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1998年5月

全日本GT選手権

GTC-Rd.2:富士GT 無限+童夢Pリリース

                                                           1998年 5月 4日
                                                   無限+童夢プロジェクト

'98 AUTOBACS CUP 全日本GT選手権シリーズ第2戦 “ALL JAPAN FUJI GT RACE”

                      悪天候によりレース中止!
              ホンダNSX幻のポールポジション!


○開催日 :1998年5月2(土)~3日(日)
○開催地 :静岡県 富士スピードウェイ(コース全長:4.470km)
○決勝レース:悪天候により中止(67周/299.49km:予定)
○天 候 :予選日/雨決勝日/雨
○コースコンディション:予選日/ウェット決勝日/ウェット
○観客数:47,500人(決勝日/主催者発表)


 1998年全日本GT選手権の第2戦が、静岡県富士スピードウェイで開催さ
れた。
 4チーム4台のホンダNSXは、2日(土)に行われた公式予選において、
Mobil 1 NSXを駆るトム・コロネル選手がポールポジションを獲得。予選2位は
TAKATA 童夢無限 NSXと予選1-2位、フロントローを独占。RAYBRIG NSXが予選
4位、Castrol 無限 NSXも予選9位と好位置につけ、決勝レースに期待を持たせ
た。
 しかし、翌3日(日)の決勝レースは、フォーメーションラップ中のクラッシュ
事故のためスタートが遅れ、その後も雨と霧のためスタート時間を順延。天候の
回復を待ったが時間切れとなり、17時、公式通知により正式に中止が公示され
た。

●ALL JAPAN FUJI GT RACE 出場チーム
│No.│マシン名            │エントラント名            │ドライバー   │タイヤ
│16 │Castrol 無限 NSX   │Castrol 無限              │中子 修  │BS
│   │                    │                          │道上 龍  │   
│18 │TAKATA 童夢無限 NSX │童夢レーシングチーム      │金石勝智  │BS
│   │                    │                          │山本勝巳  │   
│64 │Mobil 1 NSX        │Mobil1 Nakajima Racing    │山西康司  │BS
│   │                    │                          │トム・コロネル
│100│RAYBRIG NSX         │チーム国光 with MOONCRAFT │高橋国光  │BS
│   │                    │                          │飯田 章  │   

 「無限+童夢プロジェクト」による4チーム4台のN-GT仕様ホンダNSX
は、今大会から全チームとも'98年型となり、富士スピードウェイに勢揃いした。
 事前に行われた合同テストでも好タイムをマークしていたNSX勢は、金曜日
のフリー走行でもRAYBRIG NSXの1分27秒327を筆頭に、TAKATA 童夢無限 NSX、
Mobil 1 NSX、Castrol無限 NSXと、揃って27秒台を記録し上位を独占した。

○5月2日(土) 公式予選[第1回/10:10~11:10 第2回/15:05~16:05]
 心配されていた天候は雨となり、コースコンディションはウェット、気温も低
い中、10時10分からの公式予選第1回、最初の20分間がGT500クラスの
専用として開始された。
 小雨の中更なる天候の悪化を予想して各チームとも開始と同時にコースイン、
激しいタイムアタックが始まった。その中、トム・コロネル選手がドライブする
Mobil 1 NSXは、いきなり1分41秒582をマークしトップ。その後もアタッ
クを続けたコロネル選手は、38秒台からついに37秒台に入り、1分37秒
961をトップタイムをマーク。結局このタイムが公式予選第1回のベストタイ
ムとなり、暫定のポールポジションを手中に収めた。しかし、その直後エンジン
トラブルが発生、チームでは予選第2回までのインターバルにエンジンの換装を
行うこととなった。
 TAKATA 童夢無限 NSXは金石勝智選手のドライブでスタート、3~4番手につけ
ていたが、予選開始17分過ぎ頃1分38秒659をマークし2番手に浮上して
きた。
 RAYBRIG NSXの飯田章選手は、懸命のアタックを行い12分過ぎ頃1分39秒
541をマークし、この時点の3番手に食い込みピットイン、タイヤ交換を行い
すぐにコースへ戻ったが、タイムアップはならず、結局4番手で最初の20分を
終了した。
 Castrol 無限 NSXは道上龍選手がタイムアタック、途中タイヤ交換を行いなが
ら懸命にアタックしたが、9番手で最初の20分を終了した。。
 GT300クラスの20分間の間に徐々に雨が強くなり、最後の混走の20分
の頃には、タイムアップは望めない状況となっていた。NSX勢はエンジン換装
中のMobil 1 NSXを除く3チームが、まだ走行していないドライバーが乗車し予
選基準タイムをクリアするためにスタート。その後、ウェット・コンディション
の確認のためドライバーチェンジして走行し、公式予選第1回を終了した。
 結局、公式予選第1回は、トップがMobil 1 NSX、2番手がTAKATA 童夢無限 
NSX、RAYBRIG NSXが4番手、Castrol 無限 NSXが9番手で終了し、各チームは第
2回に向けて準備にかかった。

 公式予選第2回は、ウェットコンディションのためサポートレースの予選が長
引き、15時5分から開始された。雨は激しく降り続きタイムアップは望むべく
もない状況の下、出走を見合わせるチームも見られる中、第1回で出走できなか
ったMobil 1 NSXの山西康司選手が、予選基準タイムをクリアするためにコース
イン。ところがその1周目、300Rでコースを横切る川状の水たまりに足をす
くわれスピン、コースアウトしてしまった。ほぼ同じ頃ストレートでも他車がク
ラッシュ、コース上にストップしてしまったため赤旗が振られ、予選は一時中断
となった。その間にピットに戻ったMobil 1 NSXは、破損したリアウィングを交
換、各部をチェックして再度予選にスタートしていった。山西選手は降りしきる
雨の中、各部のチェックをしながら慎重に1ラップし、徐々にタイムを上げてい
った。懸命にタイムアップを図る山西選手であったが、激しくなる一方の雨もあ
りタイムはなかなかクリアできない。4周目、一気に3秒のタイムアップを果た
し2分05秒796、次周2分04秒936をマークし予選基準タイムをクリア
。Mobil 1 NSXのポールポジションを確定した。
 Castrol 無限 NSXは、中子選手のドライブでスタート。最後の20分間で雨の
中子の意地を見せ、第2回のベストタイム1分45秒596をマークして予選を
終了した。

 この結果ポールポジションは、Mobil 1 NSXが獲得。第2位はTAKATA 童夢無限
 NSXで、ホンダNSXはフロントローを独占しながら、昨年のMINE大会から
4戦連続のポールポジションを獲得。翌3日の決勝レースに期待を持たせた。


○5月3日(日) 決勝レース
                  [悪天候により中止(13時43分スタート 67周 予定)]
 9時からのフリー走行は、TAKATA 童夢無限 NSXとRAYBRIG NSXが1-2番手の
タイムを記録し、4台のNSXは金曜日のフリー走行からこのフリー走行までの
全セッションでトップタイムをマークしスタートを待つ。

 予定より25分遅れの13時15分、10分間のウォームアップランがスター
ト。14時10分、フォーメーションラップが開始された。
 1周のフォーメーション後、ペースカーはそのままストレートを直進し、さら
に1周のフォーメーションラップが行われた。しかし、この2周目のストレート
においてGT300クラスで多重クラッシュが発生、2台が炎上し赤旗中断とな
ってしまった。
 このクラッシュ事故の後始末を行う間にコース上は霧に覆われだし、再スター
トのスタート進行の合図が出されたが、そのまま、10分間のスタート・ディレ
イが表示された。その後、レース距離を51周としてスタートする旨がアナウン
スされ、一度フォーメーションラップのスタート10分前が掲示されたが、結局
天候は回復せず、16時40分頃、場内放送でレースの中止が案内され、17時
発行の[公式通知No.17]により正式に中止が公示された。


資料提供:無限+童夢プロジェクト「株式会社無限」「株式会社童夢」

                              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***

Formula Nippon | Japan Touring Car Championship | 全日本GT選手権

富士GTレースの振替レース&払戻し

  濃霧のため中止となった5月3日の富士GTレースの観戦券(半券)が使用で
きるレースは以下の5大会です(すでにアナウンスされていますが整理しました)

 日程  選手権  Rd   名称                                        開催地
------------------------------------------------------------------------
 5/30-31 FN    3    フォーミュラニッポン第3戦( F3第4戦 )  富士
 8/08-09 GTC   5    JAPAN SPECIAL GT CUP                        富士
 8/29-30 FN    6    フォーミュラニッポン第6戦                  富士
10/10-11 FN    9    FORMURA NIPPON FUJI FINAL                   富士
10/31-01 JTCC 13,14 INTER-TEC                                   富士
------------------------------------------------------------------------

  また、当日サーキットでアナウンスはありませんでしたが、払い戻しにも対応
してくれるとのことです。詳細は主催者にお問い合わせください。

  VICIC(日本モーターレーシングセンター)  TEL.03-3409-2391
  または
  日本モーターレーシングセンター広報事務局  プロワーク内  TEL.03-5485-8538

(問い合わせ先は確認していませんが、上記にて対応してくれると思います。払
い戻し手続きをした方は具体的方法などの情報をぜひ当会議室またはFMOTOR4Fの
6番会議室にお寄せ下さい)

                                *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)***

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/3

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 2 ALL JAPAN FUJI GT RACE                               3 May '98
   Race Report                      決勝日レポート              FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第2戦 FUJI GT RACE

悪天候により決勝レースは中止に
ローリング時に多重クラッシュ発生で負傷者が…

 5月3日、富士スピードウェイでAUTOBACS CUP全日本GT選手権第2戦の決勝レー
スが行われる予定だったが、突発的な事故による遅れとその後の霧による視界不良
のため、残念ながら中止されることになった。

 この日、富士スピードウェイは朝から激しい雨が降っていた。だが、午前9時か
ら30分行われたフリー走行時には、一時的に雨も止み決勝レースには差し支えのな
いように思えた。しかし、GTの決勝前に行われたサポートレースの遅れなどで、ス
タートが20分ほど遅れた。悪いことに、その遅れたスタート予定時間前から、また
雨が強く降りだし、路面コンディションはハードなウエット状態となった。
 このためローリングスタートで、先頭を走るペースカーが1周でコースから退去
せずにもう1周となった。その際に中段グループで混乱が生じて、多重クラッシュ
が発生した。
 事故の状況としては、前を走るクルマの巻き上げる水煙による視界不良の中、2
周目のローリングに入ったが、中段以降はレースのスタートが切られたとペースを
上げるクルマと、ペースダウンするクルマがあって混乱。そして、No.71シグマテッ
クにNo.910ナインテンポルシェが追突。No.71は弾かれてコースを横断。一方、コー
ス脇に止まったNo.910に、No.27 TFCJフェラーリF355GTが止まりきれずに激突。こ
の時、火が出たNo.910のガソリンタンクから漏れたガソリンをNo.27が被る形にな
り、No.27はクルマ全体が火に包まれてしまった。深刻な状況にクルマを止めた
No.7 RE雨宮マツモトキヨシRX7の山路慎一が、消火に当たり、オフィシャルと2人
でにクルマの中に取り残されたNo.27 太田哲也を助け出した。

 この処理作業後に、決勝レースを再開する予定だったが、この頃からコース全体
を濃い霧が覆ったために、レースのスタート時間が延期された。だが、最大リミッ
トである時間になっても天候は回復しなかったため、競技規則に基づき決勝レース
は中止されることとなった。

 レースは中止となったが、この天候の中を多数来場してくれた観客のために、各
GTマシンは、ペースカーの先導の下でパレードラップを行い、その後メインスタン
ド前にマシンを止めて、全ドライバーとキャンギャルなどが最後まで残ってくれた
観客に手を振り、手袋や帽子などを投げ入れるなど、感謝のあいさつを行った。観
客からは、それに対して拍手や歓声が送られた。

 ローリング時の事故によりケガをした、No.910の砂子智彦選手は右足を骨折して
重傷。No.27の太田哲也選手は、全身に火傷と打撲を負い、内臓にもダメージを受
けて重体で、2人は御殿場市内の総合病院において手当を受けている。

 なお、今日の入場券(半券)は、富士スピードウェイで行われる8月9日のGTC
第4戦、または3戦行われるフォーミュラ・ニッポン、JTCC(インターテック)に
振り替えられることとなった。


参加ドライバー代表
No.100 RAYBRIG NSX
高橋国光「これだけたくさんのお客さんが集まってくれたなかでレースが中止に
なってしまったことは、天候のせいとはいえ、ホントに申し訳なく思います。に
もかかわらず、ファンのみなさんからブーイングも出ずに、あたたかく受け入れ
てくださったことには頭が下がります。それだけ日本にGTCが定着し、レースファ
ンも成熟してきたということでしょう。ありがとうございました」



*事故状況等に関しては、主催者側、GT-Aの発表ではなく、
 GTインサイドレポート班の取材によるものであることを、お断りいたします。


以上
                       GTアソシエイション事務局
                        GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

RE:GTC-Rd.2:富士GTは大アクシデント発生

おはようございます。              StarDate:980503.1835JST
北島 滋穂 さま。
荒木 勝広 です。 

(コメントしても良いのかな?)
当方#36,#37号車のピット正面のスタンド中段にいましたので、はっきりと確認
しました。

#5 5ZIGEN SUPRAのピットの正面の位置、ホームストレッチの最左側を走行して
きた#910ポルシェが前車(多分#71シズマテック911)に追突、#910の右前面が
激しく破壊されるのが目に焼き付いています。
”大きな事故にならなければ良いんだけど”と思ったのも束の間、後続の車が
速度を落とさずむしろ加速しながら前を通過して行ったのに不安を持ったので
すが、回りの観客から”キャー”と言う声が聞こえ総立ちに。
1コーナー側を見ると黒い煙が立ち上り、コースには水煙(又は霧)が残って
はいた物の、数台が止まっているのが見えました。


当方は、あの状況ではレースは不可能と判断、事件後直ぐにレース場を後にし
ましたが、ドライバーは大丈夫でしょうか?
止める勇気も必要では。

 それではまた。 荒木 勝広 でした。

    ----------   LIVE LONG   &   PROSPER   -------------
        Hamamatsu , Mac Perf 550 , by:STAR FLEET

全日本GT選手権

GTC Rd2 決勝レースは中止に


天候の悪化のため、残念ながら決勝レースは中止に


 事故による遅れと、その後の霧による視界不良という天候悪化で再スタート
が順延されていた第2戦決勝レースだが、予定されていた16時30分を過ぎても、
天候が回復しなかったため、競技規則に従って中止されることになった。
 レースは中止となったが、この天候の中を多数来場してくれた観客のために、
各GTマシンは、ペースカーの先導の下でパレードラップを行い、その後メイン
スタンド前にマシンを止めて、全ドライバーとキャンギャルなどが最後まで
残ってくれた観客に手を振り、手袋や帽子などを投げ入れるなど、感謝のあい
さつを行った。

 なお、今日の入場券(半券)は、富士スピードウェイで行われる8月9日の
GTC第4戦、フォーミュラ・ニッポン、JTCC(インターテック)に振り替えられ
ることとなった。

                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

GTC-Rd.2:富士GT、結局中止に

   天候、アクシデントに翻弄された富士GTレースは結局中止
    入場券(半券)は富士SW開催のレースに振り替えに

 霧でスタートディレイとなっていた富士GTレースは、霧がやや晴れたことによ
り、午後4時30分、主催者からペースカー先導で周回を重ねるとのアナウンスが
あった。ところが、皮肉なことにその直後からまた霧が深くなってきた。雨はあが
っている。

 4時34分、ローリング開始5分前のアナウンス。霧は深くなっており、スター
トは無理だろう。
 4時38分、ローリング開始1分前のアナウンスとともに各マシンはエンジンを
始動。

 霧が深くなってきたため、再びスタートディレイ。ドライバーはコントロールラ
イン付近に集められた。

 結局、レースは中止に。
 悪天候の中、長い時間開催を待っていたファンのために2周パレードラップの後、
スタンド側にマシンを止めてファンに挨拶を行う。

 なお、今日の入場券(半券)は、富士スピードウェイで行われるフォーミュラ・
ニッポン、GT、JTCC(インターテック)に振り替えられることとなった。

              *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTC Rd2再スタートは、天候悪化で順延中


ローリング中の事故によりスタートが中断した決勝レースだが、再開準備中から
霧が発生。コース全体に霧が掛かったために、スタート進行は現在順延中。現在
も天候の回復を待っている状態。最大16時30分まで待つことになる。

 事故でケガをしたNo.27 TFCJフェラーリF355GTの太田哲也選手は、全身に火傷
を負っており重傷。No.910ナインテンポルシェの砂子智彦選手は右足を骨折して
いるということ。2人とも御殿場市内の総合病院に搬送された。
No.71シグマテック911の星野薫選手はむち打ち程度で大きなケガはなかった。

 順次、状況をお知らせします。


                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

太田選手は無事の模様です


ローリング時のクラッシュで炎上した車に乗っていた太田哲也選手ですが、
火傷を負っていますが、意識はハッキリしており、医務室で応急手当を受
けています。この後、病院に搬送されると思います。とりあえずは、命に
は別状がない模様です。

No.71の星野薫選手、No.910砂子智彦選手もむち打ちや打ち身など在るよう
ですが、こちらも大きなケガではないようです。

ドライバーズ・ミーティングで、再度スタートの手順を確認して
いました。レースは、51周に短縮されて再開する予定です。

また、詳しいことが分かり次第お知らせします。


                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

GTC-Rd.2:大荒れ富士GT、今度は霧

 富士スピードウェイはアクシデントの処理も終了。ドライバーのミーティングも
終わり、マシンを元のグリッドにつけているところだ。スケジュールはレース再開
に向けて進行中だが、雨が小降りになり気温が上昇したことに伴い、今度は富士特
有の霧がサーキットを包みはじめた。

 アクシデントの後だけに、このままではスタートを切ることはないと思われる。
暫くはこのまま待ちだろう。
 また、タイムスケジュールは大きく遅れているため、霧が晴れ再開されるとして
も周回数の削減は必至だ。

               *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTC-Rd.2:富士GTは大アクシデント発生!

            AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round2
        ローリング中のアクシデント!スタート前にレース中断!

 スタート前から降りだした雨は上がる気配を見せず、コースは完全なウエット。
各マシンにライト点灯の指示が出る。予定より30分遅れて午後2時10分ロー
リングスタート。
 ペースカーはコースコンディションを見るためかローリングは2周目に入った
が、後続の車はウォータースクリーンの中スタートと勘違いをしアクセルを全開
にしたため、1コーナー手前において後方でクラッシュが発生。漏れたガソリン
に引火し大きな炎が上がった。

 #71、#27、#910 のマシンがクラッシュした模様。#27フェラーリ(太田選
手)は炎に包まれたマシンから救出されたのが確認されている。他の選手も無事
のようだ。

 コース上にマシンがとめられ、ドライバーも集まっている。
 これからドライバーを集めてミーティングが行われるようだ。

 富士スピードウェイは一瞬時が止まったような雰囲気になっている。

                *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTC-Rd.2:富士GT決勝は雨

 富士GTレースは予定より遅れてまもなくスタートを迎えるが、朝からぐずつ
いていた天候はスタート時間が近づくにつれて雨が強くなっている。コースは完
全にウエット。スタンドもコース上もカラフルな傘の花が咲いている。

 空はどんよりとし雨があがる可能性は少なそう。荒れるレースになりそうだ。
  昨日クラッシュした#6ESSO Tiger Supraも徹夜の修復で無事グリッドに並ん
でいる。

               *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/2

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 2 ALL JAPAN FUJI GT RACE                             2 May '98
    Qualify Report                予選日レポート              FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'98AUTOBACS CUP GTC第2戦 FUJI GT RACE

No.64 Mobil1 NSX/コロネルが雨の予選を制する!
富士は任せろ!No.36カストロール・トムス・スープラが3位に

 5月2日、富士スピードウェイで1998 AUTOBACS CUP全日本GT選手権シリーズ第2
戦ALL JAPAN FUJI GT RACEの予選が行われた。
 FISCOはこの日、朝から雨。予報では遅くなればなるほど強くなるということで、
各チーム午前中の予選1回目からハードアタックをかけた。序盤はNo.36カストロー
ル・トムス・スープラ、No.2 ZEXELスカイラインが1分40秒台とトップを競うが、
開始10分過ぎにNo.64 Mobil1 NSXが39秒台を記録し、トップに割り込む。直後にNo.
36も39秒台に入れ、逆転するが、すぐにNo.64、トム・コロネルが1分37秒961を叩
きだし再逆転。この後、No.18 TAKATA童夢無限NSXが1分38秒659で、2番手に浮上
するが、No.64には届かない。予選1回目後半は、雨も強くなり、条件的にタイム
アップはほとんど見込めなくなった。
 午後になるとさらに雨足は強くり、予選2回目は、ペアドライバーのタイムを1
回目に出せなかったチームや、決勝の雨を想定した走行するチームがほとんどだっ
た。2回目開始直後に、No.64 Mobil1 NSX(山西康司)が300Rでコースアウトし、
マシンを止める。山西は1周もしておらず、ペアドライバーの予選通過基準タイム
不足で、あわやポールタイム無効と思われた。が、同時期にメインストレート入り
口でNo.6 ESSO Tiger Supraがスピンしガードレールにヒットし大破。このため、
赤旗中断となりNo.64はピットに戻るチャンスを得た。この後、山西はなんとか基
準タイムをクリアしてNo.64のポールポジションが確定した。

GT300はベテラン星野薫のNo.71シグマテック911がクラス・ポール
 GT300クラスでは、悪コンディションに強いポルシェ勢とレインタイヤにアドバ
ンテージを持つチームが好調。特にNo.71シグマテック911は好調で、黄旗追い越し
違反でトップタイムを取り消されたにも関わらず、2位に1秒以上の差を付けてク
ラス・ポールを獲得した。2番手もポルシェにダンロップタイヤというNo.910ナイ
ンテンポルシェが。3番手には昨年も雨の仙台でポールを獲得し、雨に強さを見せ
るNo.21 ダンロップ-BP-BMWがつけた。


ポールポジション
No.64 Mobil 1 NSX
トム・コロネル 1'37.961
「今日は大変な一日でした。今週末初めて富士でNSXに乗って、この雨ですから
ね。ただ、開幕戦でポールを取れなかったから、今日はプッシュするつもりでし
た。予選の1回目にタイムを出した後にエンジントラブルが出て、エンジンを交
換することになり、山西が乗れなくなった。2回目に山西がスピンしましたが、
誰にでもミスはあるわけだし、大丈夫だと思ってましたよ。でも、もし予選落ち
したらチケットを買ってスタンドで観戦しようかと思っちゃいましたよ(笑)。
鈴鹿と今日とで問題もアンラッキーも出尽くしたでしょうから、明日は思い切っ
ていきますよ」

GT300ポールポジション
No.71 シグマテック911
星野 薫 1'47.108
「ポルシェの操縦性の良さ、そしてABS付きということで、レインコンディション
ならポールポジションも行けるかなと思ってました。なので、割とすんなり行け
たな、と思いました。明日は、雨ならレースを上手くまとめていければと。でも、
雨でもドライでも大丈夫、逃げ切る自信はありますよ(笑)」


以上
                       GTアソシエイション事務局
                       GTインサイドレポート班
                       古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

