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2023年11月

SUPER GT

第8戦もてぎ公式練習 3号車Niterra MOTUL Zがトップタイム 逆転タイトルに向けて好発進

公式練習:GT500クラストップタイムはNiterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)

公式練習:GT300クラストップタイムはmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)

 2023オートバックス スーパーGT第8戦「もてぎGT300kmレース グランドファイナル」の公式練習が11月4日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、GT500クラスは3号車Niterra MOTUL Z(千代勝正/高星明誠)がトップタイム。GT300クラスは2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)がトップタイムを記録した。

 公式練習は午前9時25分より混走85分間、専有走行各10分間で行われた。天候は曇り。路面にはまだ濡れた箇所が残っているが、ドライタイヤで支障なく走れる状況だ。開始時の気温は15℃、路面温度は18℃だ。

 序盤トップに立ったのは松下信治(Astemo NSX-GT)で1分37秒224。牧野任祐(STANLEY NSX-GT)が1分38秒417で2番手、3番手に野尻智紀(ARTA MUGEN NSX-GT)が1分38秒582で続き、ホンダ勢が1-2-3の状況。ホンダは来季からシビックTypeRをベース車両にすることを既に明らかにしており、HONDA NSX-GTはこのレースを最後にGT500を去ることになる。

 走行開始から35分が経過した時点でフルコースイエローが宣言されたが、これは最終コーナーのポールがコース上に落ちているためで、これを回収したのち、すぐにコースはオールグリーンとなった。

 この時点での順位は17号車、23号車、8号車、16号車の順。23クインタレッリが自身の6周目に1分37秒475を記録。8野尻も10周目に1分37秒997までタイムを縮めている。

 開始から40分が経過したところで3千代が1分37秒444で2番手に浮上。トップは依然として17号車で、順位は17-3-23-8-16だ。

 開始から1時間が経過。気温は21℃、路面温度は25℃に上昇。順位は17号車、3号車、23号車、24号車、8号車、16号車の順となり、24号車が4番手に上がってきている。スープラ勢では14号車の8番手が最上位。タイムは1分38秒143だ。

 混走のこり15分になったところで16号車ARTA MUGEN NSX-GT(福住仁嶺/大津弘樹)が1分37秒726で4番手に浮上。トップは依然として17号車で、以下3号車、23号車、16号車、24号車、8号車、1号車、14号車の順で混走は終了した。

 専有走行が始まると、残り2分を切ったところでタイムアタックに入った高星明誠(Niterra MOTUL Z)がいきなり1分36秒577を叩き出してトップに浮上してきた。続いて坪井翔(au TOM'S GR Supra)が1分37秒194で2番手。松田次生(MOTUL AUTECH Z)が1分37秒207で3番手に入ったところでチェッカー。

 しかし最後の最後に塚越広大(Astemo NSX-GT)が1分37秒186で2番手に食い込んだため、3号車がトップ、17号車が2番手、そして36号車が3番手で公式練習は終了した。

公式練習:GT500クラス2位はAstemo NSX-GT(塚越広大/松下信治)

公式練習:GT500クラス3位はau TOM\'S GR Supra(坪井翔/宮田莉朋)

 GT300クラスは混走の序盤で1分46秒635を記録した2号車muta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)がトップに立ち、88号車JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)が2番手、ポイントリーダーの52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)は走行開始から1時間が経過したところで1分47秒118を記録して3番手に。その後は専有走行に入っても上位陣のタイムが変わらなかったため、トップが2号車、2番手が88号車、3番手に52号車のまま公式練習は終了。午後の予選に臨むこととなった。

公式練習:GT300クラス2位はJLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)

公式練習:GT300クラス3位は埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦、第14戦もてぎ公式予選上位3人のコメント 小林利徠斗「最終戦だからではなく、まずこのもてぎ大会を上手にやり切りたい」

第13戦、第14戦ポールポジション、小林利徠斗(TGR-DC Racing School)

 「霧上がりで路面も湿っていたので、タイヤのウォームアップに集中して走りました。そのおかげで序盤はタイムが出ていたんですが、いいペースで走っていたら前に追いついてしまい、クリアラップが取れなくなりました。それで一度間隔をあけてからアタックし直すことにしました」

 「30分の予選はやったことがなかったので、どうしようかなと思いましたが、いろんな走り方を試すことができたので、結果的には良かったなと思います。20分だと一回赤旗が出るともうアタックのチャンスがなくなっちゃいますから、仕切り直せると思うと逆に気が楽でしたね」

「グループ分けしないほうが面白いな、とは思いますが、クリアラップが取りにくいので、一長一短はあるなあと思います」

 「レースはレースで違った難しさがあるし、克服すべき点が多くあるので、最終戦だからではなく、このもてぎ大会で上手にレースをして、成長できるように頑張ります」

第13戦予選2位 中村仁(TGR-DC Racing School)

 「不完全燃焼な予選ではありましたね。最後の、一番路面が出来上がったところを狙ってアタックしようと思っていたのに、そこをうまく決められませんでした。悔しいです」

 「初めの位置取りでスペースを作っても、その先でどうなるかわからないので、突っ走るわけにもいかないと思い、トラフィックと路面の様子を伺いながら走っていました。自分のドライビングを後半に合わせていくことができたので、そこは良かったんですが」

「今日は2番手、明日は4番手で、もちろんチャンピオンは狙っていますが、そこを気にしすぎても良くないんで、まずは落ち着いてレースすることを心がけて、着実に進めていこうと思います」

第13戦予選3位、第14戦予選2位 平安山良馬(Buzz Racing)

 「今日は30分1グループの走行になりましたが、最初の方は路面が濡れていたので、走れば走っただけタイムが出せると思ったので、落ち着いて普通に走っていたらそこそこいいタイムが出ました」

 「最初は焦らず、止まらないようにゆっくり走って、そこからペースを上げていきました。それで最後にタイムを出そうと。そこはうまくいきましたね。トラフィックには結構引っかかりましたが、あれだけの台数が走るんだし、条件はみんな一緒だから仕方ないですよね」

 「この順位が今の実力なんだなと、そこは受け止めて決勝を頑張りたいです。クルマは昨日の走り出しでは良くなかったんですけど、専有走行の終わりの方でいいセットを見つけることができました。そのセットで予選を走ってみたらいい結果が出ました。決勝もうまくいきそうなので頑張りたいです。目指すは優勝です」

第14戦予選3位 大宮賢人(PONOS RACING)

 「急遽全車出走になったので、場所取りが難しかったんですが、チームの方々にいいマシンを作ってもらったので、なんとか3番手タイムを出すことができて良かったです。今までも場所取りで苦労してきましたが、この結果には満足しています」

 「路面は最初後半部分が濡れていたんですが、走るにつれてコンディションが良くなってきて、それにつれてタイムも上がってきました」

 「決勝は2戦とも表彰台を目指して頑張ります」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER GT

第8戦もてぎノックアウトQ2結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
13千代 勝正Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'35.539--180.906
217松下 信治Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'35.931 0.392 0.392180.167
336坪井 翔au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'36.214 0.675 0.283179.637
424佐々木 大樹リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'36.335 0.796 0.121179.411
523ロニー・クインタレッリMOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'36.362 0.823 0.027179.361
6100木村 偉織STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'36.721 1.182 0.359178.695
764伊沢 拓也Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'36.879 1.340 0.158178.404
814大嶋 和也ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'36.895 1.356 0.016178.375

■GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Knock Out Q2 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
12堤 優威muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'45.633--163.619
288小暮 卓史JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'45.785 0.152 0.152163.384
365蒲生 尚弥LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'45.787 0.154 0.002163.381
461山内 英輝SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'45.940 0.307 0.153163.145
518小出 峻UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'46.052 0.419 0.112162.973
631小高 一斗apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'46.098 0.465 0.046162.902
752川合 孝汰埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'46.125 0.492 0.027162.861
87ブルーノ・スペングラーStudie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1'46.162 0.529 0.037162.804
996新田 守男K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'46.221 0.588 0.059162.714
104片岡 龍也グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'46.270 0.637 0.049162.639
1187松浦 孝亮Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'46.334 0.701 0.064162.541
1260吉本 大樹Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'46.530 0.897 0.196162.242
136ロベルト・メルヒ・ムンタンDOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'46.845 1.212 0.315161.763
1411富田 竜一郎GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'46.893 1.260 0.048161.691
1550古谷 悠河ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'46.973 1.340 0.080161.570
1620清水 英志郎シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'47.978 2.345 1.005160.066

