Fanatec GT World Challenge Asia -RIJ- (2023/08/19) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 S-FJ鈴鹿・岡山シリーズ Round 5 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | № | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 91 | 白崎 稜 | TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 | 1'38.298 | - | - | 135.616 |
2 | 1 | 元山 泰成 | ECOTEH WORKS MYST KK-S2 | 1'38.418 | 0.120 | 0.120 | 135.451 |
3 | 2 | 田中 風輝 | M2 engineering KK-SII MYST KK-S2 | 1'38.429 | 0.131 | 0.011 | 135.436 |
4 | 11 | 村田 悠磨 | Rn-sports制動屋Vierueka MYST KK-S2 | 1'38.590 | 0.292 | 0.161 | 135.215 |
5 | 6 | 三浦 柚貴 | LAPSレヴレーシング MYST KK-S2 | 1'38.727 | 0.429 | 0.137 | 135.027 |
6 | 12 | 小川 涼介 | HIROTEX M2 KK-SII MYST KK-S2 | 1'38.780 | 0.482 | 0.053 | 134.954 |
7 | 55 | 板倉 慎哉 | AMORE TOKYO Fレーシング MYST KK-S2 | 1'38.940 | 0.642 | 0.160 | 134.736 |
8 | 17 | 百瀬 翔 | Rn-sports制動屋&KMR MYST KK-S2 | 1'39.098 | 0.800 | 0.158 | 134.521 |
9 | 23 | 宇高 希 | テイクファーストSAKURA TOKYO R&D RD10V | 1'39.176 | 0.878 | 0.078 | 134.416 |
10 | 0 | 池野 雄人 | LAPS MYST KK-S2 | 1'39.240 | 0.942 | 0.064 | 134.329 |
11 | 57 | 吉田 宣弘 | EXTREEME☆MYST☆KK-SII MYST KK-S2 | 1'39.288 | 0.990 | 0.048 | 134.264 |
12 | 7 | 髙口 大将 | レヴレーシングKK-SII MYST KK-S2 | 1'39.362 | 1.064 | 0.074 | 134.164 |
13 | 81 | 妹尾 俊郎 | SSEC☆KRS☆10V TOKYO R&D RD10V | 1'39.414 | 1.116 | 0.052 | 134.094 |
14 | 47 | 山根 一人 | HKR TK-Sport MYST MYST KK-S2 | 1'39.689 | 1.391 | 0.275 | 133.724 |
15 | 22 | 中川 賢太 | ギディアップKKS2セキグチ MYST KK-S2 | 1'39.917 | 1.619 | 0.228 | 133.419 |
16 | 15 | 梅本 幸汰 | Rn-sports制動屋KK-SII MYST KK-S2 | 1'40.588 | 2.290 | 0.671 | 132.529 |
17 | 21 | 太田 浩 | ミスト・セキグチ・制動屋 MYST KK-S2 | 1'40.607 | 2.309 | 0.019 | 132.504 |
18 | 56 | 堂園 鷲 | Kデンタルオフィス☆ミスト MYST KK-S2 | 1'40.840 | 2.542 | 0.233 | 132.198 |
---- 以上基準タイム(130% - 2'07.897)予選通過 ---- |
- 優勝 6号車 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)
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「常にプレッシャーだったので、途中からミラー見ないようにして走っていました。(不安はなかった?)自分の速い箇所とかも分かっていたので、そこはうまく利用して、ずっと距離を見ながら走れたので、プレッシャーはあったのですけれど、抜かれる事なく行けるだろうなというのはありましたね。今回は予選から調子もよく勝てたので、今回のレースはよかったな、と思います」
- 2位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)
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「(トップにプレッシャーかけ続けていた?)僕もめいっぱいだったので、渡会選手がミスするか、僕がミスするか、ずっと拮抗した戦いだったのですけれど。最後の方でやっとこの環境に慣れて走り方もちょっと見えてきたところで終わっちゃったので、それが悔しいですね。(もうちょっとレースがあったら?)そうですね、仕方ないですけど。この後は岡山の大会です」
- 3位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP KKS2)
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「なんとか前の3台に絡めれば、っていうところで、序盤結構早めにエア圧高めにいったので、それがうまう行ったのですけれど、やっぱり予選の勢力図通りで終わったって感じですね。いっぱいいっぱいでした(笑)。コンディションは昨日同じようなタイミングで走っているので、これくらい路面は熱くて、タイヤはこれぐらいになるだろうな、っていう想定はあったのですけど、フロントタイヤが違うところもあったので、そこで大きくセット変更して、それがうまく行ったって感じですね。次は11月のもてぎなので日本一(決定戦)を見据えてもてぎをいっぱい走って、仕上げたいです」
- 4位 7号車・髙口大将(レブレーシングKK-S2)
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「自分が苦手としていたスタートが割と問題なく行けたのですけど、その後が全然ペースを自分で上げられずに、ストレートでなすすべなく行かれたって感じでしたね。コンデションとしては暑くてタイヤがタレてるとか、エンジンの出力が落ちるってのはみんな一緒の条件だと思うのですけど。僕の場合は比較的予選までは水温とかあまり上がっていなかったのでそんなに悪くなかったのですけれど、決勝になって、このレースウィークで初めて水温がだいぶ上がっちゃった部分もあって、それで自分の予期していない所で思ったよりパワーが出なかった、ってところはありました」
- 5位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)1分29秒222 トップと0.817秒差
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「(終盤の内田とのバトルは?)みんな出だし速くて、僕のピークが、タイム上がってきたのが9周目くらいだったので、もう調子よくなってきた時には等間隔になっちゃって、内田君はだんだんペース上がって抜けたのですけれど、高口さんに追いつくには足りなかったな、ということで。(調子はどうでした?)トップと比べちゃうとそんなに良くはなかったのですけれど、ピークに持ってこれるのがもっと前半だったらいいレースできただろうな、とは思います。(タイヤの内圧とか?)まだ見つけ切れていないですけど、最後まで速かったのでその辺りかもしれません。最後高口さんに追いついた後、接触もあったので、悔しいですけど、しょうがないですね」
- 6位 97号車・池田拓馬(テイクファースト & アメロイド)
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「昨日の練習走行から全然スピードなかったので、それを考えるとここまで持ち直せたてよかったです。とりあえずチャンピオン争いしている内田君の前には入れたので、必要最低限の仕事はできたかなって事ですね。もうちょっと上に行きたかったですけれど」
- リタイア 31号車・大村海太(ハンマーレーシング10V)
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「(アクシデントの状況は?)スタート直後に僕がイン側取っていたのですけれど、閉められちゃってそのまま。右のフロントと相手側のリヤが当って、ステアリングのアームが壊れちゃいました。悔しいですね。チームの人にも申し訳ないですし、こんな下の順位走ってこういうことになったのは自分としても納得いかないです。次のレースの機会を作って頑張りたいです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、ポールポジションからスタートの渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)がスタートでトップに立つと、2番手スタートの白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)と終始1秒以内の差で争う神経戦を制して優勝を獲得した。
12周で行われる決勝は定刻の13時20分にコースイン。予選に比べて気温はさらに上昇し34度、夏の日差しが照りつける路面の温度は60度を超えている状況で、グリッドに立つだけでその熱が伝わってくる。
13時35分フォーメーションラップ開始。15台全車がグリッドに戻りレッドライトが消灯されてレースがスタート。
ポールシッターの渡会がホールショットを奪い先頭で第1コーナーへターン。フロントロウから並んで発進の白崎も好スタートを見せるが渡会の前に出る事はできず2位のポジションキープ。いつもロケットスタートを見せる内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が6番グリッドから前を行く中澤凌(ZAP FOCS 10VED)を第1コーナーのインから差して5位に浮上する。上位陣はクリーンスタートからバトルをしつつ第1コーナーをクリアしたが、第2コーナー入口で14番手スタートの安藤弘人(ZAP SPEED 10V ED)と、インを突いた大村海太(ハンマーレーシング10V)が接触、安藤はスピンしてリヤからアウト側のグラベルにコースアウト。大村も姿勢を乱してアウト側に飛び出したところで安藤に再度接触。2台ともコースには復帰するがダメージが大きくそのままピットイン。今回初のスーパーFJレース参戦だった大村だがデビュー戦1周目にして無念のリタイヤを喫することとなった。
トップを走る渡会は2位白崎をじわじわと引き離し、0.729秒の差てオープニングラップを終了。後方では7番手スタートの池田拓馬(テイクファースト & アメロイド)が中澤に接近、最終コーナーからの加速で前に出て6位に順位を上げてコントロールラインを通過。中澤はオープニングラップで2つポジションを落として7位にダウン。
2周目、渡会を追う白崎はセクター1、セクター3と全体ベストのタイムでギャップを削り0.627秒差とする。この2台が速く、3位髙口大将(レブレーシングKK-S2)はそこから1.7秒以上離されている。その高口に迫るのが4位の椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)で、0.296差と接近。池田対中澤の6位争いも激しく第3セクターで中澤が6位の座を奪い返す。3周目、渡会は1分29秒842とファステストラップを更新し、白崎との差を0.701秒とする。高口対椎橋の3位争いも激しくなり、4周目の第1コーナーで椎橋がインを突いてオーバーテイクに成功、3位椎橋、4位高口とポジションが入れ替わるが、このバトルの間にトップグループとの差は3秒以上に拡大してしまう。
渡会は4周目もファステストラップを更新して0.929秒のリード。しかし白崎も負けておらず5周目に1分29秒459と渡会より0.3秒以上速いファステストラップを出して0.613秒差、さらに6周目も0.503秒差とギャップを削り取る。3位椎橋は4位高口はやや離れて1.162秒の差。6位中澤はこの頃からペースが上がりはじめ、前を行く内田に0.247秒差とテール・ツー・ノーズ状態になり、6周目の第3セクターで攻略に成功、5位の座を奪い返す。
白崎にギャップを詰められていた渡会だが8周目には1分29秒287とこの日のファステストラップを叩き出して再び差を0.819秒と拡げる。レースは完全にこの二人のマッチレースの様相で、高口を突き放した3位椎橋だがこのペースにはついて行けず5秒以上の差を開けられてしまっている。この頃から順位争いが膠着する中で緊張が高まってきたのが内田対池田の6位争いで、6位に落ちた内田にやや元気がなく、7周目に0.248秒差と追いついた池田が8周目のセクター2で一気に間合いを詰めてセクター3でオーバーテイク、6位にポジションを上げる。
10周目に入ると白崎がスパート、再びトップ渡会とのギャップを削り始めて0.581秒差。11周目のバックストレートでテールに近づくとSPコーナーでは左右にマシンを振ってプレッシャーをかける。しかし渡会は動じることなく間合いを守り0.522秒の差でファイナルラップに突入。白崎はラストチャンスを狙って最終コーナーからの加速に賭けるが渡会はポジションを守り切って0.214秒の差でフィニッシュ。チェッカードフラッグの下をガッツポーズで通過し、ポール・ツー・ウインの完勝を飾った。白崎はスタート直後からチャンスを狙い続けたがスキを見い出すことができず2位フィニッシュ。3位は中盤から単独走行となった椎橋。4位高口の背後には中澤がファイナルラップだけで0.4秒を削り取って最後はメインストレートで並びかけたが僅かに高口が前の0.052差で中澤5位、ポイントリーダーの池田は6位でシリーズランキング首位の座を守った。
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ最終第7戦は3か月のインターバルをおいて11月18~19日に予定されている。開幕2連勝でポイントを荒稼ぎした池田60ポイント、優勝こそないがコンスタントに入賞している椎橋57ポイント、、今回やや不調だった内田が56ポイント、以下中澤52、豊島45、磐上43と6位までにチャンピオン獲得の目がある。長いインターバルを味方につけるのは誰だ?
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
- ポールポジション 6号車・渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)1分28秒405
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「(さすがSUGOのレコードホルダーですね)得意なSUGOなので(笑)。昨日は調子もよくなかったので、それがちょっと不安ではあったのですけれど、うまく乗れたかなとは思います。(不調の原因は?)マシン的にも決まっている感じがなくて、そこらへんは決勝のペースもちょっと不安ではあるのですけれど、なんとか勝てるように頑張りたいなと思います。思ったよりは予選のタイムも出たし、決勝に関しては一番前からスタートできるので」
- 予選2位 91号車・白崎稜(TAKE FIRSTスタッフリソース)1分28秒495 トップと0.090秒差
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「(コントロールタワーに呼ばれたのは?)クールダウンラップで水温が危なかったので、その辺で速度を落とし過ぎちゃって、他車との速度差があったので注意だけ。(タイム差はどう見る?)最終ラップに絶対抜けたタイムだったのですけれど、最終コーナーでひっかかってしまったので、そこはすごい悔しいですね。速さは十分あると思うので、昨日一昨日でちゃんとクルマはセット合っているので、後はちゃんと走らせるのみ、のはずです。レースウィークとしてSUGOは初めてです。感触は十分ですね、後はこの気温でタイヤが熱ダレとか、感触が落ちないことを祈って、ちょっとケアしながら走りたいですね。(今シーズンは好調なようだが要因は?)僕自身は鈴鹿は2021年のデビュー戦以降は走っていなかったのですが、テイクさんといろいろセットアップの話もして、データは提供して貰えているので、成長スピードはテイクさんのおかげです」
- 予選3位 7号車・髙口大将(レブレーシングKK-S2)1分28秒952 トップと0.547秒差
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「トップとコンマ5くらい離されてしまっているので……。昨日の練習ではそんな感触はなかった、もうちょっとトップとは縮まっている感じはあったのですけど、いざ新品タイヤを履いてみて、差が結構出ちゃったな、って感じです。(決勝に向けては?)コンマ5ってのは結構大きい差なので、スタートちょっと苦手意識はあるのですけれど、なんとか決めて、とりあえず前に出る、ってとこしかないかなって思っています。渡会選手とはチームメイトなのでいろいろ聞きながら、勝つ事もそうですけどチームとしていい結果が残せるように、頑張ります」
- 予選4位 53号車・椎橋祐介(FG&SW NMSP KKS2)1分29秒005 トップと0.600秒差
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「みんなの話聞こうと思っているのですけど、フロントタイヤが(他と)違っているんですよ。昨日涼(内田涼風)も僕と同じタイヤなのですよ。それで涼は昨日ニュータイヤ入れてるみたいなので、そこのフィーリングの違いを確認しようかな、と思っています。昨日と比べて全然アンダーな傾向になっちゃってて、トップタイムが見えるかと言われたら正直全然自信ないですけど、もうちょっと、昨日と同じバランスで行けてたらいけたかな、とモヤモヤしています。(タイヤの違いとは?)製造週が違うんです。クルマはちょっと調整して、ここら辺(トップグループを指して)に絡めるとランキング的にはすごいチャンスなタイミングになるので」
- 予選5位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)1分29秒222 トップと0.817秒差
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「(調子は?)あんまり、全然乗れていないのですけど。ちょっと金曜日から流れがよくなくて。乗れてないなって感じですけれど。やっぱり鈴鹿から来ている人が速いですね。コンマ8あると、ちょっと大変そうですけれど、ま、楽しむしかないですね。地元組が負けちゃった感じですけど、あまり(順位のことは)考えてないですけど、現実的にはこのへん(と3番手以上を指して)狙って行きたいですね」
- 予選6位 82号車・内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)1分29秒386 トップと0.981秒差
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「前日僕ユーズドタイヤでトップタイムだったのですけど。なのに全然感触悪いですね(苦笑)。(タイヤが路面を)喰っちゃってる気がしますね。決勝に向けてはとりあえずドライビングでもなんでも改善して前には行きます。頑張ります」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦公式予選が8月5日(土)スポーツランドSUGOで開催され、渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ)が白崎稜(TAKE FIRST スタッフリソース)に0.090秒の差でポールポジションを獲得した。
モビリティリゾートもてぎでの第5戦から僅か2週間のインターバルで開催された本大会は全国を転戦するスーパーFJジャパンリーグの第4戦を兼ねており、もてぎSUGOシリーズ戦のレギュラーメンバーの他に有力選手が参戦して来ている。その筆頭ともいえるのが昨年4月のSUGO大会予選でコースレコードを叩き出した渡会だが、注目は目下鈴鹿/岡山シリーズのポイントリーダー白崎で、昨年筑波/富士シリーズ2位だった白崎は今年鈴鹿/岡山シリーズに転じてここまで4戦中2勝でポイントリーダーにつけている。そして同シリーズから高口大将(レヴレーシング KK-S2)も参戦、レギュラー組と対峙することになる。
15分間の予選は午前9時45分に開始。南東北に位置するスポーツランドSUGOも熱波に襲われており気温はすでに30度超え。10%勾配のメインストレートを駆け上がるマシンには向かい風が吹き付ける。内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)、池内比悠(群馬トヨペットTeam RiNoA ED)のTeam RiNoA勢を先頭に15台がコースインした。
まずは残り10分、白崎が1分30秒を切る1分29秒668のトップタイムをマーク。気温が高くタイヤのウオームアップが早いようだ。2番手は1分30秒079で渡会。次の周回で白崎は1分28秒905までタイムを短縮、渡会も1分28秒台に入れて28秒932、その差0.027秒。3番手にはもてぎ・SUGOシリーズ戦レギュラーの椎橋祐介(FG&SW NMSP KKSII)が29秒005と渡会の0.1秒差につけている。4番手は29秒530の池田拓馬選手(テイクファースト & アメロイド)。池田は現在もてぎ・SUGOシリーズとジャパンリーグ両方でポイントリーダーに立っている。
残り7分、渡会が1分28秒704をマークしてトップに浮上、白崎、椎橋はひとつずつポジションを落とし、4番手に29秒421で高口が上がってくる。残り4分で渡会はトップタイムを1分28秒405まで削り白崎に0.311秒の差をつける。高口も1分28秒台に入れ3番手にポジションアップ。
渡会はここが今日の限界と見たか残り3分を切った時点でピットイン、タイヤを温存する作戦かタイムアタックを終了。一方で白崎は1分28秒606までタイムを縮め0.201秒差、さらにタイムアップ直前に28秒495で0.090秒差と渡会に迫るが逆転にはいたらずフロントロウに並んだ。
高口、椎橋はベストタイム更新がなかったが3番手、4番手でセカンドロウを確保した。5番手には2週間前のもてぎでキャリア初優勝を飾った中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)が29秒222で順位を上げ、6番手には池田がつけていたが、チェッカードフラッグが振られる中最後のタイムアタックで自己ベストを更新した内田涼風(群馬トヨペットRiNoA ED)が1分29秒386で6番手を奪い、池田は7番手にドロップした。
2023年スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦決勝レースは本日午後1時20分コースイン予定。気温も路面温度もピークに達しそうな時間帯の過酷なレースになりそうだ。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Asako SHIMA
2023年JAF地方選手権スーパーFJもてぎ・SUGOシリーズ第6戦が8月5日(土)にスポーツランドSUGOでで開催された。シリーズも終盤に差し掛かっているが、このタイミングでレースデビューを迎える選手もいる。今回はレーシングカート出身の31号車、大村海太(ハンマーレーシング10V)のデビューに注目し、予選を前に話を聞いた。
――これまでのキャリアは??
