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2010年4月

Japanese F3

JF3:第1戦鈴鹿公式予選結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/17) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2010 All Japan F3 Championship Round 1 鈴鹿サーキット 5.807 km

PNoClsDriverCarChassisEngineTimeDelayGapkm/h
11C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FER1'53.749--183.78
262C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1'53.7890.0400.040183.72
32Cアレキサンドラ・インベラトーリTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C1'54.9541.2051.165181.86
436Cラファエル・スズキPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1'55.4541.7050.500181.07
58N小林 崇志HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GER1'55.4641.7150.010181.05
65C吉田 広樹MJハナシマレーシングF308DALLARA F3081AZ-FE1'55.7502.0010.286180.61
763N千代 勝正BPダイシン ルボーセF305DALLARA F3053S-GE1'55.7902.0410.040180.54
87N三浦 和樹HFDP RACING F307DALLARA F3073S-GE1'56.5262.7770.736179.40
937N蒲生 尚弥TDP SPIRIT F307DALLARA F3073S-GE1'56.5562.8070.030179.36
1023N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'56.6662.9170.110179.19
1122N佐々木 大樹NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1'57.2013.4520.535178.37
1219N黒田 吉隆ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1'57.6493.9000.448177.69
1318N銘苅 翼AIM-SPORTS F307DALLARA F3073S-GE1'57.8524.1030.203177.39
1420Nギャリー・トンプソンACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE1'57.8624.1130.010177.37
1577N小泉 洋史staff-one・CMSDALLARA F3063S-GE1'58.2434.4940.381176.80
1621N大波 肇ACHIEVMENT by KCMGDALLARA F3053S-GE1'59.4985.7491.255174.94
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'05.58011.8316.082166.47
-12C関口 雄飛ThreeBondDALLARA F308SR20VEno time---
  • 'R'マークの車は、コースレコードを更新した。従来のレコードタイムは、(C) 1'54.000 (N) 1'56.579

Formula Nippon

FN:第1戦鈴鹿フリー走行1回目結果

SUZUKA 2&4 RACE -RIJ- (2010/04/17) Free Session #1 Weather:Fine Course:Wet-Dry
2010 Formula Nippon Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10ER1'39.764--209.55
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8KR1'39.8320.0680.068209.40
38石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8KR1'40.0190.2550.187209.01
410塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10ER1'40.4630.6990.444208.09
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.5230.7590.060207.96
631山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.6090.8450.086207.79
720平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.6800.9160.071207.64
81ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.8161.0520.136207.36
937大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.2361.4720.420206.50
102伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.4131.6490.177206.14
1116井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'41.4651.7010.052206.03
127ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.0302.2660.565204.89
1329井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'42.1932.4290.163204.57
1418平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'42.7873.0230.594203.38
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 'R'マークはコースレコードを更新した。従来のコースレコード: 1'40.510

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎ決勝 No.1PETRONAS Z4Mが圧勝。谷口は先週のGTに続いて3連勝!

2010スーパー耐久シリーズ第1戦「もてぎスーパー耐久」は3月28日ツインリンクもてぎで84周の決勝レースを行い、#1PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE(谷口信輝/柳田真孝/イムラン・シャハロム組)が2位以下を48秒以上突き放す圧倒的な速さで勝利した。(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:4,800人)

100328START

100328ST1BATTLE

100328ST1WINNER

100328FINISH

100328ST1TOP3

100328ST2WINNER

100328ST2TOP3

100328ST3WINNER

100328ST3TOP3

100328ST4WINNER

100328ST4TOP3

心配された天候は最後まで持ちこたえたが、3月下旬とは思えない寒さの中、決勝レースは午後1時にスタートした。
この低温が影響したか、ポールシッターの#8ART TASTE GT3を駆る清水康弘のペースが上がらず、7周目の1コーナーで2番手スタートの#1ペトロナスZ4M柳田の先行を許すと、10周目には#28片岡龍也に5コーナーで捉えられ、3位に後退してしまう。
その後も8号車は2分00秒台からペースを上げることが出来ず、1分59秒台で周回を重ねる2台のBMW Z4Mとの差はどんどん開いていった。

1号車はスタートドライバーの柳田、2番手の谷口が周回を重ねるごとにファステストラップを更新していく快調ぶりでチームメイトの28号車をも突き放し、フィニッシュを担当したシャハロムが2分3秒台の走行となってもなお48秒449の差をつけて84周を走り切り、昨年同様の強さを見せ付けた。
谷口はこれで先週のシビックインター、スーパーGTに続いて今季3連勝を達成して来週のGT岡山戦を迎えることとなった。
予選でコースレコードを連発した8号車は、2番手立川、3番手竹内をもってしてもZ4Mとの差を縮めることが出来ず、トップに1分43秒136差でほろ苦いデビュー戦を終えた。

例年接戦の続くST-2クラスは、今回も#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)と#26エンドレスアドバンウェッズランサー(朝倉貴志/井尻薫組)が接戦を繰り広げた結果、2度目のピットストップを早めに行ったRSオガワランサーがレース後半にトップを奪い返して勝利。3位には#6新菱オート☆DIXCELエボがつけ、昨日の専有走行でクラッシュして予選アタックが出来ず最後尾スタートとなった#3ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSXが怒涛の追い上げで4位、総合でも9位に入った。

終盤まで熾烈なトップ争いを繰り広げ、場内を大いに盛り上げたのがST-3クラスだった。
佐々木孝太がコースレコードを更新して予選トップとなった#39TAITEC TRACY NSX(川口正敬/佐々木孝太/植田正幸組)と#27FINA ADVAN BMW M3(伊橋勲/廣田秀機/行方由久組)が序盤から熾烈なドッグファイトを展開、3周目のV字コーナーで両者は接触し、39号車は後退したが、この件で27号車にはドライブスルーペナルティが下り、14周目に39号車が再びトップに。
#39NSXは最初のピットストップをタイヤ無交換で凌いでトップを守ったが、2度目のピットストップで前後4本交換を行ってからはペースが上がらず、先にピットストップを済ませた27号車にトップを奪い返され、10秒以上の差をつけられてしまう。
しかし終盤タイヤが温まると39号車が攻勢に転じ、2度目のドライブを任された佐々木孝太が72周、73周と立て続けに自己ベストを更新、一気に27号車廣田との差を縮めていき、79周目の1コーナーで再びトップに立った。
抜かれた廣田も懸命に追いすがったが佐々木は最後まで付け入る隙を与えず、開幕戦を制した。
3位には#14岡部自動車Zが入り、影山正彦の快走で予選上位に食い込んだ#51DIAMANGO ZはCドライバー予選でのクラッシュが響いてか、サスペンショントラブルに見舞われて25周でレースを終えた。

ST-4クラスも序盤から接戦が随所に展開され、周回を重ねるごとに順位が目まぐるしく変わったが、その中から62号車と41号車が接触により脱落、予選トップの#18コスモソニック21ings DC5(浅野武夫/笠原智行/高野勝徳組)が中盤に一歩抜け出した格好になって見事逃げ切りに成功、2位に#74TUBE RACING(松本玲二/ピストン西沢組)、3位には#95特許リジッドカラーS2000(服部尚貴/市嶋樹組)が入った。
新設のST-5クラスはエントリーが1台ということでST4クラスに組み込まれ、総合25位、ST4クラス11位で緒戦を終えた。
また青木拓磨の参戦で注目された#24SAMURAI ADVAN DC5(青木拓磨/土屋武士/takamori.com組)はローリングラップで青木がスピンしたためにスタートで出遅れ、その後もトラブルからかペースを上げることが出来ず、総合23位、クラス9位に終わっている。

スーパー耐久第2戦はスポーツランドSUGO、5月9日決勝だ。

谷口信輝のコメント
マー(柳田真孝)とは去年から継続だが、サードドライバーは初レースみたいなもの。それが今後の課題。チャンピオンに向けては幸先の良い1勝が出来た。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎ決勝結果

MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireLapTotal_Time
Behind
1ST111PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
イムラン・シャーロム
YH842:51'52.877
2ST1228PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
メルビン・モー
YH8448.449
3ST138ART TASTE GT3
PORSCHE GT3
清水 康弘
竹内 浩典
立川 祐路
YH841'43.136
4ST2120RSオガワ ADVAN ランンサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
花岡 翔太
YH822Laps
5ST2226エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
YH822Laps
6ST236新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH813Laps
7ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
佐々木 孝太
植田 正幸
YH813Laps
8ST32*27FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 光一
行方 由久
YH813Laps
9ST243ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
峰尾 恭輔
村田 信博
植松 忠雄
YH804Laps
10ST2559東和MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
YH804Laps
11ST3314岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
古谷 直広
YH804Laps
12ST3415岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
小松 一臣
YH804Laps
13ST357岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
加藤 正将
YH795Laps
14ST3677TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
高木 真一
吉田 基良
YH786Laps
15ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
髙野 勝徳
YH786Laps
16ST4274TUBE RACING
HONDA INTEGRA TYPE-R
松本 玲二
ピストン西沢
YH777Laps
17ST4395特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
市嶋 樹
YH777Laps
18ST4412無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
YH777Laps
19ST45666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
朝倉 宏志
YH768Laps
20ST4669ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
梅本 淳一
YH759Laps
21ST4762ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
古橋 孝之
YH7311Laps
22ST4860RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
小幡 弘
竹佐 真留実
YH7311Laps
23ST4924SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
Takamori.com
YH7113Laps
24ST410602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
新垣 元
岩月 邦博
ぼっこ
YH7113Laps
25ST4
(ST5)
114TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
植島 禎一
松村 孝也
YH6420Laps
---- 以下フィニッシュライン不通過 ----
26ST412*41TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
阿部 光
東 徹次郎
YH6222Laps
---- 以上規定周回数(ST1:58Laps ST2:57Laps ST3:56Laps ST4:54Laps)完走 ----
-ST2-30森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
筒井 克彦
菊地 悠
YH5133Laps
-ST3-51DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
石原 将光
YH2559Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE 1'58.901 (59/84) 145.37km/h
  • CarNo.27は、2010ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則第28条~4(2)(他のドライバーのコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.41は、2010ツインリンクもてぎ4輪一般競技規則第28条~4(2)(他のドライバーのコースアウトを強いるもの)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎCドライバー公式予選結果

MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) C Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE GT3
立川 祐路1'59.140-145.081
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
イムラン・シャハロム1'59.680 0.540144.427
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
メルビン・モー2'00.037 0.897143.997
4ST2120RSオガワ ADVAN ランンサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
花岡 翔太2'04.233 5.093139.133
5ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
植田 正幸2'05.071 5.931138.201
6ST327岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
加藤 正将2'05.238 6.098138.017
7ST3315岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
小松 一臣2'05.353 6.213137.890
8ST3414岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
古谷 直広2'05.518 6.378137.709
9ST3527FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
行方 由久2'05.867 6.727137.327
10ST3677TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
吉田 基良2'07.744 8.604135.309
11ST2230森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
菊地 悠2'09.53910.399133.435
12ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
髙野 勝徳2'10.10810.968132.851
13ST3751DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
石原 将光2'10.87411.734132.073
14ST4262ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
古橋 孝之2'11.76412.624131.181
15ST4369ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000
HONDA S2000
梅本 淳一2'12.99313.853129.969
16ST4424SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
Takamori.com2'13.03513.895129.928
17ST4541TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
東 徹次郎2'13.14214.002129.824
18ST4660RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
竹佐 真留実2'14.14215.002128.856
19ST47602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
ぼっこ2'22.08222.942121.655
---- 以上予選通過 ----
-GT1-4TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
松村 孝也2'34.07734.937112.184
-ST4-666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
朝倉 宏志Absence--
-ST2-3ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSⅩ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION X
植松 忠雄Absence--
  • タイヤは全車、ヨコハマです。

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎ公式予選 ST1、ST3でコースレコード更新!ポールポジションはNo.8 ART TASTE GT3

2010スーパー耐久シリーズ第1戦「もてぎスーパー耐久」は今季初参戦の#8ART TASTE GT3(清水康弘/竹内浩典/立川祐路組)がポールポジションを獲得。Aドライバーの清水、Bドライバーの竹内がともにST-1クラスのコースレコードを更新した。
各クラスのトップはST2クラスが#20RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)、ST3クラスは#39TAITEC TRACY NSX(川口正敬/佐々木孝太/植田正幸組)、ST4クラスは#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラ(塩谷烈州/太田侑弥/古橋孝之組)だった。

100328QST1

100328QST2

100328QST3

100328QST4

100328Q24

100328QST5

スーパー耐久の2010開幕戦も舞台はツインリンクもてぎ。同じくワンデーレースでの開催となった。
公式予選は3月28日午前8時40分開始。
上空に厚い雲が覆い被さり、3月下旬とは思えない寒さの中、各クラス15分間、A、Bドライバーのタイム合算というこれまでどおりの方式で行われた。

当初のエントリー台数は28台だったが、#3ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSXが昨日の専有走行でクラッシュした影響で走行に間に合わず、5クラス27台での走行となった。
ST-1クラスにはポルシェ997GT-3が初登場。スーパーGTで活躍した竹内/立川コンビが再結成され、昨年王者のBMW Z4Mクーペに挑む。
そのGT3はAドライバーの清水が1分57秒048、Bドライバーの竹内が1分57秒036といずれも従来のコースレコードである1分57秒201を更新、デビュー戦をポールポジションから発進することとなった。Cドライバーの立川も1分59秒140でCドライバー予選をトップで終えており、Z4M打倒に向けて快調なスタートを切った。

ST2クラスは#20RSオガワランサーの大橋がAドライバーのトップ、#26エンドレスアドバンウェッズランサーの井尻薫がBドライバーのトップだったが、タイム合算で20号車がコンマ35秒上回った。

ST3クラスは#51DIAMANGO-Zの影山正彦が2分02秒941と総合でも5位に食い込む好タイムでAドライバーのトップに立ったが、Bドライバー予選では#39NSXの佐々木孝太が2分01秒192とST3のコースレコードを1秒以上上回り、タイム合算でトップに立った。

ST-4クラスはAドライバートップが#18コスモソニック21FK ings DC5の浅野武夫、Bドライバーは#62ホンダカーズ東京G/Mインテグラの太田がトップとなり、合算では62号車がトップ。
青木拓磨の参戦で注目の#24SAMURAI ADVAN DC5は青木がクラス10位、土屋武士がクラス7位につけ、合算ではクラス9位となった。

なお新設されたST-5クラスは今回1台のみのエントリー。しかし#4TSK☆Vits-RS(河野利尚/植島禎一は両ドライバーとも予選通過タイムをクリアできず、予選落ちとなった。

第1戦決勝はこの後午後1時より84周(400km)で戦われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎA,Bドライバー総合公式予選結果

MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) A&B Total Qualify Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClsCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireAdriver
Bdriver
Total
Time
Behindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE GT3
清水 康弘
竹内 浩典
YH1'57.048
1'57.036
3'54.084-147.682
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝
柳田 真孝
YH1'57.111
1'57.081
3'54.192 0.108147.614
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也
ファリーク・ハイルマン
YH1'57.818
1'58.207
3'56.025 1.941146.467
4ST2120RSオガワ ADVAN ランンサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄
阪口 良平
YH2'02.826
2'01.346
4'04.17210.088141.580
5ST2226エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志
井尻 薫
YH2'03.506
2'01.014
4'04.52010.436141.379
6ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬
佐々木 孝太
YH2'04.305
2'01.192
4'05.49711.413140.816
7ST3251DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦
池田 大祐
YH2'02.941
2'03.580
4'06.52112.437140.231
8ST3327FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲
廣田 光一
YH2'02.992
2'03.935
4'06.92712.843140.001
9ST236新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広
関 豊
YH2'03.270
2'04.774
4'08.04413.960139.370
10ST3477TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON
高木 真一
YH2'05.662
2'03.303
4'08.96514.881138.855
11ST2459東和MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学
吉田 寿博
YH2'04.980
2'04.497
4'09.47715.393138.570
12ST3515岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明
岩崎 祐貴
YH2'04.760
2'05.009
4'09.76915.685138.408
13ST3614岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇
田中 徹
YH2'04.520
2'05.442
4'09.96215.878138.301
14ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉
筒井 克彦
YH2'06.394
2'06.314
4'12.70818.624136.798
15ST377岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦
白井 剛
YH2'06.056
2'07.936
4'13.99219.908136.106
16ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州
太田 侑弥
YH2'09.272
2'08.723
4'17.99523.911133.995
17ST4218コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫
笠原 智行
YH2'08.959
2'10.674
4'19.63325.549133.149
18ST4374TUBE RACING
HONDA INTEGRA TYPE-R
松本 玲二
ピストン西沢
YH2'10.647
2'09.329
4'19.97625.892132.974
19ST4495特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴
市嶋 樹
YH2'09.211
2'11.042
4'20.25326.169132.832
20ST4512無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸
久保 宣夫
YH2'09.421
2'12.061
4'21.48227.398132.208
21ST46666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎
青木 孝行
YH2'13.256
2'10.578
4'23.83429.750131.029
22ST4741TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一
東 徹次郎
YH2'14.435
2'10.496
4'24.93130.847130.487
23ST4860RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一
小幡 弘
YH2'11.242
2'14.003
4'25.24531.161130.332
24ST4924SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨
土屋 武士
YH2'15.227
2'11.928
4'27.15533.071129.400
25ST41069ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000
HONDA S2000
中西 真史
赤星 陽太郎
YH2'15.154
2'14.091
4'29.24535.161128.396
26ST411602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
新垣 元
岩月 邦博
YH2'16.334
2'15.875
4'32.20938.125126.998
---- 以上予選通過 ----
-ST5-4TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚
植島 禎一
YH2'32.292
2'33.905
5'06.1971'12.113112.901
-ST2-3ウエマツ・エンドレス・アドバン・CSX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
峰尾 恭輔
村田信博
YHAbsence
Absence
---

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎBドライバー公式予選結果

MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) B Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE GT3
竹内 浩典1'57.036-147.689
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
柳田 真孝1'57.081 0.045147.633
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
ファリーク・ハイルマン1'58.207 1.171146.226
4ST2126エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
井尻 薫2'01.014 3.978142.834
5ST3139TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
佐々木 孝太2'01.192 4.156142.625
6ST2220RSオガワ ADVAN ランンサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
阪口 良平2'01.346 4.310142.444
7ST3277TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
高木 真一2'03.303 6.267140.183
8ST3351DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
池田 大祐2'03.580 6.544139.869
9ST3427FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
廣田 光一2'03.935 6.899139.468
10ST2359東和MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
吉田 寿博2'04.497 7.461138.838
11ST246新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
関 豊2'04.774 7.738138.530
12ST3515岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
岩崎 祐貴2'05.009 7.973138.270
13ST3614岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田中 徹2'05.442 8.406137.792
14ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
筒井 克彦2'06.314 9.278136.841
15ST377岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
白井 剛2'07.93610.900135.106
16ST4162ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
太田 侑弥2'08.72311.687134.280
17ST4274TUBE RACING
HONDA INTEGRA TYPE-R
ピストン西沢2'09.32912.293133.651
18ST4341TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
東 徹次郎2'10.49613.460132.456
19ST44666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
青木 孝行2'10.57813.542132.373
20ST4518コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
笠原 智行2'10.67413.638132.275
21ST4695特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
市嶋 樹2'11.04214.006131.904
22ST4724SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
土屋 武士2'11.92814.892131.018
23ST4812無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS
HONDA CIVIC TYPE-R
久保 宣夫2'12.06115.025130.886
24ST4960RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小幡 弘2'14.00316.967128.989
25ST41069ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000
HONDA S2000
赤星 陽太郎2'14.09117.055128.905
26ST411602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
岩月 邦博2'15.87518.839127.212
27GT114TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
植島 禎一2'33.90536.869112.309
  • タイヤは全車、ヨコハマです。