SUPER GT

第8戦もてぎノックアウトQ1結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Knock Out Q1 Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
13高星 明誠Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'35.929--180.171
214山下 健太ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'36.156 0.227 0.227179.745
3100牧野 任祐STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'36.225 0.296 0.069179.617
424平手 晃平リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'36.382 0.453 0.157179.324
536宮田 莉朋au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'36.440 0.511 0.058179.216
623松田 次生MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'36.482 0.553 0.042179.138
717塚越 広大Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'36.547 0.618 0.065179.017
864太田 格之進Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'36.609 0.680 0.062178.903
---- 以上Q2進出 ----
916大津 弘樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'36.614 0.685 0.005178.893
101平峰 一貴MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'36.637 0.708 0.023178.851
118大湯 都史樹ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'36.696 0.767 0.059178.742
1238石浦 宏明ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'36.756 0.827 0.060178.631
1337笹原 右京Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'36.829 0.900 0.073178.496
1419国本 雄資WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'37.344 1.415 0.515177.552
1539関口 雄飛DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'37.904 1.975 0.560176.536

■GT300クラス(グループA)

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Knock Out Q1 Gr.A Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
188元嶋 佑弥JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'46.435--162.386
265篠原 拓朗LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'46.610 0.175 0.175162.120
352吉田 広樹埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'46.676 0.241 0.066162.020
431根本 悠生apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'46.823 0.388 0.147161.797
560河野 駿佑Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'47.009 0.574 0.186161.515
661井口 卓人SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'47.303 0.868 0.294161.073
750イゴール・オオムラ・フラガANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'47.479 1.044 0.176160.809
820平中 克幸シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'47.500 1.065 0.021160.778
---- 以上Q2進出 ----
910大草 りきPONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'47.698 1.263 0.198160.482
109阪口 良平PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'47.903 1.468 0.205160.177
11360青木 孝行RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'48.758 2.323 0.855158.918
1256ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラリアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'48.885 2.450 0.127158.733
1322和田 久アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'49.297 2.862 0.412158.134

■GT300クラス(グループB)

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Knock Out Q1 Gr.B Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
12平良 響muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'46.130--162.853
218小林 崇志UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'46.303 0.173 0.173162.588
396高木 真一K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'46.444 0.314 0.141162.373
47荒 聖治Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1'46.446 0.316 0.002162.370
56片山 義章DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'46.866 0.736 0.420161.732
687坂口 夏月Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'46.992 0.862 0.126161.541
74谷口 信輝グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'47.257 1.127 0.265161.142
811石川 京侍GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'47.365 1.235 0.108160.980
---- 以上Q2進出 ----
927伊東 黎明Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH1'47.610 1.480 0.245160.613
105松井 孝允マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'47.715 1.585 0.105160.457
1130織戸 学apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'47.883 1.753 0.168160.207
1248田中 優暉植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'50.609 4.479 2.726156.259

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦もてぎ決勝結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Final Race Weather:Fine Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Team
LapTimeBehindGap
135中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1330'35.317--
236小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1330'35.812 0.495 0.495
388荒川 鱗Dr. Dry F110
Dr. Dry
1330'36.643 1.326 0.831
431平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1330'37.876 2.559 1.233
581卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1330'40.390 5.073 2.514
645大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1330'40.815 5.498 0.425
714田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1330'41.395 6.078 0.580
897奥住 慈英BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1330'41.993 6.676 0.598
962佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1330'42.369 7.052 0.376
105三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1330'42.463 7.146 0.094
117森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1330'42.749 7.432 0.286
1238奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1330'43.406 8.089 0.657
1380野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1330'44.130 8.813 0.724
1428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1330'45.079 9.762 0.949
1534清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
1330'46.58311.266 1.504
1616西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1330'47.58412.267 1.001
1787下野 璃央Dr. Dry F110
Dr. Dry
1330'47.74812.431 0.164
1846徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
1330'48.00512.688 0.257
1963IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1330'49.00213.685 0.997
2098三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1330'49.13113.814 0.129
218半田 昌宗SD-STYLE F110
Spread
1330'49.46014.143 0.329
2210IC2植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
1330'53.83618.519 4.376
2396IC3齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
1330'54.10318.786 0.267
2413IC4藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
1330'55.41320.096 1.310
2530IC5DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
1330'55.93420.617 0.521
2678小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
1330'56.03520.718 0.101
2726IC6山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
1330'57.00821.691 0.973
284IC7佐々木 祐一仙台DayDream with Rikou
DAYDREAM RACING
1330'57.22721.910 0.219
2971IC8大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
1330'58.19522.878 0.968
3086IC9大阪 八郎Dr. Dry F110
Dr. Dry
1330'59.70124.384 1.506
3111IC10中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
1331'00.07824.761 0.377
32*2IC11仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
1331'01.45026.133 1.372
3323IC12YUGOS2R Racing
N-SPEED
1331'12.15136.83410.701
34*22藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1331'25.61250.29513.461
---- 以上規定周回数(90% - 11 Laps)完走 ----
-12洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1024'41.5553Laps3Laps
-6野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
921'19.5994Laps1Lap
-44IC-SYUJIB-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
717'40.4956Laps2Laps
-*37佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
0-13Laps7Laps
-77小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
0-13Laps-
-55IC-KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
0-13Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 36 小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4) 1'58.885 (7/13) 145.381 km/h
  • CarNo. 2は、附則H項2.10.13(SC中の車間距離)違反により、競技結果に対して10秒加算のペナルティーを科した。
  • CarNo. 37は、FIA-F4 SpR.15.1.1(衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科したが、リタイヤのため執行を留保。
  • CarNo. 22は、FIA-F4 SpR.15.1.1(衝突行為)により、競技結果に対して40秒加算のペナルティーを科した。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦、第14戦もてぎ公式予選 小林利徠斗がダブルポールで王座獲得へ大きく前進

第13戦、第14戦ともポールポジションの小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)

 2023年FIA-F4選手権シリーズ第13戦、第14戦の公式予選が11月4日、栃木県茂木町のモビリティリゾートもてぎで行われ、小林利徠斗(TGR-DC RSトムススピリットF4)がダブルポールを獲得した。

 公式予選は当初午前8時からA組の走行が始まる予定だったが、コースには早朝から濃い霧が立ち込めていたため、レースコントロールからはウェット宣言が出され、予選開始時刻は午前8時30分に順延。さらに今回は組み分けなしで全車が30分間の走行を行ってグリッドを争うことになった。

 まずは小林が2分03秒404でトップに。計測2周目には2分01秒666までタイムを縮めてきた。2番手には 森山冬星(HFDP RACING TEAM)が2分01秒755で続く。

 計測3周目に入ると大宮賢人(PONOS F110)が2分00秒737を記録。これを荒川鱗(Dr. Dry F110)が2分00秒532で上回ってトップに立つ。2番手には平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)が2分00秒716で続く。

 小林も計測4周目に2分00秒320を記録するが、すぐに大宮が1分59秒943でトップに。森山も2分00秒452までタイムを縮めて3番手。

 計測5周目には卜部和久(BJ Racing F110)が1分59秒530を記録してトップに浮上。小林も1分59秒599までタイムを縮めるが、荒川が1分59秒541で2番手に割って入る。

 さらに荒川は計測6周目に1分59秒444でトップに立つと、計測8周目には1分59秒333までタイムを縮める。平安山も1分59秒380までタイムを縮めて2番手につけるが、ここで中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)が計測9周目に1分59秒306を叩き出して一気にトップに躍り出た。すかさず卜部が1分59秒303で中村を上回る。3番手の平安山に続いて野村勇斗(HFDP RACING TEAM)が4番手に浮上してきた。

