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2005年4月

Formula Nippon

FN第1戦決勝 王者ライアンが初戦を制す!

050403_12 全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の決勝が、4月3日ツインリンクもてぎで行われ、#1リチャード・ライアン(DoCoMo DANDELION)がピットストップをうまく生かしてトップに立ち、そのまま後続を引き離して開幕戦を制した。 ポールポジションの#20井出有治(mobilecast IMPUL)は必死の追撃も空しく2位に終わり、3位には#2服部尚貴(DoCoMo DANDELION)が入った。
(天候:晴れのち曇り 観客動員数:18,000人)

午後2時25分、2005年シーズン最初のフォーミュラニッポンがスタートした。
勢い良く飛び出したのは#19ブノワ・トレルイエ。#23本山哲に1コーナーで並びかけ、3コーナーで抜き去ると、すかさずトップを快走する#20井出を猛追する。しかし最終コーナー手前でトレルイエは痛恨のスピンを喫し、必死に立て直して戦列に復帰するも、順位は8番手に落ちてしまった。
1周目を終えた時点でトップは井出、2位に本山、3位にはディフェンディングチャンピオンのライアンがつけ、その後方に少しはなれて#5松田次生、#2服部、#32小暮卓史、#31アンドレ・ロッテラーらが集団で続く。松田のペースが上がらないために後続が詰まってしまっているようだ。対照的に小暮、ロッテラーらのPIAA NAKAJIMA勢はハイペースだ。この辺りはスタート時の燃料搭載量が影響しているのかもしれない。
しかしこの集団の中から小暮が最初に脱落。1コーナーで服部を捉えた3周目、V字コーナーでコースアウトし、グラベルに捕まってクルマを降りた。
ロッテラーは6周目に服部を、8周目には松田をいずれも1コーナーでインをこじあけて攻略すると、いち早くラップタイムを39秒台に乗せて3位のライアンとの間隔を詰めていく。
ライアンも本山との間隔を詰め、12周目の3コーナーでインを突いて2位に浮上する。本山は13周目にはロッテラーにも抜かれ、16周目には一旦は後退していたトレルイエに再び抜かれてしまう。予選好調で決勝にも自信を覗かせていた本山だったのだが、レースがはじまってみると全くいいところがない。一体何が起きているのだろうか。
17周目を過ぎた辺りからピットに入ってくるチームが出始めた。ロッテラー17周、トレルイエ20周でピットイン。これらのドライバーは今回、2ピットストップを選択した。
レース距離が300kmに増えたことで、戦略に幅が出来たようだ。
トップ2台はレース半ばの32周目にライアン、33周目に井出がピットへ。
ライアンはタイヤ4つを交換しながら18.5秒でコースに復帰したが、井出はフロントタイヤの交換に手間取り、21秒以上掛かってしまう。なんとかライアンの前でピットアウトしたものの、タイヤの冷えた状態では抵抗することも出来ず、1コーナーで抜かれてしまった。
この時点で服部が暫定トップに。後続に次々と抜かれても、タイヤを温存して我慢の走りをしていた服部は、ピットストップを36周目まで引き伸ばし、16秒で作業を終えて井出の後ろ、平中の直前でコース復帰。平中にはすぐに抜かれてしまうが、平中は41周目に2度目のピットストップを行い、服部が3位に浮上。久々の表彰台が見えてきた
ライアンと井出のトップ争いは、当初0.5秒前後の間隔で井出が必死に追いすがっていたが、46周を過ぎた辺りからライアンがペースを上げると、じわじわと井出が遅れ始め、ファイナルラップを迎える頃には7秒差にまで開いてしまった。
結局、62周の長丁場を制したのは2004年チャンピオンのリチャード・ライアン。
通算4勝目にして、初めての「2ヒート制以外のレース」での優勝だ。
また、ファステストラップはルーキーの#11平中克幸(TEAM CERUMO)が44周目に記録した1分38秒961であった。

Formula Nippon

FN第1戦もてぎ 決勝結果

050403_16

Pos. No. Driver TEAM Tuner Lap Total/Delay Gap
1 1 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 東名 62 1”44'25.154 -
2 20 井出 有治 mobilecast IMPUL 東名 62 4.648 4.648
3 2 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 東名 62 30.832 26.184
4 23 本山 哲 arting IMPUL 東名 62 36.450 5.618
5 8 土屋 武士 Forum Engineering
LeMans
東名 62 36.820 0.370
6 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL 東名 62 37.135 0.315
7 7 片岡 龍也 Forum Engineering
LeMans
東名 62 40.746 3.611
8 11 平中 克幸 TEAM CERUMO 東名 62 54.498 13.752
9 12 高木 虎之介 TAKAGI PLANNING
with CERUMO
東名 62 1'30.631 36.133
10 5 松田 次生 5ZIGEN 東名 61 1Lap 1Lap
11 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 尾川 61 1Lap 30.563
12 4 ヤレック・ヤニス KONDO Racing 尾川 61 1Lap 11.863
13 27 加藤 正将 Team MOHN 東名 60 2Laps 1Lap
14 3 山本 左近 KONDO Racing 尾川 55 7Lap 5Laps
以上 規定周回数完走
15 28 野田 英樹 Team MOHN 東名 38 24Laps 17Laps
16 32 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 尾川 2 60Laps 36Laps

ファステストラップ
No.11 平中克幸 1'38.961(44/62Lap) 174.66km/h

規定周回数 55

*No.32 2005ツインリンクもてぎ四輪一般競技規則書 第6章 第35条 ~1) (反則スタート)により、訓戒とした。
*No.5 2005年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則 第3章 第29条 12.違反(危険なドライブ行為)により、ペナルティストップ10秒及びペナルティポイントを課した。

Formula Nippon

FN第1戦もてぎ フリー走行結果

050403_6

Pos. No. Driver TEAM Tuner Time Delay Gap
1 32 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 尾川 1' 38.429 - -
2 20 井出 有治 mobilecast IMPUL 東名 1' 38.989 38.989 0.560
3 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 尾川 1' 39.147 39.147 0.158
4 1 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 東名 1' 39.212 39.212 0.065
5 8 土屋 武士 Forum Engineering
LeMans
東名 1' 39.435 39.435 0.223
6 23 本山 哲 arting IMPUL 東名 1' 39.514 39.514 0.079
7 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL 東名 1' 39.537 39.537 0.023
8 2 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 東名 1' 39.864 39.864 0.327
9 3 山本 左近 KONDO Racing 尾川 1' 39.955 39.955 0.091
10 11 平中 克幸 TEAM CERUMO 東名 1' 39.968 39.968 0.013
11 5 松田 次生 5ZIGEN 東名 1' 40.228 40.228 0.260
12 12 高木 虎之介 TAKAGI PLANNING
with CERUMO
東名 1' 40.350 40.350 0.122
13 28 野田 英樹 Team MOHN 東名 1' 40.370 40.370 0.020
14 7 片岡 龍也 Forum Engineering
LeMans
東名 1' 40.672 40.672 0.302
15 4 ヤレック・ヤニス KONDO Racing 尾川 1' 40.899 40.899 0.227
16 27 加藤 正将 Team MOHN 東名 1' 42.684 42.684 1.785

全車ともシャシー:ローラB351、エンジン:無限MF308、タイヤ:ブリヂストン

Formula Nippon

FN第1戦もてぎフリー走行 トップタイムは小暮卓史

050403_4 全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦、決勝前のフリー走行が4月3日午後8時50分よりツインリンクもてぎで行われた。
トップタイムは#32小暮卓史(PIAA NAKAJIMA)の1分38秒429。2位にポールシッターの#20井出有治(mobilecast IMPUL)、3位には#31アンドレ・ロッテラー(PIAA NAKAJIMA)が入り、このセッションにおいてはナカジマ勢の好調振りが目立った。

昨日の天気予報では午後から雨、とのことであったが、もてぎは朝から快晴で、降雨予想時間も午後6時と、レースには影響しそうもなくなった。
フォーミュラニッポンは今年からレース距離が300kmに伸び(昨年までは270km)、それに伴って燃料搭載量も給油口の高さまでではなく、燃料タンクのキャパシティ一杯まで積むことが許されたため、今回のフリー走行でフルタンクのデータをとっておくことは非常に重要である。
また、ブリヂストンタイヤも今年はコンパウンドが変わり、よりグリップする方向に改められたため、ロングランにおけるグリップの変化も見定めておかなければならない。
だからこそ、このセッションでトラブルが出ることは大きくレースに影響するのだが、走行開始直後になんとポールシッターの#20井出有治がスピン。ウィング修正のためにガレージの留まらざるを得なかったことが気がかりだ。ただしタイムのほうは2番手と、予選同様クルマの仕上がりは順調なようだ。
このセッションにおいては、#32小暮卓史がトップタイム。#31アンドレ・ロッテラーが3番手と、PIAA NAKAJIMA勢が好調だ。それだけに、昨日の予選結果が悔やまれる。
この抜きにくいもてぎにおいて、予選で前に出ておくことは非常に重要なのだ。
4番手は#1ライアン。着実に上位に顔を出すあたりは、さすが昨年度のチャンピオンといったところだ。
ルーキー勢はタイムよりも走りこみということか、山本、ヤニス、加藤が16周を消化した。
8時20分、チェッカーが出され、フリー走行は終了した。

決勝レースは今日午後2時25分より、62周で行われる。

Formula Nippon

FN第1戦もてぎ 予選上位3人のコメント

050403_2

井出有治(ポールポジション)
金曜朝の走り出しからクルマの状態はすごく良かったです。 前回のテストでもタイムは良かったんですけど、クルマのバランスは決して満足いくレベルじゃなかったんで、レースウィークまでに調整してきたんですが、それがうまくいきましたね。本山さんやブノワも速かったですから、一番上で予選を終えられて嬉しいです。

本山哲(予選2位)
今日の予選を見てもらえばわかるとおり、インパルの3台はすごくいい状態です。 昨日のフリー走行を走り始めたときはアンダーが強かったので、セッションごとにセットアップを進めていった結果が今日の予選です。 このチームの強さというものを感じましたね。 予選ではいくつかミスもしましたけど、それも「ミスするぐらいに攻められる環境」をチームに作ってもらえたということです。 午前中の予選ではミスをして2位に終わったので、午後はミスなくまとめればポールを取れると思っていたんですが、うまくいかなかったですね。 でも、クルマの状態はいいので、明日は勝てるように頑張ります。

ブノワ・トレルイエ(予選3位)
今朝の走り出しからクルマは悪くはなかったけど、良いともいえない状態だったので、ポールが獲れるかどうか分からなくて不安だった。午前中の予選でもその状況を引きずっていたので、ランチタイムにチームで話し合ってセッティングを見直したんだ。 午後の予選では、1セット目のニュータイヤでは良い走りが出来たんだけど、2セット目を履いたときは残り時間が足りなくてタイヤに充分な熱が入らなかったようだ。 でも、このままの状態で明日は良いレースが出来そうだよ。

Japanese F3

全日本F3第1戦決勝 上位3人のコメント

05040212

ジャオ・パオロ・デ・オリベイラ(優勝)
最高にファンタスティックなレースだった。 ここに持ってきたときから、クルマは大きな調整をしなくても僕のドライビングスタイルにフィットしていたし、エンジニアとの相性もばっちりだから、今年はいいシーズンが送れそうだね。 クルマはテストからいい感じだったけど、テストとレースは別ものだからね。 今回はチームのみんながいい仕事をしてくれて、クルマも良く仕上がっていたから、自分なりのベストを出した結果がこれなんだよ。

パオロ・モンティン(2位)
日本でレースをするのは久しぶりだから、チームに合流した当初はいくつか戸惑ったことがあったけど、テストを繰り返すたびにうまく感覚を取り戻すことが出来たよ。 それでもまだ、トムスに少しリードされているのは正直悔しいけどね。 だから今回の2位は、現時点ではベストの結果だと思うし、シーズンを考えたらいいスタートを切れたといえるんじゃないかな。 勿論、明日は勝つつもりでレースに臨むよ。

横溝直輝(3位)
3位という結果は、今週末の状況を考えたらベストなものだと思います。 テストでは良かったのに、レースウィークに入ってみるとトムスと1秒くらいの差があったので、それをこれからどう埋め合わせていくかが今後の課題ですね。 でも、シーズンを考えたら、今日の3位は良かったと思います。

Japanese F3

全日本F3第1戦もてぎ 決勝結果

050402_14

Pos. No. Driver Team Car Engine Lap Total/Delay Gap
1 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 14 25'04.261 -
2 14 パオロ・モンティン スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 14 6.171 6.171
3 12 横溝 直輝 スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE 14 14.125 7.954
4 1 ロベルト・ストレイト INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 14 15.189 1.064
5 38 池田 大祐 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 14 16.087 0.898
6 5 ジョニー・レイド INGINGモータースポーツ DALLARA
F303/4
T 3S-GE 14 22.385 6.298
7 33 番場 琢 ナウモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 14 26.006 3.621
8 2 高崎 保浩 戸田レーシング DOME
F107
H MF204C 14 27.140 1.134
9 19 折目 遼 DTM DALLARA
F304
T 3S-GE 14 28.473 1.333
10 3 安岡 秀徒 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 14 30.790 2.317
11 62 嵯峨 宏紀 ルボーセモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 14 40.125 9.335
12 50 磯崎 元彦 ザップスピード DALLARA
F305
T 3S-GE 14 46.739 6.614
以上 規定周回数完走
37 中嶋 一貴 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE 5 9Laps
10 武藤 英紀 M-TEC DOME
F107
H MF204C 5 9Laps

Japanese F3

全日本F3第1戦決勝 オリベイラ独走V!

050402_6全日本F3選手権第1戦の決勝が、4月2日ツインリンクもてぎで行われ、#36ジャオ・パオロ・デ・オリベイラ(トムス)が一度もトップを明け渡さないブッチギリの走りで初戦を制した。
2位にはロケットスタートを決めた#14パオロ・モンティン(スリーボンド)、3位には#12横溝直輝(スリーボンド)と、スリーボンド勢が好調ぶりを見せつけることとなった。

午後2時40分、予定通り開始されたフォーメーションラップの後、14周のレースがスタートした。
スタートで勢い良く飛び出したのはポールの#36オリベイラと4番手スタートの#14モンティン。一時は出遅れたかに見えた#37中嶋一貴も1-2コーナーをアウト側で踏ん張って3位を守りきる。
後方では#50磯崎元彦の車体が浮き上がるなどの激しい接触もあったが、全車レースを続行。
1周目を終えての順位は#36オリベイラ、#14モンティン、#37中嶋、#10武藤英紀、#12横溝の順。
フロントロウスタートの#10武藤はスタートで出遅れて4位にドロップしてしまった。

トップのオリベイラは序盤から順調に飛ばしていき、後続をぐんぐん突き放しに掛かる。 2周目を走り終えての1-2位の差は2秒5。3周目には3秒2に開いてしまった。 一方、スタートで順位を落とした武藤であったが、徐々にペースを取り戻して3位の中嶋を射程距離に捉えはじめた。 3周目の3コーナーで武藤が中嶋のインを伺うが、ここでは中嶋が抑えきった。 しかし6周目の同じ3コーナーで両者は全く同じ位置関係で接触。優勝候補と目された二人は、ここで早くも脱落することとなった。 これにより、#12横溝が3位に繰り上がったが、既にトップとの差は9秒に達していた。

残り5周時点での順位は、#36オリベイラ、#14モンティン、#12横溝、#1ロベルト・ストレイト、#38池田大祐、#5ジョニー・レイド。
トップと2位の差は遂に5秒を超えた。
上位陣のタイム差は開いてしまったが、中団の#2高崎と#33番場の7位争いが激しさを増してきた。
あちこちのコーナーで執拗にインを伺っていた番場であったが、遂に12周目のダウンヒルストレートで先行する高崎を捉え、90度コーナーでハードブレーキングの末、抜き去っていった。
結局、オリベイラは一度もトップを譲ることなく、堂々の独走優勝で開幕戦を飾った。

Formula Nippon

FN第1戦もてぎ 予選総合結果

050402_18

Pos. No. Driver TEAM Tuner Session1 Session2
1 20 井出 有治 mobilecast IMPUL 東名 *1' 35.221 1' 35.345
2 23 本山 哲 arting IMPUL 東名 *1' 35.242 1' 35.393
3 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL 東名 1' 35.606 *1' 35.489
4 2 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 東名 1' 35.673 *1' 35.515
5 1 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 東名 *1' 35.535 1' 35.570
6 5 松田 次生 5ZIGEN 東名 1' 36.261 *1' 35.780
7 8 土屋 武士 Forum Engineering LeMans 東名 *1' 35.811 1' 35.904
8 7 片岡 龍也 Forum Engineering LeMans 東名 1' 36.030 *1' 35.840
9 3 山本 左近 KONDO Racing 尾川 1' 36.232 *1' 35.858
10 32 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 尾川 *1' 35.865 1' 35.897
11 11 平中 克幸 TEAM CERUMO 東名 1' 36.364 *1' 35.982
12 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 尾川 *1' 35.996 1' 36.207
13 12 高木 虎之介 TAKAGI PLANNING with CERUMO 東名 1' 36.390 *1' 36.002
14 28 野田 英樹 Team MOHN 東名 1' 36.810 *1' 36.756
15 4 ヤレック・ヤニス KONDO Racing 尾川 *1' 36.924 1' 37.028
16 27 加藤 正将 Team MOHN 東名 1' 40.548 *1' 39.678

以上予選通過車両

予選通過基準タイム(総合107%) 1'41.886
※公式予選1回目 20番ポスト付近における停止車両回収のため、11時20分16秒から4分44秒間、赤旗中断とした。

Formula Nippon

FN第1戦もてぎ予選2回目 インパル勢がトップ3独占!!

