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2020年8月

SUPER GT

SGT:第3戦鈴鹿公式練習結果

■GT500クラス

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/22) Official Practice Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT500 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
164伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL1'47.165--195.075
223松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI41'47.664 0.499 0.499194.171
338立川 祐路
石浦 宏明
ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS241'47.696 0.531 0.032194.113
416武藤 英紀
笹原 右京
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
YH21'47.818 0.653 0.122193.893
512佐々木 大樹
平峰 一貴
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1'47.921 0.756 0.103193.708
617塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS401'48.232 1.067 0.311193.152
714大嶋 和也
坪井 翔
WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS441'48.239 1.074 0.007193.139
819国本 雄資
宮田 莉朋
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
YH41'48.372 1.207 0.133192.902
9100山本 尚貴
牧野 任祐
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS221'48.803 1.638 0.431192.138
1036関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS601'48.899 1.734 0.096191.969
118野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS81'48.971 1.806 0.072191.842
1224高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH21'48.987 1.822 0.016191.814
1339ヘイッキ・コバライネン
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS221'49.001 1.836 0.014191.789
143平手 晃平
千代 勝正
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI141'49.181 2.016 0.180191.473
1537平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS581'49.330 2.165 0.149191.212

■GT300クラス

FUJIMAKI GROUP SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/22) Official Practice Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 3 GT300 class 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
155高木 真一
大湯 都史樹
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS451'58.866--175.872
256藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH421'58.997 0.131 0.131175.678
311平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL451'59.195 0.329 0.198175.387
49藤井 誠暢
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
MI31'59.412 0.546 0.217175.068
5244久保 凜太郎
三宅 淳詞
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'59.440 0.574 0.028175.027
630永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
YH1'59.522 0.656 0.082174.907
761井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL451'59.564 0.698 0.042174.845
834道上 龍
ジェイク・パーソンズ
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH211'59.569 0.703 0.005174.838
910星野 一樹
石川 京侍
TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH211'59.637 0.771 0.068174.739
1052吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
BS751'59.786 0.920 0.149174.521
1121川端 伸太朗
近藤 翼
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
YH91'59.824 0.958 0.038174.466
127荒 聖治
山口 智英
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'59.903 1.037 0.079174.351
1396新田 守男
阪口 晴南
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL1'59.920 1.054 0.017174.326
145坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH331'59.947 1.081 0.027174.287
1518小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'59.979 1.113 0.032174.240
1635佐々木 雅弘
堤 優威
arto RC F GT3
TOYOTA RC F GT3
YH2'00.019 1.153 0.040174.182
1731嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
BS2'00.036 1.170 0.017174.158
18360青木 孝行
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'00.043 1.177 0.007174.148
194谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH62'00.090 1.224 0.047174.079
2065蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS422'00.217 1.351 0.127173.896
212加藤 寛規
柳田 真孝
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH602'00.253 1.387 0.036173.843
2225松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH2'00.478 1.612 0.225173.519
2360吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
MI2'00.487 1.621 0.009173.506
2488小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH2'00.808 1.942 0.321173.045
256阪口 良平
小高 一斗
ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
BS92'00.885 2.019 0.077172.935
2633ショウン・トン
木村 武史
エヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
YH2'01.710 2.844 0.825171.762
2750加納 政樹
山下 亮生
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH2'02.580 3.714 0.870170.543
2822和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH2'02.712 3.846 0.132170.360
2987高橋 翼
山田 真之亮
T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH2'02.964 4.098 0.252170.011
3048田中 勝輝
飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH2'03.314 4.448 0.350169.528

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第4-6戦SUGO予選ポールシッターコメント 高橋「結果を残して次に繋げたい」植田「とにかく勝ちたい」

総合PP #6高橋知己(Super License)
第4戦~6戦とも3戦連続でポールポジションを決めた高橋知己(Super License) 予選は自分に勝つことをテーマにして周りは気にせず走りました。結果は良かったのですが、悔しかったのは昨日の練習走行でエンジンが息つきするトラブルが出て満足に走れなかったことです。あれがなければもっとセットアップを詰めることができたと思います。16秒台前半も出たんじゃないかと。
ただ、3年ぶりの菅生で1時間しか練習できなかったことを考えると、良い予選だったと言えると思います。
坂口(晴南)選手が出ていたら、どこまでタイムを削ったのか気にはなるところです。ただ、それはチャンスでもあると思っています。今回もスポット参戦で先のことはまったく決まっていません。結果を残して次に繋げるしかないので、3連勝目指してスタートに集中したいと思います。
マスターズクラスPP #11植田正幸(Rn-sports F111/3)
第4戦~6戦ともマスタークラスでポールポジションを決めた植田正幸(Rn-sports) とりあえず3戦ともクラスポールが獲れて良かったです。前回も3戦ともクラスポールを獲りながら、決勝は伏兵ともいえる今田選手にやられてしまったので、まずはこの結果にほっとしています。
富士戦はセッティングが決まらず、一発のタイムは良いのですが、レース中盤からタイヤのタレが酷くてだめでした。今回はそこをアジャストして予選に臨みました。チームもクルマを理解できてきたのでそれも要因だと思います。
決勝はどのレースに新品タイヤを投入するかもポイントになると思いますが、そのあたりは決勝までによく考えて、とにかく勝ちたい。少し焦りが出ています(笑)。
まとめ: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Shigeru KITAMICHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第4-6戦SUGO公式予選 高橋知己(Super License)が3レースともポールを決める!

8月22日、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)第4~6戦の予選が宮城県・スポーツランドSUGOで行われ、#6高橋知己(Super License)が3レースともポールポジションを決めた。
予選2位は#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)、3位は初参戦の#8根本悠生(ZAPSPEED F111/3)、マスターズクラスは、開幕の富士戦で悔しい思いをした#11植田正幸(Rn-sports F111/3)がクラスポールポジション。両クラスとも3戦すべて同じグリッドとなった。

第4戦~6戦とも3戦連続でポールポジションを決めた高橋知己(Super License)

第4戦~6戦とも予選2位の古谷悠河(TOM\'S YOUTH)

第4戦~6戦とも予選3位の根本悠生(ZAPSPEED F111/3)

第4戦~6戦ともマスタークラスでポールポジションの植田正幸(Rn-sports F111/3)

同じ週末にスーパーGTが鈴鹿で開催されるため、エントリーは7台とやや寂しくなってしまった。開幕3戦で完勝した阪口晴南もスーパーGTを優先したため、その姿はない。

ただし、貪欲にチャンスを窺う若手にとってこの機会を逃す手はない。今回は新たに全日本F3経験もあり海外のGTで活躍している#8根本がエントリーしてきた。これを開幕大会で晴南に次ぐ2位を得た#6高橋、#28古谷が迎え撃つ形だ。

50歳以上のマスターズクラスは、第1戦、第3戦を制した#4今田信宏(JMS RACING)、第2戦優勝の#30DRAGON(B-MAXエンジニアリング)、#11植田、#27SYUJI(B-MAXエンジニアリング)とお馴染みの顔触れが揃った。

朝から曇っていたSUGO上空は、予選が始まる9時30分には日差しも出て夏らしい天候になった。前回同様グリッドは第4戦が予選1回目のタイム、第5戦が予選2回目のベストタイム、第6戦がセカンドタイムで決まる。

予選1回目

15分間の予選は6分を過ぎたあたりから本格的なアタックが始まり、まず#8根本が最初に1分18秒を切る1分17秒978をマーク。これを#6高橋が1分17秒520で逆転。#28古谷も1分17秒902で2人の間に割って入るという三つ巴の戦いを見せた。

この後、それぞれタイムを短縮するが、順位は変わらず、#6高橋1分17秒165、#28古谷1分17秒902、#8根本1分17秒904と、#6高橋が少し抜き出る形で予選1回目を終え、第4戦のポールポジションを決めた。

マスターズクラスは、開幕の富士戦で勝ちを逃した#11植田が予選開始から積極的に攻め、1分19秒833、19秒141、19秒012と確実にタイムを削り取って、前大会2勝の#4今田信宏(JMS RACING)を抑え切ってクラスポールを手に入れた。

予選2回目

予選1回目から10分のインターバルを経て始まった予選2回目。前半はマスターズクラスのドライバーがタイムアップをするなか、ヤングドライバーは様子見。7分を経過したあたりから本格的なアタックが始まった。

まず#8根本が1分17秒553と1回目を上回るトップタイムをマークするが、次の周には#28古谷が1分17秒450をマーク。さらにタイムを縮めるが、ここで#6高橋が1分16秒744と初の16秒台に乗せる。

セカンドタイムで第6戦のグリッドが決まるため、ドライバーは2周続けてアタックをするが、#6高橋は次の周にも1分16秒792をマーク。唯一人16秒台を連発し、第4戦に続いて第5、6戦のポールポジションも獲得した。

2位は#28古谷(1分17秒315/1分17秒339)、3位は僅かな差で#8根本(1分17秒553/1分17秒625)が続いた。

この結果、3レースともグリッドは#6高橋、#28古谷、#8根本の順となった。

マスターズクラスも「今回はセッティングを見直して臨んだ」という#11植田が本来の力を発揮し、こちらもクラス唯一となる1分18秒台を揃えてクラスポール。3レースともクラスポールからのスタートで念願の優勝を狙う。

#4今田は悔しいクラス2番手、以下、B-MAXコンビの#30DRAGON、#27SYUJIと続いた。

決勝は、第4戦が本日午後2時25分から、第5戦、第6戦は明日の午前9時20分、午後1時40分から予定されている。

Text:Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第6戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2020/08/22) Qualifying Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TireTimeBehindGapkm/h
16高橋 知己Super License
Super License
DL1'16.792--173.655
228古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
DL1'17.339 0.547 0.547172.427
38根本 悠生ZAPSPEED F111/3
ZAP SPEED
DL1'17.625 0.833 0.286171.792
411M1植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
DL1'18.746 1.954 1.121169.346
54M2今田 信宏JMS RACING
JMS RACING
DL1'19.053 2.261 0.307168.688
630M3DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
DL1'19.242 2.450 0.189168.286
727M4SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
DL1'20.308 3.516 1.066166.052
---- 以上基準タイム(110% - 1'24.977)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第5戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2020/08/22) Qualifying Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TireTimeBehindGapkm/h
16高橋 知己Super License
Super License
DL1'16.744--173.764
228古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
DL1'17.315 0.571 0.571172.480
38根本 悠生ZAPSPEED F111/3
ZAP SPEED
DL1'17.553 0.809 0.238171.951
411M1植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
DL1'18.744 2.000 1.191169.350
54M2今田 信宏JMS RACING
JMS RACING
DL1'19.018 2.274 0.274168.763
630M3DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
DL1'19.081 2.337 0.063168.629
727M4SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
DL1'20.178 3.434 1.097166.321
---- 以上基準タイム(110% - 1'24.924)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第4戦SUGO公式予選結果

SUGOチャンピオンカップレース第5戦 -RIJ- (2020/08/22) Qualifying Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 4 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TireTimeBehindGapkm/h
16高橋 知己Super License
Super License
DL1'17.165--172.816
228古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
DL1'17.846 0.681 0.681171.304
38根本 悠生ZAPSPEED F111/3
ZAP SPEED
DL1'17.904 0.739 0.058171.176
411M1植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
DL1'19.012 1.847 1.108168.776
54M2今田 信宏JMS RACING
JMS RACING
DL1'19.106 1.941 0.094168.575
630M3DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
DL1'19.774 2.609 0.668167.164
727M4SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
DL1'20.666 3.501 0.892165.315
---- 以上基準タイム(110% - 1'25.402)予選通過 ----

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:合同テストもてぎ総合結果

公式合同テスト -RIJ- (2020/08/18) Total Testing Weather:Fine Course:Dry
2020 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Testing ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
EngineSession1
Session2
TimeBehind
136宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S 320
カローラ中京Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'45.663
*1'44.238
1'44.238-
235河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'45.856
*1'44.877
1'44.877 0.639
337小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S 320
カローラ中京Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'46.101
*1'44.986
1'44.986 0.748
452高星 明誠B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'46.831
*1'45.093
1'45.093 0.855
550阪口 晴南Buzz Racing with B-MAX
B-MAX RACIMG TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'46.212
*1'45.151
1'45.151 0.913
651藤波 清斗B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'46.620
*1'45.289
1'45.289 1.051
72名取 鉄平TODA FIGHTEX
TODA RACING
TODA
TR-F301
1'46.269
*1'45.336
1'45.336 1.098
830M1DRAGONTEAM DRAGON SFL
B-MAX ENGINEERING
Volkswagen
SPIESS A41
1'48.385
*1'46.955
1'46.955 2.717
95入山 翔Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1'48.243
*1'46.960
1'46.960 2.722
1010M2植田 正幸Rnsports320
Rn-sports
Volkswagen
SPIESS A41
1'48.485
*1'47.176
1'47.176 2.938
113神 晴也Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
*1'47.625
no time
1'47.625 3.387
1213M3吉田 基良B-MAX ENGINEERING
B-MAX ENGINEERING
Volkswagen
SPIESS A41
1'49.815
*1'49.487
1'49.487 5.249

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:合同テストもてぎ2回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2020/08/19) Official Testing 2 Weather: Fine Course: Dry
2020 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
136宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S 320
カローラ中京Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'44.238--165.822
235河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'44.877 0.639 0.639164.812
337小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S 320
カローラ中京Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'44.986 0.748 0.109164.641
452高星 明誠B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'45.093 0.855 0.107164.473
550阪口 晴南Buzz Racing with B-MAX
B-MAX RACIMG TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'45.151 0.913 0.058164.382
651藤波 清斗B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'45.289 1.051 0.138164.167
72名取 鉄平TODA FIGHTEX
TODA RACING
TODA
TR-F301
1'45.336 1.098 0.047164.094
830M1DRAGONTEAM DRAGON SFL
B-MAX ENGINEERING
Volkswagen
SPIESS A41
1'46.955 2.717 1.619161.610
95入山 翔Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1'46.960 2.722 0.005161.602
1010M2植田 正幸Rnsports320
Rn-sports
Volkswagen
SPIESS A41
1'47.176 2.938 0.216161.276
1113M3吉田 基良B-MAX ENGINEERING
B-MAX ENGINEERING
Volkswagen
SPIESS A41
1'49.487 5.249 2.311157.872
-3神 晴也
Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
no time---

SUPER FORMULA LIGHTS

SFL:合同テストもてぎ1回目結果

公式合同テスト -RIJ- (2020/08/18) Official Testing 1 Weather: Fine Course: Dry
2020 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権 Official Testing ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
Engine TimeBehindGapkm/h
136宮田 莉朋カローラ中京Kuo TOM'S 320
カローラ中京Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'45.663--163.586
235河野 駿佑RS FINE K&N 320
RS FINE
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'45.856 0.193 0.193163.288
337小高 一斗カローラ中京Kuo TOM'S 320
カローラ中京Kuo TEAM TOM'S
TOYOTA
TOM'S TAZ31
1'46.101 0.438 0.245162.910
450阪口 晴南Buzz Racing with B-MAX
B-MAX RACIMG TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'46.212 0.549 0.111162.740
52名取 鉄平TODA FIGHTEX
TODA RACING
TODA
TR-F301
1'46.269 0.606 0.057162.653
651藤波 清斗B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'46.620 0.957 0.351162.117
752高星 明誠B-MAX RACING TEAM
B-MAX RACING TEAM
Volkswagen
SPIESS A41
1'46.831 1.168 0.211161.797
83神 晴也Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1'47.625 1.962 0.794160.604
95入山 翔Albirex-RT
ALBIREX RACING TEAM
TOMEI
TB14F3 2020
1'48.243 2.580 0.618159.687
1030M1DRAGONTEAM DRAGON SFL
B-MAX ENGINEERING
Volkswagen
SPIESS A41
1'48.385 2.722 0.142159.477
1110M2植田 正幸Rnsports320
Rn-sports
Volkswagen
SPIESS A41
1'48.485 2.822 0.100159.330
1213M3吉田 基良B-MAX ENGINEERING
B-MAX ENGINEERING
Volkswagen
SPIESS A41
1'49.815 4.152 1.330157.401