スーパー耐久

S耐:第1戦もてぎAドライバー公式予選結果

MOTEGI SUPER TAIKYU ROAD 400km -RIJ- (2010/03/28) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Super Taikyu Series Round 1 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTimeBehindkm/h
1ST118ART TASTE GT3
PORSCHE GT3
清水 康弘1'57.048-147.674
2ST121PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
谷口 信輝1'57.111 0.063147.595
3ST1328PETRONAS SYNTIUM BMW Z4M COUPE
BMW Z4M COUPE
片岡 龍也1'57.818 0.770146.709
4ST2120RSオガワ ADVAN ランンサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
大橋 正澄2'02.826 5.778140.727
5ST3151DIAMANGO-Z
NISSAN FAIRLADY Z
影山 正彦2'02.941 5.893140.596
6ST3227FINA ADVAN BMW M3
BMW M3
伊橋 勲2'02.992 5.944140.537
7ST226新菱オート☆DIXCELエボ
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
冨桝 朋広2'03.270 6.222140.220
8ST2326エンドレス アドバン ウエッズ ランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
朝倉 貴志2'03.506 6.458139.952
9ST3339TITEC TRACY NSX
HONDA NSX
川口 正敬2'04.305 7.257139.053
10ST3414岡部自動車T-MANオイル Team Tetsuya Z
NISSAN FAIRLADY Z
田畑 勇2'04.520 7.472138.813
11ST3515岡部自動車ディクセルIWASAKI RX-7
MAZDA RX-7
長島 正明2'04.760 7.712138.546
12ST2459東和MOTUL・ED・インプレッサ
SUBARU IMPREZA
大澤 学2'04.980 7.932138.302
13ST3677TAKE VICTORY Z
NISSAN FAIRLADY Z
DRAGON2'05.662 8.614137.551
14ST377岡部自動車JDS メーカーズRX-7
MAZDA RX-7
碓井 久彦2'06.056 9.008137.121
15ST2530森永チルミル☆RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
伊藤 俊哉2'06.394 9.346136.755
16ST4118コスモソニック21FK ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
浅野 武夫2'08.95911.911134.035
17ST4295特許リジットカラーS2000
HONDA S2000
服部 尚貴2'09.21112.163133.773
18ST4362ホンダカーズ東京 G/M インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
塩谷 烈州2'09.27212.224133.711
19ST4412無限CIVIC SSR TEIN ATS ENDLESS
HONDA CIVIC TYPE-R
松井 隆幸2'09.42112.373133.557
20ST4574TUBE RACING
HONDA INTEGRA TYPE-R
松本 玲二2'10.64713.599132.304
21ST4660RCB with KRP ウインマックス、テイン、ワコーズ
HONDA INTEGRA TYPE-R
小林 康一2'11.24214.194131.703
22ST47666BOMEX with CarXs S2000
HONDA S2000
山下 潤一郎2'13.25616.208129.712
23ST4841TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
兵藤 信一2'14.43517.387128.575
24ST4969ステラブルJ'S RACING ADVAN S2000
HONDA S2000
中西 真史2'15.15418.106127.891
25ST41024SAMURAI 無限 ADVAN DC5
HONDA INTEGRA TYPE-R
青木 拓磨2'15.22718.179127.822
26ST411602DAYTONA☆PTG☆火の玉インテグラ
HONDA INTEGRA TYPE-R
新垣 元2'16.33419.286126.784
27GT114TSK ☆ Vitz - RS
TOYOTA Vits
河野 利尚2'32.29235.244113.499
  • タイヤは全車、ヨコハマです。

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿 No.11 FERRARI F430、予選2位スタートも決勝では惜しくもリタイア (JIMGAINER)

gt_r01_jg_01.jpg

2010年3月20日(sat)
  • 9:00~11:40・FREEPRACTICE
    • WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:11°
  • 13:15~14:00:QUALIFYINGPRACTICE
    • WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:17°
  • 15:00~:KNOCKDOWNQUALIFYING
    • WEATHER:FINECONDITION:DRYTEMPERATURE:18°

gt_r01_jg_02.jpg  久しぶりに開幕戦が鈴鹿に戻ってきた2010AUTOBACSSUPERGT第1戦。JIMGAINERも昨年福田エンジニアが制作したF430ではなく、ASIANLEMANSで使用したFIA-GT2の車両で今年1年を戦っていく。タイヤメーカも2005年から2年間使用していたDUNLOPを再び装着。チャンピオン獲得に向けてシリーズを走り出した。

 今回は練習走行時間がかなり延長され、2時間40分が与えられていた。田中哲也のドライブで、走行は開始された。OUTINでピットに戻り、路面のラバーが乗ってくるまで約20分ほど待機。他車も同じ様なことを考えているようで、開始早々は10台もコースに居ない状態だった。

 再びコースインし、マシンのセットアップを開始。今回はなかなかアンダーステアが消えず福田エンジニアを悩ます。リアのスプリング交換など、足まわりのセットを行うが、思うような方向性が出ない。残り時間45分で平中克幸と交代。平中はオーバーステアもあり、マシンの限界が低いと訴える。残り時間を考えたが、フロントのスプリング交換を行い、残り時間3分でコースへ。不安が残る中、練習走行は終了した。

 午後よりオンタイムで予選1回目が開始された。まず平中がタイム計測に入る。福田エンジニアがマシンのセットを変えたおかげで、練習走行の時とは違うマシンに乗っているようで、平中克幸は先ほどの自身が計測したタイムを3秒以上更新してきた。その後田中と交代。田中もマシンの動きに納得しているようで、5周計測して予選は3位で終了した。

gt_r01_jg_03.jpg  1時間のインターバルの後、今年最初の予選はノックダウン方式で開始された。3回行われ、1回目は16台、2回目は10台が次のセッションに駒を進められる。1人のドライバーが連続して乗車することは出来ない。1セッション目は平中がタイムアタックを担当。10分間の短い時間の中で、クリアラップを取り、ベストな状態で走行出来なければ上位進出は望めない。徐々にタイムを上げていき、3周目に2分5秒855のタイムで2位通過を果たした。

 続いて2回目は田中が担当。4ラップ目に1分6秒台にきっちりと入れて来て、5位で最終のセッションに進むことが出来た。

 3セッション目はいきなり1位のポジションに名前が載る。タイムを1周毎に上げていき、2分5秒599と1回目よりタイムを上げてきた。しかし、それを0.208秒うわまわってきたのが№7(RX-7)だ。結局それ以上にタイム更新するマシンはなく、今年最初のグリッドは、2番目からのスタートとなった。

田中哲也
今年は開幕前からテストを何度かやってきて、その成果が今日の予選結果に出たのかなと思っています。ここまでの流れは良いので、明日はこの流れをキープして、優勝を目指したいですね。
平中克幸
オフの期間では僕たちのチームが一番距離も長く走り、テストを重ねてきた。昨年と違うマシン、タイヤで開幕を迎えたわけですから、結果として2番手だったということは、良いスタートを切れたと思っています。凄くうれしいのですが、それまでの流れとしてはあまり良いとは言える状態ではなく、もっともっと良くしていかなければいけない部分が多く、結果に甘んじることなくしっかいりとやっていかなければだめですね。この先のシリーズを戦う上でかなり厳しいのではないかと思っています。
2010年3月21日(sun)
  • 8:30~9:15:FREEPRACTICE
  • 9:25~9:40:CIRCUITSAFARI
    • WEATHER:CLOUDYCONDITION:WETTEMPERATURE:13°
  • 14:00~:FINAL
    • WEATHER:CLOUDY/RAINTEMPERATURE:14°

gt_r01_jg_04.jpg  決勝日の鈴鹿サーキットは、中国からの黄砂に覆われ、暗くどんよりとしたなかで行われた。昨晩の雨は朝方には上がりはしたものの、路面状況は悪くウエット宣言が出される中、朝のフリー走行は開始した。ドライバーは田中。非常に滑りやすい路面コンディションの中、ドライのタイヤで走行を続け、ピットインを繰り返し最後のチェックを行う。残り時間15分で平中と交代。平中は9周計測後このセッションの4番手で走行を終えた。その後サーキットサファリは田中がドライブし、決勝に向けて確かな手応えを感じたようだ。

 グリッドに着き、国歌が歌われる頃にはぽつぽつと雨が落ちてきた。路面も徐々に濡らし始めるが、レインタイヤを履くほどでもない。鈴鹿サーキットは普段雨が降り始めるのは西コースからで、東コースの方が雨の量は少ないという。そんなコンディションの中、決勝レースは田中からスタートした。

 いきなりポールポジションのNo.7がデグナーカーブでコースオフ。難なく田中は1位を獲得。しかし2周目の130Rで12位スタートのNo.33Porscheが田中のインを突き2位へ。雨はぽつぽつと黄砂と一緒に路面を濡らす難しい中、田中はマシンをコントロールし、前を行くNo.33を追いかける。3位との差は徐々に開き始めた10周目(500は11周目)の1コーナー手前で、500クラスのマシン3台が絡む多重クラッシュが発生。SC(セーフティーカー)がコースに。後ろのマシンとのマージンが一瞬にして0に。

 5周のSCランのあと、リスタートが行われた。ポジションは2位のまま、21周目に平中と交代のためピットへ。昨年と違い、FIA-GT車両は燃費が悪く、給油時間が昨年の倍近く掛かる。タイヤ交換は速かったものの、ピット作業に45秒07も掛かってしまう。平中がコースインした時点で12位。

 中盤を走っていたマシンがピット作業を終えた時点で、5位のポジションに落ちてしまっていた。しかし、前を行く4台は僅差。直前のNo.3を平中は猛プッシュ。しかし、18周目の130Rで勢い余ってコースオフ。コースに戻ってくるときに左前のアンダーパネルを破損。その弾みで、ラジエターを傷つけてしまう。平中からは水温上昇を示すランプの点灯を伝えてくる。急遽ピットへ戻り、マシンの修復にかかるが、水温が100°を超え、エンジンの負担を考えると、このまま修理してコースに戻ってもさらなるエンジンに負担を掛けるということで、この時点でリタイヤを決めた。マシンのポテンシャルの高さは証明されたが、ピット作業に掛かる時間をどのように短縮していくか、課題も残った。次戦岡山では、必ず表彰台に登り、今回のノーポイントを取り返したいと思います。

田中哲也
 序盤雨が降って難しい展開でしたが、なんとかくぐり抜けられてました。タイヤの暖まりが若干悪く、No.33に抜かれましたが、後ろの車にはアドバンテージはありました。ただもっともっとレース展開でタイヤの使い方等色々と理解してレースに臨まないと、今日のレース展開では絶対勝てないので、次回からもっと気を引き締めて戦わなければいけませんね。
平中克幸
レース中に他車と接触してコースアウトしたのですが、戻ってくるときに大きなタイヤカスか何かを拾ってしまい、それでラジエターを傷つけてしまいました。こんな結果になってしまったのですが、予選は良いパフォーマンスを出せることがわかったので、次回のレースでは作戦等をもっと煮詰めて決勝で結果を出していかなければいけませんね。同じくFIA車両でトップを走っていた№33が、ピットアウト後に順位を落としているのは、給油の時間が長かったりとFIA車両の特性上仕方がない部分があるので、そういったところをリカバーしていけるかをしっかり対応していかなければいけないですね。
Text & Photo: JIMGAINER

SUPER GT

SGT開幕戦、RE雨宮レーシングRX-7がポールtoウィン

CARRNG4W.jpgスタート直前に雨が降り、難しいコンディションとなったGT300クラス決勝レースは、ポールスタートの#7 RE雨宮RX-7(谷口信輝)が直後にコースアウトしポジションダウンする波乱のスタートとなった。

しかし、一時5位まで落とした谷口は21周目の逆バンクで#86ランボルギーニをパスすると、その次の周には他車のピット作業のロスなどで、2番手に浮上。これに対し、25周終わりでピットインした#7 RX-7はタイヤ無交換で時間を短縮し、トップを奪った。

後半を受け持った#7 折目遼は、タイヤをいたわりつつプッシュ。安定したラップを最後まで刻み続け、優勝を飾った。#7 RE雨宮RX-7は2008年開幕戦鈴鹿以来の優勝。昨年から表彰台の常連となっていたが、優勝は2年ぶりとなった。

谷口信輝のコメント :

結果的に優勝できて、すごくホッとしています。嬉しい気持ちとホッとしている気持ちの両方です。スタート直後は、路面が良くなる前に他のクルマを引き離そうと思ったんですが、まんまと僕がハマリ、コースアウトしてしまいましたね。前を行く3台に追い付けば、タイヤ無交換作戦なのでピットで抜けるとは思いました。

折目遼のコメント :

鈴鹿は僕にとって非常に特別なサーキット。ここでポール・トゥ・ウインできたことは、とても自信になり、今後にプラスになると思います。僕がコースインするときに後ろとのマージンが10数秒なので、アウトラップに集中して走りました。あとはマージンを計りながらプッシュすることが、完璧にできたかなと思います。

MZ Racing プレスリリース http://www.mzracing.jp/supergt/201003.html

SUPER GT

吉本大樹レースレポート(2010SGT開幕戦/鈴鹿)

===============================
【2010年スーパーGTシリーズ開幕戦(鈴鹿サーキット)】
20-21 March, 2010
===============================

吉本大樹 & 新規参戦A speed triple a Vantage GT2
予選はS2進出も、決勝はほろ苦デビュー
0323SGT1.jpg
【Result】
【土曜日】

公式練習 : 6 th
公式予選1回目 : 7 th
S1 : 15 th
S2 : 15 th

予選総合 : 15 th

【日曜日】

フリー走行 :10 th
決勝 : 失格 (0 pt / Team's Point : 0 pt)

===============================
【公式練習、予選】
===============================
公式予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時17℃/28℃ 終了時18℃/28℃
ノックダウン予選  天候:晴 | コース:ドライ | 気温/路面温度 開始時18℃/28℃ 終了時17℃/23℃

triple a Vantage GT2、初陣予選は15番手

0323SGT2.jpg
シーズンオフの期間中から、使用するマシン(アストンマーティンV8ヴァンテージ)、ドライバーラインナップ(吉本大樹&松田秀士選手)、新規参戦のチーム体制(A speed)等で大きな注目を集めてきたtriple a Vantage GT2。開幕前のテストでは新規参戦チームながら順調にプログラムを消化、そして迎えた3月20日。春の陽気も感じさせたこの日、いよいよスーパーGTシリーズでの初陣を鈴鹿サーキットで迎える事となった。

新規参戦チームとして迎えたレースウィーク初の公式セッション。ここでまずステアリングを握ったのは吉本大樹。その吉本は走りだし最初の計測ラップから2'08"009をマーク、ずまずの滑り出しを見せる。その後2度目のピットインで松田選手にドライバーチェンジ。松田選手はピットインアウトを繰返しながら走行を重ね、セッション終盤に再度吉本にバトンタッチ。吉本はこの走行で「テストの時と比べるとフィーリングが今一つ・・・」としながらも、最後のアタックで2'06"850までタイムを伸ばし、最終的にこのセッションを6番手で終了した。

初の公式セッションとしては上々の滑り出しを見せたtriple a Vantage GT2。迎えた公式予選1回目。まずこのセッションのステアリングを握ったのは松田選手。その松田選手は計測2周目に2'08"274をマーク、この時点での7番手に付けピットへと戻ってくる。ここからマシンに乗り込んだ吉本は、2度のピットインを挟み周回を重ねると、最後のアタックで2'08"055をマーク。トップの#2(アップル・K-ONE・紫電)からは1"555秒遅れながら、7番手でこのセッションを終了した。

その後午後に入り行われたノックダウン方式の予選2回目。昨年の鈴鹿ポッカ1000Kmで行われたこの予選方式は、まずS1で全車がアタックし17番手以下の決勝グリッドが決定される。その後残りの16台でS2を行い、ここでは11番手以下のマシンが脱落、11~16番手のグリッドが決まる。さらにS3ではS2を突破した10台で順位が争われ、最終的にここでPP~10番手までの決勝スターティンググリッド順が決まることとなる。ドライバーは連続したセッションに出走する事が認められず、S1出走ドライバーはS2には出走できず、逆にS2を走ったドライバーはS3には出走できない。
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このノックダウン方式予選最初のセッションとなるS1でマシンに乗り込んだのは吉本大樹。各セッションの時間はわずかに10分ずつ、計測は2~3周が限界となる。すると吉本は最初の計測ラップで2'08"133をマーク、この時点での4番手に飛び込むと、さらに次のラップで2'07"849をマーク。まずは危なげなくS2進出を決めて見せる。その後GT500クラスの走行と10分間のインターバルを挟み迎えた予選S2。ここでステアリングを握ったのは松田選手。その松田選手は計測2周目に2'08"357を記録。しかしこのタイムはこの時点で11番手。S3進出は10位までとなるため、松田選手は更なるタイムアップを狙い最後のアタックへと入っていく。ところが午前中の公式練習からマシンセットが今一つに詰め切れていなかった事も影響し、最後のアタックラップではベストタイムを更新する事が出来ず。さらに最終アタックでタイムアップしたマシンがいたため、最終的な順位は15番手となり、triple a Vantage GT2は翌日の決勝に15番グリッドから挑む事となった。

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【決勝】
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天候:曇 | コース:ドライ | 気温14度 | 路面温度19度

triple a Vantage GT2、決勝はほろ苦デビューに

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前日夜に降った雨は朝の時点で一旦止んでいたものの、フリー走行後のピットウォークの時間帯にはまたしても空から雨粒が落ちてくる等、不安定な天候となったこの日の鈴鹿サーキット。そんな中、前日の予選でマシンセットを今一つに詰め切れずに15番手となったtriple a Vantage GT2は、朝のフリー走行で決勝を見据えたマシンセットを確認。吉本が10番手タイムを出す等、追い上げを期し決勝のスタートを迎える事となった。

傘をさすほどにはならないものの、時折落ちてくる雨粒が波乱を予感させた決勝スタート前のグリッド上。15番グリッドに付いたtriple a Vantage GT2は、ピットウォークやキッズウォークにも駆け付けたファンやチームのパーソナルスポンサーを含めた関係者等、大勢の応援者達に囲まれた。吉本大樹、スタートを務める松田選手の両ドライバーもこれら大勢の声援に笑顔で応える等落ち着いた雰囲気を見せつつも、初陣となる決勝スタート時刻が近づくに連れ、徐々にその闘争心を高めていく。

その後国歌斉唱等のセレモニーも終わり、いよいよ迎えた注目の決勝スタート。隊列を整え最終コーナーを立ち上がってきた19台のGT300マシンはシグナルグリーン点灯と共にホームストレート上を一気に加速。19台のエンジン音が重なり合った轟音が響き渡る中、1コーナーから激しいポジション争いが始まった。するとレースはオープニングラップから大荒れの展開に。スタート直前から数周の間にわずかに降った雨がコースコンディションを更に難しくした為かコースアウトを喫するマシンが続出、更にデグナー2つ目のコーナーでは4台のGT300マシンが絡み内3台がリタイヤとなるクラッシュが発生。そんな荒れ模様の中、スタートを務めた松田選手は落ち着いた走りを見せ、オープニングラップで11番手までポジションを上げホームストレートへと戻ってくると、その後2周目以降は前を行くマシンの隙を伺いながら周回を重ねていく。ところが迎えた9周目、ホームストレート上でGT500のマシン3台が絡む大クラッシュが発生し、コース上にはSC(セーフティーカー)が。するとこれがtriple a Vantage GT2にとっての悪夢の始まりとなる。

チームからの無線とコーナー脇のポストの「SCボード」でSCのコースインを知った松田選手はここで即座に減速。ところが黄旗&SCボード提示が遅れたポストがあった為、後ろから来た1台のマシンがこれに気付かずダンロップコーナーで松田選手を追い抜いていく。その後これがSC中の追い越しである事に気付いたこのマシンはスプーン手前で減速、ポジションを元に戻すため松田選手に先行を促した。これを見た松田選手はここで再度このマシンを追い抜きポジションを元の状態へと戻し、レースはそのポジションでリスタート。松田選手はこのリスタート後も11番手に付け20周目にピットイン。吉本へとステアリングを託していく。

