全日本F3選手権第12戦の公式予選はポイントリーダーの#22ヤン・マーデンボロー(B-MAX NDDP F3)が今季6度目のポールを獲得!
Nクラスも#78片山義章が今季8度目のポールを獲得した。
第12戦公式予選は午前11時05分より10分間で行われた。
路面は依然としてウェットだったが、雨がおさまってきたこともあり、水量は次第に減っていった。
ここで最初にトップに立ったのは#22マーデンボローで2’01.691。
しかし次のラップでは#37坪井翔(ZENT TOM’S F314)が2’01.346、残り時間2分30秒で#36山下健太(ZENT TOM’S F312)も2’01.320とタイムを上げてくる。
しかしマーデンボローはチェッカー直前に2’00.794を叩き出して再びトップに立ち、第10戦富士に続いて今季6度目のポールポジションを獲得した。
第11戦ポールの#12牧野任祐(TODA FIGHTEX)は終盤区間ベストを出しながらアタックを続けたが、2’01.740で4位にとどまった。
Nクラスは終了直前まで#30DRAGON(B-MAX RACING F306)がトップに立っていたが、最後の最後に#78片山が逆転し、第11戦、第12戦と連続でポールポジションを獲得している。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
- ポールポジションを獲得した#12牧野任祐(TODA FIGHTEX)のコメント
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木曜日に雨の練習があって、乗ってる感じは悪くなかったので、レインやったらチャンスはあるのかなと思っていました。
1回目はポールを取れましたけども、2回目はみんなペースを上げてきたので、レースに向けてはもうちょっと考えないとなと思っています。
2回目の予選は少し水の量が減りましたが、そこに対する僕の対応が足りなかったかなという気がします。
ウェットセッティングに関しては、基本的なことをやっているだけです。それでもチーム全体で良い結果が出ているのはいいことだと思います。ただ今回はドライも悪くないんで、うまいことやっていきたいと思います。
午後はまた雨という予報も出ていますが、どっちにしてもスタートに集中して、あとは頑張ります。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI
MOTEGI 2&4 RACE -RIJ- (2016/08/20) Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
2016 Japanese Fomura3 Championship Round 12 ツインリンクもてぎ 4.801379km
| Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 22 | | ヤン・マーデンボロー | B-MAX NDDP F3 Dallara F314 | Volkswagen A41 | 2'00.794 | - | - | 143.095 |
| 2 | 36 | | 山下 健太 | ZENT TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'01.320 | 0.526 | 0.526 | 142.474 |
| 3 | 37 | | 坪井 翔 | ZENT TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'01.346 | 0.552 | 0.026 | 142.444 |
| 4 | 12 | | 牧野 任祐 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 2'01.740 | 0.946 | 0.394 | 141.983 |
| 5 | 2 | | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F316 | TODA TR-F301 | 2'02.150 | 1.356 | 0.410 | 141.506 |
| 6 | 7 | | 阪口 晴南 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 2'02.546 | 1.752 | 0.396 | 141.049 |
| 7 | 21 | | イェ・ホンリー | KRC with B-MAX F315 Dallara F315 | Volkswagen A41 | 2'02.748 | 1.954 | 0.202 | 140.817 |
| 8 | 8 | | 大津 弘樹 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | Honda MF204D | 2'02.908 | 2.114 | 0.160 | 140.633 |
| 9 | 23 | | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | Volkswagen A41 | 2'03.008 | 2.214 | 0.100 | 140.519 |
| 10 | 3 | | 三浦 愛 | EXEDY B-Max F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 2'04.401 | 3.607 | 1.393 | 138.946 |
| 11 | 28 | | 山口 大陸 | タイロクレーシング28号 Dallara F316 | Volkswagen A41 | 2'04.789 | 3.995 | 0.388 | 138.514 |
| 12 | 78 | N | 片山 義章 | Petit LM Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'07.937 | 7.143 | 3.148 | 135.105 |
| 13 | 30 | N | DRAGON | B-Max Racing F306 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'08.037 | 7.243 | 0.100 | 135.000 |
| 14 | 9 | N | 廣田 築 | アルビレックスF306TLM Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'08.521 | 7.727 | 0.484 | 134.492 |
| 15 | 5 | N | アレックス・ヤン | ALEX YANG Hanashima F3 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 2'10.290 | 9.496 | 1.769 | 132.666 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 2'13.268)予選通過 ---- |
FIA-F4第11・12戦DRPレースレポート
- オートポリス(大分県)
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- 10月31日(土)予選・第11戦決勝レース 晴れ
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- 11月1日(日)第12戦決勝レース くもり
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- 観客動員数:予選日11,340人、決勝日22,680人、大会延べ34,020人
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- ☆参戦ドライバー
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- 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 TOM’S SPIRIT
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- 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 B-max
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走行経験者の少ないオートポリスは水曜日から練習走行が始まり、水木金の3日間ともに総合トップタイムをマークした坪井選手とは対照的に、三笠選手は水曜日の走り始めにアクシデントに襲われてしまった。慣熟走行から徐々にタイムアップし始めた30分過ぎ、アンダーブリッジ前の右コーナーでスピンコースオフ。反対向きに止まってしまったところに後続マシンもコースオフし、正面からぶつかりあわや大惨事となるとこだった。幸いにも両者に大きな怪我はなかったが、三笠選手のヘルメットにはタイヤの跡がついており、足も少し痛めていたため大事を取り病院へ向かい、この日の走行を取りやめることにした。マシンはなんとか修復したものの木曜金曜の公式練習では、マシンセットアップに遅れを取り下位に沈む結果となってしまった。

☆10月31日(土)11:30~ 公式予選
ポイントリーダーとなった坪井選手は先頭でコースイン。序盤でセカンドタイムまで一気に出してしまう作戦だった。計測1周目で53秒3をマークし2周目には51秒7、3周目にフルアタック中に赤旗中断となりピットイン。これでタイヤのベストな状態が終わってしまい、さらにはクリアラップも取れずにアタックせざる負えなくなってしまった。それでもなんとか第11戦が2番手グリッド、第12戦は5番グリッドとなった。一方の三笠選手は赤旗中断再開後の序盤は上位タイムを記録していたが、後半にかけて周りがタイムアッップする中、逆にタイムが落ちていってしまった。どうもリヤタイヤに自分のタイヤカスが取れずにピックアップしている状態でグリップを失っているようなのだが、原因が究明できないでいた。この結果、第11戦が20番手グリッド、第12戦は19番グリッドとなってしまった。

☆10月31日(土)15:35~ 第11戦決勝レース
水曜日の練習からスタートの改善に取り組んでいた坪井選手は抜群のスタートダッシュを見せ、1コーナーを悠々とトップで通過。1周目から後続を突き放しにかかり全く危なげなく、後半の5周は翌日のレースのためにタイヤマネジメントするほどの余裕を見せ6連勝でトップチェッカーを受けた。これでチャンピオンシップにも王手をかけ、翌日のレースで表彰台に上がれば無条件でチャンピオン獲得となる。三笠選手は序盤こそ周りとのペースに遜色なく前車に食らいついていたが、予選時の悪状況が再発し後半は一気にタイムが2秒も落ち、予選順位を下回る21位フィニッシュとなってしまった。
☆11月1日(日)10:15~ 第12戦決勝レース
チャンピオンに王手をかけスタートにも自信を見せていた坪井選手が、5番グリッドから昨日よりもさらに良いスタートを決めて1コーナーをなんと2番手でクリア。タイヤの温まり方がトップの選手よりもよく、立ち上がりから背後にピッタリと付ける。ブロックラインを通るトップを3コーナーアウトから一気に抜き去ったと思った瞬間、イン側トップの選手がタイヤロックし白煙を上げながら止まりきれない。坪井選手に接触しさらにはコース外へ押し出す形で2台ともグラベルへ。これでほぼ最後尾まで落ちてしまった。チャンピオン目前での失意の中でもダメージを負ったマシンで懸命に追い上げるも17位フィニッシュとなってしまった。三笠選手はスタートを決めて1台交わし、このアクシデントにより15番手までポジションを上げた。前日にチームがマシンの不具合を懸命に究明していたが原因は不明のままで、やはり後半になるとリヤの挙動が不安定になり試行錯誤のドライビングでなんとかゴールという状況だった。
坪井選手にとっては、12戦中3回目の表彰台を逃す結果となったが、その3回いずれもトップ争いでのアクシデントの被害者でありここまで圧倒的な強さを見せている。連勝は断ち切られても、最終戦もてぎでのチャンピオン獲得は揺るぎない。三笠選手はもてぎを得意としているので、マシンの原因究明ができれば、優勝で坪井選手のチャンピオンを決めることができるかもしれない。
- 坪井選手コメント
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速さもレースの組み立ても自信があったので、唯一の不安要素であるスタートの改善に取り組みました。練習セッションで非常に良い感触があったのでスタートにも自信がありました。その結果が今回のレースで見せることができたと思います。正直言って第12戦の接触は余計でしたが、ドライバーも謝りに来てくれたのでレーシングアクシデントを受け入れ、最終戦で皆さんの前でチャンピオンを決められると前向きに考えるようにします。連勝は途切れたものの今は本当に不安要素が全くないのですが、気を引き締めて最終戦を笑顔で終えられるようにしっかりと準備していきたいと思います。
- 三笠選手コメント
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今回からシミュレータートレーニングも取り入れて、しっかりと準備して臨んだのですが、初日から躓いてしまいました。後で車載を見たのですが、10センチそれていたらヘルメット直撃だったので、本当に運が良かったと思います。マシンは見た目にはそれほどのダメージではなかったのですが、翌日の練習走行ではメンタルのせいなのかマシンのせいなのか全くタイムが出せませんでした。金曜日の練習では徐々に乗れてきている感触はあったのですが、ニュータイヤを入れるとタイムが落ちる症状がでて、マシンのセットアップを決められないまま予選に挑むことになってしまいました。予選からは決勝も毎回同じ感じで、序盤は感触よく徐々にタイムアップしていきこれからというときに、リヤのグリップ感覚がなくなってしまいガクンとタイムが落ちてしまいます。原因が全くわからない状態なので、チームが急遽もてぎのテストを設定してくれました。マシン自体はオートポリスのままなのですがここで原因を究明し、自称もてぎマイスターの名にかけてなにがなんでも勝つつもりで挑みたいと思います。
☆リザルト
【第11戦】
- 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 予選2位 決勝 優勝
- 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 予選20位 決勝21位
【第12戦】
- 三笠雄一:#51 B-MAX RACING F110 予選19位 決勝16位
- 坪井 翔:#36 FTRSスカラシップF4 予選5位 決勝17位
ドリームレーシングプロジェクトプレスリリースhttp://drp.xyz-one.jp/

ル・ボーセモータースポーツが今年から新たに挑む、FIA-F4選手権の第6大会がオート
ポリス(大分県)で、10月31日(土)〜11月1日(日)に開催された。前回のスポーツランドSUGO同様、里見乃亜が初めて挑むサーキットは、やはりアップダウンに富んだテクニカルレイアウトが最大の特徴だ。そしてこれまでのレースと最も異なる要素は、ほとんどのドライバーにレース経験がないこと。そのため、短い時間でコースをいかに攻略できるかがカギとなった。
予選 10月31日(土) 天候/晴れ コース状況/ドライ
練習走行ではセッションごとに確実にタイムを縮めていき、金曜日の最終セッションでは自己ベストをマーク。チームとしてベストな形で予選へ挑むこととなった。
土曜日の午前中に行われた予選では、ウォームアップを兼ねた1周を終えた直後に赤旗中断があり、流れを断たれる形となるも、集中力を切らさずにいたこともあって、再開後のアタックはいきなり1分52秒台に叩き込む。その次の周には1分52秒前半までタイムを短縮し、さらにアタックを重ね自己ベストの1分52秒270を記録。その後、一度ピットに戻り内圧を調整して、再度コースイン。しかし、タイヤはすでにピークを過ぎていたため、ベストタイムに迫るもラスト2周のタイムアップは果たせず。その結果、ベストタイムによる第11戦のグリッドは13番手、そしてセカンドベストタイムによる第12戦のグリッドもまた、13番手となった。後のデータ検証では、セクターごとのベストタイムを繋いでいくと、トップ10につけることも可能だったことが分かり、決勝につながる良い感触が得られた。
決勝 第11戦 10月31日(土) 天候/晴れ コース状況/ドライ
標高約900mのオートポリスは太陽から近いせいか、日差しは強めであったものの、空気は冷たく、秋が深まっていくのを大いに実感させることに。レースには絶好のコンディションの中、第11戦決勝レースのスタートが切られた。好ダッシュを決めた里見は、1コーナーの混戦状態の中で1台をかわしポジションを1つ上げる。しかし続くコーナーで1台に抜かれ、結果的にはポジションキープの形でオープニングラップを消化。接近した状態のまま2周目に突入し、離れずについていった2台を第1ヘアピンでまとめてオーバーテイクし、11番手に浮上。
あと1台かわせば、今季2回目の入賞となり、チームの期待も高まっていった。5周目にはベストタイムを記録し、その後もペースをキープしたまま周回を重ね、後続を徐々に引き離していく。あとは前を行く車両を追いかけるのみ。諦めずプッシュし続け、一時は3秒以上に広がった差を最後は2秒半にまで短縮するが、そのままチェッカーとなった。入賞は果たせなかったものの、ドライビングには改善の余地がデータ上で見つかったこととも併せ、続く第12戦に弾みをつける、内容の濃い11位を獲得することとなった。

決勝 第12戦 11月1日(日) 天候/晴れ コース状況/ドライ
日曜日のオートポリスは、あいにくの曇り空。当初は天気予報で高い降水確率が予想されていたが、それでも当分雨が落ちてくる心配はなさそうであった。
ロングライフを自慢とするコントロールタイヤながら、予選と1レースを経たことで摩耗が進み、さらにGTの走行後の路面への対応も問われることから、入念にセッティングを行った。第12戦決勝レースも好スタートを切ったものの、1コーナーへのアプローチをインに取ったのが裏目に出て、混乱に巻き込まれてしまう。これでひとつ順位を落としてしまうが、3コーナーでトップを争う2台が接触してコースアウト。結果的にひとつ順位を上げて12番手からレースを開始する。
ポジションキープのまま徐々に後ろを引き離す走りを見せると、周回を重ねるごとにベストタイムを更新していき、レースの後半11周目にも自己ベストを塗りかえる。前車との差も詰まってしっかりリズムに乗れていたが、最後まで順位の変動はなく、12位でのフィニッシュとなった。初めて走るサーキットで2戦ともしっかり完走を果たし、データも蓄積することができた。
2週間後に控える最終ラウンドは、昨年スーパーFJで走り込んだツインリンクもてぎが舞台。いわばホームコースでの戦いとなるだけに、未知の2サーキットを戦い学んだことを活かし、今年1年間の集大成とすることが期待される。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
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このレースウイークはクルマもドライバーも大いに進化出来た。ドライビングの幅が広がった事で細かなセッティングの比較が出来るようになり、クルマの限界が上がった。決して現状に満足している訳ではないが、最終戦に向けて良い感触が得られた。
- Driver 里見乃亜(Noa Satomi)COMMENT
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予選はアタックラップで赤旗になって仕切り直しになりましたが、再開後のアタックをイメージし落ち着いて過ごすことができました。再開後すぐにアタックしていきクルマの動きも良く、決して満足はしていませんが、いい感触で予選を終える事ができました。最初のレースはスタートが良くて、序盤で何台か抜いて順位を上げられました。セッティングもその中で分かったこともあったので日曜のレースに試してみましたが、少し裏目に出てしまって、序盤にタイヤが温まるまでだいぶ苦しかったです。とはいえ、次のもてぎ戦につながるデータは取れたので、非常にいい感じで2週間後のレースを迎えられると思います。最後の最後はホームコースですし、セットもいい感じになっていますから、予選ではシングルを目指して、決勝でも入賞できるよう、頑張ります!
