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2011年9月

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝記者会見 各クラスウィナーのコメント

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■GT500クラス優勝
立川祐路(ZENT CERUMO SC430)
gt_r06_r_pc_tachikawa  「富士は強いんですがここ最近勝ててなくて、それと前半戦ここまで厳しい戦いだったので、優勝できてうれしいです。ぼくに代わってからは井口のペースも速かったので、正直大変だなと思ったんですが、タイヤを温存していました。スタートから平手が石浦についていけて、あとは勝負つけてくださいといわれたので、プレッシャーもありました。序盤、井口もがんばっていい走りをしてたのでなかなか、バトルに持ち込めなかったんですけど、後半うちのタイヤが最後まで持ってくれたので、その差が最後に出たのかなという感じです。チームにも2年連続して勝ってない年はないから今年は勝ってくれといわれていました。去年勝てなくて、ここまも厳しい戦いだったのですが、今回は勝てるクルマをTRDさんが準備してくれて、出だしから勝てる状態だったので、そのワンチャンスがものにできたのかなと思います。予選を任せた平手ががんばってくれて、決勝へ向けたタイヤ選択もしてたので、クルマも良かったです」
平手晃平(ZENT CERUMO SC430)
gt_r06_r_pc_hirate  「GT500に上がってきて、ようやく優勝できてうれしいです。昨日の予選結果からミシュランがどういうタイヤを着けてスタートするのか見えなかったので、序盤は相手の出方を見て、付いて行ければ付いて行って、抜ければ抜いて離していこうと考えていたんですが、同じくらいにタイヤがたれ始めて自分も厳しくなってきたので、思った以上に向こうの方がペースが勝っているということがなかったですね、後半につなげれば必ず立川さんが井口をやっつけてくれると思っていたので、クラッシュとか大きなミスなくつなぐことを意識してレースをしました。あと、オートポリスともてぎがあるんですけど、次は立川さんが得意なオートポリスなので、予選をがんばってもらって、ここ2戦はぼくが乗ってるときにトラブルに巻き込まれて結果が残らないレースが続いていたし、今回、富士で勝つことができ、少し流れがいいほうに向いてるので残り2戦しっかりがんばって、レクサスのトップで終われればと思っています」
■GT300クラス優勝
谷口信輝(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r06_r_pc_taniguchi  「ほっとして最高に嬉しい気持ちです。富士はぼくらのクルマと相性が合うサーキットなので必ず上位で、表彰台の一角で10点近くは取って458のフェラーリにポイント差を詰めておきたいというつもりでした。性能調整も入ったこともありますし、90kgのウエートもありますし、全然分からなかったんですが、458に関しては雨が降らなければ苦しいだろうというのもあったので、天気頼みでした。ぼくらのポテンシャルも走ってみないと分からないのもありまして、昨日走ったときにかなり手応えを感じて、もともとエンジンパワーがあるので富士にはベストマッチだと思っていました。今回ヨコハマさんが用意してくれたタイヤがぼくらのクルマにばっちり合いまして、ただの直線番長じゃなくて、コーナーも今回いけてて、ぼくが走ってるスティントも始めから終わりまで、燃料が減ってくるのとタイヤのたれ具合で、ずっといいラップで走ることができて、本当に最高の決勝となりました。26号車は速いクルマなので、序盤松田さんが勢いよく来ていましたが、ぼくと軽く接触してあちらはタイヤがバーストしたんですが、ぼくの方は運良く持ちました。終わって外してみたら横がすぱっと切れていたので、あわやバーストという状態で、そこらへんは運が今週はあったのかなと思います。松田選手との接触で右のミラーが割れて、右が全く見えない状態になって、バックモニターもないですから、あまり見えないルームミラーと左のミラーだけで走らないといけなかったので、当初30周くらいの予定だったんですが、500をパスさせるのに危ない状態だったので、ガソリンが持つ限りぼくが一杯行きますと言って、リスクの少ない方向をチームが選択しました。残り2戦ですが、オートポリスとZ4は相性はよくなくて、もてぎのほうがいいと思っているので、もてぎでチャンピオンシップを競ってるチームと、決着を付けたいなと思っています」
番場琢(初音ミクグッドスマイルBMW)
gt_r06_r_pc_banba  「非常にうれしいです。マレーシアで初優勝して、国内でも優勝をしたかったのでほっとしながらもすごくうれしいですね。当初30周前後で入ってくる予定だったんですが、谷口さんのほうがタイヤもしっかり落ちずにペースをずっと維持できるので、いけるところまで引っ張ろうと35周目ぐらいまで引っ張って、残りの周回を後ろとのペースを浪費せずにちょっと貯金してレースを戦えました。次のオートポリスと最終戦のもてぎは、これからは追われる立場になるし、最終戦のもてぎをポイントリーダーで迎えて、優勝を目指して戦いたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 ZENT CERUMO SC430が逆転優勝! GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMWがポールトゥウイン!

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmレースは11日、富士スピードウェイで決勝を行い、55周を回ってGT500クラスはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がそれぞれ優勝を果たした。

観客: 10日(土)15,800人/11日(日)27,800人

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 フリー走行時に一時降った雨はあがったものの午後になると富士スピードウェイ上空には雲が広がってきた。ローリングラップが14時に始まり、55周での争いとなったが、雨はコースに落ちず、終始ドライコンディションでレースは展開された。

 ローリングスタートからトップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)の石浦。2位にはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)の平手が付ける。この2台は後続を引き離しながら2秒前後の間隔で周回を消化してゆく。

 24周を終わって2位を走る平手がピットインすると、石浦も25周終わりでピットイン。SARDチームのピット作業が迅速だったため、平手から立川に、石浦から井口にドライバーチェンジするとその差は4秒ほどに広がる。

 しかし、レース終盤にかけて徐々に2位立川がトップ井口に迫る。47周終わりにはその差は2秒。51周を終わってついに差が0秒7と井口の背後に立川が忍び寄ってきた。

 そして53周目のコカコーラコーナー。2位立川はトップ平手とサイドバイサイドの争いに持ち込み、ついにコーナー立ち上がりでトップに立った。

 そしてファイナルラップ。立川はチームクルー歓喜のなか、トップでゴール。しかし、2位を走る井口はなんと300クラスのマシンと絡んでスピン。再スタートを切ったものの8位でのチェッカーとなった。

 3位でレースを始めたのはENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)の大嶋。しかし、タイヤが厳しいのか17周目のコカコーラコーナーでPETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー/中嶋一貴組)のロッテラーにパスされるとずるずると後退、ドライバーを伊藤にチェンジしてもペースが上がらず、結局10位でレースを終えた。

 代わって3位に立ったロッテラーは22周終わりでドライバーを中嶋にチェンジ。しかし、こちらもタイヤが厳しかったのか、40周目にカルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)の松田、KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)の塚越にあいついでパスされ、一気に5位まで落ちてしまった。さらにレース終盤、49周目のストレートに入ったところでタイヤがバースト。ピットロード入口のガードレールにクラッシュしてレースを終えることとなった。

 3位に上がった松田と4位塚越の争いは熾烈を極めた。46周目から47周目のストレートから1コーナー、コカコーラコーナーにかけて併走、53周目の1コーナーでは接触するほどのバトルを演じたが、松田が最後まで塚越を押さえきり3位に入った。塚越は4位。

 GT300クラスは、ポールシッター初音ミクグッドスマイル BMW(谷口信輝/番場琢組)の谷口がホールショット。しかし、2周目に2位のVerity TAISAN Porsche(松田秀士/峰尾恭輔組)の松田がコカコーラコーナー立ち上がりで前に出て一時トップに立つが、松田は谷口とのバトルで左リアのホイールが割れピットイン。早々に戦列を去った。

 これで2位に立ったのが、エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規組)の加藤。加藤はリードを築いて2位のまま高橋にバトンを渡すが、PACIFIC NACイカ娘フェラーリ(山岸大/山内英輝組)をパスして3位に上がってきたSG CHANGI IS350(折目遼/アレキサンドレ・インペラトーリ組)のインペラトーリに46周目のコカコーラコーナーでかわされ3位に落ちた。

 結局、優勝はぶっちぎりで初音ミクBMW、2位にはIS350が入り、3位には最終ラップで背後まで迫られたJLOCランボルギーニRG-3(井入宏之/関口雄飛組)の関口をかろうじて押さえきった紫電が入った。

 この戦いの前までポイントリーダーだったJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)は終盤、他車との接触によるリアホイール、エアバルブ破損でストップ。22位でノーポイントに終わったため、優勝した初音ミクが逆転でポイントリーダーに立った。

 次戦第7戦は昨年開催されなかった大分県のオートポリス。再びGTサーカスは関門海峡を渡り10月2日に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA, Yoshinori OHNISHI, Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/11) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS30551:30'47.525
212カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS625525.468
317KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS605525.573
41ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS885531.496
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS465550.303
623MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS685554.022
746S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI100551'01.088
839DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI52551'05.593
935D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS10551'11.131
106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS54551'12.640
1124ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH46551'12.696
1232EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL24551'14.997
1319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH28551'34.041
148ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS14514Laps
1536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS56487Laps
---- 以上規定周回数(38Laps)完走 ----
■GT500クラス

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/11) After 250km Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH90511:31'53.180
214SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH465119.764
32エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH205125.689
488JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH245125.990
525ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH425127.926
662R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH525128.230
727PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH345130.400
886JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH4501Lap
966triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH46501Lap
1015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH501Lap
1133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK86501Lap
1243ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS44501Lap
1331ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH16501Lap
1474COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH66501Lap
1526Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH501Lap
167エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH501Lap
175マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH4492Laps
1810Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH492Laps
1987リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH52492Laps
2069サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH492Laps
2141NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH8447Laps
2211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL100429Laps
---- 以上規定周回数(35Laps)完走 ----
-34ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK22031Laps
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.39 DENSO SARD SC430 (石浦宏明) 1'36.513 (6/55) 170.203km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.4 初音ミクグッドスマイルBMW (谷口信輝) 1'44.986 (4/51) 156.467km/h
  • CarNo.5は、2011 SUPER GT Sporting Regulation第3章第30条1.a.およびb.違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.87は、フリー走行時の国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗中のコースアウト)違反により、ペナルティストップ20秒を科した。
  • CarNo.10は、ピットレーン速度違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.10は、2011 SUPER GT Sporting Regulation第3章第30条1.a.(他車への接触)違反により、競技結果にドライビングスルーペナルティ相当の35秒を加算、及び訓戒とした。

SUPER GT

SGT:第6戦富士フリー走行 ウェット路面が勢力図を一変、トップタイムはEPSON HSV-010

 SUPRT GT第6戦FUJI GT 250kmレースは11日、富士スピードウェイでフリー走行を行い、GT500クラスはEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が、GT300クラスはHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がトップタイムを記録した。

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 決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から曇り。昨日と打って変わって肌寒い1日の始まりとなった。決勝をにらんだフリー走行は8時20分から30分間。しかし、セッション直前にコースに雨が落ち始め、雨脚は徐々に強まっていく。

 ウェット宣言が出される中、ドライタイヤ、インターミディエイトタイヤを履いたマシンが混在する中でフリー走行が始まったが、セッション進行とともに全車ウエットタイヤでの走行となる。

 GT500クラスはダンロップタイヤを履くEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が好調。1分44秒652を出し、このセッションをトップで締めくくった。2位にはミシュランタイヤを履くポールシッターのDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が入り、3位には同じミシュランユーザーでウェイトハンディ100kgを課されたポイントリーダーのS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が続く。

 GT300クラスはハンコックタイヤを履くHANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)がトップタイム。2位には昨日の予選で不振だったダンロップユーザーで100kgのウェイトを搭載するJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸組)が入り、3位には参戦2戦目のART TASTE GT3R(清水隆広/ティム・ベルクマイスター組)が続いた。

 降り出した雨が、使用タイヤメーカーによって明暗を分けたフリー走行となったが、しかし、サーキットサファリが始まる頃には雨も止み、富士スピードウェイ上空には太陽が顔を出して来た。果たして決勝はドライになるか、ウェットになるのか。天候に左右される戦いになりそうだ。

 決勝レースは14時より55周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士フリー走行結果

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/11) Free Practice Weather:Rainy Course:Wet
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'44.627-157.003
2500239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI521'44.725 0.098156.857
3500346S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1001'45.069 0.442156.343
4500423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS681'46.154 1.527154.745
5500536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS561'46.235 1.608154.627
65006100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'46.279 1.652154.563
750076ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS541'46.299 1.672154.534
8500838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'46.578 1.951154.129
9500924ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH461'46.581 1.954154.125
105001012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS621'46.621 1.994154.067
11500111ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS881'46.689 2.062153.969
125001219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'46.713 2.086153.934
135001335D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS101'46.756 2.129153.872
145001417KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'46.859 2.232153.724
15500158ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS141'46.939 2.312153.609
16300133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK861'54.208 9.581143.832
17300211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL1001'54.91510.288142.947
18300315ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH1'55.04610.419142.785
19300425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH421'55.38210.755142.369
2030054初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH901'55.53910.912142.175
21300626Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'55.84911.222141.795
22300786JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH41'56.14311.516141.436
23300843ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS441'56.24011.613141.318
24300962R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH521'56.25711.630141.297
253001031ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'56.26311.636141.290
263001169サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'56.31811.691141.223
273001214SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'56.32011.693141.221
283001374COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH661'56.43411.807141.083
293001488JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH241'56.59811.971140.884
303001527PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'56.86712.240140.560
313001687リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH521'57.13512.508140.238
323001741NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'57.59112.964139.694
333001834ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'57.79713.170139.450
34300195マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'57.85813.231139.378
35300202エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH202'00.55315.926136.262
36300217エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH2'00.78916.162135.996
373002210Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH2'44.49259.86599.864

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 ARTA HSV-010が6番グリッドを獲得、HSV-010 GTは5台中4台がスーパーラップ進出を果たす (HONDA)

gt110910001L.jpg  9月10日(土)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT250km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

 今年、富士スピードウェイでSUPER GTが開催されるのは、4月30日(土)~5月1日(日)に行われた第2戦に続いて2回目。シリーズとしてはこれまでに計5戦が行われ、全8戦で競われるチャンピオン争いは早くも大詰めを迎えています。現在、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)はドライバー部門で2位、#1 ウイダー HSV-010を走らせるウイダー ホンダ レーシングもチーム部門で2位につけており、ここでライバルをしのぐ成績を残し、シリーズ終盤の戦いを有利に進めることが期待されています。

 8月終盤からはっきりしない天気が続いた御殿場周辺は、今週に入ると好天に恵まれるようになり、予選が行われた9月10日(土)も最高気温が30℃を超す真夏日となりました。また、関東圏でSUPER GTが開催されるのはおよそ4カ月ぶりとあって、折り鶴をモチーフにデザインされた富士スピードウェイのグランドスタンドには、午前中から多くのファンが詰めかけました。

 この日のスケジュールは、午前中に公式練習を実施したあと、午後に公式予選1回目と公式予選2回目を行うというもの。今回の予選はスーパーラップ方式で、予選1回目でトップ10に入ったマシンが予選2回目に進出し、ここで記録されたタイムに応じて決勝レースのスターティンググリッドを決定します。なお、予選1回目で11番手から15番手となったマシンは、ここでの順位がそのまま決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 午前9時15分から1時間45分にわたって行われた公式練習では、1分35秒909で6番手となった#1 ウイダー HSV-010がHonda勢の最上位。以下、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は1分36秒035で9番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は1分36秒070で11番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は1分36秒071で12番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は1分36秒205で14番手となりました。

 予選2回目進出をかけて15台が挑んだ予選1回目では、金石選手の操る#17 KEIHIN HSV-010が1分35秒274でHonda勢トップの7番手となり、予選2回目進出を決めました。さらに、#1 ウイダー HSV-010(デュバル選手/1分35秒341)が8番手、#8 ARTA HSV-010(小林選手/1分35秒507)が9番手、#32 EPSON HSV-010(道上選手/1分35秒514)が10番手となり、HSV-010 GTは5台中4台が予選2回目に駒を進める活躍を見せました。なお、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢選手/1分35秒868)はここで15番手となったため、残念ながら予選2回目への進出は果たせませんでした。

 スーパーラップ方式による予選2回目は午後3時25分のスタート。ここでHonda勢のトップに立ったのは、ルーキーながらタイムアタッカーの大役を任された#8 ARTA HSV-010の小林選手。タイムは1分35秒315で6番グリッドを手に入れました。続いて#1 ウイダー HSV-010のデュバル選手が1分35秒431で8番手、#32 EPSON HSV-010の道上選手が1分35秒568で9番手、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手が1分35秒616で10番手から、それぞれ明日の決勝レースに挑みます。

 55周、250kmで競われる明日の決勝レースは午後2時にスタートが切られる予定です。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「個人的にはもう少し上のポジションを狙っていたので残念です。#100 RAYBRIG HSV-010は、ドライバーのイメージと現実のスピードがかみ合っていなかったようで、GT500クラスの最下位に甘んじることになりました。#17 KEIHIN HSV-010は、マシンの仕上がりは良好でしたが、タイヤが目標とする温度域に届かなかったために、実力を発揮しきれなかったようです。#32 EPSON HSV-010は路面コンディションとタイヤの性格がうまくマッチせず、残念ながら9番手となりました。#1 ウイダー HSV-010が8番手と苦戦したのは、午前中から軽いオーバーステア傾向が出ていて、これが尾を引いてセッティングを煮詰めきれなかったためです。こうした中、#8 ARTA HSV-010はタイムアタックを務めた小林選手が、本当にがんばってくれたと思います。小林選手にアタックを任せることはあらかじめ決めていたので、先日、ツインリンクもてぎで行われたテストでも、彼にニュータイヤの感触を確認してもらいました。決勝レースでもリズムに乗って走れれば、いい成績を収めてくれるでしょう。天気予報によると、明日は時折り小雨が降るはっきりしない空模様になりそうなので、コンディションの変化に柔軟に対応できる態勢や戦略を整え、ライバルより前でフィニッシュすることを目指します」
小林崇志選手(6番手、#8 ARTA HSV-010)
 「前回の鈴鹿ラウンドからフロントタイヤの種類を変えたのですが、なかなか慣れずに今日の午前中の公式練習まで手こずっていました。そのため、公式予選に向けて別のタイヤに替え、チームのみんなが最適なバランスに調整してくれたおかげで、公式予選、スーパーラップと徐々にタイムを上げることができました。ただ、上位陣と比べてタイムに差が出ており、特にセクター3で引き離されているので、その対策をしっかりして明日の決勝に臨みたいと思います。公式予選ではHonda勢の中でトップなので、決勝ではそのトップをキープすることはもちろん、表彰台に上がれるように積極的に攻めていきます」 HSV-010 GTは5台中4台がスーパーラップ進出を果たす
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 SC勢が地元で1-5! PPはDENSO SARD SC430、GT300クラスのPPは90kgのWHをものともせず初音ミクグッドスマイルBMWが奪取!

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmは10日、富士スピードウェイで予選1回目の各クラス上位10台でスーパーラップ方式の公式予選を行い、GT500クラスはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がのポールポジションを獲得した。

■GT300クラス

gt_r06_sl_4 gt_r06_sl_26 gt_r06_sl_2

 スーパーラップは14:45分から開始。#15清水康弘のポルシェが先頭をきってコースイン。初のSLだったためかタイムは伸びず。1分46秒772。

 続いて久々のSL登場はベテランドライバーの#41山路慎一。1分45秒539として、この時点では逆転の暫定トップとする。

 3番目はSUGOで今季初優勝の#14折目遼。スムーズなドライビングで1分45秒120とここも逆転でトップに浮上。

 4番手は#43高木真一。BSタイヤ装着の今季はここまでランキング10位。コースいっぱいを使ったアグレッシブな走りで1分44秒945としてこちらも逆転!

 5番手は#25土屋武士のポルシェ。修正舵は少ないスムーズなドライビングで1分44秒450! とこちらも暫定のトップをマークする。

 6番手、#5黒澤治樹。セクター3でのわずかなドライビングミスから45秒013と3番手。

 7番手に#2加藤寛規。セクター2まで攻める走りでかなりの速さをみせ、1分44秒180とトップを奪取!

