全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の決勝レースが5月15日、鈴鹿サーキットで行われた。勝ったのは#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)。予選6位ながら見事なスタートとピット戦略でレース中盤にトップに立ち、2位以下を16秒突き放して38周を走り抜けた。
2位は#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、3位には予選14番手ながら早めのピットインで順位を稼いだ#37中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が入った。
(天候:晴れ コース:ドライ)
決勝レースは午後1時45分スタート。
ポールシッターの#16山本尚貴が1コーナーでいきなりスピンアウトする波乱の中、ホールショットを奪ったのは2番手スタートの小暮、その後ろからは3列目から勢いよくイン側に飛び出してきたロッテラーが一気に2位までジャンプアップしてきた。
スピンした山本は最後尾でコースに復帰するが、他車との接触によりステアリングロッドを折損しており、修復のためにスロー走行でピットイン、5周遅れでレースに復帰した。
トップ2台は序盤テール・トゥ・ノーズの状態になったものの、トップの小暮はロッテラーに付け入る隙を与えない。結局2台はロッテラーがピットストップを行った21周目まで0.5秒~1秒の間隔を保ったまま、走行を続けることとなった。
ロッテラーは15秒1でピットアウト、対する小暮は22周終わりでピットに飛び込むが、右リヤタイヤの交換に手間取って18秒7で漸くピットアウトすることになり、ロッテラーの先行を許してしまった。
ロッテラーはその後も1分45秒台、46秒台のハイペースで小暮を突き放しにかかり、34周終わりで7秒、38周を走り終える頃には16秒の大差をつけてトップでチェッカーを受けた。
小暮も当初はロッテラーと同ペースで追い上げをはかり、5秒3差に詰め寄るが、終盤ペースが上がらなくなり、予選と同じ2位でレースを終えた。
その後方では、後方グリッドながら4周目にピットストップを行って前が開けた状態を作り出し、フレッシュタイヤでトップ集団と同ペースでの走行を重ねた中嶋一貴が終盤までペースを落とさない、父親譲りの粘りの走りで3位まで浮上、見事フォーミュラニッポンデビュー戦で表彰台をものにした。
ルーキー勢は#31中嶋大祐の11位が最高。一時国本雄資が2位まで浮上する場面もあったが、ピットストップで痛恨のストール、1分以上を費やし、結局13位に終わった。
#10小林崇志と#3アンドレア・カルダレッリは9周目のスプーンで絡んでコースアウト、そのままレースを終えている。
次回第2戦は6月5日決勝、九州のオートポリスで開催される。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/15) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 38 | 1:08'16.849 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 38 | 16.619 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 38 | 39.677 |
| 4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 38 | 46.933 |
| 5 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 38 | 47.337 |
| 6 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 38 | 52.050 |
| 7 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 38 | 52.300 |
| 8 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 38 | 53.133 |
| 9 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 38 | 53.366 |
| 10 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 38 | 1'21.866 |
| 11 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 38 | 1'22.520 |
| 12 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 38 | 1'34.947 |
| 13 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 37 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回(34 Laps)完走 ---- |
| - | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 33 | 5Laps |
| - | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 8 | 30Laps |
| - | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 8 | 30Laps |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: CarNo.16 山本尚貴(無限) 1'45.182 (23/33) 198.75km/h

フォーミュラニッポンは今季、シリーズチャンピオンに観光庁長官杯が送られることになっているが、その長官杯の授与式が5月15日、第1戦が開催されている鈴鹿サーキットで行われた。
授与式には溝畑 宏観光庁長官と白井裕日本レースプロモーション社長が出席。
溝畑長官は「今こそスポーツ観光で日本を元気に」と抱負を語った。
- 溝畑長官のコメント
-
「昨年からスポーツを通して日本を元気にする取り組みをしてきました。日本には魅力的な観光資源があり、優秀な選手が沢山居ます。スポーツと観光が連携することで両方の市場を大きくし、日本を元気にできるはずです。特に今年はモータースポーツに力を入れたいと考えています。東日本大震災で外国から見た日本の安心安全のイメージは毀損され、まだ回復できているとは言い難い。そこでフォーミュラニッポンが安心安全に運営されている姿をみせていきたい。被災した富士、仙台の菅生、栃木のもてぎで開催されている姿を海外にも発信して復興が進んでいることをアピールしたいと考えました。
そこで素晴らしいレーサーにこの長官杯を送ることにしました。
今こそ出番です。スポーツ観光で日本を元気にしていきましょう」
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦のフリー走行2回目は#7大嶋和也(Team LeMans)がトップタイム。1分43秒155だった。
決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは快晴。朝から強い陽射しが降り注ぐ天候の中、フリー走行は午前9時55分より行われた。
当初予定では45分が開始時刻だったが、先に行われたJSB1000のフリー走行で赤旗中断があったために10分遅れとなった。
大嶋は開始早々に1分43秒155を記録、これがそのままこのセッションのベストタイムとなった。2番手には#32小暮卓史、3番手には#36アンドレ・ロッテラーとベテラン勢がつけ、終盤に1分44秒379を記録した#40伊沢拓也が4番手。これによりポールシッターの#16山本尚貴は5番手に終わっている。
なおルーキー勢では#10小林崇志の8番手が最上位。注目の#37中嶋一貴は11番手と今ひとつの結果に終わっている。
第1戦決勝はこのあと午後1時45分より38周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/15) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'43.155 | - | - | 202.66 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'43.887 | 0.732 | 0.732 | 201.23 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'43.934 | 0.779 | 0.047 | 201.14 |
| 4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'44.379 | 1.224 | 0.445 | 200.28 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'44.483 | 1.328 | 0.104 | 200.08 |
| 6 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'44.740 | 1.585 | 0.257 | 199.59 |
| 7 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'44.755 | 1.600 | 0.015 | 199.56 |
| 8 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'45.179 | 2.024 | 0.424 | 198.76 |
| 9 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'45.208 | 2.053 | 0.029 | 198.70 |
| 10 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'45.396 | 2.241 | 0.188 | 198.35 |
| 11 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'45.512 | 2.357 | 0.116 | 198.13 |
| 12 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'45.522 | 2.367 | 0.010 | 198.11 |
| 13 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'45.888 | 2.733 | 0.366 | 197.43 |
| 14 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'46.029 | 2.874 | 0.141 | 197.16 |
| 15 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'46.113 | 2.958 | 0.084 | 197.01 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'47.225 | 4.070 | 1.112 | 194.97 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本F3選手権第1戦の決勝が5月14日、鈴鹿サーキットで行われ、Cクラスはスタートでトップに立った#5山内英輝(ハナシマレーシング)が独走優勝。Nクラスは今季FCJからステップアップしてきた#8野尻智紀(HFDP RACING)がF3デビュー戦で見事勝利を挙げた。
決勝レースは午後3時5分スタート。
ホールショットを奪ったのは2番手スタートの山内。ポールの#12安田裕信は山内の先行を許した上にジャンプスタートと判定されてドライビングスルーペナルティを受け、一気に後退。
変わって2番手に浮上したのは今季Nクラスからステップアップした#1蒲生尚弥だったが、5周を終えた時点で両者のギャップは3.8秒に広がってしまった。
山内はその後も手綱を緩めることなく蒲生との差を広げて行き、最後は5.1秒差で蒲生を退け、初戦を制した。
Nクラスもまた2番手スタートの野尻が#23千代勝正をかわしてトップに。
千代は1周終わりのホームストレートで#20ギャリー・トンプソンにも抜かれて3位に後退するが、3周目の130Rでトンプソンがアウトに膨らんだ隙を突いて2位を奪い返した。ところが5周目のデグナー進入で千代は痛恨のオーバーラン、ここでレースを終えることに。
これで2位に再浮上したトンプソンはトップ野尻との差を徐々に詰めていき、7周を終える頃にはテール・トゥ・ノーズの状態に。
トンプソンはすかさず8周目の1コーナーでアウトから野尻に並びかけていくが、野尻も一歩もひかずにトップを死守。
その後も二人は0.5秒前後の間隔で接近戦を展開、ファイナルラップのスプーンでトンプソンは再び野尻に挑みかかるが、ここでも野尻はトンプソンを退けてトップでチェッカーを受け、F3デビュー戦を見事勝利で飾ってみせた。
第2戦決勝は15日朝9時50分より17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

