エンドレスGTRが逆転で今季初優勝!
最終戦を待たずして2位の5ZIGENがシリーズタイトルも決定!
スーパー耐久シリーズ第7戦SuperTECの決勝レースは、15日の
12時00分から4時間で行われた。昨日の好天からうってかわったどんより
とした雲り空のコンディションだ。スタート時点の気温はわずか15度、朝の
フリー走行時点よりも下がっていた。
ポールポジションの#8 ダイシンアドバンGTR(大八木信行/青木孝行組)
を先頭にローリングラップからのスタートとなる。1周目は#8ダイシン、
#50 5ZIGEN ファルケンGTR(竹内浩典/田中哲也組)、#10エンドレスアドバ
ンGTR(木下みつひろ/高木真一組)、#1 BP ADVAN GT-R(粕谷俊二/見崎清
志組)、#23トトムFUJITSUBO・GTR(砂子智彦/山田英二組)とGTR勢がトッ
プグループを形成する。3周目にこの後方にピタリとつけた総合5番手で走
行の#11 三菱プーマランサーエボVITM(中谷明彦/木下隆之組)だったが、
8周目に早々のピットイン。この後、周回を続けたが21周でレースを終えて
しまう。50分を経過したあたりでポツポツと雨がおちてくる。
1時間後は、37周を走行した#8ダイシン、#10エンドレス、#50 5ZIG
EN、#23 FUJITSUBO、#1 BP ADVANというクラス1に、#5DRP ADVAN
ランサー(市村秀明/小松一臣/小嶋久光組)、#20RSオガワADVANランサー
(小川日出生/細野智行/伊藤勝一組)と続く。1時間半ほど経過したあたりで、
は路面の水しぶきが多くなる。57周目トップは#8から#10にかわった。
2時間経過時点では、#10エンドレス、#50 5ZIGEN、#8 ダイシン、
#23、#1のオーダー。2時間20分経過時点でBコーナーイン側に1台のマ
シンがストップ。このためSCカーランとなり、#50など各車はいっせいに
ピットイン。2時36分まで16分ほどのSCランとなった。3時間近い93
周目に#10エンドレスがピットイン。3時間を10分ほど経過した頃ヘアピン
で1台のマシンが炎上し、この処理のために2度目のSCとなる。#50は給
油のみでスリックのままコースへ復帰。残り30分程まで約20分のSCラン。
109周からの残りで戦われる。
4時間のレースを制したのは、今季初優勝となった#10エンドレス、2位
にはこれで最終戦を待たずに自力でシリーズタイトルを獲得した#50 5ZI
GEN。3位に#1ADVAN BP、4位にクラス2の#20 RSオガワADV
ANランサー、5位は#27 WAKO'S BMWM3(牧口規雄/松田秀士組)、
7位にはクラス3のトップ#33 BPビスコガンマrx-7(三好正巳/大井貴
之組)、8位にNプラスクラスの#25RS・Rアルテッツア(織戸学/土屋圭市組)
クラス4は#54 BPビスコベータアンクルシビック(山内伸弥/浅見武組)が、
総合20位でチャンプを決定した。
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暫定結果(トップ10)
P No Team Lap Diff
1 #10 エンドレスアドバンGTR 127
2 #50 5ZIGEN ファルケンGTR 127 38.404
3 #1 BP ADVAN GTR 126 1Lap
4 #20 RSオガワADVANランサー 124 3Laps
5 #27 WAKO'S BMW M3 123 4Laps
6 #30 RSオガワADVANランサー 122 5Laps
7 #33 BPビスコガンマRX-7 122 5Laps
8 #25 RS・Rアルテッツア 122 5Laps
9 #71 PowerMagic RX-7 122 5Laps
10 #34 SWIFTマグナムランサー 121 6Laps
天候:曇り~雨
総入場者数: 5,300人(予選日)
33,700人(決勝日)
JCG00146@nifty.ne.jp 竹下 恵一郎
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* 富士インターナショナル スピードウェイ(4.400km) *
* スーパーTEC *
* スーパー耐久 公式予選正式結果表 *
* 2000.10.14 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2 ドライバー 3
形 式 車 名 ベストラップ 周 km/h
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1 8 C-1 大八木信行 青木 孝行
YH BNR34 ダイシン アドバン GTR 1'35.798 10 165.348
2 50 C-1 竹内 浩典 田中 哲也
FK BNR34 5ZIGEN・ファルケンGTR 1'35.944 8 165.096
3 10 C-1 木下みつひろ 高木 真一
YH BNR34 エンドレス アドバン GTR 1'36.405 9 164.307
4 1 C-1 粕谷 俊二 見崎 清志
YH BNR34 BP ADVAN GT-R 1'36.876 9 163.508
5 23 C-1 砂子 智彦 山田 英二
FK BNR34 トトムFUJITSUBO・GTR 1'36.940 8 163.400
6 11 C-2 中谷 明彦 木下 隆之
YH CP9A 三菱プーマランサーEVO?TM 1'38.426 7 160.933
7 33 C-3 三好 正己 大井 貴之
DL FD3S BPビスコガンマRX-7 1'38.437 7 160.915
8 9 C-2 羽根 幸浩 福田川 優 関野 啓樹
YH CP9A キタセキARC座間三菱ランサー 1'38.820 16 160.291
9 5 C-2 市村 秀明 小松 一臣 小嶋 久光
YH CP9A DRP.ADVAN ランサー 1'39.292 19 159.529
10 20 C-2 小川日出生 細野 智行 伊藤 勝一
YH CP9A RSオガワADVANランサー 1'39.635 11 158.980
11 34 C-2 村松 康生 桂 伸一 中島 哲也
YH CP9A SWIFT マグナムランサー 1'39.803 10 158.713
12 26 C-2 添田 正 小暮 吉則 内堀 篤史
YH CP9A エンドレスアドバンGMSランサー 1'39.935 10 158.503
13 30 C-2 小宮 延雄 袖山 誠一 杉野 賢二
YH CP9A RSオガワADVANランサー 1'40.006 10 158.390
14 6 C-2 冨桝 朋広 柳生 治男
FK CP9A マジョーラ・ファルケンEVO? 1'40.342 9 157.860
15 31 C-2 小林 正吾 錦織 勝 たしろじゅん
YH S15 ジャラーナADVANシルビア 1'40.542 17 157.546
16 71 C-3 関根 基司 藤島 敏也 田畑 勇
DL FD3S PowerMagiC RX-7 1'41.173 12 156.564
17 27 C-2 牧口 規雄 松田 秀士
YH E36 WAKO'S BMW M3 1'41.380 12 156.244
18 19 C-2 輿水 敏明 バブリン三島 関 豊
YH CP9A 日本マルチメディア・アドバン? 1'41.618 18 155.878
19 15 C-3 尾本 直史 長島 正明
YH FD3S シーウエストアドバンRX-7 1'42.612 19 154.368
20 25 GNP 織戸 学 土屋 圭市
YH SXE10 RS・R アルテッツァ 1'43.162 8 153.545
21 36 GNP 荒 聖治 関谷 正徳
YH SXE10 上野クリニックALTEZZA 1'43.281 13 153.368
22 38 GNP 山路 慎一 松田 晃司
DL SXE10 エスペリア・ジアラアルテッツァ 1'43.476 16 153.079
23 4 GNP 横島 久 菊地 靖
DL SXE10 スーパーテクノ アルテッツァ 1'43.599 10 152.897
24 37 GNP 大野 尊久 山岸 大
YH SXE10 上野クリニックALTEZZA 1'43.971 9 152.350
25 22 GNP 古橋 譲 玉本 秀幸
YH DC2 BP ADVAN INTEGRA 1'44.719 12 151.262
26 95 C-3 市嶋 樹 岡田 秀樹
YH API SPOON S2000 1'44.721 19 151.259
27 85 C-3 小幡 栄 渡邊 明
YH API SPOON S2000 1'44.784 17 151.168
28 64 GNP 田嶋 栄一 佐藤 晋也
YH SXE10 ケージーエム・アルテッツァ 1'44.794 15 151.154
29 67 GNP 雨宮 栄城 本田 和義 三好 孝志
YH SXE10 SB寿アドバンP1アルテッツァ 1'45.199 14 150.572
30 43 GNP 植田 正幸 冨本 好成 坂口 良平
YH DC2 5ZIGEN MAXインテグラ 1'45.410 16 150.270
31 28 GNP 佐藤 淳 佐藤 清治
YH DC2 ADVAN WAKO'S 無限DC2 1'45.530 22 150.099
32 39 GNP 磯田 尚孝 八木 宏之
YH DC2 5ZIGEN JCSインテグラ 1'45.680 13 149.886
33 70 C-4 宮城 光 荒川 雅彦 伊達破離雄
YH EK9 アルゴラボシビック 1'45.908 10 149.564
34 7 C-3 桧井 保孝 元谷 宏大 黒木 健次
YH BB6 アルゴラボプレリュード 1'46.084 9 149.316
35 99 C-4 辻本 昌弘 萬雲 恒明
YH EK9 TARGET アドバンシビック 1'46.137 10 149.241
36 56 GNP 鈴木 利男 道崎 孝則
YH 932A2 ALFA 156 2.0 TS 1'46.377 14 148.904
37 55 GNP 海老沢紳一 山口 吉明
YH DC2 DANGUNバーディKRDC2 1'46.776 18 148.348
38 54 C-4 山内 伸弥 岡崎 真一
YH EK9 BPビスコベータアンクルシビック 1'46.914 14 148.156
39 52 C-4 西垣内正義 原 貴彦
FK JN15 5ZIGENファルケンパルサー 1'46.915 13 148.155
40 51 C-4 福田よしのぶ゙ 井入 宏之
DL EK9 EXEDY シグナルシビック 1'48.448 19 146.061
41 45 C-4 浅野 武夫 笠原 智行 坂井 孝郎
YH EK9 FK/マッシモADVANシビック 1'48.974 9 145.356
42 88 C-4 松本 玲二 ピストン 西沢
YH EK9 TUBE日本テレコムCIVIC 1'49.278 21 144.951
43 89 C-4 石田 敏人 天川 琢雄 山口 一之
DL JN15 NTC PULSAR 1'49.512 16 144.642
44 47 C-3 市川 芳邦 三上 和美
YH BB4 DaisyArtADVANBB4 1'49.646 23 144.465
45 17 C-3 福岡 博人 柴田 将勝 *福村憲一郎 最後尾を条件に出走可
YH DC2 オートアゼックスアドバンDC2 1'49.032 18 145.278
-------------------------------------------------------------------------------
46 41 C-2 石川 朗 谷川 達也
FK GC8 アイワFKインプレッサ 1'42.459 17 154.598
47 40 C-2 内田 政宏 野田 卓志
FK GC8 渡辺商会アイワFKインプレッサ 1'44.908 21 150.989
48 96 GNP 松永 雅博 田中 実 岩口 博
YH SXE10 グリフィンアドバンアルテッツァ 1'48.061 18 146.584
49 35 GNP 藤田 隆之 ピエール A ラファネル
MI ZZT231 INGING CELICA 1'48.187 14 146.413
50 87 C-3 金森 敏一 橋本 道彦 田中壮一郎
YH DC2 K'ZAUTO時間割インテグラ 1'49.968 24 144.042
2 C-2 渋谷 勉 吉田 寿博 清水 和夫
DL GC8 アイフェルダンロップインプレッサ 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム (総合 130% ) 2'04.864
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : 富士インターナショナル スピードウェイ ☆☆☆
(第7戦まで)
2000 3 4 5 6 7 7 8 9 9 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula Nippon 26 16 21 4 2 30 20 3 17 5
Championship 鈴 茂 美 富 鈴 菅 茂 富 美 鈴
Drivers-point 鹿 木 祢 士 鹿 生 木 士 祢 鹿
Po -No -Driver ---------Rd.-1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
1 0 高木 虎之介 10 10 0 10 10 10 10 10 70
2 6 M.クルム 6 6 6 DNS 4 2 6 2 32
3 2 松田 次生 0 4 10 0 2 0 3 0 19
4 19 本山 哲 1 3 0 0 1 3 4 6 18
5 55 金石 勝智 3 1 2 4 0 4 0 0 14
6 7 野田 英樹 0 0 4 0 6 0 2 1 13
7 56 脇阪 寿一 0 2 3 6 0 0 0 0 11
8 5 服部 尚貴 4 0 1 2 3 0 0 0 10
9 9 R.ファーマン 0 0 0 1 0 6 0 0 7
10 11 立川 祐路 0 0 0 3 0 0 0 3 6
11 62 柴原 眞介 0 0 0 0 0 1 0 4 5
12 14 脇阪 薫一 2 0 0 0 0 0 0 0 2
13 8 五十嵐 勇大 0 0 0 0 0 0 1 0 1
3 近藤 真彦 0 0 0 0 0 0 0 0 0
12 J.ヴィエルチューク 0 0 0 0 0 0 0 0 0
36 玉中 哲二 0 0 0 0 0 0 0 0 0
10 山西 康司 0 0 0 0 0 0 0 0 0
68 道上 龍 0 0 0 0 0 0 0 0 0
63 OSAMU 0 0 0 0 0 - 0 0 0
21 A.ユーン - 0 0 0 0 0 0 0 0
**************************************************************************
* 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦総ポイント制
* 予選通過基準タイム(110%)
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
2000年 全日本フォーミュラ・ニッポン選手権 第7戦
ツインリンクもてぎ
8月20日(日曜日)
決 勝
前日同様蒸し暑いくもり空の下でレースでが始まった。
午前のフリー走行は8時開始と今までになく早いスケジュールで30分間。満タ
ンセットで39.9秒、トップから1.8秒落ち。
ピットウォークでサイン攻めにあった後落ち着いてむかえた決勝は予定通り13
番グリッドから2時にスタートした。スタート直後に数台がタイヤ交換をした
ため、11番手で周回を重ねるシゲカズはトップ差11~2秒で40秒台のペース。
他車のタイヤ交換で徐々にポジションが上がり11周目からは7位となるが、シ
ゲカズ自身のピットインは15周目で予定通り行われ、これが終わった時点で14
位となる。
その後15位に順位を落として周回をする中、シゲカズのピットレーンでの速度
違反に対してペナルティーが突然出た。黒旗の提示ピットレーンエンドで10秒
間の停止をしたのが21周目。
復帰後の順位は15位と変わらないが、前車との距離は大きく開いてしまった。
その後は40秒台で周回し、32周目以降39秒台に入るも、38周目にはトップ集団
に周回遅れにされてしまった。
自らの力を振り絞ったシゲカズだったが、力およばずというレースだった。
由良監督:レースの流れは予定通り進んでいたのですが、スピード違反になっ
てしまったことが残念です。これだけ完走率の上がってきた中、今のポテン
シャルでは入賞はかなり難しいと思います。もっともっと速く走れるように仕
上げないといけないと思っています。
シゲカズ選手:リミッターが壊れたためにスピード違反を獲られてしまい、ペ
ナルティーストップをしたことが、とても残念です。次戦のフジは前回良い感
触を得ているので、気持ちを切り替えて頑張りたいと思います。
情報提供:Mooncraft
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
決勝終了後の記者会見(要約)
高木虎之介
「1コーナーになんとかトップで入れた。クルムがこんなに速いとは思わなかったし、
ずと3秒以内にいたので、ミスもできなかった。最後まで気が抜けないレースだった。
(3秒差が2秒差になったのは)ちょっとトラブって(ダウンヒルストレートエンド
で)オーバーランしてしまい、2秒ぐらい損をしました。ピットストップはちょうど
予定した周回数でした。今までは開幕戦以外は20秒ぐらいマージンがあったので、今
回は最終ラップまで常に全開で走ったので疲れました。(チャンピオンは)これだけ
勝てればついてきます。良いクルマを与えてもらったし、F1の経験も投入できた。
(チームに)やる気もあるし、何でも1番取ろうという姿勢が結果に出ています。開
幕戦はどうなるかと思ったけれど、徐々に勝てて良かった。チャンピオンは最初から
狙っていました。7戦6勝ですが10銭勝ぐらいねらって行きたいです。(来年のプラ
ンは)まだ何も決まっていませんが、ヨーロッパ、アメリカで乗れなかったら、また
日本で走るしかないのかな…」
M.KRUMM
「スタートはすごく良かった。アウト側から虎之介を抜こうと思ったけれど、グリッ
プがあまりなくて戻らざろう得ない状況で、2位という結果には自分なりには満足し
ています。最初の方はアンダーステア気味になったので、すぐ後ろにいた立川選手や
本山選手を振りきるのが精一杯でした。ピットイン後はクルマの調子が良かったので
ミスしないように、でも私が出したベストラップなんですが、高木選手はさらに速か
ったので追いつかなかった。(チャンスは)高木選手のコースアウトがあった時は、
次にあったら逃さないと思った。最終ラップまで、バックマーカーに引っかかったり
何があるかわからないし…」
本山 哲
「1セット目はペースが上がらなくて、フィーリングがおかしかったのでボクの判断
でタイヤ交換してもらう用意をしてもらいました。ピットストップ後はクルマは良い
感じでペースもあげられるかと思ったんですが、遅いクルマ(に引っかかって)タイ
ムロスして順位を上げられずでした。良いスタート切って並びかけたんですが、コー
スがなくなるところまで寄せられて、あそこでぶつかって2台リタイヤしても仕方な
いし、しょうがなくひきました。とにかく1勝をと言う状況で、ここまで来れました。
次こそ勝ちたいです」
***JCG00146 竹下 恵一郎@もてぎ***
(第7戦まで)
2000 3 4 5 6 7 7 8 9 9 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula Nippon 26 16 21 4 2 30 20 3 17 5
Championship 鈴 茂 美 富 鈴 菅 茂 富 美 鈴
Drivers-point 鹿 木 祢 士 鹿 生 木 士 祢 鹿
Po -No -Driver ---------Rd.-1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
1 0 高木 虎之介 10 10 0 10 10 10 10 60
2 6 M.クルム 6 6 6 DNS 4 2 6 30
3 2 松田 次生 0 4 10 0 2 0 3 19
4 55 金石 勝智 3 1 2 4 0 4 0 14
5 7 野田 英樹 0 0 4 0 6 0 2 12
6 19 本山 哲 1 3 0 0 1 3 4 12
7 56 脇阪 寿一 0 2 3 6 0 0 0 11
8 5 服部 尚貴 4 0 1 2 3 0 0 10
9 9 R.ファーマン 0 0 0 1 0 6 0 7
10 11 立川 祐路 0 0 0 3 0 0 0 3
11 14 脇阪 薫一 2 0 0 0 0 0 0 2
12 62 柴原 眞介 0 0 0 0 0 1 0 1
12 8 五十嵐 勇大 0 0 0 0 0 0 1 1
3 近藤 真彦 0 0 0 0 0 0 0 0
12 J.ヴィエルチューク 0 0 0 0 0 0 0 0
36 玉中 哲二 0 0 0 0 0 0 0 0
10 山西 康司 0 0 0 0 0 0 0 0
68 道上 龍 0 0 0 0 0 0 0 0
63 OSAMU 0 0 0 0 0 - 0 0
21 A.ユーン - 0 0 0 0 0 0 0
**************************************************************************
* 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦総ポイント制
* 予選通過基準タイム(110%)
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
FORMULA NIPPON ROUND 7 TWIN RING MOTEGI MILLION CARD CUP RACE
フォーミュラ・ニッポン第7戦 TRもてぎ -RIJ-(2000-08-20) Race Results
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Cloudy Course:Dry
P.-No.Driver------------Team-------------Car-----------------Laps-Goal Time--
1 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308 45 1:14'57.795
172.93km/h
2 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 45 - 1.184
3 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308 45 - 25.164
4 2 松田次生 PIAA NAKAJIMA REYNARD 99L/ML308 45 - 26.111
5 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308 45 - 27.105
6 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308 45 - 40.397
7 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 45 - 1'03.465
8 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308 45 - 1'03.938
9 56 脇阪寿一 ARTA REYNARD 99L/ML308 45 - 1'05.193
10 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 45 - 1'06.805
11 55 金石勝智 ARTA REYNARD 99L/ML308 45 - 1'09.205
12 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 45 - 1'11.116
13*14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308 44 - 1 Lap
14 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308 42 - 3 Laps
------------------------以上完走---------------------------------------------
11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 32 - 13 Laps
21 A.ユーン TEAM MALAYSIA REYNARD 99L/ML308 26 - 19 Laps
62 柴原眞介 LEYJUN REYNARD 2KL/ML308 20 - 25 Laps
36 玉中哲二 TAKAGI B-1 REYNARD 99L/ML308 16 - 29 Laps
10 山西康司 Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 3 - 42 Laps
3 近藤真彦 Olympic KONDO REYNARD 99L/ML308 0 - 45 Laps
-----------------------------------------------------------------------------
Fastest Lap #6 M.クルム 1'38.133 43/45 176.14km/h
* #14 2000年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第3章第29条11(ピットレ
ーン速度違反)によりペナルティストップ10秒を課した。
上記は暫定結果ですが、変更なき場合はこのまま正式結果となります。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
FORMULA NIPPON ROUND 7 TWIN RING MOTEGI MILLION CARD CUP RACE
虎之介に敵なし!2000年Fニッポンチャンピオン決定!
8月20日、ツインリンクもてぎで行われたフォーミュラ・ニッポン第7戦は、
今年の主役高木虎之介がスタートからトップを守りきって6勝目。あっさりと
チャンピオンを決めた。2位クルムも最後まで食い下がったものの、虎之介を
脅かすまでには至らなかった。
■レースノート
PP虎之介は一瞬出遅れる。逆に#19本山はグッドスタート。
ところが、#0虎之介は強引に#19本山のラインを塞ぐようにイン側に寄せ、
トップを守った。
#56脇阪は1コーナーで止まりきれずオーバーラン。順位を落とす。
1周目 #5服部、#56金石、#36玉中Pin
#3近藤マシントラブルでストップ
2周目 #56脇阪Pin
3周目 #0高木-(1.4)-6クルム-19-11-7-2-68-8-62-9-14-21
4周目 #10山西トラブルでコースサイドにマシン止める
5周目 #0高木-(1.8)-6クルム-19-11-7-2-68-8-62-9-14-21-12-5-56-63-55
8周目 #19本山Pin
10周目 #68道上Pin
#0高木-(2.8)-6クルム-11-7-2-8-62-9-14-21-12-19-68-5-56-55-63
11周目 #7野田Pin ジャッキ引き抜き失敗で少々タイムロス
13周目 #0虎之介のタイムが1'39秒台から41秒台に落ち、#6クルムとの差が1.7秒
に詰まる。周回遅れにかかった??
15周目 #2松田Pin
#0高木-(2.5)-6クルム-11-8-62-21-2-19-7-5-68-56-9-14-55
18周目 #36玉中トラブルでストップ
19周目 #11立川、#62柴原Pin
20周目 #8五十嵐Pin
#0高木-(3.2)-6クルム-11-21-19-2-7-8-5-68-56-62-55-14
21周目 #6クルムPin 5.3秒速い!
#62柴原ヘアピンでコースアウト
#14脇阪ピットレーン速度違反。10秒ペナルティストップ
22周目 #0高木Pin 6.8秒 トップのままコース復帰
24周目 #21ユーンPin これで全員Pin済ませた
25周目 #0高木-(2.3)-6クルム-11-19-2-7-8-5-68-56-9-55-21-12-14-63
27周目 #21ユーン、90度コーナーでスピン。リタイア
30周目 #0高木-(2.8)-6クルム-11-19-2-7-8-5-68-56-9-55-12-14-63
33周目 #11立川、ビクトリーコーナーでコースアウト。コース復帰するがその
ままピットに戻りリタイア。ブレーキトラブルか??
35周目 #0高木-(2.8)-6クルム-19-2-7-8-5-68-56-9-55-12-14-(11)-63
40周目 #0高木-(3.5)-6クルム-19-2-7-8-5-68-56-9-55-12-14-63
Finish #0高木優勝!!チャンピオン決定!!
■決勝結果(暫定)
P.-No.Driver------------Team-------------Car-----------------
1 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308
2 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308
3 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308
4 2 松田次生 PIAA NAKAJIMA REYNARD 99L/ML308
5 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308
6 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308
7 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308
8 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308
9 56 脇阪寿一 ARTA REYNARD 99L/ML308
10 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308
11 55 金石勝智 ARTA REYNARD 99L/ML308
12 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308
13 14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308
14 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308
・
・
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
FORMULA NIPPON ROUND 7 TWIN RING MOTEGI MILLION CARD CUP RACE
フォーミュラ・ニッポン第7戦 TRもてぎ -RIJ-(2000-08-19)Qualifying-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P.-No.Driver------------Team-------------Car-----------------Time-----km/h--
1 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308 1'36.285 179.52
2 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308 1'36.464
3 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'36.485
4 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'36.504
5 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'36.568
6 56 脇阪寿一 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'36.725
7 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'36.748
8 2 松田次生 PIAA NAKAJIMA REYNARD 99L/ML308 1'36.970
9 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308 1'37.227
10 62 柴原眞介 LEYJUN REYNARD 2KL/ML308 1'37.232
11 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'37.502
12 21 A.ユーン TEAM MALAYSIA REYNARD 99L/ML308 1'37.569
13 14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308 1'37.723
14 3 近藤真彦 Olympic KONDO REYNARD 99L/ML308 1'37.942
15 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'38.005
16 55 金石勝智 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'38.103
17 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'38.269
18 10 山西康司 Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'38.354
19 36 玉中哲二 TAKAGI B-1 REYNARD 99L/ML308 1'40.071
* 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308 1'43.632
---------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム(総合107%) 1'43.025
* No.63 2000年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン統一規則第3章第25条 8,
(プラクティスセッション)に基づき最後尾のグリッドを与える。
#5服部尚貴は予選1回目のタイムが予選タイムとなり、順位が違っていましたの
で、#4342は削除しました。
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FORMULA NIPPON ROUND 7 TWIN RING MOTEGI MILLION CARD CUP RACE
フォーミュラ・ニッポン第7戦 TRもてぎ -RIJ-(2000-08-20)Free Practice-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P.-No.Driver------------Team-------------Car-----------------Time-----km/h--
1 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308 1'38.094 176.21
2 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308 1'38.460
3 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'38.666
4 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'38.723
5 2 松田次生 PIAA NAKAJIMA REYNARD 99L/ML308 1'38.977
6 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'38.981
7 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308 1'39.009
8 56 脇阪寿一 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'39.050
9 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'39.175
10 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'39.401
11 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'39.416
12 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'39.507
13 62 柴原眞介 LEYJUN REYNARD 2KL/ML308 1'39.603
14 3 近藤真彦 Olympic KONDO REYNARD 99L/ML308 1'39.641
15 10 山西康司 Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'39.729
16 14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308 1'39.954
17 55 金石勝智 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'40.109
18 36 玉中哲二 TAKAGI B-1 REYNARD 99L/ML308 1'41.107
19 21 A.ユーン TEAM MALAYSIA REYNARD 99L/ML308 1'41.412
20 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308 1'42.981
---------------------------------------------------------------------------
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2000年 全日本フォーミュラ・ニッポン選手権 第7戦
ツインリンクもてぎ
8月19日(土曜日)
公式予選
真夏のもてぎは曇り空。蒸し暑いとはいっても前回菅生よりはまだ過ごし易い。
午前中から決勝に向け、着々とクルマを煮詰めてきたチームが、予選1回目、
例によってピットレーンの先頭に並ぼうとした矢先、スロットルにトラブルが
発生。15分間ロスをしたものの、1分40秒台、18番手でスタート。残り7分に
なってニュータイヤに履き替え、39秒フラットを出して14番手とした。結局予
選第1回目はこのまま終了したが、トップ差2.1秒にはシゲカズは大いに不満
で、まだまだいけると闘志満々。
2回目に向けて細かい調整が始まった。
予選2回目は無事スタートし、すぐにセッティングの変更。シゲカズは良い感
触を掴んでいるらしく、コメントも前向きのものが多い。残り20分ニュータイ
ヤを装着して出ていく頃、トップグループは36秒台に入る。シゲカズもとりあ
えず38秒台に入れて午前と同じ14番手とする。あと10分のところで再度ニュー
タイヤに付け替えてアタックに入る。この時順位は一つ落として15番手。ア
タック1周目で37秒台に入れたシゲカズは11番手になるが、それも目まぐるし
く変わって12番手になってしまう。これが2回目の結果となるが総合結果は1分
37.723秒、13位。シゲカズ大健闘の結果だった。
由良監督:もてぎはテスト無しで臨むレースで、他チームに比べて準備不足は
否めなかったのですが、短時間の割に良い結果を出せたと思います。明日朝の
フリー走行ですり合わせればレースはきちんとできると思います。期待してく
ださい。
シゲカズ選手:走り出しから調子が良くなかったので、予選1回目2回目と色々
試してみました。トップ差1.4秒というのはまだまだで、少なくともシングル
ポジションのグリッドを獲りたかったです。朝のフリー走行で課題の満タン
セッティングを詰めることが出来れば、得意のスタートとあいまって良いレー
スが出来るのではないかと思います。
情報提供:Mooncraft
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
予選終了後の記者会見(要約)
高木虎之介
「チャンピオンかかってますし、ポールポジションはねらいたかった。思ったよりい
いタイムが出たのかな? 5秒台に入ると思ったけどミスも結構あったんで、行かな
かった。(もてぎでのドライの走行は少ないので)いろいろやって予選も大事なんで、
まあいつもそうですがセッティングはあんまり変えてないです。路面もあんまり良く
なかったし…。クルマの仕上がりは予定どおりです。チャンプもですけれど、とにか
く勝たないと…」
本山 哲
「クルマの方の改良も進んで、チームもBSもクルマのセットアップも思うようにい
ってこうなってきました。走り始めはまずまずで、1回目で朝以上のセットをやろう
として失敗したんで、2回目は別のセットでいって古いタイヤでも良い感じでアタッ
クしました。PPが誰であっても1番になりたいし、頑張ります」
立川祐路
「朝は満タンセットをやったんですが、アンダーが強くて予選1回目もいまいちでし
たけど、セットアップで曲がるようになって2回目はそこそこのクルマになりました。
アタックはちょっと失敗して今ひとつでしたが、3位という事でまずまずのポジショ
ンですね。落ち着いて面白いレースができればと思っています」
***JCG00146 竹下 恵一郎***
FORMULA NIPPON ROUND 7 TWIN RING MOTEGI MILLION CARD CUP RACE
虎之介、チャンピオンに向け指定席のポールを確保!
午後4時15分、予選2回目が始まる頃には暑さも和らいできた。日陰では風
が爽やかに感じる。路面温度も35度と1回目の39度よりかなり下がっている。
ターゲットは、暫定ポールタイム#0高木の1'36.921だ。
21分経過 #2松田が1'36.970と#0高木のタイムに迫るが、その直後にコース
アウト。一方#0高木はあっさり1'36.546をマークして1回目のタ
イムを更新。
26分経過 #11立川 1'36.855、2位へ
30分経過 #0高木(1'36.541)-#11立川-#2松田-#6クルム-#19本山-#8五十嵐
33分経過 #6クルム 1'36.833、2位へ
37分経過 #11立川 1'36.610、2位へ
39分経過 #11立川 1'36.485、きたきた~トップだぁ!
40分経過 #11立川-(1'36.485)-#0高木-#6クルム-#2松田-#8五十嵐-#19本山
41分経過 #19本山 1'36.675、3位へ!
42分経過 #0高木 1'36.285、ん~~~やっぱりきちゃったか。速ぇぇ。
43分経過 #19本山 1'36.464、2位へ。久々にきたなぁ
45分経過 #7野田、#56脇阪タイムアップ。5、6位へ。
やはり虎之介がポールだ。ここ一発の強さは流石だ。
このまま明日も逃げきってチャンピオンを決めてしまうのか。
フォーミュラ・ニッポン第7戦 TRもてぎ -RIJ-(2000-08-19)2nd Qualifying-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P.-No.Driver------------Team-------------Car-----------------Time-----km/h--
1 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308 1'36.285 .
2 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308 1'36.464
3 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'36.485
4 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'36.504
5 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'36.568
6 56 脇阪寿一 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'36.725
7 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'36.748
8 2 松田次生 PIAA NAKAJIMA REYNARD 99L/ML308 1'36.970
9 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308 1'37.227
10 62 柴原眞介 LEYJUN REYNARD 2KL/ML308 1'37.232
11 21 A.ユーン TEAM MALAYSIA REYNARD 99L/ML308 1'37.569
12 14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308 1'37.723
13 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'37.796
14 3 近藤真彦 Olympic KONDO REYNARD 99L/ML308 1'37.942
15 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'38.005
16 55 金石勝智 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'38.103
17 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'38.269
18 10 山西康司 Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'38.354
19 36 玉中哲二 TAKAGI B-1 REYNARD 99L/ML308 1'40.071
20 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308 1'43.632
---------------------------------------------------------------------------
上記は暫定ですが、変更なき場合はそのまま正式結果となります。
全員が1回目のタイムを更新したため、2回目の結果がそのまま予選結果となります。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
FORMULA NIPPON ROUND 7 TWIN RING MOTEGI MILLION CARD CUP RACE
暫定ポールは、またしても高木虎之介の手に!
もてぎは薄曇りで蒸し暑い。
午後1時45分から始まった予選1回目は、朝の公式練習でトップタイムをマ
ークした#7野田が好調。前半は常にモニターのトップに名を連ね、途中#0高木
にその座を譲るものの即座に逆転。タイムを叩き出してはピットでライバルの
動向を見守るという、余裕ある戦い振りを見せた。
ところが、残り10分を切って本格的なアタックが始まると、#0高木、#68道
上、#11立川、#5服部、#6クルムらが暫定ポールの座を争い、#7野田は練習走
行のタイムすら上回れずに低迷。
最後は、#0高木が唯一人1分36秒台を叩き出して、貫祿で暫定ポールの座に
就いた。
フォーミュラ・ニッポン第7戦 TRもてぎ -RIJ-(2000-08-19)1st Qualifying-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P.-No.Driver------------Team-------------Car-----------------Time-----km/h--
1 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308 1'36.921 178.34
2 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'37.270
3 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'37.502
4 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308 1'37.511
5 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'37.588
6 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308 1'37.714
7 2 松田次生 PIAA NAKAJIMA REYNARD 99L/ML308 1'37.828
8 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'37.929
9 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'38.179
10 62 柴原眞介 LEYJUN REYNARD 2KL/ML308 1'38.257
11 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'38.599
12 21 A.ユーン TEAM MALAYSIA REYNARD 99L/ML308 1'38.609
13 56 脇阪寿一 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'38.943
14 14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308 1'39.022
15 3 近藤真彦 Olympic KONDO REYNARD 99L/ML308 1'39.283
16 55 金石勝智 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'39.645
17 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'39.678
18 10 山西康司 Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'40.125
19 36 玉中哲二 TAKAGI B-1 REYNARD 99L/ML308 1'41.456
20 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308 1'46.007
---------------------------------------------------------------------------
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
FORMULA NIPPON ROUND 7 TWIN RING MOTEGI MILLION CARD CUP RACE
フォーミュラ・ニッポン第7戦 TRもてぎ -RIJ-(2000-08-19) Practice-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P.-No.Driver------------Team-------------Car-----------------Time-----km/h--
1 7 野田英樹 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'37.501 177.28
2 0 高木虎之介 PIAA NAKAJIMA REYNARD 2KL/ML308 1'37.964
3 19 本山哲 IMPUL REYNARD 99L/ML308 1'38.221
4 8 五十嵐勇大 LeMans REYNARD 99L/ML308 1'38.446
5 2 松田次生 PIAA NAKAJIMA REYNARD 99L/ML308 1'38.460
6 62 柴原眞介 LEYJUN REYNARD 2KL/ML308 1'38.485
7 6 M.クルム 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'38.587
8 5 服部尚貴 5ZIGEN REYNARD 99L/ML308 1'38.689
9 56 脇阪寿一 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'38.800
10 21 A.ユーン TEAM MALAYSIA REYNARD 99L/ML308 1'38.941
11 12 J.ヴィエルチュークCOSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'38.976
12 68 道上龍 DoCoMo DANDELION REYNARD 2KL/ML308 1'39.067
13 9 R.ファーマン Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'39.195
14 55 金石勝智 ARTA REYNARD 99L/ML308 1'39.379
15 11 立川祐路 COSMO OIL CERUMO REYNARD 99L/ML308 1'39.386
16 3 近藤真彦 Olympic KONDO REYNARD 99L/ML308 1'40.013
17 10 山西康司 Morinaga NOVA G FORCE GF03B/ML308 1'40.154
18 14 脇阪薫一 MOONCRAFT REYNARD 99L/ML308 1'41.187
19 36 玉中哲二 TAKAGI B-1 REYNARD 99L/ML308 1'41.332
20 63 OSAMU LEYJUN G FORCE GF03/ML308 1'48.505
---------------------------------------------------------------------------
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
(第7戦まで)
2000 3 4 5 5 6 7 7 8 9 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula 3 26 9 4 21 11 2 30 20 24 5
Championship 鈴 筑 富 美 T 鈴 菅 茂 仙 鈴
Drivers-point 鹿 波 士 祢 I 鹿 生 木 台 鹿
Po-No-Driver----------Rd -1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10-総合P-有効P
1 10 S.フィリップ 9 4 9 6 4 4 3 39 39
2 1 R.レヒナー 0 0 6 9 9 1 0 25 25
3 2 荒 聖治 0 6 3 2 6 3 4 24 24
4 11 井出 有治 0 9 0 4 1 6 2 22 22
5 7 黒澤 治樹 0 3 4 1 3 2 6 19 19
6 3 B.トレルイエ 6 0 0 3 0 0 9 18 18
7 5 高木 真一 3 0 0 0 0 9 0 12 12
8 64 本庄 康幸 1 0 3 0 0 0 1 5 5
9 9 土屋 武士 4 0 - 0 0 0 0 4 4
10 20 峰尾 恭輔 0 0 2 0 - - 0 2 2
10 18 密山 祥吾 2 0 0 0 0 0 0 2 2
10 32 富澤 勝 0 2 0 - - - - 2 2
10 8 サトウ カイチ 0 0 0 0 2 0 0 2 2
14 17 佐々木 孝太 0 1 1 0 - - - 2 2
33 山口 明 0 0 0 0 0 0 0 0 0
77 平野 功 0 0 0 0 0 0 0 0 0
24 西澤 和之 0 0 0 0 0 0 0 0 0
38 五味 康隆 0 0 - 0 0 0 - 0 0
19 黒澤 翼 0 0 0 - - 0 0 0 0
15 永守 正 0 - 0 - 0 0 0 0 0
37 樋口 統也 - 0 0 - 0 - 0 0 0
6 西村 秀樹 - 0 - - - - - 0 0
38 徳田 照幸 - - - - - - 0 0 0
***************************************************************************
* 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦中ベスト7戦(70%)有効ポイント制
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
全日本F3選手権第7戦 SUGO -RIJ- (2000-07-30) Race Results
For All Japan Formula 3 Championship Rd.7 Sports Land SUGO(J):3.704256km
Weather:Fine Course:Dry
P--No.Driver---------Car-------------------Laps-Goal Time-km/h
1 3 B.トレルイエ Dallara F300/3S-GE 25 37'30.110 148.163
2 7 黒澤 治樹 Dallara F300/3S-GE 25 - 0.772
3 2 荒 聖治 Dallara F300/MF204B 25 - 2.218
4 10 S.フィリップ Dallara F300/MF204B 25 - 3.810
5 11 井出 有治 Dallara F300/MF204B 25 - 5.407
6 64 本庄 康幸 Dallara F399/MF204B 25 - 5.951
7 1 R.レヒナー Dallara F300/3S-GE 25 - 9.503
8 8 サトウカイチ Dallara F399/3S-GE 25 - 11.584
9 77 平野 功 Dallara F399/MF204B 25 - 17.990
10 17 黒澤 翼 Dallara F399/MF204B 25 - 18.550
11 33 山口 明 Dallara F300/3S-GE 25 - 24.508
12 9 土屋 武士 Dallara F399/SR20VE 25 - 24.964
13 5 高木 真一 Dallara F399/3S-GE 25 - 25.759
14 37 樋口 統也 Dallara F397/3S-GE 25 - 52.722
15*38 徳田 照幸 Dallara F300/3S-GE (25-1)24 - 1 Lap
---------------------以上完走-------------------------------
18 密山 祥吾 Dallara F399/3S-GE 14 - 11 Laps
24 西澤 和之 Dallara F399/3S-GE 12 - 13 Laps
20 峰尾 恭輔 Dallara F399改/3S-GE 5 - 20 Laps
15 永守 正 Dallara F399/3S-GE 1 - 24 Laps
------------------------------------------------------------
Fastest Lap #3 B.トレルイエ 1'22.161 18/25 162.307km/h
* #38の車両は、国際モータースポーツ規則付則H項違反(SCオペレーション中
の追い越し)により、1周減算のペナルティが課された。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
F3 第7戦記者会見の要約
B.Treluyer「昨日はポールポジションが取れて自分でもビックリしました。
予選前は自分は速くなかったし、3レースぐらい前から抱えていた問題も
あったんですが、ここに来てエンジンの調子も良くなり、ストレートが伸
びない問題も解決できました。『明日は勝てるかもしれない』と思いました。
ハルキ(#7黒澤治樹)は速いし、タイヤの使い方もうまい。レースでも戦略
を立て、それがうまくいった感じです。初優勝はとても嬉しいです。この
ために来日しましたし、やっと実現できました。英語も苦手なのでコミュ
ニケーションがなかなか取れず、最近取れるようになってきました。来週、
ヨーロッパでのレースもあるのでお土産にしたい。来年か2年後にはFN
に上がりたいので、皆さんの前でドライバーとしての証明ができました」
黒澤治樹「ポールポジションがとれそうだった。クルマのバランスも良か
ったし、SUGOのテストからいろいろ足りない部分を、D.マニング、P.ダ
ンブレックという良い教材が居て、ボクにないものは何かとエンジニアと
話してわかりかけて来たものがあった。予選では、100分の何秒かのレベル
のミスがありました。次はPPとって勝ちたいです」
荒 聖治「予選前のフリー走行は最悪で7番手でしたが、予選はなんとか
3位になれました。悔しい反面ホッとした部分はありました。決勝は、も
っとついて行ってバトルというかレースしたかった。離されそうになり、
ペースカーが出た再スタート後のプッシュでミスしてスピンしそうになっ
たりし、納得いかなかったレースです」
JCG00146@nifty.com 竹下 恵一郎 SUGO
全日本F3選手権第6戦SUGO
7月30日(日) 決勝
トレルイエ、初優勝をポールtoウィンで飾る!
スタート時刻の12時55分が近づくにつれ陽射しが強くなり気温も上昇。いつ
もの暑い菅生になってきた。
スタートを制したのは、#3トレルイエ。ほぼ予選順で1コーナーをクリア。
1コーナーで#9土屋がスピン。最後尾へ。
1周目 #3-(1.7)-7-2-10-11-1-64-18-5-8
4周目 #1レヒナーと#64本庄がストレートで並走。激しい6位争いを繰り広げる
5周目 #3-(1.5)-7-2-10-11-64-1-8-18-5
各車等1~2秒の間隔で縦に並んでいる。
6周目 10位に上がった#20峰尾が馬の背コーナーでスピン。縁石上にストップ。
7周目 セーフティカーが入る。これでレースは仕切り直しだ。
11周目 10周終了してセーフティカーラン解除。再スタート!
12周目 #3-(1.1)-7-2-10-11-64-1-8-18-77
15周目 #18密山がコースアウト
#3-(1.1)-7-2-10-11-64-1-8-77-38
18周目 上位陣は1'22秒台前半のタイムを刻んで安定している。#3トレルイエと
2位#7黒澤との差も1秒少しで変わらない。
20周目 #3-(1.2)-7-2-10-11-64-1-8-77-17
全くと言っていいほど変化はない。単調だ……。
Finish #3-(0.7)-7-2-10-11-64-1-8-77-17
■決勝結果(暫定)
P--No.Driver---------Car-------------------Laps-
1 3 B.トレルイエ Dallara F300/3S-GE 25
2 7 黒澤 治樹 Dallara F300/3S-GE 25
3 2 荒 聖治 Dallara F300/MF204B 25
4 10 S.フィリップ Dallara F300/MF204B 25
5 11 井出 有治 Dallara F300/MF204B 25
6 64 本庄 康幸 Dallara F399/MF204B 25
7 1 R.レヒナー Dallara F300/3S-GE 25
8 8 サトウカイチ Dallara F399/3S-GE 25
9 77 平野 功 Dallara F399/MF204B 25
10 17 黒澤 翼 Dallara F399/MF204B 25
・
・
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
全日本F3選手権第6戦SUGO
7月29日(土) 予選
トレルイエ初ポール!!童夢、トムス勢は出遅れる
2度の赤旗中断により途切れ途切れとなった予選だが、こんな中でもしっか
りまとめあげてきた#3トレルイエが初のポールポジション。
シリーズを争う#10フィリップ、#1フィリップはそれぞれ4位、6位と出遅れ
た。
全日本F3選手権第7戦 SUGO -RIJ- (2000-07-29) Qualifying-Session
For All Japan Formula 3 Championship Rd.7 Sports Land SUGO(J):3.704256km
Weather:Fine Course:Dry
P--No.Driver---------Car-------------------Best-LapT-km/h---
1 3 B.トレルイエ Dallara F300/3S-GE 1'19.728
2 7 黒澤 治樹 Dallara F300/3S-GE 1'19.787
3 2 荒 聖治 Dallara F300/MF204B 1'19.915
4 10 S.フィリップ Dallara F300/MF204B 1'20.123
5 64 本庄 康幸 Dallara F399/MF204B 1'20.233
6 1 R.レヒナー Dallara F300/3S-GE 1'20.364
7 18 密山 祥吾 Dallara F399/3S-GE 1'20.461
8 11 井出 有治 Dallara F300/MF204B 1'20.632
9 9 土屋 武士 Dallara F399/SR20VE 1'20.783
10 5 高木 真一 Dallara F399/3S-GE 1'20.797
11 20 峰尾 恭輔 Dallara F399改/3S-GE 1'20.816
12 77 平野 功 Dallara F399/MF204B 1'20.967
13 8 サトウカイチ Dallara F399/3S-GE 1'21.043
14 17 黒澤 翼 Dallara F399/MF204B 1'21.320
15 33 山口 明 Dallara F300/3S-GE 1'21.619
16 38 徳田 照幸 Dallara F300/3S-GE 1'21.824
17 37 樋口 統也 Dallara F397/3S-GE 1'23.141
18 15 永守 正 Dallara F399/3S-GE 1'23.275
19 24 西澤 和之 Dallara F399/3S-GE 1'23.379
------------------------------------------------------------
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
全日本F3選手権第7戦 SUGO -RIJ- (2000-07-29) Practice-Session
For All Japan Formula 3 Championship Rd.7 Sports Land SUGO(J):3.704256km
Weather:Cloudy Course:Dry
P--No.Driver---------Car-------------------Best-LapT-km/h---
1 10 S.フィリップ Dallara F300/MF204B R1'19.592 167.546
2 11 井出 有治 Dallara F300/MF204B R1'19.619
3 7 黒澤 治樹 Dallara F300/3S-GE 1'19.712
4 1 R.レヒナー Dallara F300/3S-GE 1'19.848
5 64 本庄 康幸 Dallara F399/MF204B 1'19.881
6 3 B.トレルイエ Dallara F300/3S-GE 1'19.952
7 2 荒 聖治 Dallara F300/MF204B 1'20.185
8 8 サトウカイチ Dallara F399/3S-GE 1'20.331
9 9 土屋 武士 Dallara F399/SR20VE 1'20.426
10 5 高木 真一 Dallara F399/3S-GE 1'20.638
11 18 密山 祥吾 Dallara F399/3S-GE 1'20.749
12 17 黒澤 翼 Dallara F399/MF204B 1'20.937
13 20 峰尾 恭輔 Dallara F399改/3S-GE 1'21.179
14 38 徳田 照幸 Dallara F300/3S-GE 1'21.207
15 33 山口 明 Dallara F300/3S-GE 1'21.903
16 77 平野 功 Dallara F399/MF204B 1'22.045
17 15 永守 正 Dallara F399/3S-GE 1'22.877
18 24 西澤 和之 Dallara F399/3S-GE 1'22.904
19 37 樋口 統也 Dallara F397/3S-GE 1'23.608
------------------------------------------------------------
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.com) ***
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート4 99/10/24
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
■レース終了後のコメント
#36カストロール・トムス・スープラ(GT500 優勝)
関谷正徳「優勝はうれしいです。チャンピオンを逃したことについては、自分たち
のやるべきことをやって、ベストな状態でベストな結果を出したわけですから、し
かたないですね。チーム(タイトルが獲れたこと)はよかったと思います。これ以
上ない最高の仕事をしたということでしょう」
黒澤琢弥「結果的には勝ててうれしいんですけど、ボクがプッシュして走っても道
上クンに抜かれて、自分のパートも予定よりも5周ぐらい早く入っちゃたんで、ボ
クは関谷さんに優勝をプレゼントしてもらったかな、という感じです。16番が想像
以上に速くて、つらいレースてしたけれど、今はホッとしてます」
*26 STPアドバンタイサンGT3R(GT300 優勝)
松田秀士「最高ですね。前回のTIも勝てるなって実感があったんですけど、トラブ
ルが出てしまってリタイアしてしまったので。とにかくウチのクルマはコンスタン
トにいい状態で走れるのと、ヨコハマタイヤが最初から最後までグリップが変わら
ないので、すごく楽でした。シュワガーもがんばってくれたので、ボク自身はほん
とうに楽なレースでした。今日はとてもいい気分で帰れます」
ドミニク・シュワガー「当初来日したのはJGTC参戦のためではありませんでした。
こういったチャンスを与えられたのはラッキーだと思います。全体的にはついてい
ない1年でしたが、こういったかたちで2回優勝できて、ほんとうによかったと思
います。まだこのクルマのレースがあと1戦残っていますので、ぜひともいい成績
をおさめて、来年がいい年になるようにつなげていきたいと思っています」
#1 ペンズオイル・ニスモGT-R/No.2 ARTAゼクセルスカイライン(GT500 2位/3位)
岡寛NISMO監督「シリーズを通してチャンピオンを獲るというのが目標でしたから、
ドライバータイトルを獲れたということで目標は達成できたと思います。当然、コ
マス選手も本山選手もがんばっているんですが、チーム全体が力を出せたというこ
とだと思います。今年、クルマとしては残念ながらほかより1秒も遅れるものしか
造れませんでした。そういう状況でチャンピオンを獲れたということは、昨年より
価値があると思います。(ピット作業の速さなど)小さなことを拾い集めていった
結果です。まあ、欲をいえばチームタイトルもほしかったですけどね。
今日のレースで、最後にNo.2が前に出たのはドライバーにまかせていた結果です。
No.1のほうは4位以内にいればチャンピオンになれることは知っていましたからね。
GT300のほうは、くわしくは調べてみないとわからないんですけどちょっとトラ
ブルが出てしまいました。まあ、シリーズチャンピオンは獲れませんでしたが、新
型シルビアが出たときに速さをアピールしようという考えがあったので、それは充
分見せられたと思います。シリーズ全戦ポールポジション、7戦3勝ですからね。
土屋選手はきっちり仕事をしたし、井出選手も成長しました。得るものは大きかっ
たと思います」
*19 ウエッズスポーツセリカ(GT300 2位)
織戸学「今までのなかでもこれだけ迫力のあるレースができたのはなくて、いい
レースでした。ボクの目標であり夢であったMR2の前を走れたし、2位を譲っても
らったかたちだけどチャンプの可能性はあったし、ベストをつくせた。シリーズ
(タイトルを)逃したのは惜しかったけれど、まあまたひとつ成長できた。終わり
よければすべてよしですね」
原貴彦「勝てなかったけれど、なんかすっきりしました。勝てるつもりでがんばっ
て、チームもドライバーも精一杯やりました」
坂東正明監督「No.25は最後ブレーキがつらかったみたいだし、スローパンクチャー
もしてたみたいなんだけど、ウチはもうプッシュするだけ、ガンガンいくだけの状
況だった。そこで当たったちゃったらなんにもならないから、土屋(春雄No.25監
督)さんと『バンちゃんとこ何点? ウチは何点』って相談して、ウチが前にいっ
てもNo.25がチャンピオンということがわかったんで、先にいかせてもらった。で
も、ホントは最後ピットウォールに立ってポルシェ(No.26)に念力を送ってたんだ
けどね。最後にポルシェがガス欠で止まってウチが先にゴールしてチャンピオンっ
ていう予定だったんだけどな(笑)。そういうことは抜きにして今回のレースはお
もしろかったね。今年1年タイヤを開発してきて、タイヤ屋さんもよろこんでいる
と思うよ」
*25 モモコルセ・アペックスMR2(GT300 3位)
長谷川勇総監督「最後の最後はNo.19はもう前へいかせようという話になった。高木
がスピンしたときは心臓が止まるかと思ったよ(笑)。でも、井出くんも突っ込ん
でしまったようだからお互いさまかな。新田だったら安心だけど、高木だと胃が痛
いよ(笑)。タイヤのエアが抜けてきちゃって、保つか保たないかもわからなかっ
た。チームもタイトルが獲れたし、新田はドライバーでも獲れたから(よかった)」
*15 ザナヴィARTAシルビア(GT300 4位)
土屋武士「ボクが乗っているときはクルマはまったく快調だったんだけど、井出選
手に代わってからABSがおかしくなっちゃってペースが上げられなかった。チャンピ
オンを獲れなかったのは残念ですけど、精一杯やったから悔いはないです。シリー
ズチャンピオンというのは1年間を通しての結果だから、それが向こう(No.25)の
ほうが上だったということです。親父(土屋春雄No.25代表)には『ニギリはいって
こいだな』と言われました。今回、予選はこっちが上で決勝は向こうが上だったん
で」
*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7(GT300 5位)
松本晴彦「最初はついていくつもりがポルシェにスッといかれて、ダイシンさんを
抜いてからもちょっとペースが上がらなくて、今いちプッシュできなかった。もっ
といきたかったですね。シーズンは、けっこうクルマを仕上げてもらって、戦闘力
もトップを走れるポテンシャルになって、2位1回、4位2回でしたか。今年から
Aドライバーになってプレッシャーはありましたけれど、山野さんとお互いにいい
ところを探って、ベストな状態にクルマを仕上げて、入賞もできました。でも勝ち
たかったです」
#12カルソニックスカイライン(GT500 7位)
星野一義「スタートはアウトからズバッといっちゃったよ。クルマはすごくよかっ
たけど、タイヤはきつかったね。それはほかもいっしょだけど。ピットインでNo.1
と順位が入れ替わったのは、ピットロードで前に遅いクルマがいてつっかえちゃっ
たから。ガソリン(補給量)をギリギリせめてたから、最後に足りなくなってもう
1回はいらなきゃいけなかった」
#100 RAYBRIG NSX(GT500 9位)
高橋国光「たいへんいい雰囲気で終わったんじゃないかな。クルマの状態はよかっ
たけど、ブレーキはちょっと深かった。なにがなんでもチェッカーを受けなきゃい
けないと思ったんで、とにかくチェッカーを受けることだけを考えました。ホンダ
で育って、鈴鹿から4輪を始めて、ホンダのモータースポーツの夢が詰まっている
もてぎでフィニッシュできたのはうれしい。かなえられなかったことはあるけれど、
ここまで来られたんで、みなさんに感謝してます」
飯田章「もうちょっと上のポイント圏内でゴールできればよかった。今日は密集し
たところにいたんで、前に詰まって抜けなかった。ボクはまだまだ(未熟)ですね」
#18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「エンジンがいってしまったのでしょうがないですね。(ハンディウェイ
トを)90kg積んでるとエンジンにも負担がかかるみたい。朝、ブレーキが調子よかっ
たからそこそこ追い上げられると思ってた。3位にはなれると思ってたのに…。そ
のかわり、オールスターではブッちぎる。(オートポリスは未経験だが)走ったこ
とないとこで速よ走らなあかんのや」
■タイトルホルダー・インタビュー
○GT500 ドライバーズ・チャンピオン
#1 ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「今回のレースに関しては、4位でフィニッシュすればチャンピ
オンシップはとれるということがわかっていましたので、4位狙いでレースを考え
ていました。予選の順位は6位だったんですけど、その順位に関しては、後方から
チャンピオンシップを狙えるいい順位であると考えていました。チームも本当にい
い仕事をしてくれましたし、ピットストップの際も、本当にいい仕事をしてくれた
と思いました。ちょうど前後にいたのが日産のクルマだったので、チャンピオンを
とれるように応援してくれるという話がありましたので、不安には思っていません
でした」
○GT300ドライバーズ・チャンピオン
*25 モモコルセ・アペックスMR2
新田守男「最高にうれしいです。チャンピオンを獲ることを目的にずっとやってき
たので、すごくうれしいです。今年のGT300はつねに接近戦が続いてたんでかなり苦
しい状態だったんですけど、そのなかでチャンピオンが獲れたので、ほんとうにチー
ムのスタッフに感謝します。正直、最後の最終コーナー立ち上がってくるまで、ずっ
と不安には思ってたんですね。完璧な状態のクルマで走ってたわけではなかったの
で。高木真一クンが最後に『バイブレーションが出てきた』っていうんで、スロー
パンクチャーじゃないかっていう疑いも出てきて、土屋(春雄監督)さんと二人で
最終コーナー出てくるまでドキドキしてました」
○GT500チーム・チャンピオン
#36/37 TOYOTA Castrol Team TOM'S
館信秀監督「(シーズン)前半はクルマのトラブルが多かったんですね。2台つね
に完走することができなくて、片方、もしくは両方ダメなときもあったんですけど、
ちょっと前半戦苦しかったのが、(最終戦までもつれこむ)こういう結果となった
んじゃないかと思います。来年に向けては、もう少し早い時期から開発をしなけれ
ばいけないんじゃないかな、と思います。No.36(のドライバーズタイトル)に関し
ては、コマス選手がずっといいところにいましたからね。最後の最後まで『つぶれ
ろつぶれろ』と思ってましたけど(笑)、非常にコマス選手は今年安定していまし
たし、正直いいまして、獲れればいいな、という油断がありましたね。台数的には
NISMOさんと互角にやってたわけですから、そのなかでチームチャンピオンを獲れた
ことは充分だと思います」
○GT300チーム・チャンピオン
*25 MOMOCORSE Racing Team with Tsuchiya
土屋春雄監督「序盤の展開からいってこんなにうまくいくとは思ってなかった。新
田くんが乗ってる序盤にエンジンがちょっとバラつきまして、いつ止まるのかな、
という不安があって、今日はほんとうに疲れました。ラスト2周ぐらいのところで
タイヤのバイブレーションが出てきて、スローパンクチャーじゃないかってうこと
だったんですね。でもなんとかゴールできたんで(ホッとしました)。
親子でチャンピオンを争えるのは、ありがたいことですね。こういうチャンスっ
てなかなかないと思いますんで。ただ、サーキットに来ちゃうと関係ないですね。
この仕事やってるかぎりは、どっちが上に立つか、親子ということは関係なくいつ
も勝負です」
☆ポイントランキング(全戦終了、全7戦)
◎ドライバーポイント
[GT500]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. Driver 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1 1 E.コマス 77 15 8 6 20 12 4 12
2 36 関谷正徳/黒澤琢弥 73 10 2 20 1 10 10 20
3 1 本山 哲 69 15 - 6 20 12 4 12
4 18 脇阪寿一/金石勝智 47 20 15 12
5 64 T.コロネル 41 10 3 20 8
6 12 星野一義/影山正美 40 1 12 8 6 8 1 4
7 2 鈴木亜久里 38 8 15 15
8 2 M.クルム 38 8 - 15 15
9 37 鈴木利男 38 12 10 15
10 16 中子 修/道上 龍 36 12 12 2 10
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. Driver 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
1 25 新田守男 73 3 20 15 15 8 12
2 15 土屋武士/井手有治 72 2 20 20 20 10
3 25 高木真一 70 - 20 15 15 8 12
4 19 織戸学/原 貴彦 70 20 15 12 8 15
5 7 松本晴彦/山野哲也 58 10 10 15 15 8
6 61 R.ファーマン 42 15 8 12 3 4
6 61 中谷明彦 42 15 - 8 12 3 4
8 26 松田秀士/D.シュワガー 40 - - - - 20 20
9 81 福山英朗/大八木信行 33 1 12 10 10
10 77 小林且雄/谷川達也 31 10 3 12 6
◎チームポイント
[GT500]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. TEAM 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
-------------------------------------------------------------------------------
1 36/37 TOYOTA Castorl TEAM TOM'S
97 12 10 20 15 10 10 20
2 1/2 NISMO 76 15 8 6 20 12 15 15
3 16/18無限×童夢プロジェクト 71 20 12 12 15 12 10
4 64 Mobil 1 NAKAJIMA RACING 33 10 3 20 8
5 12 TEAM IMPUL 36 1 12 8 6 8 1 4
6 100 チーム国光with MOONCRAFT 32 20 4 8 2
7 6 ESSO Tiger Team LeMans 31 - 3 8 20 2
8 38 TOYOTA TEAM CERUMO 31 4 15 3 6 3
9 35 マツモトキヨシ TEAM TOM'S 21 15 6 6
10 3 ハセミ・モータースポーツ 24 6 4 4 10 3
[GT300]
Rd.1 Rd.2 Rd.3 Rd.4 Rd.5 Rd.6 Rd.7
3/21 5/2 5/30 7/11 8/8 9/26 10/24
Po. No. TEAM 合計 Suzuka FUJI SUGO MINE FUJI TI SUGO
------------------------------------------------------------------------------
1 25 MOMOCORSE Racing with Tsuchiya
73 3 20 15 15 8 12
2 15 NISMO 72 2 20 20 20 10
3 19 RACING PROJECT BANDOH 70 20 15 12 8 15
4 7 RE雨宮レーシング 58 10 10 15 15 8
5 26 TEAM TAISAN Jr. with ADVAN
48 8 20 20
6 61 チーム・テイボン・ラリーアート 42 15 8 12 3 4
7 81 TEAM DAISHIN 33 1 12 10 10
8 77 CUSCO RACING 31 10 3 12 6
9 14 アルタRACING TEAM 27 6 8 4 - 6 - 3
10 70 TEAM GAIKOKUYA 24 4 6 3 10 1
*ポイント計算はGTインサイドレポート班による非公式のものです
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート3 99/10/24
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
■朝のフリー走行終了後のコメント
#36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「クルマはボチボチ。いや、完璧かな? クルマも人間も全部快調。最初
は遅いクルマがいっぱいいたからタイムが出なかったけど、最後に帳尻は合わせた
でしょ? あのタイムが出るってことは大丈夫ってこと。ぜんぜん問題ない。勝つ
自信? あるある! オレっちは勝ちに来たんだから。ハッキネンの例もあるから
レースはわからないけど、100点満点の走りをするから大丈夫。でも、スピンしたら
ごめんね(笑)」
黒澤琢弥「最初は昨日50周以上走ったタイヤだったからタイムが出なかったけど、
後半関谷さんに代わったときは7~8周しかしてないタイヤだから、最後にタイム
が出た。タイヤが減ってない状態と減った状態を見ただけだよ。ハンドリングはどっ
ちでも変わらない。ウチのクルマは金曜日からギヤ比も足回りもなんにも変えてな
いんだけど、いいときってそんなもんだよ。今のところオレがスターターの予定だ
けど、当てられないように気をつけないとね。NSXが全体的に速いから、ブレーキン
グで突っ込まれないぐらいのマージンを1周目で稼がないと。16号車は失うものが
ないから強引に抜いてくるかもしれないけど、オレたちは当てられたら困る。オー
プニングラップをトップで帰ってこられたら、その後は徐々にマージンを稼げると
思う。とにかく今日は勝ちたい」
#16 Castrol無限NSX
道上龍「ベストタイムはもっと出せたと思いますが、ちょうど36号車の後ろについ
たので、そのままずっとついて走っていました。向こうは昨日走り込んでタイヤを
使っていたと思うので、タイムが出てなかったんでしょう。でも後ろについて走っ
たことでスープラの速さを見ることができました。コーナー自体はNSXのほうが速い
と思いますよ。でもストレートは負けてますね。だからブレーキングやコーナリン
グを生かせるように走りかたをいろいろ考えないと。でも、今日は勝ちます」
*19 ウエッズスポーツセリカ
織戸学「金曜の満タンセットとは違っているけれど、クルマはそんなに悪くはない。
トータルで走れるようなセットです。午後、レースに向けて温度しだいでセットを
変えます。(事前の)テストではタイム的によくなかったけど、材料を集めて金曜
に持ってきて、いい方向でそれを合わせていって、予選は僅差だったけれど3位に
上がれて、シリーズ1―2―3のグリッドになった。観てるほうはおもしろいんじゃ
ないかな。ポイントは、ウチは2台から離れてるけれど、チャンプの可能性があれ
ば獲りたいし、そのためにはいい順位でゴールしないと可能性はない。トップに実
力で入ってチェッカーを受けたい。まわりのことはその後でしょう」
原貴彦「テストは悪くはなかったけれど、ここまで調子はよくなかった。でもタイ
ヤがうまく使えるようになったし、いいタイヤなんで目一杯(性能を)引き出す方
向でセットしてます。スタートは織戸くんです。ウチが勝っても向こうが2位、3
位だとタイトルは獲れないけど、とにかく勝つレースをしたい。開幕戦から勝って
ないんで、最後を勝って締めくくりたい」
*26 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「こんなもんじゃないですかね。特別、速くも遅くもない。このペースを
どこまで維持できるかで勝負は決まるんで、どこまで集中して走れるかですね。ド
ミニクがスタートで遠慮なくかき回すだろうからね。チャンピオン争いなんか知っ
たこっちゃないから(笑)。辛抱強くいって、後半勝負でしょうね」
*25 モモコルセ・アペックスMR2
高木真一「早めにピットインしたのはシフトのフィーリングが変わったから。戻っ
てくるバネが強くて、ちょっと気になっただけです。ちゃんと入るし戻ってくるん
だから問題はないんだけど。(チャンピオン争いの3台が)満タンでみんな同じぐら
いのタイム。決勝はムチャムチャおもしろいと思いますよ」
新田守男「すごいレースになるよ。これだけ3台とも調子いいことってないんだか
ら。しかも最終戦だよ。カギを握っているのはGT500のマシンと*26のタイサン。あ
いだに入ってくるとややこしくなるね。決勝がすごく楽しみです」
*15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「おあつらえむきのレース。意識的にやろうとしてもムリっていうレース
になるだろう。でもウチはみんなより一手一手先手を打ってるから。昨日も午前中
にタイムを出して、午後は決勝用セッティングをやってるし。やるべきことはやっ
たので、自分たちのやってきたことを信じるだけです。いつも勝たなきゃいけないっ
ていうレースをして来たから、自信があります。プレッシャーもやる気もいつもと
同じ。ただ違うのは、今日の一戦で今年全部の成果が出るということ。チャンピオ
ン獲ったところから来年をスタートさせたいんで、今日は次のスタートを切るため
のレースだと思ってます」
#100 RAYBRIG NSX
高橋国光「クルマは問題ない。快調。ただ、やはり重いね。ボクの走りは軽いとき
も重いときも同じなんだけど、アキラはガンッといくからね。ブレーキがきつそう
だね。なんせトラブルが恐いんでトラブルなしでいきたい。後半ブレーキがハード
だろうから、そのぶん遅れないようにしないと」
#6 ESSO Tiger Supra
野田英樹「昨日トラブルが出てフルタンクのテストができなかったんで、ちょっと
ギャンブルをしてセッティングを変えたんですけど、それがいい方向にいきました。
フルタンクにして今朝走ってみてすごくよくなっていたので、昨日テストできなかっ
たことも影響ないです。前回のTIではタイヤチョイスに問題があったんですけど、
それも今回は大丈夫です。このままいけばかなりいけそうです」
#1ペンズオイル・ニスモGT-R
エリック・コマス「フリー走行でポジションが後ろなのは、古いタイヤを履いて出
てそのまま換えないで走ったから。ライバルは古いタイヤでスタートしてその後で
タイヤを換えた。はじめはボクらのほうが速かったよ。最初の15分は5位以内にいた
からね。そうとう走ったタイヤでのタイムだから、タイムに非常に満足している
よ」
#32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「(フリー走行中)プロペラシャフトが折れて止まってしまった。今、ス
ペアに交換しているので決勝は大丈夫です。でも予選グリッドが悪くていろいろセッ
ティングを変えたのが確認できないまま終わってしまいました。決勝はボクがスター
トで、40周くらいまで引っぱる予定。タイヤは固めを選んでいるんで大丈夫」
#88ノマドディアブロGT-1
和田久「カムシャフトにトラブルが出て、走行中にストップしてしまった。今、反
対側のバンクからパーツを取って直していますがグリッドに並べられるかどうか…」
*61 テイボン・トランピオ・FTO
駒塚守エンジニア「ファーマンが走行中、1コーナーでコースアウトしてしまった
ようです。今、ディフューザーなどをちょっと直してますが、大きな問題はありま
せん」
■タイヤメーカーに訊く
◎ブリヂストン
「今回持ってきたのは2種類。ソフトとハードという分けかたをしてます。選んで
いるのはNSXが4台ともソフト、スカイラインもソフトですが#3だけソフトとハード
のコンビネーション。スープラは#6がソフト、#32、#38がハード。マクラーレン
(#30)はソフトです。構造的にはNSX、スカイライン、スープラはそれぞれ異なっ
ています。マクラーレンはいろいろテストしたんですが結果的にNSXと同じものに
なっています」
◎ヨコハマ
「今回、GT500は1台だけ(#39)です。従来の構造に加えて新しい構造のものを1
種類持ってきました。選んだのはリア用が新構造のソフト、フロントが従来構造の
ソフトです。GT300はほとんどソフトを選んでいますが、*20はミディアム、*25と*15
はその中間くらいのものを使っています。いつも固めを使っている*19も今回はソフ
トです。金曜の感触がよかったのと、今日の気温がそれほど上がらないとチームが
判断したようで…。*19はこのくらいの気温だと、タレがちょっと心配ですね」
◎トーヨー
「GT500(#88)はソフト、ミディアムのうちソフトをチョイス。GT300は*61がミディ
アム、*86がソフトです。*61は、ここでのテストに間に合わなかった構造のものを
持ってきて使っています。前回(TI)はアンダーが強くて摩耗がひどかったんです
が、今回はレースディスタンスは大丈夫です」
◎ミシュラン
「今回用意したタイヤは、プレスリリースにあるとおりドライが4種類。選んだの
は3台ともミディアムです。金曜の天候が安定していてロングのテストができたの
で、レースディスタンスでの保ちも大丈夫です。
今年1年間の目標は『トヨタ車で一番になる』ことでした。スープラはタイヤメー
カーが3社ありますから、そのなかで一番になればミシュランのパフォーマンスを
示すことになります。その意味では、(シーズン)序盤はスケジュール的に追われ
ながらやらなければいけない状況だったんですが、ここまでよくやってこれたと思
います。総合チャンピオンというのは、そのほかにいろいろなファクターがありま
すから…。もちろん獲れればそれにこしたことはありませんけれどね」
■決勝スタート直前情報
天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:24度 路面温度:31度
決勝日(24日)入場者数:4万2300人 予選日(23日):1万3000人
*86 BPアペックスKRAFTトレノはブレーキ系トラブルのためピットスタート
*71シグマテック911はエンジントラブルのためスタートできず
■レース中のコメント
#18 TAKATA童夢NSX
金石勝智「V字コーナーあたりで急にエンジン(の回転)が重くなった。メーターで
は水温はそんなに上がっていなかったんだけど…」
#32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「10周くらいでブレーキがなくなっちゃった…」
#37 カストロール・トムス・スープラ
鈴木利男「おととい出たのと同じ、ブレーキの前後バランスが狂っちゃう症状がま
た出てしまった。今、右京ががまんしながら走っている状態。目一杯踏まないよう
にいかないといけない。路面はホコリっぽいけどライン上は大丈夫だよ」
#100 RAYBRIG NSX
飯田章「クルマもブレーキも大丈夫。でも、密集したところにいたんでコツコツ当
たってしまって、ペースを上げられなかった。もっとペースを上げたかったんだけ
ど、前につかえてしまって抜けなかった」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「思ったより気温が高かったけどクルマの調子はよかった。序盤は前のクル
マについていけなかったんだけど、後ろが離れてからはラクなレースになった。ポ
ルシェがすごく速かったんで、ムリしないで先にいかせた。MR2とシルビアはそんな
にペースが速くなかったんでついていった。いいバトルができたよ」
●リタイア(GTインサイドレポート班調べ)
No. 原因 周回数
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*71 エンジントラブル 0L
*86 駆動系トラブル 2L
#39 エキゾースト破損 4L
#18 オーバーヒート 11L
*355 ステアリングトラブル 24L
*81 エンジントラブル 32L
*72 デフトラブル 37L
*111 ミッショントラブル 37L
*GTインサイドレポート4に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート2 99/10/23
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
■予選2回目終了後のコメント
*61 テイボン・トランピオ・FTO
中谷明彦「午後も一応アタックはしたんですが、気温が上がると思って午前中にタ
イヤを使っちゃったのでタイムアップできませんでした。タイヤは、TIでベースゴ
ムまで出ちゃうくらい摩耗してしまったので、今回は固めのものです。もちろん柔
らかいほうがタイムはいいんですが、保たなきゃしょうがないですからね」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「2回目は、午前中悪かったところを直して中古タイヤで出ていったんだけ
ど、気温と路面温度が下がったので結局朝の状態に戻した。それでニュータイヤを
履いてアタックにいったんだ。コース上にはけっこう砂利とか出ていたね。だけど、
確実にタイムを出そうと思って気合いを入れていったよ。そうしたらハーフスピン
しちゃって…。その後仕切り直して、もう2周アタックしたらベストタイムが出た。
自分のなかでは久々にいい走りだったと思うし、おもしろい予選だった。タイム的
にも、2回目はザナヴィに勝ってるし、MR2ともコンマ1秒差。最終戦だから、予選
から1-2-3にいないとおもしろくないもんね。明日はどこまでいけるかわから
ないけど、プッシュしていくしかないでしょう」
#12 カルソニックスカイライン
星野一義「もう一声だったね。午前中とはちょっとセットを変えてよくなったんだ
けど。予選アタックをやったのは久々だからね。どんどん乗らないようにしてきて
るから。でも、ちょっと乗れば大丈夫。体力的にはぜんぜん大丈夫だし、明日はが
んばるよ」
*111 JIM GAINER F355
真希遊世「午前中に電圧が上がらなくなってエンジンが吹けなくなってしまったん
です。そのまま走ってもタイムが出ないんで、午後は走行をせずにエンジンの積み
替えをやってました。明日には間に合います。間に合わせるために午後走らなかっ
たんですから。予定どおりに走れていれば2分は切れたはずなんですが…」
#88ノマドディアブロGT-1
和田久「午前中はデフのトラブルで走れませんでした。アッセンブリーで交換した
んで午後は問題なかったんですが、タイム的にはもうちょっといけたと思います。
ちょっと失敗してしまったんで…。でも上のほうには届かないですね。速すぎます
よ(苦笑)。決勝は、例によって燃費がきびしいので2回ピットになると思います」
*20 オートレットセリカ
松永雅博「午前中は1段低いギアで走ってたんですよ。2速でいくべきところを1
速とかね。午後には変えたんだけど、気づくのが遅かったですね。気づいていれば
ギア比もそれに合わせられたし、ちょっと残念。ここでのテストができていなかっ
たのが痛かったです。決勝は3分の2くらいまでボクが引っぱってピットインする
予定です。タイヤが保たなければ早めに入りますが、2回ピットというのは今のと
ころ考えていません」
佐藤久実「ここのコース自体はわりと走っているんですけど、このクルマではあま
り周回できてないんです。昨日もちょっとトラブルがあって思うように走れなかっ
たし…。予選2回終わってようやくリズムがつかめてきたところです」
#16 Castrol無限NSX
道上龍「午後はセットを変えていきましたが、よくもなく悪くもなくでしたね。午
前中失敗したなと思っていたS字もうまくまとめたし、出口のシフトアップもいい
感じで、回転を見てても悪くなかったんですが、ほかのところが遅かったんでしょ
う。明日のレースはけっこう荒れる気がするので、気をつけないとね。満タンです
ごくいいので、スタートで前に出たらこっちのもんなんですけどね」
#18 TAKATA童夢NSX
脇阪寿一「1回目より若干ダウンフォースをつけていったら、クルマはかなりよく
なったけど、ブレーキがロックするみたいな感じでちょっとおかしかった。でも、
その後直して満タンでいったらすごくよかったので、まぁ明日を楽しみにしててく
ださい」
#37 カストロール・トムス・スープラ
鈴木利男「朝から右コーナーがアンダーステアで、2回目も直らなかった。午前中
とはいろいろ変えたけど効果がなかったね。でもぜんぜん平気。ペンズオイルが
ピットインして、出てきたときにオレが1コーナーにいるようにすればいいんで
しょ(笑)。オレの頭のなかには黄色いのしかないから(笑)」
#64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル「1回目はクラッチのトラブルがあって走れなかったけど、メカ
ニックがいい仕事をしてくれて直してくれたのでよかった。2回目の予選について
はとても満足しているよ。タイムもよかったし、クルマのバランスもよかった。た
だ、80kg積んでいるのでABSの具合がちょっとおかしかったんだけどね。明日のレー
スでは4位か5位でフィニッシュできると思う。タイムはみんなすごく拮抗してい
るから。ブレーキに関してはちょっと不安が残っているけど、明日はブレーキをい
たわりながら走るよ」
#2 ARTAゼクセルスカイライン
ミハエル・クルム「朝考えていたとおりタイムを更新できてうれしいよ。今朝は
セッティングに不満があったのでそれを変えて、それがいい方向で決まった。さい
わい気象条件は午前中と同じだったのでペースをキープすることができた。明日は
すごくエキサイティングなレースになるよ。チームプレイ? 状況によってはあり
うるだろう。チームが決めることでボクはまだ知らない。ボクは自分のレースにベ
ストをつくすだけだよ。チームが決めたらそうするけど、エリック(コマス)たち
にはその必要はないと思う」
*25 モモコルセ・アペックスMR2
長谷川勇総監督「予選2番手だし、タイム的にも悪くない。トップともそんなにタ
イム差がないんで、(決勝は)ねばり強くいくことでしょう。あとはポルシェが中
盤から攻めてくるんで、それがからんでくるとややこしいけれど、最終戦らしい戦
いをやりたいね。土屋(春雄監督)さんも言ってたけれど、肩の力を抜いて開き直
れるかどうか、これにつきると思う。今日の予選も、最後はドライバーがそうとう
力を出していたと思うよ。新田も予選でドライビングミスをやっちゃって、そのな
かでの100分の1秒とか2秒の差でしょう。ここまでやればいいレースになるで
しょう」
*72 オークラRX7
石川朗「オイルポンプのボルトが飛んでハウジングがゆるんでしまった。歯車が噛
んじゃっていて、そのパーツがなくて直しているところです。平野が予選走ってな
いんですよ。嘆願書が通れば決勝にも出られると思いますけど。調子が上がってき
たところでブレーキがかかってしまった感じですね」
*77 クスコスバルインプレッサ
小林且雄「決勝ラップは人並みなんで、あとは序盤でどこまでプッシュできるか。
ラップを落とさないで最後までつまらないトラブルが出なければ、という感じです
ね。ウチは去年のタイムまでいってないのに、みんな速くなりましたね。このコー
スは砂が出るし、タイヤカスもあるんで、GT500が来てもよけたくないですよ」
谷川達也「ポジション的には変わってないんです。なにをやってもダメでした。満
タンはいい状態なんで、(上位が)壊れるのを待つだけ。淡々とムリせずいきます」
*81 ダイシンシルビア
福山英朗「今日はもうチャンピオン争いをしているチームの底力にビックリした。
やっぱりタイトルがかかってると一発でここまで上げてくるんだからすごい。タイ
サン(*26)とウチとRX7(*7)の位置関係はこれまでどおりだったのに3台(*15、
*25、*19)が上がってきたのがすごいよね。明日は、後ろからバトルを見せてもら
いましょう(笑)。後半勝負ですね。大八木さんがスタートの可能性が高いですね」
大八木信行「スタートはどちらでもええのと違うかな。予選ポールにもこだわりは
持ってなかったし、レース重視の方向で予選をこなしたけれど、それなりに得るも
んはあったですよ。クルマも、午前よりもよくなってます。ハンドリングもクリア
になりました。トップ争いはチャンピオン争いやから、中盤競り合いも多いやろう
な」
*26 STPアドバンタイサンGT3R
ドミニク・シュワガー「このクルマで予選のタイムアタックを担当するのは初めて
です。ただ、クルマの状況はあまりよくなくて、すごくバンピーなんです。それに
午後のセッションでタイムを上げたところが2チームありましたから、結局GT300ク
ラスでは4位だったと思います。ボクらのクルマはABSがついていないので、ほかの
クルマと比較すると各コーナーで20mほどは早くブレーキングしている。もちろん限
界のブレーキングしていますけどね。ほかのサーキットはスムースでも、ここはス
トップ&ゴーで、ほとんどつねにフルブレーキ。それとサスペンションがまだスポ
ンジー。レースではどのくらいのタイムで走れるかわかりませんけど、楽ではない
です。明日はボクがスタートを担当します」
*55 アドバンタイサンポルシェRSR
田嶋栄一「もともとついていたABSを外したので、今までとの違いで違和感がある
し、クルマのバランス的にも難しいですね。まあ、あるものでがんばるしかないん
です。予選もまったく納得いく順位ではないんですが、エンジンのパワーがないの
でつらいですね。トラブルが出てないのがさいわいですけど。今回でこのクルマは
3回目で、はじめの2回はポルシェ993のなかでトップも走っているんですど、今回
はパワーの差がちょっとありすぎるのできびしいですね」
#30 綜警McLaren GTR
岡田秀樹「このところ国産勢がまた速くなっていますね。ホンダがABSをつけたし、
トヨタも速くなっているし。それにランボルギーニとウチだけですからね、ABSが
ついてないのは。ここのようにストップ&ゴーのサーキットではつらいですよ、
トーコントロールが。午後にタイムが上がりましたが、ほんとうはもっといけたは
ずなんです。2周目に砂がコース上に出たときに、ほかのチームは最初はオールド
タイヤで出ていっていたようだけどウチははじめからニュータイヤをつけて出ていっ
てたんで、タイミングがズレてしまった。パーフェクトな状態で走れていれば1分
49秒台のまんなかぐらいは出ていて、8位から10位くらいに入っていたと思います」
■ポールポジションインタビュー
◎GT500
#36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥「とりあえずポールポジションが欲しかったんでねらってたんです。ねらっ
て獲れるものでもないとは思いますけれど、スタッフがいい仕事をしてくれて、結
果的にポールが獲れてホッとしてます。昨日一番速いクルマが(1分)48秒7か8だっ
たので、48秒4ぐらいだろうなっていうのは想像してたんですけど、昨日はアタック
の練習をしてなかったので、想像でしかなかったんです。クルマがよくなったんで
ミスしなければなんとかいけるだろうと。まあ、ミスしなかったんで(タイムが出
せた)。(早めのアタックでタイムが出たのは)ボクは昔からそうなんですけど、
走れば走るだけタイムがよくなるんじゃないんで…。走るほど砂利が出てきたり、
コンディションがよくなっていかないんで、すぐにいっちゃおうってことで。午後
は涼しくなっきたんで、ちょっとヤバイかな、と思ったんですけど、まあ、結果的
に抜かれなかったんでよかったかな。2回目のタイムがよくなかった原因はちょっと
わからないですね。一所懸命走ったんですけど。ただ路面があまりよくならなかっ
たんで、こういう結果になったんだと思います。決勝で気になるのは自分の運転で
すね。まず、いいスタートがきれて、ミスしないで自分の担当を終えて関谷さんに
チェンジする、ま、ボクがスタートかどうかまだわからないですけれど、もしスター
トだとしたら、それが一番重要な仕事で、ペンズオイルがどうのっていうのは終わっ
てから考えます。クルマの心配は今のところないんですが、レースですからスター
トしてなにが起きるかわからないんで、それよりも自分がすべての状況に応じてド
ライビングをミスなくできるかどうか、それが課題です」
関谷正徳「黒澤選手がいい仕事したということですね。セットアップはここのとこ
ろずっとエンジニア、メカニックががんばってくれてたし、スープラではまとまっ
たクルマに仕上がってるということなんでしょうね。ウェイトハンディはここにき
たら、ああだこうだ言えないですよね。30kgの人もいれば40kgの人もいるし、軽け
りゃ軽いほどいい感じになるでしょうけど、それはそれでしょうがないですよね。
ブレーキがきびしいサーキットですけど、トラブルは心配してないです。心配して
るのは運転手のミスですね。レースに対しては余裕ですが、チャンピオンシップを
考えるときびしいものがありますから。GTCのチャンピオンはまだないんで欲しいで
すね。そういうものはなんでも欲しいです。作戦はなにもないですよ。一所懸命走
るのが一番いい方法だと思います」
◎GT300
*15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「チャンピオンがかかっているだいじなレースを一番前からスタートでき
るんで、有利なポジションからスタートできるのは、よかったです。2回目にタイム
が伸びなかったのは、決勝を想定したセッティングをしていたからです。1回目がす
ごくいいタイムが出てたんで、予選順位はだいじだったんですけど、まあ、なんと
か(大丈夫だろう)というチームの判断です。まちがっても3番手や4番手から落ち
ることはないだろうということで」
井出有治「土屋さんがすごくがんばっていいタイムを出してくれたんで(よかった)。
ほかのチームが(2回目に)タイムを上げてきたんで、もしかしたらっていうの(不
安)はあったんですけど、ポジションがそのままでよかったです。余裕はないです
ね。(プレッシャーは)今までずっとかかってたんで、いつもどおりです。初の全
日本タイトルは意識してないといったらウソになります。欲しいですね」
*GTインサイドレポート3に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
GT INSIDE REPORT インサイドレポート1 99/10/23
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
◎カーナンバー前の記号"#"はGT500、"*"はGT300です
■予選1回目終了後のコメント
*15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士「昨日の時点でやるべきことを一所懸命考えて、それを突き詰めてやった
結果だから、それがまちがってなかったということですね。このタイムは満足どこ
ろじゃないですよ。自分でもびっくりしてます。セッティングは昨日からほとんど
変えてません。路面温度に対する微調整ていどです。昨日はタイムを見るよりだい
じなことがあるからそれをやっていたんですけど、(今日は)自分たちが思ってい
た100%以上のタイムが出たから、これが限界なんて思ってはいけないんだな、と」
*19 ウェッズスポーツセリカ
織戸学「昨日タイムが出たバランスでいったけど、昨日より気温、路面温度が上がっ
てアンダーが出ちゃったね。ウチはFFだから。でももう1回あるからもうちょっと
順位を上げたい。2回目がんばります。それにしてもやっぱりザナヴィは速いね」
#12 カルソニックスカイライン
星野一義「クルマの調子は悪くないから、2回目は気温が上がらなければもう少し
タイムを上げられると思う。でも、49秒台前半っていうのはちょっとキツイね」
#16 Castrol無限NSX
道上龍「けっこう完璧でしたが、負けました。クルマは問題ないので、2回目は自
分で走りを考えます。S字とか、ちょっと失敗してるなって思うところがあるんで
すよ。風が出てきたし、午後はギヤ比を変えたり、ちょっとクルマのセッティング
もいじります。裏のストレートが向かい風になっていて、1回目の予選でもちょっ
とエンジンが回らない感じだったし。ボクたちはまだ1セットタイヤが残っている
ので、がんばります」
#36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥「予定どおり。涼しいから1回目でタイヤは2セット使った。結果的に2
セット目はタイムが上がらなかったけど。でもそれは結果論だから。最初から任せ
られていて、コンディションがよかったら2セットやろうって言っていて、走り始
めたらよかったので使ったんだ。TIでも1回目で2セット使ったし、ウチはけっこ
うやってるよ。タイム的には(1分)48秒5~6ぐらいかなと思ったんだけど、48秒3
までいくとは思わなかったね。2回目はまわりがタイムアップしてくるようだった
らもう1回プッシュする。1セット目のタイヤは3周しか使ってないから。なんと
してもポールは死守したい。ここはパッシングポイントが少ないし、トップで1コー
ナーに入りたいんだ。オレの今回の役目はまずポールを獲ること。それから明日は
どっちがスターターになるかわからないけど、もしオレがスタートだったらトップ
で関谷さんに渡すことだね。作戦としてはどっちがスターターでも対処できるし、
ウチのチームはコンビネーションもいいと思う。とにかくベストをつくすだけだよ」
#100 RAYBRIG NSX
飯田章「もう目一杯。スープラやスカイラインのあの速さはなんなの? 昨日まで
とぜんぜん違うじゃない。#16は新車だよ。新車じゃないとついていけないなんて信
じられない。いったいなにが起きたんだ!?」
#32 cdmaOneセルモスープラ
木下隆之「自己ワーストだね。そんなにセッティングも悪くないはずなんだけど
ね。ブレーキがきかないとか、剛性がないとか、要するにクルマがもう古くなっ
ちゃってるってことなんだよ。もうこれ以上何も残されていないって気がします。
でもあきらめずにがんばりますけど。このあいだ99(年型スープラ)に富士1000km
のテストで乗ったけど、マッチの言うとおり、オレって天才って思った(笑)」
*7 RE雨宮マツモトキヨシRX7
松本晴彦「フレッシュタイヤでアンダーが強くなったので、今それを解消しても
らってます。それ以外は問題ないです。予選は5番手以内に入りたい。まだ(1分)
57秒台は見えないんで、58秒台前半にはいきたいです」
*25 モモコルセ・アペックスMR2
新田守男「べつだんクルマは悪くない。昨日よりちょっとストレートが遅くなっ
ちゃったかな。ザナヴィ(*15)にベストの走りをされちゃったら抜けないだろう
ね。なんでテストのときよりこんなに速くなっちゃえるんだろう? やっぱりワー
クスだから? ウチはもうちょっと予選ポジションを上げないと」
#3 ユニシアジェックススカイライン
長谷見昌弘「午後はたぶん(1分)49秒台には入るよ。昨日食いつきが悪かったリ
アはもとに戻したから今までといっしょ。今年はもうあらゆることをやったけど…。
決勝は6位が目標。昨日走った感じだと、もてぎはコースが荒れるね。コースアウト
してもすぐ引っ張ってくれて走らせてくれちゃうから、コース上に砂利がすごい。
砂利やタイヤカスが出やすいから、GT300クラスもよけるによけられなくなっちゃう
だろうね。決勝ではそのへんを注意しないと、けっこうスピンするんじゃないかな」
*86 BPアペックスKRAFTトレノ
雨宮栄城「予想どおりのタイムだと思います。クルマもぜんぜん問題ない。今10番
手ですが、予選で10番手以内にいないと決勝は苦しいから、午後はもう少しタイム
アップをしないと。決勝も後半勝負になるでしょう」
#38 FK/マッシモセルモスープラ
立川祐路「クルマのフィーリングが問題ですね。テストのときのセッティングに戻
したんですけれど、コンディションが違うんで…。決勝に向けてハードタイヤを選
択したので、それもありますね。ほとんどのところがソフトみたいなんですよ。暑
くなるぶんにはウチに有利なんですが、今の段階ではちょっと固かったかなって感
じです。午後はもう1回アタックします。ちょっとでも順位を上げておきたいんで」
*10 アビリティ・マリオポルシェ
桧井保孝「午前中は、間が悪かったみたいでクリアが取れず、今からいこうという
ときに引っかかっちゃう。上位は柔らかいタイヤを使ってるようですね。ラストの
レースですからポールポジションを獲りたいですねえ。獲れるといいなあ…。なる
ようにしかならないですけれどね。午後は仕様変更してがんばります」
*77 クスコスバルインプレッサ
谷川達也「アタックしてもしなくてもタイムが変わらなかったんです。合同テスト
はいい感じだったけど、レースウイークに入って昨日からなにが悪いのか、はまっ
てしまっている状態です。セット変えてもう1回違うことをやってみようと。気温
や路温じゃなく、ドライバーもどっか寄り道をしてるんじゃないですか(笑)。ま
わりがなんであんなに速いのかわからない。午後は今ぐらいか、上がっても1、2
番手でしょう」
*81 ダイシンシルビア
福山英朗「3番手(というポジション)はいいけれど(1分)57秒台に入れたい。
でも57秒4はぜんぜん見えない。クラスが違うねぇ。GT500も昨日よりタイムが上がっ
てるし、ウチも0.2秒くらいは上がってるんだけど…。クルマは昨日よりちょっとよ
くない。ハンドリングが路面と合ってない。ピタッと合っても57秒4はでない(苦
笑)。午後も一応やりますけれど、レースラップを速くできれば」
*355 イエローマジックF355GT
井上隆智穂「彼(高橋選手)のセットでやってます。クルマも進歩してきてるんで
すが、大きくは変わってないんでハンディキャップがあるような状態ですね。レー
スラップで足手まといにならないようにいきたいです。スローなサーキットですし、
砂がけっこう出ますからね…。うまく道を譲りながらレースしますよ」
*910 ナインテンアドバンポルシェ
砂子智彦「できることやってるつもり。セットアップで大きく悩んでるわけではな
い。最終戦まで来ちゃったけれど、ポルシェでは着実に仕事すればタナボタ的に上
位にいけるという図式も考えられなくなってきた。ポルシェ勢はテンションが落ち
てるよね。来年はGT3を投入する予定。GT3が何台か増えればGT300の情勢も変わるで
しょう。(今回は)きっちり走りきってがんばろうってところですね」
#6 ESSO Tiger Supra
野田英樹「いいタイム? でもトムス(#36、#35)が速いから…。でも2列目くら
いでスタートできれば上デキでしょう。上位は#16以外はみなタイヤを2セット使っ
ているでしょ? ウチはもう1セットあるので午後もう1回アタックします。まあ、
なんとかあとコンマ5秒くらい上げられるといいけど…。でもけっこう限界の走り
はしてますよ。まあ充分でしょう、60kg積んで2列目からスタートできれば」
#1 ペンズオイル・ニスモGT-R
本山哲「ウエイト積んでもクルマのフィーリングはぜんぜん悪くないし、この調子
で明日もいければと思っています。タイヤはもう2セット使ったので午後はもうア
タックはしません。タイム的には充分満足しています」
#35 マツモトキヨシ・トムススープラ
P-H.ラファネル「午後は速いタイムを出せるコンディションではなくなると思った
のでタイヤはすでに2セット使った。今朝は条件がよかったのでアタックしたん
だ。ここはコンディションがよく変わるコースなんだ。路面の状況、気温でクルマ
の動きが大きく変わってしまう。ボクらは順調だけど、#1がすぐ後ろにいるのが気
になる。いつもずっと後ろにいてもレースでは5位、6位に上がってくる。今回は
すでに5番手にいるからね。関谷組をチャンピオンにするためのチームプレー? す
るよ。関谷さんが来たら抜かせるし、#1が来たら抜かせない。もちろん妨害はしな
いけど、簡単には抜かせない」
#39 デンソーサードスープラGT
土屋圭市「2周ブレーキに焼きをいれて、アタック1回したところでハブがガタガタ
いいだした。午後もう1回アタックいってみるけれど、変わんないんじゃないかな。
アンダーオーバーが強くて。(タイムを詰めたとしても)コンマ2秒くらいかな。あ
とは満タンの決勝セットをやるよ」
*14 ホイールショップアルタシルビア
古在哲雄「予選一発(でのタイム)はきびしくて、いつもマイペースなんですが、も
うちょっといきたいですね。せめて2分フラットは…。メカ的には信頼性が高いん
で、本番になれば大丈夫だと思います。最終戦なんで荒れるだろうから、トラブルの
ないようにいきたい。ターボ勢には気温の上昇はきびしいんで、午後はつらいかも」
*71 シグマテック911
城内政樹「昨日よりタイムアップしたんですが、失敗した部分があった。あと0.2~
0.3秒はいけたと思うんです。2回目も(アタックに)いきます。アベレージタイム
はそんなに落ちないし、去年までのレースみたいな『終わったら上位にいられる』
作戦でいきたいです。よそはコーナリングスピードがすごい速いです。ウチはリス
トリクターが緩和されたのでストレートが速くなりましたね」
*72 オークラRX7
石川朗「クルマがオーバーステアになっちゃって、グリップがちょっと上がらない。
(ストップしたのは)油圧が下がってタイヤにオイルがかかったんでクルマを止め
た。大事には至ってないようです」
*GTインサイドレポート2に続く
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
Race Report 決勝日レポート 99/10/24
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'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
カストロール関谷/黒澤組が優勝するも
コマスがGTC連覇を果たす!
10月24日、ツインリンクもてぎで、AUTOBACS CUP全日本GT選手権最終戦(第7
戦)MOTEGI GT CAMPION RACEの決勝レースが開催された。秋晴れの快晴に恵まれた
ツインリンクもてぎには、4万人を越えるモータースポーツ・ファンが集まった。
この大観衆の目前で1999年のGTC最終戦の好バトルが期待された。
午後1時30分に決勝レース参加37台がグリッドに向かった。だが、No.71 シグマ
テック911がウォームアップでエンジントラブルが発生し、で結局決勝に間に合わ
ず。No.86 BPアペックスKRAFTトレノはブレーキトラブルでピットスタートとなっ
た。また、No.39 デンソーサードスープラGTはグリッドに着いたものの、エキゾー
スト(排気管)にトラブルを抱え、不安のスタートとなった。
2時2分に各車グリッドを離れ、1周のフォーメーションラップでローリングス
タートが切られた。ポールスタートのNo.36 カストロール・トムス・スープラ(黒
澤琢弥)はきれいなスタートを切り、予選2位のNo.16 Castrol無限NSXを従えたま
ま1コーナーへと向かった。3番手には、スタート直後の混戦を抜け出した予選5
位のNo.6 ESSO Tiger Supra(野田英樹)。また、No.39 デンソーサードスープラGT
(影山正彦)も6番手と予選順位を1つ上げた。だが、No.39 デンソーはスタート
直前のエキゾーストの亀裂が十分に修理出来ておらず、コクピットに排ガスが入っ
てしまい影山は満足なドライビングが出来ずに急遽ピットイン。残念ながら修理不
能ということで4周でリタイアとなった。
レース序盤はNo.36 カストロールとNo.16 Castrolが激しくトップを争い、少し間
が空きNo.2 ARTAゼクセルスカイライン(クルム)とNo.6 ESSO Tiger、No.35 マツ
モトキヨシ・トムススープラ(ラファネル)が3番手を争うという展開。この後ろ
にNo.12 カルソニックスカイライン(星野一義)、No.1 ペンズオイル・ニスモGT-R
(本山哲)が続く。この中で、10周目にNo.6 ESSO Tigerがスピンし、大きく順位を
下げて優勝争いから脱落。
レース中盤になるとトップ争いはNo.36とNo.16、3番手争いをNo.35とNo.2が、5
番手争いをNo.12とNo.1と分かれて展開されていく。
チャンピオン争いを考えるとNo.36としてはなんとしてでも優勝をしたいし、No.1
ペンズオイルは4位以内を目指すそれぞれの争いが進んでいく。一方、わずかなが
らチャンピオンのチャンスを残していたNo.18 TAKATA童夢NSXは、オーバーヒートを
起こしてわずか11周でリタイアとなって夢は潰えた。
No.36は19周目にNo.16の先行を許し2番手にと後退。トップに立ったNo.16はペー
スを一気に上げて、後続を振り切りにかかる。
2番手となったNo.36 カストロール・トムス・スープラは29周目に、上位陣に先
んじてルーティンのピットイン。ドライバーは関谷正徳に交代。そのストップタイ
ムはわずか35秒程度と非常に速かった。31周目にはNo.1 ペンズオイル・ニスモGT-R
もピットイン。本山からチャンピオン連覇を狙うコマスへとバトンタッチ。No.1の
前を走行していたNo.12 カルソニックスカイラインもピットインした(影山正美に
交代)も、同じ周回にピットインしたが、No.1の34秒に対し、No.12はわずかに長く、
ピットアウト時点で順位が逆転。コースに戻った時点では、先にピットインを済ま
せていたNo.36の後ろとなり、この時点の実質の2位となった。続いて、No.2 ARTA
ゼクセルスカイラインも33周目にピットイン。ドライバーは鈴木亜久里に。このピッ
トアウトでNo.2はNo.1の前でコースに復帰したものの、まだタイヤが十分に暖まっ
ていないところで、No,1 ペンズオイルにかわされ順位をひとつ下げることになっ
た。トップを走っているNo.16 Castrol無限NSXは上位陣で最も長い34周までピット
インを延ばす。ドライバーは中子修に交代し、このままコースに戻れればトップを
譲らずに済んだのだが、なんと再スタート時にエンストしてしまいタイムロス。こ
れで、No.36 カストロールに先行を許し、コースに戻った時点では2番手となった。
これで上位陣はピットインが終了し、順位を整理するとトップはNo.36 カストロー
ル・トムス・スープラ、2番手No.16 Castrol無限NSX、3番手にNo.1 ペンズオイル
・ニスモGT-R、4番手No.12 カルソニックスカイライン、5番手No.2 ARTAゼクセル
スカイラインとなった。このまま、No.36 がトップでゴールしても、No.1がこの順
位をキープすればコマスのドライバーズタイトルが決定することになる。
とにかく優勝を目指すNo.36 カストロールたっだたが、追いかけるNo.16 Castrol
に徐々に詰められていく。No.16はその差が3秒まで詰めたのだが、49周目になんと
痛恨のコースアウト。コース復帰は出来たもののNo.1,No.2に先行を許し4番手に
後退した。
これでNo.1 コマスは2位となり、あとはマシントラブルや周回遅れとの接触さえ
なければ、チャンピオンを決められる。さらには直後に付けるNo.2 もNISMOのチー
ムメイトということで、これでコマスは非常に楽に走れることとなった。
そして、ラスト6周で最後の波乱があった。ここまで5番手に付け、直前のNo.16
Castrolに迫っていたのだが、なんとここでガス欠症状が出て、急遽ピットインす
ることになり、順位を下げてしまった。
だが、結局トップ3には大きなアクシデントなく、最終ラップに突入。No.36 カ
ストロール・トムス・スープラが優勝を決め、続いてNo.1 ペンズオイル・ニスモ
GT-RとNo.2 ARTAゼクセルスカイラインが並んでゴールラインを通過。コマスはゴー
ル直前にアクセルを抜いて、No.2を前に行かせる余裕を見せて3位でレースを終了。
ライバルのNo.36に優勝を許したものの、これでもコマスの昨年に続き1999年シーズ
ンのGT500ドライバースタイトルを手にすることになった。
GT300は逆転でモモコルセ新田が制覇!
優勝はSTPアドバンタイサンGT3Rの手に
GT300クラスは、スタートはクラスポールのNo.15 ザナヴィARTAシルビア(土屋
武士)がレースをリードするものの、No.26 STPアドバンタイサンGT3R(シュワ
ガー)が予選4位から猛烈な追い上げを見せて、7周目でNo.15 からトップを奪う。
この後、No.26はピットイン(ドライバーは松田秀士に交代)時にも、トップをまっ
たく譲ることなくレースをリードして、今季2勝目を挙げた。
一方、シリーズタイトル争いは、激烈をきわめた。わずか1ポイントのリードで
このレースを迎えたNo.15 はトップこそNo.26 に譲ったが、ピットインまでは2番
手をキープ。ライバルのNo.25 モモコルセ・アペックスMR2(新田守男)とNo.19 ウ
エッズスポーツセリカ(織戸学)は、その後方で互いに激しくバトルを展開しため、
No.15との差が差は開き、チャンピオンに再接近したかに見えた。だが、No.15はピッ
トイン後(井出有治に交代)にブレーキ系にトラブルが発生、順位を徐々に落とし
ていった。これに代わって、No.25(高木真一)が2位に浮上。直後にNo.19(原貴
彦)が付けるものの、ポイント差からNo.19に抜かれても3位ならチャンピオンを決
められるNo.25は競り合いを避け、あっさりとNo.19を先行させる。終盤、No.25のタ
イヤに振動が生じるなど見えないアクシデントがあったものの、なんとかこのまま
ゴールを迎え、No.25 新田守男のドライバーズタイトルが決定した。
GT500優勝
No.36 カストロール・トムス・スープラ
関谷正徳「優勝はうれしいです。チャンピオンを逃したことについては、自分たち
のやるべきことをやって、ベストな状態でベストな結果を出したわけですから、し
かたないですね。チーム(タイトルが獲れたこと)はよかったと思います。これ以
上ない最高の仕事をしたということでしょう」
黒澤琢弥「結果的には勝ててうれしいんですけど、ボクがプッシュして走っても道
上クンに抜かれて、自分のパートも予定よりも5周ぐらい早く入っちゃたんで、ボク
は関谷さんに優勝をプレゼントしてもらったかな、という感じです。16番が想像以
上に速くて、つらいレースてしたけれど、今はホッとしてます」
GT300優勝
No.26 STPアドバンタイサンGT3R
松田秀士「最高ですね。前回のTIも勝てるなって実感があったんですけど、トラブ
ルが出てしまってリタイアしてしまったので。とにかくウチのクルマはコンスタン
トにいい状態で走れるのと、ヨコハマタイヤが最初から最後までグリップが変わら
ないので、すごく楽でした。シュワガーもがんばってくれたので、ボク自身はほんと
うに楽なレースでした」
ドミニク・シュワガー「当初来日したのはJGTC参戦のためではありませんでした。
こういったチャンスを与えられたのはラッキーだと思います。全体的にはついてい
ない1年でしたが、こういったかたちで2回優勝できて、ほんとうによかったと思い
ます」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
1999年 10月 25日
無限+童夢プロジェクト
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP ROUND 7
"MOTEGI GT CHAMPION RACE"
Castrol 無限 NSX、第4位入賞!
RAYBRIG NSXの高橋国光選手、公式戦ファイナルレースを9位完走で飾る!
○開催日 :1999年 10月23(土)~24日(日)
○開催地 :栃木県 ツインリンクもてぎ(コース全長:4.801379km)
○決勝レース:63周(302.48687km)
○天 候 :予選日/晴れ決勝日/晴れ
○コースコンディション:予選日/ドライ決勝日/ドライ
○気温:決勝日/20℃(13時/ピット計測)
○観客数:42,300人(決勝日/主催者発表)
1999年全日本GT選手権も最終の第7戦を迎え、10月23~24日の
二日間にわたり、栃木県ツインリンクもてぎにおいて、“MOTEGI GT CHAMPION
RACE”として開催された。
23日(土)の公式予選では、前日のフリー走行から好調ぶりを示し、チーム
チャンピオン獲得に期待がかかるCastrol 無限 NSXがフロントロー第2位を獲
得。今シーズンで引退を表明した高橋国光監督兼選手の駆るRAYBRIG NSXは予
選第9位となった。
24日(日)の決勝レースは、フロントローセカンドポジションからスタート
したCastrol 無限 NSXが、一時トップに立つも途中惜しくも遅れ第4位でゴー
ル。チームチャンピオン獲得はならなかった。また、高橋国光監督兼選手の公
式戦ファイナルレースとなったRAYBRIG NSXは、終始着実に走り第9位で完走
した。
レース終了後暗くなったコース上で大勢のファンがうち振る小旗の中を、
ル・マン24時間でクラス優勝を飾ったNSX GT-Ⅱでファイナルラン・パ
レードランが行われた。
●MOTEGI GT CHAMPION RACE 出場チームと戦績
│No.│マシン名 │エントラント名 │ドライバー │HW│予│決│
│ │ │ │ │ │選│勝│
-----------------------------------------------------------------------------
│16 │Castrol 無限 NSX│無限×童夢プロジェクト│中子 修 │30│2|4|
│ │ │ │道上 龍 │ │位|位|
│18 │TAKATA 童夢 NSX │ │脇阪寿一 │90│12|R|
│ │ │ │金石勝智 │ │位| |
│64 │Mobil 1 NSX │Mobil1 Nakajima Racing│トム・コロネル│90│10|5|
│ │ | │光貞秀俊 │ │位|位|
│100│RAYBRIG NSX │チーム国光 │高橋国光 │60│9|9|
│ │ │with MOONCRAFT │飯田 章 │ │位|位|
-----------------------------------------------------------------------------
※HW=ハンディ・ウェイト(単位:kg)
今大会での4台のホンダNSX勢は、全車とも第6戦TIサーキットと同一の仕
様で参戦。台風に見舞われた前戦とはうってかわって、秋晴れの好天気での最
終戦となった。
金曜日のフリー走行では、Castrol 無限 NSXが午前、午後ともにトップタイ
ムをマークし、好調ぶりを示していた。
○公式予選第1回[10月23日(土) 10:45~11:45 出走:37台]
予選開始とともにGT500クラスの各チームともコースインしていく中、トム・
コロネル選手のMobil 1 NSXがトップでコースインしたが、そのラップにピッ
トに戻りマシンをピット内に入れてしまった。クラッチトラブルが発生し、エ
ンジンを降ろしてのクラッチの交換作業にかかり、予選第1回はノータイムと
なってしまった。
Castrol 無限 NSXは、道上龍選手のドライブで予選をスタート。4周目に1
分48秒596をマークし2番手となった。その後も道上選手は積極的にアタック
を行ったが、それ以上にタイムアップはならず2番手で最初の20分を終了した
飯田章選手のRAYBRIG NSXは、やや遅れてコースイン。懸命のアタックを
行ったが1分49秒320で6番手となった。
90kgのハンディウェイトを積むTAKATA 童夢 NSXは脇阪寿一選手がハンドル
を握りコースイン。しかし90kgはさすがに重く1分49秒633で8番手にまでポ
ジションを上げたところで最初の20分を終了した。
予選1回目の最後となる混走の20分間、NSX勢はセカンドドライバーの予
選基準タイムのクリアやセッティングの再確認を行い、また、終盤アタックを
行ったチームもあったが、GT300クラスとの混走で込み合うコースではタイム
アップはできず、GT500クラスは最初の20分のタイムで暫定ポジションが決定
された。
結果ホンダNSX勢ではCastrol 無限 NSXが、暫定の予選2位を獲得した。
○公式予選第2回[10月24日(土) 15:00~16:00 出走:36台]
NSX勢は、1回目で使用したタイヤを装着してスタート、それぞれ3~4
ラップ後にピットへ戻りニュータイヤに交換してアタックに飛び出していった。
1回目の予選をノータイムで終わったMobil 1 NSXのコロネル選手は、開始
10分前からピット出口に並び、闘志を見せる。予選開始後すぐに1分49秒9台
をマークするとピットに戻りマシンの再チェックを行う。すぐにピットアウト
しアタック体制に入ったコロネル選手は、90kgのハンディウェイトを積みなが
らも1分49秒368をマーク、その時点の4番手に食い込んできたが、その後他
チームのタイムアップにより6番手で最初の20分を終了した
Castrol 無限 NSXの道上選手は、ポールポジションを奪取すべく果敢にア
タックを繰り返し、予選第2回のトップタイム、1分48秒837をマークしたが、
第1回のタイムを上回ることはできず、最初の20分を終了した。
RAYBRIG NSXの飯田選手もタイムを縮めるべく懸命のアタックを見せたが、
第1回のタイムを上回ることはできずこの回6番手で20分を終了した。
TAKATA 童夢 NSXの脇阪選手は、1分49秒426の、9番手で20分を終了した。
混走となる最後の20分は、予選1回目と同様にタイムアップするチームはほ
とんどなく、公式予選第1回、第2回をあわせての予選順位は、Castrol 無限
NSXが第2位でフロントローを獲得。RAYBRIG NSXが第9位、Mobil 1 NSXが第
10位、TAKATA 童夢NSXが第12位となった。
ポールポジションは、予選第1回でスーパーラップを見せた黒澤琢弥選手の
カストロール・トムス・スープラであった。
○決勝レース[14時02分スタート 63周 出走:37台]
1999年全日本GT選手権最終戦を祝うかのような快晴の空の下、スタート進行
に先だって、飯田章選手の運転するS2000に同乗しての高橋国光監督兼選手の
メモリアルパレードが行われ、コースを取り巻く大勢のファンから暖かい拍手
や声援が高橋国光監督兼選手に送られた。
14時02分、フォーメーションラップから1周して、最終戦の幕が切って落と
された。
全車きれいにスタートを切り第1コーナーをクリア、「MOTEGI GT CHAMPION
RACE」がスタートした。
道上選手がハンドルを握るCastrol 無限 NSXは、1周目を予選順位通りの2
番手で通過。その後も前を行く#36カストロール・トムス・スープラに1秒以
内の差で追走していった。前車にプレッシャーを与え続けた道上選手は、19周
目、ダウンヒルストレート・エンドの右直角コーナーで見事にパスしトップに
躍り出た。トップを快走するCastrol 無限 NSXは、後続車に大きな差を付け、
34周目にルーチンのピットイン。ドライブを中子修選手と交代する。ピットア
ウトしようとした中子選手は、フューエルポンプのトラブルで25秒程度をロス、
2番手となってしまった。しかし、中子選手は毎ラップ少しずつ前車との差を
つめる、必死の追走を見せる。しかし、その差が3秒弱となったところの48周
目、ダウンヒルストレート・エンドで、勢い余って痛恨のコースアウト。直ち
にコースに戻ったものの、4番手となってしまった。その後中子選手は残り
ラップを着実に走り、第4位でチェッカーフラッグを受けた。9番手スタート
のRAYBRIG NSXの飯田選手と、10番手スタートのMobil 1 NSXの光貞秀俊選手
は、スタート直後に順位を入れ替え、Mobil 1 NSXが9番手、RAYBRIG NSXが
10番手でレースを進行していった。2車はこのまま7~8番手まで順位を上げて
いったが、24周目に第5コーナーで軽く接触、ともにスピンしMobil 1 NSXが8
番手、RAYBRIG NSXが10番手とポジションを下げてしまった。その後Mobil 1
NSXは31周目にルーチンのピットイン、ドライバーをトム・コロネル選手に替
わりコースに戻っていった。ところがこのコースイン時にピットレーンでのス
ピードオーバーを喫し、ペナルティのピットインを命じられてしまった。45周
目にペナルティピットを行ったコロネル選手は、その後もペースを維持し56周
目、57周目と順位を上げ、第5位でチェッカーフラッグを受けた。34周目に
ルーチンのピットインを行ったRAYBRIG NSXは、高橋国光監督兼選手のハンド
ルでコースに復帰。いよいよ高橋選手の公式戦ファイナルドライブとなった。
11番手でスタートした高橋選手は、他チームの混乱をよそ目に着実に走行し、
第9位でチェッカーフラッグ。公式戦ファイナルレースを無事に完走で飾った。
12番手スタートのTAKATA 童夢 NSXは、金石選手のハンドルで追い上げを開
始した。
しかし12周目、11番手でピットイン。エンジントラブルでリタイアしてしまっ
た。
この結果NSX勢では、Castrol 無限 NSXが第4位、Mobil 1 NSXが第5位、
RAYBRIGNSXが第9位に入賞し、無限×童夢プロジェクトはシリーズ・ランキン
グ・チーム部門の第3位となり、念願のタイトル獲得は来シーズンに持ち越さ
れることとなった。
レースは#36カストロール・トムス・スープラが優勝した。
暫定表彰式など公式スケジュールの終了後、すでに暗くなった西コース周辺
に待ち受ける熱心なファンの打ち振る「国光」の小旗の中を、ル・マン24時
間で日本人ドライバーによる日本車初のクラス優勝を飾ったNSX GT-Ⅱに高橋
国光監督兼選手が乗り込み、ファイナル・パレードランが行われた。
○公式戦ファイナルレースを終えて高橋国光監督兼選手
「現役ドライバーとしての活動は今年で一区切りつけることにしたわけですが、
今の心境はと聞かれれば「そして、まだまだ少年」と答えたいですね。僕が
レースの世界に足を踏み入れたのは、18歳になったばかりの頃で、オートバイ
に乗って速く走れるのが楽しかった。ホンダのワークスライダーとして世界を
走り始めた頃、強烈な印象を受けたのはGPライダーやマシンなどのレベルの高
さもさることながら、モータースポーツを取り巻く環境の違いでした。レース
が自然に生活環境に中に入り込んでいて、スポーツとしての尊厳を持って人々
に受け入れられているということでした。42年間沢山の方々に支えられていた
からこそ、今日までレーサーとして生きてこられたと感謝しています。しかし、
自分が18歳の時に感じたカルチャーショックは、今の日本で解消されたのかし
らと考えると、やらなくてはならないことが一杯あったという気持ちです。来
年の1月には60歳になるのですが、真っ赤なちゃんちゃんこを着て東奔西走、
まだモータースポーツの魅力に気が付いていない人のいるところには、全国ど
こにでも出没しようと計画しています。ドレスアップカーやカスタムカーのイ
ベントもクルマ生活を楽しむことには変わりがないと思います。そのほんの少
し先にモータースポーツがあるような気がします。
皆様の今までのご支援に心から感謝するとともに、今後もよろしくご指導を
お願い申し上げます。42年間本当にありがとうございました。」
資料提供:無限×童夢プロジェクト
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
MOTEGI GT CHAMPION RACE
全日本GT選手権第7戦 TRもてぎ -RIJ- (1999-10-24) Race Results
For All Japan GT Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P--No.Cls----Car-----------------------------Drivers------- Laps-Goal Time-
1 36 500 1 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤 63 1:59'11.055
152.28 km/h
2 2 500 2 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム 63 - 10.727
3 1 500 3 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山 63 - 10.839
4 16 500 4 Castrol無限NSX (30) 中子/道上 63 - 12.390
5* 64 500 5 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞 63 - 41.758
6 35 500 6 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路 63 - 48.271
7 12 500 7 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美 63 - 59.380
8 3 500 8 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 63 - 1'06.069
9 100 500 9 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田 63 - 1'09.387
10* 37 500 10 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京 63 - 1'20.908
11 30 500 11 綜警McLaren GTR 山田/岡田 62 - 1 Lap
12 38 500 12 FK/マッシモセルモスープラ (20) 竹内/立川 62 - 1 Lap
13 6 500 13 ESSO Tiger Supra (60) 野田/ガードナー 61 - 2 Laps
14 26 300 1 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー 59 - 4 Laps
15 88 500 14 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 59 - 4 Laps
16 19 300 2 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原 59 - 4 Laps
17 25 300 3 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木 59 - 4 Laps
18 15 300 4 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出 59 - 4 Laps
19 7 300 5 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野 59 - 4 Laps
20 77 300 6 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川 58 - 5 Laps
21 61 300 7 テイボン・トランピオ・FTO (10) 中谷/ファーマン 58 - 5 Laps
22 14 300 8 ホイールSHOPアルタシルビア 古在/小宮 58 - 5 Laps
23 910 300 9 ナインテンアドバンポルシェ (20) 余郷/砂子 57 - 6 Laps
24 10 300 10 アビリティ・マリオポルシェ 麻生/桧井 57 - 6 Laps
25 55 300 11 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀/田嶋 57 - 6 Laps
26 99 300 12 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富/日置 56 - 7 Laps
27* 70 300 13 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋/スクート 56 - 7 Laps
28 20 300 14 オートレットセリカ 松永/佐藤 54 - 9 Laps
29 32 500 15 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 53 - 10 Laps
--------------以上完走------------------------------------------------------
111 300 JIM GAINER F355 井倉/真希 37
72 300 オークラRX7 石川/平野 37
81 300 ダイシンシルビア (70) 福山/大八木 32
355 300 イエローマジックF355GT 井上/高橋 24
18 500 TAKATA童夢NSX (90) 脇阪/金石 11
39 500 デンソーサードスープラGT (20) 土屋圭市/正彦 4
86 300 BPアペックスKRAFTトレノ 田中/雨宮 2
71 300 シグマテック911 (10) 城内/河野 スタート出来ず
----------------------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
Fastest Lap Time #36 カストロールTOM'Sスープラ 1'50.632 3/63 156.24km/h
* #70,#64,#37は全日本GT選手権規則第29条15(ピットレーン速度制限)違反につき、
ピットストップ10秒のペナルティ
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
もてぎGTチャンピオンレース
カストロール・トムス・スープラ(関谷/黒澤組)今季2勝目!
ドライバーズタイトルはコマスの手に!
もてぎは快晴。10月末とは思えないほど暖かい。
午後2時を少し回りフォーメンションラップ開始。1周の後63周300kmの戦い
が始まった。
GT500はPP#36スープラを中心にレースが展開している。
1周目 GT500 36-16-2-6-35-12-39-1-64-100-39
GT300 15-25-26-19-10-81
4周目 #86トレノはトラブルを抱えているらしくピットイン
5周目 GT500 36-16-2-6-35-12-1-64-100-39-37
GT300 15-26-25-19-10-7-81
#39スープラは、スタート前にエキゾーストパイプにクラックが入って
いるのが見つかり応急処置をしたが、これが再発しピットイン。修理
に時間がかかると判断してリタイアを決めた。
7周目 GT300トップを窺っていた#26ポルシェが#15シルビアをかわし首位へ
10周目 2位集団の中で#6スープラが接触からスピン。再スタート。大きく遅れる。
GT500 36-16-35-2-12-1-64-100-38-37
GT300 26-15-25-19-10-81-7
13周目 #18NSXピットイン。エンジン回りをチェックしている。オーバーヒート
のようだ。修復ならずリタイア。
20周目 #16NSXが#36スープラ抜きトップへ浮上!!!!
GT500 16-36-35-2-12-1-64-100-38-3
GT300 26-15-19-10-25-81
23周目 #32スープラピットイン
29周目 #30マクラーレンピットイン
#36,#6スープラピットイン
30周目 #16NSXが独走態勢を築きつつある。
#15シルビアピットイン
GT500 16-2-12-1-64-38-3-100-37-36
GT300 26-19-25-7-77-15
31周目 #1GTR,#12GTRピットイン
#6スープラ再度ピットイン。パワステが不調とのこと。
32周目? #16NSXピットイン。作業に手間取り首位の座を#36に明け渡す
33周目 #2GTRピットイン
34周目 #100NSXピットイン。飯田から国光へ。いよいよ公式戦ラストランだ!
36周目 #81シルビアストップ
37周目 GT300トップ#26ポルシェピットイン
40周目 GT500 36-(6.5秒)-16-1-12-2-64-35-37-3-100
GT300 26-25-19-15-10-77-7
逃げる#36スープラを#16NSXが追っている。その後方では3台のGTR
が凌ぎを削っている
41周目 36-(6.2)-16
42周目 36-(5.7)-16
43周目 36-(4.7)-16 差がぐっと縮まった
44周目 36-(4.0)-16
45周目 GT300 2位の#25MR2が単独スピン。すぐ復帰するが#19セリカが背後に迫る
36-(3.2)-16
46周目 36-(2.8)-16
47周目 36-(2.3)-16
48周目 36-(3.4)-16 追い上げる#16NSXの前に周回遅れの#6スープラが立ちはだかる
49周目 #16NSX、#6スープラのインを刺すがオーバースピードでコースアウト。
順位を落とす
50周目 GT500 36-(13.0)-1-2-16-12-35-64-3-100-37
GT300 26-25-19-15-7-77-910
57周目 5位走行中の#12GTRがピットイン。給油を行い即ピットアウト。
FINISH #36スープラ逃げきり優勝。
チェッカー直前ペース落とした#1GTRを#2GTRが抜いた。でも、コマスが
チャンピオンに!!
GT300は#26ポルシェ996GT3Rが2勝目。
チャンピオンは3位#25MR2の新田が、#15ザナヴィを逆転して獲得!
その差1点!!
■決勝暫定結果(上位のみ)
P--No.Cls----Car(Handicap Weight)------------Drivers----------
1 36 500 1 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤
2 2 500 2 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム
3 1 500 3 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山
4 16 500 4 Castrol無限NSX (30) 中子/道上
5 64 500 5 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞
6 35 500 6 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路
7 12 500 7 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美
8 3 500 8 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中
9 100 500 9 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田
10 37 500 10 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京
・
・
26 300 1 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー
19 300 2 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原
25 300 3 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木
15 300 4 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出
7 300 5 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野
77 300 6 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川
・
・
--------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
決勝日朝、もてぎは快晴。最終戦に相応しい天候だ。
タイトルの決着する1戦であるとともに高橋国光選手の公式戦ラストランと
なる最終戦。朝から多くの観客がサーキットに詰めかけている。
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
もてぎGTチャンピオンレース
全日本GT選手権第7戦 TRもてぎ -RIJ- (1999-10-24) Free Practice-Session
For All Japan GT Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P--No.Cls----Car(Handicap Weight)------------Drivers---------Best-LapT-km/h--
1 6 500 1 ESSO Tiger Supra (60) 野田/ガードナー 1'49.705
2 16 500 2 Castrol無限NSX (30) 中子/道上 1'50.452
3 36 500 3 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤 1'50.485
4 2 500 4 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム 1'50.547
5 18 500 5 TAKATA童夢NSX (90) 脇阪/金石 1'50.557
6 64 500 6 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞 1'50.633
7 37 500 7 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京 1'50.674
8 35 500 8 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路 1'50.890
9 12 500 9 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美 1'50.903
10 39 500 10 デンソーサードスープラGT (20) 土屋圭市/正彦 1'51.130
11 3 500 11 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 1'51.154
12 38 500 12 FK/マッシモセルモスープラ (20) 竹内/立川 1'51.210
13 30 500 13 綜警McLaren GTR 山田/岡田 1'51.282
14 100 500 14 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田 1'51.291
15 1 500 15 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山 1'51.384
16 32 500 16 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 1'51.515
17 88 500 17 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 1'53.631
18 19 300 1 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原 1'58.775
19 15 300 2 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出 1'58.979
20 26 300 3 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー 1'59.042
21 25 300 4 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木 1'59.064
22 10 300 5 アビリティ・マリオポルシェ 麻生/桧井 1'59.729
23 61 300 6 テイボン・トランピオ・FTO (10) 中谷/ファーマン 1'59.890
24 77 300 7 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川 2'00.049
25 81 300 8 ダイシンシルビア (70) 福山/大八木 2'00.222
26 86 300 9 BPアペックスKRAFTトレノ 田中/雨宮 2'00.385
27 355 300 10 イエローマジックF355GT 井上/高橋 2'00.829
28 71 300 11 シグマテック911 (10) 城内/河野 2'00.866
29 7 300 12 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野 2'00.995
30 910 300 13 ナインテンアドバンポルシェ (20) 余郷/砂子 2'01.416
31 14 300 14 ホイールSHOPアルタシルビア 古在/小宮 2'01.710
32 55 300 15 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀/田嶋 2'02.026
33 20 300 16 オートレットセリカ 松永/佐藤 2'02.966
34 70 300 17 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋/スクート 2'03.797
35 72 300 18 オークラRX7 石川/平野 2'03.894
36 99 300 19 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富/日置 2'07.906
37 111 300 20 JIM GAINER F355 井倉/真希 2'09.680
-----------------------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.ne.jp) ***
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 7 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
Qualify REPORT 予 選 99/10/23
-------------------------------------------------------------------------
'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
連覇は許さない!
No.36 カストロール・トムス・スープラが意地のポール奪取!!
ランキングトップ3がコンマ3秒差にひしめく!混沌のGT300チャンプ争い…
10月23日、栃木県・ツインリンクもてぎで1999年AUTOBACS CUP全日本GT選手権最終
戦(第7戦)MOTEGI GT CHAMPION RACEの公式予選が行われた。今季最後のポール
をゲットしたのは逆転チャンプを狙うNo.36 カストロール・トムス・スープラの黒
澤琢弥。GT300クラスは前戦に続き、No.15 ザナヴィARTAシルビアの土屋武士がク
ラスポール。ザナヴィは今季4度目のポールで、これはGT300の新たな年間最多記
録となる。
■連覇に向けて好位置を得たNo.1 コマス
予選第1回目は午前10時45分から1時間で行われた。天気は晴れ、気温も21度と
まずまずのコンディションの中、予選が始まる。開始と同時にNo.1 ペンズオイル・
ニスモGT-R(本山哲)にランキング2位のNo.36 カストロール・トムス・スープラ
(黒澤琢弥)が相次いでコースイン。そのNo.36 カストロールは1分48秒868で、
早くもコースレコード1分49秒800を1秒近く更新するタイムでトップに立つ。No.1
ペンズオイルも49秒363で、この時点の2番手に。No.36 カストロール・トムス・
スープラはこの後、さらに48秒374までタイムアップし、後続との差を開く。15分
に昨年のポールシッターNo.16 Castrol無限NSX(道上龍)が48秒596を記録し2番
手に迫る。No.1 ペンズオイルは49秒158までタイムを詰めたが、ポジションは5番
手と下がる。この後、上位陣では大きくタイムアップするものはなく、No.36 カス
トロールの暫定ポールが決定した。
予選2回目は午後3時ちょうどから開始。空には薄く雲が掛かり晴れではあるも
のの気温は23度と予想ほど上がらない。まずNo.36 カストロール・トムス・スープ
ラが1分49秒578でトップに。12分時点でNo.6 ESSO Tiger Supra(野田英樹)が49
秒505がトップを奪う。だが、すぐにNo.2 ARTAゼクセルスカイライン(クルム)が
1分49秒015でトップ交代。だが、17分経過時点に、No.16 Castrol無限NSXが1分48
秒837を出して、再度トップが入れ替わる。No.39 デンソーサードスープラGT(土
屋圭市)も49秒223までタイムを詰めて3番手に。これでトップはNSX、2番手スカ
イライン、3番手スープラと3車種が均衡することとなった。このままGT500占有
時間を終了し、GT300との混走時間でも上位陣に大きな変動はなくこの予選を終了。
2回目はNo.16 Castrol無限NSX(道上)がトップとなったが、1回目のNo.36 カ
ストロール・トムス・スープラのタイムを上回ることが出来ず、これでNo.36 カス
トロール・トムス・スープラの第5戦富士以来、今季3度目のポールポジションが
確定した。
No.36 カストロールの関谷/黒澤組がチャンピオンとなるには優勝もしくは2位
が条件なだけに、このポールは貴重だ。一方、ランキングトップのNo.1 ペンズオ
イルのコマスも予選6位と、決勝を3列目からスタートする。コマスは4位以内に
入れば、チャンピオンを確定できるだけに、これも好位置といえる。決勝では激し
いバトルが展開されるだろう。
■速い!ザナヴィ土屋が今季4度目のポール獲得
GT300クラスは、予選1回目にNo.15 ザナヴィARTAシルビア(土屋武士)が1分
57秒485と、昨年のクラスポールタイム1分58秒905を大幅に上回るタイムで暫定ポ
ールを獲得。予選2回目には、ザナヴィとタイトルを争うNo.25 モモコルセ・ア
ペックスMR2(新田守男)が1分57秒653、No.19 ウェッズスポーツセリカ(織戸
学)が57秒776と、共に57秒台入れるものの、ザナヴィの午前のタイムには届かず。
これでNo.15 ザナヴィARTAシルビアの今季4回目のクラスポールが決まった。だ
が、チャンピオンを争うNo.15、No.25、No.19がわずかコンマ3秒で上位3グリッ
ドを占め、こちらも目を離せないレースとなりそうだ。
GT500 POLE POSITION
No.36 カストロール・トムス・スープラ
黒澤琢弥 1'48.374(コースレコード)
「チャンピオンシップでペンズオイル(No.1)に12ポイント負けているんで、ポール
ポジションは狙ってました。でも、狙ってとれるものでもないとは思いますけれど、
スタッフがいい仕事をしてくれて、獲れてほっとしてます。決勝でボクがスタート
かどうかまだわからないですけれど、いいスタートがきれてミスしないで関谷さん
にチェンジする、それが一番重要な仕事で、ペンズオイルがどうのっていうのは終
わってから考えます。クルマの心配は今の所ないんですが、レースですから何が起
きるかわからないんで、それよりも自分がすべての状況に応じてドライビングをミ
スなくできるかどうか、それが課題です」
GT300 POLE POSITION
No.15 ザナヴィARTAシルビア
土屋武士 1'57.485(コースレコード)
「チャンピオンがかかってて、大事なスタートを一番前からスタートできるんで、
有利なポジションからスタートできるのは、良かったです。2回目にタイムがのび
なかったのは、決勝を想定したセッティングをしていたんで、1回目がすごくいい
タイムが出てたんで、予選順位は大事だったんですけど、まあ、なんとか…とチー
ムの判断で…。まちがっても3番手4番手から落ちることはないだろうという事で」
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
もてぎGTチャンピオンレース
全日本GT選手権第7戦 TRもてぎ -RIJ- (1999-10-23) Overall Qualifying-Session
For All Japan GT Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Fine Course:Dry
P--No.Cls----Car(Handicap Weight)------------Drivers---------Best-LapT-km/h--
1 36 500 16 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤 1'48.374 159.49
2 16 500 1 Castrol無限NSX (30) 中子/道上 1'48.598
3 35 500 9 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路 1'48.678
4 2 500 3 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム 1'49.015
5 6 500 2 ESSO Tiger Supra (60) 野田/ガードナー 1'49.021
6 1 500 6 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山 1'49.158
7 39 500 14 デンソーサードスープラGT (20) 土屋圭市/正彦 1'49.223
8 12 500 5 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美 1'49.246
9 100 500 13 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田 1'49.320
10 64 500 15 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞 1'49.368
11 38 500 4 FK/マッシモセルモスープラ (20) 竹内/立川 1'49.373
12 18 500 7 TAKATA童夢NSX (90) 脇阪/金石 1'49.426
13 37 500 10 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京 1'49.704
14 3 500 12 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 1'49.808
15 30 500 8 綜警McLaren GTR 山田/岡田 1'50.008
16 32 500 11 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 1'50.002
17 88 500 17 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 1'52.399
18 15 300 3 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出 1'57.485
19 25 300 4 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木 1'57.653
20 19 300 5 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原 1'57.776
21 26 300 1 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー 1'57.808
22 81 300 2 ダイシンシルビア (70) 福山/大八木 1'57.851
23 7 300 8 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野 1'58.665
24 86 300 9 BPアペックスKRAFTトレノ 田中/雨宮 1'58.741
25 10 300 6 アビリティ・マリオポルシェ 麻生/桧井 1'59.021
26 77 300 10 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川 1'59.057
27 61 300 7 テイボン・トランピオ・FTO (10) 中谷/ファーマン 1'59.195
28 355 300 17 イエローマジックF355GT 井上/高橋 1'59.486
29 910 300 12 ナインテンアドバンポルシェ (20) 余郷/砂子 1'59.550
30 20 300 13 オートレットセリカ 松永/佐藤 1'59.735
31 71 300 11 シグマテック911 (10) 城内/河野 1'59.772
32 55 300 14 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀/田嶋 2'00.483
33 14 300 19 ホイールSHOPアルタシルビア 古在/小宮 2'00.517
34 111 300 18 JIM GAINER F355 井倉/真希 2'01.268
35 70 300 21 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋/スクート 2'04.009
----------------------------------- DNQ ----------------------------------
36 72 300 16 オークラRX7 石川/平野 2'00.346
37 99 300 20 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富/日置 2'01.335
-----------------------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
提供:北島 滋穂(SDI00685)/もてぎ
* FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
もてぎGTチャンピオンレース
全日本GT選手権第7戦 TRもてぎ -RIJ- (1999-10-22) 2nd Practice-Session
For All Japan GT Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Cloudy Course:Dry
P--No.Cls----Car(Handicap Weight)------------Drivers---------Best-LapT-km/h--
1 16 500 1 Castrol無限NSX (30) 中子/道上 1'48.700 159.02
2 6 500 2 ESSO Tiger Supra (60) 野田/ガードナー 1'49.190
3 2 500 3 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム 1'49.624
4 38 500 4 FK/マッシモセルモスープラ (20) 竹内/立川 1'49.816
5 12 500 5 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美 1'50.130
6 1 500 6 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山 1'50.142
7 18 500 7 TAKATA童夢NSX (90) 脇阪/金石 1'50.340
8 30 500 8 綜警McLaren GTR 山田/岡田 1'50.453
9 35 500 9 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路 1'50.461
10 37 500 10 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京 1'50.474
11 32 500 11 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 1'50.552
12 3 500 12 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 1'50.563
13 100 500 13 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田 1'50.666
14 39 500 14 デンソーサードスープラGT (20) 土屋圭市/正彦 1'50.711
15 64 500 15 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞 1'51.190
16 36 500 16 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤 1'51.309
17 88 500 17 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 1'54.012
18 26 300 1 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー 1'58.201
19 81 300 2 ダイシンシルビア (70) 福山/大八木 1'58.465
20 15 300 3 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出 1'58.728
21 25 300 4 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木 1'58.914
22 19 300 5 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原 1'59.099
23 10 300 6 アビリティ・マリオポルシェ 麻生/桧井 1'59.206
24 61 300 7 テイボン・トランピオ・FTO (10) 中谷/ファーマン 1'59.595
25 7 300 8 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野 1'59.697
26 86 300 9 BPアペックスKRAFTトレノ 田中/雨宮 1'59.912
27 77 300 10 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川 2'00.013
28 71 300 11 シグマテック911 (10) 城内/河野 2'00.174
29 910 300 12 ナインテンアドバンポルシェ (20) 余郷/砂子 2'00.272
30 20 300 13 オートレットセリカ 松永/佐藤 2'00.631
31 55 300 14 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀/田嶋 2'00.703
32 21 300 15 BP-トランピオ-BMW 一ッ山/伊藤 2'00.897
33 72 300 16 オークラRX7 石川/平野 2'01.010
34 355 300 17 イエローマジックF355GT 井上/高橋 2'01.556
35 111 300 18 JIM GAINER F355 井倉/真希 2'01.594
36 14 300 19 ホイールSHOPアルタシルビア 古在/小宮 2'02.305
37 99 300 20 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富/日置 2'03.024
38 70 300 21 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋/スクート 2'05.095
11 500 エンドレスアドバンGTR 和田孝夫/木下 出走せず
-----------------------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
'99 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round 7
もてぎGTチャンピオンレース
全日本GT選手権第7戦 TRもてぎ -RIJ- (1999-10-22) 1st Practice-Session
For All Japan GT Championship Rd.7 Twin Ring MOTEGI(J):4.801379km
Weather:Cloudy Course:Dry
P--No.Cls----Car(Handicap Weight)------------Drivers---------Best-LapT-km/h--
1 16 500 1 Castrol無限NSX (30) 中子/道上 1'49.344 158.08
2 36 500 2 カストロールTOM'Sスープラ (20) 関谷/黒澤 1'49.402
3 35 500 3 マツモトキヨシTOM'Sスープラ(30) ラファネル/山路 1'49.587
4 6 500 4 ESSO Tiger Supra (60) 野田/ガードナー 1'49.764
5 37 500 5 カストロールTOM'Sスープラ (50) 鈴木利男/右京 1'49.935
6 100 500 6 RAYBRIG NSX (60) 国光/飯田 1'50.127
7 38 500 7 FK/マッシモセルモスープラ (20) 竹内/立川 1'50.128
8 64 500 8 Mobil1 NSX (90) コロネル/光貞 1'50.413
9 2 500 9 ARTAゼクセルスカイライン (30) 亜久里/クルム 1'50.422
10 32 500 10 cdma Oneセルモスープラ 木下/近藤 1'50.626
11 18 500 11 TAKATA童夢NSX (90) 脇阪/金石 1'50.654
12 1 500 12 ペンズオイル・ニスモGT-R (60) コマス/本山 1'50.734
13 30 500 13 綜警McLaren GTR 山田/岡田 1'50.819
14 39 500 14 デンソーサードスープラGT (20) 土屋圭市/正彦 1'50.890
15 12 500 15 カルソニックスカイライン (10) 星野/影山正美 1'50.999
16 3 500 16 ユニシアJECSスカイライン 長谷見/田中 1'51.861
17 88 500 17 ノマドディアブロGT1 和田久/古谷 1'53.853
18 25 300 1 モモコルセ・アペックスMR2 (80) 新田/高木 1'57.983
19 19 300 2 ウェッズスポーツセリカ (50) 織戸/原 1'58.212
20 10 300 3 アビリティ・マリオポルシェ 麻生/桧井 1'58.764
21 26 300 4 STPアドバンタイサンGT3R (40) 松田/シュワガー 1'59.131
22 15 300 5 ザナヴィARTAシルビア (80) 土屋武士/井出 1'59.327
23 7 300 6 RE雨宮マツモトキヨシRX7 (80) 松本/山野 1'59.335
24 81 300 7 ダイシンシルビア (70) 福山/大八木 1'59.395
25 86 300 8 BPアペックスKRAFTトレノ 田中/雨宮 1'59.585
26 61 300 9 テイボン・トランピオ・FTO (10) 中谷/ファーマン 1'59.651
27 77 300 10 クスコスバルインプレッサ (40) 小林/谷川 2'00.238
28 72 300 11 オークラRX7 石川/平野 2'00.816
29 55 300 12 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀/田嶋 2'00.878
30 20 300 13 オートレットセリカ 松永/佐藤 2'00.977
31 21 300 14 BP-トランピオ-BMW 一ッ山/伊藤 2'00.982
32 71 300 15 シグマテック911 (10) 城内/河野 2'01.051
33 99 300 16 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富/日置 2'01.574
34 111 300 17 JIM GAINER F355 井倉/真希 2'01.618
35 910 300 18 ナインテンアドバンポルシェ (20) 余郷/砂子 2'02.003
36 355 300 19 イエローマジックF355GT 井上/高橋 2'02.064
37 14 300 20 ホイールSHOPアルタシルビア 古在/小宮 2'02.380
38 70 300 21 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋/スクート 2'03.906
11 500 エンドレスアドバンGTR 和田孝夫/木下 出走せず
-----------------------------------------------------------------------------
( )はウエイトハンディ(kg)
** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(sdi00685@nifty.ne.jp) **
■ 1999 AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP
■ GT INSIDE REPORT
■ Round 6 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE FMOTOR4 EDITION
PREVIEW REPORT プレビュー 99/10/20
-------------------------------------------------------------------------
'99AUTOBACS CUP GTC第7戦(最終戦)もてぎ(10/23,24)
最終決戦迫る!!
コマスの連覇か、関谷組の大逆転か?!
ツインリンクもてぎですべてが決まる…
3月21日に鈴鹿から始まった1999年AUTOBACS CUP全日本GT選手権(GTC)も、つい
に最終戦を迎える。泣いても笑ってもこの1戦限り。10月23、24日に開催されるGTC
シリーズ最終戦。チャンピオンの争奪に、来季への希望をつなぐために、最後の激戦
が行われるその舞台は栃木県・ツインリンクもてぎだ。
ツインリンクもてぎは、国内で唯一のオーバルコースと、従来型のロードコースを
2つ持ったサーキットだ。もてぎでは昨年からGTCシリーズ戦が開催されているが、
今回も昨年同様ロードコースでの開催となる。このロードコースは、様々なコーナー
が巧みに配されており、非常にテクニカルなレイアウトとなっている。このため、
パッシングは難しさが伴い、予選での順位、ドライバーの駆け引きが非常にポイント
となるコースだ。また、パワーというより総合性能が問われるために、車種間の性能
格差はかなり小さくなる。このため、ドライバー本位の激しい争いが展開されるだ
ろう。
あえてコースに合うだろう車種を考えると、それはNSXだろう。今季中盤ではスー
プラにスピードキングの座を奪われた感のあるNSXだが、第6戦TIサーキット英田か
らABSやワイドトレッド化を行い、復活の兆しを見せた。もてぎもTIと比較的似た性
格を持つコースと言われるだけに、ここでもその速さが見られそうだ。
■コマス優位は確かなのだが…
この最終戦もてぎでの、見どころはなんと言ってもチャンピオン決定の瞬間だろ
う。GT500クラスでは、ドライバーズ・チャンピオン候補は1人と2組に絞られてい
る。まず、ここまでランキングトップでGTC連覇を狙うNo.1 ペンズオイル・ニスモ
GT-Rのエリック・コマス(獲得ポイント65)。ランキング2位はコマスの相棒の本
山哲であるため、コマスが出場する限り彼はサポート役となるので、ここでは除外。
コマスの闘うべきライバルは、ランキング3位のNo.36 カストロール・トムス・スー
プラの関谷正徳/黒澤琢弥組(ポイント53)、そして同4位のNo.18 TAKATA童夢NSX
の脇阪寿一/金石勝智組(ポイント47)だ。
◇GT500クラス・シミュレーション
Rd.6 Rd.7 Pos.
No. Driver 合計 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
------------------------------------------------------------------------
1 コマス 65 *85 *80 *77 *75 73 71 69 68 67 66
36 関谷/黒澤 53 73 68 /65 /63 /61 /59 /57 /56 /55 /54
18 脇阪/金石 47 67 /62 /59 /57 /55 /53 /51 /50 /49 /48
*印はコマスが自力でチャンピオン決定 /印は自力チャンプ獲得の消滅
このポイント差から考えると、No.1 コマスが最終戦で4位以上に入れば、他に関
係なくチャンピオンを決めることになる。No.36 関谷/黒澤組がチャンピオンになる
には優勝してコマスが4位以下、もしくは2位でコマスが9位以下である必要があ
る。No.18脇阪/金石組は、優勝してコマスが10位以下、関谷組が3位以下にならな
ければならない。このように、追うNo.36 関谷/黒澤組、No.18脇阪/金石組は優勝
しなければまずチャンピオンの可能性がないといえる。このため、この2チームは
予選から積極的に来ることが予想される。一方、No.1 コマスは4位入賞が目標とな
るため、これまでの実績からすれば比較的楽と思える。だが、このレースでNo.1 ペ
ンズオイル・ニスモGT-Rは60kgのウエイトハンディを搭載することもあり、またス
カイライン自体が決して今季他車種に較べ絶対的なアドバンテージを持っていない
だけに予断は許さない。
さらに、チーム・チャンピオン争いでもTOYOTA Castrol TEAM TOM'S(No.36&37、
77ポイント)とNISMO(No.1&2、76ポイント)、無限×童夢プロジェクト(No.16&18、
71ポイント)がドライバーズ同様に競っており、もう1台のマシンの出来が勝負の
アヤを生み出しそうだ。
■No.15 ザナヴィとNo.25 モモコルセの決戦か…
GT300クラスのドライバーズ・タイトルを争うのは、1人と3組となった。ランキ
ングトップはNo.15 ザナヴィARTAシルビアの土屋武士/井出有治組(62ポイント)、
これにNo.25 モモコルセ・アペックスMR2の新田守男(61ポイント)、No.19 ウエッ
ズスポーツセリカの織戸学/原貴彦組(55ポイント)、No.7 RE雨宮マツモトキヨシ
RX7の松本晴彦/山野哲也組(50ポイント)。なお、ランキング3位の高木真一は
No.25 新田のセカンドドライバーのため、ここでは除外する。
◇GT300クラス・シミュレーション
Rd.6 Rd.7 Pos.
No. Driver 合計 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
------------------------------------------------------------------------
15 土屋/井出 62 *82 77 74 72 70 68 66 65 64 63
25 新田守男 61 *81 76 73 71 69 67 65 64 63 /32
19 織戸/原 55 75 70 67 65 63 /61 /59 /58 /57 /56
7 松本/山野 50 70 65 /62 /60 /58 /56 /54 /53 /52 /51
*印は自力でチャンピオン決定 /印は自力チャンプ獲得の消滅
まず無条件でチャンピオンが決まるのが、No.15 土屋/井出組かNo.25 新田が優
勝した場合。ただ、どちらのマシンもウエイトハンディ上限いっぱいの80kgを搭載
しており、そう簡単なことではない。また、この2チームの差はわずか1ポイント
ゆえ、ライバルの前でゴールすることも大事となる。この2チームの駆け引きは最
大の注目と言えよう。
一方、No.19 織戸/原組はトップと7ポイント差があり、上位の2チームがリタイ
アしても5位以上に入る必要がある。優勝すれば、No.15、No.25は2位に入らないと
逆転できないため、チャンスは高くなる。ゆえにNo.19は優勝、悪くても表彰台に乗
るレースをすることになるだろう。ランキング5位のNo.7 松本/山野組はトップと
12ポイント差。優勝してもNo.15が5位に入れば同点で並ばれ、優勝回数の多いNo.15
にチャンピオンをさらわれることになる。No.15 は今季3勝を稼いでいるだけに同点
ならNo.15の勝ちとなるわけで、この点でも非常に有利な立場にいるのだ。
ちなみに、No.15のエースドライバー土屋武士の最大のライバルNo.25のチーム監
督である土屋春雄は父親だ。普段は仲のいい親子だが、この週末だけは許されざる
敵となる。この2人の勝負の行方も見どころかもしれない。
■予想のつかない勝負の行方…
GTCのレースプレビューは、各自動車専門誌でも多く取り上げられているが、その
専門記者、評論家たちも、今季は揃って『予測不可能』と勝者の明言を避けている。
今年のGTCはそれほど難しいのだ。事実、GT500ではシーズン当初スープラが圧倒的
に優位と言われながら、現時点でランキングトップはスカイラインユーザーである。
勝ち星もスープラ2勝、NSX2勝、スカイライン1勝で、それぞれチームとして2勝
したところはない。GT300でもNo.15のシルビアが3勝しているが、なんと勝ち星以
外は9位入賞が1回だけという不安定さだ。このようにそれぞれ車種ごとの特色が
はっきり出ており、その長所をコースに合わせて発揮できたところが勝っていると
言えよう。
また、先にもてぎのコース特性からNSXが優位としたものの、2クラスの混走で
多くの台数が走るGTCでは、一瞬の不手際ですべてをふいにする。また、ピットで
の作業時間が勝負を左右する傾向も最近多くなっている。チームの総合力。GTCで
は、そこに注目して欲しい。
さらにこの最終戦では、チャンピオンを争う各チームはもちろんだが、来季に向
けてパフォーマンスを見せる必要のあるチーム、ドライバーも多い。有力チームが
チャンピオン争いの駆け引きに終始すれば、伏兵が勝つことも多いありうるのだ。
ともあれ、この最終戦もてぎでも激しいバトルがコーナーごとに、ピットでのつ
ばぜり合いが繰り広げられることだろう。1999年のGTCシリーズ戦は、これが見納
め。存分に堪能してくれたまえ。
Report by GTインサイドレポート班
☆99 AUTOBACS CUP 全日本GT選手権 予想エントリーリスト
第7戦 MOTEGI GT CHAMPIONSHIP RACE ツインリンクもてぎ(10/23,24)
[GT500] 17台
No. マシン ドライバー チーム タイヤ WH
------------------------------------------------------------------------------
1 ペンズオイル・ニスモGT-R エリック・コマス(F) 本山 哲 NISMO BS 60
2 ARTAゼクセルスカイライン 鈴木亜久里 ミハエル・クルム(D) NISMO BS 30
3 ユニシアジェックススカイライン 長谷見昌弘 田中哲也 ハセミ・モータースポーツ BS
6 ESSO Tiger Supra 野田英樹 ワイン・ガードナー(AUS)
ESSO Tiger Team LeMans BS 60
12 カルソニックスカイライン 星野一義 影山正美 TEAM IMPUL BS 10
16 Castrol無限NSX 中子 修 道上 龍 無限×童夢プロジェクト BS 30
18 TAKATA童夢NSX 脇阪寿一 金石勝智 無限×童夢プロジェクト BS 90
30 綜警McLaren GTR 山田洋二 岡田秀樹 TEAM TAKE ONE BS
32 cdma Oneセルモスープラ 木下隆之 近藤真彦
cdma One TOYOTA TEAM CERUMO with Key's BS
35 マツモトキヨシ・トムススープラ ピエール・ラファネル(F) 山路慎一 マツモトキヨシTEAM TOM'S MI 30
36 カストロール・トムス・スープラ 関谷正徳 黒澤琢弥 TOYOTA Castrol TEAM TOM'S MI 20
37 カストロール・トムス・スープラ 鈴木利男 片山右京 TOYOTA Castrol TEAM TOM'S MI 50
38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典 立川祐路 TOYOTA TEAM CERUMO BS 20
39 デンソーサードスープラGT 土屋圭市 影山正彦 TOYOTA TEAM SARD YH 20
64 Mobil 1 NSX トム・コロネル(NL) 光貞秀俊 Mobil1 NAKAJIMA RACING BS 90
88 ノマドディアブロGT-1 和田 久 古谷直広 JLOC TY
100 RAYBRIG NSX 高橋国光 飯田 章 チーム国光 with MOONCRAFT BS 60
[GT300] 21台
No. マシン ドライバー チーム タイヤ WH
------------------------------------------------------------------------------
7 RE雨宮マツモトキヨシRX7 松本晴彦 山野哲也 RE雨宮レーシング YH 80
10 アビリティ・マリオポルシェ 麻生英彦 檜井保孝 アビリティモータースポーツ YH
14 ホイールショップアルタシルビア 古在哲雄 小宮延雄 アルタ RACING TEAM YH
15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士 井出有治 NISMO YH 80
19 ウエッズスポーツセリカ 織戸 学 原 貴彦 RACING PROJECT BANDOH YH 50
20 オートレット セリカ 松永雅博 佐藤久実 SPIRIT TOM'S YH
21 BP-トランピオ-BMW 一ツ山幹雄 伊藤大輔 HITOTSUYAMA RACING TY
25 モモコルセ・アペックスMR2 新田守男 高木真一
MOMOCRSE Racing Team with Tuchiya YH 80
26 STPアドバンタイサンGT3R 松田秀士 D.シュワガー(D) TEAM TAISAN Jr. with ADVAN YH40
55 アドバンタイサンポルシェRSR 須賀宏明 田嶋栄一 TEAM TAISAN with ADVAN YH
61 テイボン・トランピオ・FTO 中谷明彦 ラルフ・ファーマン(GB) チーム・テイボン・ラリーアート TY 10
70 外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三 P.V.スクート(B) TEAM GAIKOKUYA YH
71 シグマテック911 城内政樹 河野尚裕 シグマテックレーシングチーム YH 10
72 オークラRX7 石川 朗 平野 巧 オークラロータリーレーシング YH
77 クスコスバルインプレッサ 小林且雄 谷川達也 クスコレーシング YH 40
81 ダイシンシルビア 福山英朗 大八木信行 TEAM DAISHIN YH 70
86 BPアペックスKRAFTトレノ 田中 実 雨宮栄城 KRAFT TY
99 大黒屋ARCぽるしぇ 吉富 章 日置恒文 TEAM大黒屋 DL
111 JIM GAINER F355 井倉淳一 真希遊世 TEAM GAINER YH
355 イエローマジックF355GT 井上隆智穂 高橋 毅 クラブ:イエローマジック YH
910 ナインテンアドバンポルシェ 余郷 敦 砂子智彦 910 RACING YH 20
○略号 WH:ウエイトハンディ
タイヤ BS:ブリヂストン、DL:ダンロップ、MI:ミシュラン、
TY:トーヨー、YH:ヨコハマ
国 籍 AUS:オーストラリア、B:ベルギー、D:ドイツ、F:フランス、
GB:イギリス、NL:オランダ
*)このエントリー&ハンディはGTインサイドレポート班調べによるもので、
公式の発表ではありません。エントリーは直前に変更される場合もあります。
☆タイムスケジュール
10月22日(金) 練習走行
☆GTフリー走行1回目 9:00~11:00
シビック フリー走行 11:40~12:00
シビック フリー走行 13:00~13:40
☆GTフリー走行2回目 14:00~16:30
10月23日(土) 公式予選
SK/F100フリー走行 10:00~10:30
☆GT予選1回目 10:40~11:40
☆ピットウォーク 11:55~12:55
F100予選 13:00~13:20
SK予選 13:35~13:50
シビック予選 14:10~14:45
☆GT予選2回目 15:00~16:00
10月24日(日) 決勝レース
☆GTフリー走行 8:40~ 9:10
F100決勝 9:40~10:00 7周
SK決勝 10:25~10:45 7周
シビック決勝 11:15~11:45 16周
☆ピットウォーク 12:10~13:05
GTコース 13:15~
☆GT決勝スタート 14:00~ 63周(終了予定16:00)
☆観戦チケットのご案内
【チケット】
■前売観戦券(2日間有効)
大人 5,000円/4歳~高校生¥700
■前売駐車券(2日間有効)
4輪 1,000円/2輪 500円
*前売駐車券をお買い求めの上、1台に4人以上乗車でご来場のお客様には、
1台につきツインリンクもてぎ内でご利用いただけるお買い物券1,000円
相当を進呈します。
■グランドスタンド入場券(決勝日有効)
¥2,000
■決勝当日券
大人 6,500円/4歳~高校生¥700
■駐車券
4輪 2,000円/2輪 1,000円
■パドックパス(土日2日間有効)
¥5,000
■ピットウォーク券(観戦券別途/当日のみ有効)
1,000円
■パドックパス(観戦券別途)
2日間有効:大人 9,000円/決勝日:大人 7,000円/予選日:大人 3,000円
*料金はすべて税込み
*車、バイクでお越しの方は必ず前売駐車券をお求め下さい。
前売駐車券をお持ちでない場合は場内駐車場をご利用できない場合があります。
【チケット発売所】
●チケットぴあ●チケットセゾン●CNプレイガイド●ローソンチケット
●ファミリーマート
●ローソン・am/pm・セーブオン(群馬県、栃木県、茨城県、埼玉県、長野県)
●JR東日本のみどりの窓口/びゅうプラザ●ショッピングセンターもぴあ
●道の駅もてぎ●ホンダウエルカムプラザ
●ミリオンチケットセンター(ミリオンカード会員専用)
●ホンダ4輪販売店にて斡旋
☆オートバックス各店でGTCシリーズ戦共通前売り観戦券発売中
大人 5,000円
【お問い合わせ】
ツインリンクもてぎ チケット&インフォメーション
03-3278-0777 / 0285-64-0080(通信販売可)
【TV放送】
10月30日(土) 16:00~17:15
テレビ東京系全国6局ネット
放映局:テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/
テレビせとうち/ティーエックスエヌ九州
大分放送(OBS):11月20日(土) 16:00~/長崎放送(NBC):11月13日(土) 25:40~/
熊本放送(RKK):11月17日(水) 25:50~/宮崎放送(MRT):11月20日(土) 26:10~/
南日本放送(MBC):11月7日(日) 25:20~
*J-SPORTS (CS):10月24日(日) 13:45~ 生中継
以上
GTアソシエイション事務局
GTインサイドレポート班
古屋 知幸 = QYB04322 =
*******************************************************************************
* 富士インターナショナル スピードウェイ(4.400km) *
* スーパー TEC *
* スーパー耐久4時間 レース正式結果表 *
* 1999.10.10 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2 ドライバー 3
車 名 周回 所要時間 トップ差 km/h ベストタイム
-------------------------------------------------------------------------------
1 32 C1 竹内 浩典 田中 哲也
日産プリンス千葉GTRファルケン 138 4:00'21.622 151.507 1'39.671
2 9 C2 市村 秀明 川崎 俊英
MTCI座間三菱ランサーARC 138 4:00'54.312 0'32.690 151.164 1'40.942
3 20 C2 小川日出生 細野 智行 伊藤 勝一
RSオガワADVANランサー 138 4:01'26.858 1'05.236 150.825 1'41.559
4 23 C1 砂子 智彦 山田 英二
プリンス東京フジツボ・GT-R 137 4:01'53.465 1 Lap 149.457 1'39.604
5 2 C2 渋谷 勉 荒川 雅彦
アイフェルダンロップインプレッサ 137 4:02'01.721 1 Lap 149.372 1'43.430
6 27 C2 牧口 規雄 志村 久
WAKO'S BMW M3 136 4:00'33.209 2 Laps 149.190 1'43.293
7 30 C2 笠原 昌二 武井 寛史 切替 たかき
RSオガワADVANディノ 134 4:01'40.405 4 Laps 146.314 1'43.109
8 26 C2 川口 法行 添田 正 内堀 篤史
エンドレスアドバンGMSランサー 133 4:01'24.662 5 Laps 145.380 1'44.452
9 14 C3 井田 雅彦 長島 正明
レーシングスパルコFD3S 132 4:01'39.823 6 Laps 144.135 1'44.004
10 12 C2 中村 啓 大野 尊久 富井 豊
ハイエストコミニケーションエボ 132 4:01'40.072 6 Laps 144.133 1'42.935
11 77 C4 山本 泰吉 宮城 光
ギャザズ・ドライダー・シビック 132 4:01'50.517 6 Laps 144.029 1'47.887
12 13 C2 輿水 敏明 島沢 隆彦 関 豊
JMC・ワコーズエボ・アドバン 131 4:00'25.369 7 Laps 143.781 1'43.882
13 4 GNP 田嶋 栄一 本庄 康幸
ケージーエム アルテッツァ 131 4:00'37.446 7 Laps 143.661 1'47.772
14 87 C4 菊地 靖 竹中 正信
FALKEN・パルサー 131 4:00'39.450 7 Laps 143.641 1'47.651
15 1 C1 粕谷 俊二 桧井 保孝
日産アルティアGT-R 131 4:00'57.996 7 Laps 143.457 1'39.182
16 36 GNP 藤田 隆之 山岸 大
ネッツカストロールアルテッツァ 131 4:01'03.433 7 Laps 143.403 1'46.631
17 22 GNP 古橋 譲 玉本 秀幸
BP ADVAN INTEGRA 131 4:01'39.684 7 Laps 143.044 1'47.100
18 15 GNP 長野 賢也 佐々木孝太
ZAUBER INTEGRA 130 4:02'02.936 8 Laps 141.725 1'47.377
19 54 C4 山内 伸弥 浅見 武
BPビスコベータアンクルシビック 130 4:02'42.475 8 Laps 141.340 1'47.733
20 68 C4 嶋村 馨 長井 誠
YAMATO CIVIC 129 4:01'38.652 9 Laps 140.869 1'48.873
21 35 C2 グイグイ村尾 セバスチャン フィリップ
インギングMONZAセリカ 128 4:00'28.528 10 Laps 140.456 1'45.467
22 29 GNP 堀江 潔 中村 貴広
BRIG.岡田屋CSヒロDC2 128 4:00'31.981 10 Laps 140.423 1'48.874
23 53 C4 小林 敬一 リスト ヴィルタネン 脇阪 薫一
5ZIGEN CIVIC 127 4:01'23.408 11 Laps 138.830 1'48.809
24 52 C4 西垣内正義 渡辺 明
5ZIGEN CIVIC 127 4:01'47.695 11 Laps 138.598 1'48.350
25 45 C3 浅野 武夫 笠原 智行 坂井 孝郎
FKマッシモアドバンインテグラ 126 4:00'32.189 12 Laps 138.226 1'51.400
26 78 C4 丸山 浩 大井 貴之
ファルケンブースカドライダーEK 126 4:01'10.227 12 Laps 137.862 1'50.854
27 3 C3 保田 健雄 池田 広次 関口 智音
杉戸宿BPμDLオウルージュ7 126 4:01'59.288 12 Laps 137.396 1'45.050
28 28 GNP 佐藤 清治 佐藤 淳
C-WEST.WAKO'S DC2 126 4:02'04.826 12 Laps 137.344 1'47.201
29 6 C2 冨桝 朋広 柳生 治男
マジョーラ・ファルケンEVO ? 125 4:00'43.905 13 Laps 137.017 1'44.422
30 33 C3 三好 正己 村松 康生
BPビスコガンマRX-7 124 4:00'31.396 14 Laps 136.038 1'44.754
31 63 C4 須田 諭 鷹野 寛 松田 明大
RAYBRIG・ベリティEK9 124 4:00'38.975 14 Laps 135.966 1'51.421
32 31 C2 小林 正吾 瀬野 渉
ジャラーナアドバンシルビア 119 4:01'19.199 19 Laps 130.119 1'44.668
33 71 C4 関根 基司 藤島 敏也 松田 晃司
PMC・S パルサー 104 4:00'34.779 34 Laps 114.059 1'50.927
34 24 GNP 岡田 秀樹 桂 伸一
スプーン インテグラ タイプR 102 4:00'44.813 36 Laps 111.787 1'48.493
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
38 GNP 雨宮 栄城 山路 慎一
エスペリア・ジアラ・アルテッツァ 120 18 Laps 1'46.224
37 GNP 惣田 季靖 黒澤 琢弥 藤原 靖久
ネッツカストロールアルテッツァ 66 72 Laps 1'46.893
41 C2 谷川 達也 石川 朗 福田 淳
ウエディングARPインプレッサ 55 83 Laps 1'45.820
5 C3 宮口 幸夫 鈴木 ひろし
TAC・BRIG・チェイサー 48 90 Laps 1'48.938
10 C1 木下みつひろ 土屋 武士
エンドレス アドバン GTR 47 91 Laps 1'40.034
8 C1 福山 英朗 大八木信行
ダイシンアドバンGTR 30 108 Laps 1'39.185
88 C4 高木 真一 島田 親吾
神奈川日産パルサー 21 117 Laps 1'48.978
25 GNP 織戸 学 土屋 圭市
ADVAN ALTEZZA 19 119 Laps 1'46.174
11 C2 木下 隆之 中谷 明彦
三菱プーマランサーエボ? 12 126 Laps 1'40.031
39 GNP 磯田 尚孝 尾本 直史
ウエスティン インテグラ 11 127 Laps 1'49.389
51 C4 福田よしのぶ 井入 宏之
EXEDY シグナルシビック 3 135 Laps 1'51.886
-------------------------------------------------------------------------------
スタート 12:05'00 フィニッシュ 16:05'21.622
参加台数 : 48 台 出走台数 : 45 台 完走台数 : 34 台
ベストタイム No. 1 ( 粕谷 俊二 ) 1'39.182 5/131 159.706 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
☆☆☆ 提供 : 富士インターナショナル スピードウェイ ☆☆☆
プリンス千葉GTRが逆転で優勝し、
最終戦を待たずしてシリーズタイトルも決定!
スーパー耐久第7戦SuperTECの決勝レースは、10日の12時00分
から4時間で行われた。昨日の肌寒い曇り空とはうってかわった秋晴れのコ
ンディションだ。スタート時点の気温は26度、路面温度は35度まで上昇し
ていた。
ポールポジションの#10エンドレスアドバンGTR(木下みつひろ/土屋武
士組)を先頭にローリングラップからのスタートとなる。だが、スタート直
後のヘアピンでは、今回勝てばシリーズタイトルを自力で手にできる#32日
産プリンス千葉GTRファルケン(竹内浩典/田中哲也組)がトップに立っ
ていた。だが、5周目にはランキング2位でこれを追う#8 ダイシンアドバ
ンGTR(福山英朗/大八木信行組)がトップに立ち、8周目には#1 日産A
LTIA GTR(粕谷俊二/桧井保孝組)がトップを奪うという激しい序盤
の争いとなった。
13周目の1コーナーで快調にクラス2のトップを総合5番手で走行の
#11 三菱プーマランサーエボVI(木下隆之/中谷明彦組)がエンジントラ
ブルでストップ。また、14周目に2回目のピットインを行ったクラスN
の#39 ウェスティンインテグラ(磯田尚孝/尾本直史組)もエンジントラブ
ルからリタイア。さらに20周目にはクラスNの#25 ADVAN ALT
EZZA(織戸学/土屋圭市組)もエンジントラブルでストップと、相次い
でシリーズランキング上位に名を連ねるマシンが戦線を離脱。そしてクラ
ス1でも31周目に#8 ダイシンアドバンGTRがピットインし、そのまま
ガレージに入れられてしまう。ミッショントラブルからエンジンにまで及
んだトラブルでリタイヤとなる。1時間を超え、45周目で#32プリンス千
葉が1回目のピットストップ。48周目に#23プリンス東京フジツボ・GTR
(砂子智彦/山田英二組)もピットストップを行うが、タイヤバーストから
大きく遅れる。50周目の段階ではまだピットストップをしていない#20R
SオガワADVANランサー(小川日出生/細野智行/伊藤勝一組)がトッ
プ。2番手に#32プリンス千葉、3番手が#1アルティアの順。#10エンド
レスも電気系のトラブルから大きな遅れとなり、47周の走行でリタイヤと
なってしまった。66周目には#1アルティアがオイルポンプのトラブルによ
り長いピットストップ。コース上のスカイラインは#32プリンス千葉と#23
プリンス東京の2台という状況となるが、#1アルティアも復帰。
2時間経過の段階ではトップの#32プリンス千葉は70周を走行。#9MT
CI座間三菱ランサーARC(市村秀明/川崎俊英組)と#20RSオガワが
同一周回でのクラス2トップの総合2番手争い。4番手にクラス2の#2 ア
イフェル・DL・インプレッサ(渋谷勉/荒川雅彦組)5番手に#23プリンス
東京が挽回してきていた。
3時間経過では、トップは変わらず#32プリンス千葉が103周を周回。92
周目に2回目のピットストップを終えている。2番手は#20RSオガワ、3
番手は#9MTCI座間三菱ランサーで、4番手は#2 アイフェルインプレッ
サ、5番手は#23プリンス東京。
残り30分の123周目、#32プリンス千葉が3回目のピットストップで
竹内から田中へ交代。
600kmを超える4時間のレースを制したのは、これで最終戦を待たず
に自力でシリーズタイトルを獲得した#32プリンス千葉。総合2位には
クラス2の#9MTCI座間三菱ランサー、3位に#20 RSオガワADV
ANランサー、4位は#23プリンス東京、5位は#2 アイフェルインプレ
ッサ、6位は#27 WAKO'S BMWM3(牧口規雄/志村久組)、7
位には#30RSオガワADVANディノ(笠原昌二/武井寛史/切替たか
き組)と続く。8位には#26 エンドレスアドバンGMSランサー(川口
法行/添田正/内堀篤史組)、9位はクラス3の優勝 #14 レーシングスパルコ
FD3S(井田雅彦/長島正明組)、10位は#12ハイエストコミュニケーション
エボ(中村啓/大野尊久/富井豊組)となった。
クラス2、クラス4は最終戦にチャンピオンは持ち越し。
クラス3は#33 BPビスコガンマrx-7(三好正巳/村松康生組)、
クラスNは#39 ウェスティンインテグラ(磯田尚孝/尾本直史組)が、ライバ
ルのリタイヤからそれぞれチャンプを決定した。
-------------------------------------------------------------------
暫定結果(トップ10)
P No Team Lap Diff
1 #32 日産プリンス千葉GTRファルケン 138
2 # 9 MTCI座間三菱ランサーARC 138 32.690
3 #20 RSオガワADVANランサー 138 1'05.236
4 #23 プリンス東京フジツボ・GT-R 137 1Lap
5 #2 アイフェル・DL・インプレッサ 137 1Lap
6 #27 WAKO'S BMW M3 136 2Laps
7 #30RSオガワADVANディノ 134 4Laps
8 #26 エンドレスアドバンGMSランサー 133 5Laps
9 #14 レーシングスパルコFD3S 132 6Laps
10 #12ハイエストコミュニケーションエボ 132 6Laps
天候:晴れ
総入場者数: 6,100人(予選日)
38,800人(決勝日)
JCG00146@nifty.ne.jp 竹下 恵一郎
*******************************************************************************
* 富士インターナショナル スピードウェイ(4.400km) *
* スーパー TEC *
* スーパー耐久4時間 公式予選正式結果表 *
* 1999.10.09 天候 : 曇り コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー 1 ドライバー 2 ドライバー 3
形 式 車 名 ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 10 C1 木下みつひろ 土屋 武士
YH BNR34 エンドレス アドバン GTR 1'37.290 10 162.812
2 32 C1 竹内 浩典 田中 哲也
FK BNR34 日産プリンス千葉GTRファルケン 1'37.387 14 162.650
3 8 C1 福山 英朗 大八木信行
YH BNR34 ダイシンアドバンGTR 1'37.432 10 162.575
4 23 C1 砂子 智彦 山田 英二
TY BNR34 プリンス東京フジツボ・GT-R 1'37.632 13 162.242
5 1 C1 粕谷 俊二 桧井 保孝
YH BNR34 日産アルティアGT-R 1'37.804 14 161.957
6 11 C2 木下 隆之 中谷 明彦
YH E-CP9A 三菱プーマランサーエボ? 1'38.684 9 160.512
7 9 C2 市村 秀明 川崎 俊英
YH E-CP9A MTCI座間三菱ランサーARC 1'39.448 11 159.279
8 20 C2 小川日出生 細野 智行 伊藤 勝一
YH E-CP9A RSオガワADVANランサー 1'40.730 9 157.252
9 12 C2 中村 啓 大野 尊久 富井 豊
DL E-CP9A ハイエストコミニケーションエボ 1'41.278 9 156.401
10 33 C3 三好 正己 村松 康生
DL FD3S BPビスコガンマRX-7 1'41.794 10 155.608
11 27 C2 牧口 規雄 志村 久
YH BMW M3 WAKO'S BMW M3 1'41.925 8 155.408
12 2 C2 渋谷 勉 荒川 雅彦
DL GC8 アイフェルダンロップインプレッサ 1'42.280 12 154.869
13 30 C2 笠原 昌二 武井 寛史 切替 たかき
YH E-CP9A RSオガワADVANティノ 1'42.545 9 154.469
14 14 C3 井田 雅彦 長島 正明
YH FD3S レーシングスパルコFD3S 1'42.885 10 153.958
15 13 C2 輿水 敏明 島沢 隆彦 関 豊
YH E-CP9A JMC・ワコーズエボ・アドバン 1'42.978 16 153.819
16 6 C2 冨桝 朋広 柳生 治男
FK E-CN9A マジョーラ・ファルケンEVO ? 1'43.406 15 153.183
17 26 C2 川口 法行 添田 正 内堀 篤史
YH E-CP9A エンドレスアドバンGMSランサー 1'43.711 8 152.732
18 25 GNP 織戸 学 土屋 圭市
YH SXE10 ADVAN ALTEZZA 1'44.197 14 152.020
19 35 C2 グイグイ村尾 セバスチャン フィリップ
YH ST205 インギングMONZAセリカ 1'44.214 13 151.995
20 41 C2 谷川 達也 石川 朗 福田 淳
FK GC8 ウエディングARPインプレッサ 1'44.524 13 151.544
21 3 C3 保田 健雄 池田 広次 関口 智音
DL FD3S 杉戸宿BPμDLオウルージュ7 1'44.562 13 151.489
22 31 C2 小林 正吾 瀬野 渉
YH GF-S15 ジャラーナアドバンシルビア 1'44.734 16 151.240
23 4 GNP 田嶋 栄一 本庄 康幸
DL SXE10 ケージーエム アルテッツァ 1'45.859 14 149.633
24 87 C4 菊地 靖 竹中 正信
FK JN15 FALKEN・パルサー 1'46.022 8 149.403
25 22 GNP 古橋 譲 玉本 秀幸
YH DC2 BP ADVAN INTEGRA 1'46.138 12 149.240
26 38 GNP 雨宮 栄城 山路 慎一
DL SXE10 エスペリア・ジアラ・アルテッツァ 1'46.144 7 149.231
27 39 GNP 磯田 尚孝 尾本 直史
YH DC2 ウエスティン インテグラ 1'46.187 23 149.171
28 24 GNP 岡田 秀樹 桂 伸一
YH DC2 スプーン インテグラ タイプR 1'46.348 17 148.945
29 37 GNP 惣田 季靖 黒澤 琢弥 藤原 靖久
YH SXE10 ネッツカストロールアルテッツァ 1'46.413 13 148.854
30 54 C4 山内 伸弥 浅見 武
YH EK9 BPビスコベータアンクルシビック 1'46.462 17 148.785
31 5 C3 宮口 幸夫 鈴木 ひろし
YH JZX100 TAC・BRIG・チェイサー 1'46.554 19 148.657
32 77 C4 山本 泰吉 宮城 光
YH EK9 ギャザズ・ドライダー・シビック 1'46.606 12 148.585
33 28 GNP 佐藤 清治 佐藤 淳
YH DC2 C-WEST.WAKO'S DC2 1'46.701 17 148.452
34 88 C4 高木 真一 島田 親吾
YH JN15 神奈川日産パルサー 1'47.034 15 147.990
35 36 GNP 藤田 隆之 山岸 大
YH SXE10 ネッツカストロールアルテッツァ 1'47.281 13 147.650
36 29 GNP 堀江 潔 中村 貴広
YH DC2 BRIG.岡田屋CSヒロDC2 1'47.297 22 147.628
37 68 C4 嶋村 馨 長井 誠
YH EK4 YAMATO CIVIC 1'47.632 20 147.168
38 52 C4 西垣内正義 渡辺 明
DL EK9 5ZIGEN CIVIC 1'47.718 20 147.051
39 71 C4 関根 基司 藤島 敏也 松田 晃司
DL JN15 PMC・S パルサー 1'48.210 8 146.382
40 53 C4 小林 敬一 リスト ヴィルタネン 脇阪 薫一
DL EK9 5ZIGEN CIVIC 1'48.473 17 146.027
41 78 C4 丸山 浩 大井 貴之
FK EK9 ファルケンブースカドライダーEK 1'48.697 10 145.726
42 51 C4 福田よしのぶ 井入 宏之
DL EK9 EXEDY シグナルシビック 1'48.914 19 145.436
43 45 C3 浅野 武夫 笠原 智行 坂井 孝郎
YH DC2 FKマッシモアドバンインテグラ 1'49.374 12 144.824
44 63 C4 須田 諭 鷹野 寛 松田 明大
DL EK9 RAYBRIG・ベリティEK9 1'49.615 25 144.506
45 15 GNP 長野 賢也 佐々木孝太
YH DC2 ZAUBER INTEGRA 1'57.990 6 134.249
-------------------------------------------------------------------------------
89 C4 赤木 裕史 栗山 一美 石田 敏人
DL JN15 NTC PULSAR 1'51.397 21 142.194
17 C2 萩原 英明 内田 政宏
FK E-GC8 ファルケン渡辺商会インプレッサ 1'45.722 10 149.827
21 C3 福岡 博人 松本 晴彦
YH SW20 オートアゼックスMR2 0
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム (総合 130% ) 2'06.581
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☆☆☆ 提供 : 富士インターナショナル スピードウェイ ☆☆☆
(このリリースは未掲載だったものを載せています)
全日本F3選手権第7戦 スポーツランドSUGO
7月30日/金曜日【公式練習走行】
まずますの出足。明日はポールポジションを露骨に狙う
77伊藤大輔(SPEEDMASTER F399 HONDA)
全日本F3選手権「夏の陣」の始まりは、みちのくは宮城、スポーツランド
菅生(すごう)戦だ。シリーズも後半戦に入りシリーズトップのマニング選手
はともかくとしてその後続はまさに混戦模様。伊藤大輔は現在シリーズ6番手
と低迷しているが、シリーズ2番手の荒選手まで6ポイント差しかない。つま
り伊藤と同ポイントの○○選手を含み、6ポイントの中に5名がひしめき合う
大混戦となっているのだ。この1戦でいかに抜け出るかで残りのレースでイニ
シアチブを取れるか否かが決まる非常に重要な一戦なのだ。逆にここでの敗北
は、今後に向けて大きな痛手となる。我々にとって絶対に落とせないレースな
のだ。
走りはじめは今回も金曜日からとなり、午前1時間×2、午後1時間×2の4
セッション。朝8時から早くも30度Cをこえる猛暑の練習日となった。そんな
中で伊藤大輔とスキルスピードは順調にテストプログラムを進めていった。第
1セッションでは前週のテストにやってきた時に使った走行距離が限界のタイ
ヤでマシン各部のチェックに終止しトップからコンマ4秒遅れの3番手とまず
まずの出足。そして決勝セッティングを模索しながら本格的なアタックに入っ
た第2セッションで後続をコンマ5秒以上引き離してトップタイムをマークし
てみせた。
午後の第3セッションが極めて重要と考えていた。このセッションの時間帯
が明日の予選と同じ時刻にあたり、気温などのコンディションがほぼ同じにな
ると予想できるためだ。セッション中盤までユーズドタイヤでラップを重ねマ
シンを煮詰めていき残り10分というところでニュータイヤを装着。本格的な
アタックに入った。周囲もニュータイヤを履きアタックを開始しており伊藤は
6番手まで落ちていた。しかし、それまでユーズドタイヤを履いていた時点で
はトップだったから、順当にいけばトップに立てると読んでいた。事実、フラ
イングラップに入って2周目、伊藤は1分20秒297をマーク、2番手にコ
ンマ2秒の差をつけて再びトップに立って第3セッションを終えた。
第4セッションでは日が陰りはじめ、タイムが出やすいコンディションと
なった。我々は決勝に向けてのセッティングに集中し、やはりその確認のため
に新しいタイヤで3周だけアタックすることにした。伊藤がマークしたタイム
は1分20秒002。1分19秒897でトップに立った金石選手に次いで2番
手で今日のセッションを終えた。
どうせだったら、最後のセッションでもトップを取っておきたかったが、第
4セッションは決勝を想定したセットアップであったことを考えると最高の仕
上がりであるとチームでは考えている。
伊藤大輔;「マシンも僕もすごく調子がいいです。ベストタイムをマークした
時も他のマシンをオーバーテイクしていたりで完璧に攻め切れていない。明日
はなんとかクリアラップを見つけてポールポジションを狙います」
百田義弘チーム監督;「今のところ順調に進んでいると思います。第3セッ
ションでトップを取れたのは大きい。タイムの出し方も早い段階で出してくれ
たのも良かった。明日の朝のフリー走行でマシンを確認し、完璧な状態で予選
に送りだします」
深尾栄一チームマネージャー「まずまずの出足です。マシン、そして大輔の調
子も良好。これまでも調子が悪いとは思っていませんでしたが、勝つためのす
べての要因を引き寄せることができなかった。今回はどんな些細なことも見の
がさずに本来の力を出し切れるように頑張ります」
第1セッション結果(トップ5)
1;金石年弘 1分21秒42 DOME CO LTD
2;黒澤治樹 1分21秒84 LIAN RACING TEAM
3;伊藤大輔 1分21秒87 SPEEDMASTER SKILLSPEED
4;松田次生 1分22秒22 NAKAJIMA HONDA
5;エブラヒム 1分22秒36 TODA RACING
第2セッション結果(トップ5)
1;伊藤大輔 1分20秒75 SPEEDMASTER SKILLSPEED
2;松田次生 1分21秒36 NAKAJIMA HONDA
3;金石年弘 1分21秒43 DOME CO LTD
4;黒澤治樹 1分21秒45 LIAN RACING TEAM
5;エブラヒム 1分21秒50 TODA RACING
第3セッション結果(トップ5)
1;伊藤大輔 1分20秒29 SPEEDMASTER SKILLSPEED
2;松田次生 1分20秒45 NAKAJIMA HONDA
3;金石年弘 1分20秒75 DOME CO LTD
4;メディアーニ1分21秒17 H.K.S
5;フィリップ 1分21秒29 INGING
第4セッション結果(トップ5)
1;金石年弘 1分19秒89 DOME CO LTD
2;伊藤大輔 1分20秒00 SPEEDMASTER SKILLSPEED
3;松田次生 1分20秒03 NAKAJIMA HONDA
4;黒澤治樹 1分20秒29 LIAN RACING TEAM
5;マニング 1分20秒66 TOMS
----------------------------------------------------------------------
全日本F3選手権第7戦 スポーツランドSUGO
7月31日/日曜日【公式予選】
土壇場の大逆転ポール 明日は優勝を狙う!
77伊藤大輔(SPEEDMASTER F399 HONDA) 公式練習5番手/公式予選PP
昨日に引き続き猛暑に見舞われた予選日、いつもどおり午前中に公式練習が
行なわれ、午 後に公式予選が行なわれることになっていた。公式練習では昨
晩のミーティングで決めたセットアップを確認することから始まった。予選も
重要ながら決勝用のセットアップを確かめることができる最後のセッションの
ため、我々はそのセッションのほとんどを決勝用のセッティングをトライした。
そしてセッション終盤に数周のアタックを行なった。練習走行の順位は5番手
であったが、周囲のセッティングの仕様がある程度把握できていたため、この
順位に悲観することはなく、むしろ確信を持って予選に臨むことになった。
迎えた公式予選、コースがオープンになっても上位陣は待機。結局、伊藤を
はじめとしたライバルたちがピットを後にしたのは残り15分を切ってからと
なった。その時点でのトップは谷川選手の1分20秒645であったが、ター
ゲットタイムは20秒台前半、状況によっては19秒台に突入するであろうと
考えていたし、その自信もあった。伊藤は1周目1分21秒フラットで3番手
につけるが、本格的なアタック合戦が始まるとまさにシーソーゲーム、順位が
目まぐるしく変わった。2周目伊藤も20秒台にタイムを入れトップを狙うが
5周目に1分20秒617をマークしてからタイムが止まってしまった。当然
まだまだ足りない。事実、周囲はさらにタイムを縮めはじめ残り6分を切った
時点で5番手まで落ちてしまっていた。チームでは伊藤をピットに呼び戻し、
左側の前後のタイヤを交換(規則で予選決勝を通じて使えるタイヤは1セット
半=6本)し、最後のアタックに送りだした。計測できる周回数はわずか2周、
伊藤はこの2周で勝負をつけることになった。トップはフィリップ選手の1分
20秒289。伊藤は20秒617のままで5番手、この2周でジャンプアッ
プは難しいかと思われた。
タワーで示されている残り時間が1分を表示している時、伊藤は最終コー
ナーの急勾配を全力で立ち上がり我々の前を通過したその瞬間、モニター上の
ゼッケン77がポンと最上段にまさにジャンプアップした。1分20秒264、
トップだった。もう1周アタックしていた伊藤だったが、タイムを更新するこ
となくチェカーを受けることに。順位はそのままトップ。それからの約1分は
実に長く感じられた。まだ上位陣でチェッカーを受けていないドライバーが数
名残っていたからだ。ピットウオールでモニターを凝視する我々は1台1台各
車のタイムを確認してはホッと胸をなで下ろす。最後に残ったのが金石選手
だった。昨日のレポートにもあるとおり、金石選手とはこの週末トップを分け
合って来た。最後のアタックで彼がどういうタイムでマークしてくるか気が気
ではなかった。しかし、メインストレートに戻って来た彼のタイムは伊藤のタ
イムには届かず3番手。その瞬間、伊藤のポールポジションが決定した。
昨年の鈴鹿戦以来のポールポジション獲得、苦戦が続いたシリーズ序盤戦か
ら調子を取り戻してきたそのひとつの証明としてなにがなんでもポールポジ
ションを取りたかった我々にとって最高の瞬間であったのは間違いないが、周
囲との差はほんのわずかであるのはいつもと変わらない。明日はシビアなレー
スが予想されるが、もっともほしい優勝を狙う。
伊藤大輔;「走りはじめてマシンのフィーリングがそれまでと違うとすぐにわ
かりマズイと思った。まずはこのままいけるとこまで行くしかないと思ってい
たらピットに呼び戻された。残り時間を考えるとキツイかと思ったが、きっと
情勢が変わると信じてピットに入ってきた。
残り5分でピットから出ていくとマシンのフィーリングが良くなっていた。こ
うなったらもうイクしかないと思った。アタック中1台コースを飛び出し少し
だけアクセルを緩めざるを得なかったり少しだけミスもしたけど、ポールを取
れて本当に嬉しい。明日はもっと頑張る」
百田義弘チーム監督;「今日は朝からずっと気になっていることがあって、そ
れが悪い方に当たってしまった。しかしそれがわかっていたから、ピットに呼
び戻した時に対応できた。あとは彼次第だったから、こちらの期待にしっかり
応えてくれたのは嬉しい。データロガーを見るとアクセルを緩めた時と彼のミ
スがなかったら1分19秒8までいけたはずです。明日の決勝は、ラクな展開
なんてあり得ませんが、安定したペースで走れれば勝てると思っています。マ
シン的には暑くなればなるほど我々にチャンスがあると思っています」
深尾栄一チームマネージャー;「明日が決勝ですが、ポールを取れたのは本当
に嬉しい。ひとつの力の証明ですからね。マシンも伊藤も高いレベルで仕上
がっています。運を含めて明日は勝つための要素をすべて引き寄せて、優勝を
狙います」
公式予選結果(トップ10)
1;伊藤大輔 1分20秒264 SPEEDMASTER SKILLSPEED
2;フィリップ 1分20秒289 INGING
3;金石年弘 1分20秒382 DOME CO LTD
4;マニング 1分20秒416 TOMS
5;谷川 達也 1分20秒479 PAL SPORT
6;黒澤 治樹 1分20秒532 LIAN RACING
7;松田 次生 1分20秒689 NAKAJIMA HONDA
8;エブラヒム 1分20秒724 TODA RACING
9;メディアーニ1分21秒040 H.K.S
10;ビルタネン 1分21秒076 5ZIGEN
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全日本F3選手権第7戦 スポーツランドSUGO
8月1日/日曜日【決勝レース】
優勝はお預け、しかし、非常に貴重な2位入賞
77伊藤大輔(SPEEDMASTER F399 HONDA) スタートPP/ 決勝2位
強烈な日差しの下、全日本F3選手権シリーズ第7戦の決勝レースが行なわれ
た。土曜日 の会心のポールポジション獲得から一夜明け、伊藤大輔とスタッ
フのモチベーションはさらに高くなっていた。通算5回目のポールとなった伊
藤には気負いはないながらも、たくさんの応援団からの声援をブースターとし
て優勝を狙った。
定刻より遅れて各車グリッドオン。やはり目の前にストレートと第1コーナー
しか見えな いのは気持ちがいい。伊藤の第一の仕事はポールポジションの最
大の利点をフルに生かして、あの第1コーナーへ真っ先に飛び込むことだった。
シグナルがグリーンへと変わった瞬間、まずまずのスタートを見せた伊藤は、
予選2、3番手のフィリップ選手と金石選手のラインをしっかりと抑え込みな
がらトップで1コーナーに進入。第1、2コーナーが連続する右複合コーナー
のクリッピングを目指した。しかし、そのアウト側に予選4番手からスタート
のマニング選手が並びかけてきたのである。後続の2台を抑え込むためインを
キープするのは常套手段で、その分アウト側ががら空きになっていたのはある
意味で仕方がなかった。アウト側から旋回していたマニング選手のスピードの
方が当然勝っていたが、伊藤はしっかりとイン側をキープしておりぎりぎりで
マニング選手を抑え込めると考えていた。しかし、マニング選手は大外からさ
らにインに切り込み、すでにイン側の縁石ギリギリのラインを通っていた伊藤
のラインをふさいでしまうかたちとなってしまった。その次の瞬間、マニング
選手の右リヤタイヤと伊藤の左フロントタイヤが接触、伊藤のマシンはほぼ真
横にスライドしてしまった。絶体絶命のピンチをフルカウンターでマシンを立
て直した伊藤だったが、そのスキにマニング選手にトップを奪われてしまった
のである。
接触で受けたダメージがなかったのは不幸中の幸いだが、これをきっかけに
マニング選手とのギャップは致命的なものになってしまった。ラインを外れた
際に拾ってしまったホコリがタイヤから飛び散り、本来の状態に戻るまで数周
かかってしまったことや、伊藤自身も予想していたよりも悪い路面コンディ
ションに自分のドライビングを合わせることに時間がかかりマニング選手との
差は序盤の10周で約5秒も開いてしまっていた。さらには後方から追い上げ
てきた松田選手が約1・5秒差まで迫ってきていた。
伊藤は当然松田選手の追い上げに気がついていたが、あくまでも照準をマニン
グ選手に定 め、猛チャージを開始。しかし、中盤戦からトップ3の中では圧
倒的に速いペースで走り、マニング選手が序盤に築いた貯金を削り落として
いった伊藤であったが、序盤戦につけられたギャップはあまりにも大きく、マ
ニング選手の優勝を許してしまった。
全体的なラップタイム・ペースをみるとベストラップが示しているとおり、伊
藤の方が安 定して速かった。優勝のチャンスは充分にあった充分あったわけ
だ。序盤戦の追い込み不足が致命傷となったといえるだろう。しかしながら、
今回の2位は我々の完全復調の証明であり、シリーズポイントにおいてもいっ
きに同率2位にはい上がる、実に貴重な2位入賞だったといえるだろう。
伊藤大輔;「悔しい。ミラーでフィリップ選手と金石選手を押さえ込めている
ことを確認できていた。油断していたつもりはなかったけど、マニング選手は
完全にボクの死角から回り込んできた。それでもイン側をキープしていたけど、
彼はさらにかぶさるようにボクの進路をふさいでしまった。縁石まで逃げた瞬
間、彼と接触し失速してしまった。序盤戦は路面コンディションがすごく悪く、
後ろからマニング選手をみていてもかなりマシンが振られているのがわかった。
でも条件は同じだから僕も必死に追いかけたんだけど‥‥。これでチャンピオ
ンはマニング選手に取られてしまった。シリーズ2位とか、マカオ出場権利を
得るために今後のレースも頑張るわけですけど、今の気持ちは、残りのレース
で絶対に彼を負かして優勝する、という気持ちの方が強い」
百田義弘チーム監督;「表現が乱暴ですが、マニング選手は死ぬ気で序盤戦に
勝負をかけてくるはずだから、その序盤戦をどう乗り切るかが鍵で、自分も死
ぬ気でいかないと逃げられると伊藤にはアドバイスをしていました。テストで
はそのための練習も積んできた。事実、そういった展開になったわけです。今
回はマニング選手の気合い勝ちといえるんじゃないでしょうか。ドライバーを
含めて総合力ではこと今回に関してはウチの方が上だっただけに悔しいですね。
伊藤は今回のレースでさらに色々と学んだはずで、それを次のレースでどう生
かすかが今から楽しみです。そんな気持ちにさせるいい走りを見せてくれまし
た。次のレースではもっといい戦いができるはずです」
深尾栄一チームマネージャー;「序盤戦の追い込み不足はともかくとして、伊藤は最後
の周まで全力で走ったことがラップタイムに表れている。それはドライバーと
して当然のことなんですけど、意外と最初に開いてしまったギャップを埋める
ことができないドライバーが多いんです。そんな観点からすると彼が見せた走
りはチームスタッフのモチベーションをさらに上げるに充分なものだったと思
います。彼自身も今なにが課題になっているかがわかっているはずだし、一番
悔しい思いをしているのも彼でしょう。チーム全体をみると間違いなく総合力
があがった。マニング選手+チーム・トムスを撃破する自信を持てるレースで
した」
決勝レース結果(トップ10)
順位;ドライバー タイム差 ベストラップ チーム
1位;マニング 1分22秒437 TOMS
2位;伊藤 大輔 3秒310 1分22秒196 SPEEDMASTER SKILLSPEED
3位;松田 次生 6秒360 1分22秒136 NAKAJIMA HONDA
4位;金石 年弘 9秒018 1分22秒323 DOME CO,LTD
5位;エブラヒム 11秒586 1分22秒305 TODA RACING
6位;メディアーニ 20秒310 1分22秒779 H.K.S
7位;ビルタネン 20秒587 1分22秒386 TEAM 5 ZIGEN
8位;井上 智之 28秒900 1分23秒046 TOMS
9位;五味 康隆 37秒063 1分23秒418 TMS
10位;内山 清史 49秒874 1分23秒855 NIHON KIZAI
NEXT ROUND →全日本F3選手権第8戦 8月29日 TIサーキット(岡山)
情報提供:SPEEDMASTER SKILLSPEED
スピードマスターレーシング事務局
http://www.speedmaster.co.jp
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.ne.jp) ***
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'99全日本選手権 フォーミュラ・ニッポン ROUND 7
富士スピードウェイ
9月5日・日曜日 決勝レース
強烈なインパクトを与えた道上のパフォーマンス!
道上 龍 7位、影山 正彦リタイア
決勝日は昨日とは打って変わり快晴に恵まれた。土曜日の予選で今季ベストタ
イ のグリッドポジション(9番手)を得た道上龍は、昨日のフィーリングを
ベースに 決勝用のセットアップを決めて、ウオームアップに臨んだ。積極的
にラップを重ねた道上は、1分19秒429で6番手タイムをマークした。トップか
ら0・380秒差。昨日からの期待感が、自信につながった、そんな感じで決勝
レースのスタートを待っていた。
一方の影山正彦は、最初のセッションの出遅れが響いていると言わざるを得ず、
マシンのフィーリングが良くなっていることを認めつつもいまだ決定打となる
ようなセットアップが見つからないまま決勝レースを迎えた。
そして決勝レース、久しぶりのシングルグリッドからのスタートで、意気上が
る 道上は、その思いをスタートの瞬間にぶつけた。シグナルがグリーンに変
わると同時にいっきにジャンプアップ。なんと5番手で1コーナーに突入したの
だ。4番手に クルム選手、道上を挟んで立川選手が6番手。当然、周囲は皆レ
イナード・ユーザ ーだ。そんな中でMCSローラを駆る道上は、序盤から闘
志剥き出しのドライビングを見せつけた。
じわじわとクルム選手との差を詰める道上は、10周めの1コーナーのブレーキ
ング競争でいっきに勝負を決め4番手に浮上した。3番手は今年タイトル争いを
演じている本山選手。ラップタイム・ペースは遜色のないものであるが、やは
り追い詰めるまでには至らない。19周目、その時点でのレース中の自己ベスト
をマークしながら必死に本山選手を追う道上だったが、徐々に引き離されはじ
める。同時に後方から圧倒的な速さで光貞選手が追い上げてきており、27周目
にはテール・ツー・ノーズの展開となる。必死に抵抗を試みる道上だったが、
そのスピード差はいかんともしがたく28周目の1コーナーで光貞選手の先行を
許してしまう。
レースも30周を過ぎるころになると、オーバーステアが強くなってきてしまい
徐々にではあるがラップタイム・ペースが鈍くなってきた。38周目にはダンブ
レック選手にも抜かれ6番手 までダウンしてしまった。
レースがラスト10周に入ると、さらにオーバーステア傾向は強まり道上にとっ
ては最後の試練となった。金石選手が追い上げてきたのだ。6位入賞、1ポイン
トをかけた激しい攻防戦が展開され、詰め掛けた観客の目をくぎ付けにした。
オーバーステアからコーナーでは辛い道上に対して、その運動能力で勝る金石
選手がピタリと貼りつく。強力なパートナーである無限エンジンは今回も全参
加車中最速をたたき出す力を発揮し、富士のストレートでスリップから抜こう
と試みる金石選手を5周 にわたって押さえ込んだ。しかし45周目、1コーナー
のブレーキング競争に勝った 道上であったが、次のAコーナーで力尽き6番手
の座を明け渡し7番手に後退。結 局、そのままの順位を保ち道上は7位でフィ
ニッシュした。
7位、ノーポイント。結果だけみると平凡なものであるが、上位陣のリタイア
はないレースの中で、そのほとんどを入賞圏内を走った道上+MCSローラの
活躍は大 きなインパクトを与えるに充分といえるのではないだろうか?
影山は17周目にクラッチのトラブルからリタイアに喫してしまったが、MCS
ローラのポテンシャルは明らかに熟成状態にあり、次回のミネ・ラウンドでは
ダブルでの入賞でレイナード勢に一泡吹かせたい。
■由良拓也チーム監督:「うーん、終盤は辛そうでしたね。なんとか踏ん張れ
るかとも思っていたんですが。影山にはクラッチのトラブルが出てすまないと
思う。彼はそれでも腐らずに頑張ってくれているので、次回はベストなコンディ
ションでレースに臨ませたい。道上は今回、彼のベストレースを見せてくれま
した。スタートダッシュから、最後のバトルまで、今のマシンのポテンシャル
を最大限に引き出してくれた。さらにうれしかったのが、コロネル選手がゴー
ルした時と同じくらいの歓声をいただいたことです。みんな観ていてくれてい
る。それがすごく伝わってきたのがすごくうれしいんです。まだMCSシャ
シーは発展途上にあり、それも確実に進歩していることを今回確認できた。こ
れは大きな収穫です。ミネでのテストでもいいフィーリングが出ているので、
またいいレースをおみせしたい」
■道上 龍:「スタートはばっちりと決まった。いっきに4人抜きましたからね。
10周目にクルム選手を抜いたときには、ヘルメットの中でニコニコしてしまっ
た。マシンのバランスは、午前のウオームアップからウイングセットを少し変
更した仕様にしましたが、そのフィーリングがすごく良かった。頼むからこの
ままのバランスでいてくれ! と念じながら走っていたんですが、終盤はリヤ
タイヤがタレてきてとても辛くなってしまった。なんとか踏ん張ろうと思った
けど、あれが今回の限界です。でも、自分としては久しぶりにレースをしたと
いう気持ちがあり、入賞もしたかったけど、満足。次のレースももっと頑張り
ます」
■影山 正彦:「序盤は前のマシンについていけていたんだけど、徐々にクラッ
チの調子が悪くなっていき、ギヤもスタックしはじめたところでピットに戻る
ことにした。まだ流れを自分のものにすることができなくて、辛いレースが続
いてはいますが、今日道上が見せたパフォーマンスは本物で僕も次のレースで
はその性能をフルに引き出せるような状態に持っていきたい」
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'99全日本選手権 フォーミュラ・ニッポン ROUND 7
富士スピードウェイ
9月4日・土曜日 公式予選
道上は復活を予感させるシングル・グリッド、
最終ラップに意地を見せた影山
道上 龍 予選9番手、影山 正彦予選18番手
今にも雨が降り出しそうな天候のもと、フォーミュラニッポン第7戦の予選が
行なわれた。すでに御殿場市内は雨が降り出しているとの情報もあり、早めの
アタックが必要とされた。
前回の菅生ラウンドにおいてムーンクラフトが投入したスペシャルシャシーに
さらなる改良が施されたMCSバージョンは、今回影山正彦車にも用意された。
これで、2台揃ったことによりセットアップが効率良く進むことになるわけだ。
すでに 改良バージョンは合同テストでトライしており、チームは手応えをも
って富士入りした。
朝9時から1時間の公式練習が行なわれ、道上龍は1分18秒720で11番手で走行を
終 える。トップとのタイム差は1秒129。レイナードユーザートップとの差も
明らかに縮まってきていた。一方の影山車は18番手。1分19秒967と道上とのタ
イム差も大きかった。これはセッション開始直後から発生したエンジン関係の
問題によるもので、その対策で時間がとられセットアップを進めることができ
なかったためだ。影山にとっては初めてのMCSシャシーゆえにこのタイムロ
スは痛い。
その影響が予選1回目に出てしまった。エンジンは復調したもののマシンのバ
ランスが決まっていない。時たま風に乗って雨が落ちてくる時もあり、早めの
アタックも重要だが、セットアップを進めないといけない。逸る気持ちを抑え
ながら影山はギリギリまでセットアップに集中した。
一方の道上は、トラブルフリーでセッションを進めた。練習走行ではオーバー
ステアが出ていたが、それも徐々に改善されていきフィーリング的には決勝で
はリタイアしてしまいその真価を証明することができなかったが抜群の仕上が
りを見せていた第5戦の鈴鹿の時のようなフィーリングと道上。1分18秒992まで
タイムをつめ たところで、ニュータイヤを履き早めにアタックを開始した。
アタック開始2周目 に道上は1分18秒475を叩き出しまたもシングル圏内に。
さらなるアタックを続けたいところであったが、そこで300R付近で雨が降
り出しアタックをあきらめることになってしまった。それでもレイナードユー
ザーに割って入るシングルグリッドの獲得の意義は大きいとチームは考えてい
る。
逆にその雨のとばっちりを受けてしまったのが、チームメイトの影山だ。セッ
トアップが遅れまさにアタックに出ようとしたタイミングで雨が降り始めて
しまったのだ。おまけにコースアウトするマシンが出てセッション再開がさら
に遅れてしまった。セッションが再開したが、残りは5分程度。雨はまだ本降
りではない。影山 は一縷の可能性にかけて、コースに出ていった。
明らかにコンディションは不安定で、タイムアップは困難な状態といえた。上
位 陣はすでに余裕のウエイティングを決め込んでいた。そんな中、少しでも
順位を上げようと影山はアタックを続けた。そして最終ラップ、影山は1分19
秒734の自己ベストをマークして見せたのだ。
順位は18番手と低迷はしたが、コース上でただ一人コンディションの回復を
待った影山の意地のアタックと言えた。
2回目の予選は雨が本降りとなったため、出走を取りやめることになり、1回目
の予選の順位のまま今日のプログラムは終了した。
■由良拓也チーム監督:「先々週に行なわれたミネ・サーキットでの合同テス
トで、MCSのセットアップの方向性をつかめた。しかしMCSにとっては、
初めての高速コースとなるのでなにがあるかわからない。そのためにさまざま
なセットアップメニューを用意してきた。流れとしては朝のフリー走行と1回目
の予選でセットアップを煮詰めていき、最終予選で本格的なアタックをする予
定でいた。しかし、雨が降り出しそうということで、そのメニューを大幅に割
愛しなくてはいけなくなってしまった。確かに、シングルで予選を終えること
ができたのはいいが、逆にプログラムどおりにセットアップを進めることがで
きていればもっと良くなっていたはずだと考えるとやや不満が残る予選でした
ね。
影山車に関しては、エンジンに問題が出たりもしましたが、どこかもっと他に
問題があると思っています。コーナーが少ないこのコースでこんなに差がつき
ようがないですからね。その問題がなんなのか、徹底的に究明し、完璧な形で
影山を明日のレースに向わせたい」
■道上 龍:「走り始めはオーバーステアが強くて、アタックできるレベルでは
なかった。でも、チームスタッフが、効率良くマシンをセットアップしてくれ
たおかげで、マシンはかなり良くなった。ニュータイヤを履いたタイミングも
良かったと思う。その前にどうしても確かめたいセットがあって、雨のことを
考えると迷ったけどやはりより完全に近い状態でアタックしたかったから2周
だけ試してみた。そしたらそれが良かったので迷わずニュータイヤを履くこと
にしたんです。まだ完全ではないけど、フィーリング的には鈴鹿で良かったと
きと同じような感じで、久しぶりのシングル・スタートには満足している。こ
の順位を大切にして、明日は頑張ります」
■影山 正彦:「せっかくMCSを用意してもらったのに、その成果をタイム
で証明することができなかった。というよりそれ以前に終わってしまった。朝、
エンジンに問題が出てマシンを煮詰めることができなかったのは辛い。予選で
はリヤが全然踏ん張ってくれず、ターンインでもコーナー出口でもフラフラし
てしまう。最後は雨が降り始めてしまいタイムアップは難しいと思ったけど、
ゆっくりと走りながら最悪の中で最善を尽くそうとコースが少しでも良くなる
のを待った。その結果、タイムを上げられたことには満足している」
情報提供:SPEEDMASTER MOONCRAFT
スピードマスターレーシング事務局
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(第7戦まで)
1999 4 5 5 6 7 8 9 9 10 11
Japan / / / / / / / / / /
Formula Nippon 18 09 23 06 04 01 05 19 03 14
Championship 鈴 茂 美 富 鈴 菅 富 美 富 鈴
Drivers-point 鹿 木 祢 士 鹿 生 士 祢 士 鹿
Po -No --Driver -------Rd.-1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9--10- 総合P
1 64 T.コロネル 6 0 4 10 6 10 10 46
2 1 本山 哲 10 6 10 0 0 6 4 36
3 65 光貞 秀俊 4 10 0 0 2 0 3 19
4 62 P.ダンブレック 3 1 2 6 0 0 2 14
5 19 影山 正美 0 0 1 0 10 0 0 11
6 9 R.ファーマン 0 4 6 0 0 1 0 11
7 18 黒澤 琢弥 0 0 0 2 4 4 - 10
8 6 M.クルム 0 2 0 4 0 3 0 9
9 56 脇阪 寿一 0 0 0 0 0 2 6 8
10 2 山西 康司 DNS DNS 3 3 0 0 0 6
11 11 立川 祐路 2 3 0 0 0 0 0 5
12 6 田中 哲也 0 - - - 3 0 0 3
13 14 道上 龍 1 0 0 0 DNS 0 0 1
13 17 D.シュワガー 0 0 0 1 0 0 - 1
13 20 野田 英樹 0 0 0 0 1 0 0 1
13 55 金石 勝智 0 0 0 0 0 0 1 1
12 飯田 章 0 0 0 0 0 0 0 0
3 川本 篤 0 0 0 0 0 0 0 0
10 加藤 寛規 0 0 0 0 0 0 0 0
15 影山 正彦 0 0 0 0 0 0 0 0
68 R. デルフラー 0 0 0 0 0 0 0 0
36 玉中 哲二 0 - 0 0 0 0 0 0
5 脇阪 薫一 0 0 0 - - - - 0
32 近藤 真彦 0 0 0 - - - - 0
63 OSAMU 0 0 0 - - - - 0
63 柴原 眞介 - - - - - 0 0 0
***********************************************************************
* 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
* 全10戦総ポイント制
* 予選通過基準タイム(110%)
///// PDD01523 伊東 昭雄 /////
決勝レース終了後の記者会見のコメント(要約)
トム・コロネル
「今日のこのレースで勝てた事は、なくてはならないものだった。スター
トは本山が良かった。勝たなくてはと言うプレッシャーはあった。1周目
で逆転できて、2人でスリップ使った良いバトルが出来ると思っていたら、
本山がグリップを失ったようでマージンが稼げた。スタートして40周はプ
レッシャーかかえてた。思ってたよりもずっと脇坂が速かった。」
(20周で2秒以内と言うタイム差でのプレッシャーは?)
「スタートからずっと本山のポジションをチェックしていた。脇坂が本山
を抜いたのと、迫ってくるのにビックリした。つまらないミスをしないよ
うに気をつけていった。リスクもあったけど、1コーナーでブレーキング
をギリギリにしたりして、マージンを稼げるようにした。ミラーをチェッ
クすると、ヘアピンなんかでも脇坂が迫ってきた。細心のレースをするよ
うに心がけた。こういったプレッシャーのかかるレースは大変だけど、終
わると気持ちが良い。SUGOの時はラストでは退屈なほどだった」
(残り3戦で46ポイントと本山選手に10ポイント差ですが?)
「3レースあると言うことで、3つ勝つつもりで行く。チャンピオンシッ
プは考えていない。1つ1つ確実に勝てば、向こうからやってくる。30点
取れると言うことで、どういう逆転があるかわからない。ラスト1周でレ
ースを失ったこともあるしね」
脇坂 寿一
「勝つこともそうだけどチームとしてポイントを取ることも大切なんで、
それが出来て良かった。トムとF3以来久々に、緊迫したレースが出来
た。左リアタイヤが厳しかった。トップやったらどういう気持ちか考え
るようにしているんですけれど、1~2秒差しかないのにミスなくあそ
こまで走られると…。かなりオーバーステアが出ていたのはありました。
後半チャンスがもう1回あるかなと思ってました。4秒ぐらいまで離れ
たらペースを落とすかと思ったけど、チャンスがなかった。トムが速す
ぎですね。この2人(トムと本山選手)がズバ抜けてると思うんで、次
のレースからついて走りたい。できれば勝てると嬉しい」
本山 哲
「スタートはすごく良かった。朝走った結果でのレースセッティングで、
正直言って、ダウンフォースをへらしすぎた。タイヤのスライドが大き
かった。後半たれてしまうので抑えていったけれど、ボクとクルマを合
わせた力がパフォーマンス的に足りなかった。レス・ダウンフォースで
行って、今日のコンディションに合わなかった。中盤以降、ギリギリま
でプッシュしていったけれど、脇坂選手に追いついたところで1速がな
くなって終わりかな…」
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JCG00146 竹下 恵一郎
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* Fuji International Speedway(4.400km) *
* 1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦 富士スピードウェイ *
* Formula Nippon レース結果表 *
* 1999.09.05 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
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位車番ドライバー 車 名 周回 所要時間 km/h
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1 64 T. コロネル (NE) PIAA NAKAJIMA RACING 50 1:06'53.297 197.109
2 56 脇阪 寿一 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 50 1:06'55.221 197.015
3 1 本山 哲 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 50 1:07'03.813 196.594
4 65 光貞 秀俊 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 50 1:07'13.068 196.143
5 62 P.ダンブレック (GB) TEAM LEYJUN 50 1:07'16.102 195.995
6 55 金石 勝智 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 50 1:07'16.916 195.956
7 14 道上 龍 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 50 1:07'24.619 195.583
8 2 山西 康司 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 50 1:07'27.917 195.423
9 6 M.クルム (D) TEAM 5ZIGEN 50 1:07'54.351 194.155
10 9 R. ファーマン (GB) SHIONOGI TEAM NOVA 50 1:07'57.724 193.995
11 5 田中 哲也 (J) TEAM 5ZIGEN 50 1:07'57.900 193.986
12 10 加藤 寛規 (J) SHIONOGI TEAM NOVA 50 1:08'08.423 193.487
13 3 川本 篤 (J) ASAHI KIKO SPORTS 49 1:07'22.433 191.770
14 12 飯田 章 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 46
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
11 立川 祐路 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 39
36 玉中 哲二 (J) TAKAGI B-1 RACING TEAM 37
20 野田 英樹 (J) BE BRIDES IMPUL 24
15 影山 正彦 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 16
63 柴原 眞介 (J) TEAM LEYJUN 10
68 R.デルフラー (RA) DoCoMo TEAM DANDELION RACING 8
19 影山 正美 (J) BE BRIDES IMPUL 4
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スタート 14:29'15 フィニッシュ 15:36'08.297
参加台数 : 23 台 出走台数 : 21 台 完走台数 : 14 台
ベストタイム No. 1 ( 本山 哲 ) 1'19.395 42/50 199.509 km/h
変更無き場合,正式結果とします。
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
コロネル3勝目!リーダーの座を固める
道上+ローラMCS大健闘するも入賞を逃す
9月5日Fニッポン第7戦決勝日、昨日とはうってかわった好天に恵まれた
富士スピードウェイ。朝から夏の陽射しが照りつける。
グリッドに並ぶ顔ぶれはいつもとほぼ変わらないが、ここ数戦入賞を重ねて
いたTMSの姿がない。金曜日にはサーキットに姿を見せていたが、突然撤収
してしまったという。資金繰りに行き詰まった末の不参加のようだ。
予選はコンディションの変わる中行われたが、#64コロネルが今季3度目のP
Pを奪い、#1本山が3番手とシリーズを争う2強は健在。この2人の間に滑り
込んだのが、レイナードを得て2戦目の#56脇阪だ。そして、本格投入された
ローラMCSを駆る#14道上は9番手グリッドを得て意気上がる。
午後2時25分、1周のフォーメイションから50周レースがスタート。
スタートを制したのは#1本山だが、1周目#64コロネルに、2周目#56脇阪に
ともに1コーナーで相次いでパスされる。どうもストレートの伸びを欠いてい
るようだ。#14道上が5位で踏ん張っている。
5周目 64コロネル-(1.0秒)-56脇阪-1本山-6クルム-14道上-11立川-62ダンブレック
-55金石-2山西-12飯田
#19影山クラッチトラブルでリタイア
10周目 64コロネル-(1.2秒)-56脇阪-1本山-6クルム-14道上-11立川-62ダンブレック
-55金石-65光貞-2山西
11周目 #14道上が#6クルムをかわして4位に浮上。由良監督思わず笑みがこぼれる
19周目 ズルズル後退する#6クルム、#55とバトル中サントリーコーナーでスピン
レスダウンフォースが災いしているようだ
20周目 64コロネル-(1.2秒)-56脇阪-1本山-14道上-11立川-62ダンブレック-65光貞
-55金石-2山西-6クルム
24周目 追い上げ急な#65光貞が1コーナーで#62ダンブレックかわし5位へ浮上
25周目 トップ#64コロネルと2位#56脇阪の差が2秒に広がった。僅かずつ差が
広がりつつある。トップ2台は3位以下を大きく引き離している。
29周目 #65光貞、1コーナーで#14道上をパス。
30周目 64コロネル-(3.7秒)-56脇阪-1本山-65光貞-14道上-62ダンブレック-11立川
-55金石-6クルム-2山西
35周目 各車の間隔は開きレースは膠着状態。#64コロネルは独走。#56脇阪が差
を削り取ると、ペースを上げて引き離す。
40周目 #11立川ダンロップコーナーでスピン、ストップ。
64コロネル-(4.0秒)-56脇阪-1本山-65光貞-62ダンブレック-14道上-55金石
-6クルム-2山西-12飯田
45周目 入賞圏内で踏ん張っていた#14道上を#55金石がサントリーコーナーでついに
パス。#64コロネルと#56脇阪の差は3.1秒と縮まったが、すでにコロネルの
コントロール配下だ。
47周目 #12飯田トラブル抱えてピットイン
48周目 64コロネル-(2.3秒)-56脇阪
49周目 64コロネル-(1.8秒)-56脇阪
FINISH 64コロネル-56脇阪-1本山-65光貞-62ダンブレック-55金石-14道上-2山西
-6クルム-9ファーマン
コロネルが3勝目でシリーズリーダーの座を固める結果となった。シリーズは
本山がやや失速気味で流れはコロネルに傾いた。
道上は後半下がってしまったが、健闘が光った。ローラMCSの可能性を垣間見
たレースだった。
*** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685@nifty.ne.jp) ***
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* Fuji International Speedway(4.400km) *
* 1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦 富士スピードウェイ *
* Formula Nippon フリー走行 *
* 1999.09.05 天候 : 晴れ コース状況 : ドライ SEIKO TIMING *
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位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
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1 64 T. コロネル (NE) PIAA NAKAJIMA RACING 1'19.049 16 200.382
2 56 脇阪 寿一 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 1'19.078 19 200.309
3 11 立川 祐路 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 1'19.098 17 200.258
4 1 本山 哲 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 1'19.112 16 200.222
5 62 P.ダンブレック (GB) TEAM LEYJUN 1'19.424 15 199.436
6 14 道上 龍 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 1'19.429 17 199.423
7 2 山西 康司 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 1'19.442 11 199.391
8 6 M.クルム (D) TEAM 5ZIGEN 1'19.504 16 199.235
9 65 光貞 秀俊 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 1'19.559 18 199.098
10 55 金石 勝智 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 1'19.658 13 198.850
11 20 野田 英樹 (J) BE BRIDES IMPUL 1'19.755 16 198.608
12 12 飯田 章 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 1'19.899 16 198.250
13 19 影山 正美 (J) BE BRIDES IMPUL 1'20.068 14 197.832
14 5 田中 哲也 (J) TEAM 5ZIGEN 1'20.291 17 197.282
15 10 加藤 寛規 (J) SHIONOGI TEAM NOVA 1'20.541 16 196.670
16 9 R. ファーマン (GB) SHIONOGI TEAM NOVA 1'20.560 14 196.624
17 68 R.デルフラー (RA) DoCoMo TEAM DANDELION RACING 1'20.817 17 195.998
18 36 玉中 哲二 (J) TAKAGI B-1 RACING TEAM 1'20.858 16 195.899
19 15 影山 正彦 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 1'20.858 15 195.899
20 3 川本 篤 (J) ASAHI KIKO SPORTS 1'21.375 17 194.654
21 63 柴原 眞介 (J) TEAM LEYJUN 1'22.699 13 191.538
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
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* Fuji International Speedway(4.400km) *
* 1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦 富士スピードウェイ *
* Formula Nippon 公式予選正式結果表 *
* 1999.09.04 天候 : 曇り&小雨 コース状況 : ドライ,ウエット SEIKO TIMING *
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位車番ドライバー チーム ベストラップ 周 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
1 64 T. コロネル (NE) PIAA NAKAJIMA RACING 1'17.417 14 204.606
2 56 脇阪 寿一 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 1'17.432 22 204.567
3 1 本山 哲 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 1'17.560 12 204.229
4 62 P.ダンブレック (GB) TEAM LEYJUN 1'17.604 13 204.113
5 6 M.クルム (D) TEAM 5ZIGEN 1'17.784 26 203.641
6 55 金石 勝智 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 1'17.817 20 203.554
7 65 光貞 秀俊 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 1'17.858 19 203.447
8 11 立川 祐路 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 1'18.216 18 202.516
9 14 道上 龍 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 1'18.475 18 201.848
10 20 野田 英樹 (J) BE BRIDES IMPUL 1'18.762 21 201.112
11 2 山西 康司 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 1'18.915 16 200.722
12 19 影山 正美 (J) BE BRIDES IMPUL 1'18.992 29 200.527
13 10 加藤 寛規 (J) SHIONOGI TEAM NOVA 1'19.007 22 200.489
14 12 飯田 章 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 1'19.046 17 200.390
15 5 田中 哲也 (J) TEAM 5ZIGEN 1'19.276 13 199.808
16 9 R. ファーマン (GB) SHIONOGI TEAM NOVA 1'19.369 29 199.574
17 3 川本 篤 (J) ASAHI KIKO SPORTS 1'19.415 25 199.459
18 15 影山 正彦 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 1'19.734 17 198.661
19 68 R.デルフラー (RA) DoCoMo TEAM DANDELION RACING 1'19.778 22 198.551
20 63 柴原 眞介 (J) TEAM LEYJUN 1'21.978 10 193.223
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36 玉中 哲二 (J) TAKAGI B-1 RACING TEAM 出走せず
17 D.シュワガー (D) TEAM TMS 出走せず
18 黒澤 琢弥 (J) TEAM TMS 出走せず
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予選通過基準タイム ( 107% ) 1'22.836
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
予選終了後の記者会見のコメント(要約)
トム・コロネル
「タイミングが良かったと思う。上位3台ポールポジションのチャンスがあ
った。誰がポールをとってもおかしくない状況だった。クルマのセットアッ
プも良かったし、前回に比べて大きくは変えてない。ただ、気温が低いので
昨日の夜、若干の変更をしようと言う話をした。PPから3番手までの条件
は同じだと思う。前回は5番手スタートだったから。本山選手に、明日もサ
ポート役にまわってもらえれば良いんだけれどね(笑)本山選手をチェック
してくれとチームのスタッフに言ってあったら『スリックで出た』と言われ
たんで、見ていたら彼のタイムは良かったので同様に出るだろうと思った。
ストレートエンドで影山正美選手のスリップが使えて、良いタイムが出た。
トップ3に入れれば良いと思っていたし、自信もあった」
脇坂 寿一
「MINEでのテストランの時に内容をプログラムしてきて、パーツも揃った
んで、想像が付いたポジションです。走り出してから調子よかったし、ニ
ュータイヤを履くタイミングは、亜久里さんに任せていた。左右どちらか
のタイヤのエアが抜けていて、クルマが浮き上がった状態になってフロン
トがロックして、フラットスポットが出来てしまった。なおして走ったか
らポールポジションをプレゼントしたかったけれど…。クルマはアドバン
テージがあるし、MINEでは満タンできていないのでSUGOしかデータがな
いんですが、今回は楽しみなレースです」
本山 哲
「朝から基本的に決勝に向けてのセットアップをやろうと思ってました。
午前と午後で違うセットを考えていこうと。予選でニュータイヤを履いた
のは、古いタイヤがパンクしてしようがなくニューを履いたんです。早め
に行った方が良いんじゃないと思っていたんで、さらに早かったんですが、
タイミングはベストでした。3位ですが、2列目までにいればこのサーキ
ットでは順位を上げるチャンスがありますから」
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JCG00146 竹下 恵一郎
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* Fuji International Speedway(4.400km) *
* 1999全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第7戦 富士スピードウェイ *
* Formula Nippon 予選結果表 2回目 *
* 1999.09.04 天候 : 小雨 コース状況 : セミウェット SEIKO TIMING *
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位車番ドライバー 車 名 ベストラップ 周 km/h
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1 19 影山 正美 (J) BE BRIDES IMPUL 1'30.115 9 175.775
2 3 川本 篤 (J) ASAHI KIKO SPORTS 1'34.831 6 167.034
3 6 M.クルム (D) TEAM 5ZIGEN 1'34.908 4 166.898
4 9 R. ファーマン (GB) SHIONOGI TEAM NOVA 1'35.416 7 166.010
5 20 野田 英樹 (J) BE BRIDES IMPUL 1'46.032 3 149.389
6 55 金石 勝智 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 1'49.888 4 144.147
7 56 脇阪 寿一 (J) AUTOBACS RACING TEAM AGURI 2'02.444 2 129.365
8 12 飯田 章 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 2'03.694 2 128.058
9 63 柴原 眞介 (J) TEAM LEYJUN 2'43.022 2 97.165
10 68 R.デルフラー (RA) DoCoMo TEAM DANDELION RACING 6'00.429 2 16.493
10 加藤 寛規 (J) SHIONOGI TEAM NOVA 1
1 本山 哲 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 出走せず
2 山西 康司 (J) UNLIMITED Racing TEAM Le Mans 出走せず
5 田中 哲也 (J) TEAM 5ZIGEN 出走せず
11 立川 祐路 (J) COSMO OIL RACING TEAM CERUMO 出走せず
14 道上 龍 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 出走せず
15 影山 正彦 (J) SPEEDMASTER MOONCRAFT 出走せず
17 D.シュワガー (D) TEAM TMS 出走せず
18 黒澤 琢弥 (J) TEAM TMS 出走せず
36 玉中 哲二 (J) TAKAGI B-1 RACING TEAM 出走せず
62 P.ダンブレック (GB) TEAM LEYJUN 出走せず
64 T. コロネル (NE) PIAA NAKAJIMA RACING 出走せず
65 光貞 秀俊 (J) PIAA NAKAJIMA RACING 出走せず
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☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆
1回目の予選での赤旗から、当初の14時35分からの2回目の予選が
シビックインターカップの予選を挟んで、10分間遅れての進行となった。
コース上には雨が落ちているため、セッションはウエット宣言で行わる
こととなった。
低く曇がたれこめた空模様で、背後の山並みはすっかり雲に覆われて
いる。
#19 影山正美がまずはコースイン。1分48秒757というタイムをラッ
プモニターに提示したのは8分後。#9 R.ファーマンはコースを1周し
た後、ピットに戻る。9分後、#3 川本篤が43秒440を出すが、この2
台のみのタイムしか掲示されない。10分経過でようやく#19 影山正美が
39秒841、#12 飯田章が2分03秒台のタイム。#3 川本は38秒799を出
し、#19 正美が34秒981を出す。13分後、#19 正美が32秒744、#3 川
本が34秒831と2台だけがタイムを更新する。
15分後、#19正美が30秒115、#3 川本、#9 ファーマンが35秒415、
#20 野田英樹が1分46秒台、#12 飯田が2分03秒台のタイムを刻んで
いるだけだ。
20分後、#20 野田英樹がヘアピンでスピン。雨の降り方が多くなり、
コースコンディションは1回目よりも悪くなっているようだ。
25分後、コース上からはマシンが姿を消してしまった。
セッション終了間近に、#6 クルムが34秒908を記録、#55 金石も
51秒391を記録。9台のマシンの記録だけが2回目のセッションで
残された。
(予選暫定結果)
#64 トム・コロネル 1'17.417
#56 脇坂寿一 1'17.432
# 1 本山哲 1'17.560
#62 ピーター・ダンブレック 1'17.604
# 6 ミハエル・クルム 1'17.784
#55 金石勝智 1'17.817
#65 光貞秀俊 1'17.858
#11 立川祐路 1'18.216
#14 道上龍 1'18.475
#20 野田英樹 1'18.762
# 2 山西康司 1'18.915
#19 影山正美 1'18.992
#10 加藤寛規 1'19.007
#12 飯田章 1'19.046
# 5 田中哲也 1'19.276
# 9 ラルフ・ファーマン 1'19.369
# 3 川本篤 1'19.415
#15 影山正彦 1'19.734
#68 ルベン・デルフラー 1'19.778
#63 柴原真介 1'21.978
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JCG00146@nifty.ne.jp
竹下 恵一郎