カテゴリー

ニュース内検索

2003年2月

Formula Nippon

ムーンクラフト、今季はFニッポン参戦を休止!

20030211_4.JPG
昨年は五十嵐を起用して最高位は7位(Photo:K.Takeshita)

 2月11日、ムーンクラフト(代表 由良拓也)は、今シーズンのフォーミュラ・ニッポンに参戦しないことを発表した。

 前日、JRPから発表された今季の参戦チームに名前のなかったムーンクラフトだが、それを受ける形で参戦休止のリリースが出された。その中で由良氏は「直前まで最善の努力をしてきましたが、万全な体制での参戦が難しいと判断をし、シリーズへの参戦は見合わせることにいたしました」としており、スポンサーとの交渉を続けたものの、十分な活動資金の確保ができなかったことをその理由としている。

 ムーンクラフトは、過去国内トップフォーミュラでは、1988年に鈴木亜久里とともにチャンピオンを獲得。翌年は片山右京を起用するなど、後の日本人F1ドライバー排出にも貢献。その後、オリジナルマシンでの事故をきっかけに参戦を休止した。

 数年間の沈黙の後、1998年にルーキー道上龍を擁してフォーミュラ・ニッポンに復帰。1999年には不利といわれたローラで孤軍奮闘、2位を奪うなど話題をまき、2001年には再び道上を起用してシリーズ6位を獲得した。代表の由良氏は空力面の向上を目的にマシンカウルを独自にカスタマイズすることで有名。

Formula Nippon

2003年フォーミュラ・ニッポン参戦チーム発表される!

 2月10日、日本レースプロモーション(JRP)は、2003年のフォーミュラ・ニッポンに参戦登録したチームを発表した。登録したのは11チーム。昨年参戦チームにTeam MOHN、TEAM GOHが加わり、MOONCRAFTが不参加となった。MOONCRAFTは、スポンサーとの交渉が難航し、参戦を断念した模様だ。

参加登録企業                             チーム名
---------------------------------------------------------------------
有限会社 中嶋企画                        NAKAJIMA RACING
有限会社 ホシノレーシング                TEAM IMPUL
5ZIGENインターナショナル株式会社         TEAM 5ZIGEN
株式会社 チーム ルマン                   Team LeMans
有限会社 ダンディライアン                DANDELION RACING
株式会社 エムケイカンパニー              KONDO RACING
ノバ エンジニアリング株式会社           TEAM NOVA
株式会社 セルモ                          COSMO OIL RACING TEAM CERUMO
Team22 / 株式会社 チーム ルマン          TEAM 22
株式会社 カロッツェリアジャパン          Team MOHN
チーム・ゴウ・インターナショナル株式会社 TEAM GOH
---------------------------------------------------------------------

◆Fニッポン公式サイト http://www.f-nippon.co.jp/

全日本GT選手権

ファーマンF1行きでシート争奪戦勃発! 無限はコロネル起用!

20030206_1.JPG
F1ジョーダン入りが決まったファーマン(Photo:K.Takeshita)

 ラルフ・ファーマンのF1ジョーダングランプリチーム入りを受けて、PIAA NAKAJIMA RACINGの中嶋総監督は、空席となったFニッポンのシートは、2月15~16日にMINEサーキットで行われる合同テストで決めると語った。

 これはGTについても同様で、松田(Mobil 1 NSX)のパートナーとなるドライバーの選考に入っている模様だ。この変更でホンダNSX陣営は、チーム国光 with MOONCRAFT以外は全て新コンビとなることになった。

 なお、TBNとなっていた無限チーム、伊藤大輔の相棒は、1999年Fニッポンチャンピオン、1998年JGTCドライバーズランキング2位、1999年同5位のトム・コロネルとなることが、5日に行われた同社の活動発表会で明らかにされた。

全日本GT選手権

ホンダ、JGTC参戦体制を発表! 道上は童夢へ!

20030203_3.JPG
縦置きエンジンになるNSX(画像は昨年型)(Photo:K.Takeshita)

 2月3日、本田技研工業は株式会社は、都内のホテルで2003年のモータースポーツ活動を発表し、F1やWGPなどの体制と並んで全日本GT選手権の体制も発表された。

 エントリーは昨年同様5台。チームも同じだが、今年は、昨年までの無限×童夢プロジェクトとしての参戦はなくなり、無限、童夢それぞれが別チームとしてエントリーする。

 ドライバーでは、昨年無限のエースだった道上が童夢に移籍。その道上の抜けた後はTBNとなっているが、これは予定されていたリチャード・ライアンに海外レース参戦の話があり、確定していないため。また、ARTAの土屋のパートナーは配布された資料ではTBNとなっていたが、金石年弘になることが決定した。

 無限と童夢の開発プロジェクト「NSX-GTプロジェクト」のもと、開発されたマシンは、新レギュレーションに対応。エンジンを縦置きとしたNSX-GT'03スペックで、チームタイトルの防衛、ドライバーズタイトルの奪回を目指す。

■2003全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 参戦チーム ドライバー
無 限伊藤大輔/T.B.N
童夢レーシングチーム道上 龍/セバスチャン・フィリップ
AUTOBACS RACING TEAM AGURI土屋圭市/金石年弘
Mobil 1 Nakajima Racingラルフ・ファーマン/松田次生
チーム国光 with MOONCRAFT光貞秀俊/加藤寛規

Japanese F3

全日本F3公式サイトがオープン!

20030131_1.jpg
Photo: Keiichiro TAKESHITA

 全日本選手権の中で、唯一公式サイトを持たなかった全日本F3のサイトがオープンした。

 世界統一規格で行われ、ここから世界に飛び出す日本人ドライバーも多いF3。今シーズンは、ダラーラに挑戦状を叩きつけるローラ童夢のシャーシにも注目が集まっており、全国で行われる10大会20戦から目が離せない。

http://www.j-formula3.com/

Formula Nippon

TEAM22、今年は脇阪寿一を起用!

20030129_1.jpg

 1月28日、昨年フォーミュラ・ニッポンに、自らのチーム「TEAM22」を結成して参戦した、大リーグ、シアトルマリナーズの佐々木主浩選手は、今年も参戦を継続することを発表した。

 今年の体制は、ドライバーに脇坂寿一を起用。メンテナンスはルマンに委託し、昨年果たせなかった優勝を狙う。

 現時点では、1台のみだが、「若手ドライバーの育成」という当初の目的を果たすべく、2台体制での参戦を目指すという。

全日本GT選手権

JGTC日産参戦体制決まる! マニングが新加入!

20030127_1.jpg
99年全日本F3当時の若きマニング(Photo:Motorsport@nifty)

 日産自動車株式会社とニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(ニスモ)は、今シーズンの全日本GT選手権参戦体制を発表した。

 GT500クラスは、ニスモチームとしてR34スカイラインGTR2台走らせ、99年全日本F3チャンピオンでF1 BARチームのテストドライバーを務めた経験を持つダレン・マニングの加入が決まった。また、チームインパルには昨年フランスF3に参戦した井出有治が加わり、初めてGTRをドライブすることになった。

 GT300クラスは、昨年のスーパー耐久チャンピオン木下みつひろの加入が決まったハセミモータースポーツが新型フェアレディZを走らせる。

■GT500クラス(R34スカイライン GTR) 3台
ニスモ本山 哲/ミハエル・クルム
ダレン・マニング/影山正美
チームインパルブノワ・トレルイエ/井出有治
■GT300クラス(Z33フェアレディZ) 1台
ハセミモータースポーツ木下みつひろ/柳田真孝

ニスモ公式サイト

Formula Nippon

野田英樹、新チームでFニッポン参戦へ!