ALL JAPAN FUJI GT RACE JGTC R2 予選結果

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                ALL  JAPAN  FUJI  GT  RACE                 *
*                         JGTC 公式予選正式結果表                         *
* 1998.05.02    天候 : 雨         コース状況 : ウェット         SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
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 1 64 500 山西  康司       (J)   トム・コロネル         (NL)   
    NA2         C32B Mobil 1 NSX                    1'37.961 20 164.269
 2 18 500 金石  勝智       (J)   山本  勝巳       (J)   
    NA2         C32B TAKATA童夢無限NSX              1'38.659 16 163.107
 3 36 500 関谷  正徳       (J)   ノルベルト・フォンタナ    (RA)   
    JZA80     3S-GTE カストロール・トムス・スープラ   1'39.040 24 162.480
 4100 500 高橋  国光       (J)   飯田    章       (J)   
    NA2         C32B RAYBRIG NSX                    1'39.541 18 161.662
 5  2 500 影山  正彦       (J)   ペドロ・デ・ラ・ロサ    (E)   
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン              1'39.659 25 161.471
 6 23 500 影山  正美       (J)   ラルフ ・ファーマン      (GB)   
    BCNR33  RB26DETT ペンズオイル・ニスモGTR         1'39.902 25 161.078
 7 37 500 鈴木  利男       (J)   ケルビン・バート      (GB)   
    JZA80     3S-GTE カストロール・トムス・スープラ   1'40.064 28 160.817
 8 50 500 土屋  武士       (J)   加藤  寛規       (J)   
    BCNR33  RB26DETT ARTAスカイライン               1'40.524 29 160.081
 9 16 500 中子    修       (J)   道上    龍       (J)   
    NA2         C32B Castrol 無限 NSX               1'40.685 32 159.825
10 12 500 黒澤  琢弥       (J)   ミハエル・クルム         (D)   
    BCNR33  RB26DETT カルソニックスカイライン       1'40.938 34 159.425
11  3 500 長谷見昌弘       (J)   田中  哲也       (J)   
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'41.787 35 158.095
12 38 500 竹内  浩典       (J)   野田  英樹       (J)   
    JZA80     3S-GTE FK/マッシモセルモスープラ      1'41.806 26 158.065
13 30 500 山田  洋二       (J)   岡田  秀樹       (J)   
    E993T        M64 綜警 PORSCHE                   1'42.350 15 157.225
14  5 500 マーク グーセン        (B)   桧井  保孝       (J)   
    JZA80     3S-GTE 5ZIGEN SUPRA                   1'42.477 26 157.030
15 39 500 土屋  圭市       (J)   谷川  達也       (J)   
    JZA80     3S-GTE デンソーサードスープラGT       1'43.902 22 154.877
16 55 500 松田  秀士       (J)   田嶋  栄一       (J)   
    GTS-R     356-T6 STPタイサン バイパー           1'44.065 19 154.634
17 13 500 木下みつひろ     (J)   藤村  満男       (J)   
    BCNR33  RB26DETT エンドレス アドバン GTR        1'44.066 18 154.633
18  6 500 アンダース・オロフソン     (S)   高木  真一       (J)   
    JZA80     3S-GTE ESSO Tiger Supra               1'44.170 18 154.478
19 88 500 和田    久       (J)   古谷  直広       (J)   
    DIABLO      L532 ウェディング ディアブロ GT-1  1'46.871 14 150.574
20 71 300 星野    薫       (J)   城内  政樹       (J)   
    911GT2       M64 シグマテック911                1'47.009 20 150.380
21910 300 砂子  智彦       (J)   余郷    敦       (J)   
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'48.494 28 148.322
22 21 300 一ツ山  康       (J)   木下  隆之       (J)   
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW            1'49.444 23 147.034
23  9 300 市村  秀明       (J)   佐々木秀六       (J)   
    993RSR    M64/80 ワークステーション大黒屋ぽるしぇ        1'49.662 20 146.742
24 77 300 小林  且雄       (J)   玉本  秀幸       (J)   
    GC4         EJ20 クスコスバルインプレッサ       1'50.182 14 146.049
25 51 300 石原  将光       (J)   池谷  勝則       (J)   
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 1'50.415 22 145.741
26 15 300 近藤  真彦       (J)   青木  孝行       (J)   
    S14      SR20DET ザナヴィシルビア               1'50.939 19 145.053
27 25 300 鈴木  恵一       (J)   舘    信吾       (J)   
    SW20       3SG-T つちやMR2                      1'50.995 34 144.980
28  8 500 ワイン・ガードナー    (AUS)   田中    実       (J)   
    JZA80     3S-GTE FET SPORTS SUPRA               1'51.040 17 144.921
29 61 300 中谷  明彦       (J)   原    貴彦       (J)   
    E・DE3A      4G63 テイボン・トランピオ・FTO        1'51.154 23 144.772
30777 500 和田  孝夫       (J)   杉山  正巳       (J)   
    DIABLO      L522 バルボリン ディアブロ DL       1'51.527 17 144.288
31 27 300 太田  哲也       (J)   スティーブン・アンドスカー  (S)   
    F355       F129B TFCJフェラーリF355GT           1'52.104 27 143.545
32 10 300 麻生  英彦       (J)   石川    朗       (J)   
    993GT2       M61 アビリティポルシェ993GT2       1'52.237 20 143.375
33 44 300 新田  守男       (J)   水野  昇太       (J)   
    SW20       3S-GT アペックスDLモモコルセMR2      1'52.288 15 143.310
34911 300 高橋  規一       (J)   斎藤  和重       (J)   
    993RSR       M64 ナインテンPCJポルシェ          1'53.016 16 142.387
35 81 300 福山  英朗       (J)   大八木信行       (J)   
    S-14     SR20DET ダイシン シルビア              1'53.099 19 142.282
36 70 300 石橋  義三       (J)   パトリック・ヴァン・スクート (B)   
    993GT2    M64/81 外車の外国屋ダンロップポルシェ 1'53.370 20 141.942
37 89 500 川越  賢二       (J)   金森  敏一       (J)   
    993 380   M64/81 PORSCHE GT-2                  1'53.754 14 141.463
38  7 300 山路  慎一       (J)   松本  晴彦       (J)   
    FD3S      RE-20B RE雨宮マツモトキヨシRX7        1'55.132 17 139.770
39117 300 深沢  寿裕       (J)   古在  哲雄       (J)   
    FD3S         20B ホイールショップALTA RX-7     1'56.797 21 137.778
40 11 300 石森  浩元       (J)   三浦  一雄       (J)   
    HR-31      RB-20 ムラウチ カメイスカイライン    1'57.951 20 136.430
41 91 300 松永  雅博       (J)   藤原  靖久       (J)   
    SW20         3SG コーセイ&バーディークラブMR2   1'51.343 25 144.526
42 60 300 佐藤  久実       (J)   三原じゅん子     (J)   
    TJG00        3SG TOYOTA CAVALIER                1'53.661 12 141.579
43 79 300 杉山  正典       (J)   青柳  裕易       (J)   
    S-13       FJ20T ナックウエストシルビア         1'59.654 13 134.488
44 24 300 平野  敏行       (J)   染葉  輝彦       (J)   
    HCR32    RB20DET ヒラノモータースポーツR32M     2'03.716 15 130.072
45 28 300 山崎  正弘       (J)   須賀  宏明       (J)   
    F355       F129B TFCJフェラーリF355GT           2'05.612 10 128.109
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予選通過基準タイム (総合  130% ) 2'08.119
#91,60,79,24,28は片方のドライバーが予選不通過のため嘆願出走
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                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

ALL JAPAN FUJI GT RACE JGTCR2 予選2回目

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                ALL  JAPAN  FUJI  GT  RACE                 *
*                         JGTC 予選結果表 2回目                         *
* 1998.05.02    天候 : 雨         コース状況 : ウェット         SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 16 500 中子    修       (J)   道上    龍       (J)   
    NA2         C32B Castrol 無限 NSX               1'45.596 11 152.392
 2 23 500 影山  正美       (J)   ラルフ ・ファーマン      (GB)   
    BCNR33  RB26DETT ペンズオイル・ニスモGTR         1'46.354  9 151.306
 3 12 500 黒澤  琢弥       (J)   ミハエル・クルム         (D)   
    BCNR33  RB26DETT カルソニックスカイライン       1'46.469 12 151.143
 4 37 500 鈴木  利男       (J)   ケルビン・バート      (GB)   
    JZA80     3S-GTE カストロール・トムス・スープラ   1'47.711  7 149.400
 5  5 500 マーク グーセン        (B)   桧井  保孝       (J)   
    JZA80     3S-GTE 5ZIGEN SUPRA                   1'48.976  9 147.666
 6  3 500 長谷見昌弘       (J)   田中  哲也       (J)   
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'49.161 12 147.415
 7 50 500 土屋  武士       (J)   加藤  寛規       (J)   
    BCNR33  RB26DETT ARTAスカイライン               1'49.475  6 146.992
 8 38 500 竹内  浩典       (J)   野田  英樹       (J)   
    JZA80     3S-GTE FK/マッシモセルモスープラ      1'50.994 11 144.981
 9  8 500 ワイン・ガードナー    (AUS)   田中    実       (J)   
    JZA80     3S-GTE FET SPORTS SUPRA               1'51.040 16 144.921
10 36 500 関谷  正徳       (J)   ノルベルト・フォンタナ    (RA)   
    JZA80     3S-GTE カストロール・トムス・スープラ   1'52.658  7 142.839
11  2 500 影山  正彦       (J)   ペドロ・デ・ラ・ロサ    (E)   
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン              1'55.779  2 138.989
12 25 300 鈴木  恵一       (J)   舘    信吾       (J)   
    SW20       3SG-T つちやMR2                      1'57.407 15 137.062
13 21 300 一ツ山  康       (J)   木下  隆之       (J)   
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW            1'58.356  7 135.963
14 27 300 太田  哲也       (J)   スティーブン・アンドスカー  (S)   
    F355       F129B TFCJフェラーリF355GT           1'58.630 12 135.649
15910 300 砂子  智彦       (J)   余郷    敦       (J)   
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'58.752  9 135.509
16  9 300 市村  秀明       (J)   佐々木秀六       (J)   
    993RSR    M64/80 ワークステーション大黒屋ぽるしぇ        1'59.143  7 135.065
17 61 300 中谷  明彦       (J)   原    貴彦       (J)   
    E・DE3A      4G63 テイボン・トランピオ・FTO        2'04.372  7 129.386
18 64 500 山西  康司       (J)   トム・コロネル         (NL)   
    NA2         C32B Mobil 1 NSX                    2'04.936 10 128.802
19 79 300 杉山  正典       (J)   青柳  裕易       (J)   
    S-13       FJ20T ナックウエストシルビア         2'09.410 11 124.349
20 91 300 松永  雅博       (J)   藤原  靖久       (J)   
    SW20         3SG コーセイ&バーディークラブMR2   2'09.592 13 124.174
21 51 300 石原  将光       (J)   池谷  勝則       (J)   
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 2'23.322  4 112.279
22  7 300 山路  慎一       (J)   松本  晴彦       (J)   
    FD3S      RE-20B RE雨宮マツモトキヨシRX7        2'25.540  4 110.568
23777 500 和田  孝夫       (J)   杉山  正巳       (J)   
    DIABLO      L522 バルボリン ディアブロ DL       2'31.927  5 105.919
24 24 300 平野  敏行       (J)   染葉  輝彦       (J)   
    HCR32    RB20DET ヒラノモータースポーツR32M     2'33.932  2 104.540
25117 300 深沢  寿裕       (J)   古在  哲雄       (J)   
    FD3S         20B ホイールショップALTA RX-7     2'35.684  6 103.363
26 81 300 福山  英朗       (J)   大八木信行       (J)   
    S-14     SR20DET ダイシン シルビア              2'36.942  2 102.535
27 28 300 山崎  正弘       (J)   須賀  宏明       (J)   
    F355       F129B TFCJフェラーリF355GT           2'36.945  8 102.533
28 10 300 麻生  英彦       (J)   石川    朗       (J)   
    993GT2       M61 アビリティポルシェ993GT2       2'38.025  2 101.832
29 11 300 石森  浩元       (J)   三浦  一雄       (J)   
    HR-31      RB-20 ムラウチ カメイスカイライン    3'07.144  4  85.987
   13 500 木下みつひろ     (J)   藤村  満男       (J)   
    BCNR33  RB26DETT エンドレス アドバン GTR                  1        
   30 500 山田  洋二       (J)   岡田  秀樹       (J)   
    E993T        M64 綜警 PORSCHE                             1        
   39 500 土屋  圭市       (J)   谷川  達也       (J)   
    JZA80     3S-GTE デンソーサードスープラGT                 1        
    6 500 アンダース・オロフソン     (S)   高木  真一       (J)   
    JZA80     3S-GTE ESSO Tiger Supra                         0        
   15 300 近藤  真彦       (J)   青木  孝行       (J)   
    S14      SR20DET ザナヴィシルビア                         0        
   18 500 金石  勝智       (J)   山本  勝巳       (J)   
    NA2         C32B TAKATA童夢無限NSX                        0        
   44 300 新田  守男       (J)   水野  昇太       (J)   
    SW20       3S-GT アペックスDLモモコルセMR2                0        
   55 500 松田  秀士       (J)   田嶋  栄一       (J)   
    GTS-R     356-T6 STPタイサン バイパー                     0        
   60 300 佐藤  久実       (J)   三原じゅん子     (J)   
    TJG00        3SG TOYOTA CAVALIER                          0        
   70 300 石橋  義三       (J)   パトリック・ヴァン・スクート (B)   
    993GT2    M64/81 外車の外国屋ダンロップポルシェ           0        
   71 300 星野    薫       (J)   城内  政樹       (J)   
    911GT2       M64 シグマテック911                          0        
   77 300 小林  且雄       (J)   玉本  秀幸       (J)   
    GC4         EJ20 クスコスバルインプレッサ                 0        
   88 500 和田    久       (J)   古谷  直広       (J)   
    DIABLO      L532 ウェディング ディアブロ GT-1            0        
   89 500 川越  賢二       (J)   金森  敏一       (J)   
    993 380   M64/81 PORSCHE GT-2                            0        
  100 500 高橋  国光       (J)   飯田    章       (J)   
    NA2         C32B RAYBRIG NSX                              0        
  911 300 高橋  規一       (J)   斎藤  和重       (J)   
    993RSR       M64 ナインテンPCJポルシェ                    0        
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTC-Rd.2:富士GT予選レポート

         AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CHAMPIONSHIP Round2
      ぐずつく天候の中、NSXが開幕戦に続く連続PPを奪取!

 5月2日、ゴールデンウィーク恒例の富士GTレースの予選は、不順な天候の
中行われた。開幕戦鈴鹿で速さを見せつけたNSXが、ここ富士でも速さをアピ
ール。ウエットコンディションをものともせず、#64Mobil1 NSX、#18TAKATA童
夢無限NSXがフロントローを占めた。

 決勝も低気圧の影響で雨と予想されるが、午後には天候の回復するとの噂もあ
り(ほんと?)、NSXがこのまま優位を保てるのか、また、ルマン予備予選と
重なりドライバーラインナップを変えているスープラ、スカイライン勢が巻き返
すのか注目される。決勝は3日午後1時40分にスタートする。

●予選1回目(午前10時50分~11時50分)
 各チームは天候が崩れることを予想して、午前中の予選1回目から全開アタッ
クを敢行。路面状態が良いうちにタイムアタックを続ける。しかし、この間も雨
は降ったり止んだリを繰り返し、予選開始20分頃からコンディションは悪化。
その後雨足は弱くなったもののコース状態は回復せず、この予選1回目前半のタ
イムでグリッドが決定することになった。

予選1回目結果
GT500
#64  Mobil1 NSX           (山西/コロネル)      1'37.961
#18  TAKATA童夢無限NSX        (金石/山本)            1'38.659
#36  カストロール・トムス・スープラ (関谷/フォンタナ)      1'39.040
#100 RAYBRIG NSX                    (国光/飯田)            1'39.541
#2 ZEXELスカイライン              (影山正彦/デ・ラ・ロサ)1'39.659
#23  ペンズオイル・ニスモGTR        (影山正美/ファーマン)  1'39.902

GT300
#71  シグマテック911        (星野薫/城内)     1'47'108
#910 ナインテンポルシェ        (砂子/余郷)            1'48.494
#21  ダンロップ-BP-BMW              (一ツ山/木下)      1'49.444

●予選2回目(午後3時10分~4時31分:中断21分含む)
  雨は降り続き、コースコンディションは回復しないまま午後の予選を迎えた。
もちろんタイムアップは望めないが、1回目に基準タイムをクリアしていないド
ライバー、トラブルで走れなかったチームはアタックを行う。それ以外のチーム
は、走行を見合わせたり、決勝に備えてウエットセッティングのチェックを行う。
 開始早々、暫定PPの#64  Mobil1 NSX(山西)が300Rでクラッシュ。ダ
メージは大きくなさそうだが、自力では脱出できず。
 また、#8ESSO Tiger Supra(高木)もストレートでコントロールを失いガー
ドレールにクラッシュ。こちらは右フロント部に大きなダメージを負っており修
復は難しそうだ。これにより予選は赤旗中断。

 #64山西は1回目を走っていないため、山西が基準タイムを出さないとPPは
幻となってしまうところだったが、チームは壊れたリアウイングを交換してコー
スに送り出し事なきを得た。

(予選2回目結果省略)

 なお、結果は暫定ですので、後に掲載されるリザルトをご覧ください。

             *** FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685) ***

全日本GT選手権

GT予選2回目波乱の幕開け


 雨が降り続く中、予定より20分遅れて3時10分からはじまった2回目の予選は、
#64 山西康司が1週目の300Rでクラッシュ。彼は午前の1回目の予選を走ってお
らず、タイムを記録していない。このままでは、嘆願書か?

 と、思った矢先、4分を経過した頃、メインストレートのピットロード入り口付近
で#6 ESSO TIGER SUPRA がスピン、クラッシュしてコース上で後ろ向きにストップ。
4分26秒赤旗中断となった。救急車が駆けつけた。

 山西のNSXは自走してピットに戻った。

  ***  TOYOTA JZA80 / Compaq PRESARIO CDS-520 / Panasonic AL-N1T513J5  ***
  ***  Saturday, May.2, 1998 / 15:21            QZE04642 : M.MOTOMURA  ***

全日本GT選手権

富士GT予選1回目

GTファンのみなさん、こんにちは。

 富士は雨です。横殴りです。時折、薄日がさす、天気雨というやつで、富士の雨に
してはさほど寒くないのですが、いやになりますねぇ。(^_^;

 さて、予選1回目のご報告です。軟弱にグランドスタンドでの観戦です。

 10:50からまず500クラスの予選。

 先頭で飛び出した #2 XEXELスカイラインがまずリーダーボードのトップに座りま
すが、8分経過時点で、#18 TAKATA童夢無限NSX、#64 Mobile1 NSX の1-2。
 しかしすぐに、#36 カストロールトムススープラがトップに、XEXELスカイライン
も2位に食い込む。

 10分経過時点のオーダーは、36-2-18-16-64-50
 10分30秒、#37トムススープラが2位に食い込み、 36-37-2-18-16-64
 11分、Mobile1 NSX がポールを奪い返し、    64-36-37-2-18-16
 12分20秒、ふたたびスープラがトップに、    36-64-37-16-1-18
 12分40秒、負けじと NSX が再逆転、       64-36-37-50-16-2
 13分30秒、#100 RAYBRIG NSX が割って入り、   64-36-100-37-50-16
 16分10秒、前回の勝者 #23 PENZOIL GTR が4位に、64-36-100-23-37-50
 17分、#18 が2位に食い込んで NSX の1-2に、 64-18-36-100-23-37
 18分50秒、再び XEXEL が浮上して、       64-18-36-100-2-23

 このあと、19分10秒経過頃から続々とGT300クラスがコースイン。GT500クラスはピッ
トへ。リーダーボードも変化が無くなります。

 29分経過した頃、#8 FET SPORTS SUPRA がゆっくりとピットに帰ってきました。見
ると、左ドアの下半分が無くなっています。左アップライトも壊れていてガレージに
なかなか入りませんねぇ。どこかでクラッシュしたようです。修復は午後の予選に間
に合うでしょうかね。

 39分20秒経過した頃から再びGT500クラスがコースインし始め、混走となりますが、
コースコンディションはむしろ悪くなっているようでリーダーボードに変化はありま
せんでした。
 まずは、#64 Mobile1 NSX が暫定ポール、NSX がフロントロー独占、3列目が GTR
ということになりました。午後の予選はどうなるでしょうか。

 GT300クラスは...、わかりません。m(..)m

  ***  TOYOTA JZA80 / Compaq PRESARIO CDS-520 / Panasonic AL-N1T513J5  ***
  ***  Saturday, May.2, 1998 / 13:03            QZE04642 : M.MOTOMURA  ***

全日本GT選手権

ALL JAPAN FUJI GT RACE JGTC R2予選1回目

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                ALL  JAPAN  FUJI  GT  RACE                 *
*                         JGTC 予選結果表 1回目                         *
* 1998.05.02    天候 : 雨         コース状況 : ウェット         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 64 500 山西  康司       (J)   トム・コロネル         (NL)   
    NA2         C32B Mobil 1 NSX                    1'37.961 10 164.269
 2 18 500 金石  勝智       (J)   山本  勝巳       (J)   
    NA2         C32B TAKATA童夢無限NSX              1'38.659 16 163.107
 3 36 500 関谷  正徳       (J)   ノルベルト・フォンタナ    (RA)   
    JZA80     3S-GTE カストロール・トムス・スープラ   1'39.040 17 162.480
 4100 500 高橋  国光       (J)   飯田    章       (J)   
    NA2         C32B RAYBRIG NSX                    1'39.541 18 161.662
 5  2 500 影山  正彦       (J)   ペドロ・デ・ラ・ロサ    (E)   
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン              1'39.659 23 161.471
 6 23 500 影山  正美       (J)   ラルフ ・ファーマン      (GB)   
    BCNR33  RB26DETT ペンズオイル・ニスモGTR         1'39.902 16 161.078
 7 37 500 鈴木  利男       (J)   ケルビン・バート      (GB)   
    JZA80     3S-GTE カストロール・トムス・スープラ   1'40.064 21 160.817
 8 50 500 土屋  武士       (J)   加藤  寛規       (J)   
    BCNR33  RB26DETT ARTAスカイライン               1'40.524 23 160.081
 9 16 500 中子    修       (J)   道上    龍       (J)   
    NA2         C32B Castrol 無限 NSX               1'40.685 21 159.825
10 12 500 黒澤  琢弥       (J)   ミハエル・クルム         (D)   
    BCNR33  RB26DETT カルソニックスカイライン       1'40.938 22 159.425
11  3 500 長谷見昌弘       (J)   田中  哲也       (J)   
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'41.787 23 158.095
12 38 500 竹内  浩典       (J)   野田  英樹       (J)   
    JZA80     3S-GTE FK/マッシモセルモスープラ      1'41.806 15 158.065
13 30 500 山田  洋二       (J)   岡田  秀樹       (J)   
    E993T        M64 綜警 PORSCHE                   1'42.350 14 157.225
14  5 500 マーク グーセン        (B)   桧井  保孝       (J)   
    JZA80     3S-GTE 5ZIGEN SUPRA                   1'42.477 17 157.030
15 39 500 土屋  圭市       (J)   谷川  達也       (J)   
    JZA80     3S-GTE デンソーサードスープラGT       1'43.902 21 154.877
16 55 500 松田  秀士       (J)   田嶋  栄一       (J)   
    GTS-R     356-T6 STPタイサン バイパー           1'44.065 19 154.634
17 13 500 木下みつひろ     (J)   藤村  満男       (J)   
    BCNR33  RB26DETT エンドレス アドバン GTR        1'44.066 17 154.633
18  6 500 アンダース・オロフソン     (S)   高木  真一       (J)   
    JZA80     3S-GTE ESSO Tiger Supra               1'44.170 18 154.478
19 88 500 和田    久       (J)   古谷  直広       (J)   
    DIABLO      L532 ウェディング ディアブロ GT-1  1'46.871 14 150.574
20 71 300 星野    薫       (J)   城内  政樹       (J)   
    911GT2       M64 シグマテック911                1'47.108 20 
21910 300 砂子  智彦       (J)   余郷    敦       (J)   
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'48.494 19 148.322
22 21 300 一ツ山  康       (J)   木下  隆之       (J)   
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW            1'49.444 16 147.034
23  9 300 市村  秀明       (J)   佐々木秀六       (J)   
    993RSR    M64/80 ワークステーション大黒屋ぽるしぇ        1'49.662 13 146.742
24 77 300 小林  且雄       (J)   玉本  秀幸       (J)   
    GC4         EJ20 クスコスバルインプレッサ       1'50.182 14 146.049
25 51 300 石原  将光       (J)   池谷  勝則       (J)   
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 1'50.415 18 145.741
26 15 300 近藤  真彦       (J)   青木  孝行       (J)   
    S14      SR20DET ザナヴィシルビア               1'50.939 19 145.053
27 25 300 鈴木  恵一       (J)   舘    信吾       (J)   
    SW20       3SG-T つちやMR2                      1'50.995 19 144.980
28 61 300 中谷  明彦       (J)   原    貴彦       (J)   
    E・DE3A      4G63 テイボン・トランピオ・FTO        1'51.154 16 144.772
29 91 300 松永  雅博       (J)   藤原  靖久       (J)   
    SW20         3SG コーセイ&バーディークラブMR2   1'51.443 12 
30777 500 和田  孝夫       (J)   杉山  正巳       (J)   
    DIABLO      L522 バルボリン ディアブロ DL       1'51.527 12 144.288
31 27 300 太田  哲也       (J)   スティーブン・アンドスカー  (S)   
    F355       F129B TFCJフェラーリF355GT           1'52.104 15 143.545
32 10 300 麻生  英彦       (J)   石川    朗       (J)   
    993GT2       M61 アビリティポルシェ993GT2       1'52.237 18 143.375
33 44 300 新田  守男       (J)   水野  昇太       (J)   
    SW20       3S-GT アペックスDLモモコルセMR2      1'52.288 15 143.310
34911 300 高橋  規一       (J)   斎藤  和重       (J)   
    993RSR       M64 ナインテンPCJポルシェ          1'53.016 16 142.387
35 81 300 福山  英朗       (J)   大八木信行       (J)   
    S-14     SR20DET ダイシン シルビア              1'53.099 17 142.282
36 70 300 石橋  義三       (J)   パトリック・ヴァン・スクート (B)   
    993GT2    M64/81 外車の外国屋ダンロップポルシェ 1'53.370 20 141.942
37 60 300 佐藤  久実       (J)   三原じゅん子     (J)   
    TJG00        3SG TOYOTA CAVALIER                1'53.661 12 141.579
38 89 500 川越  賢二       (J)   金森  敏一       (J)   
    993 380   M64/81 PORSCHE GT-2                  1'53.754 14 141.463
39  7 300 山路  慎一       (J)   松本  晴彦       (J)   
    FD3S      RE-20B RE雨宮マツモトキヨシRX7        1'55.132 13 139.770
40117 300 深沢  寿裕       (J)   古在  哲雄       (J)   
    FD3S         20B ホイールショップALTA RX-7     1'56.797 15 137.778
41 11 300 石森  浩元       (J)   三浦  一雄       (J)   
    HR-31      RB-20 ムラウチ カメイスカイライン    1'57.951 16 136.430
42 24 300 平野  敏行       (J)   染葉  輝彦       (J)   
    HCR32    RB20DET ヒラノモータースポーツR32M     2'03.716 13 130.072
43 28 300 山崎  正弘       (J)   須賀  宏明       (J)   
    F355       F129B TFCJフェラーリF355GT           2'05.612  2 128.109
44 79 300 杉山  正典       (J)   青柳  裕易       (J)   
    S-13       FJ20T ナックウエストシルビア                   2        
45  8 500 ワイン・ガードナー    (AUS)   田中    実       (J)   
    JZA80     3S-GTE FET SPORTS SUPRA                         1        
-------------------------------------------------------------------------------
#91,79,71はH項違反のためベストタイム削除
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/1

                    AUTOBACS CUP ALL JAPAN GT CAR CHAMPIONSHIP
                       1998  GT INSIDE REPORT
   Round 2 ALL JAPAN FUJI GT RACE                              28 April '98
   Preview Report                 プレビューレポート            FMOTOR4版
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'98AUTOBACS CUP GTC第2戦 FUJI GT RACE(5/2,3)

混戦必死!予測不能のレース展開
ニスモGT-Rの先勝にNSX軍団の巻き返し大か。新型揃うスープラも見逃せない!

