☆ 2001年スーパー耐久シリーズ 第4戦 もてぎ
全日本F3選手権 第9/10戦
タイム・スケジュール
◎6月9日(土)
09:25~09:40 F3(第9戦公式予選)
09:50~10:05 F3(第10戦公式予選)
10:20~11:05 S耐(フリー走行)
11:20~11:45 CIVIC(公式予選)
12:00~12:25 Ferrari(公式予選)
12:35~13:20 PIT WALK
13:55~14:30 F3(第9戦決勝/14周)
14:55~15:35 S耐(公式予選)
15:50~16:20 S耐(Cドライバーフリー走行)
◎6月10日(日)
08:00~08:30 S耐(フリー走行)
09:00~09:30 CIVIC(決勝/10周)
10:00~10:30 Ferrari(決勝/10周)
11:00~11:45 F3(第10戦決勝/20周)
12:00~12:45 PIT WALK
12:50~ S耐スタート進行
13:15~16:30 S耐(決勝/105周)
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《全日本GT選手権ニュース》 5月26日
☆ JGTC:サード、影山に代えR.デュマを起用
第3戦からフランスの新鋭ロマン・デュマが、影山正彦に代わって#39デンソーサ
ードスープラGTのステアリングを握ることになった。
サードの加藤眞代表によれば、「以前から闘争心のある若いドライバーを起用
したいという意向があって(新人を)探していたんです。日本人を、とも思いま
したがシーズン途中では難しいので、コマス・レーシング・マネージメントか
ら推薦のあったデュマを使いました」とのこと。
ロマン・デュマはフランス生まれの23歳。フォーミュラ・ルノー、フランスF3
を戦い、国際F3000に乗った経歴も持つ。昨年はフランスF3で1勝を挙げシリー
ズ6位。今年チャンピオン街道ばく進中の福田良とも戦った選手。
「これまでフォーミュラしか乗ったことがなくGTは初めてです。クルマの動き
が全然違いますね。今年はユーロF3000に参戦していますので、これからは掛け
持ちになります。今回のレースでは自分にできるだけのことはしたいと思って
います」と意気込みを語ったデュマ。
新鋭フランス人コンビとなったサードチームが台風の目となるのか、今後の活
躍が楽しみだ。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
☆ 2001年フォーミュラ・ニッポン 第3戦 美祢
タイム・スケジュール
◎5月19日(土)
8:30~8:45 マーチ西日本(公式予選)
9:00~10:00 FN(公式練習)
10:15~10:30 VWニュービートル(公式予選)
10:45~11:00 F3(第7戦公式予選)
11:10~11:25 F3(第8戦公式予選)
11:40~11:55 CIVICインター(公式予選)
12:00~12:50 ピットウォーク
13:00~13:45 FN(公式予選/1回目)
14:15~ F3(第7戦/20周)
15:15~16:00 FN(公式予選/2回目)
16:15~16:30 フェラーリ(公式予選)
◎5月20日(日)
7:55~ フェラーリ(10周)
8:45~ マーチ(10周)
9:25~9:55 FN(フリー走行)
10:20~ VWニュービートル(10周)
11:15~ CIVICインター(15周)
11:50~12:30 ピットウォーク
13:00~ F3(第8戦/28周)
14:30~ FN(62周)
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《フォーミュラニッポンニュース》 4月10日
☆ FN:ムーンクラフト第2戦から参戦決定!
開幕戦を欠場して今シーズンの参戦が危ぶまれていたムーンクラフト&道上龍
だが、今月22日にツインリンクもてぎ行われる第2戦から参戦することが発表
された。
由良監督は「まだ超えなければいけないハードルはありますが、最高のドライ
バー、最高のマシン、最高のスタッフで臨みますのでお楽しみに」とシーズン
復帰の喜びを語った。
当面は1台のみの参戦となるようだが、チャンピオン候補の一人と目されてい
た道上が加わることでシーズンの見所が増えることは間違いない。
ムーンクラフトは開幕前の3月9~10日にTRもてぎで行われた公式走行会で、
新車レイナード01Lのシェイクダウンにもかかわらずトップタイムをマークして
おり、復帰戦から優勝争いに加わることが予想される。
苦難を乗り越え参戦にこぎ着けたムーンクラフトの活躍に期待しよう。
参戦のチームリリースは由良監督のホームページ「ゆらたく屋」に掲載されて
いる。また、いち早く復帰報告のなされたゆらたく屋サロン(BBS)ではファン
からの祝福のメッセージが寄せられている。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《全日本GT選手権ニュース》 4月 6日
☆ JGTC:星野一義免停!!服部尚貴が代役に!
「日本一速い男」星野一義がスピード違反で免停処分を受け、全日本GT選手権
開幕戦を欠場することとなり、その代役に急きょ服部尚貴が抜擢されることに
なった。
服部は、一ツ山と組んで#21マクラーレンで参戦する計画になっていたが、星野
のピンチに予定を変更。4月4~5日の合同テストから#12カルソニックスカイ
ラインのステアリングを握った。
「すごく素直なクルマです。本山とはセットが同じ方向なんでまかせて乗れます。
星野さんのピンチヒッターでプレッシャーはありますね」という服部は、星野
復帰後は予定通り#21マクラーレンに乗ることになる。
星野は、免停講習を受ける姿が現在発売中の写真週刊誌に掲載されたが、それ
によると90日間の免停を受けた模様で、講習により免停期間が45日間とはなる
ものの第2戦富士の参戦も見送られる可能性が高い。
【解説】
レースに参戦するには、JAF(日本自動車連盟)の発行する競技者ライセンスと運
転免許証を所持していなければらなず、免停などの処分を受けるとその間は競技
に参加できなくなる。
国内競技規則抜粋
「競技運転許可証の所持者が、その有効期間中に道路交通法による運転資格を
失ったときは、許可証は無効になり、直ちに本連盟に返還しなければならない」
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《フォーミュラ・ニッポンニュース》 3月22日
☆ FN:ムーンクラフト&道上、開幕戦出場を断念
急きょスポンサーが降りたことで、開幕戦からの参戦が危ぶまれていたムーン
クラフトだが、残念ながら開幕戦(鈴鹿)を欠場することが明らかになった。
チームは引き続き第2戦(もてぎ)からの参戦に向けて動いているが、本山哲、
脇阪寿一などと並んで今シーズンの中心的な存在になると見られていた道上龍
の開幕戦欠場はシリーズにとっても大きな痛手となる。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《フォーミュラニッポンニュース》 3月 8日
☆ FN:ヒロ・ミヤモト骨折! 続報
ムーンクラフトからフォーミュラ・ニッポンデビューを果たすはずが、開幕前
のアクシデントで開幕戦欠場が確実視されているヒロ・ミヤモトだが、骨折し
た腕の手術を6日に無事終え、現在は埼玉県の病院に入院。復帰に向け療養中
だ。
その後、明らかになった事故時の状況だが、2日の午後4時10分頃、125ccの
ミッション付カートで桶川スポーツランドを走行中、1コーナー手前のストレ
ートエンドで左フロントに異常が発生。バランス崩して、ヒロは1コーナー外
側の土手を越えたところまで飛ばされたとのこと。
全治は2~3か月とのことで、6月1週目に行われる第4戦富士までの参戦は
難しいのではないかと見られる。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《フォーミュラニッポンニュース》 3月 5日
☆ FN:ヒロ・ミヤモト骨折!数戦欠場か?
今シーズン、Fドリームから一気にジャンプアップを果たしムーンクラフトから
フォーミュラ・ニッポンデビューすることになったヒロ・ミヤモトだが、参戦
発表会見を終えた翌日の2日、カートでトレーニング中にクラッシュ。左腕骨
折の重傷を負ってしまった。
チームは、とりあえず3月の公式走行会は欠場させ怪我の回復を見守るとのこ
とだが、骨折となるとリハビリも必要となるため、開幕から数戦は欠場となる
可能性が高そうだ。
また、3月の公式走行会はルーキテストを兼ねていたため、ヒロがシーズン途
中の参戦を果たすためには、これに代わるチャンスを得なければならないこと
になる。
なお、ヒロ欠場となった場合、#14道上1台で戦うのか、代役を立てるのかは、
現段階では決まっていない模様だ。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《フォーミュラニッポンニュース》 3月 1日
☆ FN:正式エントリーリスト
No Driver Nat Team
-- -------------------------- --- -------------------------------
1 松田 次生 JAP PIAA NAKAJIMA RACING
2 ラルフ・ファーマン GBR PIAA NAKAJIMA RACING
3 立川 祐路 JAP Olympic KONDO RACING Team
4 TBA Olympic KONDO RACING Team
5 服部 尚貴 JAP TEAM 5ZIGEN
6 ミハエル・クルム GER TEAM 5ZIGEN
7 アレックス・ユーン MAL TEAM LeMans
8 五十嵐 勇大 JAP TEAM LeMans
9 リチャード・ライアン GBR Team Morinaga NOVA
10 アンドレ・コート POR Team Morinaga NOVA
11 影山 正美 JAP COSMO OIL RACING TEAM CERUMO
12 荒 聖治 JAP COSMO OIL RACING TEAM CERUMO
14 道上 龍 JAP MOON CRAFT
15 ヒロミヤモト JAP MOON CRAFT
19 本山 哲 JAP TEAM IMPUL
20 ナレイン・カーティケヤン IND TEAM IMPUL
36 玉中 哲二 JAP TAKAGI B‐1 CAR 倶楽部
37 影山 正彦 JAP TAKAGI B‐1 CAR 倶楽部
55 脇阪 寿一 JAP AUTOBACS RACING TEAM AGURI
56 土屋 武士 JAP AUTOBACS RACING TEAM AGURI
68 野田 英樹 JAP DoCoMo TEAM DANDELION RACING
69 ヤレック・ヴィエルチューク POR DoCoMo TEAM DANDELION RACING
*******************************************************************
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
チーム・レイジュン、今季Fニッポン参戦を見送る!
手作りチームとして、オーナーのOSAMU選手を中心にフォーミュラ・
ニッポンで活躍してきたチーム・レイジュンだが、諸般の事情により今季は
参戦を見送ることになった。
「優勝を狙える体制づくりに努力してきたが、構想を実現できる状況に至
らなかった。2002年には新生レイジュンとして戻ってくる」とチーム側
はコメントしているが、柴原選手を擁しての参戦を進めていただけに、財政
的な事情により急きょ参戦を断念したものと思われる。
これにより、現時点で今季Fニッポン参戦チームは、11チーム22台となっ
た。
チームの参戦休止リリースは、Fニッポン公式サイトでご覧いただけます。
http://www.f-nippon.co.jp/index.html
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
先の全日本GT選手権のセパン戦開催調印式ニュース中、間違った部分がありました
ので修正させていただきます。
・誤:「大会スポンサーであるTV3」
↓
・正:「共同主催者/プロモーターであるTV3」
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《全日本F3ニュース》 2月23日
☆ パオロ・モンティン、TOM'Sより参戦へ
一昨年イタリアF3000選手権を戦っていたパオロ・モンティンがTOM'Sから全日本F3選手
権に参戦することが明らかとなった。
1999年デュラゴよりイタリアF3000選手権に参戦し、なかなかの成績を残していた
モンティンだった。昨年は国際F3000選手権モナコ戦だけに出場したが、フリー走行
のみで予選さえ走ることができない状況だった。しかし昨年末のモナコGPにターゲット
・レーシングから出場し、総合2位というパフォーマンスを見せていた。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《スーパー耐久ニュース》 2月20日
☆ 2001年スーパー耐久シリーズカレンダー
1.4月1日 美祢 500km
2.4月29日 仙台 100周(406km)
3.5月13日 鈴鹿 480km
4.6月10日 もてぎ 500km
5.7月22日 十勝 24時間
6.9月9日 英田 400km
7.10月6日 菅生 500km
8.11月4日 富士 4時間
協力イベント
1.8月12日 筑波ナイター耐久 9時間
2.8月26日 鈴鹿 1000km
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《JGTCニュース》 2月20日
☆ 今年もセパン戦開催決定
14日(水)、マレーシアにおいて全日本GT選手権のセパン戦開催調印式が行われ、
今後3年間レースが開催されることが決まった。
今年のレースは6月23日~24日に開催されるが、レース名称は、「セパンサーキット/
TV3/GT-Aマレーシア大会」に変更されると言う。大会スポンサーであるTV3は、マレー
シア最大の民放テレビ局だ。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
《JGTCニュース》 2月 7日
☆ ニッサン、GT選手権参戦体制を発表
ニッサンは7日(水)、今年の全日本GT選手権への参戦体制を発表した。
GT500クラスにはニッサンGT-Rがニスモから2台(エリック・コマス、
影山正美組とミハエル・クルム、田中哲也組)、チーム・インパルから1台(星野
一義、本山哲組)が参戦。GT300クラスにはシルビアがハセミ・モータースポーツ
(井出有治、柳田真孝組)とチームダイシン(大八木信行、青木孝行組)からそれぞれ
1台が参戦する。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
2000年 AUTOBACS CUP全日本GT選手権シリーズ第7戦 2000-10-22
SUZUKA GT300km WEATHER : Cloudy
JGTC 決勝正式結果表 COURSE : Dry
国際レーシングコース
Pos. No. Cls. Team/Car Type Lap Total Time
----------------------------------------------------------------------------
1 64 GT500 1 Mobil 1 NSX NSX GH-NA2 51 1:48'15.569
2 16 GT500 2 Castrol無限NSX NSX GH-NA2 51 1:48'51.556
3 12 GT500 3 カルソニック スカイライン SKYLINE BNR34 51 1:49'14.309
4 2 GT500 4 カストロール・ニスモGT-R SKYLINE BNR34 51 1:49'14.531
5 1 GT500 5 ロックタイト・ゼクセルGT-R SKYLINE BNR34 51 1:49'36.623
6 6 GT500 6 エッソウルトロンタイガ-ス-プラ SUPRA JZA80 51 1:49'41.216
7 35 GT500 7 マツモトキヨシ・トムススープラ SUPRA JZA80 51 1:49'57.184
8 3 GT500 8 ユニシア・ザナヴィスカイライン SKYLINE BNR34 51 1:49'57.648
9 36 GT500 9 カストロール・トムス・スープラ SUPRA JZA80 51 1:49'59.596
10 32 GT500 10 cdma Oneセルモスープラ SUPRA JZA80 51 1:50'17.746
11 38 GT500 11 FK/マッシモセルモスープラ SUPRA JZA80 50 1:48'36.902
12 37 GT500 12 カストロール・トムス・スープラ SUPRA JZA80 50 1:49'05.805
13 25 GT500 13 エンドレス アドバン スープラ SUPRA JZA80 50 1:49'36.970
14 88 GT500 14 ノマド ディアブロ GT-1 DIABLO ZA90DE068 49 1:49'13.392
15 * 18 GT500 15 TAKATA童夢NSX NSX GH-NA2 48 1:49'00.807
16 31 GT300 1 スーパ-オ-トバックスアペックス MR-S ZZW30 47 1:48'23.420
17 26 GT300 2 シェルタイサンアドバンGT3R PORSCHE 911GT3R 47 1:48'29.538
18 7 GT300 3 RE雨宮マツモトキヨシRX7 RX7 FD3S 47 1:48'40.784
19 910 GT300 4 ナインテンウエディングアドバン PORSCHE 911GT3R 47 1:48'45.422
20 71 GT300 5 シグマテック911 PORSCHE 911GT2 46 1:48'26.685
21 81 GT300 6 ダイシン ADVAN シルビア SILVIA S-15 46 1:48'46.738
22 20 GT300 7 オ-トレットAPEX-SPRIT MR-S ZZW30 46 1:48'52.094
23 11 GT300 8 アビリティ・マリオポルシェ PORSCHE 911GT2 46 1:50'28.608
24 * 24 GT300 9 986ボクスター PORSCHE 986 46 1:52'19.836
25 9 GT300 10 大黒屋ARCぽるしぇ PORSCHE 911RSR 45 1:49'35.240
26 51 GT300 11 C-WESTオ-トスタッフADVAN SILVIA S14 44 1:48'44.153
27 911 GT300 12 ダイヤモンドアドバンポルシェ PORSCHE 911GT3R 44 1:50'38.282
28 360 GT300 13 ヒマラヤADVAND-PROJET FERRARI F360 43 1:49'17.076
29 111 GT300 14 JIM-C TWS F355 FERRARI F355 42 1:48'07.510
30 55 GT300 15 DUPLEXタイサンADバイパー VIPER GTS-R 42 1:49'03.560
31 * 70 GT300 16 外車の外国屋アドバンポルシェ PORSCHE 993GT2 42 1:49'14.364
32 39 GT500 16 デンソーサードスープラ GT SUPRA JZA80 38 1:23'14.690
33 19 GT300 17 ウェッズスポーツセリカ CELICA ST205 37 1:49'03.169
以上 規定周回数完走:
* 86 GT300 BP・KRAFT・トレノ TRUENO AE86 31 1:14'46.581
77 GT300 クスコスバルインプレッサ IMPREZA GC8 25 59'06.540
30 GT500 綜警 McLaren GTR McLAREN 19R GTR 15 31'51.733
28 GT300 RDタイサンBP GT3R PORSCHE 911GT3R 9 21'17.282
21 GT500 ZEROマクラーレンGT-R McLAREN 19R GTR 1 3'02.258
#100 GT500 RAYBRIG NSX NSX GH-NA2 失 格
# 8 GT500 ARTA NSX NSX GH-NA2 失 格
開始時刻: 14:05'35 終了時刻: 15:53'42
Fastest Lap No. 64 Mobil 1 NSX 2'02.718 3/51 172.02Km/h
Class GT500 規定周回数 35
Class GT300 規定周回数 32
*ペナルティ No.86
2000年全日本GT選手権統一規則第28条15.(反則スタート)違反により、
ペナルティストップ10秒を課した。
*ペナルティ No.70
2000年全日本GT選手権統一規則第29条15.(ピットレーンの速度)違反により、
ペナルティストップ10秒を課した。
*ペナルティ No.18
2000年全日本GT選手権統一規則第33条2.違反(ピット作業中のエンジン不停止)により、
ペナルティストップ10秒を課した。
*ペナルティ No.24
2000年全日本GT選手権統一規則第30条(ドライブ行為の規律)違反により、
レース結果に3分加算した。
#ペナルティ No.8,100
決勝後の再車検の結果、2000JAF国内競技車両規則第7章5.3.1.1の違反により、
失格とする。
提供:鈴鹿サーキットランド
《JGTCニュース》 1月22日
☆ 鈴鹿最終戦の正式結果が発表
10月22日に決勝レースが行われた全日本GT選手権第7戦の正式結果がJAFより
発表となった。
このレースは、2位でフィニッシュしたARTA-NSXと3位となった
RAYBRIG-NSXが決勝レース後の車検で違反と判定され、失格の制定を受け
た。しかし、オートバックス・レーシングチーム・アグリとチーム国光with
ムーンクラフトがこの判定に対して提訴を行ったため、JAFによる裁定待ちと
なっていた。
しかし、今回JAFよりこの提訴の棄却が決定され、暫定レース結果がそのまま
正式結果となることが決定した。
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
10月15日
☆関谷正徳、GTセレモニーと最終レース情報
今シーズン限りで現役ドライバーから引退することを表明した関谷正徳の引退セレモ
ニーが明らかになった。
10月22日のGT最終戦・鈴鹿の決勝レース終了後に、長谷見昌弘と共にあいさつを行い
、オープンカーでコースを1周して、ファンにお別れをする。ドライバーを担当するの
は
土屋武士の予定。なお本日スーパー耐久でGN+クラスで2位表彰台を得た関谷は、最終
レースが10月29日のスーパー耐久最終戦・菅生であることも明らかにした。ただし、セ
レモニー等の予定は現段階ではないとのこと。
来年以降は公式なレースへの参戦は考えておらず、ワンメイクレースにおけるゲスト
カーやロードスタープレス対抗レースのようなイベントではステアリングを握る可能性
があるようだ。
皆越和也
《全日本レースニュース》 10月13日
☆ 関谷正徳、今シーズンで引退へ
日本人唯一のルマン24時間レース優勝者であり、また全日本
ツーリングカー選手でもチャンピオンを獲得するなど、これま
で日本のモータースポーツを引っ張ってきた関谷正徳が今シー
ズン限りで引退することが明らかとなった。
「20世紀の終わりに、人生の区切りをつける決心をした。
1971年以来30年間、素晴らしい方々に支えられ、ドライバーと
して頑張ってくることができた。
そして今、モータースポーツの世界のためにやりたいことが
明確になり、そのためにも一刻も早く新たな勉強を始めようと
思っている。今まではレールの上を走ってきたが、これからは
1本の枕木となって支える立場になる。
これまで応援して下さった皆様に、心から感謝すると共に、
これからも変わらぬお付き合いをお願いしたい」と関谷正徳は
コメントした。
今後は、JGTCを戦うトヨタ・チーム・トムスのチーム監督
に就任する他、フォーミュラ・トヨタ・レーシング・スクール
の校長を始めとする若手レーシング・ドライバーの育成や、一般
ドライバーを対象とした安全運転啓蒙活動などへ取り組む予定。
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
関谷正徳選手が10月21~22日のJGTC最終戦・鈴鹿のレースを最後に、GTドライバーとし
ての現役を引退することになりました。以下はトムスから発表されたリリースの抜粋で
す。
『関谷正徳、ドライバー勇退のご案内』
さて、この度の全日本GT選手権シリーズ第7戦(10月21~22日)を最後に、弊社ドライバ
ーの関谷正徳が、GTドライバーとしての現役を引退することとなりました。
29年間、レーシングドライバーとして、トムスと共に一心同体で、負ける悔しさも、
勝つ喜びも一緒に分かち合って来ました。トヨタのワークスドライバーとして数々の戦
跡を残した他、ル・マン24時間耐久レースでは日本人として初優勝を飾るなど、日本に
とどまらず、世界のモータースポーツの歴史にその名を刻んでまいりました。
関谷のGTカーによるアグレッシブな走りは、この鈴鹿を最後に見ることが出来ないこ
とは大変残念なことですが、今後はトヨタ・チーム・トムスの監督として就任するほか、
後進の指導に当っていくこととなります。
いままで以上に、厳しい目と、29年間培ってきた技術で、若いドライバーを育て上げ
てくれることを期待してやみません。
レース終了後にピットにて関係者を集め、関谷さんからのご挨拶があるようです。
最終戦は関谷選手のほか、長谷見昌弘選手もJGTCから引退。残念です。
皆越和也
■ 2000 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA FMOTOR4 EDITION
RACE REPORT 決勝レポート 2000/06/25
-------------------------------------------------------------------------
JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA(06/24,25)
決勝レース
マレーシアにスカイライン伝説が生まれた日…
No.2 カストロール・ニスモGT-Rが大逆転で優勝を決める!
壮絶!!No.18 TAKATA童夢NSXは灼熱地獄に苦しむ
日本レース初の試みであるJAPAN GT FESTIVAL im MALAYSIAの決勝レースが6月25
日、マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで3万人以上の大観衆
の下で開催された。
早朝にひとしきり降った雨雲も流れ、暑い日差しがセパンに戻ってきた。エンジ
ンを換装を行っていたNo.55 エクリプススリランカバイパーGTSRを除く、23台がス
ターティング・グリッドに並んだ。14時ちょうどにローリングスタートが開始され
ると、グランドスタンドに詰めかけた1万数千人の大歓声がメインストレートを駆
けるマシンたちに注がれた。そして、1周のローリングの後、歴史的な決勝レース
のスタートが切られた。
ポールスタートのNo.18 TAKATA童夢NSX(脇阪寿一)は見事にスタートを決め、1
コーナーにトップで飛び込む。対照的に予選2位のNo.16 Castrol無限NSX(道上)
は失敗というか、予選4位のNo.36 カストロール・トムス・スープラ(土屋武士)
が好スタートでジャンプして2番手に、そして予選5位のNo.64 Mobil 1 NSXが3番
手に。予選3位のNo.32 トヨタセルモスープラ(近藤)と7位のNo.12 カルソニッ
クスカイライン(星野)がスタート直後の混戦で接触。この2台はこのトラブルも
あって大きく後退した。
トップに立ったNo.18は2分4秒台というハイペースで、いつものように逃げを打
つ。2番手は2周目にNo.36をかわしたNo.64となるが、No.18との差はじわじわと広
がっていく。
4番手には予選8位から上がってきたNo.8 ARTA NSXだったが、スタート時のフラ
イングを取られてペナルティストップを命じられ、上位から脱落する。これに代わっ
て4番手になったのは予選6位のNo.3 ユニシア・ザナヴィスカイライン(田中)、
5番手が予選9位と出遅れたNo.2 カストロール・ニスモGT-R(片山)だった。
しばらく上位の順位はそのまま動かなくなる。特に20周を過ぎた頃にはトップの
No.18と2番手のNo.64の差は8秒弱まで開いてしまう。そして迎えたルーティンの
ピットインでレースは動いた。No.2 カストロール・ニスモGT-R(クルムに交代)と
No.1 ロックタイト・ゼクセルGT-R(コマスに交代)は速やかにピットインを終え
た。だが、2番手のNo.64 Mobil 1 NSX(伊藤に交代)、3番手につけていたNo.36
カストロール・トムス・スープラ(関谷に交代)はピットから出る際にエンジンが
ストールしかけて、No.3 ユニシア・ザナヴィスカイライン(長谷見に交代)もピッ
トで時間が掛かってしまい、No.2、No.1が一気に2、3番手に躍進。後塵を浴びる
ことになった、3台は一団となって争いさらにしまう。この中でNo.3はエンジンに
トラブルが出て、No.36もペースが上がらずに、No.64がなんとか抜けだすが、トッ
プ争いからは絡むことは出来なくなっていた。
2番手に上がったNo.2だったが、無難にピットインをこなしたトップのNo.18
TAKATA童夢NSX(金石に交代)との差は、この時点で6秒近く開いていた。No.18の
金石、No.2のクルム共に2分5秒台前後を出していたために、この差は詰まらない
かと見えた。ところが、35周を過ぎたあたりから急にNo.18のペースが乱れて時には
8秒台まで落ちてしまう。これを知ったNo.2クルムは4秒台も出すペースで一気に
その差を縮めていった。No.18金石のクールスーツは交代した時点からまともに動い
ておらず、この時金石は体力的に限界に近づいていたのだ。そして40周目にNo.2ク
ルムはNo.18の隙をついてトップに立つ。そしてその後も2分5~4秒台のペース
で、後続を引き離していた。さらに3番手のNo.2コマスもペースの落ちたNo.18を抜
くべく猛然とペースを上げていく。そして残り4周となった49周には、周回遅れを
2台挟んでNo.18の背後に付けた。そして50周目の1コーナーで周回遅れをまとめて
かわしに掛かったNo.1スカイラインのテールが大きく流れた。これでタイヤにダメー
ジを負ってしまったNo.1は、ここに来てタイヤ交換せざるおえなくなり、表彰台を
逃すことになった。これで2番手のNo.18を追うのはNo.64になるのだが、残り3周
で差は16秒。結局No.18は辛くも逃げ切って2位を確保してゴール。3番手はNo.64
となった。記念となる優勝を飾ったのはNo.2 カストロール・ニスモGT-R、片山右京
/ミハエル・クルム組。シリーズ戦ではないが、クルムにとってはNISMOでの、片山
にとってはGTでの初勝利を手にすることになった。
圧勝!No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7がSUGOのリベンジを果たす
GT300クラスでは、ポールポジションのNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(山野>松
本)が好スタートを切って逃げる。これをNo.19 ウェッズスポーツセリカ(原>脇
阪薫一)とNo.77 クスコスバルインプレッサ(谷川>小林)が追う展開。
序盤こそトップNo.7に食い下がった両車だったが、No.19は他車との接触で出遅
れ、No.77はピットイン時にエンジンが掛からなくなってしまい、2分近いロスで
勝利から遠ざかってしまった。一方、No.7は山野、松本共にコンスタントに2分16
~17台を記録し、この暑さの中でノントラブルで走りきり最終的には40秒近い差を
付けて優勝した。5月28日に行われた第3戦SUGOで勝利を目前にしながらリタイア
となったレースの雪辱を果たす形となった。
☆優勝者インタビュー
■GT500
No.2 カストロール・ニスモGT-R
片山右京「ここ(セパン)に来る前に考えたり、聞かれたりしていたんですが、表
彰台はあると思ってました。とにかく前半がんばっていけばクルムがやってくれる
と思っていました。JGTCが初めて海外で行ったレースで勝てたことで、スカイライ
ンや自分たちの力を証明できたと思います。F1以後はモチベーションが高く保てま
せんでしたが、ル・マンでの2位とこの勝利で、F1とは(モチベーションは)違う
けど、もっともっと上にいきたいと思えるようになりました」
ミハエル・クルム「右京ががんばってくれて、予選9位が5位になって帰ってきて
くれたので、うまくやれば表彰台が見えると思った。ピット作業がうまくいって2
位で復帰できた。それでもトップの18号車に追いつくのはむずかしいとは思ったが、
プッシュした。18号車のペースが落ちてきて、ミスも増えたから抜けました。この
サーキットはひじょうにすばらしいし、クルマのなかにいても観客の声援が聞こえ
てきて、それがとてもうれしかったですね」
■GT300
No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山野哲也「(ポール・トゥ・フィニッシュでしたが楽勝でしたか?)そんならくな
もんじゃないですよ。ボクたちは前のSUGOで1番を走りながらリタイアしてますし、
ここへはリベンジじゃないですけど、そのくらいのつもりでRX7とチームの実力を
見せたいと思っていました。だから、今日もここ(優勝インタビュー)に来れたの
がひじょうにうれしいです。レースではていねいに走ることを心がけてましたし、
それができたこともあってほんとうにうれしいんです」
松本晴彦「(セパンでの初代勝者ですね?)ここにいられることは、とても光栄で
す。ここで勝つためにチームもドライバーも一丸となってやってきましたから、と
てもうれしいです」
■レースTV中継
7月1日(土) 16:00~17:15
テレビ東京系全国6局ネット
放映局:テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/
テレビ瀬戸内/ティーエックスエヌ九州
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
2000年6月25日
本田技研工業株式会社
広 報 部
JGTC2000 “JAPAN GT FESTIVAL IN MALAYSIA”
決勝<6月25日(日)>
HONDA NSX-GT 2-3位表彰台獲得!
全5台完走で高い信頼性を証明
○開催日 :2000年6月25日(日)
○開催地 :セパン・インターナショナルサーキット(コース全長:5.543km)
○決勝レース :54周(約299.322km)
○天 候 :晴れ
○気 温 :28℃(13:30)
○路面温度 :34℃
○コースコンディション :ドライ
○観客数 :30,460人(主催者発表)
N-GT規定車両による初の海外レース「ジャパンGTフェスティバル・イン・マ
レーシア」は、6月25日マレーシア・セパンF1サーキットで決勝レース(1周:
5.543km x 54周)が開催され、TAKATA無限NSXに乗る脇阪寿一/金石勝智
組がポールポジションから好スタートを切りトップに立ち、そのまま周回を重ねたが、
レース終盤に入った40周目、第11コーナーで痛恨のオーバーラン。順位を2位に
下げそのままチェッカーフラッグを受けた。また3位にはMobil1NSXに乗る伊藤大輔、
D.シュワガー組が入った。優勝は、Castrol NISMO
GT-Rに乗る片山右京、M.クルム組だった。
●HONDA NSX出場チームと戦績
No. マシン名 エントラント名 監 督 ドライバー H.W 予選 決勝
8 ARTA NSX AUTOBACS RACING 鈴木亜久里 鈴木亜久里 8位 5位
TEAM AGURI 土屋 圭市
16 Castrol 無限 NSX 無限 熊倉 淳一 中子 修 30 2位 10位
×童夢プロジェクト 道上 龍
18 TAKATA 童夢 NSX 脇阪 寿一 50 P.P. 2位
金石 勝智
64 Mobil 1 NSX Mobil1 中嶋 悟 伊藤 大輔 5位 3位
Nakajima Racing D.シュワガー
100 RAYBRIG NSX チーム国光 高橋 国光 飯田 章 13位 6位
with MOONCRAFT 服部 尚貴
※タイヤ=全車ブリヂストン HW=ハンディウェイト(単位:kg)
○決勝レース 6月25日(日)
14:06~ (54ラップ)
お昼過ぎに断続的に降るスコールで天候が心配されたが、強い日差しが回復。14時06
分にスタートが切られた。飛び出したのはポールポジションの脇阪寿一選手(TAKATA
童夢 NSX)。2周目には予選5番手のドミニク・シュワガー選手(Mobil 1
SX)が2位に浮上。早くもNSXが1-2体制を築く。4位には鈴木亜久里選手(ARTA
NSX)、5位に中子修選手(Castrol 無限
NSX)が走行。しかし、中子選手は10周目にスピンしコースアウト。レースには復帰
するものの、大幅に順位を落としてしまう。鈴木選手はスタートのフライング判定に
より、10周目終了時点でピットイン。10秒間ピット出口ストップのペナルティを受け
12周目の時点で10番手まで順位を下げる。一方、1-2体制で走行する脇阪選手とシュ
ワガー選手は順調に3位以下との差を広げる。28周目に、まずシュワガー選手がドラ
イバー交代のためピットインするものの、ピット作業でタイムをロス。続いて脇阪選
手が29周目にピットイン。金石勝智選手に交代しコースに復帰。各車ピットインの間
に3番手まで浮上した飯田章選手(RAYBRIG
NSX)は29周目終了時点でドライバー交代を行なった。その後、順調にトップを走行
していたかに見える金石選手だったが、思うようにペースが上がらず、40周目でM.ク
ルム(Castrol NISMO
GT-R)にトップを奪われてしまう。その後、金石選手は粘り強い走りをみせゴールま
で2位を死守。3位にはピット作業のタイムロスから激しい追い上げをみせた伊藤選手
(Mobil 1 NSX)が入り、鈴木/土屋組(ARTA
NSX)が5位。飯田/服部組は6位。コースアウトから再スタートした中子/道上組は10
位まで追い上げチェッカーを受けた。これにより、NSX勢は今シーズンのGTレース全
戦で表彰台を獲得し、シーズン中盤に突入する全日本GT選手権の初タイトル獲得に向
けて貴重な経験を積むことができたレースとなった。
2位 TAKATA 童夢 NSX
○脇阪寿一(Juichi Wakisaka)選手
こんなレースもあるのですね。トップで金石さんにバトンタッチした時は完璧だった
のですが…。金石さんもあのトラブルが無ければ絶対にトップでチェッカーを受けて
たと思うし、残念ですけどしょうがないという気持ちです。次の全日本GT選手権では
ぜひ優勝したいですね。
○金石勝智(Katsutomo Kaneishi)選手
クールスーツ(体温の上昇冷却して抑える装置)のトラブルで、途中から意識が朦朧
として、2位のチェッカーを受けるのがやっとの状態になってしまいました。でも、
このサーキットに来てくれたマレーシアのお客さんのあたたかい声援には感動しまし
た。レース後の表彰台でもフラフラの状態でしたが盛り上がりが凄くて本当に嬉しか
ったです。またこのサーキットでレースをしたいですね。
提供:本田技研工業株式会社 広報部
JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA -RIJ- (2000-06-25) Provisional Race Results
Sepang GP Circuit:5.542km
Weather : Cloudy Course : Dry
P- No.Cls----Car---------------------Driver(s)------------Lap-Goal Time--Tyre
1 2 500-1 カストロール・ニスモGT-R 片山右京 M.クルム 54 1:54'17.507 BS
2 18 500-2 TAKATA 童夢 NSX 脇阪寿一 金石勝智 54 - 35.827 BS
3 64 500-3 Mobil 1 NSX 伊藤大輔 D.シュワガ-54 - 43.578 BS
4 36 500-4 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 土屋武士 54 - 56.624 MI
5 8 500-5 ARTA NSX 鈴木亜久里 土屋圭市 54 - 1'06.686 BS
6 100 500-6 RAYBRIG NSX 飯田 章 服部尚貴 54 - 1'52.892 BS
7 1 500-7 ロックタイト・ゼクセルGT-R E.コマス 影山正美 53 - 1 lap BS
8 25 500-8 エンドレス アドバン スープラ 木下みつひろ 織戸 学 53 - 1 lap YH
9 6 500-9 エッソウルトロンタイガースープラ 野田英樹 W.ガードナ-53 - 1 lap BS
10 16 500-10 Castrol 無限 NSX 中子 修 道上 龍 52 - 2 laps BS
11 37 500-11 カストロール・トムス・スープラ 荒 聖治 山路慎一 51 - 3 laps MI
12 7 300-1 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山野哲也 松本晴彦 50 - 4 laps YH
13 19 300-2 ウェッズスポーツセリカ 脇阪薫一 原 貴彦 50 - 4 laps YH
14 31 300-3 スーパーオートバックス アペックスMR-S新田守男 高木真一 50 - 4 laps YH
15 88 500-12 ノマド ディアブロGT-1 古谷直広 高橋 毅 49 - 5 laps DL
16 77 300-4 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 49 - 5 laps YH
17 26 300-5 シェルタイサンアドバンGT3R 福山英朗 D.マラガムワ 49 - 5 laps YH
18 70 300-6 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三 P.ヴァン・スクート 47 - 7 laps YH
19 39 500-13 デンソーサードスープラGT 影山正彦 R.ファーマン 42 - 12 laps YH
20 5 300-7 ポルシェ・カレラRS キー・スーン・ユー イラ・リダック 42 - 12 laps MI
21 3 500-14 ユニシア・ザナヴィスカイライン 長谷見昌弘 田中哲也 38 16 laps BS
--------------------------------- 以上完走 ----------------------------------
32 500 トヨタセルモスープラ 近藤真彦 立川祐路 24 - 30 laps BS
12 500 カルソニックスカイライン星野一義 本山 哲 13 - 41 laps BS
55 500 エクリプス スリランカ バイパーGTSR 余郷 敦 山田英二 3 - 51 laps YH
-----------------------------------------------------------------------------
※タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン
上記は暫定結果ですが、変更なき場合はこのまま正式結果となります。
Special Thanks : Keiichiro Takeshita
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
■ 2000JGTC SPECIAL EVENT
■ GT INSIDE REPORT
■ JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA FMOTOR4 EDITION
QUALIFY REPORT 予選レポート 2000/06/24
-------------------------------------------------------------------------
JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA(06/24,25)
公式予選レポート
記念ポールもその手中に納める…
No.18 TAKATA童夢NSXが暑さをものともせずにポール奪取!
GT300はNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が逆転ポール獲得
日本のレース・イベントとして初の海外開催であるJAPAN GT FESTIVAL in
MALAYSIAが、6月24日マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキットで幕
を開けた。この日は午前と午後に2回の公式予選が行われた。
■予選1回目
公式予選1回目は午前10時30分からスタート。時間は45分間で、すべての時間帯
でGT500とGT300が混走するという、シリーズ戦とは違う形で行われる。
セパン上空は時折雲が流れるが、天気は晴れ。東南アジアらしい強い日差しが照
りつけ、気温は30度、路面温度35度という日本で言うなら真夏の日中という気候だ。
記念すべきイベントの開始は、静かに始まった。各チーム様子見なのか、最初の
5分間はどこもマシンをコースに出さなかった。その中でまず飛び出したのがNo.6
エッソウルトロンタイガースープラだ。No.6は昨日の公式練習でエンジントラブル
が相次ぎ、わずか十数周ほどしか走れなかった。No.6は2周目で2分07秒712を記
録。さらに03秒490までタイムを縮める。
そして、開始10分。シリーズ開幕戦から3連続ポールを獲得している大本命No.18
TAKATA童夢NSXがコースイン。練習日でも2分02秒273でトップを手にしているだ
けに、その走りに注目が集まった。その期待に違わず、No.18はわずか2周目にし
て、2分01秒056とあっさり昨日のタイムを更新する。それに続き、No.12 カルソ
ニックスカイラインも03秒191で2番手に飛び出てくる。だが、トップNo.18は次の
ラップで2分00秒523と、ついに0秒台に到達して、トップを不動のものとする。
これに対して、まずはNo.36 カストロール・トムス・スープラが2分02秒814で
2番手に上がるが、すぐにNo.16 Castrol無限NSXも01秒571を記録し、さらに01秒
514まで上げてNo.18に続くポジションに入る。さらにNo.64 Mobil 1 NSXも02秒259
で3番手に上がり、これでトップ3がNSXによって占められる。4番手にはNo.12が
02秒606、5番手には99年型で健闘するNo.32 トヨタセルモスープラが02秒780で食
い下がる。
セッションも残り15分となった時点で、6番手まで下がっていたNo.36が再度ア
タックを開始。2分02秒129を出してNSXに割り込む3番手へと飛び込んだ。これに
応戦したのが99スープラのNo.32だ。終了まで8分となったところで、なんと2分01
秒904とトップ2台のNSXに続く01秒台を叩き出して3番手を奪った。No.12は02秒
471までタイムアップするが6番手止まり。
ラスト5分でNo.16もアタックを行うが、タイムを更新できずにセッションが終
了。これでNo.18 TAKATA童夢NSXの暫定ポールポジションが決定し、マレーシア・
セパン・サーキットの公式記録にその名が刻まれることになった。
GT300クラスでは、開始7分でまずNo.26 シェルタイサンアドバンGT3Rが公式練
習でのトップタイムを更新する2分13秒937を出し、クラス・リーダーとなる。
だが15分過ぎに、No.19 ウェッズスポーツセリカが2分12秒637と12秒台まで上
げてトップを奪う。これにNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が13秒022、No.26 シェル
タイサンアドバンGT3Rが13秒584と続く。
このまま大きな変動なく、セッション終了かと思われた残り10分。No.26が最後
のアタックに入り2分12秒846とタイムを更新し、クラス2番手まで上がるがトッ
プには届かない。これでNo.19 ウェッズスポーツセリカが、GT300の暫定ポールを
決めた。
■予選2回目
午後2時30分から公式予選2回目が行われた。午後はやや雲が多くなり、日差し
の強さはさほどでもなかったが、気温は37度まで上昇。路面温度は48度とほぼ予想
の数値のようだ。
午後の予選では、開始と同時にかなりのマシンがコース上に飛び出した。まず
No.36 カストロール・トムス・スープラで2分03秒764と2分3秒台を出す。だが、
午前の2番手No.16 Castrol無限NSXが早くも01秒656と午前に匹敵するタイムを記
録して、トップに立った。No.36も02秒502までタイムを上げるがNo.16とはまだ差
が残った。そして、開始15分経過時点で、暫定ポールシッターのNo.18 TAKATA童夢
NSXが2分01秒901でNo.16に迫る2番手となる。
そして、19分過ぎに今季ただ1台99年型スカイラインGT-Rで頑張るNo.3 ユニシ
ア・ザナヴィスカイラインが2分02秒286を叩き出して、スカイライン勢のトップ、
総合順位でも6番手のポジションにつけた。
セッションの中盤を過ぎる28分でトップのNo.16が00秒616までタイムを更新する
が、No.18の暫定ポールタイムにわずかコンマ1秒届かない。そのNo.18 TAKATA童
夢NSXは終了11分前、ついに午前のタイムを上回る2分00秒431を記録。その次の周
回には00秒426まで刻んできた。この後、このタイムを更新できるものは現れず、
セッションを終了。記念すべきレースのポールポジションはNo.18 TAKATA童夢NSX
が手にすることとなった。
GT300クラスでは、17分過ぎにNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が2分12秒630と、
午前No.19が記録したトップタイムをわずかに上回り、クラストップとなる。また、
このセッションではNo.31 スーパーオートバックスMR-Sが13秒392と自己タイムを
大きく更新して2番手、クラス総合でも3番手にアップしてきた。午前4番手だっ
たNo.77 クスコスバルインプレッサはドライブシャフトにトラブルが生じて、この
セッションを走行することが出来なかった。結局GT300はこのままのタイムでセッ
ションを終了。これでNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が、セパンでのGT300クラス・
ポールポジションを獲得した。
☆ポールポジションインタビュー
■GT500クラス
No.18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「アパ・カバ(マレー語でこんにちは)。とりあえずこれだけ覚えてきま
した(笑)。クルマはものすごく速いんで、明日(決勝)は問題ないと思います。
予選2回目はちょっとクリアラップがとれなかったので、タイムはさほど伸びなかっ
た。ボクたちのクルマはかなりアドバンテージがあると思うので、落ち着いて走れ
ば、トラブルさえなければ勝てると思います。(GTでポールポジションを獲ること
は有利なのか?)ローリングスタートなので、スタートで前に出ると、レースをコ
ントロールできますから。あと今年になってからいつも同じ位置からスタートでき
ているというのは、ボクらにとってアドバンテージになっています。(ライバル
は?)やはり同じチームの16号車ですね」
金石勝智「(ライバルは?)決勝レースはやはり16号車と、ウチの場合はトラブル
ですかね。あと人間もアツいですけど(笑)、クルマも暑いでしょうから。(セパ
ンの暑さはどうですか?)日本でも8月のレースはこれぐらいの感じなるので、と
りあえずだいじょうぶです。クルマとしてはとくに暑さ対策というのはしていませ
ん。日本から持ってきたままです」
■GT300クラス
No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
山野哲也「SUGOもポールを獲れましたけど、セパンもコース図を見るかぎりRX7に
有利なコースじゃないかなと思っていましたが、それがうまくハマったって感じで
すね。とくにRX7は高速コーナーでの安定性がいいんで、そこの部分でアドバンテー
ジがとれたと思います。(セパンは暑さはどうですか?)ボクには問題ないです。
まるで故郷に帰ってきたような快適さですね(笑)。むしろ寒がりなのでこの冷房
の利いた部屋のが辛いです(笑)。RX7はクルマ的にはなにもしていませんが、ドラ
イビングをするうえで、今までと同じ(エンジンの)回転域を使うとちょっと油温
が上がりすぎてしまう傾向があるので、少し抑えめにして走っています」
松本晴彦「クルマ的にはセパンはマッチするコースですね。それとメカニックたち
が予選までにだいぶがんばってくれたので、それも大きいと思います。(決勝のラ
イバルは?)ナンバー19のセリカですね」
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
JGTC2000 “JAPAN GT FESTIVAL IN MALAYSIA”
予選日<6月24日(土)>
ホンダNSXが海外初のGT戦でフロントローを独占!
TAKATA童努NSX〔脇阪/金石〕がポールポジションを獲得!
○予選日 :2000年6月24(土)
○開催地 :セパン・インターナショナルサーキット <マレーシア>
○コース全長 :5.543km
○天 候 :晴れ
○気温 :30℃(12:00) 29℃(15:00) (ピット内HONDA調べ)
○湿度 :63.9%(12:00) 70%(15:00)
○コースコンディション :ドライ
マレーシア・セパンインターナショナルサーキットにおいて海外初のN-GT規定
による GTオールスター戦「JAPAN GT FESTIVAL IN MALAYSIA」が開催。6月24
日(土)に予選走行が行なわれ、25日(日)決勝のスターティ ンググリッドが確
定した。(予選参加:24台)
ポールポジションを獲得したのは脇阪寿一/金石勝智組(TAKATA童夢NSX)。
さらに中 子修/道上龍組(Castrol 無限 NSX)が予選2位を獲得し、フロント
ローをNSXが占める結果となった。
その結果、ポールポジションスタートのTAKATA 童夢 NSXは50kg、予選2番手
のCastrol 無限 NSXは30kgのウエイトハンディを載せて決勝に臨む。
決勝レース<54周(約299.322km)>は6月25日(日)午後2時(日本時間午
後3時) にスタートする。
●HONDA NSX出場チームと予選結果
No.マシン名 エントラント名 監 督 ドライバー 予選タイム
-----------------------------------------------------------------------------
8ARTA NSX AUTOBACS RACINGTEAM AGURI鈴木亜久里 鈴木 亜久里 8位 2'02"496
土屋 圭市
-----------------------------------------------------------------------------
16Castrol無限NSX 無限×童夢プロジェクト 熊倉 淳一 中子 修 2位 2'00"616
道上 龍
-----------------------------------------------------------------------------
18TAKATA 童夢 NSX 脇阪 寿一 P.P. 2'00"426
金石 勝智
-----------------------------------------------------------------------------
64Mobil 1 NSX Mobil1 Nakajima Racing 中嶋 悟 伊藤 大輔 5位 2'02"259
D.シュワガー
-----------------------------------------------------------------------------
100 RAYBRIG NSX チーム国光with MOONCRAFT 高橋 国光 飯田 章 13位 2'03"475
服部 尚貴
-----------------------------------------------------------------------------
※タイヤ=全車ブリヂストン
○永長 真(Makoto Nagaosa)NSX-GT開発プロジェクトリーダー
「海外初のGTレース予選フロントローを独占できて嬉しいです。暑さ対策と
してラジエターのダクトリップの高さを上げたことも効果的でした。マレーシ
アのお客様は若い方が多く、明日もいい結果を出してホンダNSXの名前を覚えて
ほしいですね。」
○ ポールポジション TAKATA童夢NSX
脇阪寿一(Juichi Wakisaka)選手
「2回目の予選ではクリアラップがなかなかとれなくて僕自身のタイムアップ
はできませんでしたが、車のアドバンテージをはっきり感じることができまし
た。このコースレイアウトは攻めがいがあって、とても気に入っています。マ
レーシアの暑さも日本の夏と変わらないので大丈夫です。決勝はいい走りをみ
せて優勝できると思います。」
金石勝智(Katsutomo Kaneishi)選手
「ここ数年にできたサーキットのなかで一番面白いコースですね。高速のコー
ナーでテクニックが要求され、車のポテンシャルの差が出ますね。暑さを見越
して対策をしているので大丈夫でしょう。ライバルはやっぱり16号車ですね。」
情報提供:本田技研工業株式会社 広報部
★PPを獲得した#18TAKATA 童夢 NSX、笑顔のPPクルーの画像は、以下に掲載し
てあります。
レーシングサロン"N" https://www.nifty.ne.jp/palette/fmotor4f/1/636
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA -RIJ- (2000-06-24) Qualifying-Session
Sepang GP Circuit:5.542km
Weather : Fine Course : Dry
P- No.Cls----Car----------------------Driver(s)-----------Best-LapT-Tyre
1 18 500-1 TAKATA 童夢 NSX 脇阪寿一/金石勝智 2'00.426 BS
2 16 500-2 Castrol 無限 NSX 中子 修/道上 龍 2'00.616 BS
3 32 500-3 トヨタセルモスープラ 近藤真彦/立川祐路 2'01.904 BS
4 36 500-4 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳/土屋武士 2'02.129 MI
5 64 500-5 Mobil 1 NSX 伊藤大輔/D.シュワガー 2'02.259 BS
6 3 500-6 ユニシア・ザナヴィスカイライン 長谷見昌弘/田中哲也 2'02.285 BS
7 12 500-7 カルソニックスカイライン 星野一義/本山 哲 2'02.471 BS
8 8 500-8 ARTA NSX 鈴木亜久里/土屋圭市 2'02.497 BS
9 2 500-9 カストロール・ニスモGT-R 片山右京/M.クルム 2'02.851 BS
10 1 500-10 ロックタイト・ゼクセルGT-R E.コマス/影山正美 2'03.069 BS
11 39 500-11 デンソーサードスープラGT 影山正彦/R.ファーマン 2'03.179 YH
12 25 500-12 エンドレス アドバン スープラ 木下みつひろ/織戸学 2'03.384 YH
13 100 500-13 RAYBRIG NSX 飯田 章/服部尚貴 2'03.475 BS
14 6 500-14 エッソウルトロンタイガースープラ 野田英樹/W.ガードナー 2'03.489 BS
15 37 500-15 カストロール・トムス・スープラ 荒 聖治/山路慎一 2'04.003 MI
16 88 500-16 ノマド ディアブロGT-1 古谷直広/高橋 毅 2'05.263 DL
17 7 300-1 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山野哲也/松本晴彦 2'12.629 YH
18 19 300-2 ウェッズスポーツセリカ 脇阪薫一/原 貴彦 2'12.637 YH
19 26 300-3 シェルタイサンアドバンGT3R 福山英朗/D.マラガムワ 2'12.846 YH
20 31 300-4 スーパーオートバックス アペックスMR-S 新田守男/高木真一 2'13.391 YH
21 77 300-5 クスコスバルインプレッサ 小林且雄/谷川達也 2'14.610 YH
22 70 300-6 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三/P.ヴァン・スクート2'21.427 YH
23 5 300-7 ポルシェ・カレラRS キー・スーン・ユー/イラ・リダック 2'35.305 MI
55 500 エクリプス スリランカ バイパーGTSR 余郷 敦/山田英二 出走せず YH
*************************************************************************
※タイヤ略号=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン
セパンは気温37度、路面温度48度という天候。午後には若干下がったものの暑
い一日となった。
予選は、GT500クラスはウェイトハンデを下ろしたNSXが速さを見せつけ、国内
シリーズでもハンデを背負いながらも速さを保っている#18TAKATA童夢NSXがポー
ルポジション。
GT300クラスはトップ3台が僅差で争ったが、#7マツキヨRX-7が予選2回目に逆転
でクラスポールを奪取した。
(昨日のフリー走行リザルトのサーキット距離が違っていました。お詫びして訂正
いたします)
Special Thanks : Keiichiro Takeshita
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
JAPAN GT FESTIVAL in MALAYSIA -RIJ- (2000-06-23) Free Practice-Session
Sepang GP Circuit:3.704256km
P- No.Cls----Car---------------------- Driver(s)-------- Best-LapT-
1 18 500 1 TAKATA童夢NSX 脇阪/金石 2'02.273
2 16 500 2 Castrol無限NSX 中子/道上 2'02.433
3 12 500 3 カルソニックスカイライン 星野/本山 2'03.522
4 64 500 4 Mobil 1 NSX 伊藤/シュワガー 2'03.577
5 36 500 5 カスロールトムス・スープラ 関谷/土屋武士 2'03.946
6 32 500 6 cdma Oneセルモスープラ 近藤/立川 2'04.002
7 3 500 7 ユニシア・ザナヴィスカイ 長谷見/田中 2'04.049
8 1 500 8 ロックタイト・ゼクセルGT-R コマス/影山正美 2'04.385
9 8 500 9 ARTA NSX 亜久里/土屋圭市 2'04.575
10 100 500 10 RAYBRIG NSX 飯田/服部 2'04.666
11 2 500 11 カストロール・ニスモ GT-R 右京/クルム 2'04.921
12 25 500 12 エンドレスADVAN Supra 木下/織戸 2'05.022
13 37 500 13 カスロールトムス・スープラ 荒/山路 2'05.052
14 39 500 14 デンソーサードスープラGT 影山正彦/ファ-マン2'05.578
15 88 500 15 ノマドディアブロGT-1 古谷/高橋 2'06.128
16 6 500 16 エッソウルトロンスープラ 野田/ガードナー 2'06.352
17 31 300 10 ス-パ-オ-トバックス MR-S 新田/高木 2'14.051
18 26 300 1 タイサンアドバンGT3R 福山/余郷 2'14.550
19 19 300 2 ウェッズスポーツセリカ 脇阪薫一/原 2'15.159
20 7 300 3 RE雨宮マツモトキヨシRX7 山野/松本 2'15.254
21 77 300 4 クスコスバルインプレッサ 小林/谷川 2'15.315
22 70 300 5 外車の外国屋アドバンポルシ石橋/スクート 2'21.238
23 5 300 6 Porsche Key/IIa 2'39.950
*************************************************************************
タイムは、午前、午後のフリー走行のベストタイム。
(#5を除く車両は午後のタイムです)
現地のリザルトでは車名が不明なため、国内のものを使用しています。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
HONDA NSX-GT
“Japan GT Festival in Malaysia”
4チーム/5台体制で参戦
ホンダは、6月24日~25日、マレーシア・セパンF1サーキットで開催される
N- GT規定による初の海外レース「JAPAN GT FESTEVAL in MALAYSIA」に、4
チーム/5台の体制で参戦する。
ホンダは、レーシングエンジン・サプライヤー㈱無限と、国内レーシングカー・
コン ストラクター㈱童夢の共同事業「無限×童夢プロジェクト」を支援し、N
-GT仕様 ホンダNSXを開発。
'97年全日本GT選手権シリーズ第2戦より2チーム/2台体制で参戦を開始。
後半 戦には2戦連続して予選ポールポジションを獲得。翌'98年には4チーム
/4台の 新体制となり、全7戦でポールポジションを獲得し、後半4連勝を記
録した。さらに '99年は、3チーム/4台体制で参戦。第6戦では予選1~4
位を独占するなど熟成 を重ねた。
本年は、いっそうのスピードと信頼性の向上を図り、空力性能の追求や低重心
化を進 めるなど、レーシングカーとして総合性能の向上を追求したNSX-G
Tを開発。第 2戦、第3戦を連勝しドライバー並びにチーム・ランキングトッ
プに立っている。
□「JAPAN GT FESTEVAL in MALAYSIA」参戦チーム体制
No. マシン名 エントラント名 監 督
ドライバー
8 ARTA NSX AUTOBACS RACING TEAM AGURI 鈴木 亜久里
鈴木 亜久里/土屋 圭市
16 Castrol 無限 NSX 無限×童夢プロジェクト 熊倉 淳一
中子 修/道上 龍
18 TAKATA 童夢 NSX 脇阪 寿一/金石 勝智
64 Mobil 1 NSX Mobil1 Nakajima Racing 中嶋 悟
伊藤 大輔/D.シュワガー
100 RAYBRIG NSX チーム国光 with MOONCRAFT 高橋 国光
飯田 章/服部 尚貴
※タイヤ=全車ブリヂストン
□車両概要(HONDA NSX-GT '00 Spec)
車体型式 NA2
全長×全幅 4,430×1,910(㎜)
ホイールベース 2,530(㎜)
トレッド (フロント×リア) 1,600×1,585(㎜)
重 量 1,100㎏以上
フレーム アルミモノコック構造+鋼管ロールゲージ+CFRP補強
エンジン
型 式 C32B(DOHC VTEC)ベース
形 式 水冷V型6気筒横置
総排気量 3.5リットル
燃料供給形式 PGM・FI
点火形式 PGM・IG
バルブ形式 DOHC 4バルブ
最高出力 480PS以上
最大トルク 40kg-m以上
ミッション ヒューランド製6速シーケンシャル
サスペンション ダブルウィッシュボーン+
ショーワ製インボードダンパーユニット
ブレーキ ALCON製 フロント6ポット&リア4ポット 水冷キャリパー
タ イ ヤ フロント 310/30R18 : リア 330/40R18
◇8 ARTA NSX
■エントラント :AUTOBACS RACING TEAM AGURI
元F1ドライバー鈴木亜久里により、1996年に設立。初年度よりフォーミュラ・
ニッ ポンへ2カー体制で参戦。本年はフォーミュラ・ニッポン、全日本GT選
手権、全日本F3選手権に参戦するほか、ドイツF3に若手ドライバーを派遣す
るなど、活動の幅を広げている。
■監督兼ドライバー:鈴木亜久里
生年月日:1960年9月8日
出身地 :東京都
身 長 :180cm
体 重 :70kg
血液型 :RH+A
趣 味 :ラジコンヘリコプター
レース・デビュー:1972 レーシングカート
主な戦績:
1978 全日本カートA2シリーズ チャンピオン獲得
1986 全日本ツーリングカー選手権(Gr.A) チャンピオン
1988 全日本F3000選手権 チャンピオン、ラルース・チームよりF1日本GPへスポット参
戦
1989 日本人2人目のレギュラードライバーとしてF1世界選手権へ参戦。
1990 F1日本GPにて3位入賞、日本人初の表彰台を果たす.
1996 活動の場を国内に移しチームを設立
1997 「ARTA」F1プロジェクトを発足
1998 ル・マン24時間 3位入賞
■ドライバー:土屋 圭市
生年月日:1956年1月30日
出身地 :長野県
身 長 :165cm
体 重 :70kg
血液型 :RH+B
レース・デビュー:1977 富士フレッシュマンレース
主な戦績:
1985 インターTEC クラス優勝総合6位
1990 フォーミュラ・ミラージュ初代チャンピオン
1995 ル・マン24時間GT-Ⅱクラス優勝、十勝24時間総合優勝、鈴鹿1000kmクラス優勝
1996 ル・マン24時間 GT-Ⅱクラス3位 鈴鹿NASCAR参戦
1998 ル・マン24時間総合9位
1999 全日本GT選手権参戦
◇16 Castrol無限NSX / 18 TAKATA童夢NSX
■エントラント :無限×童夢プロジェクト
1997年レーシングエンジン・サプライヤーの(株)無限と、国内レーシングカ
ー・コンストラクター(株)童夢のジョイントにより「無限×童夢プロジェク
ト」がスタート。N-GT仕様ホンダNSXを開発し、自らもレーシングチームとして
全日本GT選手権に参戦。1999年からは2カー体制となり、よりいっそう開
発を推進するとともに、念願のチャンピオン獲得を目指している。
■監督:熊倉 淳一
生年月日:1956年4月29日
出身地 :神奈川県
身 長 :165cm
体 重 :55kg
血液型 :RH+O
趣 味 :ゴルフ
主な経歴:
1985~1993 全日本ツーリングカー選手権(Gr.A) チーム監督
クラス・チャンピオン多数獲得
1994~1997 全日本ツーリングカー選手権(JTCC) チーム監督
ドライバー部門・チーム部門ともにチャンピオン獲得(1997)
1998~ 全日本GT選手権 チーム監督
◆16 Castrol無限NSX
■ドライバー:中子 修
生年月日:1954年8月20日
出身地 :三重県
身 長 :168cm
体 重 :60kg
血液型 :RH+O
趣 味 :ゴルフ
レース・デビュー:1977年 FL500
主な戦績:
1981 全日本F3選手権 チャンピオン獲得
1987~1993 全日本ツーリングカー選手権(Gr.A)シリーズ
1993 クラス優勝 獲得4回
1994~1997 全日本ツーリングカー選手権(JTCC)参戦
チャンピオン1回
1999 鈴鹿1000kmレース 優勝
■ドライバー:道上 龍
生年月日:1973年3月1日
出身地 :奈良県
身 長 :165cm
体 重 :60kg
血液型 :RH+A
趣 味 :ラジコン
レース・デビュー:1986年 レーシングカート ナショナルASAクラス
主な戦績:
1987 レーシングカート ナショナルAⅢクラス チャンピオン
1993 全日本F4選手権 鈴鹿シリーズ・TIシリーズダブルチャンピオン
1994 全日本F3選手権 新人賞受賞
1997 全日本GT選手権 優勝2回
1999 鈴鹿1000kmレース 優勝
◆18 TAKATA童夢NSX
■ドライバー:脇阪 寿一
生年月日:1972年7月29日
出身地 :奈良県
身 長 :177cm
体 重 :60kg
血液型 :RH+AB
趣 味 :バス・フィッシング、ゴルフ、カート
レース・デビュー:1991年 カート近畿選手権Aクラス出場
主な戦績:
1993 鈴鹿ワールドカップカートレース IC-Aクラス 3位
1994 鈴鹿ワールドカップカートレース IC-Aクラス 優勝
1995 全日本F3選手権 シリーズ3位 新人賞受賞
1996 全日本F3選手権 チャンピオン獲得
1998 フォーミュラ・ニッポン参戦 優勝1回、全日本GT選手権第6戦より参戦
1999 全日本GT選手権 シリーズ4位
■ドライバー:金石 勝智
生年月日:1968年11月21日
出身地 :大阪府
身 長 :177cm
体 重 :70kg
血液型 :RH+B
趣 味 :ゴルフ
レース・デビュー:1980年 レーシングカート出場(12歳)
主な戦績:
1983 レーシングカート ナショナルクラス チャンピオン
1985 レーシングカート FKクラス チャンピオン
1988 鈴鹿FJ1600 Aクラス チャンピオン
1991 全日本F3選手権 優勝1回
1996 フォーミュラ・ニッポン第10戦 初優勝
1997 フォーミュラ・ニッポン 優勝1回
1999 全日本GT選手権 シリーズ4位、鈴鹿1000kmレース 優勝
◇64 Mobil 1 NSX
■エントラント :Mobil1 Nakajima Racing
元F1ドライバー中嶋悟が、1983年に設立した中嶋企画のレーシングチーム。
全日本GT選手権のみならず、フォーミュラ・ニッポン、全日本F3選手権な
ど幅広く活動し数多くの勝利を収め、名実ともに日本のトップ・レーシングチ
ームの一つ。
■監督:中嶋 悟
生年月日:1953年2月23日
出身地 :愛知県
身 長 :165cm
体 重 :61kg
血液型 :RH+B
レース・デビュー:1973年鈴鹿シルバーカップ
主な戦績:
1977 FJ1300シリーズで全戦予選・決勝ともに1位の完全優勝
1981~1986 全日本F2選手権シリーズ参戦 チャンピオン獲得5回
1987 日本人初のレギュラードライバーとしてチームロータスより
F1世界選手権へ参戦。入賞4回
1989 F1最終戦オーストラリアGPでファーステストラップを記録し4位入賞
1992 Nakajima Racingの総監督
鈴鹿フォーミュラスクール校長就任。全日本F3000チーム部門チャンピ
オン獲得
1999 フォーミュラ・ニッポン ドライバー部門チャンピオン獲得
■ドライバー:伊藤 大輔
生年月日:1975年11月5日
出身地 :三重県
身 長 :165cm
体 重 :65kg
血液型 :RH+A
レース・デビュー:1992年 レーシングカート
主な戦績:
1996 フォーミュラトヨタで四輪デビュー 優勝2回
1997 全日本F3選手権参戦 PP3回、優勝1回
1998 全日本F3選手権、マカオGP参戦 シリーズ5位
1999 マカオGPで日本人最高位の3位入賞
■ドライバー:ドミニク・シュワガー
生年月日:1976年9月18日
出身地 :ドイツ
身 長 :174cm
体 重 :62kg
血液型 :RH+AB
レース・デビュー:1990年 ドイツ・ホップ・カート選手権
主な戦績:
1993 BMW/ADACコンテスト優勝
1994 BMWフォーミュラADACジュニア選手権優勝
1995 ドイツF3選手権参戦 シリーズ8位
1996 ドイツF3選手権 優勝2回
1999 全日本GT選手権GT300クラス優勝2回
◇100 RAYBRIG NSX
■エントラント :チーム国光 with MOONCRAFT
1992年に元二輪グランプリライダー高橋国光を中心に結成され、国内グループ
Aに参戦。1994年にはル・マン24時間にホンダNSXで参戦し完走を果たした。
翌'95年は、引き続き参戦したル・マン24時間においてクラス優勝(総合8位)。
十勝24時間で総合優勝。鈴鹿1000kmでクラス優勝を飾るなど、耐久レースを中
心に活躍。同時に鈴鹿NASCARや二輪の鈴鹿8時間耐久レースなど、二輪・四輪
のジャンルを問わず幅広く活動している。
■監督:高橋 国光
生年月日:1940年1月29日
出身地 :東京都
レース・デビュー:1953 第1回全日本モーターサイクルクラブマンレース(浅間)
主な戦績:
1962 WGP西ドイツGPにて日本人初の優勝を飾る。
1965 クラブマンレースで四輪レースへデビュー
1972 スカイラインGT-R 50連勝目を記録
1977 F1日本GP出場 9位
1994 チーム国光結成
1995 ル・マン24時間クラス優勝
■ドライバー:飯田 章
生年月日:1969年12月18日
出身地 :神奈川県
身 長 :180cm
体 重 :65kg
血液型 :RH+A
レース・デビュー:1989 富士フレッシュマンレース 3位
主な戦績:
1994 ル・マン24時間初挑戦
1995 ル・マン24時間クラス優勝、十勝24時間レース優勝
1995 JTCC第9戦MINEラウンド初優勝
1998 JGTC第6戦MINEラウンド優勝
1999 JGTC第2戦富士ラウンド優勝
■ドライバー:服部 尚貴
生年月日:1966年6月13日
出身地 :三重県
身 長 :178cm
体 重 :60kg
血液型 :RH+O
レース・デビュー:1986 FJ1600
主な戦績:
1990 全日本F3選手権 チャンピオン獲得
1991 スパ24時間耐久レース 優勝
F1日本GP、オーストラリアGP 参戦
1993 グループA クラスチャンピオン
1995 JTCCチャンピオン獲得
1999 CART FedExチャンピオンシップシリーズ参戦
情報提供:本田技研工業株式会社 広報部
参加車両、ドライバー画像付リリースは、以下に掲載してあります。
レーシングサロン"N" https://www.nifty.ne.jp/palette/fmotor4f/1/628
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
フォーミュラ・ニッポン公式走行会(富士)
>>>アレックス、トップから僅か0.9秒遅れの10位
チームマレーシアのアレックスは、富士スピードウェイで行われた午前、午後
2時間ずつの公式走行会初日で10位となった。
彼は、以前に比べて、最速マシンとの差を詰めている。今日の富士スピード
ウェイ4.4kmのコースでは、トップの立川から僅か0.9秒の差だった。
「この位置に居られることはハッピーさ。鈴鹿では2.8秒、もてぎでは1.3秒、
そして今日は更に詰めることができ、ポイント獲得がそう遠くないと確信して
いるよ」とアレックス。
アレックスは、イギリスGPに行っており昨日サーキットに着いたばかり。おま
けにイギリスで風邪をひいてしまった。加えて富士スピードウェイは初走行だっ
たことを考えると、今日の出来は印象的なものだった。
「熱は下がったんだけど、きつい横Gのかかるコーナーで息苦しくてね。今日
はゆっくり寝て、明日はもっといい体調で臨みたいね。明日はあとコンマ5秒
は詰めることができると思うよ」とアレックスは付け加えた。
チームメイトの野田と五十嵐は、8位と14位だった。
明日、29日は2時間のセッションが2回行われる。
情報提供:Team Malaysia & Alex Yoong Racing for Malaysia
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
昨年、本場ルマン24時間レースを主催するACOとの提携により実現し、ニッサ
ンvsトヨタで盛り上がりを見せた「ルマン富士1000kmレース」だが、今年は開催
が見送られることになった。
富士スピードウェイでは休止の理由を「国内自動車メーカーのルマン24時間レ
ースからの撤退表明、ACOレギュレーションの大幅改定など同イベントを取り巻
く環境に大きな変化があり、ファンの期待に応え、ルマンの名称にふさわしいイ
ベントとすることが困難となったため」としているが、久しぶりに富士スピード
ウェイで開催された国際イベントは残念ながら1年限りで姿を消すことになった。
なお、開催日程となっていた11月17~19日の取り扱い(代替イベント?)について
は検討中のこと。
情報提供:富士スピードウェイ株式会社
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
>>>ユーン、楽しかったバトンとの思い出を語る
マレーシア人F1ドライバーとなることが熱望されるアレックス・ユーンは、タ
グ・ホイヤーのマレーシア大使を任命された記者会見において、彼の友人であ
り、昨年イギリスF3で共にレースを戦い、今やF1スターとなったジェンソン・
バトンについて語った。
バトンは、3週間前のブラジルGPにおいて、ポイント獲得の最年少記録を樹立
するという歴史的な偉業を成し遂げたばかりだ。
「バトンは、どうせロクな成績を挙げられないだろうとたかをくくっていた人
にその実力を証明し、F1を目指す若者たちを喜ばせたんだ。彼のこと疑ってい
た何人かは非常に有名な元F1ドライバーだが、彼等は今やその偏見を変えざる
を得ないだろうね」とアレックス。
「僕は1999年のイギリスF3選手権において彼と5回戦い、バトンとの競争を楽
しんだ。彼はその対戦で3度僕に勝ち、僕は2位と5位に入った時の2度勝っ
たんだ。
彼は凄くいい奴さ、全然気取ることもないし、フレンドリーで気楽に付き合え
るんだ。僕は5年の内に彼のワールドチャンピオンへの挑戦が実っても少しも
驚きはしないし、僕も数年後、なるべく早い内にF1で彼の仲間に加わりたいと
思っているよ」。
資金的な問題で乗りそこなってしまった1999年最初の2戦の後、アレックスは
何度かのテストをこなした後、スラクストンの第3戦から彼のシーズンを開始
し、ルノーのワークスチームからエントリーし23分42秒503で優勝したバトン
から遅れること11秒、23分53秒960で6位に入った。
1999年4月ブランズハッチで行われた続く第4戦では、アレックスが18分20秒
724で5位、バトンがアレックスから遅れること5秒で8位に入り、対戦成績
を1勝1敗にした。
再びブランズハッチで行われた第5戦では、アレックスは先頭に立つ鋭さを見
せ18分07秒881で2位、初の表彰台を得た。バトンはアレックスから5秒遅れ
で7位だった。
バトンとアレックスは、オールトンパークで行われたレースで、それぞれ5位、
6位に入り、アレックスのすぐ前でフィニッシュしたバトンは、対戦成績を
イーブンに戻した。バトンの決勝のタイムは27分39秒242で、アレックスの27
分43秒833より4秒早かった。
アレックスの資金はその後再び底を突き、マレーシア青年スポーツ省がF1イギ
リスGPの行われた7月に援助を申し出たが、第9戦まで選手権を休まざるを得
なかった。
ここでバトンは2位、アレックスは知名度の低いヨーロッパのF3チームから出
走し11位に終わった。これで対戦成績はバトン3勝、アレックス2勝となった。
バトンは、イギリスF3選手権でシリーズ2位の位置を安泰なものとし、マカオ
とコリアF3GPの両方で2位に入るパフォーマンスを見せた後、F1ウィリアムズ
チームと契約することになった。
トップチームで走れなくなったアレックスは、全7戦のイタリアF3000選手権
の第5戦から参戦し、緒戦は25台中10位。次のドニントンでは2位表彰台、ペ
ルグーサでは5位を得た。
「僕は、マレーシアで他に例がないほど多くの支援者を得ることができて非常
にラッキーだ。支援してくれる人には感謝してもし尽くせないほどさ。支援者
には、よく知られたブランドであるTAGホイヤー、ブライルクリーム、マレー
シア航空、パングローブ保険や、マレーシア青年スポーツ省、株式会社ルマン、
そして日本レースプロモーション、これらは、僕が目標に向かって競技を続け
る上で、極めて重要な存在だ」とアレックスは締めくくった。
フォーミュラ・ニッポン第2戦は、4月16日にツインリンクもてぎで行われる。
アレックスとルマンが運営するチーム・マレーシアにとっては、これが今年2
度目の参戦となる
彼は、予選2回目でクラッシュしてしまってマシン修復が成らなかった第1戦
のことは忘れ、より良い成績を収めるべく期待に胸を膨らませている。アレッ
クスは、第1戦は予選14位だった。
■バトン/アレックスの対戦記録(1999 イギリスF3選手権)
ジェンソン・バトン アレックス・ユーン
総合タイム 順位 総合タイム 順位
-------------------------------------------------------------------
第3戦スラクストン 23m 42.503s 優勝 23m 53.960s 6位
第4戦ブランズ・ハッチ 18m 25.788s 8位 18m 20.724s 5位
第5戦ブランズ・ハッチ 18m 12.841s 7位 18m 07.881s 2位
第6戦オールトン・パーク 27m 39.242s 5位 27m 43.833s 6位
第9戦シルバーストン 26m 24.564s 2位 26m 56.183s 11位
-------------------------------------------------------------------
注) 1.アレックスは1999年イギリスF3選手権の参戦は5戦のみ
2.ジェンソン・バトンは、マカオとコリアF3で価値ある成績(2位)を記録
3.アレックスは、マカオ7位、コリアはフィニッシュならず
情報提供:Alex Yoong Racing for Malaysia
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
>>>アレックス、マレーシアとシンガポールでのタグ・ホイヤー大使になる
2000年4月5日(水)クアラルンプール---タグ・ホイヤー・マレーシアは、
クアラルンプールで行われた記者発表会で、マレーシアとシンガポールでのタ
グ・ホイヤー大使として、マレーシア人がF1への参戦を熱望するアレックス・
ユーンと長期間タイアップすることを発表した。
「私はこの偉大なブランドとのタイアップを名誉に思う。タグ・ホイヤーの名
前は、私のヘルメットの、アイルトン・セナが彼のヘルメットに付けていたの
とほぼ同じ位置、そして同じように黄色い部分につけることになる」と、現在
は日本においてルマンとともにチーム・マレーシアとしてフォーミュラ・ニッ
ポンで戦うアレックスは嬉しそうに語った。
タグ・ホイヤー・マレーシアの総支配人、クリスチャン・ウェイスバッハは
「アレックスとタグ・ホイヤーは、「名声」「プロ意識」「型にとらわれない」
という点で同じ価値感を共有している。
我々は、アレックスが彼自身と彼の国のためにしていることを誇りに思ってい
る。現在、マレーシアでは彼に代わるようなレーシングドライバーはいない。
彼が未来において大きな成功を治めることを祈っている」とコメント。
タグ・ホイヤーにスポンサーシップされているスポーツのスター選手、ミカ・
ハッキネン、デビッド・クルサード、ボリス・ベッカー、モニカ・セレシュ、
そしてマリオン・ジョーンズの仲間にアレックスも加わることになった。
アレックスの他のスポンサーは、ブライルクリーム、ペングローバル保険、マ
レーシア航空、マレーシアスポーツ青年省、ルマン株式会社、日本レースプロ
モーションです。
情報提供:Alex Yoong Racing for Malaysia
このリリースの画像は、レーシングサロン"N"でご覧になれます。
https://www.nifty.ne.jp/palette/fmotor4f/1/
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
/POST
4月5日、タッグ・ホイヤー・マレーシアは、クアラルンプールで記者会見を行い、
マレーシアとシンガポールにおけるタッグ・ホイヤーの大使としてアレックス・
ユーン選手と長期間のタイアップを行うことを発表した。
これにより、彼はミカ・ハッキネンやデビッド・クルサード、ボリス・ベッカー、
モニカ・セレス等偉大なスポーツ選手に続き、タッグ・ホイヤーのスポンサードを
受けることになった。
★アレックス・ユーンのコメント
「こんな大きなブランドとタイアップできるなんて、名誉なことだよ。タッグ・
ホイヤーのブランドが僕のヘルメットにつく位置は、アイルトン・セナが彼のヘル
メットに付けていた所と同じ位置なんだ。うまいことに、バックが黄色だった物でね」
/*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/
フォーミュラ・ニッポンは、本日25日に開幕を迎えたが、その鈴鹿でムーン
クラフトのドライバーが、影山正彦選手から脇阪薫一(しげかず)選手に変更さ
れることが発表された。
チームからの緊急リリースには「影山正彦選手は諸般の事情により急遽参加
を延期することになりました」となっているが、資金的な問題が生じた模様だ。
チームでは影山選手の資金調達が順調に進んだ場合は、2カーエントリーも
考えているとのこと。
なお、影山選手は、故萩原光選手が使い自身も好んでいゼッケン16を使用す
ることになっていたが、脇阪(薫)選手は従来からムーンクラフトが使用してい
たゼッケン14で参戦する。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
2000年3月14日
本田技研工業株式会社
広 報 部
モータースポーツ部
HONDA NSX-GT
2000年全日本GT選手権参戦体制について
ホンダは、'97年より、㈱無限と国内レーシングカー・コンストラクター㈱童夢の共
同事業「無限×童夢プロジェクト」を支援。N-GT仕様NSXを開発し、全日本G
T選手権へ参戦してきた。本年は、さらに開発・熟成を進めたHONDA NSX-GT '00ス
ペックを「無限×童夢プロジェクト」より、全日本GT選手権参戦チームへ供給すると
同時に、「無限×童夢プロジェクト」もレーシングチームとして参戦する。チーム体
制は新たなチームを加えた新体制となり、4チーム/5台が参戦する。
「無限×童夢プロジェクト」は、エンジン・サプライヤーの㈱無限とレーシングカー
・コンストラクターの㈱童夢とのジョイントプログラムとして、N-GT仕様ホンダ
NSXの開発から活動を開始した。このプロジェクトにより開発されたN-GT仕様
NSXは、1997年全日本GT選手権シリーズ第2戦より参戦を開始。後半戦には
2戦連続して予選ポールポジションを獲得するなど活躍をしめした。
本年は、2000年全日本GT選手権のレギュレーションに対応しながらも、よりいっ
そうのスピードと信頼性の向上を図り、さらなる空力性能の追求や低重心化を進める
など、レーシングカーとして総合性能の向上を追求。多くのNSX-GTファンの期
待に応えるべく、以下の4チーム5台の体制で2000年全日本GT選手権全戦に参戦す
る。
HONDA NSX-GT 2000年全日本GT選手権シリーズ出場車
□2000参戦チーム体制
┌──┬─────────┬──────────┬──────┬──────┐
│No. │マシン名 │エントラント名 │監 督 │ドライバー |
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │AUTOBACS RACING │ │鈴木 亜久里 │
│ 8│ARTA NSX │ │鈴木 亜久里 │ │
│ │ │TEAM AGURI │ │土屋 圭市 │
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │ │ │中子 修 │
│ 16│Castrol 無限 NSX │ │ │ │
│ │ │ │ │道上 龍 │
├──┼─────────┤無限×童夢 │熊倉 淳一 ├──────┤
│ │ │ プロジェクト │ │脇阪 寿一 │
│ 18│TAKATA 童夢 NSX │ │ │ │
│ │ │ │ │金石 勝智 │
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │ │ │伊藤 大輔 │
│ 64│Mobil 1 NSX │Mobil1 Nakajima Racing│中嶋 悟 │ │
│ │ │ │ │D.シュワガー│
├──┼─────────┼──────────┼──────┼──────┤
│ │ │チーム国光 │ │飯田 章 │
│ 100│RAYBRIG NSX │ │高橋 国光 │ │
│ │ │with MOONCRAFT │ │服部 尚貴 │
└──┴─────────┴──────────┴──────┴──────┘
※タイヤ=全車ブリヂストン
□車両概要(HONDA NSX-GT '00 Spec)
┌─┬─────────┬─────────────────────────┐
│ │型 式 │NA2 │
│車│全長×全幅 │4,430×1,910(㎜) │
│ │ホイールベース │2,530(㎜) │
│体│トレッド(フロント×リア)│1,600×1,585(㎜) │
│ │重 量 │1,100㎏以上 │
│ │フレーム │アルミモノコック構造+鋼管ロールゲージ │
│ │ │+CFRP補強 │
│エ│型 式 │C32B(DOHC VTEC)ベース │
│ │形 式 │水冷V型6気筒横置 │
│ン│総排気量 │3.5? │
│ │燃料供給形式 │PGM・FI │
│ジ│点火形式 │PGM・IG │
│ │バルブ形式 │DOHC 4バルブ │
│ン│最高出力 │480PS以上 │
│ │最大トルク │40kg-m以上 │
│ミッション │ヒューランド製 6速シーケンシャル │
│サスペンション │ダブルウィッシュボーン+ │
│ │ ショーワ製 インボードダンパーユニット │
│ブレーキ │ALCON製 フロント6ポット&リア4ポット |
| | 水冷キャリパー │
│タ イ ヤ │フロント 310/30R18 : |
| |リア 330/40R18 │
└───────────┴─────────────────────────┘
提供:本田技研工業株式会社 広報部
98JGTC第2戦事故の裁判第2回公判
2000年3月8日、霞ヶ関の東京地方裁判所・民事第721号法廷おいて太田哲也選
手による自動車レース中の多重衝突炎上事故(1998年5月3日、静岡県・富士ス
ピードウェイで発生)による被害に対するレース主催者ら6団体、1個人に対する
損害賠償訴訟裁判の第2回公判が行われました。
この裁判を古屋が傍聴しましたので、その報告をお知らせします。なお、このレ
ポートの内容は、原告とも被告ともまったく無関係に行われているものです。文責
は、古屋にあるものです。
初公判の時よりも若干傍聴者は減りましたが、それでも30人近い方が第2回公判
を傍聴しました。今回もまだケガの癒えない太田選手に代わり、篤子夫人が傍聴席
で裁判を見守りました。
午前11時5分に大橋弘裁判長以下3人の裁判官が入廷し、この日公判が始まりま
した。初公判と同様に左手に原告代理人(太田選手の弁護士)、右手に被告代理人
(訴えられた側の弁護士)が着席しています。
まず原告側から、この事故の現状を説明する証拠となる品が提出されました。こ
れは、2000年2月3日にテレビ朝日系列で放映された「報道Jチャンネル」内の同
事故を扱った特集を録画したビデオテープ、事故発生直後に同事故を報道した雑誌
6誌の記事コピーです。この雑誌は、レーシング・オン、オートスポーツ、ティー
ポ、カーグラフィック、ナビ、F1レーシングの各誌です。
また、裁判官から、本件の参考となる自動車レースの競技規則の抜粋を提供して
欲しいという発言があり、被告側のJAF(日本自動車連盟)より証拠として一般
に配布されている自動車競技規則書一式を提出することとなりました。これに原告
は同意しています。
また、この過程で6団体1個人の被告を、それぞれの関係から4つのグループと
して扱うことが了解されました。Aグループは「ビクトリーサークルクラブ(VICIC)」
「日本モーターレーシングセンター」「中村靖比古(該当レース競技長)」、Bは
「FISCOクラブ」「富士スピードウェイ」、Cは「テレビ東京」、Dを「JAF」と
しました。
なお、初公判及び今回も被告代理人の上座(裁判官寄り)に着席し、被告の代表
格として発言されていた弁護士は、このAグループの代理人の方でした。
次に被告が、原告の提訴に対する反論を書面で提出しました。本来ならこれらは
読み上げられるものですが、被告が複数であり、量が多くなったために読み上げた
形だけを行いました。
これに対し、原告側からの反論を行うべきところですが、原告(弁護士)へ全て
の被告から反論が届いたのが、公判前日だったため内容を十分吟味できていないと
いうことで、これに対する反証は次回公判までに用意するということになりました。
次回公判は、この反証のために原告側が若干長めの時間が必要として、5月22日
(月)午前10時より民事第709号法廷で行われることになりました。
これで今回の公判は終了。約25分ほどでした。
なお、公判終了後に原告弁護士より今回の説明と補足が行われました。
この際に被告側からの反論書面の一部を見せていただきました。
主催者などAグループからの書面には「先導車は規則に反していない。救助活動
も過酷な状況下でオフィシャルは最善を尽くした」と主催者側に責任の無いことを
主張。加えて「フォーメーションラップ時の降雨量は毎時5mm程度でドライバーの
前方が見えない状況ではなく、他の車両は少なくとも1周継続すると思って淡々と
走っていた。原告の車が急加速した」ことが事故の主な原因であることを示唆した
ものと思われます。
なお、この事故は大きく分けて2つの衝突事故からなっており(これはJAF報
告書でも明記している)、太田車が関係したのは第2次の事故であるのだが、この
反論では第1の事故に関してはさほど触れられていません。
JAFは「サッカーの選手が雨が降っているのに試合を強行したことが原因だと
主催者を責めるのは筋違い」と、他のスポーツと較べ「モータースポーツに限らず、
どんなスポーツでも競技者は競技するにあたって自己責任に徹するべきで、これで
は事故のたびに責任のなすりあいが起きて収拾がつかない」などとしていました。
なお、この反論のより詳しい内容は後日、下記のこの裁判を報告するホームペー
ジに掲載されるということです。
原告の弁護団は、これらの反論書面を検討し、次回公判よりなるべく早めに反証
を被告側に提示して、被告側が次回すぐに反証できるようにしたいと述べ、必要以
上に裁判に時間を掛けないように努力すると発言しました。
また、今回の公判は書面や証拠物のやりとりだけに、特に法廷自体では論議の応
酬はありませんでした。弁護士の説明によると、しばらく(2、3回くらい)はこ
のような書面などのやりとりが続き、裁判の論点を明らかにすることになる。この
上で、重要な争点を出せば、今後それを証明するためにより微細な証拠品や証人の
喚問になるということです。
加えて弁護士から、このような地道な公判が続くが、こういったときに多くの傍
聴人がしっかりと裁判を見つめることで被告側も、そして裁判官や原告弁護士もよ
り緊張感を持って公正な裁判ができるので、ぜひ今後も少しでも多く方に裁判を傍
聴してもらいたい、との発言がありました。
裁判の傍聴に関しての案内は、下記のこの裁判を報告するホームページに掲載さ
れています。
今回、前回の法廷の模様、この事故の概要、問題点他、各種資料を掲載した
「5・3富士炎上事故を考えるWebSite」というホームページか開設されていま
す。興味のある方は、こちらも合わせてご覧いただければと思います。このホー
ムページは、この裁判と事故の検証をするものことで、太田選手を支援し、日本
のモータスポーツを改善しようという有志によって作成されたものです。
アドレスは『http://www.interq.or.jp/sun/fuji9853/』です。
フリー・モータースポーツ・ライター
古屋 知幸 = QYB04322 =
t-furuya@first.win.ne.jp
3月8日、東京・渋谷のマレーシア大使館で、今シーズン新たにフォーミュ
ラ・ニッポンに参戦するチーム・マレーシアの発表会が行われた。
マレーシア大使の主催で行われたこの発表会には、マレーシア・モータース
ポーツ主催者競技者協会(MMOCA)会長、アレックス・ユーン選手、浜口日本レー
スプロモーション(JRP)社長、本間チーム監督が揃い、大使が進行役を務めて行
われた。
アジア諸国のモータースポーツ振興を目的に進められるチームマレーシアの
参戦には、JRPとMMOCAが経費の一部を共同で負担し、その運営は株式会社ルマ
ンに委託される形で行われる。
発表会に準備されたマシンのサイドポンツーンには、マレーシア国旗と日の
丸が描かれ、両国の親交を表していたが、レース時はすでに決まっているとい
うスポンサーロゴが入る模様。
「今年は勉強の年。来年はチャンピオンを目指したい」というユーン選手は非
常に整った顔立ちで、速さが伴えばスター性は十分。F1帰りの虎之介選手、
チャンプカー帰りの服部選手などとともに、やや沈滞気味のFニッポンの盛り
上げに貢献することが期待される。
発表会、ユーン選手、マシンの画像は、レーシングサロン"N"へ。
https://www.nifty.ne.jp/square/fmotor4f/
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
>>>>アレックス、2000年シーズンに向け準備万端!
2000年2月26日、マレーシア人フォーミュラワンドライバーとして期待されて
いるアレックス・ユーンは、ハイレベルなフォーミュラ・ニッポンの最初のシ
ーズンを戦うため、国立スポーツ研究所で8週間に渡るフィジカル&メンタル
トレーニングを終えた。
彼は、週6日ジムに通い、スポーツ心理学者とフィジカルトレーナーらが見守
る中でトレーニングを重ねた。アレックスは週に2度少なくとも12km走り、コ
ンディションを整えてきた。
「彼らの下でのトレーニングはとてもすさまじいものだったけど、彼らの助け
なしには準備はできなかったよ。今、僕はとてもたくましくなることができた。
いつでも日本で暴れられるよう気合十分さ。F1へ行く前の重要な2年になる
はずだよ」とアレックス。
そして、次のようにも付け加えた。
「今、僕の中では、F1に行けるかどうかという疑問が、F1でレベルの高い
チームに入ることができるかという疑問に変わったよ。僕のマネージャーは、
F1のテストやシートを得るために、日本でとてもハードな仕事をこなしてき
たのさ。それは実にいい仕事だった」
2000年のフォーミュラ・ニッポンは、F1のアロウズをドライブした高木虎之
介が、昨年のチャンピオンチームであるナカジマレーシングから新体制で臨む。
チーム・マレーシアは、ルマンにより運営され、アレックス・ユーンが走る。
ルマンは、1998年に本山がチャンピオンを獲得、また1996年にはラルフ・
シューマッハがチャンピオンを取って翌年F1入りして注目された。ルマンの
指揮者である本間氏は、チーム・マレーシアとして、全てのテストとレースで
アレックスの面倒を見ることになっている。
23日に発表された暫定のエントリーリストによると、3人のフォーミュラ・ニッ
ポンルーキーがいる。マレーシアのアレックス・ユーン、日本の松田次生、ポ
ーランドのF3000ドライバー、ヤレック・ヴィエルチューク。その他は皆フォー
ミュラ・ニッポン経験者だ。
1996年イギリスF3チャンピオンのラルフ・ファーマンJrは、昨シーズンの最終
戦鈴鹿で勝ち、2000年はフォーミュラ・ニッポン3シーズン目を迎える。高木
と1998年チャンピオンの本山を加え、この3人が今年のチャンピオン候補だろ
う。
アレックスのチーム監督の本間氏はアレックスの参戦についてこう語る。
「アレックスは非常に良い走りをしている。彼は素晴らしい可能性と速さを持っ
ている。しかし、フォーミュラ・ニッポンでの競争はいつも非常にタフで、1
年目は2年目のために学ぶことになるだろう」
アレックスは、本間氏の意見に同意しながらも、こう強調する。
「たとえ難しいとしても、毎レース表彰台に昇るように試みるつもりだ。そし
て、タイムを削り取ることにベストを尽くす。もし、もっと距離を走り、経験
を積むことが、勝つために必要なら、僕は来るべき勝利のためにそうするだろ
う」
アレックスは、明日2月28日午前8時45分にマレーシアを発ち、東京から1時
間の富士山麓にあるチームの本拠地、御殿場に向かう。そして、3月2~3日
に行われる鈴鹿での第1回公式テストに備える。
フォーミュラ・ニッポンの公式プレス発表は2月29日に東京で行われる。チー
ム・マレーシアの発表会は3月8日に東京のマレーシア大使館で行われる予定
だ。
ユーン選手の新しいロゴは、レーシングサロン"N"でご覧になれます。
https://www.nifty.ne.jp/square/fmotor4f/
情報提供:Alex Yoong Racing for Malaysia
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
2月22日、フォーミュラ・ニッポンを統括する日本レースプロモーション
(JRP)は、今シーズンの暫定エントリーリストを発表した。
22日現在エントリーは、新生の2チーム(チーム・マレーシア、KONDO RACING)
を加え13チーム24台となっている。
チーム 監督 ゼッケン/ドライバー
----------------------------------------------------------------------------
有限会社中嶋企画 中嶋 悟 0 高木虎之介
(PIAA NAKAJIMA RACING) 2 松田次生
----------------------------------------------------------------------------
株式会社ルマン 土沼広芳 7 野田英樹
(TEAM LeMans) 8 五十嵐雄大
----------------------------------------------------------------------------
有限会社ホシノレーシング 岡 寛 19 本山 哲
(TEAM IMPUL) 20 T.B.N.
----------------------------------------------------------------------------
ノバエンジニアリング株式会社 清原克己 9 ラルフ・ファーマン
(Team Morinaga NOVA) 10 山西康司
----------------------------------------------------------------------------
株式会社ディジョンカーズ 松本恵二 5 服部尚貴
(TEAM 5ZIGEN) 6 ミハエル・クルム
----------------------------------------------------------------------------
スーパーアグリカンパニー有限会社 鈴木亜久里 55 金石勝智
(AUTOBACS RACING TEAM AGURI) 56 脇阪寿一
----------------------------------------------------------------------------
株式会社ハップ 未定 62 T.B.N.
(TEAM LEYJUN) 63 T.B.N.
----------------------------------------------------------------------------
ムーンクラフト株式会社 由良拓也 16 影山正彦
(MOONCRAFT)
----------------------------------------------------------------------------
株式会社セルモ 佐藤正幸 11 T.B.N.
(COSMO OIL RACING TEAM CERUMO) 12 ヤレック・ヴィエルチューク
----------------------------------------------------------------------------
有限会社ダンディライアン 村岡 潔 68 道上 龍
(DoCoMo TEAM DANDELION RACING) 69 T.B.N.
----------------------------------------------------------------------------
株式会社ビーワン 糸山康司 36 玉中哲二
(TAKAGI B-1 RACING TEAM) 37 石川 朗
----------------------------------------------------------------------------
株式会社MKカンパニー 近藤真彦 3 近藤真彦
(KONDO RACING)
----------------------------------------------------------------------------
株式会社ルマン 本間勝久 21 アレックス・ユーン
(TEAM MALAYSIA)
----------------------------------------------------------------------------
情報提供:日本レースプロモーション(JRP)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
すでに雑誌などでも報道されているが、昨年ノバチームからフォーミュラ・
ニッポンに参戦した加藤寛規選手は、今季パノスのワークスチームに加入し、
アメリカ・ルマンシリーズ、ルマン24時間レースを戦うことが決定している。
2月17日、日本人としては、70年代に生沢徹選手がポルシェワークス入りを
果たして以来の大抜擢となった加藤選手に、パーソナルスポンサーでもあるフォ
ーミュラ・クラブ(神奈川県海老名市)でその経緯、心境を語ってもらった。
■パノス入りの経緯を教えてください
「昨年の11月末頃、2000年のフォーミュラ・ニッポンをどうするか。ノバの森
脇さんなどと話をしているときに、パノス入りの話を貰いました。急な話だっ
たのですが、悩んだ末に向こうへ行くことを決めました」
■どうしてパノスから加藤選手に話がきたのでしょう?
「デイビット・プライスという英国のF3協会の会長を務める人がキーマンで
す。一昨年のマカオ、昨年のルマンでも関わりがあり、自分のことを覚えてい
てくれたのですが、この人が今年のパノスにも関わることになり、面白い奴が
いると推薦してくれたそうです。ピンポイントで起こった点が線に繋がったと
いう感じで、巡り合わせだと思っています」
■パノス入りを選んだ心境を聞かせてください
「アメリカ行きを決めたのは、面白そうだからという理由です。元々海外に行
きたいという希望がありましたし、日本に残ってレースを続けて先に何がある
のか……という疑問も抱いていましたので、このチャンスをいかそうと思いま
した。やはり、日本は狭いですし層が薄いんです。海外で走ることは、ドライ
バーとしてのやり甲斐を感じます」
■テストを走ってみての感想は?
「こんな連中と走っていいのか(笑)というのが素直なところです。でも、色ん
なドライバーを見て、それほど差はないとも感じました」
■チームでのコミュニケーションに問題はないですか?
「英語はまだまだなので、コースの攻略図を見てどんな言葉を使うのか予習し
ておき、エンジニアとは「プッシュ」(オーバーステア)、「ルーズ」(アン
ダーステア)など、あらかじめ使う言葉を決めておきました。あとは、コース
図に書き込んだりしてカバーしています」
■凄いと思ったドライバーはいますか?
「同じチームのヤン・マヌグッセンは、久々に見て凄いと思ったドライバーで
す。車の動かし方が凄くて、暴れる車をねじ伏せる感じです。しかもタイムも
安定して速い。ただ、素行が不良少年そのままなんで、F1のシートを失った
のも合点がいくなぁと(笑)」
■チーム内で誰とペアを組むのですか?
「僕はO’コーネルと組みます。エース格は、ブラバムとマヌグッセンのコン
ビです。ルマン24時間レースでは、マリオ・アンドレッティが僕たちの車に乗
ることになるかもしれません」
■アメリカでの住まいは?
「暫くはアトランタでホテル住まいをしながら、アパートを探すつもりでいま
す。ただ、ヨーロッパラウンドに入ってしまうので、どうなるかわかりません」
■日本への帰国の予定は?
「言葉を覚えるためにも、日本へはなるべく帰ってこないつもりでいます」
いつも自然体の加藤選手。今回のアメリカ行きも淡々と肩の力を抜いて語っ
てくれたが、言葉の端々に期待と自信が感じられた。
ルマン、マカオなどここ数年、力量が認められつつある日本人ドライバーの
代表として、ぜひ持てる力を発揮してほしいものである。
ちなみに物腰の柔らかい加藤選手の実家はお豆腐屋さんである。(納得)
パノス入りを熱く語る加藤選手の画像はレーシングサロン"N"へ。
https://www.nifty.ne.jp/square/fmotor4f/
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
道上龍、今シーズンはダンディライアンへ
ムーンクラフトは影山正彦残留
2月17日、昨シーズン、ムーンクラフトからエントリーし、非力なローラ
シャーシでシリーズを大いに沸かせた道上龍が、今季はダンディライアンに
移籍することが決定し、パーソナルスポンサーであるフォーミュラ・クラブ
(神奈川県海老名市)でささやかな発表会を行った。
ムーンクラフトは影山正彦が残留し、両チームはともに1台体制で参戦す
る模様。
ダンディライアンは、昨シーズン、ムーンクラフト同様ローラシャーシを
使用。ルーキーのルベン・デルフラーを起用して参戦したが、ノーポイント
に終わっている。
しかし、今季はレイナードのニューシャーシを購入してシリーズに臨むこ
とが決定しており、道上も新チームで昨年同様ひと暴れしようと目論んでい
る。
■道上選手のコメント
「昨シーズンともにローラで戦ったこともあり、親近感を覚えていたチーム
です。去年は結果が残せていないので不安がないと言えば嘘になりますが、
レイナード/東名エンジンという今季のパッケージは他に見劣りするもので
はありませんし、心機一転、自分がチームを引っ張るつもりで頑張ります」
今季体制を語る道上選手の画像はレーシングサロン"N"へ。
https://www.nifty.ne.jp/square/fmotor4f/
なお、同日東京・六本木の「グリグリア・バックスカフェ」で体制発表を
行ったARTAは昨年同様、金石勝智、脇阪寿一で戦うこととなった。
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
JRP(日本レースプロモーション)は2000年フォーミュラ・ニッポンシリ
ーズにおいて、かねてから計画されていた以下の試みを行うことを正式に発表
した。
1.史上最高額のドライバー賞金を設定
従来のチーム賞金に加え、ドライバー賞金を設定。賞金額は1ポイントに
つき50万円。ただし、シリーズチャンピオンは1ポイントにつき100万円が授
与される。
よって、全戦優勝でチャンピオンに輝いた場合は、総額1億円となる。
2.日本のフォーミュラレース史上初のタイヤ交換、ワンストップルール導入
決勝レース中(トップがレース距離の75%から3周を差し引いた周回を終
了するまで)に1回のタイヤ交換(4本)が義務づけられ、これを行わない
場合は失格となる。
・ウェットタイヤについては義務づけなし
・赤旗によるレース中断時のタイヤ交換は、義務づけられた交換には該当せず
・大会期間中1台あたりの使用タイヤ(溝なし)は最大4セット(前後輪と
も8本)とし、マーキングする。
・タイヤ交換人員は、1台あたり最大15名
このルール導入により、供給元のブリヂストンは99年仕様に比べグリップ
力の高いタイヤを供給。これによりラップタイムの向上、フレッシュタイヤ
交換時のパッシングシーンの増加が見込まれる。
3.アジア交流プロジェクトの推進
プロジェクト第一弾として、「チーム・マレーシア」アレックス・ユーン
選手が参戦。
また、中国での放送枠の確保なども並行して行われ、アジアからの関心度
は高まることが期待される。
情報提供:日本レースプロモーション(JRP)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
Fニッポンのアジア戦略の一環として招聘され、今シーズン、シリーズフル
参戦するマレーシア人ドライバー、アレックス・ユーン選手はチーム・ルマン
で走ることが決定した。
シーズン当初は「ルマン・チーム・マレーシア」として走り、メインスポン
サーが決まり次第、チーム名を変更する予定とのこと。
ユーン選手は、1976年生まれの24歳。フォーミュラ・ルノーを経て、一昨年
イギリスF3にステップアップ。昨年は、イギリスF3、イタリアF3000、国際
F3000に参戦、度々入賞し安定した力を見せた。マカオGPでも7位に入っている。
ユーン選手の画像、プロフィール詳細はレーシングサロン"N"へ。
https://www.nifty.ne.jp/square/fmotor4f/
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
オートレーシングフォーラムのメンバーである青木孝行選手の今季全日本GT選手
権への参戦が決定した。チームは、昨年もスポットでドライブしたチーム・ダイ
シン。
GT300クラスにお馴染みのダイシンシルビアで、オーナー大八木選手と組んでの
参戦となる。
詳細は、青木選手のHP「ブルーのとりず箱」へ。
http://member.nifty.ne.jp/takayuki-aoki/
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
2月1日、フォーミュラ・ニッポンを統括する日本レースプロモーション
(JRP)は、昨シーズン参戦したチームから今季も継続して参戦の登録申
請をした11チームを発表した。
昨シーズンの参戦チームから名前を消したのは 、旭機工株式会社(ASAHI
KIKO)。昨年数戦出場した株式会社未来(MIRAI) もエントリーしていない。
また、JRPでは、2月1日から新規参戦チームの登録受付を行い、新規
参戦チームがあった場合は、登録委員会の審査を経て10日までには参戦が決
定する。
使用する車両、台数は未発表。
・有限会社中嶋企画(NAKAJIMA)
・株式会社ルマン(Le Mans)
・有限会社ホシノレーシング(IMPUL)
・ノバエンジニアリング株式会社(NOVA)
・株式会社ディジョンカーズ(5ZIGEN)
・スーパーアグリカンパニー有限会社(ARTA)
・株式会社ハップ(LEYJUN)
・ムーンクラフト株式会社(MOONCRAFT)
・株式会社セルモ(CERUMO)
・有限会社ダンディライアン(DANDELION)
・株式会社ビーワン(B-1)
情報提供:日本レースプロモーション(JRP)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
1月25日、ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(ニ
スモ)は、今季の全日本GT選手権GT500クラスの体制を発表した。
注目は、昨年までトヨタに在籍した元F1ドライバー片山右京が、今年はス
カイラインGT-Rのステアリングを握ることだ。すでに昨年まで日産車を駆って
いた鈴木亜久里がホンダNSXに乗ることが発表されており、この抜けた穴を右京
が埋める形となった。
また、支援チームの体制も併せて発表された。
■NISMO
R34 GT-R(エリック・コマス、片山右京、影山正美、ミハエル・クルム)
(ドライバーの組み合わせは未定)
支援チーム
■TEAM IMPUL
R34 GT-R(星野一義、本山哲)
■ハセミモースポーツ
R34 GT-R(長谷見昌弘、田中哲也)
情報提供:NISMO
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
1月19日、東京地方裁判所・民事第721号法廷おいて太田哲也選手による全日本GT
選手権第2戦の多重衝突炎上事故(1998年5月3日、静岡県・富士スピードウェイで
発生)による被害に対するレース主催者ら(VICIC、FISCOクラブ、テレビ東京、日本
モーターレーシングセンター、富士スピードウェイ、中村靖比古競技長)に対する損
害賠償訴訟裁判の初公判が行われました。
この裁判を古屋が傍聴してきましたので、ここで報告させていただきます。なお、
これは古屋個人によるレポートであり、太田選手および原告、被告どちらとも直接は
関係ないものであることをお断りしておきます。
法廷の傍聴席は、40席ほどありましたが、ほぼ埋まってしまう35名ほどの傍聴人が
入りました。その中にはTV、新聞、雑誌、ジャーナリストなどのメディア関係者も10
名あまりいました。また、太田選手を応援するファンの方も4,5人来られていまし
た。
残念ながら、太田哲也選手ご本人は、まだケガの回復が十分でないために法廷には、
来られませんでしたが、太田夫人の篤子さんが傍聴席より法廷を見守りました。
公判は午前10時20に開廷。まず、原告代理人(太田選手の弁護士)が原告の訴状
(太田選手の訴え)を、続いて被告代理人(訴えられた側の弁護士)が各被告の答弁
書(訴えられた側の最初の回答書)を裁判官に提出。そして原告代理人から原告弁護
団の『提訴提起にあたって』という太田選手と弁護団の真意を述べた書面を読み上げ
ました。これは、提訴時に太田選手の言葉として伝えられたものと同意のもので、こ
の裁判が賠償金を得ることが真意ではなく、レース界の健全化を狙うものというもの
でした。
そして、被告側の代理人(弁護士)の代表とおぼしき方(名乗られなかったのでど
この代理人かは不明)から、答弁書の主旨が述べられました。
これによると「事故のあったレースはルールに従って行われたものであり、参加者
もプロであり、レース中の事故は自己責任において処理されるもの。運営側には責任
がないものと考える」ということでした。さらにJAFとテレビ東京は、「原告(太
田選手)は、レース参加時に『参加誓約書』にサインしており、これには『競技中の
事故(死亡事故でも)において(運営側の手違いであっても)損害賠償はしないこと
を約束する』とあるので、この訴え自体が無効であり、裁判所は提訴を却下すべきだ
としました。
また、「レースはその中に定められたルールで行われており、裁判で争うことはお
かしい」ということも述べていました。
「レース中の事故に関して救済措置(JAF内にか?)もあるので、裁判にする前に
利用すべきだった」と言ってましたが、原告代理人も知らないということなので、説
明を求めました。しかし、肝心の代理人氏ははっきりとしたことを言えず、もちろん
裁判官もこれに関しては関心ありということで、彼は次回までに調べてくると約束し
ました。
次回公判に関して、被告代理人(代表)は訴状に盛られた懸案が多いことと被告人
が多いことから調査や意見調整に時間が欲しいので、4月以降を求めました。ですが、
さすがに原告代理人も裁判官も時間を使いすぎということで、結局3月8日午前11時
からに決まりました。
今回はここまで終了。約35分ほどでした。
公判終了後に太田選手の弁護士が説明会を用意してくれました。この説明では、先
の『誓約書』のことはもちろん承知しているもので、その内容の理不尽さから法的な
有効性ははなはだ疑問であり、そのような契約書面が法廷で認められるとは思えない。
レースの事故ではないが過去の事例でも、同様な書面が無効になったことはある。と
していました。
次回3月8日から、本格的な答弁が始まるものと思います。時間の取れる方がおら
れましたら、ぜひ傍聴に参加してください。
この法廷の模様をもう少し詳しく書いた記事と、原告弁護団の『訴訟提訴にあたっ
て』の全文、被告側が訴え却下の理由となった『参加誓約書』の主たる文面が、「5・
3富士炎上事故を考えるWebSite」というホームページに掲載されていますので、興
味のある方は、こちらも合わせてご覧いただければと思います。このホームページは、
この裁判と事故の検証をするものことで、太田選手を支援しようという有志によって
作成されたものです。アドレスは『http://www.interq.or.jp/sun/fuji9853/』です。
フリー・モータースポーツ・ライター
古屋 知幸 = QYB04322 =
t-furuya@first.win.ne.jp
■2000年フォーミュラ・ニッポン公式走行会開催日程
第1回 3月2日(木)、3日(金) 鈴鹿サーキット
第2回 3月17日(金)、18日(土) ツインリンクもてぎ
第3回 4月28日(金)、29日(土・祝) 富士スピードウェイ
第4回 7月7日(金)、8日(土) スポーツランドSUGO
第5回 7月19日(水)、20日(木・祝) CP MINEサーキット
シーズン終了後の特別走行会の日程、場所は現時点で未定。
情報提供:株式会社日本レースプロモーション(JRP)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
ホンダの2000年JGTCモータースポーツ計画を掲載します。
以下、F1部分は会議室2に、CART部分は会議室6に、また海外関連部分については
会議室5に掲載します。
*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***
HONDA MOTOR SPORTS PRESS INFORMATION
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■全日本GT選手権(JGTC)
'97年より、国内レーシングカー・コンストラクター(株)童夢と(株)無限の
共同事業「無限×童夢プロジェクト」を結成。N-GT仕様NSXを開発し、
JGTCに参戦してきた。本年は、さらに開発・塾生を薦めた2000年型ホンダ
NSXを「無限×童夢プロジェクト」より、JGTC参戦チームに供給すると同時に、
「無限×童夢プロジェクト」もレーシングチームとして参戦する。チーム体制は新たな
チームを加えた新体制となり、4チーム/5台が参戦する。
《車両概要(N-GT仕様 ホンダNSX)》
--------------------------------------
|型 式 |NA2
車|全長×全幅 |4,430×1,610(mm)
|ホイルベース |2,530(mm)
体|トレッド(フロント×リア)|1,580×1,585(mm)
|重 量 |1,100kg以上
|フレーム |アルミモノコック構造×鋼管ロールゲージ
| |+CFRP補強
--------------------------------------
エ|型 式 |C32B(DOHC VTEC)ベース
|形 式 |水冷V型6気筒横置
ン|総排気量 |3.5l
|燃料供給方式 |ホンダ PGM・F1
ジ|点火方式 |ホンダ PGM・IG
|バルブ形式 |DOHC 4バルブ
ン|最高出力 |480PS以上
|最大トルク |40kg-m以上
--------------------------------------
ミッション |ヒューランド製 6速シーケンシャル
--------------------------------------
サスペンション |ダブルウィッシュボーン+
| ショーワ製 インボードダンパーユニット
--------------------------------------
ブレーキ |AP製 フロント6ポット&
| リア4ポットキャリパー
--------------------------------------
タイヤ |フロント 280/35R18:リア 330/40R18
--------------------------------------
《参戦体制(ゼッケン順)》
--------------------------------------
No. | マシン名 |エントラント名 | 監 督 |ドライバー
--------------------------------------
8 | ARTA NSX |AUTOBACS RACING |鈴木 亜久里|鈴木 亜久里
| | TEAM AGURI | |土屋 圭市
--------------------------------------
16 |Castrol 無限 NSX| | |中子 修
| | | |道上 龍
------------無限×童夢プロジェクト | TBA |-----
18 |TAKATA 童夢 NSX | | |脇坂 寿一
| | | |金石 勝智
--------------------------------------
64 |Mobil 1 NSX |Mobil 1 Nakajima Racing |中嶋 悟 |TBA
--------------------------------------
100 | TBA | チーム国光 |高橋 国光 |飯田 章
| |with MOONCRAFT | |服部 尚貴
--------------------------------------
すでに報道されているように、1998年5月3日に富士スピードウェイで
開催された全日本GT選手権第2戦富士の決勝フォーメーション・ラップ中
に多重衝突炎上事故に遭い、重傷を負った太田哲也選手が、主催者、JA
F、競技長、サーキットなどを相手取って損害賠償訴訟(民事裁判)を起
こしています。
この裁判の初公判が、1月19日午前10時から東京地裁の民事第721号法廷
で行われることになりました。
裁判の傍聴(つまり見学)は誰でも自由に出来ます。先の通り意義のあ
る裁判だと思いますので、平日の午前ではありますが、興味ある方はぜひ
傍聴されてはと思います。
希望者があれば、裁判後に太田選手の弁護士により状況の説明(会見)
を行うということです。マスコミの方はもちろん、興味がある方が居られ
れば一般の方も参加しても構わないそうです。
ただ、人数が分からないと会場や資料の手配が出来ないそうなので、参
加したい方は古屋までメールでお知らせください。
連絡しないと入れないと言うことではないので、急遽行けるようになった
という方は現場で合流してもかまいません。
この初公判の案内は「がんばれ!太田哲也」ホームページのニュース・
ページでも取り上げています。地裁への案内や裁判傍聴に関しても取り上
げてますので、よろしければこちらもご参考にしてください。
「がんばれ!太田哲也」ホームページ・アドレス
http://www.win.ne.jp/~t-furuya/ganbare/
P.S.
なお、古屋はGTインサイドレポートというGT-A発行のニュースリリースの
スタッフですが、この活動およびGT-Aと、今回の裁判に関する告知に関し
て行動はまったく無関係であり、古屋個人によるものであることを、お断
りしておきます。
この発言に何か疑問、問い合わせ等がありましたら、下記のメールアドレス
で古屋まで直接お願いします。
モータースポーツ・ライター
古屋 知幸 = QYB04322 =
e-Mail: t-furuya@first.win.ne.jp