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2015年5月

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝記者会見 各クラス上位3人のコメント

優勝 山下健太(トムス)
f3-rd4-r-pc-yamashita  「きのうはポールスタートで行かれてしまったので今日は普通にスタートを決めて勝ちたいと思っていました。久しぶりの優勝なのでうれしいですが、午後もあるので集中したいと思います。ニュータイヤを残しているので午後も逆転のチャンスはあると思います」
決勝2位 高星明誠(B-MAX)
f3-rd4-r-pc-takaboshi  「昨日のニック選手のスタートを見ていたので、抜けるチャンスはあるかと思い、スリップについて5コーナーで抜こうとしましたがいけなくて、S字でもアウトから行こうと思ったんですが、アンダーが出てしまいました。その後もチャンスがあれば抜こうと思っていましたが、クルマのバランスが良くなかったのか、レースが落ち着いてしまいました」
決勝3位 ニック・キャシディ(トムス)
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Nクラス優勝 小河諒(トムス)
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 「ぼくは何かをしたわけではないんですが、三浦選手と吉田選手の接触で前に出ることがでラッキーでした。でもあの周の3コーナーか5コーナーでオーバーテイクする予定だったので、座る場所(優勝者の記者会見着座席)はかわらなかったと思っています。スタートで止まらないことが課題だったのでそれをクリアできたのは良かったんですが、抜かれてしまったので午後のレースはそこを意識していきたいと思います」
Nクラス決勝2位 三浦愛(EXEDY)
f3-rd4-r-pc-miura  「スタートが優勝するための絶対条件だったので前に出られたのは良かったんですが、Cクラスのドライバーと接触して抜かれてしまった後は、実力の差なのかまだまだ自分が足りてないとう感じでした。ただ、きのうに比べると走りは改善できたし、クルマも問題がないので午後のレースに向けてもさらに改善できればいいと思います」
Nクラス決勝3位 ドラゴン(B-MAX)
f3-rd4-r-pc-dragon  「きのうここで体力的にきついという話をしましたが、今日もドライビングに自信がないのと体力面での不安があることからペースが上げられないのは自分のせいかなと思っていました。でもブレーキ関係でトラブルがあったのを見つけて、今日のレースも同じトラブルが発生している状況で、2周目に飛び出したので、そのあとはクルマと相談しながら完走することを目標に切り替えて安全に走りました」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝 山下健太が今季初優勝、Nクラスは小河諒が2勝目

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 全日本F3選手権第3戦は10日、ツインリンクもてぎで決勝を行い14周・25分1秒994で山下健太(トムス)が優勝した。Nクラスは小河諒(トムス)が優勝した。

 第4戦決勝は午前10時にスタート。雲は多く気温も上がり気味の中、18台が参加してフォーメーションラップが始まった。

 このレースではポールポジションの山下健太(トムス)がスタートを決めた。予選2位の高星明誠も好スタートを切り、1コーナーでインから、3~5コーナーでも山下をパスしようと試みるが、山下もこれを退けトップを死守。3位には予選3位のニック・キャシディ(トムス)が付け、スタートを失敗したルーカス・オルドネス(B-MAX)に代り、予選5位の福住仁嶺、予選6位の高橋翼とHFDPコンビが4,5位に続く。オドルネスは6位に落ちた。

 トップに立った山下と高星は接近戦を演じながら周回を消化。3位のキャシディは付いて行けずに徐々に遅れ始める。高星はこのレースの4周目にファステストラップとなる1分46秒415を記録し、山下を追い詰めるも、抜き所のないもてぎでは決め手に欠き、結局14周にわたり高星を押さえきった山下が今シーズン初優勝を飾ることとなった。

 2位には高星、3位にはキャシディが入り、4位が福住、5位にはオルドネスの追撃を振り切った高橋が入った。

 Nクラスは予選2位の三浦愛(EXEDY)が好スタート。ポールポジションの小河諒(トムス)をかわしスタートでトップに立つ。2位に小河、3位にドラゴン(B-MAX)と続く。

 三浦は3周目の1コーナーで前を走る吉田基良(RSS)にインから並びかるが、両者は接触。この混乱に乗じて小河が難なくトップに立った。

 小河はその後も、2位に落ちた三浦との差を広げ、今シーズン2勝目を飾った。2位には三浦、3位には大きく遅れてドラゴンが入った。

 第5戦決勝は本日10日、午後3時半より20周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ決勝結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/10) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
EngineTireLapTotal_Time
Behind
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1425'01.994
2232高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH140.933
3373ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH146.455
474福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH148.875
5*85高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1412.899
6226ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1413.576
7197ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1415.897
828石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH1419.105
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1427.235
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1444.773
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1447.127
1230N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'03.610
1377N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'07.581
145N5アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'39.149
1518N6ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH141'52.888
---- 以上規定周回数(12Laps)完走 ----
-13-吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH212Laps
  • Fastest Lap: CarNo.23 高星明誠(B-MAX NDDP F3) 1'46.415 (4/14) 162.43km/h
  • CarNo.8は、2015全日本フォーミュラ3選手権統一規則第19条4.違反により、訓戒の罰則を科す。

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選 総合・山下健太、Nクラス・小河諒とも2戦連続ポールポジション

 全日本F3選手権第4戦は9日、ツインリンクもてぎで公式予選を行い総合で山下健太(トムス)が、Nクラスで小河諒(同)がポールポジションを獲得した。

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 第4戦公式予選は第3戦終了後10分のインターバルで午後10時55分から10分間で行われた。

 ここでも序盤は福住仁嶺(HFDP)が1分44秒789、高橋翼(同)が45秒219と3周目に出したタイムで序盤をリードするが、やはり4周目に44秒438と第3戦のポールタイムを縮めた山下健太(トムス)がトップに立った。

 2位には1分44秒502でニック・キャシディ(トムス)が付けていたが、6周目に44秒492をたたき出した高星明誠(B-MAX)がトムス勢の間に割って2位に飛び込んできた。

 ポールポジションは山下で2戦連続、2位には高星、3位にキャシディ、4位にルーカス・オルドネス(B-MAX)、5位に福住、6位に高橋と続いた。

 Nクラスは4周目のタイム1分47秒880で小河諒(トムス)がトップに立っていたが、5周目に三浦愛(EXEDY)がアタックを開始。最終セクター手前まで小河を上回っていたが、全車にアタックを阻まれダウンフォースが抜けて万事休す。47秒797でトップに立つも小河も直後に47秒796とタイムを更新。千分の1秒差で2位に甘んじることとなった。ポールポジションは小河、2位に三浦、3位にドラゴン(B-MAX)という結果となった。

 第4戦決勝は明日10日、午前10時より14周で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第4戦もてぎ公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
Engine TireTimeBehindGapkm/h
1361山下 健太PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.438--165.505
2232高星 明誠B-MAX NDDP F3
Dallara F315
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.492 0.054 0.054165.419
3373ニック・キャシディPETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.508 0.070 0.016165.394
4224ルーカス・オルドネスB-MAX NDDP F3
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'44.675 0.237 0.167165.130
575福住 仁嶺HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1'44.735 0.297 0.060165.035
686高橋 翼HFDP RACING F312
Dallara F312
HONDA MF204DYH1'44.798 0.360 0.063164.936
7197ストゥルアン・ムーアKCMG F312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'45.333 0.895 0.535164.098
828石川 京侍TODA FIGHTEX
Dallara F312
TODA TR-F301YH1'45.863 1.425 0.530163.277
9289山口 大陸タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'46.360 1.922 0.497162.514
1038N1小河 諒KeePer TOM'S F306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'47.796 3.358 1.436160.349
113N2三浦 愛EXEDY RACING F307
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'47.797 3.359 0.001160.347
121310吉田 基良RSS with B-Max 312
Dallara F312
TOYOTA TOM'S TAZ31YH1'47.853 3.415 0.056160.264
1330N3ドラゴンB-MAX RACING F308
Dallara F308
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'48.796 4.358 0.943158.875
1477N4三浦 勝アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'49.070 4.632 0.274158.476
1518N5ギョオム・クニントンFSC MOTORSPORT
Dallara F307
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'51.299 6.861 2.229155.302
165N6アレックス・ヤンKRC Hanashima Racing
Dallara F306
TOYOTA TOM'S 3S-GEYH1'51.719 7.281 0.420154.718
---- 以上基準タイム(110% - 1'54.927)予選通過 ----

Super Car Race Series

SCR:第4戦もてぎBドライバー公式予選結果

SUPER MOTEGI Champion Cup Race -RIJ- (2015/05/09) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2015 SUPER CAR RACE Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
177CⅠ1横溝 直輝Direction Racing 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
R1'51.509--155.010
270CⅠ2佐々木 孝太OLIVE SPA 458 GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'52.381 0.872 0.872153.807
347CⅡ1吉田 広樹相建RIGHT★WAY with mutaracing 911
PORSCHE 911 GT3 Cup(TYPE991)
R1'55.915 4.406 3.534149.118
451CⅡ2竹内 浩典PICOLE Ferrari 458
Ferrari 458 Challenge EVO
1'56.034 4.525 0.119148.965
552CⅡ3影山 正美Eventdec Gallardo
Lamborghini Gallardo LP 570-4
1'56.945 5.436 0.911147.804
673CⅡ4植田 正幸TEAM NAORYU 458
Ferrari 458 Challenge
1'57.465 5.956 0.520147.150
714CⅡ5伊瀬屋 貴史石松・DIJON・ポルシェ996RSR
PORSCHE 996RSR
2'15.91024.40118.445127.179
---- 以上基準タイム(110% - C1:2'03.199 C2:2'07.927)予選通過 ----
-36CⅡ-林 祐介LB・108Racing DR
Lamborghini Gallardo LP 570-4
absence---
  • 'R'マークは従来のコースレコード(C1:1'51.860 C2:1'55.949)を更新しました。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3,4戦富士 坪井翔が第3戦で優勝、三笠雄一が第4戦で2位 (DRP)

☆参戦ドライバー

ゼッケンドライバーマシンエントラント
36坪井翔FTRSスカラシップF4TOM’S SPIRIT
38山田遼美人&DRP AKIBA FTRSガレージ茶畑
51三笠雄一B-MAX RACING F110B-max

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☆5月2日(土)8:10~ 公式予選 晴れ

 先月岡山で開幕した新生FIA-F4は、舞台を富士スピードウェイに移し、エントリーが10台も増え38台が予選に挑む。前大会で連続2位表彰台の坪井選手は、2日間の公式練習で4セッション中3セッションでトップタイムを記録しポールポジション最有力候補と目されている。三笠選手は、公式練習でトラブルが発生しセットアップを詰め切れていない感じだが、全体6番手のタイムを記録しているのでさらに上のポジションを目指す。フォーミュラーカーレースデビュー戦となった開幕戦でいきなりポイントを獲得した山田遼選手は、予選での速さを磨くための公式練習だったが、いまいちセットアップとドライビングが噛み合っていないようだった。

 予選開始序盤は、タイヤのウォームアップと38台でのポジション争いで周回を重ねていく。15分過ぎにまずは三笠選手が、公式練習では4選手しか記録していない45秒台に突入しタイミングモニターのトップに躍り出た。その後すかさず坪井選手もトップタイムを塗り替える。しかし残り5分で牧野選手が、公式練習のタイムを上回る45秒3を記録。さらに残り1分で再度45秒3を記録しセカンドタイムもトップにたった。三笠選手も最後に坪井選手を上回り2番手タイムを記録。坪井選手は、他の選手が皆公式練習のタイムを大幅に上回る中、シフトにトラブルが発生し自己ベストを更新することができなかったが、それでも3番手を確保することになった。山田遼選手は中盤までは、10番手付近のタイムを記録していたが、他の選手が後半にタイムアップする中、なかなかタイムが上がらず苦しい予選となった。

 この予選結果で、第3戦は三笠選手2番手、坪井選手3番手、山田遼選手20番手スタート。第4戦は坪井選手2番手、三笠選手3番手、山田遼選手23番手スタートとなる。

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☆5月2日(土)13:10~ 第3戦決勝レース 晴れ

 気温がどんどん上昇し暑いくらいの陽気の下、33,500人の観衆に注目されスタートを切る。ポールポジションの牧野選手が若干遅れるのとは逆に、絶妙なスタートダッシュを決めた三笠選手が悠々とホールショットを奪う。坪井選手は若干出遅れ5番手にポジションダウン。山田遼選手のスタートはルーキーとは思えないスタートダッシュを決めたが、1コーナーでのポジション取りが悪く、1ポジションアップの19番手でAコーナーに進入していった。大きな混乱もなく1周目のコントロールラインに戻ってくると、トップ三笠選手のスリップに入っていた牧野選手が簡単にオーバーテイク。三笠選手のトップスピードが伸びていないのと、1コーナーでのブレーキングでも1台に交わされて3位に後退。なんとエンジンカバーが脱落しかけており、その直後の100Rでも4位にドロップした。トップ5台が等間隔で3周目に差し掛かった1コーナーで坪井選手が、ストレートスピードが伸びずブレーキングも安定しない三笠選手をパスするとペースを上げていく。ファステストラップを記録しながら、5周目に3位、8周目に2位、9周目にはトップ牧野選手の背後に迫り、プリウスコーナーでトップ浮上と共に唯一の45秒台をマークした。トラブルを抱えている三笠選手はなんとか3位争いに食らいつくが、9周目のBコーナーで不安定なブレーキングでスピンを喫しトラブルに気付いて、ピットに戻りリタイアとなってしまった。残り6周は坪井選手と牧野選手の一騎打ちに観客関係者共に、手に汗握る激しい攻防となった。毎週1コーナーのハードブレーキングでブロックする坪井選手に牧野選手はラストラップのダンロップコーナーで仕掛ける。ここでも、片輪をダートに落としながらも勝利への意地をみせて防ぎきった坪井選手が、わずか0.09秒差で表彰台の頂点を勝ち取った。一方、中団争いの激しいバトルを展開した山田選手も、順位を少しづつ上げて行き16位フィニッシュとなり、ペナルティー降格選手がいた為、正式結果は15位となった。

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☆5月3日(日)9:55~ 第4戦決勝レース 晴れ

 SUPER GT決勝日は、昨日同様の晴天の下58,000人が来場。大観衆の見守る中、スタートが切られた。ポールポジションの牧野選手と3番手スタートの三笠選手が、スタートダッシュを決める。坪井選手も悪くはなかったが、3番手にドロップし1コーナーへ進入する。3番手を死守する為に牽制しながらAコーナーをサイドバイサイドで抜けていく。そして、100Rからヘアピンの進入で、ターンインしている坪井選手に後続選手が追突。接触したマシンのフロントノーズパーツがボルトごともげる勢いだったので、こらえきれずスピンストップしてしまい最後尾まで落ちて再スタートする。この直後の300Rでも混乱があり、トップ牧野選手と三笠選手が後続を大きく突き放す。山田遼選手も23番手スタートから各所の混乱をくぐり抜け15位まで順位を上げ1周目を終える。しかし3周目のホームストレートでスリップから1台を抜いて1コーナーに進入する際に止まりきれず、ターンインしている車両に追突してしまいリタイアとなる。ポイント圏内まですぐのところまで来ていたので悔やまれる。トップ2台は、ハイペースで周回し後続をさらに突き放すが、それ以上のスピードで追い上げを見せ実況を沸かせたのが坪井選手だった。予選と1レースを終えたタイヤにもかかわらず、またもや唯一の45秒台を記録。さらには、1レース目のファステトラップよりも速いタイムを記録する。トップ2台は一時コンマ2秒まで接近するが、中盤以降は1秒前後の間隔を保ち三笠選手にとっては今季初表彰台となる2位でフィニッシュ。怒涛の追い上げを見せていた坪井選手は、10位フィニッシュとなるが、ペナルティーを受けた選手がいた為、正式結果は9位入賞となった。

 2日間で延べ91,500人の大観衆を集めたSUPER GTだが、レース本来の見所は勝るとも劣らないFIA-F4の魅力を大いにアピールでき、次戦はさらに注目されることと思います。プロを目指す若者の熱い走りを応援よろしくお願いいたします。

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坪井選手コメント
 岡山で悔しい思いをして宣言した通りに、ホームコースの富士でリベンジできてほっとしています。そして、応援してくれているみんなの期待に応えられて嬉しいです。1レース目はスタートを失敗してしまいましたが、1周でマシンのバランスを確認できていける手応えがあったので焦りはありませんでした。1台づつ安全マージンを持ってパスしていったのですが、牧野選手にも意外と速く追いついたので、いける所で躊躇なくパスしました。その後は簡単には逃げられないとは思っていましたが、毎週激しいバトルになりました。岡山では簡単にやられたしまったので、今回は意地を見せました。2レース目もあのアクシデントがなければ勝てるはずだったので悔しさが残ります。でもそのポジションに落としてしまった自分に責任があるので、気持ちを切り替えて次戦の富士は2連勝したいと思います。
三笠選手コメント
 公式練習からの事を考えると、予選の結果で自信が持てました。1レース目も得意のスタートで先頭に立てたので、タイヤが温まる前に突き放そうとしましたが、ストレートであっさり抜かれアレという感じでした。その直後からブレーキングは安定しないし、100Rでもスピード差があるし焦りました。それでもなんとか食らいついてバトルをしていたのですが、ダンロップコーナーのブレーキングで挙動を乱してスピンしてしまったので、やはり何かがトラブルを起こしていると思い、ピットインしましたらエンジンカバーを止めている金具が折れていました。勝てる感触があったので悔しさが残りました。2レース目は、気持ちを切り替えてスタートを決めましたが、トップまでは届きませんでした。序盤はペースが良く、牧野選手に追いついていたのですが、中盤以降は汚れた路面に何回か足元をすくわれ、離されては食らいついての展開で勝負まで持ち込めませんでした。それでもペース自体は良かったので、勝てるイメージが持てました。自分にとってはやっと開幕したって感じなので、次戦の富士では頂点を奪い取りたいと思います。
山田選手コメント
 初レースの岡山では、スピードが足りない事を実感したので、今回は予選をうまく決めたいと考えていましたが、公式練習からなかなか思うようなタイムが出ませんでした。予選は大幅にタイムアップできましたが、それ以上に周りがタイムアップしたので、順位は上げることができませんでした。それでもトップとはコンマ8秒差まで迫りましたし、コンマ2秒あげればトップ10圏内なので、決勝レースはとにかくうまくまとめようと考えていました。1レース目は、スタートが良かったのですが、レースの駆け引きを無駄にしてしまった感じで、思うように順位を上げられませんでした。2レース目は1レース目の敗因から、序盤から積極的に仕掛けていこうとしたのが仇になってしまいました。スリップから抜け出しいつも通りのブレーキングポイントで減速したものの止まりきれずに、他車を巻き添えにしてしまいました。スピードが出ていたのとタイヤが完全に温まりきっていなかったことに対する自分のミスです。この経験を無駄にせず次戦の富士に備えてチャレンジしたいと思います。

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DREAM RACING PROJECT

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3,4戦富士 里見乃亜、初レースの富士で、予想外の苦戦を強いられるも、第4戦ではバトルを重ねて、結果以上の収穫を得る (ル・ボーセ)

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 ル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつで、今年からスタートしたFIA-F4選手権の第2大会が5月2日(土)、3日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催され、里見乃亜が出場した。

 前回の岡山国際サーキットは、昨年まで戦っていたスーパーFJで練習経験はあるものの、実戦経験は皆無。そこでレースウィークの走行枠をすべて練習に充て、マイレージを稼いだ結果、第1戦こそ入賞は果たせなかったが、サバイバル戦の様相を呈した第2戦においては、しっかり走りを見せて8位という成果を収めた。

 今回の富士スピードウェイも実戦経験はなく、岡山国際サーキット以上に豊富な実戦経験を持つライバルは多い。そんな厳しい状況を、どう克服するか注目された。

予選 5月2日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ

 今回の専有走行は木曜日、金曜日に2セッションずつ行われ、木曜日にはトップと1秒強の差があったものの、金曜日には差が1秒を切るまでに。着実な進化はうかがえたものの、トップとの間には10人前後ひしめいているのは紛れもない事実。この壁をどう突き崩せるか。

 土曜日に行われた予選は、計測30分間。今回もファーストベストタイムが土曜日の第1レース、セカンドベストタイムが日曜日の第2レースのグリッドを決めることとなっている。

 エントリーは前回からさらに増えて38台に。これだけの台数が一斉に走れば、前半から後半にかけてコンディションが向上するのは明らか。かと言って、終了間際にはタイヤのピークが過ぎている可能性もある。

 予選のタイムアタックの予定としては、序盤を流し気味に、中盤を過ぎたころから全力でアタックし、終盤に再度アタックをしていくという作戦で挑んだ。序盤はフロントタイヤに熱を入れることに集中し、しっかりと熱を入れていったが、中盤の全力アタックに精度を欠いてしまう。終盤の再アタックはすでにタイヤのピークを過ぎておりタイムが思うように上がらず、ファーストベストタイムによる第3戦は1分46秒422で25番手、セカンドベストタイムによる第4戦は、46秒655で28番手と、不本意な結果に終わってしまう。

決勝第3戦 5月2日(土) 天候/晴れ コース状況/ドライ

 予選同様、第3戦決勝レースは上空に青空が広がり、絶好のコンディションの中で行われた。ゴールデンウィークの真っただ中とあって土曜日でも観客数は3万を超え、グリッドから見渡す光景は、今まで経験したことのない迫力であった。当然、緊張も高まる中、好スタートは切ったものの、まわりは大渋滞。オープニングの1周で抜きつ抜かれつを繰り返し、結果的にはひとつポジションをダウン。それでも3周目にはポジションを戻し、5周目には24番手に上がるなど、着実にレースを進めていく。7周目、里見はダンロップコーナーでオーバーテイクを試みるも、そこには十分なスペースが残されていなかった。接触してマシンにダメージを負い、ピットでリタイアとなったばかりか、その行為が危険と判定され、ペナルティを科せられることに。大いに反省の残るレースとなった。

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決勝第4戦 5月3日(日) 天候/晴れ コース状況/ドライ

 日曜日の第4戦決勝レースは少々雲こそ増えたが、もはや上着など必要ないほどの気候になり、観客席を埋め尽くした5万8千もの視線は、程よい冷却材にもなったことだろう。実際、流れる風が心地よい。ただし、それはドライバーに限っては別問題、緊張は第3戦同様、高まっていく。

 そんな状況の中、里見はまたもスタートを決めてポジションを上げるが、GTのフリー走行が終わった直後の路面は、それまでと大きくコンディションを変えており、著しく滑りやすくなっていた。コースのいたるところでコースアウトやスピンが相次ぐも、巧みにかわし続けて最終コーナーをむかえる。だが、そこでコントロールを失った車両に絡まれ、一気にポジションをダウン。ほぼ最後尾の36番手にまで後退してしまう。

 とはいえ、レースが落ち着きを取り戻すと着実に順位を上げ続け、5周目には25番手に。その後も激しいバトルを繰り返して9周目には22番手に浮上、さらに最終ラップにもひとつ順位を上げて21番手でフィニッシュ。そして先着したドライバーにペナルティによる降格があり、最終的には20位という結果となった。

 次回のレースは、同じ富士スピードウェイが舞台となるが、メインレースであるスーパーGTのスケジュールの関係上、実に3か月ものインターバルが空くこととなる。この間に、どれだけライバルとのギャップを縮められるか。一回りも二回りも進化した様子を見せて欲しい。

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コメント

チーム監督 坪松唯夫
 クルマのバランスも良いところが見つかり戦える状況であったが、ドライバーがセッション毎に変化する路面に翻弄されてしまった。やはりGT車両が走った直後は路面にへばり付いたゴムが操縦性を変えてしまい、走りに集中出来なかったようだ。次戦も真夏の富士がレースなので、この状況を打開するためにやらなければならないことがある。
Driver 里見乃亜
 第3戦はスタートが良くて何台か抜くことができ、少しずつ追い上げていけたのですが、まわりのドライバーに比べてタイムが遅かったのに、ダンロップコーナーで無理に仕掛けてしまい接触、リタイアとなってしまいました。第4戦もスタートは良かったのですが、最終コーナーでスピンした車両がイン側から飛んできて、接触してハーフスピンし、その時にタイヤかすまで拾ってしまって……。しばらく振動に苦しみましたが、その後はタイムも安定してきて、監督にアドバイスしてもらったことを試してみたら、予選より明らかに乗り方も良くなってきました。課題もやっと見つかったので、次に繋がることがかなりあったと思います。今回のような位置にいることが決勝で苦戦した理由なので、次は予選をしっかりまとめたいと思います。
Le Beausset Motorsports

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第4戦富士決勝 #11牧野が貫禄のポール・トゥ・ウィンを達成

FIA-F4選手権シリーズ第4戦の決勝が5月3日、富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#11牧野任祐(DODIE・インプローブス・RN-S)が終始トップを快走し、今季3勝目をものにした。

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大会二日目の富士も好天に恵まれ、朝から多くの観客が詰めかける中、午前9時55分より15周の決勝レースはスタートした。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの牧野。予選3番手の#51三笠雄一が2位にあがり、3位に#50山田真之亮がつける。
一方セカンドグリッドの#36坪井翔はスタートで出遅れ、そのまま後続に飲み込まれる形で順位を落とした挙句、ヘアピンでスピンを喫し、一気に最後尾近くまで後退してしまった。

レース序盤は三笠のペースが勝っており一時はコンマ2秒差にまで迫ったものの、中盤にさしかかると僅かずつ牧野が引き離し始める。
8周目には1.48秒、12周目には1.7秒とその差は広がった。
三笠もしぶとく食い下がり、13周目に1.3秒、14周目には1.1秒まで詰め寄ってファイナルラップを迎えたものの、牧野は最後まで付け入る隙を与えず、最後は0.9秒差で逃げ切って今季3勝目を挙げた。
岡山での全勝宣言は第3戦で坪井に阻まれたが、「残りは全部勝ちます」との新たな宣言に向けて幸先のいい結果となった。

一方、1周目のスピンで大きく順位を落とした坪井は、その後は9周目にこのレースのファステストラップを記録するなど、トップグループをも凌駕するハイペースで追い上げを開始。
掴んでは投げ、千切っては投げの大立ち回りでみるみる順位を上げ、最後は10位に食い込んで貴重な1ポイントを掴み取った。

FIA-F4シリーズは次戦の舞台も再び富士スピードウェイ。
8月8-9日に第5戦と第6戦を行う

TEXT:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第4戦富士決勝結果

FUJI GT500km RACE -RIJ- (2015/05/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTireLapTotal_Time
Behind
111牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-SDL1526'45.068
251三笠 雄一B-MAX RACING F110DL150.918
350山田 真之亮B-MAX RACING F110DL156.910
419篠原 拓朗VSR Lamborghini SCDL159.860
59石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1510.512
681中西 武蔵NRSDL1512.810
714根本 悠生GUNZE F110 KCMGDL1513.209
866橋本 陸Skill SpeedDL1514.475
936坪井 翔FTRSスカラシップF4DL1517.763
1088川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL1520.752
117大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1521.828
1252番場 琢埼玉トヨペットGreenBraveDL1525.814
1337小高 一斗FTRSスカラシップF4DL1526.510
1463ニコラス・コスタVSR Lamborghini SCDL1527.149
158上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1528.799
1612白石 勇樹TEAM A-ONEDL1529.841
1775手塚 祐弥F&CアキラレーシングwithフィールドDL1530.180
1825高橋 知己点天&イーストアップwithフィールドDL1532.410
1970天野 翼Leprix Sport F110DL1532.826
2062里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミーDL1533.895
214河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL1535.058
2280小杉 諭司ふたごNRSDL1545.809
2320牛井渕 琴夏miNami aoYama with SARDDL1547.511
2439加藤 潤平miNami aoYama with SARDDL1551.442
2544山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110DL1551.468
2635モーター マウスSFIDA RACING F110DL1552.097
2734フライング ラットSFIDA RACING F110DL151'06.406
28*10⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシングDL1511.031
2923田部 雄剛S2R RacingDL151'19.406
303池島 実紅DUNLOP SUTEKINA F110DL151'24.848
31*2久保田 克昭Hanashima Racing F110DL1555.940
3216銘苅 翼MediaDo Kageyama F110DL132Laps
---- 以上規定周回数(13Laps)完走 ----
-5平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110DL78Laps
-28片山 義章miNami aoYama with SARDDL312Laps
-18ジェームス・ムンローKCMG F110DL213Laps
-*38山田 遼美人&DRP AKIBA FTRSDL213Laps
-27ファン ドユンTEAM ZAP X DREAM F110DL114Laps
-55畑 亨志F&CアキラレーシングwithフィールドDL015Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 坪井翔(FTRSスカラシップF4) 1'45.821 (9/15) 155.232km/h
  • CarNo.10は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本区間での追い越し)違反により、競技結果に対し55秒(ペナルティストップ10秒含む)加算のペナルティを科した。
  • CarNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗2本中のスピン)違反により、競技結果に対し55秒(ペナルティストップ10秒含む)加算のペナルティを科した。
  • CarNo.38は、FIA-F4 Sporting Regulations第15条1.1)2)(他車への衝突行為)違反により、競技結果に対し45秒(Dスルー相当)のペナルティを科した。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 - 第3-4戦 公式予選レポート

MJ15_0108_fine[1]プレスインフォメーション 2015年5月02日
富士. 天候:晴れ 路面:ドライ 気温:24度 路面:41度

ポルシェ カレラカップ ジャパン(PCCJ)の2015年シーズン第3戦、第4戦公式予選が5月2日(土)富士スピードウェイ(静岡県)で行われた。

ゴールデンウイークまっただ中の富士スピードウェイは上空に青空が広がり、初夏を思わせる爽やかな天気に恵まれた。レース初日の2日は午前中に30分間の公式予選が行われ、11時10分の開始時間になると先月の開幕戦で激しい優勝争いを繰り広げた#78近藤翼と、#15元嶋佑弥が先を争うようにピットレーン出口に向かった。PCCJ参戦2シーズン目、開幕2連勝を飾った元嶋は「決勝は自信がありますが課題は予選です。今回は何としてでもポールポジションからスタートしたい」と、気合い十分。近藤は前日に行われた専有走行でトップタイムを記録したが、開幕2戦連続して元嶋の後塵を拝しているだけに、今回は有利な位置からレースを始めたいところだ。

お互いを強く意識するふたりは予選開始早々に1分43秒台のタイムを刻み、まずは近藤が先行。そして元嶋、#12久保凛太郎が僅差で迫る。しばらくすると元嶋が0.004秒差で近藤を抜きトップに立った。ポールポジションを争うふたりはその後ピットに入ってニュータイヤを装着。他車のタイヤのラバーが乗り路面のグリップが上がる、セッション終盤でのタイムアタックに備えた。

予選終了まで残り約5分というタイミングでまず元嶋がアタックを開始し、ついに1分42秒台に突入。「路面温度はかなり高かったが周回を重ねてもタイヤのグリップは落ちなかった」という元嶋は、1周ごとに着実にタイムを縮めていき、1分42.765秒という孤高のベストタイムを記録した。一方、近藤は終了ぎりぎりまでアクションを起こさず、そのまま元嶋のポールポジションが決まるかと思われた。しかし予選終了間際に最後のアタックを行った近藤は、渾身の走りで1分42.750秒のベストタイムをマーク。最後の最後で元嶋を逆転し、0.015秒差で第3戦のポールポジションを勝ちとった。

予選終了後マシンを降りた近藤は、満面の笑みで元嶋に向けてガッツポーズ。元嶋は「最後にやられた」と、少しだけ悔しさをにじませながらもやはり笑顔で近藤のポール獲得を祝福した。「後の方が有利になると思いタイミングを見計らっていたのですが、なかなかクリアラップがとれず最後の1回しかチャンスがなくなってしまった。何とか間に合って良かったです。」と、近藤。残念ながら自身が去年記録したコースレコードにはわずかに届かなかった。

僅差でポールポジションを逃した元嶋は「前のセッションで走っていたスーパーGTのタイヤのラバーが路面にのりグリップは非常に高かった。昨日の専有走行とはまったく違うコンデイションでした。自分は、おそらくニュータイヤを履くタイミングが1周はやかったと思います。あと1周待てば最高の状態でアタックできたはずなので、それだけが残念です。」と、緊張感に満ちた予選をふり返った。

3番手タイムの久保は「最初のほうはあまり差がなく良かったのですが、最終的には差が広がってしまった。とても悔しいですが、どこが遅いのかをちゃんと理解する必要があります。」と冷静にコメント。予選4位の#19永井宏明は「タイムには満足していません。フレッシュタイヤを履いた時にいくつか小さなミスをしてしまった。タイヤのコンデイションが良い時に全体をうまくまとめることができないのが自分の弱点ですね」と謙虚に予選結果を分析した。

ジェントルマンクラスでは#9武井 真司がトップ。そして、#51 ポール イップ、#25内山 清士が続く。武井は「昨日から足まわりの調子が悪く全力でアタックできませんでした。決勝までに原因を究明し問題を解決したいと思います。」と静かに語った。

PCCJ第3戦は、予選終了から4時間20分後の午後4時スタート予定。速さは随一ながらスタンディングスタートをやや苦手とする近藤と、レースでの勝負強さを誇る元嶋の先頭争いに、セカンドローの久保と永井がどのようにからんでくるか。富士スピードウェイでの今季最初のPCCJは、スタートが最初の重要な勝負どころとなる。

ポルシェ カレラカップ ジャパン 2015 第3戦・第4戦(富士)公式予選結果
Pos. / Car# / Class-Pos. / Driver / Car Name / Best Time / 2nd Time
1 / 78 / / 近藤 翼 / スカイレーシング / 1'42.750 / 1'43.303
2 / 15 / / 元嶋 佑弥 / GARMIN PORSCHE / 1'42.765 / 1'42.838
3 / 12 / / 久保 凛太郎 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 1'43.535 / 1'43.621
4 / 19 / / 永井 宏明 / ナインレーシング / 1'43.862 / 1'43.912
5 / 7 / / 星野 敏 / D'station HAI 991 / 1'44.327 / 1'44.389
6 / 9 / G / 武井 真司 / ビンゴレーシング / 1'44.886 / 1'44.896
7 / 51 / G / ポール イップ / KCMG ANNIKA 911 / 1'44.893 / 1'45.283
8 / 25 / G / 内山 清士 / NK RACING / 1'44.956 / 1'45.323
9 / 24 / G / 剛 覇矢人 / みきゃん スペンダーGT3 / 1'45.032 / 1'45.092
10 / 37 / G / 久保田 克昭 / ハナシマレーシング / 1'45.207 / 1'45.271
11 / 2 / G / 田島 剛 / タジマレーシング / 1'45.279 / 1'45.570
12 / 98 / G / ゴトウ イカリ / チームトーエイスピリット / 1'45.902 / 1'46.075
13 / 77 / G / 浜崎 大 / Voing Ventiler / 1'45.904 / 1'46.114
14 / 10 / G / 齋藤 真紀雄 / ビンゴレーシング / 1'46.836 / 1'46.950
15 / 52 / G / 春山 次男 / はるやまbaby GT3cup / 1'47.227 / 1'48.863
16 / 11 / / 塚本 奈々美 / TEAM KTOUCH PORSCHE / 1'47.310 / 1'47.457

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第3-4戦富士公式予選 開幕2連勝の#11牧野がここでも2連続ポールを獲得!!

FIA-F4選手権シリーズ第3戦、第4戦の公式予選が5月2日、富士スピードウェイで行われ、前回岡山大会で2連勝を飾った#11牧野任祐(DODIE・インプローブス・RN-S)がここでも速さをみせて連続ポールを獲得した。

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第1日目を迎えた富士スピードウェイは朝から快晴。今年一番の汗ばむ陽気の中、午前8時10分から30分間の公式予選が開始された。
今回のエントリー台数は38台。前回岡山の出走台数28台を大幅に上回る大量エントリーとなった。

それでもタイミングモニターの上位を占めるのは#36坪井翔、#14根本悠生、#50山田真之亮、#16銘苅翼といった岡山でも予選上位につけた面々。
開幕2連勝の牧野はセッション序盤はスリップストリームを使うタイミングをいろいろ試していたようで、セッション終盤になってから本格的なタイムアタックに取り掛かった。

15分経過時点でのトップは山田で1’46.067。これを開始20分で坪井が上回って1’45.569、さらにその4分後に牧野が1’45.337と頭一つ抜きん出たタイムを記録して一気にトップに躍り出た。
牧野はさらにセッション終盤にも1’45.355を記録。対する坪井は1’45.531までタイムを縮めるに留まり、終了2分前に1’45.505をたたき出した#51三笠雄一の後塵をも拝する結果となった。

これにより第3戦は牧野、三笠、坪井。第4戦は牧野、坪井、三笠の順で決勝レースをスタートすることになった。

第3戦決勝はこのあと午後1時10分から、第4戦決勝は明日午前9時55分から、いずれも15周で行われる。

第3戦、第4戦ポールポジション 牧野任祐(DODIE・インプローブス・RN-S)
 「特別なことはしていませんが、スリップを使えるように合わせていきました。最後は単独でもタイムが出たので良かったのかと思います。狙ってたわけじゃないけど、どちらもポールなのでいい結果で終われました。Bコーナーの次の左コーナーで接触しましたが、クルマは多分大丈夫です。練習では一度もトップを取っていませんが、ユーズドタイヤを使ったりなので順調には来ています。レースペースは悪くないと思います。優勝は狙っていきますが、しっかりとポイントも取らないといけないですね」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

FIA-F4:第4戦富士公式予選結果

FUJI GT500km RACE -RIJ- (2015/05/02) Qualifying Weather: Course:
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCarTireTimeBehindGapkm/h
111牧野 任祐DODIE・インプローブス・RN-SDL1'45.355--155.919
236坪井 翔FTRSスカラシップF4DL1'45.569 0.214 0.214155.602
351三笠 雄一B-MAX RACING F110DL1'45.604 0.249 0.035155.551
47大津 弘樹HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1'45.626 0.271 0.022155.519
550山田 真之亮B-MAX RACING F110DL1'45.655 0.300 0.029155.476
619篠原 拓朗VSR Lamborghini SCDL1'45.776 0.421 0.121155.298
714根本 悠生GUNZE F110 KCMGDL1'45.822 0.467 0.046155.230
888川端 伸太朗SUCCEED SPORTS F110DL1'45.899 0.544 0.077155.118
94河野 駿佑グッドスマイル初音ミクF110DL1'46.038 0.683 0.139154.914
1016銘苅 翼MediaDo Kageyama F110DL1'46.082 0.727 0.044154.850
119石坂 瑞基HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1'46.177 0.822 0.095154.711
1281中西 武蔵NRSDL1'46.183 0.828 0.006154.703
138上村 優太HFDP/SRS-F/コチラレーシングDL1'46.185 0.830 0.002154.700
1466橋本 陸Skill SpeedDL1'46.220 0.865 0.035154.649
1544山内 飛侑ATEAM Buzz Racing F110DL1'46.231 0.876 0.011154.633
1610⾦⽯ 勝英SRS-F/コチラレーシングDL1'46.270 0.915 0.039154.576
1712白石 勇樹TEAM A-ONEDL1'46.275 0.920 0.005154.569
185平木 湧也GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110DL1'46.299 0.944 0.024154.534
1918ジェームス・ムンローKCMG F110DL1'46.331 0.976 0.032154.487
2037小高 一斗FTRSスカラシップF4DL1'46.334 0.979 0.003154.483
2175手塚 祐弥F&CアキラレーシングwithフィールドDL1'46.395 1.040 0.061154.394
2252番場 琢埼玉トヨペットGreenBraveDL1'46.403 1.048 0.008154.383
2338山田 遼美人&DRP AKIBA FTRSDL1'46.415 1.060 0.012154.365
2463ニコラス・コスタVSR Lamborghini SCDL1'46.446 1.091 0.031154.321
2525高橋 知己点天&イーストアップwithフィールドDL1'46.454 1.099 0.008154.309
2628片山 義章miNami aoYama with SARDDL1'46.537 1.182 0.083154.189
2739加藤 潤平miNami aoYama with SARDDL1'46.555 1.200 0.018154.163
2862里見 乃亜ル・ボーセフォーミュラアカデミーDL1'46.655 1.300 0.100154.018
2980小杉 諭司ふたごNRSDL1'47.028 1.673 0.373153.481
3070天野 翼Leprix Sport F110DL1'47.060 1.705 0.032153.435
3127ファン ドユンTEAM ZAP X DREAM F110DL1'47.269 1.914 0.209153.137
323池島 実紅DUNLOP SUTEKINA F110DL1'47.457 2.102 0.188152.869
3355畑 亨志F&CアキラレーシングwithフィールドDL1'47.609 2.254 0.152152.653
342久保田 克昭Hanashima Racing F110DL1'48.051 2.696 0.442152.028
3520牛井渕 琴夏miNami aoYama with SARDDL1'48.128 2.773 0.077151.920
3635モーター マウスSFIDA RACING F110DL1'48.388 3.033 0.260151.556
3734フライング ラットSFIDA RACING F110DL1'48.768 3.413 0.380151.026
3823田部 雄剛S2R RacingDL1'49.864 4.509 1.096149.519

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山 奥村浩一/梅本淳一/大野尊久組(BRP★J'S RACINGフィット3)はクラス2位入賞 (BRP/J'S)

 第4戦の舞台、岡山国際サーキットは大阪からも近く、準ホームと言えるコース。テクニカルなレイアウトは高いハンドリング性能が要求されます。J'S RACINGではサスペンションをリフレッシュし、事前テストを行うなど盤石の体制で望みました。以下、大野選手のレポートです。

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 木曜日午前セッションから今回もスタートしました。天気はドライでのスタートです。前半は高速セクション、後半はしっかりとブレーキングで止めてから加速する、小さなコーナーセクション。トラクション重視でセッティングを煮詰めていきました。8月中旬にテストに来ていた為、おおよそのセットは出来ていました。ダンパーを少々仕様変更した為、確認走行を梅本選手にして頂きました。セッティングも上手く行き、タイムも1分50秒台が見えてきましたので翌日の公式走行に備えました。

 金曜日公式練習はドライ、1本目15分ほどセッティング方向の確認と体の慣らしを行いました。立ち上がりで弱アンダーに仕上げて良い感触が得られました。その後の走行は本日から合流の奥村選手にセッティングの確認、ギアの選択、決勝を想定したロング走行して頂き、私が外から車体の動きをチェックしたところスムーズなコーナーリングが確認できました。

 順調な流れの中迎えた土曜日の予選。まずはAドライバー梅本選手のアタックです。クリアラップが取れず苦戦を強いられましたが、見事1分50秒895をたたき出し、クラストップタイム&コースレコード。続くBドライバー予選では奥村選手のアタックにより1分51秒083と昨年のレコードタイムを大幅に更新しましたが、#2山田英二選手の1分50秒262と言うタイムによりポールポジションは#2へ。グリッドは合算タイムで決まるので、わずか0.08秒及ばず2位となってしまいました。僅差でしたので悔しい結果になりましたが、気持ちを切り替えて決勝に進みます。いよいよ私の出番となるCドライバー予選。グリッド決定には無関係ですがチームのご好意により、タイヤはフロント新品でアタックさせて頂きました。前車との間隔をかなりあけてアタックに入りましたが、上位クラスの車に引っかかってしまい1分50秒519。ラストップでしたが、山田選手のタイムには及ばずレコードホルダーにはなれませんでした。49秒台を狙っていただけに少し残念でした。

 続いて日曜日の決勝。いよいよ3時間レースのスタートです。スタートドライバーは私が担当しました。約1時間30分のロングスティントです。やはり#2の山田英二選手がかなりのハイペースでレースをリードします。必死に着いて行こうと頑張りますが、上位クラスに進路を譲る度にジリジリと離されていきます。1時間後には約7秒遅れ、ドライバーチェンジ前の1時間30分後(44周)には約15秒のビハインドとなってしまいました。私の後方には#95が来ていましたが、約18秒遅れで、ファーストスティント時にショックアブソーバートラブルによりリタイヤとなりました。

 奥村選手に交代し、約12秒あった差も57周目には追いつき、ついにトップに踊り出ました。これに慌てた#2も早々にピットイン!奥村選手が突き放しにかかります。68周目に梅本選手とドライバーチェンジしましたが、ピットインのロスでトップを明け渡してしまいました。

 梅本選手にステアリングを託したあとは安定したラップで周回を続けます。トップの♯2との差は約17秒。毎周1秒~2秒詰めていきます。しかし残り30分(76周目)で痛恨のドライブスルーペナルティ。その為、10秒まで追いついた差は30秒まで広がり、厳しい状態になりました。梅本選手は諦めずに前車を毎周1.5秒ずつ追い詰めていきます。残り15分で約14秒まで差を詰めます。残り5分で6秒差まで詰めましたが、そのまま2位でゴールしました。

 今回のレースも前回同様、足回りのセットアップも順調に進み、ドライバー、メカニック、マネージャーも含め、念密な打ち合わせを行い、早くまた速く車を仕上げることが出来ました。この結果でポイントリーダーとなり、次戦鈴鹿では成績次第でチャンピオンが決まります。さらにテストを繰り返し、良い車を作って鈴鹿のレースに挑みたいとおもいます。梅本会長、奥村代表をはじめ、チームの皆さん、各スポンサー様、関係者の皆様、本当にありがとうございました。皆様のおかげで今回も戦う事が出来ました事を感謝致します。更にチーム貢献出来る様、精進致します。どうぞ宜しくお願い致します。

 次の第5戦は鈴鹿サーキットにて、WTCCとの併催イベントとして10/25・26に開催されます。ST-4/5クラスの決勝は25日。ST-X/1/2/3クラスの決勝は26日に開催となる変則スケジュールとなっています。次回はJ'S RACINGにとってのホームレース、また シリーズチャンピオンが掛かった重要な1戦となります。引き続きご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。

J'S RACING

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山決勝 ST-Xクラスの星野一樹/青木孝行/尾本直史組がポールトゥウイン!

