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2013年6月

Japanese F3

JF3:第6戦岡山公式予選 勝田貴元がうれしい初PP! Nクラスは高星明誠が開幕から5連続PP!

 全日本F3選手権第6,7戦が29日、岡山国際サーキットで開幕。9時45分から第6戦の公式予選が10分間で行われ勝田貴元(トムス)が総合で、高星明誠(NDDP)がNクラスでのポールポジションを獲得した。

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 岡山国際サーキットは朝から梅雨の晴れ間が広がりほぼ晴天。上空には下弦の名残り月が浮かぶ。

 9時45分より10分間で行われた公式予選は13台が出走。うち6台はNクラスのマシンでこのレースより小河諒(ルボーセ)が新たに加わった。

 開始5分過ぎから各車タイムアタックに入る。まずは中山雄一(トムス)が1分25秒163でトップに立つ。2位には野尻智紀(戸田)が1分25秒240つけ、3位は勝田貴元(トムス)で1分25秒307。

 しかし、残り3分あまりで勝田がタイムアップ。1分24秒969とただ一人25秒を切るタイムをたたき出すと、このタイムを上回るドライバーは現れず、うれしいF3総合での初ポールポジションをものにした。

 予選2位には1分25秒163までタイムアップしたものの勝田には届かず、チームメートの中山が入った。これで中山の開幕からのポールポジション記録は4でついに途切れることとなった。

 予選3位には野尻、4位には松下信治(HFDP)、5位には千代勝正(B-MAX)、6位は清原章太(HFDP)となった。

 Nクラスは高星明誠(NDDP)がここでもポールポジションを獲得。開幕からの連続記録を5と伸ばした。クラス2位にはF3デビューを果たした小河が付け、3位にはナニン・インドラ・パユーング(トムススピリット)が入った。

 第6戦決勝は本日29日、13時50分より18周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第6戦岡山公式予選結果

SUPER F3 RACE & GT ASIA in 岡山 -RIJ- (2013/06/29) Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 All Japan F3 Championship Round 6 岡山国際サーキット 3.703 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
137勝田 貴元PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'24.969--156.89
236中山 雄一PETRONAS TOM'S F312Dallara F312TOYOTA TOM'S TAZ311'25.1630.1940.194156.53
32野尻 智紀TODA FIGHTEXDallara F312TODA TR-F3011'25.2400.2710.077156.39
47松下 信治HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'25.3080.3390.068156.27
550千代 勝正B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'25.3380.3690.030156.21
68清原 章太HFDP RACING F312Dallara F312HONDA MF204D1'25.5350.5660.197155.85
723N高星 明誠S Road NDDP F3Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'27.0252.0561.490153.18
862N小河 諒Le Beausset F308Dallara F308TOYOTA TOM'S 3S-GE 1'27.6992.7300.674152.01
938Nナニン・インドラ・パユーングPIT SPIRIT F307Dallara F307TOYOTA TOM'S 3S-GE1'27.9422.9730.243151.59
1013吉田 基良B-MAX・F312Dallara F312TODA TR-F3011'28.6043.6350.662150.45
116N小泉 洋史Net Move Hanashima RacingDallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'28.6833.7140.079150.32
1211N湯澤 翔平Nova with IMM F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'28.8113.8420.128150.10
1330NDRAGONB-MAX・F306Dallara F306TOYOTA TOM'S 3S-GE1'29.1114.1420.300149.60
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'33.6368.6674.525142.37

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 決勝

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 決勝プレスインフォメーション 2013年6月23日
 
茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第6戦 決勝を、2013年6月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:26℃ 路面温度:38℃(スタート時)

6月23日(日)、午前中に行われた予選に引き続き、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の第6戦決勝がツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された。少し雲が出てきたものの、予選時同様に強い日差しがコースに注ぐ中、全13台のマシンがグリッドに着いた。30周、もしくは70分で終了する決勝中の予報も晴れで、路面温度もこの決勝中にピークを迎える。加えて、スタート時は通常のレースの約2倍の燃料を搭載してのスタートとなるため、今回のセミ耐久レースにおいてはタイヤマネジメントがいつも以上に重要になってくる。フロントロウには#12 小河諒、#78 近藤翼がつけ、その後方には#14 川端伸太朗、#10 川口正敬/植田正幸、#32 飯田太陽、そして予選のペナルティによって2グリッド降格処分となった#19 永井宏明が続く。タイヤ交換義務を消化するためのピットインが始まるのはスタートから35分経過後。ピットレーンオープンのボードが出され、ドライバーがそれを目視した段階でピットインが可能となる。

13時44分、シリーズ初のセミ耐久レースがローリングスタート形式で幕を明ける。好スタートした上位勢の中では1周目から#78 近藤がトップの#12 小河にプレッシャーをかけていくが、パッシングには至らない。#14 川端を含めたこの3台と#10 川口、#32 飯田、#19 永井が6台の集団となって周回を重ねていく。レースが動き始めたのは7周目。3番手の#14 川端がミスをしてトップ2台からやや遅れ、その後方の集団では#19 永井が#32 飯田を抜き、4番手の#10 川口に迫っていく。11周目、#32 飯田がブレーキングのミスでコースオフ。復帰はしたものの、大きく順位を落とすこととなった。14周目、#19 永井がついに#10 川口を抜き4番手に浮上する。その後ろでは、1周目から#3 江本玄、#33 Ogino Tesuo、#7 星野敏によるジェントルマンクラスのトップ争いが繰り広げられていた。

スタートから35分が経過し、各車のピットインが始まったのは18周目。先にピットレーンオープンのボードを確認していたジェントルマンクラスの#33 Ogino、#7 星野、#21 高田匠、そしてチャンピオンクラスの#25 神取彦一郎がピットに向かう。19周目終了時、同じくピットレーンオープンボードを確認した上位3台と4番手の#19 永井も同時にピットイン。チームメイトが先にピットに入ったことで#3 江本もこの周に入ることになったが、#33 Ogino、#7 星野の前でコース復帰することに成功してジェントルマンクラスのトップを死守した。#12 小河、#78 近藤、#14 川端の上位3台においてもピットイン前後での順位変動はなく、#12 小河が2.7秒のマージンをもってレース後半をリードしていく。

しばらく膠着状態が続いたが、レース終盤に再び順位ボードが動く。「レース序盤は前の2台から少し離されていたんですが、後半勝負と思ってブレーキを温存して走っていました」と言う#14 川端が1分58秒台を連発して、ピットアウト後に4秒以上あった#78 近藤との差を一気に縮めていく。残り4周となったところでは1秒を切り、テール・トゥ・ノーズ状態となる。タイヤ、ブレーキともに厳しい状態にあったと話すトップの#12 小河は「自分も余裕はなかったです。ただ、後ろの2台がバトルをしてくれることで何とか逃げ切れるかなと思っていました」とこの展開を冷静にバックミラーで見ていた。ファイナルラップの90度コーナーまで#78 近藤は2番手を守ってきたが、ここで痛恨のブレーキングミス。「川端選手のプレッシャーもありましたが、後半はタイヤもブレーキも厳しくて、集中していたけど結果的にミスを犯してしまいました」。#78 近藤は最後の最後に#14 川端に2位の座を奪われてしまった。

優勝を決めた#12 小河は「昨日から自分が優勝するためにチームがすべてのことをしてくれました。ピット作業も完璧でしたし、マシン各部のチェックをするほど余裕があったので、厳しい展開ながらも冷静にレースをコントロールできました」と振り返った。#19 永井、#10 川口をはさんで、ジェントルマンクラスの優勝を飾ったのは、最後まで後続からのプレッシャーをはね除け、ピットでもコース上でもノーミスだった#3 江本。「6年やってきて優勝は初めてです。後続との差がぜんぜんなくて苦しい戦いでしたが、最後まで守り切れて本当に良かったです」と涙のクラス初優勝を飾った。

これで残り4戦となり、チャンピオン争いもいよいよ終盤戦を迎える。#78 近藤、#12 小河の一騎打ちになりそうなチャンピオンクラスにおいて、そのふたりの争いに加わるドライバーは現れるのか? また混戦のジェントルマンクラスで一歩抜け出すのは誰か? 7月27-28日開催、真夏の第7-8戦のスポーツランドSUGO(宮城県)での2連戦で、両クラスともに今季のチャンピオン候補の顔がはっきりと見えてくるだろう。

■第6戦 決勝結果
Pos. Car# Driver1 Driver2 Class Car Name Gap
1 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 1:02'30.653
2 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE +2.547
3 78 近藤 翼 C インプロブレーシング +4.515
4 19 永井 宏明 C ナインレーシング +33.429
5 10 川口 正敬 植田 正幸 C ケイシンゲイナー +38.082
6 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +1'24.757
7 25 神取 彦一郎 松井 孝允 C 25レーシングXチームサムライ +1'25.210
8 33 Ogino Tetsuo G KRM ケーズフロンティアGT3 +1'25.920
9 7 星野 敏 G D'station HAI997 +1'26.628
10 2 田島 剛 G TAJIMA RACING +1'29.710
11 21 高田 匠 G TAKUMI RACING +1'42.153
12 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 1Lap
13 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション 2Laps

ベストラップ: #14 川端 伸太朗 1'57.884 26/30

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 公式予選

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 公式予選プレスインフォメーション 2013年6月23日

茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第6戦 公式予選を、2013年6月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:23℃ 路面温度:38℃(スタート時)

第4戦-5戦 富士スピードウェイ(静岡県)から3週間のインターバルを経て、ポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)の後半戦がスタートした。6月23日(日)の第6戦はストップ&ゴーを繰り返すレイアウトで知られるツインリンクもてぎ(栃木県)が舞台となり、PCCJシリーズ史上として初の30周もしくは70分間によるセミ耐久形式で行われる。レース開始35分から50分の15分間に全車は2分間のピットストップによりタイヤ交換を行わなければならない。この時、作業にあたれるのは3人。4本のタイヤ交換を行うには通常1分もあれば充分だが、そこにはレース中ならではの緊張感がつきまとう。焦らず急ぎつつも、正確な作業とチームワークが求められる。土曜日の夕刻には、多くのチームがタイヤ交換作業のローテーション決めやシミュレーションを行っていたのも、いつものシリーズ戦とはまた違った光景だった。

土曜日は、時折陽がさしていたかと思えば急に雨が降るなど、路面も気温も安定しない梅雨空の下で2回の専有走行が行われた。ドライコンディションだった1回目は#12 小河諒が1分58秒410のトップタイムで、#14 川端伸太朗、#78 近藤翼、#32 飯田太陽、#19 永井宏明、#10 川口正敬が続いた。ウエットコンディションとなった2回目は、トップ#7 星野敏の後ろに#14 川端、#78 近藤、#12 小河が並び、総合順位では若手3人が上位を独占。今回も彼らを中心にしたトップ争いが激化しそうな予感が漂っていた。

迎えた日曜日の予選は快晴。今回は35分間のベストラップで順位が決まる。全車コースイン後、真っ先にトップタイムをたたき出したのが#12 小河。いきなり1分58秒582の好タイムを出し、さらにアタックを続けて序盤の段階で1分57秒125までタイムを縮めた。#78 近藤、#19 永井、#14 川端、#10 川口らが続き、開始10分あたりから#32 飯田もこの上位争いに加わってきた。開始25分、タイヤを交換してから各車のアタックが再び続く。25号車は神取彦一郎に代わって第2ドライバーとしてステアリングを握った松井孝允が1分58秒362を出して5番手に浮上。その後は路面温度の上昇もあり、順位変動は少なく、残り5分で#78 近藤、#19 永井がタイムを縮めていくが、#12 小河のタイムには届かなかった。上位においては残り3分で#14 川端が1分58秒161をマークして#19 永井を抜いて3番手に食い込んできた。

最終的に、セッション始めからトップを一度も譲らなかった#12 小河がポールポジションを獲得。「昨日、ドライで走れる状況が少ない中、決勝に向けて最善のことをやろうとニュータイヤを履いてフィーリングを確かめられたのが大きかったです」。2番手ながら、近藤は「タイヤを2セット使いましたが、車のバランスが良くなく、このタイムが精一杯。決勝に向けて改善していきたいと思います」と悔しがる。3番手に滑り込んだ#14 川端は「昨日からセットアップを積み上げてきて、最終的に決勝の最後にトップでチェッカーを受けられることを目指しています」と虎視眈々と優勝を狙う。上位はこの若手3人の後ろに#19 永井、#25 神取/松井が並ぶ結果となった。ジェントルマンクラスのトップは#3 江本玄で、「監督に教えられた通りに走らせて戻ってきたらトップだったので、自分でも驚いています。じつは2セット目のタイヤは決勝に向けて皮むきをするだけのつもりだったのですが、1回ぐらいアタックしてもいいだろうってことでアタックしたらバンッてタイムが上がったんです。本当にうれしい結果です」と大喜び。#33 Ogino、#2 田島剛がこれに続いた。
なお、予選セッション中に競技規則違反があり、4番手の#19 永井が2グリッド降格となり、#27 眞野壮一郎がピットスタートというペナルティを受けることになった。

セミ耐久形式の決勝スタートは23日(日)午後1時40分。スタートからの展開はもちろんだが、とくに規定ピットストップのためのピットレーンオープンとなる35分過ぎからに注目したい。各車のピットインのタイミング、インラップ、アウトラップ、そしてピットワーク。そこでレースを左右するドラマが生まれる可能性が高い。


■第6戦 公式予選結果
Pos. Car# Driver1 Driver2 Class Car Name Time
1 12 小河 諒 C ブライトモータースポーツ 1'57.125
2 78 近藤 翼 C インプロブレーシング 1'57.631
3 14 川端 伸太朗 C GARMIN PORSCHE 1'58.134
4 10 川口 正敬 植田 正幸 C ケイシンゲイナー 1'58.956
5 32 飯田 太陽 C KRM ケーズフロンティアGT3 1'59.126
6 19 永井 宏明 C ナインレーシング 158.161
7 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 1'59.639
8 33 Ogino Tetsuo G KRM ケーズフロンティアGT3 1'59.799
9 2 田島 剛 G TAJIMA RACING 1'59.859
10 7 星野 敏 G D'station HAI997 1'59.962
11 25 神取 彦一郎 松井 孝允 C 25レーシングXチームサムライ 2'00.311
12 21 高田 匠 G TAKUMI RACING 2'00.818
13 27 眞野 壮一郎 G 港成会 ディレクション 2'02.168

※25はPCCJ耐久レース規則に基づき第1ドライバーのタイムを採用

※#19は黄旗区間のオーバーランにより2グリッド降格ペナルティ
※#27は規定外のコース走行によりピットスタートのペナルティ

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013 第6戦 プレビュー

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プレスインフォメーション 2013年6月18日

東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第6戦を、2013年6月23日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたします。


早くもシリーズの折り返しを迎えるポルシェカレラカップジャパン(PCCJ)。6月23日に開催される第6戦の舞台であるツインリンクもてぎは、 ブレーキングに加え、素早くターンインを終わらせてポルシェの強みであるトラクションを活かしていかに早く加速できるかがタイムに直結するサーキットでもある。そのあたりのテクニックにおいては長年ポルシェを走らせてきたベテラン勢がレースを引っ張り、若手が素早い適応力で応戦するという展開が予想されるが、今年の若手はとにかく元気がよく、良い意味で期待を裏切ってくれるだけに予想しがたい一戦になりそうだ。

シリーズにおいては、今年はベテランと若手が激突する激しいシーズンとなっている。チャンピオンクラスは#78 近藤翼と#25 神取彦一郎が同点トップ。#78 近藤は第1戦と第3戦で優勝を果たしているが、第2戦の12位、第4戦はリタイアという出入りの激しいポイントの獲り方をしてきた。一方で#25 神取はベテランらしく、3位表彰台1回と4位2回を含めてすべてのレースでポイントを積み重ねてきた。今後、ふたりがどのようにポイントを積み上げていくかがタイトル争いにおいての注目点となるだろう。

そのふたりの後ろに続く#12 小川諒、#19 永井宏明、#32 飯田太陽も4pt以内にひしめき合っている。#12 小川も第2戦と第3戦で連勝を飾っているが、第4戦-5戦の富士連戦でまさかのノーポイント。シリーズチャンピオン候補の一角として、後半戦の挽回に期待したいところだ。#19 永井と#32 飯田はここまでに1回ずつ表彰台に立っており、優勝を狙えるだけの実力は持っている。またシリーズ争いに加わることは厳しいが、 第4戦-5戦で#8 桜井澄夫のセカンドドライバーとして参戦してきた#8 松井孝允も、第4戦で2位、第5戦で優勝を果たす実力派であり、今後再び参戦することになれば#78 近藤、#12 小川、#14 川端伸太朗らに続く4人目の若手として注目を集める存在である。

ジェントルマンクラスは、第2戦で総合4位に入り大量ポイントを獲得し、第2戦〜第4戦までを連続クラス優勝で飾った#2 田島剛がシリーズをリードする。とはいえ、第2戦で総合5位を獲得した#21 高田匠をはじめ、#3 江本玄、#27 眞野壮一郎までの上位4人は12pt差の中に詰まった状態。ここまでのレースで確実にポイントを重ねてきている者同士、少しの油断で順位が大きく入れ替わる状況は、チャンピオンクラスよりも激戦区と言えるだろう。

今回の第6戦はPCCJのシリーズ戦としては初のセミ耐久形式による開催となり、決勝は 30周(もしくは70分間)と通常のレースの約2倍のレースディスタンスで争われる。昨年はエキシビションレースという形で、オートポリスを舞台にセミ耐久が開催されたが、シリーズの1戦に組み込まれるのはこれが初。普段のスプリントレースとはまた違った、耐久レースならではの戦略やチームワーク等が勝敗を大きく左右する。緊張感漂うチームの様子や、クルーに求められる迅速かつ正確なピットワークなど、これまでのPCCJにはない新しい雰囲気に包まれたレースが繰り広げられそうだ。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

F4西日本シリーズ

F4:鈴鹿サーキット最終戦 決勝レース 優勝は服部晃輔

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 25日、鈴鹿サーキットでF4 決勝レースが参加台数11台で行われた。

優勝したのは服部晃輔、この優勝でF4 のチャピオンを獲得した。

 レースはポールポジションの伴がフォーメンションラップで車が止まってしまいチャピオン争いから早々に脱落した。服部は3周目の1コーナーでトップに立った後は危なげないレース運びで2位との差をキープし優勝した。2位には山口大陸が入り、3位はイム・チェオンが入った。

服部選手のコメント「調子は良かったが、なかなかペースが上られませんでした。でも勝ってチャンピオンを取ったので嬉しいです。また来週にはもてぎで日本一決定戦があるのでそこでも勝ちたいです」

Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Yoshinori OHNISHI

F4西日本シリーズ

F4:第6戦クラブマン鈴鹿公式予選 PPは伴貴広

11月24日鈴鹿サーキットのフルコースでF4西日本シリーズ最終戦の公式予選が行われ伴貴広がPP(ポール・ポジション)を獲得した。

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 公式予選は参加台数11台のドライバー出走して予選は上位3人がチャンピオンの可能性があり、激しい予選となった。

8pt差で逆転チャンピオンを狙う伴貴広が第2戦以来のトップタイムをマークしてPPを獲得した。

 2位には山口大陸が入り、3位はポイントランキング2位の服部晃輔が続いた。

 PPの伴貴広コメント「大きくセッティングを変更したら随分良くなったので、明日はこのままトップで行って勝てたら嬉しいです」

Text: Nobumitsu OHTAKE
Photo: Yoshinori OHNISHI

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス決勝 初参戦のマッハGo GoGo車検458GT3が優勝!