するとその直後、何と先のSC中の松田選手のポジション復帰が「SC中の追い抜き行為」とみなされ、66号車にドライブスルーペナルティーの裁定が下ってしまう。ところが先にダンロップコーナーで追い抜きをしたマシンについてはオフィシャルの通達が上がっておらず、ペナルティーが下ったのは66号車のみ。オフィシャルが全ての状況を把握しきれずに下した裁定と判断したチームは、コース上の吉本には「ペナルティーについての抗議を上げているので、最終の裁定が出るまでそのまま走行を続けてほしい」と指示。これによりコース上に留まった吉本は提示され続けるペナルティボードを横目に走行を続けていく。

ところが迎えた27周目。結局チームの抗議は受け入れられず、66号車には「ペナルティー不履行」を理由に黒旗が提示されてしまう。これによりレース続行不可能となったtriple a Vantage GT2はピットイン。ここでレースを終える事となってしまった。このペナルティーについては、レース終了後に競技委員会において先に追い越しをしたドライバーも含めた協議の場が持たれ、最終的には様々な状況が加味されたうえで「ペナルティー不履行についての当該ドライバー(吉本大樹)に対するペナルティーポイントは一切付かない」という判定となったものの、このレースでの「失格」という結果が覆るわけではなく、新規参戦チームとしては、あまりにもほろ苦いデビュー戦となってしまった。

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【吉本大樹コメント】
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テストを含め確実に進歩を続けて迎えたtriple a Vantage GT2デビューとなる開幕戦は思った通りには行きませんでした。
セッティングの面に関しても思った様に進まず苦労はしていましたが、ネガティブな要素ばかりではなかったし、チェッカーが出る時点でのポジションに集中した戦略を立てていました。完走は絶対だったし、ポイントも確実に取りにいくつもりだったんですが残念な結果となってしまいました。
課題は生まれましたが次戦への活力となりますし、この悔しさはチーム全体で噛みしめていますので引き続き今後のtriple a Vantage GT2に注目して下さい!
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SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿 チーム ルマンのLEXUS SC430が2位表彰台獲得 (TOYOTA)

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2位表彰台を獲得したENEOS SC430 6号車の
伊藤大輔(左)とビヨン・ビルドハイム(右)

 SUPER GTの2010年シーズン第1戦「SUZUKA GT 300km」が3月20日(土)、21日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで開催された。

 今季のSUPER GTではライバル勢が新型車両、新エンジンを投入するが、昨年いち早く新規定に合わせた車両を投入し、見事タイトルを獲得したレクサスチームは、熟成を進めたLEXUS SC430でタイトル防衛を狙う。

 今大会にはGT500クラスに5台のLEXUS SC430が出場。GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。

◆予選◆

 20日(土)午後1時15分からの公式予選1回目を経て、午後3時からノックダウン予選が行われ、決勝レースのグリッドが決定された。

 レクサス勢はZENT CERUMO SC430 38号車が最上位となる最前列2番手グリッドを確保。ENEOS SC430 6号車がその後方4番手、TDPの石浦宏明/大嶋和也組が駆るMJ KRAFT SC430 35号車も5番手と好位置からのスタート。ディフェンディングチャンピオンのPETRONAS TOM'S SC430 1号車は、惜しくも最終セッション進出を逃し、8番手。DENSO DUNLOP SARD SC430 39号車は13番手からのスタートとなった。

 GT300クラスでは、TDPドライバーコンビとして2年目を迎える井口卓人/国本雄資組のCOROLLA Axio apr GT 74号車が5番手。2009年チャンピオンのウェッズスポーツIS350 19号車が6番手。トヨタ/レクサス勢では唯一、全く新しいドライバーコンビでの参戦となった嵯峨宏紀/松浦孝亮組のapr COROLLA Axio 31号車は9番手につけた。

◆決勝◆

 21日(日)、決勝レースを前にしたウォームアップランの間に降り始めた小雨はまもなく止んだが、グリッドにレースカーが並び、エンジンがかけられた直後に再び雨が降り始めた。しかし、全車スリックタイヤのまま、午後2時に決勝レース(52周:約300km)のスタートが切られた。

 黄砂混じりの小雨によって滑りやすくなった路面で始まったレースは、序盤から波乱の展開。GT500クラスに続いてスタートを切ったGT300クラスでは、1周目のデグナーコーナーを回った先でスピンした車両に後続が突っ込み、多重クラッシュが発生。これに31号車が巻き込まれ、無念のリタイアとなってしまった。

 GT500クラスでは、38号車が2位のポジションを守る中、8番手グリッドの1号車が好スタートでポジションアップ。1周目の130Rで首位を走行していたウイダー HSV-010 18号車がコースオフしたため、38号車が首位に立ち、5番手からポジションを上げた35号車が2位、1号車が3位となった。しかし、1号車は2周目の第1コーナーでコースアウト。この波乱の中で35号車がトップを奪うと、38号車、6号車が続き、LEXUS SC430が1-2-3体制で序盤戦へ突入した。

 首位を行く、大嶋が駆る35号車は快調なペースで2位以下を引き離し、その差は一時5秒近くまで広がったが、11周目のメインストレートで接触した車両が第1コーナーのウォールに激しくクラッシュ。セーフティカーが導入され、35号車の築いたマージンは失われてしまった。

 しかし、16周目の再スタートでも35号車の大嶋は好ダッシュを見せ、首位の座を堅持。続く38号車と1号車による激しい2位争いが展開される中で、 35号車は再び後続との差を広げていった。

 レースは中盤に入り、23周目終了時に2位を走行していた38号車がピットイン。給油、タイヤ交換とドライバー交代を行った。翌周には首位を行く35号車がピットインし、好走を見せた大嶋から石浦へドライバー交代。石浦は38号車の前でピットアウトしたが、タイヤがなかなか暖まらず、ポジションダウン。

 27周目には39号車、28周目に1号車がそれぞれピットインを行ったが、ピットアウト後のタイヤ温度を上げるのに苦戦。天候が回復していく中で、ピットのタイミングを遅らせ、タイヤを交換しないなどの作戦を採ったライバル勢の先行を許してしまった。全車がピットを終えた時点で、31周目までピットを遅らせた6号車が2位、38号車が4位につけ、1号車は6位で38号車を先頭とする4位争いを展開した。

 後半好ペースで追い上げてきた、TDPドライバー 平手晃平の駆る39号車もこの4位争いに加わり、終盤は4台が連なっての激しいバトルとなった。残り2周に突入する最終シケインで、前を行く38号車をパスしようとしたKEIHIN HSV-010 17号車が38号車と接触。38号車はコースオフし、1号車と39号車がこの2台をパス。その順位のままチェッカーとなった。  6号車は2位でフィニッシュし、2008年の最終戦以来となる表彰台を獲得。1号車が4位、39号車が5位。 35号車は6位となった。38号車は接触でタイヤにダメージを負い、9位でレースを終えた。

 GT300クラスでは、31号車が早々に姿を消してしまったものの、ディフェンディングチャンピオンの19号車が最後まで激しいバトルを繰り広げ、見事3位表彰台を獲得。74号車はファイナルラップで勝負を仕掛け、惜しくもスピンを喫したが、8位でチェッカーを受けた。

ENEOS SC430 6号車 ドライバー 伊藤大輔:
テストが好調だっただけに、もう少し上の順位でフィニッシュしたかったが、いろいろと苦戦した中で、2位表彰台に上がれたことはまずまずの結果だと思う。天候の荒れた中で、ビヨン(・ビルドハイム)が冷静にレースを維持してくれた。アウトラップで順位を落とさないように対策し、あとはタイヤを持たせることに注力した。スポンサーやチーム、応援してくれたファンの皆さんに表彰台をプレゼントすることができて嬉しい。
ENEOS SC430 6号車 ドライバー ビヨン・ビルドハイム:
オフシーズンのテストで好調な結果を出してきたことが強みとなって、開幕戦からとてもポジティブに戦うことができた。冷静にタイヤマネージメントをしっかり考え、戦ったことが結果につながったと思う。今季のチャンピオンシップに向け、幸先の良いスタートが切れたことに満足している。
ウェッズスポーツIS350 19号車 ドライバー 織戸学:
チャンピオンとして迎えた今シーズン、開幕戦で3位表彰台が獲得できて安堵している。しかし、まだ足りない「何か」があると思うので、さらにクルマを煮詰めて、次戦以降もしっかり戦っていきたい。よく知った仲である片岡選手と目指すものは同じ。2連覇の目標に向かって、頑張るつもりだ。
ウェッズスポーツIS350 19号車 ドライバー 片岡龍也:
天候の荒れる中、またわれわれのクルマにとって苦手な鈴鹿サーキットで表彰台を獲得できたことは大きい。テクニカルだが、実はストレートがとても多いこのサーキットは、我々の19号車が昨年トップ5入りできなかったコースだ。開幕戦を迎えるにあたって、鈴鹿サーキットでもぜひ表彰台に乗りたいという希望もあり、3位の結果は2年連続チャンピオン獲得に向けて明るい材料だ。
Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

SUPER GT

SGT:2010年度SUPER GT参戦マシンLineup

■GT500クラス
gt_2010_001 CarNo.1
Car: PETRONAS TOM'S SC430
Drivers: 脇阪 寿一/アンドレ・ロッテラー
Team: LEXUS TEAM PETRONAS TOMS
Tire: BS
gt_2010_006 CarNo.6
Car: ENEOS SC430
Drivers: 伊藤 大輔 / ビヨン・ビルドハイム
Team: LEXUS TEAM LeMans ENEOS
Tire: BS
gt_2010_008 CarNo.8
Car: ARTA HSV-010
Drivers: ラルフ・ファーマン / 井出 有冶
Team: AUTOBACS RACING TEAM AGURI
Tire: BS
gt_2010_012 CarNo.12
Car: カルソニック IMPUL GT-R
Drivers: 松田 次生 / ロニー・クインタレッリ
Team: TEAM IMPUL
Tire: BS
gt_2010_017 CarNo.17
Car: KEIHIN HSV-010
Drivers: 金石 年弘 / 塚越 広大
Team: KEIHIN REAL RACING
Tire: BS
gt_2010_018 CarNo.18
Car: ウイダー HSV-010
Drivers: 小暮 卓史 / ロイック・デュバル
Team: DOME RACING TEAM
Tire: BS
gt_2010_023 CarNo.23
Car: MOTUL AUTECH GT-R
Drivers: 本山 哲 / ブノワ・トレルイエ
Team: NISMO
Tire: MI
gt_2010_024 CarNo.24
Car: HIS ADVAN KONDO GT-R
Drivers: ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ / 安田 裕信
Team: KONDO RACING
Tire: YH
gt_2010_032 CarNo.32
Car: EPSON HSV-010
Drivers: 道上 龍 / 中山 友貴
Team: NAKAJIMA RACING
Tire: DL
gt_2010_035 CarNo.35
Car: MJ KRAFT SC430
Drivers: 石浦 宏明 / 大嶋 和也
Team: LEXUS TEAM KRAFT
Tire: BS
gt_2010_038 CarNo.38
Car: ZENT CERUMO SC430
Drivers: 立川 祐路 / リチャード・ライアン
Team: LEXUS TEAM ZENT CERUMO
Tire: BS
gt_2010_039 CarNo.39
Car: DENSO DUNLOP SARD SC430
Drivers: アンドレ・クート / 平手 晃平
Team: LEXUS TEAM SARD
Tire: DL
gt_2010_100 CarNo.100
Car: RAYBRIG HSV-010
Drivers: 伊沢 拓也 / 山本 尚貴
Team: TEAM KUNIMITSU
Tire: BS
■GT300クラス
gt_2010_002 CarNo.2
Car: アップル・K-ONE・紫電
Drivers: 加藤 寛規 / 濱口 弘
Team: ホンダカーズ東海
Tire: YH
gt_2010_003 CarNo.3
Car: HASEMI SPORT TOMICA Z
Drivers: 星野 一樹 / 柳田 真孝
Team: HASEMI MOTOR SPORT
Tire: YH
gt_2010_005 CarNo.5
Car: マッハGOGOGO車検408R
Drivers: 玉中 哲二 / 黒澤 治樹
Team: TEAM マッハ
Tire: YH
gt_2010_007 CarNo.7
Car: M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
Drivers: 谷口 信輝 / 折目 遼
Team: M7 RE雨宮レーシング
Tire: YH
gt_2010_009 CarNo.9
Car: 初音ミク X GSRポルシェ
Drivers: 番場 琢 / 佐々木 雅弘
Team: GOODSMILERACING with COX
Tire: HK
gt_2010_011 CarNo.11
Car: JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
Drivers: 田中 哲也 / 平中 克幸
Team: JIMGAINER DUNLOP F430
Tire: DL
gt_2010_019 CarNo.19
Car: ウェッズスポーツIS350
Drivers: 織戸 学 / 片岡 龍也
Team: RACING PROJECT BANDOH
Tire: YH
gt_2010_026 CarNo.26
Car: CINECITTAタイサンポルシェ
Drivers: イゴール・スシュコ / 植田 正幸
Team: Team TAISAN
Tire: YH
gt_2010_027 CarNo.27
Car: NAC 衛生コム LMP Ferrari
Drivers: 山岸 大 / 小泉 洋史
Team: LMP MOTORSPORT
Tire: YH
gt_2010_031 CarNo.31
Car: apr COROLLA Axio
Drivers: 嵯峨 宏紀 / 松浦 孝亮
Team: apr COROLLA Axio
Tire: YH
gt_2010_033 CarNo.33
Car: HANKOOK PORSCHE
Drivers: 木下 みつひろ / 影山 正美
Team: HANKOOK KTR
Tire: HK
gt_2010_043 CarNo.43
Car: ARTA Garaiya
Drivers: 新田 守男 / 高木 真一
Team: AUTOBACS RACING TEAM AGURI
Tire: MI
gt_2010_046 CarNo.46
Car: アップスタート MOLA Z
Drivers: 横溝 直輝 / 阿部 翼
Team: MOLA
Tire: YH
gt_2010_062 CarNo.62
Car: R&D SPORT LEGACY B4
Drivers: 山野 哲也 / 佐々木 孝太
Team: R&D SPORT
Tire: YH
gt_2010_066 CarNo.66
Car: triple a Vantage GT2
Drivers: 松田 秀士 / 吉本 大樹
Team: A Speed
Tire: YH
gt_2010_074 CarNo.74
Car: COROLLA Axio apr GT
Drivers: 井口 卓人 / 国本 雄資
Team: apr
Tire: MI
gt_2010_086 CarNo.86
Car: JLOC ランボルギーニ RG-3
Drivers: 山西 康司 / 関口 雄飛
Team: JLOC
Tire: YH
gt_2010_087 CarNo.87
Car: JLOC ランボルギーニ RG-3
Drivers: 井入 宏之 / 坂本 祐也
Team: JLOC
Tire: YH
  不出場 CarNo.88
Car: リール ランボルギーニ RG-3
Drivers: 余郷 敦 / 細川 慎弥
Team: JLOC
Tire: YH
gt_2010_360 CarNo.360
Car: 石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
Drivers: 澤 圭太 / Takamori.com
Team: TOMEI SPORTS
Tire: YH
gt_2010_666 CarNo.666
Car: BOMEX LIAN BOXSTER
Drivers: 山下 潤一郎 / 宮本 隆士
Team: BOMEX ROSSO
Tire: YH
Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿決勝 HIS ADVAN KONDO GT-Rが、二年連続開幕戦優勝 (NISMO)

 3月21日(日)にSUPER GT 2010開幕戦「SUZUKA GT 300km RACE」が鈴鹿サーキットで行われ、予選10位の「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は、レース中盤に首位に立つと、後半は危なげないペースでリードを拡大。昨年の岡山国際サーキットでの優勝に続き、二年連続で開幕戦優勝を果たした。

■ドラマチックな展開だった「HIS ADVAN KONDO GT-R」

gt_r01_r500_1.jpg  待ちに待ったSUPER GT開幕戦に集まった31,000人もの観客が見守る中、決勝レースはスタートした。流れる雨雲から時折大粒の雨が降り、雨量がやや多かった1周目からスピンや接触クラッシュなどのアクシデントが発生した。前日の公式予選でクラッシュし、徹夜でマシンの修復を終えた「HIS ADVAN KONDO GT-R」は、これらの混乱を避けたオリベイラが、2周目には4位にあがった。その後、10周目に第1コーナーで発生したアクシデントによって5周のセイフティカーランがあり、レース再開後はふたたび雨がコースを濡らすなど、難しいコンディションが続いた。

 しかし、#6 SC430、#1 SC430と#24 GT-Rはバトルを繰り広げ、この悪条件の中、#24 GT-Rが3位のポジションを固めた。各車がドライバー交代のためにピットインするレース中盤に#24 GT-Rは首位にたち、34周目に安田に交代するためピットインするまでリードを広げた。また、近藤真彦監督の指示でタイヤを交換せずにピットアウトした#24 GT-Rは首位のままコースに戻り、安田はその後18周にわたって安定したラップタイムを刻み、他を寄せつけることなく52周目のフィニッシュラインをトップで駆け抜けた。

■「MOTUL AUTECH GT-R」は8位でポイント獲得

 「MOTUL AUTECH GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、GT-R勢最上位の予選3位からレースをスタート。トレルイエは、1周目を4位で通過したが、直後の第1コーナーで濡れた路面に足を取られてスピンオフ。すぐにコースに戻ったものの、その後徐々に順位を落としてしまう。セイフティカーランを経て8位となると、19周目には早めにピットインを行い、本山にドライバーを交代した。その後本山はしばらくの間10位で周回し、終盤には9位へとあがった。粘りの走行を続けた本山は最終的には8位に入賞。貴重な選手権ポイントを獲得した。

 予選6位の「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/ロニー・クインタレッリ)は、スタート直後に第1コーナーで雨に乗りスピンし、9位に順位を落とす。その後10周目を終えたのちに突然スローダウン。スタートドライバーのクインタレッリは、コースサイドにマシンを停めた。再スタートを試みるが叶わず、そのままリタイヤとなった。

#24 GT-Rドライバー ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
 「昨日クラッシュしてクルマを壊していたので、なんとかリカバーしたいと思っていた。また、硬いタイヤを選んでいたので、序盤の滑りやすく温度が低い状態のときにコースにとどまるのが大変だったが、いいリザルトを残せて嬉しい。徹夜でクルマを直してくれたメカニック達に感謝したい」
#24 GT-Rドライバー 安田裕信
 「今朝のフリー走行でタイヤの状態が良かったので、近藤監督がタイヤ無交換でいけると判断して、それが功を奏しました。難しいコンディションの前半を良いポジションで切り抜け、タイヤをキープしてくれたJP(オリベイラ)の走りは尊敬に値すると思います。僕の受け持ち周回は、タイヤはもちろん、エンジンも、シャシーもよかったです。開幕戦で優勝できて本当にうれしいです」
Text & Photo: NISMO

SUPER GT

SGT:HSV-010 GTのデビューレースで#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が3位表彰台 (HONDA)

 3月21日(日)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて2010 オートバックス SUPER GT第1戦「SUZUKA GT 300km」の決勝が行われた。

 Hondaはニューマシン「HSV-010 GT」を開幕戦に投入し、昨日の予選にて#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)が見事にポールポジションを獲得している。

 また、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)が7番手、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)が9番手、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)が11番手、#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)が12番手の決勝グリッドからスタートを迎える。

 決勝日の21日(日)は、曇り空で強風が吹き荒れ、スタート直前には小雨が降り始める難しいコンディションとなった。14時4分にローリングスタートが切られ、ポールポジションスタートの#18 ウイダー HSV-010を駆る小暮選手は、確実なスタートでトップを守った。しかし、濡れた路面の影響により、オープニングラップの130Rコーナーでオーバーランを喫して9位まで後退してしまう。コースの場所によっては一時的に大粒の雨が降ったため、多くのマシンは激しいスライドやコースアウトを喫しながら大きく順位を入れ替える展開となった。

 3周終了時には、#32 EPSON HSV-010の道上選手が7位、#8 ARTA HSV-010のR.ファーマン選手が10位、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手が11位、#18 ウイダー HSV-010の小暮選手はさらに12位に後退し、13位に#17 KEIHIN HSV-010の金石選手が続く。