 8番手は#88関口雄飛。大胆な攻める走りをみせるが、1分44秒504とこの時点で3番手。

 9番手#26峰尾恭輔のポルシェ。セクター3で速さを見せ、1分43秒858でトップタイムを叩き出す。

 10番手最後は#4谷口信輝。90kgのウエイトハンデで予選1回目のトップタイムをマークしているが、1分43秒416! とSLでもトップタイムを叩き出した。

 これでPPは#4の43秒416、#26の858、#2 44.180、#25の450、#88の504、#43の946、 #5の45秒013、#14の120、#41の539、#15の772までがトップ10ということとなった

■GT500クラス

gt_r06_sl_39 gt_r06_sl_38 gt_r06_sl_6

 500クラスのスーパーラップは15時20分から開始。

 #32道上龍のHSV010が先頭をきってコースイン。まずは1分35秒568としてこれがターゲットタイムとなる。

 続いてのSL登場は若手#8小林崇志が1分35秒315として、この時点では逆転の暫定トップとする。

 3番目は#1ロイックデユバル。80kgを超えるウエイトハンデをコントロールして1分35秒431とここはわずかに届かず2番手に浮上。

 4番手は#17金石年弘。HONDA勢の最後を飾るが、1分35秒616と4番手。

 5番手は#36アンドレロッテラーのSC430。56kgのウエイトハンデでセクター3で抜群の速さを見せて1分34秒745! と暫定のトップをマークする。

 6番手、#6大嶋和也。1分34秒688と逆転でトップタイムをマークする。

 7番手に#35ベテラン脇阪寿一。1分34秒708とわずかに及ばず2番手に。

 8番手は#38平手晃平。1分34秒525とさらに逆転で暫定トップに。

 9番手はウエイトハンデ100kgの#46ロニークインタレッリのGTR。1分35秒430で6番手。

 10番手最後のアタックは#39石浦宏明。ウエイトハンデ52kgながら予選1回目のトップタイムをマークしている。そして見事なアタックで1分34秒411と僅差ながら逆転で見事なPPを獲得した。

 SC430勢が地元富士でトップ5を独占する結果となった

 これでPPは#39の34秒411、#38の525、以下#6の688、#35の708、#36の745、#8の35秒315、#46の430、#1の431、#32の568、#17の616までがトップ10ということとなった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI521'34.1221'34.411173.992
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'34.7881'34.525173.783
36ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS541'35.0041'34.688173.483
435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS101'34.8741'34.705173.452
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS561'35.2301'34.745173.379
68ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS141'35.5071'35.315172.342
746S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1001'34.3501'35.430172.135
81ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS881'35.3411'35.431172.133
932EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'35.5141'35.568171.886
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'35.2741'35.616171.800
1123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS681'35.561171.899
1224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH461'35.637171.762
1312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS621'35.647171.744
1419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'35.847171.386
15100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'35.868171.348
---- 以上予選通過(予選1回目通過基準タイム[107%]: 1'39.141)----
■GT300 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHQualify 1
Time
Super Lap
Time
km/h
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH901'43.6591'43.416158.842
226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'43.7961'43.858158.166
32エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH201'44.1351'44.180157.677
425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH421'44.4441'44.450157.270
588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH241'43.8201'44.504157.188
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS441'44.5121'44.946156.526
75マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'44.3301'45.013156.426
814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'44.5671'45.120156.267
941NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'44.6101'45.539155.647
1015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH1'44.6461'46.772153.849
1186JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH41'44.678156.927
1227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'44.724156.858
1333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK861'44.758156.807
1487リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH521'45.064156.350
1562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH521'45.085156.319
1611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL1001'45.168156.196
1766triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH461'45.392155.864
1869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'45.415155.830
1931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'45.647155.488
2010Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'45.655155.476
217エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'45.716155.386
2274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH661'45.816155.239
2334ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'48.334151.631
---- 以上予選通過(予選1回目通過基準タイム[107%]: 1'48.946)----
  • CarNo.62は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条.1(走路外走行)により、当該ラップタイム(11週目)削除のペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦富士スーパーラップ結果

■GT500 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Super Lap GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明*
井口 卓人
MI521'34.411--173.992
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平*
BS301'34.525 0.114 0.114173.783
36ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也*
BS541'34.688 0.277 0.163173.483
435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一*
アンドレ・クート
BS101'34.705 0.294 0.017173.452
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー*
中嶋 一貴
BS561'34.745 0.334 0.040173.379
68ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志*
BS141'35.315 0.904 0.570172.342
746S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ*
MI1001'35.430 1.019 0.115172.135
81ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル*
BS881'35.431 1.020 0.001172.133
932EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍*
中山 友貴
DL241'35.568 1.157 0.137171.886
1017KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘*
塚越 広大
BS601'35.616 1.205 0.048171.800
■GT300 Class

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Super Lap GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
14初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝*
番場 琢
YH901'43.416--158.842
226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔*
YH1'43.858 0.442 0.442158.166
32エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規*
YH201'44.180 0.764 0.322157.677
425ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士*
YH421'44.450 1.034 0.270157.270
588JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛*
YH241'44.504 1.088 0.054157.188
643ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一*
松浦 孝亮
BS441'44.946 1.530 0.442156.526
75マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹*
YH41'45.013 1.597 0.067156.426
814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼*
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'45.120 1.704 0.107156.267
941NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一*
小泉 洋史
YH81'45.539 2.123 0.419155.647
1015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘*
ティム・ベルグマイスター
KH1'46.772 3.356 1.233153.849

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選1回目 ミシュランタイヤが1-2。暫定PPはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmは10日、富士スピードウェイで1回目の公式予選を行い、GT500クラスはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)が暫定のポールポジションを獲得した。

gt_r06_q1_39 gt_r06_q1_4

 13時から開始された公式予選1回目。まずは25分間の混走セッションとなる。17分過ぎには#36 PETRONAS TOM'S SC430(アンドレ・ロッテラー/中嶋一貴組)の中嶋が1分35秒430でこの時点でのトップタイムとしていて、2番手が#38 ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)平手の1分35秒498、3番手が#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)クインタレッリの1分35秒530の順。

 GT300クラスは#88 JLOC ランボルギーニ RG-3(井入宏之/関口雄飛組)の関口が1分44秒199、#26 Verity TAISAN Porsche(松田秀士/峰尾恭輔組)松田が1分44秒368、#4 初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)番場の44秒453となっている。

 13時25分、300クラスの占有走行となる。#15 ART TASTE GT3R(清水隆広/ティム・ベルグマイスター組)のベルクマイスターが開始5分の1分44秒646で4位に浮上。31分には#2 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電(高橋一穂/加藤寛規組)の加藤が1分44秒135で逆転の暫定トップ。しかし、その1分後に#88関口が1分43秒996で逆転! 2番手に#2加藤、3位は#4谷口の1分44秒305。その後、#4谷口が1分43秒659をマークしてセッショントップタイムとした。#4は90kgのウエイトハンデをかかえながらのトップタイムだ。

 暫定のスーパーラップ進出トップ10は、#4、#26、#88、#2、#62、#5、#25、#43、#14、#41、#15。しかし、#62 R&D SPORT LEGACY B4(山野哲也/佐々木孝太組)佐々木の走路外走行のため、ラップタイムは削除され15番手に降格。#15が10番手に繰り上がり初のスーパーラップ進出となった。

 続いて500クラスは#39 DENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)の石浦が34秒122を叩き出しセッショントップをマーク。2番手に100kgのウエイトハンデの#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)クインタレッリが1分34秒350、#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)の平手が1分34秒788、#35 D'STATION KeePer SC430(脇阪寿一/アンドレ・クート組)の脇阪が1分34秒874、#6 ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)の大嶋が1分35秒004、#36ロッテラー、#17金石、#1デユバル、#8小林、#32道上までがトップ10でスーパーラップ進出を決めた。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選1回目結果

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500139DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI521'34.122-174.527
2500246S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1001'34.350 0.228174.105
3500338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'34.788 0.666173.300
4500435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS101'34.874 0.752173.143
550056ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS541'35.004 0.882172.906
6500636PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS561'35.230 1.108172.496
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'35.274 1.152172.416
850081ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS881'35.341 1.219172.295
950098ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS141'35.507 1.385171.996
105001032EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'35.514 1.392171.983
115001123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS681'35.561 1.439171.899
125001224ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH461'35.637 1.515171.762
135001312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS621'35.647 1.525171.744
145001419WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'35.847 1.725171.386
1550015100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'35.868 1.746171.348
1630014初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH901'43.659 9.537158.470
17300226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'43.796 9.674158.260
18300388JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH241'43.820 9.698158.224
1930042エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH201'44.13510.013157.745
2030055マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'44.33010.208157.450
21300625ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH421'44.44410.322157.279
22300743ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS441'44.51210.390157.176
23300814SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'44.56710.445157.094
24300941NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'44.61010.488157.029
253001015ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH1'44.64610.524156.975
263001186JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH41'44.67810.556156.927
273001227PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'44.72410.602156.858
283001333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK861'44.75810.636156.807
293001487リール ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
余郷 敦
織戸 学
YH521'45.06410.942156.350
303001562R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH521'45.08510.963156.319
313001611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL1001'45.16811.046156.196
323001766triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH461'45.39211.270155.864
333001869サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'45.41511.293155.830
343001931ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'45.64711.525155.488
353002010Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'45.65511.533155.476
36300217エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'45.71611.594155.386
373002274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH661'45.81611.694155.239
383002334ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'48.33414.212151.631
  • CarNo.62は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条.1(走路外走行)により、当該ラップタイム(11週目)削除のペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦富士 復調SC勢が1-5、トップタイムはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)

 SUPER GT第6戦FUJI GT 250kmの公式練習が10日、富士スピードウェイで行われ、GT500クラスはZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が、GT300クラスは初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がトップタイムを記録した。

gt_r06_p_38 gt_r06_p_4

 SUPER GTもここ富士スピードウェイを含め残すところあと3戦。この大会がフルにウェイトハンディ搭載を課される最後となる。チャンピオン争いもいよいよ佳境へと入ってきた。

 富士スピードウェイは9月に入った高地とは思えないほど朝から蒸し暑い。9時15分より1時間45分の公式練習が行われた。

 GT500クラスは、今シーズン全般的に不振でまだ1勝も上げていないレクサスSC勢がここホームコースに戻って速さを取り戻してきた。1位から5位までをSC勢が占め、トップタイムを記録したのは1分35秒337でZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)。2位にはDENSO SARD SC430(石浦宏明/井口卓人組)が、3位にはENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)が入った。

 ポイントリーダーでウェイトハンディ100kgを課されているS Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)は7位。トップから0秒586差とハンディを考えればまずまずの滑り出しといったところか。

 GT300クラスはポイントランキングで2位に付け、ウェイトハンディ90kgを課されている初音ミクグッドスマイルBMW(谷口信輝/番場琢組)がなんと1分43秒994でトップタイムを記録。逆転チャンピオンに向けて虎視眈々といったところか。

 ランキングトップのJIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458(田中哲也/平中克幸)はクラス16位と下位に沈んだ、

 この後、13時より1回目の公式予選が行われ、各クラス11位以下のグリッドが決定。14時45分からは各クラス10位までがポールポジションをかけ、スーパーラップ予選が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士練習走行結果

FUJI GT250km RACE -RIJ- (2011/09/10) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1500138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS301'35.337-172.302
2500239DENSO SARD SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
井口 卓人
MI521'35.458 0.121172.084
350036ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS541'35.595 0.258171.837
4500435D'STATION KeePer SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・クート
BS101'35.656 0.319171.728
5500523MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R R35
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
BS681'35.842 0.505171.395
650061ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS881'35.909 0.572171.275
7500746S Road MOLA GT-R
NISSAN GT-R R35
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1001'35.923 0.586171.250
8500836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
BS561'36.014 0.677171.088
9500917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS601'36.035 0.698171.050
105001012カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R R35
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS621'36.063 0.726171.000
1150011100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS461'36.070 0.733170.988
12500128ARTA HSV-010
HONDA HSV-010GT
武藤 英紀
小林 崇志
BS141'36.071 0.734170.986
135001324ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH461'36.174 0.837170.803
145001432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL241'36.205 0.868170.748
155001519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
片岡 龍也
荒 聖治
YH281'37.137 1.800169.110
1630014初音ミク グッドスマイル BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
番場 琢
YH901'43.994 8.657157.959
17300226Verity TAISAN Porsche
PORSCHE 911 GT3 RS
松田 秀士
峰尾 恭輔
YH1'44.461 9.124157.253
1830037エヴァンゲリオンRT弐号機DIRECTION
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
カルロ・ヴァン・ダム
水谷 晃
YH1'44.552 9.215157.116
19300462R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH521'44.584 9.247157.068
2030052エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH201'44.610 9.273157.029
21300686JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
坂本 祐也
青木 孝行
YH41'44.814 9.477156.723
22300725ZENT Porsche RSR
PORSCHE 911 GT3 RSR
都筑 晶裕
土屋 武士
YH421'44.841 9.504156.683
23300827PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430
山岸 大
山内 英輝
YH341'44.872 9.535156.637
24300914SG CHANGI IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH461'44.916 9.579156.571
253001041NetMove TAISAN Ferrari
Ferrari F430 GT
山路 慎一
小泉 洋史
YH81'44.931 9.594156.549
263001188JLOC ランボルギーニ RG-3
Lamborghini Gallardo RG-3
井入 宏之
関口 雄飛
YH241'45.065 9.728156.349
273001243ARTA Garaiya
ASL Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS441'45.111 9.774156.281
28300135マッハGOGOGO車検RD320R
VEMAC 320R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH41'45.266 9.929156.050
293001415ART TASTE GT3R
PORSCHE 911 GT3 R MY2011
清水 康弘
ティム・ベルグマイスター
KH1'45.42310.086155.818
303001566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH461'45.52010.183155.675
313001611JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458
Ferrari 458 GTC
田中 哲也
平中 克幸
DL1001'45.97610.639155.005
323001710Rn-sports JIMGAINER F430
Ferrari F430
植田 正幸
川口 正敬
YH1'46.08610.749154.844
333001833HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R MY2010
影山 正美
藤井 誠暢
HK861'46.12410.787154.789
343001974COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
新田 守男
国本 雄資
YH661'46.14010.803154.765
353002069サンダーアジア MT900M
Mosler MT900M
メルビン・チュー
吉田 広樹
YH1'46.26810.931154.579
363002131ハセプロMA イワサキ aprカローラ
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
岩崎 祐貴
YH161'46.72911.392153.911
373002234ハルヒレーシングHANKOOKポルシェ
PORSCHE 911 GT3 RSR
高森 博士
マイケル・キム
HK21'47.75312.416152.449

SUPER GT

SGT:第6戦富士からJIMゲイナーが植田正幸/川口正敬コンビを加えフェラーリ2台体制に (JIMGAINER)

 2011年 AUTOBACS SUPER GT 第6戦より2台体制で参戦いたします。

gt_r06_jg_10.jpg  JIMGAINERは2011年度 AUTOBACS SUPER-GTシリーズ GT300クラスに当初2台体制で参戦することを発表いたしましたが、東日本大震災の発生によりそれが叶わないでおりました。

 このたび第6戦富士から、弊チームより2009年にJAF-GTFerrari360で参戦しておりました植田正幸・川口正敬のコンビで参戦することが正式決定いたしました。

 車両はFIA-GT2 Ferrari 430GTCになります。この車両は昨年11号車の車両に使用されておりました。

 メンテナンスは株式会社JIMゲイナーが担当致します。引き続き皆様方のご声援、ご支援をよろしくお願い申し上げます。

2011年度AUTOBACS SUPER GT参戦体制
エントラントJIMGAINER(ジェイアイエムゲイナー)
ゼッケン1110
マシンFerrari 458 GTCFerrari 430 GTC
メインスポンサーZonaRn-Sports
チーム監督山本 俊茂山本 俊茂
チーフエンジニア福田 洋介小笠原康介
ドライバー田中哲也/平中克幸植田正幸/川口正敬
タイヤDUNLOPYOKOHAMA
エンジンチューナーMichelottoMichelotto
Text & Photo: JIMGAINER

D1 GRAND PRIX

D1:第6,7戦エビス 第6戦は古口美範が、第7戦は斎藤太吾が総合優勝!

 プロフェッショナルドリフト競技の最高峰「2011 グランツーリスモ D1 グランプリ第6・7戦エビスサーキット」は、8 月6 日(土)~8 月7 日(日)の2 日間、エビスサーキット南コース(福島県二本松市)で開催された。

 シリーズ第6戦、8月6日(土)に開催された単走ファイナルでは、ドライ路面を制した今村陽一(SGC.BOSS.withDUNLOP)が勝利し優勝。また追走ファイナルでは、再戦の末、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS) が古口美範(KOGUCHI POWER)を破り、追走トーナメント優勝を果たしたが、単走5位・追走2位と確実にポイントを獲得した古口美範が総合優勝を飾った。

 翌日、8月7日(日)に開催されたシリーズ第7戦。単走ファイナルでは、進入スピードと美しい走行ラインで観客を沸かせた日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)が優勝。追走ファイナルでは、途中、雷雨のため競技中断となり路面コンディションも難しくなった中、今大会のためエビスサーキットで練習を重ねたという斎藤太吾(プレミアムジャパン with ダイゴ)が勝利し、そのまま総合優勝を飾った。

 第7 戦終了時のシリーズ総合順位は、斎藤が185ポイントをあげトップに立ち、続いて9.5ポイント差で今村が2 位となり、シリーズチャンピオンの争いは最終戦へと持ち越された。

 なお、観客数は8月6日(土)2,570 人、7日(日)は3,076 人だった。

【8月5日(金)天候:晴れ 路面:ドライ】
■予選

 コーナー数が多く難度が高いエビスサーキット。このコースで高得点を獲得するポイントは、最終コーナーから、審査席前へ飛び込む車の速度・角度・アクセルの開度だが、ポイントをクリアしても、コースラインを乱すドライバーが多かった。そのため結果的にミスが少ないドライバーが予選通過を果たした。

 その中で、最高得点を獲得したのは、高速でダイナミックな走行を披露した手塚強(GOODYEAR Racing B324R)。また久々の参戦となった西田ラビー(HEY MAN!!)が予選通過。フェデリコシェリフォ(Lo Sceriffo DK17 Team Orange)はシリーズ戦初の予選通過を果たした。

【8月6日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走ファイナル

 予選1位通過の手塚強(GOODYEAR Racing B324R)がいい走りをみせるも、織戸学(MAX ORIDO D1 Project)が最終コーナーから1 コーナーまで猛烈なスピードでドリフトをつなげ、手塚の得点を上回った。続いてシード選手が登場すると、次々と高得点をマーク。

 シード1位の斎藤太吾(プレミアムジャパン with ダイゴ)が129 キロの高速スピードで豪快な走りをみせたが、きれいな走行ラインで安定した走りをみせた今村陽一(SGS.BOSS.with DUNLOP)が僅差で勝利し、単走ファイナルの優勝を果たした。

■追走トーナメント

d1_r06_01.gif  単走で好調だった織戸学は、走行中にドライブシャフトが折れるトラブルでクラッシュ。また、手塚強も自らのミスでベスト24敗退。さらに単走ファイナルで接戦だった、今村陽一と斎藤太吾もベスト8で敗退となり、この日ベスト4まで勝ち上がったのは、熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)、古口美範(KOGUCHI POWER)、高橋邦明 (GOODYEAR Racing with Kunny'z)、川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)の4人となった。

 ここまで熊久保はミッションにトラブルを抱えたまま、相手のミスにも助けられて勝ち上がってきたが、熊久保vs古口の対戦では、熊久保がコース進入時にミスをし得点に結びつけることができず、古口が久しぶりに決勝に進出した。

 また高橋vs川畑の対戦は、決勝に勝ち進んだことがない高橋が、再戦まで持ち込むも、コースラインをはずす痛恨のミスをしたことにより川畑が決勝へ進んだ。

 決勝は、古口vs川畑の180SX対決。どちらも譲らない好勝負で再戦に突入。しかし後追いで古口がミスをし、川畑が勝利。追走ファイナルの優勝を決めた。

 尚、単走と追走のポイントを足した総合順位では、1位が古口美範、2位は高橋邦明、そして3位は、川畑真人となった。

古口美範選手コメント
 「昨日からの練習も納得できる走りができていなかったが、周囲からコーナーの出方など走り についてアドバイスをいただき、やっと形になり今日の総合優勝という結果になったと思う。ス ポンサー様、支えて下さっている方々に感謝の気持ちでいっぱいです。」
~D1GP シリーズ第7戦~
【8月6日(土)天候:晴れ/雨 路面:ドライ/ウェット】
■予選

 ドライで始まった予選。最初のグループ走行中に、雨が降りはじめ一時中断したが、すぐに雨が上がり路面が乾きはじめた。後半のグループは、濡れたところと乾いたところが混在する非常に難しいコンディションとなった。

 結果的にほとんどの選手が1本目のドライ路面での走行がベストスコアとなり、予選通過に繋がったが、トップ通過を果たしたのはウエット路面の状態で、指定されたラインを確実にトレースするマシンコントロールができた西田ラビー(HEY MAN!!)だった。

【8月7日(日)天候:晴れ/雨 路面:ドライ/ウェット】
■単走ファイナル

 参加車両24 台中14 台が、99 点台の得点を出すレベルの高い単走ファイナルとなった。Aグループから登場した日比野哲也(Team UPGARAGE with DROO-P)は最終コーナーを高速で飛び出し、さらに速度を維持しつつ美しい走行ラインで走り抜け、審査員のうち2人から100 点をつけられ最高得点をマークしトップに立った。

 その後走行したシード選手も99 点台後半を次々と叩き出した。斎藤太吾(プレミアムジャパンwith ダイゴ)は豪快な走りで白煙をあげ観客を沸かせたが、日比野の得点にはわずかに及ばず、単走ファイナルの優勝は日比野哲也となった。

 またシリーズ単走ランキングでは斎藤が1位を獲得し、その結果2位以下に26ポイントの差をつけ最終戦に向けて好位置につけた。

■追走トーナメント

d1_r07_01.jpg  小雨が降る中で、スタートした追走トーナメント。途中雷雨による中断をはさみ競技が再開されたが、路面はドライとウェットが混在し難しいコンディション下で行われた。

 ベスト4に残ったのは、斎藤太吾、末永正雄(M7RE 雨宮SGC with TOYO TIRES D1RX8)、今村陽一(SGC.BOSS.with DUNLOP)、古口美範(KOGUCHI POWER)の4 人。

 マシンのフラつきや走行ラインのズレを起こしやすい状況下で、準決勝では斎藤が末永を、今村が古口を倒し、決勝進出を決めた。

 決勝では、これで11 回目の対戦となる斎藤vs今村の戦い。この時、路面はほぼドライになっていた。1本目、斎藤の進入スピードに合わせ、勝負に出た今村だったが、マシンコントロールができず、ピットウォールに接触。そのままコース上でストップし走行不能となった。

 これにより斎藤太吾の優勝が決まった。

 単走と追走のポイントを足した総合順位でも斎藤が185ポイントをあげトップに立ち、9.5ポイント差で今村は2 位につけ、シリーズチャンピオンの争いは最終戦へと持ち越された。

■斎藤太吾選手コメント
 「今大会のために、エビスサーキットに練習に通っていた。ハードウェットのときも走行していた ので、今日のウェット路面だったらいける!と確信して走行した。結果、優勝となりとても嬉しい。 最終戦富士は得意なコースなので、単走も追走も決めて、シリーズチャンピオンを獲りにいきたい と思う。
Text & Photo: D1 コーポレーション

その他

GT3A:第5,6戦富士 GT3 ASIA 富士ラウンド、連続5位入賞によりポイント獲得 (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racing は7月16~17日、富士スピードウェイにて開催されたGT3 ASIA第5、6ラウンドにおいて、 連続5位入賞を獲得しました。

gt3a_r05-06_hr_01.jpg  7月16日午前、真夏の日差しが照りつける猛暑の中、GT3 ASIAの予選は10分間のインターバルを挟んだ15分間の予選×2回で行われました。今回Audi R8 LMS のステアリングを握る"ジェントルマンドライバー"小林賢二は、ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンをはじめ多くのマシン、レースでキャリアを積んできており、Audi R8 LMS でもその高い順応性を発揮。予選1回目では3位、2回目では2位を獲得しました。その後予選1回目で2位につけていたポルシェ997GT3R にペナルティが課せられたため、第5、6ラウンドともに2番手スタートと、レースに向けてチームの士気は一層高まりました。

 厳しい暑さが残る15時40分、1周のフォーメーションラップの後、シグナルがグリーンに変わりローリングスタートがきられました。Audi R8 LMS小林賢二はポジションを2 つ落としたものの4位で1 コーナーを無事にクリア。ランボルギーニ・ガヤルドを先頭にフェラーリ458、ポルシェ997、アウディR8、フォードGTと、最新GT3マシンがテールtoノーズ、サイドbyサイドの接戦を10周以上にわたって繰り広げ、場内を沸かせます。GT3 ASIAの規定により、レース開始15 ~ 25 分の間にピットインを行わなければならないため(ピット入口のライン~ピット出口のラインまでを最低85秒で通過)、15分を過ぎたあたりから各車ピットインを行い、義務を消化していきます。Audi R8LMS小林賢二もタイミングを見計らってピットインの義務を消化。再びコースへ戻りました。しかし、最低85秒をかけて行わなければならないピットインに対して、3秒ほど早くリリースしてしまい、82秒でピット出口のラインを通過してしまったため、Stop&Goペナルティを課せられてしまいます。

 ペナルティにより一時は大きく順位を落としたAudi R8 LMS小林賢二ですが、その後も攻めの走りを披露。最終的には5位でチェッカーを受け貴重なポイントを獲得することができました。

 続く第6ラウンドは7月17日12時50分にスタート。スタートではやはり加速で勝るフェラーリ458、ポルシェ997に先行されAudi R8 LMS小林賢二は4位でオープニングラップを終えます。路温が60 度を超えるコンディションの中、第5ラウンド同様、ランボルギーニ・ガヤルドを先頭に各車激しい接近戦を展開。Audi R8 LMS小林賢二はマシンバランスの良さとドライバーのテクニックを生かしインフィールドで果敢に前車との差を縮めるものの、ストレートではマシンパワーの差により、再び差を拡げられてしまう苦しい展開に。各車ピットストップ義務を終えた後も、順位は大きく入れ替わることなく、Audi R8 LMS小林賢二は第5ラウンド同様5位でフィニッシュ。GT3 ASIAデビューレースにおいて2ラウンド連続でポイントを獲得することができました。

 今回新たな挑戦となったGT3 ASIAの舞台において、Audi R8 LMSの存在感をアピールすることができたことを、応援してくださったファンの方々、弊チームで戦うことを選んでくださった小林賢二選手、そして厳しいコンディションの中マシンをメンテナンスしてくださったノバ・エンジニアリングの皆様に、心より感謝いたします。

 GT3 ASIAシリーズに関しましては、8月20~21日に鈴鹿サーキットにて開催される第7、8ラウンドに濱口弘選手のドライブで引き続き参戦いたします。

 変わらぬご声援、よろしくお願い申し上げます。

Hitotsuyama Racing Press release

Japanese F3

JF3:第6,7戦富士 関口雄飛が第6戦独走でのポール・トゥ・ウィン、第7戦NクラスはTDPドライバー中山雄一が制す (TOYOTA)

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第6戦は関口雄飛(中央)が今季2勝目。蒲生尚弥(右)が3位に入った

 全日本F3選手権の第3大会(第6戦、第7戦)が7月16日(土)と17日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 16日(土)富士スピードウェイは朝から好天に恵まれ、午前8時25分から10分間のインターバルを挟んで、10分ずつのセッションで第6戦、第7戦の予選が行われた。

 今季第3戦より参戦を開始し、既に1勝を挙げている関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)が第6戦、第7戦共にポールポジションを獲得。TDPドライバーの蒲生 尚弥(PETRONAS TEAM TOM'S)が共に3番手。第6戦は山内 英輝(HANASHIMA RACING)4番手、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が5番手、第7戦は山内とブラッドレーがポジションを入れ替えてのグリッドとなった。

 Nクラスでは、第6戦は三浦 和樹(HFDP RACING)、第7戦は野尻 智紀(HFDP RACING)がポールポジション。TDPドライバーの中山 雄一(TOM'S SPIRIT)は、第6戦3番手、第7戦は2番手につけた。

 路面温度が50度を超え、コース上が陽炎に霞む暑さの中で、午後0時58分に第6戦決勝レース(15周)がスタート。

 ポールポジションの関口は好スタートで2番手の安田 裕信(ThreeBond Racing)を押さえて1コーナーへと進入。後方では、蒲生、山内、ブラッドレーによる激しいポジション争いとなったが、蒲生が3位をキープ。山内は1周目を終えようかというところで駆動系トラブルに見舞われスローダウン。無念のリタイアとなってしまった。

 その後は関口が2位以下との差を大きく広げていき、独走状態でそのままチェッカー。ポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。蒲生は、トランスミッションにトラブルを抱えながら追い上げたブラッドレーとのバトルを制し、3位フィニッシュ。今季5度目の表彰台獲得となった。

 Nクラスでは、ポールポジションの三浦が首位を逃げる後方で、3番手スタートの中山が2周目に野尻をかわすと、ファステストラップをマークする速さで激しく三浦をプッシュ。首位争いを繰り広げた。中山は何度か三浦に並びかけたものの、逆転には至らず、そのままの順位でフィニッシュ。三浦はF3参戦2年目での嬉しい初優勝。中山が2位となった。

 17日(日)は午前10時40分より第7戦決勝(21周)がスタート。第6戦同様に関口が好ダッシュで首位を守る一方で、2列目に並んだ蒲生とブラッドレーが第1コーナーで接触。蒲生は大きく順位を落としながらもレースに復帰したが、ブラッドレーはここでレースを終えることとなってしまった。

 これで山内が3位に浮上。その後蒲生は4位までポジションを戻したが、上位勢は順位変動無くフィニッシュ。しかし、レース後に、トップでチェッカーを受けた関口の車両が、タイヤの規約違反だったことが発覚し、痛恨の40秒加算ペナルティ。これで山内、蒲生は順位が繰り上がり、それぞれ2位、3位というレース結果となった。

 Nクラスでは、2番手グリッドの中山が抜群のスタートを切りトップを奪うと、そのポジションを最後まで守りきり、今季2勝目。中山はランキングでも2位に浮上した。

Text & Photo: TOYOTA

Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝 各クラス上位3人のコメント

■Cクラス
優勝 関口雄飛(B-MAX)
f3_r06_r_pc_sekiguchi 「今週は走りはじめからクルマの状態がよく、不安が一切なかったので、あとはスタートに集中するだけでした。その結果決勝では普通にスタートを切れましたから、明日からはスタートも上手くいくようになると思います。決勝を走っている間も余計なスライドなど一切なく、クルマは完璧でした。明日も連勝を目指してがんばります」
決勝2位 安田裕信(スリーボンド)
f3_r06_r_pc_yasuda 「金曜日の1セッションめでトラブルが出て、流れは悪かったんですが、今日の予選は気温が低かったこともあってポールとの差も大きくありませんでした。それでも決勝ではついていけませんでした。ウチのクルマは気温が上がると厳しいので、チームとも相談して明日はいいレースができるように頑張ります。でも、できれば7時頃にレースをしたいですね(笑)」
決勝3位 蒲生尚弥(トムス)
f3_r06_r_pc_gamo 「スタートは悪くなくて、トップ2台に1周はついていけたんですが、そこから離されてしまいました。明日までにその原因をみつけて、今日よりいいレースができるように頑張ります」
■Nクラス
優勝 三浦和樹(HFDP)
f3_r06_r_pc_miura 「昨日のフリー走行では3番手でしたが、トップとの差もなくいい感じでした。予選は気温が低かったのでクルマのバランスもよく、自分でもロガーを見て直すべきところは直して走りましたが、まさかポールが取れるとは思いませんでした。Cクラスが1台後ろからスタートするので、まずはその前でスタートしようと思っていましたが、それが上手くいって2位との差を広げることが出来ました。でもCクラスに抜かれてからはダウンフォースが抜けるような状態が起きて差を詰められてしまいました。僕は後ろをみて走る悪い癖があるんですが、最初のほうでミラーが片方折れてしまったので、後ろを見ないで走ることができました。明日は今日みたいな良い位置からのスタートじゃありませんが、最後まで諦めずに頑張ります」
決勝2位 中山雄一(トムススピリット)
f3_r06_r_pc_nakayama 「3番手からのスタートでしたが、前にCクラスが絡んでしまいました。すぐに抜いていくと思っていたら間に入ってしまったのが計算外でした。スタートは最初は失速気味でしたがそこからの加速がよく、位置取りの関係もあって野尻選手の前に出られました。その後もペースがよく手前に追いついていったんですが、前半でタイヤがなくなった状態で後半三浦選手とバトルになってしまい、並びかけたものの汚れたラインに乗ってしまいました。明日はレース後半で勝負できるように考えて走ります」
決勝3位 野尻智紀(HFDP)
f3_r06_r_pc_nojiri 「2番手からのスタートで、決して良くはなかったんですが回りもよくなかったみたいで最初はポジションキープができました。でも僕のミスで千代選手にも抜かれてしまいました。僕のミスで勝てるレースを落としてしまったので、チームには申し訳ないと思います。千代選手を簡単に行かせすぎました」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝 #50関口独走で今季2勝目!Nクラスは#7三浦が初優勝!

富士スピードウェイで開催された全日本F3選手権第6戦の決勝は、ポールシッターの#50関口雄飛(B-MAX)がスタートから危なげない走りで後続を突き放し、2位以下に6秒以上の大差をつけて15週を走りきって今季2勝目を挙げた。
Nクラスもまたポールスタートの#7三浦和樹(HFDP)がCクラスの#19西本直樹や同じNクラスの#37中山雄一らと激しいドックファイトを演じながら周回を重ねたが、最後まで中山を抑えきって今季初勝利をものにしている。

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第6戦決勝は16日午後0時55分スタート。
強い陽射しが照りつけ気温、路面温度ともに上昇する中で15周の戦いの火蓋が切られた。
ポールシッターの関口は見事なスタートでホールショットを決めると、そのまま2位安田裕信との差を引き離しにかかる。3位には#1蒲生尚弥、4位には#36リチャード・ブラッドレーがつけ、5番手はNクラスの#7三浦。予選4番手の#5山内英輝はセクター3に入ったところで駆動系トラブル(クラッチ側のスプライン破損)に見舞われてスローダウン、ホームストレート脇にストップしてそのままレースを終えてしまった。

その後も関口は快調に周回を重ね、安田との差を5周終わりで2秒とすると、その後もじわじわと差を広げていき、最後は6.3秒もの大差をつけて15周を走破。先月同じく富士で行われた第3戦に続いて今季2勝目を挙げた。2位は安田、3位には前回第6戦で優勝の蒲生が入った。

関口の独走激に終わったCクラスに対し、Nクラスの攻防は手に汗握る熾烈な戦いとなった。
ポールの三浦はCクラスの西本を従えてオープニングラップを終える。その後方では中山がクラス2番手の#8野尻智紀を2周目に捕らえて2位に浮上、三浦、西本との差を縮めにかかる。抜かれた野尻は同じ周のヘアピンで予選でのペナルティにより後方スタートとなった#23千代勝正にも抜かれ、一時クラス4位に後退するが、9周目のコカコーラコーナー入口で浮き砂利に乗った千代がオーバーランしたために3位を奪い返すことに成功、そのままトップ2台を追い上げて行った。

三浦は8周目の1コーナーで西本を先行させた後、中山の猛烈な追い上げにあい、12周目の1コーナーで遂に並びかけられてしまう。しかし中山もまた、コカコーラコーナーアウト側の汚れたラインに乗ってしまい、惜しくもオーバーランを喫してしまった。
これにより三浦は最後までトップの座を守りきり、F3参戦2年目にして初めての勝利をここで挙げることとなった。2位は中山、3位には三浦のチームメイト、野尻が入った。

次の第7戦決勝は明日午前10時40分より21周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1524'41.934
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE156.324
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1515.109
436Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1515.927
519C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1530.268
67N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1532.120
737N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1532.768
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1533.811
923N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1534.437
1020Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1537.127
1122N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1543.376
1277N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE151'04.696
136N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE151'12.407
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
-5C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE015 Laps
  • Fastest Lap(C): CarNo.50 関口雄飛(B-MAX F308) 1'37.419 (3/15) 168.620km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.37 中山雄一(TDP SPIRIT F307) 1'39.196 (4/15) 165.599km/h

Japanese F3

JF3:第6戦富士公式予選 #50関口が2連続ポール達成!Nクラスは#7三浦が今季初ポール

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全日本F3選手権第6戦の公式予選が7月16日、富士スピードウェイで行われ、1分36秒179を記録した#50関口雄飛(B-MAX)が第5戦に続いてポールポジションを獲得した。
Nクラスは#7三浦和樹(HFDP)が1分37秒744でトップだった。

6月のワンメイク祭りに続いて2ラウンド連続で富士スピードウェイで開催されることになった全日本F3。
朝から強い陽射しが降り注ぐ中、午前8時25分より10分間で第6戦の公式予選が開始された。
最初にトップに立ったのは#1蒲生尚弥で1分37秒341。これに#5山内英輝、#36リチャード・ブラッドレーが2位、3位で続く。#12安田裕信、#50関口のベテラン勢は慎重な滑り出しでNクラス数台を挟んだ後方から徐々にタイムを上げていった。
まずは残り3分で山内が1分36秒647でトップに。続いて残り2分で関口が1分36秒179を叩き出して一気にトップに躍り出た。蒲生も1分36秒381とタイムを削ってくるが、チェッカー直後に安田が1分36秒316で2位に割って入り、走行は終了した。
関口は前回富士で行われた第5戦に続いての2連続ポール。ただし前回のグリッドは第3戦決勝のベストラップ順という変則ルールではあった。

Nクラスは序盤#8野尻智紀が好タイムを連発していたが、終盤チームメイトの#7三浦が1分37秒444でトップに立った。2番手に野尻、3番手には第3戦優勝の#37中山雄一がつけた。

第6戦決勝はこのあと午後0時55分より15周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦富士公式予選結果

全日本F3 -RIJ- (2011/07/16) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
150C関口 雄飛B-MAX F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.179--170.79
212C安田 裕信ThreeBondDALLARA F308SR20VE1'36.3160.1370.137170.55
31C蒲生 尚弥PETRONAS TOM'S F308DALLARA F308 1AZ-FE1'36.3810.2020.065170.44
45C山内 英輝PLANEXハナシマ F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.5570.3780.176170.13
536Cリチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'36.6590.4800.102169.95
67N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'37.7441.5651.085168.06
719C西本 直樹SGC by KCMGDALLARA F3063S-GE1'37.8441.6650.100167.89
88N野尻 智紀HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'37.8601.6810.016167.86
937N中山 雄一TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'37.9221.7430.062167.75
1022N佐々木 大樹NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'38.4592.2800.537166.84
1120Nギャリー・トンプソンSGC by KCMGDALLARA F3073S-GE1'38.5472.3680.088166.69
1277N野呂 立CMS☆WAKOS☆F306DALLARA F3063S-GE1'39.8123.6331.265164.58
13*23N千代 勝正NDDP RACINGDALLARA F3063S-GE1'40.4174.2380.605163.59
14*6N石川 資章コルサ・スクーデリアF306DALLARA F3063S-GE1'40.5704.3910.153163.34
---- 以上予選通過 基準タイム ( 110% )---- 1'45.9219.7425.351155.09
  • CarNo.23は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により、訓戒ならびにベストラップ・セカンドラップ抹消のペナルティを科した。
  • CarNo.6は、2011年富士スピードウェイ一般競技規則第9章第39条1.違反(ピット入口のホワイトラインカット)により、第6戦決勝レース、ピットスタートとするペナルティを科す。

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリス アンドレ・ロッテラーが今季初優勝! トヨタエンジンが表彰台独占 (TOYOTA)

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アンドレ・ロッテラー(中央左)が今季初勝利。JPオリベイラ(左)が
2位、石浦宏明(右)が3位でトヨタエンジン勢が表彰台を独占した

 フォーミュラ・ニッポンの第6戦が10月16日(土)、17日(日)の両日、大分県のオートポリスで行われた。

 全7戦で競われている今季のフォーミュラ・ニッポンも残すところ2戦となったが、これまで5戦を終えて5人の勝者が誕生する混戦となっており、ランキング上位ドライバーのポイント差は非常に小さく、タイトル争いは激しさを増している。

 阿蘇山の麓に位置するオートポリスでのフォーミュラ・ニッポン開催は3回目。今大会は1回のタイヤ交換が義務付けられており、昨年の大会でもピット戦略で大きく順位が入れ替わったことから、戦略が重要なレースとなる。

 16日(土)午後1時45分からノックアウト方式の予選が開始。Q1から上位13台がコースレコードを更新するハイレベルな戦いとなった。このセッションでは、地元九州出身で、トップフォーミュラでの凱旋となったTDPドライバーの井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)が14番手、午前中のフリー走行はトラブルでほとんど走れず、苦戦を強いられた松田次生(KONDO RACING)が15番手でQ1敗退となった。

 Q2では、Q1で6番手と好走を見せたルーキーのケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)がタイムを伸ばせず、11番手。平中克幸(KCMG)が12番手でグリッド確定。

