■ NICOS CUP GT ALL STAR RACE'99 in AUTOPOLIS
■ GT INSIDE REPORT FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート3 99/11/27
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NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28)
■予選終了後のコメント
#88 ノマドディアブロGT-1
和田久「エンジンがバラバラいっちゃって3500rpm以上回らなくなってしまった。燃
料系なのか電気系なのか、原因はこれから調べます。牛がミルクロードで放牧に出
てしまったのかも(笑)」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「赤旗でリズムが狂った。1分52秒台は絶対に出る予定だった。じょうずに
タイヤを温めていたのに、フロント・リアのバランスが狂っちゃったんで、くやし
い。初のポールなんでよろこんでもいいんだけど、ちょっとくやしかった。ここは
昨日初めて走ったコース。それでポールが獲れたから、まあいいかなあ。満タンで
もクルマのバランスは問題ないんで、勝ちたい。シルビアはハンドルが重くてダメ
みたい。MR2がライバルかな…。ウチらは2人そろって速いから。オールスター戦と
いっても、メカニックも気合い入ってるし、いい結果になるんじゃないかな? コー
スはおもしろい。攻め甲斐、走り甲斐がある感じ。箱根のターンパイクの下りを全
開で走ってる雰囲気。ただ、レースだと抜くポイントが限られて苦しそう」
原貴彦「基準タイムクリアだけの予選でした。コースは好きですよ。グループAで
勝ってるし、JTCCでも走ってる。明日は勝ちたいですよね。タイトルには関係ない
けど」
*77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「明日は雪でしょう。スタッドレスタイヤ用意しないと(笑)。最終戦ぐ
らいまともにいきたいよね。ウチがリストリクターの救済措置をオールスターまで
やってもらってるということはあるけど、ほかが意外と来なかった。シルビアもい
つもほどはやってないのかなあ? アタックは、ニュータイヤでオレも1回やった
けど、GT500と一緒だったんでクリアがとれなかった。コースはテクニカルだけどハ
イスピードのコーナーもあっておもしろい」
谷川達也「気温が低くてタイヤがちゃんと働いてないせいもあるかもしれないけど、
クルマがすごくはねるんですよ。バランス自体はそんなに悪くないんだけど。選手
権はかかってないんで、楽しみながら、お客さんの顔を見ながらレースをしたいで
す。チーム、ドライバーみんなで楽しくラストを飾れればと思います。(このコー
スは)FJで走ったのは7年前で、今朝久しぶりに走ったら、全然コースが違うんで
あせりました。以前は、もうちょっと路面もよかったんですが、思い出しながら楽
しんで走れました」
*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
松本晴彦「計測1周のアタックをしてきました。クルマのバランスはだいぶいいん
で、決勝もいい結果を出せると思うんで、がんばります。スタートはたぶん自分な
んで、ミスしないように山野くんに渡したいです。最後はいいところにいたいです
ね。コースは、昨日一発目は先が見えなくてどこを走っていいかわかんなかったけ
ど、今は楽しく走っています。峠みたいでおもしろいですね」
山野哲也「くやしいなあ…。昨日はけっこう調子がよかった。最初からよかっただ
けに伸び悩んだかな。といっても、今季の予選最上位。シルビアをやっつけたし、
上位メンバーは変わらないなかでやってるからね。明日はいつものようにハルピー
(松本晴彦)がスタートでいくと思うけど、ロング(レース)なんで安定して速く
走っていいところ見せたい。立ち上がり加速で苦しいところのないRX-7のよさが生
かせるコースなんで、トップ集団を走れる。ラストは表彰台の真ん中に立ちたいね」
#16 Castrol無限NSX
道上龍「練習走行はレース用のセッティングでずっと走っていましたが、午後は予
選用にしてタイムが出ました。でも、トムに負けたのはくやしいですね。一体トム
はどこが速いのかなあ? あとでデータを見て研究してみます。昨日はGT300に当て
られたりしてあんまり走れなかったんですけど、今日は走りはじめからクルマがす
ごくはねていました。それをダンパーとスタビなどで調整して、午前中はタイヤを
いたわるセットにしてたんです。それで45~46秒台をコンスタントに出せていたの
で、レースではがんばります」
#6 ESSO Tiger Supra
野田英樹「セッション前半では2番手だったので、後半で4番手に落ちてしまった
のはくやしいですね。でも、NSXが速すぎる。スープラもストレートでは負けてい
ないけど、右に左にとクネクネ曲がってるコーナーではNSXのほうがよく曲がってい
ますね。ボクとしては、今日の予選ではウチのクルマのポテンシャルを120%出せた
と思います。目いっぱいでした。とりあえずNSXが速いのは昨日からわかっていたこ
とだけど、その一角に食い込めたのはよかったですね。明日はまた違うセットを試
して表彰台に乗れるようにがんばります」
#100 RAYBRIG NSX
飯田章「(予選は)今年、最悪の失敗。最初のアタックではスピンしちゃうし、最
後はアタックをやめていたヤツに引っかかってしまった。結果に残っちゃうからな
あ…」
高橋国光「アキラにとっては不満足だったかもしれませんが、チームとしてはまあ
まあじゃないでしょうか。(レースは)結果はわかりませんが、九州のファンのみ
なさんの前で精いっぱいやるしかないでしょう。天気がちょっと心配ですが、なん
とかいい状況になってほしいです。お客さんに『いいレースを見た』と思ってもら
えるレースになってほしいですね。ここはグループAでケイちゃん(土屋圭市)と
勝ったコースなんですよ。でも、(久しぶりに走って)あれ、こうなっていたのか
な、という感じですね。やはりいいサーキットだなと感じました」
#30 NICOS McLaren
岡田秀樹「やることはやっているので、とにかく明日雪が降らないことを祈ってま
す。レースは天気がわからないし、みんなデータがないし、それはわれわれも同じ
なんですが、予測がつかないけれど、ドライならステディにミスなくやることです。
それはいつも同じなんですけどね」
■ポールポジションインタビュー
#64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル「昨日昼に初めてこのサーキットに来たんです。あまりコースを見
る時間がなかったんですが、アップ&ダウンもあるし、ハードなブレーキングポイ
ントもあるし、さまざまなコーナーがあって、非常にすばらしいサーキットだと思
いました。自分が今まで見たなかで、どこよりもすばらしいと思います。(10%のダ
ウンヒルは)登りならサーキットでも一般道でもありますけどね。明日、雪が降っ
たらスキーができますね(笑)。今日はとても寒いということがわかっていたので、
コースに出て最初の3周のあいだはタイヤを温めることに専念しました。その後の
2周でアタックをかけたんです。ですが、クルマがコーナーで止まりにくいんです。
明日も同様でしょうから、スタート直後はドライバーは注意しないといけませんね。
ボクらはどちらがスタートを担当するのかはまだ決まっていません。(ウェイトハ
ンディの有無は)ウェイトが積まれていればたしかにクルマが遅く感じますし、ブ
レーキを踏んでから止まるまで時間がかかります。でもブレーキがすぐかかるわけ
で、ブレーキングポイントを遅くできるということもある。軽いときは非常にクイッ
クでフォーミュラカーに近い感じになりますね。今回はシリーズではありませんし、
ドライバーたちも冗談を言い合ったりと楽しげですが、でもやはり意義のあるレー
スですし、去年のオールスターでも勝ったんですが、1年をしめくくるという意味
でいいレースにしたいなと思います」
光貞秀俊「一応オートポリスは2回目、(初めては)JTCCの一番初めのレースなん
ですけど、そのときはレース出るつもりで乗り込んだんですが、土曜日に帰ったと
いう…(笑)。初めてじゃあないんですけど、2回目でもないような(笑)。でも、
わりと好きなコースです。(タイムは)予定としてはこのへんかなと思ってました
から、チームの作戦どおりですね。タイヤのことですか? トムが言ったとおり。
完璧なコメントです(笑)。ウェイトに関しても、トムの言うとおり、完璧で
す(笑)。今回、NSXはみな調子いいですね。ですから、来てくれたお客さんたち
がやっぱりNSXがいいクルマだなと、よそさんには負けないなと思ってもらえるよ
うに、決勝はブッちぎりで勝ちたいです。…壊れなければ(笑)」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「今回クルマがすごく調子がいい。最終戦を終わってウェイトを下ろせたこ
とで、軽くなったのがいいですね。このコースはスロットルワークを使うので、NA
でFFというのがクルマ的にあっていたかな。タイム的には52秒台に入れるつもりだっ
たんですが、赤旗でリズムが狂ってしまいました。ボクもこのコースは初めてです
し、セリカとしては最後になると思うので、このポールはよかったなと思います。
気温とタイヤのことですか? ボクらのはFFですから、リアタイヤが温まるまで時
間がかかって、それまでは怖いんです。それで、今日の予選のときも十分に温めて
アタックにいこうとしたら赤旗になっちゃって、タイヤが冷えてフロント・リアのバ
ランスが狂ってしまって、失敗したんです。(タイヤが)温まってしまえば気温が
低いのは気にならない。逆にエンジンパワーが上がりますから、乗ってて涼しくて
気持ちいいですよ(笑)。(ウェイトについては)ボクらのクルマはNAでトルクも
ないんで、シリーズ中は最大70kgまで積んだんですが、今回は最終戦の50kgから下
ろせたのでかなり違いますね。クルマが軽く感じるし、ステアリングにしても、ア
クセル、ブレーキにしても、すごくレスポンスがよくなってます。50kgというと女
の子1人分ですからね。あ、でもそう想像するといないのは寂しいですね(笑)。
(光貞秀俊「うちはこの前90kg積んだからお相撲さんだね」)お相撲さんはやだ
なぁ(笑)。だから、やっぱり軽いほうがぜんぜんいいですね。
オールスターはやるほうも雰囲気いいんですが、でも走り出しちゃうとみんな本
気になっちゃうんですよね。見てもらいたいポイントとしては、GT300はGT500に抜
かれることになるんで、抜かせるポイントというのも見てほしい。ここはむずかし
いからヘタに抜かれるとタイムが大きく落ちてしまう。だから、GT500がどう抜く
か、GT300がどう抜かさせてあげるかというところ、そしてそのときのラップタイム
差なんかもおもしろいと思う。あと、ボクらとしてはFFでもここまでがんばれると
いうのを見てほしいですね。二人とも満タンでも速く安定したペースで走れている
んで、ぜひ勝てるように応援してほしいです」
原貴彦「オートポリスはJTCCとグループAで走っています。グループAのシビックで
は勝ってますのでゲンのいいサーキットというか、好きなほうですね。予選は織戸
選手ががんばってくれてポールを獲れて、決勝(想定)のラップタイムも2人とも
いい感じで走れているので、勝ちたいと思います。ウェイトに関してですか? 織
戸選手の言うとおり、完璧です(笑)。このレースは(シリーズ)ポイントには関
係ないんですが、だからこそなおさら勝ちたいです。それと、寒いのは逆にタイヤ
の消耗が少なくなることになって、思いっきり走ってもタイヤが最後まで保ちそう
なんで、最初から最後まで常に全力で走れると思いますので、そこも見てほしいで
すね」
*GTインサイドレポート4に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ NICOS CUP GT ALL STAR RACE'99 in AUTOPOLIS
■ GT INSIDE REPORT FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート2 99/11/27
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NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28)
■GTオールスター戦'99 全ドライバーに訊く(2)
「今年、GTCで一番印象に残っていることは?」
#36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「惜しかった1年ですね。ちゃんとまとめないといけないなと思ったし、
ミスしちゃいけないなと思った1年でした。スピンしたりABSが壊れたり、ドライ
バーとしてもクルマとしてもポイントを落としているのが大きいですね。コンビを
組んだ琢弥は、経験も豊富だし速いし、なにも心配することはありませんでした。
二人とも身長、足の長さ、体重も似たようなもんだし、乗り方も似ているし、非常
にやりやすかった。先輩を立ててくれて。シリーズ2位になれたのもそういう部分
だと思う。もちろん来年もできることなら琢弥とパートナーを組んでタイトルをね
らいたいね」
黒澤琢弥「前半の4戦で取りこぼしが多かったのが痛かったと思います。9位、10
位がそれぞれ1回あるんですが、あれが4位、5位なら…。それを言い出したらみ
んな同じですけどね。トムスは実家に戻ったような気持ちで、精神的にはラクだっ
たと思います。クルマが軽くていい状態のときにアタッカーを任せてもらって、ポー
ルを2回獲ることもできましたし優勝も2回できました。カムバックサーモン1年
目としては上デキじゃないでしょうか? できれば来年もこのまま関谷さんと組ん
で、取りこぼしのないようにしたいですね。そのために重要なのがオフのテスト。
いっぱい走り込んで悪いところを洗い出すのがたいせつですね。そうすればタイト
ルを獲れると思います」
#37 カストロール・トムス・スープラ
鈴木利男「勝てそうで勝てない。GTはむずかしいとあらためて思った1年でした。
シーズンを通して下ろせなかった50kgのウェイトがとても大きかったですね。もち
ろん勝てなかったのはそれだけが原因じゃないですよ。今のGTはレベルがすごく高
くなってる。だからワンミスがあればダメだし、クルマがちょっと決まらなくても
ダメ。いいときと悪いときの波がありました。1回も勝てなかったのはショック
だったな」
片山右京「自分が悪いんですが、今年はまだGTに出ることをどこかで割りきれてい
なくて、努力しきれていなかったと思います。でも最終戦のもてぎで、マシンの調
子が悪い状態のなか一生懸命走ったらすごくおもしろかった。少しずつクルマを作っ
たり、セッティングを煮詰めたり、マジメにやろうと思ったら、気持ちよかったで
すね。まだハコのクルマはヘタだし、もう一度雑草のようにがんばろうと思いまし
た。だからGTに勝つまでは趣味の山(登山)は断ちます。今は恥も外聞もなく一生
懸命練習して、"絶対勝ってやる"って気持ちですね」
#38 FK/マッシモセルモスープラ
竹内浩典「1回も勝てなかったという意味で最悪のシーズンでした。レースまでに
セッティングを煮詰められないこともあったし、自分たちのミスもあったし、ピッ
トでの失敗もありましたしね。立川とはいいコンビでコミュニケーションもとれて
いたと思います。GTは二人で乗るカテゴリーなので、セッティングの好みが違って
いないことが重要なんですけど、その部分でも立川とは好みが近くてよかったと思
います」
立川祐路「ハコのレース自体、本格的に参戦したのはスーパーツーリングに続いて
2年目なので、いろいろ勉強になりました。GTはハイレベルなカテゴリーで、タイ
ヤやマシンの開発もしなければならないし、そういう部分でも学んだことは多いと
思います。今のフォーミュラは決まったタイヤ、決まったパーツのなかでのセッ
ティングになりますからね。シーズン序盤はスープラが初めてということもあり、
竹内さんの作ったクルマに乗るだけでしたが、後半はセッティングもやらせてもら
えるようになったし、できることが増えました。多くのことを吸収した1年でした
ね。ただ、テストでよくてもその結果をレースに生かせなかったのは残念でした。
タイヤ選択などの判断をミスしたこともありましたし。でもそれも、同じことを何
回も繰り返さないようにということで、勉強になりました」
#39 デンソーサードスープラGT
土屋圭市「GTで1年間1度も入賞できなかったのは初めてだよ。だからレースをして
ないんだよね。これじゃあいいも悪いもないよ。とにかく争いに参加できなかった
のがくやしいよね。今回も与えられたものでベストをつくす。それだけ」
影山正彦「第2戦の富士でタケちゃん(#38 竹内浩典)とポール争いをしたことで
すかね。たしか100分の何秒って差だったでしょ(0.044秒差)。タケちゃんが先に
タイム出してて、ボクが後から追いかけたんだけど、100Rをすぎたところからタワー
の電光掲示を見たら2位のまんま。くやしかったなぁ。その後のシーズンは、ツキ
もなくて全体的に波に乗れなかったですね」
#55 ECLIPSEタイサンバイパー
田嶋栄一「結果うんぬんは別にして、自分としては最後まできっちりと走りきった
という意味で、(第5戦の)富士とTIですかね。(GT300の)ポルシェに替わってか
らのこの2戦は、自分のなかでは納得のいく走りができました」
本庄康幸「今回がGTCデビュー戦になります。94年にここ(オートポリス)のフォレ
スト・モータースポーツクラブの1期生としてFJを始めたのがレースキャリアのス
タート。95年にはオートポリスのFJチャンピオンになって、96年には鈴鹿F4にステッ
プアップしました。開幕戦では予選、決勝とも2位になっています。この年は5ZIGEN
からF3にもスポット参戦しています。97年は鈴鹿F4でシリーズ4位。98年は鈴鹿F4
シリーズをメインにシビックインターなどに参戦、F3の最終戦にもスポット参戦し
ています。そして今年はフォーミュラ・ドリームとスーパー耐久シリーズに参戦し
ました。S耐では開幕はインプレッサだったんですが、シリーズ終盤でkg/mmアルテッ
ツァに田嶋選手と一緒に乗りまして、今回もその縁でGTデビューできました。出身
は京都で、74年生まれの25歳です。とりあえずはトップクラスの人たちと一緒の
レースをすることが目標。今回はデビュー・サーキットであるオートポリスで、
きっちりと走りきりたいです」
#64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル「最初のころは、予選は悪くなかったけど決勝は結果が残せず、ど
うもかみ合ってなかった。でも、ミツサダが来て2レース目(第6戦TI)で勝てた
ことはうれしかったね。『これなんだよ!』て思ったよ。しかもウエイトハンディ
を積んでいたんだから、これは意義があると思う」
光貞英俊「やっぱりTI(第6戦)で勝てたことはうれしかったですよ。ボクもまだ
GTで2レース目だったし、自分をアピールできたと思えましたしね。でもそれ以上
に、完璧なレース運びで勝てたことがうれしかった。そういう意味ではその次のも
てぎも誇れるレースです。成績としては予選10位だし決勝も5位だったけど、90kg
のウエイトを積んで、レース中は3、4番手で走れましたから。もちろん、これは
自分がっていうわけではなく、トムやチームのみんなの実力があってできたことで
すから、チームに恵まれたことに感謝してます」
#88 ノマドディアブロGT-1
和田久「1戦目。うまくいけば前にいけたのに、予選でタイヤ選択を失敗して、
もったいなかった」
古谷直広「去年はポイントが獲れたのに、(今年は)タイムは上がったんだけどGT
500のビリが多い。さらなる飛躍をしないとレースにならないですね」
#100 RAYBRIG NSX
高橋国光「第2戦の富士で勝ったのはうれしかったですよ。とても多くのお客さん
が入っていたなかで、いただきって感じで、これは感動できましたね。それなりに
エンジョイできた1年間でした。ただついガンガン行くってかたちになっちゃっ
て…。GTは1年間を通した作戦を立てて戦っていかないといけないと反省しました
ね。あと、TI(第6戦)では、エキサイティングな走りができなかったのも反省で
すね」
飯田章「よかったレースっていえば、やっぱ勝った富士(第2戦)でしょう。悪かっ
たって意味では第3戦のSUGOかな。予選はすごくうまくいった(予選2位)けど、
決勝は自分の判断ミスからちょっと早めに(ピットへ)入っちゃって、それで勝利
を逃したかたちになったから。シーズン全体でいえば、もうひと踏んばり足りなかっ
たかなぁ」
*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
松本晴彦「チームワーク、クルマとすごくいいレベルに来てますから、シリーズは
4位でしたが、最後に力を発揮できれば」
山野哲也「GT1年生としては直線が速いのでビックリした。加速が止まらないんだ
よ! N1レベルだと200km/hで頭打ちになるのに、永遠に加速し続けるクルマだね。
あとは、雨さんがいい人だった。もっと怖い人だと思ってた(笑)」
*15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「思いっきりできたんで、このチームで一緒にやれてよかった。全戦一生
懸命やって、やり残したこともなくて、『こうすればよかった』ということもなく
て、こういう体制を作ってくれたニスモに感謝しています」
井出有治「ドライバーとして成長できたことを実感できるような1年でした。GTCで
もフォーミュラ・ドリームのほうでも、集中のしかたとか、いい方向にいってたん
でよかったです。GTCで印象に残っているのはやっぱり最終戦かな。結果はタイトル
を獲れませんでしたけれど、チーム全員が一生懸命になって、気持ちよくレースが
できましたから」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「最終戦。順位うんぬんじゃなくて、チーム、メカ、ドライバー、監督とみ
んなが気持ちいいレースが最後にできた。それが一番」
原貴彦「第1戦で優勝できたこと。繰り上げでも勝ちは勝ちでしょう。GTでの初優
勝でしたから」
*25 モモコルセ・アペックスMR2
新田守男「いろんなかたちで接近戦になって、ファンの方からみてもドキドキした
レースができたと思う。ピット作業での接戦になったり、そこで入れ替わりがあっ
たり、ボクらにとってはきついシーズンだったけど、おもしろいレースになったん
じゃないかな」
高木真一「第2戦から助っ人としてわけもわからない状態で出て、その後も2位、
2位と順調にいったんですけど、ウェイトを積んできびしい状態になって、そのな
か最終戦はセカンドドライバーとしてチャンピオン争いのお手伝いができて、いい
レースができた。チャンピオンが獲れてよかった」
*26 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「やっぱり新車でデビューウィンしたことかな。このときはウチの子ども
が見に来てたんですよ。初めて優勝をみせることができたんで、子どもにとっても
印象に残ったんじゃないかな」
ドミニク・シュワガー「富士で初めて勝ったことはもちろん印象に残っています
が、TIも勝てなかったけれどいいレースでした。GTC以外ではちょっと残念な1年で
した」
*72 オークラRX7
石川朗「クルマは満タンにするといつも調子がよかった。TI、富士、もてぎと、決
勝でトラブルなければ、上に上がってるんだけど…。しょうもないトラブルが出て
しまった」
平野功「トラブルが多かったこと。TIがけっこう普通にレースできたんで、おもし
ろかった」
*77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「SUGOで3番手を走っていて、再スタートでギアが割れたのがくやしかっ
たね」
谷川達也「MINEで2位を走ってて、シフトリンケージがグラグラになったこと」
*81 ダイシン シルビア
福山英朗「S15は速いクルマです。全戦ポールでしょう。こんなに速いクルマに乗
れてありがたい。いろいろ活躍できてよかったですね」
大八木信行「今年は新型マシンで序盤から速かった。クルマとしては成功したかな」
*GTインサイドレポート3に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ NICOS CUP GT ALL STAR RACE'99 in AUTOPOLIS
■ GT INSIDE REPORT FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート1 99/11/27
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NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28)
◎カーナンバー前の記号"#"はGT500、"*"はGT300です
■GTオールスター戦'99 全ドライバーに訊く(1)
「今年、GTCで一番印象に残っていることは?」
#1 ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「チャンピオンを獲れたことです。2年連続でチャンピオンに
なったのは初めてです。これまで、F3でもF3000でも、1回ずつしかチャンピオンに
なっていません。でも、ホントはモトヤマと二人でチャンピオンになりたかった。
GTは二人でするレースで、去年はマサミと二人でチャンピオンになれましたから。
MINEのレースでは、ホントにたいへんだったけど、優勝できてホントにうれしい。
雨の鈴鹿も、ウェイトハンディが軽かったので、楽しかった」
本山哲「MINEで優勝できたことです。クルマに致命的なトラブルがあったのに、全
員の力で勝つことができたから。ボクにとってはGT初優勝でしたしね。コマスが
チャンピオンを獲るためにチームに貢献できたし、いい1年でした」
#2 ARTAゼクセルスカイライン
鈴木亜久里「そんな急に訊かれてもね、すぐには出てこないよ」(といって、ス
ケートボードに熱中。「20年ぶりくらいだけど、けっこう体が覚えてるもんだね」)
ミハエル・クルム「TIのレースで2位になれたことです。今年初めて完璧なレース
ができました。勝ちたかったけど、予選が13番手だったからそれはムリでした。も
てぎもいいレースができましたが、やはり勝つことはできませんでした。だから今
回は勝ちたいけど、NSXは速すぎるね」
#3 ユニシアジェックススカイライン
長谷見昌弘「7戦全部、完璧に走りきったことかな。オレも田中もミスなく走れた
し、スタッフにもミスはなかったし、トラブルもなかった。それであの成績だから
ね(苦笑)。R33の限界だね」
田中哲也「MINEの4位ですかね。どのレースも自分の仕事はできたと思うんですけ
ど、やはり結果を出せたレースが一番印象に残りますから。今年は、メカも運転手
もなんもミスはなかったし、どのサーキットでも去年よりタイムは上がっているん
ですけどね…」
#6 ESSO Tiger Supra
野田英樹「トヨタとTRDがサポートしてくれていい体制を作ってくれたし、ESSOがい
いかたちでスポンサードしてくれたと思います。開幕前にアクシデントがあったん
ですが、それを乗り越えてチームとスタッフみんながよくがんばりました。今年一
番印象深かったのはSUGOのレース。あのときはみんな勝てると思っていたのに、最
後に燃えてしまった。その結果、泣き出してしまうメカもいて、みんなが一生懸命
やってくれているんだな、というのが伝わってきました。あのSUGO戦があったから
こそ次の富士での優勝のよろこびもひとしおでした。全体的にはトラブルが多く
て、予選がよくても結果につながらないことが多かったけれど、来年はチーム体制
もチームメイトも今年と同じということなので、タイトルをねらいたいです」
ワイン・ガードナー「印象という意味では、SUGO(第3戦)がいちばん思い出深い
ね。クルマもよかったし、レースももう勝ったと思っていたから。それで、いきな
りクルマから火を噴いたんだからね。でもベストなのは、やっぱり勝ったとき(第
5戦富士)だ」
#12 カルソニックスカイライン
星野一義「意欲的にタイトルをねらっていったシーズンだけど、獲れなかったのは
残念だった。正美とのコンビはぜんぜん問題なかったけど、鈴鹿の第1戦で結果を
残せなかったのが尾を引いたと思う。その点、同じGT-Rのなかでもコマスのところ
(#1)はうまくまとめたよね。ピット作業をはじめ、すべての点でトータルにニス
モが勝っていたんだと思うよ。そういう意味では、これからやることがいっぱいあ
ると思う。来年もタイトルを獲るつもりでがんばるよ」
影山正美「今年はカッコ悪い1年でした。タイムが出ないときでも自分でなんとか
しようという気持ちがあって、リズムを崩してしまったと思います。その原因は自
分のなかでは解析できているつもりなんですが、言葉にするのはむずかしいですね。
オレがもっとしなければいけないことがあったのにできていなくて、星野さんに迷
惑をかけてしまった部分もありました。でも、星野さんと初めて組んだことで勉強
になったことも多かったと思います。意欲、それからレースに対してのシミュレー
ションは、星野さんから学びました。星野さんは、セッティングにしても、レース
での自分でのパートでの走りにしても、すべてシミュレーションができている。そ
れが一番学んだことですね」
#16 Castrol無限NSX
中子修「今年のシリーズは1回も勝てなかったのが心残りですね。とくに最後のも
てぎではマシンが新車になったんですが、あれだけいいものをもらっていただけに
勝てなかったのが余計にショックです。それまでのマシンは長く使っていてセッ
ティングをしても敏感に反応してくれない部分もあったのですが、新車に変わって
セッティングも出たし、ちょっと触ってもすごく変化してくれました。それなのに
結果につなげることができなくて辛かったですね」
道上龍「ボクにとってはGTもフォーミュラ・ニッポンも去年に比べると苦労したき
びしい1年でした。でも、フォーミュラでもGTでも、マシンの開発をしたり勉強に
なったこともありました。どっちのレースも優勝がなくてくやしくはありましたが、
こういう1年もあると思います。来年のことはまだ決まっていませんが、(GTCで
は)たぶん無限で乗ると思います。来年はレギュレーションが変わってダウンフォー
スが抑えられる分マシンは遅くなると思いますが、12月から早速テストがあるので、
また一からやって、来年は勝ちたいと思います」
#18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「チャンピオンが獲れなくて残念でしたね。リタイアが多かったのがくや
まれます。もっと速く走ろうと思ってプッシュした結果が中盤戦のリタイアにつな
がりました。でも、ミノルさん(林ミノル童夢社長)から『クルマなりに走ればい
い』と言われてふっきれたので、後半戦は安定したと思います。去年は表彰台に乗っ
ていませんが、今年は何回も乗れたし、役割は果たせたと思います」
金石勝智「1回勝ててよかったなというシーズンでした。チャンピオンになれなかっ
たのでくやしいシーズンでもありましたよ。ドライバーズタイトルもチームタイト
ルも持っていかれましたからね。でも、いつもいい闘いはできていたと思います。
寿一とのコンビは、オレが大人だからうまくいったと思っています(笑)。バラン
ス的に他チームよりよかったのかなとは思います。セッティングの好みも似ていま
したしね。来年、同じコンビでGTをやるなら、もちろんタイトルを獲りたいです」
#30 NICOS McLaren
岡田秀樹「GTCのシーズンとしては、成績が残らなかったからね。たしかにクルマ
的にはちょっと辛かったけど、もう少しがんばりたかった。個人的、チーム的には
鈴鹿1000kmがよかったね。ボクもチームもミスなくうまくいったし、2位になれた
から」
山田洋二「辛かったっていえば最後のもてぎかな。けっこう暑かったでしょ。レー
ス中にクールスーツが壊れちゃって、蒸し風呂状態になっちゃったんだ。ラスト7
周くらいはもう酸欠っていうか、意識もうろうとなってきて。なんとか完走できた
けど、クルマから降りたときは一人で歩けなかったから。シーズン全般としては、
やはり国産勢と差がありすぎたね。ライバルがディアブロしかいない(笑)。もう
少しこのクルマで戦えるよう考えてほしいね」
#32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「旧型のナンバー1を目指して(笑)、苦しい思いもしてきたが、このオー
ルスター戦からは99年型になったので、田中(哲也)選手(#3 ユニシアジェックス
スカイライン)さようなら(笑)。今年のシーズンはすべて初めてづくしで、自分
のチームとしてやったのも初めてでしたが、そのわりにはまとまっていたと思いま
す。初年度チームとしては上デキだと思うし、スポンサーにも恩返しできたんじゃ
ないでしょうか? 来年もこのままスポンサーさんが継続してくれる可能性は大だ
と思っているので、そうなればニューシャシーで上位争いをしたいですね」
近藤真彦「勉強になった1年だと思います。短い時間で木下選手のセッティングを
把握して、そのマシンに慣れなきゃいけなかったので。とくにシリーズ前半はスター
トドライバーを務めたのでたいへんでした。初めてのパートナーだし、二人ともスー
プラが初めてということで、お互いの好みの違いもわからなかったけど、後半はお
互いのセッティングを近づけてクルマを作ってくれたのでラクになりました。でも、
クルマが98年型なので、後半になるとトラブルが出始めてしまいました。来年のこ
とはまだ決まっていませんが、このままの体制でニューマシンになるのがベストだ
と思います」
*GTインサイドレポート2に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
'99フォーミュラ・ニッポン特別走行会 鈴鹿で開催
11月14日の最終戦で今シーズンの幕を閉じたフォーミュラ・ニッポンだが、
早くも来シーズンに向けてのテストが行われる。
今回の走行会は、来季ドライバーのオーディションが主目的で、新たな顔ぶ
れとして今季F3を戦った金石年弘、松田次生、そして、マレーシアからFニッ
ポン参戦を目指すアレックス・ユーンなどが走る。
日 時:12月8日(水) 9:30~11:30/13:30~15:30
12月9日(木) 9:30~11:30/13:30~15:30
当日は遊園地入場料(大人1600円、小中学生800円)で見ることができます。
****1999年フォーミュラ・ニッポン特別走行会参加予定リスト****
チーム ドライバー 車両
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UNLIMITED Le Mans 1 本山 哲(12/8) レイナード99L/無限MF308(東名)
1 A.ユーン(12/9) レイナード99L/無限MF308(東名)
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5ZIGEN 5 未定 レイナード99L/無限MF308(尾川)
6 未定 レイナード99L/無限MF308(尾川)
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SHIONOGI TEAM NOVA 9 R.ファーマン GフォースGF03/無限MF308(尾川)
10 加藤寛規 GフォースGF03/無限MF308(尾川)
------------------------------------------------------------------------
COSMO OIL CERUMO 11 近藤真彦 レイナード99L/無限MF308(尾川)
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ARTA 56 金石年弘 レイナード99L/無限MF308(松浦)
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LEYJUN 62 OSAMU レイナード99L/無限MF308(シエラ)
63 未定 ローラB99-51 /無限MF308(シエラ)
------------------------------------------------------------------------
PIAA NAKAJIMA 65 A.ユーン(12/8) レイナード99L/無限MF308(尾川)
65 松田次生(12/9) レイナード99L/無限MF308(尾川)
------------------------------------------------------------------------
DoCoMo DANDELION 68 R. デルフラー ローラB99-51 /無限MF308(東名)
68 脇坂薫一 ローラB99-51 /無限MF308(東名)
------------------------------------------------------------------------
(最終的なエントリーは12月3日に確定)
情報提供:株式会社日本レースプロモーション(JRP)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.com) **
■ NICOS CUP GT ALL STAR RACE'99 in AUTOPOLIS
■ GT INSIDE REPORT FMOTOR4 EDITION
Race Report 決勝日レポート 99/11/28
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NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28)
Mobil 1 NSXが完璧なレース運びでGTオールスター戦連覇!!