 スタート直後に降り出した雨は序盤で止んだため、路面は完全にドライコンディションとなった。各マシンのバトルが激しさを増していく中、11周目のホームストレートで9位の道上選手と10位のR.ファーマン選手と11位の小暮選手3台が横並びのまま接触し、R.ファーマン選手の#8 ARTA HSV-010と小暮選手の#18 ウイダー HSV-010の2台が激しくクラッシュをして1コーナー手前で左側のウォールにヒットした。2台のマシンは大きなダメージを受けてリタイアとなったが、 2人のドライバーに大きなケガはなかった。また、道上選手の#32 EPSON HSV-010もクラッシュは免れたものの、車体にダメージを負ったためにピットでの修復作業を要することとなった。

 このアクシデントでセーフティカーが入り、16周目にレースは再開された。この時点で、再び小雨が降り始めている。17周目では、#17 KEIHIN HSV-010が7位、#100 RAYBRIG HSV-010が9位、#32 EPSON HSV-010が10位を走行する。

 レース中盤には雨が止み、再びドライコンディションとなった。25周終了時に#17 KEIHIN HSV-010がピットインを敢行して塚越選手に交代した。リアタイヤの2本のみを交換してピット作業を短縮した#17 KEIHIN HSV-010は、塚越選手の勢いのある走りで順位を上げていく。33周目終了時に#100 RAYBRIG HSV-010がドライバー交代を敢行。タイヤ交換をせずに山本選手がコースに戻り、3位まで順位を上げた。

gt100321005L.jpg  ほぼ全車がドライバー交代を終えた35周終了時では、#100 RAYBRIG HSV-010の山本選手が3位、#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手が5位、#32 EPSON HSV-010の中山選手が10位を走行する。その後、#32 EPSON HSV-010はセーフティカー出走中のピットイン違反により60秒のペナルティストップが科せられている。

 山本選手は、タイヤ無交換ながらも他車と同等のペースで走行を重ねる。塚越選手も、4位グループで3台の激しいバトルを繰り広げていく。

 レース終盤は天候が回復して、強い日差しが照りつけるコンディションとなった。残り7周となった時点で、3位の山本選手は48周目に2位の#6 ENEOS SC430と1秒192の差まで接近するが、最後まで抜くことはできずに3位で52周目のチェッカーフラッグを受けた。5位を走行していた塚越選手は、 50周目のシケインで4位の#38 ZENT CERUMO SC430と接触し、そのまま5位でゴールしたものの、27秒加算のペナルティを受けたために最終順位は7位となった。#32 EPSON HSV-010の中山選手は10位で完走を果たした。優勝は#24 HIS ADVAN KONDO GT-Rだった。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「HSV-010 GTのデビューウインを期待していただいた皆さんの声援に応えられず、非常に悔しく思っています。レース序盤に絶対にしてはいけないアクシデントで2台がリタイアしてしまったのが残念でなりません。思うようにならないのがレースですから仕方がないですね。そのような状況で100号車の伊沢選手、山本選手の若い2人が堅実に走ってくれて、3位表彰台を獲得できたことは大きな収穫です。伊沢選手がタイヤをうまく使ってくれたことで無交換作戦ができましたが、山本選手も難しいドライビングに対応し、GT500のデビュー戦ながら、よくがんばってくれたと思います。また17号車の塚越選手も、今後につながるいい走りをしてくれたと思います。次戦の岡山はテストで手応えを感じていますので、HSV-010 GTの初優勝を飾りたいと思います。次戦もご声援をお願いします」
伊沢拓也選手(3位、#100 RAYBRIG HSV-010)
 「Honda ファンの皆さんのためにデビューレースを優勝で飾りたかったのですが、荒れたレースの中で何とかしぶとく3位表彰台を獲得できたことはうれしく思います。優勝には一歩届かなかったので、マシンとドライバーの力をつけていきたいと思います。スタート直後はハードタイヤを選んでいたので、ドライビングが難しい状況でしたが、タイヤが温まってからはペースがとてもよくなりました。タイヤ無交換の作戦はレース中盤くらいで考えたので、ピット作業で順位を上げようと無理をせず安定したペースを保つことに集中しました。予選では18号車に負けましたし、決勝は3位表彰台に立ちましたがシリーズチャンピオンを目指しているので、もう一歩ステップを踏んでいきたいと思います。今回、いい流れで結果を残せたので次戦は優勝を目指してがんばります」
山本尚貴選手(3位、#100 RAYBRIG HSV-010)
 「楽しかったです。タイヤ交換をせずに走りましたが気にはなりませんでした。伊沢さんとチームスタッフが緻密な作戦を練ってくれたので、与えられた環境でベストを尽くすのが僕の仕事だと思っていましたので気合いで走りました。後ろに38号車が迫っているのは分かっていましたが、頭の中は目の前の6号車を抜くことでいっぱいでした。本当に集中してドライビングをすることができ、クルマも速かったので、優勝すること以外に喜べない気持ちはあったのですが、この3位はすごい価値があると思います。皆様のおかげです。これまでも、F3などで鈴鹿の表彰台に何度も立ったことはありましたが、多くの皆様の前で立ったこの景色は一生忘れられないですし、決して忘れてはならないと思います。次は優勝目指してがんばりたいと思います」
Text & Photo: HONDA

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SGT:第1戦鈴鹿 優勝ドライバーのコメント

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GT500クラス #24HIS ADVAN KONDO GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
昨日は申し訳ないことをした。予選でミステイクを犯してクラッシュしてしまい、メカニックたちに迷惑をかけたので、今日はそれを取り返そうと思いながら走りました。
クルマはパーフェクト。夜を徹して作業してくれたメカニックに感謝しているし、この勝利をチームのみんなに捧げたいと思います。優勝できて本当に良かった。
難しいコンディションで多くのドライバーがアウトに膨らんでいたけど、ボクも一度飛び出してしまいました。レギュレーションの関係でウェイトを積まされるけれど、岡山では去年も勝ってるので、次も期待しています。
今シーズンも安定した走りを続けて、今年こそチャンピオンを獲得したいですね。

安田 裕信
今週末は全セッションが10番だったので、まさか勝てるとは思っていませんでした。
4時半まで作業してくださったメカニックさんたちにお返しできて嬉しいです。
(タイヤ無交換作戦について)朝のフリー走行で監督が「いけるんじゃないか」と言い始めましたが、決定したのはスタート直前です。JPが濡れた路面をスリックを走ったことに比べれば、出来ないことではないと思って走りました。
終盤はタイヤが壊れるかもしれないのでペースをコントロールしました。
去年セパンで勝ったときは「どうしても勝たないと」と思っていましたが、今日は10番前後のタイムでしたから「できれば表彰台」と思ってスタートしました。でもレース後半からは「優勝したい!」と思うようになりました。

GT300クラス #7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC7
谷口 信輝
昨日は「スタートからトップを守って逃げる」と言いましたが、1周目から守れなくて。それでも優勝できてほっとしています。嬉しいのと、ほっとしたのと、両方です。
シビックインターとの掛け持ちはきつかったけど、両方で勝てて本当にうれしいです。
1周目のデグナーは全然グリップしていなくて、「あちゃ~」って感じでしたが、レース後半は24号車の作戦を見て「俺たちのをパクったな?!」と思いながら見ていました。
後ろに下がってからは、前3台に少しでも追いついていこうと思って走っていました。タイヤ無交換なのでピットで前にいけるだろうと。で路面が乾いてからはいい感じで走れていました。
飛び出したことはチームに黙っていようと思っていたんですけど、ビジョンで流れたと聞いて、「何で出すんだ!やんなきゃいいのに」って思いました(笑)

折目 遼
鈴鹿はボクにとって特別な場所です。ここのレーシングスクールにいたし、GTでも一番たくさん走っていますから。ここでポール・トゥ・ウィンできたことで今後の自信になります。
レースでは事前にプログラムを組んでいたことが物凄くうまくハマりました。谷口さんがコースアウトしましたが、運良くセーフティーカーが入って差が詰まったので、自分のアウトラップが勝負だと思って集中して走りました。
オープニングラップでは最初状況が分からなくて「どういうこと?どういうこと?」って状態でした。谷口さんからも無線が中々入ってこなかったので、最初はトラブルなのかと思いました。
あとになって状況が分かると「なんだ隠してたのか?!」と。
いいタイミングでピットに入れて、あとは去年から何度もやってる作戦を完璧にやるだけでした。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿決勝 大クラッシュから蘇ったHIS GT-Rが2年連続で開幕戦を制す!GT300は雨宮RX-7が優勝

2010オートバックスSUPER GT第1戦「鈴鹿GT300km」の決勝レースが3月21日、鈴鹿サーキットで行われた。
優勝は#24HIS ADVAN KONDO GT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信組)。
昨日の予選でのクラッシュから見事に復活し、目まぐるしく天候の変わる荒れたレースを巧みなドライブとピット作戦で切り抜け、昨年の岡山に続いて2年連続で開幕戦を制した。
GT300クラスはポールシッターの#7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC7(谷口信輝/折目遼組)が、序盤のコースアウトから見事に順位を挽回して勝利。谷口はサポートイベントのシビックインターカップとあわせてこの日2つ目の優勝をものにした。(天候:曇りのち晴れ コース:セミウェット>ドライ 観客動員数31,000人)

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決勝レースは午後2時にスタート。
ウォームアップランで一時雨が降り始めたものの、スタート進行が始まる頃には一旦上がったため、殆どのチームがスリックタイヤでグリッドに着き、一部ウェットを選択したチームもグリッド上でスリックタイヤに履き替えた。

ところがフォーメーションラップを開始するや否や、西コースの方角から雨雲が上空を多い尽くし始め、瞬く間に路面はウェットに変化した。
これがレース展開に大いに影響を及ぼし、GT300クラスは1周目のデグナーで多重クラッシュが発生、上位陣が総崩れ状態に陥った。
一方GT500クラスも1コーナーは慎重にグリッド順どおりで抜けて行ったが、130Rでトップの#18ウイダーHSV-010がアウトに飛び出し、一気に後方に沈む。ドライバーは小暮卓史だ。
続いて2周目の1コーナーでは#1ペトロナスSC、#23モチュールが立て続けにコースを飛び出した。一方#35KRAFT SCを駆る大嶋和也は#38ZENT SCのリチャード・ライアンを抜きトップに躍り出た。
この結果2周終えての順位は、 #35、 #38、 #6、 #24、 #23、 #1、 #32、 #39、 #12、 #8、 #100、 #18、 #17の順。
ここから#35大嶋が一気に後続を突き放しにかかり、2位#38ライアンとの差を5秒以上に広げていく。
ライアンはペースを上げることが出来ず、これに引っかかった後続車が長い隊列を形成する。
昨日のクラッシュから今朝の4時までかかって修復作業を行った#24HIS GT-Rもその中の1台だ。

スタートドライバーのオリベイラは、周回遅れに詰まった#6エネオスSCを9周目に抜き去ると、間髪を入れず#38ZENTとの差をも縮めにかかる。
防戦に必至のライアン。この間にトップの大嶋はどんどん逃げていく。
その後方では、激しい追い上げを敢行していた#1ウイダーHSVが、すぐ前を併走する#32エプソンHSVと#8ARTA HSVのインに飛び込んでいった。
ところがこの動きを察知していなかった#8ラルフ・ファーマンがイン側に牽制の動きをみせたことが引き金となって3台が接触、8号車と18号車は1コーナーを飛び出して原形をとどめないほどに大破してしまった。

これにより10周目からセーフティーカーが導入され、トップ大嶋の築いたマージンは水泡に帰した。
走行を続けていた32号車も右フロントバンパーを破損してピットイン。しかしこの時点では未だピットレーンはクローズの状態だったため、#32エプソンHSVにはレース終盤60秒のペナルティストップが課せられた。
SCランは15周目で終了。16周に入ったところでレースは再開された。

規定周回数の3分の1を消化した直後の19周目に#23モチュールGT-Rがピットイン。
これを皮切りに上位陣が相次いでピット作業を行い、2位の#38ZENTは23周終わり、トップの#35KRAFTは24周終わりでピットに飛び込んだ。
この結果、冷えたタイヤにてこずる#35石浦宏明を#38立川祐路が25周目のデグナーで攻略、ペースの上がらない石浦は25周終わりでリヤ2本交換のピットストップを行った#17ケーヒンHSVにも先行される結果となった。
これでトップに繰り上がったのが#24HISだ。

24号車は規定一杯の34周までオリベイラが引っ張って漸くピットに飛び込み、タイヤ無交換で安田がトップのままコースに飛び出していく。
後方の#6エネオスSCには逆に10秒以上のマージンを築いた。
3番手には#100レイブリックHSV。ここもタイヤ無交換でルーキー山本尚貴が目覚しい追い上げを見せ、#6伊藤大輔との差を徐々に削り取っていく。

その後方では#38ZENT、#17ケーヒン、#1ペトロナスの三つ巴のドッグファイトが展開されたが、50周目のシケインで#38立川のインに#17塚越広大が飛び込み、両者は激しく接触。これにより38号車はフロントタイヤをバーストさせて1コーナーで飛び出してしまう。
このアクシデントにより17号車には27秒加算のペナルティが課せられた。

結局24号車は終盤クルージングに入りながらも後続に付け入る隙を与えずに52周を走破。
昨年の岡山国際サーキットに続いて2年連続で開幕戦を制した。

オープニングラップから波乱に満ちた展開となったのがGT300クラスだ。
まずデグナーで飛び出してコースに戻ってきた#7雨宮RX-7を回避しようとアウトに進路を変えた#43ARTAガライヤが濡れた縁石に足をとられてスピン、そこへ団子状態で入ってきた#2紫電が避けきれずに追突、#9初音ミクポルシェ、#31カローラアクシオらも巻き込まれて4台が後方に沈む。雨宮RX-7も6位に後退した。

これでトップに立ったのが#11ジムゲイナー。しかし#33ハンコックポルシェが2周目のバックストレッチで並びかけ、130Rでインを突いてトップに躍り出る。#33影山正美は実に2周で11台抜きという離れ業を演じた格好だ。
ハンコックポルシェは影山が規定ぎりぎりの34周まで引っ張ってピットイン。リヤ2本を交換して木下みつひろがピットアウトしていく。しかし33号車は給油にてこずっている間に後方から追い上げてきた#7雨宮RX-7に先行されてしまった。

実は7号車もまた、GT500の24号車と同じくタイヤ無交換作戦を採り、アウトラップからハイペースで周回を重ねていたのだ。
この作戦とスタートドライバー谷口のアグレッシブな走り、途中で入ったSCランが奏功し、7号車は見事トップに復帰、最後は折目がペースをコントロールする余裕すら見せながらクラス優勝を物にした。
谷口はサポートレースのシビックインターカップでもポール・トゥ・ウィンを果たしており、今日一日で二つの勝利を、いずれもポール・トゥ・ウィンで成し遂げた。
2位には序盤のコースアウトを挽回してきた#46モーラZ、3位には#19ウェッズスポーツISが入った。

次戦は岡山国際サーキット。
4月4日決勝だ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA & Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿決勝結果

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/21) Final Race Weather:Cloudy~Fine Course:Semi-Wet~Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1500124HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH521:53'23.333
250026ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS529.322
35003100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS5217.954
450041PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS5217.954
5500539DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL5219.326
6500635MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS5220.363
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS5246.508
8500823MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI521'32.333
9500938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS511Lap
105001032EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL511Lap
1130017 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH484Laps
12300246アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH484Laps
13300319ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH484Laps
1430045マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH484Laps
1530053HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH484Laps
16300633HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK484Laps
17300786JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH484Laps
18300874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI484Laps
19300927NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH484Laps
203001087JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH484Laps
213001126CINECITTAタイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
イゴール・スシュコ
植田 正幸
YH475Laps
22300129初音ミク X GSRポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996
番場 琢
佐々木 雅弘
HK466Laps
233001362R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH448Laps
2430014666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
宮本 隆士
YH3814Laps
---- 以上規定周回数(GT500:36Laps / GT300:33Laps)完走 ----
-300-11JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2725Laps
-500-12カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1042Laps
-500-8ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS1042Laps
-500-18ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1042Laps
-300-31apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH151Laps
-300-43ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI151Laps
-300-2アップル・K-ONE・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH052Laps
-300-66triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH29失格
  • セーフティカー導入開始時刻: 14:25'41(10Laps) 解除時刻: 14:44'25(15Laps)
  • Fastest Lap(GT500): CarNo.18 ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)1'55.555 (5/10) 180.81km/h
  • Fastest Lap(GT300): CarNo.5 マッハGOGOGO車検408R(玉中哲二/黒澤治樹組) 2'06.494 (19/48) 165.27km/h
  • CarNo.32は、2010 SGT-SpR付則-2 SC運用規定3.違反により、ペナルティストップ60秒を課した。
  • CarNo.17は、2010 SGT-SpR第30条1.(接触行為)により、競技結果に27秒を加算した。
  • CarNo.27は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗中の追越し行為)により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
  • CarNo.66は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(SC中の追越し行為)により、ドライビングスルーペナルティーを課した。
  • CarNo.66は、2010 SGT-SpR第47条8.(ペナルティ不履行)により、失格とした。

SUPER GT

GTA定例記者会見:今季は骨髄バンクキャンペーンへ協力

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GTアソシエイション(以下GTA)は3月21日、スーパーGT第1戦が開催されている鈴鹿サーキットで定例会見を行った。 今回は坂東正明代表取締役、佐藤直樹レース事業部執行役員、島田康生SP事業部執行役員の3名が出席、今シーズンのレギュレーションやプロモーション活動について報告した。 今年からは従来のキャンペーンに加えて骨髄バンクの認知向上にも取り組むという。 内容は以下の通り。

坂東代表
2010シーズンもスーパーGTを開催することが出来、皆様のお陰でここまでこれました。
今年はホンダがニューマシン、HSV-010をデビューさせ、ニッサンも3.4リットルのニューエンジンを投入、レギュレーション上全く同じ状態でのレースを行います。
今後ともより一層のご協力をいただき、我々の力で日本のモータースポーツを盛り上げていきたい。
(出走台数について)この不況の中台数の減少を懸念していたが、トータル38台と昨年同様のエントリーが集まった。今後もスポット参戦はあるだろうが、チャンピオンシップも関係するので減ることはないと思う
(レギュレーションについて)09規定の車両で漸く3メーカー全部が揃ったので、現時点では性能調整をするつもりはない。

島田執行役員
昨年までは秋田(史)執行役員が会見していましたが、今年からプロモーションについては私がやることになりました。例年同様によろしくお願いします。
(社会貢献について)世界の子供にワクチンを、というキャンペーンを今年も継続し、サーキット内でペットボトルのキャップの回収を行います。
また、ビジットジャパンキャンペーンに今年も協力し、前者のフロントウィングにステッカーを貼ってアピールします。
また、今年からは骨髄バンクのキャンペーンに協力していきます。これは皆様ご存知のようにGT参戦ドライバーのアンドレ・クート選手のご子息が白血病と闘われていることなどが契機になっています。GTAとしてもこのキャンペーンの周知と登録の推進に取り組みます。
(観客動員について)昨年度は44万7千人の来場をいただきました。今年もこの数字を落とさないよう、東京発や各エリア発でプロモーションを展開します。
昨日は22,000人とほぼ昨年並みの来場があり、ほっとしています。

まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿フリー走行 ペトロナスSC、紫電がトップタイム

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2010スーパーGT第1戦の決勝前フリー走行は、#1PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)がトップタイム。1'54.323だった。ポールシッターの#18ウイダーHSV-010は11位だった。 GT300クラスは#2アップル・K-ONE・紫電(加藤寛規/濱口弘組)がトップタイムで2'07.704。#7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7は7位だった。

天候が心配された決勝日の鈴鹿サーキットだったが、雨は夜が明ける頃にはやみ、周囲は黄砂の影響でうっすらと靄がかかった状態で朝を迎えた。
フリー走行は午前8時30分より45分間で行われた。