- アンドレア・カルダレッリ(コンドー)
-
「予選は難しかったです。テストでもウエットでしか走ってないし、ドライで走るのは今日初めてだったのでこのような結果になりました。今回は、レースで走って経験を積むんでいくのが一番の目的です。FNマシンはパワーとダウンフォースがF3とは違いますが、まずはコースにになれることがポイントだと思います。この予選でセクター3のベストタイムを出せたので、少しずつなれてくれば後は時間の問題だと思います。FNへの参戦を決めたのは、ぼくにとってもチャンスですし、トヨタとの付き合いをとおして一緒に組めるのを光栄に思ったからです」
- 小林崇志(リアル)
-
「トップカテゴリーなのでレベルが非常に高いという印象です。シーズンを通して勝ちを狙って行くのが目標です。今日の予選ですが、3月のテストとかのフィーリングだとかなり厳しいという印象で、マシンの限界もつかめないし、苦戦を予想していました。でも、セットも走りもよくなってQ1を突破できました。Q2に関しては自分のミスです。マシンのポテンシャルは、ミスを無くせばQ3は狙えるところにいますし、今回で手応えをつかむことができ、クルマのフィーリングとか自分の足りない部分も分かったので、そういう意味ではいい予選になったと思います」
- アレキサンドラ・インペラトーリ(KCMG)
-
「クルマのダウンフォースとパワーになれるのは、ぼくだけじゃなく、ルーキーみんながそうだと思います。週末を合わせてもコースを走る時間が多くないので、一瞬一瞬が大事になります。ルーキーのなかでは一番になりたいです。Q2まで進みましたが、雨が降るということでみんなが出て、トラフィックなどで自分の思うようにクリアラップが取れませんでした。それと注意深すぎたと思います。レースは最後まで走れることを願っています」
- 中嶋大祐(ナカジマ)
-
「Q1まではよくて、7番手でした。Q2で雨が降ってきたときに、言い訳になってしまいますが、3月のテストで同じようなコンディションでクラッシュしたので、グリップの限界を使い切ることができなくて、すごく悔しいです。クルマも自分の走りもQ3にいけるポテンシャルはあると思います。シーズンを通して予選でも決勝でも上位5、6位でコンスタントに争うことができるようになって初めて表彰台が見えてくると思うので、まずはそれを目指したいと思います。兄弟対決が話題になっていますが、こんな結果が続いてはいけないですね。兄もぼくももっと2人で上に行って争わないと恥ずかしいです」
- 国本雄資(セルモ・インギング)
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「Q1、Q2、Q3と行けたんですが、フリー走行から課題だった自分とかクルマの問題点がよくなってきて、Q1での問題をQ2でアジャストすることができ、Q3でタイムもドライビングも上がってきたので、いい予選だったと思います。ガソリンを積んだ状態で走ってないので、レースがどうなるかは分からないんですが、今回は勉強のつもりでしっかり最後まで走って、次につなげるレースをしていきたいです」
- 中嶋一貴(トムス)
-
「結果を見ると大きなことは言えないですね。今日も出だしがよくなくて、これ以上ないところからのスタートになりました。これからしっかりと問題点を見直して上げていけるようにしたいです。シーズン自体は、経験のあるサーキットもそれほどないサーキットもあるので難しい部分もあると思います。クルマについてもまだまだ学んでいるところで、一歩間違えるとこういうポジションになるレベルの高いレースなので、気を引き締めて頑張りたいと思います。あしたのレースは4輪交換しかなく、戦略の幅も大きくなくて、そのなかで少しでも前に行けるような戦略と自分の走りをしたいですね。燃料を積んで走ったこともないので、どうなるかは手探りですけど、少しでもいいレースをしてポイントを取れるように頑張りたいと思います」
- 嵯峨宏紀(ル・ボーセ)
-
「下のカテゴリーで下積みをこつこつやってきて、やっとここまで来て新しいカテゴリーに参戦できるのを喜びたいと思います。予選結果についてはまだまだ戦力的にも厳しいしですし、ドライビング的にもまだまだいけてないですし、チームも初めてフォーミュラ・ニッポンをさわるので順当なとこなのかなとは思います。今シーズンはエンジニアとも力を合わせて少しずつ0.1秒でも前との差を詰めていくというスタンスでやっていきたいと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/14) Knock Out Total Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'41.073 | 1'41.273 | 1'40.470 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'41.135 | 1'40.853 | 1'40.827 |
| 3 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.426 | 1'41.498 | 1'40.876 |
| 4 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.326 | 1'41.386 | 1'40.924 |
| 5 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.566 | 1'41.516 | 1'40.924 |
| 6 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'41.596 | 1'41.934 | 1'41.221 |
| 7 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'42.033 | 1'41.712 | 1'41.393 |
| 8 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'42.040 | 1'41.754 | 1'41.556 |
| 9 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.907 | 1'42.009 | |
| 10 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'42.006 | 1'42.170 | |
| 11 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'41.847 | 1'42.442 | |
| 12 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'42.115 | 1'42.509 | |
| 13 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'42.184 | | |
| 14 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'42.340 | | |
| 15 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'42.628 | | |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'43.943 | | |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の公式予選が5月14日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
途中で小雨が降り出すなど難しいコンディションの中、今季参戦2年目の#16山本尚貴(TEAM無限)が1分40秒470を記録、見事ポールポジションを獲得した。
公式予選は午後1時30分よりノックアウト方式で行われた。
Q1セッション
ここでは20分間の走行を行い、上位12名が次のQ2に駒を進める。
朝のフリー走行から好タイムを記録している山本は最初のアタックで1分42秒301を記録、いきなりトップに躍り出る。2番手はディフェンディングチャンピオンの#1J.P.オリベイラ、#32小暮卓史も3番手に上がってきた。
3人は開始7分過ぎに一旦ピットへ。他のドライバーもこれに続き、10分が過ぎる頃にはコース上には誰も居ない状況となった。
各ドライバーが2度目のアタックに動き出したのは残り時間が6分を切った辺りから。
ルーキーの#62嵯峨宏紀を筆頭に続々と各車コースに出て行き、Q2進出をかけたアタックに取り掛かる。
最初にポジションをあげてきたのは久々の国内復帰となる#37中嶋一貴。1分42秒491をマークして一気に3番手に割って入った。
しかしここからは他のドライバーも続々とタイムを更新、オリベイラ、山本らは1分41秒台に突入、小暮もそれに続く。ルーキー勢では#33国本雄資、#31中嶋大祐らが好タイムを記録してきた。
結局、20分間の走行が終わってみればトップ3は山本、小暮、オリベイラの順。
ここで#8石浦宏明、#37中嶋一貴、#3アンドレア・カルダレッリ、#62嵯峨宏紀がノックアウトされる結果に。逆に国本と中嶋大祐はデビュー戦で見事Q2進出を果たした。
Q2セッション
10分間のインターバルをおいてQ2セッションが開始された。走行時間は7分間。上位8名がQ3進出を許される。
ところが開始早々に雨粒がコースに落ち始めた。これを見て各ドライバー一斉にコースに飛び出していく。
山本は隊列の先頭に立ってアタックに入り、1分41秒273を記録、そのままコンディションの悪化を嫌ってピットへ。2番手につけたオリベイラも山本に続いて走行を切り上げる。他のドライバーも軒並みペースダウンを強いられた。
ところがここで、セクターベストをマークしてきたドライバーは現れた。小暮と#2平手晃平だ。
結局小暮はこの状況の中、1分40秒852を叩き出し、トップに躍り出た。平手も6番手タイムで無事Q3進出を果たす。
ここでノックアウトされたのは#7大嶋和也、#10小林崇志、#31中嶋大祐、#18アレキサンドレ・インペラトーリの4名。
ルーキーの国本は見事Q3進出を果たした。
Q3セッション
ポールポジションを決める最後のセッションは2時17分開始。Q2と同じく7分間の走行だが、インターバルの間に空は再び明るくなり、完全なドライコンディションとなっていた。
最初は様子を伺うそぶりを見せていたドライバーたちだったが、1分も経たないうちに#36アンドレ・ロッテラーがコースインするや、続々とピットを離れていった。
念入りに2周のウォームアップを行う小暮に対して山本は2周目から全開走行に入り、1分40秒470を叩き出し、一気にトップに立つ。続いてコントロールラインを横切ったオリベイラも40秒台に入ったものの、タイムは1分40秒924とコンマ5秒の遅れ。続いてセクター1、2と区間ベストを更新していた伊沢がオリベイラと同タイムで3番手につける。
一方小暮は3周目でアタックを敢行するが、1分40秒827に留まり、2番手に終わった。
ここでチェッカー。
山本が参戦2年目の初戦で見事ポールポジションを獲得して明日の決勝に臨むこととなった。
第1戦決勝は明日午後1時45分より38周で行われる。
Text:bKazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/11/14) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 23'20.135 |
| 2 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 5.180 |
| 3 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 13.857 |
| 4 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 25.821 |
| 5 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 26.929 |
| 6 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 28.311 |
| 7 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 28.636 |
| 8 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 12 | 30.647 |
| 9 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 35.702 |
| 10 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 40.343 |
| 11 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリア F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 1'02.793 |
| ---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ---- |
| - | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 4 | 8 Laps |
- Fastest Lap(C): CarNo.5 山内英輝(PLANEXハナシマ F308) 1'56.007 (2/12) 180.21km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.8 野尻智紀(HFDP RACING F307) 1'57.545 (2/12) 177.85km/h
- CarNo.12は、2011年全日本フォーミュラ3選手権統一規則第27条7.(スタート違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/14) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'40.470 | - | - | 208.07 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'40.827 | 0.357 | 0.357 | 207.34 |
| 3 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.876 | 0.406 | 0.049 | 207.24 |
| 4 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'40.924 | 0.454 | 0.048 | 207.14 |
| 5 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.924 | 0.454 | 0.000 | 207.14 |
| 6 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'41.221 | 0.751 | 0.297 | 206.53 |
| 7 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.393 | 0.923 | 0.172 | 206.18 |
| 8 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'41.556 | 1.086 | 0.163 | 205.85 |
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/14) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'40.853 | - | - | 207.28 |
| 2 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'41.273 | 0.420 | 0.420 | 206.42 |
| 3 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.386 | 0.533 | 0.113 | 206.19 |
| 4 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.498 | 0.645 | 0.112 | 205.97 |
| 5 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.516 | 0.663 | 0.018 | 205.93 |
| 6 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.712 | 0.859 | 0.196 | 205.53 |
| 7 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'41.754 | 0.901 | 0.042 | 205.45 |
| 8 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'41.934 | 1.081 | 0.180 | 205.09 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'42.009 | 1.156 | 0.075 | 204.93 |
| 10 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'42.170 | 1.317 | 0.161 | 204.61 |
| 11 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'42.442 | 1.589 | 0.272 | 204.07 |
| 12 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'42.509 | 1.656 | 0.067 | 203.94 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/14) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'41.073 | - | - | 206.83 |
| 2 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'41.135 | 0.062 | 0.062 | 206.71 |
| 3 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'41.326 | 0.253 | 0.191 | 206.32 |
| 4 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.426 | 0.353 | 0.100 | 206.11 |
| 5 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.566 | 0.493 | 0.140 | 205.83 |
| 6 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'41.596 | 0.523 | 0.030 | 205.77 |
| 7 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'41.847 | 0.774 | 0.251 | 205.26 |
| 8 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.907 | 0.834 | 0.060 | 205.14 |
| 9 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'42.006 | 0.933 | 0.099 | 204.94 |
| 10 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'42.033 | 0.960 | 0.027 | 204.89 |
| 11 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'42.040 | 0.967 | 0.007 | 204.87 |
| 12 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'42.115 | 1.042 | 0.075 | 204.72 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 13 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'42.184 | 1.111 | 0.069 | 204.58 |
| 14 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'42.340 | 1.267 | 0.156 | 204.27 |
| 15 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'42.628 | 1.555 | 0.288 | 203.70 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'43.943 | 2.870 | 1.315 | 201.12 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'48.148 | 7.075 | 4.205 | 193.30 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
フォーミュラニッポンに続いて全日本F3選手権も5月14日、快晴の鈴鹿サーキットで開幕を迎え、第1戦では#12安田裕信(ThreeBond)がポールポジションを獲得した。
今季のF3はCクラス5台、Nクラス7台の計12台となった。
Cクラスには2年ぶりに安田が復帰したほか、Nクラスから蒲生がステップアップ。ドイツF3からやってきたリチャード・ブラッドレーとともにトムスから参戦する。
NクラスにはFCJからチャンピオンの中山雄一と野尻智紀がステップアップしており、今シーズンも見どころは尽きない。
そんな中、第1戦の公式予選は午前9時50分より15分間で行われた。
最初にトップに立ったのはブラッドレー。しかし2周目のアタックで昨シーズン中盤から参戦している#5山内英輝が1分54秒825でトップに。これを安田が3周目のアタックで上回って1分54秒559でトップに立った。
蒲生も4周目のアタックで1分55秒046までタイムをあげて3番手に食い込んできた。
Nクラスは#23千代勝正と#8野尻がトップ争いを展開、ここでは千代に軍配が上がった。
FCJ王者の中山は4番手に終わっている。
第1戦決勝はこのあと午後3時05分より12周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本選手権フォーミュラニッポンの2011シーズンが遂に開幕。
フリー走行1回目は移籍したばかりの#41塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分41秒085でトップ。以下上位4台をホンダエンジンが占める結果となった。

