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2012年9月

SUPER GT

SGT:第6戦富士フリー走行 #1SロードGT-Rがトップタイム。GT300トップの#911タイサンポルシェは直後にタイヤトラブルでストップ

スーパーGT第6戦富士の決勝前フリー走行は9月9日朝9時より30分間で行われ、#1S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)が1'34.726を記録してトップタイム。
GT300は#911エンドレスTAISAN911(横溝直輝/峰尾恭輔組)がトップタイムを記録したものの、直後にタイヤトラブルによりコース上でストップ、決勝への影響が懸念される結果となった。

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決勝日を迎えた富士スピードウェイは朝から快晴。前夜から多くの観客が詰めかける中、午前9時よりフリー走行が開始された。
前回の鈴鹿1000kmでも優勝し、ウェイトハンデ86kgを抱えながらもフロントローを獲得した1号車は、クインタレッリのドライブにより開始僅か10分足らずで1'34.726を記録。その後は柳田に交代して決勝に向けての最後のチェックを行った。2番手には#36ペトロナス、3番手に#19ウェッズスポーツ、4番手には#39デンソーと、レクサスSCがここでも速さを見せる。
予選では1台もQ3進出を果たせず、苦戦が予想されるホンダHSV勢は#17ケーヒンが5番手タイムを記録、決勝での巻き返しに期待がかかるところだ。
またポールシッターの#12カルソニックGT-Rは6番手で走行を終えている。

GT300クラスは横溝直輝が1'41.377を記録した#911タイサンポルシェがここでのトップ。しかし911号車はタイムを出した直後に右リヤタイヤがバーストしてしまい、スロー走行に。結局ピットへはたどり着くことができず、最終コーナーを立ち上がったところでストップしてしまった。
ポールシッターの#31aprプリウスはここでも2番手タイムを記録、決勝に向けて好調ぶりをアピールした。
第6戦決勝は午後2時より66周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士フリー走行結果

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/09) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
115001S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI861'34.726-173.414
2365002PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS581'34.861 0.135173.167
3195003WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH161'34.881 0.155173.131
4395004DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI761'34.896 0.170173.103
5175005KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS481'34.900 0.174173.096
6125006カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'35.009 0.283172.897
765007ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS641'35.053 0.327172.817
8385008ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS941'35.082 0.356172.765
9355009KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS481'35.483 0.757172.039
1010050010RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS761'35.505 0.779171.999
111850011ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS681'35.534 0.808171.947
12850012ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS201'35.549 0.823171.920
132350013MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS601'35.613 0.887171.805
143250014EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'35.821 1.095171.432
152450015D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'36.338 1.612170.512
169113001エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH781'41.377 6.651162.037
17313002apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH161'41.467 6.741161.893
18873003JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH81'41.569 6.843161.730
1903004GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH701'41.777 7.051161.400
20883005マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH481'42.005 7.279161.039
21613006SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'42.129 7.403160.844
22663007triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH941'42.336 7.610160.518
2353008マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'42.417 7.691160.391
2433009S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH921'42.432 7.706160.368
251630010MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS1'42.507 7.781160.251
265230011GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH421'42.538 7.812160.202
273330012HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK801'42.661 7.935160.010
282130013ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH41'42.771 8.045159.839
29430014GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH121'42.877 8.151159.674
301130015GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL861'42.982 8.256159.511
31230016エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH501'43.439 8.713158.807
324330017ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS541'43.565 8.839158.613
334830018DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH1'43.791 9.065158.268
343030019IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH121'43.896 9.170158.108
352730020PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH101'44.225 9.499157.609
361430021Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'44.324 9.598157.459
372230022R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'44.664 9.938156.948
3836030023RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'44.82310.097156.710
398530024JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH41'45.60210.876155.554

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 ポールシッターのコメント

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GT500クラス #12カルソニックIMPUL GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
gt_r06_q_pc_oliveira もちろん気分は最高です。スーパーGTでもポールを獲れるんだと確信できました。今週末は決勝レースでいい結果を残すことを目指してきたので、ポールを穫ることは非常に大事でした。クルマは今朝から調子がよく、ポールを穫る自信はありましたが、その通りになりました。Q1、Q2でクルマのパフォーマンスを見ながらQ3にむけてバランスを整えて走りました。
松田選手のことは心配していませんでした。7位までに入ればQ3に残れるんだし、僕らのクルマには充分なポテンシャルがあると確信していましたから。
松田次生
gt_r06_q_pc_matsuda あまりいい走りじゃなかったんですけど、JPがQ1で頑張りすぎて(笑)。(1分)33秒3というタイムを見たときに「これは結構タイヤを使ってるな」という印象があって、乗った瞬間にグリップが無いのが分かったんですがクルマの調子が良かったのでQ3に残れました。最後はJPがスーパーラップを決めてくれたので、とにかく今回はツキがきてるなと。
1号車は70kg以上積んでるのになんでタイムが落ちないんだろうと思ってみていました。最後にJPが32秒9を出したときに「これは抜かれることは無いだろう」と思ったんですが、向こうも最後の最後に33秒1というタイムを出したんで、正直ほっとしました。明日は向こうのタイヤが何周もつんだろう? ということが心配です。タイムはこっちの方がいいんですが、向こうは4ラップ走って4ラップめにベストタイムを出している、ということが気がかりです
GT300クラス #31apr HASEPRO PRIUS
嵯峨宏紀
gt_r06_q_pc_saga 富士スピードウェイ自体はあまり得意としているコースじゃないので、このタイムは正直出来過ぎだな、という印象です。Q2の段階で、新田さんから「バッテリーを使いすぎた」というインフォメーションが入ってきたので、ぼくはアタックするのを遅らせて、1周め2周目をこの富士スピードウェイで培ったエコカーカップの技術を使い、回生で充電しまくって最後に吐き出してやろうと思ったらうまくいきました。ハイブリッドならではの予選の戦い方だと思うんですけど、前回のCR-Zもそういう戦いをしてると思います。予選モード、というのを使って、それで戦いました。
新田守男
gt_r06_q_pc_nitta 目標にしていた40秒台というタイムを、宏紀がQ1で使ったタイヤを使ってQ2で出すことができたので、クルマはかなりいい状態にあるなというのが分かりました。テストで使ったパーツがかなり効いてる感じで。ハイブリッドの使い方の部分で僕の場合はちょっと足らなくて、走ってる最中にバッテリーが切れちゃう、という症状があったので、走っている最中にスタッフの方にチューニングしていただいて、Q3で宏紀に挑んでもらいました。
僕たちはワークスチームとは違う流れの中でハイブリッドという難しいシステムを取り入れていて、前回の鈴鹿で先にホンダさんにポールをやられた、という点でプレッシャーを感じていたのと、今シーズンずっとGT3勢に前に行かれていた、ということで、この富士でポールを獲れるところまでポテンシャルを持ってきていただけたことに感極まってしまいました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 KEIHIN HSV-010が8番グリッド、GT300クラスではMUGEN CR-Z GTが3番グリッドを獲得 (HONDA)

  • 2012年9月8日(土)・予選  会場:静岡県・富士スピードウェイ(4.563km)  天候:晴れのち曇り 気温:27℃(14:15時点)  路面温度:36℃(14:15時点)  コースコンディション:ドライ

 9月8日(土)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km RACE」が開幕し、公式予選が行われました。

 今シーズンも残すところ3戦となり、チャンピオン争いは大詰めを迎えています。2010年以来のタイトル獲得を目指すHondaは、富士スピードウェイで開催される本大会に向け、新型のフロントフェンダーを開発。これは一定のダウンフォースを保ちながら空気抵抗を最小限に抑えることを目指したもので、全長約1.5kmの長いメインストレートを持つ富士スピードウェイでは、大きな効果を発揮することが期待されています。

 昨日までの天気予報は週末の天候が崩れると伝えていましたが、公式予選の行われる本日は午前が晴れ、午後から曇りとなり、幸いにも走行セッション中に雨が降ることはありませんでした。

 本日はまず公式練習が午前9時40分から2時間にわたって行われました。このセッションでは、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)がコースアウトを喫しましたが、それ以外の目立ったトラブルやアクシデントはなく、5台のHSV-010 GTは順調に周回を重ねました。ここでHonda勢のトップに立ったのは1分34秒406を記録して8番手となった#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)。そして、ポイント争いで3番手につけている#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が10番手でこれに続き、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)は11番手、#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)は13番手、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)は15番手のタイムをマークしました。

 今回の予選は前戦に続きノックアウト方式で行われました。予選1回目では上位11台が予選2回目に進出、予選2回目では上位7台が予選3回目に進出し、この予選3回目で記録した予選タイムにしたがって決勝レースのスターティンググリッドを決めます。また、惜しくも次のセッションに進出できなかったチームは、その段階での予選順位が決勝レースでのスターティンググリッドとなります。

 予選1回目は午後2時15分にスタート。ここで#17 KEIHIN HSV-010に乗る塚越選手は1分33秒658を記録して9番手となり、1分34秒232で11番手につけたファーマン選手の#8 ARTA HSV-010とともに予選2回目への進出を決めました。一方、伊沢選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010は1分34秒333で12番手、道上選手が乗る#32 EPSON HSV-010は1分34秒676で14番手、小暮選手が乗る#18 ウイダー HSV-010は1分34秒725で15番手となり、惜しくも予選2回目への進出はなりませんでした。

 続く予選2回目は午後2時50分に開始。ここで金石選手が乗る#17 KEIHIN HSV-010は1分34秒172をマークして8番手、小林選手が乗る#8 ARTA HSV-010は1分34秒588をマークして10番手となり、決勝レースのスターティンググリッドが確定しました。

 一方、GT300クラスでは、Hondaの技術支援を受けて開発されたレーシングハイブリッドを搭載する#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)がデビュー3戦目に挑み、中嶋選手が予選1回目を10番手、2回目では武藤選手が9番手で通過を果たします。そして、予選3回目で武藤選手が1分40秒765を記録し、3番グリッドを手に入れました。明日の決勝レースでは、初の表彰台を含む上位入賞が期待できそうです。

 明日は午前9時から30分間にわたってフリー走行を行ったあと、午後2時に決勝レースのスタートが切られます。

松本雅彦 | Honda GTプロジェクトリーダー
 「今回、初めて投入したフロントフェンダーについては、一定の効果を有していることが確認されたので、車両の開発としては正しい方向に進んでいると考えています。ただし、本日の予選では期待していたような成績を収めることができませんでした。5台のHSV-010 GTの中では、#17 KEIHIN HSV-010のみ上位に食い込めるスピードを見せていますが、残る4台は本来の実力を発揮しきれていないように思います。その理由は、現在解析中です。明日の決勝レースでは、HSV-010 GTの優れたコーナリング性能を生かして、セクター2ならびにセクター3での追い上げを図ると同時に、スティントの最後まで安定したペースで走りきることで上位進出を狙っていきたいと思います。引き続き5台のHSV-010 GTに熱い声援をお願いします」
金石年弘(8番手 #17 KEIHIN HSV-010)
 「予選では事前にテストしていないタイヤを使用したこともあり、どのような走りをするか予想がつかない部分がありました。そのような中でも、マシンのバランスは悪くなく、予選1回目は順調にパスできましたが、2回目は突破できずに残念な結果となりました。 ただ、決勝レースでの走行ペースはいつもいいので、決勝ではしっかりと走って結果を残したいと思います」
塚越広大(8番手 #17 KEIHIN HSV-010)
 「朝のフリー走行からマシンのバランスやタイヤの選択も含め、チーム一丸でいろいろと考えて予選に臨みました。現時点での最善を尽くしたのですが、もう一歩足りませんでした。ただ、マシンのフィーリングはいいので、明日の決勝ではいつものような追い上げを見せられるよう、金石選手と協力してがんばります。また、前回鈴鹿のアクシデントではファンの皆様に大変ご心配をおかけいたしました。幸い大きなケガもなく無事でしたので、明日はそのうっぷんを晴らすべく、積極的にポジションアップを狙っていきたいと思います」
Text: HONDA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式予選 GT500はGT-Rがフロントロー独占、GT300は#31プリウスがコースレコードを破って初のPP獲得!

2012スーパーGT第6戦「富士GT300kmレース」の公式予選は9月8日、静岡県の富士スピードウェイでノックアウト方式にて行われ、#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が1'32.990でポールポジションを獲得した。
GT300クラスは#31apr HASEPRO PRIUS GT(新田守男/嵯峨宏紀組)が1'40.417と、このクラスのコースレコードを7年ぶりに更新、プリウスで初めてのポールポジションをものにした。

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公式予選は午後2時にGT300クラスの予選Q1から開始された。心配された雨は最後まで降ることは無く、終始ドライコンディションのもとで熾烈なタイムアタック合戦が展開された。

予選Q1は走行時間15分間が与えられていたが、これまでのレースでも見られたように開始直後は全車がピットに待機、残り7分を切ったあたりで漸くコースインしていくことになった。
このセッションでトップに立ったのは前回の鈴鹿で優勝した#1SロードGT-R。ロニー・クインタレッリは86kgものウェイトハンデをものともせず、1'33.292を叩き出してみせた。2番手には#12カルソニックGT-Rがつけ、以下#36ペトロナスSC、#38ZENT SC…と続き、11位の#8ARTA HSVまでがQ2進出を果たした。
一方、前半戦で活躍した結果、多くのウェイトハンデを搭載してこの戦いに臨むこととなった#100レイブリックHSV(76kg)、#39デンソーSC(76kg)の2台と、今季苦戦の続く#32エプソンHSV、#18ウイダーHSVの2台、計4台がここで予選を終えることに。この時点でホンダHSVは5台中3台が脱落することとなった。

続いて行われた予選Q2では、前のセッションで上位タイムを記録した#1Sロード、#12カルソニックの2台が6位、7位とギリギリでQ3進出を果たす苦しい結果に。これはQ1で使用したタイヤをそのまま使ってアタックした影響であった模様。
ここでのトップタイムは第4戦SUGOで9年ぶりの優勝を果たした#6エネオスSCの大嶋和也。しかしタイムは1'33.837と平凡なものだった。
ここでは#17ケーヒンHSV、#38ZENT SC、#8ARTA HSV、#24HIS GT-Rの4台が脱落。結局GT-Rが3台、SC430は4台がQ3に進み、HSVは全車が脱落という結果になった。

そして予選Q3では、Q2をギリギリで通過した2台のGT-Rと、#35KeePer、#36ペトロナスの2台のSC430による接戦が展開され、残り時間30秒で唯一の1分32秒台を叩き出したオリベイラの駆る#12カルソニックがポールポジションを獲得、2位にはロニー・クインタレッリの駆る#1SロードGT-Rがつけ、ニッサン勢がフロントローを独占して明日の決勝に臨むこととなった。

一方、今季からリストリクターサイズの拡大によって大幅なタイムアップを果たしたGT300クラスは、これまでにも各地のサーキットでコースレコードを塗り替えてきたが、ここ富士においても公式練習から好タイムが相次いで記録された。予選Q1、Q2では立て続けにコースレコードを更新した#33ハンコックポルシェがいずれもトップで通過、#31プリウスがそれに続く形となり、これに#911エンドレスポルシェ、#61BRZとFIA-GT3とJAF-GTが互角の戦いを展開することとなった。
そして迎えた最後の予選Q3では、最初の2周をバッテリーへの充電に充てるという、ハイブリッド車ならではの戦法を駆使した嵯峨の駆る#31プリウスが3周目のアタックで1'40.417を叩き出して影山正美の駆る#33ハンコックポルシェを下し、今季初のポールポジションをものにした。また第4戦に初登場以来予選での速さを見せ続けている#16無限CR-Zはここでも3番手タイムを記録してみせた。
なお、第4戦SUGOで優勝の#3SロードNDDP GT-RはQ1で脱落、第5戦優勝の#66triple a vantage GT3は60kgのBOP(性能調整)と94kgのウェイトハンデを抱えながらもQ3進出を果たし、6番手で明日の決勝に臨む。

第6戦決勝は明日午後2時より66周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士ノックアウト予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/08) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2Q3
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'33.3001'34.0471'32.990
21S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI861'33.2921'34.0301'33.133
335KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS481'33.8561'33.9331'33.297
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS581'33.5061'33.8651'33.392
56ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS641'33.7781'33.8371'33.407
619WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH161'33.9081'34.0021'33.452
723MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS601'33.8981'33.9501'33.893
817KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS481'33.6581'34.172
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS941'33.5971'34.252
108ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS201'34.2321'34.588
1124D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'33.9841'34.726
12100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS761'34.333
1339DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI761'34.347
1432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'34.676
1518ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS681'34.725
■GT300 Class

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/08) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhQ1Q2Q3
131apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH161'41.5641'40.937R1'40.417
233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK801'40.6191'40.585R1'40.583
316MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS1'41.8191'41.8561'40.765
488マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH481'41.5361'41.7071'40.820
5911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH781'41.0071'41.1751'40.895
666triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH941'41.1661'41.7221'40.991
70GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH701'41.3521'41.9311'41.368
852GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH421'41.8171'41.7641'41.439
987JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH81'41.7521'41.6371'41.455
1061SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'42.0371'41.4401'41.502
1143ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS541'42.2241'41.963
1230IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH121'42.1011'42.272
134GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH121'42.1391'42.477
1411GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL861'41.7731'42.562
1521ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH41'41.9981'42.961
16360RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'42.2081'44.257
173S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH921'42.249
1848DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH1'42.442
195マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'42.682
2027PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH101'43.100
2114Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'43.101
222エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH501'43.224
2385JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH41'44.261
2422R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'44.379

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式練習 GT500はGT-R、GT300はポルシェ911がそれぞれ1-2を占める