「レーシングカートをやっていました。去年は全日本に1回出ました。で、今回スーパーFJのデビュー戦です」
――今まで(スーパーFJでの)練習はどれくらい積んだ?
「昨日(金曜日)の走行とその前2週間くらい前に走っているだけですね。スーパーFJ以外でのサーキット走行は鈴鹿サーキットと鈴鹿南と、袖ケ浦フォレストレースウェイですね」
――スーパーFJとカートの違いはどう?
「全然違いますね、スーパーFJ乗った後にレーシングカート乗ると全然感覚が違っていて、まったくタイムが出ない感じです。スーパーFJだとコーナーでケツが滑るんですけど、カートは小回りがきいてそういうことがないので、ホントに感覚が狂いますね」
――レースに向けての意気込みを
「とりあえず完走と、楽しむことですね。しっかり走って」
――今日のレースの後の参戦予定は?
「特にはまだ決めていません。(まずはレースを経験してから?)はい、そうですね」
予選では出だしの1分33秒から31秒623まで自己ベストを短縮。トップからは3.2秒ほど差があったが、ほとんど経験がないという事で今後の伸びしろに期待したい。
Text & Photo: Junichi SEKINE
GT500クラス優勝 3号車Niterra MOTUL Z(NDDP RACING)
- 千代勝正(NDDP RACING)
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「率直に嬉しいです。前回の鈴鹿では実力では勝ててなかったんですが、優勝ということで記者会見した後で色々あって4位という結果に終わったので。チームのみんなもしっかり実力で勝てるように、この2ヶ月しっかり準備してくれました。予選からいいパフォーマンスを出せたのもチームとミシュランタイヤのみんなのおかげです」
「決勝は序盤のウェットの中リードを築けましたが、路面が乾くペースが早かったので、タイヤを労わりながら様子を見ていました。天候が読めない中でスリックに替えるタイミングが遅れてしまい、セカンドスティントは4番手に落ちてしまいました。今回は天候にも味方され、高星選手も力強い走りをしてくれたので、チームの底力とミシュランタイヤのパフォーマンスを証明できて本当によかったです」
- 高星明誠(NDDP RACING)
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「素直に嬉しいです。前回のことについては自分達も思うところがありますが、全てを飲み込んで歯を食いしばってこの2ヶ月間耐えてきたので、僕としても嬉しいし、チームのみんなも喜んでいるんじゃないかと思います」
「レースに関しては千代選手がすごく長く走ってくれて、いいポジションで走って僕に渡してくれましたが、赤旗のタイミングで雨が降ってきてしまい、そこでのタイヤ選択は悩ましかったんですが、結果的に選択が当たって最後まで持つことができました。そういう意味でミシュランタイヤのパフォーマンスを示すことができたし、日産チームのパフォーマンスをドライ、ウェット両方で示せました」
GT300クラス優勝 11号車GAINER TANAX GT-R(GAINER)
- 塩津佑介(GAINER)
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「嬉しい気持ちでいっぱいです。もちろん今回走っていないんですけど。スタートの石川選手のオーバーテイクで始まり、しんどいコンディションで早めにドライタイヤへの交換して、タイヤも厳しい状況の中、いいペースでピットまで、最後までマネジメントして。富田選手に交代してからも赤旗が出たり、本当に難しい状況だったんですが、最後は感動的な展開でチェッカーを見ることができました。同じチームで走れて本当に幸せ者だなあと思いました」
- 石川京侍(GAINER)
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「すごく嬉しいです。僕にとっては2019年以来の優勝なので結構久しぶりです。今回は荒れた展開になるかなと思ったので、ウォームアップ走行の時に、みんながウェットタイヤを履く中、僕らはスリックタイヤを履いて、どのタイミングで交換するのが一番いいのかを試せたのが良かったし、ダンロップタイヤのパフォーマンスも良くて、チームの戦略も完璧だったので、全てが完璧なレースだったなと思います」
- 富田竜一郎(GAINER)
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「今年僕と京侍くんで11号車で組むことになって、開幕から苦しい戦いが続いていました。前回も非常に高いパフォーマンスがあったんですが、レース中断ということで最後まで戦うことができませんでした。今回も走り出しから調子が良くて、予選から僕も京侍くんも思う通りのアタックができたことで、非常にいい位置からレースをスタートすることができました」
「京侍くんも前半すごく頑張ってくれて、難しいコンディションでしたが、チームの作戦、京侍くんの判断が完璧にハマりました。赤旗の直前はトップ狙えるかなと思っていましたが、雨が降ってきたことで厳しい状況になりました。再開後のタイヤ選択は僕がしたんですが、それがいい方向に行っていないなというのを数周で感じました。4号車に対して戦える武器がない状況でどうしていこうかと考えるなかで、エンジニアが『このタイミングでピットに入って』って言ってくれたのが本当にドンピシャのタイミングで、最後2ラップでトップに立つことができました。チームとダンロップタイヤさんとドライバー全てが噛み合った、本当にいい週末だったなと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
2023オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT450kmレース」の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選4番手からスタートした3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が逆転に次ぐ逆転の波乱の戦いを制した。
(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:予選日20,200人/決勝日30,200人/大会総入場者数50,400人)
サポートレースが行われている間に降り始めた雨は、ウォームアップ走行が始まる頃には一旦止んでいたが、グリッド整列の最中に再び降り始め、そしてスタート直前に小康状態となった。この天候の変化を鑑み、競技団は第4戦決勝をセーフティーカースタートとする決定を下した。
午後1時45分、セーフティーカーの先導で100周の戦いが始まった。気温26℃、路面温度は33℃だ。セーフティーカーは2周終わりでピットへ。3周目から追い越しが可能となった。
ポールポジションの佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)はそのままトップで逃げ切りを図るが、その後方で4番手スタートの千代勝正(Niterra MOTUL Z)が第3セクターで2台のARTA NSXを次々に抜き去り、一気に2位に浮上してきた。
さらに千代は4周目のダンロップコーナーで早くも佐々木を攻め落とし、一気にトップに躍り出た。
この頃には雨は一旦止み、路面は徐々に乾きつつあった。
これにいち早く反応したのが24号車だ。佐々木は11周目にピットに飛び込み、給油とスリックタイヤへの交換を行った。国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)と宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)もこれに続く。
その後もスリックタイヤに履き替えるチームが相次ぐが、トップの3号車は15周目にようやくピットイン。これが仇となって3号車は39号車の後ろでコースインすることとなり、4位まで後退してしまった。
代わってトップに立ったのは、スリックへ交換してからハイペースで攻め続けた福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)。タイヤ交換のみでコースに戻った大嶋和也(ENEOS X PRIME GR Supra)が2位につけ、同じくファステストラップを次々に更新しながら周回を重ねた関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)が3位だ。
2位の大嶋は徐々に福住との差を詰め、23周目の最終コーナーでついに16号車のインに飛び込んだ。両者は並走のままホームストレートを駆け抜け、1コーナーでようやく14号車がここでトップに立つと、その周だけで一気に1秒372のリードを築き上げる。
その後も着実にリードを広げる大嶋だったが、35周目に入ったところで佐藤公哉のドライブする244号車HACHI-ICHI GR Supra GTがマシントラブルにより出火し、コカコーラコーナー手前でストップするアクシデントが発生。これによりこの日最初のセーフティーカーが導入された。
車両排除ののち41周終わりでセーフティーカーはピットイン。42周目からレースは再開される。ここで周回遅れの23号車に詰まって14号車との差をつめられない16号車を39号車の関口が捉えて2位に浮上する。
その後も関口は徐々にトップとの差を詰めていったが、14号車は46周目に2度目のピットイン。40秒7の作業時間で山下健太をコースに送り出した。
続いて39号車も47周目にピットイン。給油とドライバー交代を行ったが、作業に49秒1を要したために中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)は14号車の後ろでコースインすることとなった。
ここからGT500勢は相次いで2度目のピット作業を行うことになり、全車が作業を終えた時点で14号車が再びトップに立った。
ところが66周目に入ったところで再びGT300車両の火災が発生する。244号車と同じくつちやエンジニアリングが走らせる25号車HOPPY Schatz GR Supra GTだ。25号車はダンロップコーナー先のランオフエリアで激しい炎を上げ、これがタイヤバリアに引火しそうな状況となった。
このため当初はセーフティーカーが導入されたが、直ちにポストから赤旗が提示され、レースはここで中断となる。
さらに消火作業が行われている間に再び雨が激しく降り始めたため、再スタート時刻は何度も延期され、午後4時30分にようやくセーフティーカーの先導で走行は再開された。またこの天候変化を考慮し、レースコントロールは各車にウェットタイヤへの交換を許している。
セーフティーカーは71周目にピットイン。72周目から追い越し可能となった。
すかさず高星明誠(Niterra MOTUL Z)がこの周のダンロップコーナーでアウトからジュリアーノ・アレジ(Deloitte TOM'S GR Supra)を抜いて3位、74周目の100Rで39号車をアウトから抜いて2位に。そしてこの周終わりのホームストレートでインから14号車を抜き去って、遂に再びトップに立った。
さらに80周目の2コーナー立ち上がりで37号車が39号車を抜いて3位に浮上してきた。
大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)も83周目までに野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)、37号車、14号車を次々に抜いて2位にジャンプアップ。
83周目の最終コーナーでは37号車をアウトから抜こうとした8号車が縁石に乗り上げてスピン、大きく順位を落とすことに。
そして14号車が83周目に3度目のピットイン。84周目に1号車もピットイン。彼らはここでスリックタイヤへの交換を行ったが、この賭けは実を結ばず、14号車と1号車は周回遅れにまで後退してしまった。
その後は、7位で赤旗中断後のレースを再開していた山本尚貴(STANLEY NSX-GT)が見事な追い上げを見せ、92周目に太田格之進(Modulo NSX-GT)を抜いて5位に浮上すると、93周目には1コーナーで38号車、100Rでは17号車を次々に捉えて3位に浮上した。
こうした後続のバトルを尻目にトップの3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)は着実にリードを広げていき、最後は2位に45秒244の大差をつけて100周を走り切り、今季初優勝をものにした。
これに続いて16号車、100号車の順でチェッカーを受けたが、この2台は2度目のピット作業を行った際に、タイヤ交換が終わらないうちに給油を始めてしまったことが発覚。このため揃って40秒のタイム加算を受けることとなった。
これにより、4番目にチェッカーを受けた64号車Modulo NSX-GT(伊沢拓也/太田格之進)が2位に繰り上がり、16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)は3位、100号車は表彰台圏外の6位に後退してレースを終えた。
GT300クラスも天候とアクシデントに翻弄されて順位が激しく入れ替わる展開となった。
スタートでトップに立ったのはポールポジションの片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)だったが、追い越しが可能となった3周目のセクター3で予選2番手の井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が4号車を抜いてトップに。さらに予選3番手の石川京侍(GAINER TANAX GT-R)がこの2台を次々に捉えてトップに浮上した。
しかし路面が乾き始めると4号車が反撃に転じ、7周目の1コーナーで11号車を捉えてトップを奪い返した。さらに4番手スタートの元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)も7周目の最終コーナーで11号車を抜いて2位に上がってきた。
しかしその7周目からGT300勢も相次いでスリックタイヤを投入する展開となり、上位陣のタイヤ交換が一段落した12周目には4号車がトップ、88号車が2位、11号車が3位となった。
その後はトップ3に大きな変動がないまま淡々と進行したが、25号車の出火で赤旗中断となった後からレースは大きく動くこととなる。
まずセーフティーカーがピットインして追い越しが可能となった直後のコカコーラコーナーでトップの谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が痛恨のオーバーラン。これに乗じて安田裕信(PONOS GAINER GT-R)がトップに浮上し、富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)がそれに続く。
さらに72周目のコカコーラコーナーで11号車が10号車を捉えてトップに。しかしこの2台を4号車が追い詰め、73周目の1コーナーで10号車を捉えて2位に、78周目の2コーナー立ち上がりでは11号車をも攻め落としてトップを奪い返す。
しかし11号車は81周目にスリックタイヤへの交換を決断、3度目のピット作業を行った。すると4号車も84周目にスリックへ。その後はどのチームも相次いでスリックタイヤに交換することとなった。
その結果、いち早く行動に移った11号車GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)がトップを奪い返し、今季初優勝を達成。
これに7号車Studie BMW M4(荒聖治/柳田真孝)が2位、6号車DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)が3位で続く形でレースは決着した。
第5戦の舞台は今季2度目の鈴鹿サーキット。決勝は8月27日に今季4度目の450kmとして行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 3 | 千代 勝正 高星 明誠 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 58 | 100 | 3:45'06.900 | - | - |
2 | 64 | 伊沢 拓也 太田 格之進 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 100 | 3:46'11.335 | 1'04.435 | 1'04.435 |
3 | *16 | 福住 仁嶺 大津 弘樹 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 10 | 100 | 3:46'32.144 | 1'25.244 | 20.809 |
4 | 36 | 坪井 翔 宮田 莉朋 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 72 | 100 | 3:46'45.846 | 1'38.946 | 13.702 |
5 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 14 | 100 | 3:46'48.052 | 1'41.152 | 2.206 |
6 | *100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 44 | 100 | 3:46'51.180 | 1'44.280 | 3.128 |
7 | 17 | 塚越 広大 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 34 | 99 | 3:45'10.407 | 1Lap | 1Lap |
8 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 10 | 99 | 3:45'17.879 | 1Lap | 7.472 |
9 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 12 | 99 | 3:45'32.229 | 1Lap | 14.350 |
10 | 24 | 佐々木 大樹 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 6 | 99 | 3:45'42.358 | 1Lap | 10.129 |
11 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 42 | 99 | 3:45'50.438 | 1Lap | 8.080 |
12 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 44 | 99 | 3:45'55.676 | 1Lap | 5.238 |
13 | *23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 50 | 99 | 3:46'10.121 | 1Lap | 14.445 |
14 | 8 | 野尻 智紀 大湯 都史樹 木村 偉織 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 22 | 99 | 3:46'11.930 | 1Lap | 1.809 |
15 | 1 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 36 | 99 | 3:46'27.412 | 1Lap | 15.482 |
---- 以上規定周回数(70% - 70 Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo. 17 松下信治(Astemo NSX-GT) 1'30.507 (29/99) 181.498 km/h
- CarNo. 17は、SpR.32(スタート手順違反/5分前以降の禁止作業)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 23は、SpR.22-3.3)(シャシー交換)により、ペナルティーストップ5秒を科した。
- CarNo. 16, 100は、SpR.27-1.3)(給油中のタイヤ交換)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
■GT300クラス
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 11 | 富田 竜一郎 石川 京侍 塩津 佑介 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 18 | 93 | 3:45'08.233 | - | - |
2 | 7 | 荒 聖治 柳田 真孝 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 75 | 93 | 3:45'16.137 | 7.904 | 7.904 |
3 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン 神 晴也 | DOBOT Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 12 | 93 | 3:45'16.525 | 8.292 | 0.388 |
4 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 名取 鉄平 | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 90 | 93 | 3:45'22.427 | 14.194 | 5.902 |
5 | 31 | 嵯峨 宏紀 小高 一斗 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 9 | 93 | 3:45'29.145 | 20.912 | 6.718 |
6 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 18 | 93 | 3:45'29.647 | 21.414 | 0.502 |
7 | 10 | 安田 裕信 大草 りき | PONOS GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 27 | 93 | 3:45'35.820 | 27.587 | 6.173 |
8 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOCランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 15 | 93 | 3:45'36.917 | 28.684 | 1.097 |
9 | 52 | 吉田 広樹 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 84 | 93 | 3:45'58.401 | 50.168 | 21.484 |
10 | *60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 21 | 93 | 3:45'59.035 | 50.802 | 0.634 |
11 | 2 | 堤 優威 平良 響 加藤 寛規 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 90 | 93 | 3:45'59.246 | 51.013 | 0.211 |
12 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 6 | 93 | 3:46'02.680 | 54.447 | 3.434 |
13 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 小河 諒 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 6 | 93 | 3:46'15.224 | 1'06.991 | 12.544 |
14 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 大滝 拓也 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 93 | 3:46'44.823 | 1'36.590 | 29.599 |
15 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 山田 真之亮 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 3 | 93 | 3:46'47.330 | 1'39.097 | 2.507 |
16 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 12 | 92 | 3:45'14.487 | 1Lap | 1Lap |
17 | 18 | 小林 崇志 小出 峻 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 60 | 92 | 3:45'29.438 | 1Lap | 14.951 |
18 | 5 | 冨林 勇佑 松井 孝允 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 92 | 3:46'43.654 | 1Lap | 1'14.216 |
19 | *50 | イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 小山 美姫 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 92 | 3:46'47.077 | 1Lap | 3.423 |
20 | 27 | 岩澤 優吾 伊東 黎明 | Yogibo NSX GT3 Honda NSX GT3 Yogibo Racing | YH | 24 | 91 | 3:45'36.100 | 2Laps | 1Lap |
