾風(ハヤテ)
1819'28.18620.35719.912
480HIX3鳥羽 昇一スーパーウィンズAT006
WEST 006
1819'28.68420.855 0.498
536HIX4富澤 もぐら松伏光運転代行ハンマーRルノー
ルノー2.0
1819'38.68730.85810.003
66HIX5酒井 貞幸ISP/S-WINDS.108
ZAP F108
1819'53.44845.61914.761
792HIX-Exp2黒沼 聖那ファーストガレージ&Sウインズ
B-MAX RK01
1819'53.92346.094 0.475
881HIX-21鈴木 尊文ハンマーR_PYLGDO 10V
TOKYO R&D RD10V
1619'08.4352Laps2Laps
933HIX-22戸田 彰アルカディア☆HR☆Bee
TOKYO R&D RD10V
1519'38.2193Laps1Lap
  • Fastest Lap: CarNo. 92 黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ) 56.993 (8/18) 129.174 km/h

HIX FORMULA

予選は現役ドライバーKAMIKAZEがトップタイムも2番手に初レースの村田将輝が僅差で続く

 ハンマー伊澤氏が主宰し、昨年初のイベントが開催された「HIX-Formula」が今年も筑波サーキットで7月31日の「筑波チャンレンジクラブマンレース第3戦」で開催され、予選に相当する走行1回目では現役でJAF-F4に参戦するKAMIKAZE(スーパーウインズ&ISP)がトップタイムを出した。

 JAF-F4や旧FCJ車両など様々なマシンを集めて、今後のレース活動の為のトレーニングや、まずはお試しでレースを体験したいといった様々なバックボーンの選手を対象に、レースの流れを体験してもらおうと、自らもJAF-F4のトップ・コンテンダーであるハンマー伊澤氏が提唱したHIX-Formulaは今年も10台のエントリーを集めた。

 その内訳は、レースでお手本役となるHIX-EXPクラス(賞典外)の現役JAF-F4ドライバーが2名(KAMIKAZE、黒沼聖那)、現役スーパーFJドライバー1名(大川烈弥)、昨年同イベントを体験し、今回も参戦してきたメンバー3名、そして今回初めてフォーミュラカーでのレースに参加するというメンバー4名となっている。

 今回参加するマシンは、JAF-F4相当のZAP F108やタトゥース、WEST006、ハンマーレーシング製の疾風(ハヤテ)などHIXクラスと、スーパーFJ車両のRV10VによるHIX-2クラスに分けられる。

 4名の「初参加ドライバー」にそれぞれ参戦の経緯などについてうかがった。

HIXクラス(JAF-F4相当の車両)(前日の練習走行後の談話)

20号車・村田将輝

村田将輝

 「フォーミュラは初めてです。カートを始めて2年弱くらいで、それでもうフォーミュラに上がってきました。カートもレース経験ないです。もてぎで伊澤さんにルノーのF4乗ってみたいな、と話したら、じゃあ筑波でレースあるから、それ出てみれば? と言われました。それで1週間前に話が決まりました(笑)。練習は昨日2本走って、今日はトラブルで1本しか走れなくて、合計3本(※筆者注、筑波のスポーツ走行は1本25分)走って、それでもうぶっつけ本番ですね。(それにしてはタイムよかった?)今日は57秒2が出ましたけど、筑波も初めてなのでどこを走っていいのかも分からなくて、JAF-F4もどうやって操ったらいいかも分からない、という感じなので、まだ模索中ですね。どうすればいいのかも分からなくて全然コントロール下におけていない感じがしますね、もうちょっと練習したかったな、という気持ちもありますけど、出るからには1位目指します。コツコツと経験積んでいけたらな、と思います。(今後のレース活動は?)今の所属はZAPなので、できればそちらでの活動に活かせたらいいな、という感じです」

48号車・神﨑冬樹(株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風)

神崎冬樹(株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風)

 「今回が初めてのレース参加です。1年半くらい前にハンマー伊澤さんの所の隼というフォーミュラのレンタル走行に乗る機会を河野さん(JAF-F4の河野靖喜選手)が作ってくれました。僕の孫がいるのですけど、カートレースをやっていて、自分も乗ってみたいなと思っていた時にその話があって、それから伊澤さんとお付き合いさせてもらっています。(ドライブした印象は?)最初は全然、まったく乗れないものだと思っていましたが、乗るだけは乗れていますね。49歳からスタートしたのですけれど、それでも練習すればなんとかイケるんじゃないかな、と。明日ニュータイヤ入れて予選がどうか、というところですね。ニュータイヤで他のサーキットで走ったことはありますが、レースの予選でニュータイヤというのは初めてなので、楽しみでもあります。言い訳も効かないだろうし。(これをきっかけにレース活動を行う?)そうですね。今年は未定ですが、ライセンスも取ったし、チームの中でやらせてもらっているので、ジェントルマンでも堂々と活動させて貰えるような環境なので、仕事柄平日に時間も取れるので、もっと練習も増やしたいな、と今日走って思いました」