2012オートバックス スーパーGT第6戦「富士GT300kmレース」が9月8日、富士スピードウェイで開幕。
公式練習では#12カルソニックGT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が1'33.718でトップタイム、前回鈴鹿で優勝の#1S Road REITO MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ組)も2位につけ、ニッサン勢が1-2という結果となった。
GT300クラスは#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)が1'40.438と非公式ながらコースレコードを更新してトップだった。

gt_r06_p_12 gt_r06_p_33

公式予選日を迎えた富士スピードウェイは朝から快晴。
午後は雨の予報が出ているとはいえ、午前中の公式練習は終始ドライコンディションのもとで2時間の走行が行われた。

GT500クラスは開始早々に#12カルソニックGT-Rがトップに立つと、前回の鈴鹿1000km優勝の#1SロードGT-Rも86kgのウェイトハンデをものともせず、1'33.819で2位につけ、その後はロングランに移行した。
3位以降は#36ペトロナス、#38ZENT、#35KeePer、#6エネオス、#19ウェッズスポーツとレクサス勢が続く。しかし5月の富士500kmで優勝した#39デンソーだけは1'34.843とタイムが伸びず、14番手に終わった。
そして今回も苦戦が懸念されるのがホンダ勢だ。
7月の合同テストではフェンダーミラーを持ち込み、意欲的な開発を行ってきたものの、今日実際にこれを採用したのは#18ウイダーHSVのみ。他は従来通りのドアミラーを持ち込んで、#17ケーヒンの8位が最上位という苦しい滑り出しとなった。

一方、GT300クラスは富士のストレートではめっぽう強いポルシェ勢が1-2位を占める。トップは#33ハンコックで、開始25分過ぎに1'40.438と2005年の第2戦で黒澤治樹の駆るM-TEC NSXの記録した1'40.682を非公式ながら上回った。
JAF-GT勢ではここでも#16無限CR-Zが速さを見せ、1'41.223で4番手につけている。
第6戦の公式予選はこのあと午後2時より、ノックアウト方式で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士公式練習結果

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/08) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1125001カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS461'33.718-175.279
215002S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI861'33.819 0.101175.090
3365003PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS581'34.044 0.326174.671
4385004ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS941'34.168 0.450174.441
5355005KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS481'34.180 0.462174.419
665006ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS641'34.198 0.480174.386
7195007WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH161'34.364 0.646174.079
8175008KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS481'34.406 0.688174.002
9245009D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH281'34.443 0.725173.933
1010050010RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS761'34.477 0.759173.871
111850011ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS681'34.559 0.841173.720
122350012MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS601'34.690 0.972173.480
133250013EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'34.842 1.124173.202
143950014DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI761'34.843 1.125173.200
15850015ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS201'35.121 1.403172.694
16333001HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK801'40.438 6.720163.552
179113002エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH781'40.880 7.162162.835
18163003MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS1'41.223 7.505162.283
19663004triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH941'41.384 7.666162.026
20313005apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH161'41.524 7.806161.802
2123006エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH501'41.712 7.994161.503
2203007GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH701'41.820 8.102161.332
23433008ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS541'42.124 8.406160.852
24613009SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH121'42.125 8.407160.850
255230010GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
土屋 武士
YH421'42.161 8.443160.793
26430011GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH121'42.337 8.619160.517
278730012JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH81'42.340 8.622160.512
282130013ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH41'42.493 8.775160.272
298830014マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH481'42.504 8.786160.255
30530015マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'42.608 8.890160.093
311130016GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL861'42.802 9.084159.791
32330017S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH921'42.838 9.120159.735
332730018PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH101'42.866 9.148159.691
343030019IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH121'43.006 9.288159.474
354830020DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH1'43.027 9.309159.442
361430021Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH1'43.121 9.403159.296
3736030022RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'43.606 9.888158.551
382230023R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH1'44.73411.016156.843
398530024JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH41'45.87212.154155.157

Formula Challenge Japan

FCJ:第6戦富士決勝 松下信治が2戦連続優勝 (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第6戦の決勝が9月1日(土)午後、富士スピードウェイで行われた。

 激しい雨に見舞われた第5戦決勝とはうって変わり、第6戦決勝は晴天の下、コースもドライコンディションとなり、全車スリックタイヤを装着してコースに出て行った。

 第5戦決勝でのベストラップタイム順により、このレースのポールポジションは前戦優勝の#10松下信治。2位には#4平川亮がつけ、3番手が#3篠谷大幹という順番となった。

 ホールショットを奪ったのはポールの#10松下。2位は#4平川、3位#3篠谷とここまではグリッド順で1コーナーを立ち上がったが、この周のダンロップコーナーで#3篠谷は後続の#1川端伸太朗と接触してスピン、最後尾に後退してしまった。

 このアクシデントに対し、競技団は#1川端の違反行為との裁定を下し、#1川端には10秒ストップのペナルティが課せられた。

 これにより3位には#8清原章太が浮上、レース中盤にペナルティで後退することになる#1川端を挟んで、#12高星明誠の3台がレース序盤から3位争いを展開することになった。

 一方トップ争いは、序盤こそ#4平川が1秒以内の差を保って#10松下を追っていたが、次第に#10松下のペースの上がり代が#4平川のそれを上回るようになり、徐々にその差は開いていく。毎週のように自己ベストを更新する#4平川だったが、#10松下もそれを上回るペースでファステストラップを立て続けに更新、ファイナルラップを迎える頃には4秒のマージンを築き上げていた。

 結局、#10松下は最後まで#4平川に付け入る隙を与えず、第5戦に続いて2連勝を達成した。

 3位には、#8清原との熾烈なドッグファイトを制した#12高星が入り、第4戦もてぎ以来の表彰台を獲得した。

 破れた#8清原も、ラップタイムでは2番手につけ、明日のレースでフロントロースターとの権利を得た。

 また、今回スポット参戦の#20石川京侍は16番手からのスタートだったが着実に順位を上げ、最後は8位でフィニッシュした。

 第7戦決勝は明日9月2日(日)12時45分より21周で行われる。

優勝:松下信治
 今日のポイントはスタートでした。スタートを決めて1位で1コーナーに入れれば絶対勝てると思っていました。この流れを次のレースまで続けて、1勝だけじゃなく何勝もしてチャンピオンをとりたいです。 昨日は路面のグリップが高くてストール気味になってしまいましたから、それに気をつけてスタートしました。朝一番のレースで気温、路面温度も低く、今回のスタートはうまくいきました。タイヤは消耗していましたが、路面コンディションが良かったので良いタイムで走れました。
2位:平川 亮
 スタートが決まらなかったんですが、抜かれることが無かったのはラッキーでした。レース展開としては、前の選手に離されていったので良くなかったと思います。でもあともう1レースあるし、3番手スタートなので、松下選手と何が違うのか、これから考えて直していきたいです。
3位:高星明誠(東京中日スポーツ賞 受賞)
 スタートを失敗して2台に抜かれてしまいましたが、晴れのレースなら自分の方が速いと思っていたので、あせることなく自信を持って走りました。その結果、どんどん抜いていくことができて表彰台にあがれました。実力的には表彰台にあがれる筈と思っていたので、この結果は良かったです。明日は何番目からスタートするのかまだわかっていませんが、きっと前の方だと思うので、優勝も可能だと思いますから、頑張っていきます。
Text: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第6戦富士決勝結果

FUJI Campion Race Series -RIJ- (2012/09/01) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
110松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA1526'01.681
24平川 亮FTRSクラリオンFCJ153.663
312高星 明誠NDDP DAISHIN NDDP FCJ1514.382
48清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA1515.018
511坪井 翔FTRS TMC FCJ1522.613
613藤波 清斗NDDP FCJ1524.073
72黒崎 駿HFDP/SRS-F/コチラR1524.954
820石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR1525.021
99道見 真也FTRS スカラシップ FCJ1527.182
1014三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ1527.533
117小河 諒宝華Racing with DL1527.736
123篠谷 大幹FTRS1529.527
1317陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ1532.704
146ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT1537.483
1516三浦 愛EXEDY FC1061538.460
165周藤 康平チームSPV FCJ1547.060
17*1川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ151'11.931
---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: 松下信治(HFDP/SRS-F/ARTA) 1'43.589 (7/15) 158.577km/h
  • CarNo.1は、富士スピードウェイ一般競技規則第5章第16条4.(1)①(他車への接触行為)により、ペナルティストップ10秒を科した。

GT Asia

GT Asia:Audi R8 LMS CupがGTアジアシリーズで表彰台を獲得

2012/07/18
GTアジアシリーズ第5戦 / 第6戦結果

Audi R8 LMS (C)Audi Japan 拡大します
●Audi R8 LMS Cupが第6戦で3位に入賞
●厳しいレースとなった第5戦の後、チームはチャンピオンシップ争いに復帰

台北のジェフェリー リーと香港のマーチー リーのコンビがステアリングを握るAudi R8 LMS Cupが、GTアジアシリーズに正式参戦。第6戦で3位に入賞、表彰台に戻ってきました。

ジェフェリーとマーチーは、富士スピードウェイのデビュー戦となる第5戦では厳しい戦いを余儀なくされましたが、このプロ / アマコンビは第6戦においてAudi R8 LMS ultraの性能を最大限に引き出し、2周目のスピンによる遅れを取り戻して見事に表彰台に上りました。

11戦のうち6戦を終了した現在、Audi R8 LMS Cup(アウディ初のワンメイク シリーズ用のマシン)を駆るチームは、ポイントランキングで2位に肉薄するポジションにあり、マーチーは3位、ジェフェリーは2ポイント差の4位につけています。

土曜日の第5戦は、ジェフェリーが9番グリッドからスタート、このペアにとっては厳しいレースとなりました。9ラップを終えたところでドライバーはマーチーに交替。表彰台への期待は、ピットレーンでの速度超過によるドライブスルー ペナルティによってさらに難しい状況となりましたが、マーチーは決してレースを諦めることなく、Audi R8 LMS ultraは最速ラップをマークして総合9位でレースを終えました。

マーチーは、土曜日に行なわれた2回目の予選で3位のラップタイムを記録。マーチーはウェットコンディションとなった第6戦を第3グリッドからスタートしました。スタート直後の第1コーナーで彼は2位に浮上し、1周終了までには先頭を走行していました。しかし2周目で、リードを広げようとしてスピン、4位までポジションを落としてしまいます。しかし彼は、アウディの軽量化技術の能力を存分に活かして着実に差を縮め、11周目で3位に浮上しました。

交替したジェフェリーも3位のポジションをキープ。ペースを保ち、マシンを無事にゴールまで到達させ、2人で表彰台に返り咲きました。

アウディスポーツ カスタマーレーシング チャイナのディレクターであるレネ コーンバーグは、次のようにコメントしています。「今週末は表彰台に戻ってくることができ、また選手権で掲げた目標を富士スピードウェイで達成することができたので良かった。また、Audi R8 LMS Cupを日本の皆様に紹介できたことを大変うれしく思う。来月の鈴鹿も楽しみにしている。」

Audi R8 LMS Cupは、2012年8月18日~19日に鈴鹿サーキットで行われる、GTアジアシリーズ第7戦と第8戦でも見ることができます。

ジェフェリー リー:
「表彰台にまた上がることができて嬉しい。いくつかミスも犯してしまったが、今日はよい結果が出て良かった。この週末は、私たちにとってよい経験となった。雨の中でAudi R8 LMS ultraを走らせたのは初めてだったが、ウェットコンディションでも速いことが分かって良かった。」

マーチー リー:
「2周目のスピンは大きなミスだったが、激しい競争の中で、限界の走りをした結果なので仕方ないと思っています。スピンのあとは、追い上げに全力を注いたが、マシンはすばらしい仕事をしてくれた。Audi R8 LMS ultraは大変バランスが良く、悪天候下でも速いペースを維持することができた。富士を走るのは初めてだったが、次回はもっと良い結果が出せると思う。」

Audi R8 LMS Cup(中国)によるリリースの翻訳版です。

アウディジャパン・プレスリリース

Japanese F3

JF3:第5,6戦富士 平川亮が2戦共に独走で制し今季4勝目を挙げる (TOYOTA)

12f3_rd3_1.jpg
第5戦、第6戦共に平川亮(中央)が優勝、中山雄一(左)が2位に入った

 全日本F3選手権の第3大会(第5戦、第6戦)が7月14日(土)と15日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今季の同シリーズには、CクラスにTOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両8台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。

 14日(土)未明まで降っていた雨は上がったものの路面はウェットコンディションで、朝8時という早朝から第5戦の予選(10分間)が行われ、好調な平川亮(RSS)が今季4度目となるポールポジションを獲得。中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手で続いた。3番手にはNクラスの平峰一貴(HFDP RACING)が入り、山内英輝(B-MAX ENGINNERING)が4番手となった。

 10分間のインターバルを経て実施された第6戦の予選も、若干乾き始めてはいるもののウェットコンディションで、各車ウェットタイヤでのアタックとなったが、唯一スリックタイヤを装着したNクラスのギャリー・トンプソン(SGC BY KCMG)が最終ラップでトップタイムをマーク。ポールポジションを獲得した。平川は2番手。山内、中山が3,4番手で続くこととなった。

 第5戦決勝(15周)はドライコンディションで午後1時23分にスタート。スタート直後こそポールポジションの平川と2番手の中山がポジションを争ったが、平川が首位をキープ。

 平川は周回ごとに2位中山との差を広げていき、最後は9秒もの差を付けてトップチェッカー。ポール・トゥ・ウィンとファステストラップ獲得のフルマークで今季3勝目を挙げた。一方、2位の中山は終盤、ラファエル・スズキ(TODA RACING)からの猛攻を受けることとなったが、何とか凌ぎきり、2位でフィニッシュ。

 Nクラスではクラスポールの平峰がトップのままチェッカー。総合でも表彰台の3台に続く4位という好結果となった。クラス4番手からスタートした勝田貴元(TOM'S SPIRIT)は、序盤3位争いを展開したが、後方から接触されスピン、最後尾へと後退。しかしそこから追い上げ、クラス4位でフィニッシュした。

 15日(日)午前10時13分、第6戦決勝(21周)がスタート。Nクラスながらポールポジションを獲得したトンプソンだったが、スタートでは平川が前に出て首位に浮上。続くコーナーでも中山、山内らがトンプソンをパスしていった。

 その後は首位を逃げる平川が前日同様に2位中山との差を広げていき、独走でトップチェッカー。今大会富士を完全制覇し、今季4勝目となった。中山は2戦連続の2位でランキング2位へと浮上。山内が4位、リチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が5位に入った。

 Nクラスでは、ポールポジションのトンプソンと平峰、勝田らが激しいバトルを展開。得意のブレーキングで一度は首位に立った勝田だったが、トンプソンをパスした際に走路妨害があったとして10秒間のピットストップペナルティ。これにより首位に立った平峰が勝利を挙げ、第3戦から4連勝を飾った。

 次戦第4大会(第7戦、第8戦)は8月4日(土)5日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催される。

Text & Photo: TOYOTA

GT Asia

GTA:第6戦決勝 日本のディレクションレーシングから参戦の林が優勝!

 GTアジア第6戦は15日、フジスピードウェイで40分の決勝レースを行い、予選5位からスタートしたHisamori HAYASHI(Porsche 997 GT3R)が優勝した。

 レースは12時10分、断続的に降る雨の中、ローリングを開始。スタートでは予選2位のHisao SHIGETA(Porsche 997 GT3R)が1コーナーでスピン。コースアウトして早くもリタイアとなった。

 オープニングラップをトップで戻ってきたのは予選3位のMarchy/Jeffry(Audi R8 KMS Ultra)。2位にはポールシッターで第5戦のウィナーMOK Weng Sun(Ferrari F458 GT3)がつけ、3位に日本のDirection Racingから参戦のHisamori HAYASHI(Porsche 997 GT3R)が続く。

 しかし2周目にトップを走るMarchy/Jeffryがスピンして順位を落とすと、Sunがトップに立ち、2位にはHAYASHIをかわしたLI Zhi Congが上がる。HAYASHIは3位に落ちた。

 さらにCongはトップを走るSunに狙いを定め激しいバトルのすえ、8周目に入った1コーナーでSunをかわしついにトップに立った。

 その後、所定のピットイン・アウトを終えてもこの順位は変わらず、トップCong、2位Sun、3位HAYASHIと続く。

 しかし16周目で2位を走るSunがスピンし、2位に上がったHAYSHIがトップを走るCongを捉え、ついにトップに躍り出た。

 レースは22周で40分を超えたためこの周でチェッカー。優勝はHAYSASHI、2位にはConが入り、3位にはMarchy/Jeffreyが続いた。

 この後、このレースは日本国内で鈴鹿、オートポリスと転戦。最終戦をマカオGPで迎える。

Text: Yoshinori OHNISHI

GT Asia

GTA:第6戦富士決勝結果

GT Asia -RIJ- (2012/07/15) Final Race Weather:Rain-Cloudy Course:Wet-Dry
2012 GT Asia Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1GT34Hisamori HAYASHIPORSCHE 997 GT3 RDirection Racing2241'14.095
2GT39LI Zhi CongPORSCHE 997 GT3RAsia Racing Team224.862
3GT37Marchy / JeffreyAudi R8 LMS UltraAudi R8LMS Cup2214.057
4GT324Dilantha MALAGAMUWALamborghini LP560 GT3Dilango Racing2249.314
5GT35Samson CHANFORD GT3Craft Eurasia Racing Hong Kong2250.803
6GT399Yukinori TANIGUCHIAudi R8 LMSHitotsuyama Racing221'03.839
7GT322David LAIFerrari F458 GT3Team Clearwater Racing221'04.473
8GT36Hiro NISHIDABMW Z4Field Motorsport211Lap
9GTM16Wayne SHENFerrari F430 GTModena Motorsports211Lap
10GTM21Francis TJIAFerrari 430 GTModena Motorsports211Lap
11GTM77Jacky YEUNGLamborghini Gallardo GTArrows Racing211Lap
12GT330Frank YUFORD GT3Craft Eurasia Racing Hong Kong211Lap
13GT3*1MOK Weng SunFerrari F458 GT3Team Clearwater Racing211Lap
14GT375Clifford CHENFerrari F458 GT3Clifford CHEN202Laps
15GTM55Hideo TAKAHASHIFerrari 430 ChallengeAutostrada202Laps
---- Not Ckassified (19Laps) ----
-GT482Anthony CHAN Kei MingLOTUS Evora GT4TW Racing184Laps
-GT333Hisao SHIGETAPORSCHE 997 GT3RDirection Racing022Laps
-GTM26Hideki ONDAFerrari F430 GTTunewear Racing22Laps
-GT311Sasha CHUPORSCHE 997 GT3RAsia Racing TeamDNQ22Laps
  • Fastest Lap(GT3): CarNo.25 Dilantha MALAGAMUWA (Lamborghini LP 560 GT3) 1'44.759 (19/22) 156.806km/h
  • Fastest Lap(GTM): CarNo.16 Wayne SHEN (Ferrari F430 GT) 1'48.568 (18/21) 151.304km/h
  • CarNo.1 30seconds time added penalty

Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝 上位3人のコメント

総合優勝 #4平川亮(RSセリザワ)
f3_r06_r_pc_hirakawa スタートで前に出られて、そのあとは昨日と同じようにトップのまま最後まで走りきることが出来て良かったです。途中で雨が降ってきたときは心配になりましたが、それもすぐに止みました。
昨日に続いて後ろを引き離すことが出来たことは自信に繋がりました。
こんな展開はさすがにシーズン前には予想していませんでしたが、クルマは仕上がってきていますので、いい結果が出ているのかなと思います。後半戦にも入ってきましたので、シリーズのことも少しずつ意識するようになってきました。
次はもてぎですが、前回は2回ともポールだったのにスタートで失敗して2位に終わっていますが、昨日今日でスタートのやり方もよく分かってきましたから、2回続けて勝てるよう、これからも努力していきます。
総合2位 #36中山雄一(トムス)
f3_r06_r_pc_nakayama 予選4番手でしたが、スタートが上手く決まって山内選手とNクラスのクルマを抜くことが出来、2位に上がれたので、まぁまぁの結果かなと思います。セッティングを変更したことでクルマは昨日より速くなりましたが、タイヤが暖まってすぐにグリップが落ちてしまって、平川選手に離されてしまいました。なぜこうなったのか、これから分析していこうと思います。
富士ではクルマのバランスを上手く見つけられませんでしたが、もてぎでは前回のレースでも優勝していますし、次回もいい結果を残せればと思います。
総合3位 #2ラファエル・スズキ(戸田レーシング)
f3_r06_r_pc_suzuki 昨日と同じように後方からのスタートでしたが、序盤で前に出ることが出来たのはOKだったと思います。山内選手に追いついてからはハードにプッシュして追い抜くことが出来ました。
この二日間は凄くいい結果だったと思いますが、まだトップとの差はありますし、今日のレースでも後半はタイヤに手こずったのが残念です。
でも鈴鹿の頃に比べればクルマは随分良くなりました。シャシーが新しくないこと、車重が10kg重いことは大きなハンデですが、細かいディティールを少しずつ改善していくことでいい結果を残せれば、と思います。
Nクラス優勝 #7平峰一貴(HFDP RACING)
f3_r06_r_pc_hiramine スタートが決まり、ポジションをキープ出来たことは良かったのですが、トンプソン選手とバトルをしている間に後続に追いつかれてしまい、焦って最終コーナーで飛び出してしまいました。
その時に草を吸い込みでもしたのか、レースが進むに連れて水温が上がってしまい、ショートシフトしながら走らなければならなくなりました。
完璧な勝ち方じゃありませんでしたが、諦めずに最後まで走りきったことが良かったのだと思います。
もてぎでは前回2連勝していますから自信はありますが、今回の勝ち方が思った通りにはいかなかったので、次はしっかり優勝したいです。
Nクラス2位 #19マシュー・ホーソーン(KCMG)
f3_r06_r_pc_howson 難しいレースでした。周りと凄いバトルになって、大変でした。富士でウェットレースをやるのは昨日が初めてだったし、今日はストレートでダウンフォースが大き過ぎたために苦しい走りを強いられましたが、初めて表彰台に上がれて凄く良かったです。今年からシャシーも新しくなり、去年との性能の違いを実感しています。タイヤの摩耗が早いのが問題ですが、もてぎでは4周で駄目になったのが、ここでは10周もつようになったので改善はされてきています。
Nクラス3位 #6小泉洋史(ハナシマ)
f3_r06_r_pc_koiszumi 慣れない表彰台でシャンパンの栓もうまく開けられず、手伝ってくれた平峰君ありがとう。
フォーミュラトヨタ時代からお世話になっているハナシマレーシングさんで今季フルシーズンF3をやらせていただけることになりました。クルマ自体は平峰君や佐々木君が乗ればポール・トゥ・ウィンできるぐらいのポテンシャルがあるので、あとは自分が頑張らないといけません。
今日はいつも通りのへたくそなスタートでごぼう抜かれしましたが、レースペースは悪くないので必死についていきました。その結果なのかなと思います。後半まで攻められるクルマに仕上がっていたので、ギャリーが後ろに迫ってきましたが、最後までポジションをキープ出来ました。
今年GTをやめてF3に専念していることでいい結果が出ているのだと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝 #4平川が独走で今季4勝目!

7月15日に行われた全日本F3選手権第6戦富士の決勝レースは、スタートでトップに立った#4平川亮(広島トヨペットF312)が後続に大差をつけて21周のレースを制し、今季4勝目を挙げた。
Nクラスはトップグループのうち2台にペナルティが下される荒れた展開となったが、終わってみれば昨日に引き続いて#7平峰一貴が優勝する結果となった。

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第6戦決勝は午前10時スタート。
昨日の予選でただ一人スリックタイヤを履き、見事ポールポジションを獲得した#20ギャリー・トンプソンだったが、Cクラスとのパワー差はいかんともしがたく、スタートして間もなく#4平川、#36中山雄一に抜き去られ、続くコカコーラコーナーで#1山内英輝にも先行を許してしまった。

#4平川はその後も順調に周回を重ねるが、2位の#36中山はタイヤの急激なグリップダウンに苦しみ、#4平川のペースについていけない。その結果2台のギャップは徐々に広がっていく。
結局#4平川は#36中山に8.645秒の大差をつけて今季4勝目を挙げた。
3位には7番手スタートながら快調に順位を上げてきた#2ラファエル・スズキが入り、昨日に続いての2戦連続表彰台を戸田レーシングにもたらした。

一方、序盤から大荒れの展開となったのがNクラスだ。
ポールシッターながら続々とCクラスのドライバーにパスされていく#20トンプソン。その後方では目前で激しいバトルを展開する#37リチャード・ブラッドレーに、#8野尻智紀の2台のCクラスに混じって#23佐々木大樹、#35勝田貴元らが集団を形成、その結果2周目のヘアピンで#23佐々木が#8野尻と接触してコース外にはじき出してしまうアクシデントが発生してしまう。この間に佐々木の前に出た#35勝田も、#7平峰に抜かれてクラス2位に後退してきた#20トンプソンに4周目のダンロップコーナーで並びかけた際、トンプソンを押し出してしまった。この結果トンプソンはスピンを喫してしまい、大きく順位を落とすことに。

その後クラストップを走行していた#7平峰を抜いてトップ争いを展開した#23佐々木と#35勝田だったが、両者ともに10秒ストップのペナルティを受けることになり、後退を余儀なくされる。

この結果、一旦はコースアウト等で順位を落としていた#7平峰がトップに返り咲き、昨日に続いて連勝する結果になった。2位には#19マシュー・ホーソーン、3位には#6小泉洋史といずれもこれが初表彰台となるドライバーが続いた。

全日本F3選手権第7戦・第8戦は8月4-5日、ツインリンクもてぎで行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦富士決勝結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2012/07/15) Race Results Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
14平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2134'27.700
236中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
218.645
32ラファエル・スズキMAD CROC TODA F308Dallara F308HONDA
MF204C
2112.703
41山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2118.868
537リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
2123.140
67N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2143.164
719Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
2149.822
86N小泉 洋史Net Move F306Dallara F307TOYOTA
3S-GE
2155.153
920Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
2158.275
1023N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
211'19.538
1177N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA 3S-GE211'26.943
1235N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F306TOYOTA
3S-GE
211'37.16
1313N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
201 Lap 
---- 以上規定周回数 ( 18 Laps ) 完走 ----
-8野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
120 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 平川亮(広島トヨペットF312) 1'37.637 (4/21) 168.244km/h
  • CarNo.19は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条違反(ホワイトラインカット)により、罰金2万円を科す。
  • CarNo.23は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.1)2)(他車への接触行為)により、ペナルティストップ10秒およびペナルティポイント1点とする。
  • CarNo.23は、全日本フォーミュラ3選手権統一規則第3章第28条12.2)3)(他車の走路妨害行為)により、ペナルティストップ10秒を科した。

GT Asia

GTA:第6戦富士公式予選結果

GT Asia -RIJ- (2012/07/14) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2012 GT Asia Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosClassNoDriverMaker ModelTeamTimeBehindGapkm/h
1GT31MOK Weng SunFerrari F458 GT3Team Clearwater Racing1'43.073--159.371
2GT333Hisao SHIGETAPORSCHE 997 GT3RDirection Racing1'43.131 0.058 0.058159.281
3GT37Jeffrey LEEAudi R8 LMS UltraAudi R8LMS Cup1'43.165 0.092 0.034159.228
4GT330Frank YUFORD GT3Craft Eurasia Racing Hong Kong1'43.419 0.346 0.254158.837
5GT34Hisamori HAYASHIPORSCHE 997 GT3 RDirection Racing1'43.575 0.502 0.156158.598
6GT39LI Zhi CongPORSCHE 997 GT3RAsia Racing Team1'43.638 0.565 0.063158.502
7GT399Yukinori TANIGUCHIAudi R8 LMSHitotsuyama Racing1'44.583 1.510 0.945157.070
8GT322David LAIFerrari F458 GT3Team Clearwater Racing1'44.729 1.656 0.146156.851
9GT324Dilantha MALAGAMUWALamborghini LP560 GT3Dilango Racing1'44.826 1.753 0.097156.705
10GT35Samson CHANFORD GT3Craft Eurasia Racing Hong Kong1'45.161 2.088 0.335156.206
11GT36Hiro NISHIDABMW Z4Field Motorsport1'45.497 2.424 0.336155.709
12GTM26Hideki ONDAFerrari F430 GTTunewear Racing1'46.512 3.439 1.015154.225
13GTM16Wayne SHENFerrari F430 GTModena Motorsports1'46.681 3.608 0.169153.981
14GTM21Francis TJIAFerrari 430 GTModena Motorsports1'48.378 5.305 1.697151.570
15GTM77Jacky YEUNGLamborghini Gallardo GTArrows Racing1'48.842 5.769 0.464150.923
16GT311Sasha CHUPORSCHE 997 GT3RAsia Racing Team1'49.160 6.087 0.318150.484
17GT375Clifford CHENFerrari F458 GT3Clifford CHEN1'49.913 6.840 0.753149.453
18GTM55Hideo TAKAHASHIFerrari 430 ChallengeAutostrada1'51.986 8.913 2.073146.686
19GT482Anthony CHAN Kei MingLOTUS Evora GT4TW Racing1'58.65015.577 6.664138.448

Japanese F3

JF3:第6戦富士公式予選 #20トンプソンがスリック投入で技ありのPP奪取!#4平川の連続PP記録は5でストップ

富士スピードウェイで開催されている全日本F3選手権第6戦の公式予選は第5戦に続いてウェット宣言の下で10分間の走行を行ったが、ここでスリックタイヤの豆乳に踏み切った#20ギャリー・トンプソン(KCMG)がチェッカー直後に1'48.387を叩き出し、Nクラスながら見事ポールポジションを獲得してみせた。
これにより#4平川亮(広島トヨペットF312)の連続ポール記録は5でストップすることになった。

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第5戦の公式予選終了から10分間のインターバルをおき、第6戦の公式予選は午後8時20分より10分間で行われた。
ここでも「ウェット宣言」は出され、殆どのドライバーがウェットタイヤを装着してコースイン、当初は第5戦と同じく#4平川がトップのまま周回を重ねる毎にタイムを上げ、それに#36中山雄一(PETRONAS TOM'S F312)と#7平峰一貴(HFDP RACING F307)が続く展開に。更に#23佐々木大樹(S Road NDDP F3)も時折上位に食い込み、CクラスNクラスほぼ互角のタイムアタック合戦が展開されてチェッカーを迎えることに。
いずれもタイムは1粉48秒台前半から1粉49秒台前半の接戦だ。

ところがここで#20トンプソンがいきなり1分48秒387を叩き出して一気にトップに躍り出た。
他のドライバーが第5戦同様にウェットタイヤを選択したのに対し、トンプソンはスリックを選択。
10分間という短いセッションの中で見事にギャンブルを的中させた格好だ。
ここまで5連続ポールの#4平川は2番手に終わり、終盤追い上げを見せた#1山内英輝(B-MAX・F312)が3番手に食い込んだ。

第6戦決勝は明日午前10時10分より21周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦富士公式予選結果

全日本F3選手権 -RIJ- (2012/07/14) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Wet
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 6 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
120Nギャリー・トンプソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'48.387--151.56
24平川 亮広島トヨペットF312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'48.9510.5640.564150.77
31山内 英輝B-MAX・F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'49.2070.8200.256150.42
436中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'49.2370.8500.030150.38
57N平峰 一貴HFDP RACING F307Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'49.4901.1030.253150.03
623N佐々木 大樹S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'49.5551.1680.065149.94
72ラファエル・スズキMAD CROC TODA F308Dallara F308HONDA
MF204C
1'49.7511.3640.196149.67
88野尻 智紀HFDP RACING F312Dallara F312HONDA
MF204C
1'49.7981.4110.047149.61
937リチャード・ブラッドレーPETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA
1AZ-FE
1'50.0921.7050.294149.21
1035N勝田 貴元TDP SPIRIT F307Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'50.3551.9680.263148.85
116N小泉 洋史Net Move F306Dallara F307TOYOTA
3S-GE
1'51.2822.8950.927147.61
1219Nマシュー・ハウソンKCMGDallara F308TOYOTA
3S-GE
1'51.5983.2110.316147.20
1377N野呂 立スタッフワンCMS F306Dallara F306TOYOTA 3S-GE1'52.0503.6630.452146.60
1413N吉田 基良B-MAX・F306Dallara F306TOYOTA
3S-GE
1'52.8084.4210.758145.62
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'59.73311.3466.925137.20

SUPER GT

SGT:第6戦鈴鹿 GAINERがポッカ1,000kmでサポーターシートを発売! (GAINER)

gt_r06_g_00.jpg

 GAINERのホームコースでもある鈴鹿サーキットで行われる第41回インターナショナルポッカ1000kmでサポーターシートを発売いたします。

 GAINERピット前のグランドスタンドV2エリア指定席券と前売り観戦券(土日2日間有効)がセットになったお得なチケットです。(V2指定席のみの販売もあります)

 みんなで一緒にGAINERを応援しよう!

 V2指定席をお買い求めいただいた方全員に記念品を差し上げます。(8/19サポーターシートでお渡しいたします) その他にも特典をご用意する予定です!お楽しみに!!

 ドライバー、エンジニアもご挨拶に伺う予定です。

 詳細は申し込み後の確認Mailをご覧ください。

 ご購入はGAINERホームページからShopGAINER OFFCIAL shopからどうぞ!

ご注意:
 V2シートは日曜日のみ指定になっております。期間限定ですのでキャンセルは受け付けておりません。

GAINER

Formula Nippon | JAF Grand Prix

FN:中山友貴(Rd.4,5)と佐藤琢磨(Rd.6,7,JAF)がスポット参戦

fn_yuki-nakayama.jpg  HP REAL RACINGは14日、同社のウェブサイト上で全日本フォーミュラ・ニッポン第4戦富士と同第5戦ツインリンクもてぎにおいて、在参戦中の金石年弘に加え、新たに現在スーパーGTに参戦中の中山友貴を起用することを発表した。

 カーナンバーは11が与えられる模様。中山は自身のブログで「このチャンスを与えてくれたホンダさんをはじめ、リアルレーシング、関係者の皆様には本当に感謝しています。SUPER GTで得た経験をフルに活かし、自分の速さをしっかりとアピール出来る様に全力で頑張ります」と語っている。

fn_takuma-sato.jpg  また株式会社M-TECも同日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦SUGO菅生、第7戦鈴鹿、JAF GPにおいて、現在参戦中の山本尚貴選手に加え、新たにインディカー・シリーズに参戦中の佐藤琢磨を起用し、「TEAM無限」として2台体制で挑むことを発表した。

 佐藤は「非常に高いレベルでの戦いが予想されるフォーミュラ・ニッポンへ、自分にとって深い縁があるTEAM無限からスポット参戦できることを大変嬉しく思っています。また、仙台・菅生ではEnjoy Hondaのイベントと共に被災地の皆さんを元気づけるレースを、そして思い出深い鈴鹿サーキットや、富士スピードウェイでは、多くのファンの皆さまに楽しんでもらえるようなエキサイティングなレースができればと願っています」と語っている。

 なお、佐藤についてはインディカー・シリーズを優先するため、状況により出走しない場合もあるとのことだ。

Photo: Katsuhiko KOBAYASHI, Yoshinori OHNISHI

スーパー耐久

S耐:TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350、満身創痍の最終戦を戦い抜き、ランキング7位で2011年シーズンを終了(吉本 大樹)

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【Hiroki Yoshimoto Race Reprot 2011】
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2011.11.25-27
Super Taikyu Series Round_5 & 6 MOTEGI

【Result】
11.26 Round 5 Qualify : 6 th (52"823(吉本大樹) 54"371(小林敬一選手))
11.26 Round 5 Race1 : 6 th (6 pt)
11.26 Round 5 Race2 : DNF (0 pt)
11.27 Round 6 Qualify : 4 th (2'05"367(吉本大樹) 2'06"646(小林敬一選手))
11.27 Round 6 : 7 th (5 pt)
Series Ranking : 7 th (36 pt)

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Super Taikyu Series Round_5 & 6
2011.11.25-27 (Fri-Sun)
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■第5戦(Super Speedway) 公式予選~決勝レース1 & 2 【天候】 晴 【コース】 ドライ

いよいよ2011年シーズンの最終ラウンドを迎えたスーパー耐久シリーズ。TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350は今シーズン、スーパー耐久シリーズ初登場となる4ドアタイプのLEXUS IS350での参戦を果たすと、雨の開幕戦でいきなり2位表彰台を獲得。コンディションが助けになったとはいえ、その未知なポテンシャルとシーズンを通じての開発に大きな注目を集める事となった。しかしその後は徐々に開発を進めていくも、元々レースを戦う事を前提としていないベース車両のハンディもあり、表彰台には手が届かないままこの最終ラウンドを迎えた。それでも今季Aドライバーとしてチームを牽引してきた吉本大樹は初日の練習走行を終えた時点で、「重い分不利であることには変わりないけど、トップとのタイム差はこれまでで一番近い。初めて勝負ができそうです。3人のドライバーがまとまったタイムを出せるのが我々39号車の強み。開幕戦以来の表彰台で2011年シーズンを、IS350初参戦の年を締めくくりたい」と、その表情には今季最終戦への強い意気込みが見て取れた。

