2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の決勝が9月29日、岡山国際サーキットで行われ、予選2位からスタートした#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)が参戦3年目にして念願の初優勝をものにした。2位には#36中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)がつけ、#51ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)が3位で嬉しい初表彰台を獲得している。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日6,700人/決勝日11,000人/大会総入場者数17,700人)
第6戦決勝は午後3時5分にスタート。心配された天候は最後まで崩れず、終始ドライコンディションでの戦いとなった。
今回は大会特別規則により、「先頭車両が10周目の第1セーフティーカーラインを超えてから、先頭車両が最終周回に入るまでにタイヤ交換をしなければならない」と定められており、これまでのように1周目にミディアムからソフトに履き替えて最後まで走り切るような作戦や、前戦もてぎで#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が行ったような最終周でのピットインは封じられた。
これにより、各チームがどういう作戦で決勝に臨むか。スタートでどちらのタイヤを装着するかがこれまで以上に注目されたが、ポールポジションの#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)はソフトタイヤ。予選2位の山下はミディアムを選択。予選3位の#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)はソフト、予選4位の#36中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)はミディアムと、上位陣の判断は真っ二つに分かれた。
スタートでトップに立ったのは平川。ソフトタイヤの#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)は1周目のヘアピンで早くも山下を抜いて2位に浮上、4周目には予選6位の#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)も山下を捉えて3位に。ミディアムタイヤの山下と中嶋はどんどん順位を落としていく。
その後方ではミデイアムタイヤでスタートした#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)が1周目にソフトタイヤに交換。これで「2種別のドライタイヤを使用しなければならない」規則を満たし、あとは中盤以降にもう1セットのソフトに履き替えてタイヤ交換義務を果たすという変則的な作戦を採った。前の開けた状態で2セットのソフトタイヤを使って一気にペースを上げようという訳だ。
ところが8周目のアトウッドカーブで2位の福住が痛恨のコースオフ。グラベルに捕まってそのままレースを終えたため、車両回収のためにセーフティーカー(SC)が導入される。これがソフトタイヤで先行逃げ切りを図ったチームと競技規則の盲点を突いた小林の目論見を台無しにしてしまった。
SCの率いる隊列が10周を終えたところでミディアムタイヤ勢は相次いでピットに飛び込み、給油とソフトタイヤへの交換を済ませる。
ところが#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)はピットロードで#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)と接触。牧野はその影響でホイールにダメージを負って1コーナーでコースオフ。なんとかコースに復帰したもののもう一度ピットでタイヤを履き替えることに。さらにこの接触によりドライブスルーペナルティまで課せられ、完全にレースからは脱落。関口も11周目に2度目のピットインを強いられ、後方に沈むことになった。
またソフトタイヤでスタートした#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)も彼らに続いてピットに入り、一旦ミディアムタイヤに履き替えて1周を消化したのちにもう一度ピットインしてソフトに戻す作戦をとる。今回スポット参戦の#7中山雄一(UOMO SUNOCO SF19)もまた山本と同じ作戦で最後尾からの追い上げを図った。
SCは12周目にピットイン。13周目から追い越し可能になった。
懸命に飛ばして後続とのギャップを広げたい平川だったが、後続の石浦や#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)は平川を上回るペースで食らいつく。ピットインを済ませた山下とのギャップも思ったほどには広がらない。
しかし石浦は右フロントタイヤのトラブルにより33周目にスローダウン。これが原因で足回りにもダメージを負いレースを終えることに。
キャシディも57周目のヘアピンで平川を捉え、一旦はトップに浮上したが、60周目にタイヤ交換を終えてコースに戻った後、62周目のヘアピン立ち上がりで小林と接触してスピン。まさかのノーポイントに終わってしまう。
平川も58周目にピットインし、11位に後退。その後は60周目にコースアウトを喫したため、12位でレースを終えることになった。
こうして山下を筆頭にSC中にタイヤ交換を行なったドライバーが相次いで上位に繰り上がる。
レースは序盤のSCランの影響から66周目に入ったところで最大時間の1時間30分に達したため、ここでチェッカー。山下は参戦3年目にして待望の勝利をものにした。
この結果、ポイントランキングは7位入賞の山本が29ポイントでトップに。ノーポイントのキャシディが28ポイント、朝のフリー走行で好調ぶりをみせた#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)はスタートでの失敗も祟って4位に終わったが、25ポイントでランキング3位に。優勝した山下も21ポイントでチャンピオン獲得の可能性を残した。規則の穴を突いた小林はファイナルラップにコースアウトしてレースを終えたが、それでも19ポイントでチャンピオン争いに踏みとどまっている。
2019年最終戦の舞台は鈴鹿サーキット。10月26日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/29) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Lap | Total_Time Behind |
1 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 1:30'52.967 |
2 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 2.340 |
3 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 4.045 |
4 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 5.311 |
5 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 11.174 |
6 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 12.532 |
7 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 15.702 |
8 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 17.763 |
9 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 24.461 |
10 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 32.896 |
11 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 38.901 |
12 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 41.280 |
13 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 41.660 |
14 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 42.858 |
15 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 43.464 |
16 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 66 | 44.663 |
17 | *65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 66 | 46.043 |
18 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 65 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 59Laps)完走 ---- |
- | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 35 | 31Laps |
- | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 7 | 59Laps |
- Fastest Lap: CarNo.18 小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)1'15.809 (64/65) 175.847km/h
- CarNo.65は、2019年スーパーフォーミュラ選手権統一規則第21条12.(ピットロードでの接触)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
TCRジャパン・サンデーシリーズ第4戦は29日、岡山国際サーキットで決勝を行い、ポールポジションの篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)がスタートで出遅れるも序盤で挽回し、トップに立つとそのまま逃げ切り優勝を飾った。

第4戦は午後1時35分、曇り空で蒸し暑い中フォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)はスタートをミスして後続に飲み込まれてしまう。代わってトップで1コーナーに向かったのは予選2位の前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)。2位に同3位の密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)、3位に同4位の金丸悠(Honda CIVIC TCR)が続く。
しかし、オープニングラップで篠原はリボルバーからパイパーにかけて金丸を攻略して3位に上がると、2周目には密山をヘアピンでパスして2位。3周目にはホッブスで前嶋に並びかけ、接触しながらマイクナイトコーナー手前でトップに立った。
トップの篠原は2位に前嶋がいたため昨日ほどの独走劇を演じられなかったものの着実に前嶋とのリードを広げ、危なげないレース運びで15周を走り、昨日に続きサンデーシリーズでも優勝を飾った。
2位の前嶋は篠原には引き離されたものの3位以下よりペースが良く、単独走行でゴールを迎えた。3位には密山が入った。
4位の金丸は序盤にマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)をとらえて5位に上がってきた松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)とのバトルを演じていたが、6周目のホッブスからマイクナイトコーナーで松本にパスされ5位に落ちた。
結局、4位には松本が、5位には金丸が続き、6位にはホーソンが入った。
ジェントルマンクラスは総合でも2位に入った前嶋が優勝。2位には総合7位のユーク・タニグチ(Honda CIVIC TCR)が、3位には同8位のYOSHIKI(Audi RS 3 LMS)が入った。
優勝した篠原は、最終戦の欠場が決まっている。何度もポールポジションを獲得しながら不運に泣いていたが、ここ岡山で鬱憤(うっぷん)を晴らし、土日連覇で有終の美を飾った。
最終第5戦は鈴鹿サーキットに舞台を移し、10月25、26日に土・日シリーズが開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦が行われている岡山国際サーキットで9月29日、来年から新たに始まる二つのカテゴリーで使用されるフォーミュラカーのデモンストレーション走行が行われた。
最初に走行したのは全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権で使用されるダラーラF320。現在の全日本F3選手権で使用されている車両を発展させ、FIAの最新の安全規定に準拠させたものだ。ドライブを担当したのは千代勝正だ。まだシェイクダウンを済ませただけの状態ながら、非常の挙動が安定していてなおかつ速い、とドライブ後に感想を語った。
続いて、フォーミュラリージョナル選手権で使用される予定の童夢F111/3が片山善章のドライブで走行。今年FIAが制定したF3R規定に準じて作られた全く新しいフォーミュラカーであり、アルファロメオの1750cc直列4気筒ターボを搭載して280馬力のハイパワーを誇る。エンジン込みで1200万円という破格の値段も大きな特徴だ。
フォーミュラリージョナル選手権は来年6月27-28日に富士24時間耐久レースとの併催で開幕し、岡山、SUGO、オートポリスをはじめ全6大会が開催される見込み。スーパーフォーミュラ・ライツについては現在日程調整中だが、6大会16戦が予定されている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
1 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 15 | 25'01'771 |
2 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 15 | 4.860 |
3 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 15 | 12.568 |
4 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 15 | 13.170 |
5 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 15 | 17.401 |
6 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 15 | 18.242 |
7 | 72 | G | 2 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 15 | 28.698 |
8 | 23 | G | 3 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 15 | 32.225 |
9 | 190 | G | 4 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 15 | 38.558 |
10 | 55 | G | 5 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 15 | 38.733 |
11 | 62 | G | 6 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 15 | 39.353 |
12 | 24 | G | 7 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 15 | 41.014 |
13 | *19 | G | 8 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 15 | 42.868 |
14 | 22 | G | 9 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 15 | 45.098 |
15 | *10 | G | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 15 | 1'01.788 |
16 | 7 | G | 11 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 15 | 1'07.784 |
---- 以上完走---- |
- Fastest Lap: CarNo.21 篠原拓朗(Audi RS 3 LMS) 1'38.247 (2/15) 135.687km/h
- CarNo.19,10は、2019 TCRジャパンシリーズ競技規則第30条9.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/29) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 20 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 25 | 34'57.390 |
2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 25 | 5.160 |
3 | 37 | | 阪口 晴南 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 25 | 15.671 |
4 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 25 | 24.848 |
5 | 2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 25 | 25.349 |
6 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 25 | 27.932 |
7 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 25 | 30.179 |
8 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 25 | 32.062 |
9 | 7 | | シャルル・ミレッシ | YTB by Carlin Dallara F317 | Volkswagen Spiess A41 | 25 | 34.222 |
10 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 25 | 41.304 |
11 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 25 | 47.145 |
12 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 25 | 52.727 |
13 | 50 | M | 畑 亨志 | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F316 | Volkswagen Spiess A41 | 25 | 1'18.136 |
---- 以上規定周回数(90% - 22Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317) 1'23.353 (4/25) 159.034km/h
全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦のフリー走行2回目は#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)で1分14秒389。2位は#64アレックス・パロウ(TCS NAKAJIMA RACING SF19)で1分15秒252だった。
フリー走行は当初予定より5分遅れの午前9時10分より30分間で行われた。これはこの前に行われたTCRJサンデーシリーズの予選で赤旗中断があった影響。スーパーフォーミュラの走行は大きなアクシデントもなく順調に進行した。決勝日の天候は晴れ。路面はドライだ。
トップタイムのキャシディは走り始めて4周目にベストタイムを記録。しかしその後は1分16秒台で周回を重ねており、これが決勝でのペースになると思われる。昨日の予選Q2で10位と不本意な結果に終わっただけに、燃料搭載量少なめで一発のタイムアタックを試みたのであろう。
これとは対照的だったのがパロウだ。ミディアムタイヤで走り始めたパロウは5周目にソフトに交換。その後は7周目から16周目までと20周目に1分15秒台のタイムを記録している。
ポールの#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)を始めとする上位陣は一発のタイムこそ1分15秒台を記録しているものの、殆どの周が1分16秒台にとどまっている。
勿論どのドライバーがどれだけの燃料を積んでいたかは不明だが、このタイム差だけをみれば予選8位のパロウがレースをリードする可能性は大いにあると考えられる。
果たして他のドライバーはどういう戦略でこれに対抗するのか。注目の決勝レースは午後3時5分より68周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/29) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.389 | - | - | 179.204 |
2 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.252 | 0.863 | 0.863 | 177.149 |
3 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.519 | 1.130 | 0.267 | 176.522 |
4 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.581 | 1.192 | 0.062 | 176.378 |
5 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.584 | 1.195 | 0.003 | 176.371 |
6 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.619 | 1.230 | 0.035 | 176.289 |
7 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.663 | 1.274 | 0.044 | 176.187 |
8 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.678 | 1.289 | 0.015 | 176.152 |
9 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.680 | 1.291 | 0.002 | 176.147 |
10 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.687 | 1.298 | 0.007 | 176.131 |
11 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.842 | 1.453 | 0.155 | 175.771 |
12 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.914 | 1.525 | 0.072 | 175.604 |
13 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.982 | 1.593 | 0.068 | 175.447 |
14 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.988 | 1.599 | 0.006 | 175.433 |
15 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'16.172 | 1.783 | 0.184 | 175.009 |
16 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'16.198 | 1.809 | 0.026 | 174.949 |
17 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'16.309 | 1.920 | 0.111 | 174.695 |
18 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'16.605 | 2.216 | 0.296 | 174.020 |
19 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'16.618 | 2.229 | 0.013 | 173.990 |
20 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'16.820 | 2.431 | 0.202 | 173.533 |
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/29) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 TCR JAPAN SUNDAY Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 1'36.477 | - | - | 138.176 |
2 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 1'37.396 | 0.919 | 0.919 | 136.872 |
3 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 1'38.102 | 1.625 | 0.706 | 135.887 |
4 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 1'38.122 | 1.645 | 0.020 | 135.859 |
5 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 1'38.181 | 1.704 | 0.059 | 135.778 |
6 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'38.220 | 1.743 | 0.039 | 135.724 |
7 | 19 | G | 2 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 1'38.396 | 1.919 | 0.176 | 135.481 |
8 | 72 | G | 3 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'38.537 | 2.060 | 0.141 | 135.287 |
9 | 23 | G | 4 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 1'38.836 | 2.359 | 0.299 | 134.878 |
10 | 190 | G | 5 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 1'38.964 | 2.487 | 0.128 | 134.704 |
11 | 62 | G | 6 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 1'39.055 | 2.578 | 0.091 | 134.580 |
12 | 22 | G | 7 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'39.086 | 2.609 | 0.031 | 134.538 |
13 | 24 | G | 8 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 1'39.231 | 2.754 | 0.145 | 134.341 |
14 | 55 | G | 9 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 1'39.615 | 3.138 | 0.384 | 133.823 |
15 | 10 | G | 10 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 1'40.024 | 3.547 | 0.409 | 133.276 |
16 | 7 | G | 11 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 1'41.014 | 4.537 | 0.990 | 131.970 |
2019全日本スーパーフォーミュラ 選手権第6戦の公式予選が9月28日、岡山国際サーキットで行われ、前戦もてぎで初優勝を達成した#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が今季初、通算2度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午後2時25分よりノックアウト方式で行われた。今回は第3戦SUGOと同様にA、Bの2グループに分かれてQ1を実施することとなった。心配された天候は晴れ。路面は終始ドライ。開始時の気温は30℃、路面温度34℃という絶好のコンディションでの走行となった。
予選Q1
Aグループのトップタイムは#37ニック・キャシディ(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)で1分14秒972。#51ハリソン・ニューウェイ(GOLDEX TAIROKU RACING SF19)が2位で続き、今シーズンを通じてミディアムタイヤでの走行を苦手としていたKONDO RACINGの#3山下健太(ORIENTALBIO KONDO SF19)は今大会に向けたセッティング変更がうまく決まって3位でQ2進出。今季途中から参戦の#15パトリシオ・オワード(TEAM MUGEN SF19)もチェッカー直後に1分15秒722を記録して6位でQ2へ。
一方、昨年のチャンピオン#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)や第2戦優勝の#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)らのトップ常連組がここでまさかの脱落となった。
BグループもVANTELIN TEAM TOM’Sの#36中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF19)が1分14秒540でトップ。#5福住仁嶺(DOCOMO DANDELION M5Y SF19)が2位、3位にはもてぎ大会優勝の#20平川亮(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が続いた。
しかし#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)や#17塚越広大(REAL SF19)といったホンダ勢のトップドライバーがここで脱落。アーテム・マルケロフに代わって7号車をドライブした#7中山雄一(UOMO SUNOCO SF19)も10位で予選を終えた。
予選Q2
ソフトタイヤの使用が許されるQ2ではトップから12位までのタイム差がわずか0.606秒という大接戦が展開されたが、A組のQ1でトップタイムを記録していたキャシディがセクター3で痛恨のミスを犯し、1分13秒362でまさかの10位に終わることに。
一方、トップタイムを叩き出したのは平川で1分12秒951。#4国本雄資(ORIENTALBIO KONDO SF19)が1分12秒971の2位につけ、#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)が1分12秒977で3位だった。
予選Q3
上位8人によって争われる最後のセッションも残り1分を切ったところで激しいタイムアタック合戦が展開され、トップから8位が0.682秒差の接戦となった。そうした中、終了間際に1分12秒700を叩き出した平川が今季初のポールポジションを獲得してみせる。平川は昨年の第2戦オートポリスでも予選トップタイムを記録したが、前戦鈴鹿2&4での「危険なドライブ行為」により3グリッド降格が言い渡されていたため、ポールポジションから決勝を戦うのは今回が初めてとなる。2位には山下、3位には国本とKONDO RACING勢が続いた。ホンダ勢最上位は福住の5位だった。
第6戦決勝は明日午後3時5分より68周で行われる。タイヤ交換義務に周回数の制限が加わった今大会、各チームは一体どんな戦略で臨むのかにも注目だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
TCRジャパン・サタデーシリーズ第4戦は28日、岡山国際サーキットで決勝を行い、篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)がポールトゥウィンで今季初優勝を飾った。

決勝は予報に反して天候が安定し、西日がまぶしい午後4時にフォーメーションラップが始まった。
ポールポジションの篠原拓朗(Audi RS 3 LMS)が好スタートを切り、トップで1コーナに向かう一方、予選2位の前嶋秀司(ALFA ROMEO GIULIETTA TCR)はスタートをミス。その後方では同3位の密山祥吾(Volkswagen Golf GTI TCR)と同4位のマシュー・ホーソン(Honda CIVIC TCR)が接触。ホーソンはスピンしてコースアウト。2位には予選5位の金丸悠(Honda CIVIC TCR)が上がり、前嶋は3位に落ちた。
トップの篠原は1周目に2位以下を2秒4離し早くも独走態勢に入ると、2周目のバックストレッチでは前嶋が金丸をパスして3位に上がる。しかし、前嶋はジャンプスタートによるドライビングスルーペナルティーを受け後退。3位はヒロボン(Volkswagen Golf GTI TCR)に代わった。
3位のヒロボンだったが、4位の密山が接触によりドライビングスルーペナルティーを科されたため、代わって4位に上がった松本武士(Volkswagen Golf GTI TCR)が急接近。10周目にはペースの違う密山に3位を明け渡すこととなった。
トップの篠原は「練習でいいセットが見つかった」と2位以下より1秒~2秒速いペースで、10周目には2位の金丸を10秒近く離して一人旅。その後はタイヤをいたわりペースをセーブして逃げ切り15周を走って土日を通し初優勝を飾った。
2位には大きく遅れて金丸が入ったが、レース後、再車検で最低地上高違反が発覚して失格。繰り上がって2位には松本が、3位にはヒロボンが入った。
ジェントルマンクラスは総合でも3位のヒロボンが優勝。2位にはユーク・タニグチが、3位には塩谷烈州(Honda CIVIC TCR)が入った。
サンデーシリーズ第4戦は、明日午後1時35分より23分+1周レースとして行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
日本フォーミュラスリー(F3)協会は9月28日、岡山国際サーキットで会見を行い、来年より新たにスタートする全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権について、現時点の進捗状況を明らかにした。
来年度より使用されるシャシーはダラーラF320に更新される。ドライバーの技能向上に役立てるべく、スーパーフォーミュラと同じく「クイック・アンド・ライト」のコンセプトを掲げ、HALOや前後左右の衝撃吸収構造などF1の2018安全規定に準拠した最新のものを採用する。
またコスト削減の一環として、今季の8大会20レースから来季は6大会16レースに縮小。その代わり木曜日から専有走行を実施して、ドライバーの走行距離は充分に確保するとのこと。
その他、チームスタッフの人数制限やエンジン、パーツの価格抑制いやタイヤの使用セット数制限などを行い、大幅なコスト削減に取り組む。
F320のシェイクダウンは8月30日にイタリアのヴァラーノで実施しており、ダニエル・ティクトゥムのドライブで順調にメニューを消化している。日本でも今週の25-26日に岡山国際サーキットで現行のF3との混走でテスト走行を実施しており、すでに現段階でF3のトップと遜色のないタイムが出ている。セッティングを煮詰めていけばまだまだタイムの向上が見込めるという。
また会見では来季から使用されるスーパーフォーミュラ・ライツのロゴマークも発表された
F320は明日の決勝日、ピットウォークの行われる12時20分頃よりデモンストレーション走行が予定されている。なお、昨日開催が発表されたフォーミュラリージョナル選手権で使用される童夢F111/3の走行も、この時間に実施される予定だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
1 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 15 | 24'55.614 |
2 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 15 | 10.773 |
3 | 19 | G | 1 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 15 | 16.384 |
4 | 72 | G | 2 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 15 | 20.664 |
5 | 62 | G | 3 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 15 | 28.887 |
6 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 15 | 31.084 |
7 | *33 | G | 4 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 15 | 32.014 |
8 | 23 | G | 5 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 15 | 33.229 |
9 | 55 | G | 6 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 15 | 35.703 |
10 | 190 | G | 7 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 15 | 38.048 |
11 | 24 | G | 8 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 15 | 39.250 |
12 | *52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 15 | 39.615 |
13 | 22 | G | 9 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 15 | 47.649 |
14 | 7 | G | 10 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 15 | 58.107 |
15 | 10 | G | 11 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 15 | 1'34.137 |
---- 以上完走 ---- |
- | *5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | | 失格 |
- Fastest Lap: CarNo.21 篠原拓朗(Audi RS 3 LMS) 1'37.793 (3/15) 136.317km/h
- CarNo.33は、2019 TCRJシリーズ競技規則第30条9.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.52は、2019 TCRJシリーズ競技規則第9条1.(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.5は、2019 TCRJシリーズ競技規則第10条8.(最低地上高)違反により、失格とした。
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.700 | - | - | 183.367 |
2 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.780 | 0.080 | 0.080 | 183.166 |
3 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.880 | 0.180 | 0.100 | 182.914 |
4 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.884 | 0.184 | 0.004 | 182.904 |
5 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'12.890 | 0.190 | 0.006 | 182.889 |
6 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.969 | 0.269 | 0.079 | 182.691 |
7 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.004 | 0.304 | 0.035 | 182.604 |
8 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.382 | 0.682 | 0.378 | 181.663 |
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.951 | - | - | 182.736 |
2 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.971 | 0.020 | 0.020 | 182.686 |
3 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'12.977 | 0.026 | 0.006 | 182.671 |
4 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.033 | 0.082 | 0.056 | 182.531 |
5 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.077 | 0.126 | 0.044 | 182.421 |
6 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.135 | 0.184 | 0.058 | 182.277 |
7 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.136 | 0.185 | 0.001 | 182.274 |
8 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.293 | 0.342 | 0.157 | 181.884 |
---- 以上Q3進出 ---- |
9 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.325 | 0.374 | 0.032 | 181.804 |
10 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.382 | 0.431 | 0.057 | 181.663 |
11 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.519 | 0.568 | 0.137 | 181.325 |
12 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.557 | 0.606 | 0.038 | 181.231 |
全日本F3選手権第19戦の決勝が9月28日、岡山国際サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)がそのまま逃げ切って今季7勝目を挙げた。
第19戦決勝は午後1時25分より18周で行われた。心配された天候は晴れ。終始ドライコンディションでの戦いとなった。
スタートでトップに立った宮田に対し、予選2位の#11サッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)はアトウッド、ヘアピンと立て続けに仕掛けていったが、宮田は冷静にこれを押さえ込み、そのままトップでコントロールラインに戻ってきた。
その後は2周目の1コーナーでハーフスピンを喫するミスはあったものの、宮田は終始快調なペースで後続との差を広げていき、最後は2位に7秒の大差をつけてフィニッシュ。今季7勝目を挙げてファステストラップも獲得している。
2位はフェネストラズ。6月の第6,7,8戦に続いてのスポット参戦となった#37阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が3位につけた。
第20戦決勝は明日朝11時20分より25周で行われる。このレースが「全日本F3選手権」として開催される最後のレースだ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
■Aグループ