 97年開幕戦のSUZUKA GT300kmは、No.100 RAYBRIG NSXとNo.64 Mobil1 NSXの2台
のNSXが予選、レースをリードしながら、結果として自滅によってNo.23 ペンズオイ
ル・ニスモGT-Rがデビューウィンを飾ることとなった。スープラはニューマシンが
熟成不足、97年型車は戦闘力不足と不本意な開幕だった。
 そして、迎える第2戦富士。レースに先立ち、3月25、26日に行われた富士公開
テストでは、NSX勢が一つ抜け出たパフォーマンスを見せた。このテストから、4台
すべてのNSXが98年型となり、開幕戦を97年型ながらポールポジションからレース序
盤のトップを譲らなかったNo.100 RAYBRIG NSXの飯田章は「すごく乗りやすい。26
秒台は楽に走れました」とこのテストディ最速の1分26秒919という昨年のコースレ
コードを大きく上回るタイムを軽く出したと語っている。NSXはNAエンジンゆえに高
速コースの富士では不利がささやかれるが、このテストを見る限り本命であること
は間違えない。NSXの落とし穴は、パワーよりも昨年から勝てそうで勝てない原因の
マシン・トラブルの多さだ。エンジンに負担の掛かる富士では、それこそが最大の
的だろう。
 一方、幸先よく新型で開幕戦を制し、スカイラインGT-Rのパフォーマンスは昨年
型を大きく凌駕していることは疑いない。だが、ライバルの自滅というラッキーが
在ったことも事実。先の富士テストでは、主力ドライバーが欠場という要因からか
NSXだけでなく、スープラ2台にも先行を許した。空力的に洗練された新型だが、直
線スピードがものを言う富士では、空力性能の優れる、NSX、スープラにややハンデ
が在るのだろうか。しかし、本番への対策は行われていると聞くだけに、その判断
は当日にならないと分からない。さらに開幕戦では98年型ながら、時に新型勢を越
えるパフォーマンスを見せていたNo.50 ARTAスカイラインもこのレースから新型と
なり、一躍優勝候補に名乗りを上げそうだ。なお、このレースからGT500のウェイト
ハンデが1位:50kg、2位:30kg、3位:10kgと変更された(GT300は従来通り)た
め、No.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rがその最初の苦難を背負うことになった。そ
してスープラだが。富士テストではNo.100、No.18のNSXに次ぐ3番手のタイム、1
分27秒298を記録したのはNo.39デンソースープラの土屋圭市。4番手にもNo.38 
FK/マッシモセルモスープラ(竹内浩典)が入っている。ともに98年型改であり、
富士とスープラの相性の良さをうかがわせるところ。竹内、圭市ともにまだ若干の
タイムアップは可能と見ており、予選はともかく決勝では、他車種に劣らない手応
えを得たようだった。もちろん、間に合えば新型が投入される可能性もあり、そう
なれば、富士でのレース展開はなお一層混戦の度を深めそうだ。


驚き&注目のピンチヒッターズ
 なお、今回の第2戦は、ル・マン24時間レースの予備予選が同日に開催されるた
めに、NISMOを中心に何人かのドライバーが変更されている。特に注目なのが、No.2
 ZEXELスカイラインの鈴木亜久里に代わってスカイラインGT-Rに乗るペドロ・デ・
ラ・ロサとNo.12 カルソニックスカイラインの星野一義に代わるミハエル・クルム
だ。言うまでもなく、この2人は昨年のGT500のチャンピオン。しかも、その時はト
ムス・スープラを駆っており、現在の富士のコースレコードは昨年第4戦でクルム
が記録したものだ。ペドロはすでに3月25、26日の富士公開テストでスカイライン
を体験しており、彼らが、スカイラインでどれほどのパフォーマンスを見せるかは
注目である。また、No.23 ペンズオイル・ニスモGT-Rのエリック・コマスに代わっ
て、今年のフォーミュラニッポン第1戦でポールを獲得したラルフ・ファーマンが
参戦。No.50 ARTAスカイラインの本山哲に代わっては全日本F3第2戦で初優勝した
加藤寛規が、土屋武士とフレッシュなコンビを組む。


本命は2台のMR2だが…
要注目はFTOとフェラーリ、ポルシェだ!
 GT300クラスはなんと24台という大量エントリー(4/23現在)となった。この中で、
本命と目されるのは、開幕戦を制したNo.25つちやMR2と開幕クラスポールのNo.44 
アペックスDLモモコルセMR2というMR2の2台だろう。特にベテランの鈴木恵一と新
鋭の舘信吾というコンビも良好に機能しているつちやMR2は最有力だ。舘は先のF3
第2戦で2位入賞と乗れており、この勢いを富士に持って来れればというところ。
問題があるとすれば、開幕戦優勝によるウェイトハンデ30kgの克服だろう。No.44 
アペックスDLモモコルセMR2は、開幕鈴鹿、富士テストと新田守男が好調で、今や
GT300最速の男となっているだけに予選の上位は間違えない。問題はセカンドドライ
バーとチーム戦略だが、ここにそれなりのピースがはまれば間違いなくトップを争
うだろう。
 これ以外に注目になりそうなのが、今季初参戦のNo.61 テイボン・トランピオFTO
と、No.27 TFCJフェラーリF355GTだ。ともにGT300クラスとしては、エンジンパワー
があり、高速の富士では期待が出来そうだ。また、GT500クラスでも走れる力量のあ
るポルシェGT2をディチューンしているNo.71シグマテック911や、カレラベースのポ
ルシェ勢、さらにはNo.81ダイシンシルビアもレースが荒れてくれば、トップ争いに
絡んできそうな予感がある。


                      Report by GTインサイドレポート班


☆'98AUTOBACS CUP GTC第2戦 FUJI GT RACE(5/2,3)
予想エントリーリスト(4月24日現在)

[GT500] 21台
No. マシン              ドライバー                      エントラント   タイヤ
----------------------------------------------------------------------------
 2  ZEXELスカイライン          影山正彦     ペドロ・デ・ラ・ロサ(E)  NISMO            BS
 3  ユニシアジェックススカイライン     長谷見昌弘   田中哲也          ハセミ・モータースポーツ    BS
 5  5ZIGEN SUPRA         マーク・グーセン(B) 桧井保孝          TEAM 5ZIGEN      DL
 6  ESSO Tiger Supra     アンダース・オロフソン(S)   高木真一     INGING           BS
 8  FET SPORTS SUPRA     ワイン・ガードナー(AUS)  田中 実     TEAM POWER CRAFT BS
12  カルソニックスカイライン         黒澤琢弥     ミハエル・クルム(D)       TEAM IMPUL       BS
13  エンドレスアドバンGTR      木下みつひろ 藤村満男          ENDLESS SPORTS   YH
16  Castrol無限NSX       中子 修     道上 龍          Castrol無限      BS
18  TAKATA童夢無限NSX    金石勝智     山本勝巳          童夢レーシングチーム    BS
23  ペンズオイル・ニスモGTR      影山正美     ラルフ・ファーマン(GB)     NISMO            BS
30  綜警 PORSCHE         山田洋二     岡田秀樹          TEAM TAKE ONE    BS
36  カストロール・トムス・スープラ   関谷正徳 ノルベルト・フォンタナ(RA) TOYOTA Castrol TEAM TOM'S DL
37  カストロール・トムス・スープラ   鈴木利男   ケルビン・バート(GB) TOYOTA Castrol TEAM TOM'S DL
38  FK/マッシモセルモスープラ      竹内浩典   野田英樹         TOYOTA TEAM CERUMO  BS
39  デンソーサードスープラGT     土屋圭市   谷川達也           TOYOTA TEAM SARD  YH
50  ARTAスカイライン           土屋武士   加藤寛規   AUTOBACS RACING TEAM AGURI  BS
55  STPタイサンバイパー        田嶋栄一   松田秀士      TEAM TAISAN with ADVAN   YH
64  Mobil1 NSX           山西康司   トム・コロネル(NL)   Mobil1 NAKAJIMA RACING   BS
88  ウェディングディアブロGT1   和田 久   古谷直広            JLOC CORSA       DL
100 RAYBRIG NSX          高橋国光   飯田 章     チーム国光 with MOONCRAFT  BS
777 バルボリンディアブロDL     和田孝夫   杉山正巳            JLOC CORSA       DL

[GT300] 24台
No. マシン              ドライバー                      エントラント   タイヤ
----------------------------------------------------------------------------
 7  RE雨宮マツモトキヨシRX7     山路慎一   松本晴彦             RE雨宮レーシング    DL
 9  MTG大黒屋ぽるしぇ    日置恒文   佐々木秀六           TEAM大黒屋      DL
10  アビリティポルシェ993GT2    麻生英彦   石川 朗              アビリティ          DL
11  ムラウチカメイスカイライン        石森浩元   三浦雄一             エムファクトリーレーシングクラブ BS
15  ザナヴィシルビア          近藤真彦   青木孝行             NISMO           YH
21  ダンロップ-BP-BMW       一ツ山康   木下隆之           HITOTSUYAMA RACING DL
24  ヒラノモータースポーツR32M     平野敏行   染葉輝彦             ヒラノモータースポーツ    YH
25  つちやMR2            鈴木恵一   舘 信吾   TEAM TAISAN Jr. WITHつちや  YH
27  TFCJ フェラーリF355GT  太田哲也 スティーブン・アンドスカー TEAM FERRARI CULB of JAPAN  YH
28  TFCJ フェラーリF355GT     山崎正弘   須賀宏明   TEAM FERRARI CULB of JAPAN  YH
44  アペックスDLモモコルセMR2     新田守男   水野昇太            アペックス           DL
51  コブラポルシェ            石原将光   池谷勝則            コブラレーシングチーム    YH
60  TOYOTA CAVALIER      佐藤久実   長島正興            KRAFT   DL
61  ライボン・トランピオ・FTO     中谷明彦   原 貴彦             チーム・ライボン・ラリーアート TY
70  外車の外国屋ダンロップポルシェ  石橋義三   パトリック・バン・スクート   TEAM GAIKOKUYA  DL
71  シグマテック911           星野 薫    城内政樹            シグマテックレーシングチーム  DL
77  クスコスバルインプレッサ       小林且雄   玉井秀幸               クスコレーシング     YH
79  ナックウエストシルビア         杉山正典   青柳裕易               NAC WEST      DL
81  ダイシンシルビア           福山英朗   大八木信行             チームダイシン      DL
89  PORCHE GT-2          川越賢二   金森敏一               川越賢二      DL
91  コーセー&バーディークラブMR2  松永雅博   藤原靖久            ファーストレーシングチーム   YH
117 ホイールショップALTA・RX-7   深沢寿裕   古在哲雄              アルタレーシングチーム   DL
910 ナインテンポルシェ           砂子智彦   余郷 敦             910 RACING       DL
911 ナインテンPCJポルシェ        高橋規一   斎藤和重            910 RACING       DL

●GTインサイドレポート班調べによるもので、公式の発表ではありません。
 エントリーは変更される可能性があります。


☆第2戦富士チケット購入のご案内
 各種前売り券、好評発売中!!
 下記のプレイガイドまたは富士スピードウェイへ

【チケット料金】
■前売り券 ●大人:5,250円
■前売パドックパス:15,000円
■前売ペアチケット:9,450円
■前売パドックラウンジチケット:35,000円
■前売グランドスタンドサロンチケット:10,000円
■当日券 ●決勝日 大人:6,000円/予選日 大人:3,000円
※中学生以下は無料。
■駐車料(両日共) ●4輪:1,000円●2輪:500円

【チケット発売所】
チケットぴあ(03-5237-9999)/チケットセゾン(03-5990-9999)/
CNプレイガイド(03-5802-9999)/ローソン(関東地区)/
レーシングチケットセンター/赤木屋プレイガイド/丸井チケットぴあ/
神奈川交通営業所/富士スピードウエイ/Mr.クラフト(東京・恵比寿)/
NISMO(東京・大森)/IMPAL(東京・三鷹)/TOM'S(御殿場)他
*一部で取り扱っていないチケットもあります。

【お問い合わせ】
チケットインフォメーションダイアル
TEL:03-3409-2365/FAX:03-3409-2307(平日10:00-17:00)まで。



☆タイムスケジュール
 5月1日 練習走行
   GTフリー走行1回目  9:00~10:00
   GTフリー走行2回目 10:40~12:10
   GTフリー走行3回目 15:30~17:00
 5月2日 公式予選
   GT予選1回目    10:50~11:50
   ザウルスJr.予選   12:10~12:30
   F TOYOTA予選    12:50~13:10
   GT予選2回目    14:50~15:50
 5月3日 決勝レース
   GTフリー走行     9:00~ 9:30
   ザウルスJr.決勝    9:40~10:20(10周)
   F TOYOTA決勝    11:40~12:30(15周)
   ピットウォーク   10:30~11:20
   GTウォームアップ  12:50~12:58
   GT決勝スタート   13:40~  67周(終了予定15:40)


☆テレビ放送
 5月9日(土)16:00~17:15
 テレビ東京系全国6局ネット
 テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/テレビせとうち/
 ティー・エックス・エヌ九州


以上
                       GTアソシエイション事務局
                        GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 04/19


☆☆☆ SKILL SPEED  F3 REPORT ☆☆☆

****全日本F3選手権第2戦****
決勝レース
場所:筑波サーキット/茨城県
日時:4月19日  天候:晴れ(路面/ドライ)


伊藤大輔、長丁場のレースを走り抜き4位で連続入賞

  シリーズ戦で唯一午前中にウォームアップ走行が行なわれるこの筑波戦、我々
にとってはマシンの熟成を進めるために貴重な30分となった。決勝レースで使
用するタイヤで走行しないといけないため、ラップ数は限られている。タイヤの
温存も戦略上重要であることから、マシンが煮詰まっている上位陣の数台は出走
を見合わせた。そんな中で昨晩整理したデータから割り出したセットアップが施
されたマシンのチェックに出た伊藤大輔は、3番手タイムをマークした。しかし、
マシンのフィーリングはいまだにいまひとつということが判明。徐々には良くなっ
てはいるが、満足できるレベルには至っていない。やはり木曜日、金曜日のトラ
ブルが大きく響いてしまっている。
 百田エンジニア、伊藤、そしてエンジン担当の矢野氏(戸田レーシング)は、
データロガーを睨みながらミーティングをぎりぎりまで続けた。
 「確かにスターティング・ポジションを考えると辛い展開。しかし、だからと
いって、諦めているわけではない。決勝結果がすべてだから」と百田。「45周
のレース中になにがあるかわからない。最後の最後まで絶対に諦めない」と決意
は固い。
 迎えた決勝レース。天候は安定している。しかし、初夏を思わせる暑さだ。各
車グリッドに整列し、スタートの瞬間を待った。少しでもこのスタートで前に出
たいのは皆一緒。シグナルがグリーンに変わった瞬間、クラッチミート。1コー
ナーの先陣争いが始まった。
 筑波は1コーナーまでのアプローチが短い。マシン群が一段となって1コーナー
になだれ込んだ。伊藤は絶妙なスタートを見せ4番手に浮上。3番手のダンブレッ
ク選手とサイドバイサイドの争いを見せながら1コーナーを回っている最中に後
方から並びかけてきた谷川選手に軽く接触、ダンブレックを取り逃がしてしまう。

 序盤戦、早くも独走体制を築きはじめている加藤選手に続き、舘選手とダンブ
レック選手そして伊藤が追走する形でゲームは進行。しかし、必死に前を追う伊
藤であるが、ジワジワとこの序盤戦から引き離されてしまう。結局、最終ラップ
までこのオーダーのままチェッカーとなり、伊藤は4位でフィニッシュとなった。

 気になるマシンのポテンシャルは、中盤戦からのラップタイムを見ると加藤選
手はともかく前の2台とは同等のタイムを出していたから、大きな進歩はなかっ
たもののなんとかレベルアップは果たせたようだ。しかし、トップを奪回するに
は、まだまだやるべきことが多い。レースウィークの始めからリズムが崩れ、最
終的にそれを建て直せないまま第2戦筑波ラウンドは終わってしまった。こんな
時もある。でも次の美祢戦では、もっとピリッとしたレースをお見せできるよう、
最善の努力を続ける。

伊藤大輔
「スタートはまずまず決まり、1コーナーにはダンブレック選手と並んで入って
いけた。そのさらに横から谷川選手が並びかけた時に、少しタイヤ同士が接触し
てしまいダンブレック選手に先行された。序盤戦、マシンのフィーリングになか
なか自分を合わせることができず、その間に前のマシンに逃げられてしまった。
終盤は前の2台と変わらないタイムで走れただけに、この序盤戦の追い込み不足
を悔やんでも悔やみ切れない。ただマシンの進歩は見られたものの、それ以上の
力はなかった。そういった意味ではマシンのセッティング不足もやはりあった。
また僕にとっては45周の長いレースは初めてで、色々と収穫もあった。次の美
祢戦では、トップ争いできるよう頑張ります」

百田義弘チーム監督
「今回は出足の遅れを取り戻すことなく終わってしまいました。マシン的にはもっ
とポテンシャルアップを図るべく、データを引っ繰り返して次の美祢戦に臨みま
す。また伊藤は、長いレースの闘い方をレースを通してたくさん勉強したと思い
ます。これを次のレースでアピールしてほしいですね」

深尾栄一チームマネージャー
「リズムを崩してから、それを立て直せなかった。この週末に得たものは、1周
もできないまま終わってしまった昨年の筑波戦と比較するととても多い。特にド
ライバーの伊藤にとっては、色々とトライしながらの45周で収穫は多かったと
思います。次の美祢戦もテクニカルコースで、長い。今回得たものを存分に生か
してほしい。また自分の立場で言うと、テスト不足が大きく響いてしまっており、
それがすごく悔しい。できるだけ早く、より良いチーム環境を整えるために努力
を続けます」

NEWS
●5月より、雑誌カーセンサー(株式会社リクルートより発行)で伊藤大輔+ス
キルスピードの連載がカラー2ページで始まります。こちらのほうもお楽しみく
ださい。
●伊藤大輔のキャリアを応援する後援会が発足いたします。興味のある方は伊藤
大輔後援グループ東京(TEL03-5474-2776)までお問い合わせください。すでに、
準備会として100名を越す応援団でにぎわっています。

以上

               SKILL SPEED F3 TEAM
               深尾栄一

Japanese F3

'98_JF3 ドライバーズポイント( 2/10戦)

                                                    (第2戦まで)

  1998                    3   4   5   5   6   7   8   8   9  10
   Japan                  /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula 3            22  19  17  31  14   5   2  16   6   4
     Championship        鈴  筑  美  富  茂  鈴  菅  T  仙  鈴
      Drivers-point      鹿  波  祢  士  木  鹿  生  I  台  鹿
Po-No-Driver----------Rd -1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10-総合P-有効P
 1   1 P.ダンブレック    9   4                                    13    13
 1   2 加藤 寛規          4   9                                    13    13
 3  77 伊藤 大輔          6   3                                     9     9
 3   7 舘 信吾            3   6                                     9     9
 5  64 松田 次生          2   0                                     2     2
 5   9 谷川 達也          0   2                                     2     2
 7  14 S.マルティノ      1   0                                     1     1
 7   8 藤原 靖久          0   1                                     1     1
    38 平野 功            0   0                                     0     0
     6 佐藤 琢磨          0   0                                     0     0
    17 黒沢 治樹          0   0                                     0     0
    55 金石 年弘          0   0                                     0     0
    33 井出 有司          0   0                                     0     0
    16 R.デルフラー      0   0                                     0     0
    51 清水 剛            0   0                                     0     0
    15 歌川 拓            0   0                                     0     0
    39 水谷 竜也          0   0                                     0     0
    18 密山 祥吾          0   0                                     0     0
    25 長島 正興          0   0                                     0     0
    19 佐々木 孝太        0   0                                     0     0
    53 五味 康隆          0   0                                     0     0
    24 佐藤 雅洋          0   0                                     0     0
     4 静間 大典          0   0                                     0     0
     5 高木 真一          0   0                                     0     0
    66 関 昌之            0   0                                     0     0
***************************************************************************
  * 1位から6位までに9-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦中ベスト7戦(70%)有効ポイント制
 
 
                                        ///// PDD01523 伊東  昭雄 /////

Japanese F3

JF3-Rd2:筑波F3レース結果

全日本F3選手権 第2戦 -RIJ- (1998-04-19) Provisional Race-Results
For 1998 All Japan F3 Championship Rd.2 筑波サーキット(J) : 2.045km

 P No. Driver----------- Car---------------------- Lap --GoalTime- -km/h--
 1   2 加藤 寛規     (J) Dallara F398/Toda-Honda    45   44'33.364 123.923
 2   7 舘  信吾      (J) Dallara F398/Tom's-Toyota  45   44'35.990 123.801
 3   1 P.ダンブレック(GB)Dallara F398/Tom's-Toyota  45   44'36.582 123.774
 4  77 伊藤 大輔     (J) Dallara F397/Toda-Honda    45   44'41.860 123.530
 5   9 谷川 達也     (J) Dallara F397/Tom's-Toyota  45   44'49.618 123.174
 6   8 藤原 靖久     (J) Dallara F398/Tom's-Toyota  45   44'50.175 123.148
 7  55 金石 年弘     (J) Dallara F398/Mugen-Honda   45   44'50.481 123.134
 8  25 長島 正興     (J) Dallara F397/Tom's-Toyota  45   44'50.776 123.121
 9  51 清水  剛      (J) Dallara F397/HKS-三菱      45   44'57.327 122.822
10  33 井出 有司     (J) Dallara F396/Tom's-Toyota  45   44'58.999 122.746
11  15 歌川  拓      (J) Dallara F396/Torii-Toyota  45   44'59.967 122.701
12   5 高木 真一     (J) Dallara F397/Tom's-Toyota  45   45'29.653 121.367
13  24 山田 英雄     (J) Dallara F395/HKS-三菱      44   -   1Lap         
14  16 R.デルフラー (RA) Dallara F397/Torii-Toyota  44   -   1Lap         
15  18 密山 祥吾     (J) Dallara F397/HKS-三菱      42   -   3Laps        
---------------------------- DNC -----------------------------------------
    17 黒沢 治樹     (J) Dallara F397/Toda-Honda    37   -   8Laps        
     4 R.ヴィルタネン(SF)Dallara F398/Torii-Toyota  10   -  35Laps       
    38 平野  功      (J) Dallara F398/Torii-Toyota   9   -  36Laps       
---------------------------- DNS -----------------------------------------
    53 五味 康隆     (J) Martini MK73/Tom's-Toyota   0   -  45Laps       
**************************************************************************

* Fastest LapTime : 加藤 寛規 0'54.789(134.370 km/h) On 25/45 Lap

                提供:筑波サーキット
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Japanese F3

SKILL SPEED F3 REPORT 04/18


☆☆☆ SKILL SPEED  F3 REPORT ☆☆☆

****全日本F3選手権第2戦****
公式予選
場所:筑波サーキット/茨城県
日時:4月18日  天候:曇り(路面/ドライ)


午前中のトラブルが尾を引き、苦しい5番手スタート

 早くも全日本F3選手権シリーズは第2戦を迎えた。2位で終わった鈴鹿の開
幕戦でまずまずの出足を見せた伊藤大輔+スキルスピードは、シリーズのイニシ
アチブを握るためにもぜひともこの筑波ラウンドを制したいところだ。その気持
ちとは裏腹に資金的にテストすることができず、いつものように木曜日からの走
行となった。しかし、今回は肝心のところでトラブルに見舞われ、最終的にはそ
れらの事柄が公式予選まで響いてしまったといえる。
 走りはじめとなった木曜日、午前中のセッション、走行開始早々にドライブシャ
フトが折れてしまい、ほんの数周しか走れずに終わってしまった。午後のセッショ
ンでは、トップタイムをマークしてみせたものの、まだまだマシン的にもドライ
バー的に走り込みたいところ。今年のF3の混戦具合を見るともっとタイムをマー
クしておく必要があったのだ。
 金曜日は雨で、満足の走行を行なうことができず、そのまま予選日を迎えるこ
とになってしまったのである。土曜日の朝のセッションでマシンを煮詰める必要
があったわけだが、そのセッション開始早々に今度はシフトリンケージが折れる
というトラブルが発生。ダンロップ・ブリッヂ下のコーナーの先でマシンを止め
ることになってしまった。走行できたのはわずか8周。その8周だけの感触、デー
タを頼りにマシンにセットアップを施し、午後の予選に臨まなくてはならなかっ
たのである。
 開始ギリギリまでセットアップを慎重に進め、ピットレーンにマシンを止めた。
セッションがスタートしたのは2時20分。30分の闘いが始まった。戦況をじっ
くり見つめながら、伊藤大輔がコースに出ていったのはラスト15分というとこ
ろ。大方のトップグループもほぼ同時に出ていった。加藤、金石両選手がペース
セッターとなりゲームは進行。ターゲットタイムは53秒台前半。伊藤大輔はア
タック開始してすぐに53秒台にタイムをのせ後半のタイムアップが期待された。
しかし、タイムに伸び悩む。タイヤを交換し最後のアタックに出ていったが状況
は変わらない。結局5周目に出したタイム、53秒630が彼のベストタイムと
なり5番手に低迷した。
 ドライバーからのインプレッションを総合すると、やはりマシンの煮詰め不足
があるようだ。木曜日、そして土曜日に出たトラブルが、マシンセットアップ面
とドライバーの精神面において足を引っ張ったという形になってしまった。3列
目からのスタートとなる明日の決勝レースは辛い闘いを強いられるが、しぶとく
表彰台、そして優勝を狙う。明日の決勝は45周の長丁場なのだ。

伊藤大輔
「午前中のトラブルが午後の予選で出なかっただけまし、と気持ちを切り替えて
予選に臨んだ。すぐに53秒台にのせることができ、もっとイケルと思っていた
んですが、どうも思いどおりにマシンが動いてくれない。だったら、今日は僕の
力でタイムを叩き出してやろうという気持ちで、最後のアタックに出たんですが
どうしてもタイムを上げることができなかった。悔しい。すごく悔しい。明日は
辛い展開になりそうですが、絶対に最後まで全力を尽くします」

百田義弘監督
「ふだん発生しないような箇所でのトラブルで、対処のしようがなかった。これ
がやはり足を引っ張ってしまった。エンジニアとして伊藤には申し訳なく思う。
データを引っ繰り返して、明日はベストなマシンを用意します」