 しかし残り時間が8分を切ったところで小林が1分59秒070を叩き出し、ここでトップに立つ。2番手は荒川で1分59秒174だ。

 小林は次の周でも1分59秒060までタイムを縮めるが、荒川が1分58秒970を叩き出してトップを奪い返した。

 すかさず小林も1分58秒734で再びトップに。3番手には1分58秒970と荒川と同タイムを記録した大宮が浮上してきた。

 さらに残り時間が3分を切ったところで中村が1分58秒772を記録して2番手に食い込んできたところでチェッカー。 小林利徠斗がベスト、セカンドともにトップで2戦連続のポールポジションを獲得。第13戦は中村仁が2番手、平安山良馬が3番手からのスタート。明日の第14戦は2番手に平安山、大宮賢人が3番手から決勝に臨む。

 第13戦決勝は4日午後1時10分より、第14戦決勝は5日の午前8時15分より、いずれも13周で行われる。

第13戦予選2位、第14戦予選4位の中村仁(TGR-DC RSトムススピリットF4)

第13戦予選3位、第14戦予選2位の平安山良馬(ATEAM Buzz Racing)

第13戦予選5位、第14戦予選3位の大宮賢人(PONOS F110)

Text: Kazuhisa SUEHIRO
Photo: Katsuhiko KOBAYASHI

SUPER GT

第8戦もてぎ公式練習結果

■GT500クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT500 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
13千代 勝正
高星 明誠
Niterra MOTUL Z
NISSAN Z GT500
NDDP RACING
MI1'36.577--178.962
217塚越 広大
松下 信治
Astemo NSX-GT
Honda NSX-GT
Astemo REAL RACING
BS1'37.186 0.609 0.609177.840
336坪井 翔
宮田 莉朋
au TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM au TOM'S
BS1'37.194 0.617 0.008177.826
423松田 次生
ロニー・クインタレッリ
MOTUL AUTECH Z
NISSAN Z GT500
NISMO
MI1'37.207 0.630 0.013177.802
516福住 仁嶺
大津 弘樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'37.253 0.676 0.046177.718
61平峰 一貴
ベルトラン・バゲット
MARELLI IMPUL Z
NISSAN Z GT500
TEAM IMPUL
BS1'37.287 0.710 0.034177.656
78野尻 智紀
大湯 都史樹
ARTA MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT
ARTA
BS1'37.388 0.811 0.101177.472
8100牧野 任祐
木村 偉織
STANLEY NSX-GT
Honda NSX-GT
TEAM KUNIMITSU
BS1'37.399 0.822 0.011177.452
924佐々木 大樹
平手 晃平
リアライズコーポレーションADVAN Z
NISSAN Z GT500
KONDO RACING
YH1'37.417 0.840 0.018177.419
1064伊沢 拓也
太田 格之進
Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT
Modulo Nakajima Racing
DL1'37.795 1.218 0.378176.733
1139関口 雄飛
中山 雄一
DENSO KOBELCO SARD GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM SARD
BS1'38.023 1.446 0.228176.322
1237笹原 右京
ジュリアーノ・アレジ
Deloitte TOM'S GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM Deloitte TOM'S
BS1'38.059 1.482 0.036176.257
1314大嶋 和也
山下 健太
ENEOS X PRIME GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ENEOS ROOKIE
BS1'38.138 1.561 0.079176.115
1438立川 祐路
石浦 宏明
ZENT CERUMO GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM ZENT CERUMO
BS1'38.207 1.630 0.069175.992
1519国本 雄資
阪口 晴南
WedsSport ADVAN GR Supra
TOYOTA GR Supra GT500
TGR TEAM WedsSport BANDOH
YH1'38.796 2.219 0.589174.942

■GT300クラス

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Official Practice Weather:Fine Course:Dry
2023 AUTOBACS SUPER GT Round 8 GT300 class モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosNoDriverCar
Maker Model
Team
TireTimeBehindGapkm/h
12堤 優威
平良 響
muta Racing GR86 GT
TOYOTA GR86
muta Racing INGING
BS1'46.635--162.082
288小暮 卓史
元嶋 佑弥
JLOCランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3 EVO2
JLOC
YH1'46.888 0.253 0.253161.698
352吉田 広樹
川合 孝汰
埼玉トヨペットGB GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
埼玉トヨペット Green Brave
BS1'47.118 0.483 0.230161.351
465蒲生 尚弥
篠原 拓朗
LEON PYRAMID AMG
Mercedes AMG GT3
K2 R&D LEON RACING
BS1'47.184 0.549 0.066161.252
587松浦 孝亮
坂口 夏月
Bamboo AirwaysランボルギーニGT3
Lamborghini HARUCAN GT3
JLOC
YH1'47.238 0.603 0.054161.170
66片山 義章
ロベルト・メルヒ・ムンタン
DOBOT Audi R8 LMS
Audi R8 LMS
Team LeMans
YH1'47.344 0.709 0.106161.011
761井口 卓人
山内 英輝
SUBARU BRZ R&D SPORT
SUBARU BRZ GT300
R&D SPORT
DL1'47.456 0.821 0.112160.844
860吉本 大樹
河野 駿佑
Syntium LMcorsa GR Supra GT
TOYOTA GR Supra
LM corsa
DL1'47.590 0.955 0.134160.643
931小高 一斗
根本 悠生
apr LC500h GT
TOYOTA LEXUS LC500h
apr
BS1'47.591 0.956 0.001160.642
1027岩澤 優吾
伊東 黎明
Yogibo NSX GT3
Honda NSX GT3
Yogibo Racing
YH1'47.672 1.037 0.081160.521
1196新田 守男
高木 真一
K-tunes RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
K-tunes Racing
DL1'47.697 1.062 0.025160.484
124谷口 信輝
片岡 龍也
グッドスマイル初音ミクAMG
Mercedes AMG GT3
GOODSMILE RACING & TeamUKYO
YH1'47.724 1.089 0.027160.443
1320平中 克幸
清水 英志郎
シェイドレーシングGR86 GT
TOYOTA GR86
SHADE RACING
DL1'47.775 1.140 0.051160.367
147荒 聖治
ブルーノ・スペングラー
Studie BMW M4
BMW M4 GT3
BMW M Team Studie × CRS
MI1'47.830 1.195 0.055160.286
1511富田 竜一郎
石川 京侍
GAINER TANAX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'47.873 1.238 0.043160.222
1610安田 裕信
大草 りき
PONOS GAINER GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
GAINER
DL1'47.969 1.334 0.096160.079
1718小林 崇志
小出 峻
UPGARAGE NSX GT3
Honda NSX GT3
TEAM UPGARAGE
YH1'47.993 1.358 0.024160.044
1850イゴール・オオムラ・フラガ
古谷 悠河
ANEST IWATA Racing RC F GT3
TOYOTA LEXUS RC F GT3
ANEST IWATA Racing with Arnage
YH1'48.086 1.451 0.093159.906
1956ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
名取 鉄平
リアライズ 日産メカニックチャレンジGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
KONDO RACING
YH1'48.092 1.457 0.006159.897
209阪口 良平
リアン・ジャトン
PACIFICぶいすぽっNAC AMG
Mercedes AMG GT3
PACIFIC RACING TEAM
YH1'48.528 1.893 0.436159.255
2130永井 宏明
織戸 学
apr GR86 GT
TOYOTA GR86
apr
YH1'48.832 2.197 0.304158.810
22360青木 孝行
柴田 優作
RUNUP RIVAUX GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
TOMEI SPORTS
YH1'49.522 2.887 0.690157.809
235冨林 勇佑
松井 孝允
マッハ車検エアバスターMC86マッハ号
TOYOTA 86 MC
TEAM MACH
YH1'49.662 3.027 0.140157.608
2422和田 久
城内 政樹
アールキューズAMG GT3
Mercedes AMG GT3
R'Qs MOTOR SPORTS
YH1'49.880 3.245 0.218157.295
2548井田 太陽
田中 優暉
植毛ケーズフロンティアGT-R
NISSAN GT-R NISMO GT3
NILZZ Racing
YH1'51.295 4.660 1.415155.295

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第14戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 14 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'58.954--145.297
231平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'58.964 0.010 0.010145.284
345大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1'58.970 0.016 0.006145.277
435中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'58.971 0.017 0.001145.276
588荒川 鱗Dr. Dry F110
Dr. Dry
1'59.083 0.129 0.112145.139
681卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'59.116 0.162 0.033145.099
797奥住 慈英BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'59.189 0.235 0.073145.010
86野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'59.197 0.243 0.008145.000
962佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'59.339 0.385 0.142144.828
1022藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1'59.361 0.407 0.022144.801
117森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'59.414 0.460 0.053144.737
1238奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'59.640 0.686 0.226144.463
1314田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1'59.663 0.709 0.023144.436
1428中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1'59.670 0.716 0.007144.427
155三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'59.721 0.767 0.051144.366
1612洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1'59.752 0.798 0.031144.328
1777小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1'59.793 0.839 0.041144.279
1837佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'59.893 0.939 0.100144.159
1980野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
2'00.092 1.138 0.199143.920
2016西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'00.096 1.142 0.004143.915
2134清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
2'00.172 1.218 0.076143.824
2263IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'00.252 1.298 0.080143.728
2398三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
2'00.349 1.395 0.097143.612
24*87下野 璃央Dr. Dry F110
Dr. Dry
2'00.372 1.418 0.023143.585
2546徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
2'00.480 1.526 0.108143.456
268半田 昌宗SD-STYLE F110
Spread
2'00.556 1.602 0.076143.366
272IC2仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
2'00.685 1.731 0.129143.212
2813IC3藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
2'00.733 1.779 0.048143.156
2910IC4植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
2'00.904 1.950 0.171142.953
3055IC5KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
2'01.025 2.071 0.121142.810
31*96IC6齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
2'01.068 2.114 0.043142.759
3230IC7DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
2'01.239 2.285 0.171142.558
3378小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
2'01.299 2.345 0.060142.488
3486IC8大阪 八郎Dr. Dry F110
Dr. Dry
2'01.741 2.787 0.442141.970
3526IC9山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'01.830 2.876 0.089141.867
3611IC10中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
2'02.319 3.365 0.489141.299
3744IC11SYUJIB-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
2'02.703 3.749 0.384140.857
3871IC12大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
2'02.723 3.769 0.020140.834
394IC13佐々木 祐一仙台DayDream with Rikou
DAYDREAM RACING
2'02.907 3.953 0.184140.623
4023IC14YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'08.439 9.485 5.532134.567
---- 以上基準タイム(110% - 2'10.858)予選通過 ----
  • CarNo. 96は、FIA-F4 SpR.19.2(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
  • CarNo. 87は、FIA-F4 SpR.27.8(黄旗区間通過)により、当該ラップタイムを不採用とした。

F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP (FIA-F4)

第13戦もてぎ公式予選結果

MOTEGI GT 300km RACE GRAND FINAL -RIJ- (2023/11/04) Qualifying Weather:Cloudy Course:Dry
2023 F4 JAPANESE CHAMPIONSHIP Round 13 モビリティリゾートもてぎ 4.801km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Team
TimeBehindGapkm/h
136小林 利徠斗TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'58.734--145.566
235中村 仁TGR-DC RSトムススピリットF4
TGR-DC Racing School
1'58.772 0.038 0.038145.519
331平安山 良馬ATEAM Buzz Racing
Buzz Racing
1'58.912 0.178 0.140145.348
46野村 勇斗HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'58.943 0.209 0.031145.310
545大宮 賢人PONOS F110
PONOS RACING
1'58.947 0.213 0.004145.305
688荒川 鱗Dr. Dry F110
Dr. Dry
1'58.970 0.236 0.023145.277
781卜部 和久BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'58.996 0.262 0.026145.245
897奥住 慈英BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'59.040 0.306 0.044145.192
922藤原 優汰藤原オートAKILAND F110
AKILAND RACING
1'59.210 0.476 0.170144.984
1014田上 蒼竜ガレージENZO ZAP F110
ZAP SPEED
1'59.255 0.521 0.045144.930
1162佐藤 樹HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
1'59.324 0.590 0.069144.846
127森山 冬星HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'59.351 0.617 0.027144.813
1338奥本 隼士TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'59.381 0.647 0.030144.777
145三井 優介HFDP RACING TEAM
Hondaフォーミュラ・ドリーム・プロジェクト
1'59.520 0.786 0.139144.608
1528中村 賢明トムスフォーミュラカレッジ F110
TOM'S YOUTH
1'59.564 0.830 0.044144.555
1698三島 優輝BJ Racing F110
Bionic Jack Racing
1'59.624 0.890 0.060144.483
1712洞地 遼⼤HIROTEX AKILAND F110
AKILAND RACING
1'59.628 0.894 0.004144.478
1837佐野 雄城TGR-DC RSフィールドF4
TGR-DC Racing School
1'59.694 0.960 0.066144.398
1977小松 響WARMTECH Skill Speed
スキルスピード
1'59.777 1.043 0.083144.298
2016西村 和真Media Do YBS影山F110
Media Do Kageyama Racing
1'59.845 1.111 0.068144.216
2180野澤 勇翔OTG DL F4 CHALLENG
OTG MOTORSPORTS
1'59.866 1.132 0.021144.191
2234清水 啓伸Drago CORSE F110
Drago CORSE
2'00.071 1.337 0.205143.945
2363IC1鳥羽 豊HELM MOTORSPORTS F110
HELM MOTORSPORTS
2'00.114 1.380 0.043143.893
242IC2仲尾 恵史TCS AKILAND F110
AKILAND RACING
2'00.171 1.437 0.057143.825
25*87下野 璃央Dr. Dry F110
Dr. Dry
2'00.194 1.460 0.023143.798
2646徳升 広平フジタ薬局アポロ電工M.T
フジタ薬局レーシング
2'00.411 1.677 0.217143.538
278半田 昌宗SD-STYLE F110
Spread
2'00.478 1.744 0.067143.459
2813IC3藤原 誠B-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
2'00.579 1.845 0.101143.338
2910IC4植田 正幸アキランドwith Rn-sports
AKILAND RACING
2'00.654 1.920 0.075143.249
30*96IC5齋藤 真紀雄CSマーケティングAKILAND F110
AKILAND RACING
2'00.711 1.977 0.057143.182
3178小野 陽平Reversal Spirit
スキルスピード
2'00.880 2.146 0.169142.981
3255IC6KENTAROBaum Field F4
フィールドモータースポーツ
2'00.947 2.213 0.067142.902
3330IC7DRAGONB-MAX TEAM DRAGON
B-MAX RACING TEAM
2'01.229 2.495 0.282142.570
3426IC8山崎 令二郎Media Do影山F110
Media Do Kageyama Racing
2'01.468 2.734 0.239142.289
3586IC9大阪 八郎Dr. Dry F110
Dr. Dry
2'01.557 2.823 0.089142.185
3611IC10中島 功Rn. SHINSEI. F110
Rn-sports
2'01.796 3.062 0.239141.906
3744IC11SYUJIB-MAX ENGINEERING
B-MAX RACING TEAM
2'02.296 3.562 0.500141.326
3871IC12大山 正芳ダイワN通商AKILAND F110
AKILAND RACING
2'02.345 3.611 0.049141.269
394IC13佐々木 祐一仙台DayDream with Rikou
DAYDREAM RACING
2'02.628 3.894 0.283140.943
4023IC14YUGOS2R Racing
N-SPEED
2'06.925 8.191 4.297136.172
---- 以上基準タイム(110% - 2'10.686)予選通過 ----
  • CarNo. 96は、FIA-F4 SpR.19.2(走路外走行)により、当該ラップタイムを不採用とした。
  • CarNo. 87は、FIA-F4 SpR.27.8(黄旗区間通過)により、当該ラップタイムを不採用とした。

SUPER FORMULA

第8戦、第9戦鈴鹿 苦しんだシーズンをポイント獲得で締めくくる(B-MAX)

 B-Max Racing Team(SFチーム代表 宮田雅史)は、10月28~29日、鈴鹿サーキットで行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権第8、9戦「JAF鈴鹿グランプリ」に参戦し、松下選手が最終戦で最低限の目標としていたポイントを獲得。苦しかった2023シーズンを締めくくりました。

■第8戦予選(10月28日(土)午前9時30分〜)

