ごあいさつ
拝啓、時下益々ご隆盛のこととお慶び申し上げます。
私共、日本石油が展開しております、NISSEKIモータースポーツ活動もひと
つの節目である5シーズン目を無事に戦い終えることができました。これもひとえに
皆様方によるお力添えの賜と存じます。さらに、6シーズン目の今年からはこれまで
参戦を続けてまいりました「全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権」ならびに
「全日本F3選手権」に代わり、さらに大いなる飛躍を目指して、私共の念願であり
ました「全日本F3000選手権」に、新たに挑戦していくこととなりましたのでこ
こに御報告いたします。
新しく参入いたします「全日本F3000選手権」は、国内レースの最高峰であり、
また、国内ドライバーズチャンピオンを競うカテゴリーであると同時に、マシン、エ
ンジン、タイヤ等の開発競争にも見られますように、技術開発バトルが最も熾烈に繰
り広げられるフィールドである、と私共は認識しております。そういった意味からも
このカテゴリーに参入することは、“技術開発”を念頭に活動している私共にとりま
してはたいへん意義深いことであり、今後これから得られるノウハウを当社製品の開
発に確実にフィードバックし、よりクオリティの高い製品をユーザーの皆様にご提供
していきたいと考えております。
本年度のNISSEKIモータースポーツ活動は、以上のように全日本F3000
選手権をメインに展開してまいりますが、その他のモータースポーツ活動の柱として、
「全日本ダートトライアル選手権」におけるプライベートチームへのサポート、およ
び2輪のラリーレイドであります、「ツール・ド・ブルーアイランド2000」への
冠スポンサードを、より充実した体制で継続してまいります。
私共日本石油は、これからもモータースポーツ活動を、“企業活動”の一環という
位置づけで取り組んでまいります。そして今後、さらによりよいチームに発展させる
べく努力を重ねていく所存でございますので、新生なりましたNISSEKIレーシ
ングチームへの皆様の相変わらぬ御支援を、心よりお願い申し上げます。
敬 具
平成4年2月
NISSEKIモータースポーツ事務局長
福留靖浩
‘92 NISSEKIレーシングチーム・F3000体制
・ドライバー 和田 孝夫
・監督 加藤 洋
・チーフメカニック 飯田 一寿
・メカニック 渡会 一秀、宮田 雅史、立川 昭彦、
渡辺 栄、溝田 唯司、森内 誠二
・マネージャー 本村 修造
・チーム広報 古屋敷芳久
ドライバー プロフィール
和田 孝夫(ワダ タカオ)
●生年月日:1953年6月24日
●出身地 :神奈川県藤沢市
●身 長:175cm
●体 重:62kg
●血液型 :RH+AB型
戦 歴
■1972年 富士ツーリングカーレース(サニー)にてデビュー。
■1974年 富士フレッシュマンでチャンピオン獲得。
■1975年 富士マイナーツーリングシリーズ5位。
■1977年 TS1300、FJ1300、FP1600シリーズ参戦。
■1978年 国内トップフォーミュラであるF2に初参戦。FPシリーズ2位。
■1979年 F2、GCに参戦。FPシリーズチャンピオンとなる。
■1981年 TS1300に参戦。
■1982年 富士マイナーツーリングチャンピオン。
■1983年 F2およびGCレースへ再度参戦。
■1986年 F2シリーズ8位、最高位は第1戦での3位。GCシリーズは5位。
この年、WSPCル・マン24H耐久レースに初参戦。
■1987年 F3000シリーズ12位、最高位は第4線、第6戦での7位。
GCシリーズは6位。
耐久レースの世界選手権・WEC IN JAPANで日本人初の
ポールポジションを獲得。
JTCシリーズ、メークスチャンピオン。ドライバーズ2位。
■1988年 F3000シリーズ6位、8月14日富士での第6戦でF3000初
優勝。GCシリーズ2位。
■1989年 F3000シリーズ7位、7月30日菅生での第5線で優勝。
GCシリーズは3位。
JSPC全戦およびWSPC鈴鹿、ル・マン24H耐久レースにも
参戦。
■1990年 F3000シリーズ11位、最高位は第2戦、第10戦での4位。
JSPC全戦およびWSPC鈴鹿、ル・マン24H耐久レースにも
参戦。
■1991年 F3000およびJSPCに参戦。7月21日、富士でのJSPC
第3戦でクラッシュ。その後の戦列を離れた。結局、F3000は
第7戦まで出場して最高位は第3戦での7位。
マシンスペック
OUTLINE
カテゴリー :F3000
エントリーチーム名 :NISSEKI レーシングチーム
車両名 メインカー :NISSEKI ラルトRT24
Tカー :-----
シャシー メインカー :ラルトRT24
Tカー :-----
エンジン :無限MF308
タイヤ :ブリジストン
カーナンバー :26
MACHINE
ギヤ・ボックス :MARCH
フロント・サスペンション:PUSH ROD ダブルウィッシュボーン
リヤ・サスペンション :PUSH ROD ダブルウィッシュボーン
モノコック :フルカーボン モノコック
ホイルベース(mm) :2819mm
フロントトレッド(mm):1689mm
リヤトレッド(mm) :1575mm
ホイルサイズ フロント :13×10
リヤ :13×14.75
タイヤサイズ フロント :240/50R-13
リヤ :340/620-13
重量(kg) :540kg以上
全長(mm) :4552mm
全幅(mm) :2000mm
全高(mm) : 900mm
ENGINE
形式 :90゜V型8気筒DOHC32バルブ
ボア×ストローク:86×64.5mm
総排気量(cc):2997cc
圧縮比 :12:1
最高出力 :450PS以上/9000rpm
最大トルク :37.0kg・m以上/7500rpm
燃料系 :ZYTEK
点火系 :ZYTEK
重量(kg) :139kg
最大許容回転数 :9000rpm
‘92 その他のNISSEKIモータースポーツ活動
●全日本ダートトライアル選手権
‘89年より続けておりますプライベートチーム「オリジナルボックス」への支援
を本年も継続いたします。昨年は2カー体制で参戦、C3クラスのエース国政久郎選
手がファミリアを繰りシーズン第6位、C2クラスの松崎選手も、スターレットを駆
ってシリーズ第5位の成績を残すことができました。今シーズンも昨年同様C3クラ
スに国政選手、C2クラスに松崎選手の2カー体制で挑んでまいりますので、F30
00共々よろしくお願い致します。
ダートラの頂点に位置する全日本ダートトライアル選手権シリーズは、全国から選
ばれたドライバーのみが参加でき、ドライバー、クルマともに超一流のカテゴリーで
ある。
クラスはクルマの排気量と改造範囲でA1、A2、A3、C1、C2、C3、Dの計
7つに分けられており、その中でもギャラリー最大のお目当ては、改造車がしのぎを
削りあうC3クラスとDクラス。トップドライバーたちが、4WDにハイパワーエン
ジンを組み合わせたマシンを操り、コース狭しと走るのだからギャラリーたちにとっ
てはたまらない。非常に高度なドライビングテクニックとマシン作りが要求され、そ
の走りは世界ラリー選手権にも優る迫力がある。世界でも類を見ない日本独自のモー
タースポーツである。
●NISSEKI・ツール・ド・ブルーアイランド2000
ツール・ド・ブルーアイランドは、“世界で通用するラリーストを育てていきたい”
という主催者・SSERの熱い志をもって実現した、二輪オフロードバイクによる本
格的なエンデューロ・ラリーで、私共日本石油もこの大会の冠スポンサーとして‘8
9年の第1回目より、主催者ならびに参加者の方々の熱意をサポートしてまいりまし
た。
そして、第4回目を迎えます本年も、この冠スポンサーを継続し、彼らの夢を応援し
ていきたいと思っております。
イベントタイトルにもあるブルーアイランドとは自然豊かな大地、四国を意味して
いる。毎年ゴールデンウイークに開催されるこの大会は、その名が示すとおり7日間
をかけて四国をほぼ一周(約2000km)する日本一過酷な二輪エンデューロ・ラ
リーとして知られており、綿密なコース設定、本格的な競技規則、そして国内では比
類のないコース全長など、どれをとっても突出した存在で、パリ~ル・カップラリー
に代表される、世界規模のラリーレイドに出場するためには必ず参加しておくべき大
会といわれつつある。
‘92 参戦スケジュール
●‘92 全日本F3000選手権
3月 8日 第1戦 鈴鹿サーキット
ミリオンカードカップレース 2&4鈴鹿
4月12日 第2戦 富士スピードウェイ
CABIN インターナショナルフォーミュラカップレース
5月10日 第3戦 MINEサーキット
日本信販スーパーカップ MINE ALL STAR
5月24日 第4戦 鈴鹿サーキット
ミリオンカードカップレース ラウンド2鈴鹿
7月19日 第5戦 オートポリス
‘92全日本フォーミュラ3000選手権 in AUTOPOLIS
8月 2日 第6戦 スポーツランドSUGO
日本信販スーパーカップ RD2 SUGO INTER FORMULA
8月16日 第7戦 富士スピードウェイ
日本信販スーパーカップ RD3 FUJI CHANPIONS
9月 6日 第8戦 富士スピードウェイ
日本信販スーパーカップ RD4 FUJI INTER
9月27日 第9戦 鈴鹿サーキット
ミリオンカードカップレース ラウンド3鈴鹿
10月18日 第10戦 富士スピードウェイ
日本信販スーパーカップ RD FUJI FINAL
11月15日 第11戦 鈴鹿サーキット
ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿
●‘92全日本ダートトライアル選手権
4月 4、 5日 第1戦 三井オートスポーツランド
スーパーダートトライアル IN 九州
5月 9、10日 第2戦 名阪スポーツランド
ダートトライアル イン 関西
5月30、31日 第3戦 モータースポーツランド信州
ダートフェスティバル IN 信州
6月20、21日 第4戦 オートスポーツランド砂川
フィールドスプリントスペシャル IN スナガワ
7月 12日 第5戦 丸和オートランド那須
第11回DCCSダートトライアル
8月 9日 第6戦 田沢湖ミナミユースランド
テクニカルダートトライアル IN TAZAWA
9月 20日 第7戦 鈴鹿サーキットモトクロス場
全日本ダートトライアル in SUZUKA
11月14、15日 第8戦 テクニックステージタカタ
全日本オールスターダートトライアル選手権 in HiRoShiMa
●第4回NISSEKI ツール・ド・ブルーアイランド2000
4月29~5月5日(ゴールデンウィーク) スタート地・松山
‘92 NISSEKI サーキットレディ・プロフィール
名 前 :年齢: 身 長 : スリーサイズ
柴田 康子:19:164cm:B82、W56、H84
荻野富美子:22:161cm:B81、W56、H83
菅家 綾子:21:161cm:B80、W57、H86
手島みなみ:21:165cm:B82、W57、H83
資料提供:NISSEKIモータースポーツ事務局
*** FMOTOR4F SysOp 名倉 勇二 (SDI00601) ***
ごあいさつ
拝啓 時下益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
私どもキグナス石油株式会社は、TEAM KYGNUS TONEN として19
89年より全日本F3000選手権シリーズにおいて、本格的にチームスポンサー活動
を行ってまいりました。おかげさまをもちまして毎年好成績をおさめる事ができており
ます。これもひとえに、皆様の絶大なるご支援の賜物と心より御礼を申し上げます。
さて、本年度は当社にとって創立20周年という記念すべき年であり、ここに今シーズ
ンも引き続きF3000選手権へ参戦する事を御報告させて頂きます。
当社は、カスタマー・サティスファクションすなわち顧客満足度を高めるために創造
力と行動力を発揮するという理念に基づき、モータースポーツを強力に応援しファンの
皆様のご期待に沿うべく努力する所存であります。
そして、レース活動から学んだ技術力及び知識を弊社製品開発に取り入れ、さらに企業
イメージの向上に結びつける事ができればと願っております。
全11戦で争われる‘92年全日本F3000選手権シリーズは、昨年と同様に熱戦
が予想され、各方面からより多くの注目を集める事と思われます。
技術力のみならず、卓越したチームワークも要求される国内最高峰のフォームラレース
である全日本F3000選手権。そこには勝利を目指して邁進する大変人間的な闘志あ
ふれるドラマが存在します。この感動と興奮をファンの皆様を中心としたより多くのキ
グナスユーザーの方々と分かち合いたいと願っております。
モータースポーツを軸にチーム、ユーザー、そして私どもキグナス石油株式会社とが
互いにコミュニケーションを深めることによって、これまで以上に質の高い企業活動を
行いたいと考えております。
今後ともTEAM KYGNUS TONENへのさらなるご支援、ご声援を、心より
お願い申し上げます。
敬 具
キグナス石油株式会社
代表取締役社長 馬場 惟輔
ごあいさつ
私共ステラインターナショナルは、1990年度よりキグナス石油株式会社というビ
ッグスポンサーとのパートナーシップを得ることができ、全日本F3000選手権シリ
ーズをTEAM KYGNUS TONENとして参戦してまいりました。
今シーズンもキグナス石油株式会社のご理解を頂き、3年連続チームのメインスポン
サーとしてレース活動を支援して頂けることになりました。
このうえは、真のトップチームとして活躍すべく、チーム一同初心に戻り、決意を新た
に今シーズンに臨む所存でおります。そして、企業イメージの向上に少しでも貢献でき
ればと願っております。
さて、昨年度の全日本F3000選手権シリーズは開幕戦から35台ものエントリー
を数え、毎レースともトップ争いは勿論のこと後方グループまでがコンペティティブな
白熱した戦いを繰り広げるという、まさに日本モータースポーツ史上に残るレース展開
となりました。さらに、今シーズンは各チームともプロフェッショナルとしてのパワー
アップ、システムアップが行われるものと思われ、昨年に勝る激戦になることは間違い
ありません。そこで、我がチームとしては今年度実力ある外人ドライバー2名を擁し、
そしてそれを支える有能なエンジニア、メカニックの増強も行い、本格的な2カーチー
ム体制で参戦致します。
我がチームならではの他に類を見ないチームワークの良さを武器に、マネージメント
スタッフ、ドライバー、メカニック一丸となってシリーズチャンピオン獲得に向け、全
力でチャレンジしていきますので、応援の程宜しくお願い致します。
敬 具
STELLAR INTERNATIONAL
代表取締役 福井 清志
チーム体制
カーナンバー : 21 : 20
チーム監督 : 福井 清志 : 尾崎 広美
ドライバー : ローランド・ : アンドリュー・G・スコット
: ラッツェンバーガー :
チーフメカニック : 小杉 伸二 : 小関 秀一
メカニック :ステラインターナショナル・スタッフ
:東名エンジン・スタッフ
シャシー :LOLA T92/50
エンジン :MUGEN MF-308
タイヤ :ブリヂストン
車名 :KYGNUS TONEN LOLA T92-50
シャシーメンテナンス:ステラインターナショナル
エンジンメンテナンス:東名エンジン
PR・プロモーション:モータープロモーション
ドライバー・プロフィール
ローランド・ラッツェンバーガー(Roland・Ratzenberhger)
生年月日:1962年7月4日 29歳
国 籍:オーストリア
血液型 :RH+O
《主な戦績》
1983年 FF1600レースに出場
1984年 FF1600レース、ドイツ国内選手権、ヨーロッパ選手権に参戦
1985年 FF1600レース、オーストリアチャンピオン、ヨーロッパ中部地区
チャンピオン、ドイツ国内チャンピオン獲得
1986年 FF1600の王座決定戦、フォーミュラフォードフェスティバルでポー
ルポジションからの優勝
1987年 ヨーロッパF3選手権に出場
世界ツーリングカー選手権にワークスBMWで出場
1988年 イギリスF3選手権に参戦
イギリスツーリングカー選手権にBMW M3で出場
1989年 イギリスF3000選手権、シリーズランキング3位
全日本スポーツプロトタイプカー選手権に出場
1990年 全日本F3000選手権に出場
全日本スポーツプロトタイプカー選手権、最終富士で優勝
ルマン24時間レースに出場
全日本ツーリングカー選手権2クラス、シリーズチャンピオン獲得
1991年 全日本スポーツプロトタイプカー選手権、第4戦鈴鹿で優勝
全日本ツーリングカー選手権2クラス、シリーズチャンピオン獲得
(2年連続)
アンドリュー・ギルバート・スコット(Andrew・G・Scott)
生年月日:1958年6月11日 33歳
国 籍:イギリス
血液型 :RH+A
《主な戦績》
1980
~82年 イギリスFF1600選手権にて活躍
1983年 イギリスFF1600選手権、シリーズチャンピオン獲得
イギリスF3選手権、最終戦2位入賞(F3デビュー戦)
1984年 イギリスF3選手権、第3戦シルバーストーンで優勝
1985年 イギリスF3選手権に参戦
1986年 インターナショナルF3000選手権に参戦
1987年 全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権に出場
1988年 全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権に参戦
全日本F3選手権に参戦
1989年 イギリスF3000選手権、シリーズランキング2位
ルマン24時間レースに出場
1990年 インターナショナルF3000選手権に参戦
1991年 全日本ツーリングカー選手権に参戦
インターF3選手権に出場
メカニカル・スペック
マシン
車名 :KYGNUS TONEN LOLA T92/50
シャシー :LOLA T92/50
ホイールベース(mm) :2,629
フロントトレッド(mm):1,712
リヤトレッド(mm) :1,585
重量(kg) :540
モノコック :カーボン アルミハニカム コンポジット
フロントサスペンション :ダブルウィッシュボーン プッシュロッド
リヤサスペンション :ダブルウィッシュボーン プッシュロッド
トランスミッション :HEWLAND 5スピード
ブレーキ
(キャリパー/ディスク):BREMBO/LOLA ベンチレーテッドディスク
ダンパー :KONI(ガス-オイル)
タイヤ ブリジストン
エンジン
名称 :MUGEN MF-308
形式 :90゜ V8 DOHC32バルブ
ボア×ストローク(mm):86×64.5
総排気量(cc) :2,997
圧縮比 :12.0:1
最大出力(ps/rpm):450以上/9.000
最大トルク
(kgm/rpm):37.0以上/7.500
燃料系 :ECU(ZYTEK SYSTEM社製)
点火系 :ECU(ZYTEK SYSTEM社製)
+ CD1 BOX(LUCAS社製)
重量(kg) :139(含クラッチ)
SPECIAL THANKS
‘92シーズン、キグナスのレース活動を応援してくれる
かとう れいこ
健康的でハツラツとしたイメージとともに、若者層を中心とした幅広い層に絶大なる
支持を得ているタレントのかとう れいこさん。
‘92シーズン、キグナスのレース活動をファンの皆様とともに、心から応援し、春と
秋に行われるキグナスのキャンペーン活動にも参加いたします。
<かとう れいこプロフィール>
●DATA
出身 :埼玉県
生年月日:昭和44年2月19日
身長 :161cm
スリーサイズ:B86、W60、H84
●HISTORY
1989年 9月 ‘90年クラリオンガール(16代目)に選出
1989年11月 写真集「‘90クラリオンガールかとうれいこ」発売
1989年11月 ビデオ「れいこ IN SAIPAN」発売
1990年 5月 「Listen to Your Heart」で歌手デビュー
1990年11月 ミニアルバム「Virgin Heart」リリース
1991年 3月 写真集「Watch Me」発売
1991年10月 シングル「Moonlight Surfer」リリース
(TV-CMソング)
*その他写真集、ビデオ、TV出演多数
KYGNUSサーキットレディー
●サーキットに華を添える 5人のイメージキャラクターたち
今やサーキットに欠かせない存在となったキグナスサーキットレディ。今年もモータ
ースポーツの華としてだけでなく、ファンの皆様との貴重な接点としてパドックやスタ
ンドなどあらゆるポジションでチームプロモーションの一翼を担っていきます。ご支援
のほど宜しくお願いします。
<‘92 キグナスサーキットレディ・プロフィール>
名 前 : 生 年 月 日 : 身 長 : スリーサイズ
岩下 玲子:S45.1.27(22歳):164cm:B83、W57、H86
近藤 雅子:S44.1.28(23歳):167cm:B88、W60、H86
広田 有美:S44.3. 2(22歳):163cm:B83、W58、H85
原 千佳子:S45.9. 2(21歳):168cm:B85、W59、H84
矢野なおみ:S44.9.10(22歳):165cm:B83、W58、H86
レース・スケジュール
3月 8日 全日本F3000選手権シリーズ 第1戦 鈴鹿
ミリオンカードカップレース 2&4鈴鹿
4月12日 全日本F3000選手権シリーズ 第2戦 富士
キャビン インターナショナルフォーミュラカップレース
5月10日 全日本F3000選手権シリーズ 第3戦 MINE
日本信販スーパーカップ MINE ALL STAR
5月24日 全日本F3000選手権シリーズ 第4戦 鈴鹿
ミリオンカードカップレース Rd.2 鈴鹿
7月19日 全日本F3000選手権シリーズ 第5戦 オートポリス
‘92全日本F3000選手権レース in AUTOPOLIS
8月 2日 全日本F3000選手権シリーズ 第6戦 菅生
日本信販スーパーカップ Rd.2 SUGO インターフォーミュラ
8月16日 全日本F3000選手権シリーズ 第7戦 富士
日本信販スーパーカップ Rd.3 富士チャンピオンズ
9月 6日 全日本F3000選手権シリーズ 第8戦 富士
日本信販スーパーカップ Rd.4 FUJI INTER
9月27日 全日本F3000選手権シリーズ 第9戦 鈴鹿
ミリオンカードカップレース Rd.3 鈴鹿
10月18日 全日本F3000選手権シリーズ 第10戦 富士
日本信販スーパーカップ Rd.5 富士FINAL
11月15日 全日本F3000選手権シリーズ 第11戦 鈴鹿
ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿
各社概要
●東燃株式会社
東燃は、資本提携関係にあるエクソン、モービルから原油を購入し、世界最高水準の
技術を駆使して高品質の石油製品を生産しています。製品はすべて、日本のエッソ石油、モービル石油に販売しており、その供給量は日本の石油需要の約1割にあたります。
また、新規事業分野でも積極的な展開をはかっており、21世紀において成長が予想さ
れている新エネルギー転換技術、新素材、ライフサイエンス、情報科学の四分野で研究
開発活動を行っています。東燃は、暮らしをよりよくし、社会を発展させていくエナジ
ーを創造しつづけたいと考えています。石油精製事業を基盤に、たえず新たなものへの
チャレンジを繰り返しながら、人と社会をもっともっといきいきさせたい。それが東燃
の願いです。
●キグナス石油株式会社
キグナス石油精製株式会社は、東燃株式会社とニチモウ株式会社の共同出資により昭
和33年に設立され、その後順調に発展して来た中堅の石油会社です。川崎市にある製
油所は、日産7万バーレルの原油処理能力を備え、原油の受け入れから精製、出荷に至
るまで、すべての工程が高度なコンピュータ制御で行われており、まさにインテリジェ
ント・リファイナリーと呼ぶにふさわしい最新鋭の工場です。
卓越した技術により生産された高品質の製品は、100%キグナス・ブランドとして、
キグナス石油の全国販売網を通じて消費者の手元にお届けしております。
●株式会社 アイネット
株式会社アイネットは、システム開発と情報処理サービスを行う総合情報処理企業で
す。
石油流通システム・金融流通システムを中心とした情報処理サービスは、当社設置の大
型コンピュータを駆使し、全国に展開するオンライン網により顧客の末端を結び、情報
提供を行っています。
一方、システム開発は自社開発と受託開発を手がけていますが、IPA(通産省・情報
処理振興協会)特定プログラムとして3つのシステムを有し、当社だけでなく全国の情
報センターで数多く稼動しています。
プログラムの設計・開発の高い技術力と豊富なノウハウは、各業界より大きな信頼を得
ています。
平成2年には、通産省よりシステムインテグレーターの認定を受け、コンピュータコン
トロールタワーとしての役割を果たしています。
●日本サン石油株式会社
日本サン石油株式会社は、米国サン石油会社とキグナス石油株式会社の出資会社であ
るニチモウ株式会社、第一勧業銀行との共同出資で設立された石油製品の輸入・製造・
販売の会社です。
米国サン社の潤滑油は世界第2位の生産量を誇り、その品質は高く評価されております。「SUNOCO」ブランドは世界中でご愛用いただいており、特にモーターオイルの分
野ではF-1、インディー、カンナム等のレースで輝かしい実績をあげ、それらのデー
タをもとに、さらに素晴らしいパフォーマンスを製品化しております。
当社は日本及び極東地区にその高品質をお届けすべく、さらに研究開発を重ね時代のニ
ーズに即応した製品を安定供給することによって自動車関連業界、また産業界の発展に
寄与し貢献させていただきたいと願っております。
資料提供:TEAM KYGNUS TONEN
*** FMOTOR4F SysOp 名倉 勇二 (SDI00601) ***
******************************************************************************
* Series : 1992全日本F3000選手権シリーズ *
* Title : タイヤ協会鈴鹿合同テスト *
* Course : 鈴鹿サーキット :5.86403 (km) *
* Date : 92-02-26 *
* Weather : 晴 *
* Condition : ドライ *
* Class : FIA/JAF F3000 (SANCTIONED) *
* : Free Practice Session-2 *
******************************************************************************
Pos.No. Name Maker Model Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 25 R.チーバー BS REY. 92D MUGEN 01'42.840 205.275 0'00.000
2 10 V.バイドラー BS LOLA T92 MUGEN 01'43.270 204.421 0'00.430
3 3 黒沢 琢弥 BS LOLA T91 DFV 01'43.340 204.282 0'00.500
4 19 星野 一義 BS LOLA T91 MUGEN 01'43.450 204.065 0'00.610
5 98 服部 尚貴 BS LOLA T91 MUGEN 01'43.820 203.338 0'00.980
6 11 E.アービン YH LOLA T91 MUGEN 01'44.010 202.966 0'01.170
7 37 M.サロ YH REY. 92D MUGEN 01'44.380 202.247 0'01.540
8 90 M.アピチェラ DL DOM.F103 MUGEN 01'44.970 201.110 0'02.130
9 20 A.G.スコット BS LOLA T90 MUGEN 01'45.230 200.613 0'02.390
10 5 J.クロスノフ DL LOLA T91 MUGEN 01'45.270 200.537 0'02.430
11 36 福山 英朗 DL LOLA T90 MUGEN 01'45.430 200.232 0'02.590
12 99 中谷 明彦 BS LOLA T91 MUGEN 01'45.460 200.175 0'02.620
13 8 松本 恵二 DL DOM.F103 MUGEN 01'45.720 199.683 0'02.880
14 61 T.ダニエルソン DL LOLA T91 DFV 01'45.780 199.570 0'02.940
15 16 関谷 正徳 BS REY. 92D JUDD/KV 01'46.030 199.099 0'03.190
16 34 金石 勝智 YH LOLA T91 MUGEN 01'46.190 198.799 0'03.350
17 28 P.カルカッシ DL LOLA T91 MUGEN 01'46.290 198.612 0'03.450
18 9 M.マルティニ BS LOLA T91 MUGEN 01'46.480 198.258 0'03.640
19 27 舘 善泰 DL LOLA T91 MUGEN 01'47.150 197.018 0'04.310
20 6 和田 久 DL LOLA T91 MUGEN 01'47.610 196.176 0'04.770
21 21 R.ラッツェンバーガー BS LOLA T90 MUGEN 01'47.810 195.812 0'04.970
22 26 和田 孝夫 BS RAL.RT24J MUGEN 01'48.190 195.124 0'05.350
23 62 田中 実 DL LOLA T91 DFV 01'48.780 194.066 0'05.940
24 12 中野 信治 BS RAL.RT24J MUGEN 01'49.100 193.497 0'06.260
******************************************************************************
* HAGIWARA RACING/ARIMATSU *
******************************************************************************
* Series : 1992全日本F3000選手権シリーズ *
* Title : タイヤ協会鈴鹿合同テスト *
* Course : 鈴鹿サーキット :5.86403 (km) *
* Date : 92-02-26 *
* Weather : 晴 *
* Condition : ドライ *
* Class : FIA/JAF F3000 (SANCTIONED) *
* : Free Practice Session-1 *
******************************************************************************
Pos.No. Name Maker Model Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 20 A.G.スコット BS LOLA T90 MUGEN 01'44.970 201.110 0'00.000
2 19 星野 一義 BS LOLA T91 MUGEN 01'45.420 200.251 0'00.450
3 26 和田 孝夫 BS RAL.RT24J MUGEN 01'46.360 198.482 0'01.390
4 25 R.チーバー BS REY. 92D MUGEN 01'46.650 197.942 0'01.680
5 11 E.アービン YH LOLA T91 MUGEN 01'46.780 197.701 0'01.810
6 61 T.ダニエルソン DL LOLA T91 DFV 01'46.790 197.682 0'01.820
7 98 服部 尚貴 BS LOLA T91 MUGEN 01'47.050 197.202 0'02.080
8 3 黒沢 琢弥 BS LOLA T91 DFV 01'47.120 197.073 0'02.150
9 9 M.マルティニ BS LOLA T91 MUGEN 01'47.260 196.816 0'00.000
10 37 M.サロ YH REY. 92D MUGEN 01'47.690 196.030 0'02.720
11 34 金石 勝智 YH LOLA T91 MUGEN 01'47.830 195.776 0'02.860
12 5 J.クロスノフ DL LOLA T91 MUGEN 01'48.070 195.341 0'03.100
13 90 M.アピチェラ DL DOM.F103 MUGEN 01'48.400 194.746 0'03.430
14 99 中谷 明彦 BS LOLA T91 MUGEN 01'48.480 194.603 0'03.510
15 12 中野 信治 BS RAL.RT24J MUGEN 01'48.650 194.298 0'03.680
16 28 P.カルカッシ DL LOLA T91 MUGEN 01'48.970 193.728 0'04.000
17 62 田中 実 DL LOLA T91 DFV 01'49.420 192.931 0'04.450
18 27 舘 善泰 DL LOLA T91 MUGEN 01'49.460 192.860 0'04.490
19 6 和田 久 DL LOLA T91 MUGEN 01'49.970 191.966 0'05.000
20 21 R.ラッツェンバーガー BS LOLA T90 MUGEN 01'50.140 191.670 0'05.170
21 10 V.バイドラー BS LOLA T92 MUGEN 01'51.580 189.196 0'06.610
22 16 関谷 正徳 BS REY. 92D JUDD/KV 01'51.720 188.959 0'06.750
******************************************************************************
* HAGIWARA RACING/ARIMATSU *
’92全日本F3000選手権シリーズ第1戦
ミリオンカードカップレース 2&4 SUZUKA
<F3000>
No. ドライバー名 車名 チームエントラント
------------------------------------------------------------------------
シャシー エンジン タイヤ メンテナンスガレージ
--------------------------------------
2 小河 等 セルモ T90 無限 (株)セルモ
ローラT90-50 MF-308 DL (株)セルモ
3 黒沢 琢弥 CABIN T91 DFV CABIN RACING TEAM with HEROES
ローラT91-50 DFV BS ヒーローズ
5 J・クロスノフ メイテック DL スピードスターT92 スピードスターホイールレーシングチーム
ローラT92-50 MF-308 DL スピードスターレーシング
6 和田 久 CAPCOM LOLA T91 CAPCOM RACING TEAM
ローラT91-50 MF-308 DL スピードスターレーシング
7 高橋 国光 ADVAN LOLA MF308 ADVAN SPORT PAL
ローラT91-50 MF-308 YH PAL SPORT
8 松本 恵二 ダンロップ童夢F103 株式会社童夢
DOME F103 MF-308 DL (株)童夢
9 M・マルティニ アコムエボリューションT92 ACOM EVOLUTION TEAM NOVA
ローラT92-50 MF-308 BS NOVA
10 V・ヴァイドラー KAWAI STEEL T92 KAWAI STEEL TEAM NOVA
ローラT92-50 MF-308 BS NOVA
11 E・アーバイン コスモオイル ローラT92無限 コスモオイル レーシングチーム セルモ
ローラT92-50 MF-308 DL (株)セルモ
12 中野 信治 PIAA RALT RT23 NAKAJIMA PLANNING
ラルトRT24 MF-308 BS プロジェクト4
15 T.B.N ハギワラレーシング
BS ハギワラレーシング
16 関谷 正徳 レイナード92D JUDD ハギワラレーシング
レイナード92D JUDD BS ハギワラレーシング
18 古谷 直広 エボリューションT91 SUPER EVOLUTION RACING TEAM
ローラT91-50 MF-308 YH (株)ニューランド
19 星野 一義 CABIN T91 無限 CABIN RACING TEAM WITH IMPUL
ローラT91-50 MF-308 BS ホシノレーシング
20 A・G・スコット KYGNUS,TONEN,LOLA ステラ インターナショナル
ローラT90-50 MF-308 BS ステラ インターナショナル
21 R・ラッツェンバーガー KYGNUS,TONEN,LOLA ステラ インターナショナル
ローラT90-50 MF-308 BS ステラ インターナショナル
22 太田 哲也 Canon ローラT91 Canon with チェッカーモータース
ローラT91-50 MF-308 DL
25 R・チーバー プロミス REYNARD 92D プロミス Team Le Mans
レイナード92D MF-308 BS Team Le Mans
26 和田 孝夫 NISSEKI RALT RT24 NISSEKI RACING TEAM
ラルトRT24J MF-308 BS Team Le Mans
27 舘 善泰 ALEXEL-T91 NAVI CONNECTION RACING
ローラT91-50 MF-308 DL NAVI CONNECTION R
28 P・カーカッシ ALEXEL-T91 NAVI CONNECTION RACING
ローラT91-50 MF-308 DL NAVI CONNECTION R
29 茂木 和男 MOGG PLANNNING
ローラT90-50 MF-308 YH
30 岩城 晃一 Canon Ks'ローラT91 Canon with チェッカーモータース
ローラT91-50 MF-308 DL
31 池谷 勝則 SEIWA ローラT91 コブラレーシングチーム
ローラT91-50 MF-308 YH 星メンテナンス
34 金石 勝智 ライベックス T91-50 LIVE-X TEAM NOVA
ローラT91-50 MF-308 YH NOVA
36 福山 英朗 チームノジ ローラ TEAM NOJI INTERNATIONAL
ローラT90-50 MF-308 DL TEAM NOJI
37 M・サロ アドレーシング レイナード92D 株式会社アド・レーシング
レイナード92D MF-308 YH (株)モーラ
43 松田 秀士 たけしプロジェクトT90 たけしプロジェクト
ローラT90-50 DFV YH
55 粕谷 俊二 Footwork LOLA T91 フットワークレーシング
ローラT91-50 MF-308 DL フットワークレーシング
57 兵藤 秀二 ビトク レイナード 91D ビトク・モータースポーツ
レイナード91D MF-308 DL
61 T・ダニエルソン SUNTORY熱血LOLA T91/50 TEAM TAKE ONE
ローラT91-50 DFV DL TEAM TAKE ONE
62 田中 実 PLUS LOLA T91/50 TEAM TAKE ONE
ローラT91-50 DFV DL TEAM TAKE ONE
77 鈴木 利男 UNIVERSAL LOLA UNIVERSAL RACING TEAM
ローラT91-50 DFV YH アストニッシュ
90 M・アピチェラ ダンロップ童夢F103 株式会社童夢
DOME F103 MF-308 DL (株)童夢
98 服部 尚樹 TOSTEM LOLA T91 LE GARAGE COX R.T + MOON CRAFT
ローラT91-50 MF-308 BS ムーンクラフト
99 中谷 明彦 TOSTEM LOLA T91 LE GARAGE COX R.T + MOON CRAFT
ローラT91-50 MF-308 BS ムーンクラフト
●CABIN Racing Team with IMPUL
(All Japan F3 Championship)
参戦レース:全日本F3選手権シリーズ全10戦
日本GP(サポートレース)
EURO・MACAU・JAPAN・CHALLENGE・CUP
車両名:CABIN RT36無限
シャシー:RALT RT36
エンジン:無限MF204
タイヤ:ブリヂストン
カーナンバー:19
スタッフ:監 督 金子 豊(有限会社ホシノレーシング)
ドライバー 高村 一明( 〃 )
チーフデザイナー 新井 勉( 〃 )
チーフメカニック 市川 吉正( 〃 )
メカニック 高橋伸一郎( 〃 )
〃 加藤 豊( 〃 )
〃 高橋 信治( 〃 )
シーズンに向けて------------------------------------------------
監 督:金子 豊
今年はドライバーに若手の高村一明を起用することになりました。チ
ームスタッフの力も去年後半よりいちじるくアップしておりますので、
開幕戦より優勝を目指しシリーズチャンピオンを獲得したいと考えてお
ります。ご声援を宜しくお願いします。
ドライバー:高村 一明
この度、CABIN Racing Teamより全日本F3選手権に参戦することに
なりました。F3レース3年目の今シーズンの目標はシリーズチャンピ
オン獲得です。子供の頃より憧れていた星野一義選手のもとで精一杯頑
張りますので、ご声援をお願いします。
●CABIN Racing Team with HEROES
(All Japan F3000 Championship)
参戦レース:全日本F3000選手権シリーズ全11戦
車両名:CABIN F103 DFV、CABIN T92 DFV
シャシー:DOME F103、LOLA T92-50、
エンジン:マツウラCOSWORTH DFV
タイヤ:ブリヂストン
カーナンバー:3
スタッフ:監 督 田中 弘(有限会社ヒーローズレーシングコーポレーション)
ドライバー 黒沢 琢弥( 〃 )
チーフメカニック 掛田 敬三( 〃 )
エンジニア 伊藤 章裕( 〃 )
メカニック 佐々木 斉( 〃 )
〃 森山 直樹( 〃 )
〃 武田 義弘( 〃 )
〃 中村 裕二( 〃 )
〃 他2名
エンジンエンジニア 井上 隆(株式会社ケン・マツウラレーシングサービス)
マネージャー 橋本 知之(有限会社ヒーローズレーシングコーポレーション)
シーズンに向けて------------------------------------------------
監 督:田中 弘
昨シーズンのチャンピオンチームとなったヒーローズレーシングは、
今シーズンはすべてのものをゼロにもどして新たなる挑戦を開始いたし
ます。ドライバーとして黒沢琢弥をチームに迎え入れ、新しい戦闘力童
夢F103+マツウラDFVとのコンビにより、成果をお見せします。
ドライバー:黒沢 琢弥
チャンピオンチームであるCABIN Racing Teamより参戦できる事を光栄
に思います。今年のF3000シリーズも大変な激戦になりそうですが、田
中監督はじめ優秀なスタッフの下で全力を尽くして走れば、結果は出せ
ると信じています。ご期待下さい。
●CABIN Racing Team with IMPUL
(All Japan F3000 Championship)
参戦レース:全日本F3000選手権シリーズ全11戦
車両名:CABIN T92無限、CABIN 92D無限
シャシー:LOLA T92-50、REYNARD 92D
エンジン:無限MF308
タイヤ:ブリヂストン
カーナンバー:19
スタッフ:監 督 金子 豊(有限会社ホシノレーシング)
ドライバー 星野 一義( 〃 )
チーフデザイナー 新井 勉( 〃 )
チーフメカニック 加藤 健次( 〃 )
メカニック 大八木元一( 〃 )
〃 林 真人( 〃 )
〃 笠井 昭則( 〃 )
〃 丸山 貴設( 〃 )
〃 浜田 哲弥( 〃 )
〃 小松 宏哉( 〃 )
マネージャー 村瀬 真路( 〃 )
シーズンに向けて------------------------------------------------
監 督:金子 豊
去年は決して満足のいくシーズンではなかったのですが、チームスタ
ッフ全員が多くのことを身につけたことと確信しております。今シーズ
ンは、その経験を活かし、ドライバー星野とチャンピオン奪回に向け頑
張っていきたいと思っております。宜しくお願いいたします。
ドライバー:星野 一義
今年はF3000チャンピオン奪回を目指し、チーム全員が挑戦者として
戦っていきます。今シーズンは昨年以上にシビアな戦いになると思いま
すが、コンディションの良い時も悪い時も粘り強いレースをお見せしま
す。ご声援下さい。
●GREETING
拝啓 時下益々ご清祥のこととお喜び申し上げます。
おかげさまでキャビン・レーシングチームは1990年の星野一義選手に
続き、昨年は片山右京選手と全日本F3000選手権シリーズにおきまして
2年連続シリーズチャンピオンを獲得することができました。
これもひとえに、皆様方の多大なるご支援の賜物と厚くお礼申し上げま
す。
本年もJTがサポートするキャビン・レーシングチームは、国内最高
峰のレースである全日本F3000選手権シリーズにエース星野一義選手と
新たに若手のホープ黒沢琢弥選手を迎え例年通り2カーエントリーで臨
みます。また全日本F3選手権シリーズには成長著しい高村一明選手を
起用するとともに、昨年12月に実施いたしましたオーディションの優秀
者に対するパーソナルサポートをはじめ、フォーミュラカーの入門レー
スFJ1600レースへの支援、F3000レースへの大会協賛など微力ながら
日本のモータースポーツの発展に寄与してまいりたいと存じます。
さて、今シーズンよりF1世界選手権にステップアップする片山右京
選手につきましてはJTといたしましても支援を継続すべく交渉をかさ
ねてまいりましたところ、2月上旬に正式契約締結に至りましたので、
ここにご報告いたしますとともに、片山選手が世界を舞台により一層の
飛躍をされることを期待しております。
今シーズンも、皆様のご期待に沿うべくスタッフ一同全力を尽くす所
存でございますので、相変わらぬご支援を賜りますようお願い申し上げ
ます。
敬具
平成4年2月
キャビン・レーシングチーム事務局
事務局長 本田郁男
#11、12の鈴鹿F3テストの中に、ドライバー名の間違いがありました。
次のように訂正させていただきます。
西垣外 正義 → 西垣内 正義
中野 信二 → 中野 信治
申し訳ありませんでした。
RIJ-すがやみつる(FMOTOR4 Group Manager SDI00104)
《 '92 MINEサーキット レース 暫定 カレンダー》
注 今年度は シルビアクラスのワンメイクおよびグループCが
開催されます。また N1耐久は400Kmになりました。
-----------------------------------------------------------------------------
全日本フォーミュラ3000選手権シリーズ 第3戦 Nippon Shinpan SUPER CUP MINE ALL STAR
5/09,10 F3000 MIRAGE F-TOYOTA FJ-1600A SILVIA CIVIC
全日本フォーミュラ3選手権シリーズ 第7戦 レース オブ フォーミュラ ジャパン
7/11,12 F3 F-TOYOTA FJ-1600A SAURUS SILVIA CIVIC MARCH
オールジャパンツーリングカー300Kmレース 全日本ツーリングカー選手権シリーズ 第5戦
8/08,09 GR-A SAURUS SILVIA CIVIC TNC SSSAC TN1
N1耐久ラウンドシリーズ '92 第6戦 ベストドライバーズ 400Kmレース
10/10,11 N1 F-TOYOTA FJ-1600A SAURUS MARCH SSSAC TN1
全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権シリーズ第7戦 INTER CHALLENGECUP 500Km in MINE
10/31,11/01 GR-C F-TOYOTA SAURUS SILVIA CIVIC TNC
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
西日本フレッシュマンレース 第1戦
3/01 FJ-1600A CIVIC TNC MARCH SSSAC TN1
西日本フレッシュマンレース 第2戦
6/21 SAURUS CIVIC TNC MARCH SSSAC TN1
西日本フレッシュマンレース 第3戦
9/06 FJ-1600A SILVIA CIVIC TNC MARCH SSSAC TN1
------------------------------------------------------------------------------
提供:美祢サーキット
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (PBA00065) *
******************************************************************************
* Series : 全日本F3選手権シリーズ *
* Title : 無限合同タイヤテスト *
* Course : 鈴鹿サーキット :5.85943 (km) *
* Date : 92-02-17 *
* Weather : 晴 *
* Condition : ドライ *
* Class : FIA/JAF F3 (SANCTIONED) *
* : Free Practice Session-2 *
******************************************************************************
Pos.No. Name Maker Model Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 3 アンソニー・リード RAL.RT35 MUGEN 02'02.570 172.097 0'00.000
2 4 井上 隆智穂 DAL.392 MUGEN 02'03.440 170.884 0'00.870
3 44 ユージェニオ・ビスコ DAL.392 MUGEN 02'03.650 170.594 0'01.080
4 84 戸田 哲史 RAL.RT35 MUGEN 02'03.880 170.277 0'01.310
5 19 高村 一明 RAL.RT36 MUGEN 02'04.880 168.914 0'02.310
6 16 影山 正美 RAL.RT35 MUGEN 02'04.920 168.860 0'02.350
7 15 西垣外 正義 RAL.RT35 MUGEN 02'04.990 168.765 0'02.420
8 27 早田 岳史 RAL.RT34 MUGEN 02'05.020 168.725 0'00.000
9 121 奥貫 直 RAL.RT35 MUGEN 02'05.120 168.590 0'02.550
10 18 トム・クリステンセン RAL.RT36 TOYOTA 02'05.450 168.146 0'02.880
11 55 柴原 眞介 RAL.RT36 MUGEN 02'05.490 168.093 0'02.920
12 8 ジャック・ビルニューヴ TOM'S032 TOYOTA 02'05.610 167.932 0'03.040
13 47 山路 慎一 RAL.RT35 MUGEN 02'05.650 167.879 0'03.080
14 17 夏川 竜一 RAL.RT35 MUGEN 02'05.750 167.745 0'03.180
15 12 中野 信二 RAL.RT36 MUGEN 02'06.090 167.293 0'03.520
16 7 田中 哲也 TOM'S032 TOYOTA 02'06.300 167.015 0'03.730
17 30 近藤 真彦 RAL.RT35 MUGEN 02'06.380 166.909 0'03.810
18 36 藤村 満男 DAL.391 MUGEN 02'07.220 165.807 0'04.650
19 73 ヘザー・ベイリー REY.923 MUGEN 02'07.460 165.495 0'04.890
20 31 佐田 RAL.RT35 MUGEN 02'07.640 165.261 0'05.070
21 58 金海 DAL.391 MUGEN 02'07.700 165.184 0'05.130
******************************************************************************
* TOMEI/HAGIWARA RACING *
******************************************************************************
* Series : 全日本F3選手権シリーズ *
* Title : 無限合同タイヤテスト *
* Course : 鈴鹿サーキット :5.85943 (km) *
* Date : 92-02-17 *
* Weather : 晴 *
* Condition : ドライ *
* Class : FIA/JAF F3 (SANCTIONED) *
* : Free Practice Session-1 *
******************************************************************************
Pos.No. Name Maker Model Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 3 アンソニー・リード RAL.RT35 MUGEN 02'02.680 171.943 0'00.000
2 84 戸田 哲史 RAL.RT35 MUGEN 02'03.890 170.264 0'01.210
3 44 ユージェニオ・ビスコ DAL.392 MUGEN 02'03.890 170.264 0'01.210
4 15 西垣外 正義 RAL.RT35 MUGEN 02'04.620 169.266 0'01.940
5 19 高村 一明 RAL.RT36 MUGEN 02'04.890 168.900 0'02.210
6 16 影山 正美 RAL.RT35 MUGEN 02'05.220 168.455 0'02.540
7 7 田中 哲也 TOM'S032 TOYOTA 02'05.790 167.692 0'03.110
8 18 トム・クリステンセン RAL.RT36 TOYOTA 02'05.990 167.426 0'03.310
9 8 ジャック・ビルニューヴ TOM'S032 TOYOTA 02'06.070 167.319 0'03.390
10 4 井上 隆智穂 DAL.392 MUGEN 02'06.380 166.909 0'03.700
11 12 中野 信二 RAL.RT36 MUGEN 02'06.440 166.830 0'03.760
12 17 夏川 竜一 RAL.RT35 MUGEN 02'07.180 165.859 0'04.500
13 47 山路 慎一 RAL.RT35 MUGEN 02'07.210 165.820 0'04.530
14 55 柴原 眞介 RAL.RT36 MUGEN 02'07.370 165.612 0'04.690
15 30 近藤 真彦 RAL.RT35 MUGEN 02'07.590 165.326 0'04.910
16 58 金海 DAL.391 MUGEN 02'07.730 165.145 0'05.050
17 27 早田 岳史 RAL.RT35 MUGEN 02'07.830 165.016 0'05.150
18 31 佐田 RAL.RT35 MUGEN 02'07.980 164.822 0'05.300
19 36 藤村 満男 DAL.391 MUGEN 02'08.060 164.719 0'05.380
20 73 ヘザー・ベイリー REY.923 MUGEN 02'12.440 159.272 0'09.760
******************************************************************************
* TOMEI/HAGIWARA RACING *
「プロミス&レイナード・レーシングチーム」
1992年度 チーム体制
-----------------------------------
チーム名称 プロミス&レイナード・レーシングチーム
エントラント名 プロミス& Team Le Mans
出場レース 全日本F3000選手権シリーズ全11戦
マシン名称 プロミス・レイナード92D
カーナンバー 25
チーム体制
プロミス株式会社 レイナード・レーシング・カーズ社
代表取締役社長 大利貴彦 会 長 エイドリアン・レイナード
代表取締役副社長 大倉利幸 専務取締役 リック・ゴーン
代表取締役副社長 神内英樹 チーフデザイナー マルコム・オーストラー
営業企画部課長 吉田淳二
株式会社ル・マン
(チーム運営)
ドライバー ロス・チーバー
チームオーナー 花輪知夫
チーム監督 本間勝久
チーフエンジニア 土沼広芳
チーフメカニック 竹本篤司
メカニック 片瀬 徹、佐藤忠章
立川昭彦、渡辺 栄
溝田唯司、森内誠二
マネージャー 本村修造
使用マシン・テクニカルスペック
-----------------------------------
マシン名称 プロミス・レイナード92D
シャーシ レイナード92D
国際F3000でチャンピオンシップを獲得した91Dを更に改良し1992年
の車両規定に合わせ開発。
最新のハイノーズを採用し空力効果を向上。
モノコック構造 フルカーボンモノコック
モノコック全高を91Dより20mm高め、コックッピットパネルの形状見
直しにより高い剛性と広いスペースを確保、ドライバーの操作性と
同時に安全性も高めた。
トランスミッション レイナード製トランスバース
前進5速/後退1速
重量配分と空力特性にも優れた横置きタイプ
サスペンション(前) ダブルウイッシュボーン/プッシュロッド
(後) ダブルウイッシュボーン/プッシュロッド
ブレーキ Front AP製6ポット/ベンチレーティドデスク
Rear AP製4ポット/ベンチレーティドデスク
ダッシュボード Pi Researchのデジタルディスプレイにデータロガーコンピュータ計
測を特別にプロミス・レイナード92Dに採用
タイヤ BRIDGESTONE
ホイールベース 2,800 mm
フロントトレッド 1,720 mm
リヤトレッド 1,590 mm
総重量 540kg
エンジン 無限MF -308
90度 V-8 DOHC 32バルブ
排気量 2,997cc
ボア×ストローク 86 x 64.5 mm
エンジン重量 139 kg
出力 460PS/8500 r.p.m.