今回のレースは土曜日にオーバルコースを利用した第5戦のレース1とレース2が行われ、日曜日にロードコースを利用した第6戦が行われるという変則スケジュール。2日間で2回の予選と3回の決勝レースを戦う、シーズンで最も忙しいレースウィークとなる。土曜日最初のセッションはまずオーバルを利用した第5戦の公式予選となるが、前日にあった2回のオーバル公式練習セッションでパワステにトラブルを抱え、2本目のセッションを走る事が出来なかったTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350。エンジンパワーと車重が大きくタイムに影響するオーバルコース、さらにそのオーバルでの走行経験のない佐藤選手が一度も走行出来なかった事もあり、厳しい戦いを覚悟しながらの公式予選となった。

早朝8時15分スタートとなった第5戦の公式予選。この日のもてぎは晴天に恵まれたものの、ドライバーがサーキットに到着した時点での気温はなんと-2℃。難しいコンディションでの戦いが予想された。そしてまず最初に行われたAドライバー予選に挑んだのは吉本大樹。その吉本は「ストレートでの遅れはあるけど、アタック自体は満足。あれ以上のタイムは出なかった」と4番手タイムとなる52"823をマーク、上位進出の可能性を残しながらBドライバー予選の小林選手へとステアリングを託していく。しかし続くBドライバー予選ではシステム系トラブルが発生。ピットに戻りデータエンジニアが即座に対応したものの、短い予選時間の中で十分なアタック周回を稼ぐ事が出来ず。結局タイムは54"371に留まり、合算タイムで争われる予選順位では6番手という結果に終わる事となった。

その後、Cドライバー予選終了後すぐにスタート進行が始まった第5戦決勝レース1。第5戦のレース1とレース2はピットストップ義務が1回のみとなる。このレースでスタートを担当したのは小林選手。するとその小林選手は前を行くマシンにオーバーテイクを仕掛けるには至らないもののきっちりと前をいくマシンに着け、ワンチャンスでのポジションアップも狙える位置でレースを進めていく。ところがしばらくすると「時々ガス欠のような症状が出る」とペースダウンを余儀なくされてしまう。それでも小林選手は途中フロントバンパーをパイロンに当ててしまう一幕もありながら粘り強く周回を重ねルーティーンストップで吉本大樹にドライバーチェンジを行っていく。するとここでTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350に追い打ちをかける事態が。パイロンに当ててしまったフロントバンパーのダメージが大きく、これが「危険」と判断されてしまったTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350。結果オフィシャルからコースイン前にこれを修復するように指示が入り、TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350はここでトップから3周のビハインドを背負う事となり、表彰台を賭けた争いからは完全に脱落する事になってしまった。

それでも最後まであきらめる事無く、修復を終えたマシンでコースへと戻った吉本大樹。しかしその後も「コースに戻ってすぐにエンジンのパワーダウンを感じた」と回転数を抑えての走行を強いられた事に加え、ガス欠症状も再発。結局最後まで本来のペースで走る事は叶わず、何とかチェッカーまではマシンを運んだものの、最終結果はスタートポジションと同じ6位でレース1を終える事となった。このトラブルにより、後に短いインターバルでスタートしなければならないレース2出走への不安も残ったTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350。しかしここはメカニックが素晴らしいスピードで作業を進め、フロントバンパー修復をすぐさま終えると、ガス欠症状のトラブルも解決。何とかレース2のスターティンググリッドにマシンを並べる事に成功した。

そのレース2でスタートを担当したのは佐藤選手。劣勢は否めない状況ながら、何とか粘り強く前を伺っていく事が期待された。しかしスタートこそまずまずの動き出しを見せたものの、序盤のミスによりエンジンにトラブルを抱えてしまった佐藤選手。結局このトラブルはエンジン内部に及ぶ問題であった為、緊急ピットインからレース2は無念のリタイヤを喫する事となってしまった。

11' Super Taikyu Series Round_5 / MOTEGI Super Speed Way
2011.11.26 (Sta) Qualify & Race1 & Race2
Text : www.hiroki-yoshimoto.com

■第6戦 公式予選~決勝レース 【天候】 晴 【コース】 ドライ

不完全燃焼に終わった前日の第5戦(レース1&2)。しかしそんな状況の中でも「明日(日曜日)は金曜日も調子の良かったロードコースでの予選&決勝。気持ちを新たに皆で力を合わせて表彰台を獲得してやりたいと思います」とあくまで前向きなコメントを残しこの日を迎えた吉本大樹&TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350。するとその言葉の通り、Aドライバー予選に出走した吉本がLEXUS IS350の進化を感じさせるアタックを見せる。「金曜日の最後に晋也(佐藤選手)が試して良くなったというセットで走り始めた」という吉本は、ここで渾身のアタックを決め2'05"367をマーク。今シーズン、ドライコンディションで行われた予選アタックとしては最もトップに近づいたタイム差で3番手に着けて見せ、09年の同カテゴリーチャンピオンを獲得した底力を感じさせた。その後のBドライバー予選ではまたしても若干のトラブルが発生した為、総合では4番手となったものの、最終戦の決勝に向けて表彰台獲得の期待も抱かせる内容で予選を終了する事となった。

今季最終戦の決勝スタートを担当したのは小林啓一選手。その小林選手はまずまずのスタートを切ると、これまで幾度か悩まされてきた燃料系のトラブルも出る事無く順調に周回を重ね、「ピット作業でのロスを最小限にする戦略を取る為」に早めの周回でピットイン。ここで吉本大樹へとステアリングを託していく。ここでTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350はリアタイヤのみを交換しピットアウト。戦略としては、ここからチェッカーまでタイヤの交換は無し。次のルーティーンストップでは給油&ドライバー交代のみを行い、ピットでの作業時間をミニマムにする戦略となる。すなわち、吉本は最後のスティントを走る佐藤選手もこのタイヤでチェッカーまでを走りきれる状態を保ち、尚且つ前を行くマシンから離されないペースを保ったままこのスティントを走りきる事を要求される事になる。

燃料満タンのマシンでコースに戻った吉本は、「プッシュすればライバルと同じタイムで走る事は出来た。けどそこでタイヤを使ってもう一度タイヤ交換をしないといけなくなったら、ここまでの戦略が全て無駄になってしまう。目先の順位よりも最後にどのポジションに着けられるかという勝負を冷静に考えて走っていた」と、見た目のペースからは想像できない、吉本の経験値無くして敢行できない難しい内容の戦略を着々と進めていく。ところがこのスティントの半分程を終えたあたりから、今度は左コーナーを抜けるタイミングでガス欠症状が出始めてしまう。症状は前日のものと似ていたものの、これでロスしているラップあたりのタイムは0.5秒~1秒程。ここでピットに入ってしまえば、前日のレース2同様途中で勝負権を失う事になってしまう。それでも幸いこの症状はここからあまり悪化しなかった為、吉本はそのまま走行を継続。最後のピットストップに向け、苦しい中でも順調に周回を重ねていく。

しかし、ルーティーンピットまで残り2周となったところでまさかのトラブルがTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350を襲う。なんとダウンヒルストレートエンドでブレーキング後、コーナーにターンインしたところでいきなり左フロントの全ハブボルトが折れタイヤごと脱落。不幸中の幸いか、脱落のタイミングがブレーキング後だった事で何とかバリアへのクラッシュ等は免れピットに戻ったものの、「ステアリングもブレーキも効かなくなりグラベルに突っ込んだせいでフロントバンパーも破損していたし、さすがにあの状態ではリタイヤになると思いこんだ」と、レースもここまでかと思われた。しかし「ピットに戻ってからのメカニックの作業が凄かった(吉本大樹)」と、この局面でメカニック達が素晴らしい動きを見せる。マシンがピットに戻るや否や即座に修復作業を開始、何と15分ほどでマシンを走れる状態にまで修復、その後のスティントを担当した佐藤選手が「ドライビングに影響のないくらい完璧に直っていた」と好タイムを連発出来る状態にしてみせた。

結局このトラブルを乗り越えたTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350は最終的にこのレースを7位でフィニッシュ。今季、スーパー耐久初参戦のマシンとして大きな注目を集め、その期待に応えるように初年度で大きくマシンを進化させTWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350は最後に5ポイントを加算し、シリーズランキングでは7位に着け2011年最終戦を終えた。

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【吉本大樹コメント】
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シーズン前のテストを考えれば最終戦までに車はかなり進化したと思います。もともとレーシングスピードで走る事を想定されずに作られたマシンなので様々な壁がありましたが、ST3クラスで唯一の4枚ドアのIS350が予選で見せた進歩はメカニックやエンジニアの努力以外の何でもありません。最終ラウンドは結果こそ残せませんでしたが、パフォーマンスアップを証明できて良かったです。

優勝争いこそできませんでしたが、面白い挑戦に参加させて頂く事ができ、とても大きな経験ができました。トレイシースポーツ並びに大阪トヨペットグループ様、そして各スポンサー様や関係者の皆様には心より感謝したいと思います。

このIS350は来季もトレイシースポーツさんが開発を続け強くなっていくでしょう。自分もライバルとして違うマシンでST3で戦う事がほぼ決定していますので今から来シーズンが楽しみです。

これで今シーズンの全てのレースが終了しました。応援してくださった全ての皆様ありがとうございました。また来シーズンも応援の程宜しくお願い致します!

HY Management Co.,Ltd.

スーパー耐久

S耐:エンドレスアドバンランサーが失格、第6戦ST-2クラスの優勝はRSオガワランサー、シリーズチャンピオンも同チームが獲得

 11月27日にツインリンクもてぎで決勝の行われたスーパー耐久レース第6戦で、ST-2クラスで優勝したエンドレス・アドバン・コルト・スピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博組)に対してRSオガワより出されていた技術規則に関する抗議だが、この抗議に基づく再車検をエンドレススポーツ側が辞退したため、失格となっていたことが30日、分かった。

 これにより、第6戦のST-2クラス優勝はRSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/松本武士組)となり、シリーズクラスチャンピオンも同チームが獲得することとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI

スーパー耐久

S耐:第6戦もてぎ決勝結果

MOTEGI Super Taikyu FINAL -RIJ- (2011/11/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1ST-111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
ドミニク・アン
柳田 真孝
632:08'37.820
2ST-1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
フェイ・ホーン・オオイ
6324.354
3ST-1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
川口 正敬
ガミさん
植田 正幸
621Lap
4ST-149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀主知ロバート
山野 直也
佐藤 茂
621Lap
5ST-2120RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
612Laps
6ST-226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
612Laps
7ST-2359東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
612Laps
8ST-31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
東 徹次郎
603Laps
9ST-3234asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
佐藤 公哉
603Laps
10ST-3335asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
塙 翔
603Laps
11ST-2430森永チルミルBLINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関根 基司
谷口 行規
渡辺 忠司
594Laps
12ST-347岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
安宅 徳光
594Laps
13ST-4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
585Laps
14ST-3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
田中 哲也
585Laps
15ST-4260RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
関 豊
坂野 将之
585Laps
16ST-4395リジカラ. WM. S2000
HONDA S2000
中島 保典
ピストン西沢
仲宗根 雄太
585Laps
17ST-44100百式自動車xリデューカーWINMAX DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
加藤 友晴
古谷 彰教
576Laps
18ST-45333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
藤田 弘幸
567Laps
19ST-4638TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
吉田 靖之
咲川 めり
567Laps
20ST-252Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
朝倉 貴志
567Laps
21ST-4773mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽
下山 和寿
567Laps
22ST-48*12無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
遠藤 光博
苅谷 伊
567Laps
23ST-49*58RCBウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘
山口 吉明
久保 隆
567Laps
24ST-3677B-MAX・Z33
NISSAN FAIRLADY Z
吉田 基良
武藤 実
DRAGON
558Laps
25ST-410*18コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
髙野 勝徳
笠原 智行
5211Laps
26ST-5136エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
井尻 薫
5211Laps
27ST-3739TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
佐藤 晋也
4914Laps
28ST-52230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
アニー
4914Laps
29ST-5319BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
西田 公也
4914Laps
30ST-5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 コーイチ
樺田 祐司
まさやん
4815Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
-ST-2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
藤原 能成
3429Laps
-ST-2-26エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
3231Laps
-ST-4-41TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
松井 猛敏
桑畑 四十郎
3132Laps
-ST-3-14岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一
小松 一臣
増田 芳信
2439Laps
-ST-4-10プロヴァーレ147GTAcup
Alfa Romeo 147GTAcup
福山 英朗
窪田 俊浩
大嶋 俊一
1746Laps
-ST-2-*3エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
村田 信博
-失格
  • Fastest Lap: CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 1'59.058 (3/63) 145.17km/h
  • CarNo.12は、スーパー耐久リーズ2011スポーツ規則第15条(10)(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.18は、スーパー耐久リーズ2011スポーツ規則第15条(2)(ピット作業)違反により、5周減算とした。
  • CarNo.58は、スーパー耐久リーズ2011スポーツ規則第15条(11)-1(ピット作業)違反により罰金1万円とした。
  • CarNo.3は、ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則第24条~6)(車両検査義務)違反により失格とした。

スーパー耐久

S耐:第6戦もてぎ決勝 #20RSオガワより#3エンドレスADVANコルトスピードに対して抗議!現在審議中

スーパー耐久第6戦の大会事務局は16時40分付けで、#20RSオガワより#3に対し、技術規則に関して抗議が提出されたとの通知を発行した。

現在は協議会審査委員会で審議中とのことだが、もし3号車にレース除外などの処分が下された場合、#20RSオガワADVANランサーが繰上げで優勝、シリーズタイトルも逆転で20号車のものとなる可能性が出てきた。

なお、他のST1、ST3、ST4、ST5については間もなく正式結果が出揃う見込みだ。

Kazuhisa SUEHIRO

スーパー耐久

S耐:第6戦もてぎ決勝 #1ペトロナスZ4Mが有終の美を飾る。ST2タイトルは#3エンドレス、ST3は#339NSXのものに

champions

スーパー耐久シリーズ2011第6戦「もてぎスーパー耐久ファイナル」の決勝レースが11月27日、ツインリンクもてぎで行われ、昨日タイトルを決めたばかりの#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/ドミニク・アン/柳田真孝)組がチームメイトの#28片岡龍也/ファリーク・ハイルマン/フェイ・ホーン・オオイ組とのトップ争いを制してポール・トゥ・ウィンを達成した。

st_r06_r_start

st_r06_r_1

st_r06_r_3

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第6戦決勝は午後1時スタート。
昨日のオーバル戦とは違って今日はロードコースを使用した300kmレースだ。
ホールショットを奪ったのはポールの#1谷口。しかし3コーナーで#28片岡がインを突いて早くもトップに躍り出る。

抜かれた#1谷口は#28片岡の背後にぴったり張り付いて周回を重ね、6周目の3コーナーでインをついてトップを奪い返すが、#28片岡も同じ周の90度コーナーでインに飛び込み、再びトップに。しかし#1谷口は続く7周目の3コーナーでまたもや#28片岡のインを突いてトップに立つ。
この間に3位以下はぐんぐんと後方に追いやられてしまい、レースは完全に2台のマッチレースとなった。

トップの1号車は25周目に最初のピットイン。谷口からアンに変わってコースに復帰する。対する28号車は片岡が全周回のほぼ半分、30周まで引っ張って漸くピットへ。ハイルマンに交代した。

異なるピット戦術を採った2台だったが、1号車が36周、28号車が53周目で2度目のドライバー交代を終えたときには両者の差は大きく開いてしまった。
結局1号車の最終スティントを担当した柳田は2位28号車に24.354秒もの大差をつけて63周を走り切り、今季6勝目をものにした。

ST2クラスは、ランキングトップの#3エンドレスADVANコルトスピードX(峰尾恭輔/高木真一/村田信博)組が#20RSオガワランサー、#6新菱オート☆DIXCELの追撃を振り切って今季5勝目を挙げ、2011年王座を獲得した。

一方、波乱のあいつぐ展開となったのがST3クラスだ。,br> 予選でトップに立ったのはランキング2位のGPO+KOTA RACING NSX(北野浩正)。序盤からトップを快走するが、その一方でランキングトップの#15岡部自動車Zは22周目に左フロントタイヤのバーストに見舞われて大きく後退、ランキング3位の#14岡部自動車RX-7も25周目にエンジンブローによりスローダウンを余儀なくされ、そのままガレージに入ってレースを終えた。
総合29位から猛烈な追い上げをみせた15号車。一方の339号車は終盤になってユーロf3帰りの佐藤公哉の駆る#34assetテクノZ34に背後を脅かされるが、34周目からステアリングを握った佐々木孝太は最後まで佐藤に付け入る隙を与えず、僅か0.8秒差で逃げ切り、ST3クラスチャンピオンを獲得した。

ST4クラスは昨日タイトルを決めた#62ホンダカーズ東京のインテグラが終始トップを快走、2位の#60RCBwith KRPウィンマックスに50秒以上の大差をつけて今季4勝目。
ST5クラスは予選トップの#19BRP制動屋のフィットが7周目に左フロントタイヤのバーストで後退、代わってトップに立った#36エンドレスアドバントラストヴィッツがそのまま逃げ切って優勝した。

st1_champion st2_champion st3_champion st4-5_champion

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦もてぎ公式予選 ST1王者の#1ペトロナスBMWがポール獲得!

スーパー耐久シリーズ2011第6戦「もてぎスーパー耐久ファイナル」の公式予選が11月27日、ツインリンクもてぎで行われ、昨日ST1クラスのチャンピオンを決めた#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/ドミニク・アン/柳田真孝)組がここでもポールポジションを獲得した。

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昨日のオーバルバトルに続いて今日はロードコースでのワンデー開催。最終戦は300kmの耐久という通常フォーマットで行われる。
公式予選は午前8時35分よりグループA(ST1、ST2、ST3)のAドライバー予選から行われた。

ここでトップに立ったのは#1ペトロナスBMWの谷口。15分のセッションの中盤で1分57秒401をたたき出し、昨日に続いて速さを見せつける。2番手にはチームメイトの#28片岡龍也が続き、#11KEISHIN☆JIM GAINERの川口正敬が3番手。昨日のレース2で優勝した#9Faust Racingは堀主知ロバートが2分01秒626とクラス4番手、総合5番手に留まる。

ST2クラスは#3エンドレスアドバンコルトスピードXの峰尾恭輔、ST3は#339GPO+KOTA RACING NSXの北野浩正がトップだ。
一方、ここまでST2クラスのランキング4位につけている#26エンドレスアドバンOCSランサーは残り時間3分を切ったところでエンジントラブルのためセカンドアンダーブリッジ下でストップ。
これによりコース上にオイルが撒かれたため、赤旗中断となってしまった。

予選は9:00に再開されたが、残り2分56秒でのタイムアップは極めて困難。ここでボード提示前ファーストレーン進入により#20RSオガワADVANランサー、#30森永チルミルBLINE RSオガワADVANランサー、#39TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350にベストタイム抹消、#77B-MAX Z33にはセカンドタイムまで抹消の裁定が下された。

続いて行われたグループ2の予選ではST4は#100百式自動車のインテグラ、ST5は#36エンドレスアドバントラストヴィッツがトップだった。

15分間のインターバルをおいて行われたBドライバー予選では、昨日優勝の9号車を駆る山野直也が1分58秒329でトップ。2番手に#1ドミニク・アンがつける展開となったが、AB合算では9号車はクラス4位に留まり、1号車がポールポジションを獲得することとなった。

ST2クラスはここでも3号車の高木真一がトップタイムを記録して文句なしの総合トップ。
ST3も#339佐々木孝太がトップタイムだった。

ST4は昨日タイトルを決めた#62ホンダカーズ東京の太田侑弥がトップに立ち、AB合算でもトップに躍り出た。
ST5は#19BRP☆HYPER ECU C72制動屋の前山亘がコースレコードとなる2分21秒659を記録、合算でもトップに立った。

第6戦決勝はこのあと午後1時より63周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦もてぎA,Bドライバー総合公式予選結果

MOTEGI Super Taikyu FINAL -RIJ- (2011/11/27) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
1ST-111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
ドミニク・アン
1'57.401
1'58.412
3'55.813-
2ST-1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
1'57.709
1'58.492
3'56.201 0.388
3ST-1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
川口 正敬
ガミさん
1'59.930
1'59.817
3'59.747 3.934
4ST-149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀主知ロバート
山野 直也
2'01.626
1'58.329
3'59.955 4.142
5ST-213エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
高木 真一
2'01.061
2'00.900
4'01.961 6.148
6ST-226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
2'03.057
2'01.831
4'04.888 9.075
7ST-31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正
佐々木 孝太
2'04.494
2'03.598
4'08.09212.279
8ST-2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
2'05.242
2'03.290
4'08.53212.719
9ST-3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一
小松 一臣
2'04.907
2'04.718
4'09.62513.812
10ST-3334asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
2'05.482
2'04.942
4'10.42414.611
11ST-2430森永チルミルBLINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関根 基司
谷口 行規
2'07.261
2'04.578
4'11.83916.026
12ST-3439TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹
小林 敬一
2'05.367
2'06.646
4'12.01316.200
13ST-3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN
浜野 彰彦
2'05.747
2'06.473
4'12.22016.407
14ST-3615岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明
田中 モジョル
2'06.966
2'05.928
4'12.89417.081
15ST-377岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛
山崎 学
2'08.716
2'05.749
4'14.46518.652
16ST-252Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎
新井 敏弘
2'08.286
2'06.309
4'14.59518.782
17ST-3877B-MAX・Z33
NISSAN FAIRLADY Z
吉田 基良
武藤 実
2'09.006
2'08.143
4'17.14921.336
18ST-4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
2'10.433
2'09.102
4'19.53523.722
19ST-4260RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
関 豊
2'09.823
2'09.798
4'19.62123.808
20ST-43100百式自動車xリデューカーWINMAX DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝
加藤 友晴
2'09.437
2'10.772
4'20.20924.396
21ST-4441TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広
松井 猛敏
2'10.765
2'10.074
4'20.83925.026
22ST-4595リジカラ. WM. S2000
HONDA S2000
中島 保典
ピストン西沢
2'10.310
2'10.704
4'21.01425.201
23ST-4612無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸
遠藤 光博
2'10.580
2'11.613
4'22.19326.380
24ST-4758RCBウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘
山口 吉明
2'12.495
2'11.044
4'23.53927.726
25ST-48333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛
野間 一
2'12.717
2'11.850
4'24.56728.754
26ST-4938TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
吉田 靖之
2'12.005
2'12.893
4'24.89829.085
27ST-41038TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
吉田 靖之
2'12.005
2'12.893
4'24.89829.085
28ST-41173mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽
下山 和寿
2'14.332
2'12.662
4'26.99431.181
29ST-41210プロヴァーレ147GTAcup
Alfa Romeo 147GTAcup
福山 英朗
窪田 俊浩
2'16.731
2'17.049
4'33.78037.967
30ST-5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一
前山 亘
2'23.747
2'21.659
4'45.40649.593
31ST-5236エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有
添田 正
2'23.304
2'23.145
4'46.44950.636
32ST-53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう
勝間田 正博
2'28.271
2'25.946
4'54.21758.404
33ST-5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 コーイチ
樺田 祐司
2'32.079
2'33.324
5'05.4031'09.590
---- 以上予選通過 ----
-ST-2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵
白坂 卓也
2'08.824
2'19.423
4'28.24732.434
-ST-4-18コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
髙野 勝徳
2'09.853
no time
--
-ST-2-26エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
木村 聡
2'06.258
absence
--
-ST-2-59東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
2'38.133
absence
--

スーパー耐久

S耐:第6戦もてぎBドライバー公式予選結果

MOTEGI Super Taikyu FINAL -RIJ- (2011/11/27) B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-119Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
山野 直也1'58.329-146.075
2ST-121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ドミニク・アン1'58.412 0.083145.973
3ST-1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン1'58.492 0.163145.875
4ST-1411KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
ガミさん1'59.817 1.488144.261
5ST-213エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
高木 真一2'00.900 2.571142.969
6ST-226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 靖2'01.831 3.502141.877
7ST-2320RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平2'03.290 4.961140.198
8ST-31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
佐々木 孝太2'03.598 5.269139.848
9ST-2430森永チルミルBLINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
谷口 行規2'04.578 6.249138.748
10ST-3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣2'04.718 6.389138.592
11ST-3334asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
前嶋 秀司2'04.942 6.613138.344
12ST-347岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
山崎 学2'05.749 7.420137.456
13ST-3515岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
田中 モジョル2'05.928 7.599137.261
14ST-252Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
新井 敏弘2'06.309 7.980136.847
15ST-3635asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
浜野 彰彦2'06.473 8.144136.669
16ST-3739TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
小林 敬一2'06.646 8.317136.483
17ST-3877B-MAX・Z33
NISSAN FAIRLADY Z
武藤 実2'08.143 9.814134.888
18ST-4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
太田 侑弥2'09.10210.773133.886
19ST-4260RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
関 豊2'09.79811.469133.168
20ST-4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
松井 猛敏2'10.07411.745132.886
21ST-4495リジカラ. WM. S2000
HONDA S2000
ピストン西沢2'10.70412.375132.245
22ST-45100百式自動車xリデューカーWINMAX DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
加藤 友晴2'10.77212.443132.177
23ST-4658RCBウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
山口 吉明2'11.04412.715131.902
24ST-4712無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
遠藤 光博2'11.61313.284131.332
25ST-48333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一2'11.85013.521131.096
26ST-4973mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
下山 和寿2'12.66214.333130.293
27ST-41038TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
吉田 靖之2'12.89314.564130.067
28ST-41110プロヴァーレ147GTAcup
Alfa Romeo 147GTAcup
窪田 俊浩2'17.04918.720126.123
29ST-5119BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
前山 亘2'21.65923.330122.018
30ST-5236エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正2'23.14524.816120.751
31ST-53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
勝間田 正博2'25.94627.617118.434
32ST-5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
樺田 祐司2'33.32434.995112.735
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-ST-2-505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
白坂 卓也2'19.42321.094123.975
-ST-4-18コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
髙野 勝徳no time--
-ST-2-26エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
木村 聡absence--
-ST-2-59東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博absence--

スーパー耐久

S耐:第6戦もてぎAドライバー公式予選結果

MOTEGI Super Taikyu FINAL -RIJ- (2011/11/27) A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2011 Super Taikyu Series Round 6 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST-111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'57.401-147.230
2ST-1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也1'57.709 0.308146.845
3ST-1311KEISHIN☆JIMGAINER☆Z4M COUPE E86
BMW Z4M COUPE
川口 正敬1'59.930 2.529144.125
4ST-213エンドレス・アドバン・コルトスピードX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔2'01.061 3.660142.779
5ST-149Faust Racing BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
堀主知ロバート2'01.626 4.225142.116
6ST-226新菱オート☆DIXCEL☆EVO IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広2'03.057 5.656140.463
7ST-31339GPO + Kouta Racing NSX
HONDA NSX
北野 浩正2'04.494 7.093138.842
8ST-3214岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
杉林 健一2'04.907 7.506138.383
9ST-23*20RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄2'05.242 7.841138.013
10ST-33*39TWS PETRONAS C-WEST LEXUS IS350
LEXUS IS350
吉本 大樹2'05.367 7.966137.875
11ST-3434asset テクノ Z34
NISSAN FIARLADY Z
佐々木 雅弘2'05.482 8.081137.749
12ST-3535asset テクノ Z33
NISSAN FIARLADY Z
NAKACHIN2'05.747 8.346137.458
13ST-2426エンドレス アドバン OCS ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志2'06.258 8.857136.902
14ST-3615岡部自動車ディクセルTeamTetsya Z
NISSAN FIARLADY Z
長島 正明2'06.966 9.565136.139
15ST-25*30森永チルミルBLINE☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関根 基司2'07.261 9.860135.823
16ST-262Car ☆ Xs インプレッサ
SUBARU IMPREZA
山下 潤一郎2'08.28610.885134.738
17ST-377岡部自動車メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛2'08.71611.315134.288
18ST-27*505KYOSHOアリスモータース ランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
田ヶ原 章蔵2'08.82411.423134.175
19ST-38*77B-MAX・Z33
NISSAN FAIRLADY Z
吉田 基良2'09.00611.605133.986
20ST-41100百式自動車xリデューカーWINMAX DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
富澤 勝2'09.43712.036133.540
21ST-4260RCB with KRPウインマックス テイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一2'09.82312.422133.143
22ST-4318コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫2'09.85312.452133.112
23ST-4495リジカラ. WM. S2000
HONDA S2000
中島 保典2'10.31012.909132.645
24ST-4562ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州2'10.43313.032132.520
25ST-4612無限CIVIC D-Lab SSR TEIN ATS ED
HONDA CIVIC TYPE R
松井 隆幸2'10.58013.179132.371
26ST-4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
金子 昌広2'10.76513.364132.184
27ST-4838TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一2'12.00514.604130.942
28ST-4958RCBウインマックステイン
HONDA INTEGRA TYPE R
小幡 弘2'12.49515.094130.457
29ST-410333GLORY.ERG.A-ONE.EURO.FN2
HONDA CIVIC TYPE R EURO
北川 剛2'12.71715.316130.239
30ST-41173mountain.ERG.ADVAN.DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
鈴木 陽2'14.33216.931128.673
31ST-41210プロヴァーレ147GTAcup
Alfa Romeo 147GTAcup
福山 英朗2'16.73119.330126.416
32ST-5136エンドレス・アドバン・トラストヴィッツ
TOYOTA Vitz
駒木 孝有2'23.30425.903120.617
33ST-52*19BRP☆HYPER ECU C72制動屋FFC J'SフィットRS
HONDA FIT RS
奥村 浩一2'23.74726.346120.246
34ST-53230WAKO'S アクレ オクヤマ Vitz
TOYOTA Vitz
たねぞう2'28.27130.870116.577
35ST-5455吉田山工房N京都 Vitz
TOYOTA Vitz
山口 コーイチ2'32.07934.678113.658
---- 以上基準タイム予選通過 ----
-ST-2-59東和・MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学2'38.13340.732109.306

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO アンドレ・ロッテラーが今季3勝目! TDPドライバー石浦宏明が自己最高の2位 (TOYOTA)

11fn_rd6_1
今季3勝目を挙げたアンドレ・ロッテラー(右)と
チームタイトルを決めたPETRONAS TEAM TOM\'S監督の舘信秀(左)

 フォーミュラ・ニッポンの第6戦が9月24日(土)、25日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 全7戦で戦われている今季のフォーミュラ・ニッポン、前戦鈴鹿大会が悪天候により中止となったことで、残り2戦でのタイトル争いは更に厳しさを増すこととなった。

 今大会は250km、4本のタイヤ交換を2回というピット作業義務が課される。

 24日(土)午前中1時間のフリー走行を経て、午後1時40分からノックアウト方式の予選が開始。予選Q1では、ディフェンディングチャンピオンのJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が、タイムを出した直後に1コーナーでコースオフ。タイムアタックはそこで終えることとなったが、先に叩きだしていたタイムでQ1は通過。アレキサンドレ・インペラトーリ(SGC by KCMG)が13番手、アンドレア・カルダレッリ(KONDO RACING)が14番手、嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)が16番手と、ルーキーの3名がQ1で敗退となった。

 Q2では、Q1でコースオフしたオリベイラは出走できず、3戦連続のポールポジション獲得はならなかった。また、このQ2ではTDPドライバーの平手晃平(TEAM IMPUL)がタイムをのばせず10番手。IMPUL勢が2台揃ってまさかのQ2敗退となった。TDPドライバーの国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)が11番手、オリベイラが12番手となった。

 最終Q3では、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)とTDPドライバーの石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO)が途中まで1-2位につけていたが、昨年のSUGO大会で初優勝を飾り、今年も予選Q1、Q2共にトップタイムという速さを見せたTDPドライバーの大嶋和也(Team LeMans)がこれをかわしてトップに浮上。セッションは終盤赤旗中断となり、2分間の延長で最後のアタックセッションが再開されたが、大嶋のタイムは塗り替えられず。大嶋はキャリア2度目となるポールポジションを獲得。2番手は僅か0.006秒差でロッテラー。石浦は4番手。フォーミュラ・ニッポン初シーズンながら、ここまで全戦で表彰台を獲得し、ランキングでも首位と同ポイントの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が8番手となった。尚、7番手のドライバーが赤旗中の追い越しにより7グリッド降格となったため、中嶋から14番手のカルダレッリまでが一つずつ順位を上げてのスターティンググリッドとなった。

 25日(日)午前中のフリー走行を経て、午後2時半に68周で競われる決勝レースがスタート。ポールポジションの大嶋はスタートダッシュをミス。ロッテラーが好スタートを切りトップ浮上。大嶋は4位、石浦が5位での序盤戦となった。

 一方後方からの追い上げを余儀なくされた中嶋一貴は1周目終了時に早くもピットインし、義務づけられたタイヤ交換の1回目を消化。翌周にはオリベイラもピットへ向かい、早めのピットで追い上げる作戦を採った。

 首位を走行するロッテラーは、ほぼレース距離の3分の1となった22周目終了時にピットイン。その後続々とピットへ向かう中、石浦はなかなかピットへ向かわず、首位を走行。ほぼレースが折り返しになる33周目にようやく1回目のピット作業を行った。

 一方でスタート直後に1回目のピット作業を終えた中嶋一貴とオリベイラは、このレース中盤に2回目のピットイン。ここで、オリベイラの前を走行し、オリベイラよりも一周後にピットインした中嶋一貴は、燃料給油装置が外れる前に走り出そうとする痛恨のアクシデントで、ピットでタイムをロス。ピットアウトの時点では、オリベイラの前に出たが、まだタイヤが暖まっていない状況で、オリベイラの先行を許してしまった。

 その翌周には、中嶋らと順位を争っていた塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING )がピットへ向かい、中嶋一貴の前でコースに復帰したが、中嶋一貴は翌周のストレートでスリップストリームに入ると、1コーナーの進入で塚越をパス。

 47周目に首位を独走していたロッテラーが2度目のピットイン。その後は、1回目のピットを遅らせた石浦が好ペースで首位を走行し、54周目にピットイン。ロッテラーの後ろを走行していたオリベイラのすぐ後ろ、中嶋一貴の前でコースに復帰した。

 冷えたタイヤによりオリベイラと若干差の開いた石浦だったが、新しいタイヤの優位性も活かし、終盤はファステストラップを連発、1周1秒近く詰めながらの素晴らしい走りでオリベイラを追撃したが、オリベイラを逆転するまでには至らず。

 ロッテラーは盤石の大差でトップチェッカー。今季3勝目、キャリア12勝目となる、SUGOでの初勝利を飾った。これにオリベイラ、石浦が続いたが、オリベイラはレース後の車検で、車両規則違反が発見され無念の失格に。これで石浦は2位となり、昨年の第6戦以来1年ぶりの表彰台獲得。2位は自身最高位フィニッシュとなった。中嶋一貴は3位に繰り上がり、開幕からの連続表彰台獲得記録を継続。

 国本が5位に入り、今季フォーミュラ・ニッポンにデビューして初めてのポイントを獲得。大嶋が6位、平手が8位に入りポイント獲得となった。

 この結果、ランキングではロッテラーが38ポイントで単独首位に立ち、中嶋一貴が4ポイント差の34ポイントで2位。不運なオリベイラは25ポイントのままとなり、23ポイントで追う塚越を加えた4名が最終戦でのタイトルを争うこととなる。

 また、チームタイトルではPETRONAS TEAM TOM'Sが最終戦を待たずしてチャンピオンを確定した。

Text & Photo: TOYOTA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO 塚越広大選手が全戦ポイント獲得となる4位、逆転タイトル獲得へ望みをつなぐ (HONDA)

  • 2011年9月25日(日)決勝/会場:スポーツランドSUGO (3.704km)/天候:予選/晴れ 決勝/曇り/気温:20℃(14:30時点)/路面温度:25℃(14:30時点)/決勝レース:68周(251.872km)/コースコンディション:決勝/ドライ/観客:1万2700人(主催者発表)

fn110925001L.jpg  9月25日(日)、宮城県・スポーツランドSUGOにおいて、2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝レースが開催されました。

 今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、このSUGOラウンドを含めて残り2戦となりました。前戦の鈴鹿ラウンドが台風12号の影響により中止となったため、シリーズタイトルの行方はランキング4位の#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が獲得の可能性を残す状況となっています。

 塚越選手は、開幕戦で予選3番手、第2戦ではポールポジションと3位表彰台を獲得し、全レースでポイントを獲得するなど急成長をみせており、タイトル争いに食い込むためにも、悲願のフォーミュラ・ニッポン初優勝に期待が集まっています。

 スポーツランドSUGOのコースは、高低差が69.83mもあり、コース幅が狭く中高速系のコーナーが多く配置されています。よって、接戦のレース展開になりやすく、アクシデントも起こりやすいため、ドライバーにとって最後まで気の抜けないコースとなっています。

 今回のレース形式は、第3戦富士、第4戦もてぎに続き、決勝レース中に2回のピットストップとタイヤ交換が義務づけられました。また、昨年のSUGOラウンドよりレース距離が20kmほど長いため、確実に給油が必要な状況となっています。そのため、どのタイミングでピットインを行うのか、各チームの戦略もレースの展開を左右する重要な要素となっています。

 9月24日(土)は、爽やかな秋晴れに恵まれ、公式予選が行われる13時40分の時点で気温21℃、路面温度34℃という絶好のコースコンディションになりました。

 F1と同じノックダウン方式で行われる公式予選では、第1セッションの序盤で赤旗が掲示される展開となるものの、Hondaドライバーは塚越選手が2番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が4番手と好調なスタートを切りました。一方、第1、第2セッションで#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)と#10 小林崇志選手(HP REAL RACING)の2名は予選を終えることとなりました。

 第3セッションに進んだHondaドライバーの4名は、1分7秒246のタイムを記録した塚越選手が3番手、1分7秒330の伊沢選手が5番手、1分7秒927の小暮選手が6番手の決勝グリッドを獲得しました。#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)も7番手となる1分7秒999のタイムを記録しましたが、第3セッションで赤旗が掲示された時にほかのマシンを追い越してしまったためにペナルティを受け、決勝は7グリッド降格の14番手から決勝を迎えることとなりました。そのため、9番手タイムを記録していた小林選手が8番グリッドに繰り上がっています。

 決勝レースが行われた25日(日)も、東北地方は曇り空となりましたが、時折晴れ間ものぞく過ごしやすいコンディションとなりました。9時40分から行われた2回目のフリー走行では、伊沢選手がトップタイムをマークし、小暮選手が5番手、塚越選手が6番手、中嶋選手が8番手、山本選手が13番手、小林選手が16番手のタイムを記録しました。

 午後1時45分から8分間のウオームアップ走行が行われたあと、午後2時30分から決勝レース直前のフォーメーションラップが行われました。この時点で、路面はドライ、気温20℃、路面温度25℃、ホームストレートで少し強い向かい風が吹くコンディションとなっています。16台のマシンはスターティンググリッドに整列し、レッドシグナル消灯の合図により一斉に飛び出して68周のレースがスタートしました。

 スタートでは、小林選手のマシンがエンジンストールを起こし、そのままピットロードに運ばれることとなりました。オープニングラップは、好スタートを切った塚越選手と伊沢選手が2位と3位に浮上し、小暮選手が6位、山本選手が11位、中嶋選手が13位で通過しました。小林選手は、ピットでエンジンを再起動させてコースに復帰しましたが、大きく遅れる結果となりました。

 2位の塚越選手は、トップのマシンと0.764秒差で4周を終えました。背後にいる伊沢選手も塚越選手から1秒以内の差で続いていきます。塚越選手は6周目でファステストラップを更新しながらトップに迫ります。山本選手と中嶋選手は早めに1回目のピットインを敢行し、タイヤ交換を済ませてコースに復帰します。最下位を走行する小林選手は7周終了時にタイヤ交換に加え、給油をする作戦を採りました。

 10周目を終えて、塚越選手はトップと0.761秒差の2位を走行。伊沢選手はさらに2秒少し遅れた3位グループ3台の先頭を走行しています。また、小暮選手は6位で変わらず、中嶋選手が14位、山本選手が15位、小林選手は16位となっています。16周終了時に、6位を走行していた小暮選手が1回目のピットインを敢行。タイヤ交換を10秒5で終えてコースに復帰します。これにより、小暮選手は暫定13位のポジションとなりました。

 トップグループが20周目に入った3コーナーで、小林選手がコースアウトを喫してタイヤバリアに接触。無念のリタイアとなってしまいます。

 22周を終えて、トップのマシンが1回目のピットインを敢行したため、塚越選手が暫定トップに立ちました。次周には3位の伊沢選手がピットイン。タイヤ交換を終えて暫定8位でコースに復帰しました。塚越選手も24周終了時に1回目のピットインを行い、タイヤ交換に加えて給油をしたために少し作業時間が掛かり、レース序盤で1回目のピット作業をした2台のマシンに前を抜かれたために実質4位のポジションとなりました。

 塚越選手は36周終了時に2回目のピットインを敢行し、実質4位(暫定10位)のポジションを守り続けます。暫定7位を走行する小暮選手は40周を終えて2回目のピットインを敢行しました。2回目のピットインを遅らせて暫定3位まで浮上した伊沢選手は50周終了時にピットイン。18秒5のピット作業を終えて実質6位でコースに復帰しました。

 全車が2回目のピット作業を終えた55周目時点で、最後までピット作業を遅らせたマシンが3位に浮上したため、塚越選手は5位に後退しました。伊沢選手は6位、小暮選手は9位、中嶋選手は12位、山本選手は13位となっています。

 塚越選手は最後までポジションを上げるべく、前を走る4位のマシンに迫ります。しかし、Hondaドライバー5名は、このままの順位で68周のチェッカーフラッグを受けることとなりました。

 ところが、決勝レース後の車両検査で、2位のマシンと伊沢選手のマシンに車両規則違反による失格の裁定が下されたため、塚越選手が4位、小暮選手が7位、中嶋選手が10位、山本選手が11位という最終結果となりました。

 この結果、全戦ポイント獲得となる4位フィニッシュによりシリーズポイントを計23点とした塚越選手は、シリーズポイントランキング4位に変動は無かったものの、トップとの差は15点となり、最終戦での逆転シリーズタイトル獲得にわずかな望みをつなげました。

 フォーミュラ・ニッポン最終戦は11月5~6日に栃木県・ツインリンクもてぎで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「とても悔しい結果が続いています。第3戦の富士ラウンドあたりから、低速コーナー区間でライバルに後れをとっています。今回もセクター1の区間で0.5秒程ビハインドがありました。対策としてギアレシオの変更や、トラクションのセッティング調整などをしていますが、今1つ原因をつかみきれていません。ドライバーたちには本当に申し訳なく感じています。最終戦に向けて一から勉強をやり直してばん回できるように開発を続けたいと思います。最終戦はもてぎラウンドですので、全力を尽くして対策を考えます。最後まで応援をよろしくお願いいたします」
塚越広大選手(4位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「スタートはうまくいって、トップと2台でのマッチレースになると思っていました。序盤は燃料を軽めにして勝負をしましたが、結果的に燃料を多く積んでいた相手が速かったということです。また、1回目のピットイン前にイエローフラッグが掲示された時に、運悪く周回遅れのマシンが前に入ってしまい、タイムをロスしてしまったことも差がついてしまった原因となりました。最終戦のもてぎは僕の地元ですし、スプリントレースで給油もないのでチャンスがあると思っています。まだフォーミュラ・ニッポンで優勝することができていないので、最後に勝ってシーズンをしめくくりたいと思います」
Text & Photo: HONDA

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FN:第6戦SUGO決勝 アンドレ・ロッテラーが今季3勝目、シリーズチャンピオンに大きく前進

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は25日、スポーツランドSUGOで68周の決勝レースを行いアンドレ・ロッテラー(トムス)が優勝した。2位には石浦宏明(キグナス)が、3位には中嶋一貴(トムス)が入った。

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 レースは14時30分にフォーメーションラップがスタート。雲は多いものの雨の心配はなさそうだ。

 スタートはポールシッターの大嶋和也(ルマン)が出遅れる。1コーナーにトップに入りホールショットを奪ったのは予選2位のアンドレ・ロッテラー(トムス)。2位に予選3位の塚越広大(ダンディライアン)が続き、3位に予選5位の伊沢拓也(同)。大嶋は4位まで落ちた。5位に石浦宏明(キグナス)、6位に小暮卓史(ナカジマ)の順。

 トップに立ったロッテラーは第1スティントでは2位の塚越を1秒強の差で従えてレースを消化して行くが、22周終わりで1度目の、47周終わりで2度目のピットインすると後続を引き離し、最終的には2位以下を12秒6離して独走優勝を果たした。

 2位はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)。スタート早々に1度目のピットインを33周終わって2度目のピットインすると、その後、53周を終えて2度目のピットアウトをしてきた実質2位の石浦をピット出口で捉えて逆転。3位に落ちた石浦は60周目にこの時点でのファステストラップとなる1分9秒020を、さらに62周目には1分8秒740までペースアップ、ファステストラップを更新してオリベイラを追い上げるが結局、2秒7届かず3位でレースを終えた。

 しかし、決勝後の車検でオリベイラと伊沢の車輌に規則違反が見つかりこの2名が失格。これにより、石浦が2位に繰り上がった。

 3位に入ったのは中嶋一貴(トムス)。予選7位でスタートした中嶋一貴は1周目にピットインする得意のアンダーカット作戦を敢行。34周終わりで2度目のピットインをし、全車2度目のピットインを終えると徐々に順位を上げた。レースは4位でゴールしたが前述の理由で繰り上がり3位に。開幕戦からすべて3位以上の記録を5と伸ばした。

 これで参加したレース4戦中3勝のロッテラーはドライバーズ選手権ポイントを38点と伸ばし、2位には34ポイントで中嶋一貴がつづくこととなった。

 また、ペトロナスチームトムスはチームポイントを72点とし、最終戦を待たずしてこのレースでチームチャンピオンを決めた。

 次戦第7戦最終戦は、ツインリンクもてぎに舞台を移し11月6日に決勝レースが行われる。ドライバーズチャンピオンの可能性はトップの38点のロッテラー、2位34点の中嶋一貴、3位25点のオリベイラ、4位23点の塚越の4名に絞られた。しかし、事実上ロッテラーと中嶋のチーム内対決になりそうだ。果たしてチャンピオンシップは誰の手に渡るのであろうか。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:第6戦SUGO決勝結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/25) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K681:20'52.035
28石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K6815.460
337中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K6831.952
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E6835.498
533国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K6841.910
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K6843.789
732小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E6848.057
82平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K681'01.866
93アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K681'06.406
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E671Lap 
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E671Lap 
1218アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K671Lap 
1362嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K662Laps
---- 以上規定周回(61 Laps)完走 ----
-10小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1751Laps
-1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K-失格
-40伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E-失格
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.8 石浦宏明(Team KYGNUS SUNOCO) 1'08.740 (62/68) 193.997km/h
  • CarNo.1,40は公式通知No.28(車両検査不合格)により失格とされた。

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FN:第6戦SUGOフリー走行2回目 伊沢拓也(ダンデライアン)がトップタイム

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は25日、決勝をにらんだ30分間のフリー走行を行った。トップタイムは伊沢拓也(ダンディライアン)。2位には石浦宏明(キグナス)、3位には大嶋和也(ルマン)が着けている。

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 フリー走行2回目は9時40分より30分間で行われれた。

 トップタイムは予選5位の伊沢拓也(ダンディライアン)で1分8秒974。2位には同4位の石浦宏明(キグナス)が、3位にはポールシッターの大嶋和也(ルマン)が着け、トップ3台は僅差。

 ポイントリーダーのアンドレ・ロッテラー(トムス)は7位。ロッテラーとチャンピオンシップを争う、中嶋一貴(トムス)とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)はそれぞれ9位、14位と下位に沈んだ。

 しかし、決勝レースはドライで行われる公算が高く、2回のピットインが義務づけされている。チームの戦略によって燃料搭載量も異なり、このフリー走行の結果がただちにドライバーの状態に反映されていることはなさそうだ。

 また、このレースがどのような結果になろうともここSUGOでチャンピンシップが決定することはなく、最終戦のもてぎがチャンピオン決定の舞台となる。

 しかし、このレースの結果いかんでチャンピンシップ争いの趨勢が決まる。最終戦もてぎをにらんで熾烈な決勝が行われることになるだろう。

 決勝レースは本日、14時30分にフォーメーションラップがスタート。目の離せない68周のレースになりそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

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FN:第6戦SUGOフリー走行2回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/25) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.974--193.34
28石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'09.0890.1150.115193.02
37大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'09.1980.2240.109192.71
43アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'09.3860.4120.188192.19
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.4390.4650.053192.04
641塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'09.7050.7310.266191.31
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'09.7380.7640.033191.22
831中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.7560.7820.018191.17
937中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'09.7590.7850.003191.16
1033国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'09.8640.8900.105190.88
1118アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'09.9961.0220.132190.52
122平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'10.0051.0310.009190.49
1316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'10.0401.0660.035190.40
141ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'10.2821.3080.242189.74
1562嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'10.3571.3830.075189.54
1610小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'10.7541.7800.397188.47
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選記者会見 上位3名のコメント

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ポールポジション 大嶋和也(ルマン)
fn_r06_q_pc_oshima  「もてぎで速く走れず、なんとかしようとチームと相談して、かなりセッティングを変更して鈴鹿に行ったんですが、走ることができませんでした。SUGOに向けてルマンは去年の実績もあるし、去年の状態で行くかという話しもあったんですが、新しいセットで行こうということになりました。ちょっと不安もあったんですが、走り始めから調子が良くて、セッティングを変更しないまま予選まで行ってポールを取れたので、いいクルマを作ってくれたチームに感謝しています」
予選2位 アンドレ・ロッテラー(トムス)
fn_r06_q_pc_lotterer  「フリー走行ではニュータイヤを使いませんでした。Q1で始めて使ったんですが、思ったより良くなくて、少しずつ調整してQ2はなんとかOKでしたが、完ぺきではありませんでした。Q3でも調整をしていい感じになりました。富士でも、もてぎでもそうなんですが、ポールポジションを逃したのできっとぼくは呪われているんだと思います。明日はいいポジションで、ライバルたちは後ろの方だし、その点ではいいアドバンテージを取れたと思います。でも、一番の的はいま隣にいる彼(大嶋)です」
予選3位 塚越広大(ダンディライアン)
fn_r06_q_pc_tsukakoshi  「午前中のセッションはクルマが良かったので、それを基に予選に臨みました。特に大きな問題はなく、自分がうまく乗れれば上位には行けると思ってたんですが、最終的にはもうちょっといい方法があったのかなと思います。最後は自分のアタックラップが終わった後にクルマの方から煙が出てきたので、走れれば帰ろうかなと思ったんですが、パワーもなくなったので、止めるしかありませんでした。3番手なのであしたは挽回できるようにがんばりたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第6戦SUGO公式予選 大嶋和也が自身2度目のポールポジションを獲得!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦は24日、スポーツランドSUGOでノックアウト方式の公式予選を行い大嶋和也(ルマン)がポールポジションを獲得した。2位にはアンドレ・ロッテラー(トムス)が、3位には塚越広大(ダンディライアン)が入った。

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 午後になってもスポーツランドSUGOは秋晴れの快晴。最終コーナーから1コーナーに向けて心地よいフォローの風が吹いている。

 Q1は予定どおり1時20分より20分間で始まった。序盤、大嶋和也(ルマン)が1分8秒267でトップに着け、2位にはアンドレ・ロッテラー。しかし、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)が3位に上がった直後の1コーナーでコースアウト。マシン回収のため赤旗が提示された。

 14時2分、残り12分5秒で予選は再開された。

 予選残り5分を切ったあたりで各マシンがニュータイヤを投入してアタックのためコースイン。まずは、石浦宏明(キグナス)が1分8秒213でトップ立つ。これを逆転したのは1分8秒140で伊沢拓也(ダンディライアン)。そして僚友の塚越広大(同)がこれを上回り、7秒台に入る1分7秒721でトップに。さらに最後に来たのが大嶋で1分7秒591。トップでQ1通過を果たした。2位には塚越が、3位には伊沢とダンディライアン勢が続いた。

 Q1でノックアウトされたのは、アレキサンドレ・インペラトーリ(KCMG)、アンドレア・カルダレッリ(コンドー)、嵯峨宏紀(ルボーセ)の3台で、予選順位13位以降が決定した。

 Q2はQ1から10分のインターバルをおいて7分間。まず、トップに立ったのアンドレ・ロッテラー(トムス)で1分7秒978といきなり7秒台に入れてきた。これを上回ったのが今回好調のダンディライアン勢の一角、伊沢。1分7秒634でトップに立つ。

 さらに石浦が1分7秒573でトップを奪うと、今回もこれを上回ってきたのが大嶋。1分7秒247を叩き出し、Q1に続きこのセッションもトップで締めくくった。2位には塚越が上がり、3位には石浦と続いた。

 このセッションでノックアウトされたのは、小林崇志(リアル)、平手晃平(インパル)、国本雄資(セルモ)、Q1でコースアウトし、オフィシャルの手を借りたためQ2に出走できなかったオリベイラがノータイムとなり、この4台。予選順位9位から12位が決定した。

 Q3がQ2から10分のインターバルをおいて始まる。ここでもロッテラーが最初にアタック。1分7秒247でトップに立つ。これを上回ったのがこの予選好調の大嶋で1分7秒125。ロッテラーもさらにタイムを伸ばすが1分7秒131と大嶋に1000分の6秒及ばず2位。

 ここで1分7秒346と3位のタイムを出した塚越がスローダウンして3コーナーアウトでマシンを止めたためこの予選2回目の赤旗が提示された。

 Q3は14時57分から残り2分で再開された。トップ勢は出走せず、コー水したのは中嶋一貴(トムス)、山本尚貴(無限)、小暮卓史(ナカジマ)の3台。赤旗時点で8位に着けていた山本が7位の中嶋一貴の前に出、逆転に成功した。

 この結果、ポールポジションは大嶋で自身2度目。2位にはポイントリーダーのロッテラーが入り、3位には塚越が続いた。

 ロッテラーとチャンピオンシップを争う中嶋一貴は8位、オリベイラは12位となり、この2人には厳しい予選となってしまった。

 決勝レースは明日25日、14時30分より68周で争われる。

 ※なお、予選終了後、山本が赤旗提示中に追い越しをしたため、7グリッド降格のペナルティ課されることとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選総合結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.5911'07.2471'07.125
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.3461'07.7371'07.131
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.7211'07.5151'07.246
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'08.2131'07.5731'07.313
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.1401'07.6341'07.330
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'08.1941'07.7171'07.927
7*16山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.4751'08.1701'07.999
837中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.6491'08.1061'08.120
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.2351'08.238
102平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.4431'08.265
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6441'08.402
121ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.411Absence
1318アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'08.711
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.750
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.010
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.547
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.16は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗提示後の追越し)により、予選結果より7グリッド降格のペナルティを課す。

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FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.125--198.66
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.1310.0060.006198.65
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.2460.1210.115198.31
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.3130.1880.067198.11
540伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.3300.2050.017198.06
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'07.9270.8020.597196.32
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'07.9990.8740.072196.11
837中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.1200.9950.121195.76
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

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FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.247--198.30
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.5150.2680.268197.52
38石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.5730.3260.058197.35
440伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.6340.3870.061197.17
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'07.7170.4700.083196.93
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.7370.4900.020196.87
737中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.1060.8590.369195.80
816山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.1700.9230.064195.62
---- 以上Q3進出 ----
910小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.2380.9910.068195.42
102平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.2651.0180.027195.35
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.4021.1550.137194.96
121ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8KAbsence---
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
17大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.591--197.29
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.7210.1300.130196.92
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.1400.5490.419195.70
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'08.1940.6030.054195.55
58石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'08.2130.6220.019195.50
610小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.2350.6440.022195.43
736アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.3460.7550.111195.11
81ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.4110.8200.065194.93
92平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.4430.8520.032194.84
1016山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.4750.8840.032194.75
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6441.0530.169194.27
1237中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.6491.0580.005194.25
---- 以上Q2進出 ----
1318アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'08.7111.1200.062194.08
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.7501.1590.039193.97
1531中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.0101.4190.260193.24
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.5471.9560.537191.75
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'12.3224.7312.775184.39
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行1回目 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)がトップタイム!