深尾栄一マネージャー
「今回の予選はなにがなんでも1列目を取りたかったのですが、トラブルが響い
てしまいました。トラブルは金属疲労的な問題で、情けない話ですがチームの現
状を象徴してしまっているような感じですね。これから問題点を洗い出し、明日
はしぶといレースで次に繋げたいと思います」

以上

               SKILL SPEED F3 TEAM
               深尾栄一

Japanese F3

JF3-Rd2:筑波F3予選結果

全日本F3選手権第2戦 筑波 -RIJ- (1998-04-18) Qualifying-Session
For 1998 All Japan F3 Championship Rd.2 筑波サーキット(J) : 2.045km

 P No. Driver----------- Car---------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
 1   2 加藤 寛規     (J) Dallara F398/Toda-Honda    0'53.158         138.493
 2  55 金石 年弘     (J) Dallara F398/Mugen-Honda   0'53.274   0.116 138.191
 3   1 P.ダンブレック(GB)Dallara F398/Tom's-Toyota  0'53.490   0.332 137.633
 4   7 舘  信吾      (J) Dallara F398/Tom's-Toyota  0'53.600   0.442 137.351
 5  77 伊藤 大輔     (J) Dallara F397/Toda-Honda    0'53.830   0.672 136.764
 6   9 谷川 達也     (J) Dallara F397/Tom's-Toyota  0'53.697   0.539 137.103
 7  38 平野  功      (J) Dallara F398/Torii-Toyota  0'53.740   0.582 136.993
 8   8 藤原 靖久     (J) Dallara F398/Tom's-Toyota  0'53.912   0.754 136.556
 9  15 歌川  拓      (J) Dallara F396/Torii-Toyota  0'53.982   0.824 136.379
10  25 長島 正興     (J) Dallara F397/Tom's-Toyota  0'53.983   0.825 136.376
11  17 黒沢 治樹     (J) Dallara F397/Toda-Honda    0'53.991   0.833 136.356
12  16 R.デルフラー (RA) Dallara F397/Torii-Toyota  0'54.022   0.864 136.278
13  33 井出 有司     (J) Dallara F396/Tom's-Toyota  0'54.042   0.884 136.227
14   4 R.ヴィルタネン(SF)Dallara F398/Torii-Toyota  0'54.089   0.931 136.109
15   6 佐藤 琢磨     (J) Dallara F398/Mugen-Honda   0'54.136   0.978 135.991
16  51 清水  剛      (J) Dallara F397/HKS-三菱      0'54.355   1.197 135.443
17   5 高木 真一     (J) Dallara F397/Tom's-Toyota  0'54.584   1.426 134.875
18  18 密山 祥吾     (J) Dallara F397/HKS-三菱      0'54.629   1.471 134.764
19  53 五味 康隆     (J) Martini MK73/Tom's-Toyota  0'54.776   1.618 134.402
20  24 山田 英雄     (J) Dallara F395/HKS-三菱      0'55.682   2.524 132.215
****************************************************************************

                提供:筑波サーキット
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Japan Touring Car Championship

'98JTCCドライバーズポイント表( 2/14戦)

                                                               (第2戦まで)

                  4/05     5/10     5/24     6/21     7/26     8/16    11/08
              富 富 富 茂 茂 茂 菅 菅 菅 鈴 鈴 鈴 美 美 美 T T T 富 富 富 有
                                                                             効
              士 士 士 木 木 木 生 生 生 鹿 鹿 鹿 祢 祢 祢 I I I 士 士 士 P
Po-NoDriver--- Q- 1- 2- Q- 3- 4- Q- 5- 6- Q- 7- 8- Q- 9-10- Q-11-12- Q-17-18---
 1 39竹内 浩典 7 10  5                                                       22
 2 37関谷 正徳 9  3  9                                                       21
 2 24土屋 武士 6  9  6                                                       21
 4 19金石 勝智10  R 10                                                       20
 4 38立川 祐路 8  4  8                                                       20
 6 36K.バート   5  5  7                                                       17
 7 11谷川 達也 4  6  4                                                       14
 7 25土屋 圭市 3  8  3                                                       14
 9 68R.デルフラー 2  7  R                                                        9
10 66松田 秀士 1  2  2                                                        5
*******************************************************************************
* Q=予選  R=リタイア
* 各レース、各予選で、参加台数と同数のポイントを上位から配点
* ( )内は有効ポイト外
* 全14戦のうち10戦まで(全レースの70%,小数点以下四捨五入)の有効ポイン
  ト制
* 第 13/14 仙台、第 15/16 十勝は、開催中止
* 同点の順位は暫定
 
 
                                       ///// PDD01523 伊東  昭雄 /////

スーパー耐久

N1-Rd2:N1菅生レース結果

スーパー耐久シリーズ第2戦 -RIJ- (1998-04-12) Provisional Race-Results
For Super Endurance Series Rd.2 スポーツランド菅生(J): 3.704km

 P No. Driver(s)-------------- Car---------------- Lap -GoalTime- -km/h--
 1  32 1 横島 久/竹内浩典     Nissan Skyline GT-R 135 3:36'50.369 138.362
 2 *23 1 砂子智彦/福山英朗     Nissan Skyline GT-R 135   -   4.197 138.318
 3   1 1 粕谷俊二/見崎清志     Nissan Skyline GT-R 135   -1'00.512 137.722
 4  11 2 中谷明彦/小幡 栄     Mitsubishi Lancer   133   -   2Laps 
 5  36 2 村尾真吾/舘 信吾     Toyota Cerica GT-4  130   -   5Laps 
 6  20 2 細野智行/伊藤勝一/小川Mitsubishi Lancer   130   -   5Laps 
 7  76 4 佐藤久実/吉田寿博     Honda Civic         129   -   6Laps 
 8  77 4 山本泰吉/辻本 聡     Honda Civic         129   -   6Laps 
 9  39 3 井田雅彦/磯田尚孝     Honda Integra       128   -   7Laps 
10  26 2 川口法行/添田 正     Mitsubishi Lancer   128   -   7Laps 
11  28 3 佐藤清治/佐藤淳       Honda Integra       128   -   7Laps 
12  60 4 新田守男/赤尾文夫     Honda Civic         128   -   7Laps 
13  52 4 西垣内正義/渡辺 明   Nissan Pulser       128   -   7Laps 
14  87 4 桂 伸一/菊池 靖     Nissan Pulser       128   -   7Laps 
15   7 3 元谷宏大/黒木健次/檜井Honda Prelude       127   -   8Laps 
16  91 4 坂口良平/マルティノ   Honda Civic         127   -   8Laps 
17  70 4 伊達破離雄/荒川雅彦/李Honda Civic         126   -   9Laps 
18  55 4 福田よしのぶ/萬曇恒明 Hobda Civic         126   -   9Laps 
19  68 4 嶋村 馨/長井 誠     Honda Civic         125   -  10Laps 
20   4 3 山野哲也/西  翼     Honda Integra       125   -  10Laps 
21  88 4 佐々木朝雄/青木孝行/菅Nissan Pulser       125   -  10Laps 
22  29 3 中谷誠志/大橋正澄   Honda Integra       123   -  12Laps 
23 *27 2 牧口規雄/志村 久     BMW M3              121   -  14Laps 
24  21 3 島崎三樹彦/加藤和則/小Toyota MR2          116   -  19Laps 
25  54 4 山内伸弥/浅見 武     Honda Civic         116   -  19Laps 
------------------------------ DNC --------------------------------------
    38 2 雨宮栄城/鈴木 学     Toyota Celica       129   -   6Laps 
    37 2 山路慎一/藤田隆之     Toyota Celica       112   -  23Laps 
     2 2 清水和夫/渋谷 勉     Subaru Impreza WRX   75   -  60Laps 
    43 1 木下隆之/山田英二     Nissan Skyline GT-R  57   -  78Laps 
    71 4 関根基司/黒川徹洋     Nissan Pulser        46   -  89Laps 
    31 2 小林正吾/竹添謙枝/原正Nissan Silvia        30   - 105Laps 
    33 2 村松康生/三好正己     Mitsubishi Lancer    25   - 110Laps 
    35 2 青砥浩史/飯塚伊智朗   Toyota MR2            2   - 133Laps 
    22 3 古橋  譲/玉木秀幸     Honda Integra         2   - 133Laps 
------------------------------ DNS --------------------------------------
     9 2 保田健雄/川上みつひろ Mazda RX-7            0   - 135Laps 
*************************************************************************
* #27は国際スポーツ法典H項第2章 4,1,2違反により10秒のペナルティストップ
   #23はスーパー耐久シリーズ規則第10条(2)違反により10秒のペナルティストップ


           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

スーパー耐久

N1-Rd2:N1菅生レース結果速報

スーパー耐久シリーズ第2戦 -RIJ- (1998-04-12) Provisional Race-Results
For Super Endurance Series Rd.2 スポーツランド菅生(J): 3.704km

 P No. Driver(s)-------------- Car----------------- Lap -GoalTime- -km/h--
 1  32 1 横島 久/竹内浩典     Nissan Skyline GT-R  135     ?        ?
 2  23 1 砂子智彦/福山英朗     Nissan Skyline GT-R  135  
 3   1 1 粕谷俊二/見崎清志     Nissan Skyline GT-R  135  
 4  11 2 中谷明彦/小幡 栄     Mitsubishi Lancer    133  
 5  36 2 村尾真吾/舘 信吾     Toyota Cerica GT-4   130  
 6  20 2 細野智行/伊藤勝一     Mitsubishi Lancer         
 7  76 4 佐藤久実/吉田寿博     Honda Civic               
 8  77 4 山本泰吉/辻本 聡     Honda Civic               
 9  39 3 井田雅彦/磯田尚孝     Honda Integra             
10  26 2 川口法行/添田 正     Mitsubishi Lancer         
11  28 3 佐藤清治/佐藤淳       Honda Integra             
12  60 4 新田守男/赤尾文夫     Honda Civic               
13  52 4 西垣内正義/渡辺 明   Nissan Pulser             
14  87 4 桂 伸一/菊池 靖     Nissan Pulser             
15   7 3 元谷宏大/黒木健次/檜井Honda Prelude            
                               ・
---------------------------------------------------------------------------

           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

スーパー耐久

N1-Rd2:N1菅生予選結果

スーパー耐久シリーズ第2戦 -RIJ- (1998-04-11)  Qualifying-Session
For Super Endurance Series Rd.2 スポーツランド菅生(J): 3.704km

 P No. Driver(s)-------------- Car---------------- Best-LapT -Behind -km/h--
 1   1 1 粕谷俊二/見崎清志     Nissan Skyline GT-R  1'30.809         146.840
 2  32 1 横島 久/竹内浩典     Nissan Skyline GT-R  1'30.869   0.060 146.743
 3  23 1 砂子智彦/福山英朗     Nissan Skyline GT-R  1'31.795   0.986 145.263
 4  11 2 中谷明彦/小幡 栄     Mitsubishi Lancer    1'32.924   2.115 143.498
 5  43 1 木下隆之/山田英二     Nissan Skyline GT-R  1'33.756   2.947 142.224
 6  33 2 村松康生/三好正己     Mitsubishi Lancer    1'35.030   4.221 140.318
 7  37 2 山路慎一/藤田隆之     Toyota Celica        1'36.017   5.208 138.875
 8  27 2 牧口規雄/志村 久     BMW M3               1'36.522   5.713 138.149
 9   9 2 保田健雄/川上みつひろ Mazda RX-7           1'36.799   5.990 137.753
10  38 2 雨宮栄城/鈴木 学     Toyota Celica        1'36.951   6.142 137.538
11  31 2 小林正吾/竹添謙枝     Nissan Silvia        1'37.324   6.515 137.010
12   2 2 清水和夫/渋谷 勉     Subaru Impreza WRX   1'37.351   6.542 136.972
13  36 2 村尾真吾/舘 信吾     Toyota Cerica GT-4   1'37.484   6.675 136.786
14  68 4 嶋村 馨/長井 誠     Honda Civic          1'37.735   6.926 136.434
15  20 2 細野智行/伊藤勝一     Mitsubishi Lancer    1'37.824   7.015 136.310
16   4 3 山野哲也/西  翼     Honda Integra        1'37.858   7.049 136.263
17   7 3 元谷宏大/黒木健次/檜井Honda Prelude        1'37.886   7.077 136.224
18  60 4 新田守男/赤尾文夫     Honda Civic          1'37.996   7.187 136.071
19  22 3 古橋譲/玉木秀幸/日下部保雄 Honda Integra   1'38.094   7.285 135.935
20  76 4 佐藤久実/吉田寿博     Honda Civic          1'38.257   7.448 135.709
21  54 4 山内伸弥/浅見 武     Honda Civic          1'38.457   7.648 135.434
22  26 2 川口法行/添田 正     Mitsubishi Lancer    1'38.501   7.692 135.373
23  77 4 山本泰吉/辻本 聡     Honda Civic          1'38.591   7.782 135.250
24  52 4 西垣内正義/渡辺 明   Nissan Pulser        1'38.626   7.817 135.202
25  28 3 佐藤清治/佐藤淳       Honda Integra        1'38.862   8.053 134.879
26  87 4 桂 伸一/菊池 靖     Nissan Pulser        1'38.966   8.157 134.737
27  70 4 伊達破離雄/荒川雅彦   Honda Civic          1'39.073   8.264 134.592
28  35 2 青砥浩史/飯塚伊智朗   Toyota MR2           1'39.113   8.304 134.537
29  29 3 中谷誠志/大橋正澄   Honda Integra        1'39.137   8.328 134.505
30  88 4 佐々木朝雄/青木孝行   Nissan Pulser        1'39.195   8.386 134.426
31  39 3 井田雅彦/磯田尚孝     Honda Integra        1'39.542   8.733 133.958
32  91 4 坂口良平/マルティノ   Honda Civic          1'39.814   9.005 133.592
33  71 4 関根基司/黒川徹洋     Nissan Pulser        1'39.897   9.088 133.481
34  55 4 福田よしのぶ/萬曇恒明 Hobda Civic          1'40.613   9.804 132.532
35  21 3 島崎三樹彦/加藤和則   Toyota MR2           1'45.266  14.457 126.673
36  78 4 丸山 浩/宮城 光     Honda Civic          1'52.103  21.294 118.948
****************************************************************************

           提供:竹下 恵一郎(JCG00146)/菅生
         * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Japan Touring Car Championship

富士スーパーツーリングカーレース JTCC第2戦 レース結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                    富士スーパーツーリングカーレース大会                     *
*                      JTCC  第2戦 レース結果表                          *
* 1998.04.05    天候 : 晴れ       コース状況 : ドライ         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
スタート順位は,第1戦の完走者よりリバースグリッドにて決定。

位車番ドライバー       車      名                    周回   所要時間    km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 19 金石 勝智    (J) ウェッズスポーツエクシヴ       21   33'34.442 167.286
 2 37 関谷 正徳    (J) ESSO TOM'Sチェイサー           21   33'34.951 167.244
 3 38 立川 祐路    (J) デンソーセルモチェイサー       21   33'37.426 167.039
 4 36 ケルヴィン・バ-ト (GB) ZENT TOM'Sチェイサー           21   33'43.754 166.517
 5 24 土屋 武士    (J) ADVANエクシヴ                  21   33'46.377 166.301
 6 39 竹内 浩典    (J) デンソーセルモチェイサー       21   33'55.823 165.530
 7 11 谷川 達也    (J) TRAMPIO・ZIPPO・Exiv             21   34'16.160 163.892
 8 25 土屋 圭市    (J) ADVANチェイサー                20   33'43.815 158.560
 9 66 松田 秀士    (J) シムスインプレッサワゴン       20   33'51.832 157.935
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
   68 ルベン・デルフラ- (RA) DoCoMo Exiv                     2
-------------------------------------------------------------------------------
スタート  15:28'02     フィニッシュ  16:01'36.442
参加台数 : 10 台    出走台数 : 10 台    完走台数 : 9 台
ベストタイム  No. 19 ( 金石  勝智 )   1'34.787  3/21  169.770 km/h
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

Formula Nippon

NAKAJIMA RACING MINE RACE REPORT

シリーズ名:全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
大会名:  セントラルパークMINEサーキット・第2戦
距離:   3.23898km×60周(スタートやり直しのため2周減算により)
予選:   5月17日 晴・観衆   :1万2,600人(主催者発表)
決勝:   5月18日 晴時々曇・観衆:4万4,200人(  同  )

虎之介、2戦連続ポールポジション!
しかし決勝スタートで痛恨のエンジンストール
終盤まで粘り強く走った山西もアクシデントでリタイヤ

 高木選手が惜しくもリタイヤしたものの、ルーキーの山西選手が入賞を果した第1
戦に続いて、フォーミュラニッポン第2戦が山口県美祢市のセントラールパークMI
NEで開催された。
 午前中に設定された公開練習を経ての予選は午後1時20分、気温約25℃の晴天の中
で開始。PIAA レイナードの高木選手は早々から好タイムをマークして、まずはライバル
勢へその速さを強くアピール。もう1台のPIAA レイナードを駆る山西選手も10番手あた
りで、その後のタイムアップ推移に興味がもたれる位置でタイムアタックする。高木
選手に絡み付いたのは、デ・ラ・ロサ選手と、今季心境著しい光貞選手。時折高木選
手をしのぐタイムを記録する。
 途中2回の赤旗による中断が発生した予選は後半となって、ニュータイヤを装着し
ての本格的なタイムアタックが展開される。ここでも光貞選手が好タイムを記録する
が、残り10分少々という時点で高木選手がそのタイミングをずっと待っていたかのよ
うにベストタイムをマーク。以降はこれを覆せる選手が現われず、高木選手は第1戦
に続いて予選首位となる。一方の山西選手は、まだコースに慣れ切っていないためか
中盤まではラップタイムにややばらつきがあったが、後半は高木選手に約1秒しか遅
れないタイムを記録して12位で予選を終了。
 午後3時30分、予選1~6位の各マシンが単独でタイムアタックしてスターティン
ググリッド位置を奪い合うスペシャルステージが開始。予選6位から4位の選手まで
は、予選同様の順位を形成。しかしここで後退したのが光貞選手で、デ・ラ・ロサ選
手のタイムを上回れず3位となる。そして最後に高木選手がコースイン。タイヤを暖
めながら周回しての最初のアタックで他5台を大きくしのぐ1分14秒台を記録。2周
目はこれをさらに縮めて1分13秒272。まったく危なげない走りによる最後の周では、
ニュータイヤを履いて記録したタイムとほとんど変わらない1分12秒869という見事な
タイムを叩き出すことに成功。第1戦に続いてポールシッターとして決勝に臨むこと
となった。
 翌決勝日、気温26℃、完全ドライの路面が35℃というサマーコンディションで第2
戦がスタート。しかし、ポールポジションの高木選手がここでエンジンをストールさ
せてしまう。ブルーシグナルとともに全力加速態勢に入った後続各マシンは先頭で停
止した高木選手のマシンを避けたが、最後方近い位置からスタートダッシュした2台
がそれぞれ接触/追突する局面が発生。PIAA レイナードは左リア・サスペンションに大
きなダメージを負い修復不能になり、追突したマシンから外れたタイヤとサスペンシ
ョン部品の一部が観客席に飛び込むという事態に発展してしまう。これによってレー
スは赤旗によって中止(高木選手、そして追突した選手の身体に影響はなかったもの
の、大腿部骨折1名、合計3人の観客が負傷)。レースはポールシッターの高木選手
不在のまま、2周減算された60周で再度行なわれることとなった。
 再度の決勝スタートでトップに立ったのはデ・ラ・ロサ選手。これをフォンタナ選
手が追うオーダーとなるが、デ・ラ・ロサ選手は序盤から2番手との差を大きくする。
高木選手のリタイヤによってチームの期待を一身に受けることとなったPIAA レイナード
の山西選手はルーキーらしからぬ落ち着いたレース運びを見せ、序盤で早くもシング
ルポジションとなってライバルと互角の闘いぶりを披露。そして中盤過ぎにはトゥエ
ロ選手を先頭にして繰り広げられる7番手争いに加わり、コース各所で激しいバトル
を演じる。が、そうした中での38周目、直後から強引に仕掛けてきた影山正彦選手と
ヘアピンで接触。山西選手は10番手への後退を余儀なくされる。山西選手の前に出た
影山正彦選手は上位進出の機を逃すまいと以降もさらにチャージをかけるが、これを
許すまいとするトゥエロ選手と影山選手が54周目に激しく接触。直後を走行していた
山西選手は、このアクシデントに巻き込まれあえなくリタイヤ。影山正彦選手のマシ
ンは飛び散った部品とともにコースを塞ぐ形で停止してしまう。
 主催者はこの事態を危険と判断してセーフティカーをコースインさせ、コースの安
全が確認されるまで全車追い越し禁止とした。レース終了までの周回数がごくわずか
となった時点での緊急措置であったため、一部にはこの状態のまま規定周回数を消化
させてレースを終了させるの思惑を持つ関係者もいたが、主催者は1周のみを残す段
階となって追い越し禁止を解除。デ・ラ・ロサ選手を先頭にして一団となった全マシ
ンはローリングスタートの形でレースを再開。2番手のフォンタナがこれをトップに
立つための絶好の機会としてとらえたのは言うまでもなく、デ・ラ・ロサ選手を押し
退けるようにして首位の座を奪取。そしてデ・ラ・ロサ選手、そして黒澤選手を従え
て1位でフィニッシュ。しかしレース終了後、フォンタナ選手が全車追い越し禁止中
にこの指示を遵守していなかったことが明らかとなり、ペナルティが課せられたフォ
ンタナ選手は8位へと後退。これによってデ・ラ・ロサ選手が正式な優勝者となった。

■チーム総監督中嶋 悟のコメント
『最小のホイールスピンで最良のスタートダッシュを行なおうとしたマシン操作が、
結果的に高木選手のエンジンストールを招いてしまいました。第1戦の反省を含めて、
なんとか良い戦績を出したかったので残念です。山西選手も戦績が残らない結果とな
ってしまいましたが、ルーキーという点では経験を積む上で意味ある内容になったと
思います。』

●次戦全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦は5月31日~6月1日、富士ス
ピードウェイで開催されます。
●NAKJAIMA RACINGのプレスリリースはhttp://www.justnet.or.jp/nakajima/におい
てチーム撮影オリジナル画像と共にご覧になれます。

Formula Nippon

F_NIPPON:MINE決勝ニュース

                                            フォーミュラ・ニッポンNEWS
                                                      1997年5月18日

                     フォーミュラ・ニッポン第2戦
          P.デ・ラ・ロサ(SHIONOGI  NOVA)が2連勝


5月18日(日)、セントラルパークMINEサーキットにおいて、’97フォー
ミュラ・ニッポン第2戦の決勝が行われ、15チーム計22台が出走、13台が完
走した。

午後1時45分のスタートではエンジンストールしたポールポジションの高木虎之
介と21番手スタートの近藤真彦が接触し赤旗レース中断。午後2時18分に再ス
タートされた決勝レースでは、先頭のデ・ラ・ロサが好スタートで飛び出し、スタ
ートで2番手に上がったフォンタナとの差を広げながらトップを独走。光貞秀俊が
3位、4位影山正美、5位黒澤琢弥、6位飯田章の順で周回が重ねられる。

54周目に8位争いを繰り広げていたトウェロと影山正彦が接触し、10位走行中
の山西康司がからむ事故によりセーフティーカーが導入された。61周目にセーフ
ティーカーが解除された直後に、フォンタナがデ・ラ・ロサをパスしチェッカーを
受けたが、レース終了後、1997年国際スポ一ツ法典付則H項第2章5.e(セ
ーフティ一力一介入区間内での追い越し)違反により結果に対して一周減算の罰則
が課され、8位となった。9デ・ラ・ロサは、開幕戦に続き2連勝。黒澤(lMP
UL)も連続2位の表彰台。3位の飯田(SHl0N0Gl  N0VA)はフォー
ミュラ・ニツポン初の表彰台となった。

4位はルーキーのR.ファーマン(TMS)が初入賞。5位は鈴木利男(かもめサ
ービスMlRAI)。昨年の全日本F3選手権シリーズチャンピオンのルーキー、
脇阪寿一(ANABUKI童夢無限)が6位に初入賞した。地元の声援を受けなが
らも30周リタイアした山本勝巳が1分14秒618のファステストラツブを記録
した。
(観客数:土/12,600人、日/44,200人)


  情報提供:(株)日本レースプロモーション(JRP)

                                   << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

Formula Nippon

97F・NIPPON ドライバーズポイント( 2/10戦)

                                                    (第2戦まで)

  1997                   4   5   6   7   8   8   9   9  10  11
   Japan                 /   /   /   /   /   /   /   /   /   /
    Formula Nippon      27  18   1   6   3  31  14  28  19   9
     Championship       鈴  美  富  鈴  菅  富  美  茂  富  鈴
      Drivers-point     鹿  祢  士  鹿  生  士  祢  木  士  鹿
 
Po -No -Driver ----Rd. --1 --2 --3 --4 --5 --6 --7 --8 --9 -10 ---総合P
 1  9  P.デ・ラ・ロサ  10  10                                       20
 2 19  黒澤 琢弥         6   6                                       12
 3 10  飯田 章           1   4                                        5
 4 11  光貞 秀俊         4   0                                        4
 5 56  本山 哲           3   0                                        3
 5 18  R.ファーマン     0   3                                        3
 7 33  鈴木 利男         0   2                                        2
 7 65  山西 康司         2   0                                        2
 9  8  脇阪 寿一         0   1                                        1
    1  N.フォンタナ     0   0                                        0
    2  E.トゥエロ       0   0                                        0
   20  影山 正彦         0   0                                        0
   64  高木 虎之介       0   0                                        0
   55  金石 勝智         0   0                                        0
   35  M.クルム         0   0                                        0
   27  影山 正美         0   0                                        0
   28  山本 勝巳         0   0                                        0
    5  M.グーセン       0   0                                        0
    6  R.ヴィルタネン   0   0                                        0
    3  川本 篤           0   0                                        0
   12  S.カヴァナ       0   0                                        0
   17  近藤 真彦         0   0                                        0
   21  田中 哲也         0   -                                        0
   36  玉中 哲二         0   0                                        0
   37  山田 政夫         0   0                                        0
   63  D.マラガムワ     0   0                                        0
   22  壺林 貴也         -   -                                        0
***********************************************************************
  * 1位から6位までに10-6-4-3-2-1のポイント
  * 全10戦総ポイント制
                                        ///// PDD01523 伊東 昭雄 /////

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FPON-Rd2:F・ニッポン美祢レース結果

フォーミュラ・ニッポン第2戦 -RIJ- (1997-05-18) Provisional Race-Results
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.2 美祢サーキット:(3.239km)

 P No. Driver------------- Car------------------ Lap -GoalTime-- -km/h--
 1   9 P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen         62 1:21'52.463 147.165
 2  19 黒澤  琢弥      (J) Lola T96/Mugen         62 1:21'58.012 146.998
 3  10 飯田 章        (J) Lola R97/Mugen         62 1:21'58.016 146.998
 4  18 R.ファーマン  (GB) Reynard 97D/Mugen      62 1:21'59.588 146.951
 5  33 鈴木 利男      (J) Reynard 97D/Mugen      62 1:21'59.927 146.941
 6   8 脇坂 寿一      (J) Dome F104R/Mugen       62 1:22'00.281 146.931
 7  11 光貞  秀俊      (J) Lola T96/Mugen         62 1:22'03.344 146.839
 8   1 N.フォンタナ  (RA) Reynard 97D/Mugen      61   -   1Lap         
 9  27 影山  正美      (J) Reynard 96D/Mugen      61   -   1Lap         
10   3 川本    篤      (J) Reynard 96D/Mugen      61   -   1Lap         
11  63 D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen      58   -   4Laps        
12  37 山田 政夫      (J) Lola T94/Mugen         57   -   5Laps        
13  35 M.クルム       (D) Reynard 96D/Mugen      56   -   6Laps        
---------------------------- DNC ---------------------------------------
     2 E.トゥエロ    (RA) Reynard 97D/Mugen      53   -   9Laps        
    20 影山  正彦      (J) Reynard 96D/Mugen      53   -   9Laps        
    65 山西 康司      (J) Reynard 97D/Mugen      53   -   9Laps        
    28 山本 勝己    (J) Reynard 97D/Mugen      30   -  32Laps       
    55 金石  勝智      (J) Reynard 96D/Mugen      19   -  43Laps       
     5 M.グーセンズ   (B) Reynard 96D/Judd       16   -  46Laps       
    36 玉中  哲二      (J) Lola T95/Mugen         13   -  49Laps       
     6 R.ヴィルタネン(SF) Reynard 96D/Judd        9   -  53Laps       
    12 S.カヴァノフ (IRL) Reynard 95D/AC          6   -  56Laps       
************************************************************************

* Fastest Laptime : 1'14.618 (156.27km/h)  山本 勝己
* #1は(追い越し禁止違反)により1周減算のペナルティ

                  提供:美祢サーキット
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

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FPON-Rd2:F・ニッポン美祢でアクシデント

《フォーミュラ・ニッポン・ニュース》 5月18日

☆ 美祢のレースでアクシデント、観客に怪我

  本日行なわれたフォーミュラ・ニッポン第2戦の決勝で、ポール
 ポジションの高木虎之介がエンジンストール、これに後続の車が避
 けきれずに接触。近藤真彦のマシンのタイヤが脱落し、観客席に飛
 び込んで観客数人が重軽傷を負った模様。

  なお、レースの正式結果はまだ遅れています。


           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

F_NIPPON:MINE予選ニュース

                                            フォーミュラ・ニッポンNEWS
                                                      1997年5月17日

                  ’97フォーミュラ・ニッポン第2戦
            高木(PIAA  NAKAJlMA)がポールポジション

5月17日(土)セントラルパークMlNEサーキツトにおいて、’97フォーミ
ュラ・ニッポン第2戦の公式予選と予選上位6台によるスペシヤルステージ(SS〉
が行われ、予選通過基準タイムをクリアした24台および全日本選手権フォーミュ
ラ・二ッポン統一規則第25条h)により出走を認められた1台が決勝に進出した。

午後1時20分からから行われた公式予選には、第2戦不出場のエーエスケーアス
カの2台を除いた15チーム25台が参加。開幕戦ではボールをとりながらも途中
リタイアした高木虎之介(PIAA  NAKAJIMA)が予選タイム1位でSS
に進出。2位は開幕戦で3位表彰台の光貞秀俊(CERUMO)。3位は開幕戦優
勝のP.デ・ラ・ロサ(SHIONOGI  NOVA)。4位で影山正美(NAVI
CONNECTION)が開幕戦に続いてSS2度目の出場。5位は今戦からレイ
ナードの97モチルに替わったN.フォンタナ(LeMans)。さらに開幕戦2
位の黒浄琢弥(IMPUL)までの上位6人がスペシャルステージに進出。フォン
タナを除く5人は第1戦に続いてのSS出場となった。

午後3時40分から行われたスペシヤルステージでは光貞とデ・ラ・ロサが入れ替
わり、1位高木、2位デ・ラ・ロサ、3位光貞、4位影山正美,5位フォンタナ、
6位黒澤の決勝スターティンググリッドが決定した。決勝は、明日5月18日(日)
午後2時にスタートする。

◆トップ6記者会見
高木虎之介「海外から帰ってきたぱかりで寝不足だったけれど、車の調子はいいし
            開幕戦のように途中でミスがなけれぱ優勝はねらえると思う」

P.デ・ラ・ロサ「MlNEのコースはフロントロ一をとることがすごく大事なの
            で大変満足しています。62周と長いレースで、去年は2戦とも完走
            できていないので、今回は、ぜひ最初のラップで高木を抜いて、優勝
            を狙います。」

光貞秀俊「全体的に見て流れも調子も悪くないので、明日はがんぱります。」

影山正美「SSに出ても最初にもっと上の方にいないとダメですね。予選の結果が
          いい車はセッティングが煮詰まっているわけだから、少しぐらいの手直
          しでは追いつかない」

N.フォンタナ「新しいマシンでセッティイングが大変だったけれど、結果的にトッ
          プ5に残れたわけだから潤足です。明日はもっとよい結果が出せるんじゃ
          ないでしょうか。」

黒澤琢弥「今日は絶句……。明日はもっと暑くなってくれてサバイバルレースになっ
          てくれることを望みます。」


  情報提供:(株)日本レースプロモーション(JRP)

                                   << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

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FPON-Rd2:F・ニッポン美祢SS結果

フォーミュラ・ニッポン第2戦 -RIJ- (1997-05-17) SpecialStage-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.2 美祢サーキット:(3.239km)

 P No. Driver------------- Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
 1  64 高木  虎之介    (J) Reynard 97D/Mugen        1'12.869         160.018
 2   9 P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen           1'13.413   0.544 158.832
 3  11 光貞  秀俊      (J) Lola T96/Mugen           1'13.655   0.786 158.310
 4  27 影山  正美      (J) Reynard 96D/Mugen        1'13.920   1.051 157.743
 5   1 N.フォンタナ  (RA) Reynard 96D/Mugen        1'14.175   1.306 157.200
 6  19 黒澤  琢弥      (J) Lola T96/Mugen           1'14.691   1.822 156.114
****************************************************************************

                  提供:美祢サーキット
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

Formula Nippon

FPON-Rd2:F・ニッポン美祢予選結果

フォーミュラ・ニッポン第2戦 -RIJ- (1997-05-17) Qualify-Session
For All Japan Formula Nippon Championship Rd.2 美祢サーキット:(3.239km)

 P No. Driver------------- Car-------------------- Best-LapT -Behind -km/h--
 1  64 高木  虎之介    (J) Reynard 97D/Mugen        1'12.614         160.580
 2  11 光貞  秀俊      (J) Lola T96/Mugen           1'12.653   0.039 160.493
 3   9 P.デ・ラ・ロサ   (E) Lola T97/Mugen           1'12.984   0.370 159.766
 4  27 影山  正美      (J) Reynard 96D/Mugen        1'13.060   0.446 159.599
 5   1 N.フォンタナ  (RA) Reynard 97D/Mugen        1'13.064   0.450 159.591
 6  19 黒澤  琢弥      (J) Lola T96/Mugen           1'13.137   0.523 159.431
****************************************************************************
 7  10 飯田 章        (J) Lola R97/Mugen           1'13.341   0.727 158.988
 8   5 M.グーセンズ   (B) Reynard 96D/Judd         1'13.395   0.781 158.871
 9   2 E.トゥエロ    (RA) Reynard 97D/Mugen        1'13.523   0.909 158.594
10  18 R.ファーマン  (GB) Reynard 97D/Mugen        1'13.527   0.913 158.586
11  28 山本 勝己    (J) Reynard 97D/Mugen        1'13.631   1.017 158.362
12  65 山西 康司      (J) Reynard 97D/Mugen        1'13.637   1.023 158.349
13  35 M.クルム       (D) Reynard 96D/Mugen        1'13.743   1.129 158.121
14  20 影山  正彦      (J) Reynard 97D/Mugen        1'13.930   1.316 157.721
15  55 金石  勝智      (J) Reynard 96D/Mugen        1'13.939   1.325 157.702
16   8 脇坂 寿一      (J) Dome F104R/Mugen         1'14.448   1.834 156.624
17   3 川本    篤      (J) Reynard 96D/Mugen        1'14.681   2.067 156.135
18   6 R.ヴィルタネン(SF) Reynard 96D/Judd         1'14.849   2.235 155.785
19  56 本山    哲      (J) Reynard 97D/Mugen        1'14.862   2.248 155.758
20  33 鈴木 利男      (J) REynard 97D/Mugen        1'15.242   2.628 154.971
21  17 近藤  真彦      (J) Reynard 97D/Mugen        1'15.789   3.175 153.853
22  36 玉中  哲二      (J) Lola T95/Mugen           1'16.418   3.804 152.586
23  63 D.マラガムワ (SRI) Reynard 96D/Mugen        1'18.516   5.902 148.509
24  37 山田 政夫      (J) Lola T94/Mugen           1'19.280   6.666 147.078
-------------------------- DNQ (110%:1'20.025) -----------------------------
25  12 S.カヴァノフ (IRL) Reynard 95D/AC           1'21.487   8.873 143.094
****************************************************************************

                  提供:美祢サーキット
           * FMOTOR4_SysOp 新倉芳夫 (SDI00686)-RIJ *

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/6

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 2 FUJI GT RACE                                         4 May '97
   Race Topics                    決勝の話題                   FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
                               注:カーNo.前の#はGT500、*はGT300を表します

☆決勝日(4日)午前のトピック

#75 NISSAN 300ZX-GTS
 朝のフリー走行中、300Rでクラッシュ。
立川祐路「300Rで水たまりにのって、コントロール不能になってまっすぐ突っ込ん
でしまった。身体は大丈夫ですが、クルマはかなり壊れてしまったので、決勝は難
しいかもしれません。予選からまずまずよかっただけに残念です」(結局、決勝
レースは断念)

*28 TEAM FCJフェラーリ
 金曜日から、燃圧が低下してエンジンが息つきを起こすというトラブルに見舞わ
れ、予選でも充分なアタックができなかったが、朝のフリー走行ではウエットコン
ディションのなか51秒台を記録。クラス7番手に入った。
太田哲也「昨夜のうちに対策をして、朝はとりあえず11周走ってトラブルは出なか
った。決勝でも11周までは責任持ちます(笑)。体制的には正直言って厳しいもの
があるが、フェラーリ・ファンのためにもがんばります」

*7 山路慎一(RE雨宮SuperG RX7)
「決勝は早いうちに前に出たい。MR2は決勝では辛そうなんで、ポルシェやシルビ
アについていきたいですね。(ストレートの速さは)前面投影面積はたぶん一番小
さいんじゃないかな? エアロパーツは市販車用のデザインなんですよ。もっと、
レース仕様に振ったものをつければ速くなるかもしれませんが、それはRE雨宮の考
え方からは外れますからね。あくまでストリートユースが基本なんです」

*19 RS☆Rシルビア
板東監督「タイヤは第1戦ではあり合わせ、ポルシェのリア用だった。今回はサー
ドスープラのフロント用をリアにつけてるんだよ」
福山英朗「あんまり雨はよくないね。トップタイム出ないし。天気がよくなったほ
うがいい。今のセッション、最初はボクがチェックのために走って、後半織戸君に
渡した」

#10 シャトレーゼ・ポルシェGT2
朝のフリー走行でラルフ・ファーマンがトップタイムを記録。
飯田薫「雨は歓迎なんです。鈴鹿でもウエットでは速かったですしね。ただ、決勝
がドライだと、ドライのセットがまだ煮詰めきれていないんです。タイヤを昨年の
仕様より太くしたぶん、コーナーはいけるはずなんですが、そのあたりがもうひと
つ煮詰めきれていません」

*71 シグマテック911
朝のフリー走行でクラストップタイムを記録。
星野薫「決勝も雨だといいんだけどね。ポルシェはABSとかがよくできているから
ね。でも、反対にドライがイマイチなんですよ。今回は初レースなんで、予選はと
りあえず安全パイのセットでいってます。決勝はボチボチいきますよ」

◎各チームのタイヤチョイス
ブリヂストン勢は全車ソフト系をチョイス。ブリヂストンとしては決勝中に4輪交
換することを奨めている。ダンロップ勢はミディアム系がメインで、GT500クラスは
ほぼ全車ミディアム、GT300ではポルシェが固めをチョイスしている。ヨコハマ勢
は、GT500クラスではスープラがミディアム、スカイラインと300ZXはハードをメイ
ンにしている。GT300クラスはRS☆Rシルビアとバーディークラブ・MR-2はソフト系、
その他のチームはミディアム系がメインとなっている。GT300クラスでミディアム系
をチョイスしたところは無交換でも走りきることは可能だが、おそらく交換するだ
ろうとのこと。以上、チームによっては左右別のコンパウンドをチョイスするなど
の作戦をとるところもあるようだ。


☆決勝レースのトピック

○決勝スタート直前 13時45分現在
 天気:雨/曇り
 気温:18度  湿度:84% 路面温度:18度
 入場者数:5/4 51,000人(5/3   13,500人)

○霧による視界不良のため45分遅れ、14時25分ローリングスタート開始となる

○ピットスタート
*21 ガソリンの補給のため
*28 オイル漏れを対策
*17 タイヤを交換

○フォーメーションは2周になる
 周回数は67周から66周に変更

*910 ナインテンポルシェ
再スタート時のフライングで、ピットストップ10秒。

#13 エンドレスアドバンGT-R
一時は3位まで順位を上げるがオイル漏れでオレンジ旗を受ける。ピットでリタイ
アとなる。木下みつひろ「たぶんデフだと思う。煙が室内まで入って来ちゃっても
うダメ。いいトコまでいったのに...。すげぇ悔しいよ」

*6 ダンロップBP-MR2
 ピットロードの速度違反でペナルティ・ストップ10秒。

*51 コブラポルシェ
 黄旗無視で、ペナルティ・ストップ10秒。

#30 綜合警備PORSCHE
坂田監督「ドライブシャフト。全然関係なくピットに入ったが、タイヤを替えるた
めに外してみたら、壊れていた。タイヤが太くなったので熱を持ってけっこうキツ
イんだよね」

*25 つちやMR2
土屋武士「10周くらい前からストレートが伸びなくて、エンジンがおかしいかと思っ
たけどドライブシャフトがねじ切れました。NAは辛いですね。ターボの搭載を考え
ているんですけど、次はまだ間に合わないと思います」

#12 カルソニックスカイライン
ピットロードの速度違反でペナルティストップ10秒。

#18 avex童夢 無限 NSX
佐々木マネジャー「章がスピンをして、それを避けようと後ろのクルマが右往左往
するなかで他車と接触して、右リヤサスを壊してしまった」

#3 ユニシアジェックススカイライン(総合2位)
長谷見昌弘「この結果はまあまあですね。ちょっと失敗しちゃったんです。グリッ
ドでタイヤをスリックに換えたんですけど、そのときにリヤウイングを寝かせてダ
ウンフォースを減らしたんです。そうしたらオーバーステアになっちゃって・・・。
あれがなければKUREには抜かれなかったんだけどね。でも、スープラには勝てませ
んよ。ストレートが速いんだもん」
田中哲也「長谷見さんから代わって、ピットのみんなも素早い作業をしてくれたの
に、出るときにエンストしちゃって、ビビリました(笑)。あと、ペースカーが長
く入ったんでもうこれで終わりかと思ってたんです。でも、再スタートになって、
デンソースープラとの間にGT300が5、6台いたのかな。とにかくこれを早く抜かな
きゃ置いていかれると思って必死になりました。最後はがんばったんですが、まあ
向こうが速かったってことです」

#36 カストロール・トムス・スープラ(総合3位)
ペドロ・デ・ラ・ロサ「くやしい。タイヤ選択をミスした。最初、レインで出たの
で、1回余計にピットインしなければならなかったのが痛かった。残念だけど、あれ
で3位ならまあまあなので、次はがんばる」
ミハエル・クルム「レインタイヤが失敗だった。1回余計にピットインしなければな
らなかった。そのわりには追い上げて3位だから、満足している。あれで表彰台はム
リだと思ったからね。もちろん勝ちたかったけどね」

*19 RS☆Rシルビア(GT300クラス2位)
織戸学:「エキゾーストが割れてたみたいでパワーが出なかった。コーナーでは
こっちの方が速かった。完走できてポイント取れたから、シリーズをねらってる。
チェッカーがこんなに嬉しいものだと思わなかった。ラスト1周は緊張しました」
福山英朗:「まるっきりドライなら絶対勝てたレース。(鈴木)恵一さんの良いオ
ヤジのテクニックが出たしね。ペースカーが入ったらああなっちゃったし、空力は
向こうの方が結果的には上だったみたい。タンクが軽くなってからのバランスが課
題かな。エキパイか排気漏れかブースト漏れかってトラブルもあったし」

*7 RE雨宮SuperG RX7(GT300クラス3位)
山路慎一「スタート直前のラスト2分でスリックに交換したから、まだウチがレイ
ンだと思って序盤他が抜かせてくれた(笑)。スリックでトップに立てた。フロン
トのダクトを塞いだみたいで、ブレーキを強く踏むとうまく冷えてない感じがし
た。バイブレーションがちょっと出て駆動系が心配だった。雨でいじったブレーキ
バランスがわけわからなくなって…。路面が乾いてくるとポルシェはトルクがある
みたいで、入り口を抑えてトラクションをかけてコーナーを立ち上がるポルシェの
方が有利みたいですね。水温とか細かいトラブルが出て(ラスト7周で)抜かれちゃ
って3番手でしたけど、クルマは基本的にはちゃんと走ってる。まだまだ煮詰めが
必要ですけど、このクルマで長丁場は初めてだったんで、次は速さより強さを課題
にします」

*27 TEAM FCJフェラーリ(GT300クラス4位)
太田哲也「昨日までの燃圧トラブルは完全に直ってたんだけど、クルマはあいかわ
らず遅かった。でも、前半コンディションが悪くて他がビビっているうちに、ブ
レーキングでがんばって抜いたんだ。ボクらはスリックで出たんだけど、カットス
リックで出ていったクルマがしだいに遅れたから順位が上がってきた。最後、オロ
フソンががんばって前のポルシェを2台抜いてくれたから4位になれた。状況を考
えればこの順位はほんとうにうれしいよ」


*ランキング表に続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/7

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 2 FUJI GT RACE                                         4 May '97
   Points Ranking                 ポイントランキング            FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
       ◎この集計はインサイドレポート班によるもので非公式のものです


*ドライバーポイント
[GT500]
                                     3/30     5/4   6/29    8/10  10/5  10/26
                                     Rd.1     Rd.2  Rd.3    Rd.4  Rd.5   Rd.6
Po.  No. Driver               合計   Suzuka   FUJI  Hiland  FUJI  MINE   SUGO
-----------------------------------------------------------------------------
 1   39  影山正美               35     15      20
 2    2  鈴木亜久里             30     20      10
 3    3  長谷見昌弘/田中哲也   25     10      15
 4    2  E.コマス               20     20       -
 5   39  谷川達也               20      -      20
 6   37  関谷正徳/鈴木利男     18     12       6
 7   39  O.グルイヤール         15     15       -
 8   36  M.クルム/P.デ・ラ・ロサ    12             12
 9    2  M.アピチェラ           10      -      10
10  556  影山正彦/近藤真彦      8      8
11   12  本山 哲                8              8
12   12  水野文則                8     -       8
13    5  田嶋栄一/M.グーセン    6      6
14   38  竹内浩典/金石勝智      6      4       2
15   10  飯田 薫/R.ファーマンJr.    4              4
16   13  木下みつひろ            3      3
17   13  菊地 靖                3      3      -
18    4  金海辰彦/駒 光武      3              3
19   30  山田洋二/茂木和男      2      2
20    8  B.ガショー/P.ベルモンド   1      1


[GT300]
                                     Rd.1     Rd.2  Rd.3    Rd.4  Rd.5   Rd.6
Po.  No. Driver               合計   Suzuka   FUJI  Hiland  FUJI  MINE   SUGO
------------------------------------------------------------------------------
 1   19  織戸 学/福山英朗     35     20      15
 2   26  鈴木恵一/新田守男     30     10      20
 3  910  袖山誠一               18     15       3
 4   51  石原将光/池谷勝則     16      8       8
 5  910  見崎清志               15     15      -
 6   25  土屋武士/長嶋正興     12     12
 7    7  山路慎一/松本晴彦     12     -      12
 8   27  太田哲也/A.オロフソン      10             10
 9   81  大八木信行              7      3       4
10    9  日置恒文/木下正治      6      6      -
11   71  星野 薫/城内政樹      6     -       6
12   72  牧口規雄/浅見 武      6      4       2
13   81  木下隆之*               4              4
14  910  砂子智彦                3     -       3
15   81  萬雲恒明                3      3      -
16  777  牧口克哉/塩見勝治      2      2      -
17   70  石橋義三/小宮延雄      1      1
18   21  一ツ山康                1              1
19   21  山本健司                1     -       1


*チームポイント
[GT500]
                                      Rd.1     Rd.2  Rd.3   Rd.4   Rd.5  Rd.6
Po.  No. Team                  合計   Suzuka   FUJI  Hiland  FUJI  MINE  SUGO
----------------------------------------------------------------------------
 1   39   TOYOTA TEAM SARD      35     15      20
 2  2/556 NISMO                 30     20      10
 3    3   ハセミ・モータースポーツ         25     10      15
 4 36/37/38 TOYOTA Castorl TEAM 24     12      12
 5   12   HOSHINO RACING         8              8
 6    5   TEAM 5ZIGEN            6      6
 7   10   TEAM TMS               4              4
 8   13   ENDLESS SPORTS         3      3
 9   4    SUZUKI BANKIN          3              3
10  30    TEAM TAKE ONE          2      2
11   8    POWER CRAFT            1      1


[GT300]
                                      Rd.1     Rd.2  Rd.3   Rd.4   Rd.5  Rd.6
Po.  No. Team                  合計   Suzuka   FUJI  Hiland  FUJI  MINE  SUGO
----------------------------------------------------------------------------
 1   19  RS-Rレーシングチーム BANDOH   35      20     15
 2   26  TEAM TAISAN Jr.        30      10     20
 3  910  910 RACING	18	15       3
 4   51  コブラレーシングチーム	16       8      8
 5   25  土屋エンジニアリング	12      12
 6    7  RE雨宮レーシング	12             12
 7 27/28 FERRARI CLUB OF JAPAN  10             10
 8   81  TEAM DAISHIN            7       3      4
 9    9  TEAM 5ZIGEN             6       6     -
10   71  シグマテックレーシングチーム        6      -      6
11   72  牧口エンジニアリング    6       4      2
12  777  タックル&RS松元        2       2     -
13   70  チーム外国屋            1       1
14   21  HITOTSUYAMA RACING      1              1


*第2戦富士のGTインサイドレポート(FMOTOR4版)は以上で終了です

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

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全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/5

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 2 FUJI GT RACE                                         3 May '97
   Qualify Topics                 予選の話題                   FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
                               注:カーNo.前の#はGT500、*はGT300を表します
☆練習日(2日)のトピック

*57 SiFo Spider Ver. GT
 今回から新規参戦を予定していたが、金曜日にエンジンを壊し、残念ながらエン
トリー取り消しとなった。クルマは、昨年発売されたルノーの2シーターのミドシッ
プマシン。カタカナ表記は“ルノースポール・スピダー”。ワンメイクレースのた
めに作られたマシンで、ロードバージョンも市販される。チーム名はecurie SiFo(エ
キュリー・シーフォ)。「GTに関してはスポンサー問題もあり、まずは富士に出る
ことになりました。資金的な問題がクリアされれば、さらに続けての参戦も考えら
れます。GT500クラスへの参戦も検討されたが、プライベーターの手に負えないこ
とから、規定にもちょうど合うGT300クラスへ参戦する。重量も900kgの規定に合う
んです。ベース車両が850kgですから。ただ、クリオ・マキシというラリー用のエン
ジンなので、エンジンが250ps程度のパワーしかないんで、富士に関して言えばパ
ワー不足から厳しいコースだと予想されます」(藤井監督)

◎お詫びと訂正
*7 RE雨宮SuperG RX7に関して、第1戦鈴鹿の予選日レポートの文中、「トルクも
26.5kgから37kgへと増えました」との記述がありますが、正しくは「33.5kgへと増
えました」の誤りでした。お詫びして訂正します。

*17 東京科学芸術専門学校RXー7
 今回、セカンドドライバーが輿水敏明から細野智行に変更になった。細野によれ
ば、「野上さんと私は168cm位の身長なんで問題ないんですが、輿水さんは180cm近
くあるようで、今回は間に合わなかったユーノスロードスターだと、背の高いドラ
イバーにはきついコクピットなんです。で、私が選ばれたようなんです。真偽のほ
どは定かではありません(笑)。鈴鹿1000kmレースでは野上さんと組んでますし、
学校でも講師をやっています。学生の実習としてやってるんで無理は出来ないんで
すが、いい結果が出るよう頑張ります」とのこと。ロードスターは今回は展示のみ
だが、次回は間に合う予定。サスペンションを前後ともプッシュロッド式のイン
ボードにするなど、かなり本格的な作りだ。

#88 和田孝夫(JLOCディアブロGTR)
「フランスでクルマが出来上がった後ちょっとテストをして、和田久のほうが少し
乗ったんですが、ボクは金曜日が初めて。まだクルマが全然完成してないんです。
リヤのスタビがないもんだから、コーナーでクルマがこんなに(手で左右に揺れ動
くしぐさ)なっちゃうんです。おまけにパワステの具合がおかしくてエンジン回転
が落ちると極端に重くなるもんだから、カウンターもあてられない。外から見る
と、まるで下手クソが乗っているみたいに見えるんじゃないかな。エンジンはリス
トリクターが小さくなったぶん辛いけど、まあポテンシャルはあると思います。こ
れから煮詰めれば期待できると思うけど、おカネか時間か、どっちかかけないと
ね。おカネはないから(笑)、もう少し時間が必要ですね」


☆予選日(3日)のトピック

#39 デンソーサードスープラ(予選2位)
影山正美「アタックの時にホンのちょっとミスしたけど、それがなくても1分28秒
台は厳しかったかもしれないですね。クルムのタイムは速すぎって感じです。ただ
マシン的には凄く良い状況なんで、決勝は自信ありますよ。無理しないでじっくり
行って、最後一番高いところに立てればいいですね」
谷川達也「タイヤは期待していた以上にグリップがいいし、走り込んでいってもタ
レてこない。金曜日に影山選手が出したタイムはロングのセットで、タイヤは一度
使ったもの、ガスもけっこう入っていました。それで29秒台真ん中までいっていま
すから、決勝は順調にいって完走すれば表彰台に上れると思います。ボク次第です」

#5 5ZIGEN SUPRA(予選4位)
 鈴鹿ではシェイクダウン直後だったため上位に食い込めなかったが、今回は予選
1回目で4番手につけた。田嶋栄一は「鈴鹿とはダンパーとバネを換えたくらいで、
ダウンフォースはそのままなんです。それでちょうどよいんだから、いかに鈴鹿で
ダウンフォースが足りなかったかということですよね。チームの雰囲気はいいし、
グーセンとのコンビもうまくいってます。グーセンはヘンなわがままを言ったりす
ることなく、与えられた仕事をきっちりとやってくれます。さすが向こうのF3000
で勝ったドライバーですね。タイヤが他のスープラと違うのはリスクもあります
が、チャレンジしがいもあります。すべてがうまくマッチングすれば勝てるチャン
スもあるでしょう」と力強いコメント。一方のグーセンは、「94,95,96年とヨー
ロッパのF3000で走っていた。でも長距離レースの経験がないわけじゃないよ。昨
年のル・マン24時間ではE・バン・デ・プールと組んでフェラーリ333SPに乗ってい
るんだ。今年はチーム5ZIGENからGTCとフォーミュラ・ニッポンに出る契約をして
いる。GTカーでレースに出るのはまったく初めてだが問題はない」とのことだった。

#38 カストロール・セルモ・スープラ(予選5位)
竹内浩典:「タイムアタック中にミッションが入らなくなってしまって2秒は損し
てるんです。トップは無理だとしても2番手3番手はねらえたんで、悔しいです。ラ
イバルは回り(のスープラ)になっちゃいましたね。コンスタントラップでは負け
ていないんで、明日は暴れます。スタートは多分ボクでしょう」
金石勝智:「前回は不甲斐ないレースをしてしまったんで、今回は行くしかないで
です。もちろん、勝ちをねらいますよ。ストレートは他のクルマよりスープラが速
いんで有利なんですよ」

#100 飯田章(RAYBRIG NSX 予選6位)
「まだそんなに無理してるつもりはないんですけどね。このタイムがすっと出るっ
てことは、もともとクルマの出来がいいってことでしょう。やっぱりコーナーリン
グは速いですよ。心配してた直線もかなり速いみたいなんで安心している」


#3 ユニシアジェックススカイライン(予選7位)
長谷見昌弘「先週合同テストがあったが、そのときよりも良くなっている。鈴鹿で
はアンダーステアに悩まされたが、ここ富士ではある程度解消されてバランスは良
い。それがスカイラインのなかでは一番良いタイムにつながっているのではないか
と思う。スカイラインは大きいし、フロントヘビーだし、バランスをとるのは難し
い。1分29秒台の後半はうちも先週のテストで一度入っているが、今日は一所懸命
走ったが30秒台。1分28秒台には届かない。スープラはストレートが速い。空力もあ
るだろうし、エンジンもパワーアップしている。ただ、スカイラインはグループA時
代からの蓄積がある。とくにウチはスカイラインしかやっていないのでトラブルに
は強いと思う。決勝はスープラについてゆくことはできると思う。ついていけば相
手も焦るだろうし、おもしろくなるんじゃないか。しかしNSXは速い。ストレートも
速いし、コーナーはミドシップで速いし、美祢や仙台、菅生、鈴鹿に行ったらめ
ちゃくちゃ速いだろう」

#2 鈴木亜久里(ZEXELスカイライン 予選12位)
「クルマは絶好調なんだよ。コーナーなんか凄く気持ち良く走れるし、挙動も安定
しているの。ただストレートが他のクルマの3倍遅いんだ(笑)。なんせプライベ
ートのポルシェにストレートで抜かれちゃったからね。だもんで、これからエンジ
ン載せ換えることにしたんだ。今回は最初からエンジン換えてくれって言ってるの
に換えないもんだから、予選でこの結果でしょ…。まぁエンジン換えれば多少はス
トレート速くなると思うんで、決勝はそれほど心配してないけどね」

*25 土屋武士(つちやMR2 予選クラス2位)
「予選のタイムはピットから出ていって1周目で出したんですよ。実は予選開始か
ら20分たってGT300クラスのクルマが走り始めた途端に雨が降ってきたんです。だ
からセカンドドライバーが基準タイムをクリアできないといけないんで、取り敢え
ずタイム出してすぐ交代したんです。本当はあとコンマ数秒はいけたと思うんです
けどね。今回はクルマが本当に調子いいんですよ。今までこんなに調子良い状態で
乗ったことがないくらい。ただコーナーはものすごく速いんですけど、直線がやは
りターボ付きのマシンに比べると遅いんで、決勝は前半抑えめに前について行っ
て、後半で勝負に出ようかと思ってます」

*51池谷勝則(コブラポルシェ 予選3位)
「昨日の練習走行でも同じようなタイムが出てたんです。だから今日はうまくいっ
たってことじゃないかな。途中、混んでてクリアラップがとれなかったんですが、
まあしょうがないでしょう。決勝は、ポルシェはタイヤのタレが少ないんで、あわ
よくば表彰台に上りたいですね。スタートは石原さんで行く予定です」

*6加藤寛規(ワイズダンロップBP MR-2 予選クラス4位)
「首都高の渋滞にハマっちゃいました(笑)。まわりでスピンしてるクルマもいた
りして、上位には行けないかなと思ったんですが。決勝ではMR2はちょっとつらい
かもしれません」

*21 一ツ山康(ダンロップ-BP-BMW、予選クラス5番手)
「出て行ったときにちょっと雨が降っていて、あと2周ぐらいあれば良かったんで
すけれど。遅い車に引っかかったけれど、Bドライバーを乗せないと基準タイムを
クリアできないんで、行かせました。前回はエンジントラブルで3周で終わっちゃっ
たんで、今回はまず完走することが先決です。スタートは山本君が行きます」

*26 鈴木恵一(タイサンスターカードRSR、予選クラス9位)
「ちょっとコースインが遅れて、Aコーナーと100Rで引っかかって雨にはまっちゃっ
た。あとは頑張ったけど雨が強くなるばかりで…。タイヤが極端に温まりにくかっ
たってことはない。テストの感触良かったし10番手あたりからのスタートでも決勝
は行けると思う。前回は新田君がスタートだったんで、今回からは以前のパターン
に戻してボクが行きます」


☆ポールシッター・インタビュー

ポールポジション
#36 カストロール・トムス・スープラ
ミハエル・クルム「スゴクイイクルマデス。昨日シェイクダウンをしたばかりで、
昨日の午前中はトラブルがありました。でも午後はクルマがすごく良くなって、と
くにコーナーでは素晴らしく、96モデルに比べてクラッチやギアボックスが良くなっ
たこともあり、非常に運転しやすくなりました。エンジンも良くてストレートも速
いし、パフォーマンスは最高です。予選のタイムには満足してます。昨日は29秒台
だったので、28秒台が出たことは非常にうれしいです。でも一番大事なのは、タイ
ムではなくポールポジションを取れたことですね」
ペドロ・デ・ラ・ロサ「クルマはファンタスティックです。ことに富士のようなハ
イスピードトラックでは。ギアボックスは昨年型より明らかに素晴らしいですし、
シャシーの剛性も上がっていて、それが速さに結びついているためとてもハッピー
です。クルマが良いので、運転するのも楽です。GTレースでもっとも重要なポイン
トのひとつが、1人ではなく2人でドライブすることだと思います。2人がお互いに
勝利に向かって協力しあうことが重要です。鈴鹿では僕がタイムアタック役をしま
したが、今回はマイケル(クルム)がその役をしました。次回はまた僕が担当しま
す。こういったことが、お互いの関係でも重要だと思っています」
クルム「同じチームの同じマシンに乗る2人が、争うのではなく2人の良いところを
大切にして協力し合うことが大切です。予選を交代で担当して集中力を持続するの
も、我々には良いことだと思いますし、ペドロと2人で勝利を分かちあいたいと思っ
ています。そしてペドロ・デ・ラ・ロサとコンビを組めたことを嬉しく思います」
デ・ラ・ロサ「ドモアリガトウゴザイマス」
クルム「ドウイタシマシテ。明日の決勝についてですが、まず申し上げたいのは、
私はポールポジションからローリング・スタートするのは初めてなんです。だから
1コーナーでグラベルに飛び出さないように注意します(笑)。そしてとにかくゴー
ルまで走り続けることがもっとも重要です。なにしろ鈴鹿ではリタイアをしてし
まっていますから」
デ・ラ・ロサ「なにしろ長いシーズンなので、フィニッシュをして大きなポイント
を得ることを目指します。前回のようなことがないように、必ずチェッカーを受け
たいです」


GT300ポールポジション
*19 RS☆Rシルビア
福山英朗「GT300クラスが走り始めてすぐ雨が強くなったんですが、僕、自分のこと
しか考えてなくて、他の速いクルマに負けちゃいけないと思いながら、自分がうま
く走れなかったこともあって、ずっと繰り返し走っちゃったんです。あとで考えた
ら、いけね、織戸君がクォリファイできないじゃないかって気がついて…、大ドジ
こいちゃいましたけど(笑)。自分がタイムを出したときはまだなんとかドライで
走れたもので良かったんですけどね。クルマは前回の鈴鹿からいっぱい変わってま
す。数え上げたらキリがないですけど、良くなってることは、ここでポールが取れ
たことがそれを証明してますし、おまけに30kg積んでいることを跳ね返すだけのこ
とをチームがやってくれてると思います。どこをどう直したかは内緒です。坂東組
長の目がつり上がってますんで(笑)。ストレートはそれほど速い方じゃないです
よ。それよりコーナーと立上がりのピックアップが凄くいい部類じゃないかと思い
ます。ただ予選タイムは満足してないんですよ。まったくタコでした、今日は。冗
談じゃなくて、腕に覚えのある人なら誰でも今日のタイムが出せるくらいです。
まぁ、それほどクルマがよく仕上がっている、ということですね」
織戸学「ステアリングを福山さんから渡されたときは、まだ大雨じゃなくてスリッ
クで行ったんですけど、2~3周で午後もあるから問題ないだろうと思ってピットに
入ったんです。で、午前中は基準タイムをクリアできなかったので、午後は最初か
ら乗りました。GT300クラスの走行が始まる頃からまた雨が強くなったんですが、
なんとかなるだろうと思って走って、なんとか午後基準タイムをクリアできました。
実は金曜日に福山さんが僕になるべく乗らせてくれましたので、だいぶこのシルビ
アにも慣れてきたところなんです」
福山「昨日はほら暑かったから(笑)。年寄りは疲れるし(笑)」
織戸「明日はかなり楽にレースをできそうです。僕はとりあえず、最後の周を失敗
しないようにすれば(笑)」


☆スペシャル・インタビュー

ニューNSXについて聞く
#100 RAYBRIG NSX
高橋国光「シェイクダウンは3週間くらい前に菅生でしたんですが、そのときはマ
イナートラブルであまり走れなかったんです。ですからブレーキもあまり踏んでい
ない。先日富士でテストした時も同様で、ほとんど走行できなかったんです。です
から実質昨日がシェイクダウンのようなものでした。またスケジュールの関係で章
が乗っていなかったので、昨日は最初から章に乗ってもらいました。もう本当にク
ルマは高いレベルに最初からできていて、トントン拍子にタイムが上がってきてい
ます。そして僕も初めて強くブレーキを踏んで走り込むことができたんですが、NSX
の完成度の高さに驚いているところです。最初はちょっと跳ねるようなところもあ
りましたが、童夢のマシンとデータを共用しあえますので、驚くほど早くセッティ
ングができたということですね」
飯田章「金曜日に初めてこのクルマで走ったんですが、今日の29秒台のタイムはま
だ満足していません。本当は28秒台を狙っていたんですが…。クルマは最初からか
なりフィーリングが良かったんですが、あまり慌ててもしょうがないのでマイペー
スで行きました。なにしろギアレシオもスプリングもまだ選べないような状況です
から。そんなにシャカリキになってもしょうがないですし。でもとりあえず目一杯
だと思っておいてください(笑)。予選ではスカイラインより前でしたが、レース
はまた違いますからね。NAよりターボ車の方が有利になると思いますし…。正直
言ってロングランもしてないから、クルマの耐久性も確認してないし、フルタンク
の挙動も、タイヤの変化もわからないわけです。だからただクルマをチェッカーま
で運べるようにしようかな、と思っています。正直言うとあのクルマ、ドライビン
グがなかりハードなんで、皆さんが想像している以上に大変です。クルマがすごく
トリッキーでフォーミュラ的なんですよ。面白いことは面白いんですけど、それを
ロング・ディスタンスでどう操るかは、やってみないとわからないですね」

*決勝日のトピックスに続く

                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

JGT-Rd2:無限+童夢プロジェクトリリース

                          1997年5月6日
                        無限+童夢プロジェクト

   ALL JAPAN FUJlGT RACE PEPORT
        ハードワークそしてバッドラック

   ●日時 : 1997年5月3(土)~4日(日)
   ●会場 : 静岡県富士スピードウェイ(1周/4.470km〉
   ●天侯 : 3日/曇り→雨, 4日/雨→曇り
   ●路面 : 3日/ドライ→ウェット   4日/ウェット→ドライ
   ●観客数: 3日/13,500人      4日/51,000人

 1997全日本グランドツーリングカー選手権シリーズ第2戦「全日本富士GT
レース大会」が、ゴールデンウイーク真っ直中の5月3~4日、静岡県富士スピー
ドウェイで開催された。
 無限+童夢プロジェクトの「avex 童夢 無限 NSX」は、シェイクダウン
テストからの様々なトラブルを乗り越え勇躍参戦。3日(土)の公式予選において
黒澤琢弥選手が第10位のポジションを獲得、スカイライン勢の中に割って入り決
勝レースを戦うに十分な速さを示した。しかし、翌4日(日)の決勝レースでは、
スタート直後の100R出口において他チームのスピンから生じた混乱の中、他車
に追突され、コースアウト。ピットには戻ったもののリアサスペンションが破損し
ており、残念ながらリタイアとなった。
 一方、僚友チームのチーム国光 with MOONCRAFTの「RAYBRl
G NSX」は、飯田章選手がスープラ勢に続く予選6位と健闘し決勝レースに期
待を持たせたが、3周目、100Rでクラッシュ、飯田選手に別状はなかったがマ
シンはほぼ全損となり、2周半でレースを終えた。
 4月17日の公開シェイクダウンテストより約2週間、その間、24日に行われ
たタイヤテストで新型車に多いマイナートラブルを修復、無限+童夢プロジェクト
の新トランスポーターも直前に完成し、avex 童夢 無限 NSXは、僚友RA
YBRlG NSXとともに、レースウィークに臨んだ。
 しかし、金曜日のフリー走行ではavex 童夢 無限 NSXにエンジントラブ
ルが重ねて発生。続けざまに2度のエンジン換装を行うこととなった。メカニック
達の必死の作業により最終3回目の走行には間に合ったものの、セッティングの詰
めには時間が足らず、不満足のままこの日の走行は終了となった。また、コ・ドラ
イバーの山本勝己選手の完熟走行も行えず、山本選手は24日のタイヤテスト時に
僅か5~6周したのみで、翌日の予選に臨むこととなった。松本恵二監督は「予定
が大幅に狂ったが、新型車には色々なことが起きる。これも仕方がない。」と語っ
た。
 一方のRAYBRlG NSXは順調に走行を重ね、初めて乗る飯田章選手もマ
シンに慣れ、好タイムを記録してフリー走行を終了した。

○5月3日(土) 公式予選 参加台数41台 出走台数40台

 早朝からの曇り空は、予選が開始される10時20分には今にも降り出しそうな
空模様となっていた。各チームの申し合わせにより、60分の予選時間を20分づ
つに分けGT500クラスから開始される公式予選。空模様を睨み各チームとも早
々とピットロードに並んで予選のスタートを待つ。
 その中、avex 童夢 無限 NSXは、車両検査が遅れ予選開始10分前にピ
ットに帰着、ピット内にマシンを入れる間も惜しみ、ピット前にマシンを置き黒澤
選手が乗車、ドライバー自らがウォームアツプを開始、そのまま予選にスタートし
ていった。
 心配された空槙様は、ポツリポツリと雨が落ちてくくるものの路面を濡らすまで
にはいたらず、全車スリツクタイヤでスタート、激しいタイムアタックが開始され
た。
 コースインした黒澤選手は、2周3周とタイヤを暖めタイムアタックを開始。1
分31秒142、30秒545と少しづつタイムを詰め、開始12分後には1分3
0秒306で8位につける。その頃から各チームとも続々とピツトに戻りタイヤ交
換、レギュレーションで許された2セット目のスリックタイヤを投入する。ave
x 童夢 無限 NSXもピットイン、2セット目のスリックタイヤに交換、ドライ
バーは黒澤選手のままで再びタイムアタックにコースイン。黒澤選手は懸命に走り
1分30秒273までタイムアップ、スープラ勢には届かなかったがスカイライン
勢の間に割って入る10位のポジションで最初の20分間を終了した。
 続く20分間はGT300クラスの予選が行われたが、この頃から雨が本格的に
降り始め、コース上は見る見るうちにウェット・コンディションとなり、11時か
らのGT500クラス予選開始時には300R付近には川ができるほどとなってし
まった。avex 童夢 無限 NSXは、山本選手が乗車しコースインし、1分5
6秒084をマークしてピットイン。公式予選第1回を終了した。
 一方のRAYBRlG NSXは、飯田選手のドライブで予選スタート。昨日か
らの好調さを維持し一時は4番手に付けたが、結局スーブラ勢の後ろ、6位のポジ
ションを獲得した。高橋国光監督兼ドライバーは、「シェイクダウンテストからタ
イヤテストの間、どちらかといえば我々の方にトラブルが多発していたが、レース
ウィークに入ってから実に好調です。シェイクダウンから間もないということを考
えれば、出来過ぎくらい良いポジションですね。」と語った。
 続く14時20分からの予選第2回の直前にavex 童夢 無限 NSXに、ヘ
ッドライトをオンするとブレーキランプが点灯しなドというトラブルが発生。ブレ
ーキランプ無しでは危険だしレギュレーションにも抵触するとメカニックは配線に
飛びついたが、松本監督の「ヘッドライトを点けなければ、車幅灯とブレーキラン
ブは点くんやろ。へッドライトをオフにして走ればよい。修理は予選の後や。」の
一言で予選に向けて準備が進められた。
 ドライバーは山本選手、タイヤはレインタイヤを装着、10分ほど遅れてコース
インしたが、その1周目、第1コーナーで山本選手がスピン、マシンに慣れない山
本選手はバックギアにシフトできずコース上イン側で横向きにマシンを止めてしま
った。そのため予選は赤旗中断となり、山本選手はオフイシャルに押し戻してもら
いコースに復帰、1周してピットに戻ってきた。予選はすぐに再開され、山本選手
はマシンチェック後スタートしていったが1周でピットイン、マシンを降り最後の
20分に予選通過と完熟を兼ねて走行することとなった。
 そのラスト20分、降り続く雨の中、山本選手がスタ一トしていった。マシンに
慣れることをメインとした無理のないペースでの走行であった。
 ところがここで予選通過基準タイムについて、勘違いがあったことが判明。1回
目がドライ、2回目がウェットとなったため、予選通過基準タイムはそれぞれのセ
ッションごとに設定されるものと考えていたが、状況に関わりなく1・2回を通し
たベストラップタイムの130%[1分55秒856]を上回らなければならいこ
とが判明。その時点での山本選手のタイムはまだ1分57秒台で、第1回のタイム
が認められても基準タイムをクリアしていず、このままでは予選落ちとなってしま
い、ピットはにわかに緊張につつまれた。無線で指示を受けた山本選手は懸命に走
るが、コース上に何本も流れる川のためマシンはあちらこちらで振られ、そのたび
にピットでは悲鳴とため息が流れていた。その中、山本選手は懸命に頑張り見事最
終ラップに一気にタイムアップし1分52秒745をマーク、予選基準タイムをク
リアした。ピットに戻った山本選手は、「本当に怖かったです。特に300Rの流
れがひどくてスピードが上げられず、ストレートからのコース前半でタイムを稼ご
うと必死でした。でも、1コーナーではスピンをしているし、タイムを出せなかっ
たらピットに帰れないし、マシンを壊したら
もっと怒られそうだし、無線のレシーバーからは松本監督がイケイケと怒鳴るし、
二重三重に怖かったです。でも最終ラップでクリアできてホッとしました。」と語
った。
 一方のRAYBRlG NSXは、今回は出走せず、明日の決勝レースに備えて
いた。

○5月4日(日) 決勝レース 66ラップ 出走台数39台 完走台数26台

 咋日からの雨が残り、朝のフリー走行はウェットコンディションの中で行われた
ものの、決勝レースがスタートする頃には上がるものと思われていた雨は、スター
ト進行が開始され頃にはほとんど止んでいた。しかし、富士名物の霧が発生し、ウ
ォームアップ走行、そしてグリッドに整列はしたが、そのままスタートディレイが
掲示されフォーメーションラップは延期された。そのままグリッド上で待つ内に、
雨は上がり、レインタイヤを装着していたチームは、グリッド上でタイヤ交換を行
いだした。avex 童夢 無限 NSXもレインタイヤからインターミディエイト
に交換した。ドライバーはもちろん黒澤琢弥選手である。RAYBRlG NSX
は、飯田章選手がスタートドライバー、タイヤはスリックタイヤを装着していた。
 4月6日のJTCC第1戦が雨と霧で中止となっているだけにまたかと思われた
が、徐々に霧は薄くなり、14時25分、フォーメーションラップがスタート、2
周のローリングの後、ALL JAPAN FUJI GTRACEの幕が切って落
とされた。
 その1周目の100R出口付近において飯田選手がスピン、すぐ背後にポジショ
ンアップしていた黒澤選手は左によけクリアしたかに見えたその瞬間、右後輪付近
に他車が追突。弾き飛ばされスピンした黒澤選手は、グリーンを滑りスポンジバリ
アに当たりストップ。すぐに再走したもののマシンはまともに走れる状態ではな
く、ピットに戻りリタイアとなってしまった。原因はリアサスペンションの破損で
あった。ピットに戻った黒澤選手は、「レインタイヤのマシンをかわし、うまくポ
ジションを上げているところだった。日の前で回られたのでイン側によけた。うま
く避けられたと思ったとき、後ろから突っ込まれてしまった。クルマができてから
余り時間もなく、まだ燃費データさえ採れていないので、なんとしても完走したか
ったのに、残念でなりません。」と語った。
 一方、スピンした飯田選手は直ちに再スタートしたが、3周目の同じ100Rで
コントロール不能となり、コーナーを直進、フロントセクションを大破してリタイ
アとなってしまった。ピットに戻った飯田選手は、「全てをなめてかかっていた僕
が悪いんです。すみません。」と言葉少なに語った。
 レースは途中霧とクラッシュのため2度セーフティカ一が入るという荒れた展開
の中、中盤トップに立ったデンソーサードスーブラ(影山正美/谷川達也)がユニ
シアジェックススカイラインの追撃を振り切り今季初慶勝を飾った。

    資料提供:無限+童夢プロジェクト




全日本GT選手権

GTC_Rd2:全日本富士GTレポート

        全日本GT選手権第2戦  全日本富士GTレース

●霧に翻弄された戦いをデンソースープラ(影山/谷川組)が制す

  5月4日、ゴールデンウィークを締めくくる恒例の富士GTは、1か月前にJ
TCCを中止に追いやった富士名物の霧にまたしても悩まされることになった。

  予選上位を独占したスープラ勢をはじめとして、予想を上回る好位置につけた
初参の2台のNSX、そしてやや後方とはなったもの決勝ではしぶとい走りを見
せるスカイラインGTR勢、そしてバラエティに富んだGT300クラスのマシ
ン群。各マシンは、スタート時刻間際に立ち込めた霧が晴れるのグリッド上で待つ
ことになった。

  予定より45分遅れた午後2時30分。ローリングによりスタートが切られた
が、1コーナーの先陣争いで上位グループが接触。これにより#37スープラ(鈴木
利男)がスピン。1コーナー手前で横を向いてストップ。最後尾に落ちる。
  混乱はこれだけでは収まらず、#18NSX(黒澤)、#38スープラ(竹内)が接
触し、両車はピットイン。リアセクションにダメージを負った#18はここでデビュ
ーレースを終える。注目のNSXにはさらに不幸が襲いかかる。スタートの混乱
で足回りを痛めた影響か、#100NSX(飯田)が100Rでクラッシュ。期待さ
れたNSXは僅か3周足らずで2台とも姿を消してしまった。