 11月11日、大分県日田市のオートポリスで初開催となる、スーパー耐久第6戦の決勝レースが行われた。

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 当初、予定されていた朝のウォーミングアップ走行は、濃霧のため視界不良でキャンセルされた。続いて、12時20分から10分間のウォームアップ走行の後、13時から3時間の決勝レースを行う通知が出されるものの、濃霧のコースコンディションは好転せず、14時にコースイン、14時30分からSCカー先導でレースを進行することとなった。

 SCカー先導のパレードラップが続き、7周終了時点でSCカーは退去しリ・スタートがきられる。ここで#24GT-Rがトップに立つが、11周目で#555フェラーリがトップに立つ。しかしながら、わずか7周のレースラップはまたしてもコースコンディションの悪化によてSCカーランとなり、23周目でSCカーがアウトして再度レースはリスタートとなるが、これもわずか2周のレースラップで再びSCカーランとなり、26周終了時に視界不良により赤旗中断。結果、25周終了時点での順位がレース結果となった。

 GT3クラスにGT300のGT3車両の特認で初エントリーした、#555マッハ555車検458GT3(玉中哲二/山野直也組)が地元で初優勝! 玉中にとって約15年ぶりの地元APでの優勝となった。

 2位にはチャンプを決めている#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が、3位に#24スリーボンド日産自動車大学校GT-R が入った。

 総合5位に#20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)がST2クラスのポールtoウィンでシリーズ3連覇を達成。

 総合6位に入ったST3クラスでも#14 岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)がポールtoウィンでシリーズも決定した。

 総合7位にはST4クラスの#339 GPO+KOTA RACING(北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)がポールtoフィニッシュを飾るが、シリーズタイトルは総合10位クラス2位の#38 TRACY SPORTS S2000(藤村政樹/藤田竜樹/筒井克彦組)が獲得した。

 ST5クラスは総合29位に#19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋J’Sフィット (奥村浩一/松田智也/西田公也組)がポールtoウインを果たすが、こちらもクラス3位の#36エンドレスアドバントラストヴイッツ(添田正/岩谷昇/井尻薫組)がシリーズタイトルを獲得した。

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Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス決勝結果

スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (2012/11/11) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2012 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClassCls
Pos
Car
Model
DriverLapTotal_Time
Behind
1555GT31マッハGo GoGo車検458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
玉中 哲二
山野 直也
251:25'19.444
21GT32PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
谷口 信輝
ドミニク・アン
ファリーク・ハイルマン
251'16.422
324GT33スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
藤井 誠暢
ガミさん
マイケル・キム
251'23.341
428GT34PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
柳田 真孝
ジョノ・レスター
メルビン・モー
251'26.074
520ST-21RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
251'27.276
614ST-31岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
増田 芳信
251'34.026
7339ST-41GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
北野 浩正
佐々木 孝太
橋本 達也
251'40.977
86ST-22新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
251'43.300
915ST-32岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
長島 正明
田中 徹
田中 哲也
251'43.996
1038ST-42TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤村 政樹
藤田 竜樹
筒井 克彦
251'44.449
1186ST-43GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86
影山 正彦
井口 卓人
蒲生 尚弥
251'45.112
1234ST-33asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
252'25.805
1395ST-44リジカラS2000
HONDA S2000
松井 猛敏
中島 保典
市嶋 樹
252'36.628
14*969ST-23マッドクロック 三菱ランサーEVO.IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION.IX
神子島 みか
ワッパヤ
西村 元気
253'22.432
1580ST-34PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
吉本 大樹
佐藤 晋也
脇阪 薫一
241Lap
163ST-11ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z 380RS-C
峰尾 恭輔
谷口 行規
高木 真一
241Lap
1740ST-45SKRエンジニアリングS2000
HONDA S2000
中村 嘉宏
吉本 晶哉
関谷 慶
241Lap
1818ST-46コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
岡野 陽朋
中島 佑弥
241Lap
199ST-12Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
堀主知ロバート
佐藤 茂
岡本 武之
241Lap
2062ST-47ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
241Lap
212ST-24OCS カーXs インプレッサ
SUBARU INPREZA
朝倉 宏志
朝倉 貴志
新井 敏弘
241Lap
2239ST-35TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
植田 正幸
川口 正敬
兵藤 信一
241Lap
23333ST-48GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一
北川 剛
藤田 弘幸
241Lap
24116ST-49W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
阿部 光
吉田 靖之
鶴田 積
241Lap
2558ST-410ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
関 豊
木下 淳
241Lap
265ST-36岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
今村 大輔
安宅 徳光
白井 剛
241Lap
2735ST-37asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
小泉 和寛
吉田 広樹
堀田 誠
241Lap
2830ST-25RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
青木 拓磨
成澤 正人
加納 政樹
241Lap
2919ST-51BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
奥村 浩一
松田 智也
西田 公也
241Lap
3099ST-52RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
平井 隆一
リョウ・ハマグチ
野村 浩史
241Lap
3136ST-53エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正
岩谷 昇
井尻 薫
232Laps
3217ST-54DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
野上 敏彦
小原 健一
野上 達也
232Laps
33602ST-55PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
金森 敏一
岩月 邦博
佐藤 英二
232Laps
3455ST-56姫神ガジェット吉田山JMC Vitz
TOYOTA Vitz
咲川 めり
渡辺 和喜
田ヶ原 章蔵
232Laps
3526ST-57エンドレス アドバングレッディヴィッツ
TOYOTA Vitz
高橋 卓矢
江原 弘美
水書 健司
232Laps
---- 以上規定周回数完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.555 マッハGo GoGo車検458GT3(玉中哲二/山野直也組) 1'58.762 (13/25) 141.682km/h
  • CarNo.969は、2012スーパー耐久スポーツ規則第14条(2)により1分50秒を加算した。

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス 14時コースイン、14時30分スタートに変更

 霧のため13時からのスタートが延期されていたスーパー耐久シリーズ第6戦オートポリスだが、14時コースイン、14時30分SC先導でスタート予定とさきほど発表された。

Text: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス 延期されたウォームアップ走行は霧が晴れないためキャンセルに

st_r06_w_fog

 12時20分からから予定されていたウォームアップ走行は視界不良のためキャンセルされた。12時50分からプリンシィパルミーティングが行われ、今後のタイムスケジュールが 発表される模様。

Text & photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス ウォームアップは霧のため延期

st_r06_q_fog1 st_r06_q_fog2

 9:40から予定されていたウォームアップ走行は、2度にわたる10分間の延長の後、視界不良でキャンセルとなった。決勝レース前に行うように調整中。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス公式予選記者会見 ポールシッターのコメント

st_r06_q_pc

GT3クラス
st_r06_q_pc_gt3 柳田真孝「APってとってもいいサーキットですね!いいことしかない(笑)昨日まで岡山にいてGTのタイヤテストをしていたんですが、クルマは今日初めてAPでSLSに乗ってみたんですが、感触はどうかなと思っていたらABでトップでした!決勝もこの順位で終わって欲しいですね。天気は、GTも雨だったけどいい思い出でしたから(笑)でも晴れでレースがしたいですね。霧はイヤですね(爆笑)」
ST-1クラス
st_r06_q_pc_st1 峰尾恭輔「前回の鈴鹿の前くらいからテストしてクルマは良くなってきてます。おかげで鈴鹿と今回とPPがとれてまずは2ポイントとれてポイントリーダーになれてよかった。決勝は晴れてくれればいいかなと思ってます。雨なら高木さんが心強いです(笑)」
ST-2クラス
st_r06_q_pc_st2 大橋正澄「APは10数年ぶりに走りました。思い出しながらシュミレーターでも練習しました。クルマが4WDなんで決勝は雨の予定です(笑)勝ってシリーズ3連覇を目指したいですね」
ST-3クラス
st_r06_q_pc_st3 小松正臣「(ポールのボーナスポイントが)2ポイントあるんで、PPがとりたかった。明日は晴れと思い込んでいますし、晴れないと厳しいです。RX-7がコースとの相性もいい感じなので明日もこのまま行きたいです」
ST-4クラス
st_r06_q_pc_st4 北野浩正「予選でミスっちゃって・・・もうちょっと行きたかった。決勝は雨やけどきをつけてがんばります」
佐々木孝太「おかげさまでGTのコースレコードも今回は雨だったのでまだ破られてないですし、ST4でもPPとりたかった。北野が速くなりすぎて困ってます(笑)明日は雨と思ってないです」
ST-5クラス
st_r06_q_pc_st5 奥村浩一「新人の松田君がレコードで、彼に助けられた予選でした。できれば私もドライでレースをしたいです」
松田智也「今回がAP初めてでかなり難しい印象を受けました。これまでS耐は出てもいいことがなかったので予選でも一番いいタイムがでてホッとしています」

st_r06_q_ps_gt3 st_r06_q_ps_st1 st_r06_q_ps_st2 st_r06_q_ps_st3 st_r06_q_ps_st4 st_r06_q_ps_st5

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス公式予選 28号車のPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3がPP!

 11月10日、大分県日田市のオートポリスで初開催となる、スーパー耐久第6戦の公式予選が行われた。

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 晴天のドライコンディションで、14時から1グループ(GT3、1,2,3クラス)と2グループ(ST4,5クラス)それぞれ15分間ずつでAドライバー予選が行われた。

 既に#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3が最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを決定しているGT3クラスだが、今回は地元の玉中哲二のエントリーする#555を加え4台が参加している。

 Aドライバーの予選では#28 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3の柳田真孝が1分48秒662でトップタイムをマーク。2番手に#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3の谷口信輝が僅差の48秒685、今回がS耐デビューレースとなる#555マッハ555車検458GT3の玉中が49秒377で3位につけた。

 セッション開始からわずか6分・・・#24スリーボンド日産自動車大学校GT-Rの藤井誠暢が上りコーナーの続くセクションでマシントラブルでストップ。10分間の赤旗中断となった。藤井はわずか2周の走行しか出来ず、57秒875でクラス4番手につける。

 ST1クラスは、#3 ENDLESS ADVAN 380RS-Cの峰尾恭輔が、55秒517で、ST2クラスは#2 OCXカーXSインプレッサの朝倉宏志が、ST3クラスは#39 TRACY SPORTS S2000の植田正幸が、ST4クラスは#339 GPO+KOTA RACINGの北野浩正が、ST5クラスは#99 RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオの平井隆一がそれぞれクラストップのタイムをマークした。

   この後再び15分ずつのBドライバー予選が行われた。スーパー耐久シリーズでは、この2つのAB両ドライバーのタイムを合算してグリッドをきめる予選方式がとられている。 結果はここで1分48秒750をマークした#28のレスターが、柳田との合算でもトップタイムの3分37秒412でPPを獲得した。

 総合2位には#1のSLS AMG GT3、3位には#555 458GT3が入った。#24はBドライバーのGAMISANがアタックできずノータイムのため、残念ながら最後尾スタートとなってしまった。

 総合4位にST1クラスのトップ#3 ENDLESS ADVAN 380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)がが入り、総合6位にST2クラスのトップ#20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)#20ランサーが、総合9位にST3クラスのトップ#14 岡部自動車マイロード協新計測RX-7(小松一臣/杉林健一/増田芳信組)、総合17位にST4クラスのトップ#339 GPO+KOTA RACING(北野浩正/佐々木孝太/橋本達也組)が、総合28位にST5クラスの#19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋J’Sフィット (奥村浩一/松田智也/西田公也組)がそれぞれクラスのPPを獲得した。

 決勝レースは明日13時から3時間レースとして開催される。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリス公式予選総合結果

スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (2012/11/10) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
Car
Model
DriverAdriver
Bdriver
Total
Time
Behind
128GT31PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
柳田 真孝
ジョノ・レスター
1'48.662
1'48.750
3'37.412-
21GT32PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
谷口 信輝
ドミニク・アン
1'48.685
1'49.379
3'38.064 0.652
3555GT33マッハGo GoGo車検458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
玉中 哲二
山野 直也
1'49.377
1'49.468
3'38.845 1.433
43ST-11ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z 380RS-C
峰尾 恭輔
谷口 行規
1'55.517
1'56.559
3'52.07614.664
59ST-12Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
堀主知ロバート
佐藤 茂
1'58.617
1'57.771
3'56.38818.976
620ST-21RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
1'59.168
1'57.955
3'57.12319.711
72ST-22OCS カーXs インプレッサ
SUBARU INPREZA
朝倉 宏志
朝倉 貴志
1'59.016
1'59.795
3'58.81121.399
86ST-23新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
菊地 靖
2'00.543
1'58.927
3'59.47022.058
914ST-31岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣
杉林 健一
1'59.911
1'59.842
3'59.75322.341
1039ST-32TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
植田 正幸
川口 正敬
1'59.702
2'00.775
4'00.47723.065
1134ST-33asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
佐々木 雅弘
前嶋 秀司
2'00.137
2'00.409
4'00.54623.134
1280ST-34PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
吉本 大樹
佐藤 晋也
2'00.563
2'00.918
4'01.48124.069
1335ST-35asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
小泉 和寛
吉田 広樹
2'02.408
2'00.322
4'02.73025.318
1415ST-36岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
長島 正明
田中 徹
2'01.643
2'01.098
4'02.74125.329
155ST-37岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
今村 大輔
安宅 徳光
2'02.262
2'02.064
4'04.32626.914
1630ST-24RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
青木 拓磨
成澤 正人
2'01.963
2'02.397
4'04.36026.948
17339ST-41GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
北野 浩正
佐々木 孝太
2'03.056
2'02.742
4'05.79828.386
1895ST-42リジカラS2000
HONDA S2000
松井 猛敏
中島 保典
2'03.497
2'03.360
4'06.85729.445
1938ST-43TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
藤村 政樹
藤田 竜樹
2'04.163
2'02.992
4'07.15529.743
20969ST-25マッドクロック 三菱ランサーEVO.IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION.IX
神子島 みか
ワッパヤ
2'04.695
2'02.538
4'07.23329.821
2118ST-44コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
浅野 武夫
岡野 陽朋
2'04.208
2'04.713
4'08.92131.509
22116ST-45W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
阿部 光
吉田 靖之
2'03.844
2'05.092
4'08.93631.524
2340ST-46SKRエンジニアリングS2000
HONDA S2000
中村 嘉宏
吉本 晶哉
2'04.340
2'04.794
4'09.13431.722
2458ST-47ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
小林 康一
関 豊
2'05.507
2'04.861
4'10.36832.956
2562ST-48ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
塩谷 烈州
太田 侑弥
2'06.115
2'04.751
4'10.86633.454
2686ST-49GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86
影山 正彦
井口 卓人
2'05.582
2'05.376
4'10.95833.546
27333ST-410GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
野間 一
北川 剛
2'06.051
2'05.758
4'11.80934.397
2819ST-51BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
奥村 浩一
松田 智也
2'14.164
2'12.981
4'27.14549.733
29602ST-52PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
金森 敏一
岩月 邦博
2'13.891
2'14.111
4'28.00250.590
3036ST-53エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
添田 正
岩谷 昇
2'15.205
2'13.115
4'28.32050.908
3199ST-54RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
平井 隆一
リョウ・ハマグチ
2'13.057
2'15.614
4'28.67151.259
3217ST-55DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
野上 敏彦
小原 健一
2'15.165
2'14.228
4'29.39351.981
3355ST-56姫神ガジェット吉田山JMC Vitz
TOYOTA Vitz
咲川 めり
渡辺 和喜
2'15.705
2'16.659
4'32.36454.952
3426ST-57エンドレス アドバングレッディヴィッツ
TOYOTA Vitz
高橋 卓矢
江原 弘美
2'18.073
2'16.996
4'35.06957.657
---- 以上予選通過 ----
-24GT3-スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
藤井 誠暢
ガミさん
1'57.875
absence
--
-70ST-3-Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
ナオリュウ
東 徹次郎
absence
absence
--

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスBドライバー公式予選結果

スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (2012/11/10) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
128GT31ジョノ・レスターPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'48.750--154.726
21GT32ドミニク・アンPETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'49.379 0.629 0.629153.836
3555GT33山野 直也マッハGo GoGo車検458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'49.468 0.718 0.089153.711
43ST-11谷口 行規ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z 380RS-C
1'56.559 7.809 7.091144.360
59ST-12佐藤 茂Faust Racing Team
BMW Z4M COUPE
1'57.771 9.021 1.212142.874
620ST-21阪口 良平RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
1'57.955 9.205 0.184142.651
76ST-22菊地 靖新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
1'58.92710.177 0.972141.485
82ST-23朝倉 貴志OCS カーXs インプレッサ
SUBARU INPREZA
1'59.79511.045 0.868140.460
914ST-31杉林 健一岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
1'59.84211.092 0.047140.405
1035ST-32吉田 広樹asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
2'00.32211.572 0.480139.845
1134ST-33前嶋 秀司asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'00.40911.659 0.087139.744
1239ST-34川口 正敬TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
2'00.77512.025 0.366139.320
1380ST-35佐藤 晋也PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
2'00.91812.168 0.143139.155
1415ST-36田中 徹岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'01.09812.348 0.180138.949
155ST-37安宅 徳光岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'02.06413.314 0.966137.849
1630ST-24成澤 正人RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'02.39713.647 0.333137.474
17969ST-25ワッパヤマッドクロック 三菱ランサーEVO.IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION.IX
2'02.53813.788 0.141137.316
18339ST-41佐々木 孝太GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
2'02.74213.992 0.204137.088
1938ST-42藤田 竜樹TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'02.99214.242 0.250136.809
2095ST-43中島 保典リジカラS2000
HONDA S2000
2'03.36014.610 0.368136.401
2118ST-44岡野 陽朋コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'04.71315.963 1.353134.921
2262ST-45太田 侑弥ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'04.75116.001 0.038134.880
2340ST-46吉本 晶哉SKRエンジニアリングS2000
HONDA S2000
2'04.79416.044 0.043134.833
2458ST-47関 豊ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
2'04.86116.111 0.067134.761
25116ST-48吉田 靖之W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
2'05.09216.342 0.231134.512
2686ST-49井口 卓人GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86
2'05.37616.626 0.284134.208
27333ST-410北川 剛GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
2'05.75817.008 0.382133.800
2819ST-51松田 智也BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
2'12.98124.231 7.223126.532
2936ST-52岩谷 昇エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'13.11524.365 0.134126.405
30602ST-53岩月 邦博PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
2'14.11125.361 0.996125.466
3117ST-54小原 健一DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'14.22825.478 0.117125.357
3299ST-55リョウ・ハマグチRS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
2'15.61426.864 1.386124.076
3355ST-56渡辺 和喜姫神ガジェット吉田山JMC Vitz
TOYOTA Vitz
2'16.65927.909 1.045123.127
3426ST-57江原 弘美エンドレス アドバングレッディヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'16.99628.246 0.337122.824
---- 以上予選通過 ----
-24GT3-ガミさんスリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
absence---
-70ST-3-東 徹次郎Olive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
absence-48.750--

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスAドライバー公式予選結果

スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (2012/11/10) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
128GT31柳田 真孝PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'48.662-154.851
21GT32谷口 信輝PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'48.685 0.023154.818
3555GT33玉中 哲二マッハGo GoGo車検458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'49.377 0.715153.839
43ST-11峰尾 恭輔ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z 380RS-C
1'55.517 6.855145.662
524GT34藤井 誠暢スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
1'57.875 9.213142.748
69ST-12堀主知ロバートFaust Racing Team
BMW Z4M COUPE
1'58.617 9.955141.855
72ST-21朝倉 宏志OCS カーXs インプレッサ
SUBARU INPREZA
1'59.01610.354141.379
820ST-22大橋 正澄RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
1'59.16810.506141.199
939ST-31植田 正幸TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
1'59.70211.040140.569
1014ST-32小松 一臣岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
1'59.91111.249140.324
1134ST-33佐々木 雅弘asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'00.13711.475140.060
126ST-23冨桝 朋広新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'00.54311.881139.588
1380ST-34吉本 大樹PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
2'00.56311.901139.565
1415ST-35長島 正明岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'01.64312.981138.326
1530ST-24青木 拓磨RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'01.96313.301137.963
165ST-36今村 大輔岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'02.26213.600137.626
1735ST-37小泉 和寛asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
2'02.40813.746137.462
18339ST-41北野 浩正GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
2'03.05614.394136.738
1995ST-42松井 猛敏リジカラS2000
HONDA S2000
2'03.49714.835136.249
20116ST-43阿部 光W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
2'03.84415.182135.868
2138ST-44藤村 政樹TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'04.16315.501135.519
2218ST-45浅野 武夫コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'04.20815.546135.470
2340ST-46中村 嘉宏SKRエンジニアリングS2000
HONDA S2000
2'04.34015.678135.326
24969ST-25神子島 みかマッドクロック 三菱ランサーEVO.IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION.IX
2'04.69516.033134.940
2558ST-47小林 康一ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
2'05.50716.845134.067
2686ST-48影山 正彦GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86
2'05.58216.920133.987
27333ST-49野間 一GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
2'06.05117.389133.489
2862ST-410塩谷 烈州ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'06.11517.453133.421
2999ST-51平井 隆一RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
2'13.05724.395126.460
30602ST-52金森 敏一PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
2'13.89125.229125.672
3119ST-53奥村 浩一BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
2'14.16425.502125.417
3217ST-54野上 敏彦DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'15.16526.503124.488
3336ST-55添田 正エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'15.20526.543124.451
3455ST-56咲川 めり姫神ガジェット吉田山JMC Vitz
TOYOTA Vitz
2'15.70527.043123.992
3526ST-57高橋 卓矢エンドレス アドバングレッディヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'18.07329.411121.866
---- 以上予選通過 ----
-70ST-3-ナオリュウOlive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
absence--

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスウォームアップ 1号車のSLS AMGがトップタイム!

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 11月10日、大分県日田市のオートポリスで初開催となる、スーパー耐久第6戦のウォ ームアップ走行が行われた。

 11時15分から45分間のセッションで、既にGT3クラスのチャンピオンを決めている#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ドミニク・アン/ファリーク・ハイルマン組)が1分49秒811のベストタイムをマークした。

 ST1クラスは#3 ENDLESS ADVAN 380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)が、ST2クラスは#20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)が、ST3クラスは#39 TRACY SPORTS IS 350(植田正幸/川口正敬/兵藤信一組)が、ST4クラスは#38 TRACY SPORTS S2000(藤村政樹/藤田竜樹/筒井克彦組)が、ST5クラスは#19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋J’Sフィット (奥村浩一/松田智也/西田公也組)がそれぞれクラストップのタイムをマークした。

 GT3クラスにエントリーの#555マッハGoGoGo車検458GT3(玉中哲二/山野直也組)はウエイトハンデの影響かクラス4番手にとどまった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第6戦鈴鹿クラブマン 石川京侍もポールトゥウイン!

S-FJ  天候:曇り コンディション:ドライ

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 午後になって雲が多くなり、決勝直前には雨粒が落ち出し、ウエットコンディションも予想されたが、スタートまでにはほぼ止み、結局ドライコンディションでスタートすることができた。

 しかし直後の、ストレートで一台がクラッシュしたため、セーフティカーが入った。この時点でポールシッターの58号車石川京侍選手は3番手まで順位を落とし、71号車の松本裕太選手がトップで、10号車の加藤智選手が続く。

 4周目のセーフティカー・ラン後からは、石川選手が追い上げ始め、22周の半分を過ぎるまでにはトップに立った。以降は徐々に2番手松本選手を引き離しにかかり、最終的に4秒弱の差をつけて4勝目を挙げた。2位には松本選手、3位には加藤選手が入った。

Text & Photo: Motorsports Forum

FJ1600

FJ1600:第6戦鈴鹿クラブマン 西村穣地がポールトゥウイン!

FJ1600  天候:曇り コンディション:ドライ

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 第5戦ポール・トゥー・フィニッシュを飾った4号車西村穣地選手は、今回も予選トップ。

 前回はややスタートで遅れたが、今回は順調にスタートを切った。予選2位の北野正規選手が出遅れ、2番手には、予選4位、16号車の古場博之選手、そして、予選3位、3号車の川村正徳選手が続く。4位以降はやや間隔が開いている。

 一周1分を切る東コースだが、古場選手は西村選手に喰らいついていき、この二人と川村選手との差はやや開いていく。

 結局このままの順位は変わらず、0.7秒弱の差で西村選手は今回もポール・ツー・フィニッシュを決めた。これで西村選手は第2戦で予選2位になった以外は、4戦全勝でほぼ完璧なシーズンを終えた。

 来年の予定は決まっていないとのことだが、まだまだ鈴鹿のFJシリーズにとっても西村選手のエントリーには期待が大きい。

Text & Photo: Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:吉本大樹レースレポート2012(SGT_第6戦_FSW)

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【Hiroki Yoshimoto Race Report 2012】
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2012.9.8-9
Round_6 FUJI SPEED WAY

triple a vantage GT3、レース前半でトップに躍り出るも
まさかのエンジントラブルで、痛すぎるリタイヤ

【Result】

9.8  FP : 4 th (1'41"384)
9.8  Q1 : 3 rd (1'41"166)
9.8  Q2 : 7 th (1'41"722)
9.8  Q3 : 6 th (1'40"991)

Starting Grid : 6 th

9.9  FP : 7 th (1'42"336)
9.9  Final : DNF (0 pt)

Series Ranking (Driver's / Team's) : 3 rd (47 pt) / 5 th (57 pt)

===============================
【公式練習・予選】 2012.9.8 (Sta)
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triple a vantage GT3、94kgのウェイトを積みながら
予選はQ3に進出~決勝6番グリッドを獲得!!

【公式練習】 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:27度/30度>終了:27度/37度
【公式予選】 天候:曇 | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1開始時26℃/35℃、Q2開始時28℃/40℃、Q3開始時26℃/34℃

2012 AUTOBACS SUPER GT第6戦の舞台は静岡県の富士スピードウェイ。前戦鈴鹿では最後尾スタートからの劇的優勝を果たしたA Speed & triple a vantage GT3はチャンピオンシップ争いにおいても一気にトップに浮上、悲願のシリーズチャンピオン獲得に向け大事な一戦となるレースに挑む事となった。

迎えたレースウィーク初日。雲がやや多いものの、まずまずの好天に恵まれたこの日の富士スピードウェイ。フリープラクティスセッションは午前9時40分にスタート。コンディションは終始安定したドライコンディション。するとここでtriple a vantage GT3に乗り込んだ吉本大樹がセッション開始早々に1'42"674のトップタイムをマーク。前戦鈴鹿からの勢いを感じさせる走りを披露する。ところがその後1'41"384までタイムアップしたところでエンジン周りからオイルが漏れだすトラブルが発生しピットイン。残りのセッションを走る事が出来ず、最終的には4番手でこのセッションを終了する事となった。

原因の箇所によっては予選出走を諦めなければならない可能性もあったこのトラブル。しかし何とかこのトラブルは予選前に修復が完了、triple a vantage GT3は無事公式予選に挑む事となった。その予選Q1セッションでマシンに乗り込んだのは吉本大樹。すると吉本はフリープラクティスで満足に走行できなかったハンディを感じさせない走りで3番手タイムをマーク。予選Q2に駒を進める事に成功する。すると予選Q2セッションに出走した星野選手も確実な走りで7番手タイムをマーク。さらにその後のQ3セッションでは再び吉本がマシンに乗り込みコースイン、ここでも94kgものウェイトを積みながら1分40秒台に乗せる1'40"991をマークして決勝6番手グリッドを確保。「本当は2列目までに入りたかったけど、積んでいるウェイトを考えればトップから0.5秒差というのは全然悪くない」と、翌日決勝での追い上げを期待させながらこの日のセッションを終える事となった。

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【決勝】 2012.9.9 (Sun)
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triple a vantage GT3、レース前半でトップに躍り出るも
まさかのエンジントラブルで、痛すぎるリタイヤ

【決勝】 天候:晴れ | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始:29度/45度>途中:28度/42度>終盤:28度/35度

前日同様、雲はあるもののまずまずの好天に恵まれた日曜の富士スピードウェイ。決勝に向けた最終調整の貴重な時間となる決勝前フリー走行では7番手タイムをマークしたtriple a vantage GT3。

決勝ではライバル勢に対して給油で20秒程のロスが予想される事もあり、スタートを担当する吉本大樹は「出来るだけ自分のスティントでトップになって帰ってきたい」と序盤でのポジションアップを狙いグリッドへ。その後、真夏のような日差しがグリッドに照り付け、気温29℃、路面温度45℃となった午後2時にいよいよ第6戦決勝がスタート、66周に及ぶ戦いの火ぶたが切って落とされた。

するとそのスタート直後、ここにまず波乱のレース展開が待っていた。何とPPから好スタートを切ったNo.31 apr HASEPRO PRIUS GTが1コーナーでスピン~コースアウト。代わってトップに立ったのは予選2位のNo33 HANKOOK PORSCHE。6番手グリッドからスタートを切った吉本大樹は、「最初の5周位はタイヤに熱が入らず苦労した」としながらも一台づつ前の車をパスしてゆき、レース序盤の内に3番手に浮上する事に成功する。更に、「自分たちが選択した(タイヤの)コンパウンドを考えれば、各スティントの中盤~後半に強い事は解っていた」と、その後見事にNo16 MUGEN CR-Z GTとNo33 HANKOOK PORSCHEを攻略。スタート前の思惑通り自らのスティントでトップに浮上、ここからピットストップで失うと予想される最終的に必要な20秒のマージンを稼ぐ為、猛プッシュを開始する。

ここまでは順調に事が運んでいたtriple a vantage GT3。ところが吉本がピットに戻り星野選手とドライバーチェンジを行った直後に悪夢が待ち構えていた。なんと星野選手がコースに入ってわずか数周後からエンジンの点火系にトラブルが発生。12気筒のうち1気筒が機能しない状態となってしまいピットイン。結局このトラブルには為す術も無く、結果triple a vantage GT3はチャンピオンシップを争う上では痛すぎるリタイヤでこのレースを終える事となってしまった。

12' SUPER GT SERIES Round_6 / FUJI SPEED WAY
2012.9.8 (Sat) Free Practice & Qualify
2012.9.9 (Sun) Final
Text : www.hiroki-yoshimoto.com

【Aspeed Official Site】 http://www.aspeed.co.jp/
【SUPER GT SERIES Official Site】 http://www.supergt.net/jp/
【吉本大樹 Official Site】 http://www.hiroki-yoshimoto.com/

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【吉本大樹コメント】
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また勝てるチャンスのあるレースを落としてしまいました。このタイミングでノーポイントは本当に痛いです…。原因はハッキリしていませんが、鈴鹿のレース終盤に起こったトラブルと症状が似ているようなので同じ所の問題かもしれませんね。重いなりに良いレースをしていたし、悪くても表彰台は堅かった。チャンピオンシップを考えると非常に痛いレースとなってしまいました。

残りはたった2戦。一つでも落とせばチャンピオンの可能性はなくなります。絶対に取りこぼしの無いように次戦オートポリスは勝たなければなりません!

エイチワイ・マネージメント有限会社

D1 GRAND PRIX

D1:第6戦は斎藤太吾が総合優勝、エキシビションは単走が上野高広、追走は古口美範が優勝 (D1 Corp.)

 「2012年グランツーリスモD1GPシリーズ第6戦&D1チャンピオンズ インセントレア」が、9月22日(土)~23日(日)の2日間、中部国際空港臨時駐車場特設コース(愛知県)で開催された。

D1GPシリーズ第6戦の22日(土)には5,260人、また23日(日)のエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」には6,250人の観衆がスタンドを埋めた。尚、21日(金)第6戦予選日を含む3日間合計の来場者数は13,452人であった。

 9月22日(土)に行われたD1GPシリーズ第6戦では、3大会ぶりに参戦した斎藤太吾(ダイゴ)が、午前中の単走で迫力のドリフトをみせ日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)を突き放し優勝。また午後に行われた追走トーナメントでも、日比野が強烈な角度で斎藤を惑わせる走りをみせたが、斎藤が懸命にドリフトを合わせて連勝。単走・追走を制し、第1戦お台場大会に続き今シーズン2回目の総合優勝を飾った。

 また9月23日(日)に行われたエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」では、午前中「単走ノックダウン」を開催。昨年のセントレア大会で単走優勝を飾った上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)が、「今年もチャンピオンを狙っていた」という言葉通り、見事2年連続優勝を決めた。

 午後に行われた「チャンピオンズ追走8」には、歴代チャンピオン、優勝経験者に、今シーズンの上位選手を加えた18名と海外からの招待選手1名の計19名が参戦。前日総合優勝果たした斎藤太吾はこの日も豪快な走りで決勝まで勝ち進み、古口美範(Team BOSS with FALKEN)と対戦。古口のマシンにピッタリとドリフトを合わせた斎藤だったが、減速しすぎて失速するミス。これにより古口が「チャンピオンズ追走8」の優勝を飾った。

~D1GPシリーズ第6戦~
【9月21日(金)天候:晴れ: 路面:ドライ】
■予選

 昨年のエキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」に続いて2回目の開催となったセントレア大会。コースは昨年と近いレイアウトだが、加速区間が伸びてより高い車速から進入することになった。また、その先のコーナーのR、さらにコーナー間の距離が変わって、選手によると走り方も大きく変わったという。

 予選ではまず1コーナーの角度やスピードが注目のポイントになった。その後、鋭い振り返しから勢いよく審査席前へ飛ばす走りをすれば高得点になるとされたが、その要素をすべてカバーできる走りをした選手は少なく、全体的に得点は低めとなった。特に予選通過ボーダーラインの8位、9位の得点は98.77と得点の差はなかったが、走りの勢いや角度やラインなどの度合いによるわずかな差が当落を分けた。

 そんな中、予選1位通過を果たしたのは、マシンを86に変え2戦目となる野村謙(BLITZ DFellow & URAS)。勢いのあるアクセル踏み、スムーズなマシンコントロール、さらにメリハリのあるアクセルワークで最高得点99.23をマークした。

【9月22日(土)】
■単走決勝(天候:晴れ 路面:ドライ)

 2日目になると選手もコースレイアウトに慣れ、走り方も大幅にレベルアップした。高い車速からしっかりとコントロールした走りで、村山悌啓(GOODYEAR Racing with Megatech)、片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)、藤中学(GLIDEAUTO with 阿波タイヤレーシング)らが99点台の高得点を獲得していく。そしてここでも野村謙がアクセル全開度の高い走りで99.47をマーク。トップに立った。

 一方、シード選手陣の走りは冴えなかった。織戸学(DRIVE M7 ADVAN MAX ORIDO RACING)は1本目にハーフスピン、2本目もギクシャクした走りで高得点がとれず、今村陽一(NICHIEI レーシングプロジェクト with FALKEN)は1本目に振り出しのミスで大幅な減点となり、2本目も走りがまとまらなかった。

 また手塚強(GOODYEAR Racing BNR34 with Bee★R)はいい走りをしていながらも4コーナーでスピンをしてしまう。さらに谷口信輝(HKS)は1本目がハーフスピン、抑えて走った2本目も走りが小さくなってしまい、追走トーナメント進出を逃した。

 ここまでの出走でトップを保ったのは野村であったが、日比野哲也(Team UPGARAGE withDRoo-P)が、スピードとキレのある振り返しからきっちりアクセルを踏んだ走りで、いきなり99.70の高得点をマークし、トップに立つ。しかし2本目の走行に入ると、斎藤太吾(ダイゴ)がものすごい角度で飛び出し、猛烈にアクセルを踏み日比野の得点を上まわる99.93をマーク。3大会ぶりに参戦してきた斎藤が単走優勝を決めた。

斎藤太吾選手コメント
 「攻めたい気持ちはあるのですが、このコースでは早めにアクセルを抑えて踏んで曲がるほうがいい点がつくので、そのあたりを意識して走りました。1本目はちょっと抑え気味に走り、いい点数になったので、2本目はギヤを上げて、煙を出しながら走行しました。このコースだから審査席前のアプローチでアピールしたかったのですが、うまくいったと思っています。」
◆2012 グランツーリスモD1GP Rd.6 単走決勝 結果
■追走トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)

 追走トーナメントベスト16。シリーズランキング2位の高橋邦明(GOODYEAR Racing With Kunny'z)は野村謙(BLITZ DFellow & URAS)との対戦で、審査席前でスポンジバリアを引っかけてしまい野村に敗北。シリーズチャンピオン争いに大きく後退してしまう。

 一方ランキング首位の熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)はチームメイトの末永直登と対戦。マシンを寄せた距離の差で熊久保が勝った。

 ベスト8ではランキング3位の川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が野村がミスしたことで勝ち、これによりこのラウンドでの熊久保のチャンピオン決定はなくなった。その熊久保に対して、松川和也(Team UPGARAGE with DRoo-P)はアクセル開度の高い、ハイスピードドリフトで挑む。熊久保も見事な走りで応戦し、両者互角のまま再々戦に突入した。その2本目、熊久保がオーバースピードでアウト側のスポンジバリアにクラッシュ。松川が勝った。

 ベスト4に勝ち上がったのは、斎藤太吾(ダイゴ)、川畑、日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)、松川の4人。斎藤vs川畑の対戦は、この日高い車速で飛び込みながら、きっちり減速してものすごいトラクションで駆け抜けるスキのない走りをしていた斎藤に対して、川畑も距離を詰めていくが入りきれない。2本目は加速区間で少し距離を開けられた斎藤が2コーナーで追いつき、その先で寄せて勝ちを決めた。また日比野vs松川というチームメイト同士の対決は両者とも後追いから相手との距離を詰めたが、日比野のほうが接近度で上まわり、日比野が勝った。

 川畑と松川の対戦となった3位決定戦は、松川がオーバースピードでスポンジバリアにクラッシュし、川畑が勝った。

 決勝は斎藤vs 日比野。1本目は日比野が2コーナーで少し流され、角度も浅くなる。2本目は日比野に斎藤がドリフトを合わせ、これにより斎藤の優勝が決まった。

 この大会の結果、熊久保はランキング首位をキープ。川畑が2位に、斎藤が3位に浮上した。

斎藤太吾選手コメント
d1_r06_01.jpg  「追走では、負けない自信はありましたが、あまり気持ちいい走りを決められていなかったので、もうちょっと気持ちいい走りを見せたかったです。でも勝とうと思っても毎回勝てるわけではないですし、勝つとやはり気持ちがいいです。シリーズ争いをしていない分、余計なことを考えず、うまくいったのだと思います。」

d1_r06_02.jpg
第6戦追走トーナメント決勝戦 (左:日比野哲也 VS 右:斎藤太吾)

~D1GPエキジビション「D1チャンピオンズ」~
【9月23日(日)天候:雨 路面:ウェット】
■単走ノックダウン

 前日までの晴天とうって変わり、この日は朝から雨が降りつづき、競技はウェット路面で行われた。エキジビションマッチ「D1チャンピオンズ」は、歴代チャンピオン、優勝経験者に、今シーズンの上位選手を加えた18名と、海外からの招待選手1名の計19名で行われた。

 まず「単走ノックダウン」では、計3回のラウンドを行う。得点が低い選手が落とされていき、最終的には4名で優勝を争う単走競技だ。

 第1ラウンドは19名が1本ずつ走行し、そのうち上位8名が第2ラウンドに進出できる。ただ、この大会では機械審査システム「DOSS」で採点が行われため、前日のシリーズ第6戦とは高得点を獲得できる基準が変わり、それに対応できない選手やスピードが足りない選手が敗退した。

 第2ラウンドも走行は1本。8名から4名に絞られる。車速が高くスムーズな走りをした織戸学(GOODYEAR Racing ZEROCROWN with Bee★R)や野村謙(BLITZ DFellow & URAS)、角度とスピードを両立させた川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)が高得点を獲得。そして完璧な走行ラインとスピードのある走りで上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)が100点をたたき出し、最終ラウンドに進出した。

 最終ラウンドは4人が1本だけ走行して優勝を争う。まず大きい角度で川畑が99.10の高得点を獲得。野村もスムーズな走りを見せたが、川畑には及ばなかった。織戸は明らかなオーバースピードからクラッシュ。そして最後に出走した上野が極めてスムーズで速いドリフトを見せて最高点となる99.89をマーク。上野は第1ラウンド、第2ラウンド、最終ラウンドすべてでトップの得点をとって単走ノックダウンの優勝を果たした。上野は昨年もセントレア大会の単走で優勝しており、2年連続の勝利となった。

上野高広選手コメント
d1_r06_03.jpg  「優勝は狙っていました。前日の単走の時点ではミスもあり、順位があまりよくなかったので自信はなかったのですが、朝、ウェット路面で走行した感じが悪くなかったので、これだったら行けると思っていました。本番は1本目走ったあとに、99点台がでたので、 2本目は100点を狙っていきました。実際に100点が獲得でき、うれしいです。」
■角度番長決定戦/チャンピオンズ追走8

 この日の追走トーナメントは、歴代のチャンピオン4名(うち熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ with BEAST EYE)は前日のクラッシュのダメージでリタイヤ)と、前年度勝者の佐久間達也(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)、さらに単走ノックダウンで優勝した上野高広(ULTRAMAN with Team VERTEX)が出走資格を獲得。残りの2名は「角度番長決定戦」で選出し、合わせて8名の選手で行われた。

 角度番長決定戦は、ひとり1本の走行で、2コーナーから3コーナーまでの最大角度のみを競う。ここでは斎藤太吾(ダイゴ)がものすごい角度をつけ、失速しかけながらもパワーで走りきって優勝。しかし、斎藤の追走進出はすでに決まっていたため、続く2位の日比野哲也(Team UPGARAGE with DRoo-P)、3位の古口美範(Team BOSS with FALKEN)が追走トーナメント進出を決めた。

 その後、トーナメントの組み合わせを決めるためのアトラクション「ドリフト障害物競走」を行い、タイムを競った。この「ドリフト障害物競走」も斎藤がトップタイムだった。午後には天候も回復し、「チャンピオンズ追走8」は、ドライコンディションの路面で行 われた。

 まずベスト8で斎藤が谷口信輝(HKS)のインに入って勝利。上野と同時クラッシュした佐久間はそこまでマシンを詰めていたことが評価されて勝利。古口は川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT with GP SPORTS)のミスにより勝ち、今村陽一(NICHIEI レーシングプロジ ェクト with FALKEN)は日比野のインにきっちり入り勝った。

 準決勝最初の対戦は斎藤vs佐久間。佐久間が斎藤のマシンに懸命に追いすがったが、やや角度が浅かったことと4コーナーで遅れをとったことで大きなアドバンテージをとるには至らない。そして2本目には斎藤が佐久間のインにギリギリまで寄せ、決勝進出を決 めた。

 もうひとつの準決勝、古口vs今村は、1本目、今村が前半でやや間隔を開けられて古口のマシンに深く寄せきれず、4コーナーでもミスをしてしまう。一方、2本目古口は今村のインを差し、決勝進出を決めた。

 決勝は斎藤vs古口。1本目は古口がなんとかついていったが、2コーナーで角度が浅くなったこともあり、アドバンテージはとれない。しかし2本目、斎藤は後追いから2コーナーで失速。ドリフトが戻りぎみになり古口に大きなアドバンテージがつき、古口の優勝が決まった。

古口美範選手コメント
d1_r06_04.jpg  「長く使っているクルマなので、金属疲労などトラブルがあったのですが、それを直してもらいながらいろいろ細かいところを見直したところより乗りやすいクルマになりました。いままでタイミングを逃して悪いほうに出ていた面があったのですが、早いうちに結果を残したかったので、今回いい方向になってよかったです。シリーズチャンピオン争いには関係ないですが、最後も優勝を飾って1つでも順位を上げて終わらせたいです。」

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■チャンピオンズ追走8での走り(左:古口美範 VS 右:斎藤太吾)

株式会社D1コーポレーション PRESS INFORMATION

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FN:第6戦SUGO ロイック・デュバルが3位表彰台獲得、中嶋一貴は5位に入りランキング首位で最終戦へ (TOYOTA)

  • コース:スポーツランドSUGO(3.704km)
  • 予選:9月22日(土)晴:ドライ
  • 決勝:9月23日(日)雨:ウェット
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3位表彰台を獲得したロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)

 フォーミュラ・ニッポンの第6戦が9月22日(土)、23日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで行われた。

 シーズンも残り2戦となったフォーミュラ・ニッポン。タイトル争いは中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が首位に付けているものの、僅か1ポイント差でチームメイトのアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が追い、J.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)も6点差の4位と、混沌とした状況となっている。そんな中、各チーム、各ドライバー共に一つでも上位でのフィニッシュを目指し、激戦が展開された。

 22日(土)は好天に恵まれ、過ごしやすい気候の下、ノックアウト方式の予選が午後1時40分から開始された。

 予選Q1では、今大会セッティングに苦しむ平手 晃平(Project μ/cerumo・INGING)がまさかの敗退で16番手。安田 裕信(KONDO RACING)が15番手、嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)17番手。折目 遼(SGC by KCMG)18番手とグリッドが確定した。

 上位8台がQ3へと進出するQ2では、前戦第5戦で勝利を飾ったオリベイラがタイムを詰め切れず10番手敗退。国本 雄資(Project μ/cerumo・INGING)は11番手となった。

 最終予選Q3では、松田 次生(TEAM IMPUL)がベテランの意地を見せトヨタエンジン勢最上位の3番手。中嶋一貴が4番手で2列目に並ぶこととなった。以下5番手ロッテラー、6番手大嶋 和也(Team LeMans)、7番手ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)と続き、決勝レースを迎えることとなった。

 23日(日)は一転雨模様となり、ウェットコンディションでの決勝レースとなった。午後3時、セーフティカーの先導で決勝レース(68周)がスタート。3周のセーフティカーランを経て、本格戦が開始された。

 水煙を上げながらのレースは、上位はグリッド順のまま順当に、松田3位、中嶋一貴4位、ロッテラー5位、大嶋6位、デュバル7位で序盤戦へ。12周目、早くもロッテラーが給油のためにピットイン。

 強い雨の下、コースアウトが続出するレースとなり、13周目に大嶋をパスしたデュバルも16周目にコースアウト。しかし、すぐにコースに戻ったデュバルは、順位を落とすことなく、再びハイペースでの追撃を開始。前を行く中嶋一貴に迫った。

 中盤、各車給油のためのピット作業をこなしていく中、中嶋一貴は素晴らしいピット作業でコースへ復帰したが、先にピットインしたデュバルが猛烈なペースで中嶋一貴を逆転。一方で松田はピット作業で遅れ、デュバル、中嶋一貴の後方へと順位を落としてしまった。

 全車がピットを終えた時点で、3位にデュバル、4位中嶋一貴、5位松田、6位大嶋、7位ロッテラー、8位オリベイラの順となり、大嶋とロッテラーによる激しい6位争いが展開された。

 ピットで遅れながらも5位走行と健闘を見せていた松田だったが、57周目の最終コーナーで、突然右リアタイヤが脱落し、コースオフ。松田はそこでレースを終えることとなり、レースはセーフティカー導入となった。

 終盤のセーフティカー導入で、レースは残り5周でのスプリント勝負に。マージンが無くなったことで、各車最後のポジションアップを狙ってのスタートが切られた。

 デュバルを含む上位3台が逃げる一方で、大嶋の先行を許し、5位に後退した中嶋一貴にロッテラーが襲いかかり、2台はサイド・バイ・サイドで接触しながらコーナーへ。立ち上がりで中嶋一貴の後方に追突する形となったロッテラーがフロントウィングを破損しスピン。ロッテラーは首位と同一周回最後尾の10位まで順位を落としてしまった。

 デュバルは最後まで前の2台を追ったが、惜しくも及ばず、3位でチェッカー。今季2度目の表彰台獲得となった。

 4位に大嶋。中嶋一貴は5位に入り、ランキングでは僅か1ポイント差ながら首位をキープ。タイトルは2レース制で行われる最終戦で決されることとなった。

Text & Photo: TOYOTA

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FN:第6戦SUGO決勝 伊沢拓也選手が参戦5年目にしてフォーミュラ・ニッポン初優勝を達成 (HONDA)

  • 2012年9月23日(日)・決勝  会場:スポーツランドSUGO(3.704km)  天候:雨  気温:18℃(15:00時点) 路面温度:20℃(15:00時点)  コースコンディション:ウエット  決勝レース:68周  観客:8400人(主催者発表)

 9月23日(日)、宮城県・村田町のスポーツランドSUGOにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝レースが開催されました。

fn120923001L.jpg  スポーツランドSUGOのある宮城県地方は、爽やかな秋晴れが広がった昨日とは打って変わり、今日は雨模様となりました。雨脚は次第に強まり、午前10時10分から30分間にわたって行われたフリー走行は、開始時こそコースの一部が湿っている程度のセミウエットコンディションでしたが、セッションの終わりごろには路面全体が完全にフルウエットのコンディションとなりました。

 このセッションでは、難しいコンディションにもかかわらず#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)が1分24秒381を記録してトップタイムを記録しました。また、チームメートの#32 小暮卓史選手もこのセッションでは4番手につけました。さらに、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は9番手、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は10番手、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は11番手、スポット参戦の#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)は16番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は17番手となりました。

 昨日の予選では、#40 伊沢選手がポールポジションを獲得。#41 塚越選手が2番手となったため、Hondaドライバーがフロントローに並ぶこととなりました。さらに、#32 小暮選手は8番グリッド、#16 山本選手は9番グリッド、#31 中嶋選手は12番グリッド、#10 金石選手は13番グリッド、#15 佐藤選手は14番グリッドから決勝のスタートを迎えます。

 午後3時にスタートが切られた決勝レースは、雨のためセーフティカーに先導される形で幕を開けました。このセーフティカーランは4周で終了し、ここから本格的に競技が開始されました。ただし、雨は降り続けているために各マシンからは激しい水煙が巻き上がり、視界が非常に限られたコンディションとなっていました。

 フロントローからレースに臨んだ#40 伊沢選手と#41 塚越選手は順当に1-2フォーメーションを保って1コーナーに進入。ただし、8番手だった#32 小暮選手と9番手だった#16 山本選手はここで軽く接触。#32 小暮選手はリアタイヤに、そして#16 山本選手はフロントタイヤにダメージを負い、相次いでピットに戻りました。2人は修復作業を行ってコースに復帰しましたが、#32 小暮選手は17番手に、#16 山本選手は18番手に後退しました。この結果、#31 中嶋選手は10番手、#10 金石選手は11番手、#15 佐藤選手は12番手となります。

 8周目、ライバルを攻略しようとしていた#31 中嶋選手が接触、フロントウイングにダメージを負ってピットストップを行います。これで#10 金石選手と#15 佐藤選手は1つずつ順位を上げ、#31 中嶋選手は17番手に後退しました。

 #40 伊沢選手と#41 塚越選手はチームメート同士ながら激しいバトルを展開し、序盤より1秒前後のタイム差を保って周回していましたが、#41 塚越選手は14周目のレインボーコーナー付近で軽いコースアウトを喫し、2人の差は3.5秒へと広がります。その後も#41 塚越選手は追撃の手を緩めず、19周目には1秒を切るタイム差となりますが、ここで#41 塚越選手が今度はS字コーナー付近で再びコースアウトを喫します。いずれも、#41 塚越選手の懸命の追走が招いた結果でしたが、2人の間隔が22周目に0.8秒まで近づいた後は次第に広がっていき、26周目には3.2秒差となりました。

 29周目、それまで13番手を走行していた#32 小暮選手がピットインします。ギアボックスが不調に陥っていたためで、この作業によりおよそ6ラップの後れを取ることとなりました。

 32周目、#10 金石選手がピットストップを行います。タイヤ交換は行わずに給油のみを行い、およそ13秒間の停止時間でピットアウトし、コースに復帰しました。34周目には#15 佐藤選手もピットストップ。#10 金石選手と同様、給油のみ行い、13秒ほどでピットアウトしました。これにより、#15 佐藤選手は#10 金石選手の直前でコースに復帰し、実質的に1つ順位を上げることに成功します。

 このころになると雨は少し小降りになり、各ドライバーともややペースアップしながら周回を重ねていきますが、依然としてマシンから巻き上げられる水煙の量は多く、容易にはオーバーテイクできない状況が続きます。

 一方、後続を突き放す速いペースで走行を続ける#40 伊沢選手と#41 塚越選手はピットストップのタイミングを引き延ばし、1-2フォーメーションを保ったまま順調に周回を重ねていきます。結果的に#41 塚越選手がピットストップを行ったのはレースが終盤に入った49周目。#40 伊沢選手は2周後の51周目にピットストップを行いましたが、2人とも作業は順調に終了し、#40 伊沢選手が首位、#41 塚越選手が2番手という順位を守ってコースに復帰しました。

 全ドライバーがピットストップを終えた52周目の段階で、トップは引き続き#40 伊沢選手。滑りやすい路面のため、ミスを犯すドライバーが多いなか、#40 伊沢選手は安定したペースで走り続け、2番手を走る#41 塚越選手との差をこの時点で8秒まで広げていました。Honda勢で2人に続いていたのが#15 佐藤選手。得意のウエットレースとあって、14番手スタートながらこの時点で10番手まで駒を進めていました。#10 金石選手はその直後にあたる11番手。#31 中嶋選手は14番手、#16 山本選手は16番手、#32 小暮選手は17番手となってフィニッシュを目指していました。

 レースが終盤を迎えても雨は降り続けていましたが、雨脚はいくぶん弱まっており、レース前半に比べればコンディションは改善していました。57周目、ライバルの1台が最終コーナーでメカニカル・トラブルを起こし、最終コーナー付近のグラベルベッド上で立ち往生してしまいます。このため、停車したマシンを安全に排除するため、レースは再びセーフティカーランとされました。

 この作業が終わってレースが再開されたのは64周目のこと。そのリスタートでは#10 金石選手が#15 佐藤選手をオーバーテイク。さらに、上位陣でアクシデントがあってライバルの1台がコース上でスピン。#15 佐藤選手はこれを避けるためにコースアウトを余儀なくされ、別のライバルに抜かれて1つポジションを落とします。

 結果的に7人のHondaドライバーはこの順位を保ったままチェッカーフラッグを受けました。優勝は、難しいコンディションのなか、終始安定したペースで走りきった#40 伊沢選手。これがフォーミュラ・ニッポン参戦5年目にして初の栄冠となりました。

 2位はチームメートの#41 塚越選手で、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGは第3戦オートポリス大会に続き今季2度目の1-2フィニッシュを果たしました。そして#10 金石選手は7位でポイントを獲得。フォーミュラ・ニッポンの公式戦は今回が初出場となった#15 佐藤選手は、ポイント獲得まであと一歩の9位でフィニッシュしました。さらに#31 中嶋選手は12位、#16 山本選手は14位となりましたが、59周を走った#32 小暮選手は周回不足のため完走とは見なされませんでした。

 この結果、今回8点を獲得して合計37点とした#41 塚越選手はドライバーのシリーズポイント争いで2番手に浮上。ポイントリーダーと1点差で最終戦鈴鹿大会に臨むこととなりました。一方、これで通算32点を獲得した#40 伊沢選手はランキング4番手に浮上。ポイントリーダーとの差は6点となり、最終戦鈴鹿大会での逆転タイトル獲得の可能性を残す状況となっています。合計4点の#16 山本選手は引き続きランキング10番手。一方、7位フィニッシュで今シーズン初入賞を遂げた#10 金石選手は2点を獲得し、ランキング11番手となりました。

 1大会2レースとなる最終戦は11月3~4日に鈴鹿サーキットで開催されます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「オートポリスに続いて1-2フィニッシュを果たすことができ、大変うれしく思っています。今回は後半戦に向けてエンジンを開発した成果を発揮することができました。シーズン前半は苦戦していたNAKAJIMA RACINGの2台は、今回もアクシデントなどに巻き込まれて結果を残せませんでしたが、決勝レース中のペースはとても速かったので、この点には満足しています。最終戦が行われる鈴鹿サーキットは、このスポーツランドSUGOとよく似たキャラクターなので、またいい結果を残せると確信しています。ぜひとも最終戦で2連勝してタイトルを獲得したいと思います」
伊沢拓也選手(優勝 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「今回はチームが用意してくれたマシンが本当に走りやすかったので、それを信じて最後まで走りきりました。初優勝を果たすまで5年もかかってしまいましたが、ここまで僕を信じてサポートしてくださったDOCOMO TEAM DANDELION RACINGとHondaにはとても感謝しています。また、長い間お待たせして申し訳なかったと思っています。予選が行われた昨日も、優勝できた今日も、精神的にはとても落ち着いていました。SUPER GTで初優勝したときもそうでしたが、優勝できるときは自分の周囲がよく見渡せる、いつもとは少し違った感覚になるようです。最終戦では、ポールポジションを獲得して2レースとも勝たないとチャンピオンを取れないと思うので、細かいことは考えずに全力でレースに挑みたいと思います」
塚越広大選手(2位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「レース前半は伊沢選手よりも速いペースで走れていたので、文字どおり身を削りながら周回を重ねていましたが、少し無理をしすぎて2回コースアウトしてしまいました。それ以降は、伊沢選手に少し離される形になりました。レース終盤は、3番手のライバルが追い上げていることに気づいていたので、最後はプッシュして2位を守りきりました。今回のレースでは、走り始めのちょっとしたつまずきが最後まで影響してしまったように思います。それだけ現在のフォーミュラ・ニッポンはシビアな戦いになっているのです。最終戦は、とにかく勝ちたいと思っていますので、しっかり勝ってチャンピオンになることを目標にレースを戦います」
佐藤琢磨選手(9位 #15 TEAM 無限)
 「最後のリスタートでは、前を走るライバルをオーバーテイクできると思っていましたが、最終コーナーでは黄色の信号がまだ点滅となっていたので、少しマージンを保って走っていたところ再スタートとなり、1つポジションを落とす結果となりました。さらに、その直後には上位陣でアクシデントがあり、コース上でスピンしたマシンが僕のほうに向かって動いていたため、コースの外に出てこれを避けることになりました。結果的には悔しいレースとなりましたが、予選を含め、本当に小さなところで思うような成績を残せなかったように思います。ただし、今回のレースで貴重なデータも収集できたので、次の鈴鹿大会では思いっきりレースを戦うつもりです」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO決勝トップ3会見

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優勝 #40伊沢拓也(ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシング)
fn_r06_r_pc_izawa  「朝のフリー走行ではまったくダメだったので、ウェットでは可能性はないと思っていましたが、走り出すとフィーリングが良くなっていました。チームに感謝です。後ろの塚越選手が気にはなりましたが、視界もクリアで思ったようにプッシュできました。  初優勝ですが意外に感慨はないんです。自分でもちょっと不思議な感覚です。なぜかこの週末はすごく冷静でいることができました。GTでもそうでしたから、勝つときはこうなのかもしれません。最終戦もポールから逃げて勝ちたいと思います。」
決勝2位 #41塚越広大(ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシング)
fn_r06_r_pc_tuskakoshi  「決して調子が良かったというわけではありませんが、セッティングを詰めて、攻めた結果だと思います。途中コースアウトしたり失敗もありましたが、プッシュし続けましたし納得できるレースでした。  トップの伊沢選手とは、レースウィークの出だしの差がそのまま最後まで変わらなかったという感じです。最終戦はチャンピオン狙っていきます」
決勝3位 #8デュバル(チーム・キグナス・スノコ)
fn_r06_r_pc_duval  「視界が悪く非常に難しいレースでしたが、3位は自分もチームも満足できる結果ですし、全体としては良かったと思います。  終盤のセーフティカーランはラッキーでしたが、再スタート後も視界は悪かったので、順位を上げられる可能性は低かったと思います」
優勝チーム監督 村岡 潔(ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシング)
fn_r06_r_pc_muraoka  「ワンツーフィニッシュという結果ももちろんですが、2人が切磋琢磨して1勝ずつ挙げたということが何よりの結果です。チームオーナーとしても非常に楽しいシーズンを送らせてもらっています。最終戦に向けて面白い展開になってきたな、という感じがしています。」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第6戦SUGO決勝 伊沢、雨中の激走!5年目の初優勝!

 9月23日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の決勝が、スポーツランドSUGOで行われた。降りしきる雨のなか行われたレースは、ポールポジションからスタートした伊沢拓也が逃げ切って嬉しい初優勝。2位にはチームメイトの塚越広大が入り、ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシングが、第3戦に続いて今季2度目のワンツーフィニッシュを飾った。

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 朝から降り続く雨は時間が経つにつれ、その勢いを増してきた。空は厚い雲で覆われており天候が回復する見込みはない。午前中よりコースコンディションが大幅に悪くなっていることは、決勝前のウォームアップランで各マシンが巻き上げる水煙の多さが物語っている。気温もかなり下がっており、このコンディションがレースにどう影響するのか注目された。

 悪天候にもかかわらず、年に一度のトップフォーミュラバトルを楽しみに駆けつけた多くのファンが見守るなか、予定どおり午後3時にレースはスタート。ただし、安全に配慮してセーフティカーが4周先導した後のローリングスタートとなった。

 これによりスタートでの大きな順位変動はなく、フロントローの#40伊沢、#41塚越が後続をリードする形でレースは始まった。

 ウォータースクリーンによる視界不良と戦うドライバーにとって、前車に仕掛けるのはかなりリスキーとなるため、レースは周回を重ねるたびに縦に長い展開となる。

 トップ2台は後続を引き離してワンツー態勢を築くが、これを3位#20松田(チーム・インパル)が3秒間隔でぴったりとマーク。4位#2中嶋(ペトロナス・チーム・トムス)、5位#8デュバル(チーム・キグナス・スノコ)も必死に食い下がる。

 序盤に勢いのあったのは2位#41塚越。トップ#40伊沢を周回ごとにじわり、じわりと追い上げ、10周を過ぎた頃には背後に迫る。14周目に勢い余ってレインボーコーナーでコースアウトするが、再び3秒に開いた差を少しずつ詰める。しかし、20周目のS字コーナーでまたしても痛恨のコースアウト。せっかくのチャンスを自らのミスで手放してしまった。

 中盤の膠着状態に変化を与えたのが、30周を過ぎて始まった各車のピットイン。ところが、ここでも3位#20松田がピット作業で4~5秒のタイムロスを犯すなど、トップ2台にとって有利な展開となる。

 #20松田の不運はこれだけでは終わらず、終盤には最終コーナーでリアタイヤを脱落させリタイア。セーフティカーランを演出してしまい、レースの盛り上げには一役買ったものの、5位の座と貴重なポイントを失ってしまった。

 トップ2台は後続との差を十分につけた50周目に#41塚越、51周目に#40伊沢がピットイン。きっちりと作業を終えると、チームは余裕を持って両者をコースに復帰させた。

 盤石の態勢だったドコモ・ダンディライアンにとって唯一予想外だったのは、終盤57周目に起きた#20松田のアクシデント。しかし、ここでもトップ#40伊沢に運は味方した。セーフティカーランになったとき、2位#41塚越との間には2台の周回遅れがおり、再スタート後も悠々と逃げ切りに成功。#40伊沢は参戦5年目にして嬉しい初優勝のチェッカーを受けた。

 2位は、予選後の言葉どおりゴールまで攻め続けた#41塚越。3位には途中ファステストラップを更新するなど、こちらも攻めの姿勢を貫いた#8デュバルが入った。

 堅実なレース展開で終盤まで好位置につけていたペトロナス・チーム・トムスの#1ロッテラーと#2中嶋は、再スタート後に#7大嶋(チーム・ルマン)を含めた4位争いの中で同士討ち。#2中嶋に追突する形になった#1ロッテラーは、マシンにダメージを負って大きく後退。2年連続のチャンピオンに黄信号が灯ることになってしまった。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

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FN:第6戦SUGO決勝結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/23) Race Result Weather:Rainy Course:Wet
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E681:42'45.648
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E681.273
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K682.355
47大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K6816.130
52中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K6817.729
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K6820.019
710金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E6822.228
838平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K6829.317
915佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E6832.457
101アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K6844.151
113安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K671Lap 
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E671Lap 
1339国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K671Lap 
1416山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E662Laps
15*62嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K617Laps
---- 以上規定周回(61 Laps)完走 ----
-32小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E599Laps
-20松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K5612Laps
-18折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1850Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO) 1'22.534 (49/68)
  • CarNo.62は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(セーフティーか導入中のスピン)により、訓戒のペナルティを科す。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行3回目 ウェットで松田が好調

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 決勝日、午前10時10分からのフリー走行は、ウェットコンディションのなか始まった。午後に向けて雨がかなり強くなるという予報が出ており、決勝は雨のレースとなることが確実となった。

 走行開始前に雨足が強まり、ほとんどのマシンはレインタイヤを履いてコースイン。#15佐藤(チーム無限)はスリックを装着して走行を開始したものの、すぐに無理と判断しピットに入ってタイヤを交換した。

 好調さを窺わせたのは#1ロッテラー、#2中嶋のペトロナス・チーム・トムスの2台。予選でも4、5位と好位置につける2人は、タンデム走行で着実にタイムを縮め、他のマシンに先んじて1分26秒台をマーク。終盤には、他のマシンがタイムアップして順位を落としたが、安定した速さで余裕を感じさせた。

 序盤からこの2人を上回る速さを見せたのが予選3位の#20松田(チーム・インパル)。積極的に周回を重ね、常にタイムチャートのトップに名を連ね続けた。予選後「優勝を狙う」と言っていた松田だが、その言葉がかなり現実味を帯びてきた。スタートさえ決めれば逃げ切れる可能性は高そうだ。

 走行終了間際にその#20松田を逆転してトップタイムを叩き出したのは、なんと予選は12位に沈んだ#31中嶋(ナカジマ・レーシング)。決勝では後方スタートだが、着実に走れば上位でのフィニッシュも期待できそうだ。

 フロントローコンビの#40伊沢、#41塚越(ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシング)は、10位、11位。雨では断然有利な最前列スタートではあるものの、一抹の不安を残すことになった。

 決勝は、午後3時スタート。68周で争われる。雨の中かなり荒れるレースとなりそうだ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行3回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/23) Free Practice #3 Weather:Rainy Course:Wet
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
131中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'24.381--158.04
220松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'24.5120.1310.131157.79
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'24.9000.5190.388157.07
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'25.0110.6300.111156.87
52中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.3590.9780.348156.23
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.4121.0310.053156.13
739国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'25.5111.1300.099155.95
81アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'25.5761.1950.065155.83
910金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'25.6071.2260.031155.77
1040伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.6151.2340.008155.76
1141塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'25.7741.3930.159155.47
123安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'26.2221.8410.448154.66
1319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.5572.1760.335154.06
1438平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'26.5872.2060.030154.01
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'26.9132.5320.326153.43
1615佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'27.1992.8180.286152.93
1716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'28.6804.2991.481150.38
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'31.0436.6620.755146.47
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

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FN:第6戦SUGO公式予選 伊沢拓也選手が今季2度目のポールポジションを獲得 (HONDA)

  • 2012年9月22日(土)・予選 会場:スポーツランドSUGO(3.704km) 天候:晴れ 気温:23℃(13:40時点) 路面温度:34℃(13:40時点) コースコンディション:ドライ

 9月22日(土)、宮城県・村田町のスポーツランドSUGOにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の公式予選が開催されました。

fn120922001L.jpg  2012年シーズンも本大会を含めて残り2戦と大詰めを迎えています。シリーズ参戦している6名のHondaドライバーは、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップと5点差の29点でポイントランキングの3番手につけているほか、#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も21点で5番手となっており、残り2戦での逆転タイトル獲得に期待がかかっています。

 また、本大会と最終戦の鈴鹿ラウンド、そしてシーズン閉幕後に開催される富士スプリントカップには、インディカー・シリーズにフル参戦している佐藤琢磨選手がTEAM 無限よりスポット参戦することになりました。佐藤選手は、今年3月4日に鈴鹿サーキットで開かれたエキシビションレースの“ラウンド0”でフォーミュラ・ニッポンのマシンを操っていますが、スポーツランドSUGOを走行するのは今回が初めてなので、毎回激戦が繰り広げられるフォーミュラ・ニッポンでどのような戦いを見せるかが注目されています。

 今回は、予選前日の金曜日に30分間の専有走行が実施されました。時折り小雨が降るセミウエットコンディションとなったこのセッションでは、スポーツランドSUGOでは初走行となる#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)がHonda勢最上位の4番手となったほか、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)は5番手、#41 塚越選手は7番手、#40 伊沢選手は8番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は9番手、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)は11番手、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)は16番手のタイムを記録しました。

 迎えて土曜日、9月後半に入って秋の足音が聞こえ始めた宮城県地方は、さわやかな秋晴れに恵まれました。午前10時から1時間にわたって行われたフリー走行では、このセッションでトップに立った#40 伊沢選手を筆頭に、#41 塚越選手は3番手、#32 小暮選手は5番手とトップ5に計3人が食い込み、Honda勢の好調ぶりがうかがわれました。さらに、#16 山本選手は7番手、#31 中嶋選手は9番手、#10 金石選手は13番手、#15 佐藤選手は14番手となりました。

 今回の公式予選はノックアウト方式で行われました。この方式では、およそ1時間にわたる公式予選を3つのセッションに分割し、最初のセッション(Q1)で上位13番手までに入ったドライバーが2回目のセッション(Q2)に進出。さらに、Q2で上位8番手までに入ったドライバーが3回目のセッション(Q3)に進出し、この結果でポールポジション(PP)から8番手までのスターティンググリッドを決めます。なお、9番手から13番手までのグリッドはQ2、14番手から17番手までのグリッドはQ1の結果に従って決定します。

 20分間で行われるQ1は午後1時40分に開始。ここでは#40 伊沢選手がトップとコンマ1秒ほどの僅差で2番手となりました。これに続いたのが4番手となった#41 塚越選手。さらに9番手の#32 小暮選手、11番手の#10 金石選手、12番手の#31 中嶋選手、13番手の#16 山本選手までがQ2進出を決めました。一方、注目の#15 佐藤選手は、0.053秒の僅差で14番手となり、Q2進出はなりませんでした。

 Q2は午後2時10分から7分間にわたって行われました。#40 伊沢選手はここでもトップと0.208秒差で3番手に食い込み、チームメートの#41 塚越選手も#40 伊沢選手と0.015秒差の4番手につけました。さらに#32 小暮選手は6番手でQ3進出を決めましたが、#16 山本選手は9番手、#31 中嶋選手は12番手、#10 金石選手は13番手で、いずれもこの段階で決勝レースのスターティンググリッドが確定しました。

 午後2時27分から7分間で争われたQ3では、#40 伊沢選手が1分7秒062の好タイムをマークしてPPを獲得しました。#40 伊沢選手のPP獲得は、今年の開幕戦鈴鹿大会に続いて2度目のことです。予選2番手となったのは#41 塚越選手。ただし、2人のタイム差はここでも0.021秒しかありませんでした。残る#32 小暮選手は8番手に終わりましたが、この結果により、決勝レースでは2人のHondaドライバーがフロントローからスタートを切ることになりました。

 68周で競われる決勝レースは明日、9月23日(日)の午後3時にスタートが切られます。

坂井典次(Tenji Sakai) |「HR12E」開発責任者
 「今日はいい成績を収めることができました。フロントローを獲得した2台は、ヘアピンコーナーからハイポイントコーナーにかけての上りセクションでよくトラクションがかかり、これが好タイムを記録する要因となりました。後半戦用に投入したエンジンは素早くトルクが立ち上がる特性にしてあるので、今日の予選ではそういったよさも生かされたのだと思います。明日のレースでは優勝が目標ですが、ライバルも侮り難いので、気を引き締めて戦いに臨むつもりです」
伊沢拓也選手|(ポールポジション #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「マシンは今朝の段階から乗りやすい状態に仕上がっていました。ただ、Q1とQ2ではライバルに先行されたため、少し修正を加えてQ3に臨んだところ、非常に感触のいいセッティングとなったので、マシンを信じてとにかく攻めていきました。明日の決勝は優勝するしかないと考えています。明日勝てないとチャンピオン争いから脱落してしまうかもしれませんが、決勝レースでは細かいことを気にせず、最後まで実力を出しきることができれば、おのずと成績はついてくると思います」
塚越広大選手|(2番手 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「僕は、伊沢選手と少し違って、今朝のフリー走行ではあまり順調とはいえず、途中で少しセッティングを変更しました。その後、マシンのバランスはどんどんよくなっていきましたが、結果的には、今朝のセッションで出遅れたことが最後まで響いてしまいました。明日は、おそらく伊沢選手と優勝争いを演じることになると思いますが、負けないようにがんばりたいと思います」
佐藤琢磨選手|(14番手 #15 TEAM 無限)
 「ちょっと不完全燃焼でした。午前中のプラクティスからずっとマシンのバランスを煮詰めていましたが、予選では、自分が予想していたのと違う方向になってしまい、思うようにアタックできませんでした。この点は少し悔しいですね。明日の決勝に向けては、チームメートである山本選手と僕の2台のデータをフルに活用して、その“いいところ取り”のマシンに仕上げていきたいと思います。明日はおそらくハードなレースになると思いますが、全力を振り絞って戦いますので、ご声援をよろしくお願いします」
Text & Photo: HONDA

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FN:第6戦SUGO公式予選トップ3会見

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ポールポジション:#40伊沢拓也(ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシング)
fn_r06_q_pc_izawa 「今日は朝から非常に良い感じでした。それでもQ1、Q2とロイック(デュバル)に負けていて、これは届かないかな……と思って、Q3は少し調整したらさらに良くなりました。チャンプ争いにはギリギリで残っているので、ここでは優勝しかないと思っています。
 2度目のポールは自分でも意外なほど落ち着いています。開幕戦はうまく当たったという感じですが、今回は順調に仕上がっていたからだと思います」
予選2位:#41塚越広大(ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシング)
fn_r06_q_pc_tuskakoshi 「朝のフリー走行の前半30分は本当に良くなかったんです。後半30分は伊沢さんのセッティングデータを参考にさせてもらってかなり良くなりましたが、ここでの差が最後のQ3の差になったと思います。
 このコースは、シーズン当初からうちのチームはいけるという感触を持っていました。明日はチームメイトとの争いになると思いますが、最終コーナーのバンプがかなり怖いので、68周集中して走ります」
予選3位:#20松田次生(チーム・インパル)
fn_r06_q_pc_matsuda 「昨日から車高を細かくアジャストしたり、いろいろ新しいことを試していました。Q2ではちょっと失敗してしまったので、Q3はまた少しいじって、最終コーナーは飛んでもいいというつもりで踏んでいきました。
 優勝はもちろん狙っていますが、確実に表彰台に登って、最終戦の鈴鹿に臨みたいと思っています」
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第6戦SUGO公式予選 伊沢&塚越コンビ、フロントロー独占

 9月22日、全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦の公式予選がスポーツランドSUGOで行われ、シリーズチャンピオンの可能性を残している#40伊沢拓也がポールポジションを獲得。チームメイトの#41塚越広大が僅差の2位を奪い、ドコモ・チーム・ダンディライアンレーシングがフロントローを独占した。

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 今シーズン、ここまでポールシッターの勝率は6割。第2戦・第5戦もてぎ、第3戦オートポリスでポールシッターが勝利を収めている。これは両サーキットがテクニカルコースであることが大きな要因だが、低中速コーナーの多いSUGOも決してパッシングのチャンスは多くない。優勝のためにはフロントローに並ぶことが必要条件ともいえる。
 昨年はポールの大嶋がスタートで失速し、フロントロー(予選2位)のロッテラーが優勝を飾っている。

■Q1(18台→13台)
? 予選開始の午後1時40分には、空もすっかり晴れ上がった。風はややあるものの、絶好のコンディションのなかQ1が始まった。
 各車がアタックを始めたのは残り5分。それまでトップだった#41塚越の1分08秒137を#32小暮が更新すると、この後各ドライバーが次々に自らのベストタイムを更新。タイムチャートの順位が目まぐるしく変わっていく。このセッションのトップは最後に#40伊沢のタイムを上回った#8デュバルが奪った。
 注目の#15佐藤はコーナーの立ち上がりでマシンが安定せず14位。#16山本に僅か100分の4秒届かず、目標としていたQ1突破はならなかった。以下、#3安田、#38平手、#62嵯峨、#18折目の5人がここで弾き出された。

■Q2(13台→8台)
 計測時間7分。実質ほぼワンチャンスのアタックがそのまま順位になるQ2では、Q1でもトップだった#8デュバルが1分07秒198でトップ。ポイントリーダーの#2中嶋は7位でかろうじてクリア。2位は#7大嶋。好調のドコモ・チーム・ダンディライアンコンビ#40伊沢、#41塚越は3、4位に就けた。
 チャンピオンを争うシリーズ上位陣のうち、ここで脱落したのが#19オリベイラ。10番グリッドに沈むことになり、優勝のチャンスはここで潰えた。

■Q3
 このセッションもワンチャンスのアタックをいかに上手くまとめるかがポイント。タイムが拮抗しているだけに誰にでもポールポジションの可能性はある。
 このチャンスを見事に生かしたのが#40伊沢。1発目のアタックで1分07秒062を叩き出し、第1戦に続き今季2度目のポールを決めた。2位は僅か100分の2秒差でチームメイト#41塚越。ホンダエンジンにとっても第3戦以来のポールとなった。
 3位は「最終コーナーで飛んでもいいというつもりで踏んでいった」というベテラン#20松田が入った。

 決勝は、明日23日、午後3時スタート。68周で争われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGO公式予選総合結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4201'07.4061'07.062
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.5741'07.4211'07.083
320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5971'07.5351'07.234
42中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4881'07.5031'07.329
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0241'07.4351'07.486
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.6521'07.3931'07.506
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.2841'07.1981'07.526
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.9961'07.4941'07.624
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'08.4231'07.766
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.8571'07.862
1139国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'07.7511'07.924
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'08.4111'08.185
1310金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.2881'08.509
1415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'08.476
153安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.568
1638平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.885
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'08.997
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'10.744
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.062--198.85
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.0830.0210.021198.79
320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.2340.1720.151198.34
42中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.3290.2670.095198.06
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4860.4240.157197.60
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.5060.4440.020197.54
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.5260.4640.020197.48
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.6240.5620.098197.20
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

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FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.198--198.45
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.3930.1950.195197.87
340伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4060.2080.013197.84
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4210.2230.015197.79
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4350.2370.014197.75
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.4940.2960.059197.58
72中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.5030.3050.009197.55
820松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5350.3370.032197.46
---- 以上Q3進出 ----
916山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'07.7660.5680.231196.78
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.8620.6640.096196.51
1139国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'07.9240.7260.062196.33
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'08.1850.9870.261195.58
1310金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.5091.3110.324194.65
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOノックアウト予選Q1結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.284--198.19
240伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4200.1360.136197.79
32中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.4880.2040.068197.60
441塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.5740.2900.086197.34
520松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.5970.3130.023197.28
67大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.6520.3680.055197.12
739国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'07.7510.4670.099196.83
819ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.8570.5730.106196.52
932小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.9960.7120.139196.12
101アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0240.7400.028196.04
1110金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.2881.0040.264195.28
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'08.4111.1270.123194.93
1316山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'08.4231.1390.012194.90
---- 以上Q2進出 ----
1415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'08.4761.1920.053194.74
153安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'08.5561.2720.080194.52
1638平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.8851.6010.329193.59
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'08.9971.7130.112193.27
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'10.7443.4601.747188.50
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'11.9944.7101.250185.23
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'05.843

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FN:佐藤琢磨選手記者会見

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■参戦に至った経緯を聞かせてください。

「春、鈴鹿50周年イベントのエキシビジョンレースで初めてフォーミュラ・ニッポンに乗りました。今回はそれ以来になりますが、レースのレベルは、ドライバーのレベルも同様ですが、世界の他のシリーズに比べても遜色ないと思います。 インディシリーズ最終戦を終えて、1週間というハードスケジュールでしたが、東日本大震災からの復興イベントということで、参戦を決めました」

■SUGOの印象はどうですか?

「初めてのSUGOは非常に攻め甲斐のあるコースという印象です。昨日のフリー走行では周回は少なかったですが、コースの特性はほぼ掴めたと思っています。 ただ、少ない時間の中で多くのことを学ばなければならないので、セッティングはかなり極端なことを試しました。フリー走行の最後はコースアウトしてしまいましたが、決勝は長いので楽しみながら精一杯走りたいと思います」

■現時点の満足度、予選・決勝の目標は?

「まだまだ満足できるレベルとは言えません。満足度は半分くらいです(笑) ニュータイヤを履くたびに新しい感覚を味わっている感じで、乗れているというレベルには達していないように感じています。

予選は、とりあえずQ1突破が目標です。Q2をクリアするのは現状では難しいというのが本音です。 決勝は、自分自身も達成感を味わい、チーム無限にも貢献して、ひとつでも上のポジションでフィニッシュしたいですね」

■最終戦(鈴鹿)の展望を聞かせてください。

「鈴鹿は慣れたコースでもあるし、今回の経験を経て臨むことになるので、今回よりレースそのものに集中できると思います。今回も同様ですが、インディ・ジャパンがなくなってしまったので、日本のファンに僕の走りをアピールしたいですね」

■日本で走ることをどう感じますか?

「僕の気持ちとしては、今までがそうだったように、国内のシリーズを戦うというよりは、凱旋レースという感じです。いつもと同じように、日本のファンの前で良いレースがしたいと思っています。

本来ならば、トップコンテンダーとして参戦することが望ましいと思います。マシンも熟成したシリーズ終盤に参戦することは本来ならば避けたいところですが、Fニッポンはそれでも参戦する価値のあるシリーズだと思っています」

まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行2回目 伊沢トップ、中嶋クラッシュ!

第6戦の舞台は秋の気配が漂うスポーツランドSUGO。

混戦のシリーズも残り2戦。チャンピオン争いの行方も気になるが、今回の注目は何といってもスポット参戦の#15佐藤琢磨(チーム無限)。F1、インディで表彰台を獲得した佐藤琢磨がどんなレースを見せるのか。昨日のフリー走行では、初体験のコースながら見事なアタックを見せ4位と気を吐いている。

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土曜日のフリー走行は、午前9時から1時間、薄日の差す曇り空の下で行われた。

前半30分が経過した時点では、ポイントリーダーの#2中嶋一貴(ペトロナス・チーム・トムス)が1分08秒023でトップ。#40伊沢拓也(ドコモ・チーム・ダンディライアン)、#8デュバル(チーム・キグナス・スノコ)、#7大嶋和也(チーム・ルマン)が続くが、なんと08秒台に15人がひしめくという大混戦。各チームともセッティングが高いレベルで仕上がっていることを窺わせた。

後半に入ってまもなく、39分を経過したところで、アタックに入っていた#2中嶋がSPコーナーでリアからクラッシュ。赤旗により走行中断となってしまった。中嶋のマシンはリアウィングを破損。リアセクションにもダメージを負い、チームは予選まで修復に追われることになってしまった。

再開後、残り9分で各ドライバーは果敢にアタック。 #16山本尚貴(チーム無限)が07秒台に突入したのを皮切りに、#31中嶋大祐、(ナカジマレーシング)、#32小暮卓史(ナカジマレーシング)、#41塚越広大((ドコモ・チーム・ダンディライアン)、#40伊沢が次々にタイムを更新。目まぐるしくトップが入れ替わったが、#40伊沢が僅差ながらこのセッションを制した。

注目の#15佐藤は、再開後のアタック中、SPコーナーでコースアウトしてリアウィングを軽くヒット。ダメージは少なかったものの、タイム更新はならず14番手で走行を終えた。

公式予選は、午後1時40分からノックアウト方式で行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行2回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/22) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.250--198.29
27大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'07.3130.0630.063198.11
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'07.4950.2450.182197.57
48ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'07.5250.2750.030197.49
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.5260.2760.001197.48
620松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.6460.3960.120197.13
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'07.6940.4440.048196.99
819ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'07.7700.5200.076196.77
931中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'07.8950.6450.125196.41
101アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'07.9800.7300.085196.17
112中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'08.0230.7730.043196.04
1239国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.4011.1510.378194.96
1310金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'08.4371.1870.036194.86
1415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'08.5211.2710.084194.62
1538平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'08.6571.4070.136194.23
1662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'09.1131.8630.456192.95
173安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'09.2141.9640.101192.67
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'11.7684.5182.554185.81
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第6戦SUGOフリー走行1回目結果

Fニッポン第6戦 -RIJ- (2012/09/21) Free Session #1 Weather:Rainy-Cloudy Course:Semi-Wet
2012 Formula Nippon Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'08.809--193.80
22中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'09.2130.4040.404192.67
37大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'09.2490.4400.036192.57
415佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'09.8651.0560.616190.87
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'09.8851.0760.020190.82
61アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'10.0041.1950.119190.49
741塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'10.0821.2730.078190.28
840伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'10.2291.4200.147189.88
910金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'10.6471.8380.418188.76
1038平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'10.8752.0660.228188.15
1116山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'11.1742.3650.299187.36
1220松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'13.6794.8700.053180.99
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'16.2477.4382.568174.90
1419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'16.2507.4410.003174.89
1539国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'16.9298.1200.679173.35
1631中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'16.9758.1660.046173.24
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'18.2719.4621.296170.37
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'21.05812.2492.787164.52
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

SUPER GT

SGT:第6戦富士 GAINER DIXCEL R8 LMS、確実な走りで6戦連続ポイント獲得! (GAINER)

  • 予選:14位 決勝:7位
  • 予選日入場者数:18.200人 決勝日入場者数:33.800人
2012年9月8日(土曜日) 晴れ
  • 公式練習:9:40~11:30 気温:27度・路面温度:30度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ1:14:00~14:15 平中克幸 気温:28度・路面温度:35度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ2:14:40~14:50 田中哲也 気温:28度・路面温度:40度・路面状況:ドライ
  • ノックアウトQ3:15:10~15:20 出走せず 気温:26度・路面温度:34度・路面状況:ドライ

gt_r06_gn_01.jpg  残暑厳しい富士スピードウェイでSUPER-GT第6戦が開催された。

 2012年シリーズも残り3戦となり、ターニングポイントとなるこの1戦。ストレートスピードが他車に比べて遅いGAINER DIXCEL R8 LMSとしては、あまり得意ではないコースだけに、辛い戦いが予想された。

 天気予報は秋雨前線により雨だったが、予想に反して土曜日は晴れ。今回はシーズンで一番重量が重い86kgを積む為、雨を期待していたGAINERは出鼻をくじかれた形となった。特にDUNLOPタイヤは、雨はさらに強力な武器となるはずだった。

 9時40分からの練習走行は平中克幸からスタート。リアが軽く、オーバーステアもアンダーステアも出て、バランスもあまり良くない。リアの足回りなどを調整しコースへ。

 その後田中哲也と交代し、予選シュミレーションをして、16番手で練習走行は終了した。重量の影響で、リアタイヤの接地が安定せず、オーバーステアもアンダーステアも出て、BOPの変更以降、ウェイトハンディが重くなるにつれ、なかなかタイムが上がらず下位に沈んでいるが、必ずポイントは獲得して決勝を終えたい。

gt_r06_gn_02.jpg  今回の予選はノックアウト方式が採用された。Q1を平中、Q2は田中、Q3は平中が担当する。

 朝からのマシンバランスはかなり改善され、タイムも悪くない。しかし他車はすでにコースレコードを更新する勢いでタイムアップ。平中も徐々にタイムアップし、アタック開始5周目に1分41秒773で7番手のタイムでアタック終了。その後タイム更新されたが、8番手でQ2に進むことが決まった。

 約30分のインターバルを挟んで、Q2が開始された。レギュレーションにより、予選は全て同一タイヤでアタックし、そのタイヤでスタートすることが決まっており、予選ではどれだけタイヤを温存しながら、タイムを出すかに掛かる。

 田中は予選開始早々にはピットを離れず、少し様子を見てからコースへ。徐々にタイムを上げていくが、他車がそれ以上にタイムアップ。これ以上アタックしてもタイム更新はないと判断し、14番手で明日の決勝を迎えることとなった。

田中哲也コメント
 予選は上手いこといかなかったですね。もう少しタイムアップしたかったんですが、なかなか上手くいきませんでした。明日はなんとか頑張ります。
平中克幸コメント
 フリー走行ではあまりバランスが良くなくて、すごく苦戦した感じでしたが、予選ではかなりの箇所を変更して臨みました。すごくフィーリングが良くなって、Q1は自分が思っていた以上のタイムが出たので、感触的には良かったですね。結果としては14番手ですが、明日は追い上げてのレースでまたやるしかないですね。
2012年9月9日(日曜日) 晴れ
  • フリー走行:9:00~9:30 気温:26度・路面温度:31度・路面状況:ドライ
  • 決勝66周(61周):14:00~ 気温:29度・路面温度:45度・路面状況:ドライ

gt_r06_gn_03.jpg  走り出しは田中から。決勝を想定しての走行を行い平中へ。ピット作業シミュレーションも行い、コースへ。しかし、昨日の予選と違い、オーバーがひどくなおかつアンダーも有るようで、このままのセットでは決勝は保たない。サーキットサファリでブレーキ等調整し、走行は終了した。

 日曜日も雨降る気配さえなく、快晴の中朝のフリー走行は開始された。決勝レースは波乱のスタートとなった。まずNo.2紫電がタイヤを交換するためにピットスタートを選択。No.88ランボルギーニとNo.52メルセデスベンツはグリッドに付けなかったが、No.88はス タート直前にピットロードエンドにマシンを付けて、ピットスタート。

 1周のフォーメーションラップ後、スタートしていったが、ポールスタートのNo.31プリウスが1コーナーで単独スピン。後続車は接触することなく1コーナーを通過。

 しかし、スタートを担当した田中は、No.43Garaiyaが2コーナーで外に膨らんできた為に接触し、右ドアミラーが引きちぎられてしまう。

 1周目には12番手、3周目には11番手と全く右後方が見えない状況の中、淡々と周回を重ねていく。ストレートの速いマシンとは抜きつ抜かれつを繰り返しながらも、ベテランらしい走りを展開し11周目には9番手までポジションを上げていた。

 ストレートの速いトップを走るNo.33ポルシェとは23秒も離されてはいたが、前を走るNo.30AUDIとの差はみるみる縮まり、16周目にパスし引き離していく。

 予定通りルーティンのピットを24周目に行い、後輪2本交換と給油のみでピット作業の短縮に成功。しかし、燃費の良いマシンにはどうしても敵わず、全てのピットが終わった時点でのポジションは10番手。

 まず10秒以上あったNo.3GT-Rとの差を徐々に詰めていき、49周目にパス。No.66のエンジントラブルによりポジションは8番手に。

 41周目頃から平中は、自己ベストをどんどんと更新してどん欲に攻めていく。No.0BMWの執拗なブロックを交わし、57周目の1コーナーでパスし7番手に。

 その前にはNo.61BRZも捉えられるかと思われたが、残り周回数も4周と少なく、57周目に自己ベストを再び更新するにとどまり、そのままチェッカーを受けた。

田中哲也コメント
 スタートは結構良くて、1コーナーをアウト側から行ったらスッと抜けられたのですが、コーナリング中にGaraiyaがはらんできて、接触して一気に順位が下がってしまいました。序盤コルベットとか、458とかに捕まって苦労してしまいました。抜いてからはペースも良くなり、問題なく走れました。僕のスティントで言うと、最初の接触がなければ、4番手、5番手争いの中に、後半は居てたんじゃないかと思うと残念です。次は頑張ります。
平中克幸コメント
 予選で下位に沈んでしまったことで、どうしても抜く作業が多くなってしまい、そこでのロスが今回のレースでは特に大きくて、それがこの順位の全てだったんじゃないかと思います。ただ、個人的には凄くDUNLOPタイヤのパフォーマンスも凄く良く、久々に良いフィーリングで決勝レースを走ることが出来たので、次のレースに向けて収穫はあったんじゃないかと思います。次は絶対に表彰台に登らないとチャンピオンシップもかなり厳しくなるので、その辺を意識して、全力を尽くすだけだと思います。
Text & Photo: GAINER

SUPER GT

SGT:第6戦富士 ZENT Audi R8 LMSはオルタネータートラブルによりリタイヤ (Hitotsuyama Racing)

 Hitotsuyama Racingは9月8~9日に富士スピードウェイで開催されたSuper GT 第6戦富士GT300kmレースに参戦致しました。#21 ZENT Audi R8 LMSはスタート直後から原因不明のパワーダウンに見舞われ苦しい展開を強いられ、その後リタイヤとなりました。

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9月8日 公式練習 / 公式予選

 前回の鈴鹿Pokka1000kmではチームを2位表彰台獲得まであと一歩のところまで導き、場内を沸かせたGT500チャンピオン、リチャード・ライアン。今大会からはこのリチャードが#21 ZENT Audi R8 LMSのステアリングを握ることが決定。Audi R8 LMSにとって富士スピードウェイはストレート区間が長い非常に厳しいサーキットであるが、それでもチームはクラス6位入賞を現実的な目標に設定し、非常に高い士気とともにサーキット入りした。

 公式練習は9月とは思えぬ強い日差しのもとスタート。まずはリチャードがセッティングを担当。走行開始早々、6周目に左リヤタイヤがバーストするトラブルが起きてしまう。これにより本命タイヤでのセッティングを行うことができなくなり、非常に苦しい展開を強いられることに。

 リチャードは与えられた条件下で最適なセッティングを見つけると早々にピットに戻り、都筑晶裕に残り時間を託す。しかし都筑走行中に微量のパワステオイル漏れが発生。そのオイル漏れにより、都筑はコーナリング中にリヤが流れる症状に見舞われてしまい、納得のいく走行をできないまま公式練習を終えることになった。

 公式練習の結果は序盤にリチャードが記録した1分42秒493がベストタイムとなり、GT300クラス13位という順位に終わったが、それでも3台のAudi勢の中ではトップを守ることができた。

 午後に行われた公式予選では、Q1をリチャードが担当。全24台中16台までがQ2に進むことが出来る。リチャードはGT300初めての公式予選で、その台数の多さに少々戸惑いアタックのタイミングを見失ってしまう。1分42秒274を記録し一旦ピットへ戻るも、その直後にライバル数台がタイムアップを果たしリチャードはQ2進出圏外となる17位に後退。

 リチャードは残り時間わずかなところで再度コースインし、1周のアタックに懸ける。アタック最後の1台となった#21 ZENT Audi R8 LMSは場内モニターに大きく映し出され、そのタイムに注目が集まる。リチャードは自身のタイムを更新する1分41秒998を記録し、一気に11位までポジションアップ。Q2進出を決めた。

 続くQ2は都筑が担当。タイミングを見計らい3周連続でアタックするも、ストレートが長い富士スピードウェイではライバルたちに引き離されてしまい、GT300クラス15位でQ2敗退となった。

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9月9日 決勝

 12:55から決勝に向けたスタート進行が開始されるが、ここでGT300の数台のマシンがトラブルに見舞われる。#52GREEN TEC & LEON SLSはエンジントラブルによりスタートできず、#88マネパ ランボルギーニ GT3もトラブルによりピットスタート、さらに#2エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電もスタート前ウォームアップ中にタイヤトラブルに見舞われタイヤ交換後のピットスタートとなった。

 #21 ZENT Audi R8 LMSは都筑がスタートを担当。#52、#88が抜けたことにより実質13位からのスタートとなったが、スタート直後の1コーナーで都筑はエンジンのパワーダウンを訴える。1周目に#5マッハGoGoGo車検Ferrari458に交わされると前方との差は徐々に拡がっていってしまう。

 その後、都筑は原因不明のパワーダウンと闘いながら25周を担当。ピットイン時点でその順位をなんとか11位まで上げ、リチャードに後半スティントを託すことになった。しかし、タイヤ交換が終了しメカニックがエンジン始動のサインを送るも、リチャードはエンジンを始動させることが出来ず、時間だけが刻々と過ぎて行く。#21 ZENT Audi R8 LMSはデータチェックのために無念にもピット内に押し戻されてしまった。

 メカニックによるデータチェックの結果、マシンの電圧が低下し、エンジンを始動できなくなっていることが判明。バッテリー交換や外部電源の接続を試みるもマシン修復は叶わず、残念ながらリタイヤを喫した。

チーム代表 一ツ山幹雄
 「6月のセパン以降、3戦連続の実質リタイヤです。今回はリチャードの走りに期待していたのですけれど、それすら見ることができませんでした。決勝のペースは非常に良いR8ですから、都筑選手がなかなかポジションアップできない時点でマシンが不調であることは分かっていたのですが、スタート1周目の1コーナーで既にオルタネーターが死んでしまっていたそうです。それが原因で様々な箇所にトラブルを引き起こし、パワーダウンにもつながっていたとのことです。オルタネーターのトラブルによるリタイヤはSUGOに続いて今シーズン2回目です。同じトラブルで2回リタイヤするとは非常に残念ですし、この日のためにハネムーンをキャンセルしてまでチームに合流してくれたリチャードに申し訳ないです。もちろん、応援してくださっているファンやスポンサーの皆様にも同じ気持ちです。オートポリスこそは、3度目の正直でいい結果を残せるよう、努力します。」
Hitotsuyama Racing Press release

SUPER GT

SGT:第6戦富士フォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第6戦富士フォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第6戦富士 LEXUS SC430が3位表彰台、GT300ではトヨタ プリウスが2位初表彰台獲得! (TOYOTA)

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トヨタ プリウスで初の表彰台を獲得したapr HASEPRO PRIUS GT
31号車の嵯峨宏紀(左)と新田守男(右)

 SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km RACE」が9月8日(土)、9日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今大会を含め、残り3戦となった2012年シーズンのSUPER GT。次戦第7戦ではウェイトハンデが半減、最終戦はハンデ無しとなるため、最も重いウェイトハンデで戦う大会となる。LEXUS SC430勢はランキング首位のZENT CERUMO SC430 38号車が94kg、同3位のDENSO KOBELCO SC430 39号車が76kgと重いウェイトを積んでのレースとなるが、タイトルへ向け、得意とするホームコース富士でのポイント獲得を目指して臨んだ。

 また、前大会、初の2位表彰台を獲得した国本雄資/アンドレア・カルダレッリ組の若手コンビが駆るKeePer Kraft SC430 35号車も、更なる好成績が期待された。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と1台のトヨタ プリウスが出場した。

◆予選◆

 8日(土)、午後2時から予選がノックアウト方式で実施された。

 予選Q1では、タイムを詰めることができなかった39号車がまさかの敗退で13番手。残る5台のLEXUS SC430は順調にQ1を突破。

 Q2では、重いウェイトを積む38号車が、平手晃平が懸命のアタックも及ばず9番手で敗退。このセッションは大嶋和也がアタックしたENEOS SUSTINA SC430 6号車がトップタイム。ロイック・デュバルのPETRONAS TOM'S SC430 36号車2番手、国本の35号車が3番手と、3台のLEXUS SC430が0.1秒以内の僅差で上位を独占。WedsSport ADVAN SC430 19号車が5番手でQ3進出を決めた。

 7台で争われるQ3、4台が残ったLEXUS SC430勢は最後にタイムで上回られ、最前列獲得はならなかったが、カルダレッリが好走を見せた35号車が3番手。中嶋一貴がアタックした36号車が4番手。6号車が5番手、19号車が6番手から翌日の決勝レースに臨むこととなった。

 GT300クラスでは、apr HASEPRO PRIUS GT 31号車が初のポールポジションを獲得。Team SGC IS350 14号車は21番手スタートとなった。

◆決勝◆

 9日(日)午後2時、強い日差しの下、気温29度、路面温度45度というコンディションで決勝レース(66周)がスタート。3番手グリッドの35号車以降、GT500クラスの上位はグリッド順のまま順当なスタートを切った。

 7周目には6位を争っていたアンドレ・クートの19号車が1コーナーで6号車をパスし、5位へ。同じ7周目の最終コーナーでは、3位につけていたカルダレッリの35号車が、周回遅れとして現れたGT300車両と接触、スピン。スピンを喫した35号車だけでなく、そのすぐ後ろにいたロイック・デュバルの36号車もポジションを落としてしまった。

 この混乱で3位へとポジションを上げた19号車は、13周目の1コーナーで前を行くGT-Rに並び、2位に浮上。このバトルの後方につけていた6号車も、その隙を見逃さず、19号車に続き、GT-Rをパス。LEXUS SC430が2-3位に浮上し、首位を追う展開となった。

 レースは中盤に入ると、各車ドライバー交代及びタイヤ交換と給油を行うためにピットへ。3位につけていた6号車はトランスミッションのトラブルに見舞われ無念の後退。代わって、序盤の混乱で順位を落としていた36号車が、19号車に続く4位へと浮上した。

 全車がピットを終えたあとは、上位勢は間隔が開き、順位変動のない展開となったが、中団グループでは、6位の35号車、7位の38号車、8位の39号車と3台のLEXUS SC430によるバトルが展開。35号車の若手国本に、ベテランの38号車立川祐路、39号車脇阪寿一が襲いかかった。

 ハイペースの周回でみるみる38号車との差を詰めた39号車は、62周目、コース後半のテクニカルセクションで並びかけ、そのままサイド・バイ・サイドでどちらも一歩も譲らないまま最終コーナーへ。立ち上がりでアウトにはらんだ38号車をパスし、39号車が7位に浮上。勢いに乗る39号車は、残り2周、前を行く35号車もパスし、LEXUS SC430同士のバトルは、ベテラン脇阪が制すこととなった。

 3位を走行する19号車はそのままポジションを守りフィニッシュ。今季初の表彰台を獲得。36号車が4位で続いた。39号車、35号車、38号車が6,7,8位。38号車はランキング首位の座を明け渡すこととなったが、その差は8ポイント。ランキング3位の39号車と共に、ウェイトハンデの軽くなる残り2戦での逆転タイトル獲得を目指す。

 GT300クラスでは、ポールポジションから真っ先に第1コーナーに進入した31号車が、まさかのスピン。すぐにレースには復帰したものの、最後尾まで後退。ブレーキにトラブルを抱えた31号車は、2周目の1コーナーでもスピンするなど、厳しいレースのスタートとなった。

 しかし、その後猛烈なペースで追い上げていった31号車は、終盤には首位争いまで順位を取り戻し、50周目には首位のポルシェとテール・トゥ・ノーズ状態に。ハイブリッドパワーを活かし、ポルシェを追い詰めるプリウスの走りに観客は釘付けとなった。

 再三にわたり、ポルシェに並びかけ、プレッシャーを与え続けた31号車だったが、52周目のヘアピン進入でインをついた際に、痛恨のミッショントラブル。接触を避けるためにスピンを喫した31号車は、3位へと後退してしまった。

 しかし、最後まで諦めない31号車は、トラブルを抱えながらも、抜いていったCR-Zを猛追。スピン直後には5秒あった差をあっという間に詰め、2位争いを展開した。

 ハイブリッドカー同士の2位争いに再び観客の注目が集まる中、速さで勝る31号車は残り2周のストレートでCR-Zをパス。その後はサイド・バイ・サイドのバトルとなったが、31号車はこれを制し、2位でチェッカー。一度は最後尾に落ちながら見事な追い上げを見せた31号車が、トヨタ プリウスにとって初となる表彰台獲得を果たした。

WedsSport ADVAN SC430 19号車 ドライバー 荒聖治:
走り始めから調子が良く、タイヤのグリップも安定していて、良い流れのレースウィークだった。欲を言えばもっと上に行きたかったが、表彰台に乗ることができたのは良かった。アップデートしたクルマで、手ごたえのあるタイヤをチョイスでき、全てが結果に繋がったと思う。
WedsSport ADVAN SC430 19号車 ドライバー アンドレ・クート:
良いレースを戦い、チームに好結果をもたらす事ができて嬉しい。メカニック、エンジニアも素晴らしい仕事をしてくれた。予選の時から、コースコンディションにあったタイヤの選択や、セットアップが上手く行った。ここまで、なかなかクルマを良いコンディションに持って行けず、皆苦労してきた。レースを戦うにあたって支援してくれた全ての人に感謝している。
apr HASEPRO PRIUS GT 31号車 ドライバー 新田守男:
残念だ。午前中からブレーキトラブルを抱えたまま、レースに臨むこととなってしまった。なんとかごまかしながらスタートを切ったが、どうにも止まらずコースアウトしてしまった。そんなコンディションの中でもトップ争いに加われたことは評価できるし、結果的に表彰台を獲得できたことは、悔しいが良かったと思う。ハイブリッドレーシングカーとして完成度が高まり、クルマのバランスも向上し、まとまって来ているので、残りのレースでも結果を残したい。
apr HASEPRO PRIUS GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
最初の脱落からよくここまで来られたという思いだ。トップ争いをしていた時に、抜きに行ったタイミングでギアが抜けて故障してしまい、それ以降はそのギアのないままの走行を強いられた。全てのトラブルが無ければ…という思いはあるが、トヨタのホームコース富士で良い結果を出すことができて良かったと思う。少々残念なのは、ここまでのトラブルは、ハイブリッドシステムに全く関係ない所で起きているということだ。先行開発を手掛けている方々に申し訳ないという気持ちもある。しかし、更なる好結果を導くことができるよう今後も頑張るつもりだ。
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 KEIHIN HSV-010が5位入賞、MUGEN CR-Z GTは3位フィニッシュ (HONDA)

  • 2012年9月9日(日)・決勝  会場:富士スピードウェイ(4.563km)  周回数:66周  天候:晴れ 気温:29℃(14:30時点)  路面温度:44℃(14:30時点)  コースコンディション:ドライ  観客:3万3800人(主催者発表)

gt120909001L.jpg  9月9日(日)、静岡県駿東郡小山町にある富士スピードウェイにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第6戦「FUJI GT 300km RACE」の決勝レースが行われました。

 土曜日の公式予選では、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が8番グリッドを獲得してHonda勢のトップに立ち、続いて#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)が10番グリッド、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が12番グリッド、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が14番グリッド、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)が15番グリッドから決勝レースを戦います。

 決勝レースが行われる日曜日は朝から爽やかな秋晴れに恵まれました。午前9時に始まったフリー走行もドライコンディションで行われ、ここでは#17 KEIHIN HSV-010が1分34秒900を記録して5番手となりました。Honda勢でこれに続いたのは#100 RAYBRIG HSV-010の10番手。さらに#18 ウイダー HSV-010は11番手、#8 ARTA HSV-010は12番手、#32 EPSON HSV-010は14番手のタイムをそれぞれマークしました。

 午後になっても穏やかな日差しが降り注ぐ好天は変わらず、絶好のレース日和となりました。スタートでステアリングを握るのは、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#8 ARTA HSV-010はファーマン選手、#100 RAYBRIG HSV-010は山本選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手、#18 ウイダー HSV-010はヴァン・ダム選手となります。

 午後2時に300km(66周)で争われる決勝レースのスタートが切られました。ここで抜群のダッシュを見せたのが、#100 RAYBRIG HSV-010に乗る山本選手。オープニングラップを終えるまでに12番グリッドから7番手へと順位を上げ、入賞圏内に浮上しました。一方、ファーマン選手が乗る#8 ARTA HSV-010はグリッドポジションと同じ10番手をキープ。道上選手が乗る#32 EPSON HSV-010と、ヴァン・ダム選手が乗る#18 ウイダー HSV-010は、ともに予選結果より2つポジションを上げ、12番手と13番手となって1周目を終えました。一方、#17 KEIHIN HSV-010の金石選手はダンロップコーナーでバトル中に行き場を失って縁石に乗り上げ、ここでハーフスピンをしてしまい、14番手へと後退しました。

 レース序盤に大きな波乱はなかったものの、#32 EPSON HSV-010は今朝のフリー走行でマーキングの行われていないタイヤで走行していたためにドライブスルーペナルティを科せられ、7周目には14番手となりました。これと前後して、ライバルの1台がスピンを喫した影響により、#100 RAYBRIG HSV-010は1つ順位を上げて6番手となりました。

 このあと、5台のHSV-010 GTは追い上げを期して懸命の力走を続けますが、76kgのハンディウエイトを搭載する#100 RAYBRIG HSV-010は、タイヤへの負担が大きいこともあり、12周目には7番手、16周目には8番手へと徐々に後退していきました。

 そして、20周目を過ぎたころ、#18 ウイダー HSV-010にパワーステアリングに関連するトラブルが発生しました。このため、アシストが得られず、徐々に順位を落とすことになりました。ヴァン・ダム選手は24周目にピットインして小暮選手と交代しましたが、症状がさらに悪化していったため、26周目を終えたところでガレージに戻り、リタイアを余儀なくされました。

 22周目を終えたところで#32 EPSON HSV-010はピットストップ。道上選手から中山選手へのドライバー交代、タイヤ交換、給油を行ってコースに復帰していきました。同様にして#100 RAYBRIG HSV-010は23周目、#17 KEIHIN HSV-010は26周目、#8 ARTA HSV-010は27周目にピットストップし、ドライバー交代、タイヤ交換、給油を行いました。後半を受け持つドライバーは#100 RAYBRIG HSV-010が伊沢選手、#17 KEIHIN HSV-010が塚越選手、#8 ARTA HSV-010が小林選手となります。

 10番手でバトンを引き継いだ塚越選手は、まだ十分にタイヤがウオームアップされていないにもかかわらず、速いペースで周回。これが功を奏し、ライバルたちがピットストップを終えた35周目には6番手へと浮上しました。これに#100 RAYBRIG HSV-010が10番手で続きます。さらに#8 ARTA HSV-010は12番手、#32 EPSON HSV-010は14番手となって周回を重ねていました。

 36周目、ライバルの1台がペナルティを科せられたことで、#17 KEIHIN HSV-010は5番手に浮上しました。これと前後して、#8 ARTA HSV-010が#100 RAYBRIG HSV-010をオーバーテイク。#8 ARTA HSV-010は9番手、#100 RAYBRIG HSV-010は10番手となり、#100 RAYBRIG HSV-010はレース終盤にも2台のライバルに攻略されて12番手に後退しました。

 4台のHSV-010 GTはこのポジションを守ったままレースを走りきり、#17 KEIHIN HSV-010は5位、#8 ARTA HSV-010は9位、#100 RAYBRIG HSV-010は12位、#32 EPSON HSV-010は14位で完走を果たしました。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門において、合計38点を獲得している#100 伊沢/山本組(RAYBRIG HSV-010)は5位、#18 小暮/ヴァン・ダム組(ウイダー HSV-010)は34点で7位、#17 金石/塚越組(KEIHIN HSV-010)は30点で10位、#8 ファーマン/小林組(ARTA HSV-010)は12点で15位となりました。優勝はポールポジションからスタートした#12 カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/J.P.デ・オリベイラ組)でした。

 一方、GT300クラスに参戦している#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)は、3番グリッドから挑んだ決勝レースで優勝争いを繰り広げる活躍を見せ、最終的に3位でフィニッシュ。デビュー3戦目にして表彰台に上る快挙を果たしました。

 次戦は9月29日、30日に大分県のオートポリスで開催されます。

松本雅彦 | Honda GTプロジェクトリーダー
 「3戦連続で勝利から遠ざかる結果となり、非常に残念に思っています。決勝中のペースはどのマシンも悪くありませんでしたが、予選で上位に進出できなかったことが敗因となりました。#100 RAYBRIG HSV-010はハンディウエイトの影響から逃れることができず、ポイント圏外に終わってしまいました。#17 KEIHIN HSV-010はオープニングラップのハーフスピンさえなければ表彰台も狙えたはずでしたので、こちらも残念な結果となりました。今シーズンも残り2戦となりましたが、次戦のオートポリス大会ではハンディウエイトがこれまでの半分になりますので、開幕戦のころと同じような元気な走りをご披露できると思います。引き続き優勝を目標に全力を投じていきますので、ご声援のほどよろしくお願い申し上げます」
金石年弘(5位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「自分も塚越選手もペースよく走れたレースだっただけに、1周目にハーフスピンを喫したことが悔やまれます。残るは2戦となりましたが、チーム一丸となってチャンピオンシップを獲得できるようにがんばります」
塚越広大(5位 #17 KEIHIN HSV-010)
 「前戦では完走が果たせなかったため、今大会は自分もマシンも復活戦という意識で臨みましたので、ゴールするまで油断ができませんでした。終始安定したペースで走ることができ、悪いレースではありませんでしたが、5位という結果には全く満足していません。残りの2戦ではチャンピオンシップうんぬんではなく、とにかく優勝を目指して戦いたいと思います」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス #12カルソニックIMPUL GT-R
松田次生
gt_r06_r_pc_matsuda とりあえずほっとしました。第2戦でトップを走っていたのに最後に波乱の展開になってしまい、勝てなくて、それ以降もトラブルやアクシデントがいろいろあったんですが、このレースですべてを吹っ切ることができました。
昨日はオリベイラ選手がポールポジションを穫ってくれたので、スタートを担当する僕がとにかくギャップを広げてバトンタッチをするというのが一番の仕事でしたが、それを果たすことができました。オリベイラ選手はマージンを更に広げてゴールしてくれました。素晴らしいチームメイトです。
ここで勝ったことでチャンピオンシップ争いにも残れたので、とにかくあとのオートポリスともてぎで二人力を合わせて頑張っていきたいです。
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
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完璧な週末でした。昨日の公式練習からクルマは調子が良くて、予選では予定通りポールポジションが獲れましたし、今朝のウォームアップでも決勝に向けてのセットアップ作業がうまく行きました。ツギオは素晴らしい仕事をしてくれて、大きなマージンを作ってくれた上にタイヤマネジメントもやってくれて、凄く頑張ったと思う。本当に感謝しています。おかげで僕の方は凄く楽になって、マージンをキープしながら最後まで持っていくだけで済みました。今回はチームだけでなくニスモやニッサンの皆さんにも感謝したいと思います。
GT300クラス #33HANKOOK PORSCHE
影山正美
gt_r06_r_pc_kageyama 予選はフロントローが獲れてすごく良かったです。今日はウォームアップからセットアップに悩んでいまして、決勝間際までクルマをいじっていました。その中で一番苦労したのは、藤井選手で、走る時間の少ない中であれだけのパフォーマンスを発揮してくれて、なおかつ危険な状態を回避してくれました。本当に感謝しています。
ハンコックタイヤやスポンサー、皆さんの応援の「気」が強かったんじゃないかと。非常にラッキーな展開で、実力的には3~4番手だと思いますがチーム全体がノーミスでパーフェクトなレースができたことが優勝につながったんじゃないかと思います。
藤井誠暢
gt_r06_r_pc_fujii 2勝目を挙げられて凄く嬉しいし、ポイントランキングもトップになって、僕らが今週末望んでいた最高の結果が得られました。予選から勝てそうな流れではあったんですが、課題もいくつかあって、みんなでクリアしていきました。スタートから影山選手もきつい状況だったと思うんですけど、タイヤマネジメントをしてバトンを渡してくれたので、僕としては後半プッシュしてでも勝ちにこだわりたいなと。勝てなくても2位を確実に穫ってシリーズを考えた戦い方をしたかったので、自分の中で序盤結構プッシュしました。プリウスが追い上げてきてからも、無理に押さえるつもりは無かったんですが、相手の速いところ、自分の速いところを分かっていたので、その中でマネジメントをしていました。最後はアクシデントがあったんですが、正直あの角度で(嵯峨選手が)入ってきたら止まれないんじゃないかと思っていて、タイヤかすも多い場所ですしスピンするなと思って回避しました。あれで当たってしまったら全てが台無しになってしまうので、そういう意味ではすごくラッキーだったと思っています。
チームの皆さん、タイヤメーカーさん、影山さんが一つになって取り組んだのがこの結果になったのだと思います。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝 #12カルソニックGT-Rがポール・トゥ・ウィン!ニッサンGT-Rが1-2フィニッシュを達成。GT300は#31プリウスの追撃を退けた#33ハンコックポルシェが今季2勝目

2012オートバックス スーパーGT第6戦「富士GT300kmレース」の決勝が9月9日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ組)が後続を大きく引き離して今季初勝利を挙げた。
GT300クラスは#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)が今季2勝目。ポールポジションの#31apr HASEPRO PRIUS GT(新田守男/嵯峨宏紀組)は、スタート直後のスピンで大きく後退しながらも2位まで挽回し、33号車を追い上げたがあと一歩及ばなかった。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:予選日18,200人 決勝日33,800人 総数52,000人)

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決勝レースは午後2時にローリング開始。66周の戦いが始まった。
ホールショットを奪ったのはポールポジションからスタートした12号車。今シーズン常にトップレベルの速さを見せながらも勝利を手にすることができず、同じく富士で行われた5月の500kmレースでも終盤までトップを走りながら天候の変化に足下をすくわれたカルソニックGT-Rだったが、今回ばかりは話が違った。
スタートを担当した松田は後続の熾烈なバトルにも助けられて序盤から快調にリードを広げつつも、巧みなタイヤマネジメントで他のどのチームよりも長い34周まで引っ張ってピットイン、オリベイラに交代してトップのままコースに復帰する。
後を引き継いだオリベイラも着実に2位以下を引き離し、最後は21秒025もの大量リードを築き上げて66周を走りきり、念願の勝利をものにした。
2位には前回の鈴鹿で優勝した#1SロードGT-Rがつけ、ニッサンGT-Rが1-2フィニッシュを達成。
3位には#19ウェッズスポーツSC430が入り、昨年5月の第2戦富士以来1年4ヶ月ぶり、GT500クラスでは通算2度目の表彰台をものにした。

12号車の独走劇に終始したGT500クラスとは異なり、終盤まで目の離せない展開となったのがGT300クラスだった。
スタート直後の1コーナーではポールシッターの#31プリウスがスピンアウトするといういきなりの波乱で幕を開け、一旦は#33ハンコックポルシェがトップに立ったものの、予選6番手から追い上げてきた#66triple a Vantageが17周目に#33ハンコックを抜いてトップに立つ。
その後は快調にリードを広げていった#66アストンマーチンだったが、給油に時間がかかるというFIA-GT3の弱点のため、34周目に行ったピット作業に1分6秒もの時間を要し、5位にまで後退してしまった。

代わってトップに立ったのは#33ハンコック。後半を受け持った藤井は2位#16無限CR-Zとの差を次第に広げつつ周回を重ねる。このまま独走に終わるかと思われたが、レース終盤になって33号車を追い上げてくる1台のクルマがあった。
#31プリウスだ。

31号車はスタートに続いて2周目にも同じ1コーナーでスピンを喫し、一時は21番手まで順位を落としてしまったものの、スタートドライバーの新田はそこから着実に順位を上げ、10周目には14位、19周目には9位まで挽回して24周終わりで嵯峨にステアリングを託す。
後半を引き継いだ嵯峨もトップグループを上回るハイペースで順位を上げ、31周目には7位、34周目には5位、35周目に4位、そして36周目には3位に浮上した。
嵯峨はその後もトップを走る#33藤井を1周1秒上回るハイペースで追い上げ、45周終わりのホームストレートで中嶋大祐の駆る#16無限CR-Zを抜去って2位に浮上、48周目にはトップとの差を1.5秒とし、#33ハンコックポルシェを完全に射程圏内に捉えた。

そして遂に50周目のヘアピンで#31嵯峨は#33藤井のインに飛び込む。
一歩も引かずに押さえ込む藤井。
すると嵯峨は続く51周目のダンロップでアウトに並びかけ、両者は並走のまま13コーナーを抜けてプリウスコーナーへ。しかしここで後方から500クラスの#1SロードGT-Rが追いついてきたため、嵯峨は一旦引かざるを得なくなる。
それでも諦めずに藤井を追いかける嵯峨。53周目のヘアピンで再びインに飛び込んでいくが、ここで痛恨のスピンを喫し、31号車は3位に後退してしまった。
それでも最後まで手綱を緩めず、60周目の1コーナーで再び#16中嶋を抜き返して2位に上がる#31藤井だったが、トップの#33藤井には10秒以上の差をつけられ、そのまま2位でフィニッシュ。今季初投入されたプリウスに穫っては初の表彰台となったものの、あと一歩で勝利を取り逃すという意味では苦い結果に終わった。
3位には#16無限CR-Z。こちらも第4戦から投入されて3戦目で初の表彰台となった。

これにより優勝した#33ハンコックポルシェは全クラス通じて最初の2勝目を挙げることになり、#66アストンマーチンがメカニカルトラブルによりノーポイントに終わったことでシリーズポイントでも2位以下に12ポイント差を付けてトップに浮上した。

次戦は九州のオートポリス。9月30日決勝だ

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA
Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第6戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS46661:47'22.021
21S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI866621.025
319WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH166623.959
436PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS586624.511
517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS486640.800
639DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI766651.956
735KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS486652.884
838ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS946658.590
98ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS20661'18.369
106ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS64661'28.084
1123MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS60661'34.338
12100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS76661'37.543
1324D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH28651Lap
1432EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL642Laps
---- 以上規定周回数(46Laps)完走 ----
-18ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS682640Laps
  • Fastest Lap: CarNo.12 カルソニックIMPUL GT-R 1'35.497
  • CarNo.32は、フリー走行中の2012 SGT-SpR 第3章第14条3.3)④(マーキングなしタイヤ走行)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.23は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗追い越し)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.38,39は、スポーツマン精神に反する行為をしたため黒白旗を提示した。
■GT300クラス

FUJI GT300km RACE -RIJ- (2012/09/09) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 6 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK80621:49'04.228
231apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH16611Lap
316MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS611Lap
4911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH78611Lap
543ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS54611Lap
661SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH12611Lap
711GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL86611Lap
80GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH70611Lap
93S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
千代 勝正
佐々木 大樹
YH92611Lap
1030IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH12611Lap
114GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH12611Lap
1214Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
アレキサンドレ・インペラトーリ
YH602Laps
132エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH50602Laps
1427PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH10602Laps
1548DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY Corvette Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH602Laps
1622R'Qs Vemac 350R
Vemac 350R
和田 久
城内 政樹
YH602Laps
175マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH593Laps
1885JLOC Exe ランボルギーニ RG3
Lamborghini GALLARDO RG-3
坂本 祐也
加納 政樹
YH4584Laps
---- 以上規定周回数(43Laps)完走 ----
-66triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH944220Laps
-21ZENT Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH42933Laps
-360RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH2537Laps
-88マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
織戸 学
青木 孝行
YH48953Laps
-87JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO LP600+ GT3
山西 康司
山内 英輝
YH8557Laps
  • Fastest Lap: CarNo.33 HANKOOK PORSCHE 1'42.155
  • CarNo.4は、2012 SGT-SpR 第3章第30条1.a(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.2は、2012 SGT-SpR 第3章第30条1.a.,b(他車への接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
  • CarNo.85 フリー走行中の国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本振動中の走路外走行)違反により、ペナルティストップ10秒を科した。
  • CarNo.22は、ピットレーン速度違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。

SUPER GT

SGT:第6戦富士GTA定例会見 2012年の観客動員は大幅増。2013年には沖縄で公道レース開催の構想も?!

スーパーGTに参加する全車両に今シーズンから装着されているLEDライト。
これはアクシデントなどで車内に搭載されているGセンサーに大きな入力があった際に点灯して周囲に知らせるもの。
これにより医療スタッフの迅速で正確な処置が可能になる。
(撮影協力 #11GAINER DIXCEL R8 LMS)

スーパーGTシリーズを運営するGTアソシエイション(GTA)は9月9日、シリーズ第6戦の開催されている富士スピードウェイで定例会見を行い、坂東正明GTA代表がここまでの5戦の総括と、今後の海外戦などの進捗状況を語った。

それによると、2012シーズンの観客動員数は昨年に比べて大幅に増加しており、今大会も同等以上の動員が見込めるという。具体的な実績は第1戦岡山が24,100人(前年実績23,500人)、第2戦富士83,000人(同60,000人)、第3戦セパン76,000人(同51,000人)、第4戦SUGO37,000人(同36,200人)、第5戦鈴鹿60,500人(同47,500人)で、現状の数字は各サーキットの駐車場のキャパシティに対してほぼ満杯の状況。鈴鹿や富士については場外の駐車場もほぼ一杯まで入ったという。しかし今後もシャトルバスなど、よりいっそうの動員が見込めるよう検討を続けていくようだ。
震災以降は野球やサッカーなども動員実績を伸ばしており、屋外で楽しむレジャーと言う国民のニーズが全体的に増加傾向にあるという背景はあるが、そうした中でも中長期的にこの傾向が続くよう、キッズウォークをはじめとしたイベントを充実させていきたい、と坂東代表は語った。

また第2戦富士、第5戦鈴鹿で発生した大きなアクシデントについて、FROの対応を評価しつつも、引き続き各サーキットと協力体制を維持していくことで安全性をより高めていきたいとした。
第5戦鈴鹿では負傷した黒澤治樹選手を迅速にドクターヘリで病院へ搬送したが、これは今シーズンから各車の屋根に搭載しているGセンサーの作動を表示するLEDランプが適切に作動し、運用されたことが大きいとのこと。これを使用することで、コースマーシャルやFROのクルーの判断を早く確実にする効果は大きいようだ。< /p>

昨今の政治状況の影響が懸念される海外戦の現状については、韓国に関しては現時点で特に具体的な動きはないといい、坂東氏は来週にもソウルへ渡航して現地プロモーターと会合を持つ予定だ。
GTAとしては、従来通り開催したいという意思に変わりはないが、チームの安全を最優先で考えていくという。東南アジアに着いてもマレーシア、タイ、インドネシアなどと引き続き話し合いを続けていく意向だ。
またこれら海外大会とは別に、GTエントラント協会(GTE)副会長の竹内浩典選手から持ち込まれた話として沖縄県の豊見城市で1.5km〜2km公道コースを設定してレースを開催する構想があるようだ。今後鈴木亜久里GTE会長とも話を詰めていくとしているが、現状では経済面など未定な部分も多く、具体的な話には至っていない模様だが、今後こちらの動向にも要注目だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

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