Le Beausset Motorsports
いよいよ終盤戦に差し掛かったFIA-F4。第12戦決勝は11月1日に大分県のオートポリスで行われ、遂に3人目のウィナーが誕生する結果となった。
その3人目の勝者は#50山田真之亮(B-MAX)。前方でのトラブルをかいくぐってトップに立ち、見事待望の初勝利をものにした。
この日のオートポリスは上空を暑い雲が覆い尽くしていたが、コース上は終始ドライコンディション。第12戦決勝は午前10時15分より13周で行われた。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの#5平木涌也(RSファイン)。
後方からは予選5番手ながら見事なロケットスタートを決めた#36坪井翔(トムス)が2番手に浮上し、一気に平木の背後に迫り、3コーナーで早くもアウトに並びかけてきた。
ところがここでイン側の平木がブレーキをロックさせてしまい、二人は揃ってグラベルに飛び出してしまう。
その結果平木は26位、坪井は27位まで後退してしまった。
これでトップに立ったのが予選2番手の山田だ。
前半勝負と決めてクルマをセットアップしてきた山田はここで一気に後続を突き放しにかかるが、2位につけた#7大津弘樹もコンマ6秒差で食い下がる。
しかし大津の背後には#22宮田莉朋が迫り、6周目の第2ヘアピンでインに飛び込んできた。
大津はすかさずクロスラインをとって立ち上がり、続くジェットコースターストレートで抜き返したが、それ以降もしぶとく食い下がってくる宮田とのバトルに集中せざるを得ず、この間にトップの山田はどんどん差を広げていった。
8周を消化した時点で山田のリードは2.3秒。その後はこの差をキープしながら3周を走りって待望の初優勝。牧野任祐4勝、坪井7勝と二人のドライバーが勝利を分け合ってきた今シーズンだったが、12戦目にしてついに3人目のウィナーが誕生した。
2位には宮田の追撃を最後まで押さえきった大津。宮田はフォーミュラデビュー4戦目にして早くも表彰台に上がる快挙を成し遂げた。
一方、1周めに後退した坪井は懸命に挽回を図ったものの17位に終わり、牧野が5位入賞を果たしたことにより、シリーズポイントでは坪井182pt、牧野164ptとなり、タイトル争いは最終もてぎ大会に持ち越される結果となった。
第13-14戦は11月14-15日に栃木県のツインリンクもてぎで行われる。
優勝 #50山田真之亮のコメント
満足できるスタートではなくて出遅れてしまい、1コーナーでアウトから坪井選手に抜かれてしまいました。本当に「やばいな」と思ったんですけど、その後の混乱で運が良かったというかうまく切り抜けられてトップに立ち、その後は全力でプッシュしました。前半勝負でクルマを作ってきたので、本当に全力でプッシュして、ラストは厳しい状態でした。後ろが離れてくれたので前半のマージンを保って勝つことができました。
(前で2台が飛び出したのを見たときは)これは来たなと。もう今日勝つしかないなと思いました。
2位 #7大津弘樹のコメント
悔しいですね。昨日エンスト気味だったので、今日は無難にスタートを決めました。その後の1コーナーの位置どりがうまくいけなくて。次回は坪井選手に同じことをされないようにしたいです。後半タイヤが厳しかったですが、それはみんな同じ条件だったと思います。宮田選手は1レース分タイヤの磨耗が少ないだったので、厳しい戦いになりましたが、要所要所を守りつつ、前をしっかり見て走りました。
もてぎは何回かテストしていて調子はいいので、出だしからずっと高い順位でいけるように頑張ります。
3位 #22宮田莉朋のコメント
昨日ほとんどレースできていないので、実質的には3回目のレースでしたが、表彰台に上がるという今回の目標は達成できました。16歳の中で最初に表彰台に上がったことはもちろん嬉しいですけど、2位に上がるチャンスがあったし、できればもう一つ上の順位で終わりたかったです。速さとか、自分のペースの良さは前回の菅生から改善されていると思うので、あとはバトルの仕方を身につけられるように頑張ります。
昨日は牧野選手のウィングに乗り上げた時にタイヤをカットしてしまってリタイヤしました。
でもそもそもスタートを失敗しなければ起きなかったアクシデントだし、ミラーを確認して避けるのも自分の仕事だったと思っています。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2015/11/01) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Driver | Car Team | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 50 | 山田 真之亮 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 13 | 24'33.361 |
| 2 | 7 | 大津 弘樹 | HFDP/SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 13 | 1.314 |
| 3 | 22 | 宮田 莉朋 | RSS TAKAGI RACING RSS | DL | 13 | 1.781 |
| 4 | 9 | 石坂 瑞基 | HFDP/SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 13 | 4.505 |
| 5 | 11 | 牧野 任祐 | DODIE・インプローブス・RN-S Rn-SPORTS | DL | 13 | 5.956 |
| 6 | 37 | 小高 一斗 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 13 | 6.342 |
| 7 | 3 | 阪口 晴南 | DUNLOP SUTEKINA F110 SUTEKINA RACING TEAM | DL | 13 | 9.711 |
| 8 | 14 | 根本 悠生 | GUNZE F110 KCMG KCMG | DL | 13 | 12.318 |
| 9 | 19 | 篠原 拓朗 | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghii S.C.Formula Jr | DL | 13 | 12.767 |
| 10 | 4 | 河野 駿佑 | グッドスマイル初音ミクF110 RS FINE | DL | 13 | 13.395 |
| 11 | 88 | 川端 伸太朗 | SUCCEED SPORTS F110 SUCCEED SPORTS | DL | 13 | 16.100 |
| 12 | 62 | 里見 乃亜 | ル・ボーセフォーミュラアカデミー Le Beausset Motorsports | DL | 13 | 16.818 |
| 13 | 10 | ⾦⽯ 勝英 | SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 13 | 18.111 |
| 14 | 70 | 天野 翼 | Leprix Sport F110 leprix sport | DL | 13 | 22.077 |
| 15 | 8 | 上村 優太 | HFDP/SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 13 | 22.622 |
| 16 | 51 | 三笠 雄一 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 13 | 23.518 |
| 17 | 36 | 坪井 翔 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 13 | 23.959 |
| 18 | 75 | 手塚 祐弥 | F&Cアキラレーシングwithフィールド FIELD MOTORSPORT | DL | 13 | 33.981 |
| 19 | 57 | 吉田 宣弘 | ガレージヨシダ・Rn-SPORTS制動屋 Rn-SPORTS | DL | 13 | 34.374 |
| 20 | 5 | 平木 湧也 | GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110 RS FINE | DL | 13 | 37.127 |
| 21 | 52 | 番場 琢 | 埼玉トヨペットGreenBrave 埼玉トヨペットGreenBrave | DL | 13 | 37.524 |
| 22 | 44 | 山内 飛侑 | ATEAM Buzz Racing F110 Buzz International | DL | 13 | 37.708 |
| 23 | 66 | 橋本 陸 | Skill Speed Skill Speed | DL | 13 | 40.573 |
| 24 | 6 | 米倉 正憲 | CLEAR F110 クリアコーポレーション | DL | 13 | 47.160 |
| 25 | 55 | 畑 亨志 | F&Cアキラレーシングwithフィールド FIELD MOTORSPORT | DL | 13 | 49.013 |
| 26 | 20 | 小山 美姫 | miNami aoYama with SARD miNami aoYama with SARD | DL | 13 | 50.558 |
| 27 | 39 | 加藤 潤平 | miNami aoYama with SARD miNami aoYama with SARD | DL | 13 | 1'32.476 |
| 28 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | DL | 13 | 1'59.815 |
| 29 | 17 | 永井 宏明 | ナインレーシング ARN RACING | DL | 11 | 2Laps |
| ---- 以上規定周回数(90% - 11Laps)完走 ---- |
| - | 63 | グスタボ・ミャサバ | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghii S.C.Formula Jr | DL | 10 | 3Laps |
| - | 12 | 白石 勇樹 | TEAM A-ONE TEAM A-ONE with SECNA | DL | 7 | 6Laps |
| - | 89 | 清原 亮太 | SUCCEED SPORTS F110 SUCCEED SPORTS | DL | 0 | 13Laps |
- Fastest Lap: CarNo.37 小高一斗(FTRSスカラシップF4)1'52.554 (10/13) 149.496km/h
FIA-F4選手権第11戦、12戦の公式予選が10月31日、大分県のオートポリスで行われ、第11戦は#7大津弘樹(HFDP)が1’51.346で自身初のポールポジションを獲得した。
またセカンドベストタイムで決められる第12戦のポールポジションは1’51.513の#5平木湧也(RSファイン)だった。
今季からスタートしたFIA-F4も残すはあと2大会4戦となった。
今回の舞台となるオートポリスは、レースするのは今回が初めてというドライバーも多く、今までとは違った展開が期待できそうな状況だ。
それでも木曜、金曜と専有走行が始まってみれば、ポイントリーダーの#36坪井翔(トムス)
が両日ともトップタイムを記録。チャンピオン獲得に向けて好スタートを切った格好だ。
公式予選が行われた31日は好天に恵まれたものの、今までのレースではなかったほどの低温での走行となり、事前にテストを行った何人かのドライバーにとっても厳しい走行となったようだ。
午前11時30分のコースオープンからわずか6分でコースアウトした車両があり、予選は赤旗中断を挟んでの30分間の走行となったが、ここでトップに立ったのが現在ポイントランキング3位につけている#7大津だった。
大津はセッション再開10分後に1’51.346を記録すると、チェッカーまで3分を残してピットへ。
今回初めてオートポリスでのレースを迎える大津は事前にスーパーFJで1日練習を行ってからレースウィークに入ったとのこと。その成果もあってか専有走行から好感触をつかんでいたという。
それに対してポイントリーダーの坪井は序盤に赤旗でアタックのタイミングを逸してしまったようで、再開後はトラフィックに捕まったこともあって僅かに大津に届かず、1’51.398で2位に留まった。3番手には#50山田真之亮がつけた。
しかしセカンドベストタイムで決められる第12戦のグリッドでは、安定したタイムを刻んだ#5平木がポールを獲得。木曜からの走行では好感触を得ていたという平木はしかしこの結果にも満足はしていないようだ。第12戦の予選2番手は#50山田、3番手に#7大津がつけ、#36坪井は5番手と厳しい位置だ。
また、前回のSUGOで坪井の逆転を許した#11牧野任祐はここでも苦戦が続き、第11戦9番手、第12戦8番手という結果に終わっている。
FIA-F4選手権第11戦の決勝はこのあと午後3時35分より、第12戦決勝は明日午前10時15分より、それぞれ13周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
SUPER GT in KYUSHU 300km -RIJ- (2015/10/31) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2015 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 12 オートポリス 4.674km
| Pos | No | Driver | Car Team | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 5 | 平木 湧也 | GSR初⾳ミクホリデー⾞検 F110 RS FINE | DL | 1'51.513 | - | - | 150.892 |
| 2 | 50 | 山田 真之亮 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 1'51.519 | 0.006 | 0.006 | 150.884 |
| 3 | 7 | 大津 弘樹 | HFDP/SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 1'51.538 | 0.025 | 0.019 | 150.858 |
| 4 | 22 | 宮田 莉朋 | RSS TAKAGI RACING RSS | DL | 1'51.566 | 0.053 | 0.028 | 150.820 |
| 5 | 36 | 坪井 翔 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 1'51.585 | 0.072 | 0.019 | 150.794 |
| 6 | 9 | 石坂 瑞基 | HFDP/SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 1'51.735 | 0.222 | 0.150 | 150.592 |
| 7 | 3 | 阪口 晴南 | DUNLOP SUTEKINA F110 SUTEKINA RACING TEAM | DL | 1'51.814 | 0.301 | 0.079 | 150.486 |
| 8 | 11 | 牧野 任祐 | DODIE・インプローブス・RN-S Rn-SPORTS | DL | 1'51.890 | 0.377 | 0.076 | 150.383 |
| 9 | 19 | 篠原 拓朗 | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghii S.C.Formula Jr | DL | 1'52.046 | 0.533 | 0.156 | 150.174 |
| 10 | 4 | 河野 駿佑 | グッドスマイル初音ミクF110 RS FINE | DL | 1'52.130 | 0.617 | 0.084 | 150.062 |
| 11 | 37 | 小高 一斗 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPIRIT | DL | 1'52.142 | 0.629 | 0.012 | 150.045 |
| 12 | 10 | ⾦⽯ 勝英 | SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | 1'52.159 | 0.646 | 0.017 | 150.023 |
| 13 | 62 | 里見 乃亜 | ル・ボーセフォーミュラアカデミー Le Beausset Motorsports | DL | 1'52.382 | 0.869 | 0.223 | 149.725 |
| 14 | 88 | 川端 伸太朗 | SUCCEED SPORTS F110 SUCCEED SPORTS | DL | 1'52.440 | 0.927 | 0.058 | 149.648 |
| 15 | 12 | 白石 勇樹 | TEAM A-ONE TEAM A-ONE with SECNA | DL | 1'52.504 | 0.991 | 0.064 | 149.563 |
| 16 | 75 | 手塚 祐弥 | F&Cアキラレーシングwithフィールド FIELD MOTORSPORT | DL | 1'52.523 | 1.010 | 0.019 | 149.537 |
| 17 | 14 | 根本 悠生 | GUNZE F110 KCMG KCMG | DL | 1'52.564 | 1.051 | 0.041 | 149.483 |
| 18 | 52 | 番場 琢 | 埼玉トヨペットGreenBrave 埼玉トヨペットGreenBrave | DL | 1'52.605 | 1.092 | 0.041 | 149.429 |
| 19 | 51 | 三笠 雄一 | B-MAX RACING F110 B-MAX RACING TEAM | DL | 1'52.616 | 1.103 | 0.011 | 149.414 |
| 20 | 57 | 吉田 宣弘 | ガレージヨシダ・Rn-SPORTS制動屋 Rn-SPORTS | DL | 1'52.645 | 1.132 | 0.029 | 149.375 |
| 21 | 70 | 天野 翼 | Leprix Sport F110 leprix sport | DL | 1'52.804 | 1.291 | 0.159 | 149.165 |
| 22 | 89 | 清原 亮太 | SUCCEED SPORTS F110 SUCCEED SPORTS | DL | 1'52.864 | 1.351 | 0.060 | 149.086 |
| 23 | 63 | グスタボ・ミャサバ | VSR Lamborghini SC VSR Lamborghii S.C.Formula Jr | DL | 1'52.966 | 1.453 | 0.102 | 148.951 |
| 24 | 66 | 橋本 陸 | Skill Speed Skill Speed | DL | 1'53.036 | 1.523 | 0.070 | 148.859 |
| 25 | 39 | 加藤 潤平 | miNami aoYama with SARD miNami aoYama with SARD | DL | 1'53.040 | 1.527 | 0.004 | 148.854 |
| 26 | 44 | 山内 飛侑 | ATEAM Buzz Racing F110 Buzz International | DL | 1'53.099 | 1.586 | 0.059 | 148.776 |
| 27 | 6 | 米倉 正憲 | CLEAR F110 クリアコーポレーション | DL | 1'54.082 | 2.569 | 0.983 | 147.494 |
| 28 | 55 | 畑 亨志 | F&Cアキラレーシングwithフィールド FIELD MOTORSPORT | DL | 1'54.456 | 2.943 | 0.374 | 147.012 |
| 29 | 20 | 小山 美姫 | miNami aoYama with SARD miNami aoYama with SARD | DL | 1'54.485 | 2.972 | 0.029 | 146.975 |
| 30 | 17 | 永井 宏明 | ナインレーシング ARN RACING | DL | 1'54.807 | 3.294 | 0.322 | 146.562 |
| 31 | 23 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | DL | 2'00.686 | 9.173 | 5.879 | 139.423 |
| ---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
| - | *8 | 上村 優太 | HFDP/SRS-F/コチラレーシング Honda フォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | DL | no time | - | - | - |
- CarNo.8は、出走嘆願により、審査委員会は最後尾出走を認める。
- コース:富士スピードウェイ(4.563km)
- 予選:7月18日(土)曇:ハーフウェット
- 第12戦決勝:7月18日(土)雨:ウェット
- 第13戦決勝:7月19日(日)晴:ドライ

第13戦で今季5勝目を挙げた山下健太
富士スピードウェイで全日本F3の第6大会(第12戦、第13戦)が行われ、ウェットとなった第12戦はニック・キャシディ(PETRONAS TEAM TOM'S)が独走で5勝目。第13戦は首位を争っていたキャシディが接触を喫し、これをかわして首位に浮上した山下 健太(PETRONAS TEAM TOM'S)が今季5勝目を挙げた。F3-Nクラスでは両レース共に小河 諒(TOM'S)が制し、4戦を残してシリーズチャンピオンを決めた。