20030122_1.JPG
Fニッポン復帰が決まった野田英樹(Photo:Motorsports@nifty)

 今季のフォーミュラ・ニッポンに新たなチームが名乗りを上げた。

 「Team MOHN(チーム・モーン)」、代表は自動車部品の輸入などの事業を展開する株式会社カロッツェリア・ジャパン(本社:東京都中央区)の大庭稔氏。ドライバーは、F1、英F3、インディライツなど海外経験も豊富で、昨年はIRLに参戦したベテラン野田英樹という布陣だ。野田にとっては1年ぶりのフォーミュラ・ニッポン復帰となる。

 これで、今季フォーミュラ・ニッポンに参戦を表明しているのは以下の11チーム。

 各チームの体制は2月15~16日に予定されている合同テストまでには明らかになると思われる。ただ、各チーム参戦経費の確保にはかなり苦労している模様で、1台体制になるチームも数チームあると言われており、今季の参加台数は不透明だ。

 なお、新車ローラB351のデリバリーは今月中には行われる予定。

  • NAKAJIMA RACING
  • TEAM IMPUL
  • TEAM 5ZIGEN
  • Team LeMans
  • DANDELION RACING
  • KONDO Racing
  • TEAM NOVA
  • CERUMO
  • MOONCRAFT
  • TEAM GOH
  • Team MOHN

全日本GT選手権

ARTAがGaraiya(我来也)でJGTCに参戦!

20030111_2.JPG
オートサロン会場に展示されたGaraiya(Photo:Motorsports@nifty)

 1月10日、ARTA(オートバックス・レーシングチーム・アグリ)は、幕張メッセで開催されている東京オートサロンの会場で、今季のJGTC、GT300クラスにオートバックスが開発したスポーツカー、Garaiya(我来也)で参戦することを発表した。

 同クラスには、同様にオリジナルマシンで参戦しているR&Dスポーツのヴィーマックがいる。両者の対決が楽しみだ。

 なお、気になるドライバーについては現在は未定とのこと。

その他

JMSアワードは小暮卓史、特別賞に星野一義

20030111_1.jpg

 1月9日、都内のホテルで日本モータースポーツ記者会(JMS)主催のパーティ「MOTORSPORTS NIGHT」が開催され、多くのモータースポーツ関係者が見守る中、恒例のJMSアワード2002の表彰が行われた。

 JMSアワードは、将来の期待される2002年全日本F3チャンピオン小暮卓史選手が受賞。また、昨年限りで現役を退いた星野一義選手には特別賞が授与された。

Formula Nippon

Fニッポン来季用マシン・ローラB351実走テスト行われる


ローラB351はカーボン地。給油テストも行われた(Photo:Motorsports@nifty)

12月17日、ツインリンクもてぎにおいて、フォーミュラ・ニッポン来シーズン用
ニューマシン、ローラB351のお披露目を兼ねた実走テストが行われた。テストは昨
年のチャンピオンチームであるナカジマレーシングが担当。ドライバーは松田次生
が務めた。
タイムは1分39秒台と、10月のレースで脇阪がマークしたポールタイム1分33秒台に
は遠く及ばなかったが、まずは順調に国内初テストを終えた。

ニューマシン・ローラB351は、目新しさはないが、レイナードに比べトレッドが狭
くなった分、前から見るとコンパクトに見える。排気管の取り回しで甲高くなった
エキゾーストノートは、上限が9000回とは思えない心地良い音色を出していた。

この日は、レースを公認するJAF(日本自動車連盟)による、チェックも行われ、
JAF派遣のメンバーは来季から導入が予定されている給油装置を中心に入念に検査
を行った。

この後、ローラB351は来年1月中には参加チームにデリバリーされ、開幕戦(3月
23日鈴鹿)の前に下記のとおり公式合同テストが行われる予定だ。

第1回 2月15日(土)~16日(日) CP MINEサーキット
第2回 3月1日(土)~2日(日) 富士スピードウェイ
第3回 3月6日(木)~7日(金) 鈴鹿サーキット

Formula Nippon

来季フォーミュラ・ニッポンマシンLOLA B351スペック


公開されたLOLA B351のCG画像(提供:JRP)

来年度からフォーミュラ・ニッポンに導入されるマシンLOLA B351のマシンスペック
は以下のとおり。ニューマシンは安全性に関してはF1並みの規格をクリアしてお
り、特に衝撃吸収に関しては、横方向、後方向からのクラッシュテストも実施され
ている。
寸法も現在のF1とほぼ同じ数値で、全幅は1,800mm、ホイールベースは3,000mmと
最新のF1トレンドを採用している。

           LOLA B351 Formula Nippon  TECHNICAL SPECIFICATIONS

全  長                   4,511 mm
全  幅                   1,800mm
ホイールベース           3,000 mm
重  量                     660 Kg(ドライバー含む最低重量)
エンジン                 無限MF308(排気量3,000cc・V型8気筒)最高出力500bhp以上
フロントサスペンション   ダブルウイッシュボーン / プッシュロッド
リアサスペンション       ダブルウイッシュボーン / プッシュロッド
シャシー構造             カーボンファイバー / ハニカムコンポジット製モノコック
ギヤボックス             Lola社製 6速シーケンシャル方式
ギ ヤ                    Hewland社製
デファレンシャル         Lola / Hewland社製
ホイール                 マグネシウムホイール
                         フロント 13×10.50インチ リア 13×14.96インチ
燃料タンク               ATL社製 FT5規格
クラッチ                 AP社製 カーボントリプルプレート
タイヤ                   ブリヂストンPOTENZA
                         フロント 225/55R13  リア 340/620×13

Formula Nippon

2003年フォーミュラ・ニッポンの変更点


JRP田中社長「来季は観客動員数を伸ばしたい」(Photo:Motorsports@nifty)

11月20日行われたフォーミュラ・ニッポンシリーズ表彰式で、日本レースプロモー
ション(JRP)田中社長から発表された、来季変更される点は次のとおり。

来季は、ファンの目線で楽しめるレースを目指し、観客動員アップを目指すとのこ
ともあわせて報告された。

■ローラシャーシの導入(11月中に英国でシェイクダウン、12月中旬には国内テスト)
■レース距離の延長(230km→270km)これに伴い給油が必要になる
■タイヤ交換義務の撤廃(チームの作戦面に幅を持たせる)
■タイヤのソフト化
■エンジンの音質(排気音)を変更。(EXマニホールドの形状変更により高い音へ)
■公式合同テストをレースウィークの金曜日開催へ(メディア露出を増やし観客増へ)
■予選方式の変更(土曜2回実施は変わらないが方法を検討中)

Formula Nippon

2002年Fニッポンシリーズ表彰式行われる


勢ぞろいした02年Fニッポンドライバー(Photo:Motorsports@nifty)

11月20日、東京・港区台場のフジテレビで、2002年フォーミュラ・ニッポンのシリ
ーズ表彰式が行われた。ドライバー、チームスタッフ、サーキット関係者などが出
席し、ドライバー、チーム表彰などが行われた。

念願のドライバーズタイトルを手にしたファーマンは、12月にF1テストのご褒美
も決まり「中嶋監督、チームスタッフ、そしてホンダに感謝します」と終始笑顔だっ
た。

また、日本レースプロモーションの田中社長から、来季フォーミュラ・ニッポンの
概要、新たに使用されるマシンの紹介などが行われた。

■ドライバー部門                         ポイント&賞金
優勝 ラルフ・ファーマン(PIAA NAKAJIMA)   62 \62,000,000
2位  本山  哲          (XBOX IMPUL)      60 \30,000,000
3位  脇阪寿一          (ARTA)            33 \16,500,000
4位  土屋武士          (LeMans)          27 \13,500,000
5位  松田次生          (PIAA NAKAJIMA)   19 \ 9,500,000
6位  道上  龍          (5ZIGEN)          17 \ 8,500,000

■チーム部門
優勝 PIAA NAKAJIMA RACING                81
2位  XBOX TEAM IMPUL                     60
3位  AUTOBACS RACING TEAM AGURI          44
4位  TEAM 5ZIGEN                         34
5位  Team LeMans                         29
6位  DoCoMo TEAM DANDELION RACING         6

■エンジンチューナー部門
1位  東名エンジン株式会社

Formula Nippon

2002FN_ドライバーズポイント(全10戦終了)

                                                 (全10戦終了)

                    3  4  5  7  7  8  9  9 10 11
                    /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
                   24  7 19  7 21  4  1 22 20  3
                   鈴 富 美 鈴 茂 菅 富 美 茂 鈴
                            鹿
                   鹿 士 祢 東 木 生 士 祢 木 鹿
Ps-No-Driver ---Rd.-1 -2 -3 -4 -5 -6 -7 -8 -9 10-総合P --Team
 1 31 R.ファーマン 10  6  0 10  0 10  6  6 10  4    62   PIAA NAKAJIMA
 2  1 本山  哲      0 10 10  2 10  0  4 10  4 10    60   XBOX IMPUL
 3 55 脇阪寿一      2  4  0  4  4  0 10  0  6  3    33   ARTA
 4  8 土屋武士      6  1  4 DNS 6  3  0  0  1  6    27   LeMans
 5 32 松田次生      4  0  6  0  0  2  0  3  3  1    19   PIAA NAKAJIMA
 6  6 道上  龍      3 DNS -  -  3  4  3  4  0  0    17   5ZIGEN
 7 56 金石年弘      0  0  3  1  2  1  2  2  0  0    11   ARTA
 8  5 服部尚貴      1  0  0  3  1  0  1  1  0  2     9   5ZIGEN
 9  6 光貞英俊      -  -  2  6  -  -  -  -  -  -     8   5ZIGEN
10 68 R.ライアン    -  -  0  0  0  6  0  0  0  0     6   DoCoMo DANDELION
11  3 荒  聖治      0  3  0  0 DNS 0  0  0  0  0     3   Olympic KONDO
12 10 黒澤治樹      0  2  0  0  0  0  0  0  0  0     2   FORWARD NOVA
12  7 D.シュワガー -  -  0  0  0  0  0  0  2  0     2   LeMans
14 11 B.トレルイエ  0  0  1  0  0  -  -  -  -  -     1   COSMO OIL CERUMO
    7 影山正美      0  0  -  -  -  -  -  -  -  -     0   LeMans
   22 伊藤大輔      0  0  0  0  0  0  0  0  0  0     0   Team 22
    2 M.クルム      0  0  -  -  -  -  -  -  -  -     0   XBOX IMPUL
   14 五十嵐勇大    0  0  0  0  0  0  0  0  0  0     0   MOONCRAFT
    4 金石勝智      0  0  0  0  0  0  0  0  0  0     0   Olympic KONDO
   68 J.コシェ      0  0  -  -  -  -  -  -  -  -     0   DoCoMo DANDELION
    9 山本清大      0  0  0  0  0  0  0 DNS 0  0     0   ソフトオンデマンドNOV
   11 立川祐路      -  -  -  -  -  0  0  0  0  0     0   COSMO OIL CERUMO
**************************************************************************
  * 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦総ポイント制
  * マシンはすべてレイナード無限


                                        ///// PDD01523 伊東  昭雄 /////

Japanese F3

童夢製F3マシン販売開始!


(C)童夢

10月24日、株式会社童夢は、英国のLOLA社との提携で開発を進めていた2003年用F3
シャーシ「LOLA DOME F106/03」の販売を開始した。

童夢にとっては、スポーツカー童夢S101に続く、市販量産レーシングカーとなるが、
F3は同一規格により世界各国で行われているだけに、これが成功すれば童夢はその
名を世界に知らしめることになるかもしれない。

マシンの価格は980万円。童夢がダラーラでレースに参戦しながら得たノウハウを注
ぎ込んで開発しただけに、そのポテンシャルは折り紙つきだ。

スペック詳細、お問い合わせは童夢まで。

童夢ホームページ

全日本GT選手権

JGTC MINE 合同テスト

10月24日、第7戦の舞台となるセントラルパークMINEサーキットでJGTCの第7回合
同テストが行われた。本来9月に行われるはずだったテストが延期され、レースウィ
ークに組み入れられた形になったものだが、残り2戦となってチャンピオン候補も
絞られていることから、各チーム木曜から精力的に走りこんだ。

トップタイムを奪ったのはFニッポンとの二冠を目指すファーマンが駆る#64Mobil 1
 NSX。70kgのハンデを感じさせず順調な仕上がりを見せている。シリーズリーダー
の#1auセルモスープラ、2位の#100RAYBRIG NSXは下位に沈んだ。ここからどうセッ
ティングを煮詰めてくるかに注目だ。

GT300クラスも、80kgのウェイトを積む#3ユニシアジェックスシルビアが快調。その
後ろには本命#62Vemac R&Dダンロップ320Rを挟んでポルシェ勢が続いた。

2002年10月24日 CP MINEサーキット(山口県) 合同テスト 天候:晴れ/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car----------------------------Drivers-------------BestTime(WH)
 1  64 500 Mobil 1 NSX                    松田/ファーマン     1'22.788(70)
 2  30 500 綜警McLaren                    岡田/黒澤(治)       1'23.049
 3  16 500 無限NSX                        道上/伊藤           1'23.051(30)
 4   8 500 ARTA NSX                       土屋(圭)/金石       1'23.207(30)
 5  23 500 カストロールピットワークGT-R   影山(正美)/コマス   1'23.214
 6   6 500 エッソウルトラフロースープラ   脇阪(寿)/飯田       1'23.459(50)
 7  18 500 TAKATA童夢NSX                  フィリップ/ライアン 1'23.519(90)
 8  39 500 デンソーサードスープラGT       デュフォア/織戸     1'23.659(10)
 9   1 500 auセルモスープラ               竹内/立川           1'23.662(90)
10  22 500 ザナヴィニスモGT-R             本山/クルム         1'23.706(10)
11  25 500 FK/マッシモADVANスープラ       荒/山路             1'23.827(20)
12  36 500 トクホン トムス スープラ       土屋(武)/ガードナー 1'23.874(40)
13  76 500 イエローコーンマクラーレンGTR  服部/田嶋           1'23.899(50)
14  12 500 カルソニックスカイライン       田中/トレルイエ     1'23.945
15  35 500 プロジェクトμエスペリアSUPRA   影山(正彦)/脇阪(薫) 1'24.063
16 100 500 RAYBRIG NSX                    加藤/光貞           1'24.161(50)
17  37 500 ZENT トムス スープラ           黒澤(琢)/モンティン 1'24.572(40)
18  33 500 United UKYO SUPRA              近藤/下田           1'25.101
19  87 500 HKS CLK                        山西/五十嵐         1'28.281
20   3 300 ユニシアジェックスシルビア     山野/柳田           1'29.364(80)
21  26 300 PLUS e タイサンアドバンGT3R    余郷/西澤           1'29.365
22  62 300 Vemac R&Dダンロップ320R        柴原/密山           1'29.479(50)
23  24 300 EndlessタイサンアドバンGT3R    福山/木下           1'29.609(50)
24 910 300 910ロデオドライブアドバンGT3R  松田/ウィルコック   1'29.764
25  71 300 シグマMR-S                     城内/澤             1'29.927(10)
26  19 300 ウェッズスポーツMR-S           田中/後藤           1'29.932(40)
27  77 300 クスコスバルADVANインプレッサ  小林/谷川           1'29.979
28  28 300 DIRECTION タイサン ADVAN GT3R  羽根/山岸           1'29.997
29   7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7  松本/谷口           1'30.072(30)
30  81 300 ダイシンADVANシルビア          大八木/青木         1'30.090(60)
31  31 300 ARTAアペックスMR-S             新田/高木           1'30.134(70)
32  55 300 イクリプスタイサンADバイパー   山田/清水           1'30.150
33  86 300 プロジェクトμ・クリスタルMRS   長島/松田           1'30.649
34 911 300 BOROセンナリ910ポルシェ        平川/砂子           1'30.825
35   5 300 BANPRESTO CAR倶楽部マッハ号MT  玉中/三船           1'31.846
36  15 300 AMPREX BMW M3GT                橋本/クワン         1'32.186
37 360 300 ダンテール・フェラーリ         西澤/佐々木         1'32.550
38  70 300 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋/小宮           1'33.217
39  51 300 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本/白井           1'34.853
    88 500 ノマド ディアブロ JGT-1        アピチェラ/和田     計測できず
     2 300 BOSSベルノ東海AR・NSX          高橋/渡辺           出走せず(10)
    17 300 Kosei SPIRIT MR-S              松永/滑川           出走せず
    21 300 ダンロップ BMW M3              一ツ山/菊地         出走せず
    63 300 レイジュンR&DダンロップGT3R    OSAMU/中川          出走せず
--------------------------------------------------------------------------