 前戦で多重クラッシュに巻き込まれた松下選手の車両は新しいモノコックとなり、これが走りにどう影響するのか、期待と不安のなか予選に臨みました。松下選手は予選Q1を6位で通過。Q2はアタックラップにコースアウトした車両があり中断となったため、満足なアタックができずに10位でした。ハイマン選手は19位で予選を終えました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 予選 Q1(順位) 1分38秒351( 6/11)
Q2(順位) 1分38秒840(10/12)
総合順位 10位
50号車 ラウル・ハイマン 予選 Q1(順位) 1分39秒802(10/11)
Q2(順位) —————-
総合順位 19位
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:21度、路面温度:23度

■第8戦決勝(10月28日(土)午後2時30分~3周)

 松下選手がスタートの混乱のなかで他車と軽く接触して遅れ、ハイマン選手も順位を落としてコントロールラインに戻ってきました。しかし、序盤の混戦のなかでまだ順位は落ち着いておらず、巻き返しのチャンスは十分残されていました。

 ところが、4周目の130Rで競り合っていた笹原選手と大津選手が接触、クラッシュするという大きなアクシデントが発生。レースは一旦中断となりますが、コース設備の修復が難しいとの判断で、3周終了時点で成立となりました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 決勝 順位 13位
ベストタイム 1分43秒148(12/22)
51号車 ラウル・ハイマン 決勝 順位 21位
ベストタイム 1分43秒843(20/22)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:23度、路面温度:27度

■第9戦予選(10月29日(日)午前8時50分〜)

 松下選手は、予選で第8戦を上回るパフォーマンスを発揮。Q1を3位で通過すると、Q2でも6位と健闘し、今季最高位のグリッドを獲得しました。ハイマン選手は第8戦と同じく19位でした。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 予選 Q1(順位) 1分37秒700( 3/10)
Q2(順位) 1分36秒988( 6/12)
総合順位 6位
50号車 ラウル・ハイマン 予選 Q1(順位) 1分38秒683(10/10)
Q2(順位) —————-
総合順位 19位
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:19度、路面温度:21度

■第9戦決勝(10月29日(日)午後2時30分~31周)

 松下選手は、スタートを決めて5位にポジションアップ。さらに上位を狙って規定で許される10周終了時にタイヤ交換を行いました。ハイマン選手も次の周にピットインしますが、運悪く手前のピットの車両が発進時に停止し、これに進路を阻まれタイムロスしてしまいました。

 タイヤ交換後、プッシュし続けた松下選手は、上位陣がすべてタイヤ交換を終えた24周目には4位を走行。しかし、この頃からタイヤがグリップを失いはじめ徐々にペースが落ちてしまいます。そして、終盤にタイヤ交換をして明らかにペースが速い野尻選手、坪井選手を抑えきれず、最終ラップには平川選手にもかわされ7位でフィニッシュ。終盤は苦しいレースでしたが、今季初のポイントを獲得しました。ハイマン選手は、コンスタントに走行を続け18位でチェッカーを受けました。

ドライバー セッション タイム/順位
50号車 松下信治 決勝 順位 7位
ベストタイム 1分40秒698( 4/20)
51号車 ラウル・ハイマン 決勝 順位 18位
ベストタイム 1分43秒024(20/20)
  • 天候:晴れ、コース:ドライ、気温:23度、路面温度:29度

■チーム監督 本山 哲コメント

 最終戦でようやく良いレースができました。予選からきちんと戦えていましたし、決勝では正直トップ3は見えませんでしたが、野尻選手と渡り合うなど手応えを感じました。チームにとっても大きな収穫のあったレースでした。今シーズンに関しては、物足りない内容が多かったですが、最後にポイントが取れて頑張ってくれたスタッフも報われたと思います。来シーズンは今回のようなレースを積み重ね、さらに上を目指していきたいと思います。今シーズンの応援ありがとうございました。

50号車チーフエンジニア 宮田雅史コメント

 最後にやっとまともなレースができたという感じです。好位置からのスタートでしたので、リスクを承知で表彰台を狙ってアンダーカットを試みました。終盤タイムが落ちるのは織り込み済みでしたが、途中ペースの遅いクルマに引っかかって2〜3秒ロスしてしまったのは勿体なかったですね。あれがなければもう1つ上に行けたかもしれません。

 今シーズンは不運なアクシデントもありましたが、全体的に流れが悪かったですね。でも、最後は手応えを感じて終わることができて良かったです。12月の合同テストから来シーズンに向けて動き出しますので、また新たな気持で臨みたいと思います。

51号車チーフエンジニア ティム・ネフ コメント

 最後までラウル選手が満足できるクルマに仕上げられなかったことは心残りです。彼が自信を持って走れるようにするため、やるべきことはまだ残されていたように思います。私個人としては、苦労もありましたが、日本で新たな経験を積むことができ、またチームと仕事ができて楽しいシーズンでした。

50号車ドライバー 松下信治選手コメント

 今大会から車両が新しくなり、その効果が目に見えて発揮されたように思います。昨日の第8戦は赤旗中断で戦わずに終わってしまいましたが、最終戦は予選から良い戦いができました。タラレバですが、決勝も作戦がはまっていればもっと良い結果が得られたかもしれません。でも、きちんとレースをしたうえでの7位という結果には満足しています。辛いことが多かったシーズンでしたが、最後にポイントが取れて本当に良かったと思います。応援ありがとうございました。

51号車ドライバー ラウル・ハイマン選手コメント

 最終レースはタフなレースになりました。フリー走行でメカニカルな問題が発生し、マシンを良い方向に持っていくことが困難でした。ポジティブな結果で終わることができれば良かったのですが、そうはなりませんでした。マシンが抱える問題はシーズンを通して続き、パフォーマンスを発揮する機会はありませんでした。日本でのシーズンはとても難しいものでしたが、思い出に残るものになりました。応援してくれた皆さんに感謝します。

B-Max Racing Team

SUPER FORMULA

第9戦鈴鹿ドライバーコメント 佐藤蓮「フロアに大穴が空いて走行不能になった」

佐藤蓮(TCS NAKAJIMA RACING)

 「フロアに大穴が空いてしまって、走行不能になってしまいました。最初の数周の車高が下がっている時に底を打って空いちゃったのかなあと思います。SUGOの大湯選手と同じ状況でした」

 「今シーズンは移籍して初年度でしたが、最初の時は調子が良く、シーズンが進むにつれて尻すぼみになってしまったのが残念です。来年はスペックも変わりますし、また一からやり直せたらと思います」

 「昨年までのチームも、今のチームも非常に細かいところまでデータの分析をやっていますが、進め方という点でNAKAJIMA RACINGの方がドライバーの意見が反映されやすいなと。やりやすく思っています。チームとしての方向性の違いを感じました」

 「山本選手のレースウィークの進め方、テストのやり方、走らせ方などで自分とは違う部分がかなりあって、すごく勉強させていただきました」

 「まだ来年どういった体制になるかはわかりませんが、スーパーフォーミュラへは継続して参戦したいですし、優勝したいと考えています。来年に向けて準備を頑張っていきます」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

SUPER FORMULA

第9戦鈴鹿ドライバーコメント 野尻智紀「タイトルを取った時以上に皆さんの支えのありがたみを感じたシーズンだった」

野尻智紀(TEAM MUGEN)

 「予選から前に行きたかったなあ、というところで、非常に難しい1日になってしまったという印象です。チームメイト同士でタイトルを争うと、必然的に一番意識してしまうところがあるので、駆け引きについての線引きについても難しく、やりにくさを感じていましたが、少なくとも予選で前に行けなかったというところで流れを作れませんでした」

 「宮田選手の前に出られていれば結果は違っていたのかなあと考えると、本当に小さなところでシリーズの結果が変わるという状況で、そういう小さなところの積み重ねができなかったなあという印象です」

 「とはいえ走っているところでは全力を尽くしました、もちろん悔しさはありますが。また三連覇をするためにはこれから二連覇をしないといけないという、壁みたいなものを感じます。また頑張らないとなあと思います」

 「スタート自体は前の2台よりも良かったと思いますが、抜きん出るほどの良さではなかったですね。だからラインが交錯するような中途半端な形になって、減速せざるを得ませんでした。もう少し勢いがあれば自分でスペースを見つけられたと思いますが、すごく微妙な位置関係になってしまった結果、宮田選手に前に行かれてしまいました」

 「ペースが良くなかったし、後ろからは松下選手ぐらいしかきていなかったので、この状況なら最初のスティントを引っ張ってチャンスを待つしかないという判断をチームがしたんだと思いますし、僕もそれを理解したので、とにかく自分の持っている古いタイヤでコンマ1秒でも稼ぐしかないという風に切り替えて走っていました。これしかなかったという印象です。スタート後のペースや予選順位が違っていれば違った戦略も取れたでしょうけど、ついていくのが苦しかったんで、どんどん選択肢が少なくなってしまいました。基本的な速さも足りませんでしたし」

 「非常にアップダウンのあるシーズンでした。過去を振り返った時に『これがなければ』というものを残してしまうとシリーズは苦しいですし、そういった意味で第3戦の鈴鹿での大湯選手とのクラッシュは大きかったなという印象です。あとは病気のこともありましたが、それは致し方ないとして、そこからチャンピオン争いまでカムバックできたので、そこは応援してくださった方々の応援の力かなあと思います。チームも支えてくれましたし。タイトルを取った時以上に皆さんの支えのありがたみを感じたシーズンでしたね」

Text: Kazuhisa SUEHIRO

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波決勝ドライバーコメント 3位・村田将揮「あの時だけリヤが滑って巻き込んでしまった」

優勝 91号車・角間光起(ELEVレーシング10VED)

優勝した角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「1回目のスタートは大失敗でしたね。赤旗に救われたと言ってしまっては不謹慎かもしれませんけど。2回目はSCスタートで自分に有利な状態でスタートできたので、そこから順位守れたのはよかったかなと思います。(11周目のタイムダウンは?)コース上に川とかいろいろあって、でも乾きつつもあったので、いろいろラインを試していたのですけれど、そこで思い切り(タイヤを)ロックさせてしまって、それでギャップが詰まってしまいました。その後は調子よくいい感じのライン取りが見つかったので、そこで自分の思うようなペースで走れたので、そこはよかったかなと思います。(連勝で気分よく終われる?)今年デビューイヤーの集大成という事で気合入れてきたのでほんとによかったと思っています」

2位 27号車・豊島里空斗(C.S.I.Racing ED)

決勝2位の豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

 「最初のセッティングがよくてスタートで1位取れて、逃げ切れるかなと思ったのですけれど、SCと赤旗になってしまった。最後は(路面が)乾いてきて、後ろがグリップするセッティングだったのできつくて、村田選手に近づかれたのですけれど守れました」

3位 86号車・村田将揮(湘工冷熱ZAPSPEED ED)

決勝3位の村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

 「27号車を3周ぐらい追い詰めていたのですが、ブロックが厳しくてオーバーテイクできなかったです。ファイナルラップの最終コーナーでアウトから行ったのですが、割とピーキーなセットでそれまではなんとかコーナリングできていたのが、あの時だけリヤが滑って巻き込んでしまいました。とりあえず3位でフィニッシュできたのでよかったです。次のもてぎ戦に向けて速さはあると思うので、優勝目指します」

4位 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)

決勝4位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「序盤のほうでタイムが限界近いなと思って、走り方を試したのですけれど落ちる一方だったので。試すだけ試したものの、あのへんが限界でした。ちょっと予選からセットアップも変えたのですけれど、逆効果だったな、というところがあって。次11月のもてぎなので、頑張ります」

5位 15号車・黒川史哉(ZAP SPEED 黒川)

決勝5位の黒川史哉(ZAP SPEED黒川)

 「初レースでいきなり赤旗、セーフティカーも出て。なかなか慣れない部分もあって、リスタートで抜かれちゃって。そこからペースがなかなか中盤までまったく上がらなくて、最後の最後に中澤さんに追いついてチェッカーでした。序盤の蹴り出しが今回の課題だったので、次回はスタートからトップ狙えるくらいの勢いをつけられるようにしたいな、と思いました。(SCランのリスタートは大変だった?)トップにみんなが合わせながらスタートしなければならないのが大変でした」

6位 14号車・松原将也(ZAPアルミック10VED)

決勝6位の松原将也(ZAPアルミック10V ED)

 「スタートはアクセルをちょっと踏み過ぎちゃって、全然トラクション効かなくなっちゃって、タイヤが空回りしちゃって出遅れたって感じですね。(その後の追い上げは?)前がどうしても見えないので、ちょっと引き気味だったのですけど、結果6位で終われたので。もうちょっと上の方に行ければよかったのですけれど、とりあえずこの難しいコンディションの中、入賞できたのは一歩前進かな、と思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波決勝 ダンシング・イン・ザ・レイン 赤旗再スタートに助けられた角間光起がポール・ツー・ウイン

優勝は角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第8戦決勝が10月29日(日)に筑波サーキット18周で開催され、赤旗で再スタートとなったレースで角間光起(ELEVレーシング10VED)がポールポジションからSCランのリスタートを決めるとトップを守り切って優勝。9月の筑波戦での初優勝から連勝となった。

 朝の予選から雨模様の筑波サーキット、予報では11時過ぎの決勝の前には雨が止むと言われていたが雨雲は上空に居座りコースを濡らし続けている。気温は予選時とほぼ同じ13.2度、路面温度は僅かに上がったものの17.7度。レインタイヤとはいえ発動には時間が必要そうなコンディションだ。既にシリーズチャンピオンは小村明生に決定、ランキング2位の武者利仁と揃って最終戦をスキップしたが、ランキング3位以下はまだ混戦だ。

決勝のスタートシーン

 11時23分にフォーメーションラップ開始、ポールポジションの角間を先頭に13台が少しでもタイヤを暖めるため左右にクルマを振ってグリッドに整列すると、レッドシグナルが消灯してレーススタート。

 ポールシッターの角間の蹴り出しがやや弱く、2番グリッドから発進の豊島里空斗(C.S.I.Racing ED)と3番手スタートの内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が角間に並びかける。さらに予選で2番手タイムを出しながらペナルティで4番グリッドに降格していた村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)の加速もよく、4ワイドに並んで第1コーナーへターンイン。抜け出しかけたのは内藤だが豊島と村田も譲らず第2コーナーへ並走。ここで最もイン側のラインを取っていた内藤が姿勢を乱してスピン。イン側に巻き込んでスポンジバリアにクラッシュしてしまう。豊島がトップを奪ってS字を通過、村田が続き角間は3番手にポジションダウンするが第1ヘアピンでアウトから村田を仕留めにかかる。村田はポジションを守って第1ヘアピンを通過するものの出口でアウトにはらみグリーンに半車身はみ出して失速して3位にダウン、角間2位へ。

 ここでセーフティカー(SC)の投入が宣言されて全コースイエローフラッグ。各車がスピードダウンする中バックストレートで第2のアクシデント、後方でマルチクラッシュが発生する。

 これに巻き込まれたのが後方スタートだった池田悠亮(ティーフラップウィンズ)、飯田有希(FER・D-BONDS)、紀平啓佑(ELEVレーシング制動屋S2)、さらに8番手スタートから出遅れた小田部憲幸(いえらいふ 設楽 ZAP ED)の4台。池田、飯田、紀平の3台はダメージが大きくその場でストップ、小田部はピットインする。この状況にただちに赤旗が提示されレースは中断。

 状況を整理するとSCラン掲示で全車がバックストレートで減速。前述の通り低い路面温度でタイヤが冷える事を嫌ってウエービングを始める中で減速が間に合わなかったのか、まず池田が紀平に追突。紀平が小田部のリヤに当り、池田の勢いは止まらず横向きにスライドしながら飯田のリヤに接触して飯田がコースアウトした。今回10年以上のブランクから復帰の池田と飯田、さらにレースデビューの紀平という3台が残念ながら戦列を去ることとなった。この3台のマシンの撤去を待って、レースはスタートからやり直しということになり、当初の予選グリッドから再開されることとなる。

 11時45分、SC先導でレース再開。クラッシュした内藤、池田、飯田、紀平の4台は出走できず8台がスタート時のグリッドにつく。クラッシュに巻き込まれて即座にピットインした小田部は赤旗前のSCランをこなしていないため周回遅れ扱いでピットスタートする。リヤウイングのステーにダメージがあるものの走行は可能。雨はかなり小降りになったが、コースは依然としてヘビーウエットの状態だ。

リスタートシーン

 SCランは3周行われ、通算5周目からレースが再開された。1回目のスタートを失敗した角間は再びポールポジションから出直し。ローリングスタートの恩恵があり今度はクリーンにスタート、後方では3番手スタートの村田が豊島の背後に迫るとプレッシャーをかけるが豊島は動ぜずポジションを守る。リスタートをうまく決めてポジションを上げたのが5番手スタートの中澤凌(ZAP FOCS 10VED)で、コントロールラインからの加速がよく前を行くチームメイトの黒川史哉(ZAP SPEED 黒川)に対し右サイドから並びかけると前に出て第1コーナーに進入。経験の差を見せつけて4位に上がる。

 5周目を終えてトップ角間は2位豊島に0.599秒の差。3位村田は0.693秒差、中澤も0.464秒差とほぼ等間隔。黒川がそこからやや遅れて1.5秒以上離されている。

 角間はここからじわじわと豊島を引き離し、6周目0.839秒、8周目1.215秒とギャップを拡げて行く。豊島のペースが悪いわけではなく、3位村田との間合いも7周目0.957秒と僅かずつ広がっていく。4位以降も順位変動はなく、中澤~黒川~松原将也(ZAPアルミック10VED)とZAP SPEEDのえんじ色のマシンが続いているが、上位3台のペースにはついていけず、それぞれ前に対して2秒、2秒、4秒の差がついている。

 10周目、角間のペースは依然好調で豊島とのギャップを1.503秒まで拡大。レインコンディションの中でも初優勝を飾った前戦のようにトップに立ってからのペースの速さが際立っている。

 ところが11周目、角間は1分6秒549と前の周より1秒以上遅いタイムでコントロールラインを通過、豊島との差が一気に1.086秒に縮まる。後で角間に聞いたところ、雨量が減ってきて路面を選んでいてミスをしたようである。ただ豊島もミスがあったのかこの周1分6秒132で、5秒台の村田に0.457秒までギャップを詰められている。

 このミスで目が覚めたか角間は再びペースを上げ、12周目には1分5秒322とこのレースのファステストラップを叩き出し、豊島との差を1.520秒に戻す。角間を追いたい豊島だが背後に村田が0.49秒差でつけ、隙あらばオーバーテイクを仕掛けるそぶりを見せていて、ディフェンシブにならざるを得ない。

 角間はその後も豊島との差を14周目1.915秒、15周目2.566秒、16周目3.182秒とコンマ5秒ずつ突き放し独走状態に。一方豊島と村田の間合いは0.5秒前後で張りつめた2位争いが展開。16周目には0.286秒差とテール・ツー・ノーズ状態でコントロールラインを通過。村田はノーズを差し込むチャンスを窺うが、豊島もしっかりブロックしている。

 ファイナルラップ。村田は勝負を仕掛けてメインストレートで豊島に並びかけると第1コーナー勝負を挑むが、ここも豊島がポジションを守る。その後も村田はゆさぶりをかけ続けたが豊島動ぜず後半セクションへ。

 トップ角間は安定したペースで2位に4.264秒の大差をつけてフィニッシュ。連勝の意味か2本指を高々と掲げてチェッカードフラッグの下を通過した。豊島対村田のバトルは最終コーナーまで続いたが豊島が2位を守り切ってフィニッシュ。村田は最終コーナーで勝負に出たがアウト側の縁石で姿勢を乱してスピン、そのままの状態でフィニッシュラインを通過した直後にピット側のコンクリートウォールにサイドからクラッシュ。それでも0.428秒差の3位でフィニッシュした。以下4位中澤、5位黒川、6位松原の順でフィニッシュした。

 表彰台の前にマシンを止めた角間は初優勝の前回と違って落ちついた態度で優勝カップを受け取り、目の前でカメラを構える前田代表に掲げて見せ、暫定表彰式後はシャンパンを前田代表の頭に振りかけるはしゃぎぶりだった。

決勝2位は豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

決勝3位は村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

決勝4位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

決勝5位は黒川史哉(ZAP SPEED黒川)

決勝6位は松原将也(ZAPアルミック10V ED)

マスタークラス優勝は秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)

表彰式

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権はこれで終了。小村、武者に続くランキング3位は中澤、筑波で連勝の角間が4位に上がり5位に小田部、6位村田という結果に終わった。

 しかしまだS-FJのシーズンは終わらない。12月9-10日にモビリティリゾートもてぎで開催される日本一決定戦に参戦する選手はこれから大一番に向けた準備を始める。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE
Mizue NOINE
Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波決勝結果

筑波チャレンジクラブマンレース第4戦 -RIJ- (2023/10/29) Final Race Weather:Rain Course:Wet
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 8 筑波サーキット 2.045km

PosNoClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
LapTimeBehindGap
191角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1839'17.056--
227豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1839'21.320 4.264 4.264
386村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1839'21.748 4.692 0.428
479中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1839'27.71210.656 5.964
515黒川 史哉ZAP SPEED黒川
TOKYO R&D RD10V
1839'29.29212.236 1.580
614松原 将也ZAPアルミック10V ED
TOKYO R&D RD10V
1839'38.01620.960 8.724
73M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
1839'38.75321.697 0.737
883上野 晴紀ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1840'20.7231'03.66741.970
978小田部 憲幸いえらいふ設楽ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1739'40.2991Lap 1Lap
---- 以上規定周回数(90% - 16 Laps)完走 ----
-22内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
0-18Laps17Laps
-72紀平 啓祐ELEVレーシング制動屋S2
MYST KK-S2
0-18Laps-
-*5池田 悠亮ティーフラップウインズ
MYST KK-S
0-18Laps-
-17飯田 有希FER・D-BONDS
MYST KK-S2
0-18Laps-
  • Fastest Lap: CarNo. 91 角間光起(ELEVレーシング10V ED) 1'5.322 (12/18) 112.703 km/k
  • CarNo. 5は、H項違反(SC中の衝突行為)により、ペナルティーストップ10秒を科したが、リタイアのため未消化。

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波公式予選ドライバーコメント PP・角間光起「雨の走行経験がないので、不安なところはある」

■予選後のコメント(※予選終了直後のもの)

ポールポジション 91号車・角間光起(ELEVレーシング10VED)1分4秒867

ポールポジションの角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 「ちょっと不完全燃焼というか、一回回ってしまってスポンジバリアにクルマぶつけてしまったので、あまりよくないかなという感じです。とりあえずポールポジション取れたのはよかったですけど、この後クルマが完全な状態になるかっていうのがあります。(雨のレースは初めて?)それこそ雨の予選も初めてで、雨の走行経験がないので、ちょっと不安なところはあります。ポールだと一番楽なところでスタートできるので、そこはよかったかな」

予選3→2番手 27号車・豊島里空斗(C.S.I.Racing ED)1分5秒144(+0.277秒)

予選3位の豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

 「すぐに赤旗が出てしまって、残り時間が少なくて、十分タイムを詰められなかったです。時間があれば1分4秒台は出ていたと思います。そういう事で決勝については自信があります」

予選4→3番手 22号車・内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)1分5秒299(+0.432秒)

予選4位の内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

 「前半の方で(タイムを)出しに行くような感じにしていたのですけれど。最初に赤旗出ちゃって、自分の美味しい部分無くなっちゃったというのもあって、正直微妙な感じはあるのですけど。4番手なので、これから決勝で上は狙っていけるかな、と思っています」

予選2→4番手 86号車・村田将輝(湘工冷熱ZAPSPEED ED)1分4秒925(+0.058秒)

予選2位の村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

 「セッティングがけっこうぶっつけ(本番)のセットだったのですけれど。雨のセットがまだ探せていないくて、手探りでだいたいこんな感じかな?って行ったのが、最初はよくてトップタイムだったのですけれど、徐々に「ここが足りない」ってなってきてからタイムが伸び悩んできたのがあって、いろんなマシンに突っかかっちゃったりしてペース乱されちゃって、ベストラップをつなぐってことができなかった、そこで2番手というちょっと悔しい結果になっちゃったのですけど。マシンのセットも足りないところをやって決勝は優勝できれば」

予選5番手 15号車・黒川史哉(ZAP SPEED 黒川)1分5秒405(+0.538秒)

予選5位の黒川史哉(ZAP SPEED黒川)

 「もうちょっと(タイム)出ましたね。チェッカーが出た周でメーター上も一番いいタイム出たので。赤旗が出て、あれでタイヤ冷えちゃって、あれがなければもうちょっと(1分)4秒台は入ってたのかな、って感じではいました。マシンの感触は悪くなかったです。(決勝に向けては?)抜くのみですね」

予選6番手 79号車・中澤凌(ZAP FOCS 10VED)1分5秒593(+0.726秒)

予選6位の中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 「それまでの(タイムの9上がり方はよかったのですけれど、赤旗でタイミングずれちゃったかな。決勝はもうちょっと雨量も減ると思うので、後はタイムより違ったところが大事になっちゃうので、何個かは(順位を)上げて終わらせたいです。微妙ですけどもうちょっと、どうにかなると思います」

Text: Junichi SEKINE
Photo: Mizue NOINE
             Asako SHIMA

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波公式予選 前回初優勝で覚醒した角間光起がポールポジションを獲得

ポールポジションは角間光起(ELEVレーシング10V ED)

 2023年JAF筑波/富士スーパーFJ選手権シリーズ地方選手権第8戦公式予選が10月29日(日)に筑波サーキットで開催され、雨の難コンディションに加えて赤旗中断でアタックの機会が限られた中、9月の筑波大会で初優勝を飾った角間光起(ELEVレーシング10VED)がポールポジションを獲得した。

 ようやく秋らしい気候が来たかと思えば今日は冷たい雨が降るレインコンディションの筑波サーキット。朝から気温はまったく上がらず予選が始まる午前8時40分時点で12.4度、路面温度も14.8度。コースは至る所で水が浮いているのがモニターでも見てとれる状態だ。

 前回筑波でのリザルトに従って角間を先頭に13台がコースイン。20分間のタイムアタックが開始された。

 各車レインタイヤのウオームアップを終えて残り17分、まずは角間が1分6秒677とトップに立つ。2番手に内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)が7秒187、3番手に8秒797で小田部憲幸(いえらいふ 設楽 ZAP ED)と続くがまだ各車様子を見ながらの走りか。

 残り16分、角間が6秒521とタイムを更新、2番手に6秒973の中澤凌(ZAP FOCS 10VED)が上がるが、直後に村田将揮(湘工冷熱ZAPSPEED ED)が5秒952を出してトップへ。角間と中澤はひとつずつドロップ。4番手には前回9月の筑波でレースデビューした松原将也(ZAPアルミック10VED)、5番手内藤、6番手に今回唯一のマスターズクラス秋山健也(スーパーウィンズKKS・ED)がつけている。

 この直後に今回10年ぶりのスーパーFJ復帰の飯田有希(FER・D-BONDS)が第2ヘアピンで単独スピン。アウト側のグラベルに車体の後部がはまってしまい脱出できない状態となり、すかざず赤旗が提示、予選が中断される。10年ぶりの筑波で雨に足元をすくわれたか。

 飯田のマシンを引き出す間も時計は進み約5分後、予選は残り10分20秒時点で延長なしに再開が宣言されコースオープン。各車が再びコースへ。救出された飯田もダメージが無いようでコースイン。

 残り7分、村田のトップは変わらず内藤が1分6秒110で2番手に浮上、さらに3番手には6秒358で豊島里空斗(C.S.I.Racing ED)がつける。豊島は今年5月SUGOでの大会に15歳でスーパーFJレース初参戦。2レースともにポール・ツー・ウインを飾るという鮮烈なデビューを飾り、以来もてぎや富士のレースにも参戦して来ている逸材だ。豊島は続く周回で5秒295までタイムを刻みトップに立つ。内藤も自己ベストを更新し5秒812で村田を上回り2番手を守る。村田3番手にドロップ。

 残り5分、いったん5番手までポジションを落としていた角間が1分5秒655をマークして2番手に上がる。またレーシングカート出身で今回デビュー戦の黒川史哉(ZAP SPEED 黒川)が6秒273で5番手に上がってくる。黒川はさらに5秒744とタイムを詰めて3番手へあがるが、直後に内藤が5秒472を出して角間と黒川を3番手、4番手へ追いやる。5番手村田で6番手には6秒266で松原がつける。

 残り3分、角間が1分4秒867を叩き出してトップに立つ。豊島も5秒144までタイムを詰めるが0.277秒及ばない。3番手には5秒460で村田が上がってきたが、すぐに黒川が5秒429で逆転。しかし村田は次の周回で5秒141とさらにタイムを詰めて、黒川はおろか豊島まで上回り2番手へ順位を上げる。豊島3番手、黒川4番手、以下内藤、中澤と続く。

 チェッカードフラッグが振られ予選終了、ポールポジションは角間の手に。以下0.058秒の差で村田、0.277秒の差で豊島という順に。そしてチェッカードフラッグが振られる中順位を上げたのは内藤で、1分5秒299を出して4番手へ、黒川、中澤のZAP SPEED勢も最後に自己ベストを更新したがそれぞれ5番手、6番手となった。

 しかしその後の審議で、村田が赤旗が出た直後のダンロップコーナーで前車を追い越したとして、2グリッドの降格の裁定が下されて、ポールポジション角間の隣、フロントロウには豊島が、3番手には内藤が繰り上がることになり村田4番手、黒川、中澤という順になった。

予選3位は豊島里空斗(C.S.I Racing ED)

予選4位は内藤大輝(RCIT RaiseUP ED)

予選2位は村田将輝(湘工冷熱ZAP SPEED ED)

予選5位は黒川史哉(ZAP SPEED黒川)

予選6位は中澤凌(ZAP FOCS 10V ED)

 決勝は午前11時10分コースイン予定。天気予報では10時頃には雨が止むと報じられているが雲行きは怪しい。チャンピオン決定後とはいえ各選手この1戦にかける想いはそれぞれに大きい。

Text: Junichi SEKINE
Photo: Kazuhiro NOINE

筑波・富士S-FJ選手権

第8戦筑波公式予選結果

筑波チャレンジクラブマンレース第4戦 -RIJ- (2023/10/29) Qualifying Weather:Rain Course:Wet
2023 筑波/富士スーパFJ選手権シリーズ Round 8 筑波サーキット 2.045km

PosClsCls
Pos
DriverCar
Maker Model
TimeBehindGapkm/h
191角間 光起ELEVレーシング10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'04.867--113.494
2*86村田 将輝湘工冷熱ZAP SPEED ED
MYST KK-S2
1'04.925 0.058 0.058113.392
327豊島 里空斗C.S.I Racing ED
MYST KK-S2
1'05.144 0.277 0.219113.011
422内藤 大輝RCIT RaiseUP ED
MYST KK-S2
1'05.299 0.432 0.155112.743
515黒川 史哉ZAP SPEED黒川
TOKYO R&D RD10V
1'05.405 0.538 0.106112.560
679中澤 凌ZAP FOCS 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'05.593 0.726 0.188112.238
714松原 将也ZAPアルミック10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'05.908 1.041 0.315111.701
878小田部 憲幸いえらいふ設楽ZAP ED
TOKYO R&D RD10V
1'05.912 1.045 0.004111.694
983上野 晴紀ZAP SPEED 10V ED
TOKYO R&D RD10V
1'06.456 1.589 0.544110.780
103M1秋山 健也スーパーウィンズKKS・ED
MYST KK-S
1'06.793 1.926 0.337110.221
1172紀平 啓祐ELEVレーシング制動屋S2
MYST KK-S2
1'07.997 3.130 1.204108.269
125池田 悠亮ティーフラップウインズ
MYST KK-S
1'08.909 4.042 0.912106.837
1317飯田 有希FER・D-BONDS
MYST KK-S2
1'09.274 4.407 0.365106.274
---- 以上基準タイム(130% - 1'24.472)予選通過 ----
  • CarNo. 86は、H項違反(赤旗追い越し)により、2グリッド降格とする。

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