全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選が7月17日、早朝の富士スピードウェイで行われ、上位2台が全くの同タイムという、日本のトップフォーミュラ史上稀に見る接戦が展開された。
この結果、規定により先にタイムを記録した#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がポーうポジションを獲得。#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が予選2番手から午後の決勝をスタートすることになった。
公式予選は朝8時10分よりノックアウト方式で行われた。
富士スピードウェイは昨日に引き続いての快晴。朝から強い陽射しの降り注ぐ中、午後の予選に向けて各ドライバーがしのぎを削った。
予選Q1
ここでは走行時間20分で上位12名がQ2出走の権利を得る。
殆どのドライバーがこの20分間をフルに使って2アタックを敢行する中、フリー走行から好調ぶりを見せていたオリベイラだけは終盤一発だけのアタックを敢行する作戦をとり、見事1分25秒237を叩き出し、いきなりトップに躍り出てQ2出場を決めてみせた。
2番手にはロッテラーがつけ、3番手#2平手晃平、4番手#37中嶋一貴とインパル勢とトムス勢が上位を占める結果に。これにより中嶋一貴は開幕以来始めてのQ2進出を果たすことになった。
一方ここで予選を終えたのは13位#18アレキサンドレ・インペラトーリ、#3アンドレア・カルダレッリ、#10小林崇志、#62嵯峨宏紀の4名となった。
予選Q2
10分間のインターバルをおいて予選Q2が開始された。走行時間7分間で上位8名がQ3に進出できる。
ここで真っ先に飛び出して言ったのは中嶋一貴だ。Q3進出を確実なものとするために、1周余分に周回できる時間を確保しようとした一貴は、最初のアタックで1分25秒539をマーク。結果的に「あと1周」に頼ることなくQ3進出をものにした。
フリー走行から速さをみせていたインパル勢はここでも1位オリベイラ1分25秒270、2位平手1分25秒398と上位を占める。
一方ここでノックアウトされたのは#37中嶋大祐、#33国本雄資、#40伊沢拓也。そしてなんと#32小暮卓史までもが予選を終えることになった。
予選Q3
ポールポジションを決める最後のセッションは8時58分より7分間で行われた。
真っ先にコースに飛び出して言ったのはオリベイラ。以下、平手、一貴、#7大嶋和也、#8石浦宏明、#41塚越広大、#36ロッテラーの順でコースイン。このことが予選結果に影響を及ぼそうとは誰も予想だにしていなかっただろう。
先頭を走るオリベイラはここで1分25秒263をマーク。平手1分25秒372、一貴1分25秒330と続いて、ロッテラーの出したタイムは1分25秒263。オリベイラと全くの同タイムだ。
この場合は先にタイムを出したものが上位となる既定があるため、ポールポジションはオリベイラのものとなった。
第3戦決勝はこの後午後2時40分より44周で行われる。
今回のレースではピットストップ2回が義務付けられ、それぞれ4本のタイヤ交換が求められることとなっている。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.237 | 1'27.270 | 1'25.263 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.418 | 1'27.436 | 1'25.263 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.593 | 1'27.539 | 1'25.330 |
| 4 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.443 | 1'27.398 | 1'25.372 |
| 5 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.071 | 1'27.413 | 1'25.452 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'25.666 | 1'27.452 | 1'25.549 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'25.882 | 1'27.584 | 1'25.740 |
| 8 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'25.777 | 1'27.492 | 1'25.927 |
| 9 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.203 | 1'27.728 | |
| 10 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.467 | 1'28.057 | |
| 11 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.221 | 1'28.105 | |
| 12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.114 | 1'28.193 | |
| 13 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'26.521 | | |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'26.847 | | |
| 15 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'27.198 | | |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'27.332 | | |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.263 | - | - | 192.66 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.263 | 0.000 | 0.000 | 192.66 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.330 | 0.067 | 0.067 | 192.51 |
| 4 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.372 | 0.109 | 0.042 | 192.41 |
| 5 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'25.452 | 0.189 | 0.080 | 192.23 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'25.549 | 0.286 | 0.097 | 192.02 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'25.740 | 0.477 | 0.191 | 191.59 |
| 8 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'25.927 | 0.664 | 0.187 | 191.17 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.270 | - | - | 188.23 |
| 2 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.398 | 0.128 | 0.128 | 187.95 |
| 3 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.413 | 0.143 | 0.015 | 187.92 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'27.436 | 0.166 | 0.023 | 187.87 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'27.452 | 0.182 | 0.016 | 187.84 |
| 6 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'27.492 | 0.222 | 0.040 | 187.75 |
| 7 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'27.539 | 0.269 | 0.047 | 187.65 |
| 8 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'27.584 | 0.314 | 0.045 | 187.55 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.728 | 0.458 | 0.144 | 187.25 |
| 10 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'28.057 | 0.787 | 0.329 | 186.55 |
| 11 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'28.105 | 0.835 | 0.048 | 186.45 |
| 12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'28.193 | 0.923 | 0.088 | 186.26 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/17) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.237 | - | - | 192.72 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.418 | 0.181 | 0.181 | 192.31 |
| 3 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'25.443 | 0.206 | 0.025 | 192.25 |
| 4 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'25.593 | 0.356 | 0.150 | 191.92 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'25.666 | 0.429 | 0.073 | 191.75 |
| 6 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'25.777 | 0.540 | 0.111 | 191.51 |
| 7 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'25.882 | 0.645 | 0.105 | 191.27 |
| 8 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.071 | 0.834 | 0.189 | 190.85 |
| 9 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.114 | 0.877 | 0.043 | 190.76 |
| 10 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.203 | 0.966 | 0.089 | 190.56 |
| 11 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.221 | 0.984 | 0.018 | 190.52 |
| 12 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.467 | 1.230 | 0.246 | 189.98 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 13 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'26.521 | 1.284 | 0.054 | 189.86 |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'26.847 | 1.610 | 0.326 | 189.15 |
| 15 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'27.198 | 1.961 | 0.351 | 188.39 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'27.332 | 2.095 | 0.134 | 188.10 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 107% ) | 1'31.204 | 5.967 | 3.872 | 180.11 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
ドライバーの懇談会に続いては、JRP社長の白井裕氏が登場。
来季から投入を予定している「システムE」の進捗状況や海外展開について語った。
(システムEについて)
先の震災でホンダの栃木研究所の被害がすごかったため、開発が事実上ストップしていました。
そのため本来ならば6月にはシェイクダウンを済ませる予定でしたが、8月30、31日に延期になりました。
このシステムではバッテリーがキーになります。バッテリーに開発のフィールドを作りたいと思います。
容量、効率などタガをはめずに研究開発の場に利用してもらってEVや燃料電池車に役立てて欲しいと思います。
ただ現状は予定より3ヶ月強の遅れが生じており、開幕に間に合うかどうかが微妙になってきました。
(海外展開について)
予定していたシンガポール開催が結果的に開催が一年延期になりました。これはパドックのスペースが充分でなく、設計変更が必要になったためで、当初の4月開催に間に合いそうになくなったためです。秋には完成するとのことでしたが、その時期の日本はスケジュールが詰まっているので、無理をせずに翌年に繰り越したほうがいいとの判断でした。
現在韓国を初めアジア各国でサーキットの建設が進んでいますが、そこで走らせるコンテンツが絶対できに不足しているのが現状です。
そこで、日本で確立されているピラミッドの頂点を海外に持っていくことで、それぞれにレースのピラミッドを作っていければと思います。フォーミュラニッポンと、その下のFCJに相当するカテゴリー。例えばFCKとかFCCという呼び名になるでしょうか、そうしたものを作っていければと思います。
(観光庁との連携について)
鈴鹿には溝端長官に来ていただきましたが、震災で減ってしまった海外からのお客さんが戻ってくるためのお手伝いができれば、と思います。菅生ではイベントを予定していますし、今後JRPで開催するイベントに関して観光庁に後援していただけることになっています。
(パドッククローズについて)
今回から8時でパドックを閉めることにしました。7月8月の電力需要の増大に対応した節電の意味と、労働条件を改善してメカニックという職業のイメージを改善したいと考えています。
(次回開催について)
次は「被災地もてぎ」での開催となります。モータースポーツを原動力に復興に役立てたい。初めての2&4ということで沢山のお客様に来ていただき、盛り上げたいと思っています。今年は第1戦鈴鹿、第2戦オートポリスと二輪を併催してきましたし、今回もGTアジアシリーズを併催します。今後もこうした併催は進めていきたいと考えています。
まとめ:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
既にスーパーGTでは坂東代表による定例会見の開催が定着しているが、フォーミュラニッポンでも今回の第3戦から「サタデー・ミーティング」と題した懇談会を実施することになった。
第1回の出演者は、先日のルマン24時間レースで見事総合優勝を果たしたアンドレ・ロッテラー選手(トムス)と、第2戦オートポリスで優勝し、ランキングトップに躍り出た中嶋一貴選手(トムス)、そして日本レースプロモーション(JRP)社長の白井裕氏の三名だ。
ここではドライバー2名による第1部の模様をお送りする。

アンドレ・ロッテラー
(ルマン24時間について)素晴らしい一週間でした。チーム一丸となって勝利したこと、僕にとって2年目の挑戦で勝てたこともです。こんな大きなレースで勝てたことは僕のキャリアにとって重要なポイントになると思います。ずっと日本で走ってきて、日本で育ててもらって、その結果の勝利だと思います。
それはもうタフな戦いでした。今は大きな達成感を味わっていますよ。
(グッドウッドフェスティバルに参加したことについて)すごいイベントでした、歴史的な目医者が沢山集まり、ヨッヘン・マスやハンス・ヨアキム・シュトゥックといった名ドライバーたちと一緒に走れて、三日間が大きなプレゼントのようでした。ルマンで優勝したことでみんなが認めてくれたことが嬉しかった。主催者のマーチ卿からも素晴らしいプレゼントをいただきましたし。
(今週末のフォーミュラニッポンについて)僕のわがままを許してくれたチーム、舘監督、トヨタ、みんなに感謝しています。僕が欠場している間にカズキが優勝してポイントリーダーになりましたが、絶対にその座を取り返します。フォーミュラニッポンでポジションを取り戻すのが次の僕の目標ですから。
中嶋一貴
(ここまでの2戦を振り返って)まだ予選に課題がありますが、レースでは結果を残せました。展開に恵まれた面はありましたが、それも自分のおかれた状況の中でベストを尽くせた結果だと思っています。
でもいつも上手くいくとは限らないので、次は課題を克服しながら結果を出したいです。今回の2回ピットストップ義務というルールは非常に悩ましいものですが、これまでの自分の経験を生かせれば、と思いますし、タイミング次第だとも思いますので、まずは予選で前に行くのが重要でしょうね。現時点ではチャンピオンは意識していません。今までどおりやれることをしっかりやるだけです。
(将来的にF1やルマン出場を考えているか)チャンスがあればいつでも出たいと思っていますし、その準備はしているつもりです。
まとめ: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Yoshinori OHNISHI
フォーミュラニッポン第3戦富士のフリー走行2回目は#2平手晃平(TEAM IMPUL)がトップ。
タイムは1分26秒282と午前中の#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラには一歩及ばなかったものの、これで一日総合ではチームインパルが1-2を達成した格好だ。

フリー走行2回目は午後1時45分より60分間で行われた。
明日の公式予選に向けた最後の走行となるが、気温、路面温度とも上昇する中、7名のドライバーが自身の午前中のタイムを上回る積極的な走りを見せた。
序盤トップに立ったのはルーキーの#33国本雄資。午前中は1分27秒780に終わった国本だったが、ここでは1分26秒986まで大幅にアップしてきた。
しかし残り15分をきったところで平手が1分26秒282をマーク。一気にトップに躍り出ると、#36アンドレ・ロッテラーも午前中のタイムを上回る1分26秒348で2番手につけ、#37中嶋一貴が1分26秒432でこれに続く。
更に、#41塚越広大、#16山本尚貴らも午前中のタイムを上回ることはできなかったものの4番手、5番手につけてきて、結局国本はこのセッションを6番手で終えることとなった。
午前中トップのオリベイラはここでは7番手に留まり、#32小暮卓史、#31中嶋大祐のナカジマ勢は8番手、9番手につけている。
第3戦の公式予選は明日朝8時10分より、ノックアウト方式で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/16) Free Session Total Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Free 1 Free 2 | Time | Delay | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | *1'26.252 1'27.051 | 1'26.252 | - | 190.45 |
| 2 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.452 *1'26.282 | 1'26.282 | 0.030 | 190.39 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.605 *1'26.348 | 1'26.348 | 0.096 | 190.24 |
| 4 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.676 *1'26.432 | 1'26.432 | 0.180 | 190.05 |
| 5 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | *1'26.456 1'28.261 | 1'26.456 | 0.204 | 190.00 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | *1'26.689 1'26.826 | 1'26.689 | 0.437 | 189.49 |
| 7 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | *1'26.743 1'26.750 | 1'26.743 | 0.491 | 189.37 |
| 8 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | *1'26.830 1'27.133 | 1'26.830 | 0.578 | 189.18 |
| 9 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | *1'26.850 1'27.347 | 1'26.850 | 0.598 | 189.14 |
| 10 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'27.780 *1'26.986 | 1'26.986 | 0.734 | 188.84 |
| 11 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | *1'27.143 1'27.889 | 1'27.143 | 0.891 | 188.50 |
| 12 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.806 *1'27.332 | 1'27.332 | 1.080 | 188.10 |