全日本F3選手権の第6大会(第12戦、第13戦)が7月18日(土)と19日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。
5月、6月に4大会を行った全日本F3は、早くも全8大会中6大会目を迎えた。シリーズタイトル争いでは、前大会岡山で2戦連続2位、ポールポジションとファステストラップも獲得した、F3が2年目となる山下がこれまで4勝を挙げランキング首位。チームメイトのニュージーランド人、キャシディが同じ4勝で3ポイント差の2位に付けている。
しかし、前大会岡山で連勝した高星 明誠(B-Max Racing team with NDDP)がキャシディと1ポイント差の3位につけており、今大会を含め残り6戦、全く予断を許さない展開で第6大会を迎えた。
18日(土)は朝から降ったりやんだりの天候となり、F3予選の直前に行われたスーパーフォーミュラのフリー走行は、ほぼ全車がレインタイヤで走行するも徐々に乾き始めており、終盤数台がスリックというコンディション。続いて行われたF3の予選は、全車スリックタイヤで午後10時より10分間で第12戦、10分間のインターバルを経て第13戦の予選が行われた。
第12戦の予選は積極的にアタックしていったキャシディが中盤からタイムを出し、その後逆転されるも最後のアタックでトップに立ち、5度目のポールポジションを獲得。山下はセッティングに苦しみ、5番手。
第13戦の予選もキャシディがトップを争ったが、最後に逆転を許し、最前列2番手。山下はセッティング変更が効を奏したが、キャシディに僅か1000分の4秒及ばず3番手となった。
予選の後、再び雨に見舞われ、コースは完全にウェットコンディションで午後4時10分より第12戦の決勝(15周)が開始された。
直前のスーパーフォーミュラ予選終盤から強くなった雨は続き、完全なウェットコンディションで、各車水煙を上げてのスタート。ポールポジションのキャシディは、スタートから1コーナー進入では高星の先行を許すも、続く100Rでアウトから高星をパス。首位に立つと、後続との差を広げていった。
5番手スタートの山下は、1周目はポジションをキープ。3周目に前走車がコースオフしたため4位へと順位を上げた。しかし、13周目の1コーナーでコースアウト。ひとつポジションを落とし、5位でチェッカーを受けた。
キャシディは2位とほぼ4秒ほどの差を維持したまま周回。終盤にやや後続からの差を詰められたものの、それでも3秒ほどの差でトップチェッカー。今季5勝目を挙げた。
キャシディはこの勝利とポールポジションにより11ポイントを獲得。山下が2ポイント獲得に終わったため、キャシディが5ポイント山下を上回ってランキング首位に浮上した。ライバルの高星も5ポイントに留まったため、山下は高星にわずか1ポイント差ながらランキング2位につけている。
19日(日)は一転太陽も顔を出し、暑さを感じる中、午前10時より第13戦(21周)が開始された。
最前列2番手グリッドのキャシディが好スタートで首位を奪取。3番手グリッドの山下はスタートではポジションをキープしたものの、100Rでインからかわされ、4位へ後退してしまった。
しかし、キャシディと2位の高星が。富士ならではの、長いストレートでのサイド・バイ・サイドから1コーナーへのブレーキング勝負など、激しい首位争いを展開。4位の山下も大きく離されることなく、5周目の最終コーナーで前走車のインを着くと、2台はクロスラインからストレートへ。1コーナーで山下はこのバトルを制し、3位に浮上した。
一時キャシディは2位高星に1秒ほどの差を付けたが、再びその差は詰まっていき、12周目、1コーナーで並んだ2台は、クロスラインで順位を入れ替えながら続くコーナーへ。先行する高星を、ダンロップコーナーでかわそうとしたキャシディだったが、高星がブロックを試み、2台は接触。高星はコースアウト。
キャシディは何とか走行を続けたが、若干ペースダウン。この隙を逃さず、山下はメインストレートでキャシディに並ぶと、1コーナーでかわし、首位に立った。
首位に立った山下は、ペースの上がらないキャシディとの差を広げていった。一方、キャシディは後続からの猛追を受けることとなり、何度か並びかけられるも、逆転は許さず。
山下はキャシディに3.4秒の差を付け、トップチェッカー。キャシディに並ぶ、今季5勝目を挙げた。キャシディは逃げ切り2位フィニッシュ。キャシディはこのレースでファステストラップも獲得したため、山下とのポイント差は2ポイント詰められるに留まった。結果、キャシディが96ポイントでランキング首位をキープし、山下は3ポイント差の2位。高星は今大会リタイアとなり、ポールポジションの1ポイントのみの獲得となったため、首位のキャシディとの差は14ポイントまで広がることとなった。
F3-Nクラスでは、第12戦、第13戦共に小河がポール・トゥ・ウィン。これまでの13戦中10勝、2位3回という圧倒的な強さを見せ、今季4戦を残した状態で、F3-Nクラスでのタイトルを決めた。

第13戦で勝利した山下健太(PETRONAS TEAM TOM'S #36)

F3-Nクラスでは10勝目を挙げた小河 諒が4戦を残してタイトルを決めた
トヨタモータースポーツニュース
全日本F3選手権第12戦の決勝が5月18日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、ポールポジションからスタートした#37ニック・キャシディ(PETRONAS TOM’S F312)が今季5勝目を挙げた。
Nクラスは#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が2位以下を30秒以上引き離す圧倒的な速さで今季9勝目を挙げた。
第12戦決勝は午後4時10分より15周で行われた。
雨は最後まで上がることはなく、終始ウェットコンディションでの戦いとなった。
ホールショットを奪ったのは予選2番手の#23高星明誠。
岡山での第10戦、第11戦を彷彿とさせる絶妙のスタートでキャシディをかわしてトップに躍り出た。
しかしキャシディは続くコカコーラコーナー立ち上がりで高星のアウト側に並びかけ、そのまま100Rで悠々と抜き去ってトップを奪い返すと、一気に後続を突き放しにかかる。
3周を終えた時点で高星との差はすでに3秒。
その後も着実にその差は広がっていった。
午前の予選を2位、1位で終え、岡山からの好調ぶりをここでも発揮していた高干しだったが、一転ウェットレースとなった午後の決勝ではクルマのバランスが思わしくなく、キャシディを追い上げるどころか後方から迫ってきた#7福住仁嶺に6周目のホームストレートで抜かれて3位に後退してしまった。
その福住はその周から立て続けにキャシディを上回るラップタイムを刻み続け、ファイナルラップでは1’52.288とこのレースのファステストラップを記録する。
しかしそれでもトップを射程圏内に収めることはできず、キャシディが今季5勝目を挙げた。
一方、前戦岡山でポイントリーダーに躍り出た#36山下健太はこのレース5位に終わったため、キャシディが再びポイントランキングトップに復帰して明日の決勝に臨むことに。
しかしキャシディ88ポイント、山下83ポイント、高星81ポイントとその差は僅か。
明日の決勝の結果いかんでは再びランキングが動く可能性が高い。
Nクラスはスタートで#30DRAGONが小河を抜いて一時トップに躍り出るが、こちらもその周のセクター3で小河が抜き返すと、そのまま一気に後続との差を広げ、最後は2位に30秒以上の大差をつけて今季9勝目を挙げた。
予選でウェットタイヤを選択したためクラス5位に終わった#3三浦愛が着実に順位を挽回して2位に。
スタートでトップに立ったDRAGONは7周目の1コーナーでオーバランした隙に三浦の先行を許し、今回も3位に終わった。
次戦第13戦決勝は明日朝10時より21周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.3 -RIJ- (2015/07/18) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
|
Pos
|
No
|
Cls
|
Cls
Pos
|
Driver
|
Car
Maker Model
|
Engine
|
Tire
|
Lap
|
Total_Time
Behind
|
|
1
|
37
|
|
1
|
ニック・キャシディ
|
PETRONAS TOM'S F314
Dallara F314
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
15
|
28'17.080
|
|
2
|
7
|
|
2
|
福住 仁嶺
|
HFDP RACING F312
Dallara F312
|
HONDA MF204D
|
YH
|
15
|
3.105
|
|
3
|
23
|
|
3
|
高星 明誠
|
B-MAX NDDP F3
Dallara F315
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
15
|
13.740
|
|
4
|
8
|
|
4
|
高橋 翼
|
HFDP RACING F312
Dallara F312
|
HONDA MF204D
|
YH
|
15
|
20.156
|
|
5
|
36
|
|
5
|
山下 健太
|
PETRONAS TOM'S F312
Dallara F312
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
15
|
23.274
|
|
6
|
50
|
|
6
|
千代 勝正
|
B-Max Racing F312
Dallara F312
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
15
|
24.977
|
|
7
|
19
|
|
7
|
ストゥルアン・ムーア
|
KCMG F312
Dallara F312
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
15
|
27.836
|
|
8
|
2
|
|
8
|
石川 京侍
|
TODA FIGHTEX
Dallara F312
|
TODA TR-F301
|
YH
|
15
|
28.559
|
|
9
|
22
|
|
9
|
ルーカス・オルドネス
|
B-MAX NDDP F3
Dallara F312
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
15
|
29.758
|
|
10
|
28
|
|
10
|
山口 大陸
|
タイロク・ハナシマ28号
Dallara F312
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
15
|
44.418
|
|
11
|
38
|
N
|
1
|
小河 諒
|
KeePer TOM'S F306
Dallara F306
|
TOYOTA TOM'S 3S-GE
|
YH
|
15
|
44.418
|
|
12
|
3
|
N
|
2
|
三浦 愛
|
EXEDY RACING F307
Dallara F307
|
TOYOTA TOM'S 3S-GE
|
YH
|
15
|
1'22.448
|
|
13
|
30
|
N
|
3
|
ドラゴン
|
B-MAX RACING F308
Dallara F308
|
TOYOTA TOM'S 3S-GE
|
YH
|
15
|
1'36.162
|
|
14
|
5
|
N
|
4
|
アレックス・ヤン
|
KRC Hanashima Racing
Dallara F306
|
TOYOTA TOM'S 3S-GE
|
YH
|
15
|
1'54.921
|
|
15
|
77
|
N
|
5
|
三浦 勝
|
アルボルアルデアCMS 306
Dallara F306
|
TOYOTA TOM'S 3S-GE
|
YH
|
14
|
1Lap
|
|
16
|
18
|
N
|
6
|
ギョオム・クニントン
|
FSC MOTORSPORT
Dallara F307
|
TOYOTA TOM'S 3S-GE
|
YH
|
14
|
1Lap
|
|
17
|
13
|
N
|
7
|
吉田 基良
|
RSS with B-Max 306
Dallara F306
|
TOYOTA TOM'S TAZ31
|
YH
|
14
|
1Lap
|
|
---- 以上規定周回数(90% - 13Laps)完走 ----
|
- Fastest Lap: CarNo.7 福住仁嶺(HFDP RACING F312) 1'52.288 (15/15) 146.292km/h
全日本F3選手権第12戦の公式予選が7月18日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#37ニック・キャシディ(PETRONAS TOM’S F314)が1’35.848で今季5度目のポールポジションを獲得。
Nクラスは#38小河諒(KeePer TOM’S F306)が今季9回目のポールポジションを獲得した。
公式予選は午前10時30分より10分間で行われた。
前に行われたスーパーフォーミュラのフリー走行では雨が降ったり止んだりを繰り返していたが、F3の予選が始まる頃には路面も乾き、各車スリックタイヤを装着しての走行となった。
キャシディは入念にタイヤに熱を入れると、最初のアタックで1’37.927を記録。その後も1’36.674、1’35.848と着実にタイムを上げてきた。
一方前回の岡山大会でランキングトップに躍り出たチームメイトの#36山下健太はこのセッション1’36.119と5位にとどまった。
予選2番手にはランキング3位の#23高星明誠がつける。前回の岡山で2連勝と上り調子の高星だが、それはここ富士でも同様のようだ。
なお、今大会からB-MAXレーシングがマカオグランプリへの参戦を目標に3台目のF312をエントリーさせており、久々に千代勝正がF3のステアリングを握る。
スーパーGTやヨーロッパのブランパン耐久ではトップクラスの走りを見せているものの、フォーミュラカーのレースは2年ぶりとなる千代だが、この予選では1’36.089と3番手のタイムを記録、ブランクを感じさせない走りを見せてくれた。
一方Nクラスは今回も#38小河諒が他を圧倒。2番手以下に1.6秒もの差をつけてポールポジションを獲得した。
2番手には#30DRAGONがつけ、ランキング2位の#3三浦愛は車高と足回りをウェットに合わせてきたことが裏目に出てクラス5位に終わっている。
第12戦決勝は今日午後4時10分より15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Rd.3 -RIJ- (2015/07/18) Qualifying Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2015 Japanese Fomura3 Championship Round 12 富士スピードウェイ 4.563km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 37 | | 1 | ニック・キャシディ | PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'35.848 | - | - | 171.384 |
| 2 | 23 | | 2 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F3 Dallara F315 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'35.961 | 0.113 | 0.113 | 171.182 |
| 3 | 50 | | 3 | 千代 勝正 | B-Max Racing F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'36.089 | 0.241 | 0.128 | 170.954 |
| 4 | 19 | | 4 | ストゥルアン・ムーア | KCMG F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'36.113 | 0.265 | 0.024 | 170.911 |
| 5 | 36 | | 5 | 山下 健太 | PETRONAS TOM'S F312 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'36.119 | 0.271 | 0.006 | 170.901 |
| 6 | 7 | | 6 | 福住 仁嶺 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'36.120 | 0.272 | 0.001 | 170.899 |
| 7 | 2 | | 7 | 石川 京侍 | TODA FIGHTEX Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'36.285 | 0.437 | 0.165 | 170.606 |
| 8 | 8 | | 8 | 高橋 翼 | HFDP RACING F312 Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'36.290 | 0.442 | 0.005 | 170.597 |
| 9 | *22 | | 9 | ルーカス・オルドネス | B-MAX NDDP F3 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'37.530 | 1.682 | 1.240 | 168.428 |
| 10 | 28 | | 10 | 山口 大陸 | タイロク・ハナシマ28号 Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'37.890 | 2.042 | 0.360 | 167.809 |
| 11 | 38 | N | 1 | 小河 諒 | KeePer TOM'S F306 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'38.527 | 2.679 | 0.637 | 166.724 |
| 12 | 30 | N | 2 | ドラゴン | B-MAX RACING F308 Dallara F308 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'40.132 | 4.284 | 1.605 | 164.051 |
| 13 | 77 | N | 3 | 三浦 勝 | アルボルアルデアCMS 306 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'43.829 | 7.981 | 3.697 | 158.210 |
| 14 | 18 | N | 4 | ギョオム・クニントン | FSC MOTORSPORT Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'44.098 | 8.250 | 0.269 | 157.801 |
| ---- 以上基準タイム(110% - 1'45.562)予選通過 ---- |
| - | *3 | N | - | 三浦 愛 | EXEDY RACING F307 Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'46.305 | 10.457 | 2.207 | 154.525 |
| - | *13 | N | - | 吉田 基良 | RSS with B-Max 306 Dallara F306 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'49.351 | 13.503 | 3.046 | 150.221 |
| - | *5 | N | - | アレックス・ヤン | KRC Hanashima Racing Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'50.057 | 14.209 | 0.706 | 149.257 |
- CarNo.22は、2015年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第19条2.(走路外走行)により、当該ベストラップタイムを削除した。
- CarNo.3:15番グリッド、CaraNo.13:16番グリッド、CarNo.5:17番グリッドを条件に、決勝レース出走を認める。
全日本F3選手権第12戦は27日、スポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で決勝を行い、松下信治(HFDP RACING)が18周・25分47秒130で優勝した。Nクラスは山口大陸(EXCEED MOTOR SPORTS)が初優勝を飾った。
第12戦決勝は前プログラムのスーパーフォーミュラ予選で赤旗が相次いだため、フォーメーションラップが午後3時5分より始まった。
好スタートを切ったのはポールシッターの松下信治(HFDP RACING)。2位に予選順位通り勝田貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)が付け、3位には予選4位の清原章太(TODA RACING)が上がってきた。
Nクラスでは予選3位の山口大陸(EXCEED MOTOR SPORTS)が好スタート。一気にトップに躍り出る。2位にポールシッターの久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が付け、3位に湯澤翔平(KCMG)が続く。
その後方では、1コーナーから2コーナーにかけ小泉洋史(HANASHIMA RACING)のインを狙った三浦愛(EXEDY RACING TEAM)が小泉と接触。両者コースアウトしグラベルにマシンを止めたため、セーフティーカーが導入された。小泉はその後再スタートを切るも周回遅れに。
