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2012年11月

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスAドライバー公式予選結果

スーパー耐久シリーズ第6戦 -RIJ- (2012/11/10) A Driver Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Super Taikyu Series Round 6 オートポリス 4.674km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindkm/h
128GT31柳田 真孝PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'48.662-154.851
21GT32谷口 信輝PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
1'48.685 0.023154.818
3555GT33玉中 哲二マッハGo GoGo車検458GT3
Ferrari 458 Italia GT3
1'49.377 0.715153.839
43ST-11峰尾 恭輔ENDLESS・ADVAN・380RS-C
NISSAN FAIRLADY Z 380RS-C
1'55.517 6.855145.662
524GT34藤井 誠暢スリーボンド日産自動車大学校GT-R
NISSAN GT-R
1'57.875 9.213142.748
69ST-12堀主知ロバートFaust Racing Team
BMW Z4M COUPE
1'58.617 9.955141.855
72ST-21朝倉 宏志OCS カーXs インプレッサ
SUBARU INPREZA
1'59.01610.354141.379
820ST-22大橋 正澄RSオガワADVANランサー
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
1'59.16810.506141.199
939ST-31植田 正幸TRACY SPORTS IS 350
TOYOTA IS 350
1'59.70211.040140.569
1014ST-32小松 一臣岡部自動車マイロード協新計測RX-7
MAZDA RX-7
1'59.91111.249140.324
1134ST-33佐々木 雅弘asset テクノ Z34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'00.13711.475140.060
126ST-23冨桝 朋広新菱オート☆DIXCELエボIX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'00.54311.881139.588
1380ST-34吉本 大樹PETRONAS TWS GS350
LEXUS GS350
2'00.56311.901139.565
1415ST-35長島 正明岡部自動車DIXCELチームテツヤZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'01.64312.981138.326
1530ST-24青木 拓磨RSオガワADVANランサーII
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION IX
2'01.96313.301137.963
165ST-36今村 大輔岡部自動車メーカーズZ34
NISSAN FAIRLADY Z Z34
2'02.26213.600137.626
1735ST-37小泉 和寛asset テクノ Z33
NISSAN FAIRLADY Z Z33
2'02.40813.746137.462
18339ST-41北野 浩正GPO+KOTA RACING
HONDA S2000
2'03.05614.394136.738
1995ST-42松井 猛敏リジカラS2000
HONDA S2000
2'03.49714.835136.249
20116ST-43阿部 光W.S.ENGINEERING S2000
HONDA S2000
2'03.84415.182135.868
2138ST-44藤村 政樹TRACY SPORTS S2000
HONDA S2000
2'04.16315.501135.519
2218ST-45浅野 武夫コスモソニックFK・ings DC5
HONDA INTEGRA TYPE R
2'04.20815.546135.470
2340ST-46中村 嘉宏SKRエンジニアリングS2000
HONDA S2000
2'04.34015.678135.326
24969ST-25神子島 みかマッドクロック 三菱ランサーEVO.IX
MITSUBISHI LANCER EVOLUTION.IX
2'04.69516.033134.940
2558ST-47小林 康一ウィンマックスTEINワコーズKRP
HONDA INTEGRA TYPE R
2'05.50716.845134.067
2686ST-48影山 正彦GAZOO Racing TOYOTA 86
TOYOTA 86
2'05.58216.920133.987
27333ST-49野間 一GLORY.A-ONE.ED.CIVIC-R-EURO
HONDA CIVIC TYPE R EURO
2'06.05117.389133.489
2862ST-410塩谷 烈州ホンダカーズ東京 SUNOCOインテグラ
HONDA INTEGRA TYPE R
2'06.11517.453133.421
2999ST-51平井 隆一RS☆RロイヤルパープルDIXCELデミオ
MAZDA DEMIO
2'13.05724.395126.460
30602ST-52金森 敏一PTG明京K'zランドリー602Vitz
TOYOTA Vitz
2'13.89125.229125.672
3119ST-53奥村 浩一BRP☆HYPER ECU C72制動屋J'Sフィット
HONDA FIT
2'14.16425.502125.417
3217ST-54野上 敏彦DIXCELアラゴスタ・NOPROデミオ
MAZDA DEMIO
2'15.16526.503124.488
3336ST-55添田 正エンドレス アドバン トラスト ヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'15.20526.543124.451
3455ST-56咲川 めり姫神ガジェット吉田山JMC Vitz
TOYOTA Vitz
2'15.70527.043123.992
3526ST-57高橋 卓矢エンドレス アドバングレッディヴィッツ
TOYOTA Vitz
2'18.07329.411121.866
---- 以上予選通過 ----
-70ST-3-ナオリュウOlive SPA + KOTA RACING
HONDA NSX-R
absence--

スーパー耐久

S耐:PETRONAS TWS GS350 2位&今季2勝目をマーク

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【Hiroki Yoshimoto Race Report 2012】
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2012.10.20-21
Super Taikyu Series Round_5_Suzuka

【Result】

10.20 Qualify : 5 th 4'36"251

10.21 Race 1 : 2 nd (7.5 pt)
10.21 Race 2 : 1 st (12 pt)

Series Ranking : 3 rd (63.5 pt)

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12' Super Taikyu Series Round_5
2012.10.20-21
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PETRONAS TWS GS350
2位&今季2勝目をマーク

■公式予選 【天候】 晴 【コース】 ドライ

スーパー耐久第5戦の舞台は、つい2週間前F1日本GPで小林可夢偉選手が表彰台に上がったばかりで、興奮もまだ覚めやらぬ鈴鹿サーキット。さらに今年もWTCCことFIA世界ツーリングカー選手権との併催とあって、スタンドには多くの観客が詰めかけた。

通常は3時間もしくは4時間の長丁場で争われるスーパー耐久だが、今回は1時間のレースを1時間35分のインターバルを挟み2回行う2レース制。それぞれのレース中、1回のドライバー交代と1回のタイヤ交換が義務づけられ、給油は禁止。普段は4時間レースを3スティントで走るが、今回は燃費やタイヤの消耗をセーブする事もないスプリント勝負となるだけに、これまでとは違った展開も予想された。

WTCCにも参戦する吉本は、慌ただしいスケジュールのなかS耐のフリー走行セッションに出走。するとその吉本はこのセッションでセットアップを中心に周回を重ね、「最初はかなり外れた所にあったセットアップも、最終的にはそこそこ良い所までいきました。」と、まずまずの内容でセッションを終了、その後の公式予選に挑む事となった。

今回の予選は、Aドライバー、Bドライバーのベストタイムの合算が第1レースのグリッドに、そしてセカンドベストの合算が第2レースのグリッドとなる。Aドライバー予選に出走した吉本大樹は「昨日から変更した所があまり上手く機能せず、昨日のタイムを上回ることができませんでした。」と、マークしたタイムは2'18"420の4番手。セカンドタイムでも2'18"709で4番手に着け、後をBドライバー予選の佐藤選手に託していく。

ここでPETRONAS TWS GS350はAドライバー予選を走った吉本からの情報を元にマシンのセットアップを変更。するとこれが功を奏し、Bドライバー予選に出走した佐藤選手はベストタイムで2分17秒台にのせる4番手、セカンドタイムでは3番手に着けるタイムをマーク。結果PETRONAS TWS GS350は第1レースを5番グリッドから、第2レースを4番グリッドからスタートする事となった。

■決勝レース1 【天候】 晴 【コース】 ドライ

ロードレースでは初めての2レース開催となったスーパー耐久シリーズ第5戦決勝レース。まさに秋晴れというに相応しいコンディションの中迎えた決勝第1レースのスタート。そのスターティンググリッドには、今季最多となる49台ものマシンが並ぶこととなった。

朝のフリー走行では前日の状態からさらにセットアップを変更、佐藤選手と小林選手の二人で周回を重ねたPETRONAS TWS GS350。するとここでの走行で前日の状態からさらにセットアップの方向性が見え始めたPETRONAS TWS GS350。レース1にはフリー走行の状態から若干車高をアジャストし挑む事となった。

第1レースのスタートは10時5分。ここから1時間後のチェッカー目指していくこととなる。このレースの戦略はスタートを吉本大樹が担当し、後半を小林選手が走るというもの。するとスタートを担当した吉本はスタート直後から前を行くマシン数台をパス、一気に2番手にまでそのポジションを上げていく。さらに、予選までの展開では決勝序盤はトップのマシンから遅れを取る事も想像されていたものの、いざスタートを切り2番手に上がった後はなんとトップのマシンを上回るペースで走行を続けていく。

ところがその数周後、ヘアピンで出されていたイエローフラッグの影響で5クラスのマシンに詰まった吉本は、続くスプーンコーナーで後続のマシンに押し出される不運もあり、3番手に後退。それでもマシンの状態は決して悪くはなく、チャンスを伺いながら2番手のマシンにぴったりと着けていく。すると今度はその直後、レース9周目に2番手を行くマシンからホームストレート上で大きな白煙が上がる。マシントラブルでオイルが噴き出た為であったが、2番手のマシンはこれによりリタイヤ。すぐ後ろを走っていた吉本はすぐさまこれを避け減速、難を逃れたが、さらに後方から来たマシンはこのオイルに乗る形で次々とコースアウト。クラッシュが続出した為レースは中断、赤旗が出される事となり、結果PETRONAS TWS GS350は2位という結果でこのレース1を終える事となった。

■決勝レース2 【天候】 晴 【コース】 ドライ

第2レースは当初の予定どおりピットウォークを間に挟んで12時20分にスタート進行が開始された。2台が不参戦だった為、事実上クラス2番手からのスタートとなったPETRONAS TWS GS350。そのPETRONAS TWS GS350はマシンにレース1から若干のアジャストを加えこの第2レースをスタート。するとこのレースでもスタートを担当した吉本大樹がまたしてもスタート直後から好走を披露。スタートからわずか数周でトップに浮上すると、その後も全く危なげのない走りで徐々に2番手以降との差を広げていく。

さらに、レース後半に佐藤選手にドライバーチェンジを行った後もPETRONAS TWS GS350のペースが衰える事はなく、終わってみれば「思いのほか楽なレース展開になった(吉本大樹)」と、盤石の展開で見事今季2勝目をマーク。初優勝を達成した岡山国際ラウンドに続き、勝利の美酒を味わう事となった。

この勝利でシリーズランキング3位に着ける事となったPETRONAS TWS GS350。残るレースは九州で開催されるオートポリスラウンドのみ。初優勝以降は確実にトップ争いに絡む速さと強さを見せ続けているだけに、最終戦では今季3勝目、さらにはシリーズランキングでの更なる浮上が期待される。

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【吉本大樹コメント】
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WTCCとのダブルエントリーだったということもありチームにはご迷惑をおかけしたにも関わらず、フレキシブルに対応してもらったことにまずはお礼が言いたいです。

走り始めは少しマシンバランスに苦しみましたが、その後色々なセットを試していくと確実に状態が良くなりました。予選では少しセットがハマりませんでしたが、決勝に向けてのセット変更が更に状態を良くし、両レース共に終始ペース良く進めることができました。

チャンピオンシップランキングでは少しトップに追いつくこともできました。仮に最終戦オートポリスで勝利することが出来たとしても、上位二台の順位によってランキングは決定するので他力本願ではありますが、ベストを尽くしてスーパー耐久最終戦を締めくくりたいと思います。

応援宜しくお願いします!

エイチワイ・マネージメント有限会社

スーパー耐久

S耐:第6戦オートポリスウォームアップ 1号車のSLS AMGがトップタイム!

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 11月10日、大分県日田市のオートポリスで初開催となる、スーパー耐久第6戦のウォ ームアップ走行が行われた。

 11時15分から45分間のセッションで、既にGT3クラスのチャンピオンを決めている#1 PETRONAS SYNTIUM SLS AMG GT3(谷口信輝/ドミニク・アン/ファリーク・ハイルマン組)が1分49秒811のベストタイムをマークした。

 ST1クラスは#3 ENDLESS ADVAN 380RS-C(峰尾恭輔/谷口行規/高木真一組)が、ST2クラスは#20 RSオガワADVANランサー(大橋正澄/阪口良平/花岡翔太組)が、ST3クラスは#39 TRACY SPORTS IS 350(植田正幸/川口正敬/兵藤信一組)が、ST4クラスは#38 TRACY SPORTS S2000(藤村政樹/藤田竜樹/筒井克彦組)が、ST5クラスは#19 BRP☆HYPER ECU C72制動屋J’Sフィット (奥村浩一/松田智也/西田公也組)がそれぞれクラストップのタイムをマークした。

 GT3クラスにエントリーの#555マッハGoGoGo車検458GT3(玉中哲二/山野直也組)はウエイトハンデの影響かクラス4番手にとどまった。

Text & Photo: Keiichiro TAKESHITA

Formula Nippon

FN:第3回合同テストを富士スピードウェイで実施

 株式会社日本レースプロモーションは9日、JAF GP FUJI SPRINT CUPが終わったばかりの富士スピードウェイで11月19日から20日にかけ、フォーミュラ・ニッポン第3回公式合同テストを開催すると発表した。

 なお、参加ドライバー、エントラントなどの詳細は追って発表されるとのことだ。詳しい時間等は以下の通り。

場所 富士スピードウェイ レーシングコース
日時 11月19日(月) 10:00~12:00
14:00~16:00
11月20日(火) 09:00~11:00
13:00~15:00
株式会社日本レースプロモーション

S-FJ日本一決定戦

SFJ:元嶋佑弥、CAMPFIREスーパーFJ日本一決定戦参戦支援プロジェクト

 2010年、2011年とFCJに参戦し通算2勝を飾った元嶋佑弥が、12月初旬に行われるスーパーFJ日本一決定戦に参加するため、CAMPFIREで参戦支援プロジェクトを行っている。

 CAMPFIREとは、夢やアイデアを実現するために必要な資金を、共感した友達・ファンそして不特定多数の人々から少額ずつ募ることができるクラウドファンディング。

 今シーズン資金難のためFCJに継続参戦できなかった元嶋は、地元オートポリスのスーパーFJシリーズに参戦、ここで3勝を上げ12月初旬にツインリンクもてぎで行われるスーパーFJ日本一決定戦の参戦権を手に入れている。

 数々の特典も用意されているようなので参加されてみてはいかがだろうか。詳細は以下のURLから。

Formula Nippon | SUPER FORMULA

SF:スーパーフォーミュラのロゴマークが明らかに。キーワードは「スピード」「コンペティション」「エモーション」

日本レースプロモーション(JRP)は11月4日、フォーミュラニッポン第7戦が開催された鈴鹿サーキットで、2013年4月1日から使用する新名称「スーパーフォーミュラ」のロゴマークを発表した。

モータースポーツの最高峰をイメージしてデザインされたもので、「F」を連想させる三本の横線は「スピード」「コンペティション」「エモーション」の三つの要素を表し、これが今後のスーパーフォーミュラのキーワードになるという。
公表は決勝レース1と決勝レース2の間、ピットウォークの時間帯にスタンドに向かってロゴマークを染め抜いた旗を広げるという形で行われ、白井裕JRP社長が挨拶と趣旨説明を行った。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon | SUPER FORMULA

SF: JRPサタデーミーティング 2013年は韓国戦を開催。システムEは2015年から

日本レースプロモーション(JRP)は11月3日、フォーミュラニッポン第7戦の開催された鈴鹿サーキットでサタデーミーティングを行い、来年のカレンダーと2014より導入予定のSF14の開発進捗状況について、白井裕社長が明らかにした。

まず、11月1日付けでJAFから発表になったカレンダーで5月のツインリンクもてぎ戦が無くなり、全6戦とされたことについては、8月25日に韓国でシリーズ戦を行う予定があり、それへの調整(シーズン7戦という形を維持するため)として外されたとのことだ。 現時点では韓国戦のJAFへの手続きが完了していないため、暫定的に6戦となっているという。 このサーキットについては5月にスーパー耐久でもシリーズ戦を予定しており、年内には完成する見込みだ。

そして気になる新車「SF14」の進捗状況だが、3日のサタデーミーティングで白井社長が語ったところによると、先週ダラーラとキックオフミーティングを行ったとのこと。そこでエンジンのスペックなどを伝えて設計に反映させていくということで、ダラーラの技術者は第7戦の会場にも視察に訪れている。 来年7月のシェイクダウンに向けて制作していくとのことで、そこへ既に公表された通り2リッター直4の直噴ターボエンジンが組み合わされる。 また、かねてから開発中だったシステムEと呼ばれる回生装置を伴うパワーアシストシステムについても搭載が予定されており、ダウンサイジングとエネルギー回生という、環境に配慮したトレンドを取り入れた格好だ。 ただしシステムEに関しては現在のところ採用が一年遅れて2015年からの搭載になるようだ。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿 名車デモランでノバ532Pが鈴鹿を走る

 11月4日、フォーミュラ・ニッポン最終戦の行われた鈴鹿サーキットで往年の名車デモ ンストレーションランが行われ、ノバ532PとローラT98がコースを走行した。

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 デモンストレーションランはフォーミュラ・ニッポンのレース1とレース2の間、ピットウォーク時に行われた。当時のドライバーだった星野一義がノバ532Pに、野田英樹がローラT98/51に乗り込み東コースを3周した。ノバ532Pは和歌山のコレクターが所蔵。50周年イベントに続いて鈴鹿サーキットを走るのは2度目となった。

■ノバ532Pとは

 1970年中盤から後半にかけて、当時のトップフォーミュラだったF2000/F2はマーチ、シェブロン勢などの外国製シャーシーにノバエンジニアリング、コジマエンジニアリングなどの国産シャーシー勢が戦いを挑んでいた。

 ノバは1974年、シャーシーが解良喜久雄、ボディーワークが由良拓也で国産のF2000、ノバ02を制作。その後継となる、ノバ512以後のシリーズはシャーシーが宮坂宏、ボディカウルは引き続き由良が担当した。そしてマシンは512B、522と発展してゆく。前2桁は昭和の年号だ。

 1977年11月、F2000最終第8戦の鈴鹿JAFグランプリ、今回鈴鹿をデモランした、ノバシリーズの最新マシン532Pが星野一義(ヒーローズレーシング)のドライブでデビュー。GCマシンで成功を収めた由良が「前後タイヤ間を埋めてスポーツカーに近いフォーミュラを目指した富士・鈴鹿スペシャルの集大成」というマシンは華麗なフォルムで注目の的となった。

 レースは現役F1ドライバー、リカルド・パトレーゼ、後にF1に乗ることとなるディディエ・ピローニ、ケケ・ロズベルグ、ステファン・サウス、後のインディーカーチャンピオン、ダニー・サリバンなど並み居る強豪を押しのけ、ノバ532Pを駆る星野一義がデビュー戦で予選からいきなりポールポジションを獲得。ポテンシャルの高さを証明した。

 しかし決勝は雨。後方スタートのピローニが序盤からレースをリードするもマシントラブルでリタイア。代わってトップに立ったのがシェブロンB42のパトレーゼ。2位に付けていた星野はパトレーゼを追い切れずそのままレースはゴールを迎えた。