| 13 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'28.147 *1'27.663 | 1'27.663 | 1.411 | 187.39 |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | *1'27.763 1'27.918 | 1'27.763 | 1.511 | 187.17 |
| 15 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.977 *1'27.876 | 1'27.876 | 1.624 | 186.93 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'30.205 *1'28.311 | 1'28.311 | 2.059 | 186.01 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/16) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.282 | - | - | 190.39 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.348 | 0.066 | 0.066 | 190.24 |
| 3 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.432 | 0.150 | 0.084 | 190.05 |
| 4 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.750 | 0.468 | 0.318 | 189.36 |
| 5 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.826 | 0.544 | 0.076 | 189.19 |
| 6 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'26.986 | 0.704 | 0.160 | 188.84 |
| 7 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.051 | 0.769 | 0.065 | 188.70 |
| 8 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.133 | 0.851 | 0.082 | 188.53 |
| 9 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.332 | 1.050 | 0.199 | 188.10 |
| 10 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.347 | 1.065 | 0.015 | 188.06 |
| 11 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'27.663 | 1.381 | 0.316 | 187.39 |
| 12 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.876 | 1.594 | 0.213 | 186.93 |
| 13 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'27.889 | 1.607 | 0.013 | 186.90 |
| 14 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'27.918 | 1.636 | 0.029 | 186.84 |
| 15 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'28.261 | 1.979 | 0.343 | 186.12 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'28.311 | 2.029 | 0.050 | 186.01 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦のフリー走行1回目が7月16日、富士スピードウェイで行われ、ディフェンディングチャンピオンの#1ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が1分26秒252でトップだった。2番手にも同じチームインパルの#2平手晃平がつけた。

第3戦は昨年の富士ラウンドに続いてのワンデー開催。公式予選は明日日曜の朝に行われるため、土曜日の今日は午前と午後に1回づつのフリー走行が行われることになっている。
その1回めのフリー走行は午前9時15分より、15分間で行われた。
最初にトップに立ったのは#16山本尚貴で1分26秒689だったが、セッション中盤になってオリベイラが1分26秒252でトップに立ち、これがそのままこのセッションでのベストタイムとなった。
2番手には同じくインパルの#2平手晃平が続き、3番手には前回のオートポリス戦をルマン24時間出場のために欠席した#36アンドレ・ロッテラーがつける。ロッテラーは終盤にもアタックを敢行し、1分26秒台を記録したが、結局オリベイラのタイムには届かなかった。
これに前回優勝のポイントリーダー、#37中嶋一貴が続き、山本が5番手という結果に。
殆どのドライバーが最初の20分間でアタックして以降はロングランに移行したため、順位自体は大きく変動のないまま40分間が終了した。
フォーミュラニッポン第3戦は、このあと午後1時45分より1時間のフリー走行2回目が行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2011/07/16) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2011 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.252 | - | - | 190.45 |
| 2 | 2 | 平手 晃平 | TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.452 | 0.200 | 0.200 | 190.01 |
| 3 | 7 | 大嶋 和也 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'26.456 | 0.204 | 0.004 | 190.00 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.605 | 0.353 | 0.149 | 189.67 |
| 5 | 37 | 中嶋 一貴 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.676 | 0.424 | 0.071 | 189.52 |
| 6 | 16 | 山本 尚貴 | TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.689 | 0.437 | 0.013 | 189.49 |
| 7 | 41 | 塚越 広大 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.743 | 0.491 | 0.054 | 189.37 |
| 8 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.830 | 0.578 | 0.087 | 189.18 |
| 9 | 40 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.850 | 0.598 | 0.020 | 189.14 |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team KYGNUS SUNOCO | TOYOTA RV8K | 1'27.143 | 0.891 | 0.293 | 188.50 |
| 11 | 3 | アンドレア・カルダレッリ | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'27.763 | 1.511 | 0.620 | 187.17 |
| 12 | 33 | 国本 雄資 | Project μ/cerumo・INGING | TOYOTA RV8K | 1'27.780 | 1.528 | 0.017 | 187.14 |
| 13 | 31 | 中嶋 大祐 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.806 | 1.554 | 0.026 | 187.08 |
| 14 | 18 | アレキサンドレ・インベラトーリ | SGC by KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.977 | 1.725 | 0.171 | 186.72 |
| 15 | 10 | 小林 崇志 | HP REAL RACING | HONDA HR10E | 1'28.147 | 1.895 | 0.170 | 186.36 |
| 16 | 62 | 嵯峨 宏紀 | Le Beauest Motorsports | TOYOTA RV8K | 1'30.205 | 3.953 | 2.058 | 182.11 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
- 従来のコースレコード: 1'24.290
- 2011年SUPERGT INTERNATIONAL SERIESMALAYSIA
- JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458GTC
- 予選:4位・決勝:2位
- Dr:Tetsuya TANAKA / Katsuyuki HIRANAKA

2011年6月18日(Sat)
- 10:00~11:45・FREEPRACTICE 天候:CLOUDY / コースコンディション:DRY / 気温:28℃路面温度:28℃
- 14:15~14:55:FIRSTQUALIFYING PRACTICE 天候:FINE / コースコンディション:DRY / 気温:34℃ / 路面温度:44℃
- 16:30~:SUPERLAP QUALIFYING 天候:FINE / コースコンディション:DRY / 気温:33℃路面温度:44℃
今年も灼熱のセパン戦がやってきました。今週の天気予報は雨マークがついていましたが、全くその気配もなく青空から雲がすこし出るくらいの南国の気候が続いたレースウイークになりました。
第3戦からは通常のレーススケジュールに戻り、走行は土曜日からの2DAY。この日土曜日は、公式練習と予選、スーパーラップ予選が行われました。
今回のアタックドライバーは田中哲也。練習走行も田中から開始しました。2戦連続2位表彰台でシリーズトップを走るJIMGAINER 458GTCは、総重量1355kgとレーシングカーとは思えない車重になり、マシンの動きもどうなるかわからない中での走行スタートになりました。やはり田中からも車が重たいと無線機から声が発せられる。アンダーステアも強く、何度もピットに戻りフロントの足まわり、リアウイングの調整を行っていました。
残り45分で平中克幸に交代し、決勝を見据えたロングドライブを行う。やはりアンダーステアは消えては無かったが、タイヤのパフォーマンスはかなり高く、バランスもそんなに悲観的になる感じでは無く、タイムも7番手と午後からの予選にも期待が持てる走行となりました。
朝の練習走行よりぐんぐんと気温は上昇。灼熱にふさわしい中での予選がオンタイムで開始されました。まずハンドルを握るのは平中。基準タイムをクリアするのがこの走行の基本となる。
計測2ラップで平中から田中へ。2人とも楽に基準タイムをクリアし、田中がアタックに入る。500クラスとの30分間の混走走行から続けて300クラスの専有走行が開始。2分10秒001のタイムで、暫定5番手でスーパーラップに臨むこととなった。
約1時間30分のインターバルを経てスーパーラップが開始された。アタック担当は田中。6番目にコースへ入りアタックを開始する。それまでのトップタイムはNo.86ランボルギーニの2分9秒912だったが、田中はセクター1で0.006秒上回り、セクター2の時点では0.055ビハインド、セクター3でもタイムを上げてきて、2分9秒578のタイムを出し暫定1位に。次に走行したNo.69MT900Mはこのタイムを上回ることが出来ずNo.11の4位以上が確定。続くNo.27F430、No.88ランボルギーニは2分9秒台前半、No.4BMWに至っては2分8秒台に入るタイムを出してきた為に、明日の決勝は4番手のポジションからのスタートが決定した。
- Tetsuya TANAKA Comment
-
60kgプラスの状態だったので、正直スーパーラップに残れるかなという位にしか考えてませんでした。実際スーパーラップに残るまではきつかったのですが、スーパーラップを走る前にセット変更したのが当たり、タイヤのパフォーマンスもこの状況に凄く合っていて、この重たさでこのポジションは凄く良かったと思っています。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
-
今回はウエイトが重たくて苦戦するとは思っていましたが、思った以上にパフォーマンスが良くて、タイヤも含め車も非常に調子がいいので、決勝は期待できるんじゃないかと思います。
2011年6月19日(sun)
- 9:40~10:10:FREE PRACTICE 10:20~10:50:CIRCUIT SAFARI 天候:FINE / コースコンディション:DRY / 気温:30℃ / 路面温度:35℃
- 16:00~:FINAL 天候:CLOUDY / コースコンディション:DRY / 気温:34℃ / 路面温度:43℃
決勝日は朝からすでに30度を超え、過酷な決勝レースが予想された。朝のフリー走行はまず平中からスタート。決勝も予想通り30度を超え、路面温度に至っては今年最高の43度になっていた。
決勝レースを見据えた走行を行い、最後のマシンチェックに余念がない。4周計測後田中と交代。昨日と違って荷重をかけていくとオーバーになっているようで、リアウイングの調整を行う。タイヤも2輪のみ交換の想定を行い、サーキットサファリでもマシン調整に余念がない。決勝でも重たいながら、作戦を駆使し連続表彰台を目指し、全てのスタッフが力を注ぎ朝のフリー走行は終了した。
スタートドライバーは田中。フォーメーションラップを終え、全車綺麗にスタート。1コーナーで一瞬順位を落としたように見えたものの、1周目にはポジションを上げ3位で通過。前を行くNo.4、No.27を追いかける。No.27の山内選手に道をふさがれる格好で周回を重ねる。
やはり車重が重たいことと、他のFIA-GT車両と違ってストレートが速くなく、どうしてもコーナーで追いつき、ストレートで離される展開に。No.4との差はこの時徐々に離されてきていた。前に詰まるようであれば、早めにドライバー交代を行い、空いているところでプッシュしていく作戦を考えていたので、それを決行。田中をほぼミニマムの14周でピットに戻し、4輪交換し平中を送り出した。
作戦通りコースも空いているところでピットアウトする事が出来、平中も猛然とプッシュしていく。ベストラップも300クラス唯一の2分10秒台をマークし、周回を重ねていく。20周を過ぎたあたりから上位のマシンのルーティーンのピット作業が始まるが、No.27やNo.88とはすでに30秒近く引き離していたが、No.4がピット作業を終えたときは11秒ほど前方を走行。
全車のピット作業が終わると、No.4が1位、No.11が2位、No.2が3位という展開に。3位との差は9秒ほどあり、徐々に引き離していたのであとはNo.4を捉えるのみ。30周目には8秒差、35周目には4秒差まで詰めより、残り周回数が5周を切った時には1秒差まで近づいていた。
何度か最終コーナーで並びかけるが、ストレートのスピード差でどうしても前に出られない。不運な事に最終ラップには、500クラスの3位の車両の走行に丁度掴まり、最後のチャンスの場面に走行ラインを譲らなければいけない状況になってしまう。そのまま0.776秒差の2位でチェッカーを受けた。
激しいバトルに水を差された形になってしまいましたが、3戦連続2位表彰台はシリーズを見据えた上でも十分価値のあるものであり、作戦とタイヤのパフォーマンスによっては、重たくともまだ勝てるチャンスはあるのではないかと希望を持ってこれからの中盤戦を戦って参ります。
次戦は国内に戻り、東日本大震災の被災地SUGOでの開催になります。被災地の皆様に元気を与えられるような走りを致しますので、引き続き応援宜しくお願いいたします。
- Tetsuya TANAKA Comment
-
スタート前に、僕がスタートして前に引っかかっている状況であればショートスティントで入るという作戦を立てていたのですが、その作戦通りにタイミングも流れ的にも上手くいきましたね。正直トップにあそこまで追いつけるとは思いませんでしたが、最終的には凄くいい形でレースが出来たのではないでしょうか。今回に関してはタイヤが非常に良かったので、タイヤに助けられた部分が多かったですね。
- Katsuyuki HIRANAKA Comment
-
昨日の練習走行の時にロングをしたのですが、その時に凄く良い印象で、今回は重いけどいけるんじゃないかと思っていました。その通りのレースが出来て、コンスタントに良いラップを刻みながら走れたし、タイヤも凄く良くなってきているのでシーズンを考えれば、凄く良いレースが出来たのではないかと思います。ただ最後の周回では勝ちも欲しかったので悔しい部分ではありますが、やれることは出来たと思うので、さらに重たくなる次のレースではタイヤも含めて自分達も努力して、絶えずポイントを獲得してチャンピオンを取りたいですね。
観客動員数:予選日15,000人・決勝日:36,000人
Text & Photo: JIMGAINER
- 2011年6月19日(日)・決勝 会場:セパンサーキット(5.542km) 周回数:46周
- 天候:晴れ 気温:34℃(16:00現在) 路面温度:43℃(16:00現在) コースコンディション:ドライ
- 観客:3万6000人(主催者発表)
6月19日(日)、マレーシア・クアラルンプール近郊のセパン・インターナショナルサーキットにおいて、2011 オートバックス SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが行われました。
18日(土)に行われた予選では、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)がポールポジションを獲得したほか、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)は3番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)は6番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)は7番手と健闘。#32 EPSON HSV-010(道上 龍/中山友貴組)は14番手からのスタートとなりました。
決勝当日もセパン・インターナショナルサーキットの周辺は猛暑に見舞われました。強い陽光が照りつけた午前中に比べれば、午後になるといくぶん雲が出てきたので日差しは弱めとなりましたが、決勝スタート前の午後4時でも気温34℃、路面温度43℃を記録し、マシン、タイヤ、ドライバーにとって厳しいコンディションでスタートを迎えることとなりました。
スタートドライバーは、ポールポジションのデュバル選手(#1 ウイダー HSV-010)、3番グリッドの金石選手(#17 KEIHIN HSV-010)、6番グリッドの伊沢選手(#100 RAYBRIG HSV-010)、7番グリッドの武藤選手(#8 ARTA HSV-010)、14番グリッドの道上選手(#32 EPSON HSV-010)が務めます。
全34台(GT500クラス15台)が午後4時ちょうどにウオームアップランを開始し、次の周には2列の隊列を組んだGTマシンの一団にグリーンフラッグが振り下ろされてローリングスタートが切られました。
ポールポジションスタートの#1 ウイダー HSV-010は、デュバル選手が順当にトップに立って1コーナーをクリア。その後は2番手のライバルを一気に引き離し、3周目には4.2秒のギャップを築きました。間もなく周回遅れとなるGT300クラスの車両に追いつくと、コース上での混雑により、その差は一時的に縮まりましたが、21周目終了時点におよそ2秒のリードを保ってピットイン。小暮選手にステアリングを委ねました。
これで見かけ上の順位は後退しましたが、上位陣のピットストップが一巡した29周目には再びトップに浮上。ここから小暮選手は、この時点で誰よりも速い1分59秒台のラップタイムを連発して、2番手のライバルを寄せ付けない走りを続けました。最後にはおよそ14秒のリードを築き、トップで46周目のチェッカードフラッグを受けました。
また、3番グリッドからスタートした#17 KEIHIN HSV-010の金石選手は、レース序盤から2番手を走行するライバルを猛追。その後、やや間隔が離れましたが、4番手以下を圧倒するペースで周回していき、3番手のまま22周目終了時点にピットイン。塚越選手に交代してからも2位入賞を目指して力走を続け、前戦の岡山ラウンドに続き2戦連続で3位フィニッシュを果たしました。
予選で6番手だった#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は、スタート直後から5番手のライバルを積極的に攻め立てていきます。ところが、これを追い越そうとした6周目の最終コーナーでコントロールを失ってスピン、グラベルでマシンがスタックしてしまったために最後尾まで順位を落としてしまいます。しかし、伊沢選手はあきらめずにトップグループを上回るラップタイムを度々記録してばん回し、次第に順位を上げていきます。#100 RAYBRIG HSV-010の勢いは23周目終了時点に山本選手に交代してからも変わらず、最終的に7位まで順位を上げてゴールに飛び込みました。
7番グリッドからスタートした#8 ARTA HSV-010の武藤選手は、序盤の混乱をうまく避けて4番手にジャンプアップ。その後も安定したペースでポジションを守り抜き、23周目終了時点でピットインを行いました。ところが、タイヤ交換の際にホイールナットが噛み込むトラブルが発生。この対応に時間がかかった影響で、ドライバーが小林選手に交代してコースに復帰したときには10番手まで後退してしまいました。しかし、小林選手はルーキーとは思えない安定感のある走りで周回を重ねていき、最終的に9位でフィニッシュ。貴重な2ポイントを手に入れました。
14番手からスタートした#32 EPSON HSV-010は、マシンのセッティングが万全ではなかったために苦しい戦いを強いられました。しかし、道上選手も中山選手も最後まであきらめずにレースを戦い抜き、最終的には12位でチェッカードフラッグを受けました。
この結果、#1 ウイダー HSV-010が今シーズン初優勝、#17 KEIHIN HSV-010も3位表彰台を獲得し、HSV-010 GT が1-3フィニッシュを果たしました。さらに、HSV-010 GTの5台すべてが大きなマシントラブルに見舞われずに完走し、4台が入賞する好成績を収めるなど、優れたパフォーマンスと高い信頼性を改めて証明することとなりました。
また、シリーズポイント争いのドライバー部門において#17 金石年弘/塚越広大組(KEIHIN HSV-010)は合計25ポイントとなり2番手に浮上したほか、合計24ポイントとした#1 小暮卓史/ロイック・デュバル組(ウイダー HSV-010)はそれまでの12番手から3番手へと躍進しました。さらに、#100 伊沢拓也/山本尚貴組(RAYBRIG HSV-010)は合計19ポイントで7番手、#8 武藤英紀/小林崇志組(ARTA HSV-010)は4ポイントで13番手、#32 道上龍/中山友貴組(EPSON HSV-010)は1ポイントで14番手につけています。
コメント
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
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「これまで2戦続けて勝てるレースを落としていたので、第3戦のセパンではどうしても勝ちたいと思っていました。ようやく優勝できて、いまはホッとしています。今日は非常に暑いコンディションの中、HSV-010 GTのタイヤに優しい特徴を生かし、タイヤが持っている性能をフルに引き出すことができました。これが勝因につながったと考えています。また、優勝したデュバル選手と小暮選手、それに3位に入った金石選手と塚越選手が本当によくがんばってくれました。シリーズポイント争いでは、#1 ウイダー HSV-010と#17 KEIHIN HSV-010が上位に浮上してくれたことで、タイトル獲得の可能性が広がりました。特に#1 ウイダー HSV-010は、重いハンディウエイトを積んでもペースがあまり落ちないことが昨年の経験から分かっていますので、これからも着実にポイントを積み重ねていってくれると期待しています。次戦開催地のスポーツランドSUGOもHSV-010 GTが得意としているテクニカルコースなので、引き続きご声援をよろしくお願いします」
- 小暮卓史選手(優勝 #1 ウイダー HSV-010)
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「マシンの能力はあったものの、今シーズンはなかなか勝てないレースが続いていたので、やっと優勝ができて素直にうれしいです。ここで優勝という結果が出せたことで、チームとしても報われましたし、自分自身もホッとしています。今日は全般的に路面が滑り気味でしたし、タイヤも最後のほうはかなり摩耗して厳しい状況でしたが、その中でもコンスタントにタイムを出せたことが優勝の要因だと思います。この勢いで、次戦以降もしっかり結果を残したいと思います」
- ロイック・デュバル選手(優勝 #1 ウイダー HSV-010)
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「この優勝でしっかりとポイント獲得できたことで、やっと優勝争いに参加できます。今シーズンはここからスタートすると思っています。決勝レース序盤では、GT300のマシンがなかなか追い越せず、後続との差が詰まってしまい、かなりナーバスになってしまいました。ただ、マシンをうまくパスできたあとは周囲の状況を見ながらしっかりと走ることができました。その後はスムーズに小暮選手にバトンタッチできたと思います。今後もこの調子を維持して、優勝争いしたいと思います」
- 金石年弘選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
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「重いウエイトハンデ(28kg)があった中で、表彰台に上がれたことは上出来な結果だと思います。昨日の公式予選ではマシンの調子がなかなか上がらなかったのですが、その状況下でも塚越選手が必死にアタックして3番手につけることができました。今日の決勝レースは、トップの2台が速すぎましたがポイントをしっかりと獲得できたことは後々のレースでも響いてくるので、この結果は大きいと思います。次戦では優勝を目指してがんばります」
- 塚越広大選手(3位 #17 KEIHIN HSV-010)
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「前を走る2台のペースがとても速かったので、少しでも差を詰められるように攻めの走りをしましたが、脅かすことはできませんでした。ただ、自分に交代してからはほかのマシンと競争するようなケースがあまり無く、まるでフリー走行のような感覚でミス無くスムーズに走ることができました。今大会では、練習走行時からマシンの調子がなかなか上がらなかったので、その中で表彰台に上がれたことはうれしく思います。次戦の開催地であるスポーツランドSUGOがある宮城県はチームのスポンサー企業であるKEIHINの地元でもありますし、東日本大震災の影響がある中でもファンのみなさんに引き続き応援していただいていることにとても感謝していますので、みなさんの目の前でしっかりと結果を残したいと思います」
Text & Photo: HONDA

LEXUS SC430勢最上位の5位でフィニッシュした
ZENT CERUMO SC430 38号車
SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」が6月18日(土)、19日(日)の両日、マレーシアのセパン・サーキットで開催された。
SUPER GTでは唯一の海外遠征戦としておなじみとなっているセパン大会は、今大会で11回目を数える。毎年猛暑の中でのレースとなるセパン戦は、ドライバーやタイヤ、車両にも厳しいレースとなる。
今大会にはレクサスチームからGT500クラスに6台のLEXUS SC430が出場。また、GT300クラスに1台のLEXUS IS350と2台のカローラアクシオが出場した。今大会、GT300クラスのSG CHANGI IS350 14号車はアレキサンドレ・インペラトーリに代わり、阿部翼がドライブする。
◆予選◆
18日(土)、午前中の公式練習を経て、午後2時15分からスーパーラップへの進出をかけた予選一回目が行われた。
この予選一回目でのトップ10台がスーパーラップに進出できるが、PETRONAS TOM'S SC430 36号車とENEOS SUSTINA SC430 6号車、WedsSport ADVAN SC430 19号車の3台が惜しくもトップ10入りを逃し、それぞれ11、13、15番手のグリッドが確定。
夕方になっても南国の太陽が照りつける暑さの中、午後4時半から予選スーパーラップが開始。ここで、予選一回目は9番手だったDENSO SARD SC430 39号車でアタックを担当したTDPドライバーの石浦宏明が好走を見せ、5番手グリッドを確保。ZENT CERUMO SC430 38号車が9番手、D'STATION KeePer SC430 35号車が10番手につけた。
GT300クラスでは、14号車が唯一スーパーラップ入りを果たし、9番手グリッド。ハセプロMA イワサキ aprカローラ 31号車が13番手、COROLLA Axio apr GT 74号車は14番手から決勝レースをスタートすることとなった。
◆決勝◆
19日(日)、空には雲がかかり、例年よりは若干暑さが和らいで感じるものの、それでも気温は34度、路面温度43度という暑さの中で、午後4時5分、46周で競われる決勝レースがスタート。
LEXUS勢最上位5番手からスタートした39号車は、1コーナーで他車と接触し、9位まで後退。38号車が7位、36号車が8位と順位を上げて序盤戦へと突入した。
TDPドライバーの平手晃平がドライブする38号車と、ルマン24時間レースでの優勝から凱旋したばかりのアンドレ・ロッテラーが駆る36号車は、7周目に前走車のコースオフで一つずつ順位を上げると、さらに前を行くライバル車を激しく攻め、まもなく追い上げてきた35号車と共に、4台による激しいバトルを繰り広げた。
中盤に入ると、各車ピットインしドライバー交代と給油、タイヤ交換。ここで、35号車は給油時にトラブルがあり、痛恨のタイムロス。最後尾まで順位を落としてしまった。
全車がピットを終えた時点で36号車が5位、38号車が6位につけていたが、終盤になると、立川祐路の駆る38号車が、TDPドライバー中嶋一貴の36号車に挑み、テール・トゥ・ノーズでの僅差の5位争いを展開。
残り6周、ついに38号車が36号車に並びかけると、そのままサイド・バイ・サイドでコーナーへ。しかし、36号車は抑えきれず、38号車が5位に浮上。
そのままの順位でチェッカーとなり、LEXUS SC430勢は38号車が5位、36号車が6位。6号車が8位、終盤追い上げた35号車が10位でポイント獲得を果たした。
GT300クラスでは、前半トップ10圏内を走行していた14号車が中盤トラブルで無念のリタイア。74号車が14番手スタートから見事な追い上げを見せ6位フィニッシュ。31号車は11位でレースを終えた。
Text & Photo: TOYOTA
SUPER GT第3戦セパンラウンドが、6月18日(土)~19日(日)にセパンインターナショナルサーキット(マレーシア・クアラルンプール郊外)で開催され、予選2位の#46 S Road MOLA GT-R(柳田真孝/ロニー・クインタレッリ)が2位表彰台。本年デビューの同車にとって、初のポディウムフィニッシュとなった。
曇り空の下、午後4時にローリングを開始し、その後決勝レースのスタートとなった。前日行われたスターティンググリッドを決めるスーパーラップでは、ポールポジションを#1 HSV-010に奪われるものの、それ以外の予選セッションや決勝日朝に行われたウォームアップ走行を含め、#46 GT-Rは常にトップタイムをマーク。好調ぶりが目立っていた。スタートドライバーはマシンをセットアップしたクインタレッリが担当し、フロントロー外側からレースをスタート。トップの#1 HSV-101の後ろにつけて、オープニングラップは2位でコントロールラインを通過した。その後、逆転のチャンスを待って背後からプレッシャーをかけ続け序盤を周回したが、ライバルは隙を見せず、#46 GT-Rは23周目にピットインし、柳田に交代した。しかし、このピットインのタイミングが悪く、タイヤを交換してペースの上がらないアウトラップに先にピットインを済ませていた#1 HSV-010に先行され、逆転のチャンスを逃した。その後、柳田も安定したラップタイムで周回を重ねたが首位を奪うことは叶わず、46周目の2位でチェッカーフラッグを受けた。
2007年と2008年のセパンラウンドで連続優勝しているKONDOレーシングは、今回も好成績を狙っていた。今回#24 ADVAN KONDO GT-Rは予選8位ながら、決勝レースではスタートドライバーのビヨン・ビルドハイムがオープニングラップで5位に上がり、序盤を周回。16周目に早めのピットインを行い、安田裕信に交代した。ほぼ全車がピット作業を終えた29周目に4位になると、そのままの順位でフィニッシュを迎えた。近藤真彦チーム監督は、「昨年はどうしても5位より上の順位でフィニッシュできなかったので、この成績には満足だしチームにとって自信になる」と語った。
#12 カルソニックGT-Rは、ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラが予選4位からレースをスタート。1周目の第1コーナーで、混戦の中から行き場を失ってランオフエリアに飛び出した。マシンにダメージはなかったが、11位に後退。さらに、エンジントラブルによって最高速が伸びない現象が発生する。このため、ペースが上げられず、16周目にピットインして松田次生にドライバーチェンジするものの、その後も事態は好転せず、15位完走でレースを終えた。
5月の富士ラウンドで優勝している#23 MOTUL AUTECH GT-R(本山哲/ブノワ・トレルイエ)は、GT-R勢で最も重い52kgのハンディウェイトを積んでセパンラウンドに臨んだ。このため、予選順位は12位。決勝レースは、トレルイエが担当した前半からサスペンションにトラブルが発生し、コーナーで攻められない状態となる。28周目まで引っ張って後半担当の本山に交代。この時、タイヤ無交換でピットアウトし、少しでも先行車とのギャップを削る作戦をとった。レースには6位で戻ったものの、その後もペースアップできず、14位でレースを終了した。
- ニスモ鈴木豊監督
-
「(足回り系の)トラブルがあってポイントが取れなかったのは、とても残念です。タイヤ無交換は、事前に決めた通りの作戦でした。今回の結果をしっかり対策し、次のSUGOに臨みたいと思います。SUGOでは、勝負できると思いますので、是非ご期待ください」
- #46 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
-
「今週は非常にマシンのコンディションが良く、レース前は勝てると思っていた。しかし、結果は2位。今シーズンこのチームで初のポディウムは、良い結果だと思います。次のレースでは勝負をかけ、優勝を狙って行きたいと思います」
- #46 GT-Rドライバー 柳田真孝
-
「皆さん、応援ありがとうございました。悔しい2位だったけど、今後に向けて良い方向が見えたと思います。この次も頑張りますので、引き続き応援をよろしくお願いします」
Text & Photo: NISMO
AUTOBACS SUPER GT第3戦「SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA」の決勝レースが、6月19日にマレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5.542km×46周)で行われた。レースはポールポジションからスタートしたウイダーHSV-010 (小暮卓史/ロイック・デュバル組)が優勝。

決勝レースは、南国マレーシアの暑さを考慮して、夕方16時(現地時間)のスタート。ポールポジションからスタートしたウイダーHSV-010 のデュバルは、2番手のS Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)をジワジワと引き離すが、GT300クラスの周回遅れが絡み出すタイミングにはまってしまい、一時はすぐ後ろまでGT-Rの接近を許してしまう。だが、単独のペースではウイダーHSV-010 の方が分があり、トップのまま予定のピットイン。その後を小暮に託す。
続いてS Road MOLA GT-Rがピットイン。素早い作業で柳田を送り出し、ピット出口で小暮の前に出る。しかし、この時点では小暮のペースが明らかに速く、2コーナーでトップを奪い返した。以後の小暮は、後続をまったく寄せ付けず、最終的には14秒の大差を付けて、ゴール。昨年のチャンピオンであるウイダーHSV-010 は、今季思うような成績を挙げられなかったが、ここでついに初優勝を手にした。
昨年デビューしたホンダHSV-010GTにとって通算4勝目。小暮は5勝目、デュバルは4勝目となる。
GT300クラスは、予選クラス1位のNo.4 初音ミク グッドスマイル BMW(谷口信輝/番場琢組)が優勝。参戦4年目のチームにとっても、今季デビューしたBMW Z4にとっても初優勝。谷口信輝は9勝目、番場琢は2勝目となった。(観客:3万6000人)
■優勝選手コメント
No.1 ウイダーHSV-010 [GT500]
- 小暮卓史
-
「今シーズン、クルマのパフォーマンスは良かったのですが、ここまで結果を残せませんでした。勝ててホッとしました。セパンの路面は滑りやすく、タイヤにもきつかったのですが、コンスタントに速く走れたと思います。46号車がピットから目の前に出てきたときは、予想してなくてビックリしたのですが、相手はアウトラップですから、(相手のタイヤが温まる前に)早くケリをつけなくてとは思い、2コーナーでチャンスと思ったので行きました。後続との差は17秒前後開きましたが、タイヤもきつくなったので最後は無理せずいきました」
- ロイック・デュバル
-
「今回優勝したことで、やっとチャンピオンシップの戦いに加わることができましたね。今シーズン、これからだと思ってます。一時タイムが落ちたのは、GT300の集団に追い付いて、彼らもバトルをしていてなかなかこちらに気付いてもらえない、抜くチャンスも無いという状況になりました。それなのに後ろはすぐ抜けて、僕が待ってみたいでしたね(苦笑)。その後は差を開らくことができて。でも、タフなレースでしたよ」
No.4 初音ミク グッドスマイル BMW [GT300]
- 谷口信輝
-
「昨日ポールを獲れて、勝ちたいと言う気持ちになりました。今日はこうなったらと思った通りの理想の展開で進んで、チェッカーを受けたことが嬉しいです。ただ、後半はちょっと違った(番場が差を詰められたこと)かな(苦笑)。番場選手の走りは、ハラハラドキドキで寿命が縮まりましたよ。(ふがいなくて)少し腹も立ちましたが、よくやってくれたと思います」
- 番場琢
-
「すっごく嬉しいです。でも、個人的には少し悔しさが残りました。そして、長く応援してくれたスポンサー、沢山の個人スポンサーの皆さんにこの優勝を捧げたいです。予定では谷口さんがぶっちぎってくれて、僕がその差を保って優勝するはずでした。でも、その差を消してしまって…。GT500などに抜かれる際にタイムを落としたんです。次は予定通りの走りをお見せしたいです」
Text & Photo: GTアソシエイション
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 46 | 1:33'34.849 |
| 2 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 46 | 14.198 |
| 3 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 46 | 32.487 |
| 4 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 46 | 1'01.541 |
| 5 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 46 | 1'03.887 |
| 6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 46 | 1'06.762 |
| 7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 46 | 1'07.242 |
| 8 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 46 | 1'15.427 |
| 9 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 46 | 1'23.489 |
| 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 46 | 1'40.692 |
| 11 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 46 | 1'45.332 |
| 12 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 46 | 1'46.531 |
| 13 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 46 | 1'46.982 |
| 14 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 46 | 1'59.885 |
| 15 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 45 | 1Lap |
| ---- 以上規定周回数(32Laps)完走 ---- |
■GT300クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/19) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Model | Driver | Tire | Wh | Lap | Total_Time Behind |
| 1 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 42 | 1:34'10.601 |
| 2 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 42 | 0.776 |
| 3 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 42 | 46.432 |
| 4 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 42 | 51.312 |
| 5 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 42 | 57.763 |
| 6 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 42 | 57.951 |
| 7 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 42 | 1'16.093 |
| 8 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 42 | 1'25.868 |
| 9 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 42 | 1'33.709 |
| 10 | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | 42 | 1'34.158 |
| 11 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 41 | 1Lap |
| 12 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 41 | 1Lap |
| 13 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 41 | 1Lap |
| 14 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 41 | 1Lap |
| 15 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 41 | 1Lap |
| 16 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 36 | 6Laps |
| ---- 以上規定周回数(29Laps)完走 ---- |
| - | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 22 | 20Laps |
| - | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 9 | 33Laps |
| - | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 3 | 39Laps |
- Fastest Lap(GT500): CarNo.46 S Road MOLA GT-R (ロニー・クインタレッリ) 1'58.569
- Fastest Lap(GT300): CarNo.11 JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 (平中 克幸) 2'10.923
- CarNo.14 2011 SUPER GT Sporting Regulation 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。リタイヤにより未実施。
- CarNo.39 2011 SUPER GT Sporting Regulation 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを科した。
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/19) Free Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'58.410 | - | 168.493 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'59.043 | 0.633 | 167.597 |
| 3 | 500 | 3 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'59.587 | 1.177 | 166.834 |
| 4 | 500 | 4 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'59.844 | 1.434 | 166.476 |
| 5 | 500 | 5 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'59.958 | 1.548 | 166.318 |
| 6 | 500 | 6 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 2'00.025 | 1.615 | 166.225 |
| 7 | 500 | 7 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 2'00.138 | 1.728 | 166.069 |
| 8 | 500 | 8 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 2'00.221 | 1.811 | 165.954 |
| 9 | 500 | 9 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 2'00.459 | 2.049 | 165.626 |
| 10 | 500 | 10 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 2'00.487 | 2.077 | 165.588 |
| 11 | 500 | 11 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 2'00.884 | 2.474 | 165.044 |
| 12 | 500 | 12 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 2'01.053 | 2.643 | 164.814 |
| 13 | 500 | 13 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 2'01.069 | 2.659 | 164.792 |
| 14 | 500 | 14 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 2'01.198 | 2.788 | 164.617 |
| 15 | 500 | 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 2'03.021 | 4.611 | 162.177 |
| 16 | 300 | 1 | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | 2'10.833 | 12.423 | 152.494 |
| 17 | 300 | 2 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'10.925 | 12.515 | 152.386 |
| 18 | 300 | 3 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'11.740 | 13.330 | 151.444 |
| 19 | 300 | 4 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'11.788 | 13.378 | 151.389 |
| 20 | 300 | 5 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'11.894 | 13.484 | 151.267 |
| 21 | 300 | 6 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'12.113 | 13.703 | 151.016 |
| 22 | 300 | 7 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'12.178 | 13.768 | 150.942 |
| 23 | 300 | 8 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'12.209 | 13.799 | 150.907 |
| 24 | 300 | 9 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'12.222 | 13.812 | 150.892 |
| 25 | 300 | 10 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'12.329 | 13.919 | 150.770 |
| 26 | 300 | 11 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'12.626 | 14.216 | 150.432 |
| 27 | 300 | 12 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'12.716 | 14.306 | 150.330 |
| 28 | 300 | 13 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'12.934 | 14.524 | 150.084 |
| 29 | 300 | 14 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'12.970 | 14.560 | 150.043 |
| 30 | 300 | 15 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'13.050 | 14.640 | 149.953 |
| 31 | 300 | 16 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'13.177 | 14.767 | 149.810 |
| 32 | 300 | 17 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'13.410 | 15.000 | 149.548 |
| 33 | 300 | 18 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'14.893 | 16.483 | 147.904 |
■GT500 Class
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Total Qualify GT500 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos |
No |
Car
Model |
Driver |
Tire |
WH |
Qualify 1 Time |
Super Lap Time |
km/h |
| 1 |
1 |
ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
小暮 卓史 ロイック・デュバル |
BS |
8 |
1'57.211 |
1'55.984 |
172.017 |
| 2 |
46 |
S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 |
柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ |
MI |
12 |
1'56.551 |
1'56.371 |
171.445 |
| 3 |
17 |
KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
金石 年弘 塚越 広大 |
BS |
28 |
1'57.781 |
1'56.710 |
170.947 |
| 4 |
12 |
カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 |
松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ |
BS |
40 |
1'57.932 |
1'57.067 |
170.425 |
| 5 |
39 |
DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 |
石浦 宏明 井口 卓人 |
MI |
10 |
1'58.228 |
1'57.239 |
170.175 |
| 6 |
100 |
RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
伊沢 拓也 山本 尚貴 |
BS |
30 |
1'58.022 |
1'57.491 |
169.810 |
| 7 |
8 |
ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
武藤 英紀 小林 崇志 |
BS |
4 |
1'57.952 |
1'57.712 |
169.492 |
| 8 |
24 |
ADVAN KONDO GT-R
NISSAN GT-R R35 |
安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム |
YH |
12 |
1'57.598 |
1'57.749 |
169.438 |
| 9 |
38 |
ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 |
立川 祐路
平手 晃平 |
BS |
18 |
1'58.055 |
1'57.873 |
169.260 |
| 10 |
35 |
D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 |
脇阪 寿一 アンドレ・クート |
BS |
|
1'58.313 |
1'57.948 |
169.153 |
| 11 |
36 |
PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 |
アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 |
BS |
32 |
1'58.472 |
|
168.404 |
| 12 |
23 |
MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 |
本山 哲 ブノワ・トレルイエ |
BS |
52 |
1'58.565 |
|
168.272 |
| 13 |
6 |
ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 |
伊藤 大輔 大嶋 和也 |
BS |
30 |
1'58.570 |
|
168.265 |
| 14 |
32 |
EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT |
道上 龍 中山 友貴 |
DL |
2 |
1'58.809 |
|
167.927 |
| 15 |
19 |
WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 |
片岡 龍也 荒 聖治 |
YH |
22 |
1'58.954 |
|
167.722 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
■GT300 Class
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Total Qualify GT300 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos |
No |
Car
Model |
Driver |
Tire |
WH |
Qualify 1 Time |
Super Lap Time |
km/h |
| 1 |
4 |
初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 |
谷口 信輝 番場 琢 |
YH |
28 |
2'09.087 |
2'08.499 |
155.263 |
| 2 |
88 |
JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 |
井入 宏之 関口 雄飛 |
YH |
6 |
2'08.915 |
2'09.184 |
154.440 |
| 3 |
27 |
PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 |
山岸 大 山内 英輝 |
YH |
12 |
2'09.934 |
2'09.511 |
154.050 |
| 4 |
11 |
JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC |
田中 哲也 平中 克幸 |
DL |
60 |
2'10.001 |
2'09.578 |
153.971 |
| 5 |
86 |
JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 |
坂本 祐也 青木 孝行 |
YH |
2 |
2'10.575 |
2'09.912 |
153.575 |
| 6 |
33 |
HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 |
影山 正美 藤井 誠暢 |
HK |
40 |
2'10.631 |
2'10.309 |
153.107 |
| 7 |
66 |
triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage |
吉本 大樹 星野 一樹 |
YH |
40 |
2'10.569 |
2'10.426 |
152.969 |
| 8 |
69 |
サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M |
メルビン・チュー 吉田 広樹 |
YH |
|
2'09.935 |
2'10.541 |
152.835 |
| 9 |
14 |
SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 |
折目 遼 阿部 翼 |
YH |
|
2'10.490 |
2'10.545 |
152.830 |
| 10 |
43 |
ARTA Garaiya ASL Garaiya |
高木 真一 松浦 孝亮 |
BS |
10 |
2'10.352 |
2'10.918 |
152.395 |
| 11 |
22 |
R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R |
和田 久 城内 政樹 |
YH |
|
2'11.047 |
|
152.245 |
| 12 |
25 |
ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR |
都筑 晶裕 土屋 武士 |
YH |
22 |
2'11.068 |
|
152.220 |
| 13 |
31 |
ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio |
嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 |
YH |
16 |
2'11.270 |
|
151.986 |
| 14 |
74 |
COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio |
新田 守男 国本 雄資 |
YH |
18 |
2'11.445 |
|
151.784 |
| 15 |
26 |
Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS |
松田 秀士 峰尾 恭輔 |
YH |
|
2'11.465 |
|
151.761 |
| 16 |
5 |
マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R |
玉中 哲二 黒澤 治樹 |
YH |
|
2'12.054 |
|
151.084 |
| ---- 以上予選通過 ---- |
| - |
62 |
R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 |
山野 哲也 佐々木 孝太 |
YH |
6 |
2'12.823 |
|
150.209 |
| - |
87 |
リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 |
余郷 敦 織戸 学 |
YH |
22 |
2'15.856 |
|
146.855 |
| - |
2 |
EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 |
高橋 一穂 加藤 寛規 |
YH |
8 |
no time |
|
- |
- CarNo.62,87,2は、決勝日のフリー走行の結果により決勝レースへの出走の可否が決定される。
昨年のチャンピオンマシンであるHonda HSV-010 GTは、今シーズンを前にラジエターをマシン前部から前輪直後に移設するなどの改良を重ねた結果、以前から定評のあったコーナリング性能にさらに磨きをかけており、チーム部門・ドライバー部門のダブルタイトル防衛を最大の目標として、2011年シーズンのSUPER GTに挑んでいます。
第2戦富士ラウンド、そして第1戦岡山ラウンドでは、随所で期待通りの速さを披露したものの、決勝では予想外の事態に見舞われるなどしたため、今季は第1戦岡山ラウンドで#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が挙げた2位がこれまでの最上位になっています。
幸い、HSV-010 GTは高速コーナーの多いセパン・インターナショナルサーキットを得意としており、今シーズン初優勝に期待がかかっています。
今大会では開幕戦の富士ラウンドに続き、予選1回目でトップ10に入ったマシンが予選2回目へと駒を進める「スーパーラップ方式」を公式予選に採用しています。この方式では、予選1回目を勝ち抜いた10台で1台ずつ順にタイムアタックを行い、ここで記録されたラップタイムをもとに決勝のグリッドを決定します。
毎年、猛暑に見舞われることで知られているマレーシア・ラウンドですが、本日の午前中は薄曇りとなり、比較的過ごしやすいコンディションとなりました。ところが、午後になると強い日差しが差し込み始め、気温、路面温度ともに例年に近いコンディションとなりました。
予選1回目では、#1 ウイダー HSV-010(小暮卓史/ロイック・デュバル組)が1分57秒211を記録して2番手に入ったほか、#17 KEIHIN HSV-010(金石年弘/塚越広大組)が4番手、#8 ARTA HSV-010(武藤英紀/小林崇志組)が6番手、#100 RAYBRIG HSV-010(伊沢拓也/山本尚貴組)が7番手となり、スーパーラップへの出場権を獲得しました。
ただし、#32 EPSON HSV-010(道上龍/中山友貴組)は残念ながら14番手のタイムとなったため、明日の決勝レースは14番グリッドから挑むことが確定しました。
現地時間の午後5時12分から始まったスーパーラップでは、9番目にアタックを行った#1 ウイダー HSV-010の小暮卓史選手が2番手に0.387秒差をつける1分55秒984をマークし、見事にポールポジションを獲得。7番目に出走した#17 KEIHIN HSV-010の塚越選手も予選3位に食い込み、Hondaはグリッドのトップ3に2台を送り込むことに成功しました。さらに、#100 RAYBRIG HSV-010の伊沢選手は6番手、#8 ARTA HSV-010の武藤選手も7番手と健闘し、明日の決勝レースでの上位入賞が期待できる展開となっています。
- 瀧敬之介|Honda GTプロジェクトリーダー
-
「クルマの調子は良好で、小暮選手によればセッティングが“ドンピシャ”に決まっているようです。おかげで高速のS字コーナーでは、非常に速いコーナーリングスピードを保ちながら、安定したフォームで駆け抜けることができました。小暮選手もミスなくアタックしてくれたのでポールポジションを獲得できました。速さにはずっとこだわり続けてきたので、この結果は素直にうれしいです。しかも、前戦の岡山ラウンドでポールポジションを獲得した塚越選手もがんばって予選3番手につけてくれました。彼には2番グリッドからスタートするライバルを猛追する役割が期待されます。いずれにしても、HSV-010 GTがポールポジションと3番グリッドからスタートする明日の決勝では、いい結果を期待できると思います。暑さ対策の面では、エンジン冷却、タイヤ、ドライバーを冷やすクールスーツのどれをとっても心配ありません。もっとも、明日もあまり暑くならないようなので、余裕を持って決勝レースを戦えるはずです」
- 小暮卓史選手(ポールポジション、#1 ウイダー HSV-010)
-
「ポールポジションを獲得できて本当にうれしいです。今シーズンはなかなか思うような結果を残せていなかったので、ポールポジションを取りたいという気持ちが強くなってしまい、プレッシャーを感じていました。ただ、マシンのパフォーマンスがとても高いことはよく分かっていましたので、今回のレースはその性能をしっかり発揮できた結果だと思います。前戦の岡山ラウンドでもマシンの戦闘能力を確認できていたので、今朝の練習走行から自分たちのメニューを確実にこなし、微調整を施す程度でスーパーラップに準備万端で臨むことができました。最高のマシンを用意してくれたチームに感謝したいです。明日の決勝ではポールポジションの上にウエイトハンデも8kgしかないので、優勝しかないと思っています。優勝が果たせるよう、ロイックとともにがんばります」
- ロイック・デュバル選手(ポールポジション、#1 ウイダー HSV-010)
-
「今シーズン前半の2戦は結果があまりよくなく、ポイントも思うように獲得できずにいたので、ポールポジション獲得はとてもうれしいです。ただ、今日の公式予選時ではウエイトハンデが無いので、ポールポジションを獲得することは当たり前だとも思っていました。また、今日は新品のタイヤを使わずに予選を走行しましたが、パフォーマンスがとてもよく、バランスもしっかりと取れていました。小暮選手がスーパーラップで使用したタイヤを明日の決勝でどのように使うか、という戦略的な問題もありますが、ライバルのマシンの事を考えず、自分たちが一生懸命いいスタートをして、いいペースを保てば結果はついてくると思います。明日の決勝レースは期待できると考えています」
Text & Photo: HONDA
AUTOBACS SUPER GT第3戦「AUTOBACS SUPER GT第3戦」の予選が、6月18日マレーシアのセパン・インターナショナル・サーキット(1周5・543km)で行われた。ウイダーHSV-010 の小暮卓史がポールポジションを獲得。ウイダーHSV-010 の小暮/ロイック・デュバル組は、6月19日の決勝レースを最前列からスタートする。
今大会の予選は、スーパーラップ方式で行われる。まず、予選1回目に各クラスの周回タイム上位10台が選抜され、予選2回目となるスーパーラップに進出。ここで1台ずつのタイムトライアルが行われ。ポールポジションから10位までが決められる。それ以下の順位は予選1回目の順位で決まる。上位選手によるこん身のドライビングがじっくり見られ、走る方も周囲を気にせず思い切り走れる予選方式だ。
午前中に行われた予選1回目では、S Road MOLA GT-Rが1分56秒551でトップを獲得。昨年のGT500クラス王者のウイダーHSV-010 は、0.660秒差で2番手につけた。
そして17時13分より行われたGT500クラスのスーパーラップは、予選1回目の10番手から順次スタート。最後から2番手に登場したウイダーHSV-010 の小暮卓史は、非常にスムーズで速かった。その時点で最速となる1分55秒984と、唯一の55秒台を叩き出す。これに対し、最後に走ったS Road MOLA GT-R(ロニー・クインタレッリ)は56秒台に留まり、2番手で終わった。これで小暮の今季初ポールポジションが決まった。
小暮にとっては、昨年の最終戦以来で通算12回目のポールポジション。昨年デビューしたホンダHSV-010 GTにとっては、前戦に続き今季2回目、通算6回目のポールポジションとなる。
GT300クラスは、初音ミク・グッドスマイルBMWの谷口信輝が、2分8秒499でポールポジションを獲得した。谷口は通算3回目、BMWとしては4度目だが、今季から走行する新型のBMW Z4にとっては初のポールポジションとなった。
■ポールポジション選手コメント
- No.1 ウイダーHSV-010 [GT500] 小暮卓史
-
「本当に嬉しいです。今季、クルマのパフォーマンスは十分にあったんですが、ここまで2戦は思うように行かず、結果が出なかった。それだけに、今回はポールポジションを絶対獲るんだと、昨年の(タイトルが懸かった)最終戦のようなプレッシャーがありました。午前の走行よりはグリップ感があり、安定指向のクルマにしていたので、安心して攻められました。ウェイトハンデも少ないですし、ポールポジションですから、明日の決勝は優勝しかないと思っています」
- No.4 初音ミク グッドスマイル BMW [GT300] 谷口信輝
-
「僕たちのクルマは(車両の規定もあって)直線番長なので、コーナリングサーキットのセパンでは、正直向いていないと思ってました。でも、朝からトップを争えて驚いたくらいです。今回はヨーロッパからエンジンのエンジニアにも僕が無理を言って来てもらい、チームもクルマを(規定上)改造できない中、いろいろやってくれてホント感謝しています。このサーキットはタイヤに対し攻撃的(消耗しやすい)なので、決勝はタイヤをコントロールしながら、ポールポジションでストレートも速いので“通せんぼして行こうと思います(笑)」
Text: GTアソシエイション
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'56.551 | - | 171.180 |
| 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'57.211 | 0.660 | 170.216 |
| 3 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 1'57.598 | 1.047 | 169.656 |
| 4 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 1'57.781 | 1.230 | 169.392 |
| 5 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 1'57.932 | 1.381 | 169.175 |
| 6 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'57.952 | 1.401 | 169.147 |
| 7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 1'58.022 | 1.471 | 169.046 |
| 8 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 1'58.055 | 1.504 | 168.999 |
| 9 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'58.228 | 1.677 | 168.752 |
| 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'58.313 | 1.762 | 168.631 |
| 11 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 1'58.472 | 1.921 | 168.404 |
| 12 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 1'58.565 | 2.014 | 168.272 |
| 13 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'58.570 | 2.019 | 168.265 |
| 14 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'58.809 | 2.258 | 167.927 |
| 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'58.954 | 2.403 | 167.722 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'02.976)---- |
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'08.915 | - | 154.764 |
| 2 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'09.087 | 0.172 | 154.557 |
| 3 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'09.934 | 1.019 | 153.549 |
| 4 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'09.935 | 1.020 | 153.548 |
| 5 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'10.001 | 1.086 | 153.470 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'10.352 | 1.437 | 153.056 |
| 7 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'10.490 | 1.575 | 152.894 |
| 8 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 2'10.569 | 1.654 | 152.803 |
| 9 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'10.575 | 1.660 | 152.796 |
| 10 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'10.631 | 1.716 | 152.729 |
| 11 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'11.047 | 2.132 | 152.245 |
| 12 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'11.068 | 2.153 | 152.220 |
| 13 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'11.270 | 2.355 | 151.986 |
| 14 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'11.445 | 2.530 | 151.784 |
| 15 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'11.465 | 2.550 | 151.761 |
| 16 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'12.054 | 3.139 | 151.084 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'15.778)---- |
| - | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'12.823 | 3.908 | 150.209 |
| - | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'15.856 | 6.941 | 146.855 |
| - | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | no time | - | - |
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'56.551 | - | 171.180 |
| 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'57.211 | 0.660 | 170.216 |
| 3 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 1'57.598 | 1.047 | 169.656 |
| 4 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 1'57.781 | 1.230 | 169.392 |
| 5 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 1'57.932 | 1.381 | 169.175 |
| 6 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'57.952 | 1.401 | 169.147 |
| 7 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 1'58.022 | 1.471 | 169.046 |
| 8 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 1'58.055 | 1.504 | 168.999 |
| 9 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'58.228 | 1.677 | 168.752 |
| 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'58.313 | 1.762 | 168.631 |
| 11 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 1'58.472 | 1.921 | 168.404 |
| 12 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 1'58.565 | 2.014 | 168.272 |
| 13 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'58.570 | 2.019 | 168.265 |
| 14 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'58.809 | 2.258 | 167.927 |
| 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'58.954 | 2.403 | 167.722 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'02.976)---- |
■GT500クラス
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Qualifying 1 Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'08.915 | - | 154.764 |
| 2 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'09.087 | 0.172 | 154.557 |
| 3 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'09.934 | 1.019 | 153.549 |
| 4 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'09.935 | 1.020 | 153.548 |
| 5 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'10.001 | 1.086 | 153.470 |
| 6 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'10.352 | 1.437 | 153.056 |
| 7 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'10.490 | 1.575 | 152.894 |
| 8 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 2'10.569 | 1.654 | 152.803 |
| 9 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'10.575 | 1.660 | 152.796 |
| 10 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'10.631 | 1.716 | 152.729 |
| 11 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'11.047 | 2.132 | 152.245 |
| 12 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'11.068 | 2.153 | 152.220 |
| 13 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'11.270 | 2.355 | 151.986 |
| 14 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'11.445 | 2.530 | 151.784 |
| 15 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'11.465 | 2.550 | 151.761 |
| 16 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'12.054 | 3.139 | 151.084 |
| ---- 以上予選通過(基準タイム[107%]: 2'15.778)---- |
| - | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'12.823 | 3.908 | 150.209 |
| - | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'15.856 | 6.941 | 146.855 |
| - | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | no time | - | - |
SUPER GT INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA -RIJ- (2011/06/18) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2011 AUTOBACS SUPER GT Round 3 Sepang International Circuit 5.542km
| Pos | Class | Cls Pos | No | Car Maker Model | Driver | Tire | Wh | Time | Behind | km/h |
| 1 | 500 | 1 | 46 | S Road MOLA GT-R NISSAN GT-R R35 | 柳田 真孝 ロニー・クインタレッリ | MI | 12 | 1'57.701 | - | 169.507 |
| 2 | 500 | 2 | 1 | ウイダー HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 小暮 卓史 ロイック・デュバル | BS | 8 | 1'58.311 | 0.610 | 168.634 |
| 3 | 500 | 3 | 32 | EPSON HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 道上 龍 中山 友貴 | DL | 2 | 1'58.410 | 0.709 | 168.493 |
| 4 | 500 | 4 | 39 | DENSO SARD SC430 LEXUS SC430 | 石浦 宏明 井口 卓人 | MI | 10 | 1'58.740 | 1.039 | 168.024 |
| 5 | 500 | 5 | 6 | ENEOS SUSTINA SC430 LEXUS SC430 | 伊藤 大輔 大嶋 和也 | BS | 30 | 1'58.944 | 1.243 | 167.736 |
| 6 | 500 | 6 | 36 | PETRONAS TOM'S SC430 LEXUS SC430 | アンドレ・ロッテラー 中嶋 一貴 | BS | 32 | 1'58.978 | 1.277 | 167.688 |
| 7 | 500 | 7 | 8 | ARTA HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 武藤 英紀 小林 崇志 | BS | 4 | 1'59.097 | 1.396 | 167.521 |
| 8 | 500 | 8 | 24 | ADVAN KONDO GT-R NISSAN GT-R R35 | 安田 裕信 ビヨン・ビルドハイム | YH | 12 | 1'59.211 | 1.510 | 167.360 |
| 9 | 500 | 9 | 12 | カルソニック IMPUL GT-R NISSAN GT-R R35 | 松田 次生 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | BS | 40 | 1'59.287 | 1.586 | 167.254 |
| 10 | 500 | 10 | 35 | D'STATION KeePer SC430 LEXUS SC430 | 脇阪 寿一 アンドレ・クート | BS | | 1'59.299 | 1.598 | 167.237 |
| 11 | 500 | 11 | 100 | RAYBRIG HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 伊沢 拓也 山本 尚貴 | BS | 30 | 1'59.316 | 1.615 | 167.213 |
| 12 | 500 | 12 | 38 | ZENT CERUMO SC430 LEXUS SC430 | 立川 祐路 平手 晃平 | BS | 18 | 1'59.425 | 1.724 | 167.060 |
| 13 | 500 | 13 | 23 | MOTUL AUTECH GT-R NISSAN GT-R R35 | 本山 哲 ブノワ・トレルイエ | BS | 52 | 1'59.471 | 1.770 | 166.996 |
| 14 | 500 | 14 | 17 | KEIHIN HSV-010 HONDA HSV-010 GT | 金石 年弘 塚越 広大 | BS | 28 | 1'59.503 | 1.802 | 166.951 |
| 15 | 500 | 15 | 19 | WedsSport ADVAN SC430 LEXUS SC430 | 片岡 龍也 荒 聖治 | YH | 22 | 1'59.777 | 2.076 | 166.570 |
| 16 | 300 | 1 | 4 | 初音ミク グッドスマイル BMW BMW BMW Z4 GT3 | 谷口 信輝 番場 琢 | YH | 28 | 2'08.994 | 11.293 | 154.668 |
| 17 | 300 | 2 | 2 | EVANGELION RT TEST-01 IM・JIHAN Shiden MOONCRAFT 紫電 MC/RT-16 | 高橋 一穂 加藤 寛規 | YH | 8 | 2'10.170 | 12.469 | 153.272 |