レースは5周目から再スタート。1コーナーで勝田が松下にアウトから並びかけ前に出るが、オーバースピード気味だったため、松下が抜き返しトップを守る。
2位勝田は1秒前後の差でトップ松下に付け、後半の逆転にかける。最終18ラップ目に松下の背後に忍び寄るが、逆転はならず、松下が0秒3差で今季5勝目を飾った。2位には勝田が、3位には清原が入り今季初表彰台をものにした。
Nクラスはトップでレースを始めた山口の背後につけていた久保がレース再開後の7周目にSPコーナーで痛恨のコースアウト。その後も山口は2位に上がった湯澤翔平(KCMG)に突き入る隙を与えず、18周を走って念願の初優勝を飾った。2位には湯澤。3位には有力選手の脱落で繰り上がったドラゴン(B-MAX Racing Team)が入り今季初表彰台に立った。
僅差でドライバーズ選手権をリードする松下はポールポジションとファステストラップ、優勝を合わせ12ポイントを追加、トータル85ポイントとし、リードを広げた。
第13戦決勝は明日28日午後1時5分より25周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Round 6 -RIJ- (2014/09/27) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model Team | Engine | Tire | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 7 | | 1 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | BS | 18 | 25'47.130 |
| 2 | 1 | | 2 | 勝田 貴元 | PETRONAS TEAM TOM'S F312 Dallara F312 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 18 | 0.374 |
| 3 | 2 | | 3 | 清原 章太 | TODA FIGHTEX Dallara F312 TODA RACING | TODA TR-F301 | BS | 18 | 6.728 |
| 4 | 22 | | 4 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 18 | 9.846 |
| 5 | 23 | | 5 | 佐々木 大樹 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 18 | 10.073 |
| 6 | 36 | | 6 | 山下 健太 | PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 18 | 11.261 |
| 7 | 38 | | 7 | ナニン・インドラ・パユーング | CERUMO・INGING Jr. F312 Dallara F312 CERUMO・INGING Jr. | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 18 | 14.552 |
| 8 | 8 | | 8 | 高橋 翼 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | BS | 18 | 15.540 |
| 9 | 28 | N | 1 | 山口 大陸 | EXCEED MOTOR SPORTS Dallara F306 TAIROKU EXCEED | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 18 | 49.044 |
| 10 | 19 | N | 2 | 湯澤 翔平 | KCMG F308 Dallara F308 KCMG | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 18 | 50.055 |
| 11 | 30 | N | 3 | ドラゴン | B-MAX with RSS306 Dallara F306 B-MAX Racing Team | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 18 | 1'12.817 |
| 12 | 13 | | 9 | 吉田 基良 | B-MAX RACING F312 Dallara F312 B-MAX RACING TEAM | TOYOTA TOM'S TAZ31 | BS | 17 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(16Laps)完走 ---- |
| - | 6 | N | - | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing Dallara F306 HANASHIMA RACING | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 15 | 3Laps |
| - | 62 | N | - | 久保 凛太郎 | CG ROBOT ル・ボーセ F308 Dallara F308 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 5 | 13Laps |
| - | 3 | N | - | 三浦 愛 | EXEDY RACING F307 Dallara F306 EXEDY RACING TEAM | TOYOTA TOM'S 3S-GE | BS | 0 | 18Laps |
- Fastest Lap: CarNo.7 松下信治(HFDP RACING) 1'15.020 (9/18) 177.757km/h
全日本F3選手権第12戦は27日、スポーツランドSUGO(1周・3.704256km)で公式予選を行い、松下信治(HFDP RACING)が1分14秒287でポールポジションを獲得した。Nクラスは久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が1分17秒137でポールポジションを獲得した。
スポーツランドSUGOは朝から秋晴れに恵まれた。午前10時15分から10分間で第12戦の公式予選が始まった。
各ドライバー、アウトラップを含め2周のウォームアップを行った後アタックに入る。まずは松下信治(HFDP RACING)が計測2周目にいきなり1分14秒287をたたき出しこれを目標にポールポジション争いが始まる。
しかし2周目に勝田貴元(PETORONAS TEAM TOM'S)が1分14秒402をマークするもこれ以後タイムが伸びず2位。最後の最後計測6周目に、高星明誠(B-MAX Racing Team)が1分14秒417を出すも3位に食い込むのがやっと。松下が逃げ切りポールポジションを獲得した。2位には勝田が、3位には高星が入った。
Nクラスは、久保凛太郎(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)が計測3周目に出した1分17秒137でポールポジション。2位には僅差で湯澤翔平(KCMG)が、3位には山口大陸(EXCEED MOTOR SPORTS)が続いた。
第12戦決勝は本日27日、午後2時50分より18周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
SUPER FORMULA Round 6 -RIJ- (2014/09/27) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2014 Japanese Fomura3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256km
| Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model Team | Engine | Time | Behind | Gap | km/h |
| 1 | 7 | | 1 | 松下 信治 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | 1'14.287 | - | - | 179.511 |
| 2 | 1 | | 2 | 勝田 貴元 | PETRONAS TEAM TOM'S F312 Dallara F312 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'14.402 | 0.115 | 0.115 | 179.233 |
| 3 | 22 | | 3 | 高星 明誠 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'14.417 | 0.130 | 0.015 | 179.197 |
| 4 | 2 | | 4 | 清原 章太 | TODA FIGHTEX Dallara F312 TODA RACING | TODA TR-F301 | 1'14.728 | 0.441 | 0.311 | 178.451 |
| 5 | 23 | | 5 | 佐々木 大樹 | B-MAX NDDP F312 Dallara F312 B-MAX Racing Team with NDDP | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'14.825 | 0.538 | 0.097 | 178.220 |
| 6 | 8 | | 6 | 高橋 翼 | HFDP RACING F312 Dallara F312 HFDP RACING | HONDA MF204D | 1'15.027 | 0.740 | 0.202 | 177.740 |
| 7 | 36 | | 7 | 山下 健太 | PETRONAS TOM'S F314 Dallara F314 PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'15.376 | 1.089 | 0.349 | 176.917 |
| 8 | 38 | | 8 | ナニン・インドラ・パユーング | CERUMO・INGING Jr. F312 Dallara F312 CERUMO・INGING Jr. | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'15.720 | 1.433 | 0.344 | 176.114 |
| 9 | 62 | N | 1 | 久保 凛太郎 | CG ROBOT ル・ボーセ F308 Dallara F308 TOCHIGI Le Beausset Motorsports | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.137 | 2.850 | 1.417 | 172.878 |
| 10 | 19 | N | 2 | 湯澤 翔平 | KCMG F308 Dallara F308 KCMG | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.335 | 3.048 | 0.198 | 172.436 |
| 11 | 28 | N | 3 | 山口 大陸 | TAIROKU EXCEED Dallara F306 TAIROKU EXCEED | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.836 | 3.549 | 0.501 | 171.326 |
| 12 | 6 | N | 4 | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing Dallara F306 HANASHIMA RACING | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.927 | 3.640 | 0.091 | 171.126 |
| 13 | 13 | | 9 | 吉田 基良 | B-MAX RACING F312 Dallara F312 B-MAX RACING TEAM | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 1'17.955 | 3.668 | 0.028 | 171.064 |
| 14 | 3 | N | 5 | 三浦 愛 | EXEDY RACING F307 Dallara F306 EXEDY RACING TEAM | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'18.093 | 3.806 | 0.138 | 170.762 |
| 15 | 30 | N | 6 | ドラゴン | B-MAX with RSS306 Dallara F306 B-MAX Racing Team | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'18.138 | 3.851 | 0.045 | 170.664 |
| ---- 以上基準タイム(1'21.806)予選通過 |
Super Formula Round 7 -RIJ- (2013/11/10) Race Results Weather:Rainy Course:Wet
Formula Challenge Japan Round 12 鈴鹿サーキット 5.807 km
| Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | 山下 健太 | FTRS FCJ | 16 | 36'49.294 |
| 2 | 5 | 石川 京侍 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 16 | 5.400 |
| 3 | 4 | 高橋 翼 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 16 | 10.501 |
| 4 | 2 | 根本 悠生 | 東京トヨペット FTRS | 16 | 17.858 |
| 5 | 11 | 坪井 翔 | FTRS スカラシップ FCJ | 16 | 25.686 |
| 6 | 6 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRSFCJ | 16 | 37.979 |
| 7 | 14 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 16 | 50.340 |
| 8 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRSスカラシップFCJ | 16 | 50.816 |
| 9 | 16 | 柴田 隆之介 | HondaCars三重北 TeamSBT | 16 | 52.322 |
| 10 | 17 | 久保 凛太郎 | ROBOTルボーセレーシングアカデミー | 16 | 55.613 |
| 11 | 10 | 三浦 愛 | EXEDY | 16 | 1'04.153 |
| 12 | 9 | 道見 ショーン 真也 | FTRS スカラシップ SMR | 16 | 1'11.873 |
| 13 | 12 | 今井 拓馬 | HFDP/SRSスカラシップ/コチラR | 16 | 1'12.071 |
| 14 | 18 | 浅原 悠貴 | B-MAX/CMインダストリー | 15 | 1 Lap |
| ---- 以上規定周回数 ( 14 Laps ) 完走 ---- |
| - | 13 | 林 周平 | ひつまぶし備長&お好み焼道とん堀FTRS | 6 | 10 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.4 高橋 翼(HFDP/SRSスカラシップ/コチラR) 2'17.258 (13/16) 152.31km/h
- 2013年フォーミュラジャパン・統一規則第27条17.1)(スタートディレイ)により、レース距離を16周とした。
プレスインフォメーション 2013年10月08日
東京. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2013年シリーズ 第10戦 及び シリーズ最終戦となる第11戦を、2013年10月11日(金)〜13日(日) 鈴鹿サーキット(三重県)にて開催いたします。
F1日本グランプリのサポートレースとして10月11〜13日に鈴鹿サーキット(三重県)において開催される第10-11戦で、いよいよポルシェカレラカップ ジャパン(PCCJ)の2013年シーズンがクライマックスを迎える。泣いても笑っても、この週末に2013年のチャンピオンシップが決定するのだ。鈴鹿サーキットでのレース開催は今シーズンのPCCJとしては初。合同テストをはじめ、シーズン中に4戦が開催された富士スピードウェイ(静岡県)のように走り込んでいない上に、テクニカルなコースとして知られる鈴鹿サーキットの攻略は、決して容易ではない。加えて、この最終戦にはシリーズエントリーの15台以外に3台のスポット参戦マシンが登場し、合計18台ものマシンがグリッドに並ぶ。観客にとっては最終戦に相応しい迫力あるレース展開が楽しめる一方で、ドライバーにとっては新たなライバルの登場や混戦というレースの難しさが加わる。
ここまでの第9戦を終えて、チャンピオンクラスは#12 小河諒がシリーズをリード。難しいハーフウェット路面で争われた第9戦で今季4勝目を挙げた#12 小河は、ランキング2位の#78 近藤翼に対して16ptのアドバンテージを築いた。対して第8戦終了時にランキングトップに立っていた#78 近藤は、この第9戦でのリタイアが響く形となった。チャンピオン獲得の可能性を残しているのは他に17ptビハインドの#19 永井宏明、39ptビハインドの#25 神取彦一郎のふたりを加えた4人。ただし、#78 近藤以下の3名は自力でのチャンピオン奪取は叶わず、#12 小河のレース結果次第という厳しい状況下にある。また後半戦に調子を上げてきたPCCJ育成ドライバーの#14 川端伸太朗や第5戦、第9戦で表彰台に食い込んできた#32 飯田太陽らもチャンピオンの権利はなくともF1日本グランプリという晴れの舞台での勝利を目指してくる。勝つことを最優先したレース展開をするという意味においても、予選グリッドで上位を獲得することがチャンピオンクラスの王座争いにおいては重要になってくる。
ジェントルマンクラスでも大接戦の王座争いが展開されている。ポイントリーダーは第9戦で今季4勝目を挙げた#2 田島剛で83ptを獲得している。68ptで#21 高田匠、65ptの#7 星野敏、62ptで#33 Ogino Tetsuo、61ptで#3 江本玄、50ptで#27 眞野壮一郎と続き、チャンピオン獲得の権利はこの6人すべてが持っている。ジェントルマンクラスはポイントシステムをチャンピオンクラスと共有するため、総合順位で上位に食い込めば食い込むほど得点を加算できる。チャンピオンを目指すのであれば1台でも多く抜いてフィニッシュを目指したいところだ。しかし目先のポイント欲しさに前のライバルと執拗に争えばペースが乱れ、後続に迫られ順位を落とす可能性もあるなどバトルにリスクは付きものだ。チャンピオンクラス同様に予選が重要であるのは間違いなく、また混戦をうまく抜け出す“レースのうまさ”がジェントルマンクラスの最終決戦においてはカギを握りそうだ。
もうひとつのクライマックスは、来年からPCCJを含む世界のカレラカップシリーズ参戦車両のすべてが新型911 GT3 Cup(Type991)になるため、現在のType997車両でのPCCJがこの最終戦で見納めとなること。最終戦はチームが積み上げてきたセッティングデータをフル活用し、ドライバーにとってもType997のGT3 Cupで磨いてきたドライビングスキルの総決算とも言える。またF1日本グランプリという大舞台によって通常のシリーズの一戦よりもドライバー個々にかかるプレッシャーは強く、“予想外の出来事が起こる可能性”が高いと言える。緊迫した2013年シリーズ最後の週末、誰がチャンピオンを獲得するのか? 30分間でのベストラップでグリッドを決定する予選は11日16時45分から、第10戦決勝は12日(土)15時40分スタート、第11戦決勝は13日(日)12時15分スタートを予定している。
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
- コース:スポーツランドSUGO(3.704km)
- 予選:9月28日(土)晴:ドライ
- 第12戦決勝:9月28日(土)晴:ドライ
- 第13戦決勝:9月29日(日)晴:ドライ

今季11勝目を挙げた中山雄一
全日本F3選手権の第6大会(第12戦、第13戦)が9月28日(土)と29日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。
今季の同シリーズは、前大会もてぎで9勝目を挙げた中山 雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)が4戦を残してシリーズタイトルを決めている。この中山の快進撃を止められるかに注目が集まった。
今大会は、TOYOTA TOM'S TAZ31エンジン搭載車両が2台出場、F3-Nクラスは参戦車両5台全てがTOYOTA TOM'S 3S-GEエンジンを使用している。
28日(土)好天の下、午前10時15分より10分間の第12戦予選が行われた。短いセッション故に各車スタート前からピットロードに並び、アタックを開始した。まず中山がトップタイムをマークしたが逆転され、残り3分を切ったところでクラッシュ車両により赤旗中断。そのままセッション終了かと思われたが、残り3分で再開されると、再びコースインし、逆転のトップタイムを叩き出した中山がポールポジションを獲得。
