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2010年11月

JAF Grand Prix | SUPER GT

SGT:JAF GPでJIMGAINERが大感謝祭を開催! レアなグッズをどど~んと大放出! (JIMGAINER)

緊急告知!
今年1年間のご声援に感謝して
JAFGRANDPRIX FUJI SPRINT CUP 2010特別企画!!
大抽選会開催!!

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 JIMGAINERオリジナルグッズもしくは平中オフシャルグッズをグランドスタンド裏『ユーロスポーツ』ブースでお買い求め頂くと、その場で抽選!!

 最終戦#86とのバトルで傷ついたBBSアルミホイールやF430に使用していたDIXCELブレーキパット、昨年のF430に使われていたRAYSのアルミホイールをプレゼント。

 他にはドライバーグッズや、写真もありますよ~。

 アルミホイールは限定3個、ブレーキパットは限定8個。お持ち帰りに関してはこちらでは対応出来かねますので、ご自身でお願いいたします。

 残念ながらハズレの方にはステッカー差し上げます!

 皆様のご来場お待ちいたしております。

Text & Photo: JIMGAINER

Formula Challenge Japan

FCJ:第12戦鈴鹿決勝 中山雄一が12戦中10勝目を飾りシーズンを締めくくる (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第12戦の決勝が11月7日、16周で行われた。昨日の快晴とはうって変わり、鈴鹿サーキット上空には厚い雲が垂れ込めたが、幸い朝8時20分にスタートしたレースは終始ドライでの走行となった。

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 ホールショットを奪ったのは2番手スタートの#20松井孝允。

 12連続ポールの#1中山雄一は最初の動き出しで出遅れて松井に並ばれたが、無理をして3位以下に後退するリスクを避け、一旦引く格好でベストのラインを取り、2番手で1コーナーに入っていった。

 昨日の会見で「スタートで前に出れば勝てる」と語った松井はその宣言どおりトップに立ったものの、路面温度の低い早朝のレースということもあってうまくタイヤのグリップを得られず、序盤のペースが中々上がらず、2分5秒台の走行に終始する。このためテール・トゥ・ノーズで追従する中山を振り切ることができないばかりか、3位の#21近藤翼、4位の#7平峰一貴らにも徐々に間隔を詰められてしまった。

 一方2位の中山は区間ごとの松井との差を考え、オーバーテイクポイントをヘアピンかシケインに定めてじっと隙を伺い、満を持して5周目のシケインでインに飛び込み、トップを奪い返した。

 懸命についていこうとする松井だったが、前が開けた中山は一気にペースアップ、8周目には昨日の第10戦とほぼ同ペースの2分3秒台を記録し、松井との差を3秒以上に広げてきた。

 松井も中盤以降にはペースを取り戻し、13周目には中山と同ペースの2分3秒956を記録したが、時既に遅し。中山は2位以下に3.649秒の差をつけて16周を走り切り、今季10勝目をものにした。

 2位は松井。3位には#7平峰一貴が入った。

 昨日初表彰台を獲得し、今日も序盤3位を走行していた#21近藤翼は左リヤサスペンションの破損により、9周目のヘアピンでストップ、惜しくも好走が実らなかった。

 これでFCJは2010年の全日程を終了。

 ポイントランキングは既に王座を確定させていた#1中山雄一が135ポイント、2位は#20松井孝允で56ポイント、3位はルーキーの#7平峰一貴で48ポイントとなった。

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優勝:中山雄一(東京中日スポーツ賞受賞)
 「スタートは動き出しで失速したものの、その後の加速はそれほど悪くなかったのですが、松井選手のスタートがそれ以上に良くて、2位に後退してしまいました。後ろについて走りながらヘアピンかシケインで抜こうと決め、シケインで抜きました。松井選手を信頼してフェアなバトルができました。前に出てからはペースを上げられました。終盤リヤのバランスが悪くなり、ドライビングが難しくなりましたが、うまく走りきれました。ここまで2位に落ちてから抜き返すレースができていなかったので、今日勝てたことは来年への自信に繋がりました。今シーズンは思っても見なかった好成績を残すことができ、びっくりした1 年でした。アドバイスやサポートをしてくださった皆さんには心から感謝しています」
2位:松井孝允
 「スタートで前に出るという課題はクリアできたのですが、気温の低いコンディションの中でタイヤの暖め方が充分でなかったために序盤のペースが上がりませんでした。鈴鹿で抜かれることはないと思っていたのに抜かれる結果になりましたが、中山選手とクリーンなバトルができたのは良かったです。後半はペースが上がり、トップと差の無いペースで走れました。前半のペースが上がらなかったことが今日の悪いところです。今年一年、様々な方にアドバイスをいただき、メカニックの皆さんには遅くまでクルマを調整していただくことがありました。一年間いいクルマを用意してくださったチームの皆さんに感謝しています」
3位:平峰一貴
 「近藤選手がトラブルで止まって表彰台を獲得することになりましたが、嬉しいです。ペースは悪くなかったのですが、シフトリンケージに不具合があり、うまくカバーしながら走らなければならず、前の二人に追いつけませんでした。チャンピオンシップでも松井選手に追いつくことができませんでしたが、初めて参戦したシーズンで来年に繋がる結果は出せたと思います。ホンダさんをはじめ、今年一年サポートしてくださった皆さんに心から感謝しています」
Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第11戦鈴鹿決勝 中山雄一が9勝目、近藤翼が初表彰台で東京中日スポーツ賞! (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第11戦の決勝レースが11月6日、13時15分より12周で行われた。

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 朝から快晴の鈴鹿サーキットは日が高くなるにつれて気温、路面温度が上昇。ここにフォーミュラニッポンのフリー走行で乗ったラバーなどが影響し、各ドライバーは朝の第10戦決勝とは異なったコンディションでの走行を求められた。 スタートでトップに立ったのはポールポジションの#1中山雄一。2位に#20松井孝允がつけ、3番手には#21近藤翼が上がってきた。4位は3番手スタートの#7平峰一貴。近藤の背後にぴたりとつけて挽回のチャンスを伺う。

 その後方では、#15白石勇樹、#18中村真志、#4平川亮らが接近戦を展開、2周目の130R手前で中村が白石のインを突いて9位に浮上、平川もそれに続き、白石とサイド・バイ・サイドの状態でシケインに向かっていく。

 ところがその後方を走っていた#10勝田貴元がシケインへのブレーキングで姿勢を乱し、インをカットする状態で中村に接触。二人はコースを飛び出してそのままレースを終えている。

 こうした混乱を尻目にトップの中山は何度も縁石に乗り上げ、リヤを滑らせながらも周回ごとにタイムを更新する攻めの走りを続け、後続との差を着々と広げていく。

 ラップタイムこそ2分04秒台と朝の決勝には及ばないものの、他のドライバーとは明らかに異なるペースで折り返し点となる6周終了時点で松井に4.431秒、ファイナルラップでは8.590秒という圧巻の走りで今季9勝目をものにした。

 3位は近藤。最後まで平峰に付け入る隙を与えず、初の表彰台を獲得した。

 また、第11戦の予選でクラッシュし、第12戦の予選を走れなかった#5小河諒は決勝への出走が危ぶまれたものの無事スタートし、#6加賀美綾佑と熾烈なドッグファイトを展開、18位で完走を果たしている。

第12戦決勝は明日朝8時20分より、16周で行われる。

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優勝:中山雄一
 「今回もポールからのスタートでしたが無難にこなせました。その後はマシンの性能を100%引き出す走りを心がけ、最後まで本気で走りました。予選を走ったときとは路面コンディションが変わっていたので、それをアジャストしながら走り、後半はタイヤのグリップが落ちてきましたがタイムをうまくまとめられました」
2位:松井孝允
 「今日2回目のレースでしたが、今回はクルマが動き出さないよう強めにブレーキを踏んでスタートし、まずまずの出来でしたが前に出ることが出来ませんでした。それがこのレースの全てだったと思います。明日もスタートに集中して、そこで前に出られれば勝てると思います。第10戦のときはクラッチがずっと繋がってる状態だったんですが、第11戦の決勝までに調整してくださったメカニックの皆さんには感謝しています」
3位:近藤翼(東京中日スポーツ賞受賞)
 「スタートがうまく決まって2台抜くことが出来ました。レース中盤は苦しい走りになりましたが、後半になってペースを取り戻せました。今日みたいな調子で走れたら明日もいい結果が出せると思います。今回の好調は、これまでのレースでタイヤの使い方を学んできたことの影響が大きかったと思います」
Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第11,12戦鈴鹿公式予選 中山雄一、開幕から全戦ポールポジション! (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン第11戦、12戦の公式予選が11月6日、鈴鹿サーキットで行われた。

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 今回は決勝レースが3回行われるという変則スケジュール。第11戦の公式予選は第10戦決勝終了後、フォーミュラニッポンのフリー走行を挟んで10時40分より15分間で行われた。

 最初にトップに立ったのは#2野尻智紀。しかし計測2周目でここまで10連続ポールの#1中山雄一が2分04秒024でトップに。一旦は#20松井孝允がこれを上回ったものの、開始10分過ぎに中山が2分03秒773を記録して再びトップに。その後も快調にペースを上げ、最後は2分03秒533を記録して連続ポール記録を11に伸ばした。

 2番手には松井、3番手には#7平峰一貴がつけた。

 また、この予選セッションは終了まで1分を切ったところで#5小河諒のクラッシュにより赤旗が出され、そのまま終了となっている。

 最終コーナー出口でアウト側のウレタンバリアに激突した小河の車両は左フロントサスに大きなダメージを負ったため、小河はこのあとの第12戦の予選にも出走できなかった。

 第12戦の公式予選は小河の車両を回収した後、予定通り11時5分より開始された。

 11連続ポールの中山は最初のアタックからトップに立ち、一人2分03秒台で周回を重ねていく。

 その後方では松井、#21近藤翼、#2野尻智紀らが僅差で2位争いをする展開となったが、結局松井がフロントローを獲得、#14大谷飛雄、平峰らが終盤タイムを上げて3位、4位につけ、近藤が5位。中山は開幕以来12戦連続、2010年シーズン全戦をポールポジションからスタートすることとなった。

Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Challenge Japan

FCJ:第10戦鈴鹿決勝 中山雄一が今季8勝目、立石燎汰が初ポイントで東京中日スポーツ賞 (JRP)

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第10の決勝レースが11月6日、8時45分より鈴鹿サーキットで行われた。

 このレースは本来、10月10日にF1日本グランプリのサポートレースとして開催される予定だったが、前日の雨による予定変更でF1の予選が日曜朝に順延となった影響でキャンセルされていた。それが今回、当初予定されていた第11戦、12戦の公式予選の前に開催されることになった。周回数は10周。グリッド順は前回の第9戦のレース結果に基づいたもの。よってポールポジションは第9戦優勝の#1中山雄一。連続ポール記録を10に伸ばしている。

 また、中山は#4平川亮とともに先週岡山で開催されたフォーミュラBMWパシフィックシリーズに参戦しており、第1レースでポールポジションを獲得、決勝でもトップでゴールしたが、レース後の車検でデファレンシャルの組み付け方法に問題があるとされ、残念ながら失格となっている。しかし翌日の第2レースでも 3位に入賞し、初めてのクルマ、走りなれないコースでも並外れた速さを見せ付けてこの週末に臨んだ。

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 ところがその中山は、コースインしてダミーグリッドにつく途中、ヘアピン立ち上がりでまさかのスピン。ガードレールにヒットして前後ウィングにダメージを受けてしまった。グリッド上でガムテープによる応急処置を施したものの、変形は見た目にも明らかであり、走行への影響が懸念された。

 しかし、中山はスタートで見事にホールショットを決めると、序盤からハイペースで後続を突き放しにかかる。

 2位に#20松井孝允、3位には#7平峰一貴、4位には#2野尻智紀がつけた。

 その後方では2コーナー立ち上がりで8番手スタートの#19元嶋佑弥がスピン、スプーンでは野尻を追い上げていた#17石井一也がスピンしてしまい、それぞれ16位、21位に後退している。

 2位松井と3位平峰は序盤接近戦を展開していたが、3周が経過したところで松井に対してジャンプスタートに対するドライビングスルーペナルティの裁定が下り、松井は5周終わりでピットレーンへ、一気に19位に後退した。

 中山はクラッシュによるハンドリングへの影響を最初の1、2周で確認すると、次第にペースを上げていく。一方、2位に繰り上がった平峰は昨日の公式練習でブレーキトラブルが見つかり、夜遅くまでかかって修復してこの決勝に臨んでいる。その影響もあってか、慎重な走行を強いられていた。

 このため両者のギャップは周回を重ねるごとに開いていった。

 結局中山は最後までペースを緩めることなく周回を重ね、9周目でファステストラップとなる2分3秒395を記録、後続に9.784秒差をつけてフィニッシュ、今季8勝目を挙げた。

 2位は平峰、3位は野尻だった。

 なお、東京中日スポーツ賞は、今回自己最高の4位でフィニッシュした#11立石燎汰が受賞した。

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優勝:中山雄一
 「スタート前にドキっとすることがあり、最初は動揺していましたが、走行するにつれて落ち着きを取り戻し、レース後半は限界を探りながらペースを上げて走ることができました。朝のレースということで昨日とはグリップレベルが違いましたが、うまくアジャストすることができました。このあとの予選では路面温度が上がってまた違ったコンディションになると思いますが、またポールポジションを獲って優勝したいです。(クラッシュの状況は)前のクルマとの間隔を広げようとしてウェイビングをしていたらヘアピン出口で飛び出してしまいました。ダメージの影響を確かめながら気を使って走ったので、終わったときはほっとしました。グリッド上ではたくさんの方から励ましやアドバイスをいただき、それが心の支えになりました。本当にありがとうございました」
2位:平峰一貴
 「昨日の走行でクルマの調子が良くなくて、ペースも遅かったので、ロガーデータを確認したところ、ブレーキに問題があることがわかり、メカニックの皆さんが夜遅くまでかかって修正してくださいました。そのお陰でこの結果が出せました。心から感謝しています。クルマの調子は戻ってきているので、このあとの予選、決勝でもしっかり走っていい結果を出したいです。(松井のジャンプスタートについて)赤ランプがついた時点で動いたのが判っていました。こっちはブレーキで無理ができなかったし、いずれペナルティーが出ると思っていたので、そのままついて走っていました」
3位:野尻智紀
 「ラップタイムはそれなりで、良くも悪くもない状態でした。このあとも予選が2回ありますので、気持ちを切り替えて一発いいタイムを出していい結果を出したいです。まだ2回チャンスが残っていますから、それを生かして来年につなげたいです」
立石燎汰(東京中日スポーツ賞受賞)
 「スタートには自信があり、2台抜くことができました。鈴鹿は殆ど走ったことがありませんでしたが、F1の前にスポンサーさんのお陰でスーパーFJにエントリーすることができ、その経験が生きたと思います」
Text & Photo: Japan Race Promotion

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿 J.P.デ・オリベイラが第2レースを制し2010年シリーズチャンピオンを獲得! (TOYOTA)

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第2レースで勝利を飾り、悲願のシリーズチャンピオンを獲得した
J.P.デ・オリベイラ(#19)

 2010年フォーミュラ・ニッポンの最終戦となる第7戦が11月6日(土)、7日(日)の両日、三重県の鈴鹿サーキットで行われた。

 今大会は今季唯一の2レース形式で行われることとなり、第1レースがピットイン義務無しの20周、第2レースがタイヤ交換義務有りの28周というスプリントレースで競われる。

 各レース毎に獲得できるポイントは、通常の半分となるが、この最終戦では、加えて優勝者に特別ボーナス3ポイントが与えられる。また、2レース共にポールポジション獲得者には1ポイントが与えられるため、この1レースで最高18ポイントもの大量得点が可能となっている。

 タイトル争いはトヨタエンジンのJ.P.デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)とアンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)の2台が同ポイント首位で並んでいるが、この2台を含む上位4台は僅かに8ポイント差。大混戦となっているタイトル争いは、最後まで全く予断を許さない状況で最終戦を迎えた。

 6日(土)、秋晴れの鈴鹿サーキットで午後2時よりノックアウト方式の予選がスタート。2レース形式で行われる今大会は、予選Q1で第1レースのグリッドが決定されるため、Q1から激しいタイムアタックが繰り広げられた。

 予選Q1の結果、ランキングトップ4を占める4台が、第1レースのトップ4、2列目までを占めることとなり、その4台の差はわずか0.082秒という超接戦。オリベイラが最前列2番手、ロッテラーが3番手につけた。

 以降第1レースのグリッドは、TDPドライバーの大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)、平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)、石浦宏明(Team LeMans)が6,7,8番手で続き、松田次生(KONDO RACING)が 10番手。ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)が11番手、TDPドライバーの井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)が 13番手、平中克幸(KCMG)14番手と決定した。

 Q1の上位12台がQ2へ進出。Q2では平手、石浦、松田、コッツォリーノが惜しくも敗退となり、この4台は第2レースで8番手(予選後他車のタイム抹消があったため)から並ぶグリッドが確定した。

 Q3では、再びコンマ差での激戦となったが、最後の最後にオリベイラが渾身のアタックでトップタイムをマークし、第2レースのポールポジションを獲得。ロッテラーは、またしてもコンマ1秒以下となった争いの中で惜しくも5番手。大嶋が6番手でロッテラーに並ぶ3列目グリッドを確保した。

 7日(日)、第1レースが行われる午前10時20分には、路面はドライながら曇り空に覆われ、気温14度、路面16度と肌寒いコンディションとなった。

 スタートでは、2番手グリッドのオリベイラが出遅れ、4位に後退。ロッテラーは前を行く小暮卓史(NAKAJIMA RACING)を猛プッシュするも、抜きにくい鈴鹿でのパッシングには至らず。

 中盤、首位を行くロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の車両からオイルの白煙が上がるようになり、3位のロッテラーは苦しい状況での追い上げを強いられた。しかし、首位のデュバルはそのまま最後まで走りきり、ロッテラーは3位でフィニッシュ。オリベイラは4位に入り、これにより、オリベイラが39.5ポイント、ロッテラーが39ポイント、デュバルが37ポイント、小暮が35ポイントという、更なる僅差となり、最後の第2レースは、ランキング上位3名は優勝すればチャンピオン、という状況で迎えることとなった。

 第2レースがスタートする午後2時半には、第1レースとは変わって太陽も顔を覗かせ、気温19度、路面温度27度のコンディションで28周の決勝レースがスタートした。

 スタートではポールポジションのオリベイラがトップをキープ。5番手スタートのロッテラーは1コーナーまでに前走車に並びかけると、そのままサイド・バイ・サイドでコーナーを抜け、アウトから見事にパス。3位に浮上。後方では8番手スタートの平手が6位へとポジションアップを果たした。

 1周目はトップを守っていたオリベイラだったが、2周目のストレートから1コーナーへの進入で小暮の先行を許してしまった。しかし、小暮とオリベイラのポイント差は4.5ポイントあるため、オリベイラはこのままの順位でフィニッシュしてもチャンピオン獲得という状況となった。

 義務とされたタイヤ交換のピットインは、10周目以降と決められており、その10周が終わったと同時に、前走車に阻まれペースアップに苦しんでいた大嶋が先陣を切ってピットイン。翌周以降、各車次々にピット作業を進めていった。

 後続集団がほぼピットを終えた後、17周目終了時に首位の小暮がピットイン。ここでエンジンストールを喫しタイムロスした小暮を、翌周ピットへ向かったオリベイラが、タイヤ2本交換でかわし、再び首位を奪取した。

 最後までピットインを引っ張ったロッテラーは、20周目終了時にピットインし、右リアタイヤ1本のみ交換という奇策で小暮の前、2位でコース復帰。優勝すればチャンピオン獲得となるロッテラーは、オリベイラの前に出るべくプッシュを続けるが、後方からは小暮の猛追を受け、オリベイラに追いつくまでは至らず。

 そのままオリベイラが逃げ切り、トップでチェッカー。今季2度目となる勝利を挙げ、悲願のシリーズチャンピオンを獲得した。

 2位はロッテラー。ランキングでは僅か4.5ポイント届かず、2位となった。最後まで4位争いを繰り広げた平手は逆転ならず6位。大嶋が7位でポイントを獲得した。

 オリベイラのシリーズチャンピオン獲得により、トヨタエンジンはフォーミュラ・ニッポンで2008年以来のチャンピオンを奪還。チームタイトルでも、Mobil 1 TEAM IMPULがチャンピオン、PETRONAS TEAM TOM'Sが2位となった。

Text & Photo: トヨタ自動車株式会社

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿 レース1でL.デュバル選手が優勝するもタイトルには届かず、L.デュバル選手がシリーズランキング3位、小暮選手が4位 (HONDA)

 11月7日(日)、三重県・鈴鹿サーキットにおいて2010年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦の決勝レースが開催された。

 2010シーズンのフォーミュラ・ニッポンは、この鈴鹿ラウンドが最終戦となる。今シーズンは、これまでの6戦すべての優勝者が異なり、その6名全員がシリーズチャンピオン獲得の可能性を持つという近年まれに見る大混戦となっている。決勝は2レース制でボーナスポイントも設定されるため、最大18ポイント差からの逆転もありえることとなる。

 第6戦オートポリス終了時点でのシリーズポイントランキングは、#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)がトップから5ポイント差の3位、#1 ロイック・デュバル選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が同8ポイント差の4位に位置し、虎視眈々と逆転のチャンスを狙っている。また、今シーズン初参戦ながらランキング7位につける#31 山本尚貴選手(NAKAJIMA RACING)は、ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得を目指して最終戦に挑む。

 6日(土)の公式予選は快晴のもとで行われた。今回の予選は従来通りの3セッションによるノックダウン方式。決勝レース1のグリッド順はセッション 1回目の結果が、決勝レース2のグリッドはセッション3回目の結果がそれぞれ反映される。両方のポールポジションに1ポイントのボーナスポイントが与えられるため、予選開始から各車が激しいタイムアタックを繰り広げた。

 セッション1では、1分40秒828を記録したL.デュバル選手がレース1のポールポジションを獲得し、小暮選手が4番手、山本選手が5番手、#10 塚越広大選手(HFDP RACING)が9番手となった。セッション2、3ともに激しい戦いが繰り広げられた結果、レース2の決勝グリッドは小暮選手が2番手、山本選手が自己最高位となる3番手、L.デュバル選手が4番手、塚越選手が7番手を獲得した。#16 井出有治選手(MOTUL TEAM 無限)は両レースとも12番手となり、#2 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は予選終了後の車両検査でスキッドブロックの寸法違反の裁定が下されたため、両レースとも15番手からのスタートとなった。

 7日(日)の決勝日は曇り空となったが、気温はあまり下がらず、午前10時で気温14℃、路面温度16℃のコンディションとなった。午前中に開催されるレース1の決勝は20周のスプリントレースであり、タイヤ交換の義務はない。対して、午後のレース2決勝は28周でタイヤ交換の義務(交換本数の制限はない)が発生する。また、2レース制となるために1レースの獲得ポイントは半分となるが、優勝者には3ポイントのボーナスポイントが与えられるため、勝利を目指した激しいバトルが繰り広げられることが予想された。

fn101107011L.jpg  午前10時20分、レース1のフォーメーションラップが開始され、参加台数15台のマシンがシグナルに合わせてグリッドから一斉にスタートした。ホールショットを奪ったのは、ポールポジションスタートのL.デュバル選手。続いて4番手スタートの小暮選手が好スタートを切り2位に浮上し、Honda エンジンが1-2態勢を築く。オープニングラップを終え、山本選手は6位、井出選手は8位に浮上。塚越選手は11位、伊沢選手は14位を走行する。

 2周目終了時点で、トップのL.デュバル選手は小暮選手に1秒065の差をつける。2位の小暮選手は後続のマシンを抑えながら走行する。このポジションとタイム差に大きな変化がないままレースは10周目を迎えるが、11周目のホームストレートで、L.デュバル選手のマシンのリア部分から白煙が上がり始める。この白煙はミッションのオイルが漏れているのが原因で、シフト操作に大きな影響を感じなかったL.デュバル選手は、白煙を上げながらも走行を続けてトップを守り続ける。また、背後を走る小暮選手は、L.デュバル選手のマシンから吹き出す白煙でヘルメットの視界に影響があるために、様子を見ながら 2位を走行する。

 15周目に入り、L.デュバル選手のマシンから出る白煙が徐々に多くなるものの、逆転タイトル獲得を目指すL.デュバル選手は、ラップタイムを落とさずに粘り強くチェッカーフラッグを目指して走り続ける。また、小暮選手も、限られた視界の中で2位争いを繰り広げた。

 L.デュバル選手は、トラブルを抱えながらも最後までトップの座を譲らずに20周を走りきり、ポール・トゥ・ウインでレース1を制した。小暮選手は 2位、山本選手が6位、井出選手が8位、塚越選手が10位、伊沢選手が11位でHondaエンジン搭載マシンは全車完走を果たしている。

 この結果、シリーズタイトル争いでL.デュバル選手がトップと2.5ポイント差(計37ポイント)の3位、小暮選手が4.5ポイント差(計35ポイント)の4位となり、ランキング上位4名がレース2でシリーズタイトルをかけて戦うこととなった。

 午後から強い日差しが照りつけだし、レース2のスタート前には気温が19℃、路面温度は27℃まで上昇した。レース2は、小暮選手が2番グリッド、山本選手が3番手、L.デュバル選手が4番手、塚越選手が7番手、井出選手が12番手、伊沢選手が15番手からスタートを迎える。逆転タイトル獲得を目指すL.デュバル選手と小暮選手は、このレースで優勝することが最低限の条件となる。最終決戦に向け、レース1より長い28周の距離、タイヤ交換の義務などの要素に対して各チームがどのような戦略を立てるのかが注目された。

 決勝レースは、午後2時34分にグリッドスタートが切られた。小暮選手は2位をキープ。山本選手はS字コーナーでポジションを1つ下げて4位、L. デュバル選手は5位を走行する。小暮選手は、2周目のホームストレートでトップのマシンに並ぶと1コーナーで見事に抜き去って首位に浮上する。小暮選手とチームメートの山本選手は、スタート時点で燃料搭載量を少なくしてレース前半をリードする作戦を採っており、積極果敢な走りを続ける。

 4周目に入り、1分43秒台のハイペースを維持する小暮選手は、2位に1秒626の差をつけてトップを走行する。続いて4位に山本選手、5位にL. デュバル選手、8位に井出選手、11位に伊沢選手。塚越選手は15位と大きく出遅れる。ラップタイムが1分45秒台と思うように上がらないL.デュバル選手は、4位の山本選手から遅れ始める。

 13周目に入り、小暮選手は2位との差を5秒685まで広げる。13周終了時にL.デュバル選手がピットインを敢行。ピット作業時間を短縮させるために、タイヤを1本のみ交換して約7秒でコースに復帰した。15周終了時に4位の山本選手がピットイン。タイヤを4本交換し、燃料補給が必要だったために約14秒のピット作業を費やし、コースに復帰した。その時点で、L.デュバル選手が山本選手の前に出た。

 小暮選手も17周終了時にピットインを敢行。しかし、タイヤ交換と燃料補給は順調に済ませたが、ピットアウト時に痛恨のエンジンストールを喫したため、約23秒のピット作業を費やしてコースに復帰した。そのため、次周にピットインを敢行した後続のマシンが逆転し、首位の座を明け渡してしまう。

 20周目に入り、小暮選手はピット作業のロスタイムの影響で、3位へ後退。4位にL.デュバル選手、5位に山本選手、8位に井出選手、11位に伊沢選手、12位に塚越選手が走行する。山本選手は果敢に4位のL.デュバル選手を攻め立て、激しい4位争いを繰り広げていく。

 3位の小暮選手は、最後まで前を走るマシンを攻めるが、抜くことはできずに28周のチェッカーフラッグを受けた。L.デュバル選手は4位、山本選手は5位、井出選手が8位、伊沢選手が11位、塚越選手が12位となった。優勝は#19 J.P.デ・オリベイラ選手(トヨタ)だった。

 この結果、シリーズタイトル獲得はならず、L.デュバル選手が計39.5ポイントでランキング3位。小暮選手は計38ポイントで4位となった。

コメント
坂井典次(Tenji Sakai)|「HR10E」開発責任者
 「最終戦での逆転タイトル獲得に向け、(レギュレーションで許される範囲で)エンジンにも改良を加えて臨みました。予選ではセッション3に5台が残り、手応えを感じていましたが、結果的にタイトルを獲得することができませんでした。これまでご声援をいただきありがとうございました。今シーズンを振り返ると、最高峰フォーミュラにふさわしい、非常にレベルの高い戦いになっており、シーズンを通して多くのファンのみなさまには、満足いただけたのではないでしょうか。これで2010年シリーズは終了しました。明日からはタイトル奪還に向け、Honda陣営一丸となって努力してまいりますので、今後ともご声援をお願いいたします。また来週には富士スピードウェイでJAFスプリントカップが開催されます。いつものフォーミュラ・ニッポンとは異なる趣向で開催されますので、ぜひともサーキットにお越しいただき、観戦していただきたいと思います」
ロイック・デュバル選手(レース1/優勝、レース2/4位、ランキング3位 #1 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
 「とても悔しい結果になりました。レース1は、10周目のヘアピンコーナーでミラーに白煙が見えたので、タイヤのスピンかなと思ったのですが、臭いでミッションのオイルが漏れていると分かりました。でも、シフト操作への影響はほとんどなく、チームからも無線で『そのまま走れ』と指示を受けたので全力で走り続けました。後半はリアタイヤが滑りやすくなりましたが、トップでチェッカーを受けることができました。レース2は、序盤から思ったようにペースが上がらずに苦労しました。全力を尽くしましたが、2年連続でタイトルを獲得することができなくて本当に残念に思っています。でも、新しいチームでここまでよく争えたと感じています。一生懸命に努力してくれたチームスタッフや応援してくれたファンのみなさまに感謝したいと思います」
小暮卓史選手(レース1/2位、レース2/3位、ランキング4位 #32 NAKAJIMA RACING)
 「レース2では、僕が優勝してオリベイラ選手が3位にならないとタイトルが獲得できない状況でしたので、燃料を少なくして前半をリードする作戦をチームが選択しました。過去にNAKAJIMA RACINGと2ストップ作戦などの経験があったので、どう戦えばよいか想像はできていました。でも、肝心のピットアウト時にエンジンストールをしてしまったときは血の気が引きました。最高の作戦をチームが用意してくれたのに、ミスをしてしまい申し訳ない気持ちと悔しさでいっぱいです。ピットアウト後は、なぜかハンドリングが変わってドライビングが難しい状況になり、ペースを上げることができませんでした。この悔しさを忘れず、次のチャンスは絶対につかみたいと思います。応援ありがとうございました」
山本尚貴選手(レース1/6位、レース2/5位 ルーキー・オブ・ザ・イヤー獲得 #31 NAKAJIMA RACING)
 「率直に言って、ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得できたのは、チームスタッフがシーズンを通してトラブルもなく、最高のマシンを用意してくれたおかげだと思います。開幕戦を迎えたときは、こんなに体力的にタフでハイレベルなカテゴリーなんだと実感し、1年間戦うことができるのか不安になったこともありました。手応えを感じられたのは、夏の第4戦もてぎでした。フリー走行は2番手で、予選セッション1ではミスなくアタックすることができてトップタイムを記録できたときは、うれしかったです。今日のレースで、デュバル選手とバトルをしたときは、『開幕戦と同じ状況だ』と思い出し、デュバル選手に僕が成長したことを感じてもらおうと攻めました。でも、最後まで抜けなかったので、本当に悔しいです」
Text & Photo: HONDA

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿第2レース 上位3人のコメント

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優勝:#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_r2_pc_oliveira タフなレースでした。上位4人が僅差でチャンピオンを争うという状況で、最後まで一つのミスも許されないという大きなプレッシャーの中で走りました。
序盤にコグレに抜かれたときは一瞬不安になりましたが、余りにもペースが速いのですぐに作戦が違うんだと判り、それからは後ろのアンドレとのギャップに気をつけて走ることにしました。終盤4、5周でやっと大丈夫だと感じ、それからは慎重に走りました。
第1レースでは「5秒前」ボードが出ると思い込んでニュートラルにして待っていたため、1速に入れるのが遅くなり、4位にポジションダウンしたので、第2レースでは最後尾がグリッドについた時点でチームから無線で知らせてもらうことにして、うまくスタートできました。
2位:#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r07_r2_pc_lotterer スタートは良かったと思います。1コーナーのスピードにアドバンテージがあると思ったのでそのままアウトから並んで3位に浮上しました。第1レースで僕のパッケージが優れていると感じたんですが、このレースでは中々トップの2台に近づけませんでした。スキッドプレートのことを考えて車高を少し上げたためにクルマのバランスが変わってしまったのだと思います。それでもタイヤ交換をしてからはバランスが良くなり、コグレの前にも出ることができました。最後までタフなレースでした。
(タイヤ1本交換の作戦にしたのは)チームに判断を任せました。狙いはピットストップの時間を短縮することと、ミスのリスクを減らすため。それからリヤを2本とも変えてしまうとアンダーステアが出てしまうので、それを防ぎたかったんです。
3位:#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_r2_pc_kogure このレースでは優勝してもオリベイラ選手が3位以下で無いとタイトルが取れないので、まずはスタートで前に出ること、それから山本選手が2位に上がってくることが理想でした。そのためには給油して4本交換もアリじゃないかとチームが判断しました。ピットインの周回は燃料等裁量から予め決まっていました。ピットストップでのエンジンストールで、それまでの良いことを全部忘れてしまいました。血の気が引きましたね。フォーミュラニッポンでは一度もストールしたことがなかったのに、こんな大事な場面でやってしまって、チームに申し訳ないと思います
優勝チーム監督:星野一義(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_r2_pc_hoshino ドライバーにはプレッシャーをかけないようにして、「青信号になったら行け」とそれだけ言っていました。
SUGO、オートポリスとトムスの作戦が光っていたので、オリベイラにも同じものをプレゼントしたいと思っていて、今回はかなえられたと思います。
優勝の喜びは勿論ありますが、それ以上に今回は(こみ上げるものが)きましたね。63にもなってこんなに感激するなんて、止められない世界だね。
トップの4人の誰がチャンピオンになってもおかしくない状況で、こんなに接近した戦いをしている。こんなに面白いレースなんだから、もっとお客さんに入って欲しいね。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNSIHI

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FN:第7戦鈴鹿決勝第2レース 小暮トップ浮上も痛恨のエンジンストール!オリベイラが今季2勝目を挙げてシリーズ王者に

全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦の決勝第2レースは11月7日午後、鈴鹿サーキットで行われ、ポールポジションの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)が一旦は#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)に先行を許すも、中盤のピットストップで逆転し、第2戦もてぎに続く今季2勝目を挙げるとともに、2010年のシリーズチャンピオンを獲得した。
2位は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、小暮はピットストップでのエンジンストールが祟って大幅にタイムをロスし、惜しくも優勝とタイトルを逃した。
(天候:晴れ コース:ドライ 観客動員数:16,000人)

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決勝第2レースは午後2時30分スタート。後方で#10塚越広大がストールにより最後尾に順位を落とす一方で、上位陣はオリベイラがホールショット、後方では2位小暮、3位#31山本尚貴が併走状態で1コーナーへ進入、接触を避けて山本が引いた隙を狙って5番手スタートのロッテラーが2コーナー立ち上がりで3番手に浮上した。
この間にピットストップで給油する作戦を採り、軽めの燃料でスタートした小暮は一気にオリベイラとの間隔を詰めていき、2周目の1コーナーでアウトからオリベイラをパス、一気に後続を突き放しに懸かる。
この状況で小暮がタイトルを獲得するには、オリベイラが3位以下でフィニッシュすることが条件だったが、3位ロッテラーと2位オリベイラのギャップは1秒前後で推移した。

さて今回の第2レースではタイヤ交換が義務付けられており、各ドライバーはスタートから10周経過してからゴールまでの間に最低1回のピットストップを行うことになっていた。
このため10周終わりで#37大嶋和也がピットインしたのを皮切りに、#20平手晃平、#8石浦宏明、#2伊沢拓也、#18平中克幸らが相次いでタイヤ交換を行った。
なお交換本数は自由となっていたため、大半のチームはリヤ2本交換という作戦を採ったが、その中で平手が前後4本交換を選択、4位の山本はタイヤ4本に加えて給油も行うフルサービスのピット作業を行った。
一方5位のデュバルは右フロント1本交換、スタートで出遅れた塚越は左リヤ1本交換という変則的な作戦で作業時間を短縮してきた。

そうした中、上位陣で最初に動いたのはトップの小暮だった。小暮は17周終わりでピットイン。山本と同様に給油とタイヤ4本交換を行ったが、ここでエンジンストールという痛恨のミスを犯し、作業時間23秒と大幅にタイムロスを喫してしまった。

これをみて2位オリベイラは18周終わりでリヤ2本交換、ロッテラーは20周終わりで右リヤ1本交換で小暮の前でコースに復帰した。

20周目にファステストラップを記録するなど懸命に追い上げを図った小暮だったが、どうしてもロッテラーを攻略することができず、レースはそのままオリベイラ、ロッテラー、小暮の順で28周を消化、オリベイラが第2戦もてぎに続く今季2勝目を挙げた。
この結果シリーズポイントはオリベイラ47.5、ロッテラー43、デュバル39.5、小暮38となり、オリベイラが今季のドライバーズチャンピオンを獲得した。

なお、チームタイトルはチームインパルが、ルーキー・オブ・ザイヤーはこのレースを5位でフィニッシュした山本尚貴がそれぞれ獲得した。

2010年のフォーミュラニッポンは全7戦、8レースを行って勝者6人と近年まれに見る激戦で幕を閉じた。この後11月13、14日の特別戦を経て、2011シーズンは来年4月17日、鈴鹿サーキットで開幕する。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

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FN:第7戦鈴鹿第2レース決勝結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/07) Race 2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K2849'31.945
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K282.572
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E283.078
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2821.738
531山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E2821.833
620平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K2822.314
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2826.814
816井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E2827.455
93松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K2843.554
108石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K2844.365
112伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2844.673
1210塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E2851.137
1318平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K2852.635
147ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K2853.270
---- 以上規定周回(25 Laps)完走 ----
-29井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K523Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.32 小暮卓史(ナカジマ) 1'43.216 (20/28) 202.54km/h

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿第1レース 上位3人のコメント

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優勝:#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)
fn_r07_r1_pc_duval 良い気分です。今日の最初のターゲットは第1レースを勝つことでしたから。これでチャンピオンシップの可能性が更に大きくなりました。ただレース自体はタフでしたね。御存知のように僕のクルマにはオイル漏れのトラブルが出て、レース後半はタイヤのグリップも落ちてペースを保つのが難しかったです。後ろのドライバーにもオイルがかかったと思います。
最初にヘアピンで白煙に気付いたときはタイヤスモークだと思ったのですが、そうではないことがわかり、チームと交信した結果「走り続けろ」と指示され、従いました。5速から6速に入れる時に多少の違和感がありましたが、ギヤボックス自体には問題はありませんでした
チャンピオンシップを獲得するにはレース2で勝たなければ駄目ですから、かつことだけを考えて午後のレースを走ります。
2位:#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_r1_pc_kogure スタートがうまく決まり、狙い通り36号車と19号車の前に出られたのは良かったです。初めの作戦では、序盤はタイヤを温存して後半に勝負をかける予定でしたが、デュバルのオイルを被って捨てバイザーを2周で使い切ってしまい、手で拭いて余計視界を悪くしてしまって、クリッピングポイントが見えないほどの状態でペースが上げられませんでした。あと3枚捨てバイザーをつけておけばよかったと思いました。アンドレのペースが良く、詰められましたが、同じ状況で走っていればパスできないだろうと思っていました。
2位に入ったことでチャンピオンの可能性を繋ぎとめられたのは良かったです。僕には勝つしか方法がなく、第2レースはフロントローなので可能性は充分あります。他のドライバーが難易に入るかでタイトルは左右されてしまいますが、次は優勝することだけに集中します。
3位:#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r07_r1_pc_lotterer 特に良くも悪くもない結果でしたね。一つ順位を落としてまた取り戻して、3位でレースを終えました。クルマの状態は悪くなかったのですが、相手のミスを待つしか抜くチャンスがありませんでした。退屈なレースになってしまったかもしれませんね。
JPより前でフィニッシュしてコンマ5ポイント差に詰められたのは良かったです。次は5位からのスタートで厳しいレースになりますが、頑張ります。
優勝チーム監督:村岡潔(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)
fn_r07_r1_pc_muraoka 嬉しいです。レースに勝つというのは一番幸せなことですよ。結果が良かったから、今はハラハラできたと言えます。回りに迷惑をかけないためにも、クルマをきっちり直して第2レースに臨みます。
僕らはシーズンがどうこうよりも、目先のレースに集中しています。ポールとって勝つことだけを考えているんですよ。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿第1レース オイル漏れを乗り越えてデュバルが今季2勝目!タイトル争いはさらに接近!!

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦鈴鹿の第1レースは、ポールシッターの#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)がオイル漏れのトラブルを抱えながらも20周を逃げ切り、今季2勝目を上げた。
2位に#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、3位には#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が入り、ポイントリーダーの#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)は4位に終わったため、ランキング上位4人が僅差で午後の第2レースに臨むこととなった。

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第1レースは午前10時20分スタート。朝は分厚い雲に覆われていた鈴鹿サーキット上空も綺麗に晴れ、絶好のレース日和の中でのレースとなった。

ホールショットを奪ったのはポールのデュバル。セカンドグリッドのオリベイラは車速が伸びず、2位小暮、3位ロッテラーの順で1コーナーへ。オリベイラは一気に4位に後退してしまった。

テール・トゥ・ノーズの2位争いを尻目にギャップを広げたいデュバルだったが、小暮はロッテラーの追撃をしのぎながらも1秒強の間隔をキープしてトップを追走。
この3台に対し、オリベイラは次第に遅れ始める。

こう着状態に陥った上位4台だったが、異変は9周目にやってきた。
トップのデュバルのクルマから白煙が上がり始めたのだ。

車速が上がるにつれて吐き出される大量の白煙。一時はエンジンブローも疑われたが、ラップタイムや最高速に大きな落ち込みはなく、何よりデュバルはストップする気配すらない。
原因はミッションオイルが漏れていることによるもの。右のサイドポンツーン内に何らかの異物が入り込み、オイルクーラーを破損させたのだ。ビジョンでの映像などから異物は鳥ではないかと思われる。
これによりミッションオイルが漏れ始め、デュバル自身は5速から6速の変速時に多少の違和感を感じたというが、すぐに1分43秒台までペースを回復して周回し始めた。

一方、すぐ後ろを走っていた小暮はデュバルの吐き出すオイルに視界を遮られてわずか2周で捨てバイザーを使い果たし、苦しい走りを強いられる。
3位のロッテラーもデュバルのエンジンブローを警戒して慎重な走りとなり、結局この3台は順位を入れ替えることなく20周を終了、デュバルは第4戦もてぎ以来今季2勝目を挙げた。

なおこれによりシリーズポイントはオリベイラ39.5ポイント、ロッテラー39ポイント、デュバル37ポイント、小暮35ポイント、平手24ポイント、大嶋23ポイントとなり、タイトルの可能性は上位4台に絞られた。
トップのオリベイラから4位の小暮までの差は僅か4.5ポイントだ。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿第1レース決勝結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/07) Race 1 Weather:Cloudy Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineLapTime /
Behind
11ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2034'31.275
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E201.377
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K202.033
419ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K204.007
537大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K2016.013
631山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E2019.323
78石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K2032.543
816井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E2033.678
920平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K2034.912
1010塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E2037.056
112伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E2039.712
1218平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K2040.110
137ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K2045.249
143松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K191Lap 
---- 以上規定周回(18 Laps)完走 ----
-29井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1010Laps
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • Fastest Lap: CarNo.1 ロイック・デュバル(ダンディライアン) 1'42.622 (2/20) 203.71km/h

Formula Challenge Japan

FCJ:第12戦鈴鹿決勝結果

Formula NIPPON -RIJ- (2010/11/07) Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 12 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
11中山 雄一TDPスカラシップFCJ1633'12.057
220松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ163.649
37平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1611.205
419元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1611.793
514大谷 飛雄ビルドモア FC1061612.504
62野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1613.121
718中村 真志HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1616.110
811立石 燎汰MediaDo FCJ1619.501
917石井 一也TAKAGI PLANNING1620.900
104平川 亮Clarion FCJ1623.069
1113朱 戴維NDDP FCJ1624.040
129松崎 俊祐K office FCJ1629.213
1316仁木 圭之DUNLOP Team Naoki START1630.954
1412高星 明誠NDDP FCJ1644.442
153朱 胡安Dragon Knight1650.985
166加賀美 綾佑TMC FCJ1652.894
175小河 諒R.HOKA Racing1655.607
1810勝田 貴元Luck161'10.445
198山浦 啓ウィンズガレージ161'15.652
---- 以上規定周回数 ( 14 Laps ) 完走 ----
-21近藤 翼NDDP Maruso FCJ88 Laps
-15白石 勇樹やぐら動物病院79 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 中山雄一(TDPスカラシップFCJ) 2'03.767 (13/16) 168.91km/h
  • CarNo.8は、2010年FCJ統一規則第28条12(危険なドライブ行為)により競技結果に30秒を加算した。

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選 上位ドライバーのコメント

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第1レースポールポジション
#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)
fn_r07_q_pc_duval 未だ少しだけチャンピオンシップのチャンスが残っているので、今日はどうしてもポールポジションが獲りたかった。トップ3のタイムが凄く接近している中でポールになれたことは嬉しいです。明日は20周のショートレースなので非常に有利になると思います。
Q1と同じセットでQ2に臨みましたが、いいところでトラフィックにつかまったり、フロントに大きなバイブレーションが出たりして思うようにプッシュできませんでした。Q3でもタイミングが良くなくて、JPとポール争いが出来ず、残念です。
今シーズンは序盤苦しみましたが、中盤からリカバーしてきてポールも3回取れました。ダンディライアンはトップチームだと信じていますし、プレッシャーのないシーズンが過ごせたことは良かったです、明日チャンピオンを獲って締めくくることが出来れば最高ですね。
第2レースポールポジション、第1レース2位
#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)
fn_r07_q_pc_oliveira 今朝のクルマはリヤのグリップが足りない感じだったので、予選までに調整したら非常に良くなりました。特にユーズドタイヤのときのバランスがよかったし、ニュータイヤではさらに良くなりました。だからQ1でもニュータイヤを使っていれば、おそらくポールポジションが取れたと思います。
今までは自分にプレッシャーをかけすぎて失敗していたので、今日はリラックスするよう心がけて臨み、いい結果を得ました。明日フロントローからスタートできるのはとても重要なことですね。プレッシャーをかけずに2レースそれぞれでベストを尽くします。タイトルのことは考えず、いつもと同じレースだと思って勝ちにいきますよ。
第1レース3位
#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
fn_r07_q_pc_lotterer 今日は3位と5位で終わり、結果には満足していません。Q1の状態は悪くなかったのですが、ヘアピンとスプーンの間でギヤが入りにくくなり、タイムをロスしてしまったのが残念です。
第2レースは5位スタートとハードな状況ですが、こちらはピットストップもあるし、先日のもてぎのGTでも5位スタートから優勝しているのでもしかするとチャンスがあるかもと信じたいですね。
第2レース2位
#32小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_q_pc_kogure 呆然としています。もっと前のグリッドに行きたかったのに行けませんでした。Q1ではフロントが入らず、アンダー傾向があったので調整をして、Q2ではいい結果を出せました。でもQ3ではデグナーで行き過ぎてしまい、タイムロスをしてしまいました。あれがなければトップを取れていたかもと思うと悔しいです。明日は第1レース、第2レースともJPやアンドレよりも前でフィニッシュしたいです。
2007年にタイトルを取り逃がしてからずっと喉から手が出るほど欲しいです。2レースとも勝つつもりで走ります。とにかく勝ちたいです。
第2レース3位
山本尚貴(NAKAJIMA RACING)
fn_r07_q_pc_bucho 手放しで喜べない結果ですが、この記者会見に来れたことは嬉しいです。チームスタッフやスポンサーさん、みなさんの力でここに連れてきてもらったと思っています。心から感謝したいです。
クルマはフリーからいい状態でしたが、Q1ではあと少し足りない感じで、自分もミスをしてしまいました。Q2では少し良くなり、Q3ではセットも良く、自分もミスなく走れました。
ここで最低限の目標はクリアできたので、今まで勉強してきたことは無駄じゃなかったと立証できました。明日もチャンスの多い列からのスタートなので、混乱に巻き込まれないようには史って最低限表彰台に上がりたいですね。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI

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FN:第7戦鈴鹿公式予選 第1レースはデュバル、第2レースはオリベイラがポールを獲得!

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦鈴鹿の公式予選が11月6日午後にノックアウト方式で行われ、第1レースは#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)が、第2レースは#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)がそれぞれポールポジションを獲得した。

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今回はシーズン唯一の2レース制ということで、1時間の予選セッションで2レース分のグリッドを決定する、今までにない方法が導入された。
走行自体はQ1が20分、Q2、Q3が各10分と従来のノックアウト方式と同様だが、このうちのQ1の順位がそのまま第1レースのスターティンググリッドとなる。
第2レースについては従来どおりQ1で下位13~15位、Q2で9位~12位、Q3で1位~8位のグリッドを決定する。

そのこれまで以上に重要な意味合いを持つ予選Q1は午後2時より20分間で行われた。
走り始めは各車ユーズドタイヤで走行し、残り6分あまりでニュータイヤを投入する作戦を採ったが、ここで#3松田次生だけが先にフロントタイヤのみを交換して1周走行した後、最後ピットインしてリヤを交換するという他とは違う作戦に出た。
これが功を奏したか、松田はこのセッションを11位で終え、見事Q2進出を果たす。一方ここで予選を終えたのは#16井出有治、#18平中克幸、#29井口卓人の3人。
フリー走行から好調だった井口はメカニカルトラブルでコース上にストップし、惜しくもアタックのチャンスを逸している。
上位争いを制したのは#1デュバル。1分40秒828を記録し、オリベイラから僅か0.11秒差で第1レースのポールポジションを獲得した。
3位には#36アンドレ・ロッテラーがつけている。

10分間のインターバルをおいて予選Q2が開始された。いち早くコースインしたのは松田と#8石浦宏明。他のドライバーは残り7分辺りから徐々にコースインしてアタックに取り掛かる。
ここではナカジマレーシングの2台が速さを見せ、#31山本尚貴が1分40秒945で3位、#32小暮が1分40秒576のトップタイムを叩きだす。2番手にはロッテラーがつけた。
Q1トップのデュバルはトラフィックに引っかかってアタックのタイミングを逃し、7位に終わった。
一方、このセッションでノックアウトされたのは#20平手晃平、石浦、松田、#7ケイ・コッツォリーノの4名だった。

第2レースのポールポジションを決める予選Q3は午後2時50分に開始。
残り8分でダンディライアンの2台がコースインしたのを皮切りに、残り7分でトムスの2台、ナカジマレーシングの2台、オリベイラ、塚越の順でコースに出て行った。
最初にタイムを出してきたのはデュバル。タイムは1分40秒523。
しかし小暮がこれを上回り、1分40秒427。しかしこれはデグナーで行き過ぎてタイムロスした結果とのことで、会心の走りとは言い難い出来だった。
これをオリベイラが1分40秒379で上回り、第2レースのポールポジションをものにした。
3番手にはルーキーの山本。1分40秒519で続いた。

なお、Q3を7位で終えた#2伊沢拓也の車両に予選後の再車検でスキッドブロックの寸法違反が発見され、伊沢は残念ながら全ての予選タイムを抹消されることとなった。
これにより7位以下の順位は一つずつ繰り上がり、伊沢は第1レース、第2レースとも最後尾からスタートする。

第7戦決勝は第1レースが明日午前10時20分より20周で、第2レースは午後2時30分より28周で行われる。

Text:Kazuhisa SUEHIRO

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿フリー走行 ロッテラーがトップタイム

全日本選手権フォーミュラニッポン第7戦鈴鹿のフリー走行が11月6日、鈴鹿サーキットで行 われ、#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1分40秒751でトップだった。

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2010シーズンのフォーミュラニッポンはここまでの6戦全てで勝者が異なり、最終戦を迎え て上位6人にチャンピオンの可能性がある激戦のシーズンとなった。
そして今回は今年唯一の2ヒート制。それぞれ20周、28周の超スプリントバトルが午前、午後の 各1回行われる。その影響で従来土曜、日曜の2回行われていたフリー走行は今回は1回のみ。
その貴重な走行セッションは午前9時25分より60分間で行われた。

走り始めはどのドライバーもマーキングタイヤを装着。タイムも1分45秒台から始まって1分 42秒台と、春の2&4に比べてスローペースでの走行となった。
そんな中でトップに立ったのはディフェンディングチャンピオンの#1ロイック・デュバル。タイムは1分41秒413だった。2位にはロッテラー、3位には#32小暮卓史がつけている。

ニュータイヤを装着しての予選シミュレーションが始まったのは残り時間が10分を切った辺 りから。口火を切ったのは小暮。ロッテラー、デュバルらもそれに続く。
この時点で気温は18℃、路面温度は24℃に上昇していた。
ここでロッテラーが1分40秒751を記録したが、直後に2コーナーでスピン。これで連続でのアタ ックはできなくなったが、続くデュバルは40秒815、小暮も40秒928に留まり、いずれもロッテ ラーには届かなかった。
4位にはルーキーの#31山本尚貴がつけている。

Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿公式予選総合結果(第2レーススタート順)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineQ1Q2Q3
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.8391'41.0861'40.379
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9101'40.5761'40.427
331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'41.0791'40.9451'40.519
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.8281'41.1371'40.523
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.8721'40.6301'40.544
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.3421'41.0981'40.897
710塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.7381'41.2861'41.341
820平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.5761'41.342
98石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.7071'41.637
103松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'42.0531'41.729
117ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.1371'42.157
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'42.157
1318平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'42.159
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'42.516
-2伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10Edeleteddeleteddeleted
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • CarNo.2は、2010国内競技車両規則第13章2.13.1) d)(スキッドブロックの寸法)違反により全予選タイムを抹消とした。

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q3結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
119ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.379--208.26
232小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.4270.0480.048208.16
331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.5190.1400.092207.97
41ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.5230.1440.004207.96
536アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.5440.1650.021207.92
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.8970.5180.353207.19
72伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.0540.6750.157206.87
810塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.3410.9620.287206.29
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q2結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
132小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.576--207.85
236アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.6300.0540.054207.74
331山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9450.3690.315207.09
42伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.0060.4300.061206.97
519ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.0860.5100.080206.81
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.0980.5220.012206.78
71ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.1370.5610.039206.70
810塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.2860.7100.149206.40
---- 以上Q3進出 ----
920平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.3420.7660.056206.28
108石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.6371.0610.295205.68
113松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'41.7291.1530.092205.50
127ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.1571.5810.428204.64
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿ノックアウト予選Q1結果(第1レーススタート順)

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
11ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.828--207.34
219ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'40.8390.0110.011207.31
336アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.8720.0440.033207.24
432小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9100.0820.038207.17
531山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'41.0790.2510.169206.82
637大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.3420.5140.263206.28
720平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.5760.7480.234205.81
88石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.7070.8790.131205.54
910塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.7380.9100.031205.48
103松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'42.0531.2250.315204.85
117ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.1371.3090.084204.68
---- 以上Q2進出 ----
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'42.1571.3290.020204.64
1318平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'42.1591.3310.002204.63
1429井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'42.5161.6880.357203.92
以上予選通過 基準タイム ( 107% ) 1'47.8867.0585.370193.77
-2伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10Edeleted---
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917
  • CarNo.2は、2010国内競技車両規則第13章2.13.1) d)(スキッドブロックの寸法)違反により予選タイムを抹消とした。

Formula Challenge Japan

FCJ:第11戦鈴鹿決勝結果

Formula NIPPON -RIJ- (2010/11/06) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 11 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
11中山 雄一TDPスカラシップFCJ1224'55.059
220松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ128.590
321近藤 翼NDDP Maruso FCJ129.557
47平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1211.421
52野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1212.152
614大谷 飛雄ビルドモア FC1061213.625
719元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1214.242
811立石 燎汰MediaDo FCJ1218.155
915白石 勇樹やぐら動物病院1218.807
104平川 亮Clarion FCJ1220.082
1116仁木 圭之DUNLOP Team Naoki START1220.872
129松崎 俊祐K office FCJ1222.109
1313朱 戴維NDDP FCJ1225.091
1412高星 明誠NDDP FCJ1225.997
153朱 胡安Dragon Knight1242.730
168山浦 啓ウィンズガレージ1244.589
176加賀美 綾佑TMC FCJ1249.682
185小河 諒R.HOKA Racing1250.424
-------- 以上規定周回数 ( 10 Laps ) 完走 --------
-17石井 一也TAKAGI PLANNING57 Laps
-18中村 真志HFDP/SRS スカラシップ/コチラR012 Laps
-10勝田 貴元Luck012 Laps
  • Fastest Lap: CarNo.1 中山雄一(TDPスカラシップFCJ) 2'04.318 (5/12)

Formula Challenge Japan

FCJ:第12戦鈴鹿公式予選結果

Formula NIPPON -RIJ- (2010/11/06) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Challenge Japan Round 12 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
11中山 雄一TDPスカラシップFCJ2'03.291--169.56
220松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ2'04.0620.7710.771168.51
314大谷 飛雄ビルドモア FC1062'04.1830.8920.121168.34
47平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'04.2160.9250.033168.30
521近藤 翼NDDP Maruso FCJ2'04.2991.0080.083168.18
619元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'04.4291.1380.130168.01
72野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'04.4441.1530.015167.99
815白石 勇樹やぐら動物病院2'04.4671.1760.023167.96
918中村 真志HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'04.6071.3160.140167.77
109松崎 俊祐K office FCJ2'04.6071.3160.000167.77
1113朱 戴維NDDP FCJ2'04.6481.3570.041167.71
124平川 亮Clarion FCJ2'04.6831.3920.035167.67
1311立石 燎汰MediaDo FCJ2'04.8371.5460.154167.46
1412高星 明誠NDDP FCJ2'04.8941.6030.057167.38
1516仁木 圭之DUNLOP Team Naoki START2'04.9281.6370.034167.34
1610勝田 貴元Luck2'04.9671.6760.039167.29
1717石井 一也TAKAGI PLANNING2'05.1181.8270.151167.08
186加賀美 綾佑TMC FCJ2'05.5742.2830.456166.48
198山浦 啓ウィンズガレージ2'05.6072.3160.033166.43
203朱 胡安Dragon Knight2'06.0422.7510.435165.86
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'16.22912.93810.187153.46
-5小河 諒R.HOKA RacingAbsence---

Formula Challenge Japan

FCJ:第11戦鈴鹿公式予選結果

Formula NIPPON -RIJ- (2010/11/06) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Challenge Japan Round 11 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
11中山 雄一TDPスカラシップFCJ2'03.533--169.23
220松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ2'03.9740.4410.441168.63
37平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'04.0650.5320.091168.50
421近藤 翼NDDP Maruso FCJ2'04.1030.5700.038168.45
52野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'04.1130.5800.010168.44
614大谷 飛雄ビルドモア FC1062'04.2960.7630.183168.19
711立石 燎汰MediaDo FCJ2'04.4340.9010.138168.00
819元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'04.4560.9230.022167.97
918中村 真志HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'04.4840.9510.028167.93
1015白石 勇樹やぐら動物病院2'04.6621.1290.178167.70
114平川 亮Clarion FCJ2'04.7091.1760.047167.63
1210勝田 貴元Luck2'04.7191.1860.010167.62
139松崎 俊祐K office FCJ2'04.8641.3310.145167.42
1417石井 一也TAKAGI PLANNING2'04.9651.4320.101167.29
1516仁木 圭之DUNLOP Team Naoki START2'05.0261.4930.061167.21
1613朱 戴維NDDP FCJ2'05.0761.5430.050167.14
1712高星 明誠NDDP FCJ2'05.1241.5910.048167.08
186加賀美 綾佑TMC FCJ2'05.7032.1700.579166.31
198山浦 啓ウィンズガレージ2'06.2162.6830.513165.63
203朱 胡安Dragon Knight2'06.2392.7060.023165.60
215小河 諒R.HOKA Racing2'06.4482.9150.209165.33
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 2'16.24312.7109.795153.44
  • 赤旗提示により終了

Formula Nippon

FN:第7戦鈴鹿フリー走行結果

Fニッポン第7戦 -RIJ- (2010/11/06) Free Session Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 7 鈴鹿サーキット 5.807km

PNoDriverTeamEngineTimeDelayGapkm/h
136アンドレ・ロッテラーPETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'40.751--207.49
21ロイック・デュバルDoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'40.8150.0640.064207.36
332小暮 卓史NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'40.9280.1770.113207.13
431山本 尚貴NAKAJIMA RACINGHONDA HR10E1'41.1810.4300.253206.61
52伊沢 拓也DoCoMo TEAM DANDELION RACINGHONDA HR10E1'41.1910.4400.010206.59
619ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラMobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.2540.5030.063206.46
737大嶋 和也PETRONAS TEAM TOM'STOYOTA RV8K1'41.6810.9300.427205.60
829井口 卓人DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGINGTOYOTA RV8K1'41.7541.0030.073205.45
910塚越 広大HFDP RACINGHONDA HR10E1'41.7561.0050.002205.44
108石浦 宏明Team LeMansTOYOTA RV8K1'41.8401.0890.084205.27
1120平手 晃平Mobil 1 TEAM IMPULTOYOTA RV8K1'41.8701.1190.030205.21
1216井出 有冶MOTUL TEAM 無限HONDA HR10E1'41.8811.1300.011205.19
133松田 次生KONDO RACINGTOYOTA RV8K1'42.0091.2580.128204.93
1418平中 克幸KCMGTOYOTA RV8K1'42.1661.4150.157204.62
157ケイ・コッツォリーノTeam LeMansTOYOTA RV8K1'42.2391.4880.073204.47
  • シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
  • 従来のコースレコード: 1'38.917

Formula Challenge Japan

FCJ:第10戦鈴鹿決勝結果

Formula NIPPON -RIJ- (2010/11/06) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challenge Japan Round 10 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarLapTime/
Behind
11中山 雄一TDPスカラシップFCJ1020'39.545
27平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR109.784
32野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR1012.519
411立石 燎汰MediaDo FCJ1013.894
518中村 真志HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1014.892
614大谷 飛雄ビルドモア FC1061015.762
715白石 勇樹やぐら動物病院1017.581
821近藤 翼NDDP Maruso FCJ1017.954
910勝田 貴元Luck1020.514
109松崎 俊祐K office FCJ1024.497
1119元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR1030.171
1212高星 明誠NDDP FCJ1033.674
134平川 亮Clarion FCJ1034.381
1417石井 一也TAKAGI PLANNING1034.491
1516仁木 圭之DUNLOP Team Naoki START1034.870
168山浦 啓ウィンズガレージ1042.601
176加賀美 綾佑TMC FCJ1043.261
1820松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ1043.665
195小河 諒R.HOKA Racing1045.408
2013朱 戴維NDDP FCJ1046.169
213朱 胡安Dragon Knight1050.839
---- 以上規定周回数 ( 9 Laps ) 完走 ----
  • Fastest Lap: CarNo.1 中山雄一(TDPスカラシップFCJ) 2'03.395 (9/10) 169.42km/h
  • CarNo.20は、2010年FCJ統一規則第27条7(スタート違反)によりドライビングスルーペナルティを課した。

Formula Challenge Japan

FCJ:第10戦鈴鹿公式予選(第9戦ベストラップ順)結果

F1 JAPANESE GP -RIJ- (2010/10/09) Final Race Best Lap: Weather:Rainy Course:Wet
2010 Formula Challenge Japan Round 10 鈴鹿サーキット 5.807 km

PosNoDriverCarTimeDelayGapkm/h
11中山 雄一TDPスカラシップFCJ2'19.962--149.36
220松井 孝允NDDP RIRE racing FCJ2'20.2200.2580.258149.09
37平峰 一貴HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'20.5680.6060.348148.72
42野尻 智紀HFDP/SRS-F/ARTA/コチラR2'20.6180.6560.050148.67
518中村 真志HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'20.7380.7760.120148.54
617石井 一也TAKAGI PLANNING2'21.1321.1700.394148.13
714大谷 飛雄ビルドモア FC1062'21.2151.2530.083148.04
819元嶋 佑弥HFDP/SRS スカラシップ/コチラR2'21.2171.2550.002148.04
911立石 燎汰MediaDo FCJ2'21.6341.6720.417147.60
1016仁木 圭之DUNLOP Team Naoki START2'21.6971.7350.063147.53
119松崎 俊祐K office FCJ2'22.0522.0900.355147.17
1210勝田 貴元Luck2'22.0582.0960.006147.16
1315白石 勇樹やぐら動物病院2'22.2132.2510.155147.00
1421近藤 翼NDDP Maruso FCJ2'22.7932.8310.580146.40
158山浦 啓ウィンズガレージ2'24.5344.5721.741144.64
1612高星 明誠NDDP FCJ2'25.2705.3080.736143.91
176加賀美 綾佑TMC FCJ2'25.4635.5010.193143.71
185小河 諒R.HOKA Racing2'28.8818.9193.418140.42
193朱 胡安Dragon Knightno time---
204平川 亮Clarion FCJno time---
2113朱 戴維NDDP FCJno time---

SUPER GT

#SAVEOYAMA MS FAN AID Again 開催!(11/6)

9月の集中豪雨により甚大な被害に見舞われた静岡県小山町。
これにより9月12日に予定されていたスーパーGT第7戦がキャンセルとなったが、ドライバー、メーカー、ファンらがチャリティーイベント開催を呼びかけ、東京、横浜、大阪で開催された。

その後も町役場や住民、ボランティアの尽力により着実に復興にむけて前進しているものの、土木被害、農業被害は町の財政規模に比して甚大なものであり、小山町では引き続き義援金を受け付けている。

そこで今回、大阪のイベントを主催したメンバー有志がフォーミュラニッポン最終戦の開催される鈴鹿サーキット近くに会場を確保し、#SAVEOYAMA MS FAN AID Againと題したイベントを開催する。
既にいくつかのチーム、ドライバー、関係者からグッズ提供などの申し入れが集まってきている模様だ。
詳細は下記の通り。

開催日時:11月6日(土) 19:30~
場所:ドミニク・ドゥ-セの店 三重県鈴鹿市南江島町17-30
会費:2,000円 <p>なお詳細と進捗状況についてはこちらを参照ください。

Kazuhisa Suehiro

SUPER GT

SGT:第8戦もてぎ JIMGAINER DIXCEL DUNLOP F430(田中哲也/平中克幸組)は4位で最終戦を終える (JIMGAINER)

2010年10月23日(sat)

 2010年もあっという間に最終戦を迎えることとなった。前回開催予定だった第7戦は、富士スピードウエイがある小山町が大雨の被害により中止に。富士では有利といわれるFIA-GT車両の弊チームは、首の皮一枚繋がっていたチャンピオンの権利もそれにより消滅。この最終戦に今年一番のリザルトをかけて、ツインリンクもてぎに入ってきた。

 朝晩は冷え込みがあるものの、10月下旬だというのに日差しも強く、気温も20度以上にあがり、2週間前に行われていたタイヤテストのデーターもかなり有利になると思われた。

gt_r08_jg_1.jpg  9時05分からの公式練習もタイムスケジュール通りスタートした。まず田中哲也選手がマシンの状態をチェック。5周目には1分55秒をマークし仕上がりは良いように思えた。しかし、挙動はアンダーステア気味で、なかなかタイムもあがっていかない。デフの調整等を行うが、なかなか改善されない。タイヤも2種類のものをチェックしていく。その後、平中克幸選手に代わり、マシンチェック。しかし思ったようにマシンは仕上がってくれず、1時間40分の走行は終了した。

 約2時間のインターバルを経て、予選1回目は始まった。この予選は2名が基準タイムをクリアすることが大前提。それにプラスして、最後のマシンチェックを行う。朝の走行時よりマシンは良い方向に向いてるようだ。

 そしてノックダウン予選が始まった。まずセッション1は田中がハンドルを握る。たった10分間という短い時間だが、5周回を行い1分55秒087のタイムにより、6位でセッション2に進出。

 500クラスのセッション1が終わって、すぐにセッション2が開始された。セッション2は7分間という短い時間でのタイムアタックとなる。ワンミスがシビアにタイムに響いてくる。平中が徐々にタイムをあげていき、3周目に3番手、4周目に2番手のポジションを奪う。そしてそのままチェッカーが振られ、セッション3に進むこととなった。

 500クラスのセッション2が終わり、最後のセッションのコースインが始まった。このセッションのアタッカーは田中。上位グリッド獲得に向け、タイヤを暖めながらコースを走る。しかし、1周目にNo.カローラアクシオがスピンアウト。赤旗中断となってしまう。

 せっかく暖まり始めたタイヤがあっという間に冷えてしまい、再開後は残り5分間でタイムアタックをしなければならなくなった。田中も必死でタイムアタックをするが、なかなか自分の思うようなドライビングが出来無い。あっという間にチェッカーフラッグが振られ、7番手のポジションからのスタートが決まった。

Tetsuya TANAKA
gt_r08_jg_2.jpg  今日の予選はQ1ではそこそこ走れたと思います。Q3も担当したのですが、タイヤが暖まりきらない内にタイムアタックする事になり、1コーナーでフロントロックしてしまい、3コーナーではリアが出てしまいスピンしかけしまいました。挽回しようと思ってS字に入っていったら、1つめで失敗してしまいました。タイヤの暖め方を失敗してしまい、タイヤをキチンと暖められていたらもう少し上位のポジションからスタート出来てたと思っています。今日は僕のミスが多かったので、明日は取り戻します。
Katsuyuki HIRANAKA
 朝はユーズドタイヤしか履いてなかったのですが、その時のマシンバランスが凄く悪くて、走り始めはどうなることかと心配したのですが、そこからはリカバリーしてマシンも良くなって、最終的にはポールポジションを争えるまでにはなったのですが、最後の哲也さんのセッションで赤旗が出てしまい、流れが狂ってしまいました。マシンのポテンシャル自体は良いところまで来ていると思うので、明日は思いっきり追い上げます。
2010年8月24日(sun)

 決勝日の朝は、上空を厚い雲に覆われ、昨日と比べてもかなり冷え込んだ朝となった。そんな中、朝のフリー走行は開始された。マシンの最終チェックを行うのは田中。アンダーステアがあり、セット変更を行う。その後平中と交代し、4番手のタイムでフリー走行は終了した。その後10分のインターバルを挟み、10台のバスがコースに入ってのサーキットサファリが行われたが、田中、平中共に走り、最終のチェックに余念がなかった。

 決勝レースは曇り空の中予定通りフォーメーションラップがスタートした。このフォーメーションラップで、予選2番手のNo.9ポルシェがコースオフ。最後尾に着かなかったため、レース6周目にドライブスルーペナルティで後退。

gt_r08_jg_3.jpg  1周目には4番手だったNo.74カローラが単独スピン。田中は好スタートを切っており、ポジションを落とすことなく6番手で通過。ペースの上がらないNo.43Garaiyaを2周目にはパスし、順位を上げていく。その後9周目の90度コーナーでNo.7 RX7をパスするが、丁度500クラスのトップ車両と遭遇。この時No.86が2番手を走行し、ペースが上がらなかったために後続集団が団子状態になっていたため、300クラス、500クラスが入り乱れての走行となりかなり危険な状態に。その為一気に引き離すことが出来ず、再び11周目に抜かれてしまう。この時に拾ったタイヤカスがなかなか取れず、No.26ポルシェにも先行を許すことに。しかし、その後はペースが落ちることはなかったが、2番手から6番手までが1秒以内の攻防を繰り返していたので、このままでは上位は難しいと判断。福田エンジニアがドライバー交代を決断。予定より少し早い段階で平中にハンドルを託す。

 ピット作業も26秒7と速さを見せ、スタッフも平中を良い状態でコースに送り出す。ここから平中の猛追が開始。ピット作業を終えたマシンの中でのトップを快走。周回遅れもどんどんパスしていく。ピットインする前に上位にいた、No.3ZとNo.86がピット作業を終えた時点では3位。ピットインする前に真後ろに居たNo.2紫電には10秒先行を許す形に。

gt_r08_jg_4.jpg  30周目に11秒あったNo.86との差を6周の内に一気に1秒以内まで詰めてきた平中。容易にNo.86はパスできるものと思われたが、No.86の接触しても前を譲らない執拗なブロックに合いなかなか抜けない。一旦前に出るが、再びかわされてしまう。45周目には1コーナーで大きく幅寄せされ、右の窓が破損し、車体からぶら下がった状態がカメラに映し出される。このままの状態だとオレンジボールが出されかねないと心配した時、4コーナーで窓の部分がちぎれて脱離。しかし窓が取れたことによって、微妙にタイムに影響。そこからは追い上げることが出来ず、4番手でチェッカーを受け、シリーズは7位という結果となった。非常に残念なことですが、今シーズンは一度も表彰台に立つことが叶いませんでした。

Tetsuya TANAKA
 まだJAF特別戦はありますが、シーズンとしては一度も表彰台に上がることが出来なかったことが残念でしたが、開幕戦から今日まで自分たちも進歩したと思うのですが、他も進歩しているので、あんまりポジションが変わらなかったかなと思います。 1年間戦って悔しい思いが多く、うれしかったことが思い出せないですね。 Jこの悔しさをJAF特別戦、もしくは来期に晴らしたいですね。

Katsuyuki HIRANAKA
 今日の結果は4位で順位に納得してるわけではありませんが、今年1年は見せ場のないレースが続いていたので、見てる方がおもしろかったと言っていただけたレースが出来たのは良かったかなと思います。最終戦は終わりましたが、富士のスプリントカップが残っているので、優勝という目標を達成して、シーズンを締めくくれたら最高だと思います。
Text & Photo: JIMGAINER

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