  序盤を盛り上げたのは、#2GTRの亜久里。予選12位という位置から、混乱に
乗じて一気に2位まで浮上。トップの#36スープラ(クルム)を2周目に捕らえ
首位に立つ。
  混乱をかいくぐり飛躍をしたといえばもう1台、 初見参の#88ディアブロ(和田
孝夫)も一時5位につけた。しかし、テスト不足はいかんともし難く5周目にトラ
ブル(バイブレーション)でピットイン。レースを終えた。

  開始早々慌ただしい展開を見せるが、このあたりから霧が濃くなったことにより
セーフティカーが導入される。

  9周終了したところで霧も晴れ再スタート。
  ここでも#2亜久里は「さすが」と思わせる走りを見せる。再スタート後も#2G
TR、#36スープラが抜け出す形でレースは進んだが、この2台が主導権を握れた
のは路面が乾きだす12周頃まで。レインタイヤを履く両車は、以後はペースアッ
プする他の車を横目にストレートで濡れた路面を選んで走るなど、我慢のレース
を強いられた。

  この2台を3~4秒上回るペースで急追し、16周目に一気にかわしたのが#5ス
ープラ(田嶋)。この後#36はたまらずタイヤ交換のためピットに滑り込むが、
#2はズルスル後退するも、ルーティンのピットインまで我慢の走行を続ける。
  #5は快調に周回を重ね、2位#39スープラに一時は10秒近くのマージンを築いた
が、20周を過ぎたあたりからその情勢も変化を見せる。

 「#5はソフトタイヤをチョイスしてるに違いないと、自分に言い聞かせてチャン
スを待った」という#39の影山正美は、逃げる#5にジワジワと詰め寄る。競うよう
にファステストラップを更新する2車だったが、コース上でトップ交替は起きず、
背後に迫った#39を嫌うように、#5は35周が終了したところでピットイン。タイヤ
交換、給油を済ませ田嶋からグーセンに交替する。

  この頃から各車ルーティンのピットワークが始まるが、上位陣のセカンドドラ
イバーにミスが続出。#5のグーセンは40周目の1コーナーで先を急いで無理なパッ
シングを試みた結果グラベルの餌食に。田嶋の好走を結果に繋げることはできな
かった。
  また、3位で影山からバトンタッチを受けた#556GTRの近藤は、ピットアウ
ト直後の1コーナーでコースオフ。かろうじてコース復帰を果たすが、43周目に
再び1コーナーのグラベルに飛び込み、うなだれて車を降りる。

  ライバルの脱落で楽になった#39は、39周目にピット作業を終え、ルマンの予備
予選出場のグルイヤールの代走に抜擢された谷川が、車をゴールに運ぶだけ……
のはずだったが、いたずら好きの勝利の女神は、ここでまたしてもサーキットを
霧で包んでしまった。

  2度目のセーフティカーの導入で、40秒あった2位#3GTRとの差は一気に縮
まる。しかし、霧が晴れる様子は一向になく、果たして再スタートが切られるの
か、このままレースが終わってしまうのか、誰もわからないままパレードランは
続いた。  
  この状態が15周も続き、やや霧が晴れてはきたものの、このままチェッカーが
振られてレース終了……そんな気の抜けた結末を迎える可能性が高くなった58周
終了時、突然翌周再スタートを告げるセーフティカーの回転灯が消される。

  再々スタートとなったレースは、7周のスプリント勝負。#3(田中)は、セー
フティカーランで間に入っていたバックマーカーをかきわけるようにして#39(谷
川)を追うが、やはり逆転するには残り周回が足りず、#39が逃げきってチェッカ
ー。
  前日誕生日を迎えた影山正美は30歳初のレースを飾るとともに、今年Fニッポン
から撤退する形となったヨコハマタイヤに嬉しいプレゼント。
  3位は序盤首位を争った#36(デ・ラ・ロサ)と#2(アピチェラ)が最後まで争
ったが、#36が抑えきって表彰台を得た。

  GT300クラスは、予選こそクラス9位と低迷したが、その経験で混乱のレー
スを切り抜けた昨年のチャンピオンチーム、#26ポルシェ(鈴木/新田組)が勝利
を収めた。


                            << FMOTOR4F SysOp 北島滋穂(SDI00685)>>

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/4

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 2 FUJI GT RACE                                         4 May '97
   Race Report                    決勝レース                   FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
混乱のレースを制したのはデンソーサードスープラ!
ユニシアジェックススカイライン追い上げ及ばず

 朝から小雨が降り、時に止むものの非常に不安定な天気が続く。朝のフリー走行
では、雨自体は降っていなかったが路面は完全にウェット状態。そのような状態の
中、No.75 NISSAN 300ZX-GTSが300Rの水たまりに乗ってしまってクラッシュ。フロ
ント部分を大破して、決勝レースに参加することが出来なくなった。
 空模様も黒い雲がかったままで、いつ本格的な雨になってもおかしくない状況
で、各チームともタイヤ選択に頭を悩ませた。スタート直前には、霧が発生し視界
が著しく悪くなったために、45分間スタートが順延された。フォーメーションラッ
プも2周行われ、決勝周回数が66周と1周減らされた。
 スタートで飛び出したのは、No.2 ZEXELスカイラインの亜久里とNo.36カスト
ロール・トムス・スープラのM.クルムだった。だが、中途半端に濡れた路面とまた
発生した霧によって、あちらこちらでスピンやクラッシュが続いた。特にデビュー
戦で期待されたNo.18 avex童夢無限NSXとNo.100 RAYBRIG NSXも相次いでクラッシュ
し、わずか3周足らずで姿を消した。この直後にセーフティカーがコースに入り、
6周に渡ってパレードラップになる。再スタート後には、路面がさらに乾きほぼド
ライコンディションとなり、レインタイヤを選択したNo.2 ZEXELとNo.36カストロー
ルはじりじりと順位を下げる。
 代わって、トップに立ったのはスリックタイヤを選択したNo.39デンソーサード
スープラの影山正美、そして追い上げ急なNo.5 5ZIGEN SUPRAの田嶋栄一だった。田
嶋は31秒台とひとつ抜けたスピードで15周目にZEXEL、デンソーを一気にかわして
トップに立つ。この2台の後ろには、やはりスリックを選択し、後方から上がって
きたNo.3ユニシアジェックススカイラインの長谷見昌弘とNo.556 KURE R33の影山
正彦の2台のスカイライン。
 各車がルーティンのピットインを行い、一通り終わった直後の40周目に田嶋から
引き継いだNo.5 5ZIGEN のグーセンが1コーナーでコースアウト。そして43周目に
はやはり代わったばかりのNo.556 KURE R33の近藤真彦がやはり同じ1コーナーで
グラベルにはまる。
 ちょうどこの頃に霧がまた濃くなったためにセーフティカーが入り、7周に渡っ
てパレードラップとなる。再スタート後はわずか6周のスプリントの様相になる。
トップのNo.39デンソーサードの谷川達也と2番手No.3ユニシアジェックス田中哲
也の差は約6秒ほど。2台の間には、数台の周回遅れがいたが、田中はわずか1周
ですべてを抜いて、No.39谷川との間が一気に4秒となるが、ここで谷川も最後のガ
ンバリを見せ、互いに32秒台を叩き出す好走をみせる。結局、わずか3秒差で谷川
が逃げ切り、トヨタチームサードにGTC初優勝をもたらした。3位には序盤ピットイ
ンしタイヤをレインからスリックに換えた、No.36カストロール・トムス・スープ
ラ、そして4位に同じくレインタイヤからの切り替えで遅れたNo.2 ZEXELスカイラ
インが入った。


タイサンスターカードRSRが巧みなレースで今季初勝利

 GT300はクラスポールのNo.19 RS☆Rシルビアがブーストが上がらないという不調
を抱え遅れ、予選クラス9位と低迷したNo.26タイサンスターカードRSRが巧みな
レース展開と2度のセーフティカーランを味方にしてトップに立ち、今季初優勝を
飾った。2位は開幕戦の覇者であるNo.19RS☆Rシルビア。3位にはRE雨宮SuperG 
RX7が入った。


☆総合優勝
No.39 デンソーサードスープラ
影山正美「スタート前からスリックを履いて行くつもりで、待たされているときは
結構怖かったですよ。でも、みんなスリックに変えちゃったから(笑)。途中、田
嶋君に抜かれたけど向こうはソフト目のタイヤだと、路面のコンディションが良く
なれば絶対挽回できると自分に言い聞かせて我慢しました。自分でも冷静に行けた
と思います。谷川君に代わるときは45秒のマージンがあったし、彼はテストでもい
いタイムを出していたので心配はしてなかった...。でもペースカーが入って差が詰
まったときは、シビレましたけど(笑)。昨日誕生日だったんで、ホント最高の日
でした。これまで誕生日のレースって、ロクなことなかったからね(笑)」
谷川達也「このチャンスを与えてくれたサードのみなさんにお礼を言いたいです。
でも、今日、僕はレースをしてません。なんかずーっとペースカーの後ろに付いて
走ってただけです(笑)。最後、田中さんが追っているのは、ミラーで見えて分
かってました。思ったほど詰まってこないから大丈夫と思ってました」


☆GT300クラス優勝
No.26 タイサンスターカードRSR
鈴木恵一「最初からスリックでいった。だから、5、6周は我慢の走りをした。8
周もすると路面も良くなってきたんで、ペースアップできた。前の方でスピンして
たクルマもいたしね。クルマもタイヤも問題ないよ。とりあえず勝てたけど、まだ
鈴鹿の汚名を晴らしたわけでないから。次、勝ってからだね」
新田守男「回りがドタバタして、ノーミスだったウチがトップになったって感じで
す。前回の鈴鹿は、福山さん(No.19RS☆Rシルビア)の呪いに負けたから、今度は
呪い返して上げました(笑)。1勝1敗でこれで五分ですね。今年も2人でチャン
ピオンになれるようがんばります」


以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

全日本富士GTレース大会 GT レース結果

*******************************************************************************
*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                          全日本富士GTレース大会                           *
*                       全日本富士GT レース正式結果表                       *
* 1997.05.04    天候 : 曇り                                 SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位 車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
      車      名                    周回    所要時間 トップ差    km/h   ベストタイム
-------------------------------------------------------------------------------
 1  39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J)
      デンソーサードスープラ          66 2:09'53.311          136.280  1'31.847
 2   3 500 長谷見  昌弘       (J) 田中  哲也         (J)
      ユニシアジェックススカイライン  66 2:09'56.834 0'03.523 136.218  1'31.704
 3  36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ ロサ      (E)
      カストロール・トムス・スープラ  66 2:10'23.845 0'30.534 135.748  1'31.640
 4   2 500 鈴木  亜久里       (J) マルコ・アピチェラ         (I)
      ZEXELスカイライン               66 2:10'25.937 0'32.626 135.712  1'33.170
 5  12 500 本山  哲           (J) 水野  文則         (J)
      カルソニック  スカイライン      66 2:10'47.163 0'53.852 135.345  1'34.122
 6  37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J)
      カストロール・トムス・スープラ  65 2:10'26.423   1 Lap  133.647  1'31.651
 7  10 500 飯田  薫           (J) ラルフ・ファ-マン         (GB)
      シャトレーゼ・ポルシェ・GT2     65 2:10'29.115   1 Lap  133.601  1'34.462
 8   4 500 金海  辰彦         (J) 駒  光武           (J)
      アルファコンピューターポルシェ  65 2:10'43.191   1 Lap  133.362  1'35.686
 9  26 300 鈴木  恵一         (J) 新田  守男         (J)
      タイサン スターカード RSR       65 2:10'55.334   1 Lap  133.155  1'37.995
10  19 300 織戸  学           (J) 福山  英朗         (J)
      RS・Rシルビア                   64 2:10'39.465   2 Laps 131.372  1'38.586
11   7 300 山路  慎一         (J) 松本  晴彦         (J)
      RE雨宮SuperG RX7                64 2:10'43.330   2 Laps 131.307  1'39.277
12  27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス オロフソン       (S)
      TEAM FCJ  フェラーリ            64 2:11'12.855   2 Laps 130.815  1'40.535
13  51 300 石原  将光         (J) 池谷  勝則         (J)
      コブラポルシェ                  64 2:11'19.532   2 Laps 130.704  1'38.526
14  71 300 星野  薫           (J) 城内  政樹         (J)
      シグマテック  911               64 2:11'27.161   2 Laps 130.578  1'40.778
15  81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J)
      ダイシン  シルビア              63 2:10'45.366   3 Laps 129.222  1'38.978
16 910 300 袖山  誠一         (J) 砂子  智彦         (J)
      ナインテンポルシェ              63 2:10'48.166   3 Laps 129.176  1'39.032
17  72 300 牧口  規雄         (J) 浅見  武           (J)
      WAKO'S BMW M3                   63 2:10'48.373   3 Laps 129.173  1'39.888
18  21 300 一ツ山  康         (J) 山本  健司         (J)
      ダンロップ-BP-BMW               63 2:10'48.404   3 Laps 129.172  1'39.573
19  55 300 深沢  寿裕         (J) 長島  正明         (J)
      Castrol RX7                     63 2:11'24.982   3 Laps 128.573  1'42.147
20  38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J)
      カストロール・セルモ・スープラ  62 2:10'22.601   4 Laps 127.541  1'32.847
21  17 300 野上  敏彦         (J) 細野  智行         (J)
      東京科学芸術専門学校:RX7    62 2:11'21.302   4 Laps 126.591  1'43.507
22  79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J)
      ナックウエストシルビア          62 2:11'34.833   4 Laps 126.374  1'43.022
23  91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J)
      バーディークラブ・MR-2          61 2:11'10.558   5 Laps 124.719  1'41.214
24  16 300 関根  基司         (J) 井入  宏之         (J)
      YB BMW325iクーペ                61 2:11'22.841   5 Laps 124.525  1'43.427
25  11 300 石森  浩元         (J) 鈴木  錦治         (J)
      ムラウチ  カメイスカイライン    60 2:10'09.894   6 Laps 123.628  1'43.354
26  70 300 石橋  義三         (J) 小宮  延雄         (J)
      外車の外国屋アドバンポルシェ    57               9 Laps 212.008  1'42.093
----------------------------- *** 以上 完走 *** -------------------------------
    30 500 山田  洋二         (J) 茂木  和男         (J)
      綜合警備  PORSCHE               42              24 Laps 156.855  1'34.279
   556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J)
      KURE R33                        42              24 Laps 155.495  1'32.491
     5 500 田嶋  栄一         (J) マ-ク・グ-セン          (B)
      5ZIGEN SUPRA                    39              27 Laps 148.976  1'32.354
    25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J)
      つちやMR2                       35              31 Laps 240.402  1'39.204
     6 300 加藤  寛規         (J) 藤田  孝博         (J)
      ワイズダンロップBP MR-2         30              36 Laps          1'41.164
    13 500 木下みつひろ       (J) 藤村  満男         (J)
      エンドレス アドバン GTR         28              38 Laps 191.525  1'35.008
     8 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモント        (F)
      リョーワハウス  スープラ        23              43 Laps 154.909  1'34.723
    45 300 湯浅  毅           (J) 花井  聖明         (J)
      フレンド日東シーサイドシルビア  16              50 Laps          2'03.294
    20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J)
      アイ・オートGABポルシェ         11              55 Laps          1'49.516
    88 500 和田  孝夫         (J) 和田  久           (J)
      JLOC  ディアブロ  GTR            5              61 Laps          1'48.435
    28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J)
      TEAM FCJ  フェラーリ             4              62 Laps          1'53.596
   100 500 高橋  国光         (J) 飯田  章           (J)
      RAYBRIG NSX                      2              64 Laps          1'51.873
    18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J)
      avex  童夢  無限  NSX            1              65 Laps                  
-------------------------------------------------------------------------------
スタート  14:31'00     フィニッシュ  16:40'53.311
参加台数 : 41 台    出走台数 : 39 台    完走台数 : 26 台
ベストタイム  No. 36 ( ミハエル・クルム )   1'31.640  37/66  175.600 km/h
ペナルティ:#910.#21.#51.#12は,ピットストップ10秒加算
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                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

全日本富士GTレース大会 GT 予選結果表

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                          全日本富士GTレース大会                           *
*                      全日本富士GT 公式予選正式結果表                      *
* 1997.05.03    天候 : 雨         コース状況 : ウェット         SEIKO TIMING *
*******************************************************************************
位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ ロサ      (E) 
    JZA80      3S-GT カストロール・トムス・スープラ 1'28.812 22 181.192
 2 39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J) 
    JZA80      3S-GT デンソーサードスープラ         1'29.213 16 180.377
 3 37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J) 
    JZA80      3S-GT カストロール・トムス・スープラ 1'29.335 25 180.131
 4  5 500 田嶋  栄一         (J) マ-ク・グ-セン          (B) 
    JZA80      3S-GT 5ZIGEN SUPRA                   1'29.536 11 179.727
 5 38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J) 
    JZA80      3S-GT カストロール・セルモ・スープラ 1'29.617 24 179.564
 6100 500 高橋  国光         (J) 飯田  章           (J) 
    E-NA2       C32B RAYBRIG NSX                    1'29.728 14 179.342
 7  3 500 長谷見  昌弘       (J) 田中  哲也         (J) 
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'30.055 27 178.691
 8556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J) 
    BCNR33  RB26DETT KURE R33                       1'30.193 26 178.417
 9  8 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモント        (F) 
    JZA80      3S-GT リョーワハウス  スープラ       1'30.229 23 178.346
10 18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J) 
    E-NA2       C32B avex  童夢  無限  NSX          1'30.273 28 178.259
11 12 500 本山  哲           (J) 水野  文則         (J) 
    BCNR33  RB26DETT カルソニック  スカイライン     1'30.309 36 178.188
12  2 500 鈴木  亜久里       (J) マルコ・アピチェラ         (I) 
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン              1'30.322 22 178.163
13 75 500 立川  祐路         (J) 高橋  毅           (J) 
    Z32       VH45DE NISSAN300ZX-GTS                1'30.781 11 177.262
14 13 500 木下みつひろ       (J) 藤村  満男         (J) 
    BCNR33  RB26DETT エンドレス アドバン GTR        1'31.049 23 176.740
15 10 500 飯田  薫           (J) ラルフ・ファ-マン         (GB) 
    911GT2       M64 シャトレーゼ・ポルシェ・GT2    1'31.453 28 175.959
16 30 500 山田  洋二         (J) 茂木  和男         (J) 
    911GT2       M64 綜合警備  PORSCHE              1'31.566 20 175.742
17  4 500 金海  辰彦         (J) 駒  光武           (J) 
    911GT2       M64 アルファコンピューターポルシェ 1'33.660 18 171.813
18 88 500 和田  孝夫         (J) 和田  久           (J) 
    DIABLO-GTR3 L522 JLOC  ディアブロ  GTR          1'34.517 10 170.255
19 19 300 織戸  学           (J) 福山  英朗         (J) 
    S14      SR20DET RS・Rシルビア                  1'36.285 20 167.129
20 25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J) 
    SW20        3S-G つちやMR2                      1'36.928 26 166.020
21 51 300 石原  将光         (J) 池谷  勝則         (J) 
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 1'36.973 16 165.943
22  6 300 加藤  寛規         (J) 藤田  孝博         (J) 
    SW20        3S-G ワイズダンロップBP MR-2        1'38.142  9 163.966
23 21 300 一ツ山  康         (J) 山本  健司         (J) 
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW              1'38.164 17 163.930
24  7 300 山路  慎一         (J) 松本  晴彦         (J) 
    FD3S       RE20B RE雨宮SuperG RX7               1'38.181 13 163.901
25 72 300 牧口  規雄         (J) 浅見  武           (J) 
    E36         S-14 WAKO'S BMW M3                  1'39.103 23 162.377
26910 300 袖山  誠一         (J) 砂子  智彦         (J) 
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'39.371 20 161.939
27 26 300 鈴木  恵一         (J) 新田  守男         (J) 
    964RSR       M64 タイサン スターカード RSR      1'40.309 12 160.424
28 71 300 星野  薫           (J) 城内  政樹         (J) 
    911          M64 シグマテック  911              1'40.473 14 160.162
29 27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス オロフソン       (S) 
    F355        F129 TEAM FCJ  フェラーリ           1'41.039 21 159.265
30 70 300 石橋  義三         (J) 小宮  延雄         (J) 
    993RS        M64 外車の外国屋アドバンポルシェ   1'43.436 11 155.574
31 17 300 野上  敏彦         (J) 細野  智行         (J) 
    FC3S         13B 東京科学芸術専門学校:RX7   1'43.512  8 155.460
32 91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J) 
    SW20        3S-G バーディークラブ・MR-2         1'39.457 21 161.799
33 20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J) 
    993RSR       M64 アイ・オートGABポルシェ        1'40.185 23 160.623
34 55 300 深沢  寿裕         (J) 長島  正明         (J) 
    FD3S         13B Castrol RX7                    1'40.884  4 159.510
35 16 300 関根  基司         (J) 井入  宏之         (J) 
    E36          S14 YB BMW325iクーペ               1'43.127 16 156.041
36 81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J) 
    S14      SR20DET ダイシン  シルビア             1'43.731 15 155.132
37 79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J) 
    PS13       FJ20T ナックウエストシルビア         1'44.520 22 153.961
38 11 300 石森  浩元         (J) 鈴木  錦治         (J) 
    HR31        RB25 ムラウチ  カメイスカイライン   1'45.747 22 152.175
39 28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J) 
    F355        F129 TEAM FCJ  フェラーリ           1'46.346  9 151.317
40 45 300 湯浅  毅           (J) 花井  聖明         (J) 
    PS13     CA18DET フレンド日東シーサイドシルビア 1'55.922 20 138.817
-------------------------------------------------------------------------------
   57 300 玉本  秀幸         (J) おくやま道子       (J) 
    EFOH05       F7R SiFoSpiderVerGT                 出走せず
-------------------------------------------------------------------------------
予選通過基準タイム ( 130% ) 1'55.856
*32~40位は,予選不通過者がいるため後方グリッドにて出走許可
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                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

全日本富士GTレース大会 GT 予選結果 2回目

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                          全日本富士GTレース大会                           *
*                      全日本富士GT 予選結果表 2回目                      *
* 1997.05.03    天候 : 雨         コース状況 : ウェット         SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
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 1 37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J) 
    JZA80      3S-GT カストロール・トムス・スープラ 1'40.810  7 159.627
 2 36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ ロサ      (E) 
    JZA80      3S-GT カストロール・トムス・スープラ 1'42.082  7 157.638
 3  3 500 長谷見  昌弘       (J) 田中  哲也         (J) 
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'42.541 10 156.932
 4 38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J) 
    JZA80      3S-GT カストロール・セルモ・スープラ 1'43.022  8 156.200
 5  2 500 鈴木  亜久里       (J) マルコ・アピチェラ         (I) 
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン              1'44.032  6 154.683
 6  4 500 金海  辰彦         (J) 駒  光武           (J) 
    911GT2       M64 アルファコンピューターポルシェ 1'44.705  9 153.689
 7  8 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモント        (F) 
    JZA80      3S-GT リョーワハウス  スープラ       1'44.852  7 153.473
 8556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J) 
    BCNR33  RB26DETT KURE R33                       1'46.118 11 151.643
 9 12 500 本山  哲           (J) 水野  文則         (J) 
    BCNR33  RB26DETT カルソニック  スカイライン     1'46.500 17 151.099
10 13 500 木下みつひろ       (J) 藤村  満男         (J) 
    BCNR33  RB26DETT エンドレス アドバン GTR        1'46.529  7 151.057
11 10 500 飯田  薫           (J) ラルフ・ファ-マン         (GB) 
    911GT2       M64 シャトレーゼ・ポルシェ・GT2    1'49.667 10 146.735
12910 300 袖山  誠一         (J) 砂子  智彦         (J) 
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'51.677  6 144.094
13 25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J) 
    SW20        3S-G つちやMR2                      1'51.991 13 143.690
14 21 300 一ツ山  康         (J) 山本  健司         (J) 
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW              1'52.104  4 143.545
15 18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J) 
    E-NA2       C32B avex  童夢  無限  NSX          1'52.745 13 142.729
16 19 300 織戸  学           (J) 福山  英朗         (J) 
    S14      SR20DET RS・Rシルビア                  1'54.932  8 140.013
17 27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス オロフソン       (S) 
    F355        F129 TEAM FCJ  フェラーリ           1'55.126  7 139.777
18 20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J) 
    993RSR       M64 アイ・オートGABポルシェ        1'56.638 11 137.965
19 72 300 牧口  規雄         (J) 浅見  武           (J) 
    E36         S-14 WAKO'S BMW M3                  1'58.510  8 135.786
20 79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J) 
    PS13       FJ20T ナックウエストシルビア         2'02.349 12 131.525
21 16 300 関根  基司         (J) 井入  宏之         (J) 
    E36          S14 YB BMW325iクーペ               2'05.674  7 128.046
22 11 300 石森  浩元         (J) 鈴木  錦治         (J) 
    HR31        RB25 ムラウチ  カメイスカイライン   2'06.801 11 126.908
23 81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J) 
    S14      SR20DET ダイシン  シルビア             2'06.919  7 126.790
24 91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J) 
    SW20        3S-G バーディークラブ・MR-2         2'10.010  5 123.775
25 28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J) 
    F355        F129 TEAM FCJ  フェラーリ           2'12.074  7 121.841
26 45 300 湯浅  毅           (J) 花井  聖明         (J) 
    PS13     CA18DET フレンド日東シーサイドシルビア 2'24.884 13 111.068
   39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J) 
    JZA80      3S-GT デンソーサードスープラ                   1        
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                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/3