 全日本フォーミュラ・ニッポン第6戦が24日、スポーツランドSUGOで開幕。9時から1時間にわたって行われたフリー走行では、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)がトップタイムを記録した。

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 仙台地方は朝から快晴、雲もほとんどない好天の秋晴れのなか9時より1時間のフリー走行が行われた。気温は17度。

 開始15分過ぎ、まずはポイントリーダーのアンドレ・ロッテラー(トムス)が1分8秒779でトップタイムを出し、フリー走行をリード。2位には塚越広大(ダンディライアン)、3位に石浦宏明(キグナス)、4位ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)と続きここまでが1分8秒台。

 開始25分過ぎ、オリベイラが1分8秒250でトップに上がってきた。ロッテラーもタイムを1分8秒291まで詰めたが2位に落ちる。3位に塚越で、4位に小暮卓史(ナカジマ)が上がる。

 フリー走行も余すところ20分あまり。ここで塚越が1分8秒116を出しトップに躍り出る。2位オリベイラ、3位にロッテラー。

 予選終了まで残り4分あまり。ここでピットインしていたマシンが続々とコースイン。予選に向けたシミュレーションが始まる。まずは、ロッテラーが1分8秒071でトップに立つと、石浦が1分7秒404がトップを逆転。さらに、大嶋和也(ルマン)が来た。1分7秒389。しかし、塚越が1分7秒188で再びトップに浮上。ここでチェッカー。トップ争いはまだまだ終わらない。最終的にはオリベイラが1分7秒143と僅差で塚越を逆転して、トップに立ちフリー走行を締めくくった。

 ポイントリーダーのロッテラーは6位、同ポイントでチャンピオンを争う中嶋一貴(トムス)は10位と振るわなかった。

 公式予選は本日24日、13時40分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行1回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2011/09/24) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.143--198.61
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'07.1880.0450.045198.48
37大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.3990.2560.211197.86
48石浦 宏明Team KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.4040.2610.005197.84
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'07.7630.6200.359196.79
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0710.9280.308195.90
72平手 晃平TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'08.1501.0070.079195.68
840伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'08.3541.2110.204195.09
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR10E1'08.3791.2360.025195.02
1037中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.5881.4450.209194.43
1133国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6061.4630.018194.38
1210小林 崇志HP REAL RACINGHONDA HR10E1'08.6231.4800.017194.33
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'09.2122.0690.589192.67
143アンドレア・カルダレッリKONDO RACINGTOYOTA RV8K1'09.3122.1690.100192.40
1518アレキサンドレ・インペラトーリSGC by KCMGTOYOTA RV8K1'09.6462.5030.334191.47
1662嵯峨 宏紀Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.7012.5580.055191.32
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.8434.7002.142185.62
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

SUPER GT

SGT:第6戦富士 今季初登場のRn-sports JIMGAINER F430は22位 (JIMGAINER)

  • FUJI GT 250km RACE
  • Rn-sports JIMGAINER F430
  • 観客動員数:予選日15,800人・決勝日:27,800人
  • 予選:16位・決勝:22位
  • Dr:Masayuki UEDA / Masataka KAWAGUCHI

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  • 2011年9月10日(Sat)
  • 9:15~11:00 FREE PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:26℃ 路面温度:32℃
  • 13:00~13:35 FIRST QUALIFYING PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:34℃ 路面温度:43℃
  • 14:45~ SUPER LAP QUALIFYING 天気:FINE 路面状況:Dry 気温:31℃ 路面温度:41℃

 2011年シリーズもこの富士戦を入れて残り3戦となりました。今回から10号車も参戦が決まり、2台体制でJIMGAINERは戦って参ります。マシンは昨年11号車で1年間使用し、JAFグランプリでも優勝を果たしたFIA-GT2のF430になります。

 10号車に乗車するのは、2009年度JIMGAINERから参戦しておりました植田正幸、川口正敬が再度ペアを組み、S耐同様プロに挑戦して参ります。11号車とともに最終戦まで応援宜しくお願いいたします。

 天候に恵まれた予選日。気温もぐんぐんとあがり、練習走行開始から終了までに30℃を超えていた。まず植田正幸から久しぶりのGT車両に慣れることとを基本に周回をこなす。

 先月末に岡山で初めてF430で練習走行を行っていたので、すぐに感覚を取り戻し、1分46秒台で走行。ある程度セットアップを行ってから、川口正敬と交代。

 再び予選シミュレーションを行うため植田と交代。しかしベストを計測した次の周に他車と接触。右後ろを破損。予選までにメカニックが懸命の修復を行い、予選に間に合うことが出来た。

 まず混走は川口から予選を開始した。川口は基準タイムをクリアするのがまず目的。しかし計測1周目に1分47秒台、2周目には1分46秒198と楽々とクリア。続いて植田もマシンチェックしながら、基準タイムをクリアしていく。計測2周目には今回初の1分45秒台で混走時間を消化。

 続いて300クラスの専有予選が10分間で行われ、植田がアタックしていく。計測1周目、2周目と徐々にタイムアップしていく。

 計測3周目のセクター1もベスト、セクター2もベストを計測していたが、痛恨のスピン。10分間の予選はあっという間に終わり、混走時間に出したタイムが予選タイムとなり、明日は20番手のポジションからの決勝スタートとになった。

Masayuki UEDA Comment
 予選1回目はセットがハマって、フレッシュのタイヤではベスト10に残る予定でしたが、アタック中にスピンをしてしまいました。マシン自体はベスト10に入れるくらいのポテンシャルはあったので、決勝は淡々と前を狙っていきます。
Masataka KAWAGUCHI Comment
 取り敢えず気をつけてるのは500です。今日は500クラスのマシンとは当たらない事を1番に考えて走りました。500クラスに当たらないことばかり気にしすぎて、スピンしてしまい、エンジンも掛かりにくかったので一瞬ヒヤッとしました。岡山で練習走行したときより、シフトが入りづらくアンダーも強くて戸惑いましたが、予選では劇的に変わってくれたので安心しました。ただやっぱり細かい部分で気になるところはまだあるけど、わかってきたことも何点かあるのでそれが出来れば、明日の決勝は10番手以内にはいける感じはします。
  • 2011年9月11日(sun)
  • 8:20~8:50 FREE PRACTICE / 9:00~9:15 CIRCUIT SAFARI 天気:RAIN 路面状況:WET 気温:23℃ 路面温度:25℃
  • 14:00~: FINAL 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:29℃ 路面温度:39℃

gt_r06_jg_10_02.jpg  朝のフリー走行は突然の雨から始まった。植田がマシンに乗り込み、フリー走行の開始を待っていると、突然に雨がコースを濡らし始める。路面が一気にウエットとなり、ウエット宣言も出されたが、ドライタイヤのまま走行を開始。しかし、雨も強くなり、2周し植田はピットへ。決勝の予報は晴れだったためと、あちこちでコースアウトする車両があったため、走行はこれで終了とした。

 決勝は予想通り晴れて、雨上がりのためかなり蒸し暑い。スタートを担当するのは植田。渋滞の中1周目は18番手で通過。しかしNo.74カローラにパスされ19番手に。しかしまた抜き返し18番手に。No.74とはこのあと何周かにわったってバトルを展開。16周目に17番手に上がってからは順位を上げていく。他車のルーティーンピットもあり、26周目には9番手のポジションで川口と交代した。

 川口のペースも悪くなく、1分47秒台をコンスタントに刻む。しかし、植田がピットインの際にピットロードの速度違反を犯し、川口がドライブスルーペナルティーを受けることに。この時点で19位に後退。

 しかし前を行くNo.5とは1周2~3秒以上川口の方が速いラップタイムを刻み、22秒あった差もみるみるうちに縮まり、48周目には1.5秒差まで追い詰めてきた。最終ラップには必ず抜けると確信し、川口も最終コーナーに焦点を合わせていた時だった。最終ラップの第3セクターで、500クラスの1位、2位が後方に追いつく。13コーナーまででこの2台をパスさせたが、プリウスコーナーで#5号車に詰まった500のマシンがスローダウンし急にイン側に進路変更してきた。イン側を走行していた川口はこれを避けきれず、500クラスのマシンと接触してしまう。その為#5号車を最終コーナーで抜くことも叶わず、18番手でチェッカーを受けた。

 最後の最後で500クラスと接触したことにより、後味の悪い初戦となってしまったが次戦はより一層の注意を払いレースに臨まなければならない。

Masayuki UEDA Comment
 予選を失敗したので、何とか1台でも多くパスすることを考え、前半からプッシュしていました。フレッシュタイヤとのマッチングが良くなくて、アンダーステアが出てましたが、もう少しペースを安定させて走らないと、10番手というには見えませんね。ただ10番手以内を走るポテンシャルがある車なので、残り2戦で何とか沢山のポイントをゲット出来るようにします。
Masataka KAWAGUCHI Comment
 結構自分では良いペースで走れていたと思います。前を行くマッハ号も絶対抜けると信じて最終ラップに入りました。最後の接触でペナルティを受けましたが、僕自身避けることが出来ませんでした。500クラスと当たっては元も子もないので、次戦はもっと500クラスに気を付けて、良いポジションでチェッカーを受けたいですね。
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT:第6戦富士 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC、200kgのウェイトハンディで大苦戦 (JIMGAINER)

  • FUJI GT 250km RACE
  • JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC
  • 観客動員数:予選日15,800人・決勝日:27,800人
  • 予選:16位・決勝:22位
  • Dr:Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA

gt_r06_jg_11_01.jpg

  • 2011年9月10日(Sat)
  • 9:15~11:00 FREE PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:26℃ 路面温度:32℃
  • 13:00~13:35 FIRST QUALIFYING PRACTICE 天気:FINE 路面状況:DRY 気温:34℃ 路面温度:43℃
  • 14:45~ SUPER LAP QUALIFYING 天気:FINE 路面状況:Dry 気温:31℃ 路面温度:41℃

 2011年シリーズもこの富士戦を入れて残り3戦となりました。ポイントX2のハンディウエイトが最後となる第6戦富士。ハンディウエイトの上限100kgを積み、性能調整の100kgを合わせると200kgのウエイトを積むため、苦しい戦いが強いられることは必死。しかし毎戦全力で戦うことに変わりはない。

 今回からは昨年11号車として使用していた、FIA-GT2車両のF430が10号車として参戦。2009年にF360で参戦していた、植田正幸、川口正敬組で残り3戦を2台体制で戦って参ります。

 天候に恵まれた予選日。気温もぐんぐんとあがり、練習走行開始から終了までに30℃を超えていた。

 まず田中哲也からコースへ。やはり重量の為かストレートは全く伸びず、参加車両中一番ストレートが遅い車両になっていた。第2戦富士とはマシンの動きも全く異なり、458も各部品から悲鳴があがる。アンダーもかなりきつく、セットアップにも時間をかける。残り40分を残して平中克幸へ。やはりアンダーはなかなか消えないようで、あっという間に1時間45分の走行は終了した。

 午後からの予選も34℃となり、9月の富士としては非常に珍しく、蒸し暑い中での予選開始となった。まず平中が予選基準タイムをクリアし3周計測でピットへ。田中が今回はスーパーラップを担当する。混走時間にやはり同じように基準タイムをクリアし、300クラスの専有に臨んだ。

 300クラスのボードが出されると同時のコースへ。周回毎にタイムを縮めていくが、暫定トップのNo.4 BMW Z4が出した1分43秒659のタイムには到底及ばず、スーパーラップ予選が行われているサーキットで初めてスーパーラップに進むことが出来ず、1分45秒168のタイムで予選16番手が確定した。

Tetsuya TANAKA Comment
 言葉がありません。これ以上のタイムで走ることは不可能です。性能調整がこれほどまでに厳しいと、レースになりませんね。明日も全力で臨みますが、かなり厳しいですね。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 今回は100kg積んでますし、辛い予選になるだろうと思っていましたが、その通りの結果になってしまいました。僕らは今僕らが出来ることをやるだけなので、明日に向けて頑張りたいです。
  • 2011年9月11日(sun)
  • 8:20~8:50 FREE PRACTICE / 9:00~9:15 CIRCUIT SAFARI 天気:RAIN 路面状況:WET 気温:23℃ 路面温度:25℃
  • 14:00~: FINAL 天気:CLOUDY 路面状況:DRY 気温:29℃ 路面温度:39℃

gt_r06_jg_11_02.jpg  朝のフリー走行は突然の雨から始まった。田中がマシンに乗り込み、フリー走行の開始を待っていると、突然に雨がコースを濡らし始める。路面が一気にウエットとなり、ウエット宣言も出されたため、インターのタイヤを履いてコースへ。昨日と同じようにアンダーが気になるようだ。4周計測後ピットシュミレーションを兼ねて平中と交代。やりコメントは同じで、アンダーステアが気になるようだ。サーキットサファリで車高調整を行い、決勝に向けての走行は終了した。

 今年最高重量1445kgの決勝レースが始まった。スタートを担当するのは田中。スタート直後は13番手までポジションを上げるが、ストレートの速いマシンに抜かれ2周目には15番手に、3周目には16番手とスタートのポジションまで後退。さすがにこの重量でのレースは、マシンにとってもドライバーにとっても過酷なものとなっている。

 前を行くNo.15ポルシェと一進一退の攻防を繰り返していたが、それ以上に順位を上げることが出来ず15番手、16番手を走行。予定通りの16周目に田中から平中に変わり、ベストなピット作業で458をコースへ送り出す。

 平中は1分46秒台から47秒台前半のペースで安定して走行を続けるが、トップを快走するNo.4は1分45秒~46秒台で周回を重ねており、この順位から追い上げる事は非常に難しい状況になっていた。

 全車がルーティーンのピットが終わった時点で13番手を走行。後方からくる車両との差は1秒以内で、バトルを繰り返していた矢先の42周目の最終コーナーで接触され、左後ろのタイヤがバースト。43周目のストレートエンドでマシンを止めることになってしまった。

 チェッカーを受けることは出来なかったが、周回数が完走扱いとなり、22番手でレースを終えた。

Tetsuya TANAKA Comment
 今日に関しては性能調整が利きすぎるほど効いたと思います。順位もダメだったし、良いところもなかったので、今回で悪いところが全部出て、気持ちを切り替えて次のレースは頑張れるようにしたいですね。
Katsuyuki HIRANAKA Comment
 自分たちの出来ることは出来たと思います。運悪く接触され、タイヤがバーストしてしまいノーポイントで終わってしまいましたが、ただどこの車と比べても4号車が速すぎるので、それが何とかならない限りどうにも出来ないですね。後2戦自分たちの出来ることを100%の力でやるだけです。
Yosuke FUKUDA Engineer Comment
 僕らの出来ることはチームも、ドライバーもタイヤメーカーさんも120%果たしたと思っています。ただ、現在の性能調整下ではこれが限界です。ポイントウエイトだけでも半減する次戦オートポリスでは、何とか上位争いに加わり、全員全力一丸となって120%で駄目なら200%の力を出し、チャンピオンに向けて頑張るだけです。
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT:第6戦富士 立川/平手組のLEXUS SC430が念願の初勝利! (TOYOTA)

GT300クラスでは折目/インペラトーリ組LEXUS IS350が2位
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今季初勝利を喜ぶZENT CERUMO SC430 38号車の
立川祐路(左)とTDPドライバーの平手晃平(右)

 SUPER GT第6戦「FUJI GT 250km RACE」が9月10日(土)、11日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 富士でのSUPER GTは、実質的な開幕戦となった第2戦以来今季2度目の開催。全8戦で戦われるシーズンも後半戦へ突入したが、今季未勝利のレクサス勢は、ホームサーキットである富士での逆襲を誓っての参戦となった。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 今大会の予選は、予選1回目の上位10台が、1台ずつアタックするスーパーラップ方式。10日(土)午前中に行われた公式練習から上位を占めたレクサス勢は、予選一回目でも速さを見せ、WedsSport ADVAN SC430 19号車が惜しくも14番手となったものの、残り5台がスーパーラップへ進出。