| 18 | 300 | 3 | 25 | ZENT Porsche RSR PORSCHE 911GT3 RSR | 都筑 晶裕 土屋 武士 | YH | 22 | 2'10.266 | 12.565 | 153.159 |
| 19 | 300 | 4 | 88 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 井入 宏之 関口 雄飛 | YH | 6 | 2'10.418 | 12.717 | 152.979 |
| 20 | 300 | 5 | 66 | triple a Vantage GT2 ASTON MARTIN V8 Vantage | 吉本 大樹 星野 一樹 | YH | 40 | 2'10.999 | 13.298 | 152.300 |
| 21 | 300 | 6 | 86 | JLOC ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 坂本 祐也 青木 孝行 | YH | 2 | 2'11.089 | 13.388 | 152.196 |
| 22 | 300 | 7 | 11 | JIMGAINER DIXCEL DUNLOP 458 FERRARI 458 GTC | 田中 哲也 平中 克幸 | DL | 60 | 2'11.214 | 13.513 | 152.051 |
| 23 | 300 | 8 | 27 | PACIFIC NAC イカ娘 フェラーリ FERRARI F430 | 山岸 大 山内 英輝 | YH | 12 | 2'11.264 | 13.563 | 151.993 |
| 24 | 300 | 9 | 87 | リール ランボルギーニ RG-3 LAMBORGHINI Gallardo RG-3 | 余郷 敦 織戸 学 | YH | 22 | 2'11.320 | 13.619 | 151.928 |
| 25 | 300 | 10 | 33 | HANKOOK PORSCHE PORSCHE 911GT3 R MY2010 | 影山 正美 藤井 誠暢 | HK | 40 | 2'11.419 | 13.718 | 151.814 |
| 26 | 300 | 11 | 62 | R&D SPORT LEGACY B4 SUBARU LEGACY B4 | 山野 哲也 佐々木 孝太 | YH | 6 | 2'11.474 | 13.773 | 151.750 |
| 27 | 300 | 12 | 43 | ARTA Garaiya ASL Garaiya | 高木 真一 松浦 孝亮 | BS | 10 | 2'11.653 | 13.952 | 151.544 |
| 28 | 300 | 13 | 74 | COROLLA Axio apr GT TOYOTA COLLOLLA Axio | 新田 守男 国本 雄資 | YH | 18 | 2'11.758 | 14.057 | 151.423 |
| 29 | 300 | 14 | 14 | SG CHANGI IS350 LEXUS IS350 | 折目 遼 阿部 翼 | YH | | 2'11.762 | 14.061 | 151.418 |
| 30 | 300 | 15 | 69 | サンダーアジア MT900M MOSLER MT900M | メルビン・チュー 吉田 広樹 | YH | | 2'11.939 | 14.238 | 151.215 |
| 31 | 300 | 16 | 31 | ハセプロMA イワサキ aprカローラ TOYOTA COLLOLLA Axio | 嵯峨 宏紀 岩崎 祐貴 | YH | 16 | 2'12.227 | 14.526 | 150.886 |
| 32 | 300 | 17 | 26 | Verity TAISAN Porsche PORSCHE 911GT3 RS | 松田 秀士 峰尾 恭輔 | YH | | 2'12.645 | 14.944 | 150.410 |
| 33 | 300 | 18 | 5 | マッハGOGOGO車検RD320R VEMAC 320R | 玉中 哲二 黒澤 治樹 | YH | | 2'12.985 | 15.284 | 150.026 |
| 34 | 300 | 19 | 22 | R'Qs Vemac 350R VEMAC 350R | 和田 久 城内 政樹 | YH | | 2'13.078 | 15.377 | 149.921 |
全日本F3選手権第3戦の決勝が6月11日、富士スピードウェイで行われ、今回からF3にカムバックしたばかりの#50関口雄飛(B-MAX ENGINEERING)がいきなり優勝をものにした。ポールポジションの#12安田裕信(ThreeBond)はレースの前半をリードしながらまさかのシフトミスでコースアウト、惜しくも優勝を逃している。
Nクラスはルーキーの#37中山雄一(TOM'S SPIRIT)が後続を全く寄せ付けない走りで逃げ切り、デビュー3戦目で見事初優勝を遂げた。
第3戦決勝は午後2時5分スタート。朝から降り続いた雨も漸くやんで、#36リチャード・ブラッドレーと#19西本直樹を除く12台がスリックタイヤを装着して15周の戦いに臨んだ。
ホールショットを奪ったのはセカンドグリッドの#5山内英輝。ポールシッターの#12安田裕信が2番手、3番手には#1蒲生尚弥がつけて1コーナーをクリアしていく。
蒲生はこの周のコカコーラコーナーで安田を抜き差ると、ヘアピンで早くも山内のインをついてトップに立つが、すかさず山内もダンロップコーナーで抜き返す。両者も連れるようにセクター3を抜けていくが、ここに後方から安田、関口が食い込んできて最終コーナーで1、2位に浮上してきた。
トップを奪い返した安田は関口との差を次第に広げ、6周終わりで1.059秒、9周終わりでは2.063秒差とした。
その後も両者のギャップは広がり続け、12周目には3.456秒にまで達するが、13周目の1コーナー進入で安田がシフトダウンの際にギヤをニュートラルに入れてしまうという痛恨のミスで飛び出してしまい、関口の先行を許してしまった。
関口はこの周で安田との差を3.079秒とすると、14周目には1分40秒563、ファイナルラップでは1分39秒922と立て続けにファステストラップを更新して見事逃げ切りに成功。Cクラスで初めての優勝を復帰初戦にしてものにする快挙を成し遂げた。
2位は安田、3位には蒲生が入った。
Nクラスは予選トップの中山が序盤から#23千代勝正との差を一気に突き放しにかかり、6周終わりで3.6秒差とする。千代は中山を追うどころか#8野尻智紀に迫られ、10周目の1コーナーで野尻の先行を許すことに。
結局このクラスは中山、野尻とルーキーが1-2位を占め、千代が3番手で15周を消化。中山は開幕戦優勝の野尻に続き、デビュー3戦目で早くも勝利を手にした。
なお今回は、このレースで各ドライバーが記録したベストタイムが第5戦決勝のグリッド順位採用されるルールになっており、Cクラスは関口、Nクラスは野尻がポールポジションを獲得している。
明日の第4戦決勝は午前10時55分より、第5戦決勝は午後4時40分より、それぞれ21周ずつで行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Best Lap Time Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
2011 All Japan F3 Championship Round 5 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'39.922 | - | - | 164.40 |
| 2 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 1'40.181 | 0.259 | 0.259 | 163.97 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'40.184 | 0.262 | 0.003 | 163.97 |
| 4 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'40.602 | 0.680 | 0.418 | 163.29 |
| 5 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'40.647 | 0.725 | 0.045 | 163.21 |
| 6 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'40.952 | 1.030 | 0.305 | 162.72 |
| 7 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'41.016 | 1.094 | 0.064 | 162.62 |
| 8 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'41.615 | 1.693 | 0.599 | 161.66 |
| 9 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'42.021 | 2.099 | 0.406 | 161.01 |
| 10 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'42.696 | 2.774 | 0.675 | 159.96 |
| 11 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'46.564 | 6.642 | 3.868 | 154.15 |
| 12 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'46.611 | 6.689 | 0.047 | 154.08 |
| 13 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'46.752 | 6.830 | 0.141 | 153.88 |
| 14 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'49.164 | 9.242 | 2.412 | 150.48 |
THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Race Results Weather:Cloudy Course:Semi-Wet
All Japan F3 Championship Round 3 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 26'04.069 |
| 2 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 15 | 3.407 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 12.444 |
| 4 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 19.138 |
| 5 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 21.177 |
| 6 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 28.157 |
| 7 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 33.954 |
| 8 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 36.157 |
| 9 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 42.075 |
| 10 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 15 | 45.283 |
| 11 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 15 | 1'11.722 |
| 12 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 15 | 1'15.979 |
| 13 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 14 | 1 Lap |
| 14 | 6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 14 | 1 Lap |
| ---- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 ---- |
- Fastest Lap(C): CarNo.50 関口雄飛(B-MAX F308) 1'39.922 (15/15) 164.396km/h
- Fastest Lap(N): CarNo.8 野尻智紀(HFDP RACING F307) 1'40.602 (15/15) 163.285km/h
全日本F3選手権第3戦の公式予選が6月11日、富士スピードウェイで行われ、#12安田裕信(ThreeBond)が1分52秒941でポールポジションを獲得した。Nクラストップは1分55秒008を記録したルーキーの#37中山雄一(TOM'S SPIRIT)だった。
公式予選は午前8時40分より10分間で行われる予定だったが、開始早々に#22佐々木大樹がコース上でストップしたために赤旗が出され、10分間の中断となってしまう。
再開時刻は8時52分。残り時間8分というあわただしい走行となった。
序盤トップに立ったのは#5山内英輝。2番手に#1蒲生尚弥、今回から参戦の#50関口雄飛が3番手につける。
前回の鈴鹿でも好調だった山内はチェッカー直前には1分53秒825、1分53秒319と立て続けに好タイムを連発するが、終盤にこれを上回ってきたのが第2戦優勝の安田だった。
安田はチェッカー寸前に1分53秒524、最後のアタックでは1分52秒941とこのセッションで唯一の52秒台を叩き出してみせ、ウェットでの強さを改めてアピールした。
Nクラスでは#23千代勝正が序盤から好タイムを連発、総合でもベスト5に入る快調振りをみせていたが、終盤になってタイムアップを果たした中山が1分55秒008を記録、総合でも5番手に入る好タイムでデビュー3戦目にして初のクラストップを獲得した。
第3戦決勝はこのあと午後2時5分より15周で行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2011/06/11) Qualifying-Session: Weather:Rainy Course:Wet
2011 All Japan F3 Championship Round 3 富士スピードウェイ 4.563 km
| P | No | Cls | Driver | Car | Chassis | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 12 | C | 安田 裕信 | ThreeBond | DALLARA F308 | SR20VE | 1'52.941 | - | - | 145.45 |
| 2 | 5 | C | 山内 英輝 | PLANEXハナシマ F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'53.319 | 0.378 | 0.378 | 144.96 |
| 3 | 1 | C | 蒲生 尚弥 | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'54.553 | 1.612 | 1.234 | 143.40 |
| 4 | 50 | C | 関口 雄飛 | B-MAX F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'54.588 | 1.647 | 0.035 | 143.36 |
| 5 | 37 | N | 中山 雄一 | TDP SPIRIT F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'55.008 | 2.067 | 0.420 | 142.83 |
| 6 | 23 | N | 千代 勝正 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'55.015 | 2.074 | 0.007 | 142.82 |
| 7 | 20 | N | ギャリー・トンプソン | SGC by KCMG | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'55.795 | 2.854 | 0.780 | 141.86 |
| 8 | 8 | N | 野尻 智紀 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'55.943 | 3.002 | 0.148 | 141.68 |
| 9 | 7 | N | 三浦 和樹 | HFDP RACING F307 | DALLARA F307 | 3S-GE | 1'56.065 | 3.124 | 0.122 | 141.53 |
| 10 | 36 | C | リチャード・ブラッドレー | PETRONAS TOM'S F308 | DALLARA F308 | 1AZ-FE | 1'56.796 | 3.855 | 0.731 | 140.65 |
| 11 | 22 | N | 佐々木 大樹 | NDDP RACING | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'57.194 | 4.253 | 0.398 | 140.17 |
| 12 | 19 | C | 西本 直樹 | SGC by KCMG | DALLARA F306 | 3S-GE | 1'57.195 | 4.254 | 0.001 | 140.17 |
| 13 | 77 | N | 野呂 立 | CMS☆WAKOS☆F306 | DALLARA F306 | 3S-GE | 2'01.515 | 8.574 | 4.320 | 135.18 |
| 以上予選通過 基準タイム ( 110% ) | 2'04.964 | 12.023 | 3.449 | 131.45 |
| - | *6 | N | 石川 資章 | コルサ・スクーデリアF306 | DALLARA F306 | 3S-GE | no time | - | - | - |
- CarNo.6につき、大会審査委員会は決勝レース出場を最後尾グリッドを条件に認める。
- 決勝:2010年7月18日(日)
- 天候:予選・決勝(同日開催)/晴れ
- 気温:32℃(14:30時点)
- 路面温度:46℃(14:30時点)
- 決勝レース:44周(200.772km)
- コースコンディション:決勝/ドライ
- 観客:1万9000人(主催者発表)

7月18日(日)、静岡県・富士スピードウェイにおいて2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦の決勝レースが開催された。
前戦から約2カ月のインターバルを経て行われた第3戦は、土曜日をフリー走行のみのスケジュールとし、日曜日に公式予選と決勝レースを行うフォーミュラ・ニッポンでは初の1DAY方式による開催となった。また、今回は決勝のレース距離が今季の1レース制ラウンドとして最も短い200kmに設定され、タイヤ交換の義務付けがないため、すべてのチームが無給油作戦を採る展開が予測された。
17日(土)に行われたフリー走行は、東海地方に梅雨明け宣言が出された真夏の青空のもと、午前1回、午後1回に分けて行われた。朝から気温は上昇し、フリー走行2回目が行われた午後1時50分において、気温31℃、路面温度48℃となった。フリー走行2回目の残り時間10分を切ったあたりから、 Honda勢は、ニュータイヤに履き替えて一斉にタイムアタックを開始した。その結果、ディフェンディングチャンピオンの#1 ロイック・デュバル選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分27秒113を記録して2番手タイムをマーク、3番手に現在シリーズランキング2位の#32 小暮卓史選手(NAKAJIMA RACING)、6番手にランキング4位につける#10 塚越広大選手(HFDP RACING)が続いた。
18日(日)も前日同様の晴天からドライコンディションとなり、午前9時15分よりF1と同じノックダウン方式による公式予選が行われた。出場14 台から11台に絞られる第1セッションは、各チームが開始早々から積極的に走行を始め、1分26秒台に11台がひしめく、し烈なタイムアタックとなった。結果、小暮選手が1分26秒280のトップタイムを記録。さらにL.デュバル選手が4番手、#31 山本尚貴選手(NAKAJIMA RACING)が5番手、#16 井出有治選手(MOTUL TEAM 無限)が7番手、#2 伊沢拓也選手(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が8番手、塚越選手が11番手に入り、Honda勢すべてが第2セッションへと駒を進めた。
出場11台が8台に絞られる第2セッションでは、小暮選手が第3セッションまでを含めた最速ラップ1分25秒841を叩き出し、第1セッションに続いてトップ通過。L.デュバル選手が6番手、井出選手が8番手で第3セッションへ進んだ。9、10、11番手のタイムを記録した山本選手、伊沢選手、塚越選手は、決勝グリッドが確定した。
8台で最終グリッドを確定する第3セッションでは、L.デュバル選手が1分25秒999のトップタイムをマークし、今シーズン初のポールポジションを獲得。好調な走りを見せていた小暮選手は、タイムアタックでのシフトミスが響き、1分25秒台を記録できずに3番手からのスタートとなった。今シーズン初めて最終セッションに挑んだ井出選手は8番グリッドとなった。
午後2時45分から開始した決勝レースは、気温32℃、路面温度46℃という真夏日並みのコンディションの中、1周のフォーメーションラップのあと、全車14台でスタートした。
スタートでは、ポールポジションのL.デュバル選手がエンジンストールを起こしてストップ。後続のマシンが反応よく避けたために、大きなアクシデントは起こらなかったが、L.デュバル選手は1周遅れの最後尾まで順位を下げた。L.デュバル選手の後続グリッドに位置していた小暮選手は、L.デュバル選手を回避した影響で、順位を1つ下げた。さらに小暮選手は、スタートの混乱の中で他車と接触したため、フロントウイングに軽度の損傷を受けた。
オープニングラップを通過して小暮選手が4番手。ポジションを2つ上げた山本選手が7番手、塚越選手が10番手、井出選手が11番手、伊沢選手が 13番手を走行する。接触の影響か、なかなかペースが上がらない小暮選手は、2周目にポジションをさらに1つ下げて5番手になった。
13番手を走行する伊沢選手は1分30秒台後半のラップタイムを徐々に上げ、前方選手を追い抜きにかかる。9周目には、この日の自己ベストとなる1 分30秒176をマークし、13周目に9番手まで順位を上げる。17周目、11番手の塚越選手は前を走るマシンを猛追し、12番手を走行していた井出選手を加えた3台で激しいデッドヒートを繰り広げ、それぞれポジションを1つあげることに成功した。
レースが後半に差しかかる22周目時点のHonda勢の順位は、小暮選手が5番手、山本選手が7番手、伊沢選手が9番手、塚越選手が10番手、井出選手が11番手。2周目から5番手をキープしていた小暮選手のペースは後半も伸びず、前を走るマシンを脅かすほどの走りを見せることができなかった。7番手の山本選手は、序盤からいいペースで走行を重ね、前車の背後に迫るものの、高速コーナーでダウンフォースが抜けるために間隔が離れてしまう展開が続いた。
30周目、それぞれ10番手、11番手を走行していた塚越選手と井出選手が両者、オーバーテイクシステムを使用した白熱のヒートが繰り広げられ、両選手の順位が入れ替わった。44周にて行われた決勝レースは、各チーム無給油のままファイナルラップまで進み、スタートで奪ったトップの座を守りきった#20 平手晃平選手(Mobil1 TEAM IMPUL)が今季初優勝を飾った。Honda勢は出場選手全台が完走を果たし、小暮選手は我慢強いレース運びにより5位入賞した。山本選手は小暮選手から約6秒差の7位でフィニッシュ。伊沢選手、井出選手、塚越選手、L.デュバル選手はそれぞれ9位、10位、11位、14位でレースを終えた。
この結果、小暮選手はドライバーによるシリーズポイント争いで計18ポイントとなり、首位から7ポイント差の3位となった。
コメント
- 坂井典次|「HR10E」開発責任者
-
「今日は表彰台を獲得することができず、大変悔しい結果になりました。原因についてはこれから解明しますが、全体的にスタートがよくなかったので、エンジンマッピングを修正したいと思います。また、次戦8月に開催されるもてぎラウンドでは、エンジン馬力を向上させるための施策を投入する予定です。前回のもてぎラウンドで悔しい思いをしていることもあり、よい結果につながるように全力で挑みたいと思います」
- 小暮卓史選手(5位 #32 NAKAJIMA RACING)
-
「今日は、本当に苦しいレース展開になりました。予選では、昨日のフリー走行から時間がない中、エンジニアがマシンの戦闘力を高めてくれたおかげで、予選の第1、第 2セッションでいいタイムを出すことができました。それにもかかわらず、第3セッションでシフトミスをしてしまい、とても悔しく思うとともにチームに申し訳なく思っています。決勝レースでは、スタートで前が塞がったことにより出遅れてしまいました。その後、前に出るチャンスをうかがっていましたが、接触の影響なのか分かりませんが思うようにペースを上げることができませんでした。今後のレースは、自分が得意とするコースが続くので、気持ちを切り替えて全部勝つつもりで挑みたいと思います」
- 山本尚貴選手(7位 #31 NAKAJIMA RACING)
-
「今日は、なんとしても前のマシンを追い抜こうと思いながら走行していました。スタートから序盤はいいペースで走ることができたのですが、高速コーナーでダウンフォースが抜けてしまったこともあり、順位を上げることができませんでした。今後は、マシン自体のポテンシャルは非常に高いところにあるので、まずは予選で第3セッションまで残って、決勝を優位に進めたいと思います。もてぎラウンドでは、自己ベストの5位よりも順位を上げてゴールしたいです」
Text & Photo: HONDA
- コース:富士スピードウェイ (4,563km)
- 予選:7月18日(日)晴時々曇:ドライ
- 決勝:7月18日(日)晴時々曇:ドライ

ホームの富士でトヨタエンジン勢が表彰台を独占した
フォーミュラ・ニッポンの第3戦が7月17日(土)、18日(日)の両日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
前戦もてぎ大会から約1ヶ月のインターバルを経て行われる今大会は、フォーミュラ・ニッポンでは初の試みとして、土曜日はフリー走行のみを行い、予選、決勝は日曜日に行うワンデイ方式となった。決勝レースも、約 200kmと短く、タイヤ交換義務もない、完全なスプリントで戦われる。 前大会ではJ.P.デ・オリベイラ(Mobil1 TEAM IMPUL)がトヨタエンジンにとっても今季初となる勝利を挙げており、トヨタのホームサーキットである富士での、トヨタエンジン搭載車の活躍に期待がかかった。
全国的に梅雨明け宣言が出された17日(土)、富士スピードウェイも好天に恵まれ、2度に渡るフリー走行が行われた。午前9時からのフリー走行1回目でトップタイムをマークしたのは、TDPドライバーの石浦宏明(Team LeMans)。アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が2番手で続いた。
午後1時50分からのフリー走行2回目はロッテラーがトップタイムとなった。
18日(日)も好天に恵まれ、午前9時15分からノックアウト方式での予選が開始。20分間で行われたQ1は、全14台中13台が1秒以内に入るという激戦となった。前日のフリー走行ではタイムが伸びず、セッティングを変更したTDPドライバー平手晃平(Mobil1 TEAM IMPUL)が好走を見せ、トップに僅か0.012秒届かなかったものの2番手。ロッテラーが3番手タイムをマーク。ここでルーキーのケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)、平中克幸(KCMG)、ルーキーのTDPドライバー 井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)の3台が脱落し、それぞれ12、13、14番手グリッドが確定した。
10分間のインターバルを経て行われたQ2では、石浦が気を吐いて1分25秒台に入れ2番手。平手、ロッテラー、オリベイラと続き、残ったトヨタエンジン搭載車は全車Q3へと進んだ。
Q3では、平手が好走を見せたが、またしても0.036秒及ばず、それでも最前列2番手グリッドを確保。ロッテラーが4番手、石浦は5番手、オリベイラが6番手、TDPドライバーの大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM'S)が7番手につけた。
真夏を思わせる暑さとなった日曜日の富士スピードウェイ。コース上ではフォーミュラ・ニッポンだけでなく、F3やFCJなどでも激戦が展開される一方で、コース外では「わくわくトヨタ 2010」と題したイベントが併催され、好天の富士スピードウェイに集まった来場者が、体験する!観る!遊ぶ!をテーマにした様々なプログラムを楽しんだ。
午後2時45分、気温32度、路面温度46度と厳しいコンディションの下で第3戦の決勝レース(44周)がスタート。
スタートのポールポジションのロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がエンジンストール。最前列2番手の平手がトップに立った。これに4番手スタートのロッテラーが続き、7番手スタートの大嶋も4位へとジャンプアップ。後方ではコッツォリーノと井口も好スタートでポジションを上げた。
トップの平手は1周目で2位に1.4秒差をつけると、その差をどんどん広げていった。後方では、オリベイラが猛烈な追い上げで前走車を次々にパス。5周目には大嶋もかわし、2位のロッテラーを追った。
首位を行く平手は、序盤から着実に後続との差を広げていき、16周目にはその差は10秒以上で完全な独走態勢となった。その後方で、ロッテラーに追いついたオリベイラがしかけるが、逆転までには至らず。
通常よりも短い200kmとはいえ、猛暑のコンディションで、タイヤやブレーキのマネージメントも難しいレースで、平手は着実にペースをコントロール。2位との差を保ち、見事トップでチェッカー。嬉しい今季初勝利を挙げた。平手のフォーミュラ・ニッポンでの勝利は、デビューした2008年の第5戦第2レース以来であり、キャリア2勝目。Mobil1 TEAM IMPULは前戦のオリベイラに続き、チーム2連勝を飾った。
2位にはロッテラー、3位にオリベイラ、大嶋が4位でフィニッシュし、トヨタエンジンがトップ4を独占。石浦が6位、コッツォリーノが8位に入り、初のポイントを獲得した。
Photo & Text: トヨタ自動車株式会社
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦の決勝が8月18日、富士スピードウェイで行われ、#20平手晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)がスタートでトップに立ち、そのまま独走で通算2勝目を上げた。2位には#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)、3位には#19ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)が入った。
第3戦決勝は午後2時45分にスタート。
ところがここでポールポジションの#1ロイック・デュバルがまさかのエンジンストール。グリッドから一歩も動けずにデュバルはピットに戻され、1周遅れでレースに加わった。
これでトップに立ったのは2番手スタートの平手。オーバーテイクボタンも使って一気に後続を突き放しに掛かる。
その後方では1コーナーで3番手スタートの#32小暮卓史とロッテラーが接触。姿勢を乱した小暮がアウトに膨らんだのを回避するためにオリベイラはコースアウトを強いられ、一気に順位を落としていく。
1周目を終わっての順位は平手、ロッテラー、大嶋、小暮、オリベイラ、石浦、山本、コッツォリーノ、井口、塚越、井出、平中、伊沢の順。
接触の影響からかペースの上がらない小暮をオリベイラは3周目のコカコーラコーナーでパス、続いて6周目のホームストレートではオーバーテイクボタンを使って#37大嶋和也に並びかけ、またもコカコーラコーナーで前に出るとそのまま2位のロッテラーとの間隔を詰めていった。
その後方では、#10塚越広大と#16井出有治の白熱した10位争いが展開され、それに9位の#29井口卓人、周回遅れのデュバルと共に12位に上がってきた#2伊沢拓也が加わって、1コーナーやダンロップコーナーで火花を散らした。
一方トップの平手はこうした争いを尻目に着々とリードを築き上げていく。
結局、平手は最後までトップの座を脅かされることなく悠々とトップを独走し、2位以下に12秒793の大差をつけてフィニッシュ。2008年の鈴鹿(2ヒート制の第2レース)以来2年ぶりのフォーミュラニッポン優勝を成し遂げた。
2位ロッテラーは一時3位のオリベイラにすぐ後ろまで迫られたが、こちらも最後まで付け入る隙を与えなかった。
また、ルーキーの#7ケイ・コッツォリーノがこのレースで8位に入り、初入賞を果たしている。
なお、暫定表彰終了後、優勝した平手が表彰式の上からプロポーズするというハプニングがあり、サーキットに残っていた観客や関係者を驚かせる場面もあった。
お相手には事前に知らせておらず、「1コーナーに飛び込む気持ちで」行ったとのことだ。
次戦の舞台はツインリンクもてぎ。8月8日決勝だ。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2010/07/18) Race Result Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Lap | Time / Behind |
| 1 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 44 | 1:06'05.040 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 44 | 12.793 |
| 3 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 44 | 14.890 |
| 4 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 44 | 19.323 |
| 5 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 44 | 20.342 |
| 6 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 44 | 25.323 |
| 7 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 44 | 26.491 |
| 8 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 44 | 32.927 |
| 9 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 44 | 49.006 |
| 10 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 44 | 53.606 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 44 | 1'00.594 |
| 12 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 44 | 1'08.152 |
| 13 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 44 | 1'15.322 |
| 14 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 43 | 1Lap |
- Fastest Lap: CarNo.20 平手晃平(インパル) 1'29.142 (5/44) 184.277km/h
全日本選手権フォーミュラニッポン第3戦の公式予選が7月18日、富士スピードウェイで行われ、#1ロイック・デュバル(DoCoMo TEAM DANDELION RACING)がチーム移籍後初のポールポジションを獲得した。2位は#20平手晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)、3位は#32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)だった。
この第3戦ではこれまでの土曜予選、日曜決勝ではなく、日曜一日で予選決勝を行う変則スケジュールが採用された。
このため、公式予選は決勝日の18日朝、9時15分よりノックアウト方式で開始された。
天候は快晴だが、昨日ほど気温は高くないようだ。
予選Q1
最初に行われる20分のセッションは、14台中3台をふるい落とす。
ここでは前半デュバルがトップに立っていたが、終盤のアタック合戦では小暮が1分26秒280でトップに立つ。2番手は平手、3番手は#36アンドレ・ロッテラーだ。
昨日のフリー走行で試した新しいセッティングが思わしくなく、再度変更をした平手だったが、ぶっつけ本番のセットは正解だったようだ。
一方、ボーダーライン上でQ2進出をかけて争っていたのは#18平中克幸、#10塚越広大、#29井口卓人の3人。しかし塚越は最後のアタックで11位に浮上、これで#7ケイ・コッツォリーノがふるい落とされてしまった。平中も最後のアタックでQ2進出を狙ったが、順位を上げることはできなかった。
結局ここで12位コッツォリーノ、13位平中、14位井口までが確定した。
予選Q2
ここから先は10分間のセッション。Q3へは上位8台が駒を進める。
タイヤの皮むきなのか、大嶋が最初にゆっくり1周走った他は、終了5分前になって漸くコースイン。各車ウォームアップに2周を費やしての、一発のみのアタックとなった。
ここで最初に25秒台を叩き出したのが小暮。タイムは1分25秒841だ。続いて石浦が26秒の壁を破ってくる。1分25秒937だ。3番手には平手が1分26秒034で続いた。
一方ここで篩にかけられたのは#31山本尚貴、#2伊沢拓也、塚越の3人。奇しくもホンダ期待の若手3人が揃ってここで予選を終えることになった。
予選Q3
ポールポジションを賭けた最後のアタックはQ2終了から10分のインターバルをおいて10時5分に開始された。
最初にアタックしたのは#19J.P.オリベイラ。しかしタイムは1分26秒337と今ひとつのタイム。
一方チームメイトの平手は1分26秒035とQ2とほぼ同タイムを記録して好調ぶりを見せ付ける。
逆にQ2で25秒台を出した石浦は26秒179と不発に終わった。
続いてデュバルが1分25秒999と25秒台に入れてトップに立った。あとはQ1、Q2と続けてトップに立っている小暮の結果を待つばかり。
ところが小暮はヘアピンでフラットスポットを作ってしまい、アタックをやりなおすことに。しかし再アタックでも13コーナーでのシフトミスが響いて26秒098に終わり3番手で午後の決勝に臨むこととなった。
デュバルにとっては今年ドコモダンディライアンに移籍して以来初めてのポールポジションとなった。
第3戦決勝はこのあと午後2時45分より44周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO / Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- () Knock Out Total Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Q1 | Q2 | Q3 |
| 1 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.539 | 1'26.285 | 1'25.999 |
| 2 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.292 | 1'26.034 | 1'26.035 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.280 | 1'25.841 | 1'26.098 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.474 | 1'26.277 | 1'26.122 |
| 5 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'26.780 | 1'25.937 | 1'26.179 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.658 | 1'26.283 | 1'26.215 |
| 7 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.750 | 1'26.298 | 1'26.378 |
| 8 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.692 | 1'26.414 | 1'26.757 |
| 9 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.621 | 1'26.454 | |
| 10 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.733 | 1'26.598 | |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'26.938 | 1'26.608 | |
| 12 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'27.115 | | |
| 13 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.185 | | |
| 14 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'27.662 | | |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2010/07/18) Knock Out Q3 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'25.999 | - | - | 191.01 |
| 2 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.035 | 0.036 | 0.036 | 190.93 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.098 | 0.099 | 0.063 | 190.79 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.122 | 0.123 | 0.024 | 190.74 |
| 5 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'26.179 | 0.180 | 0.057 | 190.61 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.215 | 0.216 | 0.036 | 190.53 |
| 7 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.378 | 0.379 | 0.163 | 190.17 |
| 8 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.757 | 0.758 | 0.379 | 189.34 |
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2010/07/18) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'25.841 | - | - | 191.36 |
| 2 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'25.937 | 0.096 | 0.096 | 191.15 |
| 3 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.034 | 0.193 | 0.097 | 190.93 |
| 4 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.277 | 0.436 | 0.243 | 190.40 |
| 5 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.283 | 0.442 | 0.006 | 190.38 |
| 6 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.285 | 0.444 | 0.002 | 190.38 |
| 7 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.298 | 0.457 | 0.013 | 190.35 |
| 8 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.414 | 0.573 | 0.116 | 190.09 |
| ---- 以上Q3進出 ---- |
| 9 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.454 | 0.613 | 0.040 | 190.01 |
| 10 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.598 | 0.757 | 0.144 | 189.69 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'26.608 | 0.767 | 0.010 | 189.67 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2010/07/18) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.280 | - | - | 190.39 |
| 2 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.292 | 0.012 | 0.012 | 190.36 |
| 3 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.474 | 0.194 | 0.182 | 189.96 |
| 4 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.539 | 0.259 | 0.065 | 189.82 |
| 5 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'26.621 | 0.341 | 0.082 | 189.64 |
| 6 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'26.658 | 0.378 | 0.037 | 189.56 |
| 7 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'26.692 | 0.412 | 0.034 | 189.48 |
| 8 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'26.733 | 0.453 | 0.041 | 189.40 |
| 9 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.750 | 0.470 | 0.017 | 189.36 |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'26.780 | 0.500 | 0.030 | 189.29 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'26.938 | 0.658 | 0.158 | 188.95 |
| ---- 以上Q2進出 ---- |
| 12 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'27.115 | 0.835 | 0.177 | 188.56 |
| 13 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'27.185 | 0.905 | 0.070 | 188.41 |
| 14 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'27.662 | 1.382 | 0.477 | 187.39 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦のフリー走行2回目は#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1分26秒888でトップタイム。2番手には#1ロイック・デュバル、3番手には#32小暮卓史がつけた。
今回は日曜朝に公式予選を行うという変わったスケジュールのため、土曜日の午後はフリー走行の2回目に充てられ、午後1時50分から1時間の走行が開始された。
開始早々に今回フリー走行のみに参加している#3松田次生がプリウスコーナーでスピン。コースマーシャルに押されてコースに復帰することに。
この松田を除く全車が午前に続いて午後もユーズドタイヤでの走り始めとなった。
序盤トップに立ったのは小暮。
タイムは1分27秒741。トップから1秒差以内に12台が入る状態で開始から40分を消化した。
残り時間が15分を切ったあたりで、ニュータイヤを装着しての予選シミュレーションが始まった。
最初にコースインしたのは#7ケイ・コッツォリーノ。#29井口卓人がそれに続く。まずは新人から、ということだろうか。
続いて同じくルーキーの#31山本尚貴がコースイン。#20平手晃平もニュータイヤでのアタックを開始し、1分27秒513でトップに立つ。しかしすぐに山本が上回り、1分27秒467を記録する。
残り時間5分の段階での順位は山本をトップに、2位平手、3位小暮、4位石浦宏明、5位ロッテラー、6位デュバル、7位J.P.オリベイラ、8位井口、9位大嶋和也、10位伊沢拓也の順。
ここから塚越、石浦、伊沢らがタイムを上げるが、最後の最後にロッテラーが1分26秒台のトップタイムを叩き出してこの走行を締めくくった。
第3戦の公式予選は明日午前9時15分よりノックアウト方式で、決勝は午後2時45分より44周で行われる。
Text:Kazuhisa SUEHIRO
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2010/07/17) Free Session #2 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'26.888 | - | - | 189.06 |
| 2 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.113 | 0.225 | 0.225 | 188.57 |
| 3 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.222 | 0.334 | 0.109 | 188.33 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.276 | 0.388 | 0.054 | 188.22 |
| 5 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.285 | 0.397 | 0.009 | 188.20 |
| 6 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'27.388 | 0.500 | 0.103 | 187.98 |
| 7 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.418 | 0.530 | 0.030 | 187.91 |
| 8 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'27.502 | 0.614 | 0.084 | 187.73 |
| 9 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.513 | 0.625 | 0.011 | 187.71 |
| 10 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'27.769 | 0.881 | 0.256 | 187.16 |
| 11 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'28.018 | 1.130 | 0.249 | 186.63 |
| 12 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'28.055 | 1.167 | 0.037 | 186.55 |
| 13 | 3 | 松田 次生 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'28.082 | 1.194 | 0.027 | 186.49 |
| 14 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'28.240 | 1.352 | 0.158 | 186.16 |
| 15 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'28.242 | 1.354 | 0.002 | 186.16 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦のフリー走行1回目は#8石浦 宏明(Team LeMans)がトップタイムを記録、2番手に#36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)がつけ、トヨタエンジン勢が1-2を占めた。
また今回フリー走行のみの参加となった#3松田次生(KONDO RACING)はシェイクダウンをかねた走行ながらも10番手タイムを記録した。

フォーミュラニッポン第3戦の舞台は富士スピードウェイ。
西日本を襲った豪雨とは対照的に、公式予選日は朝から晴れ間ののぞく好天に恵まれた。
フリー走行1回目は午前9時より45分間で行われた。
今回の注目はなんといっても7月14日付で参戦を発表したコンドーレーシング。
正式なエントリーは第4戦もてぎからだが、富士にもシェイクダウンをかねて土曜のフリー走行にのみ参加する。ドライバーは2007年、2008年チャンピオンの松田次生だ。
真っ黒な車体、サイドポンツーンに「KONDO」のロゴというシンプルな外観からはいかにも急ごしらえな印象を受けるが、それでも残り時間が10分を切ると予選差ながらのハイペースで周回し、1分27秒560を記録。最終的に10位で走行を終えた。
上位陣では#8石浦が開始9分で1分26秒747でトップに立つ。2位はロッテラー、3位には#7ケイ・コッツォリーノが続く。
しかしセッションが進むにつれてホンダ勢もタイムを上げ、#31山本尚貴、#32小暮卓史らが相次いで2位に浮上してくる。
しかし開始27分で再びロッテラーが2位を奪い返した。
3番手には#19J.P.デ・オリベイラが上がってきた。
そんな中、コースインせずにじっと様子を伺っていたのがディフェンディングチャンピオンの#1ロイック・デュバルだ。
デュバルは開始27分過ぎで漸くコースインすると、2周目のアタックで1分27秒137を記録、3位に浮上してきた。
結局序盤に石浦の出したタイムを上回るものは誰一人なく、そのまま1分26秒747がここでのベストタイムとなった。2位ロッテラー、3位はデュバルだった。
第3戦富士は公式予選、決勝を日曜一日で行う変則スケジュールとなっており、今日はこのあと午後1時50分よりフリー走行2回目が行われる。
Text: Kazuhisa SUEHIRO / Photo: Motorsports Forum
Fニッポン第3戦 -RIJ- (2010/07/17) Free Session #1 Weather:Fine Course:Dry
2010 Formula Nippon Round 3 富士スピードウェイ 4.563km
| P | No | Driver | Team | Engine | Time | Delay | Gap | km/h |
| 1 | 8 | 石浦 宏明 | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'26.747 | - | - | 189.36 |
| 2 | 36 | アンドレ・ロッテラー | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'27.066 | 0.319 | 0.319 | 188.67 |
| 3 | 1 | ロイック・デュバル | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.128 | 0.381 | 0.062 | 188.54 |
| 4 | 19 | ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.245 | 0.498 | 0.117 | 188.28 |
| 5 | 32 | 小暮 卓史 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.297 | 0.550 | 0.052 | 188.17 |
| 6 | 2 | 伊沢 拓也 | DoCoMo TEAM DANDELION RACING | HONDA HR10E | 1'27.365 | 0.618 | 0.068 | 188.02 |
| 7 | 31 | 山本 尚貴 | NAKAJIMA RACING | HONDA HR10E | 1'27.446 | 0.699 | 0.081 | 187.85 |
| 8 | 20 | 平手 晃平 | Mobil 1 TEAM IMPUL | TOYOTA RV8K | 1'27.460 | 0.713 | 0.014 | 187.82 |
| 9 | 37 | 大嶋 和也 | PETRONAS TEAM TOM'S | TOYOTA RV8K | 1'27.523 | 0.776 | 0.063 | 187.69 |
| 10 | 3 | 松田 次生 | KONDO RACING | TOYOTA RV8K | 1'27.560 | 0.813 | 0.037 | 187.61 |
| 11 | 10 | 塚越 広大 | HFDP RACING | HONDA HR10E | 1'27.697 | 0.950 | 0.137 | 187.31 |
| 12 | 7 | ケイ・コッツォリーノ | Team LeMans | TOYOTA RV8K | 1'27.777 | 1.030 | 0.080 | 187.14 |
| 13 | 16 | 井出 有冶 | MOTUL TEAM 無限 | HONDA HR10E | 1'28.126 | 1.379 | 0.349 | 186.40 |
| 14 | 29 | 井口 卓人 | DELIZEFOLLIE/CERUMO・INGING | TOYOTA RV8K | 1'28.225 | 1.478 | 0.099 | 186.19 |
| 15 | 18 | 平中 克幸 | KCMG | TOYOTA RV8K | 1'28.281 | 1.534 | 0.056 | 186.07 |
- シャーシーは全車Swift FN09、タイヤは全車BSです。
フォーミュラチャレンジ・ジャパン第3 戦の決勝は6 月12日12時5 分より15 周で行われた。予選時の曇天とは打って変わり、空は綺麗に晴れあがり、気温と路面温度が上昇。 汗ばむ陽気の中での走行となった。
スタートでトップに躍り出たのは2番手スタートの#7 平峰一貴。ポールの#1 中 山雄一はフォーメーションラップから感じていたグリップ感の低下に対応しきれずに出遅れ、#20 松井孝允や#17 石井一也らの追撃を懸命に押さえ込みながらオープニングラップを消化した。
一旦は平峰の先行を許した中山だったが、それでも2周目に入るころには違和感に対応しはじめ、徐々にトップとの差を詰めてきた。
そして3 周目のダンロップコーナーで遂に中山は平峰のインに飛び込み、トップを奪い返すと、そこから先は開幕ラウンド同様に一気に後続を突き放しに掛かっ た。
4 周を終えたところで早くも平峰との差は1 秒287 に開き、その後は5 周終わりで1 秒980、6 周終わりでは2秒636 にまで広がった。
7 周目の1 コーナーでアウトにはらむ危ない場面はあったものの、その後もペー スを取り戻した中山は結局2位以下に4 秒536 もの大差をつけて15 周を走り切 り、見事開幕以来負けなしの3 連勝を達成した。
2位には平峰。こちらは中山にトップを明け渡して以降は、「最低でも表彰台」 という目標を達成することに頭を切り替えての走行となった。
3 位松井から後方の数台は序盤接近戦を演じていたが、7 周目のダンロップコー ナーで4位を走行していた#17石井一也が松井への追突を回避しようとイン側に 入ったところで姿勢を乱し、直後を走っていた#19 元嶋佑弥とともにそれぞれ6位と7 位に順位を落としてしまった。
これで後続に順位を脅かされることのなくなった松井はそのまま3 位でフィニ ッシュ。
奇しくも表彰台の3 名は開幕以来3 戦とも同じメンバーが揃う結果となった。
4 位には17 歳の新鋭#10 勝田貴元。5 位には7 位から順位を挽回してきた#19 元嶋が入り、中国人ドライバ ー#13 朱戴維が6 位でフィニッシュした。 次戦第4 戦決勝は明日10 時55 分より、21 周で行われる。中山の連勝はどこまで続くのか、誰が待ったをか けるのか、要注目だ。
- 優勝:中山雄一(東京中日スポーツ賞受賞)
-
「3連勝できたことをとても嬉しく思います。フォーメーションラップから失速ぎみにな っていたイメージを消すことができず、スタートで2番手になってしまいました。路面の グリップ間が感じられなかったためですが、2周目からはそれにアジャストすることが出 来るようになり、徐々にミス無く走れるようになってきて、レースの後半でベストタイム を出すことができました。明日はスタートでミスしないように心がけてポール・トゥ・ウィンを狙います」
- 2位:平峰一貴
-
「合同テストではトップ5に入ることができなくて苦しい滑り出しでしたが、予選では気を取り直して2 位に入ることができました。決勝では最低でも表彰台に上がらないと、と考えていました。スタートでトップに立てて、中山選手をできるだけブロックしようと思ったのですが、後ろも続いてきていたので、譲るような格好でトップを奪い返されてしまいました。明日は10番手スタートですが、気持ちを切り替えて頑張ります」
- 3位:松井孝允
-
「まず、スタートは無難に決められました。そこからは前の2 人のバトルを見るような展開になってしまいました。明日のスタートでは今日の平峰選手のようなイメージでいきたいと思います。路面のグリップ感の変化には苦労しましたが、上手く走れている人もいますから、自分も対応していかないといけないと思います」
Photo & Text: Japan Race Promotion
2010 フォーミュラチャレンジ・ジャパン第3 戦、第4 戦の公式予選は6 月12 日、静岡県の富士スピードウェイで行われた。
8時より第3 戦の公式予選が15分間で行われた。 セッションが進むにつれて空は徐々に明るくなり、終始路面コンディションはドライだった。
序盤トップに立ったのは先月ツインリンクもてぎで行われた第1 戦、第2 戦を共にポール・トゥ・ウィンで 飾った#1中山雄一。
昨日のフリー走行でもトップタイムを記録していた中山は1 分45 秒台から走り 出すと、2 周目のアタックで早くも1 分43 秒793 をマーク、その後も快調に周 回を重ねて1 分43 秒132 と昨日までのフリー走行での自己ベストタイムを上回り、2 位#7 平峰一貴を0.4 秒引き離してポールポジションを獲得した。
2 番手平峰に続いて3 番手には#20 松井孝允がつけ、ここまでは開幕戦、第2 戦 で表彰台に上がった3 人がここ富士でもトップ3 を占めた。
4 番手は昨年まで全日本カート選手権KF2 クラスを戦っていた16 歳のルーキー #4 平川亮。平川は昨日までの専有走行でも総合2 番手のタイムを叩き出し、大器の片鱗を覗かせている。
5 番手には2 年目の#17 石井一也がつけた。
第3 戦の予選終了後、10 分間のインターバルの後、第4 戦の公式予選が開始さ れたが、ここでも 中山の勢いは衰えず、最初のアタックでいきなり1 分43 秒722 を叩き出すと、 その後も快調に1 分43 秒577、1 分43 秒315 とタイムを縮め、最後は1 分43 秒 226 を記録して開幕以来4 戦連続のポールポジションを獲得した。
2 番手以下は#7 平峰、#12 高星明誠、#20 松井と目まぐるしく入れ替わる展開と なり、最終的には#20松井がフロントローを確保したが、松井に続く3 番手には 終盤徐々に順位を上げてきた#15 白石勇樹がつけることに。
白石もまた今年初めてFCJ に参戦したドライバーだ。昨年はスーパーFJ 鈴鹿シ リーズで2 位につけている。
4 番手にはまたも#4 平川がつけて好調ぶりをアピールした。
5 番手もまた昨年まで全日本カート選手権KF1クラスを戦っていた17 歳のルー キー高星がつけた。
第3 戦決勝はこのあと12 時5 分より15 周で、第4 戦決勝は明日10 時55 分より21 周で行われる。
Text & Photo: Japan Race Promotion
THE ONEMAKE RACE FESTIVAL -RIJ- (2010/06/12) Race Results Weather:Fine Course:Dry
Formula Challange Japan Round 3 富士スピードウェイ 4.563 km
| Pos | No | Driver | Car | Lap | Time/ Behind |
| 1 | 1 | 中山 雄一 | CITYKART FCJ | 15 | 26'15.416 |
| 2 | 7 | 平峰 一貴 | HFDP/SRS スカラシップ | 15 | 4.536 |
| 3 | 20 | 松井 孝允 | NDDPリールレーシングFCJ | 15 | 7.226 |
| 4 | 10 | 勝田 貴元 | Luck | 15 | 9.161 |
| 5 | 19 | 元嶋 佑弥 | HFDP/SRS スカラシップ | 15 | 9.877 |
| 6 | 13 | 朱 戴維 | NDDP FCJ | 15 | 12.147 |
| 7 | 17 | 石井 一也 | TAKAGI PLANNING | 15 | 13.033 |
| 8 | 14 | 大谷 飛雄 | ビルドモア FC106 | 15 | 13.607 |
| 9 | 21 | 近藤 翼 | NDDP Maruso FCJ | 15 | 16.143 |
| 10 | 11 | 立石 燎汰 | MediaDo | 15 | 19.178 |
| 11 | 12 | 高星 明誠 | NDDP FCJ | 15 | 20.129 |
| 12 | 5 | 小河 諒 | HOP competition | 15 | 23.065 |
| 13 | 18 | 中村 真志 | HFDP/SRS スカラシップ | 15 | 24.520 |
| 14 | 4 | 平川 亮 | Clarion FCJ | 15 | 28.362 |
| 15 | 16 | 仁木 圭之 | DunlopNaokiスタート | 15 | 28.427 |
| 16 | 3 | 朱 胡安 | Dragon Knight | 15 | 28.672 |
| 17 | 9 | 松浦 俊之 | K office FCJ | 15 | 30.741 |
| 18 | 6 | 加賀美 綾佑 | TMCFCJ | 15 | 34.023 |
| 19 | 8 | 山浦 啓 | ウィンズガレージ | 15 | 34.307 |
| 20 | 15 | 白石 勇樹 | やぐら動物病院 | 15 | 34.823 |
| 21 | 2 | 野尻 智紀 | HFDP/SRS-F/ARTA | 15 | 40.459 |
| -------- 以上規定周回数 ( 13 Laps ) 完走 -------- |
- Fastest Lap: CarNo.1 中山雄一(CITYKART FCJ) 1'44.279 (13/15) 157.527km/h