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 2 FUJI GT RACE                                         3 May '97
   Qualify Day Report                予選日レポート             FMOTOR4版
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*97GTC第2戦富士・予選レポート
ミハエル・クルム(カストロール・トムス・スープラ)がポールを獲得
 5月3日、静岡県・富士スピードウェイで全日本GT選手権第2戦全日本富士GTレース大
会の予選が行われた。
 前日から天候は悪化の方向にあり、天気予報も午後の降水確率は70%と発表されていた
。開幕戦の鈴鹿と同様に、朝の1回目の予選で決着という展開が予想された。予選セッシ
ョン開始から10分程度で#39 影山正美が1分29秒580を叩きだしトップに立つ。その直後に
#36 ミハエル・クルムが1分28秒964とコースレコードをマークする。さらに10ラップ目に
1分28秒812をマークし、これが1回目のトップタイムとなった。開始15分ほどで#39 影山
正美も1分29秒213。開始20分後で#37 鈴木利男も1分29秒335を出し、3番手につける。
30分を経過したあたりでポツリポツリと降っていた雨は、路面を濡らすほどの降り方にな
り、300クラスの予選は我先にと飛び出したマシンのためにまるで渋滞のようなクルマの
集中となってしまった。
 予選1回目のトップは#36 カストロール・トムス・スープラ、続いて#39 デンソーサー
ドスープラ、#37 カストロール・トムス・スープラとトップ3はコースレコードをマーク
したスープラの独占。さらに4番手にも#5 5ZIGEN SUPRA、5番手にも #38 カストロール
・セルモ・スープラが入り、トップ5のグリッドはスープラによって占められた。
 GT300クラスは*19 RS・Rシルビア、*25 つちやMR2、*51 コブラポルシェ等のトップ争い
となったが、前戦でデビューウィンを飾った*19 福山英朗がトップタイムを記録した。
 2回目の予選は、あいにくの雨。#37 カストロール・トムス・スープラが1分40秒810を
マークしたにとどまった。

#36 ミハエル・クルム(カストロール・トムス・スープラ ポールポジション)
「今回から97年仕様の新型マシンになりました。このマシンは以前のに比べギアボックス
、エンジン、パフォーマンスととても良くなっています。ポールからのローリングスター
トは初めてなんで、1コーナーで飛び出してグラベルにはまらないようにしたいです(笑
)。とにかく鈴鹿では最後まで走れなかったんで、フィニッシュできるように大切に行き
たいです」

*19 福山英朗(RS☆Rシルビア GT300ポール)
「いや、今日はちょっとタコでした(笑)。36秒台は誰にでも出せるタイムですよ。それ
ほど車の仕上がりは良いです。決勝で怖いのはポルシェでしょう。あ、あとはセカンドド
ライバーがスピンしないことですね(笑いながら隣の織戸を見る)」

以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

全日本富士GTレース大会 GT 予選結果1回目

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*                                        Fuji International Speedway(4.470km) *
*                          全日本富士GTレース大会                           *
*                      全日本富士GT 予選結果表 1回目                      *
* 1997.05.03    天候 : 雨         コース状況 : ウェット         SEIKO TIMING *
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位車番クラス ドライバー  1         ドライバー  2         
    形    式         車     名                      ベストラップ 周  km/h
-------------------------------------------------------------------------------
 1 36 500 ミハエル・クルム           (D) ペドロ・デ・ラ ロサ      (E) 
    JZA80      3S-GT カストロール・トムス・スープラR1'28.812 15 181.192
 2 39 500 影山  正美         (J) 谷川  達也         (J) 
    JZA80      3S-GT デンソーサードスープラ        R1'29.213 15 180.377
 3 37 500 関谷  正徳         (J) 鈴木  利男         (J) 
    JZA80      3S-GT カストロール・トムス・スープラR1'29.335 18 180.131
 4  5 500 田嶋  栄一         (J) マ-ク・グ-セン          (B) 
    JZA80      3S-GT 5ZIGEN SUPRA                   1'29.536 11 179.727
 5 38 500 竹内  浩典         (J) 金石  勝智         (J) 
    JZA80      3S-GT カストロール・セルモ・スープラ 1'29.617 16 179.564
 6100 500 高橋  国光         (J) 飯田  章           (J) 
    E-NA2       C32B RAYBRIG NSX                    1'29.728 14 179.342
 7  3 500 長谷見  昌弘       (J) 田中  哲也         (J) 
    BCNR33  RB26DETT ユニシアジェックススカイライン 1'30.055 17 178.691
 8556 500 影山  正彦         (J) 近藤  真彦         (J) 
    BCNR33  RB26DETT KURE R33                       1'30.193 15 178.417
 9  8 500 ベルトラン・ガショ-       (F) ポ-ル・ベルモント        (F) 
    JZA80      3S-GT リョーワハウス  スープラ       1'30.229 16 178.346
10 18 500 黒澤  琢弥         (J) 山本  勝巳         (J) 
    E-NA2       C32B avex  童夢  無限  NSX          1'30.273 15 178.259
11 12 500 本山  哲           (J) 水野  文則         (J) 
    BCNR33  RB26DETT カルソニック  スカイライン     1'30.309 19 178.188
12  2 500 鈴木  亜久里       (J) マルコ・アピチェラ         (I) 
    BCNR33  RB26DETT ZEXELスカイライン              1'30.322 16 178.163
13 75 500 立川  祐路         (J) 高橋  毅           (J) 
    Z32       VH45DE NISSAN300ZX-GTS                1'30.781 11 177.262
14 13 500 木下みつひろ       (J) 菊地  靖           (J) 
    BCNR33  RB26DETT エンドレス アドバン GTR        1'31.049 16 176.740
15 10 500 飯田  薫           (J) ラルフ・ファ-マン         (GB) 
    911GT2       M64 シャトレーゼ・ポルシェ・GT2    1'31.453 18 175.959
16 30 500 山田  洋二         (J) 茂木  和男         (J) 
    911GT2       M64 綜合警備  PORSCHE              1'31.566 20 175.742
17  4 500 金海  辰彦         (J) 駒  光武           (J) 
    911GT2       M64 アルファコンピューターポルシェ 1'33.660  9 171.813
18 88 500 和田  孝夫         (J) 和田  久           (J) 
    DIABLO-GTR3 L522 JLOC  ディアブロ  GTR          1'34.517 10 170.255
19 19 300 織戸  学           (J) 福山  英朗         (J) 
    S14      SR20DET RS・Rシルビア                  1'36.285 12 167.129
20 25 300 土屋  武士         (J) 長島  正興         (J) 
    SW20        3S-G つちやMR2                      1'36.928 13 166.020
21 51 300 石原  将光         (J) 池谷  勝則         (J) 
    993RSR       M64 コブラポルシェ                 1'36.973 16 165.943
22  6 300 加藤  寛規         (J) 藤田  孝博         (J) 
    SW20        3S-G ワイズダンロップBP MR-2        1'38.142  9 163.966
23 21 300 一ツ山  康         (J) 山本  健司         (J) 
    E36          S14 ダンロップ-BP-BMW              1'38.164 13 163.930
24  7 300 山路  慎一         (J) 松本  晴彦         (J) 
    FD3S       RE20B RE雨宮SuperG RX7               1'38.181 13 163.901
25 72 300 牧口  規雄         (J) 浅見  武           (J) 
    E36         S-14 WAKO'S BMW M3                  1'39.103 15 162.377
26010 300 袖山  誠一         (J) 砂子  智彦         (J) 
    993RSR       M64 ナインテンポルシェ             1'39.371 14 161.939
27 91 300 松永  雅博         (J) 三原じゅん子       (J) 
    SW20        3S-G バーディークラブ・MR-2         1'39.457 16 161.799
28 20 300 高橋  健二         (J) 須賀  宏明         (J) 
    993RSR       M64 アイ・オートGABポルシェ        1'40.185 12 160.623
29 26 300 鈴木  恵一         (J) 新田  守男         (J) 
    964RSR       M64 タイサン スターカード RSR      1'40.309 12 160.424
30 71 300 星野  薫           (J) 城内  政樹         (J) 
    911          M64 シグマテック  911              1'40.473 14 160.162
31 55 300 深沢  寿裕         (J) 長島  正明         (J) 
    FD3S         13B Castrol RX7                    1'40.884  4 159.510
32 27 300 太田  哲也         (J) アンダ-ス オロフソン       (S) 
    F355        F129 TEAM FCJ  フェラーリ           1'41.039 14 159.265
33 16 300 関根  基司         (J) 井入  宏之         (J) 
    E36          S14 YB BMW325iクーペ               1'43.127  9 156.041
34 70 300 石橋  義三         (J) 小宮  延雄         (J) 
    993RS        M64 外車の外国屋アドバンポルシェ   1'43.436 11 155.574
35 17 300 野上  敏彦         (J) 細野  智行         (J) 
    FC3S         13B 東京科学芸術専門学校:RX7   1'43.512  8 155.460
36 81 300 大八木信行         (J) 木下  隆之         (J) 
    S14      SR20DET ダイシン  シルビア             1'43.731  8 155.132
37 79 300 杉山  正典         (J) 青柳  裕易         (J) 
    PS13       FJ20T ナックウエストシルビア         1'44.520 10 153.961
38 11 300 石森  浩元         (J) 鈴木  錦治         (J) 
    HR31        RB25 ムラウチ  カメイスカイライン   1'45.747 11 152.175
39 28 300 山崎  正弘         (J) 杉山  正巳         (J) 
    F355        F129 TEAM FCJ  フェラーリ           1'46.346  2 151.317
40 45 300 湯浅  毅           (J) 花井  聖明         (J) 
    PS13     CA18DET フレンド日東シーサイドシルビア 1'55.922  7 138.817
   57 300 玉本  秀幸         (J) おくやま道子       (J) 
    EFOH05       F7R SiFoSpiderVerGT                 出走せず       
-------------------------------------------------------------------------------
'R'マークは,コースレコードを更新しました 従来のレコードタイムは  1'29.528
-------------------------------------------------------------------------------
                    ☆☆☆ 提供 : Fuji International Speedway ☆☆☆

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/2

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
   Round 2 FUJI GT RACE                                         2 May '97
   Practice Report                練習走行レポート             FMOTOR4版
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'97GTC第2戦富士・直前テスト情報
予選はスープラvsスカイライン、そしてNSXと三つ巴対決なるか?!

 5月2日、静岡県・富士スピードウェイで全日本GT選手権第2戦全日本富士GTレー
ス大会の公開練習走行が行われた。
 午前中は晴れたものの、夕刻には天気予報通り何時降り出してもおかしくないよ
うな空模様となった。午前9時30分から第1回目の練習走行が1時間30分行われた。
10時の気温は19.2度と穏やかな陽気で、前評判通りにまず上位のタイムをマークし
たのはスープラ勢だった。トップは唯一1分29秒台をマークしたNo.39デンソースー
プラGT。2番手には、#3ユニシアジェックススカイライン、3番手にはNo.5 5ZIGEN
SUPRAが入った。
 13時から14時30分までの午後の走行は曇り。ここでは午前中のタイムの更新はな
く、ここでは今回が今年のデビュー戦になるNo.100 RAYBRIG NSXが2台のスープラ
に次いで3番手に食い込む健闘をみせた。そして、15時30分から1時間の最終セッ
ションでは、ラストアタックに近い時間にNo.36カストロール・トムス・スープラが
これまでのコースレコードの1分29秒528を非公式ながら更新する1分29秒150を
マーク! No.38カストロール・セルモ・スープラも3番手のタイムをマークしてい
る。この2台は開幕戦こそ96年仕様のマシンだったが、このレースからは97年仕様
が導入された。結局、終わって見ればトップ3はスープラという公開練習の結果と
なった。続く4番手にはNo.3ユニシアジェックススカイラインが入り、スカイライ
ンのとしての意地を見せた。そして、5番手には初登場のNo.100 RAYBRIG NSXが入
るという健闘ぶりを見せた。一方、No.18 avex童夢無限NSXは午前の走行前にエンジ
ントラブルが生じ、エンジンを載せ換えるために2回の走行をキャンセルした。ま
た、このレースがデビュー戦となるNo.88 JLOC ディアブロGTRは今日が事実上のシェ
イクダウンで、3回目の走行に1分35秒台を記録したに留まった。
 GT300クラスでは、開幕戦をデビューウィンで飾ったNo.19 RS☆Rシルビアが、2
回目の走行で1分36秒045で、ディフェンディングチャンピオンNo.26タイサンポル
シェRSRを押さえてトップタイムを記録している。


練習走行タイム                   走行:39台 天気:晴/曇り コース:ドライ
[GT500] 
Po No  マシン                          ドライバー             Time
-----------------------------------------------------------------------------
1  36  カストロール・トムス・スープラ  M.クルム/ P.デ・ラ・ロサ  1'29.150(3)
2  39  サードスープラGT                影山正美/谷川達也         1'29.560(1)
3  38  カストロール・セルモ・スープラ  竹内浩典/金石勝智         1'29.672(3)
4   3  ユニシアジェックススカイライン  長谷見昌弘/田中哲也       1'30.375(1)
5 100  RAYBRIG NSX                     高橋国光/飯田 章         1'30.571(1)
6  37  カストロール・トムス・スープラ  関谷正徳/鈴木利男         1'30.673(3)
[GT300]
   19  RS☆Rシルビア                   織戸 学/福山英朗         1'36.045(2)
   26  STPタイサンポルシェRSR          鈴木恵一/新田守男         1'36.364(2)
   51  コブラポルシェ                  石原将光/池谷勝則         1'36.722(2)
*タイムは非公式のもの。カッコ内はタイムを出したセッション
*コースレコードは1分29秒528


以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                        古屋 知幸 = QYB04322 =

全日本GT選手権

GTインサイドレポート Rd.2/1

                     ALL JAPAN GRAND TOURING CAR CHAMPIONSHIP
                       1997  GT INSIDE REPORT
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   Preview Report                 プレビューレポート            FMOTOR4版
 -------------------------------------------------------------------------
'97GTC第2戦 富士GTレース大会

連勝なるかGT-R! それともスープラの逆襲?!
ニューNSX登場!!GT戦線に波乱は起きるのか?

 予想通りに開幕戦鈴鹿は、97スープラのカストロール・トムス・スープラ(No.37)
の関谷正徳/鈴木利男組がポール、そして決勝を制したのがZEXELスカイライン(No.
2)の鈴木亜久里/E.コマス組とGT-Rとスープラが激突したレースだった。
 レース後、関谷はセッティングのミスを悔やみ、もっと速いマシンであることを
暗に訴えていた。一方、勝ったコマスはすでに96スカイラインGT-Rのアドバンテー
ジがほとんどないことをつぶやき、ニューマシンの登場を待ち望んでいる。この言
葉を額面通りに取れば、第2戦富士はスープラ有利という予想になる。さらに、ZEXEL
スカイラインのコマス、カルソニックスカイライン(No.12)の星野一義はル・マン24
時間レースの予備予選参加のために欠場し、それぞれ代打のドライバーが担当する
ことになる。このように状況としてもスープラだが、開幕戦もマイナートラブルの
多さでGT-Rに独走を許しているだけに、このあたりが勝負の綾となるのではないだ
ろうか。
 今回がデビューになる新NSXは、エンジンを無限が、シャシー製作は童夢という日
本のトップ・コンテンダーが開発に携わっている。これまでのル・マンGT2仕様の
NSXとは全く別物と言っていいだろう。特にアンダーパワーと言われていたNAエンジ
ンは、2,940ccから3,450ccにアップし、スカイラインやスープラに大きく劣ること
はないだろう。そして、空力性能が良く、ミドシップ・レイアウトというシャシー
のアドバンテージを活かしてトップに食い込むことは十分に考えられる。ドライ
バーもavex童夢無限NSXが黒澤琢弥/山本勝巳、RAYBRIG NSXは高橋国光/飯田章と
GTCやフォーミュラなどで活躍している有力ドライバーが名を連ねている。
 そして、もう1台話題のニューカマーはランボルギーニ・ディアブロGTR(No.88)
だ。昨年までのディアブロは市販車両をベースにGTマシンに改造されていたが、今
季のマシンは、GTRという名前の示すとおりランボルギーニ社が最初からル・マンや
FIA GTなどGTレースに使用することを前提に製作したものだ。その1号車がGTCに投
入されることになった。チームとしても、ドライバーに和田孝夫/和田久組という
実力のあるコンビを投入し、今年は優勝を争うと言っている。



シルビアvsMR2vsポルシェ!3ローターRX7も侮れず
話題のオープントップ、ルノースパイダー&REロードスターがデビュー

 GT300クラスは、RS☆Rシルビア(No.19)が先勝。早くも昨年のポルシェRSR中心の
展開に変化が出てきた。昨年から速さを見せていたシルビアだが、今季はターボを
搭載してトップスピードがアップ。安定感が増した。第1戦もチャンピオンのタイサ
ンスターカードRSR(No.26)とのマッチレースを制しての勝利だけに、その実力はフ
ロックでないだろう。ターボだけに優勝によるハンデ30kgを搭載しても、そう大き
な戦闘力低下にはならないだろう。
 一方、巧みに逆転のシナリオを進め、最後の最後でペナルティとガス欠で勝利を
逃してしまった間のあるタイサンスターカードRSRだが、戦闘力はシルビア、MR2に
劣るものではないことを証明した。RS☆RシルビアもつちやMR2(No.25)ともにハンデ
ウエイトを背負うだけに、この富士では雪辱を狙ってくるだろう。
 しかし、混戦のGT300では、主役がこの2台だけとは限らない。一発の速さは抜群
のものがありながら、マイナートラブルで勝利を逃してるつちやMR2にとっては、そ
ろそろその真価を発揮すべき時だろう。そして、ダークホースと言っては失礼だが、
RE雨宮SuperG RX7(No.7)は要注意な1台だ。今季は3ローターのロータリーエンジン
を投入し、そのぶっつけ本番レースとなった第1戦で、トップを走るRS☆Rシルビア
を序盤追い回したパフォーマンスは侮れない。オイル漏れというマイナートラブル
でリタイアしただけに、第2戦は万全な体制で挑むはず。
 話題のマシンとしては、オープントップのマシンが2台登場する。1台はSiFo Spider
 Ver.GT(No.57)。このマシンはルノー・スポール・スピダー(英語読み:スポーツ
・スパイダー)のフランスで行われているワンメイクレース仕様をベースに、クリ
オ・マキシのエンジンを搭載したもの。そして、もう1台はユーノス・ロードスター
のシャシーにロータリーエンジン、13Bを搭載したKAGEISEN RACINGTEAMの科芸専:
REロードスター(No.17)だ。このマシンは整備士課程の専門学校生と講師が協力して
製作したもので、新たなチャレンジなだけに応援したいところだ。また、第1戦は
準備不足でトラブルの連続ながら完走を果たしたフェラーリF355(No.27)も、今度は
もうワンランク上の走りを見せてくれるだろう。

                    Report by GTインサイドレポート班


◎予想エントリーリスト(4月28日現在)

[GT500] 18台
No. マシン                 ドライバー                    エントラント   タイヤ
----------------------------------------------------------------------------
2   ZEXELスカイライン      鈴木亜久里/M.アピチェラ     NISMO            BS
3   ユニシアジェックススカイライン       長谷見昌弘/田中哲也         ハセミ・モータースポーツ    BS
4   アルファコンピューターポルシェ      金海辰彦/駒 光武           SUZUKI BANKIN    DL
5   5ZIGEN SUPRA           田嶋栄一/M.グーセン         TEAM 5ZIGEN      DL
8   パワークラフトTRDスープラ       B.ガショー/P.ベルモンド     パワークラフト   BS
10  シャトレーゼ・ポルシェGT2       飯田 薫/R.ファーマンJr.    TEAM TMS         DL
12  カルソニックスカイライン           本山 哲/水野文則           HOSHINO RACING   BS
13  エンドレスアドバンGTR        木下みつひろ/菊地 靖       エンドレススポーツ      YH
18  avex童夢無限NSX        黒澤琢弥/山本勝巳           無限+童夢PROJECT BS
30  綜合警備 PORSCHE       山田洋二/茂木和男           TEAM TAKE ONE    BS
36  カストロール・トムス・スープラ       M.クルム/P.デ・ラ・ロサ  TOYOTA Castrol TEAM BS
37  カストロール・トムス・スープラ       関谷正徳/鈴木利男        TOYOTA Castrol TEAM BS
38  カストロール・セルモ・スープラ       竹内浩典/金石勝智        TOYOTA Castrol TEAM BS
39  デンソースープラGT     影山正美/谷川達也          TOYOTA TEAM SARD  BS
75  NISSAN 300ZX-GTS       立川祐路/高橋 毅           Team Le Man      YH
88  JLOC ディアブロGTR     和田孝夫/和田 久           JALOC CORSA      YH
100 RAYBRIG NSX            高橋国光/飯田 章      チーム国光with MOONCRAFT BS
556 KURE R33               影山正彦/近藤真彦           NISMO            BS

[GT300] 23台
6   ワイズダンロップBP MR-2     加藤寛規/藤田孝博           KRAFT            DL
7   RE雨宮SuperG RX7       山路慎一/松本晴彦           RE雨宮レーシング     DL
11  ムラウチ カメイ スカイライン        石森浩元/鈴木錦治           Mファクトリーレーシング    BS
16  YB BMW 318iクーペ      関根基司/井入宏之           Team Power Magic YH
17  東京科芸専:REロードスター   野上敏彦/輿水敏明      KAGEISEN RACING TEAM DL
19  RS☆Rシルビア          織戸 学/福山英朗      RS-Rレーシングwith BANDOH YH
20  アイ・オート GAB ポルシェ       高橋健二/須賀宏明           アイ・オートレーシングチーム  YH
21  ダンロップ-BP-BMW      一ツ山康/木下隆之         HITOTSUYAMA RACING DL
25  つちやMR2              土屋武士/長嶋正興           土屋エンジニアリング   YH
26  タイサンスターカードRSR         鈴木恵一/新田守男           TEAM TAISAN Jr.  YH
27  TEAM FCJ フェラーリ    太田哲也/A.オロフソン  TEAM FERRARI CULB of JAPAN YH
28  TEAM FCJ フェラーリ    山崎正弘/杉山正巳 TEAM FERRARI CULB of JAPAN YH
45  フレンド日東シーサイドシルビア   湯浅 毅/花井聖明           SIGNAL           YH
51  コブラポルシェ         石原将光/池谷勝則           コブラレーシングチーム    YH
55  Castrol RX7            深沢寿裕/長島正明      SPORTS FACTRY RACING  YH
57  SiFo Spider Ver.GT     玉本秀幸/おくやま道子       ecurie SiFo      YH
70  外車の外国屋アドバンポルシェ 石橋義三/小宮延雄          チーム外国屋     YH
71  シグマテック911        星野 薫/城内政樹          シグマテックレーシングチーム  DL
72  WAKO'S BMW M3          牧口規雄/浅見 武           牧口エンジニアリング   YH
79  ナックウエストシルビア 杉山正則/青柳裕易            NAC WEST         DL
81  ダイシンシルビア       大八木信行/萬雲恒明         TEAM DAISHIN     BS
91  バーディークラブ・MR-2       松永雅博/三原じゅん子       ファーストレーシングチーム   YH
910 ナインテンポルシェ     袖山誠一/見崎清志           910 RACING       DL

*このエントリーリストはGTインサイドレポート班の取材により作成
  されたものです。公式発表ではありませんので、ご注意ください。
*他のホームページやメディアへの無断転載はご遠慮ください。
 マスメディアの方へは別途資料がございますので、古屋までメール
 でご連絡ください。


◎第2戦富士チケット購入のご案内

 各種前売り券、好評発売中!!
 下記のプレイガイドまたは販売店でお求めください

【入場料金】
決勝前売り券 ●大人:5,250円●ペア:9,450円
決勝当日券  ●大人:6,000円●中小学生:無料
予選日当日券 ●大人:3,000円●中小学生:無料
パドックパス ●前売:15,000円(入場料込)●当日:10,000円(2日有効/入場料別)
駐車料金   ●4輪:1,000円●2輪:500円(当日のみ有効)

【チケット発売所】
チケットぴあ(03-5237-9999)/チケットセゾン(03-5990-9999)/
CNプレイガイド(03-5802-9999)/ローソン(関東地区)/
レーシングチケットセンター/赤木屋プレイガイド/丸井チケットぴあ/
神奈川交通営業所/富士スピードウエイ/Mr.クラフト(東京・恵比寿)/
NISMO(東京・大森)/IMPAL(東京・三鷹)/TOM'S(御殿場)他
*一部で取り扱っていないチケットもあります。

【お問い合わせ】
チケットインフォメーションダイアル(TEL:03-3409-2365/平日10:00-17:00)まで。


◎タイムスケジュール
 5月2日(金)練習走行日
  GT練習走行1回目         9:30~11:00
  GT練習走行2回目         13:00~14:30
  GT練習走行3回目         15:30~16:30

 5月3日(土)予選日
  F100カート予選           8:20~ 8:40
  ザウルスRd.2予選         9:00~ 9:20
  F-TOYOTA Rd.2            9:40~10:00
 ☆GT予選1回目           10:20~11:20
  F100カート決勝          11:53~12:10 (6Laps)
  *ザウルスRd.1決勝       12:48~13:05 (10Laps)
  *F-TOYOTA Rd.1          13:38~14:05 (15Laps)
 ☆GT予選2回目           14:20~15:20
  スーパーカート予選      15:40~16:00
                       *:4/6の順延レース

 5月4日(日)決勝日
 ☆GTフリー走行           8:30~ 9:00
  スーパーカート決勝       9:25~ 9:40 (6Laps)
  ザウルスRd.2決勝        10:15~10:40 (10Laps)
 ☆ピットウォーク          10:50~11:40
  F-TOYOTA Rd.2決勝       12:10~12:40 (15Laps)
 ☆GTウォームアップ      13:10~13:25
 ☆GT決勝レース          13:40~15:40 (67Laps)


◎テレビ放送
 5月10日(土)16:00~17:15
 テレビ東京系全国6局ネット
 テレビ東京/テレビ大阪/テレビ愛知/テレビ北海道/テレビせとうち/
 ティーエックスエヌ九州


以上
                       GTアソシエイション事務局
                         GTインサイドレポート班
                         古屋 知幸 = QYB04322 =

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