 最終Q3セッションでは、残り6分を切って各車一斉にコースイン。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がまずトップタイムをマークしたが、その直後に1コーナーでスピンし、コース上にストップ。車輌排除のために赤旗となり、規定に則ってそのままセッションは終了となった。

 ロッテラーを含む5台のみがタイム計測を終えたが、ロッテラーは赤旗の原因を作ったとしてタイムが抹消され、4グリッド降格となった。この結果、TDPドライバーの大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)がフォーミュラ・ニッポンで初のポールポジションを獲得。貴重な1ポイントを獲得した。

 同じくTDPドライバーの平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)が2番手、石浦宏明(Team LeMans)が3番手となり、TDPドライバーが予選トップ3を占めた。

 ロッテラーは5番手。以下はQ2のタイムで順位が決定され、J.P.デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)が6番手グリッドとなった。

 17日(日)も秋晴れとなったオートポリス。フォーミュラ・ニッポンの決勝が行われる午後2時半には、気温21度、路面温度は38 度とこの週末では最も暑いコンディションとなり、50周で争われる決勝レースがスタートした。

 スタートでは、最前列に並んだ大嶋と平手が若干遅れ、これをかわそうとした2列目以降で混乱が発生。4番手のロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が石浦に接触し、コントロールを失って大嶋に追突。大嶋はスピンしながら壁にクラッシュし、ここに他車が突っ込むという、多重クラッシュとなった。

 このクラッシュでセーフティカーが導入。セーフティカーランとなってすぐ、1周目終了の時点で、ロッテラーとオリベイラがタイヤ交換義務を果たすべくピットイン。後輪2本のみの交換としたロッテラーが前でコースへ復帰した。また、接触により左前タイヤのパンクなどダメージを負った石浦もピットへ向かい、応急処置とタイヤ交換、給油を行った。

 セーフティカーランは5周に渡って続き、井口、平中らもピットイン。ピットに入ったロッテラー以降が、入らなかった5台の後についての再スタートとなった。

 6周目に再スタートが切られ、ピットに入らず2番手につけた平手が、首位の山本尚貴(NAKAJIMA RACING)を猛プッシュ。4位のコッツォリーノも好ペースで前走車を追走。

 18周目、ピットに入らず、5位を走行していた松田がトラブルでコース脇にストップ。5台目のリタイアとなってしまった。

 平手は、21周目に山本がピットインしたことで首位に立ち、一気にペースアップ。コッツォリーノは25周目にピットインすると、山本の前でコースに復帰した。

 平手は32周目まで引っ張ってピットイン。きわどいタイミングながら、井口、コッツォリーノらの直前でコースに復帰した。これで、ロッテラーが首位に浮上。オリベイラが2位、石浦が3位、平手は4位となった。

 燃料やタイヤをセーブする走行を強いられた前3台を、フレッシュなタイヤの平手が追い上げるかに注目が集まったが、42周目、平手が突然燃料系のトラブルに見舞われペースダウン。レースは続行したが、次々に後続にパスされることとなってしまった。

 一方、首位を行くロッテラーは、オリベイラとの差をコントロールしながら、着実なペースで周回を重ね、見事トップでチェッカー。昨年の第6戦以来となる、今季初勝利を挙げた。これにより今季のフォーミュラ・ニッポンでは、6戦で6人目のウィナー誕生となった。

 2位はオリベイラ。3位は、スタートでの接触でステアリング系にダメージを負いながらも着実に走り続け、ファイナルラップでの後続の猛追を凌ぎきった石浦が入り、昨年の第3戦以来キャリア2度目となる表彰台を獲得。トヨタエンジン勢が表彰台を独占する結果となった。

 レース後の車検で、4位でチェッカーを受けた塚越広大(HFDP RACING)が失格となったため、5位以降が繰り上がることとなり、ルーキーのコッツォリーノが自身最高位となる4位フィニッシュ。コッツォリーノはレース中のファステストラップもマークした。同じくルーキーの井口も6位フィニッシュとなり、念願の初ポイントを獲得した。平中が7位。最後に平中にかわされた平手も、8位で1ポイントを獲得することとなった。

 完走僅か8台のサバイバルレースとなった今大会の結果、タイトル争いではオリベイラとロッテラーが同点でトップに立ち、最終戦へと臨むこととなった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリス 山本尚貴選手が5位入賞、小暮卓史選手とロイック・デュバル選手は無念のリタイア (HONDA)

  • 2010年10月17日(日) 決勝
  • 会場:オートポリス(4.674km)
  • 天候:予選/晴れ 決勝/晴れ
  • 気温:21℃(14:30時点)
  • 路面温度:38℃(14:30時点)
  • 決勝レース:50周
  • コースコンディション:決勝/ドライ
  • 観客:1万3804人(主催者発表)

fn101017001L.jpg  10月17日(日)、大分県・オートポリスにおいて2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝レースが開催された。

 2010シーズンのフォーミュラ・ニッポンも終盤を迎え、今回のオートポリスを含めて残り2戦となった。ドライバーによるシリーズポイント争いも佳境に入り、前戦SUGOでランキングトップ(31ポイント)に浮上した#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)に対し、3位(28ポイント)の#1 ロイック・デュバル選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)を含めた上位6人が今季のチャンピオン候補に絞られている。また、ランキング7位の#31 山本尚貴選手(NAKAJIMA RACING)は、開幕から4戦連続で入賞(最上位は4位)し、ルーキー・オブ・ザ・イヤーのタイトル獲得の最有力候補となっている。

 16日(土)、秋晴れとなり絶好のコンディションで行われた公式予選は、波乱の展開となった。フリー走行から好調な走りを見せていたL.デュバル選手は、ノックアウト予選のセッション1回目で2番手、2回目でトップタイムを記録して、最終グリッドを決めるセッション3回目に挑んだ。一方、小暮選手はマシンのセッティングに苦しみ、セッション2回目を9番手で終えたために最終セッション進出を逃した。

 最終セッションには、L.デュバル選手とチームメートの#2 伊沢拓也選手、ルーキーの山本選手のHondaドライバー3人が挑んだ。しかし、セッション開始早々にトップタイムを記録したマシンが1コーナー先でスピンをしてストップしたために赤旗が掲示され、ほとんどのドライバーがタイムアタックを行えないままセッションは終了した。その結果、赤旗の原因となったドライバーにペナルティの裁定が下され、1周のみ走行していたL.デュバル選手が4番グリッド。走行できなかった伊沢選手と山本選手は7-8番グリッドとなった。

 ランキングトップの小暮選手は9番手、#10 塚越広大選手(HFDP RACING)は10番手、#16 井出有治選手(MOTUL TEAM 無限)は13番手からスタートを迎えることとなった。

 17日(日)の決勝日も快晴となり、朝から多くのファンがサーキットへ足を運んだ。今回のレースは、最低1回のタイヤ交換が義務づけられているが、交換するタイヤの本数に制限はない。

 決勝レースが開始される14時30分時点で気温21℃、路面温度38℃と絶好のコンディションとなり、参加する15台のマシンがフォーメーションラップの後、シグナルにあわせてグリッドスタートが切られた。

 スタート直後、4番手スタートのL.デュバル選手が好スタートを切って飛び出したが、2番手スタートのマシンのリアタイヤに接触、さらにポールポジションスタートのマシンに追突した。これにより後続の2台を巻き込む計4台の多重クラッシュが発生してしまう。このアクシデントでHondaドライバーは、L.デュバル選手、伊沢選手、井出選手の3人がリタイアとなった。

 直後にセーフティカーが導入され、このタイミングに合わせて数台のマシンがタイヤ交換を敢行した。9番手スタートの小暮選手も左側2本のみのタイヤ交換を済ませている。各車の選択がレース展開にどのような影響を及ぼすかが注目された。

 5周目終了時にセーフティカーがピットに戻り、6周目からローリングスタートが切られた。先にタイヤ交換を敢行したマシンがいたために、再スタート時点で山本選手がトップとなり、3番手に塚越選手、小暮選手が10番手のポジションとなった。

 トップを走行する絶好のチャンスが巡ってきた山本選手は、再スタートすぐに1分34秒台を記録する積極果敢な走りを見せる。9周目以降は1分35秒台となるが、2番手に約0.7秒のアドバンテージを保ってトップの座を守る。3番手の塚越選手は山本選手から約2秒後方を走行し、この3台がトップグループを形成する。

 21周を終了し、山本選手がトップのポジションを守ったままピットインを敢行。タイヤ交換と燃料補給を行うが、ピットアウト時にエンジンをストールしてしまったために約26秒のピット作業を要してしまう。しかし、10番手でコースに復帰した山本選手は、23周目に1分34秒349のファステストラップを記録、ばん回を図るべく走行した。

 山本選手のピットインにより2番手に浮上した塚越選手は、28周終了時にピットインを敢行し、6番手でコースに復帰した。同じタイミングの28周目に、小暮選手の左フロントの足回りにトラブルが発生、コースアウトを喫する。シリーズタイトルを争う小暮選手にとって非常に痛いリタイアとなった。

 レースは、スタート直後のアクシデント後にピット作業を行ったマシンが上位を占める展開となる。2人となったHondaドライバーのうち奮闘を続ける塚越選手は33周目にポジションを1つ上げて5番手。さらに、42周目に4番手まで浮上する。ピットイン時でのタイムロスが響いた山本選手も44周目に 7番手まで浮上した。

 50周で行われたレースは、最後まで果敢な走りを見せた塚越選手が3番手のマシンに迫りながらも届かずに4位、山本選手も48周目にポジションを上げて6位でチェッカーフラッグを受けた。優勝はA.ロッテラー選手(PETRONAS TEAM TOMS)だった。

 しかし、レース後の再車検で塚越選手の車両に対し、スキッドブロックの車高違反の裁定が下されたため、塚越選手は失格となり、山本選手が5位となった。

 この結果、ドライバーによるポイントスタンディングでは、リタイアを喫した小暮選手とL.デュバル選手が3位と4位に後退。小暮選手とトップの差は僅かに5ポイントであり、2人とも最終戦での逆転タイトル獲得に可能性を残している。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「今回のオートポリスはパワーサーキットなので、エンジンのピークパワーを改善したマッピングを施しました。フリー走行、予選で改善の効果を感じることができ、決勝直前のウオームアップでも燃料満タンの状態で各ドライバーが好タイムを出してくれていました。また、パワーと燃焼効率の向上を目指したセッティングも順調に進み、昨年と比べて同じ燃費でラップタイムを2秒短縮することができました。ですので、決勝スタートのアクシデントは非常に残念でした。また、小暮選手は新しい試みがウオームアップで生かされていたので、決勝でトラブルが発生したことは悔しいですね。最終戦の鈴鹿は距離も短く、燃料もタンクに半分から 6割くらいの量で走ることができるため、完全なエンジンパワー勝負になります。逆転タイトルへの手助けになるように、我々も鈴鹿までに最後の一絞りをしますので、楽しみにしてください」
山本尚貴選手(5位 #31 NAKAJIMA RACING)
 「スタートは今までの人生で一番よかったです。前回のSUGOでスタート方法のコツをつかんで、今回で自信が確信に変わりました。再スタート後は、トップを走行していましたが思ったようにペースを上げることができなかったので、2番手のマシンに抜かれないような走りを心がけました。ピットインは予定通りでしたが、エンジンストールで大きなロスをしてしまいました。加えて、7番手争いで多くの周回を要してしまったという2点が今回の反省点だと思います。でも、完走してポイントを稼ぐことができたのは大きな収穫でした。これまでの経験を生かして、鈴鹿ラウンドではチームスタッフと協力して自己ベストのリザルトが残せるようにがんばります」
小暮卓史選手(リタイア #32 NAKAJIMA RACING)
 「走行中に左フロントのナックルが折れてしまい、コースアウトをしました。走行中も少し違和感があったのですが、突然折れたので対応ができませんでした。最終戦の鈴鹿は開き直って全力で走りたいと思います。最後まであきらめずに戦いますので応援をよろしくお願いいたします」
ロイック・デュバル選手(リタイア #1 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
「スタートは本当にうまく飛び出せたのですが、ポールポジションのマシンが遅れたために前のマシンがペースを落とし、行き場がなくなってしまいました。今回のことは忘れて、とにかく鈴鹿で優勝するべく準備をしていきたいと思います」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリス決勝記者会見

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優勝 アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r06_r_pc_lotterer  「優勝したことは、自分にとっても、チームのみんなにとっても、すばらしいご褒美だと思います。特に、昨日の予選のことがあるので、より気分がいいです。終わりよければ...という感じです。レースを振り返ると、いいスタートを切れたけれど、大嶋が近づいているのが見えたので、スペースを空けたら、グリーンの上に出てしまいました。スタート前にいろいろなシミュレーションをしましたが、はじめから右側に行くと決めていたわけではありません。スタートしたら、ここしかスペースがありませんでした。結果的によかったということです。(1周目に)セーフティーカーが入ったので、そのときに2輪交換を決めました。まだタイヤが新しかったので、本当は変える必要はなかったのですが、タイヤ交換義務付けのルールがあったので2輪交換にしました。そのあとは全般的にレースをコントロールすることができました。でも、とてもタフなレースでした。オートポリスはタイヤに厳しいので、タイヤの選択を慎重に正確にして走らなくてはいけないんです。また、JPのポテンシャルも考えました。僕が少し早めにプッシュをしたけれど、しばらくしてJPのペースが落ちたので、うまくコントロールできました。最終戦はとにかく集中をしなくてはいけないと思います。泣いても笑っても残りは1戦ですから。パーフェクトでないと。チームとして準備万端に整えて挑みます。JPのチームとも実力が拮抗しているので、とにかくやるだけです。最終的にいい結果を残したいです。(昨日の予選のことがあったのでより勝ちたいという気持ちはあったのか?)プロのレースなので、昨日のことがあっても影響を受けるわけにはいかないんです。いつも通りのモチベーションを保ちました。言葉は悪いかもしれませんが、昨日のリベンジができて気持ちは晴れました。いろいろなクレームがありました。判定に対してもそうです。中には、今朝もう一度予選をやり直したいという人もいました。しかし、キリがなかったので、このままいきました。結果はよかったのですが、改善しないといけない問題があります。このようなことで、このスポーツのよいところを損なってしまうのは残念です。次のレースに向けて、気持ちよく競えるように改善してほしいです」
決勝2位 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)
fn_r06_r_pc_oliveira  「スタートと1周目はよかったです。スタート前に左側に行くイメージをしていました。右側でクラッシュがあったようですが、直接は見ていません。1コーナーで気がついて驚きました。セーフティーカーが入るのを見て、ピットインするかを決めかねていました。しかし、チームからピットに入るように連絡があって、ピットインしました。4輪交換をしたけれど、フロントタイヤはまだよかったので、ベストな選択ではなかったかもしれないです。タイヤ交換については、チームともいろいろ考えたのですが、2輪交換は考えていませんでした。今日はミスがあってツケがまわってきました。ピットにいる間にアンドレに抜かされてしまいました。そのあとはオーバーテイクするのが大変でした。前輪はよかったのですが、オーバーステアが原因でラップが落ちたように思います。ついていこうとしましたが、難しかったです。逆の立場なら引き離せたかもしれませんが、ついて行くのは難しいです。最後まで、チャンピオンシップを戦いたかったから、リスクを冒したくないとも思いました。アンドレも言っていたように、最終戦ではいい結果を残したいです。そのために、がんばるだけです。(今回のレースで)タイヤについては心配していませんでした。ブリヂストンは言いペースを保てるタイヤを提供してくれるし、それはアンドレも証明している通りです。セーフティーカーが入るとタイヤの持ちもよくなりますし。ただ、燃料が重すぎたかもしれません。うまくプッシュできませんでした。それに4輪交換もベストではなかったです」
決勝3位 石浦宏明(ルマン)
fn_r06_r_pc_ishiura  「スタートは悪くなかったんですが、大嶋がホイールスピンしていて、左側に避けました。ロイックのスタートも良かったので、(左にロイック、前に大嶋がいて)、僕の行き場が無くなったのですが、アクセルを抜いて、ロイックに譲るような形をとり、接触を避けました。でも、さらに左に平手もいたみたいで、ロイックがさらに右に動いてきました。ロイックと僕が接触して、ロイックは大嶋に突っ込んでしまいました。僕は、ロイックとの接触で、左のフロントのアームが曲がり、ステアリングが曲がってしまいました。これで終わりかと思いながらピットに入りました。エンジンを切らずに待っていたら、エンジニアがメカニックさんに、引っ張れと言って、それで引っ張って真っ直ぐにしてもらいました。タイヤは全部引きずっていたので、4輪交換をしました。自分のポジションが分かってなくて、再度ピットに入ってアームを引っ張ってもらいたいと思っていました。でも、後ろから井口選手が来ているのを見て、ピットインをやめました。自分でこのまま行くと決めました。前の2台がタイヤを守っているのがわかったので、自分もタイヤをいたわりながら走りました。タンクが軽くなってきてペースアップするころに僕だけタイムアップできませんでした。後ろから塚越選手が来たときは、タイム差を出してもらって走っていました。ここは抜きづらいサーキットなので、抜かれないだろうと思いました。1周コンマ5秒くらいしか変わらなかったので、たいした差はないと思って、コントロールする余裕がありました。ただもっと早くうしろに着かれていたらいろいろとしていたかもしれません。ラッキーなレースでしたが、接触があったのは残念でした。今季、初表彰台で非常に嬉しいです。本当はもっとたくさん表彰台にあがっているはずだったので、今まで結果が残せずにストレスが溜まっていました。しかし、前回のSUGOからチームの雰囲気がいいので、僕ががんばればいい結果が出ると思っていました。ただ、優勝はもう一つ高いところにあるので、いい流れのまま最終戦に行って、初優勝を目指したいです」
優勝チーム監督 舘信秀(トムス)
fn_r06_r_pc_tachi  「アンドレは久しぶりの優勝です。(前回の大嶋の優勝に続き)2連続でこの場にいられることがとても嬉しいです。作戦として、1周目にセーフティーカーが入ったら、すぐにピットに入れようと決めていました。できれば、大嶋の走りを最後まで見たかったです。昨日の予選のモヤモヤが飛んで、全部忘れました。3カテゴリー制覇という目標を掲げています。F3はすでに決まっています。GTも厳しいところですが、狙えると思っています。フォーミュラ・ニッポンも最終戦までもつれ込むので、最後は優勝で終わりたいです。まだ3カテゴリー全制覇を狙っています」
Text: Motorsports Forum / Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパー耐久

S耐:第6戦仙台決勝 #1BMW Z4Mが今季6勝目!シリーズタイトルを獲得

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10月17日、宮城県の仙台ハイランドスポーツランドSUGOで、スーパー耐久第6戦の決勝レースが予選に引き続き行われた。

 12時33分に400kmレースがペースカー先導のローリングスタートで幕を開けた。
 ST1クラスは序盤から、#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/Imuran Shaharom/柳田真孝組)の谷口と#8 ART TASTE GT3(清水康弘/立川祐路/竹内浩典組)の清水が接近戦を演じるが、次第に#8が後退。またしても#1、#28の1,2フォーメーションを形成する展開となる。15周目で#8はピットイン。ガレージでマシンのチェックを行い、再びコースへ出るが再度ピットへ。「パワーステアリング(のトラブル)ですね。予備のパーツがないのでどうにもならない」と悔しそうな表情を浮かべる竹内。
30周終了の段階ではチームメイトの#28 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(片岡龍也/Melvin Moh/Fariqe Hairuman組)との差は32秒となった。32周目にトップ#1がピットインし#28がトップに立つ。36周目に再び#1がトップに返り咲き、64周目に最後のピットストップを行うが45秒差でトップをキープしたまま99周を走りきった。これで無敵の今季6勝目を飾り、最終戦を待たずにシリーズタイトルも手中にした。

 総合3位には、ST2クラスのトップ#3エンドレス・アドバン・コルトスピードX(峰尾恭輔/村田信博/高木真一組)が#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)との接戦を制した。8位にはST3クラスの#27 FINA ADVAN BMW M3(伊橋勲/廣田秀機/三澤伸輔組)が入った。
ST4クラスは14位に#95特許リジットカラーS2000(服部尚貴/木下隆之/市嶋樹組)がそれぞれクラス優勝を遂げた。

 シリーズタイトルが決定したのはクラス1のみとなり、最終戦もてぎSSWのオーバル決戦に持ち越される。

ウイナーのコメント
#1谷口信輝
「3人でノーミスの6勝は嬉しいですしr示威し、それで今回最終戦を前にチャンピオンも決められて良かった!最終戦も勝って全勝を目指しますよ。足はおかげさまで(富士のGTレースがなく)良くなりました。その分、今日は目いっぱい行きました」