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.972 | - | - | 177.810 |
2 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.405 | 0.433 | 0.433 | 176.789 |
3 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.481 | 0.509 | 0.076 | 176.611 |
4 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.489 | 0.517 | 0.008 | 176.593 |
5 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.610 | 0.638 | 0.121 | 176.310 |
6 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.722 | 0.750 | 0.112 | 176.049 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.767 | 0.795 | 0.045 | 175.945 |
8 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.842 | 0.870 | 0.075 | 175.771 |
9 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'16.057 | 1.085 | 0.215 | 175.274 |
10 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'16.179 | 1.207 | 0.122 | 174.993 |
■Bグループ
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.540 | - | - | 178.841 |
2 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'14.743 | 0.203 | 0.203 | 178.355 |
3 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.761 | 0.221 | 0.018 | 178.312 |
4 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.830 | 0.290 | 0.069 | 178.148 |
5 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.842 | 0.302 | 0.012 | 178.119 |
6 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'14.846 | 0.306 | 0.004 | 178.110 |
---- 以上Q2進出 ---- |
7 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'14.907 | 0.367 | 0.061 | 177.965 |
8 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.067 | 0.527 | 0.160 | 177.585 |
9 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.118 | 0.578 | 0.051 | 177.465 |
10 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.147 | 0.607 | 0.029 | 177.396 |
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 19 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Lap | Total_Time Behind |
1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 18 | 25'04.105 |
2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 18 | 7.076 |
3 | 37 | | 阪口 晴南 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 18 | 7.934 |
4 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 18 | 13.210 |
5 | 2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 18 | 14.224 |
6 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 18 | 18.354 |
7 | 7 | | シャルル・ミレッシ | YTB by Carlin Dallara F317 | Volkswagen Spiess A41 | 18 | 20.138 |
8 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 18 | 29.852 |
9 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 18 | 30.440 |
10 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 18 | 32.007 |
11 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 18 | 37.748 |
12 | 50 | M | 畑 亨志 | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F316 | Volkswagen Spiess A41 | 18 | 1'03.852 |
---- 以上規定周回数(90% - 16Lpas)完走 ---- |
- | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 4 | 14Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317) 1'22.694 (5/18) 161.206
9月28日に岡山国際サーキットで行われた日本レースプロモーション(JRP)主催のサタデーミーティングでは、第6戦の特別規則の概要と狙いについても発表された。
今大会では、第3戦SUGOに続いて公式予選Q1をA組、B組の2グループに分けて実施する。これはコース上の混雑を避けるための措置であり、組み分け抽選に際しては同じチームのドライバーが別々の組で走るように考慮したという。
またこの方式はコース全長の長い最終戦鈴鹿での実施も現在検討されているとのこと。これは日立オートモーティブシステムシケインでの渋滞を考慮してのものだが、現時点では実施するかどうかは未定とのことだ。
また、決勝レースにおいては今回も最低1回のタイヤ交換義務が課せられるが、これは「先頭車両が10周目の第1セーフティーカーラインを交差した時点から、最終周回に入る前までに完了すること」と新たに定められた。
言い換えると、スタートから10周以内のピット作業は禁止されないが、ここでタイヤ交換を行っても、これは交換義務を果たしたとは見なされない。また、前回のもてぎ大会で#19関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19)が行ったようなファイナルラップでのピットインも無効ということになる。
今シーズン目立ってきた、ミデイアムタイヤでスタートし、1周目にソフトタイヤに履き替えて燃費走行で最後まで走りきる作戦に対し、プロモーターとしてレースの面白さを損なわない形に是正したいとの狙いがそこにはあるという。またチームからも何かしらの方法でこうした傾向に待ったをかけて欲しいとの要望があったという。
当初は燃料タンク容量の縮小やレース距離の延長なども検討されたようだが、短期間での導入が可能な方法ということで今回の特別規則が採用されたとのこと。ハード面の対応については来シーズンに向けて引き続き検討していくという。
また、この規定は最終戦での導入も検討されており、現在鈴鹿サーキットに対し申し入れをおこなっているとのこと。コース全長が異なるため、対象となる周回数は今回とは違うものになりそうだ。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は9月28日、シリーズ第6戦が行われている岡山国際サーキットで恒例のサタデーミーティングを行い、すでに発表されている2020シーズンの日程変更について、その経緯を説明した。
2020シーズンの日程については当初4月4〜5日に富士スピードウェイで開幕、第2戦を4月25〜26日に開催となっていたが、今回の発表では開幕戦は4月4〜5日に鈴鹿、第2戦を4月18〜19日に富士で開催することになっている。
これは世界耐久選手権(WEC)のベルギー大会が4月25日に開催されることが決まったため。また鈴鹿大会は2&4として例年開催されており、併催されるJSB1000クラスが鈴鹿8時間耐久ロードレースのトライアウトも兼ねていることから、4月19日に開催される二輪のルマン24時間耐久レースとのバッティングを回避するために開幕戦を鈴鹿に持ってくることにしたという。
ただしこのカレンダーはあくまでも暫定のものであり、年末に日本自動車連盟(JAF)が開催するカレンダー会議にて正式決定されるとのことだ。
9月28日現在のカレンダーは下記のとおり。
2020年全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズスケジュール(暫定)
第1戦 4月 4~ 5日 鈴鹿サーキット
第2戦 4月18~19日 富士スピードウェイ
第3戦 5月16~17日 オートポリス
第4戦 6月20~21日 スポーツランドSUGO
第5戦 8月29~30日 ツインリンクもてぎ
第6戦 9月26~27日 岡山国際サーキット
第7戦 10月31日~11月1日 鈴鹿サーキット
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 21 | | | 篠原 拓朗 | Audi RS 3 LMS Hitotsuyama Racing | 1'36.530 | - | - | 138.100 |
2 | 33 | G | 1 | 前嶋 秀司 | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR GO&FUN Squadra Corse | 1'37.196 | 0.666 | 0.666 | 137.154 |
3 | 52 | | | 密山 祥吾 | Volkswagen Golf GTI TCR 埼玉トヨペットGreenBrave | 1'37.577 | 1.047 | 0.381 | 136.618 |
4 | 18 | | | マシュー・ホーソン | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'37.605 | 1.075 | 0.028 | 136.579 |
5 | 5 | | | 金丸 悠 | Honda CIVIC TCR TEAM GOH MODELS | 1'37.724 | 1.194 | 0.119 | 136.413 |
6 | 72 | G | 2 | ユーク・タニグチ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'37.784 | 1.254 | 0.060 | 136.329 |
7 | 25 | | | 松本 武士 | Volkswagen Golf GTI TCR Volkswagen和歌山中央RT with TEAM和歌山 | 1'37.972 | 1.442 | 0.188 | 136.067 |
8 | 62 | G | 3 | 塩谷 烈州 | Honda CIVIC TCR 全薬工業withG/MOTION' | 1'38.372 | 1.842 | 0.400 | 135.514 |
9 | 19 | G | 4 | ヒロボン | Volkswagen Golf GTI TCR BRP☆HITMAN☆ANDARE Golf GTI | 1'38.540 | 2.010 | 0.168 | 135.283 |
10 | 23 | G | 5 | YOSHIKI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 1'38.888 | 2.358 | 0.348 | 134.807 |
11 | 24 | G | 6 | KENJI | Audi RS 3 LMS PURPLE RACING | 1'38.946 | 2.416 | 0.058 | 134.728 |
12 | 55 | G | 7 | Mototino | ALFA ROMEO GIULIETTA TCR 55 MOTO RACING | 1'39.123 | 2.593 | 0.177 | 134.487 |
13 | 10 | G | 8 | 佐藤 潤 | Volkswagen Golf GTI TCR Adenau | 1'39.314 | 2.784 | 0.191 | 134.229 |
14 | 190 | G | 9 | 植田 正幸 | Audi RS 3 LMS BRP☆RN Sport Audi Mie RS3 LMS | 1'39.624 | 3.094 | 0.310 | 133.811 |
15 | 22 | G | 10 | ポール・イップ | Honda CIVIC TCR KCMG | 1'40.352 | 3.822 | 0.728 | 132.840 |
16 | 7 | G | 11 | 牧野 淳 | Audi RS 3 LMS NILZZ Racing | 1'42.248 | 5.718 | 1.896 | 130.377 |
2019全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦の1回目のフリー走行が9月28日、岡山国際サーキットで行われ、#65牧野任祐(TCS NAKAJIMA RACING SF19)がトップタイムを記録。2番手にはディフェンディングチャンピオンの#1山本尚貴(DOCOMO DANDELION M1S SF19)が続いた。
フリー走行1回目は午前9時20分より60分間で行われた。この日の岡山は曇り。午後には雨の予報も出ているが、朝の走行は終始ドライコンディションで行われた。
序盤トップに立ったのは、#7中山雄一(UOMO SUNOCO SF19)で1分13秒458。アーテム・マルケロフが今週末ソチで開催されるFIA-F2に出場するため、急遽参戦が決まった中山だが、2016年以来というブランクを感じさせない走りで最終的には5位で走行を終えた。
セッション中盤には#18小林可夢偉(KCMG Elyse SF19)が電気系トラブルによりコース上にストップしたために赤旗中断となったが、予選への影響は大きくなさそうだ。この時点で上位11人までがソフトタイヤでの走行。ミディアムタイヤでのトップは#38石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19)で1分15秒370だった。
終盤に入り、各ドライバーが予選シミュレーションに入ると、残り2分で牧野が1分13秒185でトップに。終了間際には山本が1分13秒355を記録して2番手に続き、#16野尻智紀(TEAM MUGEN SF19)が1分13秒409で3番手につけた。
なおセッション終了後に小雨が降り始めており、午後の予選はウェットコンディションで行われる可能性が高くなってきた。
公式予選は午後2時25分よりノックアウト方式で行われる。
なお今回は第3戦SUGOと同様に、参加全20台をA組、B組の2グループに分けて予選Qを実施する。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Free Practice 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 SUPER FORMULA Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Driver | Car Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 65 | 牧野 任祐 | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.185 | - | - | 182.152 |
2 | 1 | 山本 尚貴 | DOCOMO DANDELION M1S SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.335 | 0.150 | 0.150 | 181.780 |
3 | 16 | 野尻 智紀 | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.409 | 0.224 | 0.074 | 181.596 |
4 | 64 | アレックス・パロウ | TCS NAKAJIMA RACING SF19 TCS NAKAJIMA RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.428 | 0.243 | 0.019 | 181.549 |
5 | 7 | 中山 雄一 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.458 | 0.273 | 0.030 | 181.475 |
6 | 37 | ニック・キャシディ | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.473 | 0.288 | 0.015 | 181.438 |
7 | 5 | 福住 仁嶺 | DOCOMO DANDELION M5Y SF19 DOCOMO TEAM DANDELION RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'13.509 | 0.324 | 0.036 | 181.349 |
8 | 20 | 平川 亮 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.737 | 0.552 | 0.228 | 180.788 |
9 | 38 | 石浦 宏明 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.914 | 0.729 | 0.177 | 180.356 |
10 | 19 | 関口 雄飛 | ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF19 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'13.994 | 0.809 | 0.080 | 180.161 |
11 | 3 | 山下 健太 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.059 | 0.874 | 0.065 | 180.002 |
12 | 36 | 中嶋 一貴 | VANTELIN KOWA TOM’S SF19 VANTELIN TEAM TOM’S | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.068 | 0.883 | 0.009 | 179.981 |
13 | 39 | 坪井 翔 | JMS P.MU/CERUMO・INGING SF19 JMS P.MU/CERUMO・INGING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.149 | 0.964 | 0.081 | 179.784 |
14 | 18 | 小林 可夢偉 | KCMG Elyse SF19 carrozzeria Team KCMG | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.195 | 1.010 | 0.046 | 179.672 |
15 | 50 | ルーカス・アウアー | Red Bull SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'14.238 | 1.053 | 0.043 | 179.568 |
16 | 51 | ハリソン・ニューウェイ | GOLDEX TAIROKU RACING SF19 B-Max Racing with motopark | Honda M-TEC HR-417E | 1'14.408 | 1.223 | 0.170 | 179.158 |
17 | 8 | 大嶋 和也 | UOMO SUNOCO SF19 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'14.899 | 1.714 | 0.491 | 177.984 |
18 | 15 | パトリシオ・オワード | TEAM MUGEN SF19 TEAM MUGEN | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.281 | 2.096 | 0.382 | 177.081 |
19 | 4 | 国本 雄資 | ORIENTALBIO KONDO SF19 KONDO RACING | TOYOTA TRD Biz-01F | 1'15.283 | 2.098 | 0.002 | 177.076 |
20 | 17 | 塚越 広大 | REAL SF19 REAL RACING | Honda M-TEC HR-417E | 1'15.764 | 2.579 | 0.481 | 175.952 |
全日本F3選手権第19,20戦は28日、岡山国際サーキットで公式予選を行い、宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が両戦でポールポジションを獲得した。
早朝に差した薄日も雲に隠れた午前8時35分、19,20戦30分間の公式予選が始まった。
ワンセット目のタイヤでまずトップに立ったのは1分21秒911で宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F317)。2位にはこのレーススポット参戦で僚友の阪口晴南(カローラ中京Kuo TOM'S F317)が付けた。
このトムス勢のタイムを上回ってきたのは遅めにアタックを始め、1分21秒765をたたき出したサッシャ・フェネストラズ(B-Max Racing with motopark F3)でここまでのトップに立つ。
しかし2セット目のタイヤで1分20秒940で再びトップに立ちポールポジションを決めたのは宮田。12秒297までタイムを縮めたフェネストラズを0秒307と大幅に上回った。
3位にはここがホームコースのシャルル・ミレッシ(YTB by Carlin)が付けたが、ピットレーンの速度違反で決勝のグリッドは最後尾に回されることとなった。
4位には阪口が、5位にはエナム・アーメド(B-Max Racing with motopark F3)、6位には片山義章(YTB by Carlin)が続いている。
セカンドベストタイムで決まる第20戦のグリッドは、ここでも宮田がポールポジション。2位にフェネストラズが、3位には阪口が付けている。
第19戦は本日28日午後1時25分より18周で、最終第20戦は明日29日午前11時20分より25周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 20 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'21.228 | - | - | 164.116 |
2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.300 | 0.072 | 0.072 | 163.970 |
3 | 37 | | 阪口 晴南 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'21.612 | 0.384 | 0.312 | 163.344 |
4 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.722 | 0.494 | 0.110 | 163.124 |
5 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.734 | 0.506 | 0.012 | 163.100 |
6 | *7 | | シャルル・ミレッシ | YTB by Carlin Dallara F317 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.791 | 0.563 | 0.057 | 162.986 |
7 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'21.841 | 0.613 | 0.050 | 162.887 |
8 | 2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 1'21.943 | 0.715 | 0.102 | 162.684 |
9 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'22.093 | 0.865 | 0.150 | 162.387 |
10 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 1'22.333 | 1.105 | 0.240 | 161.913 |
11 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'22.720 | 1.492 | 0.387 | 161.156 |
12 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'23.278 | 2.050 | 0.558 | 160.076 |
13 | 50 | M | 畑 亨志 | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F316 | Volkswagen Spiess A41 | 1'24.792 | 3.564 | 1.514 | 157.218 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'29.518)予選通過 ---- |
- CarNo.7は、2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第26条9.(ピットレーン速度)違反により、決勝のグリッドを最後尾とする。
SUPER FORMULA Rd.6 -RIJ- (2019/09/28) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 Japanese Fomura3 Championship Round 19 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | | 宮田 莉朋 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'20.990 | - | - | 164.598 |
2 | 11 | | サッシャ・フェネストラズ | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.297 | 0.307 | 0.307 | 163.977 |
3 | *7 | | シャルル・ミレッシ | YTB by Carlin Dallara F317 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.529 | 0.539 | 0.232 | 163.510 |
4 | 37 | | 阪口 晴南 | カローラ中京Kuo TOM'S F317 Dallara F317 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'21.569 | 0.579 | 0.040 | 163.430 |
5 | 65 | | エナム・アーメド | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F312 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.584 | 0.594 | 0.015 | 163.400 |
6 | 8 | | 片山 義章 | YTB by Carlin Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'21.695 | 0.705 | 0.111 | 163.178 |
7 | 2 | | 大湯 都史樹 | TODA FIGHTEX Dallara F319 | TODA TR-F301 | 1'21.768 | 0.778 | 0.073 | 163.032 |
8 | 12 | | 大津 弘樹 | ThreeBond F318 Dallara F318 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'21.799 | 0.809 | 0.031 | 162.970 |
9 | 51 | | アメヤ・ベイディアナサン | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F315 | Volkswagen Spiess A41 | 1'22.058 | 1.068 | 0.259 | 162.456 |
10 | 35 | | 河野 駿佑 | RS FINE K&N F318 Dallara F318 | Mercedes-Benz HWA 414 | 1'22.176 | 1.186 | 0.118 | 162.223 |
11 | 13 | | 三浦 愛 | ThreeBond F314 Dallara F314 | ThreeBond TOMEI TB14F3 | 1'22.695 | 1.705 | 0.519 | 161.204 |
12 | 30 | M | DRAGON | TEAM DRAGON F3 Dallara F314 | Volkswagen Spiess A41 | 1'23.102 | 2.112 | 0.407 | 160.415 |
13 | 50 | M | 畑 亨志 | B-Max Racing with motopark F3 Dallara F316 | Volkswagen Spiess A41 | 1'24.637 | 3.647 | 1.535 | 157.506 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'29.399)予選通過 ---- |
- CarNo.7は、2019年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第26条9.(ピットレーン速度)違反により、決勝のグリッドを最後尾とする。
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、FIA-F4シリーズの第11・12戦が9月21日(土)~22(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催された。アップダウンがあり、高速から低速コーナーが連続するSUGOはコース幅も狭く抜きどころが少ない。しかし昨年は、川合が連続で表彰台を獲得しチームとしても得意なサーキット。前戦オートポリスでは3位表彰台を獲得したが、今回は頂点を狙い臨んだ。

予選 9月21日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
東北にあるスポーツランドSUGOはすっかり秋の陽気でレースウィークを通して肌寒く感じる程の気温。木曜日からのトレーニングでは路温が低い中でもタイヤがグリップするように調整を行っていった。予選が行われる土曜日も雲のある涼しいコンディションで気温17度、路面温度19.5度。8時10分から計測が開始された。
神、川合ともにコースインから5周はタイヤにしっかり熱を入れ6周目からアタックをしていくが、1分25秒ほどで周回するコースの中に35台ものマシンが一斉に走行していることから上手く間合いが取れずアタックを始めても途中で引っ掛かり仕切り直しという展開が続く。
その中でも8周目に川合が1分24秒057を記録、神も11周目に24秒212でようやくワンアタックし、続けて行こうとするがセクターベストを記録しても行く手を阻まれてしまう。その後、なんとかセカンドベストも出したが軽めで臨んだ燃料とタイヤも厳しくなってきたことから途中で切り上げて予選を終えた。
その結果、第11戦を神が10番手、川合が9番手。第12戦を神が11番手、川合が6番手で臨むこととなった。

決勝第11戦 9月21日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
第11戦決勝は神が10番手、川合が9番手から臨んだ。神はスタートを決めるが、1コーナーで前車に詰まりその際に11番手となる。川合は1コーナーでの位置取りが上手くいき1つポジションを上げ、S字進入のアウトから更にもう1台を攻略し7番手に上がると、勢いそのままに2周目の1コーナーで前車にフェイントをかけて6番手に。
5周目には3番手にドライブスルーペナルティが課せられたことから神は10番手、川合は5番手に上がる。川合は前のクルマにプレッシャーをかけ続け、8周目の最終コーナーで4番手の後ろにピタリとつきスリップで前に出ると、ブレーキング勝負に持込みサイドバイサイドでインに飛び込む。すると相手はふらつき一気に2台抜きを達成、3番手となり一気に表彰台圏内へ。この際に川合のすぐ後ろでクラッシュが起きたことから神も9番手に上がるが、セーフティーカー(SC) が導入されてしまう。
レースは14周目から再開されると、ペースの良い神は15周目に1コーナーのブレーキング勝負で8番手に上がり、ふたりとも更なるポジションアップを目指し前を追いかけるが17周のレースはタイムアップ。神は8位、川合は3位で揃っての入賞、川合は前回のオートポリスに続く連続表彰台となった。

決勝第12戦 9月22日(日)天候/曇り コース状況/ドライ
雨予報が出ていた日曜日だが、持ち堪えて第12戦決勝も曇りで迎えた。スタートでは6番手の川合が上手く位置取りをし、2コーナーで5番手に上がるが、神は1コーナーでブレーキをロックさせてしまい外に脹らんだことから15番手となる。
川合はストレートでサイドバイサイドになる場面もあったが、守りながらも4番手を追いかける。神はブレーキがロックした際にタイヤを傷めてしまったことから攻めきれず厳しい展開となるが、徐々に前車との差を詰めて8周目に14番手に上がると、S字でクラッシュが起きたことからSCが導入される。
残り6周でレースが再開されると、川合は4番手との距離を詰めてラインを変えたところでタイヤを芝生に落としてしまいスピードが伸びず6番手に後退。神も直後の2コーナーで前車のインに入った際に行き場をなくされてしまったことからスピン、大きくて順位を落としてしまう。
その後は少しでもポジションを上げるためふたりともタイヤが厳しい中、前との差を詰めて行くがチェッカーとなった。神は他のクルマにペナルティが出たことから30位、川合は6位入賞となった。
- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
-
菅生はコーナーが連続するだけにリズミカルに走る必要がある。川合は相手との駆け引きの中で、クルマの特性を最大限に引き出し、下り区間の特定のコーナーを速く走らせる事が出来た。神は川合とさほど変わらないポジションからのスタートだったが位置取りと駆け引きの甘さが出てしまった。
- Driver 神晴也(Seiya Jin)COMMENT
-
予選はとにかくクリアで走ることが難しかったですが、ベストの周は今週の中でもまとめられたかなと思います。第11戦はクルマも良くて、ペースも悪くなくポジションを上げられそうでしたが上手くいきませんでした。12戦はスタートでのブレーキコントロールを路面の状況など考えて出来ていたらロックもしなかったと思うので反省です。次の茂木は一番練習したコースなので、自信を持って迷いなくレースウィークに臨んで上手く組み立てたいと思います。
- Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
-
菅生も抜きにくいところなので予選で前に出るつもりで臨みましたが、やはり台数が多く良い感触でいけた時も途中で引っかかってしまい出しきれませんでした。今回、決勝は両方とも自分の位置取りを考えてチャンスを作ることが出来ました。また、自分のクルマの利点を活かしてポジションを上げることもできたので組み立てとしては上手くできたかと思うのでその点は良かったです。次戦はもう最終戦で、チームのホームコースでもあるので勝って終わりたいと思います。
Le Beausset Motorsports
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパー耐久シリーズの第5戦が9月14日(土)~15日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)において5時間レースとして開催された。8つのクラスに52台がエントリーする中、ST-3クラス(排気量2001~3500cc、後輪駆動)に、ル・ボーセモータースポーツのDENSO Le Beausset RC350は、嵯峨宏紀、山下健太、小河諒というレギュラードライバー体制で戦う。
チームはこのレースの前に今年限りでレース活動を終了することを発表しており、S耐は残り2戦となる。またレギュラードライバーの山下が、最終戦岡山はWEC参戦のために欠場となるため、今回がチーム最後のレースとして臨むこととなった。

予選 9月14日(土)天候/曇り コース状況/ドライ
レクサスRC350は、最低車重が昨年より20kg増の1,410kgとなり、軽量なフェアレディZ(1,300kg) やマークX(1,390kg) に対しやや不利な条件。しかしツインリンクもてぎは、ル・ボーセモータースポーツのホームコースであり、昨年大会も優勝を遂げたサーキット。地元の声援に応えるべく優勝を目指しての戦いとなった。
14日(土)の公式予選。朝のうちは弱い雨に見舞われたが、徐々に天候は回復し公式予選が始まる頃には晴れたり曇ったりの天気となり、気温も30℃近くまで上昇した。Aドライバーの嵯峨は2分6秒294で2番手につけ、続くBドライバー予選では山下が2分4秒899でトップタイムを記録し、ふたりのタイム合算で2番手となった。「個人的には最後のS耐のレースなので、ポールを取りたかったのですが。思ったよりも新品タイヤのグリップが感じられなくて、自分では4秒前半を狙っていたのですが、ちょっと伸びなかったなという感じです。明日は絶対に勝ちたいので、マークXを早い段階で抜いて有利に進めたいです」と山下は決勝に向けて抱負を語った。
Cドライバーセッションを走行した小河は、ユーズドタイヤでガソリン満タンの決勝を想定した状態で周回を重ねてなお、6秒924をマークして2番手につけた。

決勝 9月15日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ
決勝日の天候は晴れ上がり、残暑の厳しい太陽が照りつけるコンディションでのスタートとなった。スタートを任された山下は、2番手のポジションをキープすると、淡々と2分10秒台のラップを刻み続ける。ストップアンドゴーの続くこのサーキットは特にブレーキへの負担が高く、チームはブレーキとタイヤへの負担をかけない走りをドライバーに指示。背後に迫る#38RC350の追撃を受けるも巧みに凌ぎきり、38周目にピットイン。タイヤ無交換、給油のみで小河へ交代してコースに送り出す。
翌周、翌々周とライバル達がピットインすると順位は3番手となり、小河はコンスタントなラップを刻み続ける。48周目にフルコースイエロー(FCY)が提示され4周を消化するとセーフティカー(SC)に変わる。その時DENSO Le Beausset RC350の直後には総合トップの車両がいたことで、4番手以降に1LAPの差をつけ優勝争いは3台に絞られる。また、このSC時に#68マークXがピットインしたことで2番手に浮上してレースが再開。ここでも小河は10秒台のラップを刻み続けトップとは10秒前後をキープして走行。71周目に再びFCYが提示されるとチームはこれを利用してピットインを指示。タイヤ交換と給油とともに嵯峨に交代してコースに送り出すとFCYが直ぐに解除されレースは再開。
嵯峨はここから8秒から9秒台のハイペースでトップを捉えるべく走り続けると、15秒あったトップとの差を縮め続け、83周目に一気にしとめて遂にトップに浮上。その後もマージンを築くべくハイペースを維持して12秒引き離して93周目にピットイン。その時にタイミングよくFCYが提示され、コース上は50km規制で後続とのマージンを更に広げることに成功。給油のみで山下へ交代してコースに送り出すと、2番手#68マークXとの差は28秒。
山下がコースインしてからゴールまでは約1時間。チームは、山下にマシンを労わりながらも、9秒5から10秒でのラップを指示すると、クラスの違うマシンが入り乱れるスーパー耐久にあってもコンスタントにラップを刻み続ける。#68マークXは、9秒台前半の猛追を見せるが、巧みなペースコントロールで寄せ付けずトップでチェッカー。チームはFCY、SCなどの幸運を手に入れながら、ペース的には厳しい戦いをピット戦略とドライバー達の頑張りで今季2勝目を獲得。ホームコースでの2連覇を達成した。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
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今回は特別なレースになった。何よりもチームの地元である茂木で勝てたことは格別の喜びだ。今週はチームの撤退発表で皆を驚かせてしまったが、6月の富士で全損になり新しく生まれ変わったクルマで成し遂げた優勝だけに、携わった皆の努力が実になったことに安堵している。チャンピオンシップは厳しい状況であることに変わりはないが、シーズン終了まで、「いつも通り」「いつもの様に」戦う。
- Driver 嵯峨宏紀(Koki Saga)COMMENT
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レース前半から気温が高くなった中で、苦しいレース展開だったのですが、FCYのタイミングとそれを利用した戦略が重なったことで、上手く勝機を見出す事ができたと思います。自分達ができるベストを出す事ができたと思いますし、何よりもレース活動から撤退する事を発表した直後のホームコースでのレースだったので勝ちたかったし、その中でベストが出せたのは坪松監督に少しは恩返しができたかと思います。
- Driver 山下健太(Kenta Yamashita)COMMENT
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チームのホームコースで最後の勝利をプレゼントできて嬉しいです。今回は、スタートと最後を担当して、スタートはマークXを抜ければと思っていたのですが、思ったより厳しくて少し離されてしまう展開になってしまったのですけど、その後のFCYとSCでチームがいい判断をしてくれて、嵯峨選手、小河選手がマシンを労わる走りで車両も良い状態でギャップも広げたかたちで引き継いでくれたおかげで、最後はリスクを回避しながら走れたので本当に皆に感謝です。
- Driver 小河諒(Ryo Ogawa)COMMENT
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チームが今シーズン限りでレース活動を終了する中、最後のホームコースでのレースで優勝をプレゼントする事ができて本当に嬉しいです。単純に速さの事を言うとマークXが一歩抜きん出ていてそれを僕らのチームワークとドライバー3人とも最後にバトンを繋ぐという走りができたというのが一番の勝因だと思いますし、FCYやSCだったり難しい状況が続く中、素晴らしい判断をしてくれた監督とエンジニアの二人には本当に感謝しかないです。最終戦はもう一度優勝して最後の最後にル・ボーセに花を添えられるように頑張ります。
Le Beausset Motorsports
スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は22日、鈴鹿サーキット西コースで決勝を行い、ポールポジションからスタートした澤龍之介(TPS/KK-SⅡ・制動屋)が、14周・19分46秒876で今シーズン4勝目を飾り、シリーズチャンピオンも手中にした。
決勝は午後1時50分にフォーメーションラップが始まった。午後1時前に降った雨は上がったものの路面は湿り気味。ウェット宣言が出されるも参加16台はすべてドライタイヤを履いてグリッドを離れた。
好スタートを切ったのはポールポジションの澤龍之介(TPS/KK-SⅡ・制動屋)でトップで130Rへ向かう。一方、予選2位の岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)はスタートをミス。好スタートを切った予選3位の荒川鱗(Drago CORSE 10V)に並びかけられるが、なんとか退けポジションをキープ。
前戦まで澤はトップに立つと独走劇を演じてきたが、成長著しい岩佐が澤にぴったりと付き、ドッグファイトに持ち込んだ。
澤と岩佐は0秒3前後の差で、後続を引き離しながら接近戦を演じる。5周目にはデグナーで澤がミスすると、岩佐と急接近。スプーンの侵入で並びかけ、2人はバックストレッチを併走。130Rでアウトからかぶせた岩佐がついにトップに立った。
2位に落ちた澤もあきらめない。岩佐の背後に付き隙をうかがうと、7周目のショートカットではブレーキングで岩佐を抜き返し、再びトップに立つ。
抜かれた岩佐も澤に張り付くが、0秒5ほど開いた差を挽回することはできず、澤が14周を走って、今季4勝目。澤は最終戦を待たずして今シーズンのシリーズチャンピオンも手中にした。
勝てばこの日18歳の誕生日を迎えた岩佐にとってバースデーウィンとなるはずだったが、惜しくも2位に甘んじることとなった。
3位でレースを始めた荒川は、シフトトラブルに悩まされていたが、なんとか後続を押さえきりこの順位でゴールを迎えた。
入山翔(giddy up KKSⅡ yamasyo)は今シーズン4度目の4位に終り、またしても表彰台に届かず。5位には元嶋成弥(KKS-2)が、6位にはHIROSHI OHTA(ミスト・セキグチ・制動屋)が入った。
第6最終戦は10月20日、東コースに舞台を移し開催される。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI
2019オートバックススーパーGT第7戦「SUGO GT 300kmレース」の決勝が9月22日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは予選7位からスタートした#3平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ組(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)がレース後半にトップに浮上して今季初優勝を達成。GT300クラスは予選2位の#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)が序盤からトップを快走し、こちらも今季初優勝をものにした
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日12,000人/決勝日25,100人/大会総入場者数37,100人)

第7戦決勝は午後2時より81周で行われた。スタート直前に雨が降り始めたため、セーフティーカーの先導によるスタートとなったが、GT500、GT300の両クラスともここでのタイヤ選択が明暗を分けることになった。
GT500クラスは、降り出した雨が上がると読みスリックタイヤを選んだ、ポールポジションの#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)、5番手スタート#19国本雄資(WedsSport ADVAN LC500)、11番手#38立川祐路(ZENT CERUMO LC500)、12番手#24ヤン・マーデンボロー(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)の4台は、すぐに後悔することになる。
SCランが4周目に解除されると、スリックを履く4台はまったくペースが上がらず、堪え切れずに8~9周目にピットに滑り込んだ。前回惜しくも勝ちを逃した#17KEIHINだったが、判断は完全に裏目となり、今回は早々に勝負の権利を失ってしまった。
悔しさを味わうマシンを尻目に快走を見せたのが、2番手スタートの#1ジェンソン・バトン(RAYBRIG NSX-GT)。20周を終え2位#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)に9秒のマージンを築き、その後も快走を続けた。前半の主役は間違いなく#1バトンだった。
2位#37キャシディは、このままでは逆転は厳しいと27周目に早めのピットイン。タイヤ交換をせずに作業タイムの短縮を図り、平川亮に逆転を託すことになる。
レースの潮目が変わったのは、#12佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)のコースアウトで40周目から始まったSCラン。これが解除されると、思惑どおり#37平川がトップに浮上。SCラン前にバトンからトップを引き継いだ#1山本はタイヤ選択を誤ったためペースダウン。徐々に順位を落としてしまった。
レース中盤の主役となった#37平川は53周までトップを守ったが、無交換のタイヤが徐々にグリップを失い、54周目にその座を#3フレデリック・マコヴィッキィ(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)に明け渡すことになる。上位の脱落はあったものの、コンディションにマッチしたミシュランタイヤで#3平手晃平が3位まで上げた順位を、#3マコヴィッキィはさらに押し上げ、ついにトップに立った。
これ以降のレースは#3マコヴィッキィが完全にコントロール。同じく快走を見せ終盤2位に上がった#64牧野任祐(Modulo Epson NSX-GT)、荒れたレースには定評のあるニスモチームの#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)を従え、残る周回を危なげなく走り切り、GT-Rにとって今季初優勝、チームにとってスーパーGT初優勝のチェッカーをかいくぐった。
GT300クラスもポールポジションの#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)、予選3位の#25佐藤公哉(HOPPY 86 MC)らがスリックタイヤを選択。これが裏目に出て大きく順位を落とす一方で、ウェットタイヤを選択した予選2位の#55高木真一(ARTA NSX GT3)は序盤からトップを快走する。
その後方では、前戦オートポリス大会でスーパーGTデビューを果たした#65菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)が予選13位スタートながらトップの高木と遜色のないハイペースでの追い上げをみせ、14周目には#56平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校 GT-R)を捉えて3位まで浮上すると、24周目には2位の#4片岡龍也(グッドスマイル 初音ミクAMG)まで0.4秒差にまで迫り、35周目に遂に片岡をも抜き去って2位に躍り出た。
上位3台は12号車のコースアウトによるセーフティーカー導入の直前に相次いでピットに飛び込む好判断をみせ、僅差を保ったまま42周目のリスタートを迎えると、すかさずこの周の最終コーナーで#4谷口信輝(グッドスマイル 初音ミクAMG)が大外から#65蒲生尚弥(LEON PYRAMID AMG)を抜き去って2位を奪い返し、トップの#55福住仁嶺(ARTA NSX GT3)に襲いかからんとする。
しかしタイヤに熱が入るまでの4周あまりを懸命に耐え忍んだ福住は、そこから次第にペースを上げ、谷口との差を広げていった。その後は燃費の心配を抱えながらの走行だったとレース後に福住は語ったが、それでも後続には全く付け入る隙を与えずに今季初優勝をものにした。
2位は谷口信輝/片岡龍也組(グッドスマイル 初音ミクAMG)。3位には69周目に阪口晴南が蒲生尚弥を抜き去って#96新田守男/阪口晴南組(K-tunes RC F GT3)が入った。
次戦の舞台は栃木県のツインリンクもてぎ。11月3日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/22) GT500 Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 3 | 平手 晃平 フレデリック・マコヴィッキィ | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 16 | 81 | 2:07'41.498 |
2 | 64 | ナレイン・カーティケヤン 牧野 任祐 | Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 9 | 81 | 19.873 |
3 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 39 | 81 | 26.710 |
4 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 55 | 81 | 45.046 |
5 | 17 | 塚越 広大 ベルトラン・バゲット | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 26 | 80 | 1Lap |
6 | 6 | 大嶋 和也 山下 健太 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 65 | 80 | 1Lap |
7 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 40 | 80 | 1Lap |
8 | 1 | 山本 尚貴 ジェンソン・バトン | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 29 | 80 | 1Lap |
9 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | 8 | 80 | 1Lap |
10 | *36 | 中嶋 一貴 関口 雄飛 | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 25 | 80 | 1Lap |
11 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 39 | 79 | 2Laps |
12 | 8 | 野尻 智紀 伊沢 拓也 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 31 | 79 | 2Laps |
13 | *19 | 国本 雄資 坪井 翔 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 24 | 78 | 3Laps |
14 | 12 | 佐々木 大樹 ジェームス・ロシター | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 18 | 76 | 5Laps |
15 | 24 | 高星 明誠 ヤン・マーデンボロー | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 16 | 76 | 5Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 56Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.37 ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500) 1'19.993 (5/27) 166.69km/h
- CarNo.36は、SpR.22.4.1(2基を超えたエンジン交換の罰則)により、ペナルティーストップ10秒を科した。
- CarNo.19は、SpR.27-1.3(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
■GT300クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/22) GT300 Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 55 | 高木 真一 福住 仁嶺 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 | BS | 42 | 78 | 2:08'11.525 |
2 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミクAMG Mercedes-AMG GT3 | YH | 27 | 78 | 15.162 |
3 | 96 | 新田 守男 阪口 晴南 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | 36 | 78 | 56.566 |
4 | 65 | 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 | LEON PYRAMID AMG Mercedes-AMG GT3 | BS | 24 | 78 | 1'10.120 |
5 | 56 | 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ | リアライズ日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 35 | 77 | 1Lap |
6 | 33 | ショウン・トン 道見 ショーン 真也 | エヴァRT初号機X Works GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 9 | 77 | 1Lap |
7 | *21 | リチャード・ライアン 富田 竜一郎 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS GT3 | YH | 6 | 77 | 1Lap |
8 | 52 | 脇阪 薫一 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 25 | 77 | 1Lap |
9 | 9 | 横溝 直輝 峰尾 恭輔 | PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE Porsche 911 GT3 R | YH | | 77 | 1Lap |
10 | 18 | 小林 崇志 松浦 孝亮 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | 12 | 76 | 2Laps |
11 | 360 | 青木 孝行 柴田 優作 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 76 | 2Laps |
12 | 720 | 荒 聖治 アレックス・パロウ | McLaren 720S McLaren 720S GT3 | YH | 30 | 76 | 2Laps |
13 | 34 | 道上 龍 大津 弘樹 | Modulo KENWOOD NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | 19 | 76 | 2Laps |
14 | 48 | 田中 勝輝 飯田 太陽 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 76 | 2Laps |
15 | 10 | 星野 一樹 石川 京侍 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 75 | 3Laps |
16 | 50 | 加納 政樹 山下 亮生 | ARNAGE AMG GT3 Mercedes-AMG GT3 | YH | | 75 | 3Laps |
17 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 75 | 3Laps |
18 | 5 | 坂口 夏月 平木 湧也 | ADVICSマッハ車検MC86マッハ号 TOYOTA 86 MC | YH | 30 | 75 | 3Laps |
19 | *60 | 吉本 大樹 宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 25 | 75 | 3Laps |
20 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 37 | 75 | 3Laps |
21 | *35 | ナタポン・ホートンカム ショーン・ウォーキンショー | arto RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 75 | 3Laps |
22 | 11 | 平中 克幸 安田 裕信 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 28 | 75 | 3Laps |
23 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | | 75 | 3Laps |
24 | *7 | 藤井 誠暢 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | YH | | 74 | 4Laps |
25 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | | 74 | 4Laps |
26 | 87 | 高橋 翼 アンドレ・クート | T-DASHランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 29 | 74 | 4Laps |
27 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 17 | 71 | 7Laps |
28 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 17 | 62 | 16Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 56Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.55 高木真一(ARTA NSX GT3) 1'28.309 (6/36) 151.00km/h
- CarNo.35(ショーン・ウォーキンショー)は、SpR.13-1.a(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.60は、SpR.27-2(作業員の装備違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.7は、SpR.27-3(エンジンを停止せずジャッキアップ)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.21は、SpR.27-4(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
鈴鹿クラブマンレース第5戦 -RIJ- (2019/09/22) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 56 | 澤 龍之介 | TPS/KK-SⅡ・制動屋 MYST KK-S2 | 14 | 19'46.876 |
2 | 11 | 岩佐 歩夢 | Rn-sports制動屋DプロKK-S MYST KK-S2 | 14 | 0.548 |
3 | 77 | 荒川 鱗 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | 14 | 6.369 |
4 | 22 | 入山 翔 | giddy up KKSⅡ yamasyo MYST KK-S2 | 14 | 7.231 |
5 | 59 | 元嶋 成弥 | KKS-2 MYST KK-S2 | 14 | 12.188 |
6 | 21 | HIROSHI OHTA | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 14 | 17.314 |
7 | 18 | 西村 和真 | Bitcoin悟19J WEST 19J | 14 | 18.506 |
8 | 50 | 梅田 剛 | Ume Racing&スキルスピード10V ED TOKYO R&D RD10V | 14 | 19.238 |
9 | 34 | 下野 璃央 | Dorago Corse 10V TOKYO R&D RD10V | 14 | 19.757 |
10 | 61 | 大草 りき | KK-SⅡ・制動屋・MYST MYST KK-S2 | 14 | 38.153 |
11 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | 14 | 39.018 |
12 | 43 | 髙口 大将 | DragoCORSEスカラシップ TOKYO R&D RD10V | 14 | 39.535 |
13 | 5 | 村瀬 和也 | ミスト☆関口☆制動屋☆勝男武士 MYST KK-S2 | 14 | 1'00.252 |
14 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシング MYST KK-S2 | 14 | 1'02.216 |
---- 以上規定周回数(90% - 12Laps)完走 ---- |
- | 70 | 宇高 希 | NOAVICレプリKK-SⅡ MYST KK-S2 | 10 | 4Laps |
- | 12 | 中村 賢明 | M2 inoki KK-SⅡ MYST KK-S2 | 9 | 5Laps |
- Fastest Lap: CarNo.56 澤龍之介(TPS/KK-SⅡ・制動屋) 1'23'665 (13/14) 149.52km/h
決勝日午前、スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)坂東正明代表による定例会見が行われた。
- オートポリス戦ではピット作業が集中し混乱が見られた。今回のSUGOも作業エリアが狭い。ピット作業の安全性を向上するためのルール変更等についての考えは?
-
今の車両に合わせたピットづくりはサーキットにお願いをしている。チームには我慢を強いてきた部分はある。速度が増しているなかで、安全は最優先しなければならないと思っている。今後も環境づくりは進めていきたい。
ただ、確かにピットは混乱したが、NASCARではあの状況下で上手くやっている。この点はチームにより高いクオリティを求めたい。いかなる環境下においても日本の代表として対応できるように、GTAとしても一緒に歩んでいきたい。
- オートポリス戦では、レインとドライタイヤの選択がレース展開に大きく影響した。観客やTV視聴者から識別しやすいサイドウォールへの表示についての考えは?
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ワンメイクタイヤではないので、一律に表示をすることは難しい面もある。何であのクルマは速いのか? 何でこのタイムが出るのか? と見る側が驚くことが面白いと思っている。
お客さんに情報を伝える重要性、チームの戦略面、タイヤメーカーの意向などを考えて、検討していくが、現時点では今の形が面白いのではないかと思う。
- DTM交流戦に関する新たな情報について
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10月のDTMに参戦する3台については、車両に貼るステッカーの位置などを調整した。向こうは、事前に専有走行をした後にBOP(性能調整)を決めたいと言っている。シリーズ戦への参戦なのでそこは従うしかないと思っている。まずは参戦することの意義を尊重したい。
11月の交流戦(富士スピードウェイ)には、アウディ4台、BMW3台が来ることになった。アストンマーチンは残念ながら今回は来ない。オートバックス45周年を記念する大会となるので、各マシンに「45」という数字を貼るような方向で考えている。その他、BHオークション、ハンコック、DEKRAなどを表示することになる。
GT300スプリントカップには現時点で10台弱が手を挙げている。目標は15台なので、今後声かけをしていく。GT300も含めて全体で盛り上げるよう粛々と準備を進めていく。
- 来年の海外戦(タイ、マレーシア)について、日程やロジスティクスなどの新たな情報について
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特に目新しい情報はない。マレージア戦が7月17~18日、タイ戦がその2週間前、7月3~4日に開催する。タイからはまだ(調整事項について)回答がないが、今月末を期限としている。
- 先日お披露目された新GT500マシンに対する感想は? NSXが車両コンセプトであるミッドシップをFRにした経緯は?
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日産(GT-R)はフロントフェンダー周りに関して、ラインで製造する登録パーツとするような動きがあり、やる気を感じた。トヨタ(スープラ)は、オートサロンのときと違っていて、シェイクダウンが楽しみである。ホンダ(NSX)は、クラス1への統合の思いが伝わった。GTAを応援、協力しようという思いで造っていただいたと思っている。感謝している。3メーカーがガチンコ勝負できる状況になったことの意味は大きいと思っている。
- セーフティカー(SC)導入によりレースが寸断されている。フルコースイエロー(FCY)や複数SCなど新たな方法で対応できないか?
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FCYの導入は考えている。各マシンの位置把握にはGPSの活用もあるが、各サーキットの設備の違いもあるので、今後環境を整えたい。ただ、スーパーGTレースだけの施設となるとサーキットも常設にするのは難しいだろう。複数SCの導入はロングコースではメリットがあるが、国内のサーキットではどうかと感じている。
現在の1回止めて並び換えは安全性を考慮したものだが、あまり回数が多いと考えなければならない。今後の課題と思っている。
- F3がスーパーフォーミュラライツとなる。FIA-F4との関係をどう考えるか?
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フォーミュラのことはその道の人に聞いてほしいが(笑)、カートから上がるドライバーの受け皿としてFIA-F4をやることにした経緯がある。その上のフォーミュラカテゴリーは、日本やアジアの環境を考えて、スーパーフォミュラに繋げるようFIAと話し合いを進めるべきと思っている。営利だけではなくドライバーの育成を考えるべきである。GTAとしては、F4からGT300への道は用意している。
まとめ&Photo: Shigeru KITAMICHI
スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は22日、鈴鹿サーキット西コースで公式予選を行い、澤龍之介(TPS/KK-SⅡ・制動屋)が1分23秒669で今シーズン4度目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午前9時40分より曇り空の下、15分間で行われた。
予選はポイントリーダーの澤龍之介(TPS/KK-SⅡ・制動屋)と同2位・岩佐歩夢(Rn-sports制動屋DプロKK-S)のシーソーゲームとなった。
予選は岩佐がトップタイムで始まったが、3周目には澤が1分24秒819を出し澤を逆転しトップ。
澤は5周目にはタイムを1分23秒864まで縮めたが、6周目には岩佐が23秒796で再びトップに立つ。
8周目には澤が1分28秒までタイムアップし再びトップに立つと、9周目には23秒669まで縮め岩佐を突き放しポールポジションを決めた。
第4戦は、第3戦結果のリバースグリッドで行われたため予選はなし。澤は今シーズンすべての予選でポールポジションを獲得したことになる。
岩佐は1分23秒783でわずか0秒114秒及ばず2位。3位には荒川鱗(Drago CORSE 10V)が付けた。
4位に入山翔(giddy up KKSⅡ yamasyo)、5位には大草りき(KK-SⅡ・制動屋・MYST)、6位にHIROSHI OHTA(ミスト・セキグチ・制動屋)が続いている。
決勝は午後1時50分より14周で行われる。澤は8位以上に入ればポイント2位の岩佐、入山の結果いかんに関わらず今シーズンのチャンピオンが決定する。午後の予報は雨。波乱含みの展開になるかも知れない。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
9月22日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われたFIA-F4第12戦の決勝は、予選2番手からスタートした#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)が昨日に続いて盤石の走りでトップを快走し、今季9勝目を挙げた。
第12戦決勝は午前8時55分より17周で行われた。心配された天気は曇りで、スタート前には薄日が射すこともあるほど。完全なドライ路面での戦いとなった。
昨日の第11戦ではスタートでホイールスピンをさせてしまい、佐藤の先行を許してしまったポールポジションの#5三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)だったが、今回は会心のスタートを切ることに成功した。しかしそれでも佐藤を押さえることはできず、2位に後退して1コーナーを立ち上がる。
トップに立った佐藤はその後も安定したペースで周回を重ね、6周目から入ったセーフィティーカーラン、12周目のリスタートも無難にこなして今季通算9勝目を獲得した。
2位は三宅。3位には#37平良響(FTRSスカラシップF4)が入った。チームメイトの#36野中誠太(FTRSスカラシップF4)とのバトルを制し、久々の表彰台となった平良だが、トップ2のペースに対抗できなかった悔しさの方が大きかったようだ。
インディペンデントカップは予選トップの#30DRAGON(TEAM DRAGON F4)が優勝。昨年の菅生で優勝した#4佐々木祐一(Sendai DayDream F110)に終盤迫られる場面もあったが、最後まで押さえきって今季3勝目を獲得した。
また前日の第11戦で優勝した#3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)がこのレースで3位に入ったため、2019年のインディペンデントカップは佐藤がタイトルを獲得することになった。
次戦の舞台は栃木県のツインリンクもてぎ。11月2-3日開催だ。
- 第12戦優勝 #7佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
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いつも通りのレースをして。スタートも完璧に決まったんで。ペースが良いことも分かっていたので、いつも通り落ち着いて、1位でゴールすることができました。タイヤも全然大丈夫でした。もてぎでは11勝を目指して頑張ります。
- 第12戦決勝2位 #5三宅淳詞(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
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個人的にはスタートはすごく決まったなあと思ったんですけど、それ以上に佐藤選手が決まってたような感じで。レースペースも全然良くなかったので、もしスタートが決まっててもダメだったかもしれません。昨日の反省で、リヤが踏ん張る方向にセッティングを変えたんですけど、今日のコンディションが良かったので曲がらなくなっちゃって。乗り方もあるかもしれませんけど。今日は完敗ですね。最近表彰台にに乗れてるし、予選1位も取れてるので、もてぎでは決勝で1位を取りたいです。
- 第12戦決勝3位 #37平良響(TOM'S SPILIT)
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無理。(佐藤)蓮が速すぎて。僕が全然乗れてなくて、メンタル的に守りに入ったかな、という感じでちっちゃい走りをしてしまったのでこういう結果になってしまいました。(野中選手とのバトルは)ミラーで後ろをしっかり見ながら、向こうの速いところ、こっちの速いところを考えて、押さえるところは押さえて、行くところは行きました。そこら辺の駆け引きはうまくいきましたが、途中から前が逃げちゃったことで守りに入っちゃいました。自分の弱いところもあったと思います。今回の結果を踏まえて、次のもてぎでは大きく構えていけるようにしたいです。
- 第12戦インディペンデントカップ優勝 #30DRAGON(B-MAX ENGINEERING)
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昨日の予選でミスがありまして、それで沈んじゃいましたが、決勝のペースは自信があったので、前に出られれば勝てると思っていました。1周目は混乱するんで気をつけてたんですが、自分の不注意で接触してしまいました。セルゲイ選手はそのまま行けたんで幸いだったんですが、僕は最後尾まで落ちましたが、追い上げてポイント圏内まで行けたんでそれはそれで良かったかなと。今日の朝は気持ちを切り替えて。ポールスタートだったんで、第1戦と同じように1周目だけ気をつけてればいけると。ただSC以降はタイヤが消耗してペースが苦しく、佐々木選手に最終コーナーで詰められましたが、一生懸命押さえました。チャンピオンはセルゲイ選手に取られちゃったんで、残り2戦全部勝つつもりで頑張ります。
- 2019インディペンデントカップチャンピオン #3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)
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今日は5位以内に入ればチャンピオン決定だと分かっていましたが、やっぱり表彰台に上がってチャンピオンを祝いたいと思っていました。今シーズンは開幕前に岡山国際サーキットで特訓をやり、その成果もあって開幕戦から表彰台に上がることができました。そうやってスムーズにシーズンを始められたのがまずは良かったのだと思います。安定感とリタイヤしないこと、ぶつけないことが大事だとシーズンを通して考えてきましたが、第4戦の富士でペナルティを受けたのと、第7戦の富士で4位に終わったの以外は全て表彰台に上がっているので、それができて良かったです。チャンピオンは取りましたが次のもてぎでも気を緩めずにポールポジションをとって勝つことを目標に頑張ります。来シーズンもF4に出ようと思っています。2年目のインディペンデントカップがこうやって盛り上がっているのを全国のジェントルマンドライバーが見ていると思います。腕に覚えのある方は是非参戦して僕に挑戦していただきたいと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
鈴鹿クラブマンレース第5戦 -RIJ- (2019/09/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2019 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 5 鈴鹿サーキット(西コース) 3.475km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 56 | 澤 龍之介 | TPS/KK-SⅡ・制動屋 MYST KK-S2 | 1'23.669 | - | - | 149.518 |
2 | 11 | 岩佐 歩夢 | Rn-sports制動屋DプロKK-S MYST KK-S2 | 1'23.783 | 0.114 | 0.114 | 149.314 |
3 | 77 | 荒川 鱗 | Drago CORSE 10V TOKYO R&D RD10V | 1'24.236 | 0.567 | 0.453 | 148.511 |
4 | 22 | 入山 翔 | giddy up KKSⅡ yamasyo MYST KK-S2 | 1'24.338 | 0.669 | 0.102 | 148.332 |
5 | 61 | 大草 りき | KK-SⅡ・制動屋・MYST MYST KK-S2 | 1'24.442 | 0.773 | 0.104 | 148.149 |
6 | 21 | HIROSHI OHTA | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 1'24.456 | 0.787 | 0.014 | 148.124 |
7 | 34 | 下野 璃央 | Dorago Corse 10V TOKYO R&D RD10V | 1'24.561 | 0.892 | 0.105 | 147.941 |
8 | 59 | 元嶋 成弥 | KKS-2 MYST KK-S2 | 1'24.589 | 0.920 | 0.028 | 147.892 |
9 | 18 | 西村 和真 | Bitcoin悟19J WEST 19J | 1'24.747 | 1.078 | 0.158 | 147.616 |
10 | 50 | 梅田 剛 | Ume Racing&スキルスピード10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'24.748 | 1.079 | 0.001 | 147.614 |
11 | 12 | 中村 賢明 | M2 inoki KK-SⅡ MYST KK-S2 | 1'24.952 | 1.283 | 0.204 | 147.260 |
12 | 9 | 上吹越 哲也 | FTK・レヴレーシング MYST KK-S2 | 1'25.644 | 1.975 | 0.692 | 146.070 |
13 | 70 | 宇高 希 | NOAVICレプリKK-SⅡ MYST KK-S2 | 1'25.807 | 2.138 | 0.163 | 145.792 |
14 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ MYST KK-S2 | 1'25.831 | 2.162 | 0.024 | 145.752 |
15 | 43 | 髙口 大将 | DragoCORSEスカラシップ TOKYO R&D RD10V | 1'26.101 | 2.432 | 0.270 | 145.294 |
16 | 5 | 村瀬 和也 | ミスト☆関口☆制動屋☆勝男武士 MYST KK-S2 | 1'26.885 | 3.216 | 0.784 | 143.983 |
---- 以上基準タイム(130% - 1'50.000)予選通過 ---- |
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/22) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
1 | 7 | | | 佐藤 蓮 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 17 | 27'26.887 |
2 | 5 | | | 三宅 淳詞 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 17 | 2.476 |
3 | 37 | | | 平良 響 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPILIT | 17 | 4.453 |
4 | 36 | | | 野中 誠太 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPILIT | 17 | 5.005 |
5 | 24 | | | 平木 玲次 | Media DoADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 17 | 5.027 |
6 | 63 | | | 川合 孝汰 | DENSOルボ一セIPG F4 Le Beausset Motorsports | 17 | 5.818 |
7 | 60 | | | 菅波 冬悟 | OTG DL F110 OTG MOTOR SPORTS | 17 | 7.532 |
8 | 80 | | | 大竹 将光 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 17 | 11.591 |
9 | 8 | | | 小山 美姫 | #USLETE Honda Racing Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 17 | 11.880 |
10 | 77 | | | 小川 颯太 | WARMTECH Skill Speed Skill Speed | 17 | 12.301 |
11 | 14 | | | 桜井 孝太郎 | ZAP SPEEDスカラシップ ザップスピード | 17 | 12.770 |
12 | 97 | | | 石坂 瑞基 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 17 | 13.105 |
13 | 9 | | | 塩津 佑介 | ATEAM Buzz Racing ATEAM Buzz Motorsports | 17 | 14.542 |
14 | 39 | | | 岡本 大地 | SACCESS RACING F4 サクセスレーシング | 17 | 15.007 |
15 | 25 | | | 堀尾 風允 | SAMURAIサポーターズF4 TEAM SAMURAI | 17 | 18.263 |
16 | 73 | | | 塙 瞬佑 | カローラ新茨城レオンキッズレーシング C.S.I-REON KIDS RACING | 17 | 21.653 |
17 | 30 | IC | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON F4 B-MAX ENGINEERING | 17 | 24.338 |
18 | 4 | IC | 2 | 佐々木 祐一 | Sendai DayDream F110 DAYDREAM RACING | 17 | 25.974 |
19 | 3 | IC | 3 | 佐藤 セルゲイビッチ | 結婚の学校フィールドモータースポーツ FIELD MOTORSPORTS | 17 | 26.131 |
20 | 28 | IC | 4 | 齋藤 真紀雄 | CS Marketing ES アキランドレーシング | 17 | 32.116 |
21 | 10 | IC | 5 | 堀田 誠 | アドヴィックスムータレーシング Rn-sports | 17 | 32.640 |
22 | 86 | IC | 6 | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ザップスピード | 17 | 35.767 |
23 | 20 | | | 木村 偉織 | Silver Star Racing Silver Star Racing | 17 | 40.992 |
24 | 71 | IC | 7 | 大山 正芳 | ダイワN通商/NAGISA AUTO NAGISA AUTO MOTOR SPORTS | 17 | 45.671 |
25 | 27 | IC | 8 | SYUJI | B-MAX ENGINEERING F4 B-MAX ENGINEERING | 17 | 46.919 |
26 | 43 | IC | 9 | 吉田 基良 | ZAP SPEED F110 ザップスピード | 17 | 48.834 |
27 | *6 | | | 太田 格之進 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 17 | 51.083 |
28 | 2 | IC | 10 | 仲尾 恵史 | TCS Racing Team TEAM RIGHT WAY | 17 | 52.229 |
29 | 23 | IC | 11 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 17 | 54.785 |
30 | 62 | | | 神 晴也 | DENSOルボ一セJPM F4 Le Beausset Motorsports | 17 | 56,771 |
31 | *16 | | | 渡辺 大祐 | Media DoADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 17 | 56.980 |
32 | *98 | IC | 12 | IKARI | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 17 | 1'27.390 |
---- 以上規定周回数(90% - 15Laps)完走 ---- |
- | 15 | | | 塚田 海斗 | Media DoADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 3Laps |
- | 88 | IC | - | 重森 芳文 | TCS Racing Team TEAM RIGHT WAY | 6 | 11Laps |
- | *11 | | | 植田 正幸 | Rn-sports SEIDO-YA Rn-sports | 4 | 13Laps |
- Fastest Lap: CarNo.7 佐藤連 1'24.122 (6/17) 158.524km/h
- CarNo.11は、2019FIA-F4 SpR.第15条1.1)(危険なドライブ行為/衝突)により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアに付き留保した。
- CarNo.16は、2019FIA-F4 SpR.30条6(フォーメーションラップ手順)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.6は、2019FIA-F4 SpR.第15条1.1)(危険なドライブ行為/衝突)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo.98は、国際モータースポーツ競技規則付則H項2.10.11(SC中のスピン)違反により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
FIA-F4選手権第11戦の決勝が9月21日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)が今季通算8勝目を挙げ、最終戦を待たずして早々とシリーズチャンピオンを決めてみせた。
第11戦決勝は12時50分より17周で行われた。スタート時の天候は曇り、路面はドライ。レース終盤にはコースの一部で小雨が降っていたと上位入賞したドライバーはコメントしているが、終始スリックタイヤでの戦いとなった。
予選2番手からスタートした佐藤はポールポジションの#5三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)との先陣争いに競り勝ち、トップで1コーナーへ。前回のオートポリスではスタート時にエンジン回転を落としすぎて失速したと語った三宅だったが、今回はホイールスピンをさせてしまって佐藤の先行を許してしまった。僅差で佐藤を追う三宅だったが、オーバーテイクのチャンスはなかなか巡ってこない。
その後方では3位を走行していた#6太田格之進(SRS/コチラレーシング)にジャンプスタートの裁定が下り、ドライビングスルーペナルティを課せられて大きく後退することに。
代わって3位に浮上した#20木村偉織(Silver Star Racing)の背後には#24平木玲次(Media DoADVICS影山F110)、#63川合孝汰(DENSOルボ一セIPG F4)が迫る。
そして9周目。
平木のスリップストリームにうまく潜り込んだ川合がホームストレートで平木に並びかけ、続く1コーナーでは一気に木村をも攻め落として3位に浮上するが、その直後に2コーナー立ち上がりでコントロールを乱した木村が平木に接触するアクシデントが発生。この影響で木村がコース脇にストップしてしまったためにセーフティーカーが導入されることになった。
レースは14周目に追い越し可能となったが、このリスタートでも佐藤は後続を引き離して1コーナーに飛び込み、後続に全く付け入る隙を与えずに17周を走りきって今季8勝目を挙げる。
同時に、第10戦終了時点でランキング2位にいた太田が結局18位に終わり、同3位の#60菅波冬悟(OTG DL F110)も6位に終わったため、佐藤は今季3レースを残して2019年のシリーズチャンピオンを獲得した。
またインディペンデントカップは予選トップからスタートした#3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)が今季4勝目を達成。前戦オートポリスで「上位の脱落の結果ではなく、予選から前にいて逃げ切りたい」と語った通りのレース展開を実現してみせた。
次戦第12戦決勝は明日午前8時55分より17周で行われる。
- 第11戦優勝 #7佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
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スタート決まって、あとは自分のレースをするだけでした。完璧でした。ロングのペースが良いのはわかってたんで、あとは自分の走りをしてチャンピオンを決めようと思って。SCはちょっとやだなと思ったんですが、SC明けも落ち着いて走れたんで良かったです。チャンピオンは勝ってる結果でついてきたって感じで、あまり実感はないんですけど、ここで去年の雪辱を果たすことができて、チャンピオンもここで決めることができたんで、本当に嬉しいです。
- 第11戦決勝2位 #5三宅淳詞(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
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オートポリスと一緒のような感じですかね。スタートで抜かれて前に行けないような。今回はオートポリスと逆に後輪が空転してしまって、全く前に進まないような感じでしたね。スタートがうまくいかないですね最近は。SC明けはついていけてたんですけど、序盤のペースが良くなかったんで、そこは原因を追求しないとですね。やっぱりダウンフォースとかもあるんで、前にいないと思うように走れませんね。悔しいです。明日もポールですけど、もしかしたら雨でSCスタートになるかもしれないんで、ちゃんとスタートできるように頑張ります。
- 第11戦決勝3位 #63川合孝汰(Le Beausset Motorsports)
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スタートはまあ普通でした。周りもミスしてなかったんでそのまんま。そのあと1コーナーやヘアピンで絡んでるドライバーがいたんでそこで前に行けて。3番手の太田選手がいなくなってからは、前の平木選手のペースが良くてきつかったんですけど、木村選手に追いついてからはなんとかついていけました。SPコーナーで木村さんがミスしたところで「このチャンスしかない」と思って、で最終コーナーからうまく合わせて抜きに行きました。木村選手までは届かないかな、と思ったんですけど、僕の姿をミラーに映せていたこともあり、木村選手が少しミスをしたので、抜くことができました。そのあとクラッシュしたのはわかりませんでしたけど。SCが入ったのもオートポリスと同じ展開だったので、今度こそ抜きたかったんですけど、やはり前の二人のペースが安定して速かったのと、少し雨が降ってきたのとで、あまり無理はできなかった感じですね。でも予選順位を考えたら良い結果だったと思います。明日の予報が雨っぽいんですけど、雨はドライより自信があるんで。6番手からのスタートですけどスタートで抜かれないこと、無理しないことを心がけて、前のミスを誘っていけば前半のうちにチャンスがあるかなと思います。
- 第11戦インディペンデントカップ優勝 #3佐藤セルゲイビッチ(結婚の学校フィールドモータースポーツ)
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ここは予選ありきかなあと思ってましたんで、予選は結構頑張って、無理して、やってみたら、その無理が「壁を超えた」みたいな感じになって、レースペースも良くなりました。FIA-F4自体、今年ルーキーですから、クルマの動かし方もレースをするたびにだんだん分かってきました。それがこの菅生の中高速コースで結果に出てきたのかなと思います。まだまだ速くなれそうですね。明日は予選順位が良くないので、確実に表彰台を狙っていきます。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
2019オートバックススーパーGT第7戦「SUGO GT 300kmレース」の公式予選が9月21日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われ、GT500クラスは従来のコースレコード1分10秒248を大幅に上回る1分9秒676を叩き出した#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)が前戦オートポリスに続いて2戦連続のポールポジションを獲得。GT300クラスも#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分16秒834のコースレコードを樹立して今季初ポールを手にしている。
公式予選は午後2時よりノックアウト方式で行われた。天候は曇り。終始ドライコンディションでの走行となった。
■Q1
GT500クラスは、朝の公式練習で好調だったNSX勢に、レクサス勢が絡む形で進んだ。若干路面温度が低く、各マシン念入りにウォームアップ走行をした後アタックに入った。
最初に1分10秒台に入れたのは#8伊沢拓也(ARTA NSX-GT)(1分10秒845)。これを皮切りに、各車続々と10秒台を叩き出し#8伊沢のタイムを塗り替えていく。
そのなかで、他を引き離すタイムを記録したのは、レクサスのなかで比較的ウエイトハンデの軽い#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)。2位をコンマ3秒離す1分10秒281でQ1トップタイムを確定した。これに、唯一ダンロップタイヤを履く#64牧野任祐(Modulo Epson NSX-GT)、#17ベルトラン・バゲット(KEIHIN NSX-GT)、#37平川亮(KeePer TOM'S LC500)が続いた。
今シーズン、ポールポジション獲得率5割を誇る#23MOTUL AUTECH GT-Rは名手、松田次生を持ってしても10位がやっと。GT-R勢でQ2進出を果たしたのは#3平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)の1台のみ。Q2進出マシン8台の内訳は、レクサス4台、NSX3台、GT-R1台だった。
GT300クラスは今回、参加28台を二つのグループに分け、各組の上位8台ずつが次のQ2に駒を進めるという予選方式でQ1を行なった。これはコース全長の短いSUGOのレイアウトを考慮したもので、今季は第1戦岡山でも同様の予選方式がとられている。
A組の走行では#720アレックス・パロウ(McLaren 720S)がコースインから3周目に1分18秒124を記録してトップタイム。#55高木真一(ARTA NSX GT3)が1分18秒341で2番手に続き、#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分18秒487で3番手。今季序盤から苦戦の続いていた#30織戸学(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)も1分19秒159の8番手で初めてQ2進出を果たした。
B組は4周目に1分18秒181を記録した#34大津弘樹(Modulo KENWOOD NSX GT3)がトップタイム。#4谷口信輝(グッドスマイル 初音ミクAMG)が1分18秒357で2番手につけ、#25佐藤公哉(HOPPY 86 MC)が1分18秒404で3番手。#31嵯峨宏紀(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)もB組8番手となる1分18秒788を記録して、30号車に続いてQ2進出を果たしている。
一方、今季2勝を挙げている#96新田守男(K-tunes RC F GT3)は終了間際まで懸命のアタックを続けたが、あと一歩及ばず9番手で予選を終えている。
■Q2
GT500クラスは、いきなりのレコードラッシュに沸いた。
最初のアタックで#1山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)がコースレコードを更新する1分10秒151を叩き出し観客の喝さいを浴びる。しかし、その直後に#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)が他を圧倒する1分9秒676をマーク。いきなりの9秒台にその後のアタックは霞んでしまうほどだった。
結局、この2台のNSXが最初のアタックでフロントローを決め、終盤タイムアップを果たしたトムスチームの2台、#36関口雄飛(au TOM'S LC500)、#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)がセカンドローに並ぶことになった。
GT300クラスも計測3周目で#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分16秒834を叩き出し、Q1のベストタイムを1秒以上上回っただけでなく、従来のコースレコードをコンマ6秒以上更新し、周囲を驚かせた。前戦オートポリスではトラブルによりわずか8周でレースを終えたR&D SPORTだが、今回こそは雪辱を果たさんと、チーム、ドライバー、タイヤメーカーが一丸となって開発に取り組んだという。
#55福住仁嶺(ARTA NSX GT3)も1分17秒189と従来のレコードを上回ったが、山内にはコンマ3秒も水を開けられ、予選2番手に。今季3度のポール獲得を誇る#25松井孝允(HOPPY 86 MC)も1分17秒517と山内に大きく引き離されての3番手という結果に終わっている。
第7戦決勝は明日の午後2時より81周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- GT500クラス 塚越広大(#17KEIHIN NSX-GT)
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8月に行われた(SUGOでの)公開練習、オートポリスでも調子は良かったので、良い雰囲気を保ったまま走行することができました。いくつかのセットアップを試しながら、Q2に向けどうするかをバゲット選手のアドバイスを聞きながら決めました。
明日は天気が悪いようですので、ポールポジションからのスタートは良いと思います。前回勝ちたかったレースでもう少しだったので、今回の菅生でその分を取り返したいと思います。
(レコードタイムの要因は)来年から新しいマシンになりますが、クルマのセットアップはかなり煮詰まっていますし、Q1より気温も下がって条件も揃ったと思います。GT300クラスの山内選手がめっちゃ速いタイムを出してたので、軽く1秒くらいは上げてきてね、というような雰囲気を感じながらアタックしました(笑)。
- GT500クラス ベルトラン・バゲット(#17KEIHIN NSX-GT)
-
素晴らしい一日になりました。朝のフリープラクティスではアンダーステア気味でしたが、セッティングを変えてベストタイムを出すことができました。予選Q1でも少しセッティングを変えて良いタイムを出すことができました。Q2はチームメイトがクレイジーなタイムを刻んでくれました。明日も結果を出すために頑張りたいと思います。
(路面温度が低かった影響は)少しエンジンパワーやグリップが上がったかなとは思いましたが、正直、クルマの中にいる限りは大きな変化を感じることはありませんでした。
- GT300クラス 井口卓人(#61SUBARU BRZ R&D SPORT)
-
前戦オートポリスの結果がショックすぎて(7周リタイア)、今回はポールになってどういう感情でここに居たらいいんだろうと思っています(笑)。山内選手の頑張りしかないな、と思っていますし、Q1からQ2に向けてのチームの判断と山内選手の走りが素晴らしかったです。良いドライバーと組めて幸せだと思っています。
持ち込んだタイヤはコンディションに凄く合っていたと思います。ただ、その割に練習走行のタイムが悪かったので、十分暖まっていなかったのかなと思い、(その結果を)Q2に繋ぐことができました。
- GT300クラス 山内英輝(#61SUBARU BRZ R&D SPORT)
-
(井口選手に)幸せだと言ってもらって世界一幸せな山内です(笑)。オートポリスでは井口選手の地元なのに、残念な結果で終わってしまいましたが、そのとき来てくれた皆さんの後押しもあったのかなと思うくらい良いアタックができました。Q1からQ2に向けて井口選手のコメントが効いたと思っています。この流れで良いレースができるよう、皆で話し合って頑張りたいと思います。
(路面温度の低さは)井口選手から引き継いで、暖まりにくい方のタイヤを先に着けていたので、影響はありませんでした。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
■GT500 Class
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/24) Knock Out Qualify Weather: Course:
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
1 | 17 | 塚越 広大 ベルトラン・バゲット | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 26 | 1'10.535 | 1'09.676 |
2 | 1 | 山本 尚貴 ジェンソン・バトン | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 29 | 1'10.623 | 1'10.151 |
3 | 36 | 中嶋 一貴 関口 雄飛 | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 25 | 1'10.281 | 1'10.163 |
4 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 55 | 1'10.568 | 1'10.690 |
5 | 19 | 国本 雄資 坪井 翔 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 24 | 1'10.650 | 1'10.717 |
6 | 64 | ナレイン・カーティケヤン 牧野 任祐 | Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 9 | 1'10.508 | 1'10.799 |
7 | 3 | 平手 晃平 フレデリック・マコヴィッキィ | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 16 | 1'10.581 | 1'11.026 |
8 | 6 | 大嶋 和也 山下 健太 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 65 | 1'10.638 | 1'11.303 |
9 | 8 | 野尻 智紀 伊沢 拓也 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 31 | 1'10.845 | |
10 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 39 | 1'10.881 | |
11 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 39 | 1'10.999 | |
12 | 24 | 高星 明誠 ヤン・マーデンボロー | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 16 | 1'11.117 | |
13 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | 8 | 1'11.208 | |
14 | 12 | 佐々木 大樹 ジェームス・ロシター | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 18 | 1'11.426 | |
15 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 40 | 1'11.894 | |
■GT300 Class
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/24) Knock Out Qualify Weather: Course:
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Wh | Q1 | Q2 |
1 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 17 | 1'18.487 | 1'16.834 |
2 | 55 | 高木 真一 福住 仁嶺 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 | BS | 42 | 1'18.341 | 1'17.189 |
3 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 17 | 1'18.404 | 1'17.517 |
4 | 56 | 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ | リアライズ日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 35 | 1'18.655 | 1'17.561 |
5 | 7 | 藤井 誠暢 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | YH | | 1'18.730 | 1'17.767 |
6 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミクAMG Mercedes-AMG GT3 | YH | 27 | 1'18.357 | 1'17.828 |
7 | 33 | ショウン・トン 道見 ショーン 真也 | エヴァRT初号機X Works GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 9 | 1'18.864 | 1'18.005 |
8 | 10 | 星野 一樹 石川 京侍 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 1'18.830 | 1'18.306 |
9 | 34 | 道上 龍 大津 弘樹 | Modulo KENWOOD NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | 19 | 1'18.181 | 1'18.430 |
10 | 720 | 荒 聖治 アレックス・パロウ | McLaren 720S McLaren 720S GT3 | YH | 30 | 1'18.124 | 1'18.481 |
11 | 360 | 青木 孝行 柴田 優作 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'18.757 | 1'18.494 |
12 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | | 1'18.788 | 1'18.563 |
13 | 65 | 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 | LEON PYRAMID AMG Mercedes-AMG GT3 | BS | 24 | 1'18.944 | 1'18.596 |
14 | 60 | 吉本 大樹 宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 25 | 1'18.678 | 1'18.932 |
15 | 35 | ナタポン・ホートンカム ショーン・ウォーキンショー | arto RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 1'18.563 | 1'19.708 |
16 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | | 1'19.159 | 1'20.904 |
17 | 11 | 平中 克幸 安田 裕信 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 28 | 1'19.209 | |
18 | 96 | 新田 守男 阪口 晴南 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | 36 | 1'18.991 | |
19 | 87 | 高橋 翼 アンドレ・クート | T-DASHランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 29 | 1'19.446 | |
20 | 18 | 小林 崇志 松浦 孝亮 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | 12 | 1'19.023 | |
21 | 9 | 横溝 直輝 峰尾 恭輔 | PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE Porsche 911 GT3 R | YH | | 1'19.586 | |
22 | 21 | リチャード・ライアン 富田 竜一郎 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS GT3 | YH | 6 | 1'19.108 |
|
23 | 5 | 坂口 夏月 平木 湧也 | ADVICSマッハ車検MC86マッハ号 TOYOTA 86 MC | YH | 30 | 1'19.587 | |
24 | 52 | 脇阪 薫一 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 25 | 1'19.173 | |
25 | 48 | 田中 勝輝 飯田 太陽 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'20.194 | |
26 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 37 | 1'19.180 | |
27 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'20.264 | |
28 | 50 | 加納 政樹 山下 亮生 | ARNAGE AMG GT3 Mercedes-AMG GT3 | YH | | 1'20.452 | |
■GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/21) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 17 | 塚越 広大
| KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 26 | 1'09.676 | - | - | 191.390 |
2 | 1 | 山本 尚貴
| RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 29 | 1'10.151 | 0.475 | 0.475 | 190.095 |
3 | 36 | 関口 雄飛
| au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 25 | 1'10.163 | 0.487 | 0.012 | 190.062 |
4 | 37 | ニック・キャシディ
| KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 55 | 1'10.690 | 1.014 | 0.527 | 188.645 |
5 | 19 | 国本 雄資
| WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 24 | 1'10.717 | 1.041 | 0.027 | 188.573 |
6 | 64 | ナレイン・カーティケヤン
| Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 9 | 1'10.799 | 1.123 | 0.082 | 188.355 |
7 | 3 | フレデリック・マコヴィッキィ
| CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 16 | 1'11.026 | 1.350 | 0.227 | 187.753 |
8 | 6 | 大嶋 和也
| WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 65 | 1'11.303 | 1.627 | 0.277 | 187.023 |
■GT300クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/21) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 61 | 山内 英輝
| SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 17 | 1'16.834 | - | - | 173.560 |
2 | 55 | 福住 仁嶺
| ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 | BS | 42 | 1'17.189 | 0.355 | 0.355 | 172.762 |
3 | 25 | 松井 孝允
| HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 17 | 1'17.517 | 0.683 | 0.328 | 172.031 |
4 | 56 | 平峰 一貴
| リアライズ日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 35 | 1'17.561 | 0.727 | 0.044 | 171.933 |
5 | 7 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
| D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | YH | | 1'17.767 | 0.933 | 0.206 | 171.478 |
6 | 4 | 片岡 龍也
| グッドスマイル 初音ミクAMG Mercedes-AMG GT3 | YH | 27 | 1'17.828 | 0.994 | 0.061 | 171.343 |
7 | 33 | 道見 ショーン 真也
| エヴァRT初号機X Works GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 9 | 1'18.005 | 1.171 | 0.177 | 170.955 |
8 | 10 | 石川 京侍
| GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 1'18.306 | 1.472 | 0.301 | 170.298 |
9 | 34 | 道上 龍
| Modulo KENWOOD NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | 19 | 1'18.430 | 1.596 | 0.124 | 170.028 |
10 | 720 | 荒 聖治
| McLaren 720S McLaren 720S GT3 | YH | 30 | 1'18.481 | 1.647 | 0.051 | 169.918 |
11 | 360 | 青木 孝行
| RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'18.494 | 1.660 | 0.013 | 169.890 |
12 | 31 | 中山 友貴
| TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | | 1'18.563 | 1.729 | 0.069 | 169.740 |
13 | 65 | 菅波 冬悟
| LEON PYRAMID AMG Mercedes-AMG GT3 | BS | 24 | 1'18.596 | 1.762 | 0.033 | 169.669 |
14 | 60 | 吉本 大樹
| SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 25 | 1'18.932 | 2.098 | 0.336 | 168.947 |
15 | 35 | ナタポン・ホートンカム
| arto RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 1'19.708 | 2.874 | 0.776 | 167.302 |
16 | 30 | 永井 宏明
| TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | | 1'20.904 | 4.070 | 1.196 | 164.829 |
■GT500クラス
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/21) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT500 class スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | 中嶋 一貴
| au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 25 | 1'10.281 | - | - | 189.743 |
2 | 64 | 牧野 任祐
| Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 9 | 1'10.508 | 0.227 | 0.227 | 189.132 |
3 | 17 | ベルトラン・バゲット
| KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 26 | 1'10.535 | 0.254 | 0.027 | 189.060 |
4 | 37 | 平川 亮
| KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 55 | 1'10.568 | 0.287 | 0.033 | 188.971 |
5 | 3 | 平手 晃平
| CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 16 | 1'10.581 | 0.300 | 0.013 | 188.936 |
6 | 1 | ジェンソン・バトン
| RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 29 | 1'10.623 | 0.342 | 0.042 | 188.824 |
7 | 6 | 山下 健太
| WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 65 | 1'10.638 | 0.357 | 0.015 | 188.784 |
8 | 19 | 坪井 翔
| WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 24 | 1'10.650 | 0.369 | 0.012 | 188.752 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 8 | 伊沢 拓也
| ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 31 | 1'10.845 | 0.564 | 0.195 | 188.232 |
10 | 23 | 松田 次生
| MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 39 | 1'10.881 | 0.600 | 0.036 | 188.137 |
11 | 38 | 石浦 宏明
| ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 39 | 1'10.999 | 0.718 | 0.118 | 187.824 |
12 | 24 | ヤン・マーデンボロー
| リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 16 | 1'11.117 | 0.836 | 0.118 | 187.512 |
13 | 16 | 武藤 英紀
| MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | 8 | 1'11.208 | 0.927 | 0.091 | 187.273 |
14 | 12 | ジェームス・ロシター
| カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 18 | 1'11.426 | 1.145 | 0.218 | 186.701 |
15 | 39 | ヘイッキ・コバライネン
| DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 40 | 1'11.894 | 1.613 | 0.468 | 185.486 |
■GT300クラスAグループ
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/21) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 720 | アレックス・パロウ
| McLaren 720S McLaren 720S GT3 | YH | 30 | 1'18.124 | - | - | 170.694 |
2 | 55 | 高木 真一
| ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 | BS | 42 | 1'18.341 | 0.217 | 0.217 | 170.221 |
3 | 61 | 井口 卓人
| SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | 17 | 1'18.487 | 0.363 | 0.146 | 169.905 |
4 | 56 | サッシャ・フェネストラズ
| リアライズ日産自動車大学校 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 35 | 1'18.655 | 0.531 | 0.168 | 169.542 |
5 | 10 | 星野 一樹
| GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 22 | 1'18.830 | 0.706 | 0.175 | 169.166 |
6 | 33 | ショウン・トン
| エヴァRT初号機X Works GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 9 | 1'18.864 | 0.740 | 0.034 | 169.093 |
7 | 65 | 蒲生 尚弥
| LEON PYRAMID AMG Mercedes-AMG GT3 | BS | 24 | 1'18.944 | 0.820 | 0.080 | 168.921 |
8 | 30 | 織戸 学
| TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | | 1'19.159 | 1.035 | 0.215 | 168.462 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 11 | 安田 裕信
| GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | 28 | 1'19.209 | 1.085 | 0.050 | 168.356 |
10 | 87 | アンドレ・クート
| T-DASHランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 29 | 1'19.446 | 1.322 | 0.237 | 167.854 |
11 | 9 | 峰尾 恭輔
| PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE Porsche 911 GT3 R | YH | | 1'19.586 | 1.462 | 0.140 | 167.559 |
12 | 5 | 坂口 夏月
| ADVICSマッハ車検MC86マッハ号 TOYOTA 86 MC | YH | 30 | 1'19.587 | 1.463 | 0.001 | 167.557 |
13 | 48 | 田中 勝輝
| 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'20.194 | 2.070 | 0.607 | 166.288 |
14 | 2 | 加藤 寛規
| シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 1'20.264 | 2.140 | 0.070 | 166.143 |
■GT300クラスBグループ
SUGO GT 300km RACE -RIJ- (2019/09/21) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 7 GT300 class スポーツランドSUGO 3.704256km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 34 | 大津 弘樹
| Modulo KENWOOD NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | 19 | 1'18.181 | - | - | 170.570 |
2 | 4 | 谷口 信輝
| グッドスマイル 初音ミクAMG Mercedes-AMG GT3 | YH | 27 | 1'18.357 | 0.176 | 0.176 | 170.187 |
3 | 25 | 佐藤 公哉
| HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 17 | 1'18.404 | 0.223 | 0.047 | 170.085 |
4 | 35 | ショーン・ウォーキンショー
| arto RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 1'18.563 | 0.382 | 0.159 | 169.740 |
5 | 60 | 宮田 莉朋
| SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 25 | 1'18.678 | 0.497 | 0.115 | 169.492 |
6 | 7 | 藤井 誠暢
| D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | YH | | 1'18.730 | 0.549 | 0.052 | 169.380 |
7 | 360 | 柴田 優作
| RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 1'18.757 | 0.576 | 0.027 | 169.322 |
8 | 31 | 嵯峨 宏紀
| TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | | 1'18.788 | 0.607 | 0.031 | 169.256 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 96 | 新田 守男
| K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | 36 | 1'18.991 | 0.810 | 0.203 | 168.821 |
10 | 18 | 小林 崇志
| UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | 12 | 1'19.023 | 0.842 | 0.032 | 168.752 |
11 | 21 | リチャード・ライアン
| Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS GT3 | YH | 6 | 1'19.108 | 0.927 | 0.085 | 168.571 |
12 | 52 | 脇阪 薫一
| 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 25 | 1'19.173 | 0.992 | 0.065 | 168.433 |
13 | 88 | 元嶋 佑弥
| マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | 37 | 1'19.180 | 0.999 | 0.007 | 168.418 |
14 | 50 | 山下 亮生
| ARNAGE AMG GT3 Mercedes-AMG GT3 | YH | | 1'20.452 | 2.271 | 1.272 | 165.755 |