木曜、金曜と雨に祟られ、終始ウェットコンディションで行われた合同テストとはうって変わり、公式予選日の鈴鹿サーキットは朝から綺麗に晴れ渡る格好のレース日和となった。
フリー走行一回目は午前8時35分より60分間で行われた。
始まってすぐにル・ボーセとともに今季初参戦の#62嵯峨宏紀がスピンアウト、わずか3周で走行を終えてしまう一方で、常連組は序盤からハイペースでの走行。
昨年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した#16山本尚貴(TEAM無限)が一時トップに立ったものの、予選シミュレーションの始まったセッション終盤に塚越が1分41秒085でトップに立った。
3番手には#32小暮卓史、4番手には#40伊沢拓也がつけ、ホンダエンジンが1-2-3-4という状況。トヨタ勢の最上位はチームルマンに移籍した#7大嶋和也の5位で、F1から国内に復帰した#37中嶋一貴が6位で続く。テストでクラッシュを喫した#2平手晃平が8位、ディフェンディングチャンピオンの#1J.P.オリベイラが9位という結果となった。
中嶋一貴を除くルーキー勢では英国F3から国内復帰し、ナカジマレーシングから参戦の#31中嶋大祐の10番手が最上位だった。
フォーミュラニッポンの公式予選はこの後午後1時30分より、ノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/14) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2011 All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 1'54.559 | - | - | 182.48 |
| 2 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'54.825 | 0.266 | 0.266 | 182.06 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'55.046 | 0.487 | 0.221 | 181.71 |
| 4 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'55.411 | 0.852 | 0.365 | 181.14 |
| 5 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'56.043 | 1.484 | 0.632 | 180.15 |
| 6 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'56.498 | 1.939 | 0.455 | 179.45 |
| 7 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'56.580 | 2.021 | 0.082 | 179.32 |
| 8 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'56.744 | 2.185 | 0.164 | 179.07 |
| 9 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'57.047 | 2.488 | 0.303 | 178.61 |
| 10 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'57.141 | 2.582 | 0.094 | 178.46 |
| 11 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'57.444 | 2.885 | 0.303 | 178.00 |
| 12 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリア F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'00.627 | 6.068 | 3.183 | 173.30 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'06.291 | 11.732 | 5.664 | 165.53 |
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2011/05/14) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.085 | - | - | 206.81 |
| 2 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'41.350 | 0.265 | 0.265 | 206.27 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'41.599 | 0.514 | 0.249 | 205.76 |
| 4 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'41.700 | 0.615 | 0.101 | 205.56 |
| 5 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.934 | 0.849 | 0.234 | 205.09 |
| 6 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'42.028 | 0.943 | 0.094 | 204.90 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'42.091 | 1.006 | 0.063 | 204.77 |
| 8 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'42.098 | 1.013 | 0.007 | 204.76 |
| 9 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'42.221 | 1.136 | 0.123 | 204.51 |
| 10 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'42.330 | 1.245 | 0.109 | 204.29 |
| 11 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'42.404 | 1.319 | 0.074 | 204.14 |
| 12 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'42.547 | 1.462 | 0.143 | 203.86 |
| 13 | 18 | アレキサンドラ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'42.909 | 1.824 | 0.362 | 203.14 |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'43.007 | 1.922 | 0.098 | 202.95 |
| 15 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'43.545 | 2.460 | 0.538 | 201.89 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'45.710 | 4.625 | 2.165 | 197.76 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
フォーミュラチャレンジ・ジャパン第1戦の決勝は、悪天候の影響で当初予定の4月23日から一日順延となり、24日朝7時45分より15周で行われた。
朝の時点では既に雨は上がっていたものの、路面の大半は未だ濡れている状況だったため、アドバイザーによる試走が行われた結果、今回はウェットタイヤでのスタートという決定がなされた。
そのスタートではポールシッターの#11石井一也と5番手スタートの#17平峰一貴がまさかのストール、大きく順位を落とすことになった。その後方では7番手スタートのルーキー、#18清原章太と15番手スタートの#16朱戴維が1コーナーで接触。朱は左リヤ周りにダメージを負ってそのままストップ。一旦はコースに復帰した清原も接触の影響がハンドリングに及んでおり、結局リタイヤすることになった。
ストールした石井は順位を挽回しようと懸命に追い上げたが、ダンロップコーナーで#8元嶋佑弥と接触の末コースアウト、そのままレースを終えることとなった。
一方の平峰は1周目を8番手で戻ってくると、徐々に追い上げを開始した。
こうした混乱の中、トップに立ったのは3番手スタートの#9勝田貴元。2番手スタートの#4平川亮がそれに続く。3番手にはなんと9位スタートの#15仁木圭之がジャンプアップしてきた。
勝田と平川の差は序盤は1.4秒前後で推移していたが、7周を過ぎた辺りから次第に広がり始め、10周終了時点では2秒差となる。
しかし路面状況が次第に良くなっていくにつれてウェットタイヤの消耗がハンドリングに影響を及ぼし、更新されるタイムとは裏腹にドライバーにとっては厳しい状況が続いていた。
このため、終盤に入って再びトップ2台の間隔は縮まり始めたが、平川は遂にトップを捉えることはできず、1.470秒差で逃げ切った勝田が参戦2年目にして初優勝を達成した。
その後方では熾烈な3位争いが展開された。
序盤の混乱を巧みに切り抜けて3位に浮上した仁木に、8番手スタートから着実に順位を上げてきた#12高星明誠が8周目のホームストレートで追いつき、続く9周目の1コーナーで抜き去ると、ストールで一旦は順位を落とした平峰や、14番手からジャンプアップしてきた#3近藤翼らが次々に仁木に襲い掛かる。
平峰、仁木を相次いでパスした近藤は高星との差をも縮めにかかり、ファイナルラップを迎えた時点ではテール・トゥ・ノーズの状態に持ち込むが、高星は近藤の追撃を退け、3位表彰台を手にした。
なお、このレースでファステストラップを記録したのは1周目に石井と接触した元嶋だ。
元嶋はこの接触でタイヤにダメージを負い、大きく順位を落としたが、スリックタイヤに交換して1分46秒314を記録、1ポイントを手にした。
第2戦決勝はこの後10時15分より21周で行われる。
- 優勝:勝田貴元(東京中日スポーツ賞受賞)
-
「今回は予選から調子が良くて、その状態をうまく優勝という形で結果に繋げることができました。アドバイザーの皆さんやトヨタの皆さんが助けていただいたお陰です。スタートではアウト側のグリッドは少し路面が乾いていたので、ホイールスピンをさせないよう、タイヤに美味く熱を入れられるように気をつけて走りました。それでも終盤は路面が乾いてきたためにタイヤがブロー気味、酷いアンダーで苦しかったです。次のレースではBコーナーの進入で速度を落としすぎる点など、課題を改善して同じような結果を残したいと思います」
- 2位:平川亮
-
「スタートの動き出しはよかったんですが、そのあとホイールスピンをさせてしまって勝田選手に先に行かれてしまいました。その後も序盤のペースがよくて、そこで追いつくことができなかったのが敗因かなと思います。もっとミスを少なくすれば追いつけたかもと思いました」
- 3位:高星明誠
-
「滑りやすいイン側のスタートで苦しかったのですが、前で起きたクラッシュをうまく切り抜けることができました。序盤からいいペースで走れていたのでそこで飛ばして一気に逃げようと思いました。終盤タイヤが苦しくなって、近藤選手にも追いつかれましたが、序盤飛ばしていたことで逃げ切れたのかなと思います」

