スーパーGTxDTM特別交流戦「SUPER GT x DTM Dream Race」レース2の決勝が11月24日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、2番グリッドからスタートした#64ナレイン・カーティケヤン(Modulo Epson NSX-GT)が接戦を制して待望の勝利を挙げた。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:11月22日5,100人/11月23日22,600人/11月24日24,100人/大会総入場者数51,800人)
レース2決勝は午後2時26分より55分+1周で行われた。天候は曇りで路面はドライ。全車スリックタイヤを装着。1周目からファイナルラップまで、コースの至る所で熾烈なドッグファイトやアクシデントの相次ぐ激しい戦いとなった。
スタートでトップに立ったのはポールシッターの#28ロイック・デュバル(BMC Airfilter Audi RS 5 DTM)だったが、2番手スタートのカーティケヤンが2周目の1コーナーでアウトからデュバルを抜き去り、そのままトップを快走する。
3番手スタートの#1山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)、朝の予選でトップタイムを叩き出しながら、車両交換により5グリッド降格となった#16中嶋大祐(MOTUL MUGEN NSX-GT)らも3周目にはデュバルを捉え、レース序盤にホンダ勢が1-2-3体制を築き上げる。
さらにデュバルは7周目に左後輪のパンクチャーに見舞われてスローダウンを余儀なくされ、予定外のピットインを強いられることに。これで一旦は上位争いから脱落したかに見えたデュバルだったが、このタイヤトラブルにより損傷を受けたリヤフェンダーの一部がピットアウト後に脱落したため、これを除去するためにセーフティーカーが導入されたため、彼のタイムロスは最小限に留められることとなった。
さらにこの機に乗じて#4アレッサンドロ・ザナルディ(BMW M4 DTM)、#21ノワ・トレルイエ(Audi Sport Japan RS5 DTM)らが10周目に早めのタイヤ交換を行ったため、レース中盤に他のドライバーがルーティンのタイヤ交換を行った時点でこの3名は上位進出のチャンスを得ることとなった。
レースは12周目にリスタート。#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)、#16中嶋大祐らが1コーナーで相次いで#1山本に並びかけ、それぞれ2位、3位に浮上するが、山本もこの周のダンロップコーナーで中嶋大祐のインをつき、3位を奪い返す。
その後3位の山本は15周目、トップのカーティケヤンと塚越は16周目、中嶋大祐は17周目にタイヤ交換に入ったため、早めのタイヤ交換を行ったトレルイエが18周目に一時的にトップに立つことになった。デュバルも4位まで順位を挽回、5位にはザナルディが続く状況に。
しかし20周目に2019DTMチャンピオンの#33レネ・ラスト(Audi Sport RS 5 DTM)の左後輪がデュバルと全く同じ状況でパンクチャーを起こし、コース上にボディパーツの破片をばら撒いたため、この日2度目のセーフティーカーが導入される。
ここで#19国本雄資(WedsSport ADVAN LC500)、#00小林可夢偉(BMW M4 DTM)らがピットイン。#1山本、#28デュバルらは2度目のタイヤ交換を敢行、フレッシュタイヤで2度目のリスタートからジャンプアップを図る作戦に出る。
2度目のリスタートは27周目。この時点でのトップはトレルイエ、2位はザナルディだったが、彼らはすぐに2度目のタイヤ交換を行ったため、27周目には再びカーティケヤンがトップに浮上することになった。
その後方では序盤から好走を続けていた塚越が100Rで#8野尻智紀(ARTA NSX-GT)と接触、惜しくもここでレースを終えることに。さらにその後方でも#3平手晃平(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)、#6大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500)、#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)、#39中山雄一(DENSO KOBELCO SARD LC500)、#12ジェームス・ロシター(カルソニックIMPUL GT-R)らがセクター3で相次いで多重クラッシュに巻き込まれて脱落したため、直ちにこの日3度目のセーフティーカーが導入された。
これにより2位には予選7位スタートの#11マルコ・ヴィットマン(BMW M4 DTM)が浮上、序盤に後退したデュバルが3位まで挽回してきた。
レースは30周目に入ったところで規定の55分に達したため、31周目がラストラップ。ここでセーフティーカーがピットに戻り、たった1周だけの超スプリントバトルが行われることになる。
懸命に逃げるカーティケヤンの後方では、ヴィットマンとデュバルの激しい2位争いが繰り広げられ、両者はぶつかり合いながら最終コーナーを立ち上がり、デュバルが僅かに先行してチェッカー受けたが、デュバルはこの時コースを大きくはみ出していたために終了直後に1秒加算のペナルティが下り、3位。ヴィットマンが2位を獲得することになった。
優勝はカーティケヤン。フォーミュラニッポン、スーパーフォーミュラなどでも活躍しながら、これまでただの一度も勝利に恵まれていなかったが、この特別戦でついに念願の勝利をモノにした。
2019年のスーパーGTはこれで全ての日程を終了。2020シーズンは4月11-12日に岡山国際サーキットで開幕。GT500クラスは新たなクラス1規定の車両に生まれ変わることが決まっている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
スーパーGT×DTM交流戦のサポートレース「auto sport Web スプリントカップ」レース1の決勝が11月24日、静岡県・富士スピードウェイで行われ、6番手からからスタートした#60吉本大樹/宮田莉朋(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)が中盤にトップに立ち、昨日のレース1に続いて連勝を飾った。
レース2決勝は午前11時35分より50分間で行われた。天候は晴れ。コースは所々濡れた箇所が残っているものの、ほぼドライで、全車スリックタイヤでの走行となった。
またレース1の終了後に吉本が担当したくじ引きの結果により、今回はレース1の上位6台がリバースグリッドでスタートすることになった。ポールポジションは今回スポット参戦の#37武井真司/笹原右京組(BH AUCTION CORVETTE GT3)。スタートは笹原が担当した。
2位以下が序盤から激しい順位争いを見せるなか、ポールの笹原は1周目から一気に後続を突き放しにかかり、3周終了時点で13秒、5周終了時点では14秒以上もの大量リードを築き上げると、その後はタイヤを労わりつつペースを維持するという難しいミッションをこなしていった。
一方、レース1で優勝しながらも6番手スタートとなった#60吉本は1周めに他車に押し出されてタイムをロスする不運に見舞われつつも、2周目には2位まで順位を上げ、笹原の追撃にかかるが、なかなかタイム差を縮められないでいた。
しかし14周目に60号車がピットインし、吉本から宮田に交代すると形勢は逆転する。
今回の特別規則ではピット入り口からピット出口までの滞在時間が最低70秒と定められている上、ジャッキアップを行うとさらに30秒が加算される。それでもウェットからドライにコンディションが変わったレース1では100秒ストップを選択するチームがあったが、今回は最初からドライということで上位陣はいずれもタイヤ無交換作戦を敢行することになった。
宮田は昨シーズンからこのチームに参戦して経験を積み重ねており、タイヤを労りながらもかなりのハイペースで周回を重ねることができる。
一方、18周目にトップでコースインした武井はコルベットでの富士の走行もヨコハマのスリックタイヤも今週末初めて経験するという状況。特に木曜から土曜まで完全なドライコンディションの走行がなかったため、ぶっつけ本番の状態だ。ポルシェカレラカップジャパンなどで豊富な経験を持つ武井にとってもこの状況は厳しい。
実際、冷えたタイヤに苦戦する武井を尻目に宮田は一気に差を縮め、18周終了時点で0.7秒差にまで急接近。19周めの100Rで武井のインに飛び込むと、そのまま一気にヘアピン進入でトップに立ち、リードを広げにかかった。
武井はその後、24周目の1コーナーで#52脇阪薫一(埼玉トヨペットGBマークX MC)にも抜かれて3位に後退するが、なんとか踏みとどまって31周を走り切り、表彰台の一角を得る大健闘を見せた。
一方、トップの宮田は2位に15.559秒もの大量リードを築いて50分で31周を走り、昨日に続いて連勝を飾った。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/24) Race 2 Final Weather:Fine Course:Dry
SUPER GT x DTM特別交流戦 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 64 | 500 | ナレイン・カーティケヤン | Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | 31 | 57'38.362 |
2 | 11 | DTM | マルコ・ヴィットマン | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 31 | 0.935 |
3 | 28 | DTM | ロイック・デュバル | BMC Airfilter Audi RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 31 | 1.825 |
4 | 1 | 500 | 山本 尚貴 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | 31 | 3.412 |
5 | 00 | DTM | 小林 可夢偉 | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 31 | 3.743 |
6 | 16 | 500 | 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | 31 | 4.356 |
7 | 99 | DTM | マイク・ロッケンフェラー | Akrapovič Audi RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 31 | 4.536 |
8 | 37 | 500 | 平川 亮 | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 31 | 4.681 |
9 | 33 | DTM | レネ・ラスト | Audi Sport RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 31 | 5.624 |
10 | 6 | 500 | 大嶋 和也 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 31 | 7.226 |
11 | 23 | 500 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 31 | 7.542 |
12 | 24 | 500 | 高星 明誠 | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 31 | 7.635 |
13 | 4 | DTM | アレッサンドロ・ザナルディ | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 31 | 7.680 |
14 | 39 | 500 | ヘイッキ・コバライネン | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 31 | 8.950 |
15 | 6 | 500 | 大嶋 和也 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 31 | 9.310 |
16 | *19 | 500 | 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 31 | 49.310 |
17 | 12 | 500 | ジェームス・ロシター | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 26 | 5Laps |
18 | 3 | 500 | 平手 晃平 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 26 | 5Laps |
19 | 36 | 500 | 中嶋 一貴 | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 26 | 5Laps |
20 | 38 | 500 | 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 26 | 5Laps |
21 | 17 | 500 | 塚越 広大 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | 25 | 6Laps |
22 | 8 | 500 | 野尻 智紀 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | 25 | 6Laps |
---- 以上規定周回数(75% - 23Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.64 ナレイン・カーティケヤン(Modulo Epson NSX-GT) 1'31.572 (2/31) 179.387km/h
- CarNo.19は、SpR.34-2により競技結果に40秒(ドライビングスルーペナルティー相当)を加算した。
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/24) Race 2 Weather:Fine Course:Dry
auto sports Web Sprint Cup 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 60 | 吉本 大樹 宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 30 | 51'38.394 |
2 | 52 | 脇阪 薫一 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 30 | 15.559 |
3 | 37 | 武井 真司 笹原 右京 | BH AUCTION CORVETTE GT3 CHVROLET Corvette C7 GT3-R | YH | 30 | 26.106 |
4 | 70 | 河野 駿佑 菅波 冬悟 | LMcorsa Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 30 | 37.021 |
5 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 30 | 38.794 |
6 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 30 | 38.892 |
7 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 30 | 44.384 |
8 | *25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 30 | 53.257 |
9 | 48 | 飯田 太陽 田中 勝輝 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 30 | 1'36.361 |
10 | *244 | GoMax 土屋 武士 | MaxRacing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 29 | 1Lap |
11 | 9 | ジョー・シンドウ 井上 恵一 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 29 | 1Lap |
---- 以上規定周回数(70% - 21Laps)完走 ---- |
- | *11 | 久保田 克昭 小高 一斗 | Planexスマカメマクラーレン720S McLaren 720S GT3 | YH | 7 | 23Laps |
- Fastest Lap: CarNo.37 笹原右京(BH AUCTION CORVETTE GT3) 1'38.814 (3/30) 166.240km/h
- CarNo.25は、特別競技規則10-1(ピットレーン最少停止タイム)違反により、ペナルティーストップ1秒を科した。
- CarNo.244は、ジャンプスタートにより、ドライビングスルーペナルティーを科した。
- CarNo.11は、特別競技規則8-2(ピットレーン速度)違反により、ドライビングスルーペナルティーを科したが、リタイアのため留保した。
スーパーGTを運営するGTAとDTMを運営するITRは11月24日、特別交流戦「SUPER GT x DTM Dream Race」の行われている静岡県の富士スピードウェイで共同会見を行った。
会見には坂東正明GTA代表取締役とゲルハルト・ベルガーITRチェアマンが出席。今回の交流戦開催についての感想と将来のビジョンなどについて語った。
- ゲルハルト・ベルガーITRチェアマンのコメント
- 坂東さんに感謝します。今週末のイベントを作り上げるにあたり、彼の協力は素晴らしかったし、この2年間のGTAとITRの関係者みんなの努力で5つのマニファクチャラーがグリッドに集まることができたことが素晴らしいと思います。昨日のレース1のグリッドを歩いていて大変感動しました。本当に素晴らしいクルマたちが並んでいて、我々の歩んできた方向が正しかったことを確信しました。クラス1規定について話し合いを重ねてきた結果の第一歩がこの大会です。これからのスーパーGTやDTMの将来が楽しみになりました。
まだまだ解決すべきことはたくさんありますが、今回の結果をもとに、互いに素晴らしい将来を築き上げていきたいと思います。その思いは坂東さんも同じだと思います。
- 坂東正明GTA代表のコメント
- 我々は10月にホッケンハイムで行われたDTMの最終戦に3メーカーのGT500車両3台で参加しました。今回のような特別戦でなく、通常のシリーズ戦に出させていただく格好になりました。チャンピオンは既に決まっていたとはいえ、シリーズ最終戦にITRの皆さんが暖かく迎えてくださったことに感謝しています。
それから短い期間の中で、ITRとGTA、そして富士スピードウェイの皆さんの協力で準備を進めてまいりました。開催が実現したことを嬉しく思いますし、日独の関係者の努力が実りました。日本のファンの皆さんに見ていただくこの大会が、日本の、世界のモータースポーツが変わる第一歩だと思っています。ファンの皆さんにもその気持ちを伝えたいです。
このように全く別のカテゴリーが統一の技術規則を作って一緒に走れるようにするという例は過去にありません。我々の夢であったし、ここからマニファクチャラーのマーケティングや営業戦略、そしてレース界が変わっていくはずです。
クラス1の規則の違いはまだまだありますが、そこもきちんと作り上げていかないといけないと思います。
まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
スーパーGTxDTM特別交流戦「SUPER GT x DTM Dream Race」レース2の公式予選が11月24日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#16中嶋大祐(MOTUL MUGEN NSX-GT)がトップタイムを記録。しかし金曜のクラッシュの影響でTEAM MUGENはレース1。2ともに5グリッド降格となることが既に決まっており、予選2番手の#28ロイック・デュバル(BMC Airfilter Audi RS 5 DTM)がポールポジションからスタートすることになった。
大会最終日の富士スピードウェイは朝から小雨の降ったり止んだりを繰り返す状況で路面はウェット。このため午前9時から20分間で行われたレース2の公式予選は全車ウェットタイヤでの走行となった。
序盤トップに立ったのは4周目に1分47秒118を記録した#1山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)。これを残り時間1分で中嶋大祐が上回り、1分47秒003でトップに立つ。
チェッカーフラッグが提示された直後にデュバルが1分46秒940で一時トップに立つが、中嶋は最後の最後に1分46秒696を叩き出して再びトップを奪い返した。
#64ナレイン・カーティケヤン(Modulo Epson NSX-GT)も終盤1分47秒034までタイムを縮めて3位に食い込み、山本は結局4位。ホンダNSX-GTが予選1位、3位、4位を獲得した。
しかしTEAM MUGENは金曜日の公式練習で、武藤英紀のドライブ中に起きたクラッシュの影響で車両交換を余儀なくされており、競技会審査委員会から5グリッド降格を条件にレース1、2の出走を許可されている。
このため残念ながら中嶋は6番手から午後のレースをスタートすることになる。
また中嶋は予選後のインタビューで「最後のレース」と引退をほのめかす発言をしており、今後の動向が気になるところだ。
レース2決勝はこの後午後2時26分より55分+1周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/23) Race 2 Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
SUPER GT x DTM特別交流戦 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | *16 | 500 | 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | 1'46.696 | - | - | 153.959 |
2 | 28 | DTM | ロイック・デュバル | BMC Airfilter Audi RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'46.940 | 0.244 | 0.244 | 153.608 |
3 | 64 | 500 | ナレイン・カーティケヤン | Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | 1'47.034 | 0.338 | 0.094 | 153.473 |
4 | 1 | 500 | 山本 尚貴 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | 1'47.118 | 0.422 | 0.084 | 153.352 |
5 | 33 | DTM | レネ・ラスト | Audi Sport RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'47.151 | 0.455 | 0.033 | 153.305 |
6 | 17 | 500 | 塚越 広大 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | 1'47.308 | 0.612 | 0.157 | 153.081 |
7 | 11 | DTM | マルコ・ヴィットマン | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 1'47.327 | 0.631 | 0.019 | 153.054 |
8 | 99 | DTM | マイク・ロッケンフェラー | Akrapovič Audi RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'47.396 | 0.700 | 0.069 | 152.955 |
9 | 37 | 500 | 平川 亮 | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'47.484 | 0.788 | 0.088 | 152.830 |
10 | 38 | 500 | 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'47.764 | 1.068 | 0.280 | 152.433 |
11 | 36 | 500 | 中嶋 一貴 | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'47.925 | 1.229 | 0.161 | 152.206 |
12 | 8 | 500 | 野尻 智紀 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | 1'47.940 | 1.244 | 0.015 | 152.185 |
13 | 00 | DTM | 小林 可夢偉 | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 1'48.008 | 1.312 | 0.068 | 152.089 |
14 | 19 | 500 | 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'48.051 | 1.355 | 0.043 | 152.028 |
15 | 21 | DTM | ブノワ・トレルイエ | Audi Sport Japan RS5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'48.102 | 1.406 | 0.051 | 151.956 |
16 | 39 | 500 | ヘイッキ・コバライネン | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'48.129 | 1.433 | 0.027 | 151.919 |
17 | 23 | 500 | 松田 次生 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'48.520 | 1.824 | 0.391 | 151.371 |
18 | 3 | 500 | 平手 晃平 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'48.789 | 2.093 | 0.269 | 150.997 |
19 | 12 | 500 | ジェームス・ロシター | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'49.066 | 2.370 | 0.277 | 150.613 |
20 | 6 | 500 | 大嶋 和也 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'49.567 | 2.871 | 0.501 | 149.925 |
21 | 24 | 500 | 高星 明誠 | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'49.947 | 3.251 | 0.380 | 149.407 |
22 | 4 | DTM | アレッサンドロ・ザナルディ | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 1'50.558 | 3.862 | 0.611 | 148.581 |
- CarNo.16は、公式通知No.21(車両交換)により、5グリッド降格とする。
スーパーGTxDTM特別交流戦「SUPER GT x DTM Dream Race」レース1の決勝が11月23日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)が見事ポール・トゥ・ウィンを飾った。
記念すべき交流戦のレース1決勝は、スタート前からいきなりの波乱に見舞われた。
フロントローを確保していた#28ロイック・デュバル(BMC Airfilter Audi RS 5 DTM)がレコノサンスラップのダンロップコーナーでまさかのコースアウト、アウト側のタイヤバリアに前から突っ込んでしまったのだ。28号車はマーシャルカーでピットに戻ってきたものの、スタートまでに修復が間に合わないとチームは判断。惜しくもリタイヤとなってしまった。また#4アレッサンドロ・ザナルディ(BMW M4 DTM)もトランスミッショントラブルに見舞われてグリッドにつくことができず、ピットスタートに。結局午後2時26分から行われた決勝レースは参加22台中20台が隊列を組んでスタートに臨むことになった。
さらにスタート進行の時点で雨は上がっていたものの、路面は完全には乾いていなかったため、スタート前のタイヤ選択に各チーム頭を悩ませる状況。結局#24ヤン・マーデンボロー(リアライズコーポレーションADVAN GT-R)、#64牧野任祐(Modulo Epson NSX-GT)、#11マルコ・ヴィットマン(BMW M4 DTM)らがウェットタイヤ を選択、他のドライバーはスリックタイヤを装着して55分+1周の戦いは始まった。
ポールポジションのキャシディはそのままトップで1コーナーに飛び込むと、その後は順調に後続との差を広げながら周回を重ねていく。
その後方では#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)が2周目の1コーナーで#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)、#1山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)を次々に抜き去って2位に浮上、さらに予選9位からスタートした#19坪井翔(WedsSport ADVAN LC500)がみるみる順位を上げ、7周目には#36関口雄飛(au TOM'S LC500)を抜き去って4位に浮上してきた。今シーズンのドライバーズタイトルを手にした#6山下健太(WAKO'S 4CR LC500)も関口の背後から何度もアタックを仕掛けるが、関口はこれをことごとく退ける。シリーズ戦とは全く異なる激しいバトルがコースの至る所で展開された。
トップのキャシディは19周目にピットイン。タイヤ交換を行ってそのまま実質トップでコースに復帰、その後も順調に周回を重ねて2位以下を引き離し、29周を終えた時点で8.099秒ものリードを築き上げた。
ところがその直後、#12佐々木大樹(カルソニックIMPUL GT-R)がマシントラブルに見舞われてホームストレート上にストップしたため、セーフティーカーが導入されることになり、キャシディのリードは失われてしまった。
レースは33周目に2列縦隊のインディカー方式でリスタート。残り時間は3分あまりだったが、ここでもキャシディはトップを守り、塚越に全く付け入る隙を与えずに35周を走り切り、見事レース1を制してみせ、10月にホッケンハイムで行われ、予選16位、決勝リタイヤに終わったDTM最終戦の雪辱を果たした。
2位に塚越、3位には山本がつけ、終わってみれば上位5台がスーパーGT勢という結果に。しかしDTM勢の最上位は予選16位の#21ブノワ・トレルイエ(Audi Sport Japan RS5 DTM)だったことを考えれば、スタート前にリタイヤを喫したデュバルがあのままスタートしていれば、また違った展開になったのかもしれない。
注目の第2レースは明日午前9時より公式予選が、午後2時26分より決勝が、同じく55分+1周で行われる。DTM勢の巻き返しにも期待したい。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/23) Race 1 Weather:Rainy/Cloudy Course:Wet
SUPER GT x DTM特別交流戦 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Lap | Total_Time Behind |
1 | 37 | 500 | ニック・キャシディ 平川 亮 | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 35 | 57'45.326 |
2 | 17 | 500 | 塚越 広大 塚越 広大 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | 35 | 0.433 |
3 | 1 | 500 | 山本 尚貴 山本 尚貴 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | 35 | 5.862 |
4 | 6 | 500 | 山下 健太 大嶋 和也 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 35 | 6.974 |
5 | 19 | 500 | 坪井 翔 国本 雄資 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 35 | 9.966 |
6 | 21 | DTM | ブノワ・トレルイエ ブノワ・トレルイエ | Audi Sport Japan RS5 DTM Audi RS 5 DTM | 35 | 11.242 |
7 | 36 | 500 | 関口 雄飛 中嶋 一貴 | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 35 | 11.369 |
8 | *33 | DTM | レネ・ラスト レネ・ラスト | Audi Sport RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 35 | 11.540 |
9 | 38 | 500 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 35 | 13.421 |
10 | 16 | 500 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | 35 | 13.426 |
11 | 3 | 500 | フレデリック・マコヴィッキィ 平手 晃平 | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 35 | 15.648 |
12 | 23 | 500 | ロニー・クインタレッリ 松田 次生 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 35 | 15.764 |
13 | 99 | DTM | マイク・ロッケンフェラー マイク・ロッケンフェラー | Akrapovič Audi RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 35 | 18.790 |
14 | 00 | DTM | 小林 可夢偉 小林 可夢偉 | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 35 | 18.929 |
15 | 8 | 500 | 伊沢 拓也 野尻 智紀 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | 35 | 19.832 |
16 | 39 | 500 | 中山 雄一 ヘイッキ・コバライネン | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 35 | 20.524 |
17 | 24 | 500 | ヤン・マーデンボロー 高星 明誠 | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 35 | 22.480 |
18 | 11 | DTM | マルコ・ヴィットマン マルコ・ヴィットマン | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 34 | 1Lap |
19 | 12 | 500 | 佐々木 大樹 ジェームス・ロシター | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 28 | 7Laps |
---- 以上規定周回数(75% - 26Laps)完走 ---- |
- | 64 | 500 | 牧野 任祐 ナレイン・カーティケヤン | Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | 25 | 10Laps |
- | 4 | DTM | アレッサンドロ・ザナルディ アレッサンドロ・ザナルディ | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 17 | 18Laps |
- Fastest Lap: CarNo.64 牧野任祐(Modulo Epson NSX-G) 1'31.186 (5/25) 180.146km/h
- CarNo.
