
2026年スーパーFJもてぎ・菅生選手権チャンピオン
小林留魁(るいさ)(アルビ新潟第一ホテルGIAED)
小林はレーシングカート出身で2006生まれの20歳。2024年の第3戦SUGOでスーパーFJレースデビュー。同年11月SUGOでの第6戦で9位に初入賞。続くもてぎでの最終戦でも10位入賞で3ポイントを獲得してシリーズランキング16位。2025年はマシンをKK-S2にスイッチ。開幕戦もてぎで6位に入るとそこから毎レース、ロケットスタートで順位を上げて連続で入賞。第6戦もてぎで2位、初めて表彰台に上がり、シーズン全戦で10位以内に入賞という安定した戦績でランキング6位。迎えた2026年は開幕戦もてぎの3位から第2戦SUGOで初優勝。以降第3戦SUGOで2位、第4戦もてぎ5位、第5戦SUGO優勝と表彰台の常連となり、第6戦の3位獲得で最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを獲得した。デビュー以来一貫してアルビレックスレーシングチームのマシンをドライブしている。
――まず今の気持ちは?
「まだ実感がないのですが、チャンピオン取れてうれしいです。最終的に大川さんとのポイント争いだったので、けっこう荒れたレースもあったのですが、なんとかポイントを着々と取り続けて今に至ったという感じです」
――シリーズの中で転機になった出来事はありましたか?
「SUGOの2連戦(第2戦で初のポールポジションから初優勝、第3戦で2位)ですかね。あれで自信がつきました。もてぎはけっこう苦手なのですが(苦笑)最近わかってきたという感じで。SUGOでの2勝(7月の第5戦も優勝)でポイント的にも有利になりました」
――自分の中で変化があった?
「少しずつ、自身もドライビングも成長したかなと思います。勝つことで自信がついたことが大きいと思います」
――今後の目標は?
「まだ決めていないですが、ステップアップしたいなという思いはあります」
――年末の日本一決定戦は出る?」
「はい、そこでもっと自分をアピールしたいと思います」

Text: Junichi SEKINE
Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
FJ1500
優勝 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

「ペースはそこそこあったのですが、ミスしたところもあったので、できるだけ落ち着いて走ることを意識しました。終盤は(酒井)翔太君が速くて、やばいなと思っていたのですが、今自分のできることをしっかりやろうと思って走って。て、なんとか、ぎりぎりですけれど優勝ができてよかったです。スタートも決まったというわけではないですが、後ろの2台がすごく速くて、トップを一度取られてしまって、そこは反省点です。そこから挽回できたのはいい点だと思います」
2位 酒井翔太(ファーストガレージ)

「スタートは完全にミスで、自分が思っていたよりもクラッチを思い切り離しすぎてしまって、ストールしかけてしまったので。それであの順位になってしまったのだと思っています。そこからの挽回も、僕のバトルの下手さが出てしまった感じで、無理なところで仕掛けてコースアウトしたのも1度あったので。そういうのはなければ、ぎりぎり優勝できたのではないかというふうに思っています。あともう1周あれば光山選手を抜けたのではという感じがありますが、光山選手も速かったので、そこは素直に負けを認めようと思います」
3位 吉田馨(MIST&hobby baseKKF)

「前3台がスタートでミスして、特に酒井君がミスしてくれたので、自分はうまくスタート決めることができたので順位が上がりました。ただ予選の時からペースがなかったので、決勝にむけてセッティングとか変えてきたのですが、それでもまだ足りなかった感じです。いいバトルできたし、あともうちょっとペースがあればよかったなというところです。酒井君と比べてペースの差がありすぎて。一度抜かれて、もう一度抜こうと思ったのですが、その頃には抜き返せるマージンがなかったので、厳しかったです」
スーパーFJ
優勝 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景・GIA・KKS2)

「最後はドキドキでした。藤井君の動向をうかがって走っていたのですが、FJ1500が後ろから来たので前に行かせて、いい感じに(FJ1500を)抜いた時に後ろで(藤井)んでくれたときに後ろから行くことができました。最初は後ろを気にしながら走っていましたが、FJ1500とバトルしだしたので、後はクルマをいたわって、ミスしないで行こうと思って走っていました。運よく運よく、が重なった結果ですが、狙い通りの結果でよかったと思います」
2位 藤井翔大(Drago CORSE)

「悔しいですね。予選タイムからも余裕あるかなと思っていたのですが、決勝は思ったよりペースがなくて。あとFJ1500と接触もあってアライミントが狂ってしまったので、そこで勝負権を失ってしまったなと思います。最初からペースがあればFJ1500について行けなくても、もっと後ろを空けられたと思うので。まだ要修行ですね。(それでももてぎは相性がいい?)まだ相性がいいほうなのだと思います(苦笑)。日本一決定戦がここであるので、あと11月のもてぎ選手権と日本一にしっかり勝てるように修行しなおしてきます」
3位 小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)

「最初はトップまで追いついたのですが、その後第5コーナーの立ち上がりで並んでしまって。自分は右に行って藤井君の後ろについて、そのままS字に入っていったのですが、内側から大川さんが上がってきて、よけきれず当たってしまって、それで(コンディションが)厳しいかなと思ったのですが、その後で前の2台が接触していたので、最終的に表彰台に上がれました。とりあえずよかったですが、怪我してしまったので、早く治して練習したいですね」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA


2026年スーパーFJ、FJ1500もてぎ・菅生選手権シリーズ第6戦決勝は9月12日(土)にモビリティリゾートもてぎで開催され、FJ1500は光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)が2周目にトップに立つと終盤の酒井翔太(ファーストガレージ)の猛追を振り切り初優勝。スーパーFJ(S-FJ)では7周目に藤井翔大(Drago CORSE)を仕留めた磐上隼斗(アルビレックス富士吟景・GIA・KKS2)が優勝。序盤に順位を大きく落とした小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)がS-FJの3位まで順位を挽回し、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンを決めた。
全7戦で行われる同シリーズは残り2戦。シリーズチャンピオン争いも佳境となってきている。午前中に行われた予選に続いて10周で行われる決勝は午後1時10分フォーメーションラップ開始。時折晴れ間がのぞくコースの気温は24.8度、路面はドライコンディションだ。予選でサスペンショントラブルに見舞われたS-FJの木幡直生(群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED)が13番グリッドについた一方で、11番グリッドのS-FJ吉田英翔(K&G RACING KK2)が、フォーメーションラップ中に130Rイン側にストップ。マシンを降りてしまう。吉田によるとミッショントラブルだったとのこと。

吉田英翔を欠いたS-FJが12台、FJ1500は6台の計18台でレーススタート。ポールシッター酒井の出足が悪く後続車に次々と飲み込まれる。逆に出足がよかったのが3番グリッドのFJ1500鈴木大翔(ZAP SPEED KKF)で、前方の酒井をかわしてさらに加速で光山も仕留めてホールショットを奪う。光山2番手。4番グリッドのFJ1500吉田馨(MIST&hobby baseKKF)も酒井をかわして3番手に上がると、さらに第1コーナーへのブレーキングで光山をアウトからかぶせて2番手を狙うが、第2コーナーで光山が前に出てポジションを守る
後方ではS-FJのポールシッターで6番グリッドの藤井に対して8番手スタートの磐上がピットウォールとの間にノーズをねじ込んで加速し並びかけると第1コーナー入り口で先行。総合6番手S-FJのトップに立つ。さらに9番手のS-FJポイントリーダーの小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)がランキング2位で7番グリッドの大川烈弥(B-Auto&TAKEFIRST)をかわしてポジションを上げる。
スタート失敗の酒井は鈴木~光山~吉田馨と連なるFJ1500勢の後方4番手。しかし第4コーナーでアウト側にラインがふくらんだ吉田馨をインから仕留めて3番手にアップ。その酒井にスタートで一瞬並びかけたFJ1500の新人、石水優夢(ファーストガレージ×Bellona)が第3コーナーでアウト側にコースアウト。グラベルまで飛び出しながらも踏みとどまるが、その間に磐上~藤井~小林~大川のS-FJ勢とFJ1500の田崎脩馬(MYST 制動屋 KK-F)、さらにはS-FJの松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED)、木幡直生(群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED)、須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)まで前に出して、13番手までドロップしてしまう。
序盤の混戦はこれだけ終わらず、続く第5コーナーで吉田馨が酒井のアウトからオーバーテイク、3番手を取り戻す。さらに小林と藤井が磐上に迫り、まずインから小林が磐上に先行するとファーストアンダーブリッジでは3ワイドに。小林を中央に左に磐上、右に藤井と並んでそのまま130Rを抜けると藤井~小林~磐上~大川の順にS字へ。ここで小林と大川が僅かに接触したか小林のラインが乱れてアウト側のグラベルまで飛び出す。磐上はインから抜けて、大川が失速した瞬間に田崎が前に出る。その後ろでは木幡と松下がサイド・バイ・サイドとなり木幡が前に出る。小林はグラベルを走って須藤、佐久間俊(CMSC ZAP 10VED)~野口伸周(野口商會ZAP10VED)の後ろ16番手でコースに復帰する。
NIPPOヘアピンでは田崎が磐上のインから仕留めて6番手浮上。木幡が大川の前に出る。ダウンヒルストレートでは鈴木と光山、吉田馨と酒井がそれぞれテール・ツー・ノーズで駆け降りる。90度コーナーでインから酒井が吉田馨をオーバーテイク、3番手を取り戻す。そこから50メートル程度の差で藤井が単独走行、さらに20メートルくらいの距離で田崎と磐上が並走。木幡~大川~松下~石水~須藤と続く中でが木幡に大川が追突しで木幡がスピン。後続が回避するが隊列は大きく乱れる。木幡は最後尾でレース復帰。大川も12番手へと落ちてしまう。
大川はさらにビクトリーコーナーで単独スピン、佐久間がこれに巻き込まれてストップする間にトップはオープニングラップを終了。トップ鈴木と2番手光山は0.199秒の差。そこから0.476秒差で酒井、0.212秒差で吉田馨とFJ1500がトップ4を形成し、どちらも接近戦。5番手藤井は1.5秒以上離されているがS-FJのトップ、6番手田島を挟んで磐上がS-FJ2位、さらに8番手石水を挟んで9番手に今回初のもてぎ参戦の須藤がS-FJ3位という並び、S字で大きく順位を落とした小林は須藤とは2.961秒の差があるが総合10番手、S-FJの4位まで挽回してきた。
2周目に入り第1コーナーで光山が鈴木のインからオーバーテイク、トップに躍り出る。2番手に落ちた鈴木に今度は吉田馨を振り切った酒井が近づき第5コーナーではインから狙うが、ここは鈴木がポジションを守る。酒井はNIPPOヘアピンで再度鈴木のインを差してターン。今度はオーバーテイクに成功して2番手に上がる。しかし鈴木も引き下がらずダウンヒルストレートでは酒井の左サイドからサイド・バイ・サイドに持ち込む。90度コーナーへのブレーキング勝負ではイン側の酒井が僅かに前だがアウト側の鈴木の勢いがよく、セカンドアンダーブリッジでは鈴木が前に出る。そこに吉田馨も参戦して、酒井のインからビクトリーコーナーへ進入、再逆転する。
トップ光山は2位鈴木に1.034秒の差をつけて2周目を終了、鈴木~吉田馨~酒井の2位グループは0.355秒以内のワンパックでコントロールラインを通過して3周目へ。2位グループの3台はテール・ツー・ノーズで第3コーナーを抜けると続く第4コーナーからの立ち上がりで吉田馨が鈴木に仕掛けていくが第5コーナーでは鈴木が前。さらに酒井が吉田馨のインにノーズをねじ込むが、これは失敗。鈴木が後続に対してディフェンシブにならざるを得ず、光山がじわじわと引き離していく。光山を逃がしたくない吉田馨はS字のエントリーで今度はアウトから鈴木に並びかけ、切り返しで今度はイン側になるとそのまま並んでV字コーナーへ。ここに酒井も参加、インに鈴木、真ん中に吉田馨、アウトの酒井の3ワイドでV字に飛び込む。酒井がアウト側場外にこぼれてこのバトルから脱落。鈴木対吉田馨のバトルはNOPPOヘアピンに向けて吉田馨が僅かに前。鈴木は吉田馨の左サイドから右サイドへとラインをスイッチしてインを狙うが果たせず、吉田馨が2番手のポジションを勝ち取る。
光山は2位グループのバトルの間に2.054秒までマージンを築いてトップをひた走る。4周目に入ると3位に落ちた鈴木に今度は酒井が張り付いてプレッシャーをかける。S字の入り口で鈴木の左サイドに並びかけるとそのまま並走。V字へのブレーキングで鈴木を料理して3番手に浮上する。後方ではS-FJのトップ争いが勃発、S字で田崎のオーバーテイクを許し総合6番手に落ちた藤井に磐上が再接近。ダウンヒルストレートで藤井の右サイドから並びかけて機会をうかがうがここではチャンスがない。この間に小林が須藤を仕留めて総合9番手、S-FJの3位まで戻す。大川が下位に沈んでいるので、これでチャンピオン獲得の目が出てきた。
5周目。総合2番手に上がった吉田馨は光山追撃を開始、2分3秒598とここまでの最速ラップを刻むと2秒以上あったギャップを1.767秒に縮める。藤井と磐上のS-FJトップ争いは0.222秒差でレース後半へ入ると6周目にはテール・ツー・ノーズ状態となり、90度コーナーで藤井がオーバーシュートしそうになると磐上がロックオン、0.072秒差でコントロールラインを通過して7周目へ。さらにFJ1500の石水も0.337秒差で続いている。
7周目の第1コーナーで磐上がインから藤井をオーバーテイク。これで総合6番手、S-FJのトップに立つ。7番手に落ちた藤井に今度は石水が襲い掛かり第5コーナーで前に出るがS字では藤井がポジションを取り返す。一方トップグループでは吉田馨と酒井の2番手争いが激化。0.496秒あった差を、酒井が第1、第3セクターで全体ベストを刻むとテール・ツー・ノーズでヘアピンを通過。第4セクターで酒井が攻略に成功し2番手に上がる。総合でトップ5はそのままFJ1500の上位5台ということになる。
藤井対石水、S-FJ対FJ1500のバトルは8周目も続き第1コーナーから第2コーナーにかけて石水が藤井のインを差しに行く。第3コーナーへは藤井が先行するが石水も諦めず、第5コーナーへ並んでブレーキングするがここで2台は接触、石水が姿勢を乱して失速。これで勝負あったか。
2番手に上がった酒井は1.897秒ある光山との差を削り取るべくペースアップ。8周目に2分2秒984と光山より0.4秒以上速いペースで1.458秒差。そして9周目には第2、第3、第4セクターで最速タイムを出すと本日のファステストラップ、2分2秒647をマークして光山と0.816秒差とする。光山も自己ベストを更新しながら逃げるがペースの違いは明らかだ。
ファイナルラップ。酒井は光山に対して、第1セクターで0.095秒、第2セクターで再び最速タイムを出して0.069秒、第3セクターで0.14秒、第4セクターでも0.206秒と石山のマージンを切り崩していったがフィニッシュラインで0.305秒届かず。光山が逃げ切りに成功、優勝を飾った。酒井は2位、3位吉田馨、4位鈴木、5位田崎とここまで総合とFJ1500が同じ順位。総合6番手にはS-FJ優勝の磐上、藤井対出水の7番手争いは第2セクターで出水が藤井を攻略してポジションを上げた。藤井は総合8番手に落ちたがS-FJの2位は変わらず。ジェントルマンクラスは野口伸周(野口商會ZAP10VED)が総合14番手で優勝、柴田泰知(ZAP SPEED KK-SII ED)が野口に0.789秒届かずの総合15番手でクラス2位となった。
このレース9番手フィニッシュの小林がS-FJ3位という結果になり、これで残る最終戦で大川以下が優勝しても逆転の目がなくなり、小林のシリーズチャンピオンが決まった。
スーパーFJ、FJ1500もてぎ・菅生選手権シリーズ最終第7戦は11月22日(日)にモビリティリゾートもてぎで開催される。S-FJは小林の戴冠が決まったがFJ1500はいまだに上位5人にチャンピオンの可能性がある。初代チャンピオンは誰か。そして12月の日本一決定戦の前哨戦となる大会だけに目が離せない。










Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI
FJ1500
ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ)2分2秒144(コースレコード)

「無事にポールポジション取れてまずはよかったです。この週末ずっと雨が降っていたので、ドライのタイムがどれくらいまで行くのかが全然予想できていなくて。気温も涼しいですし、それなりのタイムは出るかなと思っていましたので、最後もう少し(タイムを)上げたかったですが、とりあえずポールポジション取れたので、よかったかなとは思っています。(光山選手が迫っているが?)光山選手はずっと僕の後ろを走っていて、じりじり近づいていたので、ワンチャンス行かれてしまうのではないかと思ったのですが、最後にタイムをポンと上げられたので、よかったです」
2位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)2分2秒556(+0.412秒)