Text & Photo: Japan Race Promotion
Fuji Champion Series -RIJ- (2011/04/24) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 1 富士スピードウェイ 4.563 km
| Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 9 | 勝田 貴元 | LUCK FTRS FCJ | 15 | 27'06 |
| 2 | 4 | 平川 亮 | FTRSクラリオンFCJ | 15 | 1.470 |
| 3 | 12 | 高星 明誠 | NDDP FCJ | 15 | 13.508 |
| 4 | 3 | 近藤 翼 | NDDP Maruso FCJ | 15 | 14.537 |
| 5 | 17 | 平峰 一貴 | HFDP/SRS-F/コチラR | 15 | 17.526 |
| 6 | 15 | 仁木 圭之 | ALT Team Naoki ST | 15 | 22.669 |
| 7 | 14 | 山部 貴則 | ウインズガレージFCJ | 15 | 27.027 |
| 8 | 2 | 山田 真之亮 | HFDP/SRS-F/コチラR | 15 | 27.459 |
| 9 | 19 | 松崎 俊祐 | FTRS Koffice FCJ | 15 | 34.838 |
| 10 | 13 | 柴田 隆之介 | アストチームSBT・FC106 | 15 | 35.623 |
| 11 | 5 | 周藤 康平 | ドリームマックスFCJ | 15 | 45.754 |
| 12 | 6 | 岩月 邦博 | 明京602パームタウンガレージ | 15 | 53.230 |
| 13 | *10 | 篠谷 大幹 | FTRS FCJ | 15 | 1'12.613 |
| 14 | 1 | 川端 伸太朗 | FTRSスカラシップFCJ | 14 | 1 Lap |
| 15 | 7 | 小河 諒 | 宝華Racing with DL | 14 | 1 Lap |
| 16 | 8 | 元嶋 佑弥 | HFDP/SRS-F/コチラR | 13 | 2 Laps |
| ---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ---- |
| - | 18 | 清原 章太 | HFDP/SRS-F/ARTA | 2 | 13 Laps |
| - | 11 | 石井 一也 | FTRSスカラシップFCJ | 0 | 15 Laps |
| - | 16 | 朱 戴維 | NDDP FCJ | 0 | 15 Laps |
- Fastest Lap: CarNo.8 元嶋佑弥(HFDP/SRS-F/コチラR) 1'46.314 (12/13) 154.512km/h
- CarNo.10は、国際モータースポーツ競技規則付則H項(黄旗中のコースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
フォーミュラチャレンジ・ジャパンの2011シーズンが富士スピードウェイで開幕。4月23日に第1戦、第2戦の公式予選が行われた。
3月11日に発生した東日本大震災の影響はモータースポーツ界にも及び、各カテゴリーとも日程の大幅な変更や調整を余儀なくされている。FCJにおいても当初予定されていた5月のもてぎ大会が鈴鹿に振り替えられるなどしているが、開幕ラウンドに関しては当初予定通り富士チャンピオンレース第1戦の日程の中で開催されることとなった。
迎えた公式予選日は朝からあいにくの雨。終始ウェットコンディションでの走行となった。
第1戦の公式予選は11時40分より15分間で行われたが、FCJ3年目となる#11石井一也が走り始めから好タイムを連発、激しい水しぶきの上がる難しい条件ながらも最終的に1分57秒448までタイムを縮め、2011シーズンの開幕戦を初めてのポールポジションからスタートすることとなった。コンスタントにトップタイムを刻み続けた石井の後方では、ルーキーの#18清原章太と2年目の#4平川亮、#9勝田貴元らが目まぐるしく順位を入れ替える展開となった。開始早々に2番手につけたのは清原だったが、すぐに勝田、平川がそれを上回るタイムを記録してくる。清原も更なるタイムアップを狙ってアタックを続けるが、平川、勝田はその更に上を行き、2番手、3番手につけてきた。更に終盤になって#19松崎俊祐、#17平峰一貴らもタイムを上げ、それぞれ4位、5位に上がってきたほか、最後の最後に同じルーキーの#2山田真之亮が6番手タイムを記録、結局清原は予選7番手でデビュー戦を迎えることとなった。
10分間のインターバルの後、第2戦の公式予選が開始された。
雨はいよいよ強くなり、最終コーナーから1コーナーに向けて風も吹きはじめてきた。各車の跳ね上げる水しぶきの量も増え、到底タイムアップなど期待できないと思われたが、始まってみれば各ドライバーとも第1戦を上回る好タイムを記録、激しいポール争いが展開された。最初にトップに立ったのは第1戦ポールの石井。これを残り7分のところで平峰が上回る。しかしここではまだ1分58秒台の攻防だ。その1分後に#12高星明誠が1分57秒704と最初に57秒台を記録。ここから平峰、平川、石井と立て続けに57秒台にペースを上げるが、高星も1分57秒278までタイムを縮めて後続を突き放す。しかし予選終了間際に#3近藤翼が1分57秒260を記録していきなりトップに躍り出ると、チェッカー直前のラップでは1分56秒911とこの日唯一の56秒台を叩き出し、こちらもFCJ2年目で初のポールを獲得した。なお、ルーキー勢では清原の6位が最上位だった。
FCJ第1戦決勝はこの後16時30分より15周で行われる。
Text & Photo: Japan Race Promotion
Fuji Champion Series -RIJ- (2011/04/23) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2011 Formula Challenge Japan Round 1 富士スピードウェイ 4.563 km
| Pos | No | Driver | Car | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 11 | 石井 一也 | FTRSスカラシップFCJ | 1'57.448 | - | - | 139.86 |
| 2 | 4 | 平川 亮 | FTRSクラリオンFCJ | 1'57.868 | 0.420 | 0.420 | 139.37 |
| 3 | 9 | 勝田 貴元 | LUCK FTRS FCJ | 1'57.957 | 0.509 | 0.089 | 139.26 |
| 4 | 19 | 松崎 俊祐 | FTRS Koffice FCJ | 1'58.024 | 0.576 | 0.067 | 139.18 |
| 5 | 17 | 平峰 一貴 | HFDP/SRS-F/コチラR | 1'58.065 | 0.617 | 0.041 | 139.13 |
| 6 | 2 | 山田 真之亮 | HFDP/SRS-F/コチラR | 1'58.278 | 0.830 | 0.213 | 138.88 |
| 7 | 18 | 清原 章太 | HFDP/SRS-F/ARTA | 1'58.322 | 0.874 | 0.044 | 138.83 |
| 8 | 12 | 高星 明誠 | NDDP FCJ | 1'58.338 | 0.890 | 0.016 | 138.81 |
| 9 | 15 | 仁木 圭之 | ALT Team Naoki ST | 1'58.342 | 0.894 | 0.004 | 138.81 |
| 10 | 8 | 元嶋 佑弥 | HFDP/SRS-F/コチラR | 1'58.351 | 0.903 | 0.009 | 138.80 |
| 11 | 10 | 篠谷 大幹 | FTRS FCJ | 1'58.626 | 1.178 | 0.275 | 138.48 |
| 12 | 1 | 川端 伸太朗 | FTRSスカラシップFCJ | 1'58.699 | 1.251 | 0.073 | 138.39 |
| 13 | 14 | 山部 貴則 | ウインズガレージFCJ | 1'59.082 | 1.634 | 0.383 | 137.95 |
| 14 | 3 | 近藤 翼 | NDDP Maruso FCJ | 1'59.107 | 1.659 | 0.025 | 137.92 |
| 15 | 16 | 朱 戴維 | NDDP FCJ | 1'59.683 | 2.235 | 0.576 | 137.25 |
| 16 | 13 | 柴田 隆之介 | アストチームSBT・FC106 | 1'59.869 | 2.421 | 0.186 | 137.04 |
| 17 | 7 | 小河 諒 | 宝華Racing with DL | 2'00.088 | 2.640 | 0.219 | 136.79 |
| 18 | 5 | 周藤 康平 | ドリームマックスFCJ | 2'00.743 | 3.295 | 0.655 | 136.05 |
| 19 | 6 | 岩月 邦博 | 明京602パームタウンガレージ | 2'01.552 | 4.104 | 0.809 | 135.14 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'09.533 | 12.085 | 7.981 | 126.82 |
スーパー耐久機構(STO)は29日、震災のため延期されたスーパー耐久シリーズ第1戦スポーツランドSUGOの開催概要を発表した。
大会名称を「がんばれ東北!! たちあがろう宮城!!」とし、ワンデーレースで開催される。以下、プレスリリース。