昨夜の雨で路面は未だ濡れており、ウェット宣言が出されたものの、それも徐々に乾き始め、当初はインターミディタイヤを装着していた各チームもすぐにスリックへ交換を始めた。
それにつれてタイムも2分3秒台から次第に上がっていき、予定の半分を消化したところでGT500クラスは2分を切るところが現れた。最初に2分の壁を破ったのは#1ペトロナスSC、ドライバーは脇阪だった。続いて#12カルソニックGT-Rの松田次生、#23モチュールGT-Rのブノワ・トレルイエらが脇阪のタイムを上回ってくるが、1号車はその後もタイムを1分54秒台まで縮めて終盤再びトップに立った。
一方、ポールシッターの#18ウイダーHSVはこのセッションを終始10位前後で走行、最終的には11位で終えている。
予選でクラッシュしてリヤセクションを大破した#24HIS GT-Rも無事修復を完了、序盤から快調に走行して12位だった。

GT300クラスは昨日惜しくもセッション2で敗退した#2紫電が序盤から快調にタイムを上げ、2分7秒台へ。このセッションをトップで終えた。
またこのクラスは予選1回目でエンジントラブルに見舞われ、惜しくも予選落ちとなってしまった#5マッハ号と、予選後の車検で最低地上高及び後部空力部品の規定違反を問われてタイム抹消となった#62R&Dレガシイから出走嘆願が出ており、このフリー走行でのタイムの結果で判断されることとなっていたが、5号車はクラス8位、62号車はクラス17位で走行を終えており、決勝への出走は認められるものと思われる。

第1戦決勝はこの後午後2時より52周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA & Motorsports Forum

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿フリー走行結果

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/21) Free Practice Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
150011PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'54.323-182.861
2500235MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'55.643 1.320180.774
3500332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'55.738 1.415180.625
4500423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI1'55.747 1.424180.611
550056ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'55.952 1.629180.292
6500638ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'56.045 1.722180.147
7500712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1'56.137 1.814180.005
850088ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS1'56.293 1.970179.763
9500917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS1'56.431 2.108179.550
105001039DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL1'56.989 2.666178.694
115001118ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'57.065 2.742178.578
125001224HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH1'57.076 2.753178.561
1350013100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'57.449 3.126177.994
1430012アップル・K-ONE・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH2'07.70413.381163.700
15300233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK2'07.71813.395163.682
1630033HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH2'07.73313.410163.663
17300411JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2'08.10413.781163.189
18300546アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH2'08.12713.804163.160
19300631apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH2'08.39814.075162.816
2030077 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH2'08.54014.217162.637
2130085マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH2'08.74514.422162.377
22300986JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH2'08.83814.515162.260
233001066triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH2'08.96814.645162.097
243001174COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI2'09.13914.816161.881
253001219ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH2'09.18414.861161.825
263001343ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI2'09.59615.273161.311
27300149初音ミク X GSRポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996
番場 琢
佐々木 雅弘
HK2'10.32015.997160.414
283001527NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH2'11.02516.702159.551
293001626CINECITTAタイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
イゴール・スシュコ
植田 正幸
YH2'11.46117.138159.022
303001762R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'11.77717.454158.641
3130018666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
宮本 隆士
YH2'16.90622.583152.697
323001987JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2'16.92122.598152.681

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿公式予選 MOTUL AUTECH GT-Rが予選3位から開幕戦優勝を狙う (NISMO)

 2010年SUPER GTの開幕戦の舞台は鈴鹿サーキット。穏やかな春の一日となり、また彼岸の3連休初日ということもあり開幕を待ちわびた2万2,000人ものファンが鈴鹿へ詰めかけた。今年のGT-Rは3台に集約し、新たに開発したV8、3.4リッターエンジンを搭載しての参戦。ドライバーも一部がシャッフルされた。使用するタイヤはニスモがミシュラン、TEAM IMPULがブリヂストン、KONDO RACINGがヨコハマだ。

 午前中に2時間40分行われた公式練習では、「カルソニック IMPUL GT-R」(#12松田次生/ロニー・クインタレッリ)が3位、「MOTUL AUTECH GT-R」(#23本山哲/ブノワ・トレルイエ)が6位、「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)が10位とまずまずの位置につけた。

 予選1回目は、気温が20℃近くまで達した13時15分より45分間行われ、3台のGT-Rは問題なく全員のドライバーが基準タイムをクリア。#23 GT-Rが3位、#12 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位であった。

 15時からはノックダウン方式予選。3つのセッション(S)で2名のドライバーが交互に走る勝ち抜き戦方式が採用された。気温18℃、路面温度27℃というコンディションで始まったS1でアタックするドライバーは、#23 GT-Rがトレルイエ、#12 GT-Rがクインタレッリ、#24 GT-Rが安田。13台から10台に絞られる10分間のセッションで#12 GT-Rが7位、#23 GT-Rが8位、#24 GT-Rが10位で3台のGT-Rは無事S2 進出を果たした。

gt_r01_q500_2.jpg  15時40分から始まった10分間のS2では10台から7台に絞られる。ドライバーは全チームが交代し、#23 GT-Rは本山、#12 GT-Rが松田、#24 GT-Rはオリベイラが出走した。しかし終盤にタイムアタック中だった#24 GT-Rが、2コーナーの立ち上がりでスピンしてイン側に巻き込みクラッシュ。リアを大破してコースサイドへ車両を止めることになり10位でS3への進出を逃すこととなった。しかし#12 GT-Rは4位、#23 GT-Rも7位でS3への進出を決定した。

 そしてトップ7でのアタック合戦となるS3は、16時20分から10分間行われた。#23 GT-Rはトレルイエ、#12 GT-Rはクインタレッリが再びステアリングを握った。このセッションで#23 GT-Rはトップから0.185秒差の3位に入りチェッカー。#12 GT-Rも6位のポジションを確定させた。「今日の結果はハッピー。今朝はセットアップが路面とマッチしていなくてクルマが安定していませんでした。でもトラックのコンディションも変わりそれに合わせてセットアップもよくなりました。最後のS3ではプッシュしてベストラップが出せそうだったんですが、1 コーナーと最終コーナーでどこまでいけるかが分からなかったのでセーブしました。明日はスタートして1コーナーでトップに出てそのまま勝ちたいですね (笑)。このパッケージになって初めてのレースなので、タイヤマネージメントやエンジンなどいろいろ考えることがありますが、いいペースを保ちたいです」とトレルイエの表情も明るい。「このポジション以上にいけるよう確実に走りたい」と本山も明日のレースに意欲を見せた。

ニスモ鈴木豊監督
 「今年のニスモは新しいエンジンを搭載し、新たにミシュランタイヤをパートナーに戦っていきます。予選では、トップの車両のタイムと大きな差もありませんでしたし、予選3位というポジションには満足しています。今日はふたりの速いドライバーが自分たちの仕事をしっかりこなしてくれました。現状でも十分戦って行けますが、課題も見えていますから、もっと速くなっていくと思います。新車を投入したホンダやレクサスがどんな走りをするのかにもよりますが、ひとつでもポジションを上げたいと思います。今シーズンもファンの方々の盛大な応援をよろしくお願いします」
Text & Photo: NISMO

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿公式予選 HSV-010 GTのデビューレースでウイダー HSV-010(小暮卓史/L.デュバル組)がポールポジションを獲得 (HONDA)

 3月20日(土)、三重県鈴鹿市にある鈴鹿サーキットにおいて2010 オートバックス SUPER GT第1戦「SUZUKA GT 300km」が開幕し、公式予選が行われた。

 今シーズンのSUPER GTシリーズより、Hondaは新たなレース専用車「HSV-010 GT」を投入し、シリーズタイトルの奪還をねらう。

 HSV-010 GTは、JAF(社団法人 日本自動車連盟)が定めた「2010年レギュレーション(排気量3.4リッター、V型8気筒、FRレイアウトなど)」に準拠し、モータースポーツの原点である「速さ」を徹底的に追求。お客様に夢と感動を提供していきたいとの想いで開発した。

 今シーズンは、#8 ラルフ・ファーマン/井出有治組(ARTA HSV-010)、#18 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)、#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)の計5チーム5台が出場する。

 公式予選が行われた3月20日(土)は、朝から快晴という絶好のコンディションとなり、2万2000人のファンが開幕戦の会場に駆けつけた。

 午前に行われた公式練習でHSV-010 GTは、決勝を見すえたロングラン主体の走行を重ねていく。そして公式予選1回目では、#18 小暮/デュバル組が2番手のタイムを記録するなど、マシンの仕上げが順調に進んでいる様子がうかがえた。

gt100320003L.jpg  決勝グリッドを決める予選2回目は、3セッション(各10分間)の走行によるノックダウン方式で行われた。全13台の出走車両中、セッション1でタイム上位10台が残り、セッション2で上位7台となり、セッション3にて最終グリッドが確定する。

 セッション1では、#18 ウイダー HSV-010、#100 RAYBRIG HSV-010、#17 KEIHIN HSV-010の3台がセッション2に進み、#32 EPSON HSV-010と#8 ARTA HSV-010は、それぞれ11、12番手で決勝グリッドが確定した。

 セッション2では、#17 KEIHIN HSV-010の9番グリッドが確定し、最終セッションには、#18 ウイダー HSV-010と#100 RAYBRIG HSV-010の2台が出場することとなった。

 7台で決勝グリッドが争われた最終セッションは、小暮選手が駆る#18 ウイダー HSV-010が、1分53秒182の最速タイムを記録し、HSV-010 GTがデビューレースにして見事にポールポジションを獲得した。伊沢選手が駆る#100 RAYBRIG HSV-010は1分53秒819のタイムで7番グリッドから決勝レースを迎えることとなった。

 また、#32 EPSON HSV-010の道上選手は本レースでGT参戦100戦目となり、予選終了後にナカジマレーシング主催の記念セレモニーが行われた。

瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
 「まずはHSV-010 GTのデビュー戦でポールポジションを獲得できて、正直ホッとしています。18号車の小暮選手の活躍もあり、ファンの皆さんにHSV-010 GTの速さをお見せできたのは、とてもうれしく思います。このポールポジションの獲得は、これまで一緒にがんばった、各チームのスタッフや、マシンの開発に関わった多くの人々による努力の賜物だと思います。予選ではありますが、私にとっては優勝と同じぐらい価値があるものと思っています。明日の決勝も優勝を目指し、5チーム一丸でがんばりますのでHSV-010 GTへのご声援をお願いします」
小暮卓史選手(ポールポジション、#18 ウイダー HSV-010)
 「スタッフの努力でHSV-010 GTの実力を発揮できたのだと思います。デビューレースでポールポジションを獲得できたことを本当にうれしく思います。決勝レースで使用するタイヤを考えて、セッション3ではハードタイヤを選択していたので、一発のタイムを出せるか不安がありました。このタイヤは絶対的なグリップが足りないのですが、コンスタントにいいタイムを刻むことができるので、決勝ではぜひともみんなの想いとともに表彰台の頂点に上がりたいと思います。このようにHSV-010 GTの歴史を刻めるようなチャンスは二度とないことなので明日は最高のレースをしたいと思います」
ロイック・デュバル選手(ポールポジション、#18 ウイダー HSV-010)
 「今日はタイヤの選択が難しかった。セッション2を担当したのですが、タイヤのウオームアップに苦労して、ダンロップコーナーで大きなドリフトをしてクラッシュしそうになりました。小暮選手がとてもすばらしい走りをしてくれたことに感謝しています。明日の決勝は、ポールポジションスタートのアドバンテージがあり、マシンの仕上がりもとてもいいので優勝する自信があります。デビューウインを目指してがんばりますので応援をよろしくお願いします」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿公式予選 ポールシッターのコメント

gt_r01_kd_pp gt_r01_kd_pp_500 gt_r01_kd_pp_300

GT500クラス #18ウイダーHSV-010
小暮 卓史
関係者の皆さんの力のお陰もあってやっと速さを証明できました。デビュー戦でポールが獲れて嬉しいです。
Q3では決勝を想定して固めのタイヤをチョイスしたので、どうなるのかと思っていましたが、トップで終われてよかったです。
ウォームアップの難しいタイヤでしたが、決勝で使えるものを履きました。HSV-010のデビューレースでポールが獲れたことで一つ報われました。あとはポディウムの頂点にみんなの思いを持っていけるよう最高のレースをするだけです。
(NSXとの違いについて)FRになり、ホイールベースも長くなったことでブレーキの安定性が上がり、奥まで突っ込んでいけるようになりました。コーナーで姿勢を作っていくまでに少し時間がかかりますが、それを差し引いても速くなったと思います。

ロイック・デュバル
今日はタイヤチョイスが難しく、Q2は苦しみました。ウォームアップが難しくてダンロップでクラッシュしそうになりました。ドリフトのドライバーだったらいい演技が出来たでしょうね(笑)
Q3はコグレサンがいい仕事をしてくれましたね。いいクルマのお陰で満足しています。
このポールポジションをアフォンソ・クート君(アンドレ・クートの子息)に捧げます。彼は今白血病と闘っています。この場を借りて皆さんにも協力をお願いしたい。
明日はポールからのスタートで、目標は優勝すること。そのためにもいいスタートを決めたい。クルマがいいのでその自信はあります。安定した走りが出来れば勝てるはずなので頑張ります。
(NSXとの違いについて)僕にとってはそれよりもタイヤメーカーが代わったことの影響が大きいですね。クルマに関してはフロントエンジンになったことでダウンフォースもメカニカルグリップも向上したと感じます。

GT300クラス #7 M7 MUTIARA MOTORS 雨宮SCG7
谷口 信輝
去年このチームに戻ってから初めてのポールが獲れてうれしいです。ポールを獲るのが目的ではないんですが、気分はいいですね。他にもウチより速いクルマがいましたが、今回はノックダウン方式が味方してくれました。折目選手も速かったですし。
去年も素晴らしい一年でしたが、取りこぼしもあり、タイトルに届きませんでした。特に富士を(リタイヤで)落としたのがデカかったですね。なので今年は取りこぼしの無いよう、毎戦100点のレースをして、チャンピオンを獲りたいです。
(シビックとのダブルポールについて)むしろGTからシビックに乗り換えたときのほうが辛かったですね。ウィングが無いし、ふらふらして怖いなと思う部分もありました。その分GTの方が安定してる感じで、「全然乗りやすいじゃん!」と思いました。シビックに乗った後のほうが攻められたし、130Rのスピードも上がりましたよ。

折目 遼
GTに出るようになって4年間で初めてのポールです。午前中の走行を見る限りでは、ここまでのタイムはシミュレーションできてなかったので、驚きと喜びの両方があります。
明日もこの流れを途切れさせないようにしたいです。
一番前からのスタートなので、できるだけ逃げ切るようなレースをしたいです。ウチは給油時間が長いし、コース上で抜くのも難しいので、スタートからできるだけ後ろを離して2番手のドライバーに渡せれば、と思います。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿ノックダウン予選 18ウィダーHSV-010がデビュー戦初ポール!

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2010オートバックスSUPER GT第1戦「鈴鹿GT300km」の公式予選2回目が3月20日、鈴鹿サーキットでノックダウン方式にて行われ、これがデビューレースとなる#18ウイダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がポールポジションを獲得。タイムは1分53秒182だった 2位には#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)、3位には#23MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ組)が入り、トップ3グリッドを3メーカーで分け合う格好になった。 GT300クラスは#7 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7(谷口信輝/折目遼組)がポールを獲得。谷口はサポートレースのシビックインターカップと合わせてこの日二つのポールポジションをものにした。 (天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:22,000人)

セッション1
公式予選2回目は午後3時開始。
心配された雨は最後まで降らず、終始ドライコンディションでの走行となった。
最初のセッションではGT300クラス上位16台、GT500は10台が次のセッション2へ駒を進める。
GT300クラスでトップタイムを記録したのは#2紫電。加藤寛規のドライブで2分05秒774を記録。2位に#11ジムゲイナーF430、3位には#7RX-7が入った。
一方、ここで予選を終えることになったのは#62レガシィと#666ボクスターだった。

GT500クラスは公式予選1回目をかろうじて切り抜けた#1ペトロナスSCが1分52秒821とこの日の最速タイムを記録してトップ。ドライバーはアンドレ・ロッテラーだ。
2位には#18ウイダーHSV、3位に#35KRAFT SCが入り、#32エプソンHSV、#8ARTA HSV、#39デンソーSCが脱落した。
#38ZENTはインジェクションのトラブルから一時スローダウンを余儀なくされたものの、立川の奮闘でこのセッションを7位で通過している。

セッション2
10分間のインターバルの後に行われたセッション2。GT300は10台、GT500は7台が次に進む。
GT300クラスは#43ガライヤ、#7RX-7、#74カローラアクシオの順。セッション1トップの#2紫電は、この日がGTデビュー戦となる濱口弘の奮闘も空しく11位に終わってしまう。
この他にも影山&木下のベテランコンビの駆る#33ハンコックポルシェ、#26タイサンポルシェ、今季初参戦の#66アストンマーチンヴァンテッジ、BMW Z4からポルシェ911GT3に車両を一新した#9初音ミク、#27フェラーリF430らの外車勢が揃って脱落となった。

GT500クラスはまず#18ウイダーがトップに立つが、チェッカー寸前に#35KRAFTの石浦宏明が1分53秒350でトップに躍り出た。2位には#6エネオス、3位に#38ZENTとレクサスSCが上位を独占。4位#12カルソニックGT-R、5位にルーキー山本尚貴の駆る#100レイブリックHSVがつけた。
gt_r01_kn_jp_crash3
一方、セッション1をトップで通過した#1ペトロナスSCは惜しくも8位に終わる。#17ケーヒンHSVも9位に終わり、#24HIS GT-Rは2コーナー先でコースを飛び出し、リヤセクションに大きなダメージを負って予選を終えた。

セッション3
ポールポジションを争う最後のセッションでは、使用したタイヤをそのまま決勝でのスタートに用いることが求められる。
このため固めのコンパウンドを選択するチームも多く、タイムもセッション2に比べてやや見劣りのするものとなった。
そうした中、GT300クラスでポールを獲得したのは#7雨宮RX-7の谷口だった。
谷口はこのノックダウン予選に先立って行われたシビックインターカップでもコースレコードを記録してポールを獲得しており、その勢いを駆ってGTでも最速タイムを記録してみせる。
「ウィングの無いクルマで走った後は、物凄く乗りやすく感じ、130Rの通過速度が上がった」
とは本人の弁だ。
2位には#11ジムゲイナーフェラーリの平中克幸、3位に#46モーラZがつけた。しかし46号車は最後のアタック中にスプーンでスピンアウトしており、タイヤへの影響が懸念される。

5分間のインターバルの後、GT500の最後のアタックが始まった。
#18ウイダー、#35KRAFTは決勝を想定して固めのタイヤをチョイスしたというが、それでも1分53秒台の好タイムを走り始めから叩き出し、最終的には18号車の小暮が1分53秒182までタイムを縮めてHSV-010のデビューレースをポールポジションからスタートさせることに成功した。
2位には立川の駆る#38ZENT SC、3位にはトレルイエの駆る#23モチュールGT-Rが入り、ホンダ、レクサス、ニッサンの3メーカーがほぼ互角の速さを見せることとなった。

スーパーGT第1戦の決勝は明日午後2時より52周で戦われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿ノックダウン予選結果

■GT500 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
118ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'53.0081'54.0031'53.182
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'54.1841'53.6031'53.277
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI1'53.9901'54.1451'53.367
46ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'53.6101'53.5881'53.442
535MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'53.1731'53.3501'53.637
612カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1'53.9221'53.8091'53.716
7100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'53.5431'53.9261'53.819
81PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'52.8211'54.278
917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS1'53.5771'54.335
1024HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH1'54.3062'04.139
1132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'54.406
128ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS1'54.525
1339DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL1'55.019
■GT300 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Knock Down Qualify Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWhSession1Session2Session3
17 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH2'06.0932'05.1652'05.391
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.8552'06.2842'05.599
346アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH2'06.5462'06.3332'05.827
443ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI2'06.6832'05.0322'05.975
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI2'07.0122'05.9902'06.294
619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH2'06.4822'06.7822'06.299
73HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH2'06.4392'06.0352'06.664
886JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH2'07.4332'06.5392'06.849
931apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH2'07.7992'06.8932'07.276
1087JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2'07.7542'06.9612'07.719
112アップル・K-ONE・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH2'05.7742'07.308
1233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK2'06.2892'07.552
1327NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH2'06.9342'08.155
1426CINECITTAタイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
イゴール・スシュコ
植田 正幸
YH2'09.3662'08.338
1566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH2'07.8492'08.397
169初音ミク X GSRポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996
番場 琢
佐々木 雅弘
HK2'06.9362'09.151
17666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
宮本 隆士
YH2'11.887
-62R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YHDeleted
  • CarNo.62は、JAF国内競技車両規則(JAF-GT300)第7章第3条1.2違反および3条5.2違反により、予選タイムを削除した。

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿ノックダウン予選セッション3結果

■GT500 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 3 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
118ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'53.182--184.704
238ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'53.277 0.095 0.095184.549
323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI1'53.367 0.185 0.090184.403
46ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'53.442 0.260 0.075184.281
535MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'53.637 0.455 0.195183.965
612カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1'53.716 0.534 0.079183.837
7100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'53.819 0.637 0.103183.671
■GT300 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 3 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
17 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH2'05.391--166.720
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.599 0.208 0.208166.444
346アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH2'05.827 0.436 0.228166.142
443ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI2'05.975 0.584 0.148165.947
574COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI2'06.294 0.903 0.319165.528
619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH2'06.299 0.908 0.005165.522
73HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH2'06.664 1.273 0.365165.045
886JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH2'06.849 1.458 0.185164.804
931apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH2'07.276 1.885 0.427164.251
1087JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2'07.719 2.328 0.443163.681

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿ノックダウン予選セッション2結果

■GT500 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 2 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
135MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'53.350--184.431
26ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'53.588 0.238 0.238184.044
338ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'53.603 0.253 0.015184.020
412カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1'53.809 0.459 0.206183.687
5100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'53.926 0.576 0.117183.498
618ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'54.003 0.653 0.077183.374
723MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI1'54.145 0.795 0.142183.146
---- 以上セッション1進出 ----
81PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'54.278 0.928 0.133182.933
917KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS1'54.335 0.985 0.057182.842
1024HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH2'04.13910.789 9.804168.402
■GT300 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 2 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
143ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI2'05.032--167.199
27 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH2'05.165 0.133 0.133167.021
374COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI2'05.990 0.958 0.825165.927
43HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH2'06.035 1.003 0.045165.868
511JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2'06.284 1.252 0.249165.541
646アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH2'06.333 1.301 0.049165.477
786JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH2'06.539 1.507 0.206165.208
819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH2'06.782 1.750 0.243164.891
931apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH2'06.893 1.861 0.111164.747
1087JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2'06.961 1.929 0.068164.658
---- 以上セッション1進出 ----
112アップル・K-ONE・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH2'07.308 2.276 0.347164.210
1233HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK2'07.552 2.520 0.244163.896
1327NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH2'08.155 3.123 0.603163.124
1426CINECITTAタイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
イゴール・スシュコ
植田 正幸
YH2'08.338 3.306 0.183162.892
1566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH2'08.397 3.365 0.059162.818
169初音ミク X GSRポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996
番場 琢
佐々木 雅弘
HK2'09.151 4.119 0.754161.866

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿ノックダウン予選セッション1結果

■GT500 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Session 1 GT500 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
11PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'52.821--185.295
218ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'53.008 0.187 0.187184.989
335MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'53.173 0.352 0.165184.719
4100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'53.543 0.722 0.370184.117
517KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS1'53.577 0.756 0.034184.062
66ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'53.610 0.789 0.033184.008
712カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1'53.922 1.101 0.312183.505
823MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI1'53.990 1.169 0.068183.395
938ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'54.184 1.363 0.194183.083
1024HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH1'54.306 1.485 0.122182.888
---- 以上セッション2進出 ----
1132EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'54.406 1.585 0.100182.728
128ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS1'54.525 1.704 0.119182.538
1339DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL1'55.019 2.198 0.494181.754
■GT300 Class

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/10) Session 1 GT300 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosNoCar
Model
DriverTireWHTimeDelayGapkm/h
12アップル・K-ONE・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH2'05.774--166.212
211JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2'05.855 0.081 0.081166.105
37 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH2'06.093 0.319 0.238165.792
433HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK2'06.289 0.515 0.196165.535
53HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH2'06.439 0.665 0.150165.338
619ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH2'06.482 0.708 0.043165.282
746アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH2'06.546 0.772 0.064165.198
843ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI2'06.683 0.909 0.137165.020
927NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH2'06.934 1.160 0.251164.693
109初音ミク X GSRポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996
番場 琢
佐々木 雅弘
HK2'06.936 1.162 0.002164.691
1174COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI2'07.012 1.238 0.076164.592
1286JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH2'07.433 1.659 0.421164.049
1387JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2'07.754 1.980 0.321163.636
1431apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH2'07.799 2.025 0.045163.579
1566triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH2'07.849 2.075 0.050163.515
1626CINECITTAタイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
イゴール・スシュコ
植田 正幸
YH2'09.366 3.592 1.517161.597
---- 以上セッション2進出 ----
1762R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'11.553 5.779 2.187158.911
18666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
宮本 隆士
YH2'11.887 6.113 0.334158.508

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿公式予選1回目 公式練習トップの2台があわや予選落ち!トップは#38ZENT

gt_r01_q1_38 gt_r01_q1_2

スーパーGT第1戦、鈴鹿GT300kmの公式予選1回目は、#38ZENTセルモSC430(立川祐路/リチャード・ライアン組)がGT500クラストップ、2位#18ウィダーHSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)、3位#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)という結果となったが、公式練習トップの#1PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)があわや予選落ちという場面もあり、最後まで目の離せないセッションとなった。 GT300クラスは#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)がトップタイム。こちらも公式練習トップの#5マッハGOGOGO車検408Rが開始早々にヘアピン立ち上がりでストップする波乱があり、結局5号車はそのまま走行を終えることとなった。

公式予選1回目は午後1時15分開始。この45分間のセッションでは各ドライバーとも予選通過規準タイムのクリアが目標となる。
基準タイムは上位3台の平均タイムの107%だ。

今回この罠にかかったのは午前中の公式練習でトップタイムを記録したGT500の#1ペトロナスSC、GT300の#5マッハ号だった。
1号車はセッション前半で脇阪が1分56秒970と基準タイムを大幅に上回ったものの、ロッテラーへの後退を目前に予定外のピットインを余儀なくされ、延々と作業に時間をとられることとなった。
ロッテラーは開始3分前に漸くコースイン。僅か1周のアタックで2分3秒257を上回ることが求められたが、見事1分58秒571を記録、ノックダウン予選に駒を進めた。

一方#5マッハ号はコース脇にクルマを止めたまま復帰することが叶わず、1周も計測できないまま予選を終えることとなった。
GT300クラスはこのほか、#360石松Kosei RUNNUP PORCHEが2分15秒850の基準タイムをクリアできず、予選落ちとなった。88号車のガイヤルドはここでも走行せず。このまま開幕戦をキャンセルする可能性が高くなった。

公式予選2回目はこのあと午後3時より、ノックダウン方式で行われる。


Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿公式予選1回目結果

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
1500138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'55.081-181.656
2500218ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'55.148 0.067181.551
3500323MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI1'55.354 0.273181.226
4500435MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'55.531 0.450180.949
55005100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'55.709 0.628180.670
650066ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'55.788 0.707180.547
7500717KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS1'55.788 0.707180.547
8500812カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1'55.979 0.898180.250
9500932EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'56.461 1.380179.504
105001024HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH1'56.712 1.631179.118
11500118ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS1'56.885 1.804178.853
12500121PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'56.970 1.889178.723
135001339DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL1'57.778 2.697177.497
1430012アップル・K-ONE・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH2'06.50011.419165.258
15300219ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH2'07.06511.984164.524
16300311JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2'07.32412.243164.189
1730043HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH2'07.61012.529163.821
18300546アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH2'07.81212.731163.562
1930067 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH2'07.81312.732163.561
20300766triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH2'08.05512.974163.252
21300874COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI2'08.37613.295162.844
22300943ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI2'08.52013.439162.661
233001086JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH2'08.64413.563162.504
243001131apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH2'08.70613.625162.427
253001227NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH2'09.22014.139161.780
263001333HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK2'09.43514.354161.511
273001487JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2'09.54314.462161.377
28300159初音ミク X GSRポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996
番場 琢
佐々木 雅弘
HK2'09.60214.521161.303
293001662R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'10.15515.074160.618
303001726CINECITTAタイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
イゴール・スシュコ
植田 正幸
YH2'11.81616.735158.594
3130018666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
宮本 隆士
YH2'14.05118.970155.950
---- 以上予選通過 ----
-30019360石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR MY2004
澤 圭太
Takamori.com
YH2'16.31721.236153.357
-300205マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YHNo Time--
-3002188リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
細川 慎弥
YHAbsence--

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿公式練習走行 09王者のペトロナスSCがトップタイム!

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2010オートバックスSUPER GT第1戦「鈴鹿GT300km」の公式練習走行は、ディフェンディングチャンピオンの#1PETRONAS TOM'S SC430(脇阪寿一/アンドレ・ロッテラー組)が1分54秒150でトップタイムを記録、2位に#6ENEOS SC430(伊藤大輔/ビヨン・ビルドハイム組)とレクサス勢が1-2位を占めた。3番手には#12カルソニックIMPUL GT-R(松田次生/ロニー・クインタレッリ組)がつけ、ホンダが今季から投入する注目のHSV-010は#32EPSON(道上龍/中山友貴組)の7位が最上位だった。

GT300クラスは#5マッハGOGOGO車検408R(玉中哲二/黒澤治樹組)がトップ。2位に#2アップルK-ONE紫電(加藤寛規/濱口弘組)、3位に#43ARTA Garaiya(新田守男/高木真一組)がつける結果となった。

公式予選日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。しかし午後には雨の予報が出ており、予選への影響が心配される。
公式練習走行は午前9時に開始。11時40分までの2時間40分の長いセッションとなった。

コースオープン直後から精力的に走行を重ねるGT300勢とは対照的に、GT500勢は#18ウィダー、#100レイブリックがインストレーションランを行った以外は路面コンディションが良くなるのを待ってピットに留まる。
結局#32エプソンHSVがこのクラスで最初のタイム計測に取り掛かったのは、セッション開始から25分以上が経過した後だった。32号車のタイムは1分55秒288だ。
続いて#8ARTA HSV、#12カルソニックGT-R、#24HIS GT-Rらも走行を開始、#12カルソニックに今季加入したロニー・クインタレッリがいきなり1分54秒517を出してトップに躍り出た。

そうした中、中々姿を現さなかったのがレクサス勢だ。
最初に#6エネオスSCがコースインしたのが開始50分過ぎ。最後までピットに留まっていた#1ペトロナスSCが漸くコースインした頃には1時間10分が経過していた。

しかしレクサス勢は走り始めてすぐに好タイムを記録、#38ZENTが1分55秒127で2位に浮上すると、その10分後には#6エネオスが1分54秒410でトップに立ち、それを#1ペトロナスが20分後に上回り、1分54秒150を記録。
これがそのままこのセッションのベストタイムとなり、レクサス勢は結局12位のデンソーサードを除いて4台がトップ5入りを果たした。

一方、09規定の車両を08シーズンから使用しながらも、エンジンに関しては今年漸く3.4リッターとなったGT-R勢は#12カルソニックの3位が最高、#23モチュールは途中スローダウンする場面もあったが6位タイムを記録した。

車両を完全に一新したホンダ勢は#32エプソンの7位が最高と振るわず。
午後の予選でどこまでレクサスとの差を詰めてくるか、大いに注目だ。

一方、GT300クラスは、序盤#19ウェッズスポーツIS、#9初音ミクポルシェがアタックを重ねていたが、40分過ぎに#5マッハ号がトップタイムを記録、#2紫電、#43ガライヤらチャンピオン争いの常連が上位に名を連ねる結果となった。
今季初参戦の#66アストンマーチンは6番手とまずまずの結果で走行を終えている

第1戦の公式予選1回目はこのあと午後1時15分より45分間で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第1戦鈴鹿公式練習結果

SUZUKA GT 300km RACE -RIJ- (2010/03/20) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2010 AUTOBACS SUPER GT Round 1 鈴鹿サーキット 5.807km

PosClassCls
Pos
NoCar
Maker Model
DriverTireTimeBehindkm/h
150011PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
BS1'54.150-183.138
250026ENEOS SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
BS1'54.410 0.260182.722
3500312カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
BS1'54.517 0.367182.551
4500435MJ KRAFT SC430
LEXUS SC430
石浦 宏明
大嶋 和也
BS1'54.655 0.505182.331
5500538ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
リチャード・ライアン
BS1'55.127 0.977181.584
6500623MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ブノワ・トレルイエ
MI1'55.222 1.072181.434
7500732EPSON HSV-010
HONDA HSV-010
道上 龍
中山 友貴
DL1'55.288 1.138181.330
85008100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'55.391 1.241181.168
9500918ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010
小暮 卓史
ロイック・デュバル
BS1'55.448 1.298181.079
105001024HIS ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
安田 裕信
YH1'55.567 1.417180.892
115001117KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010
金石 年弘
塚越 広大
BS1'55.659 1.509180.749
125001239DENSO DUNLOP SARD SC430
LEXUS SC430
アンドレ・クート
平手 晃平
DL1'56.317 2.167179.726
13500138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010
ラルフ・ファーマン
井出 有冶
BS1'57.126 2.976178.485
1430015マッハGOGOGO車検408R
VEMAC RD408R
玉中 哲二
黒澤 治樹
YH2'05.57411.424166.477
1530022アップル・K-ONE・紫電
MOONCRAFT SHIDEN
加藤 寛規
濱口 弘
YH2'06.01111.861165.900
16300343ARTA Garaiya
ASL ARATA Garaiya GT300VQ
新田 守男
高木 真一
MI2'06.02011.870165.888
1730047 M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7
MAZDA RX-7
谷口 信輝
折目 遼
YH2'06.60212.452165.125
1830053HASEMI SPORT TOMICA Z
NISSAN FAIRLADY Z
星野 一樹
柳田 真孝
YH2'06.80712.657164.858
19300666triple a Vantage GT2
ASTON MARTIN V8 VANTAGE
松田 秀士
吉本 大樹
YH2'06.85012.700164.803
20300746アップスタート MOLA Z
NISSAN FAIRLADY Z
横溝 直輝
阿部 翼
YH2'06.95312.803164.669
21300819ウェッズスポーツIS350
LEXUS IS350
織戸 学
片岡 龍也
YH2'07.14812.998164.416
22300931apr COROLLA Axio
TOYOTA COROLLA Axio
嵯峨 宏紀
松浦 孝亮
YH2'07.30013.150164.220
233001011JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430
FERRARI F430
田中 哲也
平中 克幸
DL2'07.44013.290164.040
243001133HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR
木下 みつひろ
影山 正美
HK2'07.46713.317164.005
253001274COROLLA Axio apr GT
TOYOTA COROLLA Axio
井口 卓人
国本 雄資
MI2'07.53913.389163.912
26300139初音ミク X GSRポルシェ
PORSCHE 911GT3RSR MY04 Type 996
番場 琢
佐々木 雅弘
HK2'08.37814.228162.842
273001486JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
山西 康司
関口 雄飛
YH2'09.10214.952161.928
283001527NAC 衛生コム LMP Ferrari
FERRARI F430GTC
山岸 大
小泉 洋史
YH2'09.24915.099161.744
293001626CINECITTAタイサンポルシェ
PORSCHE 911GT3RS
イゴール・スシュコ
植田 正幸
YH2'09.43715.287161.509
3030017666BOMEX LIAN BOXSTER
PORSCHE BOXSTER 986
山下 潤一郎
宮本 隆士
YH2'10.80116.651159.826
313001862R&D SPORT LEGACY B4
SUBARU LEGACY B4
山野 哲也
佐々木 孝太
YH2'10.93916.789159.656
323001987JLOC ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
井入 宏之
坂本 祐也
YH2'12.29618.146158.018
3330020360石松 Kosei RUNNUP PORSCHE
PORSCHE 911GT3RSR MY2004
澤 圭太
Takamori.com
YH2'12.82918.679157.384
-3002188リール ランボルギーニ RG-3
LAMBORGHINI GALLARDO RG-3
余郷 敦
細川 慎弥
YHAbsence--

SUPER GT

【鈴鹿サーキット】SUPER GT開幕戦 直前情報

★★★Press Information★★★―――――――――――――――――――

■2010 AUTOBACS SUPER GT Round1 SUZUKA GT300km
 3月20日(土)、21日(日)開催 直前情報
SGT0317.jpg

SUPER GT戦国バトル勃発!!!
HSV-010 GT、GT-R、SC430戦力拮抗!
選ばれし者たちのハイスピードバトルが幕を開ける!!

ついに、話題のHondaニューマシンHSV-010 GTがその実力を見せるときがきた。
ニッサン、レクサスともに、このHondaのニューマシンを迎え撃つ。
テストでは分からなかった各チームの真のスピードがいよいよ鈴鹿が見られる!!


■シーズン幕開けを告げる2010 SUPER GT開幕前夕祭
 「Twilight party」で興奮が最高潮に!!

 18時からグランドスタンドで行なわれるTwilight partyでは
 予選結果などから決勝レースを予想するなどスーパーGT
 ファンにも初めてのお客様にも楽しめるイベントです。

※詳細はリリースをご参照ください。

SUPER GT

【鈴鹿サーキット】SUPER GT開幕戦 最新情報

★★★Press Information★★★―――――――――――――――――――

■2010 AUTOBACS SUPER GT Round1 SUZUKA GT300km
 3月20日(土)、21日(日)開催 最新情報

8213.jpg 8211[1].jpg 8212[1].jpg  レクサス、ニッサン、Hondaの次代を担う若手エース3人が
 火花を散らす!!
 
 【リリース】
 http://mls.mobilityland.co.jp/ct/mg.aspx?id=1002190008

1月、2月に鈴鹿サーキットで実施されたメーカー合同テストでは好タイムが続出するとともに、各チームのタイムが拮抗。まさに大接戦、大混戦の戦いが予想される結果となった。

その中で気を吐いたのが各陣営の実力派若手だ。ユーロ3、GP2で培ったヨーロッパ仕込みの平手晃平(レクサスSC430)。2008年にGT300クラスでタイトルを取ると2009年GT500クラスにステップアップ、初年度で1勝を挙げた安田裕信(ニッサンGT-R)。注目のNEWマシンHonda HSV-010 GTのNo1ドライバーとなった伊沢拓也。

この3人のうち伊沢はGT500クラス、フル参戦3年目、平手、安田はともにフル参戦2年目。それぞれ開幕戦、鈴鹿ラウンドでの優勝、そしてシリーズチャンピオンをも見据えている。

その若手の前に立ち塞がるのは、2009チャンピオン・レクサスの脇阪寿一、ニッサンのエースに君臨する本山哲、日本最速男の異名をとるHondaの小暮卓史らのベテラン勢。

2010年は若手とベテランという、GT500クラスではこれまであまり見られなかった世代交代を賭けた激しい戦いが見られそうだ。


 

Formula Nippon

【鈴鹿サーキット】鈴鹿2&4レース開催 国内最高峰レース競演!!

■鈴鹿2&4レース 4月17日(土)~18日(日)開催
2009suzuka2&4.jpg
 [2輪 ロードレース JSB1000][4輪 フォーミュラ・ニッポン]
 国内最高峰レース競演!!
 
 【リリース】
 http://mls.mobilityland.co.jp/ct/mg.aspx?id=1002180001
  
毎年本格的なモータースポーツシーズン突入を告げるのが鈴鹿2&4レースだ。
2輪、4輪の国内トップクラスのレースが同時に開催される、唯一の
ビッグイベントであると同時に、長い歴史を誇る伝統のイベントでもある。

昨年はGTレースの頂点、SUPER GTと国内2輪ロードレースの頂点、
JSB1000の開催だったが、今年は4輪が07年以来3年ぶりに
国内フォーミュラの頂点、フォーミュラ・ニッポンとなって
国内最速バトル、夢の競演が実現。

フォーミュラ・ニッポンの驚異的なスピード、JSB1000の息詰まる
デッドヒートは、モータースポ―ツファンはもちろん、全ての人を
魅了するはずだ。

・2月18日(木)チケット発売開始!

前売観戦券が3,900円(大人)でパスポート付!
お求めやすい価格になりました!

全席自由席!観戦券のみでグランドスタンドからもご覧いただけるように
なりました!
 
※詳細はリリースをご参照ください。

SUPER GT

SGT:Hondaニューマシン、HSV-010GT発進! SUPER GT新時代鈴鹿で開幕!! (SUZUKA)

 激戦が続くSUPER GTシリーズが2010年、新しい時代に突入することになった。そしてその開幕戦が2年ぶりに鈴鹿 サーキットで開催されることになった。

 SUPER GTのGT500クラスは3メーカーのマシンが参戦してきた。2006年にデビューしたLEXUS SC430、2008年にデ ビューしたニッサンGT-R、そしてHonda NSXだ。この3車種が常に激しいトップ争いを演じてきたが、今年、2010年、新 たな戦いの構図が誕生した。

 Hondaが満を持してニューマシンHSV-010 GTを投入してきたのだ。長年トップ争いを続けてきたNSXに代わるHonda 陣営の秘密兵器と言ってもいいHSV-010 GT。すでに開幕前のテスト走行で実力の一端を披露しており、SC430、GT-Rとの対決が注目されている。

 その初対決が鈴鹿サーキットでの開幕戦となるわけだが、同時にこの鈴鹿ラウンドはニューマシンの未来を占う戦いでもあるのだ。2006年にデビューしたSC430は脇阪寿一/A・ロッテラー組が開幕戦鈴鹿で優勝を飾ると、そのままシリ―スも制覇。08年は復活したニッサンGT-Rの本山哲/B・トレルイエ組が開幕戦鈴鹿でデビューウィンを飾ると、そのままシリーズチャンピオンを獲得したのだ。

 今年はHSV-010 GTの番と言ってもいいだろう。開幕戦の鈴鹿を制すれば、そのままシリーズ制覇に向けて突っ走る可能性も高い。これを絶対阻止したいのがSC430、GT-Rの両陣営。2010開幕戦鈴鹿はこれまでにない激しい戦いとなりそうだ。

開催概要
  • 大会名称:2010 AUTOBACS SUPER GT Round1 SUZUKA GT300km
  • 主催:関西スポーツカークラブ(KSCC) / 鈴鹿モータースポーツクラブ(SMSC) / 株式会社モビリティランド
  • 公認:国際自動車連盟(FIA) / 社団法人日本自動車連盟(JAF)
  • 認定:株式会社 GTアソシエイション

2010_gt01_1.jpg 2010_gt01_2.jpg 2010_gt01_3.jpg

ハンディウェイトなし!HSV-010 GT、SC430、GT-Rの真の実力が、真の速さが鈴鹿で判明する!

 09年は獲得したシリーズポイント1ポイントに対し2kgのハンディウェイトが課せられ、第7戦、第8戦は1ポイントに 対し1kg、最終戦はハンディウェイトなしで戦われたSUPER GT。このハンディウェイトシステムは2010年も継続される 予定で、たとえば優勝するとシーズン序盤は20ポイントが与えられると同時に、次戦では40㎏のハンディウェイトを 搭載して戦わなければならない。ギリギリの状況でタイムを削り取ってゆくGTマシンにとってこのハンディは大きく、 予選のタイムアタックにも影響を与えるし、決勝ではタイヤ、ブレーキなどにも大きな負担を与えることになる。

 だが、開幕戦はこのハンディは一切ない。そのマシンの本当の力、速さが開幕戦鈴鹿で判明するわけだ。HSV-010 GTは国際レーシングコースをいったい何秒で駆け抜けるのか!?進化を遂げたSC430は?GT-Rは?開幕戦ならではのガチンコ勝負に注目だ。

アストンマーティン参戦!さらに混戦模様のGT300クラス

 多彩な車種が参戦し、毎年タイトル争いが僅差のまま最終戦までもつれ込むのがGT300クラス。昨年、一昨年とニッサンZ、ガライヤ、ポルシェ911GT3、フェラーリ、紫電、RX-7、ランボルギーニなどがトップ争いを展開したが、今年はそこに新たなチャレンジャーが登場した。アストンマーティンだ。

 ステアリングを握るのは、昨年、一昨年と紫電をドライブしてタイトル争いを繰り広げた吉本大樹と大ベテラン松田秀士の強力コンビ。その実力から言っても、開幕戦からトップ争いに絡んでくるのは確実。強力なライバルたちを相手にどんな戦いを見せてくれるのか楽しみだ。

 詳しくは以下のファイル(PDF)をご覧ください。

http://www.fmotor.jp/pdf/2010/2010_gt01_1v.pdf

Text & Photo: 株式会社モビリティランド

Japanese F3

JF3:第1,2戦富士 TDPドライバー井口卓人が2連勝! (TOYOTA)

トムス勢が2戦共に表彰台を独占
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昨年に引き続き開幕2連勝を果たした井口卓人(#36)

 2009年全日本F3選手権の第1大会(第1戦、第2戦)が4月4日(土)と5日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで開催された。

 今季の全日本F3は、昨年新設されたナショナルクラスが、全日本選手権として承認され、昨年の全日本クラスが今年は全日本F3選手権Cクラス、ナショナルクラスが全日本F3選手権Nクラスと名称が変更された。予選方式も変更。昨年はベストタイムとセカンドベストタイムで2戦のグリッドが決定されていたが、今季からは、2007年まで行われていた方式に戻され、10分間のインターバルを挟んで15分のセッション2回でそれぞれグリッドを決定することとなった。また、今季よりタイヤはハンコック社製を使用する。

 トヨタはCクラスの5台に1AZ-FEエンジンを供給。Nクラスは出場全車が3S-GEエンジンを使用する。

 4日(土)午前10時40分から好天の下で予選が行われた。第1戦の予選は、マーカス・エリクソン(PETRONAS TEAM TOM'S)とTDPドライバーの井口卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)が激しくトップを争い、エリクソンが全日本F3デビュー戦でポールポジションを獲得。井口が2番手。今季F3にステップアップを果たしたもう1人のTDPドライバー国本雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)は3番手につけた。

 午前11時10分からの第2戦予選では、井口が圧倒的なタイムをたたき出し、ポールポジションを獲得。エリクソン、国本が続く形となった。

 Nクラスでは、第1戦、第2戦共に関口雄飛(AIM SPORTS)がポールポジションを獲得した。

 予選に続き、午後4時に15周で競われる第1戦決勝がスタート。スタート前に小雨が降り始めたが、全車スリックタイヤのままレースを開始。やや濡れた路面という難しいコンディションでのレースとなった。

 エリクソンと井口はスタート順のままトップを争い、3位以下を引き離して行った。そのまま順位でレースが終わるかと思われたが、ファイナルラップの最終コーナーで井口がインを付き、2台はほぼ同時にチェッカー。0.036秒差という僅差で先にチェッカーを受けた井口が逆転勝利を挙げた。井口は昨年の開幕戦に続き、2年連続で開幕戦を制することとなった。

 3位には、後半トップ2と同等のペースで走行を続けた国本が入り、トムスチームの3人が表彰台を独占した。

 Nクラスでは関口がポール・トゥ・ウィンを果たした。

 5日(日)午後12時45分から第2戦決勝レース(21周)がスタート。

 3番手グリッドの国本が好スタートを切り2位に浮上。一方でエリクソンは後続車両と接触し、最後尾まで後退。

 1-2体制で他車を引き離して行った井口と国本だったが、中盤以降は井口が抜け出し独走。開幕2連勝を飾った。国本は2位。3位には、最後尾からファステストラップをマークする走りで怒濤の追い上げを見せたエリクソンが入り、第2戦もトムス勢による表彰台独占となった。

 Nクラスでは第1戦に引き続き、関口がポールポジションから2連勝を果たした。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第1戦富士 ブノワ・トレルイエが開幕戦を制す (TOYOTA)

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開幕戦を制したブノワ・トレルイエ(#2)

 2009年シーズンのフォーミュラ・ニッポンが開幕。第1戦が4月4日(土)、5日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。

 今季からフォーミュラ・ニッポンでは、新型シャシーFN09を採用。エンジンも3.4リッターV型8気筒へと大排気量化され、全く新しい車両でシーズンが戦われることとなった。トヨタは新開発した“RV8K”エンジンを、5チーム8台に供給する。

 今季は金曜日の合同テスト走行が行われなくなったため、土曜日朝のフリー走行セッションのみを経て、午後1時45分からノックアウト方式で予選が行われた。

 この予選で、昨年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したTDPドライバー平手晃平(ahead TEAM IMPUL)が自身初となるポールポジションを獲得。2006年のシリーズチャンピオン ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)が3番手、アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が4番手。TDPドライバー石浦宏明(Team LeMans)が7番手。昨年のチャンピオン松田次生(LAWSON TEAM IMPUL)はQ2終了間際にブレーキトラブルに見舞われ、Q3ではアタックが出来ず、8番手スタートとなった。

 今季よりフォーミュラ・ニッポンにステップアップを果たしたTDPドライバーの国本京佑(Team LeMans)と大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)はそれぞれ9番手、12番手から決勝に挑むこととなった。

 5日(日)午後2時30分に薄曇りの空の下、55周の決勝レースがスタート。ポールポジションの平手はスタートで遅 れ、6番手まで後退。トレルイエが2番手、8番手グリッドから好スタートを切った松田が4番手までポジションを上げた。

 5番手にはロッテラーがつけ、松田を追ったが、16周目に2台が接触。スピンを喫した松田は、この時点でレースを終えることとなってしまった。ロッテラーもこの接触でペナルティを科され、大きくポジションダウン。

 30周目前後から、各車給油とタイヤ交換のためのピットインが開始されると、ピットでの好作業にも助けられ、トレルイエが首位に浮上。遅めのピットイン戦略を採った平手は2位でコースへ戻ったが、ピットアウト周回のタイヤが冷えている間に伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING:ホンダ)にかわされ3位に後退。

 トレルイエはその後2位以下との差を広げ、見事トップでチェッカー。自身2年ぶりとなるフォーミュラ・ニッポンでの勝利を飾った。平手は2位の伊沢を激しく追いあげたが、逆転までには至らず。3位でフィニッシュ。5位には最後尾13番手スタートから追い上げた立川祐路(CERUMO/INGING)が入った。大嶋も7位でデビュー戦ポイント獲得を果たした。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第1戦富士 開幕戦で伊沢拓也選手が2位表彰台を獲得 (HONDA)

開幕戦で伊沢拓也選手が2位表彰台を獲得
L.デュバル選手が4位、ルーキーの塚越広大選手は6位入賞

2009年4月5日(日) 決勝 会場:富士スピードウェイ(4.563km) 天候:予選/曇り 決勝/曇り 気温:13℃(14:30時点) 決勝レース:55周(250.965km) コースコンディション:決勝/ドライ 観客:1万5500人(主催者発表)

fn_r01_h_03_b.jpg  4月5日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2009年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の決勝レースが開催された。

 今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、3年に一度のニューシャシー導入時期であり、大きな変革期にあたる。マシンが英・ローラ社製のFN06から米・スウィフト社製のFN09にスイッチされ、全長、全幅ともにひと回り大きくなり、エンジンも従来の3リッター・V8エンジンから3.4リッター・V8 エンジンへとパワーアップされた。また、新たに導入される「オーバーテイクシステム」は、ステアリングに搭載されたオーバーテイクボタンを押すとエンジン回転数が通常リミットより400回転上がるため、今まで以上にオーバーテイクのチャンスが増える。オーバーテイクボタンの使用は、決勝レース中に5回まで使用が許されており、各チーム・ドライバーの戦術がレースの見どころの1つとなる。

 今シーズンのHondaエンジンは、3.4リッター・V8エンジン「HR09E」をJRP(日本レースプロモーション)を通じ、3チーム5台に供給する。「HR09E」は、本田技術研究所が研究・開発し、M-TECが製造・組み立てとメンテナンスを行っている。

 4日(土)に開催された公式予選は昨年同様のノックアウト方式。予選第1セッションでは、今季が参戦2年目となる伊沢拓也選手(#41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が見事、トップタイムで通過。ロイック・デュバル選手(#31 NAKAJIMA RACING)が5番手。小暮卓史選手(#32 NAKAJIMA RACING)が9番手。リチャード・ライアン選手(#40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が10番手。塚越広大選手(#10 HFDP RACING)が11番手を獲得。上位11位までが予選第2セッションへと進出できるノックアウト方式において、Honda勢3チーム5台すべてが駒を進めた。

 10分間のインターバルを経て行われた予選第2セッションは、L.デュバル選手、小暮選手、伊沢選手の3名が上位8台で争われる予選第3セッションへの進出を果たした。

 予選第3セッションにおいても、Honda勢は終始安定した走りをみせた。その結果、伊沢選手が2番手。小暮選手が5番手。L.デュバル選手が6番手、R.ライアン選手が10番手、塚越選手が11番手で5日に行われる決勝レースを迎えることになった。

 決勝日の5日は好天となり、気温13℃、路面温度18℃と絶好のコンディションとなった。1万5500人の観衆が見守る中、参加台数13台のマシンは、1周のフォーメーションラップ後、14時33分に55周の決勝スタートを切った。

 まずは予選2番手から好スタートを切った伊沢選手がトップに躍り出る。後続では、予選6番手のL.デュバル選手とチームメートの小暮選手が1コーナーのブレーキングポイントで接触し、小暮選手がコースアウトしてスピンを喫する。しかし、小暮選手のマシンはダメージが少なくコースへ復帰するものの、最後尾からの追い上げとなった。

 オープニングラップはトップを伊沢選手、3番手に、L.デュバル選手、8番手にR.ライアン選手と続く。ルーキーとして、初のフォーミュラ・ニッポンに挑む塚越選手は9番手、小暮選手は12番手を走行する。

 8周目、スピンにより最後尾から追い上げを図る小暮選手が、「オーバーテイクシステム」を使用して9番手に浮上する。3位を走行するL.デュバル選手も同システムを3回使用して2番手のポジションを狙うが、抜くまでには至らない展開となる。

 トップを走行する伊沢選手は、常に2番手との差を約1秒引き離す安定した走りをみせる。新しいマシンで始まったフォーミュラ・ニッポンは、13台すべてのマシンレベルがきっ抗しており、全車が1分28秒台のラップタイムを刻みながらレース序盤を走行している。

 最後尾から激しい走りをみせる小暮選手は、効果的に「オーバーテイクシステム」を使用しながら22周目に6番手までポジションをばん回する。

 24周終了後に、L.デュバル選手がタイヤ交換と燃料補給のためにピットインをしてコースに復帰。同じく小暮選手も27周終了時にピットインをするが、マシンの燃料口に燃料ホースがはまらないトラブルが発生し、再び順位を下げてしまう。

 33周終了時に、トップを走行する伊沢選手がピットイン。すばやいピット作業でトップのポジションを守りながらコースに復帰する。しかし、伊沢選手の交換したタイヤがグリップを発揮する前に、前周でピット作業を済ませた2番手のブノワ・トレルイエ選手(トヨタ)が猛アタックを続け、35周目のホームストレートでB.トレルイエ選手がトップのポジションを奪う。B.トレルイエ選手は徐々に2番手以下を引き離して独走状態となるものの、2位争いにはピット作業を終えてポジションを上げてきた平手晃平選手(トヨタ)が加わり、伊沢選手、平手選手、L.デュバル選手の3台で激しい2位争いが繰り広げられる展開となる。

 40周目時点では、トップにB.トレルイエ選手、4秒585遅れて2番手の伊沢選手、背後に3番手の平手選手と4番手のL.デュバル選手と続く。その約3秒後方の5番手にR.ライアン選手が走行していたが、41周目の1コーナー進入でスピンを喫し、コースサイドのタイヤバリアにマシン後方から突っ込むクラッシュを喫してしまう。このクラッシュによりR.ライアン選手はメディカルセンターに運ばれたが、大きなケガはないことが確認された。

 レース終盤、46周目に「オーバーテイクシステム」を使用した小暮選手が8番手に浮上。7番手の塚越選手も前を走る同じルーキーの大嶋和也選手(トヨタ)に対し、「オーバーテイクシステム」を多用しながらアタックを繰り返していく。

 大きく様変わりをしたフォーミュラ・ニッポンの開幕戦で勝利を飾ったのはB.トレルイエ選手だった。し烈を極めた2位争いは伊沢選手が最後まで2番手のポジションを守り、3位に平手選手、4位にL.デュバル選手が55周のチェッカーフラッグを受けた。攻め続けていた塚越選手は、最終ラップで大嶋選手をパスし、ルーキー対決を制して6位を獲得。小暮選手は8位でレースを終えた。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|HR09E開発責任者
 「HR09Eの開発にあたり、十分にテストを重ねていたのでエンジンの信頼性には自信を持っていましたが、今回は開幕戦ということで、念のために信頼性を重視した使い方をしました。残念ながら伊沢選手が優勝することはできませんでしたが、初の2位表彰台を獲得してくれたので、今後はさらに期待できると思っています。次戦の鈴鹿は非常に難しいコースなので、各チームともセットアップが決まるかがポイントになります。セットアップの時間に影響を及ぼさないようにエンジンの信頼性をさらに高めるとともに、開幕戦以上に攻めたエンジンの使い方をしていきたいと思います。ぜひとも鈴鹿でのご声援をお願いします」
伊沢拓也選手(2位 #41 DOCOMO TEAM DADELION RACING)
 「開幕戦を予選・決勝ともに2位で終えることができ、個人的には初めて富士スピードウェイの表彰台に立てたことには満足していますし、シーズンのいいスタートが切れたと思います。ただし、2日間を通じてマシンのセッティングがうまくいっていただけに、わずかな差で優勝を逃したことは、チームに申し訳ないという気持ちでいます。決勝では2番手からのスタートでトップを奪ったにもかかわらず、守れなかったのは非常に悔しいですし、自分に経験が足りないからだと思います。次戦は優勝を狙っていくしかありませんので、応援よろしくお願いいたします」

Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝 上位3人のコメント

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優勝 #2ブノワ・トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)
今朝のフリー走行で初めてフルタンクテストをやりました。それと、タイヤの磨耗に合わせて二通りのセットアップを試しました。
決勝前のウォームアップランでもタイヤの冷えた状態と温まった状態の二通りのセットを試して、どちらがいいか迷ったんですが、 冷えたタイヤに合わせることにしてレースをスタートしました。
序盤はおとなしく走って周りの様子を見ることにしました。そうしたら周りも大体同じ作戦だとわかったので、 ここでプッシュすればトップに立てると思い、それ以降はプッシュしてトップに立ちました。
そこからは何事もなかったように見えたかもしれませんが、実は途中からクルマがおかしくなってきていて、 ストレートをまっすぐ走るのが難しい状態だったんです。でも、そのうち、問題はあるけれども走れなくなるほどではないと判りました。
(2年ぶりの勝利は)勿論すごく嬉しいです。(日本語で)キモチイイネェ!
去年は難しいシーズンを送ったので、表彰台では思わず泣きそうになりましたよ。でもこれで、 自分はまだフォーミュラニッポンで勝てるってわかって、それが一番嬉しいです。

2位 #41伊沢 拓也(DOCOMO DANDELION RACING)
昨日からクラッチにトラブルが出ていたんですが、いいスタートを切れました。ピットアウト後の周回で前に出られてしまいましたが、 あのアウトラップでの走り方が今後勉強すべきポイントですね。
初表彰台は嬉しいですけど、今日は勝てたレースだったので、チームには申し訳ないと思っています。
(オーバーテイクボタンについて)抜かれたときにも使っていたんですけど。これじゃ「オーバーテイクされボタン」ですね。 団子状態になったときには有効かなと思います。

3位 #20平手 晃平(ahead TEAM IMPUL)
今日はスタートがすごく悪くて、それで全てを駄目にしてしまいました。
フォーメーションラップの直前に、タイヤを持たせる方向にセットアップしたのが裏目に出て、 ニュータイヤを履いてすぐのときにペースを上げられず、苦しいレースになりました。
アウトラップのスピードでブノワに劣っていました。
(オーバーテイクボタンについて)使えば追いつくかなぁ?という感じ。効果については疑問です。できれば、作動してる間点滅する、 というのをなくしてほしい。

優勝チーム監督 星野 一義
途中からクルマにトラブルが出て、心配していましたが、止まってしまうようなトラブルではないことがわかってブノワには「無視しろ」 「無視しろ」と言い続けて、最後には「うるさい!」と。
オーバーテイクボタンはデュバルが盛んに使ってましたが抜けませんでしたね。あれ本当に効果あるの?
今日は誰が勝ってもおかしくないレースで、みんなにチャンスがあった中で、ブノワが着実にチャンスをものにしたんでしょう。 前から目をつけていた伊沢君もきました。来年ウチにこないか?って言ってるんですがね(笑)
ウチのドライバー同士でもレースをやっていますから、メカニック同士もきついと思います。チームオーダーは一切なし。 厳しいチームなんですよウチは。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第1戦富士決勝 FN09導入最初のレースを制したのはトレルイエ!07年富士以来2年ぶりの勝利!