SUPER GT

SGT:第2戦富士 両ドライバー我慢の走りで完走ポイント2を獲得、次戦鈴鹿への期待を繋ぐ (Arnage)

 コロナ禍の影響で過密スケジュールとなった今シーズン、8月のレースは第2戦と第3戦が二週間のインターバルで行われることになっている。第3戦までのメンテナンス期間が10日足らずと短く、さらにコロナの影響でスペアパーツが取りにくいことも考えると、この富士大会を無事に終えることが次戦につながるミッションでもあった。

□OFFICIAL PRACTICE August 8th

 開幕戦同様富士スピードウェイでの開催となった第2戦は、例年と同じレーススケジュールとなり、土曜日に公式練習と予選が行われた。

 公式練習の行われた午前中は夏らしい青空が広がり、加納選手と山下選手はマシンのフィーリングを確かめるために交互に走行した。開幕戦ではコンピュータのバージョンアップが原因と思われる不調のためパワー不足などの問題が多く出ていたが、この公式練習でもその不調は続いていた。チームは何度もマシンをピットに入れて調整を続ける。チームは今回、苦肉の策として、スーパー耐久に参加しているAMGのオーナー、地元のSATO-SSスポーツさんよりソフトウエアをお借りしていたため、このタイミングでソフトウエアの入れ替えテストを敢行。結果、問題のない性能が確認できたため、このソフトウエアで決勝を戦うことに決めた。さらに、暑さとの戦いとなることを見越して、決勝に向けてのタイヤの選定も行われた。チームは開幕戦よりもさらに硬いタイヤを試してみたが、こちらは望んだ結果が得られず、開幕戦と同様のタイヤで臨むこととなった。(ベストラップは11Lap目に加納選手が出した1'39.044)

□QUALIFYING August 8th

 午後から行われた予選は、今大会もA B2組に分かれてQ1を行う方式がとられ、Arnage Racingは今回も後半B組。昨年のタイラウンド以来のQ1担当となる加納選手が、慎重にタイヤに熱を入れてチャンスを伺う。そして5Lap目、1'38.864をマークするナイスアタックでB組13番手となった。惜しくもQ2には届かなかったが、チーム歴代の富士の記録にも並ぶ健闘ぶりで、ARNAGE AMG GT3は翌日の決勝を25番グリッドからスタートすることとなった。

□RACE August 9th

 翌日決勝も、雲が多いながら蒸し暑いドライコンディションとなった。レースは13時から行われ、気温の上がる中、第1スティントを担当する山下選手がレースをスタート。これまで富士には苦手意識があったかとも思われた山下選手だったが、序盤ペースを掴むと、1分41秒台を中心に、時には1分40秒台に入れる好走ぶりを見せ、順位を落とすことなくタイヤを労りながらレースを続けた。

 第2戦富士大会では300クラスの全車両にタイヤ4輪交換義務が規定されていた。チームは第2スティントを担当する加納選手の負担を少しでも軽くするために、できるだけ山下選手をコースに留める作戦をとった。

 多くのチームが早々にピットインする中、山下選手はスティント後半になってタイヤが厳しくなる中でも我慢の走行を続けて、66周レースのちょうど半分となる33Lap目、見かけ上11番手でピットに戻ってきた。

 チームは迅速かつ正確にタイヤを4輪とも交換、給油も終えたARNAGE AMG GT3は加納選手にステアリングを託して25番手でコースに復帰した。

 路面温度は40度を超え、日中で最も暑い時間帯に差し掛かっていたが、加納選手は何度も1分40秒台をマークする好調ぶりを見せる。タイヤの厳しくなる後半に、さらに加納選手の走りは輝きを増し、スティント後半に差し掛かった45Lap目に1'40.655のベストを出すなどしてジリジリと前方車両との差を縮めて行った。そして残り3Lap、加納選手はついに前方のマシンを捉えてオーバーテイク、1つポジションアップの24番手でチェッカーを受けた。

 チームは惜しくも3ポイント獲得は逃したものの、無傷に近い状態で無事に完走を果たし、貴重な2ポイントを獲得することに成功した。

Arnage Racing 2020 SUPER GT Race report

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝会見 「チェッカー受けてから(勝ったのかどうか)無線で何度も確認しました」(塚越広大)

GT500クラス優勝 #17KEIHIN NSX-GT

塚越広大

決勝記者会見: GT500クラスで優勝した塚越広大(KEIHIN NSX-GT) 優勝できてうれしいです。バゲットが前半をがんばってトップで戻ってきて、まさにパーフェクトな形で繋いでくれました。でも、自分の走行の前半は、実はコントロールに苦しんでいました。単独で走っていた時には問題なかったのですが、GT300のクルマを抜いたあとで、コントロールし難くなったんです。ただ走行後半になったら、しっかりとコントロールできるようになった。ギャップもあったので、クルマとチームを信頼して走りました。僕たちは、これまでにもこんな場面で何かあることも多かったので、最後まで集中を切らさないように走りました。それでチェッカーを受けてからも、無線で何度も確認したほどです(苦笑)。

バゲットとのコンビも2年目。去年は勝てそうでなかなか勝てず、今年はまず1勝をと思ってきました。これを早い段階で実現できてよかったです。フロントエンジン車に生まれ変わったNSXーGTにとって、これが初優勝。早い段階で勝つことができたのは大きいし、価値ある1勝だと思っています。開幕戦でNSX-GT勢は予選で速かったものの、決勝では後退してしまった印象があります。僕たちもトラブルがあったけれど、それがなく走り続けていれば上位に行けたんじゃないか、と思います。それは、他のNSX-GT勢よりも僕たちの方がいいセットを見つけている、と考えています。

今大会は優勝できましたが、GR Supra勢はウェイトハンデを搭載しても速くて、どんどん追い上げてきました。僕たちも、もっともっといいセットを見つける必要があると思っています。次回の鈴鹿はハンデが重くなります。だから速さで前に行くのは難しくなりますが、強さできっちりとポイントを稼ぐ。そんなレースにしたいです。個人的には、これまで鈴鹿ではいい結果が出せてないので、今回の優勝からいい流れで臨みたいですね。

ベルトラン・バゲット

決勝記者会見: GT500クラスで優勝したベルトラン・バゲット(KEIHIN NSX-GT) 第2戦に来るまでは決してイージーではありませんでした。でも、昨日走ってみてクルマが、より決勝レースに向いていると確信できました。最前列からのスタートで、なるべく早くトップに立って先を急ぎたかった。けれど、なかなか簡単に抜くことはできませんでした。それで最初のうちはポジションをキープすることにしました。そうしているうちに(ARTAが)バックマーカーに引っかかってタイムロスしたところで抜き、トップに立つことができました。優勝できて気分は最高です。

今回は気温も路面温度も高くて、タイヤのチョイスも難しかったのですが、とても合ったタイヤと出会うことができました。これも大きな勝因です。次回の鈴鹿は、NSXにとっても僕自身にとっても相性がいいコース。今回は最前列からスタートできましたが、鈴鹿も良いポジションからスタートしたい。そのためにも予選で良いタイムが出せるようセットを詰めていくことが必要ですね。次回の鈴鹿では1ポイントでも多く稼ぐようなリザルトを目指してがんばります。

GT300クラス優勝 #2シンティアム・アップル・ロータス

加藤寛規

決勝記者会見: GT300クラスで優勝した加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス) 久しぶりに優勝できて、自分の素直な気持ちとしては最高に嬉しいです。開幕戦でも速いことは確認できていましたが、トラブルに見舞われて結果を残すことができませんでした。それでも(トラブルから)得られる情報もあり、その対処をして今回のレースに臨むことになりました。

今回もヨコハマさんが良いタイヤを用意してくれたのですが、実はどこまで保つのか分からなくて。最初はひたすら着いて行くだけの作戦になりました。いつタイヤが終わるかわからないまま走っていったんですが、実際には後半までタイヤが保ったんです。上手く行き過ぎたくらいです。本当に勝ててよかったです。

今回はピットインではドライバー交代とともに、タイヤの4本交換が義務付けられていましたが、僕たちはもともと4本交換する予定でまったく影響ありませんでした。次回の鈴鹿ですが、実は僕たちのクルマは、ウェイトハンデを積むのはこれが初めて。今日のレースもそうでしたが、ライバルとのバトルじゃなく、タイヤとコミュニケーションを図りながら上手くマネージメントしていくのが僕たちのレースなんです。でも柳田選手も含めてチームとは良いコミュニケーションが図れているので、鈴鹿も精一杯がんばります。

柳田真孝

決勝記者会見: GT300クラスで優勝した柳田真孝(シンティアム・アップル・ロータス) この場に居ることができて嬉しいです。このチームに呼んでくれた高橋一穂オーナーや加藤さん、そしてチームとヨコハマタイヤさんにも感謝したいです。

開幕戦もそうでしたが、このクルマやチームには速さがあるんです。でも開幕戦ではトラブルに見舞われて結果を残すことができませんでした。僕自身、2年間(SUPER GTでは)走ったことなくて、やっと走れると思ったらコロナの影響でまたしばらく走れなくて、正直なところモチベーションを保つのが大変でした。それでもチームやGTA、それに富士スピードウェイの皆さんのおかげでレースができることになり、2戦目で優勝することができました。今日は無観客開催でスタンドにお客さんの姿はなかったのですが、早くお客さんに戻ってきてもらえるようになり、多くのお客さんの前で表彰台に上り、またこの場所に戻ってきたいです。

今回の優勝で、次戦の鈴鹿は重いウェイトハンデを背負うことになります。でも、開幕戦で優勝した52号車は今回も6位に入っているじゃないですか。手強いですよね。ここからはいかにシリーズポイントをコツコツ稼いでいくか、そんな戦いになってくると思います。

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝 #17ケーヒンNSXが独走優勝!!GT300は#2シンティアム・アップル・ロータスが10年ぶりの勝利

2020オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT300kmレース」の決勝が8月9日、静岡件の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)、GT300クラスは加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)が優勝した。

(天候:晴れ コース:ドライ)

GT500クラスで優勝した塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)

GT500クラス決勝2位の関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM\'S GR Supra)

GT500クラス決勝3位の大嶋和也/坪井翔組(WAKO\'S 4CR GR Supra)

GT300クラスで優勝した加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)

GT300クラス決勝2位の井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)

GT300クラス決勝3位の高木真一/大湯都史樹組(ARTA NSX GT3)

GT500クラスで4位に入った平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM\'S GR Supra)はランキング2位にドロップ

GT300クラスで6位に入った吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)はランキングトップを死守

開幕戦に引き続き今回も無観客での開催となった第2戦。決勝レースは午後1時より66周で行われた。天候は薄曇り。コースはドライコンデションだ。

ホールショットを奪ったのは#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)。#17ベルトラン・バゲット(KEIHIN NSX-GT)が2位につけ、予選4位の#12平峰一貴(カルソニックIMPUL GT-R)が3位に浮上、#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)はスタートで4位に順位を落とすと、その後も#36サッシャ・フェネストラズ(au TOM'S GR Supra)の先行を許して5位に後退してしまう。フェネストラズは24周目の1コーナーで平峰をも捉えて3位に浮上した。

さらにその後方では#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S GR Supra)と#14大嶋和也(WAKO'S 4CR GR Supra)が熾烈な7位争いを展開、そこに#100牧野任祐(RAYBRIG NSX-GT)も加わって一時は三つ巴のバトルに発展するが、キャシディは後続を押さえつつも前方の#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)を捉えて6位に浮上、大嶋、牧野も次々にクインタレッリを攻略してそれぞれ7位、8位に浮上してきた。

トップの#8福住は1周目に1.039秒のリードを築くが、#17バゲットも2周目以降は追い上げに転じ、4周終了時点で0.849秒差、5周終了時点では0.679秒差に詰め寄ってきた。2台はその後もコンマ5〜6秒の間隔を保って一進一退の攻防を続けたが、15周目のコカコーラコーナで遂に#17バゲットが#8福住を捉えてトップに浮上した。

バゲットはその後着実にリードを広げにかかり、25周目にはその差を4秒以上として30周目にピットイン。塚越に後半を託す。3位の#36フェネストラズ、4位の#12平峰もこの周でピット作業を行った。

これにより再びトップに立った#8福住は35周目にピットイン。#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)はトップのままコースへ復帰するが、ダンロップコーナー二つ目の立ち上がりで痛恨のスピンを喫し、コースアウト側にストップ。すぐにエンジンを再始動して走行を再開したものの、8号車は周回遅れとなってしまい、レース半ばにして完全に勝負の権利を失った。

これで#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)はトップを取り戻した。2位は#36関口雄飛(au TOM'S GR Supra)、3位は#12佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)、#14坪井翔(WAKO'S 4CR GR Supra)が4位となった。

この時点で2位以下に20秒以上の大差をつけてトップを快走する#17塚越の後方では#12佐々木と#14 坪井が熾烈な3位争いを展開、42周目のダンロップで坪井が佐々木を捉えて3位に浮上すると、さらにその後方から追い上げて来た#37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)も佐々木を捉えて4位に浮上して来た。

佐々木はその後も#100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)の先行を許した上、GT300車両と接触。この件でレース後にスポーティングレギュレーション13条1項a「危険なドライブ行為」に抵触したとして40秒加算のペナルティが科せられ、#12佐々木大樹/平峰一貴組(カルソニックIMPUL GT-R)は11位でレースを終えている。

一方トップ争いは、#36関口がトップと差を詰めようと奮闘し、61周目にはその差を14秒597とするが、#17塚越は最後まで手綱を緩めず、最後は36号車に15.762秒の差をつけてフィニッシュ。#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)がフロントエンジン化されたHONDA NSX-GTに初の勝利をもたらした。

この勝利はKEIHIN REAL RACINGと塚越にとっては2018年の開幕戦岡山以来で通算3勝目。バゲットにとっては2017年の第6戦鈴鹿以来(No.64 Epson Modulo NSX-GT)で通算2勝目となる。

惜しくも2位に終わった#36関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ組(au TOM'S GR Supra)だが、開幕戦に続いての2戦連続の2位入賞によりドライバーズランキングでは30ポイント、チームランキングでは36ポイントでいずれもトップに立つことになった。

3位は坪井がレース中盤激しい追い上げをみせた#14大嶋和也/坪井翔組(WAKO'S 4CR GR Supra)が獲得。優勝こそ逃したものの今回もTOYOTA GR Supra GT500の決勝での強さを改めて証明したレースとなった。

前回優勝の#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S GR Supra)はこのレースを4位で終えたことにより、ドライバーズランキングでは29ポイント、チームランキングは34ポイントでそれぞれ2位につけている。

GT300クラスは今回からタイヤ4本交換を義務化するという規定変更があり、2本交換やタイヤ交換を常套手段として来たチームはそれへの対応を迫られた。

決勝はスタートから#6阪口良平(ADVICS muta MC86)が逃げる一方、予選2位の#55高木真一(ARTA NSX GT3)は順位を落とし、代わって#2加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス)と#61山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が2位、3位に浮上。熾烈なバトルの末3周目のセクター3で#61山内が#2加藤を捉えて2位に浮上した。

#61山内はその勢いのまま#6阪口に接近、6周終わりには0.417秒差にまで迫り、9周目のダンロップコーナーで遂に6号車にアウトから並びかけ、トップに浮上。#2加藤もそれに続き、6号車は一気に3位に後退してしまった。

4位を走っていた#55高木は15周目の最終コーナーで#65菅波の先行を許し、5位に後退。#65菅波は19周目にピットイン。規定通りタイヤ4本を交換して蒲生に後半を託す。

その後方では前回優勝の#52川合孝汰(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)が予選9位スタートながら着実に順位を上げ、4位までポジションアップして来ていた。