スーパー耐久シリーズ2011第1戦『SUGO 大会』の開催概要のお知らせ
スーパー耐久機構(S.T.O.)では、既にご案内いたしました本年開催レース日程変更に基づき、第1戦を予定しておりますスポーツランドSUGO 大会組織委員会と詳細の調整を致しました。ここに、第1戦の開催概要を、次の通り発表いたします。
1. 大会開催日程
- 5月28日(土) STEL 専有走行、公式車検
- 5月29日(日) 公式予選、決勝レース(3 時間)
- 2010 年に採用いたしましたワンディレースとして開催されます。
2. 大会名称
- “がんばれ東北!! たちあがろう宮城!!”スーパー耐久シリーズ2011第1戦・SUGO スーパー耐久3時間レース
3. 開催レース
- 【メインレース】スーパー耐久シリーズ2011第1戦 (3 時間)
- 【サポートレース】2011JAF地方選手権F4東日本シリーズ第3戦 (15周)
4. その他
当初予定されておりました全日本ロードレース選手権シリーズとの同時開催(2&4大会)は、大会開催の都合上解消されました。なお、現地SUGO 周辺、および仙台市内の宿泊施設を含む最新情報は、大会主催者を通して逐一エントラントの皆様方に情報提供を致します。
Text & Illustration: スーパー耐久機構
株式会社GTアソシエイション(GTA 代表取締役 坂東正明)は、3月21日付けで東日本大震災の影響を考慮し開催を延期するとしていたSUPER GT第1戦「岡山GT300kmレース」の代替日程の予定を本日発表した。
【代替日程予定】:5月21日(土)・22日(日)
第2戦「富士GT400kmレース」(4月30日(土)・5月1日(日))を含めた年間の大会スケジュールは、今後の状況をみて4月中旬にSUPER GT関係者で協議の上決定し発表するとしている。
Text: GTアソシエイション
「2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第1戦 鈴鹿サーキット」 開催日程変更のお知らせ
株式会社日本レースプロモーション(以下JRP)代表取締役社長 白井 裕は、東北地方太平洋沖地震の影響を鑑み、4月16日(土)、17日(日)に鈴鹿サーキットで開催を予定しておりました「2011年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第1戦 鈴鹿大会」を、「第2戦 ツインリンクもてぎ大会」を開催する予定であった5月14日(土)、15日(日)に鈴鹿サーキットで開催することを決定いたしました。
また、上記に伴い第2戦 ツインリンクもてぎ大会を延期とし、以降のスケジュールにつきましては、JAF、株式会社GTアソシエイション、および関係各団体とも調整をしながら今後の状況を考慮し決定する予定です。
■全日本選手権フォーミュラ・ニッポン 第1戦 鈴鹿サーキット(鈴鹿2&4レース) 開催日程変更
- (変更前)2011年4月16日(土)公式予選・17日(日)決勝
- (変更後)2011年5月14日(土)公式予選・15日(日)決勝
- MFJ全日本ロードレース選手権の開催は調整中のため、後日正式な決定となります。
- その他のサポートレースにつきましても後日決定後にご案内いたします。
- 既にご購入の観戦チケット取り扱いに関しましては、下記鈴鹿サーキットオフィシャルwebをご確認下さい。
- 鈴鹿サーキットオフィシャルweb : http://www.suzukacircuit.jp/
- 復興支援活動としては、会場内でチャリティイベントなどを開催し、その収益金を寄付させていただく予定です。
具体的な内容については後日発表させていただきます。
- 白井 裕 JRP社長のコメント
-
「この度の東北地方太平洋沖地震により犠牲になられた数多くの方々へ、お悔みを申し上げるとともに、被災された方、負傷された皆様に心からお見舞い申し上げます。また、被災地の救援・復興活動にご尽力されている多くの関係者の皆様へ敬意を表します。フォーミュラ・ニッポン関係者一同、一日も早い被災地の復興を願っております。本年の開催大会は「東北地方太平洋沖地震復興支援大会」の位置づけとして開催していくことは既に決定しておりますが、JRPでは、3月12日より関係者と協議を重ね、今回の甚大な被災状況を鑑みた結果、本日3月23日(水)開幕戦鈴鹿大会の延期を決定いたしました。ファンの皆様には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。」
Text: Japan Race Promotion (JRP)
株式会社GTアソシエイション(代表取締役坂東正明)は、東日本大震災の影響を考慮し、SUPER GT関係者で議論した結果、4月2日(土)・3日(日)に開催予定の2011年SUPER GT第1戦「岡山GT300kmレース」の開催を延期することを決定した。
なお、代替日程については、現在検討しており、決定次第発表される。
また、第2戦「富士GT400kmレース」(4月30日(土)・5月1日(日))以降の大会については、開催に向けて準備を進めているが、大会スケジュールは、今後の状況を見て判断することとしている。
岡山大会に関するチケットの詳細については、別途発表される。
今回の決定に関して、GTAの坂東正明代表は以下のコメントを発表した。
- 【GTA坂東正明代表のコメント】
-
このたびの震災で、お亡くなりになられた方のご冥福をお祈り申し上げます。被災された皆様、そのご家族の方々に対しまして心よりお見舞い申し上げますとともに一日も早い復興をお祈りいたします。私自身、今回の巨大地震で、東北、関東地方に大きな被害がでているとの報道を受けて大変なショックを受けています。さらに、生存者の救出に向けて、また福島原発の状況が予断を許さない中、懸命に復旧支援に努力されている関係者の皆さんに、改めて敬意を表したいと思います。
GTAとしましては、本日開催しましたSUPER GT関係者の会議において協議いたしました結果、地震による各方面への深刻な影響および現在の社会情勢を鑑み、本年の開幕戦岡山大会の開催が困難になったと判断し、延期することを決定いたしました。本年のSUPER GTレースの開幕を心待ちにされていた全国のファンの皆様、岡山大会の観戦を楽しみにされていた方には誠に申し訳ございませんが、何卒ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。また、SUPER GT、そしてモータースポーツ界全体で何ができるか、しっかりと考えて出来る限りの援助を引き続き議論し、行動していきたいと考えております。まずは、震災で被災された地域、被災者の方々への支援活動として、今シーズンの大会を「東日本大震災復興支援大会」として開催することといたします。
Text: GTアソシエイション
ツインリンクもてぎ(株式会社モビリティランド)は16日、3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による施設の被害などを受け、4月10日に決勝の行われるスーパー耐久レースおよび4月24日決勝のMotoGPの延期を発表した。以下、プレスリリース。
東北地方太平洋沖地震の影響による、「ツインリンクもてぎ」でのイベント開催延期について
このたび、4月に栃木県ツインリンクもてぎで開催を予定している、モトGP世界選手権およびスーパー耐久選手権を延期させていただくこととなりました。モトGP世界選手権の新しい開催日程は2011年9月30日(金)~10月2日(日)を予定しております。また、スーパー耐久選手権につきましては現在関係各位と調整をしておりますので、決定次第ご案内いたします。
開催延期イベント
■ FIM 2011MotoGP 世界選手権シリーズ第3戦「日本グランプリ」
(当初日程)2011年4月22日(金)~24日(日) ⇒ (変更予定)2011年9月30日(金)~2日(日)
■ スーパー耐久シリーズ2011第1戦「もてぎスーパー耐久」
(当初日程) 2011年4月9日(土)~10日(日) ⇒ 調整中
- 既にご購入の観戦チケットにつきましては、延期開催日にそのままご利用いただけます。
- 日程変更に伴い、観戦チケットの払い戻しをご希望される方につきましては、方法が決定次第、ホームページ等で紹介いたします。http://www.twinring.jp/
- 取締役社長 大島裕志
-
「東北地方太平洋沖地震において被災されました、すべての地域の皆様に、心よりお見舞い申し上げます。ツインリンクもてぎは、このたびの地震により施設に被害を受けました。さらに、ライフラインや周辺地域の被害など、多くのお客様をお迎えする事が困難な環境にあります。そのため来月開催を予定しておりました、モトGP世界選手権ならびにスーパー耐久選手権は、延期せざるを得ないと判断いたしました。天災による判断とは言え、心待ちいただいたファンの皆様には、心からお詫び申し上げます。関係各位と調整し、モトGPにつきましては10月の延期開催を決定いたしました。また、スーパー耐久につきましては、スケジュールを組み替えての開催を目指しております。何卒、ご理解頂きますよう宜しくお願いいたします」
Text: ツインリンクもてぎ
4月18日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて、シーズン開幕となる2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の決勝レースが開催された。
Hondaは、今シーズンのフォーミュラ・ニッポンにJRP(日本レースプロモーション)を通じて、3.4リッター・V8エンジン「HR10E」を 4チーム6台に供給する。「HR10E」は本田技術研究所が研究・開発し、M-TECが製造・組み立てとメンテナンスを行っている。
昨シーズン、ドライバー部門とチーム部門のタイトルおよびルーキー・オブ・ザ・イヤーの3冠を獲得したHondaは、ドライバー体制にディフェンディングチャンピオンの#1 ロイック・デュバル選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、#2 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した#10 塚越広大選手(HFDP RACING)、ランキング2位の#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)の4名に加え、新たにF1経験者の#16 井出有治選手(MOTUL TEAM 無限)、ルーキーの#31 山本尚貴選手(NAKAJIMA RACING)が参戦し、シリーズタイトル2連覇をねらう。
17日(土)に行われたノックアウト方式による公式予選では、Honda勢6台すべてが第2セッションに進み、第2セッションでは、塚越選手が2番手タイムを記録する好調さをみせ、5台が最終セッションに駒を進めた。
決勝のスターティング・グリッドを決める第3セッションでは、SUPER GTシリーズでも好調な小暮選手が唯一、1分38秒台を記録して、見事に開幕戦のポールポジション争いを制した。また、Honda勢は伊沢選手が4番手、山本選手が5番手を獲得。塚越選手は駆動系トラブルに見舞われ6番手、L.デュバル選手は最終コーナーでマシンバランスを崩してクラッシュを喫し、7番手となった。井出選手は10番手となっている。
予選に引き続き晴天に恵まれた18日(日)の決勝レースは、1周のフォーメーションラップののち、午後1時49分、出場全14台によりスタートが切られた。
オープニングラップでは、ポールポジションスタートの小暮選手が出遅れて2番手に後退したものの、伊沢選手が3番手、塚越選手が5番手、L.デュバル選手が6番手、井出選手が7番手にそれぞれ順位を上げ、山本選手が8番手に続く。レース序盤は、上位8台にHonda勢6台が占める展開となった。
トップのマシンを2番手の小暮選手が約3秒差で追う展開が続く。後方では、伊沢選手、塚越選手の3位集団と井出選手、山本選手の7位集団が激しいバトルを展開する。12周目、L.デュバル選手がHonda勢で最初にピットインを敢行したのに続き、ほかのHonda勢も続々とピットインを始める。
13周目、ホームストレートで5番手を走行していた塚越選手のマシンに突如、失速するトラブルが発生する。すぐにマシンの状態は復旧したものの、順位を大きく落としてしまう。
14周終了時には、3番手の伊沢選手がピットインを敢行し、ポジションをキープしたままコースに復帰するが、交換したばかりのタイヤのためにアウトラップのスプーンコーナーで4番手に後退する。
レースは後半に差し掛かるものの、20周時点で路面温度は33℃まで上昇。小暮選手はトップと3秒336差の2番手を走行する。伊沢選手が5番手、 L.デュバル選手が6番手、山本選手が7番手、井出選手が8番手を走行し、塚越選手も9番手まで順位をばん回している。この時点でトップを走る2台以外は、すべてピットインを完了している。
26周目、2番手の小暮選手に先行してトップのマシンがピットイン。この時点で2台は3.5秒の差がある。トップのマシンはタイヤ2本のみを交換し、約14秒でピット作業を終える。これに対してNAKAJIMA RACINGもすかさず小暮選手のピットインの準備を整え、次周に小暮選手がピットインを敢行する。NAKAJIMA RACINGはタイヤ2本の交換をわずか9.8秒の迅速なピットワークで行い、小暮選手はトップを奪い返してコースに復帰した。
レース終盤、トップを走る小暮選手は必死の猛追を受けたものの、約1秒のリードを最後まで保って37周のチェッカーフラッグを受けた。小暮選手はスタートで順位を落とす厳しい戦いながらも、開幕戦を見事ポール・トゥ・ウインで飾り、フォーミュラ・ニッポン通算7勝目を飾った。伊沢選手は5位、L. デュバル選手は6位、山本選手は7位、塚越選手は8位入賞を果たし、井出選手も9位に入ったため、Honda勢は開幕戦を全台完走で締めくくった。
- 坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
-
「まず、貫録のある走りで優勝を遂げた小暮選手とチームの皆さんを祝福したいと思います。小暮選手は、スタートで出遅れましたが、最後まで落ち着いた走りをみせて、少ないチャンスをものにしてくれました。さらに、チームも完ぺきな仕事をしてくれました。今シーズンの3.4リッター・V8エンジン『HR10E』は、フォーミュラ・ニッポンで求められるトップパワーの向上を最大の目的としました。加えて、コーナー立ち上がりに必要な中速域のトルクを太らせて加速性能をよくしています。各チームのセッティングに有効なエンジンパワーを引き出すという目的は達成できたと思います。各ドライバーもトップスピードとラップタイムの向上を実感しており、マシンのセッティングだけでなく、エンジンもいい状態で働いてくれているという手応えを感じています。予選では第3セッションに出場する8台中、5台がHondaエンジンでした。決勝でも6台すべてのマシンが完走し、当初の目的は達成できたと思います。ディフェンディングチャンピオンのデュバル選手は、新しいチームでの気負いがあるのか、少し歯車が噛み合わなかったようです。伊沢選手は、チャンピオンがチームメートになってモチベーションが高まっており、いい方向に向かっています。山本選手は速いチームに加入して、少しずつ力をつけていますし、井出選手と塚越選手もアグレッシブな走りで完走を果たしてくれました。
今日は、昨年の鈴鹿で取り逃がした開幕戦の勝利を得ることができました。これで肩の荷を下ろして第2戦以降の開発に全力を注いでいきたいと思います。今シーズンも、皆様の応援をよろしくお願いいたします」
- 小暮卓史選手(優勝 #32 NAKAJIMA RACING)
-
「開幕戦で優勝できたことを心からうれしく思っていますし、チームに感謝したいと思います。作戦勝ちですごくいいレースになりました。スタートは、僕のミスというよりは相手のスタートがすばらしかったですね。リアタイヤ2本のみの交換はチームの判断でした。レース序盤でタイヤを傷めてしまってタイムが上がらなかったのですが、チームから無線で『とにかくトップのマシンに追従していけばチャンスがある』と指示を受けていたのでがんばりました。その後、ピットストップでチームがすばらしい仕事をこなしてくれて、トップに躍り出ることができました。残り3、4周となったところで、またタイヤを大きく傷めてしまい、背後に迫られてヒヤヒヤしましたが、何とか優勝することができました。今シーズンはほかのチームも非常に速くなっていますので、シーズンを通してエンジニアと相談することでパフォーマンスを向上させ、シリーズ・チャンピオンを狙っていきたいです。まずは次戦もてぎに集中します」
Text & Photo: HONDA