「練習から(酒井)翔太君とは0.4秒ぐらい離れていて。筑波から(走りの)テンポをつかんできて、よくはなっているのですが、まだやはり足りないところはあります。自分の走りとしては練習するたびに成長していると思います。もてぎもまだたくさん練習しているわけではないので、練習するだけタイムはもっと出せるかなと。決勝は(前回の)筑波でスタートをやらかしたので、その反省を踏まえて今回のスタートはしっかり決めて。最低でもこの位置はキープしないといけないかなと思います。スタートはクルマというより自分が下手なだけで、まだうまいスタートができていないです(苦笑)」
3位 鈴木大翔(ZAP SPEED KKF)2分2秒787(+0.643秒)

「各セクターでベストタイムが出ていて、毎回そうなのですが、まとめきれればという感じで。まとめきれれば勝負権はあるかなと思っています。それを決勝で出して、まとめ切りたいというところです。ミスが出るところも(走りが)決まるところも全体的にバラつきが多くて。最後のラップもセクター2までいい感じでいたのですが、セクター3、4で気負いが出て、バラついてしまったので、そこを気負わず落ち着いて。そこがいつもの課題ですが、落ち着いて決勝を行きたいですね」
スーパーFJ
ポールポジション 藤井翔大(Drago CORSE)2分3秒598

「もてぎは僕相性がいいので、しっかり今回ポールポジション取れたのでよかったと思います。今週末通して調子が良かったので、ここでもてぎ3勝目取って行きたいです。(まだもてぎシリーズのチャンピオンの可能性があるが?)元々もてぎには日本一決定戦の練習のつもりで出ているので、気負わずにしっかり、自分の仕事をしてきたいなと思います」
2位 大川烈弥(B-Auto&TAKEFIRST)2分3秒720(+0.122秒)

「負けましたね。練習から悪い流れがあって、それでも自信を持って、タイヤが変わればと思って行ったのですが『ちょっと』が届かなくて、悔しいですね。まだ原因がわかっていないのですが、これからデータ見て、決勝に向けて取り組んでいこうかなと思っています。クルマの感触は悪くないです。練習でちょっとネガティブな感じだったのですが、その感じは今なくて、今からデータ見て振り返れば自信も持てるかなと思います。チャンピオンもかかっているので、ここは落とせないので、優勝をめざしてがんばります」
3位 磐上隼斗(アルビレックス富士吟景・GIA・KKS2)2分3秒970(+0.372秒)

「最後の周回でターン6あたりまで(良い)タイムが出ていたのですが『いける』と思ったら最後にミスして、ビクトリーコーナーで飛び出してしまって、台無しになってしまいました。ただその周もチェッカー目前だったので、もったいないな。という感じでした。感触はぼちぼち(笑)。たぶん僕が行き過ぎてしまっているところがあるかもしれないので、レースでは欲張りをなくしてやって行けばいいかな、という感じです。(クルマは馴染んだ?)もう手足のように馴染んでいます。オーナーより乗っているので(笑)」
Text & Photo: Junichi SEKINE


2026年スーパーFJ/FJ1500もてぎ・菅生選手権シリーズ第6戦公式予選が9月12日(土)にモビリティリゾートもてぎで行われ、FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)、スーパーFJ(S-FJ)は藤井翔大(Drago CORSE)がそれぞれポールポジションを獲得した。
全7戦で行われる同シリーズも今回を入れて残り2戦。例年だとそろそろシリーズの趨勢も見えている頃だが今シーズンはかなりの混戦、トップはスーパーFJが76ポイントの小林留魁(アルビ新潟第一ホテルGIAED)、2番手67ポイントの大川烈弥(B-Auto&TAKEFIRST)と続くが5番手の藤井翔大(Drago CORSE)までまだ目がある。FJ1500はトップが33ポイントの村上太晟だが今回は欠場、2番手24ポイントの鈴木大翔(ZAP SPEED KKF)はじめ今回出場の6台全員にまだチャンピオンの可能性がある。
15分間の予選は午前9時50分から開始。北関東は9月に入って秋めいた気温とすっきりとは晴れない気候が続いているが、本日も曇り空から小雨がたまに落ちてきているが路面はドライコンディション、気温は23度。FJ1500の光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)を先頭にFJ1500が6台、S-FJ13台の計19台がスリックタイヤコースインした。
各車タイヤのウオームアップを行い残り時間10分を切った計測2周目、まずは酒井が2分2秒656のトップタイム。2番手に3秒072の光山、3番手に3秒863でS-FJトップの藤井がつける。4番手FJ1500の3位鈴木大翔(ZAP SPEED KKF)3秒890、5番手S-FJ2位の磐上隼斗(アルビレックス富士吟景・GIA・KKS2)4秒430、6番手S-FJ3番手の小林4秒563。
酒井は続く周回でトップタイムを2分2秒559まで短縮。光山も2秒台に入れて2秒568、酒井とは0.009秒の差だ。3番手は同じく2秒台に入れた鈴木が2秒978で藤井を逆転。藤井も3秒655と自己ベスト短縮。5番手にはS-FJの大川烈弥(B-Auto&TAKEFIRST)が4秒117で上がってS-FJのチャンピオンを争う小林を6番手に追いやる。
残り時間6分。SUGOの第5戦2位でFJ1500のランキング7位につけている吉田馨(MIST&hobby baseKKF)が2分3秒785で5番手にジャンプアップ。大川が6番手にドロップ、さらに磐上も3秒970で大川を上回るが、残り時間5分を切って大川が3秒720で吉田を上回り5番手へ。
残り時間3分。吉田が2分3秒680で大川を逆転。7番手磐上に続く8番手にFJ1500の田崎脩馬(MYST 制動屋 KK-F)が4秒031で上がり、9番手に今回がフォーミュラカーレースデビューのFJ1500石水優夢(ファーストガレージ×Bellona)が4秒217で続く。
残り2分20秒。トップ酒井がセクター2、3、4と区間ベストを更新すると2分2秒144を叩き出す。今年3月の開幕戦においで田崎がマークした02秒199を上回るコースレコードだ。2番手光山2秒568。酒井とは0.424秒の差だ。3番手鈴木、4番手S-FJトップの藤井、5番手吉田はFJ1500の4位。6番手S-FJ2位の大川、7番手S-FJ3位の磐上だ。このタイミングで総合12番手のS-FJ木幡直生(群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED)がV字コーナー入り口アウト側にマシンを止めるとマシンから降りる。予選終了後にチームに確認したところ、フロント左のサスペンション、プッシュロッドが折損したとのことだ。
残り時間1分、ルーキー石水が自己ベストを2分3秒台に入れて3秒998を出して総合8番手、FJ1500の5位に進出。鈴鹿/岡山シリーズでチャンピオンを争っている田崎を上回った。さらに残り12秒、小林が3秒977で石水を上回り8番手。S-FJの4位につける。
チェカードフラッグが振られて15分間の予選が終了。最後のタイムアタックで2分3秒083の吉田が5番手から4番手にアップ。さらに石水が3秒183で総合5番手に進出する。
予選終了、総合のトップはFJ1500のレコードタイム、2分2秒144の酒井、2番手には0.412秒差の2秒556で光山。ファーストガレージ勢がフロントロウ。セカンドロウには2秒787の鈴木と3秒083の吉田が並び、3列目は3秒183の石水と3秒598でS-FJトップの藤井という順になった。S-FJランキングトップの小林は9番手、小林を追う大川は7番手からスタートする。
今回2台が出場のジェントルマンクラスは総合17番手の野口伸周(野口商會ZAP10VED)が6秒593でクラストップ、総合18番手の柴田泰知(ZAP SPEED KK-SII ED)が7秒070でクラス2位となった。
もてぎ・SUGO第6戦は本日午1時10分スタート予定。注目は何と言っても小林の戴冠を大川が阻止できるか。そして打倒酒井が目標の光山がどう戦うかだ。







Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

2026年JAF地方選手権スーパーFJ、FJ1500もてぎ・菅生選手権第6戦にてフォーミュラレースデビューを迎えたのが、48号車「ファーストガレージ×Bellona」をドライブする石水優夢(いしみずひろむ)。2005年生まれの21歳。eスポーツ出身で「全国都道府県対抗eスポーツ選手権」に出場。そこからから「MAZDA SPIRIT RACINGチャレンジプログラム」によるロードスターレース参戦を経てフォーミュラへレースの世界に飛び込んできた。
「MAZDA SPIRIT RACING チャレンジプログラム」は「バーチャルからリアルへの道」と銘打ってeスポーツで結果を出したドライバーに実車でのモータースポーツ出場機会を与え、スーパー耐久へとステップアップさせることを目指したもので、石水は第2期生として2024年にマツダエンデュランス(マツ耐)へ出場して上位入賞を果たしている。
予選後にショートインタビューを行った。
--これまでのレースキャリアは?
「自分はeスポーツ出身で、全国大会に岡山代表で出場しました。その後はマツダチャレンジプログラムの大会に出場して、レース参戦の権利を勝ち取って、1年間マツ耐での育成プログラムで走らせてもらいました。フォーミュラでのレースは今回が初めてです」
--フォーミュラマシンでの練習はどのくらい積んだ?
「練習はまだ3,4回乗ったぐらいで、大きなコースでは2回だけです。」
--シミュレータでのトレーニングは?
「FJ1500はシミュレータでは乗ったことがないですね」
--ロードスターからFJへの乗り換えには苦労しなかった?
「ブレーキが難しすぎて。ロードスターはバンとブレーキ踏めばABSがついているので、それほど苦労しなかったですが、フォーミュラはシビアで、踏力や最初の踏み方が難しすぎて、今も苦戦しています。
--フォーミュラは最初からFJ1500?
「FJ1500はこのレースウィークに初めて乗って、それまではスーパーFJ(S-FJ)に乗って、あとF110(先代のFIA-F4車両)にも乗っていました」
--S-FJは(シフトが)Hパターンで、FJ1500はパドルシフトだがそのあたりの習熟は?
「Hパターンが苦手なので、そこはもっとうまくならないといけないですね」
--今回の予選(FJ1500の5番手でトップ酒井翔太からは1.039秒の差)の感触は?
「感想としては悔しいです。レーサーたるもの、もっと前に行きたかったです。トップとの差はブレーキングやアクセル踏む場所が全然違うので、ドライビング全体に差があります。まだ未熟なもので、もっと速くなれるようにがんばります」
--決勝に向けては?
「できるだけ前にいけるように、がんばります」
これまでにも多くの選手のデビューを支えてきたファーストガレージの薫陶を受けて、これからの伸びが期待される。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA

――今の気持ちは?
「最高の気分です。日本での最初のシーズンを終えて、チームのためにチャンピオンシップを獲得できて本当に嬉しいです。まず何より、彼らは1年を通して素晴らしく、日常生活でもモータースポーツの世界でも、僕を日本の世界に温かく迎え入れてくれました。だから、こうしてひとつのファミリーのような存在になれたと言えます。B-MAXやHRCで働くすべての人たち、僕のエンジニア、メカニック、全員がこのタイトルにふさわしい働きをしてくれました。これ以上嬉しいことはありません」
――ターニングポイントだったのはどのレース?
「最初の富士でのレースウィークは本当に強力でした。日本での、そして全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権での最初の週末にしては、非常に強いレースウィークを過ごせたと思います。特に今年はスタートが難しく、それが一番苦労した点だったと思いますが、岡山あたりからはなんとか対応できるようになりました。岡山は僕たちにとって決して簡単な週末ではありませんでしたが、それでも主な課題だったスタートを改善することができました。それから、SUGOではマシンがとても速かったです。残念ながら思い通りの週末にはなりませんが、マシンは飛ぶように速く、もてぎで見せたような完璧な週末に値するパフォーマンスでした。間違いなくターニングポイントとなったのは最後の2大会、SUGOともてぎです。SUGOでは少し苦戦しながらも表彰台を獲得し続けて高い安定感を示せましたし、もてぎはまさに完璧でした。チームはまるでロケットのようなマシンを作り上げてくれました。山あり谷ありでしたが、1年を通して非常に安定した戦いができたと思いますし、それは僕個人の力だけでなく、最後の最後までチームワークのおかげでした」
――いつチャンピオンを取れると思いましたか?
「SUGOの前は、トップと約17ポイント差があってかなり離れていました。ポイントの面ではあまり良くない状況に見えました。というのも、マシン自体にはタイトルを狙える力があるとずっと分かっていたからです。そしてSUGOからは、ウエットでのペースがそこまで良くなかったとしても、チーム全体で週末の成果を110%まで引き出すことができました。チームとしての実行力は完璧でした。茂木を前に17ポイント差から7ポイント差まで巻き返し、この時点でチャンピオンシップを争うために自分が本当に良い仕事をしていると確信していました。またもてぎに関しては、ドライでのペースにかなりの自信があったので、ドライでレースができるのが楽しみでした。幸運にもドライになり、今週末を最大限に活かして完璧なレース、そして完璧な週末にすることができました」
――来年のプランは?
「来年については、まだ具体的な計画はありません。でも、間違いなく日本で続けたいと思っています。もちろん、B-MAXやHRCと本当に素晴らしい関係を築くことができました。ここで最初のシーズンを本当に楽しめましたし、とても温かく迎え入れてもらったので、日本でもっともっと多くのシーズンを過ごしたいと考えています。この国で何年も戦えることを願っています」
――日本のファンに向けて
「とにかくファンの皆さんを愛していますし、今年の皆さんは本当に素晴らしい存在でした。グランドスタンドに自分の名前が掲げられているのを見るのは、とても感動的でした。ヨーロッパではそんな光景を見たことがなかったので、本当にすごかったです。日本のファンは本当に親切で、キャリアの最初の頃から応援してくれているのを見るのは本当に嬉しいことです。もちろん、世界中のすべてのファンも含めて、莫大なサポートに対して感謝を伝えたいです。僕たちが良いパフォーマンスを発揮できるのも、彼らのおかげです。『アリガトウゴザイマス』」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
優勝 エヴァン・ジルテール(B-MAX RACING TEAM)

「他に言うことがないくらいこのレースは完璧でした。ドライでマシンは速かったですし、チーム全員で素晴らしい週末を過ごすことができました。B-MAXの全クルー、エンジニア、メカニック、そしてサポートしてくれたHRC、背後で支えてくれたすべての人々に感謝したいです。これからも何年も一緒に進んでいけたらと思っています」
「天候のコンディションや、タイトルが決まるかどうかというプレッシャーがあったので、2レース目が一番ハードでした。最終的には3レースとも自分たちの思い通りにコントロールできていましたし、今週末は何も僕たちを止められないほど素晴らしいマシンがありました。このマシンを作ってくれたチームに改めて感謝したいです」
「最終戦の1レース前にチャンピオンシップを確定させられたのは良かったですが、それでも最高の形で締めくくるためにクルー全員で集中力を維持しました。チャンピオンになっただけで満足し、前の2レースを勝つだけで終わらせたくありませんでした。彼らは報われるべき存在で、それを成し遂げることができました。これほど素晴らしいパフォーマンスで最後のレースを勝利で飾ることができて本当に嬉しいです。言葉にできないです」
2位 三井優介(DELiGHTWORKS RACING)

「5番手からスタートをきめることができ、3番手に上がり、そのまま前の選手を追いかけましたが、抜くことはできませんでした。前の選手のペナルティで繰り上がりました。タイトルを取れなくて本当に悔しいです。取れなかったからこそ、最後優勝して終わりたいという気持ちはすごく強かったんですが届きませんでした。自分の弱いところがまた見えた最終戦だと思っています」
「ボーラ選手のペナルティーは、スポットの松下アドバイザーから序盤でアナウンスしてもらえました。ただペナルティではなく、自力で追い抜こうという気持ちで最後までプッシュしましたが、追いつけませんでした」
「今シーズン体制も変わり、良い環境で走らせていただいたなと思ってます。調子よかったレースは自分の長所を活かせたたと思っています。調子悪かった菅生、鈴鹿、今回に関しては、自分の走りが確立されなくて、悩みもすごくありました。このレースに関しては、そこを払拭することができ、自分の走り、自分の強みを意識して、まだまだ成長は必要だと思いますが、自分の力を出し切れたと思っています」
「この2年間、ディレトワークスレーシングで、僕を走らせてくれた庄司(顕仁・チーム代表)さん始め、戸田レーシングの皆様に感謝したいと思っています」
3位 アクシャイ・ボーラ(TOM'S)

「全体的にはポジティブなレースでした。残念ながらスタートでフライングをしてしまい、5秒のペナルティを受けてしまいました。そこからは、できる限り速く走ることに集中しました。誰が相手であれ5秒以上の差をつけることができれば、より上位の順位を得られます。100分の8秒差でなんとか表彰台を守り切れたみたいですね。バトル自体はあまり多くありませんでしたが、できる限り上の順位でフィニッシュできるよう毎ラップ限界ギリギリで走っていました。僕にとっては楽しめたレースでした」
「まさに山あり谷ありの1年でした。最初はかなり厳してとても苦戦しましたし、今の領域に到達するまでに多大な努力が必要でした。シーズンの開幕当初は、新品タイヤでアタックしてもトップペースから2秒も遅く、どうすればいいのか途方に暮れていたほどです。日本に来てエンジニアと徹底的に作業を重ねたり、チームと何ができるかを話し合うミーティングを行ったりと、非常にハードな努力を重ねてきました。それが報われ、鈴鹿以降は良いラウンドが続き、ペースもどんどん上がっていきました。岡山はコースに特別苦戦したので例外でしたが、全般的には右肩上がりの傾向で、週末ごとに速くなっていきました」
「今週末の予選では、初めてのドライ環境でありながらポールポジションを争うことができました。年の初めはトップ10に入るのすら苦労していたことを考えると、本当に素晴らしい進歩だったと思います。ですから、コーチのジェームス(・プル)、チーム、そしてこの1年間僕を支えてくれたすべての人に感謝したいです」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第18戦の決勝が、9月13日、モビリティリゾートもてぎで行われ、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が、またしてもポール・トゥ・ウィンを決めて、今大会を完全制覇。新王者に相応しい圧勝で2026シーズンを締めくくった。
マスタークラスは、KEN ALEX(BUZZ RACING)が、こちらも新王者らしい堂々たる走りで有終の美を飾った。
曇り空のやや蒸し暑い天候の下、今シーズンを締めくくる最終戦のスタートを迎えた。
今回もジルテールがトップを守って、レースが始まった。スタートでジルテールに並びかけた2番グリッドのアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)は、フライングの判定でプラス5秒が課されることになった。
今週末のジルテールの速さは、他を圧倒しており、レース前半は1分44秒3、中盤は1分44秒2と、正確にラップを刻んでいく。このペースにボーラ、スタートで浮上した三井優介(DELiGHTWORKS)もついて行けず、その差は少しずつ開いていく。
4位以下は、卜部和久(DELiGHTWORKS)、鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、スタートで遅れた新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)と続き、レースは縦に長い展開になっていく。
終盤になって、ボーラとの差を4秒に開いたジルテールは、最後の3周はプッシュして、1分44秒184、44秒135、そして最終ラップは1分43秒896と、ファステストラップを更新して、余裕で3連勝のチェッカーを受けた。
ボーラのペナルティにより、2位には三井が繰り上がり、3位は僅差ながらボーラが射止めた。
週末を3連続ポール・トゥ・ウィン、3戦ともファステストラップを記録するという完璧な形で、今大会を圧倒した新王者ジルテール。来季の計画は未定とのことだが、日本でのレース活動を希望している。来シーズンも卓越した才能を持つ若者を、日本で目にする機会があることを願いたい。
マスタークラスは、午前のレースで損傷したクルマを完璧に修復して出走したALEXが、トップに立ち、好スタートで2位に上がったDRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)が続く形で幕を開けた。
この週末で最もペースの良かったDRAGONは、2周目にはALEXに迫るが、あろうことか、この周にエンジン制御が作動してしまい、ペースダウン。この制御が働くとエンジン始動に時間を要するため、DRAGONは大きく遅れてしまった。
これ以降は、ALEXが清水康弘(ART TASTE RACING 324)との差を開いて14周を走り切って優勝。自らのタイトルに華を添えた。
今大会で、全日本スーパー・フォーミュラ・ライツ選手権の2026シーズンは終了。ドライバーズタイトルはB-Maxのジルテール、チームタイトルはトムスが獲得することとなった。












Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/09/13) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 18 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 14 | 24'24.207 | - | - |
| 2 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 24'30.120 | 5.913 | 5.913 |
| 3 | *37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 14 | 24'34.139 | 9.932 | 4.019 |
| 4 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 24'34.231 | 10.024 | 0.092 |
| 5 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 24'36.668 | 12.461 | 2.437 |
| 6 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 14 | 24'37.362 | 13.155 | 0.694 |
| 7 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 24'38.260 | 14.053 | 0.898 |
| 8 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 14 | 24'42.003 | 17.796 | 3.743 |
| 9 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 24'42.637 | 18.430 | 0.634 |
| 10 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 14 | 24'43.953 | 19.746 | 1.316 |
| 11 | 51 | | | 岡本 大地 | BUZZ RACING Buzz Racing | 14 | 24'45.925 | 21.718 | 1.972 |
| 12 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 14 | 25'09.938 | 45.731 | 24.013 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 14 | 25'13.652 | 49.445 | 3.714 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 14 | 25'42.252 | 1'18.045 | 28.600 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 1 エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX) 1'43.896 (14/14) 166.355 km/h
- CarNo. 37は、SFL統一規則第31条17(反則スタート)により、タイムペナルティー5秒を科した。
優勝 エヴァン・ジルテール(B-MAX RACING TEAM)

「昨日もドライでのペースがあって、今日も強く戦えることは分かっていました。確実にチャンピオンシップを獲得するためには、優勝する必要がありました。重要だったスタートを完璧に決め、ペースもあり本当に満足しています。チームもこの戦略を組み上げて素晴らしい仕事をしてくれました。このチャンピオンシップはチームのものです」
「一部路面がまだ湿っていたので、誰にとっても難しかったと思います。僕はアウトサイド側だったのも幸運でした。インサイド側よりも乾いていたので、良いスタートを切ることができました。このコンディションでしたから、決して簡単なレースではなかったのは確かです。スタート前にも少し雨が降っていましたし。とにかくスタートをうまくコントロールして、そのあとは逃げ切る必要がありました」
「5コーナーのインサイドは完全に濡れていたので、新原選手があんなに早く仕掛けてくるとは思っていませんでした。タイヤを温めるのに少し苦労して、1ラップ目は僕にとってちょっと難しかったです。彼がかなりアグレッシブにインに入ってきたとき、この濡れたコンディションなら彼は真っ直ぐ膨らんでしまうと分かっていたので、僕はただ待ってクロスラインをかけるだけでした。彼とのあの状況をうまくコントロールできたと思います」
「今週末はマシンの仕上がりもパフォーマンスも絶好調ですから、午後のレースもドライになってくれることを期待しています。すでにチャンピオンシップは獲得できたので今はプレッシャーもありませんし、あとは良い形で締めくくるだけです。勝利を収めて、スーパーフォーミュラ・ライツを最高の形で締めくくりたいと思っています」
2位 新原光太郎(B-MAX RACING TEAM)

「僕も3番手と左側のグリッドで、コンディション的に左右や前後で差があったりして、難しいスタートだったと思います。その中でスタートはかなり上手く決められ、2番手に上がれたのは良かったです。そのあと5コーナーで止まり切れなかったのは悔しいですが、あそこはトリッキーだというのはレコンノサンスで分かっていたので、少し賭けなブレーキングになってしまいました。もう少し手前で抑えておけばという反省点もあります」
「ペース的にエヴァン選手について行けなくて、梅垣選手からあの距離で追いかけられていたので、苦しいレースでした。その原因はチームと話さないとまだ分からないので、そこら辺を詰めて次戦に臨みたいと思います」
「最終戦は同じ3番手からのスタートで、もちろん絶対にチャンスはあると思っています。HFDPやB-MAXの方々の素晴らしい環境を忘れないように、1位という結果に執着してはいけないと思いますが、そこは狙って午後も頑張りたいなと思います」
3位 梅垣清(TOM'S)

「スタートの蹴り出し悪くなかったんですが、その先のスタートラインがちょっと濡れていてホイールスピンしてしい、その加速の部分で新原選手に1コーナーで行かれてしまいました」
「セーフティーカー明けから終盤にかけてペースも悪くなく、新原選手追いかける形だったんですが、ダーティエアがある中でペース上げられなくて、オーバーテイクには至りませんでした」
「昨日のレースからペース自体すごく改善することできましたし、色々工夫して走りダーティエアにならないようなライン取りとか、新たに発見できたこともありました。チャンピオンシップは取られてしまってすごい悔しいですが、得るものはありました」
「最終戦は8位スタートですが、悔いのないようにレースをしたいと思っています。最後もベストを尽くして、表彰台、優勝を狙って頑張りたいと思います」
マスタークラス優勝 清水康弘(ART TASTE RACING)

「今シーズン4勝目と言われて、久しぶりだなと感じています。欠場もありましたし、勝利の喜びというよりは、少しホッとした気持ちのほうが強いですね」
「レースでは1周目のアクシデントをうまくすり抜けることができました。セーフティカー明けも、集中していけばDRAGON選手を引き離せると思っていたので、特に心配はありませんでした。路面もほぼドライで問題なかったです」
「ただ、まだまだですね。もっともっと上を目指したいですし、ここからが本当のスタートという感じです。今年は体調を崩したりして欠場もあったので、チャンピオン獲得とはならずに、悔しい部分もありましたが、一つ一つのレースが大事な経験値になりました。来年のことはまだ分かりませんが、しっかりと仕切り直して頑張りたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第17戦の決勝が、9月13日、モビリティリゾートもてぎで行われ、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が、昨日の第16戦に続いてポール・トゥ・ウィン。午後に行われる最終戦を待たずに、チャンピオンを獲得した。
マスタークラスは、清水康弘(ART TASTE RACING 324)がクラスウィン。KEN ALEX(BUZZ RACING)はリタイアとなったものの、DRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)が2位となったことで、ALEXがチャンピオンを決めた。
夜半の雨で、朝方にはコースは濡れていたが、スタートを迎える頃には、日が差して路面も徐々に回復。全車ドライタイヤを装着してスタートを迎えた。

ポールスタートのジルテールが好スタート。別クラスの走行で、ストレートアウト側が乾いていたのも幸いして、3番グリッドの新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)が続き、B-Max勢はジルテールのタイトル獲得に向け盤石の態勢となった。
逆に、フロントローイン側スタートの梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)は、好スタートを切ったものの、濡れた路面で攻められず3番手へ。
オープニングラップに、7位のアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)に佐藤凜太郎(B-MAX ENGINEERING 324)が接触。これが引き金となって多重クラッシュとなり、ボーラ、岡本大地(Buzz Racing)、マスタークラスのKEN ALEX(BUZZ RACING)はコース上でリタイア。佐藤もピットに戻ったももの、そこでリタイアとなった。
セーフティカーランとなり5周目にリスタートすると、レースは昨日の再現のような展開になった。トップのジルテールが1分43秒台のハイペースで、徐々に新原に対するマージンを築き、新原は、3位梅垣と4位鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)を従えたまま周回を重ねた。
このレース前、ジルテールと3ポイント差でタイトルの可能性のあった三井優介(DELiGHTWORKS)は、チームメイトの卜部和久(DELiGHTWORKS)をかわせずに6位を走行し、このままではジルテールのタイトルが決定してしまう苦しい状況となった。
膠着状態となったレースは、終盤にオスカー・ブルツ(レクサス松山城北 TOM'S TGR-DC SFL)が、熊谷憲太(LMcorsa OTG 320)を抜いて7位に上がった以外は順位変動はなくフィニッシュを迎え、連勝を飾ったジルテールが今季5勝目のチェッカーを受けた。
三井が6位となったことで、ポイントはジルテール100.5p、三井88.5p。最終戦で逆転不可能な差になったことで、最終戦を待たずにジルテールのドライバーズチャンピオンが決定。ジルテールは、ウィナーズサークルで、表彰台で喜びを爆発させた。
マスタークラスは、ALEXのリタイアで、清水康弘(ART TASTE RACING 324)が逃げ、DRAGONが追う展開になったが、清水が逃げ切って、オートポリス大会以来となる今季4勝目を飾った。
DRAGONが2位になったことで、ALEXとDRAGONのポイント差は10.5pとなり、今季のマスター部門タイトルは、リタイアしたALEXが手にした。
今シーズンの最終戦となる第18戦の決勝は、本日、午後3時20分から14周で行われる。








Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/09/13) Final Race Weather:Rain/Cloudy Course:Half-Wet
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 17 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 14 | 27'15.030 | - | - |
| 2 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 14 | 27'18.589 | 3.559 | 3.559 |
| 3 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 27'19.162 | 4.132 | 0.573 |
| 4 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 27'20.401 | 5.371 | 1.239 |
| 5 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 27'22.278 | 7.248 | 1.877 |
| 6 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 14 | 27'24.330 | 9.300 | 2.052 |
| 7 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 14 | 27'26.811 | 11.781 | 2.481 |
| 8 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 14 | 27'28.940 | 13.910 | 2.129 |
| 9 | 8 | M | 1 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 14 | 27'46.841 | 31.811 | 17.901 |
| 10 | 30 | M | 2 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 14 | 27'51.309 | 36.279 | 4.468 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 12 Laps)完走 ---- |
| - | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 0 | - | 14Laps | 14Laps |
| - | *26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 0 | - | 14Laps | - |
| - | 51 | | | 岡本 大地 | BUZZ RACING Buzz Racing | 0 | - | 14Laps | - |
| - | 6 | M | 3 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 0 | - | 14Laps | - |
- Fastest Lap: CarNo. 1 エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX) 1'43.747 (11/14) 166.594 km/h
- CarNo. 26は、SFL統一規則第15条1.1(他車への衝突)により、タイムペナルティー10秒、ペナルティーポイント1点を科した。
優勝 エヴァン・ジルテール(B-MAX RACING TEAM)

「今日は完璧でした。ダブルポールポジションを獲得し、スタートも決められました。レースペースも良く、コントロールしながら走れました。プッシュはし続けていましたが、セーフティカーなど万が一の事態に備えてタイヤを残すため、100%の力ではいきませんでした。それでも今日のマシンは完璧で、B-MAX RACINGチームのみんな、エンジニア、メカニック、家族、そして土壇場でサポートしてくれたスポンサーの皆さんに感謝したいです。また、チャンピオンシップに関しても、予選とこのレースを終えて非常に良い状況が見えてきました。特にドライコンディションでのマシンの仕上がりには大きな自信を感じています」
「今週末ドライで走れたのは1セッションだけでしたが、僕にとってはそれも好感触で、予選が楽しみでした。ドライに対する自信は揺らぎませんでしたし、それが今日一番重要なことでした」
「明日、両レースをポールポジションからスタートできるのが本当に楽しみです。ライバルたちはグリッド上で少し離れた位置にいるので有利です。明日も最高の1日にすることに集中し、両方のレースで勝つことが何より重要だと思っています。もちろんチャンピオンシップも意識していますが、まずは明日の2レースに集中し、その結果としてタイトルが決まればと思っています」
2位 アクシャイ・ボーラ(TOM'S)

「全体的に見ればポジティブなレースだったと思います。グリッドの右側からのスタートは少し滑りやすかったのですが、かなり良いスタートが切れたと思います。エバンの外側から抜くスペースを探そうとしましたが、外側はまったくグリップがありませんでした。そのため最初の2〜3周は攻めましたが、勝つためのペースが少し足りなかったです」
「ずっとプッシュし続けていました。タイヤを管理する必要はありましたが、過剰にする必要もありませんでした。レース前半は少し引き離せたと思うのですが、終盤に差を詰められてしまいました。19ラップを通して自分にできる最高の走りをしました」
「明日の天候はどうなるか分かりませんが、コンディションに関わらず僕たちのペースはかなり良いと思います。自分自身、ドライでもウェットでも何をすべきかは分かっています。今日得られたデータをしっかり分析し、明日はベストを尽くすだけです」
3位 新原光太郎(B-MAX RACING TEAM)

「今日は3位からで、スタートも良くなくバトルで4位に一度落ちてしまいましたが、3位に上がることができたのはポジティブでした。決勝のペースは、序盤の数周は後ろにつきすぎると後半走れなくなってしまうので、少しクリーンエアになる範囲ぐらいで控えていました。最後プッシュしきれなかったのは前半にマージンをあけすぎたのかと考えています。3位には満足してません。予選が3位だったのが原因なので、予選で出し切れずポールを取れなかったことが悔しいです」
「今回はプッシュするタイミングが自分で微調整できていたとは思うので、そこのタイミングをずらして、セッティングもそちらの方向にチームと一緒に考えて、明日はさらに前の順位を目指して頑張ります」
マスタークラス優勝 ケン・アレックス(Buzz Racing)

「スタート直後、前の(若手の)クルマがミスをしたところで少し詰まってしまい、1コーナーで(清水選手、DRAGON選手と)スリーワイドになりかけた時は少し危なかったですね」
「レース後半、清水選手に少し追いつかれる場面もありましたが、自分のタイムは落ちていなかったので、ミスさえしなければ抜かれることはないと思って走っていました」
「チャンピオンシップについては、そこまで強く意識はしていません。とかく自分ができる最大の走りをすることだけを考えています。初年度フル参戦でのチャンピオン獲得は前代未聞とも言われていますし、まずはそれを達成できればラッキーかなと思っています」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
Shigeru KITAMICHI


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦の決勝が、9月12日、モビリティリゾートもてぎで行われ、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が、ポールから逃げ切って優勝。ポイントでも三井優介(DELiGHTWORKS)、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)を逆転し、トップに躍り出た。
マスタークラスも、KEN ALEX(BUZZ RACING)がポール・トゥ・ウィン。DRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)とのポイントを差を17.5とし、チャンピオンを大きく引き寄せた。
スタート時刻が近づくにつれ、日が差して天候は回復。気温も27度まで上がるなかスタートを迎えた。

ポールポジションのジルテールが、2番グリッドのアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)を牽制するように、右へラインを変えて、トップで1コーナーへ。新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)は、並びかけられた鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)を抑え3位をキープして、レースが始まった。
トップを快走するジルテールは、1分43秒台を連発して、6周目には早くも3秒のマージンを築く。2位ボーラと3位新原は2秒間隔で膠着状態となり、4位以下は僅差で、卜部和久(DELiGHTWORKS)、三井優介(DELiGHTWORKS)、鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、佐藤凜太郎(B-MAX ENGINEERING 324)、そして、スタートで遅れた梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)が続く。
レース折り返しを過ぎても、ジルテールのペースは衰えず、時折1分43秒台に入れるハイペースで、15周目には7秒までボーラを引き離して独走。そのまま、19周を走り切って
初のポール・トゥ・ウィンを飾ったジルテールは、10pを加えて90.5pまでポイントを伸ばし、5位で2pしか加算できなかった三井、ノーポイントに終わった梅垣を逆転し、ポイントリーダーに躍り出た。
マスタークラスは、スタートで前の選手が出遅れてALEX選手の加速が鈍る間に、清水選手、DRAGON選手が並びかけるたものの、グリッド順で1コーナーをクリア。この競り合いでDRAGON選手がスピンし大きく遅れる。
レースは、ALEX選手と清水選手の一騎討ちになるが、パッシングチャンスは訪れないまま、レース後半へ。12周目以降、清水選手が1.7秒あった差を0.9秒まで縮めるが、結局仕掛けるまでには至らずにフィニッシュ。
この結果、ALEX選手とDRAGON選手のポイント差は17.5pとなり、明日の第17戦でチャンピオンが決定する可能が出てきた。
第17、18戦の決勝は、明日、日曜日の午前9時20分、午後3時20分から、それぞれ14周で行われる。






Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
Yoshinori OHNISHI
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/09/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 19 | 33'02.194 | - | - |
| 2 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 19 | 33'11.182 | 8.988 | 8.988 |
| 3 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 19 | 33'12.388 | 10.194 | 1.206 |
| 4 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 19 | 33'22.017 | 19.823 | 9.629 |
| 5 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 19 | 33'22.411 | 20.217 | 0.394 |
| 6 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 33'23.343 | 21.149 | 0.932 |
| 7 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 19 | 33'25.444 | 23.250 | 2.101 |
| 8 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 33'25.961 | 23.767 | 0.517 |
| 9 | 51 | | | 岡本 大地 | BUZZ RACING Buzz Racing | 19 | 33'27.263 | 25.069 | 1.302 |
| 10 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 19 | 33'28.961 | 26.767 | 1.698 |
| 11 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 19 | 33'30.215 | 28.021 | 1.254 |
| 12 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 19 | 33'58.494 | 56.300 | 28.279 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 19 | 34'02.521 | 1'00.327 | 4.027 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 18 | 33'07.202 | 1Lap | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(90% - 17 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 1 エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX) 1'43.862 (5/19) 166.425 km/h
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/09/12) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | No | G | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 77 | | FJ1500 | 1 | 光山 勇正 | Fガレージ丸和精光KK-F MYST KK-F | 10 | 20'44.153 | - | - |
| 2 | 52 | | FJ1500 | 2 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ MYST KK-F | 10 | 20'44.458 | 0.305 | 0.305 |
| 3 | 56 | | FJ1500 | 3 | 吉田 馨 | MYST & Hobby Base KK-F MYST KK-F | 10 | 20'47.118 | 2.965 | 2.660 |
| 4 | 14 | | FJ1500 | 4 | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED KK-F MYST KK-F | 10 | 20'50.552 | 6.399 | 3.434 |
| 5 | 55 | | FJ1500 | 5 | 田崎 脩馬 | MYST制動屋KK-F MYST KK-F | 10 | 20'54.543 | 10.390 | 3.991 |
| 6 | 67 | | S-FJ | 1 | 磐上 隼斗 | アルビレックス富士吟景・GIA・KKS2 MYST KK-S2 | 10 | 20'59.314 | 15.161 | 4.771 |
| 7 | 48 | | FJ1500 | 6 | 石水 優夢 | ファーストガレージ×Bellona MYST KK-F | 10 | 20'59.793 | 15.640 | 0.479 |
| 8 | 34 | | S-FJ | 2 | 藤井 翔太 | Dorago CORSE MYST KK-S2 | 10 | 21'00.495 | 16.342 | 0.702 |
| 9 | 33 | | S-FJ | 3 | 小林 留魁 | アルビ新潟第一ホテルGIA ED MYST KK-S2 | 10 | 21'08.627 | 24.474 | 8.132 |
| 10 | 72 | | S-FJ | 4 | 須藤 叶多 | ELEVレーシングKKSII制動 MYST KK-S2 | 10 | 21'11.682 | 27.529 | 3.055 |
| 11 | 2 | | S-FJ | 5 | 松下 彰臣 | Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'12.130 | 27.977 | 0.448 |
| 12 | 81 | | S-FJ | 6 | 木幡 直生 | 群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED MYST KK-S2 | 10 | 21'26.046 | 41.893 | 13.916 |
| 13 | 37 | | S-FJ | 7 | 井伊 諒河 | アルビGIA訪問看護こころ10V TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'30.093 | 45.940 | 4.047 |
| 14 | 7 | G | S-FJ | 8 | 野口 伸周 | 野口商會ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'39.875 | 55.722 | 9.782 |
| 15 | 23 | G | S-FJ | 9 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED KK-SII ED MYST KK-S2 | 10 | 21'40.664 | 56.511 | 0.789 |
| 16 | *43 | | S-FJ | 10 | 大川 烈弥 | B-Auto&TAKE FIRST MYST KK-S2 | 10 | 21'47.195 | 1'03.042 | 6.531 |
| 17 | 36 | | S-FJ | 11 | 土屋 草太 | Albirex-RT RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 21'47.579 | 1'03.426 | 0.384 |
| 18 | 8 | | S-FJ | 12 | 佐久間 俊 | CMSC ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 10 | 22'37.703 | 1'53.550 | 50.124 |
| ---- 以上規定周回数(90% - 9 Laps)完走 ---- |
| - | 85 | | S-FJ | 13 | 吉田 英翔 | K&G RACING KK2 MYST KK-S2 | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 52 酒井翔太(ファーストガレージ) 2'02.647(9/10) 140.922 km/h
- Fastest Lap(S-FJ(: CarNo. 2 松下彰臣(Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED) 2'4.394 (10/10) 138.942 km/h
- ポールポジション エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)
-

「スーパーフォーミュラ・ライツで自身初のダブルポールポジションを獲得できて、本当に嬉しいです。1ヶ月前のテストや木曜のドライ走行から速さがあるのは分かっていましたし、今日もチームのために素晴らしい結果を出せました」
「予選の2時間ほど前、天候が変わりやすい状況には少し不安がありました。ハーフドライのような運任せの路面は避けたかったのですが、最終的にドライで走れて良かったです」
「タイトルが懸かった週末なので多少のプレッシャーはありましたが、これまでの選手権よりは冷静でした。ドライでのマシンのポテンシャルには自信があったので、自分の走りに集中するだけでした」
「このカテゴリーはオーバーテイクが難しいので、予選が仕事の9割、残りの1割はスタートです。1コーナーをトップで抜ければ勝利が見えてくるので、スタートに全集中して優勝とタイトルを掴み取りたいと思います」
- マスタークラスPP KEN ALEX(BUZZ RACING)
-

「予選は感触を掴めていましたので、いけると思っていました。実は、先日のテストのとき、ぎりぎりドライっぽいダンプのコンディションで、NEWタイヤを試すことができていて、マスタークラスでドライのNEWを試せたのが僕だけだったんです。その経験が今回かなり効いたかなと思います」
「周りからは余裕があるように見えたかもしれませんが、必死でした。これ以上速くは走れないです」
「決勝は、力まず普通にやれればと思っています。とにかくミスをしないことですね。スタートさえしっかり決められればと思っています。僕の苦手なのはそこくらいなので、まずは最初の数周に集中して頑張ります」
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Yoshinori OHNISHI


全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第16戦、第17戦の公式予選が、9月12日、モビリティリゾートもてぎで行われ、回復した天候でドライコンディションのなか、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)が、第16戦で初のポールを獲得。第17戦でもポールを奪い、貴重な2ポイントを獲得した。
マスタークラスは、ポイントリーダーのKEN ALEX(BUZZ RACING)が、抜き出た速さを見せつけダブルクラスポールを奪った。
前大会から2週間という短いインターバルで、最終大会を迎えたSFライツ。タイトル争いは、三井優介(DELiGHTWORKS)85.5p、梅垣清(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)82p、エヴァン・ジルテール(ART Grand Prix with B-MAX)78.5pと、7ポイント差で競り合う三人に絞られている。
ここに、前大会で初優勝から三連勝を飾った鈴木斗輝哉(モビリティ中京 TOM'S TGR-DC SFL)、調子を上げているアクシャイ・ボーラ(レクサス松山城北 TOM'S SFL)が絡むと思われ、一層タイトル争いを複雑なものにしている。いずれにしても、近年稀に見る接戦となっている。
一方、マスタークラスは、KEN ALEX(BUZZ RACING)109.5p、DRAGON(B-MAX ENGINEERING 324)99pと、こちらは10.5p差。参加台数の少ないマスタークラスは点差がつきにくいため、ALEXがかなり有利な状況となっている。
第16戦公式予選
朝方までの小雨も止み、コースはドライコンディション。このコンディションが誰に味方をするのか。前日のダンプコンディションとなった練習走行では、鈴木がやや抜き出た速さを見せていた。
10分間の予選が始まると、各車慎重にウォームアップをしながら徐々にペースアップ。僅差でタイトルを争う三人にとっては、ポールポイントの1pも喉から手が出るほど欲しいところだ。
計測4周目に新原光太郎(HFDP WITH B-MAX RACING)が、1分43秒261でトップに立ち、ジルテール1分43秒375、梅垣1分43秒371が僅差で続く。タイトルを争う三井はやや出遅れた感じだ。
ここから、各選手は少しずつタイムを削り取っていくが、ジルテールが計測最終周となる6周目に1分42秒983と、唯一人42秒台に入れて、自身初のSFライツでのポールを奪った。2位には、最後の最後に1分43秒093で新原を上回ったボーラが入り、新原は3位。
タイトルを争う梅垣は6位、三井は7位と、決勝次第ではあるものの、ジルテールがかなり優位に立つことになった。
第17戦公式予選
10分間のインターバルで行われた第17戦予選でも、ジルテールの速さは衰えることはなく、計測4周目に早くも1分42秒814をマーク。速さを取り戻した梅垣、新原も何とか1分42秒台に入れようと攻めるが、43秒を切ることはできなかった。
ライバル勢がもがくのを尻目に、ジルテールはその後も42秒台を連発。安定した速さを見せて、連続ポールを奪った。
梅垣は2位につけたが、三井はまたしても7位と、タイトルには黄信号が灯った。
両レースの予選を終えて、ポイントでは三井85.5p、梅垣82p、ジルテール80.5pと、7ポイントあった三者の差は5ポイントに縮まり、午後の第16戦決勝を迎えることになった。その結果次第ではあるが、ジルテールが逆転トップになる可能性はかなり高そうだ。
第16戦の決勝は、本日の午後3時15分から19周で、第17、18戦の決勝は、日曜日の午前9時20分、午後3時20分から、それぞれ14周で行われる。



Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Kazuhiro NOINE
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/09/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 17 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'42.814 | - | - | 168.106 |
| 2 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.004 | 0.190 | 0.190 | 167.795 |
| 3 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'43.105 | 0.291 | 0.101 | 167.631 |
| 4 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.117 | 0.303 | 0.012 | 167.612 |
| 5 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.134 | 0.320 | 0.017 | 167.584 |
| 6 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 1'43.136 | 0.322 | 0.002 | 167.581 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.235 | 0.421 | 0.099 | 167.420 |
| 8 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'43.355 | 0.541 | 0.120 | 167.226 |
| 9 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'43.577 | 0.763 | 0.222 | 166.867 |
| 10 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.683 | 0.869 | 0.106 | 166.697 |
| 11 | 51 | | | 岡本 大地 | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'43.788 | 0.974 | 0.105 | 166.528 |
| 12 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'44.786 | 1.972 | 0.998 | 164.942 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 1'45.085 | 2.271 | 0.299 | 164.473 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'45.815 | 3.001 | 0.730 | 163.338 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'53.271)予選通過 ---- |
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/09/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Round 16 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 1 | | | エヴァン・ジルテール | ART Grand Prix with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'42.983 | - | - | 167.830 |
| 2 | 37 | | | アクシャイ・ボーラ | レクサス松山城北TOM'S SFL TOM'S | 1'43.093 | 0.110 | 0.110 | 167.651 |
| 3 | 50 | | | 新原 光太郎 | HFDP WITH B-MAX RACING B-MAX RACING TEAM | 1'43.101 | 0.118 | 0.008 | 167.638 |
| 4 | 38 | | | 鈴木 斗輝哉 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.212 | 0.229 | 0.111 | 167.457 |
| 5 | 2 | | | 卜部 和久 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.244 | 0.261 | 0.032 | 167.405 |
| 6 | 35 | | | 梅垣 清 | モビリティ中京TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'43.295 | 0.312 | 0.051 | 167.323 |
| 7 | 3 | | | 三井 優介 | DELiGHTWORKS DELiGHTWORKS RACING | 1'43.313 | 0.330 | 0.018 | 167.294 |
| 8 | 26 | | | 佐藤 凛太郎 | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'43.456 | 0.473 | 0.143 | 167.062 |
| 9 | 60 | | | 熊谷 憲太 | LMcorsa OTG 320 LM corsa | 1'43.731 | 0.748 | 0.275 | 166.619 |
| 10 | 51 | | | 岡本 大地 | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'43.886 | 0.903 | 0.155 | 166.371 |
| 11 | 36 | | | オスカー・ブルツ | レクサス松山城北TOM'S TGR-DC SFL TOM'S | 1'44.194 | 1.211 | 0.308 | 165.879 |
| 12 | 6 | M | 1 | ケン・アレックス | BUZZ RACING Buzz Racing | 1'44.748 | 1.765 | 0.554 | 165.002 |
| 13 | 8 | M | 2 | 清水 康弘 | ART TASTE RACING 324 ART TASTE RACING | 1'45.382 | 2.399 | 0.634 | 164.009 |
| 14 | 30 | M | 3 | DRAGON | B-MAX ENGINEERING 324 B-MAX ENGINEERING | 1'45.727 | 2.744 | 0.345 | 163.474 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'53.364)予選通過 ---- |
もてぎチャンピオンカップレース第4戦 -RIJ- (2026/09/12) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 モビリティリゾートもてぎ 4.801km
| Pos | № | G | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 52 | | FJ1500 | 1 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ MYST KK-F | 2'02.144 | - | - | 141.502 |
| 2 | 77 | | FJ1500 | 2 | 光山 勇正 | Fガレージ丸和精光KK-F MYST KK-F | 2'02.556 | 0.412 | 0.412 | 141.026 |
| 3 | 14 | | FJ1500 | 3 | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED KK-F MYST KK-F | 2'02.787 | 0.643 | 0.231 | 140.761 |
| 4 | 56 | | FJ1500 | 4 | 吉田 馨 | MYST & Hobby Base KK-F MYST KK-F | 2'03.083 | 0.939 | 0.296 | 140.422 |
| 5 | 48 | | FJ1500 | 5 | 石水 優夢 | ファーストガレージ×Bellona MYST KK-F | 2'03.183 | 1.039 | 0.100 | 140.308 |
| 6 | 34 | | S-FJ | 1 | 藤井 翔太 | Dorago CORSE MYST KK-S2 | 2'03.598 | 1.454 | 0.415 | 139.837 |
| 7 | 43 | | S-FJ | 2 | 大川 烈弥 | B-Auto&TAKE FIRST MYST KK-S2 | 2'03.720 | 1.576 | 0.122 | 139.699 |
| 8 | 67 | | S-FJ | 3 | 磐上 隼斗 | アルビレックス富士吟景・GIA・KKS2 MYST KK-S2 | 2'03.970 | 1.826 | 0.250 | 139.418 |
| 9 | 33 | | S-FJ | 4 | 小林 留魁 | アルビ新潟第一ホテルGIA ED MYST KK-S2 | 2'03.977 | 1.833 | 0.007 | 139.410 |
| 10 | 55 | | FJ1500 | 6 | 田崎 脩馬 | MYST制動屋KK-F MYST KK-F | 2'04.031 | 1.887 | 0.054 | 139.349 |
| 11 | 85 | | S-FJ | 5 | 吉田 英翔 | K&G RACING KK2 MYST KK-S2 | 2'04.217 | 2.073 | 0.186 | 139.140 |
| 12 | 72 | | S-FJ | 6 | 須藤 叶多 | ELEVレーシングKKSII制動 MYST KK-S2 | 2'04.528 | 2.384 | 0.311 | 138.793 |
| 13 | 2 | | S-FJ | 7 | 松下 彰臣 | Abel HOSHO&PARM ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'04.616 | 2.472 | 0.088 | 138.695 |
| 14 | 81 | | S-FJ | 8 | 木幡 直生 | 群馬トヨペットTeam RiNoAアイザワED MYST KK-S2 | 2'05.071 | 2.927 | 0.455 | 138.190 |
| 15 | 8 | | S-FJ | 9 | 佐久間 俊 | CMSC ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'05.559 | 3.415 | 0.488 | 137.653 |
| 16 | 37 | | S-FJ | 10 | 井伊 諒河 | アルビGIA訪問看護こころ10V TOKYO R&D RD10V | 2'06.177 | 4.033 | 0.618 | 136.979 |
| 17 | 7 | G | S-FJ | 11 | 野口 伸周 | 野口商會ZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'06.593 | 4.449 | 0.416 | 136.529 |
| 18 | 23 | G | S-FJ | 12 | 柴田 泰知 | ZAP SPEED KK-SII ED MYST KK-S2 | 2'07.070 | 4.926 | 0.477 | 136.016 |
| 19 | 36 | | S-FJ | 13 | 土屋 草太 | Albirex-RT RD10V ED TOKYO R&D RD10V | 2'07.499 | 5.355 | 0.429 | 135.559 |
| ---- 以上基準タイム(130% - FJ1500: 2'39.244 / S-FJ: 2'40.891)予選通過 ---- |

LAP8 「ビッグ・ウェンズデー」
ハンマー伊澤
富士スピードウェイの100R。
長く、大きく弧を描く、言わずと知れた高速コーナーである。
JAF-F4(フォーミュラビート)クラスのマシンでは、100Rの途中でアクセルを戻して速度を調整する。その減速と荷重変化を利用してクルマの向き変えを助け、旋回の見通しが立ったところから、できるだけ早く再びアクセルを開けていく。
富士をこのクラスのマシンで走ったことのある方なら、「そうだろう」と思われるはずだ。
これが100Rにおける一般的な走り方であり、長い時間をかけて形づくられてきた、ひとつのセオリーである。
ところが、これまでに二度だけ、そのセオリーの向こう側へ抜けたような走りができたことがある。
「100R、完全フル全開」
Aコーナー(コカ・コーラコーナー)のイン側縁石付近から、ADVANコーナーへの進入でブレーキングを開始するまで、一度もアクセルを戻さない。
文字どおり、完全な全開走行である。
ところが、そのときの走行ログを確認すると、アクセルは全開のままであるにもかかわらず、100Rの途中で車速がわずかに落ちていた。
なぜ、全開なのに減速するのか。
旋回によってタイヤに大きな横方向の力が発生し、それに伴う抵抗が、減速力として働いていたのである。
アクセルを全開に保ったまま、ライン取り、ステアリングを入れるタイミング、舵角が重なり、結果として旋回抵抗が引き出され、100Rを曲がるために必要な速度へ、クルマを自然に落とし込んでいたことになる。
もっとも、走りながら、そんな理屈を考えていたわけではない。
その瞬間にあったのは、理論でも計算でもなかった。
目の前に延びるラインと、手のひらに伝わるタイヤの感触。そして、クルマが行きたがっている場所へ、わずかな操作で導いていく感覚だけだった。
あとになってログを見て、 「なるほど。こういうことだったのか」 と理解したにすぎない。
もちろん、「ハンドルを大きく切れば減速できる」という単純な話ではない。
ライン取り、ステアリングを切り始めるタイミング、舵角、そして切り足しと戻しの繊細な調整。
さらに、タイヤの状態、マシンセッティング、路面温度、風向き、路面に残されたラバー。
それら無数の条件が、恐ろしいほど正確に噛み合ったときにだけ成立する走りなのだと思う。
旋回によって生まれる抵抗を、減速と速度調整に利用する。
私はこの現象を、自分なりに「旋回ブレーキ」と呼んでいる。
ただし、ここには重大な問題がある。
これまで二度しか成立しておらず、意図的に再現することができないのだ。
偶然によるところも大きい。 再現できないものを技術と呼べるのか? と言われれば、否定することはできない。
それでも、一度でも完璧に決まったときの感覚は、身体にも記憶にも鮮明に残る。
音、速度、視界、ステアリングの重さ。
そして、マシンと自分との境界が、ほんの一瞬だけ消えたような感覚。
「あの瞬間、確かにそこにたどり着いた」 その記憶があるからこそ、もう一度、あの場所へたどり着きたいと思える。
過去の記憶でありながら、それは今もなお、自分を前へと走らせる力にもなる。
100Rを完全フル全開で駆け抜けた記憶は、サーフィンでいうところの「ビッグ・ウェンズデー」のようなものなのかもしれない。
映画『ビッグ・ウェンズデー』にも描かれた、サーファーたちが待ち続ける伝説的な大波。そして、その大波が訪れる特別な一日を象徴する言葉である。
サーファーは海へ通い、技術を磨き、身体を鍛えながら、その日が訪れるのを待ち続ける。
しかし、どれほど待ち望んでも、大波を自分の都合で呼び寄せることはできない。
風向き、潮の流れ、潮の満ち引き、そして遥かな沖から届くうねり。
すべての条件が重なったとき、海は突然、普段とはまるで違う表情を見せる。
そして、その日に、自分が海にいなければならない。
大波が訪れても、技量が足りなければ乗ることはできない。技量があっても、気持ちが怯めば沖へ出ることはできない。
反対に、どれほど準備を重ね、どれほど強く願っても、肝心の大波が訪れないこともある。
人間の努力だけで、その瞬間をつくり出すことはできない。
しかし、努力を続けていなければ、たとえその瞬間が訪れても、決してつかむことはできない。
映画の中で「ビッグ・ウェンズデー」は、単なる巨大な波としてではなく、歳月を重ねた者たちが、もう一度それぞれの人生と向き合う日のようにも描かれている。
いつ訪れるかは分からない。
もしかすると、二度と訪れないかもしれない。
すべてが完璧に噛み合う、ほんの一瞬。
それを一度でも経験してしまうと、もう一度、あの場所へたどり着きたくなる。
100Rを完全フル全開で駆け抜けた、あの二度の記憶。
あれはきっと、私にとっての「ビッグ・ウェンズデー」だったのだと思う。
2026/09/09
HAMMER RACING HP:https://www.hammer-izawa.com/
優勝 下野璃央(Dr.Dry Racing Team)

「開催できるかわからないくらいの不安定な天候だったので、まずレースができてよかったです。セーフティーカー(SC)スタートになるだろうと思ってたので、SCリスタート明けの1コーナーでインに入る作戦でしたが、そこは離れて無理でした。それで最終コーナーで、もうここしかないと思ってインに入りました」
「ここまで苦戦続きで、メンタル的にも結構きてたし、モチベーションもちょっと下がっていたので、今年初優勝できてすごく嬉しいです」
「去年も第3大会から流れを引き戻して最後まで連勝できたので、今年もこの第3大会から第4大会、第5大会と連勝できるように頑張ります」
2位 富下李央菜(INGING MOTORSPORT)

「悔しいですね。前大会では予選から悪い流れを作ってしまったので、今回は予選からしっかりポール取ろうという気持ちで走りました。今日は雨で、シリーズランキングがかかってるので、最初抑え気味にいったら早々に追いつかれてしまったのが、良くなかったですね」
「斎藤選手がかなり速くて、まさかの真後ろに来られたので、スピンしてくれたらいいなと考えていました(笑)」
「シリーズランキングはまたトップに戻れたので、落ち込まずに、雨の良い経験もできので、次は気を取り直して優勝を狙いたいと思います」
3位 斎藤愛未(TOM'S KYOJO)

「今日は、抜かれてもないし抜いてもないのでハイライトというのは特に無かったですね。精一杯走った結果なので、悔しいところはありますが、やっぱり雨のレースはなかなかパッシングするのは難しかったです」
「ちょっと謎に富下選手にいじられたんですけど、そんなにスピンはしません(笑)。次回は負けないように頑張りたいと思います」
「次は勝って、富下選手からチャンピオンシップのリーダーを奪い取りたいなと思っています。ただ今回、下野選手が勝ったりでチャンピオン候補はまだ誰になるか分からないので、視野を広げてしっかり勝っていけるように作戦を練っていきたいと思います」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP第3戦は9月6日、富士スピードウェイでファイナルレースを行い、予選2位からスタートした下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)が5周目にトップに立つとそのまま逃げ切り優勝した。
夕刻に向け雨量が増える予想が出ているため、スケジュールが1時間前倒しされ、午後2時20分、セーフティカー(SC)先導でのスタートとなった。グリッド上では一時小雨となっていたが、スタート時刻には再び本降りとなる。SCは3周を回って退出し、レースは4周目から始まった。
隊列を先導する富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)は最終コーナーまで後続を牽制し、立ち上がりでアクセルオン。トップを守り、1コーナーに飛び込む。2位に下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)が、3位に斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が、4位にジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)が、5位に佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が、6位に佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が、7位に松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)が、8位に三浦愛(Team ReFa KC-MG01)が、9位にペイジ・ラダッツ(富士山静岡レーシングKC-MG01)が、10位に金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01)が続く。
この周の最終コーナーでは2位の下野がトップ富下のインに飛び込み、立ち上がりで富下の鼻先をかわして前に出る。富下も負けじとストレートで下野に並びかけ、2台が併走して1コーナーへ。ここでインの下野が富下をかわしてトップに立った。3位に斎藤が、4位にチコンテが続き、5位の佐々木は佐藤、松井にかわされ7位まで後退した。
トップに立った下野は毎周ファステストラップを更新しながら逃げる。8周目にはその差を1秒8とした。しかし、富下も食い下がる。9周目には下野のファステストラップを更新、10周目にはこのレースのファステストラップとなる1分57秒983をたたき出し、下野との差を1秒6まで縮める。
しかし、富下の進撃もここまで。トップ下野は冨下との差を徐々に開き、独走に持ち込むと最終的には15周を回り2秒7差で今季初優勝を飾った。下野は先週行われたフォーミュラリージョナルでも雨の中、ぶっちぎりで優勝しており、レインコンディションでの速さが際立っている。
逆に2位の富下には3位の斎藤が徐々に迫ってきた。12周目に1秒ほどあった差は13周目には0秒5、14周目には0秒4と迫るが斎藤の追い上げもここまで。富下が2位を死守し、3位に斎藤が入った。
4位のチコンテは前後が大きく離れていたため単独走行でフィニッシュを迎えた。
5位争いは佐藤、松井、ラダッツの3人で繰り広げられた。昨日、予選15位から6位までジャンプアップした佐藤だが、このレースでは精彩を欠いた。12周目に松井に5位を明け渡すと、13周目にはラダッツにまでパスされ7位に落ちる。結局、5位松井、6位ラダッツ、7位佐藤の順でゴールした。8位には佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が入った。
9位を走っていた三浦はトラブルか12周目にピットに入ってリタイア。9位には金本が、10位にはハナ・バートン(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が続いた。
ポイントランキングでは2位に入った富下が67ポイントとし、3位斎藤の65ポイントを上回りトップに浮上。49ポイントでチコンテが、優勝した下野が41ポイントで続いている。
第4戦は10月10日~11日、ここ富士スピードウェイでスーパーフォーミュラのサポートレースとして行われる。





Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Satoshi ARAI
Yoshinori OHNISHI
富士チャンピオンレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/09/06) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2026 KYOJO CUP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 86 | 下野 璃央 | Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01 Dr.Dry Racing Team | 15 | 33'22.737 | - | - |
| 2 | 39 | 富下 李央菜 | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 15 | 33'25.497 | 2.760 | 2.760 |
| 3 | 36 | 斎藤 愛未 | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 15 | 33'26.115 | 3.378 | 0.618 |
| 4 | 10 | ジョアンヌ・チコンテ | FLEET KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 15 | 33'30.660 | 7.923 | 4.545 |
| 5 | 3 | 松井 沙羅 | KeePer KONDO RACING KC-MG01 KONDO RACING | 15 | 33'38.554 | 15.817 | 7.894 |
| 6 | 11 | ペイジ・ラダッツ | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 15 | 33'40.713 | 17.976 | 2.159 |
| 7 | 38 | 佐藤 こころ | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 15 | 33'42.164 | 19.427 | 1.451 |
| 8 | 8 | 佐々木 藍咲 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 15 | 33'45.377 | 22.640 | 3.213 |
| 9 | 32 | 金本 きれい | ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01 MIHARA RACING TEAM | 15 | 33'46.825 | 24.088 | 1.448 |
| 10 | 37 | ハナ・バートン | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 15 | 33'53.905 | 31.168 | 7.080 |
| 11 | 17 | 白石 いつも | Team ReFa Aira KC-MG01 AIWIN | 15 | 33'55.088 | 32.351 | 1.183 |
| 12 | 33 | 岩岡 万梨恵 | FUKUDA racing KC-MG01 FUKUDA racing | 15 | 34'04.209 | 41.472 | 9.121 |
| 13 | 35 | シタルウイ・リムナンタラック | INGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 15 | 34'04.976 | 42.239 | 0.767 |
| 14 | 12 | いとう りな | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 15 | 34'05.912 | 43.175 | 0.936 |
| 15 | 57 | ジャオ ユンチェン | ATEAM Buzz Racing KC-MG01 Buzz Racing | 15 | 34'20.648 | 57.911 | 14.736 |
| 16 | 9 | ケルシー・ピンコウスキー | VINIA KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 15 | 34'54.300 | 1'31.563 | 33.652 |
| 17 | 18 | 三浦 愛 | Team ReFa KC-MG01 AIWIN | 12 | 28'11.907 | 3Laps | 3Laps |
| 18 | 87 | 山本 龍 | ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01 Autolook Racing | 11 | 26'55.325 | 4Laps | 1Lap |
| 19 | 7 | 翁長 実希 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 23'57.501 | 5Laps | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(70% - 10 Laps)完走 ---- |
- Fastst Lap: CarNo. 10 ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)/ CarNo. 39 富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01) 1'56.983 (10/15) 140.420 km/h
富士スピードウェイは本日、午後3時20分より行われる予定だった第3戦KYOJO CUPファイナルのスタート時刻を、天候の悪化か予想されるため午後2時20分に変更すると発表した。
富士スピードウェイ早朝より雨が降り続いている。午前9時10分開始の86/BRZプロクラスはオンタイムで実施されたが、この後、天候の悪化が予想されるためピットウォークを中止とし、以後のスケジュールを55分~60分間前倒しすると発表した。
このためKYOJO CUPファイナルのコースインは午後1時50分、スタート時刻は2時20分となった。
なおこの後も天候の状況により、さらに変更になる可能性があるとしている。
Text: Yoshinori OHNISHI

優勝 富下李央菜(INGING MOTORSPORT)
「スタートは、あまりミラーを見てなかったんですけど、抜かれることなく1周戻ってこられたのがすごく大きかったです。その後も仕掛けられたりしててちょっと不安はありましたが引き離すことができました。そこから自分のペースに持っていけたので良かったです」
「途中、黒白が出ていたので、ちょっと落として安全に走りました」
「明日もポールからですが、雨かもしれないので、スピンとかしてリタイアとかにならないように、安全に走りしっかりポイント持って帰ってきたいです」
2位 下野璃央(Dr.Dry Racing Team)
「スタートはグリッドが濡れていたので不安だったんですが、思ってたより良いスタートが切れました。1コーナーでアウト側から抜けるかと思ったんですが、ちょっと無理でしたね」
「そこからはついていくのに必死でした。富下選手のワンミスを狙っていたんですが、なかなかミスしてくれませんでした」
「明日は、今のところ雨予報なんですけど、できればスタンディングスタートがいと思っています」
3位 斎藤愛未(TOM'S KYOJO)
「スタート直後は、ちょっとうまく行かなくて、1台に抜かれてしまいました。その後取り返せて、スタート位置には戻ってこられたので、まずまずというところです。ちょっと悔しい部分もありますが」
「ただ思いのほか抜くのに時間かかったので、そこは帰ってから研究します」
「明日は雨になるので、展開は変わると思いますが、落ち着いていきたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP第3戦は9月5日、富士スピードウェイでスプリントレースを行い、ポールポジションからスタートした富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)がそのまま逃げ切り優勝した。
10周で行われるスプリントは午後2時20分にフォーメーションラップが始まった。予選後から雨は落ちていないが曇り空のためトラックは完全に乾かず、コースにはところどころウエットパッチが残る。スターティンググリッドのイン側にもウェットパッチがあり、イン側ドライバーのスタートに影響を与えるかも知れない。

ポールポジションの富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)はマシンをインに振りトップで1コーナーへ向かう。予選2位の下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)はアウトから富下に並びかけ、コカコーラコーナーまで併走するが、ここは富下が下野を押さえて立ち上がりで前に立つ。3位には斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)が続くが、背後から佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が襲いかかる。佐々木は100Rで斎藤にアウトから並びかけると、ヘアピンでインから攻略、3位に浮上した。
5位には予選8位からジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01)が浮上したが、ダンロップ立ち上がりで松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)がチコンテをパスして5位に上がった。
1周目、トップで戻ってきたのは富下。背後の下野は0秒3差。そこから1秒遅れて3位に佐々木、4位斎藤、5位松井、6位チコンテ、7位三浦愛(Team ReFa KC-MG01)、8位ペイジ・ラダッツ(富士山静岡レーシングKC-MG01)、9位金本きれい(ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01)、10位シタルウイ・リムナンタラック(INGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01)が続く。
2周目の1コーナーでも2位の下野がアウトから富下が並べかけようとするが、ここも富下が隙を見せず、攻略ならず。ここから富下は下野とのギャップを徐々に広げ始める。
3周目、6位を走るチコンテが1コーナーで松井を捉えて5位に上がる。予選15位と振るわなかった佐藤こころ(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)は10位まで上がってきた。
5周目、トップ5台は0秒7~1秒程度の差でほぼ等間隔。6位松井は徐々に遅れ始め、背後には三浦と佐藤が迫ってきた。
7周目、トップ富下は下野を1秒2離し安全圏に。3位佐々木の後ろには斎藤が迫ってきた。8位の佐藤は三浦を捉えて7位に上がる。
9周目、4位を走る斎藤が1コーナーでアウトから佐々木を攻略、3位に上がった。
10周目ファイナルラップ、トップ富下は下野とのギャップを保ち優勝。開幕戦のスプリント/ファイナルに続き今季3勝目を飾った。2位には下野が、3位には斎藤が入った。4位の佐々木は1コーナーでチコンテにパスされ、チコンテ4位、佐々木5位の順でゴール。6位の松井も佐藤にパスされ、6位佐藤、7位松井となった。8位に三浦が、9位にラダッツ、10位に金本が続いた。
ポイントランキングでは、3位に入った斎藤が54ポイントとして依然としてトップだが、優勝した富下が52ポイントと2ポイント差に迫ってきた。3位がチコンテで41ポイントとなっている。
ファイナルレースは明日6日午後3時20分より15周で行われる。予報は雨、雨量によっては開催も危ぶまれ、レースが行われても波乱含みの展開となりそうだ。





Text: Photo: Yoshinori OHNISHI
Photo: Ayumi NAGAMI
Yoshinori OHNISHI
富士チャンピオンレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/09/05) Sprint Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 39 | 富下 李央菜 | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 10 | 17'45.932 | - | - |
| 2 | 86 | 下野 璃央 | Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01 Dr.Dry Racing Team | 10 | 17'47.043 | 1.111 | 1.111 |
| 3 | 36 | 斎藤 愛未 | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 10 | 17'49.786 | 3.854 | 2.743 |
| 4 | 10 | ジョアンヌ・チコンテ | FLEET KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 17'50.321 | 4.389 | 0.535 |
| 5 | 8 | 佐々木 藍咲 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 17'51.127 | 5.195 | 0.806 |
| 6 | 38 | 佐藤 こころ | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 10 | 17'53.289 | 7.357 | 2.162 |
| 7 | 3 | 松井 沙羅 | KeePer KONDO RACING KC-MG01 KONDO RACING | 10 | 17'54.135 | 8.203 | 0.846 |
| 8 | 18 | 三浦 愛 | Team ReFa KC-MG01 AIWIN | 10 | 17'55.460 | 9.528 | 1.325 |
| 9 | 11 | ペイジ・ラダッツ | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 10 | 17'55.915 | 9.983 | 0.455 |
| 10 | 32 | 金本 きれい | ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01 MIHARA RACING TEAM | 10 | 17'58.061 | 12.129 | 2.146 |
| 11 | 37 | ハナ・バートン | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 10 | 17'58.758 | 12.826 | 0.697 |
| 12 | *7 | 翁長 実希 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 18'02.191 | 16.259 | 3.433 |
| 13 | 17 | 白石 いつも | Team ReFa Aira KC-MG01 AIWIN | 10 | 18'02.343 | 16.411 | 0.152 |
| 14 | 35 | シタルウイ・リムナンタラック | INGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 10 | 18'03.707 | 17.775 | 1.364 |
| 15 | 87 | 山本 龍 | ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01 Autolook Racing | 10 | 18'16.962 | 31.030 | 13.255 |
| 16 | 12 | いとう りな | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 10 | 18'17.002 | 31.070 | 0.040 |
| 17 | 57 | ジャオ ユンチェン | ATEAM Buzz Racing KC-MG01 Buzz Racing | 10 | 18'19.284 | 33.352 | 2.282 |
| 18 | 9 | ケルシー・ピンコウスキー | VINIA KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 10 | 18'22.094 | 36.162 | 2.810 |
| 19 | 33 | 岩岡 万梨恵 | FUKUDA racing KC-MG01 FUKUDA racing | 10 | 18'32.038 | 46.106 | 9.944 |
| ---- 以上規定周回数(70% - 7 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 10 ジョアンヌ・チコンテ(FLEET KDDP KC-MG01) 1'46.077 (10/10) 154.857 km/h
- CarNo. 7は、富士スピードウェイ一般競技規則第8章第28条4.4.d(スタート進行要領)違反により、タイムペナルティー5秒を科した。

ポールポジション 富下李央菜(INGING MOTORSPORT)
「今回は、予選を走り出してみてみたら結構路面が濡れてて、そこはちょっと不安だったんですけど、最後の最後にほぼ乾いてたので、そこに向けてしっかり一周まとめて帰ってこられたっていうのが大きかったです」
「最後まで結構ヒヤヒヤしてました。完璧じゃなくて80%ぐらいでした。ちょっと濡れてるところ走ってロスしちゃってたので、不安だったんですけど、無事にトップタイムでよかったです」
「スプリントは、この後天気どうなるかわからないんですが、安全に走ってしっかりポイント持って帰れるように頑張りたいです」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

KYOJO CUP第3戦は9月5日、富士スピードウェイで公式予選を行い、土壇場で逆転した富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)がポールポジションを獲得した。
公式予選は午前9時25分より20分間で行われた。日本列島は東シナ海で迷走する台風24号に刺激された前線の影響で各地で災害級の大雨に見舞われているが、ここ富士スピードウェイは厚い雲に覆われてはいるものの曇り。早朝に雨が落ちたかトラックはダンプコンディションだ。
ハナ・バートン(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)を先頭に各車コースイン。斎藤愛未(SCS TOM'S KYOJO KC-MG01)はピットでのステイを選択した。
セッションは路面が徐々に乾いていくなかで進行した。序盤から終盤にかけて予選を支配したのは、先週SUGOで行われたフォーミュラリージョナルで優勝し、波に乗る下野璃央(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)だ。
まずは3周目に1分49秒916と2位以下を圧倒するタイムでトップに立つと、残り5分で46秒408までタイムを縮めトップに君臨。この時点で2位を1秒ちぎっている。
残り3分、路面が乾いてくると下野の勢いに陰りが見え始める。2位には1分47秒038で富下李央菜(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が上がってきた。それでもまだ差は0秒6ほどだ。
さらに残り2分、佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が1分46秒891で2位に浮上。富下は3位にドロップした。
残り1分半、下野はさらにタイム更新を狙い、各セクター自己ベストをたたき出しながら通過、タイムは1分46秒365までアップ。これに対抗したのが富下で46秒465まで更新し、下野に0秒1差まで迫る2位に浮上。
最終計測ラップは下野と富下の一騎打ちとなった。最初にタイムを更新したのは富下で1分46秒106でついにトップに立った。下野も負けじとセクター1、2とも富下を上回るタイムで通過、しかしセクター3でタイムが伸びず、46秒252。土壇場で富下に逆転され2位で予選を終えた。
3位にはコースインを送らせる作戦を採った斎藤が僅差で、4位には翁長実希(nat KDDP KC-MG01)が、5位には佐々木藍咲(nat KDDP KC-MG01)が、6位には松井沙羅(KeePer KONDO RACING KC-MG01)が続いた。
スプリントは本日午後2時20分より10周で、ファイナルは明日6日午後3時20分より15周で行われる。


Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Ayumi NAGAMI
富士チャンピオンレースシリーズ第4戦 -RIJ- (2026/09/05) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 KYOJO CUP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | № | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 39 | 富下 李央菜 | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 1'46.106 | - | - | 154.815 |
| 2 | 86 | 下野 璃央 | Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01 Dr.Dry Racing Team | 1'46.252 | 0.146 | 0.146 | 154.602 |
| 3 | 36 | 斎藤 愛未 | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 1'46.294 | 0.188 | 0.042 | 154.541 |
| 4 | 7 | 翁長 実希 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'46.535 | 0.429 | 0.241 | 154.192 |
| 5 | 8 | 佐々木 藍咲 | nat KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'46.649 | 0.543 | 0.114 | 154.027 |
| 6 | 3 | 松井 沙羅 | KeePer KONDO RACING KC-MG01 KONDO RACING | 1'46.752 | 0.646 | 0.103 | 153.878 |
| 7 | 32 | 金本 きれい | ミハラ自動車エムクラフトKC-MG01 MIHARA RACING TEAM | 1'47.018 | 0.912 | 0.266 | 153.496 |
| 8 | 10 | ジョアンヌ・チコンテ | FLEET KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'47.086 | 0.980 | 0.068 | 153.398 |
| 9 | 18 | 三浦 愛 | Team ReFa KC-MG01 AIWIN | 1'47.089 | 0.983 | 0.003 | 153.394 |
| 10 | 35 | シタルウイ・リムナンタラック | INGING 2W Singha Sittipol Nexter KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 1'47.152 | 1.046 | 0.063 | 153.304 |
| 11 | 11 | ペイジ・ラダッツ | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 1'47.259 | 1.153 | 0.107 | 153.151 |
| 12 | 37 | ハナ・バートン | SCS TOM'S KYOJO KC-MG01 TOM'S KYOJO | 1'47.567 | 1.461 | 0.308 | 152.712 |
| 13 | 17 | 白石 いつも | Team ReFa Aira KC-MG01 AIWIN | 1'47.641 | 1.535 | 0.074 | 152.607 |
| 14 | 33 | 岩岡 万梨恵 | FUKUDA racing KC-MG01 FUKUDA racing | 1'47.689 | 1.583 | 0.048 | 152.539 |
| 15 | 38 | 佐藤 こころ | OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01 INGING MOTORSPORT | 1'48.348 | 2.242 | 0.659 | 151.611 |
| 16 | 12 | いとう りな | 富士山静岡レーシングKC-MG01 クボタモータースポーツ | 1'48.525 | 2.419 | 0.177 | 151.364 |
| 17 | 9 | ケルシー・ピンコウスキー | VINIA KDDP KC-MG01 nat team KCMG | 1'48.895 | 2.789 | 0.370 | 150.850 |
| 18 | *57 | ジャオ ユンチェン | ATEAM Buzz Racing KC-MG01 Buzz Racing | 1'49.854 | 3.748 | 0.959 | 149.533 |
| 19 | 87 | 山本 龍 | ARF☆お先にどうぞ☆KC-MG01 Autolook Racing | 1'50.076 | 3.970 | 0.222 | 149.231 |
| ---- 以上基準タイム(130% - 2'18.082)予選通過 ---- |
- CarNo. 57は、富士スピードウェイ一般競技規則第9章第40条2(ピットレーン速度)違反により、2グリッド降格とする。
優勝 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)

「無事に1勝目、VITAでは初優勝です。オオサワさんに対してペースは自分の方が勝っていると思っていたので、攻めてきたときにどうやって防ぐかな、というのを気にしながら走っていて。(序盤は)ミラーで見た感じ距離がありそうだったから、飛び込んでくるとあまり考えていなかったのですが、2周目からけっこう飛び込んできたので、少し防御しながら。3周目か4周目(筆者注:6周目の模様)に軽く接触して、スピンしかけたのを立て直して、それでオオサワさんも距離がひらいてしまって、後は自分のペースで走れました。一人で走っていることになるので、どれだけプッシュできるかな、というのを自分に命じまがら走りました。最後にちょっと雨が降ったので心配にはなりましたけど、完走できてよかったです」
2位 オオサワ ヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)

「西濱さんについていったのですが、1回ちょっと無理して(インに)入ろうと思ったがコツンと当たってしまって。それで離れてしまって、ワンミスでもう取り戻すのが難しいですね。最終コーナーと第1コーナーで自分の方がちょっと速かったかなと思うのですが、後半戦になると苦しかったので、やっぱり難しいですね。序盤勝負でスタートに賭けていたのですが、ちょっと失敗してしまったから。バトルを楽しんでもらえたならば、自分も楽しかったので、よかったです」
3位 中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)
「スタートの蹴り出しはよかったのですが、その後レブリミットに当ててしまって、順位通りのままでレース始まって。途中まで4位を走っていた山口にだいぶ突かれて、ヤバいと思っていたのですが、途中でスピンされたみたいで。その後は前とも後ろとも離れてしまって、その後は単独でした。初めて自分の力で表彰台に上がれました。第1戦も表彰台に乗れたのですが耐久で、チームメイト(三上潤)がめちゃめちゃ速かったおかげだったので。今日は自分の力でスプリント初表彰台だったので、とても嬉しいです。今後もがんばる励みになりますので、続けていきたいと思います」
4位 土屋伊津季(ディープレーシングVITA)

「今までVITAレースに参戦して2年目になるのですが、4位は初めての順位で、ここまで行けるとは思っていなかったので、ホントに嬉しいです。山口さんと接近していて、向こうが目の前で回ったので、当たらなくてよかったです。そのあとはおぎねぇさんからがプレッシャーかけてきて、恐ろしかったです(苦笑)。あとちょっとミッションにトラブルが出て最終コーナーで4速に入らなくなることがあったのですが、最後まで走り切ることができてよかったです」
5位 おぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)

「土屋を追い詰めていたのですが、やはり筑波は抜けないですね。得意なところと苦手なところがあって、それが明らかに違って(差が)詰まるのだけれど、決定的には行けない、というのがあるし。もうちょっと頑張って最終コーナーをベタベタに行ければ第1コーナーで、ということで、いろいろラインを変えて、立ち上がりで抜けないかなとか試しのですが、VITAは筑波では簡単には抜けないです。逆に向こうがミスをしてくれたら、チャンスもあると思って、離されないように、と。クルマは悪くなくて調子よく走れていたのですが、スタートが下手なもので(苦笑)。その分だけポジション落としてしまって、ラッキーもあって5位なので、そこはポジティブに。来週またKYOJOがあるので、無事故無違反で来週に繋げるというのが今回の目標だったところにおまけつきの5位なので、よかったです」
6位 HARUKI KOSO(RaiseUP VITA01)

「これで3戦目になりますが、前回よりは走れたという感じがあります。セッティング変わったりしているので、慣れるのにちょっと練習機会が少ないので、習熟に時間を使ってしまったのがちょっと勿体なかったです。次の第4戦に向けて準備はして行こうかなと思います。最初の方に抜かないと、厳しかったのですが、(レースに)出るたびにどんどん順位が上がってきているので、次はもうちょっといい順位になるようにしたいと思っています。1周目にELEVのランディといい感じにバトルができたのですが、前回いいバトルした土屋とも戦いたかったのですが、おぎねぇさんと二人で行ってしまったので(笑)今回のバトルはちょっと微妙ですかね。次はいい感じに持っていきたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA

VITA筑波シリーズ第3戦決勝は8月30日(日)に行われ、初のポールポジションからスタートの西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)が、序盤のオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)からの猛追を振り切ると、その後は独走状態に持ち込んで完勝を飾った。
決勝は定刻の12時13分フォーメーションラップ開始。天候は変わらず曇り。時折パラっと雨が落ちてくるがコースを濡らすほどではない。気温26.2度、路面温度38.8度というほどほどのドライコンディションだ。
ポールシッターの西濱はスムーズに発進、2番手スタートのオオサワを突き放すように加速していく。蹴り出しがよかったのが3番グリッドの中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)で#オサワに接近する。後方では4番グリッド山口心愛(大和設備工業PJ VITA)、5番グリッドおぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)、6番グリッド土屋伊津季(ディープレーシングVITA)
が3ワイドで第1コーナーへとアプローチ。土屋がブレーキングでおぎねぇの前に出る。
トップ西濱と2位オオサワはテール・ツー・ノーズで第1ヘアピンを通過。中島~山口~土屋~おぎねぇと続く。7位DANIELS JR RANDY(ELEVレーシングVITA01)のすぐ後方で、HARUKI KOSO(RaiseUP VITA01)と中村大善(車楽生活&オカダ技研VITA)がバトル。RANDYがダンロップコーナー出口でややワイドになり失速。KOSO~中村に続いてTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)、小沼悠也(RaiseUP Vita01)もRANDYを仕留めて10位へ。
スタートでの西濱攻略には失敗したオオサワだが、オープニングラップを0.160秒の差で終えると、西濱のテールに張り付いてプレッシャーをかけ続ける。2周目も0.186秒の差で3周目の第1コーナーでは西濱とオオサワがサイド・バイ・サイドの状態でターンイン。西濱がからくもトップの座を守る。その後ろで接戦なのが中島と山口の3位争いで、オープニングラップに0.451秒あった差が2周目0.286秒、3周目0.383秒差と縮まる。スタートで土屋にかわされたおぎねぇも反撃を開始。いったん1秒以上に離れた差を4周目には0.365秒差まで削り取る。
5周目に西濱が1分3秒963のラップを刻むとその直後にオオサワが1分秒3秒869と本日のファステストラップを叩き出して両者の間合いは0.190秒。この2台のペースが圧倒的に速く、3位中島とは早くも3秒以上の差がついている。そしてここでバトルを続けていた中島と山口のラインが第1コーナーで交錯。山口が単独スピン、ただちにコースに復帰するが10位までポジションを落としてしまう。これで土屋が4位、おぎねぇ5位、KOSO6位。
6周目、ここまでトップ西濱を追い回していたオオサワがややペースダウン、0.826秒と間合いが広がる。後で聞いたところ軽い接触があったようで、ここからオオサワは西濱に対して7周目0.963秒、8周目1.079秒、9周目1.423秒と、じわじわと離されて行く。
後半戦に入り落ち着きを見せ始めたトップ争いに対して緊張の度を増していたのが、土屋とおぎねぇによる4位争いで、6周目に0.574秒あったギャップが、8周目0.473秒、11周目0.342秒と減っていく。ストレートの最高速でおぎねぇの方が時速2キロほど速く、そのためか第3セクターで土屋を上回っている。さらにスピンで10位までドロップした山口が持ち前のスピードで前を行く RANDYまで0.619秒差と接近、この2台が揃って8位のOKAHARAに対して0.5秒と肉迫している。
12周目、トップ西濱は2位オオサワとの差を2.037秒とすると、安全圏内とみたかややペースを落とし、14周目1.778秒の間合いでファイナルラップへと入る。3位中島はそこから3.6秒離されて単独走行。土屋とおぎねぇによる4位争いは12周目に0.297秒差まで接近するがおぎねぇに決定打が出ない状況で、0.424秒差。後続では山口がRANDYを仕留めて、さらに8位OKAHARAを0.244秒差で追尾している。
ファイナルラップも西濱の走りに乱れはなく、そのまま1.436秒の差を維持してトップでフィニッシュラインを通過。後半はオオサワを寄せ付けすに、キャリア初のポール・ツー・ウインを飾った。3位中島、土屋は最後までおぎねぇのプレッシャーに屈せず4位フィニッシュ。おぎねぇは5位、モットーの「無事故無違反」を守った。6位は KOSOが前半で上げた順位を守り切った。
筑波VITAシリーズ第4戦は9月27日(日)開催予定。ここからが後半戦となり、チャンピオン争いはまだ混とんとしている。






Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
Kazuhiro NOINE
ポールポジション 西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)1分3秒602

「初めてのポールポジションです。前の方にはいたのですが、先頭になったことはなかったと思います。今週結膜炎になってしまって目があまり見えていなくて、本調子ではないのですが、やれるだけやります。タイムはもう少しいけたかなとは思うのですが、今の実力ではまとめられた方だと思います。もう少し後ろと差をつけてポール取りたかったと思っています。決勝はオオサワさんも中島さんもペースがいいので、前に行かれないように頑張ります」
2位 オオサワ ヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)1分3秒802(+0.200秒)

「0.2秒差でした。『西濱さんを追いかけろ』でやってきていますので、近くになってはきたのですが。タイム的にはちょっと、まだまだですね。なかなか納得いく走りができていないです。タイムアップのポイントは練習では見えてきているのですが、本番だとできていなくて、そこが行けるようになればもっと(前に)行けると思います」
3位 中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)1分3秒875(+0.273秒)

「走る順番もよかったので、西濱さんについて、なるべく行けるところまで行こうと思っていました。先週練習に来たのですが。その時ぜんぜんタイム出なかったのです。一昨日練習に来られなくて、今日はぶっつけ本番でありましたが、ショップの人に少しセッティングを変えていただいて、それもあってビーンズスポーツが2~3番手となって、自分はトップ3圏内が初なので、決勝もがんばります」
4位 山口心愛(大和設備工業PJ VITA)1分3秒914(+0.312秒)

「1回ピットインしてタイヤの空気圧を下げて、そこからダイムが出ました。あとはとにかく落ち着いて、遠くを見るようにしていました(笑)。いつも近くを見てしまうので。予選4位というのは初めてで、これまで最高のグリッドですのでけっこう緊張しています。みんな(タイムが)ほぼ変わらないので気をつけて、頑張ります」
5位 おぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)1分4秒001(+0.399秒)

「千分の1秒足りないですね。(マシンに搭載の)メーターの予測タイムは1分3秒台に入っていたので、3秒9とか入るかなと思っていたのですが、ストレートに戻ってくると『4秒』とか出ていて(苦笑)。後半ほんの少しペースが遅い車がいて、スリップストリームにつけるかなと思ったら、最終コーナーが自分の方が速くて、結果(タイムを)稼げなかったのがあって、それが勿体なかったです。レースは周りもみなさん上手くなってきていて、去年、一昨年から始めている選手とかミスしなくなっていて、抜くのはちょっと大変なので表彰台は無理ですがこの位置にとどまっていられれば。後は無事故無違反で(笑)戻ってきたいです」
6位 土屋伊津季(ディープレーシングVITA)1分4秒202(+0.600秒)

「特にミスとかなくて、自分としては出し切った予選でした。もう少し実力をつけて、速いタイム出せるようにしたいなと思いました。決勝に向けてずっと練習してきたので、その成果を出して、ひとつでも上の順位でフィニッシュできるように頑張りたいと思います」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA

VITA筑波シリーズ第3戦予選は8月30日(日)に行われ、西濱康行(ETA 白波ワークス VITA)がポールポジションを獲得した。
全6戦で行われる筑波シリーズは5月の第2戦から約3カ月のインターバルで今回第3戦。時期的には猛暑を覚悟する季節だが、今回はむしろ涼しいぐらいの気候で、絶好のコンディションともいえる。エントリーは11台だ。
15分間の予選は午前9時45分コースオープン。前日は時折雨が降っていた筑波サーキットだが今日は曇り空。気温22.8度、路面温度28.6度で、路面は部分的に湿った個所が見えるがほぼドライコンディション。筑波シリーズは規則によって第2戦2位の西濱(ETA 白波ワークス VITA)を先頭にコースインすると15分間のタイムアタックが開始された。
ウオームアップを終えて計測1周目、まずはオオサワヨシアキ(ビーンズスポーツVITA)が1分4秒324のトップタイム。しかし次の周回で西濱が4秒048でトップを奪い、2番手中島正之(ビーンズスポーツVITA2号車)4秒179、3番手土屋伊津季(ディープレーシングVITA)4秒202と続いて、オオサワは自己ベストを短縮するも4番手にドロップ。5番手山口心愛(大和設備工業PJ VITA)、6番手HARUKI KOSO(RaiseUP VITA01)と続く。
西濱は順調にトップタイムを短縮。残り時間10分に1分3秒602と1分3秒台へ。オオサワも3秒802と0.2秒差に浮上。中島3秒875で3番手、土屋4秒202で4番手、山口4秒445の5番手に続いて6番手にはおぎねぇ(頑張れ熊本・IRC社員募集中)が4秒515で上がってくる。おぎねぇの躍進は続き、4秒136で4番手へポジションアップ。さらにタイムを詰めて4秒001と1分3秒台は目の前で、残り時間は9分。後方では今回初のVITA参戦のTATSUYA OKAHARA(JcoレーシングVITA-UT)が4秒834で10番手から9番手にアップ。
残り時間4分、上位陣はタイムが頭打ちになる中で、中村大善(車楽生活&オカダ技研VITA)が1分4秒493でKOSOを追い落として8番手へアップ。7番手のDANIELS JR RANDY(ELEVレーシングVITA01)に0.111秒差と迫っている。そしてVITAスプリントレース初見参の小沼悠也(RaiseUP Vita01)が自己ベストを1分5秒603まで短縮。
残り3分、終盤にきて勢いがあるのが山口で、1分4秒160で5番手、土屋6番手にダウン。山口はさらに3秒914をマークしておぎねぇをも上回り4番手へ。
15分間の予選が終了し、西濱がVITAで初めてというポールポジションを獲得、オオサワがフロントロウに並んだ。2列目は中島と山口、以下3列目おぎねぇと土屋、4列目RANDYと中村、5列目KOSOとOKAHARA、最後尾が小沼というグリッドとなった。
決勝は12時15分スタート予定。初ポールシッターの西濱が勢いのままに逃げるか、オオサワがベテランの味で逆転するか。台風の目は4番グリッドの山口かもしれない。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
FJ1500
優勝 酒井翔太(ファーストガレージ)

「優勝できてよかったです。スタートでトップに出て突き放すという展開も予定通りできましたが、最後SCランになってしまったのが残念ですね」
2位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)

「酒井選手を(追うことを)目標にしていて、最低でも離されないようして行こうと思っていたのですが。スタートもミスしてしまって、そこからリズムが崩れたのを少しずつ戻していったのですが、悔しいです。(今回の学びは?)予選はもっと出し切れるのがわかったので、後はレースペースをもう少し、酒井君みたいにもっと上げられるように、というのが課題ですね」
3位 石井大雅(ファーストガレージKK-F)

「久しぶりの表彰台です、筑波では一昨年の9月以来です。FJ1500はもてぎでしか乗っていなかったのですが、普段FIA-F4を乗っているわけなので、その違いへの合わせ込みが甘かったなと思います。今回限界点を探るのに苦労した感じです。表彰台には乗りましたが、光山選手には負けているので、そこは課題ですし、先輩としては悔しいです」
スーパーFJ
優勝 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)

「内容はなかなか納得いかなかったですが。光山君を抜こうとして第1ヘアピンでアウト側に行ったのが失敗で、石井君に抜かれてしまって。あそこで引くという選択肢はなかったのですが、抜かれた後の位置取りがよくなかったので。それが残念なことだったと思います。チャンピオン取れたので、筑波はもう出ずに、日本一決定戦に向けてもてぎに出るという感じです」
2位 須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)

「ペースがなくて、切替君に離されてしまったので、まだ課題の残る決勝でした。今後さらに練習して、12月の日本一決定戦に向けて課題がたくさんあるので、少しずつ向上していけたらなと思います」
3位 秋山健也(スーパーウインズKKS2)マスターズクラス優勝

「前に追いつきそうで追いつけなくて、なんとか抜きたかったのですが。横に出るくらいはやっていたのですが、(相手に)ミスもなかったので」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Junichi SEKINE
Asako SHIMA


2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第6戦決勝が8月30日(日)に筑波サーキット開催され、18周のレースは14周目のクラッシュによりセーフティカー(SC)ランとなりそのまま18周を終えてフィニッシュ。FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)がそれぞれ2位以下をちぎる独走から優勝を飾り、切替は6連勝でJAF選手権のチャンピオンを早々に確定させた。
決勝は午前11時3分フォーメーションラップ開始。朝から曇天の筑波サーキットはこの時間でも気温21.8度、路面温度27.1度と8月とは思えない涼しいドライコンディション。7台のFJ1500と11台のS-FJ、計18台がグリッドに並ぶ。予選でサスペンショントラブルからコースアウトしたFJ1500のデワン クリストファー(InfernoR.KK-F)もマシンの修復を終えて12番グリッドについた。レッドライトが消えてレーススタート。

ポールシッターの酒井は好スタートを切ってホールショットを奪ったのに対して、フロントロウに並んでいた光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)の蹴り出しがやや弱く、3番手スタートの切替が並びかけるように第1コーナーへアプローチ。切替がイン側から光山を差してターンする。さらに切替の背後に加速のよかった5番グリッドのFJ1500石井大雅(ファーストガレージKK-F)も続く。第2コーナーでは切替が前に出るが光山がS字で差し返して2番手のポジションを取り返す。切替と並んで4番グリッドから発進のS-FJ須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)は加速がやや鈍く、石井の先行を許すと第1コーナーでは6番手スタートの鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)にインを奪われてサイド・バイ・サイドとなるがS字で何とか鈴木を抑え込む。第1ヘアピンでは石井が切替のインに飛び込み前に出てダンロップコーナーへ。石井3番手、切替4番手。バックストレートでは須藤に鈴木が再度並びかけて最終コーナーをインに鈴木、アウトに須藤で抜けると、鈴木が僅かに先行するが、縁石ぎりぎりを通した須藤の加速がよい。
後続のバトルをよそにトップ酒井はみるみるギャップを築き、1.346秒の差でオープニングラップを終える。2番手光山と3番手石井の差は0.412秒、そこから0.403秒差でS-FJトップの切替。気が付けばファーストガレージ勢がトップ4を独占している。最終コーナーから並走で5位を争う鈴木と須藤はコントロールライン上では0.000秒差。僅かに鈴木のノーズが前に出ているように見え、第1コーナーでは鈴木が先行する。
トップに立った酒井は2周目1.800秒、3周目2.399秒、4周目ここまでの最速ラップ58秒077で2.907秒と着実にリードをひろげていく。S-FJのトップ、総合4番手の切替もS-FJ2位の須藤との差を2.236秒としており、総合6番手の須藤は逆にS-FJ3位の秋山健也(スーパーウインズKKS2)から0.341秒差と迫られている。さらに後方では相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)と内藤大輝(RaiseUP GO&FUN)のS-FJ勢がバトル。相田8番手、内藤9番手からのスタートで、オープニングラップに内藤が間をオーバーテイクするも相田がテール・ツー・ノーズで追随、2周目のコントロールラインでは内藤に並びかけて0.000秒差で通過。3周目もリプレイを見るように0.000秒差でコントロールラインを通過すると4周目に相田が逆転、総合8番手S-FJ4位のポジションを奪い返す。
かねてより「ライバルはFJ1500勢」を公言している切替は言葉通り3番手を走る石井に対して4周目0.412秒差、6周目0.449秒差とプレッシャーをかけ続けている。相田とのバトルに敗れた内藤は勢いがなくなり、6周目に山本龍(おさきにどうぞ☆KK-F)にもオーバーテイクを許しこれで山本総合9番手、内藤10番手。
酒井は7周目に58秒058のファステストラップを出してリードは4.264秒、さらに8周目5.006秒まで拡大。既に主戦場がFIA-F4にある酒井にとって、FJ1500は格の違いを見せる場か。今回S-FJ初レースのヒロアキ(ZAP ミスタータイヤマン綾瀬)と長坂圭一郎(ARFラブカEIJ☆RD10V)はそれぞれ17番手、18番手からスタートしてここまで順位は変わらずだが順調に走行を重ねている。9周目には総合12位を走行していた古里拓(HOLOSレヴレーシング)がポジションを落として、これでヒロアキ16番手にアップ。
10周目に入りレースは後半戦。順位はやや落ち着きを見せるが総合3番手石井と4番手切替は0.601秒差、さらに5番手鈴木も0.477秒差と接近戦。そこから5秒とやや離れるが、須藤対秋山、さらに相田も交えた総合6番手、S-FJの2位争いも0.7秒以内に3台が連なっている状態だ。
その後も酒井は手綱を緩めることなく2番手光山との差を11周目6.492秒、13周目7.040秒とひとり旅状態。S-FJトップの切替も石井を攻めあぐねてはいるものの、同じS-FJの2位須藤に対しては7.379秒差とこちらも大きく引き離している。
総合10番手までポジションを落としていた内藤に今度は同じS-FJの宇高が接近。6周目に0.715秒だった差を宇高がじわじわと削りって10周目には0.471秒差、13周目のコントロールライン上では0.179秒差とテール・ツー・ノーズ状態で14周目へ。ここが勝負どころとみたか第1コーナーへの進入で宇高が仕掛けるが両車接触、揃ってコースアウトしてしまう。後から関係者に聞いた話を総合すると、第1コーナーへはアウト側に内藤、イン側に宇高がつけてターンイン、やや前に出ていた内藤の右リヤタイヤと宇高のフロントウイングが接触したようだ。宇高はコースに復帰し走行を続けたが内藤はアウト側でストップしてしまう。
これでSCの投入が宣言され、15周目を終えたところで酒井を先頭にした隊列が整えられ、最大で8秒まで拡がっていた酒井のリードもリセットされてしまう。この時点でレースは残り3周。SCランでも1周2分程度の筑波ではあっという間戻ってきてしまう。結局SCランのままでファイナルラップに入り、隊列は粛々とチェカードフラッグの下を通過した。トップ酒井と2位光山の差は0.802秒。あまりに遠い0.8秒だ。3番手は石井、FJ1500の3位だ。4番手S-FJ優勝の切替、これで開幕から6連勝だ。5番手FJ1500の4位鈴木、6番手S-FJ2位の須藤、前回の3位から1段表彰台を上がって、大会前の右足負傷で松葉杖をついて歩き回る前田代表の期待に応えた。7番手S-FJ3位の秋山、マスターズクラスの優勝でもある。マスターズクラスの2位は総合9番手の山本、クラス3位は総合10番手の青合正博(HERO'S RnSports)という結果となった。アクシデントから再スタートした宇高は1周減算の17番手にドロップ。これによりデビュー戦のヒロアキが総合14番手S-FJの7位、長坂は16番手でS-FJ9位という結果でフィニッシュした。
S-FJは今回の優勝でJAF筑波/富士選手権の方は切替が120ポイント、今回DNFに終わった内藤が57ポイントのままで、残り3戦を内藤が全勝しても届かず切替のチャンピオンが確定した。また筑波ラウンドのみでカウントされる筑波シリーズの方も80対35で切替のチャンピオンが確定となった。FJ1500については酒井が95ポイント、光山78ポイントで、こちらはまだ逆転の目がある。
筑波/富士S-FJ/FJ1500選手権第7戦は9月27日に筑波サーキットで行われる。S-FJのチャンピオンは決まったが2位以下の争いはまだ僅差だ。そしてFJ1500は誰が酒井を止めるかに注目だ。








Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2026/09/02) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ筑波・富士選手権シリーズ Round 6 筑波サーキット 2.045km
| Pos | No | M | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
| 1 | 52 | | FJ1500 | 1 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ MYST KK-F | 18 | 22'06.696 | - | - |
| 2 | 77 | | FJ1500 | 2 | 光山 勇正 | Fガレージ丸和精光KK-F MYST KK-F | 18 | 22'07.498 | 0.802 | 0.802 |
| 3 | 48 | | FJ1500 | 3 | 石井 大雅 | ファーストガレージKK-F MYST KK-F | 18 | 22'08.148 | 1.452 | 0.650 |
| 4 | 51 | | S-FJ | 1 | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSD制動屋 MYST KK-S2 | 18 | 22'08.845 | 2.149 | 0.697 |
| 5 | 14 | | FJ1500 | 4 | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED KK-F MYST KK-F | 18 | 22'08.845 | 2.149 | 0.000 |
| 6 | 72 | | S-FJ | 2 | 須藤 叶多 | ELEVレーシングKKSII制動屋 MYST KK-S2 | 18 | 22'10.327 | 3.631 | 1.482 |
| 7 | 3 | M | S-FJ | 3 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 | 18 | 22'11.313 | 4.617 | 0.986 |
| 8 | 15 | | S-FJ | 4 | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'11.515 | 4.819 | 0.202 |
| 9 | 87 | M | FJ1500 | 5 | 山本 龍 | おさきにどうぞ☆KK-F MYST KK-F | 18 | 22'11.862 | 5.166 | 0.347 |
| 10 | 16 | M | FJ1500 | 6 | 青合 正博 | HERO'S RnーSPORTS MYST KK-F | 18 | 22'12.338 | 5.642 | 0.476 |
| 11 | 39 | M | S-FJ | 5 | 池田 悠亮 | トップランクスーパーウィンズ MYST KK-S2 | 18 | 22'13.798 | 7.102 | 1.460 |
| 12 | 13 | | FJ1500 | 7 | クリストファー・デワン | InfernoR. KK-F MYST KK-F | 18 | 22'14.647 | 7.951 | 0.849 |
| 13 | 91 | | S-FJ | 6 | 鶴岡 嵩政 | EVEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'14.905 | 8.209 | 0.258 |
| 14 | 8 | M | S-FJ | 7 | ヒロアキ | ZAPミスタータイヤマン綾瀬 TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'15.856 | 9.160 | 0.951 |
| 15 | 4 | M | S-FJ | 8 | 古里 拓 | HOLOSレヴレーシング MYST KK-F | 18 | 22'16.114 | 9.418 | 0.258 |
| 16 | 11 | | S-FJ | 9 | 長坂 圭一郎 | ARFラブカEIJ☆RD10V TOKYO R&D RD10V | 17 | 22'10.133 | 1Lap | 1Lap |
| 17 | *23 | | S-FJ | 10 | 宇高 希 | テイクエヌエーティー TOKYO R&D RD10V | 15 | 22'16.642 | 3Laps | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ---- |
| - | 22 | | S-FJ | - | 内藤 大輝 | RaiseUP GO&FUN MYST KK-S2 | 13 | 13'04.767 | 5Laps | 2Laps |
- Fastest Lap(FJ1500): CarNo. 52 酒井翔太(ファーストガレージ) 58.058 (7/18) 126.804 km/h
- Fastest Lap(S-FJ): CarNo. 51 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)58.620 (12/18) 125.589 km/h
- CarNo. 23は、筑波サーキット一般競技規則第20条6.b(危険なドライブ行為)により、1周減算とした。
FJ1500
ポールポジション 酒井翔太(ファーストガレージ)57秒889

「路面温度も低いし、とりあえず(タイヤを)ガンガン暖めていく方が良いかないう感じで序盤から飛ばしていったのですが、思っている以上に集団の最後尾に追いつくのが早くて。力を出し切ったかと言われればそうではなかったです。無事にポールは取れたので、そこはよかったと思います。決勝は普通にスタート切って、序盤からペースはあると思うので、しっかりミスなく勝てればなと思います」
2位 光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)58秒143(+0.254秒)

「前の大会から比べると、けっこう成長できたので、走りはすごく良くなったと思います。でもやはり一発のタイムを出すというのが、もうちょっと足りないのかなとは思います。ちょっと前に引っかかったりもしていたのでもうちょっと(タイムを)上げられるポテンシャルはあったと思うので、そこが出し切れていないです」
3位 鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)58秒530(+0.641秒)

「最初ちょっと走りが微妙で、そこを改善していく予選だったので、それが『改善できた、これからだ』という時に赤旗だったので、そこは不完全燃焼ですね。もっとタイムは出せたと思います。他の人たちが1速をつかっているところとかタイムを上げられる余地がありましたので、決勝はけっこうワクワクしています」
スーパーFJ
ポールポジション 切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)58秒287

「赤旗がなければ(総合の)2番手には行けたかなというところでした。トップ(のタイム)はちょっと見えないのですが、行けるだけ行きたかったなというところですが、それもレースなので。決勝に向けて2列目なので、スタートで最低2番手に上がってトップに並べたらいいなと思います。チャンピオンの事はあまり考えずに、目の前のレースに集中して、守りのレースにはなりたくないので、攻めの姿勢で。僕は総合も取りたいので、そこを狙って行きたいです」
2位 須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)58秒639(+0.352秒)

「路面もよくて、クルマもよかったのですが、合わせきれる前に赤旗で終わってしまって。けっこう悔しい予選でした。タイムはもっと行けそうでした。決勝は今回台数が多いから、あまりバトルしたくないですが(笑)、絡みそうです。切替選手のタイムはクルマ的には見えていて、後は運転をもっと合わせ込めれば行けるかなと思います」
3位 秋山健也(スーパーウインズKKS2)マスターズクラストップ 58秒865(+0.578秒)

「もうちょっとタイムは行けたかなと思いますが、途中で1回スピンしてしまって(苦笑)。路面はほぼドライでしたし、決勝は何とか巻き返していきます」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA


2026JAF筑波/富士スーパーFJ(S-FJ)/FJ1500選手権シリーズ第6戦公式予選が8月30日(日)に筑波サーキット開催され、FJ1500は酒井翔太(ファーストガレージ)、S-FJは切替悠喜(ファーストガレージRSD制動屋)がそれぞれポールポジションを獲得した。
6月21日富士での第5戦から2カ月のインターバルで開催の第6戦。全9戦の筑波/富士もいよいよ後半戦となる。FJ1500は3勝と2位1回の酒井翔太が第1戦優勝の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)に14ポイントの差でシリーズ首位につけている。一方S-FJは開幕から5連勝と圧倒的なパフォーマンスを見せる切替悠喜が100ポイントで2番手内藤大輝(RaiseUP GO&FUN)に43ポイント差をつけており、本大会で切替が優勝した場合、内藤が3位以内に入らないと切替のチャンピオンが確定してしまう(手元計算)。
なお本大会は全国の各サーキットを転戦して争われる「FJジャパンリーグ」の第5戦としても位置付けられている。ここまで岡山、富士、菅生で4戦を終えて酒井がトップに立っている。
20分間の予選は定刻の午前8時20分にコースオープン。筑波シリーズは規定によって前戦の成績順にコースインの為、5月の第3戦総合トップの酒井翔太を先頭に18台がコースインする。筑波サーキットは朝から曇り空で気温21.8度、路面温度27.1度と最近までの猛暑から一転、涼しい気候となった。前日に降った雨の痕跡が僅かに残っているが路面はドライコンディションだ。
各車路面を確かめるようにウォームアップを行い、3分経過の計測2周目、酒井が58秒824のトップタイム。2番手に58秒864のFJ1500光山勇正(Fガレージ丸和精光KK-F)、3番手切替59秒062、4番手FJ1500の鈴木大翔(ZAP SPEED KK-F)が59秒478、5番手内藤59秒554、6番手FJ1500の山本龍(おさきにどうぞ☆KK-F)59秒609と続いている。S-FJ3番手は総合7位の須藤叶多(ELEVレーシングKKSⅡ制動)だ。
残り時間16分、光山が58秒645のトップタイム。FJ1500でランキング2位につけている光山だが、表彰台ではつねに自分より上位にいる酒井に対する意識は並々ならぬものがある。そしてもう一人、S-FJでどこまでFJ1500を喰うことができるかがテーマの切替がこのタイミングで58秒645と光山と全くの同タイム。それぞれ酒井を上回る。
しかしこれを座視する酒井ではなく、続く周回で58秒430を出してトップの座を奪い返す。光山58秒498で2番手、切替3番手に続いて鈴木が58秒886で続き、5番手には須藤が59秒132でS-FJの2位につけている。さらにここに割り込んできたのが、久しぶりで筑波のレースに参戦の石井大雅(ファーストガレージKK-F)58秒919で5番手。3月のもてぎで以来となるFJ1500だがブランクはないようだ。
残り14分、酒井はトップタイムを57秒889まで引き上げて、自身が5月にマークしたコースレコード「57秒746」に迫る。2番手光山は58秒269、酒井とは0.380秒の差、3番手切替は58秒645で依然としてS-FJのトップだ。後方では序盤ウォームアップに時間をかけていたのか下位にいた相田有羽音(ZAP SPEED 10VED)が58秒935とS-FJ2位のタイムで総合6番手へと浮上する。
ここから光山と切替はそれぞれ自己ベストを短縮するが酒井には届かない。残り12分にはS-FJのランキング2位で何としても本大会での切替のチャンピオンを阻止したいであろう内藤が58秒944で総合6番手、S-FJの3位へ。
残り11分、トップグループのタイム更新が止まる中で、須藤が58秒639とS-FJ2位のタイムで総合5番手へ。そして存在感を見せているのがS-FJマスターズクラスの秋山健也(スーパーウインズKKS2)で、FJ1500の山本を上回る59秒194の総合9番手、さらに後半戦に入る残り10分直前には58秒865で総合7番手、S-FJとしても3位となるタイムを出す。マスターズクラスではもちろんトップだ。
ここで総合12番手につけていたFJ1500のデワンクリストファー(InfernoR.KK-F)が第1ヘアピンでアウト側に飛び出し、スポンジバリア手前で止まったがグラベルにはまってしまう。マシン回収の為に赤旗が提示され予選はストップ。予選後にデワン本人に聞いたところ、S字通過中に左リヤサスペンションのボルトが折れてコントロール不能になりスピンしたとのことで、本人はダメージなし。パーツもあるので決勝までに修復可能だという。
ここまでの順位はトップ酒井、2番手光山、3番手切替(S-FJ1位)鈴木、5番手須藤(S-FJ2位)6番手石井、7番手秋山(S-FJ3位/マスターズクラストップ)となっている。20数年ぶりにこのクラスに参戦のヒロアキ(ZAP ミスタータイヤマン綾瀬)は17番手、そしてS-FJ初レースの長坂圭一郎(ARFラブカEIJ☆RD10V)は18番手、共にまだ1分が切れていない。
デワンのマシン回収に時間を要し、再度コースオープンになったのは午前8時37分、残り時間2分10秒というタイミングのためかトップ酒井はコースインせず。一方コースインした車両の中でもタイムアップするマシンは無くチェカードフラッグが振られて予選は終了した。順位は赤旗前のまま変わらず。FJ1500の酒井がポールポジション、同じくFJ15002位の光山がフロントロウに並び、S-FJトップの切替が3番グリッド。4番手は鈴木だったが赤旗時の追い越しがあったためペナルティで2グリッド降格。そのためS-FJ2位の須藤が4番グリッドにつき、5番グリッドにFJ1500の石井、鈴木が6番グリッドとなった。マスターズクラスはS-FJの秋山が7番グリッド、FJ1500の山本が10番グリッドにつく。
スーパーFJ/FJ1500の決勝は午前11時5分スタート予定開始予定。FJ1500は酒井を目標に戦う光山が勝機を見いだせるか、S-FJはチャンピオンに王手の切替に上り調子の須藤が挑めるか注目だ。





Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA
筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2026/08/30) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2026 FJ1500/スーパーFJ筑波・富士選手権シリーズ Round 6 筑波サーキット 2.045km
| Pos | № | M | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 52 | | FJ1500 | 1 | 酒井 翔太 | ファーストガレージ MYST KK-F | 57.889 | - | - | 127.174 |
| 2 | 77 | | FJ1500 | 2 | 光山 勇正 | Fガレージ丸和精光KK-F MYST KK-F | 58.143 | 0.254 | 0.254 | 126.619 |
| 3 | 51 | | S-FJ | 1 | 切替 悠喜 | ファーストガレージRSD制動屋 MYST KK-S2 | 58.287 | 0.398 | 0.144 | 126.306 |
| 4 | *14 | | FJ1500 | 3 | 鈴木 大翔 | ZAP SPEED KK-F MYST KK-F | 58.530 | 0.641 | 0.243 | 125.782 |
| 5 | 72 | | S-FJ | 2 | 須藤 叶多 | ELEVレーシングKKSII制動屋 MYST KK-S2 | 58.639 | 0.750 | 0.109 | 125.548 |
| 6 | 48 | | FJ1500 | 4 | 石井 大雅 | ファーストガレージKK-F MYST KK-F | 58.738 | 0.849 | 0.099 | 125.336 |
| 7 | 3 | M | S-FJ | 3 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS2 MYST KK-S2 | 58.865 | 0.976 | 0.127 | 125.066 |
| 8 | 15 | | S-FJ | 4 | 相田 有羽音 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 58.935 | 1.046 | 0.070 | 124.917 |
| 9 | 22 | | S-FJ | 5 | 内藤 大輝 | RaiseUP GO&FUN MYST KK-S2 | 58.944 | 1.055 | 0.009 | 124.898 |
| 10 | 87 | M | FJ1500 | 5 | 山本 龍 | おさきにどうぞ☆KK-F MYST KK-F | 59.049 | 1.160 | 0.105 | 124.676 |
| 11 | 23 | | S-FJ | 6 | 宇高 希 | テイクエヌエーティー TOKYO R&D RD10V | 59.339 | 1.450 | 0.290 | 124.067 |
| 12 | 13 | | FJ1500 | 6 | クリストファー・デワン | InfernoR. KK-F MYST KK-F | 59.518 | 1.629 | 0.179 | 123.694 |
| 13 | 16 | M | FJ1500 | 7 | 青合 正博 | HERO'S RnーSPORTS MYST KK-F | 59.623 | 1.734 | 0.105 | 123.476 |
| 14 | 39 | M | S-FJ | 7 | 池田 悠亮 | トップランクスーパーウィンズ MYST KK-S2 | 59.784 | 1.895 | 0.161 | 123.143 |
| 15 | 4 | M | S-FJ | 8 | 古里 拓 | HOLOSレヴレーシング MYST KK-F | 59.943 | 2.054 | 0.159 | 122.817 |
| 16 | 91 | | S-FJ | 9 | 鶴岡 嵩政 | EVEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'00.139 | 2.250 | 0.196 | 122.416 |
| 17 | 8 | M | S-FJ | 10 | ヒロアキ | ZAPミスタータイヤマン綾瀬 TOKYO R&D RD10V | 1'00.354 | 2.465 | 0.215 | 121.980 |
| 18 | 11 | | S-FJ | 11 | 長坂 圭一郎 | ARFラブカEIJ☆RD10V TOKYO R&D RD10V | 1'01.209 | 3.320 | 0.855 | 120.276 |
| ---- 以上基準タイム(130% - FJ1500: 1'15.643 / S-FJ: 1'16.176)予選通過 ---- |
- CarNo. 14は、筑波サーキット一般競技規則第17条3(赤旗時追い越し)により、2グリッド降格とする。
2026年JAF筑波・富士FJ1500/スーパーFJ選手権第6戦では2名の新人がスーパーFJでのレースにデビューする。予選の直後にショートインタビューを行った。

8号車「ZAP ミスタータイヤマン綾瀬」をドライブするヒロアキはマスターズクラスに出場の51歳。
--再デビューだと聞いているが?
「25年ぶりのレースです。26歳くらいの時にFJ1600にZAP SPEEDから仙台ハイランドの大会に出たのですが、予算の都合でスポットで1回出ただけで。翌年フル参加したかったのですが、若い時は練習でお金使い切ってしまって出られなかったです」
--再デビューに向けた練習は?
「10か月くらい練習したのですが、当時と比べたら体力もないのでまだまだ。今回急遽出ることになったのですが、もうちょっとペース上げて行きたいなと。当時のところまでは戻れないかもしれませんが」
--予選はどうだった?
「もっと早い時間にタイム上げられるように、今日は(ペース)上げる前に予選終わってしまったので。皆さんもっと早いタイミングでタイム出していて、自分は練習でも後半にタイムが出る方で、もっと早くダイムを出せたらよかったなと、ちょっとまだ不完全燃焼です(笑)。タイム的には『こんなものかな』という感じです」

11号車「ARFラブカEIJ☆RD10V」の長坂圭一郎はこれまでハコでのレース実績がある。
--今までのレースキャリアは?
「ロードスターのN1、パーティーレース、Vitzレースを経て今に至ります。フォーミュラは初めてです」
--フォーミュラの感触はどう?
「ハコよりはブレーキもシビアですし、まだ勉強中というところですね」
--練習はどのくらい?
「そこそこは。でもまだ練習不足だなとはいう気はしますが」
--今日の予選タイムの感想?
「練習とほぼ変わらない感じで、それよりちょっと良いくらいなので、こんなものかなという印象です。決勝は天候次第なところがありますので、そこは様子見ながら。ただ失うものはないので(笑)、行けることろまでは頑張ってみようかなと思います」
方や四半世紀ぶりのレース挑戦、こなたハコ車レースからの転身と、ティーンエイジャー達とは違った経路でのFJレース参戦。まずは楽しんでもらいたい。


Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Asako SHIMA