木曜、金曜の占有走行で2度にわたるクラッシュを喫した勝田 貴元(PETRONAS TEAM TOM'S)は、セクター1で中山を上回る走りを見せたがその後のタイムが伸びず、4番手となった。上位4台は全車がコースレコードを更新し、僅か0.1秒内に入る僅差のセッションであった。
10分間のインターバルの後に行われた第13戦予選では、直前の第12戦予選で最後まで走っていたためにコースインが遅れた中山と勝田だったが、中山が3周目にして第12戦予選のタイムを上回るコースレコードタイムをマークしトップに浮上。このセッションでも終盤クラッシュにより赤旗中断となったが、再開後は誰もタイムを上げることが出来ず、中山は7戦連続でのポールポジション獲得となった。勝田は3番手につけた。
F3-Nクラスでは、今大会初めてSUGOを走行するナニン・インドラ・パユーング(TOM'S SPIRIT)が、前日の占有走行で激しいクラッシュを喫しながらも第12戦、第13戦共にクラス2番手グリッドを確保した。
予選の後、午後2時50分に第12戦の決勝(18周)がスタート。順位変動のないクリアなスタートが切られると、ポールポジションの中山は後続を引き離し、6周目にはその差は5秒まで広がった。
しかし、8周目の最終コーナーで勝田がクラッシュ。セーフティカーが導入され、マージンは帳消しに。再スタート後は後続の追撃を受けることとなった中山だったが、逃げ切り、トップでチェッカー。今季10勝目を挙げた。
F3-Nクラスではセーフティカーランからの再スタートで2位につけていたパユーングが逆転を狙い並びかけたが、惜しくもかわすまでには至らず。パユーングは2位でフィニッシュ。F3-Nクラスは高星 明誠(NDDP RACING)のタイトルが確定した。
29日(日)は空に雲がかかってはいたもののドライコンディションで午後1時5分に第13戦決勝(25周)がスタート。前日、この週末3度目のクラッシュを喫した勝田は大事を取って今レースは欠場となった。
ポールポジションの中山は危なげなくスタートを決め、14周目には8秒以上もの大差をつけて独走態勢となったが、後半に入るとタイヤの摩耗によりペースが落ち、後続との差を詰められることに。しかし、大きなマージンを活かし、3.5秒差で逃げ切り、今季11勝目を挙げた。中山はこれで5戦連続でのポール・トゥ・ウィン、ファステストラップ獲得の完全勝利となった。
F3-Nクラスでは、ポールポジションの高星がスタータートラブルによりピットスタートとなったため、パユーングがトップスタートとなったが、スタートでかわされ、2位に後退。しかし、2周目の1コーナーで首位を奪還したパユーングは、後続との差を広げていき、最後は20秒もの大差をつけてトップチェッカー。今季3勝目を挙げた。
トヨタモータースポーツニュース
全日本F3選手権第12戦は28日、スポーツランドSUGOで18周の決勝レースを行い、中山雄一(トムス)が26分25秒441で今季10勝目を飾った。
スリッピーな路面がドライバーを苦しめる。7周目のSPコーナーではドラゴン(B-MAX)がコースアウト。8周目の最終コーナーでは4位の勝田貴元(トムス)が激しくクラッシュし、セーフティーカー(SC)が導入される原因を作ると、再開後の13周目には今度は2位を走る野尻智紀(戸田)も同所でコースアウトした。
レースは14時50分にフォーメーションラップを開始。トップで1コーナーに飛び込んだのは中山。中山は、後続を引き離し独走態勢を築く。SC後のリスタートで、野尻のリタイアにより2位に上がった千代勝正(B-MAX)に迫られるが、落ち着いたレース運びで一度もトップを譲ることなくポールトゥウィンを飾った。
2位には千代が入り、勝田、野尻がリタイアしたため松下信治(HFDP)3位でレースを終えた。なお、松下は体調不良で医務室に運ばれ、表彰式と記者会見を欠席した。
Nクラスは高星明誠(NDDP)がトップでレースをスタート。クラス2位には、ナニン・インドラ・パユーング(トムス・スピリット)をかわした小泉洋史(ハナシマ)が上がったが、7周目の1コーナーでアウトから小泉をかわしたパユーングが2位に復帰。SC後もこの順位に変動はなく、高星が優勝。高星はNクラスのチャンピオンも決めた。
第13戦決勝は明日29日、13時5分より25周で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2013/09/28) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 18 | 26'25.441 |
| 2 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 18 | 0.872 |
| 3 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 18 | 2.777 |
| 4 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 18 | 4.188 |
| 5 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 18 | 14.372 |
| 6 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 18 | 16.215 |
| 7 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 18 | 20.850 |
| 8 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 18 | 21.506 |
| 9 | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 18 | 35.739 |
| ---- 以上規定周回数 ( 16 Laps ) 完走 ---- |
| - | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 12 | 6 Laps |
| - | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | 7 | 11 Laps |
| - | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 6 | 12 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'14.840 (4/18) 178.184km/h
全日本F3選手権第12戦は28日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い、中山雄一(トムス)がポールポジションを獲得した。
公式予選は10時15分より始まる。
まずは中山雄一(トムス)が1分14秒316でトップに立つと、そのタイムをコースレコードを更新する1分13秒800まで短縮。しかし、野尻智紀(戸田)が1分13秒716を出し、トップに立ったところで、吉田基吉(B-MAX)が3コーナーでコースアウト。赤旗が提示され予選が中断した。
予選は10時32分より残り3分間で再開。ここで中山は1分13秒694とさらにタイムアップし、野尻を逆転。ポールポジションを決めた。
2位には野尻が入り、3位は千代勝正(B-MAX)、4位に勝田貴元(トムス)、5位に松下信治(HFDP)、6位に清原章太(同)と続いた。
Nクラスは高星明誠(NDDP)がクラス2位のナニン・インドラ・パユーング(トムス・スピリット)を1秒近く上回る1分16秒193でポールポジションを決めた。同3位に小泉洋史(ハナシマ)が入った。
決勝レースは本日28日、14時50分より18周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2013/09/28) Qualify Weather:Fine Course:Dry
2013 All Japan F3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | R1'13.694 | - | - | 180.96 |
| 2 | 2 | | 野尻 智紀 | TODA FIGHTEX | Dallara F312 | TODA TR-F301 | R1'13.716 | 0.022 | 0.022 | 180.90 |
| 3 | 50 | | 千代 勝正 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | R1'13.730 | 0.036 | 0.014 | 180.87 |
| 4 | 37 | | 勝田 貴元 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA TOM'S TAZ31 | R1'13.791 | 0.097 | 0.061 | 180.72 |
| 5 | 7 | | 松下 信治 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'14.477 | 0.783 | 0.686 | 179.05 |
| 6 | 8 | | 清原 章太 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204D | 1'15.120 | 1.426 | 0.643 | 177.52 |
| 7 | 23 | N | 高星 明誠 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'16.193 | 2.499 | 1.073 | 175.02 |
| 8 | 38 | N | ナニン・インドラ・パユーング | PIT SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.065 | 3.371 | 0.872 | 173.04 |
| 9 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move Hanashima Racing | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.436 | 3.742 | 0.371 | 172.21 |
| 10 | 11 | N | 湯澤 翔平 | Nova with IMM F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.715 | 4.021 | 0.279 | 171.59 |
| 11 | 30 | N | DRAGON | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA TOM'S 3S-GE | 1'17.822 | 4.128 | 0.107 | 171.36 |
| 12 | 13 | | 吉田 基良 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TODA TR-F301 | 1'18.031 | 4.337 | 0.209 | 170.90 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'21.084 | 7.390 | 3.053 | 164.46 |
- 'R'マークは従来のコースレコード(1'14.157)を更新した。
Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/04) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 12 鈴鹿サーキット 5.807 km
| Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 12 | 高星 明誠 | NDDP DAISHIN FCJ | 17 | 35'07.046 |
| 2 | 10 | 松下 信治 | HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR | 17 | 4.831 |
| 3 | 1 | 川端 伸太朗 | FTRSスカラシップFCJ | 17 | 6.031 |
| 4 | 20 | 石川 京侍 | HFDP/SRS/-F/コチラR | 17 | 6.832 |
| 5 | 4 | 平川 亮 | FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ | 17 | 7.199 |
| 6 | 8 | 清原 章太 | HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR | 17 | 10.040 |
| 7 | 7 | 小河 諒 | 宝華Racing with DUNLP | 17 | 13.429 |
| 8 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRS | 17 | 14.040 |
| 9 | 9 | 道見 真也 | FTRS SCHOLARSHIP FCJ | 17 | 17.463 |
| 10 | 6 | ナニン・インドラ・パユーング | FTRS PTT | 17 | 18.017 |
| 11 | 5 | 周藤 康平 | チームSPV FCJ | 17 | 21.328 |
| 12 | 18 | 柴田 隆之介 | アスト★HondaCars三重北★SBT | 17 | 22.028 |
| 13 | 17 | 陣川 雄大 | 東京モータースポーツカレッジ | 17 | 26.788 |
| 14 | 19 | イム・チェ・ウォン | KIM'S RACING | 17 | 27.345 |
| 15 | 2 | 黒崎 駿 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 17 | 29.917 |
| 16 | 16 | 三浦 愛 | EXEDY FC106 | 17 | 31.286 |
| 17 | 21 | 松田 敬裕 | GRID | 17 | 31.700 |
| 18 | 11 | 坪井 翔 | FTRS TMC FCJ | 17 | 34.327 |
| ---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ---- |
| - | 13 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 7 | 10 Laps |
| - | 14 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRS FCJ | 2 | 15 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.4 平川亮(FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ) 2'03.058 (16/17)
Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/03) Rd.11 Best Lap Order Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Challenge Japan Round 12 Starting Grid 鈴鹿サーキット 5.807 km
| Pos | No | Driver | Car | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 12 | 高星 明誠 | NDDP DAISHIN FCJ | 2'02.396 | - | - | 170.80 |
| 2 | 10 | 松下 信治 | HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR | 2'02.600 | 0.204 | 0.204 | 170.52 |
| 3 | 1 | 川端 伸太朗 | FTRSスカラシップFCJ | 2'02.937 | 0.541 | 0.337 | 170.05 |
| 4 | 20 | 石川 京侍 | HFDP/SRS/-F/コチラR | 2'03.035 | 0.639 | 0.098 | 169.91 |
| 5 | 8 | 清原 章太 | HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR | 2'03.061 | 0.665 | 0.026 | 169.88 |
| 6 | 11 | 坪井 翔 | FTRS TMC FCJ | 2'03.186 | 0.790 | 0.125 | 169.70 |
| 7 | 7 | 小河 諒 | 宝華Racing with DUNLP | 2'03.326 | 0.930 | 0.140 | 169.51 |
| 8 | 13 | 藤波 清斗 | NDDP FCJ | 2'03.332 | 0.936 | 0.006 | 169.50 |
| 9 | 6 | ナニン・インドラ・パユーング | FTRS PTT | 2'03.343 | 0.947 | 0.011 | 169.49 |
| 10 | 9 | 道見 真也 | FTRS SCHOLARSHIP FCJ | 2'03.423 | 1.027 | 0.080 | 169.38 |
| 11 | 14 | 三笠 雄一 | 石焼ら~めん火山FTRS FCJ | 2'03.458 | 1.062 | 0.035 | 169.33 |
| 12 | 5 | 周藤 康平 | チームSPV FCJ | 2'03.483 | 1.087 | 0.025 | 169.30 |
| 13 | 2 | 黒崎 駿 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 2'03.685 | 1.289 | 0.202 | 169.02 |
| 14 | 21 | 松田 敬裕 | GRID | 2'03.693 | 1.297 | 0.008 | 169.01 |
| 15 | 18 | 柴田 隆之介 | アスト★HondaCars三重北★SBT | 2'03.702 | 1.306 | 0.009 | 169.00 |
| 16 | 3 | 篠谷 大幹 | FTRS | 2'03.720 | 1.324 | 0.018 | 168.97 |
| 17 | 16 | 三浦 愛 | EXEDY FC106 | 2'03.775 | 1.379 | 0.055 | 168.90 |
| 18 | 17 | 陣川 雄大 | 東京モータースポーツカレッジ | 2'03.851 | 1.455 | 0.076 | 168.79 |
| 19 | 19 | イム・チェ・ウォン | KIM'S RACING | 2'04.581 | 2.185 | 0.730 | 167.80 |
| 20 | 4 | 平川 亮 | FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ | no time | - | - | - |
プレスインフォメーション 2012年10月28日
茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第12戦 (最終戦) 決勝レースを、2012年10月28日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。
天候:雨 路面:ウエット 気温:14℃ 路面温度:16℃(スタート時)
ついに迎えたPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の2012年シーズン最終戦。4月に岡山国際サーキットで始まり、全国のサーキットを転戦して争われてきたチャンピオンシップの総決算とも言えるレースが。スタートは10月28日(日)10時55分。9時から行なわれたSUPER GTの練習走行中に雨が降りはじめ、全車ウエットタイヤを装着してのコースインとなった。雨足こそ強くないものの、路面はヘッドランプが反射するほどしっかりと湿っている。
ダブルヘッダーの2戦目となる今回は、前日に行なわれた第11戦のベストラップ順にスターティンググリッドが決定していく。ポールポジションは第11戦のウイナーでもある#11 山野直也、その背後には#19 永井宏明、#2 田島剛、#32 飯田太陽、#33 Tetsuo OGINOとジェントルマンクラスのドライバーが連なる。ジェントルマンクラスのタイトルを狙う#16 横幕ゆぅは前日と同じく9番手から、前戦でリタイアを喫した#14 平川は12番手、#90 SUSHKOは13番手からのスタートとなった。
レッドシグナルが消灯し、各車ともにクリーンなスタート。最後尾スタートの#14 平川はスタート前に「無理せず様子を見ながら、行けるところではどんどん狙っていきます」と慎重な姿勢をみせていたものの、なんと1周目で7台抜きという鮮やかなオーバーテイクショーを披露。トップの#11 山野と#14 平川の2台だけが他車のタイムを5秒近く引き離す別次元のペースで走行していく。そして#14 平川はわずか2周目を終えた段階で2番手まで順位を上げることに成功。10周を残して、十分にトップも狙える位置へとのし上がってきた。しかし3周目、90度コーナーへのアプローチで#14 平川のマシンにトラブルが発生。スピンを喫してグラベルにストップしてしまい万事休す。トップ#11 山野を射程に捉えんとしていた矢先の出来事だっただけに、スタンドの観客からもため息が漏れた。
レースはそのまま変動なく中盤に。#11 山野を先頭に2番手には単独走行となった#33 OGINOが続く。その背後では#19 永井、#32 飯田、#2 田島の3番手争いが熱を帯びてきていた。ジェントルマンクラスのチャンピオンに王手をかけている#19 永井は「チャンピオンのプレッシャーもありましたし、雨なのでとにかく回らないように」と順位をキープする慎重な走り。そして10周目、3コーナーで#19 永井の背後につけていた#32 飯田が前に出るも、ヘアピンでスピンを喫してしまい後退を余儀なくされる。これで3番手争いは#19 永井と#2 田島の2台となるが、ファイナルラップの終盤で#2 田島が#19 永井をうっちゃり総合3番手への浮上に成功した。
#11 山野は前日に引き続き連勝。チャンピオンクラスの2位も前日と同じく#5 高見沢一吉、3位にはスピンを喫してしまった#22 Michael GREENが入った。これで#5 高見沢はランキング3位を確定させている。一方のジェントルマンクラスは今シーズン初参戦の3人が揃って表彰台を獲得。うれしい初優勝となった#33 OGINO、粘りの走りで2位に入った#2 田島、チャンピオンを獲得した#19 永井というオーダー。
連勝を果たした#11 山野は「2戦連続で優勝できて非常にうれしく思っています。ミシュランタイヤのウエットも、冷えた状態からしっかりグリップしてくれるので安心感がありました。ウエットは先頭が絶対的に有利なので、とにかく逃げていきました。チームも1年目、僕もポルシェは1年目でしたが、チームのおかげもあって、安心して走ることができました」と安堵の表情。併催のSUPER GTにも出場する実力を見せつけた週末となった。
念願のクラス初勝利を達成した#33 OGINO。「今日は絶対に行こうと思っていました。スタートも決まりました。途中でマシンの間隔が開きましたから、展開としては落ち着いて走ることができましたね。特に今年のメンバーで総合2位に入れたのもとてもうれしいです。来年はジェントルマンクラスのチャンピオンを狙っていきたいですね」と、速くも来年に向けた意欲に燃えている。
「この週末はもてぎのリズムに慣れるのに時間がかかってしまいましたが、マシンのセットにアジャストすることができたなと思います。雨は嫌いではないですし、最終戦ですので思い切りいきました。もう少し周回があれば上も狙えたので悔しい部分もありますが、僕にとっては恵みの雨ですね」と語るのはジェントルマン2位となった田島。スタートで順位を落としたものの、粘り強い走りで2位表彰台を獲得してみせた。
#19 永井はこのレースでジェントルマンクラスのチャンピオンが決定。「1年間いろんなことがありましたが、非常に濃密な経験ができました。チームの力もあって結果が出たので、他にないくらい素晴らしい1年だったと思います。チャンピオンを獲得したので、来年はチャンピオンクラスへのステップアップをしたいと思っています」と笑顔で締めくくった。
この1戦をもって2012年シーズンのPCCJはすべてのレースを終了。圧倒劇あり、波乱あり、ルーキーの活躍とベテランの技に沸いた、近年にない濃密な12戦は幕を閉じた。
■第12戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 11 山野 直也 C Excellence M.S. 25'27.833
2 33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティア +27.676
3 2 田島 剛 G 911magTAJIMAGT3 +28.740
4 19 永井 宏明 G ナインレーシング +31.677
5 5 高見沢 一吉 C 高見沢整骨院OSSOポルシェ +33.477
6 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION +34.864
7 32 飯田 太陽 G KRM ケーズフロンティア +37.204
8 6 ARTE ROSSI G JHM DIRECTION +45.298
9 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +49.693
10 22 Michael GREEN C MIKE DIRECITON +1'03.131
11 21 高田 匠 G TAKUMIRacingGT3 +1'19.032
12 90 Igor SUSHKO C AVNET EM OGT 3Laps
以上完走
DNF 14 平川 亮 C GARMIN PORSCHE 7Laps
Best Lap #11 山野 直也 Excellence M.S. 2'05.602 2/12
ポルシェジャパンKK.・プレスリリース
- コース:スポーツランドSUGO(3.704km)
- 予選:9月22日(土)晴:ドライ
- 第11戦決勝:9月22日(土)晴:ドライ
- 第12戦決勝:9月23日(日)曇後雨:ドライ~ウェット
- 第13戦決勝:9月23日(日)雨:ウェット

第12戦、平川亮(右)が3位に入り、今季のシリーズタイトルを獲得。
中山雄一(中央)は今大会3レースの完全制覇を果たした。
リチャード・ブラッドレー(左)が2位に入りトヨタ勢が表彰台を独占
全日本F3選手権の第7大会(第11戦、第12戦、第13戦)が9月22日(土)と23日(日)の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。
今季の全日本F3では、ルーキーの平川亮(RSS)が開幕の2連勝から、ここまでの10戦で7勝、2位3回と圧倒的な強さを見せており、今大会、平川が2ポイントを獲得すれば最終戦を待たずしてタイトルが決定する。平川のタイトル決定及び、ライバル勢の逆襲に注目が集まる大会となった。
今大会は今季唯一の1大会3戦実施。第11戦と第12戦の予選、第11戦決勝を22日(土)に行い、23日は第12戦と第13戦決勝をダブルヘッダーで実施。第13戦のスターティンググリッドは第11戦の決勝結果で決定される。
今季の同シリーズには、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両8台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。
22日(土)は好天に恵まれ、午前10時15分から10分のインターバルを挟んで10分ずつ、第11戦と第12戦の予選が行われた。今季はまだ中山雄一(PETRONAS TEAM TOM'S)の1勝のみと苦しんできたトムス勢が今大会は好調ぶりを見せ、第11戦、第12戦共に中山がポールポジション。チームメイトのリチャード・ブラッドレー(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手で最前列を独占。第11戦は2番手のブラッドレーに僅か1000分の1秒という僅差につけた山内英輝(B-MAX ENGINNERING)が2戦共に3番手。平川は2戦共に今季ワーストグリッドとなる5番手からのスタートとなった。
Nクラスでは佐々木大樹(NDDP RACING)が2戦共にポールポジション。勝田貴元(TOM'S SPIRIT)は第11戦クラス4番手、第12戦はクラス2番手につけた。
午後3時22分、18周で争われる第11戦決勝がスタート。ポールポジションの中山はスタートを決めトップをキープ。2番手、3番手スタートのブラッドレーと山内も順位を守った。
5番手スタートの平川はラファエル・スズキ(TODA RACING)の先行を許し、6位後退。それでもその順位のままチェッカーを受ければタイトル確定という状況だったが、スズキを攻めた平川は、16周目にスピン。バリアにクラッシュし、ノーポイントでレースを終えることに。タイトル決定は翌日以降に持ち越された。
首位を逃げる中山は、2位以降との差を徐々に広げていき、ファステストラップもマーク。最後は2位に5秒以上の大差を付けて独走で今季2勝目を挙げた。2位はブラッドレー、3位に山内が入った。
Nクラスでは、佐々木がポール・トゥ・ウィンで今季6勝目。勝田はクラス4位でフィニッシュした。
23日(日)は2レース行われるため、第12戦(25周)は午前8時と早い時間にスタートが切られた。
雨との予報だったもののコースインの時点ではまだ雨は降っておらず、全車スリックタイヤでスタート。ポールポジションの中山と2番手のブラッドレーが順当に順位を守る後方で、5番手グリッドの平川が好スタートを切り、3位に浮上した。
前日同様に中山が2位以下を引き離して行く展開となったが、15周を過ぎたあたりで雨が降り始め、ブラッドレーがペースダウン。これに追い着いた平川がブラッドレー攻略を試みたが逆転は叶わず。
2位に13秒もの差をつけた中山が前日に続き2連勝。ブラッドレーが2位。平川はブラッドレー逆転はならなかったものの3位表彰台を獲得し、見事2012年の全日本F3チャンピオンを決めた。
Nクラスでは佐々木がポールポジションから逃げ、トップチェッカー。第8戦から5連勝となる今季7勝目を挙げた。クラス2番手スタートの勝田は2位に入った。
第13戦(25周)は本格的な雨に見舞われ、完全なウェットコンディションで午後1時5分にスタート。ポールポジションの中山はこのレースでもスタートを決め、首位をキープ。一方で、2番手グリッドのブラッドレーがスタートで遅れ、4位に後退。3番手スタートの山内が2位に浮上した。
水煙の舞い上がるコースで、首位に立った中山はこの日も快走。2位以下との差を広げていった。
第11戦でリタイアしたため、最後尾スタートとなった平川は、スタートの混乱を抜け10位に浮上すると、更に前走車をかわしていき、8周目には7位までポジションアップ。しかし、13周目、Nクラスの車両をパスした直後にスピンを喫しコースアウト。今季2度目のリタイアとなってしまった。
中山はこのレースでもファステストラップをマークし、2位に14秒差をつけてトップチェッカー。SUGO大会の3戦全てでポール・トゥ・ウィン&ファステストラップの完全勝利を飾った。2位には山内が入った。
Nクラスでは、ポールポジションの佐々木が1コーナーから2コーナーに向かうところで後続に追突されスピンし、大きく後退。クラス4番手スタートの勝田は2位に浮上し、首位の平峰一貴(HFDP RACING)を追撃。残り5周で平峰を逆転した勝田が、待望のF3初優勝を飾った。
Text & Photo: TOYOTA
全日本F3選手権第11戦は23日、スポーツランドSUGOで25周の決勝レースを行い、総合で中山雄一(トムス)が、またNクラスでは佐々木大樹(NDDP)が優勝した。
23日の仙台地方は雨の予報だったが、スポーツランドSUGOは朝から本曇り。第12戦フォーメーションラップが始まる8時にはまだ雨は落ちていない。
レースは昨日の第11戦に引き続きポールポジションの中山雄一(トムス)がスタートで少し出遅れたもののなんとか予選2位のリチャード・ブラッドレー(同)を従えて1コーナーへ。3位には山内英揮(B-MAX)が続くが、すばらしいスタートを切った予選5位の平川亮(RSセリザワ)が2コーナーで並びかけ、3コーナーまでに山内の前に出、3位に上がった。
4位に落ちた山内も平川を僅差で追うが、10周目あたりからその差は開き始め、逆に平川は2位のブラッドレーに迫ってきた。
トップに立った中山は後続の争いを尻目に、序盤から圧倒的なスピードで2位以下を引き離しにかかる。5周目には2秒2、13周目には4秒の貯金を築く。途中、上空から雨が落ちてきたものの、21周目には10秒もの差を開き、終わってみれば2位以下を13秒離してぶっちぎりの2連勝を飾った。
3位の平川は16周目にはブラッドレーとの差を2秒以下に縮め、19周目には背後まで迫る。しかし、近づくとコーナーでダウンフォースが抜け、なかなかパスするまでには至らない。結局ブラッドレーは逃げ切り2位でゴール。平川は3位に入り、今シーズンのドライバーズタイトルを手中にすることとなった。
Nクラスはクラスポールポジションの佐々木大樹(NDDP)が好スタート。総合の5位で背後にCクラスの野尻智紀(HFDP)を従えてレースは進行。21周目に野尻にパスされると、そのは背後に勝田貴元(トムス)が迫ってきたが、これを押さえ切り5連勝を飾った。クラス2位には勝田が、同3位には平峰一貴(HFDP)が入った。
第13戦決勝はこの後13時5分より同じく25周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2012/09/23) Race Results Weather:Cloudy-Rainy Course:Dry-SemiWet
ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 25 | 32'51.773 |
| 2 | 37 | | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 25 | 13.439 |
| 3 | 4 | | 平川 亮 | 広島トヨペットF312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 25 | 13.966 |
| 4 | 1 | | 山内 英輝 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 25 | 17.639 |
| 5 | 8 | | 野尻 智紀 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204C | 25 | 31.993 |
| 6 | 23 | N | 佐々木 大樹 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 25 | 40.040 |
| 7 | 35 | N | 勝田 貴元 | TDP SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 25 | 41.820 |
| 8 | 7 | N | 平峰 一貴 | HFDP RACING F307 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 25 | 44.293 |
| 9 | 2 | | ラファエル・スズキ | TODA FIGHTEX F308 | Dallara F308 | HONDA MF204C | 25 | 45.567 |
| 10 | 19 | N | マシュー・ハウソン | KCMG | Dallara F308 | TOYOTA 3S-GE | 25 | 47.629 |
| 11 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 25 | 1'03.756 |
| 12 | 77 | N | 野呂 立 | スタッフワンCMS F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 24 | 1 Lap |
| ---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ---- |
| - | 13 | N | 吉田 基良 | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 9 | 16 Laps |
| - | 20 | N | ギャリー・トンプソン | KCMG | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 9 | 16 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.36 中山雄一(PETRONAS TOM'S F312) 1'16.446 (5/25) 174.441km/h
- CarNo.20は、2012年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条違反(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティが科されたが、リタイアしたため未消化。
全日本F3選手権第12戦は22日、スポーツランドSUGOで公式予選を行い第11戦に引き続き総合で中山雄一(トムス)が、Nクラスで佐々木大樹(NDDP)がポールポジションを獲得した。
第11戦の予選から10分間のインターバルをおいて第12戦予選も10分間で行われた。
ここでも直前に行われた第11戦の予選と同じ展開。まずはリチャード・ブラッドレー(トムス)が1分15秒840でトップに立つが、やはりこれを逆転したのが中山雄一(同)。1分15秒473でトップに立つとこのまま予選を終え、2戦連続でポールポジションを獲得した。
2位にはブラッドレーが入り、ここでも山内英揮(B-MAX)が3位につけ、4位にはなんとNクラストップの佐々木大樹(NDDP)が食い込んできた。平川亮(RSセリザワ)は5位で予選を終えた。
Nクラス2位には勝田貴元(トムス)が上がり、同3位には平峰一貴(HDFP)がつけている。
この結果、中山は2連続ポールポジションでチャンピオンシップポイントに2点を追加、、平川のマジック対象ドライバーとなった。また、この時点で野尻チャンピンの可能性は消えた。
第12戦決勝は明日23日、8時より25周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum
全日本F3 -RIJ- (2012/09/22) Qualifying-Session: Weather:Cloudy Course:Dry
2012 ACHIEVEMENT All Japan F3 Championship Round 12 スポーツランドSUGO 3.704256 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | | 中山 雄一 | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 1'15.473 | - | - | 176.69 |
| 2 | 37 | | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 1'15.652 | 0.179 | 0.179 | 176.27 |
| 3 | 1 | | 山内 英輝 | B-MAX・F312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 1'15.928 | 0.455 | 0.276 | 175.63 |
| 4 | 23 | N | 佐々木 大樹 | S Road NDDP F3 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 1'16.164 | 0.691 | 0.236 | 175.09 |
| 5 | 4 | | 平川 亮 | 広島トヨペットF312 | Dallara F312 | TOYOTA 1AZ-FE | 1'16.196 | 0.723 | 0.032 | 175.01 |
| 6 | 8 | | 野尻 智紀 | HFDP RACING F312 | Dallara F312 | HONDA MF204C | 1'16.341 | 0.868 | 0.145 | 174.68 |
| 7 | 35 | N | 勝田 貴元 | TDP SPIRIT F307 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 1'16.601 | 1.128 | 0.260 | 174.09 |
| 8 | 2 | | ラファエル・スズキ | TODA FIGHTEX F308 | Dallara F308 | HONDA MF204C | 1'16.637 | 1.164 | 0.036 | 174.01 |
| 9 | 7 | N | 平峰 一貴 | HFDP RACING F307 | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 1'16.786 | 1.313 | 0.149 | 173.67 |
| 10 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | KCMG | Dallara F307 | TOYOTA 3S-GE | 1'16.950 | 1.477 | 0.164 | 173.30 |
| 11 | 13 | N | 吉田 基良 | B-MAX・F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 1'17.055 | 1.582 | 0.105 | 173.06 |
| 12 | 77 | N | 野呂 立 | スタッフワンCMS F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 1'17.173 | 1.700 | 0.118 | 172.80 |
| 13 | 19 | N | マシュー・ハウソン | KCMG | Dallara F308 | TOYOTA 3S-GE | 1'17.304 | 1.831 | 0.131 | 172.50 |
| 14 | 6 | N | 小泉 洋史 | Net Move F306 | Dallara F306 | TOYOTA 3S-GE | 1'17.858 | 2.385 | 0.554 | 171.28 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'23.252 | 7.779 | 5.394 | 160.18 |
今季の全日本F3選手権に山内英輝選手とともに参戦しているPLANEXハナシマ・レーシング。前回のRd11岡山で復活優勝を果たし望んだRd12&13鈴鹿ラウンドでしたが、台風12号の影響を受けレースの開催が中止となりました。
現在60ポイントを獲得し、シリーズランキング3位につける山内選手。シーズン終盤の大事な2戦がキャンセルとなったことで厳しい闘いを強いられていますが、今後とも応援宜しくお願いいたします。
- 山内英輝選手のコメント
-
まずは、今回の台風12号によって被害に見舞われた皆さんにお見舞い申し上げます。僕自身、岡山での良い流れをそのまま鈴鹿に持ち込めればと思っていただけに残念です。あの大雨の中、レースの開催を楽しみにサーキットに駆けつけてくれたファンの皆さんもありがとうございました。今シーズンも残り3レースを残すのみとなりましたが、逆転タイトル奪取に向けチーム一丸となって頑張ります。応援お願いします!