11月23日、スーパーGT×DTM交流戦のサポートレース「auto sport Web スプリントカップ」レース1の決勝が、静岡県・富士スピードウェイ(1周4.563km)で行われ、ポールポジションからスタートした#60吉本大樹/宮田莉朋(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)が、苦しみながらも最終ラップで逆転し優勝を飾った。
スプリントカップは、レース時間50分、スタートから20分~30分の間にドライバー交代、ピットイン~アウトまで70秒、タイヤ交換は30秒かけなければならないという独自ルールのセミ耐久レースだ。
スタート時、コースはセミウェット。細かい雨粒は落ちているもののコースを濡らすほどではなく、タイヤ選択に悩むところ。この微妙なコンディションで、2列目4番グリッドの#48田中勝輝(植毛GO&FUN GT-R)はコースコンディションが回復することに賭け、スリックを選択した。
レースはスタートから予選トップ3の#60吉本大樹(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)、#52脇阪薫一(埼玉トヨペットGBマークX MC)、#25佐藤公哉(HOPPY 86 MC)が、徐々に4位の#360青木孝行(RUNUP RIVAUX GT-R)以下を引き離す展開で始まった。
しかし、路面が乾くのは予想より早く、3周目からレインタイヤを履くトップ3台は、コースの濡れた部分を選んで走るようになる。この頃から一時は10位まで順を下げていた唯一のスリックタイヤユーザー#48田中の猛追が始まる。3周目には50秒あったトップとの差を5周目には16秒と一気に詰め、7周目にトップグループの背後に迫ると、9周目にはあっさりとトップに立ってしまった。
完全にスリック有利となった状況では、他車に打つ手はなかった。唯一できることはピットインができる規定の20分が経過するまで、グリップを失いつつあるレインタイヤで走り続けることだけだった。
スタートから20分が経過する11~12周目には、2位グループになってしまった3台をはじめ、レインを履くマシンが待ってましたとばかりにピットに滑り込み、タイヤ交換、ドライバーチェンジを済ませてコースに復帰する。
15周目、レースが半分を経過したところで、トップを快走する#48田中も飯田太陽へバトンタッチ。#48飯田がピットアウトしたときには、2位#60宮田との差は37秒。完全に安全圏と思われたが、予選で逆転ポールを演じた#60宮田は、決勝でも諦めることなく追い続けた。
逃げる#48飯田、追う#60宮田。その差は18周目29秒、20周目21秒、22周目14秒、24周目7秒と見る見るうちに縮まっていき、ファイナルラップに入る28周目のストレートでついに両者は並走。1コーナーで#60宮田が念願のトップ奪還を果たすと、そのままチェッカーを受け見事な逆転劇を演じた。
最後の最後で逆転を許してしまった#48飯田だが、スタート時のスリック選択、そして並み居るスーパーGTシリーズランキング上位者を尻目のトップ争い、表彰台獲得は大健闘といえるだろう。
3位は、こちらも最終ラップの1コーナーで#30織戸学(TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT)を捕らえた#52吉田広樹が入った。
決勝レース2は、明日の午前11時35分から50分レースで行われる
Text: Shigeru KITAMICHI
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/23) Race 1 Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
auto sports Web Sprint Cup 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 60 | 吉本 大樹 宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 28 | 50'22.827 |
2 | 48 | 飯田 太陽 田中 勝輝 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 28 | 2.429 |
3 | 52 | 脇阪 薫一 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 28 | 30.533 |
4 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 28 | 32.155 |
5 | 70 | 河野 駿佑 菅波 冬悟 | LMcorsa Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 28 | 46.207 |
6 | 37 | 武井 真司 笹原 右京 | BH AUCTION CORVETTE GT3 CHVROLET Corvette C7 GT3-R | YH | 28 | 52.664 |
7 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 28 | 1'02.168 |
8 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 28 | 1'36.949 |
9 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 27 | 1Lap |
10 | 9 | ジョー・シンドウ 井上 恵一 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 27 | 1Lap |
11 | 244 | GoMax 土屋 武士 | MaxRacing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 27 | 1Lap |
12 | 11 | 久保田 克昭 小高 一斗 | Planexスマカメマクラーレン720S McLaren 720S GT3 | YH | 19 | 9Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 19Laps)完走 ---- |
スーパーGTxDTM特別交流戦「SUPER GT x DTM Dream Race」レース1の公式予選が11月23日、静岡県の富士スピードウェイで行われ、#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)がポールポジションを獲得した。
レース1の公式予選は午前9時25分より20分間で行われた。前日の公式練習では激しい雨に見舞われた富士スピードウェイだが、この日は時折弱い霧雨が落ちてくる程度。路面はハーフウェットと言った状況で、スリックタイヤを履くほどのグリップはまだない様子だった。
今回は全車がDTM指定のハンコックタイヤを使用するということで、こうした難しいコンディションではスーパーGT勢に不利に働くものと思われたが、キャシディは計測3周目に1分41秒827を叩き出してセッション開始早々にトップに浮上。その後もこのタイムが更新されることはなく、キャシディがそのままレース1のポールポジションを獲得することになった。
DTM勢では#28ロイック・デュバル(BMC Airfilter Audi RS 5 DTM)がキャシディと同じく3周目に1分42秒158を記録、0.331秒差で2位につけた。日本のトップカテゴリーで長年活躍した経験が生かされた結果というべきか。
3番手にはセッション終盤に1分42秒215を記録した#1山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT)が続き、#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)がGT-R勢最上位の4番手。9番手の#19坪井翔(WedsSport ADVAN LC500)までがトップから1秒以内といういつもながらの接戦となった。
レース1決勝は午後2時26分より、55分+1周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
SUPER GT x DTM 特別交流戦 -RIJ- (2019/11/23) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
SUPER GT x DTM 特別交流戦 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Cls | Driver | Car Maker Model | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 37 | 500 | ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'41.827 | - | - | 161.321 |
2 | 28 | DTM | ロイック・デュバル | BMC Airfilter Audi RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'42.158 | 0.331 | 0.331 | 160.798 |
3 | 1 | 500 | 山本 尚貴 | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | 1'42.215 | 0.388 | 0.057 | 160.708 |
4 | 23 | 500 | ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'42.358 | 0.531 | 0.143 | 160.484 |
5 | 99 | DTM | マイク・ロッケンフェラー | Akrapovič Audi RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'42.527 | 0.700 | 0.169 | 160.219 |
6 | 17 | 500 | 塚越 広大 | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | 1'42.609 | 0.782 | 0.082 | 160.091 |
7 | 24 | 500 | ヤン・マーデンボロー | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'42.724 | 0.897 | 0.115 | 159.912 |
8 | 3 | 500 | フレデリック・マコヴィッキィ | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'42.785 | 0.958 | 0.061 | 159.817 |
9 | 19 | 500 | 坪井 翔 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'42.810 | 0.983 | 0.025 | 159.778 |
10 | 36 | 500 | 関口 雄飛 | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'42.887 | 1.060 | 0.077 | 159.659 |
11 | 6 | 500 | 山下 健太 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'42.927 | 1.100 | 0.040 | 159.597 |
12 | 12 | 500 | 佐々木 大樹 | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | 1'43.064 | 1.237 | 0.137 | 159.384 |
13 | 8 | 500 | 伊沢 拓也 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | 1'43.121 | 1.294 | 0.057 | 159.296 |
14 | 33 | DTM | レネ・ラスト | Audi Sport RS 5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'43.387 | 1.560 | 0.266 | 158.887 |
15 | 38 | 500 | 立川 祐路 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'43.412 | 1.585 | 0.025 | 158.848 |
16 | 21 | DTM | ブノワ・トレルイエ | Audi Sport Japan RS5 DTM Audi RS 5 DTM | 1'43.447 | 1.620 | 0.035 | 158.794 |
17 | 39 | 500 | 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | 1'43.583 | 1.756 | 0.136 | 158.586 |
18 | 00 | DTM | 小林 可夢偉 | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 1'43.667 | 1.840 | 0.084 | 158.457 |
19 | 11 | DTM | マルコ・ヴィットマン | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 1'43.707 | 1.880 | 0.040 | 158.396 |
20 | 64 | 500 | 牧野 任祐 | Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | 1'43.936 | 2.109 | 0.229 | 158.047 |
21 | 16 | 500 | 武藤 英紀 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | 1'44.637 | 2.810 | 0.701 | 156.988 |
22 | 4 | DTM | アレッサンドロ・ザナルディ | BMW M4 DTM BMW M4 DTM | 1'45.211 | 3.384 | 0.574 | 156.132 |
11月23日、スーパーGT×DTM交流戦のサポートレースとして組まれたGT3とJAF GT(GT300)マシンによる「auto sport Web スプリントカップ」の公式予選が、静岡県・富士スピードウェイ(1周4.563km)で行われ、#60吉本大樹/宮田莉朋(SYNTIUM LMcorsa RC F GT3)が、雨の残るコースコンシションのなかポールポジションを獲得した。
シリーズ戦とは異なるスプリントレースはシステムも独特だ。A,Bドライバーが10分ずつ予選アタックを行い、その合計タイムでレース1のグリットが決定する。明日のレース2はレース1の決勝結果でグリッドが決まる。その決勝は50分のレースを2人が交代で走り切るというものだ。
ドライバーA予選
セミウェットコンディションのなか、開始から5分経過したところで#360青木孝行(RUNUP RIVAUX GT-R)がトップタイム(1分47秒826)をマークするが、路面コンディションの良くなる後半にタイムを伸ばすことができす、#60吉本(1分47秒604)、#25松井孝允(HOPPY 86 MC)(1分47秒376)がタイムを塗り替える。#25松井は最後まで積極的に攻め、最終的に1分47秒088までタイムを削り、2位#60吉本に0.516秒という大きなマージンを築いた。
ドライバーB予選
路面が乾きつつあるなか、4分経過したところで#25佐藤公哉が1分46秒047をマークし、これでポールは決まりかと思われたが、その直後に#60宮田が#25佐藤のタイムを何と1秒も上回る1分45秒029をタイム叩き出す。この直後に雨足がやや強くなり、以降のタイムアップは難しくなってしまった。#60は宮田の頑張りに加え、天候も味方につけ逆転のポールポジションを獲得。
2位は逆転を許した#25、3位には#52脇阪薫一/吉田広樹(埼玉トヨペットGBマークX MC)が入った。
逆転の立役者、宮田は「雨は苦手と思われていたので、これでアピールできました」と喜び、吉本は「難しいコンディションのなか、ダンロップタイヤが力を発揮してくれました。レースでは勝ちにこだわりたい」と力強く語った。
決勝レース1は、本日午前11時50分から、レース2は明日の午前11時35分から、ともに50分レースで行われる
Text:Shigeru KITAMICHI
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/23) A&B Total Qualify Weather:Rainy Course:Wet
auto sports Web Sprint Cup 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Model | Tire | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
1 | 60 | 吉本 大樹 宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 1'47.604 1'45.029 | 3'32.633 | - |
2 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 1'47.088 1'46.047 | 3'33.135 | 0.502 |
3 | 52 | 脇阪 薫一 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 1'48.731 1'46.248 | 3'34.979 | 2.346 |
4 | 48 | 飯田 太陽 田中 勝輝 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'48.532 1'46.761 | 3'35.293 | 2.660 |
5 | 360 | 青木 孝行 田中 篤 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'47.617 1'49.464 | 3'37.081 | 4.448 |
6 | 11 | 久保田 克昭 小高 一斗 | Planexスマカメマクラーレン720S McLaren 720S GT3 | YH | 1'49.194 1'47.961 | 3'37.155 | 4.522 |
7 | 244 | GoMax 土屋 武士 | MaxRacing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 1'49.630 1'47.876 | 3'37.506 | 4.873 |
8 | 9 | ジョー・シンドウ 井上 恵一 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'50.140 1'47.637 | 3'37.777 | 5.144 |
9 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 1'51.242 1'46.689 | 3'37.931 | 5.298 |
10 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 1'49.708 1'48.266 | 3'37.974 | 5.341 |
11 | 70 | 河野 駿佑 菅波 冬悟 | LMcorsa Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 1'50.462 1'47.974 | 3'38.436 | 5.803 |
12 | 37 | 武井 真司 笹原 右京 | BH AUCTION CORVETTE GT3 CHVROLET Corvette C7 GT3-R | YH | 2'33.367 1'47.741 | 4'21.108 | 48.475 |
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/23) B Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
auto sports Web Sprint Cup 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 60 | 宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 1'45.029 | - | - | 156.403 |
2 | 25 | 佐藤 公哉 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 1'46.047 | 1.018 | 1.018 | 154.901 |
3 | 52 | 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 1'46.248 | 1.219 | 0.201 | 154.608 |
4 | 30 | 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 1'46.689 | 1.660 | 0.441 | 153.969 |
5 | 48 | 田中 勝輝 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'46.761 | 1.732 | 0.072 | 153.865 |
6 | 9 | 井上 恵一 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'47.637 | 2.608 | 0.876 | 152.613 |
7 | 37 | 笹原 右京 | BH AUCTION CORVETTE GT3 CHVROLET Corvette C7 GT3-R | YH | 1'47.741 | 2.712 | 0.104 | 152.466 |
8 | 244 | 土屋 武士 | MaxRacing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 1'47.876 | 2.847 | 0.135 | 152.275 |
9 | 11 | 小高 一斗 | Planexスマカメマクラーレン720S McLaren 720S GT3 | YH | 1'47.961 | 2.932 | 0.085 | 152.155 |
10 | 70 | 菅波 冬悟 | LMcorsa Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 1'47.974 | 2.945 | 0.013 | 152.137 |
11 | 31 | 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 1'48.266 | 3.237 | 0.292 | 151.726 |
12 | 360 | 田中 篤 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'49.464 | 4.435 | 1.198 | 150.066 |
SUPER GT x DTM特別交流戦 -RIJ- (2019/11/23) A Driver Qualifying Weather:Rainy Course:Wet
auto sports Web Sprint Cup 富士スピードウェイ 4.563km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 25 | 松井 孝允 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | 1'47.088 | - | - | 153.395 |
2 | 60 | 吉本 大樹 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | 1'47.604 | 0.516 | 0.516 | 152.660 |
3 | 360 | 青木 孝行 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'47.617 | 0.529 | 0.013 | 152.641 |
4 | 48 | 飯田 太陽 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'48.532 | 1.444 | 0.915 | 151.354 |
5 | 52 | 脇阪 薫一 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | 1'48.731 | 1.643 | 0.199 | 151.077 |
6 | 11 | 久保田 克昭 | Planexスマカメマクラーレン720S McLaren 720S GT3 | YH | 1'49.194 | 2.106 | 0.463 | 150.437 |
7 | 244 | GoMax | MaxRacing RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | 1'49.630 | 2.542 | 0.436 | 149.839 |
8 | 31 | 嵯峨 宏紀 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | 1'49.708 | 2.620 | 0.078 | 149.732 |
9 | 9 | ジョー・シンドウ | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | 1'50.140 | 3.052 | 0.432 | 149.145 |
10 | 70 | 河野 駿佑 | LMcorsa Ferrari 488 GT3 Ferrari 488 GT3 | YH | 1'50.462 | 3.374 | 0.322 | 148.710 |
11 | 30 | 永井 宏明 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | 1'51.242 | 4.154 | 0.780 | 147.667 |
12 | 37 | 武井 真司 | BH AUCTION CORVETTE GT3 CHVROLET Corvette C7 GT3-R | YH | 2'33.367 | 46.279 | 42.125 | 107.108 |