トルク 37.0 KG-m/7000 r.p.m.
クラッチ AP製トリプルプレート・カーボンクラッチ
燃料タンク プリメーヤ製
「プロミス&レイナード・レーシングチーム」
-チームプリンセス プロフィール -
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氏 名 生年月日 年令 出身地 身長 3サイズ
内田 愛(ちか) 昭和44年1月11日 23歳 愛知県 172 82・60・88
古川 るり子 昭和46年3月7日 20歳 東京都 169 83・58・85
石川 真紀(まき) 昭和47年7月12日 19歳 170 83・61・88
加藤 珠美(たまみ) 昭和40年1月31日 21歳 172 80・58・85
「プロミス&レイナード・レーシングチーム」
1992年全日本F 3000選手権シリーズにフルエントリー
-----------------------------------
1992年 2月10日
「プロミス&レイナード・レーシングチーム」がシリーズチャンピオンを目指し
2年目のチャレンジを開始します。 当チームは昨年、イギリスの世界的なコン
ストラクターであるレイナード・レーシング・カーズ社、日本のレーシングチー
ムの草分けとして輝かしい戦歴を誇る株式会社ル・マンと、「アメニティーライ
フ提案企業」を目指し各種の文化・スポーツイベントを展開してきたプロミス株
式会社の3年契約のパートナーシップのもとに発足しました。
昨年度は初参戦ながら最多の3回優勝、シリーズ2位と好成績を残すことが出来
ました。
しかし、これに慢心することなく、最強のチーム体制を確立すべく準備を整えま
した。
ドライバーは、昨年同様ロス・チーバー氏を起用。マシンは、性能が実証された
91Dに新たなコンセプトを採用したレイナード92Dを世界のチームに先駆け入手。
昨年圧倒的な速さを見せた「ブリヂストン」に加え、「無限エンジン=東名エ
ンジンチューン」と完璧なコンストラクションを施した「プロミス・レイナード
92D」で全日本F3000選手権11戦にフルエントリーします。
このように現在考えられる最良のチーム体制でシリーズに臨む所存ですので「プ
ロミス&レイナード・レーシングチーム」に、皆様のご理解と暖かいご支援を賜
りますようよろしくお願い申し上げます。
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提供 プロミス株式会社 営業企画部
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ご挨拶
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弊社は、これまで「人に豊かなアメニティーを提供していく」という企業ポリシ
ーのもと、様々な文化・スポーツイベントに参加してまいりました。 昨年から
は「若者と共に新しいライフスタイルをクリエイトする企業」として、モーター
スポーツ分野に参戦させていただきました。
モータースポーツは、「最新のテクノロジーを採用したマシンと、それを操るド
ライバーやメカニックたちの"レースに勝つ"という一点の目的意識が融合して生
みだされるひとつのアート」と我々は考えます。 より速く走るために傾けられ
る努力と情熱が、モータースポーツファンのみならず、我々にも興奮と感動を与
えてくれました。
パートナーで有るレイナード・レーシング・カーズ社は、昨年度も国際F3000シリ
ーズ、英国F3000シリーズのチャンピオン・シャーシと成るなど、テクノロジー、
戦歴におきましても素晴らしい実績を持つコンストラクターでした。 一方、株
式会社ル・マンは日本のレーシングチームのトップリーダーとしての能力を充分
発揮され、シリーズ争いを存分に楽しませてくれました。
本年度も全日本F 3000選手権シリーズに、昨年度のパートナーと共に「プロミス
&レイナード・レーシングチーム」としてフルエントリーすることは喜びにたえ
ません。
昨年のこの席でお約束した「数年後には日本のモータースポーツ界をリードでき
るチームを目指してあらゆる努力を続けていくこと」を今年も忘れず続けてまい
ります。
チームと共に弊社プロミス株式会社も合わせて、皆様の深いご理解と暖かいご支
援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
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プロミス株式会社 代表取締役 大利 貴彦(おおりたかよし)
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ドライバー・プロフィール
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名 前 ロス・チーバー(Ross Cheever)
生年月日 1964年4月12日
出身地 イタリア・ローマ
国 籍 アメリカ
言 語 英語、イタリア語、フランス語(多少)
1982年 イタリアのバレルンガにあるヘンリー・モロー・レーシングスクール
(Henry Morrough Racing School)でレーシングテクニックを学ぶ。
2度目のレース出場であったイギリス選手権フォーミュラ・フォード
1600ccで、優勝。この後わずか6カ月の間に、入賞12回、ラップ最高
タイム2回の好成績をおさめ、注目を集める。
1983年 イギリス選手権フォーミュラ・フォード1600ccで、優勝8回、ポール
ポジション9回、入賞20回、ラップ最高タイム5回、ラップ記録1回。
1984年 この年よりF3イギリス選手権に参戦。最終6戦のうち、スパ(Spa)、
ザンボード(Zanvoort) 、ブランズハッチ(Brands Hatch)、の3戦
で優勝。
その他ポールポジション2回。ラップ最高タイム1回、2度の2位。
フォーミュラ・アトランティック・タスマン選手権4戦中、ウィグラ
ム
(Wigram)、ベイパーク(Bay Park)、ニュージーランドG.P.で3勝。
ポールポジション3回、ラップ最高タイム3回。シリーズチャンピオ
ンとなる。
1985年 F3イギリス選手権5戦のうち、スパ(Spa)、ブランズハッチ(Brands
Hatch)で優勝。フォーミュラ・アトランティック・オーストラリアン
G.P.で、ポールポジション、ラップ新記録をともに打ちたて優勝。
1986年 フォーミュラ・アトランティック・タスマン選手権で、8戦中6戦に
参戦。
ベイパーク(Bay Park)、マンフィールド(Manfield)、ニュージーラ
ンドG.P.で優勝、同シリーズ2位。カリフォルニアのシアーズポイン
ト(Sears Point)でのスポーツルノーレースで優勝。
1987年 来日。全日本F3選手権に参戦。5戦優勝し、シリーズチャンピオンを
獲得。
全日本F3000選手権でも4戦に挑み、富士のグループCカーレースで2
位。
1988年 全日本F3000選手権に参戦。
1989年 全日本F3000選手権に参戦。富士と西日本サーキットで優勝。入賞4回、
シリーズ2位。ル・マン24時間レースでグループCにトヨタで参戦。
日本でも3戦に挑む。
1990年 全日本F3000選手権で、2位1回、6位2回。同シリーズ第8位。
1991年 全日本F3000選手権に「プロミス&レイナード・レーシングチーム」か
らフル参戦。
7/28 全日本F3000選手権第6戦「スポーツランド菅生」で優勝。
9/29 全日本F3000選手権第9戦「鈴鹿サーキット」で優勝。
11/17 全日本F3000選手権第11戦「鈴鹿サーキット」で優勝。
「スポーツランド菅生」のF3000コースレコードを記録。
「富士スピードウエイ」のF3000コースレコードを記録。
全日本F3000選手権シリーズ、第2位。
●カワイ・スチール、プロミス&レイナード、92年体制発表!
2月10日、カワイスチール・レーシングチームとプロミス&レイナード・レー
シングチームが、相次いで1992年度のチーム体制発表を行なった。
カワイスチール・レーシングチームは、昨年同様にドライバーはボルカー・ワ
イドラー、マシンはローラT92/50、エンジンは無限、タイヤはブリヂストンと
なる。メインテナンス・ガレージはローラの輸入代理店でもあるノバ。ローラの
92年型マシンは、フロント部の手直しとかでデリバリーが遅れており、開幕には
91年型マシンで臨むところが多くなりそうとのことだ。
一方のプロミス&レイナード・レーシングチームは、こちらも昨年同様に、ド
ライバーはロス・チーバー、マシンはレイナード92D、エンジンは無限、タイヤ
はブリヂストンとなる。ガレージはレイナードの輸入元のチーム・ルマン。こち
らはすでにシャシーナンバー1のマシンが到着しており、1月末にオートポリス
でシェイクダウンテストを行なっている。
今年からFISAのF3000規定が変わり、新型のレイナードはダウンフォース
が減少しているとのこと。ロス・チーバーによれば、昨年型は、スローコーナー
の操縦性に難があったが、今年の型はそれも解決されているが、ダウンフォース
が減少していることから、高速コーナーがつらくなるだろうとのことだ。全日本
選手権のルールでは、第1戦は昨年型のマシンも使用可能なことから、92年型マ
シンを使うレイナードはきびしくなるかもしれないが、それ以降は、早く開発に
かかった分だけ、ローラ勢よりも有利な展開になるのではないかと語っていた。
「今年で日本でのレースは6年目になるが、F1への参加も考えているので、日
本でのレースは、今年で最後になる予定。昨年は、優勝かリタイアかというシー
ズンだったので、今年は大事にポイントを積み重ねて、チャンピオンをとるつも
りだ」と、チーバーは語っていた。
RIJ-すがやみつる(FMOTOR4 Group Manager SDI00104)
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* Series : 全日本F3選手権シリーズ *
* Title : COX占有テスト *
* Course : 富士スピードウェイ :4.470 (km) *
* Date : 92-02-06 *
* Weather : 晴 *
* Condition : ドライ *
* Class : FIA/JAF F3 (SANCTIONED) *
* : Free Practice 10:00~12:00 *
******************************************************************************
Pos.No. Name Maker Model Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 63 石川 朗 RAL.RT35 MF204 01'29.980 178.840 0'00.000
2 24 アンソニー・リード RAL.RT35 MF204 01'30.280 178.245 0'00.300
3 19 高村 一明 RAL.RT36 MF204 01'30.430 177.950 0'00.450
4 84 戸田 哲史 RAL.RT35 MF204 01'30.700 177.420 0'00.720
5 80 伊藤 直澄 RAL.RT35 MF204 01'30.880 177.069 0'00.900
6 99 服部 尚貴 RAL.RT35 MF204 01'31.390 176.081 0'01.410
7 14 土屋 圭市 RAL.RT36 MF204 01'31.640 175.600 0'01.660
8 71 ジャック・ビルニューブ TOMS 031 3S-G 01'31.770 175.351 0'01.790
9 70 デレック・ヒギンズ RAL.RT36 MF204 01'31.930 175.046 0'01.950
10 36 藤村 満男 DAL.392 MF204 01'32.210 174.515 0'02.230
11 1 中野 信二 RAL.RT36 MF204 01'32.650 173.686 0'02.670
12 12 奥貫 直 RAL.RT35 MF204 01'33.070 172.902 0'03.090
13 18 トム・クリステンセン RAL.RT36 3S-G 01'34.450 170.376 0'04.470
14 5 沢登 栄一 RAL.RT36 MF204 01'35.070 169.265 0'05.090
15 58 金海 辰彦 DAL.391 MF204 01'35.850 167.887 0'05.870
******************************************************************************
提供:萩原レーシング
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (PBA00065) *
--NISSAN MOTORSPORT INFOMATION--
日産自動車(株)
☆ 国内参戦計画(ファクトリー活動)
全日本スポーツプロトタイプカー選手権(JSPC)に参戦
---------------------------
昨年、全7戦中3戦に優勝し、ドライバー部門(星野一義選手)、メーカー部門
ともシリーズ・チャンピオンを獲得したJSPCに、91年チャンピオンマシンの
改良型であるターボエンジン搭載車ニッサンR92CPで全戦参加し、3年連続で
のシリーズ・チャンピオン獲得を目指す。
〈参戦体制〉
エントラント:ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(NISMO)
監 督 :水野和敏
参戦車両 :ニッサンR92CP
参戦クラス :N-C1
参戦台数 :2台
ドライバー :星野一義/鈴木利男組
長谷見昌弘/ジェフ・クロスノフ(スウェーデン)/影山正彦組
参戦予定レース:92年JSPCシリーズ全戦
〈車両の改良〉
91年のニッサンR91CPに対して、走行性能、信頼性の実績を踏まえ、次の
内容の性能向上を施し、92年型ニッサンR92CPとした。
* サスペンション・ジオメトリーの改良によるコーナリング性能の一層の向上
* 車両細部にわたる軽量化の実施
☆ 国内支援計画(ユーザー支援活動)
1.ツーリングカー選手権へ参戦するチームを支援
-----------------------
昨年、スカイラインGT-R(グループA仕様)で全日本ツーリングカー選手権
(JTC)に参戦したチームを支援した。
スカイラインGT-Rは、一昨年のデビューから2年連続全戦優勝を飾り、圧倒
的強さを示し、昨年はドライバー部門(長谷見昌弘選手)、メーカー部門ともシリー
ズ・チャンピオンを獲得した。
92年は、昨年支援したチームに加え、支援を広げていく予定である。
また海外でのツーリングカーレースに参戦するチームへの支援も行う。
〈国内〉
* JTCに参戦する5チームをNISMOおよび当社が技術面で支援する。
○ ハセミ・モータースポーツ
○ ホシノ・レーシング
○ チーム・タイサン
○ アクシア・レーシング・チーム
○ F.E.T.レーシング・チーム
* 上記5チームに加え、今後も支援を広げていく予定である。
2.スポーツプロトタイプカー選手権(JSPC)へ参戦するチームを支援
----------------------------------
昨年、JSPCに参戦した2チームを支援したが、92年はチーム・テイクワン
を加えた3チームへの支援を行う。
○ チーム・ルマン (ニッサンR91CP)
○ フロム・エー・レーシング(ニッサンR91CK)
○ チーム・テイクワン (ニッサンR91CP)
3.モータースポーツの基盤を充実させるための支援活動
--------------------------
○ ワンメイクレースへの支援
* 従来より実施しているザウルスカップレースシリーズ(東日本シリーズ全8戦
予定/西日本シリーズ全6戦予定)、昨年よりはじめたザウルスJr.カップ
レースシリーズ(関東シリーズ全7戦/東北シリーズ全6戦/山陽シリーズ全5
戦予定)を実施する。
* マーチレースシリーズ(北海道全5戦予定/東北全6戦予定/筑波全7戦予定
/山陽全5戦予定/西日本全5戦予定)を実施する。
* 今年からMINEサーキットでスーパーシルビアレースシリーズ(全5戦予定)
を新たに実施する。
* 富士フレッシュマンレースシリーズ(全8戦)を支援する。
○ レーシングスクールの実施
* レーシングドライバーを対象としたテクニカルクラス(年間4回)、ワンメイク
ドライバーズミーティング(年間6回)を例年通り実施する。
また、昨年同様、テクニカルクラス受講生を対象とした卒業検定会を実施し、
優秀技能者としての認定を行う。
* 一昨年より始めた日産製スポーティカー(登録車)を対象とした、レーシング
スクールのスポーツクラスでは、高性能市販車ユーザーにサーキットにおける、
車の挙動・限界を体験させることにより、ドライビング・テクニクを学ばせる。
(全国4サーキットで実施)
提供:日産自動車(株)広報部
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (PBA00065) *
《ワコール・リリース》
1992年1月16日
ワコール・モータースポーツプロジェクト
-- 8年間、本当にありがとうございました。 --
-- 『ワコール・モータースポーツプロジェクト』活動休止のご案内 --
謹啓 早春の候、皆様におかれましたも益々ご清栄の段、心よりお慶び申し上げます。
日頃は私共の活動に格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
さて1984年のモータースポーツ界参入以来、8年間の活動を継続してまいりました
『ワコール・モータースポーツプロジェクト』ですが、本年度は、その活動を一時、
休止させていただくことと相成りました。
当初より「インナーウェアを基幹事業とした企業・ワコール」のコミュニケーション
戦略の一環として取り組み、その新しいイメージの広がりを求め、私達のメッセージ
『人はもっと美しくなれる』という言葉を携え、その言葉の意味を自ら証明していく
ために挑んだ新しき未知のフィールド、それがモータースポーツでありました。
思えばそれは1年々々の積み重ねであり、年が過ぎるたびに“挑戦”“躍動”そして
“育む”といったような様々なテーマを自らに課し、それらを年間を通じて乗り越え
ていくことで「新しいワコール」「元気なワコール」のイメージ構築を目指してまい
りました。
そして8年間に及ぶ活動を続けてきた今、社内活性、事業活動への寄与を初めとして、
私達が目指してきた“新しい企業イメージの醸成”は成し得たと改めて考えておりま
す。
つきましては、ワコールとしての新しいコミュニケーション活動の構築を成し得るま
で、冒頭にてご案内のとおりモータースポーツ活動を休止することといたしました。
何も分からず飛び込んだモータースポーツ界におきまして、8年間の長きにわたり暖
かくご指導・ご鞭撻を賜りました各界関係者の皆様に御礼申し上げますと共に、今後
のワコールの諸活動にも、かわらぬご支援・ご協力を賜りますよう改めましてお願い
申し上げます。
皆様、本当にありがとうございました。 謹言
提供:ワコール
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (PBA00065) *
***************** '92 全日本選手権レースカレンダー *******************
開催日 カテゴリー 大会名称 サーキット
-----------------------------------------------------------------------------
3/ 7- 8 F3000 Rd 1 ミリオンカードカップレース2&4 鈴鹿
F3 Rd 1 〃 〃
14-15 JTC Rd 1 TIサーキット英田グループA300km レース TI
28-29 F3 Rd 2 筑波チャレンジカップレース 筑波
-----------------------------------------------------------------------------
(4/ 3- 5 SWC Rd 1 SPORTSCAR WORLD CHAMPIONSHIP [500km] AP)
4/11-12 F3000 Rd 2 CABIN インターナショナルフォーミュラカップレース 富士
18-19 JSPC Rd 1 鈴鹿 500kmレース 鈴鹿
25-26 JTC Rd 2 全日本ツーリングカー選手権 in AUTO POLIS AP
-----------------------------------------------------------------------------
5/ 2- 4 JSPC Rd 2 全日本富士1000kmレース 富士
F3 Rd 3 〃 〃
9-10 *F3000 Rd 4 NipponShinpan SUPER CUP MINE ALL STAR MINE
16-17 JTC Rd 3 SUGOグループA300km 選手権レース SUGO
23-24 F3000 Rd 4 ミリオンカードカップレース ラウンド2 鈴鹿
F3 Rd 4 〃 〃
-----------------------------------------------------------------------------
6/13-14 F3 Rd 5 ハイランドフォーミュラ選手権レース 仙台
27-28 F3 Rd 6 92全日本フォーミュラ3選手権シリーズ第6戦 TI
-----------------------------------------------------------------------------
7/ 4- 5 JTC Rd 4 鈴鹿スーパーツーリングカー500km レース 鈴鹿
11-12 F3 Rd 7 レース・オブ・フォーミュラ・ジャパン MINE
18-19 F3000 Rd 5 全日本F3000選手権 in AUTO POLIS AP
25-26 JSPC Rd 3 全日本富士500mile レース 富士
-----------------------------------------------------------------------------
8/ 1- 2 F3000 Rd 6 NipponShinpan SUPERCUP Rd2 SUGO INTER FORMULA SUGO
8- 9 JTC Rd 5 オールジャパンツーリングカー300km レース MINE
15-16 F3000 Rd 7 NipponShinpan SUPER CUP Rd3 FUJI CHAMPIONS 富士
22-23 JTC Rd 6 92レース・ド・ニッポン 筑波
( 28-30 SWC Rd 8 SPORTSCAR WORLD CHAMPIONSHIP [1000km] 鈴鹿)
[ 29-30 JSPC Rd 4 インターナショナル鈴鹿1000kmレース 鈴鹿]
-----------------------------------------------------------------------------
9/ 5- 6 F3000 Rd 8 NipponShinpan SUPER CUP Rd4 FUJI INTER 富士
12-13 JSPC Rd 5 SUGOインターナショナル500km レース SUGO
F3 Rd 8 〃 〃
19-20 JTC Rd 7 ハイランドグループA300km 選手権レース 仙台
26-27 F3000 Rd 9 ミリオンカードカップレース ラウンド3 鈴鹿
F3 Rd 9 ミリオンカードカップレース ラウンド3 鈴鹿
-----------------------------------------------------------------------------
10/ 3- 4 JSPC Rd 6 全日本富士1000kmレース 富士
17-18 F3000 Rd10 NipponShinpan SUPER CUP Rd5 FUJI FINAL 富士
( 23-25 F1 Rd15 F1日本GP 鈴鹿)
31- 1 *JSPC Rd 7 INTER CHALLENGE CUP 500km in MINE MINE
-----------------------------------------------------------------------------
11/ 7- 8 JTC Rd 8 INTER-TEC 富士
14-15 F3000 Rd11 ミリオンカードカップレースファイナルラウンド鈴鹿 鈴鹿
F3 Rd10 〃 〃
( 28-29 F3 INTER F3 富士)
-----------------------------------------------------------------------------
* :サーキットの公認条件付き
( ):国内で行われる国際イベント(全日本選手権以外のもの)