柳田正孝
「いいチーム、マシン、チームメイトに恵まれて良いレースができて、チャンピオンも取れて嬉しいです。BCドライバーの交代はちょっとチーム事情があります・・・」

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Text&Photo:Keiichiro Takeshita

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリス決勝 アンドレ・ロッテラーが今季初優勝、2位にJPオリベイラ、小暮卓史はリタイア

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は17日、大分県のオートポリスで決勝を行い50周を走って、アンドレ・ロッテラー(トムス)が今季初優勝を飾った。

観衆 土曜日: 6,336人/日曜日: 13,804人

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 フォーメーションラップは14時30分にスタート。気温も上がり暖かくなってきた。

 スタートは大波乱。ポールポジションの大嶋和也(トムス)が出遅れ、背後にいたロイック・デュバル(ダンディライアン)が大嶋をプッシュ。大嶋はスピンしながらコースを左方向に横断。これに、伊沢拓也(ダンディライアン)と井出有治(無限)が巻き込まれ、伊沢のマシンに井出のマシンが乗り上げた状態でウオールに激突。デュバルも右コースサイドにはじかれてマシンを止めた。

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 この混乱で大嶋、デュバル、伊沢、井出の4台が早くもリタイア。マシンを排除するためセーフティーカーが導入された。

 このセーフティーカーラン中に、アンドレ・ロッテラー(トムス)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、石浦宏明(ルマン)、小暮卓史(ナカジマ)、平中克幸(KCMG)らがピットイン義務を消化して戦列に復帰した。

 セーフティーカーは5周を終わってピットロードへ。6周目から再スタートが切られた。ここでトップに立ったのは、山本尚貴(ナカジマ)。2位には平手晃平(インパル)、3位に塚越広大(HFDP)と続く。

 この後、トップの山本、塚越、平手がピット義務を消化すると32周目にはトップにロッテラーが躍り出た。2位にはオリベイラが1秒ほどの差で付け、大きく遅れて3位に石浦、さらに大きく開いて4位に平手、その直後に塚越かつける展開となった。

 トップのロッテラーはその後も2位のオリベイラに1~2秒の差をつけて周回。最終的には50周を走って今季初優勝を飾った。2位にはオリベイラが、3位には石浦が入った。

 ピットイン、アウト後、きわどく塚越の前に出、4位で戦列に復帰した平手は、マシントラブルかラップタイムが上がらず、ずるずると後退。最終的には9位でレースを終えた。

 4位には塚越が入り、5位には今季最高位のケイ・コッツォリーノ(ルマン)が、6位には一時トップを走った山本が入った。地元の声援を受けた井口卓人(セルモ/インギング)は7位に入り今季初ポイントを獲得した。

 ドライバーズ選手権でポイントリーダーだった小暮は28周目にスピンしてグラベルに捕まりリタイア。このレース、ノーポイントに終わった。この結果、36ポイントでロッテラーとオリベイラがトップに並び、小暮は31ポイントのままで3位に落ちた。

 なお、レース後の車検で塚越の車両にスキッドブロックの違反が見つかり、塚越には失格の裁定が下された。これにより4位コッツォリーノ、5位山本、6位井口となり、ゴール直前に7位となった平中に抜かれた平手も8位に繰り上がって1ポイントを獲得した。

 第7戦は11月7日、舞台を鈴鹿サーキットに移し最終戦として開催される。果たして今シーズンのドライバーズチャンピオンに輝くのは誰になるのであろうか?

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリス決勝結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2010/10/17) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 6 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K501:26'07.759
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K501.498
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K5014.296
47ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K5030.372
531山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E5055.083
629井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K501'06.729
718平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K501'15.418
820平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K501'15.682
----- 以上規定周回(45 Laps)完走 ----
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E2723Laps
-3松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1733Laps
-37大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K050Laps
-1ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E050Laps
-2伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E050Laps
-16井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E050Laps
-10塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E--
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.7 ケイ・コッツォリーノ(ルマン)1'34.340 (28/50) 178.359km/h
  • CarNo.10は、国内競技車両規制 第13章 FN 2.13(スキッドブロック2.13.1)d)違反により失格とする。

スーパー耐久

S耐:第6戦仙台決勝結果

HI-LAND SUPER TAIKYU 400km RACE -RIJ- (2010/10/17) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 6 仙台ハイランドレースウェイ 4.0296km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
イムラン・シャハロム
柳田 真孝
YH993:12'48.178
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
メルビン・モー
ファリーク・ハイルマン
YH9944.563
3ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
高木 真一
YH972Laps
4ST1325SAMURAI 996
PORSCHE 911 JGN
影山 正美
久保 拓也
YH972Laps
5ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH972Laps
6ST236新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
YH972Laps
7ST2426エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
古山 節夫
YH963Laps
8ST3127FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH963Laps
9ST3214岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
小松 一臣
YH954Laps
10ST3334asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
前嶋 秀司
YH945Laps
11ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
関根 基司
YH945Laps
12ST34*35asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
中村 嘉宏
浜野 彰彦
YH945Laps
13ST26505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
岡本 武之
白坂 卓也
YH936Laps
14ST41*95特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
市嶋 樹
YH936Laps
15ST4218コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
岡野 陽朋
笠原 智行
YH936Laps
16ST4362ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH927Laps
17ST4474TUBE RACING DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
松本 玲二
ピストン西沢
YH927Laps
18ST4560RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
小幡 弘
関 豊
YH927Laps
19ST4641TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
長野 賢也
磯田 尚孝
YH918Laps
20ST4712無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS DesignLab
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
YH918Laps
21ST4869ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
YH918Laps
22ST49666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
朝倉 宏志
YH918Laps
23ST410764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
フィリッペ・デベサ
YH8910Laps
24ST3539TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH8811Laps
25ST411333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
藤田 弘幸
北川 晃
YH8811Laps
26ST41245ビストロカンパーニュ BRIDE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
沢野 真吾
佐々木 雅弘
見並 秀文
YH8712Laps
---- 以上規定周回数(ST1:69Laps ST2:67Laps ST3:67Laps ST4:65Laps)完走 ----
-ST3-15岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
杉林 健一
YH8217Laps
-ST1-8ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
清水 康弘
立川 祐路
竹内 浩典
YH3762Laps
-ST3-59東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
YH1782Laps
-ST3-7岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
山崎 学
YH1683Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M 谷口信輝 1'52.088 (2/99) 130.494km/h
  • CarNo.35は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間の追越し)により、ドライビングスルーペナルティを科されたが、レース中に未消化のため、公式通知No.6の5.により競技結果に対して45秒加算のペナルティが科された。
  • CarNo.95は、レース中に触媒が脱落したことにつき、エントラントおよびSTOに対して改善を指示し、訓戒処分とした。

スーパー耐久

S耐:第6戦仙台公式予選 BMW Z4Mがフロントロー独占!PPは谷口/シャハロム/柳田組

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10月14日、宮城県の仙台ハイランドレースウェイで、スーパー耐久第6戦の公式予選が行われた。
 今シーズンも1デイイベントとして開催される大会となり、公式予選が午前中に行われ、午後に決勝レースが行われるスケジュールとなっている。
 曇り空から時折日もさす気温18度、路面温度23度の天候の中、午前8時40分から1グループ(ST1,2,3クラス)と2グループ(ST3,4クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。
 ここでは、#1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/Imran Shaharom/柳田真 孝組)の谷口が1分50秒004をマークし、このセッションのトップタイムとした。
 8時55分から、再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズ ではAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられることとなっており、このセッションはBドライバーの#8 ART TASTE GT3(清水康弘/立川祐路/竹内浩典組)の立川が1分50秒810でトップタイムをマークした。
 両セッションの合算タイムでは、#1が3分41秒243のタイムでポールポジションをきめた。#28BMWが2番手、#8GT3が3番手となった。

 総合5位にクラスST2クラスのトップ#20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)が3分48秒764で入った。

 総合10位にST3クラスのトップ#27 FINA ADVAN BMW M3(伊橋勲/廣田秀機/三澤伸輔 組)が、総合17位にST4クラスのトップ#95特許リジットカラーS2000(服部尚貴/木下隆之/市嶋樹組)が入った。

 

 決勝レースは、このあと12時30分から99周400kmで開催される

Text&Photo:Keiichiro Takeshita

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリスフリー走行2回目 アンドレ・ロッテラーがトップタイム!

 全日本フォーミュラ・ニッポン第6戦は17日、オートポリスで決勝をにらんでのフリー走行2回目を行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)が1分31秒327でトップタイムを記録した。

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 フォーミュラ・ニッポン第6戦の行われるオートポリスは朝から快晴、絶好のレース日和を迎えた。定刻9時5分よりフリー走行が始まった。

 走行開始5分過ぎにアンドレ・ロッテラー(トムス)が1分31秒327でトップタイムに立ち、2位には石浦宏明(ルマン)、3位には大嶋和也(トムス)と続く。

 開始25分過頃には、ロイック・デュバル(ダンディライアン)がコースアウト。マシン回収のために赤旗が提示された。9時27分よりフリー走行が再開。40分間で行われる予定だったフリー走行は9時43分まで延長された。

 その後も終了までロッテラーのタイムを上回るドライバーは現れず、ロッテラーがトップタイムでフリー走行を締めくくった。2位も石浦のまま。

 3位にはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が上がり、4位に平中克幸(KCMG)、5位に井出有治(無限)、6位に予選で不調だった松田次生(コンドー)が入った。

 現在、31ポイントでドライバーズ選手権リーダーの小暮卓史(ナカジマ)は7位と出遅れた。選手権2位には、29ポイントでオリベイラとデュバルが並んでいるが、最終戦の鈴鹿でボーナスポイントが設定されているため、ここオートポリスでのチャンピオン決定はない。

 決勝は本日14時30分よりフォーメーションラップがスタートする。今回はタイヤ交換が義務づけられており各チーム1ストップをすることになるが、どの時点でピットワークを行うかの戦略が注目される。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

スーパー耐久

S耐:第6戦仙台A,Bドライバー公式予選総合結果

HI-LAND SUPER TAIKYU 400km RACE -RIJ- (2010/10/17) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 6 仙台ハイランドレースウェイ 4.0296km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireAdriver
Bdriver
Total
Time
Behindkm/h
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
イムラン・シャハロム
YH1'50.004
1'51.239
3'41.243-131.137
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
メルビン・モー
YH1'50.183
1'51.682
3'41.865 0.622130.769
3ST138ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
清水 康弘
立川 祐路
YH1'51.918
1'50.810
3'42.728 1.485130.263
4ST1425SAMURAI 996
PORSCHE 911 JGN
影山 正美
久保 拓也
YH1'52.155
1'54.484
3'46.639 5.396128.015
5ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
YH1'54.750
1'54.014
3'48.764 7.521126.826
6ST223エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
YH1'54.081
1'54.734
3'48.815 7.572126.797
7ST3159東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
YH1'55.294
1'53.979
3'49.273 8.030126.544
8ST2326エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
YH1'55.963
1'54.834
3'50.797 9.554125.708
9ST246新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
YH1'56.533
1'54.321
3'50.854 9.611125.677
10ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
YH1'55.371
1'55.585
3'50.956 9.713125.622
11ST3339TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
YH1'56.203
1'55.960
3'52.16310.920124.969
12ST3434asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
前嶋 秀司
YH1'57.649
1'56.126
3'53.77512.532124.107
13ST3535asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
中村 嘉宏
YH1'56.853
1'57.131
3'53.98412.741123.996
14ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
関根 基司
YH1'56.498
1'57.752
3'54.25013.007123.855
15ST3615岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
YH1'57.163
1'57.208
3'54.37113.128123.791
16ST3714岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
YH1'58.341
1'58.430
3'56.77115.528122.537
17ST4195特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
木下 隆之
YH1'58.264
1'59.653
3'57.91716.674121.946
18ST387岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
YH1'57.359
2'00.645
3'58.00416.761121.902
19ST26505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
岡本 武之
YH1'58.357
1'59.893
3'58.25017.007121.776
20ST4218コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
岡野 陽朋
YH2'00.271
2'00.313
4'00.58419.341120.595
21ST4362ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
YH2'01.637
2'00.046
4'01.68320.440120.046
22ST4474TUBE RACING DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
松本 玲二
ピストン西沢
YH2'01.676
2'00.755
4'02.43121.188119.676
23ST4560RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
小幡 弘
YH2'00.961
2'02.114
4'03.07521.832119.359
24ST4645ビストロカンパーニュ BRIDE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
沢野 真吾
佐々木 雅弘
YH2'02.760
2'00.395
4'03.15521.912119.319
25ST4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
長野 賢也
YH2'02.188
2'01.601
4'03.78922.546119.009
26ST4869ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
YH2'02.114
2'01.714
4'03.82822.585118.990
27ST49666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
朝倉 宏志
YH2'02.258
2'01.691
4'03.94922.706118.931
28ST41012無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS DesignLab
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
YH2'02.706
2'03.586
4'06.29225.049117.800
29ST411764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
フィリッペ・デベサ
YH2'03.557
2'08.114
4'11.67130.428115.282
30ST412333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
藤田 弘幸
YH2'04.236
2'10.031
4'14.26733.024114.105

スーパー耐久

S耐:第6戦仙台Bドライバー公式予選結果

HI-LAND SUPER TAIKYU 400km RACE -RIJ- (2010/10/17) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 6 仙台ハイランドレースウェイ 4.0296km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
立川 祐路1'50.810-130.914
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
イムラン・シャハロム1'51.239 0.429130.409
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
メルビン・モー1'51.682 0.872129.892
4ST3159東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博1'53.979 3.169127.274
5ST2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平1'54.014 3.204127.235
6ST226新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 靖1'54.321 3.511126.893
7ST1425SAMURAI 996
PORSCHE 911 JGN
久保 拓也1'54.484 3.674126.713
8ST233エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
村田 信博1'54.734 3.924126.436
9ST2426エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
井尻 薫1'54.834 4.024126.326
10ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
廣田 秀機1'55.585 4.775125.506
11ST3339TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
植田 正幸1'55.960 5.150125.100
12ST3434asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
前嶋 秀司1'56.126 5.316124.921
13ST3535asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
中村 嘉宏1'57.131 6.321123.849
14ST3615岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
岩崎 祐貴1'57.208 6.398123.768
15ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関根 基司1'57.752 6.942123.196
16ST3714岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田中 徹1'58.430 7.620122.491
17ST4195特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
木下 隆之1'59.653 8.843121.239
18ST26505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
岡本 武之1'59.893 9.083120.996
19ST4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
太田 侑弥2'00.046 9.236120.842
20ST4318コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
岡野 陽朋2'00.313 9.503120.574
21ST4445ビストロカンパーニュ BRIDE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
佐々木 雅弘2'00.395 9.585120.491
22ST387岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛2'00.645 9.835120.242
23ST4574TUBE RACING DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
ピストン西沢2'00.755 9.945120.132
24ST4641TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
長野 賢也2'01.60110.791119.296
25ST47666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
朝倉 宏志2'01.69110.881119.208
26ST4869ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
赤星 陽太郎2'01.71410.904119.186
27ST4960RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘2'02.11411.304118.795
28ST41012無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS DesignLab
HONDA CIVIC TYPE-R
久保 宣夫2'03.58612.776117.380
29ST411764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
フィリッペ・デベサ2'08.11417.304113.232
30ST412333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
藤田 弘幸2'10.03119.221111.562

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリスフリー走行2回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2010/10/17) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 6 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'31.327--184.24
28石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'32.3591.0321.032182.18
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'32.8481.5210.489181.23
418平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'33.3782.0510.530180.20
516井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'33.4522.1250.074180.05
63松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'33.5112.1840.059179.94
732小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.5112.1840.000179.94
82伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.6662.3390.155179.64
91ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'33.7322.4050.066179.52
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'33.7452.4180.013179.49
1120平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'33.9662.6390.221179.07
1237大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'34.0182.6910.052178.97
1331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'34.0632.7360.045178.88
147ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'34.2252.8980.162178.58
1529井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'35.0463.7190.821177.03
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

スーパー耐久

S耐:第6戦仙台Aドライバー公式予選結果

HI-LAND SUPER TAIKYU 400km RACE -RIJ- (2010/10/17) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 6 仙台ハイランドレースウェイ 4.0296km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'50.004-131.873
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也1'50.183 0.179131.659
3ST138ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
清水 康弘1'51.918 1.914129.618
4ST1425SAMURAI 996
PORSCHE 911 JGN
影山 正美1'52.155 2.151129.344
5ST213エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔1'54.081 4.077127.160
6ST2220RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄1'54.750 4.746126.419
7ST3159東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学1'55.294 5.290125.822
8ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲1'55.371 5.367125.738
9ST2326エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志1'55.963 5.959125.096
10ST3339TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬1'56.203 6.199124.838
11ST2430森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉1'56.498 6.494124.522
12ST256新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広1'56.533 6.529124.485
13ST3435asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN1'56.853 6.849124.144
14ST3515岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明1'57.163 7.159123.815
15ST367岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦1'57.359 7.355123.608
16ST3734asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢1'57.649 7.645123.304
17ST4195特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴1'58.264 8.260122.663
18ST3814岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇1'58.341 8.337122.583
19ST26505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵1'58.357 8.353122.566
20ST4218コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫2'00.27110.267120.616
21ST4360RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一2'00.96110.957119.928
22ST4462ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州2'01.63711.633119.261
23ST4574TUBE RACING DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
松本 玲二2'01.67611.672119.223
24ST4669ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史2'02.11412.110118.795
25ST4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一2'02.18812.184118.723
26ST48666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎2'02.25812.254118.655
27ST4912無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS DesignLab
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸2'02.70612.702118.222
28ST41045ビストロカンパーニュ BRIDE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
沢野 真吾2'02.76012.756118.170
29ST411764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博2'03.55713.553117.408
30ST412333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛2'04.23614.232116.766

Formula Nippon

FN:第6戦オートオリス公式予選総合結果

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
137大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'31.7331'31.2481'31.973
220平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.4921'31.1151'35.235
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.2351'31.1531'40.871
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.0581'30.5821'41.883
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'31.1821'30.997no time
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.0531'31.087no time
72伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.9281'31.379no time
831山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'32.2821'31.434no time
932小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.9121'31.568
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'32.0851'31.695
117ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'31.7201'31.726
1218平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'32.4291'32.051
1316井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'32.482
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'33.107
153松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'33.280
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.29は、当該セッションのタイム未計測のためQ2の順位を採用する。
  • CarNo.36は、2010年フォーミュラ・ニッポン統一規則第24条9.適用により4グリッド降格とする。

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリス公式予選記者会見

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ポールポジション アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r06_q_pc_loterer  「とても良い一日でした。フリーからよくて、Q1、Q2もよく満足しています。Q2は強く攻めることができたので、Q3でいいところにいけると期待していました。1周目のアタックがよくなかったので、プッシュするようにチームに言われました。プッシュしましたが、残念な結果になりました。リスタートしたいと思っていましたが、レギュレーションでダメだということです。他の人にとってはフェアではないという気はします。29秒台は個人的には難しかったと思います。自分のベストタイムより1秒以上縮めないといけないので...。ロイック(・デュバル:ダンディライアン)は1分30秒5出していますし、もっと練習すれば目指せないことはないと思いますが、タフだと思います。(スピンの様子は)プッシュしていこうと思っていたが、エンジンがストップしてしまいました。その他に言いようがありません。常にベストを尽くしていこうとしていましたが、リアがロストしてああいう結果になりました。(本人の意思とは関係なく不完全燃焼なポール・ポジションですが、)長いレース人生の中で、もちろんこんな気持ちは初めてです。ポール・ポジションをとっても、おめでたいとか嬉しいといった気持ちはありません。競い合う前に終わってしまいました。終わった時は僕と大嶋選手はいいタイムを出していましたが、他の選手が更新できたと思うので競えなくて残念です。しかし、それもレースなので仕方ないという気もしています。(スピンについて他のドライバーがわざとだと言っているが、)自分としてやるべきこと(プッシュすること)をしてなった結果です。本当にできればリスタートしたかったです。他の人がどのように考えても変えることはできないことです。ルールに従わないといけないのも確かです。ただ、逆の立場だったら自分も怒っていると思います。終わってしまったことなので、仕方がないとしか言いようがないですね」
予選2位 大嶋和也(トムス)
fn_r06_q_pc_ohshima  「朝の車のバランスは悪くはなかったですが、最後にニュータイヤでタイムが出ず不安がありました。予選は各セッションでセットを変えて挑みました。Q1は何とか通過でき、Q2、Q3と車の調子はよくなっていきました。アンドレが1周目からアタックしていて、その方がいいということで挑戦してみようと思いました。いい方向に行ったと思いますが、ちゃんとアタックして結果を出したかったです。不満は残りますが、2番手は2番手なので、明日もがんばります。(Q3だけ1周目にアタックしているが、Q2と比べてタイヤのグリップはどうだったか。)コースコンディションもよくなっているので、Q3の方がタイヤのグリップはよかったです。Q3のアウトラップで前にひっかかってしっかり温められなかったけれど、アタックは普通に走れたので正解だと思います。でももう終わってしまったことなので...」
予選3位 平手晃平(インパル)
fn_r06_q_pc_hirate  「今朝のフリー走行から車のバランスがよくなかったのですが、予選のQ1では手ごたえがあり、Q2でバランスを少し整えました。ロイック選手が速かったので、ポールは厳しいけれど2番手にはなれるかなと思っていました。うまく走ることができず残念です。(朝のフリーではトップと1秒4遅れ、チームメイトのJPとも1秒の差がありましたが、)予選に向けて、昨年のデータや、今年に入ってからのテストのデータを見ながら、神頼みでセットアップしたらうまく当たりました。(トムスの選手は1周目の方がタイヤのグリップがいいという理由ですぐにアタックに入ったが、そのように感じることはありましたか?)出せないことはないと思います。しかし、2周目の方がいいと思ってアタックをしています。タイヤも温まってないし完全なアタックは無理だと思います」
【※注記】