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズの最終戦となる第5戦が11月17日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催された。前回の第4戦では、鈴鹿からの遠征組を相手に悔しい思いをした3人。自身の足りないところを見つめ直し臨んだ今大会は、これまで戦ってきた集大成となるレースが期待された。

予選 11月17日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ
今回のレースウィークは土曜日からトレーニング開始。30分2本という限られた時間の中でこれまでの課題の確認と予選シミュレーションを行った。今回の予選は8時からといつもより早い時間で行われ、路面温度も今シーズンで一番低いことからタイヤが発動しづらく、タイムが出るのも予選時間の終盤。坪松は、いかに早くタイヤを発動させてアタックしていくかを3人にアドバイスし送り出した。
岸本はラスト2周に狙いを定め、中盤まではタイヤにしっかり熱を入れることを意識しクルマの状態を上げていく。6周目には2分8秒台に入れていき、9周目には全てセクターベストで8秒098を記録。そのままラストアタックでセクター1、2を自己ベストで繋げると8秒018でタイムアップに成功する。
伊東は、前日のトレーニングでの課題を序盤に合わせ込みながら、ラスト5分で勝負できるよう最初からハイペースで周回しタイヤマネージメントしていく。7周目からアタックを始めて6秒台に入れるが、翌周はイエローフラッグが出ていたことからすぐ次に向けて切り替え、タイヤの状態も調整。9周目にセクター1~3まで全体ベストでクリアしていくとこの予選ファステストの6秒446を記録する。
岩澤は、これまでラスト1~2周で逆転を許しポールポジションを獲られてしまったという反省から、後半でフルアタックするように意識し周回を重ねていく。7周目に6秒台に入れて、続く8周目にセクター1でベストを記録しアタックしていくがイエローフラッグに阻まれてしまう。仕切りなおして、9周目に6秒958でタイムアップに成功、さらにラストアタックをかけていくと、6秒861でさらにコンマ1秒を短縮し自己ベストを更新した。
その結果、伊東が今シーズン5戦中3度目のポールポジションを獲得、岩澤が2番手、岸本が5番手から決勝を迎えることとなった。

決勝 11月17日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ
予選終了からわずか2時間で決勝を迎えた。スタートではポールポジションの伊東がシフトミスで大きく後退し、岩澤は争いを制し3コーナーでトップに躍り出る。岸本は若干ストールさせてしまったことから1つ順位を落とすもすぐに取り戻してポジションアップを狙っていく。スタートで順位を落とした伊東は、意地を見せて5コーナーまでで3番手に上がると、翌周にもう一台を攻略し2番手にまで巻き返しを図る。
岩澤と伊東は2台でトップ争いを展開していき、4周目には90度コーナーで伊東がトップを奪取。しかし、その後も常にテールトゥノーズの攻防が続きコースの全てでバトルを繰り広げていく。岸本は4番手争いの集団の中で、3コーナーで4番手に上がるとその後も一進一退の展開。
トップ2台の差はコンマ1秒のまま7周目を迎えると、岩澤が5コーナーのインから伊東を攻略。再びトップを奪われた伊東も岩澤の後ろにピタリとついて追うが、ヘアピンで痛恨のシフトミス。これで勝負が決まり、最終戦は岩澤が制することとなった。
岸本も激しいバトルの中で順位を入れ替え合いながら6位でチェッカーを迎えた。
これでスーパーFJのもてぎシリーズは幕を閉じるが、岩澤が5戦3勝でシリーズチャンピオンを獲得。伊東もシリーズ2位でル・ボーセがシリーズ1-2を独占した。来月には鈴鹿サーキットで日本一決定戦が行われるが、今までとは違うライバルたちの中でどれだけ力を発揮できるかが期待される。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
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シリーズチャンピオンを争う伊東と岩澤はギリギリの攻防を見せてくれた。参加台数は少なかったがレースの内容はとてもエキサイティングなものだった。チームとして最後のもてぎシリーズ参戦となったが、3年連続でシリーズチャンピオンを獲れた事を誇らしく思う。
- Driver 岸本尚将(Naomasa Kishimoto)COMMENT
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予選は狙い通りクルマの状態も持って行けたのですが、自分の走りの方で詰め切れませんでした。決勝は、バトルのしすぎで後半タイヤがきつかったので、もっと考えてレースをしていけば良かったです。日本一を戦う鈴鹿は高速コーナーが多くて、自分がやりがちなブレーキングで突っ込んで稼ごうとする走り方を変えていかないといけないと思っています。その辺りを改善してしっかりと臨みたいと思います。
- Driver 伊東黎明(Reimei Ito)COMMENT
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予選ベストの周はタイヤも良い状態でいけて、全体的にまとめられました。せっかくポールを獲れていい流れを作れていたのに、自分のミスでチャンピオンを逃してしまいました。ですが、今回レースウィークを通して走りは良く、バトルの展開は自信があったのでリードできましたし、自分のペースが良いのは分かっていたので落ち着いていけました。日本一は、以前の鈴鹿テストも良い感触を得ているので、良い結果で締めくくれるように頑張りたいと思います。
- Driver 岩澤優吾(Yugo Iwasawa)COMMENT
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予選でマシンの状態が良い時に決めきれないのが、自分の力の無さだと感じました。また、序盤のペースが悪く、伊東選手に追いつかれてしまう事になったので今後の課題だと思っています。良かった点は、いつも抜かれた時に気持ちが落ちたまま終わってしまうのですが、今回はまた盛り返せていけたので今シーズンやってきて少し強くなれた部分だと思っています。日本一は西の速いライバルたちに負けないよう東の代表として頑張りたいと思います。
Le Beausset Motorsports
スーパーFJもてぎシリーズ最終第5戦が11月17日(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催された。
ここまで4大会を終えてル・ボーセモータースポーツの63号車岩澤が開幕2連勝、62号車伊東が第3戦優勝でそれぞれランキング1位2位の座にあり、獲得ポイント56対55と僅差、またランキング3位ZAP SPEEDの8号車新倉も42ポイントでタイトルの可能性を残している。
予選はこの3台がトップを奪い合う展開となったが最終的に伊東が0.4秒という大差でポールポジションを獲得、1ポイントを得て岩澤と並び、決勝で上位に来た方がチャンピオンに近づくという状況となった。
今年限りでのレース活動停止を発表したル・ボーセモータースポーツにとって、ホームであるツインリンクもてぎの最後のレースになる決勝のコースイン前に、タイトルを争う両名と61号車岸本を加えた3台のマシンをピット前に並べ、坪松代表以下スタッフが記念写真を撮り、午前10時35分に10周で行われる決勝のスタートを迎えた。
スタートでは1列目の2台の加速が鈍く、1コーナーから2コーナーにかけて新倉がトップに立ち岩澤2番手、伊東5番までドロップするが、その後岩澤がトップに立ち伊東も3位まで挽回してオープニングラップが終了。
2位に落ちた新倉はトップ岩澤を追い立てるが並ぶ所までは至らない。逆にペースを取り戻した伊東が2周目の5コーナーで新倉をオーバーテイク、ル・ボーセ勢の1-2体勢が出来上がり、3位新倉までのグループと4位~6位のグループに分かれていく。
この時点で勢いに勝る伊東は、3周目の90度コーナーで岩澤に仕掛けるとサイド・バイ・サイドでアンダーブリッジを抜けてビクトリーコーナー手前でオーバーテイク、トップに立つ。その後この2台は激しく攻防を繰り返しながら新倉を引き離し、レースはル・ボーセ勢の一騎討ちの様相を呈する。
レースが動いたのは7周目、ここまで何度も伊東に仕掛けていた岩澤が5コーナーでサイド・バイ・サイドに持ち込むと続く130Rで遂に伊東を仕留めてトップを奪還、そのまま突き放しにかかり、8周目のフィニッシュラインでは、伊東と1秒弱、3位新倉と2秒まで差を広げる。ここで伊東が踏ん張り9周目の前半部分で0.4秒差まで追い上げるも岩澤がそれ以上の接近を許さず、そのまま岩澤~伊東~新倉の順にフィニッシュ。ル・ボーセモータースポーツはホームでの最終戦を1-2フィニッシュで飾り、シリーズタイトルも岩澤のものとなった。
- ル・ボーセモータースポーツ 坪松代表 コメント
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「チームメイトの2人がシリーズチャンピオンを争うという流れはチームにとってはうれしい展開だが、ドライバーにとってはシリアスな状況だった。そんなシリーズの中で岩澤はポイントの優位さに関係なく常にトップを狙って堂々とレースを戦った、その気持ちの強さが結果に結びついた。終盤までトップ争いの激しい攻防を行いながら、2台ともラップタイムが落ちず
3位を突き放す事が出来たのは、お互いがリスペクトしあって戦っていたからで、非常に良いレースだった。残るはスーパーFJ日本一決定戦(12月7-8日/鈴鹿サーキット)だけとなったが、最後までいいレースをしたいと思う」
Text: Junichi SEKINE
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、スーパー耐久シリーズの第6戦(最終戦)が11月9日(土)~10日(日)に岡山国際サーキット(岡山県)において3時間レースとして開催された。8つのクラスに59台がエントリーする中、ST-3クラス(排気量2001~3500cc、後輪駆動)に、ル・ボーセモータースポーツのDENSO Le Beausset RC350は、嵯峨宏紀、小河諒、平川亮という体制で、今季3勝目を目標に臨んだ。
今回は山下健太がWEC(世界耐久選手権)参戦のために欠場となり、富士、オートポリスに続いて平川を起用した。Group1(ST-X、Z、TCR、1~3クラス)とGroup2(ST-4、5クラス)に区分して、それぞれに3時間の決勝レースを行う。
地元・ツインリンクもてぎで開催された第5戦では今季2勝目を挙げ、シリーズ3位でタイトル争いには残っているもののポイントリーダーとの差は19点。今回のレースでは優勝して21点を加算してライバルチームの結果待ちではあるが、逆転でのタイトル獲得の可能性は厳しい状況だった。それでもチームは諦めることなく、チーム最後のレースでの優勝を目指した。

予選 11月9日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ
レクサスRC350は、最低車重が昨年より20kg増の1,410kgとなり、軽量なフェアレディZ(1,300kg)やマークX(1,390kg)に対しやや不利な条件。
しかもこれまでの成績により35kgのハンディウェイトを搭載しており、岡山のようなタイトなターンが連続しコース幅も狭いコンパクトなサーキットでは苦戦を強いられる。
9日(土)の公式予選。朝のうちは気温10℃を切るほど冷え込んだが、小春日和となって徐々に気温は上昇していった。午前中に30分間で行われたフリー走行では、小河が2番手となる1分40秒206をマーク。午後の公式予選に向けてセットアップは順調に進んでいた。そして迎えた公式予選。Aドライバーの嵯峨はベストタイムを刻んだ周で好タイムが狙えたが最終コーナーでの黄旗でアクセルを緩めざるを得ず、朝の小河のタイムを上回る1分40秒018までタイムアップするも4位。
続くBドライバー予選では小河が自身の朝のタイムを1秒以上短縮するスーパーラップ1分39秒052を刻み2位。ふたりのタイム合算でトップとコンマ1秒の僅差で2番手となった。
「朝と午後は路面温度も異なって、それをどうアジャストするかドライバー3人で意見を出し合いました。アタックは遅い車両に引っかかったのでベストではありませんでしたが、決勝では坪松監督に恩返しができるよう、チーム全員でいいレースをしたいです」と小河は、決勝に向けて気持ちを切り替えていた。

決勝 11月10日(日)天候/晴れ・曇り コース状況/ドライ
10日は午前中にGroup2のレースを終え、Group1の決勝は13時33分にスタートが切られた。スタートを担当したのは小河で、オープニングラップのアトウッドでアウト側から前車をかわしてトップへ。直後には重量で145kg軽い#14-Zが迫りくるも、小河は負けず劣らず41秒前半でのハイペースでラップを続け3番手#15-Z以降を引き離していき、その後も#14-Zとは延々とテール・トゥ・ノーズのバトルを展開しファンを沸かせた。どちらもタイヤ無交換作戦を採っており、タイヤをいたわりながらのハイペース。そして44周で小河はトップを守ったままピットインして嵯峨に交代。もちろんタイヤは無交換で作業は給油のみだった。
嵯峨は暫定5位でコースへ。ところがダブルヘアピンで左リヤのホイールが脱落し横を向いてストップ。ホイールをハブに固定するスタッドボルトが折れてしまっており、嵯峨はやむなくクルマを降りることとなった。車両回収から修理を試み最後まで完走を目指したいところだか、3時間のレースでは救済措置がなく、残念ながらレースへの復帰はかなわずリタイアとなった。

- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
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逆転チャンピオンを叶える為にも圧倒的な速さが必要だった。予選でベストポジションを獲得した事で勝負強い小河をスタートドライバーに選んだ。全てにおいて快調だったがドライバーを嵯峨に替えた直後にトラブルが出てしまい戦いを終えることになった。シーズン6戦2勝と勝ち星は少なくないが、今回を含めトップを走っていてトラブルから2戦失った事が大きかった。
- Driver 嵯峨宏紀(Koki Saga)COMMENT
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前触れもなく突然ダブルヘアピンでタイヤが外れてしまいました。チーム最後のレースでこういう形になってしまったことは言葉になりません。今回も(小河)諒が頑張ってくれたので良かったと思いますし、今まで支えてくれたチームのみんな、そして応援してくださったスポンサーさんやファンの方々には感謝の気持ちでいっぱいです。坪松監督にはありがとうと言いたいです。
- Driver 小河諒(Ryo Ogawa)COMMENT
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今回もセッティングを担当するBドライバーとして起用してもらい、予選でも良いタイムを出せました。決勝でも145kg軽いZが有利だと予想していた中、トップを守って走れました。タイヤのことを考えずにプッシュすればもっと速く走れましたが、タイヤを守るペースギリギリで走りました。坪松監督には「良い走りだった」と褒めてもらいましたし、感謝の気持ちでいっぱいです。
- Driver 平川亮(Ryo Hirakawa)COMMENT
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決勝レースでは何もせずに終わってしまい、残念な気持ちでいっぱいです。ル・ボーセのドライバーとして今年3回呼んでもらったことは光栄に思います。富士と今回、2回は決勝を走らないままリタイアになってしまいましたが、いろんなクルマに乗ることは良い経験としてプラスになりました。でもやはりチーム最後のレースなので乗りたかったですね。
Le Beausset Motorsports
第7戦のオートポリスラウンドの後、ひと月余りのインターバルを経て第8戦となるのは、最終戦もてぎラウンド。
チームはもてぎで2019シリーズの有終の美を飾るべく、ブレーキが肝となるツインリンクもてぎに合わせてブレーキ関係を整備し、万全のメンテナンスを施した。
November 2nd Qualifying Day
天候: 晴れ 路面状況: ドライ 気温: 19℃ 路面温度: 25℃ 入場者数: 20,500人
最終戦のグリッドを決める土曜日の朝は、雲ひとつない青空の広がる秋晴れとなった。
8時50分から行われた公式練習では、加納、山下両選手が交互に時間いっぱいを使って練習走行を行なったが、両選手ともにストップアンドゴーが特徴のツインリンクもてぎを攻めあぐね、タイムを出すことに腐心していた。
一方チームは、タイヤ選択を、公式テストの際に好調であったという情報から、フロントにミディアム、リアにミディアムハードという、これまでにないコンビネーションで公式練習に臨んでいた。しかし、コンディションが合わなかったためかタイヤの感触が非常に硬く、チームは予選、決勝にはこのタイヤの組み合わせでは走行できないという結論に達した。
午前中の練習走行の結果を踏まえて状況を打開すべく、チームはフロントにソフト、リアにミディアムのタイヤをチョイスして14時からの予選に臨んだ。Q1開始と同時に山下選手がコースに出て、慎重にチャンスを伺っていたが、4Lap目に1’48.160をマーク、Q2進出には及ばなかったが、望みうる最良のパフォーマンスで予選を終えることができた。
Arnage Racingの最終戦のグリッドは26番手となったが、チームは山下選手のナイスアタックで、タイヤのチョイスに問題がなかったことを確認することができた。
予選後、チームは何度もドライバー交替のシミュレーションを行い、最後のピットワークを抜かりなく行えるよう練習を重ねた。
November 3rd Race Day
天候: 曇り 路面状況: ドライ 気温: 20℃→19℃ 路面温度: 26℃→23℃ 入場者数: 35,500人
決勝の日を迎えたツインリンクもてぎは、薄曇りながらも、予選日同様秋の日差しが暖かく、絶好の観戦日和となった。最終決戦を見ようと詰め掛けた大勢の観客が見守る中、13時30分、栃木県警の白バイとパトカーによるパレードラップ、フォーメーションラップへと続き、いよいよ今シーズンのファイナルラウンドが幕を開けた。
前日の予選で調子の良かったソフト+ミディアムのコンビネーションタイヤで決勝に臨むことになったARNAGE AMG GT3は、山下選手のドライブで250km先のチェッカーを目指して最後の戦いをスタート。
ところが、山下選手はスタートラップの2コーナーでスピンした他のマシンを避けようとしてスピン、グラベルにはまってしまう。幸いオフィシャルの手でコースに戻ることができた山下選手は、気を取り直したか、1.5Lapほどの遅れを取り戻すかのように全力でレースを再開、何度も1分51秒台をマークする好調さを見せ、少しずつギャップを挽回していった。
しかし、ルーティンピットの迫る25Lap目、山下選手はV字コーナー付近で痛恨の単独スピンを喫する。グラベルに埋まって万事休すかと思われたが、再びオフィシャルのおかげでマシンがコースに戻され、山下選手はすぐさまピットに呼び戻された。
チームは当初、ピット作業を少しでも短縮するため、タイヤ交換を左側のみと予定していた。しかし、既に先頭車両に4Lapの差をつけられ、完走ポイント3を望めなくなったARNAGE AMG GT3は、何としても完走ポイント1を獲るため、手堅く4輪交換に作戦を変更。マシンにダメージがないことを確認したメカニックが、後半のスティントにステアリングを託された加納選手をコースに送り出した。
加納選手は、ほぼ単独でコースを周回できるチャンスに、苦手意識のあったもてぎの略を試み、何度かチャレンジを繰り返しながら、少しずつタイムを上げていった。
そしてラスト3Lap、1分52秒台前半の好タイムを連続でマークして、28番手でチェッカーを受けた。
Arnage Racingは、2度のスピンで勝負権を失ったものの、最後までレースを諦めなかった二人のドライバーの頑張りで無事に完走を果たして、シーズンを終えることができた。
<一年を振り返って>
チーム結成から7年目となる2019年は、これまで以上に生き残りの難しいシーズンとなりました。資金力のある強豪チームがひしめき合い、シード権争いがさらに激化する中、数少ないプライベーターチームの中でも最も力の弱いチームのサバイバル力が試されるシーズンでした。
Arnage Racingは、昨シーズンから引き続いてMercedes AMG GT3でシーズンに臨み、チーム結成当初から苦楽を共にしてきた加納選手に、若手の山下亮生選手、さらに第三ドライバーとしてルーキーの手塚祐弥選手を加えて、全戦完走を目標にシリーズを戦ってきました。Aシードでスタートしたシーズンでしたが、悪天候やアクシデントに泣かされたレースもあり、「トップと同一周回または1周遅れの完走」の3ポイントを獲得することは困難でした。しかし、1度もリタイアすることなく、全戦完走を以ってなんとか無事にシーズンを終了することができました。
今シーズンも毎戦薄氷を踏むようなレースばかりで、非常に苦しいシーズンでしたが、そんな中でも温かくチームを見守り応援してくださるスポンサーの皆様、ファンの皆様のおかげで、最終戦までシリーズを戦うことができました。
チーム一同感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。
☆Arnage Racing SUPER GT2019年シリーズの戦績
Round 1 | 4/13~4/14 | 岡山国際サーキット | 22位完走 |
Round 2 | 5/3~5/4 | 富士スピードウェイ | 17位完走 |
Round 3 | 5/25~5/26 | 鈴鹿サーキット | 24位完走 |
Round 4 | 6/29~6/30 | チャーン・インターナショナル・サーキット | 20位完走 |
Round 5 | 8/3~8/4 | 富士スピードウェイ | 21位完走 |
Round 6 | 9/7~9/8 | スポーツランド菅生 | 12位完走 |
Round 7 | 9/21~9/22 | オートポリス | 16位完走 |
Round 8 | 11/2~11/3 | ツインリンクもてぎ | 28位完走 |
Arnage Racing 2019 SUPER GT Race report
ピレリスーパー耐久シリーズ最終第6戦は10日、岡山国際サーキットでグループ1(ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラス)の決勝を行い、ポールポジションからスタートしたST-Xクラスの星野敏/藤井誠暢/近藤翼組が優勝を飾った。ST-TCRクラスは太田侑弥/松本武士/篠原拓朗組が、ST-3クラスは手塚祐弥/大草りき/前嶋秀司組がチャンピオンを獲得した。
グループ1は午後1時30分、秋晴れの下ローリングラップが始まった。
序盤からレースをリードしたのはポールシッターST-Xクラス・星野敏/藤井誠暢/近藤翼組(D'station Vantage GT3)の藤井。予選5位から2位まで上がってきたジョー・シンドウ/柴田優作/影山正美/井上恵一組(MP Racing GT-R)の柴田との差を着実に開き始める。3位には浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組(GTNET GT3 GT-R)の浜野が付ける。
藤井は2位以下を1分以上離し、43周でピットイン。ドライバーを星野敏に交代し、トップのままコースに復帰した。
星野敏もドライバーを浜野から交代し、2位に上がってきた星野一樹と遜色ないタイムでラップ。その後他車がコース上でストップ(詳細は後述)し、フルコースイエロー(FCY)からセーフティーカー(SC)のタイミングで給油だけ行った。
星野敏は64周を回って近藤に交代3位でコースに復帰。その後、上位2台のMP Racing GT-Rがドライバー交代、田中徹/田中哲也/佐藤公哉組(Max Racing RC-F GT3)が給油のためピットインするとトップに浮上した。
2位には佐藤敦/元嶋佑弥/山下亮生組(SATO-SS SPORTS AMG GT3)が上がってきたが、その差は30秒余り。徐々に迫られたもののタイム差は大きく、13秒のギャップでトップでゴール、開幕戦に続いて今季2勝目を飾った。2位はSATO-SS SPORTS AMG GT3が、3位にはすでにチャンピオンを決めているGTNET GT3 GT-Rが入った。
ST-Zクラスは、序盤から内田優大/山内英輝/高橋翼組(ENDLESS AMG GT4)の山内と飯田太陽/加藤寛規組(ケーズフロンティアSYNTIUM KTM)がテールトゥノーズの争いを繰り広げる。しかしFCYを利用して前に出たケーズフロンティアSYNTIUM KTMが優勝。2位には田中勝輝/川端伸太朗/安田裕信/木下圭介組(モノコレSUN'S TECHNO GINETTA)が入り、ENDLESS AMG GT4は3位でレースを終えた。
ST-TCRクラスは、序盤から予選2位・植松忠雄/中野信治/遠藤光博/大津弘樹組(Modulo CIVIC)の中野が逃げ一時は30秒以上のリードを築く。ポールシッターの太田侑弥/松本武士/篠原拓朗組(BRP★Audi Mie RS 3 LMS)は、太田~篠原とドライバーを繋ぎSCのタイミングで松本に交代。Modulo CIVICをかわしてトップに立つと、77周目にはModulo CIVICのタイヤがバースト。悠々と逃げ切りBRP★Audi Mie RS 3 LMSが優勝。同時にクラスチャンピオンも獲得した。2位にはポール・イップ/マシュー・ホーソン/ジム・カー・トゥ組(KCMG Annika CIVIC TCR)が、3位には堀主知ロバート/千代勝正/KIZUNA/リージョンウ組(WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS)が入った。
ST-1クラスは2チームが出走。予選2位のLINGXIAO XU/ZHIQIANG ZHANG/HAN WANG組(Z-REX ADVICS R8 TRACY)は、スタート手順違反でドライビングスルーペナルティーを受けるなどペースも上がらす、ポールポジションからスタートした星野辰也/織戸学/濱賢⼆組(D'station Porsche)が7ラップちぎって余裕の優勝を飾った。
ST-2クラスは、有力チームにトラブルが続出。昨日ポールポジションでチャンピオンを決め、トップを快走していた大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基組(DAMD MOTUL ED WRX STI)がトラブルでピットイン。冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オート☆DIXCELエボⅩ)にもトラブルが発生していたため、優勝は成澤正人/遠藤浩二/朝日ターボ/岡崎善衛組(新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ)で今シーズン2勝目。2位にはDAMD MOTUL ED WRX STIが、3位には糸田川和亮/井下田馨/菊地悠/藤澤卓也組(ATJ Racing CIVIC HATCHBACK)が入った。