RAYBRIG NSX2位で、国さんのラストランを飾る
今シーズンを締めくくるビッグイベント、NICOS CUP GTオールスター戦'99 in
AUTOPOLISの決勝レースが11月28日、大分県・上津江オートポリスで開催された。
昨晩から早朝までは小雪がちらつくあいにくの天候だったが、決勝レースが始ま
る昼過ぎには時折雨が降るもののおおむね曇りという状況となった。
とは言え、やはり気温は5度程度。路面温度も6度。しかもレース前に一端、雨
は止んだもののコースはウエットのまま。初開催のサーキットだけに天候の変化の
予測が出来ず、各チームタイヤ選択に頭を悩ませた。
そして、定刻の13時30分にフォーメーションラップがスタート。気温の低さを考
慮してフォーメーションは2周行われた。そして、スタートではポールポジション
のNo.64 Mobil 1 NSX(光貞秀俊)が好スタート。これに予選2位のNo.16 Castrol
無限NSX(道上龍)がピタリと付ける。この2台は浅溝のレインタイヤ。ところが、
予選3位のNo.18 TAKATA童夢NSX(金石勝智)はカットスリックを選択したのだが、
これが裏目に出て2周目にスピンし大きく出遅れる。また、予選4位のNo.6 ESSO
Tiger Supra(ワイン・ガードナー)、No.12 カルソニックスカイライン(星野一
義)はスリックタイヤを使うというギャンブルに出たが、思うように路面は好転せ
ずに、一気に最後尾まで順位を下げてしまった。しかもNo.6 ESSOは10周目にスピン
アウトし、コースに復帰するもののレースからは脱落した。
トップNo.64、No.16は僅差で、ともに1分55秒から54秒のハイペースで後続に差
を付けていく。予選で中段に付けたNo.38 FK/マッシモセルモスープラ(竹内浩
典)、No.36 カストロール・トムス・スープラ(黒澤琢弥)らスープラ勢は低い路
面温度にタイヤがマッチせず、順位をさげ、代わって3番手を争うのはNo.100
RAYBRIG NSX(高橋国光)とNo.1 ペンズオイル・ニスモGT-R(エリック・コマ
ス)。そして、予選12位のNo.2 ARTAゼクセルスカイライン(ミハエル・クルム)、
No.3 ユニシアジェックススカイライン(長谷見昌弘)が一気にジャンプアップして
この後ろに付けた。
レース序盤は雨が降ったり止んだりと、微妙な状況。雨がおさまった序盤はイン
ターミディエイト・タイヤのNo.1 ペンズオイルが、No.100 RAYBRIGを抜き、トップ
2台のNSXに1秒差程度までグッと迫るが、また雨が強く降り出すと、引き離されて
しまう。このような天候に悩んだ、No.1 ペンズオイルは思い切って20周で早くも
ピットイン。ドライバーは本山哲に、タイヤもレインに代えた。24周目には3番手
走行のNo.100 RAYBRIG NSXもピットイン。今季で引退する高橋は、ステアリングを
飯田章に譲り、最後の走りを終えた。
一方、トップを行くNo.64 Mobilと2番手No.16 Castrolはピットインを先に延ば
す作戦に出た。No.64は31周目にピットイン。ドライバーはトム・コロネルに代わ
る。追い上げるNo.16 castrolは規定ギリギリの34周目にピットイン。タイヤを換
えずにピット作業時間短縮を狙った。だが、ドライバーが中子修に代わる時に、シー
トベルトのバックルが不調になり時間を使ってしまい、せっかくの作戦がムダにな
る。コースに戻ったときにはすでに、トップNo.64 Mobilは6秒以上前を行ってし
まった。とは言え、後半の追い上げに期待を掛けたが、なんとこの頃から雨が完全
に上がって日差しも出てくるなど、無交換のタイヤには一気に不利となり、追うど
ころかペースはどんどん落ちてしまう。
ペースが2分1秒程度と上がらないNo.16 Castrolに対して、No.100 RAYBRIGと
No.1 ペンズオイル、No.2 ARTAゼクセルスカイラインは1分56~57秒と急激に差が
詰まる。中でもNo.100 RAYBRIG NSXは55秒台を連発し、43周目にはNo.16をかわし
て、トップのNo.64に迫っていく。とは言え、この時点でNo.100に20秒以上の差を
付けていたNo.64だったため、簡単に逃げ切るかと思えた。だが、No.64はシフトに
トラブルを抱え、思うようにペースは上がらない、なんとかNo.100との間を考えな
がらコロネルが残りを走りきろうと頭脳戦に出る。そして、ラストラップには3.5秒
差まで迫られたが、なんとか逃げ切って、No.64 Mobil 1 NSXそしてコロネルにとっ
ては2年連続のGTオールスター戦勝利となった。3位には終盤No.16とNo.1をかわ
したNo.2 ARTAゼクセルスカイラインが入った。
クスコスバルインプレッサがオールスター初勝利!
STPアドバンタイサンGT3Rはペナルティとトラブルに沈む
GT300クラスでは、クラスポールのNo.19 ウエッズスポーツセリカが、スリック
タイヤを選択するというギャンブルに出たが、見事に裏目に出て、最後尾に落ち
る。代わってトップに出てきたのは予選2番手のNo.77 クスコスバルインプレッサ
だった。しかし、土曜日午前の練習走行でクラッシュし、予選に出走出来なかった
ために最後尾スタートとなったNo.26 STPアドバンタイサンGT3Rが驚異的なスピー
ドで追い上げ、2番手No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7、そしてトップのNo.77 クス
コスバルインプレッサを相次いでかわしてトップに立つ。このまま逃げ切ると思わ
れたNo.26だったが、なんとピットでの制限速度違反でペナルティを受け、さらに
エンジントラブルでコース上にストップし、勝利を逃してしまった。これでNo.77
クスコスバルインプレッサは一気に楽になり、そのまま逃げ切ってGTオールスター
戦初勝利を挙げた。2位には序盤にスピンして、一度は順位を大きく下げながらも
追い上げたNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7が入り、3位にはねばり強く走りきった
No.15 ザナヴィARTAシルビアが入った。
GT500優勝
No.64 Mobil 1 NSX
光貞秀俊「スタート前のタイヤの選択はとてもむずかしかった。トムとじっくり
考えて決めたのがうまくいったということですね。スタートもうまくいって、序盤
は道上(#16)とペースを作れました。いいレースの流れができたことが勝利につ
ながったと思います。選んだタイヤはレインだったんですが、途中でブロー気味に
なってアンダーが出たんですが、ちょうどそのころに霧雨が降り出して、ストレー
トでも水のあるところを走るなど、タイヤをいたわって走りました」
トム・コロネル「今日のような展開では、レースをコントロールすることがだいじ
で、それがうまくいきました。ボクとしては、コースに出て最初の2、3周を速く
走れたことがよかったですね。ウェットタイヤだったので、途中からコースが乾き
出したのは苦労しました。それと終盤にクラッチがおかしくなってシフトダウンが
スムーズにできなくなって、スロットルを使ってごまかしました。飯田選手が追い
上げてきたのは中嶋さんから無線で聞いていまして、その差をつねに伝えてもらい
ました」
GT500優勝
No.77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「最後はドライになってきて、タイヤを保たせるのを気にした走りになっ
て、走りはつまらなかったけど、結果はオーライだったね」
谷川達也「午前中も雨だったんですが、ぜんぜんダメでした。本気で走ってもタイ
ムでちぎられていました。でも決勝に向けてセットを変えたら楽しく走れるように
なった。これだけコロッと変えてくれたんで、チームのおかげです。金曜にエンジ
ンが壊れて載せ換えてるんで、壊れないことを祈って、最後までヒヤヒヤしてみて
いました。シリーズでいいことなかったんで、(今回の優勝は)来年にもつながる
結果になったと思います」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
NICOS CUP GTオールスター戦'99 -RIJ- (1999-11-28) Provisional Race-Results
For NICOS CUP GT-Allstar '99 オートポリス(JPN) : 4.674km
P No.Cl Car---------------------- Driver(s)------ Lap GoalTime--- -km/h--
1 64 5 Mobil1 NSX コロネル/光貞 54 1:46'04.232 142.771
2 100 5 RAYBRIG NSX 国光/飯田 54 1:46'07.756 142.692
3 2 5 ARTAゼクセルスカイライン 亜久里/クルム 54 1:46'42.610 141.915
4 1 5 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/本山 54 1:46'52.637 141.693
5 16 5 Castrol無限NSX 中子/道上 54 1:47'41.328 140.625
6 36 5 カストロールTOM'Sスープラ 関谷/黒澤 54 1:48'00.059 140.219
7 38 5 FK/マッシモセルモスープラ 竹内/立川 54 1:48'00.449 140.210
8 32 5 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 53 - 1Lap
9 3 5 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 53 - 1Lap
10 55 3 ECLIPS タイサンバイパー 田嶋/本庄 52 - 2Laps
11 12 5 カルソニックスカイライン 星野/影山正美 52 - 2Laps
12 88 5 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 52 - 2Laps
13 39 5 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/正彦 51 - 3Laps
14 30 5 NICOS McLaren GTR 山田/岡田 51 - 3Laps
15 77 3 クスコスバルインプレッサ 小林/谷川 50 - 4Laps
16 7 3 RE雨宮マツモトキヨシRX7 松本/山野 50 - 4Laps
17 15 3 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士/井出 49 - 5Laps
18 81 3 ダイシンシルビア 福山/大八木 49 - 5Laps
19 19 3 ウェッズスポーツセリカ 織戸/原 49 - 5Laps
20 25 3 モモコルセ・アペックスMR2 新田/高木 49 - 5Laps
21 6 5 ESSO Tiger Supra 野田/ガードナー 49 - 5Laps
22 26 3 STPアドバンタイサンGT3R 松田/シュワガー 39 - 15Laps
---------------------------------- DNC -----------------------------------
37 5 カストロールTOM'Sスープラ 鈴木利男/右京 24 - 30Laps
18 5 TAKATA童夢NSX 脇阪/金石 23 - 31Laps
72 3 オークラRX7 石川/平野 14 - 40Laps
**************************************************************************
* Fastest Lap : 1'54.037 (147.552 km/h) #16 道上 龍 On 28/54 Lap
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/オートポリス
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
■ NICOS CUP GT ALL STAR RACE'99 in AUTOPOLIS
■ GT INSIDE REPORT FMOTOR4 EDITION
Qualify REPORT 予 選 99/11/27
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NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28)
初開催のコースでNo.64 Mobil 1 NSXが魅せた!
GT300はNo.19 ウェッズスポーツセリカが最後を締める
1999年を締めくくる国内モータースポーツ最後のイベント、NICOS CUP GTオールス
ター戦'99の公式予選が、11月27日に大分県・上津江オートポリスで行われた。GT500
クラスではNo.64 Mobil 1 NSXのトム・コロネルが1分43秒235でGTオールスター戦2
年連続のポールポジションを獲得。GT300クラスはNo.19 ウェッズスポーツセリカが
僅差の戦いを制してクラスポールを手にした。
■NSX勢同士のポール争いはMobilに軍配
シリーズ戦では午前と午後に1回ずつ計2回の予選が行われるが、今回のGTオール
スター戦では、午後に1時間の予選1回でスターティンググリッドが決定されること
になった。
この日は朝からどんよりとした曇り空で気温も4~7度と非常に冷え込んだ。午前
中2時間に渡って行われた練習走行では、No.18 TAKATA童夢NSXが1分44秒258でトッ
プタイム。これにNo.64 Mobil 1 NSX、No.100 RAYBRIG NSXと上位をNSXが独占。これ
にNo.6 ESSO Tiger Supraが4番手、6番手にNo.1 ペンズオイル・ニスモGT-Rと続い
た。
そして、いよいよ迎えた予選。午後2時15分からスタート。この予選時間は20分ず
つ3つのセッションに分けられ、最初がGT500、GT300両クラス混走、次がGT300クラ
ス占有、最後がGT500占有となる。これは通常のシリーズ戦と逆のパターンになって
いる。
予選最初の混走セッション。路面温度が6度程度と非常に低かったために、開始序
盤はみなタイヤを温めるために慎重な走行となる。そうして7分過ぎにまずは、No.6
ESSO Tiger Supraが最初に1分44秒台に入れトップに立つ。だが、それもつかの間
No.18 TAKATA童夢NSXが44秒401でトップを奪う。しかし、次のラップではNo.6 ESSO
がさらに44秒268とタイムを詰めて再度トップに。No.100 RAYBRIG NSXも44秒342で2
番手に。15分過ぎになるとこの2台を上回る43秒963でNo.16 Castrol無限NSXがリー
ダーへと駆け上る。この混走セッション終了2分前にNo.38 FK/マッシモセルモスー
プラが44秒403、No.1 ペンズオイル・ニスモGT-Rが45秒265を記録し4、5番手とな
る。このままこの混走セッションは終了し、トップはNo.16 Castrol無限、続いて
No.6 ESSO Tiger、No.100 RAYBRIG、No.38 FK/マッシモセルモ、No.1 ペンズオイル
と強豪が接戦を繰り広げた。
そして、最後のGT500占有タイムに入る。ここでも序盤はタイヤを温めるために静
かな滑り出しとなる。そして10分経過時点で、No.64 Mobil 1 NSXのトム・コロネル
が1分43秒789を叩き出してトップに立つ。トムはさらに43秒235までタイムを刻んで
くる。これに対してNo.18 TAKATA童夢NSXの脇阪寿一も43秒216、No.16 Castrol無限
NSXの道上龍も43秒573まで迫るが、No.64 Mobilには届かず、このまま予選時間が終
了した。これでNo.64 Mobil 1 NSXとコロネルはGTオールスター戦2年連続のポール
ポジション獲得となり、この勢いでオールスター連覇を目指す。予選2位はNo.16
Castrol無限NSX、3位はNo.18 TAKATA童夢NSXと上位3位をNSXが独占。4番手には
No.6 ESSO Tiger Supraが、スカイライン最上位は99ドライバーズ・チャンピオンの
エリック・コマスの率いるNo.1 ペンズオイル・ニスモGT-Rの9位となった。
■GT300はコンマ265秒差に上位3台の大接戦
GT300クラスでは、今季クラスチャンピオンとなったNo.25 モモコルセ・アペック
スMR2(新田守男)が混走セッションを終始リード。1分53秒626までタイムをアップ
する。これにNo.77 クスコスバルインプレッサ、No.15 ザナヴィARTAシルビアが続く。
そしてGT300占有セッションに入ろうとしたとき、コース施設にトラブルが発生し、
約20分間の中断があった。そして、再開後に一気にアタックに入ったのがNo.19 ウェ
ッズスポーツセリカの織戸学だった。10分経過時点で1分53秒358を出してNo.25 モ
モコルセ・アペックスからトップを奪う。そしてNo.77 クスコスバルも53秒546まで
タイムアップし2番手に飛び込む。そして混走セッションをほとんど走らずに満を持
してこの占有セッションに賭けたNo.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7の山野哲也が53秒
623まで迫るが上位2台にわずかに届かず3番手。このままこのセッションは終了し、
No.19 ウェッズスポーツセリカがクラスポールを獲得した。上位3台の差はわずかに
コンマ265秒。明日の決勝でGT300クラスはシリーズ戦同様に接近した戦いを繰り広げ
そうだ。
GT500 POLE POSITION
No.64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル(1'43.235)
「このサーキットは自分が走ったなかで一番いいコースだと思います。アップダウン
もあって高速低速といろいろなコーナーもありますからね。今日は気温が低かったの
でコースに出て3周のあいだはタイヤを温めることを心がけました。明日も同様でし
ょうから、スタート直後はみんな大変でしょう。ボクらはどちらがスタートを担当す
るのかまだ決まっていません。決勝レースはオールスターらしく楽しいレースにした
いです。でも、今年を締めくくるレースですから、やっぱり勝ちたいですね」
光貞秀俊「このオートポリスは2回目なんですけど、前は金曜日だけで帰っちゃいま
したから、初めてみたいなもんですよ。でも、わりと好きなコースです。タイムは43
秒台になると思ってましたから予定通りです。NSXはみな調子いいですね。ファンの
みなさんに『やっぱりNSXはいいクルマだな』と思ってもらえるように、決勝はブッ
ちぎりで勝ちたいです」
GT300 POLE POSITION
No.19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学(1'53.358)
「1分52秒台は絶対に出る予定でしたが、セッション早々の赤旗で、温めていたタイ
ヤを冷やしてしまい、フロント・リアのバランスが狂ってしまい、僕にとっては初の
ポールなんでよろこんでもいいんだけど、ちょっとくやしかった。ここは昨日初めて
走ったコースだし、まあいいかな。満タンでもクルマのバランスは問題ないんで、勝
ちたいですね。僕らは2人そろって速いし、オールスター戦といっても、メカニック
も気合い入ってるし、いい結果になるんじゃないかな?」
原貴彦「僕は基準タイムクリアだけの予選でした。このコースはグループAのシビッ
クで勝っているし、JTCCでも走っています。だから好きなコースです。気温が低いか
らタイヤの心配もなさそうだし、最後まで思いっきり行きますよ。そして、勝ちたい
ですよね」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
NICOS CUP GTオールスター戦'99 -RIJ- (1999-11-27) Qualifying-Session
For NICOS CUP GT-Allstar '99 オートポリス(JPN) : 4.674km
P No. Cl. Car-------------------- Driver(s)------ Best-LapT -Behind -km/h--
1 64 5 Mobil1 NSX コロネル/光貞 1'43.235 162.991
2 16 5 Castrol無限NSX 中子/道上 1'43.573 0.338 162.459
3 18 5 TAKATA童夢NSX 脇阪/金石 1'43.592 0.357 162.430
4 6 5 ESSO Tiger Supra 野田/ガードナー 1'44.268 1.033 161.376
5 100 5 RAYBRIG NSX 高橋国光/飯田 1'44.343 1.108 161.260
6 38 5 FK/マッシモセルモスープラ 竹内/立川 1'44.403 1.168 161.168
7 36 5 カストロールTOM'Sスープラ 関谷/黒澤 1'44.561 1.326 160.924
8 32 5 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 1'44.755 1.520 160.626
9 1 5 ペンズオイル・ニスモGT-R コマス/本山 1'45.035 1.800 160.198
10 30 5 NICOS McLaren GTR 山田/岡田 1'45.296 2.061 159.801
11 39 5 デンソーサードスープラGT 土屋圭市/正彦 1'45.561 2.326 159.400
12 2 5 ARTAゼクセルスカイライン 亜久里/クルム 1'45.693 2.458 159.201
13 3 5 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 1'45.731 2.496 159.143
14 12 5 カルソニックスカイライン 星野/影山正美 1'45.963 2.728 158.795
15 37 5 カストロールTOM'Sスープラ 鈴木利男/右京 1'46.735 3.500 157.647
16 55 3 ECLIPS タイサンバイパー 田嶋/本庄 1'49.209 5.974 154.075
17 19 3 ウェッズスポーツセリカ 織戸/原 1'53.358 10.123 148.436
18 77 3 クスコスバルインプレッサ 小林/谷川 1'53.547 10.312 148.189
19 7 3 RE雨宮マツモトキヨシRX7 松本/山野 1'53.623 10.388 148.090
20 25 3 モモコルセ・アペックスMR2 新田/高木 1'53.625 10.390 148.087
21 15 3 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士/井出 1'54.075 10.840 147.503
22 81 3 ダイシンシルビア 福山/大八木 1'54.102 10.867 147.468
23 72 3 オークラRX7 石川/平野 1'57.662 14.427 143.006
------------------------------- DNQ ----------------------------------------
88 5 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 1'55.553 12.318 145.616
26 3 STPアドバンタイサンGT3R 松田/シュワガー --------
****************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/オートポリス
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
■ NICOS CUP GT ALL STAR RACE'99 in AUTOPOLIS
■ GT INSIDE REPORT FMOTOR4 EDITION
PREVIEW REPORT プレビュー 99/11/20
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NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28)
今年最後のビッグイベントだ!!
GTオールスターズが九州初上陸!舞台はオートポリス
未知のコースでどんなドラマが待っているのか…
熱戦の続いた1999年のAUTOBACS CUP 全日本GT選手権もGT500のエリック・コマス
(No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R)、GT300の新田守男(No.25 モモコルセ・ア
ペックスMR2)がチャンピオンを獲得して終了した。国内のビッグレースもほとん
どが終了したが、GTファンのお楽しみはまだまだある。
そう、今年もNICOS CUP GTオールスター戦が開催されるのだ。今年はついにGT
オールスターズが九州の地に上陸する。時は11月27、28日。場所は大分県上津江村
のオートポリス・サーキットだ。F1開催も可能な施設を持ちながら、諸般の都合か
ら95年以来ビッグレースから遠ざかっていたオートポリスだったが、今回のGTオー
ルスター戦で久々にビッグマシンの爆音が帰ってくることになる。
■実力と人気で選ばれた25チームが真剣勝負
今年、GTオールスター戦に参加できるのは、まずは実力&実績組として、GTCシ
リーズ戦の各クラスの勝利経験チームとスペシャル・ステージのPokka鈴鹿1000km
レースでのGT500/GT300クラスの勝利者が選ばれる。そして、ファン投票で支持を
集めた上位チームを合わせて全25チーム50人のドライバーたちが選抜された。今
季、ドライバーズタイトルを獲ったコマス、新田をはじめ、惜しくも涙を呑んだ関
谷正徳/黒澤琢弥組(No.36 カストロール・トムス・スープラ)、土屋武士/井出
有治(No.25 ザナヴィARTAシルビア)など有力チームがシリーズ戦での屈辱を晴ら
すべく、全力で来るだろう。
また、GTオールスター戦では、シリーズ戦で義務づけられているウエイトハン
ディ制は採用されない。このため、各マシンのパワーが掛け値なしで発揮されるだ
ろう。ハンデによって苦戦を強いられたNo.18 TAKATA童夢NSX(脇阪寿一/金石勝
智組)などNSX勢にとっては、その実力を見せつけるチャンスかもしれない。
とは言え、このオートポリスはかなり長いメインストレート(904m)と低速のヘア
ピン2カ所にいくつかの高中速コーナーが巧みに組み合わされ、適度なアップダウ
ンもあるなかなかの難コースだ。こういった、総合力が問われるコースはスープラ
の得意とするところだ。また、ここでは最近ビッグマシンでのレースが行われてい
ないし、もちろんGTマシンで走るのは初めてだけにGTドライバーズたちにとっては
未知のコースといえる。27日午前の公式練習後、午後に1回だけの予選というスケ
ジュールだけに、マシンのセッティングに手間取ると下位に埋もれてしまう可能性
だってある。この辺を考えるとスピードではやや不利なスカイラインGT-Rでも、操
縦性の良さを考えると、決して侮れない存在になるだろう。
GT300クラスでは、ウエイトがないだけにシリーズ戦で絶対的な速さを見せたシル
ビア勢が有利に感じられる。特にシリーズ戦で勝ちを逃しているNo.81 ダイシンシ
ルビアは一発を狙ってきそうだ。さらにシリーズ後半に速さを発揮したNo.26 STPア
ドバンタイサンGT3R(松田秀士/D.シュワガー組)、No.7 RE雨宮マツモトキヨシ
RX7(松本晴彦/山野哲也組)なども注目だ。
シリーズ戦において、皆が勝手知ったるサーキットですら勝者の予想がつかない
GTCだ。まったく未知のコースといえるオートポリスでは、勝者どころか、どのマシ
ンが有利かも正直予測もつかない。ただ言えるのは、今年のモータースポーツ・
シーズン最後のビッグレースだけに各チーム、ドライバー思いっきり攻めてくるは
ずだから、とんでもなく迫力ある、激しいレースになることだけは請け合おう。
■国さん、ついに本当のラストランに
そして、もう一つ忘れてはならないことがある。それは日本、いや世界のレーシ
ング・シーンで41年間に渡り活躍してきた、日本の誇るレーサー、高橋国光がこの
GTオールスター戦をもって、ビッグレースから引退するということだ。引退レース
であるのだが、国さんと飯田章のNo.100 RAYBRIG NSXは、きっと勝利を狙って激走
を見せてくれるはず。我らが愛すべき"国さん"のラストランをその目に焼き付けて、
この偉大なる"レースの鉄人"に大いなる拍手を送って欲しい。
■GTオールスター戦ならのお楽しみも盛りだくさん
メインイベントのレースは真剣勝負だけど、NICOS CUP GTオールスター戦はファ
ンのための夢の祭典だ。このオールスター戦だからこそというイベント、アトラク
ションも数多く用意されている。さらに、シーズン最後ということもあって、ドラ
イバー、チームスタッフ、キャンギャルたちもとっておきの大サービスをしてくれ
るかも。ともあれ、1日中GT漬けになって楽しめること請け合いだから、レース・
マニアはもちろん、クルマ好きからその家族、友達に彼女までみんなで楽しめるぞ!
27、28日はオートポリスへGOだ!