Text & Photo: PLANEXハナシマ・レーシング
フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第12戦の決勝が11月7日、16周で行われた。昨日の快晴とはうって変わり、鈴鹿サーキット上空には厚い雲が垂れ込めたが、幸い朝8時20分にスタートしたレースは終始ドライでの走行となった。
ホールショットを奪ったのは2番手スタートの#20松井孝允。
12連続ポールの#1中山雄一は最初の動き出しで出遅れて松井に並ばれたが、無理をして3位以下に後退するリスクを避け、一旦引く格好でベストのラインを取り、2番手で1コーナーに入っていった。
昨日の会見で「スタートで前に出れば勝てる」と語った松井はその宣言どおりトップに立ったものの、路面温度の低い早朝のレースということもあってうまくタイヤのグリップを得られず、序盤のペースが中々上がらず、2分5秒台の走行に終始する。このためテール・トゥ・ノーズで追従する中山を振り切ることができないばかりか、3位の#21近藤翼、4位の#7平峰一貴らにも徐々に間隔を詰められてしまった。
一方2位の中山は区間ごとの松井との差を考え、オーバーテイクポイントをヘアピンかシケインに定めてじっと隙を伺い、満を持して5周目のシケインでインに飛び込み、トップを奪い返した。
懸命についていこうとする松井だったが、前が開けた中山は一気にペースアップ、8周目には昨日の第10戦とほぼ同ペースの2分3秒台を記録し、松井との差を3秒以上に広げてきた。
松井も中盤以降にはペースを取り戻し、13周目には中山と同ペースの2分3秒956を記録したが、時既に遅し。中山は2位以下に3.649秒の差をつけて16周を走り切り、今季10勝目をものにした。
2位は松井。3位には#7平峰一貴が入った。
昨日初表彰台を獲得し、今日も序盤3位を走行していた#21近藤翼は左リヤサスペンションの破損により、9周目のヘアピンでストップ、惜しくも好走が実らなかった。
これでFCJは2010年の全日程を終了。
ポイントランキングは既に王座を確定させていた#1中山雄一が135ポイント、2位は#20松井孝允で56ポイント、3位はルーキーの#7平峰一貴で48ポイントとなった。

- 優勝:中山雄一(東京中日スポーツ賞受賞)
-
「スタートは動き出しで失速したものの、その後の加速はそれほど悪くなかったのですが、松井選手のスタートがそれ以上に良くて、2位に後退してしまいました。後ろについて走りながらヘアピンかシケインで抜こうと決め、シケインで抜きました。松井選手を信頼してフェアなバトルができました。前に出てからはペースを上げられました。終盤リヤのバランスが悪くなり、ドライビングが難しくなりましたが、うまく走りきれました。ここまで2位に落ちてから抜き返すレースができていなかったので、今日勝てたことは来年への自信に繋がりました。今シーズンは思っても見なかった好成績を残すことができ、びっくりした1 年でした。アドバイスやサポートをしてくださった皆さんには心から感謝しています」
- 2位:松井孝允
-
「スタートで前に出るという課題はクリアできたのですが、気温の低いコンディションの中でタイヤの暖め方が充分でなかったために序盤のペースが上がりませんでした。鈴鹿で抜かれることはないと思っていたのに抜かれる結果になりましたが、中山選手とクリーンなバトルができたのは良かったです。後半はペースが上がり、トップと差の無いペースで走れました。前半のペースが上がらなかったことが今日の悪いところです。今年一年、様々な方にアドバイスをいただき、メカニックの皆さんには遅くまでクルマを調整していただくことがありました。一年間いいクルマを用意してくださったチームの皆さんに感謝しています」
- 3位:平峰一貴
-
「近藤選手がトラブルで止まって表彰台を獲得することになりましたが、嬉しいです。ペースは悪くなかったのですが、シフトリンケージに不具合があり、うまくカバーしながら走らなければならず、前の二人に追いつけませんでした。チャンピオンシップでも松井選手に追いつくことができませんでしたが、初めて参戦したシーズンで来年に繋がる結果は出せたと思います。ホンダさんをはじめ、今年一年サポートしてくださった皆さんに心から感謝しています」
Text & Photo: Japan Race Promotion
フォーミュラチャレンジ・ジャパン第11戦、12戦の公式予選が11月6日、鈴鹿サーキットで行われた。
今回は決勝レースが3回行われるという変則スケジュール。第11戦の公式予選は第10戦決勝終了後、フォーミュラニッポンのフリー走行を挟んで10時40分より15分間で行われた。
最初にトップに立ったのは#2野尻智紀。しかし計測2周目でここまで10連続ポールの#1中山雄一が2分04秒024でトップに。一旦は#20松井孝允がこれを上回ったものの、開始10分過ぎに中山が2分03秒773を記録して再びトップに。その後も快調にペースを上げ、最後は2分03秒533を記録して連続ポール記録を11に伸ばした。
2番手には松井、3番手には#7平峰一貴がつけた。
また、この予選セッションは終了まで1分を切ったところで#5小河諒のクラッシュにより赤旗が出され、そのまま終了となっている。
最終コーナー出口でアウト側のウレタンバリアに激突した小河の車両は左フロントサスに大きなダメージを負ったため、小河はこのあとの第12戦の予選にも出走できなかった。
第12戦の公式予選は小河の車両を回収した後、予定通り11時5分より開始された。
11連続ポールの中山は最初のアタックからトップに立ち、一人2分03秒台で周回を重ねていく。
その後方では松井、#21近藤翼、#2野尻智紀らが僅差で2位争いをする展開となったが、結局松井がフロントローを獲得、#14大谷飛雄、平峰らが終盤タイムを上げて3位、4位につけ、近藤が5位。中山は開幕以来12戦連続、2010年シーズン全戦をポールポジションからスタートすることとなった。
Text & Photo: Japan Race Promotion
Formula NIPPON -RIJ- (2010/11/07) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 12 鈴鹿サーキット 5.807 km
| Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | 中山 雄一 | TDPスカラシップFCJ | 16 | 33'12.057 |
| 2 | 20 | 松井 孝允 | NDDP RIRE racing FCJ | 16 | 3.649 |
| 3 | 7 | 平峰 一貴 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 16 | 11.205 |
| 4 | 19 | 元嶋 佑弥 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 16 | 11.793 |
| 5 | 14 | 大谷 飛雄 | ビルドモア FC106 | 16 | 12.504 |
| 6 | 2 | 野尻 智紀 | HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR | 16 | 13.121 |
| 7 | 18 | 中村 真志 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 16 | 16.110 |
| 8 | 11 | 立石 燎汰 | MediaDo FCJ | 16 | 19.501 |
| 9 | 17 | 石井 一也 | TAKAGI PLANNING | 16 | 20.900 |
| 10 | 4 | 平川 亮 | Clarion FCJ | 16 | 23.069 |
| 11 | 13 | 朱 戴維 | NDDP FCJ | 16 | 24.040 |
| 12 | 9 | 松崎 俊祐 | K office FCJ | 16 | 29.213 |
| 13 | 16 | 仁木 圭之 | DUNLOP Team Naoki START | 16 | 30.954 |
| 14 | 12 | 高星 明誠 | NDDP FCJ | 16 | 44.442 |
| 15 | 3 | 朱 胡安 | Dragon Knight | 16 | 50.985 |
| 16 | 6 | 加賀美 綾佑 | TMC FCJ | 16 | 52.894 |
| 17 | 5 | 小河 諒 | R.HOKA Racing | 16 | 55.607 |
| 18 | 10 | 勝田 貴元 | Luck | 16 | 1'10.445 |
| 19 | 8 | 山浦 啓 | ウィンズガレージ | 16 | 1'15.652 |
| ---- 以上規定周回数 ( 14 Laps ) 完走 ---- |
| - | 21 | 近藤 翼 | NDDP Maruso FCJ | 8 | 8 Laps |
| - | 15 | 白石 勇樹 | やぐら動物病院 | 7 | 9 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 中山雄一(TDPスカラシップFCJ) 2'03.767 (13/16) 168.91km/h
- CarNo.8は、2010年FCJ統一規則第28条12(危険なドライブ行為)により競技結果に30秒を加算した。
Formula NIPPON -RIJ- (2010/11/06) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Challenge Japan Round 12 鈴鹿サーキット 5.807 km
| Pos | No | Driver | Car | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | 中山 雄一 | TDPスカラシップFCJ | 2'03.291 | - | - | 169.56 |
| 2 | 20 | 松井 孝允 | NDDP RIRE racing FCJ | 2'04.062 | 0.771 | 0.771 | 168.51 |
| 3 | 14 | 大谷 飛雄 | ビルドモア FC106 | 2'04.183 | 0.892 | 0.121 | 168.34 |
| 4 | 7 | 平峰 一貴 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 2'04.216 | 0.925 | 0.033 | 168.30 |
| 5 | 21 | 近藤 翼 | NDDP Maruso FCJ | 2'04.299 | 1.008 | 0.083 | 168.18 |
| 6 | 19 | 元嶋 佑弥 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 2'04.429 | 1.138 | 0.130 | 168.01 |
| 7 | 2 | 野尻 智紀 | HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR | 2'04.444 | 1.153 | 0.015 | 167.99 |
| 8 | 15 | 白石 勇樹 | やぐら動物病院 | 2'04.467 | 1.176 | 0.023 | 167.96 |
| 9 | 18 | 中村 真志 | HFDP/SRS スカラシップ/コチラR | 2'04.607 | 1.316 | 0.140 | 167.77 |
| 10 | 9 | 松崎 俊祐 | K office FCJ | 2'04.607 | 1.316 | 0.000 | 167.77 |
| 11 | 13 | 朱 戴維 | NDDP FCJ | 2'04.648 | 1.357 | 0.041 | 167.71 |
| 12 | 4 | 平川 亮 | Clarion FCJ | 2'04.683 | 1.392 | 0.035 | 167.67 |
| 13 | 11 | 立石 燎汰 | MediaDo FCJ | 2'04.837 | 1.546 | 0.154 | 167.46 |
| 14 | 12 | 高星 明誠 | NDDP FCJ | 2'04.894 | 1.603 | 0.057 | 167.38 |
| 15 | 16 | 仁木 圭之 | DUNLOP Team Naoki START | 2'04.928 | 1.637 | 0.034 | 167.34 |
| 16 | 10 | 勝田 貴元 | Luck | 2'04.967 | 1.676 | 0.039 | 167.29 |
| 17 | 17 | 石井 一也 | TAKAGI PLANNING | 2'05.118 | 1.827 | 0.151 | 167.08 |
| 18 | 6 | 加賀美 綾佑 | TMC FCJ | 2'05.574 | 2.283 | 0.456 | 166.48 |
| 19 | 8 | 山浦 啓 | ウィンズガレージ | 2'05.607 | 2.316 | 0.033 | 166.43 |
| 20 | 3 | 朱 胡安 | Dragon Knight | 2'06.042 | 2.751 | 0.435 | 165.86 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'16.229 | 12.938 | 10.187 | 153.46 |
| - | 5 | 小河 諒 | R.HOKA Racing | Absence | - | - | - |
- コース:岡山国際サーキット(3.703km)
- 予選:9月4日(土)晴れ:ドライ
- 第11戦決勝:9月4日(土)晴れ:ドライ
- 第12戦決勝:9月5日(日)晴れ:ドライ

第11戦で2位に入り、5戦を残して2010年の
全日本F3チャンピオンを決めた国本雄資(#1:左前)
全日本F3選手権の第6大会(第11戦、第12戦)が9月4日(土)と5日(日)の両日、岡山県の岡山国際サーキットで開催された。
今季の全日本F3選手権は、開幕からこれまでの10戦全戦をTDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)が制しており、第11戦で国本が2位以上に入れば年間タイトルが決定する。また、連勝記録もどこまで続くか、誰が止めるのかに注目が集まった。
今大会には、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは出場車両8台全てが TOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。
4日(土)好天の下、午前10時5分から10分間のインターバルを挟んで15分ずつ、第11戦と第12戦の予選が行われた。
第11戦の予選では、全戦もてぎでCクラスデビューを果たし、2戦連続表彰台に上っている山内英輝(ハナシマ
レーシング)が自身初となるポールポジションを獲得。山内とトップタイムを争ったラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手。連続勝利及びタイトル決定に注目が集まる国本はタイムが伸びず4番手となった。
続いて行われた第12戦の予選では、スズキが好タイムをマークし初ポールポジション。山内が2番手、ここでも国本は僅差ながら2列目4番手に留まった。
Nクラスでは、第11戦は小林崇志(HFDP RACING)、第12戦はTDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)がポールポジションを獲得した。
気温34度と、午前中よりもはるかに暑さが厳しくなった午後3時28分に第11戦の決勝レース(18周)がスタート。
ポールポジションの山内が絶好のスタートで一気に飛び出し、スズキが2位、スタートでひとつ前に出た国本が3位へ浮上。しかし、山内はジャンプスタートの裁定を下され、ドライブスルーペナルティで最後尾へと痛恨の後退。
これでスズキがトップに浮上。2位の国本が、3位の関口雄飛(ThreeBond Racing)からの猛追を受けバトルを展開している間にスズキは独走状態で首位を逃げ、最後は5秒近い差をつけてトップチェッカー。全日本F3での嬉しい初勝利を挙げた。これにより、国本の連勝記録は10で止まることとなった。
しかし、国本も関口の激しいアタックを凌ぎきり、2位でフィニッシュ。この結果、5戦を残して、今シーズンのCクラスシリーズチャンピオンを確定することとなった。
4位には嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)が入った。また、山内は最後尾から総合8位(Cクラス6位)まで追い上げてレースを終えた。
Nクラスでは、スタート直後からポールポジションの小林と蒲生が激しく首位を争うが、1周目のダブルヘアピン入口で蒲生が小林をパス。蒲生はそのまま逃げ切り、4連勝を飾った。
5日(日)午前10時42分に、第12戦(25周)の決勝レースがスタート。
ポールポジションのスズキはスタートを決め、2位以下の上位グループもグリッド通りの順位で序盤戦へ。
スズキが後続を引き離して行く一方で、2位の山内は3位関口との接近戦を展開。しかし、山内は17周目に惜しくも関口の先行を許し、3位へ後退。結局そのままの順位でチェッカーとなり、スズキがポール・トゥ・ウィンで今季2勝目を挙げた。山内は3位となり、今季4戦目の出場で3度目の表彰台を獲得。バランスに苦しんだ国本は4位でチェッカーを受け、今季初めて表彰台を逃すこととなった。
Nクラスでは、ポールポジションの蒲生がホールショットを奪うとその後も後続との差を保ち、トップでフィニッシュ。ポール・トゥ・ウィンで5連勝を達成した。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
■Cクラス
- 優勝 ラファエル・スズキ(トムス)
-