ST-3クラスは予選2位・嵯峨宏紀/小河諒/平川亮組(DENSO Le Beausset RC350)の嵯峨と同5位・山崎学/安宅光徳/伊橋勲組(HIRIX☆YAIMA☆Z34)の伊橋の息詰まるトップ争いでレースは進行。小河は44周を回ってピットインし嵯峨に交代。ところがピットアウトをした直後のホッブスコーナーで左リアタイヤが脱落してコース上にストップ。これでトップに浮上した伊橋だったが1コーナーでスローダウンした車両と接触してリタイア、トップ2チームが戦列を去った。このためFCYが導入されSCに切り替えられることとなるが、これがこのクラスを含めて他クラスの明暗を分けることとなる。
これでトップに立ったのが長島正明/小松一臣/古谷直広組(岡部⾃動⾞Z34)。2位に吉田広樹/脇阪薫一/服部尚貴組(埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX)、3位に手塚祐弥/大草りき/前嶋秀司組(TECHNO FIRST RC350)が続く。
岡部⾃動⾞Z34と埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークXなど各上位陣がドライバー交代を行うと、トップには堀田誠/阪口良平/堤優威組(ADVICS muta racing RC 350 TWS)が浮上。岡部⾃動⾞Z34は2位に落ち、3位埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX、4位TECHNO FIRST RC350となった。このままゴールするとチャンピオン争いは埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークXとTECHNO FIRST RC350が同ポイントで並び優勝回数でTECHNO FIRST RC350がチャンピオンはとなるため、Green Brave GR SPORTマークXが前の岡部⾃動⾞Z34を追う。
しかし上位4チームの順位は変わらず優勝はADVICS muta racing RC 350 TWS、2位は岡部⾃動⾞Z34、3位は埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークXとなり、4位に入ったTECHNO FIRST RC350がチャンピオンを決めることとなった。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/11) Group 1 Final Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 777 | ST-X | 1 | 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | 30 | 111 | 3:01'24.461 |
2 | 112 | ST-X | 2 | 佐藤 敦 元嶋 佑弥 山下 亮生 | SATO-SS SPORTS AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | 10 | 111 | 13.801 |
3 | 1 | ST-X | 3 | 浜野 彰彦 星野 一樹 藤波 清斗 | GTNET GT3 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 60 | 111 | 34.134 |
4 | 244 | ST-X | 4 | 田中 徹 田中 哲也 佐藤 公哉 | Max Racing RC-F GT3 TOYOTA LEXUS RC-F GT3 | | 111 | 43.630 |
5 | 9 | ST-X | 5 | ジョー・シンドウ 柴田 優作 影山 正美 井上 恵一 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 40 | 110 | 1Lap |
6 | 47 | ST-1 | 1 | 星野 辰也 織戸 学 濱 賢⼆ | D'station Porsche Porsche 911 Cup | 30 | 106 | 5Laps |
7 | 2 | ST-Z | 1 | 飯田 太陽 加藤 寛規 | ケーズフロンティア SYNTIUM KTM KTM X-Bow GT4 | 25 | 105 | 6Laps |
8 | 35 | ST-Z | 2 | 田中 勝輝 川端 伸太朗 安田 裕信 木下 圭介 | モノコレSUN'S TECHNO GINETTA GINETTA GT4 | | 105 | 6Laps |
9 | 3 | ST-Z | 3 | 内田 優大 山内 英輝 高橋 翼 | ENDLESS AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 105 | 6Laps |
10 | 19 | ST-TCR | 1 | 太田 侑弥 松本 武士 篠原 拓朗 | BRP★Audi Mie RS 3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 104 | 7Laps |
11 | 500 | ST-Z | 4 | 大井 貴之 青木 孝行 坂本 祐也 | 5ZIGEN AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 104 | 7Laps |
12 | 501 | ST-TCR | 2 | ポール・イップ マシュー・ホーソン ジム・カー・トゥ | KCMG Annika CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 104 | 7Laps |
13 | 22 | ST-TCR | 3 | 堀 主知ロバート 千代 勝正 KIZUNA リー ジョンウ | WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 15 | 104 | 7Laps |
14 | 75 | ST-TCR | 4 | 塚田 利郎 蘇武 喜和 和田 慎吾 清瀧 雄二 | AZIMUTH CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 103 | 8Laps |
15 | 97 | ST-TCR | 5 | 植松 忠雄 中野 信治 遠藤 光博 大津 弘樹 | Modulo CIVIC Honda CIVIC TCR | 50 | 103 | 8Laps |
16 | 45 | ST-TCR | 6 | 竹田 直人 白坂 卓也 田ヶ原 章蔵 | BRIN・NAUB RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 25 | 103 | 8Laps |
17 | 38 | ST-3 | 1 | 堀田 誠 阪口 良平 堤 優威 | ADVICS muta racing RC 350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 | 20 | 103 | 8Laps |
18 | 15 | ST-3 | 2 | 長島 正明 小松 一臣 古谷 直広 | 岡部⾃動⾞Z34 NISSAN Fairlady Z | | 103 | 8Laps |
19 | 68 | ST-3 | 3 | 吉田 広樹 脇阪 薫一 服部 尚貴 | 埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX TOYOTA MARK X | 30 | 103 | 8Laps |
20 | 34 | ST-3 | 4 | 手塚 祐弥 大草 りき 前嶋 秀司 | TECHNO FIRST RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 50 | 10 | 101Laps |
21 | 10 | ST-TCR | 7 | フィリップ・デベサ 密山 祥吾 ジェイク・パーソンズ | IDI GOLF GTI TCR Volkswagen Golf GTI TCR | 30 | 102 | 9Laps |
22 | 39 | ST-3 | 5 | 下垣 和也 大島 和也 近藤 説秀 | 5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY TOYOTA LEXUS RC350 | 15 | 102 | 9Laps |
23 | 998 | ST-1 | 2 | LINGXIAO XU ZHIQIANG ZHANG HAN WANG | Z-REX ADVICS R8 TRACY Audi R8 LMS CUP | 30 | 99 | 12Laps |
24 | 7 | ST-2 | 1 | 成澤 正人 遠藤 浩二 朝日 ターボ 岡崎 善衛 | 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 40 | 97 | 14Laps |
25 | 190 | ST-Z | 5 | 奥村 浩一 水谷 晃 山脇 大輔 | BRP★Mersedes AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 35 | 95 | 16Laps |
26 | 59 | ST-2 | 2 | 大澤 学 後藤 比東至 井口 卓人 石坂 瑞基 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 55 | 95 | 16Laps |
27 | 63 | ST-2 | 3 | 糸田川 和亮 井下田 馨 菊地 悠 藤澤 卓也 | ATJ Racing CIVIC HATCHBACK Honda CIVIC | 55 | 87 | 24Laps |
28 | 6 | ST-2 | 4 | 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 | 新菱オート☆DIXCELエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 35 | 85 | 26Laps |
29 | 17 | ST-2 | 5 | 野上 達也 谷川 達也 大谷 飛雄 野上 敏彦 | DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D MAZDA AXELA SKYACTIV-D | 20 | 80 | 31Laps |
30 | 65 | ST-TCR | 8 | 岡島 秀章 加藤 正将 今村 大輔 | Phenomen Mars Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 71 | 40Laps |
---- 以上規定周回数(ST-X:77 ST-Z:73 ST-TCR:72 ST-1:74 ST-2:76 ST-3:72Laps)完走 ---- |
- | 108 | ST-TCR | - | ふじい じゅん 大野 尊久 | 冴えカノfineレーシングwithRFC Honda CIVIC TCR | 20 | 62 | 49Laps |
- | 14 | ST-3 | - | 山崎 学 安宅 光徳 伊橋 勲 | HIRIX☆YAIMA☆Z34 NISSAN Fairlady Z | | 44 | 67Laps |
- | 62 | ST-3 | - | 嵯峨 宏紀 小河 諒 平川 亮 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 35 | 44 | 67Laps |
ピレリスーパー耐久シリーズ最終第6戦は10日、岡山国際サーキットでグループ2(ST-4、ST-5クラス)の決勝を行い、ST-4クラスは予選3位からスタートした中山友貴/宮田莉朋/蒲生尚弥組(ENDLESS・86)が優勝。2位に入った平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍組(林テレンプSHADE RACING 86)が今シーズンのチャンピオンを決めた。
ST-5クラスは、ポールポジションからスタートした橋本陸/武地孝幸/織⽥祥平組(odula Idia ROADSTER)が逃げ切り、スーパー耐久初優勝を飾った。
決勝日を迎えた岡山国際サーキットは早朝から快晴。周辺の山々の紅葉も色づきはじめた中、午前8時30分より3時間レースのローリングラップが始まった。
スタートでは、予選2位・坪井翔/中山雄一/松井孝允組(TOM'S SPIRIT 86)の坪井、予選3位・中山友貴/宮田莉朋/蒲生尚弥組(ENDLESS・86)の蒲生、ポールポジション・平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍組(林テレンプSHADE RACING 86)の平中の順でレースは始まる。
好調の坪井は2位以下を徐々に引き離し独走態勢を築く一方、2位の蒲生と3位の平中は接近戦。6周目には平中が蒲生をパスして3位に上がるが、5位以上に入ればチャンピオンが決まる平中は無理をせず、20周目には蒲生を前に出し3位に付ける。
坪井は2位以下を15秒ほど離して35周目に中山に、蒲生は42周目に宮田に、平中は引っ張って50周目に国本に後退すると、再び中山がトップに立つ。2位は宮田に、3位には国本が付ける。
70周目には山中がピットインして最終ドライバーの松井に交代。2位でレースに復帰、トップには宮田が立った。
しかしトップが80周目を走行中に2コーナーからモスSにかけて車両同士の接触があったためフルコースイエロー(FCY)が導入される。この間に宮田は蒲生に交代し、トップのままコースに復帰。また国本もHAYASHIに交代、3位でコースに復帰した。
FCYはやがてセーフティー(SC)に切り替えられ、SCは84周でピットインし85周目からレースは再開された。
FCYとSCを利用してトップに立った蒲生と2位・松井の差は6秒あまり。松井は間に入った周回遅れのマシンをかわしつつ蒲生を追うが、なんと松井はタイヤトラブルのためスローダウン。ピットに入ってタイヤ交換を行うが、3位に落ちることになってしまった。
これで2位に上がったHAYASHIと蒲生の差は30秒弱。蒲生はゆうゆうと3時間を走り切り今季初優勝を飾った。2位に入った林テレンプSHADE RACING 86がチャンピオンを決め、TOM'S SPIRIT 86は3位でレースを終えた。
ST-5クラスは、ポールポジション・橋本陸/武地孝幸/織⽥祥平組(odula Idia ROADSTER)の橋本のリードで始まる。橋本も予選からの好調を維持し、2位以下を引き離し早々に独走態勢を築く。2位には谷岡力/霜野誠友/小林良組(冴えカノレーシングwith RFC)の霜野が、3位には村上博幸/中島保典/山谷直樹組(村上モータースMAZDAロードスター)の村上が付ける。
41周目には2位の村上がピットインして山谷に、43周目にはトップの橋本が織田に、46周目には霜野が谷岡に交代すると、再び織田がトップに立つ。2位には山谷が、3位には谷岡が続く。
交代した織田もさらに2位以下を引き離しつつレースをリードすると68周目には最終ドライバーの武地に交代。山谷が中島に、谷岡が小林に交代すると、武地は2位以下を30秒ほどリードしてレースは終盤戦に。
このトップ3が3人目の最終ドライバーに交代後に前述のFCY、SCが出ることとなる。このSCが入ったタイミングでの位置取りが良く、トップ武地は2位以下をさらに大きく離して安泰と思われたが、ここで3速がなくなるというトラブルが発生。しかしギャップも大きく3時間を走り切りきり、odula Idia ROADSTERがS耐参戦以来、初優勝を飾ることとなった。
2位には村上モータースMAZDAロードスターが、3位には冴えカノレーシングwith RFCが入った。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/10) Group 2 Final Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 13 | ST-4 | 1 | 中山 友貴 宮田 莉朋 蒲生 尚弥 | ENDLESS・86 TOYOTA 86 | 15 | 98 | 3:01'21.831 |
2 | 884 | ST-4 | 2 | 平中 克幸 国本 雄資 HIRO HAYASHI 石川 京侍 | 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 | 20 | 98 | 34.176 |
3 | 86 | ST-4 | 3 | 坪井 翔 中山 雄一 松井 孝允 | TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 40 | 98 | 1'22.404 |
4 | 310 | ST-4 | 4 | 久保 凜太郎 細川 慎弥 鈴木 宏和 | GR Garage⽔⼾インターGR86 TOYOTA 86 | 15 | 97 | 1Lap |
5 | 333 | ST-4 | 5 | 冨林 勇佑 廣田 築 成⽥ 和俊 | グローリーY.Z.R A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE R EURO | 40 | 97 | 1Lap |
6 | 5 | ST-4 | 6 | 三島 優輝 岩佐 歩夢 青合 正博 | 5ZIGEN ADVICS SPV 86 TOYOTA 86 | | 97 | 1Lap |
7 | 28 | ST-4 | 7 | 東 徹次郎 DAISUKE 森山 鉄也 | T's CONCEPT 86 TOYOTA 86 | | 92 | 6Laps |
8 | 66 | ST-5 | 1 | 橋本 陸 武地 孝幸 織⽥ 祥平 | odula Idia ROADSTER MAZDA ROADSTER | 10 | 92 | 6Laps |
9 | 88 | ST-5 | 2 | 村上 博幸 中島 保典 山谷 直樹 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 15 | 92 | 6Laps |
10 | 168 | ST-5 | 3 | 谷岡 力 霜野 誠友 小林 良 | 冴えカノレーシングwith RFC Honda FIT3 RS | 5 | 92 | 6Laps |
11 | 4 | ST-5 | 4 | 見並 秀文 妹尾 俊郎 カルロス 本田 佐藤 駿介 | THE BRIDE FIT Honda FIT3 RS | 20 | 92 | 6Laps |
12 | 78 | ST-5 | 5 | 大崎 悠悟 山西 康司 筒井 克彦 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | 5 | 92 | 6Laps |
13 | 11 | ST-5 | 6 | 三木 孝浩 大西 隆生 東條 正志 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | | 91 | 7Laps |
14 | *101 | ST-5 | 7 | 吉田 綜一郎 佐々木 孝太 KENBOW | ヒロマツ デミオ MAZDA DEMIO | 15 | 91 | 7Laps |
15 | 37 | ST-5 | 8 | 井尻 薫 藤原 能成 辻 かずんど | DXLワコーズNOPROデミオSKY-D MAZDA DEMIO SKYACTIV-D | 10 | 90 | 8Laps |
16 | 69 | ST-5 | 9 | 梅本 淳一 窪田 俊浩 梅田 真祐 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 10 | 90 | 8Laps |
17 | 311 | ST-5 | 10 | ⼤⼋⽊ ⿓⼀郎 大山 正芳 ⽵内 耕⼆ | 恵⽐寿MOLECULEロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 89 | 9Laps |
18 | 89 | ST-5 | 11 | 梶谷 太郎 前⽥ 育男 杉野 治彦 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 89 | 9Laps |
19 | *103 | ST-5 | 12 | 西野 陽一 岩瀬 雅博 林 富一 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | 20 | 87 | 11Laps |
20 | *50 | ST-5 | 13 | 岩岡 万梨恵 小松 寛子 加藤 沙也⾹ 藤井 順子 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | | 83 | 15Laps |
---- 以上規定周回数完走 ---- |
- | 18 | ST-4 | - | 浅野 武夫 井上 雅貴 藤原 大輝 芝 叔和 | Weds Sport 86 TOYOTA 86 | | 96 | 2Laps |
- | *104 | ST-4 | - | 豊田 大輔 佐々木 雅弘 小倉 康宏 MORIZO | ROOKIE RACING 86 TOYOTA 86 | | 75 | 23Laps |
- | *54 | ST-4 | - | 加藤 彰彬 石井 鋼一 エイトリアン | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | | 75 | 23Laps |
- | 116 | ST-4 | - | 大塚 隆一郎 赤星 陽太郎 仙波 王仁 吉田 靖之 | アルカディア号PRINCE★WS★S2000 Honda S2000 | | 53 | 45Laps |
- | 70 | ST-5 | - | 蘭牟田 政治 植田 正幸 久保田 英夫 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 15 | 29 | 69Laps |
- | 8 | ST-4 | - | 吉岡 一成 松尾 充晃 東 貴史 | WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz TOYOTA Vitz GRMN turbo | | 26 | 72Laps |
- Fastest Lap: CarNo.86 坪井翔(TOM'S SPIRIT 86) 1'44.259 (7/98) 127.862km/h
ピレリスーパー耐久シリーズ最終第6戦は9日、岡山国際サーキットでグループ1(ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2ST3クラス)の公式予選を行い、ST-Xクラスの星野敏/藤井誠暢/近藤翼組(D'station Vantage GT3)が総合のポールポジションを獲得した。また、ST-2クラスは大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基組(DAMD MOTUL ED WRX STI)が今シーズンのチャンピオンを決めた。
グループ2に続いてグループ1の公式予選が行われた。Aドライバー予選ではST-TCRクラスのポール・イップ/マシュー・ホーソン/ジム・カー・トゥ組(KCMG Annika CIVIC TCR)がピットロード入口でストップしたためST-X、1クラスの開始が遅れたが、Bドライバー予選も含めて赤旗が出ることなく進行した。グリッドはA、Bドライバーの合算タイムで決定する
ST-Xクラスは、Aドライバーの星野敏、Bドライバーの藤井誠暢ともトップタイムを記録したD'station Vantage GT3が文句なしにポールポジションを獲得、Cドライバーの近藤翼とともに勝利を目指す。すでにチャンピオンを決めている浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組(GTNET GT3 GT-R)が2位に、3位には佐藤敦/元嶋佑弥/山下亮生組(SATO-SS SPORTS AMG GT3)が付けた。
ST-Zクラスは、Aドライバーの飯田太陽、Bドライバーの加藤寛規ともトップタイムのケーズフロンティア SYNTIUM KTMがポールポジションを獲得。もてぎに続き2連勝を射程にとらえた。2位にはすでにチャンピオンを決めている内田優大/山内英輝/高橋翼組(ENDLESS AMG GT4)が、3位には初参戦の大井貴之/青木孝行/坂本祐也組(5ZIGEN AMG GT4)が続いた。
ST-TCRクラスは、Aドライバーの太田侑弥が4位にとどまったものの、Bドライバーの松本武士が2位以下を0秒5弱ちぎり合算でBRP★Audi Mie RS 3 LMSがポールポジションを獲得、チャンピオン奪取に向け好発進を切った。2位には植松忠雄/中野信治/遠藤光博/大津弘樹組(Modulo CIVIC)が、3位には竹田直人/白坂卓也/田ヶ原章蔵組(BRIN・NAUB RS3 LMS)が続いた。
ST-1クラスは、2チームが参加。ポールポジションは星野辰也/織戸学/濱賢⼆組(D'station Porsche)が獲得。2位にはLINGXIAO XU/ZHIQIANG ZHANG/HAN WANG組(Z-REX ADVICS R8 TRACY)が付けた。
ST-2クラスは、Aドライバーの大澤学がトップタイム、Bドライバーの後藤比東至が2位に付けたDAMD MOTUL ED WRX STIがポールポジションを獲得。PPの1ポイントを加算し決勝を待たずして今シーズンのチャンピオンを獲得した。2位には冨桝朋広/菊地靖/大橋正澄組(新菱オート☆DIXCELエボⅩ)が、成澤正人/遠藤浩二/朝日ターボ/岡崎善衛組(新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ)が続いた。
ST-3クラスは、Aドライバーの吉田広樹が2位以下を大きく離してトップタイム、Bドライバーの脇阪薫一は5位にとどまったものの合算タイムで埼玉トヨペットGreen Brave GR SPORTマークXがポールポジションを獲得した。2位には今シーズン限りで活動休止を発表したル・ボーセモータースポーツの嵯峨宏紀/小河諒/平川亮組(DENSO Le Beausset RC350)が、3位には長島正明/小松一臣/古谷直広組(岡部⾃動⾞Z34)が続いた。
決勝は明日10日、午後1時30分より3時間レースとして行われる。ST-TCRとST-3クラスのチャンピオンはどのチームの頭上に輝くことになるのであろうか?