1978_f2_r01

 翌1978年F2シリーズ初年度、ヒーローズレーシングは星野に加え2年目の中嶋悟にも532Pを与え、2カー体制で参戦することとなる。3月の第1戦鈴鹿ビッグ2&4では星野がポールトゥウィン。続く5月の第2戦富士JAFグランプリでも星野がポールトゥウインとノバ532Pはいよいよその真価を発揮することとなる。

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 そして5月の第3戦鈴鹿フォーミュラジャパンレース。予選でポールポジションを獲得したのは星野ではなくチームメートの中嶋悟。中嶋はレースでもそのまま逃げ切り自身初のトップフォーミュラで優勝を飾ることとなる。星野対中嶋の伝説が始まった瞬間でもあった。

 好調ノバ532Pはこのレースの後、星野とともにヨーロッパF2に遠征。本場ヨーロッパに挑む532Pに日本中のレースファンが注目したが、遠征は苦戦の連続。初戦のフランス・ルーアンでは予選1回目に雨の中、いきなり2位につけヨーロッパ勢を驚かすことになるが、ドライの決勝では、富士・鈴鹿スペシャルのマシンは石畳の公道サーキットではグリップせず、競争力を発揮することはできなかった。

 ヨーロッパ2戦目はイギリス・ドニントン。ここもテクニカルコースのため富士・鈴鹿スペシャルの532Pではセッティングの幅が狭く苦戦。結局、決勝ではドライブシャフトが折れてリタイア、「ヨーロッパで全否定された」と由良が語る遠征は2戦で終了することとなった。

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 日本に戻ったノバ532Pと星野は7月のF2第4戦鈴鹿ルビートロフィーに出場。ここでは練習走行中にノバ513Pをデグナーでクラッシュさせ、ノバ512Bを持ち出し予選でポールポジションを獲得するものの決勝はリタイアに終わる。優勝はマーチ782のマーク・シュラー。

 しかし、続く9月の第5戦鈴鹿グレート20で星野は再びポールトゥウインを飾り、532Pの日本での戦闘力の高さを証明した。また、このレースでは酒井レーシングから桑島正美が3台目のノバ532Pで出場。結局ノバ532Pはこの3台が作成されたのであった。

 F2第6戦は西日本サーキットで開催されたが、ヒーローズレーシングは出場せず、次戦最終第7戦JAFGP鈴鹿が国産シャーシ対外国シャーシーの決戦の舞台となった。

1978_f2_r07  最終戦は、F2チャンピオンを獲得したブルーノ・ジャコメリがマーチワークスから782で参戦。予選では後に「ジャコメリショック」と呼ばれるようになる衝撃がパドックを走る。なんと、コースレコードを大幅に上回るタイムでジャコメリがポールポジションを獲得し、国産勢はまったく歯が立たなかったのである。しかし決勝ではそのジャコメリがトラブルで後退。国産シャーシー、ノバ532Pの中嶋とコジマKE008の高橋国光との争いとなったが、終盤で高橋が中嶋をかわして優勝した。このシーズン、星野が全日本F2選手権で、中嶋が鈴鹿F2選手権でタイトルを獲得。ノバ532Pがダブルタイトルを獲得する原動力となった。

 翌1979年はノバ、コジマともニューシャーシーは投入せず。星野の所属するヒーローズレーシングなどトップチームはこぞってマーチ792を買い求めた。それでも6月の第4戦富士では、ストレートスピードで利があるとみたヒーローズレーシングがノバ532Pを引っ張り出し、星野のドライブで臨んだが、792勢のフロントウイングを外すという奇策を行った他チームに歯が立たず、ノバ532Pはこのレースを最後にサーキットに姿を現すことはなかった。

 その後、国産シャーシーはF2後継のF3000で童夢、ムーンクラフトが製作したが、1996年から行われたフォーミュラ・ニッポン以後は国産シャーシーは作られていない。新生スーパーフォーミュラも2014年からイタリア製のダラーラシャーシーが採用されることが決定しており、将来国産シャーシーが日本のサーキットを走る日は来るのであろうか?

Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ 久々の2台完走でシーズンを締めくくる (Hitotsuyama)

 Hitotsuyama Racingは10月27~28日にツインリンクもてぎで開催されたシーズン最終戦、Super GT第8戦 「MOTEGI GT 250KM RACE」に参戦致しました。#21 ZENT Audi R8 LMSは難しいコンディションの中9位でフィ ニッシュし2戦連続の入賞を果たしました。#77 investors Audi R8 LMSも途中アクシデントに巻き込まれながらも最後まで粘り強い走りを魅せ、久々に2台揃っての完走を果たし、シーズン最終戦を締めくくりました。

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10月27日 公式練習 / 公式予選
#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / リチャード・ライアン

 前戦オートポリスではリチャード・ライアンの猛烈な追い上げによりシーズンベストの6位入賞を果たした#21 ZENT Audi R8 LMS。だが、シーズン最終戦となるツインリンクもてぎはストップ・アンド・ゴーの特徴を持つサーキット。コーナリングマシンのAudi R8 LMSにとっては、シーズン中最も苦手なサーキットと言わざるを得ず、苦戦が予想された。秋晴れの天候のもとスタートした公式練習。まずはリチャードがマシン各部のチェックとセッティングを行う。セッションは予想通り、現状のBOPにおいて有利な条件を与えられているポルシェ、アストンマーティンを中心に序盤から進んでいく。リチャードは決勝のセットアップを重視し、早々に都筑晶裕にドライバー交代。都筑もリチャードのセットアップに納得し、クラス12位のタイム、1分51秒936で公式練習を終えた。ノックダウン方式で行われた公式予選。この公式予選の結果次第では同じタイヤをその まま決勝スタートで使用しなければならない可能性があるため、過去の反省を踏まえQ1を担当するリチャードは、とにかく最小限のアタックでQ1を通過しタイヤを温存するよう努める。ライバルたちがコースインしアタックを開始する中、リチャードはピット内に留まりタイミングを見計らう。ライバルたちの隊列が途切れたタイミングでコースインしたリチャードは2~3周目に連続アタックを行い、1分51秒004のタイムを記録。この時点で順位はクラス8位とQ2進出は確実なタイムであったため、チーム監督を務める鬼木はリチャードをピットに戻しQ1の終了を見届けることとなった。その後リチャードのタイムを上回るライバルは現れず、#21 ZENT Audi R8 LMSリチャードはQ1をクラス8位で突破、Q2を都筑に託すことになった。マシンのポテンシャルからQ2突破が瀬戸際になることを予想していたチームは、Q1同様必要以上にタイヤを酷使しない戦略を採り、都筑をコースに送り出した。都筑はタイミングを見つけ3周目にアタック。1分52秒182のタイムを記録しこの時点でクラス10位。さらに1周アタックを続けることもできたが、監督の鬼木は戦略通り都筑をピットに戻す。その後、予想通りタイムアップを果たすライバルが現れてしまったため、都筑は12位までポジションダウンし、この時点でクラス12位からの決勝スタートが確定した。

#77 investors Audi R8 LMS 小林賢二 / イゴール・スシュコ

 今回ドライバーが入れ替わり小林賢二 / イゴール・スシュコのコンビで挑むことになった#77 investors Audi R8 LMS。小林賢二は第2戦富士では第3ドライバーとしてチームに加入し、第5戦鈴鹿では#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8のステアリングも握っている。今回からHitotsuyama Racingへ復帰することが決定した。また、イゴール・スシュコは2010年以来のSuper GT復帰となるが、今シーズン、ポルシェ・カレラ・カップ・ジャパンにフル参戦しており、その実力は証明済みである。公式練習ではまず小林がマシンとタイヤのチェックを行い、その後決勝を意識したセットアップを行っていく。小林はAudi R8 LMSのステアリングを初めて握るイゴールにも扱いやすいセットアップを心がけ、エンジニアと入念に作業を進めていった。セッション中盤、小林からイゴールにドライバー交代。チームからはレース完走が必須条件とされていたこともあり有り、 小林同様イゴールも慎重なドライビングで初めてのマシンでの周回を重ねていく。20周の走行を与えられたイゴールだが、適応能力も十分でマージンを残しつつも最終ラップにしっかりとベストラップを刻む余裕も魅せた。結果はクラス23位に終わったものの、過去数戦アクシデントにより全く結果を残せていないチームにとって、まずはセッションを無事に走り切れたことが何よりもの励みにつながった。続く公式予選、小林がQ1アタックを担当。小林にとってSuper GTの予選アタックは初めてとなり、アタックのタイミングを見計らうポイント等、少々の不安要素も存在したが、まずはコースイン。3周目から3周連続アタックに入る。3周目、4周目と順調にタイムアップを果たし、最終アタックの5周目にさらなるタイムアップの期待がかかる。しかし、既にアタックを終えピットへ戻るライバルたちに行く手を阻まれ、残念ながらタイムアップは果たせぬまま、クラ ス21位、1分55秒887のタイムでQ1敗退となった。

10月28日 決勝
#21 ZENT Audi R8 LMS 都筑晶裕 / リチャード・ライアン

 迎えた決勝日、サーキットは朝から厚い雲に覆われ、雨が降り出すのも時間の問題と思われた。フリー走行はなんとかドライで行われたものの、ここで#21 ZENT Audi R8 LMSのリチャードはマシンのパワーダウン、そしてシフトフィーリングの悪化を訴えピットイン。Audi Sport Japanのサポートも受け電源のリセット等考え得る対処がなされるが、原因は不明。チェックのために再びコースインしたリチャードは、マシンが元通りになっていることを確認し、走行を続けた。その後都筑もステアリングを握りエンジンパワー、シフトフィーリングともに問題ないことを確認しセッション終了となったが、第4戦菅生、第6戦富士でもエンジンのパワーダウンやシフトフィーリングの悪化の症状から始まりリタイヤを喫しており、チームは大きな不安を抱え決勝を迎えることとなった。フリー走行後雨が降り出したことにより、前戦オートポリス同様セーフティーカースタートが切られた決勝。しかし前方を行く予選9位の#16 MUGEN CR-Z GTが前車との距離を極端に空けた格好でスタートしたため、リチャードはこれに激怒。無線でも折角のチャンスが台無しになってしまったことを嘆く。11位を行く#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8の処理に少々手間取るものの、5周目にパスしてからは自身のペースを取り戻したリチャード。9周目にペースの上がらない#43 ARTA Garaiyaをパスすると、14周目には単独スピンにより遅れを取った#11 GAINER DIXCEL R8 LMSを交わし9位。続いて17周目に#16もあっさりとパスし8位に。だが、#16がスタートで前車との距離を空けてスタートしてしまったことで、7位のHANKOOK PORSCHEまでの上位マシンは30秒も遥か前方でバトルを繰り広げており、リチャードも自力で追い上げることは不可能に近い状況となった。安定したペースで周回を重ねるように見えるリチャードだが、スタート直前でのセットアップ変更が裏目に出てしまい、アンダーステアのマシンに悩まされながらの走行となっていた。その状況下でもライバルたちと同等のタイムで周回していたことから、チームはリチャードのスティントを目一杯伸ばし34周目にピットイン。さらに、今シーズン初となるタイヤ無交換の戦略を採り、約20秒の短い作業時間で都筑をコースに送り出した。全車ピットインを済ませ、順位が落ち着いた時点で都筑はクラス8位。前方との差は大きいため、チームはポジションキープを都筑に告げる。しかし、タイヤ無交換により都筑のマシンバランスはさらに悪化。コーナー進入でのアンダーステア、出口でのオーバーステアに苦戦し、タイムも思うように上がらない。後方からはタイヤ交換を済ませ3秒以上速いタイムで#52 GREEN TEC & LEON SLSが迫り、瞬く間にパスされてしまう。この時点で都筑は9位に。10位の#30 IWASAKI MODAクロコ apr R8との差は依然として十分にあり、タイムも都筑と拮抗していたため、チームは都筑に状況を伝え、慎重にドライビングを続けるよう指示を出し続ける。レース終盤、さらにタイムを落としながらもなんとかマシンをフィニッシュに導き、9位フィニッシュ。苦しい展開のレースとなったが、前戦オートポリスに続く連続入賞を果たし、シーズン最終戦を終えた。

#77 investors Audi R8 LMS 小林賢二 / イゴール・スシュコ

 #77 investors Audi R8 LMSのスタート担当は小林賢二。昨日の公式予選のアタック同様スタート担当も初めてとなった。生憎の雨模様の中、小林はスタート直後に#66 triple a vantage GT3と#14 Team SGC IS350に交わされ最後尾に後退するも、その後は持ち前の慎重なドライビングで#2 エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電を追う。第2戦富士ではGT500との絡みでタイムロスも見られた小林だが、成長著しく、終始安定したタイムで走行を続けた。ライバル勢の脱落も有り16周目にはクラス20位までポジションアップを果たしていた小林。しかし、17周目の90度コーナー進入でGT500の#6 ENEOS SUSTINA SC430が#17 KEIHIN HSV-010に追突。その#17のアウトに避けていた小林のマシン右リヤ部分に運悪く#17が激しくヒットし、2台はスピンしてしまった。グラベルから上手く抜け出すことができた小林は、後続マシンの通過を待ちなんとかコースに復帰。破損したマシンをそのままピットまで戻した。アクシデントの一部始終をサーキットモニターで確認し衝突の激しさ把握していたピットでは、またしても・・・、という雰囲気に包まれ、チームオーナーの顔も曇る。だが、ピッ トに戻った小林のマシンに外傷は少なく、ホイールを破損している程度の軽傷であった。足回りのチェックを行った後、タイヤ交換と燃料補給、そしてドライバー交代を済ませイゴールがコースイン。2年ぶりのスーパーGT復帰レースが生憎のコンディションとなり、イゴールにとっては難しいレースになることが予想されたが、その状況下でも大きなミスを犯すことはなく安定したラップを刻み、チームからの必須条件であった完走に向けドライブを続けていく。レース終盤には#43 ARTA Garaiyaのリタイヤ、そして#48、#360のコルベット同士の接触もありイゴールは18位までポジションを挽回。30周のスティントをしっかりと走り切り、久々の完走をチームにもたらした。

チーム代表 一ツ山幹雄
#21 ZENT Audi R8 LMSについて
 「思っていた以上に難しいレースになりました。Audiに厳しいサーキットとは言え、6位か7位はいけるかな、と予想していました。セーフティーカースタートの際に上位勢との間隔をかなり空けたままスタートしてしまったマシンがいたのですが、これは前回オートポリスでも同じことが起こっているんです。こういうところで勝負権を失ってしまうのはすごくつまらないですね。とはいえ、後半戦に入ってからチーム力は格段に上がりましたし、2戦連続でトップ10フィニッシュという結果は、今のAudiのBOPではそれほど悪くないと思わないといけないのかもしれませんね。1年間チームを支えてくださった方々、ドライバー、スタッフのみなさんに感謝致します。」
#77 investors Audi R8 LMSについて
 「鈴鹿とオートポリスでクラッシュして本当に気が滅入っていました。シーズン途中撤退も考えましたが、このマシンにも沢山の方々が携わってくれていて、スポンサーさんも支援してくださっている。そんな中での最終戦でしたので、しっかりと完走してくれた小林選手とイゴール選手には感謝しています。途中小林選手が追突されて止まっているシーンをモニターで見たときは言葉を失いましたが、当たり所が良かったのか、走り続けることができました。本人はマシンがグシャグシャになっていると思って焦ってピットまで戻ってきたようですけど。完走出来て、本当にホッとしました。」

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Hitotsuyama Racing Press release

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿フォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

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FN:第7戦鈴鹿フォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

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FN:第7戦鈴鹿 9番手スタートからの大逆転! 中嶋一貴がレース2を制しシリーズチャンピオンを獲得 (TOYOTA)

  • コース:鈴鹿サーキット (5.807km)
  • 予選:11月3日(土)曇り:ドライ
  • 決勝:11月4日(日)晴れのち曇り:ドライ
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シリーズチャンピオンを獲得した中嶋一貴

 フォーミュラ・ニッポンの第7戦が11月3日(土)、4日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

 2012年シーズンの、選手権がかかったシリーズ最終戦となる今大会は、2レース制として実施される。ポイントは1レース毎に通常の半分が与えられるが、各レースの優勝者には3ポイントのボーナスが加えられる。このため、2レースで最大18ポイントを獲得することが可能。理論的には7名がタイトル獲得の可能性を残しての最終戦を迎えた。

 今季のタイトル争いは近年まれに見る接戦となっており、第6戦終了時点でポイントリーダーの中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、5ポイント差のアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、7ポイント差のJ.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)を含む、わずか7ポイント差の中にいる5人が事実上タイトルを争う形で最終戦に臨むこととなった。

 3日(土)午前中のフリー走行を経て、午後1時30分からノックアウト方式での予選が行われた。今大会は2レース制のため、Q1の順位でレース1のグリッドが決定。上位13台で競われるQ2及び、上位8台によるQ3でレース2のグリッドが決定された。

 曇り空で若干肌寒いコンディションの中、Q1では松田次生(TEAM IMPUL)がトップタイムをマークし、レース1のポールポジションを獲得。チームメイトのオリベイラが3番手で逆転タイトルへ向け2列目グリッドにつけた。

 タイトルを争うロッテラーは5番手につけたものの、中嶋一貴は13番手とまさかの後方グリッドに。また、中嶋一貴はこのQ1で2度チェッカーフラッグを受けるというミスを犯し、レース1のスタートは更に3グリッド降格、16番手からの追い上げを強いられることとなった。

 10分間のインターバルを経て7分間で行われたQ2でも中嶋一貴はタイムを伸ばせず、9番手でQ2敗退。Q3では、逆転タイトルを狙うオリベイラがコースレコードを破る速さでトップタイムをマークし、レース2のポールポジションを獲得。同じくコースレコードを破った松田が3番手。ロッテラーは7番手スタートとなった。

 4日(日)は好天に恵まれ、気温17度、路面温度23度という過ごしやすい気候の下、午前10時20分にレース1決勝がスタート。周回が20周と少なく、ピット義務のないレース1ではスタートが重要となるが、ポールポジションの松田は2番手スタートの伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の先行を許し、2位に後退。オリベイラも4位へと一つポジションダウン。これにロッテラーが続く形となった。

 その後は大きな順位変動は無く、そのまま松田が2位、オリベイラが4位、ロッテラーが5位でフィニッシュ。

 16番手スタートの中嶋一貴はスタートで3つ順位を上げ、その後1台パスしたものの12位。ノーポイントに終わり、タイトル争いは、レース1で1位、3位に入った伊沢と塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が同ポイントでトップに浮上。中嶋一貴は2点差の3位に後退。ロッテラーは5点差の4位、オリベイラが6.5点差の5位で最終レースとなるレース2を迎えることとなった。