#6阪口は20周目に早めのピットイン。#6小高一斗(ADVICS muta MC86)に後半を任せる。

#61山内は26周終わりでピットイン。#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)に交代した。

これにより再びトップに立った#2加藤は30周目にピットインして#2柳田真孝(シンティアム・アップル・ロータス)に交代、そのままトップでコースに復帰した。

#2柳田はその後も安定した走りで#61井口の追撃を退けてトップでチェッカーを受け、#2加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)が今季初優勝。チームと加藤にとってこれは2010年の第5戦SUGO以来、実に10年ぶりの優勝となった。当時の車両は紫電。マザーシャシーを投入してからは初めての優勝ということになる。

2位は#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)。3位にはレース後半に大湯の追い上げで順位を挽回した#55高木真一/大湯都史樹組(ARTA NSX GT3)が入った。

なお、ポールポジションの#6阪口良平/小高一斗組(ADVICS muta MC86)は早めのドライバー交代が裏目に出たか、レース終盤に大きく順位を落とし、9位でレースを終えた。

また前回優勝の#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)は60kgものウェイトハンデを物ともせずに6位でフィニッシュしている。

この結果を受けてシリーズポイントは依然として#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)がドライバーズ、チーム共にランキングトップ。#2加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)がいずれも2位となった。

次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。8月23日決勝だ。

SUPER GT

SGT:第2戦富士決勝結果

■GT500クラス

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/09) GT500 Final Race Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
117塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS661:41'37.698
236関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS306615.762
314大嶋 和也
坪井 翔
WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS226633.686
437平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS426636.679
5100山本 尚貴
牧野 任祐
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS106640.659
639中山 雄一
阪口 晴南
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS126645.449
738立川 祐路
石浦 宏明
ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS166647.405
83平手 晃平
千代 勝正
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI86647.637
923松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI6658.770
1016武藤 英紀
笹原 右京
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
YH661'00.071
11*12佐々木 大樹
平峰 一貴
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS661'25.078
1224高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH2651Lap
1364伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL651Lap
148野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS6633Laps
1519国本 雄資
宮田 莉朋
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
YH4633Laps
---- 以上規定周回数(70% - 46Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.8 福住仁嶺(ARTA NSX-GT) 1'29.333 (2/35) 183.88kmh
  • CarNo.12(佐々木大樹)は、SpR.13-1.a.(危険なドライブ行為)により、競技結果に40秒を加算した。

■GT300クラス

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/09) GT300 Final Race Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhLapTotal_Time
Behind
12加藤 寛規
柳田 真孝
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH611:42'56.201
261井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL611.585
355高木 真一
大湯 都史樹
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS126114.454
465蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS186115.729
556藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH24601Lap
652吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
BS60601Lap
734道上 龍
ジェイク・パーソンズ
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH9601Lap
821クリストファー・ミース
川端 伸太朗
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
YH601Lap
96阪口 良平
小高 一斗
ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
BS601Lap
1010星野 一樹
石川 京侍
TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH18601Lap
115坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH33601Lap
12360青木 孝行
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH601Lap
13244久保 凜太郎
三宅 淳詞
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH601Lap
1431嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
BS601Lap
1588小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH601Lap
1660吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
MI601Lap
1730永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
YH601Lap
1818小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH601Lap
19*9藤井 誠暢
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
MI3601Lap
2025松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH601Lap
2111平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL45592Laps
227荒 聖治
山口 智英
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH592Laps
2396新田 守男
脇阪 薫一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL592Laps
2450加納 政樹
山下 亮生
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH592Laps
2587高橋 翼
山田 真之亮
T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH592Laps
2648田中 勝輝
飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH592Laps
274谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH6592Laps
28*22和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH4912Laps
---- 以上規定周回数(70% - 42Laps)完走 ----
-35ショーン・ウォーキンショー
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3
TOYOTA RC F GT3
YH3526Laps
-*33ショウン・トン
アレックス・アウ
エヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
YH2833Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG) 1'38.215 (29/38) 167.25km/h
  • CarNo.33(ショウン・トン)は、SpR.32-16.(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
  • CarNo.33は、SpR.25-6(ホイールの脱落)により、罰金100,000円を科した。
  • CarNo.22は、SpR.25-6(ホイールナットの脱落)により、罰金100,000円を科した。
  • CarNo.9(ケイ・コッツォリーノ)は、SpR.13-11(2回の白黒旗提示)により、競技結果に40秒を加算した。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ポールポジション会見 「決勝に重きを置いたセットでポールを獲ることができ、本当に嬉しいです」(野尻智紀)

GT500クラスポールポジション #8ARTA NSX-GT

野尻智紀

予選記者会見: GT500クラスポールポジションの野尻智紀(ARTA NSX-GT) 開幕戦では予選でポールポジションを獲り逃がしただけでなく、チームメイトの福住選手にも予選のタイムで負けてしまい、個人的にはとても悔しい思いをしてしまいました。決勝でもズルズルと後退してしまい、まったくいいところなくレースを終えていたので、福住選手やチームと一緒に第2戦に向けてがんばってきました。今回のセットは予選よりも決勝レースに重きを置いたものですが、それでこうしてポールポジションを獲ることができ、本当に嬉しいです。

開幕戦の決勝レースでペースが上がらなかったのは、僕たちとしてはタイヤではなくクルマのセットアップや、それをドライバーがどう合わせ込むか、どう走らせるか、に問題があったと分析しています。タイヤに関しては、前戦に比べて気温が上がるだろうから、固めのタイヤを選んでいます。だから明日の決勝レースで路面温度が上がっても、あまりネガティブな要素にはならないと思っています。

前戦と違って今回は2デイ開催なので、少しだけポールを獲った喜びに浸ることができると思います。でも、本当の仕事はこれから。気持ちを切り替えて明日の決勝レースを全力で戦い、ここに戻って来られたらいいですね。

福住仁嶺

予選記者会見: GT500クラスポールポジションの福住仁嶺(ARTA NSX-GT) 開幕戦のレースでは苦しいところが多かったので、その反省も込めて今回はチームや野尻さんと一緒にミーティングを重ねてクルマをセットアップして持ち込みました。でも午前中の公式練習では不安要素も多く、午後の公式予選に向けてセッティングをもう一度見直すことになりました。

予選Q1での僕のアタックは第1コーナーでタイヤをロックさせ、右のフロントタイヤにわずかにフラットスポットをつくってしまいました。一瞬『これで終わりかな』とも思いましたがエンジニアさんから励まされ、最後の最後まで諦めずに走り、Q1を突破してQ2の野尻さんに繋ぐことができました。そうしたら野尻さんが素晴らしいアタックでポールを獲ってくれて。ホンダやチーム、もちろん野尻さんにも感謝しています。

前戦は上位を独占したGR Supra勢だけじゃなく同じブリヂストンを履くNSX-GT勢にも出し抜かれてしまいました。本当にコテンパンにやられてしまった印象があるので、今回はリベンジしたい。前回はワンデーだったので決勝に向けて立て直す時間はなかったのですが、今回は明日まで時間があります。ここからが本当の勝負と思い、チームとミーティングして、よりいいクルマに仕上げて決勝レースに臨みたいと思います。

GT300クラスポールポジション #6ADVICS muta MC86

阪口良平

予選記者会見: GT300クラスポールポジションの阪口良平(ADVICS muta MC86) 開幕戦では歯車がかみ合わずに、良いところなく終わってしまいました。今回はそれを反省して、持ち込みのセットも仕様を変えてきました。僕はクルマのセットアップ担当で、速く走るのは一斗に任せているのですが、公式練習のうちに仕上げることができ、午後の予選でもQ2の一斗に繋ぐことができました。時間内にセットアップをまとめることができたのはチーム力のたまものだと思っています。

公式練習から速かった2号車は、タイヤも違うのですが同じマザーシャシー車両なので当然意識していました。ただ公式練習では『とても速くて公式予選でも届かないかもしれない』と思っていました。でも、Q2では一斗のがんばりもあって逆転することができました。僕はQ2をコカ・コーラ コーナーで見ていて、ピットに戻ってようやくポールを獲ったことが分かり、喜ぶまでタイムラグがありましたが。

明日の決勝レースですが、僕たちのクルマが速いところも遅いところも分かっています。だから速いところでマージンをつくり、このまま逃げ切って勝ちたいという気持ちはあります。でも、SUPER GTがそんな簡単なレースじゃないことも分かってます。だから明日の決勝レースでは、ノーミス・ノートラブルで、そして全力で戦うだけですね。

小高一斗

予選記者会見: GT300クラスポールポジションの小高一斗(ADVICS muta MC86) SUPER GTフル参戦の2戦目でポールを獲ることができて嬉しいです。でも、僕はただクルマに乗っていただけ。良平さんがチームと一体になって、このクルマを仕上げてくれたから。

公式予選を走るまでは、2号車が速くて正直言ってとても勝算なんかありませんでした。ただ、決勝に向けて『一つでもいいポジションに就けるようがんばろう』とだけ思っていました。今回は無線の調子がよくなくて、アタックを終えてピットロードに帰ってきてパルクフェルメにクルマを止めた時に、初めてポールを獲ったんだと分かりました。

開幕戦では後方集団に埋もれてしまい、影の薄いレースにしてしまい、まったくいいところを見せることができませんでした。だから明日のレースでは、どちらがスタートするかまだ決まっていませんが、何とかがんばっていいレースにしたいと思います。

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式予選 NSXがフロントロー独占!!#8野尻が通算6度目のPP

2020オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこホテル富士GT300kmレース」の公式予選が8月8日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#8野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT)、GT300クラスは#6阪口良平/小高一斗組(ADVICS muta MC86)がポールポジションを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)

公式予選は午後2時30分よりノックアウト方式で行われた。GT300クラスは今回もA組とB組に分かれてQ1を走行する。

予選Q1
GT500クラスの予選Q1は午後3時3分より10分間で行われた。出走15台中上位8台がQ2進出の権利を得る。

今回もコースオープンからやや遅れて、残り8分を切ったあたりから#64大津弘樹(Modulo NSX-GT)を先頭に各チーム続々とコースイン。残り6分で#17ベルトラン・バゲット(KEIHIN NSX-GT)が走行を開始して全車がコース上に。

アウトラップののち2周をウォームアップに充てて4周目からアタックに入るドライバーが多い中、最後にコースインしたNo.17バゲットは3周目に1'28.135でトップに立つ。

しかしその直後に#100牧野任祐(RAYBRIG NSX-GT)が4周目のアタックで1'27.328を叩き出してトップに浮上、#12平峰一貴(カルソニックIMPUL GT-R)が1'27.634で2位につけ、#36サッシャ・フェネストラズ(au TOM'S GR Supra)が1'27.887で3位に続く。

#17バゲットは4周目にも1'27.952とタイムを縮めたものの、上位3人にはわずかに及ばなかった。

ルーキーの#16 笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)はチェッカーフラッグ提示直前までQ2進出ラインギリギリの8位という状況だったが、最後の最後に#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'27.602で2位に飛び込んできたため9位に後退、惜しくもQ1敗退となった。

前回優勝のNo.37平川亮(KeePer TOM'S GR Supra)も10位で予選を終えている。

午前中の公式練習で二度目の赤旗原因を作ったNo19 WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)は、宮田の健闘虚しく14位と残念な結果に終わっている。

GT300クラスのA組は#61井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1'37.011でトップ。#5坂口夏月(マッハ車検GTNET MC86マッハ号)が1'37.368で2位、#31中山友貴(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)が1'37.446で3位と、JAF-GT300勢がトップ3を占める結果となった。開幕戦を制して60kgのウェイトハンディを積む#52吉田広樹(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)も7位でQ2進出を果たしている。

B組は#2柳田真孝(シンティアム・アップル・ロータス)が1'36.775という圧倒的なタイムでトップ。2位には1'37.240で#65菅波冬悟(LEON PYRAMID AMG)が、3位には1'37.560で#56藤波清斗(リアライズ 日産自動車大学校GT-R)がつけた。

一方、B組の8位でチェッカーを受けた#18松浦孝亮(UPGARAGE NSX GT3)はQ1終了後にコース外走行があったと判定されてベストタイムが抹消になり、#244三宅淳詞(たかのこの湯RC F GT3)が8位に繰り上がってQ2進出を果たしている。


予選Q2
続いて予選Q2は午後3時41分より10分間の走行。
コースオープンから1分が経過したところで#39阪口晴南(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が最初にコースイン。#36関口雄飛(au TOM'S GR Supra)、No.14坪井翔(WAKO'S 4CR GR Supra)がそれに続き、TOYOTA GR Supra GT500勢は早めに動いた格好だ。

各車2周のウォームアップを終え、残り2分を切ったところで本格的なタイムアタックが始まった。
まずはNo.100山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)が1'28.119を記録すると、#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)が1'27.300でトップに浮上。続いてNo17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)が1分27秒481で2位につけ、まずはホンダ勢が速さを見せる。

一方開幕戦では苦戦したニッサン勢も#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)が1'27.811、#12佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)も1'27.795とここではHonda NSX-GTと遜色ないタイムを記録してきた。

ところがQ2終了間際に#39阪口晴南(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が1'27.729を叩き出して一気に3位に食い込んできた。阪口は昨年から今年の開幕戦まで#96K-tunes RC F GT3をドライブしてGT300クラスを戦ってきたが、新型コロナウィルスの影響で日本への入国が叶わないヘイッキ・コバライネンの代役として、開幕戦の山下健太に続いて抜擢された期待の若手だ。

しかし結局野尻のタイムを上回るものは現れず、#8野尻智紀/福住仁嶺組(ARTA NSX-GT)が2018年の最終戦茂木以来のポールポジションを獲得。野尻のPP獲得はこれで通算6回となった。2位は#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)で公式練習に続いてHonda NSX-GTがフロントローを独占するという結果となった。

3位は阪口の健闘が光った#39中山雄一/阪口晴南組(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)。ニッサン勢の最上位は#12佐々木大樹/平峰一貴組(カルソニックIMPUL GT-R)の4位だが、トップから4位までの差は僅か0.495秒と3メーカーがほぼ互角という結果だった。

GT300クラスは#2加藤寛規(シンティアム・アップル・ロータス)が1'36.634とQ1の柳田に続いて1分36秒台のタイムを刻んできたが、#6小高一斗(ADVICS muta MC86)が1'36.270を叩き出して加藤を上回り、トップに立つ。小高は昨年の第2戦、第5戦のいずれも富士大会で第3ドライバーを務めたが、フル参戦は今年が初めて。今季はスーパーフォーミュラ・ライツやスーパー耐久、86/BRZレースにも参戦するトヨタ勢期待の若手だ。

さらに同じくルーキーの#55大湯都史樹(ARTA NSX GT3)も1'36.378と加藤のタイムを上回り、2位に食い込んできた。

加藤はその後1'36.419までタイムを上げるが、若者二人には及ばなかった。

その結果ポールポジションは#6阪口良平/小高一斗組(ADVICS muta MC86)、2位は#55高木真一/大湯都史樹組(ARTA NSX GT3)、3位に#2加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)となった。

前回優勝の#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)は9位、繰り上げで初のQ2進出となった#244久保凜太郎(たかのこの湯RC F GT3)は12位で9日の決勝に臨む。

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習 開幕戦に続いてNSXが1-2!! トップは#100レイブリックNSX

2020オートバックス スーパーGT第2戦「たかのこのホテル富士GT300kmレース」の公式練習が8月8日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)、GT300クラスは加藤寛規/柳田真孝組(シンティアム・アップル・ロータス)がトップタイムを記録。GT500クラスは2位にも#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)が入り、ホンダNSX-GTが1-2と好調な滑り出しを見せた。

開幕戦に引き続き第2戦も無観客での開催となったスーパーGT。しかし1デイ開催だった開幕戦とは違い、今大会は土曜日予選、日曜日決勝というほぼ通常フォーマットに近い形。そのため公式練習は午前9時45分より混走90分間、専有走行各クラス10分間で行われた。天候は曇り。コースはドライ。開幕戦では濃霧により開始時刻が大幅に遅れるハプニングがあったが、今回は絶好のコンディションのもとでの走行となった。開始時点の気温は28℃、路面温度は39℃だった。

GT500クラスで序盤トップに立ったのは#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)で1'28.446。#3平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)が1'28.771で2位に続き、#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)も1'28.859、No.12平峰一貴(カルソニックIMPUL GT-R)も1'28.885と開幕戦では苦戦したNISSAN GT-R NISMO GT500勢がタイムを上げてきた。