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
ピレリスーパー耐久シリーズ最終第6戦は9日、岡山国際サーキットでグループ2(ST-4、ST-5クラス)の公式予選を行い、ST-4クラスの平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍組(林テレンプSHADE RACING 86)がポールポジションを獲得した。また、決勝を待たずして見並秀文/妹尾俊郎/カルロス本田/佐藤駿介組(THE BRIDE FIT)のチャンピオンが決まった。
グループ2の公式予選は午後1時15分より始まった。朝方冷え込んだサーキットも快晴のため徐々に気温も上昇、過ごしやすい気候となった。Aドライバー予選では開始早々、ST-4クラスの加藤彰彬/石井鋼一/エイトリアン組(TC CORSE iRacing ROADSTER)がトラブルでストップしたため赤旗が提示され、進行が遅れる場面もあったが、Bドライバー予選も含めておおむね大きなトラブルも無く推移した。
ST-4クラスは、Aドライバーの平中克幸がトップタイム、Bドライバーの国本雄資が2位に付けた林テレンプSHADE RACING 86が今シーズン初のポールポジションを獲得。ポイントリーダーから逃げ切りチャンピオン獲得を目指す。2位には今シーズン初めてポールポジションを逃した坪井翔/中山雄一/松井孝允組(TOM'S SPIRIT 86)が、3位には中山友貴/宮田莉朋/蒲生尚弥組(ENDLESS・86)が続いた。
ST-5クラスは、Aドライバーの橋本陸がトップタイム。Bドライバーの武地孝幸が6位にとどまったものの合算タイムでodula Idia ROADSTERがポールポジションを獲得した。2位には村上博幸/中島保典/山谷直樹組(村上モータースMAZDAロードスター)が、3位には谷岡力/霜野誠友/小林良組(冴えカノレーシングwith RFC)が続いた。また、ランキング2位に付けている村上博幸組がポールポジションを獲得できなかったため5位に入った見並秀文/妹尾俊郎/カルロス本田/佐藤駿介組(THE BRIDE FIT)が決勝を待たずして今シーズンのチャンピオンを決めた。
決勝は明日10日、午前8時30分より3時間レースとして行われる。いよいよST-4クラスのチャンピオンが決定する。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Model | WH | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
1 | 777 | ST-X | 1 | 星野 敏 藤井 誠暢 | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | 30 | 1'29.934 1'29.247 | 2'59.181 | - |
2 | 1 | ST-X | 2 | 浜野 彰彦 星野 一樹 | GTNET GT3 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 60 | 1'30.623 1'29.969 | 3'00.592 | 1.411 |
3 | 112 | ST-X | 3 | 佐藤 敦 元嶋 佑弥 | SATO-SS SPORTS AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | 10 | 1'31.209 1'29.600 | 3'00.809 | 1.628 |
4 | 244 | ST-X | 4 | 田中 徹 田中 哲也 | Max Racing RC-F GT3 TOYOTA LEXUS RC-F GT3 | | 1'31.126 1'30.134 | 3'01.260 | 2.079 |
5 | 9 | ST-X | 5 | ジョー・シンドウ 柴田 優作 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 40 | 1'32.903 1'30.419 | 3'03.322 | 4.141 |
6 | 47 | ST-1 | 1 | 星野 辰也 織戸 学 | D'station Porsche Porsche 911 Cup | 30 | 1'34.357 1'32.513 | 3'06.870 | 7.689 |
7 | 998 | ST-1 | 2 | LINGXIAO XU ZHIQIANG ZHANG | Z-REX ADVICS R8 TRACY Audi R8 LMS CUP | 30 | 1'37.249 1'33.386 | 3'10.635 | 11.454 |
8 | 2 | ST-Z | 1 | 飯田 太陽 加藤 寛規 | ケーズフロンティア SYNTIUM KTM KTM X-Bow GT4 | 25 | 1'37.459 1'36.002 | 3'13.461 | 14.280 |
9 | 3 | ST-Z | 2 | 内田 優大 山内 英輝 | ENDLESS AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'37.513 1'36.290 | 3'13.803 | 14.622 |
10 | 500 | ST-Z | 3 | 大井 貴之 青木 孝行 | 5ZIGEN AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'37.666 1'36.838 | 3'14.504 | 15.323 |
11 | 35 | ST-Z | 4 | 田中 勝輝 川端 伸太朗 | モノコレSUN'S TECHNO GINETTA GINETTA GT4 | | 1'38.427 1'37.071 | 3'15.498 | 16.317 |
12 | 19 | ST-TCR | 1 | 太田 侑弥 松本 武士 | BRP★Audi Mie RS 3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'38.936 1'36.767 | 3'15.703 | 16.522 |
13 | 97 | ST-TCR | 2 | 植松 忠雄 中野 信治 | Modulo CIVIC Honda CIVIC TCR | 50 | 1'38.409 1'37.398 | 3'15.807 | 16.626 |
14 | 45 | ST-TCR | 3 | 竹田 直人 白坂 卓也 | BRIN・NAUB RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 25 | 1'39.112 1'37.240 | 3'16.352 | 17.171 |
15 | 75 | ST-TCR | 4 | 塚田 利郎 蘇武 喜和 | AZIMUTH CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 1'39.120 1'37.452 | 3'16.572 | 17.391 |
16 | 10 | ST-TCR | 5 | フィリップ・デベサ 密山 祥吾 | IDI GOLF GTI TCR Volkswagen Golf GTI TCR | 30 | 1'38.834 1'37.836 | 3'16.670 | 17.489 |
17 | 22 | ST-TCR | 6 | 堀 主知ロバート 千代 勝正 | WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 15 | 1'39.362 1'37.439 | 3'16.801 | 17.620 |
18 | 108 | ST-TCR | 7 | ふじい じゅん 大野 尊久 | 冴えカノfineレーシングwithRFC Honda CIVIC TCR | 20 | 1'38.899 1'38.372 | 3'17.271 | 18.090 |
19 | 65 | ST-TCR | 8 | 岡島 秀章 加藤 正将 | Phenomen Mars Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'39.021 1'38.258 | 3'17.279 | 18.098 |
20 | 190 | ST-Z | 5 | 奥村 浩一 水谷 晃 | BRP★Mersedes AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 35 | 1'39.298 1'39.165 | 3'18.463 | 19.282 |
21 | 68 | ST-3 | 1 | 吉田 広樹 脇阪 薫一 | 埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX TOYOTA MARK X | 30 | 1'39.344 1'39.548 | 3'18.892 | 19.711 |
22 | 62 | ST-3 | 2 | 嵯峨 宏紀 小河 諒 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 35 | 1'40.018 1'39.052 | 3'19.070 | 19.889 |
23 | 34 | ST-3 | 3 | 手塚 祐弥 大草 りき | TECHNO FIRST RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 50 | 1'39.831 1'39.482 | 3'19.313 | 20.132 |
24 | 38 | ST-3 | 4 | 堀田 誠 阪口 良平 | ADVICS muta racing RC 350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 | 20 | 1'40.618 1'39.025 | 3'19.643 | 20.462 |
25 | 14 | ST-3 | 5 | 山崎 学 安宅 光徳 | HIRIX☆YAIMA☆Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'39.953 1'39.700 | 3'19.653 | 20.472 |
26 | 15 | ST-3 | 6 | 長島 正明 小松 一臣 | 岡部⾃動⾞Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'40.626 1'39.304 | 3'19.930 | 20.749 |
27 | 59 | ST-2 | 1 | 大澤 学 後藤 比東至 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 55 | 1'40.582 1'40.084 | 3'20.666 | 21.485 |
28 | 6 | ST-2 | 2 | 冨桝 朋広 菊地 靖 | 新菱オート☆DIXCELエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 35 | 1'41.465 1'39.701 | 3'21.166 | 21.985 |
29 | 39 | ST-3 | 7 | 下垣 和也 大島 和也 | 5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY TOYOTA LEXUS RC350 | 15 | 1'41.634 1'40.062 | 3'21.696 | 22.515 |
30 | 7 | ST-2 | 3 | 成澤 正人 遠藤 浩二 | 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 40 | 1'43.274 1'44.210 | 3'27.484 | 28.303 |
31 | 17 | ST-2 | 4 | 野上 達也 谷川 達也 | DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D MAZDA AXELA SKYACTIV-D | 20 | 1'45.180 1'44.059 | 3'29.239 | 30.058 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- | 63 | ST-2 | - | 糸田川 和亮 井下田 馨 | ATJ Racing CIVIC HATCHBACK Honda CIVIC | 55 | 1'51.060 1'52.940 | 3'44.000 | 44.819 |
- | 501 | ST-TCR | 9 | ポール・イップ マシュー・ホーソン | KCMG Annika CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 1'39.463 no time | - | - |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) Group 1 B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 777 | ST-X | 1 | 藤井 誠暢 | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | 30 | 1'29.247 | - | - | 149.370 |
2 | 112 | ST-X | 2 | 元嶋 佑弥 | SATO-SS SPORTS AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | 10 | 1'29.600 | 0.353 | 0.353 | 148.781 |
3 | 1 | ST-X | 3 | 星野 一樹 | GTNET GT3 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 60 | 1'29.969 | 0.722 | 0.369 | 148.171 |
4 | 244 | ST-X | 4 | 田中 哲也 | Max Racing RC-F GT3 TOYOTA LEXUS RC-F GT3 | | 1'30.134 | 0.887 | 0.165 | 147.900 |
5 | 9 | ST-X | 5 | 柴田 優作 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 40 | 1'30.419 | 1.172 | 0.285 | 147.434 |
6 | 47 | ST-1 | 1 | 織戸 学 | D'station Porsche Porsche 911 Cup | 30 | 1'32.513 | 3.266 | 2.094 | 144.097 |
7 | 998 | ST-1 | 2 | ZHIQIANG ZHANG | Z-REX ADVICS R8 TRACY Audi R8 LMS CUP | 30 | 1'33.386 | 4.139 | 0.873 | 142.749 |
8 | 2 | ST-Z | 1 | 加藤 寛規 | ケーズフロンティア SYNTIUM KTM KTM X-Bow GT4 | 25 | 1'36.002 | 6.755 | 2.616 | 138.860 |
9 | 3 | ST-Z | 2 | 山内 英輝 | ENDLESS AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'36.290 | 7.043 | 0.288 | 138.444 |
10 | 19 | ST-TCR | 1 | 松本 武士 | BRP★Audi Mie RS 3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'36.767 | 7.520 | 0.477 | 137.762 |
11 | 500 | ST-Z | 3 | 青木 孝行 | 5ZIGEN AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'36.838 | 7.591 | 0.071 | 137.661 |
12 | 35 | ST-Z | 4 | 川端 伸太朗 | モノコレSUN'S TECHNO GINETTA GINETTA GT4 | | 1'37.071 | 7.824 | 0.233 | 137.330 |
13 | 45 | ST-TCR | 2 | 白坂 卓也 | BRIN・NAUB RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 25 | 1'37.240 | 7.993 | 0.169 | 137.092 |
14 | 97 | ST-TCR | 3 | 中野 信治 | Modulo CIVIC Honda CIVIC TCR | 50 | 1'37.398 | 8.151 | 0.158 | 136.869 |
15 | 22 | ST-TCR | 4 | 千代 勝正 | WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 15 | 1'37.439 | 8.192 | 0.041 | 136.812 |
16 | 75 | ST-TCR | 5 | 蘇武 喜和 | AZIMUTH CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 1'37.452 | 8.205 | 0.013 | 136.793 |
17 | 10 | ST-TCR | 6 | 密山 祥吾 | IDI GOLF GTI TCR Volkswagen Golf GTI TCR | 30 | 1'37.836 | 8.589 | 0.384 | 136.257 |
18 | 65 | ST-TCR | 7 | 加藤 正将 | Phenomen Mars Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'38.258 | 9.011 | 0.422 | 135.671 |
19 | 108 | ST-TCR | 8 | 大野 尊久 | 冴えカノfineレーシングwithRFC Honda CIVIC TCR | 20 | 1'38.372 | 9.125 | 0.114 | 135.514 |
20 | 38 | ST-3 | 1 | 阪口 良平 | ADVICS muta racing RC 350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 | 20 | 1'39.025 | 9.778 | 0.653 | 134.621 |
21 | 62 | ST-3 | 2 | 小河 諒 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 35 | 1'39.052 | 9.805 | 0.027 | 134.584 |
22 | 190 | ST-Z | 5 | 水谷 晃 | BRP★Mersedes AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 35 | 1'39.165 | 9.918 | 0.113 | 134.430 |
23 | 15 | ST-3 | 3 | 小松 一臣 | 岡部⾃動⾞Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'39.304 | 10.057 | 0.139 | 134.242 |
24 | 34 | ST-3 | 4 | 大草 りき | TECHNO FIRST RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 50 | 1'39.482 | 10.235 | 0.178 | 134.002 |
25 | 68 | ST-3 | 5 | 脇阪 薫一 | 埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX TOYOTA MARK X | 30 | 1'39.548 | 10.301 | 0.066 | 133.913 |
26 | 14 | ST-3 | 6 | 安宅 光徳 | HIRIX☆YAIMA☆Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'39.700 | 10.453 | 0.152 | 133.709 |
27 | 6 | ST-2 | 1 | 菊地 靖 | 新菱オート☆DIXCELエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 35 | 1'39.701 | 10.454 | 0.001 | 133.708 |
28 | 39 | ST-3 | 7 | 大島 和也 | 5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY TOYOTA LEXUS RC350 | 15 | 1'40.062 | 10.815 | 0.361 | 133.225 |
29 | 59 | ST-2 | 2 | 後藤 比東至 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 55 | 1'40.084 | 10.837 | 0.022 | 133.196 |
30 | 17 | ST-2 | 3 | 谷川 達也 | DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D MAZDA AXELA SKYACTIV-D | 20 | 1'44.059 | 14.812 | 3.975 | 128.108 |
31 | 7 | ST-2 | 4 | 遠藤 浩二 | 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 40 | 1'44.210 | 14.963 | 0.151 | 127.922 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- | 63 | ST-2 | - | 井下田 馨 | ATJ Racing CIVIC HATCHBACK Honda CIVIC | 55 | 1'52.940 | 23.693 | 8.730 | 118.034 |
- | 501 | ST-TCR | - | マシュー・ホーソン | KCMG Annika CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | no time | - | - | - |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) Group 1 A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 777 | ST-X | 1 | 星野 敏 | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | 30 | 1'29.934 | - | - | 148.229 |
2 | 1 | ST-X | 2 | 浜野 彰彦 | GTNET GT3 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 60 | 1'30.623 | 0.689 | 0.689 | 147.102 |
3 | 244 | ST-X | 3 | 田中 徹 | Max Racing RC-F GT3 TOYOTA LEXUS RC-F GT3 | | 1'31.126 | 1.192 | 0.503 | 146.290 |
4 | 112 | ST-X | 4 | 佐藤 敦 | SATO-SS SPORTS AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | 10 | 1'31.209 | 1.275 | 0.083 | 146.157 |
5 | 9 | ST-X | 5 | ジョー・シンドウ | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 40 | 1'32.903 | 2.969 | 1.694 | 143.492 |
6 | 47 | ST-1 | 1 | 星野 辰也 | D'station Porsche Porsche 911 Cup | 30 | 1'34.357 | 4.423 | 1.454 | 141.280 |
7 | 998 | ST-1 | 2 | LINGXIAO XU | Z-REX ADVICS R8 TRACY Audi R8 LMS CUP | 30 | 1'37.249 | 7.315 | 2.892 | 137.079 |
8 | 2 | ST-Z | 1 | 飯田 太陽 | ケーズフロンティア SYNTIUM KTM KTM X-Bow GT4 | 25 | 1'37.459 | 7.525 | 0.210 | 136.784 |
9 | 3 | ST-Z | 2 | 内田 優大 | ENDLESS AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'37.513 | 7.579 | 0.054 | 136.708 |
10 | 500 | ST-Z | 3 | 大井 貴之 | 5ZIGEN AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'37.666 | 7.732 | 0.153 | 136.494 |
11 | 97 | ST-TCR | 1 | 植松 忠雄 | Modulo CIVIC Honda CIVIC TCR | 50 | 1'38.409 | 8.475 | 0.743 | 135.463 |
12 | 35 | ST-Z | 4 | 田中 勝輝 | モノコレSUN'S TECHNO GINETTA GINETTA GT4 | | 1'38.427 | 8.493 | 0.018 | 135.438 |
13 | 10 | ST-TCR | 2 | フィリップ・デベサ | IDI GOLF GTI TCR Volkswagen Golf GTI TCR | 30 | 1'38.834 | 8.900 | 0.407 | 134.881 |
14 | 108 | ST-TCR | 3 | ふじい じゅん | 冴えカノfineレーシングwithRFC Honda CIVIC TCR | 20 | 1'38.899 | 8.965 | 0.065 | 134.792 |
15 | 19 | ST-TCR | 4 | 太田 侑弥 | BRP★Audi Mie RS 3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'38.936 | 9.002 | 0.037 | 134.742 |
16 | 65 | ST-TCR | 5 | 岡島 秀章 | Phenomen Mars Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'39.021 | 9.087 | 0.085 | 134.626 |
17 | 45 | ST-TCR | 6 | 竹田 直人 | BRIN・NAUB RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 25 | 1'39.112 | 9.178 | 0.091 | 134.502 |
18 | 75 | ST-TCR | 7 | 塚田 利郎 | AZIMUTH CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 1'39.120 | 9.186 | 0.008 | 134.492 |
19 | 190 | ST-Z | 5 | 奥村 浩一 | BRP★Mersedes AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 35 | 1'39.298 | 9.364 | 0.178 | 134.250 |
20 | 68 | ST-3 | 1 | 吉田 広樹 | 埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX TOYOTA MARK X | 30 | 1'39.344 | 9.410 | 0.046 | 134.188 |
21 | 22 | ST-TCR | 8 | 堀 主知ロバート | WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 15 | 1'39.362 | 9.428 | 0.018 | 134.164 |
22 | 501 | ST-TCR | 9 | ポール・イップ | KCMG Annika CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 1'39.463 | 9.529 | 0.101 | 134.028 |
23 | 34 | ST-3 | 2 | 手塚 祐弥 | TECHNO FIRST RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 50 | 1'39.831 | 9.897 | 0.368 | 133.534 |
24 | 14 | ST-3 | 3 | 山崎 学 | HIRIX☆YAIMA☆Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'39.953 | 10.019 | 0.122 | 133.371 |
25 | 62 | ST-3 | 4 | 嵯峨 宏紀 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 35 | 1'40.018 | 10.084 | 0.065 | 133.284 |
26 | 59 | ST-2 | 1 | 大澤 学 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 55 | 1'40.582 | 10.648 | 0.564 | 132.537 |
27 | 38 | ST-3 | 5 | 堀田 誠 | ADVICS muta racing RC 350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 | 20 | 1'40.618 | 10.684 | 0.036 | 132.489 |
28 | 15 | ST-3 | 6 | 長島 正明 | 岡部⾃動⾞Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'40.626 | 10.692 | 0.008 | 132.479 |
29 | 6 | ST-2 | 2 | 冨桝 朋広 | 新菱オート☆DIXCELエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 35 | 1'41.465 | 11.531 | 0.839 | 131.383 |
30 | 39 | ST-3 | 7 | 下垣 和也 | 5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY TOYOTA LEXUS RC350 | 15 | 1'41.634 | 11.700 | 0.169 | 131.165 |
31 | 7 | ST-2 | 3 | 成澤 正人 | 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 40 | 1'43.274 | 13.340 | 1.640 | 129.082 |
32 | 17 | ST-2 | 4 | 野上 達也 | DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D MAZDA AXELA SKYACTIV-D | 20 | 1'45.180 | 15.246 | 1.906 | 126.743 |
33 | 63 | ST-2 | 5 | 糸田川 和亮 | ATJ Racing CIVIC HATCHBACK Honda CIVIC | 55 | 1'51.060 | 21.126 | 5.880 | 120.032 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) A&B Total Qualify Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Model | WH | Adriver Bdriver | Total Time | Behind |
1 | 884 | ST-4 | 1 | 平中 克幸 国本 雄資 | 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 | 20 | 1'43.412 1'43.687 | 3'27.099 | - |
2 | 86 | ST-4 | 2 | 坪井 翔 中山 雄一 | TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 40 | 1'43.429 1'44.119 | 3'27.548 | 0.449 |
3 | 13 | ST-4 | 3 | 中山 友貴 宮田 莉朋 | ENDLESS・86 TOYOTA 86 | 15 | 1'44.214 1'43.848 | 3'28.062 | 0.963 |
4 | 28 | ST-4 | 4 | 東 徹次郎 DAISUKE | T's CONCEPT 86 TOYOTA 86 | | 1'43.860 1'45.070 | 3'28.930 | 1.831 |
5 | 104 | ST-4 | 5 | 豊田 大輔 佐々木 雅弘 | ROOKIE RACING 86 TOYOTA 86 | | 1'45.821 1'43.474 | 3'29.295 | 2.196 |
6 | 8 | ST-4 | 6 | 吉岡 一成 松尾 充晃 | WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz TOYOTA Vitz GRMN turbo | | 1'44.763 1'44.624 | 3'29.387 | 2.288 |
7 | 310 | ST-4 | 7 | 久保 凜太郎 細川 慎弥 | GR Garage⽔⼾インターGR86 TOYOTA 86 | 15 | 1'44.268 1'45.184 | 3'29.452 | 2.353 |
8 | 333 | ST-4 | 8 | 冨林 勇佑 廣田 築 | グローリーY.Z.R A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE R EURO | 40 | 1'44.713 1'45.050 | 3'29.763 | 2.664 |
9 | 18 | ST-4 | 9 | 浅野 武夫 井上 雅貴 | Weds Sport 86 TOYOTA 86 | | 1'45.469 1'44.824 | 3'30.293 | 3.194 |
10 | 116 | ST-4 | 10 | 大塚 隆一郎 赤星 陽太郎 | アルカディア号PRINCE★WS★S2000 Honda S2000 | | 1'44.459 1'46.635 | 3'31.094 | 3.995 |
11 | 5 | ST-4 | 11 | 三島 優輝 岩佐 歩夢 | 5ZIGEN ADVICS SPV 86 TOYOTA 86 | | 1'46.812 1'45.006 | 3'31.818 | 4.719 |
12 | 66 | ST-5 | 1 | 橋本 陸 武地 孝幸 | odula Idia ROADSTER MAZDA ROADSTER | 10 | 1'51.176 1'51.838 | 3'43.014 | 15.915 |
13 | 88 | ST-5 | 2 | 村上 博幸 中島 保典 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 15 | 1'51.500 1'51.609 | 3'43.109 | 16.010 |
14 | 168 | ST-5 | 3 | 谷岡 力 霜野 誠友 | 冴えカノレーシングwith RFC Honda FIT3 RS | 5 | 1'51.944 1'51.354 | 3'43.298 | 16.199 |
15 | 101 | ST-5 | 4 | 吉田 綜一郎 佐々木 孝太 | ヒロマツ デミオ MAZDA DEMIO | 15 | 1'51.959 1'51.424 | 3'43.383 | 16.284 |
16 | 4 | ST-5 | 5 | 見並 秀文 妹尾 俊郎 | THE BRIDE FIT Honda FIT3 RS | 20 | 1'52.570 1'51.695 | 3'44.265 | 17.166 |
17 | 78 | ST-5 | 6 | 大崎 悠悟 山西 康司 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | 5 | 1'52.666 1'51.849 | 3'44.515 | 17.416 |
18 | 70 | ST-5 | 7 | 蘭牟田 政治 植田 正幸 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 15 | 1'52.411 1'52.367 | 3'44.778 | 17.679 |
19 | 69 | ST-5 | 8 | 梅本 淳一 窪田 俊浩 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 10 | 1'53.409 1'51.668 | 3'45.077 | 17.978 |
20 | 11 | ST-5 | 9 | 三木 孝浩 大西 隆生 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | | 1'52.921 1'52.229 | 3'45.150 | 18.051 |
21 | 37 | ST-5 | 10 | 井尻 薫 藤原 能成 | DXLワコーズNOPROデミオSKY-D MAZDA DEMIO SKYACTIV-D | 10 | 1'52.082 1'54.299 | 3'46.381 | 19.282 |
22 | 311 | ST-5 | 11 | ⼤⼋⽊ ⿓⼀郎 大山 正芳 | 恵⽐寿MOLECULEロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'53.168 1'53.909 | 3'47.077 | 19.978 |
23 | *50 | ST-5 | 12 | 岩岡 万梨恵 小松 寛子 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | | 1'54.053 1'53.581 | 3'47.634 | 20.535 |
24 | 89 | ST-5 | 13 | 梶谷 太郎 前⽥ 育男 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'54.777 1'53.818 | 3'48.595 | 21.496 |
25 | 103 | ST-5 | 14 | 西野 陽一 岩瀬 雅博 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | 20 | 1'54.589 1'56.454 | 3'51.043 | 23.944 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- | 54 | ST-4 | - | 加藤 彰彬 石井 鋼一 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | | 1'44.754 no time | - | - |
- CarNo.50(Bドライバー)は、2019岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則書第4章第18条2.②(4輪脱輪)により、ベストラップを抹消した。
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) Group 2 B Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 104 | ST-4 | 1 | 佐々木 雅弘 | ROOKIE RACING 86 TOYOTA 86 | | 1'43.474 | - | - | 128.832 |
2 | 884 | ST-4 | 2 | 国本 雄資 | 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 | 20 | 1'43.687 | 0.213 | 0.213 | 128.568 |
3 | 13 | ST-4 | 3 | 宮田 莉朋 | ENDLESS・86 TOYOTA 86 | 15 | 1'43.848 | 0.374 | 0.161 | 128.368 |
4 | 86 | ST-4 | 4 | 中山 雄一 | TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 40 | 1'44.119 | 0.645 | 0.271 | 128.034 |
5 | 8 | ST-4 | 5 | 松尾 充晃 | WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz TOYOTA Vitz GRMN turbo | | 1'44.624 | 1.150 | 0.505 | 127.416 |
6 | 18 | ST-4 | 6 | 井上 雅貴 | Weds Sport 86 TOYOTA 86 | | 1'44.824 | 1.350 | 0.200 | 127.173 |
7 | 5 | ST-4 | 7 | 岩佐 歩夢 | 5ZIGEN ADVICS SPV 86 TOYOTA 86 | | 1'45.006 | 1.532 | 0.182 | 126.953 |
8 | 333 | ST-4 | 8 | 廣田 築 | グローリーY.Z.R A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE R EURO | 40 | 1'45.050 | 1.576 | 0.044 | 126.900 |
9 | 28 | ST-4 | 9 | DAISUKE | T's CONCEPT 86 TOYOTA 86 | | 1'45.070 | 1.596 | 0.020 | 126.875 |
10 | 310 | ST-4 | 10 | 細川 慎弥 | GR Garage⽔⼾インターGR86 TOYOTA 86 | 15 | 1'45.184 | 1.710 | 0.114 | 126.738 |
11 | 116 | ST-4 | 11 | 赤星 陽太郎 | アルカディア号PRINCE★WS★S2000 Honda S2000 | | 1'46.635 | 3.161 | 1.451 | 125.013 |
12 | 168 | ST-5 | 1 | 霜野 誠友 | 冴えカノレーシングwith RFC Honda FIT3 RS | 5 | 1'51.354 | 7.880 | 4.719 | 119.716 |
13 | 101 | ST-5 | 2 | 佐々木 孝太 | ヒロマツ デミオ MAZDA DEMIO | 15 | 1'51.424 | 7.950 | 0.070 | 119.640 |
14 | 88 | ST-5 | 3 | 中島 保典 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 15 | 1'51.609 | 8.135 | 0.185 | 119.442 |
15 | 69 | ST-5 | 4 | 窪田 俊浩 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 10 | 1'51.668 | 8.194 | 0.059 | 119.379 |
16 | 4 | ST-5 | 5 | 妹尾 俊郎 | THE BRIDE FIT Honda FIT3 RS | 20 | 1'51.695 | 8.221 | 0.027 | 119.350 |
17 | 66 | ST-5 | 6 | 武地 孝幸 | odula Idia ROADSTER MAZDA ROADSTER | 10 | 1'51.838 | 8.364 | 0.143 | 119.197 |
18 | 78 | ST-5 | 7 | 山西 康司 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | 5 | 1'51.849 | 8.375 | 0.011 | 119.186 |
19 | 11 | ST-5 | 8 | 大西 隆生 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | | 1'52.229 | 8.755 | 0.380 | 118.782 |
20 | 70 | ST-5 | 9 | 植田 正幸 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 15 | 1'52.367 | 8.893 | 0.138 | 118.636 |
21 | *50 | ST-5 | 10 | 小松 寛子 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | | 1'53.581 | 10.107 | 1.214 | 117.368 |
22 | 89 | ST-5 | 11 | 前⽥ 育男 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'53.818 | 10.344 | 0.237 | 117.124 |
23 | 311 | ST-5 | 12 | 大山 正芳 | 恵⽐寿MOLECULEロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'53.909 | 10.435 | 0.091 | 117.030 |
24 | 37 | ST-5 | 13 | 藤原 能成 | DXLワコーズNOPROデミオSKY-D MAZDA DEMIO SKYACTIV-D | 10 | 1'54.299 | 10.825 | 0.390 | 116.631 |
25 | 103 | ST-5 | 14 | 岩瀬 雅博 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | 20 | 1'56.454 | 12.980 | 2.155 | 114.473 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
- | 54 | ST-4 | - | 石井 鋼一 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | | no time | - | - | - |
- CarNo.50(Bドライバー)は、2019岡山国際サーキット4輪レース一般競技規則書第4章第18条2.②(4輪脱輪)により、ベストラップを抹消した。
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) Group 2 A Driver Qualifying Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Time | Behind | Gap | km/h |
1 | 884 | ST-4 | 1 | 平中 克幸 | 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 | 20 | 1'43.412 | - | - | 128.910 |
2 | 86 | ST-4 | 2 | 坪井 翔 | TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 40 | 1'43.429 | 0.017 | 0.017 | 128.888 |
3 | 28 | ST-4 | 3 | 東 徹次郎 | T's CONCEPT 86 TOYOTA 86 | | 1'43.860 | 0.448 | 0.431 | 128.354 |
4 | 13 | ST-4 | 4 | 中山 友貴 | ENDLESS・86 TOYOTA 86 | 15 | 1'44.214 | 0.802 | 0.354 | 127.918 |
5 | 310 | ST-4 | 5 | 久保 凜太郎 | GR Garage⽔⼾インターGR86 TOYOTA 86 | 15 | 1'44.268 | 0.856 | 0.054 | 127.851 |
6 | 116 | ST-4 | 6 | 大塚 隆一郎 | アルカディア号PRINCE★WS★S2000 Honda S2000 | | 1'44.459 | 1.047 | 0.191 | 127.618 |
7 | 333 | ST-4 | 7 | 冨林 勇佑 | グローリーY.Z.R A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE R EURO | 40 | 1'44.713 | 1.301 | 0.254 | 127.308 |
8 | 54 | ST-4 | 8 | 加藤 彰彬 | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | | 1'44.754 | 1.342 | 0.041 | 127.258 |
9 | 8 | ST-4 | 9 | 吉岡 一成 | WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz TOYOTA Vitz GRMN turbo | | 1'44.763 | 1.351 | 0.009 | 127.247 |
10 | 18 | ST-4 | 10 | 浅野 武夫 | Weds Sport 86 TOYOTA 86 | | 1'45.469 | 2.057 | 0.706 | 126.395 |
11 | 104 | ST-4 | 11 | 豊田 大輔 | ROOKIE RACING 86 TOYOTA 86 | | 1'45.821 | 2.409 | 0.352 | 125.975 |
12 | 5 | ST-4 | 12 | 三島 優輝 | 5ZIGEN ADVICS SPV 86 TOYOTA 86 | | 1'46.812 | 3.400 | 0.991 | 124.806 |
13 | 66 | ST-5 | 1 | 橋本 陸 | odula Idia ROADSTER MAZDA ROADSTER | 10 | 1'51.176 | 7.764 | 4.364 | 119.907 |
14 | 88 | ST-5 | 2 | 村上 博幸 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 15 | 1'51.500 | 8.088 | 0.324 | 119.559 |
15 | 168 | ST-5 | 3 | 谷岡 力 | 冴えカノレーシングwith RFC Honda FIT3 RS | 5 | 1'51.944 | 8.532 | 0.444 | 119.085 |
16 | 101 | ST-5 | 4 | 吉田 綜一郎 | ヒロマツ デミオ MAZDA DEMIO | 15 | 1'51.959 | 8.547 | 0.015 | 119.069 |
17 | 37 | ST-5 | 5 | 井尻 薫 | DXLワコーズNOPROデミオSKY-D MAZDA DEMIO SKYACTIV-D | 10 | 1'52.082 | 8.670 | 0.123 | 118.938 |
18 | 70 | ST-5 | 6 | 蘭牟田 政治 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 15 | 1'52.411 | 8.999 | 0.329 | 118.590 |
19 | 4 | ST-5 | 7 | 見並 秀文 | THE BRIDE FIT Honda FIT3 RS | 20 | 1'52.570 | 9.158 | 0.159 | 118.422 |
20 | 78 | ST-5 | 8 | 大崎 悠悟 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | 5 | 1'52.666 | 9.254 | 0.096 | 118.321 |
21 | 11 | ST-5 | 9 | 三木 孝浩 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | | 1'52.921 | 9.509 | 0.255 | 118.054 |
22 | 311 | ST-5 | 10 | ⼤⼋⽊ ⿓⼀郎 | 恵⽐寿MOLECULEロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'53.168 | 9.756 | 0.247 | 117.797 |
23 | 69 | ST-5 | 11 | 梅本 淳一 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 10 | 1'53.409 | 9.997 | 0.241 | 117.546 |
24 | 50 | ST-5 | 12 | 岩岡 万梨恵 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | | 1'54.053 | 10.641 | 0.644 | 116.883 |
25 | 103 | ST-5 | 13 | 西野 陽一 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | 20 | 1'54.589 | 11.177 | 0.536 | 116.336 |
26 | 89 | ST-5 | 14 | 梶谷 太郎 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'54.777 | 11.365 | 0.188 | 116.145 |
---- 以上基準タイム予選通過 ---- |
ピレリスーパー耐久シリーズ最終第6戦は19日、岡山国際サーキットで予選前のフリー走行を行い、グループ1(ST-X、ST-Z、ST-TCR、ST-1、ST-2、ST-3クラス)はST-Xクラスの佐藤敦/元嶋佑弥/山下亮生組(SATO-SS SPORTS AMG GT3)が、グループ2(ST-4、ST-5クラス)はST-4クラスの平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍組(林テレンプSHADE RACING 86)がそれぞれトップタイムを記録した。
鈴鹿サーキット「春の陣」で開幕を迎えたスーパー耐久も各サーキットを転戦し、いよいよここ岡山の第6戦「最終決戦編」で大団円を迎える。岡山国際サーキットは朝から快晴の秋晴れに恵まれ、グループ2が午前9時、グループ1が9時40分よりそれぞれ30分間でフリー走行が行われた。
ST-Xクラスは、佐藤敦/元嶋佑弥/山下亮生組(SATO-SS SPORTS AMG GT3)がトップタイムを記録。チャンピオンはすでに3位に付けた浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗組(GTNET GT3 GT-R)に決まっているが、シリーズ初優勝に向けて好発進を切った。
ST-Zクラスは、前回初優勝を飾った飯田太陽/加藤寛規組(ケーズフロンティア SYNTIUM KTM)がここでも好調を維持。トップでフリー走行を切り上げた。
ST-TCRクラスは、ポール・イップ/マシュー・ホーソン/ジム・カー・トゥ組(KCMG Annika CIVIC TCR)がトップタイム。チャンピオン争いからは脱落しているが、ここから初優勝を目指す。
ST-1クラスは、すでにチャンピオンを決めている星野辰也/織戸学/濱賢⼆組(D'station Porsche)がトップタイム。有終の美を飾りたいところだ。
ST-2クラスは、大澤学/後藤比東至/井口卓人/石坂瑞基組(DAMD MOTUL ED WRX STI)がトップタイム。予選でポールを取れば決勝を待たずしてチャンピオンが決定する。
ST-3クラスは、チャンピオンを争っている吉田広樹/脇阪薫一/服部尚貴組(埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX)がトップタイム。戴冠に向けて好発進を切った。
ST-4クラスは、チャンピオンシップをリードしている平中克幸/国本雄資/HIRO HAYASHI/石川京侍組(林テレンプSHADE RACING 86)がトップタイム。このまま戴冠に向けて逃げ切りたいところだ。
ST-5クラスは、ランキング2位に付けている村上博幸/中島保典/山谷直樹組(村上モータースMAZDAロードスター)がトップタイム。逆転チャンピオンにはポール奪取が最低条件だ。
予選はこの後、午後1時15分よりグループ2、グループ1の順で行われる。
Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Keiichiro TAKESHITA
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) Group 1 Free Session Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Time | Behind | km/h |
1 | 112 | ST-X | 1 | 佐藤 敦 元嶋 佑弥 山下 亮生 | SATO-SS SPORTS AMG GT3 Mercedes-Benz AMG GT3 | 10 | 1'29.950 | - | 148.202 |
2 | 777 | ST-X | 2 | 星野 敏 藤井 誠暢 近藤 翼 | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | 30 | 1'30.249 | 0.299 | 147.711 |
3 | 1 | ST-X | 3 | 浜野 彰彦 星野 一樹 藤波 清斗 | GTNET GT3 GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 60 | 1'31.663 | 1.713 | 145.433 |
4 | 244 | ST-X | 4 | 田中 徹 田中 哲也 佐藤 公哉 | Max Racing RC-F GT3 TOYOTA LEXUS RC-F GT3 | | 1'31.821 | 1.871 | 145.182 |
5 | 9 | ST-X | 5 | ジョー・シンドウ 柴田 優作 影山 正美 井上 恵一 | MP Racing GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | 40 | 1'32.459 | 2.509 | 144.181 |
6 | 47 | ST-1 | 1 | 星野 辰也 織戸 学 濱 賢⼆ | D'station Porsche Porsche 911 Cup | 30 | 1'33.076 | 3.126 | 143.225 |
7 | 2 | ST-Z | 1 | 飯田 太陽 加藤 寛規 | ケーズフロンティア SYNTIUM KTM KTM X-Bow GT4 | 25 | 1'36.176 | 6.226 | 138.608 |
8 | 35 | ST-Z | 2 | 田中 勝輝 川端 伸太朗 安田 裕信 木下 圭介 | モノコレSUN'S TECHNO GINETTA GINETTA GT4 | | 1'37.076 | 7.126 | 137.323 |
9 | 3 | ST-Z | 3 | 内田 優大 山内 英輝 高橋 翼 | ENDLESS AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'37.232 | 7.282 | 137.103 |
10 | 998 | ST-1 | 2 | LINGXIAO XU ZHIQIANG ZHANG HAN WANG | Z-REX ADVICS R8 TRACY Audi R8 LMS CUP | 30 | 1'37.542 | 7.592 | 136.667 |
11 | 501 | ST-TCR | 1 | ポール・イップ マシュー・ホーソン ジム・カー・トゥ | KCMG Annika CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 1'37.986 | 8.036 | 136.048 |
12 | 65 | ST-TCR | 2 | 岡島 秀章 加藤 正将 今村 大輔 | Phenomen Mars Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'38.019 | 8.069 | 136.002 |
13 | 75 | ST-TCR | 3 | 塚田 利郎 蘇武 喜和 和田 慎吾 清瀧 雄二 | AZIMUTH CIVIC TCR Honda CIVIC TCR | | 1'38.125 | 8.175 | 135.855 |
14 | 45 | ST-TCR | 4 | 竹田 直人 白坂 卓也 田ヶ原 章蔵 | BRIN・NAUB RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 25 | 1'38.142 | 8.192 | 135.832 |
15 | 500 | ST-Z | 4 | 大井 貴之 青木 孝行 坂本 祐也 | 5ZIGEN AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 55 | 1'38.315 | 8.365 | 135.593 |
16 | 97 | ST-TCR | 5 | 植松 忠雄 中野 信治 遠藤 光博 大津 弘樹 | Modulo CIVIC Honda CIVIC TCR | 50 | 1'38.374 | 8.424 | 135.511 |
17 | 10 | ST-TCR | 6 | フィリップ・デベサ 密山 祥吾 ジェイク・パーソンズ | IDI GOLF GTI TCR Volkswagen Golf GTI TCR | 30 | 1'38.563 | 8.613 | 135.252 |
18 | 22 | ST-TCR | 7 | 堀 主知ロバート 千代 勝正 KIZUNA リー ジョンウ | WAIMARAMA KIZUNA Audi RS3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | 15 | 1'39.422 | 9.472 | 134.083 |
19 | 108 | ST-TCR | 8 | ふじい じゅん 大野 尊久 | 冴えカノfineレーシングwithRFC Honda CIVIC TCR | 20 | 1'39.594 | 9.644 | 133.851 |
20 | 68 | ST-3 | 1 | 吉田 広樹 脇阪 薫一 服部 尚貴 | 埼⽟トヨペットGreen Brave GR SPORTマークX TOYOTA MARK X | 30 | 1'39.928 | 9.978 | 133.404 |
21 | 19 | ST-TCR | 9 | 太田 侑弥 松本 武士 篠原 拓朗 | BRP★Audi Mie RS 3 LMS Audi RS 3 LMS TCR | | 1'39.957 | 10.007 | 133.365 |
22 | 62 | ST-3 | 2 | 嵯峨 宏紀 小河 諒 平川 亮 | DENSO Le Beausset RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 35 | 1'40.206 | 10.256 | 133.034 |
23 | 14 | ST-3 | 3 | 山崎 学 安宅 光徳 伊橋 勲 | HIRIX☆YAIMA☆Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'40.635 | 10.685 | 132.467 |
24 | 15 | ST-3 | 4 | 長島 正明 小松 一臣 古谷 直広 | 岡部⾃動⾞Z34 NISSAN Fairlady Z | | 1'40.641 | 10.691 | 132.459 |
25 | 190 | ST-Z | 5 | 奥村 浩一 水谷 晃 山脇 大輔 | BRP★Mersedes AMG GT4 Mercedes-Benz AMG GT4 | 35 | 1'40.665 | 10.715 | 132.427 |
26 | 38 | ST-3 | 5 | 堀田 誠 阪口 良平 堤 優威 | ADVICS muta racing RC 350 TWS TOYOTA LEXUS RC350 | 20 | 1'40.787 | 10.837 | 132.267 |
27 | 34 | ST-3 | 6 | 手塚 祐弥 大草 りき 前嶋 秀司 | TECHNO FIRST RC350 TOYOTA LEXUS RC350 | 50 | 1'41.222 | 11.272 | 131.699 |
28 | 39 | ST-3 | 7 | 下垣 和也 大島 和也 近藤 説秀 | 5ZIGEN ADVICS RC350 TWS TRACY TOYOTA LEXUS RC350 | 15 | 1'42.070 | 12.120 | 130.604 |
29 | 59 | ST-2 | 1 | 大澤 学 後藤 比東至 井口 卓人 石坂 瑞基 | DAMD MOTUL ED WRX STI SUBARU WRX STI | 55 | 1'42.312 | 12.362 | 130.296 |
30 | 6 | ST-2 | 2 | 冨桝 朋広 菊地 靖 大橋 正澄 | 新菱オート☆DIXCELエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 35 | 1'44.165 | 14.215 | 127.978 |
31 | 7 | ST-2 | 3 | 成澤 正人 遠藤 浩二 朝日 ターボ 岡崎 善衛 | 新菱オート☆NeoGlobe☆DXLエボⅩ MITSUBISHI Lancer EvolutionⅩ | 40 | 1'45.219 | 15.269 | 126.696 |
32 | 17 | ST-2 | 4 | 野上 達也 谷川 達也 大谷 飛雄 野上 敏彦 | DXLアラゴスタNOPROアクセラSKY-D MAZDA AXELA SKYACTIV-D | 20 | 1'47.456 | 17.506 | 124.058 |
33 | 63 | ST-2 | 5 | 糸田川 和亮 井下田 馨 菊地 悠 藤澤 卓也 | ATJ Racing CIVIC HATCHBACK Honda CIVIC | 55 | 1'50.719 | 20.769 | 120.402 |
SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA -RIJ- (2019/11/09) Group 2 Free Session Weather:Fine Course:Dry
2019 PIRELLI Super Taikyu Series Round 6 岡山国際サーキット 3.703km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Maker Model | Wh | Time | Behind | km/h |
1 | 884 | ST-4 | 1 | 平中 克幸 国本 雄資 HIRO HAYASHI 石川 京侍 | 林テレンプSHADE RACING 86 TOYOTA 86 | 20 | 1'43.422 | - | 128.897 |
2 | 104 | ST-4 | 2 | 豊田 大輔 佐々木 雅弘 小倉 康宏 MORIZO | ROOKIE RACING 86 TOYOTA 86 | | 1'43.537 | 0.115 | 128.754 |
3 | 310 | ST-4 | 3 | 久保 凜太郎 細川 慎弥 鈴木 宏和 | GR Garage⽔⼾インターGR86 TOYOTA 86 | 15 | 1'44.250 | 0.828 | 127.873 |
4 | 13 | ST-4 | 4 | 中山 友貴 宮田 莉朋 蒲生 尚弥 | ENDLESS・86 TOYOTA 86 | 15 | 1'44.419 | 0.997 | 127.666 |
5 | 86 | ST-4 | 5 | 坪井 翔 中山 雄一 松井 孝允 | TOM'S SPIRIT 86 TOYOTA 86 | 40 | 1'44.445 | 1.023 | 127.635 |
6 | 18 | ST-4 | 6 | 浅野 武夫 井上 雅貴 藤原 大輝 芝 叔和 | Weds Sport 86 TOYOTA 86 | | 1'45.222 | 1.800 | 126.692 |
7 | 28 | ST-4 | 7 | 東 徹次郎 DAISUKE 森山 鉄也 | T's CONCEPT 86 TOYOTA 86 | | 1'45.233 | 1.811 | 126.679 |
8 | 54 | ST-4 | 8 | 加藤 彰彬 石井 鋼一 エイトリアン | TC CORSE iRacing ROADSTER MAZDA ROADSTER | | 1'45.554 | 2.132 | 126.294 |
9 | 116 | ST-4 | 9 | 大塚 隆一郎 赤星 陽太郎 仙波 王仁 吉田 靖之 | アルカディア号PRINCE★WS★S2000 Honda S2000 | | 1'45.965 | 2.543 | 125.804 |
10 | 8 | ST-4 | 10 | 吉岡 一成 松尾 充晃 東 貴史 | WAKO'S TRUST渡邊建設field WM HPI Vitz TOYOTA Vitz GRMN turbo | | 1'45.999 | 2.577 | 125.763 |
11 | 333 | ST-4 | 11 | 冨林 勇佑 廣田 築 成⽥ 和俊 | グローリーY.Z.R A-ONE FN2 Honda CIVIC TYPE R EURO | 40 | 1'46.031 | 2.609 | 125.725 |
12 | 5 | ST-4 | 12 | 三島 優輝 岩佐 歩夢 青合 正博 | 5ZIGEN ADVICS SPV 86 TOYOTA 86 | | 1'46.836 | 3.414 | 124.778 |
13 | 88 | ST-5 | 1 | 村上 博幸 中島 保典 山谷 直樹 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 15 | 1'52.015 | 8.593 | 119.009 |
14 | 69 | ST-5 | 2 | 梅本 淳一 窪田 俊浩 梅田 真祐 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 10 | 1'52.186 | 8.764 | 118.828 |
15 | 101 | ST-5 | 3 | 吉田 綜一郎 佐々木 孝太 KENBOW | ヒロマツ デミオ MAZDA DEMIO | 15 | 1'52.508 | 9.086 | 118.488 |
16 | 78 | ST-5 | 4 | 大崎 悠悟 山西 康司 筒井 克彦 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | 5 | 1'52.598 | 9.176 | 118.393 |
17 | 168 | ST-5 | 5 | 谷岡 力 霜野 誠友 小林 良 | 冴えカノレーシングwith RFC Honda FIT3 RS | 5 | 1'52.748 | 9.326 | 118.235 |
18 | 70 | ST-5 | 6 | 蘭牟田 政治 植田 正幸 久保田 英夫 | J'S RACING☆FIT Honda FIT3 RS | 15 | 1'52.817 | 9.395 | 118.163 |
19 | 66 | ST-5 | 7 | 橋本 陸 武地 孝幸 織⽥ 祥平 | odula Idia ROADSTER MAZDA ROADSTER | 10 | 1'53.056 | 9.634 | 117.913 |
20 | 11 | ST-5 | 8 | 三木 孝浩 大西 隆生 東條 正志 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | | 1'53.106 | 9.684 | 117.861 |
21 | 4 | ST-5 | 9 | 見並 秀文 妹尾 俊郎 カルロス 本田 佐藤 駿介 | THE BRIDE FIT Honda FIT3 RS | 20 | 1'53.475 | 10.053 | 117.478 |
22 | 37 | ST-5 | 10 | 井尻 薫 藤原 能成 辻 かずんど | DXLワコーズNOPROデミオSKY-D MAZDA DEMIO SKYACTIV-D | 10 | 1'53.495 | 10.073 | 117.457 |
23 | 50 | ST-5 | 11 | 岩岡 万梨恵 小松 寛子 加藤 沙也⾹ 藤井 順子 | LOVE DRIVE RACINGロードスター MAZDA ROADSTER | | 1'53.805 | 10.383 | 117.137 |
24 | 103 | ST-5 | 12 | 西野 陽一 岩瀬 雅博 林 富一 | ネッツ京華Moty's BSR WM VITZ TOYOTA Vitz | 20 | 1'54.880 | 11.458 | 116.041 |
25 | 311 | ST-5 | 13 | ⼤⼋⽊ ⿓⼀郎 大山 正芳 ⽵内 耕⼆ | 恵⽐寿MOLECULEロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'55.145 | 11.723 | 115.774 |
26 | 89 | ST-5 | 14 | 梶谷 太郎 前⽥ 育男 杉野 治彦 | 村上モータースMAZDAロードスター MAZDA ROADSTER | 20 | 1'56.495 | 13.073 | 114.432 |

K2 R&D UCHIDA RACINGが使用するオレカ 07 LMP2の車両イメージ
スーパーGTにK2 R&D LEON RACINGとして参戦している有限会社K2R&Dは11月7日、レース用の歯車製造などで知られる株式会社内野製作所とタッグを組み、「K2 UCHINO RACING」として2019/2020アジアンルマンシリーズに参戦することを発表した。
カーナンバーは96、マシンはオレカ07LMP2。内野製作所の代表取締役である内野徳昭氏がチーム代表を務め、日本レース界の草創期にトップドライバーとして活躍した黒澤元治氏が監督として指揮を執る。LPM2クラスに日本チームが参戦するのはこれが初めてのことだ。
第1ドライバーはスーパーGT第5戦まで#65LEON PYRAMID AMGをドライブした黒澤治樹が担当、第2ドライバーにはショウン・トン(香港)を起用した。トンは黒澤と同じく今シーズンGT300クラスに参戦、#33エヴァRT初号機X Works GT-Rをドライブしている。

富士スピードウェイでのシェイクダウンの様子
アジアンルマンシリーズは今月22-24日に上海国際サーキットで開幕。2020年1月10-12日にザ・ベンドサーキット(オーストラリア)、2020年2月14-15日 セパン国際サーキット(マレーシア)、 2020年2月21-23日 ブリーラム国際サーキット(タイ)の全4戦で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
ル・ボーセモータースポーツが参戦するカテゴリーのうちのひとつ、FIA-F4シリーズの最終戦となる第13・14戦が11月2日(土)~3(日)にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催された。今回の最終戦は、ふたりがスーパーFJに参戦していた頃から戦ってきたチームのホームコース。走り慣れたこの舞台で、悔いのないレースが期待された。

予選 11月2日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ
最終戦のレースウィークは木曜日から走行開始。ストップ&ゴーが繰り返されるコースに合わせてブレーキング、コーナリングで勝負ができるようクルマも調整を行っていった。今回の予選は、燃料を軽くしタイヤに熱が入ってくる後半をターゲットとして臨んだ。
神は、序盤はゆっくりタイヤに熱を入れていくが、アタックをかけていくタイミングで絶えず他車に引っかかってしまう。9周目に1分57秒982でようやくワンアタックし、その後も続けていくが上手くクリアで走れず苦戦。ガス欠症状が出る直前の13周目に何とか57秒893でベストを更新し、アタックを続けていきたいところで燃料が尽きてピットインとなった。
一方の川合は、上手く場所取りをしながらアタックをしていくと6周目に57秒801を記録。その後もクールを入れず絶えずアタックしていくが、先のタイムにはあと一歩及ばない。しかし、タイヤのコンディションが後半になっても落ちてこなかったことから、燃料が軽くなったタイミングでラストアタックをかけると、57秒794でタイムアップに成功する。
今回の予選は0.1秒の中に6台が連なる状況で、非常に拮抗するものとなった。その結果、第13戦を神が10番手、川合が7番手。第14戦を神が13番手、川合が3番手で臨むが、決勝でのさらなるポジションアップが期待された。

決勝第13戦 11月2日(土)天候/晴れ コース状況/ドライ
第13戦決勝は13時5分から迎えた。スタートでは7番手の川合、10番手の神ともにポジションキープで1コーナーをクリアしていくが、川合は続く3コーナーでアウトから1台を攻略し、5番手と並んで4コーナーを立ち上がる。そのまま前車のスリップに入り5コーナーで前車のインに飛び込み4番手に上がると、先頭集団まであと一歩に迫る。勢いに乗りS字に入ったところで、インに入ってきた後続とリアが接触しクラッシュ。これによりリタイアとなった。
一方の神もS字での混乱を切り抜けて7番手に上がり、残り12周を組み立てて行こうとするが、ヘアピンの立ち上がりで後続にリアを当てられてしまいスピン。何とかコースに復帰するも接触のあった足回りにダメージがあり、無念のリタイアとなった。

決勝第14戦 11月3日(日)天候/晴れ コース状況/ドライ
前日のリタイアから懸命の修復により2台揃っての出走を果たした最終戦。スタートでは3番手の川合が後続をブロックしながら1コーナーをクリアしてくが、13番手の神はホイールスピンが激しく16番手となる。
川合はトップ争いをするためにも早々に2番手に上がろうとプレッシャーをかけ続けるとS字で前車がミス。V字では無理にいかず、ヘアピンで勝負をかけて2番手に浮上。一方の神は、2周目に前方でのクラッシュで3台が脱落、その混乱に乗じて5コーナーのインから2台抜きを果たし11番手となるが、このクラッシュによりセーフティーカー(SC) が導入される。
3周に及ぶSCランの後、6周目からレースが再開されると川合はトップに食らい付いていく。神は前方の8番手争いが激しく前に追いつくが、SCランの間でタイヤが冷えてしまったことから攻めきれない。一方でトップ2台のペースは速く、10周目には3番手以降に3秒の差を築きながら周回をしていき、川合も11周目にはファステストラップを記録し、ラストスパートをかけていくが13周のレースはタイムアップ。2位でチェッカーを迎え、神も苦しい状況の中、最後まで攻め続けるが11位で終えた。また、レース後に上位のドライバーにペナルティがあったことから神は10位に繰り上がることとなった。
このもてぎ大会をもって2019シーズンのFIA-F4選手権は幕を閉じた。スーパーFJの頃から一緒に戦い、困難を乗り越えてきたふたりのドライバーとの今シーズンは、最後まで「ル・ボーセらしい」ものとなった。これまでドライバー、チームにたくさんのご声援、お力添えを頂き誠にありがとうございました。
- チーム監督 坪松唯夫(Tadao Tsubomatsu)COMMENT
-
川合の予選は後半の良いところでギヤトラブルが出てしまいタイムロスしてしまったようだ。第1レースは1周目に2台が消え、クルマの損傷もあったがメカニックの懸命な作業により第2レースには更に強いクルマになった。神は川合のコンマ1秒までは迫れていたが良い流れを作りきれずレースが終わってしまった。
- Driver 神晴也(Seiya Jin)COMMENT
-
予選は絶えず引っかかってしまい出しきれなかったのでその分決勝で上げようと臨みましたが、当てられてしまい残念な結果になってしまいました。14戦の方ではタイヤも残っているので攻めていくつもりでしたが、SCランでタイヤの熱が上がり切らずその後の展開が厳しいものとなってしまいました。今シーズンはスーパーFJから上がりチャレンジしてきたものの、自分の弱さで上がり下がりが激しいものとなりました。まだまだ課題があるので、向き合っていきたいと思います。今シーズンもたくさんの応援をありがとうございました。
- Driver 川合孝汰(Kohta Kawaai)COMMENT
-
予選は7番と3番スタートで、ここから順位をどんどん上げて行くつもりでしたが、第13戦の序盤で3ポジション上げたところで接触によりリタイアとなってしまい悔しい結果となりました。気持ちを切り替えて14戦は臨めましたが、トップと同じくらいのペースなのでなかなか差が変わらず、ミスを誘うようにプレッシャーもかけ続けたのですが強かったです。今シーズンは細かいミスもありましたがレースの組み立てなどは成長できたと思います。6年間お世話になったチームにせめて表彰台をプレゼントできて良かったです。今まで応援して頂いてありがとうございました。
Le Beausset Motorsports
2019オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の決勝が11月3日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、予選4位からスタートした#37平川亮/ニック・キャシディ組(KeePer TOM'S LC500)が32周目にトップに立ち、今季初勝利を挙げた。
しかしドライバーズチャンピオンは2位入賞の#6大嶋和也/山下健太組(WAKO'S 4CR LC500)が獲得。チームルマンにとっては2002年のJGTC以来、じつに17年ぶりの栄冠となった。
GT300クラスは予選4位の#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)が終了間際に逆転、第2戦富士以来の今季2勝目を獲得。シリーズチャンピオンは4位でフィニッシュした#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA NSX GT3)が獲得している。
(天候:曇り コース:ドライ 観客動員数:予選日20,500人/決勝日35,500人/大会総入場者数56,000人)
第8戦決勝は午後1時30分より53周で行われたが、スタート前に行われたウォームアップ走行で#3平手晃平/フレデリック・マコヴィッキィ組(CRAFTSPORTS MOTUL GT-R)にエンジントラブルが発生。スタート前にリタイヤ届が提出されるという事態に。ニッサン勢では前日の公式練習でも#12佐々木大樹/ジェームス・ロシター組(カルソニックIMPUL GT-R)にもエンジントラブルが発生しており、12号車は予選出走が叶わず、出走嘆願によりこのレースは最後尾からスタートすることになっていた。
スタートでトップに立ったのはポールシッターの#36中嶋一貴(au TOM'S LC500)。ポイントリーダーの#6大嶋和也(WAKO'S 4CR LC500)はタイヤの熱入れが充分でなく、1周目に#23ロニー・クインタレッリ(MOTUL AUTECH GT-R)、#37ニック・キャシディ(KeePer TOM'S LC500)、#17塚越広大(KEIHIN NSX-GT)らに相次いで抜かれ、5位まで順位を落としてしまった。
しかし大嶋はタイヤが作動領域に入るとともに息を吹き返し、7周目にクインタレッリ、17周目には塚越をも抜き返して3位に浮上、20周目にトップの中嶋とともにピットインし、山下にバトンタッチした。
大嶋らとタイトルを争うキャシディは6周目の3コーナーでクインタレッリを抜いて2位に浮上すると、19周目にピット作業を行い、平川に交代した。
#6大嶋/山下組との7ポイント差を逆転しなければならない平川は懸命に追い上げ、#36関口雄飛(au TOM'S LC500)に何度もオーバーテイクを試みる。関口も当初押さえ込む動きを見せていたが、32周目の3コーナーで周回遅れに詰まったところで平川にインを明け渡し、その後は後方から迫ってくる山下と熾烈な2位争いを展開することになった。多分にチームオーダーの疑われるシーンではあるが、もちろんチームがそのことを公式に認めることなどない。
このままの順位で終われば平川/キャシディ組が83ポイント、大嶋/山下組は81ポイントとなり、平川/キャシディ組が逆転でチャンピオンを獲得する。山下には到底受け入れられない状況だ。後続との差を広げながらトップを快走する平川の後方で、関口の執拗なブロックに行手を阻まれる山下。
しかし転機は38周目にやってきた。
ヘアピン進入で関口が周回遅れのGT300車両に詰まったところを山下は見逃さず、続くダウンヒルストレートでフェイントを入れながら関口のインに車体をねじ込んだ。90度コーナーへの進入ではブレーキを遅らせすぎてアウトに膨らみ、コーナー出口で失速、すかさず関口がクロスラインをとってアウトから並び返してきたが、山下もここは絶対に引くことはできない。両者は激しくぶつかりながら最終コーナーをショートカット、そのまま山下が前に出てホームストレートに戻ってきた。関口にはもう山下を追う余力は残っていなかった。
これによりGT500クラスは37号車が優勝、6号車が2位、36号車が3位で決着。ポイントランキングは平川/キャシディ組が83ポイント、大嶋/山下組が85ポイントとなり、大嶋/山下組がドライバーズチャンピオンを獲得。チームタイトルはLEXUS TEAM KeePer TOM'Sが107ポイント、LEXUS TEAM LEMANS WAKO'Sが106ポイントで、こちらはトムスが獲得することになった。
今季初勝利を挙げたとはいえ、2年連続でドライバーズタイトルを取り逃した平川とキャシディはレース後の記者会見でも悔しさを隠せない様子だった。
チームルマンがドライバーズチャンピオンを獲得するのは、2002年の全日本GT選手権で#6脇阪寿一/飯田章組(エッソウロトラフロースープラ)が獲得して以来、じつに17年ぶりのことだ。
GT300クラスは、ポールシッターの#720アレックス・パロウ(McLaren 720S)のペースが上がらず、6周目の90度コーナーで#56平峰一貴(リアライズ日産自動車大学校GT-R)にインから抜き去られ、その後もずるずると順位を落として7位でフィニッシュ。ここでトップに浮上した56号車もレース終盤に電気系トラブルに見舞われて一時コース上にストップする不運もあって最終的には6位でレースを終えた。