2009全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第1戦の決勝が4月5日、富士スピードウェイで行われ、#2ブノワ・ トレルイエ(LAWSON TEAM IMPUL)が絶妙のピット作戦でトップにたち、2007年第1戦富士以来、 2年ぶりの勝利をものにした。
2位には予選2位の#41伊沢拓也(DOCOMO DANDELION RACING)が入り、自身初の表彰台を獲得。
ポールポジションの#20平手晃平(ahead TEAM IMPUL)はスタートで大きく順位を落としたものの周囲のトラブルなどにも助けられて順位を挽回し、3位表彰台を得た。

スウィフトエンジニアリング製のニューシャシー、FN09を導入した最初のレースは、 午後2時30分にフォーメーションラップを開始した。一時は天候が危ぶまれたものの、F3同様、 このレースも最後まで雨に見舞われることはなかった。

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スタートでは、 ハード方向に振られた09仕様のタイヤにクラッチ制御をあわせきれなかったポールシッターの平手晃平が大きく出遅れるのを尻目に、 昨年同じ2番グリッドから一時トップに躍り出てスタンドを沸かせた伊沢がここでもトップに立った。
前回は1コーナー手前で松田次生に抜き返されて2位に後退したが、今回は背後を脅かす相手はおらず、 伊沢はトップのまま序盤戦を快調に走り続ける。

2番手にはトレルイエがつけるが、その後方では#31ロイック・デュバル、#32小暮卓史、#1松田次生の3台が交錯、小暮が松田、 デュバルと立て続けに接触してコースを飛び出し、大きく順位を落としていった。

結局1周目を終わった時点での順位は、伊沢、トレルイエ、デュバル、松田、ロッテラーの順。平手はその後ろ、6位で戻ってきた。

また、予選7番手でフリー走行トップだった#8石浦宏明がエンジンストールにより1周遅れの最後尾に後退している。

今回新車導入に伴って設置されたオーバーテイクシステムを序盤から積極的に使ってきたのが3位のデュバル。 しかしどうしてもトレルイエの前に出ることが出来ない。
一方、デュバルのチームメイト、小暮は一時12位まで後退しながらも、 1コーナー手前から作動させるという方法でこのシステムを効果的に使い、8周目の1コーナーで#37大嶋和也、 20周目の1コーナーで立川祐路、22周目の1コーナーでリチャードライアンを次々に攻略して順位を挽回していった。

そんな中、4番手争いを展開していた松田とロッテラーが17周目の1コーナーで接触。
オーバーテイクシステムを使いながらインに飛び込んだロッテラーが立ち上がりで松田を横からすくい上げる格好でランオフエリアに弾き飛ばしてしまった。
松田はその場でリタイヤ。ロッテラーには24周目に15秒ストップのペナルティが下された。
これにより上位陣は、伊沢-トレルイエ-デュバル-平手の順となった。

このロッテラーのペナルティと前後して、ピットストップを行うドライバーが出始めた。
まず23周終わりでコースアウトして順位を落とした国本、ついで24周終わりで3番手を走行していたデュバルがピットイン。
デュバルは給油に30秒以上を要した。軽めのタンクで序盤に順位を稼ぐ作戦だったか。
その3周後にはチームメイトの小暮。小暮はここまで6位に浮上していたが、ピット作業の際に給油口がうまく入らず、大きくタイムロス。 結局ピットアウトまでに50秒を要して再び後方に沈むことになってしまった。

2位を走行していたトレルイエは32周終わりでピットイン。
その1周後にトップの伊沢がピットに向かう。
伊沢はトレルイエの前でコースインすることに成功したが、1周先にピットストップを済ませたトレルイエのタイヤには充分熱が入っており、 あっという間に間隔を詰められてしまう。
ストレートでオーバーテイクボタンを使い、必死に逃げにかかる伊沢だったが、35周目の1コーナーでトレルイエは悠々と伊沢のインを突き、 トップに躍り出た。

36周終わりには、暫定トップに繰り上がっていた平手がピットイン。
なんとかトップのままコースに戻ろうとするが、その鼻先を掠めてトレルイエが通過、 その周のダンロップでは伊沢にもインをつかれて結局3位に落ち着いた。

上位陣はこのままの状態で残り周回を走行、結局トレルイエは伊沢に5.980秒差をつけて55周を走り切り、 2007年開幕戦富士以来、丁度2年ぶりの勝利を手にした。
2位を獲得した伊沢はこれが初の表彰台。平手はスタートの失敗はあったがその後は着実に走ってなんとか表彰台の一角を占めた。

次戦は鈴鹿。5月17日決勝だ

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第1戦富士決勝結果

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2009/04/05) Race Result Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
12ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K551:21'59.897
241伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E555.980
320平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K556.728
431ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E557.903
548立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K5521.274
610塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E5527.239
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K5528.109
832小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E5529.707
97国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K5542.287
*1036アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K551'01.980
118石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K541Lap 
-------- 以上規定周回(49 Laps)完走 --------
-40リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E4015Laps
-1松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1639Laps
  • Fastest Lap: CarNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S) 1'27.011 (30/55) 188.790km/h
  • CarNo.36は、2009年全日本選手権フォーミュラニッポン統一規則第3章第28条12.1).2)(接触行為、他の競技車両のコースアウト)により、ペナルティストップ15秒を課した。
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

FN:第1戦富士フリー走行2回目 トップタイムは石浦!ルーキー勢も上位タイムを記録

全日本選手権フォーミュラニッポン第1戦富士のフリー走行2回目は、#8石浦宏明(Team LeMans)が1分25秒930でトップタイム。2番手には#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)がつけ、 3番手4番手はそれぞれ#10塚越広大(HFDP RACING)、#37大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)とユーロF3帰りのルーキーが占めた。

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フリー走行2回目は4月5日午前9時50分より30分間で行われた。
昨日のF3決勝の開始直前から夜半まで降り続いた雨も上がり、 空には未だ雲がかかっているものの路面は完全にドライコンディションに回復した。

ここで好タイムを記録したのは、昨日の予選を7番手で終えた2年目の石浦だ。
最初の計測でこのセッションベストとなる1分25秒930を記録すると、その後も快調に周回を重ね、最多の18周を走行した。
チームメイトのルーキー、#7国本京佑も17周を走り、8周目に1分27秒303を出して9番手。
同じく17周を走ったルーキーの塚越は1分26秒856を13周目に記録して3番手タイムを記録。昨年ユーロF3で塚越と同じチームに所属、 1勝を挙げている大嶋は15周走って11周目に1分26秒874で4番手につけている。

一方、ポールシッターの#20平手晃平は14周を走行、最後にベストラップを記録したが、 1分27秒172とここでは8番手に終わった。

第1戦決勝は午後2時30分より、55周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第1戦富士フリー走行2回目結果

Fニッポン第1戦 -RIJ- (2009/04/05) Free Session #2 Weather:Cloudy Course:Dry
2009 Formula Nippon Round 1 富士スピードウェイ 4.563km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
18石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'25.930--191.16
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'26.7170.7870.787189.43
310塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR09E1'26.8560.9260.139189.13
437大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.8740.9440.018189.09
51松田 次生LAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'26.9581.0280.084188.90
636アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'26.9821.0520.024188.85
731ロイック・デュバルNAKAJIMA RACINGHONDA HR09E1'27.0681.1380.086188.67
820平手 晃平ahead TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.1721.2420.104188.44
97国本 京佑Team LeMansTOYOTA RV8K1'27.3031.3730.131188.16
1041伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'27.4611.5310.158187.82
112ブノワ・トレルイエLAWSON TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'27.6231.6930.162187.47
1240リチャード・ライアンDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR09E1'27.7991.8690.176187.10
1348立川 祐路CERUMO/INGINGTOYOTA RV8K1'28.0062.0760.207186.66
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。

Japanese F3

JF3:2009年 F3マシンラインナップ

■Cクラス
09_f3_01 No.1 マーカス・エリクソン
Car: PETRONAS TOM'S F308 / DALLARA F308 / 1AZ-FE
Entrant: PETRONAS TEAM TOM'S
Tuner: (株)トムス
09_f3_02 No.2 ケイ・コッツォリーノ
Car: TODA FIGHTEX / DALLARA F308 / MF204C
Entrant: TODA RACING
Tuner: (株)戸田レーシング
09_f3_12 No.12 安田裕信
Car: ThreeBond / DALLARA F309 / THREEBOND NISSAN SR20VE
Entrant: ThreeBond Racing
Tuner: 東名エンジン(株)
09_f3_33 No.33 岩崎祐貴
Car: イワサキインダストリーF308 / DALLARA F308 / 1AZ-FE
Entrant: NOW MOTOR SPORTS
Tuner: (株)トムス
09_f3_36 No.36 井口卓人
Car: PETRONAS TOM'S F308 / DALLARA F308 / 1AZ-FE
Entrant: PETRONAS TEAM TOM'S
Tuner: (株)トムス
09_f3_37 No.37 国本雄資
Car: PETRONAS TOM'S F308 / DALLARA F308 / 1AZ-FE
Entrant: PETRONAS TEAM TOM'S
Tuner: (株)トムス
09_f3_62 No.62 嵯峨宏紀
Car: DENSO・ルボーセF308 / DALLARA F308 / 1AZ-FE
Entrant: DENSO Team Le Beausset
Tuner: (株)ハナシマレーシング
■Nクラス
09_f3_05 No.5 久保田克昭
Car: ハナシマレーシングF306 / DALLARA F306 / 3S-GE
Entrant: (株)ハナシマレーシング
Tuner: (株)ハナシマレーシング
09_f3_07 No.7 山本尚貴
Car: HFDP RACING / DALLARA F307 / 3S-GE
Entrant: HFDP RACING
Tuner: (株)トムス
09_f3_08 No.8 小林崇志
Car: HFDP RACING / DALLARA F307 / 3S-GE
Entrant: HFDP RACING
Tuner: (株)トムス
09_f3_18 No.18 関口雄飛
Car: EBBRO AIM F307 / DALLARA F307 / 3S-GE
Entrant: AIM SPORTS
Tuner: (株)ハナシマレーシング
09_f3_19 No.19 黒田吉隆
Car: ACHIEVEMENT by KCMG / DALLARA F307 / 3S-GE
Entrant: ACHIEVEMENT by KCMG
Tuner: (株)トムス
09_f3_20 No.20 アレキサンドラ・インベラトーリ
Car: ACHIEVEMENT by KCMG / DALLARA F307 / 3S-GE
Entrant: ACHIEVEMENT by KCMG
Tuner: (株)トムス
09_f3_22 No.22 千代勝正
Car: NDDP EBBRO / DALLARA F306 / 3S-GE
Entrant: TEAM NOVA
Tuner: (株)トムス
09_f3_23 No.23 佐藤公哉
Car: NDDP EBBRO / DALLARA F306 / 3S-GE
Entrant: TEAM NOVA
Tuner: (株)トムス
09_f3_77 No.77 野呂 立
Car: CMSワコーズF306 / DALLARA F306 / 3S-GE
Entrant: シーエムエスモータースポーツプロジェクト
Tuner: (株)ハナシマレーシング

Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第1戦富士決勝 トップ3のコメント

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Cクラス
優勝 井口 卓人(PETRONAS TEAM TOM'S)

2番手スタートで、雨も降ってきて、今日は難しいレースになるなと思いましたが、マーカス選手についてって、動きをよくみて、 自分が勝ってるところ、負けてるところを考えながら走りました。その結果、ファイナルラップでうまくインに入ることが出来、 優勝することが出来たので嬉しいです。
途中雨が強くなり、怖くてアクセルが踏めない状況になりましたが、そこでマーカス選手がミスをして一気に差が詰まりました。 彼は外に膨れる傾向があったので、最終コーナーでインを差して、並んだまま踏んでいけば勝てるかな、と思いましたが、 そのとおりになりました。
これからも自分の走りをして、去年のカルロ選手みたいに安定した走りを続けたいですね。

2位 マーカス・エリクソン(PETRONAS TEAM TOM'S)
非常に難しいコンディションでした。雨がどんどん降ってきて、長く、タフなレースになりました。
スタートはうまくいったんですが、井口選手も離れずにずっとついてきました。そんな状況の中で僕はミスをしてしまい、 一気に差を詰められてしまいました。
最後までトップを守れなかったことは残念に思いますが、同じチームで1-2-3を達成できたことは良かったと思います。
井口選手はいつか仕掛けてくる、と思っていましたが、僕はタワーの表示を勘違いしていたので、 まさかあれがファイナルラップだとは思っていなかったんです。

3位 国本 雄資(PETRONAS TEAM TOM'S)
今日は初レースで、雨も降ってきて、不安でした。
スタートはうまくいったんですが、それ以上に安田選手が速かったのでびっくりしました。でもすぐにチームから無線で「彼はフライングだから」 と知らされたので、あとは無理しないで自分の走りをするように心がけました。かなり集中して走っていたのですが、それでも前の二人は速くて、 追いつけませんでした。

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Nクラス
優勝 関口 雄飛(AIM SPORTS)

スタートでエンジンがかからなくて、ピットスタートになってしまいましたが、雨だったのでトップに立つことができました。 ドライだったらこうはいかないと思うので、今日は天候にも助けられてラッキーでした。
クルマの状態はNの中では悪くなかったです。
エンジンがかからなかったときは「マジで?!」と思いましたが、台数も少なかったし、必ずトップに立てると思って走りました。 でも途中で興奮しすぎて何度かミスをしてしまいました。

2位 小林 崇志(HFDP RACING)
関口選手がピットスタートになり、実質2番手スタートになって、スタートも決まり、1位にあがれました。 後方のドライバーがミスをして間隔も空いたので、勝てる状況でしたが、難しいコンディションの中、ペースを守れず、勝てませんでした。

3位 千代 勝正(TEAM NOVA)
今日は予選6番手という不本意な位置からのスタートになりましたが、雨という状況をポジティブに考えて、チャンスと受け止めました。
スタートが決まって、他のドライバーがミスしたこともあり、順位を上げることが出来ましたので、 あとは競り負けないでコースに留まっていればチャンスはあると思っていました。
F3はFCJと比べるとスリップの利きがいいので、駆け引きが難しいと思いました。

まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Japanese F3

JF3:第1戦富士決勝 井口卓人が最終ラップの大逆転勝利!

 全日本F3選手権第1戦は4日、富士スピードウェイで決勝を行い、最終ラップでトップを逆転した井口卓人(トムス)が優勝した。Nクラスは、ピットスタートした関口雄飛(AIM)が追い上げ優勝した。

 サポートレースが終わり全日本F3の決勝が始まるころ、空から雨が落ちてきた。しかし、コースを湿らす程度で、全車スリックタイヤを履いてグリッドに整列。しかし、ここでNクラスのポールシッター関口雄飛(AIM)がスタートできず。ピットに押し戻されピットスタートとなった。フォーメーションラップ1周を回って関口を除く15台でレースがスタート。

 スタートでトップに立ったのはポールシッターのマーカス・エリクソン(トムス)。2位には予選2位の井口卓人(トムス)が付けた。3位には予選5位の安田裕信(スリーボンド)が素晴らしいスタートで上がってきたが、これがジャンプスタートと判定され、安田は3周を回ってピットイン。順位を落とした。

 代わって3位に上がったのは国本雄資(トムス)。4位には嵯峨宏紀(ルボーセ)が付ける。

 レースはトップ、エリクソンと井口がけん制し合いながら周回を消化していく。降り続く雨はコースをぬらし、路面状況は徐々に悪化。マシンのスライドも多くなり、ラップタイムも落ちてきた。レース終盤の13周目の1コーナーでは井口がエリクソンに並びかけるが、エリクソンもこれを退けトップを死守。

f3_r01_r_iguchi  この争いはついに最終ラップの最終コーナーへ。井口はイン側からエリクソンに並びかける。エリクソンはたまらずコースアウト。しかし、すかさずコースに復帰して、この2台は併走しながらストレートをフィニッシュラインへ向かう。エリクソンが頭一つ抜けていたが、最終コーナーの立ち上がりスピードに勝る井口がゴール手前でエリクソンの前に出た。何と0.036秒差で井口の逆転優勝となった。

 3位には国本が4位にはレース中盤、嵯峨をかわしたケイ・コッツォリーノ(戸田)が入った。

 Nクラスの争いも熾烈だった。レースはポールシッター関口がピットスタートとなったため小林崇志(HFDP)のリードで始まる。しかしその後方ではピットスタートとなった関口が猛然と追い上げてきた。関口はレース中盤には5位まで順位を回復。9周目には千代勝正(NOVA)を抜き4位にあがってきた。

 10周目の最終セクションではトップ小林のミスに乗じ、アレキサンドラ・インペラトーリ(KCMG)がトップに立つと、佐藤公哉(NOVA)をパスした関口も2位に上がってきた。

f3_r01_r_sekiguchi  14周目の1コーナーでついに関口がアウトからインペラトーリに仕掛ける。しかし、両車接触。インペラトーリはスピンして後退。関口はそのまま走り抜けついにピットスタートからトップに立った。

 レース終了。Nクラス優勝は関口、2位に小林、3位に千代、4位佐藤となった。

 全日本F3第2戦は明日、12時45分より21周で争われる。明日はポールポジションからスタートする井口の2連勝なるか?

Text: Yoshinori OHNISHI / Photo: Motorsports Forum

Japanese F3

JF3:第1戦富士決勝結果

全日本F3 -RIJ- (2009/04/04) Race Results Weather:Rainy Course:Semi-Wet
All Japan F3 Championship Round 1 富士スピードウェイ 4.563 km

PNoClsDriverCarChassisEngineLapTime/
Behind
136C井口 卓人PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE1526'08.401
21Cマーカス・エリクソンPETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE150.036
337C国本 雄資PETRONAS TOM'S F308DALLARA F3081AZ-FE154.747
42Cケイ・コッツォリーノTODA FIGHTEXDALLARA F308MF204C156.861
562C嵯峨 宏紀DENSO・ルボーセF308DALLARA F3081AZ-FE1524.674
633C岩崎 祐貴イワサキインダストリーF308DALLARA F3081AZ-FE1526.894
712C安田 裕信ThreeBondDALLARA F309SR20VE1527.731
818N関口 雄飛EBBRO AIM F307DALLARA F305/3073S-GE1530.353
98N小林 崇志HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1535.963
1022N千代 勝正NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1536.262
1123N佐藤 公哉NDDP EBBRODALLARA F3063S-GE1537.176
127N山本 尚貴HFDP RACINGDALLARA F3073S-GE1544.425
1319N黒田 吉隆ACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1555.635
1420Nアレキサンドラ・インベラトーリACHIEVEMENT by KCMGDALLARA F3073S-GE1558.578
1577N野呂 立CMSワコーズF306DALLARA F3063S-GE151'49.736
165N久保田 克昭ハナシマレーシングF306DALLARA F3063S-GE141 Lap 
-------- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 --------
  • Fastest Lap(C): CarNo.1 マーカス・エリクソン 1'38.996 (2/15) 165.934km/h
  • Fastest Lap(N): CarNo.18 小林崇志 1'40.780 (2/15) 162.997km/h
  • CarNo.12は、反則スタートによりドライビングスルーペナルティを課した。

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