[ ]:8月の鈴鹿1000kmは、SWCがキャンセルされた場合のみ開催
F3000:全日本フォーミュラ3000選手権シリーズ
JSPC :全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権シリーズ
JTC :全日本ツーリングカー選手権シリーズ
F3 :全日本フォーミュラ3選手権シリーズ
(SWC :スポーツカー世界選手権)
注)FIA選手権カレンダーとの関連により日程が変更される場合があります
***************** '92 全日本選手権レースカレンダー(暫定)*******************
開催日 カテゴリー 大会名称 サーキット
-----------------------------------------------------------------------------
3/ 7- 8 F3000 Rd 1 ミリオンカードカップレース2&4 鈴鹿
F3 Rd 1 〃 〃
14-15 JTC Rd 1 TIサーキット英田グループA300km レース TI
21-22 F3000 Rd 2 全日本F3000選手権 in AUTO POLIS AP
28-29 F3 Rd 2 筑波チャレンジカップレース 筑波
-----------------------------------------------------------------------------
4/ 4- 5 *JSPC Rd 1 INTER CHALLENGE CUP 500km in MINE MINE
( 3- 5 SWC Rd 1 SPORTSCAR WORLD CHAMPIONSHIP [500km] AP)
18-19 F3000 Rd 3 CABIN インターナショナルフォーミュラカップレース 富士
25-26 JTC Rd 2 全日本ツーリングカー選手権 in AUTO POLIS AP
-----------------------------------------------------------------------------
5/ 2- 4 JSPC Rd 2 全日本富士1000kmレース 富士
F3 Rd 3 〃 〃
9-10 *F3000 Rd 4 NipponShinpan SUPER CUP MINE ALL STAR MINE
16-17 JTC Rd 3 SUGOグループA300km 選手権レース SUGO
23-24 F3000 Rd 5 ミリオンカードカップレース ラウンド2 鈴鹿
F3 Rd 4 〃 〃
-----------------------------------------------------------------------------
6/13-14 F3 Rd 5 ハイランドフォーミュラ選手権レース 仙台
27-28 F3 Rd 6 92全日本フォーミュラ3選手権シリーズ第6戦 TI
-----------------------------------------------------------------------------
7/ 4- 5 JTC Rd 4 鈴鹿スーパーツーリングカー500km レース 鈴鹿
11-12 F3 Rd 7 レース・オブ・フォーミュラ・ジャパン MINE
25-26 JSPC Rd 3 全日本富士500mile レース 富士
-----------------------------------------------------------------------------
8/ 1- 2 F3000 Rd 6 NipponShinpan SUPERCUP Rd2 SUGO INTER FORMULA SUGO
8- 9 JTC Rd 5 オールジャパンツーリングカー300km レース MINE
15-16 F3000 Rd 7 NipponShinpan SUPER CUP Rd3 FUJI CHAMPIONS 富士
22-23 JTC Rd 6 92レース・ド・ニッポン 筑波
29-30 JSPC Rd 4 インターナショナル鈴鹿1000kmレース 鈴鹿
( 28-30 SWC Rd 8 SPORTSCAR WORLD CHAMPIONSHIP [1000km] 鈴鹿)
-----------------------------------------------------------------------------
9/ 5- 6 F3000 Rd 8 NipponShinpan SUPER CUP Rd4 FUJI INTER 富士
12-13 JSPC Rd 5 SUGOインターナショナル500km レース SUGO
F3 Rd 8 〃 〃
19-20 JTC Rd 7 ハイランドグループA300km 選手権レース 仙台
26-27 F3000 Rd 9 ミリオンカードカップレース ラウンド3 鈴鹿
F3 Rd 9 ミリオンカードカップレース ラウンド3 鈴鹿
-----------------------------------------------------------------------------
10/ 3- 4 JSPC Rd 6 全日本富士1000kmレース 富士
17-18 F3000 Rd10 NipponShinpan SUPER CUP Rd5 FUJI FINAL 富士
( 23-25 F1 Rd15 F1日本GP 鈴鹿)
31- 1 JSPC Rd 7 SUGOインターナショナル500mile レース SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
11/ 7- 8 JTC Rd 8 INTER-TEC 富士
14-15 F3000 Rd11 ミリオンカードカップレースファイナルラウンド鈴鹿 鈴鹿
F3 Rd10 〃 〃
( 28-29 F3 INTER F3 富士)
-----------------------------------------------------------------------------
* は、サーキットの公認条件付き
( )は、国内で行われる国際イベント(全日本選手権以外のもの)
F3000:全日本フォーミュラ3000選手権シリーズ
JSPC :全日本スポーツプロトタイプカー耐久選手権シリーズ
JTC :全日本ツーリングカー選手権シリーズ
F3 :全日本フォーミュラ3選手権シリーズ
(SWC :スポーツカー世界選手権)
注)現在発表されているものをまとめましたので、日程、大会名称等変更される可
能性があります。(特にSWC 開催の有無によりJSPCとバッティングしている4月、
8月の日程)
******************************************************************************
* Series : 全日本パナソニックF3選手権シリーズ *
* Title : F3協会/ブリヂストン合同テスト *
* Course : 鈴鹿サーキット :5.86403 (km) *
* Date : 91-12-17 *
* Weather : 晴 *
* Condition : ドライ *
* Class : FIA/JAF F3 (SANCTIONED) *
* : Free Practice Session-2 *
******************************************************************************
Pos.No. Name Maker Model Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 24 A.リード RALT RT35 MF204 02'02.690 172.064 0'00.000
2 70 D.ヒギンズ RALT RT35 MF204 02'03.990 170.260 0'01.300
3 76 井上 隆智穂 DAL. 391 MF204 02'04.290 169.849 0'01.600
4 32 光貞 英俊 RALT RT35 MF204 02'04.370 169.740 0'01.680
5 57 柴原 眞介 RALT RT35 MF204 02'04.400 169.699 0'01.710
6 89 檜井 保孝 RALT RT35 MF204 02'04.480 169.590 0'01.790
7 99 服部 尚貴 RALT RT35 MF204 02'04.640 169.372 0'01.950
8 62 早田 岳史 RALT RT35 MF204 02'04.960 168.938 0'02.270
9 84 戸田 哲史 RALT RT35 MF204 02'05.310 168.466 0'02.620
10 71 A.G.スコット RALT RT36 MF204 02'05.600 168.077 0'02.910
11 10 伊藤 直澄 RALT RT35 MF204 02'05.640 168.024 0'02.950
12 91 渋谷 勉 RALT RT35 MF204 02'05.890 167.690 0'03.200
13 88 松井 茂樹 RALT RT34 MF204 02'06.100 167.411 0'03.410
14 16 影山 正美 RALT RT36 MF204 02'06.170 167.318 0'03.480
15 90 吉田 和政 RALT RT35 MF204 02'06.510 166.868 0'03.820
16 52 藤村 満男 DAL. 391 MF204 02'07.150 166.028 0'04.460
17 92 水谷 正道 RALT RT35 MF204 02'07.770 165.223 0'05.080
18 47 山路 慎一 RALT RT35 MF204 02'08.290 164.553 0'05.600
19 30 金久 憲司 RALT RT33 MF204 02'09.060 163.571 0'06.370
20 93 大宮 嘉信 REY. 913 MF204 02'09.460 163.066 0'06.770
21 25 M.マンコネン RALT RT35 MF204 02'11.810 160.159 0'09.120
22 81 川本 篤 RALT RT34 MF204 02'13.480 158.155 0'10.790
23 42 酒井 浩 RALT RT34 MF204 02'25.480 145.109 0'22.790
******************************************************************************
* KUDO/ARIMATSU *
******************************************************************************
* Series : 全日本パナソニックF3選手権シリーズ *
* Title : F3協会/ブリヂストン合同テスト *
* Course : 鈴鹿サーキット :5.86403 (km) *
* Date : 91-12-17 *
* Weather : 晴 *
* Condition : ドライ *
* Class : FIA/JAF F3 (SANCTIONED) *
* : Free Practice Session-1 *
******************************************************************************
Pos.No. Name Maker Model Time Ave.(km/h) From Top
------------------------------------------------------------------------------
1 24 A.リード RALT RT35 MF204 02'03.230 171.310 0'00.000
2 52 藤村 満男 DAL. 391 MF204 2 '04.310 169.821 0'01.080
3 76 井上 隆智穂 DAL. 391 MF204 02'04.490 169.576 0'01.260
4 10 伊藤 直澄 RALT RT35 MF204 02'04.730 169.250 0'01.500
5 22 石川 朗 RALT RT35 MF204 02'04.890 169.033 0'01.660
6 70 D.ヒギンズ RALT RT35 MF204 02'04.990 168.898 0'01.760
7 84 戸田 哲史 RALT RT35 MF204 02'05.000 168.884 0'01.770
8 89 檜井 保孝 RALT RT35 MF204 02'05.340 168.426 0'02.110
9 57 柴原 眞介 RALT RT35 MF204 02'05.620 168.051 0'02.390
10 62 早田 岳史 RALT RT35 MF204 02'06.130 167.371 0'02.900
11 16 影山 正美 RALT RT36 MF204 02'06.160 167.331 0'02.930
12 92 水谷 正道 RALT RT35 MF204 02'06.860 166.408 0'03.630
13 71 A.G.スコット RALT RT36 MF204 02'07.060 166.146 0'03.830
14 88 松井 茂樹 RALT RT34 MF204 02'07.270 165.872 0'04.040
15 25 K.ブラック BOWM.BC-1 MF204 02'07.970 164.965 0'04.740
16 99 服部 尚貴 RALT RT35 MF204 02'08.110 164.784 0'04.880
17 30 金久 憲司 RALT RT33 MF204 02'08.870 163.812 0'05.640
18 47 山路 慎一 RALT RT35 MF204 02'09.070 163.559 0'05.840
19 14 渋谷 勉 RALT RT35 MF204 02'09.140 163.470 0'05.910
20 28 大宮 嘉信 REY. 913 MF204 02'12.100 159.807 0'08.870
21 90 吉田 和政 RALT RT35 MF204 02'13.030 158.690 0'09.800
22 41 望月 英弘 RALT RT34 MF204 02'13.360 158.297 0'10.130
23 81 川本 篤 RALT RT34 MF204 02'13.970 157.576 0'10.740
******************************************************************************
* KUDO/ARIMATSU *
影山正美とアンドリューギルバート・スコットの二人がラルトRT36を国内初シェイ
クダウン。
1991年全日本F3000選手権 1991年12月4日
RACE INFORMATION キャビン・レーシングチーム事務局
第8戦「日本信販スーパーカップRd.4 富士インターレース」
(悪天候のため9/8開催予定が順延)
Ukyo get the Champion
片山右京、1991年度全日本F3000チャンピオンを決める
星野一義 予選A組1位 決勝リタイヤ
片山右京 予選B組1位 決勝2位
ウイニングランを終えてグランドスタンド前に帰ってきた片山右京を数え切
れないほどの人々が取り囲んだ。第1コーナー寄りにあったピットから走って
駆けつけた田中弘監督ですら、マシンを降りた右京に近寄れないほどだ。押し
寄せる報道陣に囲まれた右京は、ヘルメットをとらずに高ぶる感情を抑えてい
る。そこへようやく人垣をかきわけて田中監督が近づいた。「おい」と田中監
督は言葉少なに声をかけ、右京の肩を抱き寄せた。ふたりの2年計画が、2年
目最後のレースで完結した瞬間であった。
台風15号の影響の降雨のため、9月8日に開催予定であった1991年全
日本F3000選手権・第8戦「日本信販スーパーカップ Rd.4 富士インタ
ー」決勝の代替レースが11月30日(土)静岡県・富士スピードウェイで開
催された。今シーズン最後のF3000選手権となるこのレースにキャビン・レー
シングチームは、星野一義、片山右京の陣容で参戦した。
<体制>
キャビン・レーシングチームwithインパル
ドライバー:星野一義
監督 :金子豊
マシン :ローラT91-50/無限(Tカー ローラT90-50/無限)
キャビン・レーシングチームwithヒーローズ
ドライバー:片山右京
監督 :田中弘
マシン :ローラT90-50/DFV(Tカー ローラT91-50/DFV)
<マシン>
規則により、今回のレースには公式予選に出走する際に登録されていた車両
を用いなければならない。星野は予選に出走したローラT90-50/無限に
代わって、Tカーとして登録されていたローラT91-50/無限を使用する。
一方、片山は予選と変わらずローラT90-50/DFVを用いる。高速コー
スである富士スピードウェイに向けて、両者とも低ドラッグ仕様のウィングを
取り付けているほか、片山車には空力面でのリファインが施されている。
<決勝レース>
9月7日に行なわれた公式予選の結果、星野一義が1分17秒442を記録
してA組の首位となり、併せてポールポジションを獲得した。片山は1分17
秒520でB組の首位。したがって星野と片山は、フロントローに並んで3カ
月後の決勝レースに臨むことになる。
土曜日の朝、星野と片山はパドックに置かれたストーブを挟んで談笑した。
前回のレースで、惜しくもチャンピオン争いから脱落してしまった星野は「ぜ
ひチャンピオンを取るよう頑張れ」と右京を激励。ただし「でも今日のレース
に勝つのはぼくだよ」とつけ加えることも忘れなかった。
前回は気負いすぎてリズムを崩した、と反省する片山は大事な決勝レースの
スタートを見事なダッシュで飾った。片山はポールポジションの星野をかわし
て、首位で第1コーナーへ飛び込む。片山と王座を争うライバル、チーバー選
手も1コーナーで星野を抑え、2位に進出。激しいバトルが始まった。
まず絶好調の星野が、チーバー選手に襲いかかった。2周目のストレートエ
ンドでチーバー選手のイン側に飛び込み、ブレーキング競争となる。しかしチ
ーバー選手も引かず、結局2台は1コーナー進入で接触、コースアウトしてし
まう。星野はこのアクシデントで必勝を期していたレースを落とすことになっ
たが、チーバー選手もレースから脱落したため、あっけなく王座争いに決着が
ついてしまった。最後の最後で、ようやく片山が念願の全日本F3000選手権チ
ャンピオンの座を手にいれたのである。
しかし、片山のレースはこれで終わりではなかった。チャンピオン決定を優
勝で飾る仕事が残っている。片山は突進した。しかし、後方からマルティニ選
手が片山に攻め寄り、5周目の1コーナーであっさりと首位を奪い取ってしま
う。片山の背後では黒沢選手と、追い上げていた鈴木利男選手が激しい3位争
いが展開されていた。だが、11周目の1コーナーで2台は接触、互いに順位
を大きく落とした。これで、片山の順位を脅かすのは3位のバイドラー選手へ
変わった。17周目に片山は、そのバイドラー選手にかわされ3位へ落ちる。
シリーズ最終戦にふさわしい激しいバトルの中で、片山は2シーズンを共にし
た愛機ローラT90-50/DFVと一緒に戦っていたのだ。
序盤ペースが上がらなかった片山は、中盤以降ペースアップ。1分19秒台の
前半から、時には1分18秒台に入り、2位に落ちていたマルティニ選手を追走。
そして36周目の1コーナーで、片山はマルティニ選手をとらえる。2位に上
がった片山の後方からは、カルカッシ選手が追い上げてきた。だが、片山はこ
れを逃げきり、結局そのままチェッカーを受けた。片山はピットウォールで彼
を迎えるクルーに向かってコクピットから腕を振り上げて応えた。片山がキャ
ビン・レーシングチームwithヒーローズに加入した2年前、田中弘監督は「1
年目は勉強の年。2年目がチャンピオンを取る年」と言い切った。その公約通
り、片山はとうとう王座を手にいれた。そして彼は世界へと旅立つこととなっ
たのである。
星野 一義:決勝リタイヤ
「右京はよくやったと思うよ。苦しかっただろうね。おめでとう。朝のウォー
ムアップで、マシンはタイヤ、エンジンともに絶好調であることがわかってい
た。でもスタートをしくじってしまった。前回のレースのこともあるし、少々
慎重になりすぎたんだ。今シーズン最後のレースだったから、チャンピオンは
取れなかったけれど、チームのみんなのためにぜひとも優勝して終わりたかっ
た。そして、それができるはずだったんだ。このくやしさをバネに来年はチャ
ンピオンを絶対に取り戻す。約束するよ」
金子監督
「最後のレースだから優勝で締めくくりたかった。今年は、自分達のガレージ
を作って初めて迎えたシーズンだった。1年目なのだから、それなりに頑張っ
たと思います。だけど来年はいいわけはできない。今年のレースをいい反省材
料にして力いっぱい頑張りますよ」
片山 右京:決勝 59分33秒076 2位(シリーズチャンピオン)
「優勝でチャンピオンを決めたかった。それがみんなに対する恩返しだと思っ
ていました。とにかくシーズン後半はよれよれになってしまいました。ここま
でチャンピオンを決めることができなかったことが恥ずかしいです。チームが
せっかくそれだけの準備を整えてくれていたのに、それに応えられなかったん
ですから。本人は気負ってはいないつもりなんだけど、プレッシャーなのか寝
つけない夜が続いてました。ゴールするまで忘れていたんだけれど、表彰台の
そばまで来たら日本一になったということが実感できて、感情が高ぶってしま
いました。でも、今は泣くのを我慢して、家に帰ってから夜布団の中で泣きま
すよ」
田中弘監督
「気持ちよくF1に行かせてやりたかった。優勝できればよかったんだが、リ
タイヤじゃなくて2位入賞したんだから格好はついたでしょう。男の花道には
なったね。このシーズン、右京はラッキーだった。今日のレースもチーバーが
ああいう形でいなくなってしまったからラッキーだった。でも、右京はこうい
う運命を引き込む星を持った男なんだよ。今日は前回のレースよりも気楽でい
られたよ。ぼく自身にとってのシリーズは前回の鈴鹿で終わった、と右京にも
きつい言い方をしていた。でもチャンピオンがとれたことは嬉しいよ。ほっと
している。長い長いシーズンでしたね」
キャビン・レーシングチームは、これで全日本F3000選手権全日程を消化し
た(第10戦富士は台風で中止)。結果は星野がシリーズ4位、片山がチャンピ
オンを獲得した。長いシーズンの間、ご声援いただいたファンの方々と関係各
位へ深くお礼と感謝の意を述べたい。
**CABIN Racing Team Office/寺倉茂雄**
91年12月2日
1991年全日本F3000選手権シリーズ第8戦(延期決勝レース)
無念のクラッシュでタイトル獲得を逃す
このレースは、9月8日に予定されていた第8戦の延期決勝レースである。予
選は、・・9月7日に行われており、その予選順位によって、今回の決勝レースの
スタートが切られる事になる。前回の鈴鹿で今季3勝目を挙げた25番ロス・チ
ーバーは、シリーズ・・ポイントでトップの片山右京選手に7ポイント差と迫り、
このレースで優勝すれば、・・逆転チャンピオンの可能性が残されていた。
[11月30日:決勝]決勝日となる土曜日の朝にはウォーミングアップ走行が
行われ、ロス・チーバーは1分19秒327の14番手のタイムをマークする。
予選でのチーバーのスターティンググリッドは、セカンドローの4位と既に決ま
っている。その前が、片山選手であり、ポールポジションは星野一義選手である。
毎回素晴らしいスタートダッシュを見せてきたチーバーは今回もスタート良く、
片山選手の先行は許したものの、2番手のポジションを確保し、背後にはポール
ポジションからスタートの星野選手を従えていた。2周目に入り、1コーナーへ
のブレーキング競争に入ったチーバーと星野選手だったが、チーバーはイン側を
抑え星野選手の行く手を遮り、2番手をキープしたかに見えた。しかし、コーナ
リングに入ってから後続の星野選手のマシンがチーバーのマシンに接触し、2台
は共にスピン状態でコーナーアウト側のサンドトラップに飛び込んでしまった。
そして、レースを終える事になってしまったのである。この結果、片山選手のチ
ャンピオンが自動的に決定した。
ドライバー&チーム監督コメント
●ドライバー/ロス・チーバー(Ross Cheever)
今回のレースは、チャンピオン争いがかかってたので、とにかく優勝をするつ
もりでスタートした。上手くスタートできたので、片山選手に先行を許したもの
の2位をキープできたが、2ラップ目の1コーナーでイン側に入ってきた星野選
手が、縁石に乗り上げた感じでスライドを起こし、その後接触して2台ともコー
スアウトしてしまった。残念な結果に終わったけど、今シーズンはやるだけやっ
たので悔いはない。また来季に向けてガンバルよ!
そして最期にスポンサー、チームのみんなに心より感謝している。
●チーム監督/本間 勝久(Katsuhisa Honma)
今年前半は、レイナードから来たエンジニアを含めたチーム体制等の全てが初
めてだった事もあり、やや戸惑いを感じている間に時間が過ぎてしまいました。
でも・・後半は我々チームル・マン中心で独自の開発を折り込み、他のチームにも
追いつき好結果が残せたと思います。今回のレースは結果としてリタイアとなり、
チャンピオンは取れませんでしたが、やるだけやったので悔いの無いレースでし
た。来シーズンも、今年と同じドライバー・スタッフ・マシンで戦える予定なの
で、十分にチャンピオンを狙えると思う。とにかく今年やるだけやったので、新
たなファイトが湧いています。
レースデーター
●開催日/9月7日(予選) 11月30日(決勝)
●開催地/富士スピードウエイ(静岡県):1周4.470㎞
●主催者/ビクトリーサークルクラブ(VICIC)
●観客数/決勝日:37,200人
●天 候/決勝日:曇り一時晴 12℃
-----------------------------------
提供 プロミス&レイナードレーシングチーム
-----------------------------------
<91年全日本F3000選手権ポイントランキング表>
(ドライバー部門)
Rd.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 8 合 有
鈴 オ 富 美 鈴 菅 富 富 鈴 富 鈴 富 計 効
| ポ ポ
ト イ イ
ポ ン ン
鹿 リ 士 祢 鹿 生 士 士 鹿 士 鹿 士 ト ト
Pos ドライバー ス
----------------------------------------------------------------------
1 片山 右京 9 3 0 0 9 1 6 悪 6 悪 0 6 40 40
2 R・チーバー 0 0 0 0 0 9 0 天 9 天 9 0 27 27
3 V・ヴァイドラー 0 0 0 4 4 0 4 候 0 候 4 9 25 25
4 星野 一義 0 6 9 0 0 0 9 の 0 の 0 0 24 24
5 小河 等 6 1 4 0 6 0 0 た 2 た 1 0 20 20
6 中谷 明彦 0 9 0 0 0 4 0 め 3 め 0 0 16 16
7 E・アーバイン 0 2 0 9 3 0 0 11 0 中 0 0 14 14
8 M・マルティニ 1 4 0 0 0 0 2 月 0 止 6 0 13 13
9 T・ダニエルソン 0 0 0 0 0 3 3 30 4 2 0 12 12
10 J・ハーバート 2 0 0 6 0 0 0 日 0 0 1 10 10
11 J・ラマース 4 0 2 0 0 0 1 に 0 0 0 7 7
12 松本 恵二 0 0 6 0 0 0 0 延 0 0 0 6 6
13 M・シューマッハ - - - - - 6 - 期 - - - 6 6
14 J・クロスノフ 0 0 3 - 0 0 0 0 3 0 6 6
15 P・カーカッシ - - 0 0 0 0 0 0 0 4 4 4
16 鈴木 利男 0 0 0 2 2 0 - 0 0 0 4 4
17 関谷 正徳 3 0 0 0 0 0 0 - 0 - 3 3
18 田中 実 0 0 - 3 0 0 0 - 0 - 3 3
19 M・S・サラ - - - - - 0 0 0 0 3 3 3
20 服部 尚貴 0 0 0 0 0 2 0 1 0 0 3 3
21 長谷見昌弘 0 - 0 - 0 0 0 0 0 2 2 2
22 黒沢 琢弥 0 0 1 0 0 0 0 - 0 0 1 1
23 G・リース 0 0 0 0 1 0 - 0 - 0 1 1
24 M・サロ - 0 - 1 - 0 0 - 0 0 1 1
※ポイントは各レース、1~6位に9-6-4-3-2-1の各点が与えられる。
上位7レースの合計を有効ポイントとし、これによりシリーズ順位が
決定される。同点の場合は上位入賞回数の多い方を優先する。
※JAFの競技規則に基づき、当チームが集計したものです。
**CABIN Racing Team Office/寺倉茂雄**
インターナショナルF3リーグ・レポート:
----------------------------------------
◎野田英樹、残念ながら最後のF3を飾れず
11月29日(金)から12月1日(日)にかけて、富士スピードウェイで
インターナショナルF3リーグが行われた。このレースは、日本を始め世界各
国のF3トップ・ランカー60余台が参加し、A・B各組に分かれてそれぞれ
の選抜レースを行い、この選抜レースに勝ち残った者が決勝レースに進出する
形式で争われる。
昨年、今年とイギリスF3選手権を戦ってきた野田にとって、この富士のレー
スが彼自身にとって最後のF3レースとなるので、彼自身がイギリスF3で積
んできた経験の全てを日本のファンに披露すべく、本人も気合いを入れていた。
<公開練習>
まず予選に先駆けて11月29日(金)に公開練習が行われたが、野田は今
回B組にノミネートされていた。午前中に1回目のセッションが行われたが、
4速ギアが低めだったこともあって1分30秒台後半のタイムにとどまり、結
局このセッションでは6番手のタイムとなった。
午後の2回目は雨となり、コースはウエットに。野田は7周を走るにとどま
り、タイムも1分38秒台前半でこのセッションは7番手だった。
<予選>
翌30日(土)には予選が行われた。前日の公開練習では4速ギアが低めだっ
たため、ギアを長めに変更してセッションに臨んだ。だが、風の影響か、今度
はエンジンの回転が上がらなくなり、また前日からの強いアンダーステアとコー
ナーの立ち上がりでのパワー・オーバーステアの問題もあって、セッション最
後にマークした1分30秒250のタイムがベストとなり、7位にとどまった。
午後に行われた2回目のセッション、朝に変更した4速ギアのレシオをまた
元の状態に戻した。また1回目の予選結果が7位だったこともあって、この順
位近辺でのスターティング・グリッドであれば、たとえ10番手に前後になっ
てもレースに大きな影響はないと考え、サスペンションのセッティングも思い
切って変更してセッションに挑んだ。これが効を奏したか、まだ少し強めのア
ンダーステアは残るもののパワー・オーバーステアの問題が解消でき、まずま
ずの走りとなってこのセッションでトップ・タイムをマークしたホルディ・ヘ
ネからコンマ4秒差の1分30秒036のタイムで5番手につけた。
その後、このセッションで4番手のタイムをマークしていたP.カルカスチ
のマシンが車両重量規定に違反していることが判明し、野田の予選順位が1つ
上がって結局予選は4番手となった。
予選中はなかなか前車のスリップを使わせてもらえず少し残念ではあったが、
単独走行でも1分30秒台前半のタイムでコンスタントに走れる自信もあり、
レースになれば十分にスリップも使えるので、日曜日のレースには期待を持っ
て予選を終えることができた。
<決勝選抜>
暖かい天候に恵まれた12月1日(日)、決勝レースを前にまずB組の決勝
選抜レースが行われた。
スタートでは相変わらずうまく前へ出られてポール・ポジションのヘネに続
いて2番手で1コーナーに進入し、2周目には3位に下がったものの3周目に
入った1コーナーでは再び2位に浮上した。だが、この時点で後方にいたP.ス
チュワートがコントロール・タワー付近でマシンをピット・ウォールに強打し
クラッシュ。レースはそのまま赤旗中断となってしまった。このおかげで、こ
の後のレースは2周終了時の順位により2パート制で行われることになり、野
田は3番手グリッドから再スタートすることになった。
赤旗中断の関係で合計周回数が15周から12周に変更となったおかげで、
2パート目は10周のレースとなった。今度のスタートでは特に素晴らしいと
ころは見られず、ポジション・キープのまま1コーナーを通過。しばらくはイ
タリアのM.アンジェレッリと3位争いをしていたが、8周目に1コーナーで
彼をパスして3位に浮上した後、前を行く2台のマシンを射程距離内に納める
ところまで詰め寄り、最終ラップのAコーナーで2位を走っていたT.クリス
テンセンをパスしてそのまま2位でチェッカーを受けた。
この決勝選抜レースは、決勝レースに進出するためのレースだ、ということ
を第一に考えて特に無理をせずに前を走る連中にプレッシャーを掛けながら、
チャンスがあれば抜く、というリスクのない走りでレースを戦った。ヘアピン
の立ち上がりでパワー・オーバーステアとストレートのトップ・スピードが伸
びない問題はあったものの、決勝に向けてかなりいい感触が掴めて選抜レース
を終えることができた。
<決勝>
夕闇迫る頃に行われることになった決勝レース。A組のD.クルサードがポー
ル・ポジションを獲得した関係で、B組2番手の野田は4番手からのスタート
となった。野田のマシンはサスペンションのセッティングを少し変更し、また
悔いのないレースを戦うため、自分の気持ちも予選とは切り替えて臨んだ。
スタートではやや出遅れた感じはあったものの、1コーナーの立ち上がりで
R.バリチェッロをパスして3位に浮上し、その後は上位を狙うべく走行を続
けた。だが、今一つストレート・スピードが伸び悩み、前に追いつくどころか
中盤にはバリチェッロから迫られる展開となってしまった。バリチェッロのマ
シンに比べ、野田のマシンはストレート・スピードが遅く、野田は何とかして
3位の座を奪われないように走っていた。
そして17周目、野田は1コーナーでバリチェッロにパスされ4位に。だが
まだチャンスは残っているし、バリチェッロのマシンは野田のマシンに比べて
ダウンフォースがなく、タイヤに相当な負担がかかっていると判断し、プレッ
シャーを掛けるつもりで少しラインを変えてヘアピンに進入したところ、ブレー
キングと同時にタイヤがロックしてしまい、ヘアピンでバリチェッロと接触し
てリタイヤとなってしまった。
バリチェッロを追い越すつもりもなく、ハードブレーキングもしなかったの
だが、恐らく路面状況の悪いところに乗ってしまったのでは、という思いだ。
野田のミスであったことは認めないといけないが、4位でレースを終えるつも
りは毛頭なく、彼自身精いっぱい戦っただと思っている。
野田はレース後、「久しぶりに日本のレースに出場し、応援してくださる方
も大勢いる中で、残念な結果に終わってしまいましたが、自分としては考えな
がら戦った決勝選抜レースと、思い切り戦った決勝レースを通じて、ぼくがこ
れまでイギリスで学んだことが決して無駄ではなかったことを皆さんに見てい
ただけた、と確信しています」とコメントを残していた。
資料提供:(株)ポーク・プランニング
構成:浜田 貴志 (MHA01070/RIJ)
Fuji, Japan - RIS - Official results for the
Euro-Macau-Japan Challenge Cup, Panasonic 2nd Intl.F3 League:
Ps.No. Driver , Car Laps Time/Behind
-- ---- --------------------------------------------- ---- -----------
1 12 Jordi Gene(E) RALT RT35 MUGEN 20 30:03.586
2 10 David Coulthard(GB) RALT RT35 MUGEN 20 - 01.319
3 35 Kazuaki Takamura RALT RT35 MUGEN 20 - 14.519
4 77 Eugenio Visco(I) Dallara 391 Mugen 20 - 14.911
5 85 Katsutomo Kaneishi RALT RT35 MUGE N 20 - 15.495
6 20 Marco Werner(D) RALT RT35 SPIESS OPEL 20 - 15.978
7 6 Christian Fittipaldi(BR) REYNARD 913 MUGEN 20 - 16.367
8 26 Jacques Villeneuve(CDN)RALT RT35 ALFAROMEO 20 - 18.648
9 82 Tetsuya Tanaka RALT RT35 TOYOTA 20 - 20.439
10 15 Massimiliano Papis(I) RALT RT35 MUGEN 20 - 21.383
11 1 Rickard Rydell(S) TOMS' 031F TOYOTA 20 - 23.646
12 70 Andrew G.Scott(GB) RALT RT35 MUGEN 20 - 24.050
13 31 Masami Kageyama(J) RALT RT35 MUGEN 20 - 28.630
14 52 Mitsuo Fujimura DALLARA 391 MUGEN 20 - 30.821
15 24 Anthony Reid(GB) RALT RT35 MUGEN 20 - 34.446
16 80 Naozumi Itoh RALT RT35 MUGEN 20 - 58.491
17 30 Kondo Masahiko RALT RT35 MUGENA 19 - 1 lap
18 18 Christophe Bouchut(F) RALT RT33 SPIESS VW 18 - 2 laps
------
7 Tom Kristensen(DK) RALT RT35 SPIESS VW 17 - 3 laps
23 Hideki Noda(J) RALT RT35 MUGEN 17 - 3 laps
11 Rubens Barrichello(GB) RALT RT35 MUGEN 16 - 4 laps
84 Tetsuji Toda RALT RT35 MUGEN 10 - 10 laps
28 Andrea Gilardi(I) DALLARA 391 SPIESS VW 8 - 12 laps
89 Maurizio S.Sala RALT RT35 MUGEN 7 - 13 laps
8 Gianbattista Busi(I) RALT RT35 SPIESS VW 5 - 15 laps
3 Paulo Carcasci(BR) TOMS' 031F TOYOTA 2 - 18 laps
5 Gil De Ferran REYNARD 913 MUGEN 1 - 19 laps
2 Victor Rosso(AR) TOMS' 031F TOYOTA 0 - 20 laps
------
76 Takachiho Inoue DALLARA 391 MUGE N DNS
71 Takuya Kurosawa TOM'S 031F TOYOTA DNS
Winner's Average Speed: 177.646km/h
Fastest Lap Time: No.84, Tetsuji Toda, 1:29.290, 5/10 lap (Course Record)
(正式結果は、最後の2人ほどのドライバーが「DNS」扱いになっていました)
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
#482で、「ヒート」と「パート」について書きましたが、FIAイベントで
は、2つ以上のレースの順位の合計のみで総合順位を決定するものを「ヒート」、
本日のF3レースなどのように、タイムの合計で総合順位を決定するものを「パー
ト」と区分けしています。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
FIA公認のF3イベント「Panasonic 2nd.インターナショナル
F3リーグ1991」は1日、富士スピードウェイで行われ、ホルディ・ヘネ(ス
ペイン)がF3レース初優勝を飾った。2位はデイビッド・クルサード(イギリス)、
3位には日本の高村一明が入った。また、注目の野田英樹は17周目のヘアピン手
前で他車と接触、ピットまで戻ったもののそのままリタイヤとなった。(観衆4万)
F3の決勝レースは、A・B各組の決勝選抜レースで12位までに入ったドライ
バー24人と、これに該当できなかったドライバーの中から、土曜日の予選順位が
良かったドライバーを各組3人づつピックアップし、合計30人のドライバーによっ
て争われた。
今日の富士スピードウェイは、朝から12月にしては非常に暖かい天候に恵まれ
たが、決勝レースに先駆けて行われたA・B各組の決勝選抜レースや、その後にサ
ポート・レースとして行われたFJ1600のレースで赤旗が出た関係で、スケジュ
ールが大幅に遅れてしまい、F3の決勝レースがスタートする頃には太陽が西の山
へ沈みかけ、少々肌寒い気温となっていた。
スタート直後の1コーナーはまずオーダー通り。ポールから飛び出したクルサー
ドを先頭にヘネ、バリチェッロ、野田の順。だが野田は立ち上がりですぐさまバリ
チェッロをパスして3位に浮上。オープニング・ラップはクルサード、ヘネ、野田、
バリチェッロ、クリステンセン、高村の順。高村はこの後、クリステンセンやヴィ
スコらと激しい5位争いを演じ、5周目のサントリー・コーナーではクリステンセ
ンをかわして5位に上がる。
トップの4台の順位は10周まで同じで、クルサードからバリチェッロまでの間
隔は2秒とない。だが、トップ集団は次第にクルサードvsヘネのトップ争いと、
野田vsバリチェッロの3ー4位争いへと分かれていった。
その3ー4位争いは11周目あたりから激しい攻防戦が展開される。まず、11
周目の1コーナーでバリチェッロが野田をパス。だが野田も負けじとAコーナーで
ミスをしたバリチェッロを抜き返して3位に。これ以降、この2人は毎周のように
1コーナー手前から立ち上がりにかけて激しいバトルとなる。その後方では高村が
ややペースを落としてしまい8位あたりに後退。
野田とバリチェッロがドッグ・ファイトを演じているなかトップ争いも白熱した
展開に。10周を過ぎたあたりからヘネのペースが上がり始め1分29秒台をマー
ク。クルサードにプレッシャーをかけ始めた。そして13周目、ついにヘネがクル
サードをかわしてトップに躍り出た。トップを奪われたクルサードも後ろから激し
いプレッシャーをかけるが、どうもこれまでのペースで走れないようでヘネとの差
が少しづつ開きだす。
その後方では相変わらず野田とバリチェッロが激しいバトルを展開。また、中段
では金石が徐々にペースを上げ始め15周目には9位まで浮上。
16周目、再びヘネとクルサードの差が縮まり始める。3位争いは1コーナー手
前でバリチェッロが野田をパス。野田も必死に食い下がる。だが、ヘアピンの手前
で野田がマシンをスライドさせ、マシンはイン側の芝生へ。そのままヘアピンのク
リッピング・ポイントまで滑る格好となったが、何とそこにはヘアピンに差しかかっ
ていたバリチェッロが。両車はそこで接触。バリチェッロのマシンはクルリと横を
向きヘアピンを塞ぐ格好となり、彼はそのままマシンを降りた。野田は何とかマシ
ンをピットまで運んだが、エンジンがストップしており、そのままリタイヤとなっ
た。
この時点で優勝争いは完全にヘネとクルサードの2人に絞られた。ヘネとクルサー
ドの間隔は幾分縮まったようだが、それでも依然としてヘネがトップをキープ。そ
の後ろでは激しい3位争いが。ピットインで脱落したクリステンセンに代わって浮
上したヴェルナーを頭に、ヴィスコ、高村、金石、フィッティパルディと続く。ま
た中段では近藤真彦が影山正美らとバトルを繰り広げる。
19周目、1コーナーで高村がヴェルナーをパスして4位に浮上し、ヴィスコを
激しく攻めたてる。残りは後僅かしかない。その後ろでは金石がヴェルナーをパス
して5位に。また、ダンロップ・コーナーでは13位争いをしていた近藤と影山が
接触。近藤はエンジンがストップしてしまったようでそのままマシンを降りた。
そして迎えたファイナルラップ。1コーナー手前で高村がついにヴィスコをパス
して3位に浮上。サントリー・コーナーやヘアピンでもヴィスコを抑る。トップは
依然としてヘネ。クルサードも必死の追い上げをみせるが届かない。
結局、14周目からトップに立ったヘネがクルサードの追い上げをかわしてトッ
プでチェッカーを受けた。2位には約1秒差でクルサード。そして、3位にはヴィ
スコの猛チャージを辛うじてかわした高村が入り、地元日本人の面目を保って表彰
台に立った。
*浜田 貴志 (MHA01070/RIJ)*
インターF3レースのA組、B組決勝選抜レースは、ともにクラッシュによって
赤旗中断となり、2周+10周のレースとなりましたが、公式結果表では、前半を
「第1パート」、後半を「第2パート」と名付けています。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
Fuji, Japan - RIS - Provisional results for the
Euro-Macau-Japan Challenge Cup, Panasonic 2nd Intl.F3 League:
Ps.No. Driver , Car Laps Time/Behind
-- ---- --------------------------------------------- ---- -----------
1 12 Jordi Gene(E) RALT RT35 MUGEN 20 30:03.586
2 10 David Coulthard(GB) RALT RT35 MUGEN 20 - 01.319
3 35 Kazuaki Takamura RALT RT35 MUGEN 20 - 14.519
4 77 Eugenio Visco(I) Dallara 391 Mugen 20 - 14.911
5 85 Katsutomo Kaneishi RALT RT35 MUGE N 20 - 15.495
6 20 Marco Werner(D) RALT RT35 SPIESS OPEL 20 - 15.978
7 6 Christian Fittipaldi(BR) REYNARD 913 MUGEN 20 - 16.367
8 26 Jacques Villeneuve(CDN)RALT RT35 ALFAROMEO 20 - 18.648
9 82 Tetsuya Tanaka RALT RT35 TOYOTA 20 - 20.439
10 15 Massimiliano Papis(I) RALT RT35 MUGEN 20 - 21.383
11 1 Rickard Rydell(S) TOMS' 031F TOYOTA 20 - 23.646
12 70 Andrew G.Scott(GB) RALT RT35 MUGEN 20 - 24.050
13 31 Masami Kageyama(J) RALT RT35 MUGEN 20 - 28.630
14 52 Mitsuo Fujimura DALLARA 391 MUGEN 20 - 30.821
15 24 Anthony Reid(GB) RALT RT35 MUGEN 20 - 34.446
16 80 Naozumi Itoh RALT RT35 MUGEN 20 - 58.491
17 30 Kondo Masahiko RALT RT35 MUGENA 19 - 1 lap
18 18 Christophe Bouchut(F) RALT RT33 SPIESS VW 18 - 2 laps
19 7 Tom Kristensen(DK) RALT RT35 SPIESS VW 17 - 3 laps
20 23 Hideki Noda(J) RALT RT35 MUGEN 17 - 3 laps
21 11 Rubens Barrichello(GB) RALT RT35 MUGEN 16 - 4 laps
22 84 Tetsuji Toda RALT RT35 MUGEN 10 - 10 laps
23 28 Andrea Gilardi(I) DALLARA 391 SPIESS VW 8 - 12 laps
24 89 Maurizio S.Sala RALT RT35 MUGEN 7 - 13 laps
25 8 Gianbattista Busi(I) RALT RT35 SPIESS VW 5 - 15 laps
26 3 Paulo Carcasci(BR) TOMS' 031F TOYOTA 2 - 18 laps
27 5 Gil De Ferran REYNARD 913 MUGEN 1 - 19 laps
28 76 Takachiho Inoue DALLARA 391 MUGE N 0 - 20 laps
29 71 Takuya Kurosawa TOM'S 031F TOYOTA 0 - 20 laps
30 2 Victor Rosso(AR) TOMS' 031F TOYOTA 0 - 20 laps
Winner's Average Speed: 177.646km/h
Fastest Lap Time: No.84, Tetsuji Toda, 1:29.290, 5/10 lap (Course Record)
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
Fuji, Japan - RIS - RESULTS for the
Euro-Macau-Japan Challenge Cup, Panasonic 2nd Intl.F3 League:
(2+10周の2ヒートレース)
Ps.Cl.No. Driver , Car Laps Time/Behind
-- -- ---- --------------------------------------------- --- -----------
1 B 12 Jordi Gene(E) RALT RT35 MUGEN 12 18:15.032
2 B 23 Hideki Noda(J) RALT RT35 MUGEN 12 - 03.072
3 B 7 Tom Kristensen(DK) RALT RT35 SPIESS VW 12 - 03.238
4 B 35 Kazuaki Takamura RALT RT35 MUGEN 12 - 06.238
5 B 5 Gil De Ferran REYNARD 913 MUGEN 12 - 07.318
6 B 70 Andrew G.Scott(GB) RALT RT35 MUGEN 12 - 21.128
7 B 84 Tetsuji Toda RALT RT35 MUGEN 12 - 21.304
8 B 31 Masami Kageyama(J) RALT RT35 MUGEN 12 - 22.723
9 B 26 Jacques Villeneuve(CDN)RALT RT35 ALFAROMEO 12 - 24.009
10 B 30 Kondo Masahiko RALT RT35 MUGENA 12 - 25.309
11 B 37 Jo Zeller(CH) RALT RT34 ALFAROMEO 12 - 26.499
12 B 3 Paulo Carcasci(BR) TOMS' 031F TOYOTA 12 - 31.033
13 B 24 Anthony Reid(GB) RALT RT35 MUGEN 12 - 31.090
14 B 32 Franck Lagorce(F) REYNARD 913 ALFAROMEO 12 - 34.296
15 B 57 Shinsuke Shibahara RALT RT35 MUGEN 12 - 37.116
16 B 51 Yoshihiro Daimonji RALT RT33 MUGEN 12 - 40.995
17 B 82 Tetsuya Tanaka RALT RT35 TOYOTA 12 18:20.193+1min
18 B 29 Massimiliano Angelelli(I)DALLARA391 SPIESS VW 12 18:21.062+1min
19 B 17 Marc Hessel(D) RALT RT35 MUGEN 12 18:45.179+1min
20 B 62 Takeshi Hayata RALT RT35 MUGEN 11 - 1 lap
21 B 93 Takahiko Hara Reynard 913 MUGEN 11 - 1 lap
22 B 69 Kohji Takahashi RALT RT35 MUGEN 9 - 3 laps
23 B 21 Jorg Mueller(D) REYNARD 913 SPIESS VW 9 - 3 laps
24 B 18 Christophe Bouchut(F) RALT RT33 SPIESS VW 9 - 3 laps
25 B 71 Takuya Kurosawa TOM'S 031F TOYOTA 8 - 4 laps
26 B 50 Koji Satoh RALT RT35 MUGEN 8 - 4 laps
27 B 92 Masayoshi Nishigaito RALT RT35 MUGEN 7 - 5 laps
28 B 78 Motoji Hashimoto RALT RT34 TOYOTA 4 - 8 laps
29 B 55 Yukio Okamoto RALT RT35 MUGEN 2 - 10 laps
30 B 9 Paul Stewart(GB) RALT RT35 MUGEN 2 - 10 laps
Winners Average Speed: 175.031km/h
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
《インターナショナルF3、富士 最終結果速報》
Ps.No. Driver , Car Lap
-- ---- -------------------------------------------- ----
1 12 Jordi Gene(E) RALT RT35 MUGEN 20
2 10 David Coulthard(GB) RALT RT35 MUGEN
3 35 Kazuaki Takamura RALT RT35 MUGEN
4 77 Eugenio Visco(I) Dallara 391 Mugen
5 85 Katsutomo Kaneishi RALT RT35 MUGE N
6 20 Marco Werner(D) RALT RT35 SPIESS OPEL
*正式結果は夜にUPします。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)/富士グランドスタンドから
の電話リポート 代理UP:MAH01267 谷川左知子
Fuji, Japan - RIS - Results for Euro-Macau-Japan International F3 League,
Group-A Race. (2+10周の2ヒートレース)
Ps.Cl.No. Driver , Car Laps Time/Behind
-- -- ---- --------------------------------------------- ---- -----------
1 A 10 David Coulthard(GB) RALT RT35 MUGEN 12 18:05.611
2 A 11 Rubens Barrichello(GB) RALT RT35 MUGEN 12 - 06.630
3 A 77 Eugenio Visco(I) Dallara 391 Mugen 12 - 13.471
4 A 89 Maurizio S.Sala RALT RT35 MUGEN 12 - 15.979
5 A 6 Christian Fittipaldi(BR) REYNARD 913 MUGEN 12 - 16.069
6 A 20 Marco Werner(D) RALT RT35 SPIESS OPEL 12 - 24.127
7 A 85 Katsutomo Kaneishi RALT RT35 MUGE N 12 - 24.614
8 A 28 Andrea Gilardi(I) DALLARA 391 SPIESS VW 12 - 26.112
9 A 15 Massimiliano Papis(I) RALT RT35 MUGEN 12 - 28.384
10 A 76 Takachiho Inoue DALLARA 391 MUGE N 12 - 29.247
11 A 52 Mitsuo Fujimura DALLARA 391 MUGEN 12 - 30.928
12 A 80 Naozumi Itoh RALT RT35 MUGEN 12 - 35.808
13 A 22 Marcel Alders(NL) RALT RT35 MUGEN 12 - 36.690
14 A 97 Kenta Shimamura RALT RT34 MUGEN 12 - 42.962
15 A 42 Franco Scapini(I) RALT RT35 MUGEN 12 - 56.563
16 A 67 Ryuchi Natsukawa RALT RT35 MUGEN 12 - 1:04.306
17 A 64 Mika Salo(FIN) RALT RT35 MUGEN 12 18:20.430+1min
18 A 19 Eric Cheli(F) BOWMAN BC1 SPIESS VW 12 18:26.560+1min
19 A 27 Domenic Schiattarella(I) RALT RT35 ALFAROMEO 12 18:28.788+1min
20 A 16 Luca Badoer(I) DALLARA 391 ALFAROMEO 12 18:36.442+1min
21 A 99 Satoshi Motoyama RALT RT35 MUGEN 12 - 1:37.408
22 A 38 Nicklas Jonsson(S) REYNARD 913 MUGEN 12 18:46.936+1min
23 A 2 Victor Rosso(AR) TOMS' 031F TOYOTA 11 - 1 lap
24 A 63 Akira Ishikawa RALT RT35 MUGEN 11 - 1 lap
25 A 1 Rickard Rydell(S) TOMS' 031F TOYOTA 11 - 1 lap
26 A 88 Shigeki Matsui RALT RT34 MUGEN 10 - 2 laps
------
27 A 91 Keiichi Tsuchiya RALT RT35 MUGEN 5 - 7 laps
28 A 8 Gianbattista Busi(I) RALT RT35 SPIESS VW 3 - 9 laps
29 A 34 Hidetoshi Mitsusada RALT RT35 MUGEN 2 - 10 laps
30 A 61 Yukihiro Hane BOWMAN BC1 MUGEN 1 - 11 laps
Winners Average Speed: 176.549km/h
トップ12台とNo.2、1、8が最終レースに出走可能。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)/富士グランドスタンド
B組決勝選抜レースも、ポール・スチュワートのストレートのクラッシュで、残
り10周の2ヒートレースになった。
この2ヒート目はトップ争い、3位争いなどの激しいバトルが展開され、どこを
見ていいのかわからないほどのレースとなった。3位からスタートした野田は、一
時4位に落ちながらも、3位のアンジェレリを追走。ストレートでスリップにつき、
そこから抜こうとすると、アンジェレリが蛇行、幅寄せなどでこれをブロック。
8周目、あわやピット出口方向に幅寄せで押し出されそうになった野田は、アウ
トにマシンを振って、ついに3位に上がる。さらに10周目にはサントリーコーナ
ー入り口でクリステンセンを刺して2位に上がり、トップのヘーネに次いでチェッ
カーを受けた。
2ヒート合計の順位は、ヘーネ、野田、クリステンセンとなった。
チェッカーを受ける最後のギリギリまで激しくデッドヒートを展開し、幅寄せさ
れてストレートのアウト側を走行するマシンもあった。
決勝レースにはA、B組の上位12名と、残りのマシンの中から予選上位のタイ
ムがよかった者3名ずつが出場できる。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)/富士グランドスタンド
10時30分にスタートしたA組レース(15周)は、3周目の100Rで光貞
がクラッシュ、コース上に転倒して止まってしまったために、赤旗でレースは中断。
残り10周の2ヒートレースとなった。
2ヒートの合計タイムによるレースで優勝したのはマカオでも優勝したコルサー
ド。2位にバリチェロ、3位にビスコが入った。2ヒートの合計タイムとなったた
め、スタンドではその他の合計順位は不明。
B組レースも約1時間遅れでスタートしたが、こちらも3周目のストレートで、
P・スチュワートが単独クラッシュ。マシンがキャビンタワーの下にストップして
しまったため、こちらもまた赤旗。
午後1時20分に再スタートのフォーメーションラップがスタートする予定。
B組の2周終了時点での順位は、ヘーネ、クリステンセン、野田、田中の順。
なお、クラッシュした二人の選手は、いずれも打撲程度とのこと。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)/富士グランドスタンド
●全日本F3000選手権 第8戦 最終結果
Fuji, Japan - RIJ - Here are results for All Japan F3000 Championship Rd.8
(postponed race) Results.
Ps.No. Driver , Car Laps Time/Behind
-- ---- --------------------------------------- ---- -----------
1 10 Voler Weidler(D) Lola T91/50 Mugen 45 59:33.076
2 3 Ukyo Katayama Lola T90/50 DFV 45 - 2.647
3 57 Pauro Carcasci(BR) Lola T90/50 Mugen 45 - 5.689
4 17 Maurizio S.Sala(BR) Lola T91/50 Mugen 45 - 24.511
5 5 Masahiro Hasemi Lola T91/50 Mugen 45 - 26.538
6 24 Johnney Herbert(GB) Ralt RT23 Mugen 45 - 33.463
7 23 Naohiro Furuya Lola T90/50 Mugen 45 - 52.715
8 22 Tetsuya Ohta Lola T90/50 Mugen 45 -1:19.618
9 11 Eddie Irvin(BR) Lola T90/50 Mugen 45*
10 27 Yoshihiro Tachi Lola T90/50 Mugen 44 - 1 lap
11 77 Toshio Suzuki Lola T91/50 DFV 44 - 1 lap
12 98 Naoki Hattori Lola T90/50 Mugen 44 - 1 lap
13 34 Mauro Martini(I) Lola T91/50 Mugen 43**- 2 laps(44-1)
14 31 Katsunori Iketani Lola T91/50 Mugen 43 - 2 laps
15 99 Akihiko Nakaya Lola T91/50 Mugen 40 - 5 laps
------
16 36 Hideo Fukuyama Lola T90/50 Mugen 29 Crash
17 8 Keiji Matsumoto Dome F102 Mugen 13 Machine trouble
18 7 Kunimitsu Takahashi Lola T91/50 Mugen 13 Machine trouble
19 12 Takuya Kurosawa Ralt RT23 Mugen 10 Crash
20 37 Mika Salo(FIN) Reybard 91D Mugen 8 Suspension
21 35 Jeff Krosnoff(USA) Lola T91/50 Mugen 4 Crash
22 25 Ross Cheever(USA) Reynard 91D Mugen 1 Spun off
23 1 Kazuyoshi Hoshino Lola T90/50 Mugen 1 Spun off
24 21 Hitoshi Ogawa Lola T90/50 Mugen 1 Crash
25 9 Tohmas Danelsson(S) Lola T91/50 Mugen 0 Machine trouble
26 90 Jan Lammers(NL) Dome F102 Mugen 0 Spun off
27 4 Geoff Lees(BR) Lola T91/50 Judd 0 Machine trouble
Fasttest lap: No.77, Toshio Suzuki, 1:17.773 43/44 Lap, 206.910km/h
* = フライングスタートのため1分加算。
** = 黄旗追い越しのため1周加算。
パソコンのファイルが消えてしまったため、英語版ですがお許しください。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
Fuji, Japan - RIS - Qualifying results for the
Euro-Macau-Japan Challenge Cup, Panasonic 2nd Intl.F3 League Group-B:
Ps.No. Driver , Car Lap Time K.P.H.
-- ---- ---------------------------------------------- -------- -------
1 12 Jordi Gene(E) RALT RT35 MUGEN 1:29.632R179.534
2 82 Tetsuya Tanaka RALT RT35 TOYOTA 1:29.861R
3 7 Tom Kristensen(DK) RALT RT35 SPIESS VW 1:29.876R
4 23 Hideki Noda(J) RALT RT35 MUGEN 1:30.036
5 5 Gil De Ferran REYNARD 913 MUGEN 1:30.061
6 35 Kazuaki Takamura RALT RT35 MUGEN 1:30.107
7 71 Takuya Kurosawa TOM'S 031F TOYOTA 1:30.164
8 24 Anthony Reid(GB) RALT RT35 MUGEN 1:30.213
9 18 Christophe Bouchut(F) RALT RT33 SPIESS VW 1:30.331
10 3 Paulo Carcasci(BR) TOMS' 031F TOYOTA 1:30.353
11 29 Massimiliano Angelelli(I)DALLARA391 SPIESS VW 1:30.441
12 70 Andrew G.Scott(GB) RALT RT35 MUGEN 1:30.530
13 26 Jacques Villeneuve(CDN)RALT RT35 ALFAROMEO 1:30.653
14 84 Tetsuji Toda RALT RT35 MUGEN 1:30.729
15 17 Marc Hessel(D) RALT RT35 MUGEN 1:30.776
16 30 Kondo Masahiko RALT RT35 MUGENA 1:30.791
17 55 Yukio Okamoto RALT RT35 MUGEN 1:30.815
18 50 Koji Satoh RALT RT35 MUGEN 1:30.846
19 31 Masami Kageyama(J) RALT RT35 MUGEN 1:30.877
20 32 Franck Lagorce(F) REYNARD 913 ALFAROMEO 1:31.064
21 92 Masayoshi Nishigaito RALT RT35 MUGEN 1:31.192
22 51 Yoshihiro Daimonji RALT RT33 MUGEN 1:31.245
23 37 Jo Zeller(CH) RALT RT34 ALFAROMEO 1:31.295
24 69 Kohji Takahashi RALT RT35 MUGEN 1:31.307
25 78 Motoji Hashimoto RALT RT34 TOYOTA 1:31.340
26 57 Shinsuke Shibahara RALT RT35 MUGEN 1:31.546
27 62 Takeshi Hayata RALT RT35 MUGEN 1:31.575
28 9 Paul Stewart(GB) RALT RT35 MUGEN 1:31.664
29 21 Jorg Mueller(D) REYNARD 913 SPIESS VW 1:31.721
30 66 Ryutaro Sawada RALT RT35 MUGEN 1:31.771
------
31 93 Takahiko Hara Reynard 913 MUGEN 1:31.883
32 36 Yvan Muller(F) REYNARD 913 ALFAROMEO 1:32.103
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
Fuji, Japan - RIS - Qualifying results for the
Euro-Macau-Japan Challenge Cup, Panasonic 2nd Intl.F3 League Group-A:
Ps.No. Driver , Car Lap Time K.P.H.
-- ---- -------------------------------------------- -------- -------
1 10 David Coulthard(GB) RALT RT35 MUGEN 1:29.392R 180.016
2 11 Rubens Barrichello(GB) RALT RT35 MUGEN 1:29.691R
3 77 Eugenio Visco(I) Dallara 391 Mugen 1:29.755R
4 1 Rickard Rydell(S) TOMS' 031F TOYOTA 1:29.913R
5 85 Katsutomo Kaneishi RALT RT35 MUGE N 1:29.989
6 6 Christian Fittipaldi(BR) REYNARD 913 MUGEN 1:30.071
7 2 Victor Rosso(AR) TOMS' 031F TOYOTA 1:30.168
8 8 Gianbattista Busi(I) RALT RT35 SPIESS VW 1:30.221
9 89 Maurizio S.Sala RALT RT35 MUGEN 1:30.227
10 61 Yukihiro Hane BOWMAN BC1 MUGEN 1:30.312
11 63 Akira Ishikawa RALT RT35 MUGEN 1:30.340
12 80 Naozumi Itoh RALT RT35 MUGEN 1:30.383
13 20 Marco Werner(D) RALT RT35 SPIESS OPEL 1:30.436
14 27 Domenic Schiattarella(I) RALT RT35 ALFAROMEO 1:30.478
15 64 Mika Salo(FIN) RALT RT35 MUGEN 1:30.518
16 22 Marcel Alders(NL) RALT RT35 MUGEN 1:30.535
17 19 Eric Cheli(F) BOWMAN BC1 SPIESS VW 1:30.599
18 15 Massimiliano Papis(I) RALT RT35 MUGEN 1:30.638
19 91 Keiichi Tsuchiya RALT RT35 MUGEN 1:30.789
20 52 Mitsuo Fujimura DALLARA 391 MUGEN 1:30.826
21 28 Andrea Gilardi(I) DALLARA 391 SPIESS VW 1:30.852
22 76 Takachiho Inoue DALLARA 391 MUGE N 1:30.870
23 38 Nicklas Jonsson(S) REYNARD 913 MUGEN 1:31.044
24 16 Luca Badoer(I) DALLARA 391 ALFAROMEO 1:31.100
25 34 Hidetoshi Mitsusada RALT RT35 MUGEN 1:31.114
26 42 Franco Scapini(I) RALT RT35 MUGEN 1:31.449
27 99 Tetsu Motoyama RALT RT35 MUGEN 1:31.578
28 97 Kenta Shimamura RALT RT34 MUGEN 1:31.744
29 88 Shigeki Matsui RALT RT34 MUGEN 1:31.847
30 67 Ryuchi Natsukawa RALT RT35 MUGEN 1:31.973
------
31 79 Jun Harada RALT RT34 MUGEN 1:32.014
32 41 Marcelo Bugliotti(AG) RALT RT34 TOYOTA 1:32.240
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
富士スピードウェイでおこなわれたF3000シリーズ第8戦(振り替えレース)
は、バイドラーが優勝。注目の片山は2位に入りチャンピオンを決めた。
片山はスタートからトップに立った。2位にチーバー、3位に星野がつけたが、
2周目の1コーナーで星野とチーバーがからみ、2台ともリタイア。
これで片山が逃げるかと思われたが、タイヤが苦しいのかペースが上がらず、4
周目の1コーナーでマルティニにトップを奪われる。さらに17周目にはバイドラ
ーにも抜かれて3位に。
20周をすぎたあたりからマルティニがペースダウン。バイドラーが追い上げて
32周目1コーナーでトップに。35周目には片山も1コーナーでマルティニをパ
スして2位に上がった。38周目にはカーカッシがマルティニをパス。トップ3は、
このままフィニッシュした。
4位に落ちたマルティニは最終の45周目にストップ。10位に落ちてしまった。
この結果、サラが4位に、5位には、このレースが最後のF3000レースとなっ
た長谷見が、6位にはハーバートが入った。
11周目の1コーナーで黒沢とからんだ鈴木利男は、ピットでタイヤ交換して最
後尾まで落ちたが、その後、怒りの激走でファステストラップを連発、12位まだ
順位を上げてフィニッシュした。また中谷選手もピットインした後に激走を見せた。
RIJ-すがやみつる FMOTOR4 Group Manager (SDI00104)
Panasonic 2nd International F3 League 1991
91.11.29
公開練習 A組 1回目 天候:晴れ コース:ドライ 発表 10:10
位 車番 ドライバー
1 10 D.Coulthard RT35/無限 1’30.241
2 11 R.Barrichello RT35/無限 1’30.298
3 2 V.Rosso TOM’S/3SG1’30.859
4 64 M.Salo RT35/無限 1’30.879
5 89 M.S.Sala RT35/無限 1’31.031
6 6 C.Fittipaldi REYNARD913/ 無限 1’31.166
公開練習 A組 2回目 天候:曇り コース:ドライ 発表 14:20
1 10 D.Coulthard RT35/無限 1’30.160
2 11 R.Barrichello RT35/無限 1’30.567
3 64 M.Salo RT35/無限 1’30.578
4 63 石川 朗 RT35/無限 1’30.614
5 77 E.VISCO DALLARA391/ 無限 1’30.658
6 61 羽根 幸浩 BOWMAN BC1/ 無限 1’30.692
公開練習 B組 1回目 天候:晴れ コース:ドライ 発表 11:05
1 12 J.Gene RT35/無限 1’30.157
2 29 M.Angelelli DALLARA391/ VW 1’30.504
3 24 A.Reid RT35/無限 1’30.651
4 82 田中 哲也 RT35/3SG 1’30.880
5 6 G.D.Ferran REYNARD913/ 無限 1’30.886
6 23 野田 英樹 RT35/無限 1’30.899
公開練習 B組 2回目 天候:雨 コース:ウェット 発表 15:20
1 9 P.Stewart RT35/無限 1’36.372
2 92 西垣内 正義 RT35/無限 1’36.981
3 55 岡本 幸夫 RT35/無限 1’37.245
4 7 T.Kristensen RT35/VW 1’37.983
5 84 戸田 哲史 RT35/無限 1’38.216
6 69 高橋 浩二 RT35/無限 1’38.296
A組2回目、後半より雨が降り始め、時折、強い雨が降りB組2回目には完全な
ウェット状態になった。
PFG01270/鈴木 規之
CASIO WSR
第38回マカオグランプリ
第2回インターナショナルF3リーグ1991に参戦
カシオ計算機は、英国の名門F3チーム「ウエスト・サリー・レーシング」とスポ
ンサー契約を結び、11月24日(日)にマカオで開催される「第38回マカオ・グ
ランプリ」、並びに12月1日(日)に富士スピードウェイで開催される「第2回イ
ンターナショナルF3リーグ1991」ヘ「 CASIO WESTSURREY
RACING」として参戦します。
当社は、企業活力とイメージの高揚を図るべく、従来より4輪・2輪チームへのス
ポンサードをはじめ様々な形でモータースポーツシーンへ積極的に参画しております。 「CASIO WSR]としては、総合3位という好成績を収めた昨年の「ユーロ・ マカオ・ジャパン チャレンジカップ」に引き続き2回目の参戦になります。
今回出走するドライバーは、今年始めてF3へ乗り、イギリスF3でチャンピオン
となった「ルーベンス・バリチェロ」と、弱冠20歳でF3レース3年目、イギリス
F3で4位の「ジョルディ・ジェネ」の2名です。
両選手とも十分に優勝を狙える力を持ち、またマシンもラルトRT35と無限エン
ジンの組合せで大きなアドバンテージを持っています。
マカオ、富士のレースにおける「CASIO WSR」の活躍にご期待ください。
●チームからのメッセージ(WSR代表者:Dick Bennetts)
「今年もカシオとパートナーを組み、マカオと富士のインターナショナルF3レー
スに参戦できることを大変嬉しく思います。どちらのレースも、ヨーロッパと日本
のF3精鋭ドライバーが覇を競うエキサイティングなレースになることでしょう。
昨年をさらに上回る成績を収めることを我々チームは期待しています。」
<チーム概要>
ウェスト・サリー・レーシング(WEST SURREY RASING)
英国F3で、マルボロのフルスポンサードを受ける名門チーム。現在F1で活躍中
のJJレート、グージェルミン、セナなどが過去在籍していた。近年の成績は、1
989年イギリスF3選手権でアラン・マクニッシュが、ランキング1位、デレッ
ク・ヒギンズがランキング3位となる。1990年イギリスF3選手権ではミカ・
ハッキネンが総合優勝し、クリスチャン・フィッティパルディがランキング4位、
田中実がランキング10位となる。1991年シーズンでは、最近評判のブラジル
人ドライバー、ルーベンス・バリチェロ、ペドロ・ディニッシュ、スペイン人のジョ ルディ・ジェネを参戦させている。
<ドライバー>
●ルーベンス・バリチェロ(Rubens Barrichello)
出身地:ブラジル
生年月日:1972年5月23日(19歳)
戦 歴:1981年;9歳でカートレースへデビューし、1988年までの間に南
アフリカのチャンピオンと5回のブラジル・チャンピオンを
とる。
1989年;ブラジルのフォーミュラー・フォード選手権で4回優勝。
1990年;GMロータス・ユーロシリーズで7回ポールポジションを獲
得、優勝6回2位へ2回入賞しチャンピオンとなる。また、
最速ラップを7回記録。
1991年;イギリスF3選手権へウエスト・サリー・レーシングより参
戦し、チャンピオンとなる。
●ジョルディ・ジェネ(Jordi Gene)
出身地:スペイン
生年月日:1970年12月5日(20歳)
戦 歴:1986年;スペインのカートチャンピオンをとる。
1987年;スペイン・フォーミュラー・フォード1600選手権でベス
ト・ジュニア・ドライバーとなる。
1988年;スペイン・フォーミュラー・フォード1600のチャンピオ
ンとなり、イギリス・フォーミュラー・フォード・フェスティ バルで5回優勝。
1989年;イギリスRAC、エッソ・フォーミュラー・フォード選手権
へ参戦。イギリスF3選手権へドラゴン・モータースポーツ
より参戦。
1990年;イギリスF3選手権へテックスピード・レーシングより参戦。 1991年;イギリスF3選手権へウエスト・サリー・レーシングより参
戦し、ランキング4位。
<マシン概要>
●CASIO WSR RALT RT35 MUGEN
シャーシ : アルミハニカム・モノコック/カーボンコンポジット
サスペンション: フロント;プッシュロッド方式ダブルウィッシュボーン
リア ; 〃
ダンパー;コニー製
コックピットより前後のアンチ・ロール・バーを調整可能
ブレーキ : フロント;直径11インチローターで4ポット・キャリパー
リア ;直径10.5インチローターで2ポット・キャリパー ウィング : フロント;カーボンファイバーとグラスファイバーを使用
リア ;カーボンファイバー合金をエンドプレートに使用
エンジン : ホンダ・プレリュードベースの無限4気筒2,000ccツイン カム16バルブ無限電子制御システムを使用
ギヤボックス : 5速ヒューランドF3A
タイヤ : 横浜ゴム製(マカオ・グランプリ)
ブリジストン製(富士F3リーグ)
サイズ : 全長 ; 4,035mm
ホイルベース ; 2,565mm
フロントトレッド; 1,403mm
リアトレッド ; 1,321mm
全高 ; 903mm
(カシオ計算機 広報室NEWSより) MAH02313/有江 和明CCS(N)>
OMRON Racing Team,Release
1991年11月20日
全日本F3000選手権 第11戦
“ミリオンカードカップ ファイナルラウンド 鈴鹿”
オムロン・レーシングチーム
ラマース7位,田中15位.そろって完走を果たす
1991年、鈴鹿サーキットにおける最後のF3000レースである、全日本F
3000選手権シリーズ第11戦「ミリオンカード カップ レース ファイナルラウ
ンド 鈴鹿」が、11月16~17日、秋晴れの空の下に開催されました。
オムロン・レーシングチームは、ヤン・ラマース選手に「オムロン・ダンロップ
F102」4号シャーシ、田中実選手に「オムロン・ダンロップF102」3号
シャーシを準備、共に万全のセッティングを施し、このレースに臨みました。
16日(土)の公式予選では両選手ともB組で出走。1~2回を通した公式予選
の結果は、ラマース選手がB組第7位、グリッド順は14番手となり、決勝レース
は、7列目内側からのスタート、田中選手はB組14位、グリッド順は28番手と
なり、14列目内側からのスタートとなりました。
17日(日)の決勝レース、全車きれいにスタート。14番手からスタートした
ラマース選手は、ナイス・スタートを見せ一気に3台をパス。その後も徐々に追い
上げ中盤には8位まで進出、最終ラップにも1台をパスし7位でゴールしました
が、惜しくもポイント獲得はなりませんでした。一方の田中選手は、最後尾スター
トながらコンスタントに走り、15位でチェッカーフラッグを受けました。
◎11月16日(土)
○公式予選第1回B組(10:50~11:30)
11月なかばとあってきれいな秋晴れであったが、A組の予選開始頃の気温は1
5度と少々肌寒さを感じる気候であった。
オムロン・レーシングチームのヤン・ラマースと田中実も、相次いでスタート。
ヤン・ラマースは、1分47秒305のタイムでピットイン。タイヤを左右入れ替
え再度アタックに飛び出していった。しかし、一度使用したタイヤではタイムアッ
プは出来ず、ピットイン。残りの1セットは予選第2回へ温存することとし、マシ
ンを降りた。田中実は、1分49秒655でピットイン。やはりタイヤを左右入れ
替えピットアウト、1分48秒578までタイムアップして、午前の予選を終えた。
○公式予選第2回B組(14:30~15:10)
14時30分から開始された公式予選第2回、オムロン・レーシングチームの二
人のドライバーは、第1回で使用したタイヤを装着し、インターバルの間に変更さ
れたギア比やサスペンションのセッティングを確認するため、コースインしていっ
た。共に1分48秒台でピットイン。タイヤを温存していたセット2へ交換、共に
コースインのタイミングをはかり、乗車したまま待機していた。14時50分、
ヤン・ラマースがコースイン、少し遅れて田中実もスタートしていった。ヤン・
ラマースは、1分46秒323をマークしてピットイン。タイヤを左右入れ替えコ
ースインしていったが、ゆっくり走るクルマに引っかかり、途中でタイムアタック
を中止し、そのままピットインして予選を終了した。田中実は、ニュータイヤで1
分47秒946をマークしてピットイン。タイヤを左右入れ替え、再度アタックを
行ったがタイムアップは出来ず、予選を終了した。この結果、ヤン・ラマースはB
組第7位、グリッド順は14番手、田中実は14位、グリッドは28番手からのス
タートとなった。
ポールポジションは、A組から出走した#1星野一義選手、タイムは1分44秒
500のコースレコードであった。
予選終了後,ヤン・ラマース:
「もう少しタイムアップ出来ると思っていたが、午前午後とも遅いマシンに引っか
かっ てしまった。決勝レースではスタート位置がまん中当りなので、スタートが
決め手と なるだろう。」
◎11月17日(日)
○決勝レース 13:30→35Lap
前日と変わらぬ秋晴れの下、決勝レースがスタート、ヤン・ラマースは7列目、
14番手のスタート位置からナイス・スタートを見せ、1ラップ目のグランドスタ
ンド前に戻ってきたときには、11位のポジションへジャンプアップしていた。
トップは2列目からスタートしたロス・チーバー、2位は星野一義と続いていた。
3周目、#99中谷明彦がオイルスモークを引きながらピットイン、リタイヤ。
15周目、#3片山右京がスピン、11位へ後退。17周目には、コーナー毎にロス
・チーバーを追いつめていた星野一義が、ヘアピン・コーナーで痛恨のスピン。そ
のままリタイヤしてシリーズチャンピオン争いからも脱落してしまった。激しい先
行争いで次々に脱落してゆく上位陣を後目に、ヤン・ラマースは徐々に順位を上
げ、18周目には8位まで上昇していった。
その後、ヤン・ラマースのポジションは変わらず、このままゴールかと思われた
が、最終ラップ、前を行く#57パウロ・カーカッシがスプーン・コーナー立ち上がり
で一瞬ミスをした隙をつき、バック・ストレートで横に並び130Rでパス、7位
でチェッカーフラッグを受けた。
一方の田中実は、軽いトラブルを抱えた最後尾スタートながら終始コンスタント
に走り、15位でレースを終了し、彼にとって波乱に富んだシーズンの幕を閉じた。
優勝は、2列目から一気にトップに立ちそのままゴールした#25ロス・チーバー
で今期3勝目、2位は#34マウロ・マルティニ選手、3位は#10フォルカー・バイド
ラー選手だった。シリーズ・ランキング・トップの片山右京選手は、10位となり
チャンピオン決定は11月30日富士スピードウェイへ持ち越された。
◎レース後,岸本雅義チーフエンジニア:
「F102は、F1を意識して設計されています。そのためにF3000マシンと
して はオーバークオリティになっているようです。具体的にはシャーシ剛性が高
すぎます。 一つ一つのパーツとして見た場合は、それぞれ良い出来上りになって
はいるんですが、 1台のマシンとして組み上げた場合、なかなか良いバランスを
見い出すのが難しい。
今回、田中君には気の毒でした。高速からのブレーキング時に振動が出て、そ
の原 因が最後まで見つけられなかった。考えられるパーツは全て交換したんです
が、収ま りませんでした。
最後の富士は、ラマースのスターティング・グリッドも決まっています(28
番手 スタート)が、少しでも上位へゆけるように万全のセッティングで臨みます。」
◎レース後,ヤン・ラマース:
「スタートはうまくいって、オープニングラップで11位にまでジャンプアップで
きた。 その後もマシンは快調で、徐々に順位を上げられた。最終ラップはエキサ
イティング だった。#57パウロ・カーカッシがミスをしたスプーンで並び掛け、
バックストレート を併走、130Rの入口でアウトから押え込んだ。素晴らしい
一瞬だった。」
◎レース後,田中 実:
「今日のレースは、ブレーキングとギア、そしてスタートで長谷見さんの後ろに
入って しまったことが全てでした。ブレーキは、高速からのブレーキングで異常
振動がでて しまい、130Rをノーブレーキで突っ込んだため心臓が飛び出しそ
うでした。ギア は低くすぎてリミッターが作動してしまいました。そして長谷見
さんは抜かせてくれ ませんからね。何度も並びかけるところまでは行くのです
が、前には出られませんで した。良い結果は残せませんでしたが、チャンスを与
えてくれたオムロン・レーシン グチームの皆さんに感謝しています。」
OMRON Racing Team, PRデスク 永田 基(TBE00015)
[Continued from #467]
●マルコ・ヴェルナー(ドイツ/25歳)
1985年にドイツFF1600でデビュー。その後ドイツ・オペル・ロー
タス・チャレンジやGMロータス・ユーロ・シリーズなどを経て1989年途
中からドイツF3選手権へ。デビュー・レースのホッケンハイムで5位に入っ
た。昨年は同選手権初のフル出場を果たす。
今シーズンは11戦中で優勝1回(第8戦)を含め8回入賞を果たし、シリー
ズ・チャンピオンに輝いたT.クリステンセンを最後の最後まで苦しめた。だ
が、あともう一歩の所で息絶えてしまい、結局シリーズ2位でシーズンを終え
た。また、彼もF1モナコGP前座のF3レースに参戦し、11位でレースを
フィニッシュしている。
なお、彼は最近ドイツF3で増えてきているオペル・エンジンのユーザーで、
このインターナショナルF3リーグにもオペル・エンジンを使って戦う。日本
では見ることのできないオペル・エンジンにも注目してみたい。
●ヨルグ・ミューラー(ドイツ/22歳)
カートから1988年ドイツFF1600に。翌89年にはドイツ・オペル・
ロータス・チャレンジのチャンピオンとなる。そして、1990年にドイツF3
選手権へとステップアップ。この年2位2回でシリーズ5位となる。
今シーズンも優勝こそなかったものの、2位2回など表彰台を数回経験し、
結局シリーズ4位となった。また、彼は今年のF1モナコGP前座のF3レー
スで他車を寄せ付けず圧勝した。なお、彼は前年のモナコF3レースでも素晴
らしいパフォーマンスを披露している。
彼のF3デビュー・レースがトップを走りながらクラッシュ、という結果で
もわかるように、彼のドライビイングは調子がいいと滅法速いのだが、反対に
雑な面もかなり多い。たが、モナコF3が得意であったり、悪天候のレースで
は素晴らしいパフォーマンスを発揮することがある。磨けばまだまだ光る素質
の持ち主と言えよう。
●マルセル・アルバース(オランダ/24歳)
カートを経て1989年にオランダFF1600に。翌90年にはGMロー
タス・ユーロ・シリーズにステップアップし、開幕戦のドニントンで優勝を飾
るなどしてシリーズ6位となる。
今シーズンは名門アランドッキング・レーシングのメンバーとなり、野田英
樹のチームメイトとしてイギリスF3選手権に出場。優勝こそなかったものの
16戦中13戦でポイントを獲得してシリーズ5位となる。F3初年度として
は上出来だった。また、彼は今年の夏に母国で開催されたマールボロ・マスター
ズF3レースでも3位入賞を果たしている。
彼がもし来シーズンもイギリスF3で走るとすれば、きっとチャンピオン争
いに加わってくるものと思われる。
●野田英樹(日本/22歳)
日本国内でFJ1600やF3を経験した後渡英し、1989年からGMロー
タス・ユーロ・シリーズに参戦。翌90年には名門アランドッキング・レーシ
ングからイギリスF3選手権に参戦。ミカ・サロのチームメイトとなり最高位
4位を残す。
今シーズンはアランドッキング・レーシングのエース・ドライバーに昇格。
開幕戦で2位となり順調な滑り出しを見せたかに思えたが、その後マシン・ト
ラブルなどに泣かされ思うような成績が残せず、結局シリーズ7位にとどまっ
た。
だが、第12戦のシルバーストンでは見事優勝を飾った(日本人が海外F3
で優勝を飾ったのは桑島正美以来実に19年ぶり)。また、どんな逆境でも決
してレースを捨てない走りはイギリスでも高い評価を得ている。
久しぶりの日本でのレース、野田が海外でどんな勉強をしてきたのか大いに
注目したい。
●ジャック・ヴィルニューブ(カナダ/20歳)
彼の父親は、今は亡き名F1ドライバーのジル・ヴィルニューヴ。ツーリン
グ・カーなどを経て1989年からイタリアF3選手権に参戦している。
今シーズンは予選でポール・ポジションを3回獲得して父親譲りの速さは見
せたものの、決勝レースでは優勝することができず、2位1回と3位2回とい
う成績だった。まだ荒削りな部分が多いが、速いドライバーであることは間違
いない。父親も走ったことのある富士で彼がどんなレースを見せてくれるのだ
ろうか。
●ドメニコ・スキアタレッタ(イタリア/24歳)
FF2000を経て1988年からイタリアF3選手権にステップアップ。
また、1989年にはマカオGPで5位に入賞している。
今シーズンはチームを移籍して第5戦と11戦で優勝を飾ったほか、2位2
回をマークしてG.ブージに次いでシリーズ2位となった。
●アンドレア・ジラルディ(イタリア/22歳)
イタリアF3選手権には1989年から参戦しており、今シーズンはチャン
ピオン候補の筆頭に挙げられていた。だが、第3戦で優勝を飾った後は不振が
続いてしまい、結局これが響いてシリーズ3位に甘んじた。それでも、彼が見
せた後半の追い上げは素晴らしいものがあり、第9戦と最終戦では優勝を、ま
た第11戦では2位に入っている。また、F1モナコGP前座のF3レースで
は4位入賞を果たしている。
●マッシミリアーノ・アンジェレッリ(イタリア/24歳)
彼もジラルディ同様1989年からイタリアF3に参戦しており、昨年は1勝
をマークしてR.コルチャゴ、A.ザナルディに次いでシリーズ3位となった。
だが、今シーズンはチャンピオン候補に挙げられながら期待された成績を残す
ことができず、全く不本意なシーズンとなってしまった。
それでも、F1モナコGP前座のF3レースでは予選でフロント・ローを獲
得し、決勝でも3位につけるなど光るものを見せていた。
●フランク・ラゴルス(フランス/23歳)
カート、FF1600、フォーミュラ・ルノーなどを経て、今シーズンから
フランスF3選手権に参戦。ルーキーながら第5戦と第8戦(フランスGP前
座)で優勝を飾り注目を集めた。その他のレースでも3位2回をマークし、結
局シリーズを4位で終えルーキーとしては上出来のシーズンとなった。
なお、彼はフランスF3でダララ・オペルのマシンをドライブしていたが、
インターナショナルF3リーグではレイナード・アルファロメオのマシンをド
ライブする。
●イヴァン・ミューラー(フランス/22歳)
ヨーロッパ・カート・チャンピオンやフランスフォーミュラ・ルノーを経験
して、1989年からフランスF3選手権に参戦。この年シリーズ3位となる。
翌90年は同シリーズ6位(1勝)。
今シーズンは序盤の連続入賞と終盤の2連続2位はあるものの、中盤での低
迷が大きく響いてシリーズ7位に甘んじた。それでも、F1モナコGP前座の
F3レースでは5位入賞を果たしている。
なお、彼はカートからF3000にまでステップアップしたキャシー・ミュー
ラーの弟。
●ジョー・ヅェラー(スイス/36歳)
1970年代からヨーロッパ各国のF3選手権に顔を出していたが、最近は
母国スイズのF3に専念しており、昨年、今年とスイスF3選手権でチャンピ
オンに輝いた。特に今年は開幕から6連勝をマークするなど圧倒的な強さを見
せたが、スイスF3のレベルはそれほど高いわけではない。
なお、彼も昨年のインターナショナルF3リーグを経験しており、決勝24位
という成績だった。
●ニクラス・ヨンソン(スウェーデン/24歳)
スウェーデン・カート・チャンピオンを経て1989年からスウェーデンF3
選手権へとステップアップ。翌90年には6勝をマークし、今シーズンも4勝
をマークして2年連続でシリーズ・チャンピオンに輝いた。また、彼もこの夏
行われたマールボロ・マスターズF3レースに出場したが、トラブルのため下
位に甘んじてしまった。
彼はスウェーデン国内だけでなくヨーロッパのF3でも速く走れる素質を持っ
ているので、今後はヨーロッパのトップF3で修行を積めばかなりの成績が残
せるのではないだろうか。
●フランコ・スカピーニ(イタリア/27歳)
カートを経て1980年代半ばにイタリアF3選手権に参戦。84年には2勝
をマークする。1986年には国際F3000選手権にも顔を出した。最近は
SWCにランチャ・フェラーリで参戦したりしている。
●ピーター・アスルンド(スウェーデン/24歳)
ラリーからフォーミュラへ転向し、1989年から90年にかけてGMロー
タス・ヨーロ・シリーズで活躍。今シーズンはスウェーデンF3選手権に参戦
し、最終戦で3位にくい込んだ。
-----<国内のレースで活躍している外国人ドライバー達>-----
●ヴィクトル・ロッソ(アルゼンチン/31歳)
長い間ヨーロッパのF3を転戦した後、昨年から日本で生活しながらF3と
グループAに参戦。今シーズンは全日本F3選手権でシリーズ4位に。Tom’s
トヨタのマシンを駆使して筑波と美祢れ優勝をマークした。また、昨年のイン
ターナショナルF3リーグでは4位に入っている。
●パウロ・カルカスチ(ブラジル/27歳)
昨年のインターナショナルF3リーグで来日し、Tom’sトヨタのF3マ
シンのデビュー・ドライバーを務めた。今シーズンはそのまま全日本F3選手
権に参戦し、優勝4回をマークして見事シリーズ・チャンピオンに輝いた。ま
た全日本F3000選手権にもシーズン途中から参戦している。
●アンソニー・レイド(イギリス/34歳)
最近は主にポルシェ962を駆ってグループCを戦っており、昨年のルマン
では3位に入賞した。今年は途中から全日本F3選手権に出場しており、菅生
では予選でグループ別トップを奪うなど多才な一面を見せている。
●マルチェロ・ブリオッティ(アルゼンチン/21歳)
今年半ばに来日して、フォーミュラ・トヨタに参戦。いきなり優勝を飾り注
目を浴びる。F3は既に南米スダムF3選手権で経験しており、昨年は5位入
賞がある。
●ホセ・コルトヴァ(ブラジル/26歳)
カートを経て1988年に渡英。翌89年にはFF2000でチャンピオン
に輝く。昨年はイギリスF3選手権に3レースだけ参戦したが、資金難で中断。
今年はシーズン途中から全日本F3選手権に出場している。
●ミカ・サロ(フィンランド/24歳)
カートや国内外のFF1600を経て1989年にイギリスF3選手権に参
戦。昨年は名門アランドッキング・レーシングで野田英樹とコンビを組み、優
勝6回、ポールポジション獲得4回と素晴らしい成績を残し、同胞のM.ハッ
キネンと激しいチャンピオン争いを演じた。
今シーズンは全日本F3000選手権に出場。思ったほどの成績が残せず苦
労した1年だったが、大雨の美祢では6位に入った。
●アンドリュー・ギルバート・スコット(イギリス/33歳)
1981年から3年連続でイギリスFF1600のチャンピオンに輝いた後、
イギリスF3やF3000で活躍。1986年に来日して全日本F3選手権や
グループC、グループAなどで幅広く活動する。その間にもイギリスF3000
や国際F3000選手権に出場したり、レイトンハウスF1チームのテスト・
ドライバーを務めたこともある。
●エウジェニオ・ヴィスコ(イタリア/26歳)
イタリアF3選手権で活躍した後、今年から全日本F3選手権に参戦。劣勢
のダララながら入賞3回をマーク。また、F1日本GP前座のF3レースでは
ポール・ポジションを獲得した。
●マウリシオ・サンドロ・サーラ(ブラジル/33歳)
1986年にイギリスF3選手権でシリーズ2位となった後、活動の中心を
日本に移し、国内のトップ・カテゴリーで幅広い活動する。昨年のインターナ
ショナルF3リーグでは予選でトップと変わらないタイムをマークした。今シー
ズンはマツダの契約ドライバーとしてSWCを転戦していた。
*浜田 貴志 (MHA01070/RIJ)*
(プロフィールの作成にあたっては、一部インターナショナルF3リーグ・
プレス・ガイドなどを参考にさせていただきました)
<インターナショナルF3リーグ出場の海外F3ドライバーのプロフィール>
11月29日から12月1日にかけて、「パナソニック2ndインターナショ
ナルF3リーグ」が富士スピードウェイで開催されるが、このイベントにはヨー
ロッパ各国のF3選手権を戦った強者ドライバーが大勢エントリーしている。
日本ではあまり馴染みのないドライバーが大半なので、ここで彼らの簡単なプ
ロフィールをご紹介しよう。
なお終わりの部分に、国内で活躍している外国人ドライバーで、今回のイン
ターナショナルに参加するドライバー達のプロフィールも併せて書いてみた。
-----<海外F3選手権で活躍しているドライバー達>-----
●リカルド・リデル(スウェーデン/24歳)
スウェーデン・カート・チャンピオンやスウェーデンF3選手権などを経て
1989年にイギリスF3選手権に参戦。この年シリーズ4位となる。翌90
年にはイギリスF3000選手権にステップアップ。元F1ドライバーのP.
シャベスらとチャンピオンシップ・タイトルを争ったがシリーズ4位(開幕戦
で1勝)だった。
今年はTom’s GBから再びイギリスF3選手権に参戦し、開幕戦で1
勝を挙げるなどしてシリーズ前半のペースメーカーを果たしたが、後半ややリ
ズムを崩してしまい、結局シリーズ6位でシーズンを終えた。
インターナショナルF3リーグには昨年に続いてのエントリーとなる(前回
は決勝12位)。国内外で台風の目となったTom’sトヨタのマシンを駆使
して彼がどんな走りをみせるか注目したい。
●ジル・ド・フェラン(ブラジル/24歳)
ブラジル国内のカート選手権やFF1600を経験して、1988年にイギ
リスFF1600に参戦。翌90年にはGMロータス・ユーロ・シリーズとイ
ギリスFVL選手権にステップアップし、GMロータスではシリーズ3位に、
またイギリスFVL選手権ではシリーズ2位(2勝)となった。
今シーズンはレイナード・ワークス・ドライバーとしてイギリスF3選手権
に出場。中盤戦で3勝をマーク(このうち2回は最速ラップも同時にマーク)
し、チャンピオンシップ争いでもシリーズ3位となった。まだ荒っぽさがある
のでリタイヤも多かったが、これがなければ間違いなくシリーズ・チャンピオ
ンに手が届いていた可能性がある。
昨年のインターナショナルF3で優勝したM.シューマッハーのマシンはレ
イナードだったが、今年は彼がレイナードに優勝をプレゼントするのであろう
か。
●クリスチャン・フィッティパルディ(ブラジル/20歳)
もう有名になってしまったが、元F1ワールド・チャンピオンで現在アメリ
カのCARTで活躍中のE.フィッティパルディの甥にあたる。
11歳からカートをドライブし、世界選手権でも上位入賞を何度か経験。そ
の後渡英してイギリスFF2000を経験した後、1989年からイギリスF3
にステップアップ。翌90年には名門ウエストサリー・レーシングから同選手
権に参戦して1勝をマークし、シリーズ4位となった。
今シーズンは国際F3000選手権にステップアップ。2勝をマークしただ
けでなく、コンスタントに上位入賞を果たして見事ルーキーでシリーズ・チャ
ンピオンに輝いた。
彼は今年来日する海外勢の中で最も注目されるドライバーと言ってよいだろ
う。F1予備軍ともいえる国際F3000のチャンピオンに輝いた彼の走りが
一体どんなものなのか。今から非常に楽しみである。また、彼は来年F1への
ステップアップも噂されているだけに、F1ファンにとって彼は要マークでも
ある。
●トム・クリステンセン(デンマーク/24歳)
彼もカート出身者で、その後FF2000などで活躍したが、資金不足から
昨年はレース活動を休止していた。
だが、今シーズンはVWモータースポーツに抜擢されF3にステップアップ。
開幕戦でいきなり優勝を飾った。その後も2勝するなどコンスタントに上位入
賞を果たし、ルーキーながら見事ドイツF3選手権のチャンピオンに輝いた。
彼は今シーズン、高速コースで知られるホッケンハイムの2レースで優勝と
2位に入っているので、富士でも期待できるのではないだろうか。また、VW
モータースポーツのメンバーに抜擢されたことが彼にとって大きな自信となっ
たようである。
今年はM.シューマッハーやK.ベンドリンガーなど、ドイツF3出身者が
注目を集めた一年だった。今年の締めくくりとなるインターナショナルF3リー
グでもドイツ旋風が吹き荒れるのだろうか。
●ジャンバッティスタ・ブージ(イタリア/23歳)
1987年にイタリアFF2000でデビューし、翌88年からイタリアF3
選手権に参戦。昨年あたりからめきめきと成長して、今シーズンは2勝をマー
クして混戦のイタリアF3選手権で見事チャンピオンに輝いた。また、F1モ
ナコGP前座のF3レースでは7位でフィニッシュしている。
彼はイタリアF3選手権でダララ/VWのマシンをドライブしていたが、こ
のインターナショナルF3ではラルト/VWの組み合わせでエントリーしてい
る。マシンをスイッチしたことが果たして吉と出るか凶と出るか。また、彼は
今シーズン前半が好調だったものの、後半にはやや調子を落としてしまった。
富士では是非とも前半の勢いを取り戻して熱きイタリアの素晴らしい走りをみ
せてもらいたい。
●ポール・スチュワート(イギリス/26歳)
彼もいわゆる「2世ドライバー」で、父親は元F1ワールド・チャンピオン
のJ.スチュワートである。
1987年にイギリス・ジュニアFF1600でレース界入りし、FF20
00を経て1989年にイギリスF3へとステップアップ。この年1勝をマー
クしてシリーズ10位となる。翌90年も引き続いて同選手権にエントリーし、
3位に2回入ってシリーズ7位となった。
今シーズンはクリスチャン・フィッティパルディと同様、国際F3000選
手権にステップアップ。ただ、残念ながらポイントを獲得することはできず、
第7戦のブランスハッチで7位につけたのがベスト・リザルトとなった。
●デイビッド・クルサード(イギリス/20歳)
カート出身者で、82年から88年までの間に数々のチャンピオンに輝く。
その後1989年にFF1600などを経験し、翌90年にはGMロータス・
ユーロ・シリーズとイギリスFVL選手権にステップアップし、特にFVL選
手権では2勝をマークするなどしてシリーズ・ランキングの上位にいたが、ス
パで行われたGMロータスのレースで足を骨折したことが大きく響いてしまい、
結局この年はGMロータスではシリーズ5位、FVLではシリーズ4位にとど
まってしまった。
今シーズンはポール・スチュワート・レーシングからイギリスF3選手権に
出場し。ルーキーながら5勝をマークして、シリーズ・チャンピオンに輝いた
R.バリチェッロと最後の最後までチャンピオンシップ・タイトルを争った。
また、彼は今年の夏にオランダで開催されたヨーロッパF3レースの「マー
ルボロ・マスターズF3レース」の優勝者でもある。
彼はイギリス期待の星であり、イギリス・レース界も彼にかなりの期待を寄
せている。今後も順調にいけば間違いなくF1へと進むはずだ。
また、彼は「ノセると恐い」タイプである。もし彼がマカオGPを制するこ
とになれば、昨年のM.シューマッハー同様、彼がマカオと富士を2週連続で
制する可能性が非常に強くなる。そうなると、文字どおり「ユーロ・マカオ・
ジャパン」の全てのF3レースを制することになるのだが・・・・・・。
●ルーベンス・バリチェッロ(ブラジル/19歳)
5度のブラジル・カートチャンピオンを経て渡英し、昨年はGMロータス・
ユーロ・シリーズに参戦して6勝をマーク。現在国際F3000で活躍してい
るV.ソスピーリを退け見事チャンピオンに。
今シーズンは名門ウエストサリー・レーシングからイギリスF3選手権にエ
ントリー。第2戦のスラクストンで初優勝を飾り、その後も優勝3回など素晴
らしい成績を残し、結局D.クルサードを逆転して見事イギリスF3のチャン
ピオンに輝いた。
クルサードがイギリス期待の星ならば、バリチェッロはブラジル期待の星と
言えよう。また、彼は2年間でGMロータスとイギリスF3を制したわけだが、
この勢いは母国のスター、A.セナの昔と非常によく似ている。彼こそまさし
くセナの後継者となるに違いない。
バリチェッロは今シーズン、イギリスF3を戦ってきたわけだが、彼は全16
戦中最速ラップを7回も記録している。その一方で、彼はノーポイントに終わっ
たレースが2レースしかない。速さだけでなく安定した走りが彼の大きなセー
ルス・ポイントと言えよう。
●ホルディ・ヘネ(スペイン/20歳)
スペイン・カート・チャンピオン、スペインFLフィアット・チャンピオン、
スペインFF1600チャンピオンを経て1989年にイギリスFF1600
に参戦。翌90年にはイギリスF3選手権にステップアップして6位入賞を経
験する。
今シーズンは名門ウエストサリー・レーシングに移籍。優勝こそなかったも
のの2位5回、3位2回とコンスタントな成績を残し、結局シリーズ4位となっ
た。また、彼もこの夏行われたマールボロ・マスターズF3レースで素晴らし
い走りを見せ2位に入っている。
日本ではあまり知られていないドライバーかもしれないが、彼は玄人好みの
ドライバーだと言えよう。また、彼は速さの面ではチームメイトのR.バリチェ
ッロといい勝負だ。もし予選をご覧になれるチャンスがあったら、是非とも彼
に注目していただきたい。
なお、彼も昨年のインターナショナルF3リーグを経験しており、決勝では
7位でフィニッシュしている。だが、今年は名門ウエストサリーからのエント
リーなので、彼には昨年以上の成績が期待される。
●マッシミリアーノ・パピス(イタリア/22歳)
今シーズンのイタリアF3選手権ではシリーズ7位だったものの、モンッァ
で行われたレースなど今シーズンは2勝をマークした。まだ荒っぽさが残るド
ライバーだということは間違いないのだが、この「速さ」に注目したのが名門
ウエストサリー・レーシングのディック・ベネット代表で、マカオGPにのみ
出場するJ.ベイリーに代わり、富士では彼を走らせることにした。
一部の噂では、ベネット代表は彼を来シーズンのドライバーに起用したい考
えのようで、どうやらこのインターナショナルF3リーグのレースが彼にとっ
て名門ウエストサリーのシートを得る最終テストの場となるようだ。
なお、彼はF1モナコGP前座のF3レースにも出場し、13位でレースを
フィニッシュしている。
●ルカ・バドエル(イタリア/20歳)
カートを経て1989年からイタリアF3選手権に参戦。昨年は現在F1で
活躍しているA.ザナルディらと戦い、最終戦で初優勝をマークした。
今シーズンは4戦目で表彰台に上がった後、6戦目から8戦目まで3連勝を
マークしてチャンピオンシップ・タイトル争いでG.ブージを激しく追い上げ
た。だが、9戦目のムジェロのレースでトップでチェッカーを受け4連勝、と
思われたが、レース後、使用したタイヤの本数がレギュレーションに違反して
いたために失格となってしまい、それ以降のレースから彼の調子が狂ってしまっ
た。
それでも、彼のテクニックはチャンピオンとなったG.ブージを凌ぐものが
ある。また、彼は夏に行われたマールボロ・マスターズF3レースで4位となっ
ていることもあり、高速コースの富士で彼が素晴らしいパフォーマンスを見せ
てくれることを期待したい。
●マイク・ヘッセル(ドイツ/27歳)
80年代半ばにFF1600で活躍後、ツーリング・カーに転向してBMW
のジュニア契約ドライバーとして1987年にドイツ・ツーリング・カー選手