21 | *48 | 井田 太陽 田中 優暉 眞田 拓海 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 91 | 3:46'02.268 | 2Laps | 26.168 |
22 | 9 | 阪口 良平 リアン・ジャトン 川端 伸太朗 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 91 | 3:46'41.396 | 2Laps | 39.128 |
23 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 6 | 89 | 3:45'54.017 | 4Laps | 2Laps |
24 | 22 | 和田 久 城内 政樹 加納 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 88 | 3:45'28.739 | 5Laps | 1Lap |
25 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 72 | 66 | 2:55'40.537 | 27Laps | 22Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 65 Laps)完走 ---- |
- | 25 | 菅波 冬悟 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 3 | 60 | 1:53'24.734 | 33Laps | 6Laps |
- | 244 | 佐藤 公哉 三宅 淳詞 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | 33 | 31 | 58'41.759 | 62Laps | 29Laps |
- Fastest Lap: CarNo. 11 富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R) 1'38.323 (56/93) 167.070 kmh
- CarNo. 60(吉本大樹)は、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
- CarNo. 50(イゴール・オオムラ・フラガ)は、SpR.付則-3(SC運用手順)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 48(眞田拓己)、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo. 22(和田久)は、SpR.26-11.(ウォームアップ時のピットレーン速度)違反により、罰金2万円を科した。
- CarNo. 22(和田久)は、SpR.13-1.a.(他車への衝突行為)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
GT500クラス 24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(KONDO RACING)
- 平手晃平(KONDO RACING)
-
「前回の鈴鹿の悔しい予選結果から2ヶ月のインターバルがあり、自分達もテストをこなして、必勝を期して予選に臨みました。走り出しからクルマの調子が良く、タイヤも僕らの想像以上のパフォーマンスを発揮してくれたので、自信を持ってQ1を行かせていただけました」
「自分よりも大樹の方が富士は得意そうだったので、Q2は大樹に行ってもらうことにして、僕はQ1でしっかりタイムを出して大樹にフィードバックしようと思っていました。大樹も自信を持って走ってくれたので、本当にいい予選だったと思います」
- 佐々木大樹(KONDO RACING)
-
「2ヶ月ブランクがあったんですけど、テストを通じてヨコハマさんがしっかり夏用のタイヤを用意してくださいました。予選ではちょっとミスしてしまいましたが本当にクルマに助けられました。前回のようなこともあり、ここで流れを取り戻さなければと思っていたので、またポールポジションを取って明日レースできることで、鈴鹿からの悪い流れを断ち切れると思います。明日は思いっきり戦います」
GT300クラス 4号車グッドスマイル初音ミクAMG(GOODSMILE RACING & TeamUKYO)
- 片岡龍也(GOODSMILE RACING & TeamUKYO)
-
「今回は走り出しから好調で、富士は谷口さんが得意としていて、Q2を行ってもらうことになったんですが、今回は本当に調子がいいので、これだったら僕でも(ポールが)欲しいなと思ったんですが、ここは確実に行ってもらうことにしました」
「チームとしてもずっと苦しんでいて、去年やっと勝てて、今回は6年ぶりのポールということで士気も上がってきています。忘れかけていたいろんなものが戻ってきたなという感じで嬉しく思います」
- 谷口信輝(GOODSMILE RACING & TeamUKYO)
-
「持ち込みからクルマの調子が良くて、思いのほか早く、着替えてもいないうちに乗る番が回ってきました。2ヶ月の休養をもらって『肩慣らしに行くか』くらいの気持ちで走ったらトップタイムが取れちゃった、くらいにクルマが決まっていました。ロングやってニュータイヤを走らせたらもう予選は行けるみたいな感じでした」
「今回Q2を譲ってもらって、しかもQ1トップタイムを取って渡されたので、『まずいな。片岡のタイムを抜かないと』という感じでしたが、慌てることなくきちんと走らせようという感じで走らせたらタイムが出ました」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
- 第5戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
-
「(スタートは)反応自体は昨日と同じくらいでしたが、クラッチの繋がりが食いつきすぎてストール気味になってしまいました。そこのコントロールはまだまだ練習が必要ですね。リスタートも自分の実力不足としか言いようがありません。セーフティーカーに追いついちゃいけないと思って、思うように仕掛けられませんでした。一度アクセルを踏んでから戻すのはダメなので、『ああこれは行かれたな』と思いながらアクセルを踏んでいきました。まだまだ経験が足りなくて、反省するポイントばっかりですが頑張ります」
「最終コーナーは、セッティングも走り方も含めて、タイヤとかクルマをうまく蹴り出せるようにと、そこは今回一番意識していましたね。そこが決まったのが大きかったですが、その分弱点も生まれるので、我慢するところは我慢して、自分が勝負できるところで勝負することを心がけて、それができたのは良かったです」
「(終盤の黄旗について)最終コーナーからの立ち上がりが強いのは分かっていたので、1コーナーで仕掛けられないのは苦しいなと思いつつも、それ以外で、というのは考えました。その点ではクルマのセットアップを見直さないといけないなと思いました」
「前回の鈴鹿大会では赤旗のタイミングなどもあり、予選は思わしくなかったですが、決勝のペースでは引けをとらなかったと思うので、次回も今回と変わらず、自分のペースとクルマに集中して、いい結果を残せるように頑張ります」
- 第5戦決勝2位 中村仁(TGR-DC Racing School)
-
「悔しいです。心に穴が開いてる感じです。やれることはやったし、仕方ありません」
「(リスタートは)小林選手がスープラコーナーで加速して、一度減速したので、これは自分がミスらなければ1コーナーでねじ込んでいけるなと思いました。(三井選手とのバトルについて)1コーナーはめちゃくちゃ自信があったわけではありませんが、普通に走っていれば行かれることはないなと思って、冷静に走っていました。クルマは悪くはなかったですね。最後は少しペースを落としてしまいましたが。やれることは全部できました」
「鈴鹿はうまく走れるので、予選さえ決めれば前に行かせることなく逃げ切れると思います。今回悪かったところはしっかり直して挑みたいです」
- 第5戦決勝3位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「残念です。2回ともポールスタートだったので優勝を狙っていたんですけど。レースペースで差があったなという感じです」
「(小林選手とは)最終コーナー進入の部分ではそんなに差がないと思うんですが、トラクションのかかり方が違うので追いつけませんでした。ストレート対策はテストで色々やってきたので、これ以上ダウンフォースを削ってもタイムに反映できないのは分かっていました。マシンの部分でやることはあまり残っていませんでした。走りの部分でまだまだ改善すべきでした」
「(リスタートは)アウトからトップを狙っていったんですけど、あと少し足りませんでしたね」
「前回の鈴鹿大会では3位と3位だったので、次も今回のように連続ポールをとって、優勝を狙っていきます」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
2023年FIA-F4選手権シリーズ第6戦の決勝が8月6日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が前日の第5戦に続いて2連勝を飾った。
第6戦決勝は午前8時にフォーメーション開始。天候は晴れだが昨日より雲の量が多めだ。路面はドライ。
スタートではポールの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)がそのままトップで1コーナーに飛び込み、予選2番手の小林が続く。その後方では4番手スタートの中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が1コーナーでアウトから予選3番手の三井優介(HFDP RACING TEAM)を捉えて3位に上がってきた。
すかさずこの周終わりのホームストレートでスリップについた三井は2周目の1コーナーでインをついたが、中村はこれを退け、小林を追い上げにかかる。
小林は2周目の最終コーナー立ち上がりで抜群の加速を見せ、続くホームストレートでアウトから野村に並びかけ、3周目の1コーナー手前でトップに立った。野村の背後には中村と三井が迫る。
4周目の1コーナーで再び中村のインに飛び込んだ三井だったが、中村はここでも三井を退けると、この周のダンロップコーナーで野村のインに飛び込んで2位に浮上する。ホームストレートで抜き返そうと並びかけた野村だったが、ここでも中村はポジションを守った。
しかしトップの小林が5周目に入ったところで中島功(Rn. SHINSEI. F110)がコース脇にストップしたため、ここでセーフティーカーが導入された。
セーフティーカーは7周目にピットイン。8周目からレースが再開される。ところがここでトップの小林の加速が伸びない。これを後続の二人は見逃さず、1コーナー手前でインから中村、アウトからは野村が次々に小林に並びかけて抜き去っていく。ここでトップに立ったのは中村だ。
しかし小林はすかさず9周目の1コーナーで野村のインをついて2位に浮上する。その後方では佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)がダンロップコーナーで荒川鱗(Dr. Dry F110)のインに飛び込んで5位に上がってきた。
9周終わって中村のリードは0秒564。10周目には0秒363差まで小林が詰めてきた。しかしここでインディペンデントカップに参戦するKENTARO(Baum Field F4)が1コーナーのグラベルに飛び出してしまったため、富士では一番のオーバーテイクポイントであるこの区間はダブルイエローとなってしまった。仕方なく中村の後方でチャンスを窺う小林。そのチャンスはファイナルラップでようやく訪れる。
トップ2台がファイナルラップに差し掛かろうとするちょうどその時、車両排除の終わった1コーナーポストの黄旗が解除されると、小林利徠斗はすかさずホームストレートで並びかけ、中村を抜き去ってトップを奪い返すと、そのまま逃げ切って今季3勝目をものにした。
2位に中村仁が続き、TGR-DC Racing Schoolが1-2フィニッシュを達成する。野村勇斗は最後まで三井優介の追撃を退けて3位フィニッシュ。昨日に続いての表彰台を獲得した。
次戦の舞台は三重県の鈴鹿サーキット。3週間後の8月26日に第7戦、27日に第8戦が行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/06) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'20.157 | - | - |
2 | 35 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'20.507 | 0.350 | 0.350 |
3 | 6 | | | 野村 勇斗 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'21.051 | 0.894 | 0.544 |
4 | 5 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'21.256 | 1.099 | 0.205 |
5 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'21.654 | 1.497 | 0.398 |
6 | 7 | | | 森山 冬星 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'23.600 | 3.443 | 1.946 |
7 | 31 | | | 平安山 良馬 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 27'24.628 | 4.471 | 1.028 |
8 | 88 | | | 荒川 鱗 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 27'26.684 | 6.527 | 2.056 |
9 | 62 | | | 佐藤 樹 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'27.165 | 7.008 | 0.481 |
10 | 38 | | | 奥本 隼士 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'27.379 | 7.222 | 0.214 |
11 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS F110 PONOS RACING | 14 | 27'27.879 | 7.722 | 0.500 |
12 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 27'29.505 | 9.348 | 1.626 |
13 | 77 | | | 小松 響 | WARMTECH Skill Speed スキルスピード | 14 | 27'31.223 | 11.066 | 1.718 |
14 | 22 | | | 藤原 優汰 | 藤原オートAKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 27'31.453 | 11.296 | 0.230 |
15 | 46 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工M.T フジタ薬局レーシング | 14 | 27'31.934 | 11.777 | 0.481 |
16 | 80 | | | 野澤 勇翔 | OTG DL F4 CHALLENG OTG MOTORSPORTS | 14 | 27'32.060 | 11.903 | 0.126 |
17 | 15 | | | 渡部 智仁 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 27'32.466 | 12.309 | 0.406 |
18 | 34 | | | 清水 啓伸 | Drago CORSE F110 Drago CORSE | 14 | 27'33.603 | 13.446 | 1.137 |
19 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'34.981 | 14.824 | 1.378 |
20 | 41 | | | 井本 大雅 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 27'35.273 | 15.116 | 0.292 |
21 | 28 | | | 中村 賢明 | トムスフォーミュラカレッジ F110 TOM'S YOUTH | 14 | 27'35.278 | 15.121 | 0.005 |
22 | 96 | IC | 2 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 27'38.438 | 18.281 | 3.160 |
23 | 49 | | | 居附 明利 | RSイディアイーグルスポーツ イーグルスポーツ | 14 | 27'38.528 | 18.371 | 0.090 |
24 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 27'38.870 | 18.713 | 0.342 |
25 | 48 | | | 堀尾 風允 | MOST-HM Racing F4 フジタ薬局レーシング | 14 | 27'39.311 | 19.154 | 0.441 |
26 | 8 | | | 半田 昌宗 | SD-STYLE GMB F110 TEAM GMB | 14 | 27'39.459 | 19.302 | 0.148 |
27 | 2 | IC | 3 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 27'39.816 | 19.659 | 0.357 |
28 | 13 | IC | 4 | 藤原 誠 | B-MAX ENGINEERING B-MAX RACING TEAM | 14 | 27'43.457 | 23.300 | 3.641 |
29 | 10 | IC | 5 | 植田 正幸 | アキランドwith Rn-sports AKILAND RACING | 14 | 27'43.858 | 23.701 | 0.401 |
30 | 97 | IC | 6 | 坂 裕之 | のりものクラブBJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 27'44.537 | 24.380 | 0.679 |
31 | 98 | | | 三島 優輝 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 27'45.838 | 25.681 | 1.301 |
32 | 18 | IC | 7 | 塚本 法生 | フィールドAKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 27'52.618 | 32.461 | 6.780 |
33 | 71 | IC | 8 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 27'59.758 | 39.601 | 7.140 |
34 | 11 | IC | 9 | 中島 功 | Rn. SHINSEI. F110 Rn-sports | 14 | 28'00.864 | 40.707 | 1.106 |
35 | 26 | IC | 10 | 山崎 令二郎 | Media Do影山F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 28'05.563 | 45.406 | 4.699 |
36 | 23 | IC | 11 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 28'10.739 | 50.582 | 5.176 |
37 | *12 | | | 洞地 遼⼤ | HIROTEX AKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 28'24.277 | 1'04.120 | 13.538 |
38 | *78 | | | 小野 陽平 | Reversal Spirit スキルスピード | 14 | 28'31.515 | 1'11.358 | 7.238 |
39 | 61 | | | 奥住 慈英 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 13 | 27'49.818 | 1Lap | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 12 Lpas)完走 ---- |
- | 55 | IC | - | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 10 | 20'27.720 | 4Laps | 3Laps |
- | 21 | IC | - | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp Eagle イーグルスポーツ | 9 | 19'08.329 | 5Laps | 1Lap |
- | 86 | IC | - | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 5 | 9'54.395 | 9Laps | 4Laps |
- | 14 | | | 田上 蒼竜 | ガレージENZO ZAP F110 ZAP SPEED | 3 | 5'38.937 | 11Laps | 2Laps |
- | 16 | | | 西村 和真 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1 | 1'56.337 | 13Laps | 2Laps |
- | 44 | IC | - | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | - | d.n.s | - | - |
- Fastest Lap: CarNo, 36 小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'46.875 (11//14) 153,701 km/h
- CarNo.12は、シリーズ規則第15条1,1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.78は、シリーズ規則第15条1,1)(他車への衝突行為+コースアウト)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。
SUGOチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/08/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 6 | | | 渡会 太一 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 12 | 18'02.510 | - | - |
2 | 91 | | | 白崎 稜 | TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 | 12 | 18'02.724 | 0.214 | 0.214 |
3 | 53 | | | 椎橋 祐介 | FG&SW NMSP KKSII MYST KK-S2 | 12 | 18'10.398 | 7.888 | 7.674 |
4 | 7 | | | 髙口 大将 | レブレーシングKK-S2 MYST KK-S2 | 12 | 18'12.678 | 10.168 | 2.280 |
5 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP FOCS 10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'12.730 | 10.220 | 0.052 |
6 | 97 | | | 池田 拓馬 | TAKE FIRST & AMEROID MYST KK-S2 | 12 | 18'14.288 | 11.778 | 1.558 |
7 | 82 | | | 内田 涼風 | 群馬トヨペットRiNoA ED MYST KK-S2 | 12 | 18'15.537 | 13.027 | 1.249 |
8 | 81 | | | 池内 比悠 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 12 | 18'15.753 | 13.243 | 0.216 |
9 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing ED MYST KK-S2 | 12 | 18'20.640 | 18.130 | 4.887 |
10 | 36 | | | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'26.375 | 23.865 | 5.735 |
11 | 86 | | | 村田 将輝 | 湘工冷熱ZAP SPEED ED MYST KK-S2 | 12 | 18'26.996 | 24.486 | 0.621 |
12 | 14 | | | 熱田 行雲 | ZAP 10V ARY ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'36.973 | 34.463 | 9.977 |