 好天だったレース1とはうってかわって空には雲がかかり、路面温度がレース1に比べ3度ほど低下するコンディションの中、午後2時半にレース2(28周)のスタートが切られた。レース2はタイヤ4本の交換義務があるため、各チームピットタイミングの戦略も注目となった。

 スタートではポールポジションのオリベイラがポジションを守りホールショット。松田も3位をキープ。しかし、松田は1周目を終えて戻って来たシケイン手前でスローダウン。駆動系トラブルのため1周目にしてレースを終えることとなってしまった。

 9番手スタートの中嶋一貴ら数台が、1周目終了のタイミングでピットへ。タイヤを交換した中嶋一貴は、ピットに入った車両の中でトップでピットアウトすると、猛烈な速さで追い上げを開始した。

 首位を行くオリベイラは8周終了時にピットインし、中嶋一貴の前でピットアウト。しかし、翌周にもピットに戻り、再度タイヤを交換したため後退。13周目にもピットへ向かったオリベイラは、リアウィングのトラブルでそのままリタイアとなり、タイトル争いから脱落してしまった。

 その後は、各車が順次ピットへ向かっていったが、ハイペースで周回を重ねる中嶋一貴がライバル勢に先行し、徐々にポジションアップ。最後までピットインを引っ張った平手晃平(Project μ/cerumo・INGING)が23周目にピットインすると、中嶋一貴がついに首位に立った。

 中嶋一貴は安定したペースで首位を快走。最後は若干ペースを落としながらも、猛追するロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)に1秒以上の差を付けてトップチェッカー。9番手スタートからの大逆転で開幕戦に続く今季2勝目を挙げ、逆転で今季のシリーズチャンピオンを獲得した。2位にはデュバル、終盤ファステストラップをマークする好走を見せた平手が5位。後半バトルを続け、ファイナルラップにロッテラーをかわした大嶋和也(Team LeMans)が7位、ロッテラーが8位でポイントを獲得した。

 昨年シリーズ2位に終わった中嶋一貴にとって、フォーミュラ・ニッポン2年目のシーズンで念願の初チャンピオン獲得となった。PETRONAS TEAM TOM'Sは昨年のロッテラーに続き、2年連続のドライバータイトル獲得。

 日本のトップフォーミュラとして1996年以来17年に渡り争われてきたフォーミュラ・ニッポンは、来季より「全日本選手権スーパーフォーミュラ」と名称が変更されることが発表されており、中嶋一貴はフォーミュラ・ニッポン最後のチャンピオンとして名を刻むこととなった。

Text & Photo: TOYOTA

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FN:第7戦鈴鹿決勝 レース1で伊沢拓也が2連勝を達成、ダンディライアンがチームチャンピオン! (HONDA)

  • 2012年11月4日(日)・決勝  会場:鈴鹿サーキット(5.807km)  天候:晴れ  気温:17℃(10:20時点)/17℃(14:30時点) 路面温度:23℃(10:20時点)/20℃(14:30時点)  コースコンディション:ドライ  観客:1万4000人(主催者発表)

 11月4日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦の決勝レースが開催されました。

fn121104006L.jpg  前日の予選時とは打って変わって、この日の三重県はさわやかな秋晴れに恵まれました。風も穏やかで、絶好のレース観戦日和となりました。

 フォーミュラ・ニッポン最終戦となるこの大会では、2レース制が採用されました。2つのレースはいずれも4日(日)に開催され、レース1は約116km(20周)のスプリントレースでピットストップの義務づけなし、レース2は約162km(28周)でタイヤ4本を交換するピットストップが義務づけられます。

 土曜日の予選はノックアウト方式で行われ、レース1のスターティンググリッドはQ1の順位、レース2のスターティンググリッドはQ1-Q3の順位に基づいて決められました。この結果、レース1では#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2番グリッド、#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番グリッド、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)が6番グリッド、#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)が7番グリッド、前戦に続いてスポット参戦した#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)が9番グリッド、#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)が12番グリッド、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は16番グリッドからスタートすることが決まりました。

 一方のレース2では、#41 塚越選手が2番グリッド、#16 山本選手が4番グリッド、#32 小暮選手が5番グリッド、#40 伊沢選手が6番グリッド、#15 佐藤選手が11番グリッド、#31 中嶋選手が12番グリッド、#10 金石選手が16番グリッドから出走します。

 チャンピオン争いに目を移すと、前戦が終わった段階で計算上は7人のドライバーにタイトル獲得の可能性が残されていました。このうち、Hondaドライバーの中では、ポイントリーダーと1点差でランキング2番手につけている#41 塚越選手と、同じく6点差でランキング4番手につけている#40 伊沢選手にタイトル獲得の可能性が残されていました。前戦の第6戦SUGO大会では、#40 伊沢選手が優勝し、#41 塚越選手が2位入賞を果たすなど、Hondaエンジン並びにDOCOMO TEAM DANDELION RACINGは好調で、最終戦での逆転チャンピオンに大きな期待がかかっています。

 1大会2レース制で開催される最終戦では、レース1とレース2のポールシッターに1ポイントが与えられるほか、各レースのウイナーには特別に3ポイントが追加で与えられます。このため、ポイントの配分はレース1、レース2ともに1位8点、2位4点、3位3点、4位2.5点、5位2点、6位1.5点、7位1点、8位0.5点となります。

 午前10持20分のスタートが予定されていたレース1では、フォーメーションラップで波乱が起きました。#15 佐藤選手がエンジンをストールさせてしまったため、最後尾からフォーメーションラップに参加することになったのです。このため、#15 佐藤選手は予選で決まっていた9番グリッドではなく、最後尾の18番グリッドからスタートすることになりました。

 全車がスターティンググリッドに整列したのに続いて、5個のレッドシグナルが消灯し、20周のレースが始まりました。ここで抜群のスタートを決めたのが2番グリッドの#40 伊沢選手。ポールポジションスタートのライバルをストレート上で追い抜くと、トップで1コーナーに進入していきました。一方、#41 塚越選手もこのライバルを攻略すべく、ほぼ横並びとなりながら1コーナーに進入していきましたが、わずかにライバルが先行し、#41 塚越選手は3番手のポジションを保ってレースを続けていきます。

 フォーメーションラップ前にエンジンをストールさせて最後尾スタートとなった#15 佐藤選手は、レース1のスタートでも再びエンジンがストール。このため、大きなビハインドを背負った状態から20周のレースに挑むことになりました。

 オープニングラップが終わった段階で、トップは#40 伊沢選手。#41 塚越選手は3番手で、以下、#32 小暮選手は6番手、#16 山本選手は7番手、#31 中嶋選手は11番手、#10 金石選手は15番手、#15 佐藤選手は18番手となりました。

 トップを走る#40 伊沢選手は快調で、2番手とのギャップを5周目に2.5秒、10周目には4秒と徐々に広げていきます。3番手の#41 塚越選手も懸命の追走を試みますが、前を走るドライバーとの差を詰めるまでには至らず、10周目には3.2秒の差をつけられていました。

 一方、エンジンストールにより大きく遅れてスタートした#15 佐藤選手は、トップグループに匹敵する1分43秒台のペースで猛追。目の前を走る17番手との差を次第に詰めていきます。そして11周目にはついに攻略し、17番手に浮上します。

 このあと、7人のHondaドライバーは懸命の力走を続けましたが、結果的に順位を上げるまでには至らず、レースはこう着状態に陥りました。

 レースが残り1周となった20周目に、7番手を走行していた#16 山本選手のマシンにギアボックスのトラブルが発生します。このため、#16 山本選手はギアチェンジができなくなり、15番手まで順位を落としました。

 #16 山本選手を除く6人のHondaドライバーはこのまま最後まで走りきり、#40 伊沢選手は前戦に続く2連勝を果たしました。また、#41 塚越選手も3位でフィニッシュし、2人のHondaドライバーが表彰台に上ることになりました。さらに、#32 小暮選手は6位入賞を果たし、1.5点を獲得しました。

 この結果、ドライバーズチャンピオンをかけたポイント争いでは、#40 伊沢選手と#41 塚越選手が40点で並びましたが、優勝回数の多い#40 伊沢選手がこの時点での首位、そして#41 塚越選手は2番手となりました。

 タイトルの行方を決めるレース2は、午後2時30分にスタートが切られました。2番グリッドの#41 塚越選手はこのポジションを守って1コーナーに進入。一方、5番グリッドの#32 小暮選手はロケットスタートを決め、一気に3番手に浮上します。11番グリッドからスタートした#15 佐藤選手も9番手へとポジションを上げましたが、4番グリッドの#16 山本選手と6番グリッドの#40 伊沢選手はやや出遅れ、それぞれ5番手と10番手に後退してしまいました。さらに、#31 中嶋選手も1つポジションを落として13番手。スタートでエンジンをストールさせた#10 金石選手は18番手となってオープニングラップを終えました。

 レース2で義務づけられたタイヤ4本の交換を行うため、1周目を終えたところで計7台のマシンがピットストップを行いました。Hondaドライバーでは、#40 伊沢選手と#31 中嶋選手の2人がこのタイミングでタイヤ交換を実施しました。ピット作業後、#40 伊沢選手はピットロード上でチャンピオン争いを繰り広げるライバルとほぼ横並びとなりましたが、コースに復帰する際にライバルがわずかに先行し、これを#40 伊沢選手が追走する形となります。続いて2周目の終わりにライバル陣営の1台がピットインした結果、コース上は義務づけられたタイヤ交換を行ったドライバーと、まだ行っていないドライバーが入り交じった状態となります。

 4周目、#16 山本選手が突如としてスロー走行となります。レース1で問題が起きたギアボックスを交換してレース2に臨んだ#16 山本選手でしたが、再びギアボックスにトラブルが発生したため、4周目を走り終えたところでピットに入り、そのままリタイアを余儀なくされました。

 2番手を走行していた#41 塚越選手は7周目を走り終えたところでピットイン。この時点ではまだタイヤ交換を実施していないドライバーもいたため、9番手となってコースに戻りました。

 10周目には、この時点で4番手までポジションを上げていた#15 佐藤選手もピットストップを行います。そして、この時点で30秒近く後続を離してトップを走っていた#32 小暮選手が14周目を走り終えてからピットイン。小暮選手は燃料が少ない状態でスタートして後続を突き放し、タイヤ交換とともにフィニッシュまでに必要な燃料を補給することで追い上げを図る作戦を選択したため、タイヤ交換に加え、義務づけられていない給油も行いました。さらに17周目を終えたところで#10 金石選手がピットイン。これで6人のHondaドライバーはそろってタイヤ交換を消化する形となりました。

 21周目を終えたところでトップを走っていたライバル陣営のドライバーがピットに入り、ようやく各ドライバーのポジションが明らかになります。この時点でHonda陣営のトップは3番手の#41 塚越選手。続いて#32 小暮選手が4番手、#40 伊沢選手は6番手、#15 佐藤選手は10番手、#31 中嶋選手は11番手、#10 金石選手は14番手につけています。

 ここからフィニッシュまで、#41 塚越選手と#32 小暮選手は1秒以内のギャップを保ちながら緊迫したバトルを演じましたが、最終的に#41 塚越選手は自分のポジションを守りきり、3位でチェッカーフラッグを受けました。#32 小暮選手は4位、#40 伊沢選手は6位、#15 佐藤選手は10位、#31 中嶋選手は11位、#10 金石選手は14位でそれぞれ完走を果たしました。

 この結果、レース2で優勝して8ポイントを獲得した#2 中嶋一貴選手(トヨタ)が計46点となり、43点の#41 塚越選手、41.5点の#40 伊沢選手を上回り、ドライバーズチャンピオンとなりました。一方、チームを対象としたチャンピオン争いでは、#40 伊沢選手と#41 塚越選手が所属するDOCOMO TEAM DANDELION RACINGが計81.5点を獲得。ライバルチームを2点しのいでタイトルを勝ち取りました。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「結果的にドライバーズタイトルを獲得できなかったのは残念でした。レース2では、ピットストップのタイミングが勝敗のカギを握ることが分かっていましたので、チームとともにさまざまな作戦を検討しましたが、結果的にライバルの先行を許すことになりました。これは大誤算でした。最終的にドライバーズタイトルには手が届きませんでしたが、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGがチームタイトルを勝ち取ったことはとてもうれしく思っています。チームの皆さんには心より『おめでとうございます』と申し上げます。また、第3戦オートポリス大会、第6戦SUGO大会、そして今回と、Hondaエンジンを搭載するマシンが速さを示して栄冠を勝ち取ったことにも深い達成感を覚えています。来年からはシリーズ名がスーパーフォーミュラシリーズに改められますが、ここでもHondaとして新たな気持ちで挑戦していくつもりです。引き続き、国内トップフォーミュラを戦うHondaにご声援をよろしくお願い申し上げます」
伊沢拓也選手(レース1/優勝、レース2/6位 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「レース1では、チャンピオンシップを獲得するためには絶対に勝たないといけないと思って臨みました。スタートもレース展開も完ぺきで、これ以上ないくらいのレースができました。前大会に引き続いて2連勝が達成できたことは自分にとって自信になりました。ただ、レース2では、レース1であれだけ速く走れたのに、マシンとドライビングを合わせることができず、難しいレースとなりました。チームタイトルを獲得できたことは、僕たちがシーズンを通じて強く戦えたということですが、チームタイトルを獲得できるマシンがありながら、ドライバーがチャンピオンを獲得できなかったということは、ドライバーとしてはとても悔しいことですので、来シーズンに必ず取り返したいと思います」
塚越広大選手(レース1/3位、レース2/3位 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「レース1では、スタートでポジションを上げたかったのですが、それができず、トップ2台になかなかついていけないレースとなりました。レース2ではとにかく前でゴールすることだけを考えていましたが、ペースを上げられませんでした。必死にプッシュして全力を尽くしましたが、力が及びませんでした。今大会では2レースともにポールポジションも取れませんでしたし、優勝もできなかったので、悔しい思いでいっぱいです。今年はシーズンを通じてランキング上位でチャンピオン争いを繰り広げられて、いい経験になりました。チームも一生懸命がんばっていましたので、チームタイトル獲得に貢献できたことはよかったです。しかし、ドライバーズランキング2位という結果については本当に悔しい思いしかないです。今後、この悔しさを自分の走りにしっかりとつなげられるようがんばります」
Text & Photo: HONDA

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FN:2012年度シリーズチャンピオンのコメント

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ドライバーズチャンピオン 中嶋一貴(トムス)
fn_r07_r2_pc_nakajima2 「開幕戦からずっとダンデライアンの2台とやり合ってきたようなシーズンでした。今回も予選もレース1も本当に相手が速かったので厳しいシーズンでした。去年はランキング2位で終わっているので、今年こそはチャンピオンを穫るんだ、と決めて。自分ではこうしたいとか言わない方なんですが、今年のFポンに関しては自分で言って、有言実行という感じで一年間やってきたので。最後ちょっと気持ちが折れそうになりましたが、最終的に言ってきたことを達成できて良かったですし、今年はチームとしてのアドバンテージも無い中で色々試行錯誤して、最後までいろいろとやってきたことが生きたと思うので、エンジニアを始めチームの皆に感謝したいと思います」
チームチャンピオン ダンデライアン/村岡潔監督
fn_r07_r2_pc_muraoka 「何度も言うんですけど、若い経験の無い二人がよく頑張ってくれたなと。チームはドライバーのために、ドライバーはチームのために、という一年だったと思います。
一貴君がチャンピオンになるということはやはり相当な力があると思うし、勝つことへの執着と言う面でやっぱり我々のチームの二人よりも大きかったのかなと思うんですけども、逆に経験が少なくてもいい子達だったので、チームタイトルをくれたのかなと思いますし、どこかで最後はチームのために、というようなところがあったのだと思うので、それがチームタイトルになりました。チームタイトルの表彰式で見たことも無いようながっかりした姿を見たので、来季に向けて二人は一貴君のようなしぶとい走りが出来るようになるのかなと。
我々のチームは皆さんご存知のように弱小チームから少しづつ積み上げてきてるので、来年また少しステップアップしてドライバーもチームも強くなれるかなと。
ゼロから立ち上げてメーカーの力も借りずにここまで来れるというのを示した一年だったと思います。これからはホンダさんとパートナーシップを強く持って、トヨタさんと戦っていけるようになれると期待しています」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第7戦鈴鹿決勝レース2 上位3人のコメント

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優勝 中嶋一貴(トムス)
fn_r07_r2_pc_nakajima 「自分のポジションからして1周目で入らなければならないだろう、というのは決めてたことなんですが、アンドレもにたような状況だったので、その時点で前にいた方が先に入ろうと決めていました。周りの状況を見ながら、ということで非常に判断は難しかったのですが、幸い僕の前は誰も入らなかったので。
良いスタートを切れて、1周目のピットイン、そこからの自分のペース、というのがこのレースのキーになったと思いますし、そこからは今週見られなかった非常に良いペースで走ることが出来たので、28周があっという間に感じるぐらい、本当に気持ちよくプッシュできました。
チームとしては朝までは非常にきつい流れで、僕のエンジニアもがっくりとしたムードでいましたが、最後まで諦めずに、クルマのセットアップも詰めていったのが結果的に上手くハマったのかなと。チームに恩返しできて今はほっとしています。
スタート前は『いくっきゃない』状況で、9番手からやれることをやるしか無かったので、プレッシャーはありませんでした」
2位 ロイック・デュバル(キグナススノコ)
fn_r07_r2_pc_duval 「両レースとも凄く良いスタートが出来ました、1コーナーまでに何台かパスしたら前にコグレがいたので、そこから先はコンサバに行きました。ダウンフォースを削るという難しいストラテジーを採りましたが、12周目にピットインしてからは、前がクリアな状態で自分のペースで走ることが出来、どんどん追い上げてツカコシをオーバーテイクするチャンスをつかめました。その時点では何位にいるのかも分かっていませんでしたが、カズキが前に見えてきたときには『もしかして』と感じました。
シーズンを通じてチームは凄く良い仕事をしてきて、ステップアップもしていました。今日は優勝したかったけど、カズキが優勝したことを嬉しく思うので、この場を借りておめでとうと言いたいです」
3位 塚越広大(ダンデライアン)
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ピットに入って出て行った瞬間に一貴さんが前に行っちゃったので、『こりゃやばい』という感じになり、プッシュはしましたが力及ばず、デュバル選手にも前に行かれてしまい、ベストは尽くしましたが結果に結びつかない悔しいレースになりました。
自分の中では、とりあえず前に行こうというシンプルな気持ちでしたし、チャンピオンがどうこうよりも勝ちたいなぁ、という気持ちで頑張りました」
優勝チーム監督 舘信秀
fn_r07_r2_pc_tachi 「一貴は『諦めないでよかった』と言ってますけど、僕は1レース目が終わった時点で諦めてました(笑)その諦めたレースがこういう結果に終わったので非常に感動しました。
レースは脚本の無いドラマなんで面白いな、とつくづく感じた一日でした」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿決勝レース2 #2中嶋一貴が逆転優勝でドライバーズチャンピオンを獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポンという名称での最後のレース、第7戦の決勝レース2は、予選9番手からスタートした#2中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が巧みなピット戦略でトップに立ち、今季2勝目を挙げるとともに、参戦2年目にして初のドライバーズチャンピオンに輝いた。
2位には#8ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)、3位は#41塚越広大(DoCoMo TEAM DANDELION)が入った。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:土曜日12,000人、日曜日14,000人)

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レース2は午後2時30分より、28周で行われた。
このレースはタイヤ交換義務があり、レース中のどこかで最低1回のピットストップを行わなければならない。給油については義務は無く、各チームの判断に委ねられていた。
このことが影響し、レースは#40伊沢拓也の独走に終わったレース1とは全く異なる展開となった。

スタートでトップに立ったのはポールポジションの#19JPオリベイラ。#41塚越が2番手で続いて#20松田次生が3番手。
しかし松田はドライブシャフトのトラブルにより1周でピットへ、そのままリタイヤとなった。
その後方では予選9番手から#1アンドレ・ロッテラー、#40伊沢拓也を抜いて7位に浮上してきた#2中嶋が1周終わりで早々とタイヤ交換を敢行。伊沢、大嶋、嵯峨、国本らもこれに続いた。
交換作業に手間取ったトムス陣営だったが#2中嶋はなんとか伊沢の前でピットアウトし、上位2台を上回るハイペースで追い上げを開始、見事7周目にタイヤ交換を行った塚越の前に出ることに成功する。

一方、トップのオリベイラは周回を重ねるごとに2位塚越との差を広げていき、8周終わりでピットへ。
ところがこの前後からオリベイラはハンドリングに異常を感じていたようで、1周しただけで再びピットへ戻り、二度目のタイヤ交換を行った。
しかしトラブルの原因はそこではなかったようだ。

13周目に3度目のピットインを行ったオリベイラのリヤウィングはフラップを根こそぎ失った状態だった。
この時点でチームインパルの2012シーズンは終わりを告げた。

これにより#2中嶋の逆転優勝の可能性が大いに高まった。
彼の前にいたのはタイヤ交換をすませていない#32小暮卓史、#8ロイック・デュバル、#38平手晃平、そして前戦SUGOに続いてスポット参戦の#15佐藤琢磨の4台のみ。

21周目まで引っ張った平手がピットに戻ったところで、遂に#2中嶋はトップに浮上すると、その後も後続に付け入る隙を与えず、開幕戦鈴鹿に続いて今季2勝目をものにした。
2位には18周目のシケインで塚越をオーバーテイクしたデュバルが入り、塚越は3位に終わった。

これによりシリーズポイントは#2中嶋がトータル46となり、見事フォーミュラニッポンとしての最終シーズン、2012年のドライバーズチャンピオンを獲得。
同時に1986年に中嶋悟氏が全日本F2選手権の最後のチャンピオンを獲得して以来、親子二代での国内トップフォーミュラ制覇という快挙を達成した。

シリーズポイントでも43に留まり、ランキング2位に終わったが、チームタイトルについては、このレースで伊沢が6位、ロッテラーが8位に終わったため、ダンデライアン84.5ptに対しトムス81.5ptで、ダンデライアンのものとなった。

「フォーミュラニッポン」としての全日本選手権はこのレースを持って終了。あとは再来週のJAFスプリントカップを残すのみとなった。
来年からは新たにスーパーフォーミュラという名称で開幕を迎える。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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FN:第7戦鈴鹿レース2決勝結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2012/11/04) Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
12中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2849'10.946
28ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K281.289
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E286.547
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E287.272
538平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K2810.716
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E2828.463
77大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K2828.899
81アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2829.218
93安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K2830.466
1015佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E2831.813
1131中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E2835.871
1239国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K2843.852
1362嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K2856.345
1410金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E281'22.451
1518折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K281'40.677
---- 以上規定周回(25 Laps)完走 ----
-19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1315Laps
-16山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E424Laps
-20松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K127Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.38 平手晃平(Project μ/cerumo・INGING) 1'42.872 (23/28)

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FN:第7戦鈴鹿決勝レース1 上位3人のコメント

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優勝 #40伊沢拓也(ダンデライアン)
nf_r01_r1_pc_izawa 「2番手スタートということもあり、チャンピオンシップのことを考えると、このレースで絶対勝たないといけないと思ってましたし、自分は比較的スタートが得意だと思っているので、まずスタートで絶対前に出ようと思って臨みました。レースは前半非常に良いペースで走っていたと思いますし、そこでできるだけ離せば絶対勝てると思ったので、最初の10周は猛プッシュで頑張りましたが、最後の5周ぐらいはタイヤが辛くなってペースを落としたので、そこが2レース目に向けての過大になるかなと思っています」
2位 #20松田次生(インパル)
nf_r01_r1_pc_matsuda 「ここで真ん中に立つ予定だったんですけど、ちょっと伊沢選手に良いスタートを決められて。僕自身もそんなにミスした訳じゃありませんが、伊沢選手がそれを上回ったのが敗因でした。ただ伊沢選手の前半のペースにうちはついていけなかったですね。後半伊沢選手はタイヤがタレたと言っていましたが、うちはタレるってことはなく、一定のまま落ちていくという状況だったので、その分最後追いつけました。ただ前半のペースを考えると、もし前に出ていても押さえるのは難しかっただろうと思います。そのぐらい『速いな』という印象を受けました。次は3番手スタートなんで。ピットで上手く順位が変われるように、良いレースをしたいと思います」
3位 #41塚越広大(ダンデライアン)
nf_r01_r1_pc_tsukakoshi 「僕もスタートでポジションを上げたかったんですけど、それができなくて3番手でずっとレースすることになりました。トップ2台に最初からついていけなくて、非常に厳しいレースになりました。今聞く感じだと、クルマの状態は伊沢さんと同じなので、このあと第2レースに向けていい幹事に進められたらと思います」
優勝チーム監督 村岡潔(ダンデライアン)
nf_r01_r1_pc_muraoka 「若い二人のドライバーと松田選手がレースを盛り上げてくれたし、良いレースになったなと思います。欲を言えば、あそこで譲ってもらって、ウチに1−2を穫らしてもらうと良かったんですが……(笑)ということが言えるぐらい良いレースでした。ドライバーもチームも毎レース勝ちたいんで、次のレースも勝つことに集中して頑張ります」
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第7戦鈴鹿決勝レース1 #40伊沢が今季2勝目を挙げ、#41塚越と同ポイントでランキング首位に立つ!

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦の決勝レース1が11月4日、三重県の鈴鹿サーキットで行われ、予選2番手からスタートした#40伊沢拓也(DoCoMo DANDELION)がスタートでトップに立ち、そのまま20周を逃げ切って今季2勝目を挙げた。
2位にはポールシッターの#20松田次生(TEAM IMPUL)が入り、#41塚越広大(DoCoMo DANDELION)が3位につけた。

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決勝日を迎えた鈴鹿サーキットは朝から快晴。絶好のレース日和のもと、レース1決勝は午前10時20分にスタートした。周回数20の超スプリントだ。
ところが前回のSUGOに続いてスポット参戦を果たした注目の#15佐藤琢磨がフォーメーションラップ開始の際にエンジンストール。隊列に加わることが出来ずに最後尾に後退してしまう。

スタートでトップに立ったのは予選2番手の#40伊沢。ポールポジションの#20松田が2番手、#41塚越が3番手で1コーナーを通過した。
前回のSUGOで念願の初優勝を達成した伊沢は序盤から一気に後続を突き放しに掛かり、最初の10周で松田に4秒の差を付けると、そのリードを最後までキープして20周を走り切り、今季通算2勝目を挙げ、シリーズポイントを40に伸ばした。
チームメイトの塚越もこのレースを3位で終えたことで3ポイントを獲得。合計40で伊沢に並ぶ。

一方ここまでポイントリーダーだった#2中嶋一貴はこのレース12位とノーポイントに終わったため、38ポイントのままランキング3位に後退することになった。
ここまで33ポイントだった#1アンドレ・ロッテラーは5位2ポイントを獲得して35ポイント、#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは4位2.5ポイントを追加して34.5ポイントと上位5人が5.5ポイントという僅差で最後のレース2に臨むこととなり、タイトルの行方は更に分からなくなってきた。

第7戦決勝レース2はこのあと午後2時30分より28周で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Motorsports Forum

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FN:第7戦鈴鹿レース1決勝結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2012/11/04) Race 1 Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
140伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E2034'27.682
220松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K203.249
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E2010.293
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K2011.814
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2012.817
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E2018.385
78ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K2026.297
87大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K2027.398
938平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K2029.236
1031中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E2030.263
1139国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K2032.372
122中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2034.710
133安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K2035.510
1410金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E2038.576
1516山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E2047.071
1662嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K2048.630
1715佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E2052.594
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K201'14.905
---- 以上規定周回数(18Laps)完走 ----
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.40 伊沢拓也(DoCoMo TEAM DANDELION RACING) 1'42.818 (2/20) 203.32km/h

Formula Challenge Japan

FCJ:第12戦鈴鹿決勝結果

Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/04) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 12 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
112高星 明誠NDDP DAISHIN FCJ1735'07.046
210松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR174.831
31川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ176.031
420石川 京侍HFDP/SRS/-F/コチラR176.832
54平川 亮FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ 177.199
68清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1710.040
77小河 諒宝華Racing with DUNLP1713.429
83篠谷 大幹FTRS1714.040
99道見 真也FTRS SCHOLARSHIP FCJ1717.463
106ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT1718.017
115周藤 康平チームSPV FCJ1721.328
1218柴田 隆之介アスト★HondaCars三重北★SBT1722.028
1317陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ1726.788
1419イム・チェ・ウォンKIM'S RACING1727.345
152黒崎 駿HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1729.917
1616三浦 愛EXEDY FC1061731.286
1721松田 敬裕GRID1731.700
1811坪井 翔FTRS TMC FCJ1734.327
---- 以上規定周回数 ( 15 Laps ) 完走 ----
-13藤波 清斗NDDP FCJ710 Laps
-14三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ215 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 平川亮(FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ) 2'03.058 (16/17)

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選 レース1で伊沢拓也選手が2番グリッド、レース2では塚越選手が2番グリッドから出走し、初のタイトル獲得に挑む (HONDA)

  • 2012年11月3日(土)・予選 会場:鈴鹿サーキット(5.807km) 天候:曇りときどき晴れ 気温:14℃(14:00時点) 路面温度:16℃(14:00時点) コースコンディション:ドライ 観客:1万2000人(主催者発表)

 11月3日(土)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦の公式予選が開催されました。

 全7戦で競われる本年度の全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは今回が最終戦となります。すでに発表されているとおり、フォーミュラ・ニッポンは2013年から「スーパーフォーミュラシリーズ」と名称を変更するため、1996年に始まったフォーミュラ・ニッポンの公式戦は今回が最後のレースとなります(11月16~18日に富士スピードウェイで開催される富士スプリントカップは選手権に含まれない特別戦となります)。しかも、計算上は7人のドライバーにタイトル獲得の可能性が残されていることもあり、とりわけ注目度の高い1戦となっています。

 6名がシリーズ参戦しているHondaドライバーの中で、ポイントリーダーと1点差でランキング2番手につけている#41 塚越広大選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と、6点差でランキング4番手につけている#40 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の2人にタイトル獲得の可能性が残されています。前戦の第6戦スポーツランドSUGO大会では#40 伊沢選手が優勝、そして#41 塚越選手が2位と、Hondaエンジン並びにDOCOMO TEAM DANDELION RACINGは好調で、最終戦での逆転チャンピオン獲得に強い期待がかかっています。

 フォーミュラ・ニッポンの最終戦は昨年に続いて1大会2レース制で開催されます。決勝レースはいずれも4日(日)に行われますが、レース1は約116km(20周)のスプリントレースでピットストップの義務づけなし、そしてレース2は約162km(28周)でタイヤ4本を交換するピットストップが義務づけられるなど、競技の形態に変化がつけられています。

 3日(土)は、午前9時35分から1時間にわたってフリー走行を行ったあと、午後1時30分からは3段階のノックアウト方式による公式予選が行われます。その第1段階にあたるQ1は20分間にわたって行われ、全ドライバーが参加。上位13名のドライバーが第2段階のQ2に進出します。続くQ2は7分間にわたって行われ、上位8名のドライバーが同じく7分間にわたって繰り広げられるQ3に駒を進めます。

 1大会2レース制で開催される本大会では、Q1の成績に応じてレース1のスターティンググリッドを決定。レース2のスターティンググリッドは、上位8名はQ3の結果、9位から13位はQ2の結果、14位以下はQ1の結果に従って決められます。なお、レース1並びにレース2のポールシッターには1ポイントが与えられるほか、各レースのウイナーには特別に3ポイントが追加で与えられます。このため、ポイントの配分はレース1、レース2ともに1位:8点、2位:4点、3位:3点、4位:2.5点、5位:2点、6位:1.5点、7位:1点、8位:0.5点となります。

 11月を迎えて冷え込みが増し、3日(土)はやや肌寒い1日となりました。午前9時35分に始まったフリー走行では、各ドライバーとも最初にマシンのセッティングに取り組み、セッション終盤にニュータイヤに履き替えて予選を見据えたタイムアタックを行いました。ここでトップに立ったのが1分39秒009を記録した#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)。以下、2番手に#40 伊沢選手、5番手に#16 山本尚貴選手(TEAM 無限)、7番手に#31 中嶋大祐選手(NAKAJIMA RACING)、8番手に#41 塚越選手、前戦に続いてスポット参戦した#15 佐藤琢磨選手(TEAM 無限)は11番手、#10 金石年弘選手(HP REAL RACING)は17番手となりました。

 午後1時30分に始まったQ1では、セッション開始直後にほとんどのドライバーがコースインしてマシンの感触を確かめると、およそ10分が経過したところでいったん全ドライバーがピットに戻り、コースコンディションの改善を待ちました。そしてセッションが残り6分20秒を切ったころに再度一斉にコースイン、本格的なタイムアタックを行いました。ここでHondaドライバーのトップに立ったのは#40 伊沢選手。1分39秒244をマークしたものの、トップとわずか0.013秒差の2番手となり、惜しくもポイントの上積みはなりませんでした。以下、#41 塚越選手は3番手、#32 小暮選手は6番手、#16 山本選手は7番手、#15 佐藤選手は9番手、#31 中嶋選手は12番手となり、Q2進出を決めました。一方、#10 金石選手は16番手に終わり、Q2進出はなりませんでした。

 午後2時ちょうどに始まったQ2でも、残りがおよそ6分30秒となったころに各ドライバーはアタックを開始しました。ここでHondaドライバーのトップに立ったのは1分38秒904を記録して2番手となった#16 山本選手。続いて#41 塚越選手は3番手、#32 小暮選手は5番手、#40 伊沢選手は7番手となり、Q3進出を決めました。なお、#15 佐藤選手は11番手、#31 中嶋選手は12番手で、Q3進出は果たせませんでした。

 Q3のスタートは午後2時17分。ここでも各ドライバーはギリギリまでコースインを遅らせてからタイムアタックを開始しました。#41 塚越選手は1分38秒774の好タイムをマークしましたが、惜しくも0.074秒差でポールポジション獲得はならず、明日のレース2には2番グリッドから出走することが決まりました。これに#16 山本選手は4番手、#32 小暮選手は5番手、#40 伊沢選手は6番手で続きました。

 この結果、レース1には#40 伊沢選手が2番グリッド、#41 塚越選手が3番グリッド、#32 小暮選手が6番グリッド、#16 山本選手が7番グリッド、#15 佐藤選手が9番グリッド、#31 中嶋選手が12番グリッドからスタートすることが確定。なお、Q1で16番手だった#10 金石選手は、ライバルのひとりがペナルティにより3グリッド降格の処分を受けたため、1つ繰り上がって15番グリッドからスタートすることとなりました。

 一方のレース2には#41 塚越選手が2番グリッド、#16 山本選手が4番グリッド、#32 小暮選手が5番グリッド、#40 伊沢選手が6番グリッド、#15 佐藤選手が11番グリッド、#31 中嶋選手が12番グリッド、#10 金石選手が16番グリッドから出走することが決まりました。

 明日4日(日)は午前10持20分にレース1、そして午後2時30分にレース2のスタートが切られます。

坂井典次(Tenji Sakai)|「HR12E」開発責任者
 「今回がフォーミュラ・ニッポンとして最後の公式戦なので、予選でポールポジションがとれなかったのは大変残念でした。ただし、チャンピオン争いを演じるライバルが予選で下位に沈んだため、チャンピオン争いの面では有利な展開になっています。明日は取りこぼしのないように、スタートからフィニッシュまでしっかりとレースを戦うつもりです。目標は優勝してタイトルを獲得することです」
伊沢拓也選手(レース1/2番手、レース2/6番手 #40 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「朝からマシンの調子がよく、優勝した前戦のスポーツランドSUGO大会と同じような感覚で走れていました。Q1に関しては自分の中ではうまくいったと思っていました。わずかの差で2番手になってしまいましたが、明日のことを考えれば悪いポジションではないと思います。ただ、Q3で6番手になってしまったことが今は非常に悔しいです。理由はどうであれ、このポジションには満足できません。明日の決勝では、チャンピオン争いを意識するというよりは、まずはレース1で絶対に勝つ、という方が気持ちとしては大きいです。また、チームのチャンピオン争いもありますが、自分と塚越選手がシーズン通していい戦いをお見せできているので、チームのがんばりに応えるという意味でも、チームタイトルは絶対に獲得しなければならないと思っています」
塚越広大選手(レース1/3番手、レース2/2番手 #41 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「ポールポジションを狙ってがんばったのですが、Q1、Q3共に少しの差で前に行けなかったので、悔しいです。マシンの調子はいいですし、長い距離を走った方がアドバンテージのあるマシンなので、明日のレースでは全力で挑みたいと思います」
山本尚貴選手(レース1/7番手、レース2/4番手 #16 TEAM 無限)
 「得意としている鈴鹿でのレースなので、自信を持って予選に臨みましたが、思ったよりもマシンのパフォーマンスを引き出せませんでした。Q2までは苦しんでいましたが、Q3に関しては、自分の経験とチームの経験を合わせてセッティングを微調整したらいい方向へと向かいました。タイムもポジションも上げる事ができたので、流れとしては悪くはないと思います。ただ、ポールポジションを狙っていたので、正直悔しいです。今年は結果を残せていないので、自分のためにもチームのためにも、そして応援して頂いている方々のためにも、いいレースをして最低でも表彰台に上がりたいです」
Text & Photo: HONDA

Formula Challenge Japan

FCJ:第12戦鈴鹿スタート順(第11戦ベストラップ)

Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/03) Rd.11 Best Lap Order Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Challenge Japan Round 12 Starting Grid 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
112高星 明誠NDDP DAISHIN FCJ2'02.396--170.80
210松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'02.6000.2040.204170.52
31川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ2'02.9370.5410.337170.05
420石川 京侍HFDP/SRS/-F/コチラR2'03.0350.6390.098169.91
58清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'03.0610.6650.026169.88
611坪井 翔FTRS TMC FCJ2'03.1860.7900.125169.70
77小河 諒宝華Racing with DUNLP2'03.3260.9300.140169.51
813藤波 清斗NDDP FCJ2'03.3320.9360.006169.50
96ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT2'03.3430.9470.011169.49
109道見 真也FTRS SCHOLARSHIP FCJ2'03.4231.0270.080169.38
1114三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ2'03.4581.0620.035169.33
125周藤 康平チームSPV FCJ2'03.4831.0870.025169.30
132黒崎 駿HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'03.6851.2890.202169.02
1421松田 敬裕GRID2'03.6931.2970.008169.01
1518柴田 隆之介アスト★HondaCars三重北★SBT2'03.7021.3060.009169.00
163篠谷 大幹FTRS2'03.7201.3240.018168.97
1716三浦 愛EXEDY FC1062'03.7751.3790.055168.90
1817陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ2'03.8511.4550.076168.79
1919イム・チェ・ウォンKIM'S RACING2'04.5812.1850.730167.80
204平川 亮FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ no time---

Formula Challenge Japan

FCJ:第11戦鈴鹿決勝結果

Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/03) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 11 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
110松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1224'28.534
212高星 明誠NDDP DAISHIN FCJ122.381
31川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ126.375
411坪井 翔FTRS TMC FCJ1210.703
520石川 京侍HFDP/SRS/-F/コチラR1211.164
67小河 諒宝華Racing with DUNLP1213.001
78清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1213.849
89道見 真也FTRS SCHOLARSHIP FCJ1216.952
96ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT1217.384
1014三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ1218.905
115周藤 康平チームSPV FCJ1219.752
1218柴田 隆之介アスト★HondaCars三重北★SBT1223.447
1321松田 敬裕GRID1223.988
1417陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ1227.674
1516三浦 愛EXEDY FC1061228.270
162黒崎 駿HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1229.658
1713藤波 清斗NDDP FCJ1230.147
183篠谷 大幹FTRS102 Laps
---- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 ----
-19イム・チェ・ウォンKIM'S RACING39 Laps
-4平川 亮FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ 012 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.12 高星明誠(NDDP DAISHIN FCJ) 2'02.396 (7/12) 170.80km/h

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選記者会見 第1,第2レーストップ3のコメント

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第1レースポールポジション、第2レース予選3位 松田次生(インパル)
fn_r07_q_pc_matsuda  「第1レースは周回数が短いのでポールを取らないと勝てないと思ったので必死になって走りました。朝からクルマのアジャストをしてそれがうまく当たってQ1でポールポジションを取れました。Q2もその方向でトライしたら8秒台に入りましたが、Q3にはもうワンステップやったときに裏目に出てしまいました。セクター1は手応えはあったんですが、セクター2,3はうまくいきませんでした。Q3は3位ですがレース2の距離が28周でタイヤ交換義務づけなので、優勝も狙えると思います。明日はレース1、2ともスタートを決めて表彰台で終えたいと思います。小林可夢偉選手と一緒で来年が決まってないのでいいところを見せたいですね」
第1レース予選2位、第2レース予選6位 伊沢拓也(ダンディライアン)
fn_r07_q_pc_izawa  「朝から調子が良くて、フィーリング的には前回のSUGOのような感じで走れていました。Q1に関しては自分の中でうまくいってたと思ったんですが、わずかの差で負けてしまいました。明日のことを考えるとレース1で2番手というのは悪いポジションじゃないんですが、何よりもQ3で6番手になってしまったので今は非常に悔しい気持ちでいっぱいです」
第1レース予選3位、第2レース予選2位 塚越広大(ダンディライアン)
fn_r07_q_pc_tsukakoshi  「走り始めの練習からそんなに悪くなくて、Q1に関しては失敗した部分もありましたが、自分のベストは出せたと思うのでいい予選でした。Q2でもQ3でもセットを変更していきましたが、今回すごく楽しいと思いながら乗れているので、明日も大丈夫じゃないかと思います」
第1レース予選4位、第2レースポールポジション ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)
fn_r07_q_pc_oliveira  「理想的な予選になったと思います。Q1に関してはトップ3には入れなかったのは残念でしたが、Q1からQ3でセッティングをすこしづつ変えたのがうまくいきました。Q1では足りない部分があってそれを改善したことによってQ3ではトップタイムを出すことができました。ラップタイムはみんなすごく近いので、明日のレースに向けてはいいセッティングが必要です。レース1はスプリントレースで、スタートがすべてだと思いますが、レース2は戦略を考えないといけません。今週末にかけて前回のレースからエンジニアとディスカッションをして、リスクを背負ってインプルーブしましたが、その結果がよかったと思います」
Text & Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選 松田次生(第1レース)、JP.オリベイラ(第2レース)とインパル勢がPP!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは3日、三重県の鈴鹿サーキットでノックアウト方式の公式予選を行い、第1レースは松田次生(インパル)が、第2レースはジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(同)がポールポジションを獲得した。

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 午後になっても鈴鹿は相変わらず肌寒い。路面温度16度というコンディションで13時30分、ノックアウト方式の公式予選が始まった。今回はQ1の順位で明日の第1レースのスターティンググリッドが、総合順位で第2レースのスターティンググリッドが決定する。

■Q1

 まずはノックアウト予選Q1が20分間。ユーズドタイヤを履いて各車コースイン。中盤までのタイムは塚越広大(ダンディライアン)が1分39秒828でトップに付ける。2位も伊沢拓也(同)でダンディライアン/ホンダ勢がリードでQ1は推移する。

 Q1終了6分あまりで各車ニュータイヤを投入してコースイン。ウォームアップに2周を費やして3周目からアタックラップに突入。ここでもダンディライアン勢が好調。伊沢が1分39秒244でトップに立つと、2位には塚越が1分39秒336で付ける。しかし、彼ら2台を上回り一気にトップに浮上したのが地元三重県出身の松田次生(インパル)。1分39秒231をたたき出し、明日第1レースのポールポジションを決めた。

 伊沢は2位、塚越は3位。4位にジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(インパル)、5位にアンドレ・ロッテラー(トムス)、6位に小暮卓史(ナカジマ)と続いた。

 Q1でノックアウトされたのは国本雄資(セルモ・インギング)、安田裕信(コンドー)、金石年弘(リアル)、嵯峨宏紀(ルボーセ)、折目遼(KCMG)の5台となった。

 松田は2008年7月の鈴鹿以来4年ぶりのポールポジションでマシンがFN09に替わってからは初。ポイントリーダーの中嶋一貴(トムス)は13位でぎりぎりQ1を通過したもののダブルチェッカーで3グリッド降格のペナルティを受け、明日の第1レースは16位グリッドからスタートする。

■Q2

 Q1から10分間のインターバルでQ2は7分間。開始まもなくして各車コースイン。2周のウォームアップを行い3周目からアタックに入る。

 ここでも塚越が好調。まずは1分39秒018でトップに立つも、これを上回ってきたのはやはり松田で1分38秒873。38秒台に入るコースレコードでQ2でもトップに立った。

 2位は塚越、3位にオリベイラ、4位に小暮、6位にロイック・デュバル(キグナス・スノコ)、7位に伊沢、8位にロッテラーが入りQ3へと駒を進めた。

 ここQ2でノックアウトされたのは中嶋一貴、平手晃平(セルモ・インギング)、佐藤琢磨(無限)、中嶋大祐(ナカジマ)、大嶋和也(ルマン)の5台となった。

■Q3

 Q2から10分のインターバルでこのQ3も7分間。Q2の上位8台で争われる。

 3周目からのアタックラップでまずは小暮が38秒台に入る1分38秒934を出しトップに出る。しかしこのタイムを上回ってきたのがオリベイラで1分38秒700。

 伊沢、松田、塚越、山本も39秒台を刻むも誰もオリベイラのタイムに届かず。オリベイラが僅差でQ3を制し、明日の第2レースをポールポジションからスタートすることとなった。

 2位には塚越、3位が松田、4位に山本、5位に小暮、6位に伊沢、7位にロッテラー、8位にデュバルと続いた。

 明日4日は第1レースが10時20分から20周、第2レースが14時30分から28周で争われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選総合結果(Race2グリッド)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2012/11/03) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.4411'39.195R1'38.700
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'39.3361'39.018R1'38.774
320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.2311'38.873R1'38.870
416山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'39.5741'39.2091'38.904
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.5251'39.1961'38.934
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'39.2441'39.3191'38.958
71アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.4601'39.3811'39.092
88ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'39.6211'39.2171'39.259
92中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.9791'39.452
1038平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'39.9581'39.511
1115佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'39.7841'39.533
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.9631'39.592
137大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'39.9001'39.861
1439国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'40.267
153安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'40.626
1610金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'41.227
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'41.494
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'43.736
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 'R'マークはコースレコードを更新しました。従来のコースレコード: 1'38.873

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2012/11/03) Knock Out Q3 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8KR1'38.700--211.81
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12ER1'38.7740.0740.074211.65
320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8KR1'38.8700.1700.096211.44
416山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12ER1'38.9040.2040.034211.37
532小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'38.9340.2340.030211.30
640伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'38.9580.2580.024211.25
71アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.0920.3920.134210.97
88ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'39.2590.5590.167210.61
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.873

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2012/11/03) Knock Out Q2 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
120松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8KR1'38.873--211.43
241塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'39.0180.1450.145211.13
319ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.1950.3220.177210.75
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.1960.3230.001210.75
516山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'39.2090.3360.013210.72
68ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'39.2170.3440.008210.70
740伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'39.3190.4460.102210.49
81アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.3810.5080.062210.35
---- 以上Q3進出 ----
92中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.4520.5790.071210.20
1038平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'39.5110.6380.059210.08
1115佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'39.5330.6600.022210.03
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.5920.7190.059209.91
137大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'39.8610.9880.269209.34
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果(Race1グリッド)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2012/11/03) Knock Out Q1 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
120松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.231--210.67
240伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'39.2440.0130.013210.64
341塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'39.3360.1050.092210.45
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.4410.2100.105210.23
51アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.4600.2290.019210.19
632小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.5250.2940.065210.05
716山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'39.5740.3430.049209.95
88ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'39.6210.3900.047209.85
915佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'39.7840.5530.163209.50
107大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'39.9000.6690.116209.26
1138平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'39.9580.7270.058209.14
1231中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.9630.7320.005209.13
13*2中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.9790.7480.016209.10
---- 以上Q2進出 ----
1439国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'40.2671.0360.288208.50
153安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'40.6261.3950.359207.75
1610金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'41.2271.9960.601206.52
1762嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'41.4942.2630.267205.97
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'43.7364.5052.242201.52
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'46.1776.9462.441196.89
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917
  • CarNo.2は、2012年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第28条14.(H項違反)により、Race1のグリッドを3グリッド降格とする。

Formula Challenge Japan

FCJ:第11戦鈴鹿スタート順(第10戦ベストラップ)

Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/03) Rd.10 Best Lap Order Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Challenge Japan Round 11 Starting Drid 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
14平川 亮FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ 2'01.896--171.50
23篠谷 大幹FTRS2'02.3130.4170.417170.92
310松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'02.3300.4340.017170.89
412高星 明誠NDDP DAISHIN FCJ2'02.3480.4520.018170.87
511坪井 翔FTRS TMC FCJ2'02.7230.8270.375170.34
613藤波 清斗NDDP FCJ2'02.9431.0470.220170.04
71川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ2'02.9451.0490.002170.04
86ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT2'02.9711.0750.026170.00
99道見 真也FTRS SCHOLARSHIP FCJ2'03.0191.1230.048169.93
107小河 諒宝華Racing with DUNLP2'03.0851.1890.066169.84
1120石川 京侍HFDP/SRS/-F/コチラR2'03.1221.2260.037169.79
128清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'03.2561.3600.134169.61
1314三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ2'03.3521.4560.096169.48
1419イム・チェ・ウォンKIM'S RACING2'03.5861.6900.234169.16
152黒崎 駿HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'03.6491.7530.063169.07
1618柴田 隆之介アスト★HondaCars三重北★SBT2'03.8561.9600.207168.79
1717陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ2'03.8691.9730.013168.77
1821松田 敬裕GRID2'03.9862.0900.117168.61
195周藤 康平チームSPV FCJ2'04.3592.4630.373168.10
2016三浦 愛EXEDY FC1062'06.7774.8812.418164.90

Formula Challenge Japan

FCJ:第10戦鈴鹿決勝結果

Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/03) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 10 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
14平川 亮FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ 1020'23.313
210松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR103.404
33篠谷 大幹FTRS106.284
412高星 明誠NDDP DAISHIN FCJ106.699
511坪井 翔FTRS TMC FCJ1012.404
68清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1014.864
71川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ1015.315
813藤波 清斗NDDP FCJ1016.014
99道見 真也FTRS SCHOLARSHIP FCJ1018.871
1014三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ1020.252
1120石川 京侍HFDP/SRS/-F/コチラR1020.866
127小河 諒宝華Racing with DUNLP1021.870
136ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT1023.283
142黒崎 駿HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1026.436
1518柴田 隆之介アスト★HondaCars三重北★SBT1031.956
1621松田 敬裕GRID1032.260
1717陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ1033.035
1819イム・チェ・ウォンKIM'S RACING1039.638
1916三浦 愛EXEDY FC1061057.550
---- 以上規定周回数 ( 9 Laps ) 完走 ----
-5周藤 康平チームSPV FCJ37 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.4 平川亮(FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ) 2'01.896 (4/10)

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿フリー走行1回目 小暮卓史、完全復活?!

 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦(最終戦)は3日、鈴鹿サーキットでフリー走行1回目を行い、小暮卓史(ナカジマ)が1分39秒009でトップタイムを記録した。

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 最終第7戦の行われる鈴鹿サーキットは朝からどんよりと曇り。ほぼ無風だが肌寒い中で9時35分から1時間のフリー走行が行われた。

 フリー走行序盤、塚越広大(ダンディライアン)が1分40秒413でトップに立つ。中盤にこれを上回ってきたのが1分40秒140で地元の松田次生(インパル)。すかさず伊沢拓也(ダンディライアン)が39秒台に入る1分39秒989でトップに立つ。ホンダエンジン勢はここ鈴鹿に戻ってきても好調のようだ。

 フリー走行終盤、ポイントリーダーの中嶋一貴(トムス)が1分39秒812でトップに立つが、ここから次々と中嶋一貴のタイムを上回るドライバーが続出。最終的には、ここまで不振にあえいでいた小暮卓史(ナカジマ)が1分39秒009とコースレコードに迫るタイムをたたき出しトップでフリー走行を終えた。

 2位には伊沢、3位に松田、4位にアンドレ・ロッテラー(トムス)、5位に山本尚貴(無限)が入り、中嶋一貴は6位まで後退した。

 公式予選はこのあと13時30分よりノックアウト方式で行われる。

Text: Yoshinori OHNISHI
Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿フリー走行1回目結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2012/11/03) Free Session #1 Weather:Cloudy Course:Dry
2012 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.009--211.14
240伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'39.2260.2170.217210.68
320松田 次生TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'39.2750.2660.049210.58
41アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.5540.5450.279209.99
516山本 尚貴TEAM 無限HONDA HR12E1'39.6520.6430.098209.78
62中嶋 一貴PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'39.8120.8030.160209.45
731中嶋 大祐NAKAJIMA RACINGHONDA HR12E1'39.9650.9560.153209.13
841塚越 広大DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR12E1'40.1171.1080.152208.81
938平手 晃平Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'40.2761.2670.159208.48
1019ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラTEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.3611.3520.085208.30
1115佐藤 琢磨TEAM 無限HONDA HR12E1'40.4191.4100.058208.18
127大嶋 和也Team LeMansTOYOTA RV8K1'40.5831.5740.164207.84
138ロイック・デュバルTeam KYGNUS SUNOCOTOYOTA RV8K1'40.7031.6940.120207.59
1439国本 雄資Project μ/cerumo・INGINGTOYOTA RV8K1'40.7151.7060.012207.57
1562嵯峨 宏紀TOCHIGI Le Beauest MotorsportsTOYOTA RV8K1'41.0362.0270.321206.91
163安田 裕信KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'41.0402.0310.004206.90
1710金石 年弘HP REAL RACINGHONDA HR12E1'42.0883.0791.048204.78
1818折目 遼SGC by KCMGTOYOTA RV8K1'43.8064.7971.718201.39
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

Formula Challenge Japan

FCJ:第10戦鈴鹿公式予選結果

Formula NIPPON -RIJ- (2012/11/03) Qualifying-Session: Weather:cloudy Course:Dry
2012 Formula Challenge Japan Round 10 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
14平川 亮FTRSクラリオン広島トヨペットFCJ R2'01.257--172.40
23篠谷 大幹FTRSR2'01.5880.3310.331171.93
310松下 信治HFDP/SRS-F/ARTA/コチラRR2'01.7350.4780.147171.73
4*13藤波 清斗NDDP FCJ2'01.7740.5170.039171.67
512高星 明誠NDDP DAISHIN FCJR2'01.9930.7360.219171.36
6*1川端 伸太朗FTRSスカラシップFCJ2'02.2450.9880.252171.01
711坪井 翔FTRS TMC FCJ2'02.2751.0180.030170.97
88清原 章太HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'02.3141.0570.039170.91
97小河 諒宝華Racing with DUNLP2'02.3741.1170.060170.83
109道見 真也FTRS SCHOLARSHIP FCJ2'02.4641.2070.090170.70
1120石川 京侍HFDP/SRS/-F/コチラR2'02.4921.2350.028170.67
12*6ナニン・インドラ・パユーングFTRS PTT2'02.6651.4080.173170.43
1314三笠 雄一石焼ら~めん火山FTRS FCJ2'02.6771.4200.012170.41
142黒崎 駿HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'02.8881.6310.211170.12
1518柴田 隆之介アスト★HondaCars三重北★SBT2'02.9021.6450.014170.10
165周藤 康平チームSPV FCJ2'02.9951.7380.093169.97
1717陣川 雄大東京モータースポーツカレッジ2'03.0181.7610.023169.94
1821松田 敬裕GRID2'03.0291.7720.011169.92
1916三浦 愛EXEDY FC1062'03.0911.8340.062169.84
2019イム・チェ・ウォンKIM'S RACING2'03.2231.9660.132169.65
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'13.67912.42210.456156.38
  • 'R'マークの車はコースレコードを更新した。従来のコースレコード: 2'02.027
  • CarNo.1,13,6は、2012年フォーミュラチャレンジ・ジャパン統一規則第28条11.(ピットレーン通過速度)違反により3グリッド降格とする。

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフォトギャラリー(決勝日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフォトギャラリー(予選日)

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Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

Formula Nippon | Japanese F3 | SUPER FORMULA | SUPER GT | スーパー耐久

2013年国内モータースポーツカレンダー(F3追加、SF・SGT変更)

 日本自動車連盟(JAF)と株式会社GTアソシエイション(GTA)は1日、2013年度のカレンダーを発表した。

 新たに全日本F3選手権の日程が発表され、今シーズンと同じ全7大会が開催される。開催サーキットは同じだが、スーパー耐久と併催されていた岡山国際サーキットが6月末に単独開催となる。

 全日本選手権スーパーフォーミュラも7戦予定されていたが5月のもてぎラウンドが削除され全6戦となった。また5月26日決勝のオートポリスが6月2日に、9月22日決勝のスポーツランドSUGOが9月29日に変更となっている。

 SUPER GTは全8戦+韓国エキシビジョンと開催数は変わらず。6月23日決勝のセパンが6月16日に、9月29日決勝のオートポリスが10月6日に変更となっている。

date SF F3 FCJ SGT S耐 その他 備考
03/24
03/31 SUGO(T) テストデー
04/07 岡山(1)
04/14 鈴鹿(1) 鈴鹿(1)
04/21 SUGO(1)
04/28 富士(2) 29日決勝
05/05
05/12 もてぎ(2)
05/19 韓国(E) エキシビション
05/26 インジェ(2)
06/02 AP(2) 富士(3)
06/09
06/16 セパン(3)
06/23  LeMans24h
06/30 岡山(4)
07/07
07/14 富士(3) 富士(5)
07/21 もてぎ(3)
07/28 SUGO(4)
08/04 もてぎ(4) もてぎ(6) ソーラーカー鈴鹿
08/11 富士(4)
08/18 鈴鹿(5)
08/25
09/01
09/08 富士(6)
09/15 岡山(5)
09/22 ALMS富士
09/29 SUGO(5) SUGO(7)
10/06 AP(7)
10/13 F1鈴鹿
10/20 WEC富士
10/27 鈴鹿(6) WTCC鈴鹿
11/03 もてぎ(8)
11/10 鈴鹿(6) AP(7)
11/17 富士(JAF) 富士(JAF)
11/24
12/01
12/08
12/15
12/22 PenBay(8)
■サーキット略称
  • 鈴鹿: 鈴鹿サーキット
  • 富士: 富士スピードウェイ
  • 岡山: 岡山国際サーキット
  • SUGO: スポーツランドSUGO
  • AP: オートポリス
  • セパン: セパン国際サーキット(マレーシア)
  • 韓国: 韓国国際サーキット(韓国)
  • インジェ: インジェ・オートピア(韓国)
  • PenBay: PenBay国際サーキット(台湾)

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ GAINER DIXCEL R8 LMS、後方から追い上げ13位でフィニッシュ (GAINER)

  • GAINER DIXCEL R8 LMS
  • Driver: Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA
  • 予選5位/決勝3位
  • ドライバーズランキング:7位/チームランキング:6位
  • 予選入場者数:12,500人/決勝入場者数:26,000人

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2012年10月27日(土曜日) 雨
  • 9:30~11:20 公式練習:気温:18度・路面温度:22度・路面状況:ドライ
  • 14:00~14:15 ノックアウトQ1(平中克幸)気温:20度・路面温度:30度・路面状況:ドライ
  • 14:40~14:50 ノックアウトQ2(田中哲也)気温:20度・路面温度:28度・路面状況:ドライ
  • 15:10~15:20 ノックアウトQ3(平中克幸)気温:19度・路面温度:26度・路面状況:ドライ

gt_r08_gainer_02.jpg  今年も最終戦を迎えたSUPER-GT。ツインリンクMOTEGIで、秋晴れの中開催された。 前回のオートポリス戦で、すでにシリーズチャンピオンの夢を断たれたGAINERですが、開幕戦同様にノーウエイトハンディで争われるため、開幕戦以来の優勝をねらう。 走り出しは平中克幸から。マシンセットと、タイヤチョイスのため周回を重ねる。 気温は20度だが、風はひんやりとし、路面温度は気温とほぼ変わらない。走り出しからバランスは悪くなく、リアウイング、車高調整を行う。 その後田中哲也と交代し確認を行い、再度平中と交代し走行は終了した。

 予選は今回もノックアウト方式が取り入れられた。Q1とQ3は平中、Q2は田中が担当する。Q1とQ2を同じタイヤでアタックするため、平中は極力周回数を少なく、Q2に進めなければならない。計測2周目には2番手でクリア。16台がQ2に進めるが、平中はあっさりとこの時点で予選アタックを終了し、4番手でQ2進出を果たす。

 続いてQ2は田中がアタック。予選開始1分経過後にコースへ。計測1周目に7番手。アタックは3周行ったが、7番手のポジションは変わることなくQ3へ駒を進めた。 Q3は計測1周目、2周目では2番手のタイムを計測。しかし10分間の最後のアタックで2台にタイムを更新され5番手に。ラスト1周の計測は可能だったが、これ以上アップ不可能と判断しピットへ。第2戦富士以来、片手ポジションからのスタートが決まった。

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田中哲也コメント
 久しぶりにドライでトップ10に入れて、車のバランスも良かったので、もっと上位が狙えるかもと思っていましたが、ポルシェとかは別次元に速かったですね。ただドライの予選でのトップ10は開幕戦以来なので、明日に向けて久しぶりにチャンスが有ると思います。
平中克幸コメント
 テストの時の茂木の感触から良くて、今回も良いだろうと思って入りました。僕らはテストのままの良い感触で走れたのですが、周りはもっと速くて、特にポルシェとか、ランボルギーニも良かったですが、その真後ろのポジションを獲得できたということは、テストのそのまま状況だったので良かったですが、正直言うともう少し上のポジションに行きたかったですね。明日のレースでは挽回して、表彰台で終われたらと思います。
2012年10月28日(日曜日) 曇り/雨
  • 9:15~10:00 フリー走行 気温:14度・路面温度:19度・路面状況:ドライ
  • 14:00~ 決勝53周(51周) 気温:15度・路面温度:18度・路面状況:ウエット

 今日の予報は午後から雨。しかし、フリー走行が始まる少し前に雨が降ったが、フリー走行開始前には雨は止み、ウエット路面になることなくサーキットサファリが開始された。今回はフリー走行の前後2回サーキットサファリが行われた。まずサファリで田中がドライブ。マシンの振動が気になりピットへ。原因はタイヤカスの様で、タイヤを交換してコースへ。その後は決勝に向けてのセットアップを行い平中へ。

 平中はアンダーが強いと訴える。タイヤも組み合わせなど色々試しながら走行。フリー走行が終わり、2回目のサファリの前から雨が降り始め、完全なウエット路面に。最後に決勝の雨に向けての走行を行いサファリも終了した。

gt_r08_gainer_05.jpg  レースは雨のため、SCスタートとなる。2周を消化し、スタートが切られる。スタートドライバーは田中。順位を変えることなく淡々と周回を重ねる。トップを行くNo.33ポルシェのペースが上がらず、前をふさぐ形となり、団子状態で走行していた為、1つのミスが大きく順位を下げることとなる。8周目にNo.911ポルシェがNo..33を捉え、そこからレースは流れ始める。

 ペースの上がらないNo.33を順にパスしていき、田中も順位を上げようとした11周目に、No.0 BMWに交わされ6番手に。しかしあきらめずに前方のNo.33を追い詰めようとした14周目の130Rで、まさかの単独スピン。グラベルに捕まってしまい、オフシャルに引っ張り出されるまでにトップは2周の周回を重ねていた。

 表彰台に登ることはこの時点で潰えてしまったが、マシンにダメージはないようで16周目にピットへ戻りルーティーンのピット作業を行い平中へ交代。平中は諦めることなく周回を重ね、すぐに20番手にポジションを上げていく。

 平中のペースは良く、最後尾から追い上げていたNo.66アストンマーティン以外、同じペースで周回するマシンはおらず、まず30秒差あったNo.2紫電を10周でパス。続いて、1分14秒差あったNo.61を16周目でパス。その他接触などで後退していったマシンもあり、48周目には14番手までポジションを上げ、最後にNo.27 FERRARIを抜き去り13番手でチェッカーを受けた。

 決勝中のファーステストラップを狙っていた平中だったが、別次元で走行していたNo.66に敵わなかったが、0.041秒差で2番手のタイムを叩き出していた。

田中哲也コメント
 決勝スタートして1,2周は良い感じかなと思っていたのですが、5周目くらいからアンダーステアが強くなって、影山選手が押さえてたときはついていけてたんですが、それからはしんどかったですね。何とかペースを上げようとした時に自分のミスで130Rでスピンしてしまいました。チームには大変申し訳なかったと思います。次のJAF-GPで頑張ります。
平中克幸コメント
 僕のスティントに関して言えば、タイヤのパフォーマンスも良く、今までレインコンディションで凄く良いというダンロップタイヤだったのですが、今シーズンに限って言えば、ちょっと他のメーカーに追いつかれてる部分が凄くあるのかなって思ってたんですが、このレースに限っては全くそんなことは無く、周りに対してもアドバンテージがあったように思います。決勝中のファーステストラップは取れなかったですが、アストンマーティンとの車の差を考えれば、タイヤ的には僕らの方が良かったと確信できるので、その事に関しては凄く良かったと思っています。結果に関してはレースなので仕方がないと思っています。
Text & Photo: GAINER

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿 懐かしのフォーミュラマシンがデモラン、ノバ532Pを星野一義がドライブ

11月3〜4日に鈴鹿サーキットで開催される、全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦で、かつて国内トップフォーミュラで活躍した2台の名車がデモンストレーションランを行う、と鈴鹿サーキットとツインリンクもてぎを運営するモビリティランドが10月30日明らかにした。

今回走行するのはノバ532P(F2)とローラT98/51(フォーミュラニッポン)。
ノバ532Pは1978年にノバエンジニアリングが製造、ヒーローズレーシングが走らせた国産F2で、当時のドライバーは星野一義と中嶋悟。のちの国内トップフォーミュラを牽引する2大スターも当時はチームメイトとして戦っており、この年は全日本F2選手権を星野が、鈴鹿F2選手権を中嶋が制するという接戦のシーズンとなった。
今回のデモランではその星野がステアリングを握る。

ローラT98/51は国内フォーミュラが欧州のF3000と袂を分かって3年目のシーズンにローラがデビューさせたもの。
この年はフラットボトム規定の最終年に当たり、ローラとレイナードが勢力を2分する状況の中、新たにGフォースが参戦してきたシーズンだった。
ドライバーでは現在もスーパーGTで活躍する本山哲、道上龍、脇阪寿一、ラルフ・ファーマンらに加え、当時F1へもスポット参戦したノルベルト・フォンタナや現在もWTCCで活躍するトム・コロネルらが参戦。そこへこのシーズンから加わったのが、英国F3や国際F3000での活躍をステップに、ラルースからF1デビューを果たした野田英樹だった。
今回はその野田が久々にフォーミュラカーをドライブする。

デモンストレーションランは11月4日のピットウォークの時間帯に東コースで実施される。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ 立川祐路/平手晃平組LEXUS SC430がポール・トゥ・ウィンで今季2勝目 (TOYOTA)

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シーズン最終戦をポール・トゥ・ウィンで飾り
今季2勝目を挙げた平手晃平(左)と立川祐路(右)

 2012シーズンのSUPER GT最終戦となる第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」が10月27日(土)、28日(日)の両日、栃木県のツインリンクもてぎで開催された。

 全8戦で戦われるSUPER GTの2012シーズンもいよいよ最終戦を迎えた。シリーズチャンピオンは前戦確定し、惜しくもLEXUS勢のタイトル奪還はならなかったが、最終戦はほとんどの車両がウェイトハンデゼロとなるため、ノーハンデで最速を競う最終戦での勝利を目指し、各チームが臨んだ。

 今大会は通常のレースよりも若干短い250kmで争われた。

 今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と1台のトヨタ プリウスが出場した。

◆予選◆

 27日(土)は好天に恵まれ、気温は20度、路面温度も30度に達する好コンディションの下、午後2時からノックアウト方式で予選が行われた。

 Q1は、まずKeePer Kraft SC430 35号車がコースレコードを更新する1分42秒台に入れてみせたが、その後、ライバル勢も次々のこのタイムを更新。35号車は惜しくも12番手でQ1脱落。他のLEXUS SC430勢は、トップ3を占める速さを見せ、5台がQ2へと進出した。

 上位7台が最終Q3へと進出するQ2では、終盤激しいアタック合戦でタイムが削られていく中で、Q1で3番手につけていたDENSO KOBELCO SC430 39号車が無念の9番手敗退。シーズン中にドライバーの交代があったために、GT500クラスでは唯一ウェイトハンデを積むことになったPETRONAS TOM'S SC430 36号車は11番手でグリッドが確定した。

 Q3では、Q1、Q2共にトップを争ったZENT CERUMO SC430 38号車とENEOS SUSTINA SC430 6号車による争いとなった。伊藤大輔が駆る6号車が3番手以降を大きく引き離す好タイムをマークし、ポールポジション獲得かと思われたが、最後に、38号車の立川祐路が意地を見せこのタイムを逆転。開幕戦以来今季2度目、自身の持つGTでの最多記録を更新する17回目のポールポジションを獲得した。6号車が2番手でLEXUS SC430が最前列グリッドを独占。前戦まで2戦連続の3位表彰台と好調なWedsSport ADVAN SC430 19号車は6番手につけた。

 GT300クラスでは、Team SGC IS350 14号車が電気系トラブルのために予選に出走できず、最後尾スタート。apr HASEPRO PRIUS GT 31号車はQ3進出を果たし、8番手グリッドとなった。

◆決勝◆

 28日(日)は午前中のフリー走行直後に雨が降り始め、ウェットコンディションでの決勝レースとなった。午後2時、セーフティカーの先導でレースがスタート。2周のセーフティカーランを経て、3周目から本格戦が開始された。

 水煙を上げてスタートを切った各車だったが、2位につけていた6号車が難コンディションの中痛恨のスピン。大きく順位を落としてしまった。

 平手晃平がスタートを担当し、首位を逃げる38号車は、他車の水煙に妨げられることもなく、ハイペースで後続との差を広げていった。後方では、11番手スタートの36号車が8位へ浮上。19号車、39号車、35号車がこれに続く序盤戦となった。

 この日午前中のフリー走行でトップタイムをマークするなどと波に乗る19号車は決勝でも好走を見せ、前走車を次々にパス。10周目に3位に浮上し、更に前を追った。

 20周目、再スタート直後のスピンで13位まで後退しながらも追い上げを見せていた6号車が、8位争いの中で前走車に接触。この接触で6号車はドライブスルーペナルティを科され、再び後退。

 中盤に入ると、各車ドライバー交代と給油、タイヤ交換のためのピット作業が始まったが、首位を逃げる38号車は平手が安定したペースで周回を続け、最後となる34周目にピットイン。タイヤ無交換作戦を採って、首位をキープしたまま立川へとステアリングを託した。

 全車ピット作業終了後、首位を逃げる立川の38号車に、S Road REITO MOLA GT-R 1号車が猛追。

 10周以上に渡って、1秒を切る僅差での首位争いが展開されたが、ベテラン立川が見事に逃げ切り、トップでチェッカー。開幕戦に続き、今季2勝目でシーズンを締めくくった。立川はGTで通算14勝目。今大会の結果、ドライバーズランキングでは、立川祐路/平手晃平が2位。今大会4位でフィニッシュした脇阪寿一/石浦宏明がランキング3位となった。

 GT300クラスでは、14号車、31号車共に無念のリタイアに終わった。

ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 立川祐路:
平手(晃平)のスティントを引っ張り、ライバルの状況などの情報を収集しているうちに、タイヤを4本交換すると勝てない状況になってしまったため、最終的に無交換を選択した。このタイヤ無交換作戦がはたして正解なのか、まったくデータがなく心配だったが、最後まで持ってくれてよかった。前戦オートポリスで、ウェットタイヤで1号車(S Road REITO MOLA GT-R)に負け、チャンピオンを逃しているので、今回ブリヂストンが用意してくれた新しいウェットタイヤで勝つことができてとても嬉しい。開幕からシリーズ中盤までポイントリーダーにいたが、その後はウェイトハンデもあり、厳しいレースが続いた。最後にウェイト無しのガチンコ勝負で、クルマのポテンシャルも証明できたし、ポール・トゥ・ウィンで気持ちよく終わることができて良かった。来年こそチャンピオンを目指す。
ZENT CERUMO SC430 38号車 ドライバー 平手晃平:
ブリヂストン(BS)が用意してくれた新しいウェットタイヤのデータがなく、ウォームアップ走行だけでは確認が満足にできなかった。実績がなく未知なタイヤで戦うことに不安はあったが、同じBS勢が後ろにつけていたので、とにかくタイヤマネージメントに注力した。ドライバー交代の前にタイヤの状況を聞かれたので、無交換でも余力はあると判断し、立川選手に託した。このチームで2年目、開幕からコツコツポイントを積み重ねながらの、苦しい戦いをして来た。そんな中、クルマもアップデートしたが、自分的にも立川(祐路)さんのサポートをだいぶできるようになって来たと思っている。来年こそはチャンピオンを獲得できるよう、シーズンオフもトレーニングなどを頑張りたい。
Text & Photo: TOYOTA

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 3位のEPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)が2戦連続の表彰台に上る (HONDA)

  • 2012年10月28日(日)・決勝 会場:ツインリンクもてぎ(4.801km) 天候:雨 気温:14℃(14:00時点) 路面温度:18℃(14:00時点)  コースコンディション:ウエット  観客:2万7000人

 10月28日(日)、栃木県芳賀郡茂木町のツインリンクもてぎにおいて、2012 オートバックス SUPER GT第8戦「MOTEGI GT 250km RACE」の決勝レースが行われました。

gt121028001L.jpg  さわやかな秋空に恵まれた昨日とは打って変わり、この日の茂木町周辺は朝から鉛色の雲に覆われ、午前10時過ぎにはポツリポツリと雨が降り始めました。これは、日本列島を寒冷前線が通過しているためで、午後には雨が降り続く天候となりました。

 ドライコンディションのもとで行われた昨日の公式予選では、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)がHonda勢でトップとなる4番グリッドを獲得。以下、#18 ウイダー HSV-010(小暮卓史/カルロ・ヴァン・ダム組)は5番グリッド、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は10番グリッド、#8 ARTA HSV-010(ラルフ・ファーマン/小林崇志組)は13番グリッド、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は14番グリッドから、Honda陣営はシーズン最終戦での栄冠を目指し、全力を尽くしてこの一戦に臨みました。

 特に、今回同様のウエットコンディションとなった第7戦オートポリス大会で、優勝争いを繰り広げた#32 EPSON HSV-010については、14番グリッドからのスタートながら上位入賞に期待がかかっています。

 午前9時15分から45分間にわたって実施された今朝のフリー走行は、ドライコンディションのもとで行われました。ここで、#17 KEIHIN HSV-010は1分43秒798をマークして3番手となり、Honda勢のトップに立ちます。これに続いたのは6番手タイムを記録した#100 RAYBRIG HSV-010。さらに#18 ウイダー HSV-010は8番手、#8 ARTA HSV-010は10番手、#32 EPSON HSV-010は14番手となりました。

 スターティングドライバーを務めたのは、#100 RAYBRIG HSV-010は伊沢選手、#18 ウイダー HSV-010はヴァン・ダム選手、#17 KEIHIN HSV-010は金石選手、#8 ARTA HSV-010はファーマン選手、#32 EPSON HSV-010は道上選手です。

 午後0時55分より、決勝レース前に走行できる最後のチャンスとなる8分間のフリー走行が行われました。このとき、すでにコースはすっかりウエットコンディションとなっていたので、各チームはウエットタイヤを装着して出走し、スタートに向けた最後の調整を実施しました。

 そのあとも雨が降り続けたため、53周の決勝レースはセーフティカーに先導されてスタートが切られることになりました。そして2ラップを走り終えたところでセーフティカーがコースから退去、グリーンランプが点灯して53周の決勝レースが始まりました。各車両が巻き上げる水煙で視界がきかない難しいコンディションのため、ライバル陣営の中にはコントロールを失って順位を落とすマシンもありましたが、5台のHSV-010 GTはいずれも順調で、#100 RAYBRIG HSV-010は3番手、#18 ウイダー HSV-010は4番手、#17 KEIHIN HSV-010は8番手、#8 ARTA HSV-010は12番手、#32 EPSON HSV-010は13番手とそれぞれ順位を上げて3周目を終えました。

 しかし、滑りやすいコンディションの中、#8 ARTA HSV-010と#18 ウイダー HSV-010は4周目から5周目にかけて相次いでコントロールを失い、最後尾近くまで後退してしまいます。一方、ウエットコンディションを得意とする#32 EPSON HSV-010は期待通りの速さを示し、5周目にはライバルの1台をパスして10番手に浮上します。その#32 EPSON HSV-010も、7周目に90度コーナーで軽いオーバーランを喫しましたが、幸い順位を落とすことなく、そのまま走行を続けました。

 #32 EPSON HSV-010は引き続きトップを上回るハイペースで周回を重ね、9周目には9番手、10周目には8番手と着実にポジションを上げます。一方、タイヤとコンディションのマッチングに苦しむ#100 RAYBRIG HSV-010はじわじわと後退。12周目に#32 EPSON HSV-010と#100 RAYBRIG HSV-010はついにポジションを入れ替え、#32 EPSON HSV-010は5番手、#100 RAYBRIG HSV-010は6番手となります。

 そのあとも、#32 EPSON HSV-010はトップを1秒以上もしのぐペースで次第に追い上げていき、16周目にはついに4番手となります。#100 RAYBRIG HSV-010は6番手で踏みとどまる一方、#17 KEIHIN HSV-010は9番手、#18 ウイダー HSV-010は11番手、#8 ARTA HSV-010は13番手となっていました。

 このころになると雨脚がやや弱まり、マシンが巻き上げる水煙の量も減ってきます。その結果、視界がきくようになるとともに、タイヤのグリップ力も向上し、各車のラップタイムはそれまでより1秒以上も向上しました。

 20周目、#17 KEIHIN HSV-010はライバルの1台に追突され、車両後部にダメージを負ってしまいます。#17 KEIHIN HSV-010は幸いにもピットまで戻ることができ、修復作業を行うこととなりましたが、戦線からの脱落を余儀なくされました。

 同じ20周目、GT500クラスのピットストップが始まりました。Honda勢でいち早くピットストップを行ったのは#100 RAYBRIG HSV-010の23周目でした。続く24周目には#18 ウイダー HSV-010がピットストップ。そして#8 ARTA HSV-010は28周目、#32 EPSON HSV-010は32周目にピット作業を行いました。

 全車がピットストップを終えた36周目、中山選手に交代した#32 EPSON HSV-010は引き続き4番手のポジションを守る一方、山本選手が乗る#100 RAYBRIG HSV-010は7番手、小暮選手が乗る#18 ウイダー HSV-010は9番手、小林選手が乗る#8 ARTA HSV-010は11番手につけていました。

 #32 EPSON HSV-010は、36周目にこの日のベストラップとなる1分51秒792を記録するなど、引き続きトップを上回るペースで周回を重ねていきます。40周目には3番手を走るライバルに約0.4秒差まで詰め寄り、ここから43周目にかけて、中山選手はライバルとの差を0.5秒以下にとどめ、プレッシャーを与えながら追走。ついにはライバルチームのドライバーがミスを犯し、#32 EPSON HSV-010は3番手に浮上します。

 これと前後して、#8 ARTA HSV-010はS字コーナーでコースオフを喫し、13番手に後退します。また、ピット作業を終えた#17 KEIHIN HSV-010がコースに復帰。最後尾ながらも走行を続けていきました。

 40周目を過ぎたころからコース上の一部が乾き始め、どのマシンもペースが上がり始めます。なかでも、#18 ウイダー HSV-010に乗る小暮選手のスピードは目覚ましく、46周目には7番手に躍進。さらに6番手を走るライバルとの差を1秒以下としながら周回を重ねていきました。

 一方、#100 RAYBRIG HSV-010は濡れた路面に足をとられてオーバーランを喫し、44周目には9番手に後退しました。

 結局、5台のHSV-010 GTはこのままのポジションでフィニッシュ。3位となった#32 EPSON HSV-010は前戦オートポリス大会での2位に引き続き、2戦連続で表彰台に上りました。続いて#18 ウイダー HSV-010は7位、#100 RAYBRIG HSV-010は9位となってポイントを獲得。#8 ARTA HSV-010も1周遅れながら13位で完走を果たしましたが、周回数が21周にとどまった#17 KEIHIN HSV-010は残念ながら完走とは認められませんでした。

 優勝はポールポジションからスタートした#38 ZENT CERUMO SC430でした。

 この結果、チャンピオン争いのドライバー部門では、合計43点を獲得した#100 RAYBRIG HSV-010がHonda勢で最上位の5位となりました。また、合計40点を獲得した#18 ウイダー HSV-010は6位、合計30点の#17 KEIHIN HSV-010は12位、合計26点の#32 EPSON HSV-010は14位、合計12点を獲得した#8 ARTA HSV-010は16位となりました。

 なお、GT300クラスの#16 MUGEN CR-Z GT(武藤英紀/中嶋大祐組)は、第7戦オートポリス大会での経験を生かしたウエットセッティングの恩恵もあって、安定したペースで走り続け、11位でフィニッシュしました。惜しくも3戦連続のポイント獲得とはなりませんでしたが、GT3車両が優勢なGT300クラスの中にあって、本大会ではこの11位がJAF-GT車両の最高位となりました。

松本雅彦 | Honda GTプロジェクトリーダー
 「2戦連続でウエットレースとなり、2戦連続で#32 EPSON HSV-010が表彰台に上りました。シーズン前半は苦戦続きでしたが、雨が降れば優勝が狙えるポテンシャルを持っていることが、これで改めて証明されました。予選をもう少し上位で通過できれば、優勝も期待できたはずです。特に、前回はミスに泣いた中山選手が、力強い戦いを見せてくれたことが、この結果につながったと思います。残る4台は、ウエットコンディションとタイヤがマッチせず、苦戦を強いられました。この点については、今後まだ改善の余地があると考えています。まだ特別戦の富士スプリントカップが残っていますが、シリーズ戦はこれで終了です。来年はタイトルを奪還できるよう、マシンの開発方針を大幅に変更することも視野に入れていますので、引き続きHSV-010 GTに熱いご声援を送っていただくよう、お願い申し上げます」
道上龍(3位 #32 EPSON HSV-010)
 「前戦のオートポリス同様、今日の決勝もウエットレースになったので、このようなチャンスをものにしなければ結果は出ないと思っていました。オートポリスでは勝てそうだったが勝てなかった、という悔しさがありましたが、今日はきっちり走りきっての3位だったので、順位は下がりましたが、Hondaのホームコースでしっかり表彰台に上がれてほっとしています」
中山友貴(3位 #32 EPSON HSV-010)
 「道上選手が追い上げてくれて、自分はそのバトンをつないで最後までいくという役割の中で、マシンのパフォーマンスを最大限に発揮させて、いい走りをし続けて上を目指そうと思っていました。本当は優勝したかったですが、表彰台に上がることにも、とても価値があると思いますので、今日はこの3位を喜びたいと思います。ここまで苦労してやってきましたが、チームの皆さまや協力してくれたすべての皆さまに感謝したいです」
Text & Photo: HONDA

SUPER GT

SGT:2012年シリーズチャンピオンのコメント

GT500クラスチャンピオン #1S Road REITO MOLA GT-R
大駅俊臣監督
gt_2012_oheki 非常に嬉しいです。昨年はGT500初年度ながら素晴らしい結果を残せましたが、今年はGT-Rで連覇が出来るのだろうか、という戦いでした。スピードはあっても中々結果が残せない戦いが続きましたが、菅生で表彰台に上がったのをきっかけに、鈴鹿、オートポリスを勝つことが出来ました。同じクルマ、ドライバー、タイヤで連覇するのは史上初だそうで、嬉しく思うと同時に、タイヤメーカーさん、ニスモさんの努力でどんどん良くなったことに大変感謝しています。
出来れば来年も同じパッケージでやりたい。来年は今年以上にこのレースがもっと盛んになっていけば良いなと思います。
柳田真孝
gt_2012_yanagida オートポリスでチャンピオンを決めて、この会見に来ることが出来たこと、ロニーやチームの皆さん、ミシュランタイヤさん、Sロードさんをはじめとするスポンサーの皆さん、応援して下さるファンの皆さんに感謝します。
今日はチャンピオンをとって挑んだ1戦でしたが、ウェイトもゼロだし、何が何でも勝ちたかった。終わってからは泣きたくなるくらい悔しかったです。
ロニー・クインタレッリ
gt_2012_ronie 去年と同じパッケージということで自信はありましたが、なかなか結果が出ませんでした。でも第4戦から5回連続で表彰台に上がれて、終わってみれば凄く嬉しい一年でした。去年獲得した90点を上回るチームは永遠に出てこないと思いましたが、今年僕らが93点を取ることが出来たのも素晴らしいです。
応援して下さった多くの人々に感謝しています。
GT300クラスチャンピオン #911エンドレスTAISAN 911
千葉泰常監督
gt_2012_chiba 2003年以来、8回目のチャンピオンを獲れました。1983年のWEC in ジャパンでアドバンさんとチームを立ち上げてから30年経ち、今回僕の年齢と同じ通算68勝目を二人のドライバーが飾ってくれたことを嬉しく思います。
GT3というクルマはジェントルマンドライバーが1時間のレースで使うクルマで、これを2時間、3時間のスーパーGTで使うことは安全面も含めて非常に難しいんですよ。来年こそは日本のパーツを作って戦わないと、と持っています。日本のGTカーで世界のレースを盛り上げていきたいです。
実は今年、ポルシェの仲間が一つ消えてしまったので、来年は2台のポルシェで参加したいと思っているんです。1台は「0」番、もう1台は「26」番で、と思っています。
横溝直輝
gt_2012_yokomizo 今年はエンドレスの花里社長、タイサンの千葉社長と二人の名物社長のもと、横浜ゴムさんのバックアップで同じポルシェを使うハンコックとのタイヤ戦争と、大変なプレッシャーの中で戦ってきましたが、最後のレースもこの2台でガチンコの勝負になり、それに勝利できたことが嬉しかったです。
峰尾恭輔
gt_2012_mineo 今まで色んな人に拾ってもらって、色んな人に育てていただいて、今年は素晴らしいドライバーと一緒に走れて、本当に素晴らしい一年になりました。
最後にこの場にこられたことも本当に嬉しいです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 優勝ドライバーのコメント

gt_r08_r_pc_winners gt_r08_r_pc_winner500 gt_r08_r_pc_winner300

GT500クラス #38ZENT CERUMO SC430
平手晃平
gt_r08_r_pc_hirate 急にウェットコンディションになり、8分間のウォームアップでしか確認が出来ませんでしたが、走ってみてクルマは外してないなと感じました。BSさんが持ってきたレインタイヤは全く新しいものだったので、何周持つのかも分からない状態でスタートして、他のBS勢の様子を無線で聞きながら走っていて、「意外と悪くないな」と
思っていました。
同じウェットコンディションのオートポリスで負けていた分、今回の勝利は「良い仕事ができたな」と思いました。
今シーズン中盤は重たいクルマで苦しい戦いを強いられましたが、TRDさんがどんどん新しいパーツを作って下さったし、最初と最後のハンデの無いガチンコの戦いで勝って自分たちの強さを見せつけられたのは良かったです。
立川祐路
gt_r08_r_pc_tachikawa タイヤを交換するかどうかは微妙な状況でした。全くデータのないタイヤだったので、ギリギリまで悩みました。それで、前半を引っ張ってのチームの様子を見ることにして、先に入った1号車がタイヤを換えなかったので、こっちも換えずに行きました。
オートポリスで完敗した悔しさもあったし、今日ウェットタイヤで1号車に勝てたのは嬉しかったんですけど、同時に、「結局1号車との戦いになるんだな」とも思いました。
チャンピオンをとれなかったのは残念ですが、最後に勝って終われたのは良かったと思います。また来年チャレンジします。
GT300クラス #911エンドレスTAISAN 911
横溝直輝
gt_r08_r_pc_yokomizo 急にレインコンディションになって、自分たちのパッケージにどれだけのポテンシャルがあるのか分からない状態でしたが、チームもタイヤメーカーさんもセットアップを頑張って下さったので、自信を持ってスタートに臨むことが出来ました。前を行く影山選手は実力のあるドライバーなので、抜くならワンチャンスしかないと思っていたら、それが8周目に訪れました。
峰尾恭輔
gt_r08_r_pc_mineo 交代した時点で後ろとのギャップがそこそこありましたが、決して楽なレースじゃありませんでした。途中で周回遅れに引っかかって87号車に迫られましたが、ポルシェのトラクションの良さを生かして逃げ切ることが出来ました。
チャンピオンがとれるかどうかは分からなかったので、とりあえず1勝、と思って走っていました。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

PORSCHE CARRERA CUP JAPAN

PCCJ:ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012 第12戦 (もてぎ) 決勝

プレスインフォメーション 2012年10月28日

茂木. ポルシェ ジャパン株式会社(本社:東京都目黒区 代表取締役社長:黒坂 登志明)とポルシェ カレラ カップ ジャパン (PCCJ) 委員会は、ポルシェ カレラカップ ジャパン 2012年シリーズ 第12戦 (最終戦) 決勝レースを、2012年10月28日(日) ツインリンクもてぎ(栃木県)にて開催いたしました。

天候:雨 路面:ウエット 気温:14℃ 路面温度:16℃(スタート時)

ついに迎えたPorsche Carrera Cup Japan(PCCJ)の2012年シーズン最終戦。4月に岡山国際サーキットで始まり、全国のサーキットを転戦して争われてきたチャンピオンシップの総決算とも言えるレースが。スタートは10月28日(日)10時55分。9時から行なわれたSUPER GTの練習走行中に雨が降りはじめ、全車ウエットタイヤを装着してのコースインとなった。雨足こそ強くないものの、路面はヘッドランプが反射するほどしっかりと湿っている。

ダブルヘッダーの2戦目となる今回は、前日に行なわれた第11戦のベストラップ順にスターティンググリッドが決定していく。ポールポジションは第11戦のウイナーでもある#11 山野直也、その背後には#19 永井宏明、#2 田島剛、#32 飯田太陽、#33 Tetsuo OGINOとジェントルマンクラスのドライバーが連なる。ジェントルマンクラスのタイトルを狙う#16 横幕ゆぅは前日と同じく9番手から、前戦でリタイアを喫した#14 平川は12番手、#90 SUSHKOは13番手からのスタートとなった。

レッドシグナルが消灯し、各車ともにクリーンなスタート。最後尾スタートの#14 平川はスタート前に「無理せず様子を見ながら、行けるところではどんどん狙っていきます」と慎重な姿勢をみせていたものの、なんと1周目で7台抜きという鮮やかなオーバーテイクショーを披露。トップの#11 山野と#14 平川の2台だけが他車のタイムを5秒近く引き離す別次元のペースで走行していく。そして#14 平川はわずか2周目を終えた段階で2番手まで順位を上げることに成功。10周を残して、十分にトップも狙える位置へとのし上がってきた。しかし3周目、90度コーナーへのアプローチで#14 平川のマシンにトラブルが発生。スピンを喫してグラベルにストップしてしまい万事休す。トップ#11 山野を射程に捉えんとしていた矢先の出来事だっただけに、スタンドの観客からもため息が漏れた。

レースはそのまま変動なく中盤に。#11 山野を先頭に2番手には単独走行となった#33 OGINOが続く。その背後では#19 永井、#32 飯田、#2 田島の3番手争いが熱を帯びてきていた。ジェントルマンクラスのチャンピオンに王手をかけている#19 永井は「チャンピオンのプレッシャーもありましたし、雨なのでとにかく回らないように」と順位をキープする慎重な走り。そして10周目、3コーナーで#19 永井の背後につけていた#32 飯田が前に出るも、ヘアピンでスピンを喫してしまい後退を余儀なくされる。これで3番手争いは#19 永井と#2 田島の2台となるが、ファイナルラップの終盤で#2 田島が#19 永井をうっちゃり総合3番手への浮上に成功した。

#11 山野は前日に引き続き連勝。チャンピオンクラスの2位も前日と同じく#5 高見沢一吉、3位にはスピンを喫してしまった#22 Michael GREENが入った。これで#5 高見沢はランキング3位を確定させている。一方のジェントルマンクラスは今シーズン初参戦の3人が揃って表彰台を獲得。うれしい初優勝となった#33 OGINO、粘りの走りで2位に入った#2 田島、チャンピオンを獲得した#19 永井というオーダー。

連勝を果たした#11 山野は「2戦連続で優勝できて非常にうれしく思っています。ミシュランタイヤのウエットも、冷えた状態からしっかりグリップしてくれるので安心感がありました。ウエットは先頭が絶対的に有利なので、とにかく逃げていきました。チームも1年目、僕もポルシェは1年目でしたが、チームのおかげもあって、安心して走ることができました」と安堵の表情。併催のSUPER GTにも出場する実力を見せつけた週末となった。

念願のクラス初勝利を達成した#33 OGINO。「今日は絶対に行こうと思っていました。スタートも決まりました。途中でマシンの間隔が開きましたから、展開としては落ち着いて走ることができましたね。特に今年のメンバーで総合2位に入れたのもとてもうれしいです。来年はジェントルマンクラスのチャンピオンを狙っていきたいですね」と、速くも来年に向けた意欲に燃えている。
「この週末はもてぎのリズムに慣れるのに時間がかかってしまいましたが、マシンのセットにアジャストすることができたなと思います。雨は嫌いではないですし、最終戦ですので思い切りいきました。もう少し周回があれば上も狙えたので悔しい部分もありますが、僕にとっては恵みの雨ですね」と語るのはジェントルマン2位となった田島。スタートで順位を落としたものの、粘り強い走りで2位表彰台を獲得してみせた。