 スーパー耐久シリーズ第4戦は7日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で決勝を行い、111周・3時間2分43秒256で星野一樹/青木孝行/尾本直史組(GTNET ADVAN NISSAN GT-R)が優勝した。

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 ローリングラップは午後1時25分にセーフティーカー(SC)先導で始まった。日差しは強いが湿度は低く秋の気配が漂う中、SCに2周先導されスタートが切られた。

 トップで1コーナーに飛び込んだのはポールシッターの星野一樹/青木孝行/尾本直史組(GTNET ADVAN NISSAN GT-R)の青木。以下予選順位通りに藤井誠暢/ガミさん/高星明誠組(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)の藤井、峰尾恭輔/ユーク・タニグチ/飯田章組(ENDLESS・ADVAN・BMW)の飯田、横溝直輝/ヒロ/密山祥吾組(GAIA POWER BMW)の横溝と続く。

 トップ青木は序盤こそ、2位藤井を引き離せなかったものの20周あたりから、その差は10秒前後で推移。一方、藤井には3位の飯田章が迫ってきており、26周目にはついに飯田章に2位の座を明け渡すこととなった。

 トップ青木は50周を消化して星野に交代。ピットアウトすると飯田から代ったタニグチの先行を許すこととなるが、56周目の1コーナーで抜き返し再びトップに返り咲く。

 星野は2位以下を引き離しながら91周終わりでピットイン、再び青木にステアリングを託す。青木は、藤井から交代し2位に上がってきた高星の前でトップを譲ること無くコースイン。

 青木はその後も2位以下の争いを尻目にゆうゆうとトップを快走。2位以下を35秒離し、111周を走って星野一樹/青木孝行/尾本直史組が今季2勝目を飾った。

 早めに2度目のピットストップを行いタニグチから交代した4位峰尾は、89周目に横溝から交代した密山をパスして3位、終盤には高星から代ったガミさんをパス。峰尾恭輔/ユーク・タニグチ/飯田章組を2位へと導いた。

 3位には藤井誠暢/ガミさん/高星明誠組が、1グループ最後尾からスタートした飯田太陽/高木真一/小林崇志組(ケーズフロンティアDR Audi R8)が終了直前、横溝直輝/ヒロ/密山祥吾組を捉えて4位に入った。

 2台が参加したST-Xクラスは中山雄一/平川亮/畠中修組(KeePer I.P.S)が終始レースをリード。平川~中山~平川とつなぎ、前戦に続き2連勝を飾った。2位には堀主知ロバート/山野直也/佐藤茂組(Faust Racing BMW Z4)が入った。

 ST-2クラスは、大橋正澄/阪口良平/松本武士組(RSオガワADVANランサー)の阪口と大澤学/吉田寿博/松田晃司組(STURM・MOTUL・ED インプレッサ)の松田がスタート直後からドッグファイト。しかし、大橋組がトラブルを抱えてたのか、大澤組がペナルティストップ20秒を科されても、2位以下を大きく引き離して今季3勝目を飾った。3位には大きく遅れて朝倉宏志/長谷川奉徹/長谷川智秀組(ハセプロaprランサー)が入った。

 ST-3クラスは、このレースも前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希組(asset ings Z34)が盤石。2位に付けていた山崎学/伊橋勲/安宅徳光組(岡部自動車サントラント195マイカーズZ33)の伊橋がピットストップを引き延ばしたためその間に一度トップを譲ったが、最終的に2位に入った同僚の大西隆生/藤波清斗/松原怜史組(asset ings Z34)を1ラップちぎって優勝。これで前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希組は開幕から無傷の4連勝。残り2戦を残して今季の王者を決めることとなった。3位には山崎学/伊橋勲/安宅徳光組が入った。

 ST-4クラスは、序盤吉本晶哉/太田侑弥組(SKR ENGIEERING S2000)の吉本がレースをリード。2位に井入宏之/浜野彰彦組(SKR ENGIEERING S2000)の井入、3位に蒲生尚弥/井口卓人/影山正彦組(GAZOO Racing SPIRIT 86)の井口が付ける。しかし、井入宏之/浜野彰彦組と蒲生尚弥/井口卓人/影山正彦組がトラブルで後退すると、中盤からは植松忠雄/藤田竜樹/寺西玲央組(UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000)がトップに浮上。そのまま逃げ切り前戦に続き2連勝を飾った。2位には小林康一/塩谷烈州/木下淳組(ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5)が、3位には野間一/中島佑弥/藤田弘幸組(GLORY A-ONE FN2)が入った。

 ST-5クラスは、トップ山下潤一郎/山田英二/荒井康裕組(ホンダカーズ野崎with BOMEX)の山田、2位梅本淳一/奥村浩一/大野尊久組(BRP★J'S RACING フィット3)の大野、3位松井猛敏/中島保典/荒聖治組(リジカラFIT3)の荒でレースが進行するが、荒がピットインを引き延ばしたため中盤からは荒がトップに浮上。しかしその荒もトラブルで後退すると、トップには再び山下組が復帰。ドライブスルーペナルティーを科せられた梅本組が追い上げるが届かず、山下潤一郎/山田英二/荒井康裕組が今季初優勝を飾った。2位には梅本淳一/奥村浩一/大野尊久組が、3位には古宮正信/野村浩史/新垣元組(BRP★J'S RACING フィット2)が入った。

 第5戦は鈴鹿サーキットに舞台を移し、WTCCのサポートレースとして10月25、26日に行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山決勝結果

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/07) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTotal_Time
Behind
181ST-X1星野 一樹
青木 孝行
尾本 直史
GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1113:02'43.256
23ST-X2峰尾 恭輔
ユーク・タニグチ
飯田 章
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
11135.208
324ST-X3藤井 誠暢
ガミさん
高星 明誠
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1111'28.730
432ST-X4飯田 太陽
高木 真一
小林 崇志
ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8 LMS ultra
1101Lap
516ST-X5横溝 直輝
ヒロ
密山 祥吾
GAIA POWER BMW
BMW Z4 GT3
1101Lap
637ST-11中山 雄一
平川 亮
畠中 修
KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1065Laps
7*9ST-12堀 主知ロバート
山野 直也
佐藤 茂
Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1047Laps
8*59ST-21大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1038Laps
920ST-22大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1029Laps
1035ST-31前嶋 秀司
佐々木 雅弘
廣川 和希
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1029Laps
1134ST-32大西 隆生
藤波 清斗
松原 怜史
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
10110Laps
1214ST-33山崎 学
伊橋 勲
安宅 徳光
岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
10110Laps
1315ST-34長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
10110Laps
14*39ST-35佐藤 晋也
神子島 みか
川口 正敬
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
10110Laps
15*5ST-36小松 一臣
杉林 健一
白井 剛
岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
10110Laps
1685ST-37山田 真之亮
窪田 俊浩
山岸 洋之
85 TERANISHI 34Z
NISSAN Fairlady Z
10011Laps
1741ST-41植松 忠雄
藤田 竜樹
寺西 玲央
UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
9912Laps
1822ST-23朝倉 宏志
長谷川 奉徹
長谷川 智秀
ハセプロaprランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
9912Laps
1958ST-42小林 康一
塩谷 烈州
木下 淳
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
9912Laps
20333ST-43野間 一
中島 佑弥
藤田 弘幸
GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
9912Laps
2193ST-44吉本 晶哉
太田 侑弥
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
9912Laps
2213ST-45小泉 和寛
村田 信博
小河 諒
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
9813Laps
23*38ST-38兵藤 信一
植田 正幸
鶴田 和弥
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
9813Laps
2473ST-46北川 剛
下山 和寿
オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
9714Laps
2540ST-47長谷川 伸司
吉田 靖之
伊藤 毅
車買取りHERO'S TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
9714Laps
2688ST-48村上 博幸
脇谷 猛
トミさん
村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
9714Laps
2754ST-49加藤 彰彬
近藤 翼
小林 大作
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
9615Laps
28*18ST-410浅野 武夫
森 正行
浅野 真吾
Y's distraction 86
TOYOTA 86
9615Laps
2949ST-411大賀 裕介
蘇武 喜和
白坂 卓也
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
9615Laps
3026ST-412後藤 比東至
井尻 薫
馬場 優輝
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
9516Laps
312ST-51山下 潤一郎
山田 英二
荒井 康裕
ホンダカーズ野崎with BOMEX
HONDA FIT
9417Laps
32*99ST-52梅本 淳一
奥村 浩一
大野 尊久
BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
9417Laps
3319ST-53古宮 正信
野村 浩史
新垣 元
BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
9318Laps
347ST-24藤井 芳樹
関 豊
高橋 卓矢
新菱オートエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
9219Laps
3536ST-54江原 弘美
咲川 めり
川中子 和彦
エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz RS
9120Laps
3671ST-55西畑 正樹
馬場 和三郎
國枝 惣一郎
ピースMS制動屋SPM乱人FIT RS
HONDA FIT RS
8922Laps
3729ST-56渡辺 孝弘
加藤 芳皓
篠原 拓朗
AHS&MMD DREAM Vitz
TOYOTA Vitz RS
8922Laps
38*213ST-57東 貴史
原田 学
横尾 優一
WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
8922Laps
3986ST-413蒲生 尚弥
井口 卓人
影山 正彦
GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
8625Laps
40111ST-414大瀧 賢治
武井 寛史
吉田 広樹
EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R
G-TECH SPORTSSTER GT/R
8130Laps
---- 以上規定周回数(ST-X:77 ST-1:74 ST-2:72 ST-3:71 ST4:69 ST-5:65)完走 ----
-505ST-2-田ヶ原 章蔵
岡本 武之
奥村 佳之
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
9615Laps
-17ST-5-野上 敏彦
谷川 達也
野上 達也
DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
9021Laps
-44ST-4-見並 秀文
カルロス 本田
下田 亮次
コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
5259Laps
-95ST-5-松井 猛敏
中島 保典
荒 聖治
リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
4665Laps
  • Fastest Lap: CarNo.81 青木孝行(GTNET ADVAN NISSAN GT-R) 1'33.296 (4/111) 142.887km/h
  • CarNo.38は、2014岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第4章第18条2.①2)(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.5,39は、2014岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第4章第18条2.①1)(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.18は、スーパー耐久シリーズ2014シリーズ規則第15条(7)-1-1)(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.59は、スーパー耐久シリーズ2014シリーズ規則第27条3.(燃料補給)違反により、ペナルティストップ20秒を科した。
  • CarNo.99,111は、2014岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則第8章41条1.(ピットレーン通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.213は、スーパー耐久シリーズ2014シリーズ規則第15条(10)(ピット作業違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山フリー走行 PPの星野一樹/青木孝行/尾本直史組がトップタイム

 スーパー耐久シリーズ第4戦は7日、岡山国際サーキット(1周・3.703km)で決勝をにらんだフリー走行を行い、星野一樹/青木孝行/尾本直史組(GTNET ADVAN NISSAN GT-R)がトップタイムを記録した。

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 昨日、公式予選終了後から激しい雷雨に見舞われた岡山国際サーキットも一転、決勝日の今日は早朝から徐々に晴れ間が広がり、蒸し暑い中で午前8時より30分間のフリー走行が行われた。

 ST-Xクラスは、昨日トラブル修復のため予選を欠席した飯田太陽/高木真一/小林崇志組(ケーズフロンティアDR Audi R8)も元気に姿を現し、5台が参加。トップタイムはポールポジションの星野一樹/青木孝行/尾本直史組(GTNET ADVAN NISSAN GT-R)が記録し、昨日からの好調さをアピールした。

 ST-1クラスは、堀主知ロバート/山野直也/佐藤茂組(Faust Racing BMW Z4)がチームの方針で出走を取りやめたため、中山雄一/平川亮/畠中修組(KeePer I.P.S)がただ1台参加した。

 ST-2クラスは、昨日予選2位の大澤学/吉田寿博/松田晃司組(STURM・MOTUL・ED インプレッサ)がトップタイムを記録。ポールシッターの大橋正澄/阪口良平/松本武士組(RSオガワADVANランサー)は早めに走行を切り上げたため4位でフリー走行を終えた。

 ST-3クラスは、ポールシッターの前嶋秀司/佐々木雅弘/廣川和希組(asset ings Z34)がトップタイムを記録。開幕からの4連勝に向け視界は良好だ。

 ST-4クラスは、予選4位の蒲生尚弥/井口卓人/影山正彦組(GAZOO Racing SPIRIT 86)がトップタイムを記録。決勝での巻き返しを期す。

 ST-5クラスは、予選2位の梅本淳一/奥村浩一/大野尊久組(BRP★J'S RACING フィット3)がトップタイム。連勝に向け好発進した。

 決勝レースはこの後、午後1時30分より3時間レースとして行われる。さらに気温が上がり、真夏のような気候の中、激しい争いが繰り広げられそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山フリー走行結果

■ST-Xクラス

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 ST-X class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
181星野 一樹
青木 孝行
尾本 直史
GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'34.006--141.808
224藤井 誠暢
ガミさん
高星 明誠
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'34.817 0.811 0.811140.595
33峰尾 恭輔
ユーク・タニグチ
飯田 章
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
1'37.716 3.710 2.899136.424
432飯田 太陽
高木 真一
小林 崇志
ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8 LMS ultra
1'38.701 4.695 0.985135.062
516横溝 直輝
ヒロ
密山 祥吾
GAIA POWER BMW
BMW Z4 GT3
1'39.842 5.836 1.141133.519

■ST-1クラス

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 ST-1 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
137中山 雄一
平川 亮
畠中 修
KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'45.450--126.418

■ST-2クラス

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 ST-2 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
159大澤 学
吉田 寿博
松田 晃司
STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'42.542--130.003
230成澤 正人
下垣 和也
堀田 誠
RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'45.212 2.670 2.670126.704
322朝倉 宏志
長谷川 奉徹
長谷川 智秀
ハセプロaprランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'45.299 2.757 0.087126.599
420大橋 正澄
阪口 良平
松本 武士
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'45.526 2.984 0.227126.327
57藤井 芳樹
関 豊
高橋 卓矢
新菱オートエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'45.691 3.149 0.165126.130
6505田ヶ原 章蔵
岡本 武之
奥村 佳之
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'48.111 5.569 2.420123.307

■ST-3クラス

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 ST-3 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
135前嶋 秀司
佐々木 雅弘
廣川 和希
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'43.178--129.202
234大西 隆生
藤波 清斗
松原 怜史
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'43.237 0.059 0.059129.128
339佐藤 晋也
神子島 みか
川口 正敬
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'43.369 0.191 0.132128.963
414山崎 学
伊橋 勲
安宅 徳光
岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'43.400 0.222 0.031128.925
585山田 真之亮
窪田 俊浩
山岸 洋之
85 TERANISHI 34Z
NISSAN Fairlady Z
1'43.403 0.225 0.003128.921
615長島 正明
田中 徹
田中 哲也
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'43.814 0.636 0.411128.410
738兵藤 信一
植田 正幸
鶴田 和弥
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'44.250 1.072 0.436127.873
85小松 一臣
杉林 健一
白井 剛
岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'44.710 1.532 0.460127.312

■ST-4クラス

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 ST-4 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
186蒲生 尚弥
井口 卓人
影山 正彦
GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'45.571--126.273
293吉本 晶哉
太田 侑弥
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'45.843 0.272 0.272125.949
3111大瀧 賢治
武井 寛史
吉田 広樹
EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R
G-TECH SPORTSSTER GT/R
1'46.110 0.539 0.267125.632
413小泉 和寛
村田 信博
小河 諒
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'47.023 1.452 0.913124.560
541植松 忠雄
藤田 竜樹
寺西 玲央
UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'47.431 1.860 0.408124.087
6333野間 一
中島 佑弥
藤田 弘幸
GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'47.530 1.959 0.099123.973
752番場 琢
服部 尚貴
平沼 貴之
埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'47.765 2.194 0.235123.703
858小林 康一
塩谷 烈州
木下 淳
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'48.164 2.593 0.399123.246
992井入 宏之
浜野 彰彦
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'49.128 3.557 0.964122.157
1054加藤 彰彬
近藤 翼
小林 大作
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'49.278 3.707 0.150121.990
1173北川 剛
下山 和寿
オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'49.336 3.765 0.058121.925
1226後藤 比東至
井尻 薫
馬場 優輝
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'49.595 4.024 0.259121.637
1388村上 博幸
脇谷 猛
トミさん
村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'50.463 4.892 0.868120.681
1449大賀 裕介
蘇武 喜和
白坂 卓也
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'51.467 5.896 1.004119.594
1544見並 秀文
カルロス 本田
下田 亮次
コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'51.614 6.043 0.147119.437
1618浅野 武夫
森 正行
浅野 真吾
Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'52.210 6.639 0.596118.802
1740長谷川 伸司
吉田 靖之
伊藤 毅
車買取りHERO'S TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'55.83110.260 3.621115.088

■ST-5クラス

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/07) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 ST-5 class 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoDriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
199梅本 淳一
奥村 浩一
大野 尊久
BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
1'51.910--119.121
22山下 潤一郎
山田 英二
荒井 康裕
ホンダカーズ野崎with BOMEX
HONDA FIT
1'52.810 0.900 0.900118.170
395松井 猛敏
中島 保典
荒 聖治
リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
1'54.272 2.362 1.462116.658
419古宮 正信
野村 浩史
新垣 元
BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
1'54.296 2.386 0.024116.634
536江原 弘美
咲川 めり
川中子 和彦
エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz RS
1'56.473 4.563 2.177114.454
617野上 敏彦
谷川 達也
野上 達也
DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'57.494 5.584 1.021113.459
771西畑 正樹
馬場 和三郎
國枝 惣一郎
ピースMS制動屋SPM乱人FIT RS
HONDA FIT RS
1'58.419 6.509 0.925112.573
8213東 貴史
原田 学
横尾 優一
WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'59.913 8.003 1.494111.171
929渡辺 孝弘
加藤 芳皓
篠原 拓朗
AHS&MMD DREAM Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'00.688 8.778 0.775110.457

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山公式予選 星野一樹/青木孝行/尾本直史組が総合のポールポジション

 スーパー耐久シリーズ第4戦は岡山国際サーキット(1周・3.703km)で公式予選を行い、A,Bドライバーの合算タイム3分3秒064で星野一樹/青木孝行/尾本直史組(GTNET ADVAN NISSAN GT-R)がポールポジションを獲得した。

st_r04_q-81

st_r04_q-37

st_r04_q-20

st_r04_q-35

st_r04_q-41

st_r04_q-2

 岡山国際サーキットは午前中、サポートレースのヴィッツ公式予選で通り雨があったものの、公式予選が始まる午後1時まで雨は落ちず、曇り空のもとセッションが始まった。途中、Aドライバー予選、2グループの走行中から一時、雨がぱらぱらと落ちウェット宣言が出されたが、大きな影響はなく終始ドライコンディションで予選は行われた。

 Aドライバーは1グループ(ST-X、ST-1,ST-2、ST-3)、2グループ(ST-4、ST-5)とも間を置かず20分ずつ。15分のインターバルで午後1時55分Bドライバー、1グループ、2グループが20分ずつで行われ、A,Bドライバー合算タイムでグリッドが決定する。

 Aドライバー予選でトップタイムを記録したのは1分30秒959でST-Xクラスの藤井誠暢(スリーボンド日産自動車大学校GT-R)で2位以下を0秒5強ちぎった。2位以下は混戦で、横溝直輝(GAIA POWER BMW)、峰尾恭輔(ENDLESS・ADVAN・BMW)、星野一樹(GTNET ADVAN NISSAN GT-R)が僅差で続く。

 しかしBドライバー予選では藤井のチームメート、ガミさんが2位に付けたもののタイムが伸びず、星野のチームメート青木孝行が1分31秒449でトップに立ち、ガミさんを1秒4上回ったため結局、星野/青木組が総合のポールポジションの座に着いた。

 ST-1クラスはAドライバーに中山雄一、Bドライバーに平川亮と現スーパーフォーミュラドライバーで全日本F3チャンピオンをそろえたKeePer I.P.Sがともにクラストップのタイムをたたき出し、ポールポジションを獲得した。

 ST-2クラスはAドライバーの大橋正澄、Bドライバーの阪口良平ともトップタイムでRSオガワADVANランサーがポールポジションを獲得した。

 ST-3クラスは、Aドライバーの前嶋秀司(asset ings Z34)がトップタイム、チームメートのBドライバー、佐々木雅弘が2位に付け、合算タイムで大西隆生/藤波清斗組(asset ings Z34)をうっちゃりポールポジションを獲得した。