13 | 24 | | | 甲山 晴翔 | Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V | 12 | 18'37.162 | 34.652 | 0.189 |
---- 以上規定周回数(90% - 10 Laps)完走 ---- |
- | 15 | G | - | 安藤 弘人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1 | 2'25.804 | 11Laps | 11Laps |
- | 31 | | | 大村 海太 | ハンマーレーシング10V TOKYO R&D RD10V | 1 | 3'22.918 | 11Laps | 57.114 |
- Fastest Lap: CarNo. 6 渡会太一(FTKレヴレーシングガレージ) 1'29.287 (8/12) 144.606 km/h
SUGOチャンピオンカップレース第3戦 -RIJ- (2023/08/05) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 スーパーFJもてぎ・菅生シリーズ Round 6 スポーツランドSUGO 3.5865km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 6 | | | 渡会 太一 | FTKレヴレーシングガレージ MYST KK-S2 | 1'28.405 | - | - | 146.048 |
2 | 91 | | | 白崎 稜 | TAKE FIRSTスタッフリソース MYST KK-S2 | 1'28.495 | 0.090 | 0.090 | 145.900 |
3 | 7 | | | 髙口 大将 | レブレーシングKK-S2 MYST KK-S2 | 1'28.952 | 0.547 | 0.457 | 145.150 |
4 | 53 | | | 椎橋 祐介 | FG&SW NMSP KKSII MYST KK-S2 | 1'29.005 | 0.600 | 0.053 | 145.064 |
5 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP FOCS 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.222 | 0.817 | 0.217 | 144.711 |
6 | 82 | | | 内田 涼風 | 群馬トヨペットRiNoA ED MYST KK-S2 | 1'29.386 | 0.981 | 0.164 | 144.445 |
7 | 97 | | | 池田 拓馬 | TAKE FIRST & AMEROID MYST KK-S2 | 1'29.512 | 1.107 | 0.126 | 144.242 |
8 | 81 | | | 池内 比悠 | 群馬トヨペットTeam RiNoA ED MYST KK-S2 | 1'29.673 | 1.268 | 0.161 | 143.983 |
9 | 36 | | | 磐上 隼斗 | アルビ富士吟景GIA ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.695 | 1.290 | 0.022 | 143.948 |
10 | 27 | | | 豊島 里空斗 | C.S.I Racing ED MYST KK-S2 | 1'29.762 | 1.357 | 0.067 | 143.840 |
11 | 14 | | | 熱田 行雲 | ZAP 10V ARY ED TOKYO R&D RD10V | 1'29.811 | 1.406 | 0.049 | 143.762 |
12 | 86 | | | 村田 将輝 | 湘工冷熱ZAP SPEED ED MYST KK-S2 | 1'30.231 | 1.826 | 0.420 | 143.093 |
13 | 24 | | | 甲山 晴翔 | Vivalavidaでさん子10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'30.509 | 2.104 | 0.278 | 142.653 |
14 | 15 | G | 1 | 安藤 弘人 | ZAP SPEED 10V ED TOKYO R&D RD10V | 1'30.969 | 2.564 | 0.460 | 141.932 |
15 | 31 | | | 大村 海太 | ハンマーレーシング10V TOKYO R&D RD10V | 1'31.623 | 3.218 | 0.654 | 140.919 |
---- 以上基準タイム(130% - 1'55.203)予選通過 ---- |
2023オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT450kmレース」の公式予選が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)が、GT300クラスは4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がいずれも今季初のポールポジションを獲得した。
(天候:晴れ コース:ドライ)
予選Q1 公式練習トップの16号車がトップ通過
GT500クラスの予選Q1は午後3時53分に走行開始。
この予選を前に、公式練習中にトラブルに見舞われてストップした39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(関口雄飛/中山雄一)は結局エンジンを交換することになった。このほか1号車MARELLI IMPUL Z(平峰一貴/ベルトラン・バゲット)も走行後にトラブルが見つかり、エンジンと燃料リストリクターを交換して予選に臨んだ。
ここではアウトラップに続いて2周のウォームアップを行なったアタックに入るチームと3周のウォームアップを行うチームの二つに大きく分かれた。
そうした中、ウォームアップ1周でアタックに入った高星明誠(Niterra MOTUL Z)がまず1分28秒448を記録してきた。続いてウォームアップ2周の福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1'27.858。同じくウォームアップ2周の太田格之進(Modulo NSX-GT)は1分28秒478、平手晃平(リアライズコーポレーションADVAN Z)は1'27.935でこの時点で2番手に。
その後、ウォームアップ3周組がアタックを行い、野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分28秒025、牧野任祐(STANLEY NSX-GT)は1分28秒251、そして石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分28秒273で5番手に入ったところでチェッカーフラッグが提示された。
この結果トップは16号車、2番手に24号車、3番手に8号車と続き、以下100号車、38号車、3号車、64号車そして17号車がQ2に進出。
スープラ勢では38号車が唯一のQ1突破だ。第3戦優勝の国本雄資(WedsSport ADVAN GR Supra)は8番手の塚越広大(Astemo NSX-GT)に0秒076及ばず9番手。第2戦優勝の宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)はなんと15番手に終わっている。
GT300クラスのAグループは午後3時20分より10分間の走行。むせかえるような暑さは幾分和らいできた印象だ。
まずは片山義章(DOBOT Audi R8 LMS)が1分37秒780を記録。これを富田竜一郎(GAINER TANAX GT-R)が上回り、1分36秒903でトップに。平中克幸(シェイドレーシングGR86 GT)も1分37秒682で2番手につける。
今回から新型車ウラカンEvo2を投入した元嶋佑弥(JLOCランボルギーニGT3)が1分37秒861で4番手。第3戦まで88号車として走っていた車両を譲り受けた坂口夏月(Bamboo AirwaysランボルギーニGT3)は元嶋を上回る1分37秒193で2番手に食い込んできた。さらにルーキーの古谷悠河(ANEST IWATA Racing RC F GT3)も終盤に1分37秒596を叩き出して3番手に浮上した。
この結果、トップは11号車、2番手は87号車、3番手50号車と続き、20号車、6号車、88号車、56号車そして65号車までがQ2進出を果たした。
Bグループの走行は午後3時38分にコースオープン。まずは眞田拓海(植毛ケーズフロンティアGT-R)が1分39秒191。続いて片岡龍也(グッドスマイル初音ミクAMG)が1分37秒657でトップに立つ。安田裕信(PONOS GAINER GT-R)は1分37秒718と一歩及ばず。対する片岡は前を走る大滝拓也(RUNUP RIVAUX GT-R)のスリップをうまく使って1分36秒896を叩き出す。
続いて根本悠生(apr LC500h GT)が1分37秒621。これを高木真一(K-tunes RC F GT3)が上回り、1分37秒300でこの時点で2番手に食い込んできた。
そして終了直前に井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分37秒185で2番手に割って入ったところでチェッカーが提示され、Bグループの走行は終了した。
そして熾烈を極めた8番手争いは、最後までアグレッシブに攻め続けた野中誠太(HOPPY Schatz GR Supra GT)がチェッカー提示直後に1分38秒024を叩き出して8番手に滑り込んだ。
その結果。トップは4号車、2番手は61号車、3番手は96号車となり、以下31号車、10号車、60号車、360号車そして25号車がQ2に進出した。
予選Q2 24号車が前戦鈴鹿の雪辱を果たす
GT500クラスの予選Q2は午後4時13分に走行開始。まずは大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)がピットを離れ、コースへ。残り8分となったところで大津弘樹(ARTA MUGEN NSX-GT)、伊沢拓也(Modulo NSX-GT)がコースイン。その後各チームが次々に走行を開始。最後に千代勝正(Niterra MOTUL Z)がピットを離れ、全車がアタックを開始した。
まずは大津がウォームアップ2周から1分27秒831を記録。大湯はウォームアップ3周から1分27秒852と僅かに及ばず。大湯はその後もアタックを試みるが、1分27秒991とタイム更新ならず。通算最多PP記録の更新がかかる立川は1分28秒326でこの時点で3番手。
しかし佐々木大樹(リアライズコーポレーションADVAN Z)がここでウォームアップ2周から1分27秒763を叩き出して一気にトップに躍り出た。千代は1分28秒114で4番手だ。
その結果、24号車リアライズコーポレーションADVAN Z(佐々木大樹/平手晃平)がポールポジションを獲得。トップタイムを叩き出しながら車検落ちとなった第3戦鈴鹿の雪辱を果たした。2番手は16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹/木村偉織)が3番手という結果となった。
スープラ勢で唯一のQ2進出となった38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)は結局7番手から明日の決勝に臨むこととなった。
GT300クラスのQ2は午後4時13分に走行開始。まずは新田守男(K-tunes RC F GT3)がウォームアップ1周で1分37秒790。ロベルト・メルヒ・ムンタン(DOBOT Audi R8 LMS)が1分36秒982を記録する。
これをウォームアップ2周の谷口信輝(グッドスマイル初音ミクAMG)が上回り、1分36秒617でトップに立つ。石川京侍(GAINER TANAX GT-R)が1分36秒854で2番手。新型車で挑んだ小暮卓史(JLOCランボルギーニGT3)は1分36秒882でこの時点で3番手だ。
谷口は次の周でも1分36秒395とさらにタイムを縮める。ここで小高一斗(apr LC500h GT)が1分36秒775で2番手に上がってきたが、チェッカー直後に山内英輝(SUBARU BRZ R&D SPORT)が1分36秒705を叩き出し、31号車を退けて2番手に食い込んできた。
この結果4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)が6年ぶりにポールポジションを獲得。61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)が2番手、31号車apr LC500h GT(嵯峨宏紀/小高一斗/根本悠生)が3番手で予選は終了。
しかしその後に行われた車検において、31号車から採取した燃料の成分が指定どおりのものではなかったことが判明。31号車は失格となり、繰上げで11号車GAINER TANAX GT-R(富田竜一郎/石川京侍/塩津佑介)が3番手という結果となった。
第5戦決勝は明日の午後1時45分より100周(450km)で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
- 第5戦優勝 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
-
「すごく大変でした(笑)結構熱くはやりましたけど、ギリギリの1ラインを残すとか、スレスレのバトルをしながらでも一番クリーンに速く走るとか、そういうところを心がけて最後まで走ることができました。そういうところは良かったと思うし、何回抜かれても焦ることなく、自分に自信を持って走れたことが大きかったですね」
「スリップストリームを使って抜かれたってことは、自分にも抜くチャンスがあるってことなので、何度も気持ちを切り替えて最善を尽くすことができました」
「(中盤の中村選手とのバトルについて)毎周このラインとこの飛び込み方で行ったらどうだ、というのを変えながら走っていました。クルマの限界もあるので、一瞬でも無理すると飛んでっちゃいますから、自分の中の引き出しを一つ一つ冷静に試すことができました。かなりギリギリでしたが、僕があの中で一番速いだろうという自信はありますが、他人のペースがどうかというのはわからないので、なるべく早めに仕掛けたいとは思っていました」
「明日はタイヤがさらに減っていくでしょうし、僕が勝ったことで相手も対策を練ってくるでしょうから、より厳しい戦いになるだろうと思います。でもあくまでも僕のやることは予選をわざわざ単独で走ったことも含めて、自分の走りに集中することかなと思っているので、それを信じて頑張りたいと思います」
- 第5戦決勝2位 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「最後まで仕掛けられそうになかったです。スリップを使ってなんとか離されずには行けましたが、小林選手は最終コーナー出口のトラクションやセクター3が速かったので、チャンスはありませんでした」
「2位にはなりましたが、クルマは明日に向けていい方向になったので、次のレースもポールからスタートできますし、優勝目指して頑張ります」
「スタート直後は確かにロックさせてしまいましたが、すぐに切り替えて走ることができました。(そこから先の小林選手とのトップ争いは)バトルでは負けたくないんで、ちょっと強引かと思いましたが、行きました。小林選手も中村選手もクリーンな選手なので、お互いを尊重しながら戦えました」
- 第5戦決勝3位 中村仁(TGR-DC Racing School)
-
「序盤から中盤まで勝てるかな?と思いつつ、ペースが足りなかったので『早く終われ』と思いながら走っていました。でもやっぱりちょっと厳しかったですね」
「調子は悪くないんですけど、単独のペースになると(ライバルに)負けちゃってるところがあるんで、ストレートで追いつかれて、並びかけられて、っていう繰り返しになりました。バトルはすごく自信があったんですけど、その自信にペースが追いついてなくて厳しかったです。決勝ペースが良くないのは分かっていたので、スタートで前に出て、後ろでガチャガチャやらせている間に逃げ切ろう、という作戦でしたが、あまりうまく行きませんでした」
「このレースは激しかったので、明日はもう少しクレバーなレースをしたいです。そうすれば後半にチャンスは生まれてくると思うので。前半のチャンスじゃなくて後半のチャンスを取りに行きたいです」
Text:Kazuhisa SUEHIRO
2023FIA-F4選手権シリーズ第5戦の決勝が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、予選2番手からスタートした小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)が激しいバトルの末、今季2勝目をものにした。
(天候:晴れ コース:ドライ)
第5戦決勝は午後2時15分にフォーメーション開始。14周の熱い戦いが始まった。
ポールポジションの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)は最初の1コーナーでホイールをロックアップさせてしまい、アウトに膨らんだ隙に予選2番手の小林にインに飛び込まれてしまう。しかし野村は一歩も引かず、両者は並走のまま2オーナー、コカコーラコーナーに飛び込んでいく。結局野村は100Rで小林を押さえ込んでトップを死守。続くヘアピンでは予選4番手の中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が小林のインをついて2位に浮上してきた。その後方では森山冬星(HFDP RACING TEAM)が三井優介(HFDP RACING TEAM)を捉えて4位に。
しかしその後方では平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)と三島優輝(BJ Racing F110)の2台がヘアピンで接触、揃ってコースサイドにストップしたため、2周目から早くもセーフティーカーが導入される。
車両回収ののち、セーフティーカーは3周終わりでピットイン。4周目からレースは再開となる。
すかさずアウトから野村に並びかけようとする中村、懸命に押さえ込もうとする野村だったが、コカコーラコーナーで中村がトップに浮上する。すかさず小林も野村を攻略し、2位に。すぐさまスリップストリームを使ってトップの中村に攻めかかる小林だったが、中村もインをガッチリ固めて簡単にはポジションを明け渡さない。野村も2台の背後にピッタリついて隙を窺っている。
レースが動いたのは7周目だった。それまで1コーナーでアウトから並びかけ、クロスラインを取って中村を抜こうとしていた小林が、ここでアウトアウトのラインをとって並走状態に持ち込んできた。そして遂にコカコーラコーナー手前で中村を捉え、トップに浮上した。
続く100Rで野村も中村を捉えて2位に。すかさずヘアピンで小林のインをついてトップを奪い返した野村だったが、小林もダンロップコーナーで野村を抜き返して再びトップに。後ろからは森山もトップ3台に迫ってきた。
一時は荒川鱗(Dr. Dry F110)の先行をも許して6位まで後退した三井も荒川を抜き返して森山に迫り、9周目には一旦森山の前に出るが、森山もすかさず抜き返し、10周目は森山4位、三井5位で戻ってきた。後ろには荒川に加えて奥住慈英(HELM MOTORSPORTS F110)も接近して一瞬の隙も見せられない状況だ。
この間にトップ3台は少しずつ4位以下を引き離し始めるが、それでも11周を消化してなお小林のリードは0秒682に留まる。野村と中村の差も0秒779と何があってもおかしくない状況だ。
そして13周目。ダンロップコーナーの進入で森山が僅かに姿勢を乱したのを見逃さず、三井が4位を奪い返した。
結局トップの小林利徠斗は僅差ながらも後続に付け入る隙を与えず、そのままトップで14周を走り切り、開幕戦富士以来の今季2勝目をものにした。2位は野村勇斗、3位は中村仁だった。
第6戦決勝は明日の朝8時より、同じく14周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
2023オートバックス スーパーGT第4戦「富士GT450kmレース」の公式練習が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、GT500クラスは16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、GT300クラスは4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)がトップタイムを記録した。
公式練習は午前9時に走行開始。今回も85分間の混走と10分間の専有走行が行われた。天候は晴れ。路面はドライだ。
序盤トップに立ったのは伊沢拓也(Modulo NSX-GT)。コースオープンと同時に連続して7周を走り、6周目に1分29秒844までタイムを縮めてピットに戻ってきた。
するとその直後、福住仁嶺(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分29秒650を5周目にマークして64号車を上回った。16号車はコースオープン直後に1周を走って一旦ピットに戻り、すぐに再び走り出している。
これに続くように野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)、宮田莉朋(au TOM'S GR Supra)、笹原右京(Deloitte TOM'S GR Supra)、立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)、中山雄一(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)、山本尚貴(STANLEY NSX-GT)がピットアウトしてきた。NSX勢はいずれも1周してピットに戻っているが、スープラ勢はいずれもコースオープンからピットで待機しており、ここでようやく走行を開始した格好だ。
すると中山が6周目に1分29秒501でトップに浮上。立川も6周目に1分29秒606で2番手に続く。3番手は笹原で1分29秒634だ。
その後は各車ピットイン、ピットアウトを繰り返しながら粛々と周回を重ねていたが、走行開始から30分が経過したところで野尻が12周目に1分28秒920と最初に1分28秒台のタイムを記録してトップに浮上、13周目にも1分28秒822までタイムを縮めてきた。
福住も12周目に1分29秒043までタイムを縮めて2番手につけ、佐々木大樹が5周目に1分29秒518を記録して3番手。こちらは一旦ピットに戻ってから20分以上待機してようやく走り出したチームだ。
福住は開始から40分が経過したところで1分28秒721(15周目)を記録してトップへ。この間に8号車は野尻から大湯に交代した。先月トレーニング中に鎖骨を負傷してスーパーフォーミュラ第6戦を欠場、今もその影響が心配される大湯だったが、走り始めて3周目(17周目)になんと1'29.667を記録、スピードは衰えていないようだ。その後8号車は再び野尻がドライブすることになった。
混走は残り時間10分を切ったところで赤旗中断となる。コカコーラコーナー手前で井口卓人(SUBARU BRZ R&D SPORT)がギヤボックスが6速にスタックしてしまうトラブルに見舞われてストップしたためだ。
61号車はFROに牽引されてピットに戻り、午前10時22分に走行は再開。その3分後にGT300の専有走行が始まった。
その後、GT500クラスの専有走行は午前10時35分に走行開始。まずは太田格之進(Modulo NSX-GT)が1分29秒333で3番手に浮上。これを石浦宏明(ZENT CERUMO GR Supra)が1分28秒890で上回る。
しかしその直後、セクター1を全体ベストで駆け抜けていた関口雄飛(DENSO KOBELCO SARD GR Supra)がダンロップコーナー手前で突如白煙をあげる。関口はすぐさま39号車をコース外に退避させてストップ、クルマを降りて自分で消火器を手に戻ってきた。これを受けてポストからはこの日2度目の赤旗が提示され、専有走行はそのまま終了となる。
その結果、トップタイムは混走で1分28秒721をマークした16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)、2番手も同じく混走で1分28秒822を出した8号車ARTA MUGEN NSX-GT(野尻智紀/大湯都史樹/木村偉織)とARTAが1-2を達成。3番手には専有走行でタイムアップを果たした38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)が続いた。
GT300クラスは混走から4号車グッドスマイル初音ミクAMG(谷口信輝/片岡龍也)と6号車DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)が好タイムをマークするが、6号車は専有走行で片山がコカコーラコーナーでコントロールを失ってコースオフ、専有でのタイム更新の機会を失ってしまう。
一方の4号車は谷口がここで1分37秒452、1分37秒067と快調にタイムを削ってトップに浮上。残り時間1分を切ったところで大草りきが1分37秒587を記録して10号車PONOS GAINER GT-R(安田裕信/大草りき)が2番手。3番手には混走で1分37秒649のトップタイムを記録していた6号車DOBOT Audi R8 LMS(片山義章/ロベルト・メルヒ・ムンタン/神晴也)が3番手につけた。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 24 | 佐々木 大樹 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 6 | 1'27.763 | - | - | 187.172 |
2 | 16 | 大津 弘樹 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 10 | 1'27.813 | 0.050 | 0.050 | 187.066 |