 記者会見終了後、赤旗の原因を作ったアンドレ・ロッテラーに対し、4グリッド降下のペナルティが課された。そのため、ポールポジションは大嶋和也となり、2位には平手晃平が、3位には石浦宏明が繰り上がることとなった。

Text: Motorsports Forum / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリス公式予選 アンドレ・ロッテラーのペナルティで大嶋和也が初ポールを獲得!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは16日、大分県のオートポリスで第6戦の公式予選を行い、アンドレ・ロッテラー(トムス)が初ポールポジションを獲得した。

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 第6戦公式予選は13時45分スタート。午後になると、気温も高くなってきた。Q1、20分間、Q2、Q3、各10分間のノックアウト予選方式で行われる。

 まずはQ1からスタート。ここで13位~15位がノックアウトされ13位以下の予選順位が決定する。

 終了12分あたりでの順位は、ロイック・デュバル(ダンディライアン)が1分31秒651でトップ。2位にケイ・コッツォリーノ(ルマン)、3位石浦宏明(同)、4位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、5位山本尚貴(ナカジマ)、6位伊沢拓也(ダンディライアン)だが、まだまだ本格的なアタックには入っていない。

 終了6分あたりで、各車続々とコースイン。ウォームアップを行った後、いよいよタイムアタックが始まる。

 まずは、平手晃平(インパル)が1分31秒492でトップに立つと、オリベイラが1分31秒063でこれを逆転。更に2位にはデュバルが1分31秒058で上がってきた。1分31秒182でアンドレ・ロッテラー(トムス)が3位に食い込み。石浦もタイムアップを果たし、平手は4位に落ちた。

 ここでチェッカーが出てQ1は終了。ノックアウトされたのは、井出有治(無限)、井口卓人(セルモ/インギング)、松田次生(コンドー)の3名となった。

 10分のインターバルで14時15分より10分間でQ2が始まる。開始早々にピットアウトするマシンはなく、終了5分余りで各車コースイン。

 ここではロッテラーが1分30秒997でトップに立つが、デュバルが1分30秒582でこれを逆転。3位にはオリベイラが入ったが、そのオリベイラとチャンピオンを争う小暮卓史(ナカジマ)は1分31秒568と9位で終わり、なんとQ3進出を果たせなかった。

 小暮のほかにこのQ2でノックアウトされたのは塚越広大(無限)、ケイ・コッツォリーノ(ルマン)、平中克幸(KCMG)の4名となった。

 10分のインターバルの後、14時35分よりQ3が始まる。ここで開始4分過ぎと早めにタイムアタックを始めたのがアンドレ・ロッテラー。1分30秒879でトップに立ち、更にタイムアタックを続行するも次の周でコースアウト。このため赤旗が提示された。この時点で5分を過ぎ、このセッションの延長がされなかったためこのままQ3は終了。タイムアタックを行っていないドライバーもおり、後味の悪い幕切れとなった。2位には大嶋和也が、3位には平手が入った。

 第6戦決勝は明日17日、13時45分より50周で争われる。

【※後記】

 予選終了後、Q3におけるロッテラーのコースアウトに対して4チームから抗議が出された。これにより、予選セッション中に赤旗の原因を作ったということを理由にロッテラーは4グリッド降格となった。その後控訴が提出されなかったため、これがそのまま正式結果となった。これにより、大嶋和也は自身初のポールポジションを獲得することとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリスノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2010/10/16) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 6 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'30.879--185.15
237大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'31.9731.0941.094182.95
320平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'35.2354.3563.262176.68
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'40.8719.9923.630166.81
51ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.88311.0041.012165.15
6*19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8Kno time29.12118.103140.22
7*2伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10Eno time11.0180.014165.13
8*31山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10Eno time89.12160.00093.48
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'30.582
  • CarNo.2,19,31は、当該セッションタイム未計測のためQ2の順位を採用する。

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリスノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2010/10/16) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 6 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10ER1'30.582--185.76
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'30.9970.4150.415184.91
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.0870.5050.090184.73
420平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'31.1150.5330.028184.67
58石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'31.1530.5710.038184.60
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'31.2480.6660.095184.40
72伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'31.3790.7970.131184.14
831山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.4340.8520.055184.03
---- 以上Q3進出 ----
932小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'31.5680.9860.134183.76
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'31.6951.1130.127183.50
117ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'31.7261.1440.031183.44
1218平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'32.0511.4690.325182.79
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'31.053

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリスノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2010/10/16) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 6 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8KR1'31.053--184.80
21ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10ER1'31.0580.0050.005184.79
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'31.1820.1290.124184.54
48石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8KR1'31.2350.1820.053184.43
520平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8KR1'31.4920.4390.257183.91
67ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8KR1'31.7200.6670.228183.45
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'31.7330.6800.013183.43
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10ER1'31.9120.8590.179183.07
92伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10ER1'31.9280.8750.016183.04
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10ER1'32.0651.0120.137182.77
1131山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10ER1'32.2821.2290.217182.34
1218平中 克幸KCMGTOYOTA RV8KR1'32.4291.3760.147182.05
---- 以上Q2進出 ----
1316井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10ER1'32.4821.4290.053181.94
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'33.1072.0540.625180.72
153松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'33.2802.2270.173180.39
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'37.4276.3744.147172.71
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.556

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリスフリー走行1回目 石浦宏明がトップタイムでコースレコードラッシュ。地元の井口卓人は10位

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは16日、大分県のオートポリスで第6戦のフリー走行1回目を行い、石浦宏明(ルマン)が1分30秒876のコースレコードでトップタイムをマークした。

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 第6戦の行われるオートポリスは朝から快晴。フォーミュラニッポンが行われるのは昨年に続いて3度目。肌寒い気温の中、9時45分より1時間のフリー走行1回目が始まった。

 各マシン、開始早々に続々とコースイン。5分過ぎには地元柳川出身の井口卓人(セルモ/インギング)が1分35秒985でトップに立ち、ケイ・コッツォリーノ(ルマン)、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、平中克幸(KCMG)と続く。

 開始10分にはオリベイラがいきなりこのコースのフォーミュラ・ニッポン、コースレコードとなる1分32秒329でトップに躍り出ると、石浦宏明(ルマン)が1分32秒076とさらにタイムを更新してトップを逆転。このタイムはフリー走行終盤まで更新されることはなかった。

 その後、アンドレ・ロッテラー(トムス)が2位に上がると、3位にオリベイラが落ち、以下伊沢拓也(ダンディライアン)、井出有治(無限)、小暮卓史(ナカジマ)、ロイック・デュバル(ダンディライアン)と続き、終了30分を切った時点でここまでの7台がすでにコースレコードを更新することとなった。

 終了5分あたりで、地元の声援を受ける井口が1分1分31秒409で3位に食い込むと、ここから予選に向けてのシミュレーションが始まったのか各車続々とタイムを更新し始める。

 まずは井出が1分31秒409と石浦のタイムを大幅に更新してトップに立つと、すかさずデュバルが1分30秒895でこれを逆転。さらにこのセッション好調の石浦が1分31秒876と僅差で再逆転してトップに立ち、このフリー走行1回目を締めくくった。

 2位にはデュバルが、3位にはロッテラーが続いた。ポイントリーダーの小暮は4位、2ポイント差で小暮を追うオリベイラは彼の後ろ4位に滑り込んだ。12位までがコースレコードを更新し、地元の井口卓人は10位とここまでの成績を考えるとまずまずの位置につけている。

 ノックアウト方式で行われる公式予選は14時45分よりQ1がスタートする。フォーミュラ・ニッポンのコースレコードはすでに上回ったが、トップフォーミュラでは、91年に中谷明彦がローラT91でマークした1分30秒124がこのコースのコースレコード。これを上回るタイムを叩き出すドライバーが現れるかどうかも注目だ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦オートポリスフリー走行1回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2010/10/16) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 6 オートポリス 4.674km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8KR1'30.876--185.16
21ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10ER1'30.8950.0190.019185.12
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'31.0480.1720.153184.81
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10ER1'31.2170.3410.169184.47
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8KR1'31.2350.3590.018184.43
616井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10ER1'31.4090.5330.174184.08
72伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10ER1'31.5460.6700.137183.80
810塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10ER1'31.6890.8130.143183.52
937大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'32.0451.1690.356182.81
1029井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8KR1'32.2641.3880.219182.37
1120平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8KR1'32.3171.4410.053182.27
127ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8KR1'32.3881.5120.071182.13
1331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'33.2772.4010.889180.39
1418平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'33.5622.6860.285179.84
153松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K56'43.857---
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'32.556

スーパー耐久

S耐:第6戦岡山決勝結果

スーパー耐久&F3レース in 岡山 -RIJ- (2010/09/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
イムラン・シャハロム
YH1093:04'21.324
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
YH10937.518
3ST138ART TASTE GT3
PORSCHE 911 JGN
清水 康弘
竹内 浩典
立川 祐路
YH1081Lap
4ST1425SAMURAI 996
PORSCHE 911 JGN
影山 正美
久保 拓也
土屋 武士
YH1063Laps
5ST21*20RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH1054Laps
6ST159Faust Racing PORSCHE
PORSCHE 911 JGN
堀主知ロバート
佐藤 茂
山野 直也
YH1045Laps
7ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
植田 正幸
佐々木 孝太
YH1045Laps
8ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 秀機
三沢 伸輔
YH1045Laps
9ST3334asset・テクノZ34・nismo
NISSAN FAIRLADY Z
藤井 誠暢
前嶋 秀司
佐藤 公哉
YH1036Laps
10ST3414岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
小松 一臣
YH1036Laps
11ST3535asset・テクノファーストZ
NISSAN FAIRLADY Z
GAMISAN
中村 嘉宏
浜野 彰彦
YH1036Laps
12ST226新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
YH1036Laps
13ST233エンドレス・アドバン・コルトスピードⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
山内 英輝
YH1036Laps
14ST2426エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
木村 聡
YH1027Laps
15ST3615岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
杉林 健一
YH1027Laps
16ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
カルロス 本田
堀田 誠
YH1009Laps
17ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
森 政行
岡野 陽朋
YH1009Laps
18ST4295特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
松井 猛敏
木下 隆之
YH9910Laps
19ST4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
長野 賢也
東 徹次郎
YH9910Laps
20ST26505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
岡本 武之
白坂 卓也
YH9910Laps
21ST1681DAISHIN R35 GT-R
NISSAN GT-R
青木 孝行
田中 哲也
大八木 信行
YH9811Laps
22ST4440TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤田 竜樹
吉田 靖之
桑畑 四十郎
YH9811Laps
23ST45333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE-R EURO
北川 剛
下山 和寿
藤田 弘幸
YH9613Laps
24ST4662ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH9514Laps
25ST377岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
入口 秀輝
YH9415Laps
26ST514明治ステップTSK☆Vitz-RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
植島 禎一
神谷 慎司
YH8722Laps
---- 以上規定周回数(ST1:76 ST2:73 ST3:72 ST4:70 ST5:60)完走 ----
-ST3-77TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
吉田 基良
高木 真一
YH8722Laps
-ST4-666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
関口 雄飛
朝倉 宏志
YH7633Laps
-ST4-60RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
木下 淳
小幡 弘
YH7534Laps
-ST4-*69ステラブル制動屋J'S RACING S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
YH6346Laps
-ST4-67YAMATO CIVIC
HONDA CIVIC TYPE-R
大村 和生
野間 一
中川 亮
YH4267Laps
-ST4-764ナショナルインスツルメンツEVO/FD2
HONDA CIVIC TYPE-R
遠藤 光博
五味 直也
フィリッペ・デベサ
YH4069Laps
-ST3-51DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
石原 将光
YH3277Laps
-ST4-*38ハウスコンサルタントS2000
HONDA S2000
加納 政樹
塩渕 誠二
YH3079Laps
-ST4-*602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
奥村 浩一
新垣 元
永田 晃
YH2683Laps
-ST5-76S.B.寿IDI安井自動車Vitz
TOYOTA Vitz
金森 哲也
脇田 一輝
YH2386Laps
-ST4-12無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS PALLAS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
YH1108Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(柳田真孝) 1'38.348 (6/109) 135.547km/h
  • CarNo.38は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則2010版第13条10)(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.602は、2010岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章第41条1.(ピットレーン通過速度違反)により、ドライビングスルーペナルティを課したが、レースリタイアのため履行できず。
  • CarNo.20は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則2010版第2条(8)①(シートベルト装着義務)違反により、決勝結果に1分を加算する。
  • CarNo.69は、スーパー耐久シリーズ2010シリーズ規則2010版第14条(ドライバー交代義務)違反により、罰金3万円を課す。

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430、予選16位から追い上げ8位に入賞。貴重な3ポイントをゲット! (JIMGAINER)

  • 2010年SUPER-GT第6戦 PokkaGTSUMMERSPECIAL
  • 観客動員数:予選日25.000人・決勝日:33.000人
  • JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430 予選:16位・決勝:8位
  • Dr:Tetsuya TANAKA/Katsuyuki HIRANAKA
2010年8月24日(sat)
  • 10:05~11:50 FREEPRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:31℃
  • 13:25~14:10 FIRSTQUALIFYING PRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:32℃
  • 15:10~:KNOCKDOWN QUALIFYING WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:34℃
  • 18:30~19:00・NIGHT FREEPRACTICE WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:31℃

 今年も一番暑く、走行距離の長いレースが、三重県鈴鹿サーキットで開催された。今年は例年以上に蒸し暑く、ドライバーはもとより、スタッフ、観客にも酷暑となった。早朝より気温はぐんぐんあがり、公式練習が始まる頃には31度、路面温度は36度になっていた。

 8月初めに富士でタイヤテストを行っていたので、その確認からスタート。まずハンドルを握るのは田中哲也。アンダーステアがあるようで、リアの足まわりなどを調整。2種類のタイヤを履き比べ、セットアップに余念がない。残り25分で平中克幸と交代。12周を周回し練習走行は終了した。

 公式予選1回目はオンタイムで始まった。まずタイムアタックを行うのは田中。このセッションは2名のドライバーが基準タイムをクリアすることが大前提。それをクリアしないとノックダウン予選には進めないことになっている。田中、平中とも危なげなくクリア。ノックダウン予選に向けて、最後の調整を行い、セッションは終了した。

 ノックダウン予選は連続して1人のドライバーが乗車することが出来ない。JIMGAINERは田中⇒平中⇒田中でポールを目指す。ノックダウンは1回が10分しかなく、1周約2分10秒前後掛かる鈴鹿サーキットは、アタックのタイミング等がかなり重要になってくる。田中は計測1周目に9番手、2周目には2番手の2分8秒175のタイムをマーク。ノックダウンセッション2に駒を進めた。

 セッション2は平中が担当。実はこの時にタイヤはまだ一度もテストを行っていなかった組み合わせで、ぶっつけ本番のタイヤでのアタックになっていた。計測1周目に痛恨のスピン。自分が思う以上に暖まりが悪かったようだ。気を取り直してタイムアタックを開始するが、今度は他車と同時にシケインに進入。接触するくらいのタイミングで、ストレートスピードが伸びずこの回もアタック失敗。アタックタイミングを逃してしまい、ノックダウンセッション3に進むことが出来なかった。

 明日の決勝は16番手からのスタートとなった。しかし、700kmの長丁場であるため、予選順位はそれほど問題にならないと考え、作戦をきっちりと立て、表彰台目指して走ることに変わりはなかった。

 この真夏の鈴鹿はチェッカーが午後7時頃になるため、土曜日にナイトランの走行枠が追加されている。普段では装着しない闇を照らすライトの見え方はドライバーにとって、夕方から薄暮、闇へと変わっていく目の慣れ、運転にかなり左右される、大切なチェック時間となる。30分間の走行だったが、決勝を想定したセッションでの手応えは感じられる走行となった。

Tetsuya TANAKA Comment
 流れが悪く、上位狙えそうな雰囲気もあったのですが、タイミングが悪かったですね。明日は後ろから追いかける展開で表彰台狙います。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 決勝を踏まえて、今まで履いたことのないタイヤを履いたのですが、思いの外グリップしてこなくて、10分間の予選時間に於いてはかなり厳しい状況でした。攻めた結果ミスしてしまいました。チームには迷惑を掛けましたが、自分の中では攻めた結果だったのとギャンブル的な要素も多々あったので、納得はしています。

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2010年8月22日(sun)
  • 9:55~10:40:FREEPRACTICE 10:50~11:05:CIRCUITSAFARI WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:32℃
  • 15:00~:FINAL WEATHER:FINE CONDITION:DRY TEMPERATURE:36℃

gt_r06_jg_03.jpg  昨日よりも気温もあがり、湿度もかなり高い。SUPER-GTで最長距離を走る決勝レースは過酷なものになると予想された。今回の700kmは3回のピットインと3回のドライバー交代が義務づけられているため、JIMGAINERは1人のドライバーが2回乗車しなければならない。普段とは違うピット作業や戦略をこのセッションで最終的に決めるべく、田中から走行を開始した。一旦平中にチェンジ、そして再び田中に変わり走行は終了した。ピット作業もドライバー交代も不安材料は見つからなかった。

 気温は36度まであがり、暑さは最高潮に達した中、700kmレースはスタートを切った。スタートドライバーは田中。1周目にNo.66アストンマーチンに先行を許すが、その後Z、ランボルギーニ、ビーマックなどを次々にパス。6周目には12番手、10周目には10番手までポジションを上げる激走を見せる。

 しかし、若干この周辺りからタイヤのタレが出始め、タイヤを労る走行にチェンジ。一旦は11番手までポジションを落とすが、思った以上にペースは悪くなく、25周目には5番手までアップ。ほぼ予定通りの31周目に2番手のポジションで平中と交代。

 しかし燃費の悪いFIA-GT車両のため、燃費の良いJAF-GTと比べても給油時間がどうしても掛かってしまう。少なくても10秒は長く掛かり、タイムロスはどうしても否めない。これを取り戻すにはドライバーに奮起して貰い、前車とのタイムを縮めていくしかない。

 ところがここでアクシデントが発生する。平中と無線交信が出来ないでいたのです。その為、一切マシンの状況やドライバーの状況がわからない状況に。ピットからはサインボードを駆使してドライバーとコミュニケーションを図る。ピットインのタイミングも、ラップタイムの落ち方を見ながら福田エンジニアが判断。2分14秒に入ったところでピットのサイン。58周目に再び田中と交代した。

 このピット作業で、無線機本体の電源が落ちていることをメカニックが発見し電源をいれ、その後の走行時には無線機トラブルが出ることはなかった。が、今度はクールスーツが効かなくなってしまったようだ。福田エンジニアが田中を励まし、田中もそれに応える。最悪な事はヘルメットポンプの水も出て来なくなったことだ。それでも田中は10周目、18周目にはベストラップに匹敵するタイムを叩き出し、87周目に暫定3番手でピットに戻ってくる。最後のスティントを走るのは平中。この時点で実質5番手を走行。前を行く№19IS350を追随する。

 これからというときに、平中からエンジンが吹け上がらないと悲痛な訴え。ラップタイムも1分17秒台になり、前に追いつくどころか引き離されてしまう。ピットに入れるか、そのまま走行を続けるか、エンジン担当者と話し合う福田エンジニア。ピットに入れる判断をしたときに平中からこのまま走れる、走ろうと無線で訴えてくる。ドライバーの判断を優先し、そのまま走行を続行。

