Fuji Speedway-FMOTOR4-(1990-05-04) Results from first qualifying session for
Japan Sports Prototype Championship Round 2, Fuji 1000km Race:
POS-CAR#-DRIVER(S)------------------------CAR-------------TIME------SPEED--
1 85 T.Wada/O.Nakako Nissan R90V 1:26.531 185.968
2 36 M.Sekiya/H.Ogawa Toyota 90C-V 1:27.632 183.632
3 23 Kaz.Hoshino/Toshi.Suzuki Nissan R90CP 1:28.739 181.341
4 36T M.Sekiya/H.Ogawa Toyota 90C-V 1:29.200 180.404
5 39 Ratzenberger(A)/P-H.Raphanel(F)/ Toyota 90C-V 1:29.793 179.212
6 24 M.Hasemi/A.Olofsson(SWE) Nissan R90CP 1:29.811 179.176
7 27 A.Nakaya/V.Weidler(D)/Y.Hane Porsche 962C 1:31.096 176.649
8 1 Kuni.Takahashi/K.Mogi Porsche 962C 1:31.595 175.686
9 100 G.Fouche(ZW)/S.Andskar(S)/S.Kasu Porsche 962C 1:31.762 175.367
10 2 S.Dickens(S)/W.Hoy(GB)/K.Takahas Porsche 962C 1:31.785 175.323
11 7 T.Needel(GB)/D.Bell(GB)/C.Los(GR Porsche 962C 1:32.189 174.554
12 202P Katayama/Kennedy(GB)/Deudonne(B) Mazda 787 1:33.519 172.072
13 55 E.Elgh(S)/T.Danielsson(GB)/T.Mez Porsche 962C 1:33.520 170.070
14 33 J.Herbert(GB)/E.Irvine/R/Rydell Porsche 962C 1:34.272 170.698
15 201P T.Yorino/Y.Terada Mazda 767B 1:34.762 169.815
16 20 M.Reuter(D)/M.S.Sala(BR) Porsche 962 1:34.842 169.672
17 39T R.Ratze.(AUT)/P-H.Rapha/Nagasaka Toyota 89C-V 1:36.300 167.103
18 230P T.Shiratori/S.Fujii/S.Suzuki Mazda 757B 1:41.288 158.874
19 240P K.Oda/K.Mizutani/T.Nogami Mazda 757 1:42.617 156.816
T=T car, P=IMSA-GTP class. Weather:Rain, Course:Wet. Course Length:4.470km
FMOTOR4 SysOp/すがやみつる(SDI00104)