050402_16全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の予選2回目が、4月2日午後3時25分より45分間で行われ、#20井出有治(mobilecast IMPUL)が1分35秒345のトップタイムを叩き出した。この結果、午前、午後の両セッションを制した井出がポールポジションを獲得することとなった。 2位には#23本山哲(arting IMPUL)、3位にはこのセッションでタイムアップを果たした#19ブノワ・トレルイエ(mobilecast IMPUL)が午前中3位の#1リチャード・ライアン(DoCoMo DANDELION)を凌いですべりこみ、午後の予選だけでなく総合でも上位3台をインパル勢が占めることとなった。

午前中の予選1回目で上位4台中3台を占めたインパル勢は、午後の予選でも好調なようで、セッション序盤から好タイムを連発する。
開始から20分の時点での順位は、トップが#20井出、2位に#1ライアン、3位#23本山、4位#19トレルイエと、上位4台中3台がインパル勢だ。午前中に週回数を抑えてタイヤを温存した#32小暮も不気味な存在感をみせ、この時点で5番手につけている。注目の高木虎之介は13位と出遅れている。2年間オーバルでしか走っていなかったブランクは大きいのだろうか。
ここでいち早くニュータイヤを履いて出て行った#2服部がセッションベストを出してトップに。タイムは1分35秒558と、午前中のタイムを更新し、予選総合でも4番手に該当する。 しかし本山がすぐに35秒393で上回る。
しかしセッション終盤、最後のタイムアタックで井出が34秒345を叩き出し、このセッションにおいてもトップを奪い、堂々のポールポジションを獲得した。チームメイトのトレルイエは1セット目のニュータイヤで好タイムを記録してディフェンディングチャンピオンのライアンを出し抜いたものの、2セット目ではタイヤに充分な熱が入らず、タイム更新はならなかった。 これにより、上位3台全てがインパル勢という予選グリッドが確定した。
また、このセッションで#2服部尚貴(DoCoMo DANDELION)がチームメイトのタイムを上回り、4-5番手グリッドはダンディライアン勢が占めた。
注目の#12高木虎之介(TAKAGI PLANNING with CERUMO)は結局36秒002に終わり、12番手と、苦しいスタートを切ることになった。ルーキー勢では#3山本左近(KONDO Racing)の8位が最高。急遽参戦の決まった#27加藤正将(Team MOHN)は39秒678と、最後尾ながらどうにか予選基準タイムをクリアして明日の決勝に臨む。

決勝レースは4月3日午後2時25分より、62周で戦われる。

Formula Nippon

FN第1戦 予選1回目結果

050402_10

Pos. No. DriverTeamTuner Time Delay Gap
1 20 井出 有治 mobilecast IMPUL 東名 1' 35.221 - -
2 23 本山 哲 arting IMPUL 東名 1' 35.242 0.021 0.021
3 1 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION 東名 1' 35.535 0.314 0.293
4 19 ブノワ・トレルイエ mobilecast IMPUL 東名 1' 35.606 0.385 0.071
5 2 服部 尚貴 DoCoMo DANDELION 東名 1' 35.673 0.452 0.067
6 8 土屋 武士 Forum Engineering LeMans 東名 1' 35.811 0.590 0.138
7 32 小暮 卓史 PIAA NAKAJIMA 尾川 1' 35.865 0.644 0.054
8 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA 尾川 1' 35.996 0.775 0.131
9 7 片岡 龍也 Forum Engineering LeMans 東名 1' 36.030 0.809 0.034
10 3 山本 左近 KONDO Racing 尾川 1' 36.232 1.011 0.202
11 5 松田 次生 5ZIGEN 東名 1' 36.261 1.040 0.029
12 11 平中 克幸 TEAM CERUMO 東名 1' 36.364 1.143 0.103
13 12 高木 虎之介 TAKAGI PLANNING with CERUMO 東名 1' 36.390 1.169 0.026
14 28 野田 英樹 Team MOHN 東名 1' 36.810 1.589 0.420
15 4 ヤレック・ヤニス KONDO Racing 尾川 1' 36.924 1.703 0.114
16 27 加藤 正将 Team MOHN 東名 1' 40.548 5.327 3.624

※20番ポスト付近における停止車両回収のため、11時20分16秒から4分44秒間、赤旗中断とした。

全車ともシャシー:ローラB351、エンジン:無限MF308、タイヤ:ブリヂストン

Japanese F3

全日本F3第1戦予選 レコード続出!PPはオリベイラ

050402_2

Pos. No. ドライバー エントラント シャシー エンジン Time Delay Gap
1 36 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ トムス DALLARA
F305
T 3S-GE R1' 45.571 - -
2 10 武藤 英紀 M-TEC DOME
F107
H MF204C R1' 45.864 0.293 0.293
3 37 中嶋 一貴 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE R1' 45.954 0.383 0.090
4 14 パオロ・モンティン スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE R1' 46.338 0.767 0.384
5 38 池田 大祐 トムス DALLARA
F305
T 3S-GE R1' 46.505 0.934 0.167
6 12 横溝 直輝 スリーボンドレーシング DALLARA
F305
N SR20VE R1' 46.697 1.126 0.192
7 5 ジョニー・レイド INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 46.963 1.392 0.266
8 1 ロベルト・ストレイト INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 47.013 1.442 0.050
9 33 番場 琢 ナウモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 47.168 1.597 0.155
10 2 高崎 保浩 戸田レーシング DOME
F107
H MF204C 1' 47.219 1.648 0.051
11 3 安岡 秀徒 INGINGモータースポーツ DOME
F107
T 3S-GE 1' 47.476 1.905 0.257
12 50 磯崎 元彦 ザップスピード DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 47.869 2.298 0.393
13 19 折目 遼 DTM DALLARA
F304
T 3S-GE 1' 48.056 2.485 0.187
14 62 嵯峨 宏紀 ルボーセモータースポーツ DALLARA
F305
T 3S-GE 1' 48.211 2.640 0.155

"R”マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のレコードタイムは1'46.713
予選通過基準タイム(110%) 1'56.376

*No.5 国際モータースポーツ競技規則附則H項違反(ダブルチェッカー)により、罰金(30,000)を課す。

Formula Nippon

FN第1戦もてぎ予選1回目 インパル勢が上位4台中3台を占める!

050402_8全日本選手権フォーミュラニッポンの公式予選1回目が、4月2日ツインリンクもてぎにて午前11時より45分間で行われ、#20 井出有治(mobilecast IMPUL)が1分35秒221を叩き出して暫定ポールを獲得した。
2位には#23 本山哲(arting IMPUL)が1分35秒242で続き、3位は#ディフェンディングチャンピオンの#1リチャード・ライアン(DoCoMo DANDELION)、4位に#19 ブノワ・トレルイエ(mobilecast IMPUL)と、上位3台をインパル勢が占めることとなった

先週のスーパーGTに続いて国内最高峰フォーミュラもいよいよ開幕した。
今シーズンも本山哲のインパル復帰や全日本F3からステップアップする山本左近、ユーロF3からステップアップの平中克幸、新外国人のヤレック・ヤニスなど、シートを巡る話題には事欠かないが、なんといっても注目は昨年までインディカーシリーズを戦っていた高木虎之介の国内復帰であろう。
10戦中8勝を記録した2000シーズンの再現は果たしてあるのだろうか。
また、今回は昨年の東日本F4王者にしてGTやスーパー耐久でも活躍する加藤正将も直前になって参戦を決め、フルシーズン参戦に向けての戦いに挑む。
その#27加藤、#3山本、#4ヤレック・ヤニスらはセッション開始直後から積極的に周回を重ねる。
続いて#31アンドレ・ロッテラーがコースイン。さらには#7片岡龍也、#2服部尚貴、#12高木虎之介らもコースに飛び出していき、開始15分経過時点でほぼ全車が走行を開始したが、ディフェンディングチャンピオンの#1リチャード・ライアンは未だガレージに留まったままだ。
19分経過時点で#4ヤニスがダウンヒルストレートでスローダウン。セカンドアンダーブリッヂをくぐり、ビクトリーコーナーに向かう途中でクルマを止めてしまい、これを排除するために赤旗が提示された。
この時点でのトップは#2服部で1分35秒673。続いて36秒407で#31ロッテラーが2位、3位は#5松田で36秒609。注目の#12高木は1分36秒795で5位、#23本山は10位だが、46秒409とまだ本格的なアタックには入っていない。 セッションはすぐに再開され、各車一斉にコースイン。チャンピオンのライアンも走行を開始したが、一方で#32小暮卓史はまだガレージに留まったままだ。
残り20分を切ったところで#19ブノワ・トレルイエが35秒台に突入して2位に入ってきた。 更に#23本山が35秒539で一気にトップに躍り出ると、#20井出有治も35秒618とトレルイエのタイムを上回ってきた。
残り時間が8分を切ったところでニュータイヤを装着した#32小暮がコースイン。他のドライバーも次々にニュータイヤを投入してコースに戻っていく。
タイムアタック合戦もいよいよ佳境を迎えたようだ。
最後にニュータイヤを投入した#23本山が最終コーナーでダートにはみ出しながらも35秒242と自身のタイムを更新するものの、直後に#20井出が最終区間で本山のタイムを上回って35秒221でトップに躍り出た。更に#19トレルイエが3番手タイムを叩き出し、一時はインパル勢が1-2-3状態となるも、最後の最後に#1ライアンがこれに割って入り、暫定3番手を獲得、ここでチェッカーが出され、予選1回目が終了した。

SUPER GT

SUPER GT第1戦岡山 写真集

■GT500
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■GT300
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■SNAP
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Photo: Keiichiro TAKESHITA / Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

※全ての写真はクリックで拡大画像が表示されます。

SUPER GT

SUPER GT第1戦岡山 HONDAリリース

05年型NSX-GT、開幕戦で全車完走
ARTA NSX(伊藤/ファーマン組)4位、EPSON NSX(松田/ロッテラー組)5位
3月27日(日)・決勝
サーキット:岡山国際サーキット 天候:曇り 気温:13℃ 決勝レース:82周(303.646km)
コースコンディション:ドライ 観客数:59,100人

 3月27日(日)、岡山国際サーキット(岡山県)において今年から新シリーズとなる2005年SUPER GT第1戦「OKAYAMA GT 300KM RACE」の決勝レースが開催された。

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 SUPER GTの予選は新たなルールが設定された。まず土曜日の午前中に行われる予選1回目の上位10台(各クラス)が予選2回目に行われるスーパーラップ(それぞれが3周のタイムアタックを行い、最終グリッドが決定する方式)で出場権を得る。そして、その10台に入れなかったマシンの中から予選2回目の始めに行われるフリー走行での各クラス上位2台が新たに出場権を獲得し、スーパーラップでは各クラス12台のマシンが最終グリッドを争うこととなった。

 26日(土)は前日までの雪から好天となり、ドライコンディションでの公式予選となった。NSX-GT勢はスーパーラップに3台が参加し、#32松田次生/アンドレ・ロッテラー組(EPSON NSX)が見事なタイムアタックをみせて1分25秒256を記録して10台抜きの4番グリッドを獲得した。#8伊藤大輔/ラルフ・ファーマン組(ARTA NSX)は6番手、#18道上 龍/小暮卓史組(TAKATA童夢NSX)は7番グリッドとなった。フリー走行で惜しくもスーパーラップに進出することができなかった#100 セバスチャン・フィリップ/ジェレミー・デュフォア組(RAYBRIG NSX)は14番グリッドからのスタートとなった。

 27日(日)は朝から快晴となったものの、天気予報では夕方前から雨が降るとの情報もあり、各チームは対策に悩まされた。スタート時間が近づくにつれ、天候も曇りとなり、午前中に16℃もあった気温も下がり始めた。そして5万人以上のファンが見守るなか、14時03分に総参加台数43台(GT500クラス18台)のマシンがローリングスタートを切った。

 決勝レースはスタート直後の1コーナーでポールポジションスタートの#22 モチュールピットワークZがコースアウトを喫するアクシデントが発生した。混乱のオープニングラップを終えて#32 EPSON NSXのA.ロッテラー選手が3位、#8 ARTA NSXのR.ファーマン選手が1台を抜いて4位、#18 TAKATA童夢NSXの道上 龍選手が8位、#100 RAYBRIG NSXのS.フィリップ選手が11位を走行する。

 3位のロッテラー選手と4位のファーマン選手は序盤から1分26秒台のハイペースを維持してトップグループを追走していく。8周目には早くもバックマーカーが出現しトップグループのラップタイムも28秒台まで下がり、バックマーカーと接触してクラッシュするアクシデントも発生。混戦での速さと忍耐力が必要な激しいレース展開となった。

 20周目の時点で、ロッテラー選手が3位、ファーマン選手が4位、道上選手が9位、フィリップ選手が10位を走行。28周目、フィリップ選手が1コーナーで他車に接触されコースアウト、すぐに復帰をするものの12位まで順位を下げてしまう。

 34周終了時、4位を走行していた#32 EPSON NSXのロッテラー選手が先陣を切ってピットイン。松田次生選手へのドライバー交代と燃料補給を行い、46.9秒のピット作業でコースに復帰した。その後、次々に各車がドライバー交代をするなか、#8 ARTA NSXはピットインのタイミングを遅らせる作戦に出る。ファーマン選手は粘る走りをみせて40周終了時にトップでピットイン、伊藤大輔選手に交代した。

 ほぼ全てのマシンがピットイン作業を終えた43周時点でNSX-GT勢は松田選手(EPSON NSX)が4位、伊藤選手(ARTA NSX)が5位、小暮卓史選手(TAKATA童夢NSX)が9位、J.デュフォア選手(RAYBRIG NSX)が11位となった。

 54周目、トップを走行していたザナヴィニスモZが接触によるタイヤトラブルのためスローダウン。60周時点では松田選手と伊藤選手がテール・トゥ・ノーズの状態で4位争いを展開。道上選手が7位、デュフォア選手も10位まで順位を上げる。その後、伊藤選手が松田選手を抜いて4位に浮上した。

 結局、気温は下がったものの最後まで天候は崩れなかった。82周=303.646㎞という長丁場のレースは、Honda NSX-GT全車が大きなトラブルもなく完走を果たし、#8 ARTA NSXが表彰台まであと一歩の4位。#32 EPSON NSXが5位、#18 TAKATA童夢NSXが7位、#100 RAYBRIG NSXが10位でチェッカーフラッグを受けた。優勝したのは織戸 学/D.シュワガー組(#25 ECLIPSE ADOVAN スープラ)だった。

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白井 裕(Hiroshi Shirai)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー
「今シーズンの新型NSX-GTが順調な仕上がりを見せていただけに表彰台を獲得できなかったのは残念です。実戦を走ってみてライバルとの比較もできましたので、今後はマシンセッティングなどハード部分をさらに熟成し、あわせてチーム戦略などソフト領域の課題を詰めていきたいと思います。これからやることがたくさんありますが、ファンの皆様の期待に応え、いち早く優勝の二文字をお届けできるように頑張ります」

4位 #8 ARTA NSX
伊藤大輔(Daisuke Ito)選手
「表彰台に上がれなかったのは悔しいですね。今シーズンは新しい体制、マシンとなり、時間の無いなかでHondaやチームスタッフが頑張ってくれたことに感謝しています。マシンは全てが進化しているのですが、本来の能力をフルに発揮していくには、すべきことがたくさんあります。今回の予選と決勝でのパフォーマンスは満足できるものでしたので、今シーズンは大いに期待していてください」

ラルフ・ファーマン(Ralf Firman)選手
「久しぶりのGTレースだったけど楽しめたよ。2002年に乗っていたマシンより大きく進化していて随分速くなっているけど、ライバル達も速くなっているね。でも、このマシンなら期待の持てるシーズンになりそうだよ。最終目標は当然チャンピオンなので、早く優勝できるようにマシンを熟成していきます。私の大好きな日本のみなさん、これからも応援をよろしくお願いします」

SUPER GT

SUPER GT第1戦岡山 STI リリース

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      <<<<< SUBARU MOTORSPORT EXPRESS >>>>>
            2005/03/29号 Vol.404
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SUPER GT 第1戦
   「岡山 GT300kmレース」
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■開催月日:2005年3月26-27日
■開催場所:岡山国際サーキット
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
  トラブルを克服し、12位完走

国際シリーズ化されJGTC(全日本GT選手権)からSUPER GTに生まれ変わった新生GT。その開幕戦は3月26~27日岡山国際サーキット(旧称:TIサーキット英田)で開催され、小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、予選のクラッシュから蘇り12位完走を果たした。

#77インプレッサは、基本的に昨年のボディをモディファイしたもの。主な改良点は、オーバーフェンダーやホイールアーチ、そしてリヤのフレーム以外の素材を鉄からアルミに変更して約10kgほどの軽量化を図ったこと。また、エンジンや冷却系にも改善が図られている。

予選は今年から新しいシステムが導入され、予選1回目は1時間枠をGT300の専有枠、GT500の専有枠、GT300とGT500の混走枠と20分ずつの走行枠に区分する従来どおりの方法。この予選1回目で2名のドライバーが予選基準タイムをクリアしてトップ10に入ると、予選2回目に行われるF1同様1台ずつのアタックとなる“スーパーラップ(SL)”への出場権が得られる。また予選2回目は初めに15分ずつのGT300、GT500それぞれの専有走行枠があり、予選1回目に2名のドライバーが基準タイムをクリアしてSL進出10台を除いた中でトップ2に入るとSLに出場することができる。そしてSLは2台ずつがコースインして行われ、この順位がトップ12のグリッドとなり、13位以下は予選1回目のタイム順となる。

26日の予選1回目、10時30分から20分がGT300クラスの専有走行枠。谷川はインプレッサをコースインさせ、開始8分のタイミングでアタックに入った。しかし最終コーナーで車両のバランスを乱してコースアウト。タイヤバリアに当たりフロントと右サイドを壊しストップしてしまった。このクラッシュで、車両のダメージは大きく、V字マウントのラジエター を破損。ここで、エンジンルームのスペックは04モデルのものに戻すことになった。チームスタッフの懸命な作業で予選2回目にはエンジンもかかったが、今度は電気系のトラブルも発生したため出走をあきらめ、予選不通過という結果に終わったが、チームは嘆願書を提出、決勝出場の可否は翌朝のフリー走行の状況で判断されることになっ た。そして27日朝のフリー走行で小林がコースを8周して問題がないと判断され、決勝レースへの進出が認められることになった。

6万人近いファンがスタンドを埋めた14時からの決勝レース。#77インプレッサは参加24台のGT300クラス、最後のグリッドからフォーメーションに臨んだ。スターターは谷川。スタートでポジションを上げた谷川は、1分34~35秒台のタイムを連発しながら、前を行く車両を次々とパス。20周目には12位まで浮上した。30周を過ぎた中盤に早めのルーティーンピットが始まると周回ごとにポジションアップ。36周目に8位までポジションを上げてピットインして小林に交代、小林はコースへ13位で復帰していった。各車のピット作業が落ち着いた48周目には小林は9位までポジション を戻した。しかしタイヤの磨耗はつらく、終盤はペースを落とさざるを得なくなり12位でチェッカーを受けることになった。ポイント獲得こそならなかったが、最悪の状態からもチーム力でリカバリーして手堅く完走、データを収集した#77インプレッサ。次はリニューアルオープンとなる新生・富士スピードウェイが舞台となる。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

SUPER GT

SUPER GT 第1戦岡山 トヨタモータースポーツニュース

SUPER GT
第1戦 岡山GT300kmレース

新生「SUPER GT」開幕 トヨタ・スープラが1-2フィニッシュ
織戸学/D.シュワガー組が先制勝利。
土屋武士/J.コートニー組も2位でチェッカーフラッグ

開幕戦で先制勝利を果たしたスープラ25号車

 昨年までの「全日本GT選手権(JGTC)」が国際化に伴い「SUPER GT」と改称した。全日本選手権からインターナョナルシリーズとなったもので、その開幕戦が3月26日(土)と27日(日)の両日、岡山県の「岡山国際サーキット」(TIサーキット・英田が改称)で開催された。
 今季は改装一新された富士スピードウェイでの2戦を含む全8戦に米国カリフォルニア・スピードウェイでのオールスター戦を加えた合計9レースが予定されている。

 開幕戦の岡山にはGT500クラス18台、GT300クラス26台の合計44台が出場。トヨタ勢はGT500クラスに8台のスープラ、GT300クラスには2台のセリカと2台のMR-Sがエントリー。金曜日に行われた練習走行は一時吹雪模様に見舞われる不順な天候だったが高木虎之介/立川祐路組のZENTセルモスープラ38号車が2番手を記録し、好調を印象づけた。

◆予選◆
 26日(土)の天候は晴れ時々曇り。公式予選は2セッションでベストタイム順にグリッドを決定する従来の方式から新たにセッション1回目(1時間)の上位10台および2回目(30分)の上位2台を加えた計12台が2台づつタイムアタックして上位グリッドを決める「スーパーラップ」方式が導入された。
 グランドスタンドを埋めたファンが注目する中、午後3時半から行われた「スーパーラップ」方式のタイムアタックで、GT500クラスでは織戸学/D.シュワガー組ECLIPSE ADVANスープラ25号車が3番手、スープラ38号車が5番手グリッドを獲得。
 GT300クラスでは佐々木孝太/山野哲也組RECKLESS MR-S30号車がトップタイムを記録したが、ピットアウトの際に信号無視と判断されてペナルティを課せられ、2番手タイムの加藤寛規/谷口信輝組ウエッズスポーツセリカ19号車が繰り上がりでポールポジションを獲得した。

◆決勝◆
 27日(日)は早朝から熱狂的な観客がサーキットに詰めかけ、土日合計の入場者数は8万4千人余りと過去最高を記録。GTレースの人気ぶりを改めて印象付けた。
 天候は午後から降雨との予報もあったが、曇天ながら無事ドライコンディションを維持。午前中にはサポートイベントとしてワンメイクレースとしてすっかり定着したネッツカップ・アルテッツァの決勝レースも行われ、午後2時に新生「SUPER GT」の開幕戦となる決勝レースのローリングスタートが切られた。
 3番手スタートのスープラ25号車は見事なスタートダッシュを決めると第1コーナー進入で2位に浮上。さらにトップの日産フェアレディZ1号車と接近戦を展開し、9周目には首位奪取に成功。
 スープラ25号車はその後GT300車両に行く手を阻まれて23周目に惜しくも2位に後退。中盤のピット作業を経て2位をキープしていたところ、首位を逃げるフェアレディZ1号車は他車との接触でスローパンクチャーに見舞われてピットへ。スープラ25号車は再び首位奪還を果たすと、そのまま2位以下との間隙を保ったままチェッカーを受け、見事開幕戦で先制勝利。
 また、8番手スタートからじわじわとポジションを上げた土屋武士/J・コートニー組DYNACITY TOM'S スープラ36号車も41周目にNSX8号車をパス。スープラ25号車に続き2位でチェッカーを受け、スープラ勢は開幕戦で見事ワン・ツー・フィニッシュを達成する快挙を成し遂げた。
 一方、GT300クラスでは予選1番手のセリカ19号車は前半戦首位を守ったが、中盤のピットインで他車に先行されて首位脱落。さらに不運な接触、スピンなどに見舞われて後退。代わって田中実/中嶋一貴組MRーS31号車が4位に浮上。終盤3位のNSX0号車と接戦を展開するが逆転はかなわず、4位でゴールした。

ECLIPSE ADVANスープラ25号車 ドライバー織戸学のコメント:
 ライバルにもハンディウェイトの乗っていないイーブンな状態で戦う開幕戦で優勝出来てものすごく嬉しい。今週はラッキーもあったが、スープラと同時にタイヤのパフォーマンス向上も大きいと思う。まだ始ったばかりだが、今後もチャンピオンシップの上位を狙ってベストを尽くす。

ECLIPSE ADVANスープラ25号車 ドライバーD.シュワガーのコメント:
 まさか開幕戦で優勝出来るとは予想していなかった。予選でソフトタイヤを選んでいたら予選トップが獲れたと思うが、決勝を走ってみてミディアムを選んだのは正解だった。終盤はブレーキに若干トラブルを抱えていたが、無事トップでチェッカーを受けることが出来て感激だ。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
 開幕戦をスープラのワン・ツーで飾ることが出来て良かった。新たに「SUPER GT」となったシリーズには新たな方式の予選、「スーパーラップ」も導入され、ファンの方々にも楽しんで頂けたと思う。今後はさらにスープラの熟成を重ね、常に上位争いが出来るよう全力を尽くす。GT300クラスでもセリカ19号車がポールポジションを獲得。またMR-S31号車の活躍など、新たにGTに入ってきた若手ドライバーも頑張ってくれた。

SUPER GT

SUPER GT 第1戦 岡山 NISMO モータースポーツフラッシュ

SUPER GT 第1戦
  「OKAYAMA GT 300km RACE」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年3月27日
■開催場所:岡山国際サーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■G'ZOX・HASEMI・Zが3位表彰台へ
 ニスモの2台はトラブルに泣く

SUPER GT開幕戦「OKAYAMA GT 300km RACE」が、岡山国際サーキットで開催され、予選9位からスタートした#3 G'ZOX・HASEMI・Z(金石年弘/エリック・コマス組)が3位に入り、表彰台にあがった。
ポールポジションからスタートした#22モチュールピットワークZ(ミハエル・クルム/柳田真孝組)は、スタート直後にスピンアウトし順位を落としたものの12位で完走。予選2位#1ザナヴィ ニスモZ(本山哲/リチャード・ライアン組)は中盤までレースをリードしたがマシントラブルでリタイヤし、予選13位の#12カルソニック インパルZは、レース序盤に他車と接触してマシンを破損して戦列を去ることとなった。

59,100名の観衆を集めた注目の開幕戦は、意外な展開となった。フロントロウを独占した2台のニスモZは、前日の公式予選から高いパフォーマンスを見せており、決勝レースでも注目の的であった。
14:00にフォーメーションラップが開始し、1周の後グリーンライトが点灯してレースはスタートとなったが、ポールポジションのルーキー柳田の両側から#1本山と#25スープラがかわしていくと、第2コーナーでは柳田を後続車がプッシュ。柳田Zはグラベルベッドへとスピンアウトしてしまった。#22は自力での脱出ができず、3周をロス。柳田のGT500デビュー戦は、一転不利な位置からの追い上げレースとなってしまった。

一方、#22 Zを抜いてトップに立った本山の#1 Zは、序盤のレースをリード。激しくチャージをかける#25スープラに一時首位を明け渡したが、23周目からは再びトップへと返り咲いた。そして38周目にピットインするまでレースリーダーのポジションを維持し続けた。
トップでレースに復帰したリチャード・ライアンはハイペースで2位との差を広げていったが、54周目に他車との接触によってタイヤをパンクさせて緊急ピットイン。順位を9位に落とした。そしてコースに戻った直後の57周目に再度ピットインすることとなった。駆動系のトラブルでギアがシフトできない状態となっており、そのままリタイヤとなった。

グラベルベッドから抜け出した#22 Zは、その後はミスなく周回。柳田は、予選の最速タイムを記録したミハエル・クルムにドライバー交代した。クルムはレース終盤に至るまでトップグループと同等のペースで追い上げ、スタート直後に総合40位まで落とした順位を12位にあげてフィニッシュした。

金石年弘がレースをスタートした#3 Zは、スタート後徐々に順位を上げ、先行車を次々パスしていった。そして37周目にエリック・コマスに交代すると、コマスも金石同様のアグレッシブな走りで先行車を追う。そして54周目に3位にあがると、その順位をキープしてフィニッシュラインを通過した。

■ニスモ出川監督
「ニスモの2台は順調だっただけに残念でした。#1は勝てるレースだったのに。出てほしくないときにトラブルが出てしまいました。去年は運に助けられたこともありましたが、今回は運が足らなかったのでしょう。しかし、クルマのパフォーマンスには満足できたので、次回の富士に雪辱を期します。また、柳田のGT500デビューは、不可抗力だったとはいえ見事に先輩達の厳しい洗礼を受けてしまいました。ですが、その後の走りは悪くなかったので、これを今後の教訓にしてくれることでしょう」

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 優勝記者会見

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GT500クラス優勝 CarNo.25 ECLIPSE ADVANスープラ

織戸 学
 「いままで周りがウェイトを積んだときとかリストリクターが大きいときがチャンスだったんですが開幕戦から勝てて嬉しいです。金・土はぼくらにとってラッキーなコンディションでしたが、今日はZが速いのが分かってたので、行かれるかなと思ったのですが、意外に速くなかったですね。今日は勝とうとかそいう欲がなかったので、走行会に来て走ってるみたいでした。周りの動きも良く見えたし、今日は楽しかったです。でも、ラスト5周くらいはどきどきしました」

ドミニク・シュワガー
 「表彰台に立てるとは思ってましたが、優勝という結果は信じられないです。朝のフリー走行から快調でしたが、決勝レースは最後20ラップあたりからブレーキバランスが悪くなったので、トップに立ってからは後ろのクルマとの距離を保つことに専念しました」

GT300クラス優勝 CarNo.13 エンドレス アドバンZ

木下みつひろ
 「クルマは新車ですが去年とはほとんど変ってないので、走る度にセッティングを変更し、タイヤをトライし、細かい煮詰めを行ってコンスタントに速く走れるようになりました。辛いレースになると思っていましたし、勝てるとは思ってなかので正美くんと表彰台に乗れれば御の字だと言っていました。300のZで初優勝したので当然チャンピオンは狙って行きます」

影山正美
 「ぼくを迎え入れてくれたエンドレス、アドバン、NISMOに感謝します。2年間Zに乗っていた木下さんに開幕までにクルマを仕上げてもらいました。レースは勝てるとは思っていませんでした。レース中にM-TECに抜かれたときはクラスが違うんじゃないかと思いましたが、でも勝ちは勝ちだし、これでチームの雰囲気も良くなるのでいい流れを続けていきたいと思います」

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 決勝 リザルト

岡山GT 300kmレース -RIJ- (2005/03/27) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2005 AUTOBACS SUPER GT Championship Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
PosNoClsPosCar
Model
DriverLapTime/Bihind
1255001ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
822:02'29.899
2365002DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
823.494
335003G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
8221.403
485004ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
8230.533
5325005EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
8248.176
6375006DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
8251.411
7185007TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
821'06.041
8395008デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
811Laps
9355009イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
脇阪 薫一
811Laps
1010050010RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
811Laps
11650011エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
811Laps
12*2250012モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
802Laps
138850013JLOC ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO R-GT / GH-BC10E / L535
山西 康司
和田 久
784Laps
14133001エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
775Laps
1573002雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
775Laps
1603003EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
775Laps
17313004APEXERA MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
775Laps
18303005RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
775Laps
19113006GPH FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
775Laps
20193007ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
766Laps
21463008Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
766Laps
22273009direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
宮川 やすお
密山 祥吾
766Laps
234330010ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
766Laps
245230011プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
766Laps
257730012クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
766Laps
261030013MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
757Laps
27*230014プリヴェチューリッヒRD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
757Laps
284730015CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
757Laps
29930016 Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
757Laps
307230017FK/massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
井上 貴志
平川 晃
739Laps
317030018外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
石橋 義三
田嶋 栄一
739Laps
32*530019プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
6913Laps
333850014ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木虎之介
6121Laps
-------- 以上規定周回数完走 --------
-1500-ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
5626Laps
-777300-梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
5131Laps
-26300-ENDLESS TAISAN ゲンバラGT3R
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
山岸 大
井尻 薫
5131Laps
-21500-ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
1963Laps
-*12500-カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
775Laps
-112300-ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
澤 圭太
676Laps
-62300-WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
柴原 眞介
植松 忠雄
676Laps
-111300-ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
577Laps
-34500-BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
082Laps
-913300-K-stadium ADVAN CORVETTE C6
CHEVROLET CORVETTE / C6 / LS1
福山 英朗
松本 晴彦
0未出走
  • Fastest Lap: #1 本山哲 1'26.350 4/37 154.381km
  • ゼッケンNo.12は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第28条14.(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(14:15)【リタイアのため未消化】
  • ゼッケンNo.22は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第29条14.(危険なドライブ行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(15:05)
  • ゼッケンNo.2は、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(青旗提示後、後続車両を先行させず接触)違反によりドライビングスルーペナルティを課した。(15:35)
  • ゼッケンNo.5は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第34条10.(給油中の作業違反)により、決勝結果に25秒を加算する。(16:10)

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 決勝 ECLIPSE ADVANスープラが優勝!

050327_02_eclipse-s SUPER GT開幕第1戦は27日、岡山県の岡山国際サーキットで決勝を行い、予選3位からスタートした#25ECLIPSE ADVANスープラがトップを走るマシンのリタイヤにも助けられ、82周を走りきって、新生SUPER GTシリーズ初のウイナーとなった。GT300クラスは、#13エンドレス アドバンZが優勝した。

 午後になると雲が厚くなってきたが、薄日さえ差しこの時期にしては暖かいなかでの決勝スタートを向かえた。雨の心配もなさそうだ。

 午後2時、ローリングラップ開始。1周を回ってスタートが切られた。ポールポジションの#22モチュールピットワークZと#1ザナヴィニスモZが並走して1コーナーへ。その隙を#25ECLIPSE ADVANスープラが窺うが、#22が2コーナーでコースアウト。トップは#1、2位#25、3位#32EPSON NSX、少し遅れて4位は前車をかわして上がってきた#8ARTA NSXの順でオープニングラップが始まった。

 6周目、#34BANDAIスープラがコース脇にマシンを止める。7周目、#12カルソニックインパルZがリアカウルを大きく破損してピットイン、そのままリタイアした。

 9周目#1の背後につけていた#25がついに#1をかわしてトップに立った。上位陣は、#25、#1、#8、#36DYNACITY TOM'S SUPRAの順。

 このままの順位でレースは推移するが、33周目、上位陣で#32が最初にピットインすると#25が36周目、#1が37周目、#8が39周目に相次いで給油とドライバーチェンジのためピットイン。

 各車ピットインが終わった段階で、#1がピットワークの素早さを生かしてトップを奪い返した。2位に#25、3位#36、4位#32、5位#8

 50周目、素早いピット作業で#32と#8の間に割り込んできた#3が#32をかわして4位に上 がった。

 54周目、このまま逃げ切るかと思われていた#1の右前輪がブロー。ピットインしてタイヤ交換し8位でピットアウトするも数周走って再びピットインしてリタイヤ。この時点での順位は、#25、#36、#3、#32、#8の順。

 71周目NSX同士で僅差のバトルを演じていた#32を#8がかわし4位に上がった。

 レースはこのまま終了。優勝は、予選3位からスタートした#25ECLIPSE ADVANスープラ、2位に#36DYNACITY TOM'S SUPRA、3位にG'ZOX・HASEMI・Z、4位に#8ARTA NSXが5位に#32EPSON NSX、6位に#37DYNACITY TOM'S SUPRAが入った。

 GT300クラス優勝は、#13エンドレス アドバン Z、2位#7雨宮アスパラドリンクRX7 、3位#0EBRO M-TEC NSX、4位#31APEXERA MR-S、5位#30RECKLESS MR-S、6位#11GPH FERRARI DUNLOPとなった。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo; Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 フリー走行 リザルト

岡山GT 300kmレース -RIJ- (2005/03/27) Free-Practice Weather:Fine Course:Dry
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
PNoClsPCar/ModelDriverTyreWhTimeDelaykm/h
115001ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
BS1'26.200-154.65
2225002モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS1'26.2510.051154.56
385003ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS1'26.3730.173154.34
4255004ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
YH1'26.4980.298154.12
5365005DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
BS1'26.6860.486153.78
635006G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
BS1'26.8050.605153.57
7355007イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
脇阪 薫一
DL1'26.8880.688153.43
8325008EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL1'26.9360.736153.34
9385009ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木 虎之介
BS1'27.1190.919153.02
101250010カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
BS1'27.3011.101152.70
111850011TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
BS1'27.3331.133152.64
1210050012RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS1'27.5611.361152.25
13650013エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
BS1'27.6621.462152.07
143950014デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS1'27.7391.539151.94
153750015DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
BS1'27.8331.633151.77
163450016BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
DL1'28.9392.739149.89
172150017ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL1'29.8803.680148.32
188850018JLOC ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO R-GT / GH-BC10E / L535
山西 康司
和田 久
YH1'31.6635.463145.43
1903001EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
DL1'32.3256.125144.39
20133002エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'32.3296.129144.38
21303003RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
MI1'32.4406.240144.21
22433004ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
MI1'32.5016.301144.12
2373005雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
YH1'32.6046.404143.95
24313006APEXERA MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
MI1'32.8666.666143.55
25463007Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
YH1'32.9856.785143.37
26113008GPH FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
DL1'33.1196.919143.16
27103009MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
DL1'33.7087.508142.26
282630010ENDLESS TAISAN ゲンバラGT3R
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
山岸 大
井尻 薫
YH1'33.8777.677142.00
296230011WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
柴原 眞介
植松 忠雄
YH1'34.2078.007141.51
305230012プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
KH1'34.3968.196141.22
311930013ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
YH1'34.4448.244141.15
3211230014ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
澤 圭太
YH1'34.6848.484140.79
33930015 Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
YH1'35.1048.904140.17
344730016CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
YH1'35.1748.974140.07
35230017プリヴェチューリッヒRD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
YH1'35.2069.006140.02
3677730018梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
YH1'35.4079.207139.73
372730019direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
宮川 やすお
密山 祥吾
YH1'35.4979.297139.59
38530020プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
YH1'35.7339.533139.25
3911130021ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
YH1'36.30210.102138.43
407230022FK/massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
井上 貴志
平川 晃
YH1'36.40210.202138.28
417030023外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
石橋 義三
田嶋 栄一
YH1'36.82510.625137.68
427730024クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
YH1'37.55011.350136.66
4391330025K-stadium ADVAN CORVETTE C6
CHEVROLET CORVETTE / C6 / LS1
福山 英朗
松本 晴彦
YH1'40.53414.334132.60

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 フリー走行 リポート

050327_01_z-s 27日、SUPER GT開幕戦決勝の行われる岡山国際サーキットは、薄日さえ差す穏やかな朝を迎えたが、予報では西日本の天気は下り坂。九州地方では既に雨が降り始めているという情報もある。

 そんななか、予定通り午前8時20分より、決勝へ向けてのセッティングを確認するフリー走行が30分にわたって行われた。トップタイムをマークしたのは昨年のチャンピオンコンビの駆る#1ザナヴィニスモZでタイムは1'26.200。2位はポールスタートの#22モチュールピットワークZがつけ、ニッサン勢は予選からの勢いを保っている。3位はNSXのなかでは練習走行から好調な#8ARTA NSXが入った。

 GT300クラストップは、昨年のチャンピオンマシン#0EBBRO M-TEC NSXが1'32.325で仕上がりの良さをアピール。2位に#13エンドレスアドバンZ、3位にRECKLESS MR-Sと続いた。

 決勝レースは午後2時より82周にわたって行われるが、午後から雨が降り始めるという観測がされるなか、タイヤ選択の戦略も絡んで、波乱含みの開幕戦決勝を向かえそうだ。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 予選総合結果

■GT500クラス

岡山GT 300kmレース -RIJ- (2005/03/26) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
PNoClsPCar/ModelDriverTyreWhTimeDelaykm/h
1225001モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS1'23.999-158.70
215002ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
BS1'24.4660.467157.82
3255003ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
YH1'25.2111.212156.44
4325004EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL1'25.2561.257156.36
5385005ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木 虎之介
BS1'25.4611.462155.99
685006ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS1'25.4771.478155.96
7185007TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
BS1'25.5031.504155.91
8365008DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
BS1'25.5411.542155.84
935009G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
BS1'25.6491.650155.64
10650010エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
BS1'25.8191.820155.34
113550011イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
脇阪 薫一
DL1'25.8261.827155.32
123950012デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS1'26.6862.687153.78
131250013カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
BS1'25.4351.436156.03
1410050014RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS1'25.5861.587155.76
153750015DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
BS1'25.7101.711155.53
163450016BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
DL1'26.0722.073154.88
172150017ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL1'28.9104.911149.94
-------- 以上予選通過 --------
188850018JLOC ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO R-GT / GH-BC10E / L535
山西 康司
和田 久
YH1'31.1487.149146.25
  • 上位12台は、スーパーラップの結果により順位を決定した。
  • ゼッケンNo.12 井出選手は、2回目予選セッションにより、予選通過基準タイムをクリアした。(1'25.420)
  • 予選1回目通過基準タイム 1'30.540
  • 予選2回目通過基準タイム 1.31.390
  • ゼッケンNo.88は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第25条10.により、決勝レースの出場については、3/27 GTフリー走行の状況で判断する。

■GT300クラス

岡山GT 300kmレース -RIJ- (2005/03/26) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
PNoClsPCar/ModelDriverTyreWhTimeDelaykm/h
1193001ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
YH1'31.042-146.42
2313002APEXERA MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
MI1'31.0870.045146.35
3133003エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'31.3550.313145.92
4433004ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
MI1'31.4070.365145.84
573005雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
YH1'31.6750.633145.41
603006EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
DL1'31.7490.707145.30
7463007Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
YH1'32.0911.049144.76
8273008direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
宮川 やすお
密山 祥吾
YH1'32.5581.516144.03
9103009MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
DL1'32.6841.642143.83
101130010GPH FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
DL1'32.7031.661143.80
113030011RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
MI---
12230012プリヴェチューリッヒRD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
YH---
135230013プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
KH1'33.3922.350142.74
1477730014梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
YH1'34.1533.111141.59
1511230015ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
澤 圭太
YH1'34.4023.360141.21
16930016 Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
YH1'34.6483.606140.85
174730017CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
YH1'34.9303.888140.43
187230018FK/massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
井上 貴志
平川 晃
YH1'35.0233.981140.29
192630019ENDLESS TAISAN ゲンバラGT3R
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
山岸 大
井尻 薫
YH1'35.1254.083140.14
20530020プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
YH1'35.4914.449139.60
2111130021ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
YH1'35.5704.528139.49
227030022外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
石橋 義三
田嶋 栄一
YH1'35.5994.557139.44
-------- 以上予選通過 --------
236230023WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
柴原 眞介
植松 忠雄
YH1'35.3754.333139.77
247730024クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
YH1'37.5796.537136.62
2591330025K-stadium ADVAN CORVETTE C6
CHEVROLET CORVETTE / C6 / LS1
福山 英朗
松本 晴彦
YH1'45.92014.878125.86
  • 上位12台は、スーパーラップの結果により順位を決定した。
  • ゼッケンNo.2は、本競技会公式通知No.7-(1) 9.(非計測周回のスピン)違反によりスーパーラップタイムを抹消及び訓戒とした。(16:13)
  • ゼッケンNo .30は、本競技会公式通知No.7-(2) 5). (ピット出口信号無視)違反によりスーパーラップタイムを抹消した。(16:14)
  • 予選1回目通過基準タイム 1'38.265
  • 予選2回目通過基準タイム 1'39.889
  • ゼッケンNo.62、77、913は、2005 SUPER GT シリーズ規則第3章第25条10.により、決勝レースへの出場については、3/27 GTフリー走行の状況で判断する。

SUPER GT

NISMOモータースポーツニュースフラッシュSUPER GT第1戦

◆◆速報!!◆◆
SUPER GT 第1戦 
「OKAYAMA GT 300km RACE」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2005年3月26日
■開催場所:岡山国際サーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■モチュールピットワーク Zがポールポジション獲得
 ザナヴィニスモZもフロントロウ

装いを新たにインターナショナルシリーズとして開幕を迎えたSUPERGT。公式予選が、3月26日に岡山国際サーキットで行われた。初の試みとして今回はスーパーラップ形式が取り入れられることとなった。
これは、1回目の予選で決まったトップ10と2回目に追加される2台の合計12台が、2台ずつアタック走行する方式だ。2回目の予選後にそれが行われて予選の正式結果が決まる。ただし、マシンのセットアップは1回目の計40分と2回目の15分の走行時間枠内で行わなければならず、満タンでのロングランもこの時間しかチェックできない。
また、スーパーラップが行われる時間には刻々と気温や路面温度も下がってしまうため、12台のタイムアタック条件が変わってしまうかもしれない。いずれにしても、各チームとも戦略を考える要素が増え、見所が増えることとなる。

1回目の予選セッションは、予想通り開始早々からスーパーラップのためのアタック合戦となったZ勢では、先にコースインした#3 G'ZOX・HASEMI・Zの金石年弘が1分25秒384のベストタイムを出し、#12カルソニック・インパルZが1分25秒435(ブノワ・トレルイエ)でこれに続いた。ニスモの2台はコースがこなれるのを待ってコースイン。
ミハエルクルムの#22モチュールピットワークZが断トツの最速ラップ(1分24秒037)を記録し、ディフェンディングチャンピオン2年目の本山哲(#1ザナヴィニスモZ)が0.74秒差で2番手となった。これにより、ニスモの2台は初のスーパーラップでは、最終枠を2台揃って走ることになった。#12はトレルイエから交代した井出有治が燃料系の不調でピットイン。そのままガレージにマシンを入れてしまったため基準タイムをクリアすることができなかった。

公式予選2回目、クラス別走行の主な目的は、1回目でトップ10に外れた車両のうち2台を選抜し、スーパーラップ進出車両を12台とすることだ。ただし、1回目に2名のドライバーが基準タイムをクリアしていることが条件となっている。各クラス15分ずつの2回目の公式予選では、Z勢4台はそれぞれ異なった対応をすることとなった。
1回目に基準タイムをクリアできなかった井出有治の#12カルソニックインパルZはトラブルを修復してこのセッションに臨み、この時間帯のトップタイムとなる1分25秒073を記録したが、クォリファイのみが認められスーパーラップ出走はならずであった。今回のルールにより予選13番手のポジションが確定した。

#3 G'ZOX・HASEMI・Zは、スーパーラップにそなえて、リスクを避ける走りで7ラップを走行。1回目に首位のタイムを出した#22モチュールピットワークZは、ポールポジションを確定するためにタイムアタック仕様をチェックし、GT500ルーキーの柳田真孝の慣熟走行も行った。
そして、逆転ポール獲得を目論む#1ザナヴィ ニスモZは、エースの本山哲がスーパーラップのアタックに集中するための準備を行った。
スーパーラップでは2台ずつコースインし、それぞれが合計4ラップする。それにはコースイン、ピットインの周回も含まれ2周目はウォームアップラップとされるため、計測ラップは3周目の1回だけである。
ここで失敗すると予選1回目の順位やタイムは全く意味がなくなってしまう。担当するアタックドライバーたちは、神経を集中させてスーパーラップに臨んだ。予選1回目6位の#3は、金石年弘が4番目の枠に出走したが、1回目のタイムを上回れず1分25秒649を記録。予選9位となった。そしてスーパーラップ形式のクライマックス、最終出走枠に注目が集まった。

#22はミハエル・クルムが、#1は本山哲がアタック担当である。2台のZはともにミスなく計測ラップに臨み、気迫のこもったドライビングを見せた。結果は、本山が1回目のタイムを0.3秒短縮する1分24秒466を出し、リーダーボードのトップに躍り出る。しかし、それから数秒後にはクルムがコントロールラインを通過、1分23秒999という驚異的なタイムで本山のタイムを上回った。これによってニスモの2台がSUPER GT開幕戦のフロントロウを独占することとなった。

◆上記の詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
 http://www.nismo.co.jp/M_SPORTS/index.html

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 予選PP記者会見

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GT500クラスポールポジション CarNo.22 モチュールピットワークZ

ミハエル・クルム
 「ここは涼しくなるとコンディションが良くならないので暖かくて良かったです。昨年の開幕戦に続いてのポールですが、去年はポールを取っても結果が出なかったのであまり思い出したくないですね。明日は新しいコンビで楽しく走って結果を残したいですけど、勝つとかは考えずに完走したいです。コンビを組む柳田選手は若いので、このクルマを走らせるのは簡単なことじゃないと思っていました。ブレーキングは辛いし、経験がないと難しいのですが、ミスもなしでタイムもすごく速いですね。プレッシャーでスピンをするとか思ってたけど、いままで完璧な仕事をしています」

柳田真孝
 「クルムさんがすごいアタックをしてくれたお陰でここに出ることができて嬉しいです。ぼくもクルムさんのように早く速く走れるようになりたいです。500のZは300のに比べると全てにおいて高いレベルにあると思います。走りやすいといえば走りやすいのですがそれを維持して速く走らせるのは難しいですね。いろいろと勉強中です。明日はプレッシャーがかならないように楽しんで走りたいと思います」

GT300クラスポールポジション CarNo.19 ウェッヅスポーツセリカ

加藤寛規
 「チャンスをいただいた坂東さん、ウェッヅさん始めスポンサーの方々に感謝したいと思います。このサーキットをドライで走るのは初めてで自分たちがどの順位にいるのかもわからずに、周りを見ずに自分たちのフィーリングのなかでクルマを作っていって、ぼくがクルマに慣れなきゃいけないというのが今週の目標だったんですが、それが予選が始まって気がつけばポールだったので、正直びっくりしています。素直に嬉しいです。レースに向けてはまだまだ確認しなければならないこともあるんで、明日が楽観できるかというとそうではないですね。去年のデーターもあるんで攻めて表彰台をとりたいです。FRのセリカは乗りやすいです。ベース車両がなんだか皆さん知ってらっしゃると思いますけど、なーるほどと(笑)。明日は当然優勝を狙っていきます。

谷口信輝
 「たなぼたとはこのことをいうんでしょうね。ぼくはモニターの前で加藤さんを応援していました。我々は2位で、孝太選手のタイムが速くてとてもかなわないと思ってたら、ポールだという知らせが入って『えぇ?』と思いました。なのでポールとはいえ厳しい状況だと思います。どちらがスタートドライバーかは企業秘密で言えませんけど、ぼくはローリングスタートをトップで行ったことがないので緊張しています。へぇ? 解っちゃいました? 抜くクルマがいなくて抜かれるばっかりなのでいやな感じです。どうなることやら」

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR)

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 予選2回目 スーパーラップリザルト

岡山GT 300kmレース -RIJ- (2005/03/26) Qualifying #2 Weather:Fine Course:Dry
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
PNoClsPCar/ModelDriverTyreWhTimeDelaykm/h
1225001モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS1'23.999-158.70
215002ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
BS1'24.4660.467157.82
3255003ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
YH1'25.2111.212156.44
4325004EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL1'25.2561.257156.36
5385005ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木 虎之介
BS1'25.4611.462155.99
685006ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS1'25.4771.478155.96
7185007TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
BS1'25.5031.504155.91
8365008DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
BS1'25.5411.542155.84
935009G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
BS1'25.6491.650155.64
10650010エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
BS1'25.8191.820155.34
113550011イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
脇阪 薫一
DL1'25.8261.827155.32
123950012デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS1'26.6862.687153.78
13193001ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
YH1'31.0427.043146.42
14313002APEXERA MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
MI1'31.0877.088146.35
15133003エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'31.3557.356145.92
16433004ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
MI1'31.4077.408145.84
1773005雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
YH1'31.6757.676145.41
1803006EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
DL1'31.7497.750145.30
19463007Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
YH1'32.0918.092144.76
20273008direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
宮川 やすお
密山 祥吾
YH1'32.5588.559144.03
21103009MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
DL1'32.6848.685143.83
221130010GPH FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
DL1'32.7038.704143.80
-30300-RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
MI---
-2300-プリヴェチューリッヒRD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
YH---
  • 従来のコースレコード: GT500:1'22.404 / GT300:1'29.019
  • ゼッケンNo.2は、本競技会公式通知No.7-(1) 9.(非計測周回のスピン)違反によりスーパーラップタイムを抹消及び訓戒とした。(16:13)
  • ゼッケンNo .30は、本競技会公式通知No.7-(2) 5). (ピット出口信号無視)違反によりスーパーラップタイムを抹消した。(16:14)

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 予選2回目 リポート PPはモチュールピットワークZ

050326_02_celica-s 午後3時からの予選2回目は、GT300、GT500クラスの順で各クラス15分づつのフリー走行から始まった。このフリー走行ですでにスーパーラップ進出の各クラス10台を除く上位2台が加えられ各クラス12台づつでのスーパーラップが行われる。フリー走行からスーパーラップ進出を決めたのはGT300クラスが#46Dream Cube's ADVAN Zと#2プレヴェチューリッヒRD320R、GT500クラスが#32EPSON NSXと#6エッソウルトラスープラの2台づつ。

 スーパーラップは2周のウオームアップ、1周の計測ラップ、1周のクールダウンラップの計4周で下位から2台づつが出走して争われる。まずはGT300クラスの#46、#2がコースイン。この順で予選1回目トップの#30RECLESS MR-Sまでタイムアタックが行われた。

 結局GT300クラスのポールポジションは、1'30.539で最後に出走した#30RECKLESS MR-S、2位#19ウェッヅスポーツセリカ、3位#31APEXERA MR-S、4位#13エンドレス アドバン Z、5位#43ARTA Garaiya、6位#7雨宮アスパラドリンクRX7、7位#0EBRO M-TEC NSX、8位#46Dream Cube's ADVAN Z、9位#27direxiv ADVAN 320R、10位#10MACH-GO FERRARI DUNLOP、11位#11GPH FERRARI DUNLOP、12位#2プレヴェチューリッヒRD320Rとなった。

 引き続きGT500クラスのスーパーラップ。まずは、#32EPSON NSXと#6エッソウルトラスープラがコースイン。予選1回目ポールの#22モチュールピットワークZまで12台で争われた。まずは#32EPSON NSXが1'25.256を出しトップに立つ。しかし、次組の#25ECLIPSE ADVANスープラが1'25.211の僅差で#32を逆転。この後次々とアタックに出走して行くがこのタイムを破るマシンが現われない。午前より路面温度が高くなったためタイムが上がらないようだ。そして最後6組目の2台#1ザナヴィニスモZと#22モチュールピットワークZのニッサン勢がコースイン。ついに#22モチュールピットワークZが1'23秒台に入る1'23.999を叩き出しトップに立った。2位に僚友の#1ザナヴィニスモZ、3位#25ECLIPSE ADVANスープラ、4位#32EPSON NSX、5位#38ZENTセルモスープラ、6位#8ARTA NSX、7位#18TAKATA童夢NSX、8位#36DYNACITY TOM'S SUPRA、9位#3G'ZOX・HASEMI・Z、10位#6エッソウルトラスープラ、11位#35イエローハットYMSスープラ、12位#39デンソーサードスープラGTの順となった。

 しかしその後、300クラストップ#30RECKLESS MR-Sと12位2プレヴェチューリッヒRD320Rの違反行為によりスーパーラップ抹消のペナルティが課せられた。このため2位以下が繰り上がり、#19ウェッヅスポーツセリカがポールポジションとなった。

 決勝レースは明日27日午後2時より82周にわたって争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 予選1回目 リザルト

岡山GT 300kmレース -RIJ- (2005/03/26) Qualifying #1 Weather: Course:
2005 AUTOBACS SUPER GT Round 1 岡山国際サーキット 3.703km
PNoClsPCar/ModelDriverTyreWhTimeDelaykm/h
1225001モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ミハエル・クルム
柳田 真孝
BS1'24.037-158.63
215002ザナヴィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
本山 哲
リチャード・ライアン
BS1'24.7730.736157.25
385003ARTA NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
BS1'25.0411.004156.76
4365004DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
土屋 武士
ジェームス・コートニー
BS1'25.2021.165156.46
5395005デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
アンドレ・クート
ロニー・クインタレッリ
BS1'25.2441.207156.38
635006G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
金石 年弘
エリック・コマス
BS1'25.3841.347156.13
7385007ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
立川 祐路
高木 虎之介
BS1'25.4001.363156.10
8185008TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
道上 龍
小暮 卓史
BS1'25.4191.382156.06
9355009イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
服部 尚貴
脇阪 薫一
DL1'25.4541.417156.00
102550010ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
織戸 学
ドミニク・シュワガー
YH1'25.5121.475155.89
11650011エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
脇阪 寿一
飯田 章
BS1'25.5661.529155.80
1210050012RAYBRIG NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
セバスチャン・フィリップ
ジェレミー・デュフォア
BS1'25.5861.549155.76
133750013DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
片岡 龍也
山本 左近
BS1'25.7711.734155.42
143250014EPSON NSX
HONDA NSX / NA2 / C32B
松田 次生
アンドレ・ロッテラー
DL1'25.8421.805155.29
153450015BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA / JZA80 / 3UZ-FE
荒 聖治
横溝 直輝
DL1'26.0722.035154.88
162150016ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO / F550 / F133
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
DL1'28.9104.873149.94
17303001RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
佐々木 孝太
山野 哲也
MI1'31.7367.699145.32
1803002EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX / LA-NA2 / C32B
黒澤 治樹
細川 慎弥
DL1'31.8517.814145.14
19193003ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
加藤 寛規
谷口 信輝
YH1'31.9217.884145.02
20313004APEXERA MR-S
TOYOTA MR-S / ZZW30 / 3SGTE
田中 実
中嶋 一貴
MI1'32.0247.987144.86
21433005ARTA Garaiya
ASL Garaiya / ASLGaraiya / VQ35DE
新田 守男
高木 真一
MI1'32.1178.080144.72
22133006エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
木下 みつひろ
影山 正美
YH1'32.5278.490144.07
2373007雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 / FD3S / 20B
山路 慎一
井入 宏之
YH1'32.5798.542143.99
24113008GPH FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
田中 哲也
パオロ・モンティン
DL1'32.9758.938143.38
25103009MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA / GF-F360 / F131B
三船 剛
松田 秀士
DL1'33.1479.110143.12
262730010direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R / RD320R / C32B
宮川 やすお
密山 祥吾
YH1'33.2259.188143.00
274630011Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
星野 一樹
青木 孝行
YH1'33.2319.194142.99
285230012プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA / ZZT231 / 3SGTE
竹内 浩典
平中 克幸
KH1'33.3929.355142.74
29230013プリヴェチューリッヒRD320R
Vemac RD320R / RD320R / C32B
高橋 一穂
渡辺 明
YH1'33.7179.680142.25
3077730014梁山泊・TEAM高見沢ADVAN GT3
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
高見沢 一吉
砂子 塾長
YH1'34.26710.230141.42
3111230015ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 / GF99663 / M96/77
余郷 敦
澤 圭太
YH1'34.40210.365141.21
32930016 Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R / MT900R / LS1
山下 潤一郎
山田 英二
YH1'34.64810.611140.85
334730017CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ35DE
清水 剛
藤井 誠暢
YH1'34.93010.893140.43
347230018FK/massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR / 911GT3RSR / M96/73
井上 貴志
平川 晃
YH1'35.02310.986140.29
352630019ENDLESS TAISAN ゲンバラGT3R
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
山岸 大
井尻 薫
YH1'35.12511.088140.14
36530020プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R / RD320R / C32B
玉中 哲二
筒井 克彦
YH1'35.49111.454139.60
3711130021ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 /E-968 / M44
飯島 寛也
Guts 城内
YH1'35.57011.533139.49
387030022外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS / 911GT3RS / M96/77
石橋 義三
田嶋 栄一
YH1'35.59911.562139.44
-------- 以上予選通過基準タイムクリア --------
-12500-カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z / Z33 / VQ30DETT
ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
BS1'25.4351.398156.03
-88500-JLOC ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO R-GT / GH-BC10E / L535
山西 康司
和田 久
YH1'31.1487.111146.25
-913300-K-stadium ADVAN CORVETTE C6
CHEVROLET CORVETTE / C6 / LS1
福山 英朗
松本 晴彦
YH1'45.92021.883125.86
-62300-WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R / RD350R / ZV348
柴原 眞介
植松 忠雄
YH1'35.37511.338139.77
-77300-クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA / GD / EJ20
小林 且雄
谷川 達也
YH1'37.57913.542136.62
  • 従来のコースレコード: GT500:1'22.404 / GT300:1'29.019
  • 各クラス上位10台は、公式予選2回目のスーパーラップの結果により決勝グリッドを決定する。
  • ゼッケンNo.7は、2005 SUPER GTシリーズ競技規則第26条5.(ブリーフィング遅刻)により罰金3万円を課した。(10:08)
  • ゼッケンNo.39の第2ドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.1 c)(ダブルチェッカー)により罰金3万円を課した。(12:00)
  • ゼッケンNo.777の第2ドライバーは、国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2 b)(黄旗区間の減速義務違反)により訓戒及び、ベストラップの抹消とする。(12:40)

SUPER GT

SUPER GT Rd1 岡山 予選1回目リポート

050326_01_motul-s SUPER GT 第1戦が快晴の岡山国際サーキットで開幕した。今シーズンから予選方式が変更されたため、予選1回目の各クラス上位10台が予選2回目のスーパーラップに進出できる。当初、両クラス混走、GT300、GT500の順でのアタックだったが昨日の段階で走行順が変更され、GT300、GT500、両クラス混走の順でのアタックとなった。

 午前10時30分定刻、GT300クラスから予選1回目の走行が始まった。しかし、予選開始早々、#77クスコスバルADVANインプレッサが最終コーナーでクラッシュ、ついで#62WILLCOM ADVAN VFEMAC350Rがストップしたため、開始10分過ぎに赤旗が提示され車両回収が行われた。

 赤旗中断があったため午前11時3分、GT300クラスのアタックが終わった。赤旗後にトップに立っていた#31APEXRA MS-Sを逆転した#30RECLESS MR-Sが1'31.736でトップに。2位には#0EBRO M-TEC NSXが上がってきた。3位が#19ウェッズスポーツセリカ。#31APEXRA MS-Sが4位、5位は#43ARTA Garaiya、6位エンドレスアドバンZと続く。

 GT500の占有走行が始まる。各チーム出足が鈍い。しかし、占有走行終盤に各チームアタックを開始。終了時点でのトップは#22モチュールピットワークZで1'24.037。2位に#1ザナヴィニスモZ、3位にARTA NSX、4位#36DYNACITY TOM'S SUPURA、5位#39デンソーサードスープラ、6位#3G'ZOX・HASEMI・Z。

 午前11時23分より両クラス混走でのアタックが始まった。しかし両クラス上位陣はアタックを行わない。両クラスとも当落線上のマシン以下がアタックを行なったようだ。

 結局GT500クラスでスーパーラップに進出する権利を得たのは、1位、#22モチュールピットワークZ、2位#1ザナヴィニスモZ、3位ARTA NSX、4位#36DYNACITY TOM'S SUPURA、5位#39デンソーサードスープラ、6位#3G'ZOX・HASEMI・Z、7位#38ZENT セルモスープラ、8位TAKATA 童夢 NSX、9位カルソニック インパル Z、10位イエローハットYMSスープラの上位10台となった。

 予選2回目は午後3時より、フリー走行とスーパーラップが行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI (FMOTOR) / Photo: Keiichiro TAKESHITA

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SUPER GT

STI 岡山GT300kmレース事前情報

◇SUPER GTスタート

インプレッサは改良マシンで上位入賞を目指す

 昨年までの全日本GT選手権はJAF管轄の“全日本選手権”から離れより国際的な交流を目指すインターナショナルシリーズのSUPER GTへと衣替え。その開幕戦がいよいよ岡山国際(昨年までのTIサーキット英田)で開幕する。 SUBARU車では、今年もCUSCO RACINGがクスコスバルADVANインプレッサでGT300クラスに参戦。ドライバーはコンビ6年目となる小林且雄と谷川達也で変更なし。改良されたインプレッサで昨年以上の成績、そして優勝を目指す。

 車両は基本的に昨年のボディをモディファイしたもの。主な改良点はオーバーフェンダーやホイールアーチ、そしてリヤのフレーム以外の部分の素材を鉄からアルミに変更して約10kgほどの軽量化を図ったこと。またテールランプ付近にあった機器類をデフ付近へ移動させることで、重心をより下げてセンター方向に移動させた。もともと重心の低い水平対向エンジンにこれらの改良を施すことで、自慢のコーナリングスピードにさらに磨きをかけることになった。

 STIがメンテナンスするエンジンは、全体的なレスポンスアップを図るために制御方法を変更。これにより低速からパワーもトルクもアップさせ、立ち上がりを良くした。

 冷却系では、大幅な改善が図られる。今年はWRカーにも採用されたレイアウトと同様に、ラジエターをV字マウントにして、その上にインタークーラーを傾けて置く設計にし、低重心化を一層推し進めた。ラジエターを通過した熱気は、背後に設けられたダクトから左右に排出され、熱変換効率も上がり安定した冷却効果が期待される。

 今回のエントリーはインプレッサの区分されるGT300クラスが26台、GT500クラスが18台の計44台と激戦。26日の公式予選1回目は10時30分~11時30分で、この予選での上位10~12台ほどが午後の予選2回目に進むことができる。予選2回目は1台ごとのアタックとなるスーパーラップ方式が採用される。27日のフリー走行は8時20分~50分。 82周の決勝レースは14時にスタートの予定。

■谷川達也選手
 「鈴鹿のテストは今季の初走行でした。車を造り替えてきたのですがマイナートラブルも出ていて、サスペンションもエンジンも調整中です。昨年はシリーズ全戦で完走することはできたのですが、ポイントを取れたのは2回だけでした。ですから今年は全戦完走&ポイント獲得を目指したいです。そのためにはトラブルやアクシデントのない確実な 走り、粘りのレースを心がけて、現状のチームの力を最大限に引き出せるよう頑張りたいです」

 ◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]
http://www.subaru-msm.com

SUPER GT

SUPER GT 第1戦 岡山国際サーキット エントリーリスト

GT500クラス
No Machine Driver Entrant Tire
1 ザナヴィ ニスモ Z NISSAN FAIRLADY Z
(Z33 | VQ30DETT)
本山  哲
リチャード・ライアン(GB)
NISMO BS
3 G'ZOX・HASEMI・Z
NISSAN FAIRLADY Z (Z33 | VQ30DETT)
金石 年弘
エリック・コマス(F)
ハセミモータースポーツ BS
6 エッソウルトラフロースープラ
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
脇阪 寿一
飯田  章
ESSO TOYOTA Team LeMans BS
8 ARTA NSX
HONDA NSX (NA2 | C32B)
伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン(GB)
Team Honda Racing BS
12 カルソニック インパル Z
NISSAN FAIRLADY Z (Z33 | VQ30DETT)
ブノワ・トレルイエ(F)
井出 有治
TEAM IMPUL BS
18 TAKATA 童夢 NSX
HONDA NSX (NA2 | C32B)
道上  龍
小暮 卓史
Team Honda Racing BS
21 ノマド フェラーリ 550 GTS
FERRARI 550 MARANELLO (F550 | F133)
黒澤 琢弥
光貞 秀俊
HITOTSUYAMA RACING DL
22 モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z (Z33 | VQ30DETT)
ミハエル・クルム(D)
柳田 真孝
NISMO BS
25 ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
織戸  学
ドミニク・シュワガー(D)
TEAM ADVAN ・ツチヤ YH
32 EPSON NSX
HONDA NSX (NA2 | C32B)
松田 次生
アンドレ・ロッテラー(D)
NAKAJIMA RACING DL
34 BANDAIスープラ
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
荒  聖治
横溝 直輝
KRAFT DL
35 イエローハットYMSスープラ
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
服部 尚貴
脇阪 薫一
KRAFT DL
36 DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
土屋 武士
ジェームズ・コートニー(AUS)
TOYOTA TEAM TOM'S BS
37 DYNACITY TOM'S SUPRA
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
片岡 龍也
山本 左近
TOYOTA TEAM TOM'S BS
38 ZENT セルモ スープラ
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
立川 祐路
高木 虎之介
TOYOTA TEAM CERUMO BS
39 デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA (JZA80 | 3UZ-FE)
アンドレ・クート(POR)
ロニー・クインタレッリ(I)
TOYOTA TEAM SARD BS
88 JLOC ムルシェ RG-1
LAMBORGHINI MURCIELAGO R-GT (GH-BC10E | L535)
山西 康司
WADA-Q
JLOC YH
100 RAYBRIG NSX
HONDA NSX (NA2 | C32B)
セバスチャン・フィリップ(F)
ジェレミー・デュフォア(F)
TEAM KUNIMITSU BS


GT300クラス
No Machine Driver Entrant Tire
0 EBBRO M-TEC NSX
HONDA NSX (LA-NA2 | C32B)
黒澤 治樹
細川 慎弥
M-TEC CO.,LTD. DL
2 プリヴェチューリッヒRD320R
Vemac RD320R (RD320R | C32B)
高橋 一穂
渡辺  明
VERNO TOKAI DREAM 28 YH
5 プロμMACH5B-1320R TEAM KYUSYU
Vemac RD320R (RD320R | C32B)
玉中 哲二
筒井 克彦
TEAM MACH YH
7 雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7 (FD3S | 20B)
山路 慎一
井入 宏之
RE 雨宮レーシング YH
9 Gulf ADVAN FORTUNE MT
MOSLER MT900R (MT900R | LS1)
山下 潤一郎
山田 英二
A & S RACING YH
10 MACH-GO FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA (GF-F360 | F131B)
三船  剛
松田 秀士
JIM GAINER DL
11 GPH FERRARI DUNLOP
FERRARI 360 MODENA (GF-F360 | F131B)
田中 哲也
パオロ・モンティン(I)
JIM GAINER DL
13 エンドレス アドバン Z
NISSAN FAIRLADY Z (Z33 | VQ35DE)
木下 みつひろ
影山 正美
ENDLESS SPORTS YH
19 ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA (ZZT231 | 3SGTE)
加藤 寛規
谷口 信輝
RACING PROJECT BANDOH YH
26 ENDLESS TAISAN ゲンバラGT3R
PORSCHE 911GT3RS (911GT3RS | M96/77)
山岸  大
井尻  薫
チームタイサンアドバン YH
27 direxiv ADVAN 320R
VEMAC RD320R (RD320R | C32B)
宮川 やすお
密山 祥吾
direxiv motorsports YH
30 RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S (ZZW30 | 3SGTE)
佐々木 孝太
山野 哲也
TEAM RECKLESS MI
31 APEXERA MR-S
TOYOTA MR-S (ZZW30 | 3SGTE)
田中  実
中嶋 一貴
APEXERA WITH APR MI
43 ARTA Garaiya
ASL Garaiya (ASLGaraiya | VQ35DE)
新田 守男
高木 真一
AUTOBACS RACING TEAM AGURI MI
46 Dream Cube's ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z (Z33 | VQ35DE)
星野 一樹
青木 孝行
MOLA YH
47 CCI・リカルデント・ADVAN Z
NISSAN FAIRLADY Z (Z33 | VQ35DE)
清水  剛
藤井 誠暢
MOLA YH
52 プロμ太陽石油 KUMHO セリカ
TOYOTA CELICA (ZZT231 | 3SGTE)
竹内 浩典
平中 克幸
TOYOTA TEAM CERUMO KH
62 WILLCOM ADVAN VEMAC350R
VEMAC RD350R (RD350R | ZV348)
柴原 眞介
植松 忠雄
R&D SPORT YH
70 外国屋アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS (911GT3RS | M96/77)
石橋 義三
田嶋 栄一
TEAM GAIKOKUYA YH
72 FK/massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR (911GT3RSR | M96/73)
井上 貴志
平川  晃
テラモトテクニカルオフィス YH
77 クスコ スバル ADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA (GD | EJ20)
小林 且雄
谷川 達也
CUSCO RACING YH
110 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT
PORSCHE BOXSTER (986 | M96/77)
菅  一乗
大井 貴之
ARKTECH MOTORSPORTS YH
111 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4
PORSCHE 968 (E-968 | M44)
飯島 寛也
Guts 城内
TEAM LEYJUN YH
112 ARKTECH RodeoDrive WAKO'S GT3
PORSCHE 911GT3 (GF99663 | M96/77)
余郷 敦
澤 圭太
ARKTECH MOTORSPORTS YH
777 梁山泊・高見沢整骨院ADVANGT3
PORSCHE 911GT3RS (911GT3RS | M96/77)
高見沢 一吉
砂子 塾長
910RACING YH
913 K-stadium ADVAN CORVETTE C6
CHEVROLET CORVETTE (C6 | LS1)
福山 英朗
松本 晴彦
A & S RACING YH

□国 籍 = AUS:オーストラリア/D:ドイツ/F:フランス/GB:イギリス/I:イタリア/POR:ポルトガル
□タイヤ = BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/KH:クムホ

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 決勝 優勝記者会見

GT500クラス優勝 ザナヴィニスモZ

本山 哲
 「めちゃくちゃ嬉しいです。2位かなと思ってたので、あの状況から激変するなんて信じられない気分です。レース序盤は混乱した状況でペナルティをもらいましたけど、クルマの調子がすごくよかったし、走る限りはあきらめない気持ちを持ってたのがこの結果になったと思います。ペナルティのときはショックを受けましたけど、序盤ですしレースは長いのであきらめなければ2、3ポイントでも多く獲得できると思っていました。今年、シーズンオフからNISMOに速い新しいZを作ってもらえてテストも順調にきてますし、去年できなかった開幕戦優勝をまず第一の目標としてきたんでそれが達成できたことは本当に嬉しいです。相棒がリチャードに代わって2人のコンビネーションが強力だというのが証明でき、リチャードに感謝しています。去年もこういう形でスタートしたかったんですけどね。今シーズンは、去年の経験を生かしながら組み立てていくと同時にとにくかく二人で常に速く走って細かい作戦を立てずに思いっきり行きたいと思います」

リチャード・ライアン
 「39号車のペナルティを無線で聞いたときは、果たして本当なのか確信できなくて、とくかく気を抜かないように、油断しないように、実際どうなるかは最後にならないとわからないので、とりあえずプッシュしようと思って走っていました。今週はクルマに乗ったらすごく速かったし、最初から自信が持てました。本山選手も速い選手で2人とも速いペースで走ることができます。自分のスティントになってからは最初は無理してタイヤに負担をかけないように心がけたんですけど、終盤に向けてプッシュしていってこのペースで行けば残り数周では39号車に追いつけると思いました。今年本山選手と一緒に走ることがわかった時点から今年のチームはすごく強いと思っていましたし、新しいZも最初に乗ったときから速かったので、この2人とこのクルマがあれば常にトップ4に絡めると思っていました。今日の勝利でチャンピオンへの目標を掲げることができると思います。次戦の菅生ですが、去年本山選手はウエイトを積んでとても速かったし、今年のクルマは去年よりいいということがわかっているので、日本一のドライバーと一緒に乗ってるわけですから、どういう状況であっても表彰台を狙えると思っています」

GT300クラス優勝 JIM Gainer アドバンF360

田中 哲也
 「今年は2台体制になったんですけどこの状態までもってきてくれたチームオーナーの田中さんに感謝しています。スタッフも新しくなって水曜日からみんな集まって顔合わせしたんですけど、この勝利でみんなの努力が報われました。スタート時、300の前のほうはみんなスリックでしたね。あの状況でスリックというのは楽ではなかったですが、回りも同じ状況ですからその中で頑張って前にいければ固めのタイヤを選んでる我々は、その後ライフ的には有利になると思ってました。あそこが頑張りどころでしたね。ガライヤ、Zと三つ巴の争いでしたが、争うよりも間隔を空けてハイペースを保ち、後半勝負をしようと思っていました。後ろのガライヤもそう思ってたみたいです。レース終盤、余郷選手を待ってたときは去年いろんなことがあったので最後の一周まで安心できませんでした。余郷さんは去年の開幕戦も勝っていますし、いつも安定して走っているので感謝したいです。実はぼくたちのクルマは去年から重いんです。次のレースまでに軽量化できるので、次のレースで積むウエイトに対して今回とほぼ同じ車重になるんです。なので次回も今回と同じパフォーマンスが見せられると思います。この点有利ですので、今年は何も考えずにがんがん行こうと思います。今年から2台体制になって、11号車はトラブルが多かったんですが、その中でも10号車のセッティングとか参考にできるので2台になって3倍くらい有利になった感じですね。燃費が悪いですし、300にはM-TECさんもいますのでそんなに簡単にはいかないと思いますが」

余郷 敦
 「チームが変わって、オーナー、監督、関係者のみなさんにこういう勝てるチーム体制、マシンを与えてくださって感謝します。オーナーのほうから開幕は絶対に勝てという話も出ていました。イッパツの速さだと予選ではそれなりになっていますが、コンスタントラップとか満タンのフィーリングがすごくいいんです。このチームは初めてですが、去年の話とか聞いてるとあちこち改善して今年のマシンも去年のフィードバックをかけてすごくよくなっているので、速くなる要素はいっぱいもってると思います。燃費の問題があってピットで稼がないといけないので、リアだけ交換してフロントをかばいながら走っていたんですが、最後のほうはアンダーがきつくなってタイヤをいたわりながら走るという部分に気をつかました。次回も田中選手に10秒くらい差をつけて帰ってきてもらって、ぼくが後ろを見て走れるようになればいいなと思います。今年は勝てるだけ勝ちたいですね」

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 決勝/SUBARU WRC エクスプレス


2004全日本GT選手権 第1戦
「GT選手権レース in TI 」
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■開催月日:2004年4月3-4日
■開催場所:TIサーキット英田
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ クスコスバルADVANインプレッサ、14位完走で開幕戦を終える

2004年JGTCの開幕戦は、4月3~4日に岡山のTIサーキット英田で開催され、小林且
雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVANインプレッサは、14位完走を果たした。

3日の公式予選、午前中の予選1回目は15℃と暖かい天候に恵まれた。#77インプレッ
サは谷川のアタックで1分31秒976で13位。
谷川がコースレコードを更新しても、クラストップは1分29秒台に突入と、GT300ク
ラスは大幅にレベルアップしている。
午後の予選2回目は1回目よりも若干気温が落ちたコンディションになった。谷川は
ポジションアップを狙ったが、アタック中に電気系のトラブルに見舞われタイムアッ
プならず。2回の合計でも14位と逆に順位を落とす結果になった。

4日の決勝日は朝のうち前夜からの冷たい雨が残ったが、それにもかかわらず5万8500
人ものファンでスタンドが埋まった。決勝はサポートレースでアクシデントが発生
した影響で、予定より15分遅れの14時15分にスタートすることになった。
天候は曇り、コースコンディションはウェット。安全確認のためセーフティカーの
先導で4周を終えた時点でスタート。GT300クラスは全車がドライ用タイヤを選択し
ており、序盤から混乱が予想された。

スタートを担当したのは谷川。14位のポジションを守っていたがコースが乾いてく
るにつれ他の車両のペースについていけず、ジリジリとポジションを落としていく。
それでも谷川は我慢の走りで12位までポジションを上げて39周でピットイン。
バトンを受けた小林は17位でコース復帰して、こちらも我慢の走りで15位までポジ
ションを上げた。ところが右リヤのホイールが緩み、予定外のピットイン。その後、
小林は淡々と走行。残念ながら10位以内でゴールすることができずポイント獲得は
ならなかったが14位で完走しチェッカーを受けた。

■決勝結果:GT300クラス
Pos.No.Driver                 Car Name   Time/Diff
 1 #10 田中哲也/余郷敦       JIM Gainer アドバンF360  2:10'44.083
 2 #43 新田守男/高木真一     ARTA Garaiya                     1Lap
 3 #16 山野哲也/八木宏之     M-TEC NSX                        1Lap
 4 #19 青木孝行/谷口信輝     ウェッズスポーツセリカ           1Lap
 5 #5  玉中哲二/三船剛       プロジェクトμB-1マッハ号GT320R  1Lap
 6 #63 OSAMU/吉本大樹        LEYJUNダンロップ320R             1Lap
 7 #31 田中 実/松田晃司     A'PEX i-mobisessMR-S             2Laps
 8 #80 木下みつひろ/星野一樹 エンドレスダイシンアドバンZ      2Laps
 9 #30 佐々木孝太/後藤聡     RECKLESS MR-S                    2Laps
10 #11 松田秀士/菅一乗       JIM RodeoDriveアドバンF360       2Laps
14 #77 小林且雄/谷川達也     クスコスバルADVANインプレッサ    3Laps

◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 決勝/ホンダモータースポーツニュース


(C)Honda

              EPSON NSX(松田/ロッテラー組)10位

決勝日:4月4日(日)
サーキット:TIサーキット英田
決勝周回数:82周(303.646km)
天候:予選/曇り 決勝/曇り
気温:13℃
コースコンディション:ハーフウェット
観客:5万8500人

 4月4日(日)、TIサーキット英田(岡山県)において、2004年全日本GT選手権(JGTC)
第1戦「GT CHAMPIONSHIP in TI」の決勝レース(82周=303.646km)が開催された。

 3日(土)に行われた公式予選は、1回目は路面がウェットからドライ、2回目はド
ライのコンディションとなった。TIサーキットは1月にコース路面の全面舗装を行っ
たため、各車とも大幅なタイムアップが期待された。今シーズンから、エンジンを
自然吸気からターボに換えて挑むHonda NSX-GT勢は、コースレコードの1分24秒482
を記録した#18道上 龍/S.フィリップ組(TAKATA童夢NSX)が予選12番手、#32松田次
生/A.ロッテラー組(EPSON NSX)が13番手、#100中野信治/加藤寛規組(RAYBRIG NSX)
が14番手、#8金石勝智/伊藤大輔組(ARTA NSX)が15番手からの決勝スタートとなっ
た。

 決勝日は前夜からの雨が午前中で止み、曇り空となったもののスタート時では未
だ完全に乾ききっていない路面状況であり、各チームがタイヤ選択に悩んだ。そん
ななか、NSX-GT勢は全車ウェットタイヤを選択し、スタートを迎えた。

 レースは、路面コンディションと安全確認のため、セーフティーカーが3周先導
したのち、4周目にローリングスタートが切られた。序盤は、A.ロッテラー選手(EPSON
NSX)が8位に、S.フィリップ選手 (TAKATA童夢NSX)が9位、金石勝智選手(ARTA NSX)
が10位を走行。中野信治選手(RAYBRIG NSX)は、スターティンググリッドに並ぶ前
のアウトラップでマシンをスピンさせて壁に接触し、そのためのマシン修復で大幅
に遅れてピットスタートをすることとなった。

 スタートから天候は急激に回復し、路面はドライへと変化していった。レース序
盤に金石選手がドライタイヤへタイヤ交換のため早めのピットインを敢行。8位ま
でポジションを挙げていたS.フィリップ選手も15周目終了時にドライタイヤへタイ
ヤ交換を行った。7位を走行していたA.ロッテラー選手は、この時点でトップグルー
プと同等となる1分32秒台のペース走行。各車がドライタイヤへ交換を始めるなか、
無交換のまま走り続け、22周目から26周目までトップを走行。その後もA.ロッテラー
選手は、ドライバー交代のタイミングまでウェットタイヤで粘り強く走り続け、30
周終了時に4位のポジションでピットイン、松田次生選手(EPSON NSX)へドライバー
交代を行った。

 ほぼ、全車がドライバー交代を終えた54周目時点で松田選手が7位、道上 龍選
手(TAKATA童夢NSX)が12位、伊藤大輔選手(ARTA NSX)が15位を走行。加藤寛規選手
(RAYBRIG NSX)は、序盤の大幅な遅れにもかかわらず、完走を目指して走り続けた。

 この結果、天候の変化が大きく影響した開幕戦はEPSON NSXが10位で82周目のチ
ェッカーフラッグを受け、続いてTAKATA童夢NSXが12位、ARTA NSXが13位、RAYBRIG
NSXは48周で残念ながら完走扱いにならなかった。優勝したのは、本山 哲/R.ライ
アン組(ザナヴィ ニスモ Z)だった。

●永長 真 NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー「開幕戦は路面コンディ
  ションを把握するのが難しいレースとなりました。今回は新型エンジンに多くの
  課題が残り、速さの面では不満の残る結果となりました。これから、’04NSX-GT
  のポテンシャルをライバルと同等以上へ上げるために開発を進めていきたいと思
  います。これからやることがたくさんありますが、ファンの皆様の期待を裏切ら
  ないよう、努力していきたいと思います」 10位 #32 EPSON NSX

●松田 次生選手
「昨日の予選が終了した時点で難しいレースになると思いました。NSX-GTも新しい
  エンジンになってセッティングやタイヤなどいろいろと試行錯誤しながらやって
  いますが、次回はもっと良い成績を残せるように頑張ります」

●アンドレ・ロッテラー選手
「厳しい展開になるだろうと思っていましたが、とにかくベストを尽くそうと考え
  てレースに臨みました。ドライに変化した路面で、ドライバー交代までタイヤを
  キープするのは大変でしたね。’04モデルのNSX-GTは新しいエンジンがまだ成長
  過程です。これからもっと良いレースができると思うので、楽しみにして下さい」

◆ホンダのモータースポーツ情報はHonda Racingをご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第1戦 
「GT CHAMPIONSHIP in TI」  決勝
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2004年4月4日
■開催場所:TIサーキット英田(岡山県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#1「ザナヴィニスモZ」がデビュー戦を逆転優勝で飾る!!
  #3「G’ZOX ・SSR・ハセミZ」6位、#12「カルソニックIMPUL Z」8位
   #22「モチュールピックワークZ」9位

2004年のJGTC開幕戦、82周の決勝レースはハプニング続出の展開となった。まず、
スタート前には晴天となり、決勝レースはドライでスタートするのでは、という大
方の予想がはずれたことだ。雨は上がったものの路面はウェットのままで、各チー
ムともスタートタイヤの選択に悩んでいた。

14時00分スタート予定の決勝レースは15分遅れで開始された。
フロントロウを占めたNISMOの2台のZは、ポールポジションの#22「モチュールピッ
トワークZ」がスリックタイヤを選び、#1「ザナヴィニスモZ」
はスタート直前にインターミディエイトタイヤに交換していた。
ポールポジションからスタートした影山正美の#22 Zはスリックタイヤのためグリッ
プを得られず、大きくペースダウン。一方、本山哲がドライブする#1 Zは好スター
トを切りオープニングラップのバックストレートエンドまでトップを走ったが、そ
の後2台に先行を許してしまった。さらに、スタート前5分のボードが表示されてか
らグリッド上でタイヤを交換したことに対してペナルティが課せられ、10周目にピッ
トレーンをドライブスルーすることとなった。これで順位を9位に落としてしまう。

しかし、22周目に8位、31周目に6位と順位を上げて行き48周目に5位でリチャード
・ライアンに交代した。この際の迅速なピットワークも有利に作用しライアンは終
盤を2位で走行。さらに激しくプッシュし20秒以上差のあった#39スープラに追った。
そして、タイム差を約8秒に縮めたところでトップの#39がペナルティを受けてピッ
トイン。この間にトップを奪い、82周目のチェッカーフラッグをトップで駆け抜け
た。

一時18位まで後退した影山の#22 Zは、ドライとなった後にハイペースで順位を挽
回。52周目に8位、69周目に6位へと上がっていった。そして、終盤の78周目に#38
スープラを捕らえて5位となりゴールを迎えた。
しかし、レース中のアクシデントに対してペナルティタイム40秒が加算され、9位
となった。

#12カルソニックIMPUL Zは、やはりグリッド上での作業がドライブスルーペナルテ
ィの対象となって後退。一時31位にまで落ちてしまったが、最終的には8位でフィ
ニッシュ。#3 Zは一時はリーダーボードのトップに表示されるなど活躍したが、後
半はペースが上がらず、6位でデビュー戦を終えることとなった。

逆転優勝に沸き返るNISMOピットでは、短い期間にクルマを開発し、高い戦闘力と
安定性の双方を実現したエンジニアやメカニックたちが互いの仕事を称えあった。
そして、この4月にNISMO社長に就任したばかりの眞田裕一は「とにかく心から嬉し
いです。スタンドの大声援とライアンの激しいプッシュが、序盤の本山の頑張りを
サポートしてくれたものと考えています。スポンサーやサポーターの皆様に胸を張っ
て勝利を報告できます。ありがとうございました」と語った。

フェアレディZの生みの親として知られる、ミスターKこと片山豊氏がこの日TIサー
キットを訪れ、「Zが今年のレースでは強そうと聞いて大変喜んでいます。最近NISMO
のみんながZに情熱を注いでくれているので強いのは当然だと思いますが、NISMOに
とってZでのモータースポーツ活動はグローバルな広がりを意味していると思いま
す。
Zがレースで活躍し、もっとスポーツカーを楽しんでくれる人が増えてくれること
を期待しています。」とコメントを残した。

■決勝結果
Pos.Car Name                      No. Driver                             Laps
 1 ザナヴィニスモZ                #1 本山哲/リチャード・ライアン           -
 2 エッソウルトラフロー スープラ  #6  脇阪寿一/飯田章               +  12"167
 3 デンソーサードスープラGT       #39 ジェレミー・デュフォア/アンドレ・クート       +  26"081
 4 イエローハット スープラ        #35  服部尚貴/脇阪薫一            +  29"438
 5 auセルモスープラ               #38  立川祐路/荒聖治              +  48"406
 6 G’ZOX・SSR・ハセミZ           #3  金石年弘/エリック・コマス     +  54"022
 7 WOODONE トムス スープラ        #36  土屋武士/マルコ・アピチュラ  +1'19"556
 8 カルソニック IMPUL Z           #12  ブノワ・トレルイエ/井出有治  +1'25"336
 9 モチュールピットワークZ        #22  影山正美/ミハエル・クルム    +1'23"650
10 EPSON NSX                      #32  松田次生/アンドレ・ロッテラー+1'32"031

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 決勝


大逆転でデビュー戦を飾ったザナヴィ ニスモ Z(Photo:K.Takeshita)

4月4日、TIサーキット英田で行われた全日本GT選手権開幕戦「GTチャンピオンシップ
inTI」は、残り5周までトップを快走していた#39デンソーサードスープラGTに非情の
ペナルティが下り、#1ザナヴィ ニスモ Zが逆転優勝。ディフェンディングチャンピ
オン本山哲にとってはシリーズ連覇に向けて幸先の良いスタートを切った。

雨はあがったものの路面はウェット。スタート前のウォームアップランで、#100 NSX
が濡れた路面に足をすくわれクラッシュ。左フロント足回りを傷めてピットで修復作
業をすることになり、グリッドにつくことはできなかった。

序盤はスープラ勢が好ダッシュ。#39、#38がランデブー走行をしながら後続との差を
広げていく。Zは#22のペースが上がらず。#1,#12にはグリッド上でスタート5分前を
過ぎて作業をしたとのことでドライブスルーペナルティが課せられる。予選までの好
調さとは裏腹にZはリズムに乗りきれない。
路面が乾き始めた20周前後でトップグループは続々ピットイン。タイヤをオールウェ
ザーからスリックに交換する。予定外のピットインが続いたため、各車の差は大きく
開きレースは縦に長い展開となる。

折り返しの40周時点では、#39,#6,#36,#35とスープラ勢が上位を独占。しかし、この
後上位陣にピットインが相次ぎ、その間に#1Zがスープラ勢に食い込むことに成功。
レース3分の2を過ぎた頃には2位まで浮上する。

逃げる#39スープラは、追う#1Zとの差を15秒ほどに保ったまま終盤に入る。この差は
残り20周となった62周目で15秒となかなか縮まることはない。このままの状態でフィ
ニッシュかと誰もが思った77周目、トップを走る#39スープラにペナルティ10秒スト
ップのボードが提示される。黄旗区間の追い越し違反によるものだった。

これで、#1Zが労せずして逆転に成功。Zのデビュー戦を飾ったニスモ、そして本山哲
にとっては最高のシーズンスタートを切ることになった。

決勝でも苦しんだNSXは、ラップで1~2秒ほど差をつけられており、#32EPSON NSXの
10位が最上位。今後の熟成が待たれるところだ。

GT300は、序盤にトップに立った#10JIM Gainer アドバンF360(田中/余郷組)が、
#43ARTA Garaiyaの追撃を悠々かわして初優勝を飾った。

(観客:5万8500人)

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月4日 TIサーキット英田(岡山県) 決勝 天候:曇り/コース:セミウェット
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/04) Race Result Weather:Cloudy Course:Semi-Wet ~ Dry
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PosNoClsPosDriverCar
Model
LapTime/Bihind
1*15001本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
822:09'16.360
265002脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
8212.167
3*395003ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
8226.081
4355004服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
8229.438
5385005立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
8248.406
635006金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
8254.022
7365007土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
821'19.556
8*125008ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
821'22.727
9*225009影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
821'23.413
103250010松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
811 Lap 
113750011ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
811 Lap 
121850012道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
811 Lap 
13850013金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
802 Laps
14*2550014織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
802 Laps
15*2150015光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
793 Laps
16103001田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
784 Laps
17433002新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
775 Laps
18163003山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
775 Laps
19193004青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
775 Laps
2053005玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
775 Laps
21633006OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
775 Laps
22313007田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
766 Laps
23803008木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
766 Laps
24303009佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
766 Laps
251130010松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
766 Laps
26730011山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
766 Laps
27930012清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
766 Laps
287230013平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
757 Laps
297730014小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
757 Laps
302030015和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
748 Laps
3191030016高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
748 Laps
325230017竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
5923 Laps
33230018高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
5824 Laps
348130019柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
5527 Laps
-------- <以上規定周回数完走> --------
-70300-石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
5329 Laps
-100500-中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
4834 Laps
-17300-長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
4735 Laps
  • Fastest Lap: GT500 No.22 ミハエル・クルム 1'24.747 / GT300 No.63 吉本大樹 1'30.773
  • 本レースは、2004年全日本GT選手権統一規則 第28条 17により、セーフティカースタートとした。
  • ゼッケンNo.1、No.12は、2004年全日本GT選手権統一規則第28条9.1)違反(コース上での作業)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(14:31)
  • ゼッケンNo.22の影山選手は、FIA国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2.違反(プッシング)により、決勝結果に40秒の加算およびペナルティポイント1点を課す。(15:39)
  • ゼッケンNo.21は、2004年全日本GT選手権統一規則第34条11.違反(ピット作業)により、決勝結果に40秒を加算する。(16:23)
  • ゼッケンNo.39は、FIAモータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗区間での追い越し)によりペナルティストップ10秒を課した。(16:10)
  • ゼッケンNo.25は、FIAモータースポーツ競技規則付則H項第2章4.1.2b)(黄旗区間での追い越し)により決勝結果に40秒を加算する。(16:30)

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI フリー走行


雨でも絶好調のM-TEC NSXが前車をパス(Photo:Motorsports@nifty)

4月4日、JGTC開幕戦決勝日朝。TIサーキットには冷たい雨が降っている。夜半から降
りだした雨は、九州地方から回復すると伝えられているものの、午前8時30分のフリ
ー走行開始時間になっても止む気配はない。

完全なウェットコンディションのなか始まったフリー走行は、開始5分、#37DYNACITY
 トムス スープラを駆るコートニーが、トップタイムをマークした直後にクラッシュ。
ウレタンパッドをコースに撒き散らしたため一時中断となる。

15分の中断後再開した走行で俊足ぶりを見せたのは、やはりZ勢。途中#22モチュー
ル ピットワーク Zが勢い余ってコースアウトする場面もあったが、#12カルソニック
 IMPUL Zが順当にトップタイム、#22が2位と順調な仕上がりを見せている。
ドライで苦戦したNSXは、ターボカーになって初のウェットだったが、#18TAKATA童夢
NSXが10番手タイムをマーク。しかし、トップ差は3秒以上と厳しい状況はウェットで
も変わらないようだ。

GT500で苦しむNSXだが、GT300では絶好調。#16M-TEC NSXの速さはウェットでも衰え
ず、2位#63LEYJUNダンロップ320Rを1.7秒と大きく引き離した。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月4日 TIサーキット英田(岡山県) フリー走行 天候:雨/コース:ウェット
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/04) Free-Practice Weather:Rain Course:Wet
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PNoClsPDriverCar/ModelTyreWhTimeDelaykm/h
1125001ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'38.300-135.61
2225002影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'38.4690.169135.38
3395003ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
BS1'38.8660.566134.84
4385004立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'39.3051.005134.24
5325005松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
BS1'39.6891.389133.72
6255006織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YH1'39.8811.581133.47
735007金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'40.6942.394132.39
865008脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'40.7482.448132.32
9355009服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
DL1'40.9752.675132.02
101850010道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BS1'41.9413.641130.77
113650011土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'42.7164.416129.78
12850012金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
BS1'42.9304.630129.51
1310050013中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS1'43.1454.845129.24
14163001山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
DL1'43.6445.344128.62
15633002OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
DL1'45.3477.047126.54
16193003青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
YH1'46.2437.943125.47
1753004玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
YH1'46.2657.965125.45
189103005高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'47.1428.842124.42
19523006竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
DL1'47.4949.194124.01
20103007田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YH1'47.8399.539123.62
21433008新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
BFG1'47.9839.683123.45
2273009山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
YH1'48.0509.750123.38
233750014ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
BS1'48.1549.854123.26
243130010田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
BFG1'48.70710.407122.63
253030011佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFG1'48.88010.580122.44
268030012木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YH1'49.19310.893122.08
272030013和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'49.44211.142121.81
281730014長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
YH1'49.62511.325121.60
29230015高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
KH1'50.99212.692120.11
308130016柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YH1'51.35213.052119.72
317030017石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'51.56213.262119.49
327230018平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'51.70513.405119.34
331130019松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YH1'51.80813.508119.23
34150015本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BS1'52.76214.462118.22
352150016光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
DL1'53.00414.704117.97
36930020清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
YH1'57.40119.101113.55
377730021小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YH2'07.29728.997104.72
  • 本フリー走行は、車両回収のため8:35、赤旗提示により中断し、8:52より再開した。(17分間中断)

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI PP記者会見


500、300両クラスPP、4名のクルー (Photo: Motorsports@nifty)

GT500クラスポールポジション モチュールピットワークZ

影山 正美
 「シェイクダウンのときからZは速いといわれていたので、ポールポジションを取れてよかったです。テストからトラブルもなく順調で、過去のデーターから午前中のほうがタイムが出るとわかっていたので、午前の予選でニュータイヤを2セット使いました。柔らかめのタイヤ? 企業秘密なので言えません。決勝は苦しいレースになると思いますが、いいポジションでマイケル(ミハエル・クルム)に渡したいと思います」

ミハエル・クルム
 「午前中の予選のアタックは、1セット目のタイヤで黄旗が2回出たりグラベルから出てきたクルマがあったりでタイムが出なかったので2セット目を使いました。2セット目でクリアラップが取れてタイムが出たので午後は雨が降らないかと祈っていました。でも天気がよくなって、午後は本山が来るんじゃないかと思ってましたが、彼はトラフィックでタイムが出なかったようなので、それがなければ逆転されていたでしょう。決勝ですが、去年はポールを取ったけど勝てなかったので2位でもいいと思います。レースも長いし、タイヤも柔らかいものを選んだので……(横から影山が「えぇ!?」とクルムをつつく)。レースは何が起こるかわかりませんが、明日はニッサンが勝つと思います」

GT300クラスポールポジション M-TEC NSX

山野 哲也
 「ハコ出身の我々としてはNSXは最高峰のクルマですし、これに乗れて高いパフォーマンスで結果が出たのは非常に嬉しいです。クルマもチームも500で戦ってきたものなので、300のチームよりも高いノウハウを持っていますし、ぼくたちも安心して走ることが出来ます。決勝は安定したラップで後ろをコンマ数秒づつ離していって、ピットストップもかなり練習して他チームより止まるのが短いので、プレッシャーがかかならい位置で八木選手にバトンタッチしたいと思います」

八木 宏之
 「GT選手権に始めて参戦して勉強すべきことも非常に多いし、いままでやってきたレースと違ってレベルの高い戦いなのでアドバイスを聞いて技術を向上していきたいと思います。500と300はスピード差が大きいので抜かれ方が難しいと思います。クルマは非常によくて初めて乗ったぼくでも安定して高いレベルでタイムを刻むことができました。決勝は、焦らず淡々と仕事をこなしていけば自ずと結果はついてくると思います」

全日本GT選手権

JGTC 第1戦 GT選手権inTI 予選/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第1戦 
「GT CHAMPIONSHIP in TI」  公式予選
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■開催月日:2004年4月3日
■開催場所:TIサーキット英田(岡山県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■#22「モチュールピックワークZ」がポールポジション獲得 !!
#1「ザナヴィニスモZ」が2番手で、NISMOの2台がフロントロウを独占

いよいよ待ちに待った2004年JGTCシーズンが開幕した。舞台は昨年の開幕戦と同様、
岡山県のTIサーキット英田だ。付近の山々に桜が咲き乱れる中、4月3日午前10時か
ら公式予選がスタートした。天候は晴れで気温は13℃と、さわやかなレース日和に
恵まれた。

事前の合同テストなどで既に「Z速し」の評判が立っていたが、予選が始まってす
ぐにそれが単なる評判だけでなかったことが証明された。
チャンピオンナンバー「1」をつけた「ザナヴィニスモZ」は本山哲とリチャード
・ライアンが新しいコンビとなり、カーナンバー22の「モチュールピットワークZ」
は、ミハエル・クルムと影山正美が組む。
まずは昨日の練習走行でコンスタントに好タイムを出していたミハエル・クルムが
早速コースイン。コースレコードを更新する1分22秒920のタイムを記録した。
その後、GT500の占有時間終了間際になって、1分22秒404のベストタイムを出した。
そして、このタイムがこのセッションのベストタイムとなり、リザルトモニターの
トップに「Z」の名を表示することとなった。
一方、本山哲が乗り込んだ#1は午前はタイヤ1セットのみを使う計画のため、最初
の10分間はピットガレージの中で他車のタイムを見守っていた。路面の温度が上がっ
てきたところで本山哲がコースイン。4周目に1分22秒676を出し、2番手のポジショ
ンを獲得した。

午後3時から行われた予選2回目は、気温こそ大きく変わらないものの雲がサーキッ
ト上空を厚く覆う花曇りの中で行われた。
#22はフレッシュタイヤを使い切っており、ロングランも済ませていることもあっ
てGT300との混走時間は走行しなかった。#1も最後のGT500占有時間に集中するため、
同様に走行を控えた。GT500の占有時間は、残したフレッシュタイヤで多くの車両
が次々にタイムアタック。しかし、1回目の予選で出したNISMOの2台のタイムを塗
り替えることはできず2台のフロントロウ独占が確定した。

本年よりNISMOのチーム監督となった出川洋は「ニューカーで、しかもデビュー戦
でポールポジションを取れて、とりあえずホッとしています。
明日は朝のうち雨という予報です。ひょっとするとウェットレースになるかもしれ
ませんが、その場合もレース展開は面白くなりそうですね。」

82周の決勝レースは、4月4日の午後2時にスタートの予定。

■公式予選結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 モチュールピットワークZ   #22 影山正美 / ミハエル・クルム   1'22"404
 2 ザナヴィ ニスモ Z         #1  本山哲 / リチャード・ライアン 1'22"609
 3 auセルモスープラ          #38 立川祐路 / 荒聖治             1'22"705
 4 WOODONE トムス スープラ   #36 土屋武士 / マルコ・アピチュラ 1'22"815
 5 カルソニック IMPUL Z      #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'22"968
 6 エッソウルトラフロー スープラ #6  脇阪寿一 / 飯田章         1'23"060
 7 デンソーサードスープラGT  #39 ジェレミー・デュフォア / アンドレ・クート     1'23"205
 8 G’ZOX・SSR・ハセミZ      #3  金石年弘 / エリック・コマス   1'23"262
 9 DYNACITY トムス スープラ  #37 ジェームス・コートニー / 片岡龍也      1'23"650
10 イエローハット スープラ   #35 服部尚貴 / 脇阪薫一           1'23"675

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 予選


ポールを確定したモチュール ピットワークZ(Photo:K.Takeshita)

昼に雨粒が落ちてきたものの、コースを濡らすまでには至らず、午後3時からの予選
2回目はドライコンディションで行なわれた。午前中の予選1回目より、かなり涼し
くなっており、条件としては良さそうだ。

まずは、両クラスとも最初の混走の時間帯に足慣らしを行ない、続いて行なわれた
GT300クラスの予選では、残り2分を切ったところで#16 M-TEC NSXが1回目を上回る
1分29秒019をマーク。ライバルたちの戦意を喪失させてクラスポールポジションを
確定した。
このGT300クラスの予選終了間際に#51シルビアがクラッシュし、マシン排除のため
に予選は中断。一旦コースインしたGT500マシンはピットに戻ることになる。

10分の中断の後、再開されたGT500の予選で主導権を握ったのは、やはりZだった。
残り2分となったところで、#1ザナヴィ ニスモ Zがエース本山のドライブで1分22
秒721、1分22秒609とタイムを短縮。自身の1回目は上回ったものの、暫定ポールタ
イムの1分22秒404には僅かに届かなかった。

この結果、Zのフロントローが確定。その背後のグリッドに#38auセルモスープラ、
2回目にタイムアップを果たした#36WOODONEトムススープラが並ぶことになった。
苦戦するNSX勢は、#18TAKATA童夢NSXが12番グリッドを確保するのがやっと。4台が
12~15位に並び、ターボ化されたNSXにとっては厳しい船出となった。

明日の決勝は、午後2時スタート。82周300kmで争われる。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月3日 TIサーキット英田(岡山県) 予選 天候:曇り/コース:ドライ
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/03) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PNoClsPDriverCar
Model
TyreWhTimeTime1
Time2
Delay
1225001影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.404*R1'22.404
R1'24.314
-
215002本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.609R1'22.676
*R1'22.609
0.205
3385003立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.705*R1'22.705
R1'23.083
0.301
4365004土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.815R1'22.993
*R1'22.815
0.411
5125005ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.968*R1'22.968
R1'22.990
0.564
665006脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.060*R1'23.060
1'24.904
0.656
7395007ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.205R1'23.313
*R1'23.205
0.801
835008金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'23.262R1'23.864
*R1'23.262
0.858
9375009ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.650R1'23.815
*R1'23.650
1.246
103550010服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
DLR1'23.675R1'23.851
*R1'23.675
1.271
112550011織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YHR1'24.104R1'24.568
*R1'24.104
1.700
121850012道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BSR1'24.482R1'24.497
*R1'24.482
2.078
133250013松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
BSR1'24.539R1'24.555
*R1'24.539
2.135
14*10050014中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS1'25.105*1'25.105
1'25.122
2.701
15850015金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
BS1'25.1311'25.621
*1'25.131
2.727
16163001山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
DLR1'29.019R1'29.506
*R1'29.019
6.615
17633002OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
DLR1'29.521R1'29.921
*R1'29.521
7.117
18303003佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'29.640R1'30.626
*R1'29.640
7.236
19*193004青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
YHR1'30.015*R1'30.015
R1'30.187
7.611
20803005木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'30.153R1'30.610
*R1'30.153
7.749
21103006田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.197R1'30.731
*R1'30.197
7.793
22*433007新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
BFGR1'30.407R1'31.487
*R1'30.407
8.003
23113008松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.450R1'30.952
*R1'30.450
8.046
24313009田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'30.623R1'31.096
*R1'30.623
8.219
25730010山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
YHR1'30.814R1'31.346
*R1'30.814
8.410
268130011柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'30.920R1'31.955
*R1'30.920
8.516
27530012玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
YHR1'31.205R1'32.160
*R1'31.205
8.801
285230013竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
DLR1'31.442R1'31.695
*R1'31.442
9.038
297730014小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YHR1'31.976*R1'31.976
R1'32.178
9.572
30930015清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
YHR1'32.1591'33.618
*R1'32.159
9.755
31230016高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
KHR1'32.3981'32.844
*R1'32.398
9.994
321730017長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
YH1'32.497*1'32.497
1'32.770
10.093
332030018和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'32.5761'32.863
*1'32.576
10.172
347230019平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'32.9291'33.240
*1'32.929
10.525
-------- 以上予選通過(107%=GT500:1'28.353/GT300:1'36.006)--------
-*21500-光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
DL1'26.8341'27.752
*1'26.834
4.430
-*70300-石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'36.6361'38.555
*1'36.636
14.232
-111300-飯島 寛也
大井 貴之
ARKTECH ENDLESS ADVAN GT-4
PORSCHE 968
YH8'48.467*8'48.467
-
446.063
-*51300-加藤 正将
筒井 克彦
NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH1'33.4131'33.695
*1'33.413
11.009
-910300-高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'34.5171'34.797
*1'34.517
12.113
  • 従来のコースレコード: GT500:1'24.670 / GT300:1'32.430
  • 予選2回目は、車両回収の為15:41赤旗中断により中断し、15:50より再開した。(9分間中断)
  • ゼッケンNo.100は、2004年全日本GT選手権統一規則第39条 4.違反(Wチェッカー)により、罰金3万円を課した。(11:10)
  • ゼッケンNo.19は、2004 TI 4輪レース一般競技規則 第8章 第41条 1.違反(ピットロードレーン通過速度)により、罰金5万円及び、競技長による訓戒とした。(16:05)
  • ゼッケンNo.43は、2004 TI 4輪レース一般競技規則 第8章 第41条 1.違反(ピットロードレーン通過速度)により、罰金5万円を課した。(16:05)
  • No.21、70は、2004年全日本GT選手権統一規則 第3章 第25条 11.により、決勝レースへの出場については、4/4 GTフリー走行の状況で判断する。判断基準は、競技長が総合的に判断し、審査委員会が決定する。(ゼッケンNo.21 18:05 / ゼッケンNo.70 18:07)
  • No.51は、2004年全日本GT選手権統一規則 第3章 第22条 4.1)(FIA国際モータースポーツ競技規則 付則 L項 第3章 ドライバーの装備品 第1条 クラッシュヘルメット)違反により、失格とした。(18:05)

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 予選1回目


暫定ポールを奪ったモチュール ピットワークZ(Photo:K.Takeshita)

4月3日、今シーズンの全日本GT選手権が開幕を迎えた。開幕戦の舞台は今年も岡山県
のTIサーキット英田。薄曇りではあるものの陽気は暖かく、サーキット周辺の山々に
咲く桜も満開だ。

午前10時から行なわれた予選1回目は、昨年と同じくGT500→GT300→混走の順で20分ず
つに区切られて行なわれた。
暫定ポールの座を射止めたのは#22モチュール ピットワークZ。2位も#1ザナヴィ ニ
スモ Zと、デビュー戦となるZがワンツーを占めた。3位には#38auセルモスープラが
入り、トップ3は昨日の練習走行と同様だ。

今シーズンからターボを積むNSXは大苦戦。明らかにストレートスピードで劣ってお
り最上位が#18TAKATA童夢NSXの11位。トップから2秒遅れと熟成にはまだ時間がかか
りそうだ。

GT300は、練習走行に続いて#16 M-TEC NSXが暫定クラスポール。GT500で苦戦するNSX
とは対照的な結果となった。

予選終了後から、雲が厚くなり空が暗くなってきた。天気予報では夜半に雨となるこ
とになっているが、予選2回目のはじまる午後3時前に降りだす可能性もありそうだ。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月3日 TIサーキット英田(岡山県) 予選1回目 天候:晴れ/コース:ドライ
GT選手権レース in TI -RIJ- (2004/04/03) Qualifying #1 Weather:Fine Course:Dry
2004 Japan GT Championship Round 1 TIサーキット英田 3.703km
PNoClsPDriverCar/ModelTyreWhTimeDelaykm/h
1225001影山 正美
ミハエル・クルム
モチュール ピットワーク Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.404-161.77
215002本山 哲
リチャード・ライアン
ザナウィ ニスモ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.6760.272161.24
3385003立川 祐路
荒 聖治
auセルモスープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.7050.301161.18
4125004ブノワ・トレルイエ
井出 有冶
カルソニック IMPUL Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'22.9680.564160.67
5365005土屋 武士
マルコ・アピチェラ
WOODONE トムススープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'22.9930.589160.63
665006脇阪 寿一
飯田 章
エッソウルトラフロー スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.0600.656160.50
7395007ジェレミー・デュフォア
アンドレ・クート
デンソー サード スープラGT
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.3130.909160.01
8375008ジェームス・コートニー
片岡 龍也
DYNACITY トムス スープラ
TOYOTA SUPRA
BSR1'23.8151.411159.05
9355009服部 尚貴
脇阪 薫一
イエローハット スープラ
TOYOTA SUPRA
DLR1'23.8511.447158.98
10350010金石 年弘
エリック・コマス
G'ZOX ・SSR・ハセミ Z
NISSAN FAIRLADY Z
BSR1'23.8641.460158.96
111850011道上 龍
セバスチャン・フィリップ
TAKATA童夢NSX
HONDA NSX
BSR1'24.4972.093157.77
123250012松田 次生
アンドレ・ロッテラー
EPSON NSX
HONDA NSX
BSR1'24.5552.151157.66
132550013織戸 学
ドミニク・シュワガー
ECLIPSE ADVAN スープラ
TOYOTA SUPRA
YHR1'24.5682.164157.63
14*10050014中野 信治
加藤 寛規
RAYBRIG NSX
HONDA NSX
BS1'25.1052.701156.64
15850015金石 勝智
伊藤 大輔
ARTA NSX
HONDA NSX
BS1'25.6213.217155.70
162150016光貞 秀俊
植松 忠雄
フェラーリ 550GTS マラネロ
FERRARI 550GT Maranello
DL1'27.7525.348151.91
17163001山野 哲也
八木 宏之
M-TEC NSX
HONDA NSX
DLR1'29.5067.102148.94
18633002OSAMU
吉本 大樹
LEYJUNダンロップ320R
VEMAC RD320R
DLR1'29.9217.517148.25
19193003青木 孝行
谷口 信輝
ウェッズスポーツセリカ
TOYOTA CELICA
YHR1'30.0157.611148.10
20803004木下 みつひろ
星野 一樹
エンドレスダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'30.6108.206147.12
21303005佐々木 孝太
後藤 聡
RECKLESS MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'30.6268.222147.10
22103006田中 哲也
余郷 敦
JIM Gainer アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.7318.327146.93
23113007松田 秀士
菅 一乗
JJIM RodeoDrive アドバンF360
FERRARI 360 Modena
YHR1'30.9528.548146.57
24313008田中 実
松田 晃司
A'PEX i-mobisess MR-S
TOYOTA MR-S
BFGR1'31.0968.692146.34
2573009山路 慎一
井入 宏之
雨宮アスパラドリンクRX7
MAZDA RX-7
YHR1'31.3468.942145.94
264330010新田 守男
高木 真一
ARTA Garaiya
ASL GARAIYA
BFGR1'31.4879.083145.71
275230011竹内 浩典
西澤 誠剛
プロジェクトμ太陽石油セリカ
TOYOTA CELICA
DLR1'31.6959.291145.38
288130012柳田 真孝
尾本 直史
シーウェストダイシンアドバンZ
NISSAN FAIRLADY Z
YHR1'31.9559.551144.97
297730013小林 且雄
谷川 達也
クスコスバルADVAN インプレッサ
SUBARU IMPREZA
YHR1'31.9769.572144.94
30530014玉中 哲二
三船 剛
プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R
VEMAC RD320R
YHR1'32.1609.756144.65
311730015長島 正興
松永 まさひろ
エスペリア Kosei セリカ
TOYOTA CELICA
YH1'32.49710.093144.12
32230016高橋 一穂
渡辺 明
プリウェチューリッヒ・クムホ NSX
HONDA NSX
KH1'32.84410.440143.58
332030017和田 博
宮川 やすお
FK/Massimo ADVAN ポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'32.86310.459143.55
347230018平川 晃
Guts 城内
アドバンBOROポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'33.24010.836142.97
35930019清水 剛
細川 慎弥
ADVAN K-STADIUM MT
MOSLER MT900R
YH1'33.61811.214142.40
365130020加藤 正将
筒井 克彦
NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア
NISSAN SILVIA
YH1'33.69511.291142.28
3791030021高見沢 一吉
砂子 塾長
高見沢整骨院アドバンポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'34.79712.393140.62
387030022石橋 義三
小園 ひろみ
フィールズ外国屋ADVANポルシェ
PORSCHE 911GT3R
YH1'38.55516.151135.26
3911130023飯島 寛也
大井 貴之
ARKTECH ENDLESS ADVAN GT-4
PORSCHE 968
YH8'48.467446.06325.23
  • 従来のコースレコード: GT500:1'24.670 / GT300:1'32.430
  • R印はコースレコードを更新した。
  • ゼッケンNo.100は、2004年全日本GT選手権統一規則第39条 4.違反(Wチェッカー)により、罰金3万円を課す。(11:10)

全日本GT選手権

JGTC第1戦 GT選手権inTI 練習走行


一発の速さに磨きがかかったauセルモスープラ(Photo:K.Takeshita)

4月2日、全日本GT選手権開幕戦の練習走行が行われ、今シーズンから新コンビとなっ
た#38auセルモスープラがトップタイムをマークした。
GT300クラスは、今季から参戦するニューカマー#16 M-TEC NSXが、#19ウェッズスポ
ーツセリカを抑えてトップ

明日の予選は、1回目が午前10時、2回目が午後3時から行われる。

◆TIサーキット英田 http://www.ti-circuit.co.jp/
2004年4月2日 TIサーキット英田(岡山県) 練習走行 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car----------------------------Drivers----------Time(am)--Time(pm)
 1  38 500 auセルモスープラ               立川/荒         1'26.127 *1'22.831
 2  22 500 モチュール ピットワーク Z      影山/クルム     1'25.319 *1'23.070
 3   1 500 ザナヴィ ニスモ Z              本山/ライアン   1'25.236 *1'23.162
 4   6 500 エッソウルトラフロー スープラ  脇阪/飯田       1'25.345 *1'23.381
 5  39 500 デンソー サード スープラGT   デュフォア/クート 1'24.875 *1'23.444
 6  36 500 WOODONE トムススープラ         土屋/アピチェラ 1'25.300 *1'23.855
 7  12 500 カルソニック IMPUL Z           トレルイエ/井出 1'25.419 *1'23.950
 8   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス     1'24.808 *1'24.357
 9  18 500 TAKATA童夢NSX                  道上/フィリップ 1'26.299 *1'24.952
10  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ         織戸/シュワガー 1'26.434 *1'25.022
11  32 500 EPSON NSX                      松田/ロッテラー 1'26.471 *1'25.024
12  35 500 イエローハット スープラ        服部/脇阪       -------- *1'25.576
13 100 500 RAYBRIG NSX                    中野/加藤       1'47.337 *1'25.747
14  37 500 DYNACITY トムス スープラ       コートニー/片岡*1'25.755  1'25.934
15   8 500 ARTA NSX                       金石/伊藤       1'27.336 *1'26.225
16  21 500 フェラーリ 550GTS マラネロ     光貞/植松       1'32.312 *1'28.161
17  16 300 M-TEC NSX                      山野/八木       1'31.618 *1'29.800
18  19 300 ウェッズスポーツセリカ         青木/谷口       1'33.394 *1'30.578
19  63 300 LEYJUNダンロップ320R           OSAMU/吉本      1'33.957 *1'30.649
20  30 300 RECKLESS MR-S                  佐々木/後藤     1'32.268 *1'30.731
21  10 300 JIM Gainer アドバンF360        田中/余郷       1'46.003 *1'30.990
22  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360    松田/菅         1'32.574 *1'31.051
23  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ    木下/星野       1'32.578 *1'31.194
24  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S          田中/松田       1'33.615 *1'31.266
25   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7        山路/井入       1'32.452 *1'31.397
26  81 300 シーウェストダイシンアドバンZ  柳田/尾本       1'32.230 *1'31.512
27  43 300 ARTA Garaiya                   新田/高木       1'32.424 *1'31.551
28  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ    竹内/西澤       1'33.612 *1'31.800
29  17 300 エスペリア Kosei セリカ        長島/松永       1'34.460 *1'32.350
30  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林/谷川       1'33.838 *1'32.741
31   5 300 プロジェクトμ B-1 マッハ号GT320R  玉中/三船    1'34.568 *1'32.799
32  72 300 アドバンBOROポルシェ           平川/城内       1'34.593 *1'33.102
33   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 高橋/渡辺      1'35.113 *1'33.301
34  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ      和田/宮川       1'34.619 *1'33.433
35 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ   高見沢/砂子     1'35.352 *1'34.326
36   9 300 ADVAN K-STADIUM MT             清水/細川       1'37.183 *1'34.705
37  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア   加藤/筒井       1'35.890 *1'35.599
38  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ  石橋/ヒロミ     1'38.149 *1'37.241
39 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT-4     飯島/大井      *1'57.152 37'07.067
----------------------------------------------------------------------------

Formula Nippon

Fニッポン 第1戦 鈴鹿 優勝記者会見


優勝小暮(中央)、2位ロッテラー(左)、3位道上(右) (Photo: Motorspots@nifty)

優勝 小暮卓史
 「予選が3位で優勝も狙えるポジションでしたが、スタートでホイールスピンをして5位まで落ちてしまいました。1コーナーで松田君のリアとぼくのフロントがあたってハンドリングがアンダーステアになってレースは大変になるかなと思ったんですが、あせらずにチャンスが来るだろうと思って淡々と走っていました。井出選手とヘアピンで接触があってからはリアタイヤがグリップしなくなって土屋選手にどんどん追いつかれてやばいかなと思ったんですが、ちょうどレースが終わってくれたんでなんとかトップをキープでき優勝できました。ピットインは、チームの作戦でテストからタイヤがあまり減ってなかったので46周走りきれると思って片側だけ替えました。井出選手の方が速いのはわかってたので、抑えられるところまで抑えて、抜かれてしまったらしょうがないと思っていました。ミスをして並ばれて抜かれそうになったこともありましたが冷静にドライブできました。

2位 アンドレ・ロッテラー
 「レースは非常にエキサイティングでラッキーでした。ピットスタートだったけどピットインの作戦に自信を持っていたので、楽な気分で走れました。ピットインでフロントタイヤだけ替えたのでリヤタイヤを慎重に使うことを考えて走りました。週末を通じてラッキーじゃなかったですが、やっと運が回ってきたかな。諦めてはいけなんだということがよくわかりましたし、チームにも感謝したいと思います」

3位 道上 龍
 「昨日の予選2回目でタイムが上がらず、8番手に沈んでしまいました。決勝セットはテストでもバランスがよかったのですが、朝のフリー走行でエンジンが壊れてしまって確認が出来ずに不安の残るスタートでした。前の脇阪選手がエンジンストールで、よけようとしている間に3台くらい前に行かれてしまいました。タイヤ交換するまでのペースも良くて速めにピットインしようと思ったけど、引っ張って、前がタイヤ交換でピットインしていなくなったときに自分のペースでプッシュすることにしました。タイヤ交換してからもクルマのバランスはよくて、本山選手を抜いて松田選手もパスして、あれよあれよという間にいつのまにか表彰台にたつことが出来ました。どこでどうなったのか全然わからなかったです」

優勝監督 中嶋 悟
 「アンドレのほうはエンジンとか電気とか週末はトラブルがありましたが、小暮のほうは順調な仕上がりで、ピットでの作戦もいろいろと計算をして、いま思えばいい判断だったと思います。アンドレはフロントだけ、小暮は片側だけタイヤを交換したのは単純にテストでよく減ってたからです。我々がタイヤを4本替えていれば井出君の前には出られませんから、井出君の前に出たのは計算どおりの作戦です。小暮は昨年本山選手を二十数ラップにわたって抑えて自信をつけていますし、左サイドのタイヤをいかに傷めずに走るかが彼の課題でした。それをやってのけたのは非常に素晴らしいです。アンドレの2位はアンビリーバボーですね。井出選手や土屋選手が最後にリタイヤするとは思わなかったので4位でも最高だったと思います。このチームでのワンツーは2度目だと思います。新聞記事は子供(中嶋一貴)のことばかりなので、うちのチームも健在であると皆さんにお伝えしたいと思います」

Formula Nippon

Fニッポン第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 決勝


超接近戦を制した小暮は嬉しい初優勝(Photo:Motorsports@nifty)

3月28日、鈴鹿サーキットで行われたフォーミュラ・ニッポン開幕戦は、予選3位ス
タートの小暮卓史(PIAAナカジマ)がタイヤ2本交換という作戦で、先行するポール
シッター井出有治(モバイルキャスト・インパル)を逆転。参戦2年目で見事初優勝
を飾った。2位にはロッテラ-が入り、PIAAナカジマがワンツーフィニッシュ!

朝から抜けるような青空となった決勝日。スタート時刻の2時半には春らしいポカポ
カ陽気となった。
レースは、ポールポジションの#20井出が会心のスタート。トップを守って1コーナ
ーに飛び込む。#7脇阪、#25片岡はエンジンストールで出遅れ、#31ロッテラーはトラ
ブルでピットスタート。

快調にトップを走る#20井出だったが、この井出に奇襲作戦で臨んだのが#32小暮。14
周目にピットインした#20井出の動きをみて、次の周にピットインした#32小暮は、右
側前後2本のタイヤのみを交換する作戦に出た。これで#32小暮はまんまとトップに
躍り出る。

ここからは、先行する#32小暮を#20井出が追うという展開に。途中ピットインを引き
伸ばした#40ライアンにも優勝の権利がありそうな気配だったが、ピットインでタイ
ヤの準備ができていないという失態を演じて後退。
30周過ぎからは、#32小暮、#20井出、#7土屋、そしてピットインしていない#8脇阪と
続き、この状態のまま終盤へ。

42周目、立ち上がりに勝る#32小暮に阻まれ、なかなか前に出られない#20井出は、堪
えきれずヘアピンで#32小暮のインに飛び込むが、これは少々暴走行為。両者は接触
し、フロントウィングを傷めた#20井出はコースアウトしてレースを終えた。

続いて、#32小暮には#7土屋が襲い掛かりテール・トゥ・ノーズ状態になるが、43周
目のシケインで#7土屋は単独スピン。自ら初優勝のチャンスを逃してしまった。

これで楽になった#32小暮は、同じくタイヤ2本交換で走りきったチームメイト#31ロッ
テラーを従えて初優勝のチェッカー。併催の全日本F3では中嶋一貴が連勝を飾るなど、
中嶋監督にとっては笑いの止まらない週末となった。3位には8番手スタートの#3道
上(イエローハット・コンドウ)が入り、久々の表彰台に登った。

(観客:3万4500人)

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月28日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/28) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamLapTime
132小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING461:26'01.861
231アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING461.237
33道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team461.821
411松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO462.600
51本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN4626.401
6*2金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN4636.533
741服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING4649.135
8*40リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING4658.817
9*28野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN461'31.734
1025片岡 龍也Team LeMans451 Lap
118土屋 武士Team LeMans424 Laps
12*20井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL415 Laps
137脇阪 寿一Team LeMans415 Laps
-------- 以上規定周回(41 Laps)完走 --------
144立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team739 Laps
1519ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL442 Laps
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: #40 リチャード・ライアン 1'48.826
  • ペナルティ(*):
    • No.28 国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4,e)(下見走行中のピット出口のホワイトラインカット)の違反により、罰金5万円を課した。
    • No.2、No.40 2004年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第33条2.(燃料給油を伴う作業)の違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
    • No.20 国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章の違反により、競技結果から1周減算及びペナルティポイント1点を課した。

Japanese F3

F3 第1,2戦 鈴鹿 トップ3記者会見


連勝の中嶋と表彰台を独占したトムス勢(Photo:Motorsports@nifty)

中嶋一貴(第1戦優勝、第2戦優勝)
練習ではスタートが決まっていなかったんですが、昨日の第1戦で決めることができ
て、今日は落ち着いていくことができました。連勝は出来すぎだと思います。今後は
競ったときのレースが課題ですね。
次戦、筑波は苦手なサーキットですけが、課題は見えているので大丈夫だと思います。

番場 琢(第1戦2位、第2戦3位)
参戦2年目でチームも変わり、気持ちの上でも、プレッシャーの度合いも違います。
昨日、今日と表彰台には立てましたが、やはり勝たないと……まだまだですね。
僕はF3に初めて乗ったとき、かなり戸惑いましたが、中嶋選手がすんなり乗りこなし
たのは意外でした。

アンティヌッチ(第2戦2位)
日本のレースは初参戦ですが、やはりイギリスとはレースのシステムも違うし、戸惑う
点は多いですね。一番大きいのはタイヤの違いです。日本のタイヤは温まるのも早い
しグリップもいいです。スケジュールはイギリスより日本の方が余裕がありますね。

山本左近(第1戦3位)
開幕から100%で走ることが目標でしたが、この週末は予選からミスをしてしまい、そ
れを達成することはできませんでした。今後はミスをしないことが目標です。
一貴クンはカート時代から一緒ですが、ナチュラルに速いドライバーです。でも、こ
のまま終わるわけにはいかないので、必ず結果で返します。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/

Formula Nippon

Fニッポン第1戦 SUZUKA 2&4 RACE フリー走行


鈴鹿は朝から雲ひとつない快晴(Photo:Motorsports@nifty)

朝8時50分から行なわれたフリー走行では、各チーム決勝に向けてのセッティングの
確認を行なった。
ここでトップタイムをマークしたのは、昨日の予選はトラブルで11位と振るわなかっ
た#4立川。決勝で前に行くためには少々作戦も立てないと難しいが、速さを取り戻し
たことで面白い存在になりそうだ。

#20井出、#19トレルイエ、#32小暮の予選上位陣は、きっちりと仕上がっているよう
だ。決勝では、トップ3の後方に位置する#8土屋、#7脇阪、#41服部らがどこまで食い
込んでくるかが見ものだ。
また、後方に埋もれてしまったチャンピオン#1本山の奇襲作戦にも期待しよう。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月28日 鈴鹿サーキット(三重県) フリー走行 天候:晴れ/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/28) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2004 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTimeDelayGapkm/h
14立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'47.882--193.78
240リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING1'47.9620.0800.080193.63
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'48.0630.1810.101193.45
47脇阪 寿一Team LeMans1'48.0880.2060.025193.41
520井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'48.1940.3120.106193.22
631アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING1'48.4610.5790.267192.74
719ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'48.4650.5830.004192.74
811松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'48.7540.8720.289192.22
925片岡 龍也Team LeMans1'48.7820.9000.028192.18
1041服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'48.7850.9030.003192.17
113道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'48.7930.9110.008192.16
121本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'48.9231.0410.130191.93
138土屋 武士Team LeMans1'49.0481.1660.125191.71
142金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'49.3621.4800.314191.16
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'49.5791.6970.217190.78
  • シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

Fニッポン 第1戦 鈴鹿 予選上位3名記者会見


若い3人が予選トップ3を占めた(Photo:Motorsports@nifty)

予選ポールポジション 井出有治
 「鈴鹿と菅生のテストでチームが本山さんの基本セットからぼくの乗り方にセットを合わせてくれました。テストではニュータイヤでタイムが上げられなかったのでその点を鈴鹿に入る前に徹底的に調べて、それがうまくいきました。エンジニアがぼくの乗り方と本山さんの乗り方を理解したうえでセットアップしてくれたんです。今年に入ってからテストで各チームタイム差が縮まってきて去年よりも高いレベルになっています。レースはゴールしたときに一番前にいるってことが重要なので、ポールを取れたということはそれに向けての最高の条件が揃ったということですね。考えすぎずに集中して最後まで走りたいと思います」

予選2位 ブノワ・トレルイエ
 「今朝クルマがすごくよかったので午後も同じようなセットアップで走りました。アタックラップの前半はよかったんですがスプーンでミスして少しロスをしました。チームにとっては井出さんと2人でこういう結果になってよかった。明日もワンツーでいきたいと思います」

予選3位 小暮卓史
 「金曜日からチームがいいクルマに仕上げてくれて、ぼく自身も高いレベルでタイヤが使えるようになりました。今朝は中古タイヤでバランスが良くて、ニュータイヤがいまいちだったんでチームとのミーティングで対策をし、最後にその成果が出ました。去年はお世辞にもいいシーズンとはいえなかったのでそれを反省しつつ落ち着いて冷静にレースをしたいと思います。ローラシャーシーは2年目で各チームとも煮詰まってるしドライバーのレベルも高くて誰が勝つかわからない状況なので最後は精神力の勝負になるでしょう。明日は落ち着いてベストを尽くします」

Japanese F3

F3第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 決勝


快挙を成し遂げた中嶋一貴(Photo:Motorsports@nifty)

午前中に行なわれたこのレースの予選でポールを奪ったものの、続く第2戦の予選で
クラッシュしてしまった#8中嶋一貴。しかし、マシンのダメージは思ったより少な
く、無事グリッドにつくことが出来た。

スタートでは、ライバルと目されていたローラ童夢のエース#10オリベイラがエンジ
ンストールで大きく遅れる。これで楽になった#8中嶋は、1コーナーにトップで飛
び込むと、後方の#36番場との差をジワジワ広げながら、デビューレースとは思えな
い堂々としたレース運びを見せる。

その後も、#36番場と#7山本の2位争いを尻目に、完璧なレースを見せた#8中嶋が、
デビューレースで初ポールからスタートし、一度もトップを譲ることなく初優勝と
いう快挙を成し遂げた。

中嶋一貴は、PIAA NAKAJIMA RACING監督で元F1ドライバー中嶋悟氏の子息。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月27日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:曇り/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/27) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
PNoDriverCarEngineLapTime
18中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1223'20.562
236番場 琢DALLARA F3043S-GE124.585
37山本 左近DALLARA F3043S-GE125.914
43横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1212.043
512ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1212.547
610ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03MF204C1213.282
71リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1214.770
82武藤 英紀DALLARA F304MF204C1220.832
94ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1223.399
1033池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1224.089
1132小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1227.210
1214柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1227.606
1319柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1259.272
1450磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE121'00.168
-------- < 以上規定周回完走 > --------
  • Fastest Lap: #7 山本 左近 1'56.004

Formula Nippon

Fニッポン第1戦 SUZUKA 2&4 RACE 予選2回目


初のポールポジションを獲得した井出(Photo:Motorsports@nifty)

午前中と同じようなコンディションのなか始まった予選2回目。ストレートの追い風
に乗って、各ドライバー1回目のタイムを更新していく。

安定した力をみせたのは#19トレルイエ。各ドライバーがこの#19トレルイエの1分44
秒179をターゲットにして、最後のアタックに入る。
#8土屋が区間タイムで途中まで上回るが、1分44秒357と僅かに届かず。#32小暮も1分
44秒195までタイムを削るが、なかなか#19トレルイエを上回ることができない。
他が伸び悩む中、#19トレルイエは駄目押しともいえる1分44秒149をマークする。

これで決まりかと誰もが思った最後の最後。今シーズンGTと同じインパルチームに
移籍した#20井出が、1分44秒082というスーパーラップを見せて逆転。自身初となる
ポールポジションの座についた。

◆鈴鹿サーキット http://www.suzukacircuit.co.jp/
2004年3月27日 鈴鹿サーキット(三重県) 予選2回目 天候:曇り/コース:ドライ
鈴鹿2&4レース -RIJ- (2004/03/27) Qualfying Session Weather: Cloudy Course: dry
2004 Fomula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoDriverTeamTime1
Time2
TimeDelaykm/h
120井出 有冶mobilecast TEAM IMPUL1'44.661
*1'44.082
1'44.082-200.85
219ブノワ・トレルイエmobilecast TEAM IMPUL1'45.059
*1'44.149
1'44.1490.067200.72
332小暮 卓史PIAA NAKAJIMA RACING1'44.878
*1'44.195
1'44.1950.113200.64
48土屋 武士Team LeMans1'45.276
*1'44.357
1'44.3570.275200.32
511松田 次生COSMO OIL RACING TEAM CERUMO1'44.858
*1'44.405
1'44.4050.323200.23
67脇阪 寿一Team LeMans1'45.392
*1'44.409
1'44.4090.327200.22
741服部 尚貴DoCoMo TEAM DANDELION RACING1'44.653
*1'44.558
1'44.5580.476199.94
83道上 龍Yellow Hat KONDO Racing Team1'44.824
*1'44.658
1'44.6580.576199.75
940リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACING*1'44.723
1'44.751
1'44.7230.641199.62
101本山 哲TEAM ADiRECT 5ZIGEN*1'45.010
1'45.094
1'45.0100.928199.08
114立川 祐路Yellow Hat KONDO Racing Team1'46.026
*1'45.041
1'45.0410.959199.02
1225片岡 龍也Team LeMans1'45.710
*1'45.077
1'45.0770.995198.95
1331アンドレ・ロッテラーPIAA NAKAJIMA RACING*1'45.348
1'59.855
1'45.3481.266198.44
142金石 年弘TEAM ADiRECT 5ZIGEN1'46.059
*1'45.465
1'45.4651.383198.22
1528野田 英樹CARROZZERIA Team MOHN1'46.200
*1'45.542
1'45.5421.460198.07

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