「昨日はタイヤをセーブして走りましたが、今日は最初からプッシュしようと思っていました。でも後ろが競っていたのが分かったのでセーブしました。昨日は初優勝でうれしかったですが、2連勝できるとは思わなかったので多少気持ちは違いますが、やっぱりうれしいです。付け加えさせてもらっていいですか? 山内選手は4戦参加して3回表彰台に立ってるので、すごく頑張っていると思います」
- 2位 関口雄飛(スリーボンド)
-
「昨日はスタートで失敗しましたが、今日は優勝を狙っていました。1コーナーまでに2位に上がれば勝てると思っていましたが、飛び出してしまいました。でも3位になってからは前を追いかけて、セーブせずにずっとプッシュしていて、山内選手のペースが落ちたときにうまくスリップに入れて抜くことができました。今回はトムスよりいいクルマを用意してもらったのに予選に対応できませんでした。日本のサーキットでは予選で前に出た方が有利ですからね。徐々に良くなってきているので残りのレースも最後まで頑張りたいと思います」
- 3位 山内英輝(ハナシマ)
-
「スタートを普通に決められて2位になれました。勝ちたかったので序盤からプッシュしましたが、オーバーステアが強かったです。ミスはしていなんですが、前の周から関口選手に詰められていて、アットウッドの立ち上がりで追いつかれてスリップに入られ、抜かれてしまいました。4戦で3回表彰台ですが、昨日はポールを取ったので勝ちたかったですね。次出られるかどうか分かりませんが、SUGOでは自信を持って挑みたいと思います」
■Nクラス
- 優勝 蒲生尚弥(トムス)
-
「今日はスタートも無難に決まったんですが、Cクラスのマシンに前をふさがれてしまいました。前にいなければもっと速く走れたんです。何度か抜くチャンスもあったんですけどね。5連勝ですが次もしっかり走れば結果は付いてくると思うので頑張りたいと思います」
- 2位 小林崇志(HFDP)
-
「スタートで前に出られなかったのがすべてですね。展開も昨日と同じで悔しいレースになってしまいました。ダウンフォースが抜けるので前に近づけませんでした。でも落ち着いてレースをできたのは良かったです。残り4戦はチャンピオンがかかっているのでフレッシュな気持ちで頑張りたいと思います」
- 3位 千代勝正(ノバ)
-
「今週を通して岡山にマシンを合わせることができませんでした。予選6位でスタートに集中していました。1コーナーで佐藤選手のインに入れて、三浦選手はアットウッドのアウトからの加速がよくてヘアピンまでに前に出ることができました。チャンスがあれば小林選手も抜きたかったんですが、ペースが上がりませんでした。今日は今週を通して一番いい状態でしたが、蒲生選手と小林選手が速すぎました」
Text: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第12戦は5日、岡山サーキットで決勝を行い、ラファエル・スズキ(トムス)が25周を走って昨日に続き2連勝を飾った。Nクラスは蒲生尚弥(トムス)が5連勝。

第12戦は10時40分フォーメーションラップがスタートした。ホールショットを奪ったのはポールシッターのラファエル・スズキ(トムス)。2位には山内英輝(ハナシマ)、3位には関口雄飛(スリーボンド)、4位には昨日シリーズチャンピオンを決めた国本雄資(トムス)が着け、予選順位のままでレースが始まった。
オープニングラップの1コーナーから2コーナーにかけ3位の関口が2位の山内にしかけるがコースを飛び出してパスするには至らず。しかし、3位のポジションは守った。
トップに立ったスズキは、ファステストラップを更新しつつ2位以下を引き離しにかかる。2周目で1秒、4周目で1秒7、7周目で2秒5。15周を終わった時点で2位以下を4秒離し独走状態に入った。
一方、2位山内と3位関口はレース序盤から接近戦。一時、関口は山内に1秒以上離されたが10周を過ぎた当たりから再び迫り始める。そして17周目のアットウッド立ち上がりで背後についた関口はスリップストリームを利用し、ヘアピンでイン側に飛び込み、ついに山内をかわして2位に上がった。
山内をかわした関口は、みるみる山内との差を広げ、トップスズキと4秒以上あった差を詰め始める。19周目にトップとの差は3秒7、20周目で3秒3、21周目で2秒8とスズキよりラップタイムは0.5秒速い。しかし追撃もここまで。22周目には差は3秒9と広がり、スズキは25周を走りきってポールトゥウインで昨日に続き2連勝を飾った。
3位には山内が入り、4位に国本。国本は今シーズン初めて表彰台を逃す屈辱のレースとなってしまった。
Nクラスはポールの蒲生尚弥(トムス)がトップで1コーナーに飛びこみ、予選2位の小林崇志(HFDP)がこれに続く。予選6位からスタートした千代勝正(ルボーセ)は、スタートでギャリー・トンプソン(アチーブメント)をかわし5位に上がると、1コーナーで佐藤公哉(ノバ)のインに飛び込み4位。さらにアウトウッドのアウトから3位の三浦和樹(HDFP)に並びかけヘアピンまでに3位に上がった。三浦は4位、佐藤は5位でオープニングラップを戻ってきた。
2位の小林はトップの蒲生を1秒差前後で追うも決め手がなくこのままレースは終了。蒲生がNクラス5連勝を飾った。千代は上位2台に大きく離されたものの4位の三浦を押さえきり3位でレースを終えた。
F3第13,14戦はこの後、舞台をみちのくに移しSUGOで9月25、26日に開催される。Cクラスのチャンピオンは決まってしまったが、Nクラスの小林と蒲生のチャンピオンをかけた争いはますます白熱しそうだ。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
スーパー耐久 & F3レース in 岡山 -RIJ- (2010/09/05) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 12 岡山国際サーキット 3.703 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 36 | C | ラファエル・スズキ | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 36'48.998 |
| 2 | 12 | C | 関口 雄飛 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 25 | 2.552 |
| 3 | 5 | C | 山内 英輝 | MJハナシマレーシングF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 9.139 |
| 4 | 1 | C | 国本 雄資 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 14.663 |
| 5 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 25 | 16.421 |
| 6 | 2 | C | アレキサンドラ・インベラトーリ | TODA FIGHTEX | DALLARA F308 | MF204C | 25 | 35.340 |
| 7 | 37 | N | 蒲生 尚弥 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 25 | 36.120 |
| 8 | 8 | N | 小林 崇志 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 25 | 36.821 |
| 9 | 63 | N | 千代 勝正 | BPダイシン ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 25 | 41.022 |
| 10 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 25 | 43.054 |
| 11 | 23 | N | 佐藤 公哉 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 25 | 44.680 |
| 12 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 25 | 48.275 |
| 13 | 19 | N | 黒田 吉隆 | ACHIEVMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 25 | 1'00.318 |
| 14 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | ACHIEVMENT by KCMG | DALLARA F305 | 3S-GE | 25 | 1'08.051 |
| ---- 以上規定周回数 ( 22 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.36 ラファエル・スズキ(PETRONAS TOM'S F308) 1'27.615 (6/25) 152.152km/h
全日本F3第12戦公式予選は第11戦に引き続き行われた。ここでは、ラファエル・スズキ(トムス)がポールポジションを獲得。うれしい来日初ポールとなった。
第11戦公式予選終了から10分のインターバルをおいて、10時30分から第12戦の公式予選が15分間で行われた。
ここでも残り7分となったあたりから、本格的なアタックが行われ、前戦で予選2位につけていたラファエル・スズキ(トムス)が1分26秒562でまずはトップに立つ。
残り5分余りで、国本雄資(トムス)が1分26秒685で2位につけ、3位に嵯峨宏紀(ルボーセ)で1分26秒799。
スズキはさらにタイムを1分26秒130、26秒119と縮めると誰もこのタイムには迫れず、来日初のポールポジションを獲得した。
2位には前戦でポールポジションの山内英輝(ハナシマ)が1分26秒430で、前戦と同じ3位には関口雄飛(スリーボンド)が1分26秒488で着けた。国本は4位に落ち今日、明日とも4番手グリッドから決勝に臨むこととなった。
Nクラスは、蒲生尚弥(トムス)が健闘。1分27秒027でポールポジション。クラス2位には小林崇志(HFDP)が、クラス3位はCクラスのアレキサンドラ・インペラトーリ(戸田)をはさんで佐藤公哉(ノバ)が着けた。
この第12戦決勝は明日5日10時40分より25周で争われる。
Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum
スーパー耐久 & F3レース in 岡山 -RIJ- (2010/09/04) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2010 All Japan F3 Championship Round 12 岡山国際サーキット 3.703 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | C | ラファエル・スズキ | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'26.119 | - | - | 154.80 |
| 2 | 5 | C | 山内 英輝 | MJハナシマレーシングF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'26.430 | 0.311 | 0.311 | 154.24 |
| 3 | 12 | C | 関口 雄飛 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 1'26.488 | 0.369 | 0.058 | 154.13 |
| 4 | 1 | C | 国本 雄資 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'26.517 | 0.398 | 0.029 | 154.08 |
| 5 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'26.598 | 0.479 | 0.081 | 153.94 |
| 6 | 37 | N | 蒲生 尚弥 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'27.027 | 0.908 | 0.429 | 153.18 |
| 7 | 8 | N | 小林 崇志 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'27.434 | 1.315 | 0.407 | 152.47 |
| 8 | 2 | C | アレキサンドラ・インベラトーリ | TODA FIGHTEX | DALLARA F308 | MF204C | 1'27.493 | 1.374 | 0.059 | 152.36 |
| 9 | 23 | N | 佐藤 公哉 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'27.526 | 1.407 | 0.033 | 152.31 |
| 10 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'27.692 | 1.573 | 0.166 | 152.02 |
| 11 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | ACHIEVMENT by KCMG | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'27.868 | 1.749 | 0.176 | 151.71 |
| 12 | 63 | N | 千代 勝正 | BPダイシン ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 1'27.914 | 1.795 | 0.046 | 151.63 |
| 13 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'28.023 | 1.904 | 0.109 | 151.45 |
| 14 | 19 | N | 黒田 吉隆 | ACHIEVMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'28.451 | 2.332 | 0.428 | 150.71 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 1'34.980 | 8.861 | 6.529 | 140.35 |
- コース:ツインリンクもてぎ(4.801379km)
- 予選:8月8日(土)曇後晴:ドライ
- 第11戦決勝:8月8日(土)曇:ドライ
- 第12戦決勝:8月9日(日)曇:ドライ

第11戦で今季4勝目を挙げたマーカス・エリクソン(#1)
全日本F3選手権の第6大会(第11戦、第12戦)が8月8日(土)と9日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。
今季の同シリーズには、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が5台出場、Nクラスは参戦車両9台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。
8日(土)午前11時35分より曇り空の下で第11戦の予選(15分間)が行われ、他を大きく引き離すタイムでマーカス・エリクソン(PETRONAS TEAM TOM'S)が今季5度目のポールポジションを獲得。チームメイトのTDPドライバー 井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)と国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)は、どちらもクリアラップを取ることが出来ず、4、5番手となった。
10分間のインターバルを経て行われた第12戦の予選では、セッション開始と共にコースインした国本が中盤タイムシートのトップにつけるが、終盤逆転され、惜しくも2番手。井口が3番手、エリクソンが5番手となった。
Nクラスは、第11戦は山本尚貴(HFDP RACING)、第12戦は関口雄飛(AIM SPORTS)がポールポジションを獲得した。
FCJ第11戦決勝、フォーミュラ・ニッポンの予選を経て、午後4時から第11戦決勝(14周)が行われた。
ポールポジションのエリクソンは好スタートで首位をキープ。4、5番手スタートの井口と国本は、3番手グリッドから出遅れた安田裕信(ThreeBond Racing)をかわし3、4位へポジションアップ。しかし、国本は第2コーナーにかけて安田に逆転され、5位へと後退。
追い抜きの難しいもてぎでポジションの変動はなく、そのままの順位でチェッカーを受け、エリクソンがポール・トゥ・ウィンで今季4勝目。井口が3位、国本が5位となった。
Nクラスでは、ポールポジションの山本が今季4勝目を挙げた。
9日(日)午後12時48分から第12戦決勝(20周)がスタート。2番手スタートの国本はポジションを守ってスタートを切ったが、3番手グリッドの井口はひとつポジションダウン。国本は首位を行くケイ・コッツォリーノ(TODA RACING)を追い上げるまでには至らず2位でフィニッシュ。井口も前を行く安田を追ったが、逆転はならず4位。エリクソンが5位となった。
Nクラスでは、ポールポジションの関口がフォーメーションラップ前にエンジンがかからずピットスタートとなり、2番手スタートの山本が3連勝で今季5勝目を挙げた。
4戦を残した第12戦終了時のランキング(Cクラス)では、エリクソンが単独首位に立ち、国本が5点差の2位、井口が更に5点の差を追う3位につけている。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社