#19 永井はこのレースでジェントルマンクラスのチャンピオンが決定。「1年間いろんなことがありましたが、非常に濃密な経験ができました。チームの力もあって結果が出たので、他にないくらい素晴らしい1年だったと思います。チャンピオンを獲得したので、来年はチャンピオンクラスへのステップアップをしたいと思っています」と笑顔で締めくくった。

この1戦をもって2012年シーズンのPCCJはすべてのレースを終了。圧倒劇あり、波乱あり、ルーキーの活躍とベテランの技に沸いた、近年にない濃密な12戦は幕を閉じた。

■第12戦 決勝結果
Pos. Car# Driver Class Car Name Gap
1 11 山野 直也 C Excellence M.S. 25'27.833
2 33 Tetsuo OGINO G KRM ケーズフロンティア +27.676
3 2 田島 剛 G 911magTAJIMAGT3 +28.740
4 19 永井 宏明 G ナインレーシング +31.677
5 5 高見沢 一吉 C 高見沢整骨院OSSOポルシェ +33.477
6 16 横幕 ゆぅ G YOU DIRECTION +34.864
7 32 飯田 太陽 G KRM ケーズフロンティア +37.204
8 6 ARTE ROSSI G JHM DIRECTION +45.298
9 3 江本 玄 G アキラレーシング GT3 +49.693
10 22 Michael GREEN C MIKE DIRECITON +1'03.131
11 21 高田 匠 G TAKUMIRacingGT3 +1'19.032
12 90 Igor SUSHKO C AVNET EM OGT 3Laps
以上完走
DNF 14 平川 亮 C GARMIN PORSCHE 7Laps

Best Lap #11 山野 直也 Excellence M.S. 2'05.602 2/12

ポルシェジャパンKK.・プレスリリース

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝 #911エンドレスポルシェが今季初勝利を挙げて逆転王座に!GT500は#38ZENT SCが今季2勝目

2012オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT250kmレース」の決勝が10月28日、栃木県のツインリンクもてぎで行われ、ポールポジションからスタートした#38ZENT CERUMO SC430(立川祐路/平手晃平組)が接戦を制し今季2勝目を挙げた。
上位3台がタイトルの権利を残して最終戦を迎えたGT300クラスは、#911エンドレスTAISAN 911(峰尾恭輔/横溝直輝組)が勝利を挙げ、シリーズポイントでも#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)を上回ってタイトルをものにした。(天候:雨 コース:ウェット 観客動員数:27,000人)

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朝のフリー走行を終えた直後からコース上には小雨が降り続くあいにくのコンディションとなった。
このため午後2時からの決勝レースはセーフティーカーの先導で始まり、3周目から追い越しが解禁となった。
ポールシッターの#38平手が快調にトップで周回を重ねる一方、予選2番手の#6エネオスSCを駆る伊藤大輔は1周目の90度コーナーでまさかのコースオフ、大きく順位を落として13位でコントロールラインに戻ってきた。
それとは逆に順位を上げてきたのが#1SロードGT-Rだ。
#1Sロードはスタートを担当したロニー・クインタレッリが4周目に#18ウイダーHSVのカルロ・ヴァン・ダムを抜いて4位に上がると、5周目の90度コーナーでは#100レイブリックHSVの伊沢拓也のインをこじ開けて3位、さらに10周目の1コーナーで#23モチュールGT-Rのミハエル・クルムを抜いて2位に上がってきた。
更に一時は6秒以上あった#38平手との差をも着実に削り取り、14周を終えた時点では3.8秒、各チームのピット作業が始まった23周目には僅か1.7秒にまで接近してきた。

ここからは#38平手もペースを上げ、1−2位の差は2秒前後を推移するようになる。
両者の戦いに変化が訪れたのは32周目。38号車より先にピットに飛び込んだ1号車はタイヤ無交換作戦を敢行。給油とドライバー交代のみでわずか21秒でピットアウトしていった。
対する#38ZENT SCも34周目にピットに飛び込むと、こちらもタイヤを変えずに立川を#1柳田の前でコースに送り出す。
ここからは19周にわたって一進一退の攻防が続く。しかし徐々に#1柳田が間隔を詰め、39周を終えた時点で両者のギャップは1秒を切った。
しかし立川は最後まで柳田に付け入る隙を与えず、最後は僅か0.138秒差で53周を逃げ切り、今季2勝目を挙げて2012シーズンを締めくくった。
また、3位には一時はコースアウトにより順位を落としつつも、ウェットコンディションの中、第7戦オートポリスを彷彿とさせるハイペースで追い上げた#32エプソンHSVが入った。

#33ハンコックポルシェ、#66アストンマーチン、#911エンドレスポルシェの三つ巴のタイトル争いとなったGT300クラスは、予選2番手からスタートした#911エンドレスポルシェを駆る横溝が8周目のヘアピンでポールスタートの#33ハンコックポルシェ/影山正美のインをついてトップに躍り出る。
抜かれた#33影山はペースが上がらず、10周目には#87、12周目に#88と2台のランボルギーニに相次いで抜かれ、その後もじりじりと順位を落としていくことになった。

これで9ポイントあった差を一気に逆転する可能性が濃厚となった#911エンドレスポルシェは33周目にピットイン、峰尾に交代してコースに復帰するが、レース終盤#87ランボルギーニを駆る山内英輝がテールに食らいついてきた。
しかし峰尾は最後まで山内の先行を許さず、0.735秒差で逃げ切って今季初勝利を挙げた。
これにより911号車の獲得ポイントは82となった。

一方、ポールスタートの#33ハンコックポルシェは結局7位でフィニッシュすることになり、獲得ポイントは75にとどまった。
予選でのトラブルにより最後列からのスタートとなった#66アストンマーチンも、前半を担当した星野一樹が次々とオーバーテイクを繰り返し、一時は3位まで上り詰めたが、29周目にドライバー交代を行った際にピットレーン速度違反という痛恨のミスを犯してしまい、ドライブスルーペナルティーを課せられてしまった。
その後は前を行く#3SロードGT-Rの攻略に手間取って上位陣との差を縮められず、5位でレースを終えたため獲得ポイントは73に留まった。
これにより#911エンドレスTAISAN 911が2012シーズンのGT300クラスチャンピオンを獲得することになった。

また、レース後のセレモニーで吉本大樹の口からA speedの解散が告げられ、66号車の参戦が今季限りであることも明らかとなった。今シーズンのGT300を盛り上げた主役の一つがスーパーGTを去ることは残念という他ないだろう。

スーパーGTはこのあと、11月16-17日に富士スピードウェイで行われる特別戦「富士スプリントカップ」をもって2012シーズンを終了する。
そしてGT500クラスが現行車両で戦う最後のシーズン、2013年のスーパーGTの開幕は4月6-7日、舞台は岡山国際サーキットだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ決勝結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2012/10/28) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS531:44'17.503
21S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI530.138
332EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL5310.450
439DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI5324.682
519WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH5329.570
623MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS531'02.600
718ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS531'03.547
836PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS37531'10.912
9100RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS531'13.025
1012カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS531'20.210
1124D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH531'32.666
12*6ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS531'33.320
138ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS521Lap
---- 以上規定周回数(37Laps)完走 ----
-35KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS2528Laps
-17KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS2132Laps
  • Fastest Lap: CarNo.32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)1'51.792 (36/53) 154.62km/h
  • CarNo.6(伊藤大輔)は、S-GT SpR第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
■GT300クラス

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2012/10/28) Final Race Weather:Rainy Course:Wet
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoCar
Model
DriverTireWhLapTotal_Time
Behind
1911エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH511:45'11.563
287JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
山内 英輝
YH510.735
388マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH5118.540
40GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH5121.858
566triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH5150.323
63S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH485155.643
733HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK501Lap
852GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH501Lap
921ZENT Audi R8 LMS
Audi R8
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH14501Lap
1030IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH501Lap
1116MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS24501Lap
125マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 Italia GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH501Lap
1311GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL492Laps
1427PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH492Laps
1561SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH492Laps
162エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH483Laps
174GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH483Laps
1877investors Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
小林 賢二
イゴール・スシュコ
YH465Laps
1948DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH429Laps
20360RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH429Laps
2143ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS3714Laps
---- 以上規定周回数(35Laps)完走 ----
-14Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
山野 直也
YH1734Laps
-31apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH843Laps
  • Fastest Lap: CarNo.66 triple a Vantage GT3(吉本大樹/星野一樹組) 1'57.648 (12/51) 256.92km/h
  • CarNo.66(吉本大樹)は、大会特別規則書第28条(ピットレーンの制限速度)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • CarNo.360(田中篤)は、S-GT SpR第30条1.a(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課すもリタイアのため執行を留保した。

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎGTA定例会見 GT500はマニファクチャー選手権の制定を目指す

GTアソシエイション(GTA)は10月28日、スーパーGT第8戦の開催されているツインリンクもてぎで定例会見を行い、これまでの観客動員実績や先頃契約を締結したITR(DTMシリーズの運営団体)との車両規則統一などについて坂東正明代表が語った。
詳細は以下の通り

(今シーズンを振り返って)
早かったなという印象だ。震災から一年経っての開幕戦ということで、FIA-GT3の導入と、安全性を考慮したGT500の2リスアップ。
観客動員数はどこも前年増。オートポリスだけは台風の影響もありマイナスとなったが、ここまでの7戦で36万4900人で前年比122.5%だ。
一昨年のお客様に戻ってきていただいたと思っている。これからもリピーターになっていただけるよう、環境づくり、満足度の向上に取り組んでいきたい。

(*ITRとの契約の件)
今回、DTMと車両規則を統一したが、レース運営については今まで通りだ。250km〜1000kmのレース距離を2名のドライバーが走り、タイヤ、エンジンのコンペティションも行う。
DTMに合わせることでコストダウンを計りながら、お客様に納得していただけるクルマを作っていく。
上半分は市販車の形状を保ちつつ、下半分で工夫を凝らす。
車体を構成するパーツのうち50アイテムをITRからGTAが窓口となって一括購入するほか、20アイテムを国内で一括生産するが、その他の部分に関してはマニファクチャーではなくチームが作っていく。500クラスのチームが今後も存続していけるよう、触れる部分は確保する。
モノコックについては国内生産で、ミッドシップも基本的に同じものを使用する。ただしITRとの取り決めで剛性や強度はDTMと同じものになる。

来年の5〜6月頃に3メーカー合同でシェイクダウンを行うが、その後の空力やタイヤの開発は各自が2014年の開幕に間に合うように行っていく。タイヤについては、たとえ使用しないメーカーであっても開発のための時間は作るよう、各マニファクチャーには伝えてある。

(DTMとのレースの相互乗り入れについて)
シリーズ戦にスポットで参戦することについては、DTM側はマニファクチャー選手権への影響があるため反対している。スーパーGTとしてもシリーズを引っ掻き回されては困るという思いは同じで、現実にはシリーズせん以外で行うことになるだろう。ただし、向こうがシリーズ参戦したいというならウェルカムだ。

またアジア圏での開催については、現在DTMはロシア、中国、インドでの開催を希望している。参戦するマニファクチャーが今後開拓したい市場ということでマーケティング上重要とのことだ。
スーパーGTとしてもアジア各国でGT3の選手権をやり、ACOの選手権にGT300クラスを参戦させ、GT500はマニファクチャー選手権にしていきたいと考えており、アジア圏へ拡大していきたいとの考えはあるので、開催日程など、必要に応じてITRと調整していく。
日本ではまだ開発部隊と営業さんがバラバラで、レースのマーケティングへの活用が確立されていない。これについては今後GTAがアドバイスしていきたい。スーパーGTでは現時点でマニファクチャー選手権をかけることには3メーカーが揃って反対している。しかし今後は開発だけでなく営業にも使えるように、こうした選手権もやっていきたい。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフリー走行 #19ウェッズスポーツSCがトップタイム

スーパーGT第8戦のフリー走行は、#19ウェッズスポーツADVAN SC430(荒聖治/アンドレ・クート組)が1'43.373でトップタイム。2番手に#6ENEOS SUSTINA SC430(伊藤大輔/大嶋和也組)が2番手につけ、ここでもレクサスSC430が1-2という結果となった。
GT300はシリーズチャンピオンを争う3台が#33HANKOOK PORSCHE(影山正美/藤井誠暢組)、#911エンドレスTAISAN 911(峰尾恭輔/横溝直輝組)、#66triple a Vantage GT3(星野一樹/吉本大樹組)の順でトップ3を占めた。

gt_r08_f_19 gt_r08_f_33

好天に恵まれた公式予選日と打って変わって決勝日の天気予報は雨。朝から時折り小雨がぱらついていたものの、朝9時からのサーキットサファリが始まる頃には一旦やみ、9時15分から45分間のフリー走行は終始ドライコンディションで行われた。
開始早々にトップに立ったのは#23モチュールGT-R。これを開始10分で#12カルソニックGT-Rが上回る。タイムは1'43.871。3番手には#18ウイダーHSVがつける。
暫くはこの順位のまま各車ロングランを行っていたが、残り15分のところで#17ケーヒンHSVが1'43.798を記録、それを残り7分で#6エネオスSCが1'43.637上回り、終了2分前で#19ウェッズスポーツSCが1'43.373を記録してトップに躍り出た。
一方、ポールシッターの#38ZENT SCはこのセッションを10番手で終えている。

GT300クラスはシリーズランキング上位3台がトップ3を占める展開。
昨日トラブルによりノータイムに終わった#66アストンマーチンも3番手につけており、後方グリッドからの巻き返しが大いに期待される。
JAF-GT勢は#2エヴァンゲリオンRT紫電の6位が最上位だった。

しかし現時点での予報では午後の決勝はかなりの雨量があるものとされており、この結果がどの程度影響するかは疑問が残る。

第8戦決勝は午後2時より53周(250km)で行われる。

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Keiichiro TAKESHITA

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎフリー走行結果

MOTEGI GT 250km RACE -RIJ- (2012/10/28) Free Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2012 AUTOBACS SUPER GT Round 8 ツインリンクもてぎ 4.801379km

PosNoClsCls
Pos
Car
Maker Model
DriverTireWhTimeBehindkm/h
1195001WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430
荒 聖治
アンドレ・クート
YH1'43.373-167.210
265002ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430
伊藤 大輔
大嶋 和也
BS1'43.637 0.264166.784
3175003KEIHIN HSV-010
HONDA HSV-010 GT
金石 年弘
塚越 広大
BS1'43.798 0.425166.525
4125004カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R
松田 次生
ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
BS1'43.871 0.498166.408
5235005MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R
本山 哲
ミハエル・クルム
BS1'43.913 0.540166.341
61005006RAYBRIG HSV-010
HONDA HSV-010 GT
伊沢 拓也
山本 尚貴
BS1'44.319 0.946165.693
7365007PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
BS371'44.329 0.956165.677
8185008ウイダー HSV-010
HONDA HSV-010 GT
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
BS1'44.333 0.960165.671
915009S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
MI1'44.344 0.971165.654
103850010ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430
立川 祐路
平手 晃平
BS1'44.424 1.051165.527
11850011ARTA HSV-010
HONDA HSV-010 GT
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
BS1'44.500 1.127165.406
123950012DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430
脇阪 寿一
石浦 宏明
MI1'44.813 1.440164.912
132450013D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
YH1'44.922 1.549164.741
143250014EPSON HSV-010
HONDA HSV-010 GT
道上 龍
中山 友貴
DL1'45.186 1.813164.328
153550015KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
BS1'45.209 1.836164.292
16333001HANKOOK PORSCHE
PORSCHE 911 GT3 R
影山 正美
藤井 誠暢
HK1'50.035 6.662157.086
179113002エンドレス TAISAN 911
PORSCHE 911 GT3 R
峰尾 恭輔
横溝 直輝
YH1'50.694 7.321156.151
18663003triple a Vantage GT3
ASTON MARTIN V8 Vantage
吉本 大樹
星野 一樹
YH1'51.047 7.674155.654
19873004JLOC ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
山西 康司
山内 英輝
YH1'51.348 7.975155.234
20523005GREEN TEC & LEON SLS
Mercedes-Benz SLS AMG GT3
竹内 浩典
黒澤 治樹
YH1'51.473 8.100155.060
2123006エヴァンゲリオンRT初号機アップル紫電
MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16
高橋 一穂
加藤 寛規
YH1'51.536 8.163154.972
22883007マネパ ランボルギーニ GT3
Lamborghini GALLARDO GT3
織戸 学
青木 孝行
YH1'51.578 8.205154.914
2333008S Road NDDP GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
関口 雄飛
千代 勝正
YH481'51.597 8.224154.887
2403009GSR 初音ミク BMW
BMW Z4 GT3
谷口 信輝
片岡 龍也
YH1'52.404 9.031153.775
251630010MUGEN CR-Z GT
HONDA CR-Z
武藤 英紀
中嶋 大祐
BS241'52.423 9.050153.749
261130011GAINER DIXCEL R8 LMS
Audi R8-LMS ultra
田中 哲也
平中 克幸
DL1'52.454 9.081153.707
273030012IWASAKI MODAクロコ apr R8
Audi R8-LMS ultra
岩崎 祐貴
坂本 雄也
YH1'52.609 9.236153.495
283130013apr HASEPRO PRIUS GT
TOYOTA PRIUS
新田 守男
嵯峨 宏紀
YH1'53.012 9.639152.948
292130014ZENT Audi R8 LMS
Audi R8
都筑 晶裕
リチャード・ライアン
YH141'53.033 9.660152.920
30530015マッハGoGoGo車検Ferrari458
Ferrari 458 Italia GT3
玉中 哲二
植田 正幸
YH1'53.093 9.720152.838
316130016SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
山野 哲也
佐々木 孝太
YH1'53.275 9.902152.593
322730017PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ
Ferrari F430 GTC
山岸 大
井口 卓人
YH1'53.50210.129152.288
33430018GSR ProjectMirai BMW
BMW Z4 GT3
番場 琢
佐々木 雅弘
YH1'53.79710.424151.893
3436030019RUN UP CORVETTE
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
田中 篤
白坂 卓也
YH1'54.11410.741151.471
354830020DIJON音々CALLAWAYワコーズED
CALLAWAY CORVETTE Z06R GT3
高森 博士
密山 祥吾
YH1'54.28210.909151.248
364330021ARTA Garaiya
ASL ARTA Garaiya
高木 真一
松浦 孝亮
BS1'54.29110.918151.236
377730022investors Audi R8 LMS
Audi R8-LMS
小林 賢二
イゴール・スシュコ
YH1'54.62611.253150.794
381430023Team SGC IS350
LEXUS IS350
折目 遼
山野 直也
YH1'54.67811.305150.726

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