HIX-2クラス(スーパーFJ車両)(1回目の走行後の談話)

33号車・戸田彰(アルカディア☆HR☆Bee)

戸田彰(アルカディア☆HR☆Bee)

 「2年くらい前から、ハンマーさんの所でスーパーFJの練習をさせてもらっていて、HIXというレースがあるよ、と教えて頂いて、まだまだ自分なんか(レースに)出られるレベルじゃないのですが、じゃ来年になったら速くなるのか? と言われまして(笑)、今回出させてください、ということになりました。(走ってみての感想は?)フォーミュラでここ(筑波)走るのが初めてなので、最初の5周くらいは戸惑ってしまいましたけど、だんだん、何となく感じが解ってきて、まだ全然遅いのですけど、自分なりにこんなもんかな、という程度はやれました。でも予選時間長く感じましたね、あれで15分なんだと。自分なりにやって行きたいと思います。今後も(フォーミュラに)乗って行きたいと思っています」

81号車・鈴木尊文(ハンマーR_PYLGD0 10V)

鈴木尊文(ハンマーR_PYLGDO 10V)

 「1年くらい前からこちら(ハンマーレーシング)でお世話になっていて、今年に入ってスーパーFJに乗るようになったので、そのクルマでとりあえずレース経験を積もうかな、と思って出ました。(将来はシリーズ戦に参戦?)スーパーFJで出るかは分からないですけれど、ゆくゆくはJAF-F4に乗りたいな、と思っていて、練習している所です」

 1回目の走行(予選)は午前8時45分開始。筑波のBパドックから移動してきたマシンが順にコースインする。10台のエントリーだったが、スーパーFJもてぎSUGOシリーズ参戦中で、5月にはSUGOでのJAF-F4レースにもスポット参戦した大川烈弥は前日の練習走行中にクラッシュ、マシンのフロント部分を大破して修復が間に合わず参戦を取り消し、9台で15分間の予選が開始された。

 計測1周目となる残り12分30秒、まずは村田が58秒034のトップタイムをマークし、KAMIKAZEが59秒738で2番手につける。続く周回で村田は57秒433とタイムを削り、KAMIKAZEも58秒459で村田のタイムを追う。KAMIKAZEはさらに57秒580をマークし村田に0.147秒差と迫る。3番手は1分0秒666で鳥羽昇一(スーパーウインズAT006)がつけ、神崎が4番手だが次の周回で神崎が1分0秒244を出して3番手浮上、鳥羽も0秒383と自己ベストを更新するが4番手に後退。

 残り10分を切って村田、KAMIKAZEのトップ2台は変わらず、3番手には鳥羽が59秒433と1分を切って、59秒720の神崎を逆転する。ここまでの順位は

  • 村田将輝 (HIXクラス)   57秒433
  • KAMIKAZE (HIX-EXPクラス) 57秒580
  • 鳥羽昇一 (HIXクラス)   59秒433
  • 神﨑冬樹 (HIXクラス)   59秒720
  • 富澤もぐら(HIXクラス)  1分00秒211
  • 黒沼聖那 (HIX-EXPクラス)1分01秒922
  • 酒井貞幸 (HIXクラス)  1分02秒100
  • 鈴木尊文 (HIX-2クラス) 1分05秒592
  • 戸田彰  (HIX-2クラス) 1分16秒871

 残り8分30秒、KAMIKAZEは57秒522とタイムを削り村田に0.089秒差と迫る。村田も周回を続けているがタイムは更新されない。一方鳥羽対神崎の3番手争いは神崎が59秒101で再逆転、鳥羽が4番手。

 残り7分を切ってKAMIKAZEが57秒128と最速タイムを出してトップに躍り出ると次の周回で57秒042、さらに56秒909とタイムを刻む。鳥羽も58秒746と58秒台に入れて再度3番手へ浮上、神崎も59秒083→59秒037と自己ベストを連発するも届かず4番手へ。

 残り4分、KAMIKAZEのタイムアタックは続き56秒748をマーク。JAF-F4マシンの公式戦が筑波で行われたのは2020年8月が最後だが、この時ポールポジションだったのは他ならぬKAMIKAZEでタイムは56秒710、これに迫るタイムだ。一方2番手村田もここにきてタイムアップ、57秒413と自己ベストを刻む。

 鳥羽対神崎の3番手争いはタイムアップまで続き、残り0分でチェッカードフラッグが振られる中神崎が最後のアタックで58秒605と自己ベストを一気に0.432秒も短縮して鳥羽のタイムを上回り3番グリッドを獲得した。鳥羽は4番手。以下富澤(松伏光運転代行ハンマーRルノー)、酒井(ISP/S-WINDS.108)、黒沼(ファーストガレージ&Sウインズ)、鈴木、戸田という順で走行が終了した。

KAMIKAZE(スーパーウインズ&ISP)

村田将輝

神崎冬樹(株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風)

鳥羽昇一(スーパーウィンズAT006)

富澤もぐら(松伏光運転代行ハンマーRルノー)

酒井貞幸(ISP/S-WINDS.108)

黒沼聖那(ファーストガレージ&Sウインズ)

鈴木尊文(ハンマーR_PYLGDO 10V)

戸田彰(アルカディア☆HR☆Bee)

■走行後のコメント

ポールポジション(賞典外) 9号車・KAMIKAZE(スーパーウインズ&ISP)56秒710

KAMIKAZE(スーパーウインズ&ISP)

 「(最初は調子出なかった?)中古タイヤで行ったので、最初はタイヤ(のコンディション)を作って、3、4周目あたりからアタックに入って、クルマのバランスも良かったので、56秒台入ってよかった、と思っています。決勝はスタートうまく決めて、第1コーナーにトップで入って、楽しいレース展開になればいいな、と思っています」

2位(賞典対象者トップ) 20号車・村田将輝 57秒413 トップとの差0.665秒

 「1位を狙っていたのですけれど、悔しい結果ですね。(トップの56秒71は見えているタイムだった?)練習も二日しかできていないですけど、昨日走った時よりもいいタイヤも準備してもらって頂きましたし、できれば56秒台には入れたかったのですけど、ちょっと不甲斐ない結果になってしまいました。決勝は2グリッド降格になっちゃいましたけど、スタートのイメージトレーニングはずっとしていて、出来ればスタートの第1コーナーで2台抜いて、タイヤが冷えているうちにKAMIKAZEさんに仕掛けられたらな、と思っています」

 なお村田、神崎、黒沼は走行終了時点のチェッカードフラッグを受けた後にコースを1周してパドックに戻らず、再度フィニッシュラインを通過したダブルチェッカーにより、レースではスターティンググリッドが2グリッド降格となる。

 決勝は午前11時50分スタート予定だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

HIX FORMULA

筑波走行1回目結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2022/07/31) Session 1 Weather:Fine Course:Dry
2022 HIX FORMULA 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
19HIX-Exp1KAMIKAZEスーパーウインズ&ISP
RENAULT(FR2000)
56.748--129.731
2*20HIX1村田 将輝
57.413 0.665 0.665128.229
3*48HIX2神崎 冬樹株式会社神﨑建装☆ハンマー疾風
疾風(ハヤテ)
58.605 1.857 1.192125.621
480HIX3鳥羽 昇一スーパーウィンズAT006
WEST 006
58.746 1.998 0.141125.319
536HIX4富澤 もぐら松伏光運転代行ハンマーRルノー
ルノー2.0
1'00.021 3.273 1.275122.657
66HIX5酒井 貞幸ISP/S-WINDS.108
ZAP F108
1'01.139 4.391 1.118120.414
7*92HIX-Exp2黒沼 聖那ファーストガレージ&Sウインズ
B-MAX RK01
1'01.296 4.548 0.157120.106
881HIX-21鈴木 尊文ハンマーR_PYLGDO 10V
TOKYO R&D RD10V
1'04.607 7.859 3.311113.951
933HIX-22戸田 彰アルカディア☆HR☆Bee
TOKYO R&D RD10V
1'13.90017.152 9.29399.621
-22HIX-Exp-大川 烈弥
D.N.S---
  • CarNo. 20, 48, 92は、ダブルチェッカーにより2グリッド降格とする。

筑波・富士S-FJ選手権

第6戦筑波決勝 ポールスタートの安田航がミスを挽回してトップを奪還、シーズン初優勝を飾る

優勝は安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦が7月31日(日)に筑波サーキットで開催され、18周の決勝レースをポールポジションからスタートした安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)が、スタートで順位を落としたもののリカバリーに成功し、昨年第5戦以来の優勝を飾った。

 第6戦決勝は午後0時55分コースイン開始。真夏の太陽が照りつけるコースは靴底からでも路面の熱が伝わるような酷暑で、各チームはグリッドについたドライバーを少しでも冷やそうとモバイル扇風機などで風を送りこむ。

 予選でクラッシュ、リヤセクションを大破した澤井良太朗(オートルック ニシオ設備10V)は直後から懸命のリペアが行われた。エンジンやミッションは無事だったがリヤウイングはステーが大きくゆがみ、サスペンションアームも折れ曲がっており要交換。幸いなのは所属するオートルックのガレージがサーキットの正面にあり、必要なパーツがすぐに確保できることで、それでも修復作業は時間を要し、マシンに火が入ったのはコースイン10分前の0時45分頃だった。予選結果は10番手。

 もう1台予選中に最終コーナーでグラベルに飛び出した草野裕也(TRF.CSI KK-SⅡED)の方はフロントウイングが曲がった程度ですみ、補修の後はカウルの中に入り込んだグラベルの砂利掃除に精を出していた。こちらは予選8番手。

 午後1時5分フォーメーションラップ開始。第1コーナー側のカメラがとらえたモニター画面の中では陽炎がゆらめいている。

決勝レースのスタートシーン

 18台がグリッドに整列してレーススタート。ポールシッターの安田の加速がややにぶく、セカンドロウ3番手スタートの岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)が出足鋭く安田をかわしトップを奪う。2番手スタートの田上蒼竜(A'sカンパニー ZAP ED)も第1コーナー進入までに安田の前に出ると、その勢いのまま第1コーナーで岡本にアウトから並びかけるとS字で前に立ちトップに躍り出る。安田は3位にドロップするがすぐに岡本に接近し、第1ヘアピンの進入で岡本のラインがややワイドにはらむとインに飛び込む、しかし立ち上がりで岡本が抑えて2位を守ってダンロップコーナーへ進入。第2ヘアピンでは4番手スタートの稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)が安田のインを窺うがオーバーテイクには至らない。

田上蒼竜、岡本大地。安田航。序盤のトップ争い

 そのまま1周目を終えてトップは田上、0.388秒の差で岡本、0.461秒差で安田、0.157秒差で稲葉、さらに白崎稜(ZAPスタッフリソースED)、岩本瞬(小倉学園ファーストガレージSⅡ)と続き、8番グリッドからスタートした草野が内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)をかわして7位に浮上。さらに12番手スタートの山下友基(ELEVレーシングHRF10v)も9位にジャンプアップ。

 岡本はコーナー毎に田上にゆさぶりをかけて2周目は0.264秒差。しかし田上も屈せず3周目には59秒671と岡本を上回るペースで走り0.365秒差とするが4周目は岡本が59秒630のファステストラップを出して0.214秒差に戻すと、5周目には0.196秒差と「いつでも行ける」姿を田上のミラーに映し出す。田上は早くもタイヤが苦しくなってきたのか最終コーナー立ち上がりでアウト側の縁石までリヤタイヤを滑らせているようで、ここで岡本に詰められている。

 一方この2台のバトルを見つつ間合いを詰めていたのが3位の安田で、田上、岡本よりコンマ2から3秒速いペースで、4周目に1.09秒まで開いた岡本とのギャップを5周目には0.491秒、6周目に0.203秒と一気に削り取り、1位から3位までがワンパックの集団になる。そこから1.5秒ほど遅れて4位稲葉と5位白崎のZAP勢同士も0.424秒差と接近戦をくり広げる。また、この周まで6位を走行していた岩本のペースが落ちて、そのままピットイン、リタイヤとなった。ミッショントラブルで4速が使えなくなったとのこと。岩本に代わって草野が6位浮上。

 クラッシュから復活した澤井はスタート直後からポジションを落として12位。その澤井と9番手スタートだった本田千啓(オートルック ☆モダン☆10V)をかわして10位につけたのがマスターズクラスのトップ、秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)、マスターズクラスの2位は総合15位で上吹越哲也(KKS-2)が続いている。

 7周目、1コーナーのアウトから安田が岡本に仕掛けると出口でオーバーテイクに成功、2位に進出する。この周だけで0.405秒差、8周目に0.509秒差と岡本を引き離し、トップ田上に対しては0.603秒差→0.331秒差と詰め寄っていく。ここから数周は田上も踏ん張り0.3秒以内に安田を寄せ付けずにいたが、11周目のバックストレートで安田が間合いを詰めると最終コーナーのアウト側から田上に襲いかかりついにトップの座が交代する、序盤から最終コーナー出口が苦しそうに見えた田上はここで踏みとどまれなかったか。

クラッシュする本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)

 この間9周目の第1コーナーで本田のマシンが単独コースアウト、スポンジバリアにクラッシュする。本人の弁によるとドライビングミスとのこと。

 トップに立った安田は11周目0.146秒の差を12周目0.549秒、13周目1.029秒まで拡大し、田上を突き放しにかかる。田上と3位岡本は0.3秒の差をキープ、田上は2位に落ちても気の抜けない状況が続く。稲葉~白崎と続き、6位の座は内藤が草野を仕留めて浮上、草野7位。

 いったんは1秒以上に開いた安田と田上のギャップだが続く14周目、安田はどこかでミスがあった模様でそれまでより0.8秒近くラップタイムが落ち、田上は0.581秒差まで接近する。しかしその後安田は再びペースを戻し、15周目0.881秒、16周目1.050秒と差をひろげ、最後はややペースを落として、0.771秒差のトップでチェッカードフラッグを受けた。2位田上はスタートから最後まで終始背後からプレッシャーをかけられる展開だったが屈することなくポジションを守り切った。遠来の岡本は3位、59秒630のファステストラップを出した。

 4位は稲葉「ゴールすれば必ず表彰台」という記録は途絶えたがそれでもしっかり4位の座を守りきった。5位白崎、6位争いは終盤内藤対草野のバトルに山下も加わり、16周目に山下が草野をオーバーテイク、その間に内藤が逃げ切り6位、山下は12位スタートから5台抜きの7位として前田代表を喜ばせた。草野は8位。で9位にマスターズクラス優勝の秋山が入った。マスターズクラス2位は総合13位の上吹越、同15位の竹沢がクラス3位となった。

決勝2位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

決勝3位は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

決勝4位は稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

決勝5位は白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

決勝6位は内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

■決勝後のコメント

優勝 53号車・安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

優勝した安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 「(スタートで出遅れるもすぐ挽回したが?)クルマがいいのは自分でもわかっていたので。スタートでミスはしたのですけど、それでも勝てる自信はまだあって、もうどこでも抜けそうなポテンシャルはあったので、無理に抜いていかずに、岡本選手は(第1コーナーの)イン側をブロックしていたのでアウト側からまくれたのですけど、田上選手に関してはあまり追い詰めると、岡本選手も後ろから来る可能性があったので、かなり慎重に行きたかったのですけど、最終コーナーでアウト側から行けた、それくらいマシンがよかったですし、チームの皆さんに感謝です」

2位 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)

決勝2位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「この抜けない筑波で順位を1コ落としたというのは自分の中で課題かな、と思います。リヤタイヤがきつくてトラクションがかからなくて。1コーナーは最終コーナーのボトム落とせば後ろが詰まるのでいいのですが、第2ヘアピンがどうしてもトラクションがあっち(岡本選手)の方がかかっていて、バックストレートの方がスリップも効きやすいので、そこを抑えるのが苦しかったですね。(前を追いかけるより後続を抑える方に集中してた?)後ろを抑えるので精一杯で、安田選手もちょくちょくミスはしてくれていて、近づいた時もあったのですが、ちょっと射程圏内には遠かったですね」

3位 8号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

決勝3位の岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 「スタートで安田選手がミスして、田上選手と(自分が)ワン・ツーだったのですけど、田上選手のペースがあまり上がらなくて、そのペースに付き合わさせられた感じでした。ペースはこっちの方がよかったのですけれど、抜き切るまでのペース(速さ)は持っていなくて。それで後ろで付き合うことになったのですけど、安田選手がものすごい勢いで取り返して来てて、ペースもあの3台の中で安田選手が一番良さそうだったから、彼を前に行かせて、安田選手と田上選手でやりあう所を突けたらな、というレースでした。安田選手は簡単に田上選手を抜き切れるペースがあったっという感じですね。(終盤まで田上選手を追いかけてましたけど?)エンジンに補正が入っちゃって、水温が96度以上になってストレートがキツくて、ダメでした。(暑かったですものね)2番手3番手で前にクルマが居た状態だったので、全然風が当らなくて、ずっと水温がキツかったです」

4位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)

決勝4位の稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

 「(コントロールタワー呼ばれていたが?)走路外走行で厳重注意でした。最終コーナーで3、4回やったようで。(3位から離れてしまったが?)シフトミスがずっとあって、昨日一昨日から2速→3速が1コーナー立ち上がりでギアが入らないことが何回かあって、レース中はないだろうなと思っていたのですが、またやってしまって、トップ集団と差がついてしまいました。あまり普段シフトミスとかしないのですけど、何かが変わったのか、自分の何が変わったのかというのが今は解っていないのですけど、そのマシンに一日二日で対応しきれなかったというのは悔しいなと思います。ライバルどうこうより、自分との闘いに負けた感じがして、ちょっと悔しいですね。チャンピオンシップもだいぶ危なくなってきたので、頑張ります」

5位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

決勝5位の白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 「セッティングを変えて、序盤(前に)ついて行けるなと思ったのですけど、意外と後半にタイヤのタレがあって、それに自分が適応できなかったのが敗因で、ついて行けなかったです。(タイヤは早い時期からグリップが落ちた?)意外と序盤は(路面を)喰っていて、3周4周目あたりまでよかったのですけど、その後ガクンという感じでタイヤがズルズルの状態になって、そこで前の集団と離れました。(ミスはなかった?)シフトミスは何度か、僕も稲葉選手もちょっと(ミス)していて、少し争っていたのですけどそこでミスがあったので今後の課題です」

6位 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

決勝6位の内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)

 「スタートでミスってしまって、草野選手に前に行かれてしまって、そこから、筑波なので中々抜けないっていう状態が長く続いてしまったな、というふうに思っています。ペース的にはそんなに悪くなかったですけど、草野選手と争っている間にタイヤもどんどんヒートしてしまって、後半どんどんつらくなってくる展開に自分でしてしまったという感じでした」

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第7戦は9月18日に筑波サーキットで開催される。後2戦を残してランキングトップの田上は82点、2位稲葉66点、今回の優勝で安田61点で3位とタイトルの行方はまだ見えてこない。

表彰式

マスタークラスの表彰式

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第6戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2022/07/31) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2022 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 6 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
153安田 航ファーストガレージ&Sウィンズ
MYST KK-S2
1818'05.983--
213田上 蒼竜AsカンパニーZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1818'06.754 0.771 0.771
38岡本 大地FTK・レヴレーシングガレージ
MYST KK-S2
1818'07.254 1.271 0.500
4*14稲葉 摩人ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'09.597 3.614 2.343
526白崎 稜ZAPスタッフリソースED
TOKYO R&D RD10V
1818'11.980 5.997 2.383
622内藤 大輝RCIT RaiseUP MT
MYST KK-S2
1818'14.472 8.489 2.492
791山下 友基ELEVレーシングHFR 10V
TOKYO R&D RD10V
1818'17.17811.195 2.706
827草野 裕也TRF.CSI KK-SII ED
MYST KK-S2
1818'17.89211.909 0.714
93M1秋山 健也スーパーウインズKKS・ED
MYST KK-S
1818'18.93012.947 1.038
1079中澤 凌ZAP NAIZ 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'23.33017.347 4.400
111澤井 良太朗オートルックニシオ設備10V
TOKYO R&D RD10V
1818'24.73618.753 1.406
1231宇高 希TAKE FIRST 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1818'25.03519.052 0.299
139M2上吹越 哲也KKS-2
MYST KK-S2
1818'30.31824.335 5.283
1472川戸 育真ELEV Racing KKSII
MYST KK-S2
1818'30.56024.577 0.242
1516M3竹沢 茂スーパーウィンズ☆KKS☆ED
MYST KK-S
1818'45.40639.42314.846
1671M4ハヤシ ヒロキゼンカイレーシング遊戯闘速ED
MYST KK-S2
1818'45.52639.543 0.120
---- 以上規定周回数(90% - 16Laps)完走 ----
-7本田 千啓オートルック☆モダン☆10V
TOKYO R&D RD10V
88'12.55810Laps10Laps
-52岩本 瞬小倉学園ファーストガレージSII
MYST KK-S2
66'37.29412Laps2Laps
  • Fastest Lap: CarNo. 8 岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ) 59.630 (4/18) 123.461 km/h
  • CarNo.14は、走路外走行複数回により、黒白旗を提示した。

筑波・富士S-FJ選手権

第6戦公式予選 安田航が今シーズン初のポールポジションを獲得

ポールポジションは安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 2022年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦公式予選が7月31日(日)に筑波サーキットで、昨年度ランキング2位の安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)がトップタイムを出し、今シーズン初のポールポジションを獲得した。

 7月最終日の筑波サーキットは朝から30度近い気温でパドック内も猛暑。各チームはピットにスポットクーラーや大型扇風機などを持ち込みドライバーやクルーに風を当てている。エントリーの中でレース展開を左右すると思われるのが鈴鹿から遠征の岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)。鈴鹿を主戦場としつつも時折東日本エリアのレースに出場して優勝を争っている。今年の筑波/富士シリーズでも前回の富士ラウンドに出場し、2位と優勝を飾っている。前日の練習走行でも、好タイムを出しており、特に筑波のダンロップコーナーでは他の選手にはあまり見られない、縁石にタイヤを乗せたアグレッシブなラインを取り、中にはセッション中ずっと岡本の後ろにつけてその走りを観察する選手までいた。

 予選は20分間で午前9時20分開始、エントリーは19台だったが戸谷友規(DEEP=R・10V・ED)が出場を取り消し。前戦優勝の岡本を先頭に18台がコースインした。

 まずは残り16分30秒、岡本が59秒430でトップ。2番手に59秒616で内藤大輝(RCIT RaiseUP MT)がつける。3番手は澤井良太朗(オートルック ニシオ設備10V)が59秒966とここまでが1分切り。続く周回で岡本は59秒139→59秒087とタイムを縮め、ここまで2勝をあげてランキングトップの田上蒼竜(A'sカンパニー ZAP ED)が59秒378→59秒292として2番手に進出する。3番手は開幕戦で優勝し、2~4戦と連続3位、第5戦でリタイヤするまでデビュー以来表彰台を逃したことがなかった稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)が59秒461で浮上。

 この時間帯は各車が次々と自己ベストを更新して順位も目まぐるしく入れ替わるが、岡本のトップだけは安泰。残り14分で2番手田上に続くのは今回からスポンサーカラーをまとって登場した草野裕也(TRF.CSI KK-SⅡED)の59秒384、稲葉は4番手に後退するも直後に59秒223までタイムと詰めて2番手へ。しかしすかさず安田が59秒219をマークして2番手を奪う。田上も59秒292の自己ベストを出すが4番手にダウン。後方では本田千啓(オートルック ☆モダン☆10V)が9番手に進出。

 残り13分、岡本は59秒064とトップタイムを更新。田上が59秒143で2番手浮上、しかし直後に稲葉が59秒072と岡本に迫るタイムで再び2番手へ。田上3番手、安田4番手、5番手 に白崎稜(ZAPスタッフリソースED)、6番手に岩本瞬(小倉学園ファーストガレージSⅡ)と続き、トップ岡本から岩本までが0.227秒の差。全体では12番手の中澤凌(ZAP NAIZ 10VED)までが1秒以内にいる。

 4台が出場のマスターズクラスでは総合11番手の秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)がトップ、総合16番手の竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)が続いている。

 残り12分、ここで安田が58秒981と59秒を切ってトップに立つ。田上も59秒028として2番手。ここまで首位を守っていた岡本はついに3番手に陥落する。安田は次の周回で58秒759とさらにタイムップして残り時間は10分。

 その後各車ベストタイムの更新はなく、残り9分のタイミングで、10番手までポジションを落としていた澤井が第1コーナーの立ち上がりで姿勢を乱してコースアウト、S字コーナー入口右側のスポンジバリアにリヤからクラッシュ。澤井に怪我はなくすぐにマシンから脱出したものの、赤旗が提示されて予選は一時中断する。澤井によるとタイムを詰めるべく走行中で第1コーナーの出口でアクセルを踏み過ぎた単独でのミスとのこと。マシンはリヤセクションのダメージが大きく、決勝に向けて修復が間に合うか微妙だと言う。澤井の車両はすぐに撤去されて、スポンジバリアが修復されると予選は残り5分で再開するとアナウンスされる。

 各車最後のタイムアタックをすべくコースオープンと同時にコースイン、温度が下がって内圧が変化してしまったタイヤの性能を再度引き出すべくウィービングを繰り返してからタイムアタックにはいる。残り時間から考えてチャンスは2周程度か。 しかしここで再びアクシデント。最終コーナーの中ほどで草野のマシンがコースアウトしてグラベルストップしてしまい、再度赤旗が提示され、予選はここで打ち切られることになり、各車タイムアップの機会を逸してしまう。草野によると再開後の調子がよくタイムアップを狙ってオーバースピードで最終コーナーに入ってしまったそうで、マシンの方はフロントウイングが多少曲がった程度で、決勝前に修復できるとのこと。

 結局赤旗前のタイムで、安田が今季初のポールポジション獲得。昨シーズン1勝をあげて最終戦までチャンピオンを争いランキング2位だった安田だが、今シーズンはニューマシンを得たもののいまひとつスピードが無かったが、ここにきて持ち味の速さが復活してきた。2番手田上、3番手岡本と続き序盤はフロントロウ争いに参加していた稲葉は4番手という結果になった。

 マスターズクラスのトップは総合11位の秋山、クラス2番手は総合16番手の上吹越哲也 (KKS-2)、同3番手が総合17番手の竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)となった。

予選2位は田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

予選3位は岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

予選4位は稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

予選5位は白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

予選6位は岩本瞬(小倉学園ファーストガレージSII)

■予選後のコメント

ポールポジション 53号車・安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)58秒759

ポールポジションの安田航(ファーストガレージ&Sウィンズ)

 「(早いタイミングでタイム出しに行った?)暑いのもあって、前半でタイム出そうかな、と予想があったので。前回の富士での結果で予選出走順が決まっているので、自分は11番スタートだった、という事で位置取りもしっかりやらないと前に詰まっちゃうというのも考えていて、前半かつ(前車との)間も意識していた。アタックラップ的には3周くらいしか攻めていなくて、そこで赤旗も出たのでタイミングはよかったのかな。(決勝はスタートから逃げ切り?)肝心のスタートだけ決めて、スタートさえ決まっちゃえば勝てる自信はあるので、そこだけです」

2位 13号車・田上蒼竜(AsカンパニーZAP10VED)59秒028 トップと0.269秒差

予選2位の田上蒼竜(AsカンパニーZAP ED)

 「けっこう(前と)離れていますね。(赤旗なければもっと行けた?)最後エアも落としてセットも変えて最後もうワンアタックしたかった、というのはありますけど。この週末ちょっと自分が乗れていない感じがあるので、その中ではよかったほうかな、と思います。ただ、だいぶタイム差あるので、スタートで勝負仕掛けていく感じで、そこに集中して行きたいと思います」

3位 8号車・岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)59秒064 トップと0.305秒差

予選3位の岡本大地(FTK・レヴレーシングガレージ)

 「(早い時期にタイムが出てその後伸びなかった?)前日の練習走行でタイムの出方が、結構後半に(タイムが)出たので、筑波ってそういうものなのかな、と思っていて、とりあえずそれを参考に後半に仕掛けるつもりでした。最初からちゃんとタイヤに熱を入れて、最後まで走り切ってプッシュし続けるというつもりだったのですが、それほど(タイムが)上がり切らなかったという感じもなくて、前を抜くタイミングとか詰まるタイミングとかで、(タイヤのグリップが)落ちてきたという感覚もなくて、単純にスピードが足りなかったと思います。最後内圧が上がってきて、アタック行きたかったのですけど、そんなに伸びしろは感じられなかったので、たぶんこのくらいだったのかな。(決勝に向けて何か変える?)特に何も、タイヤのローテーションくらいです」

4位 14号車・稲葉摩人(ZAP SPEED 10VED)59秒072 トップと0.313秒差

予選4位の稲葉摩人(ZAP SPEED 10V ED)

 「セッティングが(予選の)後半寄りだったということもあって、前半はコース状況もカートが走った後なので様子見ですっと流していたのですけれど。1回マスターズクラスのクルマに詰まったので、その周捨ててピットに戻って、出たら1回目の赤旗でアタックできずじまいで、2回目も出て2周してタイヤのエアが暖まってきたというところで赤旗がまた出ちゃったので、1回もアタックせずに終わってしまった、というのが敗因かなと思います。前車に詰まらなければよかった、という事で自分の位置取りが甘かったなというのは、自分のせいではあるけれど、やりきれない感じというか、どこかに理由を押し付けたいな、という気分もあり、そうした自分の精神力の未熟さや気の短さも、反省点は見えたので、次は落ち着いて淡々とトップ狙って、筑波はオーバーテイクが難しいですけれど、その常識を壊せるように頑張ります」

5位 26号車・白崎稜(ZAPスタッフリソースED)59秒248 トップと0.489秒差

予選5位の白崎稜(ZAPスタッフリソースED)

 「最後2回とも赤旗で(アタックを)邪魔されてしまったので、もうちょっと(タイムを上げられたかもしれないです。それを今言ってもしょうがないので、決勝に向けてのセットもさっきの予選で感じ取って、天候が灼熱で路面も悪い状況だったのでちょっと変えて、頑張りたいと思います」

6位 52号車・岩本瞬(小倉学園ファーストガレージSⅡ)59秒291 トップと0.532秒差

予選6位の岩本瞬(小倉学園ファーストガレージSII)

 「(前日の練習走行で苦労しているように見えたが?)あれはあえて思い切り、走りを変えようと思っていました。今までちょっとぬるい走りになっていたので、あえてやっていました。(その成果はあった?)予選はあっという間に終わっちゃいましたけど、このタイム見ると2番手くらいには行けたかな、という感じです。ちょっと安田選手が飛びぬけていますけど。決勝はタイムが(2位以下は)みんなほぼ一緒なので、表彰台には乗りたいですね」

 第6戦決勝は12時55分スタート予定。熱さもピークに近づく時間帯で、ドライバーにもマシンにも過酷なコンデションでのレースとなる。一昨年から東日本のレースにスポット参戦しては勝利を収めている岡本大地が3番グリッドからまたも勝利を収めるのか、今年筑波/富士ともてぎ/SUGOの両シリーズに参戦して勝利をあげて伸長著しい田上か、予選で復活を感じさせた安田が阻止するか。スタートダッシュに注目だ。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

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