 午後3時20分から行われたスーパーラップでは、レクサス勢の先陣を切ってアンドレ・ロッテラーがアタックしたPETRONAS TOM'S SC430 36号車がトップタイムをマークすると、その後TDPドライバーの大嶋和也がアタックを担当したENEOS SUSTINA SC430 6号車がこれを上回るタイムをマーク。

 続いてアタックした脇阪寿一のD'STATION KeePer SC430 35号車は大嶋のタイムを上回ることはできなかったが、その後、TDPドライバー平手晃平のZENT CERUMO SC430 38号車、そして最後のアタックとなったTDPドライバー石浦宏明が駆るDENSO SARD SC430 39号車と次々とタイムを更新。石浦は第2戦富士に続く、今季2度目のポールポジションを獲得。レクサス勢は予選でトップ5を占め、決勝での活躍に期待が高まった。

 GT300クラスでは、ストレートの長い富士で、大排気量の海外車両を相手に、レクサス/トヨタ勢は苦戦。唯一スーパーラップに進出したSG CHANGI IS350 14号車が8番手。ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車が19番手、COROLLA Axio apr GT 74号車は22番手と後方からの追い上げを強いられることとなった。

◆決勝◆

 11日(日)朝のフリー走行は降雨に見舞われウェットコンディションとなったが、まもなく太陽が顔を覗かせ、決勝レースは完全なドライコンディションで争われることとなった。

 東日本大震災よりちょうど半年となるこの日、レース前のセレモニーで黙祷が捧げられた後、午後2時に55周で競われる決勝レースのスタートが切られた。

 スタート直後から序盤戦は、上位勢に大きな順位の変動は無し。ポールポジションの39号車石浦を、2番手スタートの38号車平手が追い、TDPドライバー同士の首位争いとなったが、逆転には至らず。序盤はLEXUS勢がトップ5を維持してレースが進行した。

 20周を過ぎたあたりから、ドライバー交代を含めたピット作業がスタート。31周目に全車がピットを終えた時点で、石浦からTDPドライバーのチームメイト、井口卓人へと交代した39号車が首位をキープ。これを、ベテラン立川祐路がステアリングを受けた38号車が2位で追った。

 スタートドライバーのロッテラーからドライバー交代し、TDPドライバーの中嶋一貴が後半を担当した36号車は3位につけていたが、タイヤの摩耗が厳しい中で後続からの猛追をしのぎきれず5位に後退。その後もタイヤに苦しみながらのの走行を続けたが、49周目に突然のタイヤバーストに見舞われ、ピット入り口でクラッシュ。惜しくもレースを終えることとなってしまった。

 一方、逃げる井口の39号車と、追う立川の38号車によるバトルは白熱。残り5周を切って、それまで2秒近くあった差を一気に詰めた38号車は、残り3周の1コーナーで並びかけると、見事なパッシングを見せて39号車をかわし、首位に浮上。

 39号車の井口も諦めることなく、最後まで38号車を追ったが、ファイナルラップにGT300クラス車両との接触に見舞われ、痛恨のスピン。エンジン再始動に手間取り、大きく順位を落としてしまった。

 結局、逃げ切った38号車がトップでチェッカー。平手にとってGT500クラス参戦3年目にして初の勝利であり、立川にとっても2年半ぶりとなる勝利を飾った。LEXUS SC430は念願の今季初勝利。スピンで後退した39号車が8位。35号車が9位。6号車が10位に入った。

 GT300クラスでは、8番手スタートの14号車が健闘を見せ、見事2位でフィニッシュ。表彰台を獲得した。

ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 立川祐路:
 今回チームとTRDが勝つことのできるクルマを用意してくれ、勝てる感触があった。ホームコースの富士であり、前回のレースからエンジンも速くなっているなど、条件的に揃っており、ここで勝たなければ!という心境だった。39号車も速かったので、どうなるかわからなかったが、ワンチャンスをものにして優勝に導くことができた。平手選手が予選を担当して、完璧にレース前半をこなしてくれていたので、最後は自分が行かなければと思っていたし、結果を出すことができ、とても満足だ。
ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 平手晃平:
 タイヤについては安全策を取りミディアムでスタートしたので、ミシュランタイヤの出方を見ながらペースを考えていた。(ミシュランタイヤの)石浦選手も同じペース配分で、限界で走っていたので、僕の仕事はとにかくトップから離されずに、立川選手に繋ぐことだった。彼に繋げばトップに立ってくれると思っていたので、自分としてもいい仕事ができたと思う。GT500クラスに参戦して2年半。長かったがやっと優勝を果たすことができ、とても嬉しい。
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー 折目遼:
 (ストレートの速い)外車勢に囲まれ、とても厳しいレースになることを予想していたが、自分のスティントで4番手までポジションを上げることができた。ピットストップで順位を上げられることは想定できていたので、表彰台圏内に入るのは可能だと考えていた。二人共に狙い通りに走ることができたベストレースだったと思う。次戦オートポリスでは、更に上の優勝を目指し、シリーズタイトル争いに絡めるよう頑張りたい。
SG CHANGI IS350 14号車 ドライバー アレキサンドレ・インペラトーリ:
 今日のレースは、後半のスティントを担当し、当初早めのピットインを予定していたが、レースの流れ的に、ちょうど半分のところで折目選手から受け継ぐことになった。前を行く紫電(2号車)と10秒ほどギャップがあったが、我々の方が速く、逆転できた。その後もハードにプッシュした甲斐があって、2位フィニッシュを果たせたのはとても嬉しい。
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が今シーズン3度目の3位表彰台を獲得 (HONDA)

ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は逆転タイトル獲得に望みをつなぐ4位入賞
  • 2011年9月11日(日)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  周回数:55周  天候:曇りのち晴れ   気温:29℃(14:00現在)  路面温度:39℃(14:00現在)  コースコンディション:ドライ  観客:2万7800人(主催者発表)

 9月11日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT 250km RACE」の決勝レースが行われました。

gt110911002L.jpg  今年のSUPER GTは全戦が東日本大震災復興支援大会と位置づけられていますが、震災からちょうど半年を迎えたこの日は、決勝レースのスタート前に犠牲者の方々に黙とうが捧げられ、観客のみなさんや関係者は悲しみを噛みしめるとともに復興への決意を新たにしました。

 10日(土)に行われた予選の結果、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が6番手、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)は8番手、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は9番手、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は10番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は15番手からのスタートとなります。

 好天に恵まれた昨日とはうって変わって、決勝日は朝からあいにくの雨模様となり、午前中に行われたフリー走行はウエットコンディションとなりました。そのフリー走行では、#32 EPSON HSV-010が好調な走りを見せてトップタイムをマーク。#100 RAYBRIG HSV-010は6番手タイム、#1 ウイダー HSV-010は11番手タイム、#17 KEIHIN HSV-010は14番手タイム、#8 ARTA HSV-010は15番手タイムをそれぞれ記録しました。

 心配された雨は昼前に上がり、時折り薄日が差し込むほどまで天候は回復。コースはドライコンディションとなって決勝レースが行われました。

 Honda勢のスタートドライバーは#8 ARTA HSV-010は武藤選手、#1 ウイダー HSV-010がデュバル選手、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手、#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手が務めます。

 午後2時、GT500クラスにエントリーする15台のマシンはセーフティカーに先導されてフォーメーションラップを開始。そして1周を走り終えたところでグリーンランプが点灯し、55周で競われる決勝レースが幕を開けました。

 5台のHSV-010 GTは予選順位を守ったままオープニングラップを終えます。#1 ウイダー HSV-010は、タイトル争いを繰り広げるライバルの直後につけ、攻略のチャンスをうかがいますが、GT500クラスの集団の中に呑み込まれて身動きがとれず、2台の戦いはしばらくこう着状態となります。ところが、14周目の1コーナーで前述のライバルが他のマシンと接触して失速したため、#1 ウイダー HSV-010は6番手に浮上。同様に#8 ARTA HSV-010は5番手、#17 KEIHIN HSV-010も9番手となりました。しかし、#8 ARTA HSV-010は5番手へと順位を上げた同じ14周目にコカコーラ・コーナーでコースアウトを喫したため、最下位となります。これはステアリング系のトラブルが原因で、コースに復帰してスロー走行をしながらピットに戻り、問題を起こした部品の交換を行います。この影響で#8 ARTA HSV-010は周回遅れとなりました。

 また、最後尾グリッドからスタートした#100 RAYBRIG HSV-010はレース序盤から好調で、16周目には10番手まで浮上します。これとは対照的に、#32 EPSON HSV-010は装着したタイヤがコースコンディションとマッチしなかったためにペースが伸び悩み、同じ16周目には14番手へと後退しました。

 20周目に入ると給油とタイヤ交換のためにピットストップを行うマシンが出てきます。Honda勢では21周目終了の時点でピットストップを行った#17 KEIHIN HSV-010がいちばん早く、給油、タイヤ交換に加えて金石選手から塚越選手へのドライバー交代をしました。続いてピットストップを行ったのは24周目の#1 ウイダー HSV-010。さらに#100 RAYBRIG HSV-010は25周目、#32 EPSON HSV-010は29周目、#8 ARTA HSV-010は33周目にピットストップを行い、いずれも給油、タイヤ交換、ドライバー交代を実施しました。GT500クラスの全車がピットストップを終えた34周目の段階で、デュバル選手の乗る#1 ウイダー HSV-010は5位、塚越選手の乗る#17 KEIHIN HSV-010は6位、山本選手の乗る#100 RAYBRIG HSV-010は10位、中山選手の乗る#32 EPSON HSV-010は14位、小林選手の乗る#8 ARTA HSV-010は15位となっていました。

 レース後半に入ると、5台のHSV-010 GTは巻き返しを期して追い上げを図ります。まず、#17 KEIHIN HSV-010は37周目に#1 ウイダー HSV-010をパスして5位、40周目にはライバルの1台を追い抜いて4位へと駒を進めます。一方、いったんは6位となった#1 ウイダー HSV-010も41周目にはライバルを攻略して5位に返り咲きました。#100 RAYBRIG HSV-010も37周目に1つ順位を上げて9位となります。

 勢いに乗る#17 KEIHIN HSV-010は3番手を走るライバルに激しいアタックを仕掛けます。#17 KEIHIN HSV-010を駆る塚越選手は何度もライバルに並びかけ、ときにはわずかに先行することもありましたが、ライバルの厳しい防戦に阻まれて順位を上げることができません。2台の戦いは最終ラップまで続きましたが、2位を走行していた1台がフィニッシュ直前にスピンを喫して遅れたため、#17 KEIHIN HSV-010は3位に浮上。第1戦岡山、第3戦セパンに続く今シーズン3度目の表彰台を手に入れました。

 #17 KEIHIN HSV-010に続く5位を走行していた#1 ウイダー HSV-010もシリーズタイトル争いにとって貴重な4位フィニッシュを果たしました。

 47周目まで9位につけていた#100 RAYBRIG HSV-010はレース終盤に向けて尻上がりに調子を上げていき、48周目から50周目までの間に3台のライバルを立て続けに攻略、6位へと躍進し、最後は5位でチェッカーフラッグを受けました。#32 EPSON HSV-010も48周目に1台を追い抜くなど、レース後半は復調して12位完走を果たしました。なお、ステアリング系のトラブルが最後まで解消できなかった#8 ARTA HSV-010はトップから4周遅れの14位でフィニッシュしました。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門では#1 ウイダー HSV-010に乗る小暮選手とデュバル選手が8ポイントを上乗せして52点とし、ポイントリーダーとのギャップを4点詰めて8点差としました。#17 KEIHIN HSV-010の金石選手と塚越選手は41点で4位、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手と山本選手は29点で8位、#32 EPSON HSV-010の道上選手と中山選手は12点で13位、#8 ARTA HSV-010の武藤選手と小林選手は7点で15位となっています。一方のチーム部門では、#1 ウイダー HSV-010を走らせるウイダー ホンダ レーシングがトップと12ポイント差の65点で2位につけており、2年連続のダブルタイトル獲得に向けて着実にポイント差を縮め、残り2戦を迎えます。

 SUPER GT第7戦は10月1~2日に大分県のオートポリスで開催されます。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「昨日の予選結果を考えれば、まずまず満足できる成績だと思います。#1 ウイダー HSV-010に乗るデュバル選手がいいペースで前半を走りきったのに続き、ピットクルーががんばってくれたおかげでほかのチームよりも3秒近く早い23秒でピット作業を終えることができました。さらに、そのあとを受け持った小暮選手が追い上げて4位入賞を果たしました。決してベストなリザルトとはいえませんが、全員が最大限の努力を尽くした結果だと受け止めています。また、ポイントリーダーとのギャップを詰め、タイトル防衛に望みをつなげられたこともよかったと思います。#17 KEIHIN HSV-010では後半を担当した塚越選手の奮闘が印象的でした。ライバルを攻略できなかったのは残念でしたが、激しいバトルを繰り広げながらも落ち着いてレースを走りきり、11点を獲得してくれました。ドライバーとしての成長ぶりを感じさせるレースでした。残る2戦は、いずれもHSV-010 GTに有利なコースでの開催です。チームとドライバーが一体となって取り組み、総合力を発揮して逆転タイトルの獲得を目指します。引き続きご声援をよろしくお願い申し上げます」
金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「予選の順位(10番手)から考えると、3位入賞は結果的によかったのではないかと思います。レース序盤から攻めていこうと思ったのですが、ほかのマシンも状態がよかったので、ピットと相談して早めに塚越選手と交代する作戦にしました。終盤に塚越選手がライバルマシンとデッドヒートをしたものの、抜くことができなかったのは悔しかったですが、気持ちを切り替えて、また次戦でがんばりたいと思います」
塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「金石選手のペースはよかったのですが、前が混雑していたので予定よりも早くピットインして、空いているコースで自分が勝負する作戦に切り替えました。その作戦が奏功したと思いますし、ペースもよかったので順位も上げることができました。終盤のライバルマシンとのバトルは、5月の岡山ラウンドのリベンジを果たしたい気持ちもあったのですが、今回も抜くことができずに残念でした。ただ、自分としてはやるだけのことをやって抜けなかったので、もっと勉強して速くなれるようにがんばります。残り2戦で勝たないとチャンピオンは難しいと思います。次戦ではウエイトハンデが軽くなりますし、搭載ウエイトが軽いときはマシンも速いことはテストで実証できているので、残り2戦はどんどん攻めて、最後までチャンピオンシップ争いを楽しめるシーズンになるようにがんばります」
小暮卓史選手(4位 #1 ウイダー HSV-010)
 「表彰台に上がりたかったのですが、4位という結果は悪くないと思います。ドライバーポイントも8ポイント差に縮まりましたし、マシンの状態も悪くないので、次のレースも積極的に攻めてポイントリーダーに追いつきたいです」
ロイック・デュバル選手(4位 #1 ウイダー HSV-010)
 「いい結果が得られました。今日のレースではポイントリーダーの前でフィニッシュすることが目標でしたが、これを成し遂げることができました。フィニッシュまで残り10周の段階で僕たちは5位、ライバルは10位を走っていたので、ポイント差を大きく詰められると期待していましたが、その後、ライバルは7位まで追い上げてフィニッシュしました。このことは残念といえば残念ですが、まだ2戦残っているので、何が起こるか分かりません。幸い、残る2戦はHSV-010 GTにとって有利なコースなので、逆転チャンピオンを目指して全力を尽くします」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:スーパーGT:ポルシェ 911 GT3 Rがポイントを獲得

プレスインフォメーション 2011年9月11日 レースレポート: スーパーGT 第6戦、富士スピードウェイ PJ11_0276.JPG ポルシェ AG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:マティアス・ミューラー)がカスタマーレーシングチーム向けに製造、販売するFIA GT3規格に準拠したレーシングマシン、ポルシェ911 GT3RでスーパーGTに参戦するTEAM ART TASTE(チーム アートテイスト、#15、清水康弘/ティム・ベルグマイスター)は、9月10日(土)から11日(日)に富士スピードウェイにて行われた第6戦において10位に入賞いたしました。 前戦、鈴鹿での第5戦よりスーパーGT GT300クラスへの参戦を果たしたチームアートテイストは、これまでもポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)やスーパー耐久シリーズで素晴らしい戦績をおさめてきましたが、スーパーGTにおける記念すべき初ポイントをわずか2レース目で獲得したのです。 チームアートテイストは、土曜日に行われた第1回目の予選でスーパーラップに進出しました。2009年、2010年のPCCJチャンピオンである清水は自身初のスーパーラップで10番グリッドを獲得し、日曜の決勝を迎えることになりました。 決勝でスタートドライバーをつとめた清水は、慣れないスーパーGTのローリングスタートでポジションを落としましたが、粘りを見せてポイントを狙える位置まで順位を戻し、ポルシェ モータースポーツよりチームアートテイストに派遣されているベルグマイスターにドライバーチェンジしました。 ADAC GTマスターズやFIA GT3ヨーロッパで911 GT3Rをドライブし、優勝も経験しているベルグマイスターは、ステアリングを譲り受けたあと、着実にポジションを上げていきレース終盤には9位で走行を続けました。チェッカーまで残りわずかというところで、1つ順位を落としましたが見事10位でゴールし、チームと両ドライバーにとってスーパーGTでの記念すべき初めての1ポイントを獲得いたしました。 清水は、「スーパーGTでの2レース目ということで苦労もありましたが、初ポイントを取れたことでチームとしてもドライバーとしても経験を積み進歩することができました」とコメントしています。ベルグマイスターは「クルマのセットアップには向上の余地があるので、GT3 Rのポテンシャルを発揮できれば、さらに上位を狙うことも可能です」と今シーズン残りのレースに向けて決意を語りました。 PJ11_0274.JPG 一方シリーズランキング3位につけるHANKOOK KTR(ハンコックKTR #33、影山正美/藤井誠暢) は予選でのセットアップに苦しみ、13番グリッドから決勝レースのスタートを迎えました。見事なスタートを決めた影山は、序盤5番手まで順位をあげましたが86kgのウェイトハンデは重くのしかかり、徐々に後退。残念ながらポイント圏外の11位でレースをフィニッシュいたしました。 次戦、スーパーGT第7戦は、大分県のオートポリスにて10月1日(土)、2日(日)に開催される予定です。

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