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2004年5月

全日本GT選手権

JGTC 第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝/SUBARU WRC エクスプレス


2004全日本GT選手権 第2戦
「SUGO GT選手権レース 」
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■開催月日:2004年5月22-23日
■開催場所:スポーツランドSUGO
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◇ クスコスバルADVANインプレッサ
    12位ながらも2戦連続完走を果たす

2004年JGTC第2戦は5月22~23日に宮城のスポーツランドSUGOで開催され、曇り~雨
という難しいコンディションの中、小林且雄/谷川達也組の#77クスコスバルADVAN
インプレッサは、12位で2戦連続の完走を果たした。

22日の公式予選、午前中の予選1回目は弱い霧雨となり、気温も9℃と肌寒いコンデ
ィションの中で行われた。#77インプレッサは谷川のアタックで1分26秒321で13位。
午後の予選2回目も同じようなコンディションで、今にも本降りとなりそうな天候。
谷川は1分25秒902へタイムアップを果たしたが、他の車両もタイムアップしており
逆にポジションは14位に下がってしまった。

23日朝、前夜の雨は上がったもののSUGOは曇天で気温も低いまま。
しかし5万1500人のファンでサーキットは埋まった。14時25分、81周の決勝レース
がスタート。谷川は、1周目の混乱を避けながら2台をかわし12位へ。さらに7周目
には10位へ上がりポイント圏内に。谷川は10位のポジションをキープしながら、コ
ンスタントラップを刻みポジションアップのチャンスを狙う。しかし上位陣に大き
なミスはなく、折り返し点近い39周でピットイン。

天気予報では午後から雨。既に細かい雨は落ちていたがいつ雨が本降りになるのか
は微妙なところ。ピットインでのタイヤ交換は雨が強くなると読んだチームは、レ
インタイヤへ交換して雨が強くなることを期待した。しかし雨は50周目前後にやや
強くなるものの、レインタイヤよりもスリックタイヤの方がラップタイムは速く、
交代した小林はなかなかペースを上げられない。終盤ようやく雨が強くなり、小林
は本来の走りを取り戻したが、とき既に遅く12位でチェッカー。ポイントは獲得な
らなかったものの、開幕から2戦連続の完走で上昇気流をつかんだ印象を与えた。

■決勝結果:GT300クラス
Pos.  No.  Driver   Car Name   Time/Diff
 1 #19 青木孝行/谷口信輝      ウェッズスポーツセリカ             --
 2 #17 長島正興/松永まさひろ  エスペリア Kosei セリカ           1Lap
 3 #11 松田秀士/菅 一乗      JIM RodeoDriveアドバンF360        1Lap
 4 #7  山路慎一/井入宏之      雨宮  アスパラドリンクRX7         1Lap
 5 #43 新田守男/高木真一      ARTA Garaiya                      1Lap
 6 #63 OSAMU/吉本大樹         LEYJUNダンロップ320R              1Lap
 7 #16 山野哲也/八木宏之      M-TEC NSX                         2Laps
 8 #10 田中哲也/余郷 敦      JIM Gainer アドバンF360           2Laps
 9 #26 井尻 薫/山岸 大      エンドレスタイサンADVAN GT3R      2Laps
10 #31 田中 実/松田晃司      A'PEX i-mobisessMR-S              2Laps
12 #77 小林且雄/谷川達也      クスコスバルADVANインプレッサ     3Laps

◆スバルモータースポーツの詳細は、[スバルモータースポーツマガジン]をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝/ホンダモータースポーツニュース


(C)Honda

               天候に惑わされた波乱のレース展開
               EPSON NSX(松田/ロッテラー組)が4位入賞

決勝日:5月23日(日)
サーキット:スポーツランドSUGO
決勝周回数:81周(302.697km)
天候:予選/曇りのち雨 決勝/曇りのち雨
気温:14℃
コースコンディション:ミディアムウェット
観客:5万1500人

 5月23日(日)、スポーツランドSUGO(宮城県)において2004年全日本GT選手権(JGTC)
第2戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」の決勝レース(81周=302.697km)が開催された。

 22日(土)は悪天候での公式予選となった。路面コンディションは1回目がミディ
アムウェット、2回目にはウェットとなり、コーナーの所々に霧がかかる中でタイ
ムアタックが行われた。この結果、Honda NSX-GT勢は、#32松田次生/A.ロッテラー
組(EPSON NSX)が予選9番手、#8金石勝智/伊藤大輔 組(ARTA NSX)が13番手、#18道
上 龍/S.フィリップ 組(TAKATA童夢NSX)が14番手、#100中野信治/加藤寛規 組(RA‐
YBRIG NSX)が15番手から決勝スタートを迎えることとなった。

 決勝日の朝は霧のかかる曇り空ながらも前日からの雨が止み、路面は完全なドラ
イコンディションとなる。決勝レースは午後2時40分にローリングスタートが切ら
れた。

 レース序盤は、好スタートを切ったA.ロッテラー選手(EPSON NSX)が8位、伊藤大
輔選手(ARTA NSX)が11位、S.フィリップ選手 (TAKATA童夢NSX)が13位、中野信治選
手(RAYBRIG NSX)14位と、各車スターティンググリッドからポジションアップを果
たす。

 36周目終了時、NSX-GT勢トップの5位を走行していたA.ロッテラー選手が早めの
ピットインを敢行。松田次生選手へドライバー交代を行う。ほぼ全車がドライバー
交代を終えた48周目時点では道上 龍選手(TAKATA童夢NSX)が6位にポジションを上
げ、松田選手が7位、加藤寛規選手(RAYBRIG NSX)が10位、金石勝智選手(ARTA NSX)
が12位を走行する。

 50周を過ぎたあたりから、ついに小雨が降り始める。しかし、この先、小雨がど
う変化するのか各チームは判断に悩まされ、スリックタイヤのままで走るのかレイ
ンタイヤに交換するのか、各チームの戦略は二分される。そして、レインタイヤに
履き替えたチームの戦略とは裏腹に雨脚はなかなか強まらず、路面はドライ状態が
キープされたために再びスリックタイヤへ交換するチームも現れる。この間に、ス
リックタイヤのまま走り続けたARTA NSXの金石選手は、激しい追い上げを見せて6
位まで浮上する。

 しかし71周目、雨は急に強くなり、路面状況は完全なウェット路面へ。このため、
スリックタイヤを選択していたチームは急激にペースを落とし、再びタイヤ交換の
判断に悩まされることとなる。そんな状況の中、早めにレインタイヤへ交換してい
たEPSON NSXの松田選手はコースアウトや再度のタイヤ交換で遅れるライバルを尻
目に、着実にポジションアップを果たし、4位で81周のチェッカーフラッグを受け
た。

 天候に惑わされた波乱のレース展開は、EPSON NSXが4位入賞を果たし、粘り強い
走りを見せたRAYBRIG NSXとARTA NSXは8、9位でチェッカーフラッグを受けポイン
トを獲得した。TAKATA童夢NSXは、レース終盤でコースアウトによるマシンのダメー
ジを受けた影響により70周でリタイヤしたものの完走扱い(GT500クラス12位)となっ
た。優勝したのは、立川祐路/荒 聖治 組(auセルモスープラ)だった。


●永長 真(Shin Nagaosa)NSX-GTプロジェクト・プロジェクトリーダー「開幕戦と
  比べ、3台が選手権ポイントを獲得したことにより、確実に進歩しているという
  手応えをつかみました。この1ヶ月半の間、’04NSX-GTのポテンシャルを向上す
  べく開発に取り組んできた成果だと信じております。ただ、速さの面などではま
  だ不満は残っております。この週末にはセパンに向けてレースカーを送り出さな
  ければなりませんが、レースまでにはまだもう少し時間がありますので、残る課
  題の解消に向け全力を挙げていきます」

4位 #32 EPSON NSX
●松田 次生(Tsugio Matsuda)選手
「レインタイヤのまま走り続けたことがいい結果につながりました。スリックタイ
  ヤに戻した車のほうが有利な時もありましたが、レース終盤に雨が強くなってき
  たのでレースの流れがこちらに向いたと感じました。開幕戦から今回にかけてNSX-GT
  の進化を感じていますし、次回のセパンは僕にとって相性のいいコースですので、
  上位を狙って行きたいと思います」

●アンドレ・ロッテラー(Andre Lotterer)選手「スタートをうまく決めることがで
  きました。その後もライバルたちと激しく争いましたが、松田選手に良いポジショ
  ンでバトンタッチをすることが出来ました。次戦のセパンサーキットはまだ走っ
  たことが無いのですが、Hondaとチームのためにベストを尽くします。楽しみに
  していて下さい」

◆ホンダのモータースポーツ情報はHonda Racingをご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝/トヨタモータースポーツニュース


(C)Toyota

全日本GT選手権(JGTC)
第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP

JGTC第2戦 トヨタ・スープラが表彰台を独占!
悪天候のSUGOを完全制覇。GT300クラスでもトヨタ・セリカが1-2フィニッシュ

 全日本GT選手権の第2戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」が5
月22日、23日の両日、宮城県のスポーツランドSUGOで開催された。今大会
にはGT500クラス17台/GT300クラス25台のエントリーがあり、トヨ
タ車はこのうちGT500にクラス最多となる7台のスープラ、GT300には3
台のセリカと2台のMR‐Sが参戦した。
 一周3.704kmのSUGOのコースは最大標高差が70mに及び、アップダ
ウンと大小のコーナーが連続する国内屈指のテクニカルコース。トヨタ・スープラ
は、このSUGOで2001年以来3連勝を飾っており、レースに先立ち21日に
行われた練習走行でも、ECLIPSEアドバンスープラ25号車がトップタイム
を記録するなど、04年モデルの順調な開発進捗をアピールしていた。

◆予選◆
 22日(土)は朝から霧がたちこめ、ネッツカップヴィッツ東北シリーズ第2戦
などサポートレースの予選に続いて午前11時より行われたJGTCの公式予選1
回目開始時にも霧は晴れず、気温11度という低温に加えて、路面はハーフウェッ
ト。滑りやすい路面によるコースアウト車両の排除で2度にわたって赤旗中断され
る厳しいコンディションの中、トヨタ・スープラ勢が健闘を見せた。
 脇阪寿一がアタックを担当したエッソウルトラフロースープラ6号車がトップタ
イムを記録し、0.064秒の僅差で立川祐路のauセルモスープラ38号車、さ
らにD.シュワガーのスープラ25号車が続いてトヨタ・スープラが1~3番手を
独占。
 午後3時から行われた公式予選2回目には、霧は一層深くなり、再び2回の赤旗
中断を経たセッション終盤になると路面は完全なウェットコンディション。この結
果、タイムアップは難しい状況となり、トヨタ・スープラ6号車のポールポジショ
ンが確定。スープラは上位3番手までを独占し、デンソーサードスープラ39号車
が6番手、WOODONEトムススープラが7番手、DYNACITYトムススー
プラ37号車が8番手と上位10位内6台を占めた。
 また、GT300クラスでは、コースレコードタイムを叩きだしウエッズスポー
ツセリカ19号車が予選2番手を確保した。

◆決勝◆
 23日(日)も午前中は霧に悩まされ、午前8時からのフリー走行時点で路面は
ハーフウェット。しかし、走行によってレコードラインから乾きはじめ、後半には
多くのチームがスリックタイヤを装着。その中で、トヨタ・スープラ25号車がトッ
プタイムを記録した。
 その後、ヴィッツ、ネッツカップ・アルテッツァシリーズ第2戦の決勝など、ス
ケジュールは予定通り消化されたが天候は好転せず、曇天下、霧が流れる中で午後
2時25分にJGTCのスタートが切られた。
 ポールポジションからスタートしたトヨタ・スープラ6号車は、、オープニング
ラップでトヨタ・スープラ25号車に先行を許したものの、15周目に首位逆転。
 また、27周目には、第3コーナーで、トヨタ・スープラ38号車、トヨタ・スー
プラ39号車、トヨタ・スープラ36号車が、一挙に3位を走行中の日産フェアレ
ディZをパス。さらにトヨタ・スープラ38号車は、トヨタ・スープラ25号車を
抜き、トヨタ・スープラが6号車、38号車、25号車の順でワン・ツー・スリー
体制となった。
 その後トヨタ・スープラ6号車が43周目にピットインしてドライバー交代を行
うと、トヨタ・スープラ38号車もピットへ向かいアウトラップで首位逆転。猛追
するトヨタ・スープラ6号車は、53周目に再び首位奪還を果たすが、3周後には、
GT300車両をパスする際に接触、タイヤを痛めてピットインし後退。トヨタ
・スープラ38号車がレースをリードする。
 その後、小雨がぱらつき始め、序々にウエットとなる路面に、残り8周でピット
インしレインタイヤに交換。トヨタ・スープラ25号車に首位を譲るが、スリック
タイヤのままで逃げるトヨタ・スープラ25号車を残り5周で追い詰めて首位奪還。
 トヨタ・スープラは、38号車、25号車、そして、中盤までに順位を上げた37
号車が続き、記録的なワン・ツー・スリー・フィニッシュ。
 また、GT300クラスでは2番手スタートのセリカ19号車が残り10周でトッ
プに立ち優勝。2位には、セリカ17号車が続きGT300クラスでもトヨタ・セ
リカがワン・ツー・フィニッシュ。JGTC両クラスでトヨタ車が表彰台を席巻し
た。
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auセルモスープラ38号車 ドライバー立川祐路のコメント:
久々に優勝出来てほっとしている。朝のフリー走行時にセミウエット状態でスリック
タイヤでどこまで行けるか試しておいたので、決勝でもうまいタイミングでタイヤを
交換出来た。 今日のレースで良い流れを掴んだので、シリーズチャンピオン目指し
て、これからのレースを気を引き締めて戦いたい。

auセルモスープラ38号車 ドライバー荒聖治のコメント:
JGTCで初優勝を果たすことが出来て嬉しい。スタートでフェアレディZに先行さ
れたのは悔しかったが、その後はピットインまで上手く運んだ。ライバルも手ごわい
が、今後もベストを尽くす。

ウエッズスポーツセリカ19号車 ドライバー青木孝行のコメント:
今日はライバルのスピンなども手伝って優勝できた。セリカは確実に進歩しているが、
まだ速さで負けている部分があるので、チーム一丸で頑張りたい。

ウエッズスポーツセリカ19号車 ドライバー谷口信輝のコメント:
後半はポツポツ雨が降ってきてとても滑りやすく相当用心して周回したのが良かった。
今後もポイントのとりこぼしがないよう肝に銘じてシリーズタイトルを狙いたい。

トヨタ自動車(株)モータースポーツ部主査 柘植和廣のコメント:
GT500クラスのワン・ツー・スリー・フィニッシュにGT300クラスのワン・
ツー・フィニッシュというのは望外の結果。各チーム関係者のこれまでの努力の賜物
と感謝している。決勝では変化する難しいコンディションの中でそれぞれ好判断で上
手くまとめてくれた。スープラ同士の競り合いなど、悪天候の中でファンの方々にも
良いレースをお見せ出来たと思う。シーズンは始まったばかり。04年型トヨタ・ス
ープラはウエットコンディションでのポテンシャル向上など着実に進歩を続けている
が、気を抜くことなく全力でチャンピオンを目指す。

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第2戦 リザルト 順位 車両 No. ドライバー 所要時間/差 周回 予選結果
 1 38 トヨタスープラGT 立川祐路/荒 聖治     1:56'36.465 81 2
 2 25 トヨタスープラGT 織戸 学/D.シュワガー    0'35.738 81 3
 3 37 トヨタスープラGT J.コートニー/片岡龍也    0'55.607 81 8
 4 32 ホンダNSX          松田次生/A.ロッテラー       1Lap  80 9
 5 35 トヨタスープラGT 服部尚貴/脇阪薫一           1Lap  80 12
 6  3 日産フェアレディZ 金石年弘/E.コマス           1Lap  80 11
 7 36 トヨタスープラGT 土屋武士/M.アピチェラ       1Lap  80 7
 8 100 ホンダNSX         中野信治/加藤寛規           2Laps 79 15
 9  8 ホンダNSX          金石勝智/伊藤大輔           2Laps 79 13
10 12 日産フェアレディZ B.トレルイエ/井出有治       3Laps 78 5

チーム 車両 No. ドライバー 第2戦結果
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタスープラGT 38 立川祐路/荒聖治 1位
TEAM ADVAN・ツチヤ トヨタスープラGT 25 織戸学/D.シュワガー 2位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 37 J.コートニー/片岡龍也 3位
KRAFT トヨタスープラGT 35 服部尚貴/脇阪薫一 5位
TOYOTA TEAM TOM'S トヨタスープラGT 36 土屋武士/M.アピチェラ 7位
ESSO TOYOTA TEAM LeMans トヨタスープラGT 6 脇阪寿一/飯田章 11位
TOYOTA TEAM SARD トヨタスープラGT 39 J.デュフォア/A.クート リタイア
RACING PROJECT BANDOH トヨタセリカ 19 青木孝行/谷口信輝 12位/1位
SPIRIT Motorsport トヨタセリカ 17 長島正興/松永まさひろ 13位/2位
A'PEX with apr トヨタMR-S 31 田中実/松田晃司 21位/10位
TEAM RECKLESS トヨタMR-S 30 佐々木孝太/後藤聡 24位/13位
TOYOTA TEAM CERUMO トヨタセリカ 52 竹内浩典/西澤誠剛 31位/20位

ドライバーズポイント 順位 ドライバー ポイント
1位 立川祐路/荒 聖治 29
2位 本山 哲/R.ライアン 21
3位 織戸 学/D.シュワガー 17
3位 脇阪寿一/飯田 章 17
5位 服部尚貴/脇阪薫一 14
6位 J.デュフォア/A.クート 13
7位 J.コートニー/片岡龍也 12

 チームポイント 順位 チーム ポイント
1位 TOYOTA TEAM CERUMO 29
2位 NISMO 27
3位 ESSO TOYOTA Team LeMans 17
4位 TEAM ADVAN・ツチヤ 17
4位 TOYOTA TEAM TOM'S 16
6位 KRAFT 14
7位 TOYOTA TEAM SARD 13

エンジンチューナーポイント 順位 エンジンチューナー ポイント
1位 トヨタテクノクラフト 35
2位 AUTECH 20
3位 東名エンジン 10
4位 M-TEC 9

※全て2戦終了時点。暫定

全日本GT選手権

JGTC 第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第2戦 
「SUGO GT CHAMPIONSHIP」  決勝
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■開催月日:2004年5月23日
■開催場所:スポーツランドSUGO(宮城県)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■ニスモの2台はともにリタイヤ。#3 G’ZOX SSRハセミZが6位。
   #12「カルソニックIMPUL Z」は10位完走

JGTC第2戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」は、ニスモの2台にとっては厳しいものとなっ
た。

決勝レースのためのフォーメーションラップは予定通り14時20分にスタート。40台
のマシンが一斉に走り出した。
セットアップがなかなか決まらず、またタイムアップのタイミングを逃したために
予選10位だった#1ザナヴィ ニスモZはバックストレッチの下り坂を前車に続いてい
る際に突然減速。隊列を離れて、SPアウトコーナーでついにストップしてしまう。
ドライバーの本山は、無線で「突然駆動力がなくなった」と伝えた。開幕戦ウィナー
は、なんと第2戦をスタートする前にリタイヤを強いられることとなった。

予選4位で好位置を得た#22モチュールピットワークZは、影山正美がスターティン
グドライバーをつとめた。グリーンライトが点灯して各車が1コーナーにもつれ込
んだ際に#38スープラを抜いて3位のポジションをゲット。その後3位をキープしな
がら先行する2台を追った。トップ2台が激しいバトルを繰り広げている間に、最大
5秒開いていた2位との差を25周目までに約0.3秒にまで詰め、2位進出のチャンスを
狙った。
しかし、27周目の第3コーナーで後続のスープラ勢3台に取り囲まれて行き場を失い、
一挙に6位に後退してしまう。とはいえ、ラップタイムは安定しており無駄な消耗
を避ければ十分逆転できると考えられたが、29周目先行する#39スープラと#36スー
プラが絡んで目の前でスピン。
影山はこのアクシデントを避けきれず、#39のボディサイドにノーズをヒット。予
定より早くピットへ向かった。ノーズ先端を応急処置し、ミハエル・クルムがピッ
トアウトしていったが、翌周に再びピットイン。マシンは、ガレージに引き入れら
れ、そのままリタイヤとなった。ノーズヒットの衝撃でエンジンルーム先端にマウ
ントされているインタークーラーが破損し、修復不能と判断されたためであった。

ニスモの2台が去った後日産ファンの視線は#12カルソニックIMPUL Zと#3 G’ZOX
SSRハセミZの2台に集まった。しかし、#12が一時3位まで順位をあげるもののホワ
イトラインカットでドライブスルーペナルティを課せられて後退。その後降りだし
た雨に対応するためにタイヤ交換を行うタイミングが悪く、最終的には10位でゴー
ルを迎えた。#3も途中3位まで順位を上げたものの、タイヤ交換のタイミングでタ
イムロス。
6位でフィニッシュした。

■決勝結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 auセルモスープラ  #38  立川祐路/荒聖治  1:56'36"465
 2 ECLIPSE ADVAN スープラ  #25  織戸学/ドミニク・シュワガー   -35"738
 3 DYNACITY トムス スープラ  #37   ジェームス・コートニー/片岡龍也  -55"607
 4 EPSON NSX  #32  松田次生/アンドレ・ロッテラー  -1Lap
 5 イエローハット スープラ  #35  服部尚貴/脇阪薫一  -1Lap
 6 G’ZOX・SSR・ハセミZ  #3  金石年弘/エリック・コマス  -1Lap
 7 WOODONE トムス スープラ  #36  土屋武士/マルコ・アピチュラ   -1Lap
 8 RAYBRIG NSX  #100  中野信治/加藤寛規  -2Laps
 9 ARTA NSX  #8  金石勝智/伊藤大輔  -2Laps
10 カルソニック IMPUL Z  #12 ブノワ・トレルイエ/井出有治 -3Laps
 R モチュールピットワークZ #22 影山正美/ミハエル・クルム -51Laps
 R ザナヴィニスモZ  #1  本山哲/リチャード・ライアン  -81Laps


◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 予選/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


全日本GT選手権シリーズ(JGTC) 第2戦 
「SUGO GT CHAMPIONSHIP」  公式予選
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■開催月日:2004年5月22日
■開催場所:スポーツランドSUGO(宮城県)
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■#22「モチュールピックワークZ」4位、#12「カルソニックIMPUL Z」5位
   #1「ザナヴィ ニスモZ」10位、#3「G’ZOX・SSR・ハセミZ」11位
   降雨により午前のセッションで順位が確定

JGTC第2戦は、宮城県仙台近郊・スポーツランドSUGOで開催された。
公式予選が行われた22日朝、コース上空は霧に覆われ、時折霧雨が降るという状態。

公式予選1回目、開幕戦TIサーキット英田で劇的な逆転優勝でデビューを飾った#1
ザナヴィ ニスモZ(本山哲、リチャード・ライアン組)はハンディウェイト60kgを積
み、初戦でポールポジションを取った#22モチュールピットワークZ(影山正美、ミ
ハエル・クルム組)は20kgを積んで予選に臨んだ。
#1Zは、ライアンがコースコンディションを確認するためにインターミディエイト
タイヤで走行を開始。1周目した後スリックタイヤに交換して再びコースに出て行っ
た。しかし、セットアップが完全ではなくトップから1秒6差の12位タイムがベスト
タイムであった。その後ライアンは、1分20秒289で10番手にポジションを上げた。
一方、#22 Zは、ミハエル・クルムがタイムアタックを担当。GT500占有時間の8周
目に1分19秒598を記録して、4番手のポジションを得た。
ハンディウェイトのない#3 G’ZOX・SSR・ハセミZは予選序盤から金石年弘が快調
にラップを刻んでリーダーボードの上位に位置したが、その後他車がタイムアップ
したため、1回目の予選は11位で終えることとなった。
ウェイトハンディ10kgの#12 カルソニック IMPUL Zは、井出有治がタイムアタック
し、0.02秒差で#22 Zに続く5番手ポジションであった。

午後3時からの公式予選2回目は、GT500とGT300の混走からスタート。
この時間帯は路面コンディションは悪くなかったが、時間が経過するにつれて霧は
さらに濃くなっていく。合同走行時間帯に#3 G’ZOX・SSR・ハセミZがコースサイ
ドにストップしたことで赤旗・走行中止、GT300の占有走行でも赤旗・中断となっ
たため、GT500の占有走行は35分ほど遅れてスタート。そして、走行が始まる頃に
はついに降雨となり、コースはウェットパッチからあっという間に全面ウェットと
なった。
#22モチュールピットワークZは、影山正美がドライブ。途中赤旗中断を挟んでロン
グランを実行した。最後のGT500占有走行時間にミハエル・クルムが2回目のタイム
アタックをする予定でフレッシュタイヤを温存していたが、降雨によってスリック
タイヤでの走行を断念。レインタイヤで数周走行して予選を終了した。
なお、予選順位は降雨により午前のセッションの順位で確定した。

■公式予選結果
Pos.  Car Name   No.  Driver    Laps
 1 エッソウルトラフロー スープラ  #6  脇阪寿一 / 飯田章  1'19"259
 2 auセルモスープラ  #38  立川祐路 / 荒聖治  1'19"323
 3 ECLIPSE ADVAN スープラ  #25 織戸 学 / ドミニク・シュワガー   1'19"446
 4 モチュールピットワークZ  #22  影山正美 / ミハエル・クルム   1'19"598
 5 カルソニック IMPUL Z  #12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治   1'19"618
 6 デンソーサードスープラGT  #39   ジェレミー・デュフォア / アンドレ・クート 1'19"892
 7 WOODONE トムス スープラ  #36  土屋武士 / マルコ・アピチュラ   1'19"906
 8 DYNACITY トムス スープラ  #37 ジェームス・コートニー/片岡龍也   1'19"936
 9 EPSON NSX  #37  松田 次生 / アンドレ・ロッテラー  1'19"967
10 ザナヴィ ニスモ Z  #1 本山哲 / リチャード・ライアン  1'20"280
11 G'ZOX・SSR・ハセミZ  #3 金石年弘 / エリック・コマス  1'20"415

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

全日本GT選手権

JGTC 第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 優勝記者会見


(Photo:Motorsports@nifty)

GT500クラス優勝 auセルモスープラ

荒 聖治
「スタートでポジションを落としたのが勿体無かったです。自分たちのクルマには充分な速さがあったのでトップを獲って立川に渡したかったので。結果的には、最初に引き離された分を取り返し、トップとの差を詰めてからピットに入れてよかったです。今後はウェイトハンデなどもあり、難しい条件でレースをすることになりますが、確実にポイントを取っていきたいですね」

立川 祐路
「久々の優勝で嬉しいです。去年何度も勝てるチャンスを逃してますし、今回も難しいコンディションのレースでしたので、今までで一番くらいに嬉しいです。(レインタイヤへの交換タイミングについて)朝のフリー走行が最初ウェットで徐々に乾く状態だったので、そこでウェットとスリックの交換タイミングを見極めていましたから、迷いませんでした。ピットには自分の判断で『もう無理!』と直前に言って入りました。終盤にGT300のNSXが目の前でスピンしたときは『またか!』と思いましたが(笑)今回は上手く切り抜けることが出来ましたね」

GT300クラス優勝 ウェッズスポーツセリカ

青木 孝行
「今回自分たちのクルマには、速さの面と、速さの持続性の面で課題のあったレースでしたが、他の面ではウチにはノウハウがあるので、うまくレースを進められました。正直M-TECに対しては打つ手がない状態でした。できるだけ引っ張ってピットインし、作業時間を短縮する作戦で、燃費の悪いRX-7やフェラーリには勝てましたが、M-TECとヴィーマックには先に行かれてしまいましたね。せりかも確実に進化してるんですけど、それ以上に飛び級で速くなるクルマが周りにぼんぼん出てきているんで、これから追いついていけるように頑張ります。今回のレースでは、今後タイトル争いに絡んできそうなクルマが軒並みコケたので、今後のレースでは絶対に0点を取らないよう心がけ、ここで得たアドバンテージを終盤まで引き継いでシリーズを獲るつもりです」

谷口 信輝
「僕の知らないところで周りがドタバタしていた感じで、自分だけは飛び出したり、スピンしたりといった凡ミスをしないように心がけていました。コンディションが変わるたびに何か嫌な予感が何度もして、気をつけようと自分に言い聞かせながら走りました。D1での経験から、オーバーステアに恐怖心はありませんし、カウンターステアには自信がありますから、とにかくブレーキをロックさせないよう、飛び出さないように注意しました。 今日のレースは、そうやって安全パイで走ってたら、周りがいつの間にかいなくなってた、という感じですね。」

全日本GT選手権

JGTC第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 決勝


立川にとっては久々の、荒にとっては初めての勝利だ。(Photo:K.Takeshita)

5月23日、スポーツランドSUGOで行われた全日本GT選手権第戦「SUGO GTチャンピオン
シップ」は、終盤の雨に翻弄されるレースとなったが、冷静な判断を見せた#38auセ
ルモスープラ(立川/荒組)が優勝。スープラが表彰台を独占することとなった。

予選日と同じく霧のかかる曇り空となった決勝日。予選3位スタートの#25スープラが
飛び出す形で81周、300kmのレースが始まった。PPを奪った脇阪がマークすると言
っていた#1Zはフォーメイションでストップ。早々に戦列を去った。
序盤、逃げる#25スープラを追い上げたのは#6スープラ。勢いに勝る#6スープラは、
16周目にトップを奪う。この後も後続が競り合う間にその差を広げた#6は、大きなリ
ードを築く。

しかし、ルーティンのピットを迎える40周目には、ジワジワ追い上げてきた#38スー
プラが迫り、ピットインを機に逆転。54周目、#6は再逆転に成功するが、その後GT300
クラスのマシンを抜く際にコースオフ。タイヤをパンクさせ、トップ争いから脱落し
てしまった。

この後、雨粒が落ちてきてその勢いは徐々に増してくる。
この変化にも、#38スープラは冷静に対処。74周目まで我慢をして、残り7周でオール
ウェザータイヤに交換。#25に一旦はトップを譲るが、78周目にトップに立つとその
まま逃げきった。auスープラの勝利は、2002年第5戦の富士以来、1年10ヶ月ぶりとな
った。ドライバーの荒はGT初優勝。

GT300クラスは、8周目にポールシッターの#7 RX-7を攻略した#16NSX、#63 ヴィーマック
がそのまま後続を引き離して激しいトップ争いを繰り広げ、それを#7 RX-7と#19セリカ
が追う展開となっていたが、めまぐるしく変わる天候に翻弄されてまず#63ヴィーマック
が後退、さらに残り7周でトップの#16も濡れた路面に足を救われコースアウトという波乱
の中、慎重に周回を重ねた#19セリカが優勝を飾った。
ニューマシンでクラスPPを奪った#7 RX7は8周目にトップを明け渡したあとも#19セリカ
と接戦を繰り広げていたが、結局トラブルで後退してしまった。

Zは全滅
開幕戦を制したZだが、ニスモは相性の悪い菅生でまたも勝つことは出来なかった。#1
がスタート前に姿を消すと、#22も29周目、前車のアクシデントに巻き込まれリタイア。
#12もピットアウト時にホワイトラインカットを犯してペナルティ。散々なレースとな
ってしまった。
2004年5月23日 スポーツランドSUGO(宮城県) 決勝 天候:曇り/雨/コース:ドライ/ウェット
決勝正式結果

-P.-No.Cls-Car------------------------------Drivers----------Lap-Time/Diff---(WH)
 1  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒         81  1"56'36.465 (10)
 2  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー 81      -35.738 (+1)
 3  37 500 DYNACITY トムス スープラ         コートニー/片岡 81      -55.607
 4  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー 80        -1Lap (+1)
 5  35 500 イエローハットYMSスープラ        服部/脇阪       80        -1Lap (10)
 6   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス     80        -1Lap
 7  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ 80        -1Lap
 8 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤       79        -2Lap (+1)
 9   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤       79        -2Lap (+1)
10 *12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出 78        -3Lap (10)
11   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田       78        -3Lap (30)
12  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口       77        -4Lap (15)
13  17 300 エスペリア Kosei セリカ          長島/松永       76        -5Lap (+1)
14 *11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360      松田/菅         76        -5Lap
15   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7          山路/井入       76        -5Lap
16  43 300 ARTA Garaiya                     新田/高木       76        -5Lap (20)
17  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU/吉本      76        -5Lap (20)
18  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木       75        -6Lap (30)
19  10 300 JIM Gainer アドバンF360          田中/余郷       75        -6Lap (30)
20  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R     井尻/山岸       75        -6Lap
21  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田       75        -6Lap
22  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ      木下/星野       75        -6Lap
23  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ   小林/谷川       74        -7Lap (+1)
24  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤     74        -7Lap (10)
25  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ    柳田/尾本       74        -7Lap (+1)
26 112 300 ARKTECH ADVAN GT3                澤/堤           74        -7Lap
27   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R   玉中/三船       73        -8Lap
28  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ        井上/宮川       73        -8Lap
29   9 300 ADVAN K-STADIUM MT               清水/細川       73        -8Lap
30  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井       73        -8Lap
31  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤       73        -8Lap (+1)
32  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内       72        -9Lap
33 *18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ 70       -11Lap (+1)
34 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4        飯島/大井       69       -12Lap
35 *70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ    石橋/ヒロミ     66       -15Lap
36 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     高見沢/砂子     60       -21Lap
--------------------------以上完走----------------------------------------------
    39 500 デンソー サードスープラ GT       デュフォア/クート50      -29Lap
     2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX  高橋/渡辺       42       -31Lap (+1)
    22 500 モチュールピットワーク Z         影山/クルム     30       -51Lap (20)

     1 500 ザナヴィニスモ Z                 本山/ライアン   DNS             (60)
---------------------------------------------------------------------------------
参加台数:40台 出走台数:39台 完走台数:36台
Fastest Lap:No25 織戸学 1'20.251(2/37Lap)

*No12の車両は、ホワイトラインカットによりドライブスルーペナルティが課された。
*No11の車両は、2004年全日本GT選手権統一規則第3章第34条11.違反によりドライブスルー
ペナルティが課された。
*No18の車両は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反のため、30秒加算のペナルティ
が課された。
*No70の車両は、国際モータースポーツ競技規則付則H項違反のため、30秒加算のペナルティ
が課された。

全日本GT選手権

JGTC第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP スタートドライバー


(Photo:K.Takeshita)

2004年5月23日 スポーツランドSUGO(宮城県) スタートドライバー 天候:曇り/コース:ドライ
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers----------------
 1   6 500 エッソウルトラフロースープラ     飯田 章
 2  38 500 auセルモスープラ                 荒 聖治
 3  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸 学
 4  22 500 モチュールピットワーク Z         影山 正美
 5  12 500 カルソニック IMPUL Z             井出 有治
 6  39 500 デンソー サードスープラ GT       ジェレミー・デュフォア
 7  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋 武士
 8  37 500 DYNACITY トムス スープラ         片岡 龍也
 9  32 500 EPSON NSX                        アンドレ・ロッテラー
10   1 500 ザナヴィニスモ Z                 本山 哲
11   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石 年弘
12  35 500 イエローハットYMSスープラ        脇阪 薫一
13   8 500 ARTA NSX                         伊藤 大輔
14  18 500 TAKATA童夢NSX                    セバスチャン・フィリップ
15 100 500 RAYBRIG NSX                      中野 信治

16   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7          山路 慎一
17  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木 孝行
18  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360      菅 一乗
19  16 300 M-TEC NSX                        山野 哲也
20  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中 実
21  10 300 JIM Gainer アドバンF360          田中 哲也
22  63 300 LEYJUNダンロップ320R             吉本 大樹
23  43 300 ARTA Garaiya                     新田 守男
24   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R   玉中 哲ニ
25  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      西澤 誠剛
26  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木 孝太
27  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ      木下 みつひろ
28  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ   谷川 達也
29  17 300 エスペリア Kosei セリカ          松永 まさひろ
30   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX  高橋 一穂
31  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ        宮川 やすお
32 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4        大井 貴之
33  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R     山岸 大
34  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川 晃
35 * 9 300 ADVAN K-STADIUM MT               清水 剛
36  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     筒井 克彦
37  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ    石橋 義三
39 *81 300 シーウエストダイシンアドバンZ    尾本 直史
40*112 300 ARKTECH ADVAN GT3                澤 圭太
41*910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     砂子塾長
------------------------------------------------------------------

全日本GT選手権

今年のGTオールスターは珠海&フォンタナで!


(Photo:Motorsports@nifty)

GTアソシエイション(以下GTA)はJGTC第2戦開催中のスポーツランド菅生で記者会見を開き、
2004年の海外大会(オールスターレース)開催に関する発表を行った。

それによれば、10月4日(月)~6日(水)に中国の珠海サーキットで、12月17日(金)~19日(日)
にアメリカのカリフォルニアスピードウェイ(フォンタナ)で開催されるとのこと。
参加台数は珠海が28台、フォンタナが25台で、選考基準は珠海がRd4十勝終了時点のポイント
ランキングを参考に選出、フォンタナはRd5もてぎ終了時点でのポイントランキングを参考に
選出となっているが、これに加えて車種のバラエティーや各サーキットで実施しているファン
の人気投票、過去の実績や、現地のプロモーターの要望も考慮することとなる。

中国でのオールスター開催については当初上海での市街地レースが予定されていたが、昨年
北京で行われたお祭りで12名の死者がでたことの影響から、上海側が市街地でのイベント開催
を年1回でしかも小規模なものに限定せざるを得なくなり、GTAの要望する「見せるからには
きっちりとしたものを見せたい」というフルサイズでのレース開催が困難となったため、
代替地として珠海サーキットが選ばれたとのこと。

ただし、加治事務局長は珠海での開催を「今後上海で開催していくための一つのステップ」
と考えており、引き続き上海での開催にむけて働きかけていく模様だ。

高橋国光氏(GTA会長)のコメント
「夢のような方向に向かっている感じがする。海外でのレース開催は一足飛びに実現するような
ものではないため、十数年掛かってしまった。今日この発表が出来たことに関して、関係者、
メディア、そして今日もたくさん集まってくださっているファンの皆様に感謝したい」

全日本GT選手権

JGTC第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP フリー走行


(Photo:K.Takeshita)

2004年5月23日 スポーツランドSUGO(宮城県) フリー走行 天候:曇り/コース:ウェット
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers-------------BestTime(WH)
 1  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー    1'23.393(+1)
 2   1 500 ザナヴィニスモ Z                 本山/ライアン      1'24.822(60)
 3  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ    1'26.303
 4  39 500 デンソー サードスープラ GT       デュフォア/クート  1'27.159
 5  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒            1'27.507(10)
 6  12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出    1'27.513(10)
 7  22 500 モチュールピットワーク Z         影山/クルム        1'27.978(20)
 8  37 500 DYNACITY トムス スープラ         コートニー/片岡    1'28.218
 9   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス        1'28.301
10  35 500 イエローハットYMSスープラ        服部/脇阪          1'28.817(10)
11   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田          1'28.983(30)
12   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R   玉中/三船          1'29.237
13  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー    1'29.268(+1)
14  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360      松田/菅            1'29.488
15  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU/吉本         1'29.591(20)
16   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤          1'29.671(+1)
17  18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ    1'29.731(+1)
18  43 300 ARTA Garaiya                     新田/高木          1'30.005(20)
19  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ    柳田/尾本          1'30.036(+1)
20  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤          1'30.576(+1)
21 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤          1'30.999(+1)
22  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田          1'31.003
23   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7          山路/井入          1'31.189
24  17 300 エスペリア Kosei セリカ          長島/松永          1'31.319(+1)
25  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口          1'31.664(15)
26   9 300 ADVAN K-STADIUM MT               清水/細川          1'31.785
27  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ      木下/星野          1'31.853
28  10 300 JIM Gainer アドバンF360          田中/余郷          1'32.122(30)
29  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ        井上/宮川          1'33.671
30  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木          1'33.802(30)
31  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤        1'34.499(10)
32  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ   小林/谷川          1'34.927(+1)
33  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井          1'36.093
34   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX  高橋/渡辺          1'36.334(+1)
35 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4        飯島/大井          1'36.443
36 112 300 ARKTECH ADVAN GT3                澤/堤              1'37.462
37  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R     井尻/山岸          1'38.297
38  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内          1'38.530
39 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     高見沢/砂子        1'39.114
40  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ    石橋/ヒロミ        1'39.523
-------------------------------------------------------------------------------

全日本GT選手権

JGTC第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 予選総合結果


(Photo:Motorsports@nifty)

各クラスポールシッターのコメント

GT500クラスポールポジション エッソウルトラフロースープラ

脇阪 寿一
「前回のTIでは全ての面においてトヨタ勢はZに劣っている、という認識でテストしてきた。 クルマ作り、タイヤの方向、全てを一新して菅生に臨みました。その結果としてポール が取れたと思うと嬉しいです。走ったタイミングやクルマの状態など、ラッキーだった面 はありますけど。 明日は決勝で何とか結果を出して、僕たちがやってきたことが間違いじゃなかったと いうことを、形にして、チームのみんな、TRDの人たちに示したい。 決勝はまず章にペースを作ってもらって、そのあと僕が走ります。」

飯田 章
「すごく緊張するし、気持ちいいんですけど、レースのペースメーカーになるので、 どういうレースの作り方をしていこうかを考えると、緊張します。 明日の決勝はコンディション的に難しそうだけど、前回のTIに比べればマシだろうと 思います。 寿一は頭がいいというか、レース運びが上手なので、決勝に関しても信頼しています。 ウチのクルマは基本的に予選で速く走るクルマじゃなくて、レースで強いクルマを作って きてると思うので、コンディションが悪い中でも今まで以上につかみやすいというか、反応しやすいクルマになっていると思います。 決勝は、トップでスタートしてトップで戻ってきて、相手のペースを見ながら、特に ニッサン勢の動きを見ながら、データ取りをしてもらって、それを生かして寿一が ゴールする、という感じでいきたいですね。」

GT300クラスポールポジション 雨宮アスパラドリンクRX7

山路 慎一
山路 「正直すごくドタバタしてて、ギリギリでクルマが間に合う状況だったので、まだまだ 車の性能を出し切ったとか、ドライバーがすごくいい仕事をしたという実感はありません。 ここ2週間はメカニックが24時間をフルに使って作ってるのを見ていたし、限られた時間で 貪欲にクルマを仕上げてくれていたので、自分も気持ちだけは気合が入りました。 新車はとにかく今までのドライビングとかセッティングで共有できる部分が全くなく、 非常にクイックで、フォーミュラに近い挙動をしてくれるクルマです。 今までNSXやセリカと一緒に走ってみて、自分たちとは全く違う次元のクルマだと 思っていましたが、いよいよ対等に勝負できるという実感はあります。 (決勝について)ガソリンを満タンにしたことがないので、何が起きるか予想が付かない。 ガソリンがもれるかもしれないし、燃料タンクが外れるかもしれない。とにかくまず満タンにしてみたいですね(笑)」

井入 宏之
「モニターを見ていて最後に逆転してポール取れたときは鳥肌が立ちました。 クルマには漸くさっきの予選ぐらいで慣れてきた状況です。今度のクルマはフォーミュラ っぽい挙動だといわれても、フォーミュラの経験がないので、よくわかりません。 自分としては少しづつ慣れていって、足を引っ張らないように努力していきたいです。 現時点ではいってもいっても限界が見えない状況だが、いきすぎないように、慌てずに 慣れていきたいと思います。 決勝では燃料タンク外れたら嫌なので、先に山路さんに乗ってもらいたいです。 多分それなりに走れると思うので、変に気を使ってミスをしないよう、普通に乗るように 心がけたい。 菅生は好きなコースで、今までに乗ってきたカテゴリーでも良い結果を出せてますから」

2004年5月22日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選総合結果 天候:/コース:
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers------------am-------pm------(WH)
 1   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田         1'19.259 1'20.860(30)
 2  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒           1'19.323 1'21.005(10)
 3  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー   1'19.446 1'33.948(+1)
 4  22 500 モチュールピットワーク Z         影山/クルム       1'19.598 1'20.908(20)
 5  12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出   1'19.618 1'21.474(10)
 6 *39 500 デンソー サードスープラ GT       デュフォア/クート 1'19.892 1'21.957
 7  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ   1'19.906 1'21.267
 8  37 500 DYNACITY トムス スープラ         コートニー/片岡   1'19.936 1'20.869
 9  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー   1'19.967 2'29.903(+1)
10   1 500 ザナヴィニスモ Z                 本山/ライアン     1'20.289 1'21.066(60)
11   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス       1'20.306 1'25.012
12  35 500 イエローハットYMSスープラ        服部/脇阪         1'20.358 1'23.189(10)
13   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤         1'20.423 1'21.657(+1)
14  18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ   1'20.484 1'21.288(+1)
15 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤         1'20.835 1'21.803(+1)
16   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7          山路/井入         1'25.311 1'24.183
17  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口         1'25.081 1'24.236(15)
18  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360      松田/菅           1'24.872 1'24.275
19  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木         1'24.336 1'24.397(30)
20  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田         1'25.121 1'24.376
21  10 300 JIM Gainer アドバンF360          田中/余郷         1'25.300 1'25.095(30)
22  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU/吉本        1'25.143 1'25.921(20)
23  43 300 ARTA Garaiya                     新田/高木         1'25.232 1'25.227(20)
24   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R   玉中/三船         1'26.297 1'25.254
25  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤         1'25.373 1'25.458(+1)
26  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤       1'25.588 1'27.000(10)
27  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ      木下/星野         1'25.899 1'25.657
28  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ   小林/谷川         1'26.321 1'25.902(+1)
29  17 300 エスペリア Kosei セリカ          長島/松永         1'26.469 1'26.055(+1)
30   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX  高橋/渡辺         1'27.170	1'26.293(+1)
31  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ        井上/宮川         1'26.641 1'26.587
32 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4        飯島/大井         1'27.021 1'29.906
33  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R     井尻/山岸         1'27.663 1'27.122
34  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内         1'27.507 1'27.309
35 * 9 300 ADVAN K-STADIUM MT               清水/細川         1'27.374 1'28.807
36  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井         1'27.855 1'28.084
37  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ    石橋/ヒロミ       1'29.433 1'29.531
39 *81 300 シーウエストダイシンアドバンZ    柳田/(尾本)       1'25.638 1'25.528(+1)
40*112 300 ARKTECH ADVAN GT3                澤/(堤)           1'27.604 1'27.103
41*910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     (高見沢)/砂子     1'27.805 1'29.656
 ---------------------------以上予選通過----------------------------------------------
   21 500 フェラーリ550GTSマラネロ         光貞/(植松)       1'24.763 出走せず
   88 500 JLOC ムルシエRG-1                山西/WADA-Q       出走せず 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム(GT500 107%) 1'24.897  (GT300 107%) 1'30.128
参加台数:42台 出走台数:41台

*()付きのドライバーは予選通過基準タイムオーバー
赤旗中断(1回目:11:39~11:50、11:59~12:05、2回目:15:11~15:35、16:04~16:15)
*No.9のドライバー清水剛は、1回目の予選においてダブルチェッカーにより、罰金30,000円
のペナルティが課された。
*No.39の車両は、2回目の予選において全日本GT選手権統一規則第25条1,2)違反により、
罰金20,000円のペナルティが課された。

*印のNo.81、No.112、No.910の車両は、2004年全日本GT選手権統一規則第25条11により、
出走を許可する。

全日本GT選手権

JGTC第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 予選2回目


今週シェイクダウンしたばかりというのにこの速さ!(Photo:K.Takeshita)

全日本GT選手権第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIPの公式予選2回目が5月22日(土)午後3時より
行われ、GT500では予選1回目に続いて2回目も#6エッソウルトラフロースープラがトップ
タイムを記録してポールポジションを確定した。GT300ではあいにくの天候にもかかわらず
コースレコードが続出する熱い戦いが繰り広げられ、ポールポジションはなんと今週シェイ
クダウンしたばかりの#7雨宮アスパラドリンクRX7が獲得することとなった。

予選2回目は午後3時に定刻どおり開始された。このセッションは混走-GT300専有-GT500専有
の順で行われる。
混走セッションが始まって11分後、エスペリア Kosei セリカが縁石に乗り上げて動けなく
なり、同時に#3G'ZOX・SSR・ハセミ Zの右フロントタイヤがバーストしてコースアウト、これで
赤旗中断となった。
ハセミZの回収に時間が掛かったため3時35分に漸くセッションが再開。残り9分の限られた時間
の中で#37DYNACITY トムス スープラが1分20秒869でトップに立つがすぐに#6エッソが逆転、
1分20秒860でこのセッションでもトップに立った。

3時45分、GT300の専有セッションが始まった。
ここで見せ場を作ったのが#7雨宮RX-7だ。今週シェイクダウンを済ませたばかりという全くの
ニューマシンで、金曜のテストセッションでも満足に周回できなかったにもかかわらず、素性の
良さを生かしてこのセッション開始数分で24秒台に突入。タイムは1分24秒276だ。これを#19
ウェッズスポーツセリカが1分24秒236で上回れば、すかさず#7が1分24秒183とタイム更新し、
これが予選2回を通じてのベストタイムとなり、RE雨宮のニューRX-7はデビュー戦を見事ポール
ポジションからスタートすることとなった。

GT300専有セッション終了間際に再び赤旗提示。
コース清掃などを行った後、4時15分からGT500の専有セッションが開始された。

しかしGT300専有セッションの途中から霧雨が降り始めたため、ウェット宣言が出され、ここで
のタイム更新は非常に困難であり、結局混走時に#6エッソの出したタイムがこのセッションでの
ベストとなり、予選1回目でもトップだった#6エッソのポールポジションが確定した。

JGTC第2戦の決勝は、5月23日(日)午後2時25分より、81周で行われる。
2004年5月22日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選2回目 天候:雨/コース:ウェット
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers-------------BestTime(WH)
 1   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田          1'20.860(30)
 2  37 500 DYNACITY トムス スープラ         コートニー/片岡    1'20.869
 3  22 500 モチュールピットワーク Z         影山/クルム        1'20.908(20)
 4  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒            1'21.005(10)
 5   1 500 ザナヴィニスモ Z                 本山/ライアン      1'21.066(60)
 6  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ    1'21.267
 7  18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ    1'21.288(+1)
 8  12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出    1'21.474(10)
 9   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤          1'21.657(+1)
10 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤          1'21.803(+1)
11  39 500 デンソー サードスープラ GT       デュフォア/クート  1'21.957
12  35 500 イエローハットYMSスープラ        服部/脇阪          1'23.189(10)
13   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7          山路/井入          1'24.183
14  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口          1'24.236(15)
15  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360      松田/菅            1'24.275
16  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田          1'24.376
17  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木          1'24.397(30)
18   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス        1'25.012
19  10 300 JIM Gainer アドバンF360          田中/余郷          1'25.095(30)
20  43 300 ARTA Garaiya                     新田/高木          1'25.227(20)
21   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R   玉中/三船          1'25.254
22  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤          1'25.458(+1)
23  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ    柳田/尾本          1'25.528(+1)
24  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ      木下/星野          1'25.657
25  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ   小林/谷川          1'25.902(+1)
26  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU/吉本         1'25.921(20)
27  17 300 エスペリア Kosei セリカ          長島/松永          1'26.055(+1)
28   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX  高橋/渡辺          1'26.293(+1)
29  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ        井上/宮川          1'26.587
30  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤        1'27.000(10)
31 112 300 ARKTECH ADVAN GT3                澤/堤              1'27.103
32  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R     井尻/山岸          1'27.122
33  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内          1'27.309
34  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井          1'28.084
35   9 300 ADVAN K-STADIUM MT               清水/細川          1'28.807
36  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ    石橋/ヒロミ        1'29.531
37 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     高見沢/砂子        1'29.656
38 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4        飯島/大井          1'29.906
39  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー    1'33.948(+1)
40  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー    1'29.903(+1)
41  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ         光貞/植松          出走せず
42  88 500 JLOC ムルシエRG-1                山西/WADA-Q        出走せず

全日本GT選手権

JGTC第2戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 予選1回目


視界をさえぎる霧をものともしない快走だ(Photo:K.Takeshita)

全日本GT選手権第2戦SUGO GT CHAMPIONSHIPの予選一回目が5月22日午前11時より行われ、
GT500クラスは#6エッソウルトラフロースープラが1分19秒259で、GT300は#16M-TEC NSX
がコースレコードとなる1分24秒336を叩き出して暫定ポールを獲得した。

台風2号の影響からか、公式予選日のスポーツランド菅生は朝から時折霧雨が降り、
コース全体が霧に包まれていた。
特に霧による視界不良でスケジュールの遅滞が懸念されたが、GTの予選一回目は無事
定刻に開始された。
セッション開始前にウェット宣言が出されたもののコースはほぼドライといっていい
状態で、各車走り出しは慎重ながら次第にペースを上げていく。
GT500クラス専有時間の序盤は#32EPSON NSXと#3G'ZOX・SSR・ハセミ Zがトップタイム
を更新しあっていたが、開始10分を過ぎた辺りから徐々にスープラ勢が上位に上がっ
てきて、#37DYNACITY トムス スープラ、#38auセルモスープラ、#25ECLIPSE ADVAN
スープラらが次々にトップタイムを更新していくと、最後にそれまで後方に沈んで
いた#6エッソが一気にトップに躍り出た。
対するニッサン勢は#22モチュールピットワーク Zと#12カルソニック IMPUL Zが4、5位
を占めたが、前回優勝でウェイトハンデ60kgを背負う#1ザナヴィニスモ Zは10位に留まり、
#3ハセミZは結局11位。NSX勢はここでも苦戦が続き、最高位は#32EPSON NSXの9位が
精一杯だった。

GT300クラスではTIに引き続いて#16M-TEC NSXがここでも速く、GT500のフェラーリ550
をも上回る1分24秒336のコースレコードを樹立してトップに。以下、#19ウェッズスポ
ーツセリカ、#31A'PEX i-mobisess MR-S、#63LEYJUNダンロップ320Rらがあとに続く。
専有セッション終了間際にその#31号車がSPアウトでスピンアウト。ここで赤旗が提示
されてセッションは終了となり、約10分のインターバルの後に混走セッションから再開
することとなったが、ここでは目立ったタイムアップもなく、結局#6、#16の暫定ポール
が確定した。

予選第二回目は今日午後3時から行われる予定だ。
2004年5月22日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選1回目 天候:曇り/コース:セミウェット
-P--No.Cl.-Car------------------------------Drivers-------------BestTime(WH)
 1   6 500 エッソウルトラフロースープラ     脇阪/飯田          1'19.259(30)
 2  38 500 auセルモスープラ                 立川/荒            1'19.323(10)
 3  25 500 ECLIPSE ADVAN スープラ           織戸/シュワガー    1'19.446(+1)
 4  22 500 モチュールピットワーク Z         影山/クルム        1'19.598(20)
 5  12 500 カルソニック IMPUL Z             トレルイエ/井出    1'19.618(10)
 6  39 500 デンソー サードスープラ GT       デュフォア/クート  1'19.892
 7  36 500 WOODONE トムススープラ           土屋/アピチェラ    1'19.906
 8  37 500 DYNACITY トムス スープラ         コートニー/片岡    1'19.936
 9  32 500 EPSON NSX                        松田/ロッテラー    1'19.967(+1)
10   1 500 ザナヴィニスモ Z                 本山/ライアン      1'20.289(60)
11   3 500 G'ZOX・SSR・ハセミ Z             金石/コマス        1'20.306
12  35 500 イエローハットYMSスープラ        服部/脇阪          1'20.358(10)
13   8 500 ARTA NSX                         金石/伊藤          1'20.423(+1)
14  18 500 TAKATA童夢NSX                    道上/フィリップ    1'20.484(+1)
15 100 500 RAYBRIG NSX                      中野/加藤          1'20.835(+1)
16  16 300 M-TEC NSX                        山野/八木          1'24.336(30)
17  21 500 フェラーリ550GTSマラネロ         光貞/植松          1'24.763
18  11 300 JIM RodeoDrive アドバンF360      松田/菅            1'24.872
19  19 300 ウェッズスポーツセリカ           青木/谷口          1'25.081(15)
20  31 300 A'PEX i-mobisess MR-S            田中/松田          1'25.121
21  63 300 LEYJUNダンロップ320R             OSAMU/吉本         1'25.143(20)
22  43 300 ARTA Garaiya                     新田/高木          1'25.232(20)
23  10 300 JIM Gainer アドバンF360          田中/余郷          1'25.300(30)
24   7 300 雨宮アスパラドリンクRX7          山路/井入          1'25.311
25  52 300 プロジェクトμ太陽石油セリカ      竹内/西澤          1'25.373(+1)
26  30 300 RECKLESS MR-S                    佐々木/後藤        1'25.588(10)
27  81 300 シーウエストダイシンアドバンZ    柳田/尾本          1'25.638(+1)
28  80 300 エンドレスダイシンアドバンZ      木下/星野          1'25.899
29   5 300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R   玉中/三船          1'26.297
30  77 300 クスコスバルADVAN インプレッサ   小林/谷川          1'26.321(+1)
31  17 300 エスペリア Kosei セリカ          長島/松永          1'26.469(+1)
32  20 300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ        井上/宮川          1'26.641
33 111 300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT4        飯島/大井          1'27.021
34   2 300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX  高橋/渡辺          1'27.170(+1)
35 * 9 300 ADVAN K-STADIUM MT               清水/細川          1'27.374
36  72 300 アドバンBOROポルシェ             平川/城内          1'27.507
37 112 300 ARKTECH ADVAN GT3                澤/堤              1'27.604
38  26 300 エンドレスタイサンADVAN GT3R     井尻/山岸          1'27.663
39 910 300 高見沢整骨院アドバンポルシェ     高見沢/砂子        1'27.805
40  51 300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア     加藤/筒井          1'27.855
41  70 300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ    石橋/ヒロミ        1'29.433
    88 500 JLOC ムルシエRG-1                山西/WADA-Q        出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
参加台数:42台  出走台数:41台

*No.9のドライバー清水剛は、ダブルチェッカーにより罰金30,000円を課す。

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿/ラリーアートニュース

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                  スーパー耐久シリーズ2004  第3戦
          中谷明彦選手組三菱ランサー(クラス2)が破竹の開幕3連勝!
        小川日出生選手(CMSC山形)組三菱ランサーも3位表彰台を獲得
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<結果><クラス2>
順  位  ドライバー  車  両  タイム(周回数)予選順位
1  中谷明彦/木下隆之組  三菱ランサーエボリューション
3時間31分27秒084(80周)予選順位1

2  小泉和寛/菊地  靖組  スバル・インプレッサ
3時間32分48秒348(80周)予選順位5

3  小川日出生(CMSC山形)/福山英朗(CMSC山形)/砂子塾長組
三菱ランサーエボリューション  3時間32分55秒368(80周)予選順位8

4  村田信博(CMSC栃木)/小暮吉則/中村真一郎組
三菱ランサーエボリューション  3時間32分54秒188(79周)予選順位4

5  富枡朋広/関  豊組  三菱ランサーエボリューション
3時間32分11秒544(78周)予選順位3

6  朝倉貴志/細野智行/朝倉宏志組(CMSC栃木)
三菱ランサーエボリューション  3時間32分48秒705(78周)予選順位7

*CMSC(コルトモータースポーツクラブ)は、三菱車愛好者を中心としたJA
F登録クラブで、東京の本部(会長:木全  巖)および全国24支部(各々独立J
AF登録クラブ)から構成され、現在約700名の会員が活躍しています。
***************************************************************************

<開催概要>
1.開催日      5月15日(土)公式予選  16日(日)  決勝
2.開催地      三重県鈴鹿市  「鈴鹿サーキット国際レーシングコース」
3.周回数      82周(1周5.807km)
4.参加台数    51台(決勝レース出走    48台、完走  41台)
5.観客数      15日=10,000人/16日=10,000人

クラス1(3501cc~)    6台
クラス2(2001~3500cc)4WD  11台(三菱ランサー9台)
クラス3(2001~3500cc)2WD  11台
クラス4(~2000cc)  16台
グループNプラス・クラス      7台
※スーパー耐久シリーズ・技術規則第8条に従った車両


スーパー耐久シリーズ  2004の第3戦「SUPER耐久SUZUKA300‐
miles」が、5月15日(土)~16日(日)に三重県鈴鹿市の「鈴鹿サー
キット国際レーシングコース」(1周5.807km)で開催された。今大会に
は51台ものエントリーがあり、クラス2には11台が参加。このうち三菱ラン
サーエボリューションは9台と大勢を占めた。

15日の天候は晴れときどき曇り。
午前10時から行われたA・B両ドライバーの予選通過可否を判定する公式ドラ
イバー予選はドライコンディションのもとで出走した51台中50台が基準タイ
ムをクリア。続いて午後1時20分からの決勝グリッド順を決定する公式グリッ
ド予選でクラス2では三菱ランサーエボリューションVIII  MRを駆る中谷
明彦/木下隆之組ランサーはクラス1勢に分け入る2分15秒066のコースレ
コードを記録。今季開幕以来3戦連続のポールポジションを総合5番手の好タイ
ムで獲得した。また、富枡朋広/関豊選手組が3番手、村田信博(CMSC栃木)
/小暮吉則選手組が4番手など三菱ランサーは上位10台中8台を占めた。

16日は朝から小雨が断続的に降るウェットコンディション。午後1時36分に
ローリングスタートが切られると中谷組三菱ランサーは滑りやすい路面をものと
もせず4WD+ACD、AYC、スポーツABSなどランサーエボリューション
VIII  MRの誇る最新電子制御デバイスを利して快走。先行するクラス1車
両をパスして4周目には総合2位、そして15周目の1コーナーで総合トップに
浮上すると、その活躍ぶりにグランドスタンドからは大歓声があがった。その後、
雨脚が弱まった路面状況にタイヤを持たせるべく25周目に総合首位の座は明け
渡したが、37周目にはクラストップを堅持したままドライバー交代。さらに2
回目のピット作業で浅溝タイヤに交換したところ再び雨脚が強まり、コースアウ
ト車両の続出する状況となったが、これを安定したペースで走り切ると、クラス
1車両を従えて総合3番手でチェッカー。開幕以来3戦連続ポール・トゥ・ウィ
ンという圧倒的な強さを見せつけた。一方、小川日出生選手(CMSC山形)組
(三菱ランサー)は8番手グリッドからのスタートながら8周目には早くもクラ
ス4番手まで躍進。 さらに富枡選手組、村田選手組をパスすると中盤のピット作
業をはさんで2番手をキープした。

しかし、終盤2度目のピット作業を機に小泉和寛選手組(スバル・インプレッサ)
が先行し、3位でチェッカーを受けた小川選手組は今季2度目の表彰台でランキン
グ3位の座を守った。
なお、総合優勝は竹内浩典選手組のポルシェGT3クラブスポーツ(クラス1)で
あった。

★第3戦終了時のシリーズポイント(全8戦有効)<クラス2>
1位  中谷明彦組(三菱ランサー)60
2位  小泉和寛組(スバル・インプレッサ)35
3位  小川日出生組(CMSC山形・三菱ランサー)33
4位  吉田寿博組(スバル・インプレッサ)27
5位  朝倉貴志組(CMSC栃木・三菱ランサー)26
6位  冨桝朋広組(三菱ランサー)18
7位  村田信博組(CMSC栃木・三菱ランサー)14
8位  関根基司組(三菱ランサー)8
9位  大澤  学組(スバル・インプレッサ)6

◆ラリーアートニュースの詳細は下記をご覧ください。
ラリーアート Web Site

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿/SUBARU WRC エクスプレス


スーパー耐久シリーズ2004 第3戦
「スーパー耐久・鈴鹿300マイル 」 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■開催月日:2004年5月15-16日
■開催場所:鈴鹿サーキット
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

◇ hpi・racing IMPREZAが我慢の走りで2位
  2戦連続表彰台を獲得!!

スーパー耐久シリーズ2004第3戦は、5月15~16日に三重県の鈴鹿サーキットで開催
され、クラス2に出場した小泉和寛/菊地靖組の#86 hpi・racing IMPREZAはクラス
2位で2戦連続の表彰台を獲得。
また、吉田寿博/清水和夫組の#2FUJITSUBO IMPREZAは31周で無念のリタイア、ノー
ポイントとなった。

【公式予選】
15日の予選日。午前中に行われたドライバーズ予選では、クラス2の全ドライバー
が無事通過。決勝グリッドを決めるグリッド予選が13時20分から始まった。最初の
20分間はクラス1/2/GN+の走行枠。

まず中盤に#86インプレッサの菊地が2分18秒553でクラス3位につけた。残り4分の
時点で連勝中の#11ランサーが2分15秒066のコースレコードでクラストップに立っ
た。終了間際に#2インプレッサの吉田が2分15秒839と昨年より1秒速いタイムをマー
クするも、クラストップは奪えず2位となった。
#86インプレッサは14時からの全車走行枠でタイムアップを狙いコースへ出たが、
結局かなわずクラス5位で予選は終了した。

【決勝】
前夜から降り出した雨は決勝日の朝になっても降り続き、フリー走行ではなんと#2
インプレッサがクラストップ/総合2位、#86インプレッサもクラス2位/総合5位のタ
イムを叩き出した。レインコンディションにおけるインプレッサのシンメトリカル
AWDシステム、そしてダンロップタイヤとのマッチングの良さは強力な武器となり
そうだ。

13時35分に48台のマシンが白い水しぶきを上げながらスタートした。
序盤からポジションアップが期待されたインプレッサ勢だが、予想以上にコース上
の水量が多く、なかなか思うように走行できない。
#2インプレッサの清水は一時クラス5位までポジションダウンを喫したが、15周あ
たりから雨が弱まりコースコンディションが回復してくると、徐々に挽回して24周
目にはクラス2位を奪回。しかしこのころには#11ランサーは総合トップを走ってお
り、その差は1分以上もあった。清水は28周目に総合の最速ラップを刻み、追撃態
勢が整ったかにみえたが、30周目に周回遅れの車両を追い抜こうとして接触。その
ままコースアウトしてクラッシュしてしまった。
清水はすぐにコース復帰し、翌周にはマシンをコントロールできない状態ながら何
とかピットインしたものの、既に左リヤのサスペンションアームは折れており、リ
タイアを決断せざるを得なかった。

いっぽう#86インプレッサの菊地は雨量が少なくなると徐々にペースを上げてポジ
ションアップ。チームメイトのリタイアのころにはクラス4位まで挽回していた。
そして42周目にはクラス2位までポジションを上げてピットイン。ドライバーは小
泉へ。F3以来10年ぶりに鈴鹿のレースを走る小泉はすぐに3位#3ランサーを抜きク
ラス3位、表彰台の圏内に。
さらに65周目にクラス2位の#20ランサーが2回目のピットインをすると堂々クラス2
位へ躍り出た。
そして逆転はならなかったが、一時は周回遅れにされていたクラストップの#11ラ
ンサーとの差を1分20秒差まで詰めて、クラス2位/総合5位のチェッカー。これで小
泉/菊地のコンビは、2戦連続で表彰台を獲得してシリーズポイント2位に浮上した。


■決勝最終結果:クラス2
Pos.   No.   Driver   Car Name   Laps   Time/Diff
1 #11 中谷明彦/木下隆之              アドバンテージFromA MR  80 3:31'27.084
2 #86 小泉和寛/菊地 靖              hpi・racing IMPREZA     80  +1'21.264
3 #20 小川日出生/福山英朗/砂子塾長  RSオガワADVANランサー   80  +1'28.284
4 #3  村田信博/小暮吉則/中村真一郎  FINA ENDLESS ADVAN 座間   79  1Lap
5 #6  冨桝朋広/関 豊                ファルケン☆ランサーエボVIII 78  2Laps
6 #26 朝倉貴志/細野智行/朝倉宏志  エンドレスアドバンTMCランサー  78  2Laps
7 #30 関根基司/大野尊久/杉本龍生    RSオガワADVANランサー        78  2Laps
8 #12 竹島徹/島田和樹/寺下昌宏
                      Qs'インテークマジックプロ ijakADVANエボVIII  72  8Laps

◆スバルモータースポーツの詳細は下記WEBサイトをご覧ください。
[スバルモータースポーツマガジン]

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿/NISMOモータースポーツニュースフラッシュ


スーパー耐久シリーズ2004 第3戦
「スーパー耐久・鈴鹿300マイル」 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
■月日:2004年5月15-16日
■場所:鈴鹿サーキット
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

■モバイルキャスト アドバンZ 2連勝を飾りポイントリーダーに!!

スーパー耐久シリーズ第3戦は5月15~16日、鈴鹿サーキットで開催され、クラス3
(排気量2001cc~、2WD)で第2戦に続き星野一樹/井出有治組のモバイルキャストア
ドバンZがクラス優勝を遂げた。

【公式予選】
15日の朝は、気温23℃の爽やかな晴天。ドライバーの基準タイムクリアをチェック
する「ドライバー予選」は10時から行われ、Zのドライバー全員が無事通過した。
13時20分からの決勝グリッドを決める「グリッド予選」。13時40分~14時のクラス
3,4の走行枠で、まず#88 Zの小林が2分17秒070でクラストップに立った。続いて
#245 Zの星野が2位につけた。
開始10分で今度は#19 Zの牧田が2分16秒264でトップを奪った。
#23 Zの尾本は4位につけ、これでZがトップ4を独占。そのまま全車の予選走行枠に
突入した。#245 Zは井出がアタックして2分16秒459へタイムアップし、2位に浮上。
これにより、1位 #19 Z、2位 #245 Z、3位 #88 Z、4位 #23 Zという結果になり、
表彰台独占を期待させた。

【決勝】
16日の朝は、前夜から降りだした雨が降り続いた。13時35分に水煙を上げながら48
台の車両がスタート。#245 Zの井出が1周目にクラストップに立ち、#88 Zの小林、
#23 Zの山田が続いた。クラスポールからスタートした#19 Zの牧田は、吸気系に水
が入り、エンジンがミスファイアを起こしてペースダウン。予定外のピット作業を
2回行うことになった。
2位の#88 Zにも同様のトラブルが起こり小林もペースダウン。これで#23 Zが2位に
浮上した。
ところが、15周目の1コーナーで#23 Zがコースアウト。また追い越し禁止区間の追
い越しのためにペナルティストップが課せられることになった。さらに、この#23
Zにも#19 Z、#88 Z同様のトラブルが発生し、ペースが上げられない。序盤からZに
は試練のレースになった。

そのような状況でも#245 Zの井出は安定した走行を続け、40周目には総合7位を走
行。他車両のピットインもあり総合5位までポジションを上げ44周で星野に交代し
た。星野はステディに周回を続け2位の#79 NSXに1分以上の差をつけチェッカー。
星野/井出のコンビは2戦連続のクラス優勝を遂げ、クラス2のポイントリーダーに
躍り出た。
なお、#88 Zは4位、#23 Zは6位、#19 Zは9位だった。

■星野一樹選手(#245モバイルキャスト アドバンZ、クラス優勝)
「井出先輩が頑張ってマージン作ってくれたので楽でした。練習走行ではヘマやっ
  てコースアウトしてへこんでいたんですが、レースでは絶対に頑張ろうと思って
  いました。とにかく飛び出さないように気をつけて走りました」

■RACE RESULTS-Class 3
Pos(Overall)--Machine--Lap--Driver
1(10) #245 モバイルキャスト アドバンZ 79 星野一樹/井出有治
2(15) #79 TAITEC ADVAN NSX             79 酒井美晃/細川慎弥
3(16) #27 FINA ADVAN M3                78 古谷直広/筒井克彦
4(18) #88 ZOIL コムセント Z33          78 小林且雄/藤井誠暢
5(23) #7 MAKERS hart RX-7              77 山崎 学/加藤正将/白井 剛
6(25) #23 C-WEST ORC アドバン Z        77 尾本直史/山田英二
7(27) #14 エンドレスアドバンRX-7       77 杉林健一/山口英光/入口秀輝
8(35) #83 BP ADVAN NSX                 74 古橋 譲/玉本幸一/小林正吾
9(38) #19 TC-KOBE・MAXレーシングZ33    72 輿水敏明/牧田克哉

◆ニスモモータースポーツの詳細は「NISMO official web site」をご覧下さい。

スーパー耐久

スーパー耐久ポイントランキング(第3戦終了時)

スーパー耐久ポイントランキング
全8戦中3戦終了
Class1
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 33 1 竹内 浩典 田中 哲也   FALKEN☆PORSCHE 20 10 20           50
2 1 1 木下 みつひろ 青木 孝行   ADVAN・KONDO ポルシェ 15 20 12           47
3 25 1 谷口 信輝 織戸 学   ADVAN DG ゼナドリンGT3 12 15 15           42
4 24 1 堤 明彦 井上 貴志 影山 正美 PCJ ADVAN PORSCHE 10 8 10           28
5 45 1 羽根 幸浩 佐藤 晋也   グースネック・アドバンポルシェ DNQ 12 DNC           12
6 32 1 藤田 明 松田 秀士 原 幸雄 PCJ ファルケン ポルシェ DNC DNQ 8           8
Class2
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 11 2 中谷 明彦 木下 隆之   三菱アドバンテージランサーMR 20 20 20           60
2 86 2 小泉 和寛 菊池 靖   hpi・racing IMPREZA 8 12 15           35
3 20 2 小川 日出生 福山 英朗 砂子 塾長 RSオガワADVANランサー 15 6 12           33
4 2 2 吉田 寿博 清水 和夫   FUJITSUBO IMPREZA 12 15 DNC           27
5 26 2 朝倉 貴志 細野 智行 朝倉 宏志 エンドレスアドバンTMCランサー 10 10 6           26
6 6 2 冨桝 朋広 関 豊   ファルケン☆ランサーエボVIII 2 8 8           18
7 3 2 村田 信博 小暮 吉則 中村 真一郎 フィナエンドレスアドバンコルト DNC 4 10           14
8 30 2 関根 基司 大野 尊久 杉本 龍生 RSオガワADVANランサー 4 DNQ 4           8
8 59 2 大澤 学 福田 淳   TOWA INTECインプレッサ 6 - -           6
10 16 2 川口 正敬 小松 一臣 岡 滋人 ディクセルADVANランサー 3 DNQ -           3
10 12 2 竹島 徹 島田 和樹 寺下 昌宏 Qs'インテークマジックプロijakADVANエボⅧ - - 3           3
  56 2 松本 達哉 松浦 俊之   NUTECダンロップランサー DNS - DNC           0
Class3
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 245 3 星野 一樹 井出 有治   モバイルキャスト アドバン Z 8 20 20           48
2 23 3 尾本 直史 山田 英二   C-WEST ORC アドバン Z 20 15 6           41
3 27 3 古谷 直広 筒井 克彦   FINA ADVAN M3 15 10 12           37
4 14 3 杉林 健一 山口 英光 入口 秀輝 エンドレス アドバン RX-7 10 6 4           20
5 79 3 酒井 美晃 細川 慎弥   TAITEC ADVAN NSX DNC 3 15           18
6 19 3 輿水 敏明 牧田 克哉   TC-KOBE・MAX・Z33 12 4 2           18
7 88 3 小林 且雄 藤井 誠暢   ZOILアドバンコムセントZ - 8 10           18
8 15 3 長島 正明 長島 正興 植松 忠雄 レーシングスパルコ ディクセル RX-7 DNC 12 -           12
9 83 3 古橋 譲 玉本 秀幸 小林 正吾 BP ADVAN NSX 6 DNC 3           9
10 7 3 山崎 学 加藤 正将 白井 剛 MAKERS hart RX-7 DNQ DNQ 8           8
  61 3 小幡  弘 小原 健一 柳田 雄幸 グラムライツ DLRCBRX7 - DNQ DNC           0
Class4
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 96 4 岡田 秀樹 伊藤 大輔   FORWARD 4 15 20           39
2 10 4 中川 隆正 渡辺 明 根本 満 ADVANベルノ東海ムーヴDC 3 20 12           35
3 81 4 佐々木 孝太 井入 宏之   HOT ROD CRUE YH 20 12 DNC           32
4 18 4 浅野 武夫 笠原 智行 水書 健司 ホンダ インテグラ 15 6 4           25
5 73 4 山本 すばる 前嶋 秀司   ロイヤルハウスA-ONE・u・DC5 DNC 8 15           23
6 82 4 植田 正幸 阪口 良平 古谷 尚樹 DELPHI ADVAN DC5 10 3 8           21
7 21 4 WADA-Q 高橋 毅   クムホ エクスタS2000 12 2 DNC           14
8 69 4 梅本 淳一 長野 賢也   J'S RACING ADVAN S2000 1 10 -           11
8 39 4 赤星 陽太郎 戸田 哲史   UNITED ADVAN S2000 DNC DNC 10           10
10 67 4 長井 麻殊 内山 慎也 松原 浩二 YAMATO YH DC5 8 - -           8
11 100 4 嶋村 馨 八木 宏之 津久井 正純 カストロールアドバンS2000 6 - -           6
11 913 4 日部 利晃 谷川 達也   K-Stadium ADVAN DNC DNQ 6           6
13 58 4 佐藤 衛 宮澤 勝 斎藤 多聞 モンドスピードDL S2000 2 4 0           6
14 77 4 磯田 尚孝 ヒロミ   フィールズ C-WEST アドバン DC5 DNC 1 3           4
15 87 4 金森 敏一 星野 薫   RISO・BP インテグラ DNQ DNQ 2           2
16 29 4 谷口 美穂 谷口 いづみ   オベロン読売江東理工専μDC5 DNQ - 1           1
  95 4 ピストン西沢 クラゴン   BP J-WAVE AP1ED 0 - -           0
  4 4 太田 重蔵 見並 秀文 深沢 雅文 BRIDEアドバン インテグラ DNC DNQ 0           0
  98 4 田嶋 栄一 加藤 寛規   Mooncraft S2000 DNC - -           0
  89 4 福田 よしのぶ 赤鮫 オヤジ   EXEDY SHOW-UP インテグラ - - DNC           0
ClassN+
Pos No Cls Driver Car 1 2 3 4 5 6 7 8 総P
1 37 N+ 影山 正彦 番場 琢   Kosei SPIRIT ALTEZZA 20 15 12           47
2 36 N+ 黒澤 琢弥 樋口 統也   MAZIORA SPIRIT ALTEZZA 10 20 15           45
3 55 N+ 峰尾 恭輔 横溝 直輝   ARTA FOS アルテッツア 15 12 10           37
4 54 N+ 山内 伸弥 浅見 武   ADVANアンクルインテグラ 12 10 4           26
5 5 N+ 光貞 秀俊 吉本 大樹   5ZIGEN ACCORD DNQ - 20           20
6 38 N+ 藤田 孝博 山口 明 平田 くわがた ネッツ大分アクレアルアルテッツア - - 8           8
7 17 N+ 田中 篤 石川 朗   キーパーwith☆RUNup DNC - 6           6
****************************************************************************************************************
* 各クラス1位から10位までに 20-15-12-10-8-6-4-3-2-1 のポイント
* 24時間レースのポイントは 30-23-18-15-12-9-6-5-3-2
* 優勝車の70%以上の周回数を完走とする(小数点以下切り捨て)
* 各クラスの順位は全8戦の得点合計による
* ポイント対象のマシンは、Aドライバーと車両名称の両方で特定する
 どちらか一方でも変更された場合は別チーム扱いとなる
* DNQ:予選落ち DNS:出走できず DNC:完走できず DQ:失格

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿300マイル 決勝


会心の優勝を飾ったFALKEN PORSCHE (Photo: K.Takeshita)

 スーパー耐久選手権は16日、三重県の鈴鹿サーキットにて第3戦スーパー耐久鈴鹿300マイルを行いクラス1のFALKEN PORSCHE(竹内浩典/田中哲也組)が雨の中82周を走りきり優勝した。クラス2はアドバンテージFrom A MR(中谷明彦/木下隆之組)が、クラス3はモバイルキャストアドバンZ(星野一樹/井出有治組)が、クラス4はFORWORDスプーンED(岡田秀樹/伊藤大輔組)が、グループN+は5ZIGEN ACCORD(光貞秀俊/吉本大樹組)がそれぞれ優勝した。

 早朝から降り出した雨は、正午前から小康状態を保っていたがスーパー耐久決勝の始まる午後1時過ぎから再び強くなってきた。この雨はレース20周を過ぎた頃から一旦は止むも中盤を過ぎるあたりから小降りに、レース終盤には再び強くなるという状況で各チーム、タイヤ選択に頭を悩まし、足元をすくわれてコースアウトするマシンも続出、レース展開を大きく左右する要因となった。

 強い雨の中、スタートでトップに立ったのは、ポールポジションの#25 ADVAN DG ゼナドリンGT3。以下、2位は#33 FALKEN PORSCHE、3位#1 ADVAN KONDO エンドレスポルシェと続く。しかし、レース序盤のハイライトは、クラス2の#11 アドバンテージFrom A MRの大躍進だった。雨の中、クラス1を上回るタイムでポルシェを追いかけまわし、#33 FALKEN PORSCHE、#1 ADVAN KONDO エンドレスポルシェを序盤でパスし2位に上がるとトップの#25 ADVAN DG ゼナドリンGT3に迫る。焦った#25 ADVAN DG ゼナドリンGT3は15周目に1コーナー先でスピン、ついに#11 アドバンテージFrom A MRがトップに立った。観衆からは大歓声が上がる。

 20周を過ぎるあたりから雨足も弱くなり雨は一旦あがった。こうなるとアドバンテージFrom A MRランサーは辛い。26周目には#33 FALKEN PORSCHEと#1 ADVAN KONDO エンドレスポルシェに相次いでパスされ3位に後退。

 雨が弱くなるとクラス1では唯一浅溝タイヤを選択している#33 FALKEN PORSCHEが速い。タイヤ交換の前にトップに立つとピットインで再び浅溝タイヤを選択、ピットアウト後も一度もトップを譲ることなくぶっちぎりのトップでチェッカーを受けた。2位は1分32秒遅れて#25 ADVAN DG ゼナドリンGT3。アドバンのレインタイヤはちょい濡れの路面では辛いようだ。3位はトラブルでピットインしピット作業に時間がかかり大きく後退したポイントリーダーの#1 ADVAN KONDO エンドレスポルシェが入った。

 クラス2の優勝は一時総合のトップを走った#11 アドバンテージFrom A MR、クラス3は前戦のハイランドに続き2連勝のモバイルキャストアドバンZ、クラス4は#10 ADVANベルノ東海ムーブDCのコースアウト後トップに立ち逃げ切った#96 FORWORDスプーンEDが、グループN+は5ZIGEN ACCORDがそれぞれ優勝した。

(スタート時点 気温19度・路面温度20度)

クラス1優勝 #33FALKEN PORSCHE(竹内浩典/田中哲也組)
田中哲也「朝のフリーでトップタイムが出たので、鈴木さん(監督)がそれで行った方が良いという攻めの判断で、ヘビーではないレインタイヤを選択しました。雨が多いと、ハイドロがきつくて厳しかったです。みんな最後は浅溝のタイヤを履いていたので、僕たちがとった方法がベストだったのかなと思っています。これで2勝できましたし、いい感じですね。(開幕戦は表彰の後で結果が変わったので)今回は会心の優勝ですね(笑)」

2004年5月16日 鈴鹿サーキット(三重県) 決勝 天候:雨/コース:ウェット
スーパー耐久鈴鹿300マイル -RIJ- (2004/05/16) Weather:Rainy Course:Wet
2004 Super Taikyu Series Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
PosNoClsP Car/TypeDriverLapTime/Bihind
13311 FALKEN PORSCHE
 911JGN
竹内 浩典
田中 哲也
823:31'23.843
22512 ADVAN DG ゼナドリン GT3
 911JGN
谷口 信輝
織戸 学
821'32.689
3113 ADVAN KONDO エンドレスポルシェ
 911JGN
木下 みつひろ
青木 孝行
802Laps
41121 アドバンテージ From A MR
 CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
802Laps
58622 hpi・racing INPREZA
 GDB
小泉 和寛
菊地 靖
802Laps
62414 PCJ ADVAN PORSCHE
 911JGN
堤 明彦
井上 貴志
影山 正美
802Laps
72023 RSオガワアドバンランサー
 CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
802Laps
85N+1 5ZIGEN ACCORD
 CL7
光貞 秀俊
吉本 大樹
793Laps
9*36N+2 MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
 SXE10
黒澤 琢弥
樋口 統也
793Laps
1024531 モバイルキャスト アドバン Z
 Z33
星野 一樹
井出 有冶
793Laps
1137N+3 Kosei SPILIT ALTEZZA
 SXE10
影山 正彦
番場 琢
793Laps
12324 FINA ENDLESS ADVAN 座間
 CT9A
村田 信博
小暮 吉則
中村 真一郎
793Laps
1355N+4 ARTA FOS アルテッツア
 SXE10
峰尾 恭輔
横溝 直輝
793Laps
1438N+5 ネッツ大分アクレアルアルテッツア
 SXE10
藤田 孝博
山口 明
平田 くわがた
793Laps
157932 TAITEC ADVAN NSX
 NA-2
酒井 美晃
細川 慎弥
793Laps
162733 FINA ADVAN M3
 BMW M3
古谷 直広
筒井 克彦
784Laps
17625 ファルケン☆ランサーEVOⅧ
 CT9A
冨桝 朋広
関 豊
784Laps
188834 ZOIL アドバン コムセント Z33
 Z33
小林 且雄
藤井 誠暢
784Laps
193215 PCJ アドバン ポルシェ
 911JGN
藤田 明
松田 秀士
原 幸雄
784Laps
202626 エンドレス アドバン JMCランサー
 CT9A
朝倉 貴志
細野 智行
朝倉 宏志
784Laps
213027 RSオガワアドバンランサー
 CT9A
関根 基司
大野 尊久
杉本 龍生
784Laps
229641 FORWARD スプーン ED
 AP1
岡田 秀樹
伊藤 大輔
784Laps
23735 MAKERS hart RX-7
 FD3S
山崎 学
加藤 正将
白井 剛
775Laps
247342 ロイヤルハウスADVANエーワンμDC5
 DC5
山本 すばる
前嶋 秀司
775Laps
25*2336 C-WEST ORC アドバンZ
 Z33
尾本 直史
山田 英二
775Laps
2617N+6 キーパーwithRUNup
 DC5
田中 篤
石川 朗
775Laps
271437 エンドレス アドバン RX-7
 FD3S
杉林 健一
山口 英光
入口 秀輝
775Laps
281043 ADVANベルノ東海ムーブDC
 DC5
中川 隆正
渡辺 明
根本 満
775Laps
293944 UNITED ADVAN S2000
 AP1
赤星 陽太郎
戸田 哲史
766Laps
308245 デルファイADVAN DC5
 DC5
植田 正幸
阪口 良平
古谷 直樹
766Laps
3191346 K-Stadium飛燕ADVAN
 DC5
日下 利晃
谷川 達也
瀬川 大輔
766Laps
321847 コスモソニック 21 FKインテグラ
 DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書 健司
757Laps
337748 フィールズC-WESTアドバンDC5
 DC5
磯田 尚孝
小園 ひろみ
757Laps
348749 RISO・BP DC5
 DC5
金森 敏一
星野 薫
748Laps
358338 bp ADVAN NSX
 NA-2
古橋 譲
玉本 秀幸
小林 正吾
748Laps
3629410 オベロンμ読売江東理工専DC5
 DC5
谷口 美穂
谷口 いずみ
739Laps
371228 Qs'インテークマジックプロijakADVANエボⅧ
 CT9A
竹島 徹
島田 和樹
寺下 昌宏
7210Laps
381939 TC-KOBE・MAXレーシングZ33
 Z33
輿水 敏明
牧田 克哉
7210Laps
39*54N+7 ADVANアンクルインテグラ
 DC5
山内 伸弥
浅見 武
7111Laps
4058411 モンドスピード DL S2000
 AP1
佐藤 衛
富澤 勝
斉藤 多聞
6913Laps
414412 BRIDEアドバンベルノ東海DC5
 DC5
太田 重蔵
見並 秀文
深沢 雅文
6616Laps
-------- 以上認定順位 --------
-214- クムホタイヤ・エクスタS2000
 AP1
和田 久
高橋 毅
3547Laps
-*22- FUJITSUBO IMPREZA
 GDB
吉田 寿博
清水 和夫
3151Laps
-451- グースネック・アドバン・ポルシェ
 911JGN
羽根 幸浩
佐藤 晋也
2359Laps
-894- EXEDY SHOW-UP インテグラ
 DC5
福田 よしのぶ
赤鮫 オヤジ
1765Laps
-814- HOT ROD CRUE YH
 DC5
佐々木 孝太
井入 宏之
775Laps
-*562- ラリーアートピット京都ランサー
 CT9A
松本 達哉
松浦 俊之
676Laps
-613- グラムライツDLアドテックRCBRX7
 FD3S
小幡 弘
Guts 城内
柳田 雄幸
181Laps
  • Fastest Lap: #33 FALKEN PORSCHE 2'26.971 36/82 142.24km
  • 規定集回数: Class C1: 57Laps / Class C2: 56Laps / Class C3: 55Laps / Class C4: 54Laps / Class GN+: 55Laps
  • ペナルティ No.36 スーパー耐久シリーズ2004第3戦特別規則書第40条(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • ペナルティ No.56 スーパー耐久シリーズ2004第3戦特別規則書第40条(反則スタート)により、ドライビングスルーペナルティを課した。
  • ペナルティ No.23 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間での追越行為)により、ペナルティストップ10秒を課した。
  • ペナルティ No.2 スーパー耐久シリーズ2004第3戦特別規則書第42条~5)(ドライバーの遵守事項違反)により、競技結果より1周減算及び、罰金5万円を課した。

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿300マイル フリー走行


雨では速いぞファルケンポルシェ (Photo: K.Takeshita)

 鈴鹿スーパー耐久300マイルの決勝日16日は予報どおり朝から雨。フリー走行は雨が小降りになった午前8時より始まった。各チーム雨でのセッティング、タイヤの選択で忙しいフリー走行になったが、予想通り雨に強い#33 ファルケンポルシェが2'24.975を出しトップに立った。雨はフリー走行中盤から強くなり各車タイムは低迷。そんななか、クラス2のダンロップユーザーの#2 FUJITSUBOインプレッサが総合の2位につけた。

 決勝は午後1時30分スタートの82周で争われるがどうやら雨のレースとなりそうだ。

2004年5月16日 鈴鹿サーキット(三重県) フリー走行 天候:雨/コース:ウェット
スーパー耐久鈴鹿300マイル -RIJ- (2004/05/16) Free-Practice Weather:Rainy Course:Wet
2004 Super Taikyu Series Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoClsP Car/TypeDriverTimeDelayGapkm/h
13311 FALKEN PORSCHE
 911JGN
竹内 浩典
田中 哲也
2'24.975--144.20
2221 FUJITSUBO IMPREZA
 GDB
吉田 寿博
清水 和夫
2'27.2832.3082.308141.94
32512 ADVAN DG ゼナドリン GT3
 911JGN
谷口 信輝
織戸 学
2'27.6632.6880.380141.57
4113 ADVAN KONDO エンドレスポルシェ
 911JGN
木下 みつひろ
青木 孝行
2'28.0173.0420.354141.24
58622 hpi・racing INPREZA
 GDB
小泉 和寛
菊地 靖
2'28.8333.8580.816140.46
61123 アドバンテージ From A MR
 CT9A
中谷 明彦
木下 隆之
2'29.5274.5520.694139.81
75624 ラリーアートピット京都ランサー
 CT9A
松本 達哉
松浦 俊之
2'31.0686.0931.541138.38
82414 PCJ ADVAN PORSCHE
 911JGN
堤 明彦
井上 貴志
影山 正美
2'31.4536.4780.385138.03
92025 RSオガワアドバンランサー
 CT9A
小川 日出夫
福山 英朗
砂子 塾長
2'33.4138.4381.960136.27
107931 TAITEC ADVAN NSX
 NA-2
酒井 美晃
細川 慎弥
2'33.7388.7630.325135.98
114515 グースネック・アドバン・ポルシェ
 911JGN
羽根 幸浩
佐藤 晋也
2'33.8528.8770.114135.88
128332 bp ADVAN NSX
 NA-2
古橋 譲
玉本 秀幸
小林 正吾
2'33.9728.9970.120135.77
1336N+1 MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
 SXE10
黒澤 琢弥
樋口 統也
2'34.3119.3360.339135.47
143216 PCJ アドバン ポルシェ
 911JGN
藤田 明
松田 秀士
原 幸雄
2'34.4079.4320.096135.39
15626 ファルケン☆ランサーEVOⅧ
 CT9A
冨桝 朋広
関 豊
2'34.4869.5110.079135.32
165N+2 5ZIGEN ACCORD
 CL7
光貞 秀俊
吉本 大樹
2'34.9609.9850.474134.91
179641 FORWARD スプーン ED
 AP1
岡田 秀樹
伊藤 大輔
2'35.06210.0870.102134.82
181042 ADVANベルノ東海ムーブDC
 DC5
中川 隆正
渡辺 明
根本 満
2'35.10510.1300.043134.78
1938N+3 ネッツ大分アクレアルアルテッツア
 SXE10
藤田 孝博
山口 明
平田 くわがた
2'35.19810.2230.093134.70
2037N+4 Kosei SPILIT ALTEZZA
 SXE10
影山 正彦
番場 琢
2'35.36910.3940.171134.55
213027 RSオガワアドバンランサー
 CT9A
関根 基司
大野 尊久
杉本 龍生
2'35.61510.6400.246134.34
2255N+5 ARTA FOS アルテッツア
 SXE10
峰尾 恭輔
横溝 直輝
2'35.62510.6500.010134.33
23328 FINA ENDLESS ADVAN 座間
 CT9A
村田 信博
小暮 吉則
中村 真一郎
2'35.94910.9740.324134.05
242333 C-WEST ORC アドバンZ
 Z33
尾本 直史
山田 英二
2'35.95210.9770.003134.05
2524534 モバイルキャスト アドバン Z
 Z33
星野 一樹
井出 有冶
2'35.99211.0170.040134.01
262735 FINA ADVAN M3
 BMW M3
古谷 直広
筒井 克彦
2'36.04211.0670.050133.97
2754N+6 ADVANアンクルインテグラ
 DC5
山内 伸弥
浅見 武
2'36.47211.4970.430133.60
288243 デルファイADVAN DC5
 DC5
植田 正幸
阪口 良平
古谷 直樹
2'36.79911.8240.327133.32
298144 HOT ROD CRUE YH
 DC5
佐々木 孝太
井入 宏之
2'37.11412.1390.315133.06
3091345 K-Stadium飛燕ADVAN
 DC5
日下 利晃
谷川 達也
瀬川 大輔
2'38.04113.0660.927132.28
312629 エンドレス アドバン JMCランサー
 CT9A
朝倉 貴志
細野 智行
朝倉 宏志
2'38.12013.1450.079132.21
328836 ZOIL アドバン コムセント Z33
 Z33
小林 且雄
藤井 誠暢
2'38.42613.4510.306131.96
336137 グラムライツDLアドテックRCBRX7
 FD3S
小幡 弘
Guts 城内
柳田 雄幸
2'38.83613.8610.410131.61
341938 TC-KOBE・MAXレーシングZ33
 Z33
輿水 敏明
牧田 克哉
2'39.32014.3450.484131.22
352146 クムホタイヤ・エクスタS2000
 AP1
和田 久
高橋 毅
2'39.74714.7720.427130.86
361439 エンドレス アドバン RX-7
 FD3S
杉林 健一
山口 英光
入口 秀輝
2'39.87714.9020.130130.76
377347 ロイヤルハウスADVANエーワンμDC5
 DC5
山本 すばる
前嶋 秀司
2'40.56115.5860.684130.20
38448 BRIDEアドバンベルノ東海DC5
 DC5
太田 重蔵
見並 秀文
深沢 雅文
2'40.68115.7060.120130.10
397749 フィールズC-WESTアドバンDC5
 DC5
磯田 尚孝
小園 ひろみ
2'41.22516.2500.544129.66
4089410 EXEDY SHOW-UP インテグラ
 DC5
福田 よしのぶ
赤鮫 オヤジ
2'41.73416.7590.509129.26
4187411 RISO・BP DC5
 DC5
金森 敏一
星野 薫
2'42.15317.1780.419128.92
4218412 コスモソニック 21 FKインテグラ
 DC5
浅野 武夫
笠原 智行
水書 健司
2'42.24817.2730.095128.85
4317N+7 キーパーwithRUNup
 DC5
田中 篤
石川 朗
2'43.10218.1270.854128.17
4458413 モンドスピード DL S2000
 AP1
佐藤 衛
富澤 勝
斉藤 多聞
2'43.50918.5340.407127.85
4529414 オベロンμ読売江東理工専DC5
 DC5
谷口 美穂
谷口 いずみ
2'44.07219.0970.563127.41
4639415 UNITED ADVAN S2000
 AP1
赤星 陽太郎
戸田 哲史
2'44.15619.1810.084127.35
477310 MAKERS hart RX-7
 FD3S
山崎 学
加藤 正将
白井 剛
2'51.05726.0826.901122.21
4812210 Qs'インテークマジックプロijakADVANエボⅧ
 CT9A
竹島 徹
島田 和樹
寺下 昌宏
2'58.38033.4057.323117.19

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿300マイル グリッド予選


PPを決めた#25ポルシェの谷口と織戸 (Photo: K.Takeshita)

 朝には薄日の差していた鈴鹿サーキットもスーパー耐久グリッド予選が始まる午後1時過ぎには雲も厚くなりいまにも雨が降り出しそうな空模様となった。気温は22度、路面温度は27度。

 1クラス予選は開始早々、ポイントランキングトップの#1 ADVAN KONDO エンドレスポルシェの木下みつひろがコースレコードとなる2'12.563を出しまずはトップをキープ。しかし、予選終了前、#33 FALKEN PORSCHEと#25 ADVAN DG ゼナドリン GT3の織戸学が相次いでアタックを開始、#33は2'12.846とトップに届かなかったが、その#33がフィニッシュラインを通過した直後に#25が2'12.306をたたき出し、グリッド予選のポールポジションを決めた。

#25 ADVAN DGゼエナドリンGT3(谷口信輝/織戸学組)
織戸学「(2分)11秒台をねらってた。だいぶクルマがまとまってきたんで、(ライバルに)肩を並べてレースができる。雨は、正直言ってイヤですよ……。ファルケンが速いんでね。ヨコハマ勢としてはいっぱい降るか、ドライでスタートして途中から降って荒れたレースになるとかがいいね。次につながるレースができれば……」

2004年5月15日 鈴鹿サーキット(三重県) グリッド予選 天候:曇り/コース:ドライ
スーパー耐久鈴鹿300マイル -RIJ- (2004/05/15) グリッド予選 Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Super Taikyu Series Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoClsP DriverCar/TypeTimeDelayGapkm/h
12511 谷口 信輝
 織戸 学
ADVAN DG ゼナドリン GT3
911JGN
R2'12.306--158.01
2112 木下 みつひろ
 青木 孝行
ADVAN KONDO エンドレスポルシェ
911JGN
2'12.5630.2570.257157.70
33313 竹内 浩典
 田中 哲也
FALKEN PORSCHE
911JGN
2'12.8460.5400.283157.36
43214 藤田 明
 松田 秀士
 原 幸雄
PCJ アドバン ポルシェ
911JGN
2'14.5512.2451.705155.37
51121 中谷 明彦
 木下 隆之
アドバンテージ From A MR
CT9A
R2'15.0662.7600.515154.78
64515 羽根 幸浩
 佐藤 晋也
グースネック・アドバン・ポルシェ
911JGN
2'15.4843.1780.418154.30
72416 堤 明彦
 井上 貴志
 影山 正美
PCJ ADVAN PORSCHE
911JGN
2'15.5883.2820.104154.18
8222 吉田 寿博
 清水 和夫
FUJITSUBO IMPREZA
GDB
2'15.8393.5330.251153.90
91931 輿水 敏明
 牧田 克哉
TC-KOBE・MAXレーシングZ33
Z33
R2'16.2613.9550.422153.42
1024532 星野 一樹
 井出 有冶
モバイルキャスト アドバン Z
Z33
2'16.4594.1530.198153.20
118833 小林 且雄
 藤井 誠暢
ZOIL アドバン コムセント Z33
Z33
2'17.0704.7640.611152.51
122334 尾本 直史
 山田 英二
C-WEST ORC アドバンZ
Z33
2'17.3305.0240.260152.23
132735 古谷 直広
 筒井 克彦
FINA ADVAN M3
BMW M3
2'17.5205.2140.190152.02
14623 冨桝 朋広
 関 豊
ファルケン☆ランサーEVOⅧ
CT9A
2'17.9135.6070.393151.58
151436 杉林 健一
 山口 英光
 入口 秀輝
エンドレス アドバン RX-7
FD3S
2'18.1005.7940.187151.38
16324 村田 信博
 小暮 吉則
 中村 真一郎
FINA ENDLESS ADVAN 座間
CT9A
2'18.3486.0420.248151.11
178337 古橋 譲
 玉本 秀幸
 小林 正吾
bp ADVAN NSX
NA-2
2'18.3866.0800.038151.06
188625 小泉 和寛
 菊地 靖
hpi・racing INPREZA
GDB
2'18.5536.2470.167150.88
19738 山崎 学
 加藤 正将
 白井 剛
MAKERS hart RX-7
FD3S
2'18.7466.4400.193150.67
205626 松本 達哉
 松浦 俊之
ラリーアートピット京都ランサー
CT9A
2'18.8086.5020.062150.61
2137N+1 影山 正彦
 番場 琢
Kosei SPILIT ALTEZZA
SXE10
2'18.8456.5390.037150.57
222627 朝倉 貴志
 細野 智行
 朝倉 宏志
エンドレス アドバン JMCランサー
CT9A
2'19.3697.0630.524150.00
232028 小川 日出夫
 福山 英朗
 砂子 塾長
RSオガワアドバンランサー
CT9A
2'19.4627.1560.093149.90
247939 酒井 美晃
 細川 慎弥
TAITEC ADVAN NSX
NA-2
2'19.5107.2040.048149.85
2561310 小幡 弘
 Guts 城内
 柳田 雄幸
グラムライツDLアドテックRCBRX7
FD3S
2'19.5547.2480.044149.80
2636N+2 黒澤 琢弥
 樋口 統也
MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
SXE10
2'19.6107.3040.056149.74
273029 関根 基司
 大野 尊久
 杉本 龍生
RSオガワアドバンランサー
CT9A
2'19.7817.4750.171149.56
2855N+3 峰尾 恭輔
 横溝 直輝
ARTA FOS アルテッツア
SXE10
2'21.2128.9061.431148.04
291041 中川 隆正
 渡辺 明
 根本 満
ADVANベルノ東海ムーブDC
DC5
R2'21.4099.1030.197147.84
302142 和田 久
 高橋 毅
クムホタイヤ・エクスタS2000
AP1
2'21.8209.5140.411147.41
315N+4 光貞 秀俊
 吉本 大樹
5ZIGEN ACCORD
CL7
2'21.8809.5740.060147.34
325843 佐藤 衛
 富澤 勝
 斉藤 多聞
モンドスピード DL S2000
AP1
2'21.9229.6160.042147.30
3354N+5 山内 伸弥
 浅見 武
ADVANアンクルインテグラ
DC5
2'22.1239.8170.201147.09
349644 岡田 秀樹
 伊藤 大輔
FORWARD スプーン ED
AP1
2'22.2169.9100.093147.00
3517N+6 田中 篤
 石川 朗
キーパーwithRUNup
DC5
2'22.47610.1700.260146.73
367345 山本 すばる
 前嶋 秀司
ロイヤルハウスADVANエーワンμDC5
DC5
2'22.96910.6630.493146.22
377746 磯田 尚孝
 小園 ひろみ
フィールズC-WESTアドバンDC5
DC5
2'23.32411.0180.355145.86
388147 佐々木 孝太
 井入 宏之
HOT ROD CRUE YH
DC5
2'23.35711.0510.033145.83
3938N+7 藤田 孝博
 山口 明
 平田 くわがた
ネッツ大分アクレアルアルテッツア
SXE10
2'23.59111.2850.234145.59
408748 金森 敏一
 星野 薫
RISO・BP DC5
DC5
2'24.33212.0260.741144.84
41449 太田 重蔵
 見並 秀文
 深沢 雅文
BRIDEアドバンベルノ東海DC5
DC5
2'24.34512.0390.013144.83
4282410 植田 正幸
 阪口 良平
 古谷 直樹
デルファイADVAN DC5
DC5
2'24.45912.1530.114144.71
4339411 赤星 陽太郎
 戸田 哲史
UNITED ADVAN S2000
AP1
2'24.55612.2500.097144.62
4418412 浅野 武夫
 笠原 智行
 水書 健司
コスモソニック 21 FKインテグラ
DC5
2'24.76812.4620.212144.40
45913413 日下 利晃
 谷川 達也
 瀬川 大輔
K-Stadium飛燕ADVAN
DC5
2'24.77412.4680.006144.40
4689414 福田 よしのぶ
 赤鮫 オヤジ
EXEDY SHOW-UP インテグラ
DC5
2'25.61613.3100.842143.56
4729415 谷口 美穂
 谷口 いずみ
オベロンμ読売江東理工専DC5
DC5
2'25.94813.6420.332143.24
4812210 竹島 徹
 島田 和樹
 寺下 昌宏
Qs'インテークマジックプロijakADVANエボⅧ
CT9A
2'26.21513.9090.267142.98
-------- 以上予選通過 --------
-15311 長島 正明
 長島 正興
 植松 忠雄
レーシングスパルコディクセルRX-7
FD3S
2'19.619---
-*16211 川口 正敬
 小松 一臣
 岡 滋人
ディクセルADVANランサー
CT9A
2'29.125---
  • "R"マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のコースレコードは(C1)2'12.677 (C2)2'16.897 (C3)2'16.818 (C4)2'21.809
  • ペナルティ No.16 スーパー耐久シリーズ2004第3戦特別規則 第46条~2)(ピットレーン通過速度)違反により、罰金3万円を課した。

スーパー耐久

スーパー耐久第3戦 鈴鹿300マイル ドライバーズ予選


コースレコードでトップタイムの#25ポルシェ (Photo: K.Takeshita)

2004年5月15日 鈴鹿サーキット(三重県) ドライバーズ予選 天候:曇り/コース:ドライ
スーパー耐久鈴鹿300マイル -RIJ- (2004/05/15) Drivers Practice Weather:Cloudy Course:Dry
2004 Super Taikyu Series Round 3 鈴鹿サーキット 5.807km
PNoClsP DriverCar/TypeTimeDelayGapkm/h
12511 谷口 信輝
 織戸 学
ADVAN DG ゼナドリン GT3
911JGN
R2'12.677--157.56
23312 竹内 浩典
 田中 哲也
FALKEN PORSCHE
911JGN
2'13.3430.6660.666156.78
3113 木下 みつひろ
 青木 孝行
ADVAN KONDO エンドレスポルシェ
911JGN
2'13.4890.8120.146156.61
43214 藤田 明
 原 幸雄
 松田 秀士
PCJ ファルケン ポルシェ
911JGN
2'15.4482.7711.959154.34
54515 羽根 幸浩
 佐藤 晋也
グースネック・アドバン・ポルシェ
911JGN
2'16.0003.3230.552153.71
62416 堤 明彦
 井上 貴志
 影山 正美
PCJ ADVAN PORSCHE
911JGN
2'16.6363.9590.636153.00
7221 吉田 寿博
 清水 和夫
FUJITSUBO IMPREZA
GDB
2'17.0064.3290.370152.59
81122 中谷 明彦
 木下 隆之
アドバンテージ From A MR
CT9A
2'17.4644.7870.458152.08
924531 星野 一樹
 井出 有冶
モバイルキャスト アドバン Z
Z33
2'17.5654.8880.101151.97
102332 尾本 直史
 山田 英二
C-WEST ORC アドバンZ
Z33
2'18.1335.4560.568151.34
118623 小泉 和寛
 菊地 靖
hpi・racing INPREZA
GDB
2'18.5555.8780.422150.88
127933 酒井 美晃
 細川 慎弥
TAITEC ADVAN NSX
NA-2
2'18.7216.0440.166150.70
138834 小林 且雄
 藤井 誠暢
ZOIL アドバン コムセント Z33
Z33
2'18.7926.1150.071150.62
14324 村田 信博
 小暮 吉則
 中村 真一郎
FINA ENDLESS ADVAN 座間
CT9A
2'18.8516.1740.059150.56
158335 古橋 譲
 玉本 秀幸
 小林 正吾
bp ADVAN NSX
NA-2
2'19.2986.6210.447150.08
161936 輿水 敏明
 牧田 克哉
TC-KOBE・MAXレーシングZ33
Z33
2'19.5786.9010.280149.77
175625 松本 達哉
 松浦 俊之
ラリーアートピット京都ランサー
CT9A
2'19.8457.1680.267149.49
18626 冨桝 朋広
 関 豊
ファルケン☆ランサーEVOⅧ
CT9A
2'19.9487.2710.103149.38
1937N+1 影山 正彦
 番場 琢
Kosei SPILIT ALTEZZA
SXE10
2'19.9537.2760.005149.37
202737 古谷 直広
 筒井 克彦
FINA ADVAN M3
BMW M3
2'19.9867.3090.033149.34
212027 小川 日出夫
 福山 英朗
 砂子 塾長
RSオガワアドバンランサー
CT9A
2'21.0178.3401.031148.25
222628 朝倉 貴志
 細野 智行
エンドレス アドバン JMCランサー
CT9A
2'21.0518.3740.034148.21
2336N+2 黒澤 琢弥
 樋口 統也
MAZIORA SPIRIT ALTEZZA
SXE10
2'21.1398.4620.088148.12
241629 川口 正敬
 小松 一臣
 岡 滋人
ディクセルADVANランサー
CT9A
2'21.3468.6690.207147.90
251538 長島 正明
 長島 正興
 植松 忠雄
レーシングスパルコディクセルRX-7
FD3S
2'21.6028.9250.256147.63
261041 中川 隆正
 渡辺 明
 根本 満
ADVANベルノ東海ムーブDC
DC5
R2'21.8099.1320.207147.42
2755N+3 峰尾 恭輔
 横溝 直輝
ARTA FOS アルテッツア
SXE10
2'21.9349.2570.125147.29
2830210 関根 基司
 大野 尊久
 杉本 龍生
RSオガワアドバンランサー
CT9A
2'22.0089.3310.074147.21
295N+4 光貞 秀俊
 吉本 大樹
5ZIGEN ACCORD
CL7
2'22.2229.5450.214146.99
302142 和田 久
 高橋 毅
クムホタイヤ・エクスタS2000
AP1
2'22.4249.7470.202146.78
319643 岡田 秀樹
 伊藤 大輔
FORWARD スプーン ED
AP1
2'22.5489.8710.124146.65
325844 佐藤 衛
 富澤 勝
 斉藤 多聞
モンドスピード DL S2000
AP1
2'22.6209.9430.072146.58
3354N+5 山内 伸弥
 浅見 武
ADVANアンクルインテグラ
DC5
2'22.6369.9590.016146.56
34739 山崎 学
 加藤 正将
 白井 剛
MAKERS hart RX-7
FD3S
2'22.86210.1850.226146.33
3514310 杉林 健一
 山口 英光
 入口 秀輝
エンドレス アドバン RX-7
FD3S
2'23.25410.5770.392145.93
367345 山本 すばる
 前嶋 秀司
 大河原 一裕
ロイヤルハウスADVANエーワンμDC5
DC5
2'23.63810.9610.384145.54
3791346 日下 利晃
 谷川 達也
 瀬川 大輔
K-Stadium飛燕ADVAN
DC5
2'23.99611.3190.358145.18
383947 赤星 陽太郎
 戸田 哲史
UNITED ADVAN S2000
AP1
2'24.07111.3940.075145.10
398148 佐々木 孝太
 井入 宏之
 石井 浩一郎
HOT ROD CRUE YH
DC5
2'24.30911.6320.238144.86
407749 磯田 尚孝
 小園 ひろみ
フィールズC-WESTアドバンDC5
DC5
2'24.37911.7020.070144.79
4138N+6 藤田 孝博
 山口 明
 平田 くわがた
ネッツ大分アクレアルアルテッツア
SXE10
2'25.12312.4460.744144.05
4218410 浅野 武夫
 笠原 智行
 水書 健司
コスモソニック 21 FKインテグラ
DC5
2'25.41512.7380.292143.76
4361311 小幡 弘
 柳田 雄幸
グラムライツDLアドテックRCBRX7
FD3S
2'25.45412.7770.039143.72
4482411 植田 正幸
 阪口 良平
 古谷 直樹
デルファイADVAN DC5
DC5
2'25.81213.1350.358143.37
4587412 金森 敏一
 星野 薫
 海老原 茂樹
RISO・BP DC5
DC5
2'25.85613.1790.044143.33
4617N+7 田中 篤
 石川 朗
キーパーwithRUNup
DC5
2'26.05313.3760.197143.13
474413 太田 重蔵
 見並 秀文
 深沢 雅文
BRIDEアドバンベルノ東海DC5
DC5
2'26.06913.3920.016143.12
4812211 竹島 徹
 島田 和樹
 寺下 昌宏
Qs'インテークマジックプロijakADVANエボⅧ
CT9A
2'26.44213.7650.373142.75
4929414 谷口 美穂
 谷口 いずみ
オベロンμ読売江東理工専DC5
DC5
2'27.16014.4830.718142.06
5089415 福田 よしのぶ
 赤鮫 オヤジ
EXEDY SHOW-UP インテグラ
DC5
2'28.51215.8351.352140.76
-------- 以上予選通過 --------
-69416 梅本 淳一
 長野 賢也
J'S RACING S2000
AP1
4'04.431111.75495.91985.53
  • "R"マークの車は、コースレコードを更新しました。従来のコースレコードは(C1)2'13.059 (C4)2'22.107
  • 予選通過基準タイム(130%): 2'53.120
    • Class C1(110%): 2'26.486
    • Class C2(110%): 2'31.442
    • Class C3(110%): 2'31.953
    • Class C4(110%): 2'36.486
    • Class N+(110%): 2'35.109

Japanese F3

全日本F3ドライバー部門ポイントランキング(第6戦終了時点)


第6戦TIにて (Photo: Motorsports@nifty)




サーキット
鹿

鹿









鹿

鹿
























T
O
T
A
L





日  程 3
/
27
3
/
28
4
/
10
4
/
11
5
/
8
5
/
9
6
/
5
6
/
6
7
/
3
7
/
4
7
/
31
8
/
1
8
/
28
8
/
29
9
/
11
9
/
12
10
/
2
10
/
3
10
/
23
10
/
24
ラウンド 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
1リチャード・アンティヌッチ4152015610              7070
2中嶋 一貴202042126              6464
3ファオ・パオロ・デ・オリベイラ601582015              6464
4ロニー・クインタレッリ260201520              6363
5番場 琢1512121221              5454
6横溝 直輝10861002              3636
7山本 左近1218608              3535
8池田 大祐10104012              2727
9ファビオ・カルボーン8102330              2626
10小早川 済瑠0000104              1414
11柳田 真孝030080              1111
12武藤 英紀343100              1111
13柴田 裕吉021003              66
14磯崎 元彦000040              44
  • ポイントは決勝レースの結果に基づき各レース、1位:20点、2位:15点、3位:12点、4位:10点、5位:8点、6位:6点、7位:4点、8位:3点、9位:2点、10位:1点が授与されます。
  • 全レース数の80%の有効ポイント制です。括弧は有効得点に算入されなかったポイントを表しています。
  • 第5戦のレース結果は控訴中のため現時点での暫定結果に基づきポイントを掲載してあります。

Japanese F3

F3第6戦 TIスーパーF3レース 決勝


スリックに賭け今季2勝目のクインタレッリ (Photo: K.Asakura)

 明けて翌9日、予報どおり夜半から降り始めた雨は、TIサーキットの路面を濡らしたが、しかしその雨も正午前にはやんだ。特別に設けられたフリー走行が終わった午後3時前の段階では、依然として路面はウエットコンデッション、加えてサーキットには霧も出てきた。この微妙な状況のなかでスリックタイヤを選択したのは、横溝直輝、ロニー・クインタレッリ、ファビオ・カルボーン、リチャード・アンティヌッチ、磯崎元彦の5名。残りのドライバーは、今シーズンから投入されたブロック剛性が高くてドライに近い感覚で走れるといわれるブリヂストンの新スペックのレインタイヤを履いてレースに臨む。

 スタートで飛び出したのはポールスタートのファオ・パオロ・デ・オリベイラ。予選2位のアンティヌッチは同3位のクインタレッリにかわされ3位に。レインタイヤのオリベイラは、後続を引き離しにかかる。スリックを履くアンティヌッチは2周目に山本左近に、3周目には池田大祐にもかわされ5位まで落ちた。池田は予選9位からの大躍進で4位まで上がってきた。

 逃げて2位以下とのマージンを稼ぎたいオリベイラだが、2位クインタレッリとの差が開かない。「フリー走行ではレインタイヤのほうがタイムが良かったが、レース後半スリックのほうが速くなると思った」というクインタレッリの思惑通りその差を徐々に詰められることになる。一時3秒近くあった差は、7周を終わってついに1秒を切った。10周目のバックストレッチでオリベイラの背後につけたクインタレッリはヘアピンで並びかけ、ついにリボルバーコーナーで前に出た。

 一方、5位まで後退したアンティヌッチも路面の状況が良くなると前車への追撃を開始。8周目から9周目にかけて池田と山本を相次いで抜きポジションを3位まで回復。一時は10秒近くあった2位に落ちたオリベイラとの差をこの時点でのファステストラップを連発しながらその差を縮め始めた。しかし17周目オリベイラとの差を2秒近くまで縮めたところで勢い余ってアットウッドカーブでコースアウト。コースに復帰するも池田にかわされ4位に落ちた。

 結局、優勝したのは2位以下を10秒近く離したロニー・クインタレッリで今季2勝目。レインタイヤで苦戦したが「自分の力は出せたので結果には満足している」というファオ・パオロ・デ・オリベイラが2位。3位は「予選順位は悪かったけど、全力でプッシュし続けた」という池田大祐。予選9位からの大健闘でF3初表彰台だ。4位は出入りの激しいレースを演じたリチャード・アンティヌッチ、5位に一時は3位まで上がった山本左近。6位に後半、小早川済瑠の追撃をかろうじてかわした中嶋一貴が入った。

2004年5月9日 TIサーキット英田(岡山県) 決勝 天候:曇り/コース:ウェット
TIスーパーF3レース -RIJ- (2004/05/09) Race Results Weather:Cloudy Course:Wet
All Japan F3 Championship Round 6 TIサーキット英田 3.703 km
PNoDriverCarEngineLapTime
14ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE2540'26.667+
210ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C259.264
333池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE2517.991
41リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE2519.847
57山本 左近DALLARA F3043S-GE2530.859
68中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE2541.461
732小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE2541.842
819柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE2558.195
93横溝 直輝DALLARA F3033S-GE2559.328
1036番場 琢DALLARA F3043S-GE251'02.125
1114柳田 真孝DALLARA F302SR20VE251'10.631
1250磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE241 Lap 
-------- < 以上完走 > --------
-12ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE124 Laps
-2武藤 英紀DALLARA F304M-TEC204C失格

Japanese F3

F3第5戦 TIスーパーF3レース 決勝【暫定】


ようやく初優勝したオリベイラ (Photo: K.Asakura)

 午後になってTIの上空には薄雲が広がってきたが依然として汗ばむほどの陽気が続いている。午後3時20分、フォーメーションラップがスタート。ファオ・パオロ・デ・オリベイラがついに完璧なスタートを決めてトップで1コーナーへ入った。しかし、その後ろの集団が2コーナーで絡み5~6台がコースアウト。このためスターと早々にセーフティーカーが導入された。生き残ったのは、トップのオリベイラ、2位ロニー・クインタレッリ、3位ファビオ・カルボーン、4位柳田真孝、5位中嶋一貴、6位磯崎元彦、7位番場琢、8位小早川済瑠、再スタートした9位のアンティヌッチの9台。横溝はピットインしてその場でリタイヤ。セーフティーカーは4周を終わってコースオフ。9台で再スタートが切られた。

 再スタート後、中嶋が柳田をかわし4位に上がる。磯崎は最下位に後退した。6周を終わっての順位は、1位オリベイラ、2位クインタレッリ、3位カルボーン、4位中嶋、5位番場、6位アンティヌッチ。8周目、4位中嶋に迫っていた番場が1コーナーでコースアウト。再スタートするも8位まで順位を落とした。

 トップのオリベイラは徐々に2位クインタレッリとの差を開き始める。3位のカルボーンも遅れ始めるが、4位の中嶋に5位のアンティヌッチが迫ってきた。しかしそのアンティヌッチにドライビングスルーペナルティが課され、追撃もここまで。

 レースはこの後大きな波乱もなく18周を走って終了。優勝オリベイラ、2位クインタレッリ、3位カルボーンでエンジンメーカー3社が仲良く表彰台に立った。4位中嶋、5位小早川、6位柳田と続く。オリベイラは全日本F3初優勝、ついに予選番長を返上した。

 しかし、表彰式終了後、暫定結果としてカルボーンと番場琢に競技結果から1周減算のペナルティが課されることが発表された。午後5時30分現在、正式結果はまだ出ていない。

 さらにこの後、カルボーンの所属するスリーボンドチームよりこの裁定に対して抗議が出されたため、正式結果は後日開催される審査委員会を経て確定することとなった。

2004年5月8日 TIサーキット英田(岡山県) 決勝【暫定】 天候:曇り/コース:ドライ
TIスーパーF3レース -RIJ- (2004/05/08) Provisonal Race Results Weather:Cloudy Course:Dry
All Japan F3 Championship Round 5 TIサーキット英田 3.703 km
PNoDriverCarEngineLapTime
110ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1832'29.102
24ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE183.345
38中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1811.672
432小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1827.724
514柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1828.338
6*1リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1847.037
750磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE1858.058
8*12ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE171 Lap 
9*36番場 琢DALLARA F3043S-GE171 Lap 
-------- <以上完走> --------
-3横溝 直輝DALLARA F3033S-GE018 Laps
-7山本 左近DALLARA F3043S-GE018 Laps
-19柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE018 Laps
-2武藤 英紀DALLARA F304M-TEC204C018 Laps
-33池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE018 Laps
  • Fastest Lap: #1 リチャード・アンティヌッチ 1'25.586 (17/18)
  • ゼッケンNo.1は、2004 TIサーキット英田4輪レース一般競技規則書 第8章 第41条(ピットレーン通過速度違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。(15:45)
  • ゼッケンNo.12、36は、国際モータースポーツ競技規則 付則L項 第4章 2.c) 違反により、競技結果から1週減算及びペナルティポイント1点を課す。(17:03)

Japanese F3

F3第6戦 TIスーパーF3レース 予選


またまたオリベイラ! (Photo: K.Asakura)

 第5戦の予選終了後、10分のインターバルをおいて第6戦の予選が行われた。ここでもやはりオリベイラが速い。第5戦のタイムには及ばないものの、1'25.073のタイムで連続ポールをゲットした。予選2位は現在ポイントリーダーのトムスのリチャード・アンティヌッチ。予選3位にはロニー・クインタレッリが入り外国人勢が上位3位までを独占した。

 この第6戦の決勝レースは明日9日、午後2時40分より25周にわたって争われる。しかし、明日の天気予報は雨模様である。

2004年5月8日 TIサーキット英田(岡山県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
TIスーパーF3レース -RIJ- (2004/05/08) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2004 All Japan F3 Championship Round 6 TIサーキット英田 3.703 km
PNoDriverCarEngineTimeDelayGapkm/h
110ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1'25.073--156.70
21リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1'25.1350.0620.062156.58
34ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1'25.1760.1030.041156.51
47山本 左近DALLARA F3043S-GE1'25.2750.2020.099156.33
53横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1'25.3010.2280.026156.28
636番場 琢DALLARA F3043S-GE1'25.3740.3010.073156.15
712ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1'25.4990.4260.125155.92
88中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1'25.5020.4290.003155.91
933池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1'25.9860.9130.484155.03
102武藤 英紀DALLARA F304M-TEC204C1'26.1521.0790.166154.74
1119柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1'26.2281.1550.076154.60
1232小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1'26.3541.2810.126154.37
1314柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1'26.4911.4180.137154.13
1450磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE1'28.2263.1531.735151.10
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'33.6418.5675.414142.36

Japanese F3

F3第5戦 TIスーパーF3レース 予選


PPのオリベイラ (Photo: K.Asakura)

 5月にしては暖かい朝を迎えたTIサーキットで全日本F3選手権第3大会、第5、6戦が開幕した。

 第5戦の予選は、ここまで一発の速さを見せている童夢のファオ・パオロ・デ・オリベイラがコースレコードとなる1'25.339を叩き出しここでもあっさりとポールを決めた。予選2位につけたのはロニー・クインタレッリ、3位には全戦表彰台と今シーズン好調の番場琢が入った。

 デビューレースから2連勝を飾った中嶋一貴は、筑波に続きここでも振るわず、予選7位に沈んだ。

 決勝レースは本日8日、午後3時20分より18周にわたって争われる。

2004年5月8日 TIサーキット英田(岡山県) 予選 天候:晴れ/コース:ドライ
TIスーパーF3レース -RIJ- (2004/05/08) Qualifying-Session: Weather:Fine Course:Dry
2004 All Japan F3 Championship Round 5 TIサーキット英田 3.703 km
PNoDriverCarEngineTimeDelayGapkm/h
110ファオ・パオロ・デ・オリベイラLOLA-DOME F106/03M-TEC204C1'24.952--156.92
24ロニー・クインタレッリDALLARA F3023S-GE1'25.1860.2340.234156.49
336番場 琢DALLARA F3043S-GE1'25.2330.2810.047156.40
412ファビオ・カルボーンDALLARA F303SR20VE1'25.3010.3490.068156.28
53横溝 直輝DALLARA F3033S-GE1'25.3180.3660.017156.25
67山本 左近DALLARA F3043S-GE1'25.3790.4270.061156.14
78中嶋 一貴DALLARA F3043S-GE1'25.6880.7360.309155.57
81リチャード・アンティヌッチDALLARA F3043S-GE1'25.7840.8320.096155.40
919柴田 裕吉DALLARA F3023S-GE1'25.9861.0340.202155.03
102武藤 英紀DALLARA F304M-TEC204C1'26.0461.0940.060154.93
1133池田 大祐LOLA-DOME F106/033S-GE1'26.1231.1710.077154.79
1214柳田 真孝DALLARA F302SR20VE1'26.8691.9170.746153.46
1350磯崎 元彦DALLARA F3043S-GE1'28.4633.5111.594150.69
1432小早川 済瑠LOLA-DOME F106/033S-GE1'28.6893.7370.226150.31
以上予選通過 基準タイム ( 110% ) 1'33.6368.6844.947142.37

Formula Nippon

Fニッポン第2戦決勝 上位3人のコメント


(Photo:Motorsports@nifty)

リチャード・ライアン(優勝)
「応援してくれたファンと、多くのハードワークをこなしてくれたチームに感謝している。
今日は本当に難しい一日だった。2回レースをやるというのはドライバーにとって非常に
大きなプレッシャーを感じるものだが、パーフェクトウィンを達成できて嬉しい。菅生は
道幅が狭いので、一回目のスタートで3台が並んだときはどっちに行っていいか分からず
怖い思いをした。松田のクルマがフロントに当たり、少しダメージを受けたが、大事に
ならないでよかった。良いスタートじゃなかったので、周囲を見渡す余裕がなく、気が
ついたら周りをクルマに取り囲まれていて驚いた。
2回目の優勝を達成するまでの期間は長すぎたと思う。毎回勝ちたいと思っているのに
中々そうはならなかった。でも次はすぐ勝てるよう頑張る」

井出有治(2位)
今週末は常にトップ4のタイムが出せているのに、なかなか1位を取れなかった。1ヒート
目ではスタートでエンスト気味になったせいで順位を落としたが、2ヒート目までに少し
セッティングを変更したのが上手くいって2ヒート目は良くなった。
ライアンとは、勝負できるところまで詰めることが出来なかった。レース後半でギヤの
入りが悪くなったために丁寧にシフトアップしなければならなくなったので、コーナー
飛び込みのブレーキングでタイムを詰める走りに切り替えた。
今はとにかく早く勝ちたい」

脇阪寿一(3位)
「2ヒート目はラッキーな部分もあって3位に上がれたので、前の2人になんとかついて
いこうとしたが、走り始めの段階ではタイヤのバランスが良くなくて、フロントもリヤ
もズルズルになったころにバランスが取れるような状態だったので、ついていけなかった。
あんまりスタートは好きじゃないので、一日に3回もスタートをやるのは嫌だったが、
何とか1台かわすことが出来た」

村岡 潔(DoCoMo TEAM DANDELION代表)
「前回優勝してからここにくるまでに非常に長かったが、今までにチーム全員で問題を
一つ一つ解消していったので、今回は安心してみていられた。今日はリチャードが全て
をコントロールできていたな、と思う。初めての優勝のときはただがむしゃらに突っ走
っていただけだったが、今回の優勝は勝つために色々準備してきた結果なので重みが違う。
これでまたトップチームのマークがきつくなるね」

Formula Nippon

Fニッポン第2戦 スポーツランドSUGO ファイナルスプリント


再スタートはバッチリ決まったライアン。昨年の鈴鹿に続いて2勝目もやはり2ヒート制?!(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦スポーツランドSUGOのファイナルスプリントは
スタートで上位3台が絡むアクシデントによって赤旗再スタートとなり、最初のスタート
でアクシデントに見舞われた#40リチャード・ライアンが再スタートをきちんと決め、
#20井出有治の追撃を振り切って通算2勝目を上げた。

午後3時5分から始まったファイナルスプリントは、抜群のスタートでフロントロウ2台
の間をすり抜けようとした#11松田次生と上位2台の3車が絡むアクシデントのため赤旗
中断となった。
この接触で#4立川の右フロントサスが激しく破損。松田も左フロントとリヤの足回りを
傷めてしまい、2台ともガレージへ。
#40ライアンはグリッド上で左フロントホイールを交換して再スタートに臨む。

レースは3時25分にフォーメーションスタートとなった。
ライアンがトップで1コーナーを制すると、その後方では#20井出有治がタイミングよく
飛び出してロッテラーを抜き去って2位に。立川と松田がグリッドに並べなかったために
前ががら空きになった#7脇阪寿一がそれに続く。

井出は1秒以下の差を保って執拗にライアンにプレッシャーをかけ続けるが、レース
後半シフトアップ時にギヤの入りが悪くなる症状に悩まされ始める。なんとかコーナー
の飛び込みでタイムを詰める走りに切り替えてペースを取り戻すが、この状態では
ライアンを攻略するところまで持っていくことは出来なかった。
リチャードライアンは昨年の第5戦鈴鹿以来の通算2勝目。
前回も2ヒート制のレースだったのは単なる偶然だろうか。

なお、最初のアクシデントでガレージにクルマを入れていた立川と松田は、7周目に
松田が、35周目に立川がコースに復帰し、二人とも完走扱いとはならなかったものの
無事チェッカーを受けた。
2004年5月2日 スポーツランドSUGO(宮城県) ファイナルスプリント 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver---------------Team-------------------------Time(Delay)-Gap---
 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo DANDELION             44'36.401
 2 20 井出 有治           mobilecast IMPUL                 2.113   2.113
 3  7 脇阪 寿一           LeMans                           3.796   1.683
 4 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA                    5.272   1.476
 5  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO                11.606   6.334
 6 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast IMPUL                12.727   1.121
 7 41 服部 尚貴           DoCoMo DANDELION                23.349  10.622
 8 28 野田 英樹           CARROZZERIA MOHN                23.562   0.213
 9 32 小暮 卓史           PIAA NAKAJIMA                   23.868   0.306
10  8 土屋 武士           LeMans                          27.226   3.358
11 25 片岡 龍也           LeMans Spirit                   38.482  11.256
12  1 本山 哲             ADiRECT 5ZIGEN                   1Lap    1Lap
13  2 金石 年弘           ADiRECT 5ZIGEN                   4Laps   3Laps
------------------以上完走------------------------------------------------
14 11 松田 次生           COSMO OIL CERUMO                11Laps   7Laps
15  4 立川 祐路           Yellow Hat KONDO                34Laps  23Laps
---------------------------------------------------------------------------
規定周回数36周
参加台数:15台 出走台数:15台 完走台数:13台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

ファステストラップ:#32小暮卓史 1'13.263(7/36Lap)

Formula Nippon

Fニッポン第2戦 スポーツランドSUGO ファーストスプリント


立川、ロッテラーの追撃も及ばず、まずはライアンがヒート1を制す(Photo:K.Takeshita)

2ヒート制で行われる全日本選手権第2戦スポーツランドSUGOの1ヒート目、
ファーストスプリントが午前11時20分より行われ、ポールスタートの#40リチャード
・ライアンが#4立川祐路と#31アンドレ・ロッテラーの追撃を退けてトップでフィニッ
シュし、午後のファイナルスプリントでもポールポジションを獲得した。
2位には好スタートでロッテラーをかわした#4立川が入った。

午後のファイナルスプリントのスターティンググリッドを決める、ファーストスプリ
ントは予定通り11時20分にスタートした。第2戦の選手権ポイントは2ヒート目のファ
イナルスプリントの結果に対して与えられるため、この1ヒート目はいわば予選レース
のような位置づけとなる。

ポールポジションのライアンは上手くスタートを決めてトップで1コーナーへ。その
後方では3番グリッドの立川が見事なスタートダッシュで前方のロッテラーを抜き去り
ライアンを追う。出遅れたロッテラーもすぐに前方2台に追いつき、レースは上位3台が
1秒以内という接戦のまま進んでいく。
その後方では5番手スタートの#1本山哲がクラッチトラブルによりスタートできず、
クルマを降りたほか、10番手スタートの#32小暮卓史がホームストレート上で#2金石年弘
と接触、フロントウィングを破損して最後尾に後退する波乱があった。
小暮はウィング交換のためピットインし、完全に出遅れた格好になったが、そこから
トップグループをも上回るハイペースで前車との差を縮めていき、8周目にこのヒート
のファステストラップとなる1分12秒846をマークした。

僅差のドッグファイトを繰り広げながらも今ひとつ決め手を欠くトップ3台に大きく遅れ
る格好になった4番手争いでは、#11松田次生に#20井出有治が何度も仕掛けるが、これも
また抜くには至らない。その間に6位走行の#7脇阪寿一や、#8土屋武士を14周目の1コーナ
ーで抜いて7位に上がった#3道上龍が追いついてきて、4台による団子状態に突入する。
しかしこの集団も、最後まで誰一人松田を攻略することができず、レースはライアン、
立川、ロッテラー、松田、井出、脇阪、道上の順で28周を終えた。
2004年5月2日 スポーツランドSUGO(宮城県) ファーストスプリント 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.Driver---------------Team-------------------------Time(Delay)-Gap---
 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION        34'28.411
 2  4 立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team     0.994   0.994
 3 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING             2.563   1.569
 4 11 松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO    16.900  14.337
 5 20 井出有治             mobilecast TEAM IMPUL           17.008   0.108
 6  7 脇阪寿一             Team LeMans                     17.806   0.798
 7  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team    18.096   0.290
 8 41 服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION           24.790   6.694
 9  8 土屋武士             Team LeMans                     27.409   2.619
10  2 金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN             27.704   0.295
11 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL           28.809   1.105
12 25 片岡龍也             Team LeMans Spirit             36.359   7.550
13 28 野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN           36.574   0.215
14 32 小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING          1'06.497  29.923
-------------------------以上完走-------------------------------------
15  1 本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN               DNS
----------------------------------------------------------------------
規定周回数28周
参加台数:15台 出走台数:15台  完走台数:14台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

ファステストラップ:#32小暮卓史 1'12.846(8/28Lap)

Formula Nippon

Fニッポン第2戦 スポーツランドSUGO フリー走行


今日も好調な小暮。それだけに昨日のスピンが惜しまれる(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦のフリー走行が午前8時から30分間で行われ、
昨日SSでは惜しくも10位に終わったものの計時予選ではトップだった#32小暮卓史が
1分11秒510のトップタイムを記録した。ディフェンディングチャンピオンの#1本山哲
がそれに続き、3番手は#3道上龍だった。
ポールシッターの#40リチャードライアンと#31アンドレ・ロッテラーは決勝ペースの
確認に入っているためか、慎重な走行に終始し、それぞれ6番手、5番手に終わった。

決勝レースは第1ヒート(ファーストスプリント)が午前11時20分、第2ヒート(ファイ
ナルスプリント)が午後3時5分にスタートする。
2004年5月2日 スポーツランドSUGO(宮城県) フリー走行 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.-Driver--------------Team-------------------------Time-----Gap---
 1 32 小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING         1'11.510  -
 2  1 本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            11.541 0.031
 3  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team   11.728 0.218
 4 20 井出有治             mobilecast TEAM IMPUL          11.864 0.354
 5 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING           11.931 0.421
 6 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION          11.975 0.465
 7  4 立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team   12.077 0.567
 8  2 金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            12.195 0.685
 9  7 脇阪寿一             Team LeMans                    12.241 0.731
10 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL          12.245 0.735
11  8 土屋武士             Team LeMans                    12.563 1.053
12 11 松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO   12.691 1.181
13 25 片岡龍也             Team LeMans Spirit            12.790 1.280
14 41 服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION          12.815 1.305
15 28 野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN          12.841 1.331
-----------------------------------------------------------------------
参加台数:15台 出走台数:15台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

Fニッポン第2戦予選上位3人のコメント


(Photo:Motorsports@nifty)

リチャード・ライアン(ポールポジション)
「今日はいろんなことがあって難しい一日だった。午前中の予選では車高に問題があった
ので、スプリングから何から全部替える羽目になったが、前回のテストで試したことが
うまく生かせたので、完璧な走りではなかったもののいいタイムが出せ、SSに残ることが
できた。
SSには自信があったが、温度が低かったせいでタイヤやブレーキの温度が上げら
れずに苦労したが、他のみんなも少なからずプレッシャーを感じていたようで、みんな
少しずつミスをしていたお陰でポールをとることが出来た。
明日は前に誰もいないポジションからスタートできるが、スタートが2回あるわけだし、
抜きにくいコースなのでどういう展開になるかは分からない。でも自分がミスさえしな
ければいい結果が出せると思う」

アンドレ・ロッテラー(SS2位)
「予選一回目は早い段階でタイムが出せてよかった。5番手だったがSSに残れさえいれば
いいと思っていたので満足している。ただ、最終コーナーが小暮に比べて速くないのが
気がかりだった。
SSは概ね良かったが、バックストレートで6速に入れたとたんにリミッターが作動して
しまうのには困った。このトラブルには今週末ずっと悩まされている。しかし全員
パーフェクトな走りじゃなかったので、2位になれた。今日の予選は誰がポールをとって
もおかしくない状況だったので、この結果には満足している。
明日は難しいレースになると思うが、レースセッティングを出すのが重要だと思うので
それに集中したい」

立川祐路(SS3位)
「今週ここにきてからフロント周りに問題を抱えていたので、昨日終わってからチェック
してもらったところ、今日はだいぶ良くなり予選の途中からいいバランスになった。
フレッシュタイヤを投入しなくてもSSに残れるタイムが出せたので、チームの判断で
タイヤを温存することにした。
SSでは1周目はタイヤを暖めることに集中した。アタックラップでは前半はきつかったが
後半よくなった。
開幕戦ではトラブル続きでマトモにレースできなかったので、明日は頑張ります。
気分的には今回みたいな2ヒートレースのほうがいいです」

Formula Nippon

Fニッポン第2戦 スポーツランドSUGO スペシャルステージ


ライアン、会心の走りでPP獲得!(Photo:K.Takeshita)

全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦スポーツランドSUGOのグリッドを決める
スペシャルステージが午後2時30分より行われ、ドコモダンディライアンの#40リチャード
・ライアンが低温の難しいコンディションを上手くまとめてPPを獲得した。
予選1回目でトップタイムをマークした#32小暮卓史は計測2周目のハイポイントコーナー
で痛恨のスピンを喫し、SS最後尾の10番手に終わった。

午後2時半、第2戦の上位10台のグリッドを決定するスペシャルステージが予定通り
開始された。今回のスペシャルステージでは、午前中の予選10番手のドライバーから
順にコースインし、2周を計測してグリッドを決定する。
最初にコースインした#11松田次生は計測1周目1分14秒781、2周目は午前中のタイムを
上回る1分11秒532をマーク。
次に出走した#8土屋武士は計測1周目こそ松田のタイムを上回るが、2周目のSPインの
立ち上がりでテールが振られてタイムロス、1分12秒348に終わった。
3番目の#7脇阪寿一は計測2周目に11秒502をマーク。更に#1本山哲が11秒383を出し、
自身の午前中のタイムを更新したが、5番目の#3道上龍はベストタイム1分12秒221と
振るわなかった。
6番目にコースインしたのは午前中の予選を早めに切り上げ、フレッシュタイヤを温存
する作戦に出た#31アンドレ・ロッテラー。豪快に縁石に乗り上げる走りで1分11秒088
を出して一気にトップへ。
7番目の#20井出有治は計測1周目からハイペースで飛ばすが、1分11秒354に終わり、
ロッテラーの後塵を拝する結果となったが、8番目出走のライアンが安定感のある
走りで1分11秒015を叩き出してトップに躍り出た。
予選1回目ではフレッシュタイヤを温存しつつも2番手タイムをたたき出した#4立川祐路
は1分11秒117で3位に終わり、最後に午前中トップタイムの#32小暮卓史がコースイン。
計測1周目から13秒台を記録して気を吐いたが、2周目のハイポイントコーナーで痛恨の
スピンを喫して万事休す。10番手スタートとなってしまった。

第2戦決勝は明日5月2日、第1ヒート(ファーストスプリント)は午前11時20分より28周で、
第2ヒート(ファイナルスプリント)は午後3時5分より36周の予定で行われる。
2004年5月1日 スポーツランドSUGO(宮城県) スペシャルステージ 天候:晴れ/コース:ドライ
P.-No.-Driver--------------Team-------------------------Time-----Gap---
 1 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION        1'11.015    -
 2 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING           11.088 0.073
 3  4 立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team   11.117 0.102
 4 20 井出有治             mobilecast TEAM IMPUL          11.354 0.339
 5  1 本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            11.383 0.368
 6  7 脇阪寿一             Team LeMans                    11.502 0.487
 7 11 松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO   11.532 0.517
 8  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team   12.221 1.206
 9  8 土屋武士             Team LeMans                    12.348 1.333
10 32 小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING           13.327 2.312
--------------以上SSタイム順-------------------------------------------
11 25 片岡龍也             Team LeMans Spirit            11.918 1.056
12 41 服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION          11.920 1.058
13 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL          12.030 1.168
14  2 金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            12.131 1.269
15 28 野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN          12.170 1.308
-----------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム(107%)1'15.822
参加台数:15台 出走台数:15台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

Formula Nippon

Fニッポン第2戦 スポーツランドSUGO 予選


上位10人が1秒以内にひしめく接戦!(Photo:K.Takeshita)

今季最初の2ヒートレースとなる全日本選手権フォーミュラニッポン第2戦の公式予選が
5月1日午前10時5分よりスポーツランド菅生で行われ、PIAA NAKAJIMAの#32小暮卓史が
セッション終了1分前に1分10秒862を叩き出してトップでSS進出を決めた。
今回はこのセッションの上位10台が午後2時30分から行われるスペシャルステージに参加
することとなる。

富士スピードウェイの改修工事の影響で、例年夏に一回開催であった菅生ラウンドが
今季は2回開催となった。その最初のレースがこのGWに行われる第2戦であり、今回は
昨年鈴鹿で実施されて好評だった2ヒート制を採用。更に予選も午前中の上位10台が
参加するスペシャルステージ方式となる。
その上位10台の枠を決める予選セッションが午前10時5分から始まった。
天候は曇りで、気温も少し肌寒さを感じるコンディションであり、昨日の合同テスト
以上の好タイムが期待される中、開始5分足らずで#40リチャード・ライアンが昨日の
トップタイムに迫る1分11秒657を出してトップに立つが、それを#20井出有治、#1本山哲
#32小暮卓史らが次々にタイム更新していく。
セッションも半ばを過ぎた頃、それまで中団以下に甘んじていた#4立川祐路が10秒891
を叩き出してトップに立つと、ライアンも10秒949でそれに続く。11秒台は3番手の
井出から10番手のルーキー#25片岡龍也までの7人。
11番手以降の5人はいずれも12秒台と、非常に接近した戦いとなる。

残り時間5分を切って各車最後のタイムアタックに出て行くものの、どのドライバーも
中々タイムを更新することができずにいたが、残り1分というところで前回優勝の小暮
が10秒862を叩き出して再びトップとなり、このタイムがこのセッションのベストタイム
となった。

上位10台のグリッドを決めるスペシャルステージは午後2時半より行われる。
2004年5月1日 スポーツランドSUGO(宮城県) 予選 天候:曇り/コース:ドライ
P.-No.-Driver--------------Team-------------------------Time-----Gap---
 1 32 小暮卓史             PIAA NAKAJIMA RACING         1'10.862   -
 2  4 立川祐路             Yellow Hat KONDO Racing Team   10.891 0.029
 3 40 リチャード・ライアン DoCoMo TEAM DANDELION          10.949 0.087
 4 20 井出有治             mobilecast TEAM IMPUL          11.087 0.225
 5 31 アンドレ・ロッテラー PIAA NAKAJIMA RACING           11.265 0.403
 6  3 道上 龍             Yellow Hat KONDO Racing Team   11.348 0.486
 7  1 本山 哲             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            11.389 0.527
 8  7 脇阪寿一             Team LeMans                    11.441 0.579
 9  8 土屋武士             Team LeMans                    11.782 0.920
10 11 松田次生             COSMO OIL RACING TEAM CERUMO   11.832 0.970
----------------以上SS進出---------------------------------------------
11 25 片岡龍也             Team LeMans Spirit            11.918 1.056
12 41 服部尚貴             DoCoMo TEAM DANDELION          11.920 1.058
13 19 ブノワ・トレルイエ   mobilecast TEAM IMPUL          12.030 1.168
14  2 金石年弘             TEAM ADiRECT 5ZIGEN            12.131 1.269
15 28 野田英樹             CARROZZERIA Team MOHN          12.170 1.308
-----------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム(107%)1'15.822
参加台数:15台 出走台数:15台

シャーシーは全車Lola B351、エンジンは全車無限MF308、タイヤは全車BSです。

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