Report by GTインサイドレポート班
以上
☆予想エントリーリスト
NICOS CUP GTオールスター戦'99 オートポリス(11/27,28)
[GT500] 17台
No. マシン ドライバー チーム タイヤ *
------------------------------------------------------------------------------
1 ペンズオイル・ニスモGT-R エリック・コマス(F) 本山 哲 NISMO BS *4
2 ARTAゼクセルスカイライン 鈴木亜久里 ミハエル・クルム(D) NISMO BS 6
3 ユニシアジェックススカイライン 長谷見昌弘 田中哲也 ハセミ・モータースポーツ BS 9
6 ESSO Tiger Supra 野田英樹 ワイン・ガードナー(AUS)
ESSO Tiger Team LeMans BS *
12 カルソニックスカイライン 星野一義 影山正美 TEAM IMPUL BS 2
16 Castrol無限NSX 中子 修 道上 龍 無限×童夢プロジェクト BS+12
18 TAKATA童夢NSX 脇阪寿一 金石勝智 無限×童夢プロジェクト BS*10
30 NICOS McLaren GTR 山田洋二 岡田秀樹 TEAM TAKE ONE BS 19
32 cdma Oneセルモスープラ 木下隆之 近藤真彦
cdma One TOYOTA TEAM CERUMO with Key's BS 7
36 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 黒澤琢弥 TOYOTA Castrol TEAM TOM'S MI*16
37 カストロール・トムス・スープラ 鈴木利男 片山右京 TOYOTA Castrol TEAM TOM'S MI 5
38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典 立川祐路 TOYOTA TEAM CERUMO BS 14
39 デンソーサードスープラGT 土屋圭市 影山正彦 TOYOTA TEAM SARD YH 3
55 CLIPSEタイサンバイパー 田嶋栄一 本庄康幸 TEAM TAISAN with ADVAN YH 17
64 Mobil 1 NSX トム・コロネル(NL) 光貞秀俊 Mobil1 NAKAJIMA RACING BS*13
88 ノマドディアブロGT-1 和田 久 古谷直広 JLOC TY 8
100 RAYBRIG NSX 高橋国光 飯田 章 チーム国光 with MOONCRAFT BS *1
[GT300] 8台
No. マシン ドライバー チーム タイヤ *
------------------------------------------------------------------------------
7 RE雨宮マツモトキヨシRX7 松本晴彦 山野哲也 RE雨宮レーシング YH 11
15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士 井出有治 NISMO YH*15
19 ウエッズスポーツセリカ 織戸 学 原 貴彦 RACING PROJECT BANDOH YH *
25 モモコルセ・アペックスMR2 新田守男 高木真一
MOMOCRSE Racing Team with Tuchiya YH *
26 STPアドバンタイサンGT3R 松田秀士 D.シュワガー(D) TEAM TAISAN Jr. with ADVAN YH *
72 オークラRX7 石川 朗 平野 巧 オークラロータリーレーシング YH 20
77 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 クスコレーシング YH 18
81 ダイシンシルビア 福山英朗 大八木信行 TEAM DAISHIN YH +
○略号
*)最後の数字はファン投票順位(20位まで)、*はシリーズ戦勝利、+は鈴鹿1000km優勝
※タイヤ BS:ブリヂストン、MI:ミシュラン、TY:トーヨー、YH:ヨコハマ
※国 籍 AUS:オーストラリア、D:ドイツ、F:フランス、NL:オランダ
※このエントリーはGTインサイドレポート班調べによるもので、
公式の発表ではありません。エントリーは直前に変更される場合もあります。
GTオールスター戦ではシリーズ戦のウエイトハンディは反映されません。
☆タイムスケジュール
11月26日(金) 練習走行
N1/カート フリー走行 9:00~12:00
☆GTフリー走行 14:00~16:00
11月27日(土) 公式予選
カート予選 8:15~ 8:30
N1予選 8:40~ 9:10
☆GT練習走行 9:35~11:35
☆ピットウォーク 11:45~12:45(ガードナー・バイクデモラン)
N1-1決勝 13:10~14:00 20周
☆GT予選 14:15~15:15
11月28日(日) 決勝レース
☆GTフリー走行 9:00~ 9:30
N1-2決勝 9:55~11:00 20周
カート決勝 11:20~11:50 7周
☆ピットウォーク 11:55~12:40
(ガードナー・バイクデモラン、スパーカー・デモラン、高橋国光セレモニー)
スターティングセレモニー 13:00~
☆GT決勝スタート 13:30~ 54周(終了予定15:15)
☆観戦チケットのご案内
【チケット】
■入場観戦券(中学生以下は無料)
◎前売入場観戦券(27、28両日有効):4,500円
◎当日販売チケット
28日(決勝)入場観戦券:5,500円、27日(予選):2,500円、26日(練習):1,500円
※観戦場所は制限エリア(パドック、ピットエリア、タワー、ロイヤルルーム他)
以外は第1、最終コーナースタンドと、どこでも自由に観戦可能。
■前売ロイヤルルーム入場観戦券(限定2,000枚)は完売致しました。
■パドックエリアパス(パドックパス):6,000円(27、28両日用、当日売りのみ)
※パドックエリア券はピットウォークの入場もできます。
■ピットウォークパス:2,000円(1日有効、当日売りのみ)
※パドックパス、ピットウォークパスには、観戦券が別途必要です。
【チケット発売所】
●ローソンチケット(ダイエー内ローソンも含む)●チケットぴあ
●ファミリーマート●JTB●オートバックス(中国、四国、九州地区各店)
●その他最寄りのチケットショップでお買い求め下さい。
☆チケットのお問い合わせ先:
ローソンチケット 092-844-5945、チケットぴあ 092-708-9999、
JTB海外旅行九州支店 092-712-0700
☆現地宿泊及び各地区からのツアーをご希望の方:
JTB海外旅行虎ノ門支店 03-5512-0530、JTB海外旅行九州支店 092-712-0700
(熊本駅、大分駅からの当日日帰りツアーもあります。お申し込みはお早めに)
【お問い合わせ】
●オートポリスサーキット TEL:0973-55-1111/FAX:0973-55-1113
●GTオールスター実行委員会 TEL:03-3461-9893/FAX:03-3461-9882
【TV放送】
12月4日(土) 16:00~17:15
テレビ東京系全国6局ネット
放映局:テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/
テレビせとうち/ティーエックスエヌ九州
大分放送(OBS):12月11日(土) 25:40~/長崎放送(NBC):12月18日(土) 25:40~/
熊本放送(RKK):12月22日(水) 25:50~/宮崎放送(MRT):12月18日(土) 26:10~/
南日本放送(MBC):12月12日(日) 25:20~
※放映日時は予定です。
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
(全戦終了)
1999 3 4 5 5 6 7 8 8 10 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula 3 21 18 02 23 06 04 01 29 03 14
Championship 鈴 筑 富 美 富 鈴 菅 T 茂 鈴
Drivers-point 鹿 波 士 祢 士 鹿 生 I 木 鹿
Po-No-Driver------------Rd -1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10-総合P-有効P
1 1 D.マニング (3) 9 9 9 9 9 9 (4) 6 - 67 60
2 55 金石 年弘 4 0 1 2 0 6 3 - 9 9 34 34
3 3 S.フィリップ 2 0 4 0 6 0 0 6 0 6 24 24
4 15 R.ビルタネン 0 3 2 1 2 - 0 9 2 4 23 23
5 64 松田 次生 0 0 6 0 3 4 4 2 4 - 23 23
6 77 伊藤 大輔 0 1 0 6 1 3 6 3 0 0 20 20
7 7 荒 聖治 9 0 3 0 4 0 0 - 3 - 19 19
8 2 W.エプラヒム 6 4 0 3 0 0 2 - DNS - 15 15
9 17 黒澤 治樹 0 6 0 0 0 2 0 - 0 0 8 8
10 9 谷川 達也 1 2 0 4 0 0 0 - 0 0 7 7
11 87 M.メディアーニ 0 0 0 0 0 1 1 1 1 3 7 7
12 16 五味 康隆 0 0 0 0 0 0 0 - 0 2 2 2
13 18 密山 祥吾 0 0 0 0 0 0 0 - 0 1 1 1
71 内山 清士 0 0 0 0 0 0 0 - 0 0 0 0
8 井上 智之 0 0 0 0 0 0 0 - 0 0 0 0
5 滑川 健 0 0 0 0 0 0 0 - 0 0 0 0
6 中嶋 廣高 0 0 0 0 0 0 - - - - 0 0
33 小早川 受黎 0 - 0 0 0 0 - - - - 0 0
4 P.バン.スクート - 0 0 - - 0 - - - - 0 0
53 富澤 勝 - 0 - - 0 - - - 0 - 0 0
4 酒井 浩 - 0 0 - - - - - - - 0 0
20 伊藤 健二 - - - - 0 - - - - - 0 0
20 平野 功 - - - - - - - - 0 - 0 0
4 高原 智一 - - - - - - - - DNS - 0 0
*****************************************************************************
* 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
* 10戦中ベスト7戦(70%)有効ポイント
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
(全戦終了)
1999 4 5 5 6 7 8 9 9 10 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula Nippon 18 09 23 06 04 01 05 19 03 14
Championship 鈴 茂 美 富 鈴 菅 富 美 富 鈴
Drivers-point 鹿 木 祢 士 鹿 生 士 祢 士 鹿
Po -No --Driver -------Rd.-1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9--10- 総合P
1 64 T.コロネル 6 0 4 10 6 10 10 0 4 0 50
2 1 本山 哲 10 6 10 0 0 6 4 0 10 0 46
3 65 光貞 秀俊 4 10 0 0 2 0 3 10 2 0 31
4 9 R.ファーマン 0 4 6 0 0 1 0 0 0 10 21
5 6 M.クルム 0 2 0 4 0 3 0 3 0 6 18
6 19 影山 正美 0 0 1 0 10 0 0 0 3 3 17
7 56 脇阪 寿一 0 0 0 0 0 2 6 4 0 4 16
8 62 P.ダンブレック 3 1 2 6 0 0 2 2 0 0 16
9 18 黒澤 琢弥 0 0 0 2 4 4 - - - - 10
10 14 道上 龍 1 0 0 0 DNS 0 0 0 6 2 9
11 20 野田 英樹 0 0 0 0 1 0 0 6 0 0 7
12 2 山西 康司 DNS DNS 3 3 0 0 0 0 0 0 6
13 11 立川 祐路 2 3 0 0 0 0 0 0 1 0 6
14 6 田中 哲也 0 - - - 3 0 0 0 0 0 3
15 17 D.シュワガー 0 0 0 1 0 0 - - - - 1
15 55 金石 勝智 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1
15 15 影山 正彦 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
15 10 加藤 寛規 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1
12 飯田 章 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
3 川本 篤 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
68 R. デルフラー 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
36 玉中 哲二 0 - 0 0 0 0 0 0 0 0 0
63 柴原 眞介 - - - - 0 0 0 0 0 0
5 脇阪 薫一 0 0 0 - - - - - - - 0
32 近藤 真彦 0 0 0 - - - - - - - 0
63 OSAMU 0 0 0 - - - - - - - 0
***********************************************************************
* 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦総ポイント制
* 予選通過基準タイム(110%)
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第10戦 99-11-14
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
フォーミュラ・ニッポン 決勝正式結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
P. N.Driver Type Team L Total Delay
-------------------------------------------------------------------------------
1 9ラルフ・ファーマン Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 90 1:07'34.833
2 6ミハエル・クルム レイナード 99L MF308 5ZIGEN 90 1:07'37.117 2.284
3 56脇阪 寿一 レイナード 99L MF308 ARTA 90 1:07'38.274 3.441
4 19影山 正美 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 90 1:07'39.026 4.193
5 14道上 龍 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 90 1:07'40.677 5.844
6 10加藤 寛規 Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 90 1:07'41.177 6.344
7 55金石 勝智 レイナード 99L MF308 ARTA 90 1:07'41.766 6.933
8 11立川 祐路 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 90 1:07'42.861 8.028
9 65光貞 秀俊 レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 90 1:07'44.530 9.697
10 62ピーター・ダンブレック レイナード 99L MF308 LEYJUN 90 1:07'44.995 10.162
11 20野田 英樹 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 90 1:07'56.079 21.246
12 12飯田 章 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 90 1:08'21.107 46.274
13 15影山 正彦 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 88 1:07'48.708 2Laps
14 63柴原 眞介 ローラ B99/51 MF308 LEYJUN 88 1:07'57.777 2Laps
15 68ルベン・デルフラー ローラ B99/51 MF308 DoCoMo DANDELION 87 1:07'51.582 3Laps
16 3川本 篤 レイナード 99L MF308 ASAHI KIKO 87 1:07'52.307 3Laps
17 36玉中 哲二 レイナード 99L MF308 TAKAGI B-1 85 1:08'15.877 5Laps
18 5田中 哲也 レイナード 99L MF308 5ZIGEN 82 1:02'03.554 8Laps
以上 規定周回数完走:
2山西 康司 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 3 2'55.217 87Laps
64トム・コロネル レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 0 90Laps
1本山 哲 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 0 90Laps
開始時刻: 14:52'29
終了時刻: 16:00'03
Fastest Lap
No.11 立川 祐路 COSMO OIL CERUMO 44.212 73/90 182.69Km/h
規定周回数 81
提供:鈴鹿サーキットランド
スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (1999-11-14) Provisional Race-Results
For Super Endurance Series Rd.6 スポーツランド菅生(JPN) : 3.704km
P No. Cl. Car------------------------------------ Lap GoalTime--- -km/h--
1 23 C-1 プリンス東京フジツボ・GT-R 135 3:39'42.358 136.557
2 1 C-1 日産アルティアGT-R 135 3:39'47.672 136.502
3 32 C-1 日産プリンス千葉GTRファルケン 135 3:40'45.934 135.902
4 10 C-1 エンドレス アドバン GTR 134 - 1Lap
5 11 2 三菱プーマランサーターボ VI 133 - 2Laps
6 33 C-3 BPビスコガンマRX-7 131 - 4Laps
7 9 C-2 MICIザマ三菱ランサーRC 131 - 4Laps
8 25 N ADVAN ALTEZZA 131 - 4Laps
9 27 C-2 WAKO’S BMW M3 130 - 5Laps
10 8 C-1 ダイシンアドバンGTR 130 - 5Laps
11 2 C-2 アイフェル DUNLOP インプレッサ 130 - 5Laps
12 16 C-2 ハローズ仙台ロータスエボ 129 - 6Laps
13 20 C-2 RSオガワADVANランサー 129 - 6Laps
14 30 C-2 RSオガワADVANランサー 129 - 6Laps
15 14 C-3 レーシングスパルコFD3S 129 - 6Laps
16 36 N ネッツカスカトロールアルテッツァ 129 - 6Laps
17 28 N 道新スポーツ CWEST WAKO’S 128 - 7Laps
18 54 C-4 BPビスコベータアンクルシビック 128 - 7Laps
19 22 N BP ADVAN INTEGRA 128 - 7Laps
20 77 C-4 ギャザズ・ドライダー・シビック 127 - 8Laps
21 53 C-4 5ZIGENシビック 127 - 8Laps
22 35 C-2 インギングMONZAセリカ 127 - 8Laps
23 7 N TOYOTA CELICA 126 - 9Laps
24 38 N エスペリア・ジアラ・アルテッツ 125 - 10Laps
25 71 C-4 PMC・Sパルサー 125 - 10Laps
26 45 C-3 FKマッシモアドバンインテグラ 125 - 10Laps
27 34 C-3 SPOON S2000 125 - 10Laps
28 26 N エンドレスアドバンGMSランサー 125 - 10Laps
29 31 C-2 ジャラーナアドバンシルビア 125 - 10Laps
30 88 C-4 神奈川日産パルサー 125 - 10Laps
31 3 C-3 杉戸宿BPポルシェクラブ関西 124 - 11Laps
32 6 C-2 ファルケン・マジョーラEVO IV 121 - 14Laps
33 89 C-4 アウトプットRCシビック 121 - 14Laps
34 39 N ウエスティン INTEGRA 119 - 16Laps
------------------------------ DNC --------------------------------------
87 C-4 FALKEN★パルサー 111 - 24Laps
37 N ネッツカストロールアルテッツァ 108 - 27Laps
21 C-3 アートアゼックスMR2 91 - 44Laps
17 C-2 ファルケン渡辺商会インプレッサ 43 - 92Laps
55 C-4 TUBE.DC.CIVIC 38 - 97Laps
4 N ケージーエム アルテッツァ 35 - 100Laps
**************************************************************************
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
スーパー耐久シリーズ'99第8戦(最終戦)
SUGOスーパー耐久レース
「プリンス東京がTI以来の今季3勝目」
スーパー耐久最終戦の決勝レースが午後12:25分にローリングスタートを
開始した。気温16度、路面温度25度で晴天というコンディションだ。
オープニングラップは#32 プリンス千葉,#23 プリンス東京、#10 エンドレ
ス、#1アルティア、#8ダイシンと順当にGTR勢が続き、#11プーマランサー
も6番手につける。以下、#9 MTCIランサー、#25 アルテッツア、#33 RX-7、
#14 RX-7というオーダー。
22周目の1コーナーで、#23 プリンス東京が#32プリンス千葉をとらえトッ
プに。30周目、その差が10秒ほどまで開いた#32は早めと思われるピットス
トップで竹内から近藤にドライバー交替。タイヤ交換も行い戦列に復帰する。
43周目、3コーナーで#53 5ZIGEN CIVICの脇坂が他車との接
触からスピンし、ライン上をふさいでストップしてしまい、SCカーランとな
りこの間に各車はピットイン。この前の段階では、#23 プリンス東京、#10 エ
ンドレス、#1 アルティア、#11 プーマ、#8 ダイシン、#9 MTCI、#33 RX-7、
#32 プリンス千葉のオーダーだった。
49周目に再スタートとなり、60周を過ぎたところでは、#23 プリンス東京
がトップ。#8、#1、#10、#32、#11と言う展開。
76周目、トップは#8ダイシンにかわり、#23プリンス東京、#1アルティア、
#10エンドレスという順位に。
80周を過ぎ、#32 プリンス千葉が再びピットイン。
88周目、2位を走行の#23 プリンス東京がピットストップ。
95周目に#1アルティアが、96周目にはトップの#8ダイシンもピットイン。
これで、トップは#8ダイシン、2番手は#23 プリンス東京、3位に#1アル
ティア、
100周目、23秒のマージンを持っていた#8ダイシンがピットイン。
101周目、これで#23プリンス東京がトップ、#1アルティアが18秒差の2位、
11秒後方に#8ダイシン、2秒差で#11プーマランサー、54秒差で#32プリンス
千葉という状況になった。
116周目、#8ダイシンが再びピットへ。
117周目、トップ#23 16秒差で#1、57秒後方に#32、
一方、クラス4で#77ギャザズドライダーシビックと1ポイント差でタイトル
争いを行っていた#87 ファルケンパルサーが白煙を上げてスローダウン!
これで、クラス4のシリーズチャンピオンは#77ギャザズに。
クラス2は、#20 RSオガワの手にタイトルが渡った。
135周のレースは#23プリンス東京が総合優勝。2位には#1アルティアが、
3位はプリンス千葉が入った。
----------------------------------------------------------------------------
----
暫定決勝結果
#23 C1 プリンス東京フジツボGT-R 砂子智彦/山田英二 135L
# 1 C1 日産アルティアGT-R 粕谷俊二/桧井保孝 135L 5.
314
#32 C1日産プリンス千葉GT-R ファルケン 竹内浩典/近藤真彦 135L 58.
262
#10 C1エンドレス アドバンGT-R 木下みつひろ/土屋武士 134L 47.
369
#11 C2ミツビシプーマランサーエボVI 木下隆之/中谷明彦 133L
#33 C3 BPビスコガンマRX-7 三好正巳/村松康生 131L
# 9 C2 MTCI座間三菱ランサーARC 市村秀明/川崎俊英 131L
#25 N ADVAN ALTEZZA 織戸学/新田守男 131L
#27 C2 WAKO'S BMW M3 牧口規雄/志村久 131L
# 8 C1ダイシンアドバンGT-R 福山英朗/大八木信行 130L
----------------------------------------------------------------------------
---
# 2 C2 アイフェル・DUNLOPインプレッサ 渋谷勉/荒川雅彦 130L
#16 C2 ハローズ仙台ロータス阿部エボV 中村啓/小原健一/上田五郎 129L
#20 C2 RSオガワADVANランサー 小川日出生/細野智行/伊藤 129L
#7 N TOYOTA CELICA 鈴木利男/荒聖治 129L
----------------------------------------------------------------------
JCG00146 竹下 恵一郎@SUGO
ファーマン&Gフォース、初優勝!
タイトルはスタート直後の接触でコロネルの手に!
Fニッポン最終戦のスタート時刻が近づくにつれ、気温も上昇、暖かくなっ
てきた。
サポートレースの赤旗中断で、予定よりやや遅れて午後2時52分スタート。
東ショートコース90周、未知のレースが始まった。
スタートを制したのは#9ファーマンだが、何とその後方でタイトルを争う2
人、#64コロネルと#1本山が接触★☆■△!!2台は絡むようにグラベルへ。譲れ
ない2人の意地が悪い形で出てしまった。
今シーズンのタイトルはスタート直後僅か10秒で決まってしまった。
1周目 9-6-19-56-14-10-5-55-65-11……
5周目 スタートでエンジンストールした#2山西ピットでレースを終える。
クラッチトラブルのようだ。
9-6-19-56-14-10-5-55-65-11……
10周目 #9ファーマン-(2.5秒)-#6クルム-#19影山-#56脇阪-#14道上-#10加藤-#5田中
#9ファーマンが後続を引き離している
20周目 #9ファーマン-(4.4秒)-#6クルム-#19影山-#56脇阪-#14道上-#10加藤-#5田中
やはり順位変動はない。期待は車も人も疲れてくる後半か?
25周目 #9ファーマン-(3.3秒)-#6クルム
トップ2車の差が縮まってきたが、これは周回遅れの処理によるもの。
30周目 #9ファーマン-(4.5秒)-#6クルム-#19影山-#56脇阪-#14道上-#10加藤-#5田中
37周目 #5田中ミスを犯し9位にドロップ
40周目 #9ファーマン-(4.5秒)-#6クルム-#19影山-#56脇阪-#14道上-#10加藤-#55金石
60周目 #9ファーマン-(6.7秒)-#6クルム-#19影山-#56脇阪-#14道上-#10加藤-#55金石
レース三分の二を経過したが、順位変動は殆どない。淡々と周回数を
消化している。サポートレースで見られたバトルもFニッポンでは難
しいようだ。
80周目 #9ファーマン-(4.1秒)-#6クルム-#19影山-#56脇阪-#14道上-#10加藤-#55金石
ここで一句「ファーマン快調、レースは単調」
#6クルム、#19影山、#56脇阪が接近。2位争いを展開
83周目 #5田中がピットイン。エンジントラブルでリタイア
87周目 #56脇阪が1コーナーアウトから#19影山をパス。初めての?パッシング
シーンだ。
FINISH #9ファーマン-#6クルム-#56脇阪-#19影山-#14道上-#10加藤-#55金石
「スタートしたらそのままだろう」というドライバーの予想どおりの順位変
動の少ない展開となり、ポールスタートのファーマンが逃げきって初優勝を果
たした。Gフォースにとっても待ち望んだ優勝だ。
新たな試みとなった東ショートコースによる開催は、関係者の思惑とは裏腹
にバトルを生み出すことはなかった。コロネルと本山がお互いに引けなかった
訳も判るというものだが、それにしれも何か物足りなさの残ったレースだった。
■決勝暫定結果
P.-No.Driver---------Team------------------Car---------------Laps-Goal Time--
1 9 R.ファーマン SHIONOGI NOVA G.ForceGF03/MF308 90 1:07'34.833
2 6 M.クルム 5ZIGEN Reynard 99L/MF308 90 - 2.284
3 56 脇阪寿一 ARTA Reynard 99L/MF308 90 - 3.441
4 19 影山正美 BE BRIDES IMPUL Reynard 99L/MF308 90 - 4.193
5 14 道上 龍 SPEEDMASTER MOONCRAFT Lola B99-51/MF308 90 - 5.844
6 10 加藤寛規 SHIONOGI NOVA G.ForceGF03/MF308 90 - 6.344
7 55 金石勝智 ARTA Reynard 99L/MF308 90 - 6.933
8 65 光貞秀俊 PIAA NAKAJIMA Reynard 99L/MF308 90 - 8.028
9 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO Reynard 99L/MF308 90 - 9.697
10 62 P.ダンブレック LEYJUN Reynard 99L/MF308 90 - 10.162
・
・
-----------------------------------------------------------------------------
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (1999-11-13) Qualifying-Session
For Super Endurance Series Rd.6 スポーツランド菅生(JPN) : 3.704256km
P No. Cl. Car------------------------------------ Best-LapT -Behind -Km/h--
1 32 C-1 日産プリンス千葉GTRファルケン 1'29.747R 148.588
2 23 C-1 プリンス東京フジツボ・GT-R 1'30.042R 0.295 148.101
3 10 C-1 エンドレス アドバン GTR 1'30.436 0.689 147.456
4 8 C-1 ダイシンアドバンGTR 1'31.040 1.293 146.478
5 1 C-1 日産アルティアGT-R 1'31.388 1.641 145.920
6 11 2 三菱プーマランサーエボ VI 1'32.336R 2.589 144.422
7 9 C-2 MTCI座間三菱ランサーRC 1'32.670R 2.923 143.901
8 33 C-3 BPビスコガンマRX-7 1'33.501R 3.754 142.622
9 25 N ADVAN ALTEZZA 1'33.710 3.963 142.304
10 14 C-3 レーシングスパルコFD3S 1'33.809R 4.062 142.154
11 4 N ケージーエム アルテッツァ 1'34.298 4.551 141.417
12 38 N エスペリア・ジアラ・アルテッツァ 1'34.613 4.866 140.946
13 27 C-2 WAKO’S BMW M3 1'34.895R 5.148 140.527
14 2 C-2 アイフェル DUNLOP インプレッサ 1'35.313R 5.566 139.911
15 26 N エンドレスアドバンGMSランサー 1'35.398R 5.651 139.786
16 20 C-2 RSオガワADVANランサー 1'35.457R 5.710 139.700
17 16 C-2 ハローズ仙台ロータス阿部エボV 1'35.694R 5.947 139.354
18 28 N CWEST WAKO’S DC2 1'36.073 6.326 138.804
19 37 N ネッツカストロールアルテッツァ 1'36.393 6.646 138.343
20 31 C-2 ジャラーナアドバンシルビア 1'36.422 6.675 138.302
21 39 N ウエスティン INTEGRA 1'36.462 6.715 138.244
22 35 C-2 インギングMONZAセリカ 1'36.464 6.717 138.241
23 30 C-2 RSオガワADVANランサー 1'36.590 6.843 138.061
24 22 N BP ADVAN INTEGRA 1'36.631 6.884 138.003
25 54 C-4 BPビスコベータアンクルシビック 1'36.975 7.228 137.513
26 36 N ネッツカスカトロールアルテッツァ 1'37.130 7.383 137.294
27 77 C-4 ギャザズ・ドライダー・シビック 1'37.190 7.443 137.209
28 17 C-2 ファルケン渡辺商会インプレッサ 1'37.322 7.575 137.023
29 53 C-4 5ZIGENシビック 1'37.489 7.742 136.788
30 3 C-3 杉戸宿BPμDLオールージュ7 1'37.529 7.782 136.732
31 7 N TOYOTA CELICA 1'37.757 8.010 136.413
32 87 C-4 FALKEN★パルサー 1'37.986 8.239 136.094
33 6 C-2 ファルケンマジョーラEVO IV 1'38.027 8.280 136.037
34 55 C-4 TUBE.DC.CIVIC 1'38.074 8.327 135.972
35 45 C-3 FKマッシモアドバンインテグラ 1'38.350 8.603 135.590
36 88 C-4 神奈川日産パルサー 1'38.397 8.650 135.526
37 34 C-3 SPOON S2000 1'39.401 9.654 134.157
38 89 C-4 アウトプットRCシビック 1'39.563 9.816 133.939
39 71 C-4 PMC・Sパルサー 1'39.583 9.836 133.912
40 21 C-3 オートアゼックスMR2 1'42.348 12.601 129.222
------------------------------------以上予選通過---------------------------
18 C-3 クーガーマスター・セルラーRX-7
・
5 C-3 TAC-BRIG・チェイサー
****************************************************************************
竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
スーパー耐久シリーズ'99第8戦(最終戦)
SUGOスーパー耐久レース
「チャンプ・プリンス千葉がポールポジションからスタート」
スーパー耐久第8戦(最終戦)は、第2戦のハイランドや、第4戦TI
などと同様に日曜日の1デイイベントとして開催された。
公式予選は、午前8時45分から1時間で行われ、9:30過ぎの時点での
トップタイムは前戦の富士で久々のPPを奪取した#10エンドレスアドバン
GTR(木下みつひろ/土屋武士組)が、1分33秒438をラップモニター
の最上部に記録していた。だが、残り5分ほどでタイヤ規制のあるこのレ
ースではいつものように、GTR勢がコースイン。#23プリンス東京フジ
ツボGTR(砂子智彦/山田英二組)が30秒042のコースレコードで暫定
ポール。だが、さらにタイムを更新してきたのは既にシリーズタイトルを
前回の富士で決定している#32 日産プリンス千葉GTRファルケン(竹内
浩典/近藤真彦組)の竹内で、1分29秒747というレコードタイムで堂々
のポールポジションを獲得した。#10エンドレスもタイムを更新したが、
30秒436で3位。4位には#8 ダイシンアドバンGTR(福山英朗/大八木
信行組)の31秒040、5位に#1日産アルティアGTR(粕谷俊二/桧井保
孝組)の31秒388、6位はクラス2のPPで#11 三菱プーマランサーエボ
VI(木下隆之/中谷明彦組)の1分32秒336というこちらもコースレコー
ド。7位に前回の富士のクラス2のウイナー、MTCI座間三菱ランサー
ARC(市村秀明/川崎俊英組)の32秒670、とこれまたレコードタイム。
8位にはクラス3のチャンプ#33 BPビスコガンマRX-7(三好正巳
/村松康生組)が33秒501とコースレコードのPP。9位にはNプラスク
ラスのPPで、#25 ADVAN ALTEZZA(織戸学/新田守男組)の
33秒710、総合25位には#54 BPビスコベータアンクルシビック(山内伸
弥/浅見武組)が36秒975でクラス4のPPというグリッドになった。
1999年全日本F3選手権シリーズ第10戦 99-11-14
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
F3 決勝正式結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
P. No. Driver Type Team/Car Lap Total Delay
-------------------------------------------------------------------------------
1 55 金石 年弘 F399 MF204B ARTA399無限 41 33'12.753 166.18Km/h
2 3 セバスチャン・フィリップ F399 3S-GE カストロール富士通テンF399 41 33'24.970 12.217
3 15 リスト・ビルタネン F399 3S-GE 5ZIGEN DALLARA 41 33'31.868 19.115
4 87 マウリシオ・メディアーニ F399 GDI 阪急交通社 HKSラリーアート 41 33'35.570 22.817
5 38 五味 康隆 F399 3S-GE プロキダイ芙蓉実業 F399 41 33'41.935 29.182
6 18 密山 祥吾 F399 3S-GE イエローハット 399 41 34'02.212 49.459
7 17 黒澤 治樹 F399 MF204B ライアン 戸田無限ホンダ 40 32'52.790 1Lap
8 71 内山 清士 F399 3S-GE NIHONKIZAIダラーラ 40 33'21.903 1Lap
以上 規定周回数完走:
8 井上 智之 F398 3S-GE ESSO TOM'S 20 16'31.771 21Laps
77 伊藤 大輔 F399 MF204B スピードマスターF399ホンダ 0 41Laps
9 谷川 達也 F399 3S-GE ThreeBond 0 41Laps
5 滑川 健 F397 3S-GE INGING トステムF398 0 41Laps
開始時刻: 10:47'25
終了時刻: 11:20'37
Fastest Lap
No.55 金石 年弘 ARTA399無限 48.245 5/41 167.42Km/h
規定周回数 36
提供:鈴鹿サーキットランド
スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (1999-11-13) Qualifying-Session
For Super Endurance Series Rd.6 スポーツランド菅生(JPN) : 3.704km
P No. Cl. Car------------------------------------ Best-LapT -Behind -Km/h--
1 32 C-1 日産プリンス千葉GTRファルケン 1'29.747 148.578
2 23 C-1 プリンス東京フジツボ・GT-R 1'30.042 0.295 148.091
3 10 C-1 エンドレス アドバン GTR 1'30.426 0.679 147.462
4 8 C-1 ダイシンアドバンGTR 1'31.040 1.293 146.467
5 1 C-1 日産アルティアGT-R 1'31.398 1.651 145.894
6 11 2 三菱プーマランサーターボ VI 1'32.234 2.487 144.571
7 9 C-2 MICIザマ三菱ランサーRC 1'32.576 2.829 144.037
8 33 C-3 BPビスコガンマRX-7 1'33.501 3.754 142.612
9 25 N ADVAN ALTEZZA 1'33.710 3.963 142.294
10 14 C-3 レーシングスパルコFD3S 1'33.804 4.057 142.152
11 4 N ケージーエム アルテッツァ 1'34.298 4.551 141.407
12 38 N エスペリア・ジアラ・アルテッツ 1'34.613 4.866 140.936
13 27 C-2 WAKO’S BMW M3 1'34.895 5.148 140.517
14 2 C-2 アイフェル DUNLOP インプレッサ 1'35.313 5.566 139.901
15 26 N エンドレスアドバンGMSランサー 1'35.396 5.649 139.779
16 20 C-2 RSオガワADVANランサー 1'35.457 5.710 139.690
17 16 C-2 ハローズ仙台ロータスエボ 1'35.692 5.945 139.347
18 28 N 道新スポーツ CWEST WAKO’S 1'36.073 6.326 138.794
19 37 N ネッツカストロールアルテッツァ 1'38.393 8.646 135.522
20 31 C-2 ジャラーナアドバンシルビア 1'38.422 8.675 135.482
21 39 N ウエスティン INTEGRA 1'38.462 8.715 135.427
22 35 C-2 インギングMONZAセリカ 1'38.464 8.717 135.424
23 30 C-2 RSオガワADVANランサー 1'38.540 8.793 135.320
24 22 N BP ADVAN INTEGRA 1'36.831 7.084 137.708
25 54 C-4 BPビスコベータアンクルシビック 1'36.975 7.228 137.503
26 36 N ネッツカスカトロールアルテッツァ 1'37.136 7.389 137.276
27 77 C-4 ギャザズ・ドライダー・シビック 1'37.180 7.433 137.213
28 17 C-2 ファルケン渡辺商会インプレッサ 1'37.322 7.575 137.013
29 53 C-4 5ZIGENシビック 1'37.489 7.742 136.779
30 3 C-3 杉戸宿BPポルシェクラブ関西 1'37.757 8.010 136.404
・
・
****************************************************************************
* FAX不鮮明のため、一部タイム誤りの可能性があります
提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
金石、連勝でシーズンを締めくくる!