第2戦はトヨタ勢が表彰台を独占した
全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月17日(土)と18日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。
今季の同シリーズには、CクラスにTOM'S TOYOTA 1AZ-FEエンジン搭載車両が4台出場、Nクラスは参戦車両11台全てがTOM'S TOYOTA 3S-GEエンジンを使用している。
17日(土)午前9時45分より、10分間のインターバルを挟んで15分ずつ、第1戦、第2戦の予選が行われた。第1戦は、TDPドライバーの国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)と嵯峨宏紀(DENSO Team Le Beausset)の2台がコースレコードを更新する1分53秒台でのタイム合戦を展開。
終盤、国本が僅か0.04秒差で嵯峨のタイムを上回り、ポールポジションを獲得。2番手に嵯峨となった。昨年までドイツF3を戦い、今季より全日本F3に参戦するブラジル人ドライバー、ラファエル・スズキ(PETRONAS TEAM TOM'S)は4番手につけた。
第2戦の予選も、更にコースレコードを更新するペースで戦われ、嵯峨が自身初となるポールポジションを獲得。国本が2番手。スズキが4番手となった。
Nクラスでは第1戦、第2戦共に小林崇志(HFDP RACING)がポールポジションを獲得。今季よりFCJからNクラスにステップアップを果たしたTDPドライバーの蒲生尚弥(TOM'S SPIRIT)は、第1戦クラス4番手、第2戦はクラス7番手となった。
午後3時50分に第1戦の決勝レース(12周)がスタート。上位勢はグリッド通り順当なスタートを切り、ポールポジションの国本は首位の座をキープ。2位の嵯峨との差を序盤から広げると、独走状態となった。
嵯峨は国本を追い、終盤にはその差を若干縮めたが、追いつくまでには至らず。国本が開幕戦をポール・トゥ・ウィンで飾った。嵯峨は自己最高位となる2位表彰台を獲得。スズキは全日本F3初レースを4位で終えた。
Nクラスでは小林がポール・トゥ・ウィンで初優勝。4番手スタートの蒲生は1周目にコースオフしてスピン。9位まで順位を落としたがその後追い上げ、クラス6位でフィニッシュした。
18日(日)午前9時50分から第2戦決勝レース(17周)が開始された。スタートではポールポジションの嵯峨が順位をキープし、国本が追随。4番手スタートのスズキがスタートで一つポジションを上げ、3位に浮上した。
1周目はトップを守って戻ってきた嵯峨だったが、国本が猛追を見せ、2周目の130Rで嵯峨をパス。首位に立った国本は圧倒的な速さで後続との差を広げていった。
その後は順位の変動はなく、大差を付けて国本がトップチェッカー。開幕から2戦連続勝利を挙げた。嵯峨も2戦連続の2位。3位にはスズキが入り、初の表彰台獲得。第2戦はトヨタ勢が表彰台を独占する結果となった。
Nクラスでは再び小林がポールポジションから首位を逃げ、2戦連続のポール・トゥ・ウィン。7番手からスタートを切った蒲生は、激しいバトルの中で着実にポジションを上げ、3位でフィニッシュ。初表彰台を獲得した。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

2位表彰台を獲得したJ.P.デ・オリベイラ
フォーミュラ・ニッポンの2010年シーズンが開幕。第1戦が4月17日(土)、18日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。
全7戦で戦われる今季のフォーミュラ・ニッポンには、トヨタは2年目となる3.4リッターV型8気筒エンジン、RV8Kを5チーム8台に供給する。
17日(土)好天の下、午後1時半からノックアウト方式の公式予選が開始。20分間のQ1では、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がトップタイム。TDPドライバーの石浦宏明(Team LeMans)が2番手につける好スタート。
しかし、このQ1で、全日本F3から今季よりフォーミュラ・ニッポンにステップアップを果たし、今大会がデビュー戦となるケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)とTDPドライバーの井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)の2人のルーキー、そして、1年ぶりのフォーミュラ・ニッポン復帰となった平中克幸(KCMG)が敗退。それぞれ12番手、14番手、13番手となった。
10分間のインターバルを経て、僅か10分間で競われたQ2では、再びロッテラーがトップタイム。石浦が3番手で続いた。しかし、TDPドライバーの平手 晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)と大嶋 和也(PETRONAS TEAM TOM'S)は惜しくもQ3進出を逃し、9番手、10番手。
最後、8台で争われたQ3セッションでは、ここまで好調だったロッテラーがアタックラップ中、他車に引っかかる形でタイムをロスし、無念の4番手。トヨタ勢では石浦が最上位の2番手、J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)が3番手となった。
しかし、予選後の車検で、石浦の車両が車両規則違反と判断され、予選は失格。石浦は決勝レースをピットスタートで始めることとなり、予選グリッドは3番手以下の車両が一つずつ繰り上がる形となった。
18日(日)も朝から快晴。午前8時45分からのフリー走行では、大嶋がトップタイムをマークし、決勝に期待がかかったが、大嶋は、決勝レーススタート前のフォーメーションランで発進できず、最後尾グリッドからのスタートとなってしまった。
午後1時45分に37周で争われる決勝レースがスタート。2番手グリッドのオリベイラが好スタートを切り、第1コーナー進入で一気に首位を奪取。1周目から2位以下を引き離して行った。
3番手グリッドのロッテラーはスタートで若干遅れ、伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の先行を許し、一つポジションを落としてしまった。後方では、11番手スタートのコッツォリーノと、12番手スタートの平中が接触。コッツォリーノはサスペンションを破損し、リタイア。平中もレースを終えることとなってしまった。
その後ロッテラーは伊沢を激しく追い上げたがなかなかパスできず、7周目のシケインでオーバーラン。上位2台との差は更に広がってしまった。
8番手グリッドの平手はスタートで一つポジションを落としたものの追い上げ、激しいバトルの末、11周目には7位へとポジションアップ。
レースは中盤戦に入り、給油と義務付けられたタイヤ交換のために各車ピットイン。13周目にピットインしたロッテラーは、翌周自分の前でコースに戻った伊沢をスプーンカーブの進入でパス。6位に浮上。
一方、首位を行くオリベイラは26周目まで引っ張ってピットイン。リアタイヤ2本のみを交換することでピット作業時間を短縮する作戦に出た。しかし、首位を争っていた小暮卓史(NAKAJIMA RACING)は翌周ピットインし、同じく2本のみのタイヤ交換作戦。ここで素早いピット作業をこなした小暮がオリベイラの前でピットアウト。オリベイラは惜しくも首位の座を奪われてしまった。
全車中最後となる27周目にピットインし、4本タイヤを交換した平手晃平は、ピットアウト時6位まで順位を落としたが、そこから猛追を開始。ファステストラップをマークする速さで、終盤ポジションを上げていった。
全車がピットを終えた時点で、オリベイラは2位、ロッテラーは3位に浮上。2台共に懸命な追い上げを見せたが、逆転には至らず、そのままの順位でチェッカー。1年ぶりのフォーミュラ・ニッポン復帰戦でオリベイラが2位表彰台。ロッテラーも3位表彰台を獲得した。
終盤素晴らしいパッシングを見せた平手が4位フィニッシュ。速さを見せながらもピットスタートからの追い上げを強いられた石浦は10位、フォーミュラ・ニッポン デビュー戦の井口は11位、大嶋は12位で完走を果たした。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社
全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦は4月18日鈴鹿サーキットで37周の決勝レースを行い、ポールポジションの#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が巧みなピット戦術でスタートの出遅れを挽回して勝利した。
2位には2年ぶりの参戦となる#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobile1 TEAM IMPUL)、3位には#36アンドレ・ロッテラー(PETONAS TEAM TOM'S)が入った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:30,500人)
決勝スタートは午後1時45分。
ここでポールの小暮が出遅れ、オリベイラの先行を許す。
序盤から1分43秒台を連発して一気に突き放しにかかるオリベイラに対し、小暮はペースが上がらず、右フロントにフラットスポットを作ってしまったことなどもあり、その差は徐々に開いていく。10周を消化した頃には1位と2位の差は3秒以上に達していた。
その後方では3位#2伊沢拓也と4位ロッテラーがドッグファイトを展開、ここに#10塚越広大も加わってきた。
7周目のシケインではロッテラーがタイヤのグリップダウンにブレーキングポイントをあわせきれずにオーバーラン、これにすかさず塚越がオーバーテイクボタンを使って並びかけていくが、かろうじてロッテラーが1コーナーで押さえ込む。この後塚越は11周目に不可解なスローダウンをし、一時後方に沈む。
トップのオリベイラはレース中盤には小暮との差を4秒まで広げ、26周目にピットイン。リヤタイヤ2本のみの交換を行って14.1秒でピットアウトしていく。
一方の小暮は翌27周目にピットイン。こちらもリヤ2本交換ながらピットクルーの迅速な作業で僅か9.8秒でコースに送り出すことに成功、小暮はまんまとオリベイラの前でピットアウトしていった。
懸命に追い上げるオリベイラ、押さえ込む小暮。
28周を終えて二人の差は僅か0.494秒。29周目のシケインでオリベイラは姿勢を乱しながらも0.830秒差にとどめ、30周目では1.068秒、31周目0.698秒と一進一退を繰り返しながらレースは終盤に向かっていく。
更にその後方からは、13周目に早めのピットインを済ませたロッテラーが1分43秒台を連発するハイペースで7秒以上あったオリベイラとの差をみるみる縮めてきた。
結局小暮はオリベイラに1.262秒差をつけて37周を走破し、開幕戦を勝利で飾った。
2位オリベイラと3位ロッテラーの差は最終的に1.880秒まで縮まっていた。
4位には#20平手晃平。平手はスタートで順位を一つ落としたものの、レース中盤でオーバーテイクボタンを全て使い切るアグレッシブなドライビングで山本、デュバル、伊沢を次々に攻略して場内を大いに沸かせた。
なおルーキー勢では7位の#10山本尚貴が最上位。井口卓人は11位で完走する一方で#7ケイ・コッツォリーノはオープニングラップで新チームKCMGからFNカムバックを果たした#18平中克幸と接触して右フロントの足回りを傷めてリタイヤとなった。
フォーミュラニッポン第2戦の舞台はツインリンクもてぎ。
5月23日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/18) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 37 | 1:05'05.402 |
| 2 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 37 | 1.262 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 37 | 3.142 |
| 4 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 37 | 28.280 |
| 5 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 37 | 30.893 |
| 6 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 37 | 37.202 |
| 7 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 37 | 38.200 |
| 8 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 37 | 45.435 |
| 9 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 37 | 1'07.540 |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 37 | 1'20.004 |
| 11 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 37 | 1'33.522 |
| 12 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 37 | 1'36.181 |
| -------- 以上規定周回(33 Laps)完走 -------- |
| 13 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 0 | 37Laps |
| 14 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 0 | 37Laps |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- Fastest Lap: 平手晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL) 1'43.167 (34/37) 202.63km/h
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/18) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.358 | - | - | 208.31 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.722 | 0.364 | 0.364 | 207.55 |
| 3 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.394 | 1.036 | 0.672 | 206.18 |
| 4 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'41.903 | 1.545 | 0.509 | 205.15 |
| 5 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'42.329 | 1.971 | 0.426 | 204.29 |
| 6 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'42.683 | 2.325 | 0.354 | 203.59 |
| 7 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'42.765 | 2.407 | 0.082 | 203.43 |
| 8 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'42.926 | 2.568 | 0.161 | 203.11 |
| 9 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'43.309 | 2.951 | 0.383 | 202.36 |
| 10 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'43.328 | 2.970 | 0.019 | 202.32 |
| 11 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'43.384 | 3.026 | 0.056 | 202.21 |
| 12 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'43.522 | 3.164 | 0.138 | 201.94 |
| 13 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'43.599 | 3.241 | 0.077 | 201.79 |
| 14 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'43.926 | 3.568 | 0.327 | 201.15 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦鈴鹿の決勝前フリー走行は#37大嶋和也がトップタイム。2番手に#36アンドレ・ロッテラーと、PETRONAS TEAM TOM'Sが1-2という結果に。
ポールシッターの#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)は4番手だった。

決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは昨日に引き続いて快晴。予想最高気温も19℃と、絶好の観戦日和となった。
フリー走行2回目は午前8時45分より30分間で行われ、昨日の予選でスキッドブロックの厚み不足から失格となった石浦を先頭に各車一斉にコースインしていった。
このセッションではトムスの2台が序盤からハイペースで周回を重ね、開始6分でロッテラー、8分で大嶋がトップに立つ。タイムは1分40秒473だ。
大嶋はその後1分40秒358までタイムを縮め、これがこのセッションのトップタイムとなった。
2位ロッテラー、3位にはピットスタートとなる石浦がつけた。
一方、ポールシッターの小暮は開始8分で1分41秒976を出して4位。
5位に駆動系トラブルからQ3を不本意な形で終えた#10塚越広大がつける。
昨日の予選でクラッシュしたディフェンディングチャンピオンの#1ロイック・デュバルも走行に加わって7位につけた。
ルーキー勢では#7ケイ・コッツォリーノの8位を筆頭に9位#29井口卓人、10位#31山本尚貴と続く。
それに続くのが#19J.P.オリベイラ、#20平手晃平のインパル勢。平手は終盤スプーンでスピンアウトしてそのままセッションを終えている。
第1戦決勝は今日の午後1時45分より37周で戦われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
日本レースプロモーション(以下JRP)は4月17日、フォーミュラニッポン開幕戦の開催されている鈴鹿サーキットで会見を行い、白井裕氏が4月1日付で社長に就任したことを発表した。
白井氏は昨年までホンダNSX-GTプロジェクトリーダーを務めていたほか、第2期F1活動においてもV10エンジンの開発に携わってきた。
この日はそのV10エンジンをティレル020に搭載して1991年シーズンを戦った中嶋悟会長と共に会見に出席、抱負を語った。
- 中嶋悟取締役会長のコメント
-
4月1日よりお願いしていた白井裕氏を社長に迎えました。
皆さんご存知のように白井さんにはいい過去をいくつもお持ちで、それを生かしてJRPのために尽力していただけるものと期待しています。
厳しい時期ですが、ファンやメディアの皆さんのお力をいただいて、フォーミュラニッポンが今後発展していくようお願いいたします。
- 白井裕代表取締役社長のコメント
-
前任の野口さんの後をうけて社長に就任しました。
フォーミュラニッポンが更に発展するよう、ホンダさん、トヨタさんに協力をお願いして、ブランド価値の向上に努めていきます。
そのためにはまず、参加台数の増大とコンテンツの充実に取り組み、それによって観客動員数を増大、とフォーミュラニッポンのブランディングを推進していきますので、ファンの皆様、メディアの方々にもご協力の程をお願いいたします。
またFCJにつきましてはホンダ、トヨタ、ニッサンの3社のご協力をいただいて今年で5年目を迎えます。
今季は中国人ドライバーも二人に増えますが、今後もFCJはアジアの中のカテゴリーとして発展させていきたいと考えております。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

- Cクラス優勝 #1国本 雄資(PETRONAS TEAM TOM'S F308)
-
予選でポールポジションを獲ることができ、決勝もそのまま逃げ切れました。
開幕前は天候に恵まれず、良いテストが出来ていない状況で、今日もいきなりドライでの走行となりましたが、うまくチームがカバーしてくれていいクルマを仕上げてもらいました。
予選の走りも最高ではなかったので、ミーティングを重ねて決勝に臨みました。
勝ててほっとしていますが、明日もレースがあります。明日は2番手からですが、スタートで前に出て勝ちたいです。
Cクラス2位 #62嵯峨 宏紀(DENSO・ルボーセF308)
-
スタートは悪くなくて、動き出しは雄資君と同じくらいだったんですが、フロントタイヤの熱入れがうまくいかなくてアンダーステアが出てしまい序盤ペースが上がりませんでした。
明日はポールからのスタートですが、スタートで抜かれずにいけても雄資君はついてくると思うので、隙をみせないように走ります。
- Cクラス3位 #2アレキサンドレ・インペラトーリ(TODA FIGHTEX)
-
スタートは良かったのでフロントローの二人を抜きたかったんですが、シフトタイミングを外して前に出られませんでした。
その後はタイヤに中々熱が入らずに置いてかれてしまい、一人ぼっちで走行することになり、後ろとのギャップをコントロールして、何とか3位を守って走りました。
明日もスタートが重要になると思います。他のクルマよりペースで足りない面があるのでスタートで頑張ります。

- Nクラス優勝 #8小林 崇志(HFDP RACING)
-
チームがいいクルマを作ってくれたので、予選、決勝とプッシュして走れました。
スタートがうまくいかずに千代選手に先行されましたが、クルマはいいので自分を信じて抜き返しました。F3だと130Rを全開で行くのはイージーですし、千代選手もスペースを残してくれると思いましたから。
優勝の実感は余りありませんが、周りの方々に一つ恩返しができたかなと思います。でもこれで満足せず、チャンピオンを狙っていきます。
- Nクラス2位 #63千代 勝正(BPダイシン・ルボーセF305)
-
オフにドライでテストできなかったので、チームとミーティングを重ね、いいクルマが出来ました。
1コーナーで前に出れましたが、ペースがよくなくて抜き返されてしまいました。その後も小林選手のペースについていけなかったのが悔しいポイントですね。
今後もチャンピオン争いが狙えるように頑張っていきます。
- Nクラス3位 #7三浦 和樹(HFDP RACING)
-
初めてのF3レースでしたが、FCJと大きく違うのはダウンフォースの大きさからくるコーナリングスピードの高さでした。
まだトップとは出せるタイムの次元が違うので、オープニングラップからいいペースで走れるようにしたいです。そういう意味では悔しいレースでした。
レース中はなるべくミラーを見ないようにして、自分の走りに専念していました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本F3選手権第1戦の決勝レースが4月17日、鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションからスタートした#1国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S F308)がオープニングラップから後続を突き放して12周を走破、初戦を勝利で飾った。
2位には#62嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)、3位は今季Cクラスにステップアップしてきた#2アレキサンドレ・インペラトーリ(TODA FIGHTEX)が入った。
また、Nクラスは#8小林崇志(HFDP RACING)が参戦2年目で初のクラス優勝を獲得している。

第1戦決勝は午後3時50分スタート。
ポールの国本がそのままホールショットを奪い、序盤から1分54秒台の好タイムで逃げにかかる。
2番手を走行する嵯峨は序盤フロントタイヤの熱入れがうまくいかず、ペースを上げられない。
このため2周を終えた時点で早くも1-2位の間には1.7秒のギャップが出来てしまった。
嵯峨は数周でペースを取り戻すが、国本との差は2秒前後で推移し、一向に差を詰められないままファイナルラップに突入。
国本はカーナンバー1を得た最初のレースを勝利で終えた。
3位には戸田レーシングに移籍して今季初のCクラスに挑むインペラトーリが入った。
その後方では、ミッショントラブルでノータイムに終わった#12関口雄飛が猛烈な追い上げを展開、1周目を10位で終えると、その後も立て続けにNクラスの車両をかわしていき、4周目にはCクラス5位の#5吉田広樹をもシケインでかわして5位に浮上。
一旦はコースアウトで8位に後退するも、再び追い上げて5位でフィニッシュと、アグレッシブな走りで初戦を終えた。
Nクラスは、クラストップの小林がスタートで出遅れて#63千代勝正の先行を許すが、すぐに130Rで抜き返してトップを奪い返し、参戦2年目にして初優勝を達成した。
2位は千代、3位にはFCJからステップアップしてきた#7三浦和樹が入り、F3デビュー戦で早くも表彰台を獲得している。
第2戦決勝は明日午前9時50分より、17周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

- ポールポジション #32小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)
-
本当にうれしいです。今年に入って(GT含めて)全部ポールポジションですから。
Q1は中古のスリックで走って、トップが取れるかと思いましたが、アンドレや石浦君に抜かれてしまいました。
Q2はニュータイヤでしたが自分の思うようなタイミングで暖められなくてグリップ感が得られずトップが取れなかったので、Q3は覚悟を決めて攻めるだけ攻めました。
セットを間違えたかなと思いましたが、Q3で思いっきり攻めようと思って走ったらタイムが出たので、Q2は守りに入ってたかなと思います。
38秒台は前回のテストで何台かが出していたので想定していました。ここまではシナリオどおりです。明日の決勝は220kmと短いし、ポールの優位性もあるので、落ち着いていきたいです。
- ※予選2位 #8石浦 宏明(Team LeMans)
-
単純に悔しいです。
トップタイムの38秒台は自分も目標にしていたのですが、力を出し切れなかった部分もあって、そこが悔しいです。フロントローなのはまあ良かったですけど。
Q3の走りには納得していませんが、走りには自信があるし、優勝も狙える位置からのスタートなので、早く初優勝を達成できるよう考えて走ります。
(フロントの皮むき作戦について)Q1、Q2とやってみましたが、他とのタイム差があまり無かったので、Q3ではやらないほうがいいと思い、やりませんでした。
明日はつまんない作戦でなく、攻めて行きたいです。
- 予選3位 #19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobile1 TEAM IMPUL)
-
いいセッションだったと思います。セッションごとに走りをインプルーブしていけましたから。
2007年、2008年に乗っていたクルマと比べてハイスピードコーナーが早くなったのを感じていましたので、それにあわせてドライビングスタイルも変えていきました。
Q1、Q2と次に進めるように心がけて走り、Q3はそれより少しハードにプッシュしました。
明日はもっといい状態で走れると思います。
日本で一番強いチームのひとつに入れて嬉しいです。テストから少しずつ向上していけるよう余裕を持ってみてくれますので、自信もついてきます。スタッフは集中して働いてくれるので、僕も仕事がやりやすいです。
※ 8号車は予選後の車検でスキッドプレートの違反がみつかり、失格となった。
石浦は訓戒のうえ、明日の決勝はピットスタートとなる。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦の公式予選が4月17日、鈴鹿サーキットにてノックアウト方式で行われた。
ポールポジションを獲得したのは#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)。最終セッションがクラッシュにより赤旗終了となり、アタックのタイミングを失うドライバーも出る中で1分38秒917と従来のコースレコードを大幅に上回るタイムを叩き出した。
2番手には#8石浦宏明(Team LeMans)がつけていたが、車検でスキッドプレートの違反を問われて失格に。
この結果、2番手には2年ぶりの参戦となる#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobile1 TEAM IMPUL)が繰り上がり、3番手は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)という結果になった。