Formula Nippon | Japanese F3 | 全日本GT選手権

2003年全日本レース(FN,JGTC,F3)日程決まる

日本自動車連盟(JAF)から来季の全日本選手権レースカレンダーが発表された。
それによると、今季同様来シーズンもフォーミュラ・ニッポン全10戦、全日本GT選
手権(JGTC)全8戦、F3全20戦(10大会)が行われる。

今シーズンと大きな変更はないが、JGTCでは従来セントラルパークMINEサーキット
で行われてきたC第7戦が、同サーキットが民事再生法の適用を受け経営体制が不確
定なことから外され、代わって九州のオートポリスで行われることになった。オー
トポリスは、1999年にJGTCオールスター戦が行われた実績があることから組み入れ
られた模様だ。

来季からマシンが一新されるフォーミュラ・ニッポンについては例年どおりMINEサ
ーキットで2レースが行われるスケジュールとなっている。

また、F3は全10大会中7大会がFニッポンと同一日程となっており、今季の5大会よ
り併催が増えることになる。今季1大会あったJGTCとの併催はなくなることになっ
た。

■2003年 Fニッポンスケジュール
  第 1戦  3月23日 鈴鹿サーキット
  第 2戦  4月 6日 富士スピードウェイ
  第 3戦  4月27日 CP MINEサーキット
  第 4戦  6月 8日 ツインリンクもてぎ
  第 5戦  7月 6日 鈴鹿サーキット
  第 6戦  7月27日 スポーツランドSUGO
  第 7戦  8月31日 富士スピードウェイ
  第 8戦  9月21日 CP MINEサーキット
  第 9戦 10月19日 ツインリンクもてぎ
  第10戦 11月 2日 鈴鹿サーキット

■2003年 JGTCスケジュール
  第 1戦  3月30日 TIサーキット英田
  第 2戦  5月 4日 富士スピードウェイ
  第 3戦  5月25日 スポーツランドSUGO
  第 4戦  6月22日 セパンサーキット(マレーシア)
  第 5戦  8月 3日 富士スピードウェイ
  第 6戦  9月14日 ツインリンクもてぎ
  第 7戦 10月26日 オートポリス
  第 8戦 11月16日 鈴鹿サーキット

■2003年 F3スケジュール
  第 1, 2戦  3月22,23日 鈴鹿サーキット    (FNと併催)
  第 3, 4戦  4月 5, 6日 富士スピードウェイ(FNと併催)
  第 5, 6戦  5月17,18日 TIサーキット英田
  第 7, 8戦  6月 7, 8日 ツインリンクもてぎ(FNと併催)
  第 9,10戦  7月 5, 6日 鈴鹿サーキット    (FNと併催)
  第11,12戦  7月26,27日 スポーツランドSUGO(FNと併催)
  第13,14戦  8月 9,10日 筑波サーキット
  第15,16戦  9月 6, 7日 スポーツランドSUGO
  第17,18戦  9月20,21日 CP MINEサーキット (FNと併催)
  第19,20戦 10月18,19日 ツインリンクもてぎ(FNと併催)

Formula Nippon

チーム郷来季Fニッポン参戦へ!

来季からマシンが一新されるフォーミュラ・ニッポンへは、現在参戦中の9チーム
がエントリーを予定しているが、新たにチーム郷が参戦に名乗りを上げた。

チーム郷は最近はルマン24時間の参戦に力を入れており、全日本選手権へのフル参
戦は1996年の全日本GT選手権以来となる。この年は今をときめくF1ドライバー、ラ
ルフ・シューマッハを擁してマクラーレンF1GTRで参戦。見事チャンピオンを獲得
している。

体制については1台での参戦となること以外、現時点では未定とされているが、ド
ライバーについては同チームからルマンに参戦している荒聖治が有力ではないかと
噂されている。

チームGOHホームページ

Formula Nippon

2003年Fニッポン、ローラで正式にGO!


9月30日、ローラ・カーズ社は、フォーミュラ・ニッポンを運営する日本レースプロ
モーション(JRP)と、2003年Fニッポンマシン「ローラ03/51」シャーシを供給するこ
とで正式に合意したと発表した。

すでに来季のFニッポンについては、レース距離の延長やレース中の給油を行う方向
でレギュレーションが固まりつつあるが、レイナード社の倒産に端を発して1年前倒
しすることととなったハードウェア変更についてもこれでようやく決着することにな
った。

気になる来季の参加チームは、今季参戦している9チームが参加表明をしているが、
唯一ARTA(オートバックス・レーシングチーム・アグリ)が名乗りを上げていない。
これは母体であるオートバックスが自チームでの参戦から、選手育成を目的としたス
ポンサーとしての参戦に方針を切り替える模様だ。

また、開催スケジュールは今季同様10戦が予定されているが、シーズン中の合同テス
トは行わず、レースウィークの金曜日に練習走行を行うことになりそうだ。

全日本GT選手権

カルソニックGTRは星野に代わりトレルイエがドライブ!


Photo:Motorsports@nifty

チーム・インパルは、引退を発表した星野一義に代わり、今季残り3戦、ブノワ・
トレルイエをカルソニックスカイラインのドライバーとして起用することを発表し
た。コンビを組むのは田中哲也。

トレルイエは、1976年12月7日生まれのフランス人。2000年から全日本F3を走り始
め、翌年チャンピオンを獲得。今シーズンはフォーミュラ・ニッポンに参戦して入
賞1回を記録したが、シーズン半ばでシートを立川祐路に譲っている。

8月16~17日に行われたJGTCのテストにも急きょ参加。事実上このとき星野の代役
は決定しており、車に慣れるため2日間で100周以上をドライブ。最終的に1分48秒
前半までタイムを縮め、ニスモワークスである#23号車をドライブした影山正美と遜
色ないタイムをマークしている。

Formula Nippon

2003年フォーミュラ・ニッポン日程固まる


Photo:Motorsports@nifty

8月14日、日本自動車連盟(JAF)が発表した2003年FIA国際スポーツカレンダーに
よると来季のフォーミュラ・ニッポンの日程は以下のとおり。先頃、経営破たん
したCP MINEサーキットの経営存続など不確定な要素はあるものの、来季も今シー
ズン同様10戦が予定されている。

また、既報のとおりフォーミュラ・ニッポンのレース距離が最長270kmまで伸ばさ
れ、途中給油を行うレース開催が可能となった。給油の導入についてはまだ正式決
定には至っていない。今後運営母体であるJRP(日本レースプロモーション)が中
心となって検討が重ねられる予定だ。

Rd  日程     開催地
----------------------------------------
 1  3/22-23  鈴鹿サーキット
 2  4/ 5- 6  富士スピードウェイ
 3  4/26-27  CP MINEサーキット
 4  6/ 7- 8  ツインリンクもてぎ
 5  7/ 5- 6  鈴鹿サーキット
 6  7/26-27  スポーツランドSUGO
 7  8/30-31  富士スピードウェイ
 8  9/20-21  CP MINEサーキット
 9 10/18-19  ツインリンクもてぎ
10 11/ 1- 2  鈴鹿サーキット
----------------------------------------

※今回発表されたのは国際カレンダーなので、明らかになったのは国際格式のフォ
 ーミュラ・ニッポンのみ。GT選手権、F3は国内格式なので日程は発表されていな
 い。

Formula Nippon

立川祐路、第6戦からフォーミュラ・ニッポン復帰!


Fニッポン復帰が決まった立川(Photo:Motorsports@nifty)

7月29日、コスモオイルレーシングチームセルモは、今週末行われるフォーミュラ・
ニッポン第6戦菅生戦から、ブノワ・トレルイエに代わって立川祐路を起用するこ
とを発表した。

立川は、一昨年コスモオイルレーシングチームセルモで走りランキング10位、昨年
はオリンピック・コンドウからエントリーし、シリーズ3位を得ているが、今季は
国際F3000への参戦を予定して、Fニッポンへの参戦は見送っていた。
しかし、国際F3000への参戦は実現せず、6月のFニッポン合同テストから同チーム
のマシンをドライブ。参戦への準備を進めていた。

レギュラーシートを失い、リザーブドライバーとなったトレルイエは、第5戦まで
1ポイントを挙げてはいるものの、期待されたほどの活躍はしていなかった。この
パフォーマンス不足がドライバー交代の理由とも言われているが、6月の合同テス
トで立川を走らせていることを考えると、シリーズ後半立川がドライブすることは、
以前から準備されていたと思われる。

Formula Nippon

道上龍、復帰レース間近!心境を語る


顔つきも引き締まった道上(Photo:Motorsports@nifty)

チームから正式に次戦もてぎ(7月21日)での復帰がリリースされ、すでにMINE
でのテストも終えた道上龍。予想をはるかに上回る回復に周囲は驚きの色を隠せな
いが、復帰レースを1週間後に控え、その心境を聞いた。

やや痩せた感じのする道上、顔つきもいくぶんほっそりとした感じだ。

--痩せた?
「うん、引き締まりましたね。もうトレーニングばかりしてましたから」

--体調はどう?
「身体はもうほとんど完璧。クラッシュで心も身体も成長したみたいです」

--復帰レースに向けての自信は?
「とにかく、いつもどおり、淡々とこなしていくつもり。自信はあるとは言えない
けど、美祢のテストでも自分で思ってた以上に元に戻ってたし。だから、もてぎで
も大丈夫。周りは騒ぐかもしれないけど、僕はいつもどおりにするつもり」

とにかく早くレースをしたいという道上。その言葉からは不安は全くといっていい
ほど感じられない。逆に怪我を乗り越えたことによって、ひと回り大きくなった感
じだ。
予想を上回る回復で関係者やファンを驚かせた道上だが、1週間後のレースでは更
に驚くような結果を残してくれそうな気配だ。

Formula Nippon

道上龍、美祢でのテストを終え、次戦復帰決定!


いよいよ復帰が決まった道上(Photo:K.Takeshita)

7月9~10日、フォーミュラ・ニッポン第2戦のクラッシュで欠場、リハビリ中の
道上龍が、MINEサーキットで3ヶ月ぶりにFポンマシンをドライブした。
台風6号の影響でテスト日程を1日繰り上げての走行となったが、ドライコンディ
ションとなった2日目には1分15秒台をマーク。順調な回復ぶりをみせた。

この後、担当医師の検査を受けてから正式復帰が決定する模様だが、道上本人は
「もてぎは出場します」と力強く語り、第5戦からの復帰は間違いないようだ。

道上の復帰により代役の光貞はシートを失うことになるが、関係者の間では2戦出
場して5位、2位と好成績を収めた光貞の欠場を惜しむ声も多い。男を上げた光貞
の今後にも注目だ。

Formula Nippon

道上、Fニッポン復帰に向け着々と準備進む!


道上の走りが見られる日も近い(Photo:K.Takeshita)

フォーミュラ・ニッポン第2戦でクラッシュ、負傷し入院中の道上龍選手だが、い
よいよ復帰に向けてのプログラムが動き出した。
まず、リハビリとトレーニングを兼ねて入院している御殿場・虎ノ門病院を6月末
に退院し、7月10~11日にはCP MINEサーキットで実戦復帰の可能性を探る実走テス
トを行う。このテストではツーリングカーからはじめ、レースを視野に入れたフォ
ーミュラ・ニッポンマシンによる走行も行う予定だ。

道上は、7月20~21日にツインリンクもてぎで開催される第5戦からの復帰を望ん
でおり、実現すれば当初の予想を上回るスピード復帰となる。

フォーミュラ・ニッポンは第3戦を終えて、本山哲(2勝)とファーマン(1勝)
が頭一つ抜き出た形になっている。"勝てるドライバー"道上の復帰はシリーズを面
白くするだけに、完全な状態での復帰を期待したい。

Formula Nippon

2003年のフォーミュラ・ニッポンは給油あり?!


日本一速い男決定戦の行く末やいかに?!(Photo:Motorsports@nifty)

5月29日、フォーミュラ・ニッポンのチーム代表者会議がJRP本社で行なわれ、
来季以降のレギュレーションなどについて話し合いがもたれた。

ほぼ合意が取れたのは、レース距離を現行の最長230kmから260~270km程度へ延ば
し、給油を可能にするというもの。F1の二番煎じともいえるが、チームの作戦によ
ってレース展開に変化をもたらすという狙いがあると思われる。

また、レイナード社の倒産もあって来季から一新せざるを得ないシャーシだが、国
際F3000で用いられているローラが有力ではあるものの、後継企業に引き継がれた
レイナードを推すチームオーナーもおり、合意までには至らなかった模様だ。

レイナードの経営を引き継いだIRM(International Racing Management)社は、第
3戦の行われた美祢サーキットでも各チームに売り込みを行っており、ここで示さ
れた価格はかなり破格のようだ。

全日本GT選手権

HKS CLK(メルセデス) JGTC第3戦SUGOデビューならず


Photo:K.Takeshita

前回のJGTC第2戦富士で初めて公開の場に姿を現し、この週末の第3戦SUGOラウン
ドでデビューを飾るはずだった#87 HKS CLK(山西/五十嵐組)だが、24日に行なわ
れた練習走行で駆動系の不具合が発生。チームは修復に努めたが、間に合わないと
判断。今レースへの出走を取りやめた。

チームは、早期に原因の究明をし万全を期して参戦に漕ぎつけたいとしているが、
話題のニューマシンの前途は多難のようだ。

全日本GT選手権

VQエンジン搭載GTR、JGTC第5戦からは3台に!