開始25分すぎは#8福住仁嶺(ARTA NSX-GT)が1'28.790で3位に浮上、#16笹原右京(Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT)も1'29.160で6位とホンダNSX-GT勢の若手も好調だ。

その後公式練習は開始35分過ぎに13コーナー手前で#21川端伸太朗(Hitotsuyama Audi R8 LMS)がストップしたために赤旗中断となり、車両改修ののち午前10時24分に走行が再開された。

この間に#17KEIHIN NSX-GTはベルトラン・バゲットに、#8ARTA NSX-GTは野尻智紀にドライバー交代。多くのチームがロングランに入る中、8号車の野尻は残り時間が40分を切ったところで1'28.578を記録して2位に浮上してきた。

また、今大会も新型コロナウィルスの影響により日本への入国が叶わなかったヘイッキ・コバライネンに代わり#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraの第2ドライバーに抜擢された阪口晴南は赤旗中断後に39号車をドライブ。ベストタイム1'29.389を記録してこの時点で10位につけ、専有走行終了まで走り続けた。

2クラス混走は残り時間が5分を切ったところで#19宮田莉朋(WedsSport ADVAN GR Supra)がホームストレート上でストップしたため、2回目の赤旗が出されてそのまま終了となった。19号車はエンジンの警告灯が点灯したために大事をとって自らエンジンをストップさせたとのことだが、車両回収ごにエンジン内部を点検したところ、異常は見られなかったという。なぜセンサーが反応したのかは今後調査するという。

19号車の車両回収を行った影響で、専有走行は当初予定より3分遅れて午前11時18分よりGT300クラスから開始され、GT500クラスの走行は午前11時28分より10分間で行われた。

最初にタイムを更新してきたのは平峰一貴。1'28.464を記録して#12佐々木大樹/平峰一貴組(カルソニックIMPUL GT-R)が2位に。その直後、牧野任祐が1'28.062を叩き出して#100山本尚貴/牧野任祐組(RAYBRIG NSX-GT)が一気にトップに躍り出た。混走トップの17号車はバゲットが専有走行を担当したがタイム更新ならず。#17塚越広大/ベルトラン・バゲット組(KEIHIN NSX-GT)は2位で走行終了。12号車が3位という結果となった。

TOYOTA GR Supra GT500勢の最上位は1'28.873を記録した#38立川祐路/石浦宏明組(ZENT GR Supra)で8位。開幕戦では上位5台を独占する強さを見せたTOYOTA GR Supra GT500だが、それによって搭載されたウェイトハンデの影響がそのまま順位に反映された格好となった。

なお二度目の赤旗の原因となった#19国本雄資/宮田莉朋組(WedsSport ADVAN GR Supra)も専有走行に参加。タイムアップはならなかったが12位で走行を終えている。

GT300クラスは序盤#360青木孝行(RUNUP RIVAUX GT-R)が1'38.247でトップに立つが、すぐに#2柳田真孝(シンティアム・アップル・ロータス)が1'37.441を記録してトップに浮上。2号車は専有走行でも加藤寛規が1'37.327、1'37.229と着実にタイムを縮めてトップで公式練習を終えた。

2位には序盤に青木がベストタイムを記録した#360青木孝行/柴田優作組(RUNUP RIVAUX GT-R)、3位に#61井口卓人/山内英輝組(SUBARU BRZ R&D SPORT)という結果に。

前回優勝の#52吉田広樹/川合孝汰組(埼玉トヨペットGB GR Supra GT)は60kgのウェイトハンデを負いながらも10位で走行を終えている。

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウトQ2結果

■GT500クラス

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/08) Knock Out Q2 Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
18野尻 智紀ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS61'27.300--188.165
217塚越 広大KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'27.459 0.159 0.159187.823
339阪口 晴南DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS121'27.729 0.429 0.270187.245
412佐々木 大樹カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1'27.795 0.495 0.066187.104
523ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'27.799 0.499 0.004187.096
636関口 雄飛au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS301'27.863 0.563 0.064186.959
7100牧野 任祐RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS101'27.987 0.687 0.124186.696
814坪井 翔WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS221'28.049 0.749 0.062186.564

■GT300クラス

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/08) Knock Out Q2 Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
16小高 一斗ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
BS1'36.270--170.633
255大湯 都史樹ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS121'36.378 0.108 0.108170.441
32加藤 寛規シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'36.419 0.149 0.041170.369
461山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'36.445 0.175 0.026170.323
565蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS181'36.826 0.556 0.381169.653
6360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'36.890 0.620 0.064169.541
75平木 湧也マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH331'36.969 0.699 0.079169.403
856ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH241'36.980 0.710 0.011169.383
952川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
BS601'37.089 0.819 0.109169.193
104片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH61'37.387 1.117 0.298168.675
1134ジェイク・パーソンズModulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH91'37.643 1.373 0.256168.233
12244久保 凜太郎たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'37.677 1.407 0.034168.175
1330織戸 学TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
YH1'37.947 1.677 0.270167.711
149藤井 誠暢PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
MI31'37.951 1.681 0.004167.704
1521川端 伸太朗Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
YH1'38.065 1.795 0.114167.509
1631嵯峨 宏紀TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
BS1'38.219 1.949 0.154167.247

SUPER GT

SGT:第2戦富士ノックアウトQ1結果

■GT500クラス

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/08) Knock Out Q1 Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
1100山本 尚貴RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS101'27.328--188.105
239中山 雄一DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS121'27.602 0.274 0.274187.516
312平峰 一貴カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1'27.634 0.306 0.032187.448
436サッシャ・フェネストラズau TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS301'27.887 0.559 0.253186.908
517ベルトラン・バゲットKEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'27.952 0.624 0.065186.770
614大嶋 和也WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS221'27.959 0.631 0.007186.755
723松田 次生MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'27.971 0.643 0.012186.730
88福住 仁嶺ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS61'27.991 0.663 0.020186.687
---- 以上Q2進出 ----
916笹原 右京Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
YH1'28.089 0.761 0.098186.480
1037平川 亮KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS421'28.094 0.766 0.005186.469
1138石浦 宏明ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS161'28.101 0.773 0.007186.454
123平手 晃平CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI81'28.168 0.840 0.067186.312
1364大津 弘樹Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL1'28.197 0.869 0.029186.251
1419宮田 莉朋WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
YH41'28.236 0.908 0.039186.169
1524ヤン・マーデンボローリアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH21'29.073 1.745 0.837184.420

■GT300クラスA組

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/08) Knock Out Q1 Gr.A Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
161井口 卓人
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'37.011--169.329
25坂口 夏月
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH331'37.368 0.357 0.357168.708
331中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
BS1'37.446 0.435 0.078168.573
455高木 真一
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS121'37.479 0.468 0.033168.516
54谷口 信輝
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH61'37.641 0.630 0.162168.237
630永井 宏明
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
YH1'37.724 0.713 0.083168.094
752吉田 広樹
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
BS601'37.744 0.733 0.020168.059
821クリストファー・ミース
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
YH1'37.851 0.840 0.107167.876
---- 以上Q2進出 ----
97荒 聖治
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'37.885 0.874 0.034167.817
1010星野 一樹
TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH181'37.892 0.881 0.007167.805
1188元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH1'37.910 0.899 0.018167.774
1260吉本 大樹
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
MI1'38.055 1.044 0.145167.526
1396新田 守男
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL1'38.426 1.415 0.371166.895
1425佐藤 公哉
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH1'38.452 1.441 0.026166.851
1548飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'38.955 1.944 0.503166.003

■GT300クラスB組

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/08) Knock Out Q1 Gr.B Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
12柳田 真孝
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'36.775--169.742
265菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS181'37.240 0.465 0.465168.930
36阪口 良平
ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
BS1'37.441 0.666 0.201168.582
434道上 龍
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH91'37.514 0.739 0.073168.456
556藤波 清斗
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH241'37.560 0.785 0.046168.376
69ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
MI31'37.760 0.985 0.200168.032
7360柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'37.891 1.116 0.131167.807
8244三宅 淳詞
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'38.014 1.239 0.123167.596
---- 以上Q2進出 ----
918松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'38.034 1.259 0.020167.562
1011安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL451'38.399 1.624 0.365166.941
1135ショーン・ウォーキンショー
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3
TOYOTA RC F GT3
YH1'38.492 1.717 0.093166.783
1287高橋 翼
T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH1'38.586 1.811 0.094166.624
1350加納 政樹
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'38.864 2.089 0.278166.156
1433ショウン・トン
エヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
YH1'39.068 2.293 0.204165.813
1522和田 久
アールキューズAMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'39.861 3.086 0.793164.497

SUPER GT

SGT:第2戦富士公式練習結果

■GT500クラス

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/08) Official Practice Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
1100山本 尚貴
牧野 任祐
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT
BS101'28.062--186.537
217塚越 広大
ベルトラン・バゲット
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT
BS1'28.446 0.384 0.384185.727
312佐々木 大樹
平峰 一貴
カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
BS1'28.464 0.402 0.018185.689
48野尻 智紀
福住 仁嶺
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT
BS61'28.527 0.465 0.063185.557
53平手 晃平
千代 勝正
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI81'28.771 0.709 0.244185.047
616武藤 英紀
笹原 右京
Red Bull MOTUL MUGEN NSX GT
Honda NSX-GT
YH1'28.816 0.754 0.045184.953
723松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
MI1'28.859 0.797 0.043184.864
838立川 祐路
石浦 宏明
ZENT GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS161'28.873 0.811 0.014184.835
937平川 亮
ニック・キャシディ
KeePer TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS421'28.915 0.853 0.042184.747
1036関口 雄飛
サッシャ・フェネストラズ
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS301'29.054 0.992 0.139184.459
1139中山 雄一
阪口 晴南
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS121'29.157 1.095 0.103184.246
1219国本 雄資
宮田 莉朋
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
YH41'29.193 1.131 0.036184.171
1364伊沢 拓也
大津 弘樹
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
DL1'29.432 1.370 0.239183.679
1414大嶋 和也
坪井 翔
WAKO'S 4CR GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
BS221'29.518 1.456 0.086183.503
1524高星 明誠
ヤン・マーデンボロー
リアライズコーポレーションADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500
YH21'29.742 1.680 0.224183.045

■GT300クラス

たかのこのホテルFUJI GT 300km RACE -RIJ- (2020/08/08) Official Practice Weather: Cloudy Course: Dry
2020 AUTOBACS SUPER GT Round 2 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireWhTimeBehindGapkm/h
12加藤 寛規
柳田 真孝
シンティアム・アップル・ロータス
LOTUS EVORA MC
YH1'37.229--168.950
2360青木 孝行
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'37.653 0.424 0.424168.216
361井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
DL1'37.677 0.448 0.024168.175
46阪口 良平
小高 一斗
ADVICS muta MC86
TOYOTA 86 MC
BS1'37.768 0.539 0.091168.018
555高木 真一
大湯 都史樹
ARTA NSX GT3
Honda NSX GT3
BS121'37.873 0.644 0.105167.838
610星野 一樹
石川 京侍
TANAX ITOCHU ENEX with IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH181'37.874 0.645 0.001167.836
756藤波 清斗
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
リアライズ 日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH241'37.956 0.727 0.082167.696
89藤井 誠暢
ケイ・コッツォリーノ
PACIFIC NAC D'station Vantage GT3
Aston Martin Vantage GT3
MI31'38.057 0.828 0.101167.523
930永井 宏明
織戸 学
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
YH1'38.102 0.873 0.045167.446
1052吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
BS601'38.142 0.913 0.040167.378
1188小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH1'38.243 1.014 0.101167.206
125坂口 夏月
平木 湧也
マッハ車検GTNET MC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
YH331'38.250 1.021 0.007167.194
1365蒲生 尚弥
菅波 冬悟
LEON PYRAMID AMG
Mercedes-AMG GT3
BS181'38.274 1.045 0.024167.153
144谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes-AMG GT3
YH61'38.305 1.076 0.031167.100
1518小林 崇志
松浦 孝亮
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
YH1'38.320 1.091 0.015167.075
1634道上 龍
ジェイク・パーソンズ
Modulo KENWOOD NSX GT3
Honda NSX GT3
YH91'38.329 1.100 0.009167.060
17244久保 凜太郎
三宅 淳詞
たかのこの湯RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
YH1'38.350 1.121 0.021167.024
187荒 聖治
山口 智英
Studie BMW M6
BMW M6 GT3
YH1'38.454 1.225 0.104166.847
1921クリストファー・ミース
川端 伸太朗
Hitotsuyama Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
YH1'38.641 1.412 0.187166.531
2035ショーン・ウォーキンショー
ナタポン・ホートンカム
arto RC F GT3
TOYOTA RC F GT3
YH1'38.694 1.465 0.053166.442
2131嵯峨 宏紀
中山 友貴
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT
TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV
BS1'38.698 1.469 0.004166.435
2225松井 孝允
佐藤 公哉
HOPPY Porsche
Porsche 911 GT3 R
YH1'38.879 1.650 0.181166.130
2311平中 克幸
安田 裕信
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
DL451'38.939 1.710 0.060166.030
2450加納 政樹
山下 亮生
ARNAGE AMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'39.044 1.815 0.105165.854
2587高橋 翼
山田 真之亮
T-DASH ランボルギーニ GT3
Lamborghini HARUCAN GT3
YH1'39.128 1.899 0.084165.713
2660吉本 大樹
河野 駿佑
SYNTIUM LMcorsa RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
MI1'39.258 2.029 0.130165.496
2796新田 守男
脇阪 薫一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
DL1'39.320 2.091 0.062165.393
2848田中 勝輝
飯田 太陽
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
YH1'39.444 2.215 0.124165.186
2933ショウン・トン
アレックス・アウ
エヴァRT初号機 X Works R8
Audi R8 LMS
YH1'40.030 2.801 0.586164.219
3022和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes-AMG GT3
YH1'40.432 3.203 0.402163.561

JAF F4選手権

JAF-F4:第3,4戦筑波 KAMIKAZEの独壇場となるも選手権は不成立

 2020年JAF地方選手権 JAF-F4選手権第3戦/第4戦は8月2日(日)に筑波サーキットで開催予定であったが、翌週に岡山での大会がある為か当日出場が3台のみ、しかもうち2台が章典外のため選手権としては不成立となった。

 エントリーは9号車KAMIKAZE(スーパーウィンズ.F108)だけが開幕以来の連続出場で、加えて19号車中村俊行(スーパーウインズSK)と36号車富澤土龍(光運転代行 ハンマーR FW)のHパターンクラスの2台が出走した。

第3戦でポールポジションを獲得したKAMIKAZE 第3,4戦で優勝したKAMIKAZE 第3戦の表彰式 第4戦の表彰式

第3戦

■予選

 午前8時より開始の20分間の予選は朝から気温が上昇しコースはドライコンディション。計測1周目からKAMIKAZEが59秒台に入れリードを奪うとそのまま毎周回ごとにタイムを縮め、残り14分の時点で56秒980をマークするといったんピットイン。この時点で中村は58秒904で1.924秒差、藤澤は1分1秒が切れず4.569差。ここで中村もピットインし藤澤だけが周回を続け残り9分時点で1分00秒450の自己ベストタイムをマーク。

 残り5分のタイミングで再び全車がコースに戻り最後のタイムアタックに入りまず中村が58秒722、58秒356と自己ベストを更新するとチェッカー後の最終の計測でKAMIKAZEもポールポジションを決定つける56秒710をマークした。2番手中村は1秒646差、3番手富澤は3秒740差。

■決勝(18LAP)

 第3戦の決勝は午前10時23分にフォーメーションラップ開始。引き続き路面はドライコンディション。

 全車クリーンスタートし、1コーナーに向けて富澤が中村のインを伺う動きを見せたが結局順位は変わらず、KAMIKAZE-中村-富澤の順でクリアする。中村が富澤を牽制している間にKAMIKAZEが一気に2台を引き離し、なんと10秒差をつけて1周目を終える。中村も富澤を突き放し1秒3の差をつける。