'90富士ロングディスタンスシリーズ第2戦
インターチャレンヂFUJI1000kmレース大会 エントリーリスト
NO 車名 ドライバー
1 ADVAN alpha 962C 高橋国光/茂木和男
2 タイサンSG alpha 962C S.DICKENS/W.HOY/高橋健二
7 アルファポルシェ 962C T.NEEDELL/D.BELL/C.LOS
20 ALPHA CUBIC 962 戸谷千代三/L.P.SALA/M.REUTER
23 カルソニックニッサン R90CP 星野一義/鈴木利男
23T カルソニックニッサン R90CP 星野一義/鈴木利男
24 YHP ニッサン R90CP 長谷見昌弘/A.OLOFSSON
27 フロム・エー ポルシェ962C 中谷明彦/V.WEIDLER/羽根幸治
33 武富士 PORSCHE B.WOLLEK/J.HERBERT/E.IRVINE
36 ミノルタトヨタ 90C-V G.LEES/関谷正徳/小河等
36T ミノルタトヨタ 89C-V G.LEES/関谷正徳/小河等
39 デンソートヨタ 90C-V R.RATZENBERGER/P.H.RAPHANEL/長坂尚樹
39T デンソートヨタ 90C-V R.RATZENBERGER/P.H.RAPHANEL/長坂尚樹
55 OMRON PORSCHE V.SCHUPPAN/E.ELGH/T.B.N.
85 CABIN R90V NISSAN 和田孝夫/中子修
100 日石トラスト ポルシェ G.FOUSCHE/S.ANDSKAR
100T 日石トラスト ポルシェ G.FOUSCHE/S.ANDSKAR
201 アート・マツダ767B 従野孝司/寺田陽次朗
202 チャージ・マツダ787 片山義美/D.KENNEDY/P.DIEUDONNE
230 NWB 757 マツダ 白鳥哲次/藤井修二/鈴木せい作
240 LENOX 757 MAZDA 織田一彦/水谷敬一/野上敏彦
提供:日本モーターレーシングセンター
CABIN RACING TEAM RACE INFORMATION
’90年全日本F3000選手権
第2戦 CABIN日本インターナショナルフォーミュラ選手権レース
星野、開幕2連勝で王座奪取へ加速
片山健闘、3位入賞。歓喜のキャビン・デー
星野一義 予選A組1位 決勝 優勝
片山右京 予選B組2位 決勝 3位
1990年全日本F3000選手権・第2戦は、「CABIN日本インターナショ
ナルフォーミュラ選手権レース」が、4月15日(日)静岡県・富士スピードウェイ
で開催された。キャビン・レーシングチームは、このレースに星野一義、片山右京の
陣容で参戦した。
2組に分かれて行われた公式予選は、天候の影響でクラッシュ続出の波乱の展開と
なった。その中で、星野は終始安定した速さを示し、ポールポジションを獲得。午前
中の予選でタイムが伸びなかった片山も午後のセッションで挽回に成功し、2列目の
グリッドにつくこととなった。
決勝レースでは、星野が一度も首位を明け渡すことなく走り切って開幕戦に続く勝
利を挙げる一方で、片山も健闘。前年度のチャンピオンの小河選手に続く3位でチェッ
カーを受けて表彰台に上がった。キャビン・レーシングチームのドライバーが同時に
表彰台に上がったのはこれが初めてのことである。
<体制>
キャビン・レーシングチームwithインパル
ドライバー:星野一義
監督 :金子 豊
マシン :ローラT90-50/無限(Tカー ローラT89-50/無限)
キャビン・レーシングチームWITHヒーローズ
ドライバー:片山右京
監督 :田中 弘
マシン :ローラT90-50/DFV(Tカー レイナード89D/DFV)
<公式予選>
1回目の公式予選が始まるとき、空からはまだ細かい雨粒が落ちており、コースは
完全にウェットで状態であった。A組の星野はレイン・タイヤを装着してコースイン、
1分30秒583を記録。2位の松本恵二選手を0秒366抑えて首位に立った。
B組の公式予選は、路面状況が徐々に好転しつつある状況の下で行われた。セッショ
ン後半、ドライタイヤを装着してタイムを短縮する選手が出る中、片山はレインタイ
ヤで走行を続行。タイムは1分26秒384で15位となる。
A組2回目のセッションは完全ドライのコンディション。星野はポールポジション
を奪取すべく1セット目の予選用タイヤを装着してコースイン、1分18秒195を
記録する。続けて、2セット目の予選用タイヤでさらにタイム短縮にかかる。結果は、
1分17秒950。星野は不満気だが、堂々たるコースレコードタイムだ。
B組2回目のセッションが始まる頃、空模様が再び怪しくなる。予選用タイヤを2
セットとも温存したのはいいが、もし雨が降り出してタイムアップの機会を失ってし
まえば、予選落ちの可能性もある片山は気が気でない表情だ。しかし、なんとか天候
は崩れず、片山はタイムアタックにとりかかることができた。結果は1分18秒01
2。ロス・チーバー選手に続くB組2位へと進出だ。チーバー選手は、B組トップな
がらA組の星野のタイムを破ることができなかったため、ポールポジションは2戦連
続で星野のものとなり、片山はグリッド2列目外側に並ぶこととなった。
星野一義選手:1分17秒950 A組1位(ポールポジション)
「練習走行では平気で17秒5くらいのタイムが出ていたので、今日はそれを破る
のが目標だったんだ。だけど100Rで遅いクルマにひっかかってしまって、思う通
りのシフトアップができなかった。あれで、多分コンマ5秒くらい損したんじゃない
かな。チーバー選手あたりは、2回目のセッションで17秒5くらいのタイムを出し
てくるだろうと思ったから、内心ポールポジションはあきらめていたんだ。だから、
思いがけずポールがとれてラッキーな気分だ。今回のレースは、鈴鹿よりも自信がな
いな。苦しいレースになると思うよ。コンマ1秒を争うようなね。鈴鹿はコーナーが
多いから後ろの車を離すこともできるんだけど、富士は変化があまりないコースだか
ら、いやだね。1コーナーに必死でトップで飛び込んでも、最終コーナーからの直線
で、クルマの差だけで抜かれるってこともあるんだから。決勝レースは多分満タン状
態で20秒後半のペースになるんじゃないかな。そこで、20秒前半のタイムに乗せ
られればぶっちぎりができるかもしれないね。」
片山右京選手:1分18秒012 B組2位
「1回目のセッションは、雨のセッティングで走りました。ミッションもタイヤも
ね。予選用タイヤを午後までとっておきたかったんですよ。でも、あのタイムはなかっ
たな。最後にコースインしたとき、もっとタイムを縮めておくはずだったんだけど、
タイヤを暖めすぎたのか、スタビライザーのセッティングを外したかで、まっすぐ走
れる状態じゃなくなってしまったんです。2回目のセッションが始まる前に天気が悪
くなりそうになったときには、気が気ではありませんでした。本当に緊張しました。
最後にあのタイムが出せて、ホッとしました。ベストタイムを出したとき、ちょっと
ミスしているんですよ。あれがなければ、前にいけたかもしれませんね。」
<決勝レース>
日曜日は、4月とは思えないほどに冷え込んだ。上位の予選タイムが接近し、接戦
が予想されるだけに、スタート前からコースは緊張感に満ちていた。フォーメーショ
ンが始まる直前、星野の隣にいたチーバー選手のマシンが急拠ピットへ引き戻された。
ミッション・トラブルだ。思いがけないチーバー選手の脱落で星野ばかりでなく片山
にとっても状況は有利となった。なにしろ片山の前方をふさぐマシンは存在しなくなっ
たのだ。
スタート直後、今度は片山の隣にいた松本選手がエンジンをストールさせてしまっ
た。こうして、星野と片山は開幕戦に続いて難なく1-2フォーメーションを組むこ
とになった。
片山は9周目まで2位を走るが、10周目の1コーナーで小河選手にかわされ、3
位に下がる。星野は、小河選手との間隔を保つ力強い走りを終始展開、一度も首位を
明け渡すことなく開幕2連勝を飾った。星野がこの富士での第1戦に勝ったのは、1
976年以来(11戦ぶり)のことである。
一方、片山は後方から追い上げてきた和田孝夫選手の圧力を受けながら健闘、結局
3位のポジションを守り抜いてチェッカーを受けた。片山にとっては、F3000選
手権参戦3年目、初の表彰台となる殊勲であった。
星野一義選手:優勝 1時間00分26秒740
「本当に疲れた。当然チーバー選手との戦いになると思っていたんだが、ああいう
形でいなくなってしまってとても残念だったよ。走り出すと、クラッチの調子が悪く
なって、いつもコーナー手前で早め早めにブレーキを踏まざるをえなかった。ローラ
T90のクラッチは皆んな、おかしい、と言うね。何か欠陥があるのかもしれない。
後方から小河選手が追いかけてくるのが、怖かったね。だから、マシンを降りたとき
には嬉しいというより先に、ホッとしたよ。しかし、右京はいいドライバーになった
ね。序盤後ろから迫ってきたけど、怖いくらいだったよ。3位入賞はたいしたもんだ
よ。今日は走っていて、お客さんがたくさんいたのがわかった。日本のF3000が
戦国時代になっているのを、お客さんもよく知っているんだろうね。こうやってモー
タースポーツが盛り上がるのは本当に嬉しいことだよね。」
金子 豊監督
「朝のウォームアップ走行のときに、クラッチがおかしいというので、決勝レース
前にマスターシリンダーの交換はやったんですけどね。勝ててよかった。今回はウィ
ングを少し寝かせ気味にして直線重視のレースをやりました。スタートの直線で一気
に後ろの車を離して楽な展開にもっていきたかったからね。そのせいで、コーナーで
は少しきつくはなったけど、これで良かったんだろうな。しかし、もう少し楽に見て
いたかったよね。もっとも、ぼくたちがハタで見ているより、本人は余裕を持って走っ
ているみたいだけど。ライバルのマシンが次々と壊れていくので、気が気でなかった
よ。三鷹の神明社という神社のお守りをずっと握りしめていたんだけど、ほら、折れ
ちゃった。みんな、思ったより速かったねえ。でもね、10年以上勝てなかったこの
レースに勝ったのは、大きいよ。これで4連勝はかたい、とぼくは思っている。いけ
るよ。」
片山右京選手:3位 1時間00分37秒138
「走り出したらクラッチのストロークがだんだんなくなっちゃうんですよ。で、結
局クラッチなしで走っていた。クルマの調子は良かったですね。最初、星野さんの後
ろについたときには、こりゃ1コーナーで抜いちゃおうかな、と思ったくらい。でも、
ピットからは『落とせサイン』が出ていたから、大それたことはやめておこう、と。
そうしたら、星野さんがペースを上げ始めたのがわかった。それでじわじわ離されて
しまいました。どこで離されるのか、わからないくらいじわじわと離されてしまうん
ですよ。小河さんもじわじわペースを上げていくんだけど、ぼくだけペースが上がら
なかったんですね。和田さんの追い上げはきつかったですよ。もうこっちはクラッチ
がないし、後ろからは和田さんが迫ってくるし、頭が混乱してどうしていいかわから
なくなっちゃったくらいです。終盤、和田さんがググッと迫ってきたときには余りに
も慌てて、100Rでスピンしそうになっちゃったんですよ。でもなんとか持ち直し
て。ベストタイムが44周目に出ている? 和田さんが来るんで、もういくしかない
と思って1コーナーに突撃しちゃいましたからねえ。」
田中 弘監督
「ドキドキなんかしませんよ。ちょっとハラハラしたけど。これは同じことか。と
にかく、完走して結果を残したかった。右京には、自分のペースでいけ、絶対に無理
して差すな、と言っていたんです。チャンスがあればいけるんだから、それまでは危
険を冒すな、と。ウォームアップで少しオーバーステア気味だったので、星野、小河
とは違うタイヤをつけさせた。これが良かったかな。右京は、こっちの言うことにちゃ
んとレスポンスしてくれるドライバー。だけど、まだまだ問題点もある。例えば、今
日のレースだって速かったり遅かったり、タイムにムラがあるんだ。速さではひけと
らなくても、遅いところで差をつけられていく。星野、小河との差はそこにあるんで
すよ。こういうのを今、少しづつ直しつつあるところ。右京とは戦いながらね。でも、
うまくいってますよ。今年は準備で、来年思い切ってやろう、と思っていたことを今
年できそうですね。45周のレースの44周目にベストタイムを出してくる。レーシ
ングドライバーにはこういうのが必要なんです。この先? 3の次は2、その次は1
しかないよね。」
’90年全日本F3000選手権ポイントランキング表
第1戦 3/ 4 鈴鹿 第2戦 4/15 富士 第3戦 5/13 西日本
第4戦 5/27 鈴鹿 第5戦 7/29 菅生 第6戦 8/12 富士
第7戦 9/ 2 富士 第8戦 9/23 富士 第9戦 10/28 富士
第10戦 11/28 鈴鹿
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 合計
順位 ドライバー
1 星野 一義 9 9 18
2 ロス・チーバー 6 0 6
2 小河 等 0 6 6
4 松本 恵二 4 0 4
4 長谷見昌弘 3 1 4
4 片山 右京 0 4 4
7 マウロ・マルティニ 1 2 3
7 和田 孝夫 0 3 3
9 中子 修 2 0 2
<順位による得点>
順位 1 2 3 4 5 6
得点 9 6 4 3 2 1
提供:CABINレーシングチーム事務局
(ファイルアップの途中でシステムから落とされ、二重ログインになってしまい、
個人IDで、このファイルを登録しました。こちらのIDは、めったに使いません
ので、メールなどを出さないようお願いいたします(すがや))
Footwork PEESS RELEASE
CABIN日本インターナショナルフォーミュラ選手権レース プレスリリース
’90全日本F3000選手権シリーズ第2戦
1990年4月14~15日 Fuji International Speedway(4,470km)
全日本F3000選手権シリーズ第2戦は、第1戦の鈴鹿から舞台を移し、今年か
ら4戦開催されることとなったここ富士スピードウェイで戦いの火蓋が切られる。
ベルタッジァを含むフットワークレーシングの一行は、木曜日に現地入りした。
フットワークレーシングは、新型ローラT90の準備が遅くなったことから、今回
のレースまでのセッティングの決まっている旧型ローラT89を使用、新型ローラT
90はTカーとすることとなった。
★4月13日 フリー走行 1回目 10:30~11:10
2回目 14:10~14、50 天候:曇り
今回のレースは全部で32台のエントリーを集めた。台数が多いため前回と同様、
フリー走行・公式予選ともに2グループに分けて行われる。我がフットワークレーシ
ング・チームはAグループでの走行となる。この日は朝から空には厚い雲がたれこめ、
既に西日本地方は強い雨に見舞われているということで、各車空模様を気にしながら
の走行となった。
コースインしたベルタッジァは、まずゆっくりしたペースで数周ラップする。その
後ペースを上げていきながらそれぞれのためのセッティングを決めていった。結局1
回目はほぼ順調に進んで、Qタイヤによる1分18秒台のタイムでグループ5番手に
位置していた。2回目になっても天気は相変わらず、しかし何とか雨は降らず、路面
はドライのままである。ベルタッジァは淡々と周回を重ね、セッティングのレベルアッ
プに努める。しかし気温が低く湿気も多いなど、コンディションは午前中よりもやや
悪化したせいもあり、他のクルマと同じくタイムは伸びない。そしてセッション終盤
に燃料タンクにトラブルが発生したため、走行を終了したのだった。
▽エンリコ・ベルタッジァの談話
「1回目のセッションはまぁまぁの調子でタイムが出ていたので、2回目でセッティ
ングを完璧に決められたらと思っていたんです。でもコンディションがあまりよくな
かったし、終わりごろにはトラブルも出てしまったんで、あまり走りこめなかった。
もう降り出しているけど明日は雨の予選となるだろうから、うまく雨用セッティング
を決めていいグリッドからスタートできるようにしたいと思います。」
★4月14日 第1回公式予選(Aグループ)10:45~11:15 天候:雨
公式予選は16台ずつA・Bグループに分け、両グループから14台ずつ計28台
が予選を通過することとなっている。逆に言えば計4台が予選落ちの憂き目を見るこ
とになる。
この日は予想通り朝から雨、おまけに濃い霧まで発生しコンディションとしは最悪
の状況。霧で視界も悪く、この日のためのスケジュールは大幅に遅れ、1回目の公式
予選は約45分遅れのスタートとなった。予選開始前、早朝からメカニックの手で雨
用セッティングを施されたマシンで、ベルタッジァは霧がまだ若干残るコースへと赴
く。もちろん路面は完全なウェット。1分40秒台からラップを開始、徐々にペース
を上げていく。1分37秒台めでつめて、5周で一旦ピットへ。タイヤを交換し、フ
ロントサスペンションを調整して再びコースへ戻ろうとしたところで、霧がまた深く
なり一時中断。このあたり雨はやや小降りとなってきたが、路面は相変わらずの状況。
再開後、いきなり35秒台から入る。34秒台、33秒台とタイムアップしていき、
このあたりでは4~5番手の位置につけている。トップのタイムは1分31秒台で、
ベルタッジァも更にタイムを縮めようと周回を重ねる。しかしこのころから燃圧が上
がらないというトラブルが発生し、走行を終了した。結局10周目に出した1分33
秒889がベストタイムで、これは同グループ12番手のタイムであった。
★4月14日 第2回公式予選(Aグループ)14:45~15:15 天候:曇り
その後雨は徐々に上がり、2回目の始まるころには路面もほぼドライとなっていた。
しかし、引き続き空には重い雲がたれこめ、いつまた雨が降り出すかわからない状
況のなかでの予選である。ベルタッジァはQタイヤを履きさっそくコースイン。2周
のタイムアタックで1分19秒台を出し、タイヤ交換にピットに戻る。手早く作業を
終え、またアタックに入る。そして6周目に1分19秒705を叩き出す。再びピッ
トに入り、タイヤ交換。その後もアタックを続けたが、タイムアップはならず。結局
6周目のタイムがベスト、Aグループ9番手で予選を終えた。
▽エンリコ・ベルタッジァの談話
「クルマの感じは悪くない。というよりバランスはとてもいいんです。精一杯攻め
ているし、スロットルも踏めるだけ踏んで、ブレーキも最大限使って走っているんで
す。だからタイムとポジションを見てびっくりしている状況です。もっとずっといい
と思っていたから。1回目のトラブルは2回目までに解決していたので、問題はなかっ
たです。4速で心待ちエンジンが吹けない感じはありましたが、特に問題はなかった
し。おそらくはセッティングがQタイヤに微妙に合わないところがあったんだと思い
ます。明日はエアロダイナミクス、スプリングをちょっと調整して臨みます。」
★4月15日 決勝レース 13:10スタート 4,470km×45周
天候:曇り
昨日から一転して、決勝当日の朝はほぼ快晴となった。我がフットワークローラは、
午前中のウォームアップ走行では、バランスもよく上々の仕上がりを見せていた。
本番レースはほぼ予定通りのスケジュールで開始されることなった。レース開始の
少し前からまた空を雲が覆いはじめ、ほんの少しだが雨もパラつきかけている。やや
不安はあるが、なんとかドライのままもつよう祈りながらスタートを迎える。
スタート直前にBグループのトップだった、ロス・チーバーのマシンにトラブルが
発生し、出走不可能となったため、急拠同じBグループのリザーブだった岩城こう一
がピットからスタートすることになった。スタートは松本恵二のクルマを除きほぼき
れいに行われた。ベルタッジァも順調にスタート。16番手でレースを開始した。最
初1分23秒台で始まり、10周、20周と周回を重ねるにつれ、徐々にラップを1
分22秒台、1分21秒台と上げていく。このあたり、先行車の脱落によりポジショ
ンも少しずつ上がっていく。天候はなんとかそのまま持ちそうである。ベルタッジァ
は30周前後から前を行くジョニー・ハーバートに接近、果敢に追い上げていく。ラッ
プも1分20秒台を出している。そして34周目ついに一旦捕らえたのだが、ストレー
トのスピードが劣るベルタッジァはすぐまた追い返されてしまう。その後も必死に追
い上げを計ろうとするが、終了近くになり油圧が下がりかけたため、大事を期しペー
スを落とすことなり、結局そのまま総合11位でチェッカーを受けたのであった。
レースを制したのは第1戦と同じく星野一義であった。ポールポジションから飛び
出した彼は、徐々にリードを広げていき、終始堂々とした走りでチェッカーを受けた。
▽エンリコ・ベルタッジァの談話
「今朝のウォームアップからちょっとストレートが遅かったので、リアウィングを
少しねかせて決勝に臨んだんです。それでもどうしてもストレートが遅くて、コーナー
でつめてもストレートで引き離されてしまうんです。最初はセッティングがいいのに、
周回を重ねるとややバランスが崩れてくるようなところもあるし。昨年型のマシンで、
若干シャシーがくたびれてきているというところがあるんだと思います。次回からは
新型が投入できますので期待していて下さい。」
提供:フットワーク・レーシングチーム
全日本F3000選手権シリーズ第2戦
CABIN日本インターナショナルフォーミュラ選手権レース
1990年4月15日 日曜日 富士スピードウェイ
決勝レース
8時40分からウォームアップはスタート。快晴までとはいかなかったが、雨の心
配はなさそうである。コースオープンとともにピットを後にした関谷、ダナー。昨晩
検討し決定したセッティングを確かめる最後のチャンスであった。
まずは1分21秒台で走行を始めたダナーであったが、ピットインしてきた時に、
ギアボックスから異臭が出ているのを発見。破損の恐れがあったので走行を中止、パ
ドックにマシンを引き戻し点検することになった。ギアボックスを開けてみると、ベ
アリングに異常があることが判明、すぐに交換し大事に至らずに済んだ。
一方、関谷はトラブルなく1分20秒台中盤で5、6番手を走行していた。その関
谷はセッション終盤に、Aコーナーでスピンしてしまい、その場でマシンを止めざる
を得なくなってしまった。セッション終了後、両ドライバーはともに「タイトコーナー
でのターンインで、非常に神経質なオーバーステア、100Rなどのハイースピード
コーナーでは強いアンダーステア。」と同じフィーリングをエンジニアに説明。その
オーバーステアのため関谷はスピンしてしまったのだ。
セッション後、決勝レースに向けてのセッティングを決定するミーティングが開か
れ、マシンのセッティング向上を目指す。12時50分、7分間のウォームアップが
始まった。午前中に出ていた問題がほぼ解決されたとドライバーから報告があり、チー
ムでもその成果を確認した。13時、グリッドに各車整列、フォーメーションラップ
を1周。13時10分、いよいよ決勝レースがスタートした。
6列目からスタートしたダナーは、絶妙なスタートを見せ、一気にポジションアッ
プの8番手に。関谷は順位こそドロップしなかったものの、スタート直後の渋滞の真
ん中にいた。そして、1周目のBコーナーの混乱で岡田と接触。リアのアームを曲げ
ピットに戻ってくるも、リタイヤとなってしまった。岡田もダメージを受けており、
その場でリタイヤ。レイトンハウス90Bは一度に2台がコース上から消えてしまっ
た。
ダナーは8、9番手でラップを重ねていくが、上位に食い込めるほどのタイムを出
せないでいた。逆に後続に追い上げられながらも、必死に踏ん張るダナーであったが、
25周目、ゆっくりとピットに戻ってきた。ニュータイヤを用意して待っていたピッ
トクルーだが、ピットロードを走行中にすでにドラバーがシートベルトを外している
のを確認した。CVジョイントが破損しており、万事休す。ダナーもリタイヤとなっ
てしまった。
提供:レイトン・インターナショナル