 ST-4クラスはAドライバーの植松忠雄が2位、Bドライバーの藤田竜樹がトップタイムを記録したUEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000がポールポジションを獲得した。

 ST-5クラスはAドライバーの山下潤一郎がクラス4位と振るわなかったが、Bドライバーの山田英二が2位以下を0秒8ちぎるタイムをたたき出したホンダカーズ野崎with BOMEXが合算タイムでポールポジションを獲得した。

 決勝レースは明日7日午後1時30分より3時間レースとして行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山Cドライバー公式予選結果

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/06) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
116ST-X1密山 祥吾GAIA POWER BMW
BMW Z4 GT3
1'33.355-142.797
224ST-X2高星 明誠スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'33.499 0.144142.577
33ST-X3飯田 章ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
1'33.750 0.395142.195
481ST-X4尾本 直史GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
1'35.359 2.004139.796
59ST-11佐藤 茂Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'38.952 5.597134.720
637ST-12畠中 修KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'39.396 6.041134.118
759ST-21松田 晃司STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'40.543 7.188132.588
835ST-31廣川 和希asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'41.853 8.498130.883
934ST-32松原 怜史asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'42.024 8.669130.663
1014ST-33安宅 徳光岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'42.807 9.452129.668
1120ST-22松本 武士RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'42.839 9.484129.628
1230ST-23堀田 誠RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'43.172 9.817129.209
1315ST-34田中 哲也岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'43.302 9.947129.047
1439ST-35川口 正敬TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'44.17510.820127.965
15505ST-24奥村 佳之GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'44.22910.874127.899
165ST-36白井 剛岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'44.72811.373127.290
177ST-25高橋 卓矢新菱オートエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'44.76511.410127.245
1813ST-41小河 諒ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'44.97311.618126.993
1986ST-42影山 正彦GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'45.21411.859126.702
2085ST-37山岸 洋之85 TERANISHI 34Z
NISSAN Fairlady Z
1'45.27811.923126.625
2158ST-43木下 淳ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'45.91712.562125.861
2222ST-26長谷川 智秀ハセプロaprランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'46.17912.824125.550
2341ST-44寺西 玲央UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'46.52913.174125.138
2488ST-45トミさん村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'47.42114.066124.099
2540ST-46伊藤 毅車買取りHERO'S TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'48.71615.361122.620
2654ST-47小林 大作TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'48.83215.477122.490
2752ST-48平沼 貴之埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'49.25015.895122.021
2849ST-49白坂 卓也ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'50.29016.935120.870
2944ST-410下田 亮次コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'50.33116.976120.826
3099ST-51大野 尊久BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
1'50.51917.164120.620
3126ST-411馬場 優輝エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'50.73517.380120.385
32333ST-412藤田 弘幸GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'51.37918.024119.689
3395ST-52荒 聖治リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
1'52.54419.189118.450
342ST-53荒井 康裕ホンダカーズ野崎with BOMEX
HONDA FIT
1'53.67820.323117.268
3536ST-54川中子 和彦エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz RS
1'54.30020.945116.630
3619ST-55新垣 元BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
1'54.95621.601115.964
3729ST-56篠原 拓朗AHS&MMD DREAM Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'56.22022.865114.703
3817ST-57野上 達也DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'56.33922.984114.586
3918ST-413浅野 真吾Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'56.34822.993114.577
4071ST-58國枝 惣一郎ピースMS制動屋SPM乱人FIT RS
HONDA FIT RS
1'58.36025.005112.629
41213ST-59横尾 優一WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'00.55027.195110.583

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山A,Bドライバー公式予選総合結果

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/06) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Model
Adriver
Bdriver
Total
Time
Behind
181ST-X1星野 一樹
青木 孝行
GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'31.615
R1'31.449
3'03.064-
224ST-X2藤井 誠暢
ガミさん
スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'30.959
R1'32.891
3'03.850 0.786
33ST-X3峰尾 恭輔
ユーク・タニグチ
ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
R1'31.615
R1'33.376
3'04.991 1.927
416ST-X4横溝 直輝
ヒロ
GAIA POWER BMW
BMW Z4 GT3
R1'31.535
R1'34.221
3'05.756 2.692
537ST-11中山 雄一
平川 亮
KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'36.529
1'36.181
3'12.710 9.646
69ST-12堀 主知ロバート
山野 直也
Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'38.342
1'36.202
3'14.54411.480
720ST-21大橋 正澄
阪口 良平
RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'40.531
1'39.569
3'20.10017.036
859ST-22大澤 学
吉田 寿博
STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'40.752
1'39.762
3'20.51417.450
935ST-31前嶋 秀司
佐々木 雅弘
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'40.820
1'40.520
3'21.34018.276
1030ST-23成澤 正人
下垣 和也
RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.395
1'40.281
3'21.67618.612
1134ST-32大西 隆生
藤波 清斗
asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'41.663
1'40.020
3'21.68318.619
127ST-24藤井 芳樹
関 豊
新菱オートエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.592
1'40.527
3'22.11919.055
1314ST-33山崎 学
伊橋 勲
岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'41.127
1'41.084
3'22.21119.147
1439ST-34佐藤 晋也
神子島 みか
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'41.422
1'41.490
3'22.91219.848
1515ST-35長島 正明
田中 徹
岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'42.134
1'41.436
3'23.57020.506
16505ST-25田ヶ原 章蔵
岡本 武之
GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'40.641
1'42.932
3'23.57320.509
1785ST-36山田 真之亮
窪田 俊浩
85 TERANISHI 34Z
NISSAN Fairlady Z
1'41.804
1'42.124
3'23.92820.864
185ST-37小松 一臣
杉林 健一
岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'42.211
1'42.569
3'24.78021.716
1922ST-26朝倉 宏志
長谷川 奉徹
ハセプロaprランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'41.495
1'44.556
3'26.05122.987
2041ST-41植松 忠雄
藤田 竜樹
UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'43.580
1'43.310
3'26.89023.826
2193ST-42吉本 晶哉
太田 侑弥
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'43.541
1'43.529
3'27.07024.006
2292ST-43井入 宏之
浜野 彰彦
SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'43.713
1'43.958
3'27.67124.607
2386ST-44蒲生 尚弥
井口 卓人
GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'44.441
1'44.514
3'28.95525.891
2458ST-45小林 康一
塩谷 烈州
ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'44.807
1'44.821
3'29.62826.564
2513ST-46小泉 和寛
村田 信博
ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'45.741
1'44.832
3'30.57327.509
26333ST-47野間 一
中島 佑弥
GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'45.271
1'45.416
3'30.68727.623
2740ST-48長谷川 伸司
吉田 靖之
車買取りHERO'S TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'46.714
1'44.475
3'31.18928.125
2852ST-49番場 琢
服部 尚貴
埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'45.946
1'45.977
3'31.92328.859
2988ST-410村上 博幸
脇谷 猛
村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'45.623
1'46.354
3'31.97728.913
3018ST-411浅野 武夫
森 正行
Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'45.828
1'46.397
3'32.22529.161
3173ST-412北川 剛
下山 和寿
オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'45.504
1'47.126
3'32.63029.566
3254ST-413加藤 彰彬
近藤 翼
TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'46.814
1'46.307
3'33.12130.057
3344ST-414見並 秀文
カルロス 本田
コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'46.515
1'47.725
3'34.24031.176
3449ST-415大賀 裕介
蘇武 喜和
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'48.122
1'47.452
3'35.57432.510
3526ST-416後藤 比東至
井尻 薫
エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'48.522
1'48.106
3'36.62833.564
362ST-51山下 潤一郎
山田 英二
ホンダカーズ野崎with BOMEX
HONDA FIT
R1'51.635
R1'50.262
3'41.89738.833
3799ST-52梅本 淳一
奥村 浩一
BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
R1'50.895
R1'51.083
3'41.97838.914
3819ST-53古宮 正信
野村 浩史
BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
R1'51.284
R1'52.171
3'43.45540.391
3995ST-54松井 猛敏
中島 保典
リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
R1'51.414
R1'52.111
3'43.52540.461
4036ST-55江原 弘美
咲川 めり
エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz RS
1'54.709
1'53.160
3'47.86944.805
4117ST-56野上 敏彦
谷川 達也
DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'55.829
R1'52.149
3'47.97844.914
4271ST-57西畑 正樹
馬場 和三郎
ピースMS制動屋SPM乱人FIT RS
HONDA FIT RS
1'53.558
1'54.934
3'48.49245.428
4329ST-58渡辺 孝弘
加藤 芳皓
AHS&MMD DREAM Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'55.478
1'54.605
3'50.08347.019
44213ST-59東 貴史
原田 学
WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'57.034
2'00.466
3'57.50054.436
---- 以上予選通過 ----
4538ST-38兵藤 信一
植田 正幸
TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'45.654
1'52.540
3'38.19435.130
-32ST-X-飯田 太陽
高木 真一
ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8 LMS ultra
absence
absence
--
-6ST-2-冨桝 朋広
菊地 靖
新菱オートDIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
absence
absence
--
-111ST-4-大瀧 賢治
武井 寛史
EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R
G-TECH SPORTSSTER GT/R
absence
absence
--
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山Bドライバー公式予選結果

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/06) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
181ST-X1青木 孝行GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'31.449-145.773
224ST-X2ガミさんスリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'32.891 1.442143.510
33ST-X3ユーク・タニグチENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
R1'33.376 1.927142.765
416ST-X4ヒロGAIA POWER BMW
BMW Z4 GT3
R1'34.221 2.772141.484
537ST-11平川 亮KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'36.181 4.732138.601
69ST-12山野 直也Faust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'36.202 4.753138.571
720ST-21阪口 良平RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'39.569 8.120133.885
859ST-22吉田 寿博STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'39.762 8.313133.626
934ST-31藤波 清斗asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'40.020 8.571133.281
1030ST-23下垣 和也RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'40.281 8.832132.934
1135ST-32佐々木 雅弘asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'40.520 9.071132.618
127ST-24関 豊新菱オートエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'40.527 9.078132.609
1314ST-33伊橋 勲岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'41.084 9.635131.878
1415ST-34田中 徹岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'41.436 9.987131.421
1539ST-35神子島 みかTRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'41.49010.041131.351
1685ST-36窪田 俊浩85 TERANISHI 34Z
NISSAN Fairlady Z
1'42.12410.675130.535
175ST-37杉林 健一岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'42.56911.120129.969
18505ST-25岡本 武之GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'42.93211.483129.511
1941ST-41藤田 竜樹UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'43.31011.861129.037
2093ST-42太田 侑弥SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'43.52912.080128.764
2192ST-43浜野 彰彦SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'43.95812.509128.233
2240ST-44吉田 靖之車買取りHERO'S TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'44.47513.026127.598
2386ST-45井口 卓人GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'44.51413.065127.550
2422ST-26長谷川 奉徹ハセプロaprランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'44.55613.107127.499
2558ST-46塩谷 烈州ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'44.82113.372127.177
2613ST-47村田 信博ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'44.83213.383127.163
27333ST-48中島 佑弥GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'45.41613.967126.459
2852ST-49服部 尚貴埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'45.97714.528125.790
2954ST-410近藤 翼TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'46.30714.858125.399
3088ST-411脇谷 猛村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'46.35414.905125.344
3118ST-412森 正行Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'46.39714.948125.293
3273ST-413下山 和寿オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'47.12615.677124.440
3349ST-414蘇武 喜和ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'47.45216.003124.063
3444ST-415カルロス 本田コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'47.72516.276123.748
3526ST-416井尻 薫エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'48.10616.657123.312
362ST-51山田 英二ホンダカーズ野崎with BOMEX
HONDA FIT
R1'50.26218.813120.901
3799ST-52奥村 浩一BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
R1'51.08319.634120.008
3895ST-53中島 保典リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
R1'52.11120.662118.907
3917ST-54谷川 達也DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
R1'52.14920.700118.867
4019ST-55野村 浩史BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
R1'52.17120.722118.844
4136ST-56咲川 めりエンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz RS
1'53.16021.711117.805
4229ST-57加藤 芳皓AHS&MMD DREAM Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'54.60523.156116.320
4371ST-58馬場 和三郎ピースMS制動屋SPM乱人FIT RS
HONDA FIT RS
1'54.93423.485115.987
44213ST-59原田 学WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
2'00.46629.017110.660
---- 以上予選通過 ----
4538ST-38植田 正幸TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'52.54021.091118.454
-32ST-X-飯田 太陽ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8 LMS ultra
absence--
-6ST-2-冨桝 朋広新菱オートDIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
absence--
-111ST-4-大瀧 賢治EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R
G-TECH SPORTSSTER GT/R
absence--
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。

スーパー耐久

S耐:第4戦岡山Aドライバー公式予選結果

スーパー耐久レース in 岡山 -RIJ- (2014/09/06) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 Super Taikyu Series Round 4 岡山国際サーキット 3.703km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
124ST-X1藤井 誠暢スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'30.959-146.558
216ST-X2横溝 直輝GAIA POWER BMW
BMW Z4 GT3
R1'31.535 0.576145.636
33ST-X3峰尾 恭輔ENDLESS・ADVAN・BMW
BMW Z4 GT3
R1'31.615 0.656145.509
481ST-X4星野 一樹GTNET ADVAN NISSAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
R1'31.615 0.656145.509
537ST-11中山 雄一KeePer I.P.S
IPS kuruma01
1'36.529 5.570138.102
69ST-12堀 主知ロバートFaust Racing BMW Z4
BMW Z4
1'38.342 7.383135.556
720ST-21大橋 正澄RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'40.531 9.572132.604
8505ST-22田ヶ原 章蔵GRGランサーEVO Ⅹ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'40.641 9.682132.459
959ST-23大澤 学STURM・MOTUL・ED インプレッサ
SUBARU IMPREZA WRX STI
1'40.752 9.793132.313
1035ST-31前嶋 秀司asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'40.820 9.861132.224
1114ST-32山崎 学岡部自動車サントラント195マイカーズZ33
NISSAN Fairlady Z
1'41.12710.168131.822
1230ST-24成澤 正人RSオガワADVANランサーⅡ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.39510.436131.474
1339ST-33佐藤 晋也TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'41.42210.463131.439
1422ST-25朝倉 宏志ハセプロaprランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅹ
1'41.49510.536131.344
157ST-26藤井 芳樹新菱オートエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
1'41.59210.633131.219
1634ST-34大西 隆生asset ings Z34
NISSAN Fairlady Z
1'41.66310.704131.127
1785ST-35山田 真之亮85 TERANISHI 34Z
NISSAN Fairlady Z
1'41.80410.845130.946
1815ST-36長島 正明岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN Fairlady Z
1'42.13411.175130.523
195ST-37小松 一臣岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN Fairlady Z
1'42.21111.252130.424
2093ST-41吉本 晶哉SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'43.54112.582128.749
2141ST-42植松 忠雄UEMATSU x TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'43.58012.621128.701
2292ST-43井入 宏之SKR ENGIEERING S2000
HONDA S2000
1'43.71312.754128.535
2386ST-44蒲生 尚弥GAZOO Racing SPIRIT 86
TOYOTA 86
1'44.44113.482127.640
2458ST-45小林 康一ウィンマックスTEINワコーズKRP☆DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'44.80713.848127.194
25333ST-46野間 一GLORY A-ONE FN2
HONDA CIVIC TYPE-R
1'45.27114.312126.633
2673ST-47北川 剛オートバックス★OSU★A-ONE DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
1'45.50414.545126.354
2788ST-48村上 博幸村上モータースACRE & Moty's マツダロードスター
MAZDA ROADSTER
1'45.62314.664126.211
2838ST-38兵藤 信一TRACY SPORTS TWS C-WEST IS 350
TOYOTA LEXUS IS 350
1'45.65414.695126.174
2913ST-49小泉 和寛ENDLESS・ADVAN・86
TOYOTA 86
1'45.74114.782126.070
3018ST-410浅野 武夫Y's distraction 86
TOYOTA 86
1'45.82814.869125.967
3152ST-411番場 琢埼玉トヨペットGreenBrave
TOYOTA 86
1'45.94614.987125.826
3244ST-412見並 秀文コクピット狭山BRIDE ARS AD86
TOYOTA 86
1'46.51515.556125.154
3340ST-413長谷川 伸司車買取りHERO'S TRACY SPORTS ings S2000
HONDA S2000
1'46.71415.755124.921
3454ST-414加藤 彰彬TC CORSE iRacing ROADSTER
MAZDA ROADSTER
1'46.81415.855124.804
3549ST-415大賀 裕介ABARTH 695 ASSETTO CORSE
ABARTH 695 ASSETTO CORSE
1'48.12217.163123.294
3626ST-416後藤 比東至エンドレスアドバントラストヴィッツ
TOYOTA Vitz GRMN ターボ
1'48.52217.563122.840
3799ST-51梅本 淳一BRP★J'S RACING フィット3
HONDA FIT3 RS
R1'50.89519.936120.211
3819ST-52古宮 正信BRP★J'S RACING フィット2
HONDA FIT2 RS
R1'51.28420.325119.791
3995ST-53松井 猛敏リジカラFIT3
HONDA FIT3 RS
R1'51.41420.455119.651
402ST-54山下 潤一郎ホンダカーズ野崎with BOMEX
HONDA FIT
R1'51.63520.676119.414
4171ST-55西畑 正樹ピースMS制動屋SPM乱人FIT RS
HONDA FIT RS
1'53.55822.599117.392
4236ST-56江原 弘美エンドレスアドバン日光ヴィッツ
TOYOTA Vitz RS
1'54.70923.750116.214
4329ST-57渡辺 孝弘AHS&MMD DREAM Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'55.47824.519115.440
4417ST-58野上 敏彦DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
1'55.82924.870115.090
45213ST-59東 貴史WAKO'Sμ野田自動車Vitz
TOYOTA Vitz RS
1'57.03426.075113.905
---- 以上予選通過 ----
-32ST-X-飯田 太陽ケーズフロンティアDR Audi R8
Audi R8 LMS ultra
absence--
-6ST-2-冨桝 朋広新菱オートDIXCELエボⅨ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION Ⅸ
absence--
-111ST-4-大瀧 賢治EXPRIDE G-Tech Sportster GT/R
G-TECH SPORTSSTER GT/R
absence--
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。

D1 GRAND PRIX

D1:第4,5戦エビス 第4戦は単走が末永正雄、総合が松井有紀夫、第5戦は単走・追走とも横井昌志が優勝。第4戦6位、第5戦2位で高橋邦明が年間王者に王手! (D1 Corp.)

 株式会社D1コーポレーション(代表取締役社長:鈴木賢志、所在地:東京都新宿区)は、2014年D1グランプリシリーズ(全6戦)「2014年グランツーリスモD1グランプリシリーズ第4戦・第5戦」を8月23日(土)-24(日)の2日間、エビスサーキット (福島県二本松市)で開催した。

 23日(土)のシリーズ第4戦は3,236人、翌24日(日)のシリーズ第5戦は3,803人、合計で7,039人の観衆で会場は賑わった。

 戦いの舞台は、ドリフトの聖地と呼ばれてファンにも人気のあるエビスサーキット。今年もここでシリーズチャンピオン争いに大きく影響する真夏の2連戦がおこなわれた。シリーズ屈指のテクニカルなコースなため、ただでさえ選手にはミスなく走りきる高い集中力が要求されるが、それに加え不安定な天候により路面が変化するという難しいコンディションでの開催となった。

 22日(金)におこなわれる予定だった単走決勝は、同日単走予選時に激しい雷雨で競技が中断。スケジュールが遅れたため、23日(土)の午前中におこなわれた。この日、朝のチェック走行開始時はドライ路面だったが、走行の途中に雨が降りはじめ、単走決勝は雨のなかスタートとなった。雨の影響でアクセル開度やスピードはドライ時よりも控えめになり、角度かスピードのどちらかが足りないといった走りが目立つなか、雨が上がり、その直後に走行した末永正雄(Team RE 雨宮 SUNOCO)は、高いスピードで最終コーナーを飛び出し、きれいなラインにのせて100.87点をマークし、単走初優勝を決めた。

 また午後におこなわれた追走決勝では、日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)vs松井有紀夫(EXEDY R Magic D1 Racing)の対戦。両者ともいい走りをみせたが、2本目にノーミスの松井に対して、日比野のマシンはエンジンが吹けないというトラブルを抱えていたため、ストレートでドリフトが戻ってしまった。これにより松井が第 4 戦の総合優勝を決めた。

 24日(日)の午前中には第5戦単走決勝が行われた。前日ウェット路面でスピンをしてしまうも最終コーナーから1コーナーまでは素晴らしい走りを見せていた横井昌志(D-MAX)が、この日完璧なマシンコントロールで高い車速のドリフトをみせ、初の単走優勝を決めた。

 また午後行われた追走決勝では、単走優勝の横井とシリーズランキング1位の高橋邦明(GOODYEAR Racing with kunny'z)が対決。1本目、横井は高い車速の見事な走りをみせ、高橋は攻めきれずイーブンとなる。2本目、横井が1コーナーの奥でマシンを寄せ、2コーナーから3コーナーにかけては完全にインに入る攻めた走りをみせ、横井が総合優勝を飾った。

 この横井の勝利によりシリーズチャンピオン争いは最終戦お台場へと持ち越されたが、高橋はランキング2位の末永正雄とのポイント差を33ポイントと大きく広げタイトル獲得に向けて大きく前進した。

~ D1グランプリシリーズ第4戦 ~
【8月22日(金)天候:晴れ→雨 路面:ドライ→ウエット】
■単走予選
予選トップは手塚強(GOODYEAR Racing with Bee★R)

 今回の舞台エビスサーキットは、高速サーキットではないがコーナーの数が多いため高度なテクニックが要求されるコースレイアウトだ。高得点獲得には、最終コーナーの飛び出しから1コーナーへの飛び込みのスピード、角度が重要になった。

 単走予選はA・B・Cの3グループに分かれて行われ、最初に走行するAグループはドライ路面でスタートした。Aグループでは、勢いのある飛び出しから走りをまとめた、日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)は98.25の高得点を獲得。さらに手塚強(GOODYEAR Racing with Bee★R)も、日比野に負けず勢いのある飛び出しと、より迫力のある走りを見せて、98.49をマークしトップに立った。

 2番目の走行となったBグループの途中で雷が接近してきたため、競技が中断された。中断中には激しい降雨もあり、雨が上がった後、競技が再開された。Bグループははじめから走行をやり直し、続いてCグループも走行。後半は路面がまだらに乾いてきて難しいコンディションとなり、スピンやマシンが振られる選手も見られたが、エビスが地元の熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ)や谷口信輝(HKS)らのベテランは雨の中でもスピードのある走りを見せて、久しぶりに予選を通過した。

 B、Cグループでは日比野、手塚を上回る得点は出ず、手塚が予選トップ通過を果たした。

 尚、競技中断によりスケジュールが遅れたため、この日予定されていた単走決勝は行うことができず、翌日の追走日午前中に行われることになった。

【8月23日(土)天候:雨 路面:ウエット】
■単走決勝
末永正雄(Team RE雨宮SUNOCO)が単走優勝!

 朝のチェック走行開始時はドライ路面だったが、走行の途中に雨が降りはじめ、単走決勝は雨の中スタートした。全体的にアクセル開度やスピードはドライ時よりも控えめになったが、その中でもまずは時田雅義(GOODYEAR Racing with ZERO CROWN)が大きい角度で最終コーナーを飛び出し、走行ラインをきっちりトレースして98.75の高得点をマーク。

 その後走行した選手は、角度かスピードのどちらかが足りないといった走りが多く、高得点がなかなか出なかったが、予選7位の今村陽一(OTG Motor Sports)が、勢いのある飛び出しからアクセル開度の高い走りを見せて、ラインもきっちりトレースして 99.05をとり、トップに立った。予選で高得点だった日比野は直線でわずかに振られてリズムを崩し、手塚も2コーナーでコースラインをはらんでしまい点が伸びない。

 そんな中、雨が上がった直後に走行した末永正雄(Team RE 雨宮 SUNOCO)は、高いスピードで最終コーナーを飛び出し、きれいなラインにのせて100.87を獲得しトップに躍り出た。

 この後に走った高山健司(TEAM MORI with GOODYEAR)、横井昌志(D-MAX)はともに最終コーナーを強烈なスピードで飛び出し、1コーナーまで高い車速を維持して飛び込む見事な進入を見せたが、審査席前でスピンしてしまう。さらに最後に走行した高橋邦明(GOODYEAR Racing with kunny'z)もアウトラインでリヤタイヤを縁石にのせてしまい、2コーナーにかけてマシンが流されて96点台に留まることになった。これにより末永(正)が初の単走優勝を飾った。

末永(正)選手コメント
d1_r04-05-1.jpg  今季このマシンを作っていただいて、最初から結果は出ていたのですが、弱点もあって、その弱点を直すために、今回のエビス大会前に監督にテストをさせてもらいました。クルマも仕様変更をして、このエビスでテストをしたのですが、その時今日と同じような雨の中で走行したのですが、思いっきりぶつかってしまってチームに迷惑をかけてしまったので、今日はまた雨で、嫌な気持ちでしたが、でも雨の中テストをさせてもらったので自信を持っていこうと思って走行した結果、1番が獲れて今までにない単走優勝で、本当に嬉しいです。
【8月23日(土) 天候:晴れ 路面:ドライ】
■追走予選

 単走決勝の結果、シリーズランキング首位の高橋邦明(GOODYEAR Racing with kunny'z)は8位に入り、追走予選免除となった。

 同ランキング2位の横井昌志(D-MAX)は日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)と対戦し、後追い時には最終コーナーの出口で角度が浅くなり、その後距離は詰めるもアドバンテージがとれず、先行時には日比野にアドバンテージをとられてしまい敗退となった。

 また、ランキング3位の高山健司(TEAM MORI with GOODYEAR)は松川和也(Team UP GARAGE with DRoo-P)と対戦。後追い時に最終コーナーを飛び出たあと、ストレートでマシンがふらつき、その後松川のマシンと距離を詰めるが、4コーナーの先でまた大きく引き離されてアドバンテージをとられてしまう。2本目の先行時にはアドバンテージをとれず、やはり追走予選敗退となった。

 これによりシリーズランキング争いでは高橋が大きく追い上げられることはない状況となった。

■追走決勝トーナメント(天候:晴れ 路面:ドライ)
松井有紀夫(EXEDY R Magic D1 Racing)が優勝

 ベスト16では、ランキング首位の高橋邦明(GOODYEAR Racing with kunny'z)が匂坂晋治(チームオレンジ)に勝利。谷口信輝(HKS)と末永直登(YUKE'S チームオレンジ)の対戦は五分の判定だったが、先行時の得点で谷口が勝利。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)と日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)の対戦では、後追い時にストレートで川畑の角度が戻り日比野が勝った。今大会好調なドライバー同士対戦、今村陽一(OTG Motor Sports)vs 手塚強(GOODYEAR Racing with Bee★R)は、最終コーナーで引き離した手塚が今村にアドバンテージをとらせず勝った。

 ベスト8では高橋にミスが出て末永(正)が勝利。最終コーナーの飛び出しで谷口を引き離した日比野も準決勝進出を決めた。手塚 vs 松井有紀夫(EXEDY R Magic D1 Racing)はお互いに勢いのある飛び出しから互角の展開で再戦に突入したが、手塚が後追い時にストレートで距離をあけられてアドバンテージがとれず、松井が勝った。熊久保信重(YUKE'S チームオレンジ)vs 織戸学(MAX ORIDO RACING)は、角度を合わせた見事なドリフトをお互いに見せ、再々戦までもつれた。最後まで判定では決着がつかなかったが、先行時の得点で織戸が勝ちとなった。その他に日比野、松井、織戸がベスト4に進出した。

 準決勝ではまず末永(正)と日比野が対戦。1本目は後追いの日比野が1コーナーで末永(正)のインを差し、アドバンテージをとる。2本目は末永(正)も1コーナーで日比野のインに入ったが、その先でマシンがアウトにはらんでしまい、アドバンテージがとれず、日比野が勝った。

 松井 vs 織戸は、1本目に後追いの織戸が 1コーナーと2、3コーナーで松井のインを差し、アドバンテージをとったが、2本目には先行で織戸がオーバーランしてしまい、松井が勝った。

 尚、3位決定戦は、速さと角度で末永(正)が織戸に勝った。

 決勝は日比野 vs 松井。1本目は両者ともいい走りだったが、後追いの松井が距離を詰めアドバンテージをとる。2本目。ノーミスの松井に対して日比野はストレートでドリフトが戻ってしまう。これにより松井の勝ちが決まった。

松井選手コメント
d1_r04-05-2.jpg  今回、正直、クルマの足回り、ギヤなど悩んでしまい、前日の練習からいろいろと変更をし、メカニックには沢山仕事をしていただいて、やっと安心できるようになったか、という感じで挑みました。でも単走は路面に対応できなかった部分で、大ミスをしてしまったので、追走は「このかっこ悪いままじゃ終われない」という思いで走りました。決勝での日比野選手は、練習の時から速いのがわかっていたので、最終コーナーでおいていかれるのだけは避けようと思って、日比野選手の時だけは、最終コーナー手前の自分の走行ラインを変えて、どうにかついていくことができ、結果に繋がってよかったです。

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~ D1グランプリシリーズ第5戦 ~
【8 月 23 日(土)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走予選
予選トップはアンドリュー グレイ(Power Vehicles)

 第5戦の単走予選は、第4戦の大会後に行われた。第4戦の単走予選が途中からウエット、単走決勝は完全ウエットだったため、この週末で初めて、終始ドライ路面で行われた単走競技になった。

 最終コーナーの飛び出し速度は格段に上がり、大きくアクセルを踏み込んでストレートを抜け、1コーナーへ飛び込む走りが要求された。

 第4戦の結果、シード枠から脱落し予選からの出走となった高山健司(TEAM MORI with GOODYEAR)、末永直登(YUKE'Sチームオレンジ)、内海彰乃(RC926 with TOYO TIRES)、唄和也(GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.)の4人はいずれもまずまずの走りを披露して予選を通過した。

 また、前日はニューマシンが車両レギュレーションに合わず出走できなかった斎藤太吾(SUNOCO・PHAT FIVE RACING)も、荒削りながらスピードがありキレのあるいい走りで予選を通過。調子を取り戻してきた熊久保信重(YUKE'Sチームオレンジ)も予選通過を決めた。

 最初のグループでは、前日ウエットコンディションの中、ギリギリで予選を通過した片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)が、この日は見事なコントロールと綺麗なライントレースを見せて、98点台後半をマーク。2番目のグループではこの片岡の点を上回る選手は現れなかったが、最後のグループで、エビスサーキット内に店を構える二本松在住のスコットランド人、アンドリュー.グレイ(Power Vehicles)が強烈な角度をつけた飛び出しから、迫力満点の走りで99.18をマークし、トップに立った。

 しかし、グレイは2本目に1コーナーの奥でドリフトが戻って前部からクラッシュし、マシンを大破させてしまうアクシデントに見舞われた。

【8 月 24 日(日)天候:晴れ 路面:ドライ】
■単走決勝
横井昌志(D-MAX)が単走優勝!

 単走決勝では、前日の単走予選をギリギリで通過した寺町邦彦(GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.)が、スピード、ライン、リズムのいい走りをみせ97.71という高得点を獲得。しかしその後、箕輪慎治(Team BOSS with POTENZA)が角度の大きい飛び出しからラインをきっちりトレースし、98.18でトップに立つ。

 川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)はストレートでテールをピットウォールにこすりながらスピン。今村陽一(OTG Motor Sports)もいい飛び出しをしたが、1コーナーの奥でハーフスピンをして高得点がとれない。斎藤太吾(SUNOCO・PHAT FIVE RACING)は新たに作った超軽量&ハイパワーなマークIIをデビューさせた。ストレートで振られるも、勢いのある飛び出しや大きな角度をつけた旋回で高得点を獲得した。そして、横井昌志(D-MAX)は、前日スピンこそしたものの最終コーナーから1コーナーまでは素晴らしい走りをし、飛び出しからほぼ完璧なマシンコントロールで車速の高いドリフトを見せ、99.46を獲得。トップに立った。日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)は飛び出しの角度は大きかったが、その分1コーナーまでに車速が落ちてしまい、松井有紀夫(EXEDY R Magic D1 Racing)はスピードが足りずに、得点が伸びなかった。末永正雄(Team RE雨宮 SUNOCO)はスピードのある走りで高得点をとったものの98点台には届かなかった。最後に走行した高橋邦明(GOODYEAR Racing with kunny'z)は迫力のある飛び出しから高いスピードを維持して見事なコントロールのドリフトを見せたが、98.75にとどまった。これにより横井は初の単走優勝を果たした。

横井選手コメント
d1_r04-05-4.jpg  単走は昨日から狙っていました。昨日は路面がウエットで、いいかんじで走ったのにスピンしてしまい、とても悔しかったので、今日はこの単走優勝を獲りたくて。単走がいいところにいければ、追走もいいところにいくというイメージがありますので、本当に単走優勝ができてよかったです。チームのみんなにも「単走だけは獲れよ」と言われて、協力してもらってきたので感謝したいと思います。みなさん、ありがとうございました。
■追走予選

 まずA.グレイ(Power Vehicles)vs 唄和也(GOODYEAR Racing with ORIGIN Labo.)の対戦では、グレイは前日の単走予選でトップ通過をするもクラッシュ後マシン修復ができずにリタイヤとなり、唄が不戦勝となった。また前日第4戦でも対戦した手塚強(GOODYEAR Racing with Bee★R)vs 今村陽一(OTG Motor Sports)がここで再び対戦。手塚は後追い時、4コーナーでドリフトが戻ってしまい今村が前日のリベンジを果たした。

 さらに前日の決勝と同カードになる日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)vs 松井有紀夫(EXEDY R Magic D1 Racing)の対戦が早くも追走予選で実現した。1本目は後追いの松井が近い距離から飛び出してきたが、2?3コーナーで少し離されその先で角度が浅くなったこともありアドバンテージがとれない。2本目は先行の松井がストレートで振られ、また後追いの日比野はストレートから終始、接近ドリフトを維持して前日の雪辱を果たした。

 また2012年と2013年のチャンピオン対決である熊久保信重(YUKE'Sチームオレンジ)vs 川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)は、川畑が見事な接近ドリフトを見せたあと、熊久保にも失速があり、川畑が勝った。

■追走決勝トーナメント(天候:雨 路面:ウエット)
横井昌志(D-MAX)が追走も優勝

 ベスト16、最初の走行後に雷光が見られたため競技は一時中断となった。豪雨のあと約2時間後に最初の走行からやり直しとなった。

 ベスト16の織戸学(MAX ORIDO RACING)vs 末永正雄(Team RE 雨宮 SUNOCO)の対戦では、織戸の後追い時にマシンの戻りがあり、末永(正)が勝った。また末永直登(YUKE'Sチームオレンジ)vs 斎藤太吾(SUNOCO・PHAT FIVE RACING)の対戦では、末永(直)がウォームアップ走行でエンジンブローをしたため、斎藤が勝った。日比野哲也(Team UP GARAGE with DRoo-P)vs 村山悌啓(激☆村山)の対戦では、日比野が接近ドリフトを見せ村山に勝った。川畑真人(Team TOYO TIRES DRIFT TRUST RACING)vs 箕輪慎治(Team BOSS with POTENZA)は、おたがいに1ランクずつアドバンテージをとり、先行時のポイントで箕輪が勝った。片岡龍也(Team UP GARAGE with BANDOH)vs 田中省己(SEIMI STYLE DRIFT with TOYO TIRES)の対戦では、おたがいにアドバンテージをとり、先行時のポイントで田中(省)が勝った。

 ベスト8では、横井昌志(D-MAX)vs末永(正)の対戦で、走行ラインをはらんでしまった横井を後追いの末永(正)が待ったが、末永(正)にミスが出て、結果的に横井が勝利した。高橋邦明(GOODYEAR Racing with Kunny'z)vs 日比野の対戦では、先行時に日比野がスピンをして高橋が勝った。ベスト8の結果、このラウンドで高橋が優勝すれば高橋のシリーズチャンピオンが決まる状況となった。

 準決勝で横井は今村陽一(OTG Motor Sports)と対戦。今村が後追い時にコースアウトし、横井が勝った。そして高橋vs田中(省)の対戦は、高橋が後追い時に渾身の攻めを見せて圧倒し、決勝進出を決めた。尚、3位決定戦の田中(省)vs今村の対戦では、互いに2ランクのアドバンテージをとる強烈な攻めを見せて再戦にもつれたが、再戦で今村が後追い時に田中(省)に寄せきれず、田中(省)が勝った。

 決勝は第3戦オートポリス決勝とおなじカードとなる横井 vs 高橋の対戦。1本目は、横井は高い車速の見事な走りをして、高橋がインに入れずイーブン。2本目は、横井が1コーナーの奥で寄せて、2コーナーから3コーナーにかけて完全にインに入り、横井が勝利し、初優勝を飾った。

 これによりエビスで高橋がシリーズチャンピオンとはならなかったが、ランキング2位の末永(正)とのポイント差を33ポイントと大きく広げタイトル獲得に向けて大きく前進した。

横井選手コメント
d1_r04-05-5.jpg  優勝が決まった時は、号泣してしまいました。憧れのこの場で、憧れの先輩方と一緒に走らせてもらって、それだけでも満足でしたが、勝つためにチームスタッフがとても協力してくれて、乗りやすいクルマを作ってくださりここまで来ることができました。本当にチームに感謝しています。ここでみんなと一緒に走り、優勝することができて本当によかったです。ありがとうございます。

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D1コーポレーション Press Information of EBISU DRIFT

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SF:第4戦もてぎフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

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SF:第4戦もてぎ ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがポール・トゥ・ウィンで完勝! 石浦宏明が2位で第1戦以来の表彰台。代役のアンドレア・カルダレッリが3位 (TOYOTA)

  • 2014年全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦
  • コース:ツインリンクもてぎ (4.801km)
  • 予選:8月23日(土)曇:ドライ
  • 決勝:8月24日(日)曇後雨:ドライ~ヘビーウェット

 8月23日(土)、24日(日)にツインリンクもてぎでスーパーフォーミュラ第4戦が行われ、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)がポール・トゥ・ウィンで完勝。今季2勝目を挙げた。レースは終盤突然の豪雨に見舞われ、セーフティカー先導のままフィニッシュ。2位には石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)が入り、開幕戦以来となる表彰台獲得。3位にはアンドレ・ロッテラーの代役として出場したアンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM'S)が入った。

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優勝したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(中央)、2位の石浦宏明(左)、
3位に入ったアンドレア・カルダレッリ(右)

 スーパーフォーミュラの第4戦が8月23日(土)、24日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。

 全7戦で戦われる2014年シーズンのスーパーフォーミュラも、折り返しの4戦目を迎えた。今季より全く新しいシャシーとエンジンで競われているスーパーフォーミュラだが、今大会第4戦より、後半の4戦へ向け改良された仕様のエンジンが投入された。

 第4戦は夏休み中の開催ということもあり、猛暑の中でのレースが予想され、ストップ・アンド・ゴータイプのテクニカルサーキットであるもてぎでは、ドライバーだけでなく、エンジンやブレーキ、タイヤへの負担も大きい。

 テクニカルでドライバーにとってもタフなサーキットであるもてぎでは、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が過去6勝、表彰台8回とまさに「もてぎ・マイスター」と呼ぶにふさわしい強さを見せてきた。しかし、そのロッテラーは、もてぎ戦開催を目前にして、同一週末に行われるF1ベルギーGPに急遽出場することが発表され、PETRONAS TEAM TOM'Sの36号車はアンドレア・カルダレッリが代役としてドライブすることとなった。

◆予選◆

 今大会が新型SF14でのもてぎ初走行ということもあり、22日(金)に2度にわたる専有テスト走行が行われ、共に石浦 宏明(P.MU/CERUMO・INGING)がトップタイム。23日(土)午前中のフリー走行ではチームメイトの国本 雄資(P.MU/CERUMO・INGING)がトップ、石浦が2番手と、P.MU/CERUMO・INGINGの2台が速さを見せた。

 気温32度と暑さは感じるものの空にはやや雲がかかり、路面温度は38度とそれほど高くないコンディションで、午後1時15分からノックアウト方式予選のQ1(20分)がスタート。

 セッション開始と共に全車走り始め、一度タイムを出したところでピットへ。残り6分ほどで再びコースインし、アタックが開始された。

 復帰戦となったロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)の3番手を最上位に、トヨタ勢は順調に上位タイムをマークし9台がQ2へ進出。中山 雄一(KCMG)が17番手、嵯峨 宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が18番手でQ1敗退となった。

 Q2(7分)は、前半タイヤを暖め、全車アタックに入り始めた残り2分のところで、クマール・ラム・ナレイン・カーティケヤン(Lenovo TEAM IMPUL)が最終コーナー立ち上がりでコースアウトし、ホームストレート上でスピンしストップ。セッションは赤旗中断に。

 残り3分でセッションは再開され、全車一発アタックとなる中、平川 亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)はわずか100分の3秒及ばず10番手、国本も予選ではタイムが伸びず11番手。カーティケヤンが14番手で3台がQ3への進出を逃した。

 Q3(7分)はジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が先頭を切ってコースイン。セッション終盤にかけ、タイムが塗り替えられていったが、もてぎを得意とするオリベイラが、コースレコードを大きく塗り替える驚速のタイムを叩き出し、今季2度目のポールポジションを獲得。

 デュバルはアタックラップの第1セクターでは全体のトップタイムをマークする速さを見せたが、その後のセクターで前走車に引っかかり、タイムを伸ばせず。それでも2列目3番手を確保。好調な石浦も、若干アタック中のミスがありながらも4番手につけた。中嶋 一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)は5番手、カルダレッリが6番手で続いた。

 尚、予選後に7位タイムをマークしていたジェームス・ロシター(KONDO RACING)を含む複数の車両に違反が見つかり、対象車両は予選タイム抹消。これに伴い、各車予選グリッドが繰り上がることとなった。

◆決勝◆

 24日(日)は、午前中は晴れ間も出ていたが、決勝スタートを前にやや雲が広がり、北側にはかなり黒い雲も見えている状況。とはいえ、気温33度、路面温度45度と非常に蒸し暑いコンディションの下、午後3時に決勝レース(52周)のスタートが切られた。

 ポールポジションのオリベイラは好スタートを切り、やはり好ダッシュを見せた4番手グリッドの石浦がこれに続いた。3番手グリッドのデュバルは出遅れ5位に後退。中嶋一貴がこれをかわし4位へと浮上した。

 オリベイラは序盤からハイペースで後続を引き離して行き、7周目にはその差は約5秒に。一方、4位につける中嶋一貴のペースが上がらず、デュバル、カルダレッリがこれを追う形となった。

 12周終了時点で、デュバルと、8位の車両に迫っていた9位の国本、10位のカーティケヤンがピットイン。給油とタイヤ交換。翌周には中嶋一貴とロシターもピットへ。中嶋一貴はデュバルの前でピットアウトしたが、アウトラップでタイヤの温まっていない中嶋をデュバルがパス。

 23周目、3位走行中のカルダレッリがピットイン。デュバルの前でコースに復帰した。

 首位を行くオリベイラと2位の石浦はピットを遅らせ、オリベイラが31周目、石浦が34周目にピットイン。もう一台ピットインしていない車両がいたが、首位のオリベイラと事実上の2位の石浦とは、この時点で15秒差。3位のカルダレッリは首位と27秒差と、トップ3の差は大きく開いた。

 35周目あたりからぽつぽつと雨が降り始めたが、すぐに路面を濡らすほどではなく、程なく雨は止み、そのままドライでレースは終わるかと思われた。

 しかし、40周目に突然サーキットは激しい雨に見舞われ、コースは一気にウェットに。首位を行くオリベイラは、何度かコースアウトしたものの、コースに復帰し、ピットイン。レインタイヤに交換。後続も一斉にピットインし、タイヤ交換を行った。

 全車ほぼ同時のピットインだったため、同一チームで後位の車両は、チームメイトの作業を待つことを強いられ、6位の中嶋一貴は7位へとポジションダウン。

 レインタイヤを履いても尚、コースアウトが続出するほどのヘビーウェットコンディションの中、各ドライバーは懸命に車両をコントロールし、なんとかコース上にとどまって走行を続けた。しかし、46周目についにレース続行は危険と判断され、セーフティカーが導入。

 セーフティカー先導で周回が重ねられたが、レースが再開出来るまでにコンディションは回復せず、セーフティカー先導のままチェッカー。オリベイラがポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。

 2位には週末を通して好調だった石浦。3位に代役での今季2戦目の参戦ながらカルダレッリが入り、表彰台を獲得した。デュバルは4位、中嶋一貴が7位、ロシターが8位でポイントを獲得。

 この結果、ドライバーズランキングでは、オリベイラが首位に浮上。しかし、中嶋一貴は1ポイント差の2位、デュバルが2.5ポイント差の3位、石浦が4ポイント差の4位と、上位勢はほとんど差の無い状況で後半戦に入ることとなった。

Lenovo TEAM IMPUL 19号車 ドライバー  ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ:
 「朝は予定通りのセッティングを試し、ピットストップの練習もした。その際に、ギアのちょっとしたトラブルが出たが、それはすぐに解決した。決勝レースでは、また前回の富士のように雨に見舞われ、コースオフしてしまったが、なんとかコースに戻ることが出来た。雨が強くなったのがちょうど最終コーナーにかかる時だったため、すぐにピットに入れてタイムロスもなかった。前戦の結果を払拭すべく、今回は良いレースをしたいと思っていたので、優勝出来て良かった」
P.MU/CERUMO・INGING 38号車 ドライバー  石浦 宏明:
 「今日は走り出しから予想外にグリップダウンがあったので、セッティングに悩んだ。ウォームアップ走行で試したフィーリングが良くなく、急遽グリッドでスプリングを換え、ブレーキを換え、とドタバタだったが、その時のエンジニアの良い判断が功を奏した。JP(オリベイラ)は速すぎてついていけなかったが、自分としては良いペースで走ることが出来た。雨の際の判断は、ピットインの指示が出たときに自分が走っていた所は降っていなかったので戸惑ったが、指示に従った。ピットの判断がそれぞれきちんと上手く行き、2位で終わることが出来た」
PETRONAS TEAM TOM'S 36号車 ドライバー  アンドレア・カルダレッリ:
 「昨日の予選からニュータイヤを履いたときに問題が発生していたので、今日はセッティングを変えた。朝のフリー走行ではトップタイムをマーク出来、気持ち良くレースに臨めた。レース序盤の10周ほどはコントロールが難しかったが、それも想定内だった。タイヤの摩耗が進んでからはペースが良く安定した。ピットインを遅めにし、ロイック(デュバル)の前に出てギャップを築くことが出来たのも、戦略通りだ。3位でフィニッシュ出来たことは自分にとってとても重要な意味を持つ。前戦富士ではポールポジションを取れたし、来年が楽しみだ」
トヨタモータースポーツニュース

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SF:第4戦もてぎ決勝 上位3人のコメント

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優勝 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)
sf_r04_r_pc-oliveira 今朝のフリー走行は予定通りセッティングを進めていましたが、最後のピット練習でギヤチェンジに問題が発生しました。
すぐに原因を突き止めてレースに臨みましたが、前回の富士と同じように終盤に雨が降って来て判断の難しい状況でしたが、雨が激しくなってきてチームに「入れ」と言われて時点で時に運良く最終コーナーの手前にいたので、すぐにピットに入ることが出来ました。
前回の富士のことなんか忘れたよ(笑)最初は小雨だったので「このまま終わるといいな」と思っていましたが、ヘアピンに差し掛かった時にエンジニアに無線で「大雨だ!」って言われたので、90度コーナーには注意深く入ったんだけど、少し飛び出してしまいました。
でも今回いい結果に終わったので富士のことは払拭できたと思います。
2位 #38石浦宏明(P.MU CERUMO INGING)
sf_r04_r_pc-ishiura 今朝のフリー走行で決勝セッティングで走り始めたら予想以上にグリップダウンしていたので、そこからセッティングを悩み始めました。8分間のウォームアップで試したセットもブレーキのフィーリングが良くなかったので、グリッド上でスプリングを変えるわ、ブレーキを4つとも交換するわとドタバタの状況でしたが、チームはすごく良い判断をしてくれたので、走り始めたらJPには追いつけないものの、後ろは引き離すことが出来たので、後は自分のペースを保つことに意識して走りました。 最後は雨が降って来て、最近はGTでもスーパーフォーミュラでもこんな展開が続いていて、「またか」と思いました。毎回裏目裏目に行っていましたが、今回はいい結果になりました。突然雨が降って来た周は、僕の走っていた場所はそんなに降っていなかったので、無線で「入れ」と言われたときは何で入るのか意味が分からなかったんですが、90度コーナーの手前から目の前が真っ白になっていました。事前に無線で言われてなかったらコースアウトしていたと思います。
あそこでSCを入れたのは正しい判断だったと思います。ドライセッティングで車高を落としたクルマにレインタイヤを履かせると、更に車高が下がって底を打ちまくるので非常に危険なんですよ。実際5速までしか入らない状態でしたし、レースを再開するべきではないと思っていましたが、万が一に備えて再開の準備だけはしていました。
3位 #36アンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM’S)
sf_r04_r_pc-caldarelli 昨日の予選ではニュータイヤを履いた時に少し問題があったので、今日に向けて大幅にセッティングを変更したんですが、今朝のウォームアップの状態は悪くありませんでした。 レースの最初の10ラップは苦しい状態でしたが、そこは予めわかっていたし、タイヤが減って来てからは良くなって来たので、その辺は作戦通りでした。ピット作業もうまくいってロイックの前でコースに出られたので、チームの作戦は正しかったと思います。
激しい雨が降って来たときは少し怖かったですが、すぐにペースカーが入ったので良かったです。
今回3位に入ったことは僕のキャリアにとっては大きな意味があります。前回と今回、異なるクルマでいずれもいい結果を出すことが出来ましたから、来年のことが楽しみです。
優勝チーム監督 星野一義(Lenovo TEAM IMPUL)
sf_r04_r_pc-hoshino レースを見ていただければわかるように、今日はドライバーに尽きるよね。今朝少し問題があって、エンストしたのにメニューに確認の項目がなかったので「もう一回確認しろ」つい怒鳴ってしまったんだよね。あんまり怒鳴らないように心がけてるんだけども、レースが始まってみればあちこちでエンストしていたので、やっぱり必要なときは怒鳴らなきゃいけないのかなと思ったね。
レースの展開については、JPがあまりにも速いので、全て彼に任せようと思ったね。その中でデュバルと一貴がポイントを落としてくれればと思っていた。
今日はドライバーに100%賞金をやっちゃおうと思う。だから石浦もチーム監督に100%くれって言えよな(笑)
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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SF:第4戦もてぎ決勝 終盤に土砂降りの波乱のレースを制し、#19オリベイラが今季2勝目を挙げる

2014年全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦「もてぎ2&4レース」の決勝が8月24日、栃木県のツインリンクもてぎで行われた。
レースは終盤に強い雨が降りSC先導のままチェッカーを受けることになったが、ポールポジションからスタートした#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が後続を寄せ付けず、今季2勝目を挙げた。
2位にはスタートで一気に順位を上げた#38石浦宏明(P.MU CERUMO INGING)が入り、アンドレ・ロッテラーのF1参戦で急遽起用された#36アンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM’S)が3位表彰台をものにした。
(天候:晴れ-雨 コース:ドライ-ウェット 観客動員数:予選日10,000人/決勝日16,000人/大会合計26,000人)

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決勝レースは午後3時スタート。 この時点では空は晴れており、気温33℃、路面温度45℃という蒸し暑いコンディションだった。
ホールショットを奪ったのはポールシッターの#19オリベイラ。 続いて4番手スタートの#38石浦宏明が見事なスタートで2位にジャンプアップして来た。

オリベイラはその後も快調に後続を引き離しにかかり、8周を終えたところで早くも石浦との差を5.2秒とすると、その後も着実のその差を広げて31周目にピットインした時点では20秒近いリードを築き上げていた。
一方、2位の石浦は34周まで引っ張って漸くピットへ。16秒余りの作業時間でオリベイラと#36カルダレッリの間にピットアウトして来たが、その直後に雨が路面を濡らし始めた。

そこからしばらくは小雨の状態で、どうにかスリックタイヤでの走行が可能であったが、41周目に入ったところで突然雨が激しくなり、トップのオリベイラもたまらず90度コーナーを飛び出してしまった。 それでもどうにかコース復帰を果たしたオリベイラはそのままピットイン。 それを契機に他のドライバーも相次いでピットに殺到した。

しかし雨はその後も勢いを増すばかりで、46周目にはセーフティカーが導入され、そのまま52周を消化することになった。
これによりオリベイラは第2戦富士の第1レース以来の今季2勝目を獲得。 シリーズポイントもポールポジションの1ポイントと合わせて11を獲得、トータル23ポイントとして一躍トップに躍り出た。
2位の石浦も19ポイントと、このレース7位の#37中嶋一貴、同4位の#8ロイック・デュバルに次ぐランキング4位に浮上した。

一方、初のフロントローからのスタートとなった#40野尻智紀はレース序盤は石浦の後ろ、3番手を走行していたが、20周目に行ったピットストップの際、またもやエンジンストールを喫してしまい、15位と大きく順位を落としてしまった。そこから懸命に追い上げた野尻だったが、終盤のSC導入などもあって9位でレースを終えることに。

また、車両規則違反により後方スタートとなった#1山本尚貴は、クルマのダウンフォースを減らした上に2ピットと思い切った作戦で挽回を図ったが、スタート時にグリッド位置を間違えるという痛恨のミスを犯してしまい、ドライブスルーペナルティを受けたうえ、2度目のピットストップではエンジンストールと、最後まで歯車の噛み合ない週末になってしまった。

次戦の舞台は九州のオートポリス。9月14日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ決勝結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/24) Final Race Weather:Fine-Rainy Course:Dry-Wet
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
EngineTireLapTotal_Time
Behind
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS521:36'23.266
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS521.240
336アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS521.788
48ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS522.256
541武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS522.680
610塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414EBS524.884
737中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4ABS525.163
83ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4ABS525.618
940野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414EBS527.402
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4ABS528.409
1132小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS5211.888
122中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414EBS5214.934
1339国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4ABS5220.137
1411ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414EBS5220.766
151山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414EBS511Lap
1631中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414EBS511Lap
1762嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4ABS493Laps
---- 以上規定周回数(46Laps)完走 ----
-20クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4ABS2230Laps
-18中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4ABS052Laps
  • Fastest Lap: CarNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL) 1'34.977 (33/52) 181.99km/h
  • 降雨のため、45周終了時からセーフティーカーを導入し、SCチェッカーとした。
  • CarNo.1は、2014年全日本スーパーフォーミュラ選手権統一規則第27条7.違反のためドライビングスルーペナルティーを科した。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行2回目 代役出場のカルダレッリがトップタイムを記録し、トムスが1-2を占める

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sf_r04_f2-36b

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スーパーフォーミュラ第4戦「もてぎ2&4レース」のフリー走行2回目は、#36アンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TEAM TOM’S)が1’34.229でトップタイム。2番手にも#37中嶋一貴がつけ、トムスが1-2という結果になった。

決勝日を迎えたツインリンクもてぎは公式予選日に続いて好天に恵まれ、気温も朝から30℃に迫る状況。
フリー走行は午前9時50分より30分間で行われた。

昨日の予選で車両規則違反に問われ、予選タイム抹消となった3台(#1山本尚貴、#2中山友貴、#3ジェームス・ロシター)も走行に参加。執筆時点で公式通知は出ていないが、決勝には後方グリッドから出走となる模様だ。
その#1山本は開始10分過ぎに1’35.099を記録して3番手に。 決勝での巻き返しが大いに期待できそうだ。

このセッションでトップタイムを記録したのは、F1ベルギーGP出場のため今大会を欠席したアンドレ・ロッテラーに代わって36号車のステアリングを握るカルダレッリ。
第3戦ではルマン24時間レースでのクラッシュの影響で欠場したロイック・デュバルに代わって8号車をドライブし、見事ポールポジションを獲得したが、2戦続けての代役出走となった今回も開始早々に1’34.229を記録してトップに立ち、好調ぶりをみせつけている。

一方、ポールシッターの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラはこのセッションを6番手で終えたが、終盤にタイヤ交換練習を行った際にエンジンストール、クルマはそのままガレージに戻されて調整作業に入っており、決勝への影響が懸念される。
また、初のフロントロー獲得で注目を集めた#40野尻智紀は11番手で走行を終えている。

決勝レースはこのあと午後3時より52周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行2回目結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/24) Free Practice 2 Weather:Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
136アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'34.229--183.436
237中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'35.012 0.783 0.783181.924
31山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'35.099 0.870 0.087181.758
48ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'35.181 0.952 0.082181.601
531中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'35.448 1.219 0.267181.093
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'35.450 1.221 0.002181.089
77平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'35.483 1.254 0.033181.027
838石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'35.664 1.435 0.181180.684
941武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'35.689 1.460 0.025180.637
1020クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'35.766 1.537 0.077180.492
1140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'35.770 1.541 0.004180.484
1239国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'35.804 1.575 0.034180.420
1318中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'35.914 1.685 0.110180.213
1432小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'35.967 1.738 0.053180.114
152中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'36.115 1.886 0.148179.836
163ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'36.193 1.964 0.078179.690
1710塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'36.314 2.085 0.121179.465
1862嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'36.418 2.189 0.104179.271
1911ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'36.518 2.289 0.100179.085

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ公式予選 19:35付で漸く正式結果が発行される。#3ロシターもペナルティ対象に

TEAM無限の車両規則違反などの影響もあり、暫定結果、正式結果の発行が遅れていたスーパーフォーミュラ第4戦の公式予選だが、8月23日午後7時35分になって漸く正式結果が発行された。

既に18:10付の暫定結果によりJAF国内競技車両規則違反による予選タイム抹消の裁定が無限の2台に対して下されていたが、正式結果では#3ジェームス・ロシター(フジ・コーポレーションKONDO)も同様の理由でタイム抹消とされた。

これにより#1山本尚貴、#2中山友貴、#3ジェームス・ロシターの3名は出走嘆願により最後尾からのスタートになるものとみられる。
決勝レースは午後3時より52周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ公式予選 車両規則違反によりチーム無限の2台が予選タイム抹消に!

先ほど終了したスーパーフォーミュラ第4戦の公式予選でQ1から好タイムを連発しつつも、Q3で発生した足回りのトラブルで8位に終わった#1山本尚貴(TEAM無限)だったが、予選走行の際にインタークーラー周りにドライアイスを詰め込んで走行したことが車両規則違反に問われ、予選タイム抹消という裁定が18:10付で下されることになった。 チームメイトの#2中山友貴も同様の理由で予選タイム抹消となっており、TEAM無限は2台揃って予選不通過となってしまった。

2014年版のJAF国内競技車両規則によれば、

4.3.1)インタークーラー
吸入空気冷却のためのインタークーラーは1個で、インタークーラー以外のエンジンに供給される空気の温度を下げる目的または効果を持ついかなる装置、システム、手続き、構造もしくは設計はすべて禁止される。
4.4)冷却
4.4.1)ウォーターラジエターのコアは1個で、ウォーターラジエター、オイルクーラーおよびエンジン各部の冷却は、空気のみが認められ、空気以外のいかなる物質の噴射または噴霧による方法は禁止される。

とあり、走行中にインタークーラーやラジエターを直接ドライアイスで冷却することは違反とされている。
2014規定で盛り込まれたこれらの規定により、TEAM無限の2台は、今後出走嘆願により決勝出走を目指すことになると思われる。

参考:JAF国内競技車両規則(該当箇所は230P)

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ JRPサタデーミーティング「スーパーフォーミュラはF1、インディとならぶ柱の一つに」

スーパーフォーミュラではもうすっかり恒例になった日本レースプロモーション(JRP)によるサタデーミーティング。 シリーズ第4戦の舞台となるツインリンクもてぎでは、「今後のレースフォーマットと後半戦の展望」と題して、白井裕JRP社長、永井洋治トヨタ自動車SUPER FORMULA プロジェクトリーダー、佐伯昌浩本田技術研究所SUPER FORMULA プロジェクトリーダーらが出席してそれぞれの取り組みを語った。

今シーズンは第4戦から第7戦までは1基のエンジンを使用することが義務づけられており、それに合わせてトヨタ、ホンダともこのもてぎ戦から後半戦仕様の新スペックのエンジンを投入している。 また、第4戦もてぎ、第5戦オートポリス、第6戦SUGOでは燃料リストリクターを従来の100kg/hから90kg/hに絞られることになっているが、その狙いについては各戦ごとに異なっており、白井社長によれば、第4戦はブレーキへの負担を軽減するために最高速を落とすこと、第5戦はコースの外側にピットレーンが設置されているコースレイアウトを考慮し、給油なしで走りきれるように燃費を改善することが目的とされた。 SUGOについてはコース幅や全長の短いコースであることから、安全のために平均速度を落とすことが目的とされている。

また、後半戦仕様のポイントについてホンダの佐伯プロジェクトリーダーは「ここでしか仕様変更は出来ないので、やれることは全て入れ込んで来た。その結果として今週末は去年相当の戦いが出来ているので、入れて来たものが合っていたと思っている」と後半戦仕様のエンジンを評価した。 また、改良点については「燃焼の改善」を挙げ、今後3戦は同様に互角の戦いが出来ると期待しているとのことだ。

一方、前半戦のリードを詰められる格好になったトヨタの永井プロジェクトリーダーは「ファンやメディアのみなさんにとっては面白い展開になったと思うが、トヨタ的には楽しくない。接近戦になったということはホンダさんの頑張りの方が勝っていたということだ」と語った。

また、急遽F1参戦の決まったアンドレ・ロッテラーについての感想を求められた三人は、

「複雑な気持ちだが、結論としてはいいことだと思う。ケーターハムからのF1参戦がキャリアアップに当たるかどうかはわからないが、アロンソもミナルディで走っていた時に才能を評価されている訳で、認められるドライバーはどこにいても認められるのだと思う。(白井社長)」

「F3000の時代がそうであったように、スーパーフォーミュラがF1への土台になるのが良いかなと思う。スーパーフォーミュラは本当のドライバーズレース。世界中のドライバーがここに来て腕を試せるような場になると良いと思う(佐伯プロジェクトリーダー)」

「シリーズのチャンピオンシップという狭い見方をすれば強力なドライバーがいなくなることは痛いが、チーム側がこういう決断をしたことに対しては、みんなのためはすごくいい選択だったと思う。これを機会に他のドライバーにももっとチャンスが広がれば良いと思う。ロッテラーがF1で活躍してくれることは我々の誇りだ(永井プロジェクトリーダー)」

ただし、スーパーフォーミュラというカテゴリーの位置づけについて、白井社長は、 「将来的にGP2とかワールドシリーズ・バイ・ルノーのようになりたいとは思っていない。目標はあくまでF1、インディと並ぶ柱の一つになっていきたい。その上で、相互にドライバーが交流できれば良いと思っている」 とあくまでF1の下位カテゴリーを目指す訳ではないことを強調した。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ公式予選 上位3人のコメント

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ポールポジション #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)
sf_r04_r_pc-oliveira クルマは徐々にインプルーブされてきました。細かいところを丁寧に調整していったら、ある時点で一気にコンマ3秒もタイムが上がったので、ここまでやって来たことは間違ってないと思いました。
でも昨日の走行や朝のフリー走行の時点ではポールポジションがとれないと思ったので、Q1、Q2と調整を続けていって、Q3を完璧に走れるように持っていこうとしていました。
Q3のアタックも少しミスもありパーフェクトなラップではありませんでしたが、ポールポジションが取れたことには満足しています。
予選2位 #40野尻智紀(DOCOMO DANDELION)
sf_r04_r_pc-nojiri 僕たちのクルマは持ち込みの状態から好調で、それが結果に現れました。 ドライビングについても、ターボ車の特性などを研究して来たので、上手くあわせることが出来ました。
クルマの調子が良かったので、一年目ですけど実は狙っていた部分もあったので、終わったときの正直な完走は『悔しい』でした。
ここまでチームもいいクルマを作って下さったし、ホンダさんも頑張って下さったので、明日は何とかこの速い二人といい勝負をして、また記者会見の場に来たいです。
去年の今頃はF3でなかなか結果が出なかったので、それを考えると信じられない気もしますが、今は自信がありますし、こういう海外のトップドライバーと同じところまで来ることが出来ました。次は超えたいです。次…は難しいかも知れないけど、いつかはこの二人を超えられるように頑張ります。
エンジンについては、気候の違いなどもあるので単純には比較できませんが、ドライバビリティが良くなってると思います。非常に扱いやすくなっていますし、ストレートスピードも負けてないと思います。凄く改善されて来ていて互角に戦えるかな、という印象を持っています。
まだまだ良くなる余地はあるので、問題点をしっかり掴んで、少しでも良くなるように取り組んでいきます。
予選3位 #8ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)
sf_r04_r_pc-duval 日本に戻ってこられて嬉しいです。ファンやサポートして下さっているみなさんの前で走ることが出来ますから。
昨日はセッティングの方向性が少し間違っていたので、朝のフリー走行から予選まで少しずつセッティングを試しながら走っていました。
Q3ではいい調子で走っていたのに、ブルーフラッグを無視して譲ってくれないクルマがいてアタックがうまくいかなかったのが残念でした。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎ公式予選 復調ホンダ勢最初のフロントローはルーキーの#40野尻! ポールポジションは今季2度目の#19オリベイラが獲得

全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズ第4戦「もてぎ2&4レース」の公式予選が8月23日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が1’32.321のコースレコードを樹立して今季2度目のポールポジションを獲得した。 今週末好調のホンダ勢ではルーキーの#40野尻智紀(DOCOMO DANDELION)が予選2位と自身初のフロントローを獲得した。

公式予選は午後1時15分よりノックアウト方式で行われた。 心配された雨は降らず、終始ドライコンディションでの走行。 気温32℃、路面温度48℃という蒸し暑い中の走行で、中にはサイドポンツーンにドライアイスを大量に詰め込んで走行するドライバーも見受けられた。

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予選Q1

予選Q1は20分間の走行。各車ユーズドタイヤで走行を開始し、10分が経過した辺りで一旦ピットへ。
この時点でのトップはロッテラーに代わって36号車を駆るアンドレア・カルダレッリだ。
2番手には#19オリベイラがつけ、ホンダエンジンの#40野尻が3番手。
ニュータイヤが投入され、本格的なアタックが始まったのは残り8分を切ってからだ。
上位陣が相次いで1分32秒台の好タイムをマークする中、チェッカー提示直前に#1山本尚貴が1’32.688と従来のコースレコードである1’32.700を上回って一気にトップに躍り出た。2番手につけたのはルーキーの#40野尻。 今季苦戦の続いたホンダエンジン勢が初めて1-2を占めるという結果になった。
結局このセッションで脱落したのは#32小暮卓史、#10塚越広大、#18中山雄一、#62嵯峨宏紀、#2中山友貴の5台。
小暮はチームメイトの#31中嶋大祐にはじき出された格好だ。

予選Q2

予選Q2は各車タイヤに熱を入れてアタックに取りかかったところでいきなり赤旗中断という波乱の展開に。
原因を作ったのは#20ナレイン・カーティケヤン。 最終コーナーで縁石を引っ掛けてしまい、スピン状態に陥ってホームストレート上で真横を向いたままストップしてしまった。
これによりセッションは20号車を排除した後規定により残り3分間で再開することに。
アウトラップに続いてすぐにアタックにかからなければならないギリギリの状況の中、トップタイムを叩き出したのは#40野尻。1’32.730とQ1の山本のタイムには及ばなかったが、まずまずのタイム。 わずか0.062秒差で#19オリベイラが続き、カーティケヤンを除く全車がトップから0.9秒以内にひしめく大接戦となり、#41武藤英紀、#7平川亮、#39国本雄資、#11ヴィタントニオ・リウッツィ、#31中嶋、#20カーティケヤンがここで脱落した。

予選Q3

予選Q3も上位7台が0.843秒以内にひしめく大接戦。
上位6台が1分32秒台という激しいアタック合戦が展開され、トップ2台がQ1で#1山本が更新したコースレコードを大きく上回ってきた。 まずは#19オリベイラが1’32.321、続いて#40野尻が1’32.485。3位の#8ロイック・デュバルも1’32.706とレコードに迫るタイムを叩き出した。
しかし一方でQ1トップ、Q2は3位と好調ぶりを見せていた#1山本はアタックに入った途端にいきなりフロントのキャンバー調整用のシムが脱落するというトラブルに見舞われ、大事を取ってアタックを見合わせた。

これによりオリベイラは第2戦富士の第1レース以来2度目のポールポジションを獲得。 野尻は今季苦戦の続いたホンダエンジン勢の中で最初にフロントローを獲得したドライバーとなった。 もちろんルーキーの彼にとっては初めてのフロントローだ。

注目の第4戦決勝は明日午後3時より52周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選総合結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Q1Q2Q3
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
1'32.9841'32.792R1'32.321
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'32.8291'32.730R1'32.485
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'32.9791'33.2571'32.706
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'33.0831'32.8691'32.772
537中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'33.3941'33.1021'32.792
636アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
1'33.4471'33.1291'33.164
741武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
1'33.7311'33.341
87平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
1'33.7821'33.346
939国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
1'33.3081'33.425
1011ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
1'33.7031'33.436
1131中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'33.9411'33.611
1220クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
1'33.3341'40.283
1332小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
1'33.996
1410塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
1'34.093
1518中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
1'34.453
1662嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
1'34.660
---- 以上予選通過 ----
-*3ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
---
-*1山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
---
-*2中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
-
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.700)を更新しました。
  • CarNo.1,2,3は、2014年JAF国内競技車両規則第13章第4条4.3.1)および4.4.1)違反により、予選タイム抹消とする。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q3結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4AR1'32.321--187.227
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414ER1'32.485 0.164 0.164186.895
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'32.706 0.385 0.221186.449
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.772 0.451 0.066186.317
537中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'32.792 0.471 0.020186.276
63ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'32.820 0.499 0.028186.220
736アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.164 0.843 0.344185.533
81山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'33.450 1.129 0.286184.965
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.700)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q2結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
140野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.730--186.401
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.792 0.062 0.062186.276
31山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'32.851 0.121 0.059186.158
438石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.869 0.139 0.018186.122
537中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.102 0.372 0.233185.656
636アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.129 0.399 0.027185.602
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.257 0.527 0.128185.348
83ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'33.318 0.588 0.061185.226
---- 以上Q3進出 ----
941武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'33.341 0.611 0.023185.181
107平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.346 0.616 0.005185.171
1139国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'33.425 0.695 0.079185.014
1211ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'33.436 0.706 0.011184.993
1331中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.611 0.881 0.175184.647
1420クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'40.283 7.553 6.672172.362

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎノックアウト予選Q1結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
11山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414ER1'32.688--186.485
240野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.829 0.141 0.141186.202
38ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'32.979 0.291 0.150185.902
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.984 0.296 0.005185.892
538石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'33.083 0.395 0.099185.694
63ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'33.289 0.601 0.206185.284
739国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'33.308 0.620 0.019185.246
820クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.334 0.646 0.026185.195
937中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.394 0.706 0.060185.076
1036アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.447 0.759 0.053184.971
1111ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'33.703 1.015 0.256184.465
1241武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'33.731 1.043 0.028184.410
137平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.782 1.094 0.051184.310
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.941 1.253 0.159183.998
---- 以上Q2進出 ----
1532小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.996 1.308 0.055183.890
1610塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'34.093 1.405 0.097183.701
1718中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'34.453 1.765 0.360183.001
1862嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'34.660 1.972 0.207182.601
192中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'34.996 2.308 0.336181.955
---- 以上予選通過 ----
  • 'R'マークは従来のコースレコード(1'32.700)を更新しました。

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行1回目 セルモインギングが1-2!トップタイムは#39国本

全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦のフリー走行1回目が8月23日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#38国本雄資(P.MU CERUMO INGING)がトップタイム。2番手には#38石浦宏明(P.MU CERUMO INGING)がつけ、セルモインギングが1-2と金曜日のフリー走行に続いて好調ぶりをみせた。

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SF14シャシーにNREエンジン搭載とパッケージを一新して行われているスーパーフォーミュラの2014シーズンもいよいよ後半戦に入った。
この第4戦からはエンジン交換に制限がかかり、最終戦の第7戦鈴鹿まで1基のエンジンを使い続けなければならない。 また、第4戦もてぎから第6戦SUGOまでは、エンジン出力を制限するため燃料リストリクターがこれまでの100kg/hから90kg/hに絞り込まれることになっている。

更に今週に入って、驚くべきニュースが飛び込んで来た。
これまで36号車をドライブしていたアンドレ・ロッテラーが小林可夢偉に変わってケーターハムからF1ベルギーGPにスポット参戦するというのだ。 これによりロッテラーは第4戦を欠場することになり、代役には第3戦でロイック・デュバルに代わって8号車をドライブしたアンドレア・カルダレッリが起用された。

こうした様々な新しい要素を抱えて第4戦は23日に開幕。フリー走行1回目は午前8時30分より60分間で行われた。
公式予選日を迎えたツインリンクもてぎは早朝こそ分厚い雲に覆われていたが、スーパーフォーミュラの走行が始まる頃には晴れ間が広がり、終始ドライでの走行となった。

これまでトヨタ勢に一歩先行されていた感のあるホンダエンジン勢だったが、新エンジンの投入された今回は金曜日の専有走行で#41武藤英紀が2番手、#1山本尚貴が3番手、#41野尻智紀が4番手と上位に食い込んでおり、1発の速さに関してはトヨタエンジン、ホンダエンジンほぼ互角の状況になってきた。
このフリー走行でも開始早々から#41武藤、#40野尻のダンデライアン勢が上位タイムを記録、野尻は開始30分で1’33.072を記録してトップに立つなど、依然として好調だ。

対するトヨタエンジン勢はロッテラーに代わって36号車をドライブするカルダレッリが開始10分で1’33.312を記録してトップに立つと、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが2番手。金曜の走行でトップタイムを記録した#38石浦が4番手で続き、こちらも一歩も引かない状況。

結局、ニュータイヤを投入しての残り7分間のタイムアタック合戦では1’32.782を記録した#39国本がトップ、1’32.822の石浦が2位とセルモインギングの1-2に終わったが、#40野尻4位、#41武藤5番手とダンデライアン勢も上位に踏みとどまり、そのタイム差もトップからコンマ1秒以内という非常に接近したもので、午後の予選も全く予想のつかない状況になってきた。

第4戦の公式予選はこのあと午後1時15分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

SUPER FORMULA

SF:第4戦もてぎフリー走行1回目結果

MOTEGI 2&4 Race -RIJ- (2014/08/23) Free Practice 1 Weather:Cloudy-Fine Course:Dry
2014 SUPER FORMULA Round 4 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoDriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/hLap
139国本 雄資P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.782--186.29720/20
238石浦 宏明P.MU/CERUMO・INGING SF14
P.MU/CERUMO・INGING
TOYOTA RI4A1'32.822 0.040 0.040186.21617/17
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'32.843 0.061 0.021186.17422/22
440野尻 智紀DOCOMO DANDELION M40T SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.856 0.074 0.013186.14817/17
541武藤 英紀DOCOMO DANDELION M41Y SF14
DOCOMO TEAM DANDELION RACING
HONDA HR-414E1'32.964 0.182 0.108185.93221/21
68ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.125 0.343 0.161185.61019/19
737中嶋 一貴PETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.239 0.457 0.114185.38317/17
81山本 尚貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'33.253 0.471 0.014185.35617/17
936アンドレア・カルダレッリPETRONAS TOM’S SF14
PETRONAS TEAM TOM'S
TOYOTA RI4A1'33.260 0.478 0.007185.34223/24
103ジェームス・ロシターフジ・コーポレーション KONDO SF14
KONDO RACING
TOYOTA RI4A1'33.298 0.516 0.038185.26624/24
1132小暮 卓史NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.412 0.630 0.114185.04022/22
1220クマール・ラム・ナレイン・カーティケアンLenovo TEAM IMPUL SF14
Lenovo TEAM IMPUL
TOYOTA RI4A1'33.491 0.709 0.079184.88426/26
137平川 亮ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14
KYGNUS SUNOCO Team LeMans
TOYOTA RI4A1'33.718 0.936 0.227184.43622/22
1431中嶋 大祐NAKAJIMA RACING SF14
NAKAJIMA RACING
HONDA HR-414E1'33.754 0.972 0.036184.36518/19
1510塚越 広大HP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'33.961 1.179 0.207183.95922/22
1611ヴィンタントニオ・リウッツィHP SF14
HP REAL RACING
HONDA HR-414E1'34.085 1.303 0.124183.71623/23
1718中山 雄一KCMG Elyse SF14
KCMG
TOYOTA RI4A1'34.179 1.397 0.094183.53317/20
182中山 友貴TEAM 無限 SF14
TEAM 無限
HONDA HR-414E1'34.305 1.523 0.126183.28821/21
1962嵯峨 宏紀DENSO Le Beausset SF14
TOCHIGI Le Beausset Motorsports
TOYOTA RI4A1'35.518 2.736 1.213180.9605/19

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿決勝 FCクラスの福住仁嶺が総合優勝、Cクラスは浅原悠貴が初優勝

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第4戦「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は17日、鈴鹿サーキット東コース(1周・2.243km)で決勝を行い、FCクラスの福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)が、23周・22分3秒209で総合優勝を飾った。Cクラスは浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)が優勝した。

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 正午過ぎに降った通り雨は上がったものの路面はウェット。根本悠生(WILLDOZTEスピリット)が電気系トラブルでピットスタートになったため午後1時50分、11台がウェットタイヤを履いてフォーメーションラップがスタート。1周を回って各車グリッドに着いた。

 シグナルがブラックアウトし、トップで1コーナーに飛び込んだのはポールポジションの平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)。予選2位の浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)は出遅れ、2位に上がってきたのは同3位の朝日ターボ(ヴァンガード・S Road☆MC090)。浅原は3位に落ちた。

 この後、3位浅原が2コーナーでコースアウトしさらに5位まで落ちると、2位の朝日も代って3位に上がってきたFCクラストップの福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)に4周目の最終コーナーでパスされ3位にダウン。

 2位以下の混乱を尻目にトップ安泰かと思われた平木だったが6周目にドライビングスルーペナルティーが出される。グリッドに付いたときエンジンストールし、再始動の際、クルマが動いたためスタート違反と判定されたのだ。

 平木が9周目にペナルティーを消化するとトップに立ったのはなんとFCクラスの福住。2位には8周目に朝日を捉えた、こちらもFCクラスの坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)が上がってきた。

 2位の坪井は4秒近くあったトップ福住との差を徐々に詰め始めるが、1秒を切ったところでゴール。福住が逃げ切り、今シーズンFCクラス初、下克上の総合優勝を飾った。2位には坪井が入った。

 一方、平木のペナルティーで3位に上がった朝日は10周目にコースアウト。4位の浅原に先行されると、終盤21周目には11位から5位まで順位を回復してきた平木にもパスされ総合5位でレースを終えることとなった。

 結局Cクラスの優勝は総合3位の浅原で初。2位には総合4位の平木が入り、3位に総合5位の朝日と続いた。

 FCクラスの優勝は総合でもトップの福住、2位に総合2位の坪井、3位には総合6位の石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)が入った。

 F4西日本シリーズ第5戦は9月21日、富士スピードウェイで開催される。

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総合3位、Cクラス優勝 浅原悠貴(CMインダストリー・RK011)
 「スタートで失敗して、朝日ターボ選手に抜かれてしまいましたが、レースペースは自分の方が速かったので途中で抜くことが出来ました。終盤はFCクラスの車に追いつきましたが、最後まで抜くまでには至りませんでした。クラス優勝はできましたが課題が多く残ってしまいました」
総合4位、Cクラス2位 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)
 「シグナルが消える直前にエンジンストールして少し動いてしまったので、ドライビングスルーペナルティーを受けてしまいました。ある程度は挽回できましたが、やはりスタートのミスが大きく、勝ちを狙っていたので非常に悔やまれます」
総合5位、Cクラス3位 朝日ターボ(ヴァンガード☆S・R♡ad☆MC090)
 「予選は新品タイヤを使ったのですが、まだどこまで攻めた走りができるかなどか分かっていなくて、限界を超えていけないラインを超えてしまいクラッシュしてしまいました。スタートは初めて雨ですごく緊張しました。前回スタートでミスをしたので、今回はちゃんとスタートを決めようと思っていたので良かったです」
総合&FCクラス優勝 福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)
 「決勝レースのベストタイムでは他の選手に負けました。ファステストを取って勝ちたかったです。スタートでなんとか坪井選手の前に行けたので良かったのですが、後半のペースは坪井選手の方が速かったので、コースから飛び出さない様に気を付けて走りました」
総合&FCクラス2位 坪井翔(美人&LTV フィールド FTRS)
 「スタートではストール気味になって福住選手に抜かれてしまいました。予選でポールポジションを取った時に、スタートさえ決めれば勝てると思っていたレースだっただけに2位の結果は悔しいです」
総合6位、FCクラス3位 石川京侍(HFDP/SRS-F/コチラR)
 「最後、大津選手に引っかかって前に出るのに時間がかかり過ぎました。決勝のラップタイムもトップと離れていて全然良くなく、天候と運が良かっただけでクラス3位にはなれましたけど消化不良のレースでした」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA CLUBMAN RACE Rd.5 -RIJ- (2014/08/17) Final Race Weather:Cloudy Course:Wet
2014 F4西日本シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
162FC1福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL2322'03.209
292FC2坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
DL230.985
350C1浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
DL231.692
4*18C2平木 湧也SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
DL2315.691
570C3朝日 ターボヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
DL2321.153
660FC3石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL2321.284
763FC4大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
DL2324.750
844A1塚田 光彦東海電装WESTスプリント関口056
WEST 056
DL2325.394
990FC5根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
DL2325.954
1093FC6小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
DL2327.254
1161FC7坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL2328.441
1211A2植田 正幸Rn-Sports制動屋ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
DL2337.384
  • Fastest Lap: CarNo.18 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108) 55.565 (23/23) 145.32km/h
  • CarNo.18は、2014鈴鹿クラブマンレース規則書第53条~1)(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿公式予選 総合は平木湧也、FCクラスは坪井翔がポールポジション

 JAF地方選手権F4西日本シリーズ第4戦「鈴鹿クラブマンレース第5戦」は17日、鈴鹿サーキット東コースで公式予選を行い、平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)が50秒050で総合のポールポジションを獲得した。FCクラスは総合4位に付けた坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)が50秒905でクラスポールポジションを獲得した。

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 公式予選は午前9時40分より15分間。浅原悠貴(CMインダストリー・RK01)が5周目に50秒255でトップに立つも、さらにタイムアップを狙ってアタックした6周目の最終コーナーでコースアウト。

 代ってトップに立ったのは自身5周目に50秒050をたたき出した平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)。しかし平木も9周目の最終コーナーでコースアウト。路面はかなりスリッピーなようだ。

 3位には朝日ターボ(ヴァンガード・S Road☆MC090)が50秒563で付けたが、朝日も逆バンクコーナーでクラッシュ。上位3台がコースアウト、クラッシュするという予選は、平木がポールポジション。2位浅原、3位朝日の順となった。

 FCクラスは、坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)が5周目に出した50秒905で今シーズン2度目のポールポジションを決めた。2位には福住仁嶺(HFDP/SRS-F/コチラR)、3位には根本悠生(WILLDOZTEスピリット)と続いたが、タイムは接近しており、僅差の予選結果となった。

 決勝は本日、午後1時50分より23周で行われる。午後は雨の予報が出ており波乱含みの展開になるかも知れない。

総合ポールポジション 平木湧也(SUCCEED SPORTS F108)
 「ポールポジションは取れましたが、最終コーナーでミスをしてしまい思うようにタイムが出せませんでした。練習走行が良かっただけに悔いが残ります。午後からの決勝レースの天候がわかりませんが雨での走行経験がないので不安なので晴れて欲しいです」
FCクラスポールポジション 坪井翔(美人&LTVフィールドFTRS)
 「今回東コースなので簡単には他の車が抜けないので、このポールポジションを取れたのは嬉しいです。FCクラス全車のタイムが接戦なので、決勝のスタートを決めてこのまま優勝できるように頑張ります」
Text: Yoshinori OHNISHI
Nobumitsu OHTAKE
Photo: Motorsports Forum

F4西日本シリーズ

F4W:西日本第4戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA CLUBMAN RACE Rd.5 -RIJ- (2014/08/17) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2014 F4西日本シリーズ Round 4 鈴鹿サーキット(東コース) 2.243km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/hLap
118C1平木 湧也SUCCEED SPORTS F108
ZAP F108
DL0'50.050--161.3355/8
250C2浅原 悠貴CMインダストリー・RK01
B-MAX RK01
DL0'50.255 0.205 0.205160.6775/6
370C3朝日 ターボヴァンガード・S Road☆MC090
MOONCRAFT MC090
DL0'50.563 0.513 0.308159.6985/7
492FC1坪井 翔美人&LTVフィールドFTRS
TATUUS FC106
DL0'50.905 0.855 0.342158.6255/15
562FC2福住 仁嶺HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL0'50.938 0.888 0.033158.5229/18
690FC3根本 悠生WILLDO ZTEスピリット
TATUUS FC106
DL0'50.991 0.941 0.053158.3576/13
761FC4坂口 夏月HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL0'51.038 0.988 0.047158.2127/18
863FC5大津 弘樹SRS-F/コチラレーシング
TATUUS FC106
DL0'51.045 0.995 0.007158.1905/17
960FC6石川 京侍HFDP/SRS-F/コチラR
TATUUS FC106
DL0'51.100 1.050 0.055158.0207/18
1011A1植田 正幸Rn-Sports制動屋ミストKK-ZS
MYST KK-ZS
DL0'51.116 1.066 0.016157.97014/18
1193FC7小河 諒TEAM TOM’S
TATUUS FC106
DL0'51.406 1.356 0.290157.0795/17
1244A2塚田 光彦東海電装WESTスプリント関口056
WEST 056
DL0'52.075 2.025 0.669155.06110/17

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO GAINER DIXCEL SLS、トップ走行中に接触され無念のリタイア! (GAINER)

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GAINER DIXCEL SLS
Katsuyuki HIRANAKA / Bjorn WIRDHEIM
予選:2位 決勝:リタイア
入場者数 / 予選日:9,000人・決勝日28,000人

7月19日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 雨/ウエット/気温:21度/路面温度:23度
  • ノックアウト予選 1回目・2回目 濃霧のため20日朝に順延

 今回の菅生では74kgのハンディウエイトを搭載した11号車。梅雨明け間近のサーキットは朝から雨が降り、ウエイトが重くなったマシンにとっては、恵の雨になるかもしれない。

 まず、平中克幸がマシンチェックのためコースへ。走り出しからアンダーステアに悩まされるが、タイムは他車と比べても悪くなく、やはり雨のコンディションは、11号車にとって好材料になっているようだ。リアの足回りを調整し、再びコースへ。若干の変化はみられたものの、基本的にアンダーは消えていない。

 路面状況が刻々と変化するなか、セット変更を行いビヨン ビルドハイムと交代しチェックを行う。このセッションでは4番手のタイムで終了した。午後から行われる予選は、1度もコースに出ることなく、濃霧のため明日の朝に持ち越しとなった。雨のまま予選を行いたかった11号車にとっては、非常に残念な順延となった。

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7月20日(日曜日)
  • 公式予選 9:05~9:30 雨/ウエット/気温:20度/路面温度:23度

gt_r04_g11-3.jpg  昨日からの雨は止むことなく、心配された霧も酷くはならずに、ウエット路面での予選がオンタイムで開始された。1回のみの25分の予選となり、1人のアタックでもOKということで、担当するのは平中。グリーンランプが点灯すると同時にピットを離れていく。

 計測2周目にまずこの時点でのトップタイムを計測。10号車の山内もダンロップタイヤの特性を生かし平中に続く。雨も止み初め、路面も徐々に乾き初めてもトップから3番手以内でポジション争いを展開。

 残り15分でタイヤを交換し、再びアタックを開始。計測3周目に1分27秒866を計測しトップに立つが、路面状況が回復傾向にあり、3番手に後退。残り6分で1度クールダウンして再びアタックを試み、タイムの更新を果たすが、ポジションを上げることは出来ず、午後からの決勝は3番グリッドからのスタートとなった。

平中克幸ドライバーコメント
 予選3番手で決勝に向けては良い予選になったと思います。ダンロップタイヤのインターミディエイトのタイヤも凄く良かったですし、ライバル勢も10位以下と下位に沈んでいましたからね。GAINERとしても10号車がポールを獲得して、両車とも表彰台を狙えるポジションからのスタートになるので、決勝は2台揃って表彰台に立てたら良いなと思います。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 昨日の練習走行は良い感じで終われました。僕が担当するはずだったQ1がキャンセルになり、今朝の予選はパーフェクトなコンディションになった。予選は雨と約束されていた訳ではなかったので心配でしたが、ダンロップタイヤはウエット、インター共に非常に強くパフォーマンスを発揮してくれました。KATSUが素晴らしい走りをしてヘビーな車重でも良いポジションを獲得してくれました。決勝は表彰台に立って、チャンピオンシップもリードしたいと思う。
7月20日(日曜日)
  • 決勝 14:00~ 曇-雨/ドライ-ウエット/気温:22度/路面温度:27度

 決勝のフォーメーションラップが始まると同時に、雨がポツポツとコースを濡らし始める。隊列が整わない事もあり、2周に渡ってフォーメーションラップが行われた。ポールからスタートした10号車山内に続き、11号車ビヨンが1コーナーに消えていく。濡れた路面の為、インターミディエイトのタイヤに交換するマシンも多かったが、濡れ始めた路面での2台のペースは速く、2台でバトルを展開。

 2周目に11号車が10号車を4コーナーでパス。5周目にはGAINERの2台が3番手以下を10秒も引き離していた。しかし、後方から乾いてきた路面にマッチした50号車アストンマーティンが徐々に詰め始める。

 19周目から後方につかれ、20周目の1コーナーでインを刺された時に、50号車はバランスを崩して11号車の右前輪にヒット。画面からはタイヤが回っていない11号車の悲惨な光景が映し出される。

 何とかピットまでマシンを運んできたビヨンだったが、足回りが破損してしまい、無念のリタイヤとなってしまった。しかし、4号車が2度のタイヤ交換でノーポイント、55号車もノーポイントとなったため、シリーズランキングに変動はなかったことが今回のレースでの唯一の救いだった。

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平中克幸ドライバーコメント
 スタート直後から凄く荒れた展開で、僕らの判断は良かったと思います。表彰台の可能性も高かったので、こんな形で終わってしまい非常に残念なレースでした。今はそれしかいえません。非常にショックが大きいので・・・。
Bjorn WIRDHEIMドライバーコメント
 スタートは良いスタートが切れました。雨が降ってくる状況で、10号車を早めにパスして2台で良い状況を作れていました。タイヤをセーブしながらの走行でしたが、あの状況下では良いペースだったと思います。ウエット路面になったり、ドライ路面になったりと大変でした。50号車が迫って来たときは、やはり楽には抜かせたくありませんでした。ただ、最終コーナーのアンダーステアが非常に強く、立ち上がりのスピードが落ちる分、ストレートで並ばれてしまいました。外に並んで1コーナーでインに入られましたが、右フロントタイヤに接触され、足回りが壊れてしまいました。大量ポイントを獲得できるチャンスだっただけに、このリタイヤは非常に残念です。次の富士はもっと強くなって戻ってきます。
福田洋介チーム代表コメント
 新路面になり、タイヤとの相性をまだ探っている状態の菅生で、74kgのウェイトハンデを積む11号車にとって、朝の予選・スタート直後迄は天気が味方してくれた感じでしたが、決勝中に完全にドライになってからは、やはり厳しい闘いを強いられました。ビヨンも厳しいなりに簡単には順位を譲らないように頑張っていたのですが、強引にインに入ってきた車両に接触され、リタイヤする事となってしまい残念です。荒れたレースで終盤の路面コンディションを考えれば、走り続けれてさえいればポイントを多く獲得出来ていただけに尚更です。 重い11号車、次戦以降の夏場のレースで「速さ」を魅せる事は難しいかもしれませんから「強さ」を発揮し、ライバルに競り勝ち、しっかりポイントを獲ってチャンピオンを目指します。

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GAINER

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO GAINER Rn-SPORTS SLS、初のポールポジション獲得! (GAINER)

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GAINER Rn-SPORTS SLS
Masayuki UEDA / Hideki YAMAUCHI
予選:1位 決勝:13位
入場者数 / 予選日:9,000人・決勝日28,000人

7月19日(土曜日)
  • 公式練習 9:00~10:50 雨/ウエット/気温:21度/路面温度:23度
  • ノックアウト予選 1回目・2回目 濃霧のため20日朝に順延

 今年のSUPER-GTも中盤戦にさしかかり、梅雨空の中スポーツランド菅生で第4戦は開幕した。

 DUNLOPユーザーに取っては恵の雨だが、ここ菅生はエンジンが掛かると、なぜか濃霧も一緒にやってくる。

 まず山内英輝からマシンの確認を行う。しかし、走り出しからミッションがおかしい。何度目かのピットでミッションのチェックを行う。10分ちょっとのロスタイムで再び山内が乗り込む。第2戦富士の時の様なものではなく、ホッとする。

 11号車と同じくアンダーステアが強く、フロントの足回り、リアウイングを調整しコースへ。しかし、改善がみられずセットを進めていく。その後植田正幸と変わり、このセッションは9番手で走行を終えた。

 午後から行われる予選は、1度もコースに出ることなく、濃霧のため明日の朝に持ち越しとなった。雨の走行で手応えを感じていた10号車にとっては、非常に残念な順延となった。

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7月20日(日曜日)
  • 公式予選 9:05~9:30 雨/ウエット/気温:20度/路面温度:23度

gt_r04_g10-3.jpg  昨日からの雨は止むことなく、心配された霧も酷くはならずに、ウエット路面での予選がオンタイムで開始された。1回のみの25分の予選となり、1人のアタックでもOKということで、担当するのは山内。11号車に続いてコースインしていく。周回毎にタイムを上げていき、計測3周目には2番手、4周目にはトップに躍り出る。

 そこからは11号車平中、61号車BRZ、0号車CR-Zと周回毎に順位を入れ替える激しいアタックを展開。残り9分で1度ピットへ戻り、タイヤを交換して再びアタックを開始。

 徐々に路面も良くなり、11号車が残り6分でトップに立つと、61号車がそこに割り込んでくる。しかし、すぐに10号車がタイムを塗り替え再びトップに。最後のアタックでセクター1をトータルベストで更新していた61号車だったが、セクター2はSLSに分があるようで、更新されることはなく、10号車山内がSLSの初ポールを獲得した。

植田正幸ドライバーコメント
 昨日はいきなりミッショントラブルがあったので、スタートが少し遅れたのですが、すぐに直ったので良かったです。走り始めはハード目のインターミディエイトのタイヤでも良い感触が持てたので、ミディアムのタイヤを履くときっといけるだろうと話していました。その通りに予選は山内が頑張ってくれました。決勝は順位を守って表彰台に乗れるよう頑張ります。
山内英輝ドライバーコメント
 昨日の練習走行から調子が良くて、今回予選で使ったタイヤは、昨日は履いてなくて、11号車から聞いていたフィーリングと10号車のセットを照らし合わせて、福田エンジニアがセットアップを良くしてくれました。予選の走り始めも調子が良くて、迷いなくアタックが出来たのと、ダンロップさんが良いタイヤを持ち込んでくれたので本当に良い予選が出来ました。2セット目に使ったタイヤのタイミングも良くて、運もチーム全体の雰囲気も凄く良かったので、ポールを取ること出来ました。決勝は天候も読めませんが、今の流れが凄くいいので、ポジティブに考えて、2台で表彰台獲れるように頑張ります。
7月20日(日曜日)
  • 決勝 14:00~ 曇-雨/ドライ-ウエット/気温:22度/路面温度:27度

gt_r04_g10-4.jpg  決勝のフォーメーションラップが始まると同時に、雨がポツポツとコースを濡らし始める。隊列が整わない事もあり、2周に渡ってフォーメーションラップが行われた。ポールからスタートした10号車山内もポジションを落とすことなく1コーナーへ。タイムの上がらない他車をよそに、10号車、11号車の2台でレースを引っ張る。

 2周目の3~4コーナーで11号車にパスされるが、離されることなく周回を重ねる。7周目には1コーナーで11号車の横に並びにパスしかけるが、抜くまでに至らず2番手を走行。スタートまでは繋がっていた無線機が、なぜか山内の声が聞こえない。前回オートポリスでも、植田に変わってから急に植田の声が聞こえなくなってしまったことがあり、意志の伝達が思うように伝わらない。画面に映る山内に、パッシングなどでピットからの無線が聞こえてるのかを確認。

 15周を過ぎた辺りからタイヤの振動を感じるようになり、徐々にペースダウン。タイヤを温存して走ることを余儀なくされる。29周目には詰められて来た30号車GT-Rに1コーナーでインを刺され、そのまま外に大きく膨らんで来られたために接触。あわや11号車と同じようにリタイヤするのではないかと心配された。しかし、マシンの破損はなく順位は5番手まで落ちてしまったが、そのまま走行。

 しかし、タイヤが悲鳴を上げ初め、35周目にルーティーンの為にピットへ。植田と変わった時は実質13番手位までポジションを下げてしまっていた。46周目頃から再び雨が落ち始め、56周目にインターミディエイトのタイヤへ交換するためにピットへ。変えたことによって、植田のペースは良くこのままポイント圏内まで順位を上げられると思われた。

 しかし無情にも雨は徐々に止み初め、ペースが上げられない。残り周回数も約10周ほどと考えると、タイヤを交換することは得策とは考えられずそのままで走行を続ける。66周目の馬の背で500クラスがスピンコースアウトし、コースに戻って来たところで、あわや接触するぎりぎりでコースオフし難を逃れた。しかしこの為に12番手までポジションを上げてたのに、14番手まで下げてしまう事に。

 その後1台パスし、なんとか13番手でチェッカーを受けることが出来た。天候に翻弄されたレースになってしまった。

植田正幸ドライバーコメント
 決勝は雨が降ったり止んだりで翻弄されてしまい、結果は余りよくありませんでした。次に向かってやらなければいけないことがいっぱいあって、それを一つずつクリアしていこうと思います。次はなんとか表彰台にのぼれるように頑張ります。
山内英輝ドライバーコメント
 スタート直後はチーム2台で良いペースで走れたのですが、完璧にドライになってくると状況が変わり、かなり厳しくなってしまいました。横浜勢のタイヤにあった路面になってからは辛かったですね。予選は初めてポールが獲れましたし、雨の中での速さも発揮できたと思うし、ダンロップタイヤさんの雨のパフォーマンスも凄く良かったので、雨が降り続いてくれれば良かったですね。次の富士ではドライでももっと良い方向に向けられるようにチームで考えて、臨みたいです。
福田洋介エンジニアコメント
 予選は山内君の完璧なアタックが決まりポールが獲れ、決勝に雨が絡むと信じ、ウォームアップ走行でもチョイ濡れセットを試し成功し、雨が多めに絡めばパーフェクトだったと思います。 決勝直後は11号車と共に後続を離せそうだったので、初めて履くドライタイヤのライフを考慮しペースコントロールを促しましたが、路面が完全なド ライとなってからは厳しかったです。植田さんのスティント後半で雨が絡みインターミディエイトタイヤに換えてから、一時はGT500を何台も抜きハイペー スで追い上げてましたが、飛び出してきたGT500車両を避けた結果、見えかけていたポイント獲得が水泡に消え残念でした。 中盤戦以降、ポイント獲得・上位入賞の可能性は高まって来るので、チャンスを結果に繋げるよう頑張ります。勿論、表彰台も狙って行きます。

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GAINER

SUPER GT

SGT:第4戦SUGOフォトギャラリー

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第4戦SUGO 変わりやすい天候の大波乱戦を制しLEXUS RC Fが1-2フィニッシュ! (TOYOTA)

 7月19日(土)と20日(日)の両日、スポーツランドSUGOでSUPER GT第4戦が行われ、11番手スタートの立川祐路/平手晃平組のZENT CERUMO RC F 1号車が独走で今季初勝利。伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ組のKeePer TOM'S RC F 37号車が2位で続き、LEXUS RC Fは開幕戦以来となる1-2フィニッシュを飾った。変わりやすい天候で荒れたレースとなったが、LEXUS RC Fは4,5,6位にも入り、トップ6のうち5台を占めた。

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今季初勝利を飾った立川祐路/平手晃平(中央)と
2位に入った伊藤大輔/アンドレア・カルダレッリ(左)

 SUPER GT第4戦「SUGO GT 300km RACE」が7月19日(土)、20日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 今季から新たなレギュレーションの下、全く新しい車両で激戦が繰り広げられているSUPER GTも、シーズン前半戦最後となる4戦目を迎えた。

 今季よりLEXUS RC Fを投入したLEXUS Racingは、開幕戦岡山で歴史的な1-2フィニッシュを果たしたが、第2戦、第3戦では惜しくも勝利を逃す結果となった。

 シリーズは7月後半の第4戦から、8月の第5,6戦へと、真夏の3連戦に突入する。ドライバー、クルマ共に暑さ故の負担も大きい。また、「魔物が棲む」と言われる今大会SUGOでは、波乱のレースとなることも珍しくない。

 後半戦へと弾みをつけるためにも、真夏の3連戦の初戦となる今大会SUGOでの、LEXUS Racingの逆襲に期待がかかった。

◆予選◆

 19日(土)は朝から降ったり止んだりの天候で、午前中行われたフリー走行もウェットコンディションの下で実施。コースアウト、クラッシュの続出する大荒れのセッションとなったが、PETRONAS TOM'S RC F 36号車がトップタイム。DENSO KOBELCO SARD RC F 39号車が2番手、ZENT CERUMO RC F 1号車が3番手とLEXUS RC Fは難コンディションの中でトップ3を独占。1台挟んで5,6番手にも続く速さを見せ、続く予選、決勝への期待が高まった。

 しかし、予選開始予定の午後2時頃にはコース全体を深い霧が覆い、視界不良のため、予選開始はディレイ。天候の回復を待つこととなった。

 その後、やや霧が晴れてきたことで午後2時43分から予選実施のアナウンスがされたものの、代わって強い雨が降り始め、再び予選は順延。更に霧が再び出てきたことで、この日の予選は中止、翌日決勝レース前のフリー走行が予定されていた時間に予選を実施することが決定された。

 20日(日)も朝から雨模様となり、午前9時5分からGT300、GT500の順で25分間の1セッションと変更された予選が開始。前半のGT300クラス予選は降ったり止んだりのコンディションで、終盤にコースオフした車両によりGT500クラスの予選はいきなりの赤旗となった。

 午前9時40分にセッションは再開。雨は止み、徐々に乾いていく路面の中で各車アタック。中嶋一貴の36号車が序盤からトップタイムをマークする好走を見せ、昨年の第2戦富士以来となるポールポジションを獲得。トップ10台が1秒以内に入っているにもかかわらず、2番手に0.4秒もの大差をつけてのポールポジション獲得となった。

 2番手以降は僅差の争いとなり、KeePer TOM'S RC F 37号車が5番手、39号車が8番手、ENEOS SUSTINA RC F 6号車が9番手、1号車は11番手。WedsSport ADVAN RC F 19号車は最後尾15番手スタートとなった。

 GT300クラスではOGT Panasonic PRIUS 31号車が15番手につけた。

◆決勝◆

 予選後、雨は落ちることはなく、路面は何カ所か濡れているところが残っているものの、ほぼ乾いているという状況。全車スリックタイヤでグリッドに並んだが、フォーメーションラップ開始とほぼ同時に雨が降り始め、すぐに雨脚は強さを増していった。

 このため、フォーメーションラップは2周追加。79周で決勝が戦われることとなった。3周のフォーメーションラップを終え、ペースカーがピットへと向かうのと同時に、36号車を先頭に数台がレインタイヤへと交換すべくピットへ。これで、ピットに向かわなかった37号車が3位、6号車が4位、1号車が5位へと順位を上げると、1周目に3台揃って前走車をパス。1周目の最終コーナーではトップの車両もかわし、LEXUS RC Fの1-2-3体制となった。

 ポールポジションながらスタート時にピットインし、レインタイヤへと交換した36号車のジェームス・ロシターは、1周あたり6秒ほど早いペースでの追い上げを開始したが、5周を過ぎたあたりから雨は止み、レインタイヤへの交換作戦は失敗。11周目に36号車は再びピットインしスリックタイヤへ交換。大きく順位を落としてしまった。

 スリックタイヤで序盤の濡れた路面を上手く走り切ったトップ3台のLEXUS RC Fは、後続を徐々に引き離して行きながら、それぞれのポジション争いも激化。2位の1号車 平手晃平は首位を逃げる37号車アンドレア・カルダレッリとの差を詰めていき、12周目、周回遅れのGT300車両に37号車が引っかかった隙を逃さずこれをパス。首位に立った平手はハイペースで後続との差を広げていき、30周目にはその差は14秒に。トップ3を占めるLEXUS RC Fの後方につける4位とは40秒もの大差となった。

 中盤、各車ドライバー交代のピット作業を行い、順位は入れ替わったが、全車ピットを終えた時点で、LEXUS RC F勢は1-2-3体制に復帰した。

 中盤戦でも若干の降雨はあったが、大きく路面を濡らすまでには至らず。しかし、60周目あたりになると、雨脚が強まり始め、後続勢はレインタイヤへの交換作戦を取った。3位を走行していた国本雄資の6号車が68周目にピットへ向かい、レインタイヤへと交換したが、上位2台の1号車 立川祐路と37号車 伊藤大輔は共にピットインせず、スリックタイヤのまま走り切ることに。

 一方、序盤2回のタイヤ交換で大きく順位を落としながらロシター、そして交代した中嶋一貴が追い上げを見せていた36号車は、タイヤ交換などで順位を落としていくライバルを尻目に、66周目には4位までポジションアップ。LEXUS RC Fがトップ4を占めての終盤戦となった。

 しかし、3位、4位につけていた6号車と36号車は、ワイパーが動かなくなるトラブルに見舞われており、視界不良の中、懸命の走行を続けたが、終盤猛烈な勢いで追い上げてきたライバルの先行を許してしまった。

 首位を行く1号車の立川は、濡れた路面でコースオフやクラッシュの多発する終盤戦も、スリックタイヤながら着実な走りで後続との差を保ったまま周回を重ね、トップチェッカー。11番手スタートから、昨年の第6戦富士大会以来となる今季初勝利を飾った。立川は自身の持つJGTC/SUPER GTでの最多勝利記録を単独トップの16へと伸ばすこととなった。

 逃げ切った37号車が2位で続き、LEXUS RC Fは開幕戦以来となる1-2フィニッシュ。首位と同一周回はこの2台のみという独走状態でレースを支配した。37号車の伊藤/カルダレッリは、今大会の結果により、ドライバーズランキングで首位に浮上した。

 追い上げた36号車が4位。6号車が5位、39号車が6位でフィニッシュし、LEXUS RC Fは荒れたレースで、トップ6に5台が入る活躍を見せた。

 GT300クラスでは、15番手グリッドの31号車プリウスが、フォーメーションラップ中にレインタイヤへと交換を行い、追い上げを図ったが24周目にスピン。何とかレースには復帰したが、後半ブレーキのトラブルに見舞われ、リタイアに終わった。

ZENT CERUMO RC F 1号車 ドライバー 立川祐路:
今朝の予選はタイトなスケジュールだったが、レインタイヤでは、クルマのバランスがあまり良くなかった。決勝レースでは、スリックタイヤで濡れた路面を走ることになったが、バランスは良く速かった。序盤、平手がリードしてくれたので、僕はそれを引き継いだだけで、安心して走れた。雨が再び降り始めたときは、さすがに慎重になり、最後まで集中が必要だった。シーズン序盤苦しんだだけに、優勝出来て、平手やチームスタッフにはとても感謝している。次の富士は得意としているコースだが、前回はライバルにやられてしまったので雪辱を果たしたい。ランキング上位は、みんな苦しい状況だと思うが、タイトル目指し戦っていく。
ZENT CERUMO RC F 1号車 ドライバー 平手晃平:
予選は苦しい状況になってしまった。決勝レースは荒れたスタートで、タイヤを換える換えないか非常に難しい状況だったが、結果的に換えなかったのが良い方向に働いた。出来るだけ前半にマージンを築いて立川さんに繋ぐつもりで走り、結果的に後続を引き離してピットイン出来たので、ドライバー交代した後は安心していられるかと思っていたが、最後までハラハラドキドキの展開だった。生まれてきた子どもに、良いプレゼントが出来たと思っている。シリーズ後半戦は苦しい展開になると思うが、昨年も優勝がきっかけとなり調子を上げてチャンピオンを獲得出来たので、今年もその再現を狙いたい。
KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー 伊藤大輔:
とても難しいレースだった。スリックでウェットコンディションを走ることが多く、スタートからタイヤ選択の判断をしなくてはならない中で、アンドレア(カルダレッリ)が良い判断をし、コース上に留まって素晴らしい走りを見せてくれた。クルマのバランスに苦しむことも多かったが、いかに落ち着いて切り抜けるかというところが重要だった。路面が乾いてきてからは、パフォーマンス的に厳しい部分もあったが、最終的に2位表彰台を獲得出来たのは、アンドレアとチームの頑張りのおかげだと思っている。後半戦は更に厳しくなるだろうが、目標だった菅生でのポイント獲得が果たせて良かった。
KeePer TOM'S RC F 37号車 ドライバー アンドレア・カルダレッリ:
ドライ、ウェット、ドライ、ウェットの繰り返しというトリッキーなレースだった。スタートはとても良く、1周目でトップに立つことが出来た。レインタイヤに交換するかピットから聞かれたが、感触もペースも良かったので、そのままスリックで走り続けた。結果的に2位でフィニッシュ出来、チャンピオンシップを考えればとても良い結果だ。ポイントリーダーに立ったことで、富士からは更にハードなレースになることは想定しているが、次戦以降も頑張りたい。
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