 しかし3周目にKAMIKAZEがスローダウン、中村との差が一気に詰まると4周目は首位が逆転してコントロールラインを通過。KAMIKAZEにトラブルかと思われたが問題なかった様で、すぐに速さを取り戻し、5周目にそこまでの最速ラップを出して中村を再逆転すると最速ラップを更新しつつ0.917秒差、1.375秒差とじわじわ引き離しにかかる。 中村も自己ベストで追いかけるが折り返しの9周目には4秒531差まで離される。

 その後はKAMIKAZEが中村との差をコントロールしつつ13周目に57秒434のファステストラップを出した後は余裕のクルージングで18周を走り抜けた。2位中村は1.197秒差、3位富澤は41秒786差となった。

第4戦

■決勝(18LAP)

 第3戦の各自のベストラップによって決定する第4戦のスターティンググリッドはKAMIKAZE-中村-富澤、と第3戦と同じ順となり、本日の最終レースとして15時35分フォーメーションラップ開始、同じく18周で戦われる。

 スタートでは中村の伸びが良く1コーナーでKAMIKAZEにアウト側から被せるとトップに立つ。速さに自信のあるKAMIKAZEは無理をせず中村の背後に付けて1周目を終えると2周目の1コーナーであっさり逆転。4周目にこのレースのファステストラップの57秒825をマークし中村をどんどん引き離す。この時点で富澤は2台についていけず大差となっている。

 その後中村は58秒台までタイムを上げるがトップとの差は拡がり、10周目以降は第3戦と同様KAMIKAZEが6秒前後の差を維持する展開となる。

 ファイナルラップにKAMIKAZEは富澤に追いつきそうになった為か最終コーナ手前から大きくスローダウン、中村がすぐ後ろに付けるが、ここは既に勝負あったという事で無理はせず0.340秒差でフィニッシュ。

 選手権からは外れてしまったが、KAMIKAZEにとっては文字通り独り舞台と言える大会となった。

 2020年JAF地方選手権 JAF-F4選手権第5戦/第6戦は岡山国際サーキットで8月8日/9日に開催される。

Text & Photo: Junichi SEKINE

筑波・富士S-FJ選手権

S-FJ:第4戦筑波 伊藤駿が開幕戦に続き連勝

 2020年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ第4戦が8月2日(日)に筑波サーキットで開催された。

3月の開幕戦以降コロナ禍の為に5月の第2戦/第3戦が中止となり今回がシーズン2戦目となる。梅雨明けの筑波は朝から好天で気温も上昇、マシン/選手ともにコンディション管理が大変な大会となった。

 エントリーは前戦から1台減って11台、ただし前回上位だった選手はほとんど出場している。

■予選(20分)

ポールポジションを獲得した草野選手  午前9時に前回ポール・ツー・ウインの8号車伊藤駿(ZAP重力の森10VED)を先頭にコースイン。路面はドライ。

 まずは伊藤がトップタイムで、前回3位の7号車本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)、前回トップ争い中にトラブルで無念のリタイヤを喫した9号車草野裕也(Sウィンズ花島.10VED)が続く。

 残り14分のタイミングで草野が最初に1分を切り59秒861でトップに立つ。伊藤は0.457秒差、本田は伊藤に0.002秒の差で、続く周に本田は1分00秒312とタイムを刻んで伊藤を上回り2番手に上がる。

 残る11分でマスターズクラスの3号車秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)が自己ベストで草野に0.523秒差の4番手につけると22号車内藤大輝(RCIT Raise UP ED)との間でのポジション争いとなる。

 残り10分で伊藤が自己ベストで再度2位に浮上。本田も自己ベストで対抗するが再逆転はできず順位は膠着状態となり、結局草野が5周目に出したタイムでポールポジションが確定,、2番手伊藤、3番手本田となった。

秋山と内藤のセカンドロウ争いは残り1分を切るタイミングで秋山が1分00秒328の自己ベストを出し0.003秒差で内藤を退けた。

■予選後のコメント

ポールポジション 9号車草野裕也(Sウィンズ花島.10VED)59秒861
 「前回のレースが残念な結果だったので、今回は予選からポールを取る気でいた。決勝に向けてはポールポジションも(優勝するための)過程の一つに過ぎないと思っているので、引き続き気を抜かずに勝てるように頑張る。暑さも苦にならないし、タイムの落ち幅を少なくするように練習も積んできたので決勝も大丈夫だと思う」
2位 8号車伊藤駿(ZAP重力の森10VED)1分00秒037 トップとの差 0秒176
 「練習の時とはマシンの感触が変わってしまい1コーナーでグリップ感が無かった。その点を考えれば妥当な結果だと思う。決勝はスタートからプッシュして前の相手にプレッシャーをかけ続けて行く。ただし自分自身は冷静に戦っていく」
3位 7号車本田千啓(オートルック☆モダン☆10V)1分00秒256 トップとの差 0秒395
 「狙ったタイムは出なかったが最低でも予選3位以内を目標としていたのでよしとする。今回は練習から好調だったのでその調子をレースでも出せれば安定して行けると思う」

■決勝(18LAP)

 13時50分開始の決勝レースはドライ路面。予選時に比べて気温も路面温度もかなり上昇しており厳しいコンデションとなっている。

 スタート直後から伊藤が草野に並びかけるが第1ヘアピンで草野が前に出てトップを維持、しかし2周目の1コーナーで伊藤がトップを奪取、草野-本田の順で僅差で続く。一方予選6位だった66号車野島遼葵(Deep-R・10V・ED)が2周目に秋山を攻略し4位浮上。

 伊藤は4周目に草野に詰め寄られると6周目にこの日のファステストラップを出して応戦、3位本田は二人のペースからじわじわ離されて2.4秒の差。

 1秒前後の差を維持して続いていた伊藤と草野の神経戦に決着がついたのは11周目の最終コーナー。ここで草野がバランスを崩し単独スピン、すぐに復帰するが7位までポジションを落とした。これで伊藤は楽になり2番手の本田は4.7秒差。本田の後方にはスタート直後から続いていた野島とのバトルを制した秋山が0.4秒差まで詰めている。秋山から突き放された野島は16周目にスローダウン、リタイヤとなった。

 独走となった伊藤は危なげない走りで本田に7秒の差をつけてフィニッシュ、連勝を飾った。本田は最終ラップまで続いた秋山との闘いを0.135秒差に振り切って2位、秋山は3位入賞とマスターズクラス1位となった。スピンを喫した草野は自己ベストで挽回を図り6位となった。

優勝の伊藤選手 2位の本田選手 総合3位、マスターズクラス優勝の秋山選手 竹沢選手

■決勝後のコメント

優勝 8号車伊藤駿(ZAP重力の森10VED)
 「予定した通りの展開で戦う事ができた。スタート直後から前のマシンの挙動が乱れていたのでここは猛プッシュするしかないと思って攻めた。途中で独走になっている事に気が付いてからリズムを乱してしまったが、全体としていいレースができた」
2位 7号車本田千啓 (オートルック☆モダン☆10V)
 「棚ぼたの2位ではあるが、前を追いかけていたからこそチャンスに抜かす事ができた。あのまま諦めていたら3位のままだったかもしれない。できれば1分00秒台で前を追いたかったがそこまでの速さがなかった」
3位 3号車秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)マスターズクラス優勝
 「一度はDeepさんのマシンに抜かれてしまったので、抜き返そうと頑張った。その後は何とか前を追いかけたかったが追い切れなかった」
6位 9号車草野裕也(Sウィンズ花島.10VED)59秒861
 「(スピンの原因について)午前中と比べてマシンバランスが変わってしまった感じがあり、特にリヤの動きが予選の時とは全く違っていた。自分の力不足でそれに対応し切れなかった」
10位 16号車竹沢茂(スーパーウィンズ☆KKS☆ED)マスターズクラス3位
 「昨年23年ぶりでFJ1600以来このクラスにスポット参戦した。もっと年配の方も参戦されているので刺激をうけてまたやる気になった。まだ練習不足で今日は周回遅れに終わったので今後頑張らないと」

表彰式 マスタークラスの表彰式

 これで8号車伊藤駿が開幕2連勝、昨年最終戦でのデビューから負けなしの快進撃を続けている。ポイントランキングでも伊藤40ポイント、連続表彰台の本田が27ポイントで追う。次の筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ戦は9月20日、誰が伊藤にストップをかけるか注目される。

Text & Photo: Junichi SEKINE

JAF F4選手権

JAF-F4:第4戦筑波決勝結果

チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2020/08/02) Final Race Weather: Fine Course: Dry
2020 JAF F4選手権 Round 4 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
19KAMIKAZEスーパーウィンズ.F108
ZAP F108
DL1817'57.610
-*19H-中村 俊行スーパーウィンズSK
OSCAR SK97
DL180.340
-*36H-富澤 土龍光運転代行ハンマーR FW
TOKYO R&D FW97
DL1855.799
---- 以上規定周回数完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.9 KAMIKAZE(スーパーウィンズ.F108) 57.825 (4/18) 127.315km/h
  • CarNo.19,36は、賞典外とした。

筑波・富士S-FJ選手権

S-FJ:第4戦筑波決勝結果

チャレンジクラブマンレース第4戦 -RIJ- (2020/08/06) Final Race Weather: Fine Course: Dry
2020 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
18伊藤 駿ZAP重力の森10VED
TOKYO R&D RD10V
YH1818'26.568
27本田 千啓オートルック☆モダン☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH187.030
33M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
YH187.185
422内藤 大輝RCIT with Raise UP ED
MYST KK-S2
YH189.803
51関根 陽幹オートルック10V
TOKYO R&D RD10V
YH1812.889
69草野 裕也Sウィンズ花島.10VED
TOKYO R&D RD10V
YH1813.332
773下村 剛司SウインズKENS2 ED
MYST KK-S2
YH1832.670
888星 凉樹MADFACE NRS ED
MYST KK-S2
YH1847.160
971M2林 寛樹ゼンカイレーシング遊技闘速ED
MYST KK-S2
YH1851.823
1016M3竹沢 茂スーパーウィンズ☆KKS☆ED
MYST KK-S
YH171Lap
1166野島 遼葵Deep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
YH153Laps

JAF F4選手権

JAF-F4:第3戦筑波決勝結果

チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2020/08/02) Final Race Weather: Fine Course: Dry
2020 JAF F4選手権 Round 3 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
19KAMIKAZEスーパーウィンズ.F108
ZAP F108
DL1818'16.957
-19H-中村 俊行スーパーウィンズSK
OSCAR SK97
DL181.197
-*36H-富澤 土龍光運転代行ハンマーR FW
TOKYO R&D FW97
DL1841.786
---- 以上規定周回数完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.9 KAMIKAZE(スーパーウィンズ.F108) 57.434 (13/18) 128.182km/h
  • CarNo.19,36は、賞典外とした。

筑波・富士S-FJ選手権

S-FJ:第4戦筑波公式予選結果

チャレンジクラブマンレース第4戦 -RIJ- (2020/08/06) Qualifying Weather: Fine Course: Dry
2020 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 4 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
19草野 裕也Sウィンズ花島.10VED
TOKYO R&D RD10V
YH0'59.861--122.985
28伊藤 駿ZAP重力の森10VED
TOKYO R&D RD10V
YH1'00.037 0.176 0.176122.624
37本田 千啓オートルック☆モダン☆10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'00.256 0.395 0.219122.179
43M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
YH1'00.328 0.467 0.072122.033
522内藤 大輝RCIT with Raise UP ED
MYST KK-S2
YH1'00.331 0.470 0.003122.027
666野島 遼葵Deep-R・10V・ED
TOKYO R&D RD10V
YH1'00.565 0.704 0.234121.555
7*88星 凉樹MADFACE NRS ED
MYST KK-S2
YH1'00.586 0.725 0.021121.513
81関根 陽幹オートルック10V
TOKYO R&D RD10V
YH1'00.613 0.752 0.027121.459
973下村 剛司SウインズKENS2 ED
MYST KK-S2
YH1'00.873 1.012 0.260120.940
1071M2林 寛樹ゼンカイレーシング遊技闘速ED
MYST KK-S2
YH1'02.089 2.228 1.216118.572
1116M3竹沢 茂スーパーウィンズ☆KKS☆ED
MYST KK-S
YH1'02.735 2.874 0.646117.351
---- 以上基準タイム(130% - 1'18.066)予選通過 ----
  • CarNo.88は、筑波サーキット一般競技規則 第19条 1.違反(走路外走行)により、2グリッド降格とする。

JAF F4選手権

JAF-F4:第3戦筑波公式予選結果

チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2020/08/02) Qualifying Weather: Fine Course: Dry
2020 JAF F4選手権 Round 3 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
19KAMIKAZEスーパーウィンズ.F108
ZAP F108
DL0'56.710--129.818
219H1中村 俊行スーパーウィンズSK
OSCAR SK97
DL0'58.356 1.646 1.646126.157
336H2富澤 土龍光運転代行ハンマーR FW
TOKYO R&D FW97
DL1'00.450 3.740 2.094121.787

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第1~3戦富士 優勝ドライバーコメント 阪口晴南「5連勝です」 今田信宏「フォーミュラが大好きです」

 今年から始まったフォーミュラレースの新シリーズ、FIAフォーミュラリージョナル選手権は、2日で3戦を消化し、大きなトラブルもなく無事に幕を閉じた。

 初大会の3戦を終り、期待通りの成績で3連勝を飾った阪口晴南とマスタークラスの第1戦、第3戦で優勝した今田信宏に話を聞いた。

第1戦~第3戦優勝 阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)
第3戦で優勝した阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)  「競争力の高いドライバーが参戦しているので、どうなるか分からなかったんですが、練習から調子が良くて予選でも引き離せていたので、レースペースには自信があって、ポールトゥウィンは達成できると思っていました。先週のインタープロトから5連勝です。1戦目のスタート失敗は、初めてだったのでクラッチミートを甘めにしたのが良くなかったようです。2戦目、3戦目のスタートはうまくいきました。今日はニュータイヤを装着したので基本的にはプッシュしていました。最終周でファステストラップを取れましたが、もう少し序盤のペースを上げられるセッティングを考えないといけませんね。次大会はGTと重なっているので出られませんが、残りは全部出る予定です。初代チャンピオンというのはイメージがいいので取りたいですね。平行してスーパーフォーミュラライツも出場するのでこちらもチャンピオンを取り2冠を目指します」
マスタークラス第1戦、第3戦優勝 今田信宏(EAGLE SPORT)
第3戦のマスタークラスで優勝した今田信宏(EAGLE SPORT)  「主にハコ車のポルシェやフェラーリで走っていて、去年はフォーミュラエンジョイでチャンピオンを取りましたが、本格的なフォーミュラカーはJAF-F4に一度乗っただけでした。本来はフェラーリで海外レースを走る予定でしたがコロナでだめになって、新しいシリーズが始まるし、フォーミュラが大好きなので参戦しました。これだけ速いフォーミュラに乗るのは初めてで事前の練習も雨ばかりでしたし、ベテランのDRAGONさんには接戦になったら負けると思っていました。勝てて自分でもびっくりしています。今回スポット参戦でしたが、結果が良かったので全戦出てチャンピオンを目指したいと思います」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:DRAGON選手に聞くフォーミュラ・リージョナルの可能性

DRAGON

ようやく開幕を迎えたフォーミュラ・リージョナル(FR)選手権。この誕生により、国内におけるフォーミュラカーは、スーパーフォーミュラ~フォーミュラ・ライツ(FIA-F3)~FR~FIA-F4というピラミッドが構築されたわけだが、これで万々歳というわけではない。

特に今シーズンは新型コロナウイルスがレースに大きな影を落としている。そのあたりも含めて、F3経験が豊富でエントラント(B-MAX ENGINEERING)の代表としての顔もあわせ持つDRAGON選手にフォーミュラ・リージョナルの可能性などについて聞いた。

まずコロナの影響で大きかったのは、外国からの渡航制限だという。

「本来このカテゴリーは若手育成という位置づけで外国人選手を乗せるはずでした。自分も走る予定ではなかったのですが、急きょ多方面に声掛けをして、結果として自分も含めマスタークラスが揃ってしまいました(笑)」

これはスーパーフォーミュラ・ライツやスーパーフォーミュラでも同じだという。予定していた若手外国人を走らせることができず、とはいえスポンサーとの契約で走らせないわけにはいかず、チームとしては頭の痛い問題だという。

特にスーパーフォーミュラともなると技術的に走らせることができるドライバーも限られており、メーカーとの兼ね合いもあることから、今月末の開幕戦では台数の減少は避けられないのではとのこと。これに関しては「現時点ではノーアイデアです」。

話を戻してリージョナルの可能性だが、「カテゴリーとしての存在価値はあると思います。少し車重がありそれをパワーが補っている面はありますが、例えると“軽いGT3マシン”という感じでしょうか。でも、F3やF4とは性格の異なるマシンで経験を積むことは育成面を考えると意義はあると思います」。

リージョナルはマシン価格の上限が定められランニングコストも抑える工夫がされている点も評価できるという。

「ただ……」と前置きして、こんな心配があることも吐露してくれた。

「フォーミュラのピラミッドが出来たのはいいのですが、これだけカテゴリーが増えるとすべてのカテゴリーで台数が揃うのかという危惧はあります。カートからF4~FR~ライツとステップアップしていく過程を考えると、F4かFRのどちらかを選んでもいいように思います」

リージョナルに関して、B-MAXエンジニアリングとして今シーズンの参戦体制はまだ不確定とのこと。「若い人を育てるためのカテゴリーと考えていますから、もし我こそはと思う人は手を挙げてください。若い人ウェルカムです」。参戦を検討している方はぜひDRAGON選手に一報を。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:リージョナルレースを盛り上げる期待の若手②古谷悠河

古谷悠河 古谷悠河

フォーミュラリージョナル選手権期待の若手2人目は、今回が4輪レース初体験の古谷悠河(ふるたにゆうが/20歳)(TOM'S YOUTH)だ。

二十歳になったばかりの古谷だが、これまでSLナチュラシリーズ(2014年)、JAFジュニアカート選手権(2015年)、JAF地方カート選手権(2016年)、全日本カート選手権(2017年~)と順調にカートでの実績を積み重ねてきた。

満を持して4輪レースに臨む今年は、リージョナル、FIA-F4は同じトムスユースチームからフル参戦、加えてスーパー耐久(ST-5クラス)にも参戦が予定されており、かなり忙しいシーズンになりそうだ。

「走らせ方がまだ掴めない」というリージョナルでは、予選は第1戦5位、第2戦4位、第3戦3位と尻上がりに良くなっている感じだが、肝心の決勝は4位、5位、4位とほぼ同じリザルトに終わってしまった。しかも、すべて前車を追い上げながら抜きあぐねるというパターンに終止した。

まさに経験を積んでいる途上という感じだが、フォーミュラでステップアップを果たしたいという希望もあり、「まずは表彰台を目指す」と謙虚に語ってくれた。

まだあどけなさの残る古谷だが、リージョナルとF4という性格の異なるフォーミュラを経験することによって、必ずや光るものを見せてくれるはず。シーズン終盤にどのような成長を見せているのか、その変化が楽しみな存在だ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:リージョナルレースを盛り上げる期待の若手①高橋知己

高橋知己 高橋知己

阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)の3連勝で幕を開けたフォーミュラリージョナル選手権だが、晴南のライバルに成りうる期待の若手を紹介する。1人目はすでにフォーミュラの経験もある高橋知己(たかはしともき/22歳)(Super License)だ。

9歳でカートレースデビューを果たした高橋は、イタリア選手権、全日本選手権などに参戦した後、18歳で4輪レースに参戦。国内FIA-F4、F3アジアシリーズなどで経験を積んできた。

F3アジアに参戦した理由について「アジアシリーズにはヨーロッパのトップドライバーも参戦しているので経験を積むには国内よりも学べると思った」と言う高橋は、レースに関して常に上を見据えたビジョンを描いている。

そんな高橋だが今シーズンの参戦予定は現時点で白紙。「1週間前に話をもらって急きょ出場が決まった」と、今回はスーパーGTでRC Fを走らせるチーム・タイランドからリージョナルの開幕3戦で走るチャンスを与えられた。

テストも不十分なままレースに臨んだ高橋だが「思ったよりクルマの仕上がりも良く、タイム的には晴南選手に迫るところまできている」とかなり手応えを掴んでいる。

第1戦、第2戦は結果を残したいという思いが空回りしてしまいスタートでミス。阪口晴南の引き立て役になってしまった。意を決して臨んだ第3戦はスタートこそ食らいついたが、晴南の安定した速さに刃が立たず、2位は得たものの悔しさの残る内容となった。

それでも、準備不足のなかでマシンを仕上げる能力、未知のマシンに適応する能力は長けているように見える。次戦以降もリージョナルレースで晴南のライバルとして走る姿を見てみたい。高橋知己にはそう思わせる魅力、可能性があるように思う。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第3戦富士決勝 阪口晴南が3連勝で開幕大会を完全制覇 マスタークラスは今田信宏が2勝目

 フォーミュラ・リージョナル選手権第3戦は2日、富士スピードウェイで決勝を行い、15周・24分23秒199で阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)が優勝、開幕から3連勝を飾った。

15周の決勝が始まった 15周の決勝が始まった スタートでトップに立った阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)と古谷悠河(TOM\'S YOUTH)の3位争い 優勝は阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 決勝2位は高橋知己(Super License) 決勝3位は金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM) マスタークラスで優勝した今田信宏(EAGLE SPORT) 優勝した阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 表彰式 マスタークラスの表彰式

 レースは午後2時10分にフォーメーションラップが始まった。上空には黒い雲が広がってきたが、雨は落ちずレースはドライコンディションで行われた。

 ポールポジションの阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)は完璧なスタートを決めトップで1コーナーに向かう。予選2位の高橋知己(Super License)は3位以下をけん制しながら2位を堅守。3位には予選5位から金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM)が上がり、これに4位古谷悠河(TOM'S YOUTH)、5位篠原拓朗(Sutekina #8)、6位阪口良平(Field Racing)が続く。

 トップに立った阪口晴南は盤石。「プッシュし続けた」と毎周0秒5~1秒弱速いラップで2位を突き放しにかかる。中盤の8周目には5秒4と差を広げると、最終ラップの15周目にはこのレースのファステストラップをたたき出し、2位以下を寄せ付けず11秒差のぶっちぎりで開幕3連勝を飾った。

 2位でレースを始めた高橋は阪口には離されたが、3位以下よりラップタイムは速く、単独走行でレースを終えた。

 3位の金丸は初フォーミュラレースの古谷に背後を脅かされ、9周目には0秒5差まで詰められたが、これをしのぎきり3位でフィニッシュ。4位には古谷が入った。

 5位の篠原は、終始ベテランの阪口良平を従えての走行となったが、このままの順位でゴール。6位には阪口良平が入った。

 マスタークラスはポールポジション植田正幸(Rn-sports)のリードで始まる。しかし2周目には第1戦の勝者今田信宏(EAGLE SPORT)にトップを明け渡すと、3周目にはDRAGON(B-MAX ENGINEERING)にかわされ3位までドロップ。

 本格的なフォーミュラはJAF-F4に一度参戦しただけという今田だったが、2位に上がったDRAGONより速いラップを刻み、トップを明け渡すことなくそのまま優勝。第1戦に続き2勝目を飾った。

 2位のDRAGONはパスした植田に迫られる場面もあったがこのままゴール。3位には植田が入った。

第4~6戦はスポーツランドSUGOに舞台を移し、8月22,23日に決勝が行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第3戦富士決勝結果

ザ・ワンメイクレース祭り2020富士 -RIJ- (2020/08/02) Final Race Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTotal_Time
Behind
13阪口 晴南Sutekina #3
SUTEKINA RACING TEAM
1524'23.139
26高橋 知己Super License
Super License
1511.540
35金丸 ユウSutekina #5
SUTEKINA RACING TEAM
1514.173
428古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1515.037
58篠原 拓朗Sutekina #8
SUTEKINA RACING TEAM
1524.290
678阪口 良平Field Racing
フィールドレーシング
1524.661
74M1今田 信宏J-MS-RACING-SAR
EAGLE SPORT
1537.619
830M2DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1539.051
911M3植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1540.542
1034M4三浦 勝CMS F111/3
CMS motor sports project
1545.529
1186M5大阪 八郎Dr.DRY F111/3
ZAP SPEED
141Lap
1213M6吉田 基良B-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
141Lap
1327M7SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
141Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.3 阪口晴南(Sutekina #3) 1'37.211 (15/15) 168.981km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第2戦富士決勝 阪口晴南の独壇場。あっさりあっけなく開幕2連勝!

8月1日、フォーミュラ・リージョナル選手権第2戦の決勝(15周)が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、第1戦に続き#3阪口晴南(Sutekina #3)がポール・トゥ・ウィンで開幕2連勝を飾った。2位には#8篠原拓朗(Sutekina #8)、3位には#6高橋知己(Super License)が入った。

スタート直後、ダンロップコーナーでのトップ集団 スタート直後、ダンロップコーナーでのマスタークラストップ集団 金丸ユウと高橋知己の争い 篠原拓朗と高橋知己の争い 優勝は阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 決勝2位は篠原拓朗(SUTEKINA RACING TEAM) 決勝3位は高橋知己(Super License) マスタークラス優勝はDRAGON(B-MAX ENGINEERING) 優勝した阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) マスタークラスで優勝したDRAGON(B-MAX ENGINEERING) 表彰式 マスタークラスの表彰式

第1戦と第2戦の予選、第1戦決勝のタイムだけを見ると、走り込むにつれ#3阪口と2位の選手の差が縮まっている。第1戦予選では0.841秒、第2戦予選では0.336秒、そして第1戦決勝のベストラップでは0.168秒と確実に近づいている。
しかもベストラップで一番近づいたのが第2戦でフロントローを分けた#6高橋知己(Super License)というのも競り合いを期待させる。

それだけにスタートでミスを繰り返すことは#3坂口選手とて命取りになりかねない。さらにスタート前に雨粒が落ちてきてウェット宣言がなされ、レースの行方を占うのが難しくなってきた。

しかし、少しは混戦になるだろうという期待はもろくも崩れ、蓋を開けてみればスタートで波乱は起きず、雨もコースを濡らすことはなかった。クリーンスタートで始まったレースは、好スタートを切った#3阪口の快走に次ぐ快走。#3阪口は2位以下をまったく寄せ付けず、終わってみれば2位#8篠原との差は16秒9と予想を上回る大差だった。
しかも速いだけではなく、前半は1分36秒9、中盤は37秒0、終盤は37秒1とラップタイムをきっちり揃えるあたりは、敵は自分とでも言いたげな憎らしさも感じる。

#3阪口を追う筆頭と思われた#6高橋は、スタートで大きくジャンプアップした予選5位の#5金丸に先行され、これを抜きあぐねている間に#8篠原にも抜かれるなど、経験不足を露呈してしまい、結果#3阪口の独走を助ける形になってしまった。

マスターズクラスは、クラスPPの#11植田正幸(RnーsportsF111/3)が開幕戦同様スタートから逃げたが、第1戦はトラブルで出走できなかった#30DRAGON(B-MAX エンジニアリング)がジワジワと追い上げ、10周目についに#11植田を捕らえてクラストップに立つとそのまま差を開いてフィニッシュ。

明日は午後2時10分から第3戦の決勝が行われる。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第2戦富士決勝結果

ザ・ワンメイクレース祭り2020富士 -RIJ- (2020/08/01) Final Race Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTotal_Time
Behind
13阪口 晴南Sutekina #3
SUTEKINA RACING TEAM
1524'17.593
28篠原 拓朗Sutekina #8
SUTEKINA RACING TEAM
1516.918
36高橋 知己Super License
Super License
1517.217
45金丸 ユウSutekina #5
SUTEKINA RACING TEAM
1520.630
528古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1521.223
678阪口 良平Field Racing
フィールドレーシング
1528.379
730M1DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1536.351
811M2植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1540.201
934M3三浦 勝CMS F111/3
CMS motor sports project
1548.702
104M4今田 信宏J-MS-RACING-SAR
EAGLE SPORT
1549.216
1127M5SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1556.826
1286M6大阪 八郎Dr.DRY F111/3
ZAP SPEED
151'10.029
1313M7吉田 基良B-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
151'17.005
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
  • Fastest Lap: 1'36.936 阪口晴南(Sutekina #3) (2/15) 169.460km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:阪口晴南を走らせる素敵なチーム「SUTEKINA RACING TEAM」

阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM) 篠原拓朗(SUTEKINA RACING TEAM) SUTEKINAチームのモットーFUNFUNFUN!

阪口晴南選手をエースドライバーに起用し、新たに始まったフォーミュラ・リージョナルに参戦を果たした「SUTEKINA RACING TEAM」。耳慣れない変わったネーミングだが、語源は「素敵な」で純和製チーム。「自分が好きな言葉をチーム名にした」(代表の池田氏)とのこと。

今回は阪口選手に加え、金丸ユウ選手、篠原拓朗選手も走らせているが、この2台はあくまでもスポット参戦。チームとしては「阪口選手をチャンピオンに」を目標に今シーズンを戦う。

「晴南選手は今でこそいろいろなカテゴリーで走っていますが、一時は乗るマシンがなくなる危機に陥ったこともありました。今後のこと考えると彼には(チャンピオンの)実績が必要と思い、リージョナル参戦を決めました」(池田氏)

チームのモットーは「FUN FUN FUN」。これは「思い切り楽しめ」という意味。そしてマシンがアクセルを煽ったときの音も意識している。もちろんリージョナルのマシンにもそのモットーは描かれている。

今シーズンのフォーミュラ・リージョナルは「素敵な」思いを抱いたSUTEKINA RACING TEAM、そして阪口晴南選手に注目だ。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第1戦富士決勝 阪口晴南がポールtoウィンで初ウィナーに輝く!

8月1日、フォーミュラ・リージョナル選手権の開幕戦決勝(15周)が、静岡県・富士スピードウェイで行われ、ポールシッターの#3阪口晴南(Sutekina #3)がスタートでやや出遅れる場面はあったものの、3周目にトップを奪い返すと残る周回を危なげなく走りきり、独走でフォーミュラ・リージョナルの初ウィナーに輝いた。

15周の決勝レースがスタートした スタート直後、1コーナーの攻防 金丸ユウと阪口晴南、SUTEKINA RACING TEAMのトップ争い 優勝は阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 決勝2位は金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM) 決勝3位は篠原拓朗(SUTEKINA RACING TEAM) マスタークラスで優勝した今田信宏(EAGLE SPORT) 優勝した阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) トップ3のドライバーたち 優勝した阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 表彰式 マスタークラスの表彰式

予選のタイムを見る限りスタートさえ失敗しなければ#3阪口の独走が確実視されたが、あろうことか#3阪口は出遅れ、代わって3番手スタートの#5金丸ユウ(Sutekina #5)がトップに躍り出る。
#3阪口より手痛い失敗を犯したのが#6高橋知己(Super License)。エンジンをストールさせグリッドから動けず。大きく順位を落とすことになってしまった。

1周目、#5金丸の先行を許した#3阪口はやや焦ったのかテクニカルセクションでもミスを犯し、一時#8篠原拓朗(Sutekina #8)にもかわされてしまう。しかし、そこで我に返った#3阪口は冷静に#8篠原をかわすとトップ#5金丸を追う。

明らかにペースの速い#3阪口は、ベストラップを更新しながら猛追し、3周目の1~2コーナーで#5金丸に並ぶと難なく前に出てトップ奪還に成功。

トップに立ってからの#3阪口の走りは見事だった。1分37秒2から37秒5のタイムを正確に刻み続け、2位#5金丸との差を確実に開いていき独走状態に持ち込むと、最後は10秒近い差をつけフィニッシュ。記念すべきフォーミュラ・リージョナルの初ウィナーになった。

スタートで最後尾まで落ちた#6高橋は、マスターズドライバーを掻き分けて、時折トップ#3阪口に匹敵するタイムを刻みながら順位を回復。14周目に6位まで順位を上げフィニッシュを迎えた。ベストタイムでは#3阪口に続く2番目。しかもほとんど差がないだけに返す返すもスタートミスが悔やまれるレースとなった。

マスターズクラスは、クラスPPの#11植田正幸(RnーsportsF111/3)が逃げ、#4今田信宏(J-MS-RACING-SAR)が追うという展開が続いたが、10周目の1コーナーでトップ#11植田がスピン。労せずして首位の座を手に入れた#4今田がクラス優勝(総合7位)。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum
Shigeru KITAMICHI

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第1戦富士決勝結果

ザ・ワンメイクレース祭り2020富士 -RIJ- (2020/08/01) Final Race Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTotal_Time
Behind
13阪口 晴南Sutekina #3
SUTEKINA RACING TEAM
1524'25.790
25金丸 ユウSutekina #5
SUTEKINA RACING TEAM
159.714
38篠原 拓朗Sutekina #8
SUTEKINA RACING TEAM
1515.194
428古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1516.146
578阪口 良平Field Racing
フィールドレーシング
1517.242
66高橋 知己Super License
Super License
1529.306
74M1今田 信宏J-MS-RACING-SAR
EAGLE SPORT
1533.338
834M2三浦 勝CMS F111/3
CMS motor sports project
1539.641
911M3植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1544.777
1086M4大阪 八郎Dr.DRY F111/3
ZAP SPEED
151'11.222
1113M5吉田 基良B-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
151'26.188
1227M6SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
141Lap
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
-30M-DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
D.N.S
  • Fastest Lap: CarNo.3 阪口 晴南(Sutekina #3) 1'37.152 (8/15) 169.083km/h

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第1-3戦富士公式予選 記念すべき開幕PPは阪口晴南(Sutekina #3)が奪う!