スタートでPP#77伊藤がエンジンストール。この影響で77伊藤、9谷川、
5滑川が接触。コース脇にストップ。77伊藤も1コーナーでストップ。戦わず
して3台が戦列を去る。
1周目 55金石-17黒澤-15ヴィルタネン-3フィリップ-87メディアーニ
10周目 55金石-3フィリップ-17黒澤-15ヴィルタネン-87メディアーニ-38五味
15周目 55金石-(6.2)-フィリップ-17黒澤-15ヴィルタネン-87メディアーニ-38五味
48秒台前半を刻み続ける#55金石は独走状態へ。
20周目 55金石-(7.3)-フィリップ-17黒澤-15ヴィルタネン-87メディアーニ-38五味
21周目 7位#8井上、2コーナーでコースアウト。これで走行しているのは8台。
25周目 55金石-(8.1)-フィリップ-17黒澤-15ヴィルタネン-87メディアーニ-38五味
各車の間隔が空き、パレードランになってしまった。
30周目 55金石-(9.5)-フィリップ-17黒澤-15ヴィルタネン-87メディアーニ-38五味
35周目 55金石-(10.1)-フィリップ-17黒澤-15ヴィルタネン-87メディアーニ-38五味
37周目 17黒澤突如ペース落ち、4位にドロップ。その後持ち直す
40周目 17黒澤またもペースダウン。1周残してストップ。
FINISH 55金石-フィリップ-15ヴィルタネン-87メディアーニ-38五味-18密山
前戦もてぎで初優勝を飾った金石が、マカオGP参戦組の抜けたちょっと寂しい
レースをきっちり制してシーズンを締めくくった。
■決勝暫定結果
P.-No.Driver------------- Car---------------------Laps---Goal Time-
1 55 金石 年弘 (JPN) Dallara F399/Mugen 41 33'12.753
2 3 S.フィリップ (FRA) Dallara F399/Toyota 41 - 12.217
3 15 R.ヴィルタネン(FIN) Dallara F399/Toyota 41 - 19.115
4 87 M.メディアーニ(ITA) Dallara F399/HKS 41 - 22.817
5 38 五味 康隆 (JPN) Dallara F399/Toyota 41 - 29.182
6 18 密山 祥吾 (JPN) Dallara F399/HKS 41 - 49.459
・
・
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第10戦 99-11-14
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
フォーミュラ・ニッポン フリー走行結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver Type Team Time Delay
------------------------------------------------------------------------------
1 1 本山 哲 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 43.103 187.39Km/h
2 62 ピーター・ダンブレック レイナード 99L MF308 LEYJUN 43.177 0.074
3 64 トム・コロネル レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 43.351 0.248
4 2 山西 康司 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 43.404 0.301
5 9 ラルフ・ファーマン Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 43.439 0.336
6 11 立川 祐路 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 43.474 0.371
7 56 脇阪 寿一 レイナード 99L MF308 ARTA 43.475 0.372
8 65 光貞 秀俊 レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 43.508 0.405
9 55 金石 勝智 レイナード 99L MF308 ARTA 43.518 0.415
10 20 野田 英樹 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 43.550 0.447
11 6 ミハエル・クルム レイナード 99L MF308 5ZIGEN 43.590 0.487
12 10 加藤 寛規 Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 43.630 0.527
13 19 影山 正美 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 43.683 0.580
14 14 道上 龍 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 43.813 0.710
15 12 飯田 章 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 43.846 0.743
16 15 影山 正彦 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 43.892 0.789
17 5 田中 哲也 レイナード 99L MF308 5ZIGEN 43.967 0.864
18 63 柴原 眞介 ローラ B99/51 MF308 LEYJUN 44.024 0.921
19 3 川本 篤 レイナード 99L MF308 ASAHI KIKO 44.342 1.239
20 36 玉中 哲二 レイナード 99L MF308 TAKAGI B-1 44.619 1.516
21 68 ルベン・デルフラー ローラ B99/51 MF308 DoCoMo DANDELION 45.760 2.657
開始時刻: 08:30'00
提供:鈴鹿サーキットランド
Fニッポン最終戦、決勝日朝、やや雲は多いものの鈴鹿の天候は晴れ。いい
天気になりそうだ。
8時30分から始まった朝のフリー走行では、昨日の予選で17位と低迷した#62
ダンブレックが好調。#1本山に次ぐ2番手のタイムをマークした。
各ドライバー、ピットインを繰り返してセッティングを確認しながらの走行と
なったが、予選上位陣はほぼ安泰。
セッション終了間際に#56脇阪が2コーナーでコースアウト。リアをスポンジ
バリアにヒットしたが、ダメージは小さいと思われる。
■フリー走行結果
P.-No.Driver---------Team------------------Car----------------Time-----
1 1 本山 哲 UNLIMITED Le Mans Reynard 99L/MF308 43.103
2 62 P.ダンブレック LEYJUN Reynard 99L/MF308 43.177
3 64 T.コロネル PIAA NAKAJIMA Reynard 99L/MF308 43.351
4 2 山西康司 UNLIMITED Le Mans Reynard 99L/MF308 43.404
5 9 R.ファーマン SHIONOGI NOVA G.ForceGF03/MF308 43.439
6 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO Reynard 99L/MF308 43.474
7 56 脇阪寿一 ARTA Reynard 99L/MF308 43.475
8 65 光貞秀俊 PIAA NAKAJIMA Reynard 99L/MF308 47.508
・
・
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第10戦 99-11-13
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
フォーミュラ・ニッポン 公式予選総合正式結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver Type Team BestTime 1st 2nd
------------------------------------------------------------------------------
1 9 ラルフ・ファーマン Gフォース GF03 SHIONOGI NOVA 41.913 42.920 ・41.913
2 64 トム・コロネル レイナード 99L PIAA NAKAJIMA 41.951 42.883 ・41.951
3 1 本山 哲 レイナード 99L UNLIMITED LeMans 42.033 42.375 ・42.033
4 6 ミハエル・クルム レイナード 99L 5ZIGEN 42.106 42.749 ・42.106
5 * 2 山西 康司 レイナード 99L UNLIMITED LeMans 42.124 42.530 ・42.124
6 *56 脇阪 寿一 レイナード 99L ARTA 42.133 42.593 ・42.133
7 14 道上 龍 ローラ B99/51 SPEEDMASTERMOONCRAFT 42.152 43.245 ・42.152
8 19 影山 正美 レイナード 99L BE BRIDES IMPUL 42.165 42.791 ・42.165
9 10 加藤 寛規 Gフォース GF03 SHIONOGI NOVA 42.200 42.763 ・42.200
10 55 金石 勝智 レイナード 99L ARTA 42.226 42.705 ・42.226
11 11 立川 祐路 レイナード 99L COSMO OIL CERUMO 42.348 43.193 ・42.348
12 5 田中 哲也 レイナード 99L 5ZIGEN 42.350 43.199 ・42.350
13 65 光貞 秀俊 レイナード 99L PIAA NAKAJIMA 42.457 42.916 ・42.457
14 15 影山 正彦 ローラ B99/51 SPEEDMASTERMOONCRAFT 42.500 43.329 ・42.500
15 20 野田 英樹 レイナード 99L BE BRIDES IMPUL 42.564 42.991 ・42.564
16 12 飯田 章 レイナード 99L COSMO OIL CERUMO 42.653 43.060 ・42.653
17 62 ピーター・ダンブレック レイナード 99L LEYJUN 42.923 42.988 ・42.923
18 3 川本 篤 レイナード 99L ASAHI KIKO 43.174 43.871 ・43.174
19 63 柴原 眞介 ローラ B99/51 LEYJUN 43.329 43.641 ・43.329
20 36 玉中 哲二 レイナード 99L TAKAGI B-1 44.312 45.624 ・44.312
21 68 ルベン・デルフラー ローラ B99/51 DoCoMo DANDELION 44.359 44.505 ・44.359
以上 予選通過車両:
予選通過基準タイム ( P.P. 107 % ) 44.847
ペナルティ No.2,56
黄旗表示区間の黄旗無視により、予選2回目の同時間内のラップタイムを全て抹消し、
更にベストラップタイムを削除した。
提供:鈴鹿サーキットランド
1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第10戦 99-11-13
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
フォーミュラ・ニッポン 公式予選 2回目結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver Type Team Time Delay
------------------------------------------------------------------------------
1 9 ラルフ・ファーマン Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 41.913 192.71Km/h
2 64 トム・コロネル レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 41.951 0.038
3 1 本山 哲 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 42.033 0.120
4 6 ミハエル・クルム レイナード 99L MF308 5ZIGEN 42.106 0.193
5 2 山西 康司 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 42.124 0.211
6 56 脇阪 寿一 レイナード 99L MF308 ARTA 42.133 0.220
7 14 道上 龍 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 42.152 0.239
8 19 影山 正美 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 42.165 0.252
9 10 加藤 寛規 Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 42.200 0.287
10 55 金石 勝智 レイナード 99L MF308 ARTA 42.226 0.313
11 11 立川 祐路 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 42.348 0.435
12 5 田中 哲也 レイナード 99L MF308 5ZIGEN 42.350 0.437
13 65 光貞 秀俊 レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 42.457 0.544
14 15 影山 正彦 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 42.500 0.587
15 20 野田 英樹 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 42.564 0.651
16 12 飯田 章 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 42.653 0.740
17 62 ピーター・ダンブレック レイナード 99L MF308 LEYJUN 42.923 1.010
18 3 川本 篤 レイナード 99L MF308 ASAHI KIKO 43.174 1.261
19 63 柴原 眞介 ローラ B99/51 MF308 LEYJUN 43.329 1.416
20 36 玉中 哲二 レイナード 99L MF308 TAKAGI B-1 44.312 2.399
21 68 ルベン・デルフラー ローラ B99/51 MF308 DoCoMo DANDELION 44.359 2.446
開始時刻: 15:10'00
ペナルティ No.2,56 黄旗表示区間の黄旗無視により、同時間内のラップタイムを全て抹消し、
更にベストラップタイムを削除した。
提供:鈴鹿サーキットランド
ファーマン+Gフォース初ポールゲット!
本山、コロネル2、3番手から一騎討ちへ!
午後3時10分、予選2回目が始まった。
日は傾き、かなり涼しくなってきた。風も最終コーナーから1コーナー方向
へ吹いている。条件は1回目より良さそうだ。
ターゲットタイムは、1回目に本山がマークした42秒375。
(以下、順位、タイムは1回目からの通算タイムです)
10分経過 #1 本山 (42.375)-#2 山西 (42.530)-#56脇阪 (42.593)-
#55金石 (42.705)-#6 クルム(42.749)-#10加藤 (42.763)
(1回目順位のまま変わらず)
16分経過 なかなかタイムアップならない#64コロネル、ショートカットで曲が
り切れずコースアウト。ピットに戻る。順位は8位のままだ。
25分経過 ここまで目立った動きはない。そろそろ各チーム、ニュータイヤに
換装して本格的なアタックに入る模様。
29分経過 #55金石 42.391 2位へ
31分経過 #55金石 42.226 トップ!!
35分経過 残り10分となって、本山、コロネル相次いでコースイン
#5 田中 42.564 4位へ
36分経過 #5 田中 42.350 2位へ
37分経過 #10加藤 42.200 トップへ
#14道上 42.394 4位へ
38分経過 #2 山西 42.270 3位へ
#9 ファーマン 41.913 トップ
#14道上 42.200 3位へ
39分経過 #2 山西 42.046 2位
#1 本山 42.033 2位
40分経過 #64コロネル 42.048 4位へ
42分経過 #5 クルム 42.106 5位
#64コロネル 41.951 2位へ
45分経過 #2 山西 41.888 トップへ
#56脇阪 41.923 3位へ
ファーマン&GフォースのPPが確定かと思ったが、最後の最後で山西が
大逆転。脇阪も最後でジャンプアップし、チャンピオンを争う2人を押し下
げた……が、この最終ラップでは最終コーナーでデルフラーがクラッシュし
て黄旗が出ていたため、山西、脇阪の黄旗提示時間内のタイムは抹消。さら
にペナルティとしてベストタイムも抹消になった。
この結果、ファーマンがPP、コロネル2位、本山3位となり、スタート
次第では本山にもチャンスが出てきた。
コロネル、本山とも、勝てばチャンピオンだけに、決勝は両者のスタート
に注目だ。
■予選結果
P.-No.Driver---------Team------------------Car----------------Time-----
1 9 R.ファーマン SHIONOGI NOVA G.ForceGF03/MF308 41.913
2 64 T.コロネル PIAA NAKAJIMA Reynard 99L/MF308 41.951
3 1 本山 哲 UNLIMITED Le Mans Reynard 99L/MF308 42.033
6 6 M.クルム 5ZIGEN Reynard 99L/MF308 42.106
4 2 山西康司 UNLIMITED Le Mans Reynard 99L/MF308 42.124
5 56 脇阪寿一 ARTA Reynard 99L/MF308 42.133
7 14 道上 龍 SPEEDMASTER MOONCRAFT Lola B99-51/MF308 42.152
8 19 影山正美 BE BRIDES IMPUL Reynard 99L/MF308 42.165
・
・
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
1999年全日本F3選手権シリーズ第10戦 99-11-13
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
F3 公式予選正式結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver Type Team Time Delay
-------------------------------------------------------------------------------
1 77 伊藤 大輔 ダラーラF399 MF204B スピードマスターF399ホンダ 47.337 170.63Km/h
2 55 金石 年弘 ダラーラF399 MF204B ARTA399無限 47.340 0.003
3 9 谷川 達也 ダラーラF399 3S-GE ThreeBond 47.511 0.174
4 3 セバスチャン・フィリップ ダラーラF399 3S-GE カストロール富士通テンF399 47.655 0.318
5 15 リスト・ビルタネン ダラーラF399 3S-GE 5ZIGEN DALLARA 47.679 0.342
6 17 黒澤 治樹 ダラーラF399 MF204B ライアン 戸田無限ホンダ 47.836 0.499
7 87 マウリシオ・メディアーニ ダラーラF399 GDI 阪急交通社 HKSラリーアート 47.894 0.557
8 38 五味 康隆 ダラーラF399 3S-GE プロキダイ芙蓉実業 F399 48.104 0.767
9 8 井上 智之 ダラーラF398 3S-GE ESSO TOM'S 48.454 1.117
10 71 内山 清士 ダラーラF399 3S-GE NIHONKIZAIダラーラ 48.688 1.351
11 18 密山 祥吾 ダラーラF399 3S-GE イエローハット 399 48.985 1.648
12 5 滑川 健 ダラーラF397 3S-GE INGING トステムF398 49.509 2.172
以上 予選通過車両:
開始時刻: 14:30'00
予選通過基準タイム ( 110 % ) 52.136
提供:鈴鹿サーキットランド
今季初優勝に向け伊藤がポール奪取!
マニング、松田、荒が1週間後に行われるマカオGPのため欠場。参加台数
も12台と寂しくなってしまったF3だが、連勝で締めくくりたい金石、2勝目
を目指すヴィルタネン、今季初勝利が欲しい伊藤など、今シーズンをリードし
てきた顔ぶれも健在だ。
特に伊藤は、この後マカオに飛ぶことになっているため、優勝して弾みをつ
けたいところだ。
午後2時30分から行われた東コースでの予選は、各チームタイヤ温存のため
なかなかコースインせず、静かな幕開けとなった。
開始7分、ようやく1台がコースに出るが後は続かず、開始10分を過ぎて本
格的なアタックが始まった。
14分経過 #55金石、最終コーナーでスピン
15分経過 #9谷川(47.511)-#77伊藤-#55金石-
#87メディアーニ-15ヴィルタネン-17黒澤
26分経過 #55金石がトップに躍り出た(47.353)
28分経過 #77伊藤がトップへ(47.337)
29分経過 #55金石 47.340をマークするも#77伊藤には届かず
伊藤が、金石とのアタック合戦を制してポールを奪った。伊藤は借り物のマ
シンだが気合十分だ。
■予選暫定結果
P.-No.Driver------------- Car--------------------Time-----
1 77 伊藤 大輔 (JPN) Dallara F399/Mugen 47.337
2 55 金石 年弘 (JPN) Dallara F399/Mugen 47.340
3 9 谷川 達也 (JPN) Dallara F399/Toyota 47.511
4 3 S.フィリップ (FRA) Dallara F399/Toyota 47.655
5 15 R.ヴィルタネン(FIN) Dallara F399/Toyota 47.679
6 17 黒沢 治樹 (JPN) Dallara F399/Honda 47.836
・
・
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第10戦 99-11-13
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
フォーミュラ・ニッポン 公式予選 1回目結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver Type Team Time Delay
------------------------------------------------------------------------------
1 1 本山 哲 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 42.375 190.61Km/h
2 2 山西 康司 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 42.530 0.155
3 56 脇阪 寿一 レイナード 99L MF308 ARTA 42.593 0.218
4 55 金石 勝智 レイナード 99L MF308 ARTA 42.705 0.330
5 6 ミハエル・クルム レイナード 99L MF308 5ZIGEN 42.749 0.374
6 10 加藤 寛規 Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 42.763 0.388
7 19 影山 正美 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 42.791 0.416
8 64 トム・コロネル レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 42.883 0.508
9 65 光貞 秀俊 レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 42.916 0.541
10 9 ラルフ・ファーマン Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 42.920 0.545
11 62 ピーター・ダンブレック レイナード 99L MF308 LEYJUN 42.988 0.613
12 20 野田 英樹 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 42.991 0.616
13 12 飯田 章 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 43.060 0.685
14 11 立川 祐路 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 43.193 0.818
15 5 田中 哲也 レイナード 99L MF308 5ZIGEN 43.199 0.824
16 14 道上 龍 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 43.245 0.870
17 15 影山 正彦 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 43.329 0.954
18 63 柴原 眞介 ローラ B99/51 MF308 LEYJUN 43.641 1.266
19 3 川本 篤 レイナード 99L MF308 ASAHI KIKO 43.871 1.496
20 68 ルベン・デルフラー ローラ B99/51 MF308 DoCoMo DANDELION 44.505 2.130
21 36 玉中 哲二 レイナード 99L MF308 TAKAGI B-1 45.624 3.249
開始時刻: 12:35'00
提供:鈴鹿サーキットランド
1999年全日本F3選手権シリーズ第10戦 99-11-13
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
F3 公式練習結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
Pos. No. Driver Type Team/Car Time Delay
------------------------------------------------------------
1 77 伊藤 大輔 ダラーラF399 MF204B スピードマスターF399ホンダ 47.285 170.82Km/h
2 55 金石 年弘 ダラーラF399 MF204B ARTA399無限 47.490 0.205
3 9 谷川 達也 ダラーラF399 3S-GE ThreeBond 47.618 0.333
4 3 セバスチャン・フィリップ ダラーラF399 3S-GE カストロール富士通テンF399 47.919 0.634
5 87 マウリシオ・メディアーニ ダラーラF399 GDI 阪急交通社 HKSラリーアート 48.066 0.781
6 15 リスト・ビルタネン ダラーラF399 3S-GE 5ZIGEN DALLARA 48.072 0.787
7 17 黒澤 治樹 ダラーラF399 MF204B ライアン 戸田無限ホンダ 48.299 1.014
8 38 五味 康隆 ダラーラF399 3S-GE プロキダイ芙蓉実業 F399 48.338 1.053
9 8 井上 智之 ダラーラF398 3S-GE ESSO TOM'S 48.883 1.598
10 71 内山 清士 ダラーラF399 3S-GE NIHONKIZAIダラーラ 49.030 1.745
11 18 密山 祥吾 ダラーラF399 3S-GE イエローハット 399 49.031 1.746
12 5 滑川 健 ダラーラF397 3S-GE INGING トステムF398 49.852 2.567
開始時刻: 10:15'00
提供:鈴鹿サーキットランド
1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第10戦 99-11-13
'99フォーミュラ・ニッポン第10戦 鈴鹿サーキット ミリオンカードカップレース WEATHER : Fine
フォーミュラ・ニッポン 公式練習結果表 COURSE : Dry
鈴鹿サーキット東コース
Pos.No. Driver Type Team Time Delay
-------------------------------------------------------------------------------
1 9 ラルフ・ファーマン Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 42.547 189.84Km/h
2 1 本山 哲 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 42.611 0.064
3 65 光貞 秀俊 レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 42.635 0.088
4 55 金石 勝智 レイナード 99L MF308 ARTA 42.781 0.234
5 64 トム・コロネル レイナード 99L MF308 PIAA NAKAJIMA 42.803 0.256
6 10 加藤 寛規 Gフォース GF03 MF308 SHIONOGI NOVA 42.814 0.267
7 6 ミハエル・クルム レイナード 99L MF308 5ZIGEN 42.849 0.302
8 2 山西 康司 レイナード 99L MF308 UNLIMITED LeMans 42.904 0.357
9 62 ピーター・ダンブレック レイナード 99L MF308 LEYJUN 42.925 0.378
10 14 道上 龍 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 42.954 0.407
11 56 脇阪 寿一 レイナード 99L MF308 ARTA 43.030 0.483
12 20 野田 英樹 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 43.236 0.689
13 11 立川 祐路 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 43.244 0.697
14 19 影山 正美 レイナード 99L MF308 BE BRIDES IMPUL 43.279 0.732
15 5 田中 哲也 レイナード 99L MF308 5ZIGEN 43.297 0.750
16 15 影山 正彦 ローラ B99/51 MF308 SPEEDMASTERMOONCRAFT 43.409 0.862
17 63 柴原 眞介 ローラ B99/51 MF308 LEYJUN 43.533 0.986
18 3 川本 篤 レイナード 99L MF308 ASAHI KIKO 43.717 1.170
19 68 ルベン・デルフラー ローラ B99/51 MF308 DoCoMo DANDELION 44.541 1.994
20 36 玉中 哲二 レイナード 99L MF308 TAKAGI B-1 44.565 2.018
21 12 飯田 章 レイナード 99L MF308 COSMO OIL CERUMO 4'18.285 3'35.738
開始時刻: 09:01'00
提供:鈴鹿サーキットランド
本山、貫祿の暫定ポール!コロネルは苦しい8位
11月14日、鈴鹿は朝から絶好のレース日和。
タイトルの決する最終戦は、日本のトップフォーミュラ史上初開催となる
東ショートコースレース。1周40数秒のコースは、当然のことだが従来に増
して予選グリッドの重要性が唱えられている。
午後1時35分、45分間の公式予選1回目が始まった。
10分経過 #2山西(42.641)-#56脇阪(42.924)-#9ファーマン(42.926)-
#19影山(43.042)-#64コロネル(43.165)-#10加藤(43.361)
20分経過 #2山西(42.641)-#9ファーマン(42.920)-#56脇阪(42.924)-
#10加藤(43.002)-#55金石(43.038)-#19影山(43.042)
タイトルを争う#1本山は思うようにタイムが伸びず、マシンの再チ
ェックを行っている。一方の#64コロネルも12位まで沈んでいる。
30分経過 #2山西(42.641)-#56脇阪(42.743)-#6クルム(42.749)-
#10加藤(42.763)-#19影山(42.791)-#55金石(42.908)
40分経過 #1本山 42.375! ようやく山西のタイムが更新された。
40分経過 #1本山(42.375)-#2山西(42.641)-#56脇阪(42.743)-
#6クルム(42.749)-#10加藤(42.763)-#19影山(42.791)
42分経過 #56脇阪 42.593 2位に浮上
43分経過 # 2山西 42.530 再び2位へ
45分経過 #55金石 42.705 4位へ
予選1回目暫定結果
1位 #1 本山 42.375
2位 #2 山西 42.641
3位 #56脇阪 42.743
4位 #55金石 42.705
5位 #6 クルム 42.749
6位 #10加藤 42.763
7位 #19影山 42.791
8位 #64コロネル 42.883
・
・
前半は冴えなかった本山だが、ディフェンディングチャンプの貫祿を見せ
一発のアタックで暫定ポールを奪取。チームメイト山西がこれに続いた。
本山とタイトルを争うコロネルは、セッティングに苦しんでいるようで8
位がやっと。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
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* Fuji International Speedway(4.400km) *
* ル・マン富士1000km *
* ル・マン富士1000Km レース正式結果表 *
* 1999.11.07 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2 ドライバー 3
車 名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム
-------------------------------------------------------------------------------
1 23 P エリック・コマス (F) 本山 哲 (J) 影山 正美 (J)
NISSAN R391 228 5:32'56.125 180.745 1'19.665
2 1 GTP 片山 右京 (J) 鈴木 利男 (J) 土屋 圭市 (J)
TOYOTA GT-One 227 5:34'02.789 1 Lap 179.353 1'18.806
3 61 P 加藤 寛規 (J) 脇阪 寿一 (J)
BMW V12 LM 222 5:34'13.169 6 Laps 175.311 1'20.872
4 35 500 ピエール・アンリ・ラファネル (F) 山路 慎一 (J) 土屋 武士 (J)
マツモトキヨシ・トムススープラ 211 5:34'00.836 17 Laps 166.724 1'27.763
5 6 500 野田 英樹 (J) ワイン・ガードナー (AUS)
RMK冷凍めんスープラ 209 5:32'56.726 19 Laps 165.674 1'28.191
6 32 500 木下 隆之 (J) 近藤 真彦 (J) 竹内 浩典 (J)
cdma One セルモスープラ 208 5:33'05.306 20 Laps 164.810 1'27.483
7 60 GTS 荒 聖治 (J) 岡田 秀樹 (J)
CHRYSLER VIPER GTS-R 203 5:34'24.076 25 Laps 160.216 1'29.416
8 11 500 和田 孝夫 (J) 木下みつひろ (J) 菊地 靖 (J)
エンドレス アドバンGT-R 200 5:33'56.204 28 Laps 158.067 1'29.344
9 16 GTS 羽根 幸浩 (J) アーンスト・パルムバーガー(D)
PORSCHE 911 GT2 198 5:33'41.377 30 Laps 156.601 1'31.324
10 81 GT 松田 秀士 (J) ドミニク・シュワガー (D)
STPアドバンタイサンGT3R 197 5:33'29.301 31 Laps 155.904 1'34.011
11 69 GTS ゲロルド・リード (D) クリスチャン・リード (D) マンフレッド・ユラス (A)
PROTON PORSCHE 911 GT2 185 5:33'41.893 43 Laps 146.313 1'34.679
12 15 GTS ウォルフガング・カウフマン (D) ボブ・ウォレック (F)
PORSCHE 911 GT2 180 5:33'10.857 48 Laps 142.578 1'29.834
13 91 300 石原 将光 (J) 高橋 規一 (J) 砂子 智彦 (J)
ダイヤモンドポルシェ 178 5:33'18.265 50 Laps 140.941 1'37.693
14 65 GT 織戸 学 (J) 鈴木 隆司 (J) 吉川とみ子 (J)
PORSCHE 993 RSR 176 5:33'23.460 52 Laps 139.321 1'40.171
15 17 GTS 池谷 勝則 (J) 野地 廣行 (J)
PORSCHE 911 GT2 167 5:33'39.632 61 Laps 132.087 1'31.714
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
24 P 寺田陽次郎 (J) フランク・フレオン (F) サトウ カイチ (J)
am/pm AUTOEXE 158 70 Laps 1'24.883
70 300 石橋 義三 (J) パトリック・バン・スクート (B) 原田 淳 (J)
外車の外国屋アドバンポルシェ 157 5:33'59.483 71 Laps 124.052 1'39.144
80 GT 田嶋 栄一 (J) 須賀 宏明 (J) 新田 守男 (J)
アドバンタイサンポルシェRSR 155 5:33'29.397 73 Laps 122.655 1'37.169
21 GTP 飯田 章 (J) 一ツ山 康 (J) 一ツ山幹雄 (J)
パーパスPCマクラーレンGTR 147 81 Laps 1'25.095
28 500 西澤 和之 (J) 黒澤 琢弥 (J) ピーター・ダンブレック (GB)
MTCIポルシェGT-II 115 5:33'42.253 113 Laps 90.932 1'31.730
10 GTS 麻生 英彦 (J) 桧井 保孝 (J) 余郷 敦 (J)
アビリティ・マリオポルシェ 74 154 Laps 1'33.522
64 GTS ステファン・オルテリ (F) 和田 久 (J)
PORSCHE 911 GT2 40 188 Laps 1'30.008
56 GTS ビンセント・ボッセ (B) ザビエ・ポンピドー (F)
CHRYSLER VIPER GTS-R 40 188 Laps 1'28.429
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 10:56'00 フィニッシュ 16:28'56.125
参加台数 : 23 台 出走台数 : 23 台 完走台数 : 15台
ベストタイム No. 1 ( 片山 右京 ) 1'18.806 191/227 201.000 km/h
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
決勝レース終了後の記者会見のコメント(要約)
LMGTPクラスウイナー
#23 NISSAN R391
エリック・コマス「レースで勝てる自信はあった。R391はルマン以来素晴ら
しい進化をエンジンでも、クルマでもシャシーでもルマンの時とは比較に
ならないぐらい素晴らしい進化を遂げていた。ルマンでは5位だった予選
が今回は2位だったので、追いつけると考えていた。タイヤも2スティン
トで良いラップタイムで絶対に勝てると思っていた。スタートはウエット
で、タイヤの選択がハードだったので暖まるまでグリップがなく苦労した
けれど、乾いてきてから長いラップを走るので、ソフトよりも展開を考え
れば正しい選択だった」
影山正美「エリックさんの2スティント用のセットだったので、タイムや
ペース配分考えながらガソリンが重かったけど2スティント行くんで、タ
イヤをいたわりつつピットと交信しながら大事に走りました。今回のレー
スはNISMOの社長から『絶対勝て』というプレッシャーがあったけれど、
予備予選が免除になったのであとは、社長が(日産に)プッシュするんじ
ゃないでしょうか」
本山哲「今回取りあえず391のクルマがルマンの本戦よりポテンシャルが
上がったしルマンの時でも接戦だったのが、ストレート速くなったし、決
勝ラップも良かった。結果的には、ペースカーも入って燃費も良かった。
そつなくこなした仕事になってしまったけれど、今回は自信がありました」
#1 TOYOTA GT-One
片山右京「スタートは急に雨が降り出したので気をつけようと思っていた
んですが、ミシュランタイヤは暖まりが良いので前半逃げました。クルマ
はダウンフォースをつけていたので、アンダーステアが出るようになった。
セーブした時にくだらないミスをしてしまった。クルマが低いんで黄旗が
見えなかったんです。また、最後にスタート・フィニッシュラインを間違え
て穴を埋めようと頑張ったんです。フォーミュラニッポンの3倍の距離は、
長いなあって感じましたね。クルマは速いんだけど…。土屋さんや利男さ
んやチームのがんばりをボクが台無しにしたんで申し訳ないです」
鈴木利男「クルマはすごく良かったです。すごく悔しいし日産には楽にさせ
過ぎちゃった。まあ、レースなんで黄旗とかしちゃいけないけど、しょっち
ゅうあること…。3人でまた思う存分走れたんで、ドライバーとしては楽し
めました」
土屋圭市「スタートはボクと利男さんはモニター見てたけど、右京のがんば
りでこのまま行ければなって言う流れはあった。ポルシェやスープラの陰に
なると(黄旗は)見えない。右京の責任ではないしボクが乗っている時もポ
ルシェの陰になると旗を振っていても見えない。もっと高い位置でないと…。
日産の作戦見つつウチも何パターンか2,1スティントにするか動きを見て
いく感じでした。朝のブリーフィングで毎回フレッシュに交換して攻めると
いう作戦だったけど、日産はタイヤ交換しないでそのまま行くんで、30秒や
られたなっていうのが本音。スタートラインのミスしょうがないし、バッテ
リーの電圧が下がって2分チョイのロス。それにしても日産のレース展開に
は素晴らしいものがあったかな」
GTSクラスウイナー
#60 CHRYSLER VIVER GTS-R
岡田秀樹「序盤のウチにライバルと思われるクルマが後退して、もともと自
分たちの範囲でやろうという中でミスなくやって楽が出来た。充分期待に応
えてくれた」
荒聖治「バイパーでは3回目のレースで、クルマも一番まともな、あすごく
良い(苦笑)のに乗せていただいて良いレース展開が出来て良かった。他が
ペナルティで脱落する中で、無理する必要もなく燃費やブレーキをセーブし
ました」
LMGTクラスウイナー
#81 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「敵があんまり居なくて緊張感もなかった。とにかく燃費良く走る
のがテーマだったんで、50周ノーチャージなど心がけていた。目標タイムも
あったし、その中で燃費良く走るのがテーマだったので、ほとんど完璧なレ
ースだった。来年ルマンに行って美味しいもの食べて、良い結果を残せるよ
うこれから良い夢を見ます」
ドミニク・シュワガー「当然、勝てたのは嬉しいけれど何よりチームのために
よかった。強烈なライバルも居なくて完走を心がけていた。ミスもなく、タ
イヤも良く、ポルシェも完全なサポートをしてくれた。耐久性が切れたエン
ジンを積み換えてのが良かった。ルマンに来年出れる手伝いが出来て良かっ
た」
GT500クラスウイナー
#35 マツモトキヨシ・トムススープラ
山路慎一「路面が濡れていた危ない状況でのスタートだったので、大事に行こ
うとまわりに翻弄されることなくペースを落として、予選から調子が良かった
クルマをあわてずに自分たちのペースを見つければと思っていました。耐久用
のクルマじゃなく、GTのシリーズでもトラブルはあって、不安材料はあった。
パーフェクトでビックリするぐらい完璧なレースでした」
土屋武士「初めてのスープラで、初めてのチームですべて初めてでした。絶対
ミスしないって言い聞かせてセーブしました。プッシュするのは仕事じゃない
のでピエールと山路さんに渡すことを考えました」
GT300クラスウイナー
石原将光「富士で表彰台なんて夢のようで、皆さんにたくさん迷惑をかけてしま
いました。クルマのセッティングは非常に良かった走りやすくして下さいました」
高橋規一「昨日、ミッションがいかれて予選は走れていない。嘆願書でも出せば
というところで出走させていただいて勝ったんで申し訳ない。3人のノーミスで
2人で砂子さんの貯金をつぶして勝たせてもらいました(笑)」
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JCG00146 竹下 恵一郎
ニッサン、ルマン24時間の雪辱なる!
トヨタ一人相撲のペナルティ、トラブルで自滅
■ルマン富士1000km決勝レポート(3)
レースは三分の二を迎え、快調に周回をこなす#23ニッサンがペナルティ
ストップと不測のトラブルで後退した#1トヨタに大量リードを築いている。
決勝のペースも、当初#1トヨタが速いと思われていたが、#23ニッサンも遜
色ないペースを維持している。この速さがトヨタの作戦を狂わせたようだ。ト
ヨタのトラブルがなかったとしても、両者互角の勝負だったと思われる。
ニスモは全日本GT選手権でも見事なピットワークを見せるが、今回もドラ
イバー交代、タイヤ交換を最小限にしロスタイムを極力抑えている。
150周目 順位 23-1-61-35-32-60-21-11-81-16-24-69-91-65
153周目 #61BMWピットイン。脇阪のままピットアウト。
157周目 #23ニッサンの背後に#1トヨタが迫る。
158周目 1コーナー手前で#1トヨタ(鈴木)が#23ニッサン(正美)の前に出る。
これで2ラップ遅れに。
160周目 #1トヨタは、またしても1分19秒台を叩き出す。
161周目 #23ニッサン、ピットイン。給油、タイヤ交換。影山→本山。
162周目 #1トヨタ、ピットイン。給油、タイヤ交換。鈴木→片山。
164周目 レース開始から4時間を経過。
167周目 6位走行中の#6スープラがスロー走行……と思うと、ペース戻る。
駆動系のトラブルか。
#21マクラーレンはガレージへ。リアの足回りトラブルでリタイア。
170周目 #1トヨタ(右京)1'19.472 ほとんどベスト(1'19.467)に近いタイムだ。
180周目 順位 23-1-61-35-6-32-60-11-16-81-24-21-69-91-65
#1トヨタ(右京)は時折1'19秒台をマークするなど、相変わらずハイペ
ースで追い上げるが、トップ#23ニッサン(本山)は大量リードに支えら
れ余裕の走行(1'22~23秒台)。周回遅れの処理も丁寧だ。
185周目 #24AUTOEXEが最終コーナーでストップ。
187周目 セーフィティカーラン。
188周目 セーフティカーランを利用し、#1トヨタ、ピットイン。給油、タイヤ
交換。
189周目 #23ニッサンもピットイン。給油、タイヤ交換。本山→コマス。最後は
エース・コマスに託すようだ。
190周目 セーフティカーラン解除。
192周目 #1トヨタ(右京)1'18.904 前がクリアになりファステスト!!
193周目 #1トヨタ(右京)1'18.806 ファステスト更新!!
195周目 #23ニッサン-(1周+58秒)-#1トヨタ
200周目 順位 23-1-61-35-6-32-60-11-16-81-69-24-91-65-15
201周目 #1トヨタにまたしてもペナルティの黒旗。セーフティカーラン解除の
際にコントロールライン前に前車を抜いてしまったようだ。
204周目 #1トヨタ、ペナルティピットストップ。20秒。
トラブルフリーで1000kmを走りきったニッサンR391が完勝。下馬評で有利と
言われていたトヨタGT-Oneはペナルティで自滅してしまった。BMW V12 LMは安
定した速さを見せたものの、前2車には届かず。
また、全日本GTを戦うスープラ3台がルマンスペシャルマシンに続き、耐
久性を含めた完成度の高さを窺わせた。
レース暫定結果(Top15)
P-No.Cls----Car--------------------------Drivers--------------Laps-Goal Time-
1 23 P NISSAN R391 コマス/本山/影山 228
2 1 GTP TOYOTA GT-One 片山/鈴木/土屋 - 1 Lap
3 61 P BMW V12 LM 加藤/脇阪 - 6 Laps
4 35 500 マツモトキヨシトムススープラ ラファネル/山路/土屋 - 17 Laps
5 6 500 RMK冷凍めんスープラ 野田/ガードナー - 19 Laps
6 32 500 cdma One セルモスープラ 木下/近藤/竹内 - 20 Laps
7 60 GTS CHRYSLER VIPER GTS-R 荒/岡田 - 25 Laps
8 11 500 エンドレス アドバンGT-R 和田孝夫/木下/菊地 - 28 Laps
9 16 GTS PORSCHE 911 GT2 羽根/パルムバーガー - 30 Laps
10 81 GT STPアドバンタイサンGT3R 松田/シュワガー - 31 Laps
11 69 GTS PORSCHE 911 GT2 Gリード/Cリード/ユラス - 43 Laps
12 15 GTS PORSCHE 911 GT2 カウフマン/ウォレック - 48 Laps
13 91 300 ダイヤモンドポルシェ 石原/高橋/砂子 - 50 Laps
14 65 GT PORSCHE 993 RSR 織戸/鈴木/吉川 - 52 Laps
15 17 GTS PORSCHE 911 GT2 池谷/野地 - 61 Laps
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
■ルマン富士1000km決勝レポート(2)
ルマン富士1000kmレースは、ペナルティストップで後退した#1トヨタが#23
ニッサンを追う展開となっている。70周を過ぎてその差1分30秒。コースでは
速い#1トヨタだが、ピットイン時間はタイヤの消耗が少ない#23ニッサンが有
利。互角の勝負だ。
天候は落ち着き、曇ってはいるものの時折陽も射して雨の心配はなさそうだ。
79周目 #23ニッサンピットイン。コマス→正美へ。
これで一時的に#1トヨタがトップへ。
83周目 #1トヨタ-(8.3秒)-#23ニッサン
85周目 #1トヨタピットイン。鈴木→土屋へ。40秒程度の素早いピット作業で
#23ニッサンと同一周回のままコース復帰。
86周目 #23ニッサン-(1'13.6)-#1トヨタ
90周目 #61BMWピットイン。加藤→脇阪へ。
92周目 #23ニッサン-(1'16.8)-#1トヨタ
#23ニッサン(正美)のペースが速く#1トヨタ(土屋)は逆に差を開かれている
95周目 #23ニッサン-(1'17.4)-#1トヨタ
ほぼ1周の差がある両者。#1トヨタの背後に#23ニッサンが迫る恰好だ。
100周目 順位23-(1'15.4)1-61-35-32-6-60-11-21-81-15-16-17-24-91
105周目 #23ニッサン-(1'13.9)-#1トヨタ
110周目 #23ニッサン-(1'12.0)-#1トヨタ
111周目 クラッシュから復活して12位を走行していた#24AUTOEXEがピットロー
ド入口でストップ。ガス欠か?なんとかピットへ戻ることに成功。
114周目 レース折り返しを迎えた。スタートから2時間49分20秒を経過。
晴れ間が出て穏やかな天候になった。気温17度。路面温度22度。
115周目 #61BMWピットイン。
#23ニッサン-(1'12.0)-#1トヨタ
120周目 #23ニッサン-(1'13.8)-#1トヨタ
121周目 #23ニッサン、ピットイン。給油のみ。#1トヨタに抜かれることなく、
トップでコース復帰。
122周目 #23ニッサン-(8.8秒)-#1トヨタ
125周目 #23ニッサン-(8.5秒)-#1トヨタ
126周目 #1トヨタ、ピットイン。給油、タイヤ交換。土屋→鈴木
ピットアウトしようとしたが、エンジン始動せず!助手席に搭載され
たバッテリーを交換してピットアウト。作業時間3分50秒。
#23ニッサンはこの間に3周のリードを築く。勝負あったか?!
134周目 #1トヨタ(鈴木)は何と1'19秒台を連発。必死の追い上げを敢行。
140周目 順位(Top10)
P-No.Cls----Car--------------------------Drivers--------------Laps-Goal Time-
1 23 P NISSAN R391 コマス/本山/影山 140
2 1 GTP TOYOTA GT-One 片山/鈴木/土屋 - 3 Lap
3 61 P BMW V12 LM 加藤/脇阪 - 5 Laps
4 35 500 マツモトキヨシトムススープラ ラファネル/山路/土屋 - 10 Laps
5 32 500 cdma One セルモスープラ 木下/近藤/竹内 - 12 Laps
6 6 500 RMK冷凍めんスープラ 野田/ガードナー - 12 Laps
7 60 GTS CHRYSLER VIPER GTS-R 荒/岡田 - 15 Laps
8 11 500 エンドレス アドバンGT-R 和田孝夫/木下/菊地 - 16 Laps
9 21 GTP パーパスPCマクラーレンGTR 飯田/一ツ山康/幹雄 - 16 Laps
10 81 GT STPアドバンタイサンGT3R 松田/シュワガー - 19 Laps
決勝レポート(3)につづく
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
■ルマン富士1000km決勝レポート(1)
11月7日ルマン富士決勝日、富士スピードウェイ上空は雲が垂れ込め、スタ
ート前には雨が降ってきた。強い降りではないが、コースを僅かに濡らす。
コースコンディションが変わったため、1周のフォーメイションの後、午前
11時セーフティカーランのままスタートが切られた。やや拍子抜けのスタート
だが、とりあえず1000km(228周)レースが始まった。
この状態が2周続いた後、セーフティカーランが解除。本格的なレーススタ
ートとなった。トップは#1トヨタだ。
昨日クラッシュした#24AUTOEXEは徹夜の作業をスタート直前まで行い、何と
かマシンをスタートに間に合わせたが、完全とは言えない状態のようだ。
4周目 #21マクラーレンが2位に浮上
5周目 #1トヨタが早くも5秒のマージンを築く。2位#21マクラーレン、3位
#23ニッサン、以下#61BMW、#11GTR、#6スープラと続く
6周目 #32スープラピットイン。タイヤをウェットからドライに交換して復帰。
#23ニッサンが2位に浮上。#1トヨタを上回るペースで追い上げる。
上位のオーダーは予選順に戻った。
9周目 #21マクラーレンPIT。タイヤレイン→スリック。#11GTRもタイヤを交換。
10周目 順位 1-(5秒)-23-61-6-56-35-15-60-64-17
15周目 路面が乾くにつれ、#1トヨタ、#23ニッサンの差が広がる。
20周目 #1トヨタ-(17.5秒)-#23ニッサン-(32.6秒)-#61BMW
24周目 7位走行中の#15ポルシェの左リアタイヤがバースト。ゆっくりとコー
スを回りピットへ。
25周目 #1トヨタ-(19.8秒)-#23ニッサン-(45秒)-#61BMW
#1,#23は1'20~21秒台、#61は1'22秒台。4位#6スープラは1'28秒台。
29周目 #35スープラが#6スープラを抜きN-GT500クラストップへ。
30周目 1-(21.7秒)-23-61-35-6-56-60-21-64-17
36周目 ストレートで#1トヨタが#61BMWを周回遅れに。これで同一周回は
#1トヨタ、#23ニッサンの2台のみ。
39周目 #23ニッサンピットイン。給油のみ。ドライバーはコマスのまま。
42周目 #61BMWピットイン。給油、タイヤ交換。加藤のまま。
43周目 #1トヨタピットイン。給油、タイヤ交換。右京→鈴木へ。
ピットストップ時間の差で#23ニッサンがトップに立った。
45周目 #23ニッサン-(14.8秒)-#1トヨタ
48周目 ダンロップコーナーで#64ポルシェがストップ。セーフィティカーが入る。
50周目 順位23-1-61-35-6-32-21-60-81-11-17-16-15-28-91-65-69-64-56-10
51周目に入るところでセーフィティカーラン解除
55周目 #23ニッサン-(5.0秒)-#1トヨタ
56周目 #1トヨタにペナルティストップの黒旗提示。黄旗追い越し。
トヨタのピットでは納得がいかない様子。
61周目 #1トヨタ、ペナルティのピットイン(1分)。これは痛い。
#23ニッサンとの差は1周+20秒
70周目 順位(Top10)
P-No.Cls----Car--------------------------Drivers--------------Laps-Goal Time-
1 23 P NISSAN R391 コマス/本山/影山 70
2 1 GTP TOYOTA GT-One 片山/鈴木/土屋 - 1 Lap
3 61 P BMW V12 LM 加藤/脇阪 - 3 Laps
4 35 500 マツモトキヨシトムススープラ ラファネル/山路/土屋 - 5 Laps
5 32 500 cdma One セルモスープラ 木下/近藤/竹内 - 6 Laps
6 6 500 RMK冷凍めんスープラ 野田/ガードナー - 6 Laps
7 60 GTS CHRYSLER VIPER GTS-R 荒/岡田 - 7 Laps
8 21 GTP パーパスPCマクラーレンGTR 飯田/一ツ山康/幹雄 - 8 Laps
9 11 500 エンドレス アドバンGT-R 和田孝夫/木下/菊地 - 8 Laps
10 81 GT STPアドバンタイサンGT3R 松田/シュワガー - 9 Laps
決勝レポート(2)につづく
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
*******************************************************************************
* Fuji International Speedway(4.400km) *
* ル・マン富士1000km *
* ル・マン富士1000Km 公式予選正式結果表 *
* 1999.11.06 SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2 ドライバー 3
形 式 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 1 GTP 片山 右京 (J) 鈴木 利男 (J) 土屋 圭市 (J)
T/GT-ONE /TOYOTA TOYOTA GT-One 1'16.349 58 207.468
2 23 P エリック・コマス (F) 本山 哲 (J) 影山 正美 (J)
N/R391 /NISSAN NISSAN R391 1'16.814 53 206.212
3 61 P 加藤 寛規 (J) 脇阪 寿一 (J)
B/V12LM /BMW BMW V12 LM 1'18.941 69 200.656
4 24 P 寺田陽次郎 (J) フランク・フレオン (F) サトウ カイチ (J)
A/LMP99/X-TUNING am/pm AUTOEXE 1'22.176 21 192.757
5 21 GTP 飯田 章 (J) 一ツ山 康 (J) 一ツ山幹雄 (J)
M/F1GTR /BMW パーパスPCマクラーレンGTR 1'22.795 41 191.316
6 35 500 ピエール・アンリ・ラファネル (F) 山路 慎一 (J) 土屋 武士 (J)
T/JZA80 /TOYOTA マツモトキヨシ・トムススープラ 1'25.012 79 186.327
7 32 500 木下 隆之 (J) 近藤 真彦 (J) 竹内 浩典 (J)
T/JZA80 /TOYOTA cdma One セルモスープラ 1'25.749 69 184.725
8 6 500 野田 英樹 (J) ワイン・ガードナー (AUS)
T/JZA80 /TOYOTA RMK冷凍めんスープラ 1'26.404 11 183.325
9 56 GTS ビンセント・ボッセ (B) ザビエ・ポンピドー (F)
C/VIPER/CHRYSLER CHRYSLER VIPER GTS-R 1'27.105 59 181.849
10 11 500 和田 孝夫 (J) 木下みつひろ (J) 菊地 靖 (J)
N/BCNR33 /NISSAN エンドレス アドバンGT-R 1'27.581 34 180.861
11 60 GTS 荒 聖治 (J) 岡田 秀樹 (J)
C/VIPER/CHRYSLER CHRYSLER VIPER GTS-R 1'27.825 42 180.359
12 15 GTS ウォルフガング・カウフマン (D) ボブ・ウォレック (F)
P/993GT2/PORSCHE PORSCHE 911 GT2 1'28.726 23 178.527
13 64 GTS ステファン・オルテリ (F) 和田 久 (J)
P/993GT2/PORSCHE PORSCHE 911 GT2 1'30.244 42 175.524
14 16 GTS 羽根 幸浩 (J) アーンスト・パルムバーガー(D)
P/993GT2/PORSCHE PORSCHE 911 GT2 1'30.516 42 174.997
15 28 500 西澤 和之 (J) 黒澤 琢弥 (J) ピーター・ダンブレック (GB)
P/993GT2/PORSCHE MTCIポルシェGT-II 1'31.144 60 173.791
16 17 GTS 池谷 勝則 (J) 野地 廣行 (J)
P/993GT2/PORSCHE PORSCHE 911 GT2 1'31.496 37 173.122
17 81 GT 松田 秀士 (J) ドミニク・シュワガー (D)
P/996GT3/PORSCHE STPアドバンタイサンGT3R 1'32.664 44 170.940
18 69 GTS ゲロルド・リード (D) クリスチャン・リード (D) マンフレッド・ユラス (A)
P/993GT2/PORSCHE PROTON PORSCHE 911 GT2 1'34.430 71 167.743
19 80 GT 田嶋 栄一 (J) 須賀 宏明 (J) 新田 守男 (J)
P/993RSR/PORSCHE アドバンタイサンポルシェRSR 1'37.323 20 162.757
20 70 300 石橋 義三 (J) パトリック・バン・スクート (B) 原田 淳 (J)
P/993GT2/PORSCHE 外車の外国屋アドバンポルシェ 1'38.499 58 160.814
21 10 GTS 麻生 英彦 (J) 桧井 保孝 (J) 余郷 敦 (J)
P/993GT2/PORSCHE アビリティ・マリオポルシェ 1'31.418 29 173.270
22 65 GT 織戸 学 (J) 鈴木 隆司 (J) 吉川とみ子 (J)
P/993RSR/PORSCHE PORSCHE 993 RSR 1'39.170 42 159.726
23 91 300 石原 将光 (J) 高橋 規一 (J) 砂子 智彦 (J)
P/993RSR/PORSCHE ダイヤモンドポルシェ 1'39.884 16 158.584
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
予選終了後の記者会見のコメント(要約)
LMGTPクラス
#1 TOYOTA GT-One
片山右京「結果ポールポジションで本当に良かった。チームのみんな全スタ
ッフに感謝したいです。前評判でトヨタは楽だろうって言われてましたけど、
日産も一生懸命だしBSもテストしてきたんで、かなりハードにやらなきゃい
けないと思いました。クルマもルマン用し、レースラップはコンマいくつか
の差だし、1回目の予選は行ったらオイル出て、後半にリカバーしました。
午後も、オイルが出たし日差しもあったんで。(1回目と2回目の流れにつ
いては)1回目に本当はもっとクルマのバランスをつくって1回で予選を終
わる予定だったんですが、オイルがいっぱい出ていたんでみんなでクオリフ
ァイしようということで、利男さんに代わってもらって土屋さんにその後、
乗ってもらいました。午後は、BSとNISMOのコンビが来ると予想して戦闘態
勢を取っていました。ダウンフォースを減らして15.9秒がターゲットタイム
だったんですが、シュミレーションは16.5秒だったのでコンマ2秒は速かっ
た。ただ、1コーナーからヘアピン立ち上がりまでオイルが出ていたのと、
太陽がまぶしくて100Rの立ち上がりは誰もいないことを祈って、アクセルを
踏んでいました」
土屋圭市「4周ぐらいしか乗っていないですから決勝で慣れたい(笑)ピット
ストップは向こうに合わせたいし、ルマンみたいな余裕は全くないですよ」
GTSクラスPP
#56CHRYSLER VIVER GTS-R
ビンセント・ボッセ「今日は良い結果だったけれどレースは長いんで…。ザビ
エが良いタイムを出してくれてチームとしても喜んでいる。チームの2台の
クルマがカテゴリーの上位2台なのでレースもこの2台の勝負になりそうだ」
ザビエ・ボンビドー「アタックラップはトラフィックもなくて良いラップだっ
たが、1つ2つのミスがあったからもうちょっと良いタイムが出たと思うが、
満足している。27.1秒が出せると昨日のシュミレーションと合っていた。ビ
ンセントと組んで3回目なので、良いコンビネーションでレースができるだ
ろう」
LMGTクラスPP
#81 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「朝はちょっとトラブルがあって、走り始めてエンジンを新しいのに
載せ換えてたんですが、コースにオイルがいっぱい出ていてライン上の危ない
ところにあって『誰だ?危ないな』って思ってピットに入ってきたら自分だっ
た(笑)赤旗の原因になって申し訳なかったんですが、気づかなかった。予選
タイヤ履いて出ていったら飛び出したりして、午後は切り替えていったらGT
300で勝てたその流れに戻ったかなと思ってる。タイヤも心配ないので、後は
自分たちのミスがなければいける。是非勝ってルマンにいきたい」
GT500クラスPP
#35 マツモトキヨシ・トムススープラ
山路慎一「僕たちは今回GTで使っているタイヤとクルマと同じ体制で、武士
君に加わってもらって昨日今日とみんなでやってきた結果です。今回初めて予
選担当して昨日から今日にかけては個人的には楽しい時間を過ごしています。
アタックの経験は全くないんで、不安材料もあって様子を見ようと行ったら意
外と良い結果でした。スープラの耐久性は鈴鹿1000kmのデータぐらいしかない
し、気温も低いのでコンディションは楽だと思います。長いスタンスの中での
耐久性を証明したい」
土屋武士「まったく初めてのスープラですが、乗りやすいです! 今回、声を
かけていただいてチャンスと思うんでミスをせずに自分のベストを尽くします。
障害は全くないです。チーム国光で鈴鹿1000km、今回もトムスで乗せていただ
いて自分のベストを尽くすのが大事とわかっています」
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JCG00146 竹下 恵一郎
予選2回目は、14時50分から70分で予定通り開始された。晩秋の午後
の日差しは、コース上に長い影を落としている。最終コーナーから立ち上
がってくるマシンは逆光になる状況だ。
#23 NISSAN R391(エリック・コマス/本山哲/影山正美組)の影山が1分19
秒252を今回も開始早々にマークし、ラップモニターの最上部につける。
これに対して#1 TOYOTA GT-one(片山右京/鈴木利男/土屋圭市組)の鈴木が
まずは1分21秒283を出す。10分後には19秒976と20秒を切る。この
2台に続くのは、#61 BMW V12 LM(加藤寛規/脇坂寿一組)の20秒955だ。
開始20分#23が19秒158とタイムを更新。すると直後に#1 TOYOTA GT-
oneも片山が18秒840と午後のセッションのトップタイムを更新する。
だが、その後に#23も17秒643を出し、再び逆転する。
30分経過時点での順位は
#23 1'17.643 NISSAN R391
# 1 1'18.427 TOYOTA GT-one
#61 1'20.955 BMW V12 LM
#24 1'22.176 am/pm AUTOEXE
#32 1'25.749 マツモトキヨシ・トムススープラ
# 6 1'26.441 RMK冷凍めんスープラ
残り半分となった段階で、#23 コマスが17秒049と午前中のベストタイ
ムに迫る。これを見ていたかの様に#1 片山も17秒600と更新。
15時30分少し前に#24 am/pm AUTOEXEのフランクフレオンが1コーナー
でブレーキロックからクラッシュ、タイアバリアへ右フロントを直撃する形
で大破し、コース上は赤旗中断。ドライバーは救急車で搬送される。
回収作業後に残り32分でセッションは再開されることとなった。
15:45から32分間で残りの予選セッションが再開される。
10分後、タイヤ交換を行い出ていった#1 TOYOTAの片山が1分16秒349とこ
れまでの最速ラップをマークし、午前中のタイムも更新してのトップタイム
をマークする。15分後#23コマスも16秒814と自らの午前中のトップタイム
を更新。#61 BMW V12 LM の加藤も18秒941とベストラップを更新し3位の座
を不動のものにする。残り10分あまり、アタックに出た#23コマスが1コーナ
ーでコースアウト。大した影響はないようで再びコースに復帰。
残り7分、コース上では再びアタックに出た#1 TOYOTAと#23 R391の熾烈な
戦いが続く。#1 片山は16秒370とタイム更新にはわずかに及ばず。
この結果、総合トップは#1 TOYOTAが、2番手に#23 NISSAN、3位は
#61 BMW、4位は AUTOEXEだが明日の出走は不可能の模様。5番手は午前中に
タイムをマークしている#21 マクラーレンGTR、6番手は#35 スープラ、7位に
#32 スープラ、8位は#6 スープラとなる。
(2回目予選暫定結果/トップ10)
# 1 TOYOTA GT-one 1'16.349
#23 NISSAN R391 1'16.814
#61 BMW V12 LM 1'18.941
#24 am/pm AUTOEXE 1'22.176
#35 マツモトキヨシ・トムススープラ 1'25.074
#32 cdma One セルモスープラ 1'25.749
# 6 RMK冷凍めんスープラ 1'26.441
#21 パーパスPCマクラーレンGTR 1'26.655
#11 エンドレスアドバンGTR 1'27.581
#56 CHRYSLER VIPER GTS-R 1'28.483
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JCG00146@nifty.ne.jp
竹下 恵一郎
国内初のル・マンレギュレーションによる「ル・マン富士1000km」
の予選1回目が11時10分から予定通り開始された。天候には恵まれ、冠
雪の富士山も正面に見える晴天。だが、この季節にしては気温は高めのコ
ンディションだ。注目の#23 NISSAN R391(エリック・コマス/本山哲/影山正
美組)が1分17秒822を開始早々にマークし、ラップモニターの最上部に
つける。これに対して#1 TOYOTA GT-one(片山右京/鈴木利男/土屋圭市組)が
片山のドライブで10分後にまずは1分18秒518をマークし、直後に17秒
391のトップタイムをマーク。だが、意地の#23 NISSAN R391のコマスも開
始15分過ぎで16秒988。この後、Aコーナーで#81STPアドバンタイサン
GT3Rからオイルが出たため赤旗中断。
ここまでの順位は
#23 1'16.988 NISSAN R391
# 1 1'17.391 TOYOTA GT-one
#61 1'20.773 BMW V12 LM
#21 1'22.795 パーパスPCマクラーレンGTR
#35 1'25.012 マツモトキヨシ・トムススープラ
# 6 1'25.893 RMK冷凍めんスープラ
11:45から54分間で残りの予選セッションが再開。開始20分ほどで1分
16秒846に#1 TOYOTA が更新。さらに16秒574の暫定トップタイムをマー
クし、#23 R391のタイムアップはならず。
(1回目予選暫定結果/トップ10)
# 1 TOYOTA GT-one 1'16.574
#23 NISSAN R391 1'16.988
#61 BMW V12 LM 1'19.224
#21 パーパスPCマクラーレンGTR 1'19.795
#35 マツモトキヨシ・トムススープラ 1'25.012
#32 cdma One セルモスープラ 1'25.883
# 6 RMK冷凍めんスープラ 1'25.893
#56 CHRYSLER VIPER GTS-R 1'27.015
#60 CHRYSLER VIPER GTS-R 1'27.825
#15 PORCHE 911 GT2 1'28.726
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JCG00146@nifty.ne.jp
竹下 恵一郎
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート4 99/10/24
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
■レース終了後のコメント
#36カストロール・トムス・スープラ(GT500 優勝)
関谷正徳「優勝はうれしいです。チャンピオンを逃したことについては、自分たち
のやるべきことをやって、ベストな状態でベストな結果を出したわけですから、し
かたないですね。チーム(タイトルが獲れたこと)はよかったと思います。これ以
上ない最高の仕事をしたということでしょう」
黒澤琢弥「結果的には勝ててうれしいんですけど、ボクがプッシュして走っても道
上クンに抜かれて、自分のパートも予定よりも5周ぐらい早く入っちゃたんで、ボ
クは関谷さんに優勝をプレゼントしてもらったかな、という感じです。16番が想像
以上に速くて、つらいレースてしたけれど、今はホッとしてます」
*26 STPアドバンタイサンGT3R(GT300 優勝)
松田秀士「最高ですね。前回のTIも勝てるなって実感があったんですけど、トラブ
ルが出てしまってリタイアしてしまったので。とにかくウチのクルマはコンスタン
トにいい状態で走れるのと、ヨコハマタイヤが最初から最後までグリップが変わら
ないので、すごく楽でした。シュワガーもがんばってくれたので、ボク自身はほん
とうに楽なレースでした。今日はとてもいい気分で帰れます」
ドミニク・シュワガー「当初来日したのはJGTC参戦のためではありませんでした。
こういったチャンスを与えられたのはラッキーだと思います。全体的にはついてい
ない1年でしたが、こういったかたちで2回優勝できて、ほんとうによかったと思
います。まだこのクルマのレースがあと1戦残っていますので、ぜひともいい成績
をおさめて、来年がいい年になるようにつなげていきたいと思っています」
#1 ペンズオイル・ニスモGT-R/No.2 ARTAゼクセルスカイライン(GT500 2位/3位)
岡寛NISMO監督「シリーズを通してチャンピオンを獲るというのが目標でしたから、
ドライバータイトルを獲れたということで目標は達成できたと思います。当然、コ
マス選手も本山選手もがんばっているんですが、チーム全体が力を出せたというこ
とだと思います。今年、クルマとしては残念ながらほかより1秒も遅れるものしか
造れませんでした。そういう状況でチャンピオンを獲れたということは、昨年より
価値があると思います。(ピット作業の速さなど)小さなことを拾い集めていった
結果です。まあ、欲をいえばチームタイトルもほしかったですけどね。
今日のレースで、最後にNo.2が前に出たのはドライバーにまかせていた結果です。
No.1のほうは4位以内にいればチャンピオンになれることは知っていましたからね。
GT300のほうは、くわしくは調べてみないとわからないんですけどちょっとトラ
ブルが出てしまいました。まあ、シリーズチャンピオンは獲れませんでしたが、新
型シルビアが出たときに速さをアピールしようという考えがあったので、それは充
分見せられたと思います。シリーズ全戦ポールポジション、7戦3勝ですからね。
土屋選手はきっちり仕事をしたし、井出選手も成長しました。得るものは大きかっ
たと思います」
*19 ウエッズスポーツセリカ(GT300 2位)
織戸学「今までのなかでもこれだけ迫力のあるレースができたのはなくて、いい
レースでした。ボクの目標であり夢であったMR2の前を走れたし、2位を譲っても
らったかたちだけどチャンプの可能性はあったし、ベストをつくせた。シリーズ
(タイトルを)逃したのは惜しかったけれど、まあまたひとつ成長できた。終わり
よければすべてよしですね」
原貴彦「勝てなかったけれど、なんかすっきりしました。勝てるつもりでがんばっ
て、チームもドライバーも精一杯やりました」
坂東正明監督「No.25は最後ブレーキがつらかったみたいだし、スローパンクチャー
もしてたみたいなんだけど、ウチはもうプッシュするだけ、ガンガンいくだけの状
況だった。そこで当たったちゃったらなんにもならないから、土屋(春雄No.25監
督)さんと『バンちゃんとこ何点? ウチは何点』って相談して、ウチが前にいっ
てもNo.25がチャンピオンということがわかったんで、先にいかせてもらった。で
も、ホントは最後ピットウォールに立ってポルシェ(No.26)に念力を送ってたんだ
けどね。最後にポルシェがガス欠で止まってウチが先にゴールしてチャンピオンっ
ていう予定だったんだけどな(笑)。そういうことは抜きにして今回のレースはお
もしろかったね。今年1年タイヤを開発してきて、タイヤ屋さんもよろこんでいる
と思うよ」
*25 モモコルセ・アペックスMR2(GT300 3位)
長谷川勇総監督「最後の最後はNo.19はもう前へいかせようという話になった。高木
がスピンしたときは心臓が止まるかと思ったよ(笑)。でも、井出くんも突っ込ん
でしまったようだからお互いさまかな。新田だったら安心だけど、高木だと胃が痛
いよ(笑)。タイヤのエアが抜けてきちゃって、保つか保たないかもわからなかっ
た。チームもタイトルが獲れたし、新田はドライバーでも獲れたから(よかった)」
*15 ザナヴィARTAシルビア(GT300 4位)
土屋武士「ボクが乗っているときはクルマはまったく快調だったんだけど、井出選
手に代わってからABSがおかしくなっちゃってペースが上げられなかった。チャンピ
オンを獲れなかったのは残念ですけど、精一杯やったから悔いはないです。シリー
ズチャンピオンというのは1年間を通しての結果だから、それが向こう(No.25)の
ほうが上だったということです。親父(土屋春雄No.25代表)には『ニギリはいって
こいだな』と言われました。今回、予選はこっちが上で決勝は向こうが上だったん
で」
*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(GT300 5位)
松本晴彦「最初はついていくつもりがポルシェにスッといかれて、ダイシンさんを
抜いてからもちょっとペースが上がらなくて、今いちプッシュできなかった。もっ
といきたかったですね。シーズンは、けっこうクルマを仕上げてもらって、戦闘力
もトップを走れるポテンシャルになって、2位1回、4位2回でしたか。今年から
Aドライバーになってプレッシャーはありましたけれど、山野さんとお互いにいい
ところを探って、ベストな状態にクルマを仕上げて、入賞もできました。でも勝ち
たかったです」
#12カルソニックスカイライン(GT500 7位)
星野一義「スタートはアウトからズバッといっちゃったよ。クルマはすごくよかっ
たけど、タイヤはきつかったね。それはほかもいっしょだけど。ピットインでNo.1
と順位が入れ替わったのは、ピットロードで前に遅いクルマがいてつっかえちゃっ
たから。ガソリン(補給量)をギリギリせめてたから、最後に足りなくなってもう
1回はいらなきゃいけなかった」
#100 RAYBRIG NSX(GT500 9位)
高橋国光「たいへんいい雰囲気で終わったんじゃないかな。クルマの状態はよかっ
たけど、ブレーキはちょっと深かった。なにがなんでもチェッカーを受けなきゃい
けないと思ったんで、とにかくチェッカーを受けることだけを考えました。ホンダ
で育って、鈴鹿から4輪を始めて、ホンダのモータースポーツの夢が詰まっている
もてぎでフィニッシュできたのはうれしい。かなえられなかったことはあるけれど、
ここまで来られたんで、みなさんに感謝してます」
飯田章「もうちょっと上のポイント圏内でゴールできればよかった。今日は密集し
たところにいたんで、前に詰まって抜けなかった。ボクはまだまだ(未熟)ですね」
#18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「エンジンがいってしまったのでしょうがないですね。(ハンディウェイ
トを)90kg積んでるとエンジンにも負担がかかるみたい。朝、ブレーキが調子よかっ
たからそこそこ追い上げられると思ってた。3位にはなれると思ってたのに…。そ
のかわり、オールスターではブッちぎる。(オートポリスは未経験だが)走ったこ
とないとこで速よ走らなあかんのや」
■タイトルホルダー・インタビュー
○GT500 ドライバーズ・チャンピオン
#1 ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「今回のレースに関しては、4位でフィニッシュすればチャンピ
オンシップはとれるということがわかっていましたので、4位狙いでレースを考え
ていました。予選の順位は6位だったんですけど、その順位に関しては、後方から
チャンピオンシップを狙えるいい順位であると考えていました。チームも本当にい
い仕事をしてくれましたし、ピットストップの際も、本当にいい仕事をしてくれた
と思いました。ちょうど前後にいたのが日産のクルマだったので、チャンピオンを
とれるように応援してくれるという話がありましたので、不安には思っていません
でした」
○GT300ドライバーズ・チャンピオン
*25 モモコルセ・アペックスMR2
新田守男「最高にうれしいです。チャンピオンを獲ることを目的にずっとやってき
たので、すごくうれしいです。今年のGT300はつねに接近戦が続いてたんでかなり苦
しい状態だったんですけど、そのなかでチャンピオンが獲れたので、ほんとうにチー
ムのスタッフに感謝します。正直、最後の最終コーナー立ち上がってくるまで、ずっ
と不安には思ってたんですね。完璧な状態のクルマで走ってたわけではなかったの
で。高木真一クンが最後に『バイブレーションが出てきた』っていうんで、スロー
パンクチャーじゃないかっていう疑いも出てきて、土屋(春雄監督)さんと二人で
最終コーナー出てくるまでドキドキしてました」
○GT500チーム・チャンピオン
#36/37 TOYOTA Castrol Team TOM'S
館信秀監督「(シーズン)前半はクルマのトラブルが多かったんですね。2台つね
に完走することができなくて、片方、もしくは両方ダメなときもあったんですけど、
ちょっと前半戦苦しかったのが、(最終戦までもつれこむ)こういう結果となった
んじゃないかと思います。来年に向けては、もう少し早い時期から開発をしなけれ
ばいけないんじゃないかな、と思います。No.36(のドライバーズタイトル)に関し
ては、コマス選手がずっといいところにいましたからね。最後の最後まで『つぶれ
ろつぶれろ』と思ってましたけど(笑)、非常にコマス選手は今年安定していまし
たし、正直いいまして、獲れればいいな、という油断がありましたね。台数的には
NISMOさんと互角にやってたわけですから、そのなかでチームチャンピオンを獲れた
ことは充分だと思います」
○GT300チーム・チャンピオン
*25 MOMOCORSE Racing Team with Tsuchiya
土屋春雄監督「序盤の展開からいってこんなにうまくいくとは思ってなかった。新
田くんが乗ってる序盤にエンジンがちょっとバラつきまして、いつ止まるのかな、
という不安があって、今日はほんとうに疲れました。ラスト2周ぐらいのところで
タイヤのバイブレーションが出てきて、スローパンクチャーじゃないかってうこと
だったんですね。でもなんとかゴールできたんで(ホッとしました)。
親子でチャンピオンを争えるのは、ありがたいことですね。こういうチャンスっ
てなかなかないと思いますんで。ただ、サーキットに来ちゃうと関係ないですね。
この仕事やってるかぎりは、どっちが上に立つか、親子ということは関係なくいつ
も勝負です」
☆ポイントランキング(全戦終了、全7戦)
◎ドライバーポイント
[GT500]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. Driver 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1 1 E.コマス 77 15 8 6 20 12 4 12
2 36 関谷正徳/黒澤琢弥 73 10 2 20 1 10 10 20
3 1 本山 哲 69 15 - 6 20 12 4 12
4 18 脇阪寿一/金石勝智 47 20 15 12
5 64 T.コロネル 41 10 3 20 8
6 12 星野一義/影山正美 40 1 12 8 6 8 1 4
7 2 鈴木亜久里 38 8 15 15
8 2 M.クルム 38 8 - 15 15
9 37 鈴木利男 38 12 10 15
10 16 中子 修/道上 龍 36 12 12 2 10
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. Driver 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1 25 新田守男 73 3 20 15 15 8 12
2 15 土屋武士/井手有治 72 2 20 20 20 10
3 25 高木真一 70 - 20 15 15 8 12
4 19 織戸学/原 貴彦 70 20 15 12 8 15
5 7 松本晴彦/山野哲也 58 10 10 15 15 8
6 61 R.ファーマン 42 15 8 12 3 4
6 61 中谷明彦 42 15 - 8 12 3 4
8 26 松田秀士/D.シュワガー 40 - - - - 20 20
9 81 福山英朗/大八木信行 33 1 12 10 10
10 77 小林且雄/谷川達也 31 10 3 12 6
◎チームポイント
[GT500]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. TEAM 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
-------------------------------------------------------------------------------
1 36/37 TOYOTA Castorl TEAM TOM'S
97 12 10 20 15 10 10 20
2 1/2 NISMO 76 15 8 6 20 12 15 15
3 16/18無限×童夢プロジェクト 71 20 12 12 15 12 10
4 64 Mobil 1 NAKAJIMA RACING 33 10 3 20 8
5 12 TEAM IMPUL 36 1 12 8 6 8 1 4
6 100 チーム国光with MOONCRAFT 32 20 4 8 2
7 6 ESSO Tiger Team LeMans 31 - 3 8 20 2
8 38 TOYOTA TEAM CERUMO 31 4 15 3 6 3
9 35 マツモトキヨシ TEAM TOM'S 21 15 6 6
10 3 ハセミ・モータースポーツ 24 6 4 4 10 3
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. TEAM 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
------------------------------------------------------------------------------
1 25 MOMOCORSE Racing with Tsuchiya
73 3 20 15 15 8 12
2 15 NISMO 72 2 20 20 20 10
3 19 RACING PROJECT BANDOH 70 20 15 12 8 15
4 7 RE雨宮レーシング 58 10 10 15 15 8
5 26 TEAM TAISAN Jr. with ADVAN
48 8 20 20
6 61 チーム・テイボン・ラリーアート 42 15 8 12 3 4
7 81 TEAM DAISHIN 33 1 12 10 10
8 77 CUSCO RACING 31 10 3 12 6
9 14 アルタRACING TEAM 27 6 8 4 - 6 - 3
10 70 TEAM GAIKOKUYA 24 4 6 3 10 1
*ポイント計算はGTインサイドレポート班による非公式のものです
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート3 99/10/24
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
■朝のフリー走行終了後のコメント
#36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「クルマはボチボチ。いや、完璧かな? クルマも人間も全部快調。最初
は遅いクルマがいっぱいいたからタイムが出なかったけど、最後に帳尻は合わせた
でしょ? あのタイムが出るってことは大丈夫ってこと。ぜんぜん問題ない。勝つ
自信? あるある! オレっちは勝ちに来たんだから。ハッキネンの例もあるから
レースはわからないけど、100点満点の走りをするから大丈夫。でも、スピンしたら
ごめんね(笑)」
黒澤琢弥「最初は昨日50周以上走ったタイヤだったからタイムが出なかったけど、
後半関谷さんに代わったときは7~8周しかしてないタイヤだから、最後にタイム
が出た。タイヤが減ってない状態と減った状態を見ただけだよ。ハンドリングはどっ
ちでも変わらない。ウチのクルマは金曜日からギヤ比も足回りもなんにも変えてな
いんだけど、いいときってそんなもんだよ。今のところオレがスターターの予定だ
けど、当てられないように気をつけないとね。NSXが全体的に速いから、ブレーキン
グで突っ込まれないぐらいのマージンを1周目で稼がないと。16号車は失うものが
ないから強引に抜いてくるかもしれないけど、オレたちは当てられたら困る。オー
プニングラップをトップで帰ってこられたら、その後は徐々にマージンを稼げると
思う。とにかく今日は勝ちたい」
#16 Castrol無限NSX
道上龍「ベストタイムはもっと出せたと思いますが、ちょうど36号車の後ろについ
たので、そのままずっとついて走っていました。向こうは昨日走り込んでタイヤを
使っていたと思うので、タイムが出てなかったんでしょう。でも後ろについて走っ
たことでスープラの速さを見ることができました。コーナー自体はNSXのほうが速い
と思いますよ。でもストレートは負けてますね。だからブレーキングやコーナリン
グを生かせるように走りかたをいろいろ考えないと。でも、今日は勝ちます」
*19 ウエッズスポーツセリカ
織戸学「金曜の満タンセットとは違っているけれど、クルマはそんなに悪くはない。
トータルで走れるようなセットです。午後、レースに向けて温度しだいでセットを
変えます。(事前の)テストではタイム的によくなかったけど、材料を集めて金曜
に持ってきて、いい方向でそれを合わせていって、予選は僅差だったけれど3位に
上がれて、シリーズ1―2―3のグリッドになった。観てるほうはおもしろいんじゃ
ないかな。ポイントは、ウチは2台から離れてるけれど、チャンプの可能性があれ
ば獲りたいし、そのためにはいい順位でゴールしないと可能性はない。トップに実
力で入ってチェッカーを受けたい。まわりのことはその後でしょう」
原貴彦「テストは悪くはなかったけれど、ここまで調子はよくなかった。でもタイ
ヤがうまく使えるようになったし、いいタイヤなんで目一杯(性能を)引き出す方
向でセットしてます。スタートは織戸くんです。ウチが勝っても向こうが2位、3
位だとタイトルは獲れないけど、とにかく勝つレースをしたい。開幕戦から勝って
ないんで、最後を勝って締めくくりたい」
*26 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「こんなもんじゃないですかね。特別、速くも遅くもない。このペースを
どこまで維持できるかで勝負は決まるんで、どこまで集中して走れるかですね。ド
ミニクがスタートで遠慮なくかき回すだろうからね。チャンピオン争いなんか知っ
たこっちゃないから(笑)。辛抱強くいって、後半勝負でしょうね」
*25 モモコルセ・アペックスMR2
高木真一「早めにピットインしたのはシフトのフィーリングが変わったから。戻っ
てくるバネが強くて、ちょっと気になっただけです。ちゃんと入るし戻ってくるん
だから問題はないんだけど。(チャンピオン争いの3台が)満タンでみんな同じぐら
いのタイム。決勝はムチャムチャおもしろいと思いますよ」
新田守男「すごいレースになるよ。これだけ3台とも調子いいことってないんだか
ら。しかも最終戦だよ。カギを握っているのはGT500のマシンと*26のタイサン。あ
いだに入ってくるとややこしくなるね。決勝がすごく楽しみです」
*15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「おあつらえむきのレース。意識的にやろうとしてもムリっていうレース
になるだろう。でもウチはみんなより一手一手先手を打ってるから。昨日も午前中
にタイムを出して、午後は決勝用セッティングをやってるし。やるべきことはやっ
たので、自分たちのやってきたことを信じるだけです。いつも勝たなきゃいけないっ
ていうレースをして来たから、自信があります。プレッシャーもやる気もいつもと
同じ。ただ違うのは、今日の一戦で今年全部の成果が出るということ。チャンピオ
ン獲ったところから来年をスタートさせたいんで、今日は次のスタートを切るため
のレースだと思ってます」
#100 RAYBRIG NSX
高橋国光「クルマは問題ない。快調。ただ、やはり重いね。ボクの走りは軽いとき
も重いときも同じなんだけど、アキラはガンッといくからね。ブレーキがきつそう
だね。なんせトラブルが恐いんでトラブルなしでいきたい。後半ブレーキがハード
だろうから、そのぶん遅れないようにしないと」
#6 ESSO Tiger Supra
野田英樹「昨日トラブルが出てフルタンクのテストができなかったんで、ちょっと
ギャンブルをしてセッティングを変えたんですけど、それがいい方向にいきました。
フルタンクにして今朝走ってみてすごくよくなっていたので、昨日テストできなかっ
たことも影響ないです。前回のTIではタイヤチョイスに問題があったんですけど、
それも今回は大丈夫です。このままいけばかなりいけそうです」
#1ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「フリー走行でポジションが後ろなのは、古いタイヤを履いて出
てそのまま換えないで走ったから。ライバルは古いタイヤでスタートしてその後で
タイヤを換えた。はじめはボクらのほうが速かったよ。最初の15分は5位以内にいた
からね。そうとう走ったタイヤでのタイムだから、タイムに非常に満足している
よ」
#32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「(フリー走行中)プロペラシャフトが折れて止まってしまった。今、ス
ペアに交換しているので決勝は大丈夫です。でも予選グリッドが悪くていろいろセッ
ティングを変えたのが確認できないまま終わってしまいました。決勝はボクがスター
トで、40周くらいまで引っぱる予定。タイヤは固めを選んでいるんで大丈夫」
#88ノマドディアブロGT-1
和田久「カムシャフトにトラブルが出て、走行中にストップしてしまった。今、反
対側のバンクからパーツを取って直していますがグリッドに並べられるかどうか…」
*61 テイボン・トランピオ・FTO
駒塚守エンジニア「ファーマンが走行中、1コーナーでコースアウトしてしまった
ようです。今、ディフューザーなどをちょっと直してますが、大きな問題はありま
せん」
■タイヤメーカーに訊く
◎ブリヂストン
「今回持ってきたのは2種類。ソフトとハードという分けかたをしてます。選んで
いるのはNSXが4台ともソフト、スカイラインもソフトですが#3だけソフトとハード
のコンビネーション。スープラは#6がソフト、#32、#38がハード。マクラーレン
(#30)はソフトです。構造的にはNSX、スカイライン、スープラはそれぞれ異なっ
ています。マクラーレンはいろいろテストしたんですが結果的にNSXと同じものに
なっています」
◎ヨコハマ
「今回、GT500は1台だけ(#39)です。従来の構造に加えて新しい構造のものを1
種類持ってきました。選んだのはリア用が新構造のソフト、フロントが従来構造の
ソフトです。GT300はほとんどソフトを選んでいますが、*20はミディアム、*25と*15
はその中間くらいのものを使っています。いつも固めを使っている*19も今回はソフ
トです。金曜の感触がよかったのと、今日の気温がそれほど上がらないとチームが
判断したようで…。*19はこのくらいの気温だと、タレがちょっと心配ですね」
◎トーヨー
「GT500(#88)はソフト、ミディアムのうちソフトをチョイス。GT300は*61がミディ
アム、*86がソフトです。*61は、ここでのテストに間に合わなかった構造のものを
持ってきて使っています。前回(TI)はアンダーが強くて摩耗がひどかったんです
が、今回はレースディスタンスは大丈夫です」
◎ミシュラン
「今回用意したタイヤは、プレスリリースにあるとおりドライが4種類。選んだの
は3台ともミディアムです。金曜の天候が安定していてロングのテストができたの
で、レースディスタンスでの保ちも大丈夫です。
今年1年間の目標は『トヨタ車で一番になる』ことでした。スープラはタイヤメー
カーが3社ありますから、そのなかで一番になればミシュランのパフォーマンスを
示すことになります。その意味では、(シーズン)序盤はスケジュール的に追われ
ながらやらなければいけない状況だったんですが、ここまでよくやってこれたと思
います。総合チャンピオンというのは、そのほかにいろいろなファクターがありま
すから…。もちろん獲れればそれにこしたことはありませんけれどね」
■決勝スタート直前情報
天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:24度 路面温度:31度
決勝日(24日)入場者数:4万2300人 予選日(23日):1万3000人
*86 BPアペックスKRAFTトレノはブレーキ系トラブルのためピットスタート
*71シグマテック911はエンジントラブルのためスタートできず
■レース中のコメント
#18 TAKATA童夢NSX
金石勝智「V字コーナーあたりで急にエンジン(の回転)が重くなった。メーターで
は水温はそんなに上がっていなかったんだけど…」
#32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「10周くらいでブレーキがなくなっちゃった…」
#37 カストロール・トムス・スープラ
鈴木利男「おととい出たのと同じ、ブレーキの前後バランスが狂っちゃう症状がま
た出てしまった。今、右京ががまんしながら走っている状態。目一杯踏まないよう
にいかないといけない。路面はホコリっぽいけどライン上は大丈夫だよ」
#100 RAYBRIG NSX
飯田章「クルマもブレーキも大丈夫。でも、密集したところにいたんでコツコツ当
たってしまって、ペースを上げられなかった。もっとペースを上げたかったんだけ
ど、前につかえてしまって抜けなかった」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「思ったより気温が高かったけどクルマの調子はよかった。序盤は前のクル
マについていけなかったんだけど、後ろが離れてからはラクなレースになった。ポ
ルシェがすごく速かったんで、ムリしないで先にいかせた。MR2とシルビアはそんな
にペースが速くなかったんでついていった。いいバトルができたよ」
●リタイア(GTインサイドレポート班調べ)
No. 原因 周回数
----------------------------------------------------
*71 エンジントラブル 0L
*86 駆動系トラブル 2L
#39 エキゾースト破損 4L
#18 オーバーヒート 11L
*355 ステアリングトラブル 24L
*81 エンジントラブル 32L
*72 デフトラブル 37L
*111 ミッショントラブル 37L
*GTインサイドレポート4に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート2 99/10/23
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
■予選2回目終了後のコメント
*61 テイボン・トランピオ・FTO
中谷明彦「午後も一応アタックはしたんですが、気温が上がると思って午前中にタ
イヤを使っちゃったのでタイムアップできませんでした。タイヤは、TIでベースゴ
ムまで出ちゃうくらい摩耗してしまったので、今回は固めのものです。もちろん柔
らかいほうがタイムはいいんですが、保たなきゃしょうがないですからね」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「2回目は、午前中悪かったところを直して中古タイヤで出ていったんだけ
ど、気温と路面温度が下がったので結局朝の状態に戻した。それでニュータイヤを
履いてアタックにいったんだ。コース上にはけっこう砂利とか出ていたね。だけど、
確実にタイムを出そうと思って気合いを入れていったよ。そうしたらハーフスピン
しちゃって…。その後仕切り直して、もう2周アタックしたらベストタイムが出た。
自分のなかでは久々にいい走りだったと思うし、おもしろい予選だった。タイム的
にも、2回目はザナヴィに勝ってるし、MR2ともコンマ1秒差。最終戦だから、予選
から1-2-3にいないとおもしろくないもんね。明日はどこまでいけるかわから
ないけど、プッシュしていくしかないでしょう」
#12 カルソニックスカイライン
星野一義「もう一声だったね。午前中とはちょっとセットを変えてよくなったんだ
けど。予選アタックをやったのは久々だからね。どんどん乗らないようにしてきて
るから。でも、ちょっと乗れば大丈夫。体力的にはぜんぜん大丈夫だし、明日はが
んばるよ」
*111 JIM GAINER F355
真希遊世「午前中に電圧が上がらなくなってエンジンが吹けなくなってしまったん
です。そのまま走ってもタイムが出ないんで、午後は走行をせずにエンジンの積み
替えをやってました。明日には間に合います。間に合わせるために午後走らなかっ
たんですから。予定どおりに走れていれば2分は切れたはずなんですが…」
#88ノマドディアブロGT-1
和田久「午前中はデフのトラブルで走れませんでした。アッセンブリーで交換した
んで午後は問題なかったんですが、タイム的にはもうちょっといけたと思います。
ちょっと失敗してしまったんで…。でも上のほうには届かないですね。速すぎます
よ(苦笑)。決勝は、例によって燃費がきびしいので2回ピットになると思います」
*20 オートレットセリカ
松永雅博「午前中は1段低いギアで走ってたんですよ。2速でいくべきところを1
速とかね。午後には変えたんだけど、気づくのが遅かったですね。気づいていれば
ギア比もそれに合わせられたし、ちょっと残念。ここでのテストができていなかっ
たのが痛かったです。決勝は3分の2くらいまでボクが引っぱってピットインする
予定です。タイヤが保たなければ早めに入りますが、2回ピットというのは今のと
ころ考えていません」
佐藤久実「ここのコース自体はわりと走っているんですけど、このクルマではあま
り周回できてないんです。昨日もちょっとトラブルがあって思うように走れなかっ
たし…。予選2回終わってようやくリズムがつかめてきたところです」
#16 Castrol無限NSX
道上龍「午後はセットを変えていきましたが、よくもなく悪くもなくでしたね。午
前中失敗したなと思っていたS字もうまくまとめたし、出口のシフトアップもいい
感じで、回転を見てても悪くなかったんですが、ほかのところが遅かったんでしょ
う。明日のレースはけっこう荒れる気がするので、気をつけないとね。満タンです
ごくいいので、スタートで前に出たらこっちのもんなんですけどね」
#18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「1回目より若干ダウンフォースをつけていったら、クルマはかなりよく
なったけど、ブレーキがロックするみたいな感じでちょっとおかしかった。でも、
その後直して満タンでいったらすごくよかったので、まぁ明日を楽しみにしててく
ださい」
#37 カストロール・トムス・スープラ
鈴木利男「朝から右コーナーがアンダーステアで、2回目も直らなかった。午前中
とはいろいろ変えたけど効果がなかったね。でもぜんぜん平気。ペンズオイルが
ピットインして、出てきたときにオレが1コーナーにいるようにすればいいんで
しょ(笑)。オレの頭のなかには黄色いのしかないから(笑)」
#64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル「1回目はクラッチのトラブルがあって走れなかったけど、メカ
ニックがいい仕事をしてくれて直してくれたのでよかった。2回目の予選について
はとても満足しているよ。タイムもよかったし、クルマのバランスもよかった。た
だ、80kg積んでいるのでABSの具合がちょっとおかしかったんだけどね。明日のレー
スでは4位か5位でフィニッシュできると思う。タイムはみんなすごく拮抗してい
るから。ブレーキに関してはちょっと不安が残っているけど、明日はブレーキをい
たわりながら走るよ」
#2 ARTAゼクセルスカイライン
ミハエル・クルム「朝考えていたとおりタイムを更新できてうれしいよ。今朝は
セッティングに不満があったのでそれを変えて、それがいい方向で決まった。さい
わい気象条件は午前中と同じだったのでペースをキープすることができた。明日は
すごくエキサイティングなレースになるよ。チームプレイ? 状況によってはあり
うるだろう。チームが決めることでボクはまだ知らない。ボクは自分のレースにベ
ストをつくすだけだよ。チームが決めたらそうするけど、エリック(コマス)たち
にはその必要はないと思う」
*25 モモコルセ・アペックスMR2
長谷川勇総監督「予選2番手だし、タイム的にも悪くない。トップともそんなにタ
イム差がないんで、(決勝は)ねばり強くいくことでしょう。あとはポルシェが中
盤から攻めてくるんで、それがからんでくるとややこしいけれど、最終戦らしい戦
いをやりたいね。土屋(春雄監督)さんも言ってたけれど、肩の力を抜いて開き直
れるかどうか、これにつきると思う。今日の予選も、最後はドライバーがそうとう
力を出していたと思うよ。新田も予選でドライビングミスをやっちゃって、そのな
かでの100分の1秒とか2秒の差でしょう。ここまでやればいいレースになるで
しょう」
*72 オークラRX7
石川朗「オイルポンプのボルトが飛んでハウジングがゆるんでしまった。歯車が噛
んじゃっていて、そのパーツがなくて直しているところです。平野が予選走ってな
いんですよ。嘆願書が通れば決勝にも出られると思いますけど。調子が上がってき
たところでブレーキがかかってしまった感じですね」
*77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「決勝ラップは人並みなんで、あとは序盤でどこまでプッシュできるか。
ラップを落とさないで最後までつまらないトラブルが出なければ、という感じです
ね。ウチは去年のタイムまでいってないのに、みんな速くなりましたね。このコー
スは砂が出るし、タイヤカスもあるんで、GT500が来てもよけたくないですよ」
谷川達也「ポジション的には変わってないんです。なにをやってもダメでした。満
タンはいい状態なんで、(上位が)壊れるのを待つだけ。淡々とムリせずいきます」
*81 ダイシンシルビア
福山英朗「今日はもうチャンピオン争いをしているチームの底力にビックリした。
やっぱりタイトルがかかってると一発でここまで上げてくるんだからすごい。タイ
サン(*26)とウチとRX7(*7)の位置関係はこれまでどおりだったのに3台(*15、
*25、*19)が上がってきたのがすごいよね。明日は、後ろからバトルを見せてもら
いましょう(笑)。後半勝負ですね。大八木さんがスタートの可能性が高いですね」
大八木信行「スタートはどちらでもええのと違うかな。予選ポールにもこだわりは
持ってなかったし、レース重視の方向で予選をこなしたけれど、それなりに得るも
んはあったですよ。クルマも、午前よりもよくなってます。ハンドリングもクリア
になりました。トップ争いはチャンピオン争いやから、中盤競り合いも多いやろう
な」
*26 STPアドバンタイサンGT3R
ドミニク・シュワガー「このクルマで予選のタイムアタックを担当するのは初めて
です。ただ、クルマの状況はあまりよくなくて、すごくバンピーなんです。それに
午後のセッションでタイムを上げたところが2チームありましたから、結局GT300ク
ラスでは4位だったと思います。ボクらのクルマはABSがついていないので、ほかの
クルマと比較すると各コーナーで20mほどは早くブレーキングしている。もちろん限
界のブレーキングしていますけどね。ほかのサーキットはスムースでも、ここはス
トップ&ゴーで、ほとんどつねにフルブレーキ。それとサスペンションがまだスポ
ンジー。レースではどのくらいのタイムで走れるかわかりませんけど、楽ではない
です。明日はボクがスタートを担当します」
*55 アドバンタイサンポルシェRSR
田嶋栄一「もともとついていたABSを外したので、今までとの違いで違和感がある
し、クルマのバランス的にも難しいですね。まあ、あるものでがんばるしかないん
です。予選もまったく納得いく順位ではないんですが、エンジンのパワーがないの
でつらいですね。トラブルが出てないのがさいわいですけど。今回でこのクルマは
3回目で、はじめの2回はポルシェ993のなかでトップも走っているんですど、今回
はパワーの差がちょっとありすぎるのできびしいですね」
#30 綜警McLaren GTR
岡田秀樹「このところ国産勢がまた速くなっていますね。ホンダがABSをつけたし、
トヨタも速くなっているし。それにランボルギーニとウチだけですからね、ABSが
ついてないのは。ここのようにストップ&ゴーのサーキットではつらいですよ、
トーコントロールが。午後にタイムが上がりましたが、ほんとうはもっといけたは
ずなんです。2周目に砂がコース上に出たときに、ほかのチームは最初はオールド
タイヤで出ていっていたようだけどウチははじめからニュータイヤをつけて出ていっ
てたんで、タイミングがズレてしまった。パーフェクトな状態で走れていれば1分
49秒台のまんなかぐらいは出ていて、8位から10位くらいに入っていたと思います」
■ポールポジションインタビュー
◎GT500
#36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥「とりあえずポールポジションが欲しかったんでねらってたんです。ねらっ
て獲れるものでもないとは思いますけれど、スタッフがいい仕事をしてくれて、結
果的にポールが獲れてホッとしてます。昨日一番速いクルマが(1分)48秒7か8だっ
たので、48秒4ぐらいだろうなっていうのは想像してたんですけど、昨日はアタック
の練習をしてなかったので、想像でしかなかったんです。クルマがよくなったんで
ミスしなければなんとかいけるだろうと。まあ、ミスしなかったんで(タイムが出
せた)。(早めのアタックでタイムが出たのは)ボクは昔からそうなんですけど、
走れば走るだけタイムがよくなるんじゃないんで…。走るほど砂利が出てきたり、
コンディションがよくなっていかないんで、すぐにいっちゃおうってことで。午後
は涼しくなっきたんで、ちょっとヤバイかな、と思ったんですけど、まあ、結果的
に抜かれなかったんでよかったかな。2回目のタイムがよくなかった原因はちょっと
わからないですね。一所懸命走ったんですけど。ただ路面があまりよくならなかっ
たんで、こういう結果になったんだと思います。決勝で気になるのは自分の運転で
すね。まず、いいスタートがきれて、ミスしないで自分の担当を終えて関谷さんに
チェンジする、ま、ボクがスタートかどうかまだわからないですけれど、もしスター
トだとしたら、それが一番重要な仕事で、ペンズオイルがどうのっていうのは終わっ
てから考えます。クルマの心配は今のところないんですが、レースですからスター
トしてなにが起きるかわからないんで、それよりも自分がすべての状況に応じてド
ライビングをミスなくできるかどうか、それが課題です」
関谷正徳「黒澤選手がいい仕事したということですね。セットアップはここのとこ
ろずっとエンジニア、メカニックががんばってくれてたし、スープラではまとまっ
たクルマに仕上がってるということなんでしょうね。ウェイトハンディはここにき
たら、ああだこうだ言えないですよね。30kgの人もいれば40kgの人もいるし、軽け
りゃ軽いほどいい感じになるでしょうけど、それはそれでしょうがないですよね。
ブレーキがきびしいサーキットですけど、トラブルは心配してないです。心配して
るのは運転手のミスですね。レースに対しては余裕ですが、チャンピオンシップを
考えるときびしいものがありますから。GTCのチャンピオンはまだないんで欲しいで
すね。そういうものはなんでも欲しいです。作戦はなにもないですよ。一所懸命走
るのが一番いい方法だと思います」
◎GT300
*15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「チャンピオンがかかっているだいじなレースを一番前からスタートでき
るんで、有利なポジションからスタートできるのは、よかったです。2回目にタイム
が伸びなかったのは、決勝を想定したセッティングをしていたからです。1回目がす
ごくいいタイムが出てたんで、予選順位はだいじだったんですけど、まあ、なんと
か(大丈夫だろう)というチームの判断です。まちがっても3番手や4番手から落ち
ることはないだろうということで」
井出有治「土屋さんがすごくがんばっていいタイムを出してくれたんで(よかった)。
ほかのチームが(2回目に)タイムを上げてきたんで、もしかしたらっていうの(不
安)はあったんですけど、ポジションがそのままでよかったです。余裕はないです
ね。(プレッシャーは)今までずっとかかってたんで、いつもどおりです。初の全
日本タイトルは意識してないといったらウソになります。欲しいですね」
*GTインサイドレポート3に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート1 99/10/23
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
◎カーナンバー前の記号"#"はGT500、"*"はGT300です
■予選1回目終了後のコメント
*15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「昨日の時点でやるべきことを一所懸命考えて、それを突き詰めてやった
結果だから、それがまちがってなかったということですね。このタイムは満足どこ
ろじゃないですよ。自分でもびっくりしてます。セッティングは昨日からほとんど
変えてません。路面温度に対する微調整ていどです。昨日はタイムを見るよりだい
じなことがあるからそれをやっていたんですけど、(今日は)自分たちが思ってい
た100%以上のタイムが出たから、これが限界なんて思ってはいけないんだな、と」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「昨日タイムが出たバランスでいったけど、昨日より気温、路面温度が上がっ
てアンダーが出ちゃったね。ウチはFFだから。でももう1回あるからもうちょっと
順位を上げたい。2回目がんばります。それにしてもやっぱりザナヴィは速いね」
#12 カルソニックスカイライン
星野一義「クルマの調子は悪くないから、2回目は気温が上がらなければもう少し
タイムを上げられると思う。でも、49秒台前半っていうのはちょっとキツイね」
#16 Castrol無限NSX
道上龍「けっこう完璧でしたが、負けました。クルマは問題ないので、2回目は自
分で走りを考えます。S字とか、ちょっと失敗してるなって思うところがあるんで
すよ。風が出てきたし、午後はギヤ比を変えたり、ちょっとクルマのセッティング
もいじります。裏のストレートが向かい風になっていて、1回目の予選でもちょっ
とエンジンが回らない感じだったし。ボクたちはまだ1セットタイヤが残っている
ので、がんばります」
#36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥「予定どおり。涼しいから1回目でタイヤは2セット使った。結果的に2
セット目はタイムが上がらなかったけど。でもそれは結果論だから。最初から任せ
られていて、コンディションがよかったら2セットやろうって言っていて、走り始
めたらよかったので使ったんだ。TIでも1回目で2セット使ったし、ウチはけっこ
うやってるよ。タイム的には(1分)48秒5~6ぐらいかなと思ったんだけど、48秒3
までいくとは思わなかったね。2回目はまわりがタイムアップしてくるようだった
らもう1回プッシュする。1セット目のタイヤは3周しか使ってないから。なんと
してもポールは死守したい。ここはパッシングポイントが少ないし、トップで1コー
ナーに入りたいんだ。オレの今回の役目はまずポールを獲ること。それから明日は
どっちがスターターになるかわからないけど、もしオレがスタートだったらトップ
で関谷さんに渡すことだね。作戦としてはどっちがスターターでも対処できるし、
ウチのチームはコンビネーションもいいと思う。とにかくベストをつくすだけだよ」
#100 RAYBRIG NSX
飯田章「もう目一杯。スープラやスカイラインのあの速さはなんなの? 昨日まで
とぜんぜん違うじゃない。#16は新車だよ。新車じゃないとついていけないなんて信
じられない。いったいなにが起きたんだ!?」
#32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「自己ワーストだね。そんなにセッティングも悪くないはずなんだけど
ね。ブレーキがきかないとか、剛性がないとか、要するにクルマがもう古くなっ
ちゃってるってことなんだよ。もうこれ以上何も残されていないって気がします。
でもあきらめずにがんばりますけど。このあいだ99(年型スープラ)に富士1000km
のテストで乗ったけど、マッチの言うとおり、オレって天才って思った(笑)」
*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
松本晴彦「フレッシュタイヤでアンダーが強くなったので、今それを解消しても
らってます。それ以外は問題ないです。予選は5番手以内に入りたい。まだ(1分)
57秒台は見えないんで、58秒台前半にはいきたいです」
*25 モモコルセ・アペックスMR2
新田守男「べつだんクルマは悪くない。昨日よりちょっとストレートが遅くなっ
ちゃったかな。ザナヴィ(*15)にベストの走りをされちゃったら抜けないだろう
ね。なんでテストのときよりこんなに速くなっちゃえるんだろう? やっぱりワー
クスだから? ウチはもうちょっと予選ポジションを上げないと」
#3 ユニシアジェックススカイライン
長谷見昌弘「午後はたぶん(1分)49秒台には入るよ。昨日食いつきが悪かったリ
アはもとに戻したから今までといっしょ。今年はもうあらゆることをやったけど…。
決勝は6位が目標。昨日走った感じだと、もてぎはコースが荒れるね。コースアウト
してもすぐ引っ張ってくれて走らせてくれちゃうから、コース上に砂利がすごい。
砂利やタイヤカスが出やすいから、GT300クラスもよけるによけられなくなっちゃう
だろうね。決勝ではそのへんを注意しないと、けっこうスピンするんじゃないかな」
*86 BPアペックスKRAFTトレノ
雨宮栄城「予想どおりのタイムだと思います。クルマもぜんぜん問題ない。今10番
手ですが、予選で10番手以内にいないと決勝は苦しいから、午後はもう少しタイム
アップをしないと。決勝も後半勝負になるでしょう」
#38 FK/マッシモセルモスープラ
立川祐路「クルマのフィーリングが問題ですね。テストのときのセッティングに戻
したんですけれど、コンディションが違うんで…。決勝に向けてハードタイヤを選
択したので、それもありますね。ほとんどのところがソフトみたいなんですよ。暑
くなるぶんにはウチに有利なんですが、今の段階ではちょっと固かったかなって感
じです。午後はもう1回アタックします。ちょっとでも順位を上げておきたいんで」
*10 アビリティ・マリオポルシェ
桧井保孝「午前中は、間が悪かったみたいでクリアが取れず、今からいこうという
ときに引っかかっちゃう。上位は柔らかいタイヤを使ってるようですね。ラストの
レースですからポールポジションを獲りたいですねえ。獲れるといいなあ…。なる
ようにしかならないですけれどね。午後は仕様変更してがんばります」
*77 クスコスバルインプレッサ
谷川達也「アタックしてもしなくてもタイムが変わらなかったんです。合同テスト
はいい感じだったけど、レースウイークに入って昨日からなにが悪いのか、はまっ
てしまっている状態です。セット変えてもう1回違うことをやってみようと。気温
や路温じゃなく、ドライバーもどっか寄り道をしてるんじゃないですか(笑)。ま
わりがなんであんなに速いのかわからない。午後は今ぐらいか、上がっても1、2
番手でしょう」
*81 ダイシンシルビア
福山英朗「3番手(というポジション)はいいけれど(1分)57秒台に入れたい。
でも57秒4はぜんぜん見えない。クラスが違うねぇ。GT500も昨日よりタイムが上がっ
てるし、ウチも0.2秒くらいは上がってるんだけど…。クルマは昨日よりちょっとよ
くない。ハンドリングが路面と合ってない。ピタッと合っても57秒4はでない(苦
笑)。午後も一応やりますけれど、レースラップを速くできれば」
*355 イエローマジックF355GT
井上隆智穂「彼(高橋選手)のセットでやってます。クルマも進歩してきてるんで
すが、大きくは変わってないんでハンディキャップがあるような状態ですね。レー
スラップで足手まといにならないようにいきたいです。スローなサーキットですし、
砂がけっこう出ますからね…。うまく道を譲りながらレースしますよ」
*910 ナインテンアドバンポルシェ
砂子智彦「できることやってるつもり。セットアップで大きく悩んでるわけではな
い。最終戦まで来ちゃったけれど、ポルシェでは着実に仕事すればタナボタ的に上
位にいけるという図式も考えられなくなってきた。ポルシェ勢はテンションが落ち
てるよね。来年はGT3を投入する予定。GT3が何台か増えればGT300の情勢も変わるで
しょう。(今回は)きっちり走りきってがんばろうってところですね」
#6 ESSO Tiger Supra
野田英樹「いいタイム? でもトムス(#36、#35)が速いから…。でも2列目くら
いでスタートできれば上デキでしょう。上位は#16以外はみなタイヤを2セット使っ
ているでしょ? ウチはもう1セットあるので午後もう1回アタックします。まあ、
なんとかあとコンマ5秒くらい上げられるといいけど…。でもけっこう限界の走り
はしてますよ。まあ充分でしょう、60kg積んで2列目からスタートできれば」
#1 ペンズオイル・ニスモGT-R
本山哲「ウエイト積んでもクルマのフィーリングはぜんぜん悪くないし、この調子
で明日もいければと思っています。タイヤはもう2セット使ったので午後はもうア
タックはしません。タイム的には充分満足しています」
#35 マツモトキヨシ・トムススープラ
P-H.ラファネル「午後は速いタイムを出せるコンディションではなくなると思った
のでタイヤはすでに2セット使った。今朝は条件がよかったのでアタックしたん
だ。ここはコンディションがよく変わるコースなんだ。路面の状況、気温でクルマ
の動きが大きく変わってしまう。ボクらは順調だけど、#1がすぐ後ろにいるのが気
になる。いつもずっと後ろにいてもレースでは5位、6位に上がってくる。今回は
すでに5番手にいるからね。関谷組をチャンピオンにするためのチームプレー? す
るよ。関谷さんが来たら抜かせるし、#1が来たら抜かせない。もちろん妨害はしな
いけど、簡単には抜かせない」
#39 デンソーサードスープラGT
土屋圭市「2周ブレーキに焼きをいれて、アタック1回したところでハブがガタガタ
いいだした。午後もう1回アタックいってみるけれど、変わんないんじゃないかな。
アンダーオーバーが強くて。(タイムを詰めたとしても)コンマ2秒くらいかな。あ
とは満タンの決勝セットをやるよ」
*14 ホイールショップアルタシルビア
古在哲雄「予選一発(でのタイム)はきびしくて、いつもマイペースなんですが、も
うちょっといきたいですね。せめて2分フラットは…。メカ的には信頼性が高いん
で、本番になれば大丈夫だと思います。最終戦なんで荒れるだろうから、トラブルの
ないようにいきたい。ターボ勢には気温の上昇はきびしいんで、午後はつらいかも」
*71 シグマテック911
城内政樹「昨日よりタイムアップしたんですが、失敗した部分があった。あと0.2~
0.3秒はいけたと思うんです。2回目も(アタックに)いきます。アベレージタイム
はそんなに落ちないし、去年までのレースみたいな『終わったら上位にいられる』
作戦でいきたいです。よそはコーナリングスピードがすごい速いです。ウチはリス
トリクターが緩和されたのでストレートが速くなりましたね」
*72 オークラRX7
石川朗「クルマがオーバーステアになっちゃって、グリップがちょっと上がらない。
(ストップしたのは)油圧が下がってタイヤにオイルがかかったんでクルマを止め
た。大事には至ってないようです」
*GTインサイドレポート2に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
Race Report 決勝日レポート 99/10/24
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
カストロール関谷/黒澤組が優勝するも
コマスがGTC連覇を果たす!
10月24日、ツインリンクもてぎで、AUTOBACS CUP全日本GT選手権最終戦(第7
戦)MOTEGI GT CAMPION RACEの決勝レースが開催された。秋晴れの快晴に恵まれた
ツインリンクもてぎには、4万人を越えるモータースポーツ・ファンが集まった。
この大観衆の目前で1999年のGTC最終戦の好バトルが期待された。
午後1時30分に決勝レース参加37台がグリッドに向かった。だが、No.71 シグマ
テック911がウォームアップでエンジントラブルが発生し、で結局決勝に間に合わ
ず。No.86 BPアペックスKRAFTトレノはブレーキトラブルでピットスタートとなっ
た。また、No.39 デンソーサードスープラGTはグリッドに着いたものの、エキゾー
スト(排気管)にトラブルを抱え、不安のスタートとなった。
2時2分に各車グリッドを離れ、1周のフォーメーションラップでローリングス
タートが切られた。ポールスタートのNo.36 カストロール・トムス・スープラ(黒
澤琢弥)はきれいなスタートを切り、予選2位のNo.16 Castrol無限NSXを従えたま
ま1コーナーへと向かった。3番手には、スタート直後の混戦を抜け出した予選5
位のNo.6 ESSO Tiger Supra(野田英樹)。また、No.39 デンソーサードスープラGT
(影山正彦)も6番手と予選順位を1つ上げた。だが、No.39 デンソーはスタート
直前のエキゾーストの亀裂が十分に修理出来ておらず、コクピットに排ガスが入っ
てしまい影山は満足なドライビングが出来ずに急遽ピットイン。残念ながら修理不
能ということで4周でリタイアとなった。
レース序盤はNo.36 カストロールとNo.16 Castrolが激しくトップを争い、少し間
が空きNo.2 ARTAゼクセルスカイライン(クルム)とNo.6 ESSO Tiger、No.35 マツ
モトキヨシ・トムススープラ(ラファネル)が3番手を争うという展開。この後ろ
にNo.12 カルソニックスカイライン(星野一義)、No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R
(本山哲)が続く。この中で、10周目にNo.6 ESSO Tigerがスピンし、大きく順位を
下げて優勝争いから脱落。
レース中盤になるとトップ争いはNo.36とNo.16、3番手争いをNo.35とNo.2が、5
番手争いをNo.12とNo.1と分かれて展開されていく。
チャンピオン争いを考えるとNo.36としてはなんとしてでも優勝をしたいし、No.1
ペンズオイルは4位以内を目指すそれぞれの争いが進んでいく。一方、わずかなが
らチャンピオンのチャンスを残していたNo.18 TAKATA童夢NSXは、オーバーヒートを
起こしてわずか11周でリタイアとなって夢は潰えた。
No.36は19周目にNo.16の先行を許し2番手にと後退。トップに立ったNo.16はペー
スを一気に上げて、後続を振り切りにかかる。
2番手となったNo.36 カストロール・トムス・スープラは29周目に、上位陣に先
んじてルーティンのピットイン。ドライバーは関谷正徳に交代。そのストップタイ
ムはわずか35秒程度と非常に速かった。31周目にはNo.1 ペンズオイル・ニスモGT-R
もピットイン。本山からチャンピオン連覇を狙うコマスへとバトンタッチ。No.1の
前を走行していたNo.12 カルソニックスカイラインもピットインした(影山正美に
交代)も、同じ周回にピットインしたが、No.1の34秒に対し、No.12はわずかに長く、
ピットアウト時点で順位が逆転。コースに戻った時点では、先にピットインを済ま
せていたNo.36の後ろとなり、この時点の実質の2位となった。続いて、No.2 ARTA
ゼクセルスカイラインも33周目にピットイン。ドライバーは鈴木亜久里に。このピッ
トアウトでNo.2はNo.1の前でコースに復帰したものの、まだタイヤが十分に暖まっ
ていないところで、No,1 ペンズオイルにかわされ順位をひとつ下げることになっ
た。トップを走っているNo.16 Castrol無限NSXは上位陣で最も長い34周までピット
インを延ばす。ドライバーは中子修に交代し、このままコースに戻れればトップを
譲らずに済んだのだが、なんと再スタート時にエンストしてしまいタイムロス。こ
れで、No.36 カストロールに先行を許し、コースに戻った時点では2番手となった。
これで上位陣はピットインが終了し、順位を整理するとトップはNo.36 カストロー
ル・トムス・スープラ、2番手No.16 Castrol無限NSX、3番手にNo.1 ペンズオイル
・ニスモGT-R、4番手No.12 カルソニックスカイライン、5番手No.2 ARTAゼクセル
スカイラインとなった。このまま、No.36 がトップでゴールしても、No.1がこの順
位をキープすればコマスのドライバーズタイトルが決定することになる。
とにかく優勝を目指すNo.36 カストロールたっだたが、追いかけるNo.16 Castrol
に徐々に詰められていく。No.16はその差が3秒まで詰めたのだが、49周目になんと
痛恨のコースアウト。コース復帰は出来たもののNo.1,No.2に先行を許し4番手に
後退した。
これでNo.1 コマスは2位となり、あとはマシントラブルや周回遅れとの接触さえ
なければ、チャンピオンを決められる。さらには直後に付けるNo.2 もNISMOのチー
ムメイトということで、これでコマスは非常に楽に走れることとなった。
そして、ラスト6周で最後の波乱があった。ここまで5番手に付け、直前のNo.16
Castrolに迫っていたのだが、なんとここでガス欠症状が出て、急遽ピットインす
ることになり、順位を下げてしまった。
だが、結局トップ3には大きなアクシデントなく、最終ラップに突入。No.36 カ
ストロール・トムス・スープラが優勝を決め、続いてNo.1 ペンズオイル・ニスモ
GT-RとNo.2 ARTAゼクセルスカイラインが並んでゴールラインを通過。コマスはゴー
ル直前にアクセルを抜いて、No.2を前に行かせる余裕を見せて3位でレースを終了。
ライバルのNo.36に優勝を許したものの、これでもコマスの昨年に続き1999年シーズ
ンのGT500ドライバースタイトルを手にすることになった。
GT300は逆転でモモコルセ新田が制覇!
優勝はSTPアドバンタイサンGT3Rの手に
GT300クラスは、スタートはクラスポールのNo.15 ザナヴィARTAシルビア(土屋
武士)がレースをリードするものの、No.26 STPアドバンタイサンGT3R(シュワ
ガー)が予選4位から猛烈な追い上げを見せて、7周目でNo.15 からトップを奪う。
この後、No.26はピットイン(ドライバーは松田秀士に交代)時にも、トップをまっ
たく譲ることなくレースをリードして、今季2勝目を挙げた。
一方、シリーズタイトル争いは、激烈をきわめた。わずか1ポイントのリードで
このレースを迎えたNo.15 はトップこそNo.26 に譲ったが、ピットインまでは2番
手をキープ。ライバルのNo.25 モモコルセ・アペックスMR2(新田守男)とNo.19 ウ
エッズスポーツセリカ(織戸学)は、その後方で互いに激しくバトルを展開しため、
No.15との差が差は開き、チャンピオンに再接近したかに見えた。だが、No.15はピッ
トイン後(井出有治に交代)にブレーキ系にトラブルが発生、順位を徐々に落とし
ていった。これに代わって、No.25(高木真一)が2位に浮上。直後にNo.19(原貴
彦)が付けるものの、ポイント差からNo.19に抜かれても3位ならチャンピオンを決
められるNo.25は競り合いを避け、あっさりとNo.19を先行させる。終盤、No.25のタ
イヤに振動が生じるなど見えないアクシデントがあったものの、なんとかこのまま
ゴールを迎え、No.25 新田守男のドライバーズタイトルが決定した。
GT500優勝
No.36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「優勝はうれしいです。チャンピオンを逃したことについては、自分たち
のやるべきことをやって、ベストな状態でベストな結果を出したわけですから、し
かたないですね。チーム(タイトルが獲れたこと)はよかったと思います。これ以
上ない最高の仕事をしたということでしょう」
黒澤琢弥「結果的には勝ててうれしいんですけど、ボクがプッシュして走っても道
上クンに抜かれて、自分のパートも予定よりも5周ぐらい早く入っちゃたんで、ボク
は関谷さんに優勝をプレゼントしてもらったかな、という感じです。16番が想像以
上に速くて、つらいレースてしたけれど、今はホッとしてます」
GT300優勝
No.26 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「最高ですね。前回のTIも勝てるなって実感があったんですけど、トラブ
ルが出てしまってリタイアしてしまったので。とにかくウチのクルマはコンスタン
トにいい状態で走れるのと、ヨコハマタイヤが最初から最後までグリップが変わら
ないので、すごく楽でした。シュワガーもがんばってくれたので、ボク自身はほんと
うに楽なレースでした」
ドミニク・シュワガー「当初来日したのはJGTC参戦のためではありませんでした。
こういったチャンスを与えられたのはラッキーだと思います。全体的にはついてい
ない1年でしたが、こういったかたちで2回優勝できて、ほんとうによかったと思い
ます」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
1999年 10月 25日
無限+童夢プロジェクト
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP ROUND 7
"MOTEGI GT CHAMPION RACE"
Castrol 無限 NSX、第4位入賞!
RAYBRIG NSXの高橋国光選手、公式戦ファイナルレースを9位完走で飾る!
○開催日 :1999年 10月23(土)~24日(日)
○開催地 :栃木県 ツインリンクもてぎ(コース全長:4.801379km)
○決勝レース:63周(302.48687km)
○天 候 :予選日/晴れ決勝日/晴れ
○コースコンディション:予選日/ドライ決勝日/ドライ
○気温:決勝日/20℃(13時/ピット計測)
○観客数:42,300人(決勝日/主催者発表)
1999年全日本GT選手権も最終の第7戦を迎え、10月23~24日の
二日間にわたり、栃木県ツインリンクもてぎにおいて、“MOTEGI GT CHAMPION
RACE”として開催された。
23日(土)の公式予選では、前日のフリー走行から好調ぶりを示し、チーム
チャンピオン獲得に期待がかかるCastrol 無限 NSXがフロントロー第2位を獲
得。今シーズンで引退を表明した高橋国光監督兼選手の駆るRAYBRIG NSXは予
選第9位となった。
24日(日)の決勝レースは、フロントローセカンドポジションからスタート
したCastrol 無限 NSXが、一時トップに立つも途中惜しくも遅れ第4位でゴー
ル。チームチャンピオン獲得はならなかった。また、高橋国光監督兼選手の公
式戦ファイナルレースとなったRAYBRIG NSXは、終始着実に走り第9位で完走
した。
レース終了後暗くなったコース上で大勢のファンがうち振る小旗の中を、
ル・マン24時間でクラス優勝を飾ったNSX GT-Ⅱでファイナルラン・パ
レードランが行われた。
●MOTEGI GT CHAMPION RACE 出場チームと戦績
│No.│マシン名 │エントラント名 │ドライバー │HW│予│決│
│ │ │ │ │ │選│勝│
-----------------------------------------------------------------------------
│16 │Castrol 無限 NSX│無限×童夢プロジェクト│中子 修 │30│2|4|
│ │ │ │道上 龍 │ │位|位|
│18 │TAKATA 童夢 NSX │ │脇阪寿一 │90│12|R|
│ │ │ │金石勝智 │ │位| |
│64 │Mobil 1 NSX │Mobil1 Nakajima Racing│トム・コロネル│90│10|5|
│ │ | │光貞秀俊 │ │位|位|
│100│RAYBRIG NSX │チーム国光 │高橋国光 │60│9|9|
│ │ │with MOONCRAFT │飯田 章 │ │位|位|
-----------------------------------------------------------------------------
※HW=ハンディ・ウェイト(単位:kg)
今大会での4台のホンダNSX勢は、全車とも第6戦TIサーキットと同一の仕
様で参戦。台風に見舞われた前戦とはうってかわって、秋晴れの好天気での最
終戦となった。
金曜日のフリー走行では、Castrol 無限 NSXが午前、午後ともにトップタイ
ムをマークし、好調ぶりを示していた。
○公式予選第1回[10月23日(土) 10:45~11:45 出走:37台]
予選開始とともにGT500クラスの各チームともコースインしていく中、トム・
コロネル選手のMobil 1 NSXがトップでコースインしたが、そのラップにピッ
トに戻りマシンをピット内に入れてしまった。クラッチトラブルが発生し、エ
ンジンを降ろしてのクラッチの交換作業にかかり、予選第1回はノータイムと
なってしまった。
Castrol 無限 NSXは、道上龍選手のドライブで予選をスタート。4周目に1
分48秒596をマークし2番手となった。その後も道上選手は積極的にアタック
を行ったが、それ以上にタイムアップはならず2番手で最初の20分を終了した
飯田章選手のRAYBRIG NSXは、やや遅れてコースイン。懸命のアタックを
行ったが1分49秒320で6番手となった。
90kgのハンディウェイトを積むTAKATA 童夢 NSXは脇阪寿一選手がハンドル
を握りコースイン。しかし90kgはさすがに重く1分49秒633で8番手にまでポ
ジションを上げたところで最初の20分を終了した。
予選1回目の最後となる混走の20分間、NSX勢はセカンドドライバーの予
選基準タイムのクリアやセッティングの再確認を行い、また、終盤アタックを
行ったチームもあったが、GT300クラスとの混走で込み合うコースではタイム
アップはできず、GT500クラスは最初の20分のタイムで暫定ポジションが決定
された。
結果ホンダNSX勢ではCastrol 無限 NSXが、暫定の予選2位を獲得した。
○公式予選第2回[10月24日(土) 15:00~16:00 出走:36台]
NSX勢は、1回目で使用したタイヤを装着してスタート、それぞれ3~4
ラップ後にピットへ戻りニュータイヤに交換してアタックに飛び出していった。
1回目の予選をノータイムで終わったMobil 1 NSXのコロネル選手は、開始
10分前からピット出口に並び、闘志を見せる。予選開始後すぐに1分49秒9台
をマークするとピットに戻りマシンの再チェックを行う。すぐにピットアウト
しアタック体制に入ったコロネル選手は、90kgのハンディウェイトを積みなが
らも1分49秒368をマーク、その時点の4番手に食い込んできたが、その後他
チームのタイムアップにより6番手で最初の20分を終了した
Castrol 無限 NSXの道上選手は、ポールポジションを奪取すべく果敢にア
タックを繰り返し、予選第2回のトップタイム、1分48秒837をマークしたが、
第1回のタイムを上回ることはできず、最初の20分を終了した。
RAYBRIG NSXの飯田選手もタイムを縮めるべく懸命のアタックを見せたが、
第1回のタイムを上回ることはできずこの回6番手で20分を終了した。
TAKATA 童夢 NSXの脇阪選手は、1分49秒426の、9番手で20分を終了した。
混走となる最後の20分は、予選1回目と同様にタイムアップするチームはほ
とんどなく、公式予選第1回、第2回をあわせての予選順位は、Castrol 無限
NSXが第2位でフロントローを獲得。RAYBRIG NSXが第9位、Mobil 1 NSXが第
10位、TAKATA 童夢NSXが第12位となった。
ポールポジションは、予選第1回でスーパーラップを見せた黒澤琢弥選手の
カストロール・トムス・スープラであった。
○決勝レース[14時02分スタート 63周 出走:37台]
1999年全日本GT選手権最終戦を祝うかのような快晴の空の下、スタート進行
に先だって、飯田章選手の運転するS2000に同乗しての高橋国光監督兼選手の
メモリアルパレードが行われ、コースを取り巻く大勢のファンから暖かい拍手
や声援が高橋国光監督兼選手に送られた。
14時02分、フォーメーションラップから1周して、最終戦の幕が切って落と
された。
全車きれいにスタートを切り第1コーナーをクリア、「MOTEGI GT CHAMPION
RACE」がスタートした。
道上選手がハンドルを握るCastrol 無限 NSXは、1周目を予選順位通りの2
番手で通過。その後も前を行く#36カストロール・トムス・スープラに1秒以
内の差で追走していった。前車にプレッシャーを与え続けた道上選手は、19周
目、ダウンヒルストレート・エンドの右直角コーナーで見事にパスしトップに
躍り出た。トップを快走するCastrol 無限 NSXは、後続車に大きな差を付け、
34周目にルーチンのピットイン。ドライブを中子修選手と交代する。ピットア
ウトしようとした中子選手は、フューエルポンプのトラブルで25秒程度をロス、
2番手となってしまった。しかし、中子選手は毎ラップ少しずつ前車との差を
つめる、必死の追走を見せる。しかし、その差が3秒弱となったところの48周
目、ダウンヒルストレート・エンドで、勢い余って痛恨のコースアウト。直ち
にコースに戻ったものの、4番手となってしまった。その後中子選手は残り
ラップを着実に走り、第4位でチェッカーフラッグを受けた。9番手スタート
のRAYBRIG NSXの飯田選手と、10番手スタートのMobil 1 NSXの光貞秀俊選手
は、スタート直後に順位を入れ替え、Mobil 1 NSXが9番手、RAYBRIG NSXが
10番手でレースを進行していった。2車はこのまま7~8番手まで順位を上げて
いったが、24周目に第5コーナーで軽く接触、ともにスピンしMobil 1 NSXが8
番手、RAYBRIG NSXが10番手とポジションを下げてしまった。その後Mobil 1
NSXは31周目にルーチンのピットイン、ドライバーをトム・コロネル選手に替
わりコースに戻っていった。ところがこのコースイン時にピットレーンでのス
ピードオーバーを喫し、ペナルティのピットインを命じられてしまった。45周
目にペナルティピットを行ったコロネル選手は、その後もペースを維持し56周
目、57周目と順位を上げ、第5位でチェッカーフラッグを受けた。34周目に
ルーチンのピットインを行ったRAYBRIG NSXは、高橋国光監督兼選手のハンド
ルでコースに復帰。いよいよ高橋選手の公式戦ファイナルドライブとなった。
11番手でスタートした高橋選手は、他チームの混乱をよそ目に着実に走行し、
第9位でチェッカーフラッグ。公式戦ファイナルレースを無事に完走で飾った。
12番手スタートのTAKATA 童夢 NSXは、金石選手のハンドルで追い上げを開
始した。
しかし12周目、11番手でピットイン。エンジントラブルでリタイアしてしまっ
た。
この結果NSX勢では、Castrol 無限 NSXが第4位、Mobil 1 NSXが第5位、
RAYBRIGNSXが第9位に入賞し、無限×童夢プロジェクトはシリーズ・ランキン
グ・チーム部門の第3位となり、念願のタイトル獲得は来シーズンに持ち越さ
れることとなった。
レースは#36カストロール・トムス・スープラが優勝した。
暫定表彰式など公式スケジュールの終了後、すでに暗くなった西コース周辺
に待ち受ける熱心なファンの打ち振る「国光」の小旗の中を、ル・マン24時
間で日本人ドライバーによる日本車初のクラス優勝を飾ったNSX GT-Ⅱに高橋
国光監督兼選手が乗り込み、ファイナル・パレードランが行われた。
○公式戦ファイナルレースを終えて高橋国光監督兼選手
「現役ドライバーとしての活動は今年で一区切りつけることにしたわけですが、
今の心境はと聞かれれば「そして、まだまだ少年」と答えたいですね。僕が
レースの世界に足を踏み入れたのは、18歳になったばかりの頃で、オートバイ
に乗って速く走れるのが楽しかった。ホンダのワークスライダーとして世界を
走り始めた頃、強烈な印象を受けたのはGPライダーやマシンなどのレベルの高
さもさることながら、モータースポーツを取り巻く環境の違いでした。レース
が自然に生活環境に中に入り込んでいて、スポーツとしての尊厳を持って人々
に受け入れられているということでした。42年間沢山の方々に支えられていた
からこそ、今日までレーサーとして生きてこられたと感謝しています。しかし、
自分が18歳の時に感じたカルチャーショックは、今の日本で解消されたのかし
らと考えると、やらなくてはならないことが一杯あったという気持ちです。来
年の1月には60歳になるのですが、真っ赤なちゃんちゃんこを着て東奔西走、
まだモータースポーツの魅力に気が付いていない人のいるところには、全国ど
こにでも出没しようと計画しています。ドレスアップカーやカスタムカーのイ
ベントもクルマ生活を楽しむことには変わりがないと思います。そのほんの少
し先にモータースポーツがあるような気がします。
皆様の今までのご支援に心から感謝するとともに、今後もよろしくご指導を
お願い申し上げます。42年間本当にありがとうございました。」
資料提供:無限×童夢プロジェクト
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
MOTEGI GT CHAMPION RACE
全日本GT選手権第7戦 TRもてぎ -RIJ- (1999-10-24) Race Results
For All Japan GT Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P--No.Cls----Car-----------------------------Drivers------- Laps-Goal Time-
1 36 500 1 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤 63 1:59'11.055
152.28 km/h
2 2 500 2 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム 63 - 10.727
3 1 500 3 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山 63 - 10.839
4 16 500 4 Castrol無限NSX (30) 中子/道上 63 - 12.390
5* 64 500 5 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞 63 - 41.758
6 35 500 6 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路 63 - 48.271
7 12 500 7 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美 63 - 59.380
8 3 500 8 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 63 - 1'06.069
9 100 500 9 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田 63 - 1'09.387
10* 37 500 10 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京 63 - 1'20.908
11 30 500 11 綜警McLaren GTR 山田/岡田 62 - 1 Lap
12 38 500 12 FK/マッシモセルモスープラ (20) 竹内/立川 62 - 1 Lap
13 6 500 13 ESSO Tiger Supra (60) 野田/ガードナー 61 - 2 Laps
14 26 300 1 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー 59 - 4 Laps
15 88 500 14 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 59 - 4 Laps
16 19 300 2 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原 59 - 4 Laps
17 25 300 3 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木 59 - 4 Laps
18 15 300 4 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出 59 - 4 Laps
19 7 300 5 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野 59 - 4 Laps
20 77 300 6 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川 58 - 5 Laps
21 61 300 7 テイボン・トランピオ・FTO (10) 中谷/ファーマン 58 - 5 Laps
22 14 300 8 ホイールSHOPアルタシルビア 古在/小宮 58 - 5 Laps
23 910 300 9 ナインテンアドバンポルシェ (20) 余郷/砂子 57 - 6 Laps
24 10 300 10 アビリティ・マリオポルシェ 麻生/桧井 57 - 6 Laps
25 55 300 11 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀/田嶋 57 - 6 Laps
26 99 300 12 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富/日置 56 - 7 Laps
27* 70 300 13 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋/スクート 56 - 7 Laps
28 20 300 14 オートレットセリカ 松永/佐藤 54 - 9 Laps
29 32 500 15 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 53 - 10 Laps
--------------以上完走------------------------------------------------------
111 300 JIM GAINER F355 井倉/真希 37
72 300 オークラRX7 石川/平野 37
81 300 ダイシンシルビア (70) 福山/大八木 32
355 300 イエローマジックF355GT 井上/高橋 24
18 500 TAKATA童夢NSX (90) 脇阪/金石 11
39 500 デンソーサードスープラGT (20) 土屋圭市/正彦 4
86 300 BPアペックスKRAFTトレノ 田中/雨宮 2
71 300 シグマテック911 (10) 城内/河野 スタート出来ず
----------------------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
Fastest Lap Time #36 カストロールTOM'Sスープラ 1'50.632 3/63 156.24km/h
* #70,#64,#37は全日本GT選手権規則第29条15(ピットレーン速度制限)違反につき、
ピットストップ10秒のペナルティ
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
もてぎGTチャンピオンレース
カストロール・トムス・スープラ(関谷/黒澤組)今季2勝目!
ドライバーズタイトルはコマスの手に!
もてぎは快晴。10月末とは思えないほど暖かい。
午後2時を少し回りフォーメンションラップ開始。1周の後63周300kmの戦い
が始まった。
GT500はPP#36スープラを中心にレースが展開している。
1周目 GT500 36-16-2-6-35-12-39-1-64-100-39
GT300 15-25-26-19-10-81
4周目 #86トレノはトラブルを抱えているらしくピットイン
5周目 GT500 36-16-2-6-35-12-1-64-100-39-37
GT300 15-26-25-19-10-7-81
#39スープラは、スタート前にエキゾーストパイプにクラックが入って
いるのが見つかり応急処置をしたが、これが再発しピットイン。修理
に時間がかかると判断してリタイアを決めた。
7周目 GT300トップを窺っていた#26ポルシェが#15シルビアをかわし首位へ
10周目 2位集団の中で#6スープラが接触からスピン。再スタート。大きく遅れる。
GT500 36-16-35-2-12-1-64-100-38-37
GT300 26-15-25-19-10-81-7
13周目 #18NSXピットイン。エンジン回りをチェックしている。オーバーヒート
のようだ。修復ならずリタイア。
20周目 #16NSXが#36スープラ抜きトップへ浮上!!!!
GT500 16-36-35-2-12-1-64-100-38-3
GT300 26-15-19-10-25-81
23周目 #32スープラピットイン
29周目 #30マクラーレンピットイン
#36,#6スープラピットイン
30周目 #16NSXが独走態勢を築きつつある。
#15シルビアピットイン
GT500 16-2-12-1-64-38-3-100-37-36
GT300 26-19-25-7-77-15
31周目 #1GTR,#12GTRピットイン
#6スープラ再度ピットイン。パワステが不調とのこと。
32周目? #16NSXピットイン。作業に手間取り首位の座を#36に明け渡す
33周目 #2GTRピットイン
34周目 #100NSXピットイン。飯田から国光へ。いよいよ公式戦ラストランだ!
36周目 #81シルビアストップ
37周目 GT300トップ#26ポルシェピットイン
40周目 GT500 36-(6.5秒)-16-1-12-2-64-35-37-3-100
GT300 26-25-19-15-10-77-7
逃げる#36スープラを#16NSXが追っている。その後方では3台のGTR
が凌ぎを削っている
41周目 36-(6.2)-16
42周目 36-(5.7)-16
43周目 36-(4.7)-16 差がぐっと縮まった
44周目 36-(4.0)-16
45周目 GT300 2位の#25MR2が単独スピン。すぐ復帰するが#19セリカが背後に迫る
36-(3.2)-16
46周目 36-(2.8)-16
47周目 36-(2.3)-16
48周目 36-(3.4)-16 追い上げる#16NSXの前に周回遅れの#6スープラが立ちはだかる
49周目 #16NSX、#6スープラのインを刺すがオーバースピードでコースアウト。
順位を落とす
50周目 GT500 36-(13.0)-1-2-16-12-35-64-3-100-37
GT300 26-25-19-15-7-77-910
57周目 5位走行中の#12GTRがピットイン。給油を行い即ピットアウト。
FINISH #36スープラ逃げきり優勝。
チェッカー直前ペース落とした#1GTRを#2GTRが抜いた。でも、コマスが
チャンピオンに!!
GT300は#26ポルシェ996GT3Rが2勝目。
チャンピオンは3位#25MR2の新田が、#15ザナヴィを逆転して獲得!
その差1点!!
■決勝暫定結果(上位のみ)
P--No.Cls----Car(Handicap Weight)------------Drivers----------
1 36 500 1 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤
2 2 500 2 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム
3 1 500 3 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山
4 16 500 4 Castrol無限NSX (30) 中子/道上
5 64 500 5 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞
6 35 500 6 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路
7 12 500 7 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美
8 3 500 8 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中
9 100 500 9 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田
10 37 500 10 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京
・
・
26 300 1 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー
19 300 2 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原
25 300 3 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木
15 300 4 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出
7 300 5 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野
77 300 6 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川
・
・
--------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
決勝日朝、もてぎは快晴。最終戦に相応しい天候だ。
タイトルの決着する1戦であるとともに高橋国光選手の公式戦ラストランと
なる最終戦。朝から多くの観客がサーキットに詰めかけている。
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
もてぎGTチャンピオンレース
全日本GT選手権第7戦 TRもてぎ -RIJ- (1999-10-24) Free Practice-Session
For All Japan GT Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P--No.Cls----Car(Handicap Weight)------------Drivers---------Best-LapT-km/h--
1 6 500 1 ESSO Tiger Supra (60) 野田/ガードナー 1'49.705
2 16 500 2 Castrol無限NSX (30) 中子/道上 1'50.452
3 36 500 3 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤 1'50.485
4 2 500 4 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム 1'50.547
5 18 500 5 TAKATA童夢NSX (90) 脇阪/金石 1'50.557
6 64 500 6 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞 1'50.633
7 37 500 7 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京 1'50.674
8 35 500 8 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路 1'50.890
9 12 500 9 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美 1'50.903
10 39 500 10 デンソーサードスープラGT (20) 土屋圭市/正彦 1'51.130
11 3 500 11 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 1'51.154
12 38 500 12 FK/マッシモセルモスープラ (20) 竹内/立川 1'51.210
13 30 500 13 綜警McLaren GTR 山田/岡田 1'51.282
14 100 500 14 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田 1'51.291
15 1 500 15 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山 1'51.384
16 32 500 16 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 1'51.515
17 88 500 17 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 1'53.631
18 19 300 1 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原 1'58.775
19 15 300 2 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出 1'58.979
20 26 300 3 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー 1'59.042
21 25 300 4 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木 1'59.064
22 10 300 5 アビリティ・マリオポルシェ 麻生/桧井 1'59.729
23 61 300 6 テイボン・トランピオ・FTO (10) 中谷/ファーマン 1'59.890
24 77 300 7 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川 2'00.049
25 81 300 8 ダイシンシルビア (70) 福山/大八木 2'00.222
26 86 300 9 BPアペックスKRAFTトレノ 田中/雨宮 2'00.385
27 355 300 10 イエローマジックF355GT 井上/高橋 2'00.829
28 71 300 11 シグマテック911 (10) 城内/河野 2'00.866
29 7 300 12 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野 2'00.995
30 910 300 13 ナインテンアドバンポルシェ (20) 余郷/砂子 2'01.416
31 14 300 14 ホイールSHOPアルタシルビア 古在/小宮 2'01.710
32 55 300 15 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀/田嶋 2'02.026
33 20 300 16 オートレットセリカ 松永/佐藤 2'02.966
34 70 300 17 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋/スクート 2'03.797
35 72 300 18 オークラRX7 石川/平野 2'03.894
36 99 300 19 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富/日置 2'07.906
37 111 300 20 JIM GAINER F355 井倉/真希 2'09.680
-----------------------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.ne.jp) ***
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
Qualify REPORT 予 選 99/10/23
-------------------------------------------------------------------------
'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
連覇は許さない!
No.36 カストロール・トムス・スープラが意地のポール奪取!!
ランキングトップ3がコンマ3秒差にひしめく!混沌のGT300チャンプ争い…
10月23日、栃木県・ツインリンクもてぎで1999年AUTOBACS CUP全日本GT選手権最終
戦(第7戦)MOTEGI GT CHAMPION RACEの公式予選が行われた。今季最後のポール
をゲットしたのは逆転チャンプを狙うNo.36 カストロール・トムス・スープラの黒
澤琢弥。GT300クラスは前戦に続き、No.15 ザナヴィARTAシルビアの土屋武士がク
ラスポール。ザナヴィは今季4度目のポールで、これはGT300の新たな年間最多記
録となる。
■連覇に向けて好位置を得たNo.1 コマス
予選第1回目は午前10時45分から1時間で行われた。天気は晴れ、気温も21度と
まずまずのコンディションの中、予選が始まる。開始と同時にNo.1 ペンズオイル・
ニスモGT-R(本山哲)にランキング2位のNo.36 カストロール・トムス・スープラ
(黒澤琢弥)が相次いでコースイン。そのNo.36 カストロールは1分48秒868で、
早くもコースレコード1分49秒800を1秒近く更新するタイムでトップに立つ。No.1
ペンズオイルも49秒363で、この時点の2番手に。No.36 カストロール・トムス・
スープラはこの後、さらに48秒374までタイムアップし、後続との差を開く。15分
に昨年のポールシッターNo.16 Castrol無限NSX(道上龍)が48秒596を記録し2番
手に迫る。No.1 ペンズオイルは49秒158までタイムを詰めたが、ポジションは5番
手と下がる。この後、上位陣では大きくタイムアップするものはなく、No.36 カス
トロールの暫定ポールが決定した。
予選2回目は午後3時ちょうどから開始。空には薄く雲が掛かり晴れではあるも
のの気温は23度と予想ほど上がらない。まずNo.36 カストロール・トムス・スープ
ラが1分49秒578でトップに。12分時点でNo.6 ESSO Tiger Supra(野田英樹)が49
秒505がトップを奪う。だが、すぐにNo.2 ARTAゼクセルスカイライン(クルム)が
1分49秒015でトップ交代。だが、17分経過時点に、No.16 Castrol無限NSXが1分48
秒837を出して、再度トップが入れ替わる。No.39 デンソーサードスープラGT(土
屋圭市)も49秒223までタイムを詰めて3番手に。これでトップはNSX、2番手スカ
イライン、3番手スープラと3車種が均衡することとなった。このままGT500占有
時間を終了し、GT300との混走時間でも上位陣に大きな変動はなくこの予選を終了。
2回目はNo.16 Castrol無限NSX(道上)がトップとなったが、1回目のNo.36 カ
ストロール・トムス・スープラのタイムを上回ることが出来ず、これでNo.36 カス
トロール・トムス・スープラの第5戦富士以来、今季3度目のポールポジションが
確定した。
No.36 カストロールの関谷/黒澤組がチャンピオンとなるには優勝もしくは2位
が条件なだけに、このポールは貴重だ。一方、ランキングトップのNo.1 ペンズオ
イルのコマスも予選6位と、決勝を3列目からスタートする。コマスは4位以内に
入れば、チャンピオンを確定できるだけに、これも好位置といえる。決勝では激し
いバトルが展開されるだろう。
■速い!ザナヴィ土屋が今季4度目のポール獲得
GT300クラスは、予選1回目にNo.15 ザナヴィARTAシルビア(土屋武士)が1分
57秒485と、昨年のクラスポールタイム1分58秒905を大幅に上回るタイムで暫定ポ
ールを獲得。予選2回目には、ザナヴィとタイトルを争うNo.25 モモコルセ・ア
ペックスMR2(新田守男)が1分57秒653、No.19 ウェッズスポーツセリカ(織戸
学)が57秒776と、共に57秒台入れるものの、ザナヴィの午前のタイムには届かず。
これでNo.15 ザナヴィARTAシルビアの今季4回目のクラスポールが決まった。だ
が、チャンピオンを争うNo.15、No.25、No.19がわずかコンマ3秒で上位3グリッ
ドを占め、こちらも目を離せないレースとなりそうだ。
GT500 POLE POSITION
No.36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥 1'48.374(コースレコード)
「チャンピオンシップでペンズオイル(No.1)に12ポイント負けているんで、ポール
ポジションは狙ってました。でも、狙ってとれるものでもないとは思いますけれど、
スタッフがいい仕事をしてくれて、獲れてほっとしてます。決勝でボクがスタート
かどうかまだわからないですけれど、いいスタートがきれてミスしないで関谷さん
にチェンジする、それが一番重要な仕事で、ペンズオイルがどうのっていうのは終
わってから考えます。クルマの心配は今の所ないんですが、レースですから何が起
きるかわからないんで、それよりも自分がすべての状況に応じてドライビングをミ
スなくできるかどうか、それが課題です」
GT300 POLE POSITION
No.15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士 1'57.485(コースレコード)
「チャンピオンがかかってて、大事なスタートを一番前からスタートできるんで、
有利なポジションからスタートできるのは、良かったです。2回目にタイムがのび
なかったのは、決勝を想定したセッティングをしていたんで、1回目がすごくいい
タイムが出てたんで、予選順位は大事だったんですけど、まあ、なんとか…とチー
ムの判断で…。まちがっても3番手4番手から落ちることはないだろうという事で」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =