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2017年8月

SUPER GT

SGT:第5戦富士フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第5戦富士 立川/石浦組LEXUS LC500が3位表彰台獲得、GT300クラスでは嵯峨/久保組プリウスが今季初表彰台となる3位 (TOYOTA)

 SUPER GT第5戦の決勝レースが富士スピードウェイで行われ、4連勝中のLEXUS LC500勢は重いウェイトハンデを負いながらも、レースを通してバトルを繰り広げ、立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車が3位表彰台。中嶋 一貴/ジェームス・ロシター組 au TOM'S LC500 36号車が4位でフィニッシュ。LEXUS LC500は6台全車がトップ10フィニッシュでポイントを獲得した。また、GT300クラスでは、嵯峨 宏紀/久保 凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車が3位でフィニッシュし、今季初表彰台を獲得。中山 雄一/坪井 翔組 JMS P.MU LMcorsa RC F GT3 51号車も17番手スタートから追い上げ9位入賞を果たした。

3位表彰台を獲得した立川祐路と石浦宏明

3位表彰台を獲得した立川祐路と石浦宏明

 SUPER GT第5戦「FUJI GT 300km RACE」が8月5日(土)、6日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 前戦SUGOから僅か2週間のインターバル、そして3週間後には鈴鹿1000kmが待つ「真夏の3連戦」は2戦目を迎えた。今季より導入された新型のLEXUS LC500は、開幕から連勝街道を突き進んでいる。ウェイトハンデの厳しくなった前戦は、セーフティカーが3度も導入される乱戦となったが、これも制し、LEXUS LC500は開幕から4連勝を飾った。

 LEXUSの「ホーム」である富士で、新型のLC500の初レースとなった今季第2戦は表彰台独占の強さを見せた。今季2度目の「ホーム」戦は、6台中5台がランキングトップ5でウェイトハンデもかなり重くなっており、また、猛暑の中での戦いとなることが予想され、ドライバー、車両、タイヤやブレーキなどにも大きな負担のかかる厳しいレースとなる。しかし、「ホーム」富士はLEXUS勢のドライバーも多くが得意とするコースであり、LC500の速さを活かし、タイトル争いへ向けて好レースが期待された。

◆予選◆

 5日(土)は空は雲が覆っているものの雨は降らず、GT500クラスのQ1が開始される頃には気温29.5度、路面温度37度で蒸し暑いコンディションの中、セッションが開始された。

 GT500のQ1は午後2時55分スタート。いつも同様に前半は誰もコースインせず、残りが7分ほどになったところで国本雄資の駆るWedsSport ADVAN LC500 19号車を先頭に各車コースイン。タイヤを暖め、アタックラップに入ったが、19号車の国本はタイヤのグリップ不足に苦しみ、タイムを伸ばせず。14番手に終わってしまった。

 セッション終盤に目まぐるしくタイムが更新される中、LEXUS勢で好走を見せたのはトムスの2台。ランキング2位、3位で重いウェイトハンデを積んでいるにもかかわらず、KeePer TOM'S LC500 37号車は平川亮、36号車は中嶋一貴が好走を見せて3番手、5番手でQ2進出。38号車も石浦の健闘で7番手に入りQ2進出を決めた。

 ヘイキ・コバライネンがアタックしたDENSO KOBELCO SARD LC500 1号車は惜しくも9番手でQ2進出ならず。ランキング首位で最も重いウェイトハンデを積むWAKO'S 4CR LC500 6号車は大嶋が懸命のアタックを見せたが11番手でQ1敗退。

 午後3時40分からQ2(12分)が開始され、残り8分ほどで各車コースイン。このセッションでは36号車のロシターが素晴らしい走りを見せ、LEXUS勢最上位となる3番手タイムをマーク。立川の38号車が6番手、キャシディの37号車は7番手から決勝に臨むこととなった。

 GT300クラスでは、最終的に上位19台が1秒以内に入るという僅差のQ1で、2台のプリウスがQ2進出。嵯峨がアタックした31号車が6番手、佐々木孝太がアタックしたTOYOTA PRIUS apr GT 30号車が9番手グリッドを確保。  一方でLEXUS勢は苦戦。坪井がアタックした51号車はカットラインとなる14番手に僅かコンマ1秒及ばず17番手でQ2進出ならず。前戦5位フィニッシュを果たした60号車も23番手でグリッド決定となった。

 Q2では、久保がアタックした31号車が6番手、 永井宏明がアタックした30号車が9番手につけた。

◆決勝◆

 6日(日)は多少雲はあるものの好天に恵まれ、強い日差しで夏らしい天候となり、気温29度、路面温度36度のコンディション。午後3時25分に静岡県警の白バイとパトカーの先導による交通安全パレードに続き、フォーメーションラップから決勝レース(66周)のスタートが切られた。

 上位勢は順当なスタートを切り、ロシターがスタートを担当した36号車は3位をキープ。その後方では、38号車の立川と37号車のキャシディがサイド・バイ・サイドでの6位争いを繰り広げた。

 38号車の立川は、じりじりと前との差を詰めていき、9周目には5位へ。更に前車との激しいバトルの末に、24周目のTGRコーナー(1コーナー)で4位へと浮上、3位を走行する36号車にも追いつくと、27周目には36号車もかわし、ついに表彰台圏内までポジションアップを果たした。

 中盤に入り、各車給油とタイヤ交換、ドライバー交代のためにピットイン。3位につける38号車は、前を行くGT-R 23号車と同じタイミングで30周終了時にピットイン。そのままの順位でピットアウトすると、交代した石浦が、テール・トゥ・ノーズで激しく23号車を攻めるバトルが続くこととなった。

 全車がピット作業を終えた時点で、38号車が3位、中嶋一貴に代わった36号車が4位、平川亮に代わった37号車が5位で、チームメイト同士ながらこちらも接触寸前のバトルを展開。その後方では6号車の大嶋と19号車の国本も僅差で競り合っており、そこかしこで繰り広げられる接近戦は、富士に集まった多くのモータースポーツファンを湧かせた。

 38号車石浦の猛追は最後まで続き、終盤には首位を走る車両のペースが落ちたこともあって、最後は3台での首位争いになるかと思われたが、ファイナルラップ直前あたりからGT300の集団の中を抜けていくこととなり、それ以上の順位変動は無いまま、38号車が3位でチェッカー。第2戦富士での優勝に次ぐ、今季2度目の表彰台を獲得することとなった。

 36号車は中嶋一貴が粘り強く走り切り4位。37号車は6位、14番手スタートから追い上げた19号車が7位。6号車が9位、1号車が10位でチェッカーを受け、LEXUS LC500勢は厳しいウェイトハンデの中、6台全車がトップ10フィニッシュでポイントを獲得。

 この結果、36号車のロシターがドライバーズランキングで首位に浮上。これに1ポイント差の2位で大嶋/カルダレッリ組、更に1ポイント差で平川/キャシディ組、トップから3ポイント差の4位に立川/石浦組が続くという、ほぼ横一線と言っていい状況で、夏の長丁場、大量ポイント獲得のチャンスである、次戦鈴鹿1000kmを迎えることとなった。

 GT300クラスでは、6番手スタートのプリウス31号車が、序盤から好走を見せ4位へポジションアップ。やや早めの23周終了時点でピットへ向かい、タイヤ無交換作戦で嵯峨へとドライバーチェンジを行った。

 その後、嵯峨の31号車は着実なペースで周回。ピットを遅らせたライバル勢全車がピットを終えた時点で、2位へとポジションを上げた。その後、1台にかわされたが、今季初の表彰台を獲得。今季から嵯峨とコンビを組んだ久保にとってはGTでの初表彰台となった。

 17番手スタートのRC F GT3 51号車は、中山雄一がドライブした前半スティントでペースが上がらず苦戦を強いられたが、後半を担当した坪井が好走。着実に順位を上げ、9位入賞でポイント獲得を果たした。

 30号車は20位。60号車はGT500クラスの車両と接触を喫し、27位に終わった。

3位表彰台を獲得した立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車

3位表彰台を獲得した立川 祐路/石浦 宏明組 ZENT CERUMO LC500 38号車

3位でフィニッシュし、今季初表彰台獲得となった嵯峨 宏紀/久保 凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車

3位でフィニッシュし、今季初表彰台獲得となった嵯峨 宏紀/久保 凜太郎組 TOYOTA PRIUS apr GT 31号車

ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 立川祐路:
 昨日から車のバランスにすごく苦しんだ。今日の20分間のウォームアップでも改善されず、決勝スタート直前のグリッド上でセッティングを大きく変えてもらう状況だった。しかし、その作業が効を奏し、何とか決勝では戦えるレベルになった。最初のうちは、他メーカーの車両など、燃料リストリクターが大きい車両が前にいたため、中々抜けなかったが、様子を見ながら周回し、GT300クラスに引っかかったタイミングや、後半タイヤ摩耗が進んできた中で、向こうのミスを待ち、何とかポジションアップを果たせた。欲を言えば最後はもう一つ上に行ければというのはあるが、難しかっただろう。今週末の状況を考えれば、今日の結果は満足行くものだと思う。ポイント的にもほぼ横一線のようなものなので、チャンピオンシップ争いはこれからだ。次戦の1000kmはウェイトハンデも厳しいが、それはライバルも同じだし、長い戦いで上手くやれば上位に行ける可能性の高いレースなので、何とか好成績を狙いたい。
ZENT CERUMO LC500 38号車 ドライバー 石浦宏明:
 ずっと23号車を追う形となり、ブレーキはこっちの方が詰められるので、行けるかなと思っていたのだが、ブロックが厳しく、無理に行くとぶつかってしまうので逆転は叶わなかった。ファイナルラップはどこかで行きたいと思っていたのだが、ちょうど最後の最後にGT300クラスの集団に追いつき、それでちょっと離れてしまった。でも良いペースでレースを戦うことが出来た。昨日から今日のウォームアップまでクルマがあまり決まらず、グリッドでも大きく変更するなど少し不安だったが、立川さんの走りを見てほっとした。タイヤも予定とは違う、立川さんと同じものにして、それが上手く行った。僕自身はピットを出てから最後までずっとバトルで、結局抜けなかったので悔しいが、表彰台に上れたのは良かった。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 嵯峨宏紀:
 今回は予選から無交換前提のタイヤ選択で、とにかくタイヤを温存することを徹底し、前半も後半も無理なプッシュはせず、淡々と走る、という作戦でレースを戦った。最後の方では4号車に追いつかれてしまったが、ペースが違いすぎたので無理に抑えることもなく、自分達のペースを守って走り続け、なんとか表彰台でフィニッシュ出来て良かった。今年は新しいチームメイトになって、前半戦はちょっとかみ合わない部分もあったが、31号車プリウスのパッケージとして本来いる位置に今回戻ってくることが出来た。次の1000kmについては、今回のように特に後半淡々と走るのが得意なので、チャンスはあると思う。本来得意とすべき前戦のSUGOで不満の残る結果となってしまい、今回こそは挽回したいという気持ちだったので、表彰台に上がれたというのは本当に上出来だと思うし、優勝に匹敵する結果だと思っている。とはいえ、まだ僕らもシリーズを諦めているわけではないので、今後、次の鈴鹿で大きなポイントを取り、最低でも一回はどこかで優勝したいという思いはあるので、しぶとく頑張っていきたい。
TOYOTA PRIUS apr GT 31号車 ドライバー 久保凜太郎:
 去年乗っていたチームでも、いつもタイヤ無交換作戦の第1スティント担当をやっていたので、走り方は理解していた。あとは今年のクルマ、タイヤのパッケージでどうすれば良いかを考えながら走った。ちょっと危ないかと思うところはあったが、嵯峨さんがしっかりと繋いでくれたので良かった。初めての表彰台は嬉しいが、泣くのは優勝したときまで取っておくつもりだ。
トヨタ自動車株式会社
GAZOO Racing Company

SUPER GT

SGT:第5戦富士決勝 ARTAが発足以来初の両クラスポール・トゥ・ウィンの快挙を達成!

ARTAプロジェクト20年目の快挙!!

オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」の決勝が8月6日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#8野尻智紀/小林崇志組(ARTA NSX-GT)が、GT300クラスは#55高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)がいずれもポール・トゥ・ウィンを達成した。1997年に発足したAUTOBACS RACING TEAM AGURI(ARTA)が両クラスでポール・トゥ・ウィンを達成したのは今回が初めてだった。
(天候:晴れ コース:ドライ)

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第5戦決勝は夏の強い日差しのもと、午後3時25分と普段より約1時間遅くスタートした。

GT500クラスのポールシッター、#8 ARTA NSX-GTのスタートを担当したのは野尻。トップで1コーナーに進入すると、その後も安定したペースで少しずつ後続との差を広げていった。

2位に#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)、3位には#36ジェームス・ロシター(au TOM'S LC500)が続き、ここまでは予選の順番どおり。そして4位には2周目の1コーナーで#17小暮卓史(KEIHIN NSX-GT)を捉えた#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)が浮上してきた。さらにその後方から#38立川祐路(ZENT CERUMO LC500)も9周目のヘアピンで小暮のインを突き、
5位に浮上すると、22周目の最終コーナーでオリベイラのインに並びかけ、そのまま23周目の1コーナーで前に出た。

この22周目に小暮はピットイン。塚越広大に後半を託すが、31周目に周回遅れの#60飯田章(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)と最終コーナーで接触、#17 KEIHIN NSX-GTはホームストレート脇にストップして戦列を去った。

続いて28周目に#36au TOM'S LC50、#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R が揃ってピットイン。その2周後に#23 MOTUL AUTECH GT-Rと#38 ZENT CERUMO LC500がピットインし、相次いで#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)の前でコースに復帰した。

その後は#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)と#38石浦宏明(ZENT CERUMO LC500)が熾烈なドッグファイトをコースのいたるところで展開したが、前戦SUGOから新スペックのエンジンを搭載している23号車に対し、第2戦優勝などで60kgのウェイトハンデを課せられた38号車は17kgのウェイト軽減と引き換えに燃料リストリクターを絞ったことも影響し、石浦はストレートで松田を捉えることができず、ヘアピンやダンロップ、その先の13コーナーや最終コーナーで懸命にアタックを続ける。しかし松田はこれを冷静に退けていった。

そうした中、トップの#8 ARTA NSX-GTは31周目にピットイン、37秒の作業時間で小林崇志をトップのままでコースに送り出すと、小林も62周目の100Rで周回遅れに詰まってコースアウトを喫する危ない場面はあったものの、それ以外は後続との差を測りながら冷静に周回を重ねて66周を走りきり、待ちに待った今季初優勝を手にした。2位には#23 MOTUL AUTECH GT-R、3位には#38 ZENT CERUMO LC500が入った。

GT300クラスもまた、#55高木真一(ARTA BMW M6 GT3)が序盤から安定したペースで後続との差を広げ、9秒のマージンを築いて35周目にピットイン。給油とタイヤ交換を39.1秒で完了させてショーン・ウォーキンショーを送り出した。その背後からはタイヤ無交換作戦でタイムを稼いだ#31嵯峨宏紀(TOYOTA PRIUS apr GT)が迫ってきたが、タイヤに熱が充分に入ってからは次第にウォーキンショーがリードを広げていき、そのままトップでチェッカーを受けた。

2位には41周目のプリウスコーナーで嵯峨を捉えた谷口信輝の乗る#4グッドスマイル初音ミクAMGが続き、 #31TOYOTA PRIUS apr GTが3位で今季初表彰台を得た。

ARTAが両クラスで優勝したのは2013年7月の第4戦スポーツランドSUGO以来。ポール・トゥ・ウィンでの制覇は今回が初の快挙となった。

次戦はスーパーGTのシリーズ戦としてはこれが最後の開催となる鈴鹿1000km。
8月27日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士 優勝会見 小林「抜かれるわけにはいきませんでした」高木「すべて完璧でした」

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GT500クラス 野尻智紀(#8ARTA NSX-GT)
gt-rd5-r-pc-nojiri 「僕たちに関わってくれたすべての人に感謝したいと思います。小学生のとき、カートでARTAのサマースクールに参加してからの繋がりで、このチームにはすごく縁を感じています。その分プレッシャーも感じています。今回の結果は僕以外の皆さんの力があっての勝利だと思います。関わっていただいているすべての方々に感謝します。この週末は言うことないくらいハッピーです」
GT500クラス 小林崇志(#8ARTA NSX-GT)
gt-rd5-r-pc-kobayashi 「今年からGT500クラスに復帰して、今シーズンは背水の陣と思っていました。そのなかで今日はどうしても結果が欲しかったです。野尻選手がマージンを築いてくれたので、僕が抜かれるわけにはいきませんしね。でも、タイヤを温存しながら走っていたら、途中後ろとのギャップが少なくなったので、無線でピットや野尻選手にアドバイス受けて、走り方を少しアジャストしてペースを上げました。今シーズンここまで色々あったが、多くの人の支えで優勝できました。GT300クラスで僕を育ててくれた高木選手には本当に感謝しています」
GT300クラス 高木真一(#55ARTA BMW M6 GT3)
gt-rd5-r-pc-takagi 「最高の気分です。今年ARTAが20周年で、(鈴木)亜久里さんはチャンピオンを取ってほしいと言っています。その思いも伝わったんだと思います。スタート前、ショーンは20秒開いてこいと言っていましたが、10秒くらいしかマージン築けませんでした(笑)でも、クルマは素晴らしくて、ピット作業も完璧、ショーンも僕のベストラップを上回る走りで頑張ってくれました。菅生でクラッシュして、モノコック交換するほどのダメージでしたが、スタッフのおかげです。ブリヂストンのニュータイヤも安定していて、最後までタイムが落ちませんでした。本当に素晴らしいものを造ってくれました」
GT300クラス ショーン・ウォーキンショー(#55ARTA BMW M6 GT3)
gt-rd5-r-pc-walk 「高木選手、チームをはじめ皆さんに感謝しています。クルマも素晴らしいパフォーマンスで、ピットストップもパーフェクトでした。交替してタイヤが温まるまで少し後ろからプレッシャーをかけられましたが、最高の週末でした。新しいタイヤで、ロングランや満タンでの走行も初めてでしたが、不安なく走ることができました。強いて言えば、思ったより暑くならず、天候に恵まれた面はあったかもしれません」
まとめ: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第5戦富士決勝結果

■GT500クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2017/08/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
18野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS20661:44'39.955
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI52661.530
338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS60662.203
436中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS726613.300
512安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS146614.938
637平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS746615.244
719関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH186619.525
8100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS386619.603
96大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS826619.666
101ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS706622.480
1146本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI466658.928
1264ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL6661'04.652
1324佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH65214Laps
---- 以上規定周回数(70% - 46Laps)完走 ----
-16武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH144521Laps
-17塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS363036Laps
  • Fastest Lap: CarNo.8 野尻 智紀(ARTA NSX-GT) 1'31.851

■GT300クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2017/08/06) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
155高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS34621:46'12.758
24谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH70611Lap
331嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS12611Lap
461井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL34611Lap
59ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH26611Lap
67ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH24611Lap
788織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH611Lap
833藤井 誠暢
元嶋 佑弥
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH34611Lap
951中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS56611Lap
1021リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL611Lap
1118中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH4611Lap
1287細川 慎弥
佐藤 公哉
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH16611Lap
13*65黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS54611Lap
1450都筑 晶裕
新田 守男
Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH30611Lap
15111石川 京侍
山下 亮生
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH611Lap
16*10富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL10602Laps
1711平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL70602Laps
18117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY GT3
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH602Laps
19*26山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH602Laps
2030永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH602Laps
2148飯田 太陽
田中 勝輝
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH602Laps
22360柴田 優作
田中 篤
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH602Laps
2352番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH602Laps
242高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH593Laps
2535ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH593Laps
2622和田 久
城内 政樹
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH584Laps
2760飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH18584Laps
285坂口 夏月
藤波 清斗
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH64715Laps
2925松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH824616Laps
---- 以上規定周回数(70% - 43Laps)完走 ----
-3星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH28062Laps
  • Fastest Lap: CarNo.65 蒲生尚弥(LEON CVSTOS AMG) 1'39.689
  • CarNo.26(ジェイク・パーソンズ)は、SGT Spr.32-16(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.65(黒澤治樹)は、SGT Spr.13-1.c(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.10(富田竜一郎)は、SGT Spr.13-1.b(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER GT

SGT:第5戦富士GTA会見「来シーズン8月の富士戦は長距離に」

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決勝日朝、恒例のGTアソシエイション坂東正明代表による定例会見が行われた。

■SUGO戦はセーフティカー(SC)導入が結果に影響したが改善策は。
SCはもともとGT500クラスのトップを抑えると、GT300クラスが周回として損をしてしまうのを防ぐために導入している。SUGO戦では2回目と3回目のSC導入の間隔が近かったために、GT500クラスにも有利、不利が出てしまった。世界的には、フルコースイエローやイエローゾーンで対応しているのは承知しているが、コースの長さなどによって導入が難しいサーキットもある。サーキットオフィシャルの事故処理作業も考えなければいけないので、ピットロードと同様に60km/hの速度制限を設けるなど、日本の事情に合ったフルコースイエローの導入を検討していく。

■来シーズンのスケジュールが発表された。ポイントは。
今年10月開催のタイ戦を7月にずらしたが、これはタイ開催のモトGPと、6月のルマン24時間との関連である。また、鈴鹿1000kmがシリーズから外れるので、鈴鹿を5月に入れ、5月だったオートポリス戦を10月開催にした。距離については、1000kmがなくなったので、8月の富士戦の距離を伸ばすことでほぼ決定している。

■2018年限りでメルセデスがDTM(ドイツツーリングカー選手権)からの撤退を発表したが、影響は。
ITR(DTMの運営組織)が最も驚いたのではないか。7月末に今後のDTMとスーパーGTの連携などについての話し合う会議があったが、その場でいきなり撤退の発表があったようだ。その後、ITRとはテレビ会議で話し合った。今後、アウディやBMWとも話し合いを持つことになるだろうが、こちらの基本的なスタンスはこれまでと変わらない。
マニュファクチャラー(自動車メーカー、製造者)主導だとこういうことが起きるが、スーパーGTではそのようなことは許されないと思っている。ここまで作り上げてきたものを1社の方針で崩すことは筋が通らないと感じているし、そうならないように調整していく。

まとめ&Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式予選 亜久里監督の予言が的中!!ARTAが両クラスでポールポジションを獲得

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ARTA初のダブルポールを鈴木亜久里監督は予言していた?!

オートバックス スーパーGT第5戦「富士GT300kmレース」の公式予選が8月5日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#8野尻智紀/小林崇志組(ARTA NSX-GT)が前戦スポーツランドSUGOに続いて今季3度目のポールポジションを獲得、GT300クラスも同じARTAの#55高木真一/ショーン・ウォーキンショー組(ARTA BMW M6 GT3)が今季初ポールを獲得した。

公式予選は午後2時35分よりノックアウト方式で行われた。この日の天候は曇りながら、雨の心配はなく、終始ドライコンディションでの走行となった。

予選Q1

GT500クラスは例によって残り時間8分を切ったあたりから始まった。ここでトップに立ったのは#23松田次生(MOTUL AUTECH GT-R)。アタック2周目で1'29.423を叩き出した。2位には前回のSUGOで2位に入った#46千代勝正(S Road CRAFTSPORTS GT-R)、#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R)もそれに続き、一時はニッサンGT-Rの1-2-3となったが、チェッカー寸前に#37平川亮(LEXUS TEAM KeePer TOM'S)が3位に割って入った。

一方前回優勝の#1ヘイッキ・コバライネン(DENSO KOBELCO SARD LC500)は終了間際まで懸命のアタックを続けたが9位で惜しくも予選を終えた。NSX勢は#8小林崇志(ARTA NSX-GT)が7位、#17小暮卓史(KEIHIN NSX-GT)が8位と2台が残った。

GT300クラスは上位14台中9台がFIA-GT3という結果に。トップは#7ヨルグ・ミューラー(Studie BMW M6)、2位には#65黒澤治樹(LEON CVSTOS AMG)がつけた。一方、前回優勝の#11ビヨン・ビルドハイム(GAINER TANAX AMG GT3)は19位と振るわず。70kgのウェイトハンデの影響は少なくなかったようだ。

予選Q2

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gt-rd5-q-23

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GT500クラスはQ1同様に残り8分を切ったところで#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)を先頭に各車続々とコースイン。最初のアタックでクインタレッリが1'29.475を記録してトップに立ったが、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)がセッション終盤に1'29.104を記録、前戦SUGOに続いて2戦連続でポールポジションをもぎ取った。チームとしては小林崇志がQ2を担当した第1戦岡山と合わせ、通算で3回目のポール獲得だ。Q1走行時点での小林の感触は今ひとつだったようだが、セッティングの方向性は野尻向きのはず、とも感じたという。その小林の予想に野尻は見事に応えてみせた。2番手はクインタレッリ、#36ジェームス・ロシター(au TOM'S LC500)が72kgものウェイトハンデをものともせずに3番手につけた。

GT300クラスはBMW M6、メルセデスAMG GT3らのドイツ車が上位を独占。最初のアタックで#4片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1'38.240を記録してトップに立つと、これを#55高木真一(ARTA BMW M6 GT3)が上回って1'37.700でトップに。高木は2周目のアタックで1'37.525とタイムをさらに縮め、今季初のポールポジションを獲得した。2番手には同じM6を走らせる#7荒聖治(Studie BMW M6)が続き、片岡が3番手。4番手にも#65黒澤治樹(LEON CVSTOS AMG)がつけている。

JAF-GT勢では#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が最上位の5番手。#31久保凜太郎(TOYOTA PRIUS apr GT)が6番手で続いた。

GT500、GT300の両クラスでARTAがポールポジションを獲得したのは今回が初めて。しかし予選前に行われていたトークショーでは鈴木亜久里監督が「目を閉じれば2台がポールポジションを獲得するのが見える」と語ったという。果たして決勝レースでも亜久里監督のお告げは出るのか?決勝レースは明日午後3時25分より66周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士ポールポジション会見 野尻「今朝はかなり厳しい状態でした」高木「菅生で色々あったので感極まりました」

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GT500クラス 野尻智紀(#8ARTA NSX-GT)
gt-rd5-q-pc-nojiri 「55号車がポールを取ったことで、ARTAチームでダブルポールのプレッシャーがかかりました(笑)。ただ、クルマに乗ると集中できましたので、心配するほどではなかったです。今朝の走り出しは非常に厳しくて、前回の富士でクルマが跳ね気味だったのでそれを修正したはずが、さらに酷くなっていました。それを短時間の中で改善できて、この結果が出たので非常に満足しています。決勝は平常心で臨みたいと思います」
GT500クラス 小林崇志(#8ARTA NSX-GT)
gt-rd5-q-pc-kobayashi 「まずは55号車はのポールが凄く嬉しいです。去年は僕も高木さんと組みましたが、これで富士では3年連続PPです。その流れで予選はいけるような気がしていました。Q1は僕としては完璧とは言い難かったのですが、このセッティングで野尻選手が乗ればいい感じじゃないかという感触があったので、Q2にそのまま送り出しました。結果は楽観していましたが、本当にポール取ってくれて、ARTAとしてダブルポールは初の快挙だと思います。明日はぶっちぎりで逃げたいですね」
GT300クラス 高木真一(#55ARTA BMW M6 GT3)
gt-rd5-q-pc-takagi 「菅生では色々あって(3回目の赤旗の原因となる接触を起こした)辛い思いをしました。自分のレースに対する取り組み方を考えないといけないと思っていましたし、今回しか挽回のチャンスはなかったので、ポールポジションにはちょっと感極まった部分がありました。クルマを仕上げてくれたスタッフに感謝です。実はトークショーで(鈴木)亜久里さんがARTAチームの2台がポール取ることを予言していました(笑)」
GT300クラス ショーン・ウォーキンショー(#55ARTA BMW M6 GT3)
gt-rd5-q-pc-walk 「気分は最高です。この結果はすべて高木選手の素晴らしい走りのおかげです。クルマに関しては、公式練習から予選までとても良い仕上がりでした。ポールポジションは非常に嬉しいです。ありがとうございました。実は今朝の練習走行から高木選手の言うとおりの結果になっているので、決勝も高木選手が勝つと言えば勝てると思います(笑)」
まとめ & Photo: Shigeru KITAMICHI

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式予選総合結果

■GT500 Class

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2017/08/06) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
18野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX
BS201'29.7581'29.104
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI521'29.4231'29.475
336中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS721'29.7331'29.591
417塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX
BS361'29.7751'29.618
524佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH61'29.6671'29.851
638立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'29.7421'29.934
737平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS741'29.5341'30.059
846本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI461'29.5201'30.777
91ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS701'29.921
1012安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS141'29.964
116大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS821'29.985
1216武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX
YH141'30.005
1364ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX
DL61'30.045
1419関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH181'30.189
15100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX
BS381'30.322

■GT300 Class

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2017/08/06) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 5 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Model
TireWhQ1Q2
155高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS341'38.7501'37.525
27ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH241'38.0971'37.809
34谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH701'38.6851'38.078
465黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS541'38.3401'38.203
561井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL341'38.3501'38.335
631嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS121'38.6251'38.399
79ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH261'38.8841'38.418
83星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'38.5081'38.656
930永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'38.5661'38.760
1050都筑 晶裕
新田 守男
Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH301'38.5741'38.835
11111石川 京侍
山下 亮生
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'38.5501'38.893
1225松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH821'38.8371'38.974
1326山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'38.7281'39.102
142高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'38.8121'40.331
1521リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'38.901
1688織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'38.905
1751中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS561'38.960
1833藤井 誠暢
元嶋 佑弥
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH341'39.003
1911平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL701'39.007
205坂口 夏月
藤波 清斗
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH61'39.202
2187細川 慎弥
佐藤 公哉
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH161'39.210
2210富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'39.296
2360飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH181'39.347
2418中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'39.446
25117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY GT3
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'39.643
2652番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'39.898
2748飯田 太陽
田中 勝輝
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.931
2822和田 久
城内 政樹
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'40.058
29360柴田 優作
田中 篤
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.312
3035ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'40.775

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式練習 予選さながらのタイムアタックでレクサスが上位独占!

8月5日、静岡県・富士スピードウェイで、2017オートバックス スーパーGT第5戦「FUJI GT 300km RACE」の公式練習が行われ、GT500クラスは、予選さながらのタイムアタックの末、#19WedsSport ADVAN LC500(関口雄飛/国本雄資組)が、GT300クラスは安定した速さを見せた#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー組)がトップタイムをマークした。

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上空に雲は多いものの時折日が差す天候のなか、朝8時50分から10時35分までスケジュールで練習走行が行われた。注目はやはりGT500クラス。開幕4連勝のレクサス勢は殆どのマシンが70kg以上のウエイトハンディを背負っており、そのなかでどこまで速さを維持できるのか。前回のSUGO戦で予選上位を占めながら不運なSC導入で勝ちを逃した感のあるNSX勢は是が非でも勝利をものにしたいところ。また、23号車と46号車がコンスタントな成績を残しているGT-R勢も、ここでポイントを伸ばしてレクサスの牙城を崩したいところだ。

それぞれの思惑が交錯するなか始まった練習走行。開始から好調さを窺わせたのが、#23MOTUL AUTECH GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)と#12カルソニックIMPUL GT-R(安田裕信/ヤン・マーデンボロー組)、2台のGT-R。走行開始後まもなく#23MOTUL GT-Rがマークした1分30秒740は終盤まで破られることはなかった。この2台に割って入ったのがレクサス勢で唯一ウェイトハンディが18kgと少ない#19WedsSportレクサスだった。

残り10分、GT500の専有時間帯に入ると、#19WedsSportレクサスが1分30秒190をマークしてトップに立つが、GT-R勢も#12カルソニックGT-R、#24フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R(佐々木大樹/J・P・デ・オリベイラ組)、#46S Road CRAFTSPORTS GT-R(本山哲/千代勝正組)の3台が相次いで大きくタイムアップ。上位5台中3台をGT-Rが占めるという日産陣営にとって、午後の予選に期待を繋ぐ願ってもない状況になった。

やはり富士ではウェイトハンディが効く。今回レクサスは厳しい……誰もがそう思った残り1分。まさに走行が終わろうとしたその時だった。何とウェイト74kg、72kgを積む#37KeePer TOM'S LC500(平川亮/ニック・キャシディ組)と#36au TOM'S LC500(中嶋一貴/ジェームス・ロシター組)が、#19WedsSportレクサスに次ぐ2番手、3番手のタイムを叩き出し、終わってみればレクサスが1~3位を独占。予選さながらのアタックに日産、ホンダ陣営はしてやられた格好になった。

GT300クラスは、直線の長い富士ではやはりFIA GT3マシンが速く、#55ARTA BMW M6 GT3(高木真一/ショーン・ウォーキンショー組)、#9GULF NAC PORSCHE 911(ジョノ・レスター/峰尾恭輔組)が走行開始からトップを競い続けた。これに続いたのが何と70kgのウェイトを積む#4グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也組)。開幕戦を制した#4グッドスマイルAMGは、ウェイトを増やしながらもコンスタントに入賞を重ねている。

JAF-GTマシンの最上位は、7番手の#30TOYOTA PRIUS apr GT(永井宏明/佐々木孝太組)。チームメイトの#31TOYOTA PRIUS apr GT(嵯峨宏紀/久保凜太郎組)も9番手となった。今シーズンは目立った成績を残していないため、ウェイトはそれぞれ0kg、12kg。今回はチャンスがありそうだ。同様に10番手の#2シンティアム・アップル・ロータス(高橋一穂/加藤寛規組)もウェイトは0kg。SUGO戦のクラッシュを修復し、新たに装着した空力パーツも効果を発揮しているようだ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第5戦富士公式練習結果

■GT500クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2017/08/05) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
119関口 雄飛
国本 雄資
WedsSport ADVAN LC500
TOYOTA LEXUS LC500
YH181'30.190--182.135
237平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS741'30.312 0.122 0.122181.889
336中嶋 一貴
ジェームス・ロシター
au TOM'S LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS721'30.453 0.263 0.141181.606
424佐々木 大樹
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フォーラムエンジニアリングADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH61'30.509 0.319 0.056181.494
517塚越 広大
小暮 卓史
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS361'30.512 0.322 0.003181.488
612安田 裕信
ヤン・マーデンボロー
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS141'30.543 0.353 0.031181.425
738立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS601'30.547 0.357 0.004181.417
846本山 哲
千代 勝正
S Road CRAFTSPORTS GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI461'30.568 0.378 0.021181.375
916武藤 英紀
中嶋 大祐
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
YH141'30.667 0.477 0.099181.177
106大嶋 和也
アンドレア・カルダレッリ
WAKO'S 4CR LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS821'30.721 0.531 0.054181.069
118野尻 智紀
小林 崇志
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS201'30.723 0.533 0.002181.065
1223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI521'30.740 0.550 0.017181.032
1364ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL61'30.813 0.623 0.073180.886
141ヘイッキ・コバライネン
平手 晃平
DENSO KOBELCO SARD LC500
TOYOTA LEXUS LC500
BS701'30.997 0.807 0.184180.520
15100山本 尚貴
伊沢 拓也
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS381'31.061 0.871 0.064180.393

■GT300クラス

FUJI GT 300km RACE -RIJ- (2017/08/05) Official Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2017 AUTOBACS SUPER GT Round 5 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
155高木 真一
ショーン・ウォーキンショー
ARTA BMW M6 GT3
BMW M6 GT3
BS341'38.443--166.866
29ジョノ・レスター
峰尾 恭輔
GULF NAC PORSCHE 911
Porsche 911 GT3 R
YH261'38.730 0.287 0.287166.381
34谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-Benz AMG GT3
YH701'38.936 0.493 0.206166.035
421リチャード・ライアン
柳田 真孝
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
DL1'39.086 0.643 0.150165.783
53星野 一樹
高星 明誠
B-MAX NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH281'39.115 0.672 0.029165.735
633藤井 誠暢
元嶋 佑弥
D'station Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH341'39.123 0.680 0.008165.721
730永井 宏明
佐々木 孝太
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
YH1'39.158 0.715 0.035165.663
865黒澤 治樹
蒲生 尚弥
LEON CVSTOS AMG
Mercedes-Benz AMG GT3
BS541'39.224 0.781 0.066165.553
931嵯峨 宏紀
久保 凜太郎
TOYOTA PRIUS apr GT
TOYOTA PRIUS
BS121'39.311 0.868 0.087165.408
102高橋 一穂
加藤 寛規
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'39.323 0.880 0.012165.388
1160飯田 章
吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH181'39.357 0.914 0.034165.331
1287細川 慎弥
佐藤 公哉
ショップチャンネルランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH161'39.373 0.930 0.016165.304
1351中山 雄一
坪井 翔
JMS P.MU LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
BS561'39.435 0.992 0.062165.201
1410富田 竜一郎
吉田 広樹
GAINER TANAX triple a GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL101'39.441 0.998 0.006165.191
15111石川 京侍
山下 亮生
エヴァRT初号機 Rn-s AMG GT
Mercedes-Benz AMG GT3
YH1'39.482 1.039 0.041165.123
1661井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL341'39.565 1.122 0.083164.986
1711平中 克幸
ビヨン・ビルドハイム
GAINER TANAX AMG GT3
Mercedes-Benz AMG GT3
DL701'39.632 1.189 0.067164.875
1818中山 友貴
川端 伸太朗
UPGARAGE BANDOH 86
TOYOTA 86 MC
YH41'39.670 1.227 0.038164.812
1950都筑 晶裕
新田 守男
Ferrari 488 GT3
Ferrari 488 GT3
YH301'39.681 1.238 0.011164.794
207ヨルグ・ミューラー
荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH241'39.704 1.261 0.023164.756
2125松井 孝允
山下 健太
VivaC 86 MC
TOYOTA 86 MC
YH821'39.737 1.294 0.033164.701
2288織戸 学
平峰 一貴
マネパランボルギーニ GT3
Lamborghini HURACAN GT3
YH1'39.839 1.396 0.102164.533
23360柴田 優作
田中 篤
RUNUP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.863 1.420 0.024164.493
2426山田 真之亮
ジェイク・パーソンズ
TAISAN SARD R8 FUKUSHIMA
Audi R8 LMS
YH1'39.897 1.454 0.034164.437
25117井出 有冶
阪口 良平
EIcars BENTLEY GT3
BENTLEY CONTINENTAL GT3
YH1'40.095 1.652 0.198164.112
2652番場 琢
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreenBraveマークX MC
TOYOTA MARK X MC
YH1'40.263 1.820 0.168163.837
275坂口 夏月
藤波 清斗
マッハ車検MC86 GTNET
TOYOTA 86 MC
YH61'40.466 2.023 0.203163.506
2848飯田 太陽
田中 勝輝
植毛GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'40.538 2.095 0.072163.389
2935ナタウッド・ジャルーンスルカワッタナ
ナタポン・ホートンカム
ARTO 86 MC 101
TOYOTA 86 MC
YH1'40.925 2.482 0.387162.762
3022和田 久
城内 政樹
アールキューズSLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
YH1'41.018 2.575 0.093162.613

F4東日本シリーズ

F4東日本:第5戦もてぎ決勝 角田裕毅が開幕から無傷の5連勝

 F4地方選手権東日本シリーズ第5戦は30日、ツインリンクもてぎで12周の決勝を行い、角田裕毅(MARUSAN・ミスト・JSS・ED)12周・23分6秒613で優勝した。

f4-rd5-r-start2 f4-rd5-r-5 f4-rd5-r-73 f4-rd5-r-72 f4-rd5-r-winner f4-rd5-r-podium

 12周で争われる第5戦は午前11時25分にフォーメーションラップを開始。昨日と代わりドライコンディションでのスタートとなった。

 「FIA-F4も含めてスタートが課題」というポールポジションの角田裕毅(MARUSAN・ミスト・JSS・ED)は出遅れ、予選2位の里見乃亜(チームNATS・正義・001)がトップで1コーナーに侵入。しかし里見は1コーナーでブレーキングをミス。角田がクロスラインを取り1コーナー立ち上がりでトップに立った。

 こうなると角田を止められるものは誰もいない。「ミスが多かったと」いうもののそれでも2位以下より1秒前後速いラップを刻み、12周を走ってぶっちきりでの開幕からの5連勝を達成した。

 2位には里見が入った。スタートで3位に付けた三浦勝(CMS090)はオープニングラップで単独スピン。3位に上がった金井亮忠(チームNATS・エクシズ・056)がそのままの順位でゴール、Hパーターンクラスでは優勝を飾った。

 F4西日本シリーズ最終第6戦は富士スピードウェイに舞台を移し9月16日に行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

F4東日本シリーズ

F4東日本:第5戦もてぎ決勝結果

もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2017/07/30) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2017 F4東日本シリーズ Round 5 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
15S1角田 裕毅MARUSAN・ミスト・JSS・ED
MYST KK-ZS
1223'06.613
273S3里見 乃亜チームNATS・正義001
NATS 001
129.360
372H1金井 亮忠チームNATS・エクシズ・056
WEST 056
1221.003
451H2加藤 正将ブライルバッテリーマーズ006
WEST 006
1228.110
512S4大原 佳祐佐藤製作所KKZS・TOMEI
MYST KK-ZS
1229.160
634S5三浦 勝CMS090
MOONCRAFT MC090
1241.198
79H3三枝 拓己スーパーウインズ&花島/HRF
WEST 006
1250.267
826H4内村 浩二KRac Winmax 006
WEST 006
121'03.675
---- 以上規定周回数(90% - 10Laps)完走 ----
-80H-河野 保治スーパーウインズ☆RISING
WEST 1003
39Laps
-17S-小倉 可光チームNATS・OAC・090
MOONCRAFT MC090
39Laps
-19H-ハンマー 伊澤Sウインズ☆ハンマーバリュー
WEST 056
012Laps
  • Fastest Lap: CarNo.5 角田裕毅(MARUSAN・ミスト・JSS・ED) 1'54.737 (4/12) 150.65km/h
  • CarNo.17は、2017もてぎチャンピオンカップレース特別規則第26条~4①違反により、競技結果に60秒加算のペナルティーを科した。

SUPER FORMULA

SF:2017シーズンは第4戦、第5戦の2戦でソフトタイヤを導入へ(第3戦富士JRPサタデーミーティング)

全日本スーパーフォーミュラ選手権を主催する日本レースプロモーション(JRP)は7月8日、第3戦が開催されている富士スピードウェイで行われたサタデーミーティングにおいて、昨年の第4戦もてぎで導入されたソフトタイヤを今シーズンも使用することを発表した。

sf-rd3-jrp-kurashita sf-rd3-jrp-watanabe

今回は第4戦もてぎに加え、第5戦オートポリスの計2戦での採用となる。
使用セット数、運用方法などは現在JRPとチーム側とで調整を行なっているとのことだが、もてぎでは金曜の練習走行での1セットを含んで3セット、オートポリスでは2セットのニュータイヤを使用することになりそうだ。

この日は倉下明JRP社長とヨコハマ・モータースポーツ・インターナショナル 開発本部 ジェネラルマネージャーの渡辺晋氏が出席。
渡辺ジェネラルマネージャーによると、今回のソフトタイヤは従来のミディアムタイヤと同一の構造でコンパウンドのみを変えているとのことで、昨年9月にスポーツランドSUGOでテストした時点で約0.5~0.8秒のラップタイム向上が見られたとのこと。コンセプトは「より速く、なるべく1レースもたないタイヤ」とのこと。

sf-rd3-jrp-soft-tire また昨年は「ADVAN」のロゴと赤い線が混じってしまい、見分けがつきにくいということで不評だったサイドウォールのデザインも一新され、ロゴの外周に赤いアドバンストライプが入ったものとなった。
さらに今回はオンボード映像でも見分けやすいように、内側にも赤いペイントがされるという。

この新しいソフトタイヤは今月19日にオートポリスでテストされてスペックが確定したのちに量産に入り、レースウィークの金曜日に各チームにデリバリーされるという。

今回のソフトタイヤがもてぎやオートポリスの戦いにどういう影響を及ぼすか、大いに期待したい。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017  第5戦(富士)決勝レポート

小山町.  ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ第5戦の決勝を、富士スピードウェイ(静岡県)で2017年6月3日(土)に開催いたしました。

天候:晴れ 路面:ドライ 気温:25度/路面温度:41度
            
PCCJ第5戦のポールポジションを獲得したのは、2016年のPCCJスカラシッププログラムドライバーであった#89 三笠雄一。2番手には今年のPCCJスカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太と、若手ドライバー2人がフロントローに並ぶ。3番手は2015年ジェントルマンクラス王者の#9 武井真司(ジェントルマンクラス)、4番手には2014、16年ジェントルマンクラス王者の#7 星野敏とチャンピオン経験者が続く。

14時5分、グリッドに整列した各車がスタートをして決勝の幕が切って落とされる。オープニングラップが激しいトップ争いが展開され、#17 上村が前を行く#89 三笠を攻略しトップを奪う。#17 上村は#89 三笠を引き離して行きたいところだが、思ったように差は広がらず、#17 上村、#89 三笠、#9 武井、#7 星野の4台が等間隔で並んで周回を重ねていく。そしてレースが動いたのは6周目の1コーナー。アウトから攻めていった#89 三笠が、#17 上村をオーバーテイクしてトップを奪い返す。
「最初は油断していたわけではないのですが、上村選手に抜かれてしまいました。そこからは焦らずにレースを組み立て直し、上村選手の動きをじっくりと見て少ないチャンスを活かしました。これは、昨年1年間の経験のお陰だと思っています」と語る#89 三笠は、第2戦以来となる今季3勝目をマーク。一方、2位に終わった#17 上村は、「早い段階で三笠選手を捕らえて流れを変えたいと思っていたので、その通りに1周目のヘアピンで抜くことができました。でも、ギャップを築く事ができずに数周後の1コーナーであっさりとオーバーテイクされてしまったのは反省点だと思っています」と悔しさを滲ませていた。

3番手を走行していた#9 武井は、トップ争いを展開する2台を後方から観察し、「チャンスがあれば仕掛けて行こうと思っていましたが、自分の体調があまり良くなかったこともあり、まずはゴールを目指すことに切り替えました」と語る。総合3位となった#9 武井は、これでジェントルマンクラスにおいて開幕戦からの5連勝を達成した。
4位には#70のリザーブドライバーとして今大会に出場した永井宏明が、#7 星野とのバトルを制して入賞。
「久しぶりにPCCJへ出場しましたが、走り方を忘れていてマシンの向きを変えるのに苦労しました。でも星野選手とのバトルも楽しめたので、次のレースも頑張りたいと思います」

#9 武井が5連勝を飾ったジェントルマンクラスは、一時は6台が団子状態になるなど激しい2番手争いが展開された。最終的には、14周目の1コーナーで#2 田島剛が#89 IKARIをオーバーテイクして2位でゴール。
「前のクルマの走りを見ながら無理をせず、チャンスを狙って順位を上げていきました。最後はIKARI選手を抜けて2位を獲得できて良かったです」と、#2 田島はレースを振り返る。3位には予選クラス10番手からスタートした#25 内山清士が入り、「予選で大失敗してしまったので、それを少しでも取り返せたかなと思っています。本当に表彰台を獲得できて良かったです」と語る。
4位は#89 IKARI、5位は予選クラス11番手スタートの#6 MASANORI YONEKURA、6位は#11 Fukujirouであった。

PCCJ第6戦の決勝レース(15周)は4日(日)午前10時10分スタートとなっている。また、PCCAとのエキシビジョンレースも16時30分スタート(10周)で開催される。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第5-6戦(富士)予選レポート

小山町.  ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:七五三木 敏幸)とポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017シリーズ第5-6戦の予選を、富士スピードウェイ(静岡県)で2017年6月3日(土)に開催いたしました。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2017 第5-6戦(富士)予選レースレポート
天候:晴れ 路面:ドライ 気温:18度 路面:25度(セッション開始時)

6イベント全11戦で競われる2017年シーズンのポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)は、今回の第5-6戦で中盤戦を迎えることとなった。第3-4戦から約1カ月のインターバルを経ての開催となるが、戦いの舞台は前回と同じく富士スピードウェイ。富士大会は、次回の8月開催までの3大会連続となる。予選前日に行われた専有走行で総合トップタイムをマークしたのは、2016年のPCCJスカラシッププログラムドライバーであった#89 三笠雄一。2番手には今年のPCCJスカラシッププログラムドライバーである#17 上村優太が続いた。そしてジェントルマンクラスでは、ランキングトップの#9 武井真司を抑えて#25 内山清士トップタイムをマークした。しかしタイム差は拮抗しているため、予選ではどのような戦いが展開されるか注目された。

迎えた土曜日の公式予選は晴天の中、朝8時30分にスタート。30分間と限られた時間の中でどのようにタイムアタックしていくのかは、各チーム、ドライバー次第となってくる。早い段階でタイムアタックを開始したのが#17 上村で、周回毎にタイムアップしながらトップタイムをマークしていく。各車とも6ラップほどした頃からピットインし、タイヤの内圧変更やニュータイヤへ履き替えるなど後半でのタイムアアップを狙う。

そのセッション後半では、新旧のPCCJスカラシッププログラムドライバー2人によるトップタイム争いが繰り広げられる。序盤は#17上村に先行をゆるした#89三笠が中盤に逆転するが、#17上村が再び上回りPCCJにおける初ポールポジション獲得かと思われた。しかし最終的に軍配は先輩格である#89 三笠が意地を見せて第2戦岡山以来のポールポジションを獲得。「残り2周にかけてアタックし、トップタイムを記録できました。前大会は2戦ともノーポイントに終わってランキングは追われる立場から追う立場になったため精神的に楽になった部分もあります。決勝はスタートをうまく決めて逃げ切りたいと思います」。 #89 三笠がこのように語る一方で、0秒110差で2番手となった#17 上村は「自分なりにベストを尽くしたのですが、一歩届きませんでした。予選の最後でマシントラブルも発生してしまったのですが、それが解決していれば決勝では気持ちよく走り、しっかりと結果を出したいと思います」と振り返る。

ジェントルマンクラスでトップタイムをマークしたのは、2015年のジェントルマンクラス王者であり開幕戦からすべてポール・トゥ・ウインで4連勝を飾っている#9武井真司。総合でも3番手に入った#9武井は「スタートをうまく決め、前に着いていけばチャンスはあると思います。でも、セーフティードライブでゴールまでマシンをきちんと走らせたいですね」と語り、PCCJ史上初となるジェントルマンクラスの総合優勝に向けて前にいる若手ドライバー2人に挑む。

そして、ジェントルマンクラス予選2番手となった#89 IKARIは「予選のタイムアタックは予定通りいけたので満足しています。昨日の専有走行2回目では、決勝レースのシミュレーションを行ったので、それが今日の午後のレースで活かせればと思っています」と語る。前戦で今シーズン初の3位表彰台を獲得した勢いを、そのまま維持したようだ。3番手タイムの#47 TAD JUN JUNは「昨日の専有走行で色々試してみたことで、セットがうまく決まって思い通りの走りができました。今年1回でも表彰台に上がりたいと思っているので、決勝も頑張ります」と意気込みを語ってくれた。なお、ジェントルマンクラスの予選タイムを見るとコンマ数秒以内に何台ものマシンがひしめきあっているため、決勝では熱戦が期待される。

なお、第6戦の予選結果はポールポジションは第5戦と同じく#89 三笠が獲得し、2番手は#17 上村、3番手には#7 星野敏が入っている。ジェントルマンクラスは、第5戦と同じく#9 武井、#89 IKARI、#47 TAD JUN JUNの順でトップ3を占めた。

第5戦の決勝レースは3日14時5分〜、第6戦は4日10時10分〜、両日とも15周で争われる。

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第5,6戦オートポリス テクニカルサーキットのオートポリス、富士に続いて、連続入賞を果たす! (Le Beausset)

 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつであるFIA-F4選手権が、5月20日(土)、21日(日)にオートポリス(大分県)で開催された。

 ドライバーの川合孝汰、平木玲次、平木湧也の3人は、前回の富士大会で揃って入賞を遂げ、目標を入賞から、一段高みへと移すことが期待された。

 今回の舞台、オートポリスは高低差のあるテクニカルレイアウトで知られ、またタイヤへの攻撃性の高さも特徴のひとつとなっている。したがって、求められるのは単純な速さのみならず、タイヤグリップをいかに持たせることができるか、またタイヤグリップの落ちていくマシンをいかにコントロールして速く走らせることができるかが重要な戦いとなる。

予選 5月20日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 昨年は熊本地震の影響で中止となったため、FIA-F4が行われるのは2年ぶり。そのため、オートポリスでのレース経験を持つのは湧也だけ。3人とも自主的にシミュレーターで学習してきたが、やはり実際に走るのが効果的と、さっそく水曜日のスポーツ走行から練習を開始する。さらに木曜日、金曜日の専有走行で周回を重ねることで、それぞれ上々の手応えを得ることとなった。また、その過程で予選シミュレーションも行い、好タイムを出すには早めのアタックが有効というのを理解していただけに、そのあたりを頭にしっかり置いて土曜日の予選に挑んだ。

 好天に恵まれ、というより夏日を思わせるほどの暑さの中、湧也、川合、玲次の順で並んでコースイン。予定どおり早々のアタックを試みるも、前走車に進路を塞がれる格好となってしまい、最初のアタックラップが不発に終わる不運。それでも第1レースのグリッドを決めるベストタイムでは、川合が5番手、そして湧也が7番手につける。さらに第2レースのグリッドを決めるセカンドベストタイムでも、湧也は6番手に。セカンドベストが決まっていなかった川合が、なんとかもう一発と攻め立てるも、その直後に赤旗がでてしまう。

 幸い、再開後のアタックで川合は、再び湧也の前に割って入る、セカンドベストでも5番手につけることに成功、湧也は2戦とも7番手となり、玲次は赤旗の影響を大きく受けてしまい、14番手と12番手となった。

第5戦決勝 5月20日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 第5戦決勝は、予選に引き続きドライコンディションでの走行となった。ここで好スタートを切ったのが川合で、早々に1台をかわした後、ポイントリーダーの前車さえ抜きかけるも、選んだイン側のラインは路面が汚れておりスリッピーなことから、無理は禁物と判断。まずは4番手で1コーナーをクリアする。一方、湧也はポジションキープで、玲次もひとつ上げる。

 オーバーテイクポイントが多いとは言い難いコースだけに、それぞれが離れず隙をうかがいながら周回を重ねる中、10周目に玲次は、前を行く2台の接触に乗じて、ふたつポジションを上げる。逆に湧也はその前の周に、1コーナーでブレーキング合戦を繰り広げた末、8番手に。一方、川合は激しいバトルを続ける後続こそ中盤以降は引き離し、3番手浮上を目指していく。終盤にかけては、各上位マシンとも、タイヤグリップがギリギリの中、一進一退の攻防を続けていくも、川合は4位、湧也は8位、玲次は入賞まであと一歩と迫る11位でチェッカーとなった。

第6戦決勝 5月21日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ

 日曜日も強烈な暑さに見舞われるかと思われたものの、穏やかなコンディションへと一転。その意味ではタイヤへの負担は減ったものの、すでにタイヤは1レース経過しているだけに厳しい状況は変わらず。その影響で路面を掻き過ぎた川合がスタートでひとつ順位を落としたが、抜いていった車両は1コーナーでオーバーランし、結果的にはポジションをキープ。それに乗じて湧也はひとつ順位を上げて、川合の背後につ けることとなった。そして、玲次は13番手に後退するも、2周目には1台をかわし、さらに前走車のペナルティで5周目には11番手に上がる。

 連なって周回を重ねる川合と湧也は、前を行く4台がビリビリとした緊張感を醸し出していたため、離されることのないようピタリと背後につけて走行を続ける。ただし、それぞれ自ら仕掛けようにも、もはやタイヤは限界にまで達していた。そんな中、最終ラップに入ると、いきなりトップ争いに動きが出て、チャンス到来かと思われた。結果、2番手にコースアウトがあったが、川合と湧也のポジションまでには踏み留まりそのままチェッカー。川合は5位、湧也は6位で2戦連続入賞。玲次も後続を最後まで抑え続けて11位となった。

 2週間しかインターバルのなかった今大会とは対照的に、第4大会のSUGOは2ヶ月後の開催となる。シリーズ中盤戦からの巻き返しをはかるべく、トップ3を目指し臨む。

チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 3ドライバーにはこのコースの特性からして、後半区間はクルマが曲りずらい状況に置かれることは分かっていたので、そこを重点的に走ることを意識させた。その中でも上手く対応できたのは川合で、予選からの流れのまま良いレースを見せてくれた。平木兄弟は不運に見舞われながらもしぶといレースの内容で、次回に期待を持たせるものとなった。
Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
 オートポリスを走るのはレースウィークが初めてでしたが、好きなタイプのコースだったので練習でもいい感じで走れましたし、セットもほぼ決められたんです。予選では最初のアタックで邪魔されて、その上、赤旗も出て、最後の最後でなんとかベストタイムが出せたから良かったです。土曜日の決勝は、スタートに集中していきましたが、結果的にひとつ順位を上げることができました。ペース的にも良く、最終ラップまでチャンスを狙いましたが、チャンスは訪れませんでした。日曜日の決勝は、最終ラップに前が動いたんですが、捕らえるまでいきませんでした。トップグループにかなり近づいてきたので、次のSUGOでは表彰台に上がれるように準備して行こうと思っています。
Driver 平木玲次(Reiji Hiraki)COMMENT
 今週、初めてオートポリスを走ったんですが、練習からコースのポイントがつかめず、ちょっと苦戦していました。決勝では2戦ともスタートで出遅れてしまって、このコースは抜きどころが少ないので、一発で仕留めることができず、そのまま着いていくだけのレースになってしまいました。とにかく予選が大事なレースなので、毎戦のことなのですが、予選の一発を改善しないと、いい結果は出ないですね。本当に予選が痛い。次回のSUGOまでにはしっかり準備して、いい結果を出せるように頑張ります。
Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
 2年ぶりのオートポリスなので、セットも走り方も、いろいろ試行錯誤してセッティングを詰めていき、練習の最後の感触が良かったのでポールも狙うつもりが、アタックでブロックにあってしまい、想定していたより後ろのグリッドになってしまいました。土曜日の決勝は、スタートに集中していったんですが、なかなか順位が上げられなくて一応ポイントが獲れたというレースになってしまいました。日曜日はタイヤが厳しくて、道幅が足りないぐらいの中で、それでも全周プッシュしているような状況の中、最後までチャンスは訪れませんでした。ここからの中盤戦からはトップ3を走れるように頑張りたいと思います。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第5戦オートポリス決勝 独走の#6笹原が今季2勝目。再びポイントリーダーに

笹原再びランキングトップへ。
5月20日に大分県のオートポリスで行われたFIA-F4選手権第5戦の決勝は、ポールポジションからスタートした#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)がそのまま逃げ切り、今季2勝目を上げた。

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先に行われたスーパーGTの公式予選で赤旗中断があったため、第5戦決勝は当初の予定より10分遅れ、午後3時40分より13周で行われた。
当日の天候は晴れ。気温は公式予選の時よりは幾分下がっている印象だった。

スタートでトップに立ったのはポールの笹原。
予選2番手の#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)が痛恨のストールで一気に10位まで後退するのを尻目に2位に浮上したのは予選3番手の#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)、そして予選4番手の#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)が3番手につける。

レース序盤こそ僅差で笹原を追い上げ、オーバーテイクの隙を伺っていた大湯だったが、4周目にこのレースのファステストラップを記録した直後に左のリヤサスペンションにトラブルが発生、そこからじりじりと引き離されざるを得なくなってしまう。
一時はピットインも考えたという大湯だったが、苦しい状況の中でなんとかポイントを獲得しようと懸命の走りで追いついてきた宮田を抑えにかかる。

そうした大湯の状況を知らない宮田は第2ヘアピンをオーバーテイクポイントと決めてタイミングを計っていたが、8周目にここで#77大井偉史(Skill Speed)が#7大滝拓也(SRS/コチラレーシング)に激しく追突するアクシデントが発生、これによりこの区間で黄旗が提示されてしまった。
それでも宮田は黄旗解除となったファイナルラップでオーバーテイクを試みるが、大湯もそこはがっちり押さえてそのまま2位でフィニッシュ。2位18ポイントを獲得した。
こうして3位に終わった宮田に対し、笹原はタイヤを労わりつつも後続を3.6秒引き離す
盤石の走りで今季2勝目をあげ、シリーズポイントを98に伸ばして再びポイントリーダーの座に就いた。

次の第6戦決勝は21日午前9時10分より13周で行われる。

優勝 #6笹原右京(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
ポイントのことももちろん頭には入っているんですが、今日やるべき仕事はしっかりスタートを切ってコンスタントに走ることでした。予想外に後ろが離れてったというか、本当はもっと接戦になるかと思っていたんですけど、自分が速かったのか、他が遅かったにかは今の時点ではわかりませんけど。タイヤのマネジメントもできたし、良いレースができました。序盤プッシュはしていましたが、あまりタイヤに負担をかけすぎると後半辛くなっちゃうんで、その辺の様子を見つつ、抜かれない程度にプッシュしました。明日に向けてはいい状態が作れたと思います。
2位 #5大湯都史樹(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
いやもうかなり悔しいです。ベストラップを出したあとにリヤのサスペンションアームが曲がっちゃって、そのせいでブレーキングも安定しないし、トラクションも全くかからなくて、スライド量も激しくて、本当に辛い状況で走っていました。ピットに入ろうかと迷うくらい厳しい中で、しっかりポイントを取ることを優先させました。苦しい中で2位に入れたのは良かったかなと思います。
3位 #1宮田莉朋(TOM'S SPIRIT)
2年前の表彰台は最年少だったってことで、目指しているものが違ってましたね。今日のレースはいいスタートが切れたんですけど、目の前のクルマが止まっていたので、そこで失速しちゃったのが痛かったですね。大湯選手のトラブルはわかりませんでしたね。ちょっとタイヤがたれてるのかな?くらいにしか見えなかったので。パッシングポイントとしては第2ヘアピンと決めていたんですけど、イエローが出ていたので、そこが厳しかったです。
今日と同じようなスタートができれば明日は勝てると思います。あとは序盤のペースが上げられなかったのが僕の原因なのかクルマの原因なのかをしっかり突き止めてスタートに臨みます。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第5戦、第6戦公式予選 好調ホンダ勢が1-2-3。第5戦ポールは#6笹原、第6戦は#5大湯

FIA-F4選手権の第5戦、第6戦の公式予選が5月20日、大分県のオートポリスで行われ、第5戦は#6笹原右京(HFDP/SRS/コチラレーシング)、第6戦は#5大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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昨年の同大会が熊本大地震の影響で中止となったため、2年ぶり2回目の開催となったFIA-F4の公式予選は午前11時30分より30分間で行われた。

今週末は気温、路面温度共に高かったことも影響し、上位のドライバーはいずれもタイヤの消耗が早いと感じており、セッション序盤から積極的にアタックしていく作戦をとる選手が多かったが、それゆえにトラフィックに捕まって思うような走りができなかったものも少なくなかったようだ。
このタイミングでベストタイムを叩き出したのが#6笹原で、タイムは1'50.427。
一方チームメイトの#8角田裕毅(SRS/コチラレーシング)はトラフィックを嫌ってアタックを1周遅らせる作戦をとり1'50.669、#5大湯は最終コーナーで前のクルマを抜く際にタイヤカスを拾ってしまい、タイヤ性能のピークをうまく使えなかったと語りつつも1'50.697とまずまずのタイムを記録してきた。
一方、前年王者の#1宮田莉朋(FTRSスカラシップF4)はこの時点で1'50.769で4番手につけた。

この予選は開始から9分が経過したところで#80菅波冬悟(OTG DL F4 CHALLENGE)のコースアウトにより赤旗中断となり、再開後も#30DRAGON(DRAGON F110)が最終コーナーでスピンしたことで二度目の赤旗という荒れた展開となったが、終盤には大湯や宮田が自己ベストを更新、これによりセカンドベストタイムで決定される第6戦のスターティンググリッドでは大湯がポールポジション、宮田が2番手という結果になった。
第5戦のポールポジションを獲得した笹原はその後ペースが上がらずに第6戦は3番手からスタートすることになった。

第5戦ポールポジション、第6戦予選2位 #6笹原右京(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
ここは面白いコーナーが沢山あるので好きなコースです。今日の予選は赤旗が多発することをある程度は予想していたので、早めにコースに出て行きましたが、まさか1周目であんなに沢山ピットアウトしてくるとは思わなくて。そこは予想外だったんですけど、その中でも一発のタイムを出すことができたので、その点に関してはよかったと思います。
ベストタイムを出したあとにそのままセカンドベストを出しにいきましたが、タイヤのグリップを失っていました。赤旗が二回出たあとセカンドベストの短縮はできたんですけど、タイミングだったり、グリップのピークがなかなか合わず、思うようなタイムは出ませんでした。ただ最後の周の感触は悪くなかったので、決勝は問題ないと思います。
第5戦予選2位、第6戦予選4位 #8角田裕毅(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
このコースはだいぶタイヤにきついので、1周目2周目しかベストタイムは出ないと思って1周目からアタックに行きましたが、セクター2で遅い車につかえてしまい、すぐ次の周に頭を切り替えて50秒6が出ました。ただセカンドタイムの走りはうまくまとめることができなかったと感じています。
今回は昨日の走行でセットを出せているので、決勝もうまくいければと思います。
第5戦予選3位、第6戦ポールポジション #5大湯都史樹(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
ベストタイムを出しにいった周でトラフィックに引っかかってしまって、かなり厳しい状況でした。アタック前の最終コーナーで前のクルマを抜く時にミスをして脱出速度が遅くなった上にタイヤカスを拾ってしまいました。そのせいでタイヤ性能のピークをまったく使い切ることができませんでした。そのあとは安定してタイムを出せていたので、その面はプラスに受け取っていますが、今回の結果には満足していません。
クルマの仕上がりは問題ないと思います。ただここは予選結果が重要なので、そこで落としたのはもったいなかったですね。
第5戦予選4位、第6戦予選2位 #1宮田莉朋(TOM'S SPIRIT)
路面温度が高かったので、1周目でいこうと思いましたが、前のクルマが急にスローダウンしたのにハマっちゃって、感覚的にタイヤの性能をそこで使い切ったかなと。赤旗後はなんとかドライビングでアジャストしていきましたが、とりあえず2列目までには入れたのはよかったです。
決勝はまた違ったコンディションになると思いますが、ここは抜きづらいといわれているし、僕は2年前のレースでバトルの駆け引きが難しいコースだと覚えているので、落ち着いて行こうと思います。その時には表彰台にも上がっており、悪い印象はないので、頑張っていこうかなと思います。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第5戦オートポリス決勝結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2017/05/20) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Team
TireLapTotal_Time
Behind
16笹原 右京HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1324'12.069
25大湯 都史樹HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL133.609
31宮田 莉朋FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
DL133.821
460川合 孝汰DENSOルボーセF4
Le Beausset Motorsports
DL134.237
535河野 駿佑HubAuto F110
HubAuto Racing
DL138.473
616篠原 拓朗Media Do.ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
DL139.263
725高橋 知己点天&イーストアップwith Field
FIELD MOTORSPORT
DL1310.609
862平木 湧也DENSOルボーセF4 FTRS
Le Beausset Motorsports
DL1311.181
98角田 裕毅SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL1313.125
1021神 晴也RSS F110
RSS
DL1314.359
1161平木 玲次DENSOルボーセF4
Le Beausset Motorsports
DL1314.921
1218加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
DL1317.456
1350澤田 真治B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1319.327
1455細田 輝龍DRP F4
FIELD MOTORSPORT
DL1320.227
1563金澤 力也VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghini S.C. Formula Jr.
DL1320.654
1639浦田 裕喜SACCESS RACING F4
SACCESS RACING
DL1321.924
1768チア ウィング ホンB-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
DL1328.511
1870小山 美姫Leprix Sport F110
leprix sport
DL1329.174
1944小野寺 匠NRS F110
NRS
DL1338.513
2017朝日 ターボヴァンガードまるはアイカーズF110
Buzz International
DL1345.493
2183植木 匠NRS・INTERCEPT
NRS
DL131'03.731
2215早瀬 広道Media Do.ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
DL131'07.703
23*30DRAGONDRAGON F110
Buzz International
DL131'24.741
2454ゲルハルド ヴェンツェル リッケルト Jr.PAM KOTA RACING
ARN RACING
DL131'26.631
2513吉田 基良BMG F110
B-Max Racing team
DL131'35.357
2623YUGOS2R Racing
N-SPEED
DL121Lap
273石坂 瑞基DADSFC SUTEKINA F4
SUTEKINA RACING TEAM
DL112Laps
---- 以上規定周回数(90% - 11Laps)完走 ----
-19アカシュ ゴウダVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghini S.C. Formula Jr.
DL103Laps
-7大滝 拓也SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
DL76Laps
-*77大井 偉史Skill Speed
スキルスピード
DL76Laps
-80菅波 冬悟OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
DLDNS13Laps
  • Fastest Lap: CarNo.5 大湯都史樹(HFDP/SRS/コチラレーシング) 1'50.941 (4/13) 151.670km/h
  • CarNo.30は、国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章第5条(ピット出口のラインカット)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.77は、FIA-F4 Spr第15条1.(危険なドライブ行為)により、競技結果に対して36秒加算のペナルティーを科す(リタイアに付き留保)。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第5戦オートポリス公式予選結果

SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2017/05/20) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2017 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 オートポリス 4.674km

PosNoDriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
16笹原 右京HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'50.427--152.376
28角田 裕毅SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'50.669 0.242 0.242152.043
35大湯 都史樹HFDP/SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'50.696 0.269 0.027152.005
41宮田 莉朋FTRSスカラシップF4
TOM'S SPIRIT
1'50.713 0.286 0.017151.982
560川合 孝汰DENSOルボーセF4
Le Beausset Motorsports
1'50.873 0.446 0.160151.763
635河野 駿佑HubAuto F110
HubAuto Racing
1'51.045 0.618 0.172151.528
762平木 湧也DENSOルボーセF4 FTRS
Le Beausset Motorsports
1'51.113 0.686 0.068151.435
816篠原 拓朗Media Do.ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'51.157 0.730 0.044151.375
93石坂 瑞基DADSFC SUTEKINA F4
SUTEKINA RACING TEAM
1'51.186 0.759 0.029151.336
1025高橋 知己点天&イーストアップwith Field
FIELD MOTORSPORT
1'51.188 0.761 0.002151.333
1139浦田 裕喜SACCESS RACING F4
SACCESS RACING
1'51.194 0.767 0.006151.325
1217朝日 ターボヴァンガードまるはアイカーズF110
Buzz International
1'51.223 0.796 0.029151.285
1321神 晴也RSS F110
RSS
1'51.273 0.846 0.050151.217
1461平木 玲次DENSOルボーセF4
Le Beausset Motorsports
1'51.351 0.924 0.078151.111
1518加藤 潤平ATEAM Buzz Racing F110
Buzz International
1'51.386 0.959 0.035151.064
1655細田 輝龍DRP F4
FIELD MOTORSPORT
1'51.474 1.047 0.088150.945
1750澤田 真治B-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
1'51.555 1.128 0.081150.835
187大滝 拓也SRS/コチラレーシング
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'51.607 1.180 0.052150.765
1963金澤 力也VSR Lamborghini SC
VSR Lamborghini S.C. Formula Jr.
1'51.733 1.306 0.126150.595
2019アカシュ ゴウダVSR Lamborghini SC
VSR Lamborghini S.C. Formula Jr.
1'51.813 1.386 0.080150.487
2180菅波 冬悟OTG DL F4 CHALLENGE
OTG MOTORSPORTS
1'51.861 1.434 0.048150.422
2277大井 偉史Skill Speed
スキルスピード
1'52.212 1.785 0.351149.952
2370小山 美姫Leprix Sport F110
leprix sport
1'52.470 2.043 0.258149.608
2468チア ウィング ホンB-MAX RACING F110
B-MAX RACING TEAM
1'52.601 2.174 0.131149.434
2544小野寺 匠NRS F110
NRS
1'52.743 2.316 0.142149.246
2683植木 匠NRS・INTERCEPT
NRS
1'53.703 3.276 0.960147.986
2715早瀬 広道Media Do.ADVICS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'54.766 4.339 1.063146.615
2830DRAGONDRAGON F110
Buzz International
1'55.265 4.838 0.499145.980
2913吉田 基良BMG F110
B-Max Racing team
1'55.655 5.228 0.390145.488
3054ゲルハルド ヴェンツェル リッケルト Jr.PAM KOTA RACING
ARN RACING
1'56.162 5.735 0.507144.853
3123YUGOS2R Racing
N-SPEED
1'58.768 8.341 2.606141.675
---- 以上基準タイム(110% - 2'01.657)予選通過 ----

Japanese F3

JF3:第5戦鈴鹿決勝 上位3人のコメント「ちょっとホイールスピンが多くて大津選手に抜かれましたが、逆に抜かれたのが1台だけだったのはラッキーでした」(#23高星明誠)

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優勝 #23高星明誠(B-MAX Racing Team with NDDP)
f3-rd5-r-pc-takaboshi 昨日のスタートのことがあり、今日はそこだけを意識していたんですが、昨日以上に悪いスタートになってしまいました。ちょっとホイールスピンが多くて大津選手に抜かれましたが、逆に抜かれたのが1台だけだったのはラッキーでした。
1周目は大津選手が速かったですが、その後は僕の方がペースが速いことがわかったので、抜くチャンスを探していました。グリッドについた時点で、大津選手の方がダウンフォースが少なくて、ストレートが速いことはわかっていたので、ストレートで抜けないのが厳しいなと思いましたが、きっかけをシケインで作って、次の1コーナーでなんとかトップに立つことができました。
ポイント的にはフルマークできましたが、要所要所で直すべきポイントも見つかったので、そこを改善して富士に臨みます。
2位 #12アレックス・パロウ(ThreeBond Racing with DRAGO CORSE)
f3-rd5-r-pc-palou ハードなレースでした。スタートで坪井選手とバトルになり、草地に押し出されてポジションを3つ落としてしまいました。その後は4台を追い越しながらの走りになり、苦労しました。2位で終われたのは嬉しいですが、辛い1日でした。
クルマがいいので次の富士は自信があります。予選でいい結果を出すことが大事だと思います。今回は高星選手が連勝しておめでとうと言いたいですが、次は僕たちが勝つ番かもしれませんよ。
3位 #2大津弘樹(TODA RACING)
f3-rd5-r-pc-otsu 昨日はスタートでエンストしてしまい、他のクルマと接触してしまいましたが、今日に向けてチームの皆さんがクルマを直してくれました。
今日はスタートで前に出て、千切ろうと思ったんですが、レースの中盤から後半のペースが良くなくて、アレックス選手にも抜かれてしまいました。
ただ最低でも表彰台に立つという目標を掲げていたので、それがクリアできたのは良かったです。
Nクラス優勝 #77霜野誠友(シーエムエスモータースポーツプロジェクト)
f3-rd5-r-pc-shimono 後方からのスタートでしたがうまく前に出ることができました。1コーナーでアウトから2台を抜きましたが、植田選手を抜くのに時間がかかりました。その後は全開で行こうと思っていたので、こういう結果になって嬉しいです。次の予定は決まっていませんが、せっかくチャンスをいただいてF3に乗ることができたので、またどこかで戻ってきてバトルできればなあと思います。
Nクラス2位 #30DRAGON(B-MAX RACING TEAM)
f3-rd5-r-pc-dragon 体調が悪くてレースになりませんでした。昨日の決勝の後から体調を崩してしまい、なんとかレースには出ましたが、コースを飛び出さないように集中するのが精一杯でした。
次の富士からは霜野選手がいない間に勝てるだけ勝っちゃおうかなと思っています(笑い)
Nクラス3位 #11植田正幸(B-MAX with Rn-Sports山下製作所)
f3-rd5-r-pc-ueda 昨日は予選から失敗して、スタートも出遅れて前のクルマを抜くのに手こずって表彰台にも上がれませんでしたから、今日はなんとか頑張って霜野くんを抑えようと思ったんですが、ちょっとした隙にヘアピンでインを差されてしまいました。
その後はペース的に全く通用しなかったので、3位は嬉しいですけど、速さが足りないですね。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第5戦鈴鹿決勝 接戦を制し#23高星が今季4勝目!

#23高星接戦を制す!!

全日本F3選手権第5戦の決勝が4月23日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#23高星明誠(B-MAX NDDP F3)が#2大津弘樹(TODA FIGHTEX)とのバトルに打ち勝ち、早くも今季4勝目を挙げた。
Nクラスは後方スタートとなった#77霜野誠友(CMS AVANTECH F306)が見事な追い上げでトップに立ち、今季2勝目をもぎ取った。
(天候:晴れ コース:ドライ)

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第5戦決勝はスーパーフォーミュラの決勝レース終了後の午後4時5分より17周で行われた。
今シーズンから採用された新しい空力パッケージの効果も影響したか、コースの各所で抜きつ抜かれつの緊迫したバトルが展開される、非常に見応えのあるレースとなった。

スタートでトップに立ったのは予選2番手の大津。ポールポジションの高星をかわして1周目から引き離しにかかるが、2周目に入ったところで高星も反撃に転じ、3周目のシケインで大津のインをついてトップに立つ。
しかし大津は負けじと高星のテールに食らいつき、4周目の1コーナーでアウトから高星を抜き返してみせた。
この2台はその後数周にわたってテール・トゥ・ノーズのバトルを展開。ウィングを寝かせてストレートスピードを稼ぐ作戦に出た大津に高星は苦戦を強いられたが、8周目の1コーナーでようやくアウトから大津に並びかけ、トップを奪い返した。

さらに大津はスタートで6位まで後退しながらもファステストラップを連発して追い上げてきた#12アレックス・パロウ(THREEBOND)に捉えられ、10周目のシケインでインから抜かれて3位に後退してしまう。

トップに立った高星はその後一気にペースを上げ、10周目にはファステストラップを記録するハイペースでパロウの接近を許さずに今季4勝目を挙げた。
2位はパロウ。大津はF3デビュー2年目で初の3位を得たが、優勝が見えていただけに悔しさの残るレースとなった。

Nクラスは予選トップの#30DRAGON(B-Max Racing F306)が昨日の決勝後から体調不良に見舞われてペースが上がらず、それをクラス6番手から追い上げてきた霜野が抜き去って今季2勝目を獲得。
3位にはクラス4番手からスタートした#11植田正幸(Rn山下製作所F308)が入った。

全日本F3選手権はこのあと富士スピードウェイに舞台を移し、第6戦、第7戦を行う。
5月13-14日開催だ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI

SUPER FORMULA

SF:第1戦鈴鹿決勝結果

NGK SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2017/04/23) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2017 SUPER FORMULA Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Team
EngineLapTotal_Time
Behind
137中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A351:03'18.440
216山本 尚貴TEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E355.086
31国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A358.823
42石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO · INGING
TOYOTA RI4A359.408
536アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14
VANTELIN TEAM TOM’S
TOYOTA RI4A3510.800
610塚越 広大REAL SF14
REAL RACING
Honda HR-417E3511.266
764中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E3516.907
841伊沢 拓也DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E3518.307
918小林 可夢偉KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A3518.950
1015ピエール・ガスリーTEAM無限SF14
TEAM無限
Honda HR-417E3521.561
117フェリックス・ローゼンクヴィストSUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A3522.115
1219関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A3523.691
1365ナレイン・カーティケヤンNAKAJIMA RACING SF14
TCS NAKAJIMA RACING
Honda HR-417E3524.204
144山下 健太フジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A3524.893
1550小暮 卓史B-Max Racing team SF14
B-Max Racing team
Honda HR-417E3528.398
1640野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40S SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
Honda HR-417E3536.289
173ニック・キャシディフジ・コーポレーションKONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A341Lap
1820ヤン・マーデンボローITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14
ITOCHU ENEX TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A314Laps
---- 以上規定周回数(90% - 31Laps)----
-8大嶋 和也SUNOCO TEAM LEMANS SF14
SUNOCO TEAM LEMANS
TOYOTA RI4A2114Laps
  • Fastest Lap: CarNo.10 塚越広大(REAL SF14) 1'40.404 (3/35) 208.21km/h

Japanese F3

JF3:第4戦、第5戦鈴鹿公式予選 コースレコード続出の接戦を制し、#23高星が2連続ポール!!

全日本F3選手権第4戦、第5戦の公式予選が4月22日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、2年ぶりのフル参戦となった#23高星明誠(B-MAX NDDP F3)がコースレコードを大幅に上回るタイムで2連続ポールを達成した。

f3-rd4-rd5-q-takaboshi f3-rd4-rd5-q-tsuboi f3-rd4-rd5-q-sakaguchi f3-rd4-rd5-q-otsu f3-rd4-rd5-q-palou f3-rd4-rd5-q-hasegawa f3-rd4-rd5-q-dragon f3-rd4-rd5-q-23 f3-rd4-rd5-q-1 f3-rd4-rd5-q-7 f3-rd4-rd5-q-2 f3-rd4-rd5-q-77m f3-rd4-rd5-q-30m f3-rd4-rd5-q-22m f3-rd4-rd5-q-55

4月1日に岡山国際サーキットで開幕した全日本F3選手権は早くも第2大会を迎えた。
今季はスリーボンドエンジンのカムバック、メルセデスエンジンの参戦とバラエティに富んだラインナップで開幕戦から激しい戦いが演じられている。
午前8時50分から30分間で行われた鈴鹿大会の公式予選も、序盤からコースレコードが更新されるなど、例年以上に激しいタイムアタック合戦が展開された。

最初にレコードを更新したのは参戦2年目の#1坪井翔(カローラ中京Kuo TOM'S F317)。従来のレコードである1'51.575を上回る1'51.502を最初のアタックで記録してみせた。
ところがその直後、チームメイトの#36宮田莉朋(カローラ中京Kuo TOM'S F314)がエンジントラブルによりコース上で白煙を吹き上げてストップ。場所はヘアピンの先、200Rの手前だ。これにより予選は赤旗中断となった。

走行再開は午前9時5分。
ところが走り始めてすぐに今度はNクラスの#5アレックス・ヤン(HuaJiangHU F3)がスプーンカーブ二つ目でコースオフ、2回目の赤旗中断となってしまう。
このため予定時間を1分延長し、午前9時14分より残り7分間で走行が再開されることになったが、この最後の7分間は各ドライバーが最初の坪井のタイムを上回り、めまぐるしく順位が入れ替わる接戦となった。
まずは#12アレックス・パロウ(ESP THREEBOND)が1'51.627、1'51.394とタイムを縮めてきた。続いて坪井も1'51.082を叩き出す。
しかしチェッカーが提示されたその直後、高星が1'50.999と唯一の1分50秒台を記録してトップに躍り出た。
高星はセカンドベストでも1'51.159を記録しており、第4戦、第5戦ともにポールポジションを獲得。
2番手には第4戦が坪井、第5戦は#2大津弘樹(TODA FIGHTEX)がつけた。

Nクラスは第4戦が#77霜野誠友(CMS AVANTECH F306)、第5戦は#30DRAGON(B-Max Racing F306が予選トップだった。

全日本F3第4戦決勝はこのあと午後4時30分から12周、第5戦は明日午後4時5分から17周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Hiroyuki MINAMI

Japanese F3

JF3:第5戦鈴鹿公式予選結果

NGK SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2017/04/22) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2017 Japanese Fomura3 Championship Round 5 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TimeBehindkm/h
1231高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F312
Volkswagen A41R1'51.159-188.066
222大津 弘樹TODA FIGHTEX
Dallara F316
TODA TR-F301R1'51.409 0.250187.644
313坪井 翔カローラ中京Kuo TOM'S F317
Dallara F317
TOYOTA TOM'S TAZ31R1'51.502 0.343187.487
4124アレックス・パロウTHREEBOND
Dallara F314
ThreeBond TOMEI TB14F31'51.627 0.468187.277
575阪口 晴南HFDP RACING F316
Dallara F316
TODA TR-F3011'51.853 0.694186.899
6786片山 義章OIRC F315
Dallara F315
Mercedes-Benz 4141'52.846 1.687185.254
737三浦 愛EXEDY B-Max F317
Dallara F312
Volkswagen A411'52.894 1.735185.175
8338イェ・ホンリーKRC with B-Max F315
Dallara F315
Volkswagen A411'52.939 1.780185.102
9289山口 大陸タイロクレーシング28号
Dallara F316
Volkswagen A411'53.231 2.072184.624
102110ブルーノ・カルネイロAlbirexRT-WILSON
Dallara F315
Mercedes-Benz 4141'54.084 2.925183.244
1130N1DRAGONB-Max Racing F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'57.993 6.834177.173
1255N2久保田 克昭Planexスマカメ・F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'58.692 7.533176.130
1322N3長谷川 綾哉Alb新潟第1ホテルSuger
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'58.743 7.584176.054
1411N4植田 正幸Rn山下製作所F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'59.021 7.862175.643
1513N5吉田 基良B-Max Racing F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE1'59.655 8.496174.712
---- 以上基準タイム(110% - 2'02.492)予選通過 ----
-77N-霜野 誠友CMS AVANTECH F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'03.80912.650168.850
-5N-アレックス・ヤンHuaJiangHU F3
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GE2'09.04017.881162.007
-36-宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ312'13.89122.732156.136
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'51.575)を更新しました。

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:もてぎシリーズ第5戦決勝 9号車伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が逆転優勝

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦は10月30日、ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で決勝を行い、9号車 伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が20分49秒839で4番グリッドから逆転優勝を飾った。

ポールポジションの名取鉄平

ポールポジションの名取鉄平

決勝のスタートシーン

決勝のスタートシーン

2周目1コーナーのトップ争い

2周目1コーナーのトップ争い

トップでゴールした名取鉄平だったが

トップでゴールした名取鉄平だったが

優勝した伊藤鷹志

優勝した伊藤鷹志

2位の兒島弘訓

2位の兒島弘訓

3位の津本匠

3位の津本匠

暫定表彰式

暫定表彰式

優勝した伊藤鷹志とチームクルー

優勝した伊藤鷹志とチームクルー

 ツインリンクもてぎは爽やかに晴れ渡り、11時45分よりフォーメーションラップを開始。

 シグナルブラックアウトからスタートするとポールポジションの12号車 名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が抜群の飛び出し。更に9号車 伊藤鷹志も4番グリッドから絶妙な蹴り出しで1コーナーで3位に浮上する。

 2周目1コーナーでは上位4台が激しい争いを展開するが、トップの名取が落ち着いたレース展開で後続との距離を徐々に広げ始める。更に3位伊藤がレース中盤にやっと2位の2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)を捉え2位に浮上。その時1位名取は2〜3秒の差を絶妙にコントロールしてファイナルラップまでその差をキープし、ここまでは完璧なレース運びに思えた。

   そのままトップでチェッカーを受けた名取だったが、なんとその直後スタート違反による30秒加算のペナルティが課せられ、2位フィニッシュの伊藤が逆転優勝を飾った。

 2位は2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)、3位は58号車 津本匠(Rn-sports KKS-II)となった。

 ペナルティでフィニッシュタイムに30秒加算された名取は悔しい9位となったが、来月の日本一決定戦に向けて速さを存分に見せつけた。

伊藤鷹志選手のコメント
優勝した伊藤鷹志

優勝した伊藤鷹志

 スタートのトラクションが良く、いい蹴り出しで3位に浮上出来た。2番手兒島選手の攻略に時間を要してしまったのはタイヤに熱が入るのがやや遅かった為。後半重視のセッティングだったので終盤タイムを上げていけたのは良かったが、名取選手にレースをコントロールされてしまったかな……。名取選手をはじめ西日本の選手は速いしコースへの順応の早さも認めるところ。来月の日本一決定戦でも勝てる様にしっかり準備したい。
Text & Photo: Hiroshi ICHIMURA

もてぎ・菅生S-FJ選手権

SFJ:もてぎシリーズ第5戦 公式予選 名取 鉄平(MZ KKS-II 制動屋)がポールポジション

 JAF地方選手権スーパーFJもてぎシリーズ第5戦は10月30日ツインリンクもてぎ(1周4.801379km)で公式予選を行い、12号車名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が2分03秒484でポールポジションを獲得した。

ポールポジションの名取鉄平

ポールポジションの名取鉄平

予選2位の兒島弘訓

予選2位の兒島弘訓

予選3位は津本匠

予選3位は津本匠

予選4位は伊藤鷹志

予選4位は伊藤鷹志

 今回最終戦となる第5戦には来月27日にこのもてぎで行われる日本一決定戦を見据え東西の猛者が集結。今シーズン最多の19台がエントリーリストに名を連ね、大激戦が予想される。

 ツインリンクもてぎは爽やかな秋空の下、午前9時00分より20分間にわたり公式予選が行われた。

 朝は気温がひと桁台まで冷え込んだコンディションの中、各車入念にウォームアップ。クリアラップを狙う者、隊列を組んでスリップを使おうと目論む者、それぞれのスタイルでセッション中盤あたりから各車タイムアップを重ねて行く。

 シリーズ全勝中でここもてぎでは「チン伊藤」で有名な9号車伊藤鷹志(スーパーウインズ花島ED10V)が3番手タイムを出したところで終盤5分あまりを残し一旦ピットイン。ピットアウト後ラストアタックに勝負を賭けセクター1・2をベストベストで駆け抜ける。

 しかしこの直後残り1分半を切った所で4コーナーコース上でマシンがストップし赤旗でセッション中断のまま予選が終了。4番グリッドに甘んじる事に。

 そして赤旗直前にタイムを刻んだ上位3台は全て西日本からの参戦組で関東勢をフロントローから追いやる結果となった。

 ポールポジションは12号車 名取鉄平(MZ KKS-II 制動屋)が2分03秒484。カートのTeam BirelARTからKF部門に参戦し大活躍の16歳だ。2位は2号車 兒島弘訓(小林電工ダイキンWAKO’S)で2分03秒862。3位は58号車 津本匠(Rn-sports KKS-II)で2分04秒032となった。

 4番グリッドにつけた伊藤は「16歳を大人のレースで攻略する」と笑顔でコメントし、レース本番に向け自信をのぞかせていた。

 決勝は本日10月30日、11時45分より10周で行われる。

Text & Photo: Hiroshi ICHIMUEA

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山 ピット作戦と粘りの走りで、終盤まで3番手を走行。ブレーキトラブルで7位に留まるも、最終戦での逆襲を誓う (Le Beausset)

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 ル・ボーセ モータースポーツにとって第2シーズンとなる、スーパー耐久シリーズの第5戦が岡山国際サーキット(岡山県)で10月22日(土)〜23日(日)に開催された。引き続き挑むのは2001〜3500ccの二輪駆動車が対象のST-3クラスで、「DENSO Le Beausset RC350」としてレクサスRC350を走らせる。ドライバーも代わらず、嵯峨宏紀と中山雄一、そして山下健太に代わりCドライバーとして平木湧也が前回に続いて起用された。

 前回の富士「SUPER TEC」では、ドライバー、チームともノーミス、ノートラブルで9時間もの長丁場を走り抜き、1年ぶりの優勝を飾る。その結果、ランキングでは2位に上がって、トップとの差は一気に15.5ポイントにまで縮まり、逆転王座の気運も一気に高まった。今回はST-XからST-3のグループ1とST4・5クラスのグループ2がグループ別に分かれてのレース開催。まずは2連勝で、さらにポイント差を詰めるべく臨んだ。

予選 10月22日(土)天候/曇り コース状況/ドライ

 全6戦で争われるスーパー耐久は、残すところ2戦となった。ここまでの4戦はいずれも完走を果たし、前回のレースでは久々の優勝も飾ることに。つかんだムードを離さぬよう、今回も木曜日からテスト走行を開始。金曜日も着実にメニューがこなされ、そしてセットアップも進んでいく。最初の2セッションは主にロングランをかけ、決勝セットを詰めていった一方で、締めくくりのセッションでは予選シミュレーションを行うことに。結果、セッションベストとなる1分40秒302を記録し、この日全体の2番手タイムとなって、あとは本番を迎えるだけとなっていた。

 もう10月も後半ということもあり、あたりは日に日に秋の気配を漂わせるようになり、予選が行われた土曜日は、もはや上着がなくては肌寒さを感じさせるまでに。冷えた空気がエンジンを、よりスムーズに回してくれるのは確実だった。

 この日、最初に「DENSO Le Beausset RC350」のステアリングを握り、Aドライバー予選に挑んだのは嵯峨。路面温度が低いため、ウォームアップを入念に行った後、まずは1分41秒台に入れて、さらに攻め込んだ嵯峨は1分40秒522をマークし、5番手につけた。

 わずか10分のインターバルを経て、Bドライバー予選が行われた。中山はライバル達がコースオープンと同時に一斉にピットを離れていったのに対し、あえて一呼吸置いてからコースイン。嵯峨からのインフォメーションで、思いの外タイヤには熱が入りやすいことをつかんでいた中山は、ウォームアップを1周だけに留めて、さっそくアタックを行い、1分39秒825をマークして、4番手で予選を終了。

 その結果、合算タイムによって「DENSO Le Beausset RC350」は、クラス5番手から決勝レースに挑むことになった。なお、この後に行われたCドライバーセッションには、平木が走行し、自己ベストの1分41秒440をマークして、5番手につけていた。

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決勝 10月23日(日)天候/曇りのち晴れ コース状況/ドライ

 日曜日の岡山国際サーキットは、依然として上空に雲を浮かべていたが、その合間には青空も見えるようになり、いくぶん気温も高まっていた。午前中にはグループ2の決勝レースが行われ、それから2時間も経たぬうちにグループ1の決勝レースのスタート進行が始まった。

 スタートを担当するのは中山。1周のローリングラップの後、グリーンシグナルの点灯とともに鋭いダッシュを決めて、オープニングラップのうちに3番手に浮上する。そのまま順位を上げたいところだが、厄介なのは前後にST-2クラスの車両を挟んでいたこと。そのため、しばらくはポジションキープに徹し、なおかつ1分43秒台でコンスタントに周回を重ねていく。

 一時はクラス4番手の車両を背後に置いていたが、徐々に差も広げていった36周目、スタートから1時間を経過して間も無く、中山から嵯峨にバトンタッチ。給油とタイヤ交換を行うが、ピットストップ時間を短縮し、ライバルとの差を縮める為に、タイヤ交換はリヤのみでコースに送り出す。4番手でコース復帰となるも、それは3番手の車両とピットタイミングが異なるため。やがて、3番手にポジションを戻すことになる。

 そして、2時間を経過した76周目、再び中山が乗り込み、タイヤ交換はフロントのみでコース復帰すると、ポジションは3番手をキープ。コンスタントにラップを刻み続け、2番手も狙えることが期待された。ところがゴールまで残り17分となった93周目、ブレーキトラブルが発生しコースオフの無線がピットに。中山は不安定なマシンをコントロールしピットに運び込むと、メカニックの必死の修復により、7番手でレースに復帰。しっかりチェッカーを受けて貴重なポイントを獲得することとなった。

 残念ながら、ランキングトップのチームが優勝を飾ったため、最終戦を待たずしてシリーズチャンピオンは決まってしまったが、「DENSO Le Beausset RC350」は2位をキープ。11月19〜20日に行われる、最終戦オートポリスでは2勝目を狙うとともに、ランキング2位の死守を目指す。

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チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
 予選に向けクルマの仕上がりも良く、岡山がホームコースのライバル車に対し、十分戦える状況にあったが、タイトなコーナーが連続する区間での差が響き、遅れが出てしまった。決勝はスタート直後に順位を上げられた事で、当初考え た戦略通りに進み、3番手以内を確定できるポジションを得られていただけに終盤のトラブルは何ともし難い。幸い、ドライブ中だった中山が無傷でクルマをピットに戻せた事で貴重なポイントを獲得できた。
Driver 嵯峨宏紀(koki Saga)COMMENT
 無念ですね。ブレーキトラブルが発生してしまって。順調に3位を走っていたんですが、これがレースですね。チャンピオンの可能性はなくなってしまいましたが、最後のオートポリスでいい結果を残して、来年につながるレースができるように、もう一回チーム全体で、気を引き締めていきたいと思います。チャンピオンを獲得した38号車に対しては、80kgのウエイト差を埋めるべく、チームとセットアップを進めてスピードを上げ、もう少しのところまで来ていますので、また次のレースで進化させられるように頑張りたいと思います。
Driver 中山雄一(Yuichi Nakayama)COMMENT
 作戦はすごくうまくいっていたと思います。ペースは決して良くはなかったのですが、ピットで前に行っていた感じだったので、3位でゴールできたかな、という感触は得られていたので、残念です。今回、ずっと走っている中で、クルマはどれぐらいのバランスが一番速いのか分かってきましたから、そのデータを素に次のオートポリスではセットアップを進めていこうと思っています。今回はちょっと戦闘力が足りなかったので、コース上でもっと前に行けるようなクルマを作っていかないといけないので、そこを意識して走りたいと思います。
Driver 平木湧也(Yuya Hiraki)COMMENT
 練習からチームに走行時間をずいぶん設けてもらったので、ツーリングカーの走り方は勉強できました。Cドライバーの予選でも、自己ベストは出せて、それほど悪いタイムではなかったと思うので、自分の中では少しは成長しているのかなと。レースには出ていませんけど、こうやって見て勉強ができています。最後は残念でしたが、それまでは安心して見ていることもでき、僕もいつセーフティカーが入っても替われるように、準備していました。何が起こるか分からないのが、やっぱりレースなんですね。
Le Beausset Motorsports

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山グループ1決勝 内田/藤井/平峰組が優勝して、チャンピオンも決める

 スーパー耐久シリーズ第5戦は23日、岡山国際サーキットでグループ1(ST-X,ST-1,ST-3,ST-3クラス)の決勝を行いST-Xクラスの内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が総合優勝し、ST-Xクラスのチャンピオンに輝くこととなった。

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 グループ1決勝は午後1時40分にローリングラップが始まった。空はどんよりと曇り中秋の美作は肌寒い。

 スタートで飛び出したのはST-Xクラスポールシッターの藤井誠暢(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)。2位には佐々木孝太(ARN SLS AMG GT3)が付けていたが、ホイールナットの緩みでピットイン。代わって予選5位から2位に上がったのはチャンピオン争いでの藤井組のライバル山内英輝(ENDLESS・ADVAN・GT-R)。しかし、藤井は山内を上回るペースでみるみると差を広げると18秒をリードして45周目終わりでピットインし内田優大に交代。内田も山内から代わったユーク・タニグチを上回るペースででさらに差を37秒まで広げると70周終わりで、アンカーの平峰一貴にバトンタッチ。平峰はその差を守り切り2位以下をぶっちぎって今季4勝目をチームにもたらした。2位にはタニグチ/山内/峰尾恭輔組が、3位には木村武史/織戸学/Afiq Yazid組(CARGUY)が入った。この優勝で内田/藤井/平峰組は最終戦を待たずして今シーズンのST-Xクラスのチャンピオンを獲得。ここまで5戦中4勝とまさにシリーズを圧倒した。

 ただ1台参加のST-1クラスは、星野敏/荒聖治組(D'station Porsche 991)が完走して優勝した。

 ST-2クラスは、下垣和也/松本武士/近藤説秀組(RSオガワADVANランサー)が終始レースをリードし優勝。2位に入った大澤学/後藤比東至/檜井保孝組(DAMD MOTUL ED WRX STI)が今シーズンもチャンピオンを獲得することとなった。3位には田ヶ原章蔵/奥村佳之/岡本武之組(ビズキューブレーシングランサーX)が入った。

 ST-3クラスで、レースの主導権を握っていたのは堀田誠/阪口良平組(MUTA Racing TWS IS 350)。終盤トップに再浮上するとそのまま優勝した。2位には前嶋秀司/佐々木雅弘組(assetテクノRC350)が入った。堀田/阪口組のチャンピオン争いでのライバル、嵯峨宏紀/中山雄一/平木湧也組(DENSO Le Beausset RC350)は3位に付けていたが、終盤ブレーキトラブルで後退して7位。このため堀田/阪口組が今シーズンのチャンピオンを獲得することとなった。3位には番場琢/平沼貴之/服部尚貴組(埼玉トヨペットGBマークX G's)が入った。

 最終第6戦は地震からの復興なったオートポリスを舞台として11月20日に決勝が行われる。グループ1はここまでで全クラスチャンピオンが決まったが、晩秋の九州での熱い走りに期待したい。

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Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山グループ1決勝結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/23) Group 1 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
124ST-X1内田 優大
藤井 誠暢
平峰 一貴
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1143:01'09.868
23ST-X2ユーク・タニグチ
山内 英輝
峰尾 恭輔
ENDLESS・ADVAN・GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
11431.681
3108ST-X3木村 武史
織戸 学
Afiq Yazid
CARGUY
Lamborghini HURACAN GT3
1141'09.254
45ST-X4白井 剛
星野 一樹
藤波 清斗
Mach MAKERS GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1141'28.678
589ST-X5モーリス・チェン
吉本 大樹
坂本 祐也
HubAuto Ferrari 488GT3
Ferrari 488 GT3
1131Lap
610ST-X6フィリップ・デベサ
マイケル・グリーン
密山 祥吾
Adenau SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1131Lap
7777ST-11星野 敏
荒 聖治
D'station Porsche 991
PORSCHE 911 GT3 Cup
1104Laps
8112ST-X7佐藤 敦
山下 亮生
久保 宣夫
SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1095Laps
98ST-X8永井 宏明
佐々木 孝太
山脇 大輔
ARN SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1077Laps
10*81ST-X9山田 秀明
青木 孝行
大賀 裕介
Rock254 GTNET
NISSAN GT-R NISMO GT3
1068Laps
1138ST-31堀田 誠
阪口 良平
MUTA Racing TWS IS 350
TOYOTA LEXUS IS350
10410Laps
1234ST-32前嶋 秀司
佐々木 雅弘
assetテクノRC350
TOYOTA LEXUS RC350
10410Laps
1320ST-21下垣 和也
松本 武士
近藤 説秀
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
10410Laps
1459ST-22大澤 学
後藤 比東至
檜井 保孝
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
10410Laps
1568ST-33番場 琢
平沼 貴之
服部 尚貴
埼玉トヨペットGBマークX G's
TOYOTA MARK X
10311Laps
1614ST-34小松 一臣
杉林 健一
安宅 光徳
岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34
NISSAN FAIRLADY Z
10311Laps
1735ST-35加納 政樹
本山 哲
安田 裕信
SKT team motoyama
NISSAN FAIRLADY Z
10311Laps
18505ST-23田ヶ原 章蔵
奥村 佳之
岡本 武之
ビズキューブレーシングランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
10212Laps
197ST-24カルロス 本田
佐藤 勝博
石崎 敦士
恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
10212Laps
2023ST-36輿水 敏明
山崎 学
島澤 隆彦
岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
10113Laps
2162ST-37嵯峨 宏紀
中山 雄一
平木 湧也
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
10113Laps
2239ST-38吉村 一悟
TAD JUN JUN
吉田 広樹
Muta Racing RC350
TOYOTA LEXUS RC350
10014Laps
236ST-25冨桝 朋広
菊地 靖
大橋 正澄
新菱オートDIXCEL EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
8529Laps
24*15ST-39長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
7242Laps
---- 以上規定周回数(ST-X:79Laps ST-1:77Laps ST-2:72Laps ST-3:72Laps)完走 ----
-70ST-X-ジェフリー・リー
平中 克幸
J-Fly Racing R8 LMS Ultra
Audi R8 LMS ultra
8430Laps
-25ST-X-テツオ・オギノ
野尻 智紀
飯田 太陽
ケーズフロンティア911 GT3R
PORSCHE 911 GT3
5109Laps
  • Fastest Lap: CarNo.24 藤井誠暢(スリーボンド日産自動車大学校GT-R) 1'31.790 (3/114) 145.232km.h
  • CarNo.15(長島正明)は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(3)(ピットレーン速度違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.81は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(11)(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山グループ2決勝 ST-4クラスは近藤/堤/加藤組、ST-5クラスは古宮/松田/吉本組が優勝

 スーパー耐久シリーズ第5戦は23日、岡山国際サーキットでグループ2(ST-4,ST-5クラス)の決勝を行いST-4クラスでは近藤翼/堤優威/加藤彰彬組(TC CORSE iRacing ROADSTER)が、ST-5クラスでは古宮正信/松田智也/吉本晶哉組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT)が優勝した。

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st-rd5-r-11

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st-rd5-r-podium-st5

st-rd5-r-podium-st4

 グループ2の決勝は午前8時30分スタート。空は厚い雲に覆われ肌寒い中で3時間の決勝レースが始まった。

 ST-4クラスはポールポジションの松井孝允(TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86)がトップで1コーナーへ。予選2位の石川京侍(TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000)はスピンし、早くも戦列を離脱。2位には予選3位の山田英二(CUSCO with Key's 86 )が上がってきた。3位に浜野彰彦(ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings)、4位には予選7位から元嶋佑弥(ENDLESS・ADVAN・86)がつける。

 元嶋は4周目にはヘアピンで浜野をパスし3位に浮上すると、20周終わりに早くもピットイン。小河諒にドライバー交代を行った。

 トップ2台はつかず離れずの間隔を保ってレースは進行するが、松井をパスするほどのスピードは山田には無く、その山田は30周終わりに木下隆之に交代すると、小河に先行を許すこととなる。

 トップの松井は40周目にピットイン。井口卓人にドライバーチェンジすると背後には小河が迫る。

 小河は65周目に、井口が67周目にピットインしてドライバーチェンジすると代わった蒲生を元嶋が1コーナーで先行。

 ここから蒲生は4秒ほどあった元嶋との差を詰め始めると、80周目にはこの2台はテールトゥノーズの争いとなる。

 85周目の1コーナーではついにアウトから並びかけた蒲生が元嶋の前に出ることに成功、トップに立つ。抜かれた元嶋もあきらめず、バックストレッチから続くヘアピンで強引にインに飛び込んだが、この2台は接触。元嶋は再びトップを奪い返すも、接触のダメージを受けた蒲生はこの周の終わりでピットイン。大きく順位を落とし、後味の悪い結末となった。

 レースはマイクナイトでオイルをまいた車両があり、98周目からセーフティーカー(SC)が導入された。残り時間も20分足らずだったため、SCランでレースは終了。トップでゴールしたのは元嶋。2位には、近藤翼/堤優威/加藤彰彬組(TC CORSE iRacing ROADSTER)が、3位には脇阪寿一/脇阪薫一/松田晃司組(埼玉トヨペットGreen Brave 86)が入った。

 表彰式終了後、元嶋は危険なドライブ行為と判定され、村田信博/小河/元嶋組には30秒加算のペナルティーが下された。この結果優勝は、参戦3年目にしてうれしい初優勝となった近藤/堤/加藤組。2位に寿一/薫一/松田組が繰り上がり、村田/小河/元嶋組は3位という結果になった。

 それでも3位に入った村田/小河/元嶋組は13ポイントを加算。110ポイントとし、8位で5ポイントしか加算できなかった選手権2位の松井/井口/蒲生組の89ポイントに対し、大きくリードして最終戦を迎えることとなった。

 ST-5クラスは、古宮正信/松田智也/吉本晶哉組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT)と大野尊久/梅本淳一組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT)のBRPの2台がトップ争いを展開。順位を入れ替えながらの展開となるが、第3ドライバーとなった終盤、古宮が大野を10秒ほどリード。SCが入り、優勝は古宮/松田/吉本組、2位に大野/梅本組となった。3位には三木孝浩/板垣裕之/大西隆生組(BLOOD SDPORTS WM☆Vitz)が入った。

 2位に入った大野/梅本組は85ポイントとし、ポイントリーダーに浮上。5位に終わった谷川達也/井尻薫/野上達也組(DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D)を逆転して最終戦を迎えることとなる。

 最終第6戦は地震からの復興なったオートポリスを舞台として11月20日に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山グループ2決勝結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/23) Group 2 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
154ST-41近藤 翼
堤 優威
加藤 彰彬
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
983:01'01.230
252ST-42脇阪 寿一
脇阪 薫一
松田 晃司
埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
981.623
3*13ST-43村田 信博
小河 諒
元嶋 佑弥
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
986.289
427ST-44伊橋 勲
ユウキ
小林 且雄
D'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
9810.122
540ST-45藤田 竜樹
浜野 彰彦
ナオリュウ
ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
971Lap
655ST-46たしろ じゅん
小野田 貴俊
伊藤 毅
SunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
971Lap
758ST-47小林 康一
塩谷 烈州
蘇武 喜和
ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
971Lap
886ST-48松井 孝允
井口 卓人
蒲生 尚弥
TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
971Lap
9216ST-49玉江 浩明
山谷 直樹
杉原 直弥
ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
971Lap
1048ST-410猪股 京介
北川 剛
タカモリ 博士
DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5
Honda INTEGRA TYPE-R
971Lap
1177ST-411山田 英二
木下 隆之
CUSCO with Key's 86
TOYOTA 86
971Lap
12*100ST-412松井 仁志
鵜飼 龍太
山田 遼
アミューズSPV 86
TOYOTA 86
962Laps
13116ST-413長谷川 伸司
吉田 靖之
W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
962Laps
1412ST-414リク
松井 隆幸
ちゃまきち
シビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
944Laps
1519ST-51古宮 正信
松田 智也
吉本 晶哉
BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
935Laps
1636ST-415江原 弘美
連 貴洋
推根 克彦
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
935Laps
1769ST-52大野 尊久
梅本 淳一
BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
935Laps
1811ST-53三木 孝浩
板垣 裕之
大西 隆生
BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
926Laps
1966ST-54武地 孝幸
植田 正幸
odula MAZDAデミオ15MB
MAZDA DEMIO
926Laps
20*92ST-55遠藤 光博
桝本 隆介
原田 健太
ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit
Honda FIT 3 RS
917Laps
21213ST-56東 貴史
原田 学
横尾 優一
Wako's GenesisPURE WM Vitz
TOYOTA Vitz RS
917Laps
2246ST-57井上 恵一
河村 翔
DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT
Honda FIT 2 RS
917Laps
2371ST-58水野 大
黒田 保男
横田 健一郎
ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS
Honda FIT 2 RS
908Laps
2437ST-59関 豊
小松 寛子
山本 絵里子
ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
899Laps
252ST-510松田 秀士
ススム・ナカムラ
山下 將志
ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO
Honda FIT 3 RS
8612Laps
2688ST-511村上 博幸
筒井 克彦
脇谷 猛
村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
8612Laps
274ST-512芝谷 純三
河野 利尚
見並 秀文
THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
8414Laps
28*117ST-416太田 重蔵
鶴田 和弥
井入 宏之
W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
8216Laps
2917ST-513谷川 達也
井尻 薫
野上 達也
DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
7325Laps
3018ST-417浅野 武夫
森 正行
佐野 新世
Y`s distraction 86
TOYOTA 86
6830Laps
---- 以上規定周回数(ST-4:68Laps ST-5:65Laps)完走 ----
-60ST-4-渋谷 崇
松本 和之
渡辺 忠司
AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
8810Laps
-93ST-4-小泉 和寛
遠藤 浩二
鈴木 陽
SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
6137Laps
-333ST-4-中島 佑弥
大波 肇
GLORY RACING A-ONE FN2
Honda CIVIC TYPE-R EURO
6137Laps
-41ST-4-植松 忠雄
石川 京侍
太田 達也
TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
5048Laps
-95ST-4-松井 猛敏
中島 保典
柴田 優作
SPOONリジカラS2000
Honda S2000
absence
  • Fastest Lap: CarNo.77 山田英二(CUSCO with Key's 86 ) 1'43.567 (4/97) 128.792km/h
  • CarNo.100(松井仁志)は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第13条(11)(反則スタート)によりドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.117は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(11)(ピット作業)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.92(桝本隆介)は、スーパー耐久シリーズ2016スポーツ規則第15条(3)(ピットレーン速度違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.13(元嶋佑弥)は、2016岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第4章第18条2.①(危険なドライブ行為)により、決勝結果に30秒を加算した。

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山グループ1公式予選 ST-Xは内田/藤井/平峰組がポールポジション。チャンピオンに王手

 スーパー耐久シリーズ第5戦は22日、岡山国際サーキットでグループ1(ST-X,ST-1,ST-2,ST-3クラス)の公式予選を行いST-Xクラスでは内田優大/藤井誠暢/平峰一貴組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が、ST-1クラスでは星野敏/荒聖治組(D'station Porsche 991)が、ST-2クラスでは大澤学/後藤比東至/檜井保孝組(DAMD MOTUL ED WRX STI)が、ST-3クラスでは堀田誠/阪口良平組(MUTA Racing TWS IS 350)がポールポジションを獲得した。

 グループ1の公式予選は午後2時40分より、A,Bドライバーとも20分ずつで行われた。時折小雨も舞ったが、両セッションとも路面はほぼドライコンディション。

st-rd5-q-24

st-rd5-q-777

st-rd5-q-59

st-rd5-q-38

 ST-Xクラスでは、Aドライバーのジェントルマン内田優大(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)が1分31秒082でトップタイム。Bドライバーではチームメートの藤井誠暢が1分2秒272で2位に付け総合で内田/藤井/平峰一貴組がポールポジションを獲得した。選手権ではチームも2位を大きくリードしてポイントリーダー。このレースで優勝すれば文句なしに今シーズンのチャンピオンが確定する。2位にはBドライバーの平中克幸組(J-Fly Racing R8 LMS Ultra)がコースレコードの1分28秒981でトップタイムをマークしたジェフリー・リー/平中組(J-Fly Racing R8 LMS Ultra)が、3位には永井宏明/佐々木孝太/山脇大輔組(ARN SLS AMG GT3)が入った。選手権で2位に付けているユーク・タニグチ/山内英輝/峰尾恭輔組(ENDLESS・ADVAN・GT-R)は5位。このレースで内田組より上位でゴールしないとチャンピオンを失う厳しい出だしとなった。

 ST-1クラスは、ただ1台参加する星野敏/荒聖治組(D'station Porsche 991)がポールポジション。

 ST-2クラスでは、ポイントリーダーの大澤学/後藤比東至/檜井保孝組(DAMD MOTUL ED WRX STI)がポールポジション。優勝すればこのクラスもこのチームが最終戦を待たずして今シーズンのチャンピオンが決定する。2位には、下垣和也/松本武士/近藤説秀組(RSオガワADVANランサー)が、3位には冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オートDIXCEL EVOⅩ)が続いた。

 ST-3クラスでも、ポイントリーダーの堀田誠/阪口良平組(MUTA Racing TWS IS 350)がポールポジション。2位には長島正明/田中徹/田中哲也組(岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34)が、3位には小松一臣/杉林健一/安宅光徳組(岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34)が入った。選手権2位の嵯峨宏紀/中山雄一/平木湧也組(DENSO Le Beausset RC350)は5位と出遅れたが、GTドライバー2人を擁するこのチームは決勝では総合力で上位に食い込んでくるはずだ。

 決勝は明日23日、午後1時40分より3時間で争われる。残り2戦。選手権を争う各クラス、各チームとも落とせないレースとなるため、激しい争いが期待される。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Hiroshi ICHIMURA

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山グループ2公式予選 ST-4は松井/井口/蒲生組が、ST-5では村上/筒井/脇谷組がポールポジション

 スーパー耐久シリーズ第5戦は22日、岡山国際サーキットでグループ2(ST-4,ST-5クラス)の公式予選を行いST-4クラスでは松井孝允/井口卓人/蒲生尚弥組(TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86)が、ST-5クラスでは村上博幸/筒井克彦/脇谷猛組(村上モータースMAZDAロードスターND)がポールポジションを獲得した。

st-rd5-q-86 st-rd5-q-88

 第5戦の行われる岡山国際サーキットは朝から雨模様。時折小雨がぱらつき、WET宣言が出されたが、路面はほぼドライ。公式予選の行われる午後1時には薄日も差してきた。Aドライバー、Bドライバーとも20分間の走行を行い、ベストタイムの合算で順位が決する

 ST-4のAドライバーでは松井孝允(TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86)が1分42秒378でトップタイム。Bドライバーでは井口卓人が1分42秒436で2位と2人ともタイムをそろえ、合算でポールポジションを獲得した。

 全日本F3選手権を戦うBドライバーの石川京侍(TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000)は両セッションを通してのベストタイム1分42秒321をたたき出すが、チームメートが振るわず植松忠雄/石川京侍/太田達也組(TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000)が総合で2位。3位には山田英二/木下隆之組(CUSCO with Key's 86 )が入った。ポイントリーダーの村田信博/小河諒/元嶋佑弥組(ENDLESS・ADVAN・86)は7位と出遅れたため、選手権で2位に付けている松井/井口/蒲生組には上々の出足となった。

 ST-5クラスでは、村上博幸/筒井克彦/脇谷猛組(村上モータースMAZDAロードスターND)がAドライバーの村上がトップタイム、Bドライバーの筒井が2位と合算でポールポジションを獲得した。選手権は5位だが、第2戦で優勝するなど、マシンのポテンシャルは侮りがたく、総合優勝も射程に捉える。2位には選手権で僅差の2位に付ける大野尊久/梅本淳一組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT)が、3位には僚友の古宮正信/松田智也/吉本晶哉組(BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT)が入った。ポイントリーダーの谷川達也/井尻薫/野上達也組(DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D)は7位と出遅れたが、燃費の良さを生かして決勝では上位に食い込んでくるはずだ。

 グループ2の決勝は明日23日、午前8時30分より3時間で行われる。選手権も佳境に入った。ST-4、ST-5クラスともこのレースでチャンピオン争いの主導権を握るチームはどこになるのであろうか?

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山Cドライバー(グループ1)公式予選結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
1108ST-X1Afiq YazidCARGUY
Lamborghini HURACAN GT3
1'30.129--147.908
210ST-X2密山 祥吾Adenau SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'30.566 0.437 0.437147.194
35ST-X3藤波 清斗Mach MAKERS GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'30.689 0.560 0.123146.995
424ST-X4平峰 一貴スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'30.942 0.813 0.253146.586
589ST-X5坂本 祐也 HubAuto Ferrari 488GT3
Ferrari 488 GT3
1'31.127 0.998 0.185146.288
681ST-X6大賀 裕介Rock254 GTNET
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'31.816 1.687 0.689145.190
73ST-X7峰尾 恭輔ENDLESS・ADVAN・GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'32.369 2.240 0.553144.321
825ST-X8飯田 太陽ケーズフロンティア911 GT3R
PORSCHE 911 GT3
1'32.633 2.504 0.264143.910
9112ST-X9久保 宣夫SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'33.333 3.204 0.700142.831
108ST-X10山脇 大輔ARN SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'34.193 4.064 0.860141.526
1114ST-31安宅 光徳岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34
NISSAN FAIRLADY Z
1'39.955 9.826 5.762133.368
1239ST-32吉田 広樹Muta Racing RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'40.37610.247 0.421132.809
1335ST-33安田 裕信SKT team motoyama
NISSAN FAIRLADY Z
1'40.44110.312 0.065132.723
1415ST-34田中 哲也岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'41.20411.075 0.763131.722
157ST-21石崎 敦士恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.20611.077 0.002131.719
166ST-22大橋 正澄新菱オートDIXCEL EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'41.39011.261 0.184131.480
1762ST-35平木 湧也DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'41.44011.311 0.050131.416
1859ST-23檜井 保孝DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
1'41.63711.508 0.197131.161
1920ST-24近藤 説秀RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'42.41712.288 0.780130.162
2068ST-36服部 尚貴埼玉トヨペットGBマークX G's
TOYOTA MARK X
1'42.81412.685 0.397129.659
2723ST-37島澤 隆彦岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'44.03713.908 1.223128.135
31505ST-25岡本 武之ビズキューブレーシングランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'45.23315.104 1.196126.679

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山A,Bドライバー(グループ1)公式予選総合結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Adriver
Bdriver
Total
Time
Behind
124ST-X1内田 優大
藤井 誠暢
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'31.082
1'29.272
3'00.354-
270ST-X2ジェフリー・リー
平中 克幸
J-Fly Racing R8 LMS Ultra
Audi R8 LMS ultra
1'31.741
1'28.981
3'00.722 0.368
38ST-X3永井 宏明
佐々木 孝太
ARN SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'31.347
1'29.526
3'00.873 0.519
4108ST-X4木村 武史
織戸 学
CARGUY
Lamborghini HURACAN GT3
1'31.374
1'29.582
3'00.956 0.602
53ST-X5ユーク・タニグチ
山内 英輝
ENDLESS・ADVAN・GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'31.718
1'29.492
3'01.210 0.856
625ST-X6テツオ・オギノ
野尻 智紀
ケーズフロンティア911 GT3R
PORSCHE 911 GT3
1'32.250
1'29.678
3'01.928 1.574
75ST-X7白井 剛
星野 一樹
Mach MAKERS GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'31.950
1'30.203
3'02.153 1.799
810ST-X8フィリップ・デベサ
マイケル・グリーン
Adenau SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'32.355
1'30.532
3'02.887 2.533
989ST-X9モーリス・チェン
吉本 大樹
HubAuto Ferrari 488GT3
Ferrari 488 GT3
1'33.390
1'29.551
3'02.941 2.587
1081ST-X10山田 秀明
青木 孝行
Rock254 GTNET
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'33.118
1'29.886
3'03.004 2.650
11112ST-X11佐藤 敦
山下 亮生
SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'32.989
1'31.214
3'04.203 3.849
12777ST-11星野 敏
荒 聖治
D'station Porsche 991
PORSCHE 911 GT3 Cup
1'37.810
1'32.181
3'09.991 9.637
1359ST-21大澤 学
後藤 比東至
DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
1'39.657
1'39.463
3'19.12018.766
1438ST-31堀田 誠
阪口 良平
MUTA Racing TWS IS 350
TOYOTA LEXUS IS350
1'40.419
1'38.941
3'19.36019.006
1520ST-22下垣 和也
松本 武士
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'40.319
1'39.238
3'19.55719.203
1615ST-32長島 正明
田中 徹
岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'40.326
1'39.306
3'19.63219.278
1714ST-33小松 一臣
杉林 健一
岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34
NISSAN FAIRLADY Z
1'39.937
1'39.962
3'19.89919.545
1834ST-34前嶋 秀司
佐々木 雅弘
assetテクノRC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'40.168
1'39.989
3'20.15719.803
1962ST-35嵯峨 宏紀
中山 雄一
DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'40.522
1'39.825
3'20.34719.993
206ST-23冨桝 朋広
菊地 靖
新菱オートDIXCEL EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'41.925
1'39.155
3'21.08020.726
2123ST-36輿水 敏明
山崎 学
岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'41.486
1'39.749
3'21.23520.881
2235ST-37加納 政樹
本山 哲
SKT team motoyama
NISSAN FAIRLADY Z
1'40.979
1'40.642
3'21.62121.267
23505ST-24田ヶ原 章蔵
奥村 佳之
ビズキューブレーシングランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'41.083
1'40.974
3'22.05721.703
2468ST-38番場 琢
平沼 貴之
埼玉トヨペットGBマークX G's
TOYOTA MARK X
1'40.594
1'41.933
3'22.52722.173
257ST-25カルロス 本田
佐藤 勝博
恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.633
1'41.021
3'22.65422.300
2639ST-39吉村 一悟
TAD JUN JUN
Muta Racing RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'43.570
1'43.020
3'26.59026.236

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山Bドライバー(グループ1)公式予選結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
170ST-X1平中 克幸J-Fly Racing R8 LMS Ultra
Audi R8 LMS ultra
1'28.981--149.816
224ST-X2藤井 誠暢スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'29.272 0.291 0.291149.328
33ST-X3山内 英輝ENDLESS・ADVAN・GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'29.492 0.511 0.220148.961
48ST-X4佐々木 孝太ARN SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'29.526 0.545 0.034148.904
589ST-X5吉本 大樹HubAuto Ferrari 488GT3
Ferrari 488 GT3
1'29.551 0.570 0.025148.863
6108ST-X6織戸 学CARGUY
Lamborghini HURACAN GT3
1'29.582 0.601 0.031148.811
725ST-X7野尻 智紀ケーズフロンティア911 GT3R
PORSCHE 911 GT3
1'29.678 0.697 0.096148.652
881ST-X8青木 孝行Rock254 GTNET
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'29.886 0.905 0.208148.308
95ST-X9星野 一樹Mach MAKERS GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'30.203 1.222 0.317147.787
1010ST-X10マイケル・グリーンAdenau SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'30.532 1.551 0.329147.250
11112ST-X11山下 亮生SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'31.214 2.233 0.682146.149
12777ST-11荒 聖治D'station Porsche 991
PORSCHE 911 GT3 Cup
1'32.181 3.200 0.967144.615
1338ST-31阪口 良平MUTA Racing TWS IS 350
TOYOTA LEXUS IS350
1'38.941 9.960 6.760134.735
146ST-21菊地 靖新菱オートDIXCEL EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'39.15510.174 0.214134.444
1520ST-22松本 武士RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'39.23810.257 0.083134.332
1615ST-32田中 徹岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'39.30610.325 0.068134.240
1759ST-23後藤 比東至DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
1'39.46310.482 0.157134.028
1823ST-33山崎 学岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'39.74910.768 0.286133.643
1962ST-34中山 雄一DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'39.82510.844 0.076133.542
2014ST-35杉林 健一岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34
NISSAN FAIRLADY Z
1'39.96210.981 0.137133.359
2134ST-36佐々木 雅弘assetテクノRC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'39.98911.008 0.027133.323
2235ST-37本山 哲SKT team motoyama
NISSAN FAIRLADY Z
1'40.64211.661 0.653132.458
23505ST-24奥村 佳之ビズキューブレーシングランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'40.97411.993 0.332132.022
247ST-25佐藤 勝博恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.02112.040 0.047131.961
2568ST-38平沼 貴之埼玉トヨペットGBマークX G's
TOYOTA MARK X
1'41.93312.952 0.912130.780
2639ST-39TAD JUN JUNMuta Racing RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'43.02014.039 1.087129.400

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山Aドライバー(グループ1)公式予選結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
124ST-X1内田 優大スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'31.082--146.360
28ST-X2永井 宏明ARN SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'31.347 0.265 0.265145.936
3108ST-X3木村 武史CARGUY
Lamborghini HURACAN GT3
1'31.374 0.292 0.027145.893
43ST-X4ユーク・タニグチENDLESS・ADVAN・GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'31.718 0.636 0.344145.346
570ST-X5ジェフリー・リーJ-Fly Racing R8 LMS Ultra
Audi R8 LMS ultra
1'31.741 0.659 0.023145.309
65ST-X6白井 剛Mach MAKERS GTNET GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'31.950 0.868 0.209144.979
725ST-X7テツオ・オギノケーズフロンティア911 GT3R
PORSCHE 911 GT3
1'32.250 1.168 0.300144.507
810ST-X8フィリップ・デベサAdenau SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'32.355 1.273 0.105144.343
9112ST-X9佐藤 敦SATO-SS SLS AMG GT3 Rn-S
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'32.989 1.907 0.634143.359
1081ST-X10山田 秀明Rock254 GTNET
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'33.118 2.036 0.129143.160
1189ST-X11モーリス・チェンHubAuto Ferrari 488GT3
Ferrari 488 GT3
1'33.390 2.308 0.272142.743
12777ST-11星野 敏D'station Porsche 991
PORSCHE 911 GT3 Cup
1'37.810 6.728 4.420136.293
1359ST-21大澤 学DAMD MOTUL ED WRX STI
SUBARU WRX STI
1'39.657 8.575 1.847133.767
1414ST-31小松 一臣岡部⾃動⾞KYOSHIN 195 Z34
NISSAN FAIRLADY Z
1'39.937 8.855 0.280133.392
1534ST-32前嶋 秀司assetテクノRC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'40.168 9.086 0.231133.084
1620ST-22下垣 和也RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'40.319 9.237 0.151132.884
1715ST-33長島 正明岡部⾃動⾞DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'40.326 9.244 0.007132.875
1838ST-34堀田 誠MUTA Racing TWS IS 350
TOYOTA LEXUS IS350
1'40.419 9.337 0.093132.752
1962ST-35嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'40.522 9.440 0.103132.616
2068ST-36番場 琢埼玉トヨペットGBマークX G's
TOYOTA MARK X
1'40.594 9.512 0.072132.521
2135ST-37加納 政樹SKT team motoyama
NISSAN FAIRLADY Z
1'40.979 9.897 0.385132.016
22505ST-23田ヶ原 章蔵ビズキューブレーシングランサーX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'41.08310.001 0.104131.880
2323ST-38輿水 敏明岡部⾃動⾞ゼロサンMBFネットワークスZ34
NISSAN FAIRLADY Z
1'41.48610.404 0.403131.356
247ST-24カルロス 本田恒力技巧☆新菱オートDXLエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.63310.551 0.147131.166
256ST-25冨桝 朋広新菱オートDIXCEL EVOⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
1'41.92510.843 0.292130.790
2639ST-39吉村 一悟Muta Racing RC350
TOYOTA LEXUS RC350
1'43.57012.488 1.645128.713

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山Cドライバー(グループ2)公式予選結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
195ST-41柴田 優作SPOONリジカラS2000
Honda S2000
1'43.026--129.393
241ST-42太田 達也TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
1'43.199 0.173 0.173129.176
358ST-43蘇武 喜和ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
1'43.234 0.208 0.035129.132
413ST-44元嶋 佑弥ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'43.480 0.454 0.246128.825
586ST-45蒲生 尚弥TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'43.934 0.908 0.454128.262
6216ST-46杉原 直弥ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
1'44.031 1.005 0.097128.143
7117ST-47井入 宏之W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
1'44.106 1.080 0.075128.050
854ST-48加藤 彰彬TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'44.675 1.649 0.569127.354
927ST-49小林 且雄D'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
1'45.041 2.015 0.366126.910
1052ST-410松田 晃司埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
1'45.629 2.603 0.588126.204
1193ST-411鈴木 陽SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
1'45.880 2.854 0.251125.905
1240ST-412ナオリュウゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
1'46.188 3.162 0.308125.540
1355ST-413伊藤 毅SunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
1'46.850 3.824 0.662124.762
1448ST-414タカモリ 博士DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5
Honda INTEGRA TYPE-R
1'47.394 4.368 0.544124.130
1512ST-415ちゃまきちシビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
1'47.518 4.492 0.124123.987
1618ST-416佐野 新世Y`s distraction 86
TOYOTA 86
1'48.915 5.889 1.397122.396
1760ST-417渡辺 忠司AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
1'49.282 6.256 0.367121.985
1888ST-51脇谷 猛村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
1'49.954 6.928 0.672121.240
1936ST-418推根 克彦エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
1'50.748 7.722 0.794120.371
2019ST-52吉本 晶哉BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
1'51.328 8.302 0.580119.743
2111ST-53大西 隆生BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'51.360 8.334 0.032119.709
2292ST-54原田 健太ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit
Honda FIT 3 RS
1'52.347 9.321 0.987118.657
23213ST-55横尾 優一Wako's GenesisPURE WM Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'52.547 9.521 0.200118.447
2417ST-56野上 達也DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
1'52.708 9.682 0.161118.277
252ST-57山下 將志ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO
Honda FIT 3 RS
1'52.902 9.876 0.194118.074
264ST-58見並 秀文THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
1'57.13114.105 4.229113.811

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山A,Bドライバー(グループ2)公式予選総合結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Adriver
Bdriver
Total
Time
Behind
186ST-41松井 孝允
井口 卓人
TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'42.378
1'42.436
3'24.814-
241ST-42植松 忠雄
石川 京侍
TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
1'43.310
1'42.321
3'25.631 0.817
377ST-43山田 英二
木下 隆之
CUSCO with Key's 86
TOYOTA 86
1'42.648
1'43.307
3'25.955 1.141
440ST-44藤田 竜樹
浜野 彰彦
ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
1'43.064
1'43.091
3'26.155 1.341
5117ST-45太田 重蔵
鶴田 和弥
W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
1'42.776
1'43.395
3'26.171 1.357
695ST-46松井 猛敏
中島 保典
SPOONリジカラS2000
Honda S2000
1'43.378
1'43.015
3'26.393 1.579
713ST-47村田 信博
小河 諒
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'43.493
1'42.995
3'26.488 1.674
855ST-48たしろ じゅん
小野田 貴俊
SunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
1'43.360
1'43.152
3'26.512 1.698
927ST-49伊橋 勲
ユウキ
D'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
1'43.479
1'43.314
3'26.793 1.979
1054ST-410近藤 翼
堤 優威
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'43.156
1'43.675
3'26.831 2.017
1158ST-411小林 康一
塩谷 烈州
ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
1'43.298
1'43.560
3'26.858 2.044
12216ST-412玉江 浩明
山谷 直樹
ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
1'44.346
1'42.634
3'26.980 2.166
1352ST-413脇阪 寿一
脇阪 薫一
埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
1'43.649
1'43.667
3'27.316 2.502
1448ST-414猪股 京介
北川 剛
DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5
Honda INTEGRA TYPE-R
1'44.380
1'43.551
3'27.931 3.117
1593ST-415小泉 和寛
遠藤 浩二
SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
1'44.763
1'44.153
3'28.916 4.102
16100ST-416松井 仁志
鵜飼 龍太
アミューズSPV 86
TOYOTA 86
1'44.942
1'44.436
3'29.378 4.564
1760ST-417渋谷 崇
松本 和之
AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
1'44.932
1'44.917
3'29.849 5.035
18333ST-418中島 佑弥
大波 肇
GLORY RACING A-ONE FN2
Honda CIVIC TYPE-R EURO
1'44.733
1'45.289
3'30.022 5.208
1912ST-419リク
松井 隆幸
シビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
1'46.227
1'44.392
3'30.619 5.805
20116ST-420長谷川 伸司
吉田 靖之
W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
1'46.225
1'44.634
3'30.859 6.045
2118ST-421浅野 武夫
森 正行
Y`s distraction 86
TOYOTA 86
1'46.527
1'45.545
3'32.072 7.258
2236ST-422江原 弘美
連 貴洋
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
1'48.079
1'47.523
3'35.60210.788
2388ST-51村上 博幸
筒井 克彦
村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
1'48.515
1'49.056
3'37.57112.757
2469ST-52大野 尊久
梅本 淳一
BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
1'48.738
1'49.294
3'38.03213.218
2519ST-53古宮 正信
松田 智也
BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
1'49.797
1'49.223
3'39.02014.206
262ST-54松田 秀士
ススム・ナカムラ
ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO
Honda FIT 3 RS
1'50.281
1'48.855
3'39.13614.322
2766ST-55武地 孝幸
植田 正幸
odula MAZDAデミオ15MB
MAZDA DEMIO
1'49.942
1'50.320
3'40.26215.448
2892ST-56遠藤 光博
桝本 隆介
ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit
Honda FIT 3 RS
1'50.595
1'50.600
3'41.19516.381
2917ST-57谷川 達也
井尻 薫
DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
1'50.568
1'50.940
3'41.50816.694
304ST-58芝谷 純三
河野 利尚
THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
1'49.192
1'53.278
3'42.47017.656
3111ST-59三木 孝浩
板垣 裕之
BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'50.684
1'51.854
3'42.53817.724
3246ST-510井上 恵一
河村 翔
DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT
Honda FIT 2 RS
1'50.702
1'53.954
3'44.65619.842
3337ST-511関 豊
小松 寛子
ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'51.672
1'54.652
3'46.32421.510
3471ST-512水野 大
黒田 保男
ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS
Honda FIT 2 RS
1'53.489
1'53.017
3'46.50621.692

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山Bドライバー(グループ2)公式予選結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
141ST-41石川 京侍TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
1'42.321--130.284
286ST-42井口 卓人TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'42.436 0.115 0.115130.138
3216ST-43山谷 直樹ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
1'42.634 0.313 0.198129.887
413ST-44小河 諒ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'42.995 0.674 0.361129.432
595ST-45中島 保典SPOONリジカラS2000
Honda S2000
1'43.015 0.694 0.020129.406
640ST-46浜野 彰彦ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
1'43.091 0.770 0.076129.311
755ST-47小野田 貴俊SunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
1'43.152 0.831 0.061129.235
877ST-48木下 隆之CUSCO with Key's 86
TOYOTA 86
1'43.307 0.986 0.155129.041
927ST-49ユウキD'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
1'43.314 0.993 0.007129.032
10117ST-410鶴田 和弥W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
1'43.395 1.074 0.081128.931
1148ST-411北川 剛DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5
Honda INTEGRA TYPE-R
1'43.551 1.230 0.156128.737
1258ST-412塩谷 烈州ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
1'43.560 1.239 0.009128.725
1352ST-413脇阪 薫一埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
1'43.667 1.346 0.107128.593
1454ST-414堤 優威TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'43.675 1.354 0.008128.583
1593ST-415遠藤 浩二SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
1'44.153 1.832 0.478127.992
1612ST-416松井 隆幸シビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
1'44.392 2.071 0.239127.699
17100ST-417鵜飼 龍太アミューズSPV 86
TOYOTA 86
1'44.436 2.115 0.044127.646
18116ST-418吉田 靖之W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
1'44.634 2.313 0.198127.404
1960ST-419松本 和之AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
1'44.917 2.596 0.283127.060
20333ST-420大波 肇GLORY RACING A-ONE FN2
Honda CIVIC TYPE-R EURO
1'45.289 2.968 0.372126.612
2118ST-421森 正行Y`s distraction 86
TOYOTA 86
1'45.545 3.224 0.256126.304
2236ST-422連 貴洋エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
1'47.523 5.202 1.978123.981
232ST-51ススム・ナカムラホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO
Honda FIT 3 RS
1'48.855 6.534 1.332122.464
2488ST-52筒井 克彦村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
1'49.056 6.735 0.201122.238
2519ST-53松田 智也BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
1'49.223 6.902 0.167122.051
2669ST-54梅本 淳一BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
1'49.294 6.973 0.071121.972
2766ST-55植田 正幸odula MAZDAデミオ15MB
MAZDA DEMIO
1'50.320 7.999 1.026120.838
2892ST-56桝本 隆介ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit
Honda FIT 3 RS
1'50.600 8.279 0.280120.532
2917ST-57井尻 薫DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
1'50.940 8.619 0.340120.162
3011ST-58板垣 裕之BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'51.854 9.533 0.914119.180
3171ST-59黒田 保男ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS
Honda FIT 2 RS
1'53.01710.696 1.163117.954
324ST-510河野 利尚THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
1'53.27810.957 0.261117.682
3346ST-511河村 翔DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT
Honda FIT 2 RS
1'53.95411.633 0.676116.984
3437ST-512小松 寛子ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'54.65212.331 0.698116.272

スーパー耐久

S耐:第5戦岡山Aドライバー(グループ2)公式予選結果

SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2016/10/22) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2016 Super Taikyu Series Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
186ST-41松井 孝允TOYOTA Team TOM'S SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'42.378--130.212
277ST-42山田 英二CUSCO with Key's 86
TOYOTA 86
1'42.648 0.270 0.270129.869
3117ST-43太田 重蔵W.S.ENGINEERING S2000 TAIKEN
Honda S2000
1'42.776 0.398 0.128129.707
440ST-44藤田 竜樹ゴーゴーガレージRAMD86 AGE↑AGE↑RACING SSR ings
TOYOTA 86
1'43.064 0.686 0.288129.345
554ST-45近藤 翼TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'43.156 0.778 0.092129.230
658ST-46小林 康一ウインマックステインワコーズDC5☆KRP
Honda INTEGRA TYPE-R
1'43.298 0.920 0.142129.052
741ST-47植松 忠雄TAKUMI × HERO'S SSR ings S2000
Honda S2000
1'43.310 0.932 0.012129.037
855ST-48たしろ じゅんSunOasis AUTOFACTRY86
TOYOTA 86
1'43.360 0.982 0.050128.974
995ST-49松井 猛敏SPOONリジカラS2000
Honda S2000
1'43.378 1.000 0.018128.952
1027ST-410伊橋 勲D'STATION FINA BRZ
SUBARU BRZ
1'43.479 1.101 0.101128.826
1113ST-411村田 信博ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'43.493 1.115 0.014128.809
1252ST-412脇阪 寿一埼玉トヨペットGreen Brave 86
TOYOTA 86
1'43.649 1.271 0.156128.615
13216ST-413玉江 浩明ニールレーシングwithセイコーSSR亜⾐
TOYOTA 86
1'44.346 1.968 0.697127.756
1448ST-414猪股 京介DIJONエンドレスワコーズNILZZ DC5
Honda INTEGRA TYPE-R
1'44.380 2.002 0.034127.714
15333ST-415中島 佑弥GLORY RACING A-ONE FN2
Honda CIVIC TYPE-R EURO
1'44.733 2.355 0.353127.284
1693ST-416小泉 和寛SKR ENGINEERING S2000
Honda S2000
1'44.763 2.385 0.030127.247
1760ST-417渋谷 崇AGENT-1 WMインテグラ
Honda INTEGRA TYPE-R
1'44.932 2.554 0.169127.042
18100ST-418松井 仁志アミューズSPV 86
TOYOTA 86
1'44.942 2.564 0.010127.030
19116ST-419長谷川 伸司W.S.ENGINEERING S2000
Honda S2000
1'46.225 3.847 1.283125.496
2012ST-420リクシビックTYPE-R☆STA
Honda CIVIC TYPE-R
1'46.227 3.849 0.002125.494
2118ST-421浅野 武夫Y`s distraction 86
TOYOTA 86
1'46.527 4.149 0.300125.140
2236ST-422江原 弘美エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN Turbo
1'48.079 5.701 1.552123.343
2388ST-51村上 博幸村上モータースMAZDAロードスターND
MAZDA ROADSTER
1'48.515 6.137 0.436122.848
2469ST-52大野 尊久BRP★J'S RACINGホンダカーズ浜松北みきゃんFIT
Honda FIT 3 RS
1'48.738 6.360 0.223122.596
254ST-53芝谷 純三THE BRIDE FIT
Honda FIT 3 RS
1'49.192 6.814 0.454122.086
2619ST-54古宮 正信BRP★J'S RACINGホンダカーズ三重北FIT
Honda FIT 3 RS
1'49.797 7.419 0.605121.413
2766ST-55武地 孝幸odula MAZDAデミオ15MB
MAZDA DEMIO
1'49.942 7.564 0.145121.253
282ST-56松田 秀士ホンダカーズ野崎with CUSCO & FUJITSUBO
Honda FIT 3 RS
1'50.281 7.903 0.339120.880
2917ST-57谷川 達也DXLアラゴスタ・NOPROデミオSKY-D
MAZDA DENIO Diesel TURBO
1'50.568 8.190 0.287120.567
3092ST-58遠藤 光博ホンダカーズ桶川・VBOX・セキショウFit
Honda FIT 3 RS
1'50.595 8.217 0.027120.537
3111ST-59三木 孝浩BLOOD SDPORTS WM☆Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'50.684 8.306 0.089120.440
3246ST-510井上 恵一DIJONエンドレスワコーズNILZZ FIT
Honda FIT 2 RS
1'50.702 8.324 0.018120.421
3337ST-511関 豊ワコーズDXLアラゴスタNOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'51.672 9.294 0.970119.375
3471ST-512水野 大ピースMS NUTEC制動屋 Fit RS
Honda FIT 2 RS
1'53.48911.111 1.817117.463

FS125東地域

FS125E:第5戦SUGO 佐藤蓮が5戦連続ポールトゥウィンと圧倒しチャンピオンに輝く

 2016年全日本カート選手権FS125部門東地域の第5戦が9月18日、スポーツランドSUGO 西コース(宮城県)で行われ、佐藤蓮(FLAX motor sports)が優勝した。

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 全日本カート選手権FS125部門は東西2つの地域に分かれて競われるが、2つの地域でもっともポイント獲得数が多かった者がチャンピオンとなる。地域別5戦と東西統一戦の計6戦のうち、ポイント獲得数が多い5戦の合計がチャンピオンシップのポイントとして計算される。東地域ではここまで佐藤が4戦連続ポールトゥウィンを飾っておりフルポイントを獲得している。対して先に5戦を終了した西地域では、4人のウィナーが誕生しておりポイントが割れている。そのため、今大会の佐藤の順位によっては、東西統一戦を待たずして佐藤のチャンピオンが決定するとあって、東西注目の1戦となった。

 今大会、佐藤のチャンピオン決定の条件は、予選が5位~7位の場合は優勝。予選3位~4位の場合は決勝2位以上。予選1位~2位であれば決勝3位以上となる。ここまで4戦連続ポールトゥウィンの佐藤にとっては、いつも通りのレースを行えばおのずとチャンピオンが決定する。

 タイムトライアルは僅か0.048秒差でチームメイトの小川颯太(FLAX motor sports)に譲るものの、予選ヒートではいつも通りのトップチェッカーで決勝ヒートのポールポジションを獲得した。

 指定席のポールポジションからホールショットを決めた佐藤だが、その背後には5番グリッドスタートの坂入悠斗(スクーデリアLCT-YRHKS)がぴたりとつく。テールトゥノーズの接近戦のまま、2台は別次元のハイペースで後続を突き放していく。レース終盤、2台の前に周回遅れの車両が現れる。これを勝機と睨んだ坂入が、バックマーカーの処理に乗じて佐藤のインを狙うも痛恨のスピン。後続とのマージンがあったため順位を落とすことはなかったが、佐藤との一騎打ちにはここで終止符が打たれる。独走になった佐藤は、そのまま危なげなく残りの周回数を走り抜け、今季5度目のポールトゥウィンでチャンピオンを獲得した。2位には坂入が入り、3位には9番グリッドから順位を上げた下村渉(TECNO RACING)が入った。

 ジュニアカート選手権、地方カート選手権とタイトルを総なめにしてきた佐藤だが、昨シーズン参戦した全日本カート選手権FS125部門ではタイトルを獲ることができなかった。すべてのタイトルを獲得するとリベンジした今シーズン、前人未到の5戦連続ポールトゥウィンという圧倒的な強さで、これ以上はない形での全日本カート選手権FS125部門の制覇となった。

佐藤蓮のコメント
 「朝から調子は良かったのですが、決勝では坂入選手にぴたりと後ろにつかれていたので少しプレッシャーを感じていました。ただ、バトルでは絶対に負けないという気持ちで走っていました。坂入選手がスピンしてからは、クルージングして走ることができました。5回連続でポールトゥウィンを飾ることができて良かったですし、去年の反省点を今年に活かそうというのが目標だったわけですが、それを達成することもでき良かったです」
Text & Photo: Hideshi KIKUYAMA

SUPER FORMULA

SF:第5戦岡山フォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

スーパー耐久

S耐:第4戦富士 TOITEC Racing WAKO'S μ FIT、ST-5クラス7位で完走 (TOITEC)

  • チーム監督:船木 宏
  • 1st DRIVER:古川 知己
  • 2nd DRIVER:藤原 能成
  • 3rd DRIVER:貴島 康博
  • 4th DRIVER:永田 晃

★決勝

 前日の予選終了後、ワンメイクタイヤを供給する横浜タイヤのサービスから、決勝用のレインタイヤは早めに組換を依頼して欲しいとの通達が流れたほど、決勝はレインコンディションが予想された当日。確かに早朝は雨が降ったもののスタート前には止み、路面はウェットながらスリックタイヤを選択できるほどコンディションの回復が見込まれた。 #33 "TOITEC Racing WAKO'S μ FIT"も決勝 スタートはスリックタイヤを選択。また、エースドライバーの古川 知己をスタートドライバーに起用し、序盤でできるだけ上位のポジションを狙っていく作戦だ。

 午前9時。スーパー耐久の決勝としては異様に早いタイムスケジュールだが、それでも9時間後のゴールは日没寸前。スーパー耐久シリーズにとっても最長の、長い長いレースのスタートが切られた。

 順調なスタート切った古川は序盤からポジションを4つ上げ、8位を走行。既に路面は急速に乾きつつあり、ほぼドライコンディションに近い形で周回を重ねる。

 事前のシミュレーションより燃費が良いことから、チームではピットインのタイミングを伸ばすこととしたが、マシンとコクピット環境が悪化していることがドライバーから無線で伝えられる。

 1時間45分を経過したところで最初のピットイン。給油とフロントタイヤ2本を交換。また、クールスーツの効きが悪くなっていたことと、車載のドリンクが吸えなかったトラブルを解消し、ドライバーは古川のままコースに送り出す。

 古川は更に1スティント担当し、都合3スティント=3時間45分の驚異的なロングスティントをドライブして3回目のピットイン。給油とフロントタイヤ2本を交換。ドライバーは藤原に交代し、コースに復帰した。

 急遽FITチャレンジからスーパー耐久用にコンバートしたマシンは未だデータが足りず、必要以上に電子制御が介入して思うようなドライビングができないことから、ドライバーは苦心しながらのドライビングを強いられる。

 レースも半分を経過しようとする4時間32分。118LAPを消化し、ピットイン。ルーティンの給油とタイヤを交換し、ドライバーは永田にチェンジ。燃料消費に優しい永田のドライビングは、当初の計画より高燃費を維持できたため、予想より多くの周回をこなす。

 5時間46分を経過した149周目。ルーティンのピットインを行い、給油とタイヤ交換。ドライバーは再び藤原が担当し、クラス9位のポジションでコースに復帰。しかし、暫くしたところで、藤原より左リアタイヤ付近からバイブレーションが発生しているとの情報が入り、チームは緊急事態に備えて待機。またドライバーも次のスティントを担当する貴島が何時でも対応できるよう、蒸し暑い中、装備をしたままスタンバイ。

 結局、ほぼ予定通りの周回をこなしてピットに戻り、ルーティンの作業とドライバー交代を行う。しかし、このピット作業でスーパー耐久特別規則(タイヤの手渡し)違反を取られ、ドライブスルーペナルティの裁定を受ける。ドライバー交代したばかりの貴島は、チームの指示でペナルティのドライブスルーを行うが、幸いにもポジションは維持したままだ。

 レースも終盤を迎えた7時間55分。206周を消化して最後のピットイン。ルーティンの作業をし、アンカーは再び藤原がドライブしてゴールを目指す。しかし、残り時間と燃料の搭載量を勘案した結果、今までのペースだとかなり燃費が厳しいことから、エンジンの回転数を落して我慢の走りに徹するようチームから指示が出された。

 いよいよレースも残り40分となったところで上位を走るマシンにトラブルが発生し、#33は7位にポジションアップ!

 そして7位のポジションを維持したまま、9時間/233周を周回して#33 "TOITEC Racing WAKO'S μ FIT"は無事チェッカーフラグを受け完走を果たした。

Bドライバー藤原能成のコメント
 ノーマル車両で装備されている電子制御がキャンセルできず、走った気がしなかったというのが本音です。(笑) 特にABSの介入に癖があって、ABSを効かせるとブレーキそのものの効きが悪くなるみたいな。マシンは色々と問題を抱えてましたが、取り敢えず完走出来てよかったと思います。
TOITEC Racing Team リリース

SUPER FORMULA

SF:第5戦岡山 国本雄資がレース2で悲願のシリーズ戦初優勝! 国本はレース1でも2位に入りランキング首位に浮上 (TOYOTA)

 オートポリスの代替戦として岡山でスーパーフォーミュラ第5戦が2レース制で行われ、レース1で2位フィニッシュを果たした国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がレース2で悲願のシリーズ戦初優勝を飾った。レース2では中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)が2位、石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が3位で続き、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)出身ドライバーが表彰台を独占する活躍を見せた。

レース2でシリーズ戦初優勝を飾った国本雄資(中央)と2位に入った中嶋一貴(左)、3位の石浦宏明(右)

レース2でシリーズ戦初優勝を飾った国本雄資(中央)と2位に入った中嶋一貴(左)、3位の石浦宏明(右)

 9月10日(土)、11日(日)の両日、岡山県美作市の岡山国際サーキットで、全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦が開催された。

 オートポリスでの開催が予定されていた第5戦だが、今年春に発生した熊本地震の影響により、岡山へと舞台を移して戦われることとなった。

 今大会は2レース制として実施。10日(土)に全車両走行による1セッションの予選と、30周で争われる第1レース、11日(日)はノックアウト方式の予選と51周で争われる第2レースというフォーマット。ポイントは各レース通常の半分が与えられる他、両レース共にポールポジションでの1ポイントは獲得出来るため、追い越しの難しい岡山のコースレイアウトも相まって、予選から熱い戦いが繰り広げられた。

 シーズンは折り返しを過ぎ、今大会を含めて残り3戦と後半戦に入ったが、ドライバーズタイトル争いでは、前戦初優勝を飾って首位につけている関口 雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)から10位までが僅か8ポイントという争いとなっている。残り3大会5レース(最終戦鈴鹿も2レース制)、タイトル争いに向けて1戦も落とせない緊張の戦いとなった。

レース1

 10日(土)は朝から好天に恵まれ、午前9時からの1時間のフリー走行を経て、午前11時から1セッションのみでレース1グリッドを決定する20分間の予選が開始された。

 スターティンググリッドが特に重要なスプリントレースへ向け、セッション開始5分前からほとんどの車両がピットレーンに並んで待ち、定刻にコースイン。

 フリー走行で2番手タイムと好調ぶりを見せていた小林 可夢偉(SUNOCO TEAM LEMANS)が開始6分ほどで痛恨のスピン。コース脇に車両を停め、セッションは赤旗中断。小林はここで予選を終え、最後尾スタートが決定してしまった。

 9分ほどの中断で車両を回収し、14分弱を残してセッションは再開。タイミング的に2回アタック出来る残り時間だったため、ここでのタイヤ選択やコースに出るタイミングが明暗を分けた。

 残り7分ほどから各車最後のアタックを開始。セッション終盤に目まぐるしく順位が入れ替わっていった。その中でトップタイムをマークしたのは中嶋一貴。今季初、約2年ぶりとなるポールポジションを獲得した。

 フリー走行でトップタイムをマークしていた国本は中嶋一貴のタイムを上回るべくアタックを続けたが惜しくも届かず。それでも開幕以来今季2度目の2番手グリッドを獲得。トヨタエンジンがグリッド最前列を占めた。

 この予選もポールポジションの中嶋一貴から、アタック出来なかった小林を除く18台が1秒位内に入る僅差の争いとなり、タイヤ選択やアタックタイミングでタイムを伸ばせなかったランキング上位勢がまさかの下位グリッドに。カーティケヤンが6番手、ジェームス・ロシター(KONDO RACING)と石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)は7,8番手につけたが、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は11番手、ランキング首位の関口が13番手。ランキング2位のアンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)はまさかの17番手で後方からの追い上げを強いられることとなった。

 予選の後、午後3時30分にフォーメーションラップ開始。1周して全車スターティンググリッドに着いたが、この時、ポールポジションの中嶋一貴がグリッドの位置を間違えてしまうというまさかのミス。これによりスタートは順延されることとなり、その原因を作ったとして中嶋一貴は最後尾スタートを余儀なくされてしまった。

 午後3時54分、再度フォーメーションラップが開始され、気温32度、路面温度42度という残暑の中、決勝レースのスタートが切られた。

 中嶋一貴の脱落により最上位スタートとなった国本だったが、若干出遅れ、ライバルの先行を許すことに。その後方では、予選6番手のカーティケヤンが好スタートで2つポジションを上げ、国本に続く3位へと浮上した。

 2位の国本は序盤、首位と変わらないペースで追走したが、その後はじりじりと離されていき、中盤にはトップ3はそれぞれ離れた単独走に。

 そのまま周回が重ねられていき、国本は2位でフィニッシュ。開幕戦に続く今季2度目の2位表彰台を獲得し、ドライバーズランキングで首位に躍り出た。3位にはカーティケヤンが入り、今季初の表彰台を獲得した。

 石浦が7位、11番手スタートのオリベイラがスタートで一気にジャンプアップし8位でフィニッシュ。僅差のタイトル争いの中で貴重なポイント獲得を果たした。

レース2

 11日(日)に行われたレース2の予選は、通常とは異なる2セッションのノックアウト方式で実施。午前9時50分、上位10台がQ2へと進出する20分間のQ1セッションが開始された。この日は事前の練習走行が無く、予選が最初の走行セッションという事もあり、開始6分ほど前からほとんどの車両がピットロードに並び、スタートと共にコースイン。10分ほどで最初のアタックを終えてピットへ戻り、残り7分ほどで新品タイヤを装着し、再度アタック。

 各車アタック5周目でタイムを出してきたが、20分を経過してのラストアタックで次々にタイムが塗り替えられていき、またもQ2進出のボーダーラインは極僅差の争いに。

 そんな中でトップに立ったのが関口。スーパーフォーミュラでは大差とも言える0.3秒もの差をつけての暫定ポールにつけた。

 チェッカー直前のアタックで好位置に付けていた中嶋一貴、中山 雄一(KCMG)、ロッテラーは最後に極僅差でかわされまさかのQ1落ち。中嶋一貴は10番手と0.007秒差、中山も0.009秒差でQ2進出を逃すこととなってしまった。

 10分間のQ2は、残り7分となったところで各車コースイン。しかし、先陣を切ってコースに向かった小林が計測1周目にコースオフ。またしても赤旗中断となってしまった。

 残り5分弱でセッションが再開されると、各車アタック出来る周回がぎりぎりと言うこともあり、チェッカー直前に激しく順位が入れ替わる展開に。

 トヨタ勢では前日苦戦していた石浦が好タイム。最後に上回られたものの、最前列2番手グリッドを獲得した。

 予選3番手のクルマがグリッド降格のペナルティを受けたため、ロシターが3番手、オリベイラが4番手、国本が5番手、カーティケヤンが7番手、関口が8番手。小林は10番手グリッドから決勝に臨むこととなった。

 気温33度、路面温度44度という暑さの中、午後3時にフォーメーションラップが開始され、レース2(51周)のスタートが切られた。

 2番手の石浦がポジションをキープする一方、2列目3番手グリッドのロシターがスタートでミスしポジションダウン。好スタートを切ったオリベイラが3位へと浮上した。

 1周目を終えたところで、5位の国本を先頭に、中嶋一貴、関口らがピットイン。国本、中嶋一貴はタイヤを交換して作戦通りコースへ復帰したが、関口はピット作業で痛恨のタイムロス。

 翌周にはロッテラーもピットへ。先にピットインしたグループはハイペースで上位との差を詰めていった。

 その後、上位勢も次々にピットへ向かい、14周目には3位走行中のオリベイラもピットインすると、ロッテラーの後でコース復帰。トップの野尻 智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とそれを追う石浦だけがピットを引っ張り、30秒ほどの差で2位の国本、3位中嶋一貴、4位ロッテラーと続く形に。

 21周目に野尻がピットインし、石浦は首位浮上。前の空いた石浦は、唯一ピットインしないまま首位で逃げることに。しかし、30周目にカーティケヤンがスピンを喫し、セーフティカーが導入。このタイミングでピットに向かった石浦はタイヤを交換し4位でコースに復帰した。

 35周目にレースが再開されると、石浦のピットインで首位に立った国本が再スタートを決めポジションをキープ。  その後方では、コース復帰時に石浦の前に出た野尻が、セーフティカーラン中の追い越しでペナルティを受けたため、トップの国本に2位中嶋一貴、3位石浦、4位ロッテラー、5位オリベイラと続き、トヨタ勢がトップ5を占めての終盤戦となった。

 1周目のピットインで交換したタイヤで走り続ける国本、中嶋に対し、タイヤを交換したばかりの石浦が、怒濤の追い上げを開始。周回毎にファステストタイムを更新していき、残り6周ほどで中嶋一貴とテール・トゥ・ノーズに。

 ヘアピン進入などで再三攻めるが、中嶋一貴のガードも堅く、ファイナルラップには、残していたオーバーテイクシステムを使っての逃げを打った中嶋一貴を攻略ならず。

 激しい2位争いを背後に、国本は1秒以上の差で逃げ切り、トップチェッカー。シリーズに含まれないJAFグランプリでの勝利経験を持つ国本だが、シリーズ戦ではトップフォーミュラ参戦6年目にして、嬉しい初優勝。翌日に26歳の誕生日を迎える国本が一日早い誕生日プレゼントを自身にもたらした。

 中嶋一貴が2位、石浦が3位で、トヨタ・ヤング・ドライバーズ・プログラム(TDP)出身の日本人勢が表彰台を独占。ロッテラー、オリベイラが4位、5位と続き、トヨタエンジンはトップ5独占という結果となった。

 今季、ここまでの5大会6レースで、全て異なる6名の勝者と混戦のスーパーフォーミュラ。今大会のレース1で2位、レース2で勝利を挙げた国本がやや抜け出しランキング首位となったが、チームメイトの石浦が4.5ポイント差の2位で続いているほか、ランキング7位の中嶋一貴まで8.5ポイントとまだ差は小さく、残り2大会3レース、まだまだタイトル争いは予断を許さない状況が続く。

トップフォーミュラでのシリーズ戦初優勝を飾った国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING #2)

トップフォーミュラでのシリーズ戦初優勝を飾った国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING #2)

11番手スタートから作戦を決め、2位表彰台を獲得した中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S #37)

11番手スタートから作戦を決め、2位表彰台を獲得した中嶋 一貴(VANTELIN TEAM TOM’S #37)

P.MU/CERUMO・INGING 2号車 ドライバー 国本雄資:
初優勝を果たせて本当に嬉しい。ここまでなかなか結果が出ず、辛い時期もあったが、周りの皆が支えてくれた。昨日はスタートを失敗し2位と残念なレースだったが、速さには自信があったので、今日のレースは絶対に前に出られると思っていた。昨日のレースで、5番手からスタートした人のデータを見て、今の自分なら1周目のピット作戦で前に出られる可能性があると踏み、その作戦に賭けた。その後も良いペースで走ることが出来たし、全てが完璧で満足行くレースだった。今、チームも最強の状態だと思っているので、このままの勢いでチャンピオンを狙っていく。
VANTELIN TEAM TOM’S 37号車 ドライバー 中嶋一貴:
今日は非常に良いレースが出来たが、つくづく昨日はもったいないレースをしてしまった。今日はスターティンググリッドがあまり良くなかった時点で1周目に入ることは決めていたが、まさか(国本)雄資があの位置から同じ作戦を採るとは思わなかった。とはいえ、今日の彼のペースは速かったし、完敗だ。最後は石浦君にも追われ、挟まれる形で厳しかったが、なんとか最低限2位という結果を取れて良かった。週末を通してクルマのパフォーマンスも良く、後半戦に向けて弾みがつくと思う。ややポイント差は開いてしまったが、次戦SUGOで何とかその差を詰めて、最終戦鈴鹿は自力でタイトルを狙える位置にいられるよう頑張りたい。
P.MU/CERUMO・INGING 1号車 ドライバー 石浦宏明:
昨日は若干苦しんだが、国本選手のセットアップを参考にさせてもらったりしたおかげで、今朝からクルマにはすごく速さがあり、決勝でのペースも良かった。ただ、若干作戦が上手く機能しなかった。セーフティカーが出てしまったり、ペナルティが出る前の車両に抑えられてしまうなど、ちょっと運がなかった部分もあり、そこは悔しい。しかし、チームとしては国本が去年悩んでいたのも見ていたし、2台で速く走ることをずっと課題にしてやってきたので、こうして国本が初優勝を挙げ、僕も国本のセットアップを参考にさせてもらうなど、チームとしてとても良い状態でレースが出来、結果に繋げられたのは嬉しい。
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

SUPER FORMULA

SF:第5戦岡山レース2決勝会見 立川「国本は今年にレース人生かけるくらいの勢いでやっているのがわかっていたので、それが形として現れたのがすごく嬉しいです」

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優勝 #2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd5-r2-pc-kunimoto すごく嬉しいです。去年も全然結果が出なかったし、今年も石浦さんにリードされるままかと不安なシーズンでしたけど、開幕から本当にうまくいったし、辛い時もチームが支えてくれて、たくさんの方が支えてくれて、こうやっていろんなチャンスを与えてくれて優勝することができたので、ホッとしているし嬉しいです。
今日のレースは5番手からのスタートで、チームの作戦で1周目にピットに入るということで。それが本当にうまくいったし、その後もいいペースで走れて後ろを離すことができたので、満足のいくレースができました。
2位 #37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)
sf-rd5-r2-pc-kazuki 今日は非常にいいレースができたんですが、つくづく昨日がもったいなかったなあと思います。自分がやっちゃったことなので仕方ないんですが。
今日は予選がちょっと良くなかった時点で1周目に入ることは決めていたんですけど、まさかあの位置からもう一人入るかなあ?という感じで。そういう展開でしたけど、(国本の)ペースも速かったし、仕方ないかなあと。負けました。
最後石浦くんが本当に速かったので、それを押さえられて良かったと思います。後ろから突っつかれつつ、ちょっと雄資もっと早く行けよと、前後挟まれてちょっとやな感じでした(笑)
まあ週末を通じてクルマのパフォーマンスはあったので、後半戦に向けて弾みがつくと思いますし、次のSUGOでなんとか追いつめて、鈴鹿で自力で(チャンピオンを)狙えるように頑張ります。
3位 #1石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)
sf-rd5-r2-pc-ishiura 今朝からクルマにはすごく速さがあって。国本選手のセッティングを参考にさせてもらって、今日に間にあわせることができました。決勝ペースもすごく速くて。
残念だったのは作戦が機能しなかったこと。セーフティーカーが入ったり、野尻選手にセーフティーカーラインを越えてから抜かれてしまって、ペナルティが出るまでの間ずっと押さえられてしまったので、ちょっと運が悪かったなあと思って悔しいんですけど、国本がずっと悩んでいたのを知ってたし、ミーティングして2台で速くなるにはどうすればいいかを課題としてやってきた中で、こうやって国本が優勝でき、僕が国本のセットアップを参考にさせてもらって速くなったりと、チームが機能している状態でレースをできることは嬉しいと思います。
優勝チーム監督 立川祐路(P.MU/CERUMO INGING)
sf-rd5-r2-pc-tachikawa とにかくチームとしてはすごく嬉しいというか。サーキットに来るたびに一歩一歩強くなってる。チャンピオンを狙えるところまで来ているというのはチームスタッフの頑張り、ドライバー二人の頑張りが大きいかなあと。
国本も速さは昔からあったのに結果がなかなか残らないところがあったので。ただ今年は傍から見ていても意気込みがすごくて、今年にレース人生かけるくらいの勢いでやっているのがわかっていたので、それが形として現れたのがすごく嬉しいです。
国本はチームの作戦でと言いましたけど、国本の方から1周めに入りたいと。自信があるからといってきたので、国本を信じて決断をしました。その通り国本も力強い走りをしてくれたし、石浦もタイヤ的には厳しい状況の中で頑張って走って3位まで挽回したので、そこはすごいなと思いました。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第5戦岡山レース2決勝 ピット戦略が分けた明暗。#2国本がシリーズ戦初勝利!!

ピット戦略が分けた明暗。
2016全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦のレース2決勝が9月11日、岡山国際サーキットで行われ、5番手スタートから1周めでタイヤ交換という作戦を見事に的中させた#2国本雄資(P.MU/CERUMO INGING SF14)が自身初のシリーズ戦優勝を達成した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:10日4,000人/11日6,000人/大会総入場者数10,000人)

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レース2決勝は午後3時より51周で行われた。
なお午前中の予選で3位に入った#41ストフェル・バンドーン(DOCOMO DANDELION M41S SF14)は予選中にブレーキ冷却用のファンをつけたままピットアウトしてしまったということで3グリッド降格の裁定が下り、6番グリッドからスタートすることに。
これにより予選4位の#3ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーションKONDO SF14)から予選6位の国本までが一つずつグリッドを繰り上げることになった。

スタートでトップに立ったのはポールの#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40Y SF14)。
#1石浦宏明(P.MU/CERUMO INGING SF14)が2位につけてレース序盤は野尻を追い上げる展開に。

しかしその一方で国本、#20関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14)、#37中嶋一貴(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)、#16山本尚貴(TEAM無限 SF14)、#4ウィリアム・ブラー(フジ・コーポレーションKONDO SF14)、#65ベルトラン・バゲット(GREENTEC NAKAJIMA SF14)らが1周めで規定により義務付けられたタイヤ交換をすませる作戦に出ていた。
2周めには#64中嶋大祐(GREENTEC NAKAJIMA SF14)、#36アンドレ・ロッテラー(VANTELIN KOWA TOM’S SF14)もピットに飛び込む。
彼らは前が開けた状態を作ってペースアップし、上位に食い込もうと目論んでいた。
この作戦は見事に的中し、上位陣がピットインしていくたびに国本の順位は繰り上がっていく。

一方の石浦は野尻に頭を押さえられる格好で思うようにペースが上げられないでいた。
石浦はレース前半でオーバーテイクボタンをすべて使い切って野尻の前に出ようとしたが、野尻も巧みなライン取りで石浦を抑え込み、トップを守る。
結局野尻は21周終わりでピットへ。
これでようやくトップに立った石浦だったが、既にその時点で国本とのタイム差は27秒強まで縮まっていた。
これからピット作業を行ってなおかつ国本の前でコースインするには最低でも32〜33秒のリードが必要だ。
しかし両者の差はなかなか広がっていかない。

そうこうするうちにレースは30周目に突入。
ここで#7ナレイン・カーティケヤン(SUNOCO TEAM LEMANS SF14)がモスエスでスピン。コースを塞ぐ格好でストップしてしまったため、セーフティーカーが導入されることに。
これを見てすかさず石浦はピットイン。
しかしピット出口では国本と中嶋一貴が目の前を通り過ぎて行き、石浦は野尻と並走する格好で1コーナーへ。
ここで野尻は合流ラインを超えてから石浦の前に出てしまい、「SC中の追い越し」ということでレース終盤にドライビングスルーペナルティを受けてしまった。

これでレースは国本、中嶋一貴、石浦の順に。
既にオーバーテイクボタンを使い切ってしまった石浦はダブルヘアピンや最終コーナーで一貴のインをこじ開けて2位に上がろうとするが、一貴は冷静にこれを退け、フィナルラップのホームストレートとバックストレートで自身のオーバーテイクボタンを使って逆に差を広げ、そのまま国本に次ぐ2位でチェッカーを受けた。
それでも3位3ポイントを計上したことで石浦はポイント合計19でランキング2位に浮上、ポイントリーダーの国本とともにセルモインギングがランキング1,2位を占めることになった。

優勝した国本は2013年11月の富士スプリントカップ以来のスーパーフォーミュラ優勝。シリーズ戦ではこれが初めての勝利だ。

次戦の舞台はスポーツランドSUGO。9月25日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第5戦岡山レース2決勝結果

SUPER FORMULA Rd.5 -RIJ- (2016/09/11) Final Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2016 SUPER FORMULA Round 5 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCarEngineLapTotal_Time
Behind
12国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A511:11'31.812
237中嶋 一貴VANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A511.168
31石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14TOYOTA RI4A511.683
436アンドレ・ロッテラーVANTELIN KOWA TOM’S SF14TOYOTA RI4A515.267
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A519.490
616山本 尚貴TEAM無限SF14Honda HR-414E5111.519
741ストフェル・バンドーンDOCOMO DANDELION M41S SF14Honda HR-414E5113.614
811伊沢 拓也REAL SF14Honda HR-414E5116.056
920関口 雄飛ITOCHU ENEX TEAM IMPUL SF14TOYOTA RI4A5119.969
103ジェームス・ロシターフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A5120.749
1110塚越 広大REAL SF14Honda HR-414E5122.458
1264中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E5124.856
1318中山 雄一KCMG Elyse SF14TOYOTA RI4A5125.913
1434小暮 卓史DRAGO CORSE SF14Honda HR-414E5126.475
154ウィリアム・ブラーフジ・コーポレーションKONDO SF14TOYOTA RI4A5139.660
16*40野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40Y SF14Honda HR-414E5142.405
178小林 可夢偉SUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A511'03.070
1865ベルトラン・バゲットNAKAJIMA RACING SF14Honda HR-414E501Lap
---- 以上規定周回数(90% - 45Laps)完走 ----
-7ナレイン・カーティケヤンSUNOCO TEAM LEMANS SF14TOYOTA RI4A2922Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14) 1'17.232 (44/51) 172.607km/h
  • CarNo.40は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章2.9.10(第2SCラインでの追い越し)違反によりドライビングスルーペナルティーを科した。

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