3 | 8 | 大湯 都史樹 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 22 | 1'27.852 | 0.089 | 0.039 | 186.983 |
4 | 3 | 千代 勝正 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 58 | 1'28.114 | 0.351 | 0.262 | 186.427 |
5 | 17 | 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 34 | 1'28.226 | 0.463 | 0.112 | 186.190 |
6 | 100 | 山本 尚貴 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 44 | 1'28.295 | 0.532 | 0.069 | 186.045 |
7 | 38 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 14 | 1'28.326 | 0.563 | 0.031 | 185.979 |
8 | 64 | 伊沢 拓也 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 1'28.667 | 0.904 | 0.341 | 185.264 |
■GT300クラス
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 4 | 谷口 信輝 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 6 | 1'36.395 | - | - | 170.411 |
2 | 61 | 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 18 | 1'36.705 | 0.310 | 0.310 | 169.865 |
3 | 11 | 石川 京侍 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 18 | 1'36.854 | 0.459 | 0.149 | 169.604 |
4 | 88 | 小暮 卓史 | JLOCランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 15 | 1'36.882 | 0.487 | 0.028 | 169.555 |
5 | 6 | ロベルト・メルヒ・ムンタン | DOBOT Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 12 | 1'36.982 | 0.587 | 0.100 | 169.380 |
6 | 20 | 清水 英志郎 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 3 | 1'36.983 | 0.588 | 0.001 | 169.378 |
7 | 10 | 大草 りき | PONOS GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 27 | 1'37.037 | 0.642 | 0.054 | 169.284 |
8 | 50 | イゴール・オオムラ・フラガ | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 1'37.070 | 0.675 | 0.033 | 169.226 |
9 | 87 | 松浦 孝亮 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 12 | 1'37.078 | 0.683 | 0.008 | 169.212 |
10 | 56 | 名取 鉄平 | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 90 | 1'37.342 | 0.947 | 0.264 | 168.753 |
11 | 25 | 菅波 冬悟 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 3 | 1'37.475 | 1.080 | 0.133 | 168.523 |
12 | 96 | 新田 守男 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 6 | 1'37.525 | 1.130 | 0.050 | 168.437 |
13 | 65 | 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 72 | 1'37.577 | 1.182 | 0.052 | 168.347 |
14 | 60 | 吉本 大樹 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 21 | 1'37.655 | 1.260 | 0.078 | 168.213 |
15 | 360 | 青木 孝行 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 1'37.907 | 1.512 | 0.252 | 167.780 |
- | *31 | 小高 一斗 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 9 | deleted | - | - | - |
- CarNo. 31は、大会特別規則第2条21.1(指定燃料以外を使用)により、予選タイムを削除した。
■GT500クラス
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 16 | 福住 仁嶺 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 10 | 1'27.858 | - | - | 186.970 |
2 | 24 | 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 6 | 1'27.935 | 0.077 | 0.077 | 186.806 |
3 | 8 | 野尻 智紀 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 22 | 1'28.025 | 0.167 | 0.090 | 186.615 |
4 | 100 | 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 44 | 1'28.251 | 0.393 | 0.226 | 186.137 |
5 | 38 | 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 14 | 1'28.273 | 0.415 | 0.022 | 186.091 |
6 | 3 | 高星 明誠 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 58 | 1'28.448 | 0.590 | 0.175 | 185.723 |
7 | 64 | 太田 格之進 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 1'28.478 | 0.620 | 0.030 | 185.660 |
8 | 17 | 塚越 広大 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 34 | 1'28.532 | 0.674 | 0.054 | 185.546 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 19 | 国本 雄資 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 44 | 1'28.608 | 0.750 | 0.076 | 185.387 |
10 | 39 | 関口 雄飛 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 12 | 1'28.708 | 0.850 | 0.100 | 185.178 |
11 | 14 | 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 42 | 1'28.764 | 0.906 | 0.056 | 185.062 |
12 | 37 | 笹原 右京 | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 10 | 1'28.802 | 0.944 | 0.038 | 184.982 |
13 | 23 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 50 | 1'28.842 | 0.984 | 0.040 | 184.899 |
14 | 1 | ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 36 | 1'29.238 | 1.380 | 0.396 | 184.079 |
15 | 36 | 宮田 莉朋 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 72 | 1'29.436 | 1.578 | 0.198 | 183.671 |
■GT300クラス(Aグループ)
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 11 | 富田 竜一郎 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 18 | 1'36.903 | - | - | 169.518 |
2 | 87 | 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 12 | 1'37.193 | 0.290 | 0.290 | 169.012 |
3 | 50 | 古谷 悠河 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 1'37.596 | 0.693 | 0.403 | 168.314 |
4 | 20 | 平中 克幸 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 3 | 1'37.682 | 0.779 | 0.086 | 168.166 |
5 | 6 | 片山 義章 | DOBOT Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 12 | 1'37.767 | 0.864 | 0.085 | 168.020 |
6 | 88 | 元嶋 佑弥 | JLOCランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 15 | 1'37.861 | 0.958 | 0.094 | 167.858 |
7 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 90 | 1'37.869 | 0.966 | 0.008 | 167.845 |
8 | *65 | 蒲生 尚弥 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 72 | 1'37.888 | 0.985 | 0.019 | 167.812 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 244 | 三宅 淳詞 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | 33 | 1'37.926 | 1.023 | 0.038 | 167.747 |
10 | 30 | 小河 諒 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 6 | 1'37.984 | 1.081 | 0.058 | 167.648 |
11 | 52 | 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 84 | 1'38.273 | 1.370 | 0.289 | 167.155 |
12 | 9 | 阪口 良平 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 1'38.390 | 1.487 | 0.117 | 166.956 |
13 | 27 | 岩澤 優吾 | Yogibo NSX GT3 Honda NSX GT3 Yogibo Racing | YH | 24 | 1'38.754 | 1.851 | 0.364 | 166.341 |
14 | *22 | 加納 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'39.886 | 2.983 | 1.132 | 164.455 |
■GT300クラス(Bグループ)
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Driver | Car Maker Model Team | Tire | WH | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 4 | 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 6 | 1'36.896 | - | - | 169.530 |
2 | 61 | 井口 卓人 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 18 | 1'37.185 | 0.289 | 0.289 | 169.026 |
3 | 96 | 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 6 | 1'37.300 | 0.404 | 0.115 | 168.826 |
4 | 31 | 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 9 | 1'37.551 | 0.655 | 0.251 | 168.392 |
5 | 10 | 安田 裕信 | PONOS GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 27 | 1'37.710 | 0.814 | 0.159 | 168.118 |
6 | 60 | 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 21 | 1'37.786 | 0.890 | 0.076 | 167.987 |
7 | 360 | 大滝 拓也 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 1'37.988 | 1.092 | 0.202 | 167.641 |
8 | 25 | 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 3 | 1'38.024 | 1.128 | 0.036 | 167.579 |
---- 以上Q2進出 ---- |
9 | 7 | 荒 聖治 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 75 | 1'38.035 | 1.139 | 0.011 | 167.561 |
10 | 5 | 冨林 勇佑 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 1'38.058 | 1.162 | 0.023 | 167.521 |
11 | 18 | 小林 崇志 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 60 | 1'38.067 | 1.171 | 0.009 | 167.506 |
12 | 2 | 平良 響 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 90 | 1'38.198 | 1.302 | 0.131 | 167.282 |
13 | 48 | 眞田 拓海 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'38.366 | 1.470 | 0.168 | 166.997 |
- CarNo. 65, 22は、SpR.29-7(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'40.100 | - | - |
2 | 6 | | | 野村 勇斗 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'40.665 | 0.565 | 0.565 |
3 | 35 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'40.961 | 0.861 | 0.296 |
4 | 5 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'45.244 | 5.144 | 4.283 |
5 | 7 | | | 森山 冬星 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 14 | 27'46.234 | 6.134 | 0.990 |
6 | 61 | | | 奥住 慈英 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'47.055 | 6.955 | 0.821 |
7 | 88 | | | 荒川 鱗 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 27'47.956 | 7.856 | 0.901 |
8 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS F110 PONOS RACING | 14 | 27'48.615 | 8.515 | 0.659 |
9 | 62 | | | 佐藤 樹 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 14 | 27'48.867 | 8.767 | 0.252 |
10 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 27'49.424 | 9.324 | 0.557 |
11 | 38 | | | 奥本 隼士 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 14 | 27'49.643 | 9.543 | 0.219 |
12 | 22 | | | 藤原 優汰 | 藤原オートAKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 27'51.753 | 11.653 | 2.110 |
13 | 77 | | | 小松 響 | WARMTECH Skill Speed スキルスピード | 14 | 27'52.495 | 12.395 | 0.742 |
14 | 15 | | | 渡部 智仁 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 27'53.743 | 13.643 | 1.248 |
15 | 12 | | | 洞地 遼⼤ | HIROTEX AKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 27'54.077 | 13.977 | 0.334 |
16 | 80 | | | 野澤 勇翔 | OTG DL F4 CHALLENG OTG MOTORSPORTS | 14 | 27'54.960 | 14.860 | 0.883 |
17 | 49 | | | 居附 明利 | RSイディアイーグルスポーツ イーグルスポーツ | 14 | 27'55.572 | 15.472 | 0.612 |
18 | 16 | | | 西村 和真 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 14 | 27'56.697 | 16.597 | 1.125 |
19 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 14 | 28'02.560 | 22.460 | 5.863 |
20 | 14 | | | 田上 蒼竜 | ガレージENZO ZAP F110 ZAP SPEED | 14 | 28'03.040 | 22.940 | 0.480 |
21 | 46 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工M.T フジタ薬局レーシング | 14 | 28'03.257 | 23.157 | 0.217 |
22 | 34 | | | 清水 啓伸 | Drago CORSE F110 Drago CORSE | 14 | 28'03.613 | 23.513 | 0.356 |
23 | 41 | | | 井本 大雅 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 14 | 28'04.463 | 24.363 | 0.850 |
24 | 28 | | | 中村 賢明 | トムスフォーミュラカレッジ F110 TOM'S YOUTH | 14 | 28'04.479 | 24.379 | 0.016 |
25 | 44 | IC | 1 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 14 | 28'05.054 | 24.954 | 0.575 |
26 | 2 | IC | 2 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 28'08.556 | 28.456 | 3.502 |
27 | 96 | IC | 3 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 28'11.518 | 31.418 | 2.962 |
28 | 13 | IC | 4 | 藤原 誠 | B-MAX ENGINEERING B-MAX RACING TEAM | 14 | 28'16.356 | 36.256 | 4.838 |
29 | 10 | IC | 5 | 植田 正幸 | アキランドwith Rn-sports AKILAND RACING | 14 | 28'17.546 | 37.446 | 1.190 |
30 | 55 | IC | 6 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 14 | 28'19.602 | 39.502 | 2.056 |
31 | 97 | IC | 7 | 坂 裕之 | のりものクラブBJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 14 | 28'23.499 | 43.399 | 3.897 |
32 | 78 | | | 小野 陽平 | Reversal Spirit スキルスピード | 14 | 28'26.556 | 46.456 | 3.057 |
33 | 21 | IC | 8 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp Eagle イーグルスポーツ | 14 | 28'36.582 | 56.482 | 10.026 |
34 | 8 | | | 半田 昌宗 | SD-STYLE GMB F110 TEAM GMB | 14 | 28'38.112 | 58.012 | 1.530 |
35 | 18 | IC | 9 | 塚本 法生 | フィールドAKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 28'40.714 | 1'00.614 | 2.602 |
36 | 71 | IC | 10 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND F110 AKILAND RACING | 14 | 28'40.903 | 1'00.803 | 0.189 |
37 | 23 | IC | 11 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 14 | 28'56.533 | 1'16.433 | 15.630 |
38 | 11 | IC | 12 | 中島 功 | Rn. SHINSEI. F110 Rn-sports | 14 | 28'59.116 | 1'19.016 | 2.583 |
39 | 26 | IC | 13 | 山崎 令二郎 | Media Do影山F110 Media Do Kageyama Racing | 12 | 24'39.962 | 2Laps | 2Laps |
40 | 86 | IC | 14 | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 12 | 25'17.634 | 2Laps | 37.672 |
---- 以上規定周回数(90% - 12 Lpas)完走 ---- |
- | 63 | IC | - | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 10 | 21'54.926 | 4Laps | 2Laps |
- | *37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 9 | 19'38.684 | 5Laps | 1Lap |
- | 48 | | | 堀尾 風允 | MOST-HM Racing F4 フジタ薬局レーシング | 7 | 21'57.898 | 7Laps | 2Laps |
- | 31 | | | 平安山 良馬 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 0 | - | 14Laps | 7Laps |
- | 98 | | | 三島 優輝 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 0 | - | 14Laps | - |
- Fastest Lap: CarNo. 12 洞地遼⼤(HIROTEX AKILAND F110) 1'46.901 (10/14) 153.664 km/h
- CarNo. 37は、シリーズ規則第15条1.1)2)(他車への衝突行為+コースアウト)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科した。
■GT500クラス
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT500 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 16 | 福住 仁嶺 大津 弘樹 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 10 | 1'28.721 | - | - | 185.151 |
2 | 8 | 野尻 智紀 大湯 都史樹 木村 偉織 | ARTA MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT ARTA | BS | 22 | 1'28.822 | 0.101 | 0.101 | 184.941 |
3 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ZENT CERUMO | BS | 14 | 1'28.890 | 0.169 | 0.068 | 184.799 |
4 | 64 | 伊沢 拓也 太田 格之進 | Modulo NSX-GT Honda NSX-GT Modulo Nakajima Racing | DL | 2 | 1'29.333 | 0.612 | 0.443 | 183.883 |
5 | 24 | 佐々木 大樹 平手 晃平 | リアライズコーポレーションADVAN Z NISSAN Z GT500 KONDO RACING | YH | 6 | 1'29.363 | 0.642 | 0.030 | 183.821 |
6 | 39 | 関口 雄飛 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM SARD | BS | 12 | 1'29.488 | 0.767 | 0.125 | 183.564 |
7 | 100 | 山本 尚貴 牧野 任祐 | STANLEY NSX-GT Honda NSX-GT TEAM KUNIMITSU | BS | 44 | 1'29.572 | 0.851 | 0.084 | 183.392 |
8 | 37 | 笹原 右京 ジュリアーノ・アレジ | Deloitte TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM Deloitte TOM'S | BS | 10 | 1'29.603 | 0.882 | 0.031 | 183.329 |
9 | 17 | 塚越 広大 松下 信治 | Astemo NSX-GT Honda NSX-GT Astemo REAL RACING | BS | 34 | 1'29.623 | 0.902 | 0.020 | 183.288 |
10 | 3 | 千代 勝正 高星 明誠 | Niterra MOTUL Z NISSAN Z GT500 NDDP RACING | MI | 58 | 1'29.627 | 0.906 | 0.004 | 183.280 |
11 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH Z NISSAN Z GT500 NISMO | MI | 50 | 1'29.727 | 1.006 | 0.100 | 183.075 |
12 | 19 | 国本 雄資 阪口 晴南 | WedsSport ADVAN GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM WedsSport BANDOH | YH | 44 | 1'29.847 | 1.126 | 0.120 | 182.831 |
13 | 36 | 坪井 翔 宮田 莉朋 | au TOM'S GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM au TOM'S | BS | 72 | 1'30.119 | 1.398 | 0.272 | 182.279 |
14 | 1 | 平峰 一貴 ベルトラン・バゲット | MARELLI IMPUL Z NISSAN Z GT500 TEAM IMPUL | BS | 36 | 1'30.276 | 1.555 | 0.157 | 181.962 |
15 | 14 | 大嶋 和也 山下 健太 | ENEOS X PRIME GR Supra TOYOTA GR Supra GT500 TGR TEAM ENEOS ROOKIE | BS | 42 | 1'30.582 | 1.861 | 0.306 | 181.347 |
■GT300クラス
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 4 GT300 class 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model Team | Tire | SW | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル初音ミクAMG Mercedes AMG GT3 GOODSMILE RACING & TeamUKYO | YH | 6 | 1'37.067 | - | - | 169.232 |
2 | 10 | 安田 裕信 大草 りき | PONOS GAINER GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 27 | 1'37.587 | 0.520 | 0.520 | 168.330 |
3 | 6 | 片山 義章 ロベルト・メルヒ・ムンタン 神 晴也 | DOBOT Audi R8 LMS Audi R8 LMS Team LeMans | YH | 12 | 1'37.649 | 0.582 | 0.062 | 168.223 |
4 | 20 | 平中 克幸 清水 英志郎 山田 真之亮 | シェイドレーシングGR86 GT TOYOTA GR86 SHADE RACING | DL | 3 | 1'37.896 | 0.829 | 0.247 | 167.798 |
5 | 11 | 富田 竜一郎 石川 京侍 塩津 佑介 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 GAINER | DL | 18 | 1'37.897 | 0.830 | 0.001 | 167.797 |
6 | 2 | 堤 優威 平良 響 加藤 寛規 | muta Racing GR86 GT TOYOTA GR86 muta Racing INGING | BS | 90 | 1'37.916 | 0.849 | 0.019 | 167.764 |
7 | 50 | イゴール・オオムラ・フラガ 古谷 悠河 小山 美姫 | ANEST IWATA Racing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 ANEST IWATA Racing with Arnage | YH | | 1'38.022 | 0.955 | 0.106 | 167.583 |
8 | 96 | 新田 守男 高木 真一 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 K-tunes Racing | DL | 6 | 1'38.121 | 1.054 | 0.099 | 167.414 |
9 | 27 | 岩澤 優吾 伊東 黎明 | Yogibo NSX GT3 Honda NSX GT3 Yogibo Racing | YH | 24 | 1'38.209 | 1.142 | 0.088 | 167.264 |
10 | 31 | 嵯峨 宏紀 小高 一斗 根本 悠生 | apr LC500h GT TOYOTA LEXUS LC500h apr | BS | 9 | 1'38.230 | 1.163 | 0.021 | 167.228 |
11 | 87 | 松浦 孝亮 坂口 夏月 | Bamboo AirwaysランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 JLOC | YH | 12 | 1'38.287 | 1.220 | 0.057 | 167.131 |
12 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | JLOCランボルギーニGT3 Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2 JLOC | YH | 15 | 1'38.410 | 1.343 | 0.123 | 166.922 |
13 | 56 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ 名取 鉄平 | リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 KONDO RACING | YH | 90 | 1'38.516 | 1.449 | 0.106 | 166.742 |
14 | 52 | 吉田 広樹 川合 孝汰 | 埼玉トヨペットGB GR Supra GT TOYOTA GR Supra 埼玉トヨペット Green Brave | BS | 84 | 1'38.530 | 1.463 | 0.014 | 166.719 |
15 | 18 | 小林 崇志 小出 峻 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 TEAM UPGARAGE | YH | 60 | 1'38.542 | 1.475 | 0.012 | 166.698 |
16 | 7 | 荒 聖治 柳田 真孝 | Studie BMW M4 BMW M4 GT3 BMW Team Studie × CSL | MI | 75 | 1'38.564 | 1.497 | 0.022 | 166.661 |
17 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 R&D SPORT | DL | 18 | 1'38.613 | 1.546 | 0.049 | 166.578 |
18 | 60 | 吉本 大樹 河野 駿佑 | Syntium LMcorsa GR Supra GT TOYOTA GR Supra LM corsa | DL | 21 | 1'38.766 | 1.699 | 0.153 | 166.320 |
19 | 65 | 蒲生 尚弥 篠原 拓朗 | LEON PYRAMID AMG Mercedes AMG GT3 K2 R&D LEON RACING | BS | 72 | 1'38.840 | 1.773 | 0.074 | 166.196 |
20 | 244 | 佐藤 公哉 三宅 淳詞 | HACHI-ICHI GR Supra GT TOYOTA GR Supra Max Racing | YH | 33 | 1'38.968 | 1.901 | 0.128 | 165.981 |
21 | 25 | 菅波 冬悟 野中 誠太 | HOPPY Schatz GR Supra GT TOYOTA GR Supra HOPPY team TSUCHIYA | YH | 3 | 1'39.044 | 1.977 | 0.076 | 165.854 |
22 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 大滝 拓也 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 TOMEI SPORTS | YH | | 1'39.150 | 2.083 | 0.106 | 165.676 |
23 | 9 | 阪口 良平 リアン・ジャトン 川端 伸太朗 | PACIFICぶいすぽっNAC AMG Mercedes AMG GT3 PACIFIC RACING TEAM | YH | | 1'39.163 | 2.096 | 0.013 | 165.655 |
24 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 小河 諒 | apr GR86 GT TOYOTA GR86 apr | YH | 6 | 1'39.300 | 2.233 | 0.137 | 165.426 |
25 | 48 | 井田 太陽 田中 優暉 眞田 拓海 | 植毛ケーズフロンティアGT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 NILZZ Racing | YH | | 1'39.477 | 2.410 | 0.177 | 165.132 |
26 | 22 | 和田 久 城内 政樹 加納 政樹 | アールキューズAMG GT3 Mercedes AMG GT3 R'Qs MOTOR SPORTS | YH | | 1'40.120 | 3.053 | 0.643 | 164.071 |
27 | 5 | 冨林 勇佑 松井 孝允 | マッハ車検エアバスターMC86マッハ号 TOYOTA 86 MC TEAM MACH | YH | | 1'40.531 | 3.464 | 0.411 | 163.400 |
- 第5戦、第6戦ポールポジション 野村勇斗(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「新品の時のタイヤの感触は練習から良かったので、ミスしないことを意識して走りました。残り10分を切ったあたりで赤旗になってしまい、それまでタイムを出していなかった僕は緊張しましたが、再開後はうまく1周をまとめられて良かったです」
「これからアタックしようと思って最終コーナーを立ち上がったところで赤旗が出たので、タイヤの心配はありませんでした。ここのサーキットはスリップが効きやすいので、位置取りを意識しながら走りましたが、まだタイムを詰められたと思います」
「午後の決勝はコンディションも違うので、どうなるかわかりませんが、全力で戦い、優勝を狙って頑張ります」
- 第5戦、第6戦予選2位 小林利徠斗(TGR-DC Racing School)
-
「開幕戦と同様に、単走でタイムを出せるように頑張りたいと思って、一番前から出て走りました。富士はみんなスリップストリームを使いたがりますが、それじゃ予選で前に行けるだけです。決勝まで見据えれば単走でしっかりタイムを出す必要があるし、それができることを見せることも重要だと思います」
「自分でミスすることなくやり切れた結果の2位なので。1位はスリップを使っているはずですし、決勝に向けていい準備ができているので、決勝は自信を持って走りたいと思います」
「(予選後半は)アタックはしていたんですが、走ってる感覚以上にタイヤの落ちが大きかったので、チェッカーが出る前にピットに戻りました」
- 第5戦、第6戦予選3位 三井優介(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
-
「昨日からあまり調子良くなかったので、今の自分が出せる力を出して、最大限の順位に持っていこうと思っていました。コースインしたらクリアを取ることができ、後ろは渋滞していたので、その間に単独で逃げ切ろうという選択をして周回を重ねました。赤旗のタイミングでも運よく46秒4が出て、その後も単独でラップを重ねて46秒4、5で終わりました。野村はスリップを使ってタイムを出しているので、決勝のペースでは負けていないと思うし、ここではスリップが効くので」
「チームで1-2取れて2番手というのは悪くないと思います。決勝は3番手スタートなので、2年目の意地を見せたいなと思います」
Text: Kazuhisa SUEHIRO
2023FIA-F4選手権シリーズ第5戦、第6戦の公式予選が8月5日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われ、ベストタイム、セカンドタイム共にトップの野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が自身初のポールポジションを2戦連続で獲得した。
公式予選は午前7時50分よりA、B2組に分かれて各20分間で行われた。天候は晴れ、コースはドライだ。各社コースオープンと同時にコースに飛び出し、周回を重ねながら徐々にタイムを上げていく。
A組の走行では、まず三井優介(HFDP RACING TEAM)が3周目に1分48秒004を記録してトップに。野澤勇翔(OTG DL F4 CHALLENG)が1分48秒183で2番手につける。
三井は4周目に1分46秒814までタイムアップ。続いて佐野雄城(TGR-DC RSフィールドF4)が1分47秒166で2番手、居附明利(RSイディアイーグルスポーツ)が1分47秒781で3番手だ。
しかし開始から間も無く10分が経過しようというところ、タイヤが温まってこれからというタイミングで赤旗が出され、セッションは中断となる。コカコーラコーナーで大阪八郎(Dr. Dry F110)が他車との接触によりストップしてしまったためだ。
A組の予選は車両回収ののち午前8時6分に残り時間9分として再開された。一斉にコースに飛び出していくドライバーたち。
トップの三井は前を走るクルマのスリップをうまく使ってアタックを試みるが、ここでのタイムは1分46秒570とセカンドベストの更新にとどまる。この間に荒川鱗(Dr. Dry F110)が1分46秒891で2番手に上がってきた。3番手は佐野だ。
そしてここで野村が1分46秒412を走行再開3周目に記録してトップに浮上、三井は2番手に後退する。この時点で残り時間は2分を切った。三井は走行再開後はなかなかタイムを更新することができない。3番手には佐藤樹(HELM MOTORSPORTS F110)が1分46秒657で浮上してきた。
更に野村は次の周で1分46秒174までタイムを縮める。これによりセカンドベストでもトップに立った。
ここでチェッカー。その結果A組のトップは野村、2番手は三井、3番手は佐藤となった。
A組の予選では赤旗中断があったものの、当初予定されていた10分のインターバルを5分に繰り上げることにより、B組の走行は予定通り午前8時20分にコースオープンとなった。ホンダ勢同士のトップ争いとなったA組とは対照的に、B組はトヨタ勢が熾烈なタイムアタック合戦を展開する。
まずは中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が2周目に1分47秒799でトップに。小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)は1分48秒096で2番手につけるが、3周目に1分47秒195を記録し、ここでトップに浮上する。続いて森山冬星が(HFDP RACING TEAM)1分47秒305で2番手、奥住慈英(HELM MOTORSPORTS F110)が1分47秒376で3番手につけ、中村は一時4番手に後退する。
更に小林は4周目に1分46秒572までタイムを縮める。中村も4周目に1分46秒694を記録して再び2番手に上がってきた。中村は5周目に1分46秒527までタイムを縮めてトップに浮上、一方の小林は1分46秒631にとどまるが、セカンドベストでは依然トップだ。
そして6周目。小林は1分46秒356を叩き出して再びトップに。なおも次の周にセクター1で自己ベストを更新してアタックを続ける小林だったが、セクター2、3が伸びずタイムは1分46秒482とセカンドベストの更新にとどまる。
この時点で残り時間はまだ7分近く残っていたが、上位陣はここでペースダウン。トップの小林は1分46秒台後半のタイムで周回を重ねてチェッカーを待たずにピットに戻ってきた。中村はそのまま走行を続けたが、結局タイムを更新することなくそのままチェッカーを受けた。
その結果B組はトップが小林、中村が2番手、森山が3番手となった。
そして総合では野村がベスト、セカンドタイムともに小林を上回ったため、第5戦、第6戦共にポールポジションは野村勇斗、2番手は小林利徠斗、そして三井優介が3番手という結果となった。
第5戦決勝はこのあと午後2時15分より14周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'46.482 | - | - | 154.268 |
2 | 35 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'46.574 | 0.092 | 0.092 | 154.135 |
3 | 7 | | | 森山 冬星 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.633 | 0.151 | 0.059 | 154.050 |
4 | 61 | | | 奥住 慈英 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'47.043 | 0.561 | 0.410 | 153.460 |
5 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'47.199 | 0.717 | 0.156 | 153.237 |
6 | 34 | | | 清水 啓伸 | Drago CORSE F110 Drago CORSE | 1'47.438 | 0.956 | 0.239 | 152.896 |
7 | 77 | | | 小松 響 | WARMTECH Skill Speed スキルスピード | 1'47.466 | 0.984 | 0.028 | 152.856 |
8 | 22 | | | 藤原 優汰 | 藤原オートAKILAND F110 AKILAND RACING | 1'47.470 | 0.988 | 0.004 | 152.850 |
9 | 15 | | | 渡部 智仁 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'47.483 | 1.001 | 0.013 | 152.832 |
10 | 98 | | | 三島 優輝 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'47.505 | 1.023 | 0.022 | 152.800 |
11 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 1'47.716 | 1.234 | 0.211 | 152.501 |
12 | 28 | | | 中村 賢明 | トムスフォーミュラカレッジ F110 TOM'S YOUTH | 1'47.815 | 1.333 | 0.099 | 152.361 |
13 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'47.878 | 1.396 | 0.063 | 152.272 |
14 | 48 | | | 堀尾 風允 | MOST-HM Racing F4 フジタ薬局レーシング | 1'47.894 | 1.412 | 0.016 | 152.249 |
15 | 44 | IC | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'48.162 | 1.680 | 0.268 | 151.872 |
16 | 96 | IC | 3 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND F110 AKILAND RACING | 1'48.179 | 1.697 | 0.017 | 151.848 |
17 | 13 | IC | 4 | 藤原 誠 | B-MAX ENGINEERING B-MAX RACING TEAM | 1'48.374 | 1.892 | 0.195 | 151.575 |
18 | 97 | IC | 5 | 坂 裕之 | のりものクラブBJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'48.549 | 2.067 | 0.175 | 151.331 |
19 | 11 | IC | 6 | 中島 功 | Rn. SHINSEI. F110 Rn-sports | 1'49.947 | 3.465 | 1.398 | 149.407 |
20 | 18 | IC | 7 | 塚本 法生 | フィールドAKILAND F110 AKILAND RACING | 1'50.059 | 3.577 | 0.112 | 149.254 |
21 | 23 | IC | 8 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'51.063 | 4.581 | 1.004 | 147.905 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.219)予選通過 ---- |
- | 12 | | | 洞地 遼⼤ | HIROTEX AKILAND F110 AKILAND RACING | no time | - | - | - |
- | 30 | IC | - | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | d.n.s | - | - | - |
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 6 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 6 | | | 野村 勇斗 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.412 | - | - | 154.370 |
2 | 5 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.546 | 0.134 | 0.134 | 154.176 |
3 | 88 | | | 荒川 鱗 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 1'46.751 | 0.339 | 0.205 | 153.880 |
4 | 62 | | | 佐藤 樹 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'46.953 | 0.541 | 0.202 | 153.589 |
5 | 31 | | | 平安山 良馬 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'46.995 | 0.583 | 0.042 | 153.529 |
6 | 38 | | | 奥本 隼士 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'47.044 | 0.632 | 0.049 | 153.458 |
7 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'47.089 | 0.677 | 0.045 | 153.394 |
8 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS F110 PONOS RACING | 1'47.145 | 0.733 | 0.056 | 153.314 |
9 | *80 | | | 野澤 勇翔 | OTG DL F4 CHALLENG OTG MOTORSPORTS | 1'47.325 | 0.913 | 0.180 | 153.057 |
10 | 49 | | | 居附 明利 | RSイディアイーグルスポーツ イーグルスポーツ | 1'47.477 | 1.065 | 0.152 | 152.840 |
11 | 16 | | | 西村 和真 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'47.605 | 1.193 | 0.128 | 152.658 |
12 | 46 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工M.T フジタ薬局レーシング | 1'47.644 | 1.232 | 0.039 | 152.603 |
13 | 14 | | | 田上 蒼竜 | ガレージENZO ZAP F110 ZAP SPEED | 1'47.697 | 1.285 | 0.053 | 152.528 |
14 | 2 | IC | 1 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND F110 AKILAND RACING | 1'47.837 | 1.425 | 0.140 | 152.330 |
15 | 41 | | | 井本 大雅 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'47.863 | 1.451 | 0.026 | 152.293 |
16 | 8 | | | 半田 昌宗 | SD-STYLE GMB F110 TEAM GMB | 1'48.180 | 1.768 | 0.317 | 151.847 |
17 | 10 | IC | 2 | 植田 正幸 | アキランドwith Rn-sports AKILAND RACING | 1'48.759 | 2.347 | 0.579 | 151.039 |
18 | 55 | IC | 3 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 1'48.791 | 2.379 | 0.032 | 150.994 |
19 | 26 | IC | 4 | 山崎 令二郎 | Media Do影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'48.964 | 2.552 | 0.173 | 150.754 |
20 | 78 | | | 小野 陽平 | Reversal Spirit スキルスピード | 1'49.143 | 2.731 | 0.179 | 150.507 |
21 | 21 | IC | 5 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp Eagle イーグルスポーツ | 1'49.454 | 3.042 | 0.311 | 150.079 |
22 | 71 | IC | 6 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND F110 AKILAND RACING | 1'49.671 | 3.259 | 0.217 | 149.783 |
23 | 86 | IC | 7 | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 1'51.476 | 5.064 | 1.805 | 147.357 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.226)予選通過 ---- |
- | 99 | IC | - | 安井 和明 | Rn-sports F110 Rn-sports | d.n.s | - | - | - |
- CarNo. 80は、一般競技規則第17条3(ランオフエリア走行)により、当該周回タイムは採用されない。
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group B Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 36 | | | 小林 利徠斗 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'46.356 | - | - | 154.451 |
2 | 35 | | | 中村 仁 | TGR-DC RSトムススピリットF4 TGR-DC Racing School | 1'46.527 | 0.171 | 0.171 | 154.203 |
3 | 7 | | | 森山 冬星 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.617 | 0.261 | 0.090 | 154.073 |
4 | 61 | | | 奥住 慈英 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'46.914 | 0.558 | 0.297 | 153.645 |
5 | 81 | | | 卜部 和久 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'47.102 | 0.746 | 0.188 | 153.375 |
6 | 98 | | | 三島 優輝 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'47.250 | 0.894 | 0.148 | 153.164 |
7 | 34 | | | 清水 啓伸 | Drago CORSE F110 Drago CORSE | 1'47.258 | 0.902 | 0.008 | 153.152 |
8 | 22 | | | 藤原 優汰 | 藤原オートAKILAND F110 AKILAND RACING | 1'47.316 | 0.960 | 0.058 | 153.069 |
9 | 77 | | | 小松 響 | WARMTECH Skill Speed スキルスピード | 1'47.389 | 1.033 | 0.073 | 152.965 |
10 | 15 | | | 渡部 智仁 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'47.449 | 1.093 | 0.060 | 152.880 |
11 | 63 | IC | 1 | 鳥羽 豊 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'47.532 | 1.176 | 0.083 | 152.762 |
12 | 87 | | | 下野 璃央 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 1'47.549 | 1.193 | 0.017 | 152.738 |
13 | 44 | IC | 2 | 今田 信宏 | JMS RACING with B-MAX B-MAX RACING TEAM | 1'47.592 | 1.236 | 0.043 | 152.677 |
14 | 28 | | | 中村 賢明 | トムスフォーミュラカレッジ F110 TOM'S YOUTH | 1'47.653 | 1.297 | 0.061 | 152.590 |
15 | 48 | | | 堀尾 風允 | MOST-HM Racing F4 フジタ薬局レーシング | 1'47.891 | 1.535 | 0.238 | 152.254 |
16 | 96 | IC | 3 | 齋藤 真紀雄 | CSマーケティングAKILAND F110 AKILAND RACING | 1'47.922 | 1.566 | 0.031 | 152.210 |
17 | 13 | IC | 4 | 藤原 誠 | B-MAX ENGINEERING B-MAX RACING TEAM | 1'48.313 | 1.957 | 0.391 | 151.660 |
18 | 97 | IC | 5 | 坂 裕之 | のりものクラブBJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 1'48.402 | 2.046 | 0.089 | 151.536 |
19 | 18 | IC | 6 | 塚本 法生 | フィールドAKILAND F110 AKILAND RACING | 1'49.520 | 3.164 | 1.118 | 149.989 |
20 | 11 | IC | 7 | 中島 功 | Rn. SHINSEI. F110 Rn-sports | 1'49.909 | 3.553 | 0.389 | 149.458 |
21 | 23 | IC | 8 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 1'50.909 | 4.553 | 1.000 | 148.111 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.150)予選通過 ---- |
- | 12 | | | 洞地 遼⼤ | HIROTEX AKILAND F110 AKILAND RACING | no time | - | - | - |
- | 30 | IC | - | DRAGON | B-MAX TEAM DRAGON B-MAX RACING TEAM | d.n.s | - | - | - |
FUJI GT 450km RACE -RIJ- (2023/08/05) Group A Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 5 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 6 | | | 野村 勇斗 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.174 | - | - | 154.716 |
2 | 5 | | | 三井 優介 | HFDP RACING TEAM Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 1'46.445 | 0.271 | 0.271 | 154.322 |
3 | 62 | | | 佐藤 樹 | HELM MOTORSPORTS F110 HELM MOTORSPORTS | 1'46.657 | 0.483 | 0.212 | 154.015 |
4 | 88 | | | 荒川 鱗 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 1'46.659 | 0.485 | 0.002 | 154.012 |
5 | 45 | | | 大宮 賢人 | PONOS F110 PONOS RACING | 1'46.772 | 0.598 | 0.113 | 153.849 |
6 | 31 | | | 平安山 良馬 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'46.812 | 0.638 | 0.040 | 153.792 |
7 | 37 | | | 佐野 雄城 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'46.989 | 0.815 | 0.177 | 153.537 |
8 | 38 | | | 奥本 隼士 | TGR-DC RSフィールドF4 TGR-DC Racing School | 1'47.011 | 0.837 | 0.022 | 153.506 |
9 | 80 | | | 野澤 勇翔 | OTG DL F4 CHALLENG OTG MOTORSPORTS | 1'47.311 | 1.137 | 0.300 | 153.077 |
10 | 49 | | | 居附 明利 | RSイディアイーグルスポーツ イーグルスポーツ | 1'47.475 | 1.301 | 0.164 | 152.843 |
11 | 46 | | | 徳升 広平 | フジタ薬局アポロ電工M.T フジタ薬局レーシング | 1'47.484 | 1.310 | 0.009 | 152.830 |
12 | 16 | | | 西村 和真 | Media Do YBS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'47.595 | 1.421 | 0.111 | 152.673 |
13 | 14 | | | 田上 蒼竜 | ガレージENZO ZAP F110 ZAP SPEED | 1'47.662 | 1.488 | 0.067 | 152.578 |
14 | 2 | IC | 1 | 仲尾 恵史 | TCS AKILAND F110 AKILAND RACING | 1'47.777 | 1.603 | 0.115 | 152.415 |
15 | 41 | | | 井本 大雅 | ATEAM Buzz Racing Buzz Racing | 1'47.825 | 1.651 | 0.048 | 152.347 |
16 | 10 | IC | 2 | 植田 正幸 | アキランドwith Rn-sports AKILAND RACING | 1'48.023 | 1.849 | 0.198 | 152.068 |
17 | 8 | | | 半田 昌宗 | SD-STYLE GMB F110 TEAM GMB | 1'48.034 | 1.860 | 0.011 | 152.052 |
18 | 55 | IC | 3 | KENTARO | Baum Field F4 フィールドモータースポーツ | 1'48.185 | 2.011 | 0.151 | 151.840 |
19 | 26 | IC | 4 | 山崎 令二郎 | Media Do影山F110 Media Do Kageyama Racing | 1'48.748 | 2.574 | 0.563 | 151.054 |
20 | 78 | | | 小野 陽平 | Reversal Spirit スキルスピード | 1'49.033 | 2.859 | 0.285 | 150.659 |
21 | 21 | IC | 5 | 小嶋 禎一 | Classic Car.jp Eagle イーグルスポーツ | 1'49.080 | 2.906 | 0.047 | 150.594 |
22 | 71 | IC | 6 | 大山 正芳 | ダイワN通商AKILAND F110 AKILAND RACING | 1'49.458 | 3.284 | 0.378 | 150.074 |
23 | 86 | IC | 7 | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ZAP SPEED | 1'49.989 | 3.815 | 0.531 | 149.349 |
---- 以上基準タイム(110% - 1'57.067)予選通過 ---- |
- | 99 | IC | - | 安井 和明 | Rn-sports F110 Rn-sports | d.n.s | - | - | - |
先月28日に今シーズン限りでの現役引退を発表した立川祐路(TGR TEAM ZENT CERUMO)の記者会見が8月4日、静岡県小山町の富士スピードウェイで行われた。
冒頭の挨拶の中で立川はまず支援者とファンへの謝意を口にし、「全日本GT選手権から現在まで200戦以上戦ってきた。ここまで長い間戦ってこれたのはトヨタやTCD、セルモ、ZENT、ブリヂストンをはじめとする多くの仲間たち、そして家族の支えがあったからだ。本当に感謝している。人生の半分以上をGTという舞台で戦ってきたので、寂しい気持ちはある。しかしその舞台でやってこれたことが自分にとっての財産になっている。全てにおいて感謝しかない。残りは5レースになるが、最後の1周まで全力で走り抜ける」と最後はシーズン後半戦への抱負を述べて締めくくった。
質疑応答の中で、引退を意識し始めた時期について質問が及ぶと「年齢的なこともあり、以前から考えていなくはなかったが、真剣に考え始めたのは昨シーズンからであり、そこからは進退をかけて戦おうと決意してやってきた」と回答。
最終的に引退を決断したのは前戦の鈴鹿大会が終わった時だったとのこと。プロのドライバーとしてやっている以上、成績に責任を持つのは当然であり、昨年も成績を残せていなかったことについても、以前の自分ならそういう状況であっても自分でなんとかできたんじゃないか、それができないのであれば身を引くべきだと考えたという。
シーズン中盤での引退発表となったことについては、自分がそういう気持ちになった以上、ファンにも早めに伝えて、残りのレースを一緒に戦っていきたいと考えたことを理由に挙げた。
また今までで一番思い出に残っているレースとして2005年最終戦の鈴鹿を挙げた。立川はそのレースで最多ポール記録に並び、決勝で最多勝記録に並んでチャンピオンを獲得しており、それが今でも忘れられなという。
来年以降の活動については、正確なことはまだ決まっていないものの、引き続き仕事としてレースには関わっていきたいとしている。
最後にこれまでのレース活動に点数をつけるとしたら、と問われた立川は、これだけ多くの方々に支えられ、仲間たちと戦い、多くのファンや支援者に最後まで寂しいと言ってもらえたことは幸せであり、満点と言っていいと答えた。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
一般社団法人日本自動車連盟(JAF)は3日、国際自動車連盟(FIA)に来年度2024年の国際スポーツカレンダーの登録申請を行った。
これによるとスーパーフォーミュラ(SF)の日程は以下となっている。
第1戦は鈴鹿サーキットで3月10日に開幕を迎える。F1、Formula-eが4月に組まれた関係だと思われるが、全日本F2、F3000選手権時代の中盤までは3月初旬での鈴鹿2&4開幕戦が定着していた。ひさびさにトップフォーミュラがこの時期に戻ってきた格好だ。
今シーズンと同様に5サーキット7大会が開催され、11月24日の鈴鹿JAFグランプリで幕を閉じる。遅い最終戦だが、年間10戦が行われていたF3000時代にもこの時期での閉幕はあった。
NEXT50プロジェクトでの2シーズン目を迎えるSF。来年の飛躍に期待したい。
※なお、この日程はFIAに申請されたものであり、他のレースとの調整で変更になる場合がある。
大会 | 開催日 | サーキット | 備考 |
1 |
3/8~10 |
鈴鹿サーキット |
鈴鹿2&4レース |
2 |
5/17~19 |
オートポリス |
|
3 |
6/21~23 |
スポーツランドSUGO |
|
4 |
7/19~21 |
富士スピードウェイ |
|
5 |
8/23~25 |
モビリティーリゾートもてぎ |
|
6 |
10/11~13 |
富士スピードウェイ |
|
7 |
11/22~24 |
鈴鹿サーキット |
鈴鹿JAFグランプリ |
Text: Yoshinori OHNISHI
スーパーGTを運営するGTアソシエイション(GTA)は8月3日付でプレスリリースを発行し、2024年のスーパーGTカレンダー(予定)を発表した。
来シーズンも今年同様に国内6サーキットを舞台に全8大会が予定されている。開幕戦は岡山国際サーキットで開催され、最終戦はモビリティリゾートもてぎとなっている。詳細は以下のとおり。
- 2024年スーパーGTカレンダー(JAF/FIA申請中)
- 第1戦 4月13-14日 岡山国際サーキット
- 第2戦 5月3-4日 富士スピードウェイ
- 第3戦 6月1-2日 鈴鹿サーキット
- 第4戦 8月3-4日 富士スピードウェイ
- 第5戦 8月31-9月1日 鈴鹿サーキット
- 第6戦 9月21-22日 スポーツランドSUGO
- 第7戦 10月5-6日 オートポリス
- 第8戦 11月2-3日 モビリティリゾートもてぎ
ただし今後世界選手権レースの開催予定が変更された場合、上記のスケジュールは変更の可能性があるとのこと。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
オートバックス スーパーGTシリーズの2023シーズンもいよいよ中盤戦。第3戦が終了した時点でGT500クラスは36号車au TOM'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)が計36ポイントを挙げてドライバーズランキングトップ。これを3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)が7ポイント差の29ポイントで追う展開となっている。
GT300クラスは56号車リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R(ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/名取鉄平)と2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)が共に30ポイントで並び、1勝をあげているオリベイラ/名取組がトップとなっている。
まだまだ何が起こるかわからない接戦の2023シーズンだが、第4戦富士大会の開幕まであと1週間に迫った7月28日に驚くべきニュースが飛び込んできた。それが長きに渡りGT500クラスのトップドライバーとして活躍してきたベテラン立川祐路(ZENT CERUMO GR Supra)が今季限りで引退するというのだ。
立川は1996年にスーパーGTの前身である全日本GT選手権(JGTC)にFEDEX 300ZX-GTS(日産フェアレディZのIMSA-GTS仕様をベースとした車両)でGT500クラスにデビュー、1999年にはセルモに加入し、2000年の第5戦TIサーキット英田(現在の岡山国際サーキット)で初優勝、2001年には自身初のシリーズチャンピオンに輝いた。
それ以来JGTC、スーパーGTを通じて通算ポールポジション獲得数は歴代最多の24回、勝利数は松田次生の23勝に次ぐ歴代2位の19勝を誇り、2001年、2005年、2013年と計3度のGT500チャンピオンを獲得している。
また富士スピードウェイにおいては2002年の第2戦を皮切りに計9勝を挙げている。
2023シーズンは残り5レース。サクセスウェイト14kgで最後の富士大会に臨む立川は、果たしてこの輝かしい記録をどこまで更新できるのか。
また、第3戦鈴鹿において大クラッシュに見舞われた松田次生(MOTUL AUTECH Z)、そして先月トレーニング中に鎖骨を負傷してスーパーフォーミュラ第6戦富士を欠場した大湯都史樹(ARTA MUGEN NSX-GT)の両名も富士大会のエントリーリストに名を連ねている。ただしARTAの8号車は今回、第3ドライバーとして木村偉織の起用を明らかにしており、大湯が実際にドライブするかどうかは不明だ。木村は昨年、同じARTAからNSX-GT3でGT300クラスに参戦、ドライバーズランキング12位を獲得しており、富士大会でのドライブが実現すれば、これがGT500デビュー戦となる。
注目の第4戦決勝は8月6日午後1時45分より100周(450km)で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
- 優勝 52号車・小村明生(Fガレージ ENABLING)
-
-
「SCはちょっと予想外でしたけれど、冷静に、リスタートも。スタートでちょっとホイールスピンさせちゃったので、その分横に並ばれたというかちょっと前に出られたのですけれど、ポジションキープしながらしっかり前に出て。それ以降は安心して、いつも通りの走行を続ければ勝てると自信を持って走行し続けました。今回予選からバタバタで、ベダルが外れちゃっていたりとか、ストレートで360度回るとかいろいろありましたけれど、そこはしっかり冷静さを保って、優勝を飾れたので、よかったですね」
- 2位 15号車・武者利仁(ZAP RACorse ED)
-
-
「(スタートはよかった?)スタートはまずまずで、ノーズが先に出たのですが、1コーナーで止まりきれず抜かせませんでした。レースペースは上がらず、ラインを変えたり、ブレーキングポイントを変えたり色々と試しました。マシンは良かったのですが、タイヤのグリップがなかったです。予選で使いきってしまったとその時察しました。(中澤選手からのプレッシャーは感じた?)感じていました。先週もてぎで勝ったというのもあり、小村選手と中澤選手はマークしていました。ペースも中澤選手の方が速いとわかっていましたが、近づくポイントと離れるポイントを見比べて、これは抜かされないなと思い、後ろも気にしながら前に集中していました。(SCランの間は何を考えていた?)残り1周絶対に再スタートするだろうと思ったので、念入りにタイヤを温め、小村選手のスタートに合わせて1コーナー、もしくは最終コーナーで抜かす意識をしていました。(具合悪くなったのはレース後?)レース後ですね、表彰台の事はあまり覚えていません。ですが思い返したら、レース中から少し手足が痺れていたので、レース中にもう(熱中症に)なっていたのかもしれないです。皆様には多大なるご迷惑とご心配をさせてしまったので、以後このようなことがないように今後意識していきます」
- 3位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)
-
-
「前にいなかったのが最大の敗因です。クルマが、出走前に気付かなかったのですけれど、走り始めたら何か壊れていて。まずいな、とは思ったのですけれど、とりあえず最低限完走だけはしようと思って。予選で前にいなかったのがもったいなかったですね。決勝のペースもそんなに悪くなかったのですけれど、前とセットを変えていたのがちょっと筑波に合わなかったです。しょうがないです。ちょっと悔しいですけれど、また来週(SUGO)頑張ります」
- 4位 3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)
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「前について行こうとしたのですけれど、ちょっと厳しかったです。(調子はどうでした?)予選よりタイヤがけっこう滑って、それでコントロールするので精一杯でした」
- 5位 86号車・村田将揮(湘工冷熱ZAPSPEED ED)
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「たまたま5位なので(笑)。(苦しいレースだった?)マシンのセットがうまく行ってないのと、立ち上がりからストレートまでが遅くて。ブレーキングとコーナーで多少追いつくけど、立ち上がりでジリジリ離される、みたいなところで。何がいけないのか、ドライビングもそうですし、エンジンとかにも目を向けてみたいというところがあります。(来週すぐにSUGOだが?)どうしようもできないので、とりあえずマシンのセットアップが何とかできたらな、って。後は僕のドライビングですね、そこの2点で、何とかなるか、頑張ります」
- リタイア 78号車・小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)
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「(体は大丈夫?)まったく問題ないです。(アクシデントの状況は?)最終コーナー入って、内藤さんがインに寄って私がアウトいっぱいに出ていたので。並んで、ちょっと内藤さんの方が半車身ぐらい前で、ホームストレート帰ってきて、私はまっすぐだったのですけれど、相手の左リヤと私の右フロントが当って、そのまま乗り上げちゃって、右の足回りが壊れて制御不能になって、壁に優しく突っ込んだ、って感じです。何にもやりようがなかったです。内藤さんの怪我が心配ですけれど。あそこで進路引けばよかったですかね? まっすぐ立ち上がって幅寄せしたわけでもないので、あれはレーシングインシデントですね。また切り替えて9月頑張ります」
- リタイア 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)
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「(手首の怪我は大丈夫?)ちょっと剥離骨折したかもみたいな感じですけれど大丈夫で、他はピンピンしています。(アクシデントの状況は?)最終コーナーで並んで二人で入って行って、並んで外へ(はらんで)出ていったので、アウト側通れるスペースは残したつもりだったのですけど、十分残っていなかったのかな、っていう感じで、僕のリヤと相手のフロントが当って、僕の方が回っちゃった、という感じなので。(マシンのダメージは?)まだちゃんと見てないのですが、そこそこダメージあるかなって感じはするので、チームの人に申し訳ないなって気がします。(そこまではいい感じで走れていた?)スタートがそこそこ決まって、順位を一つ上げられたので、そこはよかったかなと思うのですけれど。その後は、この熱なのでタイヤが厳しくなってきて攻めるに攻められない感じではあったので、そこはちょっと修正しないといけないかな、って感じです」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
Asako SHIMA
2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦決勝が7月30日(日)に筑波サーキット18周で開催され、ポールポジションからスタートの小村明生(Fガレージ ENABLING)がスタート直後の攻防を制すると2位武者利仁(ZAP RACorse ED)以下をじわじわと引き離し、終盤のアクシデントによるセーフティカー(SC)ラン明け後のリスタートでも武者につけ入るスキを与えずに優勝。シーズン4勝目を飾った。
午前9時の予選の段階でも33度あった気温は午後1時40分のコースイン時点では37.6度、路面温度に至っては63.3度という過酷なコンディションとなった。レーシングスーツをまとうドライバーを少しで冷やすために、チームは扇風機、冷やしたタオルや氷を首に当てるなど、パドックからコース外退去のぎりぎりまで対策を講じる姿が見られた。
9台のマシンがフォーメーションラップを終えてグリッドにつくと、レッドライトが消灯してレーススタート。
蹴り出しがよかったのは2番手スタートの武者で、ポールシッターの小村の左サイドを並走、アウト側から第1コーナーに進入してオーバーテイクを狙うが小村はしっかりポジションをキープ、第2コーナー出口で前に出てトップの座を守る。3番手スタートの中澤凌(ZAP FOCS 10VED)がそれに続くと後方では5番手スタートの秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)が第1コーナーで小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)のインを奪うと4位に浮上。さらに勢いがよかったのが6番手スタートの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)で、秋山のテールに喰らいつくと小田部を第2コーナーでかわし、S字では秋山と並走するが、秋山は第1ヘアピン手前のブレーキングで内藤を抑えて4位のポジションを守る。
小村はここまで優勝した3戦全オープニングラップで2位に1秒前後の差をつけていたが、今日の武者は一味違い、小村に離されることなくチャンスを窺い、0.592差で1周目を終える。3位中澤は武者と0.364秒差とこちらも僅差だ。4位秋山、5位内藤と続き、5位小田部の背後にペナルティで最後尾スタートとなった村田将揮(湘工冷熱ZAPSPEED ED)がスタートでスルスルと順位を上げて接近、第2ヘアピンで小田部のインを差すと前に出てバックストレートを加速。しかし小田部もあきらめず最終コーナーへ村田のイン側から並んで進入、5位を奪い返して0.383秒差でコントロールラインを通過した。
2周目、武者は小村より速いラップタイムを刻み、0.456秒差とギャップを0.136秒詰める。3位中澤も武者と0.412秒差と3台は等間隔で走る。4位秋山と5位内藤も0.415秒差の接近戦だ。
3周目、4周目と小村はファステストラップを連発して武者との差を0.908秒まで拡大。毎ラップ僅かずつではあるが着実にリードを拡げていく小村に対し、武者は中澤を引き離すことができず、次第に防戦に追われるようになる。4位秋山はこの3台のペースにはついて行けず2.745秒後方で、5位内藤、6位小田部がそれぞれ0.449秒、0.361秒差とワンパックで走行。6位村田はやや離され小田部の1.789秒後方を走り、8位宮本りお(COMET RACING10V)、9位YOSHIKATSU TSUJIKO(COMET RACING10V)というスポット参戦組はそこから50秒近く離されている。
5周目も小村は武者を上回るペースで走り、さらには6周目に59秒315とこの日のファステストラップを樹立して1.372秒までギャップを拡大する。3位中澤は依然として武者の0.482秒後方でプレッシャーをかけ続けているが、こちらも決定打がない状態だ。各車膠着状態の中で緊張を増してきたのが、内藤と小田部による5位争いで、6周目0.251秒差、7周目0.434秒差と一触即発の状況に。
10周目に小村のリードは2.149秒まで拡がり、安全圏とみたか僅かにアクセルを緩める。それでも武者よりは速いペースで差を削り取らせることはない。
そして迎えた13周目にアクシデント発生。0.3秒~0.6秒の差で攻防を続けていた内藤と小田部だが13周目の最終コーナーで小田部が勝負を挑み両車並んでメインストレートに戻るとコントロールライン手前で接触、内藤はスピン状態でリヤからグランドスタンド側のスポンジバリアに突っ込み、小田部もコントロールを失いスポンジバリアに接触して停止する。ただちにSCがコースイン、内藤と小田部はマシンを降りて無事が確認された。モニターで見た印象では最終コーナーイン側に内藤、アウト側に小田部というポジションからサイド・バイ・サイドで立ち上がると僅かに内藤が前で、内藤の左リヤと小田部の右フロントが接触したように見えた。
マシンの撤去とスポンジバリアの修復の間、14周目から17周目までSCランが行われ、小村~武者~中澤~秋山のトップ4は変わらす2台がリタイヤしたことで村田以下が繰り上がり、最終ラップ1周2.045キロメートルだけの超スプリントでレースが再開。小村のリードは帳消しになり、武者が0.328秒差、中澤も0.759秒の差でリスタート。武者がこのチャンスを活かすべく第1コーナーに向けて加速するが、小村はしっかりペースを守りターンイン、逆に武者を突き放す勢いを見せる。武者はS字でも右に左にゆさぶりをかけるが小村はつけいるスキを見せない。武者は最後まで活路を見出すことができずあっという間にファイナルラップが終了、小村は武者に0.307秒の差でトップの座を守り切りチェッカードフラッグの下を走り抜けた。2位武者、3位中澤が表題を獲得、4位唯一のマスターズクラスの秋山、5位村田、6位はラップダウンながらTSUJIKOが入賞した。
ウイニングランを終えてメインスタンド前に設置されたポディウムにマシンを運ぶと小村は車体の上に立ち上がってガッツポーズ、疲れを見せない様子だった。対照的に2位武者は疲労困憊の様子で、表彰台では時折辛そうな表情を見せていたがその後熱中症で倒れ、メディカルセンターに搬送された。3位中澤以下の選手もかなり疲労の色が濃く、レースが過酷だったことをうかがわせた。
これで小村はシリーズ4勝目、80点でポイントランキングで武者を逆転して再びトップに立った。しかし武者も77点で僅か3ポントの差。残り3レースでシリーズの行方はまだわからない。
2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第6戦は9月17日に筑波サーキットで行われる。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA
筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2023/07/30) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Lap | Time | Behind | Gap |
1 | 52 | | | 小村 明生 | FガレージENABLING MYST KK-S2 | 18 | 22'30.704 | - | - |
2 | 15 | | | 武者 利仁 | ZAP RA Corse ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'31.011 | 0.307 | 0.307 |
3 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP FOCS 10V ED TOKYO R&D RD10V | 18 | 22'31.330 | 0.626 | 0.319 |
4 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS・ED MYST KK-S | 18 | 22'35.103 | 4.399 | 3.773 |
5 | 86 | | | 村田 将輝 | 湘工冷熱ZAP SPEED ED MYST KK-S2 | 18 | 22'35.572 | 4.868 | 0.469 |
6 | 54 | | | 辻子 依旦 | COMET RACING 10V TOKYO R&D RD10V | 17 | 22'45.336 | 1Lap | 1Lap |
7 | 83 | | | 宮本 りお | COMET RACING 10V TOKYO R&D RD10V | 16 | 22'44.872 | 2Laps | 1Lap |
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ---- |
- | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 13 | 13'06.899 | 5Laps | 3Laps |
- | 78 | | | 小田部 憲幸 | いえらいふZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 13 | 13'06.899 | 5Laps | 0.000 |
- Fastest Lap: CarNo. 52 小村明生(FガレージENABLING) 59.315 (6/18) 124.117 km/h
- ポールポジション 52号車・小村明生(Fガレージ ENABLING)58秒735
-
「(6周目にベストラップだったが?)ちょっとミスが多かったかな、というのとクリアラップを探しているうちにどんどん(周回が増えて)、それがミスにつながちゃったので、つなげられなかったな、と思います。気持ち的には58秒5ぐらいを狙っていたのですけれど、まぁなんとか、ですかね(笑)。クルマ自体は前戦と変わらず調子よくて。ただ予選のスタートの時にアクセルベダルがなくて動揺しちゃって、それが1周目のスピンにつながっちゃって。気持ち的にちょっと動転していたというか焦りもあったのですけれど。ピットに入ってからその後ベスト(タイム)は出なかったですけれど、気持的には落ちついたので、レースは変わらずに攻めていけるかな、と思います」
- 予選2位 15号車・武者利仁(ZAP RACorse ED)58秒868 トップと0.133秒差
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「もうタイヤが限界でちょっと、って感じですね。58秒8が出た時にはフィーリングも悪くなっていたので、途中クーリング入れながらタイヤをいたわったって感じですね。(決勝は?)前回(筑波の)第3戦と比べて、(前は)差がコンマ3(秒)離れていたのですけれど今はコンマ1で縮まっているので、スタートを狙って、プレッシャー与え続ければ、追いつけ、もしくは抜けると思っているので、頑張ります」
- 予選3位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)59秒013 トップと0.278秒差
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「(終盤までタイムを削り続けたが?)序盤に(タイムを)出し切れなかった部分があって。昨日セットを変えたのがニュータイヤに合ってないかな、と言ってはいるのですけれど、あまりよくなかったですね。けっこうタイム差ありますよね?(0.278秒ですね)もうちょっと微調整して合わせて(決勝は)前に行けたらな、って思いますけれど。追っかけっこをしたくないので、ちょっと考えてみます」
- 予選4位 78号車・小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)59秒104 トップと0.369秒差
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「とりあえず走り続けようと、あまりピットには入りたくないなと思って。リズム作るために走り続けて、燃料軽くなったら。もしかしたらいいとこ行けるかなと、そこらへんを意識して走っていました。(狙い通り?)そうですね、特にここを頑張ろうみたいなのはなくて、とりあえず燃料軽くしてから狙おうと、そんな気持ちで走っていました。決勝は表彰台取れるようにスタート決めて、夏なので何が起こるかわからないので、今日は番狂わせがありそうな雰囲気があるので、何かあるかもしれない、ないかもしれませんけど、とりあえず1周1周全力で、集中して行きます」
- 予選5位 3号車・秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)59秒147 トップと0.412秒差
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「中盤ぐらいで一度4位に入って、(その後)ちょっと抜かれちゃったので、なんとか巻き返そうとしていたのですけれど、最終的には足りなかったですね。クルマの調子はいいです、(コンディションに)合っていると思います。決勝は途中で抜くのは厳しそうなので、スタートなんとか決めて行くしかないかな、と思っています」
- 予選6位 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)59秒169 トップと0.434秒差
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「タイヤが、熱もあるので後半からちょっときつくなってきて、1回(ピットに)入って、内圧をいろいろ試してみたのですけれど、よくはならなかったので、前半のタイムで終わっちゃった、という感じです。決勝に向けてはマシンというよりドライバーの方の問題だと思うので、映像見ながらドライビングの方を変えて行ければいいかなと思っています」
Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第5戦公式予選が7月30日(日)に筑波サーキットで開催され、小村明生(Fガレージ ENABLING)が2番手の武者利仁(ZAP RACorse ED)に0.133秒の差でポールポジションを獲得した。
前戦富士での第4戦から一か月半ぶりに舞台を筑波に戻して開催される本大会、シリーズ戦を戦う選手に加えてスポット参戦の2名を加えて10台がエントリー。しかしランキング9位につける角間光起(ELIVレーシング10VED)が不出走、9台でレースが行われることとなった。
午前9時00分、前戦優勝の武者を先頭に9台全車がスリックタイヤでコースイン、20分間の予選が開始される。連日猛暑が報じられる北関東地方だが、今日もご多分に漏れず気温はすでに33度、路面温度47度という厳しいコンディションだ。
各車ウオームアップを終えてまずは残り16分、武者が59秒023でトップタイム、2番手に59秒107で中澤凌(ZAP FOCS 10VED)がつける。中澤は前週のもてぎ/SUGOシリーズ戦でキャリア初優勝を飾って現在好調の波に乗っている。3番手59秒159で小村。小村は前戦富士ラウンドをスキップしたが、そこまでの3戦すべて優勝を飾っている。コースイン直後にストレートでスピンを喫して驚かせたが、その後は問題なく走ってこのポジションにつけている。
残り15分、武者が59秒を切って58秒956。中澤も59秒063と自己ベストを更新するが直後にコントロールラインを通過した小村が58秒993で2番手に浮上。中澤3番手にダウン。4番手には59秒222の小田部憲幸(いえらいふZAP 10VED)。
残り13分、小村がトップタイム、58秒735で首位に立つ。武者も58秒936と自己ベストを更新するも0.201秒及ばない。中澤3番手変わらず4番手に59秒178で内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が浮上し、小田部は59秒219で5番手。6番手はマスターズクラス唯一の出場の秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)の59秒318。
残り9分、内藤は59秒169と自己ベストを更新するも4番手変わらず、武者も58秒868までタイムを詰めるが小村に0.133秒差で2番手。この辺りで小村、内藤、小田部、村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)が相次いでピットイン、タイヤの内圧を調整したりクールダウンさせたりしている。走行を続けるマシンもあまりに高い気温にタイヤが限界なのかタイムアップする者はほとんど現れない。
そんな中で気を吐いていたのが中澤で、残り7分から3周連続で自己ベストを更新、59秒020→59秒015→59秒013と、じわじわタイムを削り取るが、武者を上回ることはできず3番手にとどまっている。残り2分、秋山が59秒147を出して4番手へポジションアップするも直後に小田部が59秒104を出してセカンドロウを奪い返す。
20分が経過してチェッカードフラッグが降られる。ポジションを入れ替える選手は現れず、小村が6周目に出した58秒735でポールポジションを獲得、武者も11周目にマークした58秒868で2番手、チャンピオンシップで首位を競い合う両名がフロントロウに並んだ。以下3番手中澤、4番手小田部がセカンドロウ、5番手マスターズクラスの秋山、6番手内藤という上位6台となった。ここまでが0.434秒以内だ。
決勝は午後1時35分コースイン予定。ここまでの直接対決で3戦ともに小村の後塵を拝している武者が今度こそ小村を仕留めるか、それとも誰かがストップ・ザ・小村を果たすか。灼熱の筑波サーキットで過酷なレースがスタートを迎える。
Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
筑波チャレンジクラブマンレース第3戦 -RIJ- (2023/07/30) Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 5 筑波サーキット 2.045km
Pos | № | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 52 | | | 小村 明生 | FガレージENABLING MYST KK-S2 | 58.735 | - | - | 125.343 |
2 | 15 | | | 武者 利仁 | ZAP RA Corse ED TOKYO R&D RD10V | 58.868 | 0.133 | 0.133 | 125.059 |
3 | 79 | | | 中澤 凌 | ZAP FOCS 10V ED TOKYO R&D RD10V | 59.013 | 0.278 | 0.145 | 124.752 |
4 | 78 | | | 小田部 憲幸 | いえらいふZAP 10V ED TOKYO R&D RD10V | 59.104 | 0.369 | 0.091 | 124.560 |
5 | 3 | M | 1 | 秋山 健也 | スーパーウィンズKKS・ED MYST KK-S | 59.147 | 0.412 | 0.043 | 124.470 |
6 | 22 | | | 内藤 大輝 | RCIT RaiseUP ED MYST KK-S2 | 59.169 | 0.434 | 0.022 | 124.423 |
7 | *86 | | | 村田 将輝 | 湘工冷熱ZAP SPEED ED MYST KK-S2 | 59.542 | 0.807 | 0.373 | 123.644 |
8 | 54 | | | 辻子 依旦 | COMET RACING 10V TOKYO R&D RD10V | 1'01.655 | 2.920 | 2.113 | 119.406 |
9 | 83 | | | 宮本 りお | COMET RACING 10V TOKYO R&D RD10V | 1'06.906 | 8.171 | 5.251 | 110.035 |
---- 以上基準タイム(130% - 1'16.533)予選通過 ---- |
- | 91 | | | 角間 光起 | ELEVレーシング10V ED TOKYO R&D RD10V | d.n.s | - | - | - |
- CarNo. 86は、筑波サーキット一般競技規則第19条1.(走路外走行4回)により、4グリッド降格とする。