8月1日、新カテゴリー、フォーミュラ・リージョナル選手権(FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP)が富士スピードウェイで開幕を迎えた。
空には雲はあるものの時折日が射し梅雨明けを感じさせる天候となった。新型コロナの影響でスケジュールの組み直しを余儀なくされ、この週末は3レースが行われる。このため、それぞれのグリッドは第1戦が予選Q1のタイム、第2戦が予選Q2のベストタイム、第3戦が予選Q2のセカンドタイムで決まる。
この変則的な予選で圧巻の速さを見せたのが今シーズンはスーパーGT、フォーミュラ・ライツなど多くのカテゴリーにエントリーしている#3阪口晴南(Sutekina #3)。#3阪口はQ1で2位に0.8秒、Q2でも0.3秒引き離す速さを見せ、3レースすべてでポールポジションを奪った。

第1~第3戦公式予選: 3戦ともポールポジションの阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM) 第1~第3戦公式予選: 第1戦2位、第2戦3位、第3戦4位の篠原拓朗(SUTEKINA RACING TEAM) 第1~第3戦公式予選: 第1戦3位、第2,3戦5位の金丸ユウ(SUTEKINA RACING TEAM) 第1~第3戦公式予選: 第1戦5位、第2戦4位、第3戦3位の古谷悠河(TOM\'S YOUTH) 第1~第3戦公式予選: マスタークラスで3戦ともポールポジションの植田正幸(Rn-sports)

予選Q1

ドライバーの経験や実績からポールポジション争いは、同じチームで走る#3阪口晴南(Sutekina #3)、#5金丸ユウ(Sutekina #5)、#8篠原拓朗(Sutekina #8)の3人、#6高橋知己(Super License)、#28古谷悠河(TOM'S YOUTH)により行われるものと見られていた。
開始早々トップタイムをマークしたのは#5金丸(1分37秒745)。昨年このマシンのシェイクダウンを担当し一日の長があるように見える。9分が経過しスポット参戦で気合の入る#8篠原がこれを逆転(1分37秒156)するが、本命#3阪口が即座にトップに躍り出る(1分36秒408)。#3阪口は次の周にさらにタイムを縮め(1分36秒315)その座を不動のものとした。
2位#8篠原、3位#5金丸、以下#6高橋、#28古谷、#78阪口良平(Field Racing)と続き、この後方に#11植田正幸(RnーsportsF111/3)を筆頭にマスタークラスのドライバーが続いた。

予選Q2

Q1から10分のインターバルを経て始まったQ2ではコースコンディションも良くなったせいか全体的にタイムアップが見られた。Q2ではセカンドタイムが第3戦のグリッドを決めるため、最低でも2周タイムを記録しなければならない。
最初に1分37秒台に乗せたのは#78阪口(1分37秒904)。ベテランらしい走りで次の周には更にタイムを削ってきた(1分37秒442)。15分の予選が半分を過ぎたあたりから順位変動が激しくなり、#8篠原(1分36秒927)、#6高橋(1分36秒608)が相次いでトップに立つ。しかし、Q1と同様にここから#3阪口が1分36秒080、1分36秒237を立て続けに叩き出し、あっさりとポールポジションを決めてしまった。
2位はQ1から1秒もタイムアップした大健闘の#6高橋、3位#8篠原、4位#28古谷、5位#5金丸、6位#78阪口と続き、7位マスターズトップはQ1に続いて#11植田が獲得した。

第3戦のグリッドとなるセカンドタイムでは、#3阪口、#6高橋に続いて#28古谷が入った。#28古谷は第1戦から尻上がりにグリッド順位を上げている。

決勝は、第1戦が11時40分から、第2戦が午後2時10分から15週で行われる。第3戦は明日の午後2時10分から。

Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Motorsports Forum

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第3戦富士公式予選結果

ザ・ワンメイクレース祭り2020富士 -RIJ- (2020/08/01) Qualifying Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 3 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
13阪口 晴南Sutekina #3
SUTEKINA RACING TEAM
1'36.237--170.691
26高橋 知己Super License
Super License
1'36.608 0.371 0.371170.036
328古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1'36.909 0.672 0.301169.507
48篠原 拓朗Sutekina #8
SUTEKINA RACING TEAM
1'36.927 0.690 0.018169.476
55金丸 ユウSutekina #5
SUTEKINA RACING TEAM
1'37.018 0.781 0.091169.317
678阪口 良平Field Racing
フィールドレーシング
1'37.515 1.278 0.497168.454
711M1植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'38.186 1.949 0.671167.303
84M2今田 信宏J-MS-RACING-SAR
EAGLE SPORT
1'38.327 2.090 0.141167.063
934M3三浦 勝CMS F111/3
CMS motor sports project
1'38.345 2.108 0.018167.032
1027M4SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'39.261 3.024 0.916165.491
1130M5DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'39.290 3.053 0.029165.443
1213M6吉田 基良B-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'39.889 3.652 0.599164.451
1386M7大阪 八郎Dr.DRY F111/3
ZAP SPEED
1'41.333 5.096 1.444162.107
---- 以上基準タイム(110% - 1'46.243)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第2戦富士公式予選結果

ザ・ワンメイクレース祭り2020富士 -RIJ- (2020/08/01) Qualifying Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 2 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
13阪口 晴南Sutekina #3
SUTEKINA RACING TEAM
1'36.080--170.970
26高橋 知己Super License
Super License
1'36.416 0.336 0.336170.374
38篠原 拓朗Sutekina #8
SUTEKINA RACING TEAM
1'36.745 0.665 0.329169.795
428古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1'36.830 0.750 0.085169.646
55金丸 ユウSutekina #5
SUTEKINA RACING TEAM
1'36.961 0.881 0.131169.417
678阪口 良平Field Racing
フィールドレーシング
1'37.442 1.362 0.481168.580
711M1植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'38.073 1.993 0.631167.496
834M2三浦 勝CMS F111/3
CMS motor sports project
1'38.138 2.058 0.065167.385
94M3今田 信宏J-MS-RACING-SAR
EAGLE SPORT
1'38.220 2.140 0.082167.245
1030M4DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'38.507 2.427 0.287166.758
1127M5SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'38.980 2.900 0.473165.961
1213M6吉田 基良B-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'39.534 3.454 0.554165.037
1386M7大阪 八郎Dr.DRY F111/3
ZAP SPEED
1'41.157 5.077 1.623162.389
---- 以上基準タイム(110% - 1'46.055)予選通過 ----

FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP

FIA-FR:第1戦富士公式予選結果

ザ・ワンメイクレース祭り2020富士 -RIJ- (2020/08/01) Qualifying Weather: Cloudy Course: Dry
2020 FORMULA REGIONAL JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
13阪口 晴南Sutekina #3
SUTEKINA RACING TEAM
1'36.315--170.553
28篠原 拓朗Sutekina #8
SUTEKINA RACING TEAM
1'37.156 0.841 0.841169.077
35金丸 ユウSutekina #5
SUTEKINA RACING TEAM
1'37.285 0.970 0.129168.852
46高橋 知己Super License
Super License
1'37.410 1.095 0.125168.636
528古谷 悠河TOM'S YOUTH
TOM'S YOUTH
1'37.592 1.277 0.182168.321
678阪口 良平Field Racing
フィールドレーシング
1'38.282 1.967 0.690167.139
711M1植田 正幸Rn-sports F111/3
Rn-sports
1'38.446 2.131 0.164166.861
830M2DRAGONB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'38.595 2.280 0.149166.609
94M3今田 信宏J-MS-RACING-SAR
EAGLE SPORT
1'38.971 2.656 0.376165.976
1034M4三浦 勝CMS F111/3
CMS motor sports project
1'38.999 2.684 0.028165.929
1127M5SYUJIB-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'40.020 3.705 1.021164.235
1213M6吉田 基良B-MAXエンジニアリング
B-MAX ENGINEERING
1'40.505 4.190 0.485163.443
1386M7大阪 八郎Dr.DRY F111/3
ZAP SPEED
1'41.500 5.185 0.995161.840
---- 以上基準タイム(110% - 1'46.610)予選通過 ----

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

S-FJ:第2戦鈴鹿決勝 雨中の攻防を制した岡本大地が2連勝 トラブルを抱えながらの元嶋成弥が2位、11番グリッドから大躍進の八巻渉が3位

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第2戦は26日、鈴鹿クラブマンレース第4戦で決勝を行い、岡本大地(FTK・レヴレーシング)が10周・30分12秒469で優勝した。

レースはSC先導で始まった SCが退きスタートが切られた レースは途中SCが導入された 元嶋成弥と岡本大地の争い 2コーナーでスピンする元嶋成弥 優勝は岡本大地(FTK・レヴレーシング) 決勝2位は元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2) 決勝3位は八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科07J) 表彰式: 左から2位・元嶋成弥、優勝・岡本大地、3位・八巻渉

 決勝の行われる鈴鹿は朝から雨。開始時刻の午後1時20分には路面をたたく強い雨のためセーフティーカー(SC)スタートとなった。早川和樹(ABBY Racing K1GP KK-SⅡ)がドライブシャフト折損でコースインできなかったため、SC先導で26台がスタートした。

 SCは1周を回ってピットイン。ポールポジションの板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)はペースが上がらず2周目には3台にパスされ4位までドロップ。トップには予選2位の元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2)が上がり、2位に宮下源都(KK-SⅡ・制動屋・MYST)が、3位に岡本大地(FTK・レヴレーシング)が続く。

 しかし、ここで2位を走る宮下にピットロードスピード違反のためドライビングスルーペナルティーが科される。

 4周目には130Rで2台が絡むアクシデントがあったため、SCが導入された。

 SCは6周を回ってピットイン。トップ元嶋、ペナルティーを消化していない2位宮下、3位岡本、そして4位には旧式のマシンながら11番グリッドから前車を次々とパスしてきた八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科07J)の順でレースが再開した。

 岡本は続く7周目の1コーナーでインから宮下をパスし、見た目も実質的にも2位にポジションアップ。その宮下はこの周にようやくピットインしたが、ペナルティー未消化のため失格となった。

 8周目の2コーナーでは、スタート直後からミッショントラブルを抱えていた元嶋がシフトミス。ギアがニュートラルに入ったためたまらずスピン。岡本は難なくトップに立つこととなる。元嶋は後続が離れていたため2位でレースに復帰。

 レースはこのまま10周を回ってチェッカー。岡本が開幕戦から2連勝を飾った。2位には元嶋が、3位には八巻が入った。

 4位には鈴鹿初参戦でもてぎシリーズから遠征してきた松澤亮佑(群馬トヨペットリノアED)が、5位には佐藤巧望(KK-SⅡ)が、6位には岡本大輝(サクセスレーシング・ES)が続いた。

 第3戦、第4戦とも9月20日、西コースで開催される。第4戦は第3戦のリバースグリッドとなる予定だ。

優勝 岡本大地(FTK・レヴレーシング)
優勝した岡本大地(FTK・レヴレーシング)  「こんなに前の見えないレースを走るのは初めてで、自分の走りができず、セーブして走っていました。ペース的には元嶋選手と同じくらいで勝てるとは思っていませんでしたが、元嶋選手のスピンでトップに立てました。今シーズンはチャンピオンを目指します」
2位 元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2)
2位に入った元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2)  「1周目あたりからミッショントラブルが発生して手で押さえながら走っていました。シケインでも2コーナーでもトラブルでコースアウトやスピンをしてしまいましたが、それ以外はマシンも完璧で落ち着いて走ることができました。自分でも速くなっている実感はあるので次戦以降に期待したいと思います」
3位 八巻渉(中日本自動車短期大学MSE学科07J)
 「板倉選手のペースが上がらなかったので前に追いついてパスすることができました。前が見えなかったし、トップ3には追いつけないと思っていたので、SCリスタートでは前車との間隔を開けて後ろを押さえる作戦をとりました。まさか表彰台に上がれるとは思っていなかったので、このチーム、このマシンでの3位はうれしいです」
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
Yoshinori OHNISHI

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

S-FJ:第2戦鈴鹿決勝結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2020/07/26) Final Race Weather: Rain Course: Wet
2020 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireLapTotal_Time
Behind
18岡本 大地FTK・レヴレーシング
MYST KK-S2
YH1030'12.469
259元嶋 成弥MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2
MYST KK-S2
YH105.672
379八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
YH1016.988
481松澤 亮佑群馬トヨペットリノアED
MYST KK-S2
YH1020.745
561佐藤 巧望KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1021.759
620岡本 大輝サクセスレーシング・ES
MYST KK-S2
YH1025.979
786宇高 希CF亜衣制動屋NJKヤッコKKSⅡ
MYST KK-S2
YH1027.813
818西村 和真WEST 19J
WEST 19J
YH1028.604
915小松 響Rn-sports・OKABE・KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1031.155
1068冨田 自然Aruga support KAGAWA
MYST KK-S2
YH1032.071
1119高木 悠帆MYST KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH1032.272
1255板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ
MYST KK-S2
YH1033.227
1371髙口 大将Drago CORSEスカラシップ10V
TOKYO R&D RD10V
YH1033.676
146普勝 崚FTK・レヴKK-S2
MYST KK-S2
YH1034.610
1538上野 大哲SACCESS RACING
MYST KK-S2
YH1035.823
160夕田 大助LAPS A-ONE
MYST KK-S2
YH1041.418
1778三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
YH1050.186
189上吹越 哲也FTK・レヴレーシング
MYST KK-S2
YH1050.947
19*16貫戸 幸星LAPS萬願亭KRS
MYST KK-S2
YH101'31.965
--- 以上規定周回数(90% - 9Laps)完走 ----
-11三島 優輝Rn Sports 制動屋KKSⅡ
MYST KK-S2
YH82Laps
-3鶴田 哲平LAPS A-ONE KK-S2
MYST KK-S2
YH64Laps
-21太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
YH28Laps
-17道野 高志道野眼科10Vスキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH28Laps
-7鶴岡 秀麿KRSゼンカイレーシング
MYST KK-S2
YH28Laps
-50早川 和樹ABBY Racing K1GP KK-SⅡ
MYST KK-S2
YHD.N.S
-*56宮下 源都KK-SⅡ・制動屋・MYST
MYST KK-S2
YH失格
-*70南部 和哉Leprix Sport KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH失格
  • Fastest Lap: CarNo.8 岡本大地(FTK・レヴレーシング) 2'32.061 (10/10) 137.479km/h
  • CarNo.16は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則書第56条1)(SC中の追い越し)により、競技結果に40秒を加算した。
  • CarNo.56は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則書第62条1)②(ピット連通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、不履行のため失格とした。
  • CarNo.70は、鈴鹿クラブマンレースシリーズ規則書第62条1)②(ピット連通過速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、不履行のため失格とした。