GT-Rに搭載されるVQ30エンジン ((C)NISMO)

NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

   ◆◆ニスモ 新型VQエンジン車両をJGTC菅生に投入◆◆
新型VQエンジン搭載車(No.22 ザナヴィ ニスモ GT-R)1台を投入

ニスモでは、全日本GT選手権 第3戦において、新型VQエンジン搭載車を1台
投入いたします。今回はNo.22 ザナヴィ ニスモ GT-RをVQエンジンに変
更し、No.23カストロール ピットワーク GT-Rは今までどおりのRB26
エンジンで出場いたします。
7月末に行われる第5戦では、ニスモから2台、インパルから1台、合計3台のス
カイラインGT-RがVQエンジンに替わる予定ですが、まずは菅生での新型VQ
エンジン搭載車の走りにご注目ください。

■小河原監督コメント
「今回VQ車両として初の参戦となります。エンジン、シャシー共に大きく変更し
た仕様となっており、開幕戦からの投入は見合わせていましたが、ここ菅生で実戦
テストを兼ねての参戦です。ただし、実戦テストと言っても出るからには120%
の力を発揮してRB26車両ともども上位進出を図りますので、ご声援よろしくお
願いします」

■川口エンジニア(オーテックジャパン)コメント
「今回のレース参戦は出力性能だけでなく、燃費・重量などトータルで戦力アップ
につながるVQエンジンの素質を一つでも多く確認するための絶好の機会と捉えて
います。エンジンは毎回スペックを変更している状況で未知の部分が多いことも事
実です。現在進行形ですが、ここまでの苦労が一つでも実り、かつ次へつながる結
果を出すべく全力を尽くします」

■新型VQエンジン諸元
エンジン型式:VQ30DETT
排気量:2987CC
ボア×ストローク:93.0mm × 73.3mm
最大出力:485ps以上/5600rpm
最大トルク:75Kgm以上/4000rpm
燃料系・点火系:ECCS・NDIS
ターボチャージャー:ツインターボ

「NISMO official web site」

全日本GT選手権

ニスモ、VQエンジン搭載のGTRをJGTC第3戦菅生に投入!


精力的にテストを重ねてきたVQ搭載GT-R (Photo:K.Takeshita)

NISMOモータースポーツニュースフラッシュ

    ◆◆ニスモ 新型VQエンジン搭載車を菅生に投入◆◆
 新型VQエンジン搭載車(No.22 ザナヴィ ニスモ GT-R)1台を投入

ニスモでは全日本GT選手権 第3戦(スポーツランドSUGO)において、新型
VQエンジン搭載車を1台(No.22 ザナヴィ ニスモ GT-R)投入いたします。
今回はVQエンジン車両のテストを主眼に置いており、1台のみVQエンジンに変
更し、もう1台は今までどおりのRB26エンジンで参戦いたします。
力強い、スカイラインGT-Rらしい走りをお見せしたいと、チーム一丸となって
張り切っております。ニスモのパフォーマンスにご注目ください。

■新型VQエンジン諸元
   ニッサンVQ30
   種類・シリンダー数 V型6気筒ツインターボ
   バンク角 60度
   総排気量 2987cc
   バルブ形式 DOHC 4バルブ

■全日本GT選手権シリーズ 第3戦
   『SUGO GT選手権レース』
   場所: スポーツランドSUGO
   5月24日(金) 練習走行
   5月25日(土) 公式予選
   5月26日(日) 決勝レース (3.704256km×81Laps)

「NISMO official web site」

Formula Nippon

インパル本山1台体制に!ダンディライアンはライアンを起用!


第3戦から手前の#1本山のみとなるチーム・インパル(Photo:K.Takeshita)

チーム・インパルは、Fニッポン第3戦から#2号車のミハエル・クルムの参戦を取り
やめ、現在シリーズランキング2位の#1本山哲1台のみでシリーズを戦うことを明
らかにした。
チームリリースには「諸般の事情」と書かれているのみで、その理由は明らかにさ
れていないが、マイクロソフト社のゲーム機「XBOX」をスポンサーに得て安泰と見
られていたチームに活動資金の問題が発生したとの見方が強い。

また、ドコモ・ダンディライアンは、第3戦からジョナサン・コシェに代わって、
先のテストで同チームのマシンをドライブしたリチャード・ライアンを起用すると
発表した。
こちらも理由は「諸般の事情」だが、コシェのパフォーマンスに不満を持っていた
チームが、テストの結果を踏まえてライアンへの変更を決めた模様だ。

全日本GT選手権

日産、ゴーン社長が富士GTを視察


ゴーン社長と案内する柿元前ニスモチーム監督(Photo:Ms@nifty)

5月4日、日産自動車のゴーン社長が、全日本GT選手権第2戦の行われている
富士スピードウェイを訪れた。当日は子息を伴ってプライベート色の強い訪問の
ようだったが、ニスモ首脳陣の案内で各チームのマシンを興味深く見て回った。

ゴーン氏は、2005年には資本提携しているフランス・ルノー社の社長に就任する
ことが決まっており、氏の意向はF1,IRLをはじめとするルノー、日産両社のモー
タースポーツ活動にも大きな影響を与えると見られている。

全日本GT選手権

ルマンテストディの余波、UKYOスープラJGTC第2戦を欠場!


第2戦を欠場するUnited UKYO SUPRA (Photo:K.A)

Team UKYOは、#33 United UKYO SUPRAが、5月4日に決勝が行われるJGTC第2戦
富士ラウンドを欠場することを発表した。同日フランス・サルテサーキットで行わ
れるルマン24時間レースのテストディに片山、近藤の両ドライバーが参加するため、
ドライバーの調整がつかなかった模様だ。

なお、ルマン24Hのテストディに参加するドライバーは他にも数名いるが、他チー
ムは下記のとおり全て代わりのドライバーが参戦して対応する。

GT500 # 25 FK/マッシモADVANスープラ  荒聖治  → ジェフ・リース
    #100 RAYBRIG NSX                加藤寛規 → 金石年弘
GT300  # 26 PLUS eタイサンアドバンGT3R 余郷敦  → 木下隆之
       # 28 MY&CタイサンADVAN GT3R      羽根幸浩  → 砂子智彦

JGTC.net

全日本GT選手権

噂のヴィーマックRD320RがGT合同テストに登場!


Photo:K.Takeshita

4月24日、東京R&Dと英国のヴィーマックカーカンパニーが共同開発したVemac
 RD320のJGTC仕様車Vemac RD320Rが、スポーツランドSUGOで行われている合同テス
トにお目見えした。

ホンダNSX用V6、3.2リッターのエンジンを搭載したVemac RD320Rは、初の公開走行
にもかかわらず、柴原眞介によりクラス7位のタイムをマークした。

Vemac RD320は1号車が完成後英国でナンバーを取得し、すぐにJAFに登録申請を行っ
た。開発はR&Dスポーツが行い、JGTC第2戦富士にGT300クラスからデビューする
ことが決まっている。


R&Dスポーツ
ヴィーマックカーカンパニー

Formula Nippon

チーム・ルマン、影山に代わり第3戦からシュワガーを起用

フォーミュラ・ニッポンに参戦するチーム・ルマンは、第1、2戦7号車をドラ
イブした影山正美に代わって、第3戦からドミニク・シュワガーを起用すると発
表した。
シュワガーは、道上の代役でGTのシートを得たのに続き、フォーミュラ・ニッポ
ンでも1999年第6戦チームTMSから参戦して以来のシートを得ることになった。

7号車は当初ナレイン・カーティケヤンがエントリーされていたが、開幕前に急
きょ影山に代わり、今回のシュワガーへと落ち着くことになった。カーティケヤ
ンは急病と発表されていたが、今回の件を見る限りやはりスポンサーフィーに関
わる契約のトラブルだったようだ。

Formula Nippon

5ZIGEN、道上の代役に光貞を起用

チーム5ZIGENは、フォーミュラ・ニッポン第2戦の予選でクラッシュ、負傷した
道上龍が復帰するまでの間、光貞秀俊を起用。今週末MINEで行われる合同テスト
から光貞が5ZIGENのマシンをドライブすることを明らかにした。

光貞は、97年にはセルモから参戦してランキング4位、この年の終わりにツーリ
ングカーでのクラッシュで大怪我を負い、98年は参戦しなかったものの、99年に
はPIAA NAKAJIMAから参戦して2勝、ランキング3位という安定した実力を持つ。
昨年も第5戦にDoCoMoDANDELIONからスポット参戦しているが、2000年以降はGT選
手権のみで、フォーミュラ・ニッポンのレギュラーシートは得ていない。

道上は回復に順調している模様だが、復帰の時期についてはまだ明らかにはなっ
ていない。

全日本GT選手権

無限NSX、道上の代役はシュワガーに!


2000年のコンビが急きょ復活することになった(Photo:Ms@nifty)

先週末行われたフォーミュラ・ニッポン第2戦の予選で道上龍が重傷を負い、突
如エースドライバーを失ってしまった無限NSXだが、その代役にドミニク・シュワ
ガーが抜擢されることになった。

シュワガーは、2000,2001年シーズンにMobil 1 NSXをドライブ。2000年は今回組
むことになった伊藤大輔とのコンビで2勝を挙げた実績がある。シュワガー起用に
は伊藤のリクエストもあったようで、今季シートのなかったシュワガーは、急きょ
ドイツから呼ばれることになった。

Formula Nippon

レイナード社の倒産、Fニッポンへの影響は大

4月8日、日本レースプロモーション(JRP)は、先日倒産したレイナード・モータ
ースポーツ社のフォーミュラ・ニッポンへの影響について、日本代理店である株式
会社ルマンとともにレイナード社に社員を派遣して行った調査結果を発表した。

それによると、
1)今後のレイナード社の正常な生産販売活動は期待できない
2)2002年は代理店である株式会社ルマンの部品在庫で問題はないと判断できる
3)レイナード社にも可能な限りの部品供給を要請、同社も協力を約束した
4)2003年以降は、現状を維持することは難しく、早急に対策を検討する

とのことで、今回の倒産は、事実上レイナードシャーシのワンメイクとなってい
る現在のフォーミュラ・ニッポンへの影響は避けられず、来シーズン以降の対策
を早急に検討する必要に迫られることになった。

元々フォーミュラ・ニッポンは2004年に車両規則の変更を控えていたが、今回の
レイナード社の倒産劇で、これを1年前倒しにすることになりそうな気配だ。

Formula Nippon

クラッシュした道上選手の容態

4月6日Fニッポン第2戦の予選でクラッシュ、ヘリコプターで病院へ搬送された
道上龍選手は、検査の結果、全身打撲による頭部、顔面、腰椎骨折、および顔面
に挫創が確認された。ただし、本人の意識ははっきりしており症状は安定してい
る。

今後は、硬膜外出血の経過を見るために、数日間の精密検査を行う。回復までに
は1ヶ月程度を要する模様。

道上選手のコメント
「めちゃめちゃ悔しい。今回は勝てる状態だったし勝てる自信があった。早く回
復して復活するから皆さん待っていてください」

(以上、5ZIGENの緊急リリースより)

Formula Nippon

影山正美、Fニッポン第2戦富士もドライブ決定!


開幕戦で好走した影山正美(Photo:K.Takeshita)

開幕戦で急遽ナレイン・カーティケヤンに代わって、チーム・ルマンから参戦した
影山正美だが、今週末富士スピードウェイで行われる第2戦も引き続き参戦するこ
とが決まった。

チームは今シーズンを影山正美で戦いたいとの意向を示しているとのことで、開幕
戦のカーティケヤンの欠場理由は当初発表のあった「急病」ではなく、契約関係の
トラブルという見方が強まっている。

Formula Nippon

Team22、今シーズンの体制を発表


Team22体制発表

 22日、名物「サーキットの桜」が咲き始めた鈴鹿サーキットで、今シーズンよ
りフォーミュラニッポンに参戦を表明した、大リーグマリナーズのストッパー佐
々木主浩氏がチームオーナーを務めるTeam22の発表会が行われた。オーナーの背
番号22にちなんで、、発表会場は鈴鹿サーキットの22番ピット、日時は22日午後
2時22分(現地時間22時22分)からとなった。もちろんカーナンバーは22である。
 定刻、マシンを覆ってたカバーが外され、カラーリングが披露された。つづい
てレースクイーン紹介、シアトルの自宅から国際電話で佐々木主浩オーナーの挨
拶、津山覚監督の挨拶、最後にドライバー伊藤大輔が挨拶に立った。

・佐々木主浩オーナー(シアトルの自宅より国際電話で参加)
 以前からモータースポーツのファンで、チームオーナーになれて嬉しい。やる
からには、ドライバーはトップを目指して欲しい。また、怪我には気をつけて欲
しい。

・津山覚監督
 このような体制を整えていただいたスポンサーにお礼を申し上げたい。これだ
けの体制なので、あとはドライバーの大輔にがんばって欲しい。

・伊藤大輔選手
 今シーズン1度は優勝できるように頑張る。開幕戦は表彰台を狙います。

Formula Nippon

山本清大、Fニッポンルーキーテストに合格!だが……


最年少ルーキーの山本清大

今シーズン、ソフトオンデマンドNOVAから、フォーミュラ・ニッポンに参戦する山本
清大が、公式合同テストと兼ねて行われていたルーキーテストに無事合格したことが
発表された。

これで山本は晴れて今シーズンの参戦が認められたことになるが、残る課題は予選の
107%ルール。これはポールタイムの107%をクリアしなければならないというものだ
が、山本は2度の合同テストで以下のような結果であり、これをクリアできるかは微
妙なところだ。

 第1回合同テスト(富士) 脇阪寿一 1'16.115  山本清大 1'21.654(107.3%)
 第2回合同テスト(鈴鹿) 本山  哲 1'42.702  山本清大 1'50.404(107.5%)

なお、その他の5人のFニッポンルーキー(金石年弘、ブノワ・トレルイエ、黒澤治
樹、ジョナサン・コシェ、伊藤大輔)は、1999年から2001年までの各国F3選手権ま
たは全日本GT選手権でシリーズ6位以内の実績があるため、ルーキーテストは免除さ
れている。

全日本GT選手権

STI、クスコレーシングチームへのサポートを強化(JGTC)


今季は新型になるクスコインプレッサ(Photo:K.Takeshita)

スバルテクニカインターナショナル株式会社(STI)は、全日本GT選手権において過
去2度GT300クラス優勝を遂げている(内1勝はオールスター戦)クスコレーシング
チーム(オーナー:加勢裕二、監督:大溝敏夫)のサポートを強化するとを発表し
た。

STIは、今までも同チームに対して、エンジン本体の貸与などの支援をしてきたが、
今季同チームが新型インプレッサを製作するのに伴い車両製作にも協力。エキゾー
ストマニホールドや燃料供給システムなどの設計開発を行った。また、今後は風洞
実験などエアロダイナミクスでもサポートしていく。

搭載エンジンは、EJ20型水平対抗シングルターボエンジンで、これにはSTIが世界
ラリー選手権(WRC)で培った技術を生かし、レース用に高回転型セッティングを施
したものを投入する。エキゾーストマニホールドも、今季用WRCマシン、インプレッ
サWRC2002用と同時期に開発したものを使用する。

今季のクスコインプレッサは、昨年と同様、小林且雄、谷川達也のコンビがドライ
ブする。JGTCは4月14日、TIサーキット英田で開幕を迎える。

全日本GT選手権

JGTC第4戦セパン正式決定!開催日は6月22~23日に変更


3月4日、今季の全日本GT選手権第4戦に組み入れられていたセパン(マレー
シア)が、FIA(国際自動車連盟)の承認を受け正式決定した。開催日は当初
予定より1週間繰り上がって6月22、23日に決まった。

全日本選手権レースの公式戦が海外で開催されるのは初めてのことだが、JGTC
は過去2年セパンでエキシビジョンレースを行っており、興行としては問題が
ないところ。

ただ、シリーズ戦となると40台以上の参加が見込まれ、海上輸送する機材は膨
大な量になる。これにより、天候悪化による輸送の遅延も考慮しなければなら
ず、第5戦富士(7/27~28)に支障をきたさないように、当初スケジュールを1
週間繰り上げることにした模様。

JGTC.net

Formula Nippon

Fニッポン 第2回公式合同テストは3月7~8日鈴鹿で

今シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、3月23日~24日に鈴鹿サーキットで開
幕を迎えるが、今週7日(木)、8日(金)はその鈴鹿で第2回公式合同テストが行
われる。
開幕の舞台となる鈴鹿、そして開幕前最後のテストとなるだけに、各チーム、ド
ライバーは納得のいくマシンセッティングを出しておきたいところ。このテスト
の結果が開幕のグリッドを決めると言っても過言ではない。

参加を予定しているのは、今季参戦を予定している11チーム18人。
ここまでGフォースを使用してきたルーキー、ソフト・オン・デマンドNOVAの
#9山本清大も、今回からレイナードを使用する予定。これで今シーズンのFニッ
ポンはレイナードのワンメイクとなる。

なお、当日は遊園地入場料でパドックまで入ることができるので、ぜひ開幕前の
各チームの様子を見に行こう。

 ・大人(高校生以上) :1,600円
 ・小人(小・中学生) :  800円
 ・幼児(3歳~未就学):  400円

■走行時間:3月7日(木) 10:00~12:00/14:00~16:00
        8日(金) 10:00~12:00/14:00~16:00

また、公式合同テストの翌日9日、10日には、鈴鹿サーキットの「モータースポ
ーツファン感謝デー」が開催され、Fニッポンマシンの走行も予定されている。

Fニッポンマシン走行
 3月9日(土)15:30~/3月10日(日)11:10~
 ドライバー(予定) 本山 哲選手(XBOX IMPUL)
           服部尚貴選手(5ZIGEN)
           松田次生選手(PIAA NAKAJIMA)

Formula Nippon Official Site
鈴鹿サーキットホームページ

Formula Nippon

大リーガー佐々木主浩がFニッポンチームオーナーに


モータースポーツファンで、かねてから自分のチームを持ちたいという夢を持って
いたという大リーガー、マリナーズの佐々木主浩投手が、念願叶ってフォーミュラ・
ニッポンのチームオーナーになった。

チームの名称は背番号から「Team 22」(チーム・トゥエンティトゥ)。ドライバー
はFニッポンは初参戦となるが、F3、GTでは充分な実績を持つ伊藤大輔。

チーム運営はムーンクラフトに委託され、ムーンクラフトは自チームとTeam 22の2
チームを受け持つことになるが、実質は2カー体制に近い形となる模様だ。

Formula Nippon

Fニッポン、2003年にオーストラリアへ進出か?


パース市郊外に建設が予定されているサーキットの計画図

2月28日、フォーミュラ・ニッポンを運営する日本レースプロモーション(JRP)
は、現在サーキット建設が予定されているオーストラリアから開催の申し入れがあった
ことを明らかにした。

新たに建設が予定されているサーキットは、F1開催も可能な国際規格のサーキットでパ
ース国際空港に隣接し、パース市街から6kmという好立地にある。この全長4.0~6.2km
のサーキットは、州政府の許可が下り次第着工に入る予定だ。

昨年の最終戦、オーストラリアのイベントプロモーターが来日し、Fニッポンのプロ
フェッショナルな運営を高く評価。パースでの開催を熱望しているとのこと。

順調に進めば2003年2月に開催の運びとなる。

一足早く海外進出を果たしたJGTCに続き、フォーミュラ・ニッポンの海外進出が実現
することを期待したい。

Formula Nippon

Fニッポン 今シーズンの解説は片山右京に


発表会場で解説の豊富を語る片山右京氏

フォーミュラ・ニッポンは今季も全戦フジテレビ系列で放映されるが、その解説
に元F1ドライバーの片山右京氏が起用された。

91年にフォーミュラ・ニッポンの前身である全日本F3000選手権のチャンピオンに
輝きF1へと登りつめた右京氏。2月28日に行われた記者発表会では「僕たちの頃
とはあらゆる面でレベルが違う」と謙遜してみせたが、どんな名解説を聞かせて
くれるのか楽しみだ。

右京氏の相棒はベテランジャーナリストの高橋二朗氏。
なお、右京氏の解説は開幕戦から7戦までとなる。

Fニッポンの放映は、決勝の行われる日曜日の深夜25:00~26:15が基本
となる。(放送局により日程、時間に変更あり)

Formula Nippon

2002年フォーミュラ・ニッポン チーム体制決まる


2月28日、フジテレビ(東京港区台場)において、2002年フォーミュラ・ニッポン
開幕記者発表会が行われ、今シーズンを戦う各チームの体制が発表された。
今シーズン参加するのは、現時点では11チーム、ドライバーは18人。この18人の
うち、実に12人が移籍、またはニューカマーという変化ある顔ぶれとなった。

特にニューカマーは、日仏独のF3チャンピオンであるトレルイエ、コシェ、金石
に加え、大リーグ・マリナーズの佐々木主浩選手がオーナーとなるTeam22の伊藤
大輔、またF3で優勝経験のある黒澤など実力派が揃っているだけに、面白いレー
スを見せてくれそうだ。

■2002年Fニッポンエントリーリスト(▲:移籍、□:新人)
チーム-------------------- 監督--------車番--ドライバー--------------
5ZIGEN                     松本恵二      #5  服部尚貴
                                       ▲#6  道上 龍
---------------------------------------------------------------------
XBOX IMPUL                 星野一義      #1  本山 哲
                                       ▲#2  ミハエル・クルム
---------------------------------------------------------------------
ARTA                       鈴木亜久里    #55 脇阪寿一
                                       □#56 金石年弘
---------------------------------------------------------------------
PIAA NAKAJIMA              中嶋 悟      #31 ラルフ・ファーマン
                                         #32 松田次生
---------------------------------------------------------------------
Olympic KONDO              近藤真彦    ▲#3  荒 聖治
                                         #4  金石勝智
---------------------------------------------------------------------
MOONCRAFT                  由良拓也    ▲#14 五十嵐勇大
---------------------------------------------------------------------
COSMO OIL CERMO            佐藤正幸    □#11 ブノワ・トレルイエ
---------------------------------------------------------------------
ソフト・オン・デマンドNOVA 清原克己    □#9  山本清大
FORWARD NOVA                           □#10 黒澤治樹
---------------------------------------------------------------------
LeMans                     森本晃生    ▲#7  ナレイン・カーティケヤン
                                       ▲#8  土屋武士
---------------------------------------------------------------------
DoCoMo DANDELION           村岡 潔    □#68 ジョナサン・コシェ
---------------------------------------------------------------------
Team 22                    津山 覚    □#22 伊藤大輔
---------------------------------------------------------------------

Formula Nippon

FN:道上龍、5ZIGENへ電撃移籍!

《フォーミュラニッポンニュース》  1月11日

☆ FN:道上龍、5ZIGENへ電撃移籍!

1月11日、Fニッポンに参戦するチーム5ZIGENが今季体制を発表した。

昨年チャンピオン争いに絡んだ服部尚貴は残留し#5カーに。そして、#6カーには昨年
ムーンクラフトに在籍した道上龍がジョイントナンバーワンとして迎えられた。

これに伴いムーンクラフトも同日リリースを出し、昨年チーム・ルマンに在籍した
五十嵐勇大を起用すると発表した。


          /*** FMOTOR4 山川 順治/SDI00976(RIJ) ***/

検索

news 最新ニュース