 ただペースは上がらず、100周目にNo.86ランボルギーニ、103周目にNo.7RX-7、106周目には急激なラップダウンと共にNo.27Ferrariにもパスされてしまう。しかし、なんとか走行を続けることが出来、チェッカーを受けた。8番手でチェッカーを受けることで、貴重な3ポイントを獲得した。

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Tetsuya TANAKA Comment
 今回タイヤのロング性能が今期で一番良くて、優勝も狙えるかなとは思ってたんですが・・・もっと速さを出さないとピットでのタイムでどうしても負けてしまうので、その辺をもっともっと改善していかないと駄目ですね。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 今期は決勝走ってズルズルと落ちていくパターンが続いてたのですが、それが今回はなくて思いの外良くて、ファーストスティントもセカンドスティントも良い形でレースが出来ていました。哲也選手のサードスティントの時も十分表彰台を狙えるポジションで走っていましたし、最後の僕のスティントの時もライフ的には少し厳しいかもしれなかったですが、ソフトタイヤをチョイスし、前を狙いに行きました。そこからどんどん追い上げて行く予定でしたが、トラブルが出てしまい、かなり残念でした。今回の作戦も良かったし、良い要素は沢山あったので、次のレースでしっかり結果を出したいと思います。
Text & Photo: JIM GAINER

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:吉本大樹レースレポート(SGT第6戦/鈴鹿)

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【2010年スーパーGTシリーズ第6戦(鈴鹿)】
21-22 August, 2010
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スーパーGT真夏の祭典、第6戦ポッカ700km


今年で39回目の開催となり、鈴鹿で行われる夏の風物詩としても定着した伝統の一戦、ポッカ700km。スタートからチェッカーまでの道のりは約4時間という長丁場、そして夏の猛暑。毎年様々なドラマを生んできた過酷な一戦は、まさにシリーズの天王山となる。第3戦富士での初表彰台獲得以降、決勝でのレースペースで光る走りを見せてきたtriple a Vantage GT2だが、第4戦、第5戦ではその速さを結果に結び付ける事が出来なかっただけに、この鈴鹿での巻き返しが期待される。

【Result】【土曜日】

公式練習1回目 : 4 th / 2'09"569

公式予選1回目 : 20 th / 2'11"417

公式予選(Q1) : 18 th / 2'10"341

公式予選(Q2) : DNS

公式予選(Q3) : DNS

グリッド : 18 th

フリー走行(夜間) : 11 th / 2'11"270

【Result】【日曜日】

フリー走行 :10 th / 2'10"853

決勝 : DNF (Driver's Point : 0 pt / Team's Point : 0 pt)

シリーズランキング : 14 th (11 pt) / Team's Ranking : 13 th (19 pt)

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【公式練習、予選】
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【公式練習】 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時:31℃/36℃ 終了時:32℃/44℃

【予選1回目】 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時 32℃/47℃ 終了時 33℃/47℃

【ノックダウン】 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時 34℃/47℃ 終了時 35℃/46℃
triple a Vantage GT2、公式練習は4番手タイムを出すも

予選はQ1通過ならず18番手

毎年8月に開催され、鈴鹿真夏の風物詩としても定着しているポッカ700km。レース距離の長さもさることながら、1年のうちで最も暑くなる時期での開催ということもあり、その苛酷さからこれまでにも様々なドラマを生んできたレースである。今シーズンからスーパーGTに参戦を開始したtriple a Vantage GT2にとっては初挑戦となるが、吉本大樹、松田選手、さらには今回助っ人としてチームに加入した藤井選手という経験豊富な3ドライバーを擁しての挑戦ということもあり、周囲からは高い期待を受けながら初日の公式練習を迎える事となった。

空には真夏の青空が広がり、走行が開始された9時55分にはすでに気温30℃を超えていたこの日の鈴鹿サーキット。このセッションで最初にステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本は、まず確認やブレーキ焼きを行う為のスロー走行から徐々にペースアップ。そしてコースインから4周目、最初のアタックラップでいきなり2分9秒台に乗せる2'09"596をマーク。まずは2番手につけ上々の滑り出しを見せる。吉本は続くラップでも立て続けに2分9秒台をマークし、その後8周目にピットイン。ここで松田選手とドライバーチェンジを行う。そしてその松田選手はそのまま5周の計測を行いピットイン、今度は今回の助っ人、藤井選手にステアリングを渡す。これがtriple a Vantage GT2初ドライブとなる藤井選手は、まずは4周の計測を行いピットイン。これでまずは3人がそれぞれマシンに乗り込んだtriple a Vantage GT2は、その後も3ドライバーが順次マシンに乗り込みセットアップを進めるべく走行を重ねて行く。最終的に2回の赤旗中断を挟んだこのセッション。セッション終盤に差し掛かるところでタイムアップを果たしたマシンがいた為、triple a Vantage GT2の最終的な順位は4番手となったものの、過酷な戦いが予想される今回のレースの出だしとしてはまずまずのポジションでこのセッションを終了する事となった。

その後昼のピットウォークを挟み迎えた公式予選1回目。このセッションは、各ドライバーが次の公式予選に進む為の基準タイムをクリアすることがメインの目的となるが、triple a Vantage GT2の3ドライバーは松田選手→吉本大樹→藤井選手の順にユーズドタイヤで計測を行い、共にピットアウト後すぐに2分11秒台のタイムをマーク、危なげなく基準タイムをクリアし、続いて行われるノックダウン予選に挑む事となった。

迎えたノックダウン方式の公式予選Q1セッション。このQ1セッションでマシンに乗り込んだのは藤井選手。その藤井選手はこの日午前中の数周がtriple a Vantage GT2初ドライブ、当然NEWタイヤでのアタックは初めてという状況でコースイン。まずは計測2周目に2分10秒台に乗せる2'10"724をマークするがコンマ3秒足りない。しかし翌周には2'10"341までタイムを伸ばし、Q1突破ギリギリの16番手へ躍り出る。ところが「このマシンはNEWタイヤを履いた時のフィーリングの変化が大きい(吉本大樹)」事もあってか、マシンのアンダーステアに苦しんだ藤井選手はここからタイムを伸ばす事が出来ない。それでもそのままQ2進出の期待は持たれたものの、最後の最後、チェッカーと同時にタイムを伸ばしたマシンがいたためtriple a Vantage GT2の最終順位は18番手となりQ2進出はならず。翌日の決勝は18番グリッドからスタートを切る事となった。

※18時30分から行われた夜間走行セッションは藤井選手と吉本大樹が走行、2'11"270の11番手タイムをマークした。ところが翌日に向けたセットアップに専念したいチームの思いとは裏腹に、このセッションで藤井、吉本の両ドライバーがギアボックスへの違和感を訴える。チームクルーはギアボックスのリペアの為、翌朝4時まで作業を行うこととなってしまった。

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【決勝】
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天候:晴|コース:ドライ|気温36℃|路面温度48℃

triple a Vantage GT2、序盤で見事な追い上げを見せるも

ドライブシャフトの破損で無念のリタイア

前日に引き続き真夏の酷暑に見舞われた鈴鹿サーキット。さらに今年も延べ5万8千人の観客が観戦に訪れた熱気も重なり、スーパーGT第6戦決勝は日本最大のレースイベントの名に恥じない盛り上がりの中で行われる事となった。

この日朝に行われたフリー走行では前日に出ていたギアのトラブルも解消され10番手タイムをマークしたtriple a Vantage GT2。ピット内にもトラブルが解消された事で勢いを取り戻してきた雰囲気が漂い始める。さらにここ数戦、決勝のレースペースでは常にトップと遜色のないスピードを見せてきた事もあり、後方からのスタートとは思えない期待感に包まれスタートの時を迎える事となった。その大きな期待感を背にスターティンググリッドに着いたのは吉本大樹。スタートまでのグリッドウォークの時間帯はリラックスした一面も覗かせつつ、その表情はスタートが近づくに連れ「追い上げを期する決意」が感じられるものになっていく。そして迎えた注目のスタート。

時刻は酷暑を避ける15時スタートだったものの、気温は36℃、路面温度も48℃というコンディション。決勝はサバイバルレースになる事も予想された。するとその第1スティントで吉本大樹が魅せた。18番グリッドから切ったスタートで、まずは1コーナーで1台をパス、その後も混戦のオープニングラップを絶妙のポジション取りで切り抜け16番手で2周目に突入すると、2周目に15番手、3周目~7周目にかけて11番手までポジションアップ、そのままハイペースを保ち周回を重ね、10周目に10番手、12周目9番手、そして15周目には8番手にまでポジションを上げてくる。さらに勢いの止まらない吉本は、この時間帯でのトップタイムに相当するラップタイムを刻みながら走行、モニター上の#66表示は16周目に7番手、19周目に5番手、ルーティーンのピットストップを目前に控えた23周目には、他チームのルーティーンストップのタイミングの関係もあったものの、トップから10秒差にまでその差を縮めた4番手にまで上がっていた。

ピットでモニターを見つめるチームも驚く追い上げを見せ、作戦通りに事が進めば最終スティントも走る予定をしていた吉本は、その後周りのチームよりも若干早めの25周目にピットイン。ここで藤井選手にステアリングを託していく。するとその藤井選手もこれがtriple a Vantage GT2での初ロングスティントとは思えない好ペースで周回を重ね始める。見た目上16番手のポジションでコースに戻ると、周囲のマシンが2分13~14秒台で周回をする中で2分12秒台前半のタイムをマーク。まだピットストップを終えていなかった他のマシンがルーティーンを行い正確な順位が把握しづらい状況のなか、27周目に14番手、29周目13番手、31周目12番手と順調にポジションを上げていく。コース上でも7号車のRX-7をパスするなどオーバーテイクも魅せると、その後は2分11秒台にペースも上がり、34周目には10番手、39周目には8番手でコントロールラインを通過していく。

このままのペースでいけば18番グリッドからの上位フィニッシュも見え始めたtriple a Vantage GT2。ピットの中にも「このまま何事もなく走り続ければ・・・」という期待感が漂い始める。しかしその直後、突如切り替わったピットのモニターに信じ難い映像が飛び込んでくる。そこには何とコース脇のグリーンゾーンにゆっくりとマシンを止める藤井選手の姿が。まさかの映像にピット内も一瞬言葉を失う。しかし無線が通じづらい場所でストップした為すぐには原因が解らない。ピット内には「何とか再スタートを切ってピットに戻ればレース続行も・・・」という期待も持たれたが、結局マシンはそのまま動く事が出来ず。これまでにも数々のドラマを演出してきた鈴鹿の魔物の仕業か、原因はライフ的にも壊れるとは予想されていなかったドライブシャフトの破損であった。結果、さすがにこのトラブルではピットに戻ってくる事すら叶わず、triple a Vantage GT2は序盤の追い上げも虚しくここでレースを終える事となってしまった。

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【吉本大樹コメント】
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結果からいうと残念の一言に尽きます。これまでの夏の鈴鹿は毎回優勝争いに絡んでいました。昨年に引き続き今年も予選はノックダウン方式で、Q1藤井、Q2吉本、Q3藤井と言う戦略で臨みました。結果Q1で落ちてしまいましたが、藤井選手は癖のあるアストンで数周しか走っていないうえにいきなりNEWタイヤ。VantageはNEWタイヤを履くと一気にバランスが変わってしまうことがよくあるのですが今回はアンダーがきつくなってしまった様です。フリー走行で唯一NEWを履いていた僕がもう少し路面に合わせてセッティングできていれば良かったんですが...藤井選手には重荷を背負わせてしまいました。

ともかくその時点で18番手スタートが決定したので色々と戦略を立てました。勝負とリスクのバランスを考えた割り振りでストラテジーを決め込み、スタートは僕が担当したんですが、今回の鈴鹿はかなり荒れていましたね。その中、マシンバランスも良く、少しずつポジションを上げていくことはできたんですが、その間2度500クラスと接触があり、1回目の接触は半分コース外に出てしまいポジションをいくつか落としてしまいました。2回目の500との接触もスピンしそうになりましたがなんとかセーフ。ポジションを上げていく際も他の300クラスと数回接触がありました。そんな荒れたレースだったのでポジションを確実に上げて、最後は脱水気味でしたが1スティント目を着実に走り切れたのは良かったのですが...。藤井選手にバトンを渡してしばらくしてからドライブシャフトが壊れてしまいリタイヤとなってしまいました。3人とも意気込んでいましたし、確実に全員が良いタイムで走れたはずなので残念です。

まだしっかりと聞いていないのでアバウトでしかありませんが、Vantageの今までの総走行距離で言ってもドライブシャフトが折れるとは皆思っていませんでした...。オーバーテイクの為とはいえレースでも縁石をガンガン使って走っていたのでもう少し優しく使って走っていたらダメージは少なかったのかもしれないと少し後悔しています。Vantage GT2はヨーロッパを含めあまりデータが無い分こういう所では損をしてしまっているかもしれません。残念ですが仕方がありません。でもこれまでと同様に我々はレースでのペースがとにかく良いので、すぐにやってくる次戦の富士は期待していて下さい。そろそろ全ての流れを纏めて残り2戦のどちらかで勝ちたいです!

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 ARTA HSV-010がポール・トゥ・ウインで今シーズン初優勝、ウイダー HSV-010がドライバーズランキングトップに浮上! (HONDA)

 8月22日(日)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて、2010 オートバックス SUPER GT第6戦「第39回インターナショナル ポッカGT サマースペシャル」の決勝レースが行われた。

gt100822005L.jpg  昨日に続き、日本列島は厳しい暑さが続くものの、鈴鹿サーキットには午前中から大勢のSUPER GTファンが来場した。今年の3月に鈴鹿で開催されたSUPER GTの開幕戦では、HSV-010 GTがデビューレースでポールポジションを獲得しており、テクニカルコースの鈴鹿とHSV-010 GTは相性がいい。今回も#8 ラルフ・ファーマン/井出有治/小林崇志組(ARTA HSV-010)が、予選の全セッションにおいてトップタイムをマークし、今シーズン初のポールポジションを獲得した。#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)は3番手、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)が、今シーズン最高位となる4番手。前戦のSUGOラウンドで初優勝を遂げた#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)が5番手と続き、予選上位5台中4台がHSV-010 GTが占める結果となった。また、現在ポイントランキング2位の#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)は、公式予選終了後にシーズン4基目のエンジン交換を行ったために、規定によりペナルティを受け、クラス最後尾となる13番グリッドからのスタートとなっている。

 しゃく熱の舞台となった第6戦は、午後3時にウオーミングアップランが開始されたが、この時点でも気温34℃、路面温度49℃、湿度66%と、厳しいコンディションとなった。121周の長丁場である決勝レースは、3万3000人の大観衆が見守る中、計36台(GT500クラス13台)のマシンが午後 3時5分にローリングスタートを切った。

 ポールポジションスタートの#8 ARTA HSV-010は、スタートドライバーの井出選手が2位のマシンをけん制しながらホールショットを奪う。1周目のスプーンコーナーで最後尾からスタートした#18 ウイダー HSV-010の小暮選手がポジションを1つ上げる。

 オープニングラップは、トップに井出選手、3番手に#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手、4番手に#32 EPSON HSV-010の道上選手、5番手に#17 KEIHIN HSV-010の金石選手、12番手に小暮選手と続く。

 トップを走行する井出選手は序盤からハイペースで走行を続け、6周目にはファステストラップとなる1分58秒362のタイムをマークし、2番手との差を6秒957まで広げる。3番手を走行する伊沢選手も2番手のマシンの背後に迫り、その約2秒後方に、道上選手と金石選手が続く。

 9周目、トップを走行する#8 ARTA HSV-010がGT300クラスのマシンと接触し、左リア・アンダーカウルを損傷。チームスタッフを心配させたが、次周のスプーンカーブで外れかけていたカウルの一部分が完全に脱落したため、多少の影響はあるもののトップをキープしながら走行を続けることが可能となった。また、同じ周で伊沢選手が2番手に浮上し、HSV-010 GTが1-2態勢を築く展開となる。

 スタートから約30分が経過した15周時点で、#8 ARTA HSV-010の井出選手がトップを独走し、11秒284差で2番手に伊沢選手が続く。4番手の道上選手は3番手のマシンに接近してチャンスをうかがう。道上選手から少し遅れた金石選手は6番手にポジションを下げており、小暮選手は11番手のポジションに変動はない。

 17周終了時、4番手を走行していた#32 EPSON HSV-010の道上選手が早めのピットインを敢行。タイヤ交換と給油を38秒9の作業で終えて、中山選手がコースに復帰する。代わって22周目に前車をパスしてポジションを奪い返した金石選手が4番手に浮上する。

 25周目には、2コーナーで小暮選手が10番手に、次周には金石選手が3番手に浮上した。

 26周終了時、トップの井出選手がピットイン。タイヤ交換と燃料補給は順調に済ませたものの、オフィシャルに左リア・アンダーカウル損傷部分の修繕を求められたために、作業に1分20秒もの時間を要してR.ファーマン選手がコースに復帰した。代わってトップに浮上した#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は29周終了時にピットイン。順調にピット作業を終えて山本選手に交代した。次周に#17 KEIHIN HSV-010の金石選手もピットインするが、燃料補給に時間を費やしたため、54秒9のピット作業でコースに復帰した。

 GT500クラス全車が1回目のピット作業を終えた34周目時点で、一番早くピット作業を済ませた#32 EPSON HSV-010の中山選手がトップに浮上し、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手が約7秒後方の2番手を走行する。序盤にトップを走行した#8 ARTA HSV-010のR.ファーマン選手は4番手に後退。#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手も8番手に後退し、#18 ウイダー HSV-010のL.デュバル選手は10番手を走行する。

 #17 KEIHIN HSV-010の塚越選手は、ドライバー交代をしてから数周にわたり激しい7番手争いを展開し、40周目のダンロップコーナーで7番手に浮上。

 1回目のピット作戦が成功してトップに浮上した#32 EPSON HSV-010は、中山選手が安定したラップタイムを刻みながら2番手との差を6秒以上に保ち、45周終了時に2回目のピットインを敢行。道上選手に交代し、暫定8番手でコースに復帰した。

 代わってトップに立ったのは#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手。2番手に20秒以上の差をつけて独走態勢を築く。3番手にR.ファーマン選手、6番手に金石選手、8番手に道上選手、10番手にL.デュバル選手と続く。

 レースも中盤戦に入り、3番手までばん回しているR.ファーマン選手は、2番手のマシンの背後に迫りプレッシャーをかけ続ける。そして52周目のS 字コーナーで2番手のマシンがバックマーカーと接触してスピンを喫したため、R.ファーマン選手が2番手に浮上した。また、6番手の金石選手と7番手の道上選手も5番手のマシンに接近し、激しいバトルを繰り広げる。

 57周あたりから、多くのマシンが2回目のドライバー交代のタイミングをうかがい始める。60周終了時に、トップの山本選手と2番手のR.ファーマン選手が同時にピットイン。#100 RAYBRIG HSV-010が燃料補給に時間を要したため、#8 ARTA HSV-010が逆転に成功。井出選手が伊沢選手の前でコースに復帰した。

 上位陣が2回目のピット作業を終えた65周目時点で、他チームとは違う作戦を採る#32 EPSON HSV-010の道上選手が再びトップに浮上する。#32 EPSON HSV-010は、1回目、2回目のピットインを早めに済ませていることもあり、他チームより1回多くのピットインを敢行すると思われる。2番手の#8 ARTA HSV-010に34秒以上の差をつけているものの、そのマージンでは最終的に#8 ARTA HSV-010の逆転が可能な状態だった。さらに約7秒後方の3番手に伊沢選手が続き、HSV-010 GTが1-3番手を独占。さらに金石選手、11番手に小暮選手が続く。

 71周終了時にトップを走行する#32 EPSON HSV-010の道上選手が3回目のピットイン。46秒8のピット作業を行い、中山選手が5番手でコースに復帰する。これで、#8 ARTA HSV-010の井出選手が再びトップに浮上。約5秒後方で2番手を走行する伊沢選手は、73周目で1分59秒098の自己ベストタイムを記録してトップを追い続ける。さらに、後方で4番手に順位を上げた中山選手は、76周目に1分58秒335を記録し、この時点のファステストラップを更新する。

 残り40周となる82周目時点で、トップの井出選手を追う伊沢選手は間隔を2秒233まで縮める。4番手を走行する中山選手は、このスティントでアドバンテージを稼ぐことによって、1回多いピットストップのロスタイムを補うべく、1分58~59秒台のハイペースを連発して走行を続けた。

 午後6時10分に全車ライトオンの指示が掲示され、終盤戦のナイトレースに突入する。残り30周を切ったころから各チームが最後のドライバー交代を始める。94周終了時に、2番手を走行する#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手がピットイン。46秒3のピット作業で山本選手がコースに復帰する。次周に#8 ARTA HSV-010の井出選手がピットインを敢行してR.ファーマン選手が山本選手の約7秒前でコースに復帰した。

 この時点で再びトップに浮上した#32 EPSON HSV-010の中山選手は、96周終了時に最後のピットインを敢行。他チームより1回多いピット回数ながら上位でのフィニッシュを確実にしていたが、道上選手に交代後のピットアウト時に右リアタイヤが脱輪するトラブルが発生。再びタイヤを装着してコースに復帰するも、大きくタイムをロスして復帰時の順位は7番手となる。

 2番手を走行する#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手は、ピットアウト直後から3番手のマシンに背後からプレッシャーをかけられ、粘る走りを続けるものの、100周目の最終コーナーで3番手へ順位を下げてしまう。

 序盤のアクシデントで順位を下げながら、2回目のピット作業で再びトップに立った#8 ARTA HSV-010は、最後までペースを緩めることなく走り続け、R.ファーマン選手が121周のチェッカーフラッグを受け、ポール・トゥ・ウインで今シーズン初優勝を飾った。#100 RAYBRIG HSV-010は3位となり、開幕戦以来2回目となる3位表彰台を獲得。終盤の108周目にポジションを上げた#17 KEIHIN HSV-010は4位。最後のミスが響いた#32 EPSON HSV-010は7位。100kgのウェイトハンデを搭載しながら、粘る走りを見せた#18 ウイダー HSV-010は116周目にポジションを上げて9位となり、HSV-010 GTは全車が完走を果たした。

 これにより、シリーズポイント争いは、ドライバー部門において小暮/L.デュバル組(#18 ウイダー HSV-010)が計52ポイントとなり、単独でランキングトップに浮上した。金石/塚越組(#17 KEIHIN HSV-010)は計42ポイントで3位。伊沢/山本組(#100 RAYBRIG HSV-010)が計35ポイントで9位となっている。チーム部門でもウイダー ホンダ レーシングが、計66ポイントでトップと1ポイント差に迫った。ケーヒン リアル レーシングは計58ポイントで4位につけている。

松本雅彦|Honda GTプロジェクト プロジェクトリーダー代行(エンジン責任者)
 「おかげさまで、Hondaのホームである鈴鹿サーキットで久々に優勝することができました。HSV-010 GTにとっても、鈴鹿で勝てたことは喜ばしい限りです。序盤の8号車のトラブルにはヒヤリとしましたが、懸念されていたクールスーツのトラブルも発生することなく、700kmのレースを5台のHSV-010 GTが全車完走してくれました。同時に、トップ5に3台のマシンを送り込めたことにもうれしく思っています。各チームともマシンの仕上がりもよく、鈴鹿に向けて最大限の努力をしてくださった関係者の皆さんにも感謝しています。これで18号車もドライバー部門のランキング首位に浮上することができました。チャンピオン獲得に向け、終盤戦への弾みになると思います。これからもHondaならびにHSV-010 GTへのご声援をよろしくお願いします」
ラルフ・ファーマン選手(優勝、#8 ARTA HSV-010)
 「今日の勝利は、チームとHondaにとって大きなプラスとなるでしょう。本当にうれしく思うとともに、ホッとしています。HSV-010 GTで苦労していた部分を、限られた時間でチームスタッフと共によくすることができて感謝しています。この優勝は大きな一歩です。新しいクルマで1勝目を挙げることがとても重要だと思っていました。序盤のアクシデントでマシンの状態が心配になりましたが、修理のためのピットインをオフィシャルから指示されなかったので安心していました。最初のピットストップで車体の修復に想像以上に時間がかかったことは少しフラストレーションがたまりましたが、走ることへの影響はありませんでした。今回、チームメートの井出選手はすばらしい働きをしてくれました。次のラウンドはウエイトハンデによって車体が重くなりますが、マシンに秘められた最良のセッティングを見つけ、よりよいマシンを作り上げたい。残りの2戦はリラックスをして臨みたいと思います」
井出有治選手(優勝、#8 ARTA HSV-010)
 「ポールポジションからのスタートは久しぶりでしたが、落ち着いてスタートすることができました。1コーナーから集中して自分のペースで走りました。26周目のスプーンコーナーで前を走っていたGT300のマシンがコースオフしたとき、コーナー進入前にグリーンフラッグが振られているのを確認しました。その時、イエローを見逃したかもしれないと減速したところで後ろを走っていたGT300のマシンに追突されてしまいました。このアクシデントによるクルマのダメージが少なかったので、その後もよいペースで走ることができました。また、R.ファーマン選手ががんばって走ってくれたので、ピットから安心して見ることができました。今シーズン、よい結果を出せていなかったので、結果を残すことができてうれしく思います。表彰台では、語り尽くせない今までの経緯や、私のことを支えてくださったすべての方に対する感謝の気持ちで涙が出ました。あと残り2戦を全力でがんばっていきたいと思います」
小林崇志選手(優勝、#8 ARTA HSV-010)
 「今日は、決勝レースを走行することはありませんでしたが、優勝できてよかったです。R.ファーマン選手や井出選手という2人の先輩の走行は、とても頼もしく、勉強になりました。今回、鈴鹿ラウンドで得た経験をF3に持ち帰り、残りのシーズンに生かしたいと思います」
Text & Photo: HONDA

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SGT:第6戦鈴鹿 真夏のロングレースで、TDPの石浦/大嶋組LEXUS SC430が5位、GT300クラスではTDPの井口/国本組カローラアクシオが3位表彰台獲得 (TOYOTA)

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LEXUS勢最上位の5位でフィニッシュしたMJ KRAFT SC430 35号車

 SUPER GT第6戦「第39回 インターナショナル ポッカ GT サマースペシャル」が8月21日(土)、 22 日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 シリーズ最長700kmで争われる今大会は、毎年真夏の猛暑の中で、長丁場の厳しいレースが展開される。また、今大会は、3度のピットインとドライバー交代が義務付けられており、戦略も様々なパターンが考えられるなど、一層興味深いレースとなった。

 今シーズンのSUPER GTは、この第6戦までが、獲得ポイント×2kgのウェイトハンデが課されることとなっているため、ランキング首位につける伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組のENEOS SC430 6号車の100kg(上限)を筆頭に、LEXUS SC430勢は各車重いウェイトハンデを課されており、厳しい戦いが予想された。

◆予選◆

 21日(土)午前中の公式練習を経て、午後1時25分から予選一回目、そしてノックダウン方式で行われる予選2回目が午後3時10分から開始された。

 下位3台が脱落する予選セッション1は、チェッカーを挟む、ラストラップでの激しいタイムアタック合戦となったが、100kg のウェイトハンデを積む6号車と、82kgのハンデを積むPETRONAS TOM'S SC430 1号車が無念の敗退となった。  セッション2では、やはり60kg台のウェイトハンデを積むMJ KRAFT SC430 35号車とZENT CERUMO SC430 38号車がタイムを伸ばすことができずそれぞれ8番手、10番手でセッション3進出はならず。

 LEXUS勢で唯一セッション3に進出したDENSO DUNLOP SARD SC430 39号車が予選最上位の6番手につけた。

 尚、他車のグリッド降格があったために、8番手以降の順位が繰り上がり、決勝レースのスターティンググリッドは、6番手の 39号車に、35号車、38号車、6号車、1号車と5台のLEXUS SC430が続く順位となった。

 GT300クラスでは、ウェッズスポーツIS350 19号車がトラブルのためにまさかのセッション1敗退で、20番手。COROLLA Axio apr GT 74号車とエヴァンゲリオンRT初号機aprカローラ 31号車は共にセッション3へと進出し、TDPドライバーの井口卓人と国本雄資が好走を見せた74号車は2番手。31号車も9番手グリッドにつけた。

◆決勝◆

 22日(日)相変わらずの暑さの中で、午後3時に700kmの決勝レース(121周)がスタートした。

 序盤はスタート順位のままで推移したが、11周目に39号車が前走車をパスし、5位に浮上。一方、9位走行中の1号車は、順位争いの激しいバトルの中で接触されコースアウト。2つポジションを落としてしまった。

 25周目前後から各車1回目のピット作業を開始。全車がピットを終えた時点で、35号車が5位、これに早めのピット作戦を採った38号車、39号車が続いた。

 ピットをギリギリまで遅らせポジションアップを狙った6号車は、ピット作業後にエンジンがかからないトラブルに見舞われ後退。

 9位を走行していた1号車は、88周目にGT300クラスの車両と接触しスピン。順位を落としてしまった。

 全車が義務付けられた3度目のピットを終え、午後6時10分過ぎにはライトオンの指示が出された。SUPER GTでは唯一となるナイトセッションでのバトルでは、35号車の4位争い、1号車の9位争いが白熱。闇を切り裂いて疾走する GTカー同士の迫力あるバトルが観客を沸かせた。

 最終的には、着実な走行を続けた35号車がLEXUS SC430勢最上位となる5位でフィニッシュ。38号車が6位。39 号車が8位。終盤、1ポイントをかけての攻防戦を繰り広げた1号車は10位に入り、貴重なポイントを獲得した。

 今大会の結果、ドライバーランキングでは6号車の伊藤/ビルドハイム組が2位へと後退することとなったが、首位との差はわずか1ポイント。1号車の脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組もトップと10ポイント差につけている。2010シーズンの残り2戦は、次戦第7戦がLEXUS 勢が得意とする、ホームコースの富士で、ウェイトハンデは半減(獲得ポイント×1kg)され、最終戦もてぎではウェイトハンデ無しの勝負となる。タイトル獲得へ向け、残り2戦でのLEXUS勢の活躍が期待される。

 GT300クラスでは、2番手スタートの74号車が好走。最初のスティントを担当したTDPドライバーの井口卓人が、スタートからトップに食らいつき、16周目に首位を奪取。31周目にTDPドライバーの国本雄資へバトンを渡すと、国本も首位の座をキープした。

 3度目のピットイン直前にタイヤグリップの低下に見舞われ、予定よりも早めに井口から国本へとドライバー交代。しかし、このピット作業を終えた時点でライバルの先行を許し、2位に後退。最後のナイトセッションで、ペースをコントロールしながら2位で走行を続けた国本はなんとか後続を抑えていたものの、終盤やはりタイヤが厳しくなり、残り2周で痛恨のオーバーラン。惜しくも2位の座は譲ったものの、最後まで走り抜き、3位表彰台を獲得。今季3度目の表彰台で、ランキングも首位と8ポイント差の3位へと浮上した。

 20番手と後方スタートを強いられた19号車も着実な追い上げで、4位フィニッシュ。9番手からスタートした 31号車は、接触で車両を破損。ダメージは大きく、リタイアを余儀なくされた。

MJ KRAFT SC430 35号車 ドライバー 石浦宏明:
 今日はとても暑く、選んだタイヤと路面のコンディションを合わせるのが大変難しいレースだった。タイヤマネージメントやペース配分を気にしつつも、まずは自分たちの走りができるよう、考えながら走った。結果的に、レクサスチームの中で最上位フィニッシュとなり、大量得点ではないが、まずまずポイントも稼ぐことができた。次のレースの舞台となる富士では、第3戦で優勝しているので、チャンピオンシップに向けた戦いをしたいと思う。
MJ KRAFT SC430 35号車 ドライバー 大嶋和也:
 今回のレースは、優勝を目標にして臨んだだけに、勝てなくて悔しい。最初のスティントは路面温度が高かったので無理をすることはできなかった。次の担当スティントは、夕方になって路面温度が下がったので、自分の走りに集中できたと思う。次の富士では再び優勝を目指し、上位でフィニッシュしたい。
COROLLA Axio apr GT 74号車 ドライバー 井口卓人:
 トップに浮上し、優勝を目指して頑張ったが、果たせずとても残念だ。しかしチームのみんなが一丸となって、今季3度目の表彰台を獲得できたことは、とてもうれしい。ランキング的にも、シリーズチャンピオンを狙える位置にいるので、表彰台を獲得したことをプラスにして、次のレースに活かしていきたい。
COROLLA Axio apr GT 74号車 ドライバー 国本雄資:
 最後は自分のミスからポジションを落としてしまったので、とても悔しい。常に優勝を目標にやってきたので、とにかく悔しいのひとこと。路面温度が高く、タイヤマネージメントが難しいレースだったが、表彰台に乗ることができたので、最後まで気を緩めないで、次のレースをまた頑張りたい。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

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SGT:第6戦鈴鹿決勝 MOTUL AUTECH GT-Rが2位表彰台 (NISMO)

 SUPER GTシリーズ最長の第6戦鈴鹿700km決勝レースが、8月22日(日)に鈴鹿サーキット(三重県、一周5.807km)で行われ、「MOTUL AUTECH GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)が2位に入賞した。スタート時の気温34度、路面温度49度という酷暑の中の耐久レースとなったが、33,000名の観客が見応えのある決勝レースを楽しみ、途中ピンチを迎えながら終盤にポジションを奪い返した#23 GT-Rの力強い走りに惜しみない拍手を送った。

gt_r06_n_r500_1.jpg  不運によりほぼ手中にしていた優勝を逃した第5戦菅生レースから約1ヶ月のインターバルを経て、ニスモ(#23 GT-R)はこの鈴鹿700kmレースでの躍進を誓っていた。ハードウェア面でも、このレースからNISSAN GT-R勢は、新スペックのエンジンを搭載。安定した性能と信頼性に磨きをかけて、鈴鹿サーキットに乗り込んだ。決勝レース前日に行われた公式予選では、ノックダウン形式の最終セッションまで残った#23 GT-Rのトレルイエがポールポジションを目指して渾身の走りを見せた。結果的には0.175秒差で2位となったが、速さを印象づける予選アタックとなった。

 4時間を超える700kmの決勝レースは、午後3時過ぎに開始した。#23 GT-Rのスタートドライバーの本山は、路面温度が高くマシンへの負荷も高い序盤を安定したラップタイムで走行。後続にポジションを譲ったが、大きく離されることなく27周目にピットインし、トレルイエにドライバー交代した。マシンを受け継いだトレルイエはこの時点ではリスキーな一挙逆転に挑まず、丁寧に周回を重ねることに専念した。しかし、上位とのギャップを守りながら差し掛かった52周目には、2位を走行しながらGT300車両を追い越す際に同車から接触を受けて、スピン。後続に先行を許してしまった。レースが折り返し点を迎えた61周目に2度目のピットインを行い、本山に再び交代。本山は3位のポジションを守り、マシンとタイヤをいたわる走りでレース終盤に向かった。

 レースは3時間10分が経過した午後6時過ぎに全車ヘッドライトを点灯し、ナイトセクションに入った。それからほどなく、#23 GT-Rは88周目に最後のピットインを行い、トレルイエがマシンに乗り込んだ。気温・路面温度ともに下がり、逆転のチャンスとみたトレルイエはファステストラップを塗り替えながら激しい追い上げを行った。その結果、99周目のシケイン進入で、#100 HSVをかわして2位に浮上。その後、同車が背後に追いすがったが再逆転の機会を与えることはなく、121周目に2位でチェッカーフラッグを受けた。

 12番グリッドからレースをスタートした「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/ロニー・クインタレッリ)は、オープニングの周回に13位に順位を落とし、その後松田がじわじわと順位を上げ22周目には10位となったが、 24周目に競り合った#1 SC430と接触。そのアクシデントによってドライブスルーペナルティが課せられて後退することに。その後クインタレッリの担当周回を経て、再び松田に交代してレース終盤を迎えたが、80周目過ぎからエンジンにトラブルが発生。その後スロー走行となってピットインし、レース続行を断念した。

 13番手からスタートした「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は、序盤の8周目に駆動系が不調となり、ピットガレージで修復作業を行う。その後走行を開始したが、再び不具合が発生してリタイヤとなった。

ニスモ鈴木豊監督
 「たくさんのファンの方に応援していただいたのですが、優勝できなくて申し訳ありませんでした。吉田トラックエンジニアが周りを見ながら臨機応変に作戦を変えてくれたこともあり、全体的にうまく流れをつかめたと思います。そしてピットワークだけでマージンを30秒以上も作ってくれるほどピットクルーの作業は完璧でした。久々にニスモらしい総合力を見せられたと思います。チャンピオンのチャンスはまだありますし、次の富士も勝つつもりで臨みます」
#23 GT-Rドライバー 本山哲
 「ファンの皆さんのおかげで、なんとかこの長いレースで2位フィニッシュが出来ました。残念ながら優勝は逃しましたが、クルマもタイヤもエンジンも、そしてチームも全てがよくやったと思います。波乱もありましたが、今は2位に入れて本当に良かったと思っています。優勝は持ち越しですが、次のレースもがんばりますのでどうぞよろしくお願いします」
#23 GT-Rドライバー ブノワ・トレルイエ
 「アンラッキーなロスもありましたが、結果的には今日はとても良いレースだったと思います。また、トップにはまだ20秒ほど及びませんでしたが、クルマのパフォーマンスは大きく進歩したと思います。ファンの皆さんには心から感謝しています。ありがとうございました」
Text & Photo: NISMO

SUPER GT | SUZUKA 1000km

SGT:第6戦鈴鹿決勝 優勝ドライバーのコメント

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■GT500クラス:#8ARTA HSV-010
ラルフ・ファーマン
gt_r06_r_pc_500  「とてもファンタステイックな結果でほっとしています。チームのために頑張ることが出来て嬉しいです。クルマはすごく良い状態で、これはチームがすごく頑張った結果です。ニューカーを投入して一番大事なのは勝利を挙げること。それがチームにもドライバーにも自信に繋がりますから。ユージも今日は素晴らしい仕事をしました。ここで得た自身を残りのラウンドに生かし、結果に繋げたい。ウェイトハンデを背負うことになりますが、HSVにはまだまだ改良できることがあるので、車を改良することで前進していきます」
井出 有治
 「ポールからスタートするのは久しぶりでしたが、トップで1コーナーに入ってからは集中していけました。アクシデントでダメージを負いましたが、ペースには影響がありませんでした。スプーンの立ち上がりでグリーンフラッグが見えたので『あ、今は黄旗区間なんだ』と思って減速したら後ろから来た300のクルマに追突されてしまったんです。ARTAに入ってからずっと結果が出せず、正直チーム内は微妙な雰囲気でしたから、今日は勝ちたいと思って一生懸命走りました。3年前に第3ドライバーとしてこのチームから出て、自分では何の仕事も出来ないまま表彰台に上がりましたが、今日は自分の力で表彰台に上がれました。でも今日第3ドライバーを務めた小林はいい仕事をしましたね。これをきっかけに残りシーズンも結果を出していきます。(涙の理由は)一杯ありすぎて一言でいえません。沢山の方に支えてもらいました」
小林 崇志
 「今日は走行がありませんでしたが、チームが優勝してよかったです。二人の走りは頼もしかったし、勉強になりました。この経験を生かして残りのF3を頑張ります」
■GT300クラス:#62R&D SPORT LEGACY B4
山野 哲也
gt_r06_r_pc_300  「最高の気分です。去年このクルマでデビューしたときはどうやっても2分15秒でしか走れなくて『これは相当なものを背負ってしまった』と思いましたから。今日優勝できるなんて信じられません。菅生からクルマは良くなってきたんですが、長丁場のレースなので燃費などに不安があり、孝太やエンジニアと相当ミーティングを重ねて、決勝に強いクルマになりました。孝太と組むのは3回目で、毎回違うチームですが必ず優勝してきました。今日もこうやってインタビュールームに来れて本当にうれしいです。1スティント目は周りで接触が多かったけど生き残れました。本島監督から『表彰台に上がったらサイパンに連れて行く』と言われて気合が入っていましたから(笑)」
佐々木 孝太
 「本当にスバルさんには感謝したいです。以前クスコでお世話になってて、又一度チャンスをいただけてラッキーでした。スバルさん、チームの皆さん、山野さんと一緒にいい結果が残せました。実は菅生で勝ってやろうと思っていたのに出来なくて悔しかったんです。その後勝ってもいないのに(性能調整で)リストリクターを一段階下げられたときは正直萎えました。でも鈴鹿は地元なので絶対表彰台に上がってやろうと思っていたので、チェッカー後は涙がちょちょ切れましたよ。トップに立った瞬間は自分が何位だか把握していなくて、ただプッシュしようと思っていました。レガシィは700kmも走ったことがなくて今まで300kmがやっとだったので、僕はサイパンのことなんか考える余裕もありませんでしたよ(笑)」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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