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:第4戦SUGO決勝 濃霧のためレースはキャンセル

霧に覆われたSUGO

視界不良  PCCJの第4戦は午前10時50分からのコースインが予定されていたが、他のレースでSCカー先導のパレードラップを行ったが4周で赤旗終了。15周あるいは30分間で行われる予定となっていたが、コース上の濃霧が晴れず、コースインの時刻が10分の延長が2度行われた段階でレースのキャンセルが決定されることとなった。

 次戦は富士スピードウェイで来週末の8月1~2日のに開催される予定だ。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

TCR JAPAN SATURDAY

TCRJ-SAT:第1戦SUGO決勝結果

SUGO Champion Cup Race Rd.4 -RIJ- (2020/07/26) Final Race Weather: Rain Course: Wet
2020 TCR JAPAN SATURDAY Series Round 1 スポーツランドSUGO 3.704256km

PosNoClsCls
Pos
DriverMaker Model
Team
TireLapTotal_Time
Behind
121篠原 拓朗Audi RS 3 LMS
Audi Team Hitotsuyama
YH1624'54.488
2190Brnz1一條 拳吾SEAT CUPRA Leon TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
YH160.425
325松本 武士Volkswagen Golf GTI TCR
Volkswagen RT with TEAMWAKAYAMA
YH162.909
419Brnz2ヒロボンVolkswagen Golf GTI TCR
バースレーシングプロジェクト【BRP】
YH163.817
562Brnz3塩谷 烈州Honda CIVIC TCR
全薬工業with TEAM G/MOTION’
YH1643.555
634Brnz4下野 璃央Honda CIVIC TCR
Drago CORSE
YH161'21.108
7*55Brnz5MototinoAlfa Romeo Giulietta RF TCR
55MOTO with J'S RACING
YH151Lap
873Brnz6大蔵 峰樹Alfa Romeo Giulietta RF TCR
M-PROTOTYPING Team STILE CORSE
YH151Lap
969Brnz7梅本 淳一Alfa Romeo Giulietta RF TCR
55MOTO with J'S RACING
YH133Laps
---- 以上規定周回数(90% - 14Laps)完走----
  • Fastest Lap: CarNo.190 一條 拳吾(バースレーシングプロジェクト【BRP】) 1'31.299 (16/16) 141.419km/h
  • CarNo.55は、2020 SUGO四輪一般競技規則第7章第43条1.(ピットレーン出口のホワイトラインカット)により、訓戒とした。

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

S-FJ:第2戦鈴鹿公式予選 突然の降雨でタイヤ選択が明暗 板倉慎哉が初ポールポジション 2位に元嶋成弥、3位に初参戦の宮下源都が入る

 スーパーFJ地方選手権鈴鹿シリーズ第2戦は25日、鈴鹿クラブマンレース第4戦で公式予選を行い、板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)が2分27秒041でポールポジションを獲得した。

 3月に行われた第1戦だったが、この頃から新型コロナウイルスが日本中に蔓延。緊急事態宣言も出され、各スポーツイベントも軒並み中止となった。しかし規制も緩和され、ようやく4カ月ぶりにクラブマンレースが鈴鹿に戻ってきた。

ポールポジションの板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)

予選2位の元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2)

予選3位の宮下源都(KK-SⅡ・制動屋・MYST)

ポールポジションを獲得した板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)

 スーパーFJ予選日の鈴鹿は朝から雨が降ったりやんだり。予選の始まる午後3時25分時点、雨はぱらぱら落ちていたが、路面はほぼドライ。参加ドライバー27名のうちほとんどはドライタイヤを履いてコースインした。

 しかし予選が始まり、最初にコースインしたドライバーが1周もしないうちに雨脚は徐々に強さを増してきた。

 このとき、数少ないウェットタイヤ履いたドライバーのうちの一人、板倉慎哉(AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ)は、アタックラップ直後からフルプッシュ。東コースはまだ濡れていなかったが、路面の悪化した西コースを攻め、2分27秒041でトップに躍り出た。

 ドライタイヤで予選に望んだ元嶋成弥(MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2)も、やはり路面が悪化する前にタイムを出すべく早々にアタックを開始。2分28秒570で2位に付けた。

 この後も路面状況はさらに悪化。ドライタイヤでコースインしたドライバーも全員ウェットタイヤに交換しアタックを続行するも、板倉のタイムも元嶋のも上回るドライバーは現れず、板倉がポールポジション、2位に元嶋が続いた。

 3位にはHIROSHI OHTA(ミスト・セキグチ・制動屋)や、宇高希(CF亜衣制動屋NJKヤッコKKSⅡ)が一時付けていたが、早々にドライタイヤからウェットタイヤに交換した宮下源都(KK-SⅡ・制動屋・MYST)が比較的路面のいい状況の時にタイムを更新。2分28秒870で3位に浮上した。

 4位には前戦優勝の岡本大地(FTK・レヴレーシング)が、5位には宇高が、6位には上野大哲(SACCESS RACING)が入った。

 ポールポジションの板倉は32歳。FJ1600時代からこのクラスには参戦し続けるベテランで、「ウェットタイヤは監督が選んだ」と謙遜するもののスーパーFJでは自身初のPP獲得となった。

 3位に入った宮下はスーパーFJ初参戦の19歳。今シーズンは全日本カートのOKクラスにも参戦。悪コンディションの中、いきなりの好成績で周囲を驚かせた。

 決勝は明日26日、午後1時20分より10周で争われる。「表彰台に立てればいいです」というPPの板倉、「あしたは優勝」という予選2位の元嶋、虎視眈々と上位をうかがう同3位のヤングタイガー宮下。天候も波乱含みで予断を許さない争いになりそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:第3戦SUGO決勝 上村優太が開幕から3連勝 プロアマクラスは内山清士が、アマクラスは高田匠が3連勝

 PCCJの第3戦が、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。

 午前中に予定されていた予選がキャンセルされたため、開幕戦と第2戦のポイントランキングでグリッドが決定された。

決勝レースがスタートした

総合優勝の上村優太

プロアマクラスで優勝した内山清士

アマクラスで優勝した高田匠

 他のレースイベントも視界不良のため、大幅にスケジュールが変更されたため、当初の予定から約1時間遅れの午後2時8分にフォーメーションラップがスタート。

 路面はほぼドライとなり、霧の残る中で10台がスターティンググリッドにつき、15周のレースがスタートをきった。

 グリッドはラインの乾いた奇数列がやや有利なコンディションとなり、ポールポジションの#31上村優太が好スタート。3番手の#20石坂瑞基がこれに続き、#24近藤翼の3台がトップグループを形成する展開になる。

 8周目ではトップ#31上村の0.5秒差で#20石坂。僅差で#24近藤がつける。10周目には#24近藤が#20石坂をとらえ2位に浮上。

 #24近藤はさらにトップ#31上村の背後を脅かすが、#31上村が逃げ切る結果となった。

 2位に#24近藤、3位に#20石坂がオーバーオールクラスでの表彰台に上がった。#60小川諒は4位、5番手にプロアマクラスのトップ#25内山清士、6番手に同クラス2位の#98IKARI、7番手に同クラス3位の浜崎大が入った。8番手でアマクラスのトップ#21高田匠、9位に同クラス2位の#36SkyChen、10位に同クラス3位の#15神取彦一郎が入った。

 第4戦の決勝レースは明日の午前10時45分から15周あるいは30分間で行われる予定だ。

総合の表彰式 アマクラスの表彰式 プロアマクラスの表彰式

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

鈴鹿・岡山S-FJ選手権

SFJ:第2戦鈴鹿公式予選結果

鈴鹿クラブマンレース第2戦 -RIJ- (2020/07/25) Qualifying Weather: Rain Course: Wet
2020 S-FJ鈴鹿シリーズ Round 2 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoDriverCar
Maker Model
TireTimeBehindGapkm/h
155板倉 慎哉AMORE TOKYO☆表参道☆KKSⅡ
MYST KK-S2
YH2'27.041--142.173
259元嶋 成弥MYST.NAVY AUTO.制動屋.KKS-2
MYST KK-S2
YH2'28.570 1.529 1.529140.709
356宮下 源都KK-SⅡ・制動屋・MYST
MYST KK-S2
YH2'28.870 1.829 0.300140.426
48岡本 大地FTK・レヴレーシング
MYST KK-S2
YH2'29.255 2.214 0.385140.064
586宇高 希CF亜衣制動屋NJKヤッコKKSⅡ
MYST KK-S2
YH2'29.607 2.566 0.352139.734
638上野 大哲SACCESS RACING
MYST KK-S2
YH2'30.280 3.239 0.673139.108
781松澤 亮佑群馬トヨペットリノアED
MYST KK-S2
YH2'30.905 3.864 0.625138.532
83鶴田 哲平LAPS A-ONE KK-S2
MYST KK-S2
YH2'30.949 3.908 0.044138.492
921太田 浩ミスト・セキグチ・制動屋
MYST KK-S2
YH2'31.213 4.172 0.264138.250
1020岡本 大輝サクセスレーシング・ES
MYST KK-S2
YH2'31.312 4.271 0.099138.160
1179八巻 渉中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
YH2'31.410 4.369 0.098138.070
1261佐藤 巧望KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2'31.793 4.752 0.383137.722
1318西村 和真WEST 19J
WEST 19J
YH2'31.812 4.771 0.019137.705
1468冨田 自然Aruga support KAGAWA
MYST KK-S2
YH2'31.835 4.794 0.023137.684
1515小松 響Rn-sports・OKABE・KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2'31.906 4.865 0.071137.619
1671髙口 大将Drago CORSEスカラシップ10V
TOKYO R&D RD10V
YH2'32.097 5.056 0.191137.446
1711三島 優輝Rn Sports 制動屋KKSⅡ
MYST KK-S2
YH2'32.343 5.302 0.246137.225
1816貫戸 幸星LAPS萬願亭KRS
MYST KK-S2
YH2'33.004 5.963 0.661136.632
1917道野 高志道野眼科10Vスキルスピード
TOKYO R&D RD10V
YH2'34.627 7.586 1.623135.198
200夕田 大助LAPS A-ONE
MYST KK-S2
YH2'34.809 7.768 0.182135.039
2119高木 悠帆MYST KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2'34.939 7.898 0.130134.925
2278三瓶 旭中日本自動車短期大学MSE学科07J
WEST 07J
YH2'35.120 8.079 0.181134.768
236普勝 崚FTK・レヴKK-S2
MYST KK-S2
YH2'35.461 8.420 0.341134.472
247鶴岡 秀麿KRSゼンカイレーシング
MYST KK-S2
YH2'35.759 8.718 0.298134.215
259上吹越 哲也FTK・レヴレーシング
MYST KK-S2
YH2'37.09110.050 1.332133.077
2670南部 和哉Leprix Sport KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2'38.38511.344 1.294131.990
2750早川 和樹ABBY Racing K1GP KK-SⅡ
MYST KK-S2
YH2'38.39011.349 0.005131.986
---- 以上基準タイム(130% - 3'13.000)予選通過 ----

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:第3,4戦SUGO公式予選 視界不良のためキャンセル グリッドはシリーズランキング順で決定

 ポルシェカレラカップジャパン。PCCJの第3戦と第4戦が、約1か月のインターバルで、舞台を岡山県から宮城県のスポーツランドSUGOに移して開催される。

 土曜日の午前8時30分から、ウエットコンディションで30分間の予選セッションが行われる予定だったが、視界不良のためにキャンセルとなった。

総合ランキングトップの上村優太 総合ランキング2位の近藤翼 総合ランキング3位の石坂瑞基 総合ランキング4位の小河諒 プロアマクラスランキングトップの浜崎大 アマクラスランキングトップの高田匠

 この日の午後に行われる第3戦と明日の第4戦のスターティンググリッドは、前回レース終了分までのシリーズランキング総合順位順によって決定した。

 第3戦の決勝レースは午後1時15分から15周あるいは30分間で行われる予定となっている。

 #31上村優太、#24近藤翼、#20石坂瑞基、#60小川諒とトップ4はオーバーオール。5番手にプロアマクラスのトップ#77浜崎大がつけ、8番手にアマクラスのトップ#21高田匠がつくことになった。

※当初予選順位は練習タイム順となっていましたが、ランキング順に訂正されています。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第1戦富士 ARNAGE AMG GT3、最後尾から9ポジションアップの20位でチェッカー (ARNAGE)

 新型コロナウイルスの影響で開幕が延期され、7月になってからようやく迎えた開幕戦は、7月とは思えない梅雨寒のコンディションでスタートした。

 昨シーズンに続いて、加納、山下コンビでシーズンに臨むArnage Racingは、3週間前に行われた公式テスト富士に参加、EVOモデルにバージョンアップしたARNAGE AMG GT3は多くのテストメニューをこなしていた。中でもタイヤについての収穫は大きく、チームはタイヤメニューを精査して開幕戦に臨むことができた。

 土曜日の午後に行われた公式練習は、濃霧のため1時間以上のディレイで17時15分からスタート。山下選手と加納選手が交互にマシンのフィーリングを確かめた。

 ARNAGE AMG GT3は、開幕戦の直前にリモートワークにてコンピュータのバージョンアップを行っていたが、その影響か原因不明の不調がマシンを襲い、次々とマシンにワーニングが出てバージョンアップ前の調子が出ない。チームは何度もマシンをピットに入れ、あれこれ策を講じた。しかし結局捗々しい結果を得ることができないまま、公式練習を終えた。ベストラップ01'40.038(28位)。

 翌日曜日、午前中に行われた予選はA B2組に分かれてQ1を行う方式で、Arnage Racingは後半B組。朝のうちこそ小雨模様だったが、9時30分の予選開始の時間にはwet宣言こそ出ていたものの天候は快方に向かっており、B組の予選もほぼドライコンディションでのスタートとなった。Arnage Racingは、ドライタイヤをチョイスしてQ1担当の山下選手をコースに送り込んだ。ところが山下選手はコースに出てまもなく無念のスピンを喫してしまう。なんとか無事に戦列に復帰したものの、残り時間は短く、うまくタイミングを合わせられなかったARNAGE AMG GT3は、午後からの開幕戦決勝を最後尾から追い上げることとなった。

 史上初の無観客開催となった開幕戦決勝は15時から行われ、スタートドライバーを担当する山下選手が、気温の上がる中、レースをスタート。チームは当初より、タイヤ無交換か片側のみ交換という作戦で決勝に臨んでいた。山下選手はタイヤを労わりながら我慢強く走行し、トラブルやアクシンデントで脱落していくマシンが相次ぐ中、じわじわとポジションを上げる。25周目、19番手で加納選手に交代するためピットに戻ってきた。

 チームは大事をとって左側のみタイヤを交換する作戦を断行。迅速なピットワークののち、加納選手は25番手でコースに復帰した。

 時刻は既に16時を回っていたが、気温31℃、路面温度41℃と過酷なコンディションは変わらない。タイヤをバーストさせるマシンが続発するが、加納選手は落ち着いて、タイヤを労わりながら快走を続けた。

 35周目、セーフティーカーが導入されるアクシデントが発生、リスタートとなった38周目、19位にまで浮上して前方車両に追いついた形となった加納選手は、01'40.341のべストラップをマークして、我慢強い走行を続けた。そしてファイナルラップ、惜しくも後続の25号車に追いつかれたものの、最後尾から9ポジションアップの20位でチェッカーを受けることができた。

 チームは無事完走を果たし、富士スピードウェイではなかなか獲得することの難しいチームポイント3点を獲得することができた。

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