権でシリーズ3位となった。1989年に再びフォーミュラへ戻りF3へ。今
シーズンは7戦目に優勝を飾ったほか入賞7回という成績で、ドイツF3選手
権シリーズ3位となった。
●クリストフ・ブシュー(フランス/25歳)
カートやフランスFF1600で活躍後、1988年にフランスF3選手権
へステップアップ。その年のマカオGPでは3位入賞を果たす。昨年はエンジ
ンに恵まれず、5位入賞が1回きりと奮わなかった。
だが、今シーズンは2年落ちの旧型マシンをドライブしたにも拘らず安定し
た走りをみせ、優勝4回で見事フランスF3のチャンピオンに輝いた。
また、彼は今シーズン、F1モナコGP前座のF3レースで6位に入り、夏
のマールボロ・マスターズF3レースでは、決勝でリタイヤとなったものの予
選では3番手につけていた。
アラン・プロストやジャン・アレジというスターを生み出してきたフランス
F3で、2年落ちのマシンながら見事チャンピオンに輝いたブシュー。彼の評
価は非常に高く、エンジンに恵まれなかった昨年でさえ「それでも彼は速いド
ライバーだ」と言われていた。
また、マカオやモナコといったストリート・コースにも強いことからもわか
るように、ここ一番での集中力は並大抵ではない。彼が富士でどのようなパフォ
ーマンスを披露してくれるかが楽しみだ。
●エリック・シェリ(フランス/25歳)
フランスFF1600やフランス・フォーミュラ・ルノーなどを経験し、フ
ランスF3選手権には1987年から参戦している。翌88年にはシリーズ2
位となった。途中1989年には国際F3000にステップアップ。昨年は再
びフランスF3に戻ってきた。
今シーズンはフォーミュラ・プロジェクトのレイナード・アルファロメオを
ドライブし、第6戦で優勝を飾るなどしてシリーズ3位となった。また、彼も
今シーズン、F1モナコGP前座のF3レースに参戦し、8位でレースをフィ
ニッシュしている。
なお、彼はインターナショナルF3リーグではイギリスのボウマン・シャシー
をドライブする。このマシンはVWエンジン専用に設計されたシャシーで、イ
ギリスF3では開幕当初から、また全日本F3選手権にはシーズン途中から登
場している。
[More to #468]
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1991年全日本F3000選手権 1991年11月20日
RACE INFORMATION キャビン・レーシングチーム事務局
第11戦「ミリオンカードカップレース ファイナルラウンド鈴鹿」
王座への試練
シリーズはもつれて最終戦へ
金石、F3で連勝。シリーズ2位に食い込む
星野一義 予選A組1位 決勝リタイヤ
片山右京 予選B組2位 決勝10位
コントロール・ラインを通過するマシンに次々チェッカー旗が振り降ろされ
ていく。しかしその中に星野一義の姿は見えなかった。そして王座奪取を目前
にしている片山右京はなんと10番目にチェッカーを受ける。鈴鹿サーキット
での最終戦は、キャビン・レーシングチームにとって思いもかけない結果とな
ってしまったのである。
1991年全日本F3000選手権・第11戦「ミリオンカードカップレー
ス ファイナルラウンド鈴鹿」が、11月16日(土)、17日(日)三重県・鈴鹿
サーキットで開催された。キャビン・レーシングチームは、このレースに星野
一義、片山右京の陣容で参戦した。
<体制>
キャビン・レーシングチームwithインパル
ドライバー:星野一義
監督 :金子 豊
マシン :ローラT91-50/無限(Tカー ローラT90-50/無限)
キャビン・レーシングチームwithヒーローズ
ドライバー:片山右京
監督 :田中 弘
マシン :ローラT91-50/DFV(Tカー ローラT90-50/DFV)
<マシン>
星野はローラT91-50/無限、片山はローラT91-50/DFVを用
いる。星野は第10戦でマシンを大破したため、大作業でマシンを間に合わせ
た。今回のマシンにはフロント・ウイングの翼端板にボーテックス・ジェネレ
ータが新たに装備されている。一方の片山は、三段式のリヤウイングを製作し
て採用した。これは空気抵抗を抑制したままダウンフォースを確保するための
工夫である。
<公式予選>
第10戦が激しい降雨のためキャンセルになったこととは対照的に、鈴鹿サ
ーキットは秋晴れに包まれた。予選A組から出走の星野は、セッション開始後
15分、1セット目の予選タイヤを装着してタイムアタック。1分45秒558を記
録してA組の首位に立った。
その後星野はピットで待機していたが、マルティニ選手が1分44秒609を記録
して星野のタイムを上回ったのを見て一旦は出撃準備を整えたものの、星野は
予選打ち切りを決断、コクピットを降りた。その後チーバー選手が1分44秒595
を記録したため、星野は結局第1回目の公式予選セッションを3位で終えた。
B組の片山はセッションのためにコースがオープンされてもピットで待機。
セッション開始後20分でようやくコースインしてタイムアタックにかかった。
しかし遅いマシンに進路を塞がれて1分46秒141と平凡なタイムに終わり、彼
もここで走行を打ち切った。
午後、2セット目のタイヤでタイムアタックに入った星野は1分44秒500の
ベストタイムをたたきだした。これは鈴鹿サーキットにおけるF3000クラスの
コースレコードである。この記録によって星野は再びA組の首位に立った。こ
れに追従できるのはタイヤを温存していたチーバー選手のみ。チーバー選手は
セッション終了直前に逆転を期してタイムアタックを行なったが、0秒001星
野に及ばず、星野はA組首位の座を守り通しポールポジションを獲得した。星
野が鈴鹿のF3000レースでポールポジションを獲得したのは、昨年第1戦以来
になる。
B組の片山はセッション終了15分前までピットで待機、2セット目の予選用
タイヤを装着してタイムアタックにかかった。記録は1分45秒252。自身の午
前中のタイムを更新するB組午後のセッションでのベストタイムである。しか
し、中谷選手が午前中に1分45秒107を記録していたため、惜しくもフロント
ローに並ぶことはできなかった。
星野一義:1分44秒500 A組1位(ポールポジション)
「午前中は、コースの路面が荒れていたのでタイムが出せなかった。だから勝
負を午後にかけることにした。だから午後のタイムアタック前にはプレッシャ
ーを感じた。アタックに入ったら遅いマシンに追いついてしまったんだが、う
まく進路を開けてくれた。最後のシケインではミスしないように手堅く通り抜
けた。そういう意味では会心のアタックではなかったけれど、ポールが取れた
ので本当に嬉しい。このところ欲求不満の残るレースを続けてきたから、今回
はすっきりさせるつもりだ。マシンもドライバーも絶好調。決勝では久々の星
野パターンのレースを見せることができると思う。選手権ポイントは、人が言
うほど気にはしていないんだよ。レースはとにかく優勝しなければ意味はない
んだ」
片山右京:1分45秒256 B組2位
「午前中は遅いクルマに引っかかりまくってしまいました。ストレートで遅い
クルマを抜いたとき蛇行したせいか、リヤタイヤが発熱してプッシュアンダー
が出てしまった。金曜日の練習では確かにタイムは出ていなかった。でも、そ
れは燃料系統にトラブルがあったからで、それはチームが完全に直してくれて
いますから、マシンにはまったく問題はない。ただ、リズムに乗れなかったと
ころはあるかもしれない。これは完全にぼくの責任ですね。1回目のセッショ
ンで5位だったときにはどうしようと思って冷汗が出ました。午後はなんとか
2位に持ち直したのでほっとしていますけれどね」
<決勝レース>
決勝のスタートでは星野が好ダッシュを見せ、先頭に立って第1コーナーへ
突進した。片山は一瞬出遅れて後方からマルティニ選手に並びかかられる。片
山はマシンを外側に振ってマルティニ選手を牽制するが押さえきれず、5番手
で第1コーナーへ進入した。
首位を確保したかに思われた星野に、後方のチーバー選手がコース外側から
襲いかかり、第2コーナー手前で首位に立った。隙を突かれた形の星野はチー
バー選手の背後にピタリとつけて逆襲のチャンスを狙うこととなった。片山は
1周を終える前にバイドラー選手につかまり、首位のチーバー選手から4秒513
遅れの6位でオープニングラップを終えた。
星野はチーバー選手に食い下がり、片山はバイドラー選手を追走して序盤戦
は進んだ。3周目に3位につけていた中谷選手がマシントラブルでリタイヤし
たため、片山の順位は5位となっていた。
星野は幾度となくチーバー選手に詰め寄り、勝負をかける隙を伺うが果たせ
ず。レースは緊迫のまま膠着状態となっていた。ところが16周目、首位から
4秒強遅れて5位を走っていた片山がダンロップコーナーでスピン、退避路に
止まってしまった。その後片山はコースに復帰するが20秒近いロスタイムの
ため、11位へと順位を落としてしまった。
次の周、星野にも不運が訪れる。17周目のヘアピンで、インを開けたチー
バー選手の内側に進路を取った星野は突然スピン、そのままコース外側へ飛び
出してしまったのだ。ここでエンジンが停止し、星野はレースをあきらめるこ
ととなった。この時点で、星野は残念ながら今シーズンの王座争いから脱落す
ることが決ってしまった。
その後レースは大きな変動のないまま推移した。チーバー選手が首位を守っ
ている限り、片山はこのレースで4位以内に入賞しなければ王座を決めること
はできない。しかし片山は10位。しかも29周目には再びスピン、順位をさ
らに落としてしまった。結局片山は最終ラップに順位をひとつ回復したものの
10位でフィニッシュ、無得点でこのレースを終えてしまった。
チャンピオン争いは片山右京とロス・チーバー選手の二人によって、11月
30日に富士スピードウェイで行なわれる最終戦で決着を迎えることとなった。
このレースの予選はすでに9月7日に終了しており、星野一義と片山右京がフ
ロントローから決勝に臨むことが決定している。
星野 一義:16周 リタイヤ
「スタートの1コーナーが勝負だったな。あのまま2位につけていればよかっ
たかもしれないけれども、それはぼくのレースではない。とにかく優勝しなけ
れば星野ではないんだ。選手権ポイントのことが頭に浮かばなかったわけでは
ない。2位で終わってもチャンピオンの可能性は残るし、富士での最後のレー
スはポールからのスタートだからね。それはわかっていたんだ。チーバー選手
はヘアピンで外側に出る。そのインに突っ込もうとして突っ込みすぎてしまっ
た。それでスピンした。絶好調だっただけに本当に残念だ。でも、仕方がない
よ。チャンピオンは逃したけれど、次のレースではきっと優勝する。星野のレ
ースはこれなんだってことを見せますよ」
金子 豊監督
「朝のフリー走行でも絶好調だった。あまり調子がいいので、ライバルを意識
してむしろペースを上げなかったくらいですよ。トップに立てば、1分48秒
前後のペースで走り続けられるはずだった。今回の優勝者のペースは1分50
秒でしょう。ぶっちぎれるはずだったんだ。でも鈴鹿はコースの性格上、前に
出られると抜けないんですよ。レイナードは1速でシケインを通過するんだけ
れど、ローラはシフトレバーのレイアウト上、1速を使うことができない。だ
からシケインで前を押え込まれて、ストレートで引き離されてしまう。これで
は前に出られなかった。スタートでチーバー選手は外側から来るんじゃないか
と予想はしていたんだが、すっかりやられてしまったな」
片山 右京:1時間06分21秒330 (57秒545遅れ)10位
「テストで走り込む過程で、チーバー選手に対抗するためにフロントにダウン
フォースをかける方向のセッティングに振ったんですが、これが大外しでした。
とにかくフロントをグリップさせて、プッシュアンダーが出ないようにしてお
いて、アクセルを踏んでいこうと思ったんです。監督には反対されたけれどワ
ガママを通してもらった。でも、それが完全に裏目に出てしまいましたね。
決勝では130Rでオイルに乗って飛び出しそうになったとき、バイドラー
選手に抜かれてしまった。でも彼はストレートで遅かったから、前に出ようと
したら、ダンロップコーナーで2回転もスピンをしてしまった。これでタイヤ
にフラットスポットを作ってしまい、その後はペースが上げられなかった。今
回はセッティングから決勝まで完全にぼくの失敗。恥ずかしいです」
田中 弘監督
「うちとしては、今回のレースで決めるつもりだった。だから、このレースの
前に6日間のテストを行い、2000Km以上走り込んだ。予選用タイヤで1
分44秒前半が出ていたし、決勝用のセッティングも万全だった。ただ、金曜
日の練習走行で燃料タンクのトラブルが出てタイムが伸びなかった事が、ドラ
イバーのマインドコントロールに影響を与えたかもしれない。そのトラブルは
予選の前に完治したが、予選、決勝と右京は引きずっていたね。精神的にナー
バスになっていたな。確かに路面はスリッピーな状態だったろう。でも、それ
は全員同じことだ。プロならば、ここ一番の時に結果を出さなければ駄目です。
経験量の差が出たと言えるな。今回は、ドライバーの心が引き起こしたドライ
ビング・ミスがすべてです」
なお、併催された全日本F3選手権の最終戦にキャビン・レーシングチーム
から出走した金石勝智は予選で初のポールポジションを獲得。決勝でもスター
トでトップに立つと他を全く寄せ付けず、前戦鈴鹿に続いて2連勝を果たした。
これで金石は選手権ポイントで9点を追加し、1991年全日本F3選手権シ
リーズ2位を獲得した。
金石 勝智:35分07秒156 優勝
(ファステストラップ 2分03秒236)
「エンジン、シャシーとも決っていたので前回の鈴鹿より楽でしたね。スター
トはフロントロウのリード選手の方が良かったんですけど、1コーナーではこ
ちらがアウト側だったので何とか前に出られました。この2連勝を来年へつな
げたいですね」
**CABIN Racing Team Office/寺倉茂雄**
91年11月18日
-1991年全日本F3000選手権シリーズ第11戦-
好スタートで今季3勝目を挙げる
チャンピオンシップで4番手に着け、あと2連勝できればタイトル獲得の可能
性も残される25番ロス・チーバーのために、チームでは新しいモノコックをこ
のレースに投入することを決めた。それに応えるように、チーバーは予選/決勝
を通じてアグレッシブな走りを見せたのであった。
[11月16日:予選]一日中青空が広がり、好天の元での公式予選となった。
25番ロス・チーバーは、予選A組で出走。午前中の予選でまず1セット目の予
選用タイヤを使い1分44秒595のベストタイムを出すとともに、これまでのコース
レコード1分46秒398を更新したのであった。午後の2回目では、マシンのウォー
ミングアップを済ませ、自己のタイムが更新されるまでピットで待機するチーバ
ーだったが、星野一義選手が1分44秒500のタイムを出すと、さっそくコースイン
を行った。さらなるタイムアップを目指し果敢なタイムアタックを行ったが、チ
ーバーのタイムは44秒501と星野一義選手に惜しくも1/1000秒およばず。予選A組
2番手、総合予選3位となった。
[11月17日:決勝]決勝日朝恒例のウォーミングアップ走行では、1分47
秒847の4番手のタイムを出したロス・チーバー。ポールポジションの星野一義選
手とは約0.2秒の差でしかなく、決勝レースの行方はこの二人の戦いとなることが
予想された。いよいよスタートを迎え、シグナルが青に変わると同時に鋭いダッ
シュを見せたのはチーバーだった。一方、星野一義選手のスタートも悪くなく、
2台は並んでコーナーへと進入するかに見えた。しかしここが勝負所となるチー
バーは、アウト側から大胆に星野選手をかわし、トップに立ったのであった。前
回9月にこの鈴鹿で優勝したときのように、ストレート重視のマシンセッティン
グでレースに臨んだチーバーは、星野選手にスキを与えず、逆に星野選手はヘア
ピンでスピンをしてリタイヤしていった。続いて後ろに迫るマウロ・マルティニ
選手も抑えきったチーバーは、鈴鹿で2連勝、今季3勝目を挙げ、シリーズラン
キングで2番手につけ、タイトル争いを最終戦まで持ち込んだのであった。
ドライバー&チーム監督コメント
●ドライバー/ロス・チーバー(Ross Cheever)
スタートでトップに立てたとき勝てると思った。しかし一方で12~13周辺りか
らブレーキの調子が悪くなり、とくにヘアピンやシケインなどの進入でハードブ
レーキングができず、スピンをしないように十分に気をつける必要があった。こ
のレースに勝ててとてもハッピーだし、新しいモノコックを使うことを決めてく
れたチームには大変感謝している。今、この時点ではまだ僕自信興奮状態で次の
レースの事は考えられないが、1週間前くらいからコンセントレーションを高め
ていって、良いレースをしたいと思っている。
●チーム監督/本間 勝久(Katsuhisa Honma)
レイナードと話し合って、このチャンスによいレースをしたいと、新しいモノ
コックを入手することを決めました。ロスは、スペアカー無しで去年12月のテス
トからずっと頑張ってくれましたし、モノコックが変わることでセッティング上
若干の変化が出ることが心配されましたが、それでも新しくすることのメリット
が大きいと判断したんです。決勝レースはスタートが勝負だと思っていました。
思った通りのレースができて嬉しいです。そして次の富士でも、皆さんに喜んで
いただけるよう面白いレースにしたいと考えていますので、応援して下さい。
レース・データー
●開催日/11月16日(予選)~17日(決勝)
●開催地/株式会社鈴鹿サーキットランド、SMSC
●観客数/予選日:15000人/決勝日:55000人
●天 候/予選日:薄曇り、15℃/決勝日:晴れ、17℃
プロミス&レイナードレーシング事務局
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<91年全日本F3000選手権ポイントランキング表>
(ドライバー部門)
Rd.1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 合 有
鈴 オ 富 美 鈴 菅 富 富 鈴 富 鈴 計 効
| ポ ポ
ト イ イ
ポ ン ン
鹿 リ 士 祢 鹿 生 士 士 鹿 士 鹿 ト ト
Pos ドライバー ス
-------------------------------------------------------------------
1 片山 右京 9 3 0 0 9 1 6 悪 6 悪 0 34 34
2 R・チーバー 0 0 0 0 0 9 0 天 9 天 9 27 27
3 星野 一義 0 6 9 0 0 0 9 候 0 候 0 24 24
4 小河 等 6 1 4 0 6 0 0 の 2 の 1 20 20
5 中谷 明彦 0 9 0 0 0 4 0 た 3 た 0 16 16
V・ヴァイドラー 0 0 0 4 4 0 4 め 0 め 4 16 16
7 E・アーバイン 0 2 0 9 3 0 0 11 0 中 0 14 14
8 M・マルティニ 1 4 0 0 0 0 2 月 0 止 6 13 13
9 T・ダニエルソン 0 0 0 0 0 3 3 30 4 2 12 12
10 J・ハーバート 2 0 0 6 0 0 0 日 0 0 8 8
11 J・ラマース 4 0 2 0 0 0 1 に 0 0 7 7
12 松本 恵二 0 0 6 0 0 0 0 延 0 0 6 6
M・シューマッハ - - - - - 6 - 期 - 0 6 6
J・クロスノフ 0 0 3 0 0 0 0 開 0 3 6 6
15 鈴木 利男 0 0 0 2 2 0 0 催 0 0 4 4
16 関谷 正徳 3 0 0 0 0 0 0 予 - 0 3 3
田中 実 0 0 0 3 0 0 0 定 - 0 3 3
服部 尚貴 0 0 0 0 0 2 0 1 0 3 3
19 黒沢 琢弥 0 0 1 0 0 0 0 - 0 1 1
M・サロ - 0 0 1 0 0 0 0 0 1 1
G・リース 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1 1
※ポイントは各レース、1~6位に9-6-4-3-2-1の各点が与えられる。
上位7レースの合計を有効ポイントとし、これによりシリーズ順位が
決定される。同点の場合は上位入賞回数の多い方を優先する。
※JAFの競技規則に基づき、当チームが集計したものです。
**CABIN Racing Team Office/寺倉茂雄**
●F3000・ミリオンカードカップ鈴鹿ファイナル決勝レース
秋晴れの鈴鹿サーキットで開催された全日本3000選手権第11戦、ミリオン
カードカップレース・ファイナルラウンド鈴鹿は、3番手グリッドからスタートし、
第1コーナーでポールから飛び出した星野をアウトからパスしたロス・チーバーだ
った。プロミス・レイナードに乗るチーバーは星野の猛チャージを受けながらもこ
れを抑え、17周目、星野のスピンをヘアピンで誘発させ、星野はエンジンストッ
プでリタイア。その後は3位につけていたマルティニがチーバーを追撃し、20周
目、ヘアピンでシフトミスをしたのかチーバーが大きくふくらんだところをパスし
てトップに。しかしそのトップの座も一瞬のことで、スプーンまでにはチーバーが
再びトップに立ち、そのまま逃げきった。
チーバーは今季3勝目。ポイントを27点に延ばし、10位完走でノーポイント
に終わった片山右京の34点に7点差と迫り、富士の最終レースにチャンピオン獲
得の可能性を残すことになった。優勝したチーバーは、パレードラップで両手を交
互に突き上げて歓喜のパフォーマンスをしながら表彰台に戻った。
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決勝レースのスタートは、ポールの星野がまず飛びだした。しかし自分でもベリ
ーグッドのスタートだったというチーバーが1コーナーのアウトからスルスルと星
野をパス、そのままトップに立つ。しかし星野のチーバーにくらいついたまま離れ
ずに追撃。3位以下は中谷、マルティニ、片山、バイドラー、クロスノフと続く。
片山は1コーナーでマルティニにパスされたもの。
3位争いのトップを走る中谷は1周目ヘアピンあたりから煙を吐き、2周目には
オレンジボール(マシンに異常あり、ピットインせよの黒地に丸いオレンジの旗)
を提示され、そのままピットに入ってリタイアとなった。中谷は、かろうじて残し
ていたチャンピオンの可能性を失なうことになった
4位以下が順位を繰り上げている間に星野はチーバーに仕掛けていく。7周目、
星野がS字でチーバーを抜く素振りを見せるがダメ。この周のスプーンでチーバー
がわずかにふらつき、星野がテールに。裏のストレートで右に左に揺さぶりをかけ
るが、今年のチーバーは大人のチーバー。レースウィークは縁起をかついでか不精
髭の顔も精悍で、かつてのヤンチャ坊主の面影はない。走りも堂々としていて星野
の仕掛けを退ける。
12周目あたりからチーバーのブレーキにトラブルの兆候が出て、チーバーはブ
レーキバランスを前に寄せる。このためコーナーへの進入が苦しくなる。星野はコ
ーナーで詰めるが立ち上がりで離される欲求不満の展開。この前のレースで2位に
なった片山右京と同じような状況を見せている。
その星野が仕掛けたのは17周目。ヘアピンでチーバーのインを突こうとした星
野はスピン、エンジンをストールさせてレースを終える。これで星野もチャンピオ
ンの権利を失なった。
星野に続いてチャレンジャーになったのはマルティニ。それまでの星野と同じよ
うな展開でチーバーを追うが、今回からニューシャシーを持ち込んだチーバーには
ヘアピンやシケインで追いついても立ち上がりで離される。「ミスを待つしかなか
った」というマルティニの前でチーバーが待望のミスをしでかしたのは20周目の
ヘアピン。チーバーがスピンしかかりアウトにふくらんだスキをついてマルティニ
がトップに。しかし、待望のトップに立ちながら、マルティニのエンジンがここで
息つき症状を示し、チーバーがトップを奪い返す。
チーバーは、その後は慎重にコーナーを通過。ここで追いつかれても立ち上がり
で勝てるという自信からか、落ちついたレース展開でゴールまで走りきった。
優勝はチーバー、2位にマルティニ、3位にはバイドラー、4位にクロスノフ、
5位にエダニエルソンとここまで外国人選手。6位に小河が入り1点を獲得したが、
彼も合計得点20点でチャンピオン争いから脱落した。
チャンピオンシップポイント34点でトップの片山は、スタート直後でマルティ
ニにパスされ、2周目にはバイドラーにパスされてずっと5位を走っていたが、ジ
リジリと遅れ始め、17周目には一度、ダンロップ・コーナー先でストップ。エン
ジンが停止したのか一度、東コース・ショートカットに車を入れたが、そこから再
スタート。ここで10位まで転落。その後29周目にヘアピンでスピンして11位
まで落ちたが、先行された高橋国光を抜いて10位でフィニッシュした。
片山はノーポイントながら34点で依然チャンピオンシップ・ポイントのトップ
を維持。優勝したチーバーが9点を加えて合計得点を27点とし、最終戦の富士に
最後のチャンピオン争いを賭けることになった。
F3もそうだがF3000でも予選、あるいはスタートがレースの行方を左右す
ることが大きくなっている。選手たちも抜くポイントが少ないコースに多少フラス
トレーションを感じているようだ。
このレースは、ベテラン長谷見の最後のF3000レースとなった。「ぼくは引
退じゃないからね。CカーとグループAはやるんだから」と語る長谷見。その後任
には、今日のレースで4位に入ったクロスノフがカムバックすることになりそうだ。
そのクロスノフは来年のデイトナ24時間にノバ・ニッサンで出場するのでは、と
噂されているが、次の富士のレースのときまでにはわかるだろうとのこと。現在の
ところは50%だそうだ。また、IMSAのジャガー・チームからもオファーがき
ているそうだ。
すがやみつる/鈴鹿