一方、予選3位からスタートした#65蒲生尚弥/菅波冬悟組(LEON PYRAMID AMG)はタイヤ無交換作戦をとり、ピット作業時間を短縮してトップに立ったが、攻めた燃費計算が仇になり、ファイナルラップの最終コーナーを立ち上がったところでガス欠症状に見舞われてスローダウンを余儀なくされる。その隙をついて#11平中克幸/安田裕信組(GAINER TANAX GT-R)がトップでチェッカーを受け、第2戦富士以来の今季2勝目を獲得。
ドライバーズランキング2位の#96新田守男/阪口晴南組(K-tunes RC F GT3)は予選17位から激しい追い上げをみせて3位でフィニッシュしたが、ポイントリーダーの高木/福住組が4位に入ったため、ドライバーズ部門、チーム部門の両方で#55高木真一/福住仁嶺組(ARTA)がチャンピオンを獲得することになった。これは高木とARTAにとっても17年ぶりのタイトル獲得だ。
これで2019年のスーパーGTのシリーズ戦は終了だが、今年はこのあと富士スピードウェイにてドイツツーリングカー選手権(DTM)との特別交流戦が予定されている。11月23-24日決勝だ。
Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI
■GT500クラス
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/03) GT500 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Lap | Total_Time Behind |
1 | 37 | 平川 亮 ニック・キャシディ | KeePer TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 1:31'25.868 |
2 | 6 | 大嶋 和也 山下 健太 | WAKO'S 4CR LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 12.169 |
3 | 36 | 中嶋 一貴 関口 雄飛 | au TOM'S LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 14.871 |
4 | 38 | 立川 祐路 石浦 宏明 | ZENT CERUMO LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 15.492 |
5 | 17 | 塚越 広大 ベルトラン・バゲット | KEIHIN NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 53 | 21.338 |
6 | 1 | 山本 尚貴 ジェンソン・バトン | RAYBRIG NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 53 | 22.018 |
7 | 19 | 国本 雄資 坪井 翔 | WedsSport ADVAN LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | YH | 53 | 46.232 |
8 | 23 | 松田 次生 ロニー・クインタレッリ | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 53 | 47.481 |
9 | 16 | 武藤 英紀 中嶋 大祐 | MOTUL MUGEN NSX-GT Honda NSX-GT | YH | 53 | 1'08.290 |
10 | 24 | 高星 明誠 ヤン・マーデンボロー | リアライズコーポレーションADVAN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | YH | 53 | 1'08.885 |
11 | 39 | ヘイッキ・コバライネン 中山 雄一 | DENSO KOBELCO SARD LC500 TOYOTA LEXUS LC500 | BS | 53 | 1'29.961 |
12 | 64 | ナレイン・カーティケヤン 牧野 任祐 | Modulo Epson NSX-GT Honda NSX-GT | DL | 52 | 1Lap |
13 | 8 | 野尻 智紀 伊沢 拓也 | ARTA NSX-GT Honda NSX-GT | BS | 47 | 6Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ---- |
- | 12 | 佐々木 大樹 ジェームス・ロシター | カルソニックIMPUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | BS | 14 | 39Laps |
- | 3 | 平手 晃平 フレデリック・マコヴィッキィ | CRAFTSPORTS MOTUL GT-R NISSAN GT-R NISMO GT500 | MI | 0 | 53Laps |
- Fastest Lap: CarNo.1 山本尚貴(RAYBRIG NSX-GT) 1'39.070
■GT300クラス
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GT GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/03) GT300 Final Race Weather:Cloudy Course:Dry
2019 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Driver | Car Maker Model | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
1 | 11 | 平中 克幸 安田 裕信 | GAINER TANAX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | DL | | 49 | 1:32'19.435 |
2 | 65 | 蒲生 尚弥 菅波 冬悟 | LEON PYRAMID AMG Mercedes-AMG GT3 | BS | | 49 | 4.677 |
3 | 96 | 新田 守男 阪口 晴南 | K-tunes RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | BS | | 49 | 13.484 |
4 | 55 | 高木 真一 福住 仁嶺 | ARTA NSX GT3 Honda NSX GT3 | BS | | 49 | 18.356 |
5 | 4 | 谷口 信輝 片岡 龍也 | グッドスマイル 初音ミクAMG Mercedes-AMG GT3 | YH | | 49 | 20.620 |
6 | 56 | 平峰 一貴 サッシャ・フェネストラズ | リアライズ日産自動車大学校GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 49 | 33.320 |
7 | 720 | 荒 聖治 アレックス・パロウ | McLaren 720S McLaren 720S GT3 | YH | 15 | 49 | 51.444 |
8 | 33 | ショウン・トン 道見 ショーン 真也 | エヴァRT初号機X Works GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
9 | 60 | 吉本 大樹 宮田 莉朋 | SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | DL | | 48 | 1Lap |
10 | 360 | 青木 孝行 柴田 優作 | RUNUP RIVAUX GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
11 | 88 | 小暮 卓史 元嶋 佑弥 | マネパ ランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
12 | 61 | 井口 卓人 山内 英輝 | SUBARU BRZ R&D SPORT SUBARU BRZ GT300 | DL | | 48 | 1Lap |
13 | 52 | 脇阪 薫一 吉田 広樹 | 埼玉トヨペットGBマークX MC TOYOTA MARK X MC | BS | | 48 | 1Lap |
14 | 5 | 坂口 夏月 平木 湧也 | ADVICSマッハ車検MC86マッハ号 TOYOTA 86 MC | YH | 15 | 48 | 1Lap |
15 | 9 | 横溝 直輝 峰尾 恭輔 | PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHE Porsche 911 GT3 R | YH | | 48 | 1Lap |
16 | 10 | 星野 一樹 石川 京侍 | GAINER TANAX triple a GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
17 | 7 | 藤井 誠暢 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | D'station Vantage GT3 Aston Martin VANTAGE AMR GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
18 | 25 | 松井 孝允 佐藤 公哉 | HOPPY 86 MC TOYOTA 86 MC | YH | | 48 | 1Lap |
19 | 18 | 小林 崇志 松浦 孝亮 | UPGARAGE NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
20 | 31 | 嵯峨 宏紀 中山 友貴 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | BS | | 48 | 1Lap |
21 | 30 | 永井 宏明 織戸 学 | TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GT TOYOTA PRIUS | YH | | 48 | 1Lap |
22 | 35 | ナタポン・ホートンカム ショーン・ウォーキンショー | arto RC F GT3 TOYOTA LEXUS RC F GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
23 | 87 | 高橋 翼 アンドレ・クート | T-DASHランボルギーニ GT3 Lamborghini HURACAN GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
24 | 34 | 道上 龍 大津 弘樹 | Modulo KENWOOD NSX GT3 Honda NSX GT3 | YH | | 48 | 1Lap |
25 | 48 | 田中 勝輝 飯田 太陽 | 植毛GO&FUN GT-R NISSAN GT-R NISMO GT3 | YH | | 47 | 2Laps |
26 | 22 | 和田 久 城内 政樹 | アールキューズ AMG GT3 Mercedes-AMG GT3 | YH | | 47 | 2Laps |
27 | 21 | リチャード・ライアン 富田 竜一郎 | Hitotsuyama Audi R8 LMS Audi R8 LMS GT3 | YH | | 46 | 3Laps |
28 | 50 | 加納 政樹 山下 亮生 | ARNAGE AMG GT3 Mercedes-AMG GT3 | YH | | 45 | 4Laps |
29 | 2 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | シンティアム・アップル・ロータス LOTUS EVORA MC | YH | | 43 | 6Laps |
---- 以上規定周回数(70% - 34Laps)完走 ---- |
- Fastest Lap: CarNo.11 安田裕信(GAINER TANAX GT-R) 1'48.983
スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」が開催されている栃木県のツインリンクもてぎで11月2日、今シーズンでスーパーGTを離脱するジェンソン・バトン(#1RAYBRIG NSX-GT)が会見を行い、日本で活動した二年間の感想と離脱の理由、そして今後の展望を語った。
ジェンソン・バトンのコメント
人生というのは色んなチャレンジがあってこそ楽しいものだと思っています。僕はF1のあとでスーパーGTにチャレンジしました。本当にエキサイティングなレースだと思います。レースの進め方やGT300の処理、チームメイトとの付き合い方など、新たに学ばなければならないことが沢山ありました。味わいながら、楽しみながら、レースに取り組みました。
チーム国光は素晴らしいチームで、一緒に仕事をしていて本当に楽しかったです。歴史の長いチームですが、スタッフはみんな若くて、彼らと頑張れたこと、チャンピオンシップを獲得できたことが本当に嬉しかったし、感動しました。
クニサンは二輪も四輪も本当に長い経験を持っていますが、チャンピオンシップを獲得した時の嬉しそうな表情が忘れられません。
山本尚貴選手は、初めて「速く走って欲しい」「頑張って欲しい」と思えたチームメイトでした。彼とは本当に良い関係でした。耐久レースは初めてだったので、チームメイトとコミニュケーションをとりながら進めること、お互いに応援することなど、彼から非常に多くのことを学びました。彼にはこれからも頑張って欲しいと思っているし、応援したいです。
(今後の予定を教えてください)僕は長年ホンダのアンバサダーとして活動してきたし、ホンダは僕のホームだと思っているので、トヨタやニッサンをドライブするということは絶対にありません。ネットではNASCARに参戦するなんて話もあるようですが、あれはホンダUSAが「将来的にNASCARに参戦したい」と発言したことに対して「僕ならいつでも準備できてるよ」と答えただけです。大きなチャレンジは好きだし、これからやってみたいと思っています。何人ものF1ドライバーが苦戦しているカテゴリーなので、まずはトラックシリーズなどの下位カテゴリーで楽しめたら良いな、位に思っていますが、来年の前半に関しては何も予定していないし、家でゆっくりしたいと思っています。ですから何も決まっていません。
(日本のレースから離脱する理由は)本当に最高な二年間を過ごさせていただきました。特に昨年はチャンピオンシップも獲得できましたし。F1を引退してから、次にどんなチャレンジをしようかと考えてスーパーGTを選びましたが、すごく良いチャレンジになりました。僕の人生にとって大きな意味のあるものになりました。僕は今39歳です。まだ次のチャレンジに間に合う年齢ですが、あと二、三年いると手遅れになるかもしれないと思ったんです。別に日本で何か気に入らないことがあったわけじゃありません。次に行けるうちに行きたいと思っただけです。
(次にチャレンジしたいカテゴリーはどんなものか)いくつか候補はあります。僕はすごくオフロードが好きで、今年の終わりにはバハ1000kmに挑戦します。それがたまたまDTM交流戦と日程が重なってしまいました。将来的にはまたル・マン24時間にも出たいと思っています。WECの新しいレギュレーションを楽しみにしています。NASCARとかバサーストとか、いろいろ考えています。体力的にもまだまだチャレンジできると思っています。それが例えばカートの世界選手権でも良いじゃないか、とね。とにかくエキサイティングなことを沢山していきたい。F1やスーパーGTで素晴らしいキャリアを積んだので、これからも頑張ります。
最後にこの場を借りて皆さんに感謝したいと思います。日本のファンの皆さんにも。僕は日本の文化や人々が大好きです。1997年に日本でカートレースに参加したときに本当にコンペティティブで素晴らしい場所だと思い、ずっと日本で走ることが夢でした。機会を与えてくださったホンダにも感謝しています。
まとめ & Photo: Kazuhisa SUEHIRO
2019FIA-F4選手権第14戦の決勝が11月3日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、#7佐藤蓮(SRS/コチラレーシング)が通算最多の11勝を達成した。

第14戦決勝は午前8時15分より13周で行われた。
ポールポジションの佐藤は今回もクリーンなスタートを決めてトップで1コーナーへ。その後方では予選3位の#63川合孝汰(DENSOルボ一セIPG F4)が1周目のヘアピンで#5三宅淳詞(HFDP/SRS/コチラレーシング)のインをついて2位に浮上した。
オープニングラップだけで2秒312の大量リードを築いた佐藤だったが、2周目の4コーナー立ち上がりで#37平良響(FTRSスカラシップF4)、#77小川颯太(WARMTECH Skill Speed)、そして#60菅波冬悟(OTG DL F110)の3台が絡む多重クラッシュが発生、直ちにセーフティーカーが導入されることになってしまった。
レースは6周目に再開されたが、今度は2位の川合が佐藤と遜色ないハイペースで追い上げてきた。川合は前日の第13戦で序盤にリタイヤしていたこともあり、タイヤの消耗が少なかったことも功を奏したようだ。それでも佐藤は最後までノーミスで川合のプレッシャーを跳ね除け、第7戦富士以来の7連勝を達成。通算勝利数も歴代最多の11勝としてFIA-F4の2019シーズンを締めくくった。
2位は川合。このレースを以って活動を終了するチーム・ル・ボーセに勝利を持ち帰りたい、との願いはあと一歩のところで叶わなかった。3位には#24平木玲次(Media DoADVICS影山F110)の猛追に最後まで耐え切った三宅が入った。
またインディペンデントカップは#30DRAGON(TEAM DRAGON F4)が今季4勝目を獲得。前日の第13戦では後続に追突されてサスペンションにダメージを負い、リタイヤを余儀なくされたが、今回は慎重な走りで後続に付け入る隙を与えなかった。
FIA-F4の2020シーズンは来年4月11日に岡山国際サーキットで開幕する。
- 第14戦優勝 #7佐藤蓮(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
スタートが完璧に決まって、後ろをかなり離してたんで、そこでSCが入ったのはちょっと嫌でしたね。再スタート後川合選手のペースが速くて、お互いプッシュしてプッシュして、ミスをするかしないかギリギリのところで、最後の方に向こうがミスをしてくれたんでちょっと楽になりました。マシンバランスはかなり良くて。ただSC解除後の数周はバランスが悪かったです。まだ来年のlことは決まってませんけど、どのカテゴリーに乗るにしても自分のできることを今まで通りやっていきたいと思います。できれば海外に行きたいと思っています。
- 第14戦決勝2位 #63川合孝汰(Le Beausset Motorsports)
ちょっと昨日よりスタートが決まらなくて。序盤で早めに前に立ちたかったんですがちょっとてこずっちゃったかなと。SCが入ったのは「ついてるな」と思ったんですけど、SC明けで飛び出しちゃって。そこがもったいなかったです。後半はペースが良くなってたんですけど、最後の方にミスが出てしまったのがもったいなかったかなと。昨日の影響は感じませんでした。自分もリセットできてたし、今日は前の佐藤選手を追うだけだと思っていたんで。昨日タイヤを使ってないんでもうちょっとペースいけるかと思ってたんですけど、思った以上に上げられなかったのは今後の課題かなと思います。結構フロントを酷使しちゃった感じですね。今日でチームが最後だったんで、優勝を届けたかったんですけど、それができなくて残念です。来年については、いろいろお話しさせていただいてるんですけど、まだ何も決まっていません。このレースを終えてからいろいろ整理して来年に向けて動きたいです。もちろんフォーミュラをやりたいんですけど、来年に関してはフォーミュラに限らず、色んなカテゴリーに挑戦できたらと思います。
- 第14戦決勝3位 #5三宅淳詞(Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト)
昨日はスタートでミスして、集団に飲み込まれて押し出されて順位を落として、という勿体ないレースだったので、メカニックさんには迷惑をかけたんですが昨夜クラッチを交換していただきました。そしたらスタートが良かったんで、このままいけるかな?と思ったんですが、佐藤選手とのタイム差が大きくて、川合選手もタイヤがフレッシュな分前に行かれてしまって防戦一方の厳しいレースになりました。木曜金曜と平木選手が速かったんで、厳しいかなと思いましたが、ここは抜きにくいコースですし、後半は落ち着いて自分のレースをしました。今シーズンは優勝といっても運がいいだけの1勝だけですが、富士以外は表彰台に乗れてるので、そう考えたら安定はしてたのかなと思います。来年どうするかは話をしていませんけど、もし出れるのなら苦手な富士でもしっかり結果を出して、もっと優勝もしていきたいです。
- 第14戦インディペンデントカップ優勝 #30DRAGON(B-MAX ENGINEERING)
昨日は最初のS字のクラッシュの後にヘアピンで黄旗が出ていたんで、減速をしたところ後ろの選手に追突されてしまったんです。SCラン中は大丈夫かなと思っていたんですが、解除になってペースを上げたらアームが折れちゃいました。昨日は残念なレースだったんですが、ペース的には混乱に巻き込まれなければ追いつかれないと思ったんで、今日は慎重にいって別クラスの若い子に絡まないように、無理に押さえずにスマートに前に行かせるようにしました。その後はまあイージーに。このクラスも本当に盛り上がっていますし、おじさんの熱き闘いに来年もまた参加したいなと思っています。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Hiroyuki MINAMI
SUPER GT Rd.8 MOTEGI GRAND FINAL -RIJ- (2019/11/03) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2019 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 ツインリンクもてぎ 4.801379km
Pos | No | Cls | Cls Pos | Driver | Car Team | Lap | Total_Time Behind |
1 | 7 | | | 佐藤 蓮 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 13 | 30'24.707 |
2 | 63 | | | 川合 孝汰 | DENSOルボ一セIPG F4 Le Beausset Motorsports | 13 | 1.610 |
3 | 5 | | | 三宅 淳詞 | HFDP/SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 13 | 4.583 |
4 | 24 | | | 平木 玲次 | Media DoADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 13 | 5.082 |
5 | 20 | | | 木村 偉織 | Silver Star Racing Silver Star Racing | 13 | 8.621 |
6 | 36 | | | 野中 誠太 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPILIT | 13 | 9.023 |
7 | 6 | | | 太田 格之進 | SRS/コチラレーシング Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 13 | 9.893 |
8 | 97 | | | 石坂 瑞基 | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 13 | 10.449 |
9 | 39 | | | 岡本 大地 | SACCESS RACING F4 サクセスレーシング | 13 | 12.259 |
10 | 62 | | | 神 晴也 | DENSOルボ一セJPM F4 Le Beausset Motorsports | 13 | 13.524 |
11 | 8 | | | 小山 美姫 | #USLETE Honda Racing Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト | 13 | 13.937 |
12 | 26 | | | 澤 龍之介 | SACCESS RACING TPS サクセスレーシング | 13 | 14.751 |
13 | 80 | | | 大竹 将光 | OTG DL F4 CHALLENGE OTG MOTOR SPORTS | 13 | 15.150 |
14 | 9 | | | 塩津 佑介 | ATEAM Buzz Racing ATEAM Buzz Motorsports | 13 | 16.450 |
15 | 96 | | | 荒川 鱗 | ARAKAWA SETSUBI F110 アキランドレーシング | 13 | 15.580 |
16 | 73 | | | 塙 瞬佑 | カローラ新茨城レオンキッズレーシング C.S.I-REON KIDS RACING | 13 | 18.772 |
17 | 30 | IC | 1 | DRAGON | TEAM DRAGON F4 B-MAX ENGINEERING | 13 | 20.783 |
18 | 25 | | | 堀尾 風允 | SAMURAIサポーターズF4 TEAM SAMURAI | 13 | 25.059 |
19 | 2 | IC | 2 | 仲尾 恵史 | TCS Racing Team TEAM RIGHT WAY | 13 | 36.988 |
20 | 86 | IC | 3 | 大阪 八郎 | Dr. Dry F110 ザップスピード | 13 | 37.731 |
21 | 4 | IC | 4 | 佐々木 祐一 | Sendai DayDream F110 DAYDREAM RACING | 13 | 37.795 |
22 | 11 | | | 植田 正幸 | Rn-sports SEIDO-YA Rn-sports | 13 | 39.091 |
23 | 98 | IC | 5 | IKARI | BJ Racing F110 Bionic Jack Racing | 13 | 40.263 |
24 | 16 | | | 渡辺 大祐 | Media DoADVICS影山F110 Media Do Kageyama Racing | 13 | 40.796 |
25 | 14 | | | 桜井 孝太郎 | ZAP SPEEDスカラシップ ザップスピード | 13 | 48.959 |
26 | 28 | IC | 6 | 齋藤 真紀雄 | CS Marketing ES アキランドレーシング | 13 | 50.508 |
27 | 10 | IC | 7 | 堀田 誠 | アドヴィックスムータレーシング Rn-sports | 13 | 50.714 |
28 | 43 | IC | 8 | 吉田 基良 | ZAP SPEED F110 ザップスピード | 13 | 52.510 |
29 | 27 | IC | 9 | SYUJI | B-MAX ENGINEERING F4 B-MAX ENGINEERING | 13 | 1'07.317 |
30 | 71 | IC | 10 | 大山 正芳 | ダイワN通商/NAGISA AUTO NAGISA AUTO MOTOR SPORTS | 13 | 1'08.112 |
31 | 23 | IC | 11 | YUGO | S2R Racing N-SPEED | 13 | 1'12.709 |
32 | 3 | IC | 12 | 佐藤 セルゲイビッチ | 結婚の学校フィールドモータースポーツ FIELD MOTORSPORTS | 13 | 1'18.660 |
---- 以上規定周回数(90% - 11Laps)完走 ---- |
- | 37 | | | 平良 響 | FTRSスカラシップF4 TOM'S SPILIT | 1 | 12Laps |
- | 77 | | | 小川 颯太 | WARMTECH Skill Speed Skill Speed | 1 | 12Laps |
- | 60 | | | 菅波 冬悟 | OTG DL F110 OTG MOTOR SPORTS | 1 | 12Laps |
- Fastest Lap: CarNo.63 川合孝汰(DENSOルボーセIPG F4) 1'58.084 (11/13) 146 38km/h