Q1セッション
最初のセッションは午後1時30分開始。20分間の走行で上位11人が次のQ2に進出する。
午前のフリー走行からコースレコードが相次ぎ、予選でも好タイムが大いに期待される中、#36アンドレ・ロッテラーが最初のアタックで早くも1分40秒275を記録。続いて小暮が開始5分足らずでユーズドタイヤにもかかわらず1分39秒713と、午前中のベストタイムを早くも上回ってトップに躍り出た。
結局小暮はこのアタックのみで走行を切り上げ、残り10分以上をピットで待機してニュータイヤを温存する作戦に出たが、セッション終盤にニュータイヤでアタックしたロッテラーが1分39秒301、石浦が1分39秒658を記録したため、小暮はこのセッションを3位で終えることになった。
一方Q2進出をかけた11位争いは、MOTUL TEAM 無限から久々にフォーミュラニッポンに参戦してきた#16井出有治が終盤9位に浮上、この結果#7ケイ・コッツォリーノ、#18平中克幸、#29井口卓人の3人が脱落した。
ルーキー勢では唯一#31山本尚貴がQ2進出を果たしている。
Q2セッション
続いて行われたQ2セッションは、10分間の走行。ここでは上位8人が次ぎのQ3へ進むことになる。
ここで石浦が前輪のみにニュータイヤを装着して皮むきを行う作戦に出る一方で、他のドライバーはピットに留まりじっと様子見。残り6分をきったところで一斉に飛び出してきた。
ここでのトップはロッテラーで1分39秒073。38秒も目前の好タイムだ。
以下、塚越、石浦、小暮、伊沢、オリベイラ、デュバル、山本、平手、大嶋、井出の順で大嶋までが39秒台に入ったが、平手、大嶋、井出の3人がここで予選を終え、ルーキーの山本はデビュー戦にして見事Q3進出を果たした。
Q3セッション
ポールポジションを争う最後のセッションも、終盤一発アタックを狙って各車残り5分あまりで一斉にコースイン。
ここで小暮が1分38秒917と遂に38秒台の予選タイムを初めて叩き出してきた。
ところがその直後を走っていたデュバルが最終コーナーで姿勢を乱してアウト側のウレタンバリアに突っ込んでしまい、このセッションは赤旗終了に。塚越もトラブルにより西コースでストップしてしまった。
これによりグリッドはここまでに出したタイムで決められることとなり、小暮のポールが確定。2位石浦、3位にはオリベイラが入った。
ルーキーの山本はデビュー戦を6番グリッドからスタートすることとなった。
ところが予選後の再車検で8号車の装着していたスキッドプレートに規定違反が見つかり、失格の裁定が下ってしまう。
これにより3位以下の順位は一つずつ繰り上がり、2位オリベイラ、3位ロッテラーという結果に。
石浦は訓戒の上、明日の決勝はピットスタートとなった。
第1戦決勝は明日午後1時45分より37周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/17) Race Results Weather:Fine Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | C | 国本 雄資 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 23'00.109 |
| 2 | 62 | C | 嵯峨 宏紀 | DENSO・ルボーセF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 1.874 |
| 3 | 2 | C | アレキサンドラ・インベラトーリ | TODA FIGHTEX | DALLARA F308 | MF204C | 12 | 10.607 |
| 4 | 36 | C | ラファエル・スズキ | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 11.516 |
| 5 | 12 | C | 関口 雄飛 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 12 | 20.179 |
| 6 | 5 | C | 吉田 広樹 | MJハナシマレーシングF308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 12 | 22.752 |
| 7 | 8 | N | 小林 崇志 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 24.562 |
| 8 | 63 | N | 千代 勝正 | BPダイシン ルボーセF305 | DALLARA F305 | 3S-GE | 12 | 28.271 |
| 9 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 31.599 |
| 10 | 23 | N | 佐藤 公哉 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 36.025 |
| 11 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP EBBRO | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 41.571 |
| 12 | 37 | N | 蒲生 尚弥 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 48.904 |
| 13 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | ACHIEVMENT by KCMG | DALLARA F305 | 3S-GE | 12 | 49.214 |
| 14 | 77 | N | 小泉 洋史 | staff-one・CMS | DALLARA F306 | 3S-GE | 12 | 56.901 |
| 15 | 18 | N | 銘苅 翼 | AIM-SPORTS F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 57.534 |
| 16 | 19 | N | 黒田 吉隆 | ACHIEVMENT by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 12 | 1'02.149 |
| 17 | 21 | N | 大波 肇 | ACHIEVMENT by KCMG | DALLARA F305 | 3S-GE | 12 | 1'05.574 |
| -------- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 -------- |
- Fastest Lap(C): CarNo.1 国本雄資(PETRONAS TOM'S F308) 1'53.781 (2/12) 183.73km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.8 小林崇志(HFDP RACING F307) 1'56.389 (10/12) 179.61km/h
-
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/17) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'39.713 | 1'39.563 | 1'38.917 |
| 2 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.834 | 1'39.796 | 1'39.520 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.301 | 1'39.073 | 1'39.630 |
| 4 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.405 | 1'39.740 | 1'39.776 |
| 5 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'40.207 | 1'39.895 | 1'46.124 |
| 6 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'39.978 | 1'39.458 | 1'58.251 |
| 7 | *1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.850 | 1'39.850 | 1'59.203 |
| 8 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'40.636 | 1'39.938 | |
| 9 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.166 | 1'39.999 | |
| 10 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'41.144 | 1'40.746 | |
| 11 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.276 | | |
| 12 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'41.596 | | |
| 13 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'41.632 | | |
| - | *8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.658 | 1'39.462 | 1'39.456 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- CarNo.1は、2010全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条1.により、Q1における走路外走行時の当該ラップ(1'39.997)を削除した。
- CarNo.8は、2010国内競技車両規則13章2.13 d)違反により、訓戒及びピットスタートとする。但し、規定のスキッドプレートを装着し、車検を受けること。
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/17) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | R1'38.917 | - | - | 211.34 |
| 2 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.456 | 0.539 | 0.539 | 210.20 |
| 3 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.520 | 0.603 | 0.064 | 210.06 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.630 | 0.713 | 0.110 | 209.83 |
| 5 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'39.776 | 0.859 | 0.146 | 209.52 |
| 6 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'46.124 | 7.207 | 0.283 | 196.99 |
| 7 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'58.251 | 19.334 | 12.127 | 176.79 |
| 8 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'59.203 | 20.286 | 0.952 | 175.37 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'39.073
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/17) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | R1'39.073 | - | - | 211.01 |
| 2 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'39.458 | 0.385 | 0.385 | 210.19 |
| 3 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.462 | 0.389 | 0.004 | 210.18 |
| 4 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'39.563 | 0.490 | 0.101 | 209.97 |
| 5 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'39.740 | 0.667 | 0.177 | 209.60 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.796 | 0.723 | 0.056 | 209.48 |
| 7 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'39.850 | 0.777 | 0.054 | 209.37 |
| 8 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'39.895 | 0.822 | 0.045 | 209.27 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.938 | 0.865 | 0.043 | 209.18 |
| 10 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.999 | 0.926 | 0.061 | 209.05 |
| 11 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'40.746 | 1.673 | 0.747 | 207.50 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'39.301
SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/17) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'39.301 | - | - | 210.52 |
| 2 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'39.658 | 0.357 | 0.357 | 209.77 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'39.713 | 0.412 | 0.055 | 209.65 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'39.834 | 0.533 | 0.121 | 209.40 |
| 5 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'39.978 | 0.677 | 0.144 | 209.10 |
| 6 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'40.166 | 0.865 | 0.188 | 208.71 |
| 7 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'40.207 | 0.906 | 0.041 | 208.62 |
| 8 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.405 | 1.104 | 0.198 | 208.21 |
| 9 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'40.636 | 1.335 | 0.231 | 207.73 |
| 10 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'40.850 | 1.549 | 0.214 | 207.29 |
| 11 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'41.144 | 1.843 | 0.294 | 206.69 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 12 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'41.276 | 1.975 | 0.132 | 206.42 |
| 13 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'41.596 | 2.295 | 0.320 | 205.77 |
| 14 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'41.632 | 2.331 | 0.036 | 205.70 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'46.252 | 6.951 | 4.620 | 196.75 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'39.764
- CarNo.1は、2010全日本フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条1.により、走路外走行時の当該ラップ(1'39.997)を削除した。
全日本F3選手権第1戦鈴鹿の公式予選は#1国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)が1分53秒749とコースレコードを更新してポールポジションを獲得、2位には#62嵯峨宏紀(DENSOル・ボーセF308)がつけ、こちらも従来のレコードを上回る1分53秒789を記録した。


F3開幕戦の公式予選は午前9時45分より15分間で行われた。
上位4台がコースレコードを更新したフォーミュラニッポンに続いて、F3も立て続けにコースレコードが破られる拮抗したタイムアタック合戦が繰り広げられた。
2周のウォームアップを終えて最初にトップに立ったのはF3参戦6年目の嵯峨。
タイムは1分54秒187から始まって1分53秒812、53秒904と一気にコースレコードを更新してみせる。
しかし今季トムスのカーナンバー1を背負うことになった国本も1分54秒474、1分53秒892と快調にタイムを上げ、残り3分をきったところで1分53秒771でトップに躍り出た。
結局国本はタイムを1分53秒749まで縮め、午後の予選をポールポジションからスタートすることとなった。
2番手には嵯峨、3番手には今季戸田レーシングからCクラスにステップアップした#2アレキサンドレ・インペラトーリが入った。
なお、今季スリーボンドからCクラスに参戦した#12関口雄飛は、アウトラップでミッショントラブルに見舞われてバックストレッチでストップ、ノータイムで予選を終える結果となった。
Nクラストップは#8小林崇志(HFDP RACING F307)、2番手には#63千代勝正(BPダイシンル・ボーセF305)がつけている。
第1戦決勝はこのあと午後3時50分より12周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦鈴鹿のフリー走行1回目は、#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がトップタイム。フォーミュラニッポンの公式戦では初めて1分40秒台の壁を破り、1分39秒764を記録し、午後の予選にむけて快調なスタートを切った。

昨日の雨も止んで公式予選日の鈴鹿サーキットは朝から快晴。
フリー走行1回目は午前8時30分より1時間で行われた。
路面には未だウェットパッチが残る状況のため、ウェット宣言が出され、各車レインタイヤでの走り出しとなったが、30分と経たないうちに相次いでスリックに履き替えていった。
それにつれてタイムも一気に上昇、#10塚越広大がユーズドタイヤで1分41秒509を出したのを皮切りに#36アンドレ・ロッテラーが1分41秒010、#37大嶋和也1分41秒389、#19J.P.オリベイラ1分41秒113と立て続けに好タイムが記録されていった。
ロッテラーは開始45分過ぎで1分40秒台に突入、1分40秒534を記録した。
そしてセッション終盤、ニュータイヤでの予選シミュレーションが始まると遂に小暮が1分39秒764を記録、ロッテラーも1分39秒832と、二人のドライバーが40秒台の壁を打ち破った。
更に#8石浦宏明、塚越らも1分40秒台ながら従来のコースレコードを上回るタイムを記録して走行を終え、午後の予選での熾烈なタイムアタック合戦を大いに期待させる結果となった。
第1戦の